トゥルーラブストーリー☆補完妄想スレ

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トゥルーでラブな妄想で、シナリオ・イベントを補完しましょう。
住人の人達に「喜んで頂こう」の精神で。
エロ補完派もノーマル補完派も仲良くマターリ、、、

関連スレは>>2
トゥルーラブストーリー☆☆総合スレッド・その4
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=990555289&ls=50
トゥルーラブストーリー☆☆総合スレッド・その3
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=987852139&ls=50
トゥルーラブストーリー☆☆総合スレッド・その弐
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=986227306&ls=50
トゥルーラブストーリー3 ネタバレ用スレッド
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=986264152&ls=50
トゥルーラブストーリー☆☆総合スレッド
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=987966513&ls=50
TLS2七瀬かすみたんとセクース
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=985616842&ls=50
かなめたん、ハァハァ…
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=987721090&ls=50
深山早苗スレッド
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=979575480&ls=50
早速ですがリクエストです。
本編で里佳に会わなくてもエンディングの河原で里佳が出て来るじゃないですか。
つーことは、高校受験の日から卒業式までに里佳と仲直りしたっつーことですね。
どういうストーリーがあったのでしょうか?よろしくお願いします。(範囲広過ぎか)
ご苦労様です。マターリと行きましょう。
>>1
お疲れ様ッス。
SS職人のみなさま、よろしくお願いします。

 当面個人スレあるかなめ、君子、かすみ、(早苗)は除外なのかな……?
>>6
そんなことはないですよ。
全キャラOKです。TLSなら全OK。ゆげでも長靴でも。
初めての方も、自信のない方も、お気軽にマターリと、が理想です。
気兼ね無く、是非是非書き込んでください。
楽しみにしています。
長靴読んで見たいな。フェチ物か。
あ、こんなスレが建っている…
異議を申し立てるわけじゃないですが、できれば↓に来て欲しかったんですが。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=989185904&ls=50
前スレよりペースは上がってますが、やっぱり閑古鳥が鳴いてる事があるんで。

もっとも、あっちはほとんどときメモ2専用みたくなってるんですよね。
作品別にある程度住み分けたほうがいいんでしょうか?
棲み分けた方が良いんでは。
あの状態の中で、TLSは書きづらいと思うし。
俺もそう思う。作品が混ざるのはツライと思う。
里佳たん補完、ここでも続けて欲しい。
本スレの里佳たん補完は良かったね。
補完っていうなら二階堂はTLS3内では扱いが寂しいキャラだったな。
TLSキャラ内で1番妄想する余地のあるキャラって言えば
某ストーカー嬢なんだろうけど。
里佳たん補完,折れもキボーンっす。
確か、縁日で買ったカラーひよこの件って
結局その後どうなったか本編では語られていなかったと思うので、、、。
SS職人のみなさま、よろしくお願いしますッス。
キボーンって言う前に自分で書いてアプすればいいじゃん。
そういうスレなんだろ?ここ。
里佳のイベントで「賭けに負けた方が相手のいうことを聞く」って
のがあるじゃないですか。僕その瞬間に妄想開始+脳汁ダラダラ状
態だったんですが、皆様どうですか?

とりあえず僕は「一日ラムちゃん語」に決定しました。もちろん主
人公のことを「ダーリン」と呼びます。もちろん学校で。
文章力にも想像力にも自信ないけどそういうのでもいいの?>>16
>>17
16じゃないけど、アップしてみましょうよ。
1916:2001/06/04(月) 01:32
いいじゃん。ネタが有るだけステキじゃん。読んでみたいよ。マジデ。
つーか、文章力とか、想像力とか気にする必要ないと思うけど。素人なんだし・・・
ぶちゃけた話、俺が里佳たん補完書いてたときって、
他の誰でも無い自分のために書いてたもん。(たから、推敲とかしてませんもん)
だいたい、他人に媚びて自分が面白いと思わないもの書いてもしょうが無いじゃん。
って誰だかバレちゃったか・・・
「喜んで頂こう」ってスタート時点が
ハードルを高くしてるんじゃないか、ってことかねぇ
2116:2001/06/04(月) 01:58
>>20
そう思うよ。個人的に。
(本スレに書き込む前にここ立ったから言えなかったけど・・・)

難しく考えないで、落書きの見せ合いっこだと思ったほうが
みんな書きやすいと思うけどねー。
>>1にはスマナイけど、落書きを誰かに見せようと思って書かないでしょ。普通。
221=総合3スレ910:2001/06/04(月) 02:02
>>20-21
ゴメンナサイ、、、あくまで気持ちの持ち方ってことで気軽に書いたのですが、、、
実際のところは、気軽に書いてほしいと思います。自分はですが、、、

>>16
もしかして総合3スレの898氏ですか?
本スレでSSアップの話があったので、もし良ければアップして欲しいです。
自分も、また少し考えてみます。
2316=総合3スレ898:2001/06/04(月) 02:24
きついこと書いたけど、書くのは誰か待ちってのはチョット違うんではと思って・・・

俺はSSにこだわらず、簡単に自分はこんな妄想したよ的なもん書くだけで、
イイと思うんですけど。
それでネタが浮かぶことだってあるし・・・

>本スレでSSアップの話があったので、もし良ければアップして欲しいです。
申し訳無いが、無理っす。
あのSSは総合3スレにアプしたバレンタインのエピローグ的な話で、
総合3スレの最後の打ち上げ花火みたいなつもりで書いたんで、
ここにはふさわしく無いと思いますし、アプする気もないです。(実は消しちゃいました・・・)
恨むんならあのスレ潰した上げ荒らし恨んでください。
後、今の俺は完全に書くためのテンションが落ちてるので暫くダメそうです。ゴメンね
2420:2001/06/04(月) 02:48
あ、俺統合スレ3の>>981だっけな、SSに短くレスした人間。
統合スレ3最後の里佳補完は
今までのTLSシリーズってのを3のキャラでやったみたいで
すごく面白かったよ。

逆に、2の中学一緒組(かすみと木地本と波多野)あたりで
3チックな設定も出来そうだねぇ。
26元885:2001/06/04(月) 02:59
>>24
嘘吐き発見! 本スレ3の981は俺だよ…
召還したかったのか? ちゃんと読んでるからね、同志達よ!!
2722:2001/06/04(月) 03:02
>>23
そうですね。確かに待ちばかりだと少し違いますね。
う〜ん、やっぱり自分の1での書き方が悪かったようです……スミマセン。

SSだけでなく何かを補完するような妄想を書き込めれば良いですね。
それが何かに繋がることもありますし、、、お気軽にマターリと。
あ、でも、これはあくまで自分の考えですし、
他の方の自由な考えでやっていただくのが一番だと思います。
気軽に書いてもらえる状態が一番だと思います。
1での書き方が悪くてスミマセンでした、皆様方。

本スレSSアップの件は、こちらのただの希望なので気にしないでください。
恨みなんかしませんよ。書く書かないも自由なので気にしないでください。
これも変に希望をだしてスミマセンでした>>16氏。

では、逝きます。1の書き込みなんて気にしないで気軽にどうぞ。
>>24
989では?
2924:2001/06/04(月) 03:07
>>26

 悪い、俺はごく短くレスした人間=989だ。今確認したよ。
 すまん、潰れた潰れた言うから見られないものかと思ってた。
 ちゃんと見られるんだな。

 
3024=29:2001/06/04(月) 03:24

 ってかまたあげちまったよ。
 >>28さんありがと。

 TLSスレってどうも人口少ないといつも思ってるが
 木地本誕生日だけあって今日は多かったな。
3126:2001/06/04(月) 03:51
木地本視点の3学期も面白いかもね。
こだっちゃんに(あこがれルートで)フラれて、親友とこだっちゃんを複雑な
気持ちで見守る木地本、最後はやはり木地元エンドでビシッと締めると(w
3224=29:2001/06/04(月) 04:20
>>26

三学期はうまくいけば四角関係が構築できるのがいいねぇ……。
3322:2001/06/04(月) 22:31
ひよこ下校
--

下校途中。

弟クン「なぁ? 鞄についてるそのアヒルの人形、ボロボロだし代えた方が良いんじゃないか?」
里佳「えっ? …はぁ〜……やっぱり忘れちゃってるんだ」
弟クン「えっ? 忘れてるって何が?」
里佳「…学校帰りに買ったカラーひよこ」
弟クン「あぁ、あのひよこ。結局、どうなったか思い出せないんだよなぁ……なぁ、里佳。結局、どうなったんだっけ?」
里佳「…少しして、死んじゃったでしょ……」
弟クン「! 思い出したっ! あのひよこ……そうだ、『ぴ〜』。結局、弱って死んじゃったんだよな……って、そのアヒルと何の関係があるんだよ?」
里佳「…覚えてないの?」
弟クン「う〜ん……」
里佳「……(ジト目)」
弟クン「ゴメン……覚えてない」
里佳「もう……ぴ〜が死んじゃって、わたしがずっと落ち込んでたら、あなたが『里佳ちゃん。これ、ぴ〜の代わりだと思って』ってくれたんじゃないの」
弟クン「あぁっ!」
里佳「ぴ〜が死んじゃったのは悲しかったけど、あれは嬉しかったな……」
弟クン「…思い出した……」
里佳「ねぇ? どうしてアヒルだったの?」
弟クン「それは……」
里佳「どうして?」
弟クン「…本当は鷲のぬいぐるみを買おうと思ってたんだけどさ、お金が足りなくて……買えるのはそのアヒルのしかなかったんだよ……」
里佳「あぁ、○○、ぴ〜が鷲になるって信じてたわよね。アメリカの鷲の子って、あのおじさんの言葉を信じて。ふふっ。でも、アヒルだなんて、○○にはぴったりかもね……あはは」
弟クン「う、うるさいなぁ。それしかなかったんだし仕方ないだろっ。大体、ニワトリもアヒルも飛ばないから似たようなもんじゃないか」
里佳「でも、ふふ、あはははは……」
弟クン「う〜……文句があるなら、返せよっ」
里佳「え〜、嫌よ。もうわたしのものなんだし、それに…ふふふ、あはは……」
弟クン「う〜〜」

…ま、また〜り?
3422:2001/06/04(月) 22:32
仲直り後のまたーり下校会話のつもりです。
勝手な設定作りまくりでスマソ、、、
アヒル ッテナンダヨ ジブン、、、ピー ッテナンジャイ、、、ウツダ、、、
お目汚しですが、読んでいただけたら幸いです。
ではでは。
>>33
ヒヨコの話は気になってました。幼年期の弟君の優しさが(・∀・)イイ!
俺も昔、夜店で買ったけど。すぐ死んだよ。名前も忘れてしまった。

幼年時代に、ヒヨコ(幼年期のニワトリ)の世話をした二人が成長し
中学では、ニワトリの世話をする事になるんだよね。
あの二人は、ヒヨコの世話でも沢山喧嘩したに違いない(w
3633:2001/06/05(火) 11:54
>>35
二人がわいわいと言い争ってる横で、
黙々とかなたんが世話してたりするんだろうなぁ、、、
>>36
幼年時代の3人(・∀・)イイ!
二人の傍で黙々とひよこに餌をやるかなたん(;´Д`)ハァハァ
あの3人って、幼稚園or保育園前からの仲なのかなぁ、やはり。

しかし、弟クンは女の子2人とよく遊んでいたのか。おままごと必至。
おままごとでは、里佳たんが奥さんで弟クンが旦那さん、
かなたんは、、、小姑? ペット?
>>33
下校会話まで補完しようとは正直驚いた・・・イイね!

>>32
おいら三学期は
主人公、かすみ、波多野、こだち、木地本、高林、あゆみ
の構成で7角関係までいったことあるYO
>38
否、里佳たん、かなたんが夫婦持ちまわりで、
弟が子供固定っていう設定でやってたと思われ。
>>40
里佳ママ、かなパパの率が高そうだ。
弟クンはきっと、あんなことやこんなことをされて、、、ハァハァ(;´Д`)
>>41
と、当然、里佳ママによるジュニューン有りですか?
ツルぺタの胸をあらわにチークビを弟の口に強引に押し当てる里佳たん、、、ハァハァ(;´Д`)
4332:2001/06/06(水) 01:35
>>39

 あゆみ→木地本
  ↑   ↓
  自分←こだっちゃん

 この完璧かつ哀しすぎる非生産的なスクエアが良いんだよ。
 
44SS職人候補生補欠:2001/06/06(水) 03:56
遊季×梢たんのヱロSS執筆中ですが、ここにアプしといた方がよろしいですか?
身体測定後のお話って事で…ちょっとベタ気味ですが(藁
>>44
 楽しみに待ってるぞ。

 身体測定ハァハァ。
 膨らんでしまったコンプレックスや
 膨らまないコンプレックスで妄想が止まらない……
 
>>42 この幼馴染3人は遠足でも一緒だろうねぇ。

小学校の遠足のとき、おやつを別々にしようとするも、
僕も私もこれが食べたいと、結局かぶってしまう双子ちゃん。
おやつ交換の際に、里佳たんは嫌な思いをしてそうだ。実もか?
>>46
おやつの買い物もきっと3人だね。喧嘩になるね。
実はどうだろうね。里佳たんと実は仲良さそうね(嫉妬)
>>47
なぁに、所詮「久保田・柳瀬」の仲だね。
弟クン経由での知り合いだろうね。
嫉妬の炎で身を焦がす必要も無いね。

それより、おかしを3人でわけて食べたりすることにハァハァ(;´Д`)だね。
分配で喧嘩になったり、間接キッスでドキドキしてそうね。
かなたん1人、無頓着っぽいね。
493バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:13
「開戦前 1」
某月某日 雨

−昼休み−

太「よう!実、朋貴。これから学食か?」
太一が、実と朋貴を後ろからを呼びとめてきた。
実「お、太一!そうだよ、おまえも行くか?」
太「いいぜ!それに、俺もちょうど、おまえ達を誘いにいこうと思ってたんだ。」
朋「なんだ、そうだったのか。」
実「ハッ・・・俺達を誘いにって、おまえもしかして同じクラスに友達いないんじゃ・・・」
太「何、バカなこと言ってんだよ、実!たまたまだよ!」
実「はは、冗談だよ!本気にするなよ。たーいちクン」
朋「はぁ・・・」
朋貴は疲れたようにため息をもらすと、太一の肩に手を置き
朋「まぁ、実の言うことだ・・・気にするな太一。」
心底、同情する様に言ってきた。
太「別に気にしてないけどな・・・まぁ、いいや行こうぜ!」
実「そうだな」
朋「あぁ」
などと3バカが楽しくおバカなやり取りをし、さぁ、学食に行こうぜ!って感じで歩き出したその時!
?「あ〜ら、3バカがお揃いで、どこに行こうとしてるのかしら?」
3バカはそろって一瞬ムッとし、歩みと止め、声のした方向を振り向いた。こそには・・・
503バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:15
「開戦前 2」

3バカが見た先には右手に翼子、左手に梢を従えて、遊季が何故か偉そうに腕を組みつつ立っていた。
しかも、3人娘が廊下に並んで立っているため、はっきり言って通行の邪魔にしかならい状態で・・・
実「ぐっ、紺野・・・」
と言われた遊季は、「ふふん」と3バカをバカにしたように笑みを浮かべる。
太「工藤さん・・・」
と言われた翼子は何も考えて無い様子で、「やっほー」と手を振っている。
朋「佐伯さん・・・」
と言われた梢は流石に恥かしいのか赤面しながら「ははは」と苦笑を浮かべていた。

一瞬、凍りついたような沈黙の後・・・
遊季がおもむろに実に話しかけた。
遊「ねぇ、ねぇ、久保ッチ。どこ行こうとしてたの?」
実「学食だよ。後、前にも言ったけど、3バカって言うのやめろよな!」
遊「だってみんな言ってるんだもん。ねぇ」
遊季は翼子と梢に同意を促す。
翼子はうんうんと頷き、梢は黙って俯いてしまった。どうやら2人とも否定する気はないらしい。
3バカはその時、チョット傷ついた・・・
実「み、みんな言ってるって・・・広めたのお前だろ!まったく・・・」
遊「だって、ねぇ・・・言いやすいんだもん。3バカって。」
これ以上ないってくらいの笑顔を浮かべて遊季が言う。
実「そ、そんな理由で・・・」
3バカは、さらに傷ついた・・・
しかし、その時、実に反撃の手が閃いた!
実「だ、だいたい、俺達が3バカなら、お前達だって3バカ娘じゃないか!」
遊「な〜んですって〜!!」
翼「久保田くんそれはないよ〜」
梢「・・・でも、最初に言い出したのは私達の方なんだし・・・」
予想外の効果に実が調子付く。
実「ふふん!そーだ、これからはお前達のことは3バカ娘って呼ばないとな〜。言いやすいもんな〜。」
遊「くっ、やるわね・・・久保ッチのくせに。でもねぇ・・・」
延々と続く、不毛な争いを続ける実と遊季。
そして、残された朋貴達4人はいつ果てるとも無い2人の言い争いを、
「この2人が一番バカだ・・・」と思いつつ眺めていた。
こうして、貴重な昼休み時間は無駄に消費されていくのであった・・・
513バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:17
「開戦前 3」

実と遊季の「どっちが3バカか?」という論争は、まだ続いていた・・・
太一が朋貴に耳打ちする。
太「なぁ、いいかげん学食行こうぜ・・・腹へってさー、俺」
朋「うーん・・・そうだな、終わるまで待ってたら昼休み終わっちゃいそうだしな。こんな奴らほっといて行くか。」
太「さすが朋貴!そうだよな。じゃあ行こうぜ!」
太一は待ってましたと言わんばかりに満面の笑みを浮かべて走りだそうとする。
朋「あっ、ちょっと待てよ。太一。」
太「なんだよ?」
朋「工藤さん達もさそってこうぜ。あの2人も飯まだかもしれないだろ?」
太「それもそうか・・・いいところあるな朋貴。」
朋「別に普通だろ?じゃあ呼んでくるよ。」

朋貴と太一の暗躍にも気付かずに未だに、不毛な争いを続ける実と遊季。

朋「・・・って言うわけでさ、まだ昼飯食べて無いんなら一緒に行かない?」
太「工藤さん、佐伯さん、行こうぜ。」
翼「助かるよ〜。もうお昼ご飯食べられないじゃないかと思ってヒヤヒヤしてたんだ〜。」
梢「私もいいけど・・・遊季達は?」
朋「う〜ん。まぁ、自業自得だよ・・・」
翼「そうそう。行こう行こう。」
523バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:18
「開戦前 4」

いざ、学食へ!って感じで4人歩き出した瞬間!!
遊季の声が響いた!
遊「・・・そこまで言うんなら、勝負よ!3バカ!!」
実「上等だ。俺達が勝ったら2度と3バカって言うなよな!」
遊「ふん。私達があんた達を3バカって証明してあげるわ!」

思いもよらぬ展開に「あんなこと言ってますけど・・・マジ?」って感じで、
お互いに顔を見合わせる朋貴達4人。

遊「取り敢えず3人居るんだから3本勝負ってこといいわよね?」
実「いいぜ。で、最初は何で勝負するだよ?」
遊「うーん・・・お昼もまだだし・・・大食い勝負ってのはどう?」
実「ふふん。貰ったな。いいのか?こっちには太一が居るんだぞ。」
太「えー、俺がやるのか?」
遊「ふん。こっちには翼がいるのよ。」
翼「何にしてもご飯食べられるんだよね。私やるー」
梢「えぇー、本気なの翼。」
遊「そうよ翼!あなたのその食い意地、このバカどもに見せ付けてやるのよ!」
翼「へへっ、よーし!やるぞー!」
実「太一もいいよな?今更やらないなんて無しだぞ。」
太「でもなー・・・」
朋「やめとけ、太一。」
実「ムッ、朋貴、お前バカ呼ばわりされて悔しくないのか!」
朋「そりゃ、まぁ、悔しいと言えば悔しいけど・・・」
実「太一!」
太「・・・あー、もう分ったよ。やるよ。」
実「よーし!決まった!さぁ、学食行こうぜ!」
翼「ふっ、ふっ、ふっ、三宮くん。しょうぶー」
太「工藤さん・・・負けないよ!」

そして第1の決闘場、学食へと向かう一同。
朋「はぁ・・・なんかホントにバカみたい・・・」
梢「言わないで・・・悲しくなるから・・・」
533バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:20
「大食い勝負 1」

− 学食 −

遊「じゃあ、どっちが先にどんぶり10杯たいらげるかで勝負よ!」
翼「私はゼンゼン構わないよ。ご飯好きだし。」
太「えー!おかず無しかよ。」
実「太一!やる前から泣きごとなんて、お前らしくないぞ!」
遊「まぁ、いいわし、三ちゃんはおかず有りで。じゃあ、用意しましょ。」
実「ようし!待ってろよ太一。行くぞ朋貴!」
朋「あぁ・・・」
遊「ほら、梢行くわよ」
梢「えぇ・・・」

そして、3本勝負の1本目「大食い勝負」が始まった・・・

10分経過・・・

おぉー
既に食事を終えた生徒達に歓声が沸きあがった。
生徒A「すげー、もう五杯目だぜ。」
生徒B「よくご飯だけで、あんなに食えるなー」
学食は、美空中学始まって以来の賑わいを見せていた。
そう、今日の学食は戦場だった・・・

おかず無しでご飯だけを食べ続ける翼子は既に、どんぶり五杯目に手を付けていた。
おかずを食べながらの太一は4杯目の途中だった。
実際に食べている量は変わらないのだが、今回の勝負、
ご飯だけを食べる戦法を取った翼子の方に幾分、分があった。
どうする、太一!
543バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:22
「大食い勝負 2」

実「太一!このままじゃやばいぞ!」

翼子が、五杯目のどんぶりを掻き込みつつ「この勝負、わたしの勝ちだね!」という余裕の視線を太一に送る。
しかし、太一もこのままでは分が悪いと悟ったか、4杯目の残りを一気に掻き込み、五杯目に手を付ける。
そして、太一は「まだまだ!ここからがホントの勝負だ!」と言わんばかりの視線を翼子に送り。
さらにご飯を掻き込むペースを上げる。

遊「やるわね、三ちゃん・・・」

生徒C「三宮さーん、がばってくださーい」
生徒D「たいちー、まけんなー」
太一に野太い声援が送られる。

生徒E「工藤さーん、がんばってー」
生徒F「つばさー、いけー」
翼子に黄色い声援が送られる。

既に観客と化した生徒達も無駄に盛り上がっていった。

太一がご飯を掻き込むペースを上げれば、翼子もペースを上げる。
そして、今や2人の勝負は膠着状態に陥っていた・・・

太一と翼子が壮絶な戦いを繰り広げている席からかなり離れた席で、
朋貴と梢はゆっくりと昼食を食べていた。

梢「あれ、関谷くん。もう食べないの?」
朋「んー、なんかあの2人の食べっぷりを見てたら、こっちがお腹いっぱいになっちゃってさ・・・」
梢「ははは、それもそうだよね・・・」
朋「次は俺達が勝負させられるのかな・・・」
梢「そうかも・・・」
朋&梢「はぁ・・・・」
553バカ ばーさす 3人娘:2001/06/07(木) 02:23
3バカ ばーさす 3人娘
「大食い勝負 3」

20分経過・・・

ドン!
最後のどんぶりを太一と翼子はほぼ同時に置いた。

翼「やるね!三宮くん」
太「工藤さんこそ。」
戦い終えた2人はお互いの健闘を称え合いガッチリと握手を交わす。

パチパチ
2人の戦いを見届けた生徒達から2人の健闘を称える惜しみない拍手が沸きあがった。
何に感動したのか知らないが、何人か泣いている女子の姿もあった。

実「ちっ、互角か・・・」
遊「まー、この勝負引き分けね!いいわね、久保っち?」
実「仕方が無い。次はこーは行かないからな!」
遊「じゃあ、次は何の勝負にしようかしら?」
実「そーだな・・・」

キ−ン、コーン、カーン、コーン
その時、始業のベルが鳴った。

実「やばい!昼休み終わっちまった!」
遊「じゃあ、残りの勝負は放課後ね!逃げないでよ!」
実「そっちこそ。」

昼休みも終わり、学食にいた生徒達も自分達の教室に帰っていった。

こうして、3本勝負の1本目「大食い勝負」は終わった。

続くかもしんない・・・
56SS職人候補生補欠予備:2001/06/07(木) 04:03
身体測定が終わった次の日曜日の事、梢は遊季に呼ばれて彼女の家に遊びに来ていた。
何でも大事な話があるのだという。

「で、その大事な話って?」
遊季はおもむろに梢の肩を掴んだ。
「きゃっ、ゆ、遊季、痛いよ」
「梢…!」
「な、何?」
「胸中察するわ」
「へ?」
「あんたこの前の身体測定のとき、そりゃあ傍から見ても分かる位落ち込んでたじゃない。
…さぞかし辛かったでしょうね…」
「ゆ、遊季ぃ…!」
「そこで、あたしが少しでも悩める梢の力になれないかなって考えたんだけど…」
遊季の顔が迫ってきて、二人の唇が重なる。
(へっ!?)
梢の頭の中は一瞬で真っ白になってしまった。
「お母さんが何とかしてあげるから。梢のこと、好きだから…」
(えっ!?えっ!?)
再び唇が重なる。唇を重ねるだけの幼いキスだったが、梢にはそれだけで
十分だった。
遊季の唇は頬から耳、うなじへと移動していく。その甘く柔らかい感触が
梢の理性を溶かしていく。
「あ…あン…」
すごくHな声を出してしまったと一瞬だけ思った。こんな声を出す日が来るとは
夢にも思っていなかった。しかも相手は―。
遊季の手は梢の小ぶりな胸を優しく揉みしだく。前に自分で揉んだ時はちょっと痛かったからすぐに止めたけど、
こうして遊季に触られるのは嫌ではなかった。
むしろ、その感触が、動きが、心地よかった。
「ゆ、遊季ぃ…」
「あたしにこうされるの、嫌じゃない?」
無言でふるふると否定する。
「可愛いよ、梢…」
57SS職人候補生補欠予備:2001/06/07(木) 04:04
部屋の中に響くのは、少女たちの湿っぽい息遣い。
時々聞こえるのは、堪えきれずに漏れた歓喜の声。
愛し合うというには幼く、しかし、抱き合うというには淫蕩すぎる秘密の儀式。
ベッドの上で裸でお互いの唇を求め、柔らかな愛撫を交換しあう。
理屈ではない。倫理や理性なんて関係ない。
『私には彼女が必要なんだ。』

宴はいつか終わりを告げる。
桜色に上気した肌にうっすらと汗が浮かぶ。
息遣いは穏やかに、部屋の空気を塗り替えていく。
ベッドの上には、お互いを見つめあう生まれたままの姿の少女たち。
「梢…」
「何、遊季」
「あたしたち、ずっと友達でいようね」
「…うん」
「ふふっ、お母さんは嬉しいなぁ。こんなに可愛い娘がいて」
遊季は梢の髪を優しく撫でる。ふわりと柔らかい香りが薫った。
そしてもう一度、永いキスを交わした。

「ねぇ遊季、ところで何で私たちこんな事になっちゃったんだっけ?」
二人でお風呂に入りながら、梢が確信に切り込んだ。
「え?だって梢が身体測定のときに落ち込んでたから慰めてあげようってのと…」
遊季は視線をそらしてちょっと言いにくそうに切り出した。
「ホラ、胸は揉むと大きくなるって言うじゃない。あはは…」
「…」
梢は呆れて何も言えなかった。
破天荒な遊季。けど、そんな猫みたいな遊季が私は―。
「ふふっ」
「何よ、その呆れたみたいな笑い方は?」
「ううん、遊季らしくていいなぁって、ね」
「何よそれ」
「ふふっ、言葉通りよ」
二人は声をそろえて笑った。何だかそんな気分だった。
58SS職人候補生補欠予備:2001/06/07(木) 04:07
>>44 です。
予告通りですが…。勢いだけで書いて、推敲も何もしてません(W
もう蔚市です。
懲りずに、里佳と主人公の思い出話おままごと編もアプしときます。
修行が足りなさ過ぎです。
ハラカッサバイテクビカキキッテ、シノウ…。
59SS職人候補生補欠予備:2001/06/07(木) 04:08
あ、あそこにいるのは里佳…。

「よ、こんなところでぼーっとして暇そうだな」
「何だ、○○か…」
「何だとは何だよ」
「…」
「どうした、何か元気ないけど」
「ううん、久しぶりだなって思ってたの。あなたと、この公園でこうやって
話するのなんて」
「そうだな…。オレもこんな日が来るなんて、少し前までは思ってもみなかったよ」
「……」
「……」

「この公園も、改めてこうやって見てみると案外狭いのね」
「そうだな。もう中3だもんな」
「懐かしいな〜。小さいときはこんな公園でも広く感じたのにね」
「オレと里佳とかなの三人でよく遊んだもんな」
「暗くなっても遊んでて、よく三人して怒られたっけ」
「このブランコも二つしかないから、三人でよく取り合いしたっけ。
お前、あの頃から乱暴だったもんな。喧嘩になるとお前にかなわなかったもん。
そしてかなが仲裁に入って、結局オレと一緒に泣いて、お前もつられて
泣き始めるんだよ」
「何言ってるのよ、あたしがあんたに泣かされてたんじゃないの」
「そうだっけ?」
「そうよ!」
「……まぁ、後からかなに聞いてみよう。このままじゃ水族館の時みたいに
平行線だ」
「…それもそうね」
60SS職人候補生補欠予備:2001/06/07(木) 04:14
「ね、この砂場でおままごとしたのは覚えてる?」
「覚えてるも何も、オレはそりゃあ悲惨な目にあったからな」
「えっ?」
「里佳が忘れてもオレは覚えてるぞ。里佳がお母さんでかながお父さん、そしてオレが子供役をやった時の事だ」
「…何だっけ?ゴメン、本当に忘れてる」
「嫌がるオレに、お前無理矢理おっぱいあげたんだからな」
「あーーーーーーー!」
「オレは泣いて抵抗したけど、お前にねじ伏せられる様におっぱい飲まされたんだよなぁ。服を脱ぎ始めて、そりゃあ堂々と肌を晒してさ。
かなに助けを求めても、『○○、お母さんを困らせないで早く飲む飲む』とか言ってさぁ…」
「……!」
「何耳まで真っ赤になってんだよ。ガキの頃の話じゃないか。
挙句に別な日に今度はかながお母さん役で里佳がお父さん役の時も、オレに無理矢理かなのおっぱい飲ませてさ。オレの方が恥ずかしくて死にたい位だったよ」
「な…なに言ってるのよ!?」
「今更恥ずかしがる事でもないだろうに。昔は三人して風呂まで入ったじゃないか」
「そりゃあ、そうだけど…!」
「ま、昔から里佳は胸が無かったけど、それは今も大差ないもんな」
「いいじゃない!胸が大きいとバレーの邪魔になるんだから!」
「ジャンプして着地しても揺れないっていうのは問題ないか?」
「少しは揺れるわよ!」
「じゃあ…いやいい。このままじゃセクハラおやじだ」
「…何よ、ずいぶん物分りがいいじゃない。ま、この砂場に免じて許してあげるわよ」
「何だよそれ?」
「…何だっていいでしょ!?」
61SS職人候補生補欠予備:2001/06/07(木) 04:14
「なぁ、もし、できるならさ…」
「…」
「一緒に」
「あ、里佳ぁー!」
「あ、かなめー!」
「何だ、○○も一緒なんだ」
「…かな、オレは里佳のおまけかよ?」
「何してんの、二人して?」
「昔のことをいろいろ思い出してたの。三人でよくこの砂場でままごとしたなぁって」
「ああ、○○が里佳に抱きつくようにしておっぱいを飲んでたアレ?」
「え?」
「え?」
「○○、『里佳ちゃーん、里佳ちゃーん』とか言いながら泣きながらおっぱい飲んでたじゃない」
「…」
「…」
「私のときはぐずってたくせに、里佳のときは喜んでたっけね、このスケベは」
「…」
「…な、何、昔のことを捏造してんだよ!?」
「あ、○○、もしてして、照れてるの?」
「オレが里佳に無理矢理飲まされたに決まってるだろ!?」
「……じゃあ、さ」
「何だよ里佳?」
「…三人で再現してみない?おままごと」
「…そうだな。久々の『三人の再会』を祝して、昔に戻っておままごとでもしてみますか」
「うん、やろうやろう!」
「何だかこうやって三人揃って何かするのって、久しぶりでわくわくするね!」
「…オレはどきどきだ…」
「あぁ〜!○○今やらしい事考えてた〜!」
「お、おっぱいはあげないからね!」
「ったりめーだろ、そんな『へんぺー胸』はこっちからお断りだ!」
「へ、扁平胸…!」
「わ!っぷ!里佳、お前泥団子投げる事ぁないだろ!」
「わわっ、里佳も○○もよしなよ〜」

そんな感じでオレたち三人は遅くまで公園でおままごとをしながら思い出話に花を咲かせたのだった。
> 早く飲む飲む
ワラタ

> 泣きながらおっぱい飲んでたじゃない
最高!
>>49-55
パワァーを感じるよ。(・∀・)イイ!!
弟クンv.s.梢は何の勝負になるか想像もつかないけど、
マターリヽ(´ー`)ノ遠慮しあった勝負になりそう。
遊季の一言で梢が小魔神になるまでは、、、ブルブル、、、
かなたんのオパーイチュウチュウ…ハァハァ(;´Д`)
>>49-55
3バカシリーズのあと2本楽しみにしてます。
6人で醸し出すムードがなんとも良いです。

>>56-57
爽やかなエロですな。照れちゃいました。

>>59-61
主人公が子供役とは、想像もしなかったなぁ。
俺はてっきり里佳たんと新婚さんゴッコを(以下略)
でも、これはこれで(・∀・)イイ!!  チュウチュウ(;´3`)
>>60-61
一つだけ言わせて欲しい、、、
里佳たんの胸は大きくないかもしれんが、程好い感じにある。
それに育つのはこれから。期待して待つべし!
>>66
>それに育つのはこれから。期待して待つべし!
ではなく、育てる楽しみではないのか?
SS以外のネタはダメ?
安桃嘘リプレイとか3学期非血縁君子嘘リプレイとかやりたいんだけど。
>>67
激しく同意ハァハァ(;´Д`)

>>68
俺は全然OKだと思うよ。
>>68
全然アリだろ。安桃激しくきぼーん。
>>68
読むばっかりで申し訳ないけど
よろしくお願いします。
7268:2001/06/09(土) 00:39
>安桃リプレイ
じゃあ1日=ゲームの1日分くらいのペースで書いてきましょうか。
それとも書き溜めていっぺんに、て方が良い?
>>72
量にもよるけど、俺はまとめていっぺんに、をきぼ〜ん。
74日記屋:2001/06/09(土) 01:22
>>68
個人的には、君子SSは君子スレに欲しいなぁ‥
あちらは書く人少ないしね。
気にしないでコチラに書いて下さい。
楽しみにしてます。
75地元花見:2001/06/09(土) 01:53
--1

美空中学を卒業して二週間。
高校入学前の俺達は、実の提案で地元小学校裏の桜でお花見をすることになった。
何人かの友人に声をかけ、最終的に俺達双子、里佳、実、結由ちゃんの
同小学校卒業者五人ですることとなった。

ピンポーンッ

かなめ「はぁ〜い。…あぁ、里佳」
里佳「かな。準備はできてる?」
かなめ「うん。○○〜っ、里佳来たよぉ〜」
○○「…お〜、ちょっと待ってて。今準備するから」
かなめ「えぇ〜、まだ準備してないの〜」
里佳「…はぁ……やっぱり……」

……

○○「悪い、待たせたな」
かなめ「もぉ〜、遅いよ〜」
里佳「…あなたって、いつもそうなのね」
○○「悪い悪い、さっ、行こう」
かなめ「あっ、○○。ほらっ、荷物全部持つ持つ」
○○「えぇ〜、俺が全部持つのかよ」
里佳「これだけ待たせて。当然でしょ」
○○「…こんなにあるのに……?」
かなめ「男でしょ。大丈夫大丈夫」
里佳「……(ジト目)」
○○「…う……はいはい、持ちますよ……はぁ……」
里佳「わかればよいのよ。さぁ、行きましょ」
かなめ「出発っ」
○○「…はぁ……」
76地元花見:2001/06/09(土) 01:53
--2

結局、重い荷物を一人で運び、やっと地元小学校に到着……
つ、疲れた……

実「おっ、来たな。こっちだこっち」
○○「お〜、実」
実「これで全員揃ったな。じゃあ、行くか」
結由子「…ねぇ……実クン……」
実「ん? なんだ……あぁ、結由子は、柳瀬とは初めてだったっけ」
結由子「う、うん……」
実「紹介するか。柳瀬、これは俺の幼馴染で、和泉結由子。
 んでもって、こっちが双子の幼馴染の柳瀬里佳。二人とも高校は一緒だぞ」
かなめ「四人は同じ高校だよね」
里佳「よろしくね。和泉さん」
結由子「あっ、よ、よろしく、柳瀬さん。
 …ねぇ、実クン。実クンの言ってた□□君の彼女って……」
実「あぁ、柳瀬のことだぞ」
結由子「やっぱり。そうなんだ〜」
○○「ばっ、な、何言ってんだよっ、実っ」
里佳「そ、そうよ、何馬鹿なこと言ってるのよ、久保田っ。
 わたしと○○は全然そんなんじゃないんだからっ」
実「いや〜、二人は小学生の頃からラブラブでなぁ〜。周りの俺達も恥ずかしかったくらいだ」
結由子「へぇ〜」
○○「ち、違うだろっ。実の方こそ、結由ちゃんと付き合ってるんだろ?」
実「ば、ば、馬鹿っ。な、何言ってんだっ。俺と結由子はそうゆうのじゃなくてっ……」
○○「いや〜、実が素直じゃないからさ。俺が色々作戦たててさ。苦労したよ〜」
里佳「そうなんだ。久保田、照れなくてもいいのに」
実「だ〜か〜ら〜、そうゆうのじゃなくてっ、俺はそのあの……」
かなめ「あははははは」
77地元花見:2001/06/09(土) 01:54
--3

馬鹿話の後、一度、職員室に行き、
小学校時代の先生に挨拶をして、学校裏に向かう。
学校裏の桜は、土手ほどではないけどたくさん綺麗に咲いていて、
俺達の他にも何人かお花見をしている人達がいた。

かなめ「わ〜い、お花見お花見〜」
実「あの辺りがいいんじゃないか?」

早速、シートを広げて料理を広げ、お花見の準備をする。

里佳「これ、わたしがつくってみたんだけど、食べてみて」
双子「どれどれ」
里佳「どう?」
かなめ「うん、美味しいよ」
○○「まぁまぁかな。うん、食える食える」
里佳「……」
○○「腹減ってるし、何でも美味いよ」
里佳「…もう。折角、早起きしてつくってきたのに……
 かなは何かつくってきたりしたの?」
かなめ「えっ?」
○○「かながつくるわけ無いだろ。俺は食いたくないし。
 父さん母さんもお花見に行くからって、一緒につくってもらったんだよ」
かなめ「あははは……」

結由子「ねぇ、実クン。わたしもつくってきたんだけど……食べてみて」
実「ん? どれ」
結由子「…ど、どうかな?」
実「…まぁまぁだな」
結由子「…そ、そう……あっ、みんなも食べてみて」
○○「おっ、じゃあ、いただきます……美味いっ!」
結由子「本当?」
○○「凄く美味いよ、これ」
かなめ「どれどれ……わっ、凄く美味しいよ……」
里佳「本当、美味しい」
○○「凄いよ、結由ちゃん。いい奥さんになれるよ。いいなぁ、実、羨ましいよ」
実「○○、おまえはまたそうゆうことを……もう、勝手にしろっ」
78地元花見:2001/06/09(土) 01:54
--4

あれやこれやと飲み食いし、お花見も盛り上がった頃……

実「…おい。○○……」
○○「ん? なんだ、実?」

こっそりとバッグからビールを見せ、実がにやりと笑う。

○○「お、おい、実」
実「こっそり飲もうと思ってさ。おまえも飲んでみたいだろ?」
○○「ん、あ、あぁ……でも、ばれたら……」
実「何、大丈夫だって」
○○「え、じゃあ……」
実「よし、こっそりとコップに注いで……」

かなめ「こ・ら・ぁ・〜」

○○・実「げっ」
かなめ「こら。ダメだよ、お酒なんて。ほらっ、全部没収っ」
実「えぇ〜、かなめちゃん、そりゃないよ〜」
かなめ「ごちゃごちゃ言わないっ。全部出す出すっ」
○○・実「あぁ……」
かなめ「ったく、油断も隙もないんだからっ」
○○・実「うぅ……」
里佳「…馬鹿」

俺達の飲酒は失敗に終わった……
79地元花見:2001/06/09(土) 01:55
--5

料理もあらかた食べ終わり、思い出の多い小学校でのお花見は、
思い出話から高校に入ってからの話題に変わっていた。
高校生活は不安もあるが、それ以上に期待で一杯だった。

実「高校の修学旅行は北海道らしいぞ」
○○「へぇ〜、北海道か。太一が羨ましがりそうだな」
実「そうだな。美味いものが一杯だしな」
里佳「ねぇ、北海道にペンギンっているの?」
○○「水族館にしか、いないんじゃないか?」
実「北海道ったら熊だな。熊」
結由子「小熊とかいるのかな? 楽しみだなぁ」
里佳「みんなでまわれるといいわね」
○○「そうだな。そうしたいなぁ」

実「あっ……かなめちゃん……」
○○・里佳・結由子「えっ?」

振り向くと、ビールの空き缶と、顔を赤くしたかながころがっていた……

○○「お、おいっ、かな」
かなめ「…も…う…だ……」

酔っ払って眠ってしまったかなは、どうやっても起きそうも無く、
既に遅い時間になっていたので、そろそろ帰ろうということになった。

○○「里佳、俺達で後片付けするから、かなを頼むな」
里佳「え、うん……」
○○「さ、実。さっさと片付けよう」
実「おい、○○。かなめちゃん大丈夫か? 家まで運ぶの手伝おうか?」
○○「ん? 大丈夫だよ、俺達だけで。
 実達は帰る方向も違うし、そんなに心配するほどのことじゃないよ」
実「でも……」
○○「大丈夫大丈夫、気にするなって。それより、早く帰る準備をしよう」
実「あ、あぁ……」
80地元花見:2001/06/09(土) 01:55
--6

片付けも終わり、帰る準備が整った。

実「本当に大丈夫なのか?」
○○「あぁ、大丈夫だから。心配するなって。じゃあな」
実「あ、あぁ……じゃあな、気をつけろよ」
結由子「じゃあね。気をつけてね」

……

○○「さてと……かなは俺がおぶっていくから、荷物よろしくな」
里佳「うん……」
○○「よっこらせっと……う……重い……」
 (…それに、む、胸が……かなのやつ、いつの間にこんなに……)
里佳「? 大丈夫?」
○○「だ、大丈夫。さぁ、行こうか」
里佳「…うん」

……

里佳「かな、なんでお酒なんて飲んだりしたのかしら?」
○○「……」
 (…あ……なんとなく、わかったような気がする……かなのやつ……)
里佳「?」
○○「あ、あぁ、かなのやつ、食い意地がはってるしな。
 どんな味なんだろう? ってつい、飲んじゃったんじゃないか?」
里佳「…そう……かもね」
○○「昔からそうだったろ。小学校の頃、海に行ったとき、
 かな、カキ氷を何種類も食べてさ。お腹壊したりして大変だったことあったろ」
里佳「あぁ、あったあった……って、あれは○○もそうだったじゃない」
○○「お、俺のことはどうでもいいんだよ……
 とにかく、将来凄い酒飲みになったら、と思うと、今から嫌になるよ……」
里佳「○○は、ならないわよね」
○○「え? あぁ、勿論。それに、かな…」
かなめ「…そ…、わたし…も……」
○○・里佳「!?」

○○「…寝言か……ははっ」
里佳「ふふっ」
○○「……」
里佳「……」
○○「…また来年もお花見しような」
里佳「…そうね。またしたいわね」
○○「昔みたいに三人一緒にな」
里佳「そうね」
81地元花見:2001/06/09(土) 01:56
--7

ふぅ、何とか家に着いた……

里佳「荷物、ここに置いておくわね。かなは大丈夫?」
○○「あぁ、大丈夫だよ。ありがと。もう、大丈夫。何とかなるよ」
里佳「そう……じゃ、わたしも帰るね」
○○「悪いな。送れなくて」
里佳「いいわよ、すぐ近くだし。じゃあ、またね」
○○「おう、またな」

……

○○「かな〜、ついたぞ〜」
かなめ「……」
○○(まだダメか……父さん母さんはまだ帰ってないみたいだし……仕方ない……)

かなを支えながら階段を上り、かなの部屋へ。
かなをベッドに寝かせて、水を持ってくる。

○○「ほら、かな。水持ってきたぞ」
かなめ「…ん……」
○○「かな、水だけ飲んで」
かなめ「…う…うん……」

○○「大丈夫か?」
かなめ「…う、ん、ダメ……」
○○「ったく、ビールなんて飲むから」
かなめ「…う、うん……ごめん……」
○○「……」
かなめ「……」
○○「…あのさ、高校が違ったってさ、一緒に住んでるんだし……
 そんなに寂しがんなくてもいいだろ……酒まで飲んだりして……」
かなめ「…だ、だってだって……わたしだけ、みんなと違う高校だし……
 みんなの話聞いてたら、なんだか急に……」
○○「とにかくっ、俺はそばにいるんだし、
 双子の姉弟ってのは一生変わらないんだから、もう酒なんか飲むなよ」
かなめ「…う、うん……」
○○「ふぅ……ほらっ、ずっと看ててやるから寝てろ」
かなめ「…うん……」

かなめ「…ねぇ、○○。昔みたいに、手を握っててくれないの……?」
○○「…何馬鹿なこと言ってるんだよ。ほら、寝ろ寝ろ」
かなめ「えぇ〜……」
○○「…ったく、今日だけだぞ。ほらっ、早く寝る」
かなめ「…うん……ありがと……おやすみ……」

〜おしまい〜
8222:2001/06/09(土) 01:56
地元花見補完のつもりです。
弟クンと里佳たんの仲直り後、告白無しで卒業した前提で、
里佳たん花見補完を書くつもりが、途中で変わってしまいました、、、
ダラダラと無駄に長くてスマソ、、、
ミジュク デスガ、ヨケレバ ヨンデ クダサイマセ、、、
デハ イキマス、、、サヨナラ、、、
>>82
いいねぇ。まったり。

>>実「こっそり飲もうと思ってさ。おまえも飲んでみたいだろ?」
中学生って感じでいいねぇ。

この4人に遊季も入るんだよなぁ。公立高校は賑やかなりそうだ。
>>82
凄く(・∀・)イイ!!! 素晴らしいと思います。
里佳たんも良いが、かなたんも愛しいなぁ
>56,57
遊季と梢の関係が凄くイイ!
こんなカンジのss激しくきぼーん。
86SS職人候補生補欠予備:2001/06/12(火) 04:04
>>56-57
私のSSだけミョーに浮いてる感じがするのは…気のせいですか(^^;

ピンクサーバでもエロSS書いてますが、56-57よりハードな笑たんものです。
気が向けばオツマミ程度にどうぞ(藁
87名無しくん、、、好きです。。。:2001/06/12(火) 07:35
>>86
見ましたよ・・・ハァハァ
良スレの予感・・・
>>86
TLSものは、こっちにupきぼーん。
90SS職人候補生補欠予備:2001/06/12(火) 21:30
>>89
そのスレも一応TLSのスレだったんですが…(^^;
まぁ、ストーリーに準ずるようなSSはエロでもこっちに、
エロ一辺倒は向こうに…ってことではどうでしょうか?
何かちょっとエロだと居づらいんですよね(藁
それに、住み分けっていうかそういうのは必要じゃないですかねぇ?
エロ読みたくない人も居るかもしれないんで…。
>>90
向こうってドコなんでしょう、、、わからないので見れないです、、、
92SS職人候補生補欠予備:2001/06/12(火) 21:59
>>90
申し訳ありませんでした。逝ってよしです>私
本スレ>>213に出てたトコです。
http://www.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=eroparo&key=991325206&ls=50
ここです。
>>92
ありがたきしあわせ。
>>90
向こう見てきました。おっしゃることに激しく同意です。
嫌な人もいるかも知れませんし、ちょうど良い住み分けになると思います。
>>90
タイトルに(エロ)とでも入れておけば問題ないんじゃなかな?
エロ読みたくない人は、それ見たらわざわざ読まないだろうし・・・
ストーリーに準ずるような物はここにupって、
縛りかけちゃうと、ここもいずれすたれちゃうと思う・・・
>>95
エロでもラブラブ純愛系なら読みたいぞ。
ツライ&鬼畜系は勘弁願いたい。
その辺の分け方はどう?
97SS職人候補生補欠予備:2001/06/12(火) 23:13
>>95
では(私の暫定案として)その方向でアプしていきますね。
けど今度はその辺の線引きが…って言ってたら堂々巡りですね。
アプする人の主観と良心に一任ですかね。
>>92の笑たんものも、はっぴぃエンド(?)で終わらせる続編執筆中ですが。
9895:2001/06/12(火) 23:23
>>96
一応、同意。
住み分けするなら、その辺が境界線か・・・

個人的には純愛系とツライ&鬼畜系の混在については、
タイトルにでも(エロ:純愛系)とか、(エロ:鬼畜系)、(エロ:陵辱系)
とでも入れてくれてれば全然OKだけどね。
ぶちゃけた話、エロに関しては、読む側が選択できる様にしてくれてれば何でも良いと思うけど・・・
99再び95:2001/06/12(火) 23:33
>>97
> アプする人の主観と良心に一任ですかね。
面倒とは思いますが、こういう所ですから最終的に
アプする人の良心に委ねるしか手段が無いと思います。
今回は夏の安桃を狙って見る事にします。
能力値は勉強5以外はオール3、趣味は料理、TVゲーム、映画。

とりあえず目標はなるたけ多くのイベントを見る事とテストで安藤に勝つこと、
あとは海、でしょうか(笑
まぁ、安桃狙いのため他のキャラのイベントはぞんざいな書き方になりますが御了承ください。

6月24日(木・1日目)
とりあえず森下と波多野が登場。

6月25日(金・2日目)
休み時間の2年廊下で安藤登場>>101「波多野に挑戦」

 とりあえず選択肢は「受けてやれば良いだろ」を選択。
 波多野いわく「ただ受けるだけではダメで一ヶ月みっちり練習してから勝負」と言う物らしい。

その他は早苗が登場しかすみが落ち込んでいた。
君子メモでは安藤は仲良しルートのようだ。

6月26日(土・3日目)

登校時に丘野登場。
プールでかすみの水着。

放課後2、プール/テニスコートで安桃イベント>>101「テニス部のエース」


#とりあえず安桃リプレイ三日分だけ書いてみたんですけど、どんな物でしょう?
#乾燥機ボーンです。
101安桃リプレイ:2001/06/13(水) 00:30
イベント補足

>波多野に挑戦
安藤が波多野にいつぞやのリターンマッチを申し込んでいるところに
プレイヤーが現れる、というもの。
選択肢は
「いつの話だよ。安藤もいいかげんしつこいよなぁ」
「そんなの受けてやれば良いだろ」
「俺には関係無い」
 で、この結果であこがれ・仲良しルートに分岐する。

>テニス部のエース
一枚絵で安藤が物凄い速さのサーブを打っている。
主人公は感心すると共に彼女に勝った波多野にも驚く。
ちなみに、このイベント後下校会話に「練習の事」が追加。
これを使うと「女子テニス部の練習を覗き見してるなんていやらし〜」と呆れられます(笑
>>100-101
きゃーーー!うれしーーーけど、くやしーーーっ!!
めっちゃめちゃTLS2Rやりたくなるよーーーっ!!

それにしても、リプレイってのは面白いアイディアだね。
もぅドンドン安桃リベンジGO!GO!
1033バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:30
>>49-55 の続きっす
1043バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:31
「いざ!3年5組 1」
某月某日 雨

−放課後−

朋(実はまだ体育館から戻ってないようだな・・・)
実がまだ、掃除から戻ってこないことを確認すると、
朋貴は素早く帰り支度を終えると、自分の教室から抜け出した。
朋(よし!実に見つからずに教室を出れたぞ!!)
朋貴は実と遊季が始めたバカげた勝負に巻き込まれないため、今日は急いで帰ろうと硬く誓っていたのだ。
朋(実と太一には悪いけど、あんなバカげた勝負付き合ってられないよ・・・)

?「あっ、関谷くん?」
朋貴が昇降口へと通じる階段を駆け下りているその時、1人の女子が朋貴を呼びとめた。
朋(こんな時に誰だよ?まったく・・・)
階段を駆け下りつつ声のした方を振り向くと憧れのクラスメート、蒼月たかねがビックリした様子で朋貴を見ていた。
朋「あっ、蒼月さん・・・」
朋貴は、今日は急いで帰るという硬い誓いなど、すっかり忘れてたかねの方に歩み寄る。
た「どうしたの?何かとても急いでたみたいだったけど・・・呼びとめちゃって迷惑だったかな?」
朋「えっ、・・・あぁ、全然迷惑なんかじゃないよ。ただ、帰ろうとしてたとこ・・・」
た「そうなんだ・・・あっ、私も、そろそろ帰ろうと思ってたんだ・・・」
朋「へー、そうなんだ・・・」
た「だからね・・・その・・・一緒に帰らない?・・・嫌なら良いんだけど・・・」
そう言うと、たかねの顔はみるみる真っ赤になっていった。
朋「えっ!・・・えーと・・・」
たかねの申し出に朋貴の頭は完全に混乱していた。
確かにたかねは姉のかなめの友達で、何度か話す機会はあった。
しかし、向こうから一緒に帰ろうと誘って来るほど親しい間柄って訳ではない。
もしかして俺に気が有るんじゃあと思ってみるが、もう一人の自分が、端にかなめの弟だから誘ったんだろと否定する。
でも、やっぱり気が有るんじゃあと再び思ってみるが、やっぱり、もう一人の自分が否定する。
朋貴がポジティブ思考とネガティブ思考の無限ループで固まっていると、たかねがすまなそうな顔で話かけてきた。
た「・・・あの、やっぱり迷惑だよね・・・」
朋貴の思考の無限ループは、その声を聞いて強制的に止まった。
た「ごめんね・・・誘ったりして・・・」
たかねは落ち込んだ様子で教室に戻ろうとしている。
朋貴は意を決し、たかねに声を掛けた。
朋「まって!蒼月さん!!あ、あのさ・・・余りの嬉しさに、その、俺ちょっと混乱しちゃって・・・ごめん」
た「えっ・・・そうなんだ・・・」
朋「そのさ・・・一緒に帰ろうよ。」
た「うん!よかった・・・」
たかねはほっとした様に微笑む。朋貴も照れながら微笑んだ。
た「じゃあ、私・・・」
たかねが朋貴に何か告げようとしたとき、1人の男子が朋貴の首にスリーパーホールドを仕掛けてきた。
朋「うっ・・・」
?「と〜、も〜、た〜、か〜」
朋貴は無理やりスリーパーホールドを外すと叫んだ。
朋「おっ、おまえは!」
1053バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:32
「いざ!3年5組 2」

実はムスッとしながら朋貴を睨みつけ叫んだ。
実「お前、見そこなったぞ!まさか逃げようとするなんて!」
朋「お前達が勝手に始めたことだろ!俺は無関係だ!」
実「無関係って・・・小学校から築き上げてきた、俺達の友情はそんなもんだったのか?あぁ情けない・・・」
実は芝居がかった動作で落ち込む仕草をする。
朋「都合の良い時だけ友情持ち出すな!まったく・・・」
実「まぁ、いいや。行くぞ!」
実は朋貴の腕をつかむと有無を言わさず歩き出す。
朋「ちょっと待て!俺はこれから蒼月さんと・・・」
実「うるさい!!蒼月さんと一緒にに帰ろうなんて10年早いわ!まったく、うらやましい」
た「あ、あの・・・」
今まで呆気に取られていたたかねが声を上げる
実「あっ、ごめんね蒼月さん。こいつまだ、やること残っるんだ。遅くなると思うから待たなくていいよ。じゃね〜」
実は空いてる手を大袈裟に振って、朋貴を引きずって去っていった・・・

た「・・・関谷くん・・・バカ・・・」
たかねは、どんどん自分から離れていく実と朋貴を見送りつつ一人呟いた・・・
1063バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:32
「いざ!3年5組 3」

ガラッ!
3年5組のドアが勢い良く空き、実が顔をだす。
実「おい紺野!来たぞ!」
梢と何やら話ていた遊季が振り向き。
遊「あら、遅かったじゃない。逃げたのかと思ったわ?」
実「言ってろ!まぁ、一人居たけどな・・・」
実が朋貴をジト目で睨む
遊「まぁ、いいわ。さぁ、昼休みの続きと行きましょうか?」
梢「えぇ〜。遊季まだやるつもりなの?」
遊「あったりまえじゃない!梢」
梢「やめようよ。もう帰ろう
朋「そうだ!そうだ!」
実「うるさい!お前は黙ってろ」
遊「梢!臆したっていうの?まったく・・・お母さんはそんな子に育てた覚えは無いわ!」
梢「誰がいつ、私を育てたって言うのよ!いいかげんにしないと怒るわよ!」
遊「うっ・・・」

ガラッ!
再び、3年5組のドアが勢い良く空き、今度は翼子が元気よく入ってくる。
翼「やっほー!遅れてごめん!」
遊「あ〜翼!おっそ〜い」
遊季は梢との会話をはぐらかすことが出来て内心ホッとしつつ、翼子に文句を言う
翼「いや〜掃除が長引いちゃってさ〜。さっそく始めようよ!さぁ、しょうぶ!しょうぶ!」
朋「・・・んっ、そう言えばさ、太一はどうしたんだ?」
遊「あぁ、三ちゃん?三ちゃんなら5時間目にお腹痛いとか言って保健室行ったっきり、まだ戻ってないわよ。」
朋「はは、そーなんだ・・・(まぁ、普通そーなるよな・・・)」
実「聞いたか?太一は腹を壊してまで戦ったんだぞ、それをお前は・・・」
朋「あー、もう。はいはい分りましたよ。やれば良いんでしょ。やれば」
実「おぉ!分ってくれたか友よ!お前こそ男だ!」
実は感極まってヒッシと朋貴に抱きつく。でも、朋貴は余り嬉しくはなかった・・・

朋「でも、工藤さんはお腹大丈夫だったんだ?」
翼「えっ、まぁご飯好きだしね私。えへ」
そう言って翼子は無邪気に笑う。
朋「そ、そう、なんだ・・・は、は」
ご飯好きだってのと腹の調子は関係無いと思うけど・・・と思いつつ朋貴は苦笑する。
翼「でも、関谷くん。私のこと心配してくれるんだ・・・なんか嬉しいな。えへへ」
今度は、顔を赤らめ翼子ははにかみながら笑う。
朋「ま、まぁね・・・ははは」
そんな翼子を見て、若干とまどいつつも朋貴は笑う。

遊季は、朋貴と翼子のやりとり羨ましそうにジッと見つめている梢を見て、
悪戯っぽく微笑んでいた・・・
1073バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:33
「いざ!3年5組 4」

実「はいはい、そこ変な空気作らない!」
朋貴と翼子の間に実が割り込でくる。
朋「お、俺は別に・・・」
翼「そうだよ。久保田くん変なこと言わないでよ・・・」
実「朋貴いいからこっちこい!今は敵同士なんだから少しは自覚しろよな、まったく・・・」
そう言って実は朋貴を自分の方に引き寄せる。
翼「ひどいよ、久保田くん・・・」
翼子は何やら名残惜しそうに遊季と梢の方に向かう・・・

遊「あっ、久保っちちょっと待って!ちょこ〜っと弟クンに聞きたいことがあるだー」
実「ダメダメ!もうお前らに朋貴は貸さん!」
朋「勝手なこと言うな!人を物みたいに・・・」
朋貴は実の手を振り解くと遊季の方に向かっていった。
実「たく・・・何なんだよ。みんなして朋貴、朋貴って・・・」
遊「もー、久保っち妬かない、妬かない。男の嫉妬は見苦しいわよ。」
実「なっ!・・・もういいよ、勝手にしてくれ。」
遊「そうそう、素直でよろしい。」
朋「それで、聞きたいことって何、紺野さん?」
遊「あーそうだったわね。ここじゃあ、ちょっと・・・そうだ!あっちにいきましょ!」
遊季は、朋貴を教室の外に連れ出すと、朋貴に他愛の無い世間話を始めた・・・
遊「・・・なるほどね。じゃあ戻りましょ!」
朋「いいけど・・・別にみんなに隠れて話す様なことじゃないんじゃ・・・」
遊「もー男が細かいこと気にしない!さぁ、戻りましょ!」
朋「うん・・・」
朋貴は釈然としないものを感じながらも、教室に戻る遊季の後に続いた・・・
1083バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:34
「いざ!3年5組 5」

朋貴が3年5組の教室に戻ると実が不機嫌なのは仕方ないとして、
何故か梢と翼子が朋貴をジト目で見ていた。
実「何の話だったんだよ?」
朋「えっ、あぁ、かなの家での様子聞かれた。」
実「ほんとか?なんか怪しいな・・・」
朋「ほんとだって。信じろよ。」
実「まぁ、いいか。じゃあ勝負を始めるか!」
遊「いいわよ。それで勝負の方法は考えてるの久保っち。」
実「ふふん。まぁな。じゃあ、みんな俺に付いて来い!」
翼「よし!行こう!」
梢「えぇーほんとにやるのー」
遊「もー梢ったら・・・いいわ、みんな先にいってて私が梢を説得するから。」
実「うーん、じゃあ、任すわ。場所は体育館だからな。いいな逃げるなよ!」
遊「はいはい。じゃあね」
実「じゃな!」
そう言って実は朋貴と翼子を従えて体育館に向かった・・・

遊季は実一行が3年5組の教室を出ていったのを確認すると梢に話かけた。
遊「ふふっ、こーずえ!」
梢「な、なに?私は絶対やらないからね!」
遊「実はねー、さっき弟クンから梢のとでね、良い話を聞いたんだ・・・」
梢「えっ?でも、関谷くんは遊季からかなちゃんのこと聞かれたって久保田くんに言ってたけど・・・」
遊「もー、バカねー。あんなの嘘に決まってるじゃない!」
梢「えっ、そーなの?」
遊「そーなの。で、気になる?」
梢「それは・・・」
遊「じゃあ、ちょっと耳貸して。」
梢「いいけど・・・」
遊「あのね・・・」
遊季が何やら梢に囁き始める・・・
遊「・・・で、・・・だって。」
梢「・・・え、えーーーーーーーーー!!ほ、ほんとなの?」
梢が顔を真っ赤にして遊季に尋ねる。
遊「ほんとよ。だってそう言ってたもん!」
遊季が自身満々に答える。
梢「そ、そーなんだ・・・でも、どうしよう・・・」
遊「なーんだ、梢、嫌なんだ・・・じゃあ、弟クンにはそう言っておくわ」
梢「えっ、い、嫌だなんてそんな・・・う、嬉しいかも・・・」
梢はそう言って恥かしそうに俯いてしまう。
遊「じゃあ、やる気でた?」
梢「・・・うん!私、頑張る!!」
遊「もー、梢ったら単純なんだから。じゃあ行きましょ!」
梢「単純はよ・け・い!ふふっ、そうね。行きましょ!」

こうして、遊季と梢は仲良く体育館に向かった・・・
1093バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:35
「第2の勝負 1」

遊「おまたせー」
体育館の入り口の前に立つ実達に遊季が元気よく声を掛ける。
実「遅いー!まぁ、おかげでこっちは準備万端だがな。ふっふっふっ」
何故か学校指定の体操服に着替えた実が不敵に笑う。
遊「で、どこで勝負するのよ。久保っち。だいたい体育館なんて今クラブ活動の真っ最中じゃない?」
体育館からはボールの跳ねる音や、クラブ活動に勤しむ生徒たちの声が響いてくる。
実「ふっふっふっ、まかしとけって。いいから付いてきな。」
再び、実が不敵に笑う・・・

実に連れられた一同は、卓球台に立っていた。後ろでは女子バレー部が練習に励んでいる。
遊「で?」
実「で?ってお前な〜。これ見て分んないのか?卓球だよ!卓球!」
遊「ふ〜ん」
実「ちっ」
遊季の余りにそっけない態度に舌打ちしつつも、
実は、自慢のラケットを構え軽く素振りをした後、ポーズを決めると叫んだ。
実「さぁ、紺野!勝負だ!(うん!決まった!)」
遊「や〜よ」
ガクッ
実は思わずこけると叫んだ。
実「なんでだよ〜!」
遊「だって、ねぇ・・・」
実「もう、いい・・・」
実は、再びポーズを決めると叫んだ。
実「それじゃあ、佐伯さん!勝負だ!(うん!今度こそ決まった!)」
梢「私も、遠慮しとく・・・」
ガクッ
実は再びこけると叫んだ。
実「なんでだよ〜!」
梢「だって、卓球って余りしたことないし・・・」
遊「そーよ、梢はまだちっちゃいんだから卓球なんで出来ないわよ。」
梢「ムッ、なんか言った!」
梢が遊季を鋭く睨みつける。
遊「え、えーと。な、何も言って無いわ!気のせいよ!気のせい!」
梢「・・・まぁ、いいけど・・・」
翼「じゃあ、私やる〜」
翼子がはーいと手を上げる。
遊「翼はダメ」
翼「なんで〜」
遊「だってもう勝負したじゃない」
翼「あっ、そうか!忘れてたよ〜」
実「じゃ、じゃあこの勝負、俺の不戦勝で良いよな」
遊「あら、良い分けないじゃない」
実「じゃあ、どっちでも良いから勝負しろよな!」
遊「そうは言われてもね〜。卓球なんて何かダサいし・・・」
実「あっ!今お前、卓球をバカにしたな!」
遊「でも、ねぇ・・・」
実「いいか!よく聞け!そもそも卓球とはなー、・・・」
実はいかに卓球とは素晴らしいスポーツかをクドクドと語りだす。
当然の事ながら、遊季達は実の話など、これっぽちも聞いていない。
しかし、卓球を語るとこに酔っている実は、遊季達の様子など見えていなかった・・・
1103バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:36
「第2の勝負 2」

朋(相手が結由ちゃんだったら、文句も言わずに卓球やるんだろうけど・・・相手が紺野さん達じゃあな・・・)
実達のやり取りを冷静に見ていた朋貴は実に同情した。
朋(結由ちゃん、実にはやさしいもんな・・・それに引き換え・・・)
などと思いながら朋貴がぼんやりと卓球について熱弁を奮う実を眺めていると突然、、
朋貴は背中に突き刺さるような視線を感じた。
朋貴は「んっ」と言って振り返るが後ろの女子バレー部の連中は練習に夢中な様で誰も朋貴など見てもいない。
朋「あっ、かなだ・・・」
ふと姉のかなめがアタックされたボールをレシーブしている姿が目に入った。
朋「あいつも頑張ってんだな・・・」
と姉の活躍に見とれている朋貴の頭に不意にボールが当たる。
バシッ
朋「いってー!誰だよ。危ないな!」
朋貴は誰に言うでもなく叫ぶ。
遊「ぷっ、あはははははははっ」
そんな朋貴を遊季が指差して笑う。
梢「もう、遊季ったら・・・関谷くん、大丈夫?」
朋「まぁ、なんとか・・・」
梢「そう、よかった・・・」
実「お前ら!俺の話を聞け!!」
すると、体操服に身をつつんだ女子が朋貴達に近づいてきた・・・
朋「り、里佳・・・」
実「ん、柳瀬?」
1113バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:37
「第2の勝負 3」

里佳は怒った顔で朋貴を睨みつけると、遊季達に向かって言った。
里「あなた達!こんな所で遊んでると練習の邪魔よ!危ないから、用が無いなら出てって!」
遊「なんですってー!」
遊季が里佳に向かっていこうとするのを梢が押さえる。
梢「まぁまぁ、落ち着いて、遊季・・・悪いのは私達の方なんだから」
遊「うーん、そう言われると・・・」
梢「あのー、ごめんなさい練習の邪魔しちゃって・・・私達、すぐ出て行くから・・・」
里「それならいいけど・・・」
里佳は再び朋貴を睨みつけると、ボールが転がった方に向かって走りだしていった・・・

遊「なによ。あいつムカツクわねー」
翼「あぁ、あの人、4組の柳瀬さんだよ」
遊「なに?翼、知ってんの?あいつ」
翼「うん。体育のとき、一緒になるから。」
遊「ふーん、いつもあんな感じなの?」
翼「うーん、いつもはあんなじゃなかったけどなー。今日は機嫌悪かったんだよ。きっと!」
遊「ふーん、あっ、そう言えばあんた達も知ってるみたいだったわよね?」
実「あぁ・・・モゴッ」
実が何かを言う前に、朋貴が実の口を塞ぐ。
朋「あ、あの子は小学校が同じだったんよ。単なる知り合いさ!ははっ」
遊「ふーん、そうなの?なんか怪しいわね・・・」
梢「まぁ、いいじゃない。それより早く行きましょ」
遊「それもそうね。行きましょ」
遊季達、3人娘は連れ立って体育館を出て行く。遅れて実達が続く・・・
1123バカ ばーさす 3人娘:2001/06/13(水) 02:39
「第2の勝負 4」

実「待てよ!」
遊「なによ?」
実「今回の勝負は俺の不戦勝ってことで良いんだよな!」
遊「あぁ、そのことね。勝負の場所追い出されたんだから引き分けじゃないの?」
実「不戦勝だろ!だいたい、お前ら卓球やらないって言ったじゃないか!」
遊「もう、しつこいわね・・・そんなんじゃ、モテないわよ。久保っち」
実「よけいなお世話だ・・・俺は不戦勝以外、認めんからな。」
遊「引き分けでいいじゃない・・・あっ、そうだ!」
実「なんだよ?」
遊「あのさー、久保っち。」
実「俺の不戦勝を認める気になったのか?」
遊「うん。但し条件があるわ。」
実「条件?」
遊「あのね、久保っち、この前、校門の前で他校の女の子と話してたじゃない。」
実「うっ・・・」
遊「あの子との関係をちょこーっと教えてくれたら。久保っちの不戦勝ってことでいいんだけど・・・」
実「き、汚いぞ紺野!」
遊「私は別にどっちでも良いんだけどなー」
実「くっ・・・いいよ引き分けで・・・」
遊「あれー、聞こえないなー」
実「くそ!引き分けで良いって言ってんだろ!ちくしょー!」
遊「ふっ、ふっ、ふっ、じゃあ次の勝負のために私達の教室にいきましょ!」
実「分ったよ。くそー!こうなったらお前だけがたよりだ。頼むぞ朋貴!」
朋貴はもう帰りたいと思いつつ力なく頷く。
朋「あぁ・・・」
遊「梢もいいわね!」
梢は意を決したように力強く頷く。
梢「えぇ、いいわよ!」

そして、一同は最後の決戦の場へと向かった・・・

まだ続くけど、もういいかげん止めてくれと言われれば止める。
>>100-101
安桃は胸が凄いことになっているので、
水着イヴェントを逃さないことを願う。

>>104-112
(・∀・)イイ!! 素晴らしい!!
オールスター総出演!!
ラストバトルが気になるので、是非是非続きを。
>>104-112
凄く(・∀・)イイ!! 読ませるね。玄人臭い仕事だ。
長いのに、登場人物に違和感が無かったよ。不思議。
作者さんは、オレよりTLS3やり込んでるとみた(w
なんとなくTLSの場合日曜で一区切りにした方が良いのでこれからは
月〜日までの単位で行きます。今週は4日目もプラス。


6月27日(日・4日目)
午後に臨海広場で安藤に会うも当然のように「急いでいるのよ」と逃げられる。
あと、買い物でぬいぐるみを購入。安藤にプレゼントだゼ!


6月28日(月・5日目)
HRで沢田登場。

3時間目に英語の設問。
安藤に勝つにはもう一回くらい欲しいかも。

昼休みに2年廊下で安藤のイベント>>117「安藤と木地本」
木地本「安藤はいろんな事に首をつっこむから、付き合うとなるときっと苦労するぞ」
でもそんな安藤がイイ。


6月29日(火・6日目)
徒歩で登校時に安藤と遭遇。
気分を換えるためにたまに登校ルートを変更しているらしい。

学校で安藤に遭遇してもまだ逃げられる。
あと、プレ長靴イベント発生。


6月30日(水・7日目)
プールでスクール水着安藤登場。
でも、安桃や香坂先輩みたいな背が高くてナイスバディな女の子は
スク水ってあんまり似合わないよな、と思ったり。個人的な意見だが。

あとはかすみの人参を食べたり
長靴イベントが起こったり。
7月1日(木・8日目)
休み時間に廊下(選択は理科室)で安藤イベント>>117「テストで勝負」
やはり勝負あっての安桃、なのかなぁ?。

下校に8日目にしてやっと安藤登場。
誘う事に成功するも、天気の話題を振ったら「私といるのに、よりによってそんな
天気の話題しかないの?」
と怒られてしまい、結果帰られてしまう。むぅ。


7月2日(金・9日目)
テスト。とりあえず全問正解はしたけど安藤に勝てるかは不安。

安藤に下校は断られたものの、中央公園で安藤イベント>>117「ネコで遊ぼう」が発生。
安藤の「ほ〜れ、ほれほれ〜」がなかなか可愛い。
照れ隠しにちょっと怒るところも可愛い。


7月3日(土曜・10日目)
休み時間の時計広場で>>117「安藤と波多野の口論」
やっぱ、「桃子、怖〜い」はいいね、うん。

放課後2、プールそばで立ち絵テニスウェアの安藤登場。
やはり青空高校のよりもこっちの白いウェアの方が可愛いと思ったり。個人的な意見だが。

あと、今日は早苗の包帯イベントと「よ、よけてください!」が発生。
後者のイベントが早いうちに出たのは非常に有り難い。


7月4日(日曜・11日目)
午前は木地本とナンパに行く。中里と丘野登場。
正午は買い物。花束を買う。

午後の駅商店街でイベント>>117「ナンパされる安藤」
さっきまでナンパをしてたのに今度は一変、ナンパから女の子を助ける側に(笑
とりあえず、安藤の言う通り「役得」ではあったなぁ。
あと、安藤の「もう、いつまでたっても来てくれないんだモン!」は笑えた&萌えた。
117安桃リプレイ:2001/06/14(木) 00:40
イベント補足

>>安藤と木地本
安藤に木地本が頼み事をされてるところに主人公がやって来る。
主人公が来ると安藤は去る。
どんな内容なのかは「ああ、ちょっとな…」とはぐらかされ教えてもらえない。

>>テストで勝負
勉強のパラメーターが5のときテスト前日に発生するイベント。
安藤にテストでの勝負を挑まれる。
ちなみに4以下のときには別イベント「安藤と高林」が発生。
あくまでも前向きに勝負しようとする高林が見られる。

>>ネコで遊ぼう
中央公園で安藤がブランコに座ってネコジャラシのようなものでネコ(ユゲ。
3学期では知っていれば名前のフォローが入る)
をあっちこっちに誘導して遊んでいる一枚絵入りのイベント。
安藤照れながら「忙しい合間にこうやってボーッ、とすごして英気を養っているのよ」との事。

>>安藤と波多野の口論
2でもあったゴミにまつわる二人の口論。

>>ナンパされる安藤
ナンパ男に付きまとわれた安藤がたまたま通りかかった主人公を恋人役にして逃げおおせるイベント。
主人公に腕を絡める一枚絵もあり。
安藤の猫かぶりっぷりも楽しい。
>>115-117
デェトは海に誘うように。
上手くビキニを着てくるように誘導してね。頼んだよ。
個人的に安藤と波多野の決着は、クリア必須条件にして頂きたい。が、
俺の意見無視して作者さんの好きに書いてね。応援してるよー
120卒業式-かすみ-1:2001/06/15(金) 01:52
校長先生「今日、君達は卒業の日を・・・」

かすみ(卒業か・・・。なんか実感ないな・・・。本当に明日からこの学校こなくなるのかな? 明日もいつものように授業あるんじゃないのかな? みんなとも・・・もうお別れなのかな? なんか寂しいな・・・。)

教頭先生「卒業証書、授与」

かすみ(いろんなことがあったな。楽しかったな・・・。体育祭、修学旅行、文化祭・・・。文化祭のとき、ステージで演奏するのすっごく緊張したな。・・・本当に、楽しかったな。)

教頭先生「波多野葵」
葵「ハイ!」

かすみ(あ、葵の番だ・・・。葵とは中学からずっといっしょだったけど、今度は進路も別になっちゃったし、やっぱり今までみたいにはいかないよね。でも・・・ずっと友達だよね。)

教頭先生「△△」
△△「ハイ!」
かすみ(あ、次は・・・)
教頭先生「△×」
△×「ハイ!」
かすみ(そうだよね・・・転校しちゃったんだよね、○○くん。元気にしてるかな?冬休み以来会ってないし、その後は受験で忙しかったし・・・。手紙、返事がこないのは忙しいからだよね?帰ってきてくれるんだよね?また、会えるよね?・・・会いたいな。)

教頭先生「七瀬かすみ」
かすみ「は、はい」         もうすこしつづく
121卒業式-かすみ-2:2001/06/15(金) 01:53
つづき



校門付近にて、
かすみ「ぐすっ、ぐすっ・・・」
葵「ほら、もう泣くなよ、かすみ。会おうと思えばいつだって会えるんだからさ。」
かすみ「だって、だって・・・」

○○(かすみ、驚くかな?いきなり帰ってきたからな)
○○「かすみ!」
葵「あ、○○!ほら、かすみ!」
かすみ「あ・・・。おかえりなさい!」
(本当に帰ってきてくれたんだ・・・。いつだってそう、わたしが困ってるとき、悲しいとき、そして寂しくて会いたくなったとき・・・いつもそばにいてくれたもんね。これからも・・・ずっといっしょだよね!)
>>120-121
就職したら、かすみたんと結婚します( ´∀`)

かすみたんは、若奥様が似合う。
エプロン、、、ハァハァ(;´Д`)
第1週>>100-101 第2週>>115-117
7月5日(月曜・12日目)

試験結果発表。
主人公9位、安藤4位。安藤がやってきて勝ち誇られる。
むーん、せっかく>>125「安藤の暇つぶし」を蹴ってまで勉強パラメータを上げたのに。悔しい。
まぁ、このイベントも勉強が4の成績優秀か5でしか発生しないのでお互い様といえばそうか。

休み時間に廊下で安藤イベント>>125「安藤情報収集・1」。
さすがの安藤もかすみには勝てなかったらしい。

安藤と下校することに成功するもゲージが上手く伸びずどこにも誘えず。
まぁ、誕生日は聞けたし(誕生日イベントのフラグ)
ぬいぐるみをプレゼントして見事に嫌がられたから良しとするか(笑
あとは早苗がお茶を飲んでいたり。

7月6日(火曜・13日目)

朝、安藤に出会う。
安藤「ふふ、おはよう。」
主人公「なんだよ、俺に会えたのがそんなにうれしいのか?」
安藤「当たり前よ。ライバルあっての学園生活だし。」
ふーん、ライバルね。

昼休み、食堂で安藤イベント>>125「今日はSランチ」
選択肢があるが、ここはライバルらしく「ほほう、その程度で偉そうに」を選択しよう。
がはは、お馬鹿ナイスコンビだ(笑。もったいないお化けが出るぞ。

夜、君子が何かゴソゴソやっていた。
Rでは君子と仲が良いと一緒に下校できて、その時にゴソゴソの秘密が聞ける、らしいのだが。
7月7日(水曜・14日目)

さて、安桃バースデーである。今日は少し特殊で、休み時間にプレゼントを渡すイベントの他には
安藤は登場しない。ちょうど主人公誕生日の逆パターンだ。
安藤の家に行ったりはしないのか主人公。
とりあえず花束をプレゼント。反応はかなり良し。


7月8日(木曜・15日目)

休み時間、1年廊下でイベント>>125「安藤情報収集・2」
君子が主人公がネギ嫌いな事を安藤にばらしてしまう。
安藤の欲しいのはそんな情報じゃないだろうなぁ(笑。
特に今回仲良しルートだし。

安藤と一緒に下校する。
そろそろ七夕祭までの日数も押し迫ってきたので、寄り道よりも優先させる。
イベントの話題をどんどん使ってゲージを上げ、とりあえず誘う事に成功する。
とりあえず第1関門通過か。

--------------------------------------------------------------------------

なんか長くなってますね…。ちなみに今の安桃はチェック表の
ABC
DEF
GHI
で、B・C・E・Fの中間からBへ移行するあたりです。
>>安藤の暇つぶし
安藤が「ヒマだから」と居残り勉強をさせられている主人公を手助けするイベント。
実際、ヒマなのは本当らしいのだが、
いつも通りのけだるげな表情からはその真意はよみとれない。
勉強パラメータが3以下のときに仲良しルートで発生する。一枚絵もあり。

>>安藤情報収集・1
かすみと安藤が話をしている。
何やら波多野の弱点をかすみに聞こうとするもかすみに平謝りされ断念。。
このイベント後下校会話に「スパイ?のこと」が追加、
安藤の人生哲学みたいな物を聞く事ができる。

>>今日はSランチ
安藤がSランチの乗ったトレイを持って自慢げに笑う一枚絵のイベント。
選択肢があって、
「ほほう、その程度で偉そうに」
「はいはい、そうですか」
「うまそうだなぁ・・・」
 ここで1番目を選ぶと両者追加注文合戦を始めてしまい、
とんでもない事になってしまう。
(更にむっとする別表情の絵も見る事が出来る)

>>安藤情報収集・2
君子と安藤が話をしている。主人公が来ると安藤は逃げ出す。
何やら主人公の弱点を聞いていたらしい。
このイベントがあこがれ方向のルートでは「対決・安桃弁当」ショートチェーンの
起点になる。
>>123-125
七夕、、、浴衣、、、花火、、、(・∀・)イイ!!
約束成功(・∀・)イイ!!

ところで、安桃のレアイベントはどんなんなんだろう……?
いたずらな風? それとも……?
が、あ、あ、あ、あ、あ、あ・・・
やりてぇ・・・ TLS2R・・・
>安桃のレアイベント
テニスウェアへのお着替えキボ〜ン。
桃子のスコートがチラリ(;´Д`) ハァハァ
1293バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:41
>>49-55 ご飯編
>>104-112 卓球編
の続きです。

一応、これで終わります。
ちなみに、今回も長いです。
1303バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:43
「再会・・・3バカ 1」

某月某日 雨

−放課後−

体育館から朋貴達が3年5組に戻ると、太一が自分の席で帰り支度をしていた。
他の生徒は残っていない。
実「おっ、太一!お前、もう大丈夫なのか?」
太「あぁ、大部落ち着いたよ。」
朋「そうか、よかったな。でも、災難だったな・・・」
太「そうでもないよ。それなりに楽しかったしな。」
3バカが再会を喜びあってることろに、不敵な笑みを浮かべた翼子が割り込んでくる。
翼「ふっ、ふっ、ふっ、あの程度でダウンなんて、まだまだ甘いよ三宮くん。」
太「く、工藤さん。次は負けないよ!」
翼子に挑発された太一が思わず興奮するが、朋貴が押さえる。
朋「やめとけ太一・・・相手が悪い。そういえば、もう帰るのか?」
太「あぁ。部活も今日は室内錬だけだろしな。お前達は、まだ帰らないのか?」
朋「俺達?あぁ、俺は帰りたいんだけど・・・ちょっとな・・・」
太「なんだよ朋貴?何かあったのか?」
実「俺達、あいつらと勝負を続けてるんだよ。」
朋貴を押しのけて実が答える。
太「なんだ、まだやってたのか。それでどっちが勝ってるんだ?」
実「それは・・・俺の不戦勝だったんだが、紺野の卑劣な策略によって今だに引き分けのままだ。
  勝敗は朋貴が握っている。」
太「へー、なるほどな。期待してるぜ朋貴!」
実の説明を聞いて、太一は邪気の無い笑顔を朋貴に向ける。
朋「は、は。期待してると言われてもな・・・」
朋貴は応援してくれるのは有りがたいと思いながも、素直に喜べず苦笑した。
遊「ちょっと久保っち!いいかげんな事、三ちゃんに吹き込まないでよね!あれは正当な取引だったんだから。」
先程から続く三バカのやりとりに、いい加減いらつき始めた遊季が口をはさむ。
実「どこが!」
遊「ムッ!・・・まぁ、いいわ。勝負を続けましょ!いいわね、あんた達!」
実「ふっ、望むところだ。で、なんの勝負をやるんだよ。」
遊「ちょっと待ってて。」
そう言うと遊季は、自分の席に行くと机の中をゴソゴソと探る。
遊「あった・・・じゃーん!これよ。」
そう言いって遊季は机の中から取り出した、何やら人形らしき物を掲げて見せる。
1313バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:44
「再会・・・3バカ 2」

実「なんだ?雪だるまか?」
太「雪だるま、だよな。」
翼「雪だるま、だよね〜。」
朋「その〜、雪だるまでは無いと思う・・・」
などとそれぞれが口々に遊季が取り出した人形を品評している横で梢が若干、ムッっとした様子で声を荒げる。
梢「あれは、テルテル坊主なの!!」
実と太一、翼子が「えっ」っと言って梢を見る。
梢は我に返ると恥ずかしさからか俯いてしまう。
遊「そう。これは梢作、テルテル坊主よ!」
実「その、雪だるま・・・」
実が雪だるまと言いかけた瞬間、梢の鋭い視線を受ける。身の危険を察知した実が言い直して続けた。
実「じゃなかった、テルテル坊主で何をするんだよ?」
遊「ちょうど、雨も振ってることだし、テルテル坊主作りで勝負ってのはどう?」
実「やだよ。そんな勝負、お前らの方が断然有利じゃないか。なぁ、朋貴?」
朋「そうだよな。佐伯さんにかなう訳ないよ。」
遊「あら、卓球部の癖に、私達に卓球勝負を挑んできたのは誰だったかしら?」
実「うっ!で、でもお前らやらなかったじゃないか!だから俺達もこの勝負はうけん!」
遊「もー、久保っちたら、何時までも根に持って。男らしくないわね〜」
実「う、うるさい!だいたい、都合のいいときだけ、男、女言うな!」
遊「まぁ、こっちも普通に勝負する気は無いわ。普通にやったら梢の圧勝だもん。」
実「あたりまえだろ!」
遊季は悪戯っぽく微笑んで言う。
遊「だからね。あんた達にはハンデをやるわ。」
実「ま、まぁ、ハンデがあるんなら・・・それで、どんなハンデだよ?」
ハンデと言う言葉を聞いて既に乗り気な実に、朋貴が釘をさす。
朋「おい実、そんなに簡単に乗るなよ。」
遊「うーん。このテルテル坊主を、梢が3つ作る間に、あんた達は1つ完成させる。って感じでどう?」
実「ふむ、3つ作る間に1つか・・・なんとかなりそうだな・・・」
朋「おいおい、本気か?」
実「よーし、乗った!まかしたぞ、朋貴!」
朋「まかしたと言われてもね・・・」
遊「梢もいいわね?」
梢「いいけど・・・やっぱり、私がやるのね・・・」
遊「もー、梢。約束、約束。」
梢「そ、そうだったわね。私頑張るわ!」
翼「ねぇ、ねぇ、約束ってなんのこと?」
遊季と梢は翼子の素朴な疑問に「えっ」っと言って慌てる。
遊「えっ、えーと。大した事じゃないのよ。ただ、頑張りましょうっていう・・・ねっ、梢」
梢「そうそう、大した事じゃないの、はは」
思いっきり動揺して答える2人に、さほど疑問も抱かず翼子は納得した。
翼「な〜んだ。そうだったんだ。私なんか凄いこと約束しているのかと思ったよ。」
梢「はは、大した事じゃなくてゴメンね翼・・・」
翼「謝ることないよ。頑張ってね、梢!」
翼子の励ましに、チクリと胸が痛む梢だった・・・
1323バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:45
「テルテル坊主 1」

朋貴と梢は机を並べて座っていた。
2人の机には布切れや裁縫道具と共に作例として、梢作テルテル坊主がチョコンと鎮座している。
ちなみに朋貴は梢の裁縫道具を借りている。
実「さぁ、準備はいいな。お前達。」
朋「いいけど・・・俺どうやって作るのか知らないんだけど・・・」
実「おまえな〜」
梢「ふふっ、簡単よ。まず、普通にテルテル坊主を作って、それから赤い布を縫い付けて、
  それから手足をつけて、顔を刺繍すれば完成だから。」
梢が親切、丁寧に朋貴を指導する。
朋「・・・なるほど。思ったより簡単そうだ。」
梢は嬉しそうに微笑む。
梢「ふふっ、そうでしょ」
遊「弟くんも分ったようね。じゃあ始めましょ。」
朋「弟って言うなって何度言えば・・・ったく。」
遊「はいはい、朋貴いいわね。」
朋「いいよ始めて。佐伯さんお手柔らかに。」
そう言って朋貴はペコリと梢に礼をする。
梢「こちらこそ」
梢も朋貴に礼をする。
遊「なんか、見てるこっちが恥かしくなるわね・・・まぁ、いいわ。始め!」
遊季の勝負の開始の声を聞いて朋貴と梢がテルテル坊主を作り始める。
梢は慣れない手つきでテルテル坊主と格闘している朋貴を横目で見つつ、
手際よくテルテル坊主を作っていく。そして、「負けないわ・・・」と呟いて頬を紅く染めた・・・
1333バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:46
「テルテル坊主 2」

勝負は、朋貴の頑張りもあって五分五分の展開だったが、
タッチの差で梢の手際の良さに朋貴は負けた。
しかし、テルテル坊主の完成度でみれば梢の方が圧勝していた。

実「ちくしょー!負けたー!」
遊季は勝ち誇った表情で実を見ている。
遊「ふっ、当然の結果ね。これで私達の勝ちってことで良いわね?」
実「あぁ、いいよ・・・」
遊「だいたい、梢とチマチマした事で勝負するなんて10年早いわ!」
調子に乗った遊季がさらに続ける。
遊「そもそも、梢はダテにちっちゃいんじゃあ・・・」
と言いかけて、梢が睨んでることに気付いた遊季の声が段々小さくなっていく。
翼「でも、関谷くんもがんばったよ。私ならあそこまで出来ないもん。」
太「そうだよな。よくやったよ、朋貴は。」
実「そうは言ってもな〜」
ふいに翼子が思い出した様に切り出す。
翼「でもさー」
遊「なに、翼?」
翼「私達って、なんで勝負してたんだっけ・・・」
遊「さぁ・・・久保っち、覚えてる?」
実「えっ、なんだったっけ・・・太一、覚えてるか?」
太「うーん、覚えてないな。」
遊「まぁ、私達は、勝ったんだから何でもいいんじゃない?」
翼「それもそうだね。あはははっ」
実「うーん、なんっだけ・・・」
太「なんでもいいじゃないか実!忘れてるってことは大した事じゃないんだよ。」
実「そうかもな・・・まっ、なんでもいいか。」
太「そうそう」
1343バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:47
「女の戦い 1」

実達が談笑している所から、少し離れた位置に立っていた朋貴に、
梢が小声で話し掛けてきた。
梢「関谷くん。お疲れさま」
朋「あぁ、佐伯さんこそ・・・でも、凄いよね佐伯さんって」
梢「そんなこと、ないよ・・・それに・・・」
朋「それに、何?」
梢「えっ、な、なんでもないの、こっちのこと!」
朋「そう?・・・」
梢はちょっと頬を紅く染めながら朋貴を見つめる。
梢「え、えーと・・・関谷くん・・・」
朋「何?」
梢「そ、その・・・約束の事で・・・」
朋「約束?」
梢「そ、そう、約束・・・あの、私は何時でもいいから!関谷くんの都合の良い日で・・・」
そう言うと、梢は顔を耳まで真っ赤に染めて俯いてしまう。
朋貴は心底分らないと言った様子で答える。
朋「えーと、何の話か、いまいち分らないんだけど・・・」
思いもしない答えに梢が動揺する。
梢「えっ!・・・でも私、遊季から聞いて・・・その・・・」
朋「紺野さん?それで、どんな話?」
梢「・・・遊季が言ってたの・・・関谷くんが勝負に負けたら、負けた相手とデートするって約束したって・・・」
梢は今にも、泣き出しそうな弱々しい声で話し始めた。
朋「へっ、俺そんなこと紺野さんに言ってないよ。」
梢「・・・ほうとう、なの?」
梢は最後の希望を託す思いで朋貴に詰め寄る。
朋「うん。ははっ、分った紺野さんに騙されたんだよ、きっと。しかし、何だって紺野さんそんな嘘ついたんだ?」
梢「そ、そんな・・・」
梢はヘナヘナと力無く床にしゃがみ込んでしまった。
1353バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:48
「女の戦い 2」

朋「えっ!佐伯さん、大丈夫?」
突然、しゃがみ込んだ梢を心配した朋貴が、梢の顔覗き込む。
朋「ひっ!!」
覗き見た梢の顔は、普段の可愛いらしい梢のものでは無く怒りに我を忘れた魔人のごとき形相だった。
梢は時折、「よくも騙したわね」と呟いている。朋貴は今まで生きてきて1番、恐ろしいものを見た気がした。
朋貴が怯えていると、すっくと梢は立ち上がり遊季を睨みつける。
梢「・・・ゆ〜!う〜!き〜!」
遊「な〜に、梢?って何で怒ってるの!?」
遊季は自分に怒りを向ける梢を見て驚いた様子だった。
朋「何でもなにも・・・紺野さん、佐伯さん騙したろ。」
遊「あ、あぁ、あの事ね。そう、ばれちゃったか・・・」
遊季は自分の付いた嘘を思い出し、「あちゃー、やちゃったか」と言う感じで頬を掻く。
朋「ばれちゃったかじゃないだろ。まったく・・・」
朋貴のつっこみに一瞬ムッとしながらも、怒った梢の恐ろしさを良く知る遊季は素直に謝る。
遊「ごめーん、梢。あの時はしかたなく・・・あ、後でなんか奢るから、許して!お願い!!」
梢「ダメ!絶対に許さない!!遊季の秘密、ここで全部ばらしちゃう!」
梢の余りの変貌ぶりに。呆気に取られていた実達だったが、
『遊季の秘密』と言う魅惑の単語に興味をそそられると仲裁に入るのも忘れて、ちゃちゃを入れ出す。
実「遊季の秘密か、なんか面白そうだな。」
太「そうだな。どんな秘密なんだ?」
翼「私も興味ある。聞きたいよ〜」
遊「あ、あんた達・・・梢!そ、それだは止めて!お願い!」
梢「や・め・な・い!遊季は幼稚園の時、むぐぅ・・・」
梢が『遊季の秘密 その1』を語り始めようとしたその時、遊季が梢の口を塞いだ。
梢が遊季の手を払いのけようとパンツが見えるのも構わず、暴れる。しかし、遊季も必死だ。
幾つかの机が梢に蹴られてあちこちに飛んだ。
朋貴達は(あっ、水色だ!イエイ、パンツが見れてラッキー)と思いながらも、事の成り行きを見守った。
遊「は、話合いましょう梢!そ、そういう事だから私達は帰るわ!翼、私と梢のカバンお願い!」
遊季は、無理やり暴れる梢を教室の外へと引き摺り出す。
翼「あっ、待ってよ遊季!」
翼子は、慌てて遊季と梢のカバンを机からもぎ取る。
そして、自分のカバンを持つと、三人に別れの挨拶を告げ、
遊季達の後を追って行ってしまった・・・
1363バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:49
「後始末 1」

教室に取り残された3バカはしばし呆然としていた。
実「いっちまったな・・・」
朋「あぁ、そうだな・・・」
実「佐伯って怒ると凄いんだな・・・」
朋「あぁ、そうだな・・・」
太「でも、佐伯さんなんで怒ったんだ?朋貴は知ってるんだろ?」
突然の太一の質問に朋貴は動揺する。
朋「えっ、そ、それは・・・えーと・・・」
実「なんだよ歯切れが悪いな、はっきり言えよ。」
朋「えーと、その、なんだ・・・」
朋貴が2人に追い詰められていると、救いの女神が声を掛けてきた。
?「あら、あなた達まだ残っていたの?」
太「さ、佐久間先生!」
佐「ちょっと、教室がめちゃくちゃじゃないの・・・何をしてたの?」
実「えーと、その・・・ははは」
佐「もー、笑って誤魔化してもダメ!何をやっていたの!」
実「えーっと、その・・・関谷くんと佐伯さんがやったことでーす。僕は知りませーん!行くぞ、太一。」
そう言うと実は、太一を引っ張って逃げ出した。
太「お、おい実・・・すまん朋貴!」
そういいながら、佐久間先生には怒られたく無い太一は実に続く。後で、さらに怒られることも忘れて・・・
朋「あっ、汚ねーぞ!お前ら!」
佐「あっ!こら待ちなさい!!」
佐久間先生は実達を追ったが、直に諦めて朋貴の方に戻って来た。
その間に。朋貴は逃げれなくは無かったが、それでは余りに先生が可愛そうなので留まった。
佐「はぁはぁ・・・。関谷くんは、逃げなかったのね。」
朋「はぁ、悪いのは俺達ですし・・・」
佐「そう。じゃあ、何かがったか説明してもらおうかしら。」
朋貴はこれまでの顛末を説明した。当然、都合の悪い部分は省いて。
佐「なるほどね。まぁ、いいわ、素直に話してくれたから今回は許してあげる。」
朋「はい。ありがとうございます。」
佐「でも、もう最上級生なんだから、あんまりバカなことはしないでね。下級生が真似するから。」
朋「そ、そうですよね・・・気を付けます。」
主犯は実と遊季なのになーと思いながら、朋貴は佐久間先生に同意した。
佐「分ればよろしい。あっ、あれが例のテルテル坊主ね。」
佐久間先生が散乱した机の中から、梢の作ったテルテル坊主を見つける。
朋「そうです。」
佐「へー可愛いじゃない。でも、雪ダルマにも見えなくは無いわね・・・」
朋「あっ、先生。それ禁句です。佐伯さんが聞くと怒ります・・・」
朋貴は先程までの梢を思い出し、慌てて言った。
佐「そーなの?でも、先生これ気に入っちゃた。これ、貰ってもいいかな?」
朋「うーん。俺が勝手に決めるのもなんだけど・・・いいんじゃないですか?」
佐「ふふっ、ありがとう。じゃあ、ちゃんと片付けて帰るのよ。」
朋「はーい」
佐久間先生は朋貴の返事に満足気に頷くと、ご機嫌で教室を出ていった。
朋「さーて、やるか!」
朋貴は気合を入れると教室の後片付けに取りかかった。
朋貴が後片付けを終えた頃、外の雨は上がっていた・・・
1373バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:51
「後始末 2」

朋「ふーっ、終わった。終わった。」
などと呟きながら、3年5組の後片付けを終えた朋貴が自分の教室に戻ろうとトボトボ歩いている。
実と太一はあのまま帰ってしまったのか、どこかに潜伏しているのかは分らないが戻ってはこなかった。
朋「ちくしょう、あいつら後で見てろよ・・・」
実と太一に復讐を誓ったそのとき、反対側から1人の女子が歩いてくるのが見えた。
朋(げっ、里佳かよ・・・)
遊季達には現在の里佳との仲を詮索されないように、単なる知り合いと説明したが、
里佳こそが朋貴の幼馴染であった。しかも、逢っても口を聞かない程仲が悪い・・・
朋貴は今まで、散々里佳に無視されてきたせいで、今ではすっかり里佳のことが苦手になっていた。
朋貴は何とか無事に通り過ぎようと、里佳と目を合わせないように歩みを速める。
そして、里佳の横を通り過ぎたと思った瞬間、思いも掛けない声を聞いた。
里「ボールぶつけて、ゴメンね・・・」
朋貴は「えっ!」と声を上げると立ち止まり、里佳の方を振り向く、
里佳は朋貴方など気にもせずに自分の教室に入っていこうとしている。
朋「おい、今なんて・・・」
しかし、里佳は朋貴の呼び掛けなど無視して教室に入ってしまった。
朋貴はやれやれと首を振ると、再び自分の教室へと歩き出した。
朋(里佳から声掛けてくるなんてな・・・少しは、仲直りの希望を持ってもいいのかな・・・)
そう考えると朋貴の足取りは軽くなっていった。
1383バカ ばーさす 3人娘:2001/06/16(土) 23:52
3バカ ばーさす 3人娘

「エピローグ」

朋貴が帰り支度を終えて昇降口に向かった。
ちなみに、実のカバンはまだあったので未だ、どこかに潜伏しているらしい。
朋貴は実達を探し行ったが、実達のおかげで教室の後片付けを一人でやったことを思い出すと、
流石にお人よしすぎるかと思い、実達のことは忘れて帰ること決めた。

朋貴は自分の下駄箱に向かう途中にある、4組と5組の下駄箱の前で姉のかなめと里佳を見かけた。
どうやら一緒に帰るところらしい。かなめは靴を履きながら、既に靴を履き終えた里佳と談笑している。
か「・・・しかし、まどかも上手くなったよねー。入部したときはヘタッピだったけど。」
理「そうだね。あれなら私達が引退しても大丈夫なんじゃない。」
か「あはははっ、まだ中総体前なんだから、引退はやめてよー。」
理「ふふっ、それもそうね。でさ・・・」
かなめが居るところで里佳と逢うと余計気まずいと思い、朋貴は2人に気付かれないようにそろーっと歩き出す。
か「あ、朋貴!今、帰るところ?」
ふと何かを感じたかなめが、目ざとく朋貴を見つけると、いつもの癖で朋貴を呼んでしまった。
理「えっ!」
先程まで、にこやかだった里佳の顔から笑顔が消える。
理「ご、ごめん、かな!私、先に行く!」
里佳は早口でまくし立てると走っていってしまった。
か「あっ、里佳!・・・やっぱ、まずかったかな・・・」
かなめは朋貴と里佳が不仲になってることを思い出し、自分の軽率な言動を反省した。
朋貴は、里佳の反応を見て(やっぱり、仲直りの希望は持てそうもないな・・・)と思った。

か「ちょっと、朋貴!」
かなめがちょっと怒った様に朋貴を呼ぶ。
朋「なんだよ。」
朋貴は、どうせ文句でも言われるんだろうなーと思いながら重い足取りでかなめに近づく。
か「あんた、まだ里佳と仲直りしてなかったの?」
朋「仲直りもなにも、向こうが話を聞いてくれないんじゃあ・・・」
か「ほんと、我が弟ながら情けないわね〜。」
朋「そう言われてもなー。それと、弟って言うのやめろよな。」
か「いいじゃない、事実なんだし・・・そういえばさ、朋貴達、体育館に来なかった?」
朋「あぁ、ちょっとな・・・」
か「何やってたの?遊季達も居たみたいだったけど・・・」
朋「まぁ、いろいろとな・・・」
か「ハッキリしないわね。」
朋「そのー、話すと長くなるんだよ・・・」
か「ふーん。でもさー、晴れてよかったよね。私、朝降ってなかったから、油断しちゃって、傘忘れてたんだよねー。」
朋「お前らしいな・・・あっ、もしかしたら、佐伯さんのお陰かもな・・・」
か「梢が何かしたの?」
朋「いや、テルテル坊主作ってたから・・・」
か「ふーん。梢、また作ってたんだ・・・ってここで話し込んでてもしょうがないよ。帰ろっか、ねぇ、一緒に帰ろ。」
朋「そうだな、靴履き替えてくるから、ちょっと待ってろ。」
か「じゃあ、ここで待ってるよ。ほら、早く履き替えてくる、くる。」
朋「急かすなよ。じゃあ行ってくる。」

こうして朋貴とかなめは家路についた・・・

その後、遊季は1週間程、梢に口を聞いて貰えなかったらしい。
まぁ、それはまた別の話し・・・

おしまい。
1393バカ ばーさす 3人娘:2001/06/17(日) 00:00
やっと終わりました。
ちなみに、これは殆どニーズが無いと思われる、久保っち&三ちゃん補完だったりします。
どこで補完しているかは気が向いたら探してみてください。
しょうもないと思いますから・・・

後、>>114さん。
俺は、里佳エンド1回、3バカエンド2回程度のやり込み度です。
お恥かしい・・・
>>130-139
(・∀・)イイ!!
お疲れ様でした。
>>139
実、太一、里佳のエンディングシーンですな。(・∀・)イイ!!
>>139
(・∀・)イイ!! お疲れ様でした。
自然な感じで楽しかったです。あと読みやすい。
ゲームでは、3バカエンドも結構良いと思う。
かすみの一人称もの良い!卒業式の雰囲気が伝わるよ!

安藤プレイ日記良い!本当にTLSに起こりそうな展開ばかりだ!

3バカ勝負良い!凄く読みやすいし、まとまりも良いよ!
(弟君がモテモテなのもこっそりポイント高し)

みなさんお疲れ様。とっても楽しかったよ。
漫画の人間だから俺は同人誌を出すことでTLS娯楽に貢献するよ。
>>142
木地元エンドに匹敵するね。
SS職人の方、楽しませていただきましたッス。
リプレイの続きも楽しみにしてます。
第1週>>100-101 第2週>>115-117 第3週前半>>123-125
ABC
DEF
GHI
チェック表では今B地点の真ん中あたり。

7月9日(金曜・16日目)

放課後、商店街でイベント>>「カラオケ勝負。」
今回は『安藤対主人公兄妹』という図式。なんか新鮮だ。
やはりここは君子にカプセル怪獣のごとく働いてもらうことにする(笑
まぁ、結局負けたけど。それもまたカプセル怪獣らしくて良い。

後はかすみが蜘蛛に襲われたり。


7月10日(土曜・17日目)

休み時間に安藤の>>「だ〜れだ」発生。
3みたいに「木地本か?」とか出来たら面白かったのに(笑
とりあえず、普通に正解。
安藤「私の負けってことね」
勝負だったのか。

安藤と一緒に下校。
寄り道に誘う事に成功する。>>「寄り道デート1」
って、俺の家を見に行きたいって・・・怪しげな展開、と思いきやホントに見ただけで
帰っていきやがった(笑。ていうか、なにが目的だったんだろう?
7月11日(日曜・18日目)

いよいよ七夕祭。>>149
安藤の浴衣はちょっと薄めの橙色に白い花の柄、茶色の帯。
似合ってる・・・でも寒色系ならもっと良かったかも。個人的な意見だけど。

出店のあたりをうろつく。
相変わらずけだるげな感じであんまり楽しそうにも見えないけど、安藤によれば
「心配しなくても、私は充分に楽しんでるわよ」との事。
とはいえ(まぁ、確かに安藤がキャアキャアはしゃいでたら別の意味で不安かもな・・)
という反応はどうだろう?2の主人公って相変わらずなんか失礼…

その後はもちろん花火大会。
ハッキリとした表現は無いんだけど、安藤ビール飲んで酔ったみたいだ(笑
顔は赤くて艶っぽいし、言ってる事も何やら艶っぽい(v
「な〜に、私が夜道を一人で歩いて心配じゃないの?」
「ふふ、じゃあ腕、組んでいこうか?」とか。
こういうのが実は本心の表れとかだったりしたら嬉しいんだが、さて。

-----------------------------------------------------------
>>146でナンバリング忘れた・・・鬱氏。
#ちなみに安藤のレアイベントは波多野も好感度が高いと発生する物で
#あまりエロく有りません。
#エロい奴は・・・どうしよう?
148TLS2R安桃リプレイ:2001/06/18(月) 00:22
ここのイベント分は>>146

>>カラオケ勝負
商店街で安藤にカラオケに誘われる。そこに君子も偶然通りがかったので3人で行く事に。
一枚絵あり。ちなみにカラオケボックスでの選択肢は
「ここでも勝負かよ・・・」
「よ〜し、受けて立ってやる!」
「よ〜し、君子、行け!」
勝負の結果は主人公の場合は感性次第(5で勝利)、君子は運次第。

>>だ〜れだ?
TLSシリーズではおなじみのイベント。
ちなみに2Rでは最初の選択肢で通年キャラ(除く安藤)と「別の人だろう」が選べ、
「別の人」を選択すると学期別キャラ、君子、安藤「前の選択肢に戻る」が選択可能。

>>「寄り道デート1」
安藤が主人公の家を見に行きたいというので連れて行く。
主人公が自分の団地を紹介すると、安藤は満足して去っていく。
ちなみに、このイベントが無くても主人公の家で起こるイベント(誕生日など)は発生する。
149TLS2R安桃リプレイ:2001/06/18(月) 00:23
>>七夕祭の進行

待ち合わせの場所で浴衣姿の安藤が登場。
ここで、浴衣の感想を選択。
「似合ってるな、その浴衣」
「浴衣を着てくるなんて意外だったな」
「別に良いんじゃない?」

短冊を書きに行く。ちなみに安藤が書いたのは「勝利」。
誰に対して、というものではないらしい。

出店近辺を歩く。いくつか買い物も。
その後、安藤が無表情に『吹くと巻き上がった部分がピロピロと伸びる笛(名前知らない)』を
くわえている横顔一枚絵。
ここで選択肢。
「いや、なんでもない」
「安藤、楽しんでるかな…と思って」
結果はほぼ同じ。

花火大会へ。
道すがら会話もあり。

花火見物。
安藤が二人の飲み物を買ってきてくれる。
一枚絵で飲み物を手に花火を見つめる安藤の一枚絵。
花火が終わった後、なぜか妙に明るくなった安藤を家まで送って七夕祭デート終了。
その時の選択肢は、
「分かった。送るよ」
「安藤なら心配無いような…」
「安藤、おまえなんか変じゃないか?」の3つ。
ちなみに、安藤が持っているのはビールの缶のようだが、
(缶には「モル{手で見えない}ERとある)
ゲーム中でそれについての説明はされていない。ソニーチェック対策かも知れないが詳細は不明。
150TLS2R安桃リプレイ:2001/06/18(月) 00:32
改めてみるとやっぱり長過ぎ…すいません、すいません、すいません。
もっと文をまとめる努力します…
>>146-149
ピロピロ萌え〜。ピロピロ(・∀・)イイ!!

>>150
長さは気にならないので、気にしなくて良いと思う。
>短冊を書きに行く。ちなみに安藤が書いたのは「勝利」。
>誰に対して、というものではないらしい。

ワロタ
153120−121:2001/06/18(月) 01:10
ちょっとはウケたみたいだから他のキャラのも書いてみた。
ワロテくれるとうれしい
154卒業式-木地本1:2001/06/18(月) 01:11
校長先生「今日、君達は卒業の日を・・・」

木地本(やっと卒業だぜ。思えばつらくて長い3年間だった・・・。結局彼女いない歴が3年間増えちまったもんな。まさか風間が好きなのが○○だったとは・・・)

教頭先生「卒業証書、授与」

木地本(『遠くの恋人より近くの他人』・・・激しく同意!!やっぱ昔の人はいいこと言うぜ。○○が転校して落ち込んでる風間を、時には励まし、時には慰め、○○との仲の相談にまでのってやったからな・・・健気だぜ、俺。その甲斐あっていまや風間の気持ちは大きく俺に傾いている!!・・・はず!!!)

教頭先生「風間こだち」
こだち「ハイ!」

木地本(おっ、風間の番だ。こだちたん萌え〜、おっとヤバイヤバイ俺のキャラが・・・。とにかく大学もなんとか風間と同じところ受かったし、4月からはうるさいクソ健太もいねぇ。もはや俺の邪魔をする者はいないってわけだ。さらに激しくアタックできるぜ!そしてついには風間の心も身体も俺だけのものに・・・(;´Д`)ハァハァ)

教頭先生「木地本岳史」
仮に木村『おい、木地本呼ばれてるぞ』
木地本「(;´Д`)ハァハァ・・・え?」
教頭先生「木地本岳史!」
木地本「ハ、ハイ!」
仮に木村(まったくキショイ奴だぜ・・・前からあんなんだったか?)   もうすこしつづく
155卒業式-木地本2:2001/06/18(月) 01:12
つづき



校門付近にて
木地本(○○と健太がいなくなるとはいえ、大学で新たなライバルが現れるとも限らん。はやく確固たる地位を築かねば!それには、今日からさっそくアタックあるのみだぜ!!え〜と、風間は・・・いた!)

木地本「風間!」
健太「姉ちゃん!」
○○「こだち!」

木地本&健太「え?」
こだち「おかえりなさい」

抱き合う○○&こだち

木地本&健太「・・・激しく鬱だ」
>>154-155
ワラタヨ、(・∀・)イイ!!

木地本は2ちゃんねら〜だったのか……
それに健太まで……

ふられたからって、荒らすなよ……
こだちたんハァハァスレで我慢しとけ。
>>154-155
ワラタ!!
やはり2主人公と木地本の勝敗の差は、
前者には君子(情報屋)が居て、後者には居なかった、ってことなんだろうか・・・
何事にも情報収集は大事ってことね、含蓄のある話しだ(藁
なんかこのスレって、同人読んでるみたいで楽しいね。
ギャグパロとかも欲しいね。あず○んがとか(笑)
あず○んは既に、あちこちでやられているため
ネタとしては如何なものかと思われ・・・
まぁ、TLS物は見たこと無いけど・・・
何でエロ漫画小説板のスレあぼーんされてるの?
>>160
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=eroparo&key=991325206&ls=50
これのこと? 鯖が変わっただけだと思う。www->www2
162160:2001/06/19(火) 22:56
>>161
おおうサンクス。直ブックマークしてたから気付かなかったよ。
この前、雨の日の仕事帰り、
駅で傘持ってお父さんのお迎えしてる姉妹を見かけたよ。
久しぶりにほんわかした気分になったよ。

3の双子ちゃんも子供の頃、傘持ってお迎えとかしたんだろうね。
色違いの傘とカッパと長靴で、二人でお父さんの長い傘を持ってさ。
改札前で、まだかな、って待ってるの。
>>163

 あんた詩人だ
165TLS2R安桃リプレイ:2001/06/21(木) 21:14
はもうちょっとだけ待ってください。すいませーん。
>>163
情景が思い浮かぶようだねぇ。ほふー。
166卒業式?-さつき:2001/06/21(木) 23:48
じゃあ、待ってるうちに一発芸

職員室にて
先生「藤川、おまえは出席日数足りないから、留年な」
さつき「ガーン! 学校には来てたのに・・・」

(SSじゃないな、これじゃ)
>>166
俺、こういうの好きだ。(w
SSじゃなくてもいいと思うに一票。
みんなでガンガン書き込もうぜっ!
>>166
いや、それはSS(ショートストーリー)で正解。
SS(サイドストーリー)ばかりではネタ切れるよね。
>>168
うんうん、面白いから良いよ。

>>165
今回のプレイは「安藤危機一髪」
(校舎裏に隠してる安藤のバッグが先生に見つかりそうになるところを主人公が
先生の引き付け役を引き受けて事なきを得る。貸し1つを安藤は悔しがる)
は起こらなかったのね。
170TLS2R安桃リプレイ:2001/06/24(日) 00:56

第1週>>100-101 第2週>>115-117 第3週前半>>123-125 第3週後半>>146-149

君子チェックで遂にA地点に到達。いよいよ話は佳境、か?

7月12日(月曜・19日目)

波多野がらみのレアイベントいまから狙えるかな?
このイベントは波多野がAにかかるくらいで発生するから、今のEの左下あたりじゃちょっと辛いけど。

とりあえず放課後屋上で!?マークがついてるけど後回しで波多野を追ってみる。
この屋上イベントは転校が差し迫ったぐらいの方が盛り上がるしね。
波多野には2回遭遇。

下校時、安藤に出会う。

主人公「お、安藤。」
安藤「はーい、○○○。一緒に帰りましょ。」
(選択肢→一緒に帰る)
主人公「どうでもいいけど、」
安藤「ん?」
主人公「お前、俺が来るのをずっと待ってたのか?」
安藤「そんな事しないわよ。
 いつもの行動パターンから、この時間にあなたが来るって分かってたのよ。」
主人公「す…すごいな」
安藤「なんでもお見通しよ」
だって。なんか振るってるなぁ。

下校は非常にスムーズに進む。まぁなかよしルートのAだし。
なんとなく手を握るとかやってみたかったけどまずはデートの約束。
無事海に誘う事に成功する。よし、海・海・うみだ!
↑何週目かを入れ忘れてた。

7月13日(火曜・20日目)

主人公の誕生日。とりあえず学校は波多野&おパンツ狙いなどで軽く流す。安藤出ないしね。
帰りは波多野と下校。(途中で逃げられた。)

家の前で安藤がお出迎え。
外野が気になったから渡せなかったそうだ。
ちなみにプレゼントはビデオソフトだった。面白かったら貸してよ、ということだが
安藤に貸す日は有るのだろうか。

7月14日(水曜・21日目)

わけあって登校を自転車に変更。

放課後、保健室で安藤イベント>>「ちょっとひねっちゃって」
この中の
安藤「部の皆も先生も今日は無理するなって。別に大丈夫なのに」
主人公「安藤のことが心配なんだよ」
安藤「…そう…?じゃ、あなたも…心配?」
主人公「そりゃそうだろ。」
安藤「…ふふ、じゃあ休んでようかな」
と言うのが良い。やっぱりこういう雰囲気・間の取り方はトゥルーならではって気がする。

下校時にイベント>>「送っていってよ」
前回の安桃攻略時にはこの下校時での分岐の存在を知らなかったから是非見てみたかった。
目を閉じて自転車に横座りし主人公につかまる安藤がめちゃ可愛い。
7月15日(木曜・22日目)

休み時間にイベント>>「きゃあ!」
まぁなんにせよ、抱き付かれるのは良い事だ。状況は非常に危険なんだがな(笑

木地本で思い出したが、木地本が安藤と一緒に帰ったりするイベントってのてのは無いのかな。
なんだかんだ言って森下とも帰ってた男が(笑
いや、実際有っても困るんですけど。

今現在波多野はDの真ん中くらい。レアイベントは無理っぽいなぁ。

----------------------------------------------------------
遅ればせながら続きです。
ところで、26日目〜告白〜手紙〜卒業式の流れも書いて良いですか?
リプレイとはちょっと離れちゃうんですけど。
4周目の後半はまだなのにそっちの方は考えてあったりして。

>>169
今回のプレイではその前のバッグを見つけるイベントが起きなかったんです。
プール(校舎裏)に行くとなぜかいつも丘野だったり早苗だったりが居るんですよ(泣
丘野はともかくなぜ早苗?まったく・・・
173TLS2R安桃リプレイ:2001/06/24(日) 01:17
またナンバリング忘れてた…逝ってきます…

>>171「ちょっとひねっちゃって」
保健室から「安藤先輩、お大事に〜」と声がしてテニス部員が出てくる。
ちょっと覗いてみると右足首に包帯を巻いてベッドに座っている安藤(一枚絵有り)。
「ちょっとひねっただけなのに皆大げさなのよ。」という安藤だが、
主人公の言うことで聞き、大事をとることにする。
このイベントから始まるショートチェーン終了後「怪我の事」が。
「全然平気よ。もう部活にも出てるし。」とのこと。

>>171「送っていってよ」
「ちょっとひねっちゃって」からのチェーン。
下校時、怪我のために麻生先生の車で帰る事になった安藤に出会う。
この時、自転車登校だと安藤に送っていくよう頼まれる。
送る事にすると麻生先生との会話後、安藤を後ろに乗せて帰るグラフィックが。
自転車以外(と送らない場合)、そのまま安藤と別れ寄り道へ。

>>172「きゃあ!」
「送っていってよ」からのチェーン。
階段で安藤と出会う。足はもう問題無いように見えるのだが、
話しながら階段を降りていると安藤が転びそうになり、思わず主人公の胴にしがみついてしまう。
(一枚絵あり)
更に木地本がやって来て「お前等そんな人前でイチャイチャと・・・」と呆れられたりもする。
ちなみにこれが一連のチェーンの終了イベント。
>>170-173
26日目〜告白〜手紙〜卒業式の流れを書くことに何の問題があろうか。
いや、やっぱり時系列に沿ったほうが良いよ。
デートが先だろ。
176TLS2R安桃リプレイ:2001/06/24(日) 02:53
>>175
あ、もちろん26日目以降は25日まできっちりと終えてからの話です。
プロットが先に出来てる、っていう意味だったんですよ。
桃子がカワイイ仕草すると、なんか‥こう‥エローン。
>>177
そんな自分に、若干のコンプレックスを抱いていたりしたら萌えるね。
普段は隠して気にもとめないふりしてるけど、実は、、、
双子ちゃん家族+里佳たんで山奥に川遊びに行きたいよ。
とりあえず、3人で魚釣りに挑戦し、
いまいち釣れず、釣り方云々で話す弟クンと里佳たんを尻目に、
かなたんが黙々と釣ってさ(釣果No.1)、
釣りに飽きたら川で水遊びしてさ、
お昼に釣った魚の塩焼きを食べてさ、
スイカも忘れずに川で冷やしておいて、デザートとして食べてさ、
満腹になったところで、森林浴&お昼寝な感じで、
3人川の字で寝るの。
ほふ〜。
双子ちゃん+里佳たんで銭湯に行きたいよ。
歩いて銭湯に向かう時に、
かなたん里佳たんの荷物が気になって、
ちらちら見つつドキドキしてさ、
銭湯に着いて分かれる時に、
「昔は一緒に入ってたのにな」とか言ったら、
「○○も一緒に入る?」とかからかわれてドキドキしてさ、
かなたん里佳たんと分かれて、一人寂しく湯船につかるも、
隣から聞こえてくる二人の会話にドキドキしてさ、
さっさとあがって、いちご牛乳飲みながらくつろいでると二人が出てきてさ、
二人の湯上りしっとり火照り姿にドキドキしてさ、
二人がいちご牛乳とかリンゴジュースを飲む姿に、またドキドキしてさ、
まぁ、最初から最後まで、ドキドキするだけなんだけどね。
ほふ〜。
>>179-180
なんか、一番このスレの主旨にあった書き込みだーね。
SS以外の妄想もお気軽にどんどん書き込もう。
誰かの妄想を読んで楽しむだけでなく、
自分の妄想を書き込もう。
どんな形でも、素敵な妄想であればOK!!

第1週>>100-101 第2週>>115-117 第3週前半>>123-125 第3週後半>>146-149
第4週前半>>170-173

7月16日(金曜・23日目)

屋上イベントは最終日まで引っ張る事に。明日出なかったらどうしようとも思ったが。

安藤と下校。
手を握ってみる。(自分の主旨的には手を握るコマンドってのどうかなとは思うんだけど。)
(ぎゅ)
「……私の手、どう?」
「……すべすべしてる」
「そう…もうちょっと、さわってても良いわよ。」
へへ。
そんなこんなで寄り道デートに誘う事に成功。>>185「寄り道イベント3」
これが噂の「色っぽいおへそ」か。
いや、今日はいい日だなぁ。

7月17日(土曜・24日目)

放課後、屋上でイベント>>185「どうしたの?」。無事出て良かった。
安藤の言葉はありがたいけど、この場合「言えないから困ってる」んであって。
すれ違う二人の気持ちって奴か。
このちょっと気まずい雰囲気も明日のデートで一掃出来ればいいのだけど。

ところで、やはり例のレアイベント>>185「禁断の愛?」は出なかったか。
7月18日(日曜・25日目)

今日は…安藤とデートだ!>>186

待ち合わせの場所へ11時少し前に行くと安藤はもう待っていた。
「遅刻するのも遅刻されるのもいや。」と言う言葉に安藤的な誠実さがある…かな?

そんな感じで海へ。
安藤の水着は青いビキニ。別に特別セクシーなのでもないのだが非常にHだ。
選択肢でそれを正直に伝えてみる(笑い
存外に喜んでくれてめでたい。
安藤「ふふっ、ドキドキした?」
主人公「あ、ああ…」
安藤「あらそう?(笑顔)なんなら、ここでくるっと一回転してあげようか?」
微妙なツボついてきやがるなぁこの女。

しばらく遊んだ後パラソルの下で一休み。
一枚絵の、上から見たアングルでの安藤がなんともよい。胸も。

主人公「安藤のことだから沖まで競争でもするかと思った」
安藤「デートに来てそんな色気の無い事するわけないでしょ。」
選択肢ではとりあえず肯定してみる。
安藤にデートに誘ってくれたことを感謝された。
ちょっと照れくさい。

海から駅前に戻ってから臨海公園へ。
各デート共通だからしょうがないかもしれないけどなんか間抜けだ(笑
テニスコートの前でじっとたたずむ安藤。
なにやら、今はもう波多野との勝負にはこだわってないらしい。
もっと別に追いかけたい対象がいるとの事。
主人公はともかく、プレイヤーにはどう言う意味かはなんとなく分かる。
とはいえ、明日になればそれも・・・ふぅ。
185TLS2R安桃リプレイ:2001/06/28(木) 02:34
>>183寄り道デート3

ゲームセンターに来た二人。レースゲームの対戦で勝負する事に。
主人公が終始リードしていたが、安藤に呼ばれてチラ、とそちらを向くと
制服の上を捲り上げた安藤が。(一枚絵あり。)
動揺した主人公はクラッシュして敗れ去る。
ちなみにこのイベント後イベント会話に「おへその事」が追加。
感想を求められます(笑。


>>183「どうしたの?」

屋上で転校の事をいつ言うか悩む主人公の前に安藤が現れる。
相談してくれない主人公に苛立って去っていくが、直後に戻ってきて
「私にもそういう気分の時があったからとやかく言わないけど、
私の助けが欲しいときはいつでも頼りなさいよね。」との言葉を残していく。

>>183「禁断の愛?」

プール(校舎裏)から話が聞こえてくる。

安藤「私は……好きよ。」
波多野「ええっ!?」
安藤「あなたがどう思ってるか聞きたいの。」

主人公が見てみると仰天している波多野とそれを見つめる安藤が。
(一枚絵あり。ちなみに波多野の絵は高林から告白された時と同じ物。)

波多野「そ、そんな、突然言われても・・・じゃ、じゃあ!」
と、赤い顔の波多野が駈けてきて主人公に出くわしてしまう。
「……!」と更に真っ赤になって逃げ出す波多野。

その後は主人公が安藤に「お前、波多野が好きだったのか……」
と言って怒られたりする。
安藤曰く「紳士協定みたいなものよ」との事。
186TLS2R安桃リプレイ:2001/06/28(木) 02:35

>>184デート(海)の進行

待ち合わせ・安藤と合流

海へ。
水着の安藤登場。ここで選択肢。
「かわいいな、その水着」
「似合ってるな、その水着」
「え…エッチだ…」
ちなみに「え…エッチだ…」が一番の好印象。

しばらく水辺で遊ぶ。

一休み。
パラソルの影で主人公の買ってきたジュースを受け取る一枚絵。
しばらく勝負?の話をする。
この時の選択肢
「そうだよな、デートだもんな」
「なんか安藤らしくないような…」
「まぁ、人によりけりだけどな」




こうして、夏の海を満喫した。

海から戻ってくる。
安藤の誘いで臨海広場へ。
テニスコートで試合をしている中学生くらいの一団を見つめる一枚絵。
ここでも選択肢。
「ふーん、安藤がそう言うなら別に良いけど」
「それはどうして?」
「いや、そんな弱気でどうする!」

駅前で安藤と別れ、帰宅。
>>183-186
禁断の愛?(・∀・)イイ!!
青いビキニ(・∀・)イイ!!
回転(・∀・)イイ!! 谷間(・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!

エンディングに期待!!
188TLS2R安桃リプレイ:2001/06/29(金) 00:26
7月19日(月曜・26日目)

(転校の事・・・最初に誰に言おうか・・・・・
そんなの決まってるよな)

屋上に安藤を連れ出す。

安藤「話って、なに…?」
「実は…。
 俺の家、今学期いっぱいで引っ越すんだ…」
安藤「え・・・?!」
「俺も転校しなくちゃいけない・・・」
安藤「・・・・・・・・・」
「今まで黙っててごめ・・」
安藤「・・・はぁ。んも〜う、冗談はよしてよね〜」
「え・・・?

安藤「あなたが真顔でそんなこというから一瞬信じちゃったじゃないの。」
「安藤、これは本当の事なんだ。遠い別の学校に・・」
安藤「無駄よ、一度ばれちゃったらそんな事いくら言ってもむ・だ・よ。
 あんまり引っ張る物じゃあないわ。」
「・・・ごめん安藤。本当は前から分かってたんだ。だけどなかなか言い出せなくて・・・」
安藤「あぁ〜もう、いいかげんにしなさいよ〜」
「安藤、頼む、俺の話を・・・」

安藤「・・・私は信じないわよ。」
口調が一転、冷徹なものになった。

「安藤・・・」
安藤「私は信じないわ。信じない・・・
 わざわざこんな所に呼びつけて、そんな悪趣味な冗談・・・聞かせないで!」

そう言うと、安藤は走り去っていった。
189TLS2R安桃リプレイ:2001/06/29(金) 00:29
『俺は、彼女の後を追いかけることができなかった・・・
いや、俺にはその資格すらなかった・・・
結局、俺のした事は、真実を告げる事から逃げていただけで、
一番大事な人を傷つける結果になってしまったのだから・・・』

『その夜、両親から電話があった。
転校の手続きがあるからと、引越し先に呼ばれ、
しばらくこの街を離れなければならなくなった。
引越し先への移動中、俺の頭の中は
彼女の事でいっぱいだった・・・』

『再び戻ってきたときはそれから5日たった後の
終業式の日だった・・・』
>>188-189
安桃の反応が(・∀・)イイ!!
わくわく次回待ち。
191TLS2R安桃リプレイ:2001/07/01(日) 00:31
終業式の日。安藤を探して屋上へ――
夕暮れの屋上にたたずむ安藤。その側に行く。

「ここにいたのか・・・」
安藤「・・・・・・・・・。」
「なにしてんだ?こんなとこで。」
安藤「考えていたのよ。・・・楽しい時間は続かない、って。」
「え・・・?」
安藤「波多野の時もそう。私は波多野と競っていた充実した時間を取り戻したかったけど、
 彼女はもう別の道を見つけ歩いていて、結局それはかなわない物だった。」
「・・・・・・・・」
安藤「それが分かったのはあなたと過ごす様になってからよ。
 何かにつけあなたといる様になって、今の私の側にはあなたがいるんだなって思った。
 でも、結局あなたともこうして分かれて・・・」
「・・・・・・・・」
安藤「でも、いいわ。きっと・・・世の中そんなものよね。」
「・・安藤・・・」
安藤「でも、後で後悔しないために、これだけは言わせて。
 私、あなたが好きだった。あなたとずっと同じ道を歩いていたかった・・・
 でも・・・さよなら・・・」

「・・・・・・・・・・・・・安藤、安藤はそれでいいのか?」
安藤「・・・・・・」
「・・・俺は・・・・いやだ。俺だって安藤とずっと一緒にいたい!俺だって、安藤が好きなんだ!」
安藤「・・・・・・・!」
「おたがい好きなのに、安藤はこんな風に俺達二人の関係が終わって本当にいいのかよ?」
安藤「そんな訳・・・・・そんな訳無いじゃない!」
「じゃあ、帰ってくる。卒業したら、ここに帰ってくる!だから、それまで・・・」

安藤の瞳から、みるみる涙があふれてくる。
涙を流す安藤を俺は抱きしめる。
安藤「約束よ・・・・必ず・・・」
192安藤からの手紙:2001/07/01(日) 00:34
はあい、元気してる?私は、まぁ元気よ。
でも、やっぱりあなたが居ないと寂しいわね。
そういうのって周りの人にも分かるみたいで、この前波多野が、
「今のお前になら勝てそうだからテニス勝負の相手してやる!」って言うのよ。
あんなので気を遣ってるつもりなのかしら?相変わらずやる事が単純よね〜。
らしいと言えばらしいけど・・・
まぁ、そんなこんなでそれなりには楽しくやってるから、あなたもそっちで愉快に過ごしてね。
で・も、卒業したら、絶対にこっちに戻ってくるのよ。
あと、今学期が終わったら、あなたの町に遊びに行こうと思うんだけど、どう?
よかったら今度連絡する時に返事ちょうだい。

それじゃあね。桃子より


追伸・この前撮った写真を送るから、寂しいときにはそれで我慢しなさいね。
そして、時は流れ・・・
青葉台高校卒業式の日・・・
(安藤の奴、驚くかな・・・何の連絡もしなかったからな・・・・
 あ、いた!)
「安藤!」

安藤がこちらに気付く。横には波多野が。
安藤「!」

うれしそうに隣の誰かと話す波多野をバックに・・・
安藤「・・・・・待ってたわよ。おかえり。」
>>191-193
ほふー。
お疲れ様です。凄く良かったですよ。
安桃いいなぁ〜。
第1週>>100-101
第2週>>115-117
第3週前半>>123-125 第3週後半>>146-149
第4週前半>>170-173 第4週後半>>183-186
26日目>>188-189
エンディング>>191-193
>>194
どうもありがとうございます。
出来ればもっと短い時間でずばっと書き上げればよかったんですけどね。
ホントはいろいろ掟破りなこともしてみようかな、とか思ってたんですけどね。
海外へ日帰りデートとか。
でも、かってに設定(↑の場合実家がすごい大金持ち)
をバシバシ作ってたら引かれちゃいますしね。
200TLS2R安桃リプレイ@書いた人:2001/07/01(日) 01:29
それにケレン味が無いのがTLSの味ですし。

まぁ、そんなこんなで感想お待ちしてます。では。
201名無したん@笑顔いっぱい:2001/07/01(日) 01:35

 完結おめでとうございます。
 安藤の気だるい感じが出ていて
 とても楽しめました。 
202はるひ1000:2001/07/01(日) 02:16
安桃リプレイ、完結しましたね。
転校を聞いた時の反応も終業式の日の屋上も手紙も安桃らしくてよかったです。
やっぱり安桃いいっす。
補完していただいてありがとうございました…。      
203かるび:2001/07/01(日) 04:15
あえて言おうっ! >>200あなたはヒドイ人だっ!!
TLS2Rなんて無いうえに、発売だって望めないのに
こんな良い安桃を見せつけてっ!!
あ゛あ゛〜〜〜TLS2Rやりてぇぇぇ〜〜〜〜〜!!

安桃リプレイとても楽しかったです!ありがとうございました!
>>203
あっはっは。ある意味同意。

何が良いかって、ちょっと同人臭いところもあったけど(へそとか)、
とにかく安藤っぽく、ゲームのTLSっぽくしてあったこと。
違和感無さすぎやで。本当。ありがとうございました。お疲れ様。
>>200
 攻略本前提のプレイ、ってのは潔い
だ〜(滂沱)
屋上のダイアローグ良過ぎだゴルァ!!(,,゚Д゚)このまま採用してR出せ!!
>>192
>この前撮った写真を送るから、寂しいときにはそれで我慢しなさいね。
どどどどどんな写真なんだきっと安桃の事だからハァハァ(;´Д`)
へそだしエローン写真。エロ〜〜〜ン。
「寂しいときはコレで我慢しろ」っつーくらいだから。
さすが安桃、男の生理を解ってるNE!ハァハァ(;´Д`)
>>209
茜の「会える日まではこれで我慢してね」と同等。
>>210
あの程度の写真で我慢できるかゴルァ!!(゚Д゚)
その点安桃ならきっと…ハァハァハァハァ(;´Д`)
安桃の谷間が、、、
遅ればせながら、誉めていただき光栄です。
とりあえず、写真は今からこうだ、と言ってもなんか後付け感が漂うので
ご想像にお任せします、ってことでどうか一つ。

では、機会がありましたら何か書こうと思います。ありがとうございました。
214単行本持ってないので:2001/07/05(木) 21:43
「よかっら一緒に帰らない?」
「うん」
トゥルルルルルル
「あ、携帯が、・・・無い!無い!・・・!!
あるじゃねーかよ!!」
「あ、私の髪かざり!!」
トゥルルルル
「はい、ドッピオです」
「私のドッピオ・・・・。たかねと一緒に帰るのか」
「ボス!近くまで来ているのですか!!
姿を現して下さい!!」
「・・・・・・・・・・・」
「駄目だ、私が姿を現すには、奴に近づく必要がある」
「しかし、ボス!!」
「いいか、ドッピオ。たかねに気づかれることなく
2m以内に近づくのだ。決して途中で帰られるな」
「でも、俺はどんな会話したらいいのか、わからねぇ!!」
「おおドッピオ・・・私のドッピオ。
お前には私のキング・クリムゾンの能力”ときめきゲージ”と
”ドキドキハート”を与えたハズ!それを駆使して近づくのだ!」
「はい!ボス!!・・・・
さ、たかねちゃん帰・・・・・」

いない

-----------------------
おまけ
「佐伯さん!ぜひ手相を見せてくれ!!金は払う!!
なんだ、この男らしい手!それに死相が!
はい----------!!これは私の手でした!!」

215かるび:2001/07/06(金) 00:31
>>214
すげぇ! まさかTLS3でJOJOネタとは!!
ブラボー!オー!ブラボー!(ポルナレフ)
元ネタ知ってる人いないって(笑)
俺的にはもっとやってほしいねっ。
216214:2001/07/07(土) 11:52
>>215
支持ありがとうございます。
今回の書き込みは、いつかここで書き込もうと思っていた
構想(妄想)20年の大長編ネタの小手調べ
及び市場調査だったのですが、
1つの支持レス=30余人のROM者と換算できるので
(ゴキブリかい!!)
私が参入する余地は多分にありという手ごたえを感じています。
明日このスレが消えていなければ第1話をお届けできるはずです。

題して!!
「大長編 ゴージャス佐伯さん〜私、残酷ですわよ。
 第1話 死を呼ぶ武装ポーカーの罠の巻きニンニン」
ご期待下さい。(できるかい!!)

一人突っ込みご苦労様(お前が言うな)
>>216
期待してまーす。
>>213
今日は安桃の誕生日です。安桃マンセー。
>>216
 やべぇ、期待できそうだ。やっぱり化粧でハァハァ……。
 これで九十人だな。
219名無しくん、、、好きです。。。:2001/07/07(土) 16:51
安桃誕生日age
>>216
元ネタがわからない人でも楽しめる配慮をお願いしますね。
>>216
ドッピオは覚えてたけど、手相って何部のどのキャラのネタだったっけ。
ジャンプで直読みして単行本は買ってないもんでうろ覚えだ・・・。
俺の持ってるTLSJOJOネタ本ではあゆみ(DIO)のスタンドは
本多智子だった・・・。あと、チャカが風間さん。
>>222
俺もその同人持ってます。良すぎ〜(笑)
アブドゥル弥生の「手作りクッキーー!!」も笑える!
絵ウマイ人のだからなおさらよかったよ。
ゴージャスアイリン古っう〜(笑)楽しみ!
できれば、魔少女Y・K(紺野遊季)とかどうかな?

Y・K「与えねばならん。然るべき報いをッ!」

やはり古すぎてついてけないかな‥
225214:2001/07/08(日) 12:20
「大長編 ゴージャス佐伯さん〜私、残酷ですわよ。」
 第1話 死を呼ぶ武装ポーカーの罠の巻きニンニン

そんな物はない。



同時掲載「ニンニン忍法絵日記
      第一話 修学旅行で大騒ぎ ニントモカントモ」

 「ババ抜き飽きたので、隠し芸大会がいいと思いま〜す」
 工藤が、さも飽きたと言わんばかりにトランプを投げつけ言い放った。
 言い出しっぺの、お前が真っ先に飽きるのもいかがな物かと思うぞ。
 修学旅行の夜、女の子達の部屋に呼ばれ、
高鳴る期待に胸を膨らます三人の男に突きつけられた現実が
「かくし芸大会」では、あまりにも、あまりだぜ。
 まぁ、大人の俺はいいといして実と太一には酷というものだ。

 「そーよね、私も飽きてきたとこなのよ」
 だが、紺野が相槌を打ち佐伯に振った。
 「そうそう、梢。あんたあのマネやりなさいよ、
  みんなド肝抜かれるわよ」
 「えー、あれー、あれはいいよう」
 急に振られて困っている。無理も無い。
 「大丈夫!ほら、お母さんが見ていてあげるからおやりなさい」
 「もう、誰がお母さんよ。まったくしょうがないわね」
 と言うなり、やにわに立ち上がった。
 なんだかんだ言って本人は乗り気のようだ。
226214:2001/07/08(日) 12:24
 前触れも無く、佐伯は突然目を閉じ、
口を尖らせ、左右の指先が向かい合わせに水平にし、
それを水面に見立て上下に顔を出し入れしながら、
 「キューイ、キューイ」
と情け無い声で鳴き終わったあと、何事も無かったとばかりに素に戻り、
 「カッパでした」
と今までの不可解な行動の説明をした。

 「はぁ?」
 男どもは顔をしかめる。
 蒼月はどうリアクションしていいのかと困った顔をしている。
 紺野はそれを見てケラケラ笑う。
 どうやらこれは、本人のやる気と周りの醒めた空気の
温度差を笑う類のギャグらしい。
 「アハハ、アハハ何これ!」
 かなは違う意味で笑っている。
 我が姉ながらこいつの行動は理解できない。
 だが、指を指して笑うかなに、
自分の芸への評価の確かな手ごたえを感じたか、
佐伯は満足げな笑みを浮かべた。
だが、しかし、
 「似てねぇ」
 あまりの脱力芸に気が緩んだ俺は、
うっかり言葉を漏らしてしまった。

「なんだと!!このトンチキが!!」
 突然、怒声が響いた。
 佐伯のものだ。
信じられないことに佐伯は目玉がグルンと回転して白目をむき、
額に青スジを立て、普段の人形のような容姿とは似ても似つかぬ、
この世の物とは思えない形相で俺を睨んでいた。
 「似てねぇだと!ビチグソ野郎が!!
  貴様!カッパ見たことあんのか!!」

 「げぇー!!」と太一。
 「こ、これは!!」実。
 「ま、まさか!!」工藤。
 「小魔人!!」紺野。
 「知っているの?遊季!!」
 間髪入れず蒼月が突っ込む。
 「ええ・・・。」
 ごくりと唾を飲み込み残りの言葉を吐き出した。
 「奴に触ることは死を意味する!それが!それが!小魔人だ!!」

  「アハハ!梢の顔、おもしろーい」
 かなは相変わらずだ。

続く
227214:2001/07/08(日) 12:34
とりあえず、今日はここまで、

文章の未熟さ故、自分の思い描いている事を
100%伝えられず、歯切れも悪く、
「なんで、こんなツマランものを書き込気になったのだろうと」
自責の念で死にそうです。

責任を持って、本当に死なない限りは最後まで
書き込むつもりですので、
お目汚しとは思いますが、今しばらく辛抱の上
お付き合いくださいまし。

どっかの人がいってたけど
「自分の作品は苦労して出した、便秘のうんこだ」
という意味が痛いひどわかったよ

>>221
手相はドッピオが占い師に手相を見られて、
正体がばれそうになり、もう一人の人格
「ボス」が現れ「ボス」=ドッピオと発覚したシーンです。
>>214
おもろかったyo。
>>227みたいに元ネタを後付けしてくれるとJOJOに詳しくない人にも
楽しめるんじゃないかな?
>>214
 ラックとプラックを持って頑張ってくれっ
230佐伯 梢:2001/07/08(日) 21:47
「君子ちゃん」
「…どなたですか?」
「あら…どうしたの、君子ちゃん。中学校の制服なんて着て…」
「あの…私、君子ちゃんじゃ…」
「あらぁ、そうだったの、ごめんなさいね、君子ちゃんに似た人」

…誰なんだろう、君子ちゃんって…。
231164:2001/07/08(日) 22:58
>>230
佐伯は同年代では落ち着いて見えるが、
家では君子みたいだったりね。

>>228
賛同どうもです

>元ネタを後付けしてくれるとJOJOに詳しくない人にも
>楽しめるんじゃないかな?

ということで解説
>>225
ネタなし

>>226
「カッパのモノマネ」
昔、北野TVで井出ラッキョがやったネタ

「このトンチキが」
確か第3部。呪いのディーボのセリフ

「このビチグソ野郎が」
JoJoの悪役のお決まり。
自分的には第3部のマライア

「げぇ!」〜「○○(ここでは小魔人)」
車田正美の一連のコンボ

「知っているの?遊季!!」
宮下あきら著「魁!男塾」の雷電に聞く時の枕詞

「奴に触ることは〜小魔人だ!!」
荒木飛呂飛彦著「バオー〜来訪者」の冒頭のアオリ

てなことです
>>231
元ネタ知らなくても楽しめる内容だったので良かったですよ。
233231:2001/07/09(月) 00:44
あ、俺「214」だった。間違えて「164」だって。
本物の「164」&混乱した人ゴメン

コテハンにしたほうが紛らわしくないですかね?
>>226
あ〜〜‥ 笑った笑った!
「カッパでした。」最高。
井出ラッキョとは知らないでもオモロイわぁ〜。
好きにすべし。

個人的には、あまり自己主張の強いのは好きではないけど、
まぁ、それも自由だ。
エロの方にSS職人(略)さんが復活なされた。
笑たんのエロだが…深い。エロSSに嫌悪がなければ一読お勧めする。
この人の話はマジでヤバい。
>>236
ちょっとキミの紹介の仕方は引く。
238ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/09(月) 14:18
前回までの話
>>225,>>226

「奴に触ることは死を意味する!それが!それが!小魔人だ!!」
  「アハハ!梢の顔、おもしろーい」
 かなは相変わらずだ。

 「かなめ、ある種の事柄は死より恐ろしい
  今、弟君が直面している事実がそうよ」
 紺野はかなめを諭すように付け足してから、
俺に向き直り叫んだ。
 「逃げるのよ!弟君!!出来るだけ遠く!
そう地の果てまでも!!」
 全員の視線が俺に注がれる。
 その緊張感の最中,俺はまったく動じず、
 「熱いコーヒーは無いのか?」
 醒めたコーヒーの入ったカップを弄んでいた。

 「貴様・・・!」
 佐伯は体を小刻みに震るわしながらうめいた。
 己の小魔人モードを発動すれば、
俺が平謝りで這い蹲るとでも思っていたのだろう。
 このままでは、奴も示しがつかない、
抜いた刀を切ることなく鞘には戻せない。
 だが、それは俺も同じだぜ。

 「貴様!食らわしてやらねばならんようだな!
 しかるべき報いを!!」
 そう叫ぶなり、佐伯は七人に分身した。
 ほう、どうやら口だけではないらしいな。

 皆、この世のものと思えぬ光景に言葉を失っている。
 ただ、一人を除いて。
 「うわっ凄い!梢どうやったの!?
  よーし二人ともガンバレー!!」
 どうやらかなは、これは俺と佐伯のコントと思ってるらしい。
 だとしたら、とんだ命がけの」コントだぜ。

 「確かに私はこの中では最小!力は最弱かも知れない!!
  だが最弱!最弱!最弱!最弱、最弱、最弱、最弱
  こそがおそろしいィィィィィィィッ!!」
 そういうなり、佐伯の軍団が俺を北斗七世の形に包囲した。
239ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/09(月) 14:29
解説
「ある種の事柄は〜」
荒木飛呂彦著「バオー〜来訪者」のウォーケンと
「ストンオーシャン」の名前忘れたガキのセリフ

「熱いコーヒーは無いのか?」
上記「バオー」のウォーケンのセリフ

「食らわしてやらねばならぬようだな
しかるべき報いを」
荒木飛呂彦著「魔少年ビーティー」の
ビーティーの決めセリフ

「最弱、最弱・・・・・・・・・・・・・」
荒木呂彦著「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」の
ラヴァーズのセリフ

それと「北斗七世」は「北斗七星」の間違い
ちなみにこれは原哲夫・武論尊「北斗の拳」の
ラオウ、リュウケンの対峙シーンより。

---------------------------------------
今日はここまでです。
明日生きていたら会いましょう
240236:2001/07/09(月) 14:31
確かに厨房丸出しのキショいカキコだった。反省。
>>238
べつにいいけど、ラヴァーズの台詞
「最弱が、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、最も、恐ろしいィィィーー!マギーーーー!!」
だったような。
オタクつっこみスマン。
242ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/10(火) 23:51
佐伯の軍団が俺を北斗七星の形に包囲した。
 「人間には北斗七星形に死角がある。
  その全ての死角から同時に攻撃を加えてナマス切りに
  してくれるは!わははは泣け、わめけ!!叫べー!!」
 俺はおもむおに立ち上がり、佐伯の軍団を無視して床の間に歩み寄る。
 そして、飾られているコケシの中で一際大きい奴を思いっきり殴りつけた。
 「オラァ!!」
 肉が潰れる鈍い音とともにコケシは壁に叩きつけられる。

 「ヒーーーーーーーーッ!!血っ!!血ーっ!!
 私の血ーーーーーーっ!!いでぇえよお!!!!」
 鼻から、口から血をしたらせ泣き喚くコケシを目の当たりにして工藤が叫ぶ。
 「ああ!!どうりでコケシにしては大きくて変だなぁと思ったら
 梢が化けてたのかぁ!!ああ!見てこの梢の軍団!!
 そこにあったコケシに梢の顔の絵貼り付けて、糸で操ってただけだよ!!」
 「あきれた!! まったく何時の間に!!
 しかもこの顔、そうとう美化してるわよ!!キーーーッ!!」
 幽霊の正体見たりなんとやら。
 紺野は今まで恐れていた小魔人が繰り出す惨劇は
 佐伯が過剰に演出してきたトリックに気づき憤慨している。
 (まぁ、これ俺の実力をもってして始めて可能なくらい
 佐伯はよくやっていたがな)
 いやむしろ、今まで騙されていたことより美化されていた方が腹が立つのか、
似顔絵をむしりとってクシャクシャに丸め投げつけた。
243ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/10(火) 23:54
 「なぜ・・・」
 むくりと、起き上がる佐伯
 「なぜ、わかった仕掛けは完璧だったハズ!!」
 「気がつかなかったかヌケサク。お前ゲロ以下の臭いがプンプンするぜ!!」
 「あらいやだ、私お風呂入ったのに」
 と自分ワキをかぎ始めた。
 そのスキを見逃すほど間抜けじゃない。
 「ドラァ!!」
 顔面に渾身の一撃!!

 「ギニャーーーーーーッ!!」
 情けない声をあげて再び壁に叩きつけられた佐伯。
 もう降参とバカリに両手をあげながら
 「ヒー!今ので奥歯が折れました。治療しなくちゃいけません!
  もう戦えません!許してくださいイイイ!!」
 「小魔人を語りいたづらに人心を惑わしてきた罪、
  ふとどき千万!!万死に値する!!
  だが、俺にも情けがある」
 「許してくれるの!?」
 「許してもらえるか、得意の占いで聞いてみな」

 佐伯はあわててポケットから携帯水晶球をとりだす。
 「あんた!いつもそんな物持ち歩いてるの!!」
 紺野があきれて叫ぶ。
 そんな声は聞こえないとばかりに佐伯は水晶を覗き込み、
 「許してもらえますかぁ?」
 (NO!NO!NO!NO!・・・・・・・)
 「・・・・・せめて・・・左で殴ってくれますかぁ?」
 (NO!NO!NO!NO!・・・・・・・)
 「右ですかぁ?」
 (NO!NO!NO!NO!・・・・・・・)
 「りょ、両方ですかぁ」
 (YES!YES!YES!YES!・・・・)
 「もしかしてオラオラオですかぁ」
 (YES!YES!YES!YES!・・・・)
 「ヒッヒーーーーーーーーーーー!!」

 佐伯は怯えた目で俺を見た。
 命乞いでもする気か?
 「最後に一つ聞いていいですかぁ?」
 「?」
 「どうして私のあだ名がヌケサクって、わかったのですか?」
 「やれやれだぜ」
 「え?」
 「おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!」
244ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/10(火) 23:56
 「あっ!ズルいっ!!ギャヒッ!!」
 「おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!おら!
  おらーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

 肉の塊となりふっ飛んだ佐伯はトイレのドアを突き破り、便器の中えへと突っ込んだ。
 ゲロは便器で流にゃなぁ!
 「アッリヴェデルチ(さよならだ)!!」

 驚いたことに佐伯はまだ生きており、トイレの中から這うようにでてきた。
 「いでぇよ、いでぇよぉ」
 その、頭には便器にでもぶつけたのだろう大きなコブが出来ている。
 チビ、よかったな!お前の念願の背が手に入ったというわけだ。

 「こ、梢・・・ムプっ!!」
 さすがに笑ってはマズイかと、かなは笑いをこらえてる。
 やればできるじゃないか。
 「梢、笑っていい?」
 「(え)?!!」
 さすがの俺も「????????」だぜ
 もう、どうにでもなれという心境か、最早失うものは命だけの佐伯は、
 「はい、かなめちゃんに喜んで頂けるなら」
 それを聞き、かなはせきを切ったかのように笑いだした。
 「アハハハハハハハハハハハ!!
 梢どうしたのその頭!!
 まるで、まるで!!ウンチじゃない!!」
 みると、丸い佐伯の頭の大きいコブの上にまた小さいコブが出来ている。
 「ウンチ!ウンチ!アハハハハハハハハハ!!」
 腹を抱えて悶え苦しんでいるよ。まったく。
 さすがの俺も、それは酷だろうという仕打ちだ。
 それより、年頃の娘が人前で「ウンチ」といって笑い転げるのもなんだ
 「やれやれだぜ」

 その晩、俺は眠れなかった。
 彼女のことを考えると、心が熱くなる。
 ズバリ!佐伯も萌!!(藁
 素晴らしすぎるやられっプリに、漏れは萌え、萌えだ!!
 そうだ、この気持ちを伝えねばと思われ
 よし、早速!!




 俺の青春が次の日終わったのは言うまでも無い。

 完
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
短い間、応援ありがとう。
ニンニン忍法絵日記の人の次回作は無いから期待しないで下さい。
245ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/11(水) 00:07
解説

「血ーっ!!
 私の血ーーーーーーっ!!いでぇえよお!!!!」
北斗の拳のハート

「水晶占い」〜「おら!おら!・・・・・・」
「ジョジョ3部」のダービー弟

「アッリヴェデルチ(さよならだ)!!」
「ジョジョ第5部」ブチャラティのセリフ

「梢、笑っていい」〜「まるで・・・」
原哲夫「花の慶次」
馬に蹴られた後の主目と前田利家との会話

最後はヤケクソでした。
解説もしたくないほどヘコンでます

もう、捜さないでください

ヘコーーーーーーーーーーッ!!

>>241
単行本は持ってないので、
そこはそういうノリということで
ご容赦を
>>242-245
グレイトだぜ
247名無したん@笑顔いっぱい:2001/07/11(水) 20:19
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=989185904&st=585&to=618
          ↑
TLS2森下茜鬼畜ものを上げてみました。
ってかこういうの、ここじゃダメですかね…。
>>247
愛が欲しいぞ。
249はるひ1000:2001/07/12(木) 00:55
>>247
茜萌えの身としては救いが欲しかった…。鬼畜系としていい線いってるとは思うが。
>>247
力の入った作品ではあるんです。が、書いた方には申し訳ないのですが、
茜好きな自分は辛かったです。可哀相で。
レイプ反対‥‥
>>247
鬼畜鬼畜バンザーイ
でも茜たんのポニテを引っ張る描写がなかったのは残念。
最後に茜たんが反撃したり壊れたりなついたりしないのがいいね。
TLSって「ヤリ逃げ」だと思うと最終日のキャラの怒りも相応に思えるよ。
252:SS職人候補生補欠(以下略:2001/07/12(木) 03:45
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=eroparo&key=991325206&ls=50
まだ途中ですが、以前書いた笑たんSS(エロ・ハードめ?)の続きをじわじわ載せてます。
興味のある方はどうぞ…。
253名無したん@笑顔いっぱい:2001/07/13(金) 02:32
>>248-251
感想ありがとうございます。
鬼畜ものって先に銘打ってるのに
「鬼畜である」ことだけで賛否言われる、ってのが
ちょっと残念です。

そして、ラブものの需要がこんなに多かったことにあらためて驚きです。
254名無したん@笑顔いっぱい:2001/07/13(金) 02:45
>>248-250
愛があるものは、あまりにも膨大な選択肢の中から
季節、行き先、会話、体位など選ぶだけでも大変なんです……。

今回は「サイレンの音と照明灯で救急車を連想させる」って
アイデアから発展したものなので、鬼畜にするのが良いかな、と。

>>251
ポニテ引っ張らないのは失敗でした。
リボンほどくのも良かったかもしれません。
(ポニテにリボン、ってそんな人いないんじゃないか、と思ったりしますが)
で、反撃、壊れる、なつくはたしかに私がやりたくなかったことです。
「ヤリ逃げ(笑)」は気付きませんでしたが、なるほど、面白いです。
255名無しくん、、、好きです。。。:2001/07/13(金) 08:30
>252
楽しく、読ませてもらいました。
あかねたんのトラウマについての情報は
全て君子が仕入れてきたという設定だと
私的には、さらに鬼畜度がアップなのですが、いかがでしょうか?

さらに、兄の記念すべき初体験をコソーリとビデオ撮影している君子
なんてのも良いな。
>230
マイペースな先輩の様子が、フルボイスで聞こえそうですね。
先輩マンセー
257帰ってきた人:2001/07/17(火) 12:10
 一度は自己嫌悪に陥り、筆を折った身ですが、
その後の、ここの盛り下がりっぷりに責任を感じ
新作をひっさげ頼みもされずに復活します。
 その、新作とは!

 美少女、純愛、萌えるものいっぱい、
全部部混ぜると、むっちゃ売れるギャルゲーができる!
はずだった・・・・・。
 だけどゲーム・クラブ博士は間違った機種で開発しちゃった。
 それは・・・PS2。

 そして生まれた超強力三人娘!
 スーパーパワーで悪い奴をやっつける!
 遊季、梢、翼子
 強くてかわいい正義の味方、みんなのアイドル
 トゥルーラブ・ガールズ!!

 リーダーの遊季。
 キュ〜トな梢。
 タフだぜ!翼子。
 の三人組が活躍するよ。

 タンタンナナナニャーナ。
 チューチューチュー。
258( ´∀`)さん:2001/07/17(火) 12:18
>>257
ここのノリに近いですが、関係者ですか?→ttp://www.hi-net.ne.jp/~jonosuke/
259帰ってきた人:2001/07/17(火) 13:32
違います
260帰ってきた人:2001/07/18(水) 06:58
「トゥルーラブ・ガールズ 第一話 ギャルゲー・クレイジーの巻」

だから、そんなの無いってーの。

同時放映「ニンニン忍法絵日記 お別れ遠足で大騒ぎ ニントモカントモ」

 学校から帰り、部屋に着くや否や一息も着かないうちに
ドアがナックされた。
 「やすあき〜、入るよ」
 かなだ。
 「開いてるよ」
 かなは俺の部屋に入るなり、ぶしつけに切り出した。
 「この本、明日、笑ちゃんに返して欲しいんだ」
 「えみ???あぁ、本条さんね」
 てめぇで返せよ!俺はお前のパシリじゃねぇ!
 と思いつつも本を受け取る。
 だが、俺も只黙っては受け取らないぜ。
 「あのさ」
 「なによ」
 「本条さんて・・・」
 「笑ちゃんが何?」

 「キツネに似てない?」
 「・・・・・・・・・・・・・・」
 「いつも、学食で『けつねうどん』に『おいなり』で『Wお揚げ』だし」
 「・・・・・・・・・・・・・・」
 「そして何より『キャツ盗忍伝てやんでい』の
 コーンの守にそっくりだよな」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「ねじ式の・・・・・・」

 かなは俺を睨んだ後、踵を返して「付き合えない」とばかりに、
何も言わずに帰っていってしまった。
 まったくノリが悪いぜ。
 いつもなら「もう、そんなこと言わないの」とか
 「『キャツ盗忍伝』?あんた一体何歳よ」とかツッこむのによ。
それは、さておき何の本を借りたんだ。
 ちょいとばかし気になるし、俺に託したってことは別に知られても
いい類のものだろう。
 「どれどれ」
 俺は上から本のタイトルを読み上げて行く。

 な!こ、これは!!
俺はそのタイトルに絶句した。
まさか、こんな本を読んでいたなんて!
261帰ってきた人:2001/07/18(水) 07:00
「ごんきつね」
 「るるぷ ウドン屋 MAP」
 「全国稲荷巡礼」
 「狐狗狸民間伝承」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 ししし、知らなかったとはいえ、
思いっきり地雷踏んでたーーーーーーーー!!
 こりゃ、かなも黙るのは当然だ!
 明日、どの面さげて本条さんに本を返そうか・・・・?

 でも、こんな本を貸し借りしてるなんて、
二人ともまともな女子中学生とは思えないぜ!
 それとも流行ってるのか?
 きつね?

 あれや、これやを逡巡していた俺だが
最後の本のタイトルに目が止まった。
 いや、目を奪われたというのが正解だ。

続く

--------------------------------
出勤前で誤字脱字の嵐かも

>>258
というか、そのHPのこと
初めて知りました。
似てます?
262名無しくん、、、好きです。。。:2001/07/18(水) 09:03
>260-261

ぶははっ
おもしれーっ!
最後の本が気になる−
早く続きが読みたいです
ぶっとんだ話っていいなぁ。好きにやっちゃってくだされ。
おもしれーっ!そうか、本条さんは狐に似てるかな。気付かんかった。

ノリが良いのでこの調子で行っちゃってください!
265ニンニン忍法絵日記:2001/07/20(金) 23:09
前回まで
>>260>>261

 あれや、これやを逡巡していた俺だが
最後の本のタイトルに目が止まった。
 いや、目を奪われたというのが正解だ。

「玉藻霊異記」
 古本屋のショ−ケースにでも飾られていそうな、いかにも古そうな本、
いや本というより草紙と言ったほうが適切か。
 ページをめくって見ると、その文は明らかに現代のものでは無い。
 幸い俺は古文が得意なので苦も無く読むことができた。
 かいつまんで話すとこんな感じだ

 伝説の妖弧
 インドの外道の神とあがめられていた、100個の魂を集めようとするも、
正体がばれかなわず。
 中国に渡り妲己(だっき)に化け殷の紂王(ちゅうおう)を惑わし、
殷を破滅に導く。
 その後日本に渡り、鳥羽天皇の精気を吸わんとするが、
大陰明師安倍靖明に退治される。
 その死体は毒を吹き出す岩、殺生石となり、
今でもその石のまわりでは草は生えないという。

 安倍靖明・・・。
 あべのせいめい・・・。
 読み方の違いはあるとはいえ、俺の名「あべやすあき」と一緒だ。
 これは何かの偶然だろうか?
 狐似の本条さんと伝説の陰明師と同名の俺。
 千年の時を越えた因果が俺と本条さんの間には・・・・。
 まさか、それでは本条さんが化け狐とでも?
 誇大妄想にも程があるぜ、アメリカの学者の計算では、
こういう偶然の一致はアメリカだけでも日に十件はあるらしいぜ。
 本条さんが狐に似ているのも、俺が伝説の人と同じ名前の漢字なのも
全て偶然の産物だ。
 伝説上の化け物や人が現代に存在するなんてありえない。
 この科学至上主義の世の中に、そんな夢物語が入り込む余地は無いぜ。
 バカバカしい、こんな時は寝るに限るぜ。
 俺は自分を言い聞かせるように本を置き、
これ以上この話題に触れぬように勤めた。
266ニンニン忍法絵日記:2001/07/20(金) 23:10
 翌朝、なぜか俺は信じられない程早く目が覚め、
 いつものように、いつまでも暖かい布団のからでられず、
かなに叩き起こされることなく学校に登校していた。
 そう、まるで学校に吸い込まれるかのごとく。
 しんと静まりかえった校舎。
 生徒はおろか職員も出勤していなく、学校内には自分しかいないのでは?
 とまで思える静けさだ。
 当然一番乗りだろうと自分の教室の中を伺うと、
 驚いたことにすでに登校していた者がいる。

 本条さんだ!
 何やら机の上に文字を書いた紙を広げ、その上にコインを置き、
ブツブツ何かわからないことを呟きながら指で操っている。
 いや、操っているというより自然に動いていると言ったほうが正解だ。

 異様だ。
 あまりの異様さに俺は言葉を失い呆然と立ち尽くす。
 本条さんの動きは次第に激しくなり、その姿はトランス状態てやつだろう。
 心霊番組の霊能者のあれだ。
 それにつられ本条さんの声も俺にも聞き取れるくらい大きくなった。

 「だ・れ・か・い・る・だ・れ・か・い・る。
 だれかいる。誰かいる!!」
 本条さんはハッとして、紙とコインをあわてて自分の背に隠しながら
 「誰!!」
 と叫び俺の方に見据えた。
267ニンニン忍法絵日記:2001/07/20(金) 23:11
「ご・・・ごめん。お、驚かしたかな」
 なにがなんだかだが、とりあえずあやまっとこう。
 あやまら角もたたんだろう。
 そうあって欲しい。
 そうあってくれ!神様!!

 「あなた、安倍かなめの双子の・・・」
 「そう!弟の靖明!!」
 「あなたが・・・」
 その対応はいつもの本条さんのものだ。
 あの人を暖かく包んでくれるいつもの笑顔が俺に降り注がれている。
 その南極の万年雪も溶かしそうな暖かい笑顔に油断したのか、
俺は取り返しのつかないことを口走ってしまった。

 「本条さん後ろになんか持ってない?」(ひーーーーーーー!!)
 「持ってない!」
 「字の書いた紙とコインとか・・・・」(と止めてくれ!!)
 「知らない!」
 「でも・・・」(自分で自分がわからない!!)
 「知らない!知らない!」

 本条さんの顔は仮面のように笑顔が貼りついたままだが、
その冷たい表情の奥には、明らかに別の感情が蠢いている。
 氷だ。
 氷の微笑だ。
 俺はその冷たい視線に見据えられ、先程まで嘘のように
口をついて出た命知らず言葉も発することができずにいた。

  「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
  「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 いつしか二人は黙りあっていた。
 見つめあい、いや、そんなロマンティックなものではなく、
睨みあっていた。
 時の流れが止まって感じる。
 沈黙が痛い、苦痛だ。
 そして、本条さんの鬼気せまる視線。
 拷問だ、拷問が果てしなく続く。

 気が狂いそうな俺の耳に聞こえるはずの無い轟音が響きだす。
 うねりだ。
 空気のうねりだ。
 気が狂わんばかりの状況にt五感が研ぎ澄まされ、
聴覚が普段拾うことのない空気のうねりを捕らえだした。
 空気って列車のとうな響きなのだな。
 俺の頭の中は恐怖列車がひっきりなしに通り過ぎていった。

続く
268ニンニン忍法絵日記:2001/07/20(金) 23:14
今回はこの辺までで勘弁してください。

>>264
この間、ポケモン見ていて、
本条さんはキマワリに似ていることに気づきました
269ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/20(金) 23:55
作中で説明し忘れました。
「玉藻」は伝説の妖弧。
所謂、九尾の狐です。
連続投稿&駄文、誤字脱字失礼。
270ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/21(土) 00:01
度々すまん。
一番重要なこと忘れてた。
>>262>>263>>264
応援ありがとう。
この声援が今日の活力でした。
271262:2001/07/21(土) 18:59
ややっ
どたばたギャグ路線かと思ったら
なにやらオカルトめいた香りが・・・

うーむ
こりゃあ、ますます先の展開が
楽しみになってきたぞ
なんとなく「かすみ/エロ/純愛系(?」)を書いてみたのだが、
続編で別キャラ引っ張って乱交系に走る予定の場合って、
どこにUPしたものか……
>>272
かすみスレにUPされたら、いかがですか?
274272:2001/07/25(水) 22:20
とりあえずかすみスレにUPしました。
続編書きたくなったら、またどこかに……
275ニンニン忍法絵日記:2001/07/26(木) 22:01
前回まで
>>260>>261 ,>>265,>>266,>>267

幾多の列車が走り過ぎた後、遂に神経と命をすり減らす
沈黙に耐えかねた俺は話題を変え切り出した。
 へたれと言われても構うもんか!
 「あの・・・これ、かなが返しおいてくれって・・・」
 「あ、これね。どうもありがとう」
 その言動はいつもの本条さんのそれだ。
 先ほどまでの威圧感が嘘のようだ。

 これが、本来の本条さん・・・だよな。
 さっきは、俺が突然現れて失礼なことをい言ったので
気を悪くしただけに違いない。
 そうだ、きっとそうだよ。
 自分の貸した本を返しただけで礼をいう、奥ゆかしい人が、
そんな恐ろしい人のわけが無い。
 俺だって失礼なことされたら怒るもんな。
 俺は平静を取り戻しつつあった。

 本条さんは、全ての本が返ってきているか一冊ずつ確認している。
 そして、最後に礼の草紙が現れた。
 「あ、その本。俺も見させてもらったよ。
  俺の名と読み方が違うだけの陰明師が出てきて興味深かったよ」
 「そう、それはよかったわ、それで何か感じたかい?
  靖明?」

 ”せいめい”と本条さんは俺を呼びニヤリと口をゆがませ笑った。
 わざとだ。
 明らかに。
 同姓同名発音違いの名を揶揄したのか?
 それとも、何か深い意味が?
 本条さんの表情から窺い知ることはできなかった。
 また、沈黙がお訪れ恐怖列車が!
 俺の心臓は踏み切りのような警告音のように脈を打つ!
 来る!来る!来る!クル! 
276ニンニン忍法絵日記:2001/07/26(木) 22:02
 「おはよう!」
 はっとして振り返ると女子生徒のグループが登校してきた。
 それに続くかのように教室に人」が埋まって行く。
 「笑ちゃん、おはよう昨日のドラマ凄いね!」
 「うん、私も、ああなるとは思わなかったよ」
 本条さんは女子のグループの方に駆け出していた

 助かった。
 本当に助かった。
 俺はフラフラと自分の席に吸いkまれるように腰をおろす。
 背中越しに女子のヒソヒソ笑いが聞こえた後、本条さんの
 「ち、違うよう!」という打ち消す声。
 二人きりだけで話していたのをからかわれているようだ。
 まったく人の気も知らずに!
 そんな、生易しいものではなかったんだぞ!
 死ぬかと思ったんだ!本当に。

 実がやって来て「おはよう」とか、なんだか言ってたが、
何を言ってんだか記憶に無い。
 朝っぱらから、すでに一日のエネルギーを使い果たしていた。
 そうこうしていると佐久間先生がやって来て、朝のHRが始まった。
 「えー、みなさんと過ごす最後の行事であります
  『お別れ遠足会』ですが、行き先が那須に変更・・・・・・・」

 那須、那須と言ったな。
 那須と言えば殺生石がある、あの那須か!
 なんでまた変更に、よりによって那須に!
 偶然が偶然を呼んでいるのか、それとも見えざる手に導かれているのか・・・。
 俺は刺さるような視線を感じた。
 その視線の先を追うと、本条さんが振り返り俺を凝視していた。
 俺が視線に気づいたと知るや、また口をイビツニ歪ませ笑うのだ。
 蛇に睨まれた蛙のようになった俺は恐怖列車の
到来を妨げることができなかった。
 背筋はすでに凍りつき、いやな汗が体を濡らす。
 震える心臓はけたたましく踏み切りの警告音を騒々しく打ち鳴らす。
 来た、来た、来た、キタ!
 恐怖列車が俺の頭を駆け抜ける!

続く
277ニンニン忍法絵日記の人:2001/07/26(木) 22:08
>>271
自分としてはギャグの演出でやっているので
笑ってくれたら幸いです。

本文で解らせねばならんのに、
俺はまだまだ未熟!
JOJOでいえば、まだ一部で
ダニーが燃えてるとこらへんか。
278名無しくん、、、好きです。。。:2001/07/27(金) 06:55
age
>>277
うわーん!おもしれ〜よ〜!
どこぞのエロSSといい、これといい、
もう笑さんをマトモな目で見る自身がねえ・・・。

相原コージが言っていたな。
「当の本人たち(キャラ)が真剣であればあるほど
ギャグとして機能したときに笑えるものになる」って。
280ニンニン忍法絵日記:2001/08/03(金) 22:33
前回まで
>>260>>261 ,>>265,>>266,
>>267,>>275,>>276
金属が軋み揺れる鈍い音の轟音の喧騒の渦の中にもがき苦しむ俺は
蟻地獄に落ちた蟻のごとく、自分のこれからの絶望的な運命など
露ほど知らず、只、目の前の生に必死に喰らいつくのだ。
 地獄でのたうち廻る俺を救う一糸の蜘蛛の糸のごとく、
俺を生ける者の世界に呼び覚ます救いの声が響いた。

「やすあき・・・・・・やすあき・・・・・・やすあき!!」

 はっと、声に呼び覚まされよう正気を戻した俺は
車中の人であった。
 そうであった。俺はお別れ遠足の目的地、那須に向かう列車の中、
その単調な列車の走行音に誘発され浅い眠りの中、これまでの記憶を
反芻していたようだ。
 これが悪夢であったら、どんなにも良かったことであろう。
 「やすあき、男二人が雁首つけあわして黙ったままじゃ
  絵になりゃしないぜ」
 向かい合わせの席に座っている実が不服そうに蜜柑を剥いている。
 「お前が黙ってる間に5個も食ったんだぜ」
 「あ、ああ・・・・すまん」
 蜜柑をむく動作をおもむろに止め実は真顔で俺を見据えた。

 「お前・・・太一のこと考えてたのか?」
 「太一・・・最後の最後であんなことになっちまって・・・・」
 「あれは事故だ。お前が責任に感じることはないんだぜ」
 「太一・・・もう野球できないのかな・・・」

 何のかかわりの無いはずの太一は、神の悪戯か、
俺の不可解なの運命に、ほんの些細なことから交わることになり
犠牲となった。
 そう俺の犠牲になったのだ。
 あれは、あのHRのあった日の放課後・・・・・・

続く
281ニンニン忍法絵日記の人:2001/08/03(金) 22:43
フジロックから帰ってボーとしてたら、
前回の書き込みから一週間立ってるじゃないですか。
このままフェード・アウトしようかと本気に
思ったけど、取りあえずUP。

なんか最初の構想より長くなっちゃって
蟻地獄にはまってるのは主人公じゃなくて俺だっつーの。
はしょっても、つまらんものが一層つまらなくなるだけなので、
もうしばらくの辛抱を。

それと文中の「陰明師」は、正しくは「陰陽師」でした。
こんな大事な誤字に今ごろ気づく俺は、
これでも「帝都物語」直撃世代。

なんかさがってるのでついでにアゲ。
た・・・、太一に一体何があったんだ?
気になるぜい・・・。
283太一:2001/08/05(日) 21:18
俺のSS流行ってるな。嬉しいぜ。
284  :2001/08/06(月) 17:40
太一age
285名無しくん、、、好きです。。。:2001/08/10(金) 20:12
明日の為にage
286ニンニン忍法絵日記:2001/08/11(土) 23:15
前回まで
>>260>>261 ,>>265,>>266,
>>267,>>275,>>276,>>280

 あれは、あのHRのあった日の放課後・・・・・・
 俺は何時の間にか情が移ったか、夏の当番以来、
鶏小屋を覗くのが習慣になっていて、
その日も何時ものように、ふらリと立ち寄ったのだ。

 夕暮れ、赤く染まり、人気の無くなった校庭を抜け
 小屋がもう目と鼻の距離にせまった時に異変に気づいた。
 何時もは俺の気配を感じるや、ざわめき立つ鶏達がおとなしい。
 はて、こんなこともあるのかと思ったものだが、
小屋に近づくにつれ、見慣れぬ色彩に彩られているのが見て取れた。

 赤い色だ。
 血の赤だ。
 「まさか!」
 と思った俺は鶏小屋に走りよる。
 俺の懸念通り、鶏小屋は赤い鮮血の血潮で彩られていた。
 見るも無残な骸と化した鶏達。
 血、羽、肉片が飛び散っている様は、前衛芸術さながらだった。
 ひどくおぞましく悪趣味ではあるが。
287ニンニン忍法絵日記:2001/08/11(土) 23:17
 俺は吐き気を禁じ得ず、苦い胃液を吐き出していた。
 鼻がつーんとする。涙も出る。
 泣いているのか?
 涙は嘔吐によるものだけではない、
 その証拠の俺は何時の間にか慟哭していた。

 ちくしょう!
 思い出の鶏を!!
 ちくしょう!!
 里佳と仲直りするきっかけになった鶏だ!
 汚された!
 俺の思い出は汚された!
 ちくしょう!
 ちくしょう!

 怒りと悲しみに囚われた俺だったが、一転して背筋が凍りついた。
 「足跡・・・・・・」
 小屋の壁に獣の足跡が残っていた。
 いや、残っていたというより残したのだ。
 奴は無残にも鶏を喰い散らかした後、
これ見よがしに血を塗りつけた足を壁に捺印したのだ。
 犯行声明だ。
 そして、俺に対する挑戦でもあった。

 俺が鶏達に目をかけていること知った獣は
俺に見せ付ける為に鶏を殺し足型を残した。
 そんな狡猾なことができる獣は・・・・。

 あれだよな。
 やっぱり、あれだよな。
 あれしかないな。
288ニンニン忍法絵日記:2001/08/11(土) 23:19
俺の顔は血の気が引き、 震え、汗が噴出す。
そんな俺を更に怖がらせようと言うのか、
壁から血が滲み出す。

 馬鹿なそんなことがあるものか。

 信じようが信じまいと血は俺へのメッセージを
浮かび上がれあせる。

 KILL YOU

 「う、うわーーーーーーーー!」

 情無く泣き叫ぶ俺に、滲むどころか洪水となった鮮血が注がれる。
 全身血まみれになった俺は、もう、どうしようもない惨めな様で
逃走していた。
 泣きながら鼻水を垂らし
 「だぢげでぐでぇー!」
 「ドラえもん」ののび太でさえ紳士に見える位だ。

 一目散に校門に突進した俺だが、
見えない壁にはじき飛ばされ校庭にしこたま腰を打った。

 これも、奴なのか?
 奴の仕業か?

 「うっ!」

 俺の右手の甲は赤く腫れ上がり、激しいを痛みが突き抜けた。
 「何だこれは」
 右手の甲は星の形に晴れ上がっている。

 「五・・・芒星・・・・・・?」

 一体どういうことか判断がつきかね、
いぶかしむ俺の背後から俺を呼ぶ声がした。

「よう、やすあき!こんな遅くに何をしているんだ?」
太一だ。

続く
289ニンニン忍法絵日記の人:2001/08/11(土) 23:24
>>282->>284
太一って人気あるんですねぇ。

しかし、書いても書いても終わらない。
終わるんだろうか?
晴明桔梗印
>>289
頑張ってよ。
292はるひ1000:2001/08/16(木) 14:53
本条さんをじーっと見ているとコーンの守に見えてくるから不思議だ。
と言うか、ここでコーンの守なんて名前が出てくるとは思わなかった…。
作者の方は色々と引出しを持っていそうですね…続き期待してます。
293ニンニン忍法絵日記:2001/08/16(木) 22:43
前回まで
>>260>>261 ,>>265,>>266,
>>267,>>275,>>276,>>280
>>286,>>287,>>288
「よう、やすあき!こんな遅くに何をしているんだ?」
太一だ。
 「もしかして俺を待っていてくれたのかぁ!」
 部活は引退したはずなのに、
この時間まで残っているとは、
時々後輩の練習を見てやってると
言っていたのは本当だったようだ。

 「うんうん。持つべきは友達だよな!
それに引き換え実ときたら別の中学の娘と・・・」
 何をのんきに友情に浸っているか!
 今は非常事態!緊急発令!特急GOだぜ!
 こうしている間にも危険が道から追ってくる。
 俺だけじゃない、太一にも!
294ニンニン忍法絵日記:2001/08/16(木) 22:45
 「た、太一!」
 「んー?どうした?金なら貸せないぞ!
 お前とは一生友達でいたいからな!心の友よ!」
 「ち、違う。鶏、血、臓物、獣、死!校門、通れない!
あいつら、つら、つらら、らぁ!」
 興奮状態、ショック状態、あせり、いろいろな要因から、
俺はろれつが回らず、伝えたい事が伝えられない。
 まどろこしくイライラしてくる。
 だが、落ち着け落ち着かなきゃ危険を伝えられない!
 「はばりひぶればぶれぶぅ!」
  だめじゃん!

 「まぁまぁ落ち着けよ。つまりお前はこう言いたいわけだな?」
 つ、通じてる!
 やはり、持つべきは友達だなぁ。
 「医者はどこだ!」
 ふざけている場合じゃないぞ!
 つげ義春ネタとは、お前いつからそんなキャラになった!
 「うがびりばびりでぇ!」
 「そう怒るなって冗談だよ。第一お前の話が本当なら
お前は血まみれ臓物ハイスクールな訳だろ?」
 なんだよちゃんと通じてるじゃないか。
 それに免じてキャシー・アッカーなんて超マイナー・ネタは
突っ込まないでおいてやる。

 俺は自分の服をまじまじと見つめる。
 無い!洪水のように俺に注ぎ、俺を濡れ鼠」にした血が
一滴たりともついていない。
 シミ一つついてない。
 「な?それに鶏小屋は、今来る時通ったけど
 いつも通りだったぜ」
 俺は自分の置かれた状況がわからず、
何も言い返すことが」できず、ただ太一の顔を見つめていた。

 「どうした?狐につままれたような顔して?」
 き、狐!!
 「ひーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
  頭を抱えてうずくまる。恐怖列車もそこまで来ている。
 「あわわがくがく・・・」
295ニンニン忍法絵日記:2001/08/16(木) 22:47
 「まったくどしちまったんだよ?」
 そう言って太一は校門へ歩いてゆく。
 よせ!その校門は!
 だが、太一は苦もなく校門を抜け通りへと踊り出る。
 「な!なんとも無いだろう!?」

 「太一!危ない!!」
 「おいおい止せってどこに危険が・・・・」
 突然、太一の頭上に金ダライが落ちてきた。
 まるでTVのコントそのまんまの
けたたましい音が派手に響く。

 「へこーーーーーーーーーーっ!!」
 太一のリアクションも芸術的だ。
 タイミング、バッチリだぜ!
 「キューイ、キューイ、ピピピ」
 目から星がちらついているのだろう、フラフラした
足取りの太一は、今度はバナナに足を取られる。
 「そんなバナナーー!!」
 滑って転げ落ちた先は道路の真ん中。
 容赦なくトラックが通り過ぎた。
  「た、太一!!」
 太一が血まみれ臓物スクールになってしまった。
 悲鳴、怒号がまじりあたりはパニックと化す。
 呆然と立ち尽くす俺。
296ニンニン忍法絵日記:2001/08/16(木) 22:49
 「ふーん、まさかトラックまで来るとはね、ウフフ」
 いつの間にか俺の横に本条さんが立っていた。
 吹きすさぶ風に乱れる髪を抑え笑う顔は、
その残忍な本性なのか、
仮面のように貼りついた生来のものなのか、
判別はつきかねるが、ひどく楽しそうなのが伝わってくる。

 「運が良かったわね。もしかしたら、
あなたがこうなってたのかもよ。ウフフ」
 やはりこれは、本条さんが仕掛けた罠だったのだ。
 「貴様!!」
 俺は拳を構え威嚇する。
 本気で勝てるとは思わない。
 だが、太一が、あんな目に、黙っていられるか!

 「その拳で殴るのかい?怖い怖い」
 俺の右手の痣を横目でみやり、からかうようにはやす。
 馬鹿にしているのか?それとも本当に?

 ふと見ると、本条さんは俺の目の前から消え、
いつのまにか数メートル離れた先の校庭に
スカートをはためかせ立っていた。
 「今はお前と争う気は無いよ、せいめい」
 だが声だけは、まるでそばに居るかのように響くのだ
 再び消えたと思うと、更に校庭の奥に現れた。
 「その右手のように、余計なものが目覚めたら困るしね」
 どんどん小さく遠ざかる本条さん。
 最後に、その姿は消えうせ声だけが響き渡る・
 「お別れ遠足、楽しみね。もっとも本当に『お別れ』に
なっちゃったりね、この世との。ウフフ、ウフフフ」

 笑いの後、静寂がおとづれた。
 本条さんは去ったようだ。
 俺は自分の右の拳をまじまじと見つめる。
 校門を通れなかったのは、この拳が本条さんの罠に
反応した為なのだろう。

 俺は普通の高校生では無かったのか?
 伝説の妖狐との血塗られた因縁に巻き込まれた
俺はこれからどうなるのか?
 このままでは勝てない。
 誰も守れない、自分すら守れない。
 「太一・・・・」
 野次馬でごった返す道路とは対称的に、砂嵐舞う校庭に
 立ち尽くしていた。

続く
297ニンニン忍法絵日記の人:2001/08/16(木) 22:57
>>291
うん、がんばるよ。応援ありがとう。
>292
私の引き出しにはギッシリとネタ詰まっているのですが、
肝心な時にひっかかって開きません。

ついでにあげとくね
このごろ奈落の底に落ちて行くのが早いね。
太一無残
>>296
>俺は普通の高校生では無かったのか?
中学生の頃の話じゃなかったのか?コレ。

誤殖かしら。面白いからいいけどね〜。
300team2チャンネル:2001/08/17(金) 04:21
300
かすみスレが大変なことに……
302名無しくん、、、好きです。。。:2001/08/18(土) 11:35
かすみスレも復活SSスレも読めん!
どうすればいいの?
詳しくはここを読む。
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=accuse&key=998057321

一時的には、
http://yasai.2ch.net/test/pageview.cgi?page=2&bbs=gal
のpage=で、見たいスレのあるページに行き、最新10レスだけ読むか、
(ページ=一覧の番号/10)
かちゅーしゃを使う。

TLS2七瀬かすみたんとセクース
ttp://yasai.2ch.net/gal/dat/985616842.dat 311k

復活のギャルゲ板SSスレッド
ttp://yasai.2ch.net/gal/dat/989185904.dat 401k
ページ=一覧の番号/10 +1だった。
ここもそのうちサイズ大きすぎで読めなくなったりするのだろうか。
やだなぁそんなの。
今192kだね。
今んトコ上限が少し緩和されて、384kになったらしいから、
まだ大丈夫だと思うよ。
本当に緩和された?
320kくらいのかすみスレはやっぱり読めないんだけど
一度、見れたんだけどね。
256になったのかも。
309307:2001/08/20(月) 04:50
午後7時から午前3時は読めない……って可能性あるかな?
>256K以上384K以下のスレ
>>309
かすみ前スレ、今は見れるね。
時間帯による制限の可能性大ですな。
311ニンニン忍法絵日記の人:2001/08/22(水) 20:13
旅に出ます。
冗談じゃなく。
その後、引越します。
ヒマを見つけて書きこの予定ですが、
時間取れなければ続きは来月になります。

私の拙文を楽しみにして下さる、
仏様のような方がいらしたら、
大変お待たせ致しますが、
しばらくご容赦を。

帰ってきたら無くなってると悲しいので
age
312ニンニン忍法絵日記の人:2001/08/22(水) 20:24
あっ俺、何気に311番ゲットじゃん。
311好きなのよ。

♪カモリジナル
 カモリジナル
 CD梱包したから
 これ以上歌詞わからん
 カモリジナル
>>311
無事、戻ってきたら続きを書くといいね。
ってかその時はきっと新スレね……
サイズの都合上かい?

>>311
楽しみなので続きは待ってるよん。
316名無しくん、、、好きです。。。:01/08/28 00:44 ID:vJqv8UIQ
保存age
倉庫いき阻止メンテ
「お兄ちゃん…、待って…よぉ」
…はぁ、はぁ、……はぁ。息が上がる。
深夜の街を俺達はひたすら走り回り逃げていた。
「なん…で、逃げ…る…のぉ」後ろから追いかけてくる虚ろな声がする。
なぜ、こんなことになっちまったんだ。
「わ、わたし、もうダメ」
かすみは完全に息が上がっていて、これ以上走ることは出来ないようだった。
「こっちだ」
俺はかすみの手を引っ張り民家の軒先に隠れた。
「どこ、…どこに……いる…のぉ」
君子の声が近づいてくる。かすみが俺の服の袖をぎゅっと握り締める。
「お兄…ちゃん、…君子、だよぉ。……どうして、逃げ…るのぉ」
 ・
 ・
 ・
声は家の前を通り過ぎていった。
「ふう〜、どうなるかと思っちゃった。あれ、君ちゃんだよね。
 でも、どうして君ちゃんがここにいるの。確かに君ちゃんは……」
いくぶん息が落ち着いたかすみが、そう疑問を投げかける。
「そんなこと俺が教えて欲しいくらいだ」
そう、たしかに君子がここにいる事はありえない。
ありえない、はずなのに……
>>318
おいおい、続きが気になるぞ。
君子はどうなってるんだ?
320避難所あぼーん(T-T):01/09/16 05:25
避難所のあゆみSS、再録きぼんぬ。
>>318の続き

あれは1年前のことだった。

「それじゃお兄ちゃん、いってきます」
「まさとクン、いってくるね」
君子とかすみは泊りがけでかすみの叔父さんが経営するペンションに、これから遊びに行くところだった。
「しかし、台風が近づいているときに行かなくてもな」
天気予報では明後日にも台風が上陸する見込みで既に大雨洪水警報がでていた。
「もおっ、お兄ちゃんは心配性だなぁ。大丈夫だよ、台風が来るのは明後日なんだし」
「くすっ、まさとクンて本当に君ちゃんのことが心配なんだね。ちょっぴり妬けちゃうな」
二人はそう笑いながら出て行った。

電話が掛かってきたのは翌日の昼過ぎのことだ。
「もしもし、小笠原さんのお宅でしょうか?」いくぶん緊張した男の声が電話から聞こえてきた。
「はい、そうです」
「私、××消防署のものですが」
「あ、はい。ええと、一体どういったご用件で…」
「あの、大変お伝えにくいことですが、お宅の君子さんが増水した川に転落して流されました」
「……は?ええと、それは一体どういう意味で?」
「お気を確かに聞いてください。お宅の君子さんが川に転落して現在行方不明です。
 我々も懸命の捜索活動をしております。しかし、強い雨と風で難航しておりまして……」
男はまだ何か話しつづけていたが俺はかまわず電話を切りタクシーに飛び乗って、二人が遊びにいったペンションへと急いだ。
「ごめんね、ごめんね」
ペンションにたどり着いた俺の姿を見つけたかすみは泣きながら俺にしがみついてきた。
「私がいけないの。君ちゃんがあぶないよって言ったのにわたしが大丈夫だからって川辺に行ったから。
 君ちゃんがわたしを追いかけてきて、それで……」
あとは嗚咽で言葉に出来ないようだった。
俺は、ただ呆然としていた。
その日の晩はそのままペンションに泊まらせてもらった。
翌日になって父さんと母さんもペンションに着き、どこからともなく押し寄せてきた取材クルーが俺達に向ける残酷なマイクと浴びせるフラッシュで、ようやくこれが本当のことなんだと実感できるようになった。
その後のことはあっという間だった。
気が付いたら家に戻り独りで呆けていた。あれから10日が過ぎていた。
結局君子は見つからず、一気に海まで流されたのだろうと捜索活動も打ち切られてしまった。
周りから見れば、傷ついたもの同士がお互いの傷を舐め合っていただけに見えたかもしれない。
でも俺はかすみを必要としていたし、かすみも俺を必要としていた。
なにより二人はあの件で離れることは出来なくなった。


「ねぇ、これからどうするの?わたし、恐い」かすみが俺の服の袖をぎゅっと握ったまま聞いてくる。
「あれが君子なはずは無い、はずだ。とりあえず様子をみてどこか遠くに逃げよう」
「もしかしてあれ、君ちゃんの幽霊なの。どうしよう?君ちゃん、わたしたちのことゼッタイ恨んでいるよね」
「そんなわけあるか!幽霊だなんて、そんなわけ……」
「でもでも、だってぇ……」
 ・
 ・
 ・
「エヘヘ……、見…つけ…たよ。お兄…ちゃん、会い…たかっ…た…よぉ」
二人で言い合いをしているそのとき、背後から虚ろな声がした。

青白い顔、生気の無い眼、1年前家を出たときの格好をしたままの君子が、そこにいた。
>>321-323
どんな結果になるのか気になって仕方ないぞ。
続ききぼ〜ん。
なんかこえ〜よ〜。怪談風って珍しいね。
326名無しくん、、、好きです。。。:01/09/19 06:41
>>320
ぬけるSSだったのに(T-T)・・・
>>326
じゃリメイクして出すよ
328名無し@SS書き:01/09/20 10:14
SS書きたいけど……時間無い……。
里佳たんネタのエロ(薄め)のSSのネタはあるんだけど……。
けど、書いてもへたれだから皆さんに申し訳ないしなぁ……。
一日13時間労働って何か違うよ……。鬱山車脳。
俺も、SSのネタ(エロではない)は浮んだけど書く暇無い・・・
昔、書いたもんでも推敲し直して上げようかとも思ったけど今更だし・・・
330日記屋=438:01/09/21 02:49
>>328-329
その気持ちすっげーわかる。 書きたいけど半端になりそうとか、
書く時間が無くていつのまにかテンション下がって駄目になるとか。
でも素人がやることだし、書いてくれれば皆喜ぶと思うんだ。
完成してなくてヘタでもいいと思うんだけどなぁ〜。
それ読んだ解ってない連中の心無い言葉がいけないんだよね。
おっと愚痴っぽくなっちゃった。スマソ。
331名無し@SS書き:01/09/21 04:19
330
…………うわ、すげェじーんときた。何かすごい救われた気分。

けど個人的には「忙しい」とか「テンション低い」とかいうのをへたれ書いた
エクスキューズにはしたくない。んなこちらがわの事情は読む人には関係ないんだから。
……ダメなのかなぁ、も少し肩の力を抜いた方がいいのかなぁ?
…個人的に一番テンション高かったのは他スレでSS一本30分で書いて
リアルタイムでアップしてた時だったなぁ…。

……いかんいかん、愚痴っぽくなってしまった。
330さんありがとう。頑張ってみるよ。
頑張ってー。読み専だから偉そうな事は言わないよー。言えないよー。
でも楽しみにしてるよー。今のところTLS2怪談(ちょい季節はずれ)
の続きが気になるよー。
333330:01/09/21 23:28
>>331
救われました? どういたしまして♪
うちは短編のしか書いたことないへっぽこですので、長編書かれる方に
なんやかんや言える立場ないっス。
俺が思うに、SS書いてくれる人って貴重。すごくありがたいです。
ちゃんと感想レス出来ないけど、読んで例外なく楽しんでます。
だってTLSネタの小説なんて他にはないよ(笑)
楽しませてもらった分、楽しませたいなぁ。俺も書かな(笑)
そのときはヘタレ駄文でもカンベン!
頑張れーSS職人!
334長レスでスマソ:01/09/24 02:19
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-King/6786/index2.html
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/5242/tls2/index2.html
ttp://www.ringo.sakura.ne.jp/~kaguya/ewaltz/tl/tl.html
ttp://www.mitene.or.jp/~nammi/Bungei.html
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/4198/ss_menu.html
とりあえずこの辺にまぁまぁ物量あるかも。

で、上の職人たち、何を情けないことを言っている。
「時間がない」なんてそんなことわざわざ言わなくて良いじゃないか。
匿名掲示板で作品を出す以上、誉め言葉だけで済むとは思ってないよな。
サロンを作りたいなら自分でHPなり何なり開けばよろしい。
匿名でサロンを作るなんてのは砂上の楼閣に等しい。
それくらいはわかるはずだ。
君たちの世界に2chしか無いわけじゃないだろ。

>328
申し訳ないなんてこと、あるかよ。
たとえそれが気に入らない作品だったとしても、
情熱をもってそれを書いた漢がいたことを、俺は忘れない。

>329
今更じゃないと思うぞ。俺は激しく読みたい。

>330
誰かが書いてくれることには感謝の念は常にある。
その情熱には敬服する。
だが作品の出来は言いたいことを言おう。
勿論無言も一つの反応ではあるが。
わかってない連中の心ない言葉が悪いんじゃない。
わからせられない自分の腕が悪いんだ。
それを向上心に繋げられないものかねぇ、ブラザー。

>331
肩の力は関係ないと思うが。
創造のテンションを高くするのは作品の力。
その力が無いならば、そんな作品は滅んでよろしい。
乗れば30分で一本書けるあんたなら、時間の制約など無いに等しい。

>332
あれは怪談なんだろうか?
とりあえず何でかすみが「私たちのこと恨んでる」なんて
思うのかがわからん。百歩譲っても主人公が恨まれる理由あるか?
とりあえず更なる展開をきぼ〜ん。

こういう風に細切れにする作者って、その後の展開を
どの程度考えてるか知りたいなぁ。

>333
いくら何でも「救われました?」は無いだろ。日本語感覚疑うぞ。
で、TLSネタの小説は上を見れば結構あるようだ、残念だったなブラザー。
335329:01/09/24 04:19
>今更じゃないと思うぞ。俺は激しく読みたい。
既に2chで晒してるから今更だよ。マジで

ちなみに、作品の批評に関しては
ほめ言葉ばっかだと俺は逆に引く
個人的には何が良くて、何が悪いかを
指摘してくれると助かる。

>わかってない連中の心ない言葉が悪いんじゃない。
>わからせられない自分の腕が悪いんだ。
>それを向上心に繋げられないものかねぇ、ブラザー。

このことは感想つーか批評書く側にも言えると思うよ。ブラザー
336名無し@SS書き:01/09/24 04:38
>334
むむ、確かに貴殿の仰る通り。
我々職人は書いてナンボ、愚痴る暇あンならSS書け!といった所ですか。
自分の情けない所晒して同情誘うっつー時点で>>331でも書いてる
へたれのエクスキューズにしてるんですからな。
読者が待ってるのは傷の舐めあいレスではなく、SSなんですから。

明け方の死にかけた脳ミソに、ビンタ食らったみたいにズシリと来た
ありがたいお言葉です。発奮しました。

待っておれ皆の衆!近々必ず>>328のSSを書き上げてみせようぞ!
337名無し編集部:01/09/24 10:27
SS職人達よ、書きまくるのだ!
批評は良くも悪くも出てくるものだ。
その意見に耳を傾け、推敲し、
第2版、第3版を書き上げていくのだ。
それは、新たなSSの糧となるであろう。
338334:01/09/25 00:28
>335
ブラザーの書いたものが何なのかは俺にはわからないけど
推敲し直して何処をどう変えてみた、とか言ったら俺は読み比べてみるよ。


とりあえず昔の発言だが、このスレの位置づけは

21 :16 :2001/06/04(月) 01:58
難しく考えないで、落書きの見せ合いっこだと思ったほうが
みんな書きやすいと思うけどねー。
>>1にはスマナイけど、落書きを誰かに見せようと思って書かないでしょ。普通。

ってので良いと思うのよ。
良いじゃん、自ら敷居を高くしなくてもさ。

リメイクでも「ここが変わったのを是非見てもらいたい」
って狙いがあるなら俺は大歓迎するよ。
339334:01/09/25 03:24
じゃあこのスレに上がったものの幾つかについて
今更ながら感想を言っていこうか。
その中にブラザーのもあるかもしれないしな。
俺は3は未経験だから、3ものについてはどうも馴染みが薄いんだけれど。

>>33 「里佳と弟君マターリ下校会話」
 こういうのって「良いんじゃない?」としか言いようがないな。

>>49-55,>>104-112,>>130-138 「3バカ ばーさす 3人娘」
 これは出来が良い、と思ったな。キャラは立ってるし
 文章のリズムが凄く心地良いんだな。しかもきちんと完結したし。
 傑作。

>>56-57 「遊季×梢」
 いきなりエロに行かれて面食らったな。
 身体測定から書いた方が良かったと思う。
 なんかこれ読むとこの作者は笑SS書くうちに成長した、って気はする。
 「遊季らしくていいなぁ」ってまとめ方はちょっと違和感ありかな。
 「遊季らしいなぁ」の方が良いと思うが俺梢のキャラ知らないしね。

>>59-61 「里佳と弟君、思い出話おままごと編」
 胸の話とか正直無理があると思ったがやっぱり本編知らないんでねぇ。
 「昔に戻っておままごと」とか話の運びに結構無理があるとは思う。

>>75-81 「地元花見」
 主題は同じ学校に行かない&恋人無しのかなの哀しみ、だろうか。
 最後、それを強調しなくても良いのに……とは思うが好みの問題だろうね。
 「かなは自分の部屋に鍵をかけて出てこなかった。
 次の朝にはいつものかなだった。」みたいな方が好みではある。

>>100-101,>>115-117,>>123-125,>>146-149,>>170-173,>>183-186,
>>188-189,>>191-193 「安桃嘘リプレイ」
 これは作者、よく頑張ったと言うしかない。
 着眼点がまず良かった。
 終始キャラクター視点でなくプレイヤー視点ってのが。
 良作。
340334:01/09/25 03:29
>>339の続き

>>120-121 「卒業式-かすみ」
突っ込むとしたら、青葉台の卒業式は
クラス関係なしに名前呼ぶのか?、ってことかな。
ストレート過ぎ&かつ起伏が無くて印象に残らない。

>>154-155 「卒業式-木地本」
上と同じ人が本当に書いたんだろうか。
頼むからこっちの路線で続けてくれ、と言いたくなる。

>>214,>>225-226,>>238,>>242-244
 「ニンニン忍法絵日記の人」の「修学旅行でのかくし芸」
 ネタは殆どわかるんで、凄く楽しめた。
 作者がネタに引っ張られるんでなく
 ネタを自在に操ってるようなのが素晴らしい。

>>260-261,>>265-267,>>275-276,>>280,>>286-8,>>293-296
 「ニンニン忍法絵日記の人」の「玉藻霊異記」(と仮にしておく)
 まだ完結してないのだが、この人の文章には毎度感服。
 読みやすいよねぇ。それにこの軽快さ、良いよねぇ。
 完結まで相当時間かかりそうだけど他の人には出来ないことだから
 頑張ってくれよぉ、と心からエールを贈りたい。

>>318,>>321-323
 この後の話が全然読めないところだなぁ。
 >>322みたいな文章、全部語尾を「〜だった」としないで
 少し他のを混ぜてみると良いと思う。

SSとは言い難い妄想は除外。他スレに上がったものについてはまた後日かな。
結構当時も感想付けてるんで、二重になってるものもあるが許してくれぃ。
341329:01/09/26 00:10
>334
ここまでまとめて1つ1つに感想を書いてもらうと
正直、頭が下がる思いだ。ありがたい。
ちなみに俺のも入ってる。

推敲しようと思ってたやつはこのスレ以外のTLSスレにUPした奴だけど
推敲したとしても誤字脱字修正程度しか考えてないので
上げたとしてもSSスレの方に上げようかと思ってる。
そっちの方がTLSやらない人の反応を見ることができるし・・・
こっちには新しいのを書いてUPしますよ。(どっちも今すぐには無理だが必ず)
まぁ俺はコテハン使う気ないので名無し名義になちゃうけどね
342334:01/09/26 02:56
他スレのSSとなると旧かすみスレの終盤に上がった
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/gal/985616842/599-647
「かすみの日常」は凄くよかった。
こういうの書けるセンスは羨ましい。
この作者に注文をつけるとしたら、当時も書いたが
「君子とさつきを交えてのリメイクきぼ〜ん」だなぁ。
文章読みやすいし、情景も浮かび上がってくるし
なんだか幸せな空間だよ。

一方でそこの604-618にある「純愛系エロ ずっと前から」は
まず文章の書き方がさ、普通ならこれで良いんだけど、
ことWEB上の文章創作、ってことなら改行と空白行をもっと使った方が
絶対読みやすくなると思う。
これ、当時「かすみっぽくない」と思った記憶があるけど
描写のあちこちでちゃんと「かすみ」してるんだよね。

で、違和感が拭えないのは積極的過ぎるから、かなぁ。
初エッチからかすみが「お尻におねだり」ってのはやっぱり違うと思うし。
かすみって少女趣味で恥ずかしがり屋の女の子だと思うから
(勘違い女っぽいのはたしかなんだが)
その辺きっちり描いてくれれば、多くの人の「かすみ」像は外さないと思う。

せっかく「愛し合う男女がどんなことをするのか」を
「みんな知っている(けど私は知らなかった)」って流れなのに
「あなたの部屋に何度か入ってベッドの下の(ビデオを見てる?)」
ってのは大いに破綻していると思うし。

「愛し合う男女が何をするか知らないけど、膜は取っておきたいから
お尻に二本指を突っ込んでオナニーする女」に萌えるか、って
俺にはかなり難しいところ。

初めての恐怖感とか身体を晒す恥じらいとか、
そういうものは最初の方にちょこっとあっただけだし。

エロ描写自体はこなれてる。
丁寧だし、手慣れてる感じ。
言葉の選択も問題ない。
だから余計に「かすみの初めてのエッチ」としては違和感が残る。
この作者さんは、「あれから五年後、かすみとの愛欲の日々」
みたいなものを書いた方が生きるんじゃないかと思う。
334とは嗜好が似てる……というよりは
334が結構一般的なこと言ってるだけなんだろうな。

334が挙げた中では未完のものも含めて
「3バカ ばーさす 3人娘」
「地元花見」
「安桃嘘リプレイ」
「ニンニン忍法絵日記の人」の「玉藻霊異記」
「かすみの日常」
はたしかに楽しんだ。

他スレでは
総合スレ3最後の里佳補完SS
君子板の腋毛が直毛氏の奴
エロ漫画小説板の笑もの
避難所のあゆみSS
このあたりかな、個人的佳作は。
でもTLSネタなら取り合えず読みたいってのは本音。(ボソリ)

他のジャンルに比べたらやっぱり選択肢少ないし。
345SS職人候補生(略):01/09/26 08:51
>337−343
確かに、SSに限らず作品は形にしない事には始まりませんね。
「形にすれば『形』が見える。形が見えれば作品が見えてくる」
っていうのは私の師匠の言葉です。
つまる所、どんな作品であろうと形として発表しない事にはいい所も
悪い所も見えてこないという事でしょう。

私のSSについてはこちらでも向こうでも色々言われていますが、やはり個人的には
「よかった」一辺倒の感想はどうかと思ってます。良かったなら良かった所を、
悪かったならそこを指摘して頂けると書く側としては非常にありがたいです。
私がここで書いたSSは>339でレスで批評を頂いていますが、全くその通りで
作者として何も反論できません。レスを読んで未熟さを改めて痛感した次第です。
成長云々のくだりは自分では何ともわかりかねますが。

現在は故あって笑SSの続きを書けませんが、続きを書いた時には
是非とも334・343氏の辛口のご感想を頂きたいと思います。
ご批評、ありがとうございました。
346334:01/09/28 02:48
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/gal/987966513/301-305
今日は>>345氏がかつて君子スレに上げたSSについて

301
>「風呂上がり」と「冷たい手」ってどうよ?
>押し殺して泣く ←声を、とか補う必要ありそう
302
>心臓が大きく一回脈打って   これって重複表現かねぇ。なんか不自然かと。
>君子の方から顔を近づけてきて俺の唇にキスしてきた
 盛り上げるところなのに「〜してきた」って語尾で損してると思う。
303
>顔面をハンマーで殴られたような衝撃  後頭部を、じゃなくて顔面?
305
>「ううん、そんな事ない」  この一言だけ浮いてる気も

で、冒頭に挿入される歌の歌詞は俺的には○。問題なし。
話自体は結構しっかりしてると思う。
ってかちゃんとしたものを作ろうって姿勢が伝わってくるのに好感。

あと、上とはちょっと違った次元の問題として
>ぬるぬるになった君子のつるつるのあそこを舌と指で愛撫した
に対する君子の反応と
>思わず君子は俺の肩に爪を立てる。
この前に君子がお兄ちゃんの首に腕を回す描写とか欲しいかも。

最初の方で君子の外見の描写とかはしてる割に
セックスの描写自体は殆どしてないでしょ。
それからするに笑SSは意外なほどそういう描写してるんで
「成長」って言葉やっぱり相応しいと思いますわ。
347334:01/09/29 21:03
http://yasai.2ch.net/gal/kako/972/972092485/94-98
過去ログからなんだけど、俺は↑好き。
鬱ラブってのが自分のツボに入るってのもあるし
最後まで、何一つとして生産的じゃないのが良い。
普通のラブラブは本編で嫌と言うほどやらなくちゃいけない(笑)んだから、
それ以外を補完してくれる人は本当、貴重に思う。

文章的には改行が多いし述語省略多いしで快適に読める。
エロ描写は少なくて暴力描写が多いけど、
己の罪深さが主題なんだろうからこれで良いと思うし。
あとは二行で対になるような文章を多用してるのが目につくかな。
うん、何て言うか、小説というより詩的だね。


同じくTLS1もので、
http://yasai.2ch.net/gal/kako/972/972092485/12-31
これ[IGもの]も結構好きなんだなぁ。
作者の人、途中で断念したってことになるのかねぇ。
でも此処まででも区切りは良いよね。

両方初代TLSもので、主人公は早川大輔。
で、暴力表現に冴え。レイプ。最後にそれを後悔(?)
ってのはあまりにあんまりな共通点なんだけど
台詞と台詞の間にこっちは空白行入るし
述語省略も無いんで別の人が書いたのかなぁ。
こっちの作者は「SSはもう手は出さない」とか言ってるし。
……でも、「女性の顔の産毛」なんてものを書く人が
二人もいるともあんまり思えないんだな。

こっちは殆どオリジナルのキャラだから、一人称描写に苦労してるような。
で、こっちは結局本格的にエッチ行く前に終わっちゃったけど
なんかこの後中途半端な処で解放しておしまい、か
相手を壊しちゃって「こんなことになるはずじゃなかったのに」ってなるか
どっちかなんじゃないか、って気がする。
ああ、やっぱり鬱ラブ。その救われないところが凄くいい。

自分のことだけにしか興味がないこの二本のSSの主人公と
それを書いた作者さん(達)が俺は好きだよ。

あと、読んでて思うのは「〜(し)た」とそれ以外
(「〜(す)る」「〜い」「〜う」等)の語尾、
これは本当に文章のテンポに影響するなぁ、と。
これをどの程度混ぜるかってのは半ば本能なのかねぇ。

この作者はそれが結構出来てる人だと思うんで、
他に書いたものがあったら読みたいなぁ、と。
348334:01/09/29 23:33
すいません(↑)
http://yasai.2ch.net/gal/kako/972/972092485.html
の94-98と12-31ということでご理解ください。
あゆみ純愛系エロ これからアップします
350登場人物:01/10/01 01:23

 舞台背景

なかよしルート瑞木あゆみ 告白後3ヶ月
つまりは6月下旬です。

 登場人物

 <瑞木あゆみ>
 主人公より一つ下の陸上部マネージャー。
 主人公の薦めで一年間温めた想いを
 木地本武史に告白するも受け入れられず
 自暴自棄になっての球技大会サボリ中
 心配して探しに来た主人公に叱咤され、立ち直った。
 色白で髪は腰まであるストレート。
 内気、引っ込み思案。
 思いこんだらとことん、というところがあるような。


 <木地本武史>
 主人公の中学以来の親友。陸上部では短距離。
 キザだが面倒見よさそうな良い奴。
 趣味は女の子に声をかけて回ること。
 存在そのものがかなり「濃い」が、特に後ろ髪はうざい。
     
 <君子>
 主人公の義理の妹。主人公と一緒にこの春青葉台から転校した。
 主人公にどの娘との恋愛が進行しているか教えてくれるが
 それ以上アドバイスしたり、誰かとくっつけようとかしない辺り
 なかなかに奥床しいと思う。
351登場人物2:01/10/01 01:24

 <七瀬かすみ>
 主人公の幼なじみ。君子の親友でもある。
 過度の少女趣味。音楽部。
 主人公には絶対の信頼を置いているらしく特に従順。
菓子作りの腕はプロ級らしい。
 おそらく主人公を好きだったのではないか、
 と思わせる節がある。
     
 <波多野葵>
 主人公とは中学以来ウマが合うケンカ友達。
 七瀬かすみの親友。
 中学はテニス部で有望な選手だったが、
 高校では演劇部で男役を演じることが多い。
 家は寿司屋で、飼い犬の名はまぐろ。
 波多野が寿司屋を継いだら美味しんぼの夏子さんみたいになりそうだ。
 改心前ほど荒っぽくもなく改心後ほど丁寧でもなく、中間くらいで。

 <森下茜>
 バスケット部。水際だった美人で、勉強、運動共に出来る。
 陽気で話しやすく、つまらないことでも一緒に笑ってくれるので
 男子に圧倒的な人気があるが
 交際には奥手で撃墜王の異名を持つ。

 <安藤桃子>
 テニス部。
 勉強、ルックス、運動神経と非の打ち所はないのだが
 ちょっと近寄りづらい雰囲気を漂わせている。
 中学時代、テニスで波多野に敗れて以来
 リベンジの機会を窺っているが……

 <丘野陽子>
 超高校級スイマーだが、天真爛漫すぎてトラブル多し。

 <香坂麻衣子>
 この春青葉台高校を卒業し、現在は教職を目指して勉強中。
 元家庭部。常識が少しばかり欠けてそうだが、
 ほんわかした彼女の前に出ると責める気も失せてしまう。
352この時初めて1:01/10/01 01:25

「先輩…」
「あゆみちゃん…」
あゆみちゃんが目を閉じてそっと顎を差し出す。
日中でも厚いカーテンがかけられたままの部屋。

曇り空の今日などは、今が何時であるかもわからない。
それでも毎日グラウンドに立ってる割に焼けないあゆみちゃんの白い顔と
明るいところでは桜色そのものの唇はその存在を強烈に主張している。
家具のほとんど無いこの家では、俺とあゆみちゃんは
ただ一つ残された、布団が敷かれていない
部屋備え付きのベッドに座るしかない。

俺はあゆみちゃんの可憐すぎる唇に吸いつき
舌を入れてあゆみちゃんの口腔を目一杯貪る。
先月はディープキスに驚いてむせかえったあゆみちゃんだが
少しは勝手を掴んだのか、控え目ながらも舌を絡めてくれる。
右手をあゆみちゃんの華奢な肩に
左手をあゆみちゃんのかぼそい顎にそっと当てて軽く固定し、
俺達はより積極的に唾液を交換する。

俺は不用意に侵入してきたあゆみちゃんの舌を吸ったり
唇であゆみちゃんの舌を挟んだりして、少し困らせようとする。
目を大きく見開き、呼吸のリズムを乱しながら
律義に驚いてくれるあゆみちゃんの反応は期待通りの可愛らしさだ。
353この時初めて2:01/10/01 01:26

柔らかくゴムマリのような弾力のあるあゆみちゃんの肌、
きめ細かい質感のあゆみちゃんの舌。
触れた部分から伝わるその優しい温かさ。
触れ合っている時間が与えてくれるこの感覚を
きっと幸せというのだろう。

頃合を見計らって俺はあゆみちゃんの口唇から離れる。
目を閉じたままのあゆみちゃんの薄い唇との間に、
名残りを惜しむかのように透明な糸が引かれる。
あゆみちゃんの頭が遠ざかるにつれて糸は垂れて下向きの弧を描き、
やがてベッドのマットに落ちて沁みをつくる。

もったいない。
それがあゆみちゃんのものであるならば、
髪の毛の一本、唾の一滴に至るまで無駄にしたくないのに。

キスの最中ずっと閉じられていたあゆみちゃんの瞳がゆっくりと開いた。
俺が視線を合わせると、白い頬がぽおっと染まる。
見つめられるだけで赤くなるのがなんともあゆみちゃんらしいと思う。
今さっきまであんなに深いキスを交わしていたというのに。
354この時初めて3:01/10/01 01:27

次はどうしよう。俺の胸は早鐘のように打つ。
あゆみちゃんは真っ赤になったきりうつむいて、俺と目を合わせようとしない。
二人の間に流れている空気は、相当にぎこちないものだった。

付き合うようになった、といっても殆ど一緒の時間を持てないせいだろうか
あゆみちゃんは俺の前でしょっちゅう何かを言いかけては飲み込んだり
下を向いてモジモジしてばかりいる。

お互いに、いざ顔を突きあわせてしまうと
どういう風にふるまったら良いのかがわからない。
なにしろ、付き合っていきなり遠距離恋愛になってしまったんだから。

手紙を交わす。
電話代を気にしながら電話をかける。
二人に許された付き合い方はそれしか無かったのだから。

「……あゆみちゃん」
「……先輩」
あゆみちゃんは上目使いでこっちを見た。
……俺と目を合わせてくれない。
「嫌なら……良いんだよ、そういうことって急がなくたってもさ……」
「いえ、大丈夫です」
間髪を入れない返事。
あゆみちゃんが顔を上げ、訴えかけるような視線を向ける。
「全然嫌なんかじゃありません。先輩ならっ、先輩ならっ!」
きっと口を結んだあゆみちゃんの一生懸命な眼差しを浴びながら
そんなあゆみちゃんの余裕の無さに少し疲れてしまう自分を感じていた。
355この時初めて4:01/10/01 01:29

付き合いだしてからも日常は何も変わらなかった。
もちろん俺は転校したのだから「何も変わらない」わけはないのだが
あゆみちゃんは二年生になったこと以外は、今までと何ら変わりなく生活しているのだった。

彼氏が出来たとはいえ、一緒に帰ることも遊びに行くこともない。
いくら恋愛の形は人それぞれだ、といっても
遠距離恋愛してる人だって少なくはないよ、といっても

会いたい時に会えないもどかしさには
万人共通の処方箋などありやしない。


「ねぇ、あゆみちゃん」
あゆみちゃんが、何ですか、と怪訝な表情をする。
俺は笑顔を作ってあゆみちゃんを手招きする。
「ここに座ってよ」
「え……」
とは言ったもののあゆみちゃんはスカートを手で折って俺の膝の上にちょこんと座る。
あゆみちゃんのすらっとした体から、かすかに柑橘系の香りがした。

あゆみちゃんをゆっくりと抱き締めようとする。
あゆみちゃんが腕をちょっと上げてくれたから、その体に直接手が触れるはずだ。
だが、腰に回そうとしたはずの腕は、なかなかあゆみちゃんの身体に触れない。
やっとあゆみちゃんの温もりを感じることが出来たのは、
それからさらに、長い長い数瞬後のことだった。
その間、俺は一瞬ごとに「まだ身体に届かない」ことへの驚きを叫んでいた。
なんて……なんて細いんだろう。
二の腕だけで抱き締めることだって出来るんじゃないだろうか。
そんな考えすら浮かんできてしまう。
356この時初めて5:01/10/01 01:29

「ねぇ、あゆみちゃん」
「……先輩、何……ですか?」
まるで「何か気に障りましたか」といった風に
俺の膝の上でおそるおそる聞き返してくるあゆみちゃん。

「あゆみちゃんってさ、本当に細いね」
ビックリしたかのように目を大きく見開くあゆみちゃん。
あゆみちゃんぐらい細ければ誰だってそう言うだろうに、
どう反応すれば良いのかわからない面持ちだ。
男が女の子を細い、って言う時は、99パーセントは誉め言葉なんだがなぁ。
俺は言葉を続ける。
「三人くらい同時に抱き締めることだって出来ちゃうんじゃないかなぁ」
「三人?」
小さな声で聞き返してくるあゆみちゃん。
「ごめんなさい、身体……私、全然……」
「そういう意味じゃなくてね」
俺は微笑んでみせる。小動物の警戒心を解こうとする時のように。
後ろ向きのあゆみちゃんには見えないかもしれないけど
微笑みが空気となって伝わってくれることを願う。
「スレンダーな、あゆみちゃん、凄く素敵だね、ってこと」

僅かに続いた沈黙を破って
「……その……ダイエットとかは……してないんですけど」
ようやく誉められているとわかってくれたのか、恥ずかしそうに照れるあゆみちゃん。

「母さんは『そんなに痩せてるから貧血になるのよ』って言うんですけどね」
「貧血かぁ。レバーとか食べて克服しないとね」
「……そうですね」
あゆみちゃんは何だかちょっと不服そうだった。
う〜ん、「貧血で倒れちゃうあゆみちゃんも好きだよ」って言えば良かったんだろうか?
いや、それはいくらなんでも非常識だろう、とその考えを打ち消す。

あゆみちゃんの一挙一動に過敏になってしまう自分がいる。
でも、それが、そのソワソワドキドキした感じが
俺にとって、あゆみちゃんは特別である、という何よりの徴(しるし)だった。
357この時初めて6:01/10/01 01:31

転校先で友人は出来たが、俺の恋愛の話をすることはなかった。
聞こえよがしに「俺は遠距離恋愛してる」と吹聴している奴もいたが
話を聞いてみればせいぜい「同じ地区の違う学校に通ってる」とか
「違う地区の学校に通ってるけど家は近い」とか
手を伸ばしても届かないところにいるわけじゃなくて、

またそういう奴に限って
「休日にも会えないなんて、そんなの付き合ってるって言えないよな?」とか
「俺の距離が限界だ」と言わんばかりの口調だったりして、
その想像力とデリカシーの無さに、実のところ俺は少々閉口していた。

だから俺は引っ越し先では、付き合うことには別に興味無い、って顔をして
「連絡を取り合ってる友達は何人かいるけど、恋人はいないよ」なんて言ってた。
実際あゆみちゃんから手紙をもらうのと同じくらいの頻度でかすみから手紙も来るし
森下さんや波多野、波多野に勝ったっていう安藤からの手紙ももらっていた。

やっぱりと言うべきか、一番返事を書きやすかったのは波多野だった。
あいつは手紙にすると女らしい部分が喋る時よりずっと出てきて、
それとあいつ本来のいやみのないサバサバしたところが混じって
手紙を読むのも書くのも楽しめる。

かすみは俺の心配ばかりで、安藤は勝負の話ばかり。
ま、この二人については返事を書く内容には困らない。
安藤には「次は菓子作りでかすみと勝負だ!
審査員は元家庭部の香坂麻衣子先輩」とかそういうノリで書いてる。
しかし安藤も、さすがに丘野さんに水泳で勝つのは無理だったっぽい。
野人丘野は健在だな。きっと今年も全国大会で上位に食いこむんだろう。
安藤もテニスだけやってれば相当いい線行くと思うのだが……でももう三年だしな。

かすみには「俺の心配するより自分の心配しろ」って毎回書いてる気がする。
適当に書いて、行き詰まったら君子に「続きは頼む」って言う。
それが俺のスタイルだ。
かすみも俺と君子に別々に送らないで
俺と君子の二人宛に送ってくれていいのに。
358この時初めて7:01/10/01 01:32

いつも返事に苦労するのは森下さんとあゆみちゃんだった。
森下さんは、おお、テンション高いな、と思えば急に低くなったり
「開かずの教室が開いたの」とか、何だか取り止めがなくて、
そのせいだろうか、こっちも当たり障りのないことばかり書いてしまう。

あゆみちゃんの手紙で困ってしまうのはそれとは全く違う種類の問題で
当然といえば当然なのだが、
陸上部の話題、それも木地本のことが多いことだった。
木地本からは手紙が来たためしがないから、
奴の最新情報が入ってくるのはありがたいと言えばありがたいのだが
あゆみちゃんの近くに木地本がいる、というのは
わかっていてもあまり良い気分じゃなかった。

木地本はあゆみちゃんのことを(女の子としては)何とも思ってない、とはいえ
あゆみちゃんは今、木地本のことをどう思っているのか
そんなことをしばしば考えてしまう。

ただの「三年で一番速い先輩」なのか
「格好良い先輩」だったとしたら、それがまた、別の気持ちに発展しないか
この夏の大会で引退ということもあって、
木地本は今までより格段に練習出てるみたいだし
まるまる一年憧れ続けた人の最後の貴重な時間を
近いところで一緒に過ごしているんだ。
想いが再燃することが絶対ない、なんて誰にも言えないだろう。

俺はあゆみちゃんを信じてる。
でも、信じてる、なんて他ならぬ自分に対して言ってること自体
あゆみちゃんを疑ってる自分もまた存在してる、ということだ。

かといって、直接彼女にそれを問うことは出来ない。
信じてるから。
信じてる、という言葉で疑問を覆い隠してるだけなのかもしれない、とも思う。
でも、疑いの言葉はきっと互いを傷つけるだけだろう。
ならば、覆い隠すだけでもいい。
疑問を眠らせたまま、目を覚まさないままにしていたい。
359この時初めて8:01/10/01 01:33


制服のあゆみちゃんの背中が、俺の胸に、腹に当たっていた。
肩幅は、俺より二回りも小さい。
膝の上に座ったあゆみちゃんのお尻も、やっぱり一回り半くらい小さい。
明るいところでは奇麗な天使の輪を見せてくれる、光沢のある髪。
渦を巻く白いつむじに口付けする。髪からは少し汗の匂いがした。

「あゆみちゃんって、頭の形もすごく可愛いね」
「えっ……先輩ったら……もう……」
あゆみちゃんの語尾が次第に小さくなる。

陸上部の皆の活躍のために、自分の時間を割いて悔いることないあゆみちゃん。
陸上部の皆のことを心から心配できるあゆみちゃん。
君がゴールで待ってくれるのなら100メートル11秒でだって走れるだろう。

健気で一途な頑張り屋さんのあゆみちゃん。
照れるとすぐに髪をいじる、恥ずかしがり屋のあゆみちゃん。
そんな君をもっと見ていたい。

動物にも優しさは伝わるんだろう。ユゲに人一倍なつかれてるあゆみちゃん。
驚く顔が、微笑む顔が、緊張した顔も可愛らしいあゆみちゃん。
そんなあゆみちゃんをこうして抱き締めていられることに、胸が詰まった。
「あゆみちゃん、会いたかった、本当に」
俺の視界がにじんだ。
360この時初めて9:01/10/01 01:34

最初からこの形だったから、
距離が離れていても、二人はもっているのかもしれない。

半年とか一年を恋人として一緒に過ごして
それから距離が開いてしまったのなら
きっと……きっと寂しすぎるよ。

「……先輩」
あゆみちゃんが体を左にひねる。
俺達はそのまま、今日二度目の情熱的なキスをする。
両手であゆみちゃんの肩を正面から掴んだ。
少し力を加えたら折れてしまいそうな細い肩。
あゆみちゃんは力を抜いて、俺にその華奢な身体を任せてくれている。

俺の家が引っ越した直後、団地の権利者が亡くなった、とかすみに聞いた。
なんでも、あの団地の土地は、個人で所有していたのだという。
なにしろ田舎だからな……そういうことも往々にしてある。
しかしあれだけの広さの団地だ、遺産相続は揉めに揉めているらしい。
詳しいことまでは知らないし、さほど知りたくもないが、
委託されていた不動産業者も身動きが取れなくて困りはてているらしい。

ゴールデンウィークに一日だけ帰ってきた俺と君子は、
家の鍵がまだ使えることに驚かされた。
勿論正規の鍵は大家に返したのだが、
物を無くしやすい俺と君子は、一つずつ鍵のコピーを持っていた。
かすみと君子と三人で俺の家だったところを訪れた時
新しい入居者もいないみたいだから、と
懐かしさも手伝って悪戯半分に鍵を入れてみたら
ガチャリと鍵は回り、扉は元の主を迎え入れてくれたのだった。
361この時初めて10:01/10/01 01:36

今、俺とあゆみちゃんはこの部屋、つまりかつて俺の部屋だったところにいる。
夜行で向こうを出てきたからこっちに着いたのは朝九時半だったものの
午後三時には駅に行かないと、今日中に家に帰ることは出来ない。
今回の帰郷(この言葉で語弊は無い、と思う)は強行軍だった。
君子も相当来たがっていたが、何だかんだと理由をつけて断った。

君子と一緒にいると、どうしてもかすみと過ごす時間が増えてしまう。
GWの時あゆみちゃんと君子を会わせたのだが、なんとも微妙な雰囲気だった。
あゆみちゃんと君子は同じ学年だけあって、変に遠慮しあうのだ。
あゆみちゃんはそのことについて特に何も言わなかったが
君子が帰りの電車でポツリ漏らした「なんだか疲れちゃったね」という言葉は
あゆみちゃんとのことを指していると思えて仕方なかった。
俺自身、あゆみちゃんと別れる時に
なにがしかの解放感めいたものがあったことを否定できない。

そういったわけで、俺は君子を一緒に来させないために
あえて夜行日帰りの強行軍を選んだのだった。
362この時初めて11:01/10/01 01:37

午前中はあゆみちゃんが部活に行ってたので
かすみと波多野と三人で会っていた。
意識過剰かもしれないが、俺はかすみとは二人きりで会ってはならない気がして
だから無理を言って波多野に来てもらったのだった。
「まぐろの散歩がな……」とか「邪魔しちゃ悪いよ」とか
来る前は散々ゴネてた波多野だが
「ヨォ、けっこう髪伸びただろ」ってカツラ被って現れたり、
安藤に勝つまでは髪を切らない、と宣言したり
こちらの期待通りにピエロを演じてくれて
終始黙りこみがちなかすみをリードし、場を盛り上げてくれた。

別れ際も、かすみはひどく名残惜しそうだった。
そんなかすみの肩を波多野が絶妙のタイミングで叩く。
「……じゃあな」
「ああ、また来月おいでよ」と波多野。
「……元気でね」とかすみ。
俺は二人に手を振った。
かすみは大丈夫だろう。何といっても波多野がついてる。
……でも、俺が引っ越してからもう三ヶ月近く立ってるんだぞ。
いい加減立ち直れよ、な。

あゆみちゃんとの待ち合わせは12時半に神社で、だったのだが
神社に向かう道で、不意に後ろから声がした。
「せっ……」
えっ?この声は……。
聞いた瞬間、心臓がドクンと一際大きく打った。
電話線越しじゃない「ナマ」の声。
俺は振り返る。
「先輩!?」
やっぱりあゆみちゃんだ。
こんなところで会えるなんて……。
自分がドラマの一場面に入ったような気分。

せいぜい十分ちょっと、会うのが早まっただけだってのに。
こういう時に、俺は自分があゆみちゃんを本当に、本当に好きだってことを
否応なしに自覚させられるんだ。
363この時初めて12:01/10/01 01:39

「ふぅ、ちょっと時間が浮いたね」
「えぇ、良かったです」
俺を下から見つめるあゆみちゃんの視線はこの一月半の変化を探しているのだろうか。
俺が見つめかえすとあゆみちゃんは肩口の髪をいじる。
気付いてるかどうかわからないが、照れてる時のあゆみちゃんのクセだ。
……俺の好きなクセだ。
「先輩と……少しでも長くいたいから……」
今度は俺が照れる番だった。
照れてる俺を見て、あゆみちゃんは口元をクスッとほころばせる。

「こ、これからどこ行こうか?あんまり時間無いんだけど」
「え……」
あゆみちゃんが俺とは逆側に首を少し捻る。
何か考え込んでる風情。
遠くを見つめている視線。
その端正な横顔に俺は見入ってしまう。

先月から、また綺麗になったんじゃないかなぁ。
会う度にあゆみちゃんは綺麗になってるような、そんな気さえする。
近くにいたらこのことには気付かないかもしれないな。
近くで日一日綺麗になるあゆみちゃんを見ていることが出来ない
そんな俺の精一杯の強がりと慰めだ。

何処に行くかをすぐには決められなくて
ただ何となく、俺とあゆみちゃんは街に向かって歩いた。
ウィンドウショッピングかな、カラオケが良いかな。
それとも浜辺だろうか。ゲーセンってキャラじゃないし…。
やっぱり話が出来るところが良いよな。
喫茶店かケーキ屋かそれともファーストフードが自然だろうか?
もう繁華街まで少ししかない。それなのに行き先を決められないこと、
うまくあゆみちゃんをリードできていないことに俺は焦りを覚える。
364この時初めて13:01/10/01 01:40

ふと、肩口に見えていたあゆみちゃんがいなくなる。
慌てて振り返ると、あゆみちゃんは俺の二歩後ろで足を止めていた。
うつむき加減のあゆみちゃんからは何やら思い詰めた雰囲気を感じる。
前髪に隠された瞳は、俺を見ているのかどうかわからない。
「どうしたの?あゆみちゃん」
呼びかけると、ゆっくりとあゆみちゃんの顔が上がる。
あゆみちゃんは真っ赤になって、でも表情は真剣そのもので
それを見た俺はあゆみちゃんの言葉を待たなくちゃいけない気がして
何も言えなくなってただ唾をゴクリと飲みこんだ。

あゆみちゃんの口がゆっくりと小さく動く。
彼女はたしかに「私、先輩の家に行きたい」と言った。


そういえば、あゆみちゃんを家に招いたことは一度も無かったな。
とはいえ、あゆみちゃんがどういうニュアンスでそう言ったのか
俺は真意をはかりかねていた。

誰もいない俺の家に行く、ということは……。
ただ俺たちの住んでいた処を見たいだけなんだろうか?
それとも……そういうことなんだろうか?
ただでさえあゆみちゃんといるだけでドキドキするってのに
予想だにしなかった展開に、俺は激しい動揺を感じていた。

いや、いつかそうなることは勿論考えないわけじゃない。
ただ、その考えが現実味を帯びたことは無かった。
きっとそれは俺とあゆみちゃんの約束
「瑞木あゆみは俺が戻ってくるまで他に誰も好きにならないこと」が
守られた後にあるものだと思っていたから。
俺があの街に戻ってきてからのことだと思っていたから。
365この時初めて14:01/10/01 01:41

あゆみちゃん、何を考えているんだろ。
さりげなさを装いながら、横目でちらっと見てみる。
さっきよりさらに目深に俯いてるあゆみちゃん。
前髪の向こうで、あゆみちゃんが下の方ばかり見ていることはわかる。
これ以上露骨にやると、見ていることをあゆみちゃんに気付かれちゃうかもな。

こんな時に話しかける言葉が、見つからない。
あゆみちゃんの真意が何処にあるのか探るには、
話をどう振るか、を決めなくちゃいけない。
でもあゆみちゃんがどう思ってるのかによって
話の振り方も違ってくる。

家を見たいだけだよね、ってつもりで話を振って外すのも
エッチするんだよね、って確認取るのも勿論そこで外すのも
どちらにしてもこの沈黙を更に重くするだけだろう。
家を見に来ただけだよね、って振って、その通りだった場合のみ
気まずい雰囲気を続けないで済むんじゃないかと思うのだが
どうもその選択肢に自信を持てなかった。

無言で歩いているうちにあゆみちゃんと俺は団地に着いてしまう。
近所に住んでいた誰かと会ったらどうしようか、と思ったが
結局誰ともすれ違わないまま俺の家だった部屋の前に着いた。
相変わらず新しい表札は無いままだ。
鍵穴にコピーの鍵を差す。
鍵が開かなければ、入らなくても済む。
これから先の展開が読めない俺は、どうも弱気になってしまう。
あゆみちゃんは先ほどのあの一言から終始無言で、今はじっと俺の手元を見つめている。
その沈黙が俺には重い。
ちょっと力を入れるとガチャリと音を立てて鍵は回り、扉は開いてしまう。

「お邪魔します」
久しぶりにあゆみちゃんの口から出た言葉がそれだった。
家には他に誰もいないというのにあゆみちゃんはひどく神妙そうな面持ちだ。
366この時初めて15:01/10/01 01:42

あゆみちゃんは玄関からリビングだった処に入るとキョロキョロ見回した。
「ここに先輩は住んでたんですね…」
何も無くてごめんね、と言うと
そんなことないですよ、とあゆみちゃんは笑ってくれた。

「それに、こういう風に家具が置かれてない部屋って、
新婚さんが家を見に来たみたいで……その……」
頬を赤らめるあゆみちゃん。
その仕草を見ていると、何だか俺まで照れてしまう。
あゆみちゃん、そんなこと考えてるのかぁ。
たしかにそういう機会でもないと、
家具のまるっきり無い家を見ることなんてなかなか無いだろう。

あゆみちゃんは俺の住んでいたところを見たかっただけなんだ。
俺はちょっぴり失望しながら、でもホッと息をついていた。
これで良いんだ、そうだ、これで良いんだ。
水も出ないし電気も止まってるから、何も出せないことに今更気付く。
こんなことなら帰り道で何か買ってくれば良かった。
相変わらず気が回らない男だなぁ、俺って。
「あゆみちゃん、何か飲み物買ってくるけど、何が良い」
集合住宅の強みだろう、自販機は団地の中にある。
往復してもせいぜい五分くらいだ。
俺は玄関で、靴を履くためにかがむ。

「先輩!」
特に大声だったわけじゃない。
だが、声の響きに俺は凍り付いてしまう。
明らかに今までと違う雰囲気。
「私…子供じゃありませんから」
こんな俺で良いのだろうか。
気まずい沈黙に支配されるばかりの俺で。
367この時初めて16:01/10/01 01:43

付き合い始めて初めてわかったことだが、
他の奴らと話す感じであゆみちゃんと話してても、妙に噛み合わない。
何だか生まれもったリズムが違うんじゃないか、って思ったりする。
あゆみちゃんは俺を持て余しているのではないか。
そんな想像が頭をよぎる。苛々する。

そうした時にふと木地本を意識した喋り方をすると、
あゆみちゃんは本当に嬉しそうな声になる。
会話のテンポも良くなる。話も弾む。
だが……そんなのは木地本の出来の悪いコピーでしかない。
木地本の出来損ないのコピーの方が、
「自分らしくしてる」時の俺より話が弾む、ってのは妙に屈辱的で、
あゆみちゃんが喜んでくれてるのならそれで良いじゃないか、って気持ちと
それでも拭えない自尊心の瑕疵がないまぜになって
ある時はそんなこと全然気にもならないのに、ある時はそれがひどく苦しい。

仕方ないとも思うのだが、それでは何の慰めにもならない時もある。
あゆみちゃんは言う。
「やっぱり親友なんですね。先輩と木地本さんって喋り方が似てます」
違う、意識して似せてるんだよ、あゆみちゃん。
頭に浮かんだその言葉が口から出るのをようやく自制する。
368その時初めて17:01/10/01 01:47

こういう時、俺の顔があゆみちゃんに見えないことを
心底ありがたく思う。きっと、その時の俺は
口調ほどには表情を隠せていない。
嫉妬が作る無様な表情を。

こんな顔、あゆみちゃんには見せられない。
そう思うと、二人を隔てる距離さえ肯定的に思えてきてしまう。

もしかしたら、この形だったから、
こうして距離が離れているから、二人は保(も)っているのかもしれない。
とはいえ

だからといって離れていることが寂しくない、とは言えない。
だから俺は、そしてきっとあゆみちゃんも、
出会った時間の密度をできるだけ濃くしようとする。
互いに話したいことは山ほどあるのだが
あまりにそれが多すぎるみたいでうまく噛み合わない。

お互い「かけがえのない時間」だと思ってるから
充分すぎるほどそれを自覚してるから、
限られた時間にお互いの精一杯を出さなくちゃと焦って……
残るのは自己嫌悪ばかりだった。
369この時初めて18:01/10/01 01:48


セーラー服のスカーフをほどいてそっと引っ張る。
赤いスカーフがふわっと宙を舞って、床に落ちる。
胸元から覗くあゆみちゃんのブラは、暗い部屋にあってなお眩しいほど白かった。

正面からあゆみちゃんの胸に手を這わせる。
あゆみちゃんはわずかに悩ましい吐息を洩らしてそれを受け容れた。
キスしたまま胸をゆっくり揉むと、
口の中に入ってくるあゆみちゃんの息のリズムが乱れる。

子供っぽく見られがちなことを気にするあゆみちゃんだが、
その身体は別に幼児体型ということはないし
胸だってまだまだこれからにしろ、存在感が無いわけではない。
手のひらサイズともちょっと言えないかもしれないが
俺の手の動きに合わせて自在に変形する胸は
今しか味わえない手触りを与えてくれている。


俺の両手は揉む力の入る位置を、徐々に変える。
指が円に似た軌道を描きながら、
胸の中心にあるだろう突起に近づくごとに、
あゆみちゃんの腕に力が入ったり
体がぴくっと反応したり
口の中で息が止まったりする、
こういうちょっとした意地悪をあゆみちゃんに仕掛けるのが堪らない。
370この時初めて19:01/10/01 01:50

胸の中心に近づくにつれ、焦らすように進みを遅くしていた俺の指が
あゆみちゃんの両乳首を同時に刺激した。
「ん……ふぅっ!」
あゆみちゃんが体をのけぞらせる。

勢いで唇が離れた。
俺はあゆみちゃんの腰を抱え、布団の無いベッドに仰向けにそっと倒す。
「あゆみちゃん…」
下から見つめてくれるあゆみちゃんの目には涙がにじんでいた。
あまりにも涙が溜まった目元が綺麗だったから
溢れた涙を唇で拭ってあげる。


相手を大事に思うばかりに、相手を思いやりすぎて
相手好みの自分になろうとしすぎて
結果本来の自分を出せなくなってしまう。
いやというほど味わったそんなもどかしさ。

あゆみちゃんといると「こうしなきゃ、こうしなくちゃ」という
焦燥感ばかりに俺は苛まれる。
あゆみちゃんにはこうした方が喜ばれるんじゃないか。
あゆみちゃんはこういう話が好きなんじゃないか。
それがどんどん木地本を意識したものになっていくことに焦りながら
あゆみちゃんはこういうのが好きだろう、という
マニュアル的なものがあることに、
俺はもしかしたら寄りかかっていたのかもしれない。

今だって実はそうだ。
あゆみちゃんの涙を拭きながら、
「あゆみちゃんこうされるの嫌いじゃないだろうな」と、
「木地本ならこうするんじゃないかな」と、
そんなことばかり考えてしまっている。

あゆみちゃんが素の俺をもてあましているのと同様に
俺だってあゆみちゃんをもてあましてしまっているのかもしれない。
だからあゆみちゃんが木地本を意識させるのではなく。
俺が自ら木地本を意識してしまう……のだ。
371この時初めて20:01/10/01 01:51

互いの感情はあの屋上の時から変わってない、と思う。
ただ、普段一緒の時を過ごせないから、いざ二人になってみると

すれ違う。

どこか空回りしてる。

それが俺からただでさえ少ない余裕と理性を奪い
おかしなことばかりさせてしまう。


俺はあゆみちゃんの制服の上着に手をかける。
目を合わせると、あゆみちゃんは今にも泣きだしそうな顔をして、口元だけで微笑んだ。
そんなあゆみちゃんを前にして、
俺は自分の鼓動の速さと身体を循環する体液の熱さをひしひしと感じる。

あゆみちゃんは腕を上げて俺が制服を脱がすのを手伝ってくれている。
白いクロップトップブラが顔を出した。
制服やブラジャーも勿論白いのだが、それと比べると
あゆみちゃんの肌の色って、白ではなく透明だって気がする。

次は俺が服を脱ぐ番だ。
一瞬あゆみちゃんに脱がしてもらうのもいいんじゃ?と思ったが
俺自身がどれだけドキドキしてるのかを悟られたくなくって
やっぱり自分で脱ぐことにする。
まもなく俺はトランクス一丁になった。
股間の怒張がはっきりわかるのが恥ずかしい。

さっき触った時、ブラの上からでもあゆみちゃんの乳首の場所がわかった。
別にそこだけ固く尖っていたりはしなかった。
あゆみちゃんはまだ感じてないんだろうか。
俺は自分の息子が固くなる一方で
あゆみちゃんは感じていないんじゃないかと不安を覚える。
このままじゃあゆみちゃん置いてきぼりで、
俺一人だけ気持ち良くなっちゃうんじゃないか。
372この時初めて21:01/10/01 01:53

ふと新しい発見に気付いた。
「ねぇ、あゆみちゃんのおへそ見るの、初めてだね」
「や……やだ、先輩……恥ずかしい」
あゆみちゃんが少し顔を上げる。

こうしたことに気付くのだから、こんなにドキドキしながらも
俺はまだ冷静さを失っていないじゃないか。
それが俺を安心させ、積極的にさせる。

制服のスカートのボタンを外す。
あゆみちゃんの飾り気のないショーツが顔を覗かせる。
俺はあゆみちゃんのスカートを下ろした。

グラスに注がれた牛乳の色を湛える細い太腿、可愛い膝小僧。
滑らかに指を押し返す、弾力に富んだ手触り。
触れているだけで何ていうか……そう、単純に気持ちいい。

「初めてなので……優しく……してください……」
勇気を振り絞って告白するあゆみちゃん、でも
「お、俺だって……初めてだよ」
「えっ……」
ただでさえ不安げな表情をよけい曇らせてしまった。
「お、俺の初めても……あゆみちゃんだからさ」
あゆみちゃんは暗い部屋でもわかるくらい真っ赤になってる。
きっと、俺もだろう。

あゆみちゃん、俺が誰かと経験あるって思ってたのか……?
こんな時「経験がある」のと「俺の初めても君だ」ってのは
どっちが良いんだろ、としょうもないことを考えてしまう。
373この時初めて22:01/10/01 01:54

今の反応を見る限り、多分今この場では、
あゆみちゃんに安心してもらうには
俺があゆみちゃんをリードするためには
俺に経験があったらきっと良かったんだろうなぁ。
嘘でもそう言った方が良かったのかなぁ。
まぁ、今更言ってもしょうがないことだが。

「……先輩」
何時の間にか俺は俯いていたらしい。
俺の眼前にあゆみちゃんのブラが映っていた。
あゆみちゃんの声で俺は顎をあげる。
あゆみちゃんは今までに見たことがない優しい目で
下から俺をじっと見ていた。
「先輩……ずっと私だけを……見て………」
あゆみちゃんの表情がゆがむのは苦痛からではない。
その顔はこれ以上ないくらいには赤く染まっている。
「……ずっと……私だけを………あ、愛してください」

先のことなんて誰にもわからない。
そう思ったこと、言ったことは一度や二度じゃない。
でも今は、あゆみちゃんのその気持ちに答えたい。
あゆみちゃんが「ずっと」と言うのなら、
その通りにずっと、あゆみちゃんだけを見て
ずっと、ずっとあゆみちゃんを愛してあげたい。
374この時初めて23:01/10/01 01:55

あゆみちゃんのブラを脱がせる。
後ろにあったホックを取るのに少し手間取った。
さきほど、存在感が無いわけではない、と思ったものの
ブラを取った白い胸はやはりお世辞にも大きいとは言えない。
球とかメロンとか形容されるような丸みは当然無く
胸元から乳首までのラインはスキーの上級者コースを思わせる急勾配で
逆に乳首とアンダーバストは垂れることなく身体にほぼ垂直で
横から見ると直角に近い三角形を描く。
「あんまり見ないでください……」
頬を染めたあゆみちゃんはひたすらに可憐だった。
先ほど慈母を思わせた目は、今は汚れなき少女のそれだ。

もしかしたら二度とこの目に巡り会うことは無いのかもしれない。
この後のあゆみちゃんは、どこか変わってしまうのかもしれない。
俺が大好きな今のあゆみちゃんを永遠に失ってしまう、
そんな不安が胸に渦巻く。止まらない。

俺は正面からあゆみちゃんの可愛いおっぱいに手を伸ばす。
少なくとも「今」「触れているもの」だけは確かなものだと思えるから。
手の中に収まった白い乳房から、あゆみちゃんの鼓動の速さが伝わる。
俺は鼓動二拍につき一回を意識しながら、
親指側を動かすようにしてあゆみちゃんの胸を弄んだ。

愛撫を重ねるうちに、乳房の中心がツンと尖ってくるのがわかる。
右手の人差し指と親指であゆみちゃんの乳首をつまんで
料理に塩を振るときのように指を擦り合わせて刺激を加えると
あゆみちゃんの乳首はコリコリと固い感触を伝えてくれた。
375この時初めて24:01/10/01 01:56


「……ん……私の胸、まだ小さくて……」
あゆみちゃんが俺から目をそらす。
「とっても良い触り心地だよ。それに、大きさじゃなくて、
あゆみちゃんだから、あゆみちゃんの胸だから気持ちいいんだよ」
「……先輩」
あゆみちゃんが目を細めて息をつく。
馬鹿だな、あゆみちゃん。
胸が小さいとかそんなことで嫌いになったりしないよ。
「それに……さ……俺が大きく……してあげるから」
あゆみちゃんの方を見ないようにして、恥ずかしい台詞を何とか言い切った。

有言実行とばかりにふにふにっとあゆみちゃんのおっぱいをこねる。
「ふぅ……ぅっ……はっ、ぅんっ……!」
あゆみちゃんの息が切なそうな響きを帯び、俺はその声で硬度が増すのを感じる。
ああ、あゆみちゃんのこの声は俺にとって凶悪な娯楽だ。
「ふぁっ……先輩っ……っ……やっ……ぅん!」
もっと聞いていたくてたまらなくなる。
力を入れすぎないようにこね、寄せ、中心をつつく。

あゆみちゃんの胸は弾力に富んでいて
俺が手を離すとぷるっと揺れてくれる。
張りがあって、それでいてしっとりとした肌。
鼓動は俺より数段早い。

右手であゆみちゃんの左の乳首をつまんだまま、
空いている彼女の右の乳首に口をつける。
「えっ……やだっ、先輩っ!」
あゆみちゃんが声をあげたが、
俺は構わずあゆみちゃんの桜色した突起をちゅっちゅっと吸いたてる。
「……あっ!……あぅっ!」
声を出すたびにあゆみちゃんの白い喉が震える。
あゆみちゃんの細い両腕が宙をまさぐる。
何か掴むものを探してるようだった。
376この時初めて25:01/10/01 01:57

俺はあゆみちゃんの小さな乳首を吸い、小さめの乳輪に沿って舐め回し続けた。
汗の塩味のほかに何の味がするわけでもないが、
あゆみちゃんが感じてくれてる、というのが俺にとって最高のエッセンスだ。
「くぅっ……っ!……やっ、くすぐっ……ふぅっ!」
あゆみちゃんが嫌々をするように首を振る。
あゆみちゃん、なんて可愛いんだ。
あゆみちゃんの悶える姿を見ながら、俺はペースを少し上げてみる。
「……やっ……あっ……あっ……あぁ」
あゆみちゃんの腰が上に跳ねる。
俺はその腰をしっかり押さえる。
あゆみちゃんの両腕が、やがて俺の首に巻き付いた。

俺はあゆみちゃんの右の乳首から首を離して
今度はもう一方の乳首を舌先で転がした。
左手は当然あゆみちゃんの右乳首をクリクリといじくってる。

「……っ……ぅん!」
あゆみちゃんの綺麗な突起に歯を立てた。
苦痛と快感に眉を寄せるあゆみちゃんの目から涙が綺麗な滴となって
やがてこぼれる。

俺は体を今までよりも斜めにして、
空いてる右手をあゆみちゃんのショーツのラインに沿って軽く横に走らせた。
そして、いよいよ白いショーツの中に右手を滑り込ませ……ようとしたその時
熱い胸とは裏腹に、ひんやりと冷たい左手が俺の手首を掴んでいた。

俺が顔を見ようとすると、あゆみちゃんは首を左に振って目をそらした。
「あゆみちゃん……」
俺は、良いよね、と耳元で囁いた。
少しの躊躇いの後、あゆみちゃんの冷たい手の感触が離れる。
377この時初めて26:01/10/01 01:58

解放された俺の右手は一度あゆみちゃんの形の良いおへそまで戻り、
ノロノロと侵攻を開始する。
最終防衛戦を突破した俺の手があゆみちゃんのヘアをかき分ける。
自分以外の手が身体の大事なところに迫っている違和感に
腰をピクピクッと小さく反応させながら、
あゆみちゃんはそれでも健気に俺にその身を委ねてくれている。


「ふぅっ!」
あゆみちゃんの目が大きく見開かれた。
指があゆみちゃんの割れ目まで到達したのだ。

俺は乳首を口に含んだまま
割れ目を手のひらでグリグリと圧迫した。
熱。
そして少し湿っぽい空気を手のひらで感じる。
力の入る位置をこまめにずらして刺激してみる。

目を合わせると、あゆみちゃんは両肩で大きく息をした。
「もう一度息を吸って……吐いて……」
俺の指示にあゆみちゃんは忠実に従った。
そうだ、もっとリラックスするんだ、あゆみちゃん。
もっともっと、気持ちよくなろう。

身体を下にずらして、両手であゆみちゃんのショーツを下ろす。
あゆみちゃんの丘にはポワッとした毛が一掴みあった。
これがあゆみちゃんのあそこなんだ……。
下ろしたショーツを膝の下くらいで止めて、
ショーツと開いた脚の作りだす三角形に顔を突っ込む。
「やっ、いやっ!」
「これが……あゆみちゃんのあそこなんだ……」
近くでマジマジと観察する。
眼はとっくに慣れた、といっても部屋は暗い。
ピンクというよりはひたすら白いそこには、
一直線にスジが描かれていた。
俺は両手を使ってそれを広げてみる。
無彩色の世界では明るい灰色の、ヌメヌメした肉ビラがあった。
「ぁ……あぁ……ぁぁ……。」
あゆみちゃんは泣きそうな声を出して手のひらで顔を隠している。
ただでさえ恥ずかしがり屋のあゆみちゃんだ。
自分のいわゆる「恥ずかしいところ」が人目に触れているなんて
きっと死ぬほど恥ずかしいのだろう。
378この時初めて27:01/10/01 01:59

だが、こうやって意地悪をしていることに、
俺は背筋が麻痺してしまいそうな興奮を覚えている。
それにここの構造をよく把握しないと、次にどうすれば良いのかわからない。
まだ他の誰も見たことのないだろうあゆみちゃんの大事なところに
俺は軽く息を吹きかけた。
「嫌ぁ……ひくっ、先輩、嫌ぁ……」
あゆみちゃんは涙混じりに声をあげて、腰を浮かせて逃げようとする。
だがあゆみちゃんの脚は中途半端に下ろされたショーツで動きを封じられ
また極度の緊張からか、力が殆ど入らない様子だ。

「あゆみちゃん、怖くない、怖くないから……」
俺はあゆみちゃんの秘所に舌を這わす。
「……ひっ!」
あゆみちゃんの内股に力が入ったのを感じながら
綺麗に折り畳まれたあゆみちゃんの肉ビラに舌を這わす。
「あっ……ああっ、先輩、いやっ!」
濡れた粘膜を左、右、左と小刻みに刺激しながら駆け上がった俺の舌は
包皮に守られたクリトリスを発見する。
舌先を尖らせて皮の上からコロコロと転がすと
あゆみちゃんの腰がモジモジと動くのを確認する。
「ね、あゆみちゃん、気持ち良くない……?」
「……んふっ……あっ……い、嫌……」
あゆみちゃんの目尻から、また涙が跡を引いて流れた。

クリトリスをいじりながら、俺は顎に熱い液体を感じていた。
さっき舌ですくった液体を口の中で転がす。
これが愛液なんだな……。
少し粘り気がある
うん、飲めない味じゃない。
チュパッ、チュチュッ……レロレロ……チュババッ……。
音をたてて啜ってみる。自分でもエッチな音だと思う。
あゆみちゃんは両手で顔を覆って
また嫌々をするかのように首を左右に振った。
俺と目を合わせようとはしてくれない。
379この時初めて28:01/10/01 02:01

あゆみちゃんが腰を捻って逃げようとする。
俺はその細い腰を両手で掴んで動きを止め、
皮に包まれたままのあゆみちゃんの肉芽にしゃぶりつく。
「嫌ぁ……いやっ……あっ、嫌ぁぁ……」
あゆみちゃんがゴクッと唾を飲む音がした。
なんであゆみちゃんの「嫌」という言葉はこんなに俺をゾクゾクさせるんだろう。

「あゆみちゃん、そんなに嫌?」
俺はあゆみちゃんの秘唇から口を離し、半分真面目に訊いてみる。
「……!」
あゆみちゃんは絶句した。

俺は視線をあゆみちゃんの顔から外さない。
長いようで短い数秒後、俺の方を見ないままあゆみちゃんは答える。
「すいません……先輩」
答えになっているのかなっていないのか俺にはわからない。
だから
「嫌なら……やめるけど。急ぐことは無いしさ……」
股間で血液とそれ以外のものが熱く脈打っていることを自覚していた。
このままじゃ蛇の生殺しだ。そう思ってる俺もいた。
でも、あゆみちゃんが嫌がるのなら、
ここでやめてもきっと悔いはない……はずだ。
「その……………………やめないで……ください」
最後は消え入るような声だったが、俺にはわかった。
あゆみちゃんはあゆみちゃんなりに覚悟を決めたのだ、と。

自分の唾を飲み込む音が驚くほど大きく聞こえた。
飲み込んだ唾が、食道を伝っていくのをコンマ単位で認識できる。
心臓が胸を突き破りそうにバクバクと収縮する。
俺の意識は過敏に思えるほどに覚醒していた。
その意識が俺に告げる。俺も覚悟を決めるんだ、と。

もう一度唾を飲み込む。
あゆみちゃんが後悔しないのなら
俺が後悔するわけがないじゃないか。
380この時初めて29:01/10/01 02:02

俺が目を合わせると、
あゆみちゃんは細い喉を震わせながら、
それでも力強く頷いた。

あゆみちゃんも、俺と同じ気持ちなんだ。
見つめ合うだけで温かい気持ちになる。
きっと俺の思いもあゆみちゃんにも伝わってる、そんな確信があった。
だってほら、こんなに自然に微笑みを交わし合える。

俺はあゆみちゃんのショーツを最後まで下ろした。
顔に感じ続けるあゆみちゃんの視線に微笑みで返す。
あゆみちゃんの全身を視野に刻み込みたくなって、俺はベッドの上で立ち上がった。

暗い部屋に白く浮かび上がった一糸纏わぬあゆみちゃんの裸身は
幻想的と言えば良いのだろうか。
俺は、一生忘れられないくらい強く、深く深くその姿を心に刻み込む。
今この瞬間が人生最良の時だ、という気がする。
更なる悦びが待ち受けていることを疑いようもない今この時が。

あゆみちゃんの少し居心地の悪そうな視線に絡め取られるように
俺はまたあゆみちゃんの股間にひざまずいた。
もうあゆみちゃんは抵抗しない。
太股に入る力は、おそらく羞恥と緊張のためで
それを示すように、力は「その場にとどめる」ためだけに働いた。
俺は舌先でくちゅくちゅとあゆみちゃんの花芯をいじり
沸き出す蜜を味わいながら
一刻ごとに変化するあゆみちゃんの表情を眺める。
「ひっ……あっ……あ、あぁんっ!」
掴むもののないあゆみちゃんは、両手で自分の肘を抱える。
両腕で囲まれたためにあゆみちゃんの胸が寄せられ、こんもりと盛り上がる。
その下には盛り上げられた胸とはアンバランスな程に細い腰と
小さく可愛いお尻が繋がっている。
381この時初めて30:01/10/01 02:02

あゆみちゃんの膣に指を這わせた。
「ぅん……」
あゆみちゃんは歯をギュッと食いしばって
敏感なところをまさぐる異物の感触に耐えている。
熱くムンムンと湿ったあゆみちゃんの中を探る。
これだけ濡れていれば、痛みは和らぐだろうか。

「……先輩?」
俺の迷いがあゆみちゃんにも伝わったのかもしれない。
大丈夫だよ、と囁いてもう一度キスをする。
今度はかすかに触れるくらいに、軽く。

唇を離す。
あゆみちゃんはディープキスを期待してたのだろうか。
離れていく瞳がちょっと拗ねているようだった。

でも、そんなあゆみちゃんがまた可愛くて
俺は不意打ちであゆみちゃんの唇をこじあけて
痺れるほど舌を吸ってあげる。

あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。
あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。
あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。
あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。

俺の脳内にいつもある言葉は、これだけで良い。


あゆみちゃんを固く抱き締めてもう一度キスをした。
あゆみちゃんも俺の首をしっかり抱いてくれる。
そのキスは、これまでのどんなキスよりも、ずっと、ずっと長かった。
二人がドロドロになって混じり合う。
そんなイメージが浮かぶ。
あゆみちゃんに舌を強く吸われて今、俺の眼に映る世界は限りなく白い。
部屋の暗さなんかに関係なく。
俺たちは吸い、吸われ、真っ白な頭でゴロゴロとベッドを転がりながら
お互いの身体中を擦り合わせた。
382この時初めて31:01/10/01 02:03


ふっ、とあゆみちゃんの温もりが離れる。
それは、次のステップに進め、という
俺たちに対する何かの意志のように感じられた。

俺はあゆみちゃんの脚を抱え込んで、正常位の格好で
あゆみちゃんの秘所に狙いを定めた。
あゆみちゃんは体を少し硬ばらせて俺を待ち受ける。
あゆみちゃんが浮かべた汗か俺の手に滲む汗なのか
あゆみちゃんの腰を掴んだ手が、どうにも滑った。

「じゃあ、行くよ、あゆみちゃん」
俺は先ほどのキスからまだ覚めやらぬ頭で
「はい……先輩」
あゆみちゃんもとろんと恍惚の表情を浮かべて
俺たちは遂に一つになる。

俺はあゆみちゃんの膣口に先端をあてがい、腰を沈み込ませた。


「あっ……あああぁっ!うっ……くっ……ぅん」
あまりにも悲痛な叫びだった。
一瞬にして現実に引き戻されて、
麻痺していた俺の感覚が急速に回復する。

あゆみちゃんの今の表情を表現する言葉を
苦悶以外に俺は知らない。
俺のが入ったらあゆみちゃんは痛いだろう。
そんなことは十分にわかっていたつもりだった。
でも、あゆみちゃんの表情を苦痛に歪ませる片棒を担いでいるのは
ほかでもない俺だってことを結合部から否応なく知らされると
とても平静でなんていられない。

先ほどまでの興奮と恍惚はどこかに行ってしまって
ただ罪悪感で壊れそうだった。
やっぱり取り返しのつかないことをしてしまったんじゃないか?
どうしよう!?どうしよう!?
鼓動の一拍ごとに、俺の身体を疑問符がかけ巡った。
383この時初めて32:01/10/01 02:04

俺の亀頭があゆみちゃんの中にめり込んでいる。
身体はこんなに熱いのに、金縛りにあったように動けない。
とにかく、考えるんだ。
ドクンドクンと心音が頭に響く中、およそ三呼吸ほどで考えをまとめる。

抜いちゃ駄目だ。
これを、奥まで入れなくちゃいけない。
ここまで来てしまった以上、そうしなければあゆみちゃんは納得しないだろう。
ともすればあゆみちゃんから抜いてしまいそうになる腰をどうにか抑える。
少し落ち着いたのか、身体は動いてくれた。
でも、あゆみちゃん、本当に大丈夫なんだろうか。
俺にはその答えが出しかねた。

なにしろ予想以上にきつい締め付け、どころの騒ぎではないのだ。
入れてる俺が痛みを覚えているのだから、
膨張した俺のを体内に入れられているあゆみちゃんの苦痛は
果たしてどの程度なのか、想像もつかない。
膣がこれほど狭いとは……俺の喉がゴクリと鳴った。
これじゃ最後まで行く前に果てちまうんじゃないか、って。

「せ、先輩、大丈夫……です。だ……から……もっと……」
あゆみちゃんの途切れ途切れの声。
そんな……痛いはずなのに。
あゆみちゃんの言葉に、俺は躊躇いを覚えつつ
前進を開始した……が、あゆみちゃんの中はきつくて
俺は一向に進んでいかない。
俺が腰を前に差し出すと、その分だけあゆみちゃんの身体が
ベッドの上をズルズルと前に動いてしまう。
ちっとも奥に入っていきそうもない。
384この時初めて33:01/10/01 02:06

これじゃ駄目だ。
俺は掌に浮かんだ汗を拭って、
あゆみちゃんの細い腰を掴みなおす。
こんな状態を長く続けたくない。
痛みに歪んだあゆみちゃんの顔が、俺に新たな覚悟を決めさせる。

両腕と腰、全身の力を三カ所だけに込めた。
飲み込んだ唾がゆっくりと喉を降りていく。
力比べのような瞬間があって、
「……っ……あぅっ……ぅ……」
重い扉をゆっくりと押すように
俺のはあゆみちゃんの中に沈んでいった。

結合部からは愛液混じりの破瓜の血が幾筋か伸びていた。
人差し指で太股を撫で、指に絡めた鮮血を嘗める。
これは、世界で俺だけが味わうことの出来る味だ。

あゆみちゃんの血は、俺とは違う味がした。
もしかしたら、破瓜の血の味だからなのかもしれない。

まとわりついてくるあゆみちゃんの襞を掻き分けて
俺のがあゆみちゃんの中を切り開いていく。
入り口を過ぎれば締め付けもそこまできつくない。
今はむしろ、締め付ける弾力が心地よい。
そして何よりあゆみちゃんの中は凄く熱い。
俺は前人未踏のあゆみちゃんの膣内を突きほぐしながら
少しずつ、本当に少しずつ進んでいく。
385この時初めて34:01/10/01 02:07

「あっ……あぁん………ふぅん……」
荒いあゆみちゃんの吐息に、今までには無かった響きが交じる。
喉から、というよりむしろ裏声のように頭に響かせる声の出し方。
……感じてるんだろうか?
「あっ……あぁぁっ……うぅっ……」
違う。
あゆみちゃんの顔を見ればわかる。
棒読みともいえそうな苦しげな声を聞けばわかる。
俺は初めてだから、あゆみちゃんがどういう時に感じるのかわからない。
でも、そんな簡単には快感が得られないことくらい知っている。
初めての時は本当に痛い、ってことも。

「ふぅ……っ……あっ……あぁん……」
「あゆみちゃん……」
痛みで、感じる余裕なんて無いだろう。
あゆみちゃんのこのわざとらしい喘ぎは
もしかして……いやきっと……俺に心配をかけさせまいとしてのことだ。


あゆみちゃんはもっと痛いのだから。
そのあゆみちゃんが耐えているのだから。
拙い演技までして先に進めと言ってくれてるのだから。
その期待に応えるには、俺は腰を動かすしかほかにない。
俺のに反発する力があるので、出来るだけゆっくり、とはいかないが
出来るだけ丁寧にあゆみちゃんの中を進む。
あゆみちゃんの襞が俺を包み込んで、きゅうきゅうと締め上げ
俺の腰をぞわぞわっとした感覚が昇ってくる。
狂おしく発射してしまいたくなる、射精感の大きな波。
アキレス腱と足首に力を入れ、踏ん張って何とかやりすごす。

微速前進の果てに、先端がコツコツとしたものに当たった。
これが子宮だろうか。
硬いのだが、有機的な硬さとでも言えばいいのか
当てること自体が気持ち良い。
「うっ…………あっ」
俺は深々と挿入した後、腰を止めてあゆみちゃんの温もりと感触を味わった。
あゆみちゃんの速い心音が俺のに伝わってくる。
あゆみちゃんも身体の中で俺の鼓動を聞いているのだろうか。
386この時初めて35:01/10/01 02:09

「……先輩」
あゆみちゃんが弱々しい声で俺に囁いた。
俺はあゆみちゃんによく聞こえるように、
ゆっくりと一言一句耳元で囁き返す。
「入ったよ、奥まで」
あゆみちゃんは、食いしばっていた口元を歪めて、僅かに微笑んだ。
涙の溜まった目尻にもう一度キスする。

「……それじゃ……まだ痛いだろうけど、動くよ」
「……はい」
ここまで何とか出来たという自信と更なる決意を
あゆみちゃんの目が雄弁に語っていた。

俺はあゆみちゃんの両膝を上から押さえつけM字形に開くと、
身体をあゆみちゃんと殆ど水平にして
腰を前後させ始める。
先ほどよりあゆみちゃんを固定するのは難しい体勢だが
結合する角度はフラットになるから、
あゆみちゃんの痛みは幾分かマシになるはずだ、と思う。

と、あゆみちゃんの子宮に俺のがコツコツ当たる感触で
俺は大変な忘れ物をしていることに気付いた。
俺はゴムをしてなかったのだ。
財布の中にいつも入れていたのだが、肝心の時に付けるの忘れるなんて……。
ここであゆみちゃんを心配させるのも何だし、
やるだけやって、早く外に出そう。
387この時初めて36:01/10/01 02:09

「はあぁっ……んふぅっ」
相変わらずのあゆみちゃんの痛々しい喘ぎ。
特に退くときに襞がびっしりと吸い付いてくる。
「……ん、せん、先輩っ。もっと……ゆっくり……」
「……ご、ごめん」
俺は抽送の速度を少しを落とす。
俺は何を焦ってるのだろうか。
ゆっくりと、替わりに深く刺し抜きするように動いた。

「ふぅ……はぁっ……はぁぁっ」
またあゆみちゃんがわざとらしい快感の声を上げる。
その度に俺は胸が痛くなり、
「あゆみちゃん、無理しないで。痛い時には痛いって言っていいんだよ」
「せ、先輩、気持ちいい……ですから」
少なくとも不自然に歪んだその表情は、そうは言っていない。
苦しそうな顔で、でも俺はあゆみちゃんが精一杯心配かけまいとしているのを
無碍にしたくなかった。

「ふぁっ……ひぃぃっ……いっ、先輩っ」
俺が動く。粘膜が擦れる。
俺にとっては快感を覚える行為だが
あゆみちゃんにとってはきっと、
焼け火箸で内臓を掻き回されているに等しい。
388この時初めて37:01/10/01 02:10

だが、やめることも出来ない。
あゆみちゃんの苦痛を誰よりも近くで見ながら
その苦痛に早く慣れるのを祈ることしか俺には出来ない。
祈りながらゆっくり腰を引く。
祈りながら腰を深く差し込む。
何十度繰り返したことだろうか。
あゆみちゃんの中は少し滑らかになり、
何時の間にか俺の腰はスピードを上げていた。
少しスピードを落とさなくちゃ……。
その時、何度目かの射精感の高まりを覚えた。
腰砕けになりそうな感覚。
膝裏と尻、足首、下腹に力を入れて、しっかり踏ん張ろうとしたが
快感は今までにない速さと強さで、俺の腰を駆け巡った。

やばっ、いっちまうっ。
引き抜こうとするが、俺の急な動きにあゆみちゃんの膣が反応し、
きゅきゅっと収縮する。襞がざわざわっと絡みつき
「……そんな、くぅっ!」
「あっ………あぁっ……ぁぁ……」
爆発した。
耳がキーンとする。目の前が白く霞む。
だくっ、どくっという感覚とともに、俺のが搾り取られる。
皮肉なことに今までの人生で一、二を争う、大量の射精だった。
それが……あゆみちゃんの……膣に……。
389この時初めて38:01/10/01 02:12

すっかり小さくなった俺のものがズリュッとあゆみちゃんの膣から出てきた。
……白く樹液にまみれながら。
俺は、あゆみちゃんに中出ししてしまったのだ。


……最低だ……ゴムも付けないで中出しなんて……。
ほら、あゆみちゃん、口きいてくれないよ……。

クスッと笑い声が聞こえた。
あゆみちゃん?

泣き喚くあゆみちゃんは想像していた。
何か言われたら、ただ謝るつもりだった。
罵声、拳、なんでも受け止めるつもりだった。だけど

笑うなんて、思っていなかった。
390この時初めて39:01/10/01 02:12

「……ハァ……大丈夫ですよ、先輩」
あゆみちゃんがゆっくりその顔を上げる。
俺は乱れた髪がかかったその顔をまじまじと凝視する。
何が起こったのだろう。何が起こってしまったんだろう。
呆然とする俺をよそに、あゆみちゃんは、またクスリと笑った。
「私、今日……一応安全日ですから」
俺は自分の鼓動を感じながら、大きく肩で安堵の息をついた。
あゆみちゃんは少しだけぎこちなく微笑んで
でも先輩が何も付けずに入れたときは本当にびっくりしましたけど、
と付け加えた。

助かった。これが本音だった。
「ホッとしたよ。」
「うふっ、なんか、先輩って、可愛いですね」
あゆみちゃんに「可愛い」なんて言われて、何だか俺は妙にドギマギしたりしてて。
あゆみちゃんはそんな俺を見てか今度はニコッと笑って、
でもすぐに今までにないくらい真剣な顔になって
「先輩、私、どうでしたか?」
言葉は語尾に向かってかき消すように小さくなった。
それはやっぱりいつもの恥ずかしがり屋のあゆみちゃんっぽくて
「俺も初めてだから……でも、すごく良かった」
誤って中に出しちゃうくらいにね、と言うとあゆみちゃんは
もう、先輩ったら、と形の良い眉をつり上げ、でもすぐに
気をつけてくださいよ、先輩も困るんですから、と言ってその眉をひそめた。
391この時初めて40:01/10/01 02:13

なんだかあゆみちゃんに借りを作っちゃった気がするが
この時初めて俺はあゆみちゃんを対等なパートナーとして
意識できた気がする。

最初は多分同情だった。
俺はあゆみちゃんに立ち直ってもらいたくって
ずっと一緒にいたのだった。
あゆみちゃんの心に出来た大きな隙間。
それは木地本の存在が作ったものだ。
たとえあゆみちゃんの中で勝手に膨らんだものとはいえ。

その隙間を抱えて生きるには、あゆみちゃんはあまりに弱く見えた。
……今思えばその時、俺はもうあゆみちゃんに惹かれていたのかもしれない。
放っておくことも、突き放すことも結局出来なかったのだから。

あゆみちゃんは、自分で言うような、何も出来ない人間じゃない。
それをどうしても伝えたかった。
立ち直ってほしかった。
そのための告白〜あゆみちゃんを肯定すること〜だった

いなくなってしまう俺が言うその台詞に説得力を感じてもらうためには
離れても付き合う、という形を提案するしか無かった。
だから……。
392この時初めて41:01/10/01 02:14

だから、負担だった。

あゆみちゃんの保護者として
あゆみちゃんの相談役として
あゆみちゃんだけのエンターテイナーとして
その全てを兼ね備え、使い分けながら
あゆみちゃんを見守り、導き、笑わせ、
掌中の玉のようにただただ大切にしてあげたいという想いと同時に

噛み合わない会話のリズム、
木地本の話題、
あゆみちゃんといる時の独特の徒労感、
それらがいつもいつも俺を疲れさせた。

でも今は違う。
そしてきっと、これからも。
393この時初めて42:01/10/01 02:15

身繕いをする。
シャワーなんて気の利いたものは無いので、
せめてあゆみちゃんのスポーツタオルで汗の滲んだ俺たちの身体を拭く。
まず俺の身体を一通り拭う。それからあゆみちゃんにタオルを渡して、
あゆみちゃんのあそこだけは、あゆみちゃんに自分で拭いてもらった。
今どの程度痛いのか、どう触れば良いか俺にはまるっきりわからなかったから
そうするしかない。
あゆみちゃんからもう一本タオルを拝借して
大人しくしてくれているあゆみちゃんの端正な顔を、いい匂いのする髪を、
色っぽいうなじを、透き通る喉元を、滑らかな背中を、
呼吸の度に隆起する胸を、くびれた細い腰を、白いお腹を、
形の良い小さなお尻を、華奢な太股を拭く。
涙の跡も汗も愛液も精液も血も、俺とあゆみちゃんの今日を
乾いたタオルはいっしょくたにして吸い込んだ。

二人の水分を吸い込んだタオルを丸めてビニール袋に入れる。
ズシリ、とした重み。
気がつけば俺もあゆみちゃんも、相当汗をかいていた。
まぁ、そりゃそうだろう、もう夏の気配が濃いってのに
空調の無い部屋でくんずほぐれつしてたんだから。
この部屋、においが残ったりしないだろうか。
カーテンは閉めたまま、窓をちょこっとだけ開けておこう。

ゆっくりと時間をかけてあゆみちゃんは制服を着込んだ。
あまり、時間が、ない。
「さぁ、行こうか」
コクリと頷くあゆみちゃん。
それにしても、本当に思いもかけない帰省になってしまったな。
394この時初めて43:01/10/01 02:15

あゆみちゃんはまだ股間に痛みが残ってるようで、
ゆっくりと、ぎこちなくしか歩けなかった。
その痛々しい歩き方は、見る人が見れば
処女を失ったばかりの女の子だってわかっちゃうんじゃないかと
並んで歩きながら俺は、俺やあゆみちゃんの知り合いに出くわさないことを願う。
「先輩、これじゃあ三時の電車に遅れちゃいますよ?」
あゆみちゃんの声にこもる控えめな響き。
「……」
ただ、あゆみちゃんの声が耳に心地よかった。
「なんでタクシー呼ばなかったんですか?」
ああ、俺を気遣ってくれるんだね、ありがとう、あゆみちゃん。
「……良いんだよ」
「えっ?」
「あゆみちゃんと……少しでも一緒にいたいから、さ」
今までになかったほど、俺はそう感じていた。
素直な気持ちが伝えられる存在として
こうして一緒に歩いていることが、とても、とても自然だった。
395この時初めて44:01/10/01 02:16

「……駄目です」
「えっ」
「御家族の方が心配します。行ってください」
あゆみちゃんは真っ赤になって俯いたが、やがて顔を上げ「でも…
…」
ぱっと大輪の花のような笑みを見せて
「夏休みになって、大会が終わったら、
きっと私が先輩のところに会いに行きますね」



僅かに開いた隙間から、風がカーテンを揺らす。
混じり合った俺とあゆみちゃんの匂いは、
薄く、広く、街中に広がっていった。


<FIN>
 終了。カチューシャ使えない環境からのアプは辛いですな
というわけで、初めて書いた純愛系です。
旧かすみスレの厨房さんとかに喜んで頂けたら嬉しいかな。
かすみじゃないけれど。
おつかれさん。
避難所で読んだSSがまた読めるとはおもわんかった。
thx
これはテキストで50キロオーバー。
三ヶ月半前から書いてました。
>>398
ありがとうございました。
一応>327で「リメイクする」って言ってしまったもので。
でも私はこのSSに「ぬける」って仰ったのがちょっと信じがたいかな。
自分ではこれは「抜けないSSだろうな」って
思いながら書いていたもので。
だから今度は喘ぎの量と責めの時の色の描写を三割増しにしてみました。
で、三ヶ月半前から〜って何を言いたいのか、って言うと
塵も積もれば山となる、ってこと。
だから今は塵でも書こうよ、積み重ねようよ、って。
更に言えばこれの八割方は行き帰りの電車の中でモバギで書いたもの。
途中で一度上げちゃった時には多大なご迷惑をおかけしました。
陳謝。
SSを上げる時のどんな反応が返ってくるんだろう、っていう
不安感とワクワクする気持ちが入り混じった感情が、好き。
エロの方からひっそりと、おつかれさん。
今度はエロの方も書いてね。
406320=326:01/10/01 02:42
>>350-395
わざわざありがとうございます。
これで回し終わりかな。

あゆみちゃんのなかよしルートはどうもトゥルーラブと言うより同情で
その同情がトゥルーラブに変わる瞬間、ってのを書きたかったんだ。
>405
TLS3やってないんで何とも。
私はそこの6人〔笑〕のメンバーの一人ですよ。
保存sage
メンテ
411n@e:01/10/08 03:06
ふぅ……アップした後の30分間しかレスがつかないで
それも「おつかれさん」だけだったのは正直落胆したかも(苦笑)

忌憚無い意見を聞きたかったから2chに上げていたのだけど
内容について「良い」とか「悪い」とか「好き」とか「嫌い」とか聞こえてこないと
何か此処に書くモチベーションが上がらないのも人の情ってもんだよブラザー。

まぁ避難所で読んだから今更、って人も多くいるとは思うんだけど。
412 :01/10/08 03:47
>411
俺は避難所で読んだし。
今更レスを返すのも何だなと思った。

※個人的感想
作品の好みで言わせてもらうと結構好き。
団地での会話、セクース描写は
あゆみ、主人公の「もどかしさ」がくどくならない程度に
描かれている。この辺を間違えると読む気が失せるので
上手いなと思った。
あと、結構長い文と思われるが、読みやすいように
1行あたりの文字量を考えている。
また10-11で波多野、かすみを出したのが地味に効いてる。
(全編あゆみだけにするよりインパクトの面で)

ただ、あえて言わせてもらうと44のレスを使うSSは
しかも一気にUPされると途中で読むのを止める
または流し読みする人がいると言う事も判って欲しい。
413乃絵美ちゃん萌え〜:01/10/09 03:21
久しぶりに来てみたらあゆみちゃんSS上がっていたし…

では思ったことを
最初の説明はあんなに詳しくやる必要があったのか?
ここに来ている人はほとんど知っている事なので無くてもよかったのでは?

あゆみ、波多野、かすみ以外はあえて登場させる必要もなかったのでは?
説明も含めてね
あゆみちゃんのその後だけならそこだけを絞って書くと
良かったかも

話は読んでいてあゆみちゃんの声が頭の中で聞こえる位
良かったです。ゲーム中の話し方や感じが変わって無くて
自分もへたれなSS書いているから
こんな風に書ければいいなって思います。
良い物ありがとうございました。
さて感化されたところで書きかけの里佳SSでも
やってみますか。
414名無しさん:01/10/09 12:17
age
>>323の続き

「あ、あ……」
かすみはその場を動けないようだった。
「走れ!!」
俺はかすみの手を取ると強引に引っ張って無理矢理走らせた。
その後はどのように走ったのか全然覚えてない。
気が付いたら俺の家に戻っていた。
玄関、窓全ての施錠がなされていることを確認してようやく一息つけた。
「すっかり遅くなったな。どうする。もう家に帰るか?」
「ううん、今日はまさとクンの家に泊まってもいい?」
「そんなことを言ったって家の人にはなんて言うんだ?家すぐそこだろ。幽霊が出たから帰れないとでも言うのか?」
「でもでもぉ」かすみは目に涙を浮かべて訴えかける目で俺の顔を見つめてくる。
「……はぁ。分かったよ。波多野にでも電話して今夜はそこに泊めてもらってることにしてもらえ」
「うん!じゃあ、電話借りるね」
かすみは嬉しそうな顔をすると電話のあるリビングのほうへ行った。
その後ろ姿を見送りながら、俺は今日の出来事を考えていた。
『あれは君子だったのか?
 しかし、君子は確かに1年前に……。それならば、あれは一体?』
考え込んでいると声がした。
「…え、ねえったら」
「あ、うん。どうした?」
「うまくいったよ。葵が分かったって。
 今日は疲れちゃった。ねえ、わたしどこで寝たらいい?」
「そうだな。空き部屋ならひとつあることはあるが…。
 俺の部屋で寝るか?」
「ううん、大丈夫。じゃあ、おやすみなさい」
そう言うとかすみは君子が昔使っていた部屋に入っていった。
そんなかすみに少し違和感を憶えつつも俺もベッドに潜りこむ。
深夜、まどろみの中で押し殺した泣き声が聞こえたような気がした。
──翌日、学校

「いよ!お二人さん。今日も朝っぱらからお熱いことですねえ。
 たしか昨日はデートでござんしたねー。そのまま昨夜はあつーい夜をすごしたのですか?」
朝、HR前の時間、廊下で俺達を見つけるなり早々波多野はニヤニヤしながら井戸端会議好きなおばさん口調で聞いてきた。
「…………」
俺達は答えることも出来ず、お互いの顔を見合った。
「オヤオヤまあまあ、見詰め合っちゃって。二人だけの秘密ということなんですね。んもう、若いってイイですねえ。
 そりゃ、私だって若い頃はそれはもう…」
そこまで喋ったところで波多野は俺達の様子がおかしいことに気付いたらしい。
「おい、どうしたんだ?昨日、二人で小笠原の家に泊まったんだろ。何かあったのか?
 かすみのおばさんには、ちゃんとうまく言っておいたぞ」
「いや、そうことではないんだが…」
「なんだよ、はっきりしない奴だな。あたしにも言えないことなのかよ」

迷ったが結局は昨夜あったことを全て波多野に話した。

「……それ冗談、じゃないよな。いくら小笠原でもそんな冗談を言うはず…、言える筈はないし」
半ば自分に言い聞かせるように波多野は言った。
「なあ、それはオマエとかすみの心の中に何かしらのわだかまりがあって、それが二人に、みんなでいっせいに見る、……ええと、なんて言ったっけ、まぼろし?みたいなものじゃないのか?」
「集団幻覚と言いたいのか?」
「ああ、それそれ。
 ともかく、小笠原とかすみは未だに何かしらの思い、後悔とかなんとかに囚われているんだよ」
「そんなことは……」
そう口ごもる俺に突然ひらめいたように波多野は言った。
「そうだ!行ってきなよ、あの場所へ。そこで二人して胸の中につかえたものとか、そういうものをあの場所で全部吐き出してきなよ。
 それがいい。うんうん」
波多野は腕組みをして、一人うなずいていた。

「…ねえ、行こう?」
かすみがぽつりと言った。
「えっ? …かすみ?」
「わたし、行きたい。ねえ、行こうよ。わたし、君ちゃんに、ちゃんとあの場所で謝っておきたいの。
 まさとクン、お願い」
かすみが必死な眼差しで俺を見つめてくる。
「…分かった。行くか、あの場所へ」
ガタンゴトン

列車は単調なリズムを繰り返しながら揺れている。
俺達を乗せた列車は平野を抜け海岸沿いに出た。
開けはなれた窓から潮風が吹き込んでくる。
かすみはぼんやりと列車の外の風景を眺めていた。

その横顔を見つめながら俺は考えていた。
あの君子は一体なんなのか、夢、幻?それとも現実?
夢や幻だとするにはあの君子は声といい姿かたちといいあまりにもリアルだった。
でも現実とするならば、1年前の出来事はなんだったんだろう?
もし、どこかで生きのびていてくれたとして1年間も音信不通でいるはずがない。
いくら考えても分からない。
 ・
 ・
 ・
「…さとクン、まさとクンったらぁ」
「うん?」
かすみに肩を揺すられていた。
「あ、やっと起きた。もう、着くよ」
どうやら俺はそのまま眠り込んだようだ。

程なくして駅に着く。
ホームに降り立って空を見上げた。
1年前とは違い、空は見渡す限り澄み切っている。

「行こうか」
かすみにそう言って、俺は歩き出した。
1年前の、あの悲劇の場所へ。
お久しぶりです。

>334
 「私たちのこと恨んでる」というのはかすみの失言です。
 書き間違えたわけではないです。
 その後の展開のことですが、あの君子がなんだったのかを含めて
 オチまで全て僕は考えています。
 一般的には分かりません。っていうかSS書くの初めてなもので……
 ふつうはどうなんでしょ?

>340
 文の末尾を意識して書いてみましたけど、どうでしょうか。

で、この後は本編終了後、
それぞれの女の子達からの視点からのサイドストーリーが展開して
エピローグを書いて終わりの予定です。
419334:01/10/11 01:15
>>415-418
 やっぱり415の最初の方とか「〜た」がまだ多い気がする。
 過去形ばかりにしちゃうと臨場感が後退するようで
 現在形をもう少し交えた方が読者と作中人物の一体感が
 増すように思うよ。

 連載長くなりそうだけど頑張ってくれ。
 君子視点の話に期待してる。
>411
そんなあなたに虎の穴(w
421SS職人候補生(略):01/10/11 14:33
>411
三度読んだので感想つけます。自分は頭悪いんで、三度読んで、咀嚼して
理解しないと感想が書けないものですので。
尚、自分の事を棚に上げて言いたい放題してますがご了承下さい。

まず最初の登場人物説明は蛇足。ここの住人を前提として書かれた作品なら
登場人物のある程度の設定は頭の中に入ってると思われます。
舞台背景(告白3ヵ月後・6月下旬)というのも作品の中で軽く描写した方が
よかったと思います。

主人公のモノローグ?が助長気味かと。丁寧な背景描写や心理描写は
話に深みを与えてくれますが、これはちょっと助長かなぁ?と。
手紙云々のくだりでかすみや波多野の事が出てくるのは「あれ?」と思いました。
>>357-358辺りですね。

主人公の木地本に対する嫉妬・あゆみちゃんを喜ばせるためのジレンマのくだりは
よかったと思います。個人的にこういう葛藤話は読むのも書くのも好きです。

Hシーンの描写はよかったと思いますが、もう少しコンパクト(これが適切な言葉
かどうか怪しい)になるとよかったと思います。
Hシーン前後の描写はよかったです。あゆみちゃんを可愛らしく魅力的に見せる
という点を満たしていると思います。
ちなみに読み返した三度とも勃つものは勃ちませんでしたが、これは個人の趣向
によると思います。

もの書きとして、以下のフレーズはいいなと思いました。
>>353
>もったいない。
>それがあゆみちゃんのものであるならば、
>髪の毛の一本、唾の一滴に至るまで無駄にしたくないのに。

>>355
>会いたい時に会えないもどかしさには
>万人共通の処方箋などありやしない。

>>371
>ただ、普段一緒の時を過ごせないから、いざ二人になってみると

>すれ違う。

>どこか空回りしてる。

>それが俺からただでさえ少ない余裕と理性を奪い
>おかしなことばかりさせてしまう。
ここの行間の使い方。

>>381
>あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。あゆみちゃん。

>俺の脳内にいつもある言葉は、これだけで良い。

>>392の全部

ちょっと長かったですが、楽しませて頂きました。
よかったです。ありがとうございました。
422名無し@SS書き:01/10/11 15:46
副業が煮詰まったスキをついて、勢いで(!?)エロスレにSS上げちゃいました。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=eroparo&key=991325206
ここの>>468-469です。
まだ取っ掛かりですが、オリキャラによる遊季リョジョークモノの予定です。
予告破りスンマソン。よかったら見てやって下さい。ヘタレですが(汗
書きたいものを書きたいときに書きたいだけっつーのが私のポリシーでして。
423n@e:01/10/11 16:30
>412(まともなレスがついて凄く嬉しかったです)
次回あたりは全部書いてから分割してアップしてみます。
かつて旧かすみスレで「纏めてアップした方が良い」って言われたのですが
その頃はまだ40とか50カキコを費やしてはいなかったので。

>最初の説明について
TLS2は入手がそれほど容易では無い&値頃感が無い中古価格なので
TLS3、値崩れしてる初代TLSからシリーズに入ってくる人のために
ある程度の紹介はあってしかるべきかと考えました。
実際TLS3エロスレの1さんは他のシリーズやってませんし。

舞台背景についても、「転校から三ヶ月」とか言っても
あゆみが三学期キャラだってことさえ2プレイしていない人はわからないよな、
って思ったので敢えて明記しています。
ただし作中でも充分描写はしたつもりです。

>413(里佳SS期待してます)
あゆみ、波多野、かすみ以外の人物の登場、ですが
離れても友達としての関係なら快調に続けていける主人公なのに、
でも本命のあゆみちゃんとだけはどうもうまくいかない、
ってのを描きたかったんですよ。

>421 (SS職人候補生さん)
そう、勃たないんですよ!
私にとってのラブエロの難しさがこれです。
童貞と処女のドキドキして胸が詰まりそうなおそるおそるのセックス、
ってそこにエロさを導入するのはどうもうまく出来ません。

>冗長なモノローグ
会えない時間の孤独ともどかしさの象徴です(苦笑)

>葛藤話
TLS2の三学期は特にドロドロしてます。
このシチュ+風間さんが主人公スキーな時の三学期二週目あたりに
あゆみ、木地本とダブルデートでもしたら
さぞかし気まずい雰囲気になるでしょう。

>もの書きとしていいなと思ったフレーズ
クサイところばかりですね(笑)
使えそうなものは使っちゃってかまいませんよ。
>あゆみ話
勃つモンは勃たないけど木地元の存在を拭えない主人公の内面
の描写はかなり面白かったよ。3学期は木地元学期だからなあ。

>かすみ話
先を考えてないとしても最終的に話が完結してくれれば文句はないね。
425名無しくん、、、好きです。。。:01/10/12 23:50
俺は勃ったがなぁ……
保護さげ
427名無しくん、、、好きです。。。:01/10/19 00:18
1と2のキャラでサッカーさせるとかどーよ
某スカイラブハリケーンなスレの影響丸出しだが。
428名無しくん、、、好きです。。。:01/10/19 10:02
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/996958074/457

これでハイパーリンクできるのかな?
2つのスレで同時進行なSSを書いてみようかな、と思ってるんだけど。
(今回総合スレでテストしたけど実際はキャラスレでやる予定)
ていうかまだまだ企画段階。途中で飽きて止める可能性も有り。
笑とTLS初代の先生って外見かなりそっくりだと思わない?
>>429
目が糸目のところだけ、そうかもな。
香坂先輩もだな…
香坂先輩は時々まぶたを開くぞ。(ワラ
>>432
そういえば、そうだ。
保健室で、おでこで熱測ってもらうときとか。
>>432
目を開くと普段視覚を絶っていた分の小宇宙が炸裂します。
>>434
先輩は何座の聖闘士だったのですか?
>>435
普段から視覚を絶っている聖闘士なんて、心当たりは一人しかおるまい。
437ぐるぅびん:01/10/28 15:11
>434−435
Σ(゚д゚;) ゑッ!?
冴子センセと香坂先輩と笑タンは目を開くと
オプティック……(逝
438名無しさん:01/10/28 19:35
シャカ!?
439脳髄伝説:01/10/28 21:50
シャカは(・∀・)イイ!!人だったから。
目からビーム、
漏れ的にはX-MEN、偏執リーダー。
441ドロロのノウズイ:01/10/28 23:37
目からビーム
漏れ的には今日某板で勝利を飾ったるりるりかな。
目からビーム
って言ったらデジコにょ
443名無しくん、、、好きです。。。:01/10/29 03:13
>>423
あと、3ヶ月後には本格的に余裕ができるので、
その時必ずプレイするよ。
目からビーム
って言ったらメガトロン様とダイナボットでしょ。
自らそう叫んで出してるよ
445n@e:01/10/30 01:31
>>443
三ヶ月後……ですか。
TLS2、全国的に品薄だと思いますので入手だけはお早めに。
\2.500くらいなら買いかと思われます。

最初にプレイするのは二学期がお薦め。
チェーンイベントがわかりやすい上季節キャラも万人受けしそうですし。
キャラを掴んだら浴衣と水着の一学期を、
それから三学期ディスクを入れてプレステの蓋をセメダイン漬けします。
TLS2三学期専用マシン、これ最強です。
本スレは盛り上がってるのにこっちは低調だな?
今このスレ向きに何か書いてる人、何人くらいいるんだろ?
>>446
本スレで今盛りあがってる話題なんか
こっち向きだと思うけどな・・・
448名無しくん、、、好きです。。。:01/11/02 23:03
保護age
とりあえず君子幽霊ものと安部清明ものは連載中のはずなのだが
どーにもこーにも動きがないなぁ……。
生活がやっと落ち着いて来たので
2ヶ月以上の間隔が空いてしまいましたが、
「ニンニン忍法絵日記」を再開しても
よろしいでしょうか?

と書きこもうとしたら、
ホスト・サーバごとアクセス拒否くらって、
しばらく「2ちゃん」全てにおいて書き込めなかったよ。
呪われてるな。
>>450
がむばれ。待ってるよ。
>>450
 待ってたYO!!
 期待age
保持さげ
454A助様 ◆QBxsCmSs :01/11/10 18:42
脳内であの絵を補完せんことにはやっとれんだろうね、このゲーム。
あんたらようやれるな。
PCギャル絵、アニメ絵等に慣れ親しむ人には理解しづらいと思う。
このゲームはリアリズムを意識しているから、
現実らしく(あくまでらしくね)キャラ絵がああなんです。
自分は髪がカラフルだったり、奇抜な格好していたりするキャラが嫌で
TLSのキャラ絵が気に入っているんです。
同じ様な人いるんじゃないでしょうか。
TLS2は脳内補完しなくても萌えられますが、なにか?
456名無し君:01/11/11 08:56
>>454
やってから、文句言えや。 罰としてときメモ3買ってレビューの刑。
>>454
うるせーなぁ、XBOXが出る頃には失業保険の金がもらえるからダラダラしてやるわ。

つーか、俺毎朝走っておりますぅ。
オレ、ギャルゲーってTLSしか持ってない。
アニメ絵って苦手なんで・・・
ときメモはやってみたけど、30分で飽きたよ。
459名無しくん、、、好きです。。。:01/11/12 00:37
>>458
 30分プレイしただけでうだうだ言うなよ。
 ときメモはワンプレイ、約6時間プレイしてみてから感想言って欲しいよ。

 なんで454放置出来ないのかな……。
TLSの話題が枯渇しているため、煽りにも反応するのでは。
前回まで

 己が風魔一族の末裔と知らされ、
聖剣戦争に聖剣風林火山を携え
参戦を決意した風間こだちの前に
突如、現れた男はライバル飛鳥武蔵であった・・・・・。

嘘。

本当の前回までの話。
>>260-261,>>265-267,>>275-276,>>280,>>286-8,>>293-296

突然の黄色いきょう声に、はっと我に帰り見る。
 「私、遠足も修学旅行も文化祭も出られなかったし、
初めてみんなと行事に参加できて本当に嬉しいよ」
 本条さんの周りに、かなをはじめ何時のもメンバーが
取り囲み、皆、惜しみの無い笑顔で盛り立てている。
 この笑顔。
 笑顔が曲者なのだ。
 そのひまわりの様に、快活で暖かく人を和ませる
笑顔の奥には、恐ろしいまでに非情な本性が隠されているのだ。
 現に太一がギロギロバッチーンしたときも、
この笑顔を微塵にも曇らせることなく成し遂げていたではないか。
 ふと、顔を上げた本条さんは俺の視線に気づたのか、
俺に軽く会釈する。
 この後に及んで、何を照れているのか俺は
顔を赤くして目をそらし窓を眺める。
 ・・・やっぱりあの笑顔は反則だ。

 話の最中に他に気をやる本条さんに気づいたかなは、
その目線の先を追い、その標的を確認するや
意味ありげに笑みを浮かべるややにわに席を立ち上がり、
俺達の席まで歩いてきたのだった。
 「ねぇ、ねぇ!自由行動、私達一緒に行かない」

 この、かなのスタンドプレーには本条さんも、予期しなかったのか
慌てた顔をしている。
 本条さんの目的地は、おそらくかなめ石。
 だとしたら、かなも本条さんの思い描くシナリオ
の登場人物に間違いない。
 そして、この俺も伝説の陰陽師の生まれ変わりなら、
登場人物になることは避けて通れない。
 向こうは俺の最後をどういう幕切れに
想定しているかは、おおよそ検討がつく。

 だが、俺は断じて思い通りにさせないつもりだぜ。
 この、強気の心境の変化には俺自身も驚いている。
 太一のこともあるが、何よりも、かな・・・、
おまえが陰謀に翻弄され果てる姿を見たくないのだ。
 かな、おれはお前の為に命を賭けるんだぜ。
 俺は思わずズボンのポケットに忍ばせた、
対本条用秘密兵器を握りしめていた
いつものことなんですが、
今回は久しぶりとあってヒーヒーしてました。
リハビリが済めば、内容はともかく数をこなせると
思いますので、しばらく辛抱を。

慣れる頃には終わってたりね。
>>463
がんばれや。
聖剣戦争もトゥルーラブガールズも見たいYo!!
炬燵でかなめと足相撲sage
保持sage
下がりすぎage
469名無しくん、、、好きです。。。:01/11/21 14:30
470健太:01/11/23 13:37
文章下手なクセしてつまらねえイカ臭えss書いてんじゃねえよ、デブども。
保護sage
472健太:01/11/26 14:19
保護age
473健太:01/11/29 18:58
あげ
過疎sage
健太くんの反応が怖くて書けないに1000杉PONE
安桃リプレイSSが懐かしい・・・
あぁ、懐かしいな……
さようなら
ここもdat行きか・・・
こんな妄想を最近する。全員同じ高校の生徒ね。

桂木綾音:学校のアイドル。音楽部。攻略可。
広瀬のぞみ:生まれてからずっと主人公のお隣さん。美術部。攻略可。
南弥生;可愛い後輩。家庭部。攻略可。2学期限定。
森下茜:桂木の親友。そしてライバル。バスケ部。攻略可。
七瀬かすみ:小1の時に主人公の家の前に引っ越してくる。音楽部。
      のぞみの親友。桂木の友人。攻略可。
香坂麻衣子:先輩。家庭部。攻略可。2学期限定。
君子:妹。弥生の親友。家庭部。
広瀬里佳:のぞみの妹。君子の親友。バレー部。攻略可。
工藤翼子:運動大好き少女。水泳部。攻略可。3学期限定。
佐伯梢:美術部。のぞみの友人。攻略可。1学期限定。
かなめ:主人公の双子の姉。のぞみ、かすみ、里佳の親友。
    翼子、梢の友人。バレー部。

大須賀亨:ナンパな悪友。森下の幼馴染にして犬奴隷。陸上部。
     かすみかのぞみか桂木に告白して振られる。実は翼子が好き。
水谷由梨香:ぬいぐるみ好き。翼子とかすみの友人。水泳部部長。
      実は大須賀を好き。攻略不可。3学期限定。
安藤桃子:バレー部。のぞみ、里佳、かなのめ友人。バレー部に戻るようのぞみを
     誘う。攻略不可。1学期限定。
二階堂時子:桂木、森下コンビにライバル心を燃やす。眼鏡担当。攻略不可。
     
481( ´∀`)さん:01/12/11 04:33
>>480
みさきがいな〜い!
482名無しくん、、、好きです。。。:01/12/11 22:02
age
483長文すんまそん。:01/12/12 00:55
俺もこんな妄想をしてみた。
●●君が転校してから数ヶ月。
沢田さんの父親が(また)地方にトバされることになった。

青葉台にずっと居られるって思ってたのに・・・。
私はまた感情を殺して生活する日々を送ることになるのか。
見知らぬ担任の先生に引率され、見知らぬ教室に向かう廊下で
沢田さんは俯きながらそう考えていた。
青葉台に来たときと同じ、仮面の冷静さをその顔に浮かべながら。
いつになれば私に本当の安息が来るのか・・・。
ふと気がつけば、そこは教壇の上だった。

「沢田璃美です。よろしく」

きりっと前を見据え、毅然とした態度で「いつもの」挨拶をした。
生徒たちは「いつも通りの」反応をし、好奇の眼差しで沢田さんを見ていた。
いつものことだ。慣れてることだ。
そう自分に言い聞かせながら、なるべく生徒たちの顔を見ないよう
意識しながら教室を見渡した。
一番後ろの席が、さも当然のように空いていた。
そして、その隣の席には・・・。

「彼」が口をぽかんと開けて、呆然としながら座っていたのだった。
484長文すんまそん。:01/12/12 01:16

・・・てゆー話はどうでしょう(w
プレイヤーが一人だけを追いかけたいと思うのは、ある種ギャルゲーの宿命。
それは改変できない「ゲーム」である以上避けられない現実。
けど妄想はなんの制約も受けないぜ!とゆーことで、
足りない頭の中の妄想を吐き出してみました。
この後のストーリーは、皆さんの頭の中で進めてくださいね。
「彼」を自分に置き換えることをお忘れなく!
それでは。
>>483
スゴクイイ……
いい妄想だ。
名前を間違えているのはなんだけどな。
>>480
かすみは高校生にもなってぬいぐるみが好き、という負い目を持っている事で
水谷さんと意気投合してすっかり仲良しだ。同じクラブの桂木さんとも仲がいい。
(実際はかすみの幼馴染とお近づきになりたい桂木の思惑が絡んでいるのだが)

「かすみってさあ、とろくさい割には何気に交友関係がゴージャスだよな」
「え?」
「なんで水谷さんや桂木さんみたいなすごい人がお前の周りにいるんだろ。」
「も、もう、〇〇君の意地悪!」

今日もみんなは元気です。
488483:01/12/12 04:35
>>486
うわぁーほんまやー!キャプテンの名前間違うてるぅー!!
すんまそん。マジ逝ってきます・・・。

>>480
しくしく。
中里さんがおらん。深山っちもおらん・・・(涙)
>>488
キャプテンって…
彼女はハラキリとかカミカゼアタック、サワダスペシャル2001
(あと20日後には〜2002に名称変更予定)などの技をもってるのか!!
490483こと刺客牡丹:01/12/12 19:34
>>488
つい俺専用のあだ名で書いちゃった。てへ(死)
沢田さんはキャプテンで早苗ちゃんは深山っち。
香坂先輩は(冴子)先生、茜ちゃんはニセ後藤です。
なお、沢田さんはハラキリはしません。
てゆーか断じてさせません(w
491緑の救急車がくる:01/12/13 04:07
>>488
いやさ、ほんとならサナウェイ(深山)もかおりん(中里)も
ごっとん(後藤)も入れたいんだがな。TLSがキングオブファイターズ
みたいになんでもありなゲームになるんならどうよ?って事で
始まった妄想なので人数を統一してみたかったのよ。好きなキャラばかり
出してったら2のキャラばっかりになって1、3のキャラの人数を超えちゃうから。
メンテ
>>480
弥生ちゃんは家庭部で先輩のために一生懸命料理を作るのだ。
それを親友の君子がお手伝いをする。
しかし弥生ちゃんの手に掛かってはやばい料理しかできてこない。
さすがの君子もお手上げ状態だ。

弥生「ね、ね、君子ちゃん。おにぎり作ったんだけど、先輩食べてくれるかなあ。」
君子「う、うん。お兄ちゃん見た目は気にしない方だから大丈夫だと思うよ。」
弥生「先輩、ジャムおにぎりおいしいっていってくれるかな。」
君子「へ?や、弥生、今、なんて・・・?ジャ?」
麻衣子「あらあら、お弁当持って楽しそうね。そうだ、ついでにさっき出来たばかりなんだけど、新しい栄養ドリンクが完成したのよ。弥生ちゃん、持って行く?」
弥生「わあ、香坂先輩、ありがとうございます!」
君子「こ、香坂先輩まで!?う、うわ〜どうしよう!このままじゃお兄ちゃんが帰らぬ人になっちゃうよ〜!」

今日も家庭部ではジェットストリームアタックが繰り広げられ、
君子の苦労ばかりが増大し続けるのであった。
>>493
苦労人君子(・∀・)イイ!!

かなめ姉さんにご相談?
>494
…かなたんも料理下手だったハズだぞ…
お隣ののぞみ姉さんに頼るべし。
久々に来てみたら、本当に補完妄想してるよ(笑)
もっとやってくれ〜!
>>480
広瀬姉妹は2人とも性格が少しキツイせいか、いつも口喧嘩が絶えない。
たまに巻き込まれる幼馴染たちももう慣れたものだ。

のぞみ「まったく、本当に里佳は素直じゃないんだから。このお子様娘。」
里佳「どこがよ!のぞみ姉こそ、あいつの事好きなくせしてずっと黙ってて。てんでお子様じゃない!傍から見てて情けなくなってくるわよ?」
のぞみ「な・・・何言ってんのよ!あ・・・あたしはあいつの事なんか・・・。」
里佳「ほら始まった。そうやっていつまでも誤魔化してると、あたしやかすみに取られちゃうわよ?本当にこういう事にはお子様なんだから。」
のぞみ(カチン)「え〜そうよ。そうですよ。どうせ私はお子様ですよ?お子様だから今日の夕飯の仕度も出来ないわね。とっっっっても大人な里香さんが、お夕飯を作ってくれるのよね?」
里佳「な!何で話がそうなるのよ!のぞみ姉!それ、ずるい!」
のぞみ「い〜え。もう、そう決めたんだから。聞く耳持ちません。」

結局里佳は君子に応援を頼む事になるのだった。
なし崩し的に夕飯の仕度兼、里佳のお料理特訓という事になる。

里佳の他のキャラに対する呼び方は正真正銘僕の妄想です。
あと、この話は少し続きがあります。
「ウザイ、止めろ」と誰か言うまで妄想は垂れ流させてもらいます。
まあ、1行だけメンテあげを書くよりは建設的かなあと。
>>498
どんどん垂れ流して良い良い良い良い。
>>480

498の続き。
広瀬姉妹の口喧嘩が原因で夕飯の仕度を料理特訓を兼ねて里佳がする事になる。
里佳は自分一人じゃ不安、という事で親友の君子に応援を頼む事にする。

君子「う〜ん、しょうがないなぁ。でもお兄ちゃん、うちのお夕飯はどうしよう?」
主人公「この際のぞみんちで食おうぜ。昔はよくそうしたもんじゃないか。」
君子「うん。じゃぁ里佳、そういうことだから今日のお夕飯の仕度、手伝いに行くね。」
のぞみ「悪いわね。バカ妹のために。」
里佳「ちぇっ。」
主人公「あ、ついでにさあ。かなも料理の特訓させてやってくんない?」
かなめ「あ、ちょっと、どさくさで何言ってんの。何で私まで!?」
主人公「こないだ君子が風邪で倒れた時の事、忘れたのか?どうやったらお粥でおこげが作れるんだよ。あん時はどうしようかと思ったぞ?
かなめ「あ、あれはその〜あははははは・・・。ごめん。」

結局広瀬家でお料理特訓がなされる事に。かなめをのぞみが、里佳を君子が指導
しながら両家合同で夕飯の仕度をする。

主人公「あ、のぞみ。3人増えるのも4人増えるのも変わんねえよな?」
のぞみ「ん?どういう事?」
主人公「この際かすみも呼ばねえ?何かあいつ一人だけのけ者みたいで嫌じゃん。」
のぞみ「ふふ。本当にあんたってかすみに優しいのね。いいわ。かすみも呼びましょ。」
主人公「あ、ちょ、そんなんじゃねえよ!別にかすみだからとかじゃなくて、俺たち6人いつも一緒だったじゃんか。だからさ・・・。」
のぞみ「はいはい。分かってるわよ。」(そこがあんたのいい所で、嫌な所でもあるのよね。)

広瀬家はたかだか夕飯の仕度のために大人数でおおわらわだ。
今日も幼馴染たちはくんずほぐれつ一緒に時を過ごす。

この妄想は少し長いので後少し続きます。すんません。
>>500
ハーレム(・∀・)イイ!
With youの主人公みたいだ>女の子の集団に男一人
>>502
それ言わんといて。あ、のぞみんちには弟もいたか。
>>480
500の続き。
広瀬家ではかなめ、里佳の料理特訓兼夕飯の仕度がなされる。
かなめにはのぞみが里佳には君子が付く。かすみは料理を教えるほど
上手いわけでも指導を受けるほどヘタなわけでもない。必然的に浮いてしまう。

主人公「なあ、かすみ。暇そうだなあ。」
かすみ「え?そんな事ないよ。私一生懸命から揚げ作ってるよ?」
主人公「いや、向こうは騒がしいけどお前一人寂しそうじゃン。」
かすみ「私はいいのよ。別に。それに今あなたが話し掛けてくれてるじゃない。」
主人公「え?あ、まあそうなんだけど。」
かなめ「あ、何か雰囲気作ってるじゃな〜い?お二人さん。」
のぞみ「二人とも、一応他人の家なんだから。もう少し遠慮しない?」
君子「お兄ちゃんとかすみちゃんってそうだったんだ〜。」
里佳「・・・・・・(嫉妬)。」
かすみ「え?え?・・・(照)」
主人公「おいおい、何だよ。またかよ。そんなんじゃねえって言ってるだろ?」
のぞみ「はいはい。女の子には誰にでも優しいもんね〜、あんたは。」
主人公「おい、それこそ違うよ。俺は他の女子は知ったこっちゃないよ。俺が優しくしようって、守らなきゃって思うのはお前らだけだよ。」
全員「・・・・・。」
主人公「あ〜もう!何言ってんだ?俺!知らん!もう知らん!」
全員(この男には勝てん・・・。)

主人公はある意味みんなの王子様的な存在なのであった。


すんません。本当に只のハーレムや。まあ。これこそ妄想の基本って事で。
(・∀・)イイ!オモシロイ。
>>480に書き損ねた妄想設定を書き足してみる。

桂木綾音:学校のアイドル。音楽部。攻略可。3組。電車通学。
広瀬のぞみ:生まれてからずっと主人公のお隣さん。美術部。攻略可。1組。バス通学。
南弥生;可愛い後輩。家庭部。攻略可。2学期限定。2組。徒歩通学。
森下茜:桂木の親友。そしてライバル。バスケ部。攻略可。2組。徒歩通学。
七瀬かすみ:小1の時に主人公の家の前に引っ越してくる。音楽部。のぞみの親友。桂木の友人。攻略可。4組。バス通学。
香坂麻衣子:先輩。家庭部。攻略可。2学期限定。1組。電車通学。
君子:妹。弥生の親友。家庭部。2組。バス通学。
広瀬里佳:のぞみの妹。君子の親友。バレー部。攻略可。4組。自転車通学。
工藤翼子:運動大好き少女。水泳部。攻略可。3学期限定。2組。徒歩通学。
佐伯梢:美術部。のぞみの友人。攻略可。1学期限定。4組。電車通学。
かなめ:主人公の双子の姉。のぞみ、かすみ、里佳の親友。翼子、梢の友人。バレー部。3組。自転車通学。

大須賀亨:ナンパな悪友。森下の幼馴染にして犬奴隷。陸上部。かすみかのぞみか桂木に告白して振られる。実は翼子が好き。1組。
水谷由梨香:ぬいぐるみ好き。翼子とかすみの友人。水泳部部長。実は大須賀を好き。攻略不可。3学期限定。4組。
安藤桃子:バレー部。のぞみ、里佳、かなめの友人。バレー部に戻るようのぞみを誘う。攻略不可。1学期限定。2組。
二階堂時子:桂木、森下コンビにライバル心を燃やす。眼鏡担当。攻略不可。1組。

主人公は1組で通学はどれでも可。

先生は1,2,3の女先生がランダムで選ばれる。
制服はピア〇キャロットよろしく青空、青葉台、美空から選ぶ。
君子チェックはあこがれ度と仲良し度を。かなめチェックは恋人度と他人度をそれぞれ測れる。(2人分足して大体の関係を推理する)


こうやってdat逝きを阻止している間にかすみSSや笑SSの続きがUPされるといいな、と思ってる今日この頃。
506名無しくん、、、好きです。。。:01/12/23 00:54
だんだん下がってきたので、age

以下、蛇足。
読まなくていいです・・・

「ちょっと、お兄ちゃん!
「なんだじゃないわよ。
 お兄ちゃん、図書室の本をさっさと返しなさいよ。
 中里先輩が心配してるじゃない。
「・・・中里って誰だって??
 なにいってるのよ、お兄ちゃんのクラスの中里先輩じゃない。
「え?
 なんでわたしが先輩を知っているかって?
 そ、そんなのどうでも良いじゃない
「な、なに慌ててるんって???
 あ、慌ててなんかいないわよ。
 ヘンなこと、言わないよねっ
 まったく、もう!

 ・・・といいつつ、中里さん執筆のお兄ちゃん萌え萌え小説本に
 ひそかに協力してるみさきちゃんなのだった・・・

・・・とかいう駄作を晒しつつ、緑の救急車さんのSSから漏れた
 キャラのSSも読みたいなと思っている今日この頃。
>>506
後藤さんがヒロインになる設定の妄想も膨らんでるんですけどね。

>>505

桂木さんと森下さんは1年の頃からの親友だ。いくら頭がいいからといって
森下さんみたいなスットコドッコイ(失礼)な人と桂木さんみたいな清楚な人と
の接点が見つからない主人公。1年のとき同じクラスだったっけ。

(3人下校会話中)
主人公「何で桂木さんみたいな人が森下さんみたいな人と親友やってるんだろう。」
森下「あ、な〜んか引っかかる言い方ね?」
桂木「茜ちゃんとは1年のときクラス委員会で知り合ったのよ。」
森下「私たち二人とも、みんなに頼られる存在だからね♪」
主人公「そういう事は自分で言うもんじゃないと思う・・・。」
桂木「あ、でも私、茜ちゃんの事羨ましいって思う事多いわよ。私も茜ちゃんみたいに何事にも積極的になりたいな、って思うもの。」
森下「そうそう。私たちはお互いに無い物を持ってるから仲がいいのよ♪」
主人公(森下さんは桂木さんを見習うべきだけど桂木さんはあまり森下さんをも見習って欲しくないなあ)

そして茜、綾音のヒロインコンビと1年のとき知り合っていた第3の人物が・・・。


誰かTLSキャラのクリスマスSS書いてくれないかなあ。なんて言ってみたり。
大須賀&木地本の黄金タッグがみたいね(w
ぜったい気が合うよあの二人は。
とゆーわけで木地本も仲間にいれてやってほしいナリヨ。
>>508
木地元は好いてくれる娘と本命の好きな娘がいなきゃいかんと思うのですが。
そこんとこ508氏はどう思います?意見欲しいです。あゆみちゃんとこだっちゃんは
デフォなのでナシにして。

>>507の続き>>505

二階堂時子は1年のクラス委員会の時に桂木、森下と出合った。
二階堂がウンウン唸って捻り出した案件は大概その二人がさらりと出した案件
の類似品だったり改良品程度だったりする。二階堂が必死に勉強してたどり着く
領域をその二人は部活に青春に汗を流しながらさくっと通り過ぎていく。

二階堂「・・・・・。」
主人公「相変わらず二階堂はがり勉だなあ。」
二階堂「・・・・・・・・・・。」
のぞみ「あんたも二階堂さんの爪の垢でも煎じて飲んだら?」
二階堂「・・・・・・・・・・・・・・・。」
主人公「ちぇっ言ってろ。」
二階堂「ねえ、ちょっとあなた。最近桂木さんや森下さんと一緒にいるでしょ?」
主人公「?ああ。その二人とは最近よく話をするなあ。」
二階堂(さりげなさを装ってるつもりで)「あの二人ってどのくらい勉強するのかしら。」
主人公「桂木さんは復習だけ、森下さんは試験前にざっと見直すだけ、って言ってたなあ。」
二階堂「・・・そ、そう。」(やっぱり負けられない。)
主人公「なに?二階堂あの二人に張り合おうっての?やめといたほうがいいんじゃないの?
確かに二階堂は頭良いけどさ、あの二人は別次元だよ。天才型っての?二階堂みたいな
がり勉タイプじゃやっぱり限界があるよ。分をわきまえた方がいいんじゃないの?
俺みたいにさ。ゲラゲラゲラ。」
のぞみ「ちょ、ちょっと・・・。」
二階堂「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・きえええええええええええ!!!」
のぞみ「うわあ!二階堂さんが切れた!」
主人公「わーい、逃げろ〜!」

まじめな人間ほど切れると手が付けられない。
今日も二階堂時子は主人公の暇つぶしのおもちゃにさせられるのであった。
510508:01/12/26 10:32
モテない大須賀、モテモテ木地本の凸凹コンビが起こす
ドタバタを期待していただけで、恋愛どーたらは考えてなかったっス。

大須賀「よぉ〜、タケやん。相変わらずモテとるかぁ〜?」
木地本「よぃっすトール。んにゃ、最近はさっぱりだ〜ね」
大須賀「オメーは軽薄そぅに見えるけぇのぉー!」
木地本「モテない王に言われたくねぇーなぁー!」
(直後、クロスカウンター相打ち)パグシャァッ!!
大須賀「っってめぇ! 顔はやめろ! モテなくなるっダロガ!!」
木地本「モテるように整形してやってんぢゃねーかっ!!」
ん。面白い。他のパターンもキボンヌ。