2 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:20:53 ID:Q8kTWHtP
3 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:21:58 ID:Q8kTWHtP
4 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:22:59 ID:Q8kTWHtP
5 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:23:45 ID:Q8kTWHtP
6 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:24:50 ID:Q8kTWHtP
【注意】
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。
【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>7)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
7 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:27:04 ID:Q8kTWHtP
テンプレ以上です。
500未満でリミッターかかるとは思わなかった。
結構毎スレのサイズには気をつけてたつもりなんだけど、
今日の途中で終わるとは。
ということで、僕的に緊急だったので、リンクの確認とかできませんでした。
勝手ながら、前スレの続きから始めさせてもらいます。
8 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:28:49 ID:Q8kTWHtP
それでは、和宏→紗希ちゃんのお話の続きです。
前スレの最後にダイレクトにつながるので
保管庫作る方、よろしくお願いします。
9 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:29:29 ID:Q8kTWHtP
小学校の高学年くらいになると、さすがにいろんな事情・・・
中学受験のことや、単純に気恥ずかしくなるからという理由で
隣に住んでいても、だんだんに疎遠になっていた。
でも、こんなときに一番に飛んできてくれた・・・うれしかった。
香澄さんは、名門私立女子中学から、受験して、大学までエスカレーターの
K女子高に合格し、今年一年生だった。
あたしは・・・男の子だったころ、大学まで進めるW中学に通っていた。
W中学は、男子校だったから・・・辞めなくてはいけなかったけれど・・・
「地元の中学校に行くの?それはたいへんだ。受験勉強しなきゃいけないんだ・・・」
そう、今年の春まで受験なんて必要なかった僕にとって、それは結構な重荷だった。
「でも、あたしが助けてあげるよ。なんとかなるって。あたしと同じ高校にくる?」
はい、と答えたかった。
でも、高校受験って、そんなにかんたんなものだろうか?
中学受験だって、あんなに頑張ってようやくだったのに
そんなにかんたんなはずがない、ともおもった。
そして、もうひとつ・・・重大な事実があった。
「実は・・・あたしの・・・W高校が、来年から共学になるんです。」
「えっ、それなら、それもいいかもね。」
香澄さんは、ちょっと驚いたようだった。
いま、辞めたばかりの学校に、半年後に、何とかしたら入れるかもしれない。
来年から、男子校だった学校が共学になる。
そのタイミングで僕は・・・女の子になってしまった・・・
それは、何かの運命にも思えた。
もし・・・受験してW高校に入って・・・そしたら、
今までずっと過ごしてきた仲間たちとも再会できる・・・
そして・・・豪とも・・・
胸がいっぱいになるような希望・・・僕の生きる、女の子として生きる希望・・・
それは、今の僕にとって一番大切なものだったかもしれない。
「まぁ、とにかく、明日は女の子のものを買いに行こうね。それから、
受験勉強もがんばろう。」
香澄さんはそう言って、僕を励ましてくれた。
10 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:30:11 ID:Q8kTWHtP
現実的には、僕の置かれた状況って、かなり厳しいものだとおもう。
女の子になって、学校も変わらなきゃいけなくて、しかも中学3年生で、
僕に起きる大事件にかかわりなく、時間は刻々と流れていくのだから。
「受験勉強かぁ、あたしも去年の今頃から頑張りだしたなぁ。」
香澄さんが少し遠い目をしてそんなことをつぶやく。
「あたし、がんばります。」
そう、この大事件を嘆いても始まらない。
女の子に生まれ変わった僕の、とりあえずの目標、それは
高校受験の突破ということになるだろう。
その意味で、香澄さんの存在は、きっと大きなものになりそうだった。
する必要のなかったはずの高校受験を突破するために、
一年前にそれを経験したお姉さんの存在は、大きいはずだった。
「もう、夏本番だね。夜でもこんなに暑い・・・」
香澄さんは隣の家に住んでいる。玄関を一歩出たところでそんなことをつぶやいた。
いつもより少し長かった梅雨明けが発表されたその日、熱帯夜の空気が
生まれたばかりの女の子の肌にも、じんわりと汗をにじませた。
「それじゃ、明日の朝ね。おやすみなさい。」
「おやすみなさい、かすみさん。」
ぼくは笑顔で手を振り、明日の約束を確認して
香澄さんが隣の家に入るのを見届けると、カギを閉めて
自分の部屋へと駆け上がっていった。
女の子になって、初めて、うれしい気分だった。
憧れの香澄さんが・・・僕のことを妹だって・・・
少し時間がたって、うれしさがこみ上げてくる。
女の子も、わるくない。
まだ、女の子の世界のことを何も知らない、無邪気な少女に、
その日、僕は生まれ変わった。
11 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:34:42 ID:Q8kTWHtP
「男の子のにおいだ・・・」
自分のベッドのふとんやまくらが・・・もはや今の自分のものじゃない。
自分のにおいなのに・・・どうしてだろう、何か違和感を覚えてしまう。
僕って、こんなにおいしてたんだ・・・
他人のにおいならわかるけど、自分のにおいってなかなか分からない。
でも、今僕の鼻に入ってくるのは・・・今の自分のにおいじゃない。
男の子のにおい・・・それは、女の子に生まれ変わった僕にとって
初めて、体験するものだった。
「いいにおいじゃないけど・・・でも・・・なんていうか・・・」
その先の感想を、生まれ変わったばかりの女の子だった僕は、
心の中でつぶやくことすら、恥ずかしくてできなかった。
ただ、不思議だった。ただの汗のにおいが、異性に・・・男の子に包まれているような
不思議な気分だった。言いようのない気分だった。
そのときの感覚は、今でもはっきり思い出せる。
女の子なんだ・・・僕は・・・もう男じゃないんだ・・・
何度も思ったことをまた思いながら、眠りについた。
12 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:36:00 ID:Q8kTWHtP
思いがけず2スレにわたってしまったのが無念。
実際には、結構変更してます。特に最初の3ページとか。
どの時点で前に投下したのかを忘れてしまった。
それではまた。
なんだ投下したかったから立てたのか
・・・より…が好きです
TSスレでは駄目な理由は?
ていうか前スレがあったのか。すまん
15 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:42:16 ID:Q8kTWHtP
>13
スレの続いた数を考えれば、こっちの方が絶対的にいい。
多少設定をいじっても。
厳しい感想も返ってくるし。
それに、もう少し進めれば、「強制スレ」にした理由もたぶん分かる。
しばらく気合を入れて投下しようと思う。(容易に計画倒れになる可能性はある)
16 :
hiroshi:2007/08/23(木) 02:45:41 ID:Q8kTWHtP
あと、前にもどっかで書いたけど、・・・の話ね。
正式な書き方では、……と、半角を二度続けるのが、3点リーダの使い方なんだけど、
半角の…とくらべて、・・・の方が間があくでしょ。
微妙な違いだけど、その間が俺的に、エロい空間を演出できるような気がするだけ。
投下した後は、どうもいろんなことが気になってスレを頻繁にチェックしてしまうw
とりあえず時間があったので更新してみました。
よろしくということですが、サイトの構成上1つにまとめられないのでリンクを張る形にしました。
乙です
乙でございます。
新しく来たんだが…
このスレの過去作品が全て神過ぎて激しく吹いたwww
この高まりをどうしてくれる!!
23 :
21:2007/08/24(金) 00:35:32 ID:Nmhhvs7f
>>22 wktkしながら全裸で正座して待ってるよ
腐女子かどうかは別にして、女子がTSを書くとどんな作品になるのかなぁ
>>25 心理描写に重点を置いた作品
欠点は長い・オナニーになりやすい、長所は自分の嗜好と合えばご飯何杯でもいける
↑なるほど。
分かりやすいすな。
まだ見たことないから、見てみたし
>>26 何を書いても長文、しかも心理描写にある程度の重きを置いてる俺には耳の痛い話だ。
本当ならその分エロい描写も同等(orそれ以上)に盛り込みたいけど、なかなかうまくいかんね。
俺自身はエロい方が大好きな筈なのに、いざ書いてみるとなんでこうなるんだろ。
>>26 それさ、今、書いてる連中と同じじゃないか
ていうか書いたモノに性別が貼ってあるのか?
>>30 妄想たくましい輩が決めつけた事を真に受けても仕方ないだろう?
投下ワクテカ
>前スレ372
>喧嘩のかなり強い不良の高校生(身長高め、かっこいいけど周りから怖がられてる)が
>朝起きたらかなりの美少女(しかし……ょぅι゛ょ)になってしまう
>だが本人はツルペタには興味がないので元に戻ろうとするが
>何故か人間離れした身体能力を発揮できるようになったのと
>自分を怖がっていたクラスメートと変身をきっかけに仲良く
>(女子にとっては着せ替え人形のような存在)なり
>この体でもちょっといいかなと思い始めて………
>というコメディ方向の話を作りました
エロくないけど、ちょっと書いてみました。
--------------------------------------------------------------------------------
目覚まし時計がけたたましい音を上げていた。
そう、いつもなら鳴り始めた途端に瞬殺な筈なのに、鳴り続けていた。
安眠を妨げる目覚まし時計を葬り去っていた手刀が空を切り続けていたのである。
「……うっせーなぁ……」
それは、時計はベッドの下にでも落ちてしまったのかと、手刀を繰り出すのを諦めて起き上がった少女の言葉。
「ふぁ〜〜〜〜〜っ……」
続けて思い切り口を開け、上半身を弓なりに反らしてあくびをする。
細くしなやかな肢体は未だ女らしさを宿してはいないが、かといって男子とは明らかに違う柔らかな色香を纏い始めていた。
「よっしゃっ!」
伸び終わり際に気合いを入れ、ベッドから出ようとして初めて少女は、そこで初めて自らの体に生じた異変に気づき、硬直する。
「……はい?」
両手を無造作にポンッとTシャツの胸に当てると、ぶかぶかなTシャツの下に、平らな胸板が認識出来た。
勿論、その結果自体は正しい。
たゆんっと波打つ豊満なオッパイが付いてたりしたらむしろ仰天だ。
だが、それは少女の認識とはあまりにかけ離れた繊細で華奢な胸板だったのだ。
「……おい、ちょっと待てよ……」
ここに至って少女は、その声が本来の自分のものでないことにも気づき、恐る恐る姿見の前に立つと、そこには、腰下まで伸びる軽くウェーブした髪を備えた、正に人形のような少女の姿が映っていた。
「……」
少女が無言で自分の頬に触れると、想像以上に柔らかく、そのまま指がめり込んでいってしまいそうなマシュマロ触感が返ってきた。
「……」
少女が無言でTシャツの裾をたくし上げると、まるで光沢すら備えているようなみずみずしい肌と、想像以上に淡い桜色の乳首が目に入ってきた。
「……」
そう、鏡に映る少女の姿は差し込む朝日を浴びて、正に天使のごとき輝きを放っていたのだ。
しかし少女は自らの姿に惚けることもなく、むしろその容姿に不似合いな言葉を発した。
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁっっっっっ!?」
ガラス細工製の鈴のように澄んだ声音の叫びが近所迷惑もかえりみず響き渡ったのである。
35 :
34:2007/08/26(日) 22:44:50 ID:yYBA64b9
嵐──それが少年の名前だったが、読みは『アラシ』ではなく『ラン』なのである。
だが少年自身が嫌う正しい読みで呼びかけて五体満足でいられる人間は数少なかった。
名は体を表すがごとく荒々しく喧嘩っ早い性格と豪腕で、少年に挑んでは倒れ伏す者の数は日々絶えない。
高校生にして阻む者全てを吹き飛ばす生ける嵐、歩く台風、それが少年だった。
少年だったのだが……。
「どうなってんだよ、これはっ!?」
頬張っていた米粒を勢いよく飛び散らせながら少女が叫んだ。
「あらあら、嵐ったら『女の子』が食べながらはしたないわよ」
「俺は『男』だっ!!」
少女の頬についた米粒を取ろうとして吠え返された母親は、全く動じず微笑みを浮かべていた。
「こら、嵐、その日本語は正しくないぞ。『男だ』ではなく『男だった』 過去形だな。今のおまえはどう見ても女の子だ」
「だから、なんでなんだよっ!?」
「一介の会社員の父さんにわかるわけがないだろう」
少女は今度は、新聞を読みながら冷静につっこんだ父親にかみついたが、やはりあっさりと流されてしまう。
「ったく! 俺にどうしろっていうんだよっ!?」
「どうしろも何も、学校さぼっちゃダメよ? 小中高と、ずーっと皆勤賞なんだから」
嵐は、素行や評判はともかく、真面目に通学だけはしていたのだった。
「行けるかよ! こんなちんちくりんな姿でっ!!」
起きた時のままの、ぶかぶかのTシャツとトランクス姿で、少女が吠える。
「うむ、制服はさすがに間に合わないから、今日のところは父さんが学校に連絡して私服通学の許可は貰っておいたぞ」
「そういう問題じゃねーだろっ!! ……つーか、待て。なんて連絡したんだよ?」
「息子が朝起きたら娘になってしまって制服が間に合わないので、と」
「まんまじゃねーかっ!!」
つまりはそういうことで、鬼神のごとく自校はおろか他校の不良たちにまで恐れられていた少年・嵐が、今朝起きたら可憐な美少女になっていた、ということなのである。
「その背丈だと特注になっちゃうから、もしかしたら二、三日はかかっちゃうかも知れないわねぇ……」
母親が溜め息をついたように、それまでは190を越えていた嵐の身長は、今や140ちょいの可愛らしく愛くるしい姿になってしまっていたので『男が女になってしまった』と言うよりは『男が幼女になってしまった』と言った方が正しいのかもしれない。
「だからそういう問題じゃないし、どのみち今から服買いに行ったって遅刻確定だから、今日は休む!」
「それなら大丈夫よ。ちゃんと頼んでおいたから」
「……はい?」
「おーい、らーん、妹のお古、一応制服っぽいのを持って来たぞー」
「って、和馬っ!?」
その時、見計らったかのようなタイミングで部屋に入って来たのは、嵐とは幼馴染の少年、和馬だった。
「のわっ!? ……おばさん、これホントに電話で言ってた嵐なの!? すっげー! ありえねー! ちょっと触っていい?」
返事も待たずに和馬は嵐の頭を撫で回す。
「うわー、ふわふわ〜」
「こ、こらっ! 勝手に触んなっ!」
物心ついてから他人に撫でられたことなどない嵐は、その甘美な感触に、言い返すのが精一杯だった。
「安心しろ。知ってると思うが俺はおっぱい星人なのでロリに性的興味は無い」
「興味持たれるのも嫌だが、ロリとか言うなっ!」
なんとか勢いをつけて甘美さを振り切り、和馬の手を払いのけつつ怒って見せたが、効果は全く無かった。
「あー、でも一応、本当にぺったんこかどうか触って確かめてみていいか?」
「……今日をオマエの命日にしたいのなら、やってみろ」
「大丈夫だ。胸を触ったぐらいじゃ妊娠はしない」
「してたまるかっ!!」
「カズくん、遅刻しちゃうから、今はそれぐらいにしておいてね」
「はーい。てことで今から生着替えタイムだ。さぁ、早く脱げ。全部スポポーンと」
「まずオマエが出て行けっ!!」
力一杯顔を真っ赤にして怒鳴ったその表情も、しかし、当人の心境とは裏腹に破壊的な可愛さを宿していたのだった。
イイヨイイヨ〜! 続き期待してます!
>>35GJ!萌えました!(*´Д`)ハァハァ
続きまってます。
38 :
ひよこっこ:2007/08/27(月) 04:53:46 ID:dTbeW6uY
>>34-35です。
小出しにマイペースで行きますので、他の方々は割り込みとか気にせず
どんどん上げていっちゃってください。
では続きです↓
39 :
ひよこっこ:2007/08/27(月) 04:54:20 ID:dTbeW6uY
「……アレは何かの冗談なのか?」
「どっかに隠しカメラでもあるんじゃね?」
そんなひそひそ声が教室のあちこちで上がっていた。
言うまでもなくその原因は、遅刻ギリギリで和馬と一緒に教室に滑り込んできた嵐の姿だ。
和馬の妹が小学生の時に着ていたリボンタイ付きシャツとプリーツスカートでその身を包み、更にその上に「これだけは俺の魂なので絶対に譲れない!」と言い張って愛用の学ランを羽織って現れた嵐が、憮然とした表情で席に着いていたのである。
当然ながら長身だった嵐の愛用していた学ランなので、今の嵐が着るとその裾は膝ぐらいまである。
しかも前全開なので黒マントを羽織っているような構図で、まるで小さな死神が降臨したかのようだ。
ちなみに当然ながら嵐はスカートを履くことに激しく抵抗したのだが他に服が無かったので時間切れで仕方なく妥協したのである。
それだけ嵐にとって皆勤賞は大事なのだ。
だから突然教室に現れた死神少女の様子は傍から見れば、嵐が病気か何かで来られなくなって、それでも意地でも皆勤賞を取ろうとして代わりに幼い妹を寄越した図、であり、実際、和馬以外のクラスメイトたちは皆そう思っていた。
いや、思い込もうとしていた。
そう、皆の注目を浴び続けるのが限界に達した少女が勢いよく立ち上がり、そして言い放つまでは。
「見せ物じゃねーんだからジロジロ見てんじゃねーよ!」
その言葉にクラス全体が一瞬にして静寂に包まれた。
品の無い言葉と愛くるしい声とのとてつもないハーモニーに爆笑しても不思議ではない状況にもかかわらず。
その沈黙を破ったのは、続いて発せられた和馬の言葉だった。
「えーと、皆の気持ちはよーくわかるけど、コレ、正真正銘アラシだから、下手に触らない方がいいぞ」
いつもは『ラン』と呼ぶ幼馴染も、こういう時だけはきちんと『アラシ』と言うのは、そう言わないと周りが嵐のことを言ってると分からないからだ。
だが、そんな気配りも、あまりに現実を超越した内容の下では意味をなさず、クラスは沈黙に包まれたままだった。
「ちっ……」
下品に舌打ちした嵐が再び席に着こうとしたその時までは。
「ぐびょっ!?」
次の瞬間、可愛らしく意味不明な奇声を発した嵐は、机の上に額を直撃させていたのだ。
何ごとが起こったのか理解出来ないクラスメイトたちは沈黙どころか凍りついた。
「いったぁ〜……」
涙目で額をさすりながら身を起こす死神天使。
「……ねぇ、もしかして今のって……」
そう洩らした女子に、となりの女子がうんうんと頷く。
つまりは、椅子を引いて着席しようと手を伸ばしたはいいが、本来の自分より腕が短かったせいで背もたれをつかみそこね、その格好のまま前のめりに机に直撃したのである。
「やだ、ちょっとカワイクない?」
「てゆーかスッゴイ可愛い!」
「でもあれってアラシくんなんでしょ?」
「でも可愛いよ」
「うん、可愛い」
暫しの間。
直後、まるで示し合わせたかのように一斉に女子たちから「きゃーっ」と嬌声が上がり、そしてそれが瞬く間に嵐を取り囲んでいた。
「なっ、なんだオマエらっ!?」
今までの体だったら屁でもなかったのに、机にぶつけた程度でじんじんと痺れる額をさすっていた嵐は、虚をつかれる格好で女子の渦に呑み込まれてしまった。
「やだー、カワイイカワイイーっ!」
「あーっ、ずるーい。わたしもスリスリしたーい!」
「ちょっ!? ま、待てコラっ! うっひゃっ!?」
放り投げられた肉に一斉にたかるピラニアの群れのような物凄い光景に、取り残された男子たちは呆然としていた。
むしろ、するしかなかった。
和馬の言ってることが正しくあれが本当に嵐だとしても、男子たちは近寄る気になどなろう筈もない。
野獣の子は、子供と言えど野獣なのだから。
だが女子たちは違う。
嵐は確かに粗暴で無愛想だったが、それでも普通の女子に手をかけたことは一度も無かったので、基本的に無害なことはわかっていた。
ただ恐くて近寄りがたかったのは本当だし、正直なところ近寄りたいとも思わなかった。
だが、今の嵐は違う。
たとえ中味が一緒だとしても外見が決定的に違う。
更に言うなら今や『同性』でもある。
かくして可愛いものには目がない女子の本能を刺激しまくる愛くるしさを備えた今の嵐は、女子にとって正に恰好の、しかもとびきり上等に甘美なご馳走なのだった。
「や、やめっ! わわわわっ! くすぐったいって! ちょっ!? だぁーっ!」
しかし抵抗むなしく嵐は嬌声渦巻く欲望の沼へと引きずり込まれて行き、担任が現れるまで解放されることはなかったのだ。
チャイムが鳴り、授業を終えた教師が退室して行く。
そこでハッと気づいた嵐が慌てて立ち上がろうとした時には既に遅く、桃色渦巻に呑み込まれる。
そんなことの繰り返しが既に三回続き、そして今、四時間目の授業は終盤にさしかかり、四回目が迫ろうとしていた。
しかも次は昼休み。
正に無限に続くかのような長時間の桃色地獄が嵐を待ち構えていたのだ。
『絶対ヤバい! 次は死ぬ!』
休み時間の度に女子に揉みくちゃにされ続けた嵐の精神はボロボロだった。
べつに痛いことをされたわけではないのだが、たとえば小学校低学年の集団に兎を渡してみた様子を想像して貰えればわかるだろうか。
飽くことなく撫でられ続ける可愛がられ地獄。
不器用な小学生とクラスメイトの女子たちが違うのは、絶妙のさじ加減で触られて抗い難い気持ちよさに包まれ、力が入らなくなってしまうことで、つい先ほどの休み時間など、もしあと一分続いていたら失禁してしまうところだった。
ちなみに勝手に髪をいじる女子たちもいて、休み時間が終わる度に変わっている嵐の髪型は只今、ツインテールならぬツインおさげ状態である。
とにかく、そんなわけで次は本気で命の危険をひしひしと感じている嵐だった。
『なんとかしないと! だがどうする!?』
基本的に考えるのが苦手な嵐なので、そう心の中で叫び続けていても名案が浮かぶ筈もなく、そして無情にもチャイムが鳴り響いた。
「起立! 礼! 着席」
「──してる場合じゃねえっ!!」
教室から出て行きかけた教師がその叫びにビクッと驚いたのも無視して、嵐は一目散に教室を飛び出していた。
とにかく逃げなければ。
ていうかトイレ行きたいし!
しかし──
「ふぎゃっ!?」
教室の後ろ側の扉から勢いよく廊下に飛び出そうとした嵐の体は、突然現れた壁、つまりはそこに立っていた人物に正面衝突して猫のような悲鳴を上げ、そのまま弾き返されたのだった。
「アラシはいるかっ!? 桐原さんがお呼びだぞっ!!」
巨漢のせいか嵐が衝突したことになど気づいていないとばかりに、その男子生徒──格好からして不良生徒なのだが──が言い放ったが、教室にいたクラスメイト一同は突然のなりゆきに言葉を失っていたのだ。
「おい、アラシはいるかって聞いてんだろ!!」
返事が無いことに苛立った不良に凄まれた男子生徒は、無言で床を指差した。
「は?」
不良の視線が、指差された先に移る。
「……パンダ?」
そう、パンダ柄のパンツ。
不良に弾き返されて思いっ切り転がりってうつ伏せに倒れていた嵐のスカートがめくれて、お尻のプリントが丸見えになっていたのである。
「……いや、パンダじゃなくてアラシを──」
「こっちは好きでパンダ履いてるんじゃねえんだよ、デブっ!!」
嵐がゆらりと起き上がっていた。
その美しく愛くるしい顔に憤怒の色を浮かべて。
「は? つーか、このチビガキ、何?」
そう問われて、どう答えたものかとクラスメイトたちは一瞬だけ悩んだ。
何故なら次の瞬間には巨漢の不良は宙を舞っていたからだ。
それは、ちんちくりんで華奢でプニプニでほわわんな少女の嵐が繰り出した拳の一撃が、巨漢のみぞおちに打ち込まれた直後の出来事だったのだ。
そのまま廊下まで吹っ飛ばされた不良は白目を剥いてピクピクと痙攣している。
クラスメイトたちは眼前で起こった信じられない出来事に呆然と言葉を失っていた。
そして、当の嵐は──
「ト……トイレぇぇぇぇぇっっっっっ!!」
そう叫びながら廊下に飛び出し、猛ダッシュで走り去ったのだった。
まるで、黒マントを翻しながら走る死神のように。
>>40つづく、かな?
パンダプリントGJ!です。
一時間ごとに髪型の変わる怪力美少女(*´Д`)ハァハァ
GJでした。
ある意味王道ですな。
私は好きですね、こういう感じ。
願わくば、鬼畜にならずマッタリと進んでほしい。
胸ペタにパンダパンツ・・・
43 :
ひよこっこ:2007/08/27(月) 17:24:23 ID:dTbeW6uY
(
>>40からのつづきです)
「……それで、『子供』に叩きのめされて、のこのこ帰って来たと?」
暗がりからかけられた品のある落ち着いた声に、つい先ほど嵐にのされた不良は身を硬くした。
「で、でも、桐原さん、子供っつっても、中味はあのアラシで……」
桐原と呼ばれた男子生徒は、そんな稚拙な言い訳をたしなめるでもなく、フッと微笑んで流しつつ言った。
「僕は、アラシを連れて来いと言ったんだよ? たとえ『小さい女の子』になっていようと中味がアラシだったら、連れて来るのが筋だよね?」
「は、はいっ……」
桐原は微笑みが嫌味無く似合う男だった。
その整った容貌、そして甘い声と合わせて間近で囁けば大抵の女子は蕩けてしまうだろう。
だが彼は、この学校を仕切るヘッド、昔風にいうなら番長だったのだ。
「とはいえ状況が変わったのなら仕方ない。キミも痛い思いをしたんだ。今回の失態は大目に見よう」
「あ、ありがとうございます……」
巨漢の不良が安堵したその時、急に桐原の目が鋭いものに変わった。
「──で、写真は?」
「……はい?」
「その『幼女』とやらの写真だよ」
「い、いえ、さすがにそんな余裕は……」
「『ロリっ子』の写真も無しに報告とは何ごとだっ!!」
桐原が、その美貌の眉間に皺を寄せて声を荒げた。
滅多に無いことに巨漢は思わずひぃっと声を上げて床にひざまずく。
それを見た桐原自身、しまったと思ったのか、再び落ち着いた声で言った。
「……アラシは放課後に連れて来るんだ。勿論その前にアラシの全身入った写真を届けること。キミがダメなら他の誰かに頼んでも構わないから。いいね?」
「わ、わかりました……」
「では、解散」
桐原がそう宣言してパンッと手を叩き、巨漢とその他部屋にいた者たちが速やかに退室して行った後、一人残された桐原は、そっと甘い口調で呟いたのだ。
「……アラシたん、キタコレ!」
「うぉっ!? 寒気っ!?」
屋上でパンを食べていた嵐が突然ブルブルッと身を縮めたのを見て、隣りに座っていた和馬が心配そうに言う。
「どうした? 初潮でも来たか?」
「来てたまるかっ!」
「そうか。なら避妊の心配は要らないな」
「……その前に自分の命の心配をした方がいいぞ?」
「安心しろ。もしかしたら処女喪失をきっかけに急に胸が成長し始めるんじゃないかと想像して、ちょっとワクワクしただけだ」
「全く安心出来んわっ!!」
トイレに駆け込んだ後、そのまま教室に戻ったら大変なことになるとさすがに気づいた嵐は、携帯メールで和馬にパン買って屋上に来いと連絡して今に至るのだった。
余談になるが、勿論お約束で男子トイレに飛び込んだ嵐は、小便器の前でスカートをたくし上げてパンツを下ろしてから『無い』ことに気づき、「あ、そっか」と平然とそのままの格好で大便器に移って行った。
その様子は、幸か不幸かその場に居合わせてしまった男子生徒たちによって『つるつるパンダ事件』と名付けられたのだった。
「大体、女になるならなるで、こんなガキでなくたっていいだろうに、どういうことだよコレは!?」
「全くその通りだ。予定ではJカップオーバーの爆乳美少女になる筈だったのに、どこをどう間違えたのやら」
「……ん? 『予定では』『なる筈だったのに』『間違えた』?」
嵐の聞き返しに和馬は一瞬硬直し、そして慌てて顔を逸らした。
「和馬く〜ん、ちょっと今のところ、詳しく聞かせてもらおうか〜?」
和馬の肩にポンと置かれた嵐の華奢な手に力がこもる。
「痛っ! 痛たたたぁっ!!」
勿論嵐も手加減していたが、それでも耐え難い苦痛に、和馬は諦めたように話し始めたのだ。
「……実は『月刊呪いの友』今月号の特集が『嫌いな奴を蛙に変える方法』だったんで、ちょっとそれを自己流にアレンジしてみたんだ」
「……なんのために?」
「いやだって、爆乳揉みたいだろ? 嵐だったら頼めば揉ませてくれるだろうと思ってさ。で、結局材料の配分っつーか要はパラメータ設定を間違えたみたいで、こういう結果、と」
「頼まれても絶対揉ませてやらんが、とにかく今すぐ戻せぇぇぇぇぇっっっっ!!」
「あー、無理。戻し方は別の方法らしいんだけど、それ載るの来月号だから」
「だったらその方法を教えろ! オマエにも俺と同じ苦しみを味わわせてやるっ!!」
「お、落ち着こうぜ、マイフレンド。ひょっとして『あの日』かい? HAHAHAッ!」
「……やっぱ殺しとくか」
後日、屋上で発見された血溜まりは、この学校の新たな怪談として語り継がれることになるのだった。
〜つづく〜
>>43嵐タンktkr(*´Д`)ハァハァ
おつおつ
呪いかよ!wwwwwwwwww
今までの投下されたSSでクラス全員が女体化する話があったんだけど誰かどの話か覚えてない?
女になることを受け入れるかどうか賭けするみたいな内容があった気がしる。
TS法関連だったような気もする。
終いにはクラス全員が受け入れて、それぞれがAV女優とか別々の道を歩むって終わりだったような気がする。
結構長文だた。
>>45 俺の中ではhiroshiの神作品
バトルロワイヤルが下敷きだと思う
最初の方、スレ読者のつっこみを林が訂正してるあたりが最高によかった
48 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 12:27:36 ID:+7p9SaqQ
>46, 47
これだ!ありがとう。
あゆこ関係のSSだと思って見逃してた。
hiroshi作品だったんだな。
>>34 GGGGGGGGGGGGGGGGGGjjjjjjjjjjjjjjjjjj(中略)jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj(略)jjjjjjjjjjjjjjjjjj
上の文章は長過ぎたため一部カットされました。
50 :
ひよこっこ:2007/08/28(火) 19:01:43 ID:aAdItBGL
(
>>43からのつづきです)
バタンと重い扉が閉められ、嵐は暗闇に包まれた。
室内が蒸し暑いのは、密室に複数の者がいるせいだ。
闇に潜んだそれら全ての者が、油断無く自分の様子をうかがっていることを嵐は肌で感じ、緊張していた。
「ようこそ、アラシくん」
突然発せられたその声とともに室内に明かりが灯る。
体育館の半地下にある用具室。
コンクリート張りのその部屋に、十人近くの柄の悪そうな男たちが並んでいた。
そして、その中心に、一人だけ場違いなほどの美貌の主、桐原が座っていたのだ。
「いや、『アラシちゃん』と呼んだ方がいいかな?」
「キモいこと言ってんじゃねーよ! それよりさっさと和馬を放しやがれっ!」
そう、放課後、嵐がのこのこと桐原の呼び出しに応じたのは、親友の和馬を人質に取られたからだった。
そうでもしないと無視して帰ってしまうだろうことは容易に予想されていたのだ。
「その前に一つ、条件がある」
「ふざけんな! こっちは言われた通り来たんだから、放すのが筋ってもんだろ!」
今や幼い少女の姿になっている嵐の、粗野な口調で吠える舌足らずな声に、桐原は恍惚とした笑みを浮かべながら言った。
「嫌ならべつに構わないんだよ?」
「わかったよ! さっさと言え!」
「うん、じゃあ、その学ランを脱いでもらおう」
「……何?」
まさか学ランだけじゃなく──と口に出しそうになったが、さすがに嵐もそこまで墓穴を掘るほど迂闊でもないので、言われたとおり学ランを脱ぎ捨てた。
もっとも、サイズのせいもあり簡単には脱げず、結局、背後にいた不良の一人に脱ぐのを手伝ってもらったのだが。
そして、手伝った不良が、そのまま学ランを持って再び下がった途端、桐原はクククッと低い笑いをこぼしたのだ。
「な、なんだよ? 言われたとおり脱いだぞ! さっさと和馬を放せ!」
しかし、桐原はそんな嵐の言葉を無視して、椅子から立ち上がり、叫んだのだ。
「アラシたん、ゲットだぜっ!!」
「……は?」
「ボクたちに従わないキミには今まで散散苦渋を嘗めさせられたが、そのカラクリさえわかってしまえばこっちのものさ!」
「……はい?」
「今まで! そして今日! その姿になっても変わらない馬鹿力! そこに隠された重大なヒントを自ら明かしてしまうとは愚かなりっ!」
「……おい、さっきから何を言ってるんだ?」
「とぼけても無駄さっ! キミの馬鹿力の正体、それは、その学ランがパワードスーツだったからだっ!!」
「……」
呆然と言葉を失う嵐の周りからは「おぉ〜っ」という感嘆と共に拍手が生まれた。
「つまり、学ランを取り上げられた今のキミは、ただの可愛い子猫ちゃんなのさ! さ〜て、どんなオシオキをしてやろうかなぁ〜?」
周りの不良たちがじりっと迫り寄る気配を感じて、嵐は身構える。
「フフフッ、それでも無駄な抵抗をしようというのだね? いいね、いいね、可愛いよ、アラシたん、はぁはぁ……」
今や桐原の顔はだらしない笑顔で紅潮していた。
「ぬふふっ、靴下だけは脱がさないでおいてあげるから心配いらないよぉ〜。最初はちょっと痛いかも知れないけど、すーぐ気持ちよくなりまちゅからねぇ〜」
「……ていうか、オマエら馬鹿だろ?」
夕陽の下、帰路を歩く二人は、はたから見れば兄と幼い妹という構図だったが、勿論それは嵐と和馬だった。
「ったく、次は捕まっても絶対無視して見捨てるからなっ!」
「またまた、ランちゃんったら、ツンデレなんだから〜」
「ちゃん付けすんなっ! あとオマエにデレった憶えも無いっ!」
用具室で一斉に飛びかかられ一時は床に押さえつけられた嵐だったが、以前の嵐をも遙かに凌駕する力でそれらを一気にはね除けてしまった。
そして呆然としている桐原の首根っこを押さえ、『次は殺すぞ』と脅しつけて帰って来たのである。
「ヤツラ、言ったって三日で忘れるんだから、用心しとけよな」
「その時はまた嵐が助けて──」
「助けねーよ! 大体、女に助けられて情けないと思わねーのか?」
「あ、女って自覚が生まれてきたな。性の目覚めは第二次性徴の証だ。今夜あたりから乳がふくらみ始めるに違いない。成長日記つけるか?」
「……あぁ、そういえば、誰のせいでこうなったんだっけかなぁ〜?」
拳にはぁーっと息をかけながら嵐が凄む。
「はははっ、今日はもう勘弁してくれ。これ以上血を失ったらマジで死ぬから」
嵐が本気で当てる気も無く放ったパンチを軽快に避けつつ、和馬は笑う。
なんだかんだ言いつつも嵐と和馬とは気の置けない関係なのだ。
51 :
ひよこっこ:2007/08/28(火) 19:02:02 ID:aAdItBGL
さて、帰宅した嵐を玄関で出迎えたのは両親の満面の笑顔だった。
「無理を言って特急で仕上げてもらったのよ〜」
そう言って母親が差し出したのは、嵐の学校の女子制服、つまりはセーラー服だった。
「こっちもぬかりは無いぞ〜」
同じく父親が差し出したのは、体操着とスクール水着だ。
「……」
そして、そんな両親を無視するように、脇を通り過ぎる嵐だった。
「あ、あなたっ! 嵐が反抗期にっ!」
「う〜む、やはり年頃の娘というのは難しいものだな」
「反抗期じゃねーし、娘とか言うなっ!」
「むぅ、確かに戸籍上は息子のままだったな。これはいかん。早速明日役所に行って来ないと」
「だから余計なことすんなっつーの! あと一ヶ月もしないで男に戻れるんだからっ!!」
「な、なんですって、嵐!?」
「父さんたちに相談も無しに、どういうことだ!?」
「……あー、面倒だから、詳しくは和馬に聞いてくれ。俺、風呂入るから」
不良共に組み敷かれてすっかり汗臭くなってしまったので、嵐はそのまま風呂場へ直行した。
背後では早速両親が和馬に電話しているようだ。
「面倒くせー」
脱衣所でポイポイッと服を脱ぎ捨てて風呂場に入る。
「うおっ!?」
そこで姿見に映った自分の姿に嵐は思わず驚いてしまった。
「……そういえば裸は見てなかったな」
朝起きてから騒ぎの立て続けで、そんな余裕は無かったのだ。
「……」
改めて自分の姿をじっと見る嵐。
以前なら風呂場の姿見には胸より下ぐらいまでしか映らなかったのだが、今では全身がすっぽり収まっている。
そこに映るのは透き通るような白く、そしてみずみずしい肌の華奢な少女。
腹部の丸みは殆ど目立たず、体側面のラインが柔らかな凹凸を形作り始めていることが、女として目覚めつつあることを物語っている。
当然ながらまだ陰毛も生えておらず、すまし顔にしてみると全身がつるんした人形のようだ。
「……こりゃ、ロリコンには気をつけないとな」
正に今日、その該当人物である桐原に襲われかけたのだが、どうやら嵐はそこまでは気づいておらず、単純に自分をぶちのめそうとしていたと思っているようだ。
「って眺めてても仕方ないか」
軽くシャワーを浴びた後、嵐はその身を浴槽に沈めた。
「おわっ!?」
今まで以上に沈み込み、しかも直後に浮きそうになったのは、体の小ささと軽さをまだ認識しきれていないせいだ。
「はふ〜っ……」
それでもなんとか体勢を整えて、ゆったりと目を閉じる嵐。
「っ!?」
しかし、直後、嵐を異変が襲った。
突然、体の芯、というか股間のあたりが急に熱く疼き始めたのだ。
「はぁっ!?」
無意識に股間を押さえるが、それでどうにかなるものでもなく、やがてその疼きは一気に嵐の体を駆け上って来た。
「ふぁっ!? あぁっ!! ひやぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
突然の快感に、上半身を弓なりにのけ反らせながら叫ぶ嵐。
その意識が一瞬途切れ、そのまま糸が切れたように浴槽へと崩れ落ちた。
「嵐っ! お風呂で何してるのっ!?」
「その歳でオナニーはいかんぞっ!!」
叫び声に慌てて駆けつけ、風呂場の扉を開けた両親は、そこで凍りついた。
「オ……ナニーなんて……してないっ……つーの……」
未だ興奮で息継ぎする体でなんとか振り絞るようにそう言った嵐は、そこで気づいた。
自分の声が変わっていることに。
「……あ、あれ?」
だが、しかし、幼い少女の声が元の男声になったのではなく、それは、年頃の若い少女の声だったのだ。
「ら……嵐なのよね?」
「な……なんてことだ……」
そこには、男だった頃の嵐に相応した、成人直前の色香を纏った少女がいたのだ。
勿論、当人である嵐も何が何やらわからず、恐る恐る湯船に沈む自分の体を見て、そして呟いた。
「うわー……こりゃまた、和馬が喜びそうなデカい乳だな……」──と。
〜つづく〜
>>50GJ!
面白かったです
お湯で育つ美少女wwwwwwwwww
最近熟女モノがないなぁ……
需要ないですか?
紗希ちゃんのお話の続きです。
今日たぶんエロのシーンないです。
55 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:28:22 ID:TjD7htk6
「おはよう、紗希ちゃん。」
「お・・・おはようございます。かすみさん・・・」
「香澄、でいいよ。今日からは友達にもなろうよ。」
「・・・」
僕の心は揺れる。なんだかとても不思議な感じだった。
女の子になって初めての外出。
一日の始まりは、外出の準備。
初めてのお化粧。でも、まだ僕用のメイク道具はないから
香澄さんの部屋で香澄さんにメイクしてもらった。
ファンデーションから始まって、まつげをマスカラで整えたり
唇にグロスリップを塗って、かわいく顔が変わっていく。
「女の子って、たいへんだね。」
ぼくはいくつもいくつもやることのある女の子の外出前の準備を
一通り、香澄さんの力を借りてやってみた。
「かわいい・・・」
自分の顔が、確かに変わっていく。女の子って、すごい、と思った。
少女・・・というよりも15歳とは思えないほど、
すっぴんのままだとただの子供にしか見えなかった僕は
ほんのすこし、目をはっきりさせて、肌の色をいじっただけで
カラダは小さくても、ギャルになってしまったかのように変身した。
香澄さんは、まるでお人形ででも遊ぶかのように僕をあっというまに
子供から小柄なギャルに変身させていく。
ショートカットの髪も、ちょっとリボンを結んだだけで全然かわって見えるし、
ひまわりの柄のプリントされたひざ上までのスカートを借りて
ビーズで文字が書かれたピンク色のTシャツの上に
袖のないカーディガンみたいなのを着せられた。
「かわいい・・・これ、本当に、あたし・・・?」
一時間近くもかかっただろうか。そのあいだ僕は何度この言葉を口にしたかわからない。
魔法のように変わっていく自分が信じられなかった。
「さぁ、行こうか。」
実は、今日はやることがたくさんある。
お金はうちのお母さんからもらってある。
女の子としての生活を始めるための準備。お金はすごくかかるはずだけど
それはどうやら心配ないようなのだ。
夏の日差しがふりそそぐ街にでて、女の子のものをたくさん買った。
今日だけじゃ買いきれないくらい。服だって、最低限必要な数すらまだ足りないし・・・
そして、その日から僕はお化粧や、服装や、アクセサリーで
自分を飾るということを覚えた。
「かわいい!」
香澄さんは自分の好みのショップに入っては
僕を着せ替え人形のようにいろいろ試して、何度も何度もかわいい、と褒めてくれる。
56 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:29:08 ID:TjD7htk6
そして、それは僕の目にもその通りだった。
女の子の、楽しみ。初めて覚えた、自分をかわいく見せるための努力。
男だった僕の価値観で、かわいい女の子になること・・・
それって、とても楽しいことだと、気づいてしまった。
「今日は忙しくて髪の毛まで気が回らないね。」
お昼ごはんはファミレスだった。午前中だけじゃもちろん足りない。
一日、香澄さんは僕の買い物を手伝ってくれた。
僕の女の子としての身の回りのものを、いっぱい、いっぱい。
「たくさん買っちゃったね。」
帰りの電車の中で、両手に抱え切れないほどの荷物を持った
二人の少女は・・・疲れているはずなのに疲れを感じていなかった。
すくなくとも、僕はこの一日が地元の駅について、
そして僕のうちに・・・もし香澄さんを家まで送ってもそこから10秒で・・・
終わってしまうのがとってもいやだった。
駅に着くと、ゆっくり歩きながら、僕は思い出話を始めた。
「かすみさん・・・思いだした。」
「なぁに?」
「むかし・・・むかしから香澄さんはお人形で遊ぶのが大好きだったよね。
じつは・・・香澄さんのあのお人形たち、すごくかわいかったのを
ぼく・・・あたし・・・覚えてる。あのころ・・・本当はかすみさんと
お人形で遊びたかったんだ。」
かすみさんは、少し驚いたような笑顔で
「へー、そうだったの。あたしは・・・かずくん・・・じゃないあなたが
あたしのお人形遊びに付き合ってくれないの、すごく淋しかったんだよ。」
「あ、あのころは・・・男の子がそんなことするなんて・・・恥ずかしくて・・・
それに、女の子と遊ぶのも・・・香澄さんと遊ぶのも、恥ずかしくて・・・」
「じゃあ、今はもう恥ずかしくないの?」
「お人形遊びが?」
「ぷっ・・・ちがうよ。あたしと一緒にこうして、一日過ごしたことがだよ。」
「えっ?それは、男の子でも、今は恥ずかしくないよ。かすみさんと一緒なら・・・」
「そうじゃなくて・・・女の子と一緒に遊ぶのも恥ずかしかったのに、
お人形で遊ぶのも恥ずかしかったのに、今日は自分のための
スカートとか、ヘアバンドとか、ファンデーションとか・・・いっぱい買ったでしょ?」
57 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:30:59 ID:TjD7htk6
「う・・・うん・・・一人じゃムリだったかも。」
「じゃあ、紗希ちゃんはあたしのあたらしいお人形かな?」
どきっ・・・とする笑顔でさらっと、香澄さんがそんなことを言う。
「お・・・お人形?」
「こんなかわいいお人形なら、あたし、ずっと大切にするんだけどな?」
さらに僕はどきっ、とする。
「あた・・・あたし・・・そんな・・・」
「ばか、なに想像してんの?」
かぁ、っと僕の顔が赤くなる。
「女の子になって、いろんなことを教えてあげるよ。いっぱいね。」
香澄さんのいったことは、すごくいやらしくも聞こえたし、
すごく温かくも聞こえた。
憧れの香澄さんの・・・お人形になるのなら・・・
女の子も悪くないかも、ってそう思ってしまう。
「なあに想像してんの?」
「な・・・なにも・・・べつに・・・」
「ぷっ。そういうところは、まだ男の子のまんまだね。」
「えっ?」
普通にドキッとすることを言われると、普通に顔を赤らめながらも
普通にいやらしいことを想像してしまう僕。
でも、それって、女の子にはあまりないことなのかな・・・?
「男だったらともかく、女でそんなこと想像する子は、あまいいないかもね。」
「じゃあ、どういう風に・・・さっきの、お人形・・・ってやつ・・・」
「だから、ただのお人形なんだって。いやらしい意味とかはないの。」
「ふ・・・ふぅん・・・」
「ほら、やっぱりいやらしい想像してたんだ。」
僕は、日に当たって赤くなった顔を、もっと真っ赤にする。
「さぁ、帰ったら女の子の部屋作りだよ。」
「えっ?今日これから?」
58 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:31:49 ID:TjD7htk6
「そうだよ。急がないと、女の子として生きていくのは大変なんだから。
勉強もしなきゃいけないし、あなたは忙しいんだよ。」
「でも、これから・・・あたし・・・病院に帰らなきゃ・・・」
「夜でもいいんでしょ?まだ2時間くらい大丈夫。」
「えっ・・・?うん・・・」
強引な香澄さんだったけれど、僕はうれしかった。
あと2時間は香澄さんと一緒にいられる。
もうすこしいろんな検査をしたら、僕は退院できる。
そしたら・・・本当の女の子の生活が始まるんだ。
まだ女の子の体に慣れてない僕にとっては、
一日歩き回っただけでもかなり大変なことだった。
かなり疲れて・・・でも心地よい疲れだった。
女の子になって、一番明るくて、甘い気持ちになることができた日曜日。
「女の子って、わるくないかも・・・」
僕の部屋を、ほんの少しだけ改造した。女の子の部屋に・・・
香澄さんが持ってきてくれた枕カバーから・・・かすかに香澄さんの香りがした。
これからの女の子の生活に、僕は始めて期待を抱いた。
病院に帰った僕を待っていたのは、検査と「女の子として生きていくための教育」の
連続だった。
でも、いろんなことを教えてくれたのは、女の子として普通に生きていくために
確かに役に立った。役に立つこともたくさんあったけれど・・・
女の子として・・・どうやって男の子と付き合っていったらいいか・・・
女の子として一番大切な何かが・・・この教育には根本的に欠けていたと
後になってみてわかる。
男の人との関係で・・・安易に「女」を武器にしてはいけないって・・・
誰も、教えてくれなかった。
女の子どうしの関係は、男どうしのそれとは違うって、もっと
疲れるものだって、誰も、教えてくれなかった。
何で教えてくれなかったんだろう・・・
カラダは女の子になって・・・ココロも女の子に近づいている。
先生は確かにそういった。
59 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:32:23 ID:TjD7htk6
でも、僕は・・・女の子であるということがどういうことか、
何一つ・・・何一つ知らないまま、女の子として生きはじめることになり
そしてその意味をまだ全然知らなかった。
ましてや、自分が・・・男の人たちの、欲望の対象になりやすいくらい
かわいいこと、その欲望から逃げるために自分の身を守るには
自分がか弱すぎること・・・そんなことを、本当は教えて欲しかった。
「何も問題ないね。明日退院しましょう。」
先生がそう言ってくれたのを僕は喜んで聞いて、そして
香澄さんにもすぐにメールで知らせた。
「おめでとう」というメールが帰ってきた。
僕の、女の子としてのはじめての日常は、もう夏休みになった7月に始まった。
とは言っても、この夏休みは勉強勉強で過ぎていった。
高校受験・・・本来だったら必要なかったはずの過程を
僕は女の子になってしまったばっかりに、挑むことになっていた。
運命って不思議なもので、僕の通っていたW学園の高等部は
中学校と一緒に、来年から共学化する。
だから、頑張れば元の学校に戻れるのだ。
でも、こうも思う。
もう一年早く共学になっていれば、苦労せずにすんだのに。
泣き言を言っても始まらない僕は、頑張って勉強した。
W学園の入試では、多少おまけをしてくれることを
なんとなく、退学するときに先生に言われていたから、
その意味では少しだけ気楽ではあったのだけれど。
そして、夏の話をする前に、僕はもうひとつ断っておかなければならないことがある。
女の子になって、2週間以上たったけれど、
そのあいだ、いや、男の子から女の子に体が変わり始めてからしばらくのあいだ、
僕はいやらしい・・・エッチなことを考えることを忘れていた。
オナニーできなくなった、男として最後の数週間・・・
女の子に完全に生まれ変わってからも、不思議とエッチなことは考えていなかった。
そんな暇・・・なかったから。
60 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:33:01 ID:TjD7htk6
とにかく、僕の夏休みは、ほかの中学生よりもほんの数日遅れて始まった。
と、言っても・・・女の子に生まれ変わって、学校もかわらなければならない。
小学校は同じだったとはいえ、突然女の子になった僕に
一緒に夏休みを過ごす友達などいるはずもなかった。
そして、塾に女の子として生まれ変わったばかりの僕が・・・
女の子として、受験のための夏期講習のために、塾に行くというのも
ちょっと冒険が過ぎるだろう、ということで、
夏休みは家で勉強することになった。
香澄さんの力を借りて、とにかく半年後に迫った高校受験を
僕は突破しないといけない。
自分がどのくらい偏差値取れるかとかは、考えなかった。
とにかく、男として通っていたW学園か、同じランクの、そして香澄さんが
通っているK女子高、そのあたりを目指すことにした。
自分の偏差値を知らないという不安は、かえって僕にとって良かったかもしれない。
僕は、毎日、とにかく勉強しまくった。
それしかすることがなかったとも言えるかもしれない、
女の子として外に出るのも・・・正直言うと怖かったし
女の子として振舞わなければならないのもストレスだった。
香澄さんと一緒に、外出するときにはかわいい格好をさせてもらって
一緒に受験勉強のための参考書や問題集を買いあさったりした
そして、香澄さんが忙しい日は、それを家でとにかく潰しまくる
それが・・・僕の夏休みだった。
つまらないとおもいますか?
つまらないと思うかもしれないけれど、女の子に生まれ変わるということは
僕が考えている以上に・・・きっと大変なことだったと思う。
勉強している方が気が楽だった。家に篭って・・・
外の世界と隔絶した環境の中で・・・
Tシャツがキャミソールに、短パンがミニスカートに変わっても
同じように他人の目を気にすることなく、
勉強だけしてればいい時間は、男の子だったころと何の変化もない日々だった。
61 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:33:48 ID:TjD7htk6
夏休み・・・僕はまだ女の子であることから逃げようとして・・・
現実から逃げようとして、受験勉強に没頭しただけなのかもしれない。
今から思うと・・・あのころが一番幸せだったのかも。
香澄さん以外の友達もいない、本来の友達とも会わない・・・
女の子の世界なんて、女の子としての世界なんて・・・
見ないほうが、幸せだったかもしれない。
「おはよう、紗希。」
毎日のように勉強ばかりしていた僕の生活に変化が訪れたのは、
もう夏休みも終わりかけの8月24日のことだった。
「おはよう、香澄さん。」
朝、いつものように勉強を始めた僕の部屋に香澄さんが入ってきた。
「どう、勉強はかどってる?」
「はい。おかげさまで・・・でも、もう夏休みも終わりですね。」
「そうだね。そういえば、制服、できた?」
「はい・・・一応・・・」
地元の公立の中学校の古めかしいセーラー服がすでに僕の部屋にあった。
「あっ、これだね。ふーん。なんだか、不思議だね。」
「はい・・・とっても不思議です・・・」
「いや、紗希が女の子の制服を着ることがじゃなくて、この辺の公立中学校に
紗希が通うことが・・・不思議だね。」
小学校まではともかく、この辺のちょっと気の利いた家庭に育った子供は
中学校ではほとんど私立か国立の大学の付属中学校に行く。
僕も香澄さんも、中学校から私立だった。
小学校の同級生で、公立の中学校に行った人たちは、
今となっては別の世界の住人に思えた。
62 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:41:24 ID:TjD7htk6
「でも・・・しかたないから。」
中学校3年生だし、男子校の中学校に通い続けるわけにも行かない僕は
1学期をもって今までの中学校を退学して、
2学期と3学期は地元の公立中学に通う。
男の子だったころ、少年時代をともにすごした同級生も
その中学校にはたくさん居る。
「あたし・・・正体ばれたらどうすればいいんだろう・・・」
そのことを思うと、正直言って気が重かった。
「友達には連絡したの?」
「ともだちって・・・中学校の友達には一応・・・」
「会ったりとかしないの?」
「まだ・・・そんな気分にはなれなくて・・・」
「ふーん。ごーくんがあたしに電話してきたよ。」
「えっ?」
ごーくん、とは僕の親友、豪のことだ。同じ小学校から中学校でも同級生だった豪は、
僕の親友だった。一方的に手紙やメールを送って、僕のことを知らせた。
でも、電話がかかってきても出なかったし、
会いたい、っていうメールにも答えなかった。
「すごく心配してたよ。だめじゃない。」
「分かってはいるんですけど・・・まだ、女の子として、男の子とあう勇気が・・・」
僕の頭の中には、得体の知れない恐怖があったのだ。
「男の子が、こわいの?」
「・・・はい・・・」
「なんで?」
「・・・僕は・・・あ、あたしは・・・男だったから・・・
男の子たちがあたしをどんな目で見るのか・・・怖くて・・・」
「・・・それって?いやらしい目で見られるっていう意味?」
「そ、それもあるけど、それだけじゃなくて・・・今までみたいに
友達として、付き合ってくれるかどうかとか・・・それに・・・それに・・・」
女の子である自分を、僕自身頭の中で整理できていないのだ。
うまくいえないけど、自分がすっかり、違う存在になってしまったことを
認めるのがとっても怖かった。
63 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:42:11 ID:TjD7htk6
豪の見る目が・・・僕を見る目が、女の子を見る目に変わっていたら
僕はどうすればいいんだろう・・・
そう考えると、まだ、豪だけじゃなくて、男のころの友達とは
会いたいと思わなかった。
「そっか、そのほうがいいかもね。」
「はい・・・きっと・・・」
何かが通じているのかどうかも良く分からないこの会話で
香澄さんに納得してもらえたかどうかはわからない。
でも、僕にとっては、まだ・・・香澄さんのような女の子に
生まれ変わることと、それから高校入試という二つの目標だけで
頭の中がいっぱいだったのだ。
そして、この際・・・高校入試のほうが重大なことに思えた。
だから、夏休みは勉強ばかりした。外に出るのが怖いというのもあったかもしれないけど
とにかく・・・没頭できる目標があってよかった、と思っていた。
「この部屋も随分女の子の部屋っぽくなってきたよね。」
香澄さんは話題を変える。周りをぐるっと見回して、部屋が全体に
ピンク色っぽくなってきたような気は、確かにするし、
男の子のにおいを感じさせるものは・・・
「あとは、このカーテンくらいかな。」
隣の香澄さんの家に向いている窓にかかるカーテンは、香澄さんの部屋からも見える。
「気になってはいるんだけど、どうしようか?」
「でも、これはあんまり・・・女の子の部屋でも使えるんじゃないかな・・・って。」
「うーん。分かってないなぁ。まぁ、いいか。そのうち変えよう。」
分かってない、って、何が?
「ところで、さぁ・・・」
香澄さんはまたくるくると話題を変える。
「紗希・・・かずくんは、彼女とかいたの?」
「そ・・・そんなの、いません!」
男子校で2年と4ヶ月、彼女なんて、そう簡単にできなかった。
「あっ、ごめんごめん。そんなにあわてないで。」
「べつに、あわててなんか居ないですけど・・・」
64 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:42:44 ID:TjD7htk6
はっきりと、感じていた。
香澄さんがこの部屋にやってくるだけで、僕は、心を揺らす。
香澄さんどうこうじゃない。
僕は女の子であることから、逃げて、勉強に没頭していただけなのだ。
そして、僕に女の子のあれこれを教えたり、女の子のものをくれたりする
香澄さんがやってくると、すごくどきどきする。
自分が、女の子に変わっていく・・・心まで変わっていくことって
もう、嫌でもない・・・しょうがない・・・でも、
すごく、落ち着かない・・・どきどきする。
「勉強もいいけど、女の子になり損ねないようにしなきゃね。」
香澄さんが、どきっとするようなことを、また言う。
「女の子に、なり損ねる?」
「そう、ただスカートはいて、髪を伸ばせば女の子、ってわけじゃないからね。
あたしは、それを教えるために来てるんだから、あんまり
勉強ばかりされると、女の子として、紗希を本当に女の子にできないでしょう。
あたし、そんなのいやだから。」
「本当の・・・女の子・・・」
香澄さんの言葉は、僕をどきどきさせる。
そして、勉強に打ち込みすぎてた僕には、そのどきどきはとても刺激的で
単調だった、女の子として、退院して最初の一ヶ月を
一瞬にして塗り替えるのに充分な刺激だった。
「まだ男にこだわってるの?」
僕は、きっとその言葉にどきどきとしただけなんだけど、
香澄さんには、僕の表情が不機嫌そうに見えたのかもしれない。
「そ、そんな・・・そんなことないですよ。」
「それにしては、やっぱりなんか男くささが抜けないような気がするんだよね。」
「かすみさん、そんなこといわれても・・・」
「ちょっと見せて。」
「きゃっ、なにするんですか!」
香澄さんが僕のスカートをめくる。
「ほら、やっぱりしっかり無駄毛の処理をしてない。こんなんじゃだめだって、
前にもいったでしょう?」
「ご、ごめんなさい。で・・・でも・・・」
「なに?夏休みだったから?外に出ることがなかったから?
そんなの言い訳にならないわよ。女の子なら・・・当然のことなんだから。」
65 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:43:18 ID:TjD7htk6
「・・・」
僕はまた戸惑った表情を作る。
それが、香澄さんには不満な表情に見えたようだった。
「すこし、荒療治が必要かな・・・」
「えっ?」
荒療治って、なに?
瞬間的に、胸がどき、と鳴った。
「ふふ、冗談だよ。なんだかんだいっても、明日から学校だもんね。
そしたら、制服着て、女の子のグループに入って、
でも、2学期だけじゃそんな余裕もないかもね。」
「香澄さん・・・学校行くの、不安かも・・・」
「そうなの?大丈夫だよ。とりあえずおとなしくしておけば。」
「でも、僕・・あたしが・・・男のころから知ってるやつもたくさんいるし
家がおんなじだからいずればれるだろうし、
どうしたらいいのかな・・・?」
「ばっかねぇ。どうせ何ヶ月かのはなしじゃない。
あっという間だよ。それに、男の子だったあなたが女の子になったからって
それが、なんだっていうの?あたしは知ってるけど、
それで嫌なことなんかあった?」
「か・・・香澄さんはいいけど・・・でも・・・」
「もう、男だったのに男らしくないなぁ。大丈夫だって。
女の子に慣れようとがんばってるうちにすぐに高校入試だし、
あなたが入ろうとしてる高校に、公立の中学校からなんて
同級生はこないし、心配するところがちがうとおもよ。」
「そ・・・そうなのかなぁ・・・」
僕は何か実体のない不安を抱えたまま、明日になれば、中学校に
女の子として登校する。
それは、社会との接点なく、体だけ女の子に生まれ変わった
男だったころとあまり変わらない日常が、
女の子の日常へと劇的に変化する、そのことを
なんとなくではあるが感じ取っていたから、
だから不安でたまらなかった。
女の子の日常が、始まってしまう。本当に、男だった自分とサヨナラしないといけない
そのさびしさというか、やりきれない気持ちも僕は抱えきれずに
処理しきれないまま、女の子として、社会の中に・・・デビューする。
明日は、その日だった。
66 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:43:54 ID:TjD7htk6
「今日は、転入生を紹介する。」
そう、僕にとって、女の子としての初めての学校生活が始まる。
「下山・・・紗希です。よろしくおねがいします。」
3年性の2学期に転入生なんて、しかも小学校時代の同級生もいるし
僕の素性は別に隠されていたわけではなかった。
あえてそこに触れないようにするというお達しもなかった。
だから、僕の正体はあっという間に広まった。
複雑な事情を抱える・・・でもかわいい女の子。
自分で思ってるよりも、ミステリアスな存在に、僕はなってしまっていた。
いずれにせよ、公立の中学校は、ぼくにとってあまり居心地のいいところではなかった。
はやく、高校入試を突破すれば、前居た世界に戻れる。
そのことばかり考えるようになっていった。
かわいい女の子を、周りが放っておいてくれるはずのないことなんて、
まだ、僕は知らなかった。
「そんなことも知らなかったの?」
2学期が始まってからも、毎夜香澄さんが僕の部屋にやってきて
勉強やいろんなことを教えてくれる。
考えてみれば、生まれたときから女の子で、
女子校育ちの香澄さんにしてみれば、常識であることも、僕にとっては
未知のことばかりだった。
「だって・・・そんなこと・・・関係なかったもん・・・」
あたしはまだ始めての生理すら来ていなかったから、そのことは
知る必要もなかったのだ。あれだけ時間をかけて
女の子のことをたくさん教わっても、どこかに信じられない穴があるもので
今日は、女子トイレの個室にある箱がわからず、
香澄さんを驚かせた。
「ブラジャーのつけ方はわかっても、そんなことも知らないんだ。
難しいもんだね。」
笑いながらため息をつく香澄さんに、僕は顔を赤らめる。
「いいじゃないですか・・・そんなこと・・・」
「ふふふ、かわいいじゃないの。
ところで、豪くんのほうはどうなったの?」
「えっ・・・?どうって・・・なにも・・・」
「すきなんじゃないの?」
「えっ?」
僕は、ものすごく意外な言葉に顔をかぁっと赤らめた。
67 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:44:33 ID:TjD7htk6
「そんな、そんなことないです。いい加減なこと言わないでください。」
ムキになって、僕は否定する。
いや、実際にそんな、好きとかそんな風に考えたことはなかった・・・とおもう
でも、急にそんなことを言われると・・・まごついてしまう・・・
「でも、この手紙は?」
香澄さんの手に握られていた一枚の紙を見て、僕は心臓が飛び出そうだった。
「えっ?それ、どうして!」
それは、女の子になるために入院する前の日に
本当のことを全部書いて、豪に充てた手紙の中の
途中まで書いて出すのをやめた部分だった。
わすれてた・・・たぶん、捨てたと思ったんだけど・・・
「退院の日にみつけたの。でも、このおかげで
紗希ちゃんがこころも女の子になってるんだってこと
ちょっと分かったんだけどね。」
「かすみさん・・・かえしてぇ!」
「返すのは、別にいいけど。」
強引に奪い取ったその紙・・・「もし、女の子として生まれ変わった俺をかわいいと思ったら、俺をお前の彼女にしてくれ」
と、そんなことを書いて、線で消して・・・捨てたはずなのに・・・
「豪くんのこと、好きなの?」
「す・・・すきとかそんなんじゃ・・・あの時は、
どうしていいかわからなかったから・・・だから・・・」
「ふぅん。まぁ、いいか。これ以上いじめても仕方がないし。
でも、豪くん、紗希に会いたがってるよ。それこそ、
すごく心配してるし。」
「豪・・・そりゃ、あたしもあいたいです・・・でも・・・」
「でも?」
「豪の目が・・・あたしをどう見るのか・・・それが怖くて・・・
中学校の男の子たち・・・やっぱりあたしを女の子としてしかみてないし・・・
当たり前だけど・・・でも、豪もそうだったらとおもうと・・・
ちょっと・・・怖くて・・・」
68 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:45:06 ID:TjD7htk6
「ふぅん?なんだか良くわかんないけど。まあいいわ。そのうち
会う気になったらあってあげてね。さぁ、勉強勉強。」
香澄さんは僕のことをいじめるために来ているわけじゃないし、
男と女の間を行ったりきたりしている
不安定なあたしの心を良く分かっているから、それ以上突っ込んだりはしなかった。
あの手紙の書き損じを適当に捨てたことは、確かにまずかったかもしれないけど
見つかったのが香澄さんでよかった。
でも、僕のことを何も知らない男の子が、まだ女の子として
何も知らない僕に、「遊んでやろう」みたいな気持ちで接してきたら・・・
なんにも知らない女の子である僕にとって、悲しい出来事が待っているのは
今から思えば当たり前のことだった。
「下山って、あの和宏くんなんだって?」
ストレートな質問を、小学校の同級生だったある女の子が投げかけてきたのは
僕が転入して何日目かの昼休みのことだった。
「・・・・・・」
僕は別に答えられないわけでなかった。
「どうしたの?ちがうの?」
別に、口止めされているわけでもない。言ったら命を失うわけでもない。
でも、半年間の間、できたらそこには触れて欲しくないとも思っていた。
勝手な、僕の願いは崩れ去った。
「そうだよ・・・元気だった?笠井さん。」
ぼくは、観念したように口を開いた。
教室の向こうのあたりがざわついている。
「そうか、やっぱりニュースでいってたのは下山さんだったんだ。
女の子に、もう慣れた?」
「まだ・・・あまり・・・」
「ふうん。まぁ、いいや。じゃ、またね。」
69 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:45:58 ID:TjD7htk6
「あっ、かさいさん。」
それだけ聞くと彼女は向こうのほうへ行ってしまった。
何が変わったというわけでもない。
その日も次の日も、自分の正体はばれても、
男の子も、女の子も、まるで腫れ物を扱うように僕のことを見続けていた。
孤独な、中学生活だった。
だから、勉強はたくさんできたし、集中もできた。
塾にも通いだした。高校受験はすぐそこに迫っていた
それはそれでかまわなかった。友達なら香澄さんもいたし、
本当の女の子としての生活は、高校に入ってからだ、となんとなく感じていた。
そう、あの日・・・放課後のあの時間までは・・・・
僕にとって、突然、女の子としての運命が回り始めたのは
この中学校に入って1ヶ月くらいたったある日のことだった。
いつもは授業が終わってすぐに帰る僕は、この日に限って
担任の先生と進路についての相談があって、
なぜか他の生徒が長引いた結果、僕の番は4時半過ぎにようやく終わった。
「さて、帰ろうかな。」
一階の、トイレに行こうと思った。
それが・・・僕の運命だった。
玄関近くとか、職員室の近くとかだったら、あんなことにはならなかったかもしれない。
でも、あの日、2者面談は普通の教室じゃなくて
担任の先生が理科の先生だったから、理科室で行われて、
理科室のある棟の一回まで降りてから、僕は玄関に向かって、
その途中のトイレによろうとした。
今まで、女の子になってから2ヶ月とちょっと
ずっとこの瞬間だけは、間違えて男子トイレに入らないように
細心の注意を傾けてきた。
70 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:50:13 ID:TjD7htk6
でも、2学期の最初にやったテストとか、いろんな成績が良くて
W高校やK女子高でも、頑張ってくださいね、といわれたあたしは少し気が緩んでいたのかもしれない。
「あっ・・・ごめんなさい・・・」
初めて・・・この学校で初めて、男子用のトイレのドアを一瞬開けてしまった。
それが・・・僕の運命だった。
一瞬の気のゆるみ・・・
それが、女の子としての僕と、そして、いろんな人の運命を、
永遠に変えてしまうことになる。
ぎぃ・・・と木製の扉が音を立てて開き
そして、男子トイレの青を基調にした色彩、僕にとっては
ちょっと懐かしい・・・ピンク色が基本の女子トイレにまだ違和感を感じていた
僕にとって、その瞬間、なぜか・・・安心感を感じて
そして・・・
71 :
hiroshi:2007/08/29(水) 03:51:28 ID:TjD7htk6
ということで、今日のところはこれで終わりにします。
この直後からエロになるのですが
なんか時間的に連続投稿どうのこうのといわれるので明日にします。
>45-47
古いものを引っ張り出してもらうのは悪い気はしませんね。
ただ、別にせっかく保管してくれた人に文句を言うわけでもないし
適当につけてくれと言ったのも事実なんだけど
タイトルが「性奴隷」って……
一瞬何のことだか分からなかった。
あれは思い切っていろんな常識を捨象して
リズムとか予想外の展開とか、
毎回ある程度でスッキリ終わらせるとか、細かいこと気にしないで話を作ったから
そのぶんすごく叩かれましたw
今読むとどうしようもない話だし、あゆこの話と比べると面白みもないけど
分かりやすいのは間違いないだろうと、自分では思う。
こんな風に毒舌なのがhiroshiの持ち味
>>74 今回のhiroshiは、今のところ自己模倣の段階でちょっと分からない。
鮮烈な物を書いてきた分、ここを抜け出すのは大変だろうなとは思う。
次スレに移ってたのか、知らんかった
78 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 11:23:27 ID:fMpo52cN
>>75 法則1【デビュー作には全てが詰まっている】
>>78 あるある
ネットのSS書きだけじゃなくてラノベ作家なんかもそんな感じだよな
81 :
ひよこっこ:2007/08/30(木) 22:52:28 ID:kq9JXGUB
(
>>51からのつづきです)
とりあえず興奮する両親を風呂場から追い出した嵐は、湯船に首まで身を沈めたまま暫く天井を仰いでいた。
「……さてと」
それが、なんとか気を静めた合図なのか、そう呟いて一呼吸後、一気に立ち上がると、正にゴム鞠でもついているような違和感の元凶である乳房が勢いよくぶるんと揺れた。
しかし嵐はあえてそれを無視して浴槽から上がり、そして最初に風呂に入って来た時と同様に鏡の前に立った。
「……でかっ!」
それが自然に出た第一声。
勿論、背丈のことではなくムネのことだ。
背丈的にはむしろ、ぎりぎり目の位置までは鏡に入っているので、そんなに高くはないのだろう。
ムネの大きさが目立つものの、引き締まったウェストと丸みを帯びたヒップのバランスは絶妙で、むしろ華奢な印象すら受ける。
顔はさっきまでの幼い少女がそのまま大人になった顔なので、勿論美人だ。
自分の新たな体を観察しながら嵐の脳裏に、ある言葉が甦っていた。
『予定ではJカップオーバーの爆乳美少女になる筈だったのに』
「……おいおい、時間差攻撃かよ……」
嵐は呆れたように呟き、無造作に乳房をつかむ。
「ふぁっ!?」
その途端、自分でも予期せぬ艶やかな声が口から溢れ、思わず手を放していた。
「……な……なんだ今の?」
今度は恐る恐る、乳房をそっと手の平で押すように触る。
「おぉっ?」
重量感たっぷりの見た目とは裏腹な柔らかさで、大して力を入れていないのに半分近くにまで潰れる乳房。
パッと手を戻すと、その弾力で戻った乳房が、ぷるるんっと揺れた。
「すげぇ……」
嵐とて中味は健康な男子であり、和馬ほどではないにしても、女性のムネには興味津々なお年頃なので、幼い少女の姿だった時には抱かなかった興味がわき上がるのも無理はないだろう。
「……よし」
今度は下から持ち上げるように乳房を触る。
手の平に確かな重さを感じつつも、やはり意外な柔らかさで変形した乳房が、まるで今にも手からこぼれ落ちそうだ。
嵐はそのまま手の平を押し込んで乳房を潰し、そして今度は逆に掴んで引っ張る。
「っ……」
そこで手を戻し、持ち上げるように押し込み、そしてまた引っ張る。
その繰り返しを、ゆっくりと続ける。
「……いっ……はぁっ……」
自然と嵐の口から甘い吐息が漏れ始めた。
「やばっ……くっ……」
やめないとと思っても手は止まらず、むしろその速度を速め、手の平の中で徐々に硬くなって来た乳首を転がすように揉んでいく。
「だめ……だって……」
言葉とは裏腹に動き続ける手。
その人差し指が乳首をピピッとつま弾く。
「くぅっ!?」
それだけで瞬間的に股間が熱くなり、立っていられなくなってきた嵐は、風呂場でひざまずいた。
「な……なんだよ、これ……ひゃぁっ!?」
別の生き物のように動き続ける手が、いつの間にか乳首をつまんでいた。
「やっ……だめ……」
人差し指と親指とで、つまんだ乳首を捻るように弄ぶ。
「もう……やめて……」
しかし、もう片方の腕はスッと下がって股間へと導かれて進み、その中指が敏感な溝を伝って奥へと滑り込んで行く。
「……っ!?」
そのまま中指が潜り込んだ穴の窪みは汁で溢れていた。
「っっ!!」
両親に聞かれまいと必死に喘ぎ声を押し殺す嵐。
そんな嵐の努力など無視するかのように手と指は動き続け、更に加速していく。
乳首を弄び、乳房を縦横無尽にこねくり回す手。
窪みから掻き出した汁を花芯の先端に塗りたくるように撫で回す中指。
もはや声すら出せず、まるで何かから必死に逃れるかのように首を上下左右に振る嵐。
やがて渦巻く狂乱は頂点に達し、全身を激しく痙攣させた後、嵐は風呂場の床に身を沈めたのだった。
82 :
ひよこっこ:2007/08/30(木) 22:53:04 ID:kq9JXGUB
体の新たな変化を心配する両親から逃げるように、風呂を上がった嵐は髪を乾かすのもそこそこに二階の自室へと駆け上がっていた。
勿論それは、いきなり風呂場で自慰行為にふけってしまった自己嫌悪にさいなまれていたからだ。
部屋に入り、体を包んでいたバスタオルを乱暴にはぎ取り、Tシャツとトランクスに着替える。
部屋の隅には母親が用意してくれたのか幼女用の下着やらパジャマやらがたたまれて置いてあり、自分のせいでないとはいえ、こんなにすぐに無駄にしてしまった罪悪感もわずかに生まれた。
「……」
溜め息をつきながら無意識にトレーニング用の20キロダンベルに手を伸ばす嵐。
「……?」
手を伸ばし、そして掴み、そこで嵐は硬直した。
「何っ!?」
ダンベルを掴んだ手に力をこめるが、びくとも持ち上がらない。
体勢を立て直し、きちんと持ち上げようとするが、床から離すのが精一杯だ。
「……なんで?」
嵐は動揺していた。
もしかしたら初めて女になってしまった時より動揺していたかも知れない。
今までは、そしておそらくは幼女の姿の時でも、なんとか片手で持てた筈のダンベルが持ち上げられないのだ。
そう、それは正に──
「力まで女になっちまったのかっ!?」
嵐は本能的に、自分がとんでもない窮地に立たされてしまったことを自覚した。
誰も興味を抱かない(と嵐は思っている)幼女ならまだしも、今の非力な美少女のまま学校に行ったりしたら、自ら肉食獣の檻に入るようなものだ。
「やばっ……マジヤバイ……」
ベッドに座り込み、思わず頭を抱えたその時──
「らんーっ!! 爆乳美少女になったってホントかぁぁぁぁぁっっっ!?」
和馬が乱暴にドアを開けて飛び込んで来たのだった。
「嵐なのかっ!?」
嵐の姿を目にした和馬は硬直し、そして次の瞬間、ベッドに座っていた嵐に正に獣のごとくダイブしたのだ。
「らーんちゃーんっ!!」
「うわぁっ!?」
その勢いのまま、ベッドに押し倒されてしまった嵐。
学校に行くまでもなく、いきなりのピンチ到来である。
「うっひょーっ! きたきたキターッ!! 俺のターン来たぁぁぁぁっっっ!!」
「お、落ち着け、和馬っ!」
和馬の下であがく嵐。
幼女の時はだぶだぶだったXLサイズのTシャツも、今や胸の部分だけはパンパンになっており、和馬からもその大きさは一目瞭然だ。
「見せろ揉ませろ吸わせろーっ!!」
「だ、だから、落ち着けって!」
嵐は必死に抵抗を試みるが、本当に非力になっており、和馬をどかすことが出来ない。
逆に和馬は『嵐は女の姿になっても怪力』だと認識していたので、その小さな抵抗をOKの意思表示ととってしまい、止まるどころか猛突進である。
「よーし、まずは『Tシャツめくり上げぷるるんっ』の刑だーっ!!」
器用に片手で嵐の両手首を押さえつつ、もう片手でTシャツの裾を掴む和馬。
「ちょっ! だから待てって! 頼むからっ!」
当然ながら、そんな言葉で止める筈もなく、和馬は宣言する。
「イッツァ、ショーターイムッ!!」
そして一気にTシャツをめくり上げたのだった。
「やめろぉぉぉぉっっっっっ!!」
その叫びの直後、バタンと扉が勢いよく開き、嵐の両親が飛び込んで来た。
「カズくん、初めてはもっとムーディーにいかなくちゃダメよっ!!」
「父さんたちのを貸してやるから、ちゃんと避妊しなさいっ!!」
しかし直後、コンドームを差し出した父親と母親、そして和馬までもが硬直していた。
「……あれ?」
それは嵐の言葉。
思わずつぶってしまった目を開けると、何やら和馬が大きく見える。
いや、そんな筈はない。
「あれれっ? もしかして、また?」
そう、嵐は再び幼い少女の姿に戻ってしまっていたのだ。
「……だから、どけって」
確認するかのようにドンッと和馬を押すと、あっさりその体が浮き上がり、そのままベッドから転がり落ちた。
「よっしゃっ!!」
怪力も戻っている証拠に、幼女のままのことなど忘れて思わずガッツポーズする嵐。
そしてベッドの下に転がる和馬は静かに悲しみの血涙を流していたのだった……。
〜つづく〜
>>82GJ!
嵐タンしぼんじゃったー(´・ω・`)ショボーン
予想と違って怪力美少女じゃなかった!
ちなみにオッパイはパイ袋サワサワ→乳首立ったら徐々に刺激コースが好き(*´Д`)ハァハァ
腕組みで胸の下に腕を入れて持ち上げるみたいにしてサワサワとかも肌触りが気モチイイ
ひよこっこ氏GJ!
こりゃ新機軸だねい。
エッチ無しでも面白い。
続きが気になるなぁ
86 :
ひよこっこ:2007/09/01(土) 21:05:56 ID:TIYUmGjM
(
>>82からのつづきです)
翌朝、やせ細った顔ながら律儀に迎えに来た和馬と学校までの道を歩く嵐の姿は、やはり幼い少女のままだった。
昨日と違うのは、両親が用意した特注セーラー服その他一式で身を包んでいることで、やはりその上には大きな学ランを羽織っている。
それは相変わらずまるで学ランが歩いてるかのような奇妙な光景で、中には、すれ違いざまにその姿を目にして、『亡き兄の形見を着る幼い妹』と勝手に想像して涙ぐむ者すらいた。
「……なぁ、嵐、思ったんだけど」
「な、なんだ?」
まるでゾンビのような声を突然かけられて嵐もひるむ。
「……もしかして、お湯に入ると爆乳美少女になるとかじゃないのか?」
「それはない!」
即、断言する嵐。
何故ならそれぐらいは嵐にも容易に予想出来、実際深夜にこっそりと試してみたのだが、何も起こらず今に至るからだ。
「そっか……」
再びゾンビのごとくフラフラと並んで歩く和馬。
だが和馬はこの時、本当に大事なことを見逃していた。
嵐が爆乳美少女になる法則が不明ということは、いつまた突然変身してしまうかも知れないということを。
逆に嵐はその危険性に気づいており、内心気が気ではなかった。
ただその姿になるだけならまだいい。
問題は、今の自分からしたら恐ろしいまでに非力になってしまうことだ。
もし昨日みたいに呼び出しされた時になろうものならと考えると身震いする。
実は嵐には皆勤賞と同じくらい手放せない勲章があった。
それは生まれてこのかた『喧嘩無敗』なことだ。
それが奪われてしまうかと想像するだけで陰鬱になる。
いや実際には、そんな事態になろうものならそろどころでないものまで奪われかねないのだが、嵐にとっては『喧嘩無敗』が頭を占めていて、そこまで想像はいってなかったのである。
「くぅっ……」
それまでゾンビだった和馬が気づくと情けない顔で泣きながら歩いていた。
「お、おい?」
「まだ……まだ揉んでなかったのにぃっ!!」
覗き込んだ嵐が思わずのけぞるように叫んだ和馬。
ちなみに、そこそこ通行人の居る通りでのことである。
「オ、オマエ、ちょっと落ち着けって」
「落ち着けるかっ!! オッパイには色んなパワーが詰まってるんだよっ!! 爆乳は聖なるパワースポットなんだよっ!! それを……それを……くぅぅっ……」
「えーと……」
遂に往来でひざまずきマジ泣きし始めた和馬を、嵐は見捨てて歩き始めた。
「って、親友を見捨てる気かっ!?」
「いや、昨夜おまえに襲われかけた時に、そんな関係はご破算だし」
「しまった! バッドエンドフラグ立てちゃったっ!?」
「大体、だったらどうしろって言うんだよ?」
その言葉に、和馬はガバッと立ち上がり、一気に言った。
「うむ、次に爆乳美少女になった時は即俺に連絡した後、念のため着くまでの間そのオッパイをあますところなく録画しておけ! ハイビジョンビデオカメラ渡しておくから!!」
「……やっぱ一生そこで泣いてろ」
「あっれぇーっ!?」
一方、朝の学校。
登校して来る生徒たちのざわめきが遠くに聞こえる体育用具室で、一人カタカタとPCを操作する桐原の姿があった。
「……足りない……まだまだ足りないぞ! アラシたん画像がっ!!」
──と、その時、不意に扉が開き、桐原は慌ててデスクトップ一面の嵐画像を隠しつつ叫ぶ。
「だ、誰だっ!?」
「ダダン、ダンッ、ダダンッ!」
逆光を浴びて扉に立つシルエットがそうリズミカルに呟いた。
「えっ!? ……ま、まさか、焔(ホムラ)かっ!?」
「おぅ、ワシじゃ! アラシとの決着つけるため、山ごもりから帰って来たぜぃっ!」
それはリーサルウェポン・嵐に対して、ターミネーター・焔と呼ばれていた男の言葉。
つい半月ほど前、嵐とのタイマンに破れ、姿を消していた無頼漢。
そう、ついこの前まで男の中の男だった筈の者の言葉。
「キ……キターーーーッ!!」
桐原は堪らず叫んでいた。
そう、そこには、嵐同様、ちんちくりんな姿の美少女が、頼もしげに腕組みして仁王立ちしていたのだ。
〜つづく〜
ひよこっこ氏、まさに神…(*´д`*)
>>86 …お、おもしろいなんて全然思っていないんだからね。
続きがでたら読んであげる、じゃあね(さりげなかったかなあ…よし、角を曲がったから踊っちゃえ)
嵐ちゃんに萌えた
紗希のはなしを投下します。
どのあたりまでいくか分かりませんが、
とりあえずどうぞ。
93 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:00:09 ID:WGogyW0Q
>70の続き
女の子になって・・・夢中で新しい性に順応しようとして
気が緩んだ一瞬。
それは、男から女の子に生まれ変わったときと同じくらい、
いや、ひょっとしたらそれ以上に、
僕自身・・・それに他の人たちの運命を、永遠に変えてしまった一瞬だった。
「あっ・・・ごめんなさい・・・」
初めて・・・この学校で初めて、男子用のトイレのドアを一瞬開けてしまった。
そこには、何人かの男の子たちが居た。
「待てよ、下山。」
どきっ、とした。
山崎君だった。小学校の同級生で、なんていうか、親友だった。
「ごめんなさい・・・それじゃ。」
「おい、待てって。」
そのひとに腕を掴まれた。
顔は変わってないけど、小学校のころより20センチ以上も大きくなったその親友を
僕はなぜか今まで避けるように生きてきた。
自分自身、同じ人間なのかどうか自信がなかったし
それに・・・得体の知れぬ怖さがあったから・・・
「や、やめて・・・」
僕は腕を掴まれて2ヵ月半ぶりに男子トイレに入った。
「ご・・・ごめんなさい。間違って・・・だから・・・」
山崎君のほかに、知ってる男の子が一人と、知らない男の子が二人いた。
「別にいいよ。下山、おまえ下山なんだって?」
「は・・・はい・・・」
「お前・・・元気そうじゃん。それと、豪は元気だったか?」
「うん・・・元気だった。」
94 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:01:11 ID:WGogyW0Q
「そうか、やっぱり下山らしいな。ところで、何で俺のことを無視するわけ?」
「えっ?そ・・・それは・・・」
「おまえ、女の子になっちゃったらしいけど、本当?」
「そ・・・それは・・・本当・・・」
「じゃあ、なんで男便にはいってくんの?」
そんな、見れば分かること・・・聞かないで・・・返して・・・おねがい。
そこまで言う前に、山崎君は次の質問を重ねてきた。
「だから・・・まちがえて・・・ごめんなさい・・・」
「ふうん、間違えたねぇ。」
雲を掴むような会話が続く。僕だけでなく、山崎君も相当に混乱していることを
このとき気づければよかった。でも、僕は・・・女の子に生まれ変わった僕は
目の前にいる男の子たちがもう怖くて仕方がなかった。
山崎君は小学校のころから悪くて有名で
中学校に入ってからはかなり手のつけられないようになっていると
聞いていた。僕は、かなり運悪い扉を開けてしまった。
逃げようと思ってドアの方を向くと、そこはすでに一人の男の子が固めていた。
「女の子になっちゃったか。でも、結構かわいいじゃん。」
「あ・・・ありがとぅ」
なんて答えていいかわからなくて、僕は適当に返した。
「でも、男便に入ってくるようじゃ怪しくねぇか?顔も昔の面影あるし。」
「ちょ、ちょっとまって・・・無視したわけじゃない。挨拶しなかったのは
あやまる・・・だから。帰らせて・・・ください・・・」
「そうはいかねえな・・・」
もう、僕の目の前は真っ暗だった。
「本当に下山が女の子になっちまったのかどうか、この俺が確かめてやるよ。」
その瞬間、カラダがこわばった。
人間、本当に恐怖すると、意外に声が出なくなる。
それに、この空間は結構学校のほかの部分からは離れていて、僕が叫んでいたとしても
意味はなかった・・・かもしれない。
95 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:02:03 ID:WGogyW0Q
「確かめる・・・って・・・なに?」
「こういうことだよ。」
次の瞬間、二人の男が僕の両腕を押さえつけた。
「やめて、やめて、山崎君・・・やめてよ。」
「おお、気が強いな。でも、声や言葉遣いが女の子でも、女とは限らないからなぁ。」
山崎君が僕の目の前に近づく。
「だめ・・・だめだって・・・」
男の子の匂い・・・恐怖とともに僕を包む・・・女の子になって
初めて自分の部屋に戻ったあの日、ベッドの布団から、枕から匂った
あの匂いと同じ種類の・・・今は、恐怖とともに僕に襲い掛かった。
「や、やめて・・・」
制服の上から、彼は僕の胸を触った。
ふにゅ、と小さいけどもしっかりとした弾力のある僕の胸が
彼の指をはじく。
「だめ・・・だめぇ・・・」
恥ずかしくて・・・悔しくて涙が出始めて、泣き叫びたかったけれど
なぜか声はそれほどでなかった。
「感触はいいな。まだまだガキのおっぱいだけど。」
「山崎君・・・こんなの、やだよ。昔は一緒に遊んだじゃない!ずっと、友達だとおもってたのに・・・」
「だから、お前が本当の女の子かどうか確かめてやってるんだよ、だまってろ!」
大声ですごまれると、僕は黙ってしまう。
しかも、このくらい大きな声で叫んでも、誰にもばれない。
ここは・・・職員室からも離れた場所にある。この時間、もう誰も来ない
転入して一ヶ月の僕にも分かることだった。彼らには
そのことが充分に計算できてるのだ。
だから、この瞬間は僕にとって地獄の始まりでもあった。
96 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:04:06 ID:WGogyW0Q
「山崎君・・・だめだってばぁ・・・」
ぼくは、昔山崎君と豪と三人でお祭りに行ったり、みんなでサッカーしたりして遊んだ
小学校の日々のことをなぜか思い出していた。
残酷な思い出をめぐらすそのあいだ、両手を押さえられていた
僕のブラウスのボタンは一つ一つ、丁寧に外され続けていた。
昔から、確かに悪ガキだった。でも、僕や豪にとっては、本当にいい友達だった。
喧嘩もしたし、でも、その数だけ仲直りもした。
僕や豪にとっては、この中学校は、山崎君が通っている中学校だと思っていた。
そのくらい、つい最近・・・確かにこの1年くらいはあまり話してなかったけど
親友だと思っていたのに・・・
「ちゃんと、下着もつけてるんだな。」
真新しい純白のブラジャーは少しずつ膨らんでくる胸を、ゆるく押さえていた。
初めは大きかったカップも、急速に成長する女の子のカラダには
もうちょうどよい大きさになっていた。
そのブラジャーを山崎君が、ちら、とめくった。
「へぇ、普通におっぱいじゃん。」
「だから・・・やめてよ・・・おねがい・・・」
もう、僕の目には涙があふれ出始めていた。
「こっちはどうかな?」
胸はひらっきぱなしのまま、山崎君は僕の太ももに手を伸ばした。
「あっ・・・」
敏感な部分をやさしい手つきでなでられると、嫌でも声が出てしまう。
しまった、とおもった。でも、遅かった。
「感じちゃったの?」
うまい・・・そのことは認めなきゃいけない。それでも、声が出ないように抵抗しなきゃ
「そんなことない・・・やめてよ・・・」
でも、彼の手はぼくの言うことなんか聞いてくれない。
「あれ、もうぬれてるじゃねえか。」
97 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:05:46 ID:WGogyW0Q
そういうと、彼は僕のパンティに手をかけて、両手で一気に下まで下げた。
「ほら、左足からあげろ!」
「やめて・・・やめて・・・」
もはやうわごとのように、やめて、と繰り返す僕。しかし
彼は言うことなど聞いてくれない。
「次は右足だ。」
抵抗するだけの腕力のない僕はただ言うことを聞くだけしかできない。
なんとか、早くこの時間が終わってくれることを祈っていた。
そして、女の子になって日の浅い僕は
この期に及んでまだ犯されない可能性に期待をかけていた。
そう・・・この期に及んでエッチなことをしなくてすむように願っていた。
「どれ、スカートも邪魔だな。」
同じようにスカートも剥ぎ取られた僕は、下半身ハダカになった。
「も、もうわかったでしょう?だから・・・おねがい・・・」
「何を?何をお願いするんだ?」
「かえして・・・おねがい・・・かえして・・・」
僕は・・・恥ずかしさでいっぱいでただただ「かえして」と懇願する。
「かえしてやるよ、おとなしくしてればな」
どうして、こんな言葉に乗せられたのか分からない。
「おとなしくする・・・だから、かえして」
「それじゃ、このままおとなしくしてな。」
次の瞬間、僕のブラジャーは剥ぎ取られて、山崎君が胸をもみ始めた。
「おお、いい感触じゃん。まだまだ小さいけどな。」
むき出しになった胸は・・・そのとおりまだまだ小さかったけど
女の子に生まれ変わったその日からみれば
随分大きくなったのに・・・
小さい・・・そういわれたことが僕の心に小さな傷を刻んだ・・・
98 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:06:29 ID:WGogyW0Q
「あっ・・・」
でも、そんなことお構いなしに彼は僕の胸をもみ始めた。
優しい手つきで、胸の先端・・・乳首を弄られると、
まだ敏感すぎる僕の感覚中枢は過度に刺激されて・・・つい、望みもしない
声が出てしまう。
女の子になって間もない僕は、がまんするということをしらなすぎた。
「きもちいい?」
「そ・・・そんなことありません!」
気持ちよくなんかないのに・・・声が出る。
「あっ・・・」
別にきもちいいわけじゃない。ただ、いつのまにか僕の両脇を抱えてた二人の男の子が
足を使って僕の足を広げて・・・その間の割れ目にまた、山崎君の指が優しく触れた。
どうしても、声が出てしまうのだ・・・
「ほんとに・・・もうやめてぇ・・・」
本能的に、自分がおかしくなってしまう・・・そう、感じた僕は
この行為をやめてくれるように哀願する。
でも、そうやって哀願している時点で、山崎君に対して、
下手に出ていたという意味では。もう間違っていたのかもしれない。
「ちゃんと、確かめてやるからな。まってろよ。」
「えっ・・・なに・・・やめてぇ」
やめて、と叫びながらも、「女かどうかを確かめる」という単純な言葉が
不安な僕になぜか説得力を持って響いたことも事実だった。
女の子として上手く振舞えているかどうかを
ずっと気にしていた僕にとって、その言葉は・・・不思議に響いて
そして・・・僕には・・・
女の子にとって、そこが大切な部分だという認識が・・・決定的に欠けていたのだろうか。
「あ・・・あぁっ・・・」
山崎君の指は僕のアソコをなぞり続けた。
「へぇ。ぬれてきたじゃん。確かに女の子みたいだな。」
「そ・・・それがわかればいいじゃない・・・やめてよ・・・」
99 :
hiroshi:2007/09/02(日) 23:07:08 ID:WGogyW0Q
「まだまだ。触るだけじゃ分からないからな。」
「どういうこと・・・あっ・・・」
どうしてだかわからなかった。でも、この期に及んでも僕には危機感が欠けていた。
相手は小学校時代には親友だった男だ。
たしかに、中学校に入ってからは疎遠だったし、
随分と悪くなってしまったといううわさも聞いてはいた。
でも、僕がここまで泣いて懇願すれば、やめてくれる男だと、信じていた。
「ん・・・あぁ・・・」
僕は、アソコの一番上のあたり・・・とっても弱いところが
なんと呼ばれるところかすら知らなかった。
そして、じかに触られると・・・自然と声が出るほど敏感なその部分を
山崎君は・・・集中して責めるようになった。
「も・・・う・・・やめて・・・充分でしょ?友達でしょ?」
「友達?どうして、俺のところに一度も挨拶に来なかったんだ?」
「・・・」
それは・・・口では上手く説明できない・・・
でも、豪にも一度も会ってないし・・・この状況を、誰かに説明しようなんて
そんなことはできたらしたくなかったから・・・
「いやぁ・・・」
僕が頭の中で言葉をまとめようとしているうちに
ブラジャーの中に山崎君の手が伸びてきた。
「お前、処女か?」
山崎君の質問が変わった。パニックになってる僕の頭は、多くのことを考えることが
できない。
「処女・・・処女だよぉ・・・やめてよ・・・こういうことは・・・」
「処女?この年で処女なんて恥ずかしいだろう。俺が奪ってやるよ。」
「なに、なにいってるの?やめて・・・」
「おとなしくしろ!」
大きな声で一喝されて、僕はようやく知った。
目の前にいる男が、小学校時代の親友では、もはやないことを。
そして、自分が男から女の子へと生まれ変わったよりも
もっと激しく、この男は、小学校のときと比べて、変身していることを・・・
くちゅ・・・くちゃ・・・そんな音を僕のアソコが立て始めた。
「あぁ・・・あぁん・・・」
目を閉じて下を向き、涙を流し続ける。くやしかった。
でも、きもち良いところを弄られると・・・声がどうしても出てしまう・・・
その法則をようやく僕は発見し・・・しかも認めたくなかった。
「お前らも俺の後でやらせてやるからな。しっかり抑えてろよ。」
「あぁ・・・ん・・・いやぁ・・・どうして・・・」
「お前、知らなかったのか?放課後のこのトイレのことを。」
「なに・・・なに・・・?」
「ここは良く先生の目を盗んでこうやって遊ぶ場所なんだよ。
今日は面談の終わった後で誰も来なくて、溜まってたんだ。
そんなところに処女が入ってくるなんて、度胸あるな。」
なにそれ・・・こんなエッチなことをするために張り込んでたってこと?
どっちにしても、僕はそんなこと知らない・・・誤解だ・・・許してもらわなきゃ・・・
「あ・・・あぁん・・・」
でも、声が止められない・・・どうすればいいのかわからない・・・
「お前も、これからはやって欲しかったらここに来るといい。」
「だ・・・だれが・・・あぁ・・・ん」
「ふふ、カラダは正直じゃん。いやいやいってても、
こんなにぬれてるぞ。」
僕の目の前に・・・少し白いぬるぬるした液体でぬれた指を差し出す山崎君・・・
僕の内ももには・・・すでに熱い液体が伝わっていたから、
なにかが流れていることは分かってはいた。
でも、こうやって目の前に見せ付けられると・・・ショックは何倍にも増した・・・
「だめ・・・もう・・・ごめんなさい・・・」
「次にどうすればいいか知ってるか?」
「知らない・・・もう・・・やめて・・・お願い・・・」
「知らないなら教えてやるよ。」
山崎君は・・・僕から手を離したと思うと
自分のズボンとパンツを一緒に脱いで、下半身裸になった。
「めんどうだ、そいつを裸にしろ。」
「きゃぁっ!いやぁ!」
僕の腕を掴んでいた二人が、ブラウスとブラジャーを一気に剥がして、
その瞬間、僕の身につけているものは上履きと靴下と、髪を結んでいたゴムだけになった。
「ふぅん、さすがに綺麗なハダカだな・・・」
生まれ変わったばかりの僕のカラダを褒められても、嫌悪が消えるわけではない。
「だめぇ・・・みないでぇ・・・」
泣いて懇願しても・・・無駄なのは分かっていた。
むしろ、ハダカのまま泣き続ける少女・・・犯すには格好の素材だっただろう。
僕は、涙を止めることができなかった。左手で両方の胸を
右手でアソコを隠したまま、しくしくと泣いた。
「こっちに来るんだ」
手は離されたまま、拘束は解けたが逃げようとしても出口の前には4人の男が立ちはだかる。そして、僕はハダカのままで、もし逃げたとしても・・・
「いやだぁ・・・」
「こっちに来いよ。おとなしくしてたほうが楽だよ。」
女の子に生まれ変わる過程で、自分の腕力がものすごく落ちたことは良く分かっていた。
この男の子たち全員を相手にして逃げられるだけの体力が・・・僕にはない。
この、悪夢が早く終わってくれれば・・・これは・・・夢でしかなければ・・・
むしろ・・・女の子に生まれ変わったこと自体が夢であって欲しい・・・
そんな現実逃避を見つけ出した瞬間が、女の子としての僕の運命をきめたのかもしれない。
一歩、トイレの一番奥で僕を呼ぶ山崎君の方に歩き出した。
いけないことをしている。分かってはいながらも、どこかで、
これは夢・・・夢に違いないと決めてかかっていた。
4歩、小さな足取りでたどった。ハダカの僕は、右手でアソコを
左手で胸を隠しながらくねくねと歩いた。
「山崎・・・くん・・・」
友達だったのに・・・親友だったのに・・・そう訴えた。せめてもの抵抗だった。
涙がそのときに一瞬止まった。
「下山、ほら。」
そんなふうに真剣に目で訴える僕を上から見下ろす山崎君は、冷たい目で
アゴを下の方へと動かした。
その先には・・・もう大きくなっている山崎君のおちんちんがあった。
ごくん・・・と息を飲んだ・・・
まさか・・・まさか・・・こんなものを舐めろと言っているとは信じたくなかった。
そういう行為があることは知っていたし、女の子になったときに
いつかはそんなことをするのだろうかと考えたことがないわけじゃなかった。
でも・・・こんなに早く・・・こんな形で・・・
「ど・・・どうしろっていうの?」
この期に及んで・・・僕は外面では女の子の言葉遣いを換えようとしなかった。
どうしてなのかはわからない。
信じたくないその命令の意味を聞き返すことが、山崎君の・・・汚らしい男の
欲望をかえって燃え上がらせることなど、まだ知らない純な少女は
まだ、どこかで止めてもらえる期待を持っていたのかもしれない。
「わかんないの?しゃぶるんだよ。フェラチオだよフェラチオ。
昔、教えてやっただろ?」
「・・・そんな・・・やめてよ、山崎君。」
「心配するな。俺の言うとおりにすればいいんだ。」
「そうじゃ・・・なくて・・・」
どんな懇願も、無駄だということはもう分かっていたのに、どうしても
諦めがつかなかった。
「お前本当に下山なのか?いやなら力ずくでやってもらうけど、いいのか?」
「・・・・・・」
昔、小学校6年生のころ、
山崎君が持ってきたエロ本を豪と3人で見てたことを思い出した。
あれは、卒業の直前だったから、あのあと、僕がエッチな本を手に入れたり
オナニーを覚えたりするには、もう少し時間がかかった。
そのとき見せてもらったエロ本の中に、女の子が男の人のおちんちんを
くわえている写真が何枚もあった。それは・・・直感的に
気持ちよさそう、という程度の感想でしかなかったけれど
でも、とっても、どきどきする内容ではあった。
僕も、彼も、その写真を夢の世界のように見ていた。
あれから3年近く・・・山崎君は中学校のトイレに女の子を引っ張り込んで
フェラチオを強要し、僕は病気で女の子に生まれ変わった。
そして・・・対等な立場で同じエロ本に興奮していた少年二人は
今、まったく逆の立場に立たされていた。
もう、観念するしかないことはとっくに分かっていた。
「早くしゃがめよ。山崎さんに恥かかせるのか?」
さっきまで僕の右腕を抑えていた男が、後ろから僕の背中を小突く。
「うぅ・・・分かりました・・・」
僕はトイレの床にひざをつくことはできなくて・・・
しゃがんだまま彼のおちんちんに向かい合った。
「これ・・・なめるの?」
しゃがんだまま上を向いて、山崎君に問いかけた。
「そうだよ。分かりきったことを聞くなよ。そうだ。舌を使うんだぞ。歯立てたら殴るぞ。」
「・・・分かった・・・」
山崎君とは、友達でいたかった。だから、今度は敬語を使わなかった。
やることなすこと全て裏目だった・・・
上目遣いで問いかけるのも彼を興奮させただけだったし、
敬語を使わなかったのも・・・いつの間にか自分の意思で・・・その行為をしているような錯覚に僕を陥らせた。
「ん・・・うんん・・・」
むぅっとした匂いの立ち込めるそのおちんちんの先を唇で
ほんのちょっとだけくわえてみた。
そして、また、上目遣いで、止めたい、と訴える。
「おお、下山・・・そんなにおねだりするような目つきするなよ。
もうちょっと、しゃぶっていてくれよ。」
それが無駄どころかかえって山崎君の汚らわしい欲望を増幅させるなんて
考えても見ない清純な少女は、その訴えが届かないと見ると
再び観念して、ほんの少しずつ彼のおちんちんを
口の中深くに収め始めた。
「ん・・・ぅん・・・」
「うっ・・・舌を使えよ、下山。ほら・・・」
「うぅ・・・ん・・・ん・・・」
匂いはそれほど気にならなくなっていた。
屈辱・・・それだけが深く僕の心に刻まれて・・・
自分の存在がそこにあるのかないのかわからないほど・・・ふわふわした感覚が
体中を走っていた。
「そうだ・・・そうそう。心をこめて、しゃぶってくれよ。」
どうしていいかわからない僕は、とにかく恐ろしくて
山崎君に言われるとおりに舌を使っていた。
「どう、山崎君、きもちいい?」
何が僕にそういわせたのか・・・今でも分からない。
山崎君と対等でありたいという思いが作ったフィクションだったのか
単に早く終わらせるためには気持ちよくなってもらわなければ困るからだったのか
それとも・・・僕が犯されながらも感じてしまう・・・ヘンタイ女
とんでもない淫乱女だからなのか・・・今になってもわからない。
「あぁ・・・うまい。そ、そこを・・・そうだ・・・裏を・・・」
「こう?」
僕はいつの間にか調子に乗って・・・口を離して舌で裏すじをなめて・・・
左手はいつの間にか胸を隠すのを止めて・・・
そうだ・・・このまま終わらせてしまえば・・・処女だけは守れるかも・・・
そんなことを考えていた。
「ああ、下山、きもちいい。もう、ストップストップ」
強引にしゃぶるのを止めさせられた・・・
その瞬間、僕は深い後悔に襲われた。
「やるじゃない。さぁ、次はこっちがお返ししてやるよ。」
「だ・・・だめ・・・しゃぶってあげるから・・・それは・・・だめ・・・」
考えが甘かった。
「ほら、壁に手をつけろ。」
「そんなぁ・・・だめぇ・・・しゃぶってあげるから・・・山崎君・・・」
何を言っても、全て裏目に出る。
「そんなにしゃぶりたきゃ、別のやつのをしゃぶらせてやるよ。」
「そうじゃなくて・・・だめ・・・だめ・・・」
そういってるうちに、僕は腰をしっかり握られて、壁側には、
さっき右手をおさえていた男が立った。
「さぁ、俺のもしゃぶってもらおうか。」
強引に男が僕の口に、大きくなったおちんちんをねじ込もうとする。
「いや・・・いや、いいやぁ!」
同じ瞬間、下半身の真ん中・・・僕の大切なところの裂け目に
何かが当たった。
あたった、と思うと激しい衝撃と・・・びりびり・・・めりめりという音が
僕の体の中に響いた。
「いや、いやぁ!」
「おとなしくしてろよ。」
もう、口にはさっきと微妙に大きさも形も違うおちんちんが入ってきていた
そして、大事な・・・女の子の穴を・・・
割ってはいるのは、山崎君の・・・僕がさっきまでしゃぶっていたおちんちんだった。
「んん・・・んぐぅ・・・んはっ・・・」
痛い・・・痛い!でも、そう叫ぶことができない。
なぜか僕は口に他の男のおちんちんを含ませたまま
必死に痛みをこらえていた。
「うぅ・・・ん」
口の中で、大きくなった、他の男のおちんちんは、僕の意思とは関係なく
勝手に動き始めていた。
しゃぶる、ではない。もう、勝手に僕の口から出たり入ったりして・・・
舌や・・・口の中のあちこちに・・・おちんちんが当たって
視界が揺れて・・・それで・・・痛い!
「あ・・・あぁ・・・ん・・・」
下半身の方は、ゆっくりと山崎君がピストン運動を始めていた。
時々・・・ものすごい痛みが走る。そして、ゆっくりと、だんだん、奥まで
山崎君のおちんちんは、僕の体の中に入ってきている。
「あぁ・・・ん・・・いや・・・ふぅ・・・」
もう、これ以上はいらないというところまで来ると、痛みが和らいだような気がした。
不思議と、出血はなかった。まだ初潮すらきていなかった僕には当然だったかもしれない。
「うぅ・・・ん・・・」
口の中にはおちんちんがまだあった。なぜか必死でしゃぶり続けた。
おなかに力を入れて・・・痛みに耐える。
どうして・・・おしゃぶりの方まで必死で続けたのか・・・
今考えても分からない。
「あぁ・・・ん・・・あぁ・・・」
そして、再びゆっくりと、山崎君が動き出す。
「うぉ・・・気持ちいい・・・しめつける・・・」
僕は・・・何か意識していたわけではない。
ただ、山崎君はとにかく、きもちいい、と連呼しながらゆっくりと僕を犯し続けた。
上手く出たり入ったりしないからだろう。慣れてくると、
少しずつスピードが・・・
「ああぁ・・・あぁん・・・」
山崎君が腰を振る速度が速くなると・・・それに比例するように僕がおちんちんをしゃぶるスピードも上がる。
「あぁ、いく!」
前の男は、そういったと思うと、すぐに僕の顔を白く濁った液体で汚した。
鼻いっぱいに、独特のにおいが広がって、自分が犯されたことを・・・実感した。
それでも、腰の方は止まってくれない
「あぁ・・・あぁん・・・いやあ・・・あぁ、いたぁい・・・」
本気の声が出てしまう。
「下山・・・いくぞ!あぁ、きもちいい!」
「はぁん、あぁ!」僕は前方に投げ出され、さっきまでしゃぶっていた男に倒れこんだ。
今まで太いおちんちんが入っていた、アソコに・・・不思議な喪失感が残った。
「あぁ・・・あぁん・・・」
次の瞬間、お尻に温かいものがかかってきたのがわかった。
再び、僕のカラダは男の欲望で汚された。
「はぁ・・・山崎君・・・もう・・・ゆるしてぇ・・・」
だが、山崎君は許してくれなかった。
僕の髪をむんずと掴んで自分のほうを向かせる。
僕はスペルマと唾液にまみれ、焦点の合わない目線と、ピンク色に紅潮した顔を
山崎君と、他の男の子たちにさらしていた。
もちろん、ハダカのまま・・・小さな3枚の鏡に少しずつ映った
僕の姿は・・・全身を映し出さなくても、とんでもなくいやらしいものだった。
少女・・・まだ成熟し始めてすらいない少女の体が
それに似つかわしくないほどいやらしく発情したことを示す
男の体液に汚され・・・そしてそれでもかすかにピンク色に染まっていて
男を楽しんだいやらしいオンナ・・・僕は・・・
その姿を、男の心に戻ってなぜか客観的に眺めていた。
その姿が、まるで他人のものであるかのように。
「だめだ。約束だからな。残りのヤツもしゃぶるんだ。」
「うぅ・・・も・・・もう・・・やめてよ・・・」
泣いても、どうにもならないことくらい分かってる。でも、泣かずにはいられなかった。
その先は・・・ほとんど感情もなく、ただ事務的に残りの男の子の
おちんちんをしゃぶっただけで・・・もう思い出したくもない。
解放されたとき、意外に時間はたっていなくて、せいぜい5時を回ったところだった。
「帰らなきゃ・・・」
呆然としたまま歩いて家まで帰り・・・自分の部屋に入って・・・
そして、泣いた。
「あぁん・・・うわぁーん」
でも、意外にも泣いたのはほんの一瞬だった。
「はぁ・・・」
何が起こったのか、考えたくもなかった僕は、
ただ、天井を見上げて床に寝そべり、ほうけていた。
話の構成上、今日はここでストップします。
また明日可能なら投下します。
久々投下します。
序盤のみです。
ちょっと風呂敷広げ過ぎた気がしてます・・・。
うまくまとまるかな?
今回は一番荒唐無稽になりました。
大層な題名ですが。
主人公は途中名前が変わります。
入間晋作【20】
有賀清太【18】
ガルマ・サック【33】
ブレーズ【28】
梅山平太郎【40】
[レイプ][強制女性化]
[他]
◇◆光魔大戦◇◆
===序章===
西暦2800年を越えた頃、地中に巨大な空洞が発見された。
コアと呼ばれる太陽が輝き、人知を越えた能力をもつミュータントが暮らしている事が分かった。
いつしか彼らは魔族と呼ばれ、忌み嫌われたが互いの地を侵略するでも無い。
時の政府指導者達は最低限の交流に止め、一般市民にその存在はあまり知られては居ない。
問題は他に有り、魔族の国、所謂魔国は別次元の存在と争っていた。
宗教家どもはその別次元の物を【神】と言っていたが、これも一般市民にはあまり知られては居ない。
勝手に神と言っているだけで、別次元の国、所謂光国の者達は神では無い。
神と言われる事を利用はしていたが。
ただ選民意識が強く、魔国は滅ぼされるべき存在で、自分達の行いは正義の為であると思い込んでいた。
今までは普通の人間達が暮らす、この世界、所謂人界が緩衝地帯になっていた。
しかし次元の綻びが開き、魔国への光国の侵攻が盛んになっていく。
光国は人界にも干渉をしだし、そのバランスが崩れようとしている。
優秀で従順な少年をスカウトし、光国の部隊長にし、矢面で戦わせた。
入間晋作。
彼は、持って生まれた才能で次々と戦果をあげ、人界初の副将にまで昇りつめていった。
部下を思い、カリスマ性と指導力に長けている。
彼が何故将軍の位置に成れないのか皆不思議だった。
それは純粋の光国人である、ブレーズと言う男が人界の人間を将軍にさせるのを阻止していたからだ。
ブレーズは選民意識が強く、人界の人間をも毛嫌いしていた。
失策や失敗ゆえ、失踪した物はブレーズの仕業だとも噂されてはいたが、確証は無い。
入間晋作も失敗は許されない戦いの中で、戦果をあげつつげた。
それがまたブレーズには面白くない。
将軍の部屋の中、ブレーズは側近と密談中。
ブロンドのカールがかかった長髪に端正な顔立ち。
それ故、内に秘めた歪んだ心を覆い隠す事が出来た。
「入間はどうだ?」
「はっ、昨日も戦果を挙げた模様です」
「面白く無いな」
「明日は黒龍が現れると言う情報が」
「黒龍が?ほう」
「入間様なら大丈夫かと」
「魔国に入間の情報をリークしてやれ・・・分かったな!」
「え?は、はい」
「逆らえばお前も失踪するだけだぞ」
==副将入間晋作==
入間は友人でもあり、部下の部隊長の有賀清太と幕舎の中で話をしていた。
「ブレーズには注意した方が良いですったら」
「そんな事言うもんでは無いぞ?あくまでも噂なんだからな」
「はぁ、副将は人が良いですね・・・」
「それよりも、明日はあの黒龍が来ると言う情報は確かか?」
「確かな情報です。影の者があの巨体と黒い角を見たと」
「どういう戦いをするのか知らないか?」
「力で押し切るって噂が有りますが・・・情報将校の平さんなら何かご存知かと思いますよ」
「平太郎殿か・・・まあ良い、お呼びしてくれ?」
「了解しました」
この有賀清太と梅山平太郎も同じ人界から来ていた。
梅山平太郎は早くから部隊長から外れたが、口が上手く情報将校として場を与えられていた。
入間はこの風采の上がらない太った小男を何となく嫌っている。
「副将、梅山殿です」
「梅山殿、わざわざご足労痛み入る」
「いえいえ、入間はんはこの部隊長でっさかいな!で?何かご用事で」
「明日、黒龍が来るとの確かな情報が入ったのですが、どういう戦い方をするのかご存知無いかと」
「黒龍でっか・・・以外と慎重な男でっけど、怒らせると突っ込んでくるっつう話でっせ」
「成る程、なら戦場近くの村を焼き討ちしろ。多分突っ込んでくるだろう」
「で、そこを包み込むと言う訳ですかいな」
「そうだ・・・焼き討ち部隊は黒龍が来たら逃げ、そこを私が先頭にたって包み込む」
「もう一つ、住民にはそれとなく噂を流す訳やね、ぐふふ」
「分かってましたか」
「住民を傷つけたく無いんですやろ?分かってま!では私は行ってきます」
梅山はひょこひょこと駆け出していった。
「梅山殿は好きになれない、あの笑い方もな」
「そうですか?私は人間味に溢れていて好きです」
「卑屈に見える」
「人それぞれですがね」
「まぁ良い、明日はその他にだな・・・」
その時、黒い影が今聞いた情報を魔国にリークすべく、闇の中に消えて行く。
入間は味方から陥れられようとしていた。
次の日、村を焼き討ちし、黒龍が予定通り怒りに燃えて迫って来る。
入間も包み込むべく、黒龍に突っ込んだ時、黒龍が風をまいて逃げ出した。
遠めに黒龍が振り返る。
漆黒の双角が輝き、切れ長の目がはっきり分かった
「あれが、黒龍」
入間はその姿の美しさに魅了されそうだった。
「副将!黒龍が逃げるなんておかしいです」
ふと我に返り、周りを見渡す。
「はめられたか?」
その時包み込もうとしていた部隊から怒声と悲鳴があがる。
逆に光国部隊が囲まれてしまっていた。
光国部隊はさんざん打ち破られ、戦線を大幅後退せざるを得なかった。
幕舎に戻った入間は、考え込んだ。
「何故分かったんだ?」
「情報が漏れたとしか」
「誰だ?梅山か?」
「決めつけは・・・」
「破れた事にはかわりないからな、次は必ず」
その時、入間を呼びに来た者が入ってきた。
「入間副将軍、ブレーズ閣下がお呼びです」
有賀は嫌な予感がした。
「副将、お気をつけを、失策を許さないお方ゆえ」
「心配性だな、大丈夫だ」
「有賀様も来いとの事」
二人は顔を見合わす。
ブレーズの部屋に入ると、端正な顔を冷たく微笑ませて座っていた。
「入間、よく来た」
「何か御用ですか?」
「負けたな・・・」
「私には情報漏れとしか思えません」
「負けた上に言い訳か」
情報漏れとは分かっていたが、入間には証拠が無かった。
謝罪するしか無い。
「申し訳ございませんでした!次は必ずや」
「次は無い!大幅に戦線を後退させた罪許しがたい!おい、入間を拘束してあの部屋に連れていけ!」
入間は複数の兵士に拘束され、有賀と共に連行されていった。
次元の扉を抜け、入間は白壁で囲まれた部屋に居た。
「ブレーズ殿、私をどうするおつもりか!」
「新しき人生を提供してやろうと思ってな」
ブレーズは持っていた銀色の器具を入間の腕に素早く押し当てる。
「何を!う・・・ぐ」
入間の体が弛緩し、瞬間がくりと気を失う。
「ブレーズ殿、副将に何をされる!」
「有賀、貴様は黙っていろ・・・あんな親でも大事にしたいだろう」
「く・・・」
『卑怯な!』
有賀はその言葉をなんとか飲み込む。
「さあ、入間を台の上に固定しろ」
入間は服を全て脱がされ、人型の台の上に、手足を固く固定された。
「始めるぞ」
ブレーズは楽しそうに、入間の腕に針の無い注射器の様な物で三度薬液を注入する。
有賀には全く何が起きるのか分からず、不安を抱えて入間を見守るしかなかった
===強制転換===
おぼろげな意識の中、体がゴムか粘土の様で凄くけだるい。
目が覚めると、自分が台の上に裸で固定されていた。
「ブレーズ殿!何をするつもりですか!」
「この国にも魔国にも、純粋女は殆んど居ない」
「は?」
入間は女性の数は少なく思っていたが、居ないと言うのは理解出来ない。
「で、どうするか・・・無い物は作れば良い」
「作る?な、何を言っているのですか?」
「私の側女ども・・・あやつらは元部隊長どもだ」
「な!・・・」
「お前を女に変えて、私の側女にしてやろうとな思ってな」
入間は合点がいく。
人界では普通に女性は居たから、光国の女は不自然な所が多いと感じていた。
「冒涜だ!!」
「無いものは仕方ない」
「人界から迎えれば良いでは無いですか!」
「ふん、男を女に転換するから面白いのではないか」
「そんな、成りたくない!止めて下さい!」
「もう遅い・・・おい部隊長ども入って来い」
人界からスカウトされてきた若い部隊長が、部屋に入ってきた。
見せしめ。
その言葉が浮かぶ。
「私は失策は許さん!お前達、しっかり見てろ」
「ぐ!体が動かない!」
「遅いって言った筈だ・・・おっと入間にも見せてやるかな」
体の上方に全身を写す鏡を降ろす。
ブレーズはひょいと入間の男性器を摘みあげる。
入間はブレーズが何をしようとしているのか、分からず、ただ見ていた。
「しっかり見ていろ・・・貴様の男性としての機能は・・・もう無い」
ベリベリベリ・・・
まるで痂の様に入間の男性器と周りの皮が剥がされていく。
「あ・・・そ、そんな」
そしてその下から、薄茶色の花弁と盛り上がった丘が姿を表した。
ブレーズが鼻を近付ける。
「うむ、しっかりと女の匂いがするぞ」
「あ・・・あ・・・」
「心配するな、内器官も細胞レベルで女に変えた」
「元に戻せ!!」
「これか?」
ブレーズは指先で摘んだ入間の男性器をぷらぷら揺らす。
そしてそれを部屋角の焼却炉に放り込む。
「これでもう無理だな」
「今まで光国の為に戦果を挙げたでは無いか!」
「だから、側女として可愛がってやるのだ・・・有り難く思え」
「狂ってる!」
こんな馬鹿な・・・
頭の中はただ混乱していた
「これでは色気が無い」
入間に呼吸器を付け、台ごと緑色の薬液に浸した。
体に薬液が染み込んでいくのが分かる。
15分程漬かった入間は、何故か体全体に怖気が走り震えた。
「貴様は特別に神経束を数倍張り巡らせた。よく感じるぞ」
そう言って、ブレーズと側近が入間の胸に両手を添え、肉を盛り上げた。
途端に全身に刺激が走り抜ける。
「ああっ!」
叫んで愕然とした。
以前のバリトンの声が様変わりし、高い可愛い声に変わり果てている。
胸は簡単に盛り上がり、器用に女の乳房が形づくられていく。
男性の乳首のままだったそれは、小さいカップで吸い上げられ、女性の乳首に変貌した。
その間もずっと刺激は快感として入間の身体中を駆け巡っている。
「あ、ぐ、や、止めろ」
「乳房は有った方が良いからな」
盛り上げた肉に透明な液体を噴射すると、乳房が盛り上がったまま固定される。
揉むと、弾力のある乳房が入間の胸を飾った。
プチ、プチ、プチ・・・
乳房の中に乳腺が走っていく音が小さく響く。
ブレーズが台のスイッチを押すと、台が女性の体型に窪み、入間がその中に押しつけられた。
「次は顔だ・・・可愛くしてやるから感謝しろ」
骨も軟らかくなり、しっかりした面長の顔は手で簡単に形成され、女性特有の輪郭に変わる。
一重で力強かった目は丸く二重になり、高かった鼻は高さが抑えられ、ぷっくりした鼻に変わる。
薄い唇にしっかり結ばれた口元は、少し小さくふっくらと赤い唇に変わった。
次々と変貌していく自分の姿が、ただただ信じられない。
最後は台の上に蓋がかぶさり、上下が縮んでいく。
先程の肉体固定液が台の隙間から注入され、蓋がプシュッと開いた。
「あ・・・嘘だ・・・」
180有った背丈は縮まり、150近くまで小さくなっていた。
それはどうみても、逞しかった入間晋作ではなく、ショートカットに固く盛り上がった乳を乗せた少女。
有賀はその屈辱的かつ残酷な光景に唇を噛みしめる。
「入間さん・・・」
「完成だ!感度も素晴らしく上がったぞ」
両乳首を摘む。
「あうっ!・・・そんな・・・嘘だぁ!」
「嘘では無い、しっかり濡れてる」
ブレーズが入間の陰裂を覗いて冷たく笑った
投下完了です。
現実味が無さすぎかな?
申し訳無いです。
なんとか面白くなるように努力する所存。
投稿お疲れ様です。
どういう展開になっていくか、wktkしながら待たせていただきます。
(
>>86からのつづきです)
嵐は、昨日の今日でうっかり忘れていた。
そしてその過ちに気づいた瞬間には既に手遅れだったのだ。
「キャーッ! アラシちゃん来たーっ!」
教室に入った途端、ぐいっと引っ張られて女子生徒の群れの中に引き込まれる嵐。
「うぉっ!? ちょっと待てっ!! こらぁっ!! わわわわっ!?」
嵐は女子相手に暴力を振るうことを良しとしないので、というかそもそも、基本的には売られた喧嘩は買うけど自分からは売らない主義なので、正にされるがままだ。
「あーっ! セーラー服着てるー」
「カワイイーッ!」
いつの間にか野暮ったい学ランを脱がされ、女子たちと同じ制服姿にされた嵐は、諦め顔で始業チャイムが鳴ることをひたすら祈っていたのである。
その頃、屋内プールの更衣室の入り口は、屈強な男子生徒たちによって教師ですら入れない様相で固められていた。
そして中でシャワーを浴びていたのは、嵐の好敵手、焔だった。
「んー、たまらんー」
勢いよく噴出される温水の粒を全身に受け、気持ちよさそうに言葉を洩らす焔。
そのすぐ近くには桐原が固唾を呑んで控えていた。
男子更衣室のシャワーは仕切りが無い。
つまり今、桐原の眼前では、幼い美少女が恥じらいもなく全裸を晒していたのだ。
「しっかし、いきなり『臭いから着替えろ』とは強引なヤツだなぁ」
焔が桐原の方を向き、背中にシャワーを浴びながら言った。
いきなり真正面の裸を向けられた桐原は鼻を押さえつつ返す。
「ずっと着てた長ラン、ボンタン、サラシのまま山を下りてくるなんて正気の沙汰じゃないよ」
初めて桐原の前に姿を現した新生焔は、ダボダボのままそれらを無理矢理着ていたのだ。
「それしか持って行って無かったんだから仕方あるまい。さすがにすっぽんぽんで帰って来るわけにも行かないからな、はははははっ」
可愛らしい声で豪快風に笑う焔。
「……そ、それにしても、一体どうして、こんなことに……」
鼻血が出る寸前なのか、鼻をギュッと押さえたくぐもった声で桐原が聞いた。
「うむ、実は熊と戦っていた最中、誤って足を滑らせて泉に──」
「ストーップ! それ以上の説明は色々とヤバいのでストップっ!!」
ただし、今温水を平然と浴びていたので、それで男に戻るわけではないらしい。
「はははっ、とにかくそういうわけなんじゃ」
キュッとシャワーを止め、進み出て来た焔に、桐原はタオルを渡す。
「じゃが、幸か不幸か、これで以前の数倍の力を手に入れた。これでアラシなんぞ一捻りじゃ!」
「い、いや、それなんだが、実はアラシも突然おまえと同じようになってて」
「なんじゃと!?」
体を拭いていたタオルを放り投げ、焔が桐原に詰め寄った。
腰まで真っ直ぐ伸びる切りそろえられた黒髪が日本人形を思わせ、いわゆる西洋ドール的な容貌の嵐とは対照的である。
「あ、ああ、昨日突然に……ハァハァ……」
裸の美幼女に間近まで迫られ、それでも何とか桐原が理性を保ち続けていたのは、焔とは長年の親友同士だからだ。
つまり、嵐と和馬との関係と同じようなものなのだが、桐原の方が和馬よりは理性が効くらしい。
「ぬぅ、さすがはアラシ! だが、面白いっ! そうこなくてはっ!!」
ぐっと拳を握りしめて力む焔。
「ほ、ほら、き、着替えだっ……」
そんな焔に桐原は、色々な葛藤と戦いつつ、服を差し出したのだ。
「おぅ、さすが手回しがいいのう」
それを受け取った焔が、暫し間を置いて言った。
「……このパンツ、何で熊の絵が入ってるんじゃ?」
短時間でどこからどうやって入手したのか、桐原が渡した下着は女児向けの物だった。
「い、いや、ほら、そ、その方が山籠もりから帰って来たぜ感が出るだろ?」
「なるほどっ! シャレが利いてるのぅっ!!」
豪快に笑いつつ焔はくまさんパンツを身につけた。
ちなみに履く際に思いっ切り目の前で足を持ち上げられて、桐原の鼻血は遂に決壊したのだった。
118 :
ひよこっこ:2007/09/05(水) 03:00:47 ID:0Mn/ngX4
クラス朝礼が終わり、担任が退室した後、着席していたクラスメイトたちが立ち上がったので嵐は思わず身構えた。
ちなみに学ランは女子たちからブーイングを浴びて取り上げられてしまっている。
「……何してんだ? 一時限目、体育だぞ」
「あ、そっか」
声をかけて歩き出した和馬に続いて教室を出る嵐。
そのまま更衣室へと向かっていたその時、不意に腕を掴まれた。
「ストップ! アラシちゃんっ!」
「お?」
それはクラスメイトの女子だった。
「お? じゃなくて、そのままついてってどうするの? アラシちゃんはこっち!」
なんと、そのまま嵐の手を引いて女子更衣室へ連れて行こうとする。
「い、いや、ちょっと待て! それはマズイだろ? 俺、中味男だし」
「そう?」
「そっかな?」
女子たちは平然と首を傾げる。
「ていうか、アラシちゃんの着替えをみすみす男子に晒せるなんて出来るわけないじゃないの!」
「うん、そうだよ! そっちのが問題!」
「そうそう!」
「だけどな……」
「くぅっ! 羨ましいぞ嵐っ! 隠れ巨乳がいたら報告してくれよっ!」
「いや、だから……」
嵐とて女子の着替えを見たくないと言ってしまえば嘘になるが、しかし昨夜、今の幼女モードではなく、成長した女子モードの裸を見た挙げ句、自慰までしてしまっていたので、割とどっちでもよくなっていたというのも嘘ではない。
「ほら、行くよーっ!」
「わわわっ!?」
かくして結局嵐はそのまま抵抗空しく連れさらわれたのだった。
一方、クラス朝礼なんて当然のごとくサボっていた桐原と焔も、プールの男子更衣室を出て校舎へ向かおうとしていた。
温水プールなので、夏でなくても週一で水泳の授業があるからだ。
「しっかし、この服はなんなんだ? おさまりが悪いのぅ」
そう言った焔は、矢がすり模様の入った淡い桜色の小袖と、桜の花が刺繍されたえんじ色の袴を身に纏っていた。
いわゆる女学生袴スタイル。勿論、子供用サイズだ。
「い、いや、ほら、今まで長ランだったんだから、それの女版って言ったらコレだろ?」
「なるほど。さすがは桐原。博識じゃのう!」
頭の後ろに大きな赤いリボンをつけた焔がくったくなく笑い、桐原はその可愛さから目眩に襲われる。
と、その時──
「っ!?」
桐原は焔の手を引っ張り、物陰に隠れていた。
「どうしたんじゃ、桐原?」
「静かに!」
焔を制して、そっと物陰から顔を出して覗く桐原。
そこには、女子更衣室へと入って行く嵐の姿があった。
「……アラシがいた」
「なんじゃと? 早速巡り会うとは、なんと僥倖!」
「僥倖って……もう授業だぞ?」
「構わん! こっちは一刻も早くアラシと闘いたくてウズウズしとるのじゃ!」
「し、しかし……」
「何じゃ? まだ何か問題があるとでも?」
むしろ問題大ありなのだが、焔が止めて聞く性格でもないことを知っている桐原は、別の問題を懸念していた。
「いや、アラシたちが入っていったのはプールの女子更衣室。つまり次は水泳の授業ということで……」
「そんなことは構わん! ワシは金槌じゃないからの!」
「いや、だからこそ、ちょっと待ってくれ!」
桐原は携帯電話を素早く取り出し、そして言った。
「僕だ。今すぐ小学四年生相当のスクール水着を大至急届けてくれ。頼んだぞ!」
そして電話を切り、焔に言う。
「そういうわけだから、ちょっとだけ待っててくれっ!!」
それは、思わず焔が気圧されてしまうほどの剣幕だった。
「ま、まぁ、そういうのなら少しぐらいは待ってもいいが……おぬし、何やら不気味なほどイイ顔をしてるなぁ……」
そう、早くも桐原は、まるで大の男が道端で見かけた子猫に赤ちゃん言葉で話しかけるような、この上なくだらしない笑みを顔に張り付かせていたのである。
〜つづく〜
嵐ちゃんキタ━━━━━━━━!!!!( ^-^)⊃旦~
王道の展開でなんか萌える。女子更衣室もネッチリとおながいします。
新キャラ来た!
エッチ無しで、これだけ読ませれば万々歳。
無理矢理エッチシーン付けなくても良い様な気がしてきたなぁ。
熊パンツW・・・
>>117GJ!
美少女増えた!(*´Д`)ハァハァ
大昔マンガの感じでイイ!
>>115 乙
久しぶりのファンタジーなので期待してます
ただ、会話分が連続できたときに幾つかテンポが悪い所があって読みにくいと感じるところがあります
テンポですな。
気を付けてますが、中々難しいですね。
ちょいと大きくなりそうなので、頭を抱えてます。
>テンポですな。
チ○ポに見えてしまったので切り落とされてきます。
紗希ちゃんの話の続きを落とします。
学校で幼馴染にレイプされた紗希ちゃんが家に帰った後の話です。
「いたい・・・」
小学校のとき・・・ずっと友達だった山崎君に・・・
学校のトイレで、強引に・・・やられた・・・
家に帰ったぼくは・・・自分のベッドの上で、呆然としているしかなかった。
「いたい・・・よぉ・・・どうして・・・」
時々・・・強引に引き裂かれた割れ目のあたりに痛みが走った。
「う・・・ぅん・・・」
時々、泣きたくなった。でも涙が出るところまでいかなかった。
親に心配をかけたくないからだっただろか。なぜそんな風になったのかは
わからなかった。とにかく、何もする気が起きなかった。
明日からの学校のことなんて、考えたくもなかった。
「考えが・・・甘かったんだ・・・」
僕は、自分が女の子になった瞬間から、まるっきり新しい人生が始まったような
そんな錯覚に陥っていたのだ。
むかしの、ある出来事を思い出していた・・・
「女って、どうしてセックスとか嫌がるのかな?
むこうも気持ちよくなれるんだからいいじゃん。」
「おい、山崎、でもやっぱり裸になるのは恥ずかしいんじゃないかな?」
「でも、もしお前が女だったら、どうだ?やっぱり俺にやらせてくれないのか?」
「そんなことないよ、バンバンやらせてやるよ。」
「そうだよなぁ。何で女はやらせてくれないんだろう。」
小学校6年生の最後の数ヶ月間、山崎君は狂ったように
女の子を追い回していた。しかも、中学生やら高校生やらを。
ずっと3人で仲の良かった豪と僕が中学入試で忙しくなる時期と重なっていたので
その系統の・・・エロい話には適当に答えていただけだった。
かまっている暇もなかった。
でも、そんな会話が確かにあったことを・・・いま、思い出した。
僕は・・・まだ小学生の山崎君に、「もし女の子だったら」という
仮定で、セックスをOKして、今、まさにそんな状況がおとずれた。
山崎君にとっては、ただそれだけのことだ。僕がいくら嫌がっても
それより前に・・・ずぅっと前に約束があったのだから・・・
僕を犯したことなんて、ただ、約束を果たしただけのことに過ぎないのかもしれない。
「痛い・・・」
山崎君のおちんちんが強引に割って入ってきた割れ目が
そして、その中が・・・
ちょっと動くたびにすれて、痛い。
僕は、その約束を果たすのが嫌で、自分の正体を山崎君に明かさなかったわけではない。
ただ、あまりにも変わってしまった彼と、それ以上に変わってしまった僕とが
なにも話すことがない・・・だから、話をしなかっただけだった。
でも・・・それは僕のほうからの勝手な思い込みで
こっちに用がなくても・・・向こうには用があった。
「もし、お前が女だったら・・・」
そのありえないもしもが現実になったとき・・・
それは、僕にとっての悲劇で、山崎君にとっては・・・
・・・いったい、どんな意味を持っていたのだろう?
「うぅ・・・わぁ・・・ん」
僕は考えがまとまらなくなると、涙が止まらなくなって、
机の上で突っ伏して泣いた。
処女と強制的に決別した日・・・長い一日はまだ終わらなかった。
「紗希、どうしたの?」
香澄さんがいつものように僕の部屋にやってきたとき、
香澄さんはいちはやくただ事ではない僕の表情に気づいたようだった。
「かすみさん・・・なんでもないの。」
「なにいってるの?泣いてたんじゃないの?」
僕は首を横に振って、何度も振って、そして今日起きたことを否定するかのように
そして、香澄さんに知られたくない、でも、聞いて欲しい・・・
どうしようもない・・・恥ずかしいから、これ以上聞かないで。
そう思って首を振った。
「紗希・・・何かあったのね。学校で?」
「だから、なんでもないって・・・」
「ウソ、あたしに隠し事なんてしないで。紗希はまだ女の子になった
ばっかりなんだから、いろんなことがあるのは、ちっとも恥ずかしいことじゃない。
ちゃんと、あたしには話してよ。」
「う・・・うわぁーーん」
その瞬間、僕の涙腺が爆発して、香澄さんの胸に抱きついて
号泣した。
「紗希・・・」
香澄さんは、それきりしばらく何も聞かず、ただ僕の頭をなでて
体を強く抱きしめて、K女子高校の制服が僕の涙で汚れることも
気にせずに、ただ、僕を暖め続けた。
人の温かさ・・・母たる存在である女性の温かさを・・・これほど
強く感じたことは、なかった。
「そう・・・それは、災難だったね。」
明かりをつけた部屋の真ん中で、僕は香澄さんに今日起きたことを全て話した。
「かすみさん・・・あたし・・・くやしい。どうして・・・こんな・・・」
「紗希・・・気にしちゃだめだよ。女の子にとっては、
なんていうか、事故みたいなものだからね・・・」
「事故?じゃあ、仕方がなかったって、済ませっていうんですか?
あたし・・・あいつら・・・殺してやりたい。でも・・・」
「でも?」
「・・・・・・」
「紗希?黙ってちゃわからないよ。」
「悔しい・・・」
「紗希・・・実はね、あたしも最初はちょっと無理やりだったの。」
「かすみさん?」
思いもかけない香澄さんの告白・・・香澄さんが処女じゃないことすら
僕はまだ知らなかった。
「いったでしょう?それって、女の子には結構よくあることなんだよ。
そりゃ、にくくてたまらないだろうけど、それはそれとして、
強く生きていかなきゃ、これくらいのことでくじけてたら
女の子として生きていけないよ。しかも、あなたみたいに
かわいい女の子なら・・・それは、仕方ないこともあるの・・・」
「かすみさん・・・そんな・・・」
「紗希、あなたが犯されたその悔しさを、あたしが吸い出してあげるね。」
「かすみさん・・・あぁっ・・・」
香澄さんは、抱きしめていた僕を反対側に仰向けにゆっくりと倒すと
制服のままの僕のスカートの中に手を伸ばす。
「かすみさん・・・どうしたの?やめて・・・あっ・・・」
「紗希を汚したものを・・・あたしが吸い出してあげる。」
そういうと、香澄さんは僕のパンティをずり下ろして、
強引にスカートの中に頭を突っ込んだ。
「あ・・・あぁん・・・」
つい数時間前、処女を失った僕のアソコを・・・
温かくて優しい香澄さんの舌が触れる。
「香澄さん・・・きたないよ・・・」
「大丈夫・・・心配しないで。」
「あぁん・・・だ、だめぇ!」
恥ずかしい。汚い。香澄さんがこんなことするなんて・・・
ショックだった。でも・・・
純白のパンティの上から、あたたかい香澄さんの舌が・・・
まだひりひりと痛む・・・その部分に触れる。
あったかい・・・その温かさは痛みをほんの少し和らげる。
「うぅんん・・・かすみさん・・・」
その部分・・・さっき、山崎君が強引に割って入ってきた、
僕のからだの真ん中にある裂け目は・・・今の僕にとって
大きな傷だった。
その部分は・・・女の子へと完全に生まれ変わる直前から、病気のせいで、
この体の中で少しずつ形成されつつあった、
子供を作り産むためにある「器官」の一部であり、
完全に裂け目となって2ヶ月ちょっと経っていた。
どんな意味でも使ったことはなかったし、だからといって
15歳の僕にとって使い方をまったく知らないということはなかった。
でも、使おうと思ったことは・・・まだ、なかった。
自分が、女の子に生まれ変わったことを、僕はまだ決して完全に受け入れられていない。
女の子の一番大切なところ・・・そこを何かのために「使って」しまったら
自分が女の子であることを認めてしまうようで、嫌だった。
僕が・・・女の子に順応していくその過程は、全て香澄さんに導かれてのもので
自発的に、女の子としての何かを望んだことは、まだなかった。
そんな僕にとって、その裂け目は、未だにただの裂け目で、
痛みを伴ってしまっている以上、それは「傷」と呼べる、ただそれだけの場所だった。
その「傷」を覆っている布一枚・・・パンティ越しに感じる温かい香澄さんの舌が
僕の傷の痛みを、ほんのりと癒す。
ちょろ、ちょろと舌の先が動くと、温もりを感じる点も同時に動く。
そして、パンティ自体があったかくなる。
「かすみさん・・・もう・・・やめて・・・恥ずかしいよ。」
香澄さんは僕が止めても、その傷を癒す行為を止めようとはしない。
女の子の心・・・癒されている・・・あの香澄さんが・・・
僕に跪いて、こんな汚い部分に顔をうずめて・・・
信じられない光景だった。
「あ・・・あぁん・・・」
いやらしい・・・女の子のいやらしいあえぎ声が、漏れてしまう。恥ずかしい・・・
「紗希・・・悔しかったでしょう?」
その香澄さんの問いかけに僕はうなずいて、答える。
「香澄さん・・・あったかい・・・ありがとう・・・」
うつろな目でしゃがんだ香澄さんを見下げて、答えた僕に香澄さんは手をのばす。
僕はその手をとって香澄さんを立ち上がらせる。
それが・・・僕がいやらしい女の子だと認めているのと同じだと、
気づくことはできなかった。
香澄さんは立ち上がると、僕の泣きそうな頬に両手で触れて、
「紗希・・・あなたの悔しさも、汚されたものも、今からあたしが吸い取ってあげるね。」
どきっ、と心臓が一瞬にしてはちきれそうな言葉を発した。
「かすみさん・・・」
僕は、香澄さんが立ち上がったときに、香澄さんのその行為が終わったことに
心のどこかで安堵を覚えていた。
でも、否定できない。安堵とともに、「これで終わってしまうの?」という
かすかな不満を覚えた心の・・・本当の自分の心を・・・
そして香澄さんはゆっくりと僕をベッドの方へと押して導く。
香澄さんの整って美しい顔と、黒くて綺麗な瞳の奥の光に
吸い込まれそうだった。
一歩、一歩、短い足取りでも狭い部屋のベッドまで、5歩もかからず
香澄さんは僕の両腕を持って座るように促し、
それに僕はおとなしく従った。
「いや・・・やめて・・・」
しばらく忘れていた言葉を僕は発した。恥ずかしい。
恥ずかしくて顔から火が出そうだった。その、恥ずかしさが僕にその言葉を・・・
でも、本当は嫌ではなかった。
僕は・・・男の気持ちを思い出していた。
もし、こんな綺麗な香澄さんが・・・憧れのお姉さんだったかすみさんが
男の僕にこんな風にしてくれたら・・・
そう思うと、心臓はむしろ高鳴っていた。
「やだぁ・・・かすみさん・・・」
そんな、恥ずかしさから出る言葉は・・・女の子に順応しつつある僕のもうひとつの顔。
香澄さんは嫌だといっても止めてくれなかった。そしてそれは僕の
望むところでもあった・・・
「紗希・・・その傷・・・見せてね・・・」
香澄さんは上目遣いにそういうと僕のパンティを下ろし始めた。
こくり、とうなずいた僕は、右足、そして左足と順番に上げて
制服のままアソコだけあらわにした状態で・・・香澄さんがその傷を
癒してくれる瞬間を・・・待っていた。
拒否をしなかった。
脚を開かれたとき、僕は・・・思った
あれ・・・今、香澄さんが見せて・・・っていうのは、
僕のおちんちんだっけ・・・それとも・・・
あっ・・・そうだった。僕は女の子だった。
だから・・・さっき・・・いや、思い出したくないのに・・・
「紗希・・・力を抜いてね。」
怯えたように体をこわばらせる僕はベッドに腰掛けて
硬く閉ざしていた両脚から、その香澄さんの一言に従って
力を抜く。
あっ、そか・・・僕は、もう男じゃないんだ・・・
女の子だった。じゃあ・・・今香澄さんが僕の脚を開こうとして・・・
その向こうにあるのは・・・
香澄さんの優しい手が、僕の力を抜いた脚を開く。
僕は心臓が高鳴るのを確かに感じながら、同時に恥ずかしさとも戦う。
「かすみさん・・・」
香澄さんは開いた脚の太ももに手をかけて閉じないように抑えると
さっき、山崎君に汚された僕の「傷」をじっと見つめていた。
「は、恥ずかしいよ・・・」
「うん・・・」
香澄さんの顔が僕の「傷」に近づく。温かい舌の温もりを想像して
僕はそれでも恥ずかしくて、目を閉じた。
そこに、男の子だったときの突起物はなくて、
その突起物・・・おちんちんを受け入れるための
そして、さっき受け入れてしまったばかりの・・・女の子の
大切な部分があった。
「あぁ・・・ん」
その瞬間、僕は・・・言いようのないほど混乱して沸騰しそうな
心の全てを、香澄さんの舌に委ねるしかないことを悟っていた。
傷を癒してもらうことで体も、心も全てを癒してもらう
女の子の決意を胸にした。
「うぅ・・・ん」
香澄さんの舌が最初に触れた部分から下に下がっていく。
思ったよりもくすぐったくて、つい腰を後ろにそらした。
「あったかい・・・」
ゆっくりと、僕の女の子の部分・・・傷を上下する香澄さんの舌
その温もりは確かに伝わって・・・傷の、ひりひりという痛みは
ほんの少しずつ癒されてゆく。
「うぅん・・・あぁん・・・」
エッチなあえぎ声をつい漏らしてしまう僕。
香澄さんの手が太ももを優しくなでている。温かくて、とても気持ちいい。
「紗希・・・きもちいい?」
香澄さんの問いかけに低いあえぎ声を漏らしながら僕は、こくりとうなずく。
「寝転んでもいいよ。」
僕は、その香澄さんの言葉に素直に従って、体を後ろに倒す。
こんなふうに・・・こんなふうにしてくれたら・・・山崎君でもよかったのに・・・
一瞬だけそんなことが頭をよぎって、すぐに理性がかき消した。
「きもち・・・いい・・・あぁん・・・」
頭の中が、夢のようにぽわ〜ん、としてくる。香澄さんは
僕の「傷」を舌で癒し続けながらも、時々両手の指で何か刺激を与えだしていた。
「うぅ・・・ん・・・」
次の瞬間、香澄さんは僕の「傷」に唇を当て・・・そして・・・
ちゅうっ、と音を立てるようにして吸い出し始めた。
「あぁん・・・香澄さん・・・きたないよ・・・」
僕の体を汚した山崎君の体液を・・・まるで本当に吸いだすように
香澄さんは時々息を止めて、「傷」の中を吸い続けた。
「うぅ・・・ん・・・」
体をのけぞらせるほど気持ちいい・・・香澄さんは
僕の「傷」の中に舌をゆっくりとねじこませて
傷の中の壁まで、癒そうとしてくれるようになった。
「かすみ・・・さん・・・かすみさん・・・」
言葉にならない思いは・・・憧れのお姉さんその人の名前を繰り返して呼ぶことで
上手くあらわせているような気がする。
「きもちいい?」
「はい・・・」
香澄さんは顔を上げて、それでも両指が僕の「傷」を癒そうとしている。
「ねぇ、紗希・・・」
「なに・・・かすみさん?」
「感じてきた?」
「・・・は・・・い・・・」
ぽわ〜ん、とした頭で、いつの間にか傷を癒されるだけではなくて
違うことを僕は期待し始めていることに気づき始めた。
「自分でおっぱいもんだら、もっと気持ちよくなるよ。」
くちゅ、くちゅ、といつの間にかいやらしい音が、傷口から聞こえるようになっていた。
「うん・・・」
僕は言われたとおりに左手で胸をもみ始めた。
「きもち・・・いい」
香澄さんはその言葉を聞くと、再び舌を傷口にやった。
「あぁ・・・ん・・・」
そして、少しずつ傷口の上の方に・・・香澄さんの舌が上ってくる。
「い・・・ひゃぁん・・・あっ・・・あっ・・・」
香澄さんの舌が・・・その部分で止まって、軽く何か、皮をめくろうとして
僕は、信じられないほどの衝撃に・・・息が止まってうまくあえぐこともできない。
「いや・・・ぁ・・・ぁ・・・」
くるん、となにかが皮の下から飛び出した感覚があって・・・
その部分に香澄さんの舌が触れた瞬間・・・
「あぁぁぁん・・・」
僕は、びくん、と全身を痙攣させた。
「き・・・きもちいい・・・」
永遠に、世界が変わってしまったほどの衝撃を・・・僕の本能は
きもちいい、と表現した。
「紗希、きもちいいの?」
「うん・・・」
それだけ聞くと、香澄さんは僕の傷口を広げて
再び舌をそこに這わせて・・・
「しょっぱい。」
と言った。
僕は、恥ずかしくて目を伏せた。何もいえなかった。
「恥ずかしがらなくていいんだよ。気持ちよくなれば、
女の子のここは、こんな汁をだすようになってるんだから。
あたし、もう少ししたら、紗希に、女の子の・・・
エッチなことも全部教えてあげようと思ってた。
でも、もう、仕方がないから、今日全部教えてあげる。」
「かすみさん・・・」
僕がかすみさんの名前を呼ぶと、かすみさんはにこりと笑って
僕の傷口に再び舌先を触れて、
そして・・・さっきものすごく気持ちよかった部分の近くまで
上がったり下がったりを繰り返した。
「あっ・・・あっ・・・ぁん・・・」
気持ちよかった。もう、声が漏れるのを止めようともしなかった。
でも、往復を繰り返す香澄さんの舌が・・・あの部分まで近づいては
触れることなくまた下がっていくのを感じると・・・
僕の心は残念な気持ちで、その度にいっぱいになった。
「か・・・かすみさぁん・・・」
何かを・・・いや、あの部分に触れて欲しい、という願いをこめて
僕は香澄さんにもの欲しそうな視線を投げる。
「ふふ、紗希ちゃん。なにかいいたそうね・・・」
「かすみさん・・・」
顔を上げて、香澄さんは、今度は指で同じように傷口をなぞり始めた。
「どうして欲しい?いってごらん。」
「かすみさん・・・」
ぬるぬるとした液体が、香澄さんの指と僕の「傷」の間にあること・・・
そのぬるぬるをやさしく、なでるようになぞられると、
僕の・・・女の子の快感になれていない体は、充分にきもちいい。
でも、さっきの・・・ものすごい衝撃を・・・もう一度感じたい・・・
「かすみさん、ばっかりじゃ何も分からないよ。それ、あたしの名前じゃん。」
「かすみさん・・・そう・・・じゃなくて・・・あそこを・・・」
「あそこ、って?」
「あの・・・もっと・・・上・・・」
「上?上ってどこ?はっきり言わないとわからないよ。」
男子校育ちで、まじめに生きてきたぼくは、残念ながら
女の子になって、自分のものを含めて・・・女の子の性器を
良く見たことがなかった。
そして、本当に・・・そこがなんていうのかも知らなかった。
「上・・・わからないの・・・さっき、香澄さんがなめてくれた・・・
こりっとした・・・あぁん・・・」
ぬるぬるとした液体が潤滑油になって、スムーズに動く香澄さんの指・・・
でも、もう知ってしまった。もっと、気持ちいいところが
その近くにあることを・・・
「あれ、もしかして・・・知らないの?」
「知らない・・・かすみさん・・・その上・・・なめて・・・あぁん・・・」
僕は、そこがなんという部分かも知らないまま、
とにかくもう一度その部分をなめて欲しくて、喘ぎながら哀願し続けた。
「教えてあげる。さっきのところはね、クリトリス、っていうの。」
「くり・・・とりす?」
聞いたことがある・・・そうか、あそこがクリトリスっていうんだ。
「わかったら、お願いしてみて。紗希の、くりちゃんなめて、って。」
「かすみさん・・・あぁん・・・」
そういいながらも、香澄さんは指を止めない。気持ちいい。
気持ちいいけど、欲求不満も・・・その度に増し続けた。
「ほら、なめてほしいんでしょ?」
「うん・・・でもぉ・・・」
恥ずかしさがよみがえってくる。その気持ちを押し殺してお願いするなんて・・・
「紗希、いってごらん?」
「はい・・・くりちゃん・・・紗希の・・・くりちゃん・・・なめて・・・」
「ふふ、すごいかわいい。」
香澄さんはそういうと、再び「傷」に舌を這わせ
そして・・・少しずつゆっくりとその舌を上に動かした。
「あ・・・あぁん・・・」
その瞬間が近づくと、もう、それだけで頭が爆発しそう。そして・・・
「ん・・・ん・・・ぁ・・・」
体が・・・全身が痙攣した。
僕の傷口からあふれ出たねっとりとした液体を拾って香澄さんの舌は
僕の・・・クリトリスに触れた瞬間。あまりの気持ちよさに
喘ぎ声すら出ない。呼吸ができなかった。
「ぁ・・・ん・・・ぅ・・・」
香澄さんが僕の体を太ももでしっかり抑えている。
僕は上半身をくねらせながら、香澄さんが舌の先で
僕の体の中で、一番気持ちいいところ・・・クリトリスを
ちょろちょろと嘗め回している間
体中に流れる強烈な電流と、クリトリスに走る猛烈な快感に
翻弄され続ける。
「ぁ・・・ぅ・・・」
息ができない・・・でも・・・きもちいい・・・
条は新を必死にくねらせて・・・ばたばたとして・・・きもちいい
「あぁぁん!」
香澄さんが舌を話した瞬間・・・僕はそれまで溜めていた息を
全て吐き出すように喘ぎ声を上げた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
僕は、息を激しく荒らして、その場にへたり込んだ。
「きもちよかった?紗希ちゃん。」
「・・・」
今にして思えば・・・僕はこのとき、どうしてもうちょっと素直になれなかったのだろう。
「ねぇ、どうだった?」
「・・・」
僕は何も答えられない。そして、少し息が落ち着き始めると
なぜか・・・山崎君に犯されたときの悔しさがよみがえってきた。
「ねぇってばぁ。」
「・・・かすみさん・・・」
「なぁに?どうだった?」
「帰って・・・」
「えっ?」
僕は・・・女の子になってしまった現実を受け入れないばかりか、
認めたくないけれど・・・香澄さんをまるで、
僕を犯した山崎君と同じような目で見るようになってしまっていた。
香澄さんは、僕を犯した・・・そんな・・・錯覚を起こしていた。
「帰って・・・帰ってよ。僕は・・・女の子じゃない・・・なのに、どうして?
僕は、男だ!うまれたときから、ずっと、ずっと。なのに、どうしてなんだよ!」
「紗希ちゃん・・・」
「紗希じゃない。和宏って・・・そう呼んでよ。かすみさん、帰ってくれよ!もう、女の子なんてたくさんだ!」
僕は、近くにあった枕を香澄さんに投げつけた。
「きゃあ!」
思いっきり香澄さんにぶつかった枕の行方を見る前に、僕はふとんをかぶって
その下で涙を流し始めた。
「帰って・・・帰ってよ。」
「紗希・・・」
「紗希じゃない。僕は・・・紗希じゃない!香澄さんは、山崎くんと同じだ!僕を無理やり女の子にして!僕は、男なのに・・・勝手だよ。勝手すぎるよ!」
「わ、わかった、帰るよ。じゃ・・・じゃあね・・・」
「はやく、帰って!」
香澄さんが立ち上がって歩き始めたのが分かった。
「ごめん。あたし、もう少しゆっくり女の子のこと・・・教えてあげればよかったのに・・・」
僕は、その言葉が耳に届いたとき、もう、布団の舌で泣きはじめていた。
ぱたん、と部屋の扉がしまった音とともに、僕はひとりになった。
「ごめんね。紗希・・・」
そう、部屋の外から一言いって、香澄さんが階段をおりていった。
「うぅ・・・僕は・・・俺は・・・」
そう言って泣き続けた。
どのくらい、泣いただろう。
なんて卑怯な・・・僕・・・自身を悔いた。
僕から見て・・・女の子の体に生まれ変わって、体も小さくなって
体力的にも弱くなった僕は、
力で男にかなわないことを知っていた。
だから・・・男の子たちには従うしかなかった。
そして、ぼくの言うことも聞いてくれる、僕でも抵抗できる
香澄さんには、悪口雑言を思う存分浴びせて・・・
そうして、心の中に溜め込んだ鬱憤を晴らそうとした。
「ごめんなさい・・・」
そうつぶやきながら泣き続けた。
泣きつかれて布団の下から起き上がると、窓の向こうで明かりがつく瞬間だった。
「かすみさん・・・」
その明かりは、窓二枚隔てたところにある香澄さんの部屋の、東向きの窓だった。
僕の部屋の西向きの小さな窓から、そのあかりが差し込むと、
自分が、なにか香澄さんにひどいことをしてしまったような気がした。
「でも・・・俺は・・・でも・・・」
男・・・僕は男だ、と信じたかった。でも、香澄さんにたいして
ものすごく申し訳ないことをしたという意識も生まれてきた。
「うぅ・・・かすみさぁん・・・」
低くうなるように・・・そう、できるだけ女の子っぽくないように声を出して
そして、泣き続ける。
「かすみさん・・・ごめんなさい・・・」
僕は・・・僕は・・・男の勝手な自我で自分を守ろうとして・・・
香澄さんを、あの汚らしい男たちと同じように扱ってしまったことに
気がついた。
「ごめんなさい・・・」
そう言って泣き続けた。でも・・・僕はやっぱり、男で
女の子じゃない・・・香澄さんはその僕を
強引に女の子にしようとして・・・だから、やっぱり香澄さんも悪くて・・・
「うぅ・・・」
整理できない感情・・・そして、頭の中では
今日一日に起きた二つの出来事、山崎君たちに犯されたことと
香澄さんに癒されたこと・・・二つが同時にフラッシュバックする。
「かすみさん・・・」
少し、泣くと、頭の中で少しだけ整理がついてきた。
犯されたことと・・・香澄さんが一生懸命に僕を癒そうとしてくれたことの
区別がついてきた。
「ごめんなさい・・・」
温もりが・・・香澄さんの手から・・・抱きしめてくれた体から・・・そして、
「傷」を癒そうと必死で暖めてくれた、舌の温もり・・・
「わぁ・・・ん・・・」
体の中心から・・・じんわりと温かい感覚が全身に伝わってくるような気がした。
「ごめんなさい・・・かすみさん。」
犯された悔しさよりも、香澄さんが僕の「傷」を癒してくれた
あの温かい時間のことを思い出せるようになっていく。
「すごく・・・温かかった・・・なのに・・・」
涙が止まらない。僕は窓の向こうの明かりに向かって何度も
ごめんなさい、と繰り返した。
僕は・・・男だ・・・女の子じゃない。でも・・・
香澄さんは少しも悪くない・・・僕を必死で癒そうとしてくれたのに・・・
机の上においてあった携帯を手に取る。
どうやって謝ろう・・・なんていったらいいんだろう。
「さっきはごめんなさい。とってもあったかかったよ。」
それだけの文面をメールにすると、送信ボタンを押した。
返事はすぐに返ってきた。
「かすみさん・・・ありがとう・・・」
その中身は、香澄さんと僕だけの秘密だから、ここには書けない。
でも、最悪だったはずの一日の終わりに
僕はとっても温かい気持ちになれた。
男・・・僕は男・・・でも、女の子の姿をしているのは現実だし
その現実と向き合わなければいけない・・・
そして・・・まだ、女の子として知らなければいけないことがいっぱいある。
あんな形で、永遠に処女でなくなってしまったことは記憶の奥底にしまいこんでおこう。
そして・・・もっと前を向いて生きなきゃ。
香澄さんは・・・僕にそう思わせてくれた。
「おやすみなさい、かすみさん。」
窓の向こうを見ながら何通めかのメールをしたときに
時計は深夜を示していた。
「おやすみ。」
そんな短いメールがきた直後、
窓の向こうから、カーテンを開けて、香澄さんが僕の部屋の狭い窓に向かって
笑顔を見せてくれた。
「おやすみなさい」
僕自分が男か女か・・・そんなことは小さなことかもしれない。
香澄さんが教えてくれたあの温もり・・・その温かさだけを
思いながら、僕はその、いろんなことがありすぎた一日を終えるために
パジャマに・・・いつものように女の子のパジャマに着替えて、眠りについた。
次の日・・・ぼくにどんな運命が待っているかなんて
考える余裕はなかった。
今日の分は以上です。
またきます。
期待wktk
保守代わりに。
今、私生活で、ちと問題がおきた為書けない状態。
暫くお待ち下され。
エロゲ板にもそういう奴がいたな…
保管庫のカイトを読んで、もしムラタから逃げきれずに捕まって。そのままムラタが死んでたらカイトは、どうなるだろう?
と妄想したら萌えた。
148 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 15:53:37 ID:eSdmEQ2A
カイトの続編まだー?
陽の続編まだー?
魔女カーミラの続編…
橘悠の続編…
俺の願望
プリン氏復活
カイト更新
315氏復活
380氏がいつまでもこのスレにいてくれること。
あとボブ富井氏のも見たい。
みんな帰ってこーい。
コミックマスターJの「ジ エンド」みたいに誰か代わりに完結させてくれ
しぃちゃんまだー?
鈴の続きまだー?
って思うのだ。
わかった
カイトまだ〜?
って思うことにする
んあ〜。なんとか生きてます〜。
ちょっと諸事情で、強制女性化小説に力を注ぎ切れていないというのが玄奘三蔵。
今年のうりには何とか数本は書きたいです〜。
いちおう、今年もクリスマス物予約ってことで許してください。では!
158 :
155:2007/09/13(木) 21:38:43 ID:OImJ+Rfy
おぉ、380氏が!
楽しみにしてますけど、無理なさらずにお願いします。
何気に、413氏の「鏑木瑞貴」「― 成年アンソロジーコミック・絶対服従少女 ―」の作風が好きだったりする。
無駄に重い話より、こういうライトなノリの方が読んでて楽しいもので。
俺もライトなノリのほうが好きだな。
でも自分が書くと無駄にヘヴィになるんだよな orz
完結してるのとしてないのどっちが多いんかね?
僕はオマエを絶対に許さない顔も見たくない
の続きまだー?
完結してないすべての小説の続きまだー?
165 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 19:05:16 ID:cY1F5Zr9
書きたいシーン書いてしまうとモチベーションは下がるらしいから…
嵐タン・・・
最近漫画とかで出てくる
主人公の女のことばかりしか頭にない友達が
TSしたらどんなスケベ女になるかばかり想像してる・・
逆のパターンで主人公がよくやられちゃうのはみるが
たいていの場合こういう友達は主人公より少し背が高かったり
ガタイがいいから女になったらムチムチしてるんだろうな
女同士だからいいじゃんとか言いながら押し倒すと良いな
女歴の長い主人公の女に逆転されても面白いが
ほとんど楽しんでるけど男に犯されるか女とやってるのが個人的な好み。
女×女は大好き。いいな。
え〜…思ったより長くなったのでエロくない部分も増え、
結果、スレ違い等で荒れるかもしれないため、投下を見合わせてました。
すみません。
あと、どこまで投下したか
「絶望が、真っ黒に心を塗り潰してゆく。」
までだったような気もしますが、忘れました。
終了してから、さっさとエロいとこまで全部投下して荒れないようにはするつもりです。
>>171 エロくなくたっていいんだ!
長いのはもっといい!
きちんと終わりさえすれば神!
投下したのはそこまでで合ってるよ
続きwktkなんだぜ
>>168 女になっても女の子をナンパしまくり
某エロ女王みたいに女の子大好き女性になるんでないかな
いや逆に男好きになって
とっかえひっかえ男とやってるのもそそる
>>173 ぞよ〜の人がやらかしたように「側女ちゃんゲットぞよ」と何千人もたらしこむのかw
女ナツルのようにレズフェロモン出してれば完璧だね(何が
誠死ねが女になったと聞いて飛んできました。」
女ナツルと違い、いおの様はフェロモン(?)ではなく
人格と包容力で惚れさせているのがすごい。
>>177 アニメ板に帰れ
179 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 11:10:16 ID:K5VjXLxh
>>171 むしろ歓迎。いい感じで作品世界を展開出来ているし、そのままで投下を希望。
某携帯サイトで書いている者ですが。
あちらで書いた作品の改訂版をこっちに投下していいでしょうか?
まだ作品が未完成なので、本格的に投下するのは、まで先ですけど。
来るもの拒まず。
どんと来い!
184 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 09:38:46 ID:epIX0SxP
>>180 投稿作品の著作権についてサイト側の権利が明記されているとトラブルになるのでそこだけ注意
普通は大丈夫だろうけど
>>184 トラブルにはなるが、サイト側の言い分が通るかどうかは別問題だな。
ただ別の場所に投稿する旨は、向こう書いておいた方が良いと思う
最近は他人の作品を自分の著作物として投下するアフォが居るから
いや、ここじゃないけど
187 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 12:59:44 ID:O2m03gr2
ほす
188 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 11:58:26 ID:S6VqEY6b
>172 175 179
ありがとうございます。
投下させていただく事にします。
久方ぶりの投下なので、ある程度まとまった量をさくっといきます。
189 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 11:59:31 ID:S6VqEY6b
ちゅ…
まるで、初々しい中学生の恋人同士が初めて交わしたキスのような可愛らしい音が、
真っ暗な闇の中で微かに響く。
「!…ッ…んん〜〜〜〜っ!!!」
薫は目を見開き、重たく揺れるおっぱいを2人の男に左右からおもちゃにされながら、
懸命にお尻を振りたくった。
その「音」の正体が、肉体的な感覚を伴ってハッキリとわかったからだ。
坂東のあの汚らわしくも醜いぬらぬらとした亀頭が、オンナノコの大事な部分に、
望まぬ愛液で濡れた膣口に、まさしく“キス”したのだ。
『こっ…殺してやる!殺してやる…殺してやるッ!
殺してやる!殺してやる!殺してやるッ!』
血を吐くような呪詛の言葉が、転げ落ちた絶望と言う名の深い穴の底で、
薫の心の中をどす黒く染め上げてゆく。
絶対に泣き寝入りなんかしない。
相手が女だと思ったら大間違いだ。
僕は『男』だ。
男だったんだ。
普通の女だなんて思うな。
殺してやる。
キンタマ潰してやる。
目を両方潰してやる。
鼻を鉋で削いでやる。
歯を全部折ってやる。
みてろよ。
みてろよ。
それでも涙は、見開いた瞳からボロボロと溢れてこぼれた。
呪わしい自分の無力と、男に自由にされてしまう女という生物の脆さに打ちのめされながら。
「暴れんなよ」
坂東が笑いながら揺れる腰を両手でガッチリと固定し、
薫の真っ白いお尻の間に猛る怒張を押し当る。
そして腰を一気に前へと押し出そうとした、まさにその時、
ガシャガシャガシャッ!
坂東達がやって来た時のように、
引き戸に嵌められた擦りガラスが割れそうなくらいの激しいノックが、保健室に響き渡った。
「…カオル?いないのか?」
そして聞こえたのは、薫が待ち望んだ、直人の声だった。
190 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:01:05 ID:S6VqEY6b
■■【13】■■
チッと、坂東が舌打ちをした。
山口がハンカチの押し込まれた薫の口をその上から手で覆い、
谷崎が暴れないように揺れ動くおっぱいごと体を押さえる。
坂東は肉裂に挿入しようとしてた男根をトランクスに仕舞って、
太い指で薫の右のお尻の肉をキツくつねり上げた。
「…っ…」
「静かにしてろよ?」
痛みに身を攀じる薫の耳元で、坂東はそう囁くと、山口と谷崎に目配せして息を潜めた。
その間にも、ノックの音は続いている。
やがて音が止むと、薫は全身から汗が噴き出すのを感じた。
行ってしまう。
ナオタが行ってしまう。
「んーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
それは河に落ちて濁流に呑まれそうになりながらも必死に手を伸ばし、
川岸の下草に必死で縋ろうとするような、残された力を懸命に振り絞った最後の叫びだった。
「てめっ…」
右のおっぱいを掴んだ谷崎が、その手を思い切り握り締めた。
「ひっ…」
乳房が潰れる恐怖に薫が震えてその激痛に身を縮めた時、“それ”は起こった。
ガッ!…ダンッ!!…ガシャンッ!!…ザザッ…ガンッ!…
何かが衝撃によって倒れ、割れて、転がり、滑ってぶつかった音だった。
パリ…パリ…と、カーテンの向こうから割れたガラスを踏む音が聞こえる。
こちらへ…カーテンで周囲を覆われたベッドの方へと近付いている。
確実に「ここ」に「誰か」が「いる」とわかった動きだった。
「…ッ…」
気色ばった坂東達3人が薫を放って立ち上がり、ベッドと室内を遮るカーテンを開け放った。
ベッドの陰で涙に濡れ、震えながら身を縮こめた薫からは何が起こっているかわからない。
だが、坂東達は目の前で起こっている非常識な光景に対し、一様に息を呑んでいた。
「…帰るぞカオル」
床に放り出されたままの薫の鞄とサブバッグを拾い上げて
軽く埃とガラス片を叩(はた)き落とすと、その人物が表情も変えずにそう言った。
薫はその声を耳にした途端、全身の力が抜けて“くたっ”と床に崩れ落ちた。
ナオタだった。
ナオタが、岡島直人が、“助け”に来てくれたのだ。
身を捩って必死に体を起こし、薫は前に立つ3人の背後から、旧友の姿を探した。
薄い緑色をしたリノリウムの床一面には、夕日の色を反射するガラスの破片が散在している。
そして窓際にある保健教諭の篠崎の机の側に、
擦りガラスの割れた引き戸がクッキリと上履きの跡を刻んで転がっていた。
直人はその前にいた。
相変わらず表情の読めない、憎たらしいほど冷静な顔だった。
191 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:02:19 ID:S6VqEY6b
「…岡島」
事態がよく飲み込めていない様子の坂東は、自分の下半身がいまだトランクス姿だと気付いて、
慌てて制服のズボンを引き上げた。
「どうゆうつもりだ?」
「…カオル…香坂を迎えに来た」
その言葉に、薫の目に涙が浮かぶ。
自分でもどうしようもないほど、嬉しくて仕方ない。
他の誰でもない、自分を迎えに来てくれたという事実が、
さっきまで心を覆っていた絶望の闇を一気に振り払ってくれていた。
「“先に帰れ”って言わなかったか?」
くぐもった声でそう言いながら、坂東が体を揺する。
直人との距離を測っているみたいだった。
「…いや、あ〜……『俺が鞄を持っていってやるよ』って言った時のお前の顔が、
ちょっと気になってな」
「なに?」
「…下品なブタの顔をしてた」
「てめぇ…」
表情を変えずまっすぐにこちらを見詰める直人に、
ベルトを締め終えた坂東の顔が真っ赤に染まる。
もちろん、羞恥などではない。
怒りだ。
侮辱された怒りと、“せっかく『御馳走』を頂こうとしていたのに
それを直前で邪魔された怒り”がない交ぜになっているのだ。
「で?ヒーローは“お姫様”を助けに来たのか?」
驚愕の忘我から立ち直った山口がニヤニヤと笑いながら言うと、
直人は頭をガリガリと掻いてグラウンド側の窓を見やった。
「…いや、別にそういうワケじゃないんだが…」
「じゃあ何も見なかった事にしてさっさと出ていけよ」
「…そういうワケにもいかないな」
「じゃあどうするつもりだ?」
坂東が鼻腔を膨らませ、手の骨をボキボキと鳴らした。
脚の腱を痛めて部活動を中断しているとはいえ、柔道部の中でも随一の猛者だ。
素人の1人や2人、どうとでもなると思っているのだろう。
気の弱い人間なら一目見ただけでビビッて逃げ出してしまいそうな獰猛な笑みを前にして、
だが直人は、少なくとも外見的には全く動揺していなかった。
「…そうだな…」
薫の鞄とサブバッグを脇に下ろし、直人は篠崎の机からキャスターの付いたイスを引き出すと、
右手で軽々と持ち上げて見せた。
一瞬、3人の顔に緊張が走る。
直人がイスを武器にして向かってくると思ったのだ。
だが次の瞬間に直人の取った行動は、
ある意味でその想像を遥か斜め上に越えてしまうものだった。
「…こうする」
ガシャーーーンッ!!!
あっけに取られた3人が、一拍遅れ、慌てて飛び散るガラス片から顔を庇った。
192 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:03:27 ID:S6VqEY6b
事もあろうに直人は、無造作にグラウンド側の窓へと椅子を投げつけたのだ。
アルミ製の窓枠に当たった椅子は思ったよりも派手にガラスをぶち割り、
外のアスファルトに転がって派手な音を立てた。
「馬鹿かてめぇは!?」
「…いや、校内でクラスメイトを集団レイプするほどには、馬鹿じゃないつもりだが…」
「てめっ……!?…」
部活途中の生徒達がグラウンドで騒ぎ始めたのを知り、
いつしか坂東の顔から余裕が消え、焦りの色が濃厚になっていた。
直人が入り口の引き戸を蹴破った時よりも更に大きくて派手な破壊音に、
校内からも男性教師らしい太い誰何の声と、バタバタとした足音が響いてきている。
「あ、頭おかしいんじゃねーかっ!?」
谷崎が唾を飛ばしながら、近くにあったパイプ椅子を激情に任せて蹴倒す。
それが更に派手な音を立て、谷崎の顔が目に見えて白くなった。
基本的に頭が足りない男なのだろう。
直人は彼等を軽く無視すると、小さく溜息を吐いて、ベッドの影に横たわった薫を見やった。
「…行くぞ」
薫は直人の言葉に、ハンカチを捻じ込まれたままの顔を“ぽかん”とさせた。
手も脚もガムテープでぐるぐる巻きにされたこの状態を見ていながら、
何を言ってるのだこの馬鹿は。
言葉にすればそんな思いが、脳裏に浮かんだのだ。
■■【14】■■
薫は教室で、ぼんやりと窓の外を眺めていた。
壇上では、担任の浦瀬孝太郎(うらせこうたろう)が休日となる土日の注意事項と、
月曜日の連絡事項をプリント片手に話していた。
視線を巡らせれば、教室には4つの空席がある。
その1つは、廊下側の一番後の席だった。
薫が輪姦されかけた日から、4日が過ぎていた。
あの日の翌日…火曜日の朝に事情を知った貞華と志宇と友香は、
“自分達が薫の格好(ノーブラ透け乳首の事だ)を指摘しなかった事が、
結果的に坂東達を暴挙へと駆り立てた一因になっていた”のだと責任を感じて、
その日から、まるで国家元首をガードするSPのように毎日ベッタリとくっついてまわった。
薫としてはトイレにまでついてくるその徹底性に、少々煩わしくも感じたが、
他の生徒の好奇心に満ちた無用な接近をガードする役にも立っていたから、
薫もそれほど嫌だとは思わなかった。
むしろ嫌だったのは、生徒達の間に余計な「噂」が流れた事だ。
それは薫が、坂東達に“最後までヤラレてしまった”というものだった。
確かに、3人がかりで体をさんざんオモチャにされ、
ついには膣口と坂東の亀頭との接触を許してしまったものの、結局は挿入に至らなかった。
193 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:04:36 ID:S6VqEY6b
なのにそんな噂が流れるというのは、
状況だけ見ればヤラレてしまっていても当然だったから…なのだろう。
直前のホームルームでは、乳首が透けるのも構わずノーブラで馬鹿デカイ“椰子の実おっぱい”
を揺らしまくり、それに欲情した男子の手で誰もいない放課後の保健室で手足を拘束され、
そのまま男子3人がかりで襲われていたのだ。
確かに酷い屈辱だった。
今まで生きてきて、感じた事の無いほど激しく、恐怖を伴った恥辱だった。
思い出しただけで怒りがこみ上げてくるし、涙がこぼれそうになる。
だが、薫自身としても不思議な事に、一番気がかりだったのは
“ひょっとしたら直人もそう思っているのかもしれない”という、ただそれだけだった。
坂東達に嬲られておっぱいは、確かに翌日には赤く充血し痛々しく腫れた。
熱を持ち、じんじんと痛むおっぱいを抱きながら、それでもそんな胸よりももっと痛んだのは、
特大のおっぱいの下で寒さに震える子ウサギのような薫の“オンナ心”だったのだ。
あの後、駆けつけた男性教師が逃げようとする坂東・山口・谷崎を捕まえ、その場を保持し、
集まった生徒達の前で薫は坂東達にレイプされかけたのだとハッキリ言い放った。
その時の坂東達の驚愕した顔は、4日経った今思い出しても、薫の心の“黒い部分”を喜ばせる。
「ざまあみろ」と思うのだ。
「お前達の人生などそのままメチャクチャになってしまえ」とも思うのだ。
女として生まれ、女として成長したわけではない薫は、
大抵の女であれば口を噤(つぐ)んで泣き寝入りしてしまうだろう状況でも、
決して下を向いたりはしなかった。
それがヤツらの誤算だったのだ。
直人がその場にいたのは、薫としては本当に嫌だった。
出来れば直人には、保健室から出ていて欲しかった。
でも、教師が来る直前、直人に手足のガムテープを外してもらいながら、
きっとたぶんおっぱいもあそこもすっかり彼に見られてしまったに違いないと思った薫は、
たとえ彼にこれ以上恥ずかしい事を知られたり見られたりしても、もう構わないとさえ思ったのだ。
そう思った途端、『度胸が据わった』…とでも言うのだろうか。
教師の前で立ち尽くす谷崎のケータイを強引に奪い、
証拠として差し出すように言う男性教師を有無を言わせない目付きで黙らせ、
転送履歴が存在しない事を確認すると、メモリーカードを取り出して二つに折った挙句、
踏みつけてグシャグシャのバラバラにした本体ごと洗面所で水に漬けた。
その間、2分もかからなかった。
よくも冷静にケータイの事を覚えていたものだと、薫自身思う。
194 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:05:21 ID:S6VqEY6b
あっけに取られた教師は「馬鹿なことをしたな」などと言ったが、3人には体の中の中まで見られ、
その上で涙に濡れた顔もあそこもおっぱいも笑いながら何枚も撮影されたのだ。
それを証拠として提出する事など、さすがの薫も容認など出来るはずがなかった。
ケータイを壊されてふてぶてしくも文句を垂れる谷崎を、
薫はスナップを効かせた張り手で黙らせ(訓練されていない拳で人間の顔を殴るような愚は、
さすがの薫もしなかったが、しばらく手がヒリヒリと痛んで仕方なかった)、
すっかり観念したのかヘラヘラ笑う山口の顔に唾を吐きかけて、
ニヤニヤ笑う坂東のキンタマを蹴り上げたところで他ならぬ直人に羽交い絞めに押さえられた。
後で直人に「…野生の猿みたいだった」と言われた時は少し後悔もしたけど、
けれどもしその時、手にバットを持っていたら、薫は迷わず3人をタコ殴りにしていたに違いない。
それくらい許せなかった。気の置けない友人と思っていたその想いを無残に裏切られたのだ。
我慢しろと言われても到底無理だった。
出来れば全員のチンポを切り取ってキンタマを潰して完全に去勢してやりたいと思うほどだ。
柔道部で金的をぶつけそうになる事には慣れているのだろう坂東は、
すかさず両脚で股間をガードし、薫のキックから急所を護って無傷だったから、
なおさらその思いは強かった。
薫は、それでも再度ヤツに向かっていく事はせず、黙って直人に従った。
直人が困った顔をして、溜息を吐いたのが聞こえたからだった。
4人の処分は、翌日、すぐに決定された。
坂東・山口・谷崎は、未遂だった事もあり、2週間の停学処分。
そして直人は、窓ガラスを割った事で1週間の自宅謹慎だった。
理不尽だった。
未遂とはいえ、坂東達は薫をレイプしようとしたのだ。
あの汚らしいチンポを薫の胎内に入れようとしたのだ。
それは「いたずら行為」などと軽い言い回しで済む問題ではない。れっきとした
「婦女暴行(強姦)未遂」であり、罪を意識的に犯そうとした立派な刑事事件なのだ。
対して直人は、椅子で窓ガラスを割ったとはいえ、
男子生徒3人―しかも1人は脚を故障中とはいえ柔道部員だった―を
相手取ってまで薫を助けようとした、いわば“やむにやまれぬ事情による器物破損”なのだ。
薫にしてみれば坂東達には無期停学を与えて、
直人はせいぜいが厳重注意で済ませてしかるべきだった。
もちろん薫は教師に抗議したし、校長室にまで出向いた。
だが、一度決定された処分は覆る事は無かったのである。
そんなこんなで、今日は22日の金曜日。
窓から見える6月の空は青くて高かった。
天候のコントロールが可能となった現在では、雨雲の発生をコントロールする事で
雨量を調節する事が出来るようになっている。過去のように梅雨前線の蹂躙に任せて
じめじめとした湿気の中で泳ぐように過ごさなくても良くなった分だけ、
そのテクノロジーを地球人に与えてくれた「フィルコス」さまさまと言ったところだ。
195 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:06:27 ID:S6VqEY6b
もちろん、年間雨量や気候変動も考慮して、梅雨そのものを無くすような事はしなかったが。
今日を含めて土日の3日間は、予定表では晴天のはずだ。
机の上に乗せた、薫のでっかい山盛りおっぱいの深い谷間に、汗が浮かぶほどの陽気だった。
もう一度、廊下側の一番後の席をぼんやりと見やった。
いつもならそこに、あのふてぶてしいまでに冷静な直人の、
妙に子供っぽい居眠り顔がある筈だった。
何も問題無ければ、直人は火曜には登校してくる予定だ。
ただその前に、一度、彼に会っておきたかった。
決定が下された火曜日から今日まで、薫は何度も直人の家まで行こうとして、
そのたびに貞華達3人に止められていた。
自宅謹慎処分の直人に会いに行けば、それだけでまた問題になるからだという。
それも、わからなくはない。
何より3人が自分の事を心配してくれているのが痛いほど分かったから、
薫は今日まで強行せずにいたのである。
だが……
――認めたくは無いが、
どうやら自分は直人が好なのかもしれない…と、思わなくもない。
不確かなのは、それが本当に心からのものなのか今一つ自信が持てなかったからだ。
なにしろ、自分はもともとは男で、体はオンナでもこの頭蓋骨の中に収められているのは
生まれてから16年間男として育てられた経験と知識がアイデンティティを成す男の脳で、
直人はその男だった頃の幼馴染みだから、本当なら正常な性癖だった男の自分が
惹かれるような相手ではないと思っているからだ。
男に惚れる。
普通に女の子が好きで、初恋もちゃんと女の子相手だったかつての自分にとっては、
とんでもない話だ。
確かに自分は去年、失恋をした。
友達だった高山という男に告白されて、
それが本当に恋だったのかどうかもわからないうちに失恋した。
それは認めよう。
だが、だからといってこれからの人生、ずっと男相手に恋をするだなんて考えた事も無かった。
『あ…』
恋…。
『そうなのかな…これって、恋…なのかな?…本当に?…』
直人が転校してきてから、毎日のようにその姿を追いかけ、いつも目で探していた。
毎日のように直人の事ばかり考えていた。
それは確かに、自分の過去が直人から知られる事を恐れての行為であったが、
いつしか彼の姿を見つけるだけで胸の中にあたたかなものが満ちるのを感じてはいなかったか?
『でもそれは、直人が昔馴染みだから…過去を共有出来る人間だったから…』
うろたえて、そう自分を納得させようとしても、
一度動悸を乱した心臓は容易には落ち着いてくれなかった。
196 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:07:14 ID:S6VqEY6b
あと4日待てば、直人は登校してくる。
だが正直に言えば、その4日が待てそうもなかった。
――体が、覚えているのだ。
直人の“あの”匂い。
汗臭い、頭の芯が“じんっ”と痺れるくらいの濃密なオトコの匂い。
直人の匂い。
思い出すだけで、自分でも信じられないくらい頭がくらくらして腰が震える。
もともと重たいおっぱいがさらに重く、熱く、質量を増してしまうみたいに感じる。
そのおっぱいの、ブラの内側に触れる先端の紅いゼリービーンズが
硬くしこり“じんじん”と充血して張り詰める。
そして。
そしてあそこが…
「カオルちゃん」
男には無い女の臓器に繋がる肉の亀裂が、潤み、濡れて、熱を持つ…
「カオルちゃんってば…」
“オンナの臓器”…子宮…
じんわりとしたぬるみがその子宮から胎道を通り…
「…カオルちゃん…ねぇってば…」
“とろとろ”して…
あそこが…びしょびしょに…
「ねぇっ…ヤバいよカオルちゃんっ…」
もし直人にあそこを触れられたりしたら…
もう…僕は…
「香坂!」
「うわはいっっ!!」
いきなり聞こえた怒声に、薫は弾かれたように立ち上がった。
「ぼーっとしてんじゃない!そんな風だと休み中に事故にでも会っちまうぞ?!」
気が付けば、教室中の視線が自分に集まっている。
隣ではさっきから声を掛けてくれていたらしい女の子が「あちゃあ…」という顔をしていて、
教壇の上では、担任の浦瀬が苦虫を噛む潰したような顔をしていた。お決まりなら、
この後数分間はお説教タイムになる筈だった。
だが、彼はそれ以上薫に強く言う事も無く、その後は何の滞りも無くホームルームを終えて、
そそくさと教室を出て行ってしまったのだった。
理由は、なんとなくわかる。
まだ歳若い男の教師では、あまりにも大き過ぎる問題なのだ。
教師もクラスメイトも、もうすっかり薫が坂東達にレイプされかけた…噂では
「レイプされてしまった」という事を知っている。
197 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:08:22 ID:S6VqEY6b
たとえ事実がどうであれ、「そうなのだ」と認識(し)っている。
「クラスメイトに犯された女」だと知っている。
だからみんな、今では薫に対して、まるで腫れ物でも触るような態度を取るのだ。
『たまんないな…こういうの…』
確かに、「傷」が無いわけではない。
今でも不用意に男子に後に立たれると、言いようの無い恐怖に足が竦(すく)み、
首筋の後の産毛が“ぶわっ”と立つような感覚と共に全身に鳥肌が浮き立って、
脇の下や背中に冷や汗が吹き出る。
それは確実に、男…「異性」に対する「恐怖」が植え付けられてしまった証拠だった。
男(同性)の意識を持つ自分が、男に襲われてレイプされかけたために、
男の肉体(異性)に対して本能的な恐怖を感じるようになってしまったのだ。
そのくせ…。
「悪い。僕、ちょっとトイレに行ってくる」
ホームルームが終わった途端、薫の元に集まってきた貞華と志宇と友香達3人に
曖昧な笑みを浮かべると、薫は1人で教室を出た。
貞華達3人は、ただ気遣わしげな視線を向けるだけでついて来ようとはしなかった。
そしてそれすらも今の薫には、苛立たせるものでしかなかったのである。
■■【15】■■
薫は教室を出ると、わき目も振らずまっすぐに、
放課後には人気が無くなる特別教練3Fの東トイレへと駆け込んだ。
どの個室にも人がいない事を確かめると、一番奥のドアを開けるのももどかしげに飛び込み、
ロックしてすぐスカートを捲り上げてパンツを引き下げる。
『やっぱり…』
“あの日”の保健室で見たのと同じに、白いパンツはぐっしょりと濡れ、
クロッチの部分まで“ねとねと”の白っぽい粘液でべったりとしていた。
直人のことを想うだけで、考えるだけで、体が反応してしまう…。
直人のあの匂いを思い出すだけで、子宮が疼き、あそこがとろとろになってしまう…。
それは屈辱だった。
かつては男だった自分を思えば、それは明らかに屈辱だった。
なのに、それを「嬉しい」と思っている自分がいるのも確かなのだ。
混乱する。
自分は頭がおかしいんじゃないか?と思う。
匂いに発情するなんて、あまりにも『動物的』過ぎる。
それでは心ではなく、体だけが直人を求めているようではないか。
それ以前に、かつて正真正銘の男だった自分が、男の体臭で発情するというのは異常ではないのか?
だのに、そんな気がしているのに、それすらも許容してしまう自分がいる。
そして、それでいいじゃないかとさえ思おうとしている自分をも、発見してしまうのだ。
『犬みたいだよな…』
御馳走の匂いに反応し、涎を垂らしてしまう犬のような…。
薫は溜息を吐きながら便座に座ると、スカートをたくし上げたまま
声を上げないようにハンカチを“はむっ”と口に咥えた。
一度体がこうなってしまうと、一度“気をやって”しまわないと腰に力が入らない。
下校途中に何かの拍子に“くたくたくた…”と力が抜けて
道に座り込んでしまうのだけは避けたかった。
薫はもう一度個室の外に耳を澄まし、誰もいない事を確かめると
右手で“とろとろ”にとろけたアソコを“くにゅっ”と撫でる。
198 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:09:13 ID:S6VqEY6b
「んっ…」
熱いうるみが中指を“ぬるっ”と飲み込み、ぬめりが指に絡み付く。
充血してぷっくりとした大陰唇から覗く小陰唇が、その複雑な襞を露にして薄く開いていた。
「…んぅ…ふ…ぅ…」
指紋のわずかなざらつきが粘膜を刺激して、“ぴくぴく”と両眉が震えるように動く。
目を瞑り、左手をセーラー服の下から忍び込ませて
鎧みたいなガチガチのブラの上から乳首を撫でた。
『…ナオタ…』
薫は無意識のまま、心に浮かんだ者の渾名を呼んだ。
そうすると、“じゅわんっ”と更に蜜が滲んで、溢れて、こぼれてくる。
求めているのだ。
この体が。
小玉スイカを胸に二つくっつけたような大きさと重さのおっぱいは、
ガッチリとした“鎧ブラ”を着けていても薫の体の動きに合わせて“ゆさゆさ”と揺れ、
自分がもうどうしようもなく“オンナ”なのだと彼女に告げている。
逃れられないのだ。
受け入れ、そして進むしか無いのだ。
なぜなら体はこんなにも彼と「結ばれたい」と願っているではないか。
思えば、人が人を好きになることの、なんて簡単なことか。
人が人を好きになる理由は、結局突き詰めてみれば「なんかキモチイイ」だと、薫は思う。
「この人と一緒にいると、なんかキモチイイ」
「この人のこの考え方は、なんかキモチイイ」
「この人と食事をすると、なんかキモチイイ」
ただそれだけだ。
そが全ての始まりであり、一番大きな原因なのだと、薫は思う。
そうなっては、相手が男であろうと女であろうと関係ない。
性別よりもまず、相手個人の存在を求めてしまうからだ。
「直人のニオイを嗅ぐと、なんかキモチイイ」
実際には「なんか」どこじゃなくて、とんでもなく気持ちよくてすっかりトリコになってるのだが。
「…んぅふっ…」
中指を少し曲げながら膣口に恐る恐る浅く潜らせ、その周辺をぬめりで滑らせながら撫でる。
男には無い、第三の穴。
男には無い、子宮という臓器に直結した穴。
「…くんっ…」
膣口の入り口でこりこりとした部分を撫でるだけで体が“ぴくっ…ぴくっ…”と震えた。
薫はまだ、体の中に指を入れるのは少し怖かった。
だから彼女は、生理の時もタンポンではなくナプキンである。
であるから、セックスという、『自分の内臓に男の男根が分け入って奥深くまで挿し込まれ、
体の中を何度も前後する』行為というのは、以前の自分には考えるどころか思うだけで
ゾッとする嫌悪的なものでしかなかった。
199 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:10:00 ID:S6VqEY6b
なのに…。
膣口に中指の爪の三分の二くらいを浅く潜らせ遊ばせていると、
もっともっと奥へと挿し込みたいという欲求と、
それを「怖い」と思う心がせめぎあって切なくなる。
薫は目を瞑り、ハンカチを咥えた口の中で舌を歯の裏側に滑らせた。
『……なかに…』
薫はふと、この体に開いた傷口のような“裂け目”のことを思った。男を迎え入れ、
精子を受け止め、妊娠し、胎児を育て、その結果としてこの世界へとその子供を送り出すための、
オンナのカラダに開いた“裂け目”だ。
一昨年の11月に初潮を迎えてから、薫は既に何回も何十回も生理を迎えている。
なのに薫は、いまだに自分が「子供を産める体」なのだとハッキリと自覚出来ずにいた。
それどころか自分に『膣』や『子宮』、それに『卵巣』がある事さえ、
受け入れるのに長い時間を必要としたのだ。
女の体になってすぐ、自分の部屋で鏡を使って見た時、
裂け目に覗く肉の色…血の色に眩暈がした。
男根の亀頭も、それに唇だって、
薄い皮膚の下を流れる毛細血管の中の赤血球の色に違いないのに、
その部分は何か特別な部分のような気がして、
そんなものが自分の体に存在する事が信じられなかったのである。
生理にしてもそうだ。
そもそも男には生理など無いから、薫は生まれてから16年目にして
“鈍痛と共に股間から赤黒い血が垂れ落ちる”という非常にショッキングな初体験をした。
クラスの女子の中には早い者で10歳の時には初潮を迎えていたというから、
薫は女としては6年も遅れていた事になる。
生理は、辛い。
その概念は薫が男だった頃にも知識としてはあったが、
自分には絶対に訪れる事も無いであろうという、
所詮“ひとごと”だったためか『大変だなぁ』とぼんやり思うだけだったのだ。
それが、自分に来た。
辛かった。
腰痛も酷いが、微熱が続き全身がだるくて二日目が特にキツイ。
こんな思いを延々と続け、
妊娠なんてしようものならもっと大変で様々な苦難が出産まで付き纏う。
いや、出産してからも終わりは無いのだ。
女という生き物は、どうしてこんな「面倒臭い」「不便な」体をしているのだろう。
どうしてこんな不便な体を受け入れてしまえるのだろう。
女という性の経験が圧倒的に少ない薫には、それを理解できるような土壌が無かった。
だから、この“きゅうんっ”と切なくなるような、苦しくなるような、泣きたくなるような、
訳の分からない胸の痛みがいったいなんなのか、想像すら出来なかったのだ。
薫も年頃の男の子だったわけだから、恋を知らないわけではない。
だがこの切なさは、あの時に感じたものとはまたちょっと違っているように感じている。
もっと強く、そしてもっと本能に根ざした衝動が根本にあるように思えるのだ。
たぶん、クラスメイトの中でも早熟な志宇(しう)なら、事も無げにこう言っただろう。
『それって、「好きな男の子供を産みたい」って気持ちよ。きっと』
それは、薫が今最も否定したい気持ちに違いなかった。
200 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:10:39 ID:S6VqEY6b
■■【16】■■
一度“気をやって”しまえば、下校するのも随分と楽になる。
ただ、やはりいつ誰が来るかわからない学校のトイレでの自慰(消化)では、
完全に肉欲が消え去るわけもない。
下校途中の薫の胸元では、他の女子からは“乳アーマー”とか“ブレストガード”とか
“胸部装甲”とか好き勝手言われてる、Gに限りなく近いFカップのフルカップブラを、
硬く尖った乳首が内側から押し上げていた。
ホールドされてはいても歩くたびにゆさゆさと揺れて、
セーラー服を思い切りよく前方に張ったおっぱいにはどんどん“熱”が溜まっていく。
それは薫の頭をとろけさせ、意識をぼんやりと滲ませる淫靡な“媚熱”だった。
窮屈なブラを外しおっぱいを開放して、直接触れたくてたまらなかった。
指の腹で撫でて、摘んで、捏ねて、引っ張って…。
ここが学校でなければ、きっと重たいおっぱいを自分で愛撫しながら、
もっともっと行為に没入していただろうに。
「あ…」
ふと見やれば、商店街の衣料店の大きなガラスには、
頬を上気させ“とろん”とした目でぼんやりと見やる童顔の少女が映っている。
高校3年生の18歳で身長が147.5センチというのは、やはり低い部類に入るだろう。
ともすれば2〜3歳は軽く年下に見られてしまうのだ。
実際、ガラスに映っている少女は、中学生くらいにさえ見える。少し内股に歩き、
口元に手をやるその仕草は、どこから見ても可愛らしい少女そのものなのだ。
この体に、とてもかつて男のものだった脳が入っているとは、
この商店街を歩く誰一人として思いはしないに違いない。
だがその胸には、凶器じみた大きさの乳房がぶら下がっている。
白くてやわらかく、ずしりと重たいその双乳は、
まさしく年頃の男子に対する「凶器」と言えるだろう。
年頃の男子…。
その中には、果たして直人も入るのだろうか?
『へぇ…可愛くなったもんだな』
不意に、“あの時”階段前の廊下でナオタに言われた言葉が蘇った。
『ナオタ…可愛いって…言った…』
201 :
【僕オマエ】:2007/09/24(月) 12:13:00 ID:S6VqEY6b
大量投下、すみませんでした。
今回は以上です。
エロまでまとまったら、また投下させて頂きます。
失礼しました。
202 :
支援:2007/09/24(月) 12:15:31 ID:uyxvQmyz
( ゜Д゜)・:∴
休日昼間からGJなんだぜ。
支援大失敗なんだぜ。
キタ━(゚∀゚)━!!!
(#´∀`)」 乙
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / 続きー!イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
投下します。
漸く私生活落ち着いた。
先だって書いていた作品ですが、精神疲弊した為あの重暗キツイ内容続ける気力が今足りません。
後日改作して再掲載いたしますのでお許しを。
その代わり軽い鬼畜無しなのをENDまで仕上げました。
結果甘い系が続く事になってしまい誠に陳謝です。
少しずつ、主人公は好意を膨らませていきます。
全25話
主人公
岡田潤【16】
藤川卓也【17】
母・優子
父・弘孝
鬼畜的なのは無しになっていますのでご容赦を。
では投下
◇◆◇潤◆◇◆
===うまい話===
「ふわぁ〜ぃ」
潤は机に突っ伏した体を起こし、盛大な欠伸をした。胸筋は逞しく、学年1の体躯と腕力を誇る。
が、それを弱い者に向ける事を恥としていた。
「漸く終わりやがった・・・今日も長ぇ1日」
まっ茶に染めたツンツン髪をぼりぼり掻きながら、鞄を引っ掴む。
横の席では、相も変わらず卓也が巨体を屈め、かわれている。
真冬以外はいつも汗をかき、黒ぶち眼鏡で、アイドルオタク。
キモがられる事は有っても、女の子なんざ一切縁が無さそう。
潤自体はそのからかいの輪の中には入る事は無い。
と言うより、眼中に無かった。
「おめぇら、からかうのうざく無えか?やめとけ」
からかったりいたぶるのは元々大嫌いだった。
潤は恐がられていたが、理不尽な事はしない。
180センチで分厚い胸板の体は、いつも俗に言う[不良ども]に向けられていた。
潤に睨まれ、渋々からかうのを止める。
「潤君、ありがと」
卓也が汗を拭き拭き頭をぺこりと下げた。
「だーかーら!おめぇがしっかりすりゃ良いんじゃねえかよ」
「う、うん」
大股で、どかどかと教室を出ていく。
校門を出て、潤は溜め息を吐いた。
「はぁ、エッチしてえ」
気合いの入ったヤンキーなのに、潤は不幸な事に女の子には超奥手だ。
童貞じゃ無かったが、自分から引っ掛ける様な事は出来る筈なかった。
いつもの帰り道。
公園の中を闊歩していたら、年は二十歳位のOL風の美人が所在無げに立っていた。
『うぉ、美人・・・』
でも声なんかかけれる訳は無く、ただ前を通り過ぎようとした時。
「ねえ、坊や?」
自分に声をかけたのかどうか分からず、潤は後ろと左右を見渡し、自分自身を指差した。
「なにキョロキョロしてるの、貴男よ学生さん」
「お、俺?何か」
「坊や、良い男ねぇ・・・気に入ったわ。お姉さんと良い事しなぁい?」
「へあ?」
「嫌なら良いのよ?」
「い、良いんすか!?」
「いらっしゃい・・・」
祐希と名乗った女は潤を車に乗せ、近場のホテルに堂々と入った。
潤は単純に舞い上がっている。
『ラッキー!一生分の運使ったんじゃね?』
しかし、潤がもっと世間の重大時を知っていれば運命は変わっていただろう。
綺麗な大人の女性とセックス出来る!
潤は後先考えなかった・・・と言うより元々考えられるタイプじゃ無い。
「坊や!良いわぁ!お姉さん凄く気持ち良い!」
年上の女性を突き上げながら、潤は何度も性を放出しまくった。
「も、もう無理・・・出ないっす」
「はぁ、良かった・・・間に合った」
潤は惚けた頭で、女に聞きなおす。
「え?間に合った?」
女はちょいと慌てて手を振った。
「な、なんでも無いのよ!やりたかったって事」
「そうだったんすか?」
「そう!そうよ?坊やとやりたかったの、ほほほ」
少し考える頭が有れば不自然で、話がうますぎた事に気が付いた筈だ。
「じゃ坊や、ごめんなさいねぇ」
ごめんなさいねって意味が、別な意味だった事に潤は後で気付く。
その時はもう手遅れだった訳だが・・・。
車で送られ、ふらふらとにやけながら自宅に入る。
「気持ちいがったぁ」
にやけながら帰ってきた息子を両親は訝しげに見る。
「潤、気持ち悪いわね、何にやついてんの?」
「何にも無えよ!それより腹減った」
「変な子・・・早く着替えて座んなさい」
母の優子がしっしっと手で払う。
潤はいつにも増して飯をかっ食らった。
居間でテレビを見て、風呂に入り、潤は自室で目くるめくセックスをつい思い出してしまう。
「しかし、あんなうまい話有んだな」
潤は就寝前のトイレに立った。
両親の部屋から男と女の激しい愛の交歓の声が響いている。
「あなたぁ!出る!」
「俺もイくう!」
『親父とお袋も好きだね・・・』
潤は呆れながらも、夫婦とはそういうもんだと理解はしていた。
次の朝。
潤が食卓に付くと、母が朝食の用意をしている。
そこに父の弘孝がロングヘアーを掻き上げ、巨乳を揺らしながら現れる。
上品な男の姿の母が弘孝の前にも朝食を並べていく。
父は肉感的な女性で、母はスラリとした男性。
しかし、潤も弟の敬もその両親の姿を別に奇異な目では見ていない。
それには世間を賑わせている、とある訳が有った。
アマゾン奥地を切り開いてしまったせいで、理不尽なな細菌が瞬く間に蔓延。
その細菌は体液交換で感染し、潜伏期間は1日。
しかし命に関わる事は無かった。
それに感染すると体内で爆発的に増え、宿主の性別を劇的に変えてしまう。
なぜ変えるかは全く分からず、何とも理不尽で迷惑極まりない細菌だった。
某国の遺伝子研究の失敗だとか言う噂も出たが、噂の域は出ない。
TSF物にはまっているマニアは、突然襲来したこの状況に喜ぶ。
実際自分が感染して、初めて慌てるのだが・・・。
潤の両親も揃って感染していた。
父弘孝の浮気が原因だと母優子がガンガン責め立てたが、弘孝は認める事無くとぼけ通した。
どちらかが原因なのは間違いない。
とにかく、お互い感染しあい男と女を交代しながら毎晩の様に愛の交歓をしている。
夫婦仲が凄く良くなったのだから、何が幸いするか分からない。
==いたいけな少女==
そんなこんなで、潤はすこぶる気分が悪かった。
「うぅ、ぎもぢわるい」
隣の卓哉が汗を拭きながら話し掛けてきた。
「潤君、大丈夫?僕より汗かいてるよ?」
「だめ・・・最悪」
脂汗が止まらない。
「今日はもう家で休めばどうかな」
「そうすっかなぁ、しかし心配してんのお前だけか・・・俺やっぱ帰るわ」
「その方が良いよ、って潤君なんか縮んで無い?」
「背が縮む訳無えだろ・・・あれ?」
何となくシャツの丈が長くなった様な気がする。
しかし不審がるより先に気分は最悪になってきた。
「帰るわ俺」
卓也は思い当たる事が有ったが確信は無い。
後ろ姿を不安げに見るだけであった。
潤は足を引き摺りながら、公園を通り過ぎる。
スーツを着た青年がこちらを見ていた気がしたが、取り敢えず無視した。
何処かで見た気はしたが。
「ただいま・・・」
男姿の母が居た。
「あら、どうしたの?」
「気分わりいぃ」
「元気印のあんたが!」
「俺、ちょっと寝るわ」
「夕食まで寝てなさい、ってあんた縮んで無い?」
「そんな馬鹿な事無えと思うんだけどなぁ」
「シャツぶかぶかよ」
考え無しの潤はまだ気付いていなかった。
感染している事に。
「とにかく寝るわ」
「あんた・・・『異性化感染してる』」
の言葉を優子は寸での所で飲み込んだ。
潤の後ろ姿を眺めながらニヤリと微笑む。
『女の子・・・良いじゃない?岡田一族って強烈な男系家族だから、あの件黙ってよっと』
なんたる事か、母親は潤の女体化の重大事項に口をつぐんでしまった。
気分が悪くなるのは個人差が有るらしく、弘孝と優子は何の苦労もなくほいほいと転換している。
上下左右から圧縮される異様な感覚。
優子はワクワクし、いまかいまかと結果が楽しみ。
「そろそろかしら?うふん楽しみぃ」
いそいそと潤の自室に滑り込む。
「わ!」
思わず狂喜し、大きな声を出しそうになった優子は慌てて口を押さえた。
『なんて可愛いの!名前も潤で良かったわね』
母優子の前には、だぼだぼのシャツを纏った少女が寝ていた。
『うふふ、お胸ぺったんこ!そしておチビちゃん!うふふ・・・可愛いわぁ』
潤の体はどうみても未発達の少女で、あまりの愛らしさに優子は少し壊れた。
「潤ちゃん、ほらほら起きなさい」
ぼーっと寝呆け顔で優子を見る潤。
「うんもう可愛いっ!」
つい少女の潤を抱き締めてしまう。
「わわ!お袋何すん・・・だ・・・???」
自分の声が高いアニメ声になってるのに気付く。
「いやぁん、声もなんて可愛いのっ!」
「え?は?何何?」
自分の体を見下ろし愕然となったが、優子はデレデレだった。
「潤ちゃん、こちらへいらっしゃい!」
優子は夫婦の寝室に有る大きな姿見の前に潤を引き摺っていく。
「な!なんだよこれ!」
茶色に染めた髪は細くなり、さらりと耳にかかっている。
顔の造形は基本形は潤のままだったが、確実に少女の顔。
少し垂れた目が萌える。
つるぺたんこの胸。
細い足。
膝まで有るシャツ。
両手は袖の中に隠れて見えない。
「お、お、お、お」
「おめでたい?」
「馬鹿!お、お袋、なんだよこれ!」
「あんた女の子になっちゃったみたいよ」
「冗談じゃねえよ!なってたまるか」
「あら、そんな事言ったってほら」
優子は潤のだぼだぼシャツをするりと捲り上げ、首から抜き取る。
シャツで漸く止まっていたトランクスがするりと足首まで落ちた。
「あら!ここもっと可愛いわね」
潤のあそこは毛が一切無く、すっと縦に一本筋が走っているだけ。
暫く呆然と見ていたが、はっと気付く。
「こ、こら!何脱がしてんだ!」
思わず股間を隠す少女。
「わ、可愛い」
「それより戻れねえのかよ!俺は」
「男に抱かれたら戻れるけど・・・良いのぉ?」
「良いわけねえだろ!」
男に抱かれるのは御免被りたかった
シャツをもう一度着こんだ潤は頭を抱えた。
「どうすんだよぉ」
「暫く考えなさいな」
「はぁ・・・」
「でもあんた、すんごく可愛いわよ」
「そ、そうかな」
そう言われると嫌な気はしない単純な潤。
「あ、そうだ!服と下着買ってこなくちゃ」
優子は男姿にもかかわらず、慌てて潤の服と下着を買ってきた。
男系一族に突如現れた少女に家族は喜んだ。
やはり父の弘孝は優子と同じくらい壊れ、その豊かな胸に潤を抱き締めた。
無邪気に喜ぶ家族に潤が声を荒げたが、迫力なんぞ欠けらも無い。
「おい!俺がこのまんまでも良いのかよ」
家族は当然と言う風に一斉に頷く。
「お、おまえらなぁ・・・もう良いや」
さっさと夕食を掻き込み、自室に引きこもる。
風呂に入った潤は自分の体をまじまじと眺めた。
「まるっきりガキじゃねえかよ・・・」
ふと股間の割れ目に視線が行き、そーっと指で割れ目を開いてみた。
『ここもガキか』
小さな陰核が見える。
何となく弄ってみた。
「?」
むずむずする感じは有ったが、小説の様な快感と言う程でも無く、少しがっかりした。
むぎゅ・・・
陰核を強くつまみ痛みで飛び上がった。
「いてぇ!」
びっくりして手を離す。
「おぉいて」
膣口に触れてみた。
何となく湿った粘膜が指先に伝わる。
「何か気持ち良いな」
ぴりぴりと下半身が痺れていく。
指が止まらない。
「お?」
時たま体が震える。
『何やってんだ俺は!』
何とか指を離すと、割れ目がぴたっと閉じた。
自分の胸を見る。
『ぺったんこじゃん』
乳首をくりくりと弄る。
「わひっ!」
突然電流が幼い体を駆け抜け、そこでは強い快感が得られた。
つい両乳首を弄りたい欲求にかられる。
『駄目だ駄目だ!』
未練を振り払い湯槽に飛び込む。
女の子の体の不可思議さを思い知らされた。
それよりも今後だ。
どうなるのか考えると答えはやはり出ない。
男に戻りたいが、それには誰かに移さなければならない。
『男とエッチなんて無理だよなぁ・・・あっ!あの女か!俺に移したのは』
潤は今更気付いた。
『どうも話がうますぎたんだよな』
風呂から出ると、優子が下着とパジャマを用意していた。
下着を指先でつまみ上げ、目の前にぶら下げる。
真っ白で生地が厚めの綿のパンツ。
「これ履くのかよ!」
「もうトランクスなんか履けないでしょうに」
つるぺたの胸にへそ近くまで有る白パンツ。
「俺は小学生か・・・で、なんだよこのパジャマ」
「可愛いでしょ」
花柄パジャマが、少女の潤に良く似合う。
「もうどうでも良いよ」
「セーラー服買ってきたから、明日着ていくのよ」
「へいへい・・・」
明日のクラスメイトの反応が恐い。
布団に潜り込みながら、不安になる潤だった。
次の朝、セーラー服を着た潤に両親は手を叩いて喜んだ。
「気楽で良いな!あんたらは!」
ぶつぶつ言いながら、外に一歩を踏み出す。
股間が頼りない事この上ない。
ちょこちょこ歩いていく小柄なセーラー服の少女。
女に戻った優子は目尻を下げて後ろ姿を見送りながら呟いた。
「あぁ可愛い!潤ちゃんごめんねぇ、母さん女の子が欲しかったのよね」
学校に入り、職員室で事情を説明した。
それ程珍しい事では無くなっていたから、学校側には何ら問題無い。
しかしクラスメイトは騒めいた。
あの潤が小学生並みの少女に変貌。
最初はあまりの変わり果て様に皆ひいた。
例外は卓也のみで、一瞬で心を奪われた様子。
「潤君、か、可愛い」
「黙れボケ・・・」
「男には戻らないの?」
「戻りたいに決まってんじゃねえか」
「なら・・・」
とある重大事項を言おうとした卓也を遮って喋らせ様としない。
「おめえには関係ねえ」
その重大事項は聞いておくべきだった。
潤は後で知って激しく後悔する事になる。
休憩時間になってもクラスメイトは遠巻きだ。
中身はあの潤だから、やはりギャップが大きい。
そんな時、悪ガキが潤をからかいだした。
「潤、可愛くなったな」
そう言って後ろから潤のスカートを捲る。
クラス中に潤の綿の白パンツが披露された。
「止めろ・・・」
目の前に居るのは単なる少女じゃない。
中身はあの潤だ。
冷たく睨み付ける。
後ずさる悪ガキ。
「ふん、ガキが」
そんなギャップ有りまくりの潤に、女子達が興味津々に寄っていく
小さい潤が女子達の中に埋もれていた。
「ちびっこくて可愛いー」
「髪さらさらー」
「お肌つるつるー」
「脚細ーい」
「胸無ーい」
無理矢理振り払う訳にもいかない。
「わらわら寄ってくんなっ!砂糖にたかる蟻か!」
そう言って潤は卓也の側に避難してきた。
「ふう」
「大変だね、僕の側なら女の子寄って来ないよ」
「優しいのはおめえだけかよ・・・」
「ねえ、女の子に」
「そりゃもう良い!」
やっぱり言う機会が無い。
卓也もそれ以上強くは出れず、焦るのだった。
無為に一週間が過ぎようとしていた土曜日、長男の昭宏夫婦が我が子を抱いて遊びに来た。
「おっ!潤、お前の甥っ子だぞ」
甥っ子を抱いた潤が、思いがけない台詞を吐いた。
「うわ、可愛いぃ」
瞬間その場が固まった。
視線を感じ今し方言った自分の台詞に愕然とする。
『可愛い?なんで?』
潤は今まで可愛いなんて言った事が無いし、赤ちゃんなんて興味も無かった。
『でもこのガキ見てると可愛いんだよなぁ』
両親はそんな潤の状態に、にやりと見合う。
「あんた、この子可愛いと思った?」
「うん・・・妙に可愛くて仕方ねえんだよ」
赤ちゃんがニコニコと潤に手を伸ばす。
知らず知らずに微笑んでしまう。
『うわ、たまんね』
潤の右脳と左脳の間に有る脳幹部分が太くなってきていた。
女脳と男脳の一番大きな違い。
それに伴い女性ホルモンも分泌される。
勿論潤にはそんな変化は知るよしもなかった。
寝ながら潤はふと思う。
『なーんか変だな』
あれほど自分の体を弄りたい欲求が消えつつ有る。
今が自然な感じがした。
『何かイライラする』
情緒も不安定だ。
大好きだった格闘技チャンネルの番組もあまり見る気がしない。
潤は自分の頭をこんこん叩き、首をかしげた。
かといって男に抱かれて解決する気にはなれない。
『このままなのかなぁ』
不安を抱えながら潤は眠りに落ちていった。
日曜日
突然卓也から電話がかかってきた。
「なんの用だ?」
『重要な話が有るんだ』
「よっぽどか?まぁ良い今何処だ」
『公園まで来てくれないかなぁ』
「分かった、俺も暇だから行くわ」
『うん、ごめん』
潤が公園まで来ると、卓也が深刻そうな顔で待っていた
===遅かった===
「わざわざ何の用だ」
「潤君、男に戻りたいんだよね?」
「ああ、しかしなぁ」
「男に移さなければならないと・・・」
「そうなんだよな」
「女の子になってから今日で何日目?」
「んーと、7日目だな」
「手遅れかもしんない」
「ど、どういう事だ!」
「7日位経過すると、細菌が体に順応してしまってもう戻れないんだよ」
「何で言ってくれなかったんだよ!おめえは」
「言おう言おうとしたけど、潤君が遮るからさぁ」
「そ、そうだったか・・・んぐぐぐ」
「潤君?」
「おい!おめえ俺とエッチしろ!」
「な!僕にはもう抗体が出来てるから移せないよ」
「そうなのか・・・」
「何か性格的に変化は無かった?」
「甥っ子が無性に可愛くて、格闘技チャンネルあまり見なくなった」
「女の子の脳に変わりつつ有る・・・多分もう遅い」
「そうか・・・女の子で生きていくのか・・・まぁ仕方ないか」
「え?良いの?」
「何か今の状態が不自然と思わなくなってんだよ」
「潤君がそう言うなら僕は何にも言えないけどさ」
「おめえわざわざ言いに来てくれたのか?」
「心配だったから」
「抗体云々って言わなきゃ俺とエッチ出来たのに」
「馬鹿にするなよ!騙し討ちなんかしたくない!」
潤が俯き、素直に謝る。
「あ・・・ごめん」
キュンと潤の胸が少し痛んだ。
『あ?今のなんだ?』
そっと卓也を見ると再びズキンとくる。
『あれ?これ何?』
「お、俺帰るわ」
スカートを翻して立ち上がる。
「役にたてなくてごめん」
「そんな事ねえよ」
「そう言ってくれると嬉しいけど」
潤は帰りかけて、卓也の方を振り向いた。
「じゃな・・・あの・・・ありがとうな」
卓也がにっこり微笑む。
帰り道中胸が高鳴る。
『俺があいつを?そんな馬鹿な・・・』
認めたく無い事実が潤を苦しめた。
学校でも何やら顔が見れない。
『よりによってあのオタクにかよ』
そういえば女にはあまり興味が無くなっている。
男がそれ程気持ち悪く感じ無くなっていた。
『何か変な事になってきちまったなぁ』
「潤君どうしたの?」
卓也が聞いてきた。
「なんもねえよ!」
『まいった・・・顔が見れねえよ』
せめてイケメンならと思う潤だった
===告白===
潤が帰宅する時、校門近くで一悶着が有った。
悪ガキどもには凶悪だった潤は、今はもう居ない。
か弱き少女でしかないのだから、放っておけば良い物をそこは悪ガキたる所以。
少女の潤を囲んでからかいだした。
「情けねーな」
「エッチしてやろうか」
「なんも出来ねーよな」
潤は唇を噛む。
「恥ずかしくねえのかよ!こんな俺に」
やはり悪ガキは悪ガキ。
「お、偉そうによ」
「女にゃなりたくねからレイプは勘弁してやんよ」
どんと体を突かれる。
枯れ葉の様に悪ガキの間を舞わされる潤。
無力な少女でしかない今は我慢するしか無い。
「うう」
悔しさで顔が歪む。
その時巨大なトラクターの様な男が、どかどかと地響きたてて走ってきた。
そして数人の悪ガキをぶちかましで跳ねとばす。
卓也だった。
悪鬼の形相で睨む。
「お前ら全員ぶち殺す」
オタクの一念岩をも通すで、さんざ叩き伏せた。
こそこそと逃げていく小説の様な展開に、潤はぽかんとしていた。
『すげえぇ』
「はぁ、ひぃ、ふぅ、潤君大丈夫?」
滝の様に汗を流し、潤を気遣う卓也。
「なんで来たんだよ」
「無事だったんだね!良かったぁ」
ズキズキと胸が苦しい。
「べ、別に助けて貰いたくなんてねえかんな」
「気を付けてね、じゃ」
汗と土でべたべたな後ろ姿に鼓動が高鳴る。
「あ・・・卓也・・・」
遠ざかっていく巨体にふと手が伸び、気が付くと、卓也の後を追い掛けていた。
追い付いた潤が卓也の後ろからしがみ付く。
「うわ!」
突然のタックルに卓也が悲鳴をあげた。
「な、なに!?あ、潤君どうしたの?」
「卓也こっち向いてしゃがめ!」
巨体を窮屈に屈めると、潤が正面から抱きつき、卓也の唇に吸い付いた。
唇を離すと潤の顔が真っ赤に染まっている。
「お礼だ・・・」
卓也が屈んだまま硬直していた。
「え?え?え?」
「か、軽い気持ちでしたんじゃねえかんな」
首ったまに手を回し、今度は舌を差し込んだ。
幼い少女の体が熱く火照ってくる。
「潤、君!?」
「おめえのせいだ」
「僕のせい?」
「態度で判断しろ」
「わ、わからないよ」
「好きになったんだよ!言わせるな恥ずい」
潤は遂に女の子になった
「なんで僕なんか」
「こんなとこじゃ何だから公園まで来い」
「は、はい」
巨躯を引きつれた小さな少女が変に微笑ましい。
「仕方ねえじゃねえか・・・そうなったもんは」
「でもさ、デブだし、趣味はアレだし、汗っかきだし、キモい言われるし」
「おめえなら俺を守ってくれるだろ?以前の俺に比べちゃ情けねえけど」
「うん!守る!」
「もう自分の心を誤魔化せねえ・・・男だった昔の俺はもう居ねえ、好きなんだよ」
心が昂ぶり涙が滲む。
「僕は一目惚れだったけど、そんな事初めて言われたから」
「自信持ちやがれ!おめえは誰より俺に優しい」
「僕で良いのかな・・・もっと格好良い男の子いっぱい居るのに」
「卓也が良い」
卓也は初めて潤が泣いているのに気付き、何も言えなくなった。
潤は自ら卓也の脇に入り、太い腕を巻き付けてしがみ付く。
「汗だくだよ、汚れるよ」
「気にしない」
卓也も腕に力をいれ、潤を強く抱き寄せる。
抱き寄せられる力に癒され、思慕の情がわき、女の子である事を意識した。
「潤君・・・」
「待て、もう君じゃねえ・・・ちゃんで良い」
「潤ちゃんって言って良いんだね」
「キスしろ」
「は、はい」
巨体を屈めて潤を抱き寄せながらキスをする。
長い熱いキスが続く。
「ぷはぁ、卓也、体が熱い、何とかしろ」
「何とかって言われても」
「・・・おめえの物にされても良い」
「どういう意味?」
「鈍いやつだな!おめえとエッチしたいっつってんだ!そこまで言わせんな」
「わ、あ、え?」
「パニくるな馬鹿!」
「僕で良いの?」
「抱いて欲しい・・・卓也の物になりたい」
別の潤が次々とそういう台詞を吐いていく。
しかし気持ち悪さは感じ無かった。
「わ、分かったよ、僕の家に来る?」
潤は静かに頷いた。
卓也の家に到着すると、卓也の母親がパートに出掛ける所に出くわした。
「あら、卓也、女の子のお友達?め、珍しい!あれ?貴女・・・!!」
「母さん!」
「あ、何でも無いわ」
「初めまして、潤と言います」
「こ、こんな可愛いガールフレンドが居たの!?」
「潤ちゃんどうしよ」
「俺はその気だ」
「潤ちゃんって言うの?どうか息子を!どうか」
「はい、分かりました」
母親が潤の手を取り頭を下げる。
事態の急展開にただおろおろする卓也だった
===挿入===
卓也は落ち着かない。
「な、何か飲む?」
「良い、さっさとおめえの部屋に連れてけ」
「あ、うん」
フィギュアやそれ関係の雑誌が並んでいる。
が、しかしそんな事はどうでも良い。
抱かれたい欲求が止まらない。
セーラー服を脱ぎ捨て、下着も取り去る。
「卓也、俺まるっきり子供だろ?それでも良いなら抱いて欲しい・・・」
「あうあう・・・」
「卓也も脱いで」
卓也があたふたと裸になった。
「俺を好きにしても良いんだぞ・・・」
卓也の首に手を回し、一緒に後ろに倒れこむ。
「夢じゃ無いんだ」
「現実だ!俺はこれから卓也に抱かれる・・・」
卓也の巨砲が一瞬で硬く立ち上がる。
「焦るなよ?」
「う、うん、でも頭がパニックに」
「情けねえな!俺の乳首を指と舌で可愛がれ、ぺったんこだけどな」
おずおずと桜色の乳首に舌を這わし、指先で転がしだした。
「あぁっ!あ・・・」
潤の体に稲妻が走り、跳ね上がる。
「あ、大丈夫?」
「止めるな!もっと」
再び潤は両乳首を攻められだした。
「あぁ良い・・・凄く気持ち良い!あぁ」
全身を駆け抜ける快感。
「凄い!気持ち良い!ああぁ、ああ」
ぴったり閉じた割れ目から、愛液が溢れて出ているのが自分でも良く分かる。
「はぁ、あぁ、いぃ」
びくりびくりと痙攣が走り、際限無く気持ち良い。
ぐぐぐと体が反り返る。
「あ、もういきそう」
潤は乳首の攻めだけで、初アクメを迎えようとしていた。
「卓也、いくぅ!あっああっ!」
ビクッビクッ
それはとんでもない感覚だった。
ふわりと宙に浮いたかと思ったら、瞬時にして落下する。
恐怖さえ覚える快感。
「あ、はぁ・・・はぁ」
「潤ちゃん、今どうなったの?」
「卓也に乳首だけでいかされたよ」
「あれが、いくって事なんだね!何か嬉しいな」
「ますますおめえから離れられなくなった」
「潤ちゃん、いく時の顔も可愛いね」
「馬鹿!恥ずいだろが」
「こんなに濡れるんだ」
「卓也の舌と指が気持ち良すぎた・・・」
「見ても良い?」
「あぁ良いよ」
潤は足を左右に開き、指で割れ目を拡げた。
ぬるぬると全体が濡れ光っている
「潤ちゃんのここ綺麗」
「好きなだけ見て良い」
「うん・・・触っても良いかな」
「卓也の物だ、好きにして良い」
卓也は未だに信じられない思いだった。
元男の同級生とは言え、一目惚れした少女の全裸が目の前に居る。
自分の物だと言ってさえくれている。
卓也は泣きたくなる程嬉しかった。
潤はクリトリスは感じないと思っていた。
しかしそれは浅はかな考えだったと思い知る。
卓也が潤の皮が被ったクリトリスを突いた。
ビクッ!!
「あっ!」
さすがに卓也も潤が気持ち良いのだと知る。
つんつんつん・・・
「あ、あ、あ、良い!良い!良いぃ!」
じゅるりと膣口から蜜が溢れ出て、ぽたぽたと糸を引いて垂れている。
突いていた指が偶然クリトリスの包皮を剥いた。
「ひ!」
剥かれたクリトリスが更に刺激される。
「あっ!変になる!良い!凄く良いぃ!」
潤の割れ目全体から少女の芳香が強く漂い、卓也はそれに酔いしれる。
「もっと!それもっと!いく、またいくぅ!」
再び全身が痙攣し、より高く長いアクメが襲う。
「ぁ、ぁ、ぁ・・・」
目を閉じているとどこまでも広がっていく感じ。
もう元男だったわだかまりなんかどうでも良いと思った。
「はぁ、はぁ・・・ぁぁ・・・そこ凄いよ」
「そんなに良かった?」
「狂いそうなくらい気持ち良かった・・・」
「潤ちゃん、入れたい!入れても良い?」
「俺も早く入れて欲しい」
卓也が潤の脚を割り開き、巨砲をあてがう。
「く・・・あう」
幼い体に卓也の巨砲がメリメリと埋まっていく。
「潤ちゃん、ここ凄い」
びち・・・ぶつ・・・
「ぐぅ・・・痛・・・痛い・・・痛」
鮮血がほとばしり、潤の体を巨砲が貫いた。
「卓也・・・入ってる!死ぬほど痛いけど」
「痛い?抜く?」
「いい、動いて良いから」
「良いんだね?動くよ」
「好きな様に動いて!中にいっぱい出して!」
突然卓也の腰の動きが激しくなった。
痛みで気が遠くなりそうだったが、突き入れられる痛みでまた覚醒する。
なんでここまで好きにさせるのか、自分でも分からない。
征服される喜びが心の中にわく。
激痛の中で、他人の物になっていく無力な自分に興奮さえした
巨体に組み敷かれる小柄な自分。
痛みを無視して激しく突き上げられる幼い体。
そしてもう直ぐ胎内に射精される。
「あぁ痛い・・・もっと激しく!」
小さい体が激しく揺さ振られる。
膣内を巨砲がみちみちと出入りする感覚。
「うぁ、ぁ・・・」
セックスされている自分に無力な少女を感じ、官能に震えた。
「潤ちゃん!出る!」
応える代わりに卓也に抱きつく。
「あぁ、中に出される!セックスされてる!」
卓也の大量の精が潤の膣内を満たしていった。
「中で射精されてる・・・中に出されてる・・・」
激痛は変わらないのに、精神的に絶頂に達した気がした。
支配され、征服された。
涙がこぼれる。
昔の自分への別離の涙。
卓也が荒く息をつく。
「はぁ、ふう」
「これで卓也の物になった・・・俺はもう戻れない」
「受けとめる」
「昔の俺が消えていく・・・男だった俺が遠く霞んでる」
「潤ちゃん・・・」
「卓也、俺を守ってくれるよな」
「うん、僕が守る」
「よりによっておめえに惚れるたぁな・・・責任とれよ!」
「責任取るよ、何だかよく分かんないけど」
卓也が巨体を縮めてぐしぐし泣き出した。
「おめえまでなに泣いてんんだよ」
「嬉しいんだ!僕こんなだから女の子と縁なんか一生無いって思ってたんだ」
「卓也・・・」
「相手はあの元潤君だけどね」
「う、うるせえやい」
「ごめん・・・それがさ、こんな可愛い子とキスして、男として初体験まで出来た」
「俺が望んだ結果だ」
「今日一日が信じられないんだ」
「おめえの良い所、皆知らないだけさ・・・俺も知らなかった訳だけどな」
「買い被りすぎだよ」
「自信持てっつうの!だから俺は惚れたんだ」
「ねえ、もう男の子に戻る事に未練無いの?」
「もう無い・・・一切無いと言えば嘘になるけど」
「まだ夢の中みたい」
「しっかり見ろ!目の前の少女はもうおめえのもんなんだから」
「僕の物」
「そう、卓也の女だ・・・ロリだけどな」
「潤ちゃん、またしたい!入れて良いかい?」
「あぁ、俺もしたい!後ろから入れてみっか?」
幼い裸体が四つんばいになり、卓也を待ち受ける。
巨砲が後ろから潤を貫いていく。
突っ張る感じは有ったが、痛みは消えつつある。
「はあぁ、これこれ、入ってくる感覚が最高」
狭い膣内を擦りつつ挿入される感覚に、熱い溜め息が漏れた
「最初から激しくいくよ」
「突きまくって」
深くまで突かれるとやはり痛みが走る。
「う、やっぱ痛・・・」
バックから巨体に覆い被されるとより支配されている感覚が増す。
浅い所から深い所まで、巨砲が繰り返し胎内を抉っていく。
「う、うぁぁ・・・気持ち良くなってきた!!」
軽い体が突き入れでゆさゆさ揺れる。
「あぁ良いぃ・・・凄く良いぃ!たまんね」
子宮口も抉り、どんと奥に突き当たる。
その度にびりびりと体が痺れた。
体が絶頂に向かって駆け上がっていく。
「ふ、ふう、はぁ!いく、いく!いくう!!あっあっああっ!」
頭を下に付け、シーツを破れる程握り締め、暴れまくる快感に耐えた。
いったかと思えば、またいかされる。
その繰り返しが狂いそうな位気持ち良い。
「凄いぃ!気持ち良すぎておかしくなる!またいきそう!」
漸く卓也が射精を迎えた。
「潤ちゃん、駄目出る」
「中に出して!」
ビュクビュクビュクッ!
「はぁ、良い・・・良いよ・・・もう最高」
ぱたりと潤が力無く突っ伏した。
性に目覚め、何度もいった幼い体は真っ赤だ。
滝の様に汗を流す卓也が潤の横に倒れこむ。
「はひぃ・・・あちぃ」
その巨体の上に潤が蝉の様に乗っかった。
男の頃は汗だくの卓也は気持ち悪かったが、今は愛しく思う。
「汗だくだな・・・しょっぺ」
ぺろりと舐める事さえ気にならない。
「潤ちゃん、汚いよ?」
「んー?気にすんな」
卓哉がたまらなくなってお腹の上の潤を抱き締めた。
「僕、こんな幸せで良いのかな」
又々卓也の巨砲が硬く勃起してきた。
「あ?また立ってきたな!んふぅ、良いよ、俺から入れるからな」
「ごめん」
お腹の上にかぶさったまま下に体をずらし、挿入していく。
「よっと・・・あ、入ってくる・・・入ったぁ」
膣内がいっぱいになる感覚が病み付きになる。
「潤ちゃんの中、ぐにぐに動いてる」
「卓也のこれは俺に入れる為に有るんだからな」
「分かってるよ」
「あぁ気持ち良い・・・動かさなくてもいきそう」
「ん?動かさなくても良いの?」
「俺が動いてみる」
そのまま体を起こし、騎乗位で卓也を攻め立てる。
卓也の顔をじっと見つめ、この巨砲の持ち主を再確認した。
「卓也、凄く感じる」
快感に歪む自分の顔を卓也にも見せつけた
卓也の腰にまたがり、上下に我が身を揺さ振る。
膣内に巨砲がジュプジュプと、刺さる度に湯音が鳴り響く。
洪水の様に蜜が溢れ、卓也の腰までぐっしょり濡れそぼった。
「良い!あぁ良い!たまらない!気持ち良いよぉ!」
膣口まで巨砲を抜き、ずぷずぷと深々と入れていく。それを繰り返すと気が狂いそうになる。
あまりの気持ち良さに自然と涙が流れる。
「潤、ちゃん、凄く気持ち、良さそうだね」
「凄い!いくらでも気持ち良くなりそう」
「まだまだ出ないから大丈夫だよ」
「あぁ、あぁ、もういきっぱなし!」
潤の目の焦点が定まらなくなっていた。
息を吸う時も甲高い喘ぎが漏れる。
「凄い、凄い、気持ち良い、気持ち良い、凄い」
いきっぱなしの中、最高の絶頂が来ようとしていた。
「あ、来る!あぁいや、ああっあああ!!」
ビンッと背筋が伸び、卓也に倒れこんだ。
「ごめん、もう動けない・・・出して良いぞ」
卓也が律動を激しくし、自ら射精に持っていく。
「出るぅ!」
ビュッ、ビュッ
三度目の射精を受け、満足そうに目を閉じた。
「はぁ・・・お腹の中精液でいっぱいぃ」
卓也の胸に埋めた顔をあげ、ずりずりとはい上がり、唇を重ねた。
「良かったぁ・・・もうダメ・・・離れられない」
「うん、僕も離れないから安心して」
「愛してるよ・・・」
「僕も・・・」
女の喜びを知り尽くした潤は、もう絶対昔の自分に戻れないと感じた。
卓也の体と、卓也が与えてくれる快感と官能に溺れている。
性の深みと歓喜に填まり、もう卓也の巨砲無しは考えられない。
あそこに入れてくれないなら死んだ方がまし。
でもそれで良いと思う。
浮気の心配は無いのは確かだろう。
しかし万が一浮気をされたら嫉妬で狂いそうな気がした。
「浮気すんなよ・・・殺すかんな」
「馬鹿だな、しないよ」
「嫉妬で狂い死にする」
「大丈夫だよ」
「もう卓也無しなんて考えられない!」
女の子特有の感情の昂ぶりが涙を溢れさせる。
「潤ちゃん信じてよ」
「分かってる・・・そしていつか卓也のお嫁さんになってやる」
「うん!頑張って食べさせて行くから任せて」
潤の脳は確実に女の脳に変化していた。
それはとても良い気分。
卓也も自分の体の上で震える少女を見て、覚悟を決めた
ふらふらと体を起こす。
「ふう、やっと体が動く様になったな」
「潤ちゃん、何か凄かったね」
狂っていた自分を思い出し、真っ赤になる。
「仕方ないだろ・・・死ぬほど気持ち良かったんだからさ」
「喜んで貰えたなら嬉しいよ」
「あ、シーツ俺が出したもんでグショグショ」
「気にしないで、僕の勲章みたいなもんだしね」
「勲章って・・・恥ずいな、もう」
「潤ちゃん、おいで」
卓也が膝の上に潤を横抱きに乗せ、抱き締める。
「え?・・・」
「潤ちゃんは僕の物!誰にも渡さない!だから絶対離れないで」
「あ・・・うん・・・」
胸に埋めた潤の髪の毛が優しく撫でられた。
それだけで又泣きだしそうになる。
『俺もすっかり女の子だな・・・でも良い気分だ』
「潤ちゃん、お風呂入れてくるよ」
「そうだな、一緒に入ろうぜ」
潤が体を洗っている間、卓也は少女の裸体を見つめていた。
「何じっと見てんだよ・・・俺はもうおめえだけのもんなんだぞ?」
「何か見ていたいんだ」
じー・・・
「もう!あまり見られてると興奮してくる・・・」
「じゃあ、オナニーしてみて」
「何?おめえの目の前でオナニーさせるのか?」
「うん見たい、駄目?」
「分かったよ、してやるから」
「縁に座って、こっち向いて」
「ま正面から見られるのか?あ、ふぅ」
湯に脚を入れる様に浴槽に腰掛ける。
卓也の目の前で、脚を左右に思い切り開け、割れ目を指でぱっくり拡げた。
「潤ちゃん、興奮してぐっしょり濡れてるよ」
「濡れてる・・・あぁ」
人差し指と薬指で大陰唇を割り開き、中指でクリトリスの包皮を剥き刺激する。
「う、ああ・・・見られてる・・・ふぅ、はぁ」
ぴくりぴくりと体が奮え、腰が蠢く。
そして左指二本を膣口に埋めた。
くちゅくちゅ掻き回す音と少女の香りが鼻をつく。
「あぁ興奮する・・・」
セックスの時とは違う興奮が潤を昂ぶらせる。
ぽた・・・ぴちゃ・・・
蜜がしとどに溢れ、湯に垂れていく。
興奮が高まり、クリトリスを強く擦り刺激を強める。
「あ、いきそう・・・」
指で蜜が溢れる膣口を深く激しく掻き回す。
「いく、いっくぅ」
ガクガクと体が震える。
「あはぁ、はぁ、ふぅ」
その時、潤の両手が握られ濡れ光る割れ目に卓也が口で吸い付いた。
「やだ、いったばかりは駄目!」
ぬるぬると舌が粘膜とクリトリスを這い回る。
「駄目!あ、駄目だって!いや、ああぁ」
ぐねぐねと腰が動き、舌の動きに合わせてしまう。
膣口に舌が差し込まれる。「あふ、うぁ、あ」
初めてのクンニに、腰の感覚が無くなる程の快感を感じた。
「駄目、いくう!あ!」
がくんと全身から力が抜け、崩れ落ちるのを卓也が受けとめた。
「あ、あぁ」
「ごめん!やりすぎちゃった?」
「口でいかされた」
「可愛くってつい」
「気持ち良かったぁ」
「暫く抱いてるよ」
「うん・・・」
風呂から上がって、ドリンクを飲み干す二人。
「いかされまくったから、腰がガクガク」
「落ち着いたら送っていくよ、危ないから」
「うん、ありがとな」
「でも、まさかの関係になっちゃったね」
「俺は後悔してないぞ」
「僕に恋人か・・・何か嘘みたい」
「安心しろって、俺の全ては卓也のもんだ」
卓也は天を仰いで幸せを噛み締めた。
===母と娘===
自宅に帰った潤に母の優子が鼻を近付ける。
「ん?あんたエッチしてきたでしょ」
「たっぷりと・・・それよりお袋、あの件黙ってただろ」
「ごめん!女の子欲しかったのよ、ほんとごめんなさい」
「良いよ、もう身も心も女にされたから」
「気持ち良かった?」
「何度も何度もいかされちゃったよ」
「ほんと!?母さん何か羨ましいな」
「お袋、明日から女の子としての心構え教えてよ」
「ちゃんと教えてあげる!まずは洗い方よ、さんざお風呂に入ったと思うけどいらっしゃい」
「えー!?洗い方?今からお袋と風呂にか?」
「娘と母なのよ?何恥ずかしがってんの」
「元息子・・・」
「さっさと来る」
潤が優子の前に座る。
久々に母の体を見た。
乳房は釣り鐘型に大きく前方にぶりんと張り詰め、腰は括れて尻がでかい。
濃い陰毛のジャングルと白い肌の対比。
凄い裸体の持ち主だった。
「すげえ・・・」
自分の幼い体と見比べて溜め息が出る。
「その内成長するわよ!しげしげ見ない」
優子から洗い方をしっかりレクチャーされる。
「大事なのは此処よ!女の一番大事な場所は指でしっかり洗いなさい」
優子が股間に指をずいっと潜らせた。
優子の花弁が何となく見え隠れする。
「若い娘は汚れやすいからね」
「こうか?」
「あら!そこもピンク色で可愛い!」
「いくら母と娘でもこんな事しねえと思うぞ」
「そう?息子の前でこんな事出来ないでしょ?」
「元息子は良いのか!」
「ん?潤ちゃん変な気分になっちゃったのぉ?」
「なるか!」
「なら気にしなぁい」
「と、とにかくしっかり洗うと」
「おっぱいは、大きくなったらこうして下側をしっかり洗いましょ」
巨乳を持ち上げごしごし洗ったが真似は出来ない。
とにかく洗い方を無理矢理教えられた。
湯に中から優子が潤を手招きする。
「こっちに来なさい」
「え?うん」
後ろから優しく抱き締められ、乳房が潤をふんわり受けとめる。
「あぁ、あんたってなんて可愛いのかしら」
潤にとっては母は変わらない訳だが、溺愛ぶりに困り果てる。
「お袋、恥ずいっ」
「良いじゃない、娘って可愛いわぁ」
「離せって」
「冷たいわ・・・そんな事言うならこうしてやる」
乳首が指で摘まれた。
「あんっ!」
「んふ、感度良いわねぇ、ほらほらほらほら」
「あ、あっ」
「此処も感度良いの?」
指が股間に伸びクリトリスが撫でられる。
「ひぃ!止め、くぅ」
「んー・・・お湯の中なのにぬるぬる」
「いい加減にし、あっ」
女所以に弱点を知り尽くしてる為、抵抗出来ない。
「ほーら、気持ち良いでしょう?」
「あ、あふ・・・ぐぅ」
「体が突っ張ってきたわ・・・腰も動いてきた・・・いきたい?」
いきそうなのに寸止めで中々いかせてくれない。
「そ、そんな事無、ああっ、良いっ」
「止めても良いのよ?ここで止める?」
「お願いいかせて!」
「良いわよぅ、いかせてあげる」
細い指が振動する。
「う、く、いく!あっ」
がくんと強い痙攣が襲い、母親にいかされる娘。
「あぁ・・・はぁ、ひでえ母親だな・・・」
ぐったりと優子にもたれかかる。
「敏感さんねぇ・・・羨ましいこと」
「娘をいかせる母親なんていねえよ!」
「だって可愛くて仕方ないんだもん」
「今日何回いかされたか、もうわかんね」
「母さんも今夜は父さんに可愛がって貰おうっと」
「もう好きにしてくれ」
「また今度やってあげようか?」
「う、うん・・・」
優子に対する抗議より、潤は気持ち良さをつい優先してしまった
「潤ちゃんとお風呂に入るのも久しぶり」
「うん・・・」
「これからもたまには母さんと一緒に入ってね?」
「別に良いよ、女の子の脳になってるせいか、それほどイヤじゃねえしな」
「可愛いぃ・・・」
息子だった自分としては、嬉しい反面、可愛がりように少し複雑だった。
===赤飯===
未だに女の子のままと言う事は男にはもう戻る事は無い事実を示している。
しかし潤は今更後悔やショックは感じていない。
後の人生を女で生きると決めていた。
でもそんな事より、下腹が痛く吐き気がする。
「何だよこれ・・・腹が痛えしずくずくするし」
トイレでしゃがむとポチャンと雫石が垂れる音が聞こえた。
「ん?・・・え!?」
血がぽたぽたと水に溶けていく。
「お袋ー!!」
「何何?なんなの?」
「血が・・・ぽたぽたって・・・血が」
「あら!おめでとう!あんた正真正銘の女の子になったのよ」
「へ?」
「あんた何にも知らないのね!初潮が来たのよ」
「初潮って俺が?」
「女なんだから別に不思議じゃ無いでしょうに」
「これってこんなに辛いのか?お腹痛えよぉ」
下っ腹を押さえて蹲る。
「潤ちゃん随分重いタイプみたいね・・・良いわ、今日休みなさい」
「うん、でどうしたら良いのかな」
「そこに母さんのナプキン有るでしょ?それをあてがうのよ、教えるから」
テープを剥がし、割れ目にあてがう。
優子から生理のレクチャーもしっかり受けた。
「でも、これであんた今後妊娠の事も彼氏ときちんと真面目に考えなさいね」
「そうかぁ、妊娠しちまうもんなぁ」
自分はセックスの虜になりそうになっている。
やはり考え無しにセックスに溺れるのは怖い。
「俺が妊娠・・・冗談みてえだな」
「とにかく寝てなさい、学校には言っておくから」
「うん」
「それにしても!今夜は赤飯だわね!赤飯・・・あぁ母親冥利だわぁ」
ウキウキと優子が生理用品を買いに出掛けた。
寝ていてもズキズキずくずく気分がすぐれない。
「こんなのが毎月来るのかよぉ・・・」
これと妊娠の激痛が有るからこそ、男の何十倍もの快感の見返りが有るのかもと潤はふと考えた。
「あ、卓也に電話しとかなきゃあいつ心配するな」
卓也に電話をかける。
「卓也?俺遂にあの日が来たよ・・・今日は休む」
『あの日って女の子の日って事?』
「おめえの方が良く知ってるみてえな口振りだな」
『学校で習ったじゃない』
「そ、そうだったか?」
『うん、それより今度から避妊しっかりしないと』
「うん、分かった」
『ノート取っていくからね!帰り寄るよ』
「ありがとな」
卓也の方が大人だ。
優子が潤専用の生理用品を慌てて買ってきた。
女の子の仕組み、これからの心構え等を教えて貰う。
「女の子って大変なんだな・・・」
「そうよ?複雑でデリケートなの」
「軽く考えてたなぁ」
「男に戻りたい?」
「それはもう思わない」
「好きな人居るんでしょ」
「でもオタクでキモイぞ?夕方家に来るけど」
「男は中身」
「痛・・・」
「どうしたの?辛い?」
「辛いよぉ」
「添い寝したげるから、ゆっくり寝なさい」
優子が横に入り、腕枕で潤の体を抱き寄せる。
「何か少し楽になった」
小さい頃嗅いだだろう母の匂いを確かめる。
記憶は無いのに懐かしい。
優子の豊かな胸に顔を埋めると心から癒された。
「女の子になって甘えん坊さんになったの?」
「そうかもしんない」
「良いわ・・・母さん側に居てあげる」
優子が優しく抱擁する。
辛さが軽くなり、潤は母の胸で眠りに落ちていった。
昼過ぎにふと目が覚めると、優子はずっと優しい目で見つめてくれていた。
何故か涙が溢れてくる。
「何泣いてるの」
「分からない・・・」
「おじやウドン作ってあげようか?」
潤がこくりと頷く。
具沢山の鍋焼うどんに卵を落とす。
「美味しい?」
「やっぱうめえ」
「でも潤ちゃん、やっぱりごめんなさい・・・息子のあんたの意志を無視して黙っていて・・・」
「もう気にすんなって」
「良かった・・・」
再び寝ていると夕方卓也が家に来た。
優子が迎えに出る。
「いらっしゃい」
「は、初めまして!卓也と申します!」
「貴男が潤の彼氏?」
「そう、です」
「あら、緊張して可愛いわ!さぁ上がって」
卓也が潤の部屋に入ってきた
===卓也の秘密===
「はいノート。特別な連絡事項は無かったよ」
「ありがとな」
「具合はどう?」
「これが毎月来ると思うといやんなる」
「そうだろうね」
潤が卓也の耳元で囁く。
「ねえ卓也、俺とやりたい?入れたい?」
「そりゃ勿論、本当は今すぐにでも潤ちゃんを丸裸にしたいよ」
「丸裸・・・あそこに卓也の大きいの入れたいぃ」
「僕も我慢するから、潤ちゃんも我慢」
「うん、血塗れの槍はさすがにいやだしな」
「ち、血塗れの槍って」
「なあ卓也、一つ分からねぇ事が有るんだ」
「なに?」
「前に抗体出来てるっつってたよな、あれって男から女になって又男に戻ったって事か?」
「あ、あの事・・・」
「ん?どした」
「この写真見て」
卓也が財布から一枚の写真を取り出した。
長い黒髪の少女に一瞬嫉妬の炎が燃えかけたが、よく見ると自分に似ている。
「あ?俺か?いや違うな・・・俺は茶髪のショートだけどこれは長い黒髪」
「それ、僕なんだ」
「え?!これが卓也ってことは元女の子?」
「黙っててごめん」
「今の俺と瓜二つ」
「12才の時、男性化した人からレイプされちゃって感染したんだ僕」
「そうなんだ・・・」
「異性化する人って、必ずしも良い男や良い女に変わる訳じゃないんだよ」
「俺はロリータになっちまったしな」
「潤ちゃんはまだ良い、可愛いから・・・でも僕はこんな風采の上がらない男の子に変わっちゃった」
「あ・・・」
「元に戻ろうとしたけど、女の子は誰も相手にしてくれないし、レイプは嫌だしで気付けば手遅れ」
「うん」
「それで男として新たに生きようと、この県に母さんと二人で引っ越してきたんだよ」
「うん」
「でもやっぱり女の子は誰も相手にしてくれない・・・僕は色々と諦めた」
「そうかぁ」
「そこに潤ちゃんが女の子で現れた!見たら昔の僕そっくり!」
「うん」
「何か昔の自分に会えたみたいで、一気にひかれていったんだ」
「苦労したんだなぁ」
「ごめん・・・騙していてごめん」
「何謝ってんだ、卓也が悪い訳じゃないし」
「でもさ」
「しつけえ!良いっつってんだから良いの!」
「ありがとう」
「これで俺も思い残す事は無くなったよ」
「どういう意味?」
潤の笑顔は明るく、天真爛漫な少女そのものに見えた
「俺は正直言って卓也に溺れてる・・・でも何処かで元男と現男のわだかまりが有ったんだよ」
「分かるよ」
「でも、卓也は元女の子で俺は元男の子で逆転してるだけなんだよな」
「そう言えばそうだね」
「だからもう、心残り無く卓也の彼女になれる」
「潤ちゃん・・・」
「もう自分は今女の子としか思えないんだよな」
「僕言って良かった」
「うん、俺もこれで全てふっきれるし」
「僕の母さん、びっくりしてたよ!そっくりだったし恋人居てるしでさ」
「そりゃびっくりしただろうな」
「じゃそろそろ帰るね」
「キスくらいしていけ!会いたかったのにさ」
「あ、ごめんね」
卓也がベッドに座り、潤を抱き寄せ、熱く長いキスを交わした。
「・・・卓也・・・帰らないでよ」
「でも母さんが心配するから」
「もうそろそろ良いかしらー?」
「「わひゃ!」」
優子がひょっこり顔を覗かせた。
「貴方たち声が大きい。ぜーんぶ聞こえたわよ」
「お袋何の用?」
「愛の力は偉大ね!あ、卓也君今夜泊まってらっしゃい」
「え!でも」
「貴男のお母さんには言っておいたから」
「お袋、電話番号何で分かったのさ?」
「ん?潤ちゃんの携帯寝てる間にちょちょいと」
「げ、何て親だよ」
「ねえ、僕お邪魔して良いのかなぁ」
「泊まっていけよ!一緒に寝ようぜ?」
「うん、じゃおばさん今夜宜しくお願いします」
「任せなさい!じゃ夕食の用意しなくちゃだわ・・・潤ちゃん?しっかり甘えなさいよ」
「恥ずい事言うなって」
優子がいそいそと部屋を出ていった。
「卓也!今夜ずっと一緒に居られるんだな」
「そうだね」
「夕食まで腕枕しろ」
卓也が太い腕を出すと、潤がこてんと頭を乗せる。
「嬉しい・・・」
幸せを噛みしめ、癒しの眠りに入る。
潤の脳から男の潤の残り火が消えた。
卓也は見つめていなければ損だと言わんばかりに潤を抱きしめ寝顔を見る。
目の前のまだ幼気な恋人の自分への熱情が嬉しい。
セックスをしなくても、こうしているだけで、心からの満足感を覚える。
すっかり女の子になってしまった潤と、男になった自分を思い人生の不可思議さを痛感する。
「ん〜・・・卓也ぁ」
「ん?・・・」
寝言で名前を言ってくれたら本物だと、一人卓哉はにやけてた
===溺れたい===
彼氏の側に居たい。
潤の卓也を見る目はハート形になっている。
父の弘孝は面白くは無かったが、同罪な弱み故に何も言えない。
風呂はさすがに別に入る事にした。
そして早く二人きりになりたかった。
暫く談笑していたが、潤がもじもじしだす。
「卓也、早く行こ」
「あ、おじさん、おばさんすみませんです」
「良いの良いの、早く甘えたいんでしょうよ」
部屋に入ると、潤はカギをかけ卓也に飛び付く。
潤が先にベッドに入り、卓也を招き入れる。
「来て」
いつでも触れ、存在を確かめていたい。
「んー・・・」
「潤ちゃんも随分変わっちゃったね」
「惚れた弱みかな・・・ねえ、あそこに入れた時どうだった」
「きつくてぴちぴちだったけど、ヌメヌメしていて凄く気持ち良かったよ」
「それでそれで?」
「こんな幼い体なのに、あそこは凄くエッチなんだなと思った」
「ここ、そんなにエッチだった?」
「うん、幼気な可愛い顔とのギャップが萌える」
「まだ子供の体なのに、あんな大きいのくわえこめるだな」
「赤ちゃん出るんだよ?それより最初痛かった?」
「凄く痛かった!でもその痛いのが卓也を感じて嬉しかったな」
「僕も漸く男の子になって良かったと思ったなぁ」
「ねえ、今日は口で出してあげようか」
潤が卓也の股間に手を伸ばす。
「え、やってくれるの」
「ていうか、出してあげたいから」
「じゃお願い」
「良いよ」
卓也の下半身を露出させ、巨砲を露にし、躊躇無く小さな口でふくむ。
「ん・・・むぐ、ん」
一気に口の中で硬さが増していく。
「んふぅ、硬いねぇ」
裏筋に舌を這わし、バキュームで吸い込む。
先走りが潤の口の中で溢れ、舌先で掬い取る。
「んん、む、んむぐ」
「く、潤ちゃん、気持ち良いぃ」
「口の中に出して良いよ」
「凄い!ぐ、出る!」
大量の濃い精が口の中にほとばしり、喉を叩く。
それを美味しそうに飲み干していった。
「あふぅ・・・全部飲んだよ?濃くて美味しい」
「ふう、はぁ、初めてなのによく飲めたね」
「全く気にならなかったなぁ・・・まだ出る?もう一度飲ませて」
潤は最早、身も心も性愛の虜になっていた
卓也は朝が早い。
先に目が覚め横でまだ寝ている小さい恋人を見る。
男になって早五年。
一時はこんな姿に変わり果てた運命を呪ったが、こんな可愛い恋人を手に入れる事が出来た。
セックス好きな点を若干持て余したが、それは贅沢な悩みだと思い直す。
『縁って不思議。潤君とこんな関係になるとはね』
一緒に学校に行くため、家を出た時クラスメイトの女子数人に出会った。
「潤ちゃん、今一緒に出てこなかった?」
「彼氏とお泊まりぃ?」
「ってか、藤川君と付き合ってるの?」
質問の嵐に、卓也は女子の反応が怖くて俯き加減だが、潤は開き直る。
「男の価値は中身と体と体の相性!俺はもうこいつから離れられねえ」
「え?潤ちゃんもうやっちゃったの?経験済み?」
「おう、たっぷりいっぱいやられたぜ」
卓也がうろたえた。
「じ、潤ちゃん!はっきり言い過ぎ」
「おめえは黙ってろ!」
「うわ、二人きりの時と別人・・・」
「んあ?何か言ったか?」
「何にも無いよぉ」
「おい卓也、行くぞ」
「あ、うん」
どうやら、外では以前の潤が顔を出すらしい。
何のプレイだと卓也は思ったが、安心もした。
卓也はこの慇懃無礼な少女にも惚れたのだから。
でも二人きりになると、べったり甘え、抱かれて目一杯愛される事を欲した。
数日後、生理が終わった潤が卓也に後ろから全裸で貫かれ、突き入れにゆっさゆっさ揺れていた。
「あっ、あっ、良い!良い!あそこ気持ち良い!」
「潤ちゃん、もっと強く打ち込むよ!」
「お願いもっと!もっとちょうだい!」
「エッチな子だね」
「だって・・・ってああっいくっ!またいくぅ!」
「まだまだ勘弁しないよ?ほらほらっ!」
「何でこんなに、気持ち良いの!あぁ凄いぃ」
「何度でもっ!いかせてあげるからねっ」
どんどんと深く突く。
「良いよぉ、気持ち良すぎて死にそう!」
あまりの気持ち良さに涙まで流れる。
「こうするともっと狂いそうなんだよね?」
ぐりぐりと回転運動を交えた。
「ひ、あぁ・・・い、いくっいくっいくっいくう!」
だらしなくアクメ顔を晒し、性の喜びに狂う。
小一時間続いた絶頂に潤は大の字でのびていた。
「うふぅ・・・卓也・・・身も心もふわふわぁ」
シーツがまるでお湯をぶちまけた様に、潤の愛液で濡れていた
===男と女===
一年が過ぎた頃、潤は漸く性欲の虜から少し落ち着いてきていた。
大量の女性ホルモン分泌は、潤の幼気な体を劇的に変貌させた。
釣り鐘型に前方にぐっと張り詰めた乳房と、細い括れから続くツンと上がった大きな尻と豊かな腰回り。
背丈も卓也と殆んど変わらない位伸びていた。
表情はロリなままで、髪を三つ編みに結って体とのギャップを醸し出す。
しかし、あそこに結局毛が生える事は無かった。
卓也だけの秘密ではあったが。
当然の如く男どもから声がかかる様になったが、卓也以外は興味が無い。
そして当の卓也にも劇的な変化が有った。
潤の旺盛な性欲に応える為、一念発起して体を鍛え、見違える様な筋肉を作りあげた。
眼鏡も止め、浅黒い肌にメッシュの入った髪。
以前のデブオタクはもうそこには居ない。
アイドルオタクの趣味は変わる事は無かったのはご愛嬌だ。
ことさらベタベタするでも無く、二人の仲は自信と信頼に裏打ちされている。
あと、潤は再び体を鍛え始めていた。
落ちた筋肉と若干増えた脂肪を減らし、卓也を喜ばせたい一心の女心。
元デブオタと元茶髪筋肉ヤンキーは、今や理想的な逆転カップルとして憧れの対象にもなっていた。
二人はどうやら生涯共に暮らす事を誓い合い、早い婚約の儀式を家族を交えてした様だ。
駆け足で成熟した潤は、卓也と離れない事を誓う。
卓也は最愛の人を命を懸けて守る事を誓う。
ノースリーブにヌーブラの胸が揺れ、生足超ミニの潤が颯爽と歩いている。
「卓也、なにしてんだ?早く来いや!」
「潤ちゃん、背が伸びたから足が早いってさぁ」
「さっさと一緒に歩かねえか!俺が男に引っ掛けられても知んねえぞ!」
「もう・・・」
どうやら思い切り尻に敷かれそうだと嬉しくも苦笑いする卓也が居た。
===END===
投下完了です。
結局、甘い系の話になってしまいました。
私的にはやっぱり甘い話の方が好きですねぇ。
暫くは鬼畜系を書くのは辛いかもしんない。
早く心身共に万全にしなくちゃ。
GJ
京丸はまた空気読まずに他の投下があるときに大量に流すのかよ
>>232 いいねいいね〜、甘めなお話大好きだ。まあ、いろいろ有るわな。無理のない範囲で投下を頼む。
>>234 他の投下が有ろうが無かろうが関係有るまい?
投下中の投下はNGだが。
またここから投下されない日常がはじまるのか…
まぁいいけどね
234>すまん。
マジに昨日漸く書き込もうと思ったら、投下されていたんだよ。
決してわざとじゃ無いので許しておくれ
+(0゚・∀・)+
僕オマエ、大好きな展開でした。投稿GJ!>作者様
同感。
過去のいくつかの神作品にも負けず劣らずの良作になるヨカン。
ありがとうです>僕オマエ作者様
242 :
263:2007/09/26(水) 00:34:06 ID:Tsfn/Ot7
かなりお久しぶりです。
前回の投下から諸事情あって書けない状態がずっと続いてましたが、ようやく最近になって復活することができました。
長いこと書いてなかったので、リハビリも兼ねて時節モノを投下したいと思います。
243 :
263:2007/09/26(水) 00:35:13 ID:Tsfn/Ot7
さて、状況を整理しよう。
今日は9月の第二土曜日で休日。だが俺は学校にきている。なぜなら運動会があるか
らだ。
台風も過ぎたばかりの秋晴れで、グラウンドの状態もいい。冷たい地面と風が各種目
の激戦で火照った体をクールダウンさせてくれる。たまにはこうやって直接地面に腰を
下ろすのもいいもんだ。はいてるものが多少汚れようと、今日ばかりは気にするやつは
いない。それがたとえブルマであってもだ。
たとえそれを俺がはいていようともだ。
そう『俺』が。
「やっぱり帰る」
「それは許可できません」
逃げようとしたところを捕まえられ、もといた場所に戻される。こういうのを世間で
は監禁という。立派な刑法上の罪だ。しかしながらこいつらに法を犯している自覚は露
ほどにもなく、こうやって堂々と保護者ら人前で犯罪行為を行っている。
犯罪的といえば、今の俺の格好もそうだと言わざるを得ない。
ブルマだ。
男の俺がブルマをはいている。男というところに少し語弊はあるが、おおむねあって
る。ただし外見的に不自然じゃない。むしろこの格好じゃないほうが不自然になる。矛
盾しているようだが、今あげた項目はすべて正しい。
「こんなことをしてるって誰かに知れたら俺の人生の終わりだよ……」
「誰も気づいてないようだから安心してくれ。それに団長は女の子なんだから『俺』は
やめたほうがいいんじゃないか?」
本当ならたった今俺をいさめた団長補佐である片桐が団長を務めるのが自然だったは
ずだ。俺なんかお呼びもかからない下っ端だったというのに。
「死んでも断る。っていうか俺は女じゃないって何度言ったらわかるんだよ。今日になっ
てから20回は言ってんだけどな」
男の俺がブルマをはいて団長を務める。言葉にすれば俺のほうが犯罪的だ。しかもそ
れがバレると世間的に死亡、バレないように隠蔽工作すると精神的に死亡。どっちにし
ても俺の未来に明るさはない。袋小路一直線だ。いくら卒業まで半年を切ったとはいえ、
噂が蔓延して収束する75日までの間に絶対死にたくなる。寿命がストレスでマッハだ。
244 :
263:2007/09/26(水) 00:35:58 ID:Tsfn/Ot7
「ほら団長、うちの組が頑張ってるんだから応援してあげないと」
全国的にどうか知らないが、うちの学校では運動会になると必ず応援団というものが
結成される。学校を紅白の二色に分け争わせるにおいて、取りまとめ役とも総大将とも
いえる役割を担った全校生徒の半分の頂点に立つ存在がいるのだ。それを団長と呼称す
る。
で、今俺は団長と呼ばれた。つまり俺がその役にどういう訳か就任しているのだ。い
や、もともと就任していたと言うべきか。
ややこしい話だが、今の俺は俺であって俺じゃない。昨日までの俺は団長じゃない。
しかし今日の俺は団長で、応援団が結成されたときにすでに団長に就任していることに
なっている。……不可解すぎる。
不可解なことといえば、男だ女だと俺の性別について自分と他人との認識に隔たりが
あるのもそうだ。
それらについては話せば長くてどうでもいいような理由がある。
……正直、本当にどうでもいい話だ。
245 :
263:2007/09/26(水) 00:37:15 ID:Tsfn/Ot7
「御子柴さんが風邪でダウンしちゃったんだって」
教室に入るなりそんな話が俺の耳に飛び込んできた。すでにクラス内のトップ記事に
なっているようで、いたるところから聞かれ、そこにいる全員を例外なく慌てさせてい
た。
というのも、当の御子柴春香(みこしばはるか)は我が紅組の総責任者である団長を
務めているからだ。これまで団長の指示のもと、紅組は一致団結し結束も固いものになっ
ていた。
そのカリスマあふれる学校の半数を支配下に置いたプチ独裁者が今日になっていきな
り崩御してしまったのだから大変だ。
そんな不利な情報を相手方──白組に漏らすわけにもいかず、防衛策により黒板にで
かでかと「戒厳令施行中」の文字を躍らせ、情報の統制をはかっている。「許可なく教
室を出入りすることを禁ず」の注意書きが物々しい。
団長不在のまま運動会は始められない。始まったとしても、団結を失い、士気の下がっ
た組に勝利はないだろう。かといって代役を立てたとしても、本人以上に団長が務ま
る人物が思い当たらない。副団長がいることにはいるが、能力的にとても敵わない。
俺のいる3−4の教室には同じ紅組の3組の代表者がきていて、4組の代表と机を四つほ
ど並べた四角い円卓を囲んでこの危機的状況をなんとか打開しようと会議を開いていた。
ちなみに周囲5メートルは関係者以外立ち入り禁止。
会議の内容はカオスだった。誰かが意見を出せば必ず誰かが反論し、反論にはさらに
反論がかぶせられる。輪廻のように堂々と巡っていた。会議は踊る、されど進まず。小
田原評定の再現を頼まれもしないのにやっている。会議に参加しながら傍観を決め込ん
でいる俺から見ればこんなに不毛なものもない。三人寄れば文殊の知恵と言うが、八人
もいると山に登ってしまうものらしい。
影武者、と誰かが言った。クローンを作れ、と誰かが言った。山の頂上で出すにはふ
さわしい意見だ。しかしそんな都合のいいものがそこらに転がっているわけもなく、会
議は踊り続けるはずだった。
「こぉんなこともあろうかと影武者を用意する準備をしておきましたよ、ふふふふふ」
不気味な笑いとともに不可思議な提言がなされるまでは。
本当かと食いつく紅組首脳。そんなわけないだろとツッコミを入れたくなったが、提言したやつがそれを許さない雰囲気をまとっていたので黙っておく。話のコシを折られ
るのがなにより嫌いだからな、あの科学部部長は。神西博士(じんざいひろし)という
男がキレたら何をしでかすかわかったものじゃない。いきなり黒色火薬を取り出して暴
れてもおかしくないのだ。触らぬ神になんとやら。
「わぁたしが開発した変成ドリンクを飲めば、その人はあっーという間に団長の姿にな
ることができます。どぉです、サイコーでしょう?」
とりあえず俺は眉に唾をつけておいた。突飛な話すぎだ。もし本当だとしても、影武
者をつとめるには、本人の行動をコピーする必要がある。姿が変わってもそっくりなだ
けで中身がコピーできるわけじゃないから、仕草や言葉遣いや表情の機微を本人の再現
ができるほど知っていなければならない。
……無理だな。よほど付き合いが長い幼馴染みでもなければ代役は務まらない。それ
こそ寝食ともにしていなければ、演じるのは難しいだろうな。
無能──いや首脳会議でも同じような意見が出され、激論が飛び交っていた。
──適任者はいるのかどうなのか。いるとして、どこにいるのか。
──いや、そんな者はいない。
──だったらいないという証明をしてみせろ。
ますますグルーヴしてきた。議論に熱さは必要だ。悪魔の証明を持ち出したり敗北主
義者だと罵りあっているのはどうかと思うが。
246 :
263:2007/09/26(水) 00:39:30 ID:Tsfn/Ot7
「適任者はいるぜ」
もはや雑言のるつぼになっていた意見交換の場は、一瞬にして静寂に変じた。鎮静化
させたのは、肩書きで言うと団長補佐。なぜか副団長をおさえてナンバー2の位置にある。
「この片桐雄太が保障する。『奴』なら必ずやり遂げられる」
このクラスの男子委員長にして永遠の補佐官。いや、いい意味で。
体育会系の参謀の言葉には体格以上の重みがあった。絶対の自信がうかがえる。まるで
こいつだけが今日を終えて過去あったことを回想しているかのようであり、これから必
ず起こることを予言しているようでもあった。
様子を観察していた俺の視線が片桐のそれと重なった。
「というわけで頼むわ、御子柴春樹(みこしばはるき)」
俺のフルネームが呼ばれるのと、顔を突き合わせていた首脳が一斉に俺の方に振り向
くのはほぼ同時だった。その顔は一様に得心した様子を見せていた。
「あまりに似てないたからみんな忘れているかもしれんが、そこにいる御子柴と団長は
双子だ。こいつ以上に適任はいないだろう」
片桐の言葉に嘘はない。俺と春香は双子だ。といっても二卵性で、よく親戚連中に
「ここまで似てない双子もない」と言われる。誰より春香のことは知っている自信はある
が、それだけだ。いくら双子でも別人であることに変わりはない。影武者なんて無理に
決まってる。だからこの決議についてもどちかというと大反対だ。
「残念だが、おまえに拒否権はない。そもそもこれは紅組の窮地。その危機を打開する
ためなら同じ紅組に所属する者として、そればかりか運営する立場にある者として、も
ちろん喜んで協力してくれるよな?」
やばい。俺の人格など大事の前の小事と露ほども考慮しない本気の目をしている。
「ちょっと待ってくれよ。そもそもお前らはそんな薬を信じるのか!?」
「わぁたしの薬が信じられないと? それならば試してみればいいじゃなぁいですか!」
お前は黙ってろ。首脳陣を見回すと、なぜか顔をそらされた。まさか……
「いや、信じてないわけではないが、さすがに……なあ?」
「溺れる者はファラオもつかむと昔から」
「ものは試しと昔から」
「男は度胸、なんでもやってみるものさと某漫画に」
誰も神西の薬を信じてなかった。ただ、ひとつの可能性として捨石程度にしか考えて
ない。とりあえず試してみてダメだったら次の手を考えようみたいないい加減さだ。
「さぁ御子柴くぅん、大義の為の礎になりましょうねぇ」
どうしろと。
現状の俺はまな板の上のコイだ。四方から伸びてきた手に拘束され、赤いハチマキで
椅子に縛り付けられ、神輿のように担ぎ上げられ、科学部部室に移動させられ、首脳全
員に取り囲まれている。
「わはは御子柴君、もはやのがれることはできんぞ」
神西の手にあるのは、ドロリとした暗い緑色の液体の入った試験管。形容のしがたい
色をしていて、およそ人体に害しか与えない薬物実験の失敗作に見える。紫と緑が入り
混じった色の液体に薬効があってたまるか。そういえばこんな駄菓子もあったな。舌が
しびれるくらい合成着色料が入っている飲料が。
「たぁだのポ○ジュースみたいなものでぇすから、ふふふふふふふ」
いつ科学部が魔法世界にくみするようになったんだ。科学と魔法は争ってナンボのも
のだろうに。……と、ある小説では超能力者と魔法使いが敵対していた。そもそもこい
つは本当に科学部部長なのか? 実は科学部は隠れミノで魔術部だったりしないか?
科学といえば白衣がユニフォームだろうに、あろうことか神西は黒衣を着ている。フー
ド付。魔法使いか黒魔術師の格好だ。
「思い通ぉりにいかないのが現実だと割り切りたくないような顔してますねぇ。どぉし
て自分がこの手を汚さなければぁならないのか、と。ですが、そぉんなことなど些事に
過ぎません。我が錬金術部のぉ研究に携われることは光栄にほかならないのですから!」
はっきりと科学部でないと言い切った。まあヤギの頭蓋骨が飾られていたり、床に魔
方陣が描かれていたり、照明がロウソクな時点で諦めていたが。
アルケミーも無理やり科学の一部と見なせなくもないが、今やろうとしていることは
明らかに科学の範疇を超えてる。
247 :
263:2007/09/26(水) 00:41:15 ID:Tsfn/Ot7
「錬金術って言うなら等価交換が基本だろうが。対価とか代償がいるんじゃないのか?」
苦しい言い逃れだったが、神西は腕を組んで大きく頷いていた。
「確かぁにそうですねぇ」
こいつは錬金術は卑金属を貴金属に変えようとするのが目的だと知らないのか。その
思想のどこに等価があるんだか。鋼的な漫画に影響されたのかもしれない。一応現代技
術を駆使すれば錬成はできるらしい。コストがかかりすぎてとても採算が取れないそう
だが。
「あ、だったらこんなのはどう? あとでここにいるみんなが御子柴くんのお願いをな
んでも一つ聞いてあげるってことで」
「……本当だろうな」
「もっちろん。なんだったら性的なお願いでもいいよ」
あっけらかんと言いつつちらりと襟首を引っ張ってブラチラしてみせる書記の藤原さ
ん。普通にからかわれてるような気がしてならない。だから念書を書かせた。全員の署
名入りで。公証人がいないのが残念だ。
「ふぅ」
大きくため息のような深呼吸をひとつして、口を開けた。薬を飲ませろとの意思表示だ。
液体が流し込まれる。見たまんまのドロドロさだったが、意外にも無味無臭だった。
口の中いっぱいにたまった変身薬を少しずつ飲み、飲み終えたころには変化が始まって
いた。
体が裏返った。
ボールに穴をあけて裏返すみたいに、体の一点を中心にして反転した。体の中心に近
かったものほど外に飛び出し、眼球は脳がかつてあり今は髪の毛の垂れ下がった空洞を
眺めている──。
ということにはなってないが、感覚的には似たようなものだった。胸のあたりに穴を
一箇所開けられてそこからひっくり返されるように、意識がぐるりと反転した。
……
……
次に目を開けたとき、すぐ目の前に春香がいた。あの気の強そうな顔と目は間違いな
く春香だ、見間違いようがない。春香はなにか恐ろしいものでもみたかのように驚きに
目を丸くしていた。
「春香、なんでここに?」
俺は確かにそう言った。しかしまったく同じタイミングで春香もまた同じことを言っ
た。双子のシンクロニシティを信じそうになったが思い直した。ここに春香がいるわけ
がない。今朝、ベッドから動けないほど調子を崩した姿を見たばかりだ。こんなに早く
回復するのは無理だ。──なのに、ここにいる。
春香はぽかんと口を開けていた。俺とまったく同じ心境だ。……ん、俺?
あることが思い浮かんで、試しに口を「あいうえお」と動かしてみた。春香はまたし
ても俺と同じことをした。
「やっと状況を理解してくれたか」
俺は春香になっていた。今まで見ていたのは大きな鏡だった。片桐が撮影で使うレフ
板のようにかざしていたのだ。俺が右手を上げると春香は左手を上げた。
「……マジか」
声も変わっている。ハスキーがかったこの声も春香のものだ。髪も背中まで伸び、腹
が軽くなって胸と下腹部は逆に重い。いわゆる女の体型だ。このたび実装された部位に
興味はあったが、これが妹の体だと思うとそんな気も薄れていった。歩く振動だけで揺
れる胸も気にはなるが気にならないことにする。
「片桐、背縮んだ?」
自分の中の感覚だけでなく、別のところも変わっていた。いつもは見上げる片桐がそ
れほど大きくなく見える。そればかりか地面までも低くなっている。
「お前が大きくなったんだよ。おっと、もうお前とは言えないな。──団長」
俺と春香が双子なのに似てないと言われる特に大きな理由が身長だった。
春香は170を超える長身だが、俺は160にも満たない。この身長差が俺が兄だとも双子
とも思ってくれない原因になる。同じ家で同じ食事をして同じ時間睡眠にあてて、この
個体差。努力値でも設定されているんだろうか。
これまでの人生を振り返るだけで、想像を絶する悲しみが俺を襲った。
248 :
263:2007/09/26(水) 00:42:40 ID:Tsfn/Ot7
「しっかし、ホントにあの薬が作用するとはな。科学も進歩したもんだ」
他人事みたいに。紅組の窮地を訴えておきながら捨て駒扱いかよ。そろそろ俺の怒り
が有頂天になりそうだ。
「おーい、近藤―。もう入ってもいいぞー」
俺の憎悪のこもった視線もどこ吹く風、片桐は入り口に向かって声をかけた。すぐに
ひとりの女子が入ってくる。リボンを頭の上で結んでいるおとなしそうな感じのする人
だった。ただひとつ『どこにでもいる女子』から乖離させていたのは、手に持った黒い
クリップボードだった。その女子は俺のすぐ前までやってくると観察するみたいに頭か
ら足まで一通り眺めた。
「彼女は今日一日お前の秘書をやってくれる近藤だ」
「近藤もえぎと申します。以後、お見知りおきください」
うやうやしく頭を下げる。俺も軽く一礼した。
「よろしく、近藤さん」
「近藤と呼び捨てで結構です。──それから、よろしいでしょうか?」
近藤の目が急に鋭くなった。
「春香さんはそんなことを言いません。減点1」
「ええええええええ!?」
なんだそれ。そんなこと言わないって。それにその採点は?
「これはアナタの行動の評価です。あまりに春香さんとかけ離れた行動を取るたび減点
していき、基準値を下回ることになりますと罰則を与えることになっています。お忘れ
にならないでください」
なんという言論統制。おまけに行動まで管理されている。
「ま、そういうことだ。彼女は団長のことをよく知っていてな。それじゃよろしくやっ
てくれ。俺らは準備があるから先行ってるな」
ぞろぞろと科学準備室を出て行く紅組首脳。残されたのは俺とダメ出し要員の近藤だ
けになった。
二人きりになったところで、近藤から注意点と留意点をそれぞれ20項目ずるくらい聞か
された。
「こちらが着替えです。男子用の体操服姿の春香さんもアリといえばアリですが、ここ
はやはり女子用に着替えて健康的なエr……コホン、美や凛々しさを強調すべきだと思
います」
待て。
今、不穏当なこと言いかけたぞ。そういえばさっきの指導のときにも色っぽい座り方
とか悩ましげなため息のつきかたとかを聞いた気がする。
「それが本性?」
ストレートに聞いてみた。近藤はしばらく無言だったが、
「態度が春香さんらしくありません。減点です」
報復でもって回答とした。おいィ!?
それから問い詰めはしたものの、答はすべて「減点」だった。確信した。さっきのは
間違いなく本音だ。俺は近藤のことを絶対に信用と信頼するなと深く心に刻んだ。
「それはそうと早くお着替えください。時間がありませんので」
「この紙袋は?」
体操服とブルマといっしょに茶色い紙袋も渡されていた。振ってみると、布のような
手ごたえがあった。音もそんな感じだ。……なんか中身を改めたくない。それでも「お
開けになってください」と言われれば従うほかない。
嫌な予感は的中した。
「女性用の下着です。どうぞ遠慮なさらずお着けになってください」
「遠慮するに決まってるだろうが!! 男の俺がブルマとか下着なんてものをつけられるか!!!」
「その発言を訂正させていただくと、今のアナタは徹頭徹尾女性です。女性であるから
には着けていただかないと困ります。まあそれはそれとして減点1。いいペースです」
この体で男だと主張しても通らない。俺がいくらわめこうが、状況はそのままだ。む
しろ減点されて悪化してしまう。
「わかった。……だが、絶対下着は着けないぞ。それだけは死んでも断る。女子用体操
服は着るって言ってるんだ。そっちもそれくらいは譲歩してくれ」
「……まあいいでしょう。ただし後で後悔しても、わたしは一切関知しませんから」
ふう、ランジェリーは回避した。あんなもの着けることになったら男のアイデンティ
ティが崩壊してしまう。それにしても後悔ってなんだ? どうせ脅しだろうが、妙に引
っかかる言い方だった。
249 :
263:2007/09/26(水) 00:44:03 ID:Tsfn/Ot7
「…………」
「…………」
「……おい」
「なんでしょう」
「着替えるんだが」
「承知しております」
「ずっとそこにいる気か?」
「それがわたしの役目ですから」
「男が着替えるのに?」
「今は同性ですから、どうぞお気になさらないでください。なんならわたしを無害な空
気だと思って構いません」
チラチラこっちを見ながら空気扱いしろはないだろうに。裸になったとき目を見開い
たのを俺は見たぞ。どこが無害だ。精神的に有害じゃないか。
「着替え終わったようですね。──おや、どうされました?」
「……本当にこれでサイズ合ってるのか? すんごくキツキツなんだが」
着替えてはみたものの、サイズが一回りは小さかった。上も下もはちきれそうなほど
窮屈だ。春香のスタイルが異常にいいせいもあるが、どうもこれはサイズがあってない。
「それは仕様です。そのほうがウケがいいと思われましたので」
ウケってなんだよ。誰のニーズにこたえようとしているんだ、俺は。下着も着けず、
体のラインが浮き出やすい状態で、そこにスモールサイズの体操服を組み合わせる。結
果、胸の突起が少し出ていたり、あの部分にうっすら溝ができたりしている。
なにこの18歳未満閲覧不可図書みたいなシチュ。
「どうされました? なにかをお探ししているようですが」
「しっ、下着をよこせ!」
恥も外聞もかなぐり捨てて俺の生殺与奪を握っている近藤に詰め寄る。俺は羞恥プレ
イをするために春香になったわけじゃない。こんな格好で人前に出るなんてことはでき
ない。まず俺が恥ずかしいし、後で春香もとばっちりを受けることになる。
「さきほど必要ないとおっしゃったじゃありませんか。そればかりでなく後悔しません
ねと口を酸っぱくして念まで押しましたのに……」
「言ったのは一回だけだろ」
「いいえ、心の中では何度も繰り返しておりました」
口に出せよ。
「そもそもアナタは女性を知らなすぎです。女性が隠すべきところは、乳頭、陰部、腋
であると相場が決まっているにもかかわらず、忠告も無視して独断専行、あげく自滅。
──しかしですね、」
どこまでが本当のことかわからない話を聞き飛ばして、俺は饒舌に語る近藤の手から
さっきの紙袋を奪い取る。逆さにして取り出そうとするが、中身が……ない!?
「そのように羞恥に悶えるアナタの姿には大変そそられるものがありました。ある条件
を飲んでいただけるのでしたら、この下着をどちらか片方差し上げましょう」
そう言いながら、体操服の上に身に着けた下着を指差した。いつの間に取り出してど
うやって着けたんだ。マジシャンか。
「……条件を言ってみろ」
「簡単なことです。アナタがひとつだけわたしのお願いをなんでも聞いていただくだけ
で結構です」
どこかで聞いたことのあるような条件だな。しかし、背に腹はかえられない。一時の
感情に流されて大局を見失うのは愚の骨頂だ。……と、どこかの武将が言っていた。
「……わかった、条件を飲む。さっさと聞いてやるからさっさとお願いを言え」
「それは後ほどのお楽しみということにさせてください。さて、どちらをお選びになり
ますか?」
受け取ったパンツは微妙に温かかった。
「脱ぎたてですよ?」
余計なことを言う。ブルマの上からとはいえ、女子がはいていたもの。
「顔が赤いですが、どうされました?」
もてあそばれてる。ボードで隠された口はおそらく三日月の形に割れている。俺の一
挙手一投足をつぶさに観察してはほくそ笑んで。現にパンツをはいているとき、視線は
俺から一瞬たりともはずさなかった。Sだ。近藤はサディストに違いない。
「ところで、この一連のやりとりで減点が7ほど加算されました。お気をつけください」
憶測は確信に変わった。
250 :
263:2007/09/26(水) 00:44:48 ID:Tsfn/Ot7
──ということがあった。
帰りたくなる理由は腐るほどある。パンツははいているがノーブラというのがかなり
大きなウェイトを占めている。逆境の中、突起が見えないように常に腕組みをして隠す
ような涙ぐましい努力を続ける俺を誉めてやりたい。その格好と誰も見ないようにずっ
と遠くをながめている姿がどうも貫禄があるらしく、近藤が異例の加点をした。
「手ブラ、ぐっじょぶです」
どうも客観とか公平とか公正とかいうものが抜けている気がする。明らかに主観と偏
見で判断しているが、異議を申し立てれば減点されてしまうので、涙を呑んでスルーし
た。
「団長ってもしかしてノーブラじゃない?」
ゆっくり振り向く。音の発生源はやはりというか近藤だった。
頼むからスルーしたら追い討ちをかけてくるのはやめてくれ……。
251 :
263:2007/09/26(水) 00:45:25 ID:Tsfn/Ot7
ということで、前編は以上です。
続きはまた後ほど……
>263
薬飲むまでなげーって思ったけど、最後まで読んだらそれも味だと気付いた。
GJ!!
263氏復活キター!!!GJGJ!!!
投下します。
あの途中までの作品はまだです・・・で新たに一つ書きました。
甘甘ばかりじゃなんなので、どうしようかと。
で、この形なら心も傷まないと思い付きましたW
随分荒唐無稽ですが。
妊娠出産が出てきますが、グロくならないよう直接描写は避けました。
下書きは有りますので、すぐ続き投下できます。
主人公
阿倍野喜久【20】
↓後に阿倍野菊に改名
もう一人の喜久【40】
その他子供沢山
[レイプ][孕ませ]
では投下
◇◆阿倍野一族夜話◇◆
===1===
女が居ない。
前世紀に襲った女性狙い撃ちのウイルスに、人は種として大打撃を食った。
女だけがこの世から消えていく。
人類史上最悪の災厄に見舞われ、最早戦争や国同士の諍いなどとは言ってられなかった。
何とかしなければ人間は滅びの道を歩む。
クローンが自然への冒涜だ等も言ってられない。
今生きている人間は、細胞核に他人の遺伝子を混ぜこんで生まれていた。
人間は生物として老年期を過ぎたのだから、神の摂理や自然への冒涜もへったくれも無い。
細胞核を直接操作し、女性を作ろうとXY遺伝子を並べ変えても、何故か人の形を成さなかった。
或る時、先進国主導の研究機関が遺伝子操作によって、ある微生物が偶然この世に生み出された。
男を肉体的に女性に変えてしまうのだから、それは冒涜の極みとも言える。
しかし女性化は一方通行で後戻りは出来ない。
大人になってからの女性化も問題が有った。
精神的には男性のままだから、わざわざ男とセックスなんて出来ない。
だから大多数は、まだ物心つく前に女の子にされていった。
そして女として育てるのが主流となった。
だから今居る女性は全員元男。
気にしない男も居たが、種として老年期に差し掛かった人間はそこまでしたい気力が失せつつ有った。
とある最高級コンドミニアム・・・二十歳を迎えた一人の若者がブランデーを片手に座っていた。
その頃の風潮からは珍しく、養子として愛され、大事に育て上げられ、一生遊んで暮らせる財を相続。
育ての親はもう居ないが、財を食い潰すつもりは無く、真面目にその財を大きくしていった。
元男の嫁なんか貰う気は無く、一人で死んでいく気でいる。
「あれが成功すれば、退屈からも解放されるんだけどなぁ」
育ての親から受け継いだ、時を越える機械。
完成間近までには迫っていたが、それで儲けようとは露にも思っていない。
育ての親はそれで儲けようとしていたが、この若者は自らの知識欲求を満たしたいだけ。
過去に謎だった出来事の真実を知りたいと。
名前を阿倍野喜久。
皆からは喜久(よしひさ)を音読みして「きくちゃん」と呼ばれてる。
某陰陽師の末裔らしいが、その祖先探訪も夢の一つでは有った
今夜も時を越える機械をいじっている。
「何が足りないんだ?」
女の子と見紛う様な綺麗な顔立ちで考え込む。
「ここか?」
小さいプリント配線を覗き込む。
「完成したか?」
「あぁ、まだ・・・?・・・わ!だ、誰だ!」
後ろを振り向くと、端正な顔立ちの中年男が立って一緒に覗き込んでいた。
「誰・・・ってあれ?僕か?でも年くってるし」
「安心しろ、そのおまえ自身だ」
「って事は将来完成するんだな!?何が足りないかは言わないでくれよ?それを探すのも楽しみだし」
「さすが僕自身だな・・・用事を先に伝えるが、おまえ結婚する気無いか?」
「結婚?元男なんかと結婚したく無いって同じ僕なら分かってるだろ」
「やはりそうだよなぁ・・・一人で寂しいんだ。我が子が欲しいなぁ」
「ちょっと待てよ!万が一僕が結婚して子供が出来たとして、そちらにも何か影響有るのか?」
「有る!過去を変えるとパラレルワールドが発生するが、その結果は別世界にも影響を与える」
「時間が辻褄を何とか合わせようとする訳か」
「あぁ、結果おまえに子供が出来ると僕にも子供が居る事になる」
「でも、諦めてくれ・・・それは無理だ」
「だろうな、仕方ない・・・一杯酌み交わそう」
「それなら付き合うよ」
「こちらの世界から良い酒を持ってきた、飲め」
「自分同士で酒盛りか」
コーンフレーバーの香りが芳しくも美味い。
「女性化薬は僕の時代では強化されたんだよ」
「それが何か?」
「短時間で効果を表す」
「???」
「何かに混ぜて飲ませる事も可能になった」
「まさか・・・!」
「そう、例えば酒に混ぜてみたりしてな」
喜久は酒を吐こうとしたが、胃液しか出ない。
「無理だよ、即効性だ」
途端に身体中が熱く疼きだした。
「でも、そんな事したらそっちにも影響有るんじゃないのか!」
「ワクチンが有るから変わる事は無い・・・時間の野郎は悔しがるだろうな」
「く・・・身体中が熱い!かはっ、ぐ」
「まぁとはいえ博打だったよ?僕も女に変わるかもしれないからな」
背が縮みだし、筋肉質の体が丸みを帯びてきた。
「何で、・・・声が」
ソプラノの細い声が別人の様に響く。
「大丈夫だな、僕は男のままだ」
顔の輪郭が丸くなり、睫毛が伸び、がさついていた唇がしっとりと赤く膨らみを増してくる。
胸が風船を膨らます様に前に張り出し、シャツを持ち上げた。
股間に得体の知れない喪失感が有り、その後体内に穴が穿たれていく感覚。
思わず指を見た。
細いしなやかな指。
髪質も変わり、細くさらさらと肩まで伸びる。
「あ、はぁ、はぁ」
「完了だな」
「何で、何でこんな事するんだ!本当にあんたは僕なのか?」
「ここの喜久と、僕の世界の喜久はちょっと性格が違うんだよ」
「女にしてどうしようってんだ」
「おまえに子供を産んで貰おうと思ってな」
「馬鹿言うな!見知らぬ男になんかやられてたまるもんか!」
「見知らぬ?それは無いから安心しろ・・・おまえが良く知る人物だ」
訳か分からないと、女になった喜久が訝しがる。
そんな美しい女に変わったばかりの喜久に、別世界の男の喜久が近づく。
床にへたりこんだ女の喜久が後退る。
「な、何だよ」
「それはな・・・僕なんだよ!」
ガシッと押さえ付けられ身動きが取れなくなった。
「何考えてんだ!自分で自分を犯すつもりか!」
「犯す?失礼な・・・自分で自分を抱く。言わばオナニーだな」
「そんな、いやだ!」
「おまえも俺も元男とはしたくないのは同じ・・・でも自分自身ならいくらやっても罪は感じない」
シャツを男の喜久がひきちぎる。
ビリビリ!ぶるん
当然ブラジャーなんかしていないから、直接乳房が露出した。
「止めろ!止めろ!」
両手を頭の上で押さえられ、ぱつぱつになったスラックスがトランクスと一緒に引き降ろされた。
「見てみろ!中々良い女になってるぞ」
ぐいと髪を掴まれ頭を上げて、生まれたばかりの女体を見させた。
「いやだ、こんな、やりたく無いって!」
乳房がむぎゅと掴まれ、乳首にむしゃぶりつかれる。
「あ、止めろ!やだ!」
執拗に乳房が攻められていく。
自由のきかない体をただくねくねと身悶える。
「離せって!」
「でも、乳首はとっくに勃起してるぞ」
確かにピリッと時たま刺激が体を走り抜けるが、だからといってしたい訳では決して無かった。
「や、止め、あぁ」
揉んでいた手が徐々に陰部に近づいていった
下半身の陰毛を越えて、手が産声をあげたばかりの淫裂に潜り込む。
「あ!触るな!」
男の喜久がその感触を確かめる様にまさぐった。
「何とも言えない気分だろう?ヌメヌメしてる」
「や!いやだ!」
体の位置を変え、足を左右にこじ開けて湿った淫肉に男の喜久の顔が埋まる。
「中々良い匂いだ・・・男とは違うんだな」
淫肉全体に舌が這い回る。
膣穴、薄茶色の花弁、赤い粘膜、大きめの陰核が舌で蹂躙され続けた。
唾液と嫌々溢れだしてきた蜜で、ぐっしょりと濡れてきている。
「お願い、止め、くぅ」
息が荒くなり、知らず知らずに腰が動きだす。
「腰が・・・動く・・・あ、はぁ」
「気持ち良くなってきたみたいだな?分かるぞ」
あそこから全員に快感が供給され続けていた。
ついさっきまで機械をいじっていたのは男だった自分なのに、今は淫裂を舐められている。
悶えたく無いのに、女の体が言う事を聞かない。
「ふ、あぁ、はぁ・・・いやだ・・・いや」
突然口が淫肉から離れていった。
「はぁ、はぁ、はぁ」
白い肌が興奮に真っ赤に染まっている。
足腰がたたない女の喜久の股の間に、男の喜久が割り込んできた。
「さあ、子作りだ」
「やだ・・・止めて・・・お願い」
突き飛ばして逃げたいのに、動けない。
そうこうしている内に、膣穴に熱い鉄の棒が差し込まれた。
「ひ、や、いやだ!」
ぬぷと軽い抵抗を受けながらも、濡れそぼつ膣穴は逸物を受け入れていった。
「止め!あ、いや!」
「もう遅いよ?後は中に射精して妊娠させるだけ」
「妊娠なんていやだ!」
お構い無しに、逸物を膣穴の中に深くまで挿入されてしまう。
「ぐ、うあぁ」
「本当にいやなのか?こんなにぐしょ濡れなのに」
「やだ、あぁ、駄目」
浅く深く突き入れられると何も考えらるなくなる。
子宮が痺れ、深く挿入されると陰核が擦れて絶望的な快感が暴れまくった。
「あ、うぅ、ぐぅ」
ジュプッジュプッジュプッ
湿った音が、犯されて感じている自分をより一層惨めに感じた。
「もう駄目だ、出る!」
「いやだ!!妊娠なんてやだ!駄目!」
ビュッビュクッ
奥で、子宮に直接精液が撒かれたのが嫌でも理解できた。
むっちりした足を左右に思い切り拡げながら、女の喜久が横たわっている。
犯されながらも、下半身と床はぐっしょりと濡れていた
その後都合三回女の喜久は中に出された。
女なったばかりなのに、犯されながら、イかされもした。
「ふう、良かったぞ?こんなに良いもんとはな」
「何て事を・・・」
「おまえも女になったばかりなのにイったんだから良いじゃないか」
「妊娠していたらどうするんだよ!」
「もう諦めろ、すぐ排卵されるから確実に命中しているぞ」
「体が動かない・・・」
「あれだけ悶えたんだから、あたりまえだな」
「帰れ!もう帰れ!」
「心配せんでも帰るが、何処にも出現出来るって事を知っておけよ」
「ここまでして又犯しにくるつもりか・・・」
「産まれたら又仕込みに来るから諦めろ」
女の喜久は気をやった悔しさに唇を噛み締め、それには何も答えなかった。
別世界の喜久は元の世界に帰っていった。
初めて全身でイってしまった体はけだるく、力が入らない。
別に外に出なくても生活には不便は無いから、出掛ける気は無かった。
しかし、これから毎年妊娠させられ、産まれる度に犯され続ける。
それも自分自身だから怒り様が無い。
そして、何処にでも現れる事が出来るから逃げようが無かった。
もう排卵が始まっているから間違い無く妊娠させられている。
ソファーにけだるい女体を横たわらせ、呟く。
「妊娠・・・」
泣けたらどんなに楽だろうと、ただただ事態の急変に呆然とした。
===2===
それでも食べない訳にはいかず、自暴自棄になる訳にもいかない。
喜久は女に変わらされて、名前を変えた。
この体で喜久は嫌だ。
あだ名のきくに漢字を当てはめ阿倍野菊にした。
遂に菊につわりが到来。
「気持ち悪い・・・」
この時代でも自然出産する人間は極たまに居るから、産婦人科は少数存在している。
それでも何故か男しか産まれない訳だが。
妊娠の事実は事実だ。
しかし中絶は考えない。
「殺すなんて無理」
そっとお腹を触る。
菊は今後の事を考え、信頼出来る身の回りの世話をする側女を二人雇用。
勿論元男だが、必要な事以外は喋らず、仕事に撤してくれるのが有難い。
不思議な物で、我が身に命が宿ると、自然と母性じみた感覚がわいてくる。
「この子って、僕か?僕と僕の子・・・」
一人で生きていくと決めていた。
しかし今は、産まれてくる子を見たいと思う菊だった
つわりも過ぎ、安定期に入ると定期検診に行く事にした。
犯され妊娠させられた事実は菊を苦しめたが、お腹の子には罪は無い。
少しずつ目立ってくるお腹に手をあて、産んであげようと思った。
しかし産んだら奴が又犯しに来る。
逃げよう・・・何処へ?
何処にでも現れるから、やはり無理だと諦めた。
数ヶ月後、定期検診で少し嬉しい事が判明。
数少ない産婦人科医が、お腹の中に髪の毛程のマイクロカメラを挿入して驚愕した。
「阿倍野さん!お腹の中の子、女の子ですよ!!」
「え?お、女の子!?」
「多分あの大災厄以来の純粋の女の子です!」
「女の子が・・・」
きっかけは最悪だったが、結果は別だ。
「き、奇跡が起きた・・・何か心当たりでも?」
まさか、未来の自分に犯られたとは言えない。
「いえ、特には・・・でも、元男としてちゃんと育てられるか心配」
「大丈夫!元男でもこの子を愛しているなら、間違った道は歩めません」
「世間が大騒ぎにならないでしょうか」
「私は誰にも言いませんからご安心を」
「有難うございます」
「それと、大災厄のワクチン射っておきましたから、元気に産まれますよ」
「はい、すみません」
菊はコンドミニアムで知らずに微笑んでいた。
『女の子がこの中に居る・・・何か不思議だな』
順調に育ち、菊のお腹が迫り出してくる。
ぽこぽこん
初めて中の子がお腹を蹴った。
側女が語り掛ける。
「ご主人様、どうかなさいましたか?」
「今赤ちゃんがお腹を蹴ったんだよ」
「良かったですね!可愛いですか?」
「うん、何か守りたい気になってくるね」
「ご主人様なら大丈夫」
「君達にも面倒をかけると思うが、宜しく頼むよ」
「承知致しました」
===3===
臨月になり、丸く迫り出したお腹を抱え、肩で息をする菊。
「ふう重い・・・これが命の重さなんだな」
乳房が張り、乳首も乳輪も大きくなる。
『きちんと産めるのかな・・・男だった僕が出産の痛みを耐えられるのか?』
本で読むと、鼻の穴からスイカを出すみたいなもんだと書いていた。
あの別世界の喜久は仕込むだけ仕込んで、後は一切来ない。
向こうは時を越える訳だから、十月十日きちんと待っていなくても良い。
犯したいなら、別にのべつまくなしに来る筈。
やはり訳が分からなかった
陣痛がとうとう来た!
側女二人が菊を病院に連れて行く。
「くう!痛い・・・」
「ご主人様!我慢して下さい、あと少しですよ」
病院に着いた菊が出産着に着替えさせられた。
「ぐぐ、痛いぃ!」
陣痛が納まっては始まり、その間隔が狭まり出産の時が迫ってくる。
数刻後、菊はベッドの上で、産みの苦しみの最中に居た。
側女がすぐ近くで両手を握ってくれている。
「ご主人様頑張って!」 産みの苦しみの中、菊は歩んできた男としての人生を思い浮かべていた。
今まさに元男が女としての最大の仕事をしようとしている。
『もうじき僕は母親になるのか?まだ信じられないんだけどなぁ』
「阿倍野さん、頭が出てきましたよ!息んで!」
今新たな命がこの世に産まれ出でようとしている。
「ううー!ぐう!」
けたたましい産声と共に、菊は遂に女の子を産んだ。
「お母さん、可愛い女の子ですよ」
我が手でまるっとした柔肌を抱き、乳を含ませる。
側女がやはりびっくりし感動している。
「ご主人様!女の子の赤ちゃんって初めて見ました!おめでとうございます」
「ありがとう・・・ふう・・・一緒に育ててくれ、頼んだよ」
声にならず、涙を流して頷く側女二人。
菊の乳首をくわえて一心不乱に母乳を吸う娘。
無性に可愛かった。
この子を守る為ならなんでもするとも思った。
「何か凄く可愛い」
愛しさがつのる。
で、やはり顔は元の喜久に瓜二つだ。
遺伝子的にどうなっているのだろうとも思ったが、あまりの可愛さにそれ以上考える事が出来ない。
菊の長女は、かずねと読んで【一音】と命名。
菊は一音が可愛くて仕方ない。
片時も離さず、乳を含ませていると幸せになる。
しかし、産まれたら又奴が犯しに来る。
それが、不安だった。
『僕を犯しに来る』
表情に影が差すと、一音が菊を見てニコニコと笑いかけてくる。
『一音、僕を慰めてくれるのか?君のお母さんはあの男に・・・』
===4===
排卵が再開された日を図った様に喜久が現れた。
「やっぱり犯しに来たんだな・・・いやって言っても無理なんだろ?」
「当然だ、おまえのおかげでこっちも娘が居る事になった!時間の奴も律儀だ」
喜久は一音を静かに置き、菊を寝室に引きずっていった
菊は寝室に連れ込まれ、扉に鍵をかけられた。
「さ、裸になるんだ」
「犯される僕の意志は無視なのか?」
「無理矢理しても良いんだぞ?早く脱げ」
喜久はさっさと服を脱いでいく。
「分かったよ!」
自ら全裸になり、母になったばかりの肌を曝す。
特に胸を見られるのが恥ずかしかった。
大きな乳輪に血管が少し浮いた張った乳房。
「良い乳になったな・・・こっちに来て寝ろ」
今回も犯されながらイかされるかもしれない・・・覚悟を決めて横になる。
喜久が、母乳で張り詰めた乳房に手を添える。
「お願い、揉まないで・・・お願い」
しかし無視して乳房を根元からしごきだす。
ヂュッ!
「あ、いや」
白い液体が何本もの放物線を描いて噴出した。
「駄目、止めて・・・」
横たわり山のように盛り上がる乳房から、何度も母乳が飛び散る。
「勘弁して、それは一音の物なのに」
「自分の母乳を自分で出してるだけだよ」
その上、口に含まれて飲まれもした。
大量に噴出される度に力が抜ける。
「や・・・やだぁ」
そして自分の子にでは無い人物に、搾乳される事実が陰裂を濡らしていく。
「もう搾らないで!」
部屋がミルクの匂いで充満していた。
「中々美味いな・・・ん?おまえ乳搾りされて濡れてきたのか?」
「知らない!」
「ほら、もうぐちょぐちょになってるぞ」
指で膣口をまさぐる。
「あぁ、やだ!」
ちゅぷっちゃぷっ
「聞こえるか?おまえのあそこの音だぞ」
早くも淫肉全体がぬらぬらと濡れ光っている。
「う、あぁ、いや」
クリトリスが溢れる蜜でぬるぬるこりこりと擦られ、つい喘ぎ声が漏れた。
「う、うふぅ、あぁ」
快感と興奮が理性を壊しそうになる。
執拗な攻めに菊は今にもイきそうになっていた。
頭を振り乱し、何とかイかされそうになるのを必死に耐える。
「もう勘弁して・・・あっあぁ駄目!駄目!」
ぐぐっぐぐっと腹筋が縮み、気をやる寸前に追い込まれていく。
今挿入されたら間違い無くそれだけでイきそうになっていた。
それは現実の物となる。
突然、喜久が膣穴に挿入してきた。
膣壁を擦られながら入ってくる感覚に我慢は限界だった。
「いや!駄目、イくっ、ああっあぐっ」
喜久が菊をイかせながら、突き込みを始めた。
「あ、あぁ、もう駄目・・・良いぃ」
遂に犯されながら快感を認める言葉を出した。
「ほら、気持ち良いんだろ?楽しんだ方が良いぞ」
そうかもしれないとつい思ってしまうが、望んでされている事ではない。
認める訳にはいかない。
「感じるんだから、仕方、無いだろ!」
自然と膣内壁が、逸物を射精させる為に根元から締め込んでいく。
「産んだばかりなのに、良く締まる・・・そろそろ出させて貰うぞ」
更に膣奥が突かれまくり、その度にずっとイってる様な快楽を味わう。
「う、ぁ、イく、イくぅ・・・あ、あ、ああ!」
突きに合わせて腹筋が収縮し、イきそうになる。
「出すぞ!」
「イ、イくう!!」
あまつさえ射精と同時にイかされた。
ビュッビュルッ!
「ああ、いや!ぐ、あ」
がくりと体から力が抜け、荒く息をつく。
「ぁ・・・はぁ、はぁ」
「随分良かったみたいだな・・・僕もそれの方が嬉しいぞ」
「これだけイかされたんだ・・・認めるよ・・・」
「後一回出しておくぞ」
「好きにしろ・・・」
喜久は再び念のための仕込みに精を出す。
大量の射精を胎内に受け、喜久は元の世界に帰っていく。
菊はより深いアクメを味わわされ、女として満足してしまっていた。
===5===
「一音におっぱいあげなくちゃ・・・」
ふらりと立ち上がり、我が子を抱き上げる。
『一音、お母さんまた犯られちゃったよ・・・でも気持ち良かった・・・』
ただ単に犯したいのでは無いのは、仕込みに来るだけだと言う事から分かる。
そのおかげで、こんな可愛い子を授かったが、だからといって犯して良い訳じゃ無い。
元男として、女のこの体が快感に馴染んできているのは屈辱的に思う。
結果、菊は今回も孕ませられ、妊娠している事が分かった。
子育てしながら、迫り出してくるお腹。
それが菊の日常になろうとしていた。
そして、放置していた時を越える機械に再び菊は着手する。
一音を抱き、乳を含ませながらプリント配線をいじっていた。
それは無理矢理開発された体の疼きを忘れさせる為でもあった。
そうしていなければ、女芯が熱く疼き、誰彼構わず抱かれたくなる。
側女二人はそんな主人を心配するしか出来なかった
十月十日後、一音をちゃんと育てながら、臨月になった菊は二人目を産んだ。
今度も可愛い女の子。
次女が誕生した。
ふたばと読んで二葉。
阿倍野二葉と命名。
側女二人では、仕事も子育ても不安だから、メイドを二人雇う事にした。
それでも財は増えているから、生活面では不安は一切無い。
何となく賑やかになってきたコンドミニアムの中で、一人では無いのを実感し少し嬉しくなってくる。
一音が始めての立っち。
手を叩いて喜ぶ元男の母親が居た。
「一音ちゃん、凄い!立っちしたね、おいで」
よちよちと、さらさらの髪の毛を揺らしながら母の元に歩く娘。
ニコニコと母の元に来ようとする我が子に涙が出そうな位愛しくなる。
二葉に乳を与えながら、あの男の事を思う。
それ程嫌な気分にはならなくなっていた。
可愛い我が子を授かる喜びが大きくなっている。
「こんな可愛いなら、何人でも良いかな?」
喜久が見越した様に来た。
「さ、仕込むか?」
「ああ、良いよ」
「ん?嫌がらないな」
「もう一人の喜久・・・貴男、女を知らなすぎだ」
「どういう意味?」
「女にならなければ分からない事も有るんだよ?」
「う・・・そうかもしれないな・・・母は強しか」
「さあ来いよ・・・気持ち良くしてくれなきゃ来年からは拒否するから」
「こうして主導権を握られていくのかな」
どうせ孕ませられるなら、気持ち良く孕みたい。
一年ぶりに思い切りイき、セックスを楽しみたいと母になった強さがそう思わせていた。
二人を産んだ体は適度に脂肪がのり、より妖しい色気を発散している。
別世界の喜久は、自分の方がこの妖艶な美女に夢中になってきていた。
「良かったら、度々来てやろうか?」
「それは断る。仕事も子育ても僕は忙しいんだよ」
「そんな事言わずにさ」
「一年に一回・・・貴男は僕に子だねを提供するだけの男!そっちが言った事だろ?嫌なら止める?」
「そ、そうだったな」
自分で蒔いた種。
そして母の強さを知らなかった男の喜久の負けだ。
するすると全裸になり、足を開き、陰部を見せつけ自ら男を誘う菊。
「さあ、イかせて」
股間から漂う強い芳香に男の喜久は我を忘れて、菊を攻め立てていった
今回分投下完了。
別の自分を出すのは反則みたいな気もしますね。
どうでしょ、出産はグロくなかったと存じますが。
元男でも母は強し、になるだろうと思いまして。
暗くはならず、ハッピーで終わるつもり。
ではまた直ぐ投下予定です
乙です。
激しくGJ
263氏復活してるんだね。GJ!!
陽の続きもまた見たいです!気長に期待してます!
263氏戻ってきてたのか。気付かんとこだった。激しくGJ!
>>京丸氏
GJ!
これは続きに期待せざるを得ない
最近色々な作者が投稿してるな。これは期待せざるを得ない。
あ
273 :
Zh-nS:2007/09/29(土) 18:03:00 ID:dxG5hPA+
大分間が空いてしまったのですが、続きを投下します。
前にも書いた通りふたなり分が入っているので、
苦手な方はスルーされる事を推奨します。
それでは、どうぞ。
―[3]―
電話をもらってから、早四時間の後。
俺の姿は、麻里紗と共に駅前のイタリアンの店にあった。
「ったく……何でこんな日に出かける必要があるんだよ」
呆れた素振りを見せながら、皿の上のパスタをくるくるとまとめていく。
既に夕方に差し掛かっているせいか、店内の人影はまばらだ。
そんな中で俺達は、昼飯というには遅すぎる食事をとっている。
「つれないこと言わないの。こうやって一緒に出かけるのだって一ヶ月ぶりだし」
「そういや……期末とか色々あったからな」
軽く言葉を交わしつつ、まとめたパスタを口の中に放り込む。
にもかかわらず、皿の上のパスタはさっきから減る気配を見せない。
「……あんまり食欲ないの?」
「んぅ……ないって言われればないかも」
「……やっぱり女の子になっちゃったから?」
「そうかも。……なんかもう、これ以上食べる気が湧かないや」
「じゃ、余った分食べてもいい?」
「マジで!?」
一体彼女の華奢な身体の何処に、あれだけの量が入るというのだろう。彼女の目の前には既に、
空になった皿があるというのに。
ただただ驚く俺を尻目に、麻里紗は俺の皿へと手を伸ばす。
「なぁ……おまえと会って1年以上経つけどさ、未だにおまえの量の観念……分かんないんだけど」
「そう?」
「食べることもそうだし……服だって」
視線の先には、麻里紗の隣に山のように積まれた紙袋の数々が見える。どれも全て、先程までの戦利品だ。
「いくらなんでも………買いすぎだと思わねぇか?」
「こういう時こそたくさん買わなきゃ。普段あんまり服とか買う機会ないし」
屈託のない笑顔を向ける麻里紗に、俺も二の句を継げる事は出来なかった。
そんな他愛もない会話が続く事しばし。
麻里紗が俺の分まで平らげ、満足しきっていたのを見計らって、俺は話を切り出した。
「そう言えば麻里紗、俺に言う事……あるよな?」
「…いきなり呼んだこと、まだ怒ってる?」
「そうじゃないんだ」
「ほぇ……?」
俺の中で、今朝から引っかかっていた事があった。
それをハッキリさせないでいる事は出来なかったのだ。
……どこか、嫌な予感がするだけに。
「お前、ホントはあの時眠たくも何ともなかったよな」
「……何の話?」
「はぐらかすな。隠し事……しないって約束だろ」
真剣な眼差しを、目の前の麻里紗へと送る。
しばし考え込んだ後、麻里紗は真顔で口を開く。
「そのことなんだけど……ちょっと耳貸してくれる?」
「あ……うん」
返事を言い終わらぬうちに、麻里紗は身を乗り出しごにょごにょと耳打ちして来た。
「……なぁんっ!?………マジかよそれ?」
「しーっ!声が大きいよ」
「あ……そっか」
見回すと、何人か怪訝そうにこちらに目を向けている客の姿が。
居たたまれなくなって来るものだが、それでも大声を出さずにはいられなかったのだ。
麻里紗が話してきた内容が、それだけ衝撃的だっただけに。
「ま、そういう事だから……続きは部屋に戻ってからね」
「あぁ……わかった」
微妙な空気が漂う中、俺達の会話はそこで途切れた。
あれからさらに小一時間が過ぎ。
途切れてしまった話の続きは、薄暗い自室の中で再開されていた。
「……しっかし、何でまたこんな事になったんだろうな」
「満幸に分かんない事、あたしが分かるわけ無いでしょ」
「まさかこんなモノが……生えてくるなんてな」
ベッドの縁腰掛けている麻里紗。
スカートもショーツも脱ぎ去ったその股間には、本来そこにあるはずのないモノが。
……そう、俺がこの身体になるのと引き換えに失ってしまったモノである。
既に元気になってしまっているそれは、俺のと殆ど変わりない大きさだ。
「あたしも初めて見た時はビックリしちゃった。多分……昨日の満幸と同じくらい」
「そりゃ驚かない方がおかしいだろ。それより………怖いとか、嫌だって思わなかったのか?」
「ううん、全然」
……毎度毎度の事ながら、何で麻里紗はこうも異常な事態への飲み込みが早いのだろう。
笑顔で俺の問いに答える麻里紗を見ていると、毎度毎度そんな思いに囚われてしまう。
「満幸みたいに全部男の子に変わっちゃったわけじゃないし、それに……」
「それに何だよ?」
「満幸って女の子になっちゃったから、あたしとの間に子ども作れないでしょ。
けど……これでまたチャンスが出来たって思ったから」
「……麻里紗、おまえ気が早すぎ」
「ほぇ…?」
「言っとくけど、俺まだ諦めたわけじゃないんだからな、元の身体に戻る事」
「でも……その割に試着の時は結構ノリノリみたいだったけど?」
「そんな事……」
「大体、こんな事してる時点で説得力ない気がするんだけど」
ここまで言われてしまっては何も言い返せなかった。いや、言い返せるはずが無いのだ。
悔しさで一杯の胸の内とは裏腹に、先程から俺の手も舌も、麻里紗のモノを弄っているのだから。
どう足掻いたところで、その事を誤魔化すことは出来ない。
それが一層、俺の悔しさを募らせていた。
「……そんなふくれた顔してると、せっかくのかわいさも台無しだよ?」
「………最初にやってくれって頼んだのは…麻里紗じゃないか」
「嫌ならやめればいいんじゃない?」
「なっ……」
「別に強制するつもりじゃないし……ね?」
何を思ってこんな事言ってるのか、正直俺には分からなかった。
俺がどういうヤツか分かっているならこんな事――いや、だからこそ言っているのかもしれない。
普段が普段なだけに、素で言ってるのか計算してるのか、その辺を計り知る事は難しかった。
「……麻里紗の意地悪」
しばらくの間黙り込んでいた俺が、ポツリとこぼしたのがこの言葉だった。
「どういう…こと?」
「ああいう事言うんだったら…もっと早く言えって事」
吐き捨てるように呟くと、再び舌をモノへと這わせ始める。
人の頼みを断りきれない、そんな俺が嫌で嫌でたまらない。
だけどそれがまた、俺が俺である証なんだろうと思っている。
さっきあんな事を言ったものの。
今までこんな事をする機会なんか当然ないだけに、どうやればいいのか全く見当が付かずにいた。
とにかく今は、麻里紗が俺にやっていたのを思い出しながらやっていくしかないだろう。
そんな思いを巡らせながら、露わになっている亀頭を口に含む。
「ほぇっ!?」
一瞬ビクッとした表情を浮かべるが、すぐさま元の表情に戻って俺の方を注視してくる。
――確か……こうだったっけ………?
キレイなピンク色をした亀頭を、舌先で転がすように刺激を与えていく。
一舐め二舐めする毎に、舌へとビクリと震えが伝わってくる。
それと同時に、唾液で濡れていた胴の部分を右手でしごき上げていく。
ぬるりとした感触と共に、モノの熱さが、そして脈打つ感覚が直に手のひらへと伝わってくる。
――……気持ちいいのかな、麻里紗…?
視線を上に向けると、顔を赤らめ、切なげな表情を浮かべる麻里紗の姿が。
「ん……ふぅぅ………くぅっ…」
口からは微かな喘ぎ声が漏れ出ているのを見るに、それなりに気持ちいいようだ。
胴に舌を絡め、カリの裏側を擦り上げ、裏筋に舌を這わせ……。
そんな事を延々と続けながら、再度唇で亀頭を挟み込み、ねぶりはじめた時だった。
「ひゃぁっ……やぁぁあぁ!」
激しく身を捩られ、咥えていた亀頭も口から離れてしまう。
突然の出来事に麻里紗を見遣ると、ふやけた顔をしたまま荒い息を吐いているのが見える。
「大丈夫…?」
「やぁ……ぁはぁ………」
俺の声が届いているのかいないのか、口からは言葉にならない喘ぎが出てくるのみである。
「……しばらく休む?」
「………やぁ……続け…てぇ……」
やっと落ち着いてきたのだろうか、麻里紗の口からまともな言葉が紡ぎ出されてきた。
「ホントに…平気?」
「初めてで……慣れてにゃい…だけだから………」
その言葉に俺はふと、大事な事を忘れていた事に気付かされる。
俺にとってもこれが初めてであるように、麻里紗にとっても初めてであるという事を。
「ごめん、無理させちゃって」
「……あやまる前に……続き始めてくれる?」
「あ…うん」
顔を紅潮させながら促す麻里紗に応えるように、俺も再び目の前のモノを口に含む。
「んぅぅっ……ふゃぁぁ………くぅぅんっ…!」
さっきのでタガが外れたのだろうか、嬌声はよりハッキリと、堰を切ったかのように麻里紗の口から溢れ出してくる。
その度にかぶりを振り、何かから逃げようとする仕草を見せながら。
麻里紗にとっては未知の快感なだけに、それをどう受け止めればいいのかまだ分からないのだろう。
昨日の俺も同じような思いを抱いていたのだろうかと思うと、妙に感傷的になってしまう。
「んにゃぁぁっ!ひゃぅぅ……んふぁぁっ!」
口の中でモノが転がされる度に、上がる声はその大きさを増し、顔もより赤みを帯びていく。
既に持ちこたえられなくなってしまったのか、上体は半ばベッドに預けられてしまっている。
一しきり口の中で転がし終えると、そのまま口いっぱいに麻里紗のモノを咥え込み始める。
まるで猿轡でも噛まされたかのような苦しさを覚えながらも、口いっぱいに頬張りこんだ時だった。
「んひゃぁぁっ!」
不意に俺の頭を押し潰さん勢いで、麻里紗の腿が挟み込んでくる。
――ちょ……麻里紗っ!
一瞬驚きながらも、さっきのように咥え込んだモノを離す事無くしゃぶり続ける。
早くイカせない事には、どう足掻いても抜け出せないと察したからだ。
「む……ぐぅ…っ……」
口内を埋め尽くすモノに息苦しさを感じつつも、必死に舌を絡めていく。
「やぁ……んゃぁっ!ひぃぃっ!……んはぁっ!」
モノは先程の比ではない位にビクビクと震え、身を捩じらせる動きも、足のばたつきも、
それに比例するかのごとく激しさを増していく。
まるで麻里紗が感じている快感の度合いを示すかのように。
次第に俺の頭を挟み込んでいた足の力は緩んでいくにも拘らず、それでも俺はモノから口を離そうとはしなかった。
いや、離す気にならなかったと言った方が正しかった。
この戒めから抜け出すという目的が、既に頭から抜け落ちてしまっていたようだ。
そうして一心不乱に麻里紗のモノをしゃぶり続けていた俺の耳に、切羽詰った麻里紗の叫びが入ってくる。
「やぁ……出ちゃう!もう出ちゃうぅっ!」
――出ちゃう……!?
その言葉の意味を理解した時にはもう遅かった。
「むっ…ふぁっ!?」
ビクビクと口の中で震え続けていたモノから、熱い迸りが喉に叩きつけられるかのように放たれる。
絡み付くような粘っこさと、火傷するようなという形容が当てはまるような熱さに、
たまらず俺はモノを口から離してしまう。
それでも射精は止まらず、噴き出る白濁は俺の顔へと打ち付けられ、瞬く間に汚していく。
「っがぁっ!ごほぉっ!……ぐぅぉっ!」
あまりの息苦しさに激しく咳き込む。口を押さえる事も、床が汚れてしまう事も忘れて。
なのに気管に入り込んだ精液は、未だに絡みついて離れずにいる。
まるで、俺が今感じている不安のように。
278 :
Zh-nS:2007/09/29(土) 18:07:42 ID:dxG5hPA+
以上で今回の分の投下は終わりです。
次からは出来る限り早いスパンで投下できれば、と思っています。
投下まつりーーーーーー。
GJ!受けのふたなり娘カワユス
五話投下します。
今までの粗筋。
※時を越える機械で突然現れた自分自身に、女性化されて犯された喜久。
孕まされ、子を産み、菊と名前を替えて新たに人生を歩みはじめる事になる※
えー、今回随分ぶっ飛んだ話になってきた。
有名なあの方まで出してしまいました・・・。
次回はエンドまで行く予定です。
「良い・・・あぁ・・・気持ち良い」
左右に開脚し、陰部への攻めを心から楽しむ。
一年に一回は正直言って菊には物足りない。
しかし、それを言って男の喜久をいい気にさせたくない思いが有った。
自分ははからずも男なのに母親になってしまった。
その矜持は堅持したい。
淫肉を舌が這い回る都度、快感が駆け抜ける。
最初から楽しむつもりだったから、犯されるのとは気持ち良さが違った。
「クリトリスを・・・」
菊が指示し、男の喜久が従う。
「こうか?」
「そうそれ!そこ!あぅ、あそこが痺れるよ」
溢れる蜜に溺れそうになる喜久。
「そろそろ入れるか?」
「入れて良いよ」
濡れそぼつ膣穴に沈み込み、菊は深く溜息をつく。
「はああぁぁ・・・」
「二人産んでも、ここ変わらないね」
「そりゃ、仕込み以外はしてないから・・・」
喜久もここぞと突き入れに専念する。
頭が飛びそうな程、菊のあそこは良く締まる。
「凄い、ここ!」
深くまで突いているといつまでもしていたかった。
逸物の根元から先まで、絡み付く様に絞めてくる。
「駄目だ!出そう!」
「まだ!僕もう少しでイきそうだから」
「わ、分かった、ぐぐ」
菊はまだとは言っているが、膣穴は射精せよとばかりぎゅむぎゅむと締める。
「いい、良いよ、あそこが気持ち良い!あ、イく、イくよ、出して!」
「出すぞ!」
歓喜の嬌声をあげながら、快楽の頂きに登る。
中にたっぷり出された菊が満足気にたゆたう。
「ぁ・・・良い・・・」
喜久は肩で息をする。
「すぐ出たよ」
「まだだよ?最低後二回は満足させて貰うから」
「頑張るとするか」
菊の乾いていた性の喜びに、喜久は逆に圧倒されて苦笑いした。
「も、もう無理だ」
三回も精を絞り出された喜久は疲労困憊だった。
「僕も何とか満足したから、もう良いよ・・・腹八分目ってね」
「女になったらこうも変わるもんなんだな」
「だから言っただろ?女を知らなすぎって」
「ならさ、普段やらなくて我慢出来るのか?」
「母親になったら忘れられるもんなのさ」
「そうだな・・・確かに子供は可愛いものな」
喜久も突然の様に湧いてくる我が子に対して、確かに愛しさはつのったから、菊の言葉も理解出来た
「ふう、満足・・・」
精液の量が解る程、たっぷり子宮内に注ぎ込まれ、菊は喜久に妖しく微笑む。
「まいったな・・・」
「どうしたんだ?」
菊が喜久の耳元で尋ねる。
「僕の方がおまえにご執心の様だ」
「それは受けとめられないよ」
「分かってるさ・・・一年に一回でなければ、子供の年齢がずれて、時間の奴からしっぺ返しを食らう」
「でもさ、そちらの喜久の子の母親は誰?」
「それが分からないんだ・・・何故か子供が居る事になってるし、追求すると脳にブロックがかかる」
「ふうん、時間って何なのだろうね」
「分からん・・・まぁ帰るよ、では一年後に」
「うん、元気で・・・ってのも変な話かな?」
菊は唯一体の繋がりが有る、自分自身でもあるこの来訪者を憎からず思ってはいる。
でもそれを言葉にして言うつもりはない。
子供が居ればそれで良いと、思っていた。
===6===
きっちり命中。
百発百中の命中率だ。
もう産婦人科もお馴染みになり、今度は男の子が産まれた。
長男誕生。
何となく数字に拘りだした菊は名前に少し苦労。
三郎太と命名。
既に三人の子持ちになり、自分でも肝が座ってきている事に気付く。
何人産んでもお腹を痛めて産んだ子は愛しい。
一音は二歳になり、弟妹の世話もする様になった。
覚束ない手で弟妹を抱く一音を見ていると、自然と微笑んでしまう。
四年前は単なる引きこもりの青年男子だったが、今は母として甘えられ、頼られている。
「なんか、幸せになってきたかな?」
側女もメイドもよくやってくれている。
子供を守る為に屈強なガードマンも雇用。
幼稚園も考えなくてはならなくなってきたが、取り敢えず、純粋女という事は内緒にした。
毎年毎年菊は命中し、お腹が萎むや否や妊娠し又迫り出してくる。
菊は三十路を越え、年毎に妖艶になっていたが、肝っ玉母さんにもなってきていた。
そして数字に拘ってしまったが故に命名には甚だ苦労した。
四朗、五美、火六、七香、八ゑ、九斗、十兵衛、武士、十二華まで行った。
六男六女と壮絶な子沢山になっている。
一音は十三才になり、母譲りの美少女に成長。
母親代わりとして、世話をする長女が頼もしく思う菊だった。
===7===
一音と二葉は、母である菊の時を越える機械の手伝いもしていた。
そして・・・遂に完成。
勿論金儲けに使うつもりは全く無い。
試験を兼ねて祖先の訪問に行く事にした。
西暦979年。
菊と一音が過去に旅立っていく。
あわや菊が当事の侍に娘の前で輪姦されかかり、阿部晴明とその姻戚関係に有る阿部彦間に助けられた。
遠い来世の子孫だと言う事も何故か分かっていた事に驚く二人。
特に彦間が一音の清楚な美しさに心を奪われた。
一音も初めて会う、古代の美青年にひかれた。
二人で逢瀬を繰り返すのを菊は口出しをしない。
菊は菊で、祖先の阿部晴明の深海の様な奥深さに魅了されているのを感じた。
この優れた雄の遺伝子が欲しい。
既に男では無く、子沢山になった女の本能が疼いて仕方ない菊だった。
菊は決意した。
一瞬浮気になるのかとも思ったが、きっかけがレイプ故構うものかと思い直す。
「晴明様、私を・・・」
「よいぞ、我が精を子孫に注ぐのも面白かろうて」
「分かるのですか?」
「我を誰と思うぞ」
「申し訳ございません」
「夜、寝所に来い・・・今夜は誰も近寄らせぬ」
「お情けを頂戴したく存じます!」
深夜近く、菊が晴明の寝所に向かう。
良いのかとも思ったが、本能の疼きはもう押さえられなくなっている。
初めて自ら抱かれたいと緊張し、体が震えた。
『子供達に別の血が入る・・・でも抑えられない』
純白の着物で寝所の前に立った。
「晴明様・・・」
「安心して入るが良い」
「はい」
離れの晴明の寝所内は香が焚かれ、その匂いが菊の女の部分を膨張させる感じがした。
母として子沢山になって母性に目覚めても、心の底では女をあまり意識はしていない。
基本的には男の意識も持ち合わせていたが、寝所に入るや否や元喜久の女が暴れだした。
何とか扉を閉め、晴明の下に近づいたが、菊は胸と股間を押さえてへたり込んでしまう。
「あ・・・う・・・私、どうしたのですか?」
「初級の陰陽の道じゃ」
「体が、燃えます!」
「お主の女を全て解放してやろうと思ってな」
「ずっとこのままだと・・・困ります」
「心配無い、お主には今夜だけ最高の状態で受けて貰う」
阿部晴明が優しく微笑んだ
「うぅ・・・あぁ、自分の手で触るだけでも、イってしまいそうです」
淫裂が蜜で溢れてきているのが良く分かる。
女になってイきもしたし、男時代とは比べものにならない程の快感も経験した。
しかし、今の自分は全く違っていた。
体の中から女の部分が鷲掴みされ、無理矢理引き摺りだされた様な感覚。
言わば、精神状態がずっと連続アクメの状態。
「はぁ・・・あぁ!」
菊が自ら純白の着物をかなぐり捨てた。
自分の体から強く漂う女の匂いに酔いそうになる。
何もされていないのに、ポタポタと蜜が淫裂から滴り落ちた。
「晴明様、このままだと変になりそうです!」
「重ねて言うが、今夜だけぞ・・・自分で自分を解放してやるが良い」
「はい、今夜は忘れます」
晴明が指先を菊の体につつっと滑らせる。
「あああぁぁっ!」
瞬時にイかされ、菊は力無く布団に横たわった。
何も考えられない。
男だった時の事も、子作りの際にイかされた事も。
体全体が宇宙にぶっ飛んだ気がした。
しかしそれはまだ序の口だったと後で知る。
晴明の指が体の隅々まで這い回り、菊の意識は桃源郷に遊離した。
ブシュッ!
小水を洩らした気がしたが、最早どうでも良い。
実は小水だと思ったのは、菊が噴いた潮だった。
何度もイくと言うより、常時アクメの状態。
気持ち良いとか凄いとか言えるのは、まだ余裕が有るのだと言えた。
菊はただ快楽のあまり、泣き叫ぶしか出来ない。
「ああー!あぁっ!!」
晴明の手が止まり、少しだけ菊の意識が戻った。
「はひ・・・は・・・」
しかし言葉にならず、大きな痙攣が止まらない。
「今よりまぐわうが、心をしっかり持つが良いぞ」
晴明の逸物をちらと見た菊は、形自体はあの別世界の喜久とそう変わらないと思った。
しかしやはり甘かった。
ずずずと挿入されると、体の中に灼熱の巨大な鉄棒が貫き通る気がした。
決して不快では無く、心まで貫き通る感覚。
このまま背骨が折れても良いと言う位体が反る。
「ぁ・・・ぃ・・・」
声が出ない。
晴明の高速ピストンが菊を攻め立てる。
必死に背中に爪を立てて、体が飛びそうな気持ちになるのを防ぐ。
「ひ・・・あ・・・ぐ」
菊の頭がガクガクと揺れたが、何がどうなっているかは分からなかった。
膣の奥深くに当たると少しだけ意識が戻るが、浅くまで抜かれると意識が飛ぶ。
その繰り返しが続く。
もう喘ぎ声も出せず、息を強く吐くだけ。
頃合いと見た晴明が菊の子宮に精を注ぐ時が来た。
ずっと射精されている感覚に意識が戻る。
そして中に出されている幸せを噛み締めた。
子宮が晴明の精液で満たされていく。
その間ずっと射精が続いていたが、不思議とも何とも思わない。
「あぁ、晴明様・・・」
「満たされたか?お主はまだ女になった迷いが有ったが、消えたであろう」
「そこまで!」
「そのくらい分かる」
「黙っていて申し訳ございません!」
「気にするでない・・・今夜はわしが側に居てしんぜよう」
不思議な事に、菊は快楽の嵐に見舞われたのに、填まる気はしなかった。
吹っ切れた自分を感じ、晴明に抱かれて眠りにつく。
次の朝何事もなかった様に晴明は書を見ていた。
「起きたか・・・一つ謝らねばならぬ事が有る」
「何ですか?」
「彦間の奴が昨晩、一音と結ばれた様だ」
「そうですか・・・それは仕方ないです・・・あの子はあの子の人生が有りますから」
「そうか、なら何も言うまい・・・しかしあやつは付いて行くと言うぞ?」
「未来の世界にですか?」
「うむ、多分な」
「晴明様さえ良ければ、私は何も言いません」
「では頼む・・・あやつは人間すぎる故、普通に幸せになって欲しいのだ」
「お任せ下さい」
「こちらでは突然消え失せたとでも伝えておく」
「では私は帰る用意を致します」
「うむ・・・それと、未来のお主とまぐわうのはもう止めておけ」
晴明はそれもお見通し。
「すみません・・・」
「その代わり、お主に後四回、時を越えて精を送ってやる」
「はい、彼に言います」
「お主に逢えて良かったぞ・・・こんな美しい子孫が出来るとはな」
「元男ですが」
「運命だったのだ!でなければ阿部・・・お主の時代では阿倍野か?耐えるかもしれなかったからな」
「はい」
案の定、彦間と一音は結ばれていた。
彦間は一音と菊に付いてくる事になり、晴明に暇を請う。
随分長い時間居た気がしたが、元の世界では瞬きした間の出来事だった。
そして喜久は何故かとうとう来なくなった。
投下完了です。
現実味の無い話になりました。
何度も書き直したので、途中少し、感じが変わった気がしますが。
次の投下で、エンドです。
久々に来てみたら色々復活してたりするじゃまいか。
GJだぜ作者たち。
あれだなぁ。
京丸氏の作品は、台詞と台詞の間に時々は情景が入ればいいなといつも思うんだ。
情景かぁ。
そういやそうかも。
ご指摘感謝。
気を付けてみます。
投下祭り終了か…さびしいな
いつもの事だろ…orz
毎日希望を胸に開いてるのにスレ進みすらしないお。
もっともりあがってほしいんだお。
今進行してる作品、苦しみまくっています。
何度書き直してもすっきりしない・・・。
私はSF物は合わないのかもしれないなぁ。
取り敢えず、サクッと終わり、次作品に着手したいと思います。
ENDのみ投下します。
とはいえ、内容に無理が有ったですね。
1話で唐突に終わらせてしまい恥ずかしい。
別世界の喜久は来なくなった。
何か働きかけが有ったのか、確かめる気はしない菊ではある。
とにもかくにも菊は沢山の子供に囲まれ、気の休まる日は無かった。
しかしそれは決して辛い事では無く、嬉しい悲鳴でもある。
長女の一音は過去から来た同族の恋人と家を支えてくれた。
次女の二葉と長男の三郎太は小さい弟妹達の面倒を見てくれる。
結局子供は十六夜と言う女の子でさすがに打ち止めになった。
高齢出産は体に無理がかかる。
まだまだ母として長生きしたいと菊は思う。
騒々しい我が家では有ったが、涙が出るほど幸せを感じる日々。
たまに過去に出かけ、歴史の謎解きに知識欲求を満たす菊。
そして・・・時は過ぎていった。
菊は子供、孫、曾孫、玄孫達に囲まれ床に居た。
百歳をとうに過ぎ、後は静かに命の炎が消えていくのを待つだけ。
死ぬ悲しみは無く、喜びだけが有った。
数限りない純粋女子を世に送り出し、少なからず世の中に貢献した自負は有る。
「お婆様、長い間ご苦労様でした」
九十才を越えた一音が菊の手をとる。
「後は頼みます・・・私は幸せよ・・・何も思い残す事は無い」
菊は眠る様に命の炎を消していく。
きっかけは最悪でも、結果は菊にとってこの上無く幸せな物だった。
小高い丘の上に菊の墓が有る。
我が家と子孫達を見守る様に。
今日も十六夜と喜久そっくりな息子が母に花を手向ける。
その顔には母を亡くした悲しみは無かった。
会おうと思えばいつでも会える。
菊は女子をこの世に産み出した聖母として伝説になった。
======
一応ENDだけはさせましたが・・・。
次は無理をしないで現実味の有るのにしたく、書いておりますのでお許しを。
教訓。
無理な風呂敷を拡げたら苦労しまくる。
投下します。
鬼畜なのはまだ書けない状態なので、短編を一つ仕上げました。
エッチは殆んど無し。
ハッピーでも無し。
軽く流して見ていただければ幸いかと。
伊藤光【15】
父・母
久美【16】
拓哉【16】
◇◆乙女のワルツ◆◇◆
伊藤光は男の子だった。
全国的に流行りだしたウイルス性疾患のおかげで、中2の時性が転換。
体の作りと脳内バランスまで女の子に変わり、当初は悩んだが、結局諦めいつしか慣れていった。
女の子として高校に入学し、女子高生として通学する日々が続く。
それ程レアなケースではなく、クラスの中にも性転換した生徒も居り、女から男に変わった子も居る。
偏見や差別も無く、逆に気遣いに溢れていた。
新米女子や新米男子にレクチャーし、無理無く溶け込んでいく。
何故性転換してしまうのかと言うこの病事態の存在理由は分からなかったが、混乱は少なかった。
光も男子に告白された事は有ったが、そこはやはり積極的にお付き合いする気にはなれないで居る。
残る男の子の心がそれを邪魔していたのは事実だ。
でも別に焦りは無い。
いつしか自分も変わっていくだろう・・・
そう思っていた。
そんなある日、一人の転校生が来た。
背が高く、太陽の様な明さを感じる。
清潔感溢れる転校生。
名前は城拓哉。
ぺこりと挨拶する拓哉を見て、光は女の子になって初めてドキリとした。
瞬時に胸の高鳴りを感じ、その自分の気持ちの変化に少し戸惑う。
隣の席に座る友人、花咲美香が光に耳打ちした。
「中々かっこいいね」
「うん・・・凄くかっこいい」
頬が朱に染まる分かりやすい反応。
「光、もしかしてもしかする?」
美香が指先でつつく。
「あ、えっと・・・」
「ふむふむ、光ちゃんも漸く男の子から女の子になってきたんだ」
真っ赤になって俯く光を、美香がからかう。
男の子にドキリとするなんて想像だにしなかった。
心の変化を感じる。
チリチリと痛む胸。
そして事も有ろうに席は光の後ろになった。
背後の拓哉の存在が気になって仕方がない。
何故だか皆目見当が付かなかったが、その拓哉の空気が気持ち良いのだ。
胸が痛い。
それは、光の女の子としての初恋だった。
声なんてかけれない。
話すなんて絶対無理。
逢ってすぐそこまで思う自分が可笑しかった。
休憩時間、美香が光の耳元で囁く。
「ねえ光、反応が分かりやすすぎよ」
「僕、どうしたのかな」
美香が優しく微笑む。
「好きになったの?」
「え?好きに?・・・そう、なのかな・・・」
認めざるを得なかった
拓哉は持ち前の嫌味の無い明るさで、すぐクラスに溶け込んでいった。
光はそんな拓哉を気が付くと目で追っている。
無性に気になる。
でも話の仲間にはとても入る勇気が無かった。
美香が肘で突く。
「ねえ話してみたら?」
「む、無理だよぉ」
ぼっと赤くなる光に美香はため息をつく。
元々おとなしい男の子だった光は、女の子になってわをかけて控えめになった。
そんな控えめな美少女が気になる男子は実は多かったのだが、光はそれには全く気付かない。
三つ編みに結った髪にくりんと丸い目、小鼻が通り桜色の唇に細く長い脚。
充に分に魅力的な美少女なのだが、本人はそれにも気付いていない。
「光可愛いのになぁ」
「そ、そ、そんなこと無いよぉ、僕なんて」
控えめも過ぎれば罪だと思う美香だった。
日増しに拓哉への思いは募っていく。
しかし話し掛けて無視されるのが怖かった。
話し掛けれない日が続いたある朝の事・・・。
一つ早い電車に乗った光は心底後悔した。
『うわ、満員!』
華奢な体が潰されそうだが、鞄を離さない様に掴んでいるのに精一杯。
『あ、足踏まれたぁ』
三つ編みの片方が人混みに挟まって引っ張られる。
『痛痛、髪痛いぃ』
満員で倒れないで済むのが幸いなだけ。
『・・・!!!』
それ故に満員ならではの不幸も有る。
誰かが尻を触っていた。
『満員だからかな』
いや、確実に丸い尻を撫でている。
『嘘!痴漢?』
産まれて初めての痴漢体験に、声も出せずに光は俯くしか出来ない。
スカートがたくし上げられ、躊躇無くパンティの中に滑り込んでくる。
『だ、誰か・・・』
怖くて恥ずかしくて、涙が出そうだった。
あと少しで、誰にもまだ触られた事が無い場所に手が来てしまう。
『どうしよ、どうしよ』
指先が触れてきた。
『ひっ!やだぁ!』
しかし誰かが光と卑劣な痴漢の間に割り込んだ。
『え?』
助かったと思ったが、後ろを振り替える事が出来ない程混んでいる。
後ろの誰かは鞄で光をガードしていた。
電車が止まり、もみくちゃにされながらも何とかホームに転がり出る。
『はぁ、明日から絶対いつもの時間にしよ』
「大丈夫?災難だったね」
この声!
助けてくれたのは、誰有ろう拓哉だった。
「じ、城君!」
痴漢されている所を見られた恥ずかしさと、助けてくれた嬉しさ安心さがない交ぜになる。
光はつい泣いてしまった。
「あ、伊藤さん!」
「ご、ごめんなさい」
指の腹で涙を拭い、光は頭をひょこんと下げる。
「でも、助けを求めなきゃ駄目だよ?」
「・・・分かった」
「いつもこの時間?」
「う、うん、そうだよ」
光はつい嘘を付いてしまっていた。
「そうだったんだ、同じ電車って誰も居ないって思ってたよ」
拓哉は優しげな微笑みで頭を掻いている。
「城君、助けてくれてありがとう」
「良いって良いって!明日からも守ってあげるよ」
「え?良い、の?」
「クラスメートだろ?しかし卑劣だよな!あんな奴って俺大嫌いだよ!」
一緒に肩を並べて歩き始める。
次の日から無理して一つ早い電車に乗り始めた。
信じられない思い。
一緒に通学してる。
一緒に歩いてる。
横に彼が居る。
守ってくれている。
心臓の鼓動が爆発しそうになった。
光は確信した・・・彼が好きなんだと。
だから、凄く嬉しい反面辛さが増してくる。
心が鷲掴みにされ、思いは募るばかり。
でも、自分は元男の子。
控えめプラス引け目で、告白など出来なかった。
絶対元男の子なんて嫌がられるに決まってる。
変な所で思い込みが頑固な光だった。
好きを通り過ぎて、愛し始めている。
辛くて辛くて・・・。
心が痛くて・・・。
いっそふられた方がましだとも思った。
「好き」
この一言が言えない。
いつも言えぬまま。
クラブ活動で帰りが遅くなった日、真上の月を見ると自然と涙が零れた。
堤防の白い花を摘んで、馬鹿馬鹿しいお祈りをしてみた事もある。
【思いが届きます様に】
自分でも呆れるくらい、恋する乙女になっていた。
『辛い・・・苦しい・・・痛いよぉ』
美香はそんな光の辛さが分かりすぎる程分かった。
「光、泣く程辛いなら言いなさいよ!」
「美香、ありがとう・・・でも僕言えない・・・」
無理して言わせる事も出来ず、美香はただ光の肩を優しく抱くだけだった。
こんなに心が痛いとは思わなかった。
ただ言えば良いだけ。
それが出来ないのがもどかしい。
告白する勇気は、光にとってエベレストより高い頂きだった
いつも美香が傍に居てくれた。
彼女の思いにも応えたかったが、やはり出来ない。
親しくなったとは言え、無為に三ヶ月が過ぎようとした金曜の朝のHR。
担任が残念そうにそれを皆に告げた。
「残念だが、城君はお父さんの都合で、○○県に引っ越しする事になった」
目の前が暗くなった。
机にしがみついていなければきっと倒れそう。
拓哉が別れを告げていた気がして・・・。
美香が肩を揺すっていた気がして・・・。
ショックで泣くことも出来ない。
気が付くと、美香を初め親しい女友達が心配そうに光を囲んでいた。
美香が目に涙を溜めて光に告げる。
「言わなくちゃ!思いを伝えなくちゃだめよ!」
「良いんだ・・・どっちにしても僕、辛くなる」
心が戻ってくると同時に涙が零れてきた。
「光、本当に良いの?」
「皆ごめん、ありがとう」
ぽたぽたと机に水滴が落ちていく。
友人達は声を出さずに泣いている光を、見えない様にガードするしか出来なかった。
帰宅前、光に美香が声をかける。
「光に伝えるだけ伝えるわね・・・明日朝10時の電車よ?」
美香がどうやら拓哉に尋ねたらしい。
その日の授業は地獄の責め苦だった。
友人達の気遣いが余計に光を苦しめる。
泣けない!
泣いて彼を心配させたくない。
帰宅時、付いてこようとする友人達を丁寧に断り、光は一人で帰った。
両親は変調に気付いたが、光は何も言わず部屋に閉じこもる。
告白しなければ後悔するかもしれないが、今更言っても遅いと思った。
美香からメールが来た。
【光?大丈夫?いつでも味方だからね】
友人の暖かさが今は有り難くも辛い。
【僕は大丈夫・・・とも言えないけど、ありがとう】
明日行ってしまう。
行くか、行かざるべきか朝まで悩んだ。
顔が見たい。
最後に話したい。
もし見つけてくれたら、何か言ってくれるかも。
時計を見たら九時。
光は思わず家を飛び出していた。
駅が見え、足を踏み入れたが体が震える。
彼が居る筈のホームで左右を見渡した。
居た!一際輝く彼。
一歩足が踏み出せない。
近くに行って別れを言いたいが、行けない。
そして遂に彼が乗る電車がホームに入ってきた。
扉が開く。
今行かなきゃ!
足を踏み出そうとした時、それを見てしまった。
開いた扉から、すらりとした同じ年の少女が拓哉に飛び付き、頬にキスをしたのを・・・。
足が止まり、両手で顔を覆う。
今、光の愛が悲しみの中に終わってしまった。
電車が動きだす。
鉄柱の陰から拓哉をそっと見送る。
一瞬、目が合い拓哉が目を丸くした気がしたが、もうどうでも良い。
終わったのだ。
暫く立ち上がれず、座り込む。
『来なきゃ良かった』
駅から出ると美香が待っていて、黙って光を優しく抱き締めた。
「行っちゃった・・・」
「何も言わないで!」
泣きたいけど泣けない。
心配する美香に謝辞し、光は家に帰ると、尋常じゃない様子だった元息子の帰りを両親が待っていた。
耐えていた気持ちが爆発し、両親に抱きつき光は泣きに泣いた。
嗚咽混じりで話し、全てを語る。
いつしか光は泣き疲れ、父親に抱かれて寝入ってしまった。
父の今日介が光の肩を抱き、母の歩が優しく頭を撫でる。
「光ちゃんがこんなに泣くなんて・・・」
「仕方ねえよ、親は黙って見守るしか出来ねえ」
ハンカチで歩が光の涙を拭いている。
「女の子になって初めての恋は辛いものになったね」
「辛いだけの初恋、か」
今日介が三つ編みの頭を抱き寄せる。
「昔そんな歌が流行ったよね」
「そういや有ったな」
歩が光を起こさない様に静かに歌いだす。
「好きと言えば良いのに、いつも言えぬままに・・・・・・辛いだけの初恋、乙女のワルツ」
今日介が泣きそうな歩の頭をぽんぽんと叩く。
「光ちゃん行ってらっしゃい・・・はいお弁当」
「光、今夜は焼き肉に行くぜ!早く帰って来い」
「うん、行ってきます」
小雨が振ってきた。
『でも切ないよ・・・』
空を見上げて、涙を雨で誤魔化してみる。
光は一つ大人になった
===END===
投下完了です。
五話と短編ですが。
エッチ無し陳謝。
>>305 乙。
むしろ俺はエロ以外の部分をしっかりと書いて欲しい派だからOK。
今回のはむしろ良かったと思う。
ふたなりは、違う気がするぞ…
>>309 いや、「女シンジ」てトコがポイントだろw
女体化はエロパロの基本パターンじゃないかな
女体化と強制女性化は微妙にずれているような気がしてならない
311>そこ、作る時悩むんだよね。
強制女性化に拘ったら限られてくるし。
かといって、ここの強制の趣旨からずれるのは心苦しいし。
投下します。
やはり鬼畜にゃならないかな。
新作ですが、ある意味王道かもしれませぬ。
百合展開だから、嫌いな方はスルーお願いします。
強制では無いです。
金本薫【16才】
関本由美【16才】
山東遥【16才】
その他まだ出る予定
◇◆聖紅百合女学園◇◆
===転校===
はぁやだやだ
打つ出汁脳・・・
転校生として、職員室に来てはいるのだけれど。
なんでこんな学校に来なくちゃならないんだろ。
両親が担任らしき女教師に挨拶しているのを横目で見ながら、僕は大きな溜め息をついていた。
ほんの一月前は、男子校で白球を追い、汗に塗れて甲子園を目指してた。
こうみえても常時145K以上の球速を持っていたんだよ。
体を作れば、もっと球速は増しただろう。
そしていずれはタイガースに行きたかったんだ。
それが・・・こんな体になっちゃって・・・。
試しにゲームセンタで測ってみたら、130Kまで落ちていた。
無論、この変化した体でそれだけ放れる人は皆無だけど。
さすがにプロなんか無理だろうね。
運命だったと諦めはしたが、この人ら喜びすぎ。
僕は能天気ににこやかな親を見て又溜め息。
男子校だったから転校せざるを得ないんだ。
だって今の僕は女の子になっちゃたんだから。
なんかレアウイルスで僕みたいに変わってしまう人が増えたらしい。
そういえば、僕の居た男子校の同級生にも女から男に変わってしまって転校してきた奴も居たな・・・。
中々気持ち悪かった。
だって、外見は男の子なのに喋り方と仕草は女の子なんだから、可哀想と言えば可哀想に思う。
まだ僕みたいに外見は女の子なのに、喋り方と仕草が男の方がまだマシかも。
「薫?」
まぁでも今の僕の外見は可愛いとは思うな。
それだけが不幸中の幸いかもしれないが・・・。
「薫っ!」
「あ、はいはい!」
僕は母が呼んでいたのに漸く気付いた。
「何ぼけっとしてんの」
「ごめんって」
頭をボリボリ掻いて、大股開きで返事をする僕。
「女の子なんだから、そんな仕草しない!」
「まぁまぁ母さん、薫も男子校に居たんだしさ」
父が庇ってくれた。
「ご安心下さいお母さん、その内慣れますでしょ」
すこぶる美人な担任の女教師がそう微笑む。
この女教師、男の時出会っていたら多分理性を無くしていただろうな・・・。
胸がでかいのなんの。
僕のおっぱいなんかまだ発展途上前で、ふっくら程度なのに。
しかし、なんで女学園なんだよ・・・。
親は僕を守る為に女学園に入れて、寮に住まわすと言っていたが。
独立は悪くは無いけど。
誰から守るかと言うと。
世の男性と、僕の兄二人と弟からだそうな。
極端な男系な我が金本一族には女は一人も産まれなかった。
そこに僕がひょっこり女の子になったから大変。
あ、勿論兄弟から僕の貞操を守るって意味じゃ無い。
僕を猫っ可愛がりしすぎるのを苦慮した結果だ。
僕が家に居ると、勉強もせず、何処にも遊びに行かずに可愛いがられる。
まぁ妹が出来たら僕もああなるだろうけれど。
寮に行くのを兄弟は反対したが、父の2メートル近い上背で一喝されたら何も言えなくなった。
尊敬されてる父だから出来た事なのかもね。
僕は担任に連れられて、後ろを歩いている。
先生から凄く良い匂いが漂ってきた。
『あぁ良い匂い!これ何の匂いだろ』
「シャネルのNo5よ」
「わわ、な、何で分かったんすか?」
後ろを振り返り、先生は自分の耳を指差す。
「貴女がくんくん鼻を鳴らす音が聞こえたから」
「良い香りっすね」
名前は?久保田絵美か。
先生がにやりとした。
「ありがと」
何て色っぽい笑い方。
僕は少しドキドキした。
教室に入るなり僕は思い切りひいた!
一斉に注がれる女の目。
そしてまいったのが教室内の匂い、と言うより臭い。
女の子って良い匂いすると思うでしょ?
あにはからんや、団体になると凄く濃い臭いになってしまう。
つうかクサい!
男子校に慣れていた僕は、頭がクラクラした。
「はぁい、皆さん座って!転校生紹介するわね・・・さ、自己紹介して」
「あ、僕、金本薫です、宜しくお願いしまぁす」
クラスが騒めいた。
「僕?」「腐女子?」
先生がパンパン手を叩いて黙らせる。
「はいはい、騒がない!金本さんは元男の子です、女の子の心構えなんか教えてあげてね」
又々一斉に目が輝いた。
「このクラス初めての元男の子だから、仲良くしてあげてちょうだい」
こういう事を告げられるのも、性転換病の人に対する偏見が皆無だからと言えるだろうね。
それはやはり有難い。
==女の子の真実==
しかし・・・女の子って、もっと何時も女の子してると思ってた。
スカートをバタバタさせ蒸れる股間に空気を送る。
胸元を開けて、下敷きで扇ぐ。
膝を立てる。
だから僕が大股開きで座っても違和感が無かった
皆興味津々でこちらを見ている。
居たたまれない。
休憩時間になると、即女の子の集団に囲まれた。
嬉しいと言うより怖い!
そして遠慮が無い。
「顔すんごく可愛い!なんか悔しいじゃない?」
身体中を触られた。
出来たてホヤホヤのこの女の身体。
自分でも触っていて気持ちの良い肌だとは思う。
「うわぁ!赤ちゃんみたいな肌触り」
「ホント羨ましい」
「色白ーい」
そうなんだよ・・・折角白球を追って真っ黒に焼いた肌が今は真っ白だ。
「ねえ、あれまだ?」
あれ?あれとは何だろ?
「あ、あれって何?」
「生理よ!メンス!」
そう言えば、女の子にはそれが有ったな。
「まだだよ?一ヶ月前に女になったばかりだし」
「うわ、何か新鮮!まだ始まって無いなんて」
何が嬉しいのかクラスメート達は喜んでいる。
「女の子になってどんな感じなの?」
「特に無いけど・・・」
確かに特に感想は無いし、野球が出来なくなった残念さの方が大きい。
「初潮前の処女・・・あぁ何か良いわぁ」
そう言われても困るよ。
こちとらなりたくてなった訳じゃ無い。
「我慢出来ないわ!ちょっと頬っぺたくっ付けさせてね」
そう言って一人の女の子が僕の頬っぺたに自分の頬っぺたをくっ付けた。
そしてスベスベスベ。
「わ!気持ち良い!」
「ずるい私も私も!」
僕は動けなかった。
こんなに女の子の団体に囲まれたなんて初めてだから、仕方ない。
胸まで揉まれだした。
「柔らかーい、ぷよぷよしてる」
「ち、ちょっと!こら、胸は止めろって」
気持ち良いとかそんな事は感じ無いが、こうも身体中いじられるのも困る。
「こーら!何してんの」
先生が入ってきた。
ふぅ助かった・・・。
僕は猫や犬じゃ無い。
ぶつぶつ言いながら僕は乱れた制服を整えたが、結局僕は休憩時間の度、身体中をいじられた。
女の子の好奇心って見境が無い。
それも悪気が無いから、無下に断れないんだよね。
疲れた僕は、とっとと寮に帰る事にした。
勿論友人は欲しいから、きちんと挨拶は忘れない。
皆明るく挨拶を返してくれたのが嬉しい。
ここら辺りは男子校とは違うのかもしれないな。
触られまくるのも、その内収まるだろう・・・何とかやっていけそうだと思った
===女子寮生活===
寮に帰ると母が居た。
荷物等は引っ越し業者。
着替えや下着は勿論の事、バックやアクセサリーまで購入していた。
「アクセサリーなんか着けないよ」
「何言ってんの!あんなそんなに可愛いんだから勿体ないわよ」
母が自信満々で胸をはる。
そんなに可愛いか?
少し照れる。
「ふふ、赤くなってぇ・・・可愛いわ」
父は仕事に戻り、どうやら兄弟達は来たいと言うのを止めたらしい。
そりゃそうだろう。
此処は女子寮なんだし。
母と夕食を外で食べ、母は帰る時が来た。
「息子だったらしにくいけど・・・」
母が僕を抱き締めた。
「母ちゃん・・・」
「元気で頑張んなさい」
僕の頬っぺたに何か水がぽたぽたと垂れていた。
「うん・・・」
母はやはり我が子を手放すのが寂しいのかな?
僕も母に抱きついた。
親にとって、子供はやはりいつまで経っても子供なんだと痛感したよ。
しかし寂しいのは寂しかったが、いつか子供は独立するもんだ。
これが良い機会だと思い直す事にした。
寮の部屋は個人部屋。
先ずは尊敬し敬愛して止まない、タイガースの金本外野手のポスターを貼る。
同じ名前だし、金本選手の野球に対する心構えを心底尊敬している。
女の子になった今、金本選手になら喜んで抱かれても良いと思う。
一緒に野球したかった・・・やはり無理かなぁ。
そこはまだ未練が有るのは事実だ。
筋肉を付ければ球速は戻る気はするんだよね。
ポスターを見ながらそんな事を考えていたら、同じ寮に住むクラスメート二人が遊びに来た。
「やっほー薫」
「遊びに来たよー」
僕は男子校時代の慣れで、ランニングシャツに短パン姿で出迎えた。
「あぁ、えーっと」
「関本由美に山東遥!」
「あ、そうだった」
そんな事言っても名前聞いたばかりだ。
「薫、凄いラフね・・・いつもそんな格好?」
「うん、昔からこう」
別に一人で居る時は変えるつもりは無い。
「おっぱい丸見えになってるよ」
「え?」
下を見ると確かにおっぱいが半分出てるし、たるんとしたシャツからは乳首まで覗いてた。
「駄目かなぁ」
「ずっと一人きりなら良いけどさ・・・」
由美と遥が僕を挟んで座りにじり寄ってきた
「何かさ、誘ってる様に見えちゃうんだよね」
「うん、触りたくなる」
由美と遥の目が怪しく光りだした気がする。
「誘ってってそちらから来たのに、何?何?」
左右から僕のおっぱいが直に握られた。
「ち、ちょっと!」
くっつかれ、肩を抱かれて両腕が後ろにされる。
二人がかりだから身動きが取れない。
僕はおっぱいをやわやわと揉まれていった。
「やっぱり薫のおっぱい吸い付くみたいね」
「ねえ、止めてって」
「止めなーい」
執拗に揉み解されていく内に、何だか乳首がコリコリしてきた気がする。
「乳首起ってきたよ」
「ホント!こりこり」
そして・・・体がむずむずしてきた・・・乳首が転がされる度に力が抜ける。
「あ・・・ぁ・・・」
「薫、感じてきたみたい」
「男の子から女の子になって、初めて触られる気分はどう?」
そんな事答えられない。
何が何だか分からないし、気持ち良くなってどうでも良くなってるし。
だっておっぱいが熱い。
乳首は今にも取れそうなほど固くなってるし、
「うぅ・・・あぁ」
「気持ち良さそうね」
「普通こんな簡単に感度良くならないよ?」
「薫はそうなんでしょ」
それこそ分からない。
ただ気持ち良いのは確かで、止めるなんて無理。
「シャツ取っちゃいましょう」
簡単にシャツがたくし上げられ脱がされた。
「あれ?薫、腋毛の処理してないの?」
「ぁ・・・え?腋毛?」
最初なんの事か分からなかったが、腋毛が生えている事を言っているらしい。
「女の子になったんだから、処理しなきゃ!毛深いのね薫、ぼうぼうよ」
「剃らなくちゃならないのかな」
剃るなんて今まで考えなかった・・・女って難しい。
「想像してみて?女の子がタンクトップで腋毛ぼうぼうってどう?」
「う、そりゃ嫌かも」
確かに想像したら怖い。
中には好きなマニアが居るかもだけど僕は嫌だ。
「後で剃りなさいな」
「で、下はどうかしら?下もぼうぼう?」
下も・・・はっきり言って濃いと思う。
そこだけ男性ホルモンが頑張って居るのだろうか。
「こ、濃いと思うけど、下は剃らないんでしょ?」
僕は赤くなって答えた。 「馬鹿ね、そこまで言ってないわよ」
由美と遥がけたけた笑った
「じゃ後でお風呂でレクチャーしてあげるからさ」
「洗い方も有るのよ」
僕は断る事も出来ず、受けるしかなかった。
女の子達とお風呂。
今自分は最早女の子なんだと思い知った。
ランニングシャツは止めて、Tシャツにした。
風呂場に行き、中に入り驚いた。
まるでスーパー銭湯の様なでかい浴槽。
色とりどりなタイルに、洒落た洗い場。
「わぁ凄いなぁ」
掛け湯をしていると、由美と遥とその他大勢がワイワイと入ってきた。
「あー、噂の薫だ」
どんな噂だよ、どんな!
由美と遥が手招きした。
「薫、いらっしゃい」
仕方なく立ち上がる。
「わ、ホント!下の毛凄く濃い」
思わず隠す僕。
周りは全裸の女の子ばかりだ・・・当たり前だが。
勃起する物が無いのは幸いだったかもしれない。
少し嬉しく思ったのは甚だ甘かった。
腋毛を自分で剃り、身体の洗い方と髪の毛に対するシャンプーの選別。
陰毛の手入れから、僕のマンコの洗い方まで教えられる始末。
女の子達が見守る中、由美が僕のマンコの花弁の中にに指を滑らせて洗い出す。
石鹸がツルツルと非常に心地いい。
まだ感じるまでは行かなかったのが幸いだったのか、残念だったのか・・・。
「薫の初マン、私が触っちゃった」
由美は嬉しそう。
これが相手が男だったら。
男に触られるなんて死んでもごめんだ。
自分は女の子の身体になったけど、これは僕の物。
別に男に触られたく無いと思うのは僕の勝手だ。
いつか男に抱かれる時は来るのかもしれないけれど、今は無理、考えられない。
あ、金本選手だけは別。
彼なら喜んで抱かれる!
つうか抱いて欲しい。
気持ち良いだろうな。
てな事を由美にマンコを洗われながら考えていたら・・・濡れてきたみたい。
由美が耳元で囁く。
「薫、濡れてきたよ」
思わず股間を見た。
由美の指が、僕のマンコを這い回っている光景にドキリとする。
ピクッ
「感じちゃった?」
まずい!感じてきた!
呼び水が出るともう止まらない。
とっくに石鹸は洗い流され、あそこから次々とぬるぬるとした物が出てくる。
ヌチャ、ピチャ、クチャ
どんどん気持ち良くなっていく。
「ん・・・あ・・・」
マンコがジンジンと痺れ、熱くなってきた。
感じだす時は突然だ。
扉をガチャンと開けられた様な感じで、快感が訪れてきた。
今回分投下完了です。
五つだけですが。
明るいエッチに終始すると思います。
暗く重い話しにはならないかと。
重ねて書きますが、百合展開の為嫌な方はスルーで。
俺は百合好きだからもっとがんばってくれ。
>>320 GJ!理想の男が金本な主人公に萌えた。
投下します。
百合展開何とか頑張ってみました。
書いていて心苦しくないから良いですな。
やはり現実味の有る世界の方が書きやすいですね
もうぬるぬるだ。
折角洗ってくれたのに。
僕の生まれたばかりのマンコがピクピクしてる。
脚が自然と開いてく。
由美がマンコを弄り、遥がおっぱいを揉んでくる。
「うぅん・・・はぁ」
とっくに洗うと言う当初の目論見・・・いや目的はずれていた。
僕はされるがまま。
だって・・・気持ち良くて抵抗出来ない。
気が付くとワイワイと騒がしい声が消えている。
ふと周りを見ると、僕の痴態を皆見学してた。
「ちょ・・・あぁっ、止め・・・くぅ」
どんどん快感が高まっていく。
由美と遥も興奮してきたのか、声が擦れていた。
「気持ち良い?腰が動いてるよ」
「ほんと、くねくねしちゃって」
何故か全く分からないが、腰が自然に動く。
つうか・・・なんかヤバくなってきた。
身体にびくびくびくと痙攣が走る。
「ぐっ!あぁ、駄目」
自分の出す喘ぎ声に、自分で興奮した。
「あ、薫いきそうになってる」
「こうなったらいかせちゃいましょ」
い、いくって何?
何が起きるのか皆目見当付かないんだけど。
身体の中から何かが吹き出ようとしてる。
そして・・・。
「んあっ!あぁっ!駄目、いっくぅ・・・」
知らず知らずにいくって言ったみたい。
でも、凄かった。
「薫いっちゃった」
「うーん、可愛い」
力が入らない。
射精に似ていたが、比べものにならなかった。
「はぁ、はぁ、な、何するんだよぉ」
「ごめーん、反応が良くて何かつい夢中に」
由美が手を前で合わす。
見物客が再び騒ぎだした。
「わぁ・・・いったとこって初めて見た」
とかなんとか色々言われたが、恥ずかしい!とてつもなく恥ずかしい。
て言うか、僕のマンコぬめりきってるんだけど。
もう良いから自分でしっかり洗い流した。
でも気持ち良かった。
僕の身体がしっかりあの快感を覚えた気がする。
真っ赤になりながら、湯に浸かる僕。
自分の身体が見れない。
女の子になってから別段気にもしなかったが、僕のこの女の子の身体を見るのが恥ずかしい。
へこむ僕を由美と遥がしきりに謝ってきたが、やられたからじゃ無いんだ。
急に自分が女の子だって事が気になりだしただけ。
「良いよ、気にしないで」
一応そう言った。
「ね、怒ってなぁい?」
そんなに謝るなら、しなきゃ良いのに。
「怒ってないよ」
にっこり笑う僕。
遥が聞いてきた。
「初めていかされ気分はどうだった?」
「いかされたって・・・何か上手く説明出来ない」
確かに説明のしようが無いんだよ。
ただ身体の芯が気持ち良く気だるい。
あ・・・のぼせてきた。
「ごめん、ダブルでのぼせてきた。先に出る」
「後でジュース持っていくわね」
由美が飲み物を持ってきてくれると言う。
そりゃ有難い。
「ほんと?サンキュ」
部屋で扇風機にあたってると二人がジュースと氷、ポテチを持ってきた。
なんて気が利くんだろ。
冷たいジュースが、色んな意味で火照った身体を静めていく。
「くー、たまらんっ」
「あんたはオヤジか」
「そうそう僕はオヤジ・・・ってオヤジ予備軍だったんだから仕方ないよ」
由美が振り、僕がノリツッコミし、遥がけらけら笑いだす。
この二人とはずっと良い友達になれそうだ。
ひとしきりきゃぴきゃぴ騒いで夜は更けていった。
===紅百合会===
学校が直ぐ前ってのは本当に助かるな!
男子校の時の様に満員電車に乗る事も無い。
ぽてぽて歩けば・・・ほら、もう学校だ。
「おはよっ!」
昔ののりでシュタっと手を挙げて元気に挨拶。
皆明るく挨拶を返してくれるのが嬉しい。
僕はもう既に女学生なんだ・・・女学生も悪くないと思い始めていた。
昼休憩、僕は校庭に出てみた。
カキーン!
シュパッ、パンッ!
「!!!」
女学生が硬式野球の練習をしていた。
中々良い動きだし、球も早い。
『へえ、野球部か』
入れば多分即戦力になる自信は有る。
でも・・・今は入ろうとは思わない。
僕の夢はプロだったんだから・・・。
ちょっと落ち込み、練習場から離れた校庭の角の芝生に腰を下ろす。
その時、一人の美しい上級生が近づいて来るのに気付いた。
『わぁ、綺麗な人だな』
凄い美人で、スタイルも抜群。
「貴女、金本薫さん?」
「へ?ひ、ひゃい!」
「緊張しないで・・・私、三年の新庄瑠璃よ」
隣に座ってきたよ。
先生とはまた別の芳香にぼーっとなる。
「悪い様にはしないから、放課後此処に来なさい」
そう言って一枚の紙を手渡し、残り香を落として颯爽と去っていった
ぼーっとただ新庄瑠璃と名乗った先輩の後ろ姿を見ていた。
腰がキュッと括れ、大きい尻が左右に揺れる。
『す、すごい身体』
思わず自分の発展途上の身体を思い欝になる。
放課後、指定された場所に吸い寄せられる様に僕は足が向いた。
そこだけ離れの大きな部室になっているみたいだ。
『ここかなぁ』
迷っていると、扉が開いて先程の瑠璃先輩が顔を出した。
「薫、入って」
悪気の欠片も感じ無い極上の微笑み。
中はほのかに良い匂い。
塵一つ無く、綺麗に飾られている。
そして一つの部屋に案内され、中に通された僕は固まってしまった。
瑠璃先輩と負けず劣らずの、すこぶる付きの美人が十人程居た!
『わ!わ!凄い!』
この世の美人を集めたかの様な感じだ。
「よくいらっしゃったわ・・・私、三年の星野弥生よ、宜しくね」
僕にそう言った人、力が抜けそうな程壮絶な美人で、胸が・・・でかい!
美しさって、ひょっとしたら一番迫力有るかも。
多分やくざに囲まれるよりびびった。
「どう弥生、元男の子だけど、充分でしょ?」
「瑠璃の審美眼は確かね、ショートカット、黒目がちの二重の目、鼻筋が通り桜色の綺麗な唇、完璧よ」
僕の事を言ってるみたいだけど、ナニがナニやら分からない。
「えっと・・・僕に何か御用ですか?」
「私達、紅百合会って言ってね、学園の美を集めた会なの」
自分で美と言い切ったのも凄いなぁ。
「それが僕に何か関係が有るのでしょうか」
「あら、この子自分に気付いてないのね」
そんな事言われても、学園の美と僕が何の関係有るのやらさっぱりだし。
「薫、貴女は学園の美の一つと言う事よ」
「へ?僕がぁ?」
僕が美人って事?
確かに可愛いかなーとは思うけどさ・・・。
「そう、私達がそう思うのだから間違い無い」
こうも自信たっぷり言われると何も言い返せない。
「僕にここに入れって事ですか?」
「無理は言わないわ、もし良かったら明日もう一度来なさい」
「は、はい!宜しくお願いいたします!」
ついそう言ってしまい、なんか気圧されて、断れなかった。
「別に悪い事する会じゃ無いから安心して」
「は、はぁ・・・」
僕はお辞儀をして外に出た
そう言えば、中は混ざった嫌な匂いじゃなく、一種類の良い匂いだけがした。
寮で晩御飯を食べていても心此処にあらず。
「薫、どうかしたの?」
由美と遥が聞いてきた。
「ねえ、紅百合会って知ってる?」
「うん知ってるけど、それがどうかした?」
「僕、入会迫られた」
二人の目が丸くなる。
「ほんと?薫あんた認められたのよ」
「薫なら仕方ないか」
この二人は知ってるみたいだ。
「僕がなんで?」
「あんたが凄い美少女だって事」
「そうなのかな・・・」
僕って美少女なのか?
「うん、純粋女としてはかなーり悔しいけど!」
遥が僕の顔を突く。
「別に悪い噂は聞かないから大丈夫じゃ無いの」
悪い噂が無いのなら、行ってみるかな。
「取り敢えず、紅百合会の事は黙っておくわね」
部屋で考えた。
基本的に顔の造形はそんなに激変していない。
元々僕は女顔だった。
それに女性化の拍車がかかったのかな。
『美少女・・・』
嫌な気はしなかった。
放課後僕は紅百合会の部室に行った。
やはり悪い噂は全く聞かなかったから安心したのも有る。
部屋に入ると先輩達と少数の同級生を紹介された。
これから歓迎会を始めると言う。
僕、目がおかしくなったのなかな。
大きいベッドが真ん中に有るんだけど・・・。
三年生四人が僕を手招きしてるんだけど・・・。
ふらふらと寄っていく。
だって、この漂う香りが理性を麻痺させる。
僕は三年生四人にセーラー服を脱がされていった。
瞬く間に全裸にされ、ベッドに横にされる。
三年生四人も自ら服を脱ぎ、その身体を曝した。
凄いとしか言い様が無いスタイルに息を呑む。
四人とも曝乳の持ち主で、垂れずに前にとんがっている!
それ以上に僕の身体がまじまじと見られている訳なんだけど。
「この子、あそこの毛黒々と濃くっていやらしい」
「凄くエッチな身体じゃない?あぁ興奮しちゃう」
「薫?男経験無し?まだ処女よね?」
僕はその淫美極まりない空気に支配されながらも、頷いた。
初潮もまだだけど。
「私達がたっぷり可愛がってあげる」
怖いし不安でいっぱいになったが、何故か僕は動けなかった。
相手は先輩の女の子。
相手が男じゃ無いから、無下に断る理由が見当たらないんだもの。
次々と先輩達の手が僕の身体に伸びてきた。
身体中を先輩達の細い指が這い回る。
おっぱい、乳首、太股、首筋、耳、唇、ふくらはぎ、指、陰毛・・・。
瞬時に狂わされた。
まだいってもいないのに、あの風呂場で由美達にいかされた時より感じる。
「ああぁ!いや、あぁ」
マンコが凄く熱い。
ぬるぬるがお尻まで濡らしているのが分かるほど。
触れるか触れないかで隅々まで攻められる。
「感度良い子ね」
「もっと良くなるわよ」
もっと?これ以上良くなるっての?
想像出来ない。
指の動きが止まると、今度はぬめっとした感覚を感じた。
先輩達の舌が僕の身体を這い回りだす。
汚いと言う思いは無いらしく、足の指先まで舌が這っていく。
「ぐ、あぁ、良いぃ」
狂いそう!いっそ殺して!
気持ち良すぎる。
乳首が二人の舌で転がされていく。
「乳首取れちゃう!」
乳首が取れるかと思うくらい勃起してる。
そこをくりくり転がされるからたまらない。
次に口が塞がり、深く舌を差し込まれ、先輩の舌が僕の舌に絡みだす。
キスって立派なセックスだと思う。
そして僕は足を拡げられていった。
遂にぬるぬる溢れるそこに誰かが舌を差し込んだ。
「んんっー!ん!」
初めての感覚。
マンコから快感が全身を走り抜ける。
口は先輩に塞がれているから、声を出して快楽を逃がす事も出来ない。
あまりの快感に涙が止まらない。
四ヶ所の攻めが絶え間なく僕をいかせ続ける。
もうどれだけ絶頂に達したか分からない。
鼻からふうふうと身体の熱を何とか逃がす。
自然と僕の身体が、大きい痙攣でベッドの上を跳ね回った。
風呂場のいったなんて子供騙しだ。
いってもいってもいかされる。
息が苦しくなってきたが、止めて欲しく無い。
その時、僕のマンコの穴に何かが入ってきた。
ぐちゅぐちゅと掻き回される音が聞こえる。
穴に入れられるのは何とも言えない感覚。
思わず穴が締まり、それが指だと知る。
指が奥深くに侵入してきた時、強い痛みが一瞬意識を支配した。
「痛ーい!」
「ごめんね、薫のバージン貰っちゃったわ」
瑠璃先輩の声だった様な気がしたが、分からない。
バージン?何の事?
そうか僕はまだ処女だったんだ・・・。
破られたのか・・・。
それほどショックは無かった
指二本でマンコの穴が掻き混ぜられる。
ジュッポジュッポと音を奏でる僕のマンコ。
もうたまらない。
身体中がマンコになった気がする。
何処を触られても気持ちが良い。
「あ、いっっくう!!」
いかされるのって凄い。
何も考えられない。
いくのが最優先事項になってくる。
それが複合されながら、とてつもない何かが沸き上がってきた。
「し、死ぬう!!あ!」
頭の中が空白になり、気が付くと美しい先輩達に囲まれ頭を撫でられていた。
「あ・・・あ・・・」
「気を失う位良かった?」
「はい・・・凄く」
「これが歓迎会よ」
とんでもない歓迎会が有ったもんだ。
「この子凄く敏感さんね・・・私も久しぶりに我を忘れたわ」
弥生先輩が熱い溜め息を僕に吐きかける。
「ねえ、薫?私達のおマンコ見てみたい?」
そう言えば、僕は男の時代から見ていない。
やはり見てみたい。
うんと頷く。
四人の美人先輩達が僕に向かって足を拡げる。
捲れた花弁から赤く充血し、濡れまくった粘膜が四つ揃い踏み。
「僕、初めて見ました」
「どう?いやらしい?」
「は、はい・・・」
四人分の性臭が僕の性欲を再び掻き回す。
「先輩、またお願い」
「我慢出来ないのね?良いわ、又狂わしてあげる」
四人に取り囲まれ、押さえ込まれる。
「貴女達も相手を見つけてやっても良いわよ」
弥生先輩が見学している女学生達に声をかけた。
そこかしこから女の子の嬌声と喘ぎが聞こえだす。
僕はまた快楽に狂わされていった。
いき倒した。
腰が抜けそう。
身体中がぬるぬる。
女って深い・・・男とは根本的に違う生物だ。
腕枕をしてくれている瑠璃先輩に聞いた。
「先輩?僕、填まりそうで怖い・・・良いのかな」
「ん?薫、男に身体中舐められておマンコに入れられたい?」
そりゃ嫌だ!
金本選手は別だけど。
「いやですよそんなの」
「そうでしょ?私達もいやよ?・・・貴女は私達が気持ち良くしてあげるから気にしないの」
「は、はい」
良いのかな・・・
何か変なスイッチが入ってしまった気がする。
僕の女の部分は今は静かになったけど、また暴れだしそうで少し怖い。
でも僕の身体は性の喜びを知ってしまい、覚えてしまったんだ
今回分投下完了。
実際こういうグループ、女子学校には有るそうな。
美を追及してるかどうかは知りませんが。
ではまた直ぐ投下します
>>330 投下乙、今回のお話も期待大です。…言いにくいんだけど、一つ。
金本選手に何度も登場されると微妙にキツいかも。すまない、余計な一言だね。
了解。
私もちと出しすぎたかなと反省しとります。
お許しをば。
後一回だけ重要なシーンで出る予定。
ご指摘感謝です
じゃあ俺もチンコ切ったら子供生めるのか!?
>>330 乙です!筆が早くてウラヤマシス
和姦とかよりも百合が好きだからこういう話はもろにツボだw
紅百合会という名前からどうしてもマリみてっぽさを感じるなw
336>マリみてって言われてるやつですな?
私あれ見たこと無いんだけど、似ていたらごめん。
どうしてもこういうのって似てくるのかねぇ。
>>337 「マリア様がみてる」の舞台である女子校高等部の生徒会組織の名称が「山百合会」というのだ。
げ・・・思い切りかぶっちまってた。
偶然なので平にご容赦を
投下します。
今回分、13話。
何か長くなりそうです。
エンドは思いがけない方向に進みますが、ハッピーにしたいと思います。
最初の相手が女の子だったから、そのまま流されたのかもしれない。
そこら辺りは男の本能と言うべきなのかな。
ずきりとした痛みに、ふと股間を見た。
処女の証の鮮血がシーツにべっとり付いている。
女にされた・・・。
急に喪失感に捉われ、じっとそれを見ている僕を、瑠璃先輩が心配そうに覗き込んできた。
「薫、ごめん!」
「良いんです・・・後生大事に持っていても捧げる相手なんか居ないすから」
「夢中になって、ついバージン奪っちゃった」
瑠璃先輩が少し落ち込んでいたのは以外だ。
「気にしないで下さい」
そう・・・乱交に自ら飛び込んだ僕が悪い。
だからにっこり微笑み返しをした。
「薫がそう言ってくれるなら嬉しいわ」
「それに・・・凄く気持ち良かったから」
「あぁ!私、無性に貴女が可愛くなってきちゃった」
そう言って爆乳の谷間に僕のショートカットの頭を埋めた。
「うぷっ・・・」
凄い・・・瑠璃先輩のおっぱいって凄い弾力。
男の時だったら多分暴発してる、ってこんな展開普通あり得ないけど。
周りでは相も変わらず皆が絡み合ってる。
こうして落ち着いてるのは僕と瑠璃先輩だけ。
「皆元気ですねぇ」
「ねえ、夜に私の部屋に来ない?此処じゃ落ち着いて出来ないでしょ?」
瑠璃先輩からセックスのお誘いが耳元で囁かれる!
一瞬悩み、気が付くと頷いていた。
「皆には内緒よ?いかせまくったりしないから」
胸がドキドキした。
さっきみたいな激しいセックスじゃないらしい。
どんなんだろう。
僕がどんどんエッチな女の子になってきてる。
処女まで無くして何回もいって・・・。
やっぱり少し怖いかな。
===瑠璃先輩===
僕は寮に帰ると、風呂で身体を磨き、ミニを履きタンクトップを着た。
由美と遥が来なかったのは幸いだ。
なんか浮気してるみたいな気がして、気が引けたんだよね。
先輩の部屋に向かう途中もドキドキが止まらない。
部屋の前で立ち止まり、ノックをする。
「はーい」
ドアが開き、瑠璃先輩が顔を出した。
さーっと笑顔が広がる。
髪をアップで纏め、肩紐無しの真っ赤な服がノーブラの胸で止まっていた。
下は黒パンティのみ!
「ふふ、入って」
僕は遂に中に足を踏み入れた
甘い香りが漂う。
「甘い香り」
「イランイランよ・・・リラックスと幸福感、そして強い催淫効果」
瑠璃先輩は静かに僕の肩を抱いて囁く。
「薫の為に用意したのよ?今夜は淫らになりなさい」
僕はただ深く黒い瞳に魅入られていた。
そしてこの香りを嗅ぐだけで濡れてくる。
「香りじゃ無くて、貴女の名前の薫り」
この人凄い・・・。
精神的に抵抗出来なくされていく。
「・・・」
脳内が多幸感でいっぱいになった。
「その服、私のため?」
「はい・・・」
「可愛いわ、薫」
もう何も考えられない。
するすると服が脱がされ、籐籠に入れられる。
最後の一枚がゆっくり足元に下ろされた。
まるで裸になるのを実感させるかの様に、僕は全裸にされていく。
「ふぅ・・・」
熱い吐息が洩れ、それだけでマンコが濡れていくのが分かる。
「もう感じてる。パンティがいやらしいおつゆでべっとり」
言うことなすこと僕の快感中枢を刺激した。
クチュ・・・
「ここもぐしょぐしょ」
「あぁん」
マンコに指が潜り、自分じゃ無いような喘ぎ声。
ベッドに横にされ、瑠璃先輩も裸になる。
白い肌が興奮で真っ赤に染まっていた。
瑠璃先輩が上に覆いかぶさり耳元で囁く息が熱い。
「あぁ、可愛いわ・・・私、凄く興奮してるの」
耳が感じるって事を初めて知った。
赤い唇が僕の唇に近づいていき、そっと触れる。
触れるか触れないかの様なキスが、徐々に激しくなっていく。
チュッチュッと吸う音がとてもいやらしい。
いきそうな気持ち良さというより、心が震える。
その証拠に僕のマンコがとろとろに溶けていた。
舌と舌をゆっくり絡ませ、唾液が行き交う。
同時に右手の指先が、僕の腋から腰にかけてつつつっと這った。
普通ならくすぐったいだけなのに・・・。
ビリビリ電気が走る。
「んっ、んん〜・・・」
「気持ち良い?ゆっくり身体を拓いてあげるわ」
身体を拓く?
それが何か、意味が分かる気はする。
耳元で囁かれ、そのまま首筋に舌が這っていく。
それが更に下がり、乳首を避けて舌が這う。
乳首を舐めて欲しい!
早く転がして欲しい!
乳首が取れそうな程痛く勃起しているから。
焦らされて焦らされて僕はもう泣きそう。
「乳首舐めて欲しいの?じゃ、おねだりしなさい」
瑠璃先輩はそれをしっかり分かっていた
「先輩・・・乳首舐めて・・・下さい」
「ふふ、良いわよ」
指先でくりくり転がされ、舌先でも転がされる。
「ああっ!良いっ!」
強烈な快感が走りぬけ、身体がビンッと反った。
今にもいきそうになるが、その度止められる。
シーツを破れそうなくらい握り締め、必死に快感に耐えた。
切なくて仕方ない。
「ぁぁ、うぅ、はあぁ」
身体を斜めに支えられて尻に指が這い、谷間から肛門に滑っていく。
初めて肛門を触られた。
「ひ・・・ぐぅ」
「ここまでぐしょ濡れになってるわ」
言葉と指先と舌で、僕はもう狂いそう。
いきたい!
今すぐいきたい!
いかせて欲しい!
「いきたいの?そんな時は分かってるわね」
何で分かるんだろ・・・喘ぎながらびっくりした。
だから言った。
「お願い!いかせて!」
「いかせてあげる」
すっと指先がマンコの間に埋まり、ぬるぬると擦られる。
「くぅ、ぁ、あぁ」
肛門とマンコの穴と、お豆が同時に攻められる。
「いやあ!ぐっ!!」
声と快感が爆発した。
「いっちゃいなさい」
「いぃ!いく、いく、いっくう!!あっあっ!」
焦らされた分凄まじくいかされ、僕の身体がベッドの上で飛び跳ねた。
そして残り香の様に声が口から漏れる。
「くうぅぅぅ・・・」
「凄いいきかたよ薫」
「はあぁ、はぁ、はぁ」
マンコがこれ以上無いくらい濡れてる。
溢れる出るのがはっきり分かるくらい。
まだ身体が痺れてる。
「どうだった?」
「す、凄い・・・」
「そう、良かった」
豊かな胸に抱き寄せられ、頭を撫でられた。
「薫は女の子のおマンコまだ触った事無いの?」
「まだ無いです」
「触りたい?」
「良いんですか!?」
「良いわよ・・・ほら手をここに」
瑠璃先輩が僕の手を取り、自分のマンコに導いた。
そこは凄く熱かった。
温泉に手を突っ込んだ様な感じで。
全てがぬるぬるしてる。
「わ、分かる?私も凄く興奮してるの」
僕を見つめる目が怖いくらい興奮してる。
でも何故先輩はこんなに興奮してるんだろ。
僕と違ってこういう事に慣れている筈なのに。
でも先輩は間違い無く、今僕に興奮してる。
何か・・・そういうのって嬉しい。
指で瑠璃先輩のマンコを、好奇心半分興奮半分で探ってみた
僕よりビラビラが厚く発達して、お豆も大きい。
先輩がマンコを触られながら僕を見つめ、熱い吐息を吐き掛けてくる。
ピチャクチャと先輩のマンコからエッチな音。
「あぁ、薫におマンコ触られてるのね・・・気持ち良いわぁ」
「気持ち良いですか?」
「たまらない・・・もし口でされたら私狂っちゃうかも」
びくびく震えながら感じてる先輩が何か可愛い。
「してあげましょうか?」「してくれる?」
答える代わりに、僕は瑠璃先輩のマンコに顔を埋めていた。
そういえば、僕は初めてこんなを事する。
すぐ目の前に有るマンコは、内臓器官そのものと言う感じ。
僕がされたら気持ち良いだろうと思うやり方で、舐めてみる。
先輩の身体が大きくビクリと跳ね、思い切り頭をマンコに押さえ付けられた。
「あ、あ、あ、良い、良い、良い!」
こんな稚拙な攻め方で、激しく感じてくれている。
息が詰まりそうになりながらも嬉しくなった。
「あぁ!薫におマンコ舐めてる!信じられないわ」
穴からお豆にかけて吸い付きながら、舌で攻めた。
ぐねぐね動く尻を押さえ付けて、ずっと攻め続けていく。
「あぁ気持ち良い!もう駄目!いっちゃう!いくう!いくっ!」
尻がバンバン跳ねた。
「んああっ!あっあっ」
でも僕はまだ素人。
止めて良いのか分からず、構わず攻めていた。
「か、薫!勘弁してぇ」
止めて良いのかな?
良いや、面白いからもっと続けちゃえ。
「や!またいく!またいっちゃう!もう止めて!いく、いく、ああっ!」
再び尻が跳ねた。
先輩を見ると・・・ぐったりのびていた。
『やりすぎたのかな』
「瑠璃先輩?」
「は・・・はふぅ・・・もう駄目ぇ・・・」
僕はあんなにいかされまくったのに、以外と攻められるのは弱いみたいだ。
「先輩、攻められるの実は弱いんじゃ」
「もう・・・受けはあまり慣れて無いのよ、私」
以外だった。
攻めと受けと言うのが有ると初めて知ったよ。
顔中、瑠璃先輩のぬるぬるでべったりだったけど、先輩は気にせずキスをしてきた。
「可愛い・・・あぁ可愛い!食べちゃいたい!」
「食べて下さい・・・」
自然とそんな台詞が口をついて出てくる。
「出来る事ならそうしたいわ!頭からがぶりと胃の中に入れたい」
瑠璃先輩は僕の耳を噛みながらそう言った
ひとしきり密着させて抱き合っていた。
「ふぅ、今夜はもう私疲れちゃったわ」
「服着て良いですか?」
「ちょっと待って、身体を濡れタオルで拭いてあげるから」
瑠璃先輩は僕の裸体の隅々まで拭いてくれた。
「私ね、薫の身体見てるとたまらなくなるの」
「先輩の方がグラマーなのに?」
「出っ張ってるとか、へこんでるとかはそんなに関係無いのよ?」
そうなのだろうか。
男としては、グラマーな方が好きな人は多いと思うんだけど。
「何か分かんないです」
「あのね、薫の裸・・・凄くエッチなの」
又々先輩の言葉に魅入られていく。
「エッチな身体・・・淫らな身体・・・もっといやらしい身体にしてあげる」
折角拭いたのに、ぬるぬるがじゅわっと出た。
「先輩、そんな事言われたら僕また・・・」
つい股間を押さえてもじもじしてしまう。
「あ、ごめんごめん。真面目に拭いてあげるから」
服を着た後、ハーブティーをご馳走になった。
ほっと一息をつく。
先輩はその間も僕の肩を抱いて見つめてくる。
「明日も来る?」
「は、はい」
ここ数日で、既に僕は濃密な性の喜びを経験した。
断る理由が見つからないし、断れないんだもの。
===羞恥===
先輩の部屋から出ると、偶然由美と遥に出会った。
「げ・・・」
ま、まずい!
何がまずいのかよく分からないが、まずい。
由美が瑠璃先輩と僕の顔を見比べた。
「あー!薫の浮気者!」
「ちょ!浮気者って」
浮気者は無いと思う。
「先輩、薫とやっちゃいました?」
「思う存分可愛がってあげたし、私もいかされちゃったわ」
遥がズバリ聞くと、瑠璃先輩が正直に答えた。
僕はいたたまれない。
「で、どうでした?」
「この子、感じやすくて、濡れやすくて、良い声で哭くのよぉ」
「お風呂場の時も凄く感じてくれましたよ」
顔が真っ赤になってくるのが良く分かる。
だって、僕の性愛の話をしてるんだもの。
・・・また濡れてくる。
つい股間を押さえてもじもじしてしまった。
「どうやら今の話で感じちゃったみたいよ」
瑠璃先輩が僕の肩を抱いてそう囁く。
「だってさ・・・だって・・・」
もう恥ずかしくて俯くしかない。
駄目だ、とろとろ溢れてきた。
簡単にスイッチが入る身体になってる
瑠璃先輩がにやりと黒く微笑んだ!
嫌な悪寒と予感。
「どれどれ、見せてみなさい?」
後ろから先輩が僕のミニスカートを捲り上げた。
由美と遥と先輩が僕の股間を覗き込む。
「あ!すごーい」
「べっとべとでおマンコ透き通ってる」
「いやらしい子・・・こんなに濡らしちゃって」
止めてって言えば良いのに、言えない。
「あ・・・ぁ・・・」
三人の視線がマンコに直に突き刺さる。
溢れて止まらない。
「パンティからおつゆが染みだしてきてるー」
自分からパンティを脱ぎたい気になってくる。
そして直に見られたらどれだけ興奮するか。
頭が真っ白・・・。
パンティに手をかけた時だった。
「こらー、瑠璃ぃ」
はっと気付き後ろを向いたら、弥生先輩だった。
「弥生先輩・・・」
「もう、貴女また闇瑠璃を出したわね」
「だってこの子あまりにも可愛くて」
パタパタとスカートを下ろし僕の頭を撫でる。
「ほどほどにね」
弥生先輩はさっさと自分の部屋に入っていく。
「ごめんなさいね、薫、いじめた訳じゃないのよ」
「・・・・・・」
ほんの少しの抗議を込めて、瑠璃先輩をじと目で見つめてみた。
「あーん!お願い、嫌わないでぇ!」
胸に抱き寄せられる。
可哀相になってきた僕の人の良さが恨めしい。
「良いですよ、怒ってませんから」
「ほんと?良かった」
このままだとまた何をされるか分からないから、とっとと部屋に戻った。
パンティがすこぶる気持ちが悪い。
新しい下着を出し、履いていたのを脱ぐ。
「うわ、ぐっしょり」
つくづく自分は女になっちゃったんだなと思う。
まぁここまで短期間で濃密なセックスをした女子高生も居ないだろうけど。
マンコも濡れ濡れで、ティッシュを使いまくった。
履いていたパンティは、絞ればポタポタ滴れるくらい濡れてるし。
確かに僕は凄く濡れやすい身体みたい。
でも・・・僕はあの羞恥の中で触られてもいないのに感じてしまっていた。
自分の中で色んな女が拓いてきている気がする。
恥ずかしさの快感って麻薬的な快楽だった。
そういや弥生先輩は闇瑠璃を出したと言ってたな。
何やら怖い考えになりそうだったので、無理矢理僕は寝る事にした
===懐かしい顔===
今日は最初の休日だ。
このまま居ると、またセックスに傾れ込みそう。
夜には瑠璃先輩に抱かれるんだけど・・・。
「あいつらどうしてるのかなぁ」
ベッドで天井を見上げてると寂しさが募る。
白球を追った仲間に、ふと会いたくなった。
勿論仲間は僕が女の子に変わってしまった事は知っている。
特に小学生からの恋女房だったヒデに会いたい。
ヒデこと辻英幸は殆ど僕の専属キャッチャーをしてくれていた。
僕がピッチャーとして成功出来たのもヒデのおかげ。
何度励まされ、アドバイスが役立った事か。
僕は意を決して会いに行く事にした。
女っ気ゼロなバッテリーだったからな。
ちょっとおめかししてやるか。
茶色のゴシックロリータなんか絶対着るもんかと思っていたが。
つば広の帽子と黒のパンプスとポーチを肩にかけ。
皆に会ったら面倒だからそっと抜け出た。
バスに乗って30分。
男子校の鳴尾浜学園が見えてきた。
僕が通っていた高校だ。
少ししか在籍していなかったのに、懐かしい。
バスから降り、学園に足を踏み入れる。
紅百合は男は入れないが、ここは関係無く入れる。
今は多分練習中の筈。
予想通り、男子学生の視線が痛いが気にしない。
練習場が見えてきた。
懐かしい音と匂い。
金網越しに彼を探した。
姿が見えない。
何処に居るんだ?
でも・・・練習を見てると何か涙が溢れそう。
良いな・・・。
あの中に入りたい。
一緒に汗を流したい。
やはり野球が好きだ。
練習を見ていても全然飽きない。
とはいえ、やはり野球部員の視線が集まる訳だが。
ヒソヒソこちらを見て話をしてるし。
まずかったかなー。
っと、午前の練習が終わったみたいだ。
金網からぞろぞろ部員達が出てくる。
ヒデは、やはり居ない。
仕方ないから声をかけてみた。
『赤松、久しぶりだな』
「あの、辻英幸君居ませんか?」
「へ?は、はい、辻?呼んできます!」
『何パニくってるんだ』
懐かしい顔がバックネットの裏から出てきた!
どうやらこちらからは見えなかったみたい。
僕の恩人でもあり、親友がこちらに来る。
何か凄く懐かしい!
金網から出てきた親友に、僕は思わず駆け出した
「ヒデ!久しぶり!」
思い切りタックルして抱き締めた。
随分体格がごつくなった気がするな。
こんなにでかかったか?
「わわわ!何、何?」
「え?覚えてないの?」
顔を下から見上げた。
「えーっと・・・」
周りから羨望と叱咤の声が沸き起こる。
「辻、お前いつの間にそんなべっぴんさんと!」
「こいつにこんな子が居るのになんで俺に・・・」
みんな僕の事を覚えていないのか?
それとも雰囲気が変わったのかな。
「僕だよ!薫!」
「か、薫か!?そういやそんな顔だったっけ」
周りの声が今度は驚愕の悲鳴に変わる。
「何だよ、覚えとけよ」
「お前な、そんな格好じゃ誰も分からねえよ」
ゴスロリはやりすぎだったか。
「いや、ヒデが喜ぶかなと思ってさ」
「馬鹿!あの、そろそろ離れてくれねえかなぁ」
「あ・・・」
僕は離れた後、皆に頭を下げた。
「皆、ごめん!僕女の子になっちゃって・・・迷惑をかけてしまって」
「謝るなよ、仕方ないじゃんか」
「うん、薫のせいじゃないしな」
責める仲間はやはり誰も居なかった。
心から有難いと思う。
「しかしお前、えらく可愛くなっちまって」
「中身があの薫だと分からなければ、放っておかないだろうな」
仲間に可愛いと言われるのはこそばゆい。
「薫、辻に話が有るんだろ?辻、今日はもう上がって良いぜ」
先輩の一人が僕が告げる前にそう言ってくれた。
ヒデが頭を下げる。
「すみません!」
仲間が名残惜しそうに去っていく。
「ヒデごめんな」
「気にすんな、用意するから待っててくれ」
「手伝うよ」
「そうか?助かる」
そんなやり取りが昔に戻った気にさせる。
「お前、なんかすげえ良い匂いするなぁ」
「香水着けてるからな」
「しっかり女の子だな」
ヒデの野球道具を片付け、ミットに油を塗る。
着替えは男子校故に、バックネット裏で平気で脱いだもんだ。
ヒデがパンツ一丁になったのを見て驚いた。
格段に逞しくなってる。
そして・・・ドキリと心が震えた。
僕は、思わず目を逸らし後ろを向く。
「ん?薫どした?今更俺のなんか見慣れてんだろ」
「な、なんでも無い」
「おかしな奴だな」
ヒデは僕を意識しないのだろうか。
されるのも困る筈なのに、何故か悔しい気がした。
「おい薫終わったぞ」
「あ、うん」
TシャツにGパンといつもの姿だ。
しかし、分厚い胸板がぐんと盛り上がっている。
「何見てんだよ」
「いや、逞しくなったなと思ってな」
「俺もプロ目指してっからな!鍛えてんだぜ」
「羨ましいな・・・」
羨ましい!この身体が欲しい。
いや変な意味じゃなくて、正直そう思う。
「お前もう野球は止めちまったのか?」
「女の子になっちゃったんだから無理だよ」
実は炎は燃え残ってはいるんだけどさ。
「俺はまだ可能性は有るとは思うぜ」
「そうかな・・・」
ヒデは何かを考えていたみたいだが。
「何か用だったのか?」
「会いたかっただけだ」
「そうか、良いんじゃねえの?ラーメンでも手繰りに行こうぜ」
「僕達を見て皆何て思うんだろ・・・」
「彼氏と彼女に見えたりしてな」
とからからと笑う。
ヒデは僕と居てもいつもと変わらず、少し安心した。
==瑠璃との性愛==
ぼーっと考えていた。
ヒデは僕を見て本当に何も感じ無かったのかな。
抱きたいとか、身体を見たいとか思わないのかな。
そもそも何でこんな事を考えるのか分からない。
なんかモヤモヤする。
だから僕は、瑠璃先輩の部屋に早めに行く事にした。
コンコン
「はいはーい」「薫です」
ガチャリと扉が開き、瑠璃先輩の満面の笑み。
そしてぐいと中に引き込まれる。
「もしかして、早く来たかったの?」
「は、はい・・・」
モヤモヤ気分は有ったけど、それは嘘じゃない。
瑠璃先輩にはちょっと悪いけど。
「嬉しいわ!早く会いたかったのね!可愛い」
むぎゅときつく抱き締められ、瑠璃先輩のレールに素直に乗ってしまう。
僕は瑠璃先輩の事が好きなんだろうか。
いや、きっと好きなんだろうと思う。
だから自然に言葉が紡ぎ出ていく。
「早く会いたかったです」
「ほんと?その可愛い顔よく見せて」
少し背が高い瑠璃先輩の顔を見つめる。
やはり壮絶な美人だ。
切れ長の目で見つめられると吸い込まれていく。
「薫の顔見ているだけで私凄く興奮するの」
「僕も、目で脱がされてる気がします」
「そうよ、目で薫を犯してるのよ私」
先輩の言葉は麻薬。
心を侵していく
「先輩、僕・・・」
「ん?裸にされたいの?」
手のひらでやんわりと両おっぱいが揉まれる。
「我慢出来ない」
おっぱいがじんじんと熱く痺れてる。
「まだよ、薫、自分のおっぱい見てごらん」
下を見下ろすと、僕のおっぱいが揉まれる度に形を歪ませている。
「乳首どうなってる?」
「硬い、です」
「ここかしら?」
乳首がキュッキュと摘まれ、ガクリと力が抜けそうになった。
「あぁっ」
「おマンコが今どんな状態なのか言ってごらん」
「ぬるぬるが・・・あぁ、いっぱい溢れて」
僕は興奮の極致にいた。
「スカートをめくって、私に見て下さいっておねだりしなさい」
「見て下さい・・・」
言われる通りに身体が動き、スカートを捲りあげ、グショグショになったパンティを見せた。
「凄いわぁ、パンティの生地からいやらしいおつゆが垂れてるわよ」
パンティからぬるぬるが、吸水力を越えて太股に垂れているのが分かる。
腰がくねくね動く。
揉まれるおっぱいが爆発しそうな程感じる。
「お願い、早く裸に!早く裸にして!」
「泣くほど私とセックスしたいの?薫」
一刻も早く身体中を愛して欲しく、涙さえ出た。
「早く先輩とセックスしたいぃ!」
「よく言ったわ、ご褒美に脱がしてあげる」
瑠璃先輩は焦らしながらゆっくりと僕の服を剥いでいき、空に曝されていく肌が興奮でチリチリする。
全裸を見られるのってたまらない。
だって、僕の裸ってエッチで淫らな身体。
それで相手が欲情しているのが凄く分かるから。
だから脱がされると僕は興奮しちゃう。
そんな女の子にされてしまっている。
勿論全然嫌じゃないさ。
「さ、次は私を脱がしてちょうだい」
「はい」
震える手で、ボタンに悪戦苦闘しながら瑠璃先輩も裸にした。
「薫、お尻を見せて」
瑠璃先輩に後ろを向いてお尻を見せる。
「ど、どうですか?」
「んー、ここも凄くエッチな形してるわ」
下を見ると、パンティを剥がされたマンコから、遮る物がないぬるぬるが糸を引いて落ちていた。
今なら例え誰が触っても僕はその手に落ちる。
いや、それどころか喜んで犯されると思う。
それほど、危うい状態の自分に興奮を覚えた
「私の可愛い子猫ちゃん・・・」
先輩にベッドの上で、後ろから抱きすくめられた。
フンフンフン・・・
何故か鼻を鳴らす音。
「あれ?お風呂入るの忘れたでしょ」
「あ!忘れた・・・は、入ってきます!」
一生の不覚、風呂に入り忘れた。
「誰が入って良いって言った?」
「え?でも、匂いが」
「それの方が良いの」
羞恥の墓穴を掘ってしまった。
観念するしかない。
「はぁ、良い匂い・・・少女の強い匂い」
「恥ずかしい、です」
「ここもっと良い匂いしそう」
後ろから先輩が僕のマンコに手を被せた。
「あ・・・」
「自分のおマンコ、見てみなさい」
ネチョネチョと音がして、指がマンコを掻き回している光景を見させられる。
指を僕の目の前まで持ってきた。
「ほーら、凄い・・・糸引いてるわ」
指をVの字にすると、その谷間に僕のぬるぬるが糸を引いて粘り着く。
そしてそれを口で舐めさせられた。
少ししょっぱく、強い少女特有の性臭。
淫美な興奮で脳が熱い。
その間もずっと手を変えてマンコを撫でられる。
どこからこれだけ出てくるのだろう。
いっぱい溢れてる。
そのぬるぬるを掬って、おっぱいに延ばして揉み解された。
恥ずかしいのが僕は大好きになってる。
「あ、う・・・あぁ」
身体中が僕のぬるぬるでぬめってる。
興奮?もうそんな段階を過ぎていた。
「身体中薫のおつゆでべっとりよ」
まだいきまくる方が精神衛生上良いかもしれない。
ぐったりと快楽の海に浸っていると、突然乳首がギュッとつねられた。
普通なら痛いのに・・・。
僕はそれを快感として受け取ってしまう。
「あはあぁぁ」
そしてお豆も捻られる。
「ひあぁ!くふぅ」
「そろそろいく?」
「もう、いかせて下さい」
これ以上この空気に居るのが怖いんだもの。
「ふふ、今日はこれでいかせてあげるわ」
目の前に男性器が二股になった様な器具を見せられたが、反対側にも同じのが付いている。
要は四本おちんちんが付いてる訳で・・・これなんだろう。
「これを入れあうのよ」
一瞬えっ!?と思ったんだけど、怖い気持ちは麻痺していた。
「こんなの入れるの?」
「大丈夫よ、力を抜きなさいね」
僕は寝かされ、先輩はその片方を自分のマンコと肛門に差し込んでいく
「んくっ・・・はぁ」
細い眉に皺を寄せ、目を瞑り深く挿入。
「入った・・・薫にも入れるわね」
先輩の股間からあれが二本にょきっと。
そのまま移動し、僕のマンコと肛門にあてがう。
「力抜いて」
言われなくても、力なんて入らない。
先っぽが入り、両穴がぐいと拡がりメリメリと侵入してくる。
「あ、や・・・あ」
お尻の穴がいっぱいで。
マンコの穴もいっぱい!
まるで縫い付けられた蝶みたいに、ベッドに張り付けで動けない。
「痛・・・あ・・・」
確かに痛い・・・痛いけど二本入った感覚は指や舌とは全く違う。
凄い充実感が下半身で満タンになる。
そしてとんでもなく気持ち良い!
「くぁ・・・・・・」
入ってる、最早喘げない。
「動くわよ?私も狂ったら遠慮は出来ないから覚悟してね」
「は・・・は、い」
先輩がぐんぐんと腰を前に突き出し、僕に深く突き入れる。
ジュプジュプジュプ
痛い筈なのに、僕も同時に先輩に突き入れる。
「ああー!!」
凄い快感に絶叫する僕。
「す、凄いわ!狂いそう!狂いそうよ!」
先輩も快楽の叫び。
お互いの事を配慮するなんて無理。
ただ快楽を貪りたい。
こうして突くだけでいきまくれる。
ほら・・・またいく!
何度でもいける。
先輩も僕も涎まで流し、涙まで出し、僕はついでにおしっこまで洩らして。
先にダウンしたのは、やはり瑠璃先輩だった。
「私・・・もう、無理」
そしてすぐ僕も後ろに倒れこんだ。
「は・・・ひ・・・」
快楽と快感に満腹し、いっぱいに満たされた。
僕が張り型をジュポッと抜き、先輩の脇に寄り添う。
「はぁ、はぁ、薫・・・こんなに何度もいったの、私初めてよ」
「僕も・・・」
「お腹いっぱいだわ」
「このまま横に居て良いですか?」
「良いわよ・・・どうせ暫く動けないもの」
気が付くと小一時間二人とも寝ていたみたい。
先輩がいつもの笑顔じゃない表情で僕を見てる。
「せ、先輩?」
「薫は、私の事どう思っているの?」
何の事を聞いてるのか、今一分からない。
「好きですよ?」
「好き・・・そう・・・それでも良いわ」
「どうしたんですか?」
瑠璃先輩に何故か寂しそうな影がふと過った。
「何でもないわ、聞きたかっただけよ」
いつもの笑顔。
なんだったんだろ。
追及するのはいけない気がした
※瑠璃視点
最初出会ったのは、彼女が転校してきた日。
元男の子だった少女。
『なんて可愛い子!』
ショートカットでくりくりした目、大きな黒い瞳。
柔らかそうな桜色の唇に抱き心地良さそうな身体。
全てが私好みで、どストライク。
自分だけの物にしたい。
でも、紅百合会の皆にもこの子の可愛いさを見せ付けたい矛盾した気持ち。
だから誘ったけど、来るかどうか不安。
来てほしい半分、来てほしくないのが半分。
でも来てしまった。
目の前で、私の可愛い子が脱がされていくのが嬉しいやら悔しいやら。
感じてくれている。
感じさせられている。
焦った私はバージンを破った。
でも、じっと血の証を見ている彼女に心が痛い。
来るわけ無いと思いながら、部屋に来てと誘った。
信じられない!彼女が来てくれるの!
幾多の浮き名を流した。
でも今の私は少女の様。
今か今かとドキドキする。
ノックの音・・・来た!
私の可愛い子猫ちゃんが手の中に居る。
心臓が今にも飛び出しそうな中服を脱がす。
今は私だけのもの。
私の手が彼女の乳首を勃起させ、秘所を濡らす。
良い匂い・・・エッチな身体に形の良いおマンコ。
私もドキドキしながら、身体の隅々まで見せた。
徐々に理性を無くす。
素直に反応するこの子をいじめてみたくなる。
でもこの子はそれに興奮してくれている。
可愛い可愛い可愛い!泣きたくなる程可愛い。
この身体を独占したい。
でもそれで嫌われるのはもっといや。
この子は由美と遥にもいかされたと言う。
嫉妬で心が歪む。
でも顔には出せない。
いじめて辱めて私好みの淫らな身体にしたい。
今日はディルドーで私共々二穴を貫いてあげた。
彼女が狂っている様を見て、私も狂う。
こんな気持ち良いのって初めて。
可愛い子猫ちゃんがいきまくってる。
彼女の身体が発する性臭、柔からさ、いく顔、全てが私を虜にするの。
ねえ、貴女の心は何処にあるの?
私だけを見て欲しい。
私だけが貴女の身体を好きにできると思いたい。
意を決して聞いたわ。
「好きですよ?」この子はそう言った。
何処か違う。
私だけを愛して欲しい。
でもやはり私はそれを言えない。
次はいつ来てくれるの?
いつか離れて行く気がして怖い私
投下完了です。
男の子はこの薫の親友だけしか出ない予定。
落としどころは考えてますが、矛盾は無いように気を付けないと、
またすぐ残り投下致します
乙
乙極
乙の極み
358 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:44:29 ID:wbYX/PZD
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
r ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ー:::::ヽ、
{ V:::::::::∨yヽ/::::::::::/,1
|ノ''::"::::::::::ヽ/::::::::::: r" /
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:y ゝ
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} |
ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丿/
`|1::ー'::::::::::::、:::::__,.ィ' 」"
/::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
,.ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::/ ノ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/
/"''ー―-----―'''"ヽ、
/ / i! | | ヽ ヽ,
/ / | | ヽ ヽ、 ヽ.
/ i | ヽ ヽ ヽ、 ,ゝ
| | ヽ ヽ ヽ _,ゝ"
|__|__,.-|_,.-+─┴‐'",.入
| ____ | ヽ_,.-‐''" ヽ
えーと
すごく大きいです
ウッホ
クソワロタ
阿部さん女性化したらどんなSSになるんだろ
たしかそんなSS見たな
多分支援図書館
ごめん
363>なんとかルーペで見たW
中々やらしいですのう
投下します。
ENDまで投下するつもりでしたが、纏めていくのに苦労したので次回投下分でENDになります。
尚、某球団が嫌いな方、ごめんなさい。
横たわる瑠璃先輩は考えられない程色っぽい。
こんな人とエッチ出来るなんて、男の時からは想像も出来ないよな。
でも僕を見て先輩は興奮するって言う。
それはとても嬉しく、僕の女の性感を刺激するけど、どう見ても先輩の方が格段に良い女と思う。
そんな事考えながら、腕枕している先輩を見る。
「今度は薫が考え込んでるの?」
「先輩もてるでしょ?」
「どうかしらねー。もしそうなら妬く?」
妬く?嫉妬?するかもしれない。
「妬くかも・・・です」
その時、何故か先輩が凄く嬉しそうな顔をして僕を抱き締めた。
「本当?嬉しい!!」
嬉しいってどういう事?
先輩ってもしかして僕の事を・・・ってそんな事無いよな。
「先輩?僕今夜家に帰ろうかと思うんですけど」
「帰っちゃうの?」
「明日帰ってきますから」
「仕方ないわね、帰ってきたら寄るのよ?」
このまま明日まで一緒に居ても良いって思ってたけど、僕がどんどん別の女の子になっていくのが怖い。
だから家族に会いたいと思ったんだ。
===運命分岐点===
先輩に熱烈なキスをされた後、由美と遥に留守を告げ、家に帰る事にした。
兄貴に電話すると直ぐ来ると言う。
白いシャツにオーバーオールジーンズ。
別段可愛い格好をするつもりは無い。
寮の玄関前で、由美と遥と瑠璃先輩と一緒に待っていると、兄貴のランドローバーが横付けされた。
「よっ、お待たせ」
「兄貴ごめんな。紹介するよ、友達と先輩」
瑠璃先輩が興味津々で兄貴の顔を見てる。
「初めまして・・・薫さんと似てますわね」
「はは、兄弟ですからね。では」
一番上の兄貴は今の僕とよく似てる。
確かに良い男だと思う。
車に乗り、小さく手を振る三人に手を振り返し、帰途についた。
「おい!あの先輩、良い女だな!」
「綺麗な人だよね」
まさかその人のお手つきだとはとても言えない。
「まあでも、我が妹の方が百倍可愛いぞ」
「ば、ばか・・・」
「その反応も良いね」
「僕に変な事するなよ」
兄貴が僕の頭を思い切りはたいた。
「馬鹿やろ!元男の妹に手を出す程飢えてねえぞ」
「痛いなぁ、女の子にゃ優しくしろよ」
「都合の良い時だけ女の子ぶりやがるのな」
このやり取りがなんだか無嬉しい。
兄貴はやはり兄貴だった
一時間程走り、漸く我が家に到着。
家では大歓迎され、そしてやはり兄貴達から目一杯可愛がられ辟易する。
ラフな格好をしたのは、実は妙に溢れだした色気を隠すためもあるんだ。
花開いた女の部分は知られたくないし。
取り敢えず、母の手料理と団欒は癒される。
でも弟の雅行が何か言いたそうにもじもじもじ。
「雅行どした?」
「なぁ、小にい、じゃなくて姉ちゃん、キャッチボールしてくんないかな」
「良いよ?するか」
「皆下手で相手になんないんだよ」
昔から僕が一番相手してたからな。
弟は才能は有るんだよ。
玄関前で弟のキャッチボールの相手をしてやった。
バシッ
「く、イテテ」
こいつ何時の間にこんな早くなってたんだ?
適度に放ってやったが、雅行は不満みたい。
「姉ちゃん、良いから思い切りやれって」
「そうか?じゃいくぞ」
思い切り投げてみたら意外なスピードが出た。
バシンッ!
「やっぱりな!姉ちゃんまだいけるよ」
雅行がニカッと笑い、投げ返す。
今のはもしかしたら140は越えていた。
思わず球を見て、また試したくなった。
「また投げてみるぞ」
やはりスピードが乗る。
何故だ?分からない。
135まで落ちてた筈。
エッチやら、先程から女が疼くのも忘れていた。
もう一回投げても、気持ち良い程球が走る。
雅行がこちらに来た。
「筋肉は落ちたみたいだけど、柔軟さとバネが今の方が格段に上なんだよ」
「お前、凄いな」
「なあ、姉ちゃん!もう一回チャレンジしろよ!」
「雅行・・・」
そういえば、ヒデもまだいけるって言ってたな。
「俺、すげえピッチャーだった小兄をいっちゃん尊敬してたんだぜ」
なんてこった・・・まだ十一才の弟が一番僕の事を理解してた。
「野球仲間に言われんだよ・・・お前の兄ちゃん女の子ーってさ」
雅行が泣き出した。
悔しくなった。
可愛い弟のためにも、僕を信じているヒデのためにもチャレンジしてみるか。
雅行を強く抱き締める。
「分かった、お前の為にやってみる」
「ほ、ほんとか!?絶対いけるぜ」
「一緒に考えような」
「うん!」
家に来て良かった。
これがひょっとしたら運命の別れ道なのかもしれないな。
それも鍵は弟の雅行だったわけだ
「なあ、投げ方変えてみない?」
「何故だい?」
「小兄、女の子になって馬鹿になったか?」
「悪かったな、おい」
口が悪いのは変わらないんだな。
今までの投げ方は上半身の筋肉に頼っている事。
バネと柔軟さを生かし、身体を後ろに捻るトルネードサイドスローにする事。
「今の姉ちゃんでも出来る方法、これでも考えてたんだぜ」
「雅行、お前凄いよ!早速試してみよう」
最初は球筋が乱れたが、慣れるに従い格段に球が走りだした。
そして・・・。
ズバンッ!!
「いてぇ!いてて!」
雅行が手を振り振り飛び上がっている。
「やったな、姉ちゃん!今の越えたぜ!」
「プロ、いけるかな」
「絶対いける!」
弟が親指を立てた。
プロ・・・今は男女の性差は問わないから、チャンスは有る。
鍛え方によってはもっと球速は増すはずだ。
僕の中心はやはり野球だったと安心したよ。
瑠璃先輩にはきちんと言わなくちゃいけないな。
少し心がキュンと痛む。
暫く雅行とキャッチボールで兄弟で語り合う。
風呂で久々の心地良い汗を流しながら、希望を与えてくれた弟に感謝。
だからお礼にパジャマ姿で雅行の部屋に忍び込む。
===最愛の弟へ===
「一緒に寝よ」
「良いよ、恥ずかしい」
「遠慮は無し」
弟の横に滑り込み、腕枕で陽なたの匂いがする坊主頭を抱いてやった。
「ありがと・・・雅行のおかげで又夢を追えるよ」
「うん・・・」
膨らみが増したおっぱいの谷間に弟の頭を埋める。
「一緒に寝るの久しぶりだな」
「何か良い匂いする」
「どんな匂い?」
「凄く落ち着く感じ」
弟が無性に愛しくなる。
「このまま、抱きしめていてあげるから」
「うん・・・ま、また俺と一緒に寝て欲しいな」
「甘えん坊さんだね」
「姉ちゃんにだけだよ」
「良いよ、帰ってき時は一緒に寝てあげる」
「良かった、お休み」
「お休み・・・」
僕はずっと弟の頭を撫でてやっていた。
兄貴の時は甘えにくる事は無かったが、母に甘えるのは恥ずかしいんだろ。
言わば母の代理か。
でも甘えられて悪い気はしない。
女の子になった今の方が、弟に対する愛しさが増している気がする。
寝入った弟の吐息をおっぱいの谷間に感じ、僕もいつしか眠りに入っていった
早朝、小鳥の鳴き声が聞こえてる。
まだ弟は、小兄から姉ちゃんに変わった僕にしっかと抱き付いていた。
口は悪いし我が家一のきかん坊で、身体も逞しくなったけどまだまだ子供だ。
でも、なんでこんなに可愛いんだろ。
僕の女の子の部分がそう思わせるのだろうか。
離れがたい思いから、抱き寄せて密着する。
抱き締める力を強めると、パジャマの後ろを掴む手もぎゅっと強くなる。
もう可愛くて仕方ない。
ずっとこうしていてやりたい。
少年特有の陽なたの良い匂いに僕の母性が目覚め、つい口に出して言った。
「可愛いなぁ」
「姉ちゃん」
「ん?なに?」
「帰んないでよ」
ぐ!その台詞は卑怯だ。
「ごめん、学校有るから帰らなくちゃ・・・ね?」
「やだ・・・」
両手でパジャマを握り締め、震えて泣いている。
僕は何も言えず、ただ頭を撫でていた。
だって、僕も涙が溢れていたから。
「いつでも遊びに来ていいよ?大兄に言ったら連れてきてくれるから」
「うん、分かってる・・・ちょっと困らせたかっただけ、ごめんなさい」
ある意味最強で最凶の言葉だろう、これって。
「雅行?こっち見て」
涙でしょぼしょぼの目で僕を見たが、弟がびっくりして呟いた。
「あ、姉ちゃん泣いてたのか?」
「凄く嬉しかったよ?だから、お礼してあげる」
僕は雅行の柔らかい唇に、僕の唇を重ねた。
瞬間湯沸器の様に真っ赤になった弟が、僕の胸に頭突きをしてくっつける。
「姉ちゃんとキスしちゃった・・・」
「キスくらいならいつでもしてやるから」
それは正直な気持ちだ。
「ほ、ほんとか?もう一回良い?」
「今度は雅行の方からしてみる?」
弟が自ら拙いキスを仕掛け、満面の笑みに僕も優しく笑顔を振り掛ける。
「姉ちゃん大好きだ」
「ファーストキス奪っちゃったけど、良いの?」
「良いに決まってる」
「良かった」
もう一度キスをし、強く抱き締める。
「あ!今日は俺、野球の練習有るんだけどさ、来てくれ!馬鹿にした奴らの鼻をあかしてえ」
「良いよ」
弟の為にも行ってやる事にした。
朝食時、弟は兄達にしきりに羨ましがられていた。
一緒に寝てくれるのは俺だけだぜと胸を張ってる。
さすがに兄達とは寝れないしな
こうなると分かってたら可愛い服にすりゃ良かった。
母に相談すると、僕のが家に有るらしい。
フリフリのフリルに、真っ赤なフレアの超ミニ?
それで弟が喜ぶなら着てやろうじゃないの。
弟の為に綺麗なお姉ちゃんと、ピッチングのギャップを見せてやりたい。
少し汚れたユニフォームを着た弟について歩く。
「こっち見てよ」
「凄すぎて見れね」
「似合ってる?」
「に、似合ってるよ」
真っ赤なのが可愛い。
河川敷の練習場に沢山の小さい球児達が居る。
小汚い弟に付いてきた僕に、一斉に視線が集まり、わらわらと寄ってくる。
最近これが少し気持ち良くなってきた。
「雅行、誰だよその人」
「わぁ・・・」
弟は胸を張る。
「前に言っただろ、元すげえピッチャーの兄貴で、今は女の子で姉ちゃんだ」
「あ!奪三振王の!」
「おう、美人だろ?」
とびきりの笑顔で演出をしてみる。
「皆、宜しくね」
やはり皆複雑な表情は隠せない。
「お前らよく見てろよ!・・・姉ちゃん頼むぜ」
「マウンド借りるね」
何が始まるのか呆然と見守る中、僕はマウンドに立ち弟をホームベースより後ろに下がらせた。
「来い!姉ちゃん!」
バシンとキャッチャーミットを叩く弟。
右足の膝を高く上げ、上半身を後ろに捻る。
純白パンティが丸見えになったが、これも演出。
溜めを作り、左腕を後ろに隠す。
サイドスローから対角線に弟のミット目がけて、一気に振りぬいた。
ズバンッ!!
前に突き出した弟のミットに、白線を引いて吸い込まれる。
「やっぱいてえ!」
ミットから手を抜いてぶんぶん振っている。
一瞬の空白後、喚声が沸き上がった。
「す、すげえ!」
「はえぇ!!」
「どうだ?姉ちゃんは今でもすげえピッチャーなんだぜ!女性初のプロだ」
弟が得意満面だ。
この子達もこれを見せたら認めるしか無いだろう。
で、僕もこれで引っ込みがつかなくなった。
「羨ましい・・・美人の姉ちゃんですげえピッチャーかよ」
「パンツ見えた・・・」
「分かったらもう俺の姉ちゃん馬鹿にすんなよな」
良かったな弟よ。
「パンツ・・・」
「そりゃもう良いって」
僕は暫くピッチングのコーチをしてやったが、投手達の目線が熱い。
子供達には刺激が強すぎたかな・・・
「姉ちゃん、もうそろそろ良いよ・・・来てくれてありがとな」
「こちらこそ。昨日帰って来て良かったよ」
「頑張れよ、姉ちゃん」
本当は弟は僕に甘えたいのはよく分かる。
一目も気にせず、僕は弟を抱き締めてやった。
「いつでも女子寮に遊びに来るんだよ?」
そして堂々とキスをしてあげた。
ひゅーひゅー冷やかす声に弟が暴れてる。
河川敷から上がり振り替えると、弟がこっちをじっと見ていた。
小さく手を振ると、弟も小さく返してる。
ぎゅっと胸が切なく締め付けられる。
家に寄り、昨日のラフな格好に戻り兄貴に送って貰った。
==逆らえない指==
今僕は瑠璃先輩の部屋で、夢を語っている。
裸に剥かれたら何も言えなくされるから、真っ先に言った。
先輩から励まされ、野球部に入る事を勧められた。
紅百合会はそのままで、学園の美の一つらしい僕は、会を止める事は許されないとの事。
それって実は嫌な気はしないんだよね。
認められるのは何でも嬉しいもんだし。
言うのも恥ずかしいけど、ハードセックスは控えてくれるみたい。
僕も最早先輩のテクを忘れるなんて無理だしね。
次の日僕は早速女子硬式野球部に入部。
当然の如く、僕は先発エースになった。
はっきりいって男子とレベル差は歴然としてるが、白球から離れては駄目。
打たれる訳は無いが、勘違いしない様にしないと。
土曜日の練習試合、先発の僕はノーヒットで押さえ込んだ。
しかし問題はこれをどうスカウトにアピールするかに悩む。
共学高校なら道は有るが、やはりドラフトで「金本薫、投手、聖紅百合女学園」と言わせたい!
ヒデに相談してみるか。
弟の雅行が試合を見に来ていた。
「姉ちゃん、まぁ当然の結果だわな」
「良く来たね」
「大兄に送ってきて貰ったんだけど・・・」
弟の顔が泊まりたいのが見え見えだ。
「泊まっていけるんだろ?今夜は甘えていいよ」
「うん!」
手を出すと、弟は躊躇無く手を握ってきた。
弟は弟で僕の前では純な子供になるみたい。
姉ちゃんか・・・僕も欲しいな。
綺麗な甘えさせてくれる姉が良い。
兄貴のどちらかが女にならないかな・・・もう無理かもしれないが。
兄貴達なら良い女だろうなと思ったりした
部室で弟を紹介した。
しっかりした挨拶に、僕も元兄として鼻が高い。
「似てるわー!可愛い」
「似てますか?」
僕の兄弟は確かに顔が似てる。
元々男の時からはそれ程顔は変わっていない。
似てるのは当然かも。
弟を連れて部屋にいく。
すぐ横だから、着替えは何時も自分の部屋だ。
「ちょっと向こう向いててくれ、着替えるから」
「ああ、了解」
スエットの上下と色気は無いが、これが一番過ごしやすい。
「さ、済んだよ」
後ろから肩越しに手を回し、弟を抱き締める。
その手に弟の両手がそっと重なった。
「姉ちゃん、小兄の頃と比べてなんで急に優しくなったんだ?」
「なんでだろう・・・何か可愛くて仕方ないんだ」
弟が体重を後ろに預け、僕がそれを受けとめる。
「母性愛ってやつか?」
「そうかもしれないね」
こいつって以外と凄いやつかもしれん。
「ほんと可愛いなぁ」
ここぞとばかり甘えてくるこの時間が心地いい。
食堂で瑠璃先輩と由美と遥に弟を紹介した。
仲睦まじい姉弟に、瑠璃先輩が・・・なーんか雰囲気が変だけど、気のせいだと思い込む。
由美と遥は弟をつっ突いて遊んでるから良いけど。
寮の風呂はさすがに入らせる訳にはいかないから、近くの銭湯ですませた。
夜はセックスばかりしていた気がする。
弟とテレビを見て、ゆったりすごすのも久々だ。
セミダブルベッドに腰掛けて、さあ寝るかと言う時、瑠璃先輩が突然訪問。
「私も一緒に寝て良いかしら?」
「い、一緒にですか?」
「雅行君、良い?」
「別に良いよ」
嫌な予感がする。
まさか弟の傍で闇瑠璃を出さないとは思うけど。
そしてちと狭い。
僕に抱き寄せられ、安心してくうくう寝息をたてる弟を見た瑠璃先輩が、耳元で囁く。
「薫、弟さん可愛い?」
「はい、とても」
「私も薫がとっても可愛いのよ」
「は、はぁ」
やばい・・・僕の脳が警戒警報を出してる。
おっぱいを触られない様に、弟を抱き締める。
ふーっ・・・
うなじに熱い息を吹き掛けられた。
思わずぴくっと震える。
わき腹からお尻に向かって手の平が這っていき、お尻を撫でられた。
まるで痴漢されているみたいな感じ
==いかされる==
先輩の指は魔法の指。
お尻を撫でるが、パジャマのズボンの裾から侵入し、パンティの中に潜り込んできた。
直に僕のお尻が揉む様に触られる。
そのまま肛門に指が到達し襞を指の腹で揉まれ、肛門周りの熱がマンコに回っていく。
そして肛門を過ぎてマンコのビラビラの下側にまで来てしまう。
後少しで穴に来る。
指の行進は、マンコの穴で止まった。
濡れはじめたそこに、指がつぷっと入ってくる。
入ったと思った瞬間、穴の奥からぬるぬるがじゅわっと染みだしてきた。
「!!・・・っ!」
唇を噛み締め、快感が大きくなるのを耐える。
指がぐりぐりと中で動き、その度にビリビリ快感が走り、僕は何とか喘ぎを鼻息に置き換えた。
そっと指が離れる・・・。あぁ良かった。
え?嘘、そこまでする?
パジャマとパンティが下げられていく。
弟が居るのに!
「静かに・・・可愛い弟さんにばれるわよ」
その指摘に僕はただただ固まってしまう。
器用に先輩は足先でパジャマ下とパンティを抜き取った。
先輩が抜き取ったパンティを指先で吊るし、僕に見せる。
そしてベッドの下に落としてしまった。
僕は眠る弟を抱き締めながら、下半身を丸出しにされている。
そのシチュエーションに身体は興奮し始めていた。
じゅぷ・・・
前から指がマンコの穴に二本入り、親指でお豆を擦られる。
お尻が動きだすのが止められない。
「っ!!・・・!!」
先輩が何時の間に用意したのかタオルを下に敷いた。
本格的に僕をぬるぬるにする意思表示。
待っていたかの様に、マンコからぬるぬるがお尻と太股を濡らし始める。
再び指が穴とお豆を攻めだした。
駄目、いきそう!
先輩に横目で抗議する。
酷薄な笑みが闇瑠璃で有る事を示している。
先輩ってこれが無ければ良い人なのに・・・。
これってひどい。
僕は弟の目の前でいかされようとしてる。
寝てるのは不幸中の幸い。
駄目!いく!
大きく口を開け、深く体内の熱を何度も吐いて、声を出さずにいくしかない。
雅行、起きないで!
ぐぐぐと快楽が高まり、飛び出そうとしていた。
もうこの段階ではいくのを止めるのは不可能。
その時瑠璃先輩が信じられない事をした
『いく、いく!』
「雅行君!?」
「んにゃ?なぁに?」
弟の目が僕を捉えた。
『駄目、見るな!弟の顔でいっちゃう!』
「!!・・・っ!」
僕をみる弟の顔で・・・弟に見られながらいった。
ひとつ深く熱い震える溜め息を洩らす。
「はぁぁ・・・」
「姉ちゃん、どした?」
「ご、ごめんね、寝呆けたみたい」
「ふーん、お休みぃ」
ふう、ばれなかった。
「弟さんの可愛い顔でいくってどう?」
闇瑠璃先輩が耳元で熱く囁く。
僕はいく時って何も見ないし、何も考えない。
顔を見ながらいくと、顔といくのが関連付けられてしまいそう。
だから目を瞑る。
でもよりによって、最愛の弟の顔を見ながらいってしまった。
何よりいき顔を見られたのが超恥ずかしい。
多分だらしなく口を開け、力の無い目だった筈。
弟が何も分かっていないのが良かったけどさ。
でもいってる所を見られた事実は変わらない。
そして僕は・・・その状況に興奮した。
エッチな小兄でごめん弟。
「薫、実は今凄く興奮してるでしょ?」
静かに頷く。
やっぱりこの先輩は激烈な甘美な麻薬。
「きょうはこれくらいで勘弁して、あ、げ、る」
僕は離れかけた先輩の手を握って、マンコに押し付けた。
「またいきたいの?」
こくりと頷く僕。
「可愛い・・・分かったわ、弟さんの顔を見ながらいきなさい。今度は起こさないから安心して」
指が動きやすい様に、僕は布団の中で膝を脇腹にくっ付けて拡げ、左手でその膝を持つ。
右手で弟を抱き寄せ、頬と頬を合わせた。
「弟さん、こんな変態なお姉さんって知らなくて良かったわね」
僕のマンコを指で掻き回しながらそう言う。
「雅行君は?・・・しっかり寝てるわね」
覗き込みながら、パジャマ上のボタンを取り払い、大きくはだけられた。
ほぼ全裸にされた僕は、あまりの事に一切動けない。
今弟が起きたら洒落にならない。
弟が姉ちゃんと甘える僕が、今裸にされながらいたぶられてるなんて。
右手をシーツと腋から差し込んで、おっぱいが芯から揉み込まれる。
左手は僕を狂わせるマンコの三所攻め。
声は出せない。
悶え狂いたいし、大声で喘ぎ声を出したい。
吐息が自分でも凄く熱いのが良く分かる。
弟にばれない様に高みに昇っていく
グチュグチュ鳴るマンコの音で、弟が起きないだろうか・・・。
甘酸っぱい性臭がつんと漂いだす。
深く何度も熱い吐息を洩らし続ける。
尋常じゃ無いくらい気持ちが良く、いっそ喘ぎ声を出しちゃおうと思う。
部屋の中は、僕の吐息の音とマンコが放つ音のみ。
吐き出せない快楽のせいで、凄いのが来そう。
『いく!凄いのが来る』
僕は叫びそうになるのを、弟とキスをする事によって防いだ。
「ん?薫、弟とキスまでしてるの?淫らなお姉さんね・・・良いわよ、弟とキスしながらいきなさい」
余計に関連付けられそうな気がするが、こうしなければもう狂いそうだもの。
『いくぅ!!』
「んっ!、!!、!!」
弟の柔らかい唇が甘美な味に感じた。
明日から弟の顔が見れるだろうか・・・。
弟が成長して、万が一襲われたら僕は拒めない。
そうならない様に祈るしかないけど、この子なら身体を捧げても良いと思う自分も居るのは事実。
「だめよ?それをしたら抜け出せなくなるわ」
びっくりした。
なんで分かるの?
「何故分かるのって顔ね。弟さんの顔をそんなに熱く見てたら分かるわよ」
分かってるよ。
多分そうなったら、女の僕は成長した弟の虜にされてしまう。
でもそれはやはり嫌だ。
この子はいつまでも僕の可愛い弟で居て欲しいし、凄い姉で居たいから。
だから僕は静かに頷いた。
「でも、そんな風に追い込んだのは私か・・・悪い百合パートナーでごめんね」
先輩って憎ったらしい。
服を着せられながら、僕はそう思った。
朝起きたら瑠璃先輩が居なかった。
「帰ったのかな?」
でも昨晩の事を思い出すと顔が火照る。
そっと弟の顔を見ると、いかされた事がまざまざと蘇る。
最愛の弟。
ぎゅっと抱き締めると、やはり癒される。
『何て可愛いんだろ・・・この子になら』
一瞬危ない考えが浮かび、ぶるぶると頭を振る。
瑠璃先輩が紅茶を持って部屋に戻ってきた。
「おはよ、ハーブティーとモーニングタルト持ってきたわよ?弟さんそろそろ起こしなさい」
飛びっきりの美しい笑顔を向ける。
やっぱ先輩はずるいよ。
そう、普段はこの人僕にメチャ優しいんだもの。
悪魔と天使の同居。
「はい、顔を洗って」
タオルを僕と弟ににこやかに手渡した
十話、投下完了です。
随分長くなってきた。
私の好みも多分に入ってますが。
次回は残りENDまで投下します。
尚、次回作も練っていますが、途中で投げ出していたあの魔界物、すごく悲惨になりそうで今書けない。
お許しを
闇瑠璃いいね(・∀・)ノ
保管所は死んでるの?
>>京丸@ピンキー氏
GJ!いいお姉ちゃんっぷり見せてますね。
姉属性持ちとしてはこういうのに弱かったりw
>>380 最新の保管庫はスレの移行と同時に
それまでの作品を収録という形をとってるみたいです。
あほなレスでスレを埋め尽くせば更新されると言う訳だな!
…やらないけど。
ENDまで投下します。
趣味の世界に走ってますがご容赦を。
当初は学園内で纏めるつもりでしたが、飛び出してしまいました。
===夢を追う===
先輩が弟の頭を撫でながら聞いた。
「お姉ちゃん好き?」
「うん、大大大好き!超美人だし、ピッチャーとしてもすげえんだ」
「薫、頑張って思いに応えなくちゃね」
こんなとこもずるい。
本気でそう思っているのが分かるから。
「はい、頑張ります」
「ね、雅行君?お姉ちゃんと私とどっちが美人?」
何て事を聞くんだよ!先輩に決まってるじゃない。
「そりゃお姉ちゃんの方が美人に決まってるさ」
当たり前の事を聞くなって顔で答えた。
「だってさ、薫」
先輩がにんまり笑った。
「雅行、それ本当?」
「当たり前だろ」
弟はタルトを頬張りながら躊躇無く断言。
だからつい飛び付いて抱き締めてしまった。
「嬉しい、雅行!」
「わ!姉ちゃん、タルトこぼれるって」
「だって嬉しいんだ」
僕は早くプロになりお金を稼ぎ、弟を良い環境の元で育てたくなった。
その為にも、やれる事はやらなくちゃ。
瑠璃先輩がまた確信を突いてきた。
「でも、スカウトに見られなくちゃならないじゃない?何か考えてるの?」
それだ・・・その答えが出ないんだよね。
「何にも・・・」
「仕方ないわねぇ。紅百合会にお任せなさい」
「へ?」
任せなさいって何か手が有るのだろうか。
「へ?じゃないわよ。紅百合会って昔から存在してるし、美にも色々有るの」
「はぁ」
「それぞれ先輩達は皆中枢に入ってる・・・スカウトを動かすなんて造作も無い事なの」
スカウトを動かすって、僕を見て貰える?!
「これから連絡付けるから、明日見て貰いなさい!でも後は薫の努力次第よ」
先輩って、悪魔と天使じゃなくて神が同居してた。
「薫が大成すれば、それも紅百合会の美の一つよ」
「はい!雅行、姉ちゃん頑張るよ」
「姉ちゃんなら大丈夫さ」
一番冷静な弟に先輩と顔を見合せ苦笑いした。
その晩、入れ替わりに弟から呼ばれたヒデが来た。
ヒデにプロへの覚悟と、明日阪神スカウト陣が来る事を告げた。
「やっと腹を決めやがったか!よし、明日は俺がお前の球を受けてやる」
弟、ヒデ、瑠璃先輩・・・は少し性生活に問題が有るけど有難い!
明日だ!その為に僕はヒデと身体を解した
放課後、運命の日。
グラウンドに阪神スカウト陣が今一気が乗らない様子でたたずんでいる。
そしてスカウト陣を引っ張ってきた、紅百合会OGの藤田恵美子先輩。
三十路を越えてるらしいけど、半端無く色っぽい。
後は金網外に瑠璃先輩と由美と遥と野球部の皆。
「遠慮するな、最初から思い切り来い!」
「ああ、任せとけ」
渾身の力を込めて、ヒデのキャッチャーミットに投げ込んだ。
気の無い素振りでスピードガンを見ていたスカウトが愕然とした。
「な・・・何これ」
「今の何キロや!」
「156・・・」
何球も何球もスピードは全く衰えない。
スタミナも有る事を見せなくちゃならない。
全球オーバー155超。
「君、変化球はどう?」
それも昨晩練習済み。
握りを少し変えれば、昔とさほど変わらない。
高速フォークと低速フォークを投げ分けた。
ナックルで揺れ落ちる球。
左右の高速スライダーと低くゆっくり沈むシンカー。
最後は再び剛速球の球が浮き上がるライジングボールで締めた。
スカウトが走り寄る。
「君、まだ他には言ってないだろうね」
「はい」
僕は嬉しくて立ってられないくらい。
「良かった!おい、こりゃ球史を覆すぞ」
「べっぴんの剛球投手や・・・でどないする」
「トレーニングルームと阪神と契約を結んでいないコーチを与えよう」
あからさまに阪神にお世話になったらまずい。
「金本君、慌てず確実に力を付けなさい!首脳陣が何て言うか少し不安だが、私達が何とかする」
「は、はい!」
「我がチームは姫を待ってるからね」
姫?姫って何?。
「姫?なんやそれ」
「球場で、金本や薫は面白く無いだろう」
「成る程、薫姫か虎姫か、まぁゆっくり考えよ」
「何か困った事が有ったら連絡しなさい!私達は先生にこれから二年後の氏名の挨拶してくるよ」
「宜しくお願いします」
スカウト陣は藤田先輩と校内に入っていった。
夢心地だ・・・。
あのカクテル光線に照らされて、満員の甲子園球場で僕が投げる。
身体を壊さない様にしなくちゃ。
セックスは・・・今更止められないからほどほどにしようかな。
良かった・・・。
皆の顔を見て、僕は涙が止められなかった
===美しき獣===
まずは家族に、特に弟に伝えてやりたい。
やはり弟はさも当然の様に受け答えた。
瑠璃先輩にも感謝。
部屋で感激のあまり抱き付くと、案の定セックスに傾れ込まれた。
でもほどほどにすると約束してくれたのは有難い。
数日後、スカウトから連絡が有った。
一緒目の前が暗くなる。
首脳陣が女だと言う理由だけで二の足を踏んでいたらしい。
落ち込みかけた時「落ち込むのは早い」との声。
僕のピッチングを見た1人の選手が首脳陣に直談判したんだって。
その名前が・・・金本外野手だった!
僕は一晩泣いた。
期待に応えなくちゃ。
年が過ぎ、瑠璃先輩と弥生先輩の卒業式。
紅百合会の部屋で細やかなお別れ会。
ど変態で困った人だけど、特別な人。
僕は瑠璃先輩に抱き締められ、涙が枯れるくらい号泣した。
「貴女は将来夢を追うのね・・・又会えるかどうか分からないけど頑張るのよ、私の可愛い子猫ちゃん」
瑠璃先輩が初めて僕に涙を見せた。
続いて弥生先輩が僕を抱き締める。
「薫さん、貴女は立派な紅百合会の美の一つよ!後は任せるわね」
「はい、お任せを」
僕も今更紅百合会は止めるつもりは無い。
最近はその誇りも有る。
先輩達が卒業していき、僕はその淋しさを紛らわすように身体を鍛えた。
筋肉を付けすぎて、柔軟さを失わない事に気を付けなくてはならない。
でも瑠璃先輩に可愛がられたい。
切ない疼きに泣きたくなるんだ。
そんな時は由美と遥に身体を慰めて貰った。
僕は多分男は愛せない。
最近それに気付いた。
更に年が過ぎ、僕は三年生になった。
しなやかで弾力の有る鋼の身体。
真っ黒に焼けた肌に、ずっと切らなかった長い髪が僕の自慢。
背も伸び、おっぱいも大きくなり今はFカップ。
陰では黒豹先輩って言われてるらしいけど、喜んで良いのか?
後輩達からラブレターも山盛りに来る。
ただ陰毛がまた濃くなったのが不満。
弟は中学生になり、ごつくなったが、おかげで姉命の弟になった。
甘えるのは変わらないし、たまにキスもするが、それ以上の事はしない。
彼もプロを目指して頑張ってる。
姉ちゃん応援するよ。
お前の為なら命も惜しくないからな。
兄達や家族も物質面で協力してくれていた
===投手、姫===
今日はドラフト会議。
勿論マスコミなんか皆無。
名前を呼ばれるとは思うけど凄く心配。
実家でテレビを見ながら、親戚一同が集会中。
僕のドラフトは親戚以外は秘密だ。
「選択一番、金本薫、聖紅百合女学園、投手」
呼ばれた!!
アナウンサーと解説者は大混乱していたが、親戚一同は大歓声だ。
でも次の名前に僕と弟は注目していた。
ある人の名前が上がるかもしれない。
「辻英幸、鳴尾浜学園、捕手」
やはり呼ばれたな。
問題は競合した場合だが、ヒデはめでたく阪神に引き当てられた。
恋女房とまた野球が出来るのが嬉しい!
弟とハイタッチ。
ヒデから携帯が鳴った。
『薫、またお前の球受けてやれるな』
「頼りにしてるよ」
『よせやい!じゃな』
布団の中で、今や背を追い越しそうな弟を僕は抱き締めていた。
「姉ちゃん、俺もその内行くから待ってろよ」
「待ってる・・・雅行のおかげだよ」
「俺は最初から信じてただろうがよ」
そうだよな、最初から信じていたのは僕じゃなくて弟だった。
「そのお礼」
そう言い、そっと目を瞑ると、弟が僕を抱き締めてキスをしてきた。
「今夜だけ、姉ちゃんが甘えさせて貰うよ」
すっかり逞しくなった胸板に顔を埋めると、弟が僕の長い髪の頭を撫でた。
男は愛せないけど、この子なら愛せる。
身体を捧げても惜しくは無いけど、僕はそれを一生言う事は無いだろう。
弟には普通の可愛いお嫁さんが良い。
弟もそんな僕の気持ちは痛い程分かっている。
だから僕に絶対手は出さない。
出して姉弟の関係を崩す方が怖いから。
「姉ちゃん、大好きだ」
「姉ちゃんも・・・ねえ、キスして」
男としてはこれで止める方が酷なんだけどね。
次の日から僕は環境が一変していた。
「金本薫とは何者だ?」
新聞の見出しにでかでかと載ってるし、学校ではマスコミが連日大騒ぎ。
しかし苦にはならない。
覚悟していた事。
実力を疑っている奴らもピッチングを見せたら納得してくれた。
僕の写真が乗り、特集が組まれたが、天狗になるつもりは無い。
紅百合会の1人として、不様な姿は見せたくない。
「インタビューとテレビ出演よ、薫」
マネージャーの由美と遥が僕の背中を叩いた
契約金を両親に渡し、僕は選手寮。
由美と遥は正式に球団マネージャーとして隣の部屋に居る。
誰も僕を妬んだりからかう人は居ない。
それは、とある選手の鶴の一声が効いていた。
その代わり練習は男女別にならないのは覚悟の上。
そして僕は何故か女性ファンが多く、外に出るとキャーキャー言われる。
サインもしたが、これはもっと練習しなくちゃ。
実力と人気が逆転しないように。
入団から半年が過ぎ、テレビは控えて練習の日々。
僕は一軍昇格した!
でもあの人の事が頭から消えない。
今頃どうして居るんだろうか、会いたい。
元気かな・・・彼女居るだろうな。
連絡は全くない。
おっとヒデが呼んでる。
明日は谷間だが初先発の投げ込みだ。
「ピッチャー、姫」
夢にまで見たカクテル光線と、超満員の観客。
独特の空気と芝の匂い。
お化粧バッチリ、亜麻色の長い髪が揺れ、僕は美しき黒豹になる。
電工掲示板の選手ボードに僕の名【姫】の一文字。
監督が睨んでるよ。
周りはテレビで良く見た選手達。
外野から走ってきた彼がぽんと尻を叩いた。
「姫!皆を信じろ」
「はい!」
僕はヒデのミットに第一球を投げ込んだ。
勝っちゃった・・・。
被安打三、17奪三振、自責点0。
ヒデは四打数二安打、一本塁打が決勝点。
最後こそ救援を仰いだが、出来すぎだ。
嬉しすぎて頭がくらくらする。
ヒーローお立ち台に、僕とヒデが呼ばれた!
饒舌に話すヒデと違い、僕は真っ赤になって照れまくる。
どうもそれが萌させたらしいが、仕方ないよ、恥ずかしいんだもの。
一軍選手達が次々と僕の尻をぽんぽん叩いていく。
スケベ・・・
監督から金一封。
「次も頼むで!」
あの人が僕の頭をぐりぐり撫でる。
「ようやったな!」
ちょっと涙が。
控え室から出ると、由美と遥が狂喜乱舞。
「そうだ!薫、瑠璃先輩、あれからずっと1人で薫を応援してたらしいよ」
「彼女居ないの?」
彼女が居ない・・・ずっと応援してた・・・1人でいる。
「僕、会いたい!」
「マネージャーに感謝しなよ!はい此処」
僕は監督に一礼をして、タクシーを捕まえた。
先輩に会える!
古びたアパートだな。
二階の部屋一番端。
【新庄瑠璃】
此処だ
※瑠璃視点
この子抱いていると、いじめたくなる。
可愛いこの子を抱けるだけでも私は幸せなのに。
いたぶって淫らに狂わせたくなるの。
私ってばSだったのね。
であの子はMみたい。
私がそうしたのかな?
あの子はいじめられると、とろとろに濡らす。
薫の弟が来た。
薫によく似た可愛い子。
でも凄く仲が良くて、馬鹿な私は弟に嫉妬した。
つい弟が居るのに薫に触ってしまい、止まらなくなったの。
あまつさえ弟に姉がいくとこを見せさえした。
後でいつも後悔する。
せめてモーニングサービスでお詫び。
薫のプロ志向は、真面目に応援したい。
聞いたら、何もまだ考えていないのね。
だから私なりの手助け。
良かったわね、薫。
でも何か遠くなっていく気がするの。
私は卒業を境に、薫を忘れようと思った。
でも忘れられない!
何をしてもあの子の顔、身体、声が支配してる。
仕事が続かなくて、また止める事になった。
紅百合会失格ね。
会いたい・・・。
会ってあの子の匂いを感じたい!
今日は薫の初登板ね。
テレビに私の可愛い子猫ちゃんが映ってる。
素敵よ・・・凄く綺麗。
あの儚げな少女は居ない。
私には分かるの。
いたぶられないと喜べない身体に私がしたの。
でも、住む世界があまりにも変わってしまったから、もう会えないわ。
テレビの向こうにあの子が居る・・・。
つい画面に映る薫を撫でてしまい私は涙する。
抱き締め、匂いを感じ、可愛がっていかせたい。
会いたいの・・・とっても会いたいの!
こんな気持ちになるなんて思いもしなかった。
この私が憔悴するほど愛してしまうなんて。
扉が鳴ってる。
又鳴った・・・。
「だれ・・・」
「薫です!」
薫!嘘よ!何故来るの!
会いたい!会って今すぐ抱き締めたい。
でも「帰って」と私は言ってしまう。
「・・・・・・」
まだ居るの?
私は我慢出来ずに扉を開けてしまった。
薫が泣いてる。
私なんかに会いたい為に泣いてる。
捨てないでと薫が言う。
そこまで思われていたなんて、幸せ者な私。
結婚は出来ないけど、私はこの子を一生離さない。
お互い老婆になり、死が二人を分かつまで。
薫は私だけの物。
誰にも触れさせない。
分かったわね?薫
===再会===
アパートの扉を叩く。
コンコン
ねえ、居ないの?
ゴンゴンゴン!
「だれ・・・」
暗く陰鬱な声だけど、確かに瑠璃先輩の声。
「僕です、薫です!」
「!、帰って・・・」
え?なんで?帰れ?
「開けて、先輩!」
「会えないわ」
なんで?こんなに会いたいのに。
「会いたいよ・・・」
僕は扉前でただ蹲り、涙を流していた。
どれくらい居ただろう、扉がガチャリと開く音。
「薫・・・泣かないの」
「先輩・・・!」
瑠璃先輩はげっそりと頬が痩けていた。
「入りなさい」
粗末な部屋、脱ぎ捨てられた服、積まれたコンビニ弁当の空箱・・・でも。
「会いたかった!」
先輩を抱き締めると、あの肉感的な豊満な身体はそこには無かった。
「痩せたでしょ」
「今までどうしていたんですか?」
何故か悔しかった。
「・・・薫は野球選手になってスターになって、遠くなっていく」
「私は卒業しても、薫が忘れられなくて、仕事は失敗ばかり」
「薫は光り輝き、私はくすんでいく・・・」
そんな、そんな事無い!
「何とかバイトで食いつないでいる毎日なの」
胸が痛い、こんなに苦しんでいたなんて。
「薫に会いたくて仕方なかったけど、我慢してテレビで応援していたわ」
何か逆な立場になった気がするけど、先輩の震える肩を抱き締めた。
「あ、そうだ・・・初勝利おめでとう」
「弟とヒデと先輩のおかげなんだよ?」
特に先輩には運命を切り開いて貰った。
「私も役にたったのね」
「あっち方面じゃ困った人だったけどね」
「ごめんね、だって可愛くて仕方なかったからつい・・・もうそれも終わり」
「して、いじめて!先輩無しじゃ生きていけない」
先輩の指じゃないと疼きは止められない。
「でも・・・」
「ね、先輩、いいえ瑠璃さん、一緒に住もうよ!」
「え?何故?同情ならお断りよ・・・」
こんなにこんなに大好きなのに。
「瑠璃さんが、大好きなんです!忘れるなんて僕には出来ない!」
「良いの?私がパートナーで本当に良いの?」
「僕を捨てないで・・・瑠璃さんの物にして」
瑠璃さんに捨てられると、僕は必死だった。
「馬鹿ね、でも良いの?薫はスターなのよ?ゴシップの格好のネタよ?」
「そんなの勝ちゃ良いんですよ!」
そう、勝てば良いのだ
===懐かしい指===
「我慢出来ない!薫、服を脱いで裸になりなさい」
「はい!」
僕は服を全て脱ぎ捨て、鍛えられた鋼の様な黒豹のごとき裸体を曝した。
「おっぱいも大きくなって、あそこもいやらしい毛がびっしりよ」
「瑠璃さんの言う通り、お風呂も入ってないよ?」
瑠璃さんに股を大きく拡げてそれを曝す。
それだけで僕のマンコはとろとろに溶けてく。
「見て!お願い見て!」
「私以外は触らせちゃ駄目よ?分かった?」
「はい」
瑠璃先輩らしくなってきたのが嬉しく懐かしい。
「オナニーも禁止」
「はい触りません」
瑠璃さんがマンコに顔を埋め鼻を鳴らす。
「強く濃い匂いになったわね・・・素敵よ」
「あぁ・・・」
「触ってあげる、感謝しなさい」
細い指がぬるぬるになっているマンコを這い回る。
「はぁっ!瑠璃さんの指」
「可愛い子・・・そんなに私の指が欲しかった?」
「はい、瑠璃さんの指じゃなきゃ欲求不満なの」
由美や遥に慰めて貰っても満たされないんだもの。
「それじゃピッチングに影響しちゃうわね」
それもそうだけど、慣れた指は超気持ち良い。
ぬるぬるが溢れてシーツに垂れている。
「凄い濡れ方。薫はどんな女か言ってみなさい」
「薫は・・・淫らでいやらしい女です」
「その淫らな身体は誰の物なの?」
「瑠璃さんの物です」
「良い子ね、薫」
もう既に自分が男だったのも忘れ、淫美で淫らな空気が心を支配していく。
「はぁ・・・良い、とっても良い!いかせて」
「いきたいの?少し早いけど、ご褒美をあげる」
先輩は何処からか極太バイブを取り出した。
何に使っていたかは、悲しい答えだろうから聞くのは憚られた。
極太・・・入るかな。
「瑠璃さん!薫に太いのぶちこんで!」
意識して喋っていない。
僕の女が言っている。
ずぶぶっ!
バイブに奥まで一気に貫かれた。
「ひあぁ!いぐう!!」
凄く痛いけど、瑠璃さんが入れたと思うとすぐいきそう。
浅く深く高速でバイブがピストンされ、ジュポジュポと淫らな水音が興奮を高める。
「駄目!変になる!良い!いく、いっくぅ!あっあっああっあ!」
バンバン僕の身体が跳ね回り、最高の快楽の頂きを堪能した。
「ぁ・・・ぁぁ」
やはり僕は瑠璃さんじゃなきゃ駄目な身体
「薫は私が居ないと駄目なのね?」
「僕の身体は瑠璃さん無しじゃ生きていけない!」
もう瑠璃さんと離れたくない。
「ずっと一緒だから安心なさい・・・泣き虫さん」
僕の涙を瑠璃さんが拭いてくれた。
僕は覚悟を決める為にも、セキュリティ万全のマンションを三部屋借りた。
瑠璃さんと僕、由美と遥、弟の三つ。
特に僕の部屋と弟の部屋は防音練習場完備。
由美と遥はいつの間にか熱烈な百合関係になったみたい。
瑠璃さんは引っ越ししたとたん前より元気になり、球団事務員に就職。
闇瑠璃も復活し、いじめられいたぶられた。
腰に負担がかからぬ様、気を使ってはくれている。
スタイルも戻り、更に色気を増していた。
僕はそんな美しいパートナーの虜。
彼女無しの生活なんて最早考えられない。
真面目に練習する逞しい弟にも可愛い彼女が出来たが、僕は少し複雑。
あまり甘えなくなり、キスもしなくなった。
でもそれで良い。
弟の姉命なのは変わらないらしく、姉ちゃんに何か有ったら俺がぶち殺すと広言している。
既に僕の背を越し、分厚い胸板が眩しい。
頼りにしてる、弟。
マスコミが百合関係を嗅ぎつけたが、成績を残す僕には無意味な攻撃。
そしてファンの総攻撃に、マスコミも尻すぼみだ。
六年後のとある日。
ノースロー日の前日、僕は瑠璃さんにとことんいたぶられる。
瑠璃さんの手で、僕の女体は更に淫らさを増した。
彼女の指は魔法の指。
飽きる事は無い。
愛し愛され、可愛がられ、いじめられる。
「瑠璃さぁん・・・薫またいっちゃうわ!あ、いく、いくぅ」
「子猫ちゃん、またいっちゃうの?奪三振王の不様な姿、皆知らないわよね」
僕は今、緊縛目隠しされ、乳首とお豆が糸で吊されている。
お豆と両乳首のリングは瑠璃さんの所有物の証。
そう、僕の身体は瑠璃さんだけが自由に出来る。
瑠璃さんの前では.僕はいつでも淫らなM。
弟は今同じチームに在籍し、同じマンションで新婚生活中。
そしてたまに僕は弟にリリーフされる。
やっぱり可愛い弟。
頼りになる事この上ない。
瑠璃さんと結婚は出来ないけれど、僕は最高に幸せ。
瑠璃さん・・・お願い、捨てないでね。
今すぐ帰るから待ってて・・・薫、思う存分いじめて欲しいの・・・
===END===
ENDまで投下完了。
全編百合。
結局、主人公は真性Mになってしまいました。
アンチ某球団の方には申し訳ないです。
次回作もすぐまた投下出来るかと。
おお、リアルタイムだ。いい締めでしたね〜。薫は多彩な球を投げ過ぎ(笑)
金本選手はいつの間に薫の投球を見に来てたの?という疑問は、スカウトさんから小耳に挟んだと脳内補完。
394>あれは、ピッチングをびっくりしたスカウトが途中から撮影した。
それを見た彼が渋る首脳陣を叱咤した。
ってことでヨロ。
〜
とりあえず、女乙。
398 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 07:58:54 ID:uvdKaiX3
_ ∩
( ゚∀゚)彡 age!
⊂彡
投下します。
他の作家さんが来られないようなので連続投下。
あまり強制変換ではないのが心苦しいですが。
今回の主人公は突き抜けてます。
馬鹿でお気楽で淫乱。
悲惨な話には絶対なりそうにない男です。
こういう主人公書いてなかった気がしましたので。
お馬鹿な作品にしました
主人公
槍幕礼 【17】
志田伊蔵【18】
兄貴、蓮
父、達男
母、理予
教授
そのた沢山
◇◆やりマン天使◆◇
【やりマン天使と呼ばれる女が居るらしい。いつ何処でも誰でも誘いOKで、皆幸せになったと言う】
☆★☆★☆★☆★☆★☆
フラれた。
全戦全敗な高校生活も後半年か。
夏休み始まり、今回こそは素敵な思い出をと思っていたのに。
幸い家は裕福で何一つ不自由は無いけんど、女にだけは全く縁無し。
チビ、メガネ、ぷよぷよ、丸顔童顔じゃモテるはずが無いよなぁ。
男にゃいじめられるし。
だから・・・僕は密かにやけくそになった。
バイトや小遣いを中学から貯めてきて約一千万。
僕はそれを自分の改造費用に全額使うつもりさ。
メジャー処じゃなく、親父のつてで、闇だが腕の有る所を紹介して貰った。
親父は「好きにしたまえ」
兄貴は「良いんじゃない」
母は・・・死別した。
皆なぜか軽いんだよな。
とにかく僕以上にもてない悪友に付いてきて貰い、約束の場所に来た。
「僕はカッコいい男になっちまうが良いのかぁ?」
「俺はそこまで思い切れねえよ!ちゃっちゃと改造して貰ってこい」
悪友の志田伊蔵はしっしと手を振ってる。
「時間はかかりそうだし、4日後迎えに来てくれ」
「へえへえ・・・まぁ慌てる用事も無いからな」
伊蔵は帰っていった。
口は悪いが、文句も言わずに付いてきてくれるんだから義理堅い奴だ。
暗い廊下を進み、突き当たりの部屋に入ると、白髭を蓄えた爺さんが居た。
ぷるぷる手が震えてるが大丈夫なのか?
「おまえか・・・わしの手を借りたいのは」
「この人?大丈夫かな」
ぎろりと睨まれた。
「腕は世界一じゃと自負しとるわい!」
「すみません!」
「まぁ良いわ、カルテは・・・これじゃったかの」
カルテをバサバサ混ぜているのが不安。
「あの」
「うるさい!黙って隣に行け」
隣の部屋に入り驚いた。
見た事もない装置や器具、そして助手が沢山。
「教授って実は凄い人なんすか?」
「だてに闇開業しとらん」
僕は観念し、台の上に全裸で寝た。
やけくそだから別に恥ずかしくは無い。
麻酔で意識が遠くなる時「教授、これでほんとに良いんですか?」とかなんとか聞いた気が。
『だ、大丈夫かよ』
今更身体は動かない。
正に俎板の・・・鯉だ・・・な・・・ぐうぐう
ぐうぐう・・・ずぼっ・・・ぐうぐう・・・ごりごり・・・ぐうぐう・・・ぷにょ(ぷにょ?)・・・ぐう。
う!眩しい。
目を開けたら教授が覗き込んでた。
「喜べ!成功じゃぞ。遺伝子レベルでも安定したよって、元に戻る事は一切無い・・・・・・男に」
『成功!良かった!これで良い男・・・男に?』
ガバッと起きた僕は、胸の錘で前につんのめった。
下を恐る恐る見ると・・・おっぱいが、ぷよぷよ揺れている様に見える。
こ、これ何かなー?
「わしの好みが入りまくりじゃが、良い女じゃぞ」
女?股をガバッと拡げて股間を見ると・・・わ、すげえ!マンコだ!初めて見たよ・・・ってマンコ!?
助手達が真っ赤になって顔を反らしてる。
「な、な、なんで女!」
「ん?気に入らんのか?」
助手の一人が教授にカルテを見せた。
「だから言ったでしょ?これ違うんじゃ?って」
教授が天井を見上げ、カルテに目をくっつけてる。
「ほいしまった!間違えて女にしちまったぞい」
「ま、ま、ま、ま」
「やっちゃったのは仕方ないのう、許せ」
シュタッと手を挙げた。
良い男に成りたいのであって、女にじゃねえ!
「返せ戻せ!」
教授が指を左右にちっちっちと振りやがる。
「無理、もう一回戻したら命に関わるぞい」
「そんな、良い男になって薔薇色の生活が」
良い男になって薔薇色の青春を送りたかったのに。
「間違えておいて何じゃが、お主そうとうもてないみたいとみた」
「そうですよ!だから良い男になりたかったのに」
「よーく見やれ、お主そうとうロリで色っぽいぞ」
ドンと目の前に姿見を置いた。
おかっぱ、メガネ、丸顔、大きな少し吊り上がった目、ぷよんとした唇は小学生にしか見えない。
しかし、大きめなおっぱいと陰毛の下に有る大開脚してるあれ。
ギャップが凄い。
「わ、すげえエッチ」
「これの方が薔薇色の生活が送れるぞい?」
僕の長所と短所は、諦めが良い事、だ。
なったものは仕方ない。
はい!諦めた。
「教授、これを土台に僕好みに改造できますか?」
「そりゃ簡単じゃが」
「んじゃこうしてこうして、あれをこう・・・」
こうなったら思い切り僕好みにしてやる!
んでもって・・・ふふふ
「これでどうじゃい!お主の注文通りじゃ」
また教授が姿見をドンと置いた。
おかっぱは肩まで有るさらさらストレートで、前髪は眉にかかってる。
鼻は丸みのある形で、真っ赤な唇。
そしてメガネが萌える。
桜色の乳首に砲弾型の巨大なおっぱい。
尻もでかくした。
特にこのおっぱい!
弾力たっぷりで、下から揺すると凄くエッチだ。
「お主随分諦めが良いと言うか、楽しんどると言うか・・・」
「へ?折角こうなったんだから目一杯楽しまなくちゃ損でしょ?」
「そうか、じゃこれを大量にプレゼントしとく」
何か大量の錠剤を箱ごと渡された。
「何ですかこれ」
「ピルじゃ、聞いた事は有るじゃろ?どうやらお主ははめまくりたいみたいじゃからの」
生理を止めるって薬か。
これで・・・ふふふ。
「あ、お金は」
「金は良い、間違ったんじゃから・・・そう面白がられるとは思わなんだが」
「良いんですか?じゃその内そこの助手さん達にもやらせてあげますよ」
僕は助手の集団に向かってマンコを広げてやったが、また顔を反らした。
『ふんだ、いくじなし』
1日身体を休めた次の日、伊蔵がやってきた。
教授に説明され、想定外の出来事に茫然自失。
「お前、良いのか?」
「良いに決まってるじゃんか」
「まぁ可愛いっちゃメチャ可愛いけどよ・・・」
こうなったらとことん楽しみたい!
家は兄貴が継げば良い話しだし、僕は自由だ。
「とにかく帰ろうぜ、帰りに服と下着類を大量に買わなくちゃな」
「お前、極楽主義だな」
取り敢えず、着て帰る服に着替え、残りは宅配で送り届けた。
教授は金を受け取らなかったから、沢山有るし。
「これ中々良いだろ?パンティが見えそな超ミニに、肩紐タンクトップだ」
「おい、その格好」
「僕が良いってんだから、伊蔵もそれを楽しめば良いんだぜ?」
そう、僕はいずれ伊蔵にもやらせる予定だし。
「うむむ・・・そうか・・・俺もお前と楽しめば良い訳か・・・」
「そう!いずれ伊蔵にもエッチさせてやるから」
僕は悪友の背中をぼんと叩いた。
「何?お前とか?」
「嫌なら良いけど・・・やりたくねえのかぁ?」
と、おっぱいをゆっさゆっさ揺らしてやった。
「見たいしやりたい!」
「よしよし、人間正直が一番だぜ」
男って可愛いわ、うふ
しかし、考えると僕はまだ処女なんだよねぇ。
伊蔵に破らせるのも良かったけど・・・。
おっと家に着いた。
教授の手紙を親父と兄貴とメイドに見せなくちゃ。
母ちゃんにも見せたかったなぁ。
メイドは・・・大混乱。
親父は頭を抱えた後、すぐ立ち直り娘を喜んだ。
兄貴は二三歩後退り、じろじろ観察。
さすが僕の親父。
全くこれからの事を気にする素振りも無く、子会社からの接待に出かけた。
そして僕は今、兄貴の大きい部屋に居る訳だが。
メイドは命令が無ければ絶対入ってこないし、大音量で音楽を聞くため、完全防音なんだよねぇ・・・。
戸惑う兄貴を上目遣いでジーッと見つめる。
「あのぉ、なんだ・・・礼、いつまで居るんだ?」
「一緒に居ちゃだめ?」
兄貴は僕をはっと見た後、ぶるぶる頭を振り呪文をぶつぶつ呟いてる。
「これは弟だ、これは弟だ、これは弟だ・・・」
「どうしたんだい?」
巨大砲弾を机にゆさっと乗せてみた。
勿論ノーブラだ。
兄貴の目がおっぱいに釘づけになる。
乳首がぽつんぽつんとくっきり。
可哀想な位狼狽してる。
『いやぁ面白いなぁ』
兄貴ももてないが、奇跡的に彼女が出来た。
だから女の子とのやり方を僕が・・・ふふふ。
「なぁ、ブラジャー忘れたよ・・・兄貴ぃ、乳首見えちゃってるぅ?」
「あ?ああ・・・見えてる、みたいだぞ」
乳首見られてるよ・・・お?乳首勃起してきた。
「あ・・・見られたら乳首が起ってきたみたい」
ぴょこんとニットの生地を乳首が持ち上げてる。
目が皿になってるな。
「う、あの、えーと」
「ほら、僕よく分からないから確かめてよ・・・何だか先っぽが痛いぃ」
ゆさゆさゆさゆさ
「わ、分かった」
兄貴の指が僕の左乳首を摘み、軽く揉む。
ビビビビ!
『わ、何か気持ち良い』
僕は眉をしかめ、顎を少しあげてみる。
「ぁ・・・」
びくっと手が退いた。
『もっと触れよへたれ』
「両乳首が痛いぃ・・・揉んだら痛み取れるよ」
ぷるぷる再び指が両乳首に伸び、先を揉みだした。
『いや良いわこれ』
「ん・・・あぁ・・・」
今度は手が退かない。
乳首がさっきよりビンビンに固くなってきたよ。
生地にも擦れて超気持ち良い!
「ふぅ・・・気持ち良い」
兄貴も僕の血筋だ、もうすぐ開き直るだろうと思う
「なあ兄貴さぁ、川井さんと僕、どっちが可愛い?」
乳首を摘む指がぴたりと止み、にやける。
「そりゃ伊奈に決まってんだろ」
「ふーん・・・」
安心はした。
でなきゃ僕に填まられても困るからな。
「エッチはまだなんだろ?付き合い長いのにさ」
「そこなんだよなぁ・・・俺は童貞、彼女は処女だからさ、今一自身無い」
何か真剣に悩んでる。
元々兄貴と僕は何でも話し合ってきたからな。
「そうかぁ・・・あ、指がお休みしてる、痛いぃ」
「え?お、おう」
キュッキュッキュッ
ピリピリピリピリ
「あ、ふぅ・・・あぁ」
「そんなに気持ち良いのか?礼」
『のってきたかな?』
「気持ち良いけど・・・服が邪魔かなぁ」
「な、なに!?」
「ゆっくり捲ってくれなきゃだめだよ」
肩紐を外し、おっぱいを突き出す。
「ゆっくりだな・・・」
おっぱいの上にかかる裾が、ゆっくり下げられてくのを俯いて見る。
裾が砲弾おっぱいをなぞり、表面張力の様にぷくーっと膨らみ・・・。
ビンビンの乳首が引っ掛かった。
乳首の先が摩擦力に負け、勢い良くぶるぶるんとおっぱいが弾け出た。
兄貴を見ると、唾を飲んで擬視してる。
「零れでちゃった」
「あ・・・」
「乳首周りも痛いんだけどなぁ」
「分かった・・・」
兄貴の真横に向き直ると、むんずと掴まれた。
親指を他の指と向き合う様に掴み、揉む度に固い乳首がぴょこりと飛び出る。
それを見てると、凄く興奮する。
じんじん痺れ、おっぱいが熱いよ。
でも、立っていられないのは想定外だったな。
「んん・・・はぁ」
「これ凄いな・・・」
「兄貴、立ってられないから膝に座らせてよ」
「良いぞ」
はぁやっと座れる。
そして両手を万歳。
「な、なんだ?」
「服・・・」
「・・・・・・」
兄貴は何も語らずに、ニットのシャツを捲りあげ、首から抜き取った。
『もう後戻りは出来ないぞ?兄貴どうする?』
体重を後ろにかけると、何も言わないのにおっぱいを揉みだした。
「ふう・・・うぅん」
マンコがなんか気持ちわりいぃ。
濡れてる感じだ。
濡れたらこんな感触になるのかぁ。
超ミニだからパンティが直に兄貴のスエットに当たってっけど、どうすっか・・・あ、そうだ。
「机が邪魔なんだけどさ、ベッドで」
「うん」
さあ落とすぜ
兄貴が立ち上がると、スエットの灰色ズボンに黒い染みがじわわーっと。
「あ、ズボンが」
『それ何か分かるか?』
「ん?あ!」
分かったみたいだ。
「濡れちゃったぁ」
スカートを捲って覗き込み、上目遣いで、ちらり。
鼻息が荒いぞ!僕の処女が危ない。
『もう一押しすっかな』
「パンティ気持ち悪い、前は兄貴だし脱いじゃお」
パンティをゆっくり下ろしていく。
超ミニからチラチラと僕の黒い陰毛が見えてる筈。
「べっとりだよ?」
パンティのマンコが当たっていた所を見せた。
『中々我慢強いな・・・これはどうよ』
「うわぁ、此処こんなになるんだね」
スカートを又捲ってマンコに手を潜らせて、愛液を掬ってみせた。
兄貴が近づいてきた。
『更に駄目押し』
「ほらー」
兄貴の鼻先に押しつける。
「お前どういうつもりなんだ?」
横ホックを外し、スカートをはらりと落とす。
『良い、この雰囲気』
そしてベッドに上半身を倒し、膝を立てる。
『これで止められる方がおかしいよな、ほら来い』
「良いのか?俺もう止められないぞ」
その答えの代わりに、膝を左右いっぱいに大開帳。
濡れ濡れマンコの花弁を両手でぱっくり広げる。
「分かった!俺にそれ程やられたいんだな」
荒々しくスエットのズボンとトランクスを引き下ろした。
『ぐわ、でけえ!ちょっち後悔かな?』
天を突いて起ち上がる逸物に目を剥く。
「兄貴童貞だろ?僕も処女だからさ・・・練習したら良いよ?」
僕に手をかけた兄貴が固まった。
「お前それでこんな手の込んだ事したのか?」
「へへ、凝りすぎか」
「俺がいただいても良いのかよ!兄貴だぞ」
「兄貴なら僕に本気になったりしねえだろ?」
そう、捨てたい半分、真面目半分だ。
「もう止められないけど・・・良いのかなぁ」
「気にするなって」
「んー!もう良いや、お前で練習させて貰うぞ!」
『来た来た来た!』
「僕はもう濡れてるけんど、やる時はしっかり濡らせよ?」
「ふむ」
「此処に入れて」
指で穴を押し開くがぬるぬる滑る。
「こ、此処だな?」
「僕は今力を抜いてるけど、それは大事だぜ」
「力を抜かせると」
って、此処からは僕も痛いんだろうな
「痛がると思うけんど、途中で止めたら余計に痛いと思うぜ」
「なるほど・・・じゃ入れるぞ!良いんだな?」
「うん、僕が痛がっても破ったら一気に入れろよ」
「行くぞ!」
ぐったり力を抜いた。
ぬぷ・・・
『わ、入ってきた』
「入れちまった!もう知らないぞ!」
「入ってる入ってるよ」
『不思議な感覚・・・って来た来た!破られる!』
「う、こんな感じなのか・・・中って!」
ぶつっ!
「痛!いつつ・・・兄貴のでけえから超痛ぇぇ」
「一気にいくぞ」
ずぶずぶっ!
「全部入ったよ・・・痛たたたた」
身体の中に熱い鉄の棒が刺さっている様だ。
「ど、どうすりゃ良い?」「どうすりゃって、動かすしかないだ、ろ!」
兄貴が待ち構えていたかの様にピストン運動を開始しだす。
「い、痛いけんど、変な感じ!兄貴はどうだ?」
穴の中で兄貴の逸物がずっぽずっぽ動いてる。
「信じられないくらいお前のって気持ち良い!」
「あ・・・痛みが引いてきた・・・」
「まだ出ないけど我慢出来るか?」
つうよりまだ出して欲しくないんだよ。
なーんか気持ち良くなってきたしさ。
「出来れば、出すのもっと我慢してくれ・・・」
「な、なぜだ?」
「何か気持ち良くなってきたんだよ・・・あっ」
「おう、頑張る!」
『こりゃ気持ち良い!はまりそうだ』
「う・・・あぁ、ぐ」
「気持ち良いか?」
「良い!どんどん良くなってく!ああっ」
『男の気持ちさなんて比べられないぞ!これ』
「あ、兄貴ぃおっぱいも揉んでみろ!」
「分かった!」
おっぱいがぎゅむぎゅむ揉まれまくった。
「す、凄いぃ!良い、良い、良すぎるぅ!」
「何か、羨ましい、ぞ」
「凄すぎて説明出来ないぃ!もう喋れ無い・・・」
『こんなの滅茶苦茶だ・・・女の快感て凶器だ』
「まだまだいくぞ!」
「い、あっ、あっあっあっあっ!良い、あっ」
僕は多分暴れまくってるんだろうな。
男の感情が分析してる。
「あっあっあっあっあっ、いく、いくいく、いく!」
『これが・・・いくってやつか?すげえこれ!』
「いぐううぅ!ああああっああっあ!」
「ヤバイ出る」
僕は足で兄貴の腰を絡めて離さない。
「おい!出るって!駄目!出る!」
ビュッビュッビュッ!
「あひぃ・・・あぁ」
射精を中で感じるって凄い快感だった
「あはぁ・・・良いぃ」
「出ちまったぞ!良いのかおい?」
「ピル、飲んでるぜ」
ピル飲んでるから妊娠はしないだろう。
「そうか・・・しかし、やっちまったよ」
「気にすな!練習練習」
「まぁ正直言うと気持ち良かったんだけどな」
「僕は多分もっと気持ち良かったぜ」
「伊奈ともこれで慌てず出来るかなぁ」
「出したらすぐ離れるなよ?僕まだいってふわふわしてるんだからな」
もう身体中がふわふわして痺れてる。
「どうすりゃ良い?」
「こうだよ」
僕は兄貴を引っ張り込み胸に抱きすくめ、唇を奪ってやった。
「わわ、むぐ!」
「ぷはぁ・・・唇も奪ってやった」
「何するんだお前は!」
「出したらすぐ止めずに、キスとかおっぱいとか、抱きしめて欲しい・・・」
「お前・・・そうか・・・そんなもんなのか」
何か女の子になったらそうして欲しいのが分かる。
うーん、不思議だ。
「って事で、第二開戦おっぱじめようぜ」
「まだ練習するのか?」
「次は、僕がもっと気持ち良くなりたいんだよぉ」
マンコをパクパク開くと、くちゃくちゃと粘液の音がやらしい。
「ふう、まぁもうやっちまったもんは仕方ないか」
「兄貴に入れられる所を見たいんだよ」
「よし、俺もこうなったらのってやる」
入ってくるとこって何か興奮しそう。
「こうすりゃ良いかな」
僕は尻を上げ膝裏を持つ、いわゆるまんぐり返し。
本で見ただけだが。
「マンコよく見える」
「入れ方難しいな・・・よっ、入れるぞ?しっかり見てろよ!」
ずぷりと埋まるのが、いやと言う程分かる。
「わぁ・・・入ってるよ・・・何か・・・あぁ・・・やらしくて、良いぃ」
「俺のが全部入ってくぞ!!さぁ動くからな」
「あ・・・凄い!全部入って、抜けて、入って、抜けて・・・うぁ・・・兄貴に犯されてる」
「そんな事言うと、俺も変になってくるぞ」
「す、すげえ!こんなに濡れて・・・じゅぷじゅぷ言ってる!あぁ早いよ!出入りしてる」
「奥までぶちこむぞ!」
「あっ!あっ!あっ!奥が気持ち良い!気持ち良い!気持ち良いよ!」
さっきとは違いもっと気持ち良いのは以外だ。
セックスの快楽って女が断然有利だな。
「ああ良い!良い!」
「お前って感度良いな」
「凄い!良いよ!あ、あ、いく、いく、いくいく」
またいける、これって何回も味わいたい
「ぐう、締まる!」
「兄貴出して!中に射精して!」
「よし出すぞ!!」
「い、いくっ!」
ビュッビュッビュッ
「あぁ出てるよ!沢山中に出てる・・・」
「こうするんだろ?」
僕を抱き締めて舌を絡めてきた。
これも僕初体験だ。
「ん・・・むぐ、んっ」
暫く頭を撫でられた。
「礼、正直ありがとうな・・・これで自信でるぞ!お前を二回もいかせたし」
「兄貴、身体拭いてくれるか?身体動かないよ」
「分かった分かった」
身体を拭いてくれている間もふわふわと雲の上に居る様だった。
「うひっ」
「ど、どうした?」
「兄貴の精液がどろっと出たよ今」
「ほんとだ・・・やっちまった事を痛感したよ今」
「済んだ事は仕方ないさ」
僕は漸く自分の部屋に帰ったが、何か股間に物が挟まってる様な気が。
『最初が兄貴だからな・・・もう何でも来いだ』
次は伊蔵だ。
たっぷり飽きるまでやらしてやろうと思う。
自分でも突き抜けっぷりに呆れるけんどさ
今回分投下完了。
私がもし女性化したら多分やりまくると思いまして。
終始明るい感じで終わるかと。
主人公は飽くなき快楽の探求者って事で。
新境地
411 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 18:47:00 ID:BcsY7RjA
やっぱり女性化いいッス
てか、俺もしてみてぇ〜
「神様、俺を美少女にして淡い青春を味あわせてくれ〜」
まぁ、女性化の神様がいたら俺の世界観は薔薇色だな。
ageんな
川井伊奈ってまじかるたるる〜ry
413>何となく浮かんだんだが・・・そういや、たるるーとに居たorz
いたいたwなんかよくわからんけど見た名前だったんだw
あれは河合伊代菜
うひょおおおおおおおおおおおおおお
いろいろな しょうせつ の つづき が よみたいです
…
そういやたるるーとのDVD出るな
投下します。
今回は性交以外の描写は少ないかもです。
ちょいとあまり書く暇が無かったので、4話だけ。
礼は、あくまで明るく性交に填まっていきます。
今の所ノーマルなセックスですが、その内色々と。
「あれ?親父は?」
「んー?あぁ、招待ゴルフだそうだぞ」
またか、まぁ仕方ないよな・・・親父のお陰で何不自由無い生活だし。
「兄貴、溜まったらいつでもはめて良いよぉん」
くねくねくね
「ば、馬鹿言え!これ以上は伊奈に申し訳ない」
「兄貴も義理堅いな、今日デートだろ、頑張れよ」
「おう、任せとけ!」
兄貴は今度はきっちり決めてくるだろうな。
『さて、何着るかな』
でかいクローゼットで少し悩む。
黒のレースのブラジャーに、黒の透けパンと、黒のフリルに黒のフレア。
黒ずくめも色っぽい。
「ブラジャーって面倒だな・・・でも着けないと形が崩れるらしいからな」
鏡で見てみる。
「わお!!」
顔はメガネっ娘ロリだが、その下の身体が凶悪。
これにムラムラしなかったら人間終わりだ。
「伊蔵を良い気分にさせてやるかねぇ」
伊蔵との待ち合わせ場所に行く。
駅前噴水前のベンチに日傘を差して座る、日本人形って感じだ。
『なんだよ・・・だーれも声かけてこねえな。場所が悪いかな』
実際、ここらへんは引っかけ場じゃないから仕方ないかもしれないが。
視線はさっきからバリバリ感じてっけど。
『視線が気持ち良いったらありゃしねえ』
そこに伊蔵が来た。
にこにこにこにこ
「これどうだ?」
「いや、色っぺえなぁ」
「そうだろ」
『うんうん、お前のためにおめかししたんだよ』
「で、何処に行くんだ?」
「まぁ付いてこいや」
伊蔵を引きつれて、さっさかさっさか歩く。
暫く歩くと、目の前に御殿の様なファッションホテルが見えてきた。
伊蔵は?と言うと、まさかそこに入るとは予想もしてないみたいだな。
「すげえホテルだな!こんなとこ誰が利用すんだ?」
「僕達が利用すんだよ」
「はぁ?って、はぁ?」
ナイスリアクション!
「思う存分、伊蔵とセックスしようと思ってな」
「い、良いのか?お前やらせてくれるのか?」
「いやなのぉ?」
くねくねと体を揺らす。
「それ止めれ」
「飽きるまでセックスしまくるぞ」
「そうか・・・お、俺も童貞捨てれるんだな」
伊蔵がしきりと俯きながら力を入れてる。
悪友とセックスして童貞を食べる。
『うー、興奮するなぁ』
さぁ入るとするかな
「僕も此処初めて入るんだよなぁ・・・これか?」
「・・・・・・(汗)」
「何緊張してんだ?」
伊蔵がカチコチだよ。
「だってよ、童貞捨てるんだからよ」
「良く考えろ、相手は僕だぜ?気使う相手か?」
伊蔵はどうやらこの状況に緊張したらしいな。
「あ・・・そうか・・・そうだよな!お前なんだから好きにすりゃ良いんだ」
「そうそう、好きなだけいじくって、好きなだけはめまくったら良い」
部屋数は以外と少ないが、その分内装や調度品は豪華みたいだ。
料金はさすがにバカ高いが、金の心配はいらん。
「全室空きだ、伊蔵が選んでも良いぞ」
「この思い切り和風チックな部屋にしようや」
ボタンを押すと?カードキーが出てきた。
「これが鍵だな」
カードキーを差し込み中に入る。
「お、おい、礼!すんげえな此処!」
「ふわぁ・・・何か・・・良いな」
部屋の中に家が有る!
玉砂利が続き、板間にくすんだ囲炉裏。
途中から電気が消え、天井にはイルミネーションの星空。
萱葺き小屋の中はほんのり薄暗く、正方形の布団とホテルの調度品類。
露天風呂・・・が、部屋の中ってのが面白い。
「何か良いなぁ」
伊蔵は感嘆しきり。
「最初は風呂は別々に入ろうぜ?寝室まで楽しみに取っておけ」
伊蔵が先に入り、僕が次に入る。
露天風呂で湯に浸かり、身体を磨いた。
仄かな香が妙に良い。
風呂から出て、バスタオルを巻いてと・・・伊蔵を感激させてやるか。
中に入ると伊蔵が裸で所在無げに座ってたが、僕を振り向いて固まった。
「裸見たいか?」
頭をぶんぶん縦に振るのが可愛いな、おい。
「じゃーん!どうだ!」
バスタオルを取り去る。
「わ・・・す、すげえ」
伊蔵の逸物が瞬時に勃起しやがった。
僕の裸に対するこの反応がまた良いんだよな。
目の前に座り、左右に大開脚してマンコを見せると、伊蔵がしゃがみ込んで、マンコに顔を近付けた。
「触っても良いか?」
「何しても良いぞ」
指であちこちひっぱったり、つまんだりしてる。
「へえ〜、マンコってこうなってんだ」
「ビラビラの上に有る突起物がクリトリスだ・・・摘んでみろ」
伊蔵の指がクリちゃんをこりこり揉みだした
キュッキュッキュッ
ビクッビクッビクッ
「んっ、うっ」
「やっぱ気持ち良いんだ、ここって」
下半身がピリピリ痺れてくるこの感覚が良い。
「敏感だからな」
「濡れてきたぜ・・・わ、次から次へ出てくる」
「伊蔵、仰向けになれ」
「え?あぁ分かった」
仰向けになった伊蔵の上に乗り、顔にマンコを近付け、逸物を握り締める。
「入れる前に、口で出してやっかなら」
「お、男のなんてくわえられんのか?」
「気にすな。それより舌で舐めてみてくれよ」
伊蔵の顔面にマンコを押しつける。
べちゃ
「え!?わ、むぐぐ」
「うわ!すご・・・これ、良い・・・」
マンコがぴちゃぴちゃ舐められる音がやらしい。
目の前に勃起しまくりのダチの逸物が有る。
以前からは考えられないが、舌で舐め回し、口に頬張ってみた。
不思議・・・全然平気でくわえられた。
お互い一心不乱に性器を舐め合ったが、多分僕の方が変になってる。
『全然気持ち悪く無いんだよなぁ・・・』
ふと伊蔵がおつゆで溺れないかと思ったが、気にしない事にした。
手で扱き、頬張りながら夢中で吸いたてる。
「礼!出る出る!!」
『初精飲といっか』
手の平に、茎を駈け昇る精液を感じ、直ぐに喉に伊蔵の精液が放出された。
「ぐっ、きもちぃー!」
咽頭に大量にどろりと流れ、ごくりと飲み干し、先っぽを舌で掃除。
喉を通すのが快感になるなど知らなかったな。
「うふぅ・・・美味しかったぁ・・・」
「はひぃ、礼、お前変になってるぞ」
「そうか?それよりこれが欲しいんだよ・・・」
自分じゃ分からないが、変になってるらしい。
そんな事より逸物をまた勃起させなきゃ。
ペロペロペロ・・・
「うは!やっぱ良い」
「ほーら起ってきた」
べろべろ舐めると、さすが若い!直ぐ復活。
「礼、そろそろ入れてぇたんだけど」
「よっと・・・ほらほら、早く早く」
仰向けになって股を拡げて受け入れ万全。
「い、いくぞ!・・・ってお前処女じゃねえの?」
「ん?そりゃ兄貴に破って貰ったぜ」
「はあ?兄貴にぃ?」
「すまん!伊蔵に破らせりゃ良かったか?」
何か可笑しいか?
「ま、まぁ良いけんどな、俺はやるだけだし」
「そうそう、気にしたら中出し出来ないぜ」
見慣れたダチに中出しされるって、中々興奮だ
「伊蔵、慌てるなよ?落ち着いてやれよ」
「あぁ分かったぜ」
あの悪友が僕のマンコに逸物を添えた。
ぬぷっ
「礼、入ったぞ!」
「そのまま一気に」
どんと奥に当たり、僕が余裕を無くしそう。
「あぁっ!そこ良い!」
「お、奥が良いのか?」
僕は更に既に頷くしか余裕が無くなった。
兄貴はまだ遠慮が有ったが、こいつ遠慮会釈無しに突きまくりやがる。
子宮壁がぐりぐり突かれるのが気持ち良すぎ。
強い快感に知らず知らずに身体が反り返る。
『リードしようと思ったのに・・・無理!』
「ああぁ!凄いぃ!良い!変になるぅ!!」
身体が突かれる度にがっくんがっくん揺れる。
「もっと、もっと突きまくって!」
「すげえ、礼、こんな気持ち良いの知らね」
伊蔵にこんな早くいかされるとは分からなかった。
「んーっ!んっ、いきそう!いきそう!」
「なら、出すの我慢してやる、かな!」
「んあぁっ、駄目、いく、いく、いくううっ!ひぁ、あっあ、ああっ、あっ」
凄い、こいつ凄いよ。
「ずんげぇ締まる!俺も駄目、出すぞ!」
「中に、中にぃ!」
ビュッビュッビュッ
凄い量だった気がする。
しかし狂ったよ。
ぴくりとも動かない。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「礼、大丈夫かよ」
あまり大丈夫じゃない。
「伊蔵・・・お前、凄すぎ・・・僕に余裕が無くなるなんて思わんかった」
「あれっていったって事だよな?」
「いったよ、見事にいかされたぜ」
「お前が感度良すぎるんじゃねえか?」
兄貴も感度が良いっつってたな。
「そうなのかな・・・どちらにしても男なんかもう戻りたくねぇよ」
「そんなに良いのか・・・俺も興味有るなぁ」
「伊蔵は一人息子だから止めとけ。元には戻れねえんだからよ」
「だよなぁ」
僕も長男なら落ち込んでいたかもしれないな。
「その代わりだ・・・明後日までやりまくるぜ」
「明後日だとー!?」
「一度いきまくりたいんだよな、僕は」
耐久マラソン成らぬ耐久セックスだ。
「精を付けて、存分にいかせてくれよ?」
「んー・・・やってやろうじゃねえの!狂わせてやるからな」
「頑張れよ?」
さーて、問題は僕がどれだけ身体がもつか。
でも、こんな気持ちの良い事止められねえって
少しですが投下完了。
あまり変わった展開にはなってません。
明るく淫乱にさせるのって中々難しい。
投下乙!
いつも感謝感激
続き期待してます
京丸いいな
430 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:01:36 ID:IPgAjQ+w
ごめん、ずっと歌丸だとおもてたよ
歌丸・・・わたしゃコージー富田じゃねえ
京丸で検索したら「うなぎボーンの京丸」ってキャッチコピー出てきた。
うなぎボーンの京丸ですW
投下します。
主人公はあくまでも、前向きに淫乱になってます。
話をどう纏めるか模索中。
童貞をめでたく卒業させ、飯を食う事にした。
山芋やレバーの刺身や鰻の白焼等、精の付くもんを頼んだ。
「しっかり食べていかせてくれよ」
「例えお前とは言え女の子と吐くほどするなんて、多分もう無ぇだろな」
頑張って貰わないと。
こいつの逸物って以外と良いのかもしれん。
誰しも取り柄が有るって事か。
「お前顔は昔の面影は有るけど、マジに可愛いのな」
「惚れるなよー。僕は男に惚れる事は無理だぜ」
「ばーか!ダチそっくりな顔に惚れる訳ねえ」
男に惚れそうに無いってのはマジな気持ちだ。
だからしまくれるのかもしんないな。
あれから休み休みしながら、僕は伊蔵にバックから犯されている。
犯される・・・うーん、これも良いなぁ。
とその時、僕の携帯が鳴った。
伊蔵にそのまま突く様に言い、携帯を取る。
「もしもーし兄貴、あっ、どうした?んっ!」
『何してんだ?礼』
「あぁ、今伊蔵にバックから犯されてる・・・あん」
『はぁ、まぁ良いや、俺も偉そうな事言えないし』
バックからやられながら電話に出るってゾクゾクもんだな。
『伊奈と遂に結ばれた!うまくいかせる事も出来た!礼のお陰だな』
「そうかぁ!良かったな・・・あぁっあ、兄貴ちょっと待ってな、今いきそうだから!」
『いきそうってお前』
タイミングが良いと言うか悪いと言うか、いくのを優先するに決まってる。
「あ、良い!い、いくいくい、くうぅ!あ、ぐ!」
『お前なぁ、いく瞬間兄貴に聞かせるか?』
「ふぅ、はぁ・・・すまんすまん」
『で、プロポーズまで受け入れてくれたぞ!』
「結婚するのか!?そりゃめでたい!勿論黙ってるから安心しろや」
『おう、サンキュ。あまり無理するなよ!じゃな』
携帯を切ると、伊蔵が何か言いたそうだったが、そのまま口を閉じた。
結局、二日二晩飯を食い、寝て、風呂に入り、僕はいかされまくった。
お腹を絞ったら精液が出た位だ。
さすがにお互い精根尽き果てグロッキー。
「ふひぃ・・・マンコジンジン痺れてんぞぉ」
「俺もう煙も出ねぇ」
「暫くはエッチはもう・・・良いやぁ」
「俺も・・・」
いやはや満足した。
肛門にも受け、口内にも受け、もう腹一杯だよ。
よく太陽が黄色く見えるって言うだろ?
嘘じゃ無かった
数日後、僕は伊蔵を親父と兄貴とお忍びで良く行くバーに連れてった。
アルコール薄めのカクテルにして貰う。
コルトレーンのSAXが心に染み、最高の雰囲気。
僕はマルガリータを、伊蔵はX−Y−Zを頼んだ。
カラオケみたいな不粋なのは当然無い。
「礼、良いとこだな・・・何か感動する」
「だろ?薄いカクテルでも雰囲気で充分に酔える」
カランカラーン
ふと見たら超美形の男が入ってきた。
そいつを見た伊蔵の顔に、殺気と嫌悪が走る。
「伊蔵どした?」
「ちっ・・・寝取りの京太じゃねえかよ、あれ」
「寝取りの京太?何だそのイカにもな名前は」
「あいつが来るたぁ思わなかったぜ」
どうしたんだ?こいつのこんな表情初めて見た。
聞くところによると、少し前付き合いかけた彼女が、無理矢理てごめにされ、京太の虜にされたとの事。
当然伊蔵が付き合いかけた事を、知った上でわざとしたらしい。
どうやら人の物を盗んでてごめにし、捨てるのが好きなクズ野郎みたいだ。
「伊蔵、こっちへ来たぜ?僕が目当てか?」
「行っても良いぜ、礼」
「馬鹿やろ、ダチの敵は僕の敵!まぁ見てな」
僕は誰とでも抱かれても良いとは思ってるが、クズ野郎は嫌いだ。
「お、志田君!彼女連れ?珍しいな」
伊蔵は震えながら無視している。
「超可愛彼女じゃない!君一緒に飲まない?」
虫酸が走る・・・さてどうすっかな。
「ねえ伊蔵?さっきからここらへんで豚がブウブウ鳴いてんだけど何かしら」
伊蔵も意図を察知した。
「ゴキブリじゃねえの?」
「それはさすがに失礼よ?・・・ゴキブリに」
「そりゃそうだ、くく」
クズ野郎の口の端がピクピクしてる。
「君中々面白い子だね・・・そんな男より良い気持ちにさせるよ?」
ムカムカしてきた。
「んあ?クズ野郎にゃ用はねえんだよ!さっさとママのおっぱい飲んで寝やがれカス!」
顔に怒りが差し、僕の肩を掴んだ瞬間、髭のマスターが睨んだ。
「その子に手出ししたら無事に帰しませんよ」
「こ、声かけただけじゃないか!」
「君の噂は承知してます。今後その子に何かしたら・・・命は無えと思え!」
裏マスターが出たよ。
「今後ここらで見かけたら沈めんぞガキ」
クズは震えながらすごすごと退散。
マスターはただ小さく挨拶を交わし、僕も小さく手を挙げた
勿論、僕の事は親父が要所要所に通告済みだ。
その言を疑う人が1人も居ねえ。
つくづく親父の影響力の凄さを思い知ったぞ。
「マスターかっけぇな」
「僕なんかが偉そうな事言えねえけんどな」
「そんな事ねえって」
僕は兄貴とも寝たんだから、人の事は言えない。
「まぁゆったり呑も」
「だな・・・少しだけ溜飲が下がったし」
「あいつも、もうここらは歩けないだろうぜ」
僕は伊蔵の腕に絡み付いて顔を甘く見上げ囁き合う。
「礼、この後暇?」
「セックス?ちゃんといかせてくれよな」
「任せとけって」
「あぁ濡れてきたぁ」
いかせてくれるって考えるだけで濡れる。
何てお手軽な僕。
次の日、今日は伊蔵も出かけてるし、兄貴はもう伊奈ちゃんとべったり。
僕はホットパンツにTシャツっつうお気楽な格好で、街中にひっかけられに来てる。
一人だけひっかけに来たが、イカにもなチャラ男だったからふってやった。
ガムをくちゃくちゃ噛みながらひっかけんなボケ!
こちとら乙女だ、カス!
来るものは拒まずだけんど、自意識過剰男はちょっといやん。
と、スーツ姿の男性が声をかけてきた。
何々?・・・SAD?
ってAVの老舗だよ!
要は出ませんかって事なんだが。
社員証で信用した訳なんだがな。
で返事は・・・。
「良いよ」
簡単に返事したもんだから、向こうがびっくり。
「え?声かけておいてなんですが、良いの?」
エッチして金が貰える・・・何か問題有るのか?
まぁ僕がAVに出ても親父の立場はびくともせん。
それだけ強い親父に、僕は甘えてるだけの奴だ。
とにかく、僕は出演する事に何ら支障は無い。
どうやら面接ってのが有るらしく、出る覚悟を聞く為みたいだ。
勿論にっこり頷く。
二流メーカーじゃ無いから、それなりの用意が要り、撮影は明後日との事。
少し不安、少し楽しみ。
撮影当日、待ち合わせ場所からスタジオに直行。
さすがSADだ!大きなビルに綺麗なスタジオ。
受付嬢がすげえ美人。
優しそうな初老の監督が僕を迎えてくれた。
「君、本当に撮影オーケーなの?」
「はい勿論」
「えーっと・・・裸は大丈夫かな?」
裸に成らずに何をする。
「本番も行けますよ」
監督が破顔一笑した
監督は僕の顔をまじまじとみてる。
「君日本人形みたいな愛らしく可愛い顔だねぇ」
「そ、そうですか?」
「途中でいやになったら言ってね?止めるから」
僕は早く撮影に入りたい位だ、嫌な訳無い。
「多分大丈夫かと」
「パッケージに乗せるヌード撮りたいんだけど、良いかな?同時に撮影もするからね」
『来た来た来た!ヌードだよおい』
「はーい」
「別室で脱いで・・・って君もう脱ぎはじめちゃったの?」
「わざわざ移動するって時間の無駄っしょ?」
「こんなノリの良い新人初めてだな・・・ではカメラも回していくよ」
とうとうカメラが回り撮影されだした!
「君・・・っていつまでも君じゃなんだし、何て呼んだら良いかな」
「カタカナでレイで」
「じゃレイちゃん、服はそこに入れてね」
僕は用意された籠に服をすべて脱ぎ捨てた。
「ほほぉ・・・レイちゃん凄く良い身体してるね」
スタッフは女体なんて見慣れているだろうけど、皆に全裸を晒すって良いな。
カメラマンが構えるレンズに犯されてるみたい。
「全身が赤く染まってきたね・・・」
何かぼーっとしてきた。
「後ろを向いて、上半身を前に捻ってみて」
お尻に視線が集中して気持ち良い。
何度かポージングをしながら徐々に高まってくる。
「次は出来るかな?座って脚を拡げられるかい?」
身体が勝手に動き、腰を下ろし脚を左右に大きく拡げてしまう・・・。
スタッフ達にマンコを全開にする快感。
息が荒く身体が熱い。
マンコがとろとろ。
「もう濡れてるんだね」
視姦されておつゆが溢れてくる。
「多くの目で犯されて気持ち良いかい?」
僕は深く何度も頷く。
これでセックスシーンを撮られたら、どれだけ興奮するか想像出来ない。
「さぁ、レイちゃん、オナニーしてみて」
指を二本マンコ穴に挿入して、親指でクリトリスの皮を剥き、くりくり。
左手はおっぱいを激しく揉み解す。
「んっ・・・はぁ・・・あ、あぁ、くぅ」
ぴちゃぴちゃ音と僕の喘ぎ声だけが場を支配。
オナニーなのに狂いそうな程気持ち良い。
見られるってこれ駄目。
癖になりそうだ。
「何ならいっても良いよ」
いっても良い・・・。
その言葉反則だよ。
僕は見られながら、一気に高みに昇りつめていった
「あ、はぁ、ふぅ・・・んくっ、う、あぁ」
指の動きが早くなり、水音が大きくなる。
あぁ興奮する・・・見られながら僕は・・・。
「ああ!いくいく、いく!いくうぅ!あ!あっ」
『はぁ、いっちゃった』
「レイちゃん、いく時も可愛いかったよ」
「ん、はぁ、はぁ、はぁ」いっちゃったよ・・・スタッフが見てるのに。
「この子ノリが良いし、暗さを感じ無いし、掘り出し物だね」
よく考えたら、オナニーしたのは初めてだ。
だからオナニーでいったのも初めて。
「じゃ、男優さん呼ぶよ?良い?」
「はい勿論」
ベテランらしい男優が入ってきた・・・って貴さんじゃねえの!
この人知ってるよ!
魔法の指の貴さんって、AV界では別格の男優だ。
「宜しく、レイちゃん」
なんて紳士な人。
この人とするのか・・・まさかDVDで見た人とやるとは思わなかったよ。
僕はお姫様抱っこで、ベッドに連れていかれ、ふんわりと寝かせられた。
ベテランの男性とするって僕はどうなるんだろ。
少しだけ不安だ。
「大丈夫だよ、全て僕に任せて下さいね」
「はい・・・」
随分セックスしてきた気がしていたが、経験は二人だけなんだよな。
僕はまだまだネンネだ。
貴さんの手が僕の身体を指先で這い回る。
触るか触らないかで、弱点を的確に探り当てた。
身体の痙攣がびくびく止まらない。
「う、ぁ・・・あぁ」
身体が燃え、全身が性感帯になった様な感覚。
凄いこの人・・・。
そしてマンコに手が潜り、指が粘膜を這う。
「いやあ!あぁっ!」
つい叫んだ。
何が違うのか分からないが、凄く感じる。
自分のマンコがこんなに気持ち良い場所とは。
「ぁ・・・良い・・・」
びりびりと言うより、身体中にぞわぞわ来る。
足先がピンと伸びきり、つい吊りそうになった。
「い、はあ!ぐ」
遂にマンコの穴に指が入り、カメラでマンコがアップになる。
その相乗効果で僕は人生最大の興奮に見舞われた。
穴の中で指がどう動いているか最早分からない。
とんでも無い快感に、僕は泣き叫んでた。
でもいかせてくれない。
「お願い!いかせて!いかせてぇ!」
身体の中で、いきたいのが暴れてる。
僕は懇願した
身体が感じるとびくんびくんと震えるんだけんど、それが絶え間なく続く。
言わば軽い、いき、の状態が延々と続く。
今いけると凄まじく気持ち良いだろな。
思考が霞む隅でそんな事を思っていた。
マンコの内側がぐいと押される感覚・・・が凄い!
僕は一瞬でいかされた。
「いぐううぅ!!」
もうオシッコやら潮やらが吹きまくり。
「ひ・・・は・・・す、すごい・・・あ・・・」
ぜえぜえ息をつく間、貴さんは優しく頭を撫でてくれていた。
やはりベテランはベテランなんだな。
暫く息を整えた頃、貴さんが耳元で囁いた。
「中出しは大丈夫?」
僕も小さく伝えた。
「ピル、飲んでます」
貴さんが僕の足の間に入ってきた。
そして剛直がずぶりと刺さり、カリがマンコの穴を擦りながら入ってくる。
快感のあまり身体が磔になった様に動かない。
「くぅ・・・あ・・・」
動かれたら僕は狂う。
そう確信した。
ゆっくり出し入れされ、ぐりぐり回され、高速ピストンされ、としてた様な気がする。
だって気持ち良すぎて訳が分からない。
「あああああぁぁ!良い!気持ち良いぃ!あぁ!あぐぅ、あぁ!」
どれだけ狂わされてたんだろう。
何回もいったのは間違いないし、貴さんも一回射精した気がする。
もう分からん!
分かったのは多分二回目の貴さんの射精だ。
突然、大量のほとばしりが子宮に降り注いだ。
何か僕は恥ずかしい言葉を叫んでた。
いっぱい出してぇとか、マンコ気持ち良いぃとか、子宮感じるぅとか。
あぁ恥ずかしい!
でも良かったぁ・・・。
セックスの醍醐味をいやと言う程味わわされた。
勿論それで貴さんが終わる訳は無く。
僕は少しの撮影休憩の後、普段のいきの更に上のいきを体験し、完全に気を失ったみたいだ。
ふと正気に戻ってそれに気付いた訳。
それを一部始終撮影されていた。
撮影が終わっても、貴さんはやはり紳士だったよ。
「レイちゃんは、感度抜群な女の子だね・・・僕も久々に本気になっちゃった」
「ありがとうございます・・・あんな凄いの初めてでした」
へえ・・・本気になる時とならない時が有るんだ。
知らなかった。
僕は、まだ火照る身体を漸く風呂で冷まさせてもらった。
『ロリっ子・レイちゃん』
これがタイトル。
なんか恥ずかしいタイトルだが良しとしよう
投下完了です。
よく考えたら、礼はまだ未成年だった。
そこら辺はお見逃しを。
ではまた直ぐ投下予定
朝から投下乙です
投下、乙です
444 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 21:50:14 ID:vkBiEOMI
今日○以外来ないかな〜
ん?○以外って私ですかいな(京丸ですが)
酒の合間にはツマミも必要なのサ
成る程、私ゃ打たれ弱いので要らないのかとオモタ
回転寿司でトロばっか食っても飽きるものさ
そーいや、トロとかの方が原価率高いから
店としてはトロばっか食われても
あんまり嬉しくないんだと
私も他の作家が書いてくれたら嬉しい。
だから、他の食事を食べたい方、一度自ら書いてくれませぬでしょか?
どうでしょか、処女作でも新鮮だと思うですよ
変な日本語だな…
いや、矛盾と言うより日本語的に変だと思っただけだw
うーん……
残りバイト数少なくなってきたな
そろそろ次か
混乱させて申し訳ない。
投下以外でコテハン使うのを避けただけです。
今見たら文法少し変かもしれん。
なんとかまだ生きてます
時代物の強制女性化SS書いているんだけど、枚数が読めなくて……
でも、ひさびさにエロの神様が降臨しているようなので、エロ中心です
3P(親子丼)ですよ。乞うご期待!
おおおおおおおおおおおおおおおお。
全裸になる準備をしてwktkしてます
狭いアパートに家族と暮らしているゆえ全裸待機は無理だが、
投下までには取り外したチンコでセルフセックスの奥義を修得してくるぜ。
そろそろ埋めか。
良かった良かった。
作家さんが来て下さって私もほっと一息です。
これで続きかけそう
意外にこのスレは色々な作家がきてたんじゃないかな。
263氏とか、僕オマエの人とか来てたでしょ。いいスレでした。
次スレもいいスレでありますように。
書くには書いたんだけどねぇ
また変なのに粘着されるのも嫌なんでねぇ
様子見中のままなんだよなぁ
461>その作品、一度読んでみたし。
粘着さんはスルーで良いかと
とりあえず容量がやばそうなんで新スレ立ててくるけどいい?
まだ、470KBなのに容量がヤバイと?
大量書き込みにwktkの予感w
新スレ立て乙です。
私の残りの投下も多くなりそうだし、新作も進行してるから良いかと
フラグ立ったな……
あとはイベント発動待ち
31まで伸びたか。
根強い人気が有るね。
このジャンルの魅力はどこら辺りに有るのかとふと思ったりした。
>>465 このスレでは容量見誤って途中で足らなくなるケースは多い。
hiroshi氏とかは常習犯なのでちと気をつけて欲しい。
帯に短し襷に長し。
残り容量がそんなところで確保しておくのがいいんだよ
しかしこのままだと残り容量が非常に中途半端なんだぜ?
なんかAAでも貼ってそのまま流すか?
それは言えるな。
超短編SSでも載せるとか
473 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 14:11:19 ID:ucngdajX
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 胎盤様胎盤様、作者様たちがいいネタを産めますように
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | このスレで戻ってきた263氏や僕オマエの作者の作品が近いうちに拝めますように
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | KY氏が1日投下を空けるようになってくれますように
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 全ての作品の作者が作品の続きを産めますように
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 祈り終了します。スレ無駄に埋めてごめんなさい
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
..........................................................................................................................................................................................................................................................
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | KY氏が1日投下を空けるようになってくれますように
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 陽の続きが近いうちに拝めますように
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 380氏復活小説頑張ってください
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | カイトの続きも読みたいです
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 作品はありがたいが前の作者が忘れられるような短時間連投はやめてね>今日○氏
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>484 ♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 激しく同意。あとプリン氏。
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>486 ♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 結局全員戻ってきてほしい…
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | ノウブルみたいに孕むのを嫌がる小説が見たいんだぜ?
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>488 ♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | ノウブルは孕んだのを嫌がる小説だろ。大好きだけど
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 投稿間隔云々の話は、本人も分かってるだろうし、またやったら言うでいいだろ。もうやめ。
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
はい、分かっております。
慌てて投稿してしまった。
タイミングを守り、良い作品を出す様にしますんで、陳謝。
で、点々は何だろう
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | 乙>491。スレ埋めてるんじゃね?>点々。
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
埋め雑談的にネタ投下。
お前ら「一年生になっちゃったら」はもう買いましたか?
♪チャラララララァ~ン♪
,__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./\ | このAAはせいぜい500バイトだが
>>473とか4000バイト位あるんだよ
/ ./:::::::::::\ \_____
/ ./:/⌒\::::\ o〇
/_____/::::( ・∀・):::::::` ∧∧
 ̄|| || || ||::::|っ ¢..||:::::: (,, ,)ナムナム
|| || || ||::/,,,,,,, |ゝ||ii~ ⊂ ヾ
| ̄ ̄ ̄|~~~~凸( ̄)凸( )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
495 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:21:52 ID:YWd7c+R3
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
496 :
名無しさん@ピンキー:
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥