おっと。
全部一気にあげると、連続投稿にひっかかるので、すでに出来ている
<ドレス組>は、先にあげておきます。
<ドレス組>
クロゼットの中の確認に夢中になっているうちに、外はすっかり
暗くなっていた。部屋の中の暗さに驚いて燭台を探す。アリーナは
この暗さが気にならないのかしら?
私は燭台のほこりをはらってから、小さなメラの炎を作って、
ろうそくに点火した。
「そういえばブライは?」
「あら、やっぱり気付いてなかったのね。さっきエンドールに戻って行っ
たわよ。サントハイムからのお祝いの親書と、私からのプレゼントを
持って」
ヤレヤレ。私には挨拶無しに去ったわけですか、あのおじいさんは。ま、
夢中になって気付かなかった自分がいけないんだけども。
「となりの部屋で親書を書いてたのね」
「そうなの。サントハイムの紋章入りの便せんにサントハイムの王印を
押さないと正式な書類にならないからって戻って来たみたい。王印は
お父さまの金庫に入っているんですもの」
「ふ〜ん……あれ? その金庫って、開かないって言っていた金庫じゃ?」
「あ…あれ? 本当ね、そうよ! 嫌だ、ブライったらあんな嘘ついて!」
この国の復興の為に金庫をあけたくなかったということ?
「……なんだか、気が抜けちゃったわね……」
「本当ねー。お金があればそれを持ち出す方が楽なのにねえ」
顔を見合わせて、苦笑いを浮かべるしかなかった。でもまあ、国の復興に
現金が必要になるってことを見越しての嘘だろうから見逃してあげますか。
それはそれで、見事な愛国心、だし……。
他の人に黙っておくって事で弱味をひとつ握った、ともいえたりして。
それは意地悪かな?
「なんだか一気に疲れが出たわ。今日は早めに寝ちゃう?」
「そうしましょうか」
私はリボンを積み上げたベッドを見た。立派なベッドだけど、ふたりで
ここに眠る事にする?
連投規制もでるし、スレを早めに消費した方がいいかなとも思ったりで、
ちょっとずつあげます。偵察組です。
<偵察組> イドッキーの黒幕を聞く。
ソロ殿の口元がニヤリと歪む。
「お前はこの村に来る魔物を追い払えるくらいだから、結構強いんだろ?」
「そ、そりゃまあ、雑魚とは違うっす」
「じゃ、一体誰に頼まれてここに来た?」
「誰にも頼まれてないっす!」
「さっきライアンになんて言ったか覚えてないのか?『この村を襲うように言わ
れて来たが、水がおいしいので辞めた』……な? 誰かに頼まれたわけだよなあ?」
同じ事を言うにも、もうちょっと言い方があると思うんだが。このお方は底意地の
悪い勇者、らしい。イヤハヤ、とんでもないお方、かもしれぬ。
イドッキーは怯えて私を見上げて来たが。しかし、私が助け舟を出すわけにも
行くまい。答えるように目顔で促すと、嫌そうに話し始めた。
「……頼まれたわけじゃないっす。命令っす」
「命令と頼んだのとは違うってのはへ理屈だと思うけど? まあ、いいや。で、
誰のどんな命令だ?」
「この村を魔物の拠点にしろって言われたっす」
「それは命令の内容だな?」
「……そっす」
「で。誰に言われたんだよ?」
イドッキーは、見る間に震えだした。もとから珍妙な顔が更に歪んでゆく。
「そ、それは………」
「それは?」
「デ…… デス」
「で、です ってなんだー」
「それは……それはもしやデスピサロでは?」
クリフト殿が慌てて言った言葉に、イドッキーは頷いた。
<情報収集組>
ノックの主はミネアさんだった。
「そろそろ宿に引き上げますね。私を呼ぶ誰かを捜すには、私ひとりの
方が良さそうですし」
「そうですか。泊まっていかれるかと思っていたのですが」
「久しぶりの家族水入らずをお邪魔したくありませんもの。それにさっき
ごちそうしていただいたから、お腹も空きそうにないんです」
ミネアさんはにっこりと笑って静かに行ってしまった。
さっき飲んでいる間にしばらく席を外されていたのは、宿に予約を入れて
おられたのだろう。用意周到な娘さんだからなあ。
「あなた、お夕食は?」
ネネの問いかけに「軽く食べるよ」と答えて1階に降りると、ちょうど
王への謁見を済ませたブライ殿が来られたところだった。ネネを紹介し、
一緒に夕食を取る。気難しげな老魔術師に少々怯えていたポポロも、お腹が
一杯になってくると笑顔を見せるようになってきた。そうそう、お前には
笑顔で居てもらわないとね。
話題にしていたのは、酒場で仕入れてきた町の噂だ。サントハイムの
新しい町についての話が一番気になるらしい。
「新しい町を作ると言っても、そのような事に適した場所は……。もしや、
商人のバザーがあった場所の事ですかな」
「私も聞いた事があります。サントハイムには、商人が集うバザーが定期的に
できるのだと。そこに町ができたのでしょうか」
「そうかもしれませんな」
一度その町も見てみたいものだと思った。
お待たせしました、選択です。もたもたしていてなかなか3日が過ぎません…。
<ドレス組> 1.アリーナのベッドで寝る 2.他のベッドで寝る
<偵察組> 3.デスピサロについて聞く 4. 他の町について聞く
<情報収集組> 2日めの朝先に出会うのは 5.ミネア 6.ブライ
上より1,3,5でお願いします。
マーニャには…セクシーにねぼけてもらいたい…かな。(笑)
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールはナナシクラゲさんの
>>75をご覧ください。
916さんの選択により、以下のように決定いたしました。
<ドレス組> 1.アリーナのベッドで寝る
<偵察組> 3.デスピサロについて聞く
<情報収集組> 2日めの朝先に出会うのは 5.ミネア
<ドレス組>アリーナのベッドで寝る
「じゃあ、まずは寝床を作らないとね。このリボンを一旦片付けましょ」
「………そうね、そうしましょう」
?。何故かアリーナは、私にすまなさそうな顔をした。何だろ?
それにしても選別しながら綺麗に移動するって事をしておけば、こんなに
リボンが絡まらなかったはずなのに〜! もおおおお!!
私は自分の手際の悪さを呪いながら、リボンを机の上に移動して、
寝る場所を作った。さっすがお姫さまの寝台、2人でも十分眠れるわ。
ばふっとベッドに飛び乗ると、埃が舞い上がった。この城の無人状態の
長さに胸が詰まった(決して、埃を吸い込んだせいじゃないと思うわ!)。
「ああ、もうちょっとおしとやかにやるべきだったわね」
「そうね……」
何故だかしおらしくなってしまったアリーナが気になったけれど、
私は、枕に頭をつけたかどうかという瞬間に、意識を失っていた……。
<偵察組>デスピサロについて聞く
「じゃ、そのデスピサロについていろいろ話してもらおうか」
ソロ殿の言葉にイドッキーは歯の根が合わない勢いで震え始め、そして、
「ぐばっぎゅ」
「!?!?!」
叫び声を残して、消えた。跡形もなく。
「ど、どういうことなのでしょう、これは」
クリフト殿の震え声が尋ねてくるが、私には皆目見当もつかない。
「ちっ、魔王の情報を俺たちにもらさないように呪詛をかけられてたんだろうよ」
ソロ殿の、暗く、低い声がした。
「とっととこの村を出ようぜ。嫌な感じだ」
私たちはテンペの村を抜けてしばし歩き、いつものように野営した。
<情報収集組>
ブライさんはネネの手料理が気に入ってくださったらしい。食事を終えた後で
大変美味しかったという言ってくださったので、ネネの頬が染まっている。
良かった。
「ミネア殿は宿でしたな」
ブライさんはそう言って、自分も宿に行くと去ってしまった。こんなに人の
多い時期に空室があるかどうか怪しいと言ったのだが、ミネアさんと同じく、
家族だんらんの時間をとってくれと言われるのだ。
そうか、ミネアさんもブライさんも、自分の大切な人、家族と過ごせる時間
を無くしているから、そういうところにとても敏感なのだな……。
私は、久しぶりに親子3人で川の字になって眠った。
さて、今回は選択がありません。というか、本来は今回の選択になるはずの
「朝出会ったのは、ミネア?ブライ?」という選択肢を、前回の物に入れて
しまっておりましたので…。失敗失敗。
失敗といえば、前回、トルネコ一人称なのに「ブライ殿」という記述になって
おりまして、それも失敗でした。「ブライさん」が正しいですね。
イドッキーに他の町の事を聞いていれば、彼がこの先の魔物情報源になる
予定でございました。さよならイドッキー。君の珍妙な顔は忘れないよw
ゲーム中、ここで出てくるコイツにびっくりしたのは私だけでは無いと思う
のですが、いかがですか? なんでいるんだ、しかも、なんで村の人は普通に
井戸を使ってるんだよ! という疑問をずっと持っていたので、ここでそれを
解消させてみましたです。
あ、違うや。
選択は、2日めの朝先に出会うのはどちら?
<情報収集組> 1.ミネア 2.ブライ
ですって事になりますね。
一応、今のところ、ミネアにいっぴょはいってます
2
2
朝っぱらにじいさんに出会う。う〜ん、いい朝じゃないか。
924 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:03/08/07 22:42 ID:ISi4OYeT
1で。寝起きを見てみたいキャラ。
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールはナナシクラゲさんの
>>75をご覧ください。
1番2票、2番2票で、先着順に 1番のミネアに先に出逢う
ということになりました。
寝起きを楽しみにされている方がおられますが、今回は寝起き
シーンがありません…。ゴメンナサイ。
それでは続きに参りましょう。3グループ共にここからです。
そして 夜が 明けた!
<ドレス組>
目がさめると。アリーナが私に謝って来た。ゆうべ、何か変だったのは
隣の部屋(王様の部屋ね)のベッドの方が広かったので本当はそこで寝よ
うと言うべきだったのに、どうしても、王様以外の人に眠らないで欲しか
ったのですって。そうね、お父さんのベッドは、お父さんが戻って来て、
使って欲しいわよね。
「私には、十分贅沢なベッドだったわよ? 気にしない気にしない」
やっと戻ったアリーナの笑顔に満足して、私は起き上がった。これだけ
しっかりと睡眠を取ったのは久しぶりかも。
さあ、今日は衣装屋に行って、しっかり値段交渉するわよ!
私はありったけのリボンと、売れそうなドレスを数点馬車に積み込んで
ルーラを唱えた。
<偵察組>
目をさますと、クリフト殿が野営の片づけを始めていた。ソロ殿はまだ
眠っておられる。穏やかに笑みを浮かべているように見えるのだが…。
「どんな夢を見ておられるのでしょうね」
「さあ……。でも、せめて夢の中では安らかにあって欲しいと思います…」
クリフト殿は穏やかな顔で言われるが、夢の中にしか安らかな時間がない
のは、クリフト殿も同じなのではないだろうか? 神官という職業からか、
彼が自分の苦しみを垣間見せた事など無いように思う。だが、荒れた町、
いつの間にか平和な町に入り込んでいる魔物。
これらに対して、平気でいられるわけなどないのだ……。
<情報収集組>
顔を洗ってネネの作った朝食を取り、宿へ向かおうと家を出たところで。
目の前に居たのは、ミネアさんと、なんと、懐かしのスコット君だった。
「おや、ミネアさん、お早いですね。それにスコット君もお久しぶり」
「誰かと思ったら、トルネコの旦那ですか! いっやぁ、ご立派になられ
ましたよね!」
傭兵のスコット君は、私がここに店を構えて独立する為に働いていた頃、
私の護衛を引き受けてくれた人だ。気のせいか、当時よりも穏やかな顔に
なったなあ。
「おふたりはお知り合いで?」
「ミネアさんに占っていただいたんですよ。それでわかったんです。人には
それぞれの運命があって、それぞれやるべき事があるって」
「なるほど……」
それにしても朝から占いをしておられたとは、ミネアさんも商売熱心な
方ですね。
「スコットさんが、サントハイムの新しい町を御存知なのだそうです。
そこへ行ってみるのはどうかと思いまして」
「それもいいかもしれませんね。エンドールでの仕事は終わったようなもの
ですし」
「その町は、砂漠のバザーがあった場所なのではないかね?」
ふいにブライさんの声がして驚いた。
「そこであれば、ルーラですぐに行けるはずじゃ」
それでは選択です。
<ドレス組> 1.リボンから売る 2. ドレスから売る
<偵察組> 3. ソロを叩き起こす 4.自然に起きる
<情報収集組> 5.スコットを連れていく 6.スコットは連れていかない
上から1.3.5で。
ソロの反応に期待。
2,4,5
2,3,5かな?
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールはナナシクラゲさんの
>>75をご覧ください。
1番1票、2番2票、3番2票、4番1票、5番3票で、
以下のように決定いたしました。スコット君人気ですね。
<ドレス組> 2. ドレスから売る (リボンも一緒に売ります)
<偵察組> 3. ソロを叩き起こす
<情報収集組> 5.スコットを連れていく
<ドレス組>
久しぶりに戻ったモンバーバラは、静かな朝を迎えていた。朝のモンバー
バラなんて、住んでいた頃にも知らない町の姿だわ。
私は馬車を店の前まで乗り付けた。本当は町の入り口につなぐんだけど、
荷物が多いから許してもらいましょ。
「おや、マーニャちゃん! マーニャちゃんじゃないか。久しぶりだね」
店の親爺さんは大げさに私を迎えてくれた。
「元気にしてたかい? ミネアちゃんはどうした? 元気なのかい?」
「私はもちろん元気だし、ミネアだって元気よ。今日はちょっと用事で一緒
じゃないんだけど。ねえ、親爺さん、それより商売商売。なるべく高く
買取って? ね、お願い」
バラバラと店の机の上にドレスやリボンを並べると、親爺さんはちょっと
困った顔をした。
「マーニャちゃんは、まだ劇場に行ってないんだね?」
「うん、そうだけど……。どうかしたの?」
「今のモンバーバラはね、昔の、歌や踊りの町じゃないんだよ。だから…
踊り子用品を扱ううちは商売上がったりなんだ」
歌や踊りの町じゃないって、どんな冗談?
「歌と踊りのモンバーバラじゃないって、それってどういう事?」
「今はね、笑いの町になっているんだ。そりゃ、つなぎで踊りも見せてるけど
以前のようにはねえ……」
昔から親爺さんは冗談ばかり言っている人だった、けれど。このため息は
嘘じゃ無いだろう。
「それでも、マーニャちゃんの頼みじゃ断れないよ。できるだけ高く買い取ら
せてもらうから、ちょっと査定の時間をくれないか? ずいぶん沢山ある
みたいだからね」
「そうね……。じゃあ、劇場の様子とか見て来てもいいかしら。馬車の中にも
まだあるから、それも見ておいてくれる?」
「あいよ」
親爺さんの声を背中に店を出た。劇場に行ってみなくっちゃ。笑いの町って
何のことよ。どんな芸人を呼んで来たんだろう、団長ってば。
<偵察組>
楽しそうな夢の中からソロ殿を引き戻すのはいささか申し訳ないと思うが、
そろそろ出なくてはなるまい。
「ソロさん、起きてください」
クリフトさんが優しく言って、ソロ殿の身体を揺すっているのだが、ちっと
も起き上がる気配がない。さてどうすればいいかな。いつもはマーニャ殿が
鼻をくすぐったりして起こしておられるのだが、私がそのような事をしても
起きてくださるだろうか?
何しろ、ソロ殿は寝起き良い方では無いのだ。
「ソロさんソロさん………ソロさんっっっ!!!!」
!!!。
私は見た。あの温厚なクリフト殿が、ソロ殿の腹部に正拳を突き入れた
のを。
「げっほぐっげひょっほ」
ソロ殿は激しく咳き込みながら起き上がった。ああっ、機嫌悪そうだ。
「なんだ? 何があった?」
機嫌の悪い声に、背筋が冷たくなる。何があったと言おうか…。
「起きていただかないと困ります。町にお昼までに着いて、名物で昼食に
しようと言われたのはソロさんですよ」
「あ? あ〜、そうだった。クリフトごめん。ライアンも悪かったな」
この聞き分けの良さは一体……。
呆然とする私を置いて、ソロ殿は起き上がるなり歩き始めた。
「んじゃ行くぞ。クリフト、方角はこっちだったよな?」
「逆ですよ、ソロさん。テンペに戻ってしまいます。寝ぼけてるんですか?」
「あー、そかそかー」
寝ぼけた顔で突かれた部分をさすりながら歩いてゆく姿は、正直、あまり
見たい姿ではなかったが。勇者といっても聖人ではないのだという事かと
知らずため息が出た。ああいう勇者殿は嫌いではないが、イメージという
ものが……。
「ライアンさん、置いていかれますよ? ソロさん、待ってください」
駆け出したクリフト殿の後を、ゆっくりと追いかけた。
<情報収集組>
「そっそれでは、是非私も連れていってください!」
「スコット君?」
「ミネアさんにまたお会いして占っていただきたいと思っていたのは、その
町に行くべきかどうかで悩んでいたからです。さっき『チャンスを逃すな』
という占い結果が出て、チャンスって一体何の事かと思っていたんですが、
きっと、皆さんとご一緒するチャンスに違いありません!」
「ブライさん、ひとり増えてもよろしいですか?」
「ルーラの能力の事を言っているのであれば、問題はない。大丈夫じゃ」
「ありがとうございますっっ!」
感激でほとんど泣きそうになっているスコット君に良かったねと思いつつも
私は言うべき言葉がある事を知っていた。
「ですが、今回は、お金は払いませんよ?」
「あ、当たり前じゃないですか!」
スコット君の慌てぶりに、自然と笑いがこぼれた。
それでは選択です。
<ドレス組> どちらに行きますか?
1.団長の部屋 2.踊り子たちの控え室
<偵察組> 出くわした魔物は何でしょう?
3.あくまのす 4.しりょうつかい
<情報収集組>すぐに出立しますか?
5.すぐに出る 6.まだやることがある
1.4.5でおながいします
2、4、6がいいな
1.4.6でよろしくぅ!
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールはナナシクラゲさんの
>>75をご覧ください。
1番2票、2番1票、3番0票、4番3票、5番1票、6番2票で、
以下のように決定いたしました。しりょうつかい人気ですね。
<ドレス組> 1.団長の部屋を訪ねる
<偵察組> 4.出くわしたのは しりょうつかい
<情報収集組> 6.まだやることがある
<ドレス組>
劇場の扉を開けると、ギリとモギが居た。2人とも相変わらず
楽しそうに掃除をしている。
「お客さん、劇場は夜から……って、マーニャ? マーニャだね!」
「お父さんの仇はとれたのかい?」
一度に一緒に話しかけてくるところも変わらない。まるで双子のようね。
「話すと長くなるから後でね? ねえ、団長は?」
「いつも通り、団長の部屋にいるよ」
お礼に投げキッスをして、階段を下りた。
そういえばアリーナはモンバーバラへ来てから、一度も言葉を発して
いない。どうしたのかと思ったら
「マーニャを迎えてくれる人たちは、皆元気みたいで良かったわね」
なんて事を言ってきた。そうか、サントハイムの惨状と比べちゃった
のね。私はどうしていいのかわからなくて、ただ彼女に笑いかけて
「団長は話が長いから、覚悟してね?」
とだけ、言った。
通いなれた通路を抜けると、団長室が見えて来た。中から笑い声がする?
<偵察組>
私が追い付くと、ソロ殿とクリフト殿は魔物と相対していた。追い
付いた瞬間にソロ殿の剣が日の光を反射して光り、一刀でその魔物は
切り落とされていた。
「ちょっと面倒な相手だったなー。ライアン遅いよ」
「面目ない。……しかし、コヤツは見た事もない魔物ですな」
青い帽子をかぶり、白いマントをまとった姿は、異教の神官を思わせる。
橙色の皮膚や人にはあり得ぬほどの大きな目を見れば、それが人に非ぬ者と
わかるのだが。
「ええ、一体どうしたというのでしょうか。以前とは魔物の種類が全く
違うようです」
クリフト殿の指摘に驚いた。
「全く違う?」
「はい。以前よりも強い魔物が居るようですね。実際に姿を見せたものは
少ないのですが、気配が違います。」
それはつまり、魔王(デスピサロ?)がなりふり構わず精鋭を送り込み、
勇者を抹殺しようとしている、ということだろうか? キングレオやバル
ザックの死によって、勇者が旅に出ている事を彼等は認識しているはず
だから。
あちらが本気を出して来たという訳か。こちらとしては、堂々と受けて
立つだけの事だが。
ふと見ると、マントの下から箱がチラリと覗いていた。この魔物は宝箱を
隠し持っていたらしい。
「何が入ってる? あー鉄の爪か。もらっとこう」
ソロ殿の即断で、私が鉄の爪を預かった。これを装備できるのはおそらく
アリーナ殿だけであろう。
「さあ、とっとと行こうぜ」
<情報収集組>
さて、では新しい町へ行ってみましょうか…と言おうとした時、
「あなた、もう行かれるのね?」
声に振り向くと、大きな荷物を持ったネネが走り出て来た所だった。
「お弁当をみなさんでどうぞ。それから、あの裏の武器屋さんが正式に商売を
始められたから、行かれる前に品物を見せていただいたら?」
「そうなのか。ありがとう。行ってみるよ」
受け取ったお弁当は、いつも以上に愛情が込められている気がした。久しぶ
りの温かさが、なんとも嬉しい。
「じゃあ、気をつけて行ってらっしゃい」
「行ってくる」
「では行って参ります」
ミネアさんの明るい声、軽く会釈するブライさんとスコット君。なんだかちぐ
はぐな私たちは、とりあえずエンドール秘密武器店へ行ってみる事になった。
ここは私が店を開く前からあるのだが、なかなか商品が揃わないとかで、
店を開けている時に来た試しがなかったのだ。扉を開けて階段を上ると、頑強
そうな造りのカウンターの前に数人のお客がいた。
それでは選択です。
<ドレス組> 今回は大変です。パノンのだじゃれを考えてくださいw。
なお、今回は、他の組の選択だけしてくださってもOKです。その場合は、
私が考えただじゃれを出す予定ですが、思い付かない可能性が高いので、
だじゃれのないパノンの話になると思ってください……。
<偵察組> フレノールまでの道中、どちらの話を聞いてみたいですか?
3.クリフトが思い出語りを始める 4. ソロが今朝の夢について話す
<情報収集組>誰に話しかけますか?
5.店の人 6.お客
951さん、早っ!!!
ありがとうございました。
ええと、今回の選択まではこのスレにして、
選択結果から新すれを使おうと思うのですが、
即落ちって、今も続いていますか?
即落ちしちゃうなら、新スレに書き込んだ方が
良い事になってしまうのだけど。
3、6で
ダジャレはオヤジギャグしか思いつかなかったので省略…
ご参加ありがとうございますヽ(´∀`)ノ
基本的なルールはナナシクラゲさんの
>>75をご覧ください。
3番1票、4番1票、6番2票で、先着順に
<偵察組> 4. ソロが今朝の夢について話す
<情報収集組>6.お客に話しかける
となりました〜!
今から書いて、新スレに貼りますので、以降のこのスレは
「パノンのだじゃれ募集スレ」にさせてください(w。
953さん、オヤジギャグ大歓迎でつよ!!!
955 :
953:03/08/10 00:45 ID:u2od7Zt0
では遠慮なく…
「このキムチおいしくて、キムチいい〜」
(;−w−)やべー
なんとか一旦パノンは退場です……。
>>953さん、あの世界にキムチはあるんでしょうかっ!?
ということが気になって、 考えていただいたのに使えませんでした。
ゴメンナサイ。パノン再登場に向けてまた考えていただけると嬉しいです。
ライアン死んだら…スレは知ってましたけれども。あそこで考えられて
いたのを勝手に使ってもいいのかなあと。どうなのかしらん。
958 :
山崎 渉:
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン