【皆で】DQ4ゲームブックスレ【選択】

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
 ゲームブック形式でドラクエ4のSSを作っていくスレの3代めです。
 最燃トーナメントの4勇者支援として考えられ、スレを乗っ取る形で
始まりました。ゲームマスターを交代しながら続いています。
 さあ、あなたもマスターになったり、選択したりして参加しよう!

 ルールやこれまでのあらすじを知りたい方は>>2-10のどこか

2代めスレ デスピサロの曲を聴きながら会話するスレ
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1036693678/l50
初代スレ ヽ(´∀`)ノ ワーイ教発足
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1024470060/l50
*どちらも、FFDQ千一夜サイトに過去ログがおかれています
http://www3.to/ffdqss
2名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 08:56 ID:jYZVEjDY
【このスレのルール】
 SSの最後に選択肢がありますので、お好きなものを選択してください。
お好きな選択肢がなかった場合、作っていただいてもオッケーです(w
 次回更新までにいちばん多かった選択が、次の展開となります。
 選択肢以外の皆様の声もなるべく反映していきたいと思ってますので、
ご希望の展開などがありましたら、ぜひ教えてくださいませ。
 その他にも、ゲームマスターへの意見はいつでも受付中ですが、参加者を
罵倒するようなレスはご遠慮くださいませ。

 更新は基本的に1日1回を目指していますが、一日複数回更新されたり、
逆に都合により間が空くこともあります。できるだけ事前に ご連絡しますが、
お知らせできない場合もあるかと思います。
 なにとぞご了承下さい。すみません。
3名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 08:56 ID:jYZVEjDY
【これまでのあらすじ】
突然の魔物の襲撃で、生まれ育った村を滅ぼされてしまった4勇者・ソロ。
自分の村を滅ぼした魔物・デスピサロを倒すため、旅へと出ます。
その途中、ボンモールでマーニャ、ミネアと知り合い、コナンベリーの大灯台
ではトルネコと、ミントスでブライ、アリーナ、クリフトと合流。キングレオ
でホイミンと知り合い、ライアンを助けて欲しいと頼まれた勇者は、魔物に
対するわだかまりを残しながらも、ホイミンの友だちだというスライムの
スラぼうを仲間にして、キングレオ城へと向かいました。
そして、何とかライアンと会うことのできた一行は、そのままキングレオを
倒すために玉座へ目指し、苦戦の末、見事キングレオを倒しました。
その後、故郷を思うあまり一人で先行しようとするアリーナを押しとどめて
コーミズに戻った一行は、ホイミンの悲しい過去と、彼とライアンをつなぐ絆の
深さを知るのでした。魔物に対するわだかまりを少し無くし、ひとつ精神的に
成長したソロを中心とする導かれし者達の次の目的地は、進化の秘宝で
力を得たバルザックの支配する、アリーナたちの故郷サントハイム。
途中、海辺の村で乾きの石を手に入れます。
たどりついたサントハイム城は魔物に占拠され、城下町サランは、魔物によって
ズタズタにされていました。
アリーナたちの怒りは最高潮に達し、苦闘の果てに、キングレオを超える進化を
果たしたバルザックを倒します。
ところがここで謎の男、ピサロナイトが登場。
マーニャ、ミネア姉妹の父の遺産、せいじゃくの玉を使われて苦戦する事に。
しかし、この戦いは中途半端な形で終わったのでした……。

さて、これからのソロたちの旅は、どうなるのでしょうか?
4名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 08:57 ID:jYZVEjDY
【勇者たちの現状】
▼サランにてサントハイム国王の看板を確認。次の目的地をスタンシアラとするも、
そこへ向かう前に、それぞれの思惑を胸に別行動になりました。
 3日間の別行動の目的は……
<ドレス班>マーニャ視点一人称、同行者はアリーナ・パトリシア
 アリーナの装飾品等をサントハイム城からいただいて、モンバーバラで販売予定
<偵察班>ライアン視点一人称、同行者は、ソロ・クリフト
 テンペ、フレノールの様子を偵察中。
<情報収集班>トルネコ視点一人称、同行者はブライ・ミネア
 ブライはサントハイムへの援助をエンドール王に申し入れに、ミネアは誰かに
呼ばれているという予感を胸に、トルネコは商人仲間の噂を集めに。
 一番バラバラなグループです。

▽ 別行動している間、選択もイレギュラーな形になっています。
 選択ごとに条件を書いておきますので、よろしくお願いいたします。
5名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 08:58 ID:jYZVEjDY
▼装備
(SS内に登場した装備のみ記載。他の装備は、各章終了時にもっともいい武具を
入手していると考えてください。数値はおおよそのものです。SS内に数値計算は
出てきません。HP/MPともに全員満タンです)
勇者:武器はバトルアックス、防具は初期装備 左腕に青銅の盾を装備。
ミネア:武器はホーリーランスを装備、タロットも所持。鎖鎌を所持。
ブライ:安らぎのローブ装備
クリフト:マグマの杖を装備。
ライアン:破邪の剣を装備。 鉄の爪所持。
マーニャ:防具は身かわしの服。「踊り子の服」の上に着込んでいる。

▼重要アイテム
ホフマンがもらってきてくれた『たからの地図』
ホイミンからもらった『魔法の鍵』
海辺の村で手に入れた『渇きの石』
サントハイムで手に入れた『あやかしの笛』と『マグマの杖』(クリフト装備中)
6名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 09:20 ID:G/jjSe6m
7名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 09:59 ID:Bshr3RHs
【今までのゲームマスターについて】
初代:ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw さん
 腹グロ勇者が見たいという要求に見事に応えておられた
名マスター。2002年夏から中断をはさみ翌年春まで担当。
8人の導かれし者たちが揃うまでの長い旅を描かれました。

2代め:296 ◆kYB5EDmqco さん
 戦闘シーンの表現の素晴らしいマスター。バルザック戦担当後、
4章を担当されました。4章完結で交代。

3代め:とびねずみ◆Y2NezmymcE
 この紹介を書いている人間です。
 4代め、5代めと、マスターを引き継ぐ方が現れてくださる
ことをきぼんしつつ(先代や初代にも期待)、スタンシアラ編を
がんがります。
8 ◆Y2NezmymcE :03/08/09 10:22 ID:dCFHcVWO
>>6は関係ない広告です。

1さんお疲れさまですた!
9名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/09 19:08 ID:Py0Ml2hj
( ^‐^)_且~~ 乙!!
即落ちしたらイヤン保守
11 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 01:49 ID:QFa8FSp+
 ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
 基本的なルールは>>2をご覧ください。
 前回の内容は、http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1036693678/944-949です
  選択結果は3番1票、4番1票、6番2票で、先着順に

<偵察組> 4. ソロが今朝の夢について話す
<情報収集組> 6.お客に話しかける

となりました〜!

 <ドレス組>の選択としてお願いしていた「パノンのだじゃれを考える」
というのは、前スレで引き続き募集中です。皆さんのだじゃれ心に期待しつつ
今回は、ひとつは自作、ひとつはPS版準拠のものです。

*私に引き継いでからの話を読み返したい方は、こちらからどうぞ。
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1036693678/829-
12 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 01:50 ID:QFa8FSp+
<ドレス組>*パノンのギャグ募集。思い付いた方は前スレへ!!!
 ノックして開けた団長の部屋には、赤い道化服の男と、昔のままの団長が
居た。ううん、昔よりも少し太ったみたいね?
「団長、お久しぶりです」
「誰かと思えばマーニャじゃないか! 元気にしてたかい? 親父さんの
 仇は見つかったのか?」
「おかげさまで。キッチリ引導を渡して来ました」
ニッコリ笑って報告出来る自分を少し誇らしく思う。
「それは良かったねえ。おや、でも今日はミネアちゃんじゃない娘さんと
 一緒だね。そちらは?」
「彼女はアリーナ。今は一緒に旅してるの。ミネアは別行動だけど、明日
 には合流するわ。もちろん、ミネアも元気よ」
「初めまして、アリーナと申します」
 団長の手を取って腰を落とし、小首をかしげて挨拶する姿は、彼女が平民
ではないのだと団長に知らせるに十分だった。目を白黒させつつ、私に目
顔でアリーナの正体を尋ねてくる。でも教えませんよ? 
「私の名も覚えてくださいね、素敵なおじょうさんたち」
 おどけた声に振り向くと、道化服の男がアリーナの仕種の真似をしていた。
「私は、パノン。皆様に笑いをお届けする男です」
 ははあ。この男の人気が出て、踊りが下火になったって事かしら?
13 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 01:51 ID:QFa8FSp+
「おふたりとも、是非今夜のパノンショーを見て行ってくださいね。
 特等席にご招待しますから!」
「パノンショー? 踊りは全然無しなの?」
「ええ、今は踊り子さんは週2日勤務で、交代制なんですよ。
 今日は踊りのない日なんです。
 何しろ踊りすぎて 身体が もんばーらばら! になっちゃ困りますから
  休み休み踊っていただかないと!」
「……は?」
 踊り子は、一晩中踊っていられるから踊り子って職なのに!……と
一瞬腹が立った……のだけれども。今のは、だじゃれ???
「この私のダジャレで笑わないなんてしんじらぁりーない。
 マーニャマニャご冗談でしょ?」
……アリーナとマーニャにかけたって事??? 
 私はアリーナの顔を見た。アリーナは私の顔を見ていた。目があった途端に
ぷっと吹き出してしまった。
 なんて平和な笑いなんだろうね、パノンの芸は。
14 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 01:56 ID:QFa8FSp+
 <偵察組> 4. ソロが今朝の夢について話す
 山すその平野を何ごともなく進むうち、ソロ殿は独り言のように話し始めた。
「今朝さぁ、夢の中に武術の先生が出て来たんだ。昔のまま、元気そうに
 剣の素振りしていて。僕に気付いてこう言うんだよ。強くなったけど、まだ
 まだもっともっと強くなれるぞって」
 まだ、もっと、強くなれる……。師からの激励を夢に見て、それで微笑んで
おられたというのか、今朝。
「嬉しかったんだ、それが。なんでだろうなあ、未熟者だって叱られているの
 と同じなのに、嬉しかったんだ。どうしてだろうなあ?」
 私はクリフト殿を見た。聖職者の彼は人々の悩みを聞く事には慣れている
はずだが、思案顔のままだ。だから、僭越な気もしたけれど、こう言って
みた。
「それは『自分がまだ成長できる』と信じて良いのだと言っていただけた
 からではありませんか? 恐らく、デスピサロの強さはピサロナイトの比
 ではないでしょうが、それでもあれだけの剣技をくり出してくる相手ですから。
 自分の剣技に成長する余地がなかったらどうしようかと、それで悩んで
 おられたりしませんでしたか?」
 自分でもいささかまわりくどい言い回しになってしまったが、ソロ殿は
真剣に聞いてくださって、そしてこんな風に笑ってくださった。
「そうか。頑張っても自分の強さがヤツらの強さにかなわなかったらどう
 しようかってちょっと不安になっていたのかもしれない。自覚してなか
 ったけど。ありがと、ライアン。やっぱ年上はたよりになるね」
 私がソロ殿に笑い返した時、村の入り口が見えて来たと、クリフト殿の
声が教えてくれた。
15 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 02:00 ID:QFa8FSp+
<情報収集組> 6.お客に話しかける
 まずは客層を見て……と。屈強そうな戦士が来てますね。
これは強い武器か防具を扱っているという事でしょう。エンドールの普通の
店では満足できないレベルの人々に見受けられますしね。
 私はキョロキョロと珍しそうにしている戦士ではなく、常連顔の兵士に
話を聞いてみることにした。声をひそめて話しかける。
「すみません、私はこの店に始めて来た者ですが、この店はどんな店なの
 ですか? こんな秘密めいた作りじゃあ、普通に商売はできませんよね?」
 ふんっと鼻をならした彼は、それでもおしゃべり好きらしく、ぺらぺらと話し
始めてくれた。
「そりゃーそうよ。なんたって、幻って言われてる『はぐれメタルの鎧』が
 いつでも揃ってるなんて魔物に知られた日にゃ、この店は魔物共に潰され
 ちまってるだろうよ」
「は、はぐれメタルの鎧が買えるんですかっ」
 大きな声を出してしまった私を、店主の覆面の奥の眼が睨んだ気がした。
「それだけじゃねーぜ。この間までは黄金の腕輪なんてお宝もあったらしいぜ?」
「黄金の腕輪じゃと? それは真実か?」
「ああ。ついこの間まで売りに出てたらしい。でも誰かに盗まれたんだってよ。
 一体誰が盗んだんだろうなぁ。結構な値段になっただろうよ」
 ブライさんが杖を握りしめている指先が、白くなっていた。あれは、怒り?
黄金の腕輪とブライさんとは、一体どんな関係があるのだろう?
16 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 02:06 ID:QFa8FSp+
 それでは選択です。

<ドレス組> これからどうしましょう?
 1.パノンの話をもっと聞く 2.査定結果を聞きに店に行く

<偵察組> やっと到着したフレノール。まずはどこへ?
 3.宿屋へ 4. 教会へ

<情報収集組>誰の話を聞きますか?
 5.店の人 6.ブライ

---
 このくらい書いておけば、dat落ちしないですよね……?
 どうなのかなあと思いつつ、今度の更新は10日中には無理ぽそうです。
沢山の方に選択していただけたらいいなあヽ(´∀`)ノ
17 ◆Y2NezmymcE :03/08/10 02:15 ID:QFa8FSp+
 今さら気付いたんですけど。
 これ、3組平行で書くより、それぞれの組をまとめて書いた方が
わかりやすかったですかね。
 すみませーん。
今からでも?
1,3,5
1.4.5っス!
135で。
21 ◆Y2NezmymcE :03/08/11 13:00 ID:uCS8vvOg
 今日はちょっと更新に時間がかかります……。
 ついでに。
 3組まとめて読んだ方がいいか、1組ずつ読んだ方がわかりやすいか
聞いてみてもいいかしらん。

 3組まとめてだと、話のつながりがわかりにくいかもしれません。
 1組ずつだと展開がもっそ遅くなります(w

特に読みにくいので無ければ、今のままで行きますが。
ご意見お願いします。

A:そうだそうだ、読みにくいから1組ずつ書け!
B:今までだって展開遅いんだし、このまま一気に書け!
C:その他……
C:いきなり融合
だめならB
Bのままでいいよ。
22さんのCのタイプも捨てがたい案ですね。
1回の書き込みに1組だけという日があってもいい。
24 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 01:29 ID:5ITmIocP
 ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
 基本的なルールは>>2をご覧ください。
 1番3票、3番2票、4番1票、5番3票で、以下のように決定しました。

<ドレス組>  1.パノンの話をもっと聞く 
<偵察組> 3.宿屋へ行く
<情報収集組> 5.店の人に話しかける

 さらに、今後の進め方は
 C:いきなり融合 1票、 B:このまま一気に 1票 で
 先着順で融合になりました。

 融合ということで、いくつか考えていた選択肢をすっとばして3日めの朝の合流まで
一気に書いています。
 それぞれ3レスとかあって長いので時間あけてのんびりあげていきますー
(書きながらあげて行くとも言う……)。
25 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 01:32 ID:5ITmIocP
<ドレス組>  1.パノンの話をもっと聞く 
「いつからパノンショーをやっているの?」
 団長の説明によると、2か月ほど前から始めたそう。キングレオの城から
戻らない踊り子が幾人もいたので、パノンを呼んだという。それはつまり、
私がモタモタしてなかったら、踊りのモンバーバラを守れたということ?
 そこまでは考え過ぎ、かな……。
 最初は踊りの合間に1ステージだけだったものが、お客さんからの要望で、
週3回がお笑いの日、踊りと歌は週2回となっていったということは、今は皆、
笑いたいってことね?
「この国では、若い女性たちがお城に行ったまま戻らなかったというでは
 ありませんか。そんな風に、国が暗い雲に覆われているときほど、人は 
 笑いを求めるのですよ。劇場を一歩出れば、もう笑いのない日常が待って
 いるからこそ、劇場の中では、何もかも忘れて笑いたいのです。そうやって
 笑いのない生活とバランスを取りたいのでしょう」
 パノンは、意外と思慮深いのかもしれない。
「健康のひけつ 幸福のひけつ 夫婦円満 商売はんじょう
 すべての源はだじゃれにあり
 おはようのかわりに おやすみのかわりに
 ナイスなだじゃれで明るい笑いを
 めざせ 町の人気者! 笑う角には福きたる……ってね」
 歌うような節で言ったパノンは、最後にウインクをしたつもりらしい。
両目をつぶっているあたり、トルネコを思い出させる人ね。
26 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 01:32 ID:5ITmIocP
「おはようやおやすみの代わりにだじゃれを言わなくちゃいけないなんて、
 人気者になるのも大変なのねえ」
アリーナの、どこかとぼけた感想に、笑いが湧いた。
「アリーナお嬢さん、だじゃれだけが笑いではありませんよ。生活に必要な
 ものはユーモアなのです。今あなたがおっしゃったような、ユーモアの
 ある言葉を大切にするところから笑いは生まれ、明るい生活を送れると
 いうわけですよ」
「あら、私、ユーモアのつもりで言ったんじゃないわよ? 思った事を
 言っただけなのに」
「アリーナは普通にしてても人を楽しませる事ができるってワケだ。
 パノンよりも凄いかもね」
 おっと、しまった。パノンの眼が怒っている。挑発しちゃった?
「……そ、そろそろお暇しましょう、アリーナ。査定も終わっていると
 思うし」
「そう? それじゃあ失礼します」
 アリーナはそう言って、優雅にお辞儀をした。あんなに埃まみれで、
戦闘しやすさのみを優先した服を着ているのに、とてもとても優雅に。
 一瞬見惚れてしまった。育ちってヤツはこういう時に出るんだわね。
意外な仕種だけど、ああいう躾はキッチリしてそうだもんね。
 ぽかんと口をあけてしまった男ふたりを置いて、私たちは劇場をあとに
した。
27 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 01:35 ID:5ITmIocP

「ねえ、マーニャ。モンバーバラの夜ってとってもうるさいのね」
 宿のベッドに身体を横たえながらアリーナがポソリと言った。サランや
サントハイムの昼の喧騒以上の賑やかさなのだろう。まして、今の状態の
夜の静けさを考えたら。
 私は、なにか違う話がしたかった。
「パノンのショーは面白かった?」
「そうねえ、笑えるときと笑えないときがあったみたい」
 正直なお姫さまの感想に、私は笑ってしまった。
「私もそう思うわ。逆に全部笑えるわけじゃないから、それがまたいいの
 かもしれないわよ?」
「そういうものかしら」
「きっとそうよ」
私たちは、その後もしばしパノンの話や、高くひきとってくれたドレスの
話をして、笑いながら眠った。
28 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:05 ID:5ITmIocP
<偵察組> 3.宿屋へ行く
 フレノールの町は、一見平和に見えた。テンペの事があるので、井戸等も
慎重に点検する。この町を魔物が支配しに来た事はないようだ。
「まずは、宿のおばさんにお話を聞いてみましょう。なかなか情報通なん
 ですよ」
 ひととおりの点検が終わった後で、クリフト殿はやっと町の人に話を聞こう
と言った。魔物について町の人にうかつに聞いて、怖がらせたくなかったの
だろう。テンペとは事情が違うということか。心配り細やかな人だ。
「おや、誘拐事件を解決してくれた神官さんだね? あれからずいぶん
 お見かけしなかったようだけど、元気そうで何よりだ」
 宿の掃除をしていた中年のご婦人が、くったくなく話しかけてきた。クリ
フト殿も旧知の笑顔で応えている。誰しも、こうした旧知の仲の知人との
会話の時には良い顔をするものだと、妙にしみじみと思う。
 ソロ殿があのご婦人をじっと見つめておられるのは、もしかして、故郷の
どなたかを思い出されたからだろうか? そういえば、ソロ殿の母君と
同じような年代かもしれないが。
「この町の皆さんも変わりなくお元気ですか?」
「ああ、町の皆はね……。ただ、この間から宿に泊まってる男のお客の容
 態が心配でね。ひどい怪我をしているのに女の子を担いで逃げて来たって
 いうんだから男らしいだろ? なんとか助かって欲しいんだけどねえ」

 3人で顔を見合わせた。ひどい怪我をして逃げてきたとは物騒な話だ。
やはり、テンペ以外にも、魔物に狙われた町があったのだろうか?
「その方はどちらに?」
「2階の奥の部屋だよ。女の子の方もここに着いた時にはフラフラだった
 のに、ずっと看病してるから、かえって身体を悪くしちまってるようで
 それも心配してるんだわ。良かったら看てやってくれる? 神官さん」
「ええ、わかりました」
 クリフト殿がご婦人にお礼をのべている間に、ソロ殿は先に2階へと
上ってゆかれていた。気の早い方だ。
29 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:06 ID:5ITmIocP
 私がソロ殿に追い付いたときには、すでに扉をノックして入ってゆくところ
だった。クリフト殿と一緒に入ると、ベッドには顔色の悪い若い男が居て、
傍らに心配そうな若い女性がいた。なるほど、女性の顔色も芳しくない。
心配のあまり、自分の身体の事まで考えていないのだろう。
「お嬢さん、失礼します」
 男を先に看るかと思ったクリフト殿が声をかけたのは、彼女の方だった。
回復呪文を唱える姿に、青い魔物の唱える優しいホイミの声が重なる。
 ホイミンは、今でも自分を許せずにいるのだろうか? といって、今
出逢ったとしても、昔のように無二の仲間としては歩めないようにも思う。
それはホイミンを許せずにいるという事ではない、と思うのだが、自分でも
よくわからない。自らの心の底もわからぬのに、人の心を推し量るのは
たいそう難しい。
 一方、若い男の方には、ソロ殿が回復呪文を唱えていた。
「ライアン、荷物から毒消し草を出してくれ。僕にはキアリーは唱えられ
ないから」
「わかり申した」
 ソロ殿の呪文詠唱の声の下からかすかに、男がうわごとを言っている
のが聞こえてくる。しかし、クリフト殿にお礼を言う声と、クリフト殿の
詠唱とも聞こえているので、うわごとの内容はわからなかった。
 荷物から探し出した毒消し草を潰し、男の口に入れてやろうと近付いて、
初めてうわごとの内容がわかった。
「じょう……さま…… 逃げ……て……ください……。バル……ザ」
 お嬢様逃げてください? してみると一緒の女性の下男か何かだったと
いうことだろうか? 見れば、彼女はクリフト殿のおかげで顔色も
良くなっていたので、不躾だなと思いながらも聞いてみることにした。
「こちらの男性は、あなたの下男か何かですか?」
「え……? いいえいいえ、違います。オーリンさんは、私を助けて
 くださった命の恩人です。下男だなんて、そんな身分じゃありません」
 顔を赤らめて否定してくるところを見ると、どうやら私の勘違いらしい。
私は頭を下げて謝り、改めて、ふたりの関係を聞いてみた。
30 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:07 ID:5ITmIocP
「私が馬鹿だったのです。お城に行けば楽に暮らせるという噂を信じたり
 して。お城で待っていたのは、何だかよくわからない薬を飲まされたり、
 変な学者のニタニタ笑いにつきあわされる事ばっかり。そのうちに、
 一緒にいた女の子が次々といなくなって……。怖くなって逃げ出したら
 やっぱり門のところで捕まってしまって。それをオーリンさんが助けて
 くださったのです。もともと怪我をして血だらけになっておられたのに。
 私のために無理をして、そして一緒に逃げてくださって…」
「その城ってのはどこだ? サントハイムじゃないよな?」
 ソロ殿の声はとがっていた。無理もないが、あの言い方では彼女を怯え
させてしまうだけであろう。案の定、戸惑った視線はクリフト殿に助けを
求めている。思案顔をしていたクリフト殿は、こんな事を言った。
「もしかしてそれは、キングレオのお話ではありませんか?」
「えっ! どうしてそれを御存知なのです? そうです、キングレオの
 城です」
 驚くのも無理はない。キングレオからここまではかなりの距離がある。
キングレオの噂が届くとは思わなかったのだろう。
「安心してください。キングレオに巣食っていた魔物は、もう退治され
 ましたよ。お城にいた女性も、自宅に戻れたはずです」
「本当ですか?」
 クリフト殿は黙って頷かれた、が。
 クリフト殿の言葉には、嘘が混じっていた。城から女性が戻れたか
どうか、私たちには知る術が無かったからだ。だが、ああ言わなければ
彼女の心に平安は訪れまい。人々の懺悔を聞きなれた神官だからこその
嘘なのではないかと感じたが、実際のところはどうなのだろう。
31 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:08 ID:5ITmIocP
「では、ミネアさんやマーニャさんもご無事なのですね?」
「コーミズ村のミネアさんとマーニャさんの事でしたら、大変元気にして
 おられますが… 御存知なのですか?」
「私ではなく、オーリンさんが。オーリンさんは、コーミズ村で、おふ
 たりのお父様の下で働いておられたそうなのです」
すると、うわごとで出て来たのは、ミネア殿やマーニャ殿の事であったか。
「ミネアさまや、マーニャさまがご無事だというのは、本当ですか」
 オーリン殿が眼をさましたようだ。細い声で尋ねて来られた。
「ああ。今日は別の場所に行ってるが、いつもは僕たちと一緒にいる。
 元気だから安心してくれ」
 ソロ殿の声音が優しかったせいもあるだろう。オーリン殿はほっと
ため息をついて、笑顔を作り、眠りに引き戻されていった。
「あなたもゆっくりお休みになってください。オーリンさんも、もう
 大丈夫だと思いますからね」
「ありがとうございました、皆さん!」
 涙まじりのお礼を背に、私たちは部屋を出た。
32 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:15 ID:5ITmIocP
 念の為にふたりの容態を朝まで看てからルーラで一気に戻ろうという
ソロ殿の提案で、私たちはそのまま隣室に一泊した。宿のご好意で
無料で泊めてくださったのは、クリフト殿が以前にここで誘拐事件を
解決した3人組のひとりであったという事も大きかったようだ。
 ソロ殿が『ここじゃぁクリフトたちが勇者なんだな』とつぶやかれた
のが気になって、夕食後酒が入った途端、こんな事を言ってしまった。
「私も、私が助けた子供たちにとっては『勇者さま』でありましょう。
 ソロ殿だけが勇者なのではありますまい。我々はそれぞれに、それ
 ぞれが助ける事のできた人々にとっての勇者足り得る人間ではない
 かと思うのですよ……」
「そうかな?」
やはり、われらの勇者殿は、勇者という言葉がお嫌いらしい。
「より正直に申し上げますと、勇者足りうる人間としてソロ殿と共に
 戦ってゆきたいと思っている、という事になりますが」
「そういう意味でしたら、私もそのような気概は持っております」
 姫の暴走を止める為にセーブする、という必要がないからであろう、
今晩のクリフト殿は非常によく飲んでいた。
「私のような者が姫……だけでなく、皆さんと共に戦っているという
 事が『おこがましく』感じられる事もあります。といって、他の誰
 かにこの役割をお渡しする事など考えられません。私は私にできる
 精一杯で、この世界を守り抜きたいと思っておりますから」
「確かに、ひとりの勇者よりも8人の勇者の方が頼りになりそうだわな」
 苦笑と共に、皮肉な声でソロ殿がつぶやいた。
33 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:16 ID:5ITmIocP
「そうですな。私たちはそれぞれに違う分野を得意としながら共に
 強くなっていく為に巡り逢い、共に在るのでしょう。ソロ殿、
 苦しみも悩みも痛みも、私たちが皆でわかちあいますぞ」
「それは甘えとは言わないのかな」
「甘え、大いに結構です!。過度の甘えを見せる人物には私もお説教
 いたしますが、ソロさんは甘えても良い部分ですら甘えようとされ
 ないのではないでしょうか。愚痴も悩みも伺います。何しろ私は、
 懺悔を聞くのが職業でしたから」
「愚痴には慣れてるってか」
「そうです。いくらでもうかがいます」
 クリフト殿はどんっと胸を叩いて勇ましく同意して見せ……勢い
余ってひっくりかえった。その様子が妙に『偉ぶっているコドモ』の
ようだったので、私とソロ殿は声を出して笑ってしまい、酒が入って
いなかったら、翌日さぞや気まずかったであろう……。
 酔っていることを口実に、ソロ殿に対し今までに感じて来た事を
一気にまくしたてた夜は、クリフト殿が潰れてしまった事でお開きに
なった。自分でも支離滅裂な事を言った気はするが、あんな風に
ソロ殿に相対した事は無かったようにも思うから、良しとしよう。
34 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:29 ID:5ITmIocP
<情報収集組> 5.店の人に話しかける
 こうした店によくある事だが、この店の主人もあらくれた覆面を
している。覆面する理由にはいくつかあるが、あらくれた性格に
見せかけるための気の弱い人間だという可能性も高い。そっちに
賭けて、脅しを入れてみましょうかね。
「ずいぶんいい防具があるんですね」
「そうだろう? いくつか買っていかないかい? 『やいばの鎧』
 なんかはあんたによく似合うと思うぜ」
 店主の示した鎧は、受けた攻撃を跳ね返す事のできるモノで、
確かに私にも装備できそうだった。それよりもはぐれメタルの鎧を
どこで仕入れているのか知りたいが、さて、どう尋ねようかな。
「「それよりも」」
 同じ言葉が飛び出した事に驚いて見遣ると、ブライ殿が蒼白な顔で
店主に話しかけようとしていた。
「黄金の腕輪がここにあったというのは本当か?」
「なんだよ爺さん。人にモノを尋ねるときにはそれなりの態度って
 ものがあるんじゃねえか?」
ブライさんは杖を両手で持つと、思いきり床に打ち付けた。ガンっと
いう激しい音に、店中の会話が止まる。
35 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 10:30 ID:5ITmIocP
「ここに黄金の腕輪があったのかと尋ねておる。答えていただきたい」
「………あぁ、確かにあったよ。だけど今はもう無ぇよ」
「誰に売ったのじゃ?」
「知らねえ間に盗まれてたんだ。本当だよ、俺は誰が持って行ったか
 なんて知らねえよ」
嘘だと思った。店主は怯えている。覆面をしていて細かい表情はわから
ないが、怯えている事が伝わってくる。
「黄金の腕輪は、悪党どもに取られたもので、もともとある町の宝な
 のじゃ。本当の事を申さないなら、エンドール王にお願いして、
 そなたを窃盗の罪で牢に入れてもらうがそれでも良いのかな」
「ろ、牢?? もうあんな所はコリゴリだよ、爺さん勘弁してくれよ。
 俺は何も知らねえんだってば」
? どうも聞き覚えのある声のようですね。
「この方、一緒にお食事をした方ではありませんか?」
 それまでずっと黙っていたミネアさんが、私に囁いてきた。そうか、
トムじいさんの息子さんか!
「牢に入っていた君を助けたのは私ではなかったですか? 嘘をつくと
 ロクな事になりませんよ」
言いながら、指をボキボキと鳴らしてみせる。一見強そうに見えるので
気弱な魔物にこれをすると一気に逃げて行くと、ソロ殿に教わった技だ。
「ひっっ。脅さないでくださいよトルネコさん。わかりましたよ、本当の
 事をいいますよ」
 やはり、彼はトムじいさんの息子さんだったらしい。
「その代わり、教えるのは黄金の腕輪の事だけですからね。はぐれメタル
 の鎧の仕入れ先なんかは教えませんよ。諸刃の剣も差し上げますから、
 他の事は聞かないと約束してください。いいですね?」
おやおや、バレましたか。私としては鎧の事を知りたかったのですがね。
 ブライさんのこの様子は、どうやらひどく重要な事のようですから、
そちらを優先ということにしましょうか。
 私は彼に頷いてみせた。
36 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 11:08 ID:5ITmIocP
痛恨のミス! 訂正前の原稿をあげてました……。

× 「その代わり、教えるのは黄金の腕輪の事だけですからね。はぐれメタル
 の鎧の仕入れ先なんかは教えませんよ。諸刃の剣も差し上げますから、
 他の事は聞かないと約束してください。いいですね?」

○ 「その代わり、教えるのは黄金の腕輪の事だけですからね。はぐれメタル
 の鎧の仕入れ先なんかは教えませんよ。とっておきの剣も差し上げますから、
 他の事は聞かないと約束してください。いいですね?」
37 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 11:09 ID:5ITmIocP
「一昨日かな、ピサロナイトとかってーえっらく強い男が来たんです。
 あっと言う間に持ってかれちまいました。抵抗はしたんですよ? でも
 並の強さじゃあなかったですね。殺されると思ったんで、仕方なく渡し
 たんです」
 恐らく、抵抗したというのは嘘だろう。言われるままに渡してしまった
に違いないと思ったが、それは聞かぬ事にした。
「ピサロナイトは何か言っていませんでしたか? 黄金の腕輪が必要な
 理由とか」
 ミネアさんの言葉に、彼はしばし考えていた(考えるフリをしただけで、
ピサロナイトの言葉は全て忘れずに覚えているに違いないが)。
「なんでもなんとかの秘法がどうのって」
「進化の秘法ですかっっっ!?」
 ミネアさんが叫び声になってしまうのも無理はない。それは、彼女の父
の残した負の遺産の名前だから。
「ああ、それそれ。進化の秘法もこれで完成する、あの方もお喜びだろう
 とかなんとか。知ってるのはそのくらいですよ。さあ、もうお帰りくだ
 さい。お約束の剣にこれも差し上げますから。商売の邪魔なんでね」
彼が手に押し付けてきた剣と包みを受け取って、私たちは店を出た。
38 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 11:10 ID:5ITmIocP
「デスピサロの元に黄金の腕輪が渡ったという事じゃな」
ブライさんが心配げに言う。おそらくそういう事だろうと思い、私は黙って
頷いた。慰めの言葉を探しても見つからないから仕方ない。
「もしや、新しい町というのは、良い噂を流して人々を集めようと言う
 魔物の企みではないでしょうか?」
 ミネアさんの言葉に、はっと胸を突かれた。
「ここにピサロナイトが来たという事は、この近辺で魔物たちが謀をして
 いる可能性があるという事です。そうなると怪しいのは、その町です。
 事実を確かめなくては」
「そうですね」
頷いてスコット君を見ると、彼は厳しい顔で頷いていた。やる気になって
くれているらしい。ここで逃げようと思うような人間には、傭兵は勤まら
ないだろうが。
「では、ブライさん、ルーラをお願いします」
「うむ」
39 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 11:20 ID:5ITmIocP

 しかし。
 私たちはミネアさんの指摘が的外れなモノだった事を、翌日合流した
皆さんに伝えることになったのだった。良い方向に間違っていて良かったが、
ミネアさんの勘は意外に当てにしない方が良さそうだ。占託と勘は別物
らしい。
 彼女をエンドールで呼んでいた声が何だったのか、結局わからず仕舞いに
なったけれど、もしかしたら、黄金の腕輪そのものが呼んでいたのかもし
れない。ピサロナイトは私たちと対峙した後にここに寄ったのだろう。
あと一歩早ければ……。
 いや、悔いても過去には戻れないのだ。敵の手中に黄金の腕輪があり、
それが進化の秘法を発展させるということは、この先出会う敵はバルザ
ックやキングレオ以上になっているという事だ。自分の力を磨き、強く
なるしかない。
 ところで、彼がくれた「とっておきの剣」は「両刃の剣」だった。確かに
とっておきには違いない。なんと言っても、敵にも自分にもダメージを与える
危険な剣で、売り物にはできないのだから。美しい剣だといえなくもないので
販売できなくもない、が……。
 私はこの剣を自分の店の装飾として使わせてもらう事にした。いつかエンドール
に立ち寄ることがあったら、店に置いて行こう。しかし、意外に抜け目ない商売人
に育っているようだなあ……。
 一緒に渡されたのは、ピンクのレオタードと網タイツだった…。女性の防具として
かなり良い物ではあるのだが、この組み合わせで渡されると、どうにもいやらしい
想像をしてしまいそうでよろしくない。ソロさんは、誰に装備するように言うだろ
うか?

 一晩を新しい町でスコット君と共に過ごした私たちは、町の警備員として
残る彼とわかれ、ブライさんのルーラで「麗しのネネ号」を目指したのだった。
40 ◆Y2NezmymcE :03/08/13 11:34 ID:5ITmIocP

 そして 夜が 明けた!


 ということで、3グループでの行動はおしまいです。長かった…。
名前欄にグループ名を入れておけばわかりやすかったとか、なんか
いろいろ後から気付く事ばかりで、読みにくくて済みませんでしたm(._.)m。
 15で「この店に始めて来た」とか書いてて、後から火を吹きそうに恥ずか
しかったというに、今日は台詞まで間違ってしまったし……。

 明日以降は、ソロ一人称に戻りますが、とりあえずは
それぞれの報告をしなくてはなりません。そこで、グループごとに
誰が報告をするかを選択してください。偵察組でも、ソロ以外の報告で
構いません。今までの一人称キャラと違っても構いません。

選択1:グループごとに、報告者を決めてください
 A<ドレス組>:マーニャ、アリーナ、パトリシア
 B<偵察組>:ライアン 、クリフト、ソロ
 C<情報収集組>:トルネコ、ブライ、ミネア

選択2:ピンクのレオタードと網タイツは誰が装備しますか?(別々でも構いません)
 D<ピンクのレオタード>:マーニャ、アリーナ、ミネア
 E<網タイツ>:マーニャ、アリーナ、ミネア
A パトリシア
B クリフト
C ミネア
D アリーナ
E アリーナ
Aパトリシア、Bソロ、Cブライ

Dアリーナ、Eマーニャで。
43 ◆Y2NezmymcE :03/08/14 01:54 ID:FF19ngyu
 ちょっと事情ができて、しばらく更新できなくなりました。4日くらいかと
思いますが、その間にも皆さんの選択をしておいていただけると嬉しいです
(そういう意味では、長く書いておいて良かったのかも…)
44 ◆2CDckY/JG6 :03/08/14 10:18 ID:85iJURAd
A:マーニャ
B:クリフト
C:トルネコ
D:マーニャ
E:アリーナ

間があいたら任せてください。
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)失礼。ここ通らないと行けないので、ちょっと通りますね・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U
46あぼーん:あぼーん
あぼーん
もう選択しちゃったので保守しとく。
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`) ここ通らないと行けないので、ちょっと通りますよ・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`) ちょっと気になったのでしばらくここに居さしてもらいますよ・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)
  |    /
  と__)__) 旦
.       ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       (;´Д`)< スンマセン、直ぐに片付けます
  -=≡  /    ヽ  \_______
.      /| |   |. |
 -=≡ /. \ヽ/\\_
    /    ヽ⌒)==ヽ_)=  /⌒ヽ
-=   / /⌒\.\ ||  ||  / ´_ゝ`)
  / /    > ) ||   ||  |    /
 / /     / /_||_ || と_)_) 旦_.
 し'     (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ (_)) ̄(.))

撤去乙
51 ◆Y2NezmymcE :03/08/18 10:42 ID:n1v+zl9e
 そして 夜が明けた!


 ということで、通りすがってい座ろうとして撤去された方をはじめとする皆さま、
選択&保守書きこみありがとうございました。
 今回の選択結果は…

A パトリシア 2票 マーニャ1票
B クリフト 2票 ソロ1票
C ミネア、ブライ、トルネコ 各1票 先着順でミネア
D アリーナ2票  マーニャ1票
E アリーナ2票  マーニャ1票

 となりました〜。
 パトリシアがやっぱり選ばれましたね。私だって選択肢にあったら選びますわ。
うっかり名を上げてしまったけれど書けるのかしら(゚∀゚)アヒャヒャ
 今晩更新します。
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) 更新まだぁ?
53 ◆Y2NezmymcE :03/08/19 23:45 ID:+Mu+7/Jv
 お待たせしましたっ。報告部分の途中だったりしますが、
選択がひとつあるのでここまでで出します…。パトリシアは
難しかったよ、ママン…。

---------

 起きてすぐに病人の様子を見に行ったクリフトは、明るい顔で
戻ってきた。体力も落ちているので直ぐに治るとはいえないが、
死の危機は確実に遠のいただろうと言う。
 それを聞いて安心する。ミネアたちにとっては、最後の家族
みたいな人だろうから、喜ぶだろうよ。
 出立前に、もう一度魔物がいないかどうかを確認して、僕は
ルーラを唱えた。

 『麗しのネネ号』には、すでに全員が到着していた。
 久しぶりに顔を見るとやっぱり安心する。僕の居場所に戻った、
そんな気がする、かな…。こんな事を言うとマーニャを無駄に
おだてることになるので死んでも言わないが。
「よ、パトリシア。お前、ちゃんとブラッシングしてもらってたか?」
 船の上でも馬車を外させない生真面目な馬の肌をピタピタと
叩くと、ぶるるっと鼻を鳴らして来た。気持ち良かったらしい。
「何よソロ。お姉様たちよりも先にパトリシアにご挨拶なの?」
マーニャが笑っている……僕は知ってる。あの笑いは危険だ。
「じゃ、今日までの成果はパトリシアに聞いてよね」
「えぇっ」
54 ◆Y2NezmymcE :03/08/19 23:47 ID:+Mu+7/Jv
「マーニャ殿、いくら勇者殿といえどそういった能力は」
 ライアンが味方になろうとしてくれている後ろで、クリフトは
いつも通りだった。アリーナの顔を見るなり走ったよ。
「姫様、昨日今日と何かご不便はございませんでしたか?」
「あらん? 私がアリーナに意地悪したとでも?」
「いえいえそんな事を申し上げたかったわけではありません。
 お気を悪くされないでください」
「だ〜め。お気を悪くいたしましたあ」
マーニャは完璧にクリフトで遊んでいた。あ〜あ〜。あの状態じゃ
本当に成果報告ははぐらかされそうだな。
「なあパトリシア。マーニャがあんな事を言ってるけど、ドレスの
 売れ行きはどうだったんだ?」
ヒヒンッ。パトリシアが一声啼いた。パトリシアに話をさせる事は
できなくても、こうして話をする事はできるって、マーニャは気付
いていなかったみたいだ。コイツは賢い馬なんだよ。
「そうか。高く売れたんだな?」
ヒヒヒンヒヒヒンッ。パトリシアが啼きながら頭を振るので、僕は
売れ行きが良かったのだろうと判断した。
「はい、報告終了。売り上げはどうせマーニャが持ってるんだろ?
 出してもらおうか」
マーニャはソッポを向いて口笛を吹いている。
「姉さん、まさか……」
ミネアがキッと睨み付けた。
「私たちがホフマンさんにお会いしている間にエンドールに来たのね?
 そしてカジノに行ったのね! そうなんでしょう?」
「はあああ!?」
マーニャの口笛の音が小さくなってくる。
「アリーナ、本当か?」
「私をここに連れて来てくれたマーニャの姿をしばらく見なかったのは
 本当だけど…」
ヤレヤレ。お金を扱うグループにマーニャを入れたのが間違いだったか。
55 ◆Y2NezmymcE :03/08/19 23:48 ID:+Mu+7/Jv
 さて、選択です。
 マーニャはこの後どうするでしょう?

1)エンドールでスッタ という
2)エンドールで大儲けした という
3)別件を持ち出して切れる
4)その他……
3にしとこうかっと♪
冷や汗2
3
素直に1
60名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/21 20:25 ID:bKwCXEfb
切れたところ見たいので3
61296 ◆kYB5EDmqco :03/08/22 00:30 ID:pa2nh9Qv
OCN規制解除キター!! 二週間は長かった……

この喜びのままに1だ!
別件が知りたいので3
63 ◆Y2NezmymcE :03/08/22 17:54 ID:3Y4N/LvK
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ お待たせしてすみませんっっ。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
3番4票、1番2票で、2番1票で「別件を持ち出して切れる」に決定しました。
……が、スミマセン、別件を持ち出さないで切れてますm(._.)m。

-------
「姉さん、今日という今日はあきれ果てたわ。ゆぅ……ソロさん、こんな人、除名
 しちゃってください!」
「ミネアさん、そんな過激な……」
「何よその言い種はっ! 私がカジノで全部スッたなんて決めつけないでよね!
 ちゃ、ちゃんとお金が増えるはずだったんだからっ」
「増えるはずって…… 結局増えなかったのではどうにも仕方がないのでは?」
ライアンが髭をひねりながら言うのを見て、マーニャは更に怒ってしまったようだった。
「もともと無かったも同然のお金じゃないのっ 何よっ、みんなしてっ ちょっとだけ
 もらっただけよっっ。誤算だったのは、カジノのコインが換金できないって事だけ! 
 ちゃんと大当たりを出したわっ! 何か文句ある!?」
「しかしそれは結果論でしょう。当たりが出なかったらどうなっていたと」
「カジノに行った事を黙ってるつもりだったもの!」
 あまりの言い分に、言葉が出て来ない。マーニャのカジノ好きは知っていたけど、
こういう展開になるとはなあ……。
64 ◆Y2NezmymcE :03/08/22 17:54 ID:3Y4N/LvK
 皆の視線がマーニャに集まったところで、アリーナがポソリと言った。
「でも、ドレスの売り上げなら私が持ってるわよ?」
「はい????????」
ふふふんっと鼻をならしそうな勢いでマーニャが説明するところによると、
「アリーナに渡したお金はドレスの売り上げっ。私がカジノに持って行ったのは
 衣装屋からのチップよチップ! いつも私がひいきにしてたところだからね」
ということらしい。ドレス代の他にもらった袖の下を持ってカジノに行って、ひと儲け
してきたって事か。それは叱るに叱れないというか、どうすりゃいいんだか。
 だけどここで釘をさしておかないと後で面倒な事になりそうだよな……ああ、
いいことを思い付いた。
「そんなにいばってると、いい情報教えないぞ? なあクリフト?」
「は、はいっ。耳寄りの情報がありました」
クリフトが意外にも話を合わせてくれたので驚いた。マーニャは思案顔になっている。
「情報ってなによ」
「ん〜? いやさ、別に皆の旅には関係ないんだけど、マーニャにとっては、重要な
 情報だよ、なあライアン?」
「そうですな。そういう事になりますか」
「な、なによっっっ! もったいぶってないて教えなさいよ」
「もう二度と、皆の元を離れてひとりでカジノに行ったりしないっていうんだったらね」
「………そんなに貴重な情報なわけ?」
「ええ、思わず涙が出てしまうほどです」
クリフトの間の手も大仰だとは思うけど。マーニャは眉間の皺を深くしている。
「………わかったわよ。クリフトやライアンがそこまで言うんなら約束してもいいわ。
 で、なに?」
 案外あっさりと降参したな。
 クリフトがにっこりと笑って、ミネアとマーニャを見遣った。
65 ◆Y2NezmymcE :03/08/22 17:56 ID:3Y4N/LvK
「オーリンさんが、生きておられました」
「「!?!!!」」
 言葉もなく、大きな瞳から涙があふれてくる。へぇ、意外と涙もろいんだな、マーニャ
って。知らなかった。
「今はフレノールの宿で静養しておられます。会いに行ってあげたら喜ばれますよ」
「……会いに行くのはまた今度でいいわ。でも、本当なのね?」
「はい、本当です」
 さっきまで「姉を除名してください」なんて言ってたミネアが、マーニャに抱きついて
泣き出した。ミネアが叱り声以外で上げる大声って、初めて聞いたような気がする。それに
しても姉妹っていうのは、こんなに簡単に和解できたりするのか…。少し羨ましい気がする。
 シンシアも、こんな風だったかな。すぐに怒ってすぐに泣いて、すぐに許して。
 遠くに霞む笑顔を思う。だいぶ思い出さずにいた気がするよ、ごめんな。
 ああでも、ここでしんみりしている場合ではないんだった。僕は眼顔で車座に座るように
皆に促した。
「じゃあ、それぞれの報告を聞こう。さっきホフマンがどうのって言わなかった?」
「あっ、はっはい! ホフマンさんが、砂漠に町を作られていました」
 ミネアが涙を拭きながら言った。町?
「ヒルタン老人のところの修行は修了して、新たに町を作ろうという事なんです。
 もし行く先でどこかに移住したいと言う人がいたら紹介して欲しいと、これをください
 ました」
 ミネアの手の中にあったのは、不思議な羽だった。キメラの翼に似ているけれど、
ずいぶん小さいな。
「ホフマンさんの町だけに飛べるように改造したキメラの翼です。町を開墾しながら
 こういうモノを作っておられるんですよ」
 は〜…… マメだね。移民を町に呼び込もうとしたら、必要な努力なのだろうな。
66 ◆Y2NezmymcE :03/08/22 17:57 ID:3Y4N/LvK
「なるほど……。他にエンドールで何かあった?」
「はぐれメタルの鎧を扱う店がありました。そこから、黄金の腕輪が盗まれたそうです」
「「黄金の腕輪!」」
 クリフトとアリーナが同時に驚愕の声を上げた。フレノールから盗まれた品、だったよな?
「進化の秘法に使われるのでは無いかという話でしたね」
 クリフトの言葉は、フレノールで仕入れた話だ。嫌な感じがするが、かといって、
今すぐに何かが出来るわけではない。
「わかった……。他には?」
「新しい防具を手に入れました。女性用のものです」
ミネアが出して来たのは、ピンクのレオタードと網タイツだった。トルネコの説明に
よると、なかなか強力な防具らしいけど。女性の服装ってのはよくわからないや。
「動きやすそうねえ。動きやすさ重視って言ったら、やっぱりアリーナが身に付けるのが
 いいんじゃないの?」
この露出具合をお姫さまにねえ……と思ったけれども、マーニャの意見に反対する理由は
無かったので、アリーナに渡す事にした。クリフトの顔が紅くなったような気がする、ぞ?
「他には?」
「特にありませんな」
ブライの言葉に皆が頷くのを確認して、僕は出立する事にした。

--------
 では次の行動を選択してください。
1.カジノに行って、マーニャのコインを品物に換える
 換える品物名もお願いします。
2.お金で何かを購入する。
3.船で北上する
838861だっけ?
68 ◆Y2NezmymcE :03/08/22 18:30 ID:3Y4N/LvK
エンドールのカジノ賞品に必要なコイン枚数をコピペし忘れてました。
魔法の聖水 30枚
祈りの指輪 500枚
微笑みの杖 1000枚
ラーの鏡 2500枚
星降る腕輪 4000枚
はぐれメタルの盾 50000枚

>>67 そんなのだったと思いますが、ちゃんと覚えていないです。スマソ。
スパンコールドレスが・・・ない・・・(|||´д`;)
前スレ落ちたねー。これで保管庫の過去ログにはいるかな。

1の後に2と言いたいところだが。
とりあえず1で、星降る腕輪。
71 ◆Y2NezmymcE :03/08/23 00:40 ID:6gR30W8L
なんか、攻略サイトによって情報が違うのは何でですか?
FCとPSの違い?
ということで、こういうデータも見つけました。
選択は、>68のものでもこちらでもいいです。

魔法の聖水 30枚
祈りの指輪 500枚
金のブレスレット 1000枚
スパンコールドレス 2500枚
星降る腕輪 10000枚

>70さん、すみませんがそういうことなので、もしこちらの品物がよければ
変更も可能ですよ。
1で星降る腕輪〜
んでいつも勇者にまず装備させます
7370:03/08/23 01:26 ID:i+slqO+A
そのまんまてOKです。
いつも真っ先に星降る腕輪をゲットする私なのでw
まず、星降る腕輪をメダルで。(もし、そんなにメダルがない場合は祈りの指輪)
そして現ナマで祈りの指輪。(メダルでゲットした場合←は無し)
ドラクエ2のゲームブックやったんだけど、
シドーに首狩られて、首から上が宙に浮いてしまいました。
ルビスのほこらもみつからねーし困ったちゃんだ
>>75
双葉社ヒグチ先生のゲームブックでつな。竜王の城の観覧料が高くて参った・・・
ってDQ4でもない上に思いっきりスレ違いやんけ。>>2を嫁!ギラギラギラベッカンコ!
>>76
ノリツッコミにちとワロタ
78 ◆Y2NezmymcE :03/08/24 03:08 ID:65lgFDgK
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票で「星降る腕輪をソロに」決定しました。 おまけ付きですw

--------
「じゃあ、まずはマーニャが当てたコインを品物に換えに行こうか。
 どのくらいになったんだ?」
「はい、これ」
 ?。マーニャが僕に放ってよこしたのは、綺麗な腕輪だった。
「おお、それは星降る腕輪じゃないですか。素早さの上がる装飾品
 ですよ。カジノで交換してこられたのですね」
 トルネコがすかさず鑑定してくれた。さすがにこういう事は素早いな。
「そうよー。ソロがもうちょっと素早く行動してくれたら戦闘も助かる
 かなって思って」
 憎たらしい事を言ってくれると思ったが、とりあえず身に付けてみる。
 一瞬、身体の奥が熱くなった。なんというか、つける前よりも身軽になった
ような気がする。戦闘をしてみないとはっきりした事はいえないが、確かに
素早く動けそうだ。
「あとはこれを、クリフトかしらね」
 次にクリフトに投げたのは指輪らしい。一体何枚あてたんだ?
「指にはめて祈ると、魔法力が回復するという不思議な指輪ですね。
 マーニャさんすごいじゃないですか!」
「まあねー、ざっとこんなもんよ」
 トルネコの賞賛にマーニャがいい気になっているのをたしなめた方が
いいかもしれないが、まあいいや。まだコインを持ってるかもしれないと
思ったりもするんだけど。ふぅ。面倒になってきたよ。
「さて、じゃあ北へ向かいますか」
「船長! 北へ向かってくれ!!」
 トルネコの声に、船員たちの「ヨーソロー」という声が重なった。
 そういやドレス代がいくらになったのか聞いてないな。買い物の時で
いいとしようか。アリーナが着服するって事はないだろうからなあ。
79 ◆Y2NezmymcE :03/08/24 03:09 ID:65lgFDgK
 船はゆっくりと北上し続けた。
 大海原の先に小さな島々が見えてくるまでの数日間、僕らは波間に顔を
出す魔物と戦ったり(腕輪のおかげだろう、身体がスイスイと軽く動いて
戦いやすかったが、マーニャに礼は言わなかった)とりとめのない話をして
すごした。ライアンが意外に女性にモテたらしいとか、トルネコのだじゃれは
笑うのが難しいとか、仲間たちのどうでもいいような一面を発見したような
気がする。こうして少しずつ互いを知ってこそ、僕らは連係して戦えるように
なる、んじゃないかと思うんだけど。どうかな。

 小さな島々の中央にそびえる城が見えて来て、僕たちは上陸地点を探す
事にした。あの城へ行くのはなかなか難しそうだ。

 では選択です。
1。上陸して右へむかう
2。上陸して左へむかう

☆ はぐメタも交換できるくらい大当たりの予定だったので、星降る腕輪に
祈りの指輪もおまけしました。でも、もうコインは数枚しか残っていないと
いう事にしますね。
2
男は黙って右っ!
したがって“1”
前スレ落ちたね。 とりあえず、3番「上陸せずこのまま一晩明かす」
迷ったときはとりあえず左。
だから2。
ファラリスの手。すなわち2
85 ◆Y2NezmymcE :03/08/25 02:14 ID:2v9O0+e4
 ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
  基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番3票、1番&3番各1票で、2番に決定しました。


-----------

 とはいっても、進めそうなところから進んでみるしかない。
僕たちは下船して、上陸した。今までになく岩場の多い島で、
気をつけないと転んで怪我をしそうだ。僕たちは足元に注意
しながら左手の方向に進んで行った。 迷ったときはとりあえ
ず左に進む事にしているからだ。

 しばらくは何ごとも起きなかった。
 そして……気付いたときには、遅かった。
 その呪文が聞こえてきた時には、隊列の周囲をゴロリとした
丸い岩に取り囲まれていたんだ。
 どうしてコイツらの気配に気付かなかったんだろう!

「メ ガ   ン   テ     」 

 僕が最後に見たのは、閃光に白く光る仲間たちの姿だった……

------G A M E O V E R------
86 ◆Y2NezmymcE :03/08/25 02:20 ID:/Dbb64fV
 選択と、チャートを見比べる事数回。
 チャートを無かった事にしようかと思う事しばし。
 でも何度見ても「爆弾岩の爆発に巻き込まれて死亡」と書いてあり……。
すばやさがあがってるのに鈍すぎるとも考えたのですが、動かせませんでした。
 
 次の展開を選択してくださいm(._.)m

1.上陸からやり直し
2.いきなりスタンシアラの城からスタート
3.ここでこのゲームブックは終わり
4.その他、ここの番号からやり直してみたいという希望があればドゾ
生き返ったときの様子が見てみたい。
87にもう一票 甦り勇者たち
勇者があくせくしながらみんなを生き返らせるのキボソ
おもろそうなので>89の意見に便乗
白き竜の加護で上陸前の船まで巻き戻るに一票
>86
せめて様子見ぐらいはいれておくべきではなかったでしょうか?(汗)
クリフトは生き返らせる呪文を覚えていますか?
全滅したら栗太は死んでるんじゃ……
覚えてたらまずクリを生き返らせて・・・
ってことなんじゃネーノ ヽ(´ー`)ノ
9592:03/08/26 13:16 ID:5TL/mR4K
>94
そうです。
96 ◆Y2NezmymcE :03/08/27 00:52 ID:zwzfofEr
>92
 はて。どうでしょうね。
 このゲームブックって、今まで特にレベル的な記載がなかったので
わからないです。この時点での皆のレベルってどのくらいが標準なのか
調べられるサイトがあったような…。それを基準に考えてみたいと思い
ますので、しばしお待ちくださいー。
 御存知の方からの情報もお待ちしています!
97名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/27 23:45 ID:QstkPXZ0
保守age
98 ◆Y2NezmymcE :03/08/28 23:13 ID:pITZq7ni
難航中でっす
┬┴┬┴┤∀・)ノ 陰からコソーリ応援してます
100 ◆Y2NezmymcE :03/08/29 10:51 ID:1DkGR8vy
 いろいろ調べてみました。
 バルザック戦でソロがライデインを使ってますので、ソロは大体レベル25程度と
いうことになります。スタンシアラ到達目標レベルが24となっているサイトが多い
ので、少し高めですね(途中でリバーサイドなんて行ってるしなあ)。
 他のメンバーとはレベルのばらつきがあるはずですが、面倒なので、全員25程度に
しちゃおうと思いました。そうなると、クリフトはザオラルを覚えている事になり
ますね。
 という条件の元、今回の選択の更新は明日以降としますので、新たに選択し直すも
良し、このままでも良しって感じです。

>>91
 私は「なんでこれで全滅なんだ!」という理不尽な思いをしながらゲームブックを
遊んでいた記憶があったので、選択肢を増やさずいきなり……って事にしちゃいました。
 実際、ばくだんいわに初めて会ったときは、あっさり全滅していた記憶が。
101296 ◆kYB5EDmqco :03/08/29 16:05 ID:oJ/vDMc8
>バルザック戦でソロがライデイン
ああ、あれね。初代もあまりレベル(経験点)や装備に気を配らない人みたいだから、私も無視した。
イオラやベギラマや剣を振るより華がある。
でも、改めて読み返すと訂正しまくりたくなるねぇ……(苦笑
せめて、ヒャダルコくらい使わせてやるべきだったか、バルザック。
クリを生き返らせるのにも結構お金かかるよね。
87にイーピョゥ! 
ガンがってください。
104名前が無い@ただの名無しのようだ:03/09/01 00:17 ID:zc4Kkl+M
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
夏休み終了マンセー\(^o^)/
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夏休み終了マンセー\(^o^)/
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105 ◆Y2NezmymcE :03/09/01 02:22 ID:mid/wSGH
 ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
 基本的なルールは>>2をご覧ください。
 今回の選択をまとめるとこういう事になるのですね。

>87 生き返ったときの様子がみてみたい 3票
>89 勇者があくせくしながらみんなを生き返らせる 2票
>91 白き竜の加護で上陸前の船まで巻き戻る 1票
>92 クリフトをまず生き返らせて、皆を生き返らせる 1票

 ということで「生き返った様子を見てみたい」というご希望に
お答えしたいと思います。「こんなつまんねえゲームブックは、
ちょうどいいからここで終わろうぜ」とか言われなくて良かったです。
ホント。・゚・(ノД`)・゚・。
 ゲームブックのスタイルとしてはありえない進行状況となりますが
臨機応変なんでもござれの精神でお許しくださいな。

 では書いて参りますので、お待ちくださいー(一時間以内にはたぶん
書き上がります)
106 ◆Y2NezmymcE :03/09/01 03:38 ID:mid/wSGH
 眼を開けると、青い空が飛び込んで来た。横になっているらしい。
 僕はどうしたんだろう。ここは天国かな? もしかして、シンシアや
父さん母さんに会えるだろうか? きっと先生たちにはひどく叱られて
しまうんだろうな。魔王に一矢報いる事もできずにこんなところに来ては
ならない、と。
 でも、天国にしてはずいぶん騒がしい。それに、背中の下にあるのも、
美しい草原なんかじゃなくて、木材なみに堅いモノみたいだ。左右に微妙に
揺れているのも天国らしくなくて、しかも僕はこの揺れ方を知っている
ような気がする……んんん???
 僕は上半身を起こしてみた。いつもどおりに動けないような、そんな
違和感が少しだけあるけれど、おおむね元気だ。辺りを見回すと、床の上に
直接寝かされている仲間たちの姿があった。僕以外は起き上がれず、意識も
無さそうに見える。
「ブヒヒン」
 パトリシアの声に振り向くと、パトリシアの隣に座り込んだ船長たちが
こっちを見ている事に気付いた。いつもは陽気で明るい神父さんが青い顔を
しているのが眼につく。なんであんなに疲れた顔でへたりこんでいるんだろう? 
 事態が飲み込めていない僕に、船長が恐る恐るという声色で話しかけてきた。
「ソロさん、気が付かれましたか! ご気分は?」
「あー、別段悪くないです。一体どうしたんでしょうか」
「それはこちらが伺いたいですよ。島の方で爆発音がしたので皆で心配して
 いたら、突然その馬が戻って来ましてね。御者もないのにおかしいと思ったら
 馬車の中には皆さんがそれはもうひどい有り様でおられて。神父さんに高度な
 呪文を唱え続けていただいて、やっと息を吹き返したかな? というところ
 だったのです」
107 ◆Y2NezmymcE :03/09/01 03:39 ID:mid/wSGH
………つまり、全滅してしまった、ということか。
 上陸した時に、今までになく岩場の多い島だから気をつけないと転んで怪我を
しそうだ、とは思っていたのだが。岩石がそのまま魔物だという認識はなかった
のが甘かったんだな。とにかくゴロリとした丸い岩には要注意って事だ。取り囲
まれてしまったら最後だと、肝に銘じておかないと。
 僕は自分にそんな事を言い聞かせながら、こちらをちらちら見る船員たちの様
子がおかしいと気付いていた。あれは……薄気味悪いと思っている顔、かな。
「何かあったんですか?」
 誰ともなく船員の方に声をかけると、彼らはしばらく顔を見合わせてから一斉に
こう言った。
「俺たちの事を取って食ったりしないっすよね? く、食ってもまずいっすよ」
「はあ?」
 しばし考えてみた。取って食うとは一体何の事だ。僕は今までと変わっていない
のに? あああ、もしかして、生き返って魔物化していないかを気にしている?
「僕が生き返ったのが怖いということ?」
「あ………あのぅ、そうなんです……」
 彼らは僕と眼を合わせようとはしなかった。よっぽど怖いんだろうなあ。僕が
ポリポリと頭を掻いているのを見ているだけで、身体を縮めて怖がっている。
「前にミネアが言っていたんだけどね。僕ら8人は『導かれし者』ってやつで、
 他の人とは違って、死んでも呪文で蘇ることが可能なんだってことだよ。死ぬ
 前と変わらずに蘇れるから、魔物になってなんかないよ」
 少し離れているのに、彼らが緊張から解き放たれるサマが見える気がした。よほど
怖がっていたんだろうなあ。神父さんの前では危惧を語り合えなくて、余計に怖いと
思っていたのかもしれない。
108 ◆Y2NezmymcE :03/09/01 03:42 ID:mid/wSGH
 クリフトが蘇生呪文ザオラルを覚えたとき、僕は、僕の村に彼を連れて行こうかと
思った。でも『導かれし者』以外を蘇らせる事は難しいらしいとミネアが視てくれた
ので、思いとどまったんだ。
 この世界に『導かれし者』は8名しかいない。
 僕よりも、よっぽどその立場にふさわしかったひとも、呪文で蘇ることはないんだ…。 
 僕がつらつらと考えているうちに、仲間たちが徐々に起きあがり始めた。
 やはり少しぎこちない動きに見えるけれど、大丈夫そうだ。
 僕はパトリシアをねぎらう為に立ち上がって歩み寄り、首を撫でた。気持ち良さ
そうな鼻息に嬉しくなる。僕らは、こいつのおかげで助かったんだな。
「ありがとう、パトリシア」
「ブヒヒッッ」
 お前が『導かれし者』に数えられないってのもおかしな話だよなぁ……?

 そのまま一晩は船で過ごし、翌朝再び上陸を試みる事にした。一応元通りの身体
だとはいえ、絶好調とはいいにくかったから、休息を入れる事にしたんだ。それに
僕らが本当に元のままで生き返ったのだと、船員のみんなにもわかってもらう時間が
必要だと思ったからね。
 もう二度と、同じような事態にならないように気をつけなくては。

-----
では選択です。今度の上陸場所はどう決めましょうか?
1)ミネアに占ってもらう
2)船長の意見を聞く
3)トルネコの「タカのめ」を使う
3
2
何言うのか興味アル
111名前が無い@ただの名無しのようだ:03/09/01 12:31 ID:Gb0Wifoy
1
妹ハァハァなので1
船長ハァハァなので2
メインキャラ以外の話も聞いてみたいので2
負けるな、1だ。
116 ◆Y2NezmymcE :03/09/01 23:47 ID:fNAP0W05
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1が3票、2が3票、3が1票で、先着順で2番に決定しました。
『船長の意見を聞く』ということでこれから書いて参りますー。
117 ◆Y2NezmymcE :03/09/02 01:37 ID:f5GKUFyg
 朝食を取った後、僕は早めに席を立った。船長の元へ行って
来ようと思ったからだ。
 少し心配していたのだが、皆の体調は上々で、特にアリーナは
元気が余っているらしい。
「石ころだと思って油断したわ! 今度は一気に蹴り込んで
 叩き割ってやるわよ!」
と気炎をあげ、朝からクリフトになだめられていた。
 宮仕えも大変だなあと見遣りつつ船長室への廊下へ出ると、
トルネコがついて来た。何も言わなかったんだけど、バレて
いましたか。
 僕のノックには、船長の大きな声が応えてくれた。
「船長、これからもう一度上陸しようと思います。何かこの
 島についての情報を御存知ですか?」 
『人にモノを教えてもらう時には丁寧にお願いしなさい』と
母さんが言っていた通りに聞いたのだけど。丁寧すぎたのか、
船長は一瞬変な顔をした。普段の僕と違い過ぎた、か?
「この島は、天然の要塞と言われています。城は見えども
 いつまでも近付けず、そのうちに魔物の餌食になって
 しまうと」
 穏やかな説明に耳を傾ける。天然の要塞だなんて話、今
までに聞いた事がないぞ? ちょっと教えておいてくれれば
いいのに…と思って、気付いた。船長に教えを乞うような事を
してこなかった僕がいけなかったのだろうな。
「しかし、商人は安全なルートを知っている。スタンシアラと
 の交易はなかなかに盛んだと聞きますから。当然、船長も
 御存知ですよね?」
 トルネコの言葉に船長はうなずいて、海図を出して来た。
この船は新しいのに、かなり使い込まれている。きっと船長が
若い頃からずっと使って来たのだろう。
「この辺りには、爆弾岩の巣があると言われています。そして…」
 船長は海図に描かれた渦巻き状の島の数カ所を指示棒で示し
ながら説明をしてくれた。要するにスタンシアラは、東から
上陸して、ぐるりと一周し、西から城へ入るというルートを
取らなければならないらしい。
 城は見えども近付けず、という言葉に改めて納得する。城の
見える方へ一気に行こうとしていたからいけなかったんだな。
「ありがとうございました」
 トルネコとふたり、礼を言って皆の元に戻った。

では選択です。
 いよいよ再上陸となりました。
 馬車組と徒歩組(戦闘組と言う方が適切でしょうか)に
メンバーをわけてください。
 記載は<馬車組>だけで結構です。
馬車組

ライアン
ミネア
ブライ
マーニャ
馬組

ブライ
クリフト
マーニャ
ライアン
馬車組

ライアン
アリーナ
クリフト
トルネコ
122 ◆Y2NezmymcE :03/09/03 01:57 ID:Ow31qrhe
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
皆様の選択を集計してみました。

ライアン 3票
ブライ、マーニャ、クリフト 各2票
アリーナ、トルネコ、ミネア 各1票
 ということで、
ライアン、ブライ、マーニャ、クリフトが馬車に入り
ます。ここでトルネコが馬車入りしてたら、戦闘を描く
事になってました。助かったー。皆さんありがとう!
*死ね!という票が一番多いんですが、この間死んだ
ばかりですのでご勘弁を。
 あと、馬組って書いてあるのは、馬車組の事ですよね?
123 ◆Y2NezmymcE :03/09/03 01:58 ID:Ow31qrhe
 僕は一緒に話を聞いていたトルネコと、勘の鋭い
ミネア、速攻の得意なアリーナで攻撃組を編成して
出発した。
 昨日はただの岩に見えていたものが、実は魔物だと
今ははっきりわかる。真実は、見ようと思わなければ
見えて来ない、という言葉が頭に浮かんで、消えた。
 遠くに見えていた城が近付いて来て、また遠ざかる。
マーニャが不安な顔で幌から顔を出して、無言でひっ
こんだ。そうそう、任せとけって。
 そして僕たちはスタンシアラの城に到着したんだ。
ここは、道路の代わりに水路が張り巡らされていて、
僕はちょっとびっくりした。町の作り方っていうのは
いろいろあるんだな。

 さて、まずは情報収集だ。誰に話しかけようか。

1)男に話しかける
2)あらくれに話しかける
あらくれも男なんだろーけど、とりあえずあらくれにイピョーウ
125 ◆Y2NezmymcE :03/09/03 02:04 ID:Ow31qrhe
あ、そうか!
男を若い男に変更しまっす。

あらくれも若いかもしれないけどw
若い男さんに。
>145-151まで関係ないレス。153-160まで関係ないレス。

1)でよろしく。
オホホホ〜
1)の若い男
129 ◆Y2NezmymcE :03/09/03 23:12 ID:clOQgk6+
えー、具体的に何票入っているのかわかりにくいのですが
若い男票が多いようですので、若い男で書いて参ります〜
130 ◆Y2NezmymcE :03/09/04 00:33 ID:dcI4G2Fo
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
皆様の選択を集計するにもコピペ爆撃が邪魔で漏れもあるかも
しれないのですが、2が1票に対し、1が3票ですので、1番の
「若い男に話しかける」に決定いたしました。
131とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/04 00:35 ID:dcI4G2Fo
 僕はまず、町の入り口近くに居る若い男に声をかけた。なんと
なく話しやすそうだったからだ。彼はこの町が「スタンシアラ」に
間違いないと教えてくれた後で、こう言った。
「お前さんたちは初めてここに来たんだね? でもまあ、たぶん
 それだけ人数がいれば、ひとりくらいは面白いことが言えるん
 じゃないかと思うから教えておくよ。今、お城では、面白い
 ことを言える人間を募集してるんだ。募集っても、城で働け
 ってわけじゃあないし、うまくいけば王様から望みの褒美を
 もらえるらしいから、まずは行ってみな」
「面白いことってどういうことです?」
「王様が面白いと思うようなこと、としかわからねえなあ」
 面白いことを言えば褒美ってのはずいぶんと気前のいい王様だ。
マーニャが気に入りそうで怖いね。
「そうだ、城に行くなら、俺のイカダを使うといいよ。貸して
 やるからまずは行ってみな。ただし、イカダは4人までしか
 乗れねえから、誰が乗るか決めてくれよな」
……体重制限じゃ無くて人数制限で大丈夫なんだろうか……?

 では、イカダに乗る4人を選択してください。それぞれが言う
ダジャレも合わせて書かれていたら嬉しいなー……ってことで、
結構めんどうでしょうから、次回更新は週末にします。
 頭をひねって考えよう。笑う角には福きたる!
4人反対。まずは勇者とトルネコだけで偵察。他は全員宿屋へ。
勇者・トルネコ・マーニャ・アリーナ

ダジャレは…週末までに思いついたら…
134名前が無い@ただの名無しのようだ:03/09/04 10:45 ID:xsDr+2Id
168にもう一票。
135あぼーん:あぼーん
あぼーん
136あぼーん:あぼーん
あぼーん
137あぼーん:あぼーん
あぼーん
138あぼーん:あぼーん
あぼーん
139あぼーん:あぼーん
あぼーん
140あぼーん:あぼーん
あぼーん
141あぼーん:あぼーん
あぼーん
現時点で和歌山が1800でダントツトップです
143あぼーん:あぼーん
あぼーん
夏休みが終わっても関係なく馬鹿はいるもんだね…
年中休みの人もいるわけで
頭の中は一生休みの人もいるわけで
147あぼーん:あぼーん
あぼーん
148あぼーん:あぼーん
あぼーん
149あぼーん:あぼーん
あぼーん
150 ◆Y2NezmymcE :03/09/07 01:17 ID:c3Y1E5hK
 >>134さ〜ん、168にもう一票って、どの意見でしょう?
荒し削除されたら、どれを指しているのかわからなくなって
しまいましたー。
>>150
本人じゃないけど168は132だったよ
152あぼーん:あぼーん
あぼーん
153あぼーん:あぼーん
あぼーん
154あぼーん:あぼーん
あぼーん
155あぼーん:あぼーん
あぼーん
156134:03/09/07 18:43 ID:nG78/osF
>>150
えーと、>>151さんの言うとおり、168は132です。

>>151さん答えてくれてありがとう。

ってまた荒し削除されたらわからなくなっちゃうね。

4人反対。まずは勇者とトルネコだけで偵察。他は全員宿屋へ。

これにもう一票ということです、はい。
この手のスレは荒らされるとつらいな
158 ◆Y2NezmymcE :03/09/07 18:53 ID:c3Y1E5hK
 おぉ、皆さんどもありがとーです。
 これからは、他の方の意見に賛成の時は、レス番だけでなく内容も書いていただいた
方が安全ですが、それをテンプレみたいに書いておいた方がいいんでしょうか?
 あんまり決まりが多い感じになるのもいやん、なんですが。

 勇者とトルネコペアに2票、 勇者・トルネコ・マーニャ・アリーナに1票ですね。
トルネコは外せない! というのは、共通の気持ちなのでしょうね。私も外した事は
なかったですよー。

 では書いて来ますのでしばしお待ちを!
159 ◆Y2NezmymcE :03/09/07 23:10 ID:c3Y1E5hK
 面白い事って言えば、トルネコに行ってもらうべきだろう。
僕がそういうと、皆も頷いた。
「では、私が参りましょう」
 トルネコがイカダに乗ると、イカダが沈んだ。冠水するほどでは
ないにしても……。このイカダって、人数制限だけじゃなくて
体重制限が必要だよな、やっぱり。
「ほいじゃーまあ、僕も一緒に行くけど、他の皆は先に宿に行っててよ」
「わかりました。では朗報をお待ちしてますわ」
 ミネアたちの笑顔に見送られて、僕もイカダに乗り込んだ。
イカダがどぷんと水音をたてる。大丈夫かな…。
「大丈夫だよなあ?」
僕の独り言に、トルネコがとんちんかんに答えてくれた。
「大丈夫ですよ、きっと朗報をお持ちできますよ!
 『健康のひけつ 幸福のひけつ 夫婦円満 商売はんじょう
 すべての源はだじゃれにあり
 おはようのかわりに おやすみのかわりに
 ナイスなだじゃれで明るい笑いを
 めざせ 町の人気者! 笑う角には福きたる!』 って
 私の愛読書の名文句にもありますから、面白いことを言って
 褒美がもらえるというのはナイスですね」
「長い名文句だね、ずいぶんと」
 トルネコとくだらない事を言いながらイカダを進めた。

 結論から言うと、トルネコや僕がありったけのだじゃれを考えても
王様は笑ってくれなくて、意気消沈して帰る事になったんだけど。
 少なくともイカダは無事だったよ、うん。
160 ◆Y2NezmymcE :03/09/07 23:11 ID:c3Y1E5hK
 では選択です。
 宿で皆と合流したソロたちは、どんな会話をするでしょう?

1)結果報告
2)留守中の様子を聞く
2
2にしとく
2
勇者がいないときの会話が見たいので「2」
165あぼーん:あぼーん
あぼーん
166あぼーん:あぼーん
あぼーん
167あぼーん:あぼーん
あぼーん
168あぼーん:あぼーん
あぼーん
2
170あぼーん:あぼーん
あぼーん
171あぼーん:あぼーん
あぼーん
172あぼーん:あぼーん
あぼーん
173あぼーん:あぼーん
あぼーん
174あぼーん:あぼーん
あぼーん
175あぼーん:あぼーん
あぼーん
176 ◆Y2NezmymcE :03/09/08 23:52 ID:Mk1spU+d
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
 なお、最近のコピペ爆撃&その迅速な削除により、選択肢を
レス番で記入された場合、後日わからなくなってしまうことが
あります。 私の作成した選択肢以外を選ばれる場合には、その
内容もコピペしておいていただけるとありがたいです。

 さて、今回は、2番『留守中の様子を聞く』が 大人気でした。
全会一致かな? 実はこの選択により、ソロはモンバーバラに
行く事無くパノンと出逢う事になるのですが、留守中の会話は
ほとんど出てきません。ごめんなさいです。

*最近のコピペは、変なURLが貼ってあるので注意してくださいですよー。
177 ◆Y2NezmymcE :03/09/08 23:53 ID:Mk1spU+d
 宿に入った僕たちを迎えたミネアは、何も言わずにお茶を出して
くれた。ライアンたちも黙っているところを見ると、報告しなくて
も結果はバレているらしい。
 察しのいいメンバーだね、と、トルネコにこっそり話しかけて、
気付いた。アリーナとマーニャはどこだ?
「アリーナとマーニャの姿が見えないみたいだけど?」
「姉さんが、トルネコさんがイカダでおっしゃっていた名文句に
 覚えがあると言って、アリーナさんを連れて行ってしまったん
 です。またカジノなんかに寄り道していなければいいのですが」
 ミネアは心配しているような事を口にしながら平然とお茶を飲んで
いる。よく見ると、ブライとクリフトはなんとはなしにソワソワして
いて、アリーナを心配しているようなのに。困った姉と長くつきあって
いるせいで、肝の座った妹に育ってしまったみたいだな…。
「じゃあ、僕たちが城に行っている間、ずっと留守なのか?」
「そういうことになりますねえ」
 ミネアは平然と答えてお茶をの……あれ? あのカップ、さっき飲み
干してなかったっけ? そうか、ミネアなりに心配はしているらしいね。
空のカップでお茶を飲み続けるなんてさ。
「それにしてもどこに行ったんだろう?」
「さあ……。アリーナさんを連れて行かれたということは、サント
 ハイムかモンバーバラでしょうね」
 僕とトルネコが顔を見合わせたとき、宿の外でルーラを使った気配が
した。そして、僕が席を立つ前にクリフトが扉を開いて、叫んでいた。
「姫様、ご無事ですか!?」
……コイツ、こんなに素早かったっけ?

 ではここで選択です。

1)僕がそこに見たのは、にこやかな表情の派手な男と、アリーナたちだった。
2)僕がそこに見たのは、不機嫌な表情の派手な男と、アリーナたちだった。
1で
2
両手に花でなぜ不機嫌になることがあろうか
1っしょ。
2
2番で
2で。
184 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 12:34 ID:i8gkSJID
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
 なお、最近のコピペ爆撃&その迅速な削除により、選択肢を
レス番で記入された場合、後日わからなくなってしまうことが
あります。 私の作成した選択肢以外を選ばれる場合には、その
内容もコピペしておいていただけるとありがたいです。
2番4票、1番2票で、2番「不機嫌な男がいた」に決定しました。
 あと数回でスタンシアラ編も終了ですね。長かったなあ。
185 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 12:35 ID:i8gkSJID
クリフトに続いて宿を出た僕がそこに見たのは、不機嫌な表情なのに派手な格
好をした男と、アリーナたちだった。 あんなに派手な格好してると不機嫌な顔
って似合わないもんだなあ、などと、変な事に感心してみる。にこやかだったら
似合っているのだろうに。男であんな赤を着こなせる人はそうそういないと思う
んだけどね(ライアンのピンクの着こなしに通じるものが……)。
 一方で、クリフトがしょっぱなからあんな事を言ったので、マーニャも不機
嫌になっていた。私が一緒だと不安なわけ? などとブツクサ絡むのを聞きな
がら、僕はこの不思議な男に挨拶する事にした。
「僕の名前はソロ。あなたは一体何故ここに?」
「さて、何故ここに来たのでしょうか。こちらのご婦人方にちょっと力を貸し
 てくれと言われましてね。劇場の休日でもありましたのでやってよろしい
 ですよと申し上げたのでございますが、いきなり呪文で飛ばされまして。
 一体ここはどこなのでしょう? 皆さん、イカダで移動なさるとはお珍しい」
「ここはスタンシアラの城下町よ。それでね、王様が面白い事を言ってくれる
 人を募集しているんですって。パノンさんならピッタリかなあって」
 アリーナがニコニコと説明しているんだが、事前に話してないのか?
「はあ…。そう申されましても、私は一国の王に仕えるような気はないのですが」
「旅芸人の生活が気に入ってるのよね? 大丈夫よ、そういう事にはならない
 みたいだから。そうなんでしょ、ソロ?」
 マーニャの言葉に頷きつつ、ふたりがこの男にろくに説明もせずに連れて来た
のだと思うと、頭痛がしてきた。それって、人にモノを頼む態度じゃないだろ。
186 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 12:36 ID:i8gkSJID
「姉が失礼をいたしまして申し訳ありませんでした。でもパノンさん、私たち、
 本当に困っているのです。お力をお貸しいただけませんか?」
 ミネアの丁寧な言葉を聞くと、パノンの機嫌は一変したようだった。
「ええ、もちろんですとも! 私には、美しい方のお誘いは断れません。あなたの
 ような美しい方が私の力を必要としていると伺いますれば、どこへなりとも馳せ
 参じます。私は、しがない旅芸人、パノンと申します。以降、お見知りおきを」
クルリとターンしておどけた笑顔でお辞儀する様子は、確かに旅芸人っぽかった。
「パ、パノン! あなたがパノンさんですか!」
トルネコが素晴らしい勢いで走ってきて、パノンと名乗った人物の手にとりすがった。
「私はあなたの書かれた本の愛読者ですよ。
 『健康のひけつ 幸福のひけつ 夫婦円満 商売はんじょう
 すべての源はだじゃれにあり
 おはようのかわりに おやすみのかわりに
 ナイスなだじゃれで明るい笑いを
 めざせ 町の人気者! 笑う角には福きたる!』」
 トルネコが始めた名文句の暗唱は、パノンの唱和も加わって賑やかに終わった。
どうやら本当に作者らしいなあ。
 そして、僕は、微妙に怒っているような人物がいることに気付いた。
 マーニャとクリフトだった。ははあ……。アリーナとマーニャよりもミネアの
方が美しいと言われたんで気に入らないんだな。ヤレヤレ。
 僕はふたりの感情には気付かないふりをして、パノンと一緒に再び王の前に
出る事にした。今度はトルネコを置いて行かなくちゃ。

---
 では選択です。再びイカダメンバーを選んでください。パノンとソロは外せません。
パノンとソロだけでももちろんOKです。場合によって、最後の選択になります。
最後の選択ってオドシは((((;゚Д゚))))
でも…



トルネコとブライ
188 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 13:42 ID:i8gkSJID
>>187
> 最後の選択ってオドシは((((;゚Д゚))))

 あ、ごめんなさい。ゲームオーバーと言う意味では無いですよー。
 単純に、スタンシアラ編エンディングという意味です。
 それでもって選ばれたのが

> トルネコとブライ

 って‥‥
 伝説のトルブラですかっっ!?
(っても、どんな伝説か、知ってる人も減ってるんだろうなあ?)
アリーナとマーニャ
190187:03/09/09 16:40 ID:UriBLtfc
>>188
>伝説のトルブラですかっっ!?
>(っても、どんな伝説か、知ってる人も減ってるんだろうなあ?)

801が肌に合わないもんで(スンマセン…)トルブラスルーしてた時期もありましたが、
伝説ってその時のことっスか??

本当はトルネコとアリーナ選択しようかと思ったけど、
自分アリーナ選びすぎだなぁと反省してブライ持ってきてみただけなんス。
191 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 19:03 ID:i8gkSJID
>>190
> >>188
> 801が肌に合わないもんで(スンマセン…)トルブラスルーしてた時期もありましたが、
> 伝説ってその時のことっスか??

 ああすみません、早とちりでしたね。
 私はネタスレだと思って読んでましたが、確かに801ですわな。むむむ。

> 本当はトルネコとアリーナ選択しようかと思ったけど、
> 自分アリーナ選びすぎだなぁと反省してブライ持ってきてみただけなんス。

 なるほどー。今からアリーナにされてもいいですけど、どうされます?
アリーナとミネア
193 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 23:02 ID:i8gkSJID
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
 今回の選択は
 トルネコ・ブライ
 アリーナ・マーニャ
 アリーナ・ミネア

 ということで、
 アリーナ・トルネコになりますかね……。三方一両損みたいですがw
 このふたりにソロとパノン? むむむー、どんな会話が……。

 少々ゆっくり考えて参ります〜。
194187:03/09/09 23:06 ID:9ilmP/Uw
タッチの差だったみたい・・・
ま、でもブライをアリーナに変更しても結果は変わらなかったようなので( ^∀^)

ソロ・パノン・アリーナ・トルネコ
「天然」度がちと高いかもしれぬ、不思議なパーティですな。

出来上がりを期待して待ってますヾ(@^▽^@)ノ
195 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 23:46 ID:i8gkSJID
 僕はパノンにもう一度状況を説明する事にした。考えてみれば
他の仲間たちにも説明が足りないように思ったので、一旦
宿に入って円卓を囲む事にする。クリフトとミネアがすかさず
お茶を配ってくれた。このふたりの気の利かせ方っていうのは
似てるんだな。気付かなかったよ。
 お茶をひとくち飲んで、僕は説明を始めた。城の中の人々が
口々に話してくれた事を整理して話すのは少し骨が折れるかと
思っていたが、そうでもなかった、かな。
 城の中に入ると、大勢の人が王様を笑わせる為に並んでいた
こと。それぞれがダジャレをひねっていたが、今までに王が
笑った試しはないこと。そして笑わせれば望みの褒美がもらえる
そうなので、僕たちは褒美として「天空のかぶと」をもらおうと
話し合ったこと。
「天空のかぶと? 一体何の話?」
 マーニャが長いまつげをバサバサと瞬かせて尋ねて来た。
機嫌は直ったみたいだな。
「知らなかったんだけど、そういう伝説の防具がこの城に
 伝わっているらしいんだよ。アリーナのお父さんがこの
 国に来るようにって書き残してくれたのは、おそらく
 その防具があるからじゃないかと思うんだ。な、トルネコ?」
 トルネコの同意を求めた……ら、いつのまにかあの巨体が
宿の中から消えていた。どうしたんだろ? ま、僕が説明する
からいいんだけどね。
196 ◆Y2NezmymcE :03/09/09 23:50 ID:i8gkSJID
「伝説の防具と武器を集めて天空の城に行けるという話も聞いた。
 噂だけどね。でも集めてみる価値はありそうじゃないか?」
 僕はここで言葉をきって、皆を見回した。武器や防具と聞いて
表情を引き締めたライアン、興味なさそうなマーニャ、そして。
「そうね、少しでも強い武器や防具は必要だわ! 伝説の武器
 や防具についての噂をもっと集めて、そして手に入れましょ。
 お父さまが私に残してくださった手がかりだもの、きっと、
 きっと活かしてみせるわ!」
 アリーナが、勢い良く立ち上がって言った。あまりの勢いに
机の上のお茶はこぼれ、クリフトが台拭きを借りに走ってゆく。
「そうと決まったら、行きましょ。王様に笑ってもらうのよ。
 何がなんでも笑っていただきましょう!」
「ア、アリーナの言い方だと、面白い事を言っても笑えそうに
 ないよ。ちょっと落ち着いて」
「姫、少々落ち着いていただきませんと。余裕のない会話から
 笑いは生まれてきませんぞ」
 ブライが笑いについて言及してくるとは思わなかったなあ。
意外だ……。アリーナは口をとがらせて不満顔をしつつ、椅子に
戻った。すかさずクリフトが新しいお茶をアリーナに差し出す。
クリフトって、サントハイムに居た時にもこんな事をしてたん
じゃないだろうか。本職は神官だよなあ? 本職というのも
変だけど。でも小間使いぶりが似合っているからなあ。うん。
197 ◆Y2NezmymcE :03/09/10 00:21 ID:9WXEHlcx
 思案顔だったライアンが、慎重に話し始めた。
「伝説の防具といえば、我が国にも何かが伝わっていたはず。
 かぶとがこの国ということは、盾ですかな」
「ライアンの国はバトランドだよな? そういえば、その
 噂も聞いたよ。天空の盾が伝わっているという話だった」
「私の記憶もあまり確かではありませんが、我が国の王にお尋ね
 くださればわかりますでしょう。そうして、世界中を巡って
 ゆけば、天空の防具も武器も揃うでしょう」
「そうですね。私たちの次の旅は、天空の防具、武器と共に
 あるようですわ」
 ミネアの占卓めいた言葉に、背筋が緊張した。導かれし者が
揃った後は、伝説の武器や防具を揃える使命、か。なかなか
僕たちも忙しいね。
「お話はわかりました。王を笑わせることはお任せください。
 必ず私が皆様のお役にたって見せましょう」
 パノンがどんっと胸を叩いて言う姿が頼もしかった。
198 ◆Y2NezmymcE :03/09/10 00:22 ID:9WXEHlcx
「私も一緒に行かせて!」
 意外な事を言って来たのは、アリーナだった。どうして?
「お父様の言葉の意味を、自分で確かめたいの。面白い事を
 言うのは苦手だけれど、ねえ、良いでしょう? 連れて行って」
 僕は、反射的に頷いていた。あのイカダは4人乗りという話だった
けど、4人乗るのはちょっと怖いんだよな…。
「じゃあ、僕と3人で行こうか。後はよろしく」
 僕の言葉に反対はなく、宿の扉を開けてイカダに乗り込んだところ
……で、遠くから僕を呼ぶ声がして来た。
「ああ、良かった、間に合いましたね」
 姿を消していたトルネコだった。そのイカダは一体どうしたんだ?
「私は是非パノン先生のダジャレをお傍で聞かせていただきたいのです。
 ですが、私の体重では、イカダごと沈んでしまいますから。私専用の
 イカダを大急ぎで買い上げて来ました。これで皆さんにご迷惑をおかけ
 する事はありません」
太っ腹だなあ。さすがはトルネコだ。
「先生だなんて、照れますね」
「でも、この町に来られてから、すでにダジャレを考えつかれたのでは
 ありませんか?」
「そうですね、みんなイカダに乗ってますね。
イカダの乗り心地はいかだ?
これなら ここの王さまも 大笑いすることまちがいなしです」
 パノンとトルネコは大笑いしているが、アリーナはきょとんと
している。正直なところ、僕もあまり笑えなかったんだが。
……僕は一抹の不安を覚えつつ、イカダを城へと向けた。
199 ◆Y2NezmymcE :03/09/10 00:27 ID:9WXEHlcx
 では、スタンシアラ編の選択もあと2回(たぶん)になりました。
(パノンとソロだけで城に向かっていたら、即座にエンディングでした)
 お城へ向かったソロ一行は、誰に話しかけるでしょうか?
 3人以内で選んでください。

1)老人 2)若い兵士 3)老女 4)学者 5)女の子 6)城の姫 7)その他

 *なお、ゲーム本編に準拠しないで進めますので、スタンシアラ城にいないはずの
人物でもいいですよー。イカダネタはゲームで出て来ますが……。
スタンシアラにどんな人たちがいたかもう記憶にないや
では3と4と6にしときまつ
1の老人
4の学者
5の女の子
2、兵士
4、学者
6、姫
聞くことは・・・ズバリ、「今の情勢で、何でこんなことをはじめたか」
4
6)城の姫 4)学者 7)その他 小さなメダルの噂が聞けるといいな(w
205 ◆Y2NezmymcE :03/09/11 01:55 ID:JkrWEhIm
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 4の学者が5票、6の姫が3票、他は3の老女、1の老人、
2の若い兵士、7で小さなメダルの噂、ですか…。
 「今の情勢で、なんでこんなことを始めたか」を聞いて
欲しいという希望もあるのですね。
 おおー、難しいー。わくわくしてきますね!
 できるだけ多くの希望に応えてみようキャンペーンで、
次の更新はながながと書こうと思っていたのですが。
 「今の情勢で」ってのは、城の姫だけに聞くことになるかと
思われます(書き始めてみないとわかりませんが)
 ということで、次回選択は明日の夜以降でっす。昼とかに
あがるのは途中までの話だと思われますのでよろしくですー。
206 ◆Y2NezmymcE :03/09/12 02:07 ID:isX+JyM0
 お待たせしてすみませんm(._.)m
ちょっと偏頭痛おこしてますので、更新は明日以降ぽいです。
今痛み止め飲める状態じゃないもので…。むー。
>>206
お大事に〜
きたいほしゅ
209296 ◆kYB5EDmqco :03/09/14 22:54 ID:0yrRBov9
千夜に前スレの過去ログが置かれるまで、えらく時間がかかりそうなので、うpしようと思って、
自分の担当したところだけ書き直し中。まだ、バルザック戦まで行ってねー(汗
>>209
がんがってください!
・・・でも千夜サイトの次の更新ていつでしょう?
211296 ◆kYB5EDmqco :03/09/15 16:39 ID:nTNFKvKd
あげる必要なくなっちゃったね。今日更新されてしまった……
212 ◆Y2NezmymcE :03/09/16 15:53 ID:FJodyYT3
 城の人間がどんなシャレを言っていたのか調べようと思ったら、前に買って
おいたはずの台詞集が見当たらず。どこに行ったんだろう…。
 そういうことで、少々手間どっております。お待たせしてすみません。

>>207 どもですたー。頭痛からは復帰しましたが、違う意味で頭が痛いですw。

 296さんの直されたのも、upきぼんですYO! 千一夜サイトにログがあっても、
別に保管処理されるわけでもないですし。
 というか、直された文章は、どこで発表される予定だったのかしらん?

 本日の更新は、たらたらと書きながらupの方式をとります(連投規制にひっかかる
だろうと思いますし)。まずは、若い兵士編をUPします。2レスかな?
213 ◆Y2NezmymcE :03/09/16 15:54 ID:FJodyYT3
 城の中でイカダから降りる。降りた場所からすでに人が沢山いた。
 皆モゴモゴとだじゃれを吟味している姿はちょっと異様だった。
 中でも、若い兵士はたった今ダジャレを思い付いたらしくて、
ひどく興奮していた。両手を振り回しながら叫んでいる。
「これでお宝はいただきだっ」
「ほほぅ、それはすごい。どんな作品を思い付かれたのですか?」
 トルネコの愛想よい笑顔に、兵士はくったくなく答えてくれた。
「はがねの剣に 歯がねえ! どうです?」
…。面白いかどうかという疑問もあるんだけども、僕らの中の誰かが
自分でそれを考えついたふりをして王様の前で披露するかもしれないのに、
いいのか? 人を疑うって事を知らない奴なんだろうけど。
「なるほど……。これから披露しに行かれるのですか?」
「いえ、まだ勤務中ですので」
 自分で言ってから勤務を思い出したらしい彼は、僕たちに軍隊式の敬礼を
して去って行った。
 もしかして、この城は平和なんだろうか……。
「はがねの剣に 歯がねえ、ね。これだからしろうとさんは困ります。
 シャレの何たるかをわかってない」
 パノンがいささか憤慨した様子で言う。でもさっきのイカダのシャレと、
一体どこが違うんだろう? 困惑気味の僕に、アリーナが笑って言った。
「ねえ、ソロ。急いで行きましょう? さっきの人が勤務を終えて王様から
 ご褒美をもらってしまったら大変だわ」
「アリーナはさっきのが面白かったと思うんだ?」
「ううん、私にはシャレの世界がわからないってわかっただけ」
済まして笑うアリーナを見て、僕はちょっと頭痛がした。たぶん、気のせい
だと思う。
「しかし、この城の人々のシャレのレベルを知っておくのは重要かもしれま
 せん。できればいろいろと話を聞いてみたい。よろしいですかな?」
 僕は、パノンの意見を承諾した。アリーナがちょっと不服げになったけれど
なんとかお宝をいただかなくてはならないのだから、彼に任せるしかない。
214 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 00:09 ID:lS02q/SW
 次に僕らが話を聞いたのは、結構なお年に見える男性…ま、要するに老人だった。
城のシャレレベルを気にするパノンは、長老に注目するべきだと言ったからだ。
「わしが永年あたためてきたシャレを、ついに王様にご披露すべきかと思ってな」
「おぉ、それは興味深い。どういった内容なのですか?」
「スライムをみたって? すらぁ、いぬだろう……くっ、くるしい」
 ゴホゴホと咳き込み始めた老人に「お大事に」と声をかけて去る。クリフトが
いればなんとかしてやっただろうけどもなー。
「しろうとであっても スライムというむずかしいものをネタにするとは
 見上げたものです。向上心を忘れなければ 彼もいつかステージに立てるでしょう!」
 その前に寿命がつきなければいいけどね、等と不謹慎な事を考えた僕をそっちのけに、
パノンは今度はおばあさんに話しかけている。
「ダジャレなんてどうでもいいさね。私は昨日から漬け込んだキムチがおいしくできたか
 どうかで頭が一杯なのさ」
「そうですか」
「なんたって、キムチはおいしくできないとキムチ良くないからねえ、あっはっは」
豪快なおばあさんの笑い声を聞きながら、僕は「キムチって何だろう?」と考えていた。
他の皆も同じ疑問を持ったらしい。中でもトルネコは商売の匂いを嗅ぎ付けたのだろう、
おばあさんと話し込んでいる。
 仕方ないや、アリーナもこの城の歴史を聞かせてもらった方がいいだろうから、
学者さんのところへもう一度行ってみるとするか。もしかして、サントハイムに伝わる
何かを思い出すかもしれない。
「トルネコ、僕はアリーナを学者先生のところに連れて行ってみるからまた後で」
「学者! シャレについての研究者ですか?」
「いや、歴史学者だと思ったけど… どうだったかな」
「行きますよ、ご一緒しますよ」
パノンの笑顔は何かを誤解しているような気がしたけれども、深く考えないことにする。
 扉を開けて地下室へ進むと、書物に囲まれた中を学者先生がうろうろしていた。
215296 ◆kYB5EDmqco :03/09/17 00:15 ID:spsIuWER
援護をかねてレス。
>>というか、直された文章は、どこで発表される予定だったのかしらん?
どこかのうpロダで適当にあげる予定。もうじき完成のつもりです。

216 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 00:22 ID:lS02q/SW
「おや、さきほどの」
軽く一礼してアリーナとパノンを紹介する。サントハイムがひどい事になっているらしいと
いう噂はこの国まで届いています、と、学者先生は痛ましそうな顔をした。アリーナは、
だまっていた。その噂が本当だということは、その表情から伝わっていただろう。
「サントハイム方面に伝わる伝説をアリーナが思い出すかもしれないと思って連れて来たんだ。
 伝説や噂は大事な研究材料なんだろ?」
「ええ、人々の噂というものは、信ぴょう性にかけるようで、実は重要な示唆に飛んでいる
 ものなのです。本当に噂にすぎないものと、研究に値するものとを選別して考えるのが、
 私の仕事の最初の一歩になります」
「そんなにいろいろな伝説があるものなの?」
「例えば、この城には天空についていくつかの伝説があります。さきほどお話した『天空の鎧、
 兜、盾、そして剣を得た者は天空に登れる』という話の他に、『怪我をした天空人が砂浜に
 流れ着き、やがて回復して、兜を残して天空城に帰った』というものもあります。
 天空に城があるとはなかなか信じがたい事ではありますが、いくつもの伝説が残っている
 ところを見ると、本当だと思ってよさそうですね。一方で『世の中には小さなメダルを集めて
 いる王様がいる』なんて、どう考えて良いのかよくわからない噂もありますよ」
「そう……。でもごめんなさい、私には特に思い出せるような伝説や噂なんてないみたいよ」
「では、何かを思い出されたら、是非教えてくださいね」
 僕らはしばらく学者先生のお話を聞いて、それから再び階上へ戻った。
 ずっとだまっていたパノンに感想を聞いてみると
「今のはひょっとして シャレだったのでしょうか?
 だとしたら あの学者さんなかなかやりますね!」
とのことだった……。シャレなんて言ってたっけ???
 僕はおばあさんとの商談(?)を終えたトルネコと合流して、王座のある最上階へ進んだ。
ここには王だけではなくて姫もいるから、アリーナに話を聞いてきてもらおうかな。
217 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 00:46 ID:lS02q/SW
「私には、お父様が何を考えておられるのか、全く見当もつかないのですわ」
 アリーナの身分を知った王女は、僕たち全員に午後のお茶を勧めてくれつつ、ため息を
ついた。姫っていうのはやっぱりこういう感じが似合うよなあ……と、女らしい装飾の室
内を見回して思う。服装だって、アリーナとはずいぶん違うしね。
「アリーナ姫さまにはそういう事はありませんでしたか? お父様の気持ちがこんなにも
 わからないなんて初めてで、私、途方に暮れておりますのよ」
「私は、ずっとお父様の気持ちのわからない、悪い娘だったから……」
 アリーナは語尾を濁した。話題を変えてやった方が良さそうだ。
「王様がご褒美を出すようになったのは、最近?」
「ええ、サントハイムの噂を聞いた頃だったと思いますわ」
 姫はアリーナに『ごめんなさいね』という視線をむけて、話を続けた。
「それまではダジャレなど聞いた事もない静かな城でしたの。それが、お父様のおふれで
 騒々しい城に変わってしまいました。それは別に構わないのですわ。でも、どうして
 お父様がご自分を笑わせてくれる人を求めておられるのか、それがどうしても……」
 姫が沈痛な面持ちで語ったそのとき、パノンが突然立ち上がった。
「おお、私はひらめきました! 姫様、ありがとうございます。王が『笑い』というものに
 何を求めておられるのか? 何故王は笑いたいのか? それを考えなくては、私たちに
 勝利はあり得ません。さあ、ソロ殿、今こそ私の心は決まりました。必ずや王から褒美を
 いただいて見せましょう!」
「お父様のお気持ちがわかるというのですか?」
 姫の問いかけに力強く頷いたパノンは
「でも詳細は、王の前から戻ってから申し上げましょう」
と、ちょっと慎重な事を言った。
 僕たちはお茶のお礼を言って、姫の部屋を辞した。
218 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 00:55 ID:lS02q/SW
 なんとか希望の選択肢を全部入れ込めました…。それぞれの人との会話が流暢に
進まなくてすみません。不自然な感じはしたんですが、妥協しますた。
 前スレで考えていただいたダジャレもちょっと形を変えて組み込んでみましたが、
いかがでしょうか?>前スレ953さん

 それから、296さんの書き直し編に期待しつつ、援護に感謝m(._.)m

---
 それでは選択です。

 王の間に進んだソロたち。シャレを披露しようと居並ぶライバルたちに続いて
並びます。ここでどうしますか?

1)パノンに、さっきの言葉の意味を聞く
2)だまって順番をまつ
219296 ◆kYB5EDmqco :03/09/17 01:17 ID:spsIuWER
とりあえず、明日中に仕上げるつもりであります。休みだし……。

うーむ、選択は、変なのが浮かんだけどやめとこう。

3)アリーナが僕に話しかけてきた。
意味が気になるけど我慢して「2」
221 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 02:21 ID:lS02q/SW
>>219
変なのってどんなのかしら? と 気になりつつ、あげてみるテスト。

そろそろ私の次の方の募集もしなくてはですね。
今までにまわった町とか、持ってる武器や防具とか、レベルとかについて
まとめた方がいいかなと思っています。
我慢足りないので1
223前スレ953:03/09/17 02:30 ID:mAMBR4Z2
元ネタは取引先の偉いさんが接待先で酔っ払って口に出したダジャレでしたが、
そんな裏を忘れるほど自然(笑)に取り込んでくださってありがとうございます。


>>219
>3)アリーナが僕に話しかけてきた。

にイピョーウ
「何かを思い出した」のをキボンヌ
2
225296 ◆kYB5EDmqco :03/09/17 21:48 ID:spsIuWER
とびねずみ様に、援護と感謝の意味をこめて
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1063802532.txt
なんか、スクロールしづらいので、圧縮したものをもう一度うpします。
直接読みたい人は、上のをどうぞ。上のテキストは、私が寝る頃にデリートします。
226296 ◆kYB5EDmqco :03/09/17 22:08 ID:spsIuWER
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1063803791.lzh
圧縮ファイルはこちら。

できるだけ自然な描写になるよう心がけました。もちろん、選択された内容の範疇の中でです。
後は、何番を選んでいたらどういうルートになっていたかという解説をおまけとしてつけてあります。
かえって仰々しくなっていたら御免なさい m(_ _)m

 では、当分の間ただの名無しさんに戻らせていただきます。
227 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 22:19 ID:lS02q/SW
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ 
基本的なルールは>>2をご覧ください。
3番と 2番が2票、1番1票で、先着の3番に決定しました。
 ということで
 3)アリーナが僕に話しかけてきた(何かを思い出した)
 に決定です。むむむ、またしても難しいですね。
 これから書いて参ります〜。

 >>296さん、ありがとうございました。後でゆっくり読ませていただこうっと。
228 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 23:05 ID:lS02q/SW
 僕たちは王の間の行列に大人しく並んでいた。パノンが緊張した顔をして
いるので話しかけにくい、というのもあるんだが。トルネコは師匠(失笑し
そうだけども…って僕も感染したかー?)の晴れの舞台に期待しているよう
だし、アリーナは何かを考えているみたいだ。
「あ! ねえソロ、私、思い出したわ。昔お父様が眠る前にしてくださった
 お伽話があるのよ。あの学者さんの研究のお手伝いになるわよね?」
「どういうお伽話?」
「空の上にはお城があって、竜の神様が住んでいるのですって。さっきの
 お話には、神様の事は出てこなかったでしょう?」
「そういえばそうか。うん、そうだったね」
「私、お話してくるわ。お父様の話してくださった事を役立てたいの。私には
 それくらいしかできないみたいだから。ねえ、いいでしょ?」
「うん、行ってくるといいよ」
 アリーナは笑顔で走って行った。アリーナを見送って振り向くと、もう、
僕たちの番だった。さあ、パノンの大舞台だぞ?
229 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 23:05 ID:lS02q/SW
「さ、私を笑わせてみせておくれ。褒美は思いのままじゃ」
錫を握りしめて玉座に座る王は、冗談など言え無さそうな渋面に見える。本
当はお笑い芸人なんて大嫌い、って手合いなんじゃないだろうか? どうして
こんなことをしているんだろう……。
「さきほどは私がつまらない事を申し上げてしまいましたので、今度は、素晴
 らしい方とご一緒させていただきました。人気お笑い芸人のパノンさんです。
 どうぞ、パノンさんの芸をご堪能ください」
トルネコの前口上に、王も少しその気になって来たようだ。身を乗り出して
パノンを見つめている。でも、肝心のパノンは、人を笑わせようという雰囲気
ではなかった。なんだろう?
「残念ながら、私には王さまを笑わせることなどできません」
 は? 一体何を言い出すんだ??
 ポカンと口を開けて間抜け顔を披露しているトルネコの顔で笑ってもらう予定
だった、とか…… そんなわけはないよなあ?
「ですが 私を連れてきたこの者たちなら きっと王さまを笑わせることが
 できるはず!。この者たちなら 世界を救い人々が 心から笑える日を取り戻して
 くれることでしょう。王よ、あなたの今回のおふれの真意は、人々の心を明るく
 照らしたいという事ではありませんでしたか?」
 パノンの思慮深気な言い方に、王は、笑った。小声ではあったけれど確かに
笑い声をたてた。
「ふぉっふぉっふぉ。それを見破った人間は、そなたが初めてじゃ。左様、私を
 笑わせることを必死に考える事で、国の人間が希望を持った毎日を送ってくれ
 るようにと祈っての事だと、よくわかったな。して、願いは何じゃ?」
「どうか この者たちに天空のかぶとを お与えください! 天空の装備を揃えて
 天空の世界へ上ることができる資格を、彼らなら得られることと思います」
 いいながらうやうやしくお辞儀したパノンの姿を、僕は一生忘れないだろう。
230 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 23:20 ID:lS02q/SW
 僕たちは王から褒美として天空のかぶとをもらった。トルネコが眼を輝かせて
吟味しているところに、アリーナが戻って来た。アリーナの聞いていたお伽話に
学者先生は大喜びだったという。お父様ありがとうと、アリーナが小さく言って
いたような気がする。
「さて!私の役目も終わったようですね。私は私で気ままな旅を続けることに
 しましょう。さようならソロさん。あなた方の活躍を 期待していますよ。
 ではっ!」
 パノンは一方的にしゃべって階段を走り降りたかと思うと、即座に踵を返して
戻って来た。
「その前に、お姫さまにお話をするお約束でしたね。約束は必ず守るのが、
 パノンの掟なのですよ。それでは今度こそ失礼いたしますよ」
「ありがとうパノン」
 僕が御礼を口にするかしないかのうちに、パノンの姿は消えていた。
 だけど、パノンはどうやって町に戻るつもりなんだろう。イカダないよな?

 かぶとと共に戻った僕たちに、仲間たちは大喜びだった。パノンを連れて来た
私を讃えて頂戴とマーニャがいばり、素直なライアンの賞賛を浴びている。
 クリフトとブライはアリーナから城の様子を聞きたがり(僕やトルネコだって
話してやるってのに)、ミネアは皆にお茶を入れながら、ライアンに忠告して
いるみたいだった。大方、あまり持ち上げると調子に乗るから止めてくださいと
でも言っているんだろうと思った。
231 ◆Y2NezmymcE :03/09/17 23:22 ID:lS02q/SW
 僕たちは、明日ここを発って、次の天空装備を探しに出かけるのだろう。
 旅立った時には、この旅の意味をよく考えていなかった。心の中にあったのは
憎しみや哀しみや、絶望や怒りだったかもしれない。
 でも、こうして仲間を得た今、僕の中にあるのは、希望への確かな手がかりの
ような気がする。ひとりでは無理でも、仲間と一緒なら人々の笑顔を取り戻す
手伝いができると思う。

 ねえ、シンシア。僕は勇者になりつつあるかな?
 そうであったら嬉しいなと、そう思えるようになったよ?


===============勇者ソロの冒険<スタンシアラ編> End =============

                担当はとびねずみでした!
ではまた明日(藁

とびねずみさん、病気にも夏の暑さにも負けず、乙かれさまですた!
233とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/17 23:29 ID:lS02q/SW
 一か月ちょっとかかりましたねー。やっと終了ですー。
 参加してくださった皆様、ありがとうございましたm(。_。)m。
前スレ592さんのシャレを使わせていただいたり、選択肢にない希望に
唸りながら続きを書いたり、参加してくださる方がいるという日々が、
本当に楽しかったです。
 腹グロ勇者というよりも、言葉の汚い勇者だったんじゃあ?という
思いもありますが、楽しく書かせていただきましたのでお許しください。

 次のゲームマスターをやってみたいという方がおられると嬉しいなあと
思いつつ、今回の旅でゲットした装備などをあとで取りまとめておこうと
思いますー。
 
>>232
そうですね、装備とりまとめはまた明日で(w)
234296 ◆kYB5EDmqco :03/09/17 23:32 ID:spsIuWER
乙でした! ちなみに、改訂したにも関わらず誤字がありました。そのへんは大目に見てください(´д`;)
申し訳ない。つか、間違い発見機、マジで欲しい。

>>変な選択肢
「パノンさん、いい剣をお持ちですね。僕にくれませんか、それ?」

「スタンシアラの王女を僕にください」

スタンシアラの王女がアリーナに助言しにくるパターン等々。
→「お父様が何を考えているか、本当はわかっているんです。アリーナ様、お父様の
  耳に口を近づけて○×▼■とおっしゃってください。すぐに大笑いしますよ」

こんなの考えてました。
235ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/18 02:00 ID:VsZjxE7i
お疲れさまでした!
悪そうでいて、根っこのところが真面目で、爽やかなソロでしたw
やはり書かれてる方の人柄か……

次、ちょっとやってみたい気はあるのですが、28日までは
動けないと思いますので、他に希望される方がいらしたら
遠慮なくお先にドゾー
いろんな方のソロが読めた方が楽しいですし。
236296 ◆kYB5EDmqco :03/09/18 11:23 ID:xpNQlY7u
天空の兜篇が終わったから、次は鎧篇か盾があるガーデンブルク篇だな。

>28日までは動けないと思いますので
最萌えですか?
237とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/19 21:02 ID:fK6ppPpa
 遅くなりました。では、スタンシアラ編終了時のこの世界の状況です。

■スタンシアラ:現在滞在中。トルネコは自分専用のイカダを購入済み。
■エンドール:トムじいさんの息子が開いている武器屋から、黄金の腕輪が
 盗まれている。なお、ここの宝箱にあった宝物は全ていただき済み。
 ブライがサントハイムからの親書を持って王に会いに行っているので、
 サントハイムとの交易が復帰した(はず)
■サラン:魔物に襲われて潰滅状態だが、勇者が魔王を倒してくれると信じた
 少女たちにより、立ち直りつつある(だろう)
■モンバーバラ:笑いの劇場になっていたが、パノンがいなくなったので
 踊りと歌の劇場に戻っている(はず)
■ミントス:ホフマンは一人立ちして移民の町を作りに出ている。
■移民の町:傭兵だったスコットが警備員をしている。
■リバーサイド:シスターが魔物の城の情報を集めてくれている(はず)

■ソロがルーラ可能な町
ブランカ、ボンモール、アネイル、コナンベリー、ソレッタ、ミントス、リバーサイド、キングレオ、サントハイム、テンペ、スタンシアラ

■ソロがルーラ不可能な町
エンドール、ハバリア、アッテムト、移民の町
イムル、バトランド、ガーデンブルグ、デスパレス、天空城、きぼうのほこら
238とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/19 21:04 ID:fK6ppPpa
▼装備など。
(SS内に登場した装備のみ記載。他の装備は、各章終了時にもっともいい武具を
入手していると考えてください。数値はおおよそのものです。SS内に数値計算は
出てきません。HP/MPともに全員満タンです)
勇者:武器はバトルアックス、防具は初期装備 左腕に青銅の盾を装備。 星降る腕輪装備。
◆天空のかぶと所持。ただし、まだ装備した事は無い。
ミネア:武器はホーリーランスを装備、タロットも所持。鎖鎌を所持。
ブライ:安らぎのローブ装備
クリフト:マグマの杖、祈りの指輪を装備。
ライアン:破邪の剣を装備。 鉄の爪所持。
マーニャ:防具は身かわしの服。「踊り子の服」の上に着込んでいる。 カジノのコインを数枚、
隠し持っているかも?
アリーナ:防具は「ピンクのレオタード」と「網タイツ」。マーニャがモンバーバラで
売っぱらった自分のドレスの代金を預かったままになっている(結構大金のはず)。
トルネコ:「両刃の剣」所持。いつか自分の店の装飾品にしたいと思っているので、
エンドールに行くことがあったらそれを言いだすかもしれない。
239とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/19 21:04 ID:fK6ppPpa
▼重要アイテム
ホフマンがもらってきてくれた『たからの地図』
ホイミンからもらった『魔法の鍵』
海辺の村で手に入れた『渇きの石』
サントハイムで手に入れた『あやかしの笛』と『マグマの杖』(クリフト装備中)
ホフマンから預かった『特製キメラの翼』(移民が出たら渡す。移民の町にしかルーラできない)
240とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/19 21:19 ID:fK6ppPpa
 各自のレベルは、25としてあります。


 ↑ 書き忘れていましたー。


>>235
 そ、そうかな、爽やかでしたかね? 自分じゃよくわかりません(ごふっ)。
ナナシクラゲさんのソロも読みたいし、他の方のソロも読みたいなあ。

>>234
 王女を僕にくださいとか書かれてたらどうしたろう…… 次のシーンは牢屋から
だったかもしれないですね。うひぃ。  
やっぱり、28日待ちかのぉ。私は当分、ここの姉妹スレに生息するので、初代ナナシクラゲ様と
三代目とびねずみ様のお二人か、他の方にお任せします。
ヒョイ ,    ,,,,.,.,,,.
   (_&ミ・д・ミ     ミ  ___
  ⊂|___,.つつ      て/  ) クルリ
彡               ⊂  .ノ
                ミ   ミ         ,,,,.,.,,,.     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.                ゙``゙`゙ 彡     ミ・д・ミ  < 保守まりむ。
                          &/  ,つ    \_______
                          〜、 ノつ  スタッ !
                           .(/
はしゅ
                  ⌒ヘ⌒ヽフ  保守ブー
                (  ( ・ω・)
               ε ⌒ヘ⌒ヽフ⌒ヽフ 保守ブー
               (  ( ・ω・)ω・)
              ε ⌒ヘ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ  保守ブー
              (  ( ・ω・)ω・)・ω・)
            ε ⌒ヘ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ 保守ブー
            (  ( ・ω・)ω・)・ω・)・ω・)
          ε ⌒ヘ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ 保守ブー
          (  ( ・ω・)ω・)・ω・)・ω・)・ω・)
        ε ⌒ヘ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ  保守( ´,_ゝ`)
        (   (  ・ω・)ω・)・ω・) ・ω・)・ω・)ω・)
        ε ⌒ヘ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ⌒ヽフ
       (   (  ・ω・)ω・)・ω・) ・ω・)・ω・)ω・)・ω・) 保守ブー
245ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/28 21:40 ID:HW+F/Ede
廃スレではないですが、保守代わりにテストさせてください。
すみませんっ
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1039340847/27
>>245
テスト成功のようでつね
最後の追い込み支援、がんがってください!

・・・とこのスレでレスするのは本当はマズイんかな(藁
>>245
こちらのスレの方もよろしくね。
248ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/29 02:49 ID:ug1n1pz6
とびねずみさんが装備などを取りまとめておいてくださったので、
続きを書くのがとても楽です。ありがとうございます。

……そしてふと気づく。自分も、最初に終わらせるときに現状まとめを
しておけば、続く方が楽だったのではないかと。気配り足りねー!
296 ◆kYB5EDmqco さんゴメンナサイ(;´Д⊂ 小説スレのSSも
頑張ってください。

>246
ありがとうございます! スレ私物化すみませんでした。

>247
あいー頑張ります。
今プロローグをせこせこ書いてますので、第一回目更新は
明日の夜中ぐらいに。
249ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/30 05:53 ID:8QUUe+S2
【これまでのあらすじ】
突然の魔物の襲撃で、生まれ育った村を滅ぼされてしまった4勇者・ソロ。
自分の村を滅ぼした魔物・デスピサロを倒すため、旅へと出ます。

その途中、ボンモールでマーニャ、ミネアと知り合い、コナンベリーの大灯台
ではトルネコと、ミントスでブライ、アリーナ、クリフトと合流。キングレオ
でホイミンと知り合い、ライアンを助けて欲しいと頼まれた勇者は、魔物に対す
るわだかまりを残しながらも、ホイミンの友だちだというスライムの スラぼう
を仲間にして、キングレオ城へ。最後の導かれし者ライアンとの邂逅をはたし、
見事キングレオを倒しました。

魔物に対するわだかまりを少し無くし、ひとつ精神的に成長したソロ。彼らの次
の目的地はバルザックの支配するアリーナたちの故郷サントハイム。その途中、
海辺の村でソロたちは乾きの石を手に入れます。

たどりついたサントハイム城は魔物に占拠され、城下町サランは、魔物によって
ズタズタにされていました。アリーナたちの怒りは最高潮に達し、苦闘の果てに、
キングレオを超える進化を 果たしたバルザックを倒します。
ところがここで謎の男、ピサロナイトが登場。
マーニャ、ミネア姉妹の父の遺産、せいじゃくの玉を使われて苦戦する事に。
しかし、この戦いは中途半端な形で終わったのでした……。
250ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/30 05:55 ID:8QUUe+S2
サランの町で、サントハイム王の残した手紙を手に入れたソロたちは、次の目的
地をスタンシアラへと定めました。資金調達とサントハイムの現状の調査・エン
ドールとの交易再開の手はずをすませた一行は、一路スタンシアラへ。
そこでは王様が奇妙なお布れを出していました。「自分を笑わせた者には、望み
のままの褒美をとらす」というのです。

スタンシアラ王が、天空の武具のひとつである天空のかぶとを持っていること、
天空の武具とは天空の城に行くために必要なものであることを知ったソロは、ト
ルネコを連れて王様を笑わせようとします。
でも、王様はクスリとも笑ってくれません。
そんな時、アリーナとマーニャがモンバーバラで資金調達をしたときに知り合った
パノンを連れてきます。彼は、スタンシアラ王の前に出ると、ソロたちこそが世の
憂いを取り除き、人々に笑いを思い出させてくれる存在だと説きます。自分の真意
を察したパノンの言葉に、王様は天空のかぶとをソロたちに与えるのでした。

でも、手に入れた天空の装備はまだひとつ。残りの武具を求めて、ソロたちはまた
新たなる旅へと出発します。
251ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/30 06:02 ID:8QUUe+S2
あらすじ、かなり削ったのですがそれでも膨大な量に(;´Д`)
読みにくい文章ですみません。

勇者たち(Lv25)の現状は>237-239
ルールは>2

それでは、ガーデンブルク編のはじまりはじまり〜。
短い間ですが、よろしくお願いいたします。
252ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/30 06:31 ID:8QUUe+S2
 闇の中で、僕はぱちりと目を開けた。
 ……眠れない。
 明日はまた旅に出る。朝が早いんだから、とっとと眠らないといけないのに。
 別に興奮してるってわけでもないんだけどな。
 もしかしたら疲れてないせいかな。ここのところモンスターとの戦闘はなかったし。まあ、爆弾岩のおかげで、一回全滅の憂き目にあってるが。
 スタンシアラの左――いや、こっちからは右になるのかな? 城に来るまでにぐるぐる遠回りしたんでわからないや――にある、爆弾岩の巣を思い浮かべる。覚えてろよ。いつかそっちを全滅させてやるからな。
 ………………。
 いけない。爆弾岩のことなんか思い出したせいか、ますます目が冴えてしまった。
 僕はため息をついて寝台に起きあがった。枕元の水差しから、コップに水を汲んで飲む。
 この国で、僕らは「天空の装備」という伝説の武具の存在を知った。天空の武具をすべてそろえれば、天空の城へと行けるのだという。
 天空の城には、竜の神様なんてものが住んでいるらしい。――どこまでが本当かはわからないが、とりあえず天空の武具は強力だというし、デスピサロの方の手がかりがない以上、こっちの情報を追っていくしかない。
 僕たちは明日、バトランドへと向かう。ライアンの故郷であるその国には、天空の防具である盾が伝わっているのだ。
 ……ん? 待てよ。確か僕も前に天空に関する話を聞いたことがあるような。
 母さんがお伽噺として話してくれたのとは別に――そう、旅の間に、どこかで……。
253ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/09/30 06:32 ID:8QUUe+S2
「そうだ!」
 思わず声に出してしまい、同室のライアンが目を覚まさなかったか、慌てて様子をうか
がう。……寝息が聞こえる。よかった、起きなかったようだ。
 僕はホッと息をついて、再び寝台に寝ころんだ。
 そうだ、思い出した。ボンモールだ。あそこで天女と木こりの話を聞いたんだ。天女っ
てのは、たぶん天空人のことだよな。スタンシアラの学者によれば、天空人がかぶとを残
してったなんて話もあるぐらいだし、その天女も何か残してるかも知れないな。
 そっか、ボンモールに行くって手もあるな。
 それからすっかり忘れてたけど、リバーサイドのシスターを訊ねてみるのもいいかもし
れない。魔物の城についての情報を集めてくれているははずだし。
 なんだ、意外にやることいっぱいあるじゃないか。
 ともあれ、すべては明日になってからの話だ。
 明日になったら僕は……。

1バトランドへ行こうと提案する
2ボンモールへ行こうと提案する
3リバーサイドへ行こうと提案する

>252改行忘れました……すみません_| ̄|○
254296 ◆kYB5EDmqco :03/09/30 09:11 ID:zHxdXmRN
1だ。1しかない。
2、盆モール
1
ライアンにキメラの翼を買って渡す。
257とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/09/30 14:29 ID:ZX1ukLlM
 ナナシクラゲさん、がんがれー!
 選択肢は 3でw

>>248
 ホフマン特製キメラのつばさとか作っちゃったんで、まとめておいた方がいいなあと
いうだけの話でしたよ。そしてあらすじは自分では書けなかったのでお任せにw。
 すでに3スレに渡る大作なのですから、あらすじが長くなって当然だと思いますが
きちんと綺麗にまとめられていて感心しましたー。

 次回以降は名無しで変な選択肢を出したりします、きっとw

途中トルネコの故郷に寄っていこう

ってのが自分のいつものコースだからw
1で。

>>258そりゃ2:ボンモールじゃないの?
 しまった。俺は大事なことを忘れていた。イムルの村があったじゃないか!!
まぁ、いいか。所詮、色男が笛を吹くだけだし……
261ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/01 02:34 ID:lhhOuvBu
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
開始早々レスいっぱいで嬉しいですー。

>254 やっぱり正ルートのバトランドですね!
>255 ボンモールに行ったら、エンドールにも寄るはずでした。残念。
>256 一刻も早くバトランドへ行きたいんですねw
>257 ありがとうございます。
   私も名無しで変な選択出したりしてましたのでどんどんどうぞw
>258 今回は先着順でレイクナバには寄れませんでした。ごめんなさい。
>259 スタンシアラから海路を辿るとバトランドの前にレイクナバに
   寄るのもありかと。
>260 イムルへのチャンスはまだ何回かありますよん。

基本的なルールは>2をご覧ください。
1番4票、2番1票、3番1票で、1番に決定いたしました!

 ……ボンモールやリバーサイドの件は急ぎじゃないし、バトランドに行くと決まってる
のを、わざわざ変えることもないよな。
 そう決心すると、僕は毛布を肩まで引き上げ、今度こそ眠りにつくべく瞳を閉じた。
 次の日、僕はさわやかに目覚めると、荷物をまとめて宿屋の食堂に降りた。他の仲間は
とっくに起きて、食事をしたり、宿屋の庭で鍛錬したり、朝のお勤めをしたりしている。
「なあ、トルネコ。キメラの翼って、まだあったよな」
 僕は飯を口の中に詰めこみながら、同じく食事中のトルネコに話しかけた。
262ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/01 02:36 ID:lhhOuvBu
「大丈夫です。この町の道具屋で補充しておきました」
 おっ、さすがに商人。気配りが細かい。
「サンキュ。んじゃ、後でライアンに1枚渡して――」
「私がどうか?」
 その時、ちょうどライアンが食堂に姿を現した。
「ライアンにキメラの翼を使ってもらって、バトランドへ行こうと思って」
「なるほど」
「それはいい。わざわざ航海する手間がはぶけますね。どれ、麗しのネネ号の船長たちに
伝えてきましょう」
 トルネコが身軽に立ち上がって、外へと出かけていった。体は重そうなのに、こういう
時は身軽だ。
 さぁて、ぼくもさっさと飯を食べちゃわないと。

 四半刻後、僕らはすっかり準備を整えて、宿の前に集合した。ライアン以外は馬車に乗
りこみ、ライアンがパトリシアの轡を取る。そして。
「バトランドへ!」
 ライアンがキメラの翼を空中に放り投げると、ぐらりと馬車が揺れ……次の瞬間には、
僕たちはいかめしい城のそびえる城下町へと立っていた。
 ここがバトランドなんだろうな。ライアンが懐かしげに目を細めている。
 そこへ、ライアンに親しげに呼びかける声が聞こえてきた。視線を移すと、ライアンに
向かって駆けてくる人影。それは……。

1戦士
2女性
3子供
4:あの老人(ライアンのあとをついてくる人)
>>263 の老人に一票投じます。
あの老人の存在理由が未だにわからん…
老人いいですね。
4に一票。
266296 ◆kYB5EDmqco :03/10/01 20:13 ID:Q6dWSJ8f
>>248
いや、苦労したのはあらすじに付け足しを入れるところだけでしたんで。
小説スレの方は、今宵こそ一気に駆け抜ける更新を……
267ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/02 03:00 ID:ORoYisgB
>263 老人できましたかw
>264 きっとプレイヤーに敬老精神を教えるためでないかと……
   と、いい加減なことをいってみる。
>265 老人人気ですな。みんなネタ系が好きなのね。
>266 更新お疲れさま! トルファカコ(・∀・)イイ!

基本的なルールは>2をご覧ください。
4番老人3票で、老人に決定しました!

 白ヒゲのヨボヨボのじいさんだった。おいおい、走って大丈夫か?
 老人は、ぜいぜいと息を切らせながらライアンの元にたどり着くと――しかし、じいさ
んに駆け寄ってこられても嬉しくもなんともないな――嬉しそうに笑った。
「ライアン殿。久しぶりじゃのう」
「ご老人」
 どういう知り合いなんだと目で問いかけると、ライアンは苦笑した。説明に困るような
相手だってことか?
「ほんに、いつ見ても立派な鎧じゃのう」
268ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/02 03:02 ID:ORoYisgB
 老人は羨望のこもった眼差しでライアンのピンクの鎧を見た。立派、ねえ……。
「わしも、お城の戦士になって、こんな鎧を着てみたいものじゃ。どうじゃろう? 連れ
てってくれぬか?」
 はあ!?
 じいさんの思いがけない頼みに、僕はあんぐりと口を開けてしまった。

1連れていく
2連れていかない


ネタ系に走ってみましたw
>267
なぜか冒頭に入れたはずの「参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ」が
消えている(´・ω・`)ゴメソ
連れて行ってもどうせ(ry
とは思うけどネタには乗ろう、1で。
なんか自分のネタって同意を得やすくて嬉しいw
コーミズのスライムとか・・・

あ、もちろん1です。
2で
2ばんだね。
決めかねるので保留しておこう。

>270
そうか、君だったのか。すまんな、メラで焼き払うなんて選択肢を出して。
274ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/03 04:01 ID:xk2swBhY
参加ありがとうございますーヽ( ´ー`)ノ

>269 まあどうせryなわけですがw 一応、お得コースにはしてみました。
>270 ネタ系は私も好きなのでw ところで、スラぼうの方かな、4章の
    スライム君かな、もしや両方ですか? 
>271 それもまた黒勇者らしいかも。
>272 FC版では、5人目が加わると、とたんにパーティの足が重くなる
    気がして、私もたいてい「いいえ」選択でした。
    して、イライラしたのを思い出します()
>273 あ な た でしたかw

1番2票で、2番2票、保留1票、先着順で1番に決定しました!
では、これから書いてきますー。
275ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/03 04:40 ID:xk2swBhY
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>2をご覧ください。

「おい、どういうことだよ?」
「うぬ。血気盛んなご老人でな。ほんのちょっと連れ歩けば、満足すると思うのだが」
 こそこそとライアンに訊ねると、向こうからも困ったような囁き声が返ってきた。
 おいおい、年寄りの冷や水って言葉、教えてやった方がいいんじゃないの?
 そりゃ、ブライっていう化けも……もとい、超人じみたじいさんもいるけど、体力勝負
の戦士にこの年で今から挑戦しようというのは、さすがに無謀だと思うよ。
「……だめかのう」
 うるうる上目遣いで、じいさんが見上げてくる。やめい、気色悪い。
「わかった。連れていくよ」
「おお、まことか!?」
 僕はため息をついて頷いた。老い先短いじいさんの頼みだ、仕方ない。
「あらー、意外。てっきり断ると思ったのに」
 僕の後ろでマーニャが声を上げる。僕は振り返って、ニヤリと笑って見せた。
「老人は大切にしないとね」
 実は、小さい頃から魔法の師匠にさんざん敬老精神を叩きこまれたんだよな。何しろ師
匠も相当なじじいだったから。
276ナナシクラゲ ◆Sj469/wPAw :03/10/03 04:42 ID:xk2swBhY
 僕ははるか東の空を見上げた。
 ……不思議だ。前よりも故郷を思い出すのが、ずっと楽になっている。胸の痛みは相変
わらずあるけれど、叫びだしたいような、何かをぶちこわしたいような、そんな激しい衝
動は薄れている。
「どうしたの?」
 アリーナが訝しげに首を傾げた。
「何でもない。んじゃ、じいさんは、とりあえず僕たちの後ろについてきて」
「わかった。では、ついていくことにしよう!」
 じいさんは、いそいそと僕たちの後ろへと回った。
 さあて、どうしよう。

1城へ
2他の人に話を聞く
じいさん連れまわす為に「2」で
278296 ◆kYB5EDmqco :03/10/03 09:15 ID:yvya4jp+
 メラで攻撃する選択肢を選ぶ人がいるとは思わなかったさ。
 
じゃ、今回は2番で。
279270:03/10/03 09:41 ID:hBr5Y7zE
4章のスライムのほうです。しかも、焼き払うに入れましたw

もちろん2です
3「じいちゃんいいなあ。おいらも戦士さまの仲間にしておくれよ!」と言って
コドモが飛び入りする。

4. >>280のコドモを焼き払う










・・・ウソです。冗談です。
「2」を選択します。
2で
礼儀上では1ぽいっけどなぁ オオ様にまず挨拶。
284 ◆Sj469/wPAw :03/10/04 03:01 ID:ath3lH0X
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
1番1票、2番5票、3「じいちゃんいいなあ。おいらも戦士さまの仲間にしておく
れよ!」と言って コドモが飛び入りする。1票で2番に決定いたしました!

>277 鬼ですねw いや、老人の健康を考えての優しさ?
>278 みんな黒(ネタとも言う)選択肢好きですからねー。私もですが。
>279 ああ、鬼がここにも。もしかしたらスラぼうの兄弟かもしれなかった
    のに。てか、本人(モンスター)かな?
>280 ライアンに救われた子供だったりしたら面白いかも。
>281 最初の選択肢だったらどうしようかと思いましたw
>282 やっぱり情報収集は基本?
>283 黒勇者たから礼儀知らずということで。でも、天空の盾のこと聞き
    たいなら、やはりお城な気もします。

これから書いてくるので、しばしお待ちをー。
285 ◆Sj469/wPAw :03/10/04 04:09 ID:ath3lH0X
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>2をご覧ください。

 老人を仲間に加えて10歩も歩かないうちに、僕は激しく後悔し始めた。
 たって、このじいさん、めちゃめちゃ歩くの遅いんだよ! そのクセ、手を貸そうかと
かおぶってやろうかと聞くと頑なに拒むし。
「わしのことは気にせず、行ってくだされ。ちと遅れるが、必ず追いつくからの」
 そんなこと言われても気になるよ。
 何度目か、僕がイライラと後ろを振り返ったとき、ライアンが提案してきた。
「ソロ殿。私も久しぶりの故郷でもありますし、少し町を回ってみたいと思うが、いいだ
ろうか」
 敬語の入り混じったライアンの言葉に、僕の頬に苦笑が浮かんだ。前に、コーミズでラ
イアンに敬語はいらないと言ってから、なるべく使わないようにしてるらしいんだけど、
まだときどき混じるんだよなあ。
 本当言うと、もういいやって気分にはなってるんだが。直すの大変みたいだしさ。
 だけど、それを口にする踏ん切りは、まだつかなかった。
 僕の苦笑をどう受け取ったのか、ライアンが言葉を継いだ。
「心配には及ばぬ。知り合いの兵士に城に先触れを頼むつもりだ」
 ちょうどその時、見張りの兵士がライアンに気がついた。
286 ◆Sj469/wPAw :03/10/04 04:10 ID:ath3lH0X
「ライアン! ライアンじゃないか」
 懐かしそうに笑いながら、こちらに向かって駆けてくる。……青い鎧だ。うーん、てっ
きりライアンのピンクの鎧は、バトランドの制式だと思ってたんだが、違うのかな。
「生きてたんだな、ライアン!」
 兵士は嬉しそうにバシバシとライアンの背中を叩いた。
「心配したんだぞ。勇者を見つけるなんて途方もないこと言って出てったっきり、何の音
沙汰もないんだからな。たまには手紙ぐらいよこせばいいのに」
「すまぬ」
「いいさ。ところで、勇者は見つかったのかい?」
 そこで初めて、兵士は僕たちに目線を走らせた。

1勇者だと名乗る
2名乗らない



……>274のレスに消し忘れの文章があることに今気づきました。
皆様、スルーしてくれてありがとう_| ̄|○
3 マーニャを前に出して、彼女が勇者ですと言ってみる
3
3にワラタのでマーニャに一票。ナナシクラゲさんごめぽ。
1で
291 ◆Sj469/wPAw :03/10/05 03:38 ID:bEWTW+gN
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
1番1票、3 マーニャを前に出して、彼女が勇者ですと言ってみる 。3票で
3番に決定いたしました!

>287 そんな選択肢がありましたか! やられました……。
>288 みんな本当にネタ系が好きですね。
>289 私も笑いました。ああ、でも悩むー。
>290 勇者だと名乗ったら、ライアンに敬語でもいいよって言うはずでした。

これから書いてきますー。しばしお待ちを。
292287:03/10/05 03:59 ID:JvsiAQ5R
変なネタ出してごめんね、ナナシクラゲタン

できあがるまで起きてるつもりだから、がんがってチョーダイ
293 ◆Sj469/wPAw :03/10/05 05:30 ID:bEWTW+gN
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>2をご覧ください。

 ライアンが何かいうよの早く、僕はマーニャの手首を捕まえると、前に引っ張った。
「この人です! 勇者マーニャ!!」
「ちょっとお!?」
 マーニャがビックリしたように目を見開き、それからギッと僕を睨みつけてきた。
「なんと、女性の方が勇者でしたか!」
「いえその……」
「お目にかかれて光栄です」
 兵士は僕の言葉を疑うことなく、マーニャの手を掴んでぶんぶんと振り回した。
「いや、あたしは違」
「ライアン! そういえば、この人に何か頼みたいことがあったんじゃないか?」
 僕はマーニャに語らせまいと、大声を張り上げた。
 ライアンは僕の顔をしばらくじっと見ていたが――責めている雰囲気ではなかったが、
ひどく居心地が悪い気がした――やがて、兵士の方へと向き直った。
「私たちは町に用があるので、陛下の御前に上がるのが少し遅れそうなのだ。すまぬが、
先触れを頼んでもいいだろうか」
「ああ、いいぜ! お安いご用だ」
 兵士は気軽く頷くと、すぐに城へと駆けていった。
「ちょっと〜、ソ〜ロ〜〜!?」
「ぐえっ」
 兵士を見送っていた僕の首に、褐色のしなやかな腕が巻き付いた。
294 ◆Sj469/wPAw :03/10/05 05:32 ID:xlDXdkFU
「あんた、どういうつもりよっ!! あんなウソついて」
 ……って、首締められてたら答えられないんですけど。
「姉さん、落ち着いて」
「まあまあ、いいではないですか。ちょっとしたお茶目でしょう」
 見かねたミネアとトルネコが止めに入ってくれて、かろうじて僕は命拾いした。
「……まだ抵抗ありますか? 勇者と呼ばれるのは」
 クリフトがズバリと聞いてきたから、僕も率直に答えた。
「ああ」
 ライアンとクリフトと一緒にサントハイムを回ったとき、勇者について語り合った
時があった。あれはフレノールの町だったか。
 あの時から、僕の勇者に対する考えは少し変わったとは思う。だが、それでもまだ
人前で自分が勇者だと言う気にはとうていなれなかった。
「サランでは名乗ったくせに」
 アリーナが唇を尖らせ、僕の顔を見上げている。
「アレは例外」
「んまっ! あの時、感心して損したわっ。だいたいあんたは――」
「どうしたんじゃ。ケンカはいかんぞい」
 その時、ようやくじいさんが追いついてきて、マーニャは言葉を途切らせた。
 少し気まずい空気が流れたが、それを断ち切ったのもマーニャだった。
「いいわよ。身代わりしてあげる。貸しひとつよ、覚えておきなさい」
「サンキュ」
 こういう時のマーニャの切り替えの早さ、潔さは助かる。
295 ◆Sj469/wPAw :03/10/05 05:34 ID:xlDXdkFU
「さ、じゃあ、町を回ろうぜ、ライアン」
 ライアンは黙って頷くと、僕たちを――。

1学校に案内した
2一件の小さな家に連れていった


>287
きゃ〜、大変お待たせしました!
選択肢にない選択で燃えてしまって、シリアスにしようか
ギャグに走ろうか、いろいろいじくり回していたら、こんな
時間に……すみません
でも、楽しい選択肢でした。ありがとです!
296287:03/10/05 05:43 ID:JvsiAQ5R
ああ〜あんなネタだったのにきちんとまとまってる〜さすがです〜

今回の選択はまっとうに「2」にします。
やっぱし、ぱふぱふ奥様の家ですか…?
1
勇者マーニャが子供達を前にどう振舞うか見たいのから「1」で
2にします。
2だね。
301 ◆Sj469/wPAw :03/10/06 03:20 ID:KWDxgivA
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
1番2票、2番3票で2番に決定いたしました!

>296 ぱふぱふ奥様の家ですw
>297 個人的にバトランドの学校は印象深いです。なぜか。
>298 名乗らなきゃいけないとき以外は、名乗らないかもです。
>299 2にするんですね。いいんですね?と意味なく詰め寄ってみる。
>300 ぱふぱふ奥様人気ですねー!
    ……って、選んだ方は奥様とは知らないのですよね。

今から書いてきます! 少し待っててくださいませ。
302 ◆Sj469/wPAw :03/10/06 03:40 ID:KWDxgivA
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 じいさんに後からゆっくり来るように伝えて、僕たちはライアンについていった。
 ライアンが案内したのは、町の南西にあるこじんまりとした家だった。
 彼が入り口をノックすると、明るい声がして、中から一人の女性が出てきた。うー
ん、美人だ。胸も大きい。ライアンの恋人かな?
「まあ、ライアン様!」
 女性が驚いたように歓声を上げる。
「いつ旅からお戻りに? とにかく中にお入りに……」
「ああいや」
 ライアンは中に入るよう勧める女性を、手を上げて押しとどめた。
「帰国の報告をせねばならぬので、そうゆっくりはしておれないのだ。ただ、息災か
気になったのでな」
「まあ、そうなんですか……」
 残念そうに女性は肩を落としたが、すぐに顔を上げた。
「その節は本当にありがとうございました。今はアレクスと2人、幸せに暮らして
おります。私がこうして幸せでいられるのは、ライアンさまのおかげです」
 ……なんだ。ライアンの恋人じゃないらしい。
 アレクスってのが旦那なんだろうな。で、2人の幸せはライアンのおかげ?
 子供たちのことは聞いてたけど、そんな話は知らないぞ。

1詳しいことをライアンに聞く
2女性に聞く
3 ライアンと女性、両方に聞く・・・なんてダメっすか?
2で
ライアンは自分で武勇伝を語りたくは無いでしょう。
だから2
2
大きい胸の「2」で
308 ◆Sj469/wPAw :03/10/07 04:29 ID:3GfCVEgq
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
2番4票、3「ライアンと女性、両方に聞く」1票で、 2番に決定
いたしました!

>303 アリですよー。選択肢にない選択バッチコイ!っす。
>304 女性できましたか。 
>305 確かに自分から言いそうにない感じではあります。子供たちを
    救った話も、きっとかなりはしょって伝えてるんだろうな。
>306 女性大人気w
>307 やはりぱふぱry

今から書いてきますー。少々おまちください。
309 ◆Sj469/wPAw :03/10/07 05:53 ID:3GfCVEgq
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「それって、どういうことですか?」
 僕は好奇心に負け、女性に問いかけた。
 いきなり話しかけられて、女性は少し驚いたように目を瞬かせたが、すぐに笑顔になった。
「まあ、ライアン様は何もお話しされてないんですか? 行方不明になっていた夫のアレク
スを、ライアン様が見つけてくださったのですわ」
 女性は胸の前で手を組み、目を閉じた。祈るようなその仕種は、その時の心痛を思い出し
たからだろうか。
「夫は怪物に襲われ、その恐怖のあまりか記憶を失っておりました。パンを盗んだ罪でイム
ルの牢屋に捕まっていたのですが、まるで子供返りしてしまっていて……。ライアン様が見
つけてくださらなければ、何もわからないまま、今も牢につながれていたに違いありません。
そして私も今もなお、帰らぬ夫を心配して待ち続けていたことでしょう」
 へえー、そんなことが。
 感心してライアンを見ると、照れたように目を伏せた。
「いや、それほど感謝されるようなことではない。イムル捜索のついでであったし、夫君も
アレクスという名前だけは覚えていたのでな。でなければ、わからなかったであろう」
「いいえ、ライアン様は私たちの恩人ですわ」
 女性は首を振って、ライアンを見上げた。その瞳が少し潤んでいる。
「まあ、その、変わりがないのならばよかった」
 苦手な話を打ち切るかのように、ライアンがまとめに入る。と、女性が首を傾げた。
「変わりといえば……」
「何か?」
「ああ、いえ、私たちではないのですが、イムルの村で、変なことが起きているというウワサ
を聞きましたわ」
310 ◆Sj469/wPAw :03/10/07 05:55 ID:3GfCVEgq
「イムルで?」
 ライアンが眉をひそめた。
 ええと、イムルってのは、バトランドの北西にある小さな村で、かつて子供が行方不明にな
るという事件があった場所だよな、確か。
 僕は、以前ライアンから聞いた話を記憶から引っ張り出した。
 その頃のライアンは城勤めの王宮戦士で(今も王宮戦士ではあるんだろうけど……)。バトラ
ンド王に命じられて、仲間たちと探索に当たったのだという。
 例のホイミンと知り合ったのも、この時のことらしい。
 んでまあ、いろいろあって――このいろいろの部分は、ライアンはあまり詳しく言わなかっ
た。この間にアレクスとやらを助けたりしたんだろうな――事件は『勇者』を捜す魔物どもの
仕業だとわかり、ライアンはそいつらを倒したわけだ。
 魔物達の言葉から『勇者』の存在を知って、ライアンは旅に出たのだという。勇者を探す旅
に。
 よくもまあ、いるかいないかもわからない人間を探して、旅に出ようなんて思うよな。
 勇者なんてろくでもないもんのためにさ。
 ……まあ、それはともかく。
「もしや、また魔物による事件でも起きたのか」
「さあ……。小耳に挟んだだけですので、私も詳しいことは知らなくて」
 ライアンの問いに、女性は本当に申し訳なさそうに肩をすぼめた。
「お城の兵士ならば、もっと詳しいことをご存じかも知れませんわ」
 いったい、イムルで何が起こっているんだろう。もうちょっと情報集めた方がいいかもしれ
ないな。
 僕たちは女性の言葉を心に留めながら、その場を辞した。
 
1学校へ
2城へ
今から会社だけど……「1」で
2で
1!
ライアンに武勇伝を語らせるように追い詰めるw
1
追い詰め追い詰めw
1の女教師ハァハァ
遠回りはお約束、1っす
バトランドって、学校あったっけ?
イムルじゃなくて??

 という疑問があるので2で。
 勘違いだったらスマソ。
318 ◆Sj469/wPAw :03/10/08 06:21 ID:Ow84ohK0
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
1番5票、2番2票で、 1番に決定 いたしました!

>311 朝早くからサンクスです。お仕事がんがれー!
>312 城の方も気になりますよね。
>313 ライアンいじめ?w
>314 いじりまくりましょうw
>315 女教師も出しましょうw
>316
>317 ガ━━━(;゚Д゚)━━━ン すっかり思いこんでいました……
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ<このゲームブックではあり、ということで……スミマセン
 ∪  ノ    
   ∪∪

はからずもオリジナル展開に突入。・゚・(ノД`)・゚・。 今から書いてきます。
319 ◆Sj469/wPAw :03/10/08 06:55 ID:Ow84ohK0
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 まだ町の真ん中当たりをのそのそ歩いていたじいさんに、今度は学校へ向かうことを伝えて、
僕たちは先へと進んだ。
 町の北西、教会のすぐ近くに学校はあった。門の側には城の兵士が立っている。
 イムルのことがあってから、警戒をするようになったらしい。このバトランドで行方不明に
なった子供はいなかったそうだが、たからって安心だと限ったわけじゃないしな。
「そこにいるのはライアン殿ではありませんか!」
 警護の兵士がライアンを見つけるや声を上げた。人気者だなあ、ライアン。さっきもそうだ
ったけど、ライアンを見つけた途端、相手の顔が輝くんだよな。よほど慕われているみたいだ。
「……ところで、世界を救う勇者は見つけられたのですか?」
 ひとしきり旧交を温め合った後、兵士はやはりその質問を投げかけてきた。さっきから、チ
ラチラこっち見てたもんなー。
「あー……その」
 ライアンの生真面目な顔に迷いが走る。それを見て、マーニャがするりと前に立った。
「初めまして。あたしが勇者マーニャよ、よろしくね」
 瞳の奥にいたずらっぽい煌めきを隠して、褐色の踊り子は艶やかに笑った。
「じょ、女性の方ですか!」
 おいおい、兵士君、顔が赤くなってるぞ。まあ、こんな純朴そうなヤツ、マーニャにかかっ
たらイチコロだよな。

1兵士にイムルのことを聞いてみる。
2学校の中へ入る

女教師はこの次に……
マーニャ姉さんと兵士の会話が気になるから「1」で
そういえばIVの小説でマーニャが肩紐ずらして牢屋番を誘惑する描写があったような……
だから1で

女教師タンハァハァ

ある意味導師なので(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
早く淫乱女教師ハァハァ
324323:03/10/08 22:12 ID:dnbmDL/N
番号忘れましたが「2」です
1ですな。
兵士タン(*´Д`*)ハァハァ
てことで「1」w
327 ◆Sj469/wPAw :03/10/09 06:10 ID:qy5R2dpI
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
1番4票、2番2票で、 1番に決定 いたしました!

>320 純朴に兵士にマーニャの魔の手が!?(のびません)
>321 実は4の小説読んだことないんですが、マーニャならやりそうですね。
>322 導師たん(;´Д`)ハァハァ かぶり物(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
>323-324 淫乱wとまではいきませんが、色っぽい系にしてみます>女教師
>325 兵士大人気。それともマーニャが人気なのかな(イムルだったり
>326 今度は兵士にまでw 純朴系はお好きですか。

女教師が今回出せるか微妙になりましたが(宣言破りですみません)、
これから書いてきます。
328 ◆Sj469/wPAw :03/10/09 06:54 ID:qy5R2dpI
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「そして、彼らはあたしの仲間。みんなで魔王を倒す旅をしているの。もちろんライアンもね」
 マーニャは『みんなで』を強調して、僕に視線を走らせた。僕はしかめ面でそれに応える。
「そ、そうでありますか! 感激です、勇者様にお会いできるなんて」
 兵士はすっかり緊張してしまって、ガチガチに固まっている。
「ありがと」
 マーニャがにっこりと微笑んだものだから、兵士はますます有頂天になってしまったようだ。
 きっと今なら、さずかし口も軽いに違いない。
 僕はマーニャの肩をちょんちょんとつつくと、小声で「イムルのこと聞こうぜ」と囁いた。
 マーニャは軽く頷くと、兵士へと向き直った。
「ところでひとつ聞きたいんだけど、イムルの村のこと、何か知ってる?」
「さすがは勇者様! もうイムルのことをご存じだなんて」
「いや、先ほど……うっ」
 褐色の腕が動いて、正直に答えようとしたライアンの脇腹にひじ鉄が入った。……ミネアだ。
その凶行はマーニャの体の陰に隠れていたので、兵士にはまったく気づかれなかったようだ。
「小耳に挟んだだけで、詳しいことは知らないのよ。教えてくれる?」
 マーニャは兵士の前にすらりと立って、真正面から訊ねた。正直に言って少し意外だった。
しなでもを作って、色気を武器に聞き出すんじゃないかと思ってたから。
329 ◆Sj469/wPAw :03/10/09 06:57 ID:qy5R2dpI
 後で聞いたら「色気も使いどころを間違えると逆効果よ」……ってことらしい。
 まあ、色気なんて出さなくても、すでに兵士はマーニャにメロメロみたいだったが。
「いえ、自分もたいして詳しくは知らないのでありますが、何でもイムルの宿屋で怪現象が起
こっているそうで」
「怪現象って、どんな?」
「それは自分には……」
 なんだ、使えないヤツ。

1もうちょっと粘ってみる
2学校の中に入る 
「1」でもっと粘ってくれ〜
2
2で
2を早く〜、女教師〜。放置プレイ(・A・)イクナイ………






………やっぱり(・∀・)イイカモ
(´A`)<ツカエネー で2
335 ◆Sj469/wPAw :03/10/10 22:20 ID:qgr3nVYu
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
昨日更新できなくてすみません……帰ってきたの今朝で(゜∀。)アヒャ
どうして、こんな時に限って忙しくなるのか。マーフィーの法則。
1番1票、2番4票で、 1番に決定 いたしました!

>330 兵士タン(;´Д`)ハァハァ
>331 学校タン(;´Д`)ハァハァ……違うか
>332 先に進みますか。
>333 放置プレイ……なんて甘美な響きでしょう(コラ
>334 黒勇は口が悪いですね(私が悪いだけかもですが

これから書いてきますー。女教師色っぽい系だとマーニャと被りますね。
色気と色気のガチンコ勝負w
336 ◆Sj469/wPAw :03/10/10 23:12 ID:qgr3nVYu
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「そう……。でも、もし何かわかったら教えてね」
「は、はい。わかりました!」
 すっかりマーニャの虜となった兵士は、首をちぎれんばかりに振っている。うーむ、純朴だ。
純朴すぎて、ちょっと彼の将来が心配になってきたぞ。
「ところで先生方に挨拶したいのだが、中に入って構わないだろうか」
「あ……はい、どうぞ!」
 ライアンの言葉で少し冷静さを取り戻したのか、兵士は表情を引き締めると道を開けた。
 ちょうどその時、学校の方からチリンチリンと軽やかに鈴の鳴る音が聞こえた。
「ああ、ちょうどいい。授業が終わりましたね」
 兵士が顔をほころばせる。なるほど、あの鈴の音は授業終わりの合図だったのか。
 僕たちが学校へと近づいていくと、戸口からわらわらと子供たちが出てきた。僕たちに気づ
いて、不思議そうに見上げてくる。
「あれ、ライアンさん?」
 その中でも年かさの少年――たぶん、12、3歳ぐらいだと思う――が、顔を輝かせてライアン
に駆け寄ってくる。
「ライアンさんだ、そうだよね!」
「ああ、そうだが」
 ライアンは少年に心当たりがないのか、あやふやな顔をしている。
「僕だよ! 防具屋のトンヌラ。覚えてない?」
 途端にライアンが破顔した。
337 ◆Sj469/wPAw :03/10/10 23:15 ID:qgr3nVYu
「おお、トンヌラか! 大きくなったなあ」
「あったり前だよ。僕、もう13歳だよ」
 少年は自慢気に大きく胸を張った。どうでもいいが、すごい名前だな、トンヌラって。
「こーら、何やってるの! まっすぐに帰りなさ――まあ、ライアン!」
 女性の声に学校へと視線を向けると、そこには黄金の豊かな髪を持ったゴージャスな美女がい
た。さっきのアレクスの奥さんも美人だったけど、あっちが野の花の美しさなら、こっちは宝石
の華やかさがあった。
 少し、マーニャに似てるかも知れない。

1トンヌラと話す
2女性と話す
じらせ!で1
3 ライアンにこの女性との仲を白状させる
340名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/11 15:37 ID:1NfTwKNU

              ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            三(,,゚Д゚) <  今だ!!340ゲットォォォォ!!!!
        ≡;;;⌒`)≡(⊃⌒i⌒l \__________
      ≡.;;⌒`;⌒`)三'、_(_)_ )
           ≡;;;;⌒`)
     ズザザザザーーーーーーーーッ!!!!!!

2でお願いティーチャー
焦らされたので「2」
343 ◆Sj469/wPAw :03/10/12 00:48 ID:GigLFFB3
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
1番1票、2番2票、 3「ライアンにこの女性との仲を白状させる」1票で
2番に決定 いたしました!

>338 焦らしは基本?w
>339 はたしてどういう関係でしょうか。私も気になります(をい
>340 340ゲッツおめでd!
>341 わかりました、みずほ先生!
>342 すみませんw

これから書いてきますー。少々おまちください。
344 ◆Sj469/wPAw :03/10/12 02:11 ID:GigLFFB3
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「帰ってきたのね。よかったわ、元気そうで」
 女性はライアンに呼びかけながら、こちらへと近づいてくる。しかしまあ何というか、すんげ
え色っぽい人だな。着てるものは質素なんだけど、腰高に巻いた幅広のサッシュベルトはまるで
大きな胸を強調しているみたいだし、広がりの少ないスカートは腰のラインをハッキリくっきり
と見せている。こんな人が学校の先生でいいんかいな。
「この方たちはお友だち?」
 ライアンがなぜか女性を見つめて、声も出ない様子なので、僕は横から口を出した。
「まあ、友だちというか、仲間というか。僕はソロといいます。あなたは?」
「私はアンナ。ライアンの古い知り合いよ」
 女性は軽く僕にウインクをしてみせた。その様子もまた色っぽい。
「ねー、ねー、ライアンさん。勇者様は見つかったの?」
 ライアンの手を引っ張りながらトンヌラが聞く。それでようやくライアンは我に返ったようだ。
「うむ。見つかったよ」
 わあっとトンヌラが歓声を上げる。
「誰? ねえ誰?」
「あたしよ。勇者マーニャ。よろしくね」
 マーニャが少しかがんでトンヌラの顔を覗きこんだ。途端にトンヌラは大人しくなった。
 はにかんだ笑顔でもじもじしていたかと思うと、「よろしくお願いします!」と大声で叫んで
駆けだしていってしまう。
345 ◆Sj469/wPAw :03/10/12 02:12 ID:GigLFFB3
「かーわいいわねえ」
「あなたが勇者……? まさか」
 トンヌラの後ろ姿を笑いながら見ていたマーニャが表情を引き締めた。くるりと回転して、ア
ンナに向き直る。
「あたしが勇者じゃご不満?」
「あら、ごめんなさい。何となくイメージが違ったから」
 悪びれもせずに、アンナはチラリと舌を出した。マーニャの頬が少し緩む。
「まっ、勇者なんて柄じゃないと自分でも思うけどね。でも、そういうあんたも、学校の先生に
は見えないんじゃない?」
「言われちゃったわねー」
 マーニャのツッコミに、アンナはケラケラと笑った。
「まあ、立ち話もなんだし、私の家に来ない? お茶ぐらい出すわよ」

1招待を受ける
2断って城へ


明日(13日)はトーナメントのため更新ができないと思います。すみません……。
↓のスレでドラクエ2のリアルタイムゲームブックをやってますので、
お時間と興味のある方は参加してみてください。
DQで誰を仲間にしてパーティーを組むのがいいか
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1051098480/
↓トーナメントについてはこちら
【各板最萌】FFDQキャラ応援スレ【トーナメント】
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1062178552/
そりゃもう1!ぜひ1で!
お預け食らった分取り返したいので「1」
とっとと1で
349 ◆Sj469/wPAw :03/10/14 05:01 ID:qGF7LSjp
お待たせしましたー。トーナメントに興味のない方には
申し訳ありませんでした。もし、参加してくださった方が
いらっしゃいましたらありがとうございますヽ(´∀`)ノ
今日からまた、頑張りますー。

参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票で、 1番に決定 いたしました!

>346 女教師(;´Д`)ハァハァなスレはここですか。
>347 すみません>お預け 取り返せると……いいな。
>348 はいはい。さくっといきましょう。

女教師を性格までマーニャに似せてしまってチョト後悔。
どうせなら天然お色気系とかにすればよかったかなー。
これから書いてきますので、少しお待ちを。
350 ◆Sj469/wPAw :03/10/14 05:23 ID:qGF7LSjp

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 アンナは、もともとは酒場の歌手だったのだと言った。
 学校の先生だったマリクという老人がギックリ腰になったため、代理で先生をすることに
なったらしい。
「暇な人間が、あたししかいなかったのよねー」
 学校の裏手にある彼女の家で、僕たちにお茶を振る舞いながら、アンナは笑った。
「それで、マリク先生はどこへ?」
 ようやく得心がいったというように満足げな笑みを浮かべて、ライアンが訊ねた。
「アネイルの温泉で療養してるわ。でも、もうすぐ帰ってくるって、手紙が来たけど」
「そうか。残念だな。お会いしたかったのだが」
「あたしも残念。ちょっと先生も面白くなってきたところだったのに」
 アンナは大きくため息を吐いた。
「でも、マリク先生が帰ってきたら、あたしなんか用なしだもんねえ。あーあ、あたしでも
先生として雇ってくれるような、そんな町がどこかにないかなー」
 その時、僕の肩をトルネコがちょんちょんとつついた。
「この人に教えてあげたらどうですかね。……ほら、ホフマンさんの、あの移民の町のこと」

1ホフマンの特製キメラの翼を渡す
2渡さない

ピンクな町をめざしましょう
女教師だらけの「1」
ここまでいったら1でしょう。
歯止めの為に「2」で
355とびねずみ ◆Y2NezmymcE :03/10/14 12:59 ID:xW/IZL1D
 わあ、特製キメラの翼をこんな風に使っていただけるとは!
 感激して1を。
 町を発展させるには教師は必要ですからね。
天邪鬼なので2
357 ◆Sj469/wPAw :03/10/15 04:53 ID:0BEe4qcx
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番2票で、 1番に決定 いたしました!

>351 ピンクな町にするとライアンも喜びますしねw
>352 女教師が大好きなんですね。私もです。
>353 流れ的にそうしていただけると楽です。
>354 歯止め……ピンクな町の?w
>355 私、PS版DQ4では、移民集めに夢中でしたw
>356 黒勇者ならそれもありかも。

これから書いてきます。しばしお待ちを。
358 ◆Sj469/wPAw :03/10/15 05:44 ID:0BEe4qcx
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 僕が移民の町の話をすると、アンナはとても喜んだ。
「まあ、そんな町が!? そこならあたしも教師としてやっていけるかしら」
「きっとね」
 もしかしたら、まだ生徒はいないかもしれないけど。
「じゃあ、マリク先生が戻ってきたら、早速行くことにするわね。ありがとう」
 アンナは、僕が渡した特製キメラの翼を大事そうにしまいこんだ。
「それにしてもアンナが学校の先生とはな、本当に驚いたよ」
 ライアンが気さくに笑った。ふーん、いかめしいだけかと思ったら、こんな顔もするんだな。
それほど親しかったんだろうか。
「やーね、ライアンが旅に出てから何年経ったと思ってるのよ。あたしだって変わるわよ」
「ねえねえ、ずいぶんと親しいみたいだけど、どういうご関係?」
 マーニャが好奇心いっぱいの様子で訊ねる。ライアンが面食らったような顔をした。
「どういうといっても……」
「ただの客と歌手よ。もっと言うと、あたしがふられたの」
「アンナ!?」
 アンナの答えにその場が沸いた。トルネコは「なかなかやりますな」と顎を撫で、ブライは
ニヤリと笑い、クリフトは素で驚いてるが、ミネアは「まあまあ」と驚きつつ笑ってて、アリ
ーナもニコニコしてるし(意味わかってるのかなぁ)、マーニャは口笛を吹き……僕? 僕はそ
れよりも気になることがあって、その場のノリからは取り残されていた。
359 ◆Sj469/wPAw :03/10/15 05:46 ID:0BEe4qcx
「行かないでとすがるあたしを、ライアンは『勇者が私を待っているのだ。行かねばならぬ、
行かねばならぬ〜』と、冷たく引き離し……なーんてね、う・そ」
 絶句するライアンに、アンナは悪戯っぽく笑った。
「いいなと思ってたのは本当なんだけどね、この通りの堅物でしょ? いっくら誘いかけても
全然反応なくってね」
「何をバカなことを」
 ライアンが苦笑する。
「相変わらず、私をからかう悪いクセは直ってないようだな」
 アンナが肩を竦めた。その様子は、「ほらね、全然わかってないでしょ」と言っているかの
ようで、その場がまた笑いに包まれた。……僕を除いて。
「ソロさん、どうかしましたか」
 クリフトが僕の様子に気づいて尋ねてきた。
「ん、いや……長いな、と思って」
 例えば防具屋の少年が大きくなるほどの。例えばライアンを知らない子供が育つほどの。例
えば酒場の歌手が学校の先生へと変わるぐらいの。
 ライアンが僕を――勇者を捜して旅をしていたことは、本人の口から聞いて知ってたけど、バ
トランドに来て、その長さをまざまざと実感してしまったよ。
 長くて重い、その時間。
「長い……とは?」
「何でもない」
 聞き返してくるクリフトに首を振る。言ってもしょうがないことだとは、自分でもわかってる
んだ。

1アンナにイムルのことを聞く
2辞去する
360296:03/10/15 15:14 ID:0MDKc+FM
 小説スレをやっと更新できた……。
こういうのはつくづく早めに片付けるべきだと思うよ。

長いパートになってるけど、本題は1だしな。1で
3クリフト粘る そのあと2へ
男なら1だろ
363 ◆Sj469/wPAw :03/10/16 06:53 ID:tGkr6rit
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、3番「クリフト粘る」→2番のコンボ1票で、 1番に
決定 いたしました!

>360 お疲れさまです。もしかして、こちらも代理の方かな。
    早く規制が解けるといいですね。
>361 今は粘らないことになりましたが、そのうちどっかで何か言い出す
    かも知れません>クリフト
>362 とりあえず基本に戻って情報収集w

「ところで、イムルについて何か聞いてないかな」
 クリフトの視線を避けるように、僕はアンナに話しかけた。
「ああ、変な夢を見るって話でしょ」
 実はあまり期待してなかったのだが、あっさりとアンナは教えてくれた。
「子供たちの間で噂になってるわ。イムルの宿に泊まった人、全員同じ夢を見るんですって。
何でも綺麗な女の人が出てくる夢らしいわよ」
 なーんだ、そんなことか。
 イムルにもしまだ勇者狩りをしていた魔物の残党がいるのなら、デスピサロの情報が聞ける
かも知れないと思ったんだけど。
「綺麗な女の人ですか。ちょっと見てみたい気がしますね」
364 ◆Sj469/wPAw :03/10/16 06:55 ID:tGkr6rit
 トルネコがニコニコ笑って腹を撫でる。まあ、そりゃ、僕も興味がないわけではないけど。
「あーら、毎日、美女を3人も見てるのに、まだ足りないのかしら」
 ……って、何でこっちを向いて話すんだよ、マーニャ。言ったのはトルネコだぞ。
「単なる夢だろ、ばかばかしい」
「でも、何人もが何度も同じ夢を見るのだったら、それには何か意味かあるのかもしれません」
 ミネアが穏やかに反論する。
「夢は、スピリチュアル――不可思議な力の影響を受けやすいものなんです」
 占い師のミネアの言葉には重みがあった。
 ま、イムルはここから近いし、後でちょっと寄るのも悪くないかな。
 その後は、アンナにバトランドの近況をいろいろと聞いたが、イムルの宿のことを除けば、
おおむね平和なようだった。
 礼を言って、アンナの家を辞去する。道に戻ると、ちょうどじいさんが到着したところだった。
「おお、よかった。ちと寄り道したので、先に行かれたかと心配していたのじゃ」
 いくら何でも遅すぎると思ったら、じいさんもどっかに寄っていたらしい。
「ライアン殿、お城の兵士がいつごろ到着するのかと、時間を気にしておったぞ」
「そうか、すまぬ。私の用はもう終わった」

1城へ
2いや、まだ僕は行きたい場所がある(場所の指定もお願いします)
1 素直に進もうぜー
(他に寄り道する場所を思いつかなかっただけでっす)

じいさんの寄り道先に行く

バトランドの王様はどーせ天空の盾持ってないんだし、焦らして放置プレイじゃ!
1
1で、はやく勇者マーニャ様を王様に紹介してけろ
1
370 ◆Sj469/wPAw :03/10/17 06:15 ID:8qKRo2XG
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票で、 1番に決定 いたしました!

>365 私も思いつかなかったので2の選択肢に(をぃ
>366 寄り道してじいさんが何やってたかは、これから出てきますw
>367 王様に会うのが、バトランドでのいちばんの目的ですもんね。
>368 城に行っても、すぐに王様と会えるかは皆様次第です(・∀・)
>369 ではさっさと城に向かいましょう。

これから書いてきます。しばしお待ちを。
371 ◆Sj469/wPAw :03/10/17 07:13 ID:8qKRo2XG
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 学校から城まではすぐだ。じいさんの遅い足に合わせても、それほど時間はかからなかった。
「おおっ! ついに城に着くことができたのじゃな」
 じいさんは生まれて初めて城に足を踏み入れたとかで、涙ぐまんばかりに感動していた。
「ありがとうありがとう! こんな爺の願いを叶えてくださるとは、なんと優しい方々なんじゃ。
お礼といっては何じゃが、どうぞこれを受け取ってくだされ」
「そんな、いいよ」
 別に僕らが何かしたわけじゃないしな。
「遠慮するでない。わしの感謝の気持ちじゃ。これは、小さなメダルといってな、コレクター
垂涎の貴重な品らしいぞ。ゴールドの代わりにはならんが、いつか何かに使えるかもしれん」
 じいさんは、僕の手に小さな皮袋を押しつけた。中から金属の触れあう微かな音がする。
 この重み……10枚以上は入ってるんじゃないか?
「もらえないよ、こんなに」
「いいのじゃ。本当は、もっと冒険の役に立ちそうなものをと思ったんじゃが、わしの家には
こんなものしかなくてのう」
 そうか、さっきのじいさんの寄り道ってのは、これを取って来てたんだな。
「……ありがとう、じいさん」
 せっかくの好意だ。ありがたく受け取っておくことにしよう。
 じいさんと別れて(じいさんは、雇ってもらうために兵士の詰め所へ向かった。……たぶん無
理だとは思うけど)小袋を開けると、なんと小さなメダルが23枚も入っていた。
372 ◆Sj469/wPAw :03/10/17 07:15 ID:8qKRo2XG
「わあっ、たくさん入ってるわね」
「でも、ゴールドに換金できないんでしょ。あんまり意味ないわよねえ」
「姉さんったら。気持ちが嬉しいんじゃないの」
「あら、どこかにこのメダルを集めてる王様がいるらしいわよ。その人に渡せば、喜んでもらえ
ると思うわ。ねっ、ソロ!」
 いきなりアリーナに話を振られて、僕は戸惑った。
「何の話だよ」
「忘れちゃったの? スタンシアラの学者さんが言ってたじゃないの」
 ……ああ! そういや、そんな話を聞いたな。
「よく覚えてるな、アリーナ」
「ソロが忘れん坊なだけだと思うわ」
 …………悪かったな。

1王様に会いに行く
2まずは城の住人に挨拶回り

すみません、明後日は更新ができません。しかも、明日も微妙で、
最悪2日空いてしまうと思います。
お待たせして本当に申し訳ありませんが、まったりと選択して
おいてくださいませー。
ではまったりと「2」で
まったり王様放置、2で。
2 ライアンに思いを寄せているらしい女性に突撃インタビュー。
その後、宝箱を漁る方向でw
⊂⌒~⊃。Д。)⊃2
377296 ◆kYB5EDmqco :03/10/17 13:52 ID:ruXjKatC
今度こそ、規制が解除されたので更新できた……。勝ち目ないけど1でお願い。

>>363
またすぐ規制されそうな気がします。もうすこしで終わりが近づくから、保って欲しいですね。
小説スレもそろそろ次スレ立てた方がいいんですけど、またいつ規制されるか分からないからなぁ。
378 ◆Sj469/wPAw :03/10/20 04:13 ID:0jr1BsDg
お待たせいたしました! やはり2日空くことになってしまいました。
すみませんでした。

参加ありがとうございます。ヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番4票、1番1票で、 2番に決定 いたしました!

>373 まったりと寄り道をw
>374 王様、焦らしプレイ。
>375 あの女性は気になりますよね。衣装からして貴婦人っぽい
    ですけど、どんな人なんでしょう。
>376 そのAA可愛くて好きです。
>377 すごい勢いで2に票が入りましたからねー。小説スレももう
    新スレの季節なんですね。時間の経つのは早いなあ。

前回とまったく逆の票数でワロタ
これから書いてきますので、しばしお待ちを。
379 ◆Sj469/wPAw :03/10/20 05:14 ID:0jr1BsDg
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 小さなメダルを確認したりしているうち、気がつくと僕らは城の兵士たちに囲まれていた。
「ライアン様! お帰りなさい」
「おお、サムソン。元気だったか」
「ライアン殿、お元気そうで何よりです」
「モョモト、ずいぶんとたくましくなったなあ」
 彼らは口々にライアンに言葉をかけ、ライアンもまた丁寧に言葉を返す。
 ほのぼのとしたその情景に和みながらも、僕にはひとつ気になっていることがあった。
 バトランドの兵士の鎧は、すべてが青だった。どうやらこっちが制式らしい。
 じゃあ、ライアンが身につけているピンクの鎧は……ただの趣味か?
 いつかライアンに確かめてみようと、僕が心に誓ったその時、甲高い声が聞こえた。男の低
音な声の中にあって、それはいやに場違いに聞こえた。
「ああ、ライアン様では!?」
 視線を移すと、豪華なドレスを着た女性がいまにも泣き出さんばかりの表情でこちらを――
もちろんライアンを――見ている。
「ご無事で何よりでございます。ご活躍を日々、お祈りいたしておりました。勇者様を見つけ
られたそうで、心からお祝い申し上げますわ」
「まー、朴念仁かと思ったら、意外にもてるのねえ」
 マーニャがごくごく小さな声で呟いた。うん、同感。
 でも、ライアンの顔つきからすると、アンナよりは親しくなさそうだな。

1ライアンに貴婦人のことを聞いてみる
2自分で貴婦人に話を聞く
⊂⌒~⊃。Д。)⊃2
2 ⊂(-_- ⊂~⌒⊃
女性の口から聞きたいので2
384 ◆Sj469/wPAw :03/10/21 05:00 ID:Z88of2kQ
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番3票で、 2番に決定いたしました!

>380 AAまたキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !! 和みます。
>381 新たなAAキタ━━━(゚∀゚)━━━━ !! 何故かこげパンを思い出しました
>382 ライアンに口を割らせたいんですねw
>383 無骨な男の口からは聞きたくないと(そんなことは言ってない)

「すみません、ちょっとお聞きしたいんですが、ライアンとのご関係は?」
 我ながらストレートすぎるとは思ったが、好奇心を抑えきれずに聞いてしまう。
 だけど、女性はピントはずれの返答を返してきた。
「まあ、あなたが勇者様ですか?」
「いや、僕は単なる旅の仲間。こっちが勇者マーニャです」
 慌てて僕はマーニャを指さした。貴婦人の顔がたちまち曇る。
「勇者様は……女性の方でしたの」
 一気にテンションの下がった貴婦人は、ライアンに「ご武運をお祈りしておりますわ」と
挨拶をして、その場を立ち去ってしまった。
「ショックだったみたいねー。まったく、女心がわかってないんだから」
 マーニャが不機嫌な顔で(これは僕がマーニャの名前を出したときからだけど)僕をつつい
た。やっぱ、単刀直入に聞きすぎたよなあ。
「……ごめん、ライアン」
「いや、助かった」
「へ?」
385 ◆Sj469/wPAw :03/10/21 05:02 ID:Z88of2kQ
 思いがけない返事に思わずマジマジとライアンの顔を見てしまう。ライアンはそれ以上は
何も言わず、ただ口の端に苦笑を浮かべている。
 ……苦手なタイプの女性だったってことかな。確かに思いこみは激しそうだったが。
「それよりも、バトランドにも魔物や過去の伝説を調べている者がある。天空の武具につい
て知っているかはわからぬが、話を聞いてみる価値はあると思う」
「ちょっと、そんな話、初耳よ?」
「すまぬ。今思い出した」
 軽く頭を下げたライアンに、しょうがないわねとマーニャが肩を竦めた。
 兵士たちと別れ、ライアンに案内されながら、僕たちは城内を進んだ。その途中、兵士に守
られた頑丈そうな扉があった。
「ライアン、あそこは?」
「宝物庫だ」
 ほー、宝物庫。何が入ってるんだろう。開けてみたいな。

1開ける
2開けない


マーニャ、トラマナ覚えてますかねー。LV25だし。
書斎の老人に会うのに、宝物庫の前を通るのは、バトランドの城の構造上ちょっと
不自然ですが、見逃してください……。
バトランドの物はすべてライアンの物なので「1」
TRPGやゲームブックでいきなり宝物庫うPは危険なので2
ちゃんと許可とってね♪
⊂⌒~つ´ー`)つ1
389296 ◆kYB5EDmqco :03/10/21 11:20 ID:FQcd5rUx
2
ん〜・・・・・・・ ⊂(’−’*⊂~⌒⊃ どっちにしようかと悩んでます
391390:03/10/22 01:28 ID:xtD124kR
さんざん悩んで結局 ⊂⌒~つ;一_一)つ2 にします
>387の意見でガクブルしたからです

判断誤ってなければよいが
392 ◆Sj469/wPAw :03/10/22 05:22 ID:MZILEFH5
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、2番3票で、2番に決定いたしました!

>386 ジャイライアン……いいかもしれないw
>387 ドラクエでは取り放題ですけど、普通、怒られますよね。
>388 ヽ(´∀`)ノワーイ、新しいAAですねー。ほのぼの。
>389 これまた可愛いAAだわ。おしりがいいですよね、このシリーズ。
>390-391 おおっ、さらにAAが。保存保存。バリエーション豊富だなあ。
     選択は2番ですね。…チェッ

これから書いてきます。ちょっとお待ちくださいませ。
393 ◆Sj469/wPAw :03/10/22 06:09 ID:MZILEFH5
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 もしかしたら、あの中に天空の盾があるのかも知れないな。
 僕は宝物庫の扉を眺めた。中を見てみたい……とはいえ、勝手に開けるのはやっぱマズイ
よな。後で王様に聞いてみるか。
 僕たちは、そのまま宝物庫の扉の前を素通りして、ライアンの導きに従って、魔物のこと
を調べているという老人のところへと向かった。
「おおっ、ライアン殿!」
 部屋に入ると、本の山の中から老人の声がした。
 比喩じゃない。
 そこはまさに本の山ができていた。四方に本棚が並べられ、その中にも収まりきらなかっ
た本があちこちに積み上げられて、足の踏み場もないほどだった。
 老人は、かろうじて空いたスペースに座りこんで、虫眼鏡で本を読んでいたらしい。
 眼鏡を懐にしまいこみつつ、ひょいひょいと器用に本の山を抜け、時に飛び越えながら、
こちらへとやってくる。
「ここ最近、姿を見なかったが、元気でおったか」
 へ? この老人、ライアンが旅に出てたの知らなかったのか? ここ最近って……少なく
とも、年単位でライアンはバトランドにいなかったはずだが。
「旅に出ておりましたもので。しかし、学士長殿。確か出発前に一度、ご挨拶したはず」
394 ◆Sj469/wPAw :03/10/22 06:13 ID:EkLfteyc
「そうじゃったかの?」
 老人は胸までもある真っ白いヒゲを撫でながら首を傾げる。とぼけてるんじゃなくて、本
当に知らない感じだ。きっと、自分に興味のないことは、右から左に抜けていくタイプなん
だろう。ライアンも仕方ないなというように苦笑している。
「まあ、よい。そんなことよりライアン殿! ついにわかったのじゃよ!」
 その時、僕の袖をくいくいと誰かが引いた。アリーナだ。
「ちょっと、あれ見て!」
 アリーナが指さしたのは、老人が床に広げたままにしていた本だった。そこは、リング状
の装飾品のような絵が描いてある。
「あれ、黄金の腕輪よ!」

1老人の話を先に聞く
2本をよく見せて貰う

最後にちょっと宣伝。
明日(23日)はティナvsムーンブルクの王女のトーナメントです。興味の
ある方は↓を覗いてみてくださいませ。
【各板最萌】FFDQキャラ応援スレ【トーナメント】
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1062178552/
たぶん、↓のスレでまたドラクエ2のリアルタイムゲームブックをやって
まると思います。お時間と興味のある方は参加してみてください。
DQで誰を仲間にしてパーティーを組むのがいいか
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1051098480/

更新は一応するつもりですー。明け方になると思いますが。
1でいいでしょう。 老人がこのことを話してくれる気がする。
1
年寄りの話をさえぎるとろくなことにならん。
397296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 11:16 ID:8v+XUaVL
>>更新は一応するつもりですー。明け方になると思いますが。
無理せんようにね。

じゃ、2で。
⊂⌒~つ ・x・)つ1
1 ⊂(゚Д゚⊂~⌒⊃ じいさまの話は聞けゴルァ
400296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 23:11 ID:8v+XUaVL
宣伝。

ドラクエの小説スレは、この度めでたく次スレへ移行をはたしました。
スレ維持のために当分はここでがんがります!(゚Д゚)クワッ

http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1066825290/
401 ◆Sj469/wPAw :03/10/23 06:11 ID:ML5ZV78j
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票で、1番に決定いたしました!

>395 当たりですw 2だと地獄の帝王の話はしてくれませんでした。
>396 年寄りはたいてい短気ですからね、と偏見発言
>397>400 ありがとうございます。小説スレ新スレおめでd。連載ガンガレ!
>398 ミッフィーちやんのようですねw
>399 年寄りは大切に。ところで、この寝ころびAAって名前はあるんでしょうか。

「後で聞いてみよう」
 と、アリーナに囁いて、僕は老人の言葉に耳を傾けた。
「地獄の帝王とは究極の進化を遂げた怪物らしい! じゃが、天空の竜の神様が、あまりの
凄さに驚き、地底に封じこめたと、書物にあったのじゃ。しかし、その地獄の帝王が復活す
るという。このことを竜の神様に早く知らせなければっ!」
「竜の神様って、天空の城に住んでるという?」
「おおっ、そうじゃ! そなた若いのによく知っとるのう」
 老人は満面に笑みを浮かべて僕を見た。
「それに比べて、この城の兵士はまったく困ったもんじゃ。わしの話を戯言と決めつけて、
まともに聞こうとせん。確かに、天空の城のことは史実からは消えておる。じゃが、お伽話
や伝説と呼ばれる物事の中にも、真実は隠されておるのじゃ。お伽話の中に存在していた地
獄の帝王が復活するという今、天空の神の存在を否定する理由はない!」
 老人はだんだん興奮していき、つばを飛ばさんばかりに早口でまくし立てる。僕は何とか
隙間を見つけて、質問を滑り込ませた。
402 ◆Sj469/wPAw :03/10/23 06:12 ID:ML5ZV78j
「地獄の帝王はどこに封じられたんだ?」
「それはわからん! わしもまだそこまでは調べ切れておらぬのでな」
 胸を張って答えることか、こら。
 老人の長口舌が始まらないうちに、黄金の腕輪のことも聞いた方がいいな。
 誰が聞こうか?

1自分
2アリーナ
3ブライ
4クリフト
3
2たまにはアリーナで
この流れからつっこめるのは我らが1
406296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 16:46 ID:JyY3OGZA
1でよろしく
アリーナスレ過疎化しても居座っている自分の意地にかけて
408 ◆Sj469/wPAw :03/10/24 03:43 ID:JTjoNAIH
参加ありがとうございます。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、2番2票で、3番1票、先着順で2番に決定いたしました!

>403 ブライだとじじい同士で話が弾みそうですよね。
>404 「たまになんですか」と、入れようとしたら「谷間なんですか」と
   打ってしまった……_| ̄|○ ソウダネ アリーナニハ タニマガアルネ ワタシニハナイガ
>405 ツッコミ勇者w
>406 うっ、ヨロシクできんでごめんなさい。
>407 イ`。自分ものぞいてますよ〜。

ムーンのリアルタイムゲームブックにおつきあい下さいました方、
おかげさまで、ムーンたん、決勝トーナメント第2回戦にコマを
進めることができました。本当にありがとうございました!
しかし、リアルタイムやると脳みそかすかすになりますな……。

これから書いてきますので、少々お待ちをー!
409 ◆Sj469/wPAw :03/10/24 04:18 ID:JTjoNAIH
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「ねえ、おじいさん。黄金の腕輪のこと知ってる?」
「もちろん知っておるとも! この間、エンドールで魔物に奪われたそうじゃな。城に来た
商人に聞いたぞ」
 老人は、また身軽にひょいひょいと戻っていき、黄金の腕輪の絵が載っている例の本を持
ってきた。
「ほら、ここにも載っておる。その名前の通り黄金でできておるので、金銭的価値はもちろ
ん高い。じゃがこの腕輪の本当の価値はそんなところにはないのじゃ。どうやら、この腕輪
には古代の錬金術の秘術が施されておるらしい」
「錬金術……」
 ミネアが呟く。マーニャも唇を噛みしめている。
「この腕輪を使えば、何やらが完成するらしいのじゃが、この本は虫食いでな。肝心のとこ
ろが抜けておるのじゃよ」
 老人の見せてくれた本は、確かにところどころ虫が食っていて、文字が抜けていた。だが、
それが何かを知っている僕たちには十分に読みとれる。
 し・かの・・う……『進化の秘法』

1老人に進化の秘法のことを教える
2教えない
おしえてしまえ!!「1」
沈黙は金。でも教える。1
1!
413296 ◆kYB5EDmqco :03/10/24 19:49 ID:VboYZcR/
諸君、最近我々は実におとなしいと思わないか?

というわけで、3「王様に会いに行く」を提示してみる

って、いまさら遅いか
414411:03/10/24 21:40 ID:228+gh9k
>>413
そうですね、じゃ次の選択では暴れることにします(・∀・)ニヤニヤ
「1」щ(゚Д゚щ~⌒⊃
416 ◆Sj469/wPAw :03/10/25 03:53 ID:hu3LE0mt
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票で、1番に決定いたしました!

>410 わからぬなら 教えてしまえ ホトトギス(違
>411 教えるんですねw
>412 ものすごい勢いで1ですな。
>413 次の選択肢を見抜かれた……_| ̄|○
>414 (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
>415 カモーンバージョンまであるなんて! 保存保存

「それって、進化の秘法って書いてあるんだと思うわ」
「おおっ、なるほど。確かに言われてみればそう読め……何っ!?」
 老人はアリーナにつかみかからんばかりの形相で迫った。つか、反応遅え。
「なんでそんなことを知っておる!?」
 どうすっかな。説明してもいいんだが、長くなりそうだよな。

1説明する
2説明役に仲間を残し、自分たちは王様のところへ
※残す仲間も選択してください。何人でもOKです。
ただし、ソロとライアンとマーニャは選べません。
3説明しない
417296 ◆kYB5EDmqco :03/10/25 08:54 ID:sEslLHPX
駄目だ。四番は思いつかない。

2番。残すメンバーは、クリフト、ブライ、トルネコの三名。
ソロとアリーナに残って欲しいので1
2でアリーナが一生懸命説明する描写を希望
今回は暴れにくい選択だなぁ( ̄□ ̄;)

4.さっき見た宝箱の中身情報と交換で説明をする、と交渉する。
  できれば宝は欲しいので、王様に説得というオプション付きで。
422 ◆Sj469/wPAw :03/10/26 05:37 ID:jPu7qq7g
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、2番2票、4番「さっき見た宝箱の中身情報と交換で
説明をする、と交渉する。できれば宝は欲しいので、王様に説得
というオプション付き」1票、先着順で2番に決定いたしました!
残すメンバーはクリフト、ブライ、トルネコ、アリーナに
いたしますねー。

>417 無理矢理暴れ選択肢を考えなくても……(((( ;゚Д゚)))
>418 やはり敬老の心は大切ですね。
>419 すみません、でもアリーナは残りましたので。
>420 うっ……なるべく入れられるように頑張ります。
>421 と言いつつ、しっかり暴れてらっしゃるw

これから書いてまいりますー。ちょっとお待ちを。
423 ◆Sj469/wPAw :03/10/26 06:13 ID:jPu7qq7g
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「説明は我々がいたしましょう。ソロ殿はバトランド王のところへ」
 僕の表情を見て、ブライが進み出た。
「そうだな。じゃあ、二手に分かれようか。アリーナ、クリフト、それに……トルネコ。ブ
ライと一緒にここに残ってもらえるか」
「わかったわ」「わかりました」「了解しました」
 僕は、老人――そういやライアンは学士長って呼んでたな――に軽く頭を下げた。
「進化の秘法のことは彼らに聞いてください。僕たちは王様にも用があるから、失礼します」
 いまさら丁寧に話しても遅い気もするが、やらないよりはマシだろう。
「学士長殿、また後ほど」
「おお、またな。――で、いったいその秘法とやらはいったいなんなんじゃ。黄金の腕輪と
の関係は? そなたらはどこでそれを知った?」
 挨拶もそこそこに、論陣はアリーナたちを早速質問責めにしはじめた。
 僕は苦笑を浮かべながら、学士長の部屋を出た。
 さて、いよいよバトランド王とご対面だ。

次からしばらく2次元中継しようと思います。すぐに合流しますけど。
残留組サイドは誰の一人称がいいか、選んでください。

1ブライ  2クリフト  3アリーナ  4トルネコ  5三人称
3
興奮しそうになったらブライがストップを・・・
毒満載1でよろしこ

姫萌え満載2と迷ったけど今回は毒を選択
3でお願い致します
3かな。
428 ◆Sj469/wPAw :03/10/27 08:00 ID:IhTDxCXb

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、3番3票で3番に決定いたしました!

>424 ブライがストッパーになってくれればいいのですが。
>425 ブライだと、きっと学士長にも遠慮なくツッコミまくりでしょうねw
>426 アリーナ人気ですねw
>427 アリーナで頑張りまっす。

これから書いてきますが、今日明日は時間がないので、今日はアリーナ
サイド、明日にソロサイドと分けて書かせていただきます。すみません。

↓時間がない理由はこれだったり。またリアルタイムやってます。
よかったら参加お願いします。
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1051098480/
↓今日は<<ムーンブルク王女>>の投票日なのです!
【各板最萌】FFDQキャラ応援スレ【トーナメント】
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1062178552/
429 ◆Sj469/wPAw :03/10/27 08:43 ID:IhTDxCXb
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「で、いったいその秘法とやらはいったいなんなんじゃ。黄金の腕輪との関係は? そなた
らはどこでそれを知った?」
 ソロたちを見送る間もあらばこそ(この使い方でいいんだったかしら?)。
 わたしたちは学士長の質問責めにあってしまった。
 背後の方で、パタンと扉の閉じる音を聞きながら、わたしは彼を落ち着かせるように両手
を上げた。
「ちょっと待って。あのね、話すと長くなるから」
「わしはどんなに長くても構わんぞ。ささっ、話してくれい」
 学士長さんはわたしの言葉を途中で奪う。……んもうっ、本当に落ち着きのない人ね。
 わかりやすいように頭の中で整理してから話そうと思ったのに。
 まあ、いいわ。わたしが間違ったことを言ったり、何か抜かしたりしたら、他のみんなが
訂正してくれるでしょ。
「じゃあ、えっとね……」
「その前に」
 でも、わたしの言葉はまたも遮られた。今度はクリフトだ。いったい何なの、もう!
「できれば場所を移しませんか。長くなりますし、座ってゆっくり聞いていただいた方がよ
ろしいかと」
 わたしはクリフトが学士長とブライに視線を走らせたのに気がついた。
430 ◆Sj469/wPAw :03/10/27 08:45 ID:IhTDxCXb
 そっか、お年寄りには辛いわよね。……なんて言うと、ブライには怒られるだろうけど。
自分では年寄りだの老体だの言うくせに、わたしたちが老人扱いすると怒るのよ。変なの。
 でも、本に埋めつくされたこの部屋には椅子すら1脚もない。それどころか、床に座る
スペースもまったくなかった。
「学士長さん。すみませんけど、落ち着いて話が出きる場所に案内してくれる?」
「うむ。わかった」
 学士長は、おあずけをくらった犬のように悲しそうな顔になったけど、わたしたちを隣の
部屋に案内してくれた。
 そこにも本はあったけど、向こうの部屋ほどひどくはない。
 部屋の真ん中には絨毯が敷かれ、大きなテーブルや食器の置かれた棚、奥にはベッドも見
える。きっと、こっちが学士長の住んでる部屋なのね。
「狭い部屋じゃが、適当に座って……といっても、椅子が人数分ないな。どうしたものか」
「いいわよ。みんなで床に座りましょ!」
 わたしは絨毯の上にすとんと腰を降ろした。
「姫様」
 ブライが渋い顔をしてるけど気にしない。だって、他に方法はないじゃない?
「そうじゃな、では」
「よっこしょっと。いい絨毯ですねえ」
「私も失礼して」
 学士長、トルネコ、クリフトが次々と腰を降ろし、最後にブライがいかにも渋々と座った。
 さて、何の話から始めようかな。

1自己紹介
2進化の秘法
431 ◆Sj469/wPAw :03/10/27 08:48 ID:IhTDxCXb
すみません! 選択肢ひとつ抜けてました。
改めて選択肢だけ貼ります。下の3つから選んでください。

1自己紹介
2進化の秘法
3黄金の腕輪
1で。
流れ的には1→3→2かな?
(*^ー゚)bアリーナ姫様イイ。
選択肢は1で
434 ◆Sj469/wPAw :03/10/28 07:10 ID:7e7aX8dW
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票で、1番に決定いたしました!
……でも、この選択肢の文章を書くのは明日になります。
すみません。

>432 全部聞けるかどうかは、今後の皆様次第w
>433 ありがとです。ソロとは違って黒くなさそうなので、違いを
   楽しみたいと思います(選択次第で黒になるかも知れませんがw)

スレ違いですが、ムーンブルク王女、ついに決勝までコマを進めることが
できました! もしこのスレから応援して下さった方がいらしたらありが
とうございます。興味のない方、いつまでも話題引っ張ってすみません…。
決勝は土曜日なので、その日はまた変則的な更新になると思います。
その時にまた話題が出るかと思いますが、後1回だけ(2回かもですが)で
すので、どうかお目こぼしいただけると嬉しいです。

では、これからソロパート書いてきます。
435 ◆Sj469/wPAw :03/10/28 07:33 ID:7e7aX8dW
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 王様との謁見だから、少しは待たされるかと思ったけれど、僕たちは2階にあがるやいな
や、玉座の間に通された。
「おお、待ちかねたぞ、ライアン! よくぞ戻った! 勇者殿に会えたそうだな。あっぱれ、
あっぱれ」
 バトランド王はわずかに腰を浮かせて、僕たちを迎えた。言葉だけじゃなく、本当に待ち
かねていたらしい。
 悪いことしたかな。
「おおっ、そちらがこの世界を救ってくださる勇者殿か! 美しい方じゃのう」
「マーニャと申します。お目にかかれて光栄ですわ、陛下」
 前に進み出たマーニャが、優雅な身のこなしで一礼する。さすがは踊り子。動きが洗練さ
れている。
「そちらの方々は?」
 王様が僕たちに視線を向ける。
「わたくしの同行者です。彼はソロ。魔法と剣、2つに秀でた達人です。こちらは妹のミネ
ア。癒しと攻撃魔法を操る占い師です。階下にも4人、仲間を残してきております。ライア
ンを含め、彼らはわたくしと運命を同じくする、導かれし者たちです」
 僕はペラペラとしゃべり出したマーニャをポカンと眺めた。
『わたくし』とか言いだしたのにもビックリだが、聞かれてもないのにアリーナたちのこと
とか導かれし者だとか、何言ってんだ?

1マーニャを怒る
2ぐっと我慢する
とりあえず2だ!頑張れ、耐えろ我らがソロ!
なんで怒るのかさっぱり理解できないね。2番
実は尿意を我慢しているということで「2」
そうか、>>436は尿意に耐えろと言っていたのか。




耐えなさい、2だ!
2
少し漏れてるんだな、これが。
実はそんなマーニャにハァハァな勇者で「2」
442 ◆Sj469/wPAw :03/10/30 03:21 ID:fg57evRg
昨日は更新できずにすみませんでした。
少しばかり体調を崩してしまいまして。急に寒くなりました
からねー。皆様もお体には十分にお気をつけください。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番6票、満場一致で2番に決定いたしました!

>436 とりあえずは盾の話を聞き出さないとですね。
>437 ソロたんは恥ずかしがり屋なんです。
>438 ここで流れが決まりましたね……今回はギャグにw
>439 もう>436がそうとしか見えないよヽ(`Д´)ノ ウワァァン
>440 そんなに我慢してたのかyoヽ(`Д´)ノ ウワァァン
>441 おしっこ我慢しつつマーニャにハァハァな勇者……w(混ぜるな危険)

【ソロパート】
「ほほう、他にも仲間がいるのか。会ってみたいぞ! 何故、連れてこなかったんじゃ」
 ほらみろ、と僕はマーニャを睨みつけた。
 こういう展開になるんじゃないか。
 僕はさっさと話を終わらせて退出したいんだよ!
 さっきから我慢してたんだが、そろそろ限界が……。あーあ、王様に会う前にトイレ行っ
ておけばよかった。なんとなく言いだしにくかったんだよな。
「ソロ殿……といったか? 何をそわそわしておるのじゃ」
「そうよ。それにそんなにハアハアして。このマーニャさんの魅力に、今さら気づいて惚れ
ちゃった?」
443 ◆Sj469/wPAw :03/10/30 03:22 ID:fg57evRg
 違うわ! ……と叫びたかったが、腹に力入れるとヤバそうなので諦めた。ていうか、す
でにちっと…………くっそーーーーーーーー!

1我慢して盾の話を切り出す
2ごまかして退出してトイレに駆けこむ

【アリーナパート】
「えっとね、まずわたしはアリーナ。サントハイムの王女です。こちらは城付きの魔導士の
ブライ。隣は同じく城付きの神官のクリフト。それから、そちらの方がエンドールにお店を
持つ商人のトルネコ」
 どこから話を始めようか悩んだんだけど、やっぱり最初は自己紹介からよね!
「サントハイムというと、一夜にして住人が消え、魔物に占拠されたという……いや、これ
は失敬」
 学士長さんは「失言した」という顔で、気まずそうに白ヒゲを撫でた。
「ううん、気にしないで。でもね、もう城に魔物はいないの。ここにいる――さっき出てい
ったソロやライアンたちもね――みんなのおかげで、追い出すことができたのよ。城のみん
なはまだ帰ってきてないけど、いつか必ず戻ってくると信じてるから」
「……そうじゃの。きっとな」
 学士長さんはとても優しい目でわたしを見た。やだな。なんだか胸が詰まっちゃう。
444 ◆Sj469/wPAw :03/10/30 03:24 ID:fg57evRg
「その、ところで、なぜサントハイムの王女殿下とライアンが一緒におったのかの? 黄金
の腕輪のことはどこで知ったんじゃ? それから進化の秘法というのは――」
「待って待って。順番に説明するから」
 わたしはフレノールでの出来事、そこで人質と交換された黄金の腕輪がエンドールで売ら
れていたこと、さらにそれが魔物によって奪われたことを話した。
「ほうほうほう」
 学士長は目を輝かせて話を聞いている。
「それでね、その黄金の腕輪を奪った理由が、進化の秘法を完成させるためらしいの。ねっ、
ブライ!」
「そのように魔物が言っていたと、店の者からは聞きましたな」
 何よブライったら、回りくどい言い方!
「その進化の秘法というのは!?」
 学士長さんが意気込んで聞いた、その時。
 隣――さっきの書斎だ――から何者かの気配がするのに、わたしは気がついた。

1誰何する
2様子を窺う
445296 ◆kYB5EDmqco :03/10/30 08:46 ID:5UeQZdx7
いやぁぁぁぁ、ちゃんとトイレを盛り込んでいるし〜

1と1です。
ソロ→1
アリーナ→1
1と1で。
1to1de
ソロは我慢の「1」と
アリーナ姫様大活躍の「1」
450 ◆Sj469/wPAw :03/10/31 04:55 ID:eGl09W0w
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート1番5票、アリーナパート1番5票で双方とも満場一致で
1番に決定いたしました!

>445 そりゃもう、皆様次第ですからw
>446 ぞろ目ですね。
>447 1番人気ですねー。
>448 1から1へですね(違
>449 ソロは我慢しますが、アリーナが大活躍するかはまた皆様次第に。

前回王様のセリフでうっかり「ソロ殿」と言わせてしまって鬱。
今回から呼び捨てにさせてください。すみません。

【ソロパート】
「申し訳ありません、陛下。僕たちは少し急いでおりまして。仲間たちを残してきたのもそ
のためなんです」
 何か言いかけたマーニャを睨みつけて黙らせる。せっぱ詰まった僕の視線に、さしものマ
ーニャも迫力負けしたらしく、口を閉じた。
「なんと! それは残念じゃのう」
「世界を救う旅の途中ゆえ、お許しください」
 大嫌いな綺麗事も、今はつるつると出てくる。少しでも早くこの謁見を終わらせることが
できるのなら、何でもするし、どんなことでも言うさ!
「ところで、僕たちは天空の武具を集めている途中なんですが、陛下は何かご存じではない
でしょうか」
451 ◆Sj469/wPAw :03/10/31 04:57 ID:eGl09W0w
「ほほう、天空の武具とな。面白い!」
 バトランド王は玉座の肘掛けをポンと叩いた。これは期待できそうだぞ。
「ソロよ、ナイスタイミングじゃぞ。実は最近わかったことだが、この城にはかつて天空の
盾があったそうじゃ。しかし、わしの祖父さまの時、ガーデンブルグの女王にあげてしまっ
たらしい」
 な、なんだってーっ!
 じゃあバトランドに来たのは無駄足か? 期待させておいて、そりゃないよ。
「ガーデンブルグは東の山奥にそびえる、女だけが住むお城。祖父さまのスケベ心にはまい
ってしまうわい。わっはっはっ!」
 腹を揺すって――バトランド王はトルネコに負けず劣らず太っていた――王が笑う。
 くそーっ、腹が立つ! ……もちろん、そんなことはおくびにも出さないけどさ。
「そうでしたか……。ありがとうございます。貴重なお話でした。では」
 僕はさっさと踵を返した。後ろから王様の慌て声が追いかけてくる。
「おおっ、ち、ちょっと待たぬか」

1待つ
2待たない
3ライアンたちを残して自分はさっさと退出
452 ◆Sj469/wPAw :03/10/31 05:00 ID:eGl09W0w
【アリーナパート】
「しっ」
 わたしは唇に指を当てて、学士長さんに黙るように伝えた。
 ブライとクリフトはもう気づいているみたい。トルネコ……も、今気づいたわね。
 わたしはみんなに目配せすると、そっと扉に近づいた。
 ……うん。間違いない。誰かが隣にいる!
「何者っ!」
 わたしは扉を蹴破ると――後でブライに叱られたわ。普通に開ければ十分でしょうって。
でも、こっちの方が早いんだもの――部屋の中に躍りこんだ。
 そこにいたのは、ミニデーモンが2匹。手には黄金の腕輪のことが書かれたあの本を持っ
ている!
「見つかった! 逃げろーっ」
「待ちなさい!」
 逃がすものですか!

1ミニデーモンに飛び蹴り
2ミニデーモンにパンチ
3と1。
ソロに早く安住を・・・
ソロガンバレ→1
飛び蹴り→1
ソロ我慢の1
アリーナパンチラの1
456 ◆Sj469/wPAw :03/11/01 06:57 ID:Kfcyjv/+
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート3番1票、1番2票で1番に、アリーナパート1番3票で
1番に決定いたしました! ……が、今回はソロパートのみです。
すみません。

えー、そしてまた宣伝です。本日は「トーナメント優勝者最萌トーナメント」
の決勝戦。ムーンブルクの王女、出場中です!
↓詳しくはこちらへ
【最萌】FFDQ選対基地24【トーナメント】
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1067516957/
↓リアルタイムゲームブック、またやってます。よろしければ
せひご参加ください。
ゲームブック・ムーンクエスト@避難所
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/3466/1067523066/
457 ◆Sj469/wPAw :03/11/01 07:00 ID:Kfcyjv/+
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

【ソロパート】
 唇を噛みしめて、僕は立ち止まった。
 せっかく、退出できると思ったのに……。
 ああ、ちょっと動いたせいでまた尿意が激しくなってしまった。背中に嫌な汗をかいてい
るのがわかる。
 病気になったらどうしてくれる。
「せっかちじゃの。いくら急いでいると行っても、大切なことを聞き逃してはいかんぞい」
「大切なこと?」
 今の僕にとっては、厠に駆けこむこと以外、大切なことなんてないんだよ!
「そうじゃ、ガーデンブルグへどうやって行くかはわかっておるのかね?」
 僕はぐっと詰まった。確かに、その国名は初めて聞く。
 僕は育った村から一歩も出たことはなかったが、この世界のだいたいの地理は知っていた。
父さんたちが教えてくれたからだ。今から考えると勇者教育だったんだろうな。
 けれども、ガーデンブルグという国名は初めて聞く。

1王様に聞く
2自分で調べると意地を張る
3ライアンに聞いてもらって、自分はひたすらトイレへ
ソロソロ許してあげる→3
459296 ◆kYB5EDmqco :03/11/01 11:03 ID:bnp8mNHa
>>458
座布団とっちまえ!(w

2番だ。
もう漏らしちゃって別の伝説を語り継がせなさい

1っつーことで。

後からオモラシしたあの人が実は勇者でした、となるのも一興、いや一驚。
「3」一人でトイレに駆け込むが間に合わない
3
463名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/01 13:55 ID:peAeA5zu
1
1やね
誰か知られざる伝説の挿絵のピサロナイトの中の人の画像うpできませんか?
(兜持って思いつめてるやつ)今日本見かけたんだけど金が足りなくて買えなかったんだよ。
>>466
自分もそれ見たい気がするけど、どう考えたってスレ違い
カエレ!ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
468 ◆Sj469/wPAw :03/11/02 07:26 ID:DWwkL2jf
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、2番2票、3番3票、先着順で3番に決定
いたしました! ……が、更新は明日になります。
すみません。

>458 トルネコさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !?
>459 おーい、山田くん!w
>460 お漏らし勇者。・゚・(ノД`)・゚・。 そんな称号イヤンw
>461 でも、周囲にばれなきゃマシかとw 仲間にはバレるかな。
>462 優しい(;´Д⊂
>463 黒勇者らしい選択ではありますよね。
>464 ソロいじめ?w
>465 ソロがソロソロ泣きそうです……なんちゃってw
>466 その答えはここでは得られないと思います。下のレスの
   どちらかのスレへドゾー
>467 そんな風に言わず、誘導してあげてくださいよう。でも、
   AAワロタ。登録登録……と。。
469 ◆Sj469/wPAw :03/11/02 07:29 ID:tvWFNTcK
DQ4総合スレッドpart52
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1061560642/
【みんな】ドラクエ4キャラ萌えスレッド【大好き】
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1041437533/

「トーナメント優勝者最萌トーナメント」、ムーンブルク王女は
準優勝となりました!
応援して下さった方々、そしてたびたびのスレ違いを温かく見逃して
くださった方々、ありがとうございました。

では、アリーナパート書いてきます。
>>468
わかりました。誘導ありがとうございます。
471 ◆Sj469/wPAw :03/11/02 08:21 ID:DWwkL2jf
【アリーナパート】
 わたしは、本を持っているミニデーモンに向かって跳び蹴りを放……とうとしたんだけど、
踏み切ろうとした瞬間、床にあった本で滑ってしまった。
「きゃああ!」
 ただでさえ勢いつけていたんだもの、わたしはバランスを崩して、派手に転んでしまった。
なんとか受け身は取ったけれど、転んだ先にはやっぱり何冊もの本が乱雑に重なって置いて
あって、その凹凸がとても痛かったわ。
「ヒャダルコ!」
 ブライの声とともに、周囲の温度が急激に下がる。といっても、一時的な物だけど。
 ドサッドサッと音がして、顔を上げると、羽を凍らされた魔物たちが床でもがいていた。
わたしは素早く立ち上がると、鉄の爪でミニデーモンたちにトドメを刺した。
「姫様、ご無事ですか?」
 クリフトが駆け寄ってくる。
「ちょっと背中痛いかも」
 だけど、そのわたしの言葉よりも早く、クリフトはホイミをかけてくれていた。……どう
でもいいけど、なんで顔が赤いんだろう。
「いやー、いいものを拝ませていただいたのう」
 学士長さんは学士長さんでほくほく顔だし。変な感じ。
 ――ま、いっか。
 わたしは思考を切り替えると、息絶えたミニデーモンから、黄金の腕輪のことが書かれた
本を取り返した。
472 ◆Sj469/wPAw :03/11/02 08:26 ID:DWwkL2jf
 魔物たちが奪おうとするからには、この中には彼らにとって大切なこと――それも、わた
したちに知られたくないことが書かれているに違いないわ。

1本の中味を学士長に聞く
2進化の秘法の説明を先にする


アリーナ、あんまり活躍できなくてすみません。
パンチラも微妙な感じだ(;´Д`)
いやいや、(;´Д`)ハァハァしますたw 1
474296 ◆kYB5EDmqco :03/11/02 14:58 ID:4PYaog1S
3番 この本を私達にください
直接的な描写じゃないのがハァハァですよ→2
パンチラ拝み料としていただこうじゃないか3にイピョーウ
・・・だったらクリフトにも何か貰わないとな・・・
477名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/03 00:09 ID:9NAxXVVx
3 危険なので預かります
>>477
偽善者めヘ(゚∀゚ヘ)
479 ◆Sj469/wPAw :03/11/03 09:39 ID:ngw85J7b
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番1票、3番3票で、3番に決定いたしました!
前回書き終えて気づいたんですが、アリーナは今、ピンクのレオタードと
網タイツ身につけてるんでした(;´Д`) つい公式設定の服のつもりで
書いてしまいましたが。というかライアンのピンクの鎧ネタもそれを考え
始めるとおかしくなってしまうわけで……(゚∀。)アヒャ

>473 (;´Д`)ハァハァしていただけたなら幸いですw
>474 そういう選択肢がありましたか……_| ̄|○クッ
>475 全部脱ぐより半脱ぎの方が萌えますか(違 私はそうですw
>476 アリーナがパンチラに気づいてないので難しいなと思ったんですが、
   他の人が言えばいいことに気づきました。……ブライかな。
>477 預かっちゃって調べた方が早そうですよね。
>478 嘘も方便、偽善も善のうちと申しまして(言いません

では、これから書いてまいりますー。しばしお待ちを。
480 ◆Sj469/wPAw :03/11/03 11:25 ID:ngw85J7b
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

【ソロパート】
 ガーデンブルグのことは知りたい。
 しかしもう……爆発寸前だ。
「ライアン、悪いが王様にガーデンブルグのこと、聞いておいてくれ。――ちょっと階下の
仲間のことが気になりますので、失礼します」
 前半はライアンに小声で囁き、後半、王様に話しかけつつ、僕は玉座の間の扉へと突進し
ていた。
 それでも一応、扉のところで退出の礼は忘れなかったんだから誉めてほしいね。仲間たち
の驚いた顔、王様の呆れ顔がちらりと視界を横切った。さぞかし変な奴だと思われただろう
が、そんなもの気にしていられない。間に合うか間に合わないかの瀬戸際だ。
 扉の外にいた護衛の兵士に噛みつくように(しかし声を潜めて)厠の場所を聞いた僕は、わ
き目もふらずにその場所を目指した。
 ……はたして僕は間に合ったのか、間に合わなかったのか。
 まあ、それをここで明らかにする必要はないだろう。ていうか、誰が話すか。この秘密は
墓場まで持っていく。
 情けない気持ちになりながら始末(なんの始末かは聞くな)をつけ、僕は厠を後にした。
 ちなみにここは1階だ。
 廊下の少し先には宝物庫、その少し先には学士長のいた部屋の扉も見える。

1宝物庫へ
2学士長の部屋へ
481 ◆Sj469/wPAw :03/11/03 11:26 ID:ngw85J7b
【アリーナパート】
 わたしは本を開いて、ぱらぱらとページをめくった。……うっ、読めないわ。
「これは、古代文字が使われていますな」
 ブライが私の手元をひょいと覗きこんだ。
「ふむ。いろいろと興味深いことも書かれているようじゃ。どうでしょう、学士長殿。この
本を我々に貸していただけませんかの。じっくりと調べてみたいのですじゃ」
「いや、それは困る」
 学士長さんは慌てたように首を振った。
「それはなかなか手に入らない貴重な本なのじゃ。そうめったな者に貸すことはできん」
 でも、ブライは引き下がらなかった。本を取り返そうと伸ばした学士長さんの手を逆にガ
ッチリと掴んで、顔と顔をずいと近づける。顔は笑ってるのに、目は笑ってなくて、何だか
不気味だわ。
「めったな者に、とおっしゃいましたか。サントハイムの王女をめったな者、と」
「いや、そういうつもりで言ったわけでは」
「学士長殿はどうも我らが王女に対して不敬の言動が見受けられますが、いったいどういう
おつもりか。先ほども何やら不適切な発言をされておられたようじゃが、バトランドはどう
かは知らぬがサントハイムであのようなことを申せば張りつけ獄門、不敬を吐いた舌を抜き、
お姿を映した目を抉り、いかがわしいことを考えた頭を焼き……」
 ちょっと、ブライったら何でたらめ言ってるのかしら。わたしは全然気にしてないし(不
敬なんてあったかな?)、だいいちサントハイムにそんな法はないのに。
 止めようとしたわたしは、けれどもトルネコに止められた。彼は唇に手を当てて、様子を
見ろと伝えてきた。
 でも、学士長さん、可哀想だわ。蛇に睨まれたカエルのように縮こまっているもの。
「いやその、わしはどうも堅苦しいことは苦手での、宮廷作法とかもよく知らんのじゃ。無
礼は重々お詫び申し上げる。正直、すまんかった」
482 ◆Sj469/wPAw :03/11/03 11:30 ID:ngw85J7b
「まあ、旅の途中じゃ。我々も、そう固いことは言いませぬ」
 ブライは一転、口調を和らげた。学士長さんがホッと安心したのが目に見えてわかった。
「ところで、この本のことじゃが……」
「もちろんお貸しする。いや、差し上げる」
 間髪入れず、学士長さんが言った。
「ぜひとも、あなた方のお役に立ててくだされい」
「そうですか。それほどに申されるのならありがたくいただきます。魔物もこの本を狙って
いるようですからな、我々が預かった方が安全でしょうしの」
 ……あきれた。ブライってば、学士長さんをさんざか脅かしたのは、そういうことだった
のね。
 うーん、でも、このまま学士長さんが本を持っていたら危険なのは本当だし……。ここは
お言葉に甘えちゃおう。

1退出する
2学士長さんとまだ話す
ソロっと宝物庫へ→1
アリーナ編→1
ソロ → 1
アリーナ → 2
もうちょっとイジめてあげよう

>>483
山田くんっっっ!
ソロ:2
アリーナ:2
お宝はやっぱ危険っす・・・(トラウマあり)
アリーナ謁見の間へ→ソロとバッティング→ソロ気まずいのコンボでw
 ついコテハン名を残したまま投稿してしまうなぁ。失敗失敗。

ソロパート
3番 天空の盾の伝説を子供達に話して聞かせている語り部がいた。

アリーナパート
1番
>>474
でも、もらったからといってどうなるものでもなさそうですね(汗
488 ◆Sj469/wPAw :03/11/04 06:11 ID:mkO80+kU
すみません、今朝は更新はむりっぽいです。ごめんなさい。
今晩? 深夜になると思いますー。
2と1
490名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/05 01:49 ID:Pzb8jV5L
ソロ→2
アリーナ→1
入れ違いですか…。
491 ◆Sj469/wPAw :03/11/05 04:46 ID:BeNLjNxg
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート1番2票、2番3票、3番「天空の盾の伝説を子供達に
話して聞かせている語り部がいた」1票で2番に、アリーナパート
1番4票、2番2票で1番に決定いたしました!

>483 トルネコさんに取りつかれた人がまたひとり……同じ方かもですが 
>484 いぢめる?(古っ
>485 よほど酷い目に遭われたのてしょうか>トラウマ
>486 コテありでも全然構いませんですよ。だんだん、どんな新選択肢が
   登場するのか楽しみになってきました。
>487 一応、それなりに役に立つことにしようかなと。
>489 さくっと進むコースですね。
>490 うっ、読まれましたね……

【ソロパート】
 そういえば、アリーナたちはどうしただろうか。
 僕は学士長の部屋へと足を向けた。
 扉をノックすると、学士長の不機嫌そうな声が聞こえた。
「誰じゃ」
「失礼します。先ほどのライアンの知り合いですが……」
 あれ?
 僕は扉の取っ手を持ったまま、部屋の中を見回した。アリーナたちがいない。
「あのアリーナは」
「おおっ! さっきの!!」
 学士長は僕の顔を見るや突進してきた。
「進化の秘法のことを教えてくれっっっっ!」
 すごい力で僕の腕を掴んで聞いてくる。いったい何なんだ。

1アリーナたちのことを聞く
2とりあえず教えてやる
492 ◆Sj469/wPAw :03/11/05 04:47 ID:BeNLjNxg
【アリーナパート】
「それじゃあ、本はいただくわね。ありがとう」
 わたしは学士長さんにお礼を言った。
「では、そろそろ失礼いたしましょうかね」
 ブライが本を懐にしまいつつ、体の向きを変えた。
「お、おいっ! 進化の秘法のことは!?」
 学士長さんが不満そうに口を曲げた。そういえば、すっかり忘れてたわ。
「それなら……」
 口を開きかけたわたしの袖をトルネコが引いた。
「言わない方がいいかも知れません。さっきの魔物が気になるんですよ」
「そうですね、学士長さんの身に危険が迫る可能性も考えられます」
 トルネコに続いて、クリフトもごく小さな声で囁く。
 ……確かにそうかもしれないわ。でも、教えるって約束したのに、それを破るのは気が進
まないなぁ。
 ブライを見ると、彼もまた頷いている。わたしは決心した。
 ウソツキになってしまうのは嫌だけど、それよりも誰かが危険な目に遭うのはもっと嫌だ
もの。
「ごめんなさい。今は言えないわ」
「なぜじゃ!」
「進化の秘法のことを話したら、学士長さんが危険かも知れないから。その代わり、全部終
わったら話に来るわ。約束する」
「わしは今知りたいんじゃ。危険なぞ構わんっ!」
 学士長さんはだだっ子のように顔を真っ赤にして怒っている。
「教えるって言ったのに、本当にごめんなさい」
 わたしは深々と頭を下げて、逃げるようにその場を後にした。
 早足で、玉座の間に続く階段を昇る。みんなもすぐ後ろからついてくる。

1玉座の間に入る
2入らずに待機
ソロ→1
アリーナ→1
あり? いないなって事で聞いてみる→1
アリーナ編→1
1の1
ん?これだとソロ迷子・・・?
496 ◆Sj469/wPAw :03/11/06 06:09 ID:HW9Kz+sR
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート1番3票、アリーナパート1番3票、満場一致で
1番に決定いたしました!

>493 わからないことはまず聞く。基本ですね。
>494 不覚にもチョト笑ってしまった……
>495 そうですねー>迷子 でも早ければ2つ後ぐらいに合流
   する予定です。

【ソロパート】
「待てよ、じいさん。アリーナたちはどうしたんだよ」
 いけね。口調が元にもどっちゃったな。
 だが、学士長は気にしたようすもなく――もしかしたら気がついてないのかもしれないが
――僕に迫ってくる。
「それよりも進化の秘法じゃ! 進化の秘法のことを教えてくれたら王女のことも教えてや
ろう」
 王女とかいうから、一瞬誰のことかわかんなかったよ。
 アリーナたち名乗ったんだな。……当たり前か。
「頼むから教えてくれっ!」
 じいさんは、ほとんど絶叫せんばかりに僕にすがってくる。
「アリーナたちは話さなかったのか?」
 確か、そのために残ったはずじゃあ……。
「そうなんじゃ! じゃからぜひ教えてくれっ」
497 ◆Sj469/wPAw :03/11/06 06:10 ID:HW9Kz+sR
 その時になって、僕はようやく気がついた。
 部屋の中に、さっきなかった物が転がっている。……氷漬けになって、いくつかの塊に砕
かれたミニデーモンの死体だ。2匹か3匹ぶんか?
 いったいこの部屋で何があったというんだ?

1何があったのか聞く
2進化の秘法のことを教える
3アリーナたちを探しに行く

【アリーナパート】
「おおっ! あんたたちはさっきの。ライアンはまだ中にいるぜ」
 玉座の間の扉を守る兵士のうちのひとりは、さっきライアンが伝言を頼んだ人だった。
おかげで、わたしたちはすんなりと中に通してもらうことができた。
「失礼いたします」
 扉の前で、バトランド王に礼を取る。
「おおっ、ライアンの……いや、勇者のお仲間たちじゃな。面をあげよ」
 兵士から耳打ちされた王が玉座から手招きする。その前には、ライアンとマーニャとミネ
ア。……あら、ソロがいないわね。
「ハーイ、アリーナたち。早かったわね。学士長さんとの話は終わったの?」
 マーニャがヒラヒラと陽気に手を振った。

1ソロのことを聞く
2魔物のことを話す
ソロは1
アリーナは3で!
サラっと嘘を教える→2
ソロの事は忘れて魔物の事を話す→1
>>498-499
なんかコメントと選択があってない気が・・・?
えー、ソロ2
アリーナ1で。
501499:03/11/06 11:05 ID:ewDI/1n/
ID違うけど499です
ソロ→2
アリーナ2
でおねがいします

>>500
スマヌ
2と2で。
503 ◆Sj469/wPAw :03/11/07 05:57 ID:uwDweAwZ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
えーと、今回は少し迷ったんですが……選択通りでとりあえず
決定します。もし間違えでしたらすみません。
ソロパート1番1票、2番3票、アリーナパート1番1票、2
番3票、謎の3番1票で、共に2番に決定いたしました!

>498 アリーナ3番……? もしかして、ソロとアリーナパート
   が逆になっているのでしょうか。わからないので、そのま
   ま票入れしました。結果は変わらないので許してください。
>499>501 次にどんなダジャレが入るか楽しみになってきましたw
>500 指摘ありがとうございますー。ソロ2番人気ですね。
>502 ソロとアリーナおそろいでw(語弊ありまくり

【ソロパート】
「えーとな、進化の秘法というのは、マーニャとミネア――さっきいたろ? 褐色の肌の美
人姉妹――の父親のエドガンって人が発見した錬金術だ」
 いや、発見したんでなくて、自分で作り出したんだったけっか? どっちだったか忘れち
まったな。
「なるほど、錬金術! だから黄金の腕輪が必要なのじゃな。秘法の触媒として使うんじゃ
ろう」
 学士長は大きく頷いた。
「うーん、たぶんそうなんだと思う。ピサロナイトがそんなことを言ってたって言うし」
 勘弁してくれよ。難しい話は苦手なんだよ。だからブライに任せたってのに。
「それで、その進化の秘法とやらはどんな秘術なんじゃ? 不老不死かの? ホムンクルス
か? それとも……がっ」
 突然、学士長の言葉が途切れる。その胸からは、紅く光る剣先が突き出ている。
504 ◆Sj469/wPAw :03/11/07 05:59 ID:uwDweAwZ
 驚愕に真っ白になる頭と裏腹に、僕の体は反射的に沈んでいた。
 間一髪、頭上を剣先が掠めていく。
 その剣には操り手はいない。
 剣そのものが魔物化したブラッドソードだ!

1学士長にベホイミ  2ブラッドソードにライデイン  3プラッドソードに剣で攻撃 


【アリーナパート】
「話は途中で切り上げてきたわ。途中で魔物が現れてしまって」
「何、魔物が!」
 バトランド王が驚いて腰を浮かした。
「はい、ミニデーモンが2匹。でも、その場でしとめましたわ」
「むう……この城にまで魔物が入りこんでくるとは。警備を強化せねばならぬな」
 王の目配せで、兵士のひとりが玉座の間を急いで出ていった。きっと学士長さんの部屋に
行くんだと思う。
「しかし、魔物と出会ったというのに狼狽した様子もないとは。いや、さすがに勇者マーニ
ャのお仲間だ!」
 ……そういえば、ここではマーニャが勇者だったんだわ。すっかり忘れてた。よかったー、
うっかりソロのこと話したりしなくて。口が滑っちゃったかもれないもの。
 バトランド王に再度手招きされて、わたしたちは玉座へと近づいた。

1口が滑らないよう気をつけつつソロのことを聞く  2魔物のことを詳しく話す
この騒動はライデインで解決する→2
頭使うアリーナ萌え→1

期待しないでください_| ̄|○
ガーデンブルクが遠のいていくな……。

ソロはラリホーマ。

アリーナは1
507名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/07 13:10 ID:P5LYOh4A
ソロ→1
学士長黒焦げとか真っ二つはちょっと…。
アリ→1
気をつけつつバレる、とか。。
ソロタンはぢつはいい人なので1
アリーナ大喜びで語る2
509 ◆Sj469/wPAw :03/11/08 10:00 ID:kX/4PJDs
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート1番2票、2番1票、「ラリホーマ」1票、アリーナ
パート1番3票、2番1票で、ともに1番に決定いたしました!

>505 では、コソーリと期待することにしますw(違
>506 楽しい選択が多くて悪ノリしてますね(;´ー`)トイレトカ…
>507 皆さんの選択のおかげで、学士長死なずにすみましたw
>508 雨の中捨て猫拾うタイプですかね>ソロ


【ソロパート】
 僕はバカだ。
 油断していた。
 魔物がいるかもしれない。
 その可能性をどうして考えなかったんだ。
 すぐそこに死体が転がっているのに!
 ブラッドソードが、僕をめがけて急降下してくる。それを転がりつつかわして、学士長の
側へと走った。
 背中から入った刃は真ん中からやや斜めに右胸に突き抜けている。
 よかった、急所は外れている。即死だったら癒しの魔法も意味はないからな。
「ベホイミ」
 鮮血がこぼれ落ちる傷口に手を当てて、癒しの魔法を唱える。 
510 ◆Sj469/wPAw :03/11/08 10:01 ID:kX/4PJDs
 聖なる光が学士長の体に吸いこまれていく。
「……ぐっ」
 肩先に、灼ける痛み。
 しまったな、右肩だ。
 僕の肩を抉ったブラッドソードは、そのまま前方へ飛翔した。ヒットアンドウエイ、こい
つらのお得意な戦法だ。
 ブラッドソードは2体。
 次々とこっちに突進してきては離れ、空中で方向転換しては、また襲いかかってくる。
 直線的で単調だから防ぎやすいが、間をおかない波状攻撃にこちらは防戦一方だ。学士長
をかばいつつ盾をかざすのが精一杯で、自分にベホイミかける暇もない。
「う……」
「じいさん、気づいたか?」
「おわっ、こ、こりゃなんじゃっ!」
「危ないっ!」
 僕は体を起こそうとした学士長の上にのしかかって(右手は使えなかったから仕方ない)潰
した。同時に左手に衝撃。盾にぶつかったブラッドソードが、空中に逃げていくのが見える。
「頼むから状況見て動いてくれよな」
「む……すまん」
 でも、学士長の意識が戻ったのは助かった。自力で動いてもらえるからな。
「じいさん、扉まで移動するぞ。僕がスキを作るから」

1呪文攻撃で牽制
2その辺の本を投げて牽制
511 ◆Sj469/wPAw :03/11/08 10:03 ID:kX/4PJDs
【アリーナパート】
「ところで…勇者。ソロはいったいどうしたの」
 マーニャに勇者って呼びかけるの、何だか変な感じね。
 後で、わざわざ勇者って言わなくても、普通にしてればよかったのよってマーニャに言わ
れてしまったわ。
 でも、ちゃんと勇者って口にしないと、すぐ忘れちゃいそうなんだもの。
「アリーナさんたちのことが気になると言って出ていったんですけど、会いませんでした?」
 ミネアが不思議そうに首を傾げた。
「会わなかったわよ」
 おかしいな。学士長さんの部屋からここまでは一本道だから、ソロがこっちに向かったの
ならどこかですれ違ったはずだけど。
 マーニャたちも訝しげな顔をしてる。
「どこいっちゃったのかしらね、あいつ。だいたいここにいる間も変だったのよ。妙にそわ
そわして、早く帰りたがっちゃってさ」
「まあ、ソロ殿のことですから、心配はないと思いますが……」

1ソロを探しに行くという
2このままここにいる
本当に本がきくと思っているのかと→1
アリーナ編→2
513 ◆kYB5EDmqco :03/11/08 16:43 ID:gEzyzDXv
魔物の習性で本を斬らずにはいられないって、ブラッドソードは血が好きだったな。

3.イオラ

アリーナは2

ふー、敵を倒す算段は十もあるけど、その後の展開がなぁ。
でも、書くとするか。
1の1で。
515 ◆Sj469/wPAw :03/11/10 12:36 ID:resa1OrJ
更新が遅れてすみませんでした!
そのうえ、明日もむりぽな感じです……すみません。
参加ありがとうございますー。
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート1番2票、3番イオラ1票で1番に、、アリーナパート
1番1票、2番2票で2番に決定いたしました!

>512 本のカドは痛いですよー(ブラッドソードに効くかは謎ですがw
>513 血を求める刀というとムラマサブレードを思い出しますねえ(それはWiz)
   小説スレも頑張ってください。
>514 1番がいちばんまともな選択肢かも知れませんw

てはこれから書いてきますー。少しお待ちを。
516 ◆Sj469/wPAw :03/11/10 13:29 ID:resa1OrJ
【ソロパート】
「イオラ!」
 僕はブラッドソードたちに向かって爆発呪文を唱えた。
 同時にじいさんを扉に向かって押し出す。学士長も転がりそうな勢いで走り出す。……つ
っても、床のあちこちに本が転がってるもんだから、たいしてスピードは出なかったが。
 じいさんの後ろを守りながら、僕も扉へと移動する。
 目は室内へと向けたままだ。
 吹き飛んだのは目の端で確認したが、あれぐらいでブラッドソードが死ぬとは思えない。
 ダメージを受けたとしても、ヤツらは痛みを感じない。すぐに体勢を立て直して襲いかか
ってくるはず――!
「じいさん、ふせろ!」
「ひゃっ」
 今まさに扉を開けようとしていた学士長が、前につんのめる。
 間一髪、ブラッドソードが扉に突き刺さった。
「くそっ!」
 飛来してきたもう一体を盾でかわして、僕はじいさんの側に駆け寄った。
 ブラッドソードは、扉に突き刺さって身動きがとれずにいる。今がチャンスだ!
「イオ……」
 もう一回、呪文を唱えようとした僕だったが、途中で息を呑んだ。
 扉に刺さったブラッドソードが、後ろへと移動している! ――違う、扉が開いてるんだ。
「学士長殿、大丈夫かっ!」
「バカッ! 開けるなっ」
 駆けこんでこようとしたバトランドの兵士――なんてタイミングで入ってくるんだ、この
バカ兵士!――に向かって、ブラッドソードが飛ぶ!
517 ◆Sj469/wPAw :03/11/10 13:31 ID:resa1OrJ
 掲げた盾は、寸前で間に合わなかった。
 盾をすり抜けたブラッドソードは、兵士の腹を斬り裂いた。
 くっそう、肩を負傷してなけりゃ、バトルアックスではじき返してやったのに!

1兵士にベホイミ
2自分にベホイミ
3先に扉に刺さったブラッドソードにトドメ


【アリーナパート】
 そうね、ソロだったらひとりでも心配ないわね。
 ライアンの言葉に納得したわたしは、彼の後ろで所在なさげにしているバトランド王に気
がついた。まっずーい! すっかり放ったらかしだったわ。
「ライアン、わしに勇者のお仲間を紹介してくれんかの」
 ライアンもしまったという顔になって、あわててわたしたちを紹介した。
「ほう、サントハイムの……大変なご災難でしたな」
 わたしたちがサントハイムの人間と知って、バトランド王は表情を沈ませた。
 こういう時、なんて返せばいいのかしらね。
 うまい言葉が見つからなくて、わたしはただ頭を下げた。
 その時だ。
 ズゥウウン……。
 微かな振動が、足元に伝わってきた。
 何かか爆発したような……。

1見に行く
2放っておく
ソロ→4:肩に刺さったブラッドソードを使って反撃。
アリーナ→1:見に行く…だってあのアリーナ様ですもの。
3と1で。
皆、まとめてイオラだ!

アリーナは1でよろしく

>>515
誰かに選んでもらわないと何も書けないのか! 俺!?
って感じです。書き終わるときに選択肢をつい考えてしまう私を叱咤してください。
3と1ですな。
522 ◆Sj469/wPAw :03/11/12 08:55 ID:pxhyrZ3d
大変お待たせしてすみませんでした。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート3番2票、4番「肩に刺さったブラッドソードを使って反撃」
1票、5番イオラで3番に、アリーナパート1番4票で1番に決定いた
しました! 合流コースですね。

>518 あぅ、肩に刺さってはいなかったりします……描写下手くそでゴメソ
>519 まず敵の数を減らさないとですね。
>520 皆まとめてということは、兵士もまとめて?w
   私も最近その悪癖が……>描き終わると選択肢をつい考える ガンガレ!
>521 アリーナ1番は満場一致でしたねー。やっぱり当然?

【ソロパート】
 魔物は2匹。こっちはひとり。相手の数を減らさないことには、この不利な状況からは逃
れられない。
 1匹が扉に刺さり、動きを止めたこの好機を。
 僕は意識を集中させると、扉に向かって雷の呪文を放った。
「ライデイン!」
 集約された雷の矢が、扉に刺さったブラッドソードを貫く。
 刀の魔物は一度大きく震え、ピタリと動きを止めた。その刀身から紅の色が抜け落ちていく。
「うわっ、うわっ、た、助けてくれぇっ」
 叫び声に視線を向けると、扉の向こう――部屋の外の廊下――で傷ついた兵士を抱えた青い
鎧の男が、ブラッドソードに襲われて悲鳴を上げていた。どうやら、扉の外に兵士がもうひと
りいたらしい。
 盾と剣で、ブラッドソードの猛攻を何とかしのいでいるが、あまり長くはもたなそうだ。

1呪文でブラッドソードを攻撃
2自分にベホイミ
523 ◆Sj469/wPAw :03/11/12 08:59 ID:pxhyrZ3d
【アリーナパート】
「陛下、失礼しますわ!」
 そう叫ぶと、わたしは身を翻して玉座の間を走り出た。
 後ろから、誰かの呼び止める声が聞こえたけど、無視して石廊を走り抜ける。
 爆発音は下から聞こえた。
 城が震えるほどの、爆発。
 いったい何があったというの?
 もしかしたら、たいした理由ではないのかもしれない。未熟な魔法使いが呪文を暴発させ
たとか、何かの実験でミスが起きたとか、そんな可能性もあると思うわ。
 だけど、さっきの魔物の件もあるもの。
 とにかく確かめてみなくては!
 階段に向かって走りながら、後ろからいくつかの足音がついてきているのに気づいて、わ
たしは微かな笑みを浮かべた。
 いつでも後ろに仲間がいる。その安心感。
 だからわたしは突っ走れるのだと、気がついたのはいつのことだったろう。
 階段を駆け下りる。同時に悲鳴が耳に入った。
「うわっ、うわっ、た、助けてくれぇっ」
 廊下の先で、2人の兵士がブラッドソードに襲われている!
 あそこは学士長の部屋!?

1駆けこんで攻撃する
2少し様子を見る
なんか回復した方がいい気がする。2
つまり、魔法の巻き添えを受けない。1
漏らしたその日に死んでしまってはソロも浮かばれまい。
回復してやろうよ、2

様子見てるヒマなんてなかろう、1

状況がせっぱつまってるっぽいから意地悪選択できなかった(´・ω・`)
2と1で。
ここは2と1でしょう。
呪文で人そーどー1
アリーナ姫様は1
529 ◆Sj469/wPAw :03/11/13 10:25 ID:uP85E12l
すみません、書いてた文章が飛びました……_| ̄|○

もう出る時間なので、今夜更新しますー
>>529
ドンマイ。こっちは規制されたんで、こちらにもあちらにも投稿できませぬ
531地雷勇者 ◆Lv99XvIPDQ :03/11/13 18:30 ID:ggq/djcH
ソロ:1 今は防戦の一方でも良いだろう
アリーナ:2 殴ってこそアリーナ
532 ◆Sj469/wPAw :03/11/14 08:17 ID:1aQTAz1f
今帰ってきました!
これから書いてきます。
今ちょっと仕事が忙しい時期なので、今月いっぱいぐらいは
ランダム更新になりそうです。すみません。
533 ◆Sj469/wPAw :03/11/14 09:52 ID:1aQTAz1f
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
ソロパート1番2票、2番4票で2番に、、アリーナパート
1番1票、2番1票で1番に決定いたしました!
今回で合流しますので、アリーナパートから載せますね。

>524 正ルート選択です。見事に読まれちゃいましたね。
>525 ソロは命拾いしましたねー。人生最大の屈辱の日に命を
   落とすのは、確かに嫌な死に方ですねw
>526 やっぱり正ルートが多いですね。
>527 全員が助かるコースなので正解です。
>528 人そーどー→人ソード→つまりブラッドソード!? とか深読み
   してみたり……
>530 ありがd。書き直した分だけ、今回の方がマシな文になってると
   思って慰めてます。規制が早く解除になることを祈ってます。
>531 何となく選択が逆のような気がしますがいいのでしょうか?
   票はそのまま入れてあります。結果は変わらないのでご勘弁を。
534 ◆Sj469/wPAw :03/11/14 09:55 ID:sHD4eBcy
【アリーナパート】
 学士長さんはどうしたのかしら?
 ちらりと頭の隅に疑問が浮かんだけれど、すぐに眼前に近づく状況に思考が奪われる。
 兵士のうち、ひとりはどうやら怪我を負っているようだった。もうひとりの兵士が、剣と
盾で必死にブラッドソードを防いでいる。
 十分な距離に近づいたのを見計らって、わたしは思い切り床を蹴った。
「伏せて!」
 空中から、ブラッドソードに向けて鉄の爪を振り下ろす。
 重い手応えがして、ブラッドソードが宙を飛ぶ。
 といっても、たいしてダメージは与えてないはず。
 今の一撃は魔物をはじき飛ばして、兵士を救うのが目的だもの。
「今のうちに下がって!」
 ブラッドソードと兵士の間に体を割りこませて、わたしは魔物を睨み据える。 
 敵はどうやらブラッドソードが一体だけのようだった。
 これなら油断さえしなければ勝てるはず。
「アリーナ!?」
 えっ、この声は……。
「ソロっ?」
 思わず振り向くと、そこには行方不明になっていたソロがいた。右肩が血にまみれてる。
負傷したの!?
「アリーナ!!」
「姫様危ない!」
 しまった、ブラッドソード……!
535 ◆Sj469/wPAw :03/11/14 09:57 ID:sHD4eBcy
【ソロパート】
 兵士とブラッドソードが近すぎて、魔法で攻撃しようにも照準が合わせづらい。僕は舌打
ちして、癒しの魔法を自分にかけた。
 この肩じゃ、重いバトルアックスを振り回すことはできないからな。まずは回復しないと。
 すまないが、もう少しだけ耐えてくれよ……。心の中でそう兵士に呼びかける。
 そこへ、澄んだ高い声が響いた。
「伏せて!」
 部屋の中から見える、石造りの廊下。
 開いた扉口に区切られた四角いその空間に、黄色いチュニック姿の少女が疾風のように飛
びこんできた。オレンジ色の髪が空中に鮮やかな軌跡を描く。
「今のうちに下がって!」
 少女は鉄の爪であっさりと魔物をはじき飛ばすと、兵士たちに凛と命じた。
「アリーナ!?」
 それは、学士長の部屋から行方をくらませていたアリーナだった。
「ソロっ!?」
 驚いた表情でアリーナが振り返る。うわっ、バカ! 魔物を目の前にして振り向くヤツが
いるか!(名前を呼んだ僕も悪いんだが)
 ブラッドソードがアリーナに向かって突っこんでいく!
「アリーナ!!」
「姫様危ない!」
 僕の声と、クリフトとブライの声が重なる。くそっ、呪文じゃ間に合わない!

1手近なものを投げてアリーナを助ける
2とりあえずアリーナは一撃では死なないだろう。アリーナを
 攻撃した直後を狙って、ブラッドソードを倒す
3,アリーナ裏拳→2
すなわち
とりあえずアリーナは一撃では死なないだろう。アリーナ「が」
攻撃した直後を狙って、ブラッドソードを倒す
3
裏拳は格闘家のロマンだしね?
裏拳?
それはアリーナスレ住人の自分が納得できるようなものなのか?
と思ってググりました。これでまちがいないっすか?
ttp://member.nifty.ne.jp/saifa/karate/uraken.htm
いやでも怪我させないでやってくれよ、嫁入り前の娘なんだし。
よって1
4白羽取り〜
白羽取り そ れ だ !便乗の4
 
便乗で4〜そのままブラッドソードを叩き割る展開キボンぬ
裏拳て、アジャ・コングの様なのでは。3
>◆Sj469/wPAw さま
文章消えても書き直してUPされるその根性に敬服いたします。
お疲れ様です。

選択は便乗して4で。
5 何処からともなく穂移民が飛び出してきて真っ二つに引き裂かれる

なぁんてなぁ・・・ニヤリ
545 ◆Sj469/wPAw :03/11/16 11:29 ID:qko/izvY
また遅くなりました。すみません。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、3番「アリーナ裏拳→2」3票、4番白羽取り4票、
5番「何処からともなく穂移民が飛び出してきて真っ二つに引き
裂かれる」1票で、4番に決定いたしました!

>536 裏拳ですか……そうくるとは思いませんでした。
>537 ロマンですねえw カコイイエピソードいっぱいありますし。
   カコヨク カケルカハ ベツツモンダイデスガ
>538 1番でも怪我しなかったわけではなかったり……w
>539 ブラッドソード白羽取り! それもカコイイですねえ。
>540 アリーナならできそうですね、白羽取り。
>541 強いアリーナは好きですかw わたしは好きです。
>542 アジャ・コングの得意技でしたね、確か。
>543 ありがdです。こまめにセーブしておかなかった私がバカなので……。
>544 もしや、スライムを焼いた方ですか……?w

これから書いてきますので、少しおまちください。
546 ◆Sj469/wPAw :03/11/16 11:55 ID:qko/izvY
先ほどのレス、白羽→白刃でした。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 上空からアリーナめがけて、一気にブラッドソードが下降する。
 避けるのも反撃するのも、間に合うとは思えなかった。
 だが、アリーナは落ち着いていた。
 両腕がすっと持ちあげられた刹那、乾いた音がして、ブラッドソードの動きが止まった。
 彼女の両掌が、白刃取りの要領でブラッドソードを捉えたのだ。
 体を半回転して、ブラッドソードの勢いを殺したアリーナは、そのまま魔物を床に叩きつ
けた。さらに、トドメとばかりに鉄の爪の一撃!
 いっ、いてっ!
 何かが顔にぶつかって、僕は反射的に目を閉じた。たぶんアリーナの鉄の爪で削られた石
床の細かい石片だと思う。
 次に目を開けたとき、僕の目の前にはまっぷたつに叩き折られたブラッドソードと、晴れ
やかな勝利の笑みをうかべるアリーナがいた。
 さすがといおうか何と言おうか……やっぱり、こいつの格闘家としてのセンスは並大抵の
ものじゃないよな。王女のくせに武者修行にでたくなる気持ちもわかる気がする。

1アリーナに礼を言う
2ひとりでも大丈夫だったと強がる
強がるソラたん萌え?→2
さすがに1
半泣きしながら強がってください、2
たまには素直に1
3アリーナに礼を言おうとした瞬間、潜んでいた新たなブラッドソードに腹を貫かれる。
2。
顔にぶつけられた石について、文句の1つも言ってやらなきゃ。
553 ◆Sj469/wPAw :03/11/17 15:17 ID:/eQvzBOS
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、2番3票、3番「アリーナに礼を言おうとした瞬間、潜んでいた
新たなブラッドソードに腹を貫かれる」1票で2番に決定いたしました!

>547 ソラたんというと天空物語の!(違
>548 人間、礼を忘れてはいけませんよね。
>549 半泣きしながら……やってみます(・∀・)
>550 素直なのがいちばんですよねー、やっぱり。
>551 (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
>552 石については不可抗力かとw

これから書いてきます。少しおまちくださいー。
554 ◆Sj469/wPAw :03/11/17 16:20 ID:/eQvzBOS
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「ソロ、大丈夫だった?」
 アリーナが僕を見る。そのまっすぐな視線が、何だかしゃくに障った。
「ああ」
 ぶっきらぼうに答えて、僕は立ち上がった。
 ちくしょう、僕だって、肩さえ怪我しなけりゃブラッドソードの1匹や2匹……。
 だけど、アリーナたちが来てホッとしてるのも事実で。
 まった情けなくて涙が出てくるよ。
「肩を怪我したみたいだけど」
「もう治した」
 悔し涙を見られたくなくて、僕はアリーナから視線を逸らした。
「僕ひとりでも大丈夫だったのに」
「なによ、その言い方!」
 アリーナの後ろから、マーニャが声を上げる。アリーナたちだけじゃなくて、玉座の間に
いた彼女たちも合流してたらしい。
「助けてもらったのに、感謝の言葉のひとつもないわけ?」
 マーニャの言うことはもっともだと頭の隅では分かっていたけど、今の僕はそれを受け入
れられる精神状態にはない。
「ひとりで平気だって言っただろ。余計なお世話だよ」
「んまっ!」
 その時、クリフトがすっと前に出た。何だよ、やる気か?
555 ◆Sj469/wPAw :03/11/17 16:22 ID:/eQvzBOS
 だが、ヤツは僕ではなく、アリーナの側に向かった。
「姫様、失礼」
「いたたたたたっ」
 クリフトが無理矢理開かせたアリーナの手のひらを見て、ハッと僕は息を呑んだ。白い指
に幾筋もの傷が走り、真っ赤な血がダラダラと流れている。
 僕は呆然として、クリフトがその傷に癒しの呪文をかけるのをみていた。
 そうか……。白刃取りというのは、剣の真ん中からやや下、鎬の部分を両掌で捉える技だ。
ゆえに、上段から斬り下げる刃には有効だが、突き技みたいな横移動の技には向かない。
 それをアリーナは、自分の体を半回転させることで無理矢理タイミングを合わせ、斜め上
から突進してくるブラッドソードを捕まえたんだ。
 だけど、やっぱり勢いを殺しきれなくて、手のひらを傷つけてしまったんだと思う。
 ……ちくしょう。悔しいな。悔しいけど……完敗だ。
 僕はアリーナの横に立つと、小さな声で囁いた。
「……ごめん。助かったよ。ありがとう」

1もう一度王様のところへ報告に
2報告は兵士に任せてバトランドを出る
 先生! あんまり情けなくしないでください!!
とりあえず、1でよろ。
青春だ!いいなあ!
選択は1で。
勇者マーニャと刷り込まれている王様のリアクションが見たいでつ。
(;´д⊂ヽナケタ〜
こうして真の勇者として成長していくのですね。
1でお願いします。
 なんてことだ。通過点のバトランドで妙なドラマが展開されてる。
はやく女の園ガーデンブルクに行きて〜よ。1で
560 ◆Sj469/wPAw :03/11/19 02:32 ID:w+Ew8iPs
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、全会一致で1番に決定いたしました!

>556 すみませんw 悪ノリしすぎましたかねー。
>557 ばれてはないので、王様のリアクションはあっさりです……ゴメソ
>558 成長したり停滞したりw 皆様の選択次第です。
>559 ガーデンブルグの女王様(*´Д`*)ハァハァ

 応援の兵士が来たので、後のことは彼らに任せ、僕たちはバトランド王のところに報告
に戻った。
 さらなる魔物出現の報告(後で聞いたんだが、黄金の腕輪について書かれた本を狙った魔
物については、アリーナたちが報告を済ませていた)に、王様は深刻な表情になった。
「城の警備を増やさねばならぬな……」
「僭越ながら陛下、魔物達がどこから潜りこんできたのか、そのルートを確かめることも必
要かと思いますぞ」
 ブライの進言に、バトランド王は真面目な顔で頷く。それから居ずまいを正して、王冠の
載った頭を軽く下げた。
561 ◆Sj469/wPAw :03/11/19 02:34 ID:w+Ew8iPs
「ともあれ、礼を言う。そなたたちのおかげで、被害を最小限に食い止められた。やはり勇
者には、ふさわしい仲間が集うものなのだな。そなたらならば、きっとこの世界を救えるに
違いない!」
 王様の賛辞は、今の僕にとっては少し辛い。
 確かに彼らは『勇者』にふさわしい。
 だけど、肝心の僕は?
 勇者と呼ばれたいってわけじゃない――今でももちろん嫌だ――そういうことではなくて、
仲間たちに比べて、あまりに未熟な自分が情けないんだ。
 勇者として、ではなく。僕が僕自身として。
「褒美……いや、感謝のしるしに何か贈りたいのじゃが、何がいいかのう。宝でも金でも、
何でも好きなものを言うがいいぞ」

1宝物庫の宝をもらう
2現金をもらう
3何かお好きなものをどうぞ
>>561
 3 王様の一人娘をもらう! これで導かれし者たちも9人にバージョンアップ!











 ってのは冗談として 1かなあ。
4 バトランド王の命、若しくはそれに代わるもの。
グロか、はたまたエロか、それとも…。

ってのは如何?
5.バトランドでの絶対権限をもらおう。
これで宝物庫の宝も現金も王様の一人娘も思いのままじゃないか皆の衆。
トラウママンです。これで堂々と宝物庫にいける・・・
もちろん1です。
1お宝
1desu
まて、>>563-564 は 3. で間に合う選択肢ではないか。
と思ったけど、内容は様々だしなぁ・・・?
1
3 じいさんを兵士にしてもらう   











まぁ、1で。
7今の僕に褒美を受け取る■はありません。と去る
572 ◆Sj469/wPAw :03/11/21 01:03 ID:qmWAgpjR
すみません、ちょっと動けないので
更新は明日にさせてくたさいー。
2日も空いてしまってすみません。
573 ◆Sj469/wPAw :03/11/22 15:39 ID:u6T3aIOd
お待たせしてすみませんでした!
これから書いてきます。
574 ◆Sj469/wPAw :03/11/22 16:40 ID:u6T3aIOd
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番6票、4「バトランド王の命、若しくはそれに代わるもの」
1票、5番「バトランドでの絶対権限をもらおう」1票、7「今
の僕に褒美を受け取る■はありません。と去る」1票で、1番に
決定いたしました! 選択いろいろで楽しかったですw

>562 冗談の方でも楽しかったかもです。なんとなくバトランドは
   武の国のイメージがあるので、一人娘は騎士タイプかな?
>563 ダーク系になるヨカーン
>564 絶対権限なんてもらったらバトランドに縛りつけられそう(( ;゚Д゚)))
>565 長らくお待たせしました。これで正式にお宝ゲット!
>566 現金よりお宝ですかね、やっぱり。
>567 バトランドの宝箱には種や実がありますしね。
>568 新しい番号つけた方がわかりやすいかもですね。微妙に番号が飛んでますがw
>569 1番圧倒的ですね。
>570 3番だったらどうしようかとw
>571 ストイックな勇者ですねー。
575 ◆Sj469/wPAw :03/11/22 16:41 ID:u6T3aIOd
「それでは、ご厚意に甘えて宝物庫の宝をいただきますわ」
 勇者ということになっているマーニャが、僕たちを代表して答える。
「あいわかった。このバトランドの宝が勇者たちの助けとなるのなら、これほど嬉しいこと
はない。宿願が果たされることを祈っておるぞ」
 王様はご機嫌で兵士を呼び、僕たちを宝物庫へと案内させた。
 宝物庫には鉄兜と力の種、素早さの種、命の木の実、それに480ゴールド入った宝箱が置
いてあった。
「こ、この種や木の実は、人のさまざまな能力をアップさせる貴重なものですよ!」
 トルネコが興奮した声を上げた。
「原生地がさっぱりわからず、栽培もできないので、市場にはまったく出回っていませんが、
ときどき魔物が落としていくことがあるようですね」
「さすがはトルネコ殿。物知りですな」
 ライアンが感心したように頷く。
「そんな貴重な宝をいただいてもいいのでしょうか」
 申し訳なさそうなミネアに、案内してくれた兵士が快活に言った。
「この宝物庫の中のものは、自由にお持ち下さるようにとの陛下のお言葉です」
 うーむ、太っ腹な王様だ。

1種を使う(誰に使うかもお願いします)
2使わずに取っておく
1
全部勇者に

もう坊やとは言わせない。
1で。
力:ソロ
素早さ:ミネア
命:アリーナ

弱点克服重視です。
鉄兜と力の種、素早さの種、命の木の実、それに480ゴールド

しけてるなぁ。だが、鉄兜すら持ってないこのパーティーにはありがたかったりするのか。
じゃ、1のソロに全部で。もう貧弱な坊やなんて呼ばせない。
力の種→クリフト
素早さの種→トルネコ
命の木の実→ブライ

焼け石に水で
580 ◆Sj469/wPAw :03/11/23 17:53 ID:io11gedw
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票で1番に決定いたしました! 使用先は力の種が勇者3票、
クリフト1票、素早さの種が勇者2票、ミネア1票、トルネコ1票、
命の木の実が勇者2票、アリーナ1票、ブライ1票で全部勇者に決
定いたしました!

>576 マッシヴな勇者、いいですねーw
>577 ゲームでは私も弱点克服重視で使ってました。
>578 星降る腕輪はゲットしてるのに鉄兜を持ってない不思議なパーティw
>579 素早く動くトルネコ! いいかもw

これから書いてきますー。しばらくお待ちを。
581 ◆Sj469/wPAw :03/11/23 19:11 ID:io11gedw
「これ、全部ソロが使いなさいよ。あんた成長期なんだしさ。これ食べて、にょきにょきた
くましく育ってちょーだいな」
 マーニャが種を指さして言った。
「おい、成長促進剤と勘違いしてないか?」
「似たようなもんでしょ」
「いや、ちょっと違うんですが……でも、私もソロさんが使うのがいいと思いますよ」
 マーニャの言葉を訂正しつつ、トルネコが賛成する。
「そうだな。やはり勇者――ぐっ」
「私も賛成です。姉は勇者ですけど女性ですから、剣の使えるソロさんが使うのがいちばん
ですわ」
 うっかり口を滑らせかけたライアンの足を踏んづけつつミネア。
 アリーナやクリフト、ブライも頷いている。
「……サンキュ」
 僕が独り占めするのはちょっと気が引けたが、自分自身の未熟さを痛感したばかりだった
ので、ありがたく受け取ることにした。
 どっかちいうと精神面の問題なんだけど、健全な心は健全な肉体に宿ると言うし、肉体的
機能を高めることで何か変わるものはあるかもしれない。
 種の皮を剥いて、僕は次々と口に入れた。
582 ◆Sj469/wPAw :03/11/23 19:12 ID:io11gedw
「……どう?」
 アリーナが興味津々といった顔で聞いてくる。
「力の種は甘みがあってなかなかイケる。素早さの種もそんなにまずくないけど、命の木の
実はちょっと渋いな」
 僕が大まじめにボケたので、アリーナはプッと吹きだした。
「味のことじゃないわよ。パワーがついたり素早くなったような気がする?」
「うーん、よくわかんないや。戦ってみればわかるかもな」
 言ってからしまったと思ったけど、時すでに遅し。案の定、アリーナは瞳を輝かせて僕を
見た。
「じゃあ、わたしと戦ってみましょうか!」
「ここで!?」
 勘弁してくれよ。
「……姫様。場所をわきまえなされ」
「そうね。じゃあ、後でね」
 ブライに止められて、アリーナは素直に頷いた。もっとも、ここでは諦めたが、戦う気は
マンマンらしい。ブライが苦虫をかみつぶしたような表情でアリーナを見た。
 まあ別に、後でちょっと相手するぐらいはいいけどさ。
「鉄兜はどうしましょうか。装備できるのはソロさんとライアンさん、クリフトさん、それ
に私ですね」
 トルネコが鉄兜を弄びながら言った。
 そういや、天空の兜もあるんだよな……。

1.2つともこの場で装備する(鉄兜を誰に使うかもお願いします)
2.鉄兜のみこの場で装備する
3.天空の兜のみこの場で装備する
4.2つとも装備しない
おいおい、まだ装備してなかったのかよ。
鉄兜はクリフトね。
は! 王様に小さなメダルねだるの忘れてた!!

じゃ、俺の583のレスは1でクリフトに鉄兜。勇者は天空の兜で決め。
1でライアンに。
587 ◆Sj469/wPAw :03/11/24 19:47 ID:ZRjotvgK

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、4番1票で1番に決定いたしました! 鉄兜を装備するのは
先着順でクリフトに決定いたしました!

>583、>585 そうなんですよ。うっかりしてて(;´Д`)
>584 いっそ兜ナシで最後までいくというのもいいかも。
>586 ライアンの装備もそろそろ変えてあげたいですねえ。

これから書いてきますので、少しお待ちくださいー。
588 ◆Sj469/wPAw :03/11/24 21:11 ID:ZRjotvgK
サーバの負荷が高くて全然書きこめない……_| ̄|○

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 種は僕が独り占めしたから、防具は他の人が装備した方がいいだろうな。
「じゃあ、鉄兜はクリフトで。天空の兜の方はライアンが――」
「いえ」
 トルネコが僕の言葉の途中に割りこんできた。珍しいな。あまりこういうことはしないの
に。トルネコは兵士を気にしながら、言葉を続けた。
「この天空の兜は、ライアンさんには装備できません。クリフトさんにも私にも……おそら
くは他の誰にも無理でしょう。ソロさん、あなたを除いては」
 そんな馬鹿な。
 確かに、武具の装備は人によって制約がかかるよ。個人の体力や戦い方、精霊もしくは神
との誓約の内容によって、使えない武具も出てくるだろう。
 だけど、僕が使えてライアンが使えない防具って……。
 いや、そうじゃない。トルネコの含みのある言葉。それが意味するのは。
 みんなの視線が僕に集まるのを感じる。
 ゆっくりとした動作で、トルネコが僕に兜を渡す。
「つまり、この兜には何らかの魔法がかかってるってことか」
『勇者』しか使えないように。
 手の中で鈍く光る兜が、ひどく重く思えた。
589 ◆Sj469/wPAw :03/11/24 21:12 ID:ZRjotvgK
 結局、鉄兜はクリフトが装備することになり、僕たちは兵士に礼を言って――王様にもお
礼の伝言を残して――逃れるようにバトランド城を後にした。
「バレちゃったかしらね」
 城から出たところでマーニャがペロリと舌を出した。
「何かおかしいとは思っていたようでしたね」
 クリフトが苦笑する。
 あの兵士、あからさまに訝しげな表情で僕をじろじろ見てたからな。
「嘘つくのは苦手だわ。肩凝っちゃった」
 アリーナがコキコキと肩を回す。
「あとでソロと手合わせして、ほぐさなくっちゃ!」
 手合わせで肩ほぐすというのは何か間違っている気もしたが、とりあえず突っ込むのはや
めておいた。
 さて、これからどうしようか。
 ライアンたちが聞いたところによると、ガーデンブルグは岩山の上にあるという。今は火
山の爆発で、そこに通じる道が閉ざされてしまっているが、マグマの杖があれば岩山を溶か
せるかもしれない。
 イムルのウワサもちょっと気になるから、立ち寄りたい気もするんだが……。

1ガーデンブルグへ
2イムルへ

明日、明後日ともしかしたら更新できないかもしれませんー。
2
ガーデンブルグ放置プレイでw
2
またキメラの翼でピュー。
2だな。ロザリータンが輪姦される描写が見てみたい(ぉ

って、それはもっと後になってからだっけ?(FC版やって以来だからうろ覚え。
1
ガーデンブルグの女戦士たんハアハア
1。ガーデンブルグでレオタード買ってホスィ
ロザリーたんはぁはぁ→レオタードはぁはぁで1
2. ロザリータン(´д`;)ハァハァ
イムルイベントが見たい。2。
1 さくさく進んで欲しい。
599 ◆Sj469/wPAw :03/11/27 18:56 ID:KTo9BKT9
3日も空いてしまいました……_| ̄|○
明日の更新は遅くなるか、もしかしたらできないかも
ですが、今週末は頑張ります。

ただ、来週もまたランダムになりそうです……。
申し訳ありません。

それでは、これから書いてきます!
600 ◆Sj469/wPAw :03/11/27 20:40 ID:KTo9BKT9
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番5票で2番に決定いたしました!

>590 ガーデンブルク「女王」放置プレイと考えると(*´Д`*)
   バコタ放置プレイと考えると(゚Д゚)ウボァーですが。
>591 イムルへの洞窟の兵士は放置ですねw
>592 それは、エスターク倒した後の夢イベントですね。
>593 女戦士(*´Д`*)ハァハァ パノンみたいに一瞬でいいから、
   仲間になって欲しかったです。
>594 レオタード(;´Д`)ハァハァ
>595 両方(*´Д`*)ハァハァとはやりますな。
>596 エルフっ娘((;´Д`)ハァハァ
>597 魔族の事情がわかるイベントなので、私も好きです。
>598 バトランド引っ張りすぎましたね。すみません。

「ガーデンブルグの前にイムルの村へ行きたいんだけど」
 そう言うと、ライアンが嬉しそうな表情になった。やっぱり気にしてたんだな。
「あーっ、美人の夢が見たいんでしょ、このスケベ。ライアンもにやけちゃって」
 マーニャがニヤリと笑って僕をはたいた。
「違うっ」
「いいのいいの。あんだけもったいぶられたら、あたしだって気になるわよ。んじゃ、さく
さくっとキメラの翼で飛びましょうか」
「はいはい」
 トルネコが苦笑しながら、ライアンにキメラの翼を渡した。複雑な表情で受け取るライア
ン。当のマーニャはクスクスと笑ってる。
601 ◆Sj469/wPAw :03/11/27 20:41 ID:KTo9BKT9
「まったくもう。人をからかうの、姉さんの悪いクセよ」
 ミネアに睨まれてもマーニャはびくともしない。
 マーニャにはかなわないや、まったく。


 キメラの翼で跳んだ先は、森の中にひらけたのどかな村だった。
 子供たちが元気に広場を走り回り、井戸端では女の人たちが楽しそうにお喋りしている。
どこにでもあるような、ごく普通の平和な村――少なくとも、僕にはそう見えた。
 特に緊張したような様子も、沈んでいる様子も感じられない。とすると、やっぱり宿屋の
夢ってのはたいしたものじゃないのかも知れない。
 そんなことを思っていた僕の目に、一人の男の姿が止まった。のどかなムードの中で、そ
こだけが暗い。いかにも悩んでいますってな顔をして、ため息をついている。

1宿屋に泊まる
2男に話を聞いてみる
>>601
2 実はあの洞窟からやっと抜け出て来たライアンの同僚だった!

 り………しない、かな、やっぱり?
それはそれでかなりおもしろそうw

それはともかく2

あんな描写をしといてほっとく人はそうは居ないはず。
2
保守2
606 ◆Sj469/wPAw :03/11/30 00:16 ID:cMHPGrr1
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番4票で2番に決定いたしました!

>602 それも面白かったかも知れませんねー。でも、あの人には
   いつまでも洞窟の主でいて欲しい気もw
>603 描写あからさまでしたかw
>604 今回は満場一致ですね。
>605 保守ありがとうございます。頑張りまっす。

「辛気くさいツラしたおっさんだなあ」
「彼は確か……宿屋の主人だな」
 ライアンが誰にともなく呟いた。
 てことは、例の奇妙な夢の。そりゃ悩みたくもなるだろうなあ。
 僕たちが近づいていくと、気配に気づいたのか、男は顔を上げた。その表情がとたんに変
わる。
「たっ、旅のお方ですか! イムルへようこそ。本日の宿はお決まりですか。ご予定がなけ
れば、ぜひうちの宿屋に……」
「ご主人。私だ」
 必死な顔で客引きを始める主人に、ライアンが声を掛ける。
「えっ……」
 一瞬、訝しげな眉をしかめた宿屋の主人は、すぐに合点がいったというように頷いた。
607 ◆Sj469/wPAw :03/11/30 00:18 ID:cMHPGrr1
「ああ、王宮戦士のライアン様! いつ旅からお戻りで?」
「戻ったわけではないのだ。旅の途中で立ち寄ったまでのこと」
「そうなんですか。いや、あの事件の時は、本当にお世話になりました。うちのププルはも
ちろん、他の子供たちもみんな元気で、もうすっかり大きくなりましたよ」
「そうか」
 ライアンの顔がほころんだ。
「ところで、おぬしはどうしたのだ? 何か元気がなかったようだが」
「そ、それは……」
 主人はグッと言葉に詰まった。だが、すぐに堰を切ったように話し始めた。
「ああ、ライアン様。どうかうちの宿屋をお救い下さい! うちの宿に泊まると不思議な夢
を見るそうなんです。おかげでお客さんはサッパリで……。とほほ」
「その話を聞いて、私たちはここに来たのだ。詳しい話を聞かせてくれないか」
 主人の顔が輝いた。
「ありがとうございます!」
 いや、話を聞くだけで、別に助けるとは言ってないわけだが。
「立ち話もなんですし、どうぞこちらへ」
 主人に案内されて、僕たちは宿屋に入った。
 今日も一人の客も入っていないらしい。宿屋の中は閑散としていた。
 主人は僕たちを食堂へと案内し――僕たちのことは、ライアンが簡単に旅の仲間だと紹介
した――あたたかい茶でもてなしてくれた後、ゆっくりと話しだした。
 宿屋の主人が言うには、数ヶ月前からその夢は始まったのだという。
 男でも女でも、老人でも子供でも、この宿屋に泊まった者はみんな同じ夢を見てしまう。
 それはとても美しい女性の夢で、何事かを必死に訴えている。だが、何を言っているのか
はわからない。言葉が聞き取れないのだ。
608 ◆Sj469/wPAw :03/11/30 00:22 ID:cMHPGrr1
「何を伝えたいのかがわかれば、対処のしようもあるんですけどねえ。最近は、あの女性は
うちの宿屋で人知れず殺されたんだとか、酷いウワサまで立つ始末で」
「その女の人に会ったことはないの?」
 アリーナがそう言うと、主人はとんでもないとばかりの激しく首を振った。
「生まれてこの方会ったこともありませんや。商売柄、人の顔は覚えている方なんですが、
客としてこの宿屋に泊まったこともありません」
「なるほど。不思議な話ですね」
 トルネコが大きな腹を撫でながら首を捻る。
「恐らくは非常に強い魔力を持ったものの仕業であろうが、いったい何が目的なのかのう。
失礼じゃが、こちらの宿屋を狙ったところでたいした益になるようには思えんが」
「いや、まったくその通りで。本当に、うちなんかをいじめて、いったい何が楽しいんだか」
 ブライの無礼な言葉(本人も言ってるが)に反発する様子もなく、主人はますますしょんぼ
りと肩を落とす。
「こういう場合って、たいていは競合店のやっかみだったり、妬みだったりするんだけど、
この町には他に宿屋はないし……後は誰かの恨みとか」
「でも、ご主人はとても人の恨みを買うような人には見えませんよ」
 クリフトの穏やかな反論に、マーニャはあっさりと頷いた。
「うん、あたしもそう思う。でも、そうなると、本当に何が理由なのか、見当もつかないの
よね」
「せめて、女性が何を言ってるのか、大まかな意味だけでもわかればいいんでしょうけど」
 ミネアが膝の上の道具袋を撫でながらため息を吐く。正確には袋の中の水晶を、だ。考え
こむときの、それがミネアのクセらしい。今もきっと無意識にやってるんだろうな。
 その時僕はひらめいた。そうか、水晶玉を使うって手もあるな。

1とりあえず夢を見てみよう
2ミネアに占ってもらおう
ミネアの影が最近薄い(というか無い)ので2
実は連戦で疲れてんだYO!
だから1で。
2 占いに期待
1
間を取って……

3.ミネアに占ってもらうけどみんな寝てる。
1
615 ◆Sj469/wPAw :03/12/01 03:22 ID:ml272sP8
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、2番2票、3番「ミネアに占ってもらうけど
みんな寝てる」1票で1番に決定いたしました!
番号と票がきれいに逆ですねw

>609 ミネア好きなのですが、なかなか活躍させてあげられず(´・ω・`)ゴメンネ
>610 実は連戦したのはアリーナでソロはしてなかったりw
>611 占っていたらロザリーヒルのヒント入る予定でした。
>612 夢も気になりますね。
>613 ヽ(`Д´)ノ ウワァァン←ミネア
>614 まずは夢、ですね。

 だが、僕はすぐに考え直した。ここでアレコレ言っても仕方ないし、とりあえず先に夢を
見よう。何かわかることもあるかもしれないし、ミネアに占ってもらうにしろ、手がかりは
多い方がいい。
「その女性の夢ってのは、この宿屋に泊まれば必ず見られるんだよな」
 僕が確認すると、主人は情けない顔のまま頷いた。
「じゃ、まずはその夢を見よう。推測で話していてもラチがあかない」
「泊まってくださるんで!」
 情けなかった主人の顔が奇妙に歪んで、泣き笑いの顔になった。
「ありがとうございます。いや、もちろんお代をいただこうなんて思っっちゃいませんや。
だが、客のいない宿屋ほど侘びしいものはないんで……。久しぶりのお客様だ! 今夜は思
い切り腕を振るわせてもらいますよ」
616 ◆Sj469/wPAw :03/12/01 03:23 ID:ml272sP8
 そうと決まったら……と、すぐさま主人は腰を浮かし、「失礼しますよ」という声を残し
て、厨房へと駆けこんでいった。
 その夜の夕食は素晴らしいものだった。
 客足が遠のいて経営が苦しいだろうに、こんなご馳走を作って大丈夫なのかと、思わず心
配になるぐらい、主人は僕たちをもてなしてくれた。
 山獣の香草焼きに、鳥の包み揚げ、川魚のすり身にイムル地方特産の野菜を使った鍋料理、
穀物を使ったお団子、珍しい果物……。
「あー、食べた食べた」
 僕は満足して、宿の寝台の上に倒れ込んだ。
 いい宿だよな。量はたっぷりあったし――まあ、これは特殊な事情のせいだけど――味も
よかった。
 宿に大浴場がついてたのもポイント高い。やっぱ、部屋の中で体流す程度じゃ旅の疲れは
とれないんだよな。アネイルで温泉入ってみて、初めてわかったよ。
 こんな片田舎で、潰れもせずに今までやってこられた理由がわかる。
「あふ……」
 たらふく食べたせいか、寝台に横になったら、たちまち眠気が襲ってきた。事情が事情
で、部屋数はくさるほどあるから、今夜は贅沢に全員一人部屋にした。
 アリーナとの手合わせも終わってるし、このままもう寝ちゃっても、何の不都合もない。
 僕は体を起こさずに手探りでブーツを脱ぐと、毛布の下に潜りこんだ。
 運動して、いい風呂浴びて、ご馳走で満腹になって。今日はよく眠れそうだ。
 夢も見ないほど深く眠っちゃったら困るな、と思ったのを最後に、僕の意識は闇へと吸い
こまれていった。


 ――うっすらとした霧の中、高い塔の窓から1人の女性が顔を出している。
617 ◆Sj469/wPAw :03/12/01 03:25 ID:ml272sP8
 何故か懐かしい人に会った気がする。霧のせいでよくはっきりと見えない。
 塔のふもとから不思議な音楽が流れてくる。笛を吹く男。その音に気づいた女性は、身を
乗り出して塔の下を見る。
 ……この光景は、どこかで見たことがある。
 そうだ、岬のお告げ所でシスターが見せてくれた、炎の幻だ。
 あの時は映像が曖昧だったけれど、今はハッキリとわかる。柔らかな淡い色の髪、抜ける
ように白い肌、紅い瞳。塔の中にいる女性は、やはりシンシアに似ていた。
 笛の音が何かの仕掛けを動かす鍵になっていたのか、男の立っていた床がゆっくりと下へ
沈む。
 男の姿はすぐに塔の上に現れた。
「いい子にしていたか? ロザリー」
「ピサロさま……」
 女性が男に歩み寄って、男が彼女を抱き寄せた。
 その時、僕は気づいた。
 前はわからなかったけれど……これは。この声は。
『デスピサロさま! 勇者を仕留めました!』
『でかしたぞ! 貴様には後で褒美を取らせよう。では、皆の者引き上げだ!』
 地下室で聞いた、あの――デスピサロの声だ。
 夢の中の映像では、男が女性を放して、真剣な口調で語りかけていた。
「ロザリー。私は人間を皆滅ぼすことにした。まもなく、世界は裁きの炎に灼かれるだろう。
私の仕事が終わるまで、お前はここに隠れているのだよ……」
「お待ちください! ピサロさま!」
 一方的に告げると、男は追いすがる女性を無視して、塔の上の小部屋から出ていった。
 人間を滅ぼすだと!?
 急速に僕の中に怒りが膨れあがった。
 同時に、夢の中の映像がぶれ始める。
 まずい。覚醒し始めているみたいだ。
618 ◆Sj469/wPAw :03/12/01 03:27 ID:ml272sP8
 女性が、何かを言っている。
 だれ…だれか………さまを……て……。
 ちくしょう、よく聞こえない。映像はどんどん遠くなっていく。
 この……は、……………………しまう……。
 デスピサロの大事な手がかりかも知れないのに!
 ………ねがい……誰か、受けとめて! わたしの願いを……!
 僕の心の叫びとシンクロするように、いきなり女性の声が頭の中に響いた。
 届いて……!! わたしの、この想い……!


 僕が寝台の上に飛び起きたとき、太陽はすっかり昇っていて、朝の光が部屋の中に射しこ
んでいた。
「ソロさん? そろそろ朝食の時間ですが」
 扉をノックする音と、クリフトの声。
「……ああ、わかった」
 僕はひとつ頭を振って、夢の余韻を払うと立ち上がった。
 ちっ、汗びっしょりで気持ち悪い。

1朝食に向かう
2行かずに部屋にこもる

今回の話を書くにあたって、296 ◆kYB5EDmqcoさんの文章を一部
使わせていただきました。ありがとうございました。
皆の夢と比べてみないといかん!
ってことで1
そうですね。1
引きこもりソラ→2
622 ◆kYB5EDmqco :03/12/01 13:22 ID:pLbqSiLa
 DQVのゲームブックを自分が書いてる夢をみちまった……
「リメイクしてくれても、PS2持ってないから買えねーよ」とか腐ってるからこんな夢見るんだろうな……。
 うむ、とりあえず、朝飯は食わないと駄目ですよ。

んでは、1で。
1
1かな
3.汗かいたから湯浴みする
4. 朝食の前にアリーナタンを食べて来たい(ぉ
627 ◆Sj469/wPAw :03/12/03 00:55 ID:889aDNYZ
すみません、帰ってはこられたんですが、HPが0寸前なので
今日はお休みさせてください……。
>>627
ホイミ♪


……しかしMPが足りない→1でよろ
4!4!4!4!4!4!4!!!!!!!!!!
630 ◆kYB5EDmqco :03/12/03 01:10 ID:S17onTmM
よし! 代打で俺が打つ!!

というのは冗談。養生してくださいね。
631 ◆Sj469/wPAw :03/12/03 23:50 ID:G4crkIrt
大変お待たせしてすみませんでした。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番6票、2番1票、3番「汗かいたから湯浴みする」1票、
4番「朝食の前にアリーナタンを食べて来たい(ぉ」2票で、
1番に決定いたしました!

>619 みんなの夢も気になりますよね。
>620 セオリーですよね。
>621 ソラはDQ5漫画のキャラですよう(;´Д⊂ 
>622 それは、発売までにお金を貯めてPS2を買えというお告げかとw
   朝食は一日の基本ですね。
>623 はい、1で。
>624 1でしょう。
>625 イムルの宿のお風呂、気持ちよさそうですよね。覗きがいるけどw
>626 逆に食べられてしまったりしてw(この場合「食べる」=「のされる」)
>628 一晩休んでHPもMPも全回復♪
>629 熱烈ですねー。
>630 ありがdです(;´Д⊂ 今週で仕事の山は越えるはずなので
   頑張りまっす。

これから書いてきますー。少しお待ち下さいませ。
632 ◆Sj469/wPAw :03/12/04 00:31 ID:ivbMx9fy
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 ――あいつだ。
 あいつだったんだ。
 ほとんど上の空で身支度を整えながら、僕は唇を強く噛みしめた。
 魔物達の襲撃の直前、僕の暮らしていた村に迷いこんできた旅人がいた。
 そいつは旅の詩人だといったが、名前は名乗らなかった。
 ――夢の中に出てきたのは、その詩人と同一人物だった。
 間違いない。ヤツは変装すらしていなかった。
 彼を助けたのは、村に住んでいた商人だった。僕に金や商品の流通の仕組み、物の売買の
方法を教えてくれた人だ。
「村の掟を破って、つい助けてしまったのです。禍の種にならねばよいですが……」
 商人の心配そうな顔が脳裏に浮かぶ。
 元は宿屋の主人だったという彼は、困った人を見たら放っておけない人のいい男だった。
 ……ヤツは、それにつけこんだんだ。
 食いしばった歯がギリッと鳴った。
 商人を責める気は毛頭ない。ただ、お人好しの彼を利用したあいつ――デスピサロが憎か
った。
 魔物との戦いの中で、商人はあいつの正体を知っただろうか。知らないままならばまだい
い。気づいてしまったら、彼はどれほどに後悔し、自分を責めさいなむことか。それが哀れ
でならなかった。
633 ◆Sj469/wPAw :03/12/04 00:33 ID:ivbMx9fy
 のろのろと支度を終えて、僕は食堂へと向かった。
 食堂には、まだ仲間が3人ほどしかきていなかった。なんだ。てっきり、僕が最後かと思
っていたのに。

 食堂にいたのは誰と誰と誰でしょう。下から3人、選択してください。

1マーニャ  2ミネア  3アリーナ
4ブライ  5クリフト  6ライアン 7トルネコ
2 ミネア
4 ブライ
5 クリフト で
 こういう事に感受性の強そうな3人を選んでみました
1.マーニャ、
3.アリーナ、
7.トルネコで

他の連中はすでに食事済まして行動しているヨカーン♪
5:クリフト
6:ライアン
7:トルネコ
気遣い上手、正義漢、商人です。
2 ミネア、 3 アリーナ、6 ライアン

で。まあ、なんとなく。
638629:03/12/04 10:57 ID:lzBbt5Zt
あああ・・・4って書いた分だけカウントされればいいのに・・・w

2 ミネア
3 アリーナ
7 トルネコ

3アリーナ
4ブライ
5クリフト

なんとなくサントハイム三人衆で。
640名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/05 06:51 ID:Hmu2vWSy
4ブライ
6ライアン
7トルネコ

伝説の三人
641名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/05 06:58 ID:kv36SToR
2ミネア
5クリフト
6ライアン

早起きしていそうなメンバー 
642名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/05 11:47 ID:Wnz7kpgb
1ブライ
2トルネコ
3ライアン

なんか衛藤ヒロユキ思い出して…

一人だったらミネア
女三人
644 ◆Sj469/wPAw :03/12/06 03:21 ID:ZIrHRBZR
遅くなってすみませんでした。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
マーニャ2票、ミネア5票、アリーナ5票、ブライ4票、
クリフト4票、ライアン5票、トルネコ5票、先着順で
ミネア、アリーナ、トルネコに決定いたしました!
何だか意外な結果でしたねー。

>634 癒し係2人と、年の功のブライ。勇者を落ち着かせて
   くれそうですねー。
>635 済ませていたり済ませていなかったり、いろいろですw
>636 クリフトが慰めて、ライアンが正論で諭して、トルネコが
   冗談で和ませると。完璧な布陣ですね。
>637 なんとなく面白そうなセレクトです。
>638 カウントされなくても、気合いはしっかり伝わりましたとも。
>639 バランスいいですよね、サントハイム組。
>640 漢くさいセレクトでw
>642 番号でなく、名前でカウントしましたー。衛藤ヒロユキというと
   ぬおおおおおおおおのライアンとかキタキタおじさんとか(違
>643 女好きですね? 私もですw

これから書いてきますー。しばらくお待ちを。
645 ◆Sj469/wPAw :03/12/06 04:01 ID:ZIrHRBZR
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「どうしたんですか、その顔は!」
 食堂に入った僕の顔を見るなり、ミネアが声を上げた。トルネコも心配そうに眉を寄せる。
「どうしたって……何が」
「ひどい顔色よ」
 アリーナにも言われてしまった。そんなにひどい顔してるのかなと思って、僕は自分の頬
を撫でた。
「悪夢を見たからね」
 肩を竦めてみせると、3人は妙に納得したような顔になった。
 僕が席に着くと、宿屋の主人が朝食を持ってきてくれた。アリーナの前にも同じ食事が置
いてある。トルネコとミネアはすでに食べ終わったようで、彼らの前には食器はすでになく、
温かい飲み物が入った木のカップが置いてあった。
「他のみんなは?」
「ブライさんとクリフトさんは朝食を済ませて、この宿屋に何か術のようなものがかかって
ないか、調べに行かれました。ライアンさんはププルくんに話を聞いています。子供たちは
感受性が強いですからね。何か知ってるかもしれないと」
 トルネコの説明に続いて、ミネアがため息を吐いた。
「姉さんはまだ部屋です。変な夢のせいでよく眠れなかったから、朝は食べずに寝直すと言
ってましたわ」
646 ◆Sj469/wPAw :03/12/06 04:04 ID:ZIrHRBZR
 僕は思わずくすりと笑ってしまった。マーニャらしいや。
「……岬のお告げ所で見た幻と同じだったわね」
 木の匙を手の中でくるりくるりと回しながら――きっとブライやクリフトがいれば行儀が
悪いと叱っただろう――アリーナが口を開いた。
「ピサロって言っていたわよね。あれ、やっぱりデスピサロなのかなあ」
「そうだ。あいつがデスピサロだ。間違いない」
 回していた匙をアリーナが取り落とした。僕が断言したので驚いたらしい。
「何でわかるの?」

1理由を話す
2適当にごまかす
メンバーがやや不安ですが、
推測を含めて正確に語る

1で
1
やはり、1 だ。
1しかない
ひさびさに参加しようと思ったけどシャレが思いつかないので2
653 ◆Sj469/wPAw :03/12/08 04:08 ID:atsyxzg/
遅くなってすみませんー。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番5票、2番1票で、1番に決定いたしました!

>647 洞察力のミネア、直感のアリーナ、気配りのトルネコで
   それなりによさげな感じかも知れません。
>648 はい、1で。
>649 1っすね。
>650 今回は素直な勇者人気ですね。
>651 はーい、では1で。
>652 久々の参加ありがdです。シャレなくてもいいんですよーw

 僕は推測も含めて、3人にすべてを話した。
 夢の中の男と、僕の村を滅ぼした『デスピサロ』の声が同じであること。また、同じ人物
が僕の村に旅の詩人として迷いこんでいたこと。
 できるだけ感情は抑えるようにしたけれど、声が震えてしまうのは隠しようがなかった。
 仲間たちの瞳に痛ましそうな色が浮かぶ。
「もっとも、これもあの夢がただの夢じゃなく、真実だったらの話だけどな」
 ただの夢だなんて思ってもいないのに、最後にそう付け加えてしまったのは、重くなった
その場のムードを変えたかったせいかもしれない。
「慎重ですね、ソロさんは」
 トルネコが苦笑する。
「でも、あの夢はきっと本当のことだと思いますよ」
654 ◆Sj469/wPAw :03/12/08 04:09 ID:atsyxzg/
「僕もそう思う」
 僕は肩を竦めて、すっかり冷え切ったスープを飲んだ。
 その僕の動作を見て、思い出したようにアリーナも匙を口に運んだ。顔をしかめて、それ
でも何も言わずに全部飲みこむ。
「私たちにだけ、声が聞こえたというのも不思議ですよね」
 ミネアがカップを両手で持って、ユラユラと揺らす。
 ……そういや、今までに泊まった客は、女性の声は聞こえなかったんだったな。すっかり
忘れてたが。
「ライアンたちも聞いたって?」
 今さらと思いつつ確認すると、3人揃って頷き返してくる。
「そっか……僕は最後の部分は目覚めかけててよく聞こえなかったんだ。何て言ってた?」
「止めてって言ってたわ。世界が滅びてしまうって。……胸が痛くなるような叫びだった」
 アリーナが目を伏せた。
「あの女性はデスピサロの恋人なんでしょうねえ……デスピサロというのは、いったいどう
いう人物なんですかね」
「どういう……って?」
 トルネコの言葉の意味を取りあぐねて、僕は聞き返した。
 言いにくそうに口を開閉させ、トルネコがゆっくりと言葉を押し出す。
「いえね……そのう、私たちはデスピサロを人の血の通わない、冷酷な人物だと思っていま
したけど、あの女性は――ロザリーさんと言いましたか――デスピサロに愛情を持っている
ようでしたし、デスピサロも彼女には優しかった。だとすると、その、まったく感情のない
魔物というわけでも……」
「なんだと!」
 僕は激昂して思わず卓を叩いた。食器がガチャガチャと跳ねてぶつかり合う。
「……すみません」
 トルネコが申し訳なさそうに体を縮める。
655 ◆Sj469/wPAw :03/12/08 04:11 ID:atsyxzg/
「………………いや、こっちこそ」
 僕は大きく深呼吸して、無理矢理自分を落ち着かせた。
 デスピサロは魔物の首領で。
 僕の村を滅ぼした仇で。
 憎むべき魔物で。
 ――だけど、もしかしたら、どこかの誰かにとっては、優しい恋人だったかもしれない、
なんて。
 それは、僕にとってはにわかに受け入れがたい……でも、事実、だった。

1デスピサロについて考えてみる
2ロザリーについて考えてみる
3今後のことを考える
656sage:03/12/08 08:06 ID:O0GaHtqW
4トルネコについて考えてみる
2しかない!!!!
さすがに今更デスピサロのことを認めるような考えはできない
だからってただの敵とはもはや据えられない

2で
659A.I. ◆CXostpSKZ. :03/12/08 09:20 ID:HrCOKuIU
シンシアに対するソロの気持ちがロザリーに対するデスピサロの気持ちと
重なりそうな気がします。勝手に想像してすみませんm(_ _)m

選択は2でお願いします。
5アリーナタンについて考える。


661 ◆Sj469/wPAw :03/12/09 03:22 ID:8yy30Njc
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番3票、4番「トルネコについて考えてみる」1票、5番「アリーナ
タンについて考える。」1票で2番に決定いたしました!

>656 なんて選択をw 見た瞬間、マジ吹きしてしまいましたよ。
>657 ロザリーたん(*´Д`*)ハァハァ
>658 ……えーと、すみません。まだちょっと勇者は頑固です。
   デスピサロの事情が全然わかってない状態なので物わかり悪いですw
>659 いつかは重なるかもしれませんねー。現状ではまだそこまで
   デスピサロの気持ちは汲めないのですが。
>660 アリーナたん(*´Д`*)ハァハァ

 後から考えると、今まで、敵、というただその一言に塗りつぶされていたヤツの影に、こ
の時初めて、ほんの少しだけ別の色が加わったのかもしれない。
 その時の僕には気づけなかったけれど。
 ――脳裏に、あの村にいた商人の顔が浮かぶ。
 剣の師匠、魔法の先生、両親。親しかった人の顔が次々と浮かんでは消える。
 そして。
(シンシア)
 僕は、テーブルの上の手のひらをぐっと握りしめた。
 ――デスピサロは敵だ。
662 ◆Sj469/wPAw :03/12/09 03:24 ID:8yy30Njc
 それは、揺らがない。
 ふと、脳裏の中で笑う少女が、昨日の夢の中の女性と重なった。
 お告げ所で見たときはそっくりだと思ったけれど、よく見れば違っていた。
 ロザリーと呼ばれた女性は、とても美しかったけれど、今にも消えてしまいそうに儚かっ
た。恋人を迎えてさえも、その笑顔はとても哀しげだった。
 シンシアは、あんな表情はしない。
 彼女は笑うときも、怒るときも、泣くときも、いつでも一生懸命で、生気に満ちていた。
まばゆいぐらいに。
「あのロザリーという女性は、人ではありませんね。エルフ……でしょうか」
 僕が黙ったせいか(怒っていたわけじゃなくて、考えごとしてたんだが)、ミネアが話題を
変える。
「まあ、エルフ? わたし、一度だけ会ったことがあるわ」
 アリーナが声を上げた。
「なんだか人間を嫌いだったみたいで、すぐにいなくなってしまったけれど」

1アリーナにエルフの話を聞く
2ミネアにエルフのことを聞く
3聞かなくてもエルフの知識ぐらいある
4ていうか、シンシアはエルフだったし。
1アリーナタン'`ァ,、ァ'`ァ,、ァ'`ァ (;´Д`) '`ァ,、ァ'`ァ,、ァ'`ァ
2.アリーナが話そうとしたが出番の少ないミネア頑張る!
1!1!1!!!1

ハァハァハァハァ

シンシアはエルフじゃん
4
1
669 ◆kYB5EDmqco :03/12/09 20:39 ID:qypo9wlZ
2なんだけど。
4だな
1 じゃな。

密かにアリーナタンはドワーフかもしれない、とかいってみるテスツ。
672 ◆Sj469/wPAw :03/12/11 04:47 ID:zO8GARqq
すすすみません。今晩も更新できませんー。
明日には何とか。
4だよ
4でいこう
>>671
ドワーフなアリーナなんて想像したくない・゜゜・(ノД`)・゜゜・

とりあえず1で。
やっぱ1かな、と
677A.I. ◆CXostpSKZ. :03/12/11 21:43 ID:wyUGZbp9
エルフに「つーん」とされた時にアリーナがどう思ったのか興味があります。
( `_ゝ´)ツーン←こんな顔文字もあるのですね。

というわけで、1に一票です。
678 ◆Sj469/wPAw :03/12/12 02:15 ID:V3p0ZQS7

遅くなってすみませんでした!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番7票、2番2票、4番5票で、1番に
決定いたしました!

>663 ハアハアにもいろいろあるのですねw
>664 ミネア好きなんですが、なかなか活躍のチャンスが
   なくてすみません(;´Д`)
>665 激しく1ですねw
>666 天空人という説も捨てがたかったり。
>667 はい、4ですね。
>668 1に1票と…( ´ー`)ノ φメモメモ
>669 もしや褐色の姉妹お好きですか?
>670 エルフなのかなー、迷ってます。
>671 新説ですね。確かにドワーフは女もたくましいですがw
>673 巷ではエルフ説が有力ですよねー。
>674 人種はぼかして書こうかと。
>675 指輪物語的ドワーフだと、女でもヒゲモジャ…w
>676 話の流れ的にはそうなりますかね。
>677 ( ´,_ゝ`)フーンの新バージョンですね。面白い〜。

これから書いてきますー。ちょっとお待ちを。
679 ◆Sj469/wPAw :03/12/12 02:48 ID:V3p0ZQS7
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「エルフに会ったことあるのか?」
 僕はビックリしてアリーナに問いかけた。エルフという人種が人の歴史から姿を消し、ほ
とんど伝説の近い存在になってから、ずいぶん経つ。
「そうよ。あら、話してなかったかしら」
 アリーナは小首を傾げた。
 彼女の説明に寄れば、僕たちと旅をする前に、『さえずりの塔』という場所で出会ったこ
とがあるのだという。
「でも、私たちを見た途端、逃げちゃったわ。ほんの一瞬たりとも、人間とは一緒にいたく
ないって感じだった。でも、さえずりの蜜を落としていってくれたから、感謝してるの」
 アリーナはさらりと言ってるけど、顔を見た途端逃げるって……そりゃ、かなりの嫌悪感
だよな。
 エルフについては魔法の先生やシンシアがいろいろ教えてくれたけど、人間を嫌っている
なんて話は聞いたことなかったぞ。

1人間がエルフに嫌われている理由を追及する
2それよりも夢の謎を考えねば
1!1!
1 かな。たまにはとことん脱線してみないとね。

>アリーナ:ドワーフ説
案外エルフが顔を見たとたん逃げた真相はそこだったりw
682 ◆kYB5EDmqco :03/12/12 10:04 ID:kkFgR19n
2
1

ここで追求しておけば、のちのちのイムルの夢パート2で生きてきそうな気がする。
気がするだけだが。
687 ◆Sj469/wPAw :03/12/15 01:38 ID:Hc4M0x/T
遅くなってすみませんでした!
結局、今年いっぱいはランダムになってしまいそうです…
ヒマニナルハズダッタノニ…_| ̄|○
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番3票で1番に決定いたしました!

>680 ものすごい勢いで1ですねw
>681 たまにというか、脱線しまくりな気もしますが。
>682 2ですね。
>683 2も人気ですね。
>684 今回は接戦でしたねー。
>685 はい、1で。
>686 ロザリーと会ったときにも生きるかもしれませんねー。
   その時のゲームマスターと選択肢次第だとは思いますが。

これから書いてきます。しばらくお待ち下さい。
688 ◆Sj469/wPAw :03/12/15 02:37 ID:Hc4M0x/T
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「どうしてそんなに人間を嫌うんだろう。アリーナたちが何かしたのか?」
「まあっ、失礼ね!」
 アリーナがぶうっと頬を膨らませる。
「わたしたちは、その時に初めてエルフに会ったのよ。何かできるはずないじゃない」
「悪い。……でも、原因はあるはずだよな。何か人間に嫌な目に遭わされたとか」
「あのー」
 その時、遅い食事を終えた僕とアリーナのために、飲み物を持ってきてくれていた宿の主
人が、遠慮がちに口を開いた。
「お役に立つかどうかはわかりませんが、エルフの伝説ならこの村にも伝わっていますよ。
……なんでも、以前、この村の近くにエルフの村があったみたいで」
「へえ?」
 僕は主人の方に身を乗りだした。
「詳しい話を聞かせてくれよ」
「昔々はエルフも人間も仲良く暮らしていたそうです。でも、エルフの涙は紅い宝石になる
とかで、それを狙う悪い人間が現れましてね。エルフを捕まえては、泣かせようとしてさん
ざん虐めたらしいんですよ。そのせいで、エルフたちは人間の前から姿を消し、村は消えて
しまったんだそうです」
 僕は顔をしかめた。アリーナは「ひどい話ね!」と憤慨し、ミネアもトルネコも苦い顔を
している。
「まあ、お伽噺の類ですけどね。本当かどうかは眉唾ものですよ。涙が宝石になる人間――
いや、エルフですが――なんていたら、お目にかかってみたいですよ」
 主人は笑いながら食事の皿を手早く片づけると、「何かあったら呼んでください」と言っ
てさがっていった。
689 ◆Sj469/wPAw :03/12/15 02:39 ID:Hc4M0x/T
 あの様子だと、主人自身はその伝説をあまり信じてはいないんだろうな。もしかしたら、
エルフの存在自体、疑っているのかもしれない。
 だけど、伝説というのは案外と真実を語っていることが多いものだ。その全部が本当では
ないにしろ、きっと近い事件はあったんじゃないかと思う。
「エルフの涙が宝石になる……という話は、私も聞いたことがありますわ。父が錬金術の実
験をしているときに、そんな話をしていました。でも、夜空の月と同じように、決して手に
入らない物だ、とも言ってましたが」
 そう言うミネアの顔には、まだ少し苦さが残っている。
「欲の皮の突っ張った人間はどこにでもいますからねぇ……」
 そう、トルネコの言葉どおり、残念ながらそういう人間は少なからずいるんだよな。だか
ら、もしエルフの涙が本当に宝石になるのなら、捕まえようとする人間が現れても不思議じ
ゃない。
 何となくその場が沈んだ空気に支配される。
 そこへ、ライアンとブライ、クリフトが食堂に入ってきた。

1ライアンに話を聞く
2ブライたちに話を聞く
ヽ(´ー`)ノ マッテマシタヨーリアルタイムで。
1ですね。
3. アリーナをからかってブッ飛ばされる。

クライノハヤダーイヽ(`Д´)ノ
692 ◆kYB5EDmqco :03/12/15 09:55 ID:eFRYoCKe
4.バトランドへルーラ。ガーデンブルグへ。
5.そこでトルネコのダジャレですよ!
5
パノンと出会って成長したか?
5で
沈んだ空気が凍りつく(-Д-)
気分的に3を推しておきたい。
1
ぶっとばされてください3
699sage:03/12/16 23:48 ID:R6KMKjoy
票数のバランスをとって1
700 ◆Sj469/wPAw :03/12/17 01:10 ID:bpqiPPep
お待たせいたしました!
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、3番「アリーナをからかってブッ飛ばされる」3票、4番
「バトランドへルーラ。ガーデンブルグへ」1票、5番「そこでトル
ネコのダジャレですよ!」3票、先着順で1番に決定いたしました!

>690 うおうっ、こんな夜中に読んでる方がいらっしゃるとは。
   すみません、お待たせしました。
>691 こちらも夜遅くにお疲れさまです。そういえば最近、明るさが
   足りないかもですねー。
>692 なかなかガーデンブルグに行きませんねー。今年中に行けるかな?
>693 うっ、そうきましたか……
>694 あまり成長はしてないかも知れません。
>695 そういう感じのダジャレになりそうですよね。
>696 アリーナか明るさに飢えているのですね?
>697 はい、1ですね。
>698 Mな勇者……ゲホゲホ
>699 今回は接戦でしたが、この1票で決まりましたねー。

これから書いてきますー。少々おまちください。
>>699


マジかよ・・・;弄られるアリーナタンが見たかった
702 ◆Sj469/wPAw :03/12/17 02:02 ID:bpqiPPep
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「おかえりー」
 沈んだ空気を振り払うように、わざと明るく声を掛ける。3人が僕を見つけて笑顔になっ
た。
「おお、ソロ殿」
「ようやく起きられたかの」
「おはようございます」
 ライアンたちが食堂の椅子につくと、すかさず宿の主人が人数分の飲み物を用意して持っ
てきた。気が利いてるよなあ。本当にいい宿だ。
「今、トルネコたちと夢の話をしていたところだよ。ライアンは子供たちに話を聞きにいっ
たんだって? 何か収穫はあったかい?」
 ライアンは苦笑して首を振った。
「夢の原因となるような話は聞けなかった。だが、子供たちにとっては、この事件も『わく
わくするできごと』でしかないようだな。ププルを羨ましがる子供すらいた」
「無邪気なもんですよ、まったく」
 盆を抱えた宿屋の主人がため息をつく。
「だが、そういう方向に開き直ってしまうというのもひとつの案ではないかと思ったぞ」
 ライアンが横に立つ主人を仰ぎ見て、珍しくイタズラめいた笑いを浮かべた。
「不思議な夢の見られる宿、というのをウリにしてしまうのはどうだ」
「ライアン様、ご冗談を」
 主人が泣きそうな顔になって眉を下げる。
「いや、すまんすまん。私にはあの夢が悪いものだとは思えなかったものでな」
703 ◆Sj469/wPAw :03/12/17 02:04 ID:bpqiPPep
「それもいい案かも知れぬぞ、ご主人」
 意外にも、ゆったりと飲み物をすすっていたブライが賛成の声を上げた。
「宿屋の周囲を徹底的に調べたが、魔術の気配はいっさい感じられなかった。ということは
じゃ、この宿屋に何か仕掛けがあって、あの夢を見させられているわけではないんじゃよ。
ただ単にあの女性の必死の想念が、たまたまこの宿屋に届いてしまったと、そういうことな
のじゃないかのう」
「たまたまですって? どうして、なんで寄りによって家なんです!?」
 眉をますます下げて、主人が悲鳴をあげる。本当に泣きそうだ。
「それなんじゃよ。確かに、何の縁もない場所に想念が届くなぞ、あまり例がないことでは
あるのう。……ご主人には、本当にあの女性に心当たりはござらんかの」
 主人がぶんぶんと首を振る。
「ご主人がご存じでなくても、例えば女性がこの村の出身であるという可能性はありません
か?」
「私は生まれたときからこの村で育ったんです。あんな美人が村にいたら、忘れるはずあり
ませんや」
 ん、ちょっと待てよ? クリフトの言葉が僕の思考に引っかかった。
 あのロザリーとかいう女性はエルフなんだよな。
 んで、この村の近くにはエルフの村があったとかで。
 ……もしかして、ロザリーはそのエルフの村の出身だった、とか? 

1この仮説を話してみる
2話さないでとっとと話を切り上げる

>701 弄られるのは、この場合勇者ではw
3. アリーナタンの乳をもげ!
>>704
もいだらかわいそうだ、揉め、に変更してくれ。
変更してくれたら3にのる。
3で!!!

>>704
揉むに変更しる!しる!
う〜ん、いくら何でもネタがすぎる気が・・・

というわけで1
1 で。
エルフの村かあ。変化のつえで買い物したなあ……っていうのは
3だっけ?
709704:03/12/17 15:29 ID:0FSLr1D3
乳をもげ ってのは、アレなんだが、フォルゴレなんだが・・・・;
さすがに、アニメ版金色のガッシュの話は板違いだったなすまん。

ちゅうことで、「虫がついてた」とか適当な理由で揉ましてやってくれ。> ◆Sj469/wPAw 氏
無難に1






|-`).。oO(ミネアたんの乳も揉め!)
アリーナの胸を揉みながらその仮説について語るというのは 1? 3? 4?

とりあえず、3にしときたい気分。怪しい香りに包まれて乳揉みパーティ?
どうやら>>699がよっぽど気に障ったと見える。 憐れな・・・。






3で。
3でしょー
3。揉んだらぶっ飛ばされるの?気持ちよくなるの? 気持ち良いのキボン。
3. 3デオネゲーツマスダ ハァハァ(´д`;A;;)
716 ◆Sj469/wPAw :03/12/18 06:16 ID:2yd/bajZ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、3番「アリーナタンの乳をもげ(揉め)!」8票、
ぶっちぎりで3番に決定いたしました!_| ̄|○ ドウシヨウ…

>704>709 フォルゴレの歌ですねー。話には聞いてるんですが、
     一回聞いてみたいものです>チチをもげ!
>705 変更されたので、1票カウントしましたw
>706 怒濤の勢いですな。
>707 皆さん、ネタ好きだからw
>708 3ですね。ああいうときに限って、なかなか人間以外の
   キャラにならずにイライラしたものです。
>710 |-`).。oO(頑張ってみます…)
>711 乳揉みパーティ……なんとエロティックな単語でしょうw
>712 多数決の醍醐味ですねー。今回は圧倒的ですが。
>713 気持ちよいまではいかない気がします。すみませんー。
>714 了解です(;´Д`)ハァハァ

では、これから書いてきます。少しお待ちください。
717 ◆Sj469/wPAw :03/12/18 06:19 ID:2yd/bajZ
すみません、レス番がずれてしまいました!
下が正しいレス番です。失礼いたしました。

>713 3ですか(;´Д⊂
>714 気持ちよいまではいかない気がします。すみませんー。
>715 了解です(;´Д`)ハァハァ
718 ◆Sj469/wPAw :03/12/18 07:11 ID:2yd/bajZ
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「あのさ……」
 僕が仮説を話そうと口を開いた時、目の前をぷ〜んと蚊が通り過ぎていった。
 何の気なしに、僕は蚊を殺そうと手を伸ばす。
 捕まえた、と思った瞬間。
 むにゅ。
 手のひらに柔らかい感触。
「あ」
「あ」
「あああああああーーーーーーーっ」
 クリフトの悲鳴をBGMに、僕とアリーナは顔を見合わせる。
 大きな瞳をますます大きく見開いて、まだ状況がいまいち掴めてない感じのアリーナ。僕
は僕できっとさぞかし間抜け面をしてるんじゃないかと思う。
 蚊を潰したはずの僕の手は、アリーナの……その、む、胸をぎゅっと揉んでしまったのだ。
 誓って言うが、わざとやったわけじゃないぞっ! 蚊の野郎が変なところを飛ぶからいけ
ないんだ。そりゃ、蚊にばかり気を取られて、ヤツの飛ぶ先に注意を向けなかった僕も悪い
かも知れないが。
 ……それにしても、やーらかいもんだな。それほど大きくは見えなかったけど、けっこう
あるみたいだ。
「――っ、ぃつまでやってるの!」
 ようやく我に返ったのか、アリーナの頬にみるみる朱が昇り、柳眉が逆立つ。同時に左頬
に衝撃が来て、僕は座っていた椅子もろとも吹き飛んだ。
「きゃあっ」
 ミネアの悲鳴。そしてふたたび。
719 ◆Sj469/wPAw :03/12/18 07:14 ID:2yd/bajZ
 むにゅ。
 アリーナに殴り飛ばされた僕は、ミネアを巻きこんで床に転がり――今度は、ミネアの胸
に思いっきり顔を突っこんでしまった。
「きゃああああああああああっ」
 その後のことはよく覚えてない。
 気がついたときは、僕は宿屋のベッドに寝ていた。
 打撲やらカマイタチによる切り傷やら凍傷やらで、全身ズタボロだ。しかも、妙な息苦し
さが喉に残ってるし。

 ところで、僕のベッドの側にいたのは?(何人選択しても可。全員でも可)

1アリーナ  2ミネア  3マーニャ
4トルネコ  5ライアン  6ブライ  7クリフト
アリーナ、ミネア、マーニャ、トルネコ、クリフトで!

反応がたのしみだハァハァ(;´Д`)
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

2.ベッドの側に1人で顔真っ赤にしてるミネア
8、だれもいない_| ̄|○
8_| ̄|○
1.アリーナ、2.ミネア、3.マーニャ、7.クリフト

そろそろ気持ちいい話に持っていこう。(ゲームの進行完全無視か;)
最初アリーナハァハァ(´д`;)で、途中でミネア(+クリフト or マーニャ)あたりが
加わってくる展開も可?
725 ◆kYB5EDmqco :03/12/18 21:49 ID:0nbQfiDj
2
うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!!!! 
1じゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!
>>724
にイピョーウ(=゚ω゚)ノ
8だなw
当人同士で話し合う→1と2で
>>724 にのったー!
1 アリーナタン(;´д`)ハァハァ
1・2・3:ハーレム!(+ライアン・クリフトで乱交OK!)
>>732
乱交状態エエな
1アリーナ2ミネア3マーニャ

女子に囲まれてハァハァ(´д`;;;)してください。女子もハァハァ(´д`;;;)犯(し)てください。
735 ◆Sj469/wPAw :03/12/20 03:41 ID:N37GJSLW
お待たせいたしました。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番10票、2番10票、3番7票、4番1票、7番4票、
8番「だれもいない」3票で、アリーナ、ミネア、
マーニャ 、トルネコ、クリフトに決定いたしました!
今回、ちょっと選択方法ミスりましたね。すみません。
それにしても、皆さんエロ展開好きですねw

>720 今回、ハアハア度は薄いてすー、すみません(;´Д`)
>721 光景が目に浮かびます。いいですねー。
>722 勇者放置プレイですか(;´Д⊂
>723 みんな怒って、いなくなってしまったとかw
>724 気持ちいい話に……なりませんでした。すみません。
>725 そんな気がしていました。 
>726 これまた、そんな気がしていました。
>727 すみませんふたたび。かえすがえすも選択方法を
   ミスったのが悔やまれます。
>728 孤独な勇者(;´Д⊂
>729 うむ。それは大切ですよね。
>730 ホントにすみません……
>731 '`ァ,、ァ'`ァ,、ァ'`ァ (;´Д`) '`ァ,、ァ'`ァ,、ァ'`ァ
>732 いきなり乱交ですかいw
>733 最近みんなエロ過ぎですw
>734 すみません四たび。エロくなりませんでした。
736 ◆Sj469/wPAw :03/12/20 03:43 ID:N37GJSLW
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「あ、起きた起きた」
 ベッドの横にいたアリーナが、声を上げた。
 アリーナだけじゃない。ミネアにマーニャ、クリフトとトルネコが、僕の周囲を取り囲ん
でいる。
「本日、2度目のお目覚めね。ご気分はいかが?」
 マーニャがニヤニヤと笑って僕を見下ろしている。僕は無言で睨み返した。
「いやー、大変でしたねえ。クリフトさんがザオリク覚えていてよかったですよ」
 おい、トルネコ。それ、明るく言うことか? ザオリクってことは、僕は一度死んでたん
じゃないか。
「あんたねえ、乙女の胸を無断で触っておいて、それだけですんだんだからありがたく思い
なさいよ」
 不満が顔に出たのだろう(別に隠そうとも思わないが)、マーニャが僕の額を人差し指で弾
いた。
「不可抗力だ。わざとじゃない」
 僕はむすっとして言い返す。
「百歩譲って、アリーナの鉄拳とミネアのバギは我慢するとしよう。だけど、ヒャドやザキ
まで喰らう覚えはないぞ」
 ブライはその場にいなかったので、クリフトを思いっきりねめつける。
「はて、何の話でしょう」
 クリフトが涼しい顔で返してくる。こんの野郎、とぼける気か。
「この凍傷や喉に残る息苦しさは何なんだよ。しかもお前、回復にも手ぇ抜いただろう。ま
だあちこち痛いぞ」
737 ◆Sj469/wPAw :03/12/20 03:44 ID:N37GJSLW
「とんでもない。ですが、私はいまだ未熟者、術の効果があがらぬこともあるやもしれませ
んね。誠に申し訳ありません」
 慇懃無礼とは、まさにこのことだな。どうやら、まーだ怒ってやがるらしい。
 当のアリーナは殴ってサッパリしたのか、あまり拘っている様子もないんだが。……ミネ
アは、まだ真っ赤な顔で、僕のベッドの横に座っている。

1アリーナと話す
2ミネアと話す
1. とことんアリーナ!
1で、そろそろ本題に・・・
Σ(´Д`; )犯人はクリフトだたのか

真っ赤なミネアたん(*´Д` )もう責任とるしか→2
741 ◆kYB5EDmqco :03/12/20 10:23 ID:3PZCnPFc
2(*´д`*)
そりゃもうアリーナで1
せきにんってな〜に? ぼくわかんない(*´д`*)2
2
3 アリーナのしりを撫でる。

再びあの世へ・・・
3もいいなw
2
750 ◆Sj469/wPAw :03/12/21 20:08 ID:ncCtVLpq
お待たせいたしました!
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、2番7票、3番「アリーナのしりを撫でる」2票で
2番に決定いたしました!

>738 アリーナファンの鑑ですね。
>739 いやー、ガーデンブルグは遠いですねー……ハハハハ
>740 クリフトに、というより全員にやられたというかw
>741 やはり2ですねw
>742 2⊂(’−’*
>743 愛を感じますねー。
>744 無責任に生きるのも、また楽しいものですw
>745 はい、2で。
>746 2にもう一票。
>747 永遠ループですかw
>748 ネバーエンディングセクハラw
>749 今回は2が人気でしたね。

 まだ顔に感触が残っている。
 あれが、ぱふぱふというヤツなんだろうか。
 強烈だったよなあ。甘ーい香りがして、こう独特の弾力があって。
 露出が少ないから気がつかなかったが、もしかしてミネアってマーニャより胸がでかいん
じゃないか?
751 ◆Sj469/wPAw :03/12/21 20:11 ID:ncCtVLpq
「何じろじろ見てるのよ。ミネアが困っているでしょ」
 ふたたび、マーニャが僕の頭をこづく。
 おっと、いかんいかん。つい浸ってしまった。僕の視線にますます赤くなって、ミネアは
身を縮ませている。
 僕は居住まいを正して、頭を下げた。
「……まあ、その。悪かったよ。アリーナにもミネアにも」
 一応、ここはちゃんと謝っておかないとな。
「しょうがないわ、わざとやったんじゃないってわかってるし」
 アリーナが肩を竦める。
「私も……もう、怒ってはいませんわ」
 ミネアが微笑む。でも、その頬はまだ紅潮したままだ。
 うーん、なんだこっちも照れてしまうぞ。
 と、その時。
「ソロ殿、失礼する」
 ライアンが扉を開けて入ってきた。
「バトランドから兵士が参っているのだが。……何でも、陛下がもう一度我々に会いたいと
言っておられるそうだ」
 へ? いったい何だろう。

1バトランドに行く 
2とっととガーデンブルグへ
1で。
ちょっと(;´Д`)ハァハァしすぎたので→1で
これじゃガーデンブルグまでもたん
1で
3蹴躓いてミネアの谷間へ。以下無限ループ。
1
757 ◆Sj469/wPAw :03/12/22 23:14 ID:hm7wxHOt
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、3番「蹴躓いてミネアの谷間へ。以下無限ループ」
1票で1番に決定いたしました!

>752 1ですね。
>753 バトランドで落ち着けるといいんですがw
>754 はーい、1で。
>755 今回はマーニャがいるので、大火傷必至ですねw
>756 2番が一票も入らなかったのは意外でしたねー。

「わかったよ。じゃあ、一度バトランドへ……」
 だが、ライアンは何だか困ったような顔をしている。
「その……どうも、陛下は怒っておられるようなのだが」
 僕は仲間たちと顔を見合わせた。
「バレた……かな」
「そうかもしれませんね」
「バトランドに言ったら、牢屋へ直行!……なーんてことになったりして」
 マーニャの言葉に、ライアンが苦笑する。
「いや、陛下はそこまで理解のない方ではないが、事情説明は求められるだろうな」
 うげー、面倒くさいなあ。
 でも、戻らないと、ライアンの立場が悪くなるかも知れないし……。

1戻る
2戻らない
>>757
1で! ライアンががんがって説明するのだッ
1 戻れ戻れ。王様はマーニャのぱふぱふをお望みだ。
まあ戻りましょうよ。1
1
嫌な予感するから2
763 ◆Sj469/wPAw :03/12/25 07:00 ID:hRdBgoo6
皆様、メリークリスマス!
大変お待たせいたしました。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票で1番に決定いたしました!

>758 ライアン説明だと、王様の信頼度もアップしそうですね。
>759 王様がけっつまづいてマーニャの胸にダイビングな絵が
   浮かんでしまいましたw
>760 戻っておいた方が無難ですね。
>761 はい、1で。
>762 大丈夫です。今回は罠はないですw

「まあ、怒られも仕方ない。とりあえず戻ろう」
 僕たちは出発支度をはじめた。
 ちなみに、僕が死んでた間に陽は中天を過ぎている。ルーラを使えばバトランドへはすぐ
だが、今日中にガーデンブルグへ出発するのは微妙な感じになってきたなあ。
 宿を出る僕たちを見送りに出た主人に、ブライが言葉をかける。
「一応、宿に邪念封じの術はかけておいたがの、夢に対してはさほど効果は期待できん。前
にも言うたが、開き直ってしまった方がよいかもしれぬぞ」
 僕が目覚めたとき、ブライがいなかったのは、術をかけていたからだったようだ。
「いろいろとご面倒をおかけいたしまして……」
 主人が深々と頭を下げる。
「いや、あまり役に立たなくて申し訳なかったな」
764 ◆Sj469/wPAw :03/12/25 07:03 ID:hRdBgoo6
 ライアンが主人の肩を叩く。
「おそらく、あの夢は私たちの旅に関わりがありますわ。旅の間に、何かわかったらお知ら
せいたしますから」
 ミネアも主人に言葉をかける。
 ……そう、きっと僕たちはいつがあの夢の少女に会うのだろう。
 どんな形でかはわからないけれど。
 僕たちに何度も頭を下げる主人に手を振って、僕たちはバトランドへと飛翔した。
 今回は寄り道せずに、すぐに王様に会いに行く。何しろ怒ってるらしいからな、待たせる
のは得策じゃない。
 玉座の間に通されると、そこには前回とは打って変わって不機嫌な様子の王様がいた。

今回は、選択が2種類あります。A誰が、Bどういう風に話すか、です。
よろしくお願いいたしますー。


1勇者
2勇者以外(人物指定もお願いいたします)


1素直に話す
2方便を使う
A-2:ライアン、 B-1 で。

一瞬、A:マーニャ、B:ぱふぱふ って書いてみようかとオモタリw
765にもう一票。
A→2:キリッとミネア
B→1:キリッと素直に話す
様子を探らにゃ。
Aライアン
Bお国言葉で
>>765の没ネタにノって A:マーニャ、B:ぱふぱふ。
>>768に1票
>>765で良いんじゃね?
772 ◆Sj469/wPAw :03/12/28 03:50 ID:6Z93aK1T
皆様、お待たせいたしました!
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票で1番に決定いたしました!
Aライアン5票、ミネア1票、マーニャ1票でライアンに、
B1番4票、2番「お国言葉で」2票、「ぱふぱふ」1票で
1番に決定いたしました!

>765 マーニャが王様にぱふぱふしたら、ライアンどんな
   顔したでしょうね。
>766 ライアンが妥当といえば妥当ですよね。
>767 キリッとしたミネアもいいですねー。
>768 方言で方便を言う……おーい、山田くん!
>769 やはりノりますかw
>770 山田くん、こっちもやっとくれ!
>771 シンプルストレートに。

「ライアン。わしはたばかられるのは嫌いじゃ。知っておるな」
「はっ。重々承知しております」
 バトランド王は、苛立たしげにコツコツと玉座の肘掛けを叩いた。
「なのに、なぜわしに嘘をついた? 兵士から報告を受けたぞ。天空の兜のことを。確か、
天空の武具は勇者のみ身につけることができると伝え聞いておったが」
 やっぱり宝物庫の兵士がバラしちゃったのか。王様の冷たい視線が僕――正確には、僕の
かぶる天空の兜に注がれた。
 どこぞの女王様にやってしまったとはいえ、もとは天空の盾を守っていた国だ。それなり
に天空の武具のことは知っているらしい。
773 ◆Sj469/wPAw :03/12/28 03:53 ID:6Z93aK1T
 こりゃもう、嘘を突き通すことはできないな。「身の安全を守るために、マーニャに身代
わりになってもらった」とか、適当な理由でっちあげて話すかなあ。
 僕がそんなことを思っていると、ライアンが微かに首を振って「ここは私が」と囁いた。
考えを読まれたかな?
「陛下には大変なご無礼をしたと、真に申し訳なく思っております。確かに、私がご紹介し
た勇者は別の方でありました。ですが、真の勇者殿もいまだ勇者ではないのです」
「……どういうことじゃ?」
「――私は、このバトランドの王宮戦士です。果ても知らぬ長い旅に快く送り出して下さっ
た陛下への忠誠とその誇りは、どれほど故国を遠く離れようと常に私の中にあります。王宮
にいない王宮戦士に何の意味があるのかという嘲りも、私を揺るがすことはなかった……で
すが、勇者殿はそれだけの確たるものを、まだご自分の中に築き上げてはおられないのでし
ょう」
 ライアンはひたとバトランド王を見つめた。王様の方は何だか不得要領な顔をしている。
「勇者殿は勇者と名乗ることを嫌がっています。ご自分がこの世界に対して、どう在るべき
存在なのか探っている最中だからと、勝手ながら私は推察しております。であるからこそ、
無理に名乗らせるようなことはしてはならぬと思ったのです。――それが、陛下に非礼を働
く結果になるとわかっておりましたが、それでも」
 僕は驚いてライアンを見た。おいおい、そこまで話しちゃっていいのかよ。王様の頬が何
だか不穏にピクピク動いてるぞ。

1ライアンを止める  2止めない
1で。やはり王様にはマーニャタンのぱ(ry

>>772 の前口上がぐちゃぐちゃなのはツッコまないでおきますねw
2
止めちゃダメな気がする・・・
2とめんな
2
ライアンの見せ場を作ってあげよう→2
779 ◆Sj469/wPAw :03/12/30 04:27 ID:bjr8oryc
お待たせいたしました!
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番4票で2番に決定いたしました!

>774 うわーっ、何か余計なものが入ってる……>前口上
   スミマセン……○| ̄|_ OTL orz
>775 鋭いですねw
>776 はい。止めません。
>777 2ですねー。
>778 見せ場……にはならないかも。すみません。

「いつか勇者殿が自然と勇者と名乗れるようになる時まで、私は待ちたいと思います」
 僕はポリポリと頬を掻いた。うーむ、どうにもバツが悪い。なんだか自分が子供みたいな
我が儘を言ってる気がする。
「……ライアン。そなたは先ほど、我がバトランドの王宮戦士だと申さなかったか? そな
たはわしと勇者と、どちらに仕えておるのじゃ!」
 げげーっ! ヤバイ、ヤバイよ。バトランド王は頬だけじゃなくて、怒りに全身を震わせ
ている。
 ライアンは辛そうな顔になったが、しっかりと顔を上げて王様を見つめた。
「もちろん、私の考えがどうであれ、陛下に嘘をついたのは剣を捧げた者として許されぬ行
為。私への御処罰はいかようにもお受けいたします。ですが、他の者は――」
「だ、だめだ!」
 僕は思わず前に飛び出していた。
「悪いのは僕なんだから、罰を受けるんなら僕だ!」
780 ◆Sj469/wPAw :03/12/30 04:31 ID:htCzcUK7
「ソロ殿、何を――」
「ソロだけが悪いんじゃないわ。あたしも悪ノリしちゃったもの。だいたいこういう場合、
ニセ勇者が罰せられるんじゃない?」
 前に飛びだした僕をぐいっと引っ張って下がらせて、褐色の体が目の前に滑り込む。負け
じとまた前に出ようとして、僕はマーニャと揉み合った。
「マーニャを勇者に仕立てたのだって僕がやったことだろうが」
「でも、喜んでやってたんだから同罪よ」
「最初はマーニャは嫌がってたじゃないか」
「そんな前のこと忘れたわ」
「……ぶぁーーーーーーーーーーはっはっはっはっ!」
 突然、バカでかい笑い声が聞こえてきて、僕とマーニャはピタリと動きを止めた。
 笑っているのは――バトランド王だ。まさに爆笑という感じで、肘掛けを叩いている。
 どうなっているんだ?
 僕とマーニャは顔を見合わせた。
「いや、ライアン! おぬしのこのような長口上、初めて聞いたぞ」
「恐れ入ります」
 ライアンが苦笑しながら頭を下げる。
「いや、よきかなよきかな。おぬしは真面目だが、ちと言葉たりずで誤解されることもあっ
たからのう。いい仲間に巡り会えた証じゃな」
 ……もしかして、バトランド王は怒ってなかったのか? 震えてたのは、笑いをこらえて
いたからか?
 でも、どっちに仕えてるとか、あのセリフはどう考えても――。
 僕が王様の顔をうかがうと、おどけた様子で眉をあげた。
781 ◆Sj469/wPAw :03/12/30 04:46 ID:bjr8oryc
「そもそも『勇者を捜して、守れ』と命じたのはわしじゃからな。ライアンが勇者の気持ち
を優先するというのは、わしの命を忠実に守っていることにもなる。……勇者殿がそのライ
アンの心を汲んでくださる方かどうか、ちと不安じゃったのだが、杞憂じゃったようじゃの」
 ――からかいやがったのか、このオヤジ!?
 ようやく王様の意図に気づいて、僕は真っ赤になった。
 まんまと僕はのせられて、マーニャとみっともないところを見せてしまったわけだ。
「まだまだ青いのう」
 悔しそうな僕を見て、バトランド王はまたわっはっはっと笑った。

 結局、僕らはお咎めなしで解放された。
 しかし、時間はもう夕刻に近い。これからガーデンブルグに向かったら、野宿することに
なるな……。どうしよう。

1ガーデンブルグへ
2バトランドに泊まって、明日出発
3イルムの宿屋
1

野宿するもまたよろしかろう。
1野宿でハァハァ
3 淫夢ルでハァハァ
1 野宿でアリーナタンと ァハァハ(;;´Д`;)ハァハァ
1ですじゃ。
789 ◆Sj469/wPAw :03/12/31 03:41 ID:QT6+myJx
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票、3番2票で1番に
決定いたしました!

>782 そしてまたあの夢を見るとw
>783 2番だったら、王宮に泊まる予定でした。
>784 野宿もオツなものですよ、ええ。
>785 ハァハァ……別の意味でしますね。
>786 ロザリー(*´Д`*)ハァハァ
>787 アリーナもハァハァはしますが……別の意味で。
>788 ブライかと思いましたw

 昨日、イムルの宿屋でゆっくり(変な夢は見たが)休んだし、その前もリバーサイドの宿屋
に泊まったわけだから、今日は野宿でもかまわないだろう。
 僕がそう言うと、野宿の嫌いなマーニャがたちまち不機嫌になった。
「そんなに早くガーデンブルグに行きたいの? やーね、男って」
「違う!」
「確かに、女性だけの国というのは興味深いですね」
 僕の否定とクリフトの肯定がほぼ同時だった。
 スケベ心とはもっとも縁遠そうな神官の思いがけない反応に、僕だけじゃなく、仲間全員
が驚いて彼を見た。
「単一性のみを国民として、どのようにして国が成り立っているのでしょうか。そういう国
があると知識では知っていましたが、実際にこの目で見られると思うとワクワクしますね。
ソロさんが一刻も早く見てみたいと思う気持ちもわかりますよ。……どうかしましたか?」
 どうしたもこうしたも。脱力してるんだよ。見てわからないか。
790 ◆Sj469/wPAw :03/12/31 03:47 ID:QT6+myJx
 まあ、おかげでマーニャのからかいの虫はどっかに吹き飛んだみたいで助かったが。
「何を言い出すのかと思ったが……やっぱりクリフトはクリフトじゃの」
「それがクリフトさんのいいところですよ」
 ブライが苦笑し、クスクスとトルネコが笑う。
 本人は、まだ何が何だかわかってないという顔だ。もちろん説明してやる気なんてさらさ
らないけどな。
 そうこうしているうちに、パトリシアと馬車を預けてあった厩に着いた。
「とりあえず、出発するぞ」
 僕はパトリシアの轡を取る。えーと、誰を馬車組にしようかな。

馬車組にする人を4人選んでください(ソロは選べません)。
1ライアン 2アリーナ 3クリフト 4ブライ 5トルネコ
6マーニャ 7ミネア

リバーサイド出発して2日目ということに今回
気づきました_| ̄|○ ペースオソスギ

たぶん、これが今年最後の投下ですかねー。
皆様、良いお年をお迎えください。
1,4,5,7で
なんとなく1・4・6・7
4,5,6,7で
7564
ブライが先頭ではマズイかと。
2 5 6 7 でどうかな?
796 ◆Sj469/wPAw :04/01/01 04:29 ID:4U4/X2or
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
間の空きがちなこのスレを辛抱強く見守り、参加して
くださってありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、2番1票、4番4票、5番4票、6番4票、
7番5票で、馬車組はブライ、トルネコ、マーニャ、
ミネアに決定いたしました!

>791 バランスのいいセレクトですね。
>792 魔法使いのいない打撃重視型ですか。
>793 こちらもバランス型で。後ろ4人除外とも言いますがw
>794 もしや戦闘パーティ編成と間違えられてますか……?
   すみません(;´Д`)
>795 バランス型漢重視ですな。
797 ◆Sj469/wPAw :04/01/01 04:33 ID:4U4/X2or
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 この先、ガーデンブルグまで何日かかるかわからないんだし、とりあえず今日は体力重視
のメンバーで行くか。
 僕はライアンとアリーナに馬車の脇を固めてもらい、回復役のクリフトには最後尾につい
てもらった。他の仲間たちは馬車で待機だ。
 バトランドからガーデンブルグまでは、陸路だけではいけない。バトランドとイムルの間
を流れる川をさかのぼることになる。
 だけど、きっと明るいうちにその川まではたどり着けないだろうな。
 それを見越して、船には明日までにバトランド付近まで来てくれるようにと魔法で伝書を
飛ばしてある。
 とにかく今日は、少しでも川の近くまでいって野営するのが目標だ。
 僕たちは多少急ぎ足で、バトランドから川の方向――北へと向かった。
 しばらく歩くと、道の真ん中に大きな木が横たわっているのが見えた。倒木かな? それ
にしては木の葉が瑞々しすぎるけど。
 なんにしても、このままじゃ通れないな。どうしよう。

1迂回する
2木をどける
あけましておめでとうございます。m(_ _)m

1で。
あけおめです。

2。 攻撃あるのみw
ことよろです。
あけましておめでとうございます。
3・木を馬車ごと飛び越える。(無理
802794:04/01/01 15:07 ID:lHLAF8S4
2


戦闘部隊全滅したら馬車から飛び出すから・・・。
飛び出て年寄りが一番前じゃと思ってさ。
保守、ていうかサーバ移ったのか…

2メラミで焼き払う
2。調べて触手に襲われるアリーナタン ハァハァ(´Д`;)

◆Sj469/wPAw さん来ないね。忙しいのか、鯖移転に気づかないのか。
後者ダターラ マズー(゚д゚;)
805名前が無い@ただの名無しのようだ:04/01/06 05:01 ID:nd9ngDqn
大変遅くなってすみませんでした!
サーバ移ったんですね……しばらく迷子になって
ました(;´Д`)
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番6票、3番「木を馬車ごと飛び越える」1票で
2番に決定いたしました!

>798 君子危うきに近寄らず。
>799 敵ってバレバレですね。
>800 はいです。
>801 パトリシアに翼が生えるとかw
>802 なるほど! そこまで考えておられたのですね。気がつき
   ませんでした。
>803 ふむふむ。では、その路線で。
>804 書いている間にレスがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
   ご明察の通りです……大変お待たせしてすみませんでした!

 迂回するのは面倒だ。僕は馬車の入り口にかけてある布をめくって、マーニャを呼んだ。
「悪い、ちょっと手を貸して欲しいんだけど」
「何?」
 マーニャは気軽に立ち上がって馬車の外に出てきた。僕は前方の木を顎で指す。
「あれをメラミで焼き払ってくれないかな」
 マーニャの唇の端がイタズラっぽく上がる。
「OK」
 マーニャが構えると同時に、他の仲間たちも戦闘態勢をとった。
 呪文の詠唱が始まる。
 と、前方の木が慌てたようにもぞもぞと動き始めた。
「遅い!」
 マーニャが叫びとともに、頭上に大きく膨れあがった火球を放つ。火球はゴウと音を立て
ながら倒木――のふりをした木の魔物ダークドリアードに襲いかかった。
 断末魔の叫び声を上げて、あっという間に魔物は燃え尽きた。
 その様子を、道の横の森の中から走り出てきた魔物たちが呆然と見ていた。
 察するところ、ダークドリアードが道をふさいで、旅人たちが立ち往生しているところを
森の中に隠れていたヤツらが襲うという筋書きだったんだろう。
 こっちに先手をとられて計画が狂い、魔物たちの行動に空白ができた。今がチャンスだ。
 魔物たちはマンルーターが3匹とグレートオーラスが2匹。さてどうする?

1魔法で戦う
2剣で戦う

ageちゃった……まあいいか、たまには。
くらげの先生、今年もすてきな話をよろしくです!


マンルースターっすね。こいつかなり嫌いですた
808 ◆Sj469/wPAw :04/01/06 05:15 ID:nd9ngDqn
トリップ付け忘れ_| ̄|○|||

とかも、マンルーターって何だ(;´Д`)
マンルースターの間違いです。
809 ◆Sj469/wPAw :04/01/06 05:22 ID:GDKYMcsN
×とかも ○しかも
新年そうそうだめぽ……

>807
リロー(ry
はいそうです。マンルースターです。
ところで先生はやめてくだされい……

ところで板の連投規制、さらにキツくなってます?
全然書きこめないよママン。・゚・(ノД`)・゚・。
魔法〜2で
マーニャ姉さんは誰かと入れ替えかな?
1で。魔法は偉大だよ・・・
連投、規制厳しくなってますね↓

timecount=20 timeclose=3
最新20回の書き込みのIPを保存し、うち三回が同じIPからの書き込みだと、警告が出て書き込めません。

久々にSETTING.TXTを調べたところで、選択は1!
今年も楽しみにしております。
813810:04/01/06 11:50 ID:gB8UmZ+Y
>>810
また間違えた〜(ノД`)
選択肢は「1」でお願いします

MP温存で2
815 ◆Sj469/wPAw :04/01/08 01:06 ID:zmL+EJOn
お待たせいたしました。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番4票、2番1票で1番に決定いたしました!

>810>813 はーい、1にしておきました。入れかえずに5で
   戦わせようかと。敵も多めに出してみましたw
>811 偉大ですね。以前、魔法禁止プレイしたこと
   あるんですが、辛かった……
>812 ありがとうございます。SS書くにはどんどんキツくなって
   いきますねー。
>814 慎重派ですね。長い目で見ると正解かもです。

 敵は複数グループで多数だ。こういう場合は爆発呪文で蹴散らすに限る。
「イオラ!」
 魔物たちのど真ん中で激しい爆発が起こった。
「ケーーーーーーッ」
 もうもうと巻き起こる煙の中で、マンルースターが甲高い雄叫びを上げる。
 さすがにイオラ程度じゃ即死はさせられなかったようだ。んじゃ、お次は剣だ!

 どっちを狙う?
1マンルースター
2グレートオーラス
まさかゲームオーバーにならないと思うが・・・2で。
うむ! 1で
818まあくん@どうやら管­理人:04/01/08 19:20 ID:S8olYL6N
ttp://jbbs.shitaraba.com/study/2270/
↑の掲示板から逮捕者が
>>818
ぶらくら
820 ◆Sj469/wPAw :04/01/10 01:35 ID:yZAY6TRd
すみません、ちょっと体調を崩してしまいました…
2、3日止まってしまうかもしれません。
すみません。
まあまあ、のんびり行きましょうよ。
ところで、最近気になっているのが、
なんか選択肢−選択肢の間隔が短く
なっている気がしました。

まあ、どうでもいいんですけど。

2で。
のんびりと1で
823とびねずみ ◆Y2NezmymcE :04/01/12 02:17 ID:pCYKuI2u
選択肢は2のグレートオーラスで。

>>821
> なんか選択肢−選択肢の間隔が短く
> なっている気がしました。

 私の場合、その時々の話の長さは、選択してもらい易そうな場面まで書いて
みるとか、時間がないからここらでやめてみるかー、とか、適当に決まって
ました。あとは、展開に迷っている時は、参加者の人に先を委ねてみようと
思ったりとかw。このところ参加している人数が多いので、私ならわくわく
しながら皆さんの選択肢を待って、ちょっとずつ書いて行きそうな気がします。
 たぶん、ナナシクラゲたんもそんな感じではないかと推測してみました。
(自分の事を書いても意味ないと思うけれど、数日のお休みのネタに、と思い)

>ナナシクラゲたん
 ゆっくり養生してくださいなー。
824 ◆kYB5EDmqco :04/01/14 16:28 ID:VAkLCazE
>>選択肢−選択肢の間隔が短く
貴方が感じるその感覚は私のせいかもしれませんね。
私が進行を受け持っていたときは、選択肢・選択肢の間をほとんど短くしてませんでしたから。

じゃ、3番「マンルースターとグレートオーラスの二匹」
4番 ここまで攻撃しておいて逃げる

MP無駄使いですw
1で。

話のテンポというのもあるしね。リアルタイムでできるときでないと戦闘
シーンなどで短く切るのは、話の進行が見えてこなくて歯切れが悪い。
特に目的が既にはっきりしている状態だと、ある程度は一気に進めたほうが
読みやすいというのはある。

書く側にいない人間の勝手な言い分だとは思うが。
827 ◆Sj469/wPAw :04/01/15 22:05 ID:8v9seoR2
大変お待たせいたしてすみませんでした。
風邪じゃなくてインフルエンザだったみたいで。
(3日寝てても治らないので医者行ったら怒られました)
鶏でなくてよかったなあw

今回、選択肢の間が狭くなっているのは戦闘シーンだったためでも
あるのですが、最近狭めだったのは、無意識にリアルタイムゲーム
ブックのクセが残ってしまっていたからかもしれません。
指摘されて、はじめて気がつきました。
あんまり細かい選択は、1日以上間が空くこちらのゲームブックには
向かないですよね。すみません。
その辺りを気をつけつつ、この先のチャート切りたいと思います。

ではでは、これから書いてきます!
828 ◆Sj469/wPAw :04/01/15 23:30 ID:8v9seoR2
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、2番3票、3番「マンルースターとグレートオーラスの
二匹」1票、4番「ここまで攻撃しておいて逃げる」1票、先着順で
2番に決定いたしました!

>816 はたしてどうでしょうw>ゲームオーバー
>817 1の方が実は戦いは楽でした。
>819 いち早い指摘ありがとうございます。
>821 ありがとうございます。全然気づいていませんでした。
>822 まったりと1ですね。
>823 そういう面もありますねー。皆さんのレスを読んで、面白そう
   だから、本来のチャートより少し前に選択作ってしまったり。
   最大の問題は、私の手が遅いからでもありますが_| ̄|○
>824 最後にさらりと選択肢外の選択出しますかw
>825 無駄こそ人生!
>826 まったくその通りですー。戦闘シーンに関しては、私は選択肢が
   多くなりがちなんですが、その分テンポが悪くなってしまうかも。
   気をつけます。

 巻き起こる煙の向こうに、薄ぼんやりと敵の姿が透ける。そのうち、グレートオーラス1
匹に狙いを定めて、僕はバトルアックスを叩きこんだ。
 が。
 ヤツは驚くほどの素早さで、僕の一撃をかわした。
829 ◆Sj469/wPAw :04/01/15 23:33 ID:8v9seoR2
「ソロ!」
 マーニャの声が届くのと、視界に何かの影が走ったのが同時。
 反射的に身を沈めると、グレートオーラスの丸太のように太い腕が頭上を掠めていく。か
わしたと思ったその瞬間、顔面に衝撃を受け、僕は吹っ飛んだ。
「ソロさん!」
「大丈夫だ」
 クリフトが駆け寄ろうとするのを制して、僕は立ち上がった。
 うげー、頭がグラグラする。そういや、グレートオーラスは2回攻撃しやがるんだった。
くそったれめ。
 僕はバトルアックスを握り直し、もう一度、グレートオーラスに斬りかかっていった。

 乱戦になった。
 数の上では互角なんだが、ヤツらは魔法に多少耐性があるらしく、攻撃呪文が効きにくい。
しかも、グレートオーラスは脂肪が邪魔してなかなか致命傷を与えられないし、マンルース
ターは炎を吐くのでなかなか厄介だった。
「オウッ!」
 右手からライアンの腹の底に響くような気合いが聞こえる。彼もグレートオーラスの分厚
い肉に苦戦しているようだ。アリーナはマンルースターと闘っているが、素早い彼女も空中
戦になると分が悪い。クリフトは状況を見て回復と攻撃を使い分けている。マーニャはベギ
ラマを連発している。効力が薄いのはわかっているんだろうが、煙幕のような役割も果たして
いるので、正直、助かっている。
 ――って、あれ? いつの間にか、マンルースターが3匹に増えてるぞ。
「仲間呼んだな、ちくしょう」
 罵りの言葉を吐くと、マンルースターがこちらを向いた。ニヤリと笑ったような気もする
が、鶏の表情はよくわからん。わかりたくもないが。

1馬車の仲間を呼ぶ
2イオラ連発
くらげのマスター、本復(?)おめでたうございます!
寒い日はまだまだ続きますので引き続きご養生のほどを
RPGである以上、戦闘シーンで細切れになるのは仕方ないと漏れは思いまつ

>>829

今の時期、鶏は集団処分するに限る
あ、でもこんがり焼き上げて食うにはかまわないのかw
ゲームではいざ知らず、TRPGやゲームブックでは戦闘員を4人に限定など
してはいない。

1。
1で

一晩寝て病状変わらないか、酷くなった場合はさっさと医者にいった方が良いデス
833名前が無い@ただの名無しのようだ:04/01/16 04:34 ID:jT3/TSgt
1age
ミネアタンのポロリを期待して(w、1 で。
>>834
えっちなのはイクナイと思います。

1でお願いします。
1で。


えっちなのと、
すけべなのと、
ヘンタイなのは、一緒にしてはいけないと思います。
2、人気ないですねぇ。

私もとりあえず1で。8人のチームワーク期待してますよ〜
1で。再びミネアタンの胸にダーイブ!
839 ◆Sj469/wPAw :04/01/17 06:10 ID:r8dSyBCv
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番8票、2番1票で1番に決定いたしました!

>830 ありがとうございます。鳥インフルエンザは、玉子とか
   肉とか食べても移らないようですが、食べたいと思う人は
   いないですよね。鶏も気の毒ですなあ。
>831 ですねー。このゲームブックでもボス戦は8(7)人で戦っ
   ちゃったりもしてますし。
>832 お医者さんにも同じこと言われましたヽ(;´ー`)ノ
>833 選択&ageサンクス
>834 ミネアたんがポロリ(byにこにこぷん)のコスプレするデスね?
>835 にこにこぷんはエッチな番組だったのかー!(違
>836 えっちなのも、すけべなのも、ヘンタイなのもイクナイと
   思いますw
>837 1行目を見て、あやうく2に入れそうになりました。
>838 今度やったら確実に黒こげになりそうな……w

「クケーッ!」
 マンルースターがふたたび奇声をあげた。すると、どこからともなく別のマンルースター
が現れる。そして、またそいつが奇声を上げて……。
 たちまちのうちにヤツらは数を増やしていく。こりゃマズイ! 慌てて僕は、馬車にいる
仲間たちを呼んだ。
840 ◆Sj469/wPAw :04/01/17 06:11 ID:r8dSyBCv
 幌に下ろした幕をはね除けて、仲間たちが次々と飛び出してくる。ブライなどは、馬車の
中にいるときから呪文を唱えていたようだ。
「こういう時は、仲間を呼ぶ魔物を先に倒すものじゃ。ソロ殿もまだまだじゃのう」
 氷の矢を魔物たちに浴びせかけながら、ブライが呵々と笑う。わーるかったな。
 マーニャ、ブライ、ミネアが立て続けに呪文を唱えると、さしものマンルースターも深い
ダメージを負った。羽を燃やされ、あるいは凍りつき、切り裂かれた魔物たちが、次々と地
に落ちていく。そこへ、トルネコとアリーナが確実にトドメを刺していく。
 一方、ライアンはグレートオーラスと力勝負を繰り広げていた。グレートオーラスの太い
腕が振り下ろされるのを真っ向から剣で受け止め、全身の筋肉で押し返している。
 もう一匹の相手は僕だ。こいつは、最初のイオラで肩にかなりひどい火傷を負っているん
だが、神経が鈍いのか、それとも最初からないのか、いっこうにこたえた様子がない。
 とはいえ、相手に弱みがあったらそこを狙うのは当たり前。
 僕は、右足を強く踏みこむと、体を回転するようにしてバトルアックスの斬撃をヤツの肩
めがけて叩きこんだ。

運試し。
雨と雪、どっちが好き?
なんだかよくわかりませんが雪はこのところイヤになるほど見てるので、

1 雨

あ、でも雪のほうがトルネコがコケやすいかなw
嫌な予感がしますが、雪で。
今、雪降ってるんで・・・

雪で
雪降りそうだから雪で
雨で。雨ーにヌレたミネアタン ニマー(゚μ゚;)
847 ◆Sj469/wPAw :04/01/18 05:08 ID:QYLb31nr
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
雨3票、雪3票、先着順で雨に決定いたしました!

>841 トルネコ、コケると会心出しますからね。彼の
   足元には常にバナナを置いとくべきかと。
>842 雪よりも雨の方が……w
>843 うちの方も今降ってます。
>844 雪、降りましたか?
>845 水も滴るいい女w
>846 運命の一票でしたねー。

それでは、これから書いてきます。しばらくお待ちを。
848 ◆Sj469/wPAw :04/01/18 06:16 ID:QYLb31nr
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 しかし、その時。
 僕は突然、体のバランスを崩してしまった。
 足元がぬかるんでいて、踏みこんだ右足が滑ってしまったのだ。後でわかったことだが、
ブライの氷がマーニャの炎で溶かされ、その水が地面に溜まってしまっていたらしい。
 僕のバトルアックスは大きく空を切り、グレートオーラスの側の地面を抉った。
 マズイ、と意識する間もなく、腹部にヤツの拳が叩きこまれる。
 息が止まる。腹筋引き締められなかったんで、まともにくらっちまった。
 それでも、体を捻って第2撃は何とかかわしたが、3撃はふたたびくらった。
 後はもうやられっぱなし。
 最初の段階でこっちはほとんど身動きできない状態になってたんで、もうどうしようもな
かった。何しろ綺麗に鳩尾に入ったからなあ。
 そのうち、意識が遠くなっていき……気がついたら僕は、馬車に乗せられていた。
「あ、気がつきました?」
 ミネアが上からのぞきこむ。
「……もしかして、また死んでたか?」
「いいえ、クリフトさんの回復が間に合いましたから」
849 ◆Sj469/wPAw :04/01/18 06:18 ID:QYLb31nr
 僕はため息をついて、馬車の幌を見上げた。
 くっそー、最近どうも情けないよな。せっかくみんなが種を全部くれたってのに、こんな
んじゃダメダメだ。師匠にも怒られちまう。
 もっと鍛錬しないと。
 ゴトゴトと動く馬車の振動が体に伝わる。
 馬車の中には、僕とミネア、トルネコとブライがいた。
 あれからすぐに魔物たちを全滅させて、また川に向かって進んでいるという。
「でも、日も暮れてきましたし、そろそろ野宿の準備をしようかって言ってたんですよ」
 トルネコの周囲の床には、食べ物や鍋が置かれている。なるほど、それで荷物を広げてる
のか。
 そこへ、入り口の布が持ち上がって、アリーナが顔を出した。
「ねえ、このまま街道の横に馬車を止めて野宿する? それとも、森の中に入る?」

1街道脇で野宿
2森の中で野宿
勇者、ぬかったな
拓けたところで寝るとボーンさんとかコンドルが夜這いに来そう
かといって森の中はなお危険か。何があってもおかしくないし
てなわけで
2ですな。
ブッシュ(身を隠すところ)の方がいいに決まっている
1で
なんか盗まれているヨカン
2で
854 ◆Sj469/wPAw :04/01/20 05:10 ID:i2VSibtW
お待たせしてすみませんでした。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番3票で2番に決定いたしました!

>850 2番でいいのでしょうか? レス内容的に逆な気も
   するのですが。
>851 野営の王道ですね。
>852 街道は物騒ですからねー。
>853 はい、2で。

 僕たちは、街道から脇にそれて、野営のできそうな場所を探した。
 森の中を少し進むと、ちょうどいい具合に開けたところがあった。下生も少ないし、火を
焚くこともできそうだ。
 水源が近くにないのが難点だったが、水樽にはまだ水が残っているし、すでに暗くなりか
かっていたこともあって、僕たちはその場所で野営することに決めた。
 さっそく、ミネアとトルネコが食事の支度にかかる。その他のメンバーも、薪拾いや武具
の手入れ、パトリシアの世話など、思い思いに自分の仕事をこなしはじめた。
 特に、誰が何をすると決めているわけではなかったけれど、旅も長くなってくると、自然
と役割分担が生まれてくる。
 食事の支度はたいていミネア、トルネコだ。たまにマーニャやクリフトが入れ替わる。
 パトリシアの世話はライアンや僕。アリーナも時々手を出す。
 武具の手入れはライアンにトルネコ。ブライは野営に備えて魔法のトラップを周囲に張り、
薪拾いは、仕事にあぶれた連中がやるのが常だ。
855 ◆Sj469/wPAw :04/01/20 05:12 ID:i2VSibtW
 今日の僕は薪拾いになった。
 森の中はもうすっかり暗くなっていたので、カンテラで足元を照らす。
 しばらく真面目に枯れ木拾いを続け、ひと抱えの薪を集めた僕は、仲間の元に帰ろうとし
て、ふと足を止めた。
 カンテラの灯が周囲の森を照らす、その光のギリギリ届かないところで、何かが疾ったよ
うな気がしたのだ。
 カンテラを掲げて、僕は闇に目を凝らす。
 何も見えない。
 だが……何かの気配がする。闇の向こうで、息を潜めてこちらをうかがっている。
 数はそう多くはなさそうだ。1人……いや、2人ぐらいか?
 魔物の気配じゃない。人間だ。
 しかし僕は、そのまま何も気づかない振りで踵を返した。
 背後で、緊張の緩む気配がする。
 僕は口元をほころばせた。いい鍛錬ができそうだ。 

 食事を終えた僕たちは、早々に休むことにした。見張りは2人ずつ、交代でする。僕は誰
と組もうか?

1ライアン 2アリーナ 3クリフト 4ブライ
5トルネコ 6マーニャ 7ミネア
2 アリーナタン と夜の闇の中 ヤラカーイ オパーイ デ ハァハァ(´Д`;;) したいでつ.
7で、ミネアとこれまでの色々を話す
火に当たっているから判りにくいけど実は頬真っ赤(;´Д`)ハァハァ
3:クリフト

いざというときのザメハ
859 ◆kYB5EDmqco :04/01/20 11:55 ID:0btCjPEo
くく、7だね。
ん、なんかミネア派が増えてる(;´Д`)ハァハァ
7で
7
何が起きているのか解らないが「7」で(*´д`)
きっといい所で邪魔が入るヨカン
863 ◆Sj469/wPAw :04/01/21 06:10 ID:8JPD+Gop
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番1票、3番1票、7番5票で7番に決定いたしました!

>856 そしてまた半殺しにされるとw
>857 可愛いミネアたん(*´Д`*)ハァハァ
>858 先の展開を読んでらっしゃいますねー。
>859 笑い方が意味深なんですが((((;゚Д゚))))
>860 最近そんな感じですね。面白いです。
>861 はい、7で。
>862 いい雰囲気になるかどうかは、皆さんの選択次第w

 まずは、僕とミネアが見張りに立つことになった。
 馬車に乗りこみながら、マーニャが軽い口調で僕に言った。
「ミネアに手を出すんじゃないわよー?」
「姉さんったら! からかうのは止めて」
 ミネアが頬を赤らめて怒る。
 でも、マーニャの言葉は冗談半分だけど、本気もしっかり半分混じっている気がする。な
んのかんのと言って、マーニャはミネアを大切にしてるもんな。もちろんミネアも、マーニ
ャのことを怒ったり愚痴ったりしてるけど、本心で嫌っているわけじゃないだろう。むしろ
その逆だ。
 ……ちょっと羨ましいよな。
864 ◆Sj469/wPAw :04/01/21 06:11 ID:8JPD+Gop
「ソロさん、ごめんなさい。姉さんが変なこと言って」
 たき火の側に座ったミネアの頬は、まだ赤いままだ。それとも、炎の照り返しでそう見え
るだけなんだろうか。
「仕方ないさ。僕には前科があるからね」
 うっ、しまった。場を和ます冗談のつもりだったが、逆効果だったようだ。ミネアは困っ
たように目を伏せてしまった。
「いやその、前科といってもあれは僕の意志では」
「そうですよね、あの時は姉さんの方が強引に誘ったんですもの」
 ん? 話がかみ合ってないぞ。マーニャが強引って……。
 僕の表情をどう誤解したのか、ミネアが慌てて手を振った。
「私はもう気にしてませんよ。本当です。あの時は驚いたこともあって部屋を飛び出してし
まいましたけど、ソロさんが納得してることならば私が口出すことではありませんから」
 部屋を飛び出した……って、何のことだ?
「その後、結果的に2人の邪魔をしてしまったのも、アリーナさんたちの姿が見えたためで、
けっして嫌がらせしたわけじゃないんですよ。そりゃ、私としてはちょっと軽いんじゃない
かなと思いますけど、恋愛は自由だと思うし、私が奥手すぎるだけかなという気もするんで
すよね。モンバーバラにいた頃も、しょっちゅう姉さんや他の女の子に……」
「ち、ちょっと待った!」
 僕は手をあげてミネアの言葉を制した。
 ミネアが部屋を飛び出して、その後に僕とマーニャの邪魔をした?
 何の話だ??
 必死になって記憶の糸をたぐり寄せる。
865 ◆Sj469/wPAw :04/01/21 06:16 ID:8JPD+Gop
 マーニャと? 僕が? ミネアの前で……あ。
「あーっ、海辺の村でのことか!」
 マーニャとミネア姉妹と一緒に宿屋で休むことになった僕は、暇だから相手をしろとマー
ニャに誘惑されたのだった。
 ぽかんと僕を見つめていたミネアが、みるみる表情を険しくした。
「忘れていたんですか!? なんていい加減なの」
「いや、僕はてっきりミネアの胸に顔を突っ込んでしまった話かと思っていたから」
 たき火の炎の照り返しよりなお赤く、ミネアの顔が一気に染まった。
「そそそうですわね、そちらの件もありましたね。いやだわ、私、ひとりで昂奮して怒って」
 狼狽えるミネアの口調からは、さっきまでの勢いは消えて、語尾が弱々しくなっている。
 ミネアって、いつも落ち着いている印象があったから、その姿はとても新鮮で……一口で
言えば可愛かった。

1ミネアを落ち着かせる
2ミネアに思ったことを素直に言ってみる
866 ◆Sj469/wPAw :04/01/21 06:18 ID:8JPD+Gop
全然違う板に誤爆した……_| ̄|○|||
>>866
が、がんば!

2で勢い良くいきましょう
この状況、話に熱中イクナイ!
1で

素直にイってみよう。
870 ◆kYB5EDmqco :04/01/21 23:59 ID:s8/PxXgq
ありゃー、これは2でいくしかないな。
871名前が無い@ただの名無しのようだ:04/01/22 00:13 ID:xb8e7CEc
誤爆ワロタ

選択は2で
872871:04/01/22 00:15 ID:xb8e7CEc
スマン、あげてもうた_| ̄|○
2
874 ◆Sj469/wPAw :04/01/22 07:18 ID:G6TuAud6
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番5票で2番に決定いたしました!

>867 誤爆先が流れの速いスレで助かったですよ。いつまでも
   残っていたりしたら恥ずかしくて死んでしまう(;´Д`)
>868 冷静な状況判断ですね。
>869 素直がいちばんですかね、やはり。
>870 海辺の村から伏線引っ張ってみましたw
>871 まっまさか見られ…(((((( ;゚Д゚))))) ageは気に
    しないで下さいー。sage進行なわけでもないので。
>873 今回は2番が大人気でしたね。

「今夜のミネア、可愛いな」
「かわっ……からかわないでください」
 消え入りそうな声で、ミネアが俯く。
「本気だよ。普段、落ち着いているミネアの意外な一面を見た気がして、おもしろ……嬉し
いよ」
 ミネアはもう、耳まで真っ赤だ。その手が、腰の辺りを探っているのに僕は気がついた。
「それ、ミネアのクセだよね」
「え?」
 たぶん、無意識だったんだろう。何のことかわからない、という表情でミネアは僕を見上
げた。
「水晶球を探していたんだろ? いつも考えごとしてるときとか、触っているよね」
875 ◆Sj469/wPAw :04/01/22 07:19 ID:G6TuAud6
「そう……ですね」
 何かを考えるようにして、ミネアは首を傾げた。紫色の長い髪が、さらりと前に落ちかか
る。それを耳にかけながら、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「きっとクセのようなものですわね。小さな頃からいつも持っていたものですし、こうして
水晶に触っていると、とても心が落ち着くんです」
 彼女は、腰の袋から取り出した水晶球を膝の上に置いて愛おしげに撫でた。
「辻占いをしているときは、ときどき嫌な目に遭いました。お客さんの中には不埒なことを
考える人もいましたし。でも、そういう時でもこの水晶球があれば、冷静に立ち回ることが
できたんです」
「水晶球が対処法を教えてくれるとか?」
 ミネアが瑞々しく光る口元をほころばせる。
「そういうわけではありませんわ。……そうですね、条件反射みたいなものじゃないでしょ
うか。占いをするときは、心を研ぎ澄まさなければなりませ――」
 不意に、ミネアの体が緊張した。水晶球に手をかざして、熱心にのぞきこむ。
「ソロさん、水晶球に影が……。この野営地に、邪悪な意志を持つものが近づいてきている
ようです」
「――数はどれぐらい?」
「正確にはわかりませんが、それほど多くはなさそうです」
「わかった」
 おそらくは、さっき薪取りに行ったときに見た連中だろう。どうしてやろうか?

1仲間を起こす
2ミネアと2人で戦う
2で。
1
睡眠は大事です 寝かせてあげましょう 2
3 先制でイオラをぶちかます
アドバンテージとれるし仲間も起きるし(゚д゚)ウマー
よほど巧妙に奇襲でもされない限り
ゴロツキどもの相手なんか2人で十分でしょ。
勇者たん鍛錬だ鍛錬。
ということで2。
4.二人でラリホー
2で。戦闘狂の方々は勝手に起きるでしょう。
883 ◆Sj469/wPAw :04/01/23 23:48 ID:JMa3b8cr
お待たせしてすみませんでした。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番1票、2番4票、3番「先制でイオラをぶちかます」1票、
4番「二人でラリホー」1票で、2番に決定いたしました!

>876 2ですね。
>877 はい、1で。
>878 そうそう、睡眠は大事ですよね。MP回復のためにもw
>879 戦略家ですね。ただ、勇者にMPが残っているかは
   謎だったり。
>880 レベル25ですしねー。きっと余裕のはず。
>881 戦わずして勝つ。ダメージも受けなくてすむし、最上の
   選択かもしれません。ただしMPが(ry
>882 戦闘狂てw 確かにライアンとアリーナはそういう気配に
   敏感そうですね。

 僕はミネアと談笑を続けながら、火の入っていないカンテラを静かに引き寄せた。
 …キリッ。
 闇の中で、弓矢を引き絞る音が聞こえる。
 矢が弦を放れるより一瞬早く、僕は気配のする方にカンテラを投げつけた。
「うわあっ!」
 狙いのそれた矢が、遥か頭上を通り過ぎていく。敵は一瞬怯んだようだが、すぐに吠声を
あげて闇の中から躍りかかってきた。
884 ◆Sj469/wPAw :04/01/23 23:50 ID:JMa3b8cr
 やっぱり魔物じゃない。人間だ。その数は5人。夕方の偵察より若干増えているが、この
程度ならみんなを起こさなくても大丈夫だろう。
 僕とミネアは素早く後ずさり、身構えた。
 先頭にいた賊が、野営地をぐるりと囲んで置かれていた小石をけ飛ばす。その途端、そい
つの体を光が包みこんだ。
「なっ……!」
 男の体から力が抜け、へなへなと崩れ落ちた。
 ブライの仕掛けたラリホーのトラップに引っかかったのだ。
 おそらくは、そいつがリーダーだったのだろう。賊たちはいっせいに動揺した。その隙を
ついて、僕とミネアは逆にヤツらに強襲をかけた。
 戦いはあっけなく終わった。捕縛5名、多少傷はあるが、死んだヤツはいない。こっちの
被害はもちろんなし。
 馬車にいる仲間たちも物音に起き出してきたけれど、まったく出番はなかった。
 うーん、あまりに簡単すぎる。これじゃ鍛錬にもなりゃしない。
 賊たちはぐるぐる巻きに縛って転がしてある。こいつらは明日、バトランドの警備兵に引
き渡すことになるだろう。
 その時、僕は目覚めた賊のリーダーが、何か話したそうにしているのに気がついた。

1話を聞く
2話を聞かない
せっかく用意してくれた伏線を無にするのも・・・
ってことで 1
さあ、久しぶりのソロタン言葉責め!
1で
2。

言葉責めなんぞいらぬ。賊のリーダー(♀)の※※ぴー※※を指で責め(ry
889 ◆Sj469/wPAw :04/01/26 03:18 ID:XSEkutcg
お待たせしてすみません。
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、2番1票で、1番に決定いたしました!

>885 伏線使ってくれてサンクスですw
>886 言葉責め……何か別のものになりそうなんですが。
>887 1ですね。
>888 888ゲトオメ。地の文で 男 と書いてにも関わらず
   女と主張するエロ魂に感服w

 どうせ命乞いか何かだろうと思ったが、僕は話を聞いてみることにした。
「何だ?」
「私たちをどうするつもりだ」
 あれ? この声……。
 想像以上に高い声が返ってきて、僕は賊に向けてカンテラを突きだした。
 大柄だったし、覆面をしていたから、てっきり男だと思いこんでいたが、よくよく見れば
背は高いが線は細い。
「お前……女か?」
 賊はわずかに息を呑んだが、すぐに素直に認めた。
「……そうだ」
「なんと嘆かわしい。おなごが盗賊の首領とは、世も末じゃの」
 ブライがため息をつきつき首を振った。
「あら、別に女の子だから首領になっちゃダメッてことはないと思うわ。そりゃ、盗賊は悪
いことだけど」
 アリーナが少しズレた反応を返す。たぶん、ブライにいつも「女の子らしく」とか説教さ
れてるから反発したんだろうな。
890 ◆Sj469/wPAw :04/01/26 03:20 ID:XSEkutcg
「姫様、そういうことではなく……」
 困ったようにクリフトが眉を寄せる。
「ま、確かに悪いコトするのに、男も女もないわねえ」
 マーニャがクスクス笑いながら賊に近づき、無造作に覆面を取り払った。
「ふーん、けっこう可愛いじゃない」
 マーニャの言葉通り、覆面の下から現れた顔はかなり整っている方だった。男みたいに金
髪を短く刈り込んでるけど、キツめの緑の瞳にその髪型はよく似合った。
「あねごに触るな!」
 縛られている他の賊が途端に騒ぎ出したが、マーニャは気にしない。
「あんたなら他にもいろいろと稼ぐ手段があると思うけど、なんで盗賊なんかやってるの?」
「うるさい! お前達に関係ないだろう」
 首領は怒った表情でマーニャを睨みつけた。が、マーニャはまったくこたえた様子もなく、
ケラケラと笑った。
「そりゃそうだわね」
 そして、すっと立ち上がると、大きくのびをする。
「じゃ、もう夜も更けたし、関係ない人たちはここに放っておいてもう寝よっか。寝不足は
美容の敵だし」
「ちょっ、ちょっと待て!」
「朝になっても、このままここに放置でいいよな。関係ない人をバトランドの警備兵に引き
渡すのも面倒くさいよ」
 僕もマーニャに調子を合わせる。首領はますます焦った様子になった。
「待てって! 私が悪かった! 何でも答えるから。警備兵に引き渡すのだけは、いや、放
置もだが、勘弁してくれないか」
 こちらに身を乗りだし、必死に懇願する。

1理由を聞く
2そのまま放置
朝まで生トークもしたいが放置プレイも捨てがたい
ここは中をとって、周囲でこれ見よがしに食事しながら尋問・・・あ、駄目ですか
ということで、
2.放置プレイぁはぁは
1!1!1!

言葉責め(;´Д`)ハァハァ
2。羞恥プレイで放置プレイ ハァハァ(´д`A;)
2かなぁ。
ここまで引っ張ったんだからこのまま放置…
というわけにはいかないでしょう。
1で。
3. 理由は聞かないが、喘ぎ声は聞く。
899 ◆Sj469/wPAw :04/01/27 05:36 ID:1jGrm9Yb
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番3票、2番3票、3番「理由は聞かないが、喘ぎ声は聞く」
2票、先着順で1番に決定いたしました!

>891 食事をしながらは難しいですが、ネチネチ虐めてみますw
>892 放置プレイ……なんと想像力をかき立てる言葉でしょうか。
>893 言葉責めに萌えるタイプなのですね。
>894 放置プレイ萌えの肩も負けてませんな。
>895 今回は分かれましたねー。
>896 盗賊女にしたせいで、選択肢が1つ分増えたというのは内緒です。
>897 全力疾走させて喘ぎ声を出させるとかw
>898 すかさず3とは、お代官様も隅におけませんなあ。

これから書いてきますので、しぱしおまちください。
900 ◆Sj469/wPAw :04/01/27 07:05 ID:1jGrm9Yb
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「引き渡しもイヤ、放置プレイもイヤって……そんな我が儘言われても困るなあ」
 僕はわざと渋い顔で、盗賊の首領を見下ろした。
「何でもする! 有り金残らずやってもいい。そ、その、伽をしろというのならばしてもい
い。だから見逃してはくれないか」
「あねさん、そんな!」
 子分たちがまた騒ぎ立てるが、首領が黙れと一喝すると大人しくなった。
 伽……かあ。思わずにやにやしていると、背中に殺気を感じた。
 振り向くと、マーニャとミネアがの冷たい視線にぶつかった。僕は咳払いして表情をごま
かすと、首領に振り返った。
「いきなり夜襲をかけておいて、ずいぶんと都合のいい話じゃないか、ええ? お前たち、
本当は殺されても文句は言えないんだぞ」
「わかっている。わかっているが、私たちはガーデンブルグへ行かなければならないんだ。
バコタ様が――」
 言いかけて、首領はしまったという表情で口をつぐんだ。
「バコタ?」
「な、なんでもない」
 口を滑らせたのだろう、ありありと後悔の念が浮かんだ顔を伏せ、首領は唇を噛んだ。
「バコタ……というと、盗賊バコタのことですかな」
 トルネコが口を挟む。さすがは大商人。情報通だな。
「何でも変装上手な盗賊で、なかなか正体をつかませないそうですね。武闘の腕もかなりの
もので、ある商家では20人いた警備の私兵をたった1人で倒したとか」
「まあ! そんな盗賊がいるのね」
 アリーナが途端に目を輝かせる。彼女の武闘にかける情熱は相変わらずだ。きっと闘って
みたいとか考えているんだろうな。
901 ◆Sj469/wPAw :04/01/27 07:08 ID:1jGrm9Yb
「で、そのバコタとやらがガーデンブルグにいるわけか?」
「……知らん」
「ガーデンブルグへの道が今、閉ざされているのは知っているのか?」
「……」
「ふーん、答えないんだ。じゃあ、警備兵引き渡しは決定だな」
 軽く脅しをかけても、首領はのってはこなかった。もう何も言うもんかとばかりに、硬い
表情で唇を引き結んでいる。
「これは口を割りそうにないな」
 ライアンが肩を竦める。
「この女が盗賊バコダとやらの仲間であることはわかったのだ。後の調査は我がバトランド
に任せて、休むことにいたそうではないか」
「そうじゃの。盗賊どもの内部事情など興味はない。無理矢理吐かせようとするのも無駄な
時間じゃ」
 ライアンの言葉にも、ブライの言葉にも、首領は何の反応も示さず、彫像のように表情す
ら消し、押し黙っている。
 確かに、これ以上は喋りそうにないな。
 盗賊バコタの話は少し気になるが、デスピサロと関係があるわけじゃないみたいだし、追
求しても仕方ない。
 そう判断した僕は、明朝、盗賊たちを警備兵に引き渡すことにして休むことにした。もっ
とも、もう明け方近いから、眠れても一刻かそこらだろうけど、完徹よりはマシだ。
 見張りはライアンとクリフトが交代することになったので、僕とミネアも馬車に戻った。

 翌日。
 馬車から降りた僕に、クリフトが声をかけてきた。
「なんだい?」
「盗賊たちのことなんですが、あの後、ずっと泣きっぱなしだったんです。かなり思い詰め
た様子で……解き放つかどうかは別として、もう一度、話を聞いてはいかがですか?」

1話を聞く
2聞かない

泣いてる女には肩だけ貸せってな・・・違うか
1で。
できるだけいやらしくw
3.クリフトが目を離したすきに逃げられる
2。
聞かなくていい。ただそっと唇を奪えばいい。涙をキスで受けてやればいい。





ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ(´Д`;;A;;;;;;;;;;;;;;;;)
まあきいとこうよ。1
907 ◆Sj469/wPAw :04/01/28 06:47 ID:DrYWwXxa
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
1番2票、2番2票、3番「クリフトが目を離したすきに
逃げられる」1票、先着順で2番に決定いたしました!

>902 ハードボイルドですなあ。
>903 最近、選択が黒勇者と言うよりエロ勇者になりつつあるようなw
>904 ありそうな話だと思います。あ、でもライアンがいるか。
>905 ラブ・ロマンスな展開にウトーリ。でも、女性陣が怖いかも。
>906 1だと、もう少しガーデンブルグの情報が聞けた予定でした。

これから書いてきます。あまりエローリな展開にはなりませんが……スミマセン
少しおまちください。
908 ◆Sj469/wPAw :04/01/28 07:32 ID:DrYWwXxa
参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 女の涙は苦手だ。
 気の利いたセリフも言えない僕は、ただ、首領の肩を抱くことしかできなかった。
 首領が涙に濡れた瞳をあげる。その唇が、何かを言おうとして動くのを、僕は自分の唇で
封じこめた。
 彼女の瞳から、涙が止めどなくこぼれ落ちる。それを僕はキスで受け止め――。
「何ぼんやりしてるんですか、ソロさん」
 ガタゴト揺られながら、馬車の中で空想に耽っていた僕は、クリフトの言葉で我に返った。
「いや、例の盗賊の首領。結局、あのまま警備兵に渡しちゃったけど惜しかっ……じゃなく
て、少しぐらい話を聞いてやってもよかったかなと思って」
 キツイ顔立ちなのに、泣き顔が意外に可愛かったんだよなあ、あの首領。助けてやって、
恩を売っておいてもよかったかもしれない。
 そんなことを頭の隅で考えながら、クリフトに対しては真面目な顔を作る。
「昨夜と比べて、だいぶ気弱になっていたからさ。ちょっと押せばもう少し情報が取れたか
もしれない」
 クリフトが何を今さら、という顔をする。
「ですが、あの時は時間がないからと」
「まあ、な。あまり麗しのネネ号を待たせて、魔物に狙われても困るし。止まっている帆船
なんて格好の餌食になっちまう」
 僕は肩を竦めた。
「ベストな選択だとわかってるんだ。ただ、話聞いてたらどうなってたかなと想像してただ
けだよ」
909 ◆Sj469/wPAw :04/01/28 07:37 ID:DrYWwXxa
「そんなことより、少しは体を休めておいてください。ソロさんは昨日からろくに眠ってい
ないんですから」
 呆れたような表情で、クリフトが僕に毛布を渡す。
 眠ってないのはお前も同じだろうと突っ込もうと思ったがやめた。
 正直、全員が寝不足気味なんだよ。昨日は、就寝早々に襲撃騒ぎがあったからな。それで
も、見張り番に立ったからという理由で、僕とミネア、ライアンとクリフト――もっとも、
ライアンは今は御者台に座っている――が今日は馬車組になった。
 正直に言って、外の仲間に回復役がいないのが不安なんだが、トルネコが薬草を山ほど持
ってるからと押しきられた。まあ、いざとなれば馬車から飛び出るからいいけどさ。
 ミネアは毛布にくるまって、荷台の一番後ろでくうくうと眠っている。時の流れを見透か
すような神秘的な瞳は閉じられ、淡紅の唇を微かに開いた無防備なその寝顔はひどくあどけ
なく見えた。

1大人しく自分も仮眠を取る
2その必要はないでライアンと御者を替わる
3クリフトと今後のことを検討
マジやるか妄想w
ミネアいじめはあとの方々に譲るとして、
勇者は二度も永眠しかけて寝過ぎだから
3かな。
「眠る余裕があるなら、少しでも先の事を考えていたい・・・」
なんて格好良すぎかな、ソロにはw
3
913名前が無い@ただの名無しのようだ:04/01/28 15:08 ID:2r9llg77
4「ミネアによりかかって寝る」
3でよろしくお願いします
4
エロ勇者炸裂
4。

栗フトと作戦会議をしようとしてよろけて頭を打った挙句に
ミネアの双丘に顔を埋めて寝るであろう。きっと永遠にw
4
918 ◆kYB5EDmqco :04/01/28 22:12 ID:2iwXRRar
わしはどちらに投稿するべきかのう。
919 ◆kYB5EDmqco :04/01/28 22:13 ID:2iwXRRar
よし、4だ。わしは馬鹿者じゃ……
920 ◆Y2NezmymcE :04/01/28 22:47 ID:SGbVxEoC
じゃあ、私はどうすべきかのう



3でたまにはクリフトに語らせて欲しいかのうw
5.まだ夢だった
3。
923R.O.(913の者です):04/01/29 00:16 ID:dZfyMqRe
913を書き込んだ者です。自己紹介などがまだなので一応。
数日前、「千一夜」サイトでこの板の存在を知りました。この板は3回目ってことなので「過去ログも読むか」と思って読み始めましたが…お、多いのなんの。
3日くらいかけて全部読みました。かなり昔からやってるんですね。
以後、どうぞお見知りおきを。必ず最後まで見届ける所存であります。

初カキコにしては少し暴れすぎました。ご無礼しました。
この程度ではGame Overにはならないと信じますが…
ホイミンとスラぼうを叩き斬った時のストーリー、あれは凄惨だった…。
4で。

>>923
書き手でもないのに、匿名掲示板で名乗りを上げて自己紹介とかキショイよ。
925名前が無い@ただの名無しのようだ:04/01/29 01:11 ID:dZfyMqRe
>>924
それは失礼。以後大人しくします。
>>925
つーかsageろよ。

4 キボン
927 ◆bNdaZY.BL6 :04/01/29 07:13 ID:fkOb3FID
スラムダンク32巻発売決定キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ttp://unyuu.yoll.net/dq.html
928 ◆Sj469/wPAw :04/01/29 08:42 ID:WKejwn12
新着の数にビビリました……。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。
2番1票、3番5票、4番「ミネアによりかかって寝る」7票、
5番「まだ夢だった」1票で、4番に決定いたしました!

>910 せっかくですから>妄想 永眠は睡眠に入るのでしょうかw
>911 たまにはソロも格好よくしてあげたい気もします。
>912 3ですね。
>913 新選択肢! 燃え(萌え)ます。
>915 エロ勇者もすっかり定着してしましたね。……(;´Д⊂
>916  ま た 永 眠 で す か ? 
>917 4人気ですね。
>918-919 正直者と言うべきかと。
>920 これまた正直者な答えですね。
>921 む。そうきますか。斬新な選択肢ですね。
>922 句点つきの3で。
>923 ご丁寧にありがとうございますー。千一夜サイトからとは
   感激です。ログ読みお疲れさまでした(;´ー`) 板内にも
   いろいろ面白いスレがあるので、楽しんでいってください。
>924 ガ━━━(;゚Д゚)━━━ン
>925 気楽に遊んでいただければ。
>926 sageでもageでもhageでも、どれでもオッケーっすよ。
>927 ↓とのことなので、踏まないようご注意。
mailto ストーム
アンカータグではないタグで mailto: の記述が見つかりました。
メール作成ウィンドウがたぁっくさん出てきてしまうかもしれません。
パワーのないマシンでは,ブラウザがフリーズする可能性があります。

では、これから書いてきます。しばしお待ちを。
929 ◆Sj469/wPAw :04/01/29 09:31 ID:WKejwn12
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

「わかった。じゃあ遠慮なく休ませてもらう」
 僕は毛布を受け取ると、ゴソゴソと四つん這いで荷台の後ろに移動した。
「……なんでそんなに後ろへ行くんですか?」
「や、何かあったときに邪魔になったら困ると思って」
 僕はミネアの近くに行くと、ごろんと横になった。
「窮屈じゃありませんか?」
「いや全然。おやすみ」
 釈然としない様子で、それでもクリフトはお休みなさいと返してきた。
 しばらくタヌキ寝入りをしてからそっと様子を窺うと、クリフトは御者台の近くに座って
本を開いていた。バトランドの学士長から譲り受けた(?)例の本だ。
 よしよし。かなり熱中しているな。
 僕はクリフトに気づかれないよう、ジリジリとミネアに近づいた。体温が感じられるぐら
いに体を寄り添わせ、さらに頭だけをずらしていく。
 ぽふん。
 頭の後ろに柔らかい感触がした。よし、目標到達。
 暖かくて適度な弾力のある最高の胸枕が、今、僕の頭を優しく包んでいる。
 僕は大満足の表情で、そのまま目を閉じた。
「――ちょっと何やってんの、ソロ!」
 どれぐらい眠っただろうか。僕はマーニャの怒鳴り声で目を覚ました。
「んあ?」
 寝ぼけ眼を無理矢理開くと、目の前に真っ赤っかになったミネアの顔があった。大きく目
を見開いたまま硬直している。
「あー、おはよう、ミネア」
「おはようじゃなーいっ!」
「わわわわっ、ちょっと待ってください、マーニャさんっ。馬車が燃えてしまいますよ」
 馬車の入り口に目を向けると、たぶん呪文を唱えようとしたんだろう、マーニャの口をト
ルネコが慌てて押さえていた。
930 ◆Sj469/wPAw :04/01/29 09:36 ID:WKejwn12
 いったい、マーニャは何を怒っているんだ……寝起きの回らない頭で考えるうち、ふと、
頭の後ろの柔らかいものに思い当たった。やべ。
 ばれないように、ミネアより早く起きるつもりだったんだが、予定が狂った。
「ご、ごめん! 僕寝相が悪くて」
 僕は勢いよく起きあがると、ミネアに言い訳した。
 僕がいなくなったことで緊張が解けたのか、ミネアは大きく息を吐いて体を弛緩させた。
だけど、まだ顔は紅潮したままだ。
「…いえ、その……馬車の中ですし、仕方ないことですから……」
 消え入りそうな声でそう言うと、羞ずかしそうに微笑む。な、何だか心が痛むぞ。
「ミネアは甘ーい!」
 馬車の入り口ではマーニャが大暴れしている。
「だから、ごめんって。麗しのネネ号は見えた?」
 前半はマーニャ、後半は御者台のライアンに向かっていった言葉だ。
「おお。もう目の前に」
 急いで外に出ると、馬車はもう川岸についていた。バトランドの中心を流れるこの川をさ
かのぼっていけば、地図上ではガーデンブルグに出られるはずだ。
 もっともかの国は、火山の噴火で城に続く道が閉ざされてしまっているというから、そう
簡単にたどり着けるかわからないけど。
 まだプンプン怒っているマーニャをなだめつつ、僕たちは船へと乗りこんだ。

1船乗りにガーデンブルグの情報を聞く
2クリフトに本の話を聞く


>917さんの案は盛りこめませんでした。ていうか、
寄りかかってもないし。すみません_| ̄|○
1、かな。
勇者がミネアを抱き枕にしてた間(え?してない?)、クリフトは何やってたんだらうか
本だけを読んでたか、冷ややかに見ていたか、外のアリーナを観察していたか・・・
そんなことは一切どうでもよく
(;´Д`)ハァハァ


2でお願いします。

さすがに今回は「メガンテ」はないと思いますが、
一応慎重にできる限り情報収集。
不敵な笑みを浮かべるクリフト
3。アリーナの胸枕(or 尻枕)で寝なおす。永遠に。

ひたすら悪ノリしてやる
面白そうだから 3 で。
939 ◆kYB5EDmqco :04/01/30 17:26 ID:p0MUz4ub
1
前々から思ってたけど、勝手に選択肢作るのは結構悪習だと思うよ。
>>940
前々から見てたなら、選択肢追加は、書き手であるナナシクラゲさん公認だ
ってことは知ってるよね?(そういう意味じゃないのかな・・・?)


3でおながいしまつ。
1
>>940-941
あまりに非道い新選択肢には嫌悪感を覚える。
極端なエロ指向とか、それに伴う強引な展開キボンとか。
1ね。
3おっぱいがいっぱい
946とびねずみ ◆Y2NezmymcE :04/01/31 01:54 ID:i0jDjOka
>>934
 トラウマになってますか、すみません(´・ω・`)

選択は 2で
(▼-▼).。oO(最近クリフトに語らせたい病に罹っている模様)
とりあえず3で。
是非3を。 アリーナタンノオパーイ(´д`;;)ハァハァ

ま、とんでもない選択肢であろうと、内容をどう料理するかは書き手の自由なわけだし
その辺の駆け引きも楽しみたいわけよ。
(ちなみに漏れは、単にハァハァ(´д`;;)したいだけではあるけれども、今まではうまく
あしらわれてるって状態なわけね。)
949934:04/01/31 03:54 ID:UqfBiiyz
>>946
これはこれはとびねずみ殿。
トラウマってほどじゃありません。
ただ、意外な落とし穴にびっくりしただけです。
950ぱんくちゅある:04/01/31 05:09 ID:mMOw3+IM
当然3ですね。

3 火山のふもと村ティークーッビのマグマの杖作り一子相伝後継者の
  娘に会いに行く。

じゃないと進まないでしょ?
951 ◆Sj469/wPAw :04/01/31 07:43 ID:eBAThdF5
新着の数にまたビビる小心者。
気がつけば、新スレの季節ですねー。
準備しなくては。
参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
1番6票、2番3票、3番a「アリーナの胸枕(or 尻枕)で
寝なおす。永遠に」7票、3番b「火山のふもと村ティーク
ーッビのマグマの杖作り一子相伝後継者の娘に会いに行く」
1票で、3番aに決定いたしました!

>931 1、ですね。
>932 たぶん本は読んでたと思いますが「何やってんだか」と
   冷たい目で見ていたことも確かだと思いますw
>933 クリフト(;´Д`)ハァハァ(違)
>934>949 私もあの結果はビックリしましたよ。同時に、
   ゲームでのイヤンな思い出がまざまざと……w
>935 不敵な笑みカコ(・∀・)イイ! いつかそんなクリフトも
   書けるといいのですが。
>936 「永遠に」だとGame Overになっちゃうと思うんですがw
>937 悪ノリして何度も痛い目にあっているのに懲りない勇者w
>938 面白いことに……なるかな? なるといいな。
>939 はい、1ですね。|-`)oO(トルファもマターリ待ってます)
952 ◆Sj469/wPAw :04/01/31 07:44 ID:eBAThdF5
>940 うぐっ、すみません(´・ω・`)
   確かに新選択肢はゲームの進行が遅くなるというリスクも
   負っているのですが、みんなで作ってるという感じが強く
   なる気がして、好きなのです……。
>941 公認というか推奨というか。私が一番面白がってるかも
   しれません。
>942 はい、1ですね。
>943-944 私がイヤンと思った場合はGame Overになっちゃったりも
   しますので、そんなにおかしな方向にはいかないのではないかと
   思っているのですが、いかがなものでしょう。
   私自身がおかしいじゃないかというツッコミはとりあえず却下でw
   いろいろご意見サンクスです。
>945 1人におっぱいが4つも5つも……それはちょっと怖いかもw
>946 ヽ( ´ー`)ノoO(それはもしや……恋?)
>947 さしあたって3で。
>948 どんな選択肢が飛び出すか、私も毎回楽しみにしてます。
>950 すでにマグマの杖持ってますがなw 村の名前ワロタ

ではでは、これから書いてきます。しばらくお待ちください。
953 ◆Sj469/wPAw :04/01/31 08:39 ID:eBAThdF5
>951にルール貼り忘れてるし_| ̄|○

参加ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
基本的なルールは>>2をご覧ください。

 麗しのネネ号は、すべるように川面を走っていく。
 海と違って、周囲の風景が見えるのが面白い。
「うわー、大きな岩山ねえ」
「あの山麓に見えるの、バトランドじゃない?」
 それは女性陣も同じらしく、右舷の手すりに身を乗りだすようにして、マーニャとアリー
ナがはしゃいだ声を上げている。紫の髪と金の髪が風に流れ、太陽の光を受けてきらきらと
輝くのが、とても綺麗だ。
 僕はちょっと考えると、アリーナに近づいて声をかけた。
「アリーナ、ちょっといいか」
「なあに?」
「ちょっと船室に来てくれないかな」
 アリーナとマーニャが怪訝な顔になる。
「何するの?」
「いや、まだ眠いから、アリーナの胸枕で寝なおそうと思って。尻でもいいけど」
 一瞬、何を言われたか、把握できなかったのだろう。アリーナが目をしばたたく。
 先に爆発したのはマーニャだった。
「何考えているのよ、このドスケベ!!!!」
 言葉よりも早くその手にはメラの炎が生まれ、僕に投げつけられる。
 僕は仰け反ってなんとかそれをかわした。そこへ、アリーナの手刀が襲いかかってくる。
ヤベエ、マジだ。正面から受け止めれば骨が折れる。とっさに足を引いて半身になった僕は、
練習用の刃を潰した剣で受け流した。
「船室まで行くまでもないわ、お望み通り、ここで眠らせてあげる。永遠にね!」
 マーニャが右手に火精を集めはじめる。
「ちょっ、ちょっと待った、マーニャ! メラミは勘弁!!」
954 ◆Sj469/wPAw :04/01/31 08:42 ID:eBAThdF5
 まさかマーニャがこんなに激昂するとは思わなかった。計算ミスだ。
 盗賊どもをあっさり片づけすぎたから、ただ仲間と鍛錬しようと思っただけだ、なんて言
っても、今さら収まりそうにないな。
 単なる練習じゃ面白くないから、怒らせて真剣勝負に持ちこもうなんてイタズラっ気出す
んじゃなかった。
 そうこうしている間にも、アリーナの流れるような連続攻撃は、僕をどんどん追いつめて
いく。ずるずると後退していた僕の背中に、左舷の手すりが当たる。もう後はない。
 こうなりゃヤケだ。
 僕は練習用の剣を投げ捨てると、腰に差していた真剣を抜きはなち、トドメを刺そうと迫
るアリーナに逆に襲いかかった。
「――そこまで!」
 ガキッ!
 アリーナの足を狙って振り下ろされた剣は、途中で鈍い音とともに止められた。
「いったい何事なのだ。練習にしては度が過ぎているだろう」
 僕の剣を鞘のついた剣で止めたライアンが、僕とアリーナを交互に見る。

1理由を正直に話す
2嘘をつく


Game Overで「僕は、アリーナの胸に顔をうずめたまま、
永遠の眠りについた……」なんて終わり方も面白いかなと
思ったのですが、単純に終わりにするのもイヤンだった
ので続けてみましたw

たぶん、次は新スレ準備で少し遅くなると思いますー。
そんな死に方したらあの世でもシンシアに殺されそうですなw
どんな無理難題にも乗って調理してくれるくらげのマスターには私淑しとります
しっかし、どんどんソロから信用が失われていく・・・
ミナデイン唱えても参加者ゼロで発動しない、なんてハメになったりして
というようなわけで

ミネアやクリフトはどんな顔して見てたのでしょうか。
クリフトがザキを唱えなくてよかったw
ここはやっぱり正直にということで
チョット黒くなりすぎなので「1」
ココロ入れ替えて白い勇者をめざしましょ
さすが、 ◆Sj469/wPAw 氏 良い展開だ。此処はきっと、

3・アリーナとマーニャが実は逆にからかってた事が発覚

するんじゃないかな。生真面目な勇者では面白くないw
根暗は今更直らんとは思うが
土下座いっとく?
1
1マーニャの嫉妬がカワエエ
クリフトを引っ張りすぎて我慢できない(;´Д`)
1
964 ◆Sj469/wPAw :04/02/02 21:02 ID:XaPtFlqA
新スレ立てましたー! テンプレ、ギリギリ10までに入りました(;´Д`)

【皆で】DQ4ゲームブックスレ2【選択】
http://game5.2ch.net/test/read.cgi/ff/1075722745/

※実はソロエンドールに行ってたりするのでコソーリ訂正してあります
(地の文一行でさらっと触れてるだけですが)
その他で、もし間違いなぞありましたらご指摘お願いしますー。

続きは新スレで……今夜か明日に(をい)
ごめんなさいー。
まだ生きてるな
うめとく?
逆にしばらく埋めない方がいいのでは?
前スレを読みたいという人のために。
いつもだとわりとすぐに1001夜にログが保管されるけど
今1001夜更新できないらしいから、残しておいた方がいいかも。
んじゃほしゅ。
保守続行。
人質になるのはクリフト・・・などとここでコソーリ予想してみる。
971あげ屋さん ◆P1AWcg9OTs :04/02/16 23:53 ID:LD/p3+z1
(・∀・)age!
分かれ道だ
右へ進む→338へ
左へ進む→96へ
973 ◆2CDckY/JG6 :04/02/20 08:38 ID:AJC2o24d
3日に1レス。これ基本。
そろそろ保守続行。
ミネアタンってセクシーだと思うのは漏れだけだろうか。
落ち着いた気品のある容姿、
深く澄んだ瞳、サラサラで美しい長髪、
首筋から右手の指先までの曲線美、
ゲームの女性キャラにしては珍しいゆったりした衣装、
その上からでも分かるスタイルの良さ、
ヒラヒラしててかわいいスカート、
優しくて謙虚で落ち着いた性格…
(;´Д`)ハァハァ

ごめん。漏れ病気だわ。
メルル
ルーラ
ラナルータ
見えそで見えないミネアの胸を
見つめていたらバキクロス
スカラ