強制女性化小説ない?Part29

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1名無しさん@ピンキー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で意思に反して女性化
されるSSを楽しむスレッドです。SSへのコメントや、その他TS系サイト
の情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

■暫定ローカルルール
このスレにおいて適用します。

☆レズスキー及びレズスキーネタは、下記の議論スレで。

☆SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。

※最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、
  暫定措置としてこのスレにおいては、このローカルルールを適用します。
※その他、注意事項は>7を参照。

■議論はこちらへ。
【ぴんく難民】 強制女性化小説ない? 論議スレ  3rd
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1127492205/

【前スレ】
強制女性化小説ない?Part27(実質Part28)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180802896/

過去スレ、保管所などは>>2-7を。
2名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:28:40 ID:hA7F9n8D
【保管所】
投稿SS・イラスト保管庫(※更新停止中?)
http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
強制女性化SS保管庫
http://yellow.ribbon.to/~tseross/

【関連サイト】
画像うp/お絵描きサイト(他TS系スレと共有)
http://tsadult.s7.x-beat.com/

【TS関連スレッド】
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http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163930291/
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http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1175185675/
3名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:29:48 ID:hA7F9n8D
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■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 15■
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1175388020/
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〈SF板〉
♂♂♂性科学SF♀♀♀工口じゃないよ科学だよ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1076908089/
4名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:30:39 ID:hA7F9n8D
5名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:31:11 ID:hA7F9n8D
【過去スレッド(2)】
強制女性化小説ない? Part14(実質Part15)
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091754078/
強制女性化小説ない? Part15(実質Part16)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102851738/
強制女性化小説ない? Part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1107616523/
強制女性化小説ない? Part18
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112115915/
強制女性化小説ない? Part19
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116141918/
強制女性化小説ない? Part20
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122706289/
強制女性化小説ない?Part21
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127230752/
強制女性化小説ない?Part22
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133965211/
強制女性化小説ない?Part23
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1140014162/
強制女性化小説ない?Part24
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148431375/
強制女性化小説ない?Part25
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152972928/
強制女性化小説ない?Part26
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156916130/
強制女性化小説ない?Part27
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168049296/
強制女性化小説ない?Part27(実質Part28)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180802896/
6名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:32:06 ID:hA7F9n8D
【注意】
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>7)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
 自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
7名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:32:50 ID:hA7F9n8D
以上で一応テンプレ貼りは終わり…の筈です。
間違いや抜けなどありましたらどうぞご指摘願います。
8名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:41:14 ID:GP3AgxfK
関連スレ一度見直した方がいいかも。

幾つかリンク切れてるんだZE
9名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:41:25 ID:NqovWvjo
10hiroshi:2007/07/08(日) 01:54:09 ID:6UwVdMuN
あゆこの話を落とします。

もとはあゆこの彼氏だったまいこがさらに、処女のまま窮地に立たされたりします。
それではどうぞ。
11hiroshi:2007/07/08(日) 01:55:00 ID:6UwVdMuN
まいこちゃんは、あたしと真優の住む部屋にしばらく住むことになった。
「ちょっと、狭いかもしれないけど、そのうち何とかするから。」
真優と二人の生活が、3人になった。

あたしたちが住んでいるマンションには、真優のほかにも
AV女優の女の子が何人か住んでいる。
でも、最上階にある真優とあたしたちの部屋は、たぶん一番広い。

AV女優としての、真優が大人気だから住むことのできる部屋だと思う。
真優は、こんな人気が永遠に続くはずの無いことを良く知っていて
ギャラやら、たくさんの収入をなるべく貯金に回している。

でも、一度ここまで大人気になってしまったAV女優の真優を
これからどんな運命がまっているかは、あたしにも想像がつかない。
真優が、あたしを女の子に生まれ変わらせることを望んだのは、
そんな、不安な未来を、あたしと一緒に乗り越えたいからだと、
あたしは知っていた。

「今日も、しゅんは来るみたいだよ。」
今日から3日間、撮影で家を空ける真優が、朝、出掛けに
あたしにそう告げた。
「あっ・・・そう。わかった。」
心が少しだけ躍るのを、隠そうとするあたしの答え・・・

真優は、今でも、女として先輩が好きなのだろうか?
あたしは・・・あたしは、最初からセックスするための女の子として
先輩にかわいがられていることを、自覚しているから、
外に彼氏を作ったりもしているし、先輩とのセックスは
ただただ、気持ちのいいものとして割り切ってすることができている。

でも、AV女優になる前は、先輩と付き合っていた(と少なくとも真優はおもっていた)
真優にとって、目の前で、明日香ちゃんやあたしと
先輩がセックスすることは、どんな風に映っているのだろう・・・

いや、目の前でならともかく・・・
真優自身が、AVの撮影で、仕事としてエッチしているときに
自分の住む部屋に先輩がやってきて、あたしとセックスするなんて
真優にとって、どんなことなんだろう・・・
12hiroshi:2007/07/08(日) 01:55:40 ID:6UwVdMuN
「じゃあ、行ってくる。まいこちゃんにもよろしくね。」
「うん、行ってらっしゃい。」
男の子だったころはあたしの彼氏だったまいこちゃんは、まだ寝ていた。

まいこちゃんが、女の子として生まれ変わってから、今日で1週間だった。
昨日まで、毎日のように、先輩はあたしと、真優と、明日香ちゃんを
まいこちゃんの目の前で抱いた。

彼女だったあたしと、男の子だったころAVで見ていた美女二人が
目の前でセックスするのを、何度も何度も見せられた。
「あたしの、おまんこに、中野さんのおちんちん入れてください!」
と、毎日のように言わされながら、まだその願いはかなっていなかった。

まいこちゃんは、女の子になって一週間、アソコを毎日弄られて
全身を毎日もてあそばれて、先輩の肉棒を毎日しゃぶらされて、
目の前で3人の女の子がセックスするのを見せられて、
彼女だった女の子が目の前でどうしようもないほど乱れて、
毎日、最後には・・・処女を奪ってほしいと、哀願させられて、
まだ、処女のままだった。

AV女優にするために女の子に生まれ変わったあたし、あゆこ。
そのあたしと恋人関係になってしまった男の子へ
与えられた罰だった。その罰が続いていた。

女の子に生まれ変わらされて、毎日のように陵辱と屈辱を受けて、
行き過ぎた「罰」だったかもしれない。
でも、それは、あたしと同じく「セックスするための女の子」
として生まれ変わったまいこちゃんにとっては
必要な、調教なのかもしれなかった。

「おはよう、あゆこ。」
どきっとするほどかわいらしい、声が後ろから聞こえてくる。

「あ、おはよう。」
昼間の生活を、女の子として送ることには、あたしもまいこも、
かなり慣れてきていた。
昼間、二人でいる間は、彼氏と彼女だったころと何も変わらない、
仲の良い二人だった。

そう、あたしは思っていた。
13hiroshi:2007/07/08(日) 01:56:28 ID:6UwVdMuN
ただ、女の子どうしになって、買い物に行って、
女の子の服やアクセサリーを買ったり、
男の子に突然ナンパされてとまどったり、
ほんの少し、行動のパターンが変わっただけだ。
もう、まいこちゃんも、逃げようとはしなかった。

「朝ごはん、できてるよ。」
あたしは、まいこちゃんが男の子だったころから好きだった
ハムエッグとご飯という妙な組み合わせの朝食を作って、彼女が起きるのを待っていた。

「あ、ありがとう。」
夜になって、先輩がやってくるまでは、
あたしとまいこは、普通の、夏休みの女子大生だった。
まいこは、あたしの同級生として、おなじ女子大に通うことが決まっていた。

そして、あたしと同じように、
AV女優として、いずれ活動することも・・・決まっていた。
だから、そのうち、セックスを仕事にする。そのことも決まっていた。
そんなまいこの処女が、いつ、どんな形で奪われるのか・・・

まいこが、その日を心待ちにしていることを知っていたし、
あたしも、その日が楽しみだった。

「それにしても・・・」
「なに?」
「ほんとに、大きいね。おっぱい・・・」
朝ごはんを食べながら、
あたしは、キャミソール一枚で、抑えるブラジャーすらつけていない
まいこの巨乳を、ついじっとみつめてしまう。
「やぁだ・・・でも、たしかに・・・」
まいこ自身ですら、自分のおっぱいの大きさと形のよさ・・・
驚いているようだった。

「しかも、なんか、おっきくなってるようなきがするの・・・」
「うん・・・そうかもね・・・・」

もまれると、おっぱいは大きくなるのだろうか。
たしかに、女の子になってからの一週間、セックスはまだだったが
それ以外のことは全て、まいこちゃんは経験していた。
当然、胸ももまれまくっていた。

あたしは、先輩によって作られた「理想のAV女優」の外見を持っていたが、
必ずしも胸は大きなわけではなかった。
14hiroshi:2007/07/08(日) 01:57:15 ID:6UwVdMuN
少女の初々しさを残しながら、かなり大きなおっぱいを持つ
アンバランスなまいこのカラダも、きっと、それはそれで
理想のAV女優の形のひとつなのだろう。

「あんまりじろじろみないでよ。はずかしいよ。」
「ごめん、ごめん。あははは」

彼氏と彼女だった二人の関係は、仲のよさを保ったままに
女友達の関係に移行しつつあった。
そして、二人は、同じように、女の子へと、
セックスするための女の子へと生まれ変わった、特別な女の子でもあった。

あたしたちは、その、特別な関係を育もうとしていたし、
そのままでいられると信じていた。

でも、もともと、彼氏と彼女だった二人が、女友達へとかわるだけでも
本当は難しいはずなのに、
彼女だったあたしが、まいこの目の前で他の男とセックスしまくるような
状態が、健全なはずも無いことは・・・見てみぬフリをしていた。

まいこの「調教」のために、先輩はここのところ毎日あたしたちの部屋や、
先輩のマンションで、あたしや、真優や、明日香ちゃんを抱いた。
処女のままのまいこの目の前で、性的欲望を高ぶらせるだけ高ぶらせて、
まいこは毎日おあずけを食らっていた。

真優や、明日香ちゃんが、撮影のためにいないときでも、とにかく、
あたしとは、毎日のようにセックスしにきた。

もともと、あたしは、先輩の作った「理想のAV女優」だ。
先輩があたしの体を好んで抱くことは、ごく自然なことだった。
でも・・・最近、あたしは感じていた。
先輩が、ものすごく、あたしとのエッチを楽しんでいると・・・
あたしにこだわっていると・・・

「ねぇ、しゅん。あゆこのデビューはまだ、考えないの?」
「ん?まあ、いずれはな・・・」
明日香ちゃんも、そのことを感じているらしく、
きっと、先輩の目があたしに集中していることが、面白くないのだ。

早く、AV女優としてデビューさせろ、と促すようになっていた。
「お前たちが人気絶頂のときに、あゆこをデビューさせて、
人気を食い合うこともないだろう。」

先輩は、あたしがAV女優としてまだデビューする予定が立っていないことについて
そう説明する。でも、明日香ちゃんは、その説明に納得していない・・・
あたしも感じていた。先輩のあたしを見る目が、
ただ事ではなくなっていくのを。

まいこの件があって以来、先輩は、あたしとセックスすることに
こだわるようになっていた・・・
15hiroshi:2007/07/08(日) 01:57:48 ID:6UwVdMuN
そうなると、先輩が、まいこの目の前であたしとセックスしまくるのは
ひょっとして・・・まいこへの嫉妬だったのだろうか・・・

先輩と、あたしと、真優と、明日香ちゃんと、まいこちゃんと、
奥田くんに、高井くんに、たかしに・・・・それから・・・
20歳いくかいかないかの男と女がこれだけ集まって、
セックスだけ楽しんでいればすむはずもない。
だれかが、だれかを、どうしようもないほど好きになってしまえば
いろんな騒動がおきるのも、当然のことだった。

でも、あたしは、その先輩の視線を正面から受け止めることができるほど
強い女の子に成長していたわけではなかった。
逃げまわることしかできない、弱い女の子だった。
男から生まれ変わったあたしには、普通の女の子よりも、ずっと、弱い女の子だった。

まいこちゃんが女の子として生まれ変わってから、10日目。
処女のまま、まいこを調教する日々・・・あたしにとっては
夏休みで先輩とセックスしまくっていた日々・・・

その、平穏な日常が、一気に回り始めたのはその、10日目の朝のことだった。

「あゆこへ
お願いだから探さないでください。
俺は、やっぱり男である自分を捨てることができない。
やっぱり、俺は男です。」

そんな書き出しで始まる置手紙とともに、まいこが姿を消した。
「まいこ・・・どうして・・・」

ショックを受けるとともに、「無駄なことを・・・」とも思った。
あたしは一日旅行から帰るのを伸ばしただけで、
GPSの力で、見つけられて、連れ戻され、そして一緒にいた男を
この世から消された。

その男が、まいことして生まれ変わった・・・そのことを知ってるはずなのに
無駄なことを・・・

あたしは、どうしようかと思ったけど、
とりあえず、中野先輩には、すぐには何も言わないことにした。
16hiroshi:2007/07/08(日) 01:58:27 ID:6UwVdMuN
そして、処女のまま、「調教」を受けることの、悲しさを思った。
目の前で、信じられないほど気持ちよさそうに乱れる、あたしを毎日のように
見せ付けられて、自分は、エッチな欲望だけを植えつけられて、

セックスまでしてもらえない・・・そのことは、
女の子として生まれ変わったまいこが、
女である自分を受け入れるための、決定的な何かを、まだ与えられていないことを
きっと意味していた。

「あゆこには迷惑はかけない。俺は、男としての自分を、何とか探したい。」
そう書き残して、逃げたことの意味が、あたしには分からなかった。
女の子として生まれ変わったその日に、女の子としての絶頂を
体に教え込まれたあたしには、分からなかった。

「まいこの・・・ばか・・・」
女の子としての・・・セックスするための女の子としての生活は、
楽しくて・・・気持ちのいいものなのに、
それを知るための我慢を仕切れずに、逃げ出すなんて・・・

でも、女の子として、ほとんど外に出たこともないまいこが・・・
どう見ても女の子のまま、どこまで逃げられるだろう・・・
お金も持ってるとは思えないし・・・どうするつもりなんだろう。

分からない。理解できない。だから、まいこがいきそうなところも分かっていなかった。
あたしは、とにかく探し回った。
二人でデートした場所、まいこが昔住んでいた家、
とにかく、時間の許す限り探し回った。

あたし・・・全然まいこのことをわかってなかった。
あたしと一緒に女の子の生活を楽しんでいるように見えても、
頑張って楽しいように見せかけていただけで、
あたしと一緒にいると・・・女の子じゃなくて、男のままの気持ちだったんだ・・・

男だったころとかわらない、まいこの優しい目の意味を
あたしはもっと考えてあげるべきだった。
そして、毎晩、エッチなことをされて、
エッチな気分だけ与えられて、結局おあずけ・・・そして朝には
女の子としての自分はどこかにいって、男の子の気持ちに戻っている。

そんなことを繰り返していたら、逃げたくなるのも当然だった。
17hiroshi:2007/07/08(日) 01:59:05 ID:6UwVdMuN
あちこち探し回ったあたしだったけど、心当たりにまいこがいるとも思えなかった。
気分的に黙っていられないだけで、もし、東京を離れていたら
どうしようもないし、あたしのほうが先に見つかったとしたら
彼女は隠れてしまうかもしれない。

そして、先輩がやってくるかもしれない時間には
部屋にいないわけには行かないから、夜にはマンションに帰った。
もし、気づいてなかったら・・・先輩をごまかせるかもしれない。
逃げ出したまいこが先輩につかまっちゃったら・・・
あたしは、その先は考えたくなかった。

その日・・・先輩は来なかった。
あたしは、もし先輩が来たら、どう説明しようと考えながら
エッチな欲望とは、無縁な夜をすごした。

「まいこ・・・あたしがバイブで処女を奪ってあげればよかったのかな・・・」
そんなことを考えながら、何も手につかないままの夜をすごした。

女の子に生まれ変わってから、まだ時間はたってないし、
何より、あまり外に出ていないまいこは、
若くてかわいい女の子であることがどんなにいいことかを
まったく知らないまま、自分が「男」だという、

今のあたしからみればどうでもいいような意地だけで逃げ出してしまった。
女の子としての、いいことを、もっとたくさん教えてあげればよかった。
今のままじゃ、絶対すぐに見つかるし、
いや・・・それよりも最悪のシナリオがあたしの頭をよぎる・・・

あれだけセックスにおぼれながらも、あたしだってしばらくは
男であることを捨てきることなどできなかった。
いまでも、できていないかもしれない・・・

まいこは、ひょっとしたら、今の自分がいやで・・・
ひょっとしたら、まさか・・・

眠れない夜を一人過ごすあたし・・・
先輩が今日、この部屋に来なかったのだって、ひょっとしたら
もうまいこを探し出して・・・ひどい仕打ちを与えているかもしれない・・・
18hiroshi:2007/07/08(日) 01:59:46 ID:6UwVdMuN
おしおき・・・きっと、エッチなおしおき・・・
「あぁ・・・ん」
体の奥が、熱くなるのを感じてしまう・・・
「まえだ・・・くん・・・」

男なしで・・・一人で過ごす夜は、久しぶりだった。
そっと、スカートのすそをたくし上げたあたしは、
その中に、細くて白い指を・・・

「あはぁ・・・いや・・・だめ・・・」
いけないことをしている・・・あたしは・・・
まいこが苦しんでいるのに、苦しんでいるかもしれないのに、
勝手に、今、そのまいこがエッチなお仕置きを受けているかもしれないと
想像して、体を熱くさせていた。

「まえだくん・・・」
あたしは、胸の奥にまだ生きている、あたしの彼氏を思い出していた。
「あぁん・・・」
硬くなったクリトリスに、細い指が触れる・・・
「あぁん・・・あぁん・・・」
先輩や、パーティのみんなの目の前で強制的に
やらされたことはある。
でも、本当に一人でオナニーしたことはなかった。

「あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
彼氏・・・あたしの彼氏・・・まえだくん・・・あいたいよ・・・
エッチしたいよ・・・・そう、思っていた。

興奮の中で、気がついた。
まいこ自身と同じ・・・あたしも、彼女が女の子に生まれ変わったことを
まだ、受け入れられていないのだ・・・

ただ、自分の経験から、女の子に生まれ変わることの
エッチな女の子に生まれ変わることの幸せを、
大切な人である、まいこちゃんにも、伝えたいと、思い込んでいただけ・・・

体の中に・・・熱いものを残したまま・・・この世から消えてしまった
彼氏への思いは、まだ、ちっとも消えていなかった・・・
「あぁん・・・あぁん・・・」

頭の中では、彼氏が、激しくあたしの胸をもんで、
ぎこちない舌使いで、あたしのアソコを・・・
丁寧に・・・舐めていた。
19hiroshi:2007/07/08(日) 02:00:22 ID:6UwVdMuN
「はぁ・・・ん・・・いやぁ・・・」
そして・・・あたしの体の中に・・・いとしいあの人の・・・おちんちんが
入ってくる・・・
現実のあたしは、キャミソールを胸の上まで上げて、
乳首をつまんで乳房をもみながら、
左手でアソコをぐちょぐちょにかきまわしいた。

「まえだくん・・・あぁん・・・」
くちゅ、くちょ・・・といやらしい音が、しずかな部屋に響いていた。
「いくぅ・・・いくぅ・・・っぁ・・・ぁあっ・・・いやぁ・・・」
びくん、と体が大きくのけぞって・・・あたしはイった・・・

「えっ?」

体が弓なりになってのけぞった瞬間、
部屋の入り口に、見覚えのある人影が見えた。

「たかし・・・くん・・・」
息を荒らしながら・・・あたしは、見覚えのある人を呼んだ。
ぼうっとしたはずの頭が、一気に沸騰した・・・

「あれ、ようやく気づいてくれたんだ、あゆこさん。」
にやにやといやらしい笑いを端正な顔に浮かべながら、
男だったころ、あたしの弟だった高校3年生の孝が近づいてきた。

「どうして・・・ここに・・・?」
あたしは、半分裸のままなんとか言い訳をしようとして、いろんな理由を探した。
いつからそこにいたの?・・・どうして・・・?

「中野先輩のところに遊びに来たんだけど、夜になって
なんか用事が出来たんだって。」
「中野・・・さんのとこに・・・?それで・・・?」

「あゆこさんが一人でさびしがってるから、相手してやれってさ。
ほら、これが鍵。おどかしてやろうと思って入ってきたら
ひとりHに夢中なんだもん、本当にさびしかったんだね。」

「いや・・・そんな・・・」
あたしは、孝の目を見ることなんてできなかった。
そして、孝の発言の中からいろんなものを拾い出して、
頭の中で巡らせ始めた。
20hiroshi:2007/07/08(日) 02:00:56 ID:6UwVdMuN
先輩は、夜になって、急に用事ができたって・・・
あたしが一人でさびしがってるって・・・

つまり・・・まいこが逃げ出したことに気づいたんだ・・・

「あゆこさん。」
孝が呼ぶ声に、あたしは、どきっとした。

「な・・・なに・・・?」
まともに顔を見ることのできないあたしは、目を伏せたまま聞き返した。
「あゆこさんのおかげで、こんなになっちゃったんだけど。」

目を伏せたままでも・・・下半身には目が行ってしまった。
あたしは、ジーンズの上からでも、孝の肉棒が大きくなって
テントを張っているのが、はっきりと分かった。

「あ・・・あたしのせい・・・?」
「そうだよ。あんなに夢中でオナニーしてるんだもん。どうにかしてよ。」
孝は、ソファに座ったままキャミソールとスカートを急いで元に戻したあたしの
目の前までやってきて、あたしの顔を自分の方向に向けさせた。

あたしは、抵抗しなければいけない。
彼氏を思って、オナニーしていたのは事実だけど、
その彼氏に・・・せめてもの操を立てたかった。
そして、今どこかで苦しんでいるかもしれない、
同じ人であるまいこちゃんのことを考えれば
あたし一人、他の男と・・・セックスするわけに行かない・・・
しかも・・・弟だった・・・孝となんて・・・もう・・・だめ・・・

「さぁ、どうにかしてよ。」
「ん・・・ぅ・・・」
急に、彼はあたしの唇に、キスしてきた。
瞬間、ちょっと顔を後ろに退けさせたけど、あたしはすぐに受け入れてしまう。

「ぅ・・・ん・・・」
目をとじて、唇と唇の重なり合いを楽しむ。

柔らかい唇同意が触れ合って、そして、孝のあたたかい舌が
あたしの唇に触れる・・・
「ん・・・」
あたしは、いつの間にか彼の方に腕を回して、
そして、そのままあたしの唇を割って入ってくる舌を、受け入れてしまう。

「もう・・・だめ・・・」
あたしは、拒否したような・・・あきらめたような言葉を、
ふさがれた唇の狭い穴から吐き出すと・・・
観念したように舌を絡ませて、孝とのキスを楽しんでしまった。

「あぁん・・・」
くちゅ・・・という音が再び静かな部屋に響いた。
戻したスカートの中に孝が手を入れてきた。

「あぁ・・・はぁ・・・」
唇をはなして、あたしは、あえぎ声を上げる。
21hiroshi:2007/07/08(日) 02:01:28 ID:6UwVdMuN
「あゆこさん・・・立っちゃったよ。僕のあそこも、何とかしてよ。」
「・・・」

あたし・・・いけないことをしている。分かってる。でも、
淫乱すぎるあたしに、目の前の・・・孝の・・・大きな肉棒は、
甘美過ぎる・・・欲望を生み出す・・・

「たかしくん・・・」
いつものようにあたしの目は潤み始めて・・・
気づくと、ジーンズのボタンに手をかけて、少し強引に、一気にはずした。

「あぁん・・・」
あたしの目の前に仁王立ちになる彼のジーンズを下ろして、弟のパンツの上から
肉棒をまさぐった。

「こんなに・・・おおきい・・・」
あたしの・・・ひとりエッチをずっと凝視していたためか、
先っぽからはもう、汁があふれでて、それがまたあたしを刺激してしまう。

「どうしたの?直接触ってよ。」
ついこの間まで、女を知らなかったはずの弟が
ぎんぎんの肉棒を触られても、落ち着いたように、あたしに命令する。

「うん・・・」
あたしはゆっくりとパンツをずり下げると、
激しく欲望をたぎらせたその肉棒と久しぶりの対面を果たす。

だめだ・・・これは、弟なんだ・・・そう、理性でこれ以上の
行動を思いとどまろうとしても、
目の前で美少女のオナニーを見せ付けられた男子高校生のアソコは
あたしの想像を遥かに超えて元気で、

それが、あたしの体の中に入ってきたら・・・
そんな想像を抑えることができない。
その時、もう、まいこのことは、頭の片隅へと追いやられてしまっていた。
22hiroshi:2007/07/08(日) 02:02:00 ID:6UwVdMuN
「たかしくん・・・」
あたしは、孝の、先から知るが滴る肉棒を右手でしごきながら、
潤んだ目で彼を見上げる。

「あ、きもちいい。きもちいい。」
ぴく、ぴくと反応して、今にも暴発しそうだった。
「いっちゃいそう?がまんしなくてもいいよ。」
「あ、あゆこさん、そんなのいやだよ・・・」

そういうと、彼はあたしをソファに押したおした。
「あっ・・・たかし・・・くん・・・だめ・・・」
あたしは、うつろな言葉を返すのが精一杯で、抵抗できない。

「あぁ・・・あん・・・ん・・・ぅん」
スカートの間から入ってきた手は、遠慮なしにパンティの中へと入ってくる。
「あはぁ・・・うぅん・・・いや・・・」
胸に彼の顔がうずまって、あたしの体は弓なりにのけぞる。

「あぁん・・・いい・・・はぁ・・・」
下着の間から直接乳首に手がふれて、あたしの心も、スイッチが入ってしまった。

「あぁん、あぁん!」
う・・・うまい・・・どうして?
こんなに・・・前と全然違う・・・

複雑な思いが頭の中を駆け巡る。
「たかしくん・・・うまい・・・どうしたの・・・?」
「あゆこさん・・・あゆこさんを気持ちよくさせてあげたくて・・・がんばったんだ・・・」

きゅん、と胸がなるようなことを言っているようでも
孝が言っているのは、要するに他の女の子とセックスしまくって
うまくなったということだ。

「がんばったんだよ、ぼく。」
「はぁん!ふぅん・・・!」
きゅん、ともう一度胸がなってしまう。
23hiroshi:2007/07/08(日) 02:02:36 ID:6UwVdMuN
あたしの、弟が、知らないうちに・・・女遊びを覚えて・・・
それが・・・あたしを気持ちよくさせるため・・・って・・・

「あぁん・・・あぁん・・・」
しかも、その彼の思いは、あたしに届いてしまっている。
「きもち・・・いい」
だめ、これ以上感じては・・・そう、心の中でいくら自分を戒めようとしても
次の瞬間には、大きな波のような快楽が、あたしの頭の中を塗り替える。
その繰り返しだった。

「いい・・・あぁん・・・」
キャミも、スカートも、パンティも・・・全部脱がされて、
いつの間にか裸になっていたあたし・・・
反射的に・・・でも本当に心から求めて、あたしは気持ちを打ち明ける
「たかしくんの・・・おちんちん・・・なめたい・・・」

いつの間に、あたしはこんなに淫乱になったのだろう。
「あゆこさん・・・」
あたしは孝のアソコを半ば強引に舐め始めた。

「あぁ・・・最高・・・すごいよ、あゆこさん・・・」
深くゆがんだ孝の顔が、あたしの心をまた刺激する。
あたしの口の中で暴れまわる孝の肉棒は、
さきっぽを刺激すると、ぴく、と反応し
ピストン運動すると、それにあわせておおきくなったり、微妙に縮んだりする。

「入れたい・・・おちんちん・・・」

そう思ってしまったあたしが、思いをつい口に出してしまうのも、
仕方のないことだったと、おもう。

「ぁ・・・あゆこさん・・・はやく、俺も入れたいよ・・・」
すごく切ない気分だった。
まいこはどこで、何をしているか分からない。
苦しんでいるかもしれないまいこ・・・本当はまいこを守らなければいけない
あたしは、先輩がまいこにどんな仕打ちを与えているかも分からないまま

孝との・・・弟との淫乱な交わりを楽しんでしまっている。
24hiroshi:2007/07/08(日) 02:03:11 ID:6UwVdMuN
最低・・・まいこに対しても人としても・・・

「いれて・・・たかしくん・・・」
頭ではそう思っても、カラダをとめることはできない。
いつものことだった。それは・・・あたしが、セックスするために
生まれ変わった女の子だから・・・仕方のないことだった。

「あぁ・・・ん」
やっぱり、こいつ、うまくなってる・・・
あたしの猥裂はたっぷりと蜜を滴らせて、大きな彼の肉棒を
迎え入れる準備を整えていたけれど、
それでも、こんなにすんなりと、それもポイントを抑えて
入ってくるとは、思いもしなかった・・・

「あぁん・・・いい・・・ん・・・はぁん!」
激しく腰を振り出す孝・・・
「いい・・・いやぁ・・・あぁん!」

あっという間に、あたしは絶頂に上り詰める・・・
「あ、あゆこさん・・・いくよ・・」
「あぁん・・・たかしくん・・・きてぇ・・・!」

白いものがあたしのおなかに大量に放出されて、
あっという間に孝は果てた。

「やっぱり・・・あゆこさんはすごいや・・・全然きもちよかった」

「たかしくん・・・たかしくんも・・・すごぉい・・・」
あたしの体は、とっても気持ちよくて、
他の女の子とは違って、あっという間にいってしまった、と
孝は妙な褒め方をする。

あたしも・・・孝の肉棒との相性の良さと
激しい動きで、あっという間に絶頂に上り詰めた。
頭がすぐに真っ白になって・・・先輩や他の男の子とでは、なかなか経験できない
種類の絶頂だった・・・

「あゆこさん、ちょっと休んだらまたしようね。」
横に添い寝して無邪気にそう言って微笑む孝に・・・あたしの胸は高鳴ったまま。
そして、淫乱な女の子は、男が果てると同時に、
欲求不満の塊と化す。
25hiroshi:2007/07/08(日) 02:03:46 ID:6UwVdMuN
「たかしくん・・・」
あたしのジュースと、孝のスペルマが混じったまま光ってる、立派な肉棒をみると
少し息を落ち着かせたあたしはもう我慢できない。
寝たまま、あたしは体を移動して孝の下半身を目指す。

「あっ・・・あゆこさん・・・」
んぐっ・・・あたしは・・・孝のそのおちんちんをゆっくりと口に含む。
淫乱な女の子の・・・完全な白旗だった。

女の子になって・・・底無しの快楽の沼へとはまり込むことを覚えたあたし。
底無しの快楽を得るとともに失ったものは多い。
でも、その快楽はなにものにも変えがたかったし、
その快楽をあたしに与えてくれる男・・・とくにその中でも特別な
孝は、あたしにとってどうやってもやめることのできない芥子の実のような存在だった、

「んんっ・・・うん・・・」
口の中で暴れまわる孝・・・口を犯されるだけでも気持ちいい。
そしてその先を知っているから、どんどん気持ちが高まる。
2度目は、さっきよりももっと長持ちするはず・・・それが男というものだから・・・

まいこのことも・・・先輩のことも・・・どうでもよかった。
今は、もう一度早くセックスしたかった。

「あゆこさん・・・なんて・・・・あああっ!」
精液の味とにおいが・・・口から鼻に広がる・・・
あたしのアソコから流れ出たジュースと混ざった・・・孝とあたしの
欲情の結果・・・そしてもう一度、と願う。

「孝くん、こんなに・・・大きい・・・」
あたしは、単に孝の肉棒を掃除しいるだけじゃない。
この体を、完全に孝に委ねて、そして、めちゃくちゃにしてほしかった。
女の子として・・・孝に・・・身も、心も、全て捧げたかった。

淫乱な女の子・・・でも、淫乱なだけじゃない。
どうでもよかった・・・逃げ出したかった。
まいこのこと、先輩のこと、自分のこと・・・重すぎる全てを
忘れさせてくれる孝に・・・すべを捧げたかった。
快楽で全てを忘れさせてほしかった。

「あぁ・・・ん」
そうやって集中して、孝のアソコをしゃぶっていると、
孝があたしの胸に手を伸ばしてきた・・・

「はぁ、ぁあ・・・」
ちゅぱ・・・と音を立てて、少し汗ばんだあたしの胸に孝が吸い付く。
また・・・始まってくれた。
もうすぐあたしは孝の肉棒で再びカラダを貫かれ
官能にむせび泣き、淫乱な女の子の幸せに浸る。
26hiroshi:2007/07/08(日) 02:04:39 ID:6UwVdMuN
何度も繰り返された、その時間が近づいていることを感じた・・・

ちゃららら〜
と、次の瞬間、あたしの耳に音楽が届いた。

「あっ!」
急にあたしを現実に引き戻す、携帯電話の着信だった。

「せんぱい!」
このメロディは、先輩からだ・・・あたしは、裸のまま携帯のある場所まで
駆け出して、すぐに電話を取った。

「は、はい!あゆこです!」
なにが起きているのか、早く知りたいあたしの耳に届いたのは、
先輩の声ではなかった。

「あゆこ・・・おれだ・・・」
そう、かわいらしい女の子の声が聞こえてきた。
「ま・・・まいこ!?」

「・・・そう。その名前で呼ばれるのも、なれちゃったな。」
「まいこ、どうしたの?いまどこ?」

「・・・どうせ、すぐにばれるから・・・俺は今、中野から逃げ出したんだ。」
「先輩から??どういうこと?一度は先輩と会ったの?」

「そうだよ。あゆこ・・・おれは、もうすぐつかまる。またつかまって・・・
その後は・・・だから・・・もう、お前と会えるかどうかも分からない。
だから、最後にお前の声が聞きたかったんだ・・・」

「まいこ、だめ、逃げて・・・つかまったら何をされるか!」
「あゆこ、それはもうムリだよ。こんなに遠くに逃げても、
一日ともたないうちにつかまったんだ。いくら逃げても・・・生きている限り
俺の体にも、あゆこと同じ鎖がついてるんだ・・・」

あたしは、あたしとまいこの両方の体に埋め込まれているGPSのことを思い出していた。
「でも・・・でも・・・まいこ・・・」
それじゃあ、あたしの彼氏が消えてしまう・・・
女の子の声でも、あたしは、失っただいじなひと・・・彼氏と久しぶりに
会話している気分で、その人をもう二度と失いたくないと思った。
27hiroshi:2007/07/08(日) 02:05:25 ID:6UwVdMuN
「あゆこ・・・最後に、もう一度伝えたかった。愛してる。この世の誰よりも・・・」
「あたしも、愛してる。まい・・・まえだくん・・・」
あたしの目から涙が溢れ出した。
二人の旅行中に突然、何人もの男が押し入ってきて、
その男たちに犯されて感じているあたしを目の前で見せられて
あたしとおなじ・・・淫乱な才能を持った女の子に
強制的に生まれ変わらせられたまいこ・・・それでも、あたしを愛してる・・・って・・・
「あたしも・・・愛してるから!だから・・・」
その先は涙で言葉が出なかった。

「あゆこ、その言葉だけで充分だよ。最後に君の声が聞けてよかった。」
「どうして・・・どうしたの?最後って、どういう意味?
だめ、帰ってきて、あたしのところに!」

まいこはひょっとして死のうとしているのかも・・・そう思うと
あたしは全力で引き止めるしかない。
「まいこ、だめだよ、ちゃんと戻ってきてよ。」
「あゆこ、俺は、お前の彼氏のまま、永遠に男のままでいたいんだ・・・ずっと、愛してる」

「まいこ・・・だめ・・・あぅっ」
あたしを追いかけてやってきた孝が・・・あたしの太ももを撫で回し始めた・・・

「あっ・・・だめ・・・だめぇ!」
電話の向こうには、彼氏だった人の生まれ変わった姿のまいこ・・・
追い詰められて、逃げ出して、必死の思いで、
最後の最後に、あたしの・・・彼女だったあたしの声を聞きたくて
電話をかけてきたまいこを・・・あたしは卑劣に裏切っていた。

「あゆこさん、どうしたの?ひどいな、僕から逃げ出して・・・男?」
「あぁん・・・だめ・・・やめてぇ」
低い声であたしの・・・電話とは逆の耳元でささやいた孝。

ぼろぼろと涙を流したまま、あたしは彼氏との会話を続けたい。
彼氏を説得しないといけない・・・
でも、あたしのカラダは・・・きっと孝のほうを・・・
いまそこにある、孝とのセックスを求めていた。
28hiroshi:2007/07/08(日) 02:07:45 ID:6UwVdMuN
「あぁ・・・いや・・・」
言葉では抵抗しても、孝の手が優しくあたしの脚を開くと、
抵抗もできないままその場にあたしはへたり込む。
彼氏との・・・まいことつながっている携帯を耳に当てたまま
いやらしいあえぎ声をあげている。

「はぁ・・・だめ・・・だめぇ・・・」
あたしを・・・あんなに淫乱なあたしの真実を目の当たりにしても
なお、あたしを「愛してる」といってくれる彼氏に対して、
あたしの彼氏に対する・・・前田くんに対する・・・
まいこに対する、卑劣な裏切りは、もはや人間のなせる技ではなかった。

「あゆこ・・・さよなら・・・」
「あぁん・・・だめぇ、まいこ・・・だめぇ!」

電話が切れると、力が抜けたあたしはされるがまま孝のおもちゃになってしまった。
「あぁん・・・あぁん・・・」
何のことはない。さっきまでの行為の続きが始まっただけだ。
淫乱な自分を受け入れ、運命付けられた、あたしの当然の行為が始まっただけだ。

「いい・・きもちいい・・・いれて・・・はやく・・・」
あたしの淫乱な言葉が、あたしがただの淫乱女である証拠なのか、
それとも、彼氏に別れを告げられた自分を慰めるための、自暴自棄の行為だったのか
あたし自身にも分からない。きっと、その全部が混ざり合って
処理しきれない気持ちだったのだ。
ただ・・・孝は抜け殻のように集中力を欠いたあたしの体を
自由に犯していた・・・

「あぁん・・・いい・・・はぁん・・・」
そして、抜け殻のようになっても、快楽はしっかり体の奥底まで届いている。
一晩中・・・何度も孝と求め合った・・・
頭の中は・・・彼氏の・・・前田くんのことでいっぱいだった。
前田君のことを思い浮かべながら、孝の肉棒をしゃぶり・・・
孝に犯され続けた。

そして、気がつくと裸のまま眠り込んでいた。
29hiroshi:2007/07/08(日) 02:08:42 ID:6UwVdMuN
「おきろ、あゆこ。」

先輩の声で起こされたときには、もう日も傾きかけていた。
「せんぱい・・・まいこ、まいこは?どうしたんですか?まいこは!」
「おちつけ、あゆこ。心配してる割には孝とやりまくったらしいじゃないか?」

あたしは、かぁっ、と顔を赤くして目を伏せた。
「これから、まいこにあわせてやる。服を着るんだ。」
「は、はい・・・」

まいこが無事なのかどうかにも触れないまま、先輩は「服を着ろ」とだけ命令して
あたしを車の助手席に乗せた。

車は、いつも「パーティ」が行われているあのマンションへと向かう道を走りだした。
きまずい沈黙を破って、先輩があたしに声をかけた。

「あゆこ、スカートをあげろ。」
「・・・えっ?」
「聞こえなかったのか?スカートを腰までめくり上げるんだ。」
「・・・せんぱい・・・」

あたしは、命令に従う。
パンティがあらわになったあたし・・・エッチな命令をされると、
逆らうことができないだけじゃない。
いつのまにか、その先のエッチなことを勝手に想像して
心は躍りだしてしまう。

「さぁ、いつものようにオナニーするんだ。」
「あは・・・ぁん・・・いやぁ・・・」
あたしは、先輩の命令を待ちきれないようにパンティの中に指を入れて
いつものように、気持ちのいいところを探し当てた・・・

「あぁん・・・ん・・・だめぇ・・・」
クリちゃんを優しくむいて、やさしく刺激する。
あたしが・・・自分で気持ちよくなるために・・・やさしく・・・
「あぁ・・・ん・・・はん」
ちゅる・・・ぬちゅ・・・いやらしい音があたしの耳にも届く。
車の中でオナニーするのは・・・ガラスの向こうの外の世界から
見えているような・・・それでも下半身はかくれているような・・・
とっても微妙な恥ずかしさで、あたしのエッチの心を自家発電させる。
30hiroshi:2007/07/08(日) 02:09:34 ID:6UwVdMuN
「ふふ、あゆこ。お前はいい子だ。俺の望みどおりの淫乱女に育ったな。」
「あぁ・・・やめて・・・だめ・・・」

屈辱的な褒め言葉だった・・・しかも、あたしにとっては
その言葉すら官能の種だった。
先輩の求めるまま、淫乱女へと成長したあたし・・・
「それは・・・そんな・・・」
それは、そもそもあたしのカラダがそうなるように作られていたから・・・
そう言い訳したかった。
「あゆこ、そうやって、恥ずかしそうにしてる顔もかわいいよ。」
羞恥と興奮で顔を赤らめるあたしの心が、さらに沸騰する。

「あぁ・・・ん・・・いや・・・」
女の子として生まれ変わって・・・まだ半年もたっていないあたしは、
たまに、誰かから、「かわいい」とはっきり言われると、とても安心する。
女の子としての自分が、誰かに認められた気がするのだろうか。
とくに、自分の正体を知っている先輩にそれを言われると、
あたしの中の女の子としてのプライドは満たされる。
そして、そのたび、男だった自分を捨てて、女の子として成長していく。

「まいこもそのくらいかわいくなってくれるとうれしいんだけどな。」
先輩は、車の中でオナニーし続けるあたしに、まいこの話を始めた。
「まいこ・・・まいこはどうしたんですか?」
あたしは急に正気に戻って服装も乱れたまま先輩に問い詰める。

「べつに・・・ただ、逃げ出したから連れ戻しただけだ。
ただ、自分の立場を分かってもらうための教育やおしおきは受けてもらうけどね。」

「・・・無事なんですか?」
「無事だよ。そんな簡単に死なせたりはしないさ。お前も、まいこも、
人類の夢をかけた、大切な宝物だからな。」

「・・・よかった・・・」
ほっとするとともに、複雑な気持ちもわきあがってくる。
宝物・・・セックスするためのカラダを与えられたあたしとまいこが・・・宝物・・・

「お前は、まいこのことをどう思っている?」
31hiroshi:2007/07/08(日) 02:10:59 ID:6UwVdMuN
「・・・どうって・・・」
「男だったころはお前の彼氏だったんだろう。
そのまいこがお前と同じような淫乱女になることについてどう思ってるんだ?」
ストレートな質問だった。即答できるはずのないほどストレートな質問だった。

「あ・・・あたしは・・・」
あたしは、正直に、まいこへの思いを伝えた。
ふるえながら、その先のまいこと、あたしの運命を・・・ものすごく不安に思いながら
彼氏だったまいこのことが、死ぬほど好きだからこそ・・・
「まいこには、女の子のまま生きてほしいと思ってます。」

「へえ、それでいいのか?彼氏が好きじゃないのか?」
「好き・・・狂おしいほど好き・・・でも、あたしは、彼に何もしてあげられないから。
それに、彼氏が男の子に戻ったら、きっと、振られちゃうから・・・」

「振られるから?お前とのセックスから逃れられるのか?あの男が。」
「そ・・・それは・・・」

確かにそうかもしれなかった。
でも、男と女のままだったら、あたしは卑劣な裏切りを繰り返すだけで
彼への愛を貫けなかった・・・でも、今は
同じ・・・淫乱な女の子として・・・愛情を注ぐこともできる・・・

「ま、まいこは・・・あたしを女の子にしてくれた人なんです。
あたしは彼氏のおかげで・・・女の子の気持ちに・・・なろうと
本当に女の子になろうと努力した。あたしにとって、
彼氏は、ただの男じゃないの。性別を超えた大切な存在なんです。」

「つまり、男に戻してもいいのか?」
「そ・・・そうじゃない。まいこが男に戻ったら・・・あたしはまた何度も
卑劣な裏切りを繰り返すから・・・でも、女の子ならあたしとまいこは
友達として、親友として・・・そうなれる・・・それに、
まいこはきっと、女の子のままのほうが幸せです。
だって、そうじゃないと・・・あたしはとにかくいや!」

あたしはなんだか必死になっていた。
その後はなにをどうしゃべったかよく覚えていないけど

女の子として、あたしはまいこと一緒にまだ成長したいと、
そして、なにより、淫乱な女の子として成長するために
まいこをはやくセックスにおぼれさせてあげないと、かわいそうだと・・・
あたしは先輩に正直な思いを伝えた。
32hiroshi:2007/07/08(日) 02:11:51 ID:6UwVdMuN
「それじゃ、お前の目の前で、まいこが処女を失って、淫乱女への第一歩を踏み出しても
なにも問題はないんだな?」

「はい・・・それどころか・・・あたしがまいこを淫乱に育てたい・・・そんな気持ちです・・・」
それが、あたしの愛の形だった。
淫乱な女の子にとって・・・彼氏よりも大切な存在である
同じ淫乱な女の子の仲間が欲しかったのかもしれない。

「彼氏を淫乱な女に育てるか・・・お前は本当に淫乱女に染まったな。」
かぁっ、と顔が再び赤くなる。ただ淫乱なだけではない。
女の子として生まれて間もないあたしは、20年女の子として生きてきて、女の子である
ことに慣れている、普通の女の子たちにはありえないほどの恥じらいと
清純さをまだ失っていない。

あたしの淫乱さは、その恥じらいと清純さで際立つ。
先輩の視線に耐え切れず窓の外側を見たときに、ドアミラーに映ったあたしの姿・・・
オナニーを途中でやめた、正体は淫乱な美少女が、それに似つかわしくないほど
顔を純情そうに赤らめて・・・微妙にはだけたノースリーブのシャツとカーディガンは
雪のように白くて、絹のようにきめ細かい肌をちらりと露出させて、
あたしの中のどこかに残る男の子すらときめかせるのに充分だった。

「まいこも、こんな風に育って・・・ほしい」
あたしは小声で、心の中でつぶやいた。

鏡の中にいる美少女が自分であることは、男だった自分としては、
自分が天使に等しい存在に生まれ変わり、女神へと育ったことを実感することだった。
車はマンションの駐車場に着いた。

「あゆこ、お前の気持ちはよく分かった。きっと、まいこにもその気持ちが届くだろう。」
先輩は車を止めて、にやりとわらった。

「あゆこ、外に出たら、後ろのトランクを開けてみろ。」
「えっ?なにかはいってるんですか・・・?」
いやな予感はそのまま的中した。
33hiroshi:2007/07/08(日) 02:12:22 ID:6UwVdMuN
トランクの中には、手足をしばられ、口には猿轡をはめられた美少女が・・・
まいこだった。
「まいこ・・・」
耳にはイヤホンが取り付けられている。

「そのイヤホンから車の中での会話が聞こえるようになってたんだ。」
先輩は種明かしを始める。

「まいこは、本当に自殺をするところだった。だが、
俺が引きとめたときに、ひとつ約束したんだ。」

「な・・・なにをですか?」
先輩はもう一度口元ににやりと笑みを作った。
「分かるだろう。あゆこが望んだら、まいこを男に戻す、ってことだ。そして、
もしあゆこが反対のことを望んだら、それに従うと約束した。
つまり、死を選ぶかわりに、まいこは自分の運命をあゆこに委ねたんだ。」

「そ・・・そんな・・・じゃあ・・・」
あたしは、まいこが男に戻れる可能性を、そうとは知らずに断ち切ってしまった。
しかも、淫乱な女の子として・・・育って欲しいなんて・・・
あたしの身勝手な願いが・・・
「あたしがもし、男の子に戻って欲しいっていってたら
まいこは男に戻れてたの?」

先輩は答えた。
「そうだ。男に戻すことだって、当然できるさ。ちょっと面倒くさいけどな
でも、あゆこのおかげでその手間は省けたよ。」
「先輩・・・まいこ・・・あたしに運命をゆだねたんですか?」

まいこが、潤んだ目で小さくうなずいた。

「さあ、まいこ、約束だ。言ったよな。男と男の、約束だって。」
とっても女の子らしい花柄のワンピースに身を包んだまいこは、
目に涙を溜めて、頬を伝って流れていった。
34hiroshi:2007/07/08(日) 02:12:58 ID:6UwVdMuN
そして、言葉はなしに、ただ小さく何度か、こくりとうなずいた。

あたしの小さな胸が、きゅん、となる。
自分の運命を・・・まいこはついに悟って、受け入れたのだと
あたしはそう感じた。
「まいこ・・・ごめん。」
あたしはトランクの中のまいこを抱きしめて、猿轡をはずした。

「あゆこ・・・そんな。あやまらないでくれ。覚悟はできてる・・・これは、俺の
男としての最後の決断なんだ。それに・・・」
「それに?」

まいこは意を決したように自分の思いを告白した。
「きっと、おれはお前の言うとおりのことを心のどこかで望んでいた。
あゆこと同じ、女の子としての自分を・・・どこかで、心の底で、望んでいたんだ・・・」

あたしと両思いになってしまったばっかりに、とんでもない方向へ急速に転がった
まいこの運命。まいこは、その運命を受け入れる覚悟を固めつつあるようだ。

「まいこ、さっきも言ったとおり、お前には逃げ出した罰を受けてもらわなければならないぞ。」
「はい・・・わかってます。」

手足の拘束をはずしながら、先輩が改めてそう通告する。
おしおき・・・エッチなおしおき・・・
顔を赤らめてあたしよりももっと清純な表情を作って、先輩から目を伏せる
まいこは、心の中でその「おしおき」を心待ちにしている・・・あたしには良く分かる。

「それじゃ、言ってみろ、お前はこれからどんな風に生きるんだ?」

「あ・・・あたしは・・・」
まいこが、淫乱女としての自分を認める、儀式が行われていることを
あたしはさとった。
今度こそ、戻れない道を、清純な美少女は、一歩一歩しっかりと踏みしめていた

「あたしは・・・淫乱女になりたいです。気持ちいいことを・・・エッチなことを・・
たくさんして欲しいです。早く・・・処女を中野さんに捧げたいんです・・・
そして・・・AV女優になって・・・男の人たちにあたしでオナニーしてもらって・・・
それで・・・それで・・・」
35hiroshi:2007/07/08(日) 02:13:40 ID:6UwVdMuN
興奮して一気にそこまで言い切ったまいこの言葉はそこで詰まった。
彼女の決意は、先輩を納得させるには充分だった。

「よく言ったな、まいこ。それじゃ、その誓いを行動に移してみろ。」
先輩はジーンズのを前のボタンをはずすと、まいこにフェラチオを促した。

「はい・・・」
まいこは従順に従う。しなやかな指が先輩の股間に伸びる。

男を捨て、心の中まで淫乱な女の子に生まれ変わる・・・
そのために、先輩の調教を受ける・・・
昨日までは男である自分を捨てられなかったまいこちゃんが、
自分の意思で、男としての自分を捨て、淫乱な女の子としての
本当の第一歩を踏み出した瞬間だった。

「ん・・・ふぅん・・・」
大きくなった先輩の肉棒に彼女は軽くキスをした・・・
それが、彼女の決意表明だった。
彼女なりの儀式のように見えた。淫乱な女の子として生きることを
その瞬間、彼女は何かに誓ったのだろう。

「は・・・ぁん・・・」
まいこは続いて、先輩の肉棒に舌を這わせた・・・
「あゆこ、お前も一緒にするんだ・・・」

淫乱女としての誓いを立てる、そのフェラチオに、あたしも参加を命じられた。
「はい・・・」

あたしと、まいこは、左右から先輩の肉棒を舌だけで愛撫した。
淫乱な女の子として成長し続けるあたしと、これから成長しようとするまいこ・・・
ふたりとも、等しく先輩の前ではセックスのための女の子であり、
従うことを義務付けられたご主人様でもあった。

「あぁ・・・ん」
「ふぅ・・・ん・・・ぁん」
先輩のアソコを丁寧にしゃぶる二人の女の子の舌はたまにぶつかり合った。

舌と舌とのふれあい・・・フェラチオをしながらのあたしとまいこの
同じ淫乱女としての、コミュニケーションのようだった。
そして、まいこが、あたしと同じ、淫乱な女の子としての人生へと踏み出したことの
喜びがあたしの胸に湧き上がってきた。
36hiroshi:2007/07/08(日) 02:14:20 ID:6UwVdMuN
「ん・・・もう、でるぞ・・・」

そんな二人の美少女に駐車場でしゃぶらせている先輩がそういうと、
すぐに二人の女の子がしゃぶっていた肉棒から白濁液が発射された。
「きゃっ・・・」

まいこと、あたしの、美少女の顔が、先輩のスペルマで汚された・・・
清純な美少女を汚す行為・・・そして・・・

「よくできたな、あとは、お互いに舐めて綺麗にするんだ。」
あたしは、まいこの頬を舐めようとして、美少女の顔を両手で抱える。

「ごめんなさい、まいこ・・・エッチなあたしのせいで・・・こんなことに・・・」
まいこは、不思議そうな目つきで首を横にふった。

「許して欲しいのは・・・あたしのほう・・・あゆこ・・・今まで
わがままばかり言って、逃げ出したりして・・・ごめんね。」

淫乱な姉妹の誕生だった。あたしはまいこの顔にかかった精液を丁寧に舐めて飲み込んだ。
まいこも、あたしの顔にかかった精液を丁寧に舐めて、そして飲み込んだ。

「さぁ、お仕置きの続きは上の部屋でしてやる。まいこ、そして、まいこを逃がしてしまったあゆこにもな。」
先輩が、次の行動の支持を出した。
お仕置き・・・エッチなお仕置き・・・
あたしの胸は、まいこと関係なく高鳴っていた。
そして、まいこも・・・きっとこの先のエッチなお仕置きに。心を躍らせていた。
エレベーターの方へ向かうまいこは、今まで見たことのないほど、弾んだ足取りだった。
37hiroshi:2007/07/08(日) 02:16:27 ID:6UwVdMuN
とりあえずここまでにします。

また近いうちにきます。
あゆこの悲しくも幸せな運命をある低dの区切りがつくまで、続けますので、期待していてください。
38名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 02:21:46 ID:7Kz7T2r4
乙でした。
凄く隠微な空気がたまりません。
最後どうなっていくのか予想もつかないなぁ。
39名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 13:25:26 ID:1jo9przu
hiroshi氏のは毎回、簡単に墜ちすぎでつまんないんだよな
筆力はあるせいでプロットの安易さが目立っている
もうちょっと抵抗したり葛藤したりする心は男な女の子を
ネチネチじっくり調教してほしいよ。
40名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:31:51 ID:x5s/Bb+U
いやhiroshiはこれまで通り美味いカレーを作るのに専念した方がいいだろ。
別の理想がある者は自ら披露して研鑽を深め合えばいい。以降は議論スレな。
41名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:31:46 ID:NqovWvjo
個人的な感想としては、
◆上手い
◆早い
◆抜ける
でも萌えない それがhiroshi氏の作品。
42名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 21:28:17 ID:mnWwr+Gl
濡れ場が少し短いかなとは思うが、キャラには萌える俺ナッシュ
43hiroshi ◆Y.43p63hRA :2007/07/08(日) 22:36:03 ID:6UwVdMuN
>39, >41, >42

厳しい批判をありがとうです。
しかし、お三方の要望がすでにバラバラで、本当に「書く」ことと「読ませる」ことが
いかに難しいか、思い知らされる心持です。

まじめに答えると
>39
私は女の子に変わったあと、一度簡単に堕ちたとしても、
一度夜が明けると葛藤が始まると思うんですよね。
「あの時はああいうことを言ったけれど・・・やっぱり・・・」みたいな気持ちを
何度も何度も調教されることでついには、ふつうの女の子どころか
エッチのための道具にまで堕ちていく、みたいなのを結構意識してます。

もうひとつは、さすがに「スレッド」という限界の中で
50レスも100レスも使ってひとつの話、というわけにもいかない面もあります。
たとえば「まいこ」が堕ちていく過程だけでも、もっともっとネチネチと書くのは
時間が許して、かつスレの独占が許されるなら、意外にたやすいことです。
あと、プロットは単純にするように心がけてます。それは・・・
44hiroshi:2007/07/08(日) 22:46:13 ID:6UwVdMuN
>41
私は「抜ける」を最優先してるつもりです。
こんなことを書くと興ざめかもしれないけど、でも、「エロパロ」の大前提じゃないかなと思ってます。
だから、大量投下のあと感想が少なくても悲観してません。
抜いた後に書くような人はあんましいないと思うのでw

「萌え」っていうのが私には良く分からんところもあるんです。
なんていうか、あまりに言葉の持つ意味が広すぎて・・・
「フェチシズム」と同義に捉えるようにしてますが、それだと個々人の好みになってしまうので
この感想にはいかんとも対応しがたい。「萌え」というときには
ご自分が何に萌えるのか教えてくれるとありがたい。
でも、それって、すごく恥ずかしいことですよね。

私に限らず、職人さんたちは自分の「萌え」を正面から晒しているとおもうので、
「萌えない」と漠然にいわれても、正直みんなどうしようもないと思います。
「上手い」「早い」は割り切りさえできれば何とかなるものです。
「抜ける」は最大の褒め言葉です。そこが最大公約数だと、私は思ってます。
どういうのが「萌える」か教えてくれれば、そこが参考になるかも、とは思います。
45hiroshi:2007/07/08(日) 23:00:51 ID:6UwVdMuN
>42
濡れ場は最近、確かに割合的には短くなってますね。
ここのところ、濡れ場に至る過程を重要視するようにしていて
かつ「濡れ場」はそれなりにボリュームないといけない。

全てをベッドの上で済ませられればそれはすばらしいことなのだと思いますが
エッチかどうか良く分からない場面の積み重ねを後でどうやって生かすか・・・
種をまいてる場面で、想像を膨らませてくれれば、実はとってもうれしいです。

膨らませた想像を裏切るのもまた書き手にしか分からない楽しみでもあり、
とにかくちゃんと読んでくれてる人が結構いるのがうれしいですね。

なるべくバリエーションもたせるようにするので、気が向いたら読んでください。
46名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:32:04 ID:1/x3DPBY
うーむ丁度いい湯かげんだからこれでいいんだけどな。
というのもまたhiroshiの足かせになるだろうし声援も難しい。
47名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:33:45 ID:G88jPifW
作家独自の味があっていいんじゃないかと思うけどね
あっさり落ちる人がいれば、ネチネチする人もいたりとか
調教に走る人もいたりとかで

いろんなバリエーションがあったほうが飽きなくていい
苦手な話なら読まなければいいだけの話だし
48名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 03:11:54 ID:+1egB66J
GJ!
今回のシチュエーションは淫靡で最高でした
49京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:01:22 ID:Kl2T6Mjw
投下します。
ちょっと似たような感じですが、少しだけ投下。
今回、ふうさんのご好意により、大塚志乃と由衣(はちょい役)にゲスト出演して貰いました。
キャラを壊さず、頼らない様に注意します。
50京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:09:02 ID:Kl2T6Mjw
【輪姦】【レイプ】
【処女破り】
【ストーカー】

星野レイ(高校三年)
 ↑日米のハーフ。
高野小鈴(高校三年)
武田久美子(高校三年)
 ↑晶の娘で純粋女性
荒木翔太(高校三年)
 ↑久美子の彼氏
※大塚志乃(高校三年)
 ↑ゲスト出演
※由衣(高校三年)
 ↑ゲスト出演

一男・和也・勇次
51京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:10:08 ID:Kl2T6Mjw
◇◆ブロンドの氷◆◇

===転校生===

「おい聞いた?この時期に転校生だってさ」
ラグビー部の朝練から帰ってきた翔太が、女の子四人組に話し掛ける。
人一倍背が高く胸板も分厚いが、いかにも人の善さそうな目を見開いた。
ショートカットで童顔の久美子がそれに答える。
「昨晩親父に聞いたよ?何か事情が有るらしくて、私達五人に頼むって言ってたんだよね・・・」
腰まで届く黒髪を少し持て余しながら、小鈴が身を乗り出す。
「担任が?何で私達なのかな」
久美子が四人の耳を傍に寄せて囁いた。
「その子、元は男の子だったんだってさ」
黒いロングヘアーの外見とは裏腹の台詞を吐いた志乃を、すかさず由衣が嗜める。
「俺達と同じだって?」
「しぃちゃん?言葉」
志乃が肩をすくめた。
翔太が不安げに聞く。
「待ってよ、俺はそれ聞いても良いの?」
久美子がさも当然の如く翔太に告げる。
「あんた既に私の親公認の長い付き合いでしょうが・・・」
担任の娘久美子と翔太とは、恋人関係になって長いから信用されている。
志乃と小鈴は元男の子。
若干事情は違うが、苦労をしてきたから任せてくれたのだろうと思った。
小鈴と志乃は、お仲間が増えるのはやはり何か嬉しそうだ。
「どんな子なのかな?」
ホームルームのチャイムが鳴り生徒が席に着く。
担任の武田明が連れて来た一人の少女を見てクラスが騒めいた。
セミロングの髪はブロンド色に輝き、瞳はブルー、肌は吸い込まれそうに白い。
「今日転校してきた星野レイさん。日米のハーフの子だ・・・さ、挨拶して」
「宜しく・・・」
しかし、その美しさ以上に表情は固く、身の回りに氷のバリアを纏っている様に見える。
五人はレイがとてつもない苦労をしてきたのでは無いかと直感した。
「皆仲良くしてやってくれ・・・では、星野はあそこの席、高野小鈴の横に座って下さいね」
レイが話し掛け辛いオーラを放ちながら、小鈴の横に座った。
「高野、今日だけ教科書見せてあげて下さい」
「分かりました」
52京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:11:16 ID:Kl2T6Mjw
小鈴から机をレイの机にくっ付け、話し掛ける。
「私小鈴、宜しくね」
レイは小さく頷いただけ。
小鈴が何やらノートに書いて見せると、漸くレイが反応を示した。
『私と、あの子も元々男の子だったから、仲良くしてね?』
レイが横をちらりと見ると、小鈴がにっこり微笑み、志乃をちょいと指差す。
しかし、小鈴はドキドキしていた。
ブロンドの髪が何とも美しく、鼻筋が高い。
そしてレイから漂う香水とは違う甘い匂い。
『何か良い匂い・・・』
休み時間になると、レイに小鈴達やクラスメイトが話し掛けるが、殆んど喋らない。
何が有ったのか、計り知れない影がレイを覆っているのだけは分かる。
小鈴達は何とかしてあげたいと思うが、切っ掛けが中々掴めない。
『辛い目に逢ったんだろうね・・・私もママの様に何かしてあげたいけど』
小鈴はレイの心の底に渦巻く暗い過去が、何となく分かる。
学校が終わって、翔太と久美子を除く三人が一緒に帰ろうと誘ったが、レイはそれを頑なに断った。
だからといって、どうしたら良いのか分からない。
地道に話し掛けていくしか無いと思っていた。

===レイの過去===

レイは米国人の母と日本人の父との間に産まれた。
母は小さい時に離婚して母国に帰り、少年のレイを押し付けられた父は自暴自棄になっていった。
それでも、その時期はまだましだったと言える。
13才の時に進行性性同一障害が発現し、レイは女の子に変わってしまった。
父親は混乱した。
全てを受けとめる覚悟も余裕も無い。
それに女の子に変化してしまったレイは、離婚した妻とあまりにも似ていた。
妻への恨みがレイに向けられていく。
殴られ蹴られ、その挙げ句レイを施設に預け、父親は姿を消してしまった。
母親の行方は探し様も無く、施設でもハーフの元少年は阻害された。
好きで女の子に成った訳では無い。
グレる元気も無く、日々がただ無為に過ぎていったある日、レイをさらなる悲劇が襲う。
53京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:12:18 ID:Kl2T6Mjw
女の子としての心構え等はあまり知らない。
必然的に警戒心が緩く、夜一人で外に居る事も多い。
とある日、人気の無い道を施設に帰る途中、複数の少年にレイは見知らぬ家に連れ込まれた。
少年達を見たレイは、その中に施設の少年達が混ざっているのに気付く。
自分を見る目が違う。
「な、何?」
「お前、元男なんだろ?ならエッチさせて貰っても良いだろ」
「エッチって・・・まさか、僕と・・・え?」
レイが自分は女の子なんだと自覚した時にはもう後の祭り。
両手両足を少年達に押さえつけられ、服を乱暴に脱がされていく。
下着も全て剥がされた。
肌は抜ける様に白い。
「やだ!止めろよ!!」
ふっくらした乳房がまろびでて、ピンク色の乳首を見た少年達が喚声をあげる。
陰部に少し生えてきていたブロンドの陰毛を見た少年達から卑下た笑いが沸き上がった。
「あそこの毛も髪の毛と同じ色なんだな、やはり」
両足が無理矢理大きく左右に拡げられていく。
拡げられまいと、必死に抵抗する脚の付け根の筋肉が引きつる。
「いやだぁ!」
レイの両足が遂にがばっとほぼ水平近くまで開脚してしまった。
数人の少年が初めて見る女の子の淫裂を覗き込む。
ピンクの粘膜の横に控え目な花弁が顔を出していた。
身動き出来ない姿で、何とか視線から我が淫裂を隠そうと腰をくねらせる。
股間を覗き込まれる恥ずかしさに声さえ出ない。
一人が乳房を乱暴に揉みだした。
まだ芯が残る乳房に激しい痛みが襲う。
「痛っ痛い!」
芯が、揉まれる度にごりごりと激痛が走る。
痛いのだと知った少年が漸く揉む力を弱めた。
レイにとっては強い方が良かったのかもしれない。
少なくとも感じる事は無いだろうから・・・。
連続して送られてくる痛みが止んだ時、淫裂に指が触れたのが分かった。
ふっくらした大陰唇が花弁ごと割り開かれ、ピンクの粘膜が露出する。
花弁の合わせ目には、包皮が被ったクリトリスが見える。
ぽつと尿道口が有り、その下に膣口が少しだけ開いていた。
自分の股間を見ている少年達の、唾を飲み込む音が聞こえる。
死にそうな位恥ずかしく、悲憤でいっぱいになった。
54京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:14:43 ID:Kl2T6Mjw
「もう止めてよ!」
止める筈は無いと分かってはいたが、言わざるを得ない。
片乳づつ、別の少年二人がやんわりと揉んでいる。
痛みを与えるより、気持ち良くさせた方が良いだろうとの余計なお世話を発揮させた。
痛みが消え、微妙感覚が乳房から送られてくる。
それが気持ち良さなのだと分かったレイが必死に我慢した。
ぴりぴりと乳房から心地よい刺激が子宮に届けられていく。
「ぅ・・・・・・」
突然子宮口から、何か熱い物が産道を滴れきているのが分かった。
本能的にそれを見られてはいけないと耐える。
再び少年達が沸いた。
「お?マンコの穴から何か滴れてきたぞ」
レイは乳房を揉まれ、とうとう蜜を溢れさせてしまった。
「あ・・・やだぁ」
一旦蜜が膣口から現れると、もう後は膣口から次々と熱い蜜が湧いてくる。
それを掬って粘膜にのばしていく。
ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・
レイの耳にも自分の蜜の音が聞こえた。
乳首は既に勃起し、そこに触れる刺激が快感になる。
「ん・・・ぅ・・・」
声が漏れてくるのが止められなくなってきた。
心の中では同じ少年だから、触られるのはやはりおぞましい。
でも体は反応し、蜜が大量に湧いてくる。
経験の無い少年達にも、レイの体が気持ち良さを感じているのが分かった。
クリトリスを擦ると、より気持ち良いらしい。
少年達はクリトリスに手を伸ばし、包皮越しにくりくりと撫でる。
「あっ・・・」
びくんっ
はっきりとレイが反応を示したのを見て、少年達はより興奮していく。
陰部と胸に這い回る手に、快感の波が大きくなっていく。
「もう、止めて・・・」
声が上ずり震える。
蜜が尻を伝い、床にまで滴れていた。
「いや・・・やだぁ」
腰が自然に動いてしまっているのにレイは気付いていない。
体に熱が溜まり、切なく疼きだす。
クリトリスの包皮が剥かれ、直に擦られだすとレイの抵抗と我慢は限界になってきた。
背骨が反り、足先がぴんと伸びる。
「やだ!止めろよ!だ・・・駄目!あぁ・・・くっくうううぅ!!」
望んだ訳では無いのに、レイは産まれて初めてのアクメを経験した。
55京丸@ピンキー:2007/07/09(月) 06:19:34 ID:Kl2T6Mjw
投下完了です。
今回の主人公は付き纏われます。
女性化がはっきりと不幸の切っ掛けになってます。
登場人物が多いので、整理しながら書いている最中。
56名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 08:04:20 ID:1/x3DPBY
>>55
出だし快調ですね、何気に小鈴が生き生きしてきたのが嬉しいな。次回にも期待。
57名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:19:10 ID:1UEW4eU8
TS内燃機のサイトが消えてる。一年近く放置状態だったけどもったいなかったな。
58301:2007/07/12(木) 18:53:21 ID:QLLawxpM
投下する場所を間違えて、前スレに投下して埋めてしまいました…。
すみません。
59名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 19:04:36 ID:wEXHFjiB
テラグッジョブ!
はやく続きを!
60名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22:21:16 ID:plauj53x
前ここで女体化した兄が男体化した妹に犯されるって言うSSがうpされた気がするけど
どのpartだったか忘れちゃって…どこだっけ?
61名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:36:36 ID:cXUaCpVl
>>58
続きが気になる上にエロもグッジョブなので続きを激しく期待しています。
汗得ろ杉
62名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 23:39:22 ID:rdeu9KqH
[・∀・]
(・ω・)
63京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:02:29 ID:OMck/acn
投下します。
今回はエロは少ないかもしれない。
ストーカーはやはり無理が有ったかな?
物足りなく思われたら申し訳ないです。
64京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:03:23 ID:OMck/acn
両手両足を押さえ付けられながら、レイははぁはぁと荒く息をつく。
「今のが、いったってやつだな」
「なんだ、結局こいつその気なんじゃないの?」
レイはいかされた事実に反論出来ない。
「じゃ、童貞喪失といきますかね」
一人の施設で見知った少年が、濡れそぼる股の間に割って入ってきた。
「やめろよ!こんなのいやだよ!」
レイが逃れようと必死になるが、手足はびくともせず、僅かに腰がくねくねと動かす事しかできない。
「ここまできて止める訳無いだろうが、諦めろ」
少年が若き怒張を膣口にあて、ずぷりと先を埋めていく。
「おぉ!入った入った・・・くぅ〜気持ち良い!」
初めて体内に侵入されていくおぞましさに、寒気が襲う。
膣内の壁を摺りながら肉棒が深く入り込み、膜の様な所で少し止まる。
「やだ!!い・・・あ」
ぷつっ!!
「い、痛あぁい!痛い!」膣口からレイの鮮血が溢れてきた。
「処女いただきぃ!」
あまりの痛みに涙が零れて止まらず、身体が硬直していく。
根元まで埋めた少年が、激しく腰を振りたて、怒張で膣内を凌辱する。
「あ!やっ!痛い!止めてよ!痛い!!」
子宮まで突かれ、下半身に重く鈍痛が響く。
鮮血は床にぽたぽたと滴れていた。
自分の身体が突かれる度に揺れ、レイプされているのを思い知る。
「駄目だ!もう出る!」
うっと呻いたかと思うと、少年は膣内に射精をした。
体内に放たれる物を感じながら、レイはただ絶望感に泣きじゃくる。
「うぅ、ひどいよ・・・」
少年達は次々にレイを廻し、精を放っていく。
ただただ少年達の性の暴力に耐えるしか無い。
股間から白い液体をどろりと溢れさせ、レイは気を失ってしまった。
「いやぁ、気持ち良かった!」
「でも、大丈夫か?面倒な事にならないか?」
「大丈夫さ、こいつ厄介者扱いされてるからな」
レイが漸く気付いた時は、白々と夜があけていた
65京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:04:30 ID:OMck/acn
腰が痛みに痺れてガクガクになる。
服を引き寄せ、身に付けながら我が身の不運を呪うしかなかった。
弱々しい自分が情けなく、不憫に思い、涙が止まらない。
「うぁっ・・・」
膣口から少年達の精液がどろっと流れてくる。
ふらつく足取りで、レイは漸く施設にたどり着く。
「あ、あの・・・」
施設の職員に何かを訴えようとしても無視される。
レイはその日以来自室に引き籠もった。
職員達は敢えて波風など端から無い様なそぶり。
数人の施設の少女が何とかコンタクトを取り、食事を差し入れる。
しかし、レイは最早誰も信じられなくなっていた。
引きこもるレイをこれ幸いに、凌辱する少年まで現れる始末。
さすがに施設長が異変に気付き、レイに問いただす。
ぽつりぽつりと事実を語るレイに、救いの手は・・・差し伸べられ無かった。
施設長は厄介者として、他の施設に預けてしまい蓋をする。
レイは自らの心に鍵を掛け、氷の壁を作る事でしか自我を保てなくなった。
そんなレイを、やはり移った先の施設の職員も少年少女達も疎ましく感じ、阻害する。
まだ学校に行かせてくれるだけ、百倍ましかもしれなかった。
レイを犯した少年達にとってレイは便利な存在だ。
訴えようともしなかったし、閉じこもって抵抗らしい抵抗もしない。
悪辣な性を解放させたいだけの対象・・・。
そんな時、レイは小鈴達に学校で出会った。

===友情===

小鈴達はレイの氷を溶かすのを諦め様としない。
レイもなぜここまで気に掛けてくるのか分からない。
ふと、この人達は違うのかもしれないとも思ったが、やはり信じる事は出来ないレイだった。
小鈴は今日も話し掛ける。
「ねぇ、今日皆でスイーツでも食べに行こうよ」
レイは珍しく気まぐれで、その誘いを受けてみた。
「良いよ・・・」
小鈴達の本当に嬉しそうな笑顔にレイは戸惑う。
「ほんと?嬉しい!美味しいんだよ〜」
志乃も同調した。
「あそこは良いよな!」
何故、皆嬉しいの?
何故、私なんかを。
お節介な人達・・・。
レイはそう思っていた。
66京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:05:33 ID:OMck/acn
レイは初めて小鈴、久美子、志乃、由衣の四人と連れ立って歩いた。
翔太を含めて、この五人は何か違う。
それは何か分からないが、そう思った。
久美子が文句を垂れる。
「小鈴や、しぃちゃん、レイちゃんと一緒に歩くと私目立たないわ」
志乃が憮然とした。
「なんでだよ」
「端から女の子の私より可愛くて綺麗なんだもん、あなたたち」
小鈴が腰まで有る黒髪をなびかせながら応える。
「そんな事言われても困るよ」
由衣が口を挟んだ。
「彼氏持ちの久美ちゃんに言われたくないよね」
確かに今日はレイが居るから、確実に人目を引いていた。
由衣も久美子も可愛いと、小鈴や志乃も思っている。
それはレイの心を何とか溶かしたい為の会話でもあった。
レイの頬が緩み、少しだけ微笑んだ。
「あ、レイちゃん笑うと可愛いじゃない!」
由衣が肘でつっつく。
小鈴と志乃が覗き込む。
「ほんとだ!」
「その上、青い瞳が綺麗なんだよな」
俯いたレイの頬が赤く染まった。
何か居心地が良い。
生まれて初めてそんな気持ちを味わった。
スイーツを食べながら、レイも少しだけ会話を交しだす。
何気ない会話に、凍り付いた心が少しずつ溶けていく感じがする。
しかし、その時レイは自分を付け狙う目に気付いていなかった。
有段者の志乃が何かの気配を敏感に感じ取り、窓の外に視線を投げた。
『気のせいか?何か居た気がしたが』

取り敢えず場は楽しい空気に満ちていた。
レイは思う。
施設に帰りたくない。
施設の事を考えると心が沈む。
小鈴と志乃は悪いとは思ったが、レイの後を付けた。
とある施設の前で立ち尽くした後、施設内に入っていったのを見た。
小鈴の心が痛む。
「私と同じなのかな」
訳を知る志乃も呟く。
「施設か・・・」
その時志乃が小鈴に小さく囁いた。
「小鈴、そのままで聞いてくれ・・・やはり誰か着いて来てる」
「ほんと?私達?レイちゃんかな」
二人は施設を離れ、再び志乃が呟いた。
「着いて来ない・・・レイだ。少し注意した方が良いな」
「レイちゃん、何か有ったのかな」
「俺がちょっと今後注意していくから、小鈴は危ない橋を渡るなよ」
「う、うん」
67京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:06:38 ID:OMck/acn
レイは、スイーツを出す甘味処で自然と頬が緩むのが不思議だった。
前には四人のタイプの違う美少女達が自分を囲んで明るく輝いている。
その内の二人が元男の子だとはとても信じられないと思った。
その中でも小鈴と名乗る、日本人では無いが日本人形の様な少女につい視線を投げてしまう。
何故かは分からないが、気になるレイだった。
施設に帰って来たレイは、先程までの楽しい雰囲気とまるで違う事につい落ち込み暗くなる。
自室に戻った時、相手の名前が書いていない封書が届いていた。
それを見て愕然とした。
いちいち自分の行動を把握しており、見るに耐えない卑猥な内容。
もう自由にして欲しい。
女の子になってから、一つも良いことが無い。
不幸の切っ掛けでさえ有った。
次の日も学校では、例の5人組が何時も傍にいてくれたが、帰宅時には誰かの視線を感じていた。
そして封書が届いた。
次の日も次の日も、心が追い詰められていく。

小鈴達がレイに語り掛けてきた。
「何か有ったんじゃないの?相談に乗るよ、友達でしょ?」
「何も無いよ・・・」
小鈴達は自分の生い立ちを告白する決意をした。
ぽつりぽつりと重い過去を語っていったが、今の表情は皆すこぶる明るい。
少なからず衝撃を受けた。
思わず小鈴の手を握る。
「レイちゃん、私達に言って?信用して」
レイは漸く自分の過去と生い立ちを語りだした。
皆言葉に成らない。
そして泣いてくれる。
自分の為に涙を流してくれる五人を見て、初めて友人が出来たんだと思った。
涙が止まらない。
俯いて、顔を臥せて泣き続けた。
その場しのぎの慰めなんか誰も言わず、ただ傍に居てくれたのが嬉しい。
ストーカー行為も担任の明に相談し、裏世界に精通している妻の医大教授晶が解決に乗り出す。
特に志乃がレイの傍を片時も離れない。
しかし、志乃がどうしても離せない用事が有り、小鈴と久美子が一緒に帰ったその日事件か起きた。
狂いだしてきたストーカー連中に帰宅途中の三人が遂に襲われた。
68京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:07:36 ID:OMck/acn
小鈴が毅然と言い放つ。
「あんた達、何か用?」
「その合いの子に用が有るんだよ!お前らは関係無いから消えな」
そのストーカー達は明らかにレイに執着していた。
小鈴が久美子に囁く。
「しぃちゃん呼んできて、ポケットの中で携帯繋げておくから」
「だ、だって!」
「良いから!」
「分かった・・・絶対呼んでくるからね」
久美子は一目散に逃げたが、連中には久美子の姿は目に入っていない様子だ。
「レイちゃん、逃げるよ」
小鈴はレイの手を掴み、駆け出した。
目の前に立つ少年を突飛ばし、怯んだ隙をつく。
駆けに駆けた。
息があがり苦しい。
脚が上がらなくなる。
その間にも携帯に場所の通報は忘れない。
「はぁっはぁっ、小鈴・・・僕もう駄目」
「我慢して!」
路地をすり抜け、藪を飛び越え二人は駆けたが、距離は縮まっていく。
小鈴も限界をとうに越えていた。
志乃が来る時間さえ稼げれば良い。
それしか無い。
「うぅ!もうだめ!」
廃ビルの前で小鈴が捕まった。
小鈴が押さえつけられ、それを見たレイが押さえつけていた少年を両手で突飛ばす。
「小鈴!」
「レイちゃん、ごめんね、私・・・守れなかった」
小鈴とレイは抱き合って覚悟をした。
小鈴とレイがそれぞれ押さえつけられて、服を剥がされていく。
お互い全裸にされている相手を気づかい、せめて早く済ませてと祈る。
小鈴が目を瞑ったその時、体が急に軽くなった。
久美子から連絡を受けた翔太が小鈴に馬乗りになっていた少年に、その体躯でタックルをかました。
レイに馬乗りになっていた少年は志乃に喉への抜き手をかまされ、反吐を吐きながら悶絶する。
翔太が微笑みながら頭を掻いた。
「間に合った?」
小鈴が手を叩く。
「翔太格好良い!」
志乃が周りを睥睨しながら言う。
「二人共後ろで隠れてな」
翔太の恵比寿の様な表情が鬼の形相に変貌する。
「翔太、四人ずつ半分こするか?」
「了解」
69京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:08:34 ID:OMck/acn
翔太が鋼の身体で、タックルをかまし、跳ねとばしていく。
当然の様に光り物を出して突いてきたが、志乃がその肘を手で跳ね上げ、喉輪で地面に叩きつける。
瞬く間に叩き伏せられていく少年達に、レイは瞬きする間もない。
しかし、先程翔太に飛ばされた少年が、小鈴の喉元に刃の先端を突き付けた。
「お、お前らこいつがどうなっても良いのかよ!」
翔太はしまったと歯噛みしたが、志乃は全く動じていない。
「刃物を突き付けたって事は、お前どうなっても良いんだな?」
「へ!意気がるな!」
「ん〜・・・」
志乃が少年に向き合った瞬間だった。
ドンッ!!
縮地の法で間合いを詰めた志乃の掌底が、いつの間にか少年の顎に数インチの距離に有った。
思わず刃先を志乃に向ける為小鈴の喉元から外す。
その瞬間少年は顎を発勁で打ち抜かれ崩れ落ちた。
駆け付けた久美子が二人に服を渡す。
ふとレイは少年達の中に施設の少年を見かけた。
「この人、施設に居た」
「え?施設の?何てこった・・・」
志乃が腕を組む。
小鈴が言葉を発した。
「こいつらどうするの」
久美子が思い付く。
「私のお母さんに任せちゃおうか」
「晶教授かぁ、無事に済まないだろうね」
「仕方ないよ、もう呼んでるしさ」
その後晶教授の部下達が少年達を何処とも無く連れ去って行った。
若干行く末が気になる五人だったが、敢えて考えない事にした。
志乃がレイの肩に手を掛ける。
「遅くなってごめんな、間に合って良かったよ」
「志乃さん、ありがとう」
レイは危ない目に有ったが、そのおかげで掛け替えの無い友人達に出会えたと嬉しく思う。
「施設にはもう帰りたくない!」
自分を阻害するだけの存在である施設にはもう帰りたくない。
でもどうすれば良いのかは分からない。
自分は一人なんだと暗く沈みそうになる。
小鈴がレイに向き直った。
「レイちゃん、私んちに来ない?取り敢えずさ」
「でも迷惑だし・・・」
「気にしないで、それからの事は後で考えよう?」
「うん・・・」
後日話し合う事にして、その日は解散した。
70京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:09:40 ID:OMck/acn
===想い===

「ママ〜、ただいま」
いつもなら養母である悠に抱きついて甘える小鈴だったが、この日から控える事にした。
「小鈴お帰り、レイちゃんもお帰り」
悠はにこにこと微笑んでいる。
「あ・・・あの・・・こんばんは」
「ママとパパには言ってるから心配しないで」
「気にしないで我が儘言ってちょうだいね」
悠の傍には息子の賢と久美が、興味深げに見つめている。
「新しいお姉ちゃんだよぅ、ご挨拶は」
二人の子供はぺこりと挨拶をし、にししと笑う。
五歳になる久美がレイの傍に来て呟く。
「お姉ちゃん、きれい」
ブロンドの髪と青い瞳に久美は見とれていた。
レイは意外な事に、綺麗だと誉められた事が無いからどきまぎする。
「さあ、夕御飯にしましょうか、レイちゃんはそこに座ってね」
「でも・・・悪いし」
悠はレイの傷んだ心が不憫に思う。
「遠慮は無し!はい座った座った」
立ち尽くすレイを小鈴が無理矢理座らせた。
久美は相変わらず、レイに見とれている。
連絡を受けた修も帰ってきた。
「レイちゃん!宜しく」
小鈴が修にお辞儀をする。
「パパ、一人増えました、お仕事頑張ってね」
「おぅ、任せとけ」
久々に落ち着いた夕御飯を食べた気がする。
尚且つ上げ膳据え膳と気は使わない。
夕御飯後、レイの荷物を後日取りに行く事と、施設を出る段にあたって筋を通す事を話し合う。
後の事は落ち着いた頃又話し合う事にした。
レイはまだまだ緊張していたし、悠と修は大人であるから心から信用できずにいたのは正直な所。
実は一番舞い上がっていたのは小鈴だったりした。
レイが凄く気になる。
一緒に暮らす事が無性に嬉しいと感じた。
「小鈴、レイちゃんと一緒にお風呂入ってらっしゃいな」
「はーい、行こ?」
「あの・・・その・・・」
小鈴がレイを広い風呂場に引っ張っていく、
小鈴がいきなり服を脱ぎ全裸になった。
「早く、入ろうよ」
レイは目の前の裸の日本人形に体の芯が熱くなってきていた。
頭の中は男のままなのだから、それは当然の事だと言える。
71京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:10:39 ID:OMck/acn
レイもおずおずと服を脱ぎ、裸になった。
さっき犯されかけた時はそんな余裕は無かったが、真白き肌に小鈴は息を呑み見とれてしまう。
「レイちゃん・・・肌真っ白・・・綺麗だね」
股間にはブロンド色の陰毛が輝き、張りの有る乳房がピンク色の乳首を頂点につんと尖っている。
レイは恥ずかしさに身体まで真っ赤に染まった。
掛け湯をし、向かい合って湯槽に入る。
赤く染まる白い肌にドキドキが止まらない。
小鈴は彼氏が欲しいとは思っていたが、ここにきてその思いに自信が無くなってきていた。
膣内の温度が上がり、蜜が今にも溢れそうになる。
わざと平常心を装う様に何気ない会話をしてみた。
先に湯槽から上がり、小鈴が身体を洗い清める。
肌色の健康的な肌にレイもつい目を向けてしまう。
視線を感じた小鈴は、子宮口から蜜がとろりと流れてきているのを感じる。
それを湯で流して誤魔化した。
入れ代わりにレイが身体をソープで洗う。
身体に纏う泡、それが流されていく肌につい溜め息が漏れる。
レイもまた不思議な感覚を覚えた。
初めて味わう心地よい体内の熱。
言葉ではごく普通の会話を交わしていた二人。
しかし未だ処女にもかかわらず、小鈴ははっきりと濡れてきていた。
先に上がった小鈴が脱衣場で、そっと蜜を拭う。
ぬるりとティッシュに蜜がまとわり着いた。
パジャマを着た小鈴が気を取り直してレイに声をかける。
「レイちゃん、私のパジャマ着てね?ここに置いとくから」
「はい、ありがと」
レイも冷静になろうとシャワーで水をかぶって、取り敢えず熱を冷ました。
修と悠の頑張りで、小鈴も自分の部屋を持ち、セミダブルのベッドをプレゼントしてくれていた。
レイを自分の部屋に招き入れ、冷えたジュースをごくりと二人で飲み干す。
冷たさが身体に染み入り、漸く人心地がつく。
小鈴は髪の毛を上でくるくると纏め上げる。
時たま面倒では有ったが、養母の悠の長い髪に憧れて伸ばしたから切る気は更々無い。
「僕も髪の毛伸ばそうかな?小鈴の綺麗」
「レイちゃんなら似合うと思うよ、絶対」
小鈴がにこりと微笑んだ。
72京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:11:38 ID:OMck/acn
湯上がり肌のレイに小鈴が化粧水を勧めた。
女の子の身だしなみが身に付いている小鈴にレイは素直に感心する。
ゆったりと歓談し、落ち着いた時が過ぎた。
「さ、もう寝ようか」
「僕、床で寝る・・・」
「な、何言ってるの!一緒に寝るの」
「良いの?ありがと」
「じゃパパとママにお休みの挨拶しにいこ?」
小鈴が修と悠の頬にキスをしてお休みの挨拶を交わした。
ぺこりとレイもお休みなさいと言ってみた。
ベッドに入り、灯りをリモコンスイッチで消す。
暗闇の中でも静かな会話が続く。
適度に柔らかいベッドにレイは心からほっとし、深い眠りに入っていった。
「レイちゃん?寝たの?」
小鈴は中々寝付けない。
レイに寄り添う。
甘い体臭と、小さな寝息を感じ動悸が早くなる。
そっとレイの胸に指先でパジャマ越しに触れた。
弾力の有る感触に思わず手を引っ込める。
起きないのを確かめると、今度は手の平で乳房に触れてみる。
こりっとした乳首の存在に身体が熱くなり、ついやんわりと揉んでしまった。
「ん・・・・・・」
ぴくりとレイの身体が震え、びっくりした小鈴はすぐ手を引いた。
ますます寝れなくなってくる。
レイに背中を向け、何とか寝ようと努力した。
落ち着いてきたかなと思った時、レイが寝返りをして小鈴の背中にくっついた。
吐息がうなじに何度も注がれ、身体が震える。
「ん・・・ぁぁ・・・」
脚がもじもじと動きだす。
自然と股間に手が伸び、パンティの中に手を入れて陰部を擦ってしまう。
必死に声を押し殺し、快感に耐えた。
「く・・・ぅぅ・・・」
手が止まらない。
「ぁ!!!」
びくんびくんと数回震え、小鈴はいってしまった。
そうっとトイレに行き、溢れきった蜜を拭い、パンティを履き替える。
自分のパンティを見ると、それはぐっしょりと濡れていた。
寝室に戻り、レイの横に滑り込む。
小鈴は再びレイに背を向け、身体を丸くして何とか眠りつく事が出来た。
次の日、若干疲れ気味の小鈴を見てレイが首をかしげて尋ねる。
「小鈴、どうかした?」
「何も無いよ、うん」
まさかオナニーしたとは言えない小鈴だった。
73京丸@ピンキー:2007/07/14(土) 04:15:56 ID:OMck/acn
投下完了です。
今後展開的には鬼畜にはならない感じです。
ふうさんご好意によるしぃちゃんに、二人を助けて貰いました。
あまり崩していないとは思いますが、どうでしょう。
74名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 09:57:13 ID:ypuO2o0N
小鈴いい(・∀・)縮地と発頸にワラタ
75名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:48:34 ID:HA3YfLR1
さて、13日が過ぎたわけなのですが……保管庫はどうしましょう?
76380 ◆PKEHY060jY :2007/07/14(土) 23:24:58 ID:F4rWLsf3
>>75
できれば、残しておいてくれると嬉しいんですが……。
77301:2007/07/15(日) 03:26:21 ID:U/wF5IX2
投下します。
78【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:27:05 ID:U/wF5IX2
「…ばっばかっ下ろせっ!」
「…暴れんな」
「下ろせっ!誰かに見られたら」
「…下ろして、それで一人で立てんのか?」
「たっ…立てるっ」
「…ウソつけ」
「いいから下ろせってば!」
「…暴れるな。危ない」
 軽々と薫を抱き、スタスタと歩みを進めていた直人は、いつの間にか階段を下り始めていた。
 思わず右横を見た薫は、階段の空中に浮いているような感覚にびっくりして口をつぐみ、
胸元で両手を“ぎゅっ”と握って、
まるで母親に抱かれた赤ん坊のような姿で“ぎゅっ”と目を瞑った。
 今、直人が自分を落としたら…。
 そう思うと、本当に怖かったのだ。
 だがこうしている間にも、直人の匂いが、体臭が、濃密な汗の香りが、薫を包み、侵してゆく。
 膝裏と背中で抱いているために、薫のミニスカートは下着が見えるままになっていた。
 今、階下から誰かが上がってきて、そのミニスカートの中を覗き込んだとしたら、
クロッチ部分が驚くほどびっしょりと濡れ、
布地越しにある楚々とした肉の割れ目までもがハッキリと見えてしまっただろう。
 そしてそこからは、今も“とろり…”と熱い蜜が溢れ出ていた。
 それに、おっぱいはパンパンに重たく張りつめ、
絆創膏を貼り付けた乳首は痛いほど硬く勃起しているのだ。
『ぷちゅ…』
 キスするような、密やかで粘液質な水音。
 それを自分の股間が立てるのを、薫は確かに聞いた。
 それはなんて破廉恥で、そして媚びるような響きだったろう。

 ――自分のあそこは、膣は、子宮は、直人を求めている……?

 それに思い至り、薫は声も無く、
ただ後はもう直人の腕の中で身を縮こまらせる事しか、出来なかった。

■■【10】■■
 特別教室練の1Fにある保健室へと薫を送り届けると、
直人は「鞄を取ってくる」と言って再び出て行った。
 実はそのまま帰ってしまうのかと思っていた薫にとって、それは意外な行動だった。
 薫がいきなり体調を崩して床に座り込んでしまったことを、
彼は自分のせいかもしれないと思っているらしい。
 その辺りの早計な愚直さというか思い込みの激しさは、
小学生の頃を思い出させて薫を少し楽しくさせた。

 いつもいる保健教諭の篠崎は、何か用事があるのか席を外していたため、
薫は一人、保健室に残って扉をロックした。
 一応、窓のカーテンを引いて外から見えなくしておいてから机の上にあったティッシュを掴んで、
2つあるベッドのうち、廊下側の1つに向かう。
 そしてさらに、ベッドの周囲のカーテンまで引く。
 これで完全に周囲から…グラウンドに面した窓側からも、廊下側からも見えないはずだ。
 そうしておきながら、薫は両手をスカートの中に入れ“ごそごそ”とまさぐると、
意を決したように“ずるっ”とパンツを一気に膝まで引き下ろした。
79【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:28:11 ID:U/wF5IX2
『うわぁ…』
 思ったとおり、白いパンツはぐっしょりと濡れ、
クロッチの部分は“ねとねと”の白っぽい粘液でべったりだった。
 おまけに、前の方がなんだか黄色っぽくなり、ちょっぴりアンモニア臭い。
『学校でお漏らしなんて…』
 小学校の1年生の頃以来かもしれない。
 薫は涙を拭って鼻を啜ると、小さく溜息を吐いた。
 それから制服のミニスカートを汚さないように左手で捲り上げながら、
ティッシュを何枚か取って少し腰を落とし、股間に当てる。
「…んんっ…」
 まだ尿と蜜に濡れているあそこを、丁寧に拭う。
 だが“ぐちゅぐちゅ”と濡れそぼったそこは、そんな些細な刺激さえ増幅してしまった。
 拭うたびに“むずむず”した刺激が腰にわだかまり“びくんっ”“びくんっ”と薫の体が震える。

 夕暮れの保健室で、汚れたパンツを片手に、
スカートを捲り上げてティッシュで中腰に立ったまま股間を拭く爆乳女子高生…。

 なかなかにシュールな絵だった。
 こんなところ、誰かに見られたら恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
 それより、直人が早いところ鞄を持ってきてくれないと、
ブラもパンツも無い状態ではどこにもいけない。
 代えのパンツは無いけど、体育の時に使った短パンがある。
ミニスカートから少し覗くからみっともないと言えばみっともないけど、
無いより遥かにマシだと思えた。
 または篠崎先生が帰ってきてくれれば何とかなるかもしれないのに、
彼女は一向に帰ってくる様子が無かった。
「――すーすーする…」
 あそこを乾かそうと、ミニスカートをパタパタ扇ぎながら薫はひとりごちた。
 思えば、半袖セーラーの夏服と、紺のミニスカート、
それにハイソックスしか身に着けていないのだ。
 なんて心もとないのだろう。
 男だった頃は、夏なんて家の中も外もタンクトップと短パンだけで一日過ごすのが極普通だった。
 半袖セーラーの夏服・ミニスカート・ハイソックス。
 タンクトップ・短パン。
 数は男だった頃の方が少ないのに、今のこの心細さはどうしたことか。
 それはやはり、女になってから、
肌を晒す事は恥なのだと「常識」として身に染み込まされてきたのと、
スカートは短パンのように下が「閉じて」いないからなのだろう…と、薫は思った。
 ロックをかけているから大丈夫…とは思いつつも、
ベッドのカーテンから“ひょこっ”と顔だけ出して様子を伺い、誰も来ていない事を確かめる。
 そして保健室備え付けの洗面所まで行き、急いで汚れたパンツを洗った。
「ふう…」
 直人が離れた事で、だいぶ体の中を荒れ狂った嵐は沈静化していた。
 あれは、どういうことなのだろう。
 ひょっとして、直人の匂い…というか体臭とか皮膚感覚とか、
そういうものが自分とめちゃくちゃ相性が良いということなのだろうか?
 クラスメイトの松瀬志宇(しう)が、前に言ってた事がある。
80【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:29:20 ID:U/wF5IX2
「ちょっとフェチっぽいかもしれないけど、私は男の子の外見とか仕草とかより、
匂いとかの方がメチャクチャ興奮するわね。汗の匂いとかもそうだけど、
特に整髪料とかじゃない髪の匂いにビンビンくる。
特に、気になってる男子の2〜3日洗ってない頭の匂いとか嗅いじゃったりすると、
それだけで濡れちゃうことあるわ。
え?や〜らしい?まあ、カオルちゃんもそのうちわかると思うけどね〜」
 正直、その時はそんなヘンタイチックな性癖なんか、わかりたくもないと思っていた。
 でも今は、それが嫌というくらいにわかる。
 …わかってしまった。
『だけど、ここまでスゴイものなのかな…』
 だが自分は、まだ他の男の誰とも“そういう関係”にはなっていない。
 つまり今まで、男の匂いとかルックスとか仕草とか言葉とか
“普通の女の子が惹かれるような男の魅力”とかには、さっぱり反応しなかったのだ。
 なのに、こんな急に…しかも直人に対してこんな風になってしまうなんて…。
『それって、僕がナオタの事を好き…って…こと?…』
「ぁ……」
 パンツを洗いながら直人の事を考えていたら、
またあの感覚が蘇り、お腹の中で何かが“ぬるっ”と動いたような気がした。
 そうしてそう思った途端、すぐに“つう…”とあそこから太腿を伝い落ちるものを感じた。
 薫は慌てて手に持っていたパンツで拭い、「せっかく洗ったのに…」と顔を顰める。
『なんか…“多い”のかな…僕…』
 蜜の多さは、まるでその手の漫画みたいだった。
 現実には、あそこまでダラダラと犬の涎みたいに垂れる事なんて無いのに。
 学校の保健室でノーブラ・ノーパンのままいるというのが、
この異常な興奮状態が続いている原因の一部にもなっているのだろうか。
 ひょっとしたら自分は、露出狂の気がある変態なのかもしれない。
 そう思って、すぐに否定する。
『別に…ノーブラで教室に帰ったんだって、みんなに見て欲しかったから…ってワケじゃないし…』
 それにしても、乳首が透けていたのを男子が気付いたのなら、女子も当然気付いていたに違いない。
 でも、誰一人として教えてくれなかった。
 きっとそれは、みんなで面白がって黙っていたに違いないのだ。
『貞華も志宇も友香も、教えてくれればいいのに…薄情なヤツら…!…』
 薫はむくれて頬を膨らませ、パンツをぎゅっと絞って水気を切ると、
それをハンカチで包んで、直人が来てもすぐにはわからないように洗面所横の箱の陰に置いた。
「ナオタ…遅いな…」
 口に出して呟くと、その音の響きで、再びあの“むずむず”が腰の辺りにもやもやとわだかまった。
「ぅあ…」
 ここまでくると、もう立派な変態だ。
 直人の匂いや皮膚感覚や声を思い出すだけじゃなく、
名前を口にしただけで濡れそうになるなんて…。
 自分で性衝動をコントロール出来ないなんてのは、男だけだと思っていた。
陰茎の勃起などはその最たるもので、
特に年頃の男子の場合は水着グラビアを見ただけで反応してしまうのだ。
そしてそれは止めようと思って止められるものではない。
 薫は過去に男の体でそれを経験しているから、それが女の体でも起こる事に驚いていた。
『それとも…これって僕だけなのかな…』
 だとしたら、それは男の脳を、
クローンニングして性変換した女の肉体へと移植した弊害なのかもしれなかった。
81【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:30:25 ID:U/wF5IX2
■■【11】■■
 保健室には、急に生理が来た女子生徒のために、
ある程度の量の、代えのショーツと生理用品が常備されている。
 たちの悪い男子生徒などに見つかって悪戯などをされないように、
大抵そういうのは保健教諭の管理の元に保管されているもので、
その辺の戸棚などを適当に開けても簡単には見つからないようになっていた。
 薫は、保健室で“そういうもの”を借りるのが凄く嫌で恥ずかしいため、
今まで一度だって借りた事が無い。
 だからその保管場所もわからず、仕方なく洗面所のタオルを借りて厚く畳み、
ベッドに敷いてそこに座っていた。
 だが、スカートが汚れないように、剥き出しのお尻をその上に乗せて座ったため、
早くもタオルは蜜が染み込み、しっとりと濡れ始めている。
 今日持ち帰って、洗って返せばいいだろう…とは思うものの、
まさか洗濯籠に無造作に入れておくわけにもいかないから、
風呂に入った時にでも石鹸で洗えばいいかもしれない。
 カーテンの引いた窓からは、グラウンドで練習する野球部員達の元気な声と、
ボールを叩くバットの金属質な音が聞こえてくる。
 なんとなく“ほっ…”とした途端、ただ待っているだけの時間がひどく長く感じられた。
『あ、そうだ…』
 直人が鞄を持ってきたら、短パンを履くついでにブラも着けよう。
 そう思い、薫はセーラー服を捲り上げて、
子供の頭ほどもある豊満な重たおっぱいを“ぶるん”と露わにした。
 南国の椰子の実みたいな乳房の先端に、2枚を×の形に貼り付けた、普通サイズの絆創膏がある。
 大きいサイズが無かったから応急処置で4枚も使ってしまった。
“直人が来る前に、これを両方とも剥がしておこう”
 単純にそう思ったのだ。
 薫はまず右のおっぱいを左手で持ち上げ、右手で“びっ!”と一息に引き剥がした。
「いっっ…」
 …むちゃくちゃ、痛い。
 充血してパンケーキみたいに膨らんだ乳暈が、真っ赤になっている。
 薫は思わずおっぱいに舌を伸ばし、そのまま嘗めた。
 そうしておいて、それが出来てしまった事に驚き、
馬鹿みたいに自分の唾液で濡れた乳首を眺める。
 アダルトビデオなどで自分の乳首を嘗める巨乳女優とかを見たことはあったが、
まさか自分がそれをしてしまえるとは思ってもみなかったのだ。
『だめだってば、そんなの』
 “うず…”と体が疼く。
 『出来る』とわかれば、『したくなる』のが人間であり、
好奇心旺盛な思春期であればそれは致し方ないことであった。
 右手の指が“ぴくっ”と動いた。
 しばらく躊躇った後、右手で右のおっぱいを持ち上げ、
舌を伸ばして硬く勃起した乳首をおずおずと嘗めた。
「んっ…」
 “ぴりっ”と、きた。
 そのまま、子猫がミルクを嘗めるように“ぴちゃぴちゃ”と微かな水音を立てて何度も嘗める。
「…んっ…んふっ…ぅふっ…ふっ…」
 “ぴくんっぴくんっ”と体が震え、どんどん鼻息が荒くなる。
 薫はついに“はむっ”と、大きく勃起した乳首を“ぷっくり”した乳暈ごと口に含み、
“れろれろ”とキャンディをそうするように舌で乳首を転がした。
82【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:31:50 ID:U/wF5IX2
『うあっ…きもちいいっ…きもちいいよぉ…』
 頭が陶然となり、おっぱいの熱がそのまま全身に広がってゆくような感覚…。
 馬鹿になりそうだ。
“…ぴちゃ…ぴちゃ…”
“くちゅ…くちゅ…”
“ちゅぷぷっ…”
“ちゅばっ…”
 誰もない保健室に、密やかな水音が途切れる事なく流れる。
『…おっぱいって……すごい…』
 薫だって、自慰はする。
 女になってしばらくは手を触れるのも怖かった陰唇を、
ゆっくりとしたペースでパンツの上から擦り、
陰核の隠れた包皮を軽くノックするみたいに押したりして、
腰から子宮から尾骨から広がる甘い“むずむず”した感覚を愉しんだりしたりもするのだ。
 少し怖かったから、まだ一度も膣内に指を入れたりはしていないが、
指に唾を付けて乳首を“くりくり”と転がしたり、軽く摘んだりは経験済みだった。
 でもこうして、「舌」というあたたかくてやわらかくてざらりとしたもので思うままに嬲ったり、
“ちゅうちゅう”と吸ったりするのがこんなにキモチイイものだとは知らなかった。
『もしこれが…ナオタの…』

 ――口だったら。

「くっ…ぅふあぁ…ぁ…あ…」
 その瞬間、一瞬で、頭が真っ白になった。
 何が起こったのか。
 目の前でカメラのフラッシュを焚かれたように、目がチカチカしていた。
 吸い立てていた乳首から思わず口を離し、薫はそのまま後向きにベッドへ倒れ込む。
 ギシギシとパイプベッドが安っぽいスプリングの音を立てて軋み、
仰向けの体の上で椰子の実おっぱいが“たっぷん”“たっぷん”と盛大に揺れ動いた。
『そんな…』
 ナオタの事を考えただけで…ナオタが自分のおっぱいをこうして嬲ったり吸ったり嘗めたり、
時々甘く噛んだり…そんな想像をちらっとしただけで、
今まで経験した事のない感覚が脳裏を真っ白に染め上げたのだ。
 ひょっとして、これが『イク』ということなのだろうか?
 イッてしまったのだろうか?
 初めてだった。
 信じられなかった。
 今までは自慰をしていても、なんとなく気持ち良くなって体があったかくなって、
あそこの“むずむず”が長いこと続いて…そうしてゆっくりとその感覚が
おさまるのを待つというような、そんな感じだった。

 でも、コレはなんだ?

 一瞬で神経を焼かれたような、目の前が真っ白になって、真っ暗闇に落とされて、
果てしなくどこか遠くに落ちてゆくような、ちょっと怖くも感じる不思議な感覚…。
 自分はどうなってしまうのか?
 どうなってしまったのか?
 どうなっていくのか?
 想像だけでコレだ。もし本当にナオタにあんな事をされたら、自分はどうなってしまうのか。
 想像するだけで恐ろしい。
 怖い。
83【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:32:55 ID:U/wF5IX2
『…ほんとうに?…』
 薫はベッドにあられもなく横たわったまま、自問する。
 捲くり上げた制服はそのままに、豊満でずっしりと重たそうなまあるい椰子の実おっぱいを晒し、
とろとろにとろけて蜜のこぼれるあそこを広がった脚の間に覗かせて。
 呼吸が荒い。
 乾いた喉を、唾を飲み込んで潤し、薫は熱っぽく潤んだ瞳で保健室の白い天井をぼんやりと眺めた。
 まるで、レイプされた後のような乱れようだった。
 確かに怖い。
 恐ろしい。
 でも、本当にそれだけだろうか?
 本当は、あのあまりにも激しい気持ち良さに身を任せて、乱れてみたいと思っていないだろうか?
『…馬鹿じゃねーの…』
 本当にそうか?
 ナオタに“ぎゅっ”と息が苦しくなるくらい強く抱き締められ、
呼吸が止まるくらい激しいキスをされて、おっぱいをいいようにめちゃくちゃに弄られ、
指で、口で、あそこを“可愛がって”もらえたら、
さっきよりももっともっともっともっと「上」の快楽が簡単に手に入るのではないだろうか?
『…そんなわけない。僕は男だったんだから、男にえっちなことされたって…』
 本当にそうなのか?
 今は女じゃないか。
 おっぱいがあって、膣も子宮もあって、男根はもう影も形も無い、完全な女じゃないか。

 ――本当は抱かれたいんだろう?

 “ずくん”と…お腹の奥の方で、男には無い器官が震えた気がした。
『ちがう―』
 “きゅうん”と子宮が収縮し、
膣がうねって膣口が“何か”を求めるように“きゅきゅきゅん”と幾度も痙攣するように締め付けた。
 自分の中のもう一人の自分が囁く悪魔のような甘い言葉が、薫の意識をどんどん侵してゆく。
 知らぬ間に、震える右手をそろそろと伸ばし、広げた脚の間に“そっ”と当てた。
 “ぬるん”と、そこはこれ以上無いくらいに濡れそぼり、
お尻の下に敷いたタオルが用を成さないのではないか?とさえ思えた。
 目の前にその手をかざし、指の間を“つうっ”と繋ぐ銀色の糸を見た。
『ぐちゃぐちゃ…』
 いやらしいおっぱい、いやらしいあそこ、いやらしい……こころ…。
 自分は、どこもかしこも「いやらしい」。
 もったりと広がりながら、それでも高く山を形作る重たいおっぱいが、呼吸に合わせて上下する。
 頂上の乳首は、パンケーキみたいに“ぷっくり”と膨らんだ乳暈の上で、
はしたなく充血して勃起している。
 それは確かに『誰かに』嘗めて、吸って、摘んで、噛んで欲しそうに見えた。
『…誰に…?…』
 決まっている。

 それは…

「…!?…」
 不意に聞こえたノックの音に、薫は“びぐんっ”と身を震わせて全身を硬直させた。

コンコン!…コンコン!…

 聞き間違いかとも思ったが、ノックは続いている。
84【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:34:48 ID:U/wF5IX2
「誰?ナオタ?」
 声を上げると、ノックの音は更に大きくなった。
「…ナオタなのか?……篠崎先生?」
 誰何の声にも、ノックの主は何も答えない。
 薫が黙っていると、その人物は扉を開けようとしてガタガタと音を立て始めた。
 そのせっかちな感じに、薫は声も無くベッドから起き上がった。
「…なんだよ…誰だ?って聞いてるのに…」
 “たゆんっ”と揺れた剥き出しのおっぱいを慌ててセーラー服に仕舞い込み、
ふらつく脚で床に降り立って、しっとりと湿ったタオルで股間を綺麗に拭う。
「…んっ……んっ……」
 拭うだけでクリトリスが刺激を感じ、腰が震える。
 セーラー服の裏地に絆創膏を剥がした右乳首が擦れ、“ぴりっ”と痺れが走った。
 イッた後で、体中が敏感になっている。
 乳肉が揺れるだけで、陰唇が捩れるだけで胎内を甘い波が走るのだ。
「ちょ…ちょっと待ってぇ………待てよっ!」
 甘ったれた、鼻にかかった声が自分の唇を割って出た事に驚き、薫は殊更に強い口調で言い放った。
 男に媚びるような、抱いて欲しくてたまらない欲情した女のような、そんな声だった。

ガシャガシャガシャッ!

 引き戸に嵌められた擦りガラスが割れそうなくらいの激しいノックに、薫は顔をしかめた。
 ひょっとしたら、誰かが部活で怪我をして、痛みで声も出ない状態なのかもしれない。
 だとしたら、ロックをしてしまったのはマズかった。
 さっきだって、ロックをした事で安心して“あんなこと”をしてしまったのかもしれないのだから。
「待てって…」
 扉まで行きかけた所で思い止まり、グラウンド側のカーテンと窓を全部開放してまわった。
 夕暮れの風が舞い込み、部屋に篭った濃密な“オンナの匂い”を拭き流してゆく。

ガシャン!ガシャン!ガシャン!

「もうっ!今、開けるからっ!」
 扉を廊下から、苛立ったように乱暴に叩く人物へ、薫は舌打ちしたい気分だった。
 間が悪いというのはこの事だ。
 もう少し早ければ、ベッドであんな事しなかっただろうし、
もう少し遅ければこの体の中を吹き荒れる嵐も治まってくれたに違いないのに。
 ほら。
 この乱暴なノックの主が直人かもしれないと思っただけで、
御主人様の帰りを尻尾を振りたくって喜ぶ犬のように、腰が“うずうず”してたまらない…。
 理不尽な怒り(逆恨み?)に憤慨しながら、
薫は重い腰のままのろのろと扉に近付き、ロックを外した。
「…いい加減、やめろよな。ガラスが割れたらどうす」
 開いた扉の向こうに立っていた人物「達」に、薫は言葉の途中で息を飲んだ。
「よう」
 白い歯を見せながら人懐っこそうに笑顔を浮かべたのは、
クラスメイトの坂東正志(ばんどうまさし)だった。
 大型犬が立って歩いているような威圧感を感じる柔道部の強面だが、
先週、部活中に脚の腱を痛めたとかで、今は部活を休んでいるはずだ。
 その後には後髪を半分だけ金髪に染めた山口浩次(やまぐちこうじ)と、
長い茶髪を尻尾のように首の辺りで縛った谷崎真一(谷崎真一)もいる。
2人とも、いつも坂東とつるんでいる悪友同士だった。
85【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:36:17 ID:U/wF5IX2
 乱暴な言葉遣いで罵倒してもちっとも動じない、
だからこそ気兼ね無くふざけあえる、薫の男友達でもある。
「なんだよお前ら…」
「なんだよは無いだろ?お前の鞄、持ってきてやったんじゃねーか」
 “人間に良く似たグレートハウンド”のような顔で邪気の無い笑みを浮かべ、
鞄とサブバックを差し出す坂東に、薫は眉を潜めた。
「ナオタはどうした?」
「ナオタ?」
「あ、えーと…岡島」
「岡島?名前、ナオタだっけ?」
「いいんだよそんなの。で、どうしたんだ?」
「ああ、なんか職員室に呼ばれていったぜ?転入時の手続きとか、連絡網の確認とか…」
「今頃かよ」
「まったくだ。抜けてんよなコウちゃん」
 「コウちゃん」というのは、
担任の浦瀬孝太郎(うらせこうたろう)の、生徒の間だけの渾名だった。
「ほれ」
「ん、さんきゅ」
「あ、ちょっと待った」
 鞄とサブバックを受け取った薫が扉を閉めようとすると、
坂東は扉を手で押さえて申し訳なさそうに右手を顔の前に立てた。
「すまん、ちょっと消毒薬とガーゼ取ってくれるか?」
「どうしたんだよ」
「陸上部で神戸(かんべ)が怪我してさぁ」
「またかよ」
「県大会も近いし、張り切ってんだろ」
「しょうがないな…」
 溜息を吐いて、薫は扉から離れた。
 そして、薬品棚まで歩き、オキシフルを探す。
 違和感を感じたのは、その時だった。
「…むがっ…」
 天地がぐるんっと逆転した。
 背後から床に引き倒され、押さえ付けられたと気付いた時には、
声を上げようとした口を両側から強引に開かれ、無理矢理汗臭い布を押し込まれていた。

 何が起こったのか、わからなかった。

 目だけを動かすと、両手と両脚を、坂東と山口と谷崎が押さえ付けていた。
 床に引き倒された時に軽くぶつけた後頭部がジンジンと痛み、鼻の奥が少しキナ臭かった。
 全身から汗が噴き出し、口の中に押し込まれた布がハンカチだと知ったのと、
3人に保健室の奥まで、床を屠殺した豚を引き摺るようにして
移動させられたのがほぼ同時の事だった。
 ベッドの陰の埃っぽいリノリウムの床で3人の男達に押さえ付けられ、
薫の中の本能が警鐘を鳴らす。
 頭から冷水を浴びせられたかのように、一気に血の気が引いた。
「んんっ!んーーーーーーーっ!!」
「うるせえよ。黙れ」
 見上げた坂東の顔が、さっきの邪気の無い笑顔が幻だったかのように醜く歪んでいた。
 目がギラギラとして赤らみ、上唇が捲くれ上がっている。
 興奮で赤黒く充血した顔が昔話の赤鬼に見えた。
86【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:38:00 ID:U/wF5IX2
「俺達を挑発するのも、いい加減にしとかないから、こうなるんだぜ」
 谷崎が長い茶髪をかき上げ、興奮気味に鼻腔を膨らませる。
 薫は彼の言っている意味が理解出来ず、一度、鼻で深く深呼吸した。
 だが、どうあっても理解出来ない。
 どうして急にこんな事をするのか?
 いつもの悪ふざけだとしても度が過ぎる。
『お前ら、どういうつもりだ!?』
 薫は目に力を込めて、思い切り彼等を睨み付けた。
「俺達、香坂に頼みがあるんだ。今から、ちょっと付き合ってくれよ」
 山口がニヤニヤと笑う。
 めちゃくちゃイヤな笑みだった。
 ワケが分からないままに、全身に冷や汗が吹き出る。
『ふざけんな!離せよ馬鹿っ!!』
「ふふぁふぇんっ!ふふぐぐっ!ふごっ!」
 必死にそう言って暴れたが、男達の腕は万力のようにガッチリと薫を床に縫い止めていた。
「何言ってんのか、わかんねー……よっ!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!〜〜〜っ〜!」
 「よっ!」という声と共に、捲れかけていたセーラー服を一気に襟元まで引き上げられた。
 “ぶるんっ!”と、細い体には甚だ不似合いな、
重たく、まあるい椰子の実おっぱいがまろび出て外気に晒される。
「うひょっ!でっけーー!!」
 あまりの事態に体が硬直し、薫は一瞬、我を忘れた。
 その一瞬を、ほんの1秒あまりを、男達は見逃さなかった。
 両脚を“ぐいっ”と引き上げられ、M字に固定されて、
折り曲げた右足をまずガムテープでぐるぐると巻かれたのだ。
 暴れる隙も無かった。
 身を捩る間もあらばこそ、左足もあっという間にぐるぐると巻かれ、
脚を押さえていた山口と谷崎がおっぱいにくっつくくらい薫の体を折り曲げる。
 それは、ひっくり返ったカエルのような、
おしめを代える赤ん坊のような、体の中心の大切な部分を何もかも晒した姿だった。
「ん〜〜〜〜〜ッ!!!んん〜〜ッッ!!!」
 その自分の姿に、薫は羞恥より先に恐怖が立ち、首を振りたくって暴れた。
 それでも、両手と両脚を押さえつけられ固定された体は少しも動かない。
「コイツ、ノーパンだよ」
「…なんでノーパンなんだよ。露出狂か?」
「しかもぐちゃぐちゃ。もうワレメが開いてんじゃん」
「おいおいおい、すでにヌレヌレで準備オッケーかよ」
「クリ、ちっちぇーなぁ。チチは馬鹿みたいにデカイのに」
「陰毛が薄いな。ケツ毛もすげー薄い」
「ビラビラはまだ伸びてないぜ?」
「色もピンク色だな」
「すげーやらしい匂いだ」
「なんか、ションベン臭くねぇ?お前嗅いでみろよ」
「漏らしたのか?」
「それより汁が垂れてきてるぞ?」
「なんだ?感じてるのか?」
「いや、オナニーしてたんじゃね?」
「ケツの穴、ココアみたいな色だな」
「ちょっと濃い?」
「こんなもんだろ」
 股間にあるものを克明に観察され、次々と口々に評されて、
薫は恥ずかしさと悔しさと怒りで死にそうになっていた。
87【僕オマエ】:2007/07/15(日) 03:39:06 ID:U/wF5IX2
 涙が盛り上がり、ボロボロと頬を伝ってこぼれた。
 友達だと思っていた。
 ふざけあって笑い合い、時には尻を蹴ったりしながら下らない事に一喜一憂する、
気のおけない男友達だと思っていた。
 それが、裏切られた。
 そう思った。
「香坂さ、俺達の頼み、聞いてくれよ」
 山口が薫に向かって再び口を開く。
 “さわさわ”と、剥き出しのお尻を撫でる手が、吐き気がするくらい気持ち悪かった。
「俺達、ずっと思ってたんだ」
 谷崎が、包皮に埋もれるようにして隠れたクリトリスをピースの形にした指で剥き出した。
「お前を抱かせて欲しいってさ」
 その言葉が心に染み込むにつれ、今度こそ薫は、
目をいっぱいに開いて“いやいや”と激しく首を振りたくって泣いた。

■■【12】■■
 半分くらいのクラスメイトが2年生の時から持ち上がりみたいに同じクラスになった中で、
彼等は、3年進級のクラス編成時に初めてクラスメイトになった者達だった。
 思えば、たった二ヶ月ではクラスメイトという意識も薄いし、仲間意識なんてものがあるはずもない。
 そもそも、長い入院生活で勉強が遅れ、学力が著しく低下した薫が編入試験で
そこそこの得点を取る事が出来た時点で、この学校の学力偏差値もわかろうというものだ。
その中でもこの3人は、いつも教師に嘆かれているくらい学力が超低空飛行している連中なのだ
(もっとも、薫も彼等の事を笑えないくらいの低空飛行ではあったのだが)。
 そんな連中と、たった二ヶ月一緒に過ごしただけで、
もう仲間意識を持って無防備に馴れ合っていた薫の方が迂闊だったとしか言いようがなかった。
しかも今日は、制服の下で窮屈そうにノーブラで揺れ動くおっぱいも、
セーラー服に浮かび上がる乳首も見られた後だったのだ。
 破廉恥な格好で男を誘う頭の悪い便所(ヤリマン)女。
 何も知らない男が見たら、即座にそう思っても仕方の無い格好だ。
 それなのに、他に誰もいない保健室の扉を無警戒に開けて背中を向けてしまった。
 襲ってくれと言っているようなシチュエーションではないか。
 たとえそれが顔見知りの、友人と思ったクラスメイトだとしても、
彼らは「男」で、薫は今や非力な「女」なのだ。
 レイプやストーカーの被害にあった女性の供述によれば、
その犯人の大半が知り合いや友人、顔見知りだという。

 ――レイプ。

 そうだ、これはレイプなのだ。
88301:2007/07/15(日) 03:39:53 ID:U/wF5IX2
ひとまずここまでで。
次回「嬲り」です。
89名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 03:42:41 ID:MZ0ojVXS
久々にリアル投下
GJ!
90名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 06:20:12 ID:gyJmA2CP
乙でした。
独特な言い回しが良いですな。
次回が楽しみだ。
私のはどうもあれ以上発展のしようが無いので、ちょっと悩んでるが。
91名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 07:12:32 ID:7qnz33XX
ちょ…wいきないすごいピンチw
処女膜はナオタに破られるみたいだから安心して嬲れるなw
92名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 12:49:35 ID:u0d2ROe5
【1】で美術室に移動するんだっけ?
なんにせよすげーエロくて続きが気になるw
93名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 14:16:29 ID:JpwnWB5O
いいよいいよー!!
94名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 16:43:34 ID:7hk/QaV/
次回が待ちきれぬ
裸でわっふるしろということなのか
95名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 19:35:07 ID:0p/3RtIi
>>76
あ……言葉足らずですみません。
今後更新していってもいいかな〜?とか思ったわけです。
Wikiで共同管理というのが始まりだったわけですから。

とりあえずスペースの半分も使用していませんから、
削除の方向に話が進まない限りは残していく方向で考えています。
96名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:43:21 ID:vzLiWFMM
>>95
お疲れさまです。ご負担でなければ、お願い出来ますでしょうか?
97ふう@ピンキー:2007/07/15(日) 23:18:20 ID:clu9FSRq
>>73
京丸@ピンキーさん

いい感じだと思いますよ。喉輪とはしぶいですねぇ〜。
合気の技で、相手を顎を掌底で突きあげるようにして押し倒す技、
「入り身突き」というのがあります。
(顎を突き上げられると、身体が後方に反りやすいのです。)
同様に喉輪でやってもまた実践的でいい感じだと思います。

ちなみにしぃちゃんは、フツーの合気道の技だけでなく、実践的な合気柔術の技も使える設定を考えていますww

つかそろそろ志乃たん夏編をかきたいけど、まだプロットが固まらない。。
98京丸@ピンキー:2007/07/16(月) 02:21:55 ID:is5ecwB7
ふうさん>そう言って貰えて良かったです。
刃牙を少し参考にしたりしました。
合気の達人って事で。
良いキャラですね。
もっと動かしたいのを我慢しましたよ。
ありがとうございます。
99名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:17:56 ID:mvPSTm0A
しぃちゃんの夏…楽しみだなw
100301:2007/07/16(月) 12:12:48 ID:W75SF5HW
投稿の谷間っぽいので、書いある分だけ投下してしまいます。
101【僕オマエ】:2007/07/16(月) 12:13:18 ID:W75SF5HW
 薫は自分が元は男だったということを忘れていない。
 だがそれゆえに「彼女」は、生まれながらの女性が、
成長するにつれ徐々に異性に対しての『性的サイン』の抑制(コントロール)を
身に付けて行くのに対し、まるで思春期以前の子供の如き無自覚で、
無意味に周囲の男達に対してそれを発信し続けてきた。
 「パンツが見えるのもお構い無しにミニスカートで走り回る」
 「むやみに相手の体に触る」
 「相手の目を真っ直ぐ見てにこにこ笑う」
 「飲みかけのジュース缶に平気で口を付ける」
 「下着や生理や体の話でも、聞かれれば誰にでも話してしまう」
 「気を抜くとすぐに脚を開いて座ってしまう」
 「キャミを着ずにセーラー服を着る」
 「男の目の前でスカートをバタバタと扇ぐ」
 全て、思春期の男子に対しては不用意な行為だった。
 今までは周囲も薫が『リヴァース・プロジェクト』被験者である事を知り、
「元は男だった」という事実がブレーキになって男子からの性的アプローチは、
ほとんど皆無と言って良いほどされてこなかった。
 だが、それは単に運が良かっただけだ。
 薫はそれを今、イヤと言うほど思い知り始めていた。
「んんっ!!!」
 薫の眉が苦悶の形に潜められ、腰が“ビクッ”と震えた。
 谷崎が、剥き出した敏感なクリトリスを人差し指で無造作に捏ねたのだ。
「お?感じた?」
『そんなワケあるか馬鹿野郎ッ!!』
 女の陰部…特に、包皮に包まれたクリトリスは特にデリケートなパーツだ。
 濡れてもいないそこを、濡らしてもいない荒れた男の指が前触れも無く嬲ったのだ。
 感じるどころか、まるでヤスリがけでもされたような痛みしかしなかった。
「んっ!んんっ!んっんっんっ…んっんっ…」
 それなのに、勘違いした馬鹿の山口は、
可愛そうな震えるクリトリスを“くりくり”と何度も弄った。
 こんなヤツらに対して弱味など見せたくないのに、
痛みと恥ずかしさで涙が後から後からあふれて止まらない。
 ちょっと押さえ込まれただけでこれっぽっちも抵抗出来ない非力な女の体が、
この時ほど恨めしいと思った事は無かった。
「よっ…と」
 坂東が薫の上半身を起こし、
薫が痛みに耐えている間に両手をガムテープでぐるぐるとまとめる。
「…んんっ…んっ〜〜!…ッ…」
 それでもう、薫は完全に手も足も動きを殺された事になった。
「へへっ…」
 薫の腕がすっかり固定されてしまったことを確かめると、
坂東はおもむろに彼の大きな手にも余り、溢れてこぼれる薫の白いおっぱいを
両手で背後から掴んで思うさま“むにむに”と揉み立てた。
「香坂よう…俺達が完全人畜無害な道徳的クラスメイトだとでも思ってたのか?
毎日毎日、俺達の前でデケぇ乳揺らしやがってよ。ずっと我慢してた俺達の身にもなれってんだ」
 重量感たっぷりなおっぱいを好き勝手に揉まれ、
勃起した乳首を“くにくに”と中指と親指で摘まれ、引っ張られ、こねくり回された。
 鈍い痛みと、苦しみと、それにほんのわずかに混じる甘い感覚に、薫の顔が真っ赤に染まる。
102【僕オマエ】:2007/07/16(月) 12:14:10 ID:W75SF5HW
「こっちは全然使ってないみたいだな」
 脚の間では“くぱぁ”とあそこを指で広げられ、
サーモンピンクに濡れる粘膜を、体の中を見られていた。
 同時に、“カシャッ”“カシャッ”“カシャッ”と、何回も何回も、
電子的に合成されたシャッター音が耳を打つ。
 あそことおっぱいと顔が同時にフレームに入る位置から、
谷崎がニヤニヤと笑いながらケータイで撮影していたのだ。
 その様子が、薫からは山のような乳房と曲げたままガムテープでぐるぐるに巻かれた両脚の谷間の、
下草のように茂った陰毛の向こうに見えていた。
 こんなアングルで素裸の股間を見られたら、きっと男でも恥ずかしいと思うに違いない。
「んんっ!!ん〜んっ!!んっんっ!!
「おとなしくしねーと、この写真、すぐに他の男子に回すぜ?」
 その言葉に、薫の頭から血の気が引いた。
「おい、おっぱい出せ、おっぱい」
「お前、ホントに好きだよな、香坂のデカパイ」
 坂東が下がりかけていたセーラー服をたくし上げ、
突出したおっぱいに引っ掛けるようにして、薫の胸が全て光の下に晒される。
「揺らせよ。動画撮るから」
「チチ揺れ〜」
 谷崎の言葉に、坂東がそう言いながら薫の量肩を掴み、前後左右に揺らした。
 大きくてやわらかくて白い、たっぷりと身の詰まった豊乳が
“ゆさゆさ”“たっぷんたっぷん”と面白いように揺れ動く。
 散々揉まれ、弄られ、嬲られたおっぱいはピンク色に染まり、
乳首は痛々しいほど硬く勃起していた。
 決して性愛で感じたわけではない。
 だが自慰によって一度は高みに昇りつめ、敏感になった体を嬲られたのだ。
 心では嫌悪し、否定し、怒りと屈辱に燃えていても、
一度火の点いた体は容易には刺激に対して鈍感にはなれなかった。
「ひっ…んひっ…」
 ハンカチを押し込まれた口内から嗚咽が漏れる。
『誰か助けて…父さんっ…母さんっ……先生…………』
 近しい人達の様々な顔が浮かんでは消える。
「あ〜あ、泣き出しちゃったよ。谷崎ってひでぇヤツだな」
「おいおい、俺のせいかよ!?」
「泣くなよボケ。これから気持ち良くしてやろうってんだぜ?」
 ゲラゲラと笑いながら、男達は薫の頭を小突き回す。
 感情が飽和し、どうしようもなくなって、薫は泣きじゃくった。
 逃げたかった。
 こんなヤツらに体を自由にされるのは絶対にイヤだった。
『…誰かっ…』
 絶望が心を塗り潰そうと体の一番奥深い闇の中からじわじわと押し寄せてくる。
 その中にありながら薫は、潤んだ瞳できょろきょろと周囲を見回した。
 見えるのは自分を取り押さえ周囲を囲む、いやらしく欲望にまみれた男達の顔。
 そしてその向こうに見えるのは、ベッドを覆うベージュ色のカーテンだった。
 廊下側からは見えない。
 グラウンド側からも、部屋を覗き込んだくらいではカーテンの向こうで
何が行われているのか窺い知る事は出来ない。
 なにより、身動きも取れず、声も上げる事も出来ないこの状況で、
誰が気付いてくれるというのか。
103【僕オマエ】:2007/07/16(月) 12:14:55 ID:W75SF5HW
 だがその時、自分でも思いもよらない顔が鮮明に脳裏に浮かんだ。
『…ナオタ!…ナオタ助けてっ!ナオタっ!!…』
 その顔は、昔の面影が残らないほど精悍になっていたが、
寝顔だけはどこか無邪気な幼さを感じさせる、直人の顔だった。
「香坂、お前、ヴァージンか?」
 不意に名前を呼ばれ、薫は涙がいっぱいに溜まった瞳で、声の方を見やる。
 口に指を突っ込んだ山口が、その指を“ぬらっ”と出した。
「俺らがもらってやるからよ」
 指にはべっとりと唾が纏わり付き、気持ち悪かった。
 その指を、山口は薫のあそこに塗りつける。
『…や…やだっ!やだぁあ〜!!』
 逃れようと腰を揺すっても、固定されてしまっていてはそれも叶わなかった。
「…んんーーーーッ!!!」
 “べとべと”“ぬるぬる”とした気持ち悪い粘液が、
オンナノコの大切な場所に無遠慮に塗り付けられていくたび、そのあまりのおぞましさに、
まるでそこから腐っていってしまうような嫌悪感が全身を巡り、身震いした。
「へへっ…感じてるよ」
 その嫌悪の震えを快感によるものだと再び勘違いした馬鹿な男に、
薫は自分の方こそ唾を吐き掛けたい気分だった。
 彼らは自分達の身勝手な指では女を悦ばせることなんて出来ないのだと、
どうしてわからないのか?
 ましてや、こんな風に無理矢理弄くられて、誰が感じるものか。
 薫は、神話のゴルゴンのように視線で人が殺せるのであれば、
すぐさまその効力を発するような目付きで山口を見上げた。
『え…!?…うそっ…』
 その目が、再び恐怖に歪む。
 山口がズボンのベルトをカチャカチャと外し、トランクスごと摺り下げたからだ。
 半分皮を被った陰茎がガチガチに硬く勃起して、先端から先走りの粘液が垂れ落ちている。
 その凶悪さ、醜悪さはどうだ。
 赤黒い、つるりとしたゴムのような質感の亀頭。
 浅黒い皮膚には太い血管が浮かんでいる。
 その根元には、タワシのように“もしゃもしゃ”とした真っ黒な陰毛。
 自分が男だった時にはそんなこと思いもしなかったのに、
今こうして女の目で見る陰茎の、なんてグロテスクなことか。
 こんなものを自分の体の中に入れようとする、その感覚が信じられなかった。
 こんなものを入れられたら、おぞましさで本当に膣から腐ってしまいそうだ。
 薫は“ひゃくっ”としゃくり上げると、
涙をボロボロとこぼしながらものすごいイキオイで首を振りたくり、イヤイヤと目で懇願した。
 もう、恥もプライドも無かった。
 やめて、やめてと心の中で何度も叫び、
少しでも逃れようと先ほどの比ではない激しさで腰を揺すった。
 それでも、坂東達は全くといって良いほど気に留めない。
 たかが女の力、もう絶対に逃げられはしないと、完全に侮っているのだ。
「コウ、俺が先だろうが」
「俺、もう我慢できねーよ!」
「てめぇ…俺が誘わなきゃさっさと先に帰ってたくせに、ふざけんな」
「…ちっ…」
「抱いてろ」
 嗚咽を漏らし泣きじゃくる薫を抱き起こし、坂東は彼女の背中を“とんっ”と押した。
104【僕オマエ】:2007/07/16(月) 12:15:29 ID:W75SF5HW
 そのまま薫は、膝立ちの状態で山口に抱き止められる。
「へへっ…いーにおいだな」
 髪に顔を埋め、首筋に鼻をつけて息を吸うその感触に、薫の肌が粟立った。
 前傾気味になり、豊かな乳房がさらに豊かに見える角度だった。
「おお〜たぷたぷだな」
 重さを量るように右手で薫の左乳房を“たぷたぷ”と持ち上げ、
山口の顔がにやにやといやらしく崩れる。
「うはは、重てぇ!」
「結構な重さだよな。いったい何グラムあるんだか」
 右の乳房に手を伸ばしながら、谷崎が感心したように言う。
「うつ伏せにしろ」
「いきなり後からかよ」
「女はな、バックでハメるのが一番なんだよ」
 膝立ちの薫のミニスカートを捲くり上げ、坂東は白くてすべすべした、
そのシミ1つ無いお尻を撫で回した。
 薫の左右のおっぱいは、山口と谷崎のおもちゃだった。
 山口は薫の肩を押さえながら左の、
谷崎は体を床と水平にしたために自重でどうしようもなく垂れ下がった右のおっぱいを、
笑いながら弄くった。たっぷりとした重さを確かめ、
硬く勃起した乳首を、牛の乳を搾るように引っ張り、指で弾き、おっぱいの中に押し込む。
 痛みで薫が身を捩っても、
おっぱいの揺れ動く先どこにでも2人の手は追い縋って同じ事を繰り返した。
 なぶりものだった。
 男達に寄ってたかって体中を撫で回され、おもちゃにされる。
 その激しい屈辱と魂を引き裂かれるような羞恥と果ての無い嫌悪と無力感に、
薫は今にも気が狂いそうだった。
「お?誘ってんのか?待ってろよ、今入れてやっから」
 少しでも挿入を遅らせようと腰を捻ってお尻を振ったのを、
坂東は自分勝手に解釈してベルトを外しながら笑った。
 もう駄目だ。
 逃げられない。
 ボクはこいつらに犯されるんだ。
 犯されてしまうんだ。
 汚されてしまう。
 身も心も汚く穢されてしまう。
 絶望が、真っ黒に心を塗り潰してゆく。
105301:2007/07/16(月) 12:16:46 ID:W75SF5HW
以上です。
また溜まったら、まとめて投下します。
106名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:59:01 ID:s9PorfYT
リアルタイムグッジョブ!
はやく溜めて〜w
107名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:59:16 ID:Zjic3DVG
すん止めかよ
108名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 13:06:48 ID:3qSBSdX5
いや、助けが入るからここは寸止めでしょ
109名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:13:32 ID:is5ecwB7
乙でした。
なるほど、助けが来るや否や。
待て次号!ですな
110Zh-nS:2007/07/16(月) 16:18:14 ID:FAK0UFOK
>>301
乙です。いい所で止めてくれますねぇw
続きに期待させていただきます。



閑話休題。
明日以降ちょっとした修羅場に入りそうなので、
当方も今晩辺り続きを投下させていただきます。
何か今回の投下分も、全体のストーリー自体も
ちょっとばかり長くなりそうなんですが、その点は平にご容赦を。
111名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:18:55 ID:kKh95Sgd
>>110
よっしゃ寝ないで待ってるぜ…全裸で。
112名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:00:37 ID:a5mCBF3G
>>111
おいおい、いくらなんでも身だしなみはチャンとしろよ。オレはネクタイしてるぜ…全裸で。
113名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:20:35 ID:kKh95Sgd
>>112
もちろんいつTSしてもいいように、紺のニーソは標準装備。
114名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:44:16 ID:Zjic3DVG
エプロンも頼むよ!


そう言えば、ここで投下されたでSSの中でエプロン着けた子いたっけ?
115名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:21:38 ID:XTQct6ZJ
>>114
っ海原祐樹
116Zh-nS:2007/07/17(火) 02:42:31 ID:+5Q3mJ1J
予告どおり、続きの投下です。
前回「来週頭には投下する予定」と言ってましたが、
気が付いたら「再来週の頭」になってますね、もう。

裸で待ってた人たちには悪いのですが、今回もえちぃ部分はなかったりします。
大変申し訳ない気分でいっぱいですが、どうぞ。
117AfteR(仮) Part-1:2007/07/17(火) 02:43:25 ID:+5Q3mJ1J

―[3]―

 あれから数十分。
 居間のテーブルには、憔悴しきって突っ伏している俺の姿があった。
 シャワーを浴び、普段着―水色のシャツに黒の短パン―に着替えてそれなりに小ざっぱりはしたものの、
肝心の中身の方は未だにさっぱりとしない。 
 それも仕方の無い事だ。半年前まで、現実離れした出来事に数多く出くわしてきた俺ではあったが、
まさかこんな、現実離れの最たるものを身をもって体験しようとは思ってもみなかったのだから。
――なんでこんな事になっちまったんだ?
―――元に戻る方法はあるのか?
――――もし無かった場合、俺はこのままこの姿で生きていかなければならないのかよ……?
―――――ていうかこれ、俺じゃないのかもよ……?
 脳内を駆け巡る様々な考えは、どれもネガティブな方向にばかり行き着く。
 パンク寸前の頭はキリキリと痛み出し、口からは力ない呟きが漏れる。
「あぁ……もう何が何だか………」
 いくら考えても埒のあかない状況に、半ば絶望しかかっていた時だった。
「ねぇ……?」
「……・・・ん?」
 不意に後ろからかけられた声に、俺はテーブルに突っ伏したまま振り返る。
 先ほど同様、真剣な表情の麻里紗の姿がそこにはあった。
「さっきから色々と考えてたんだけど、あんまり深く考えない方が良かったりするんじゃない?」
「……どういうことなん?」
 麻里紗の言葉に、突っ伏していた上体をむくりと起こす。
「満幸がショック受けるのはよく分かるよ?あたしだって朝起きて、男の子になってたら死ぬほどビックリすると思う」
「……うん」
「でもね、あんまりそういう事で深く思い悩んでも何の解決にならないんじゃない?」
「……そりゃぁ………麻里紗の言う通りだけどさ」
「ありのままの現実を受け入れるって事も大事、ってみゆきも言ってたじゃない」
「そんな事……言ってたっけ?」
「言ってた!丁度去年の今位に!」
「去年の今位………そっか、あの時か……」
 ようやく俺も、麻里紗の言っていることを理解することが出来た。
――ありのままの現実を受け止める……それが大事なことなんじゃないか?
 正確にはこのような言葉だったと思う。
 去年の丁度今頃、度重なるドールの襲撃に耐えかねた麻里紗が、自ら命を絶とうとした事があった。
 それを思い留まらせようと説得した際に出たのが、麻里紗の言うあの言葉だったのだ。
 現実のこの状況から逃げ出しちゃいけない、俺が絶対守るといった言葉をこの後続けた記憶があるのだが、
それはまた別の話である。
「色々分からない事はあるけど、満幸が今、女の子の姿になっているということだけは確かなんだから。
どんなにショックでも、その事はちゃんと受け止めなきゃ」
 言い終わると同時に麻里紗は、何処から持ち出したのか手鏡を俺の顔の前へと差し出してきた。
「ほら、落ち着いてもう一回見てみたら?」
 笑顔で麻里紗に促され、俺も渋々鏡を覗き込む。
118AfteR(仮) Part-1:2007/07/17(火) 02:44:30 ID:+5Q3mJ1J
「結構カワイイと思うんだけどなぁ」
 確かに、麻里紗の言う通りなのかもしれない。
 透き通るように白い肌。
 柔らかな、それでいてハッキリとした顔立ち。
 サラサラとした、まるでサテンのような艶やかさを持つ髪。
 吸い込まれそうなほどに深い、鳶色をした大きな瞳。
 どれをとっても、素晴らしいものである事は事実だった。
 こんな手前味噌な事を自分で言うのも憚られるかもしれないが、実際そうなのだから仕方が無い。
 ……だが、そう思えるのはあくまで”俺とは全くの別人”という仮定があってこそだ。
「麻里紗……やっぱ俺、無理だわ」
「ほぇ?」
「そりゃ確かに現実受け止めろって言ったさ、それは認めるけど……」
「けど……?」
「こんな可愛い顔した子とさ………俺みたいなヤツとを……どう結び付けろってのよ?」
 鏡と自分とを指差しつつ、搾り出すように言葉を続けた俺は、再びテーブルへと突っ伏す。
 不意に目からこぼれる涙。
 頬を伝う雫が、テーブルに落ちて水溜りを作る。
 いつしか俺は、声を上げて泣いていた。
 鏡に映る顔が素晴らしければ素晴らしいほど、本来の俺とのギャップは激しさを増す。
その悲しさに俺は、こぼれ落ちる涙を止める事が出来なかったのだ。
 いつからこんな、涙もろくなってしまったんだろう。
 そんな俺の肩をそっと抱きながら、麻里紗は一段と優しげな口調で語りかけてくる。
「……今すぐじゃなくてもいいから。ゆっくりと、受け止めていけばいいよ」
 顔を上げた俺の目と、麻里紗の目とが合う。
「あたしだって、そうしてきたんだから」
「麻里紗ぁ……」
「それにどんな姿になったって、満幸が満幸である事に変わりは無いんだから、ね?」
 口調と同様に穏やかで、優しげな麻里紗の表情。
 まるで母親のようなその表情を見ていると、沈み込んでいた俺の気持ちも安らいでいく感じがする。
 涙を拭い、俺は小声で麻里紗に応える。
「………頑張ってみる」
 正直、これが今の俺にとって精一杯の努力だった。
 本当に、この現実を受け入れる事が出来るかは、俺にも全くわからない。
 だけど麻里紗の笑顔を見ていたら、頑張れるような気がしたのは確かだった。

 それに何より、麻里紗の期待を裏切るような真似はしたくはなかったから。
119AfteR(仮) Part-1:2007/07/17(火) 02:45:20 ID:+5Q3mJ1J
 さらに数十分が過ぎた。
 少々遅い朝メシをとった俺達は、今後の事について話し合う事にした。
「……で、お父さんやお母さんにはいつ頃話すの?」
「いつ頃……って?」
「いつまでもこの事隠し通せる訳じゃないんだよ?なるべく早いうちに話した方がいいんじゃないかって、
あたしは考えてるんだけど」
「んぅ……それもそうだよな。けど、姉ちゃんの事が……」
「お姉さん………確かにちょっと厄介かも」
 しばし、その場に流れる空気が重苦しいものへと変わる。
 俺の姉ちゃんがどういう意味で厄介なのか、その辺は語りだすとキリが無いので止めておく。
どの道、姉ちゃんとはいずれ嫌でも顔を会わせなければならなくなるのだから。
「………ま、今はその事は置いとくか」
「そうだね……」
 この重苦しい空気を払おうと、俺は新たな話題を持ち出す。
「……でさぁ麻里紗、俺の服の事なんだけどさ」
「お洋服がどうかしたの?」
「いやさ、今のまんまでもだいじょぶかなぁって思うん……」
「ダメだよそんなの!」
 その言葉を聞き終わらぬうちに、麻里紗がグッとその身を乗り出してきた。
「うぇっ!? ……けど、背格好は前とそんなに違わないみたいだし……」
「こんなにカワイイのに、それに見合ったお洋服着ないなんて…………もったいない事この上ないよ!?」
 俺の手がグッと、挟み込むように握り締められる。
 普段より何割か増しで目を輝かせながら力説する麻里紗に、俺も思わずたじろいでしまう。
「……そういうもんかな?」
「そういうもん! でしょ?」
 普段はそれほど自己主張の強い訳でもない彼女だが、なぜか今日に限っては一段と押しが強い気がする。
 先程の穏やかな様子とはまるで正反対だ。
「大体そういうカッコばっかりじゃ、折角の可愛さも……・・・…宝の立ち腐れだよ?」
 ……なんか妙に間違った言葉ではあるが、そこはあえて突っ込まない事にした。
何しろこういうのは今に始まったことでは無いし、第一この場においては然したる問題ではない。
 半ば感覚が麻痺しているんじゃないかと言われると、否定は出来ないのだが。
「新しく用意するのが気が進まないんだったら、あたしの貸したげるから」
「そんな……そこまでしなくても」
「気にしないの。ここは箱舟に乗ったつもりで安心してればいいから」
 またしても突っ込みどころ満載の言葉が飛び出してくる。言いたい事はよく分かるのだが。
 それはともかく、ここまで言われた以上、断るのも気が引けるものである。
「……んじゃぁさ、そこまで言うんだったら、しばらくは麻里紗のを借りててもいいかな?」
「もちろん。……じゃ、そうと決まれば」
「……へ?」
 言うよりも早く、不意に背後から伸びた麻里紗の手が俺の胸を掴む。
「ふぁっ!?」
 自分でも間抜けと思えるような声が口から飛び出す。
「んぅ……やっぱりあたしのじゃちょっとつっかえるかも」
 まるで品定めをするかのごとく、小さな手がやわやわと、俺の胸を包み込んでいく。
「ちょ……何すんだよ!?」
 麻里紗の思わぬ行動に、俺は思わず声が上ずってしまう。
「あたしの持ってるやつで、合うのがあるかなぁって」
「……それで、なんでこんなことする必要が?」
「多分満幸の胸ってさ、あたしのよりも大きいはずなんだけど、今ここにメジャーってなかったから」
「……つまり、実際に触ってみてサイズを測ろうってことか」
「そういうこと」
 後になって考えてみれば、明らかにおかしな話であったことは確かである。
ただ胸を触ったくらいでサイズが分かるなんて、そんな話は聞いた覚えがない。
 けれど、結局俺は麻里紗に従ってしまった。
 俺がこういう事に疎かった事は確かだし、何より麻里紗だから、という安心感もあった。
 少なくとも俺は認識しておくべきだったのかもしれない。

――裏切りはいつでも、爪を研ぎ待っている、ということを。
120AfteR(仮) Part-1:2007/07/17(火) 02:46:02 ID:+5Q3mJ1J
 それから数分の間、俺は麻里紗にされるがままになっていた。
 時に下から持ち上げてふるふると揺すってみたり、円を描くように捏ね回してみたり。
 サイズを測るというよりは、明らかに感触を楽しんでいるとしか思えない行動が続いている気がしてならない。
「ほぇぇ………やわらかぁ……」
 感極まった声が、頭の後ろから度々聞こえてくる。
 何となくではあるが、恍惚とした麻里紗の表情が想像できるような声だ。
 まるで天にも昇るような気持ちなのだろうか。
 だがその一方で、俺の方は全く正反対な気分であった。
「…・・・…んぅっ……」
 今の俺には、胸を弄られても気持ちいいとかそんな感覚は持ち合わせていない。
 最初の頃こそ、変にくすぐったくて笑いがこぼれる事もあった。
 けれども今はただ、違和感と不快感をない交ぜにしたような奇妙な感覚がじわじわと、
それでいて畳み掛けるように押し寄せてくるばかりだ。
 俺もしばらくの間は声を押し殺し、汗ばむ手のひらを固く握り締めながら、
押し寄せてくるその感覚にとにかく耐え続けていた。
 それでもさらに数分が経過し、流石に俺もこの感覚に耐え切れなくなってきた。
 ごく一瞬抜けてしまう手の力。
 俺の思考を混乱させる刺激。
 限界を感じた俺は、一段低いトーンで麻里紗に問い掛ける。
「……麻里紗ぁ、もういいだろ?」
「………もうちょっとだけ、いい?」
 囁くような麻里紗の懇願に、俺は無言で胸を揉みしだく細腕を振り払う。
「麻里紗……お前ただ単に俺の胸、揉みたかっただけなんじゃないか?」
「……気のせいじゃない?」
「気の所為にしちゃ……こんな念入りに胸揉み続ける必要ってあるか?」
「んぅ………バレちゃった?」
 悪びれる様子もなく、笑顔のまま応える麻里紗に、俺は少々気抜けしてしまう。
「それはともかくどうだった?結構気持ちよかったでしょ?」
「全然」
「え〜……満幸嘘ついてるでしょ?」
「……嘘つくんだったら、もっとマシな嘘ついてるっての」
「……だよね」
 流石に俺が不機嫌な事に気付いたのか、麻里紗も申し訳なさげな表情を浮かべる。 
「とにかく、これ以上こんなことしたらタダじゃ済まないからな?」
 吐き捨てるような俺の言葉に、無言で頷く麻里紗。
 本当に分かってるのか、正直不安なところもあるが。

「……けど、これでよく分かったかも。多分あたしので満幸に合うやつって
二、三着位しかないけど、だいじょぶ?」
「……あぁ」
「やっぱり早いうちにお洋服を見に行かなきゃ。後は下着とかも」
「………そだな」
 再び始まった話し合い。
 けれどもなぜか、麻里紗に対する俺の反応が鈍くなっている気がする。
 胸の芯の辺りにじわりと残る、あの奇妙な感覚。
 それが俺の思考を妨げている事は確かだった。
 さっき俺が、違和感と不快感をない交ぜにしたような感覚と形容したそれであったが、
実際に感じていたのはそれだけにではなかった。
 それとはまた異質な、むしろ正反対な感覚。
 一般的に快感と言われる類のものだ。
 そうなるとさっきの言葉は全くの嘘ということになるのだが、実際、俺は麻里紗に対しても、
俺自身に対しても嘘を吐かずにはいられなかったのだ。
 怖かったのかもしれない。
 こんな身体になってしまった事が。
 そして俺の身体が、徐々に女性として目覚めつつある事が。
 その事を俺は、未だに認める事が出来ずにいたのかもしれない。

――落ち着け……。こんな事になっちゃって、身体も混乱してるだけなんだって………。
 心の中で俺は必死に、自らに対して言い聞かせていた。
121AfteR(仮) Part-1:2007/07/17(火) 02:46:44 ID:+5Q3mJ1J

―[4]―

 朝のゴタゴタが嘘のように、その後はいつも通りに過ぎていった。
 あの後、色々話し合って決まった事はいくつかあった。
 まず父さんと母さんには明日、俺が直接事情を説明しに行く事。
 いつかは知れることになるだろうし、それならばいっそこちらから出向いて、
ちゃんと話しておいた方がいいだろうというのが俺達の共通の見解であった。
 何より、父さんと母さんならば、この事態を冷静に、そして確実に理解してくれるだろうという読みもあった。
 但し、姉さんにだけはまだこの事を説明するのは避けることにした。
 さっきも言っていたように、早々とこの事が知れたら厄介な事になるかもしれないという判断からだ。
 別に仲が悪いわけでもないし、むしろ俺や麻里紗に対しては非常に優しいのだが、
それとはまた、別の面で難のある人なのだ。
 そうした事もあって、洋服とかについてはその後に回させてもらった。
 麻里紗も最初は洋服を買ってからの方がいいと強く主張していたのだが、昼メシをはさみ、
長い長い議論の末何とか説き伏せたのだった。
 昼間あれだけ押しの強さを見せられると、よく折れてくれたなと思ってしまう。
 とにかく、他にもすべき事はあるのだろうが、おそらくそれらの大部分は父さんや母さんの協力も必要だろう。
 今はまず、出来る事からやっていかなければならなかった。

 それから、この身体になって感じた事も色々あった。
 例えば、料理というものがえらく体力を使うものだという事を痛感させられたり、
トイレに行く時に勝手が分からずに四苦八苦したり、あぁそうそう、
やはり風呂入るときに違和感を感じたのも忘れちゃいけない。
 風呂で苦労したことと言えば、一緒に入りたいとわめく麻里紗をなだめすかす事も本当に大変だった。
 そりゃ確かに普段から一緒に入ることもあったけど、流石にこの身体で一緒に入るってのは抵抗がある。
 ましてや、昼間あんな事をされた後じゃ、何をされるか分かったもんじゃないという思いもあった。
流石に、あんな思いはもう結構である。
 そんな事を経て、今俺は再びベッドの上にいる。時刻はもう十時を回っていた。
 寝間着は麻里紗のものを貸してもらった。薄いピンクの無地のやつだ。
 これを着た俺の姿を見て麻里紗は、
「とってもカワイイよ」
なんて言ってくれたものだが、生憎今の俺はカワイイとかキレイとか言われてもピンとこないものである。
 加えて下着も貸したげると何度も言ってきたのだが、流石にそれに関しては固く断った。
麻里紗は不服そうだったが、昼間計った通りサイズも微妙に合わないみたいだし、
何より俺にとっては、女物の下着をつけるのには未だに抵抗感があるのだ。
 故に、今の俺はブラも着けず、下もいつも穿いてるトランクスのままだ。
 多分明日の晩まではこのままだろう。
「ふぅ……しんど」
 ひとりごちつつ、俺は相変わらず一人自問自答を繰り返していた。この先、どうすればいいのだろうか、と。
 昼間あれだけ麻里紗に言われてたのに、つくづく進歩のないヤツだと俺も思う。
 そんな思いもあってか、数分経って俺はひとまず考えるのを止める事にした。
 加えて俺は一つだけ、こうなってしまった原因を突き止め、
事態を打開できるかもしれない心当たりがあったのを思い出していた。
 明日俺が実家に行くのは、その事を確かめに行く為でもあるのだ。
――明日になれば、きっと分かるだろう……。
 そんな結論に至った俺は、いつものようにタオルケットを頭まで被り、静かに眠りにつく。

 まさかこの後、とんでもない目に遭うだなんて露ほども知らずに。
122Zh-nS:2007/07/17(火) 02:49:06 ID:+5Q3mJ1J
とりあえず、今回の投下分はこれで終了です。
一応、次辺りでえちぃ部分に入る予定です。ホントにすいません。

相変わらずの乱文雑文ですが、
これからも暖かく見守っていただければなと思う次第です。
123名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:51:46 ID:zQS+3ueV
大変乙でした。
次投下も楽しみにしております。
124名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:00:45 ID:LbCL5Ldg
学生が人妻と入れ替わってやりまくる話って意外とないね。
需要ないのかなぁ……
125名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:31:50 ID:oC2yqEsc
入れ替わりは趣旨違いかもしれんね。
私的には好物ではあるがW
126名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:38:50 ID:dOo+6pFr
投下乙です。
お話を重視するならえちぃシーン突入に時間が掛かるのは仕方ないかとw
127名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 06:01:39 ID:DLpQab1U
え〜と……反対っぽい書き込みが見当たらなかったので、前スレの最後の方のいくつかをまとめに入れて更新しました。
あと、私生活の都合もあるのでリアルタイムではなく次スレ移行とかのタイミングでの更新になるかと思います。
テキストでまとめるのは簡単なのですが、HTML化とかタイトル連番とかインデックス作成とか結構面倒なので……
128名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 21:52:54 ID:22Vzq1yS
>>127
保管庫の中の人ですか?いつもお疲れさまです。
129名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:41:50 ID:dOo+6pFr
お忙しい中、ご苦労様です。
ご無理はなさいませんよう。
130名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 01:06:53 ID:f0etDqRp
投下乙です。
えろしーんが楽しみ。

それと保管庫の管理の方、いつもご苦労様です。
131名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 17:39:32 ID:j6nBi0r3
動きがない……
132京丸@ピンキー:2007/07/20(金) 18:45:01 ID:yoTfnQHr
今夜投下予定です。
今作品中々難航してる。
取り敢えず終わらせて、次回またすぐ投下します。
133京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:18:21 ID:1ka/tCim
投下します。
今回は殆んど鬼畜なのは無かった。
ちょいと急ぎましたので物足りないかも。
ENDまで投下します。
カップルエンドになりました。
134京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:19:26 ID:1ka/tCim
若干寝不足の頭をこんこんと叩きながら、小鈴はレイと一緒に学校に来た。
四人は今か今かと待ち構えてた様だ。
「小鈴、レイちゃんおはよう」
小鈴とレイが挨拶を返す。
「おはよー、昨日はありがとう」
「あ・・・おはようございます」
志乃が嬉しそうに微笑み、語り掛ける。
「レイも随分明るくなったな」
翔太は少し不安そうだ。
「あれで全員かな」
志乃もそう言えばと少し思案する。
「だと良いんだけど・・・万が一は連絡してくれ」
二人は頷いた。
久美子がレイに囁く。
「レイちゃんもう施設には戻らなくても良いから、卒業したら考えよ?」
「うん・・・でも、皆に迷惑かけっぱなしで、ごめんなさい」
五人が気にしないでと口を揃える。
レイに話し掛けるクラスメイトも増え、それにも応える事ができるようになっていた。

学校も終わり、念のため志乃が小鈴の家まで護衛を勤める。
「しぃちゃん、わざわざごめんなさいね」
「良いって!何か有ったら連絡しろよ、じゃな」
志乃が颯爽と帰っていくと、レイが小鈴に聞いた。
「志乃さんって強いんだね、僕びっくりしたよ」
「しぃちゃん凄いよ!合気柔術の達人らしいから」
「そうなんだ」
「しぃちゃんも色々有ったからね・・・より腕を磨いてるみたい」

夕食を済ませた二人は悠の子供達と遊び、風呂はなるべく意識をしないように入る事にした。
「明日の休み、ママとパパと一緒に施設に荷物取りに行きましょ」
「でも、やっかいになって良いのかな・・・なんか悪くって」
「施設に居させる方が心配だから、気にしないで」
「こんなに親切にされたの初めてだから・・・」
「はいはい、暗い話しはもうおしまい!寝よ?」
悠と修にお休みの挨拶を済ませ、二人はベッドに潜り込む。
本来寝付きの良いレイは、すぐ寝息を奏でだした。
しかし、小鈴は少し悩みだしている。
このまま一緒に居て良いのか。
自分の気持ちが抑えられなくなるのでは無いか。
「レイ・・・ちゃん」
何となく名前を呼び、再び背を向け丸くなる小鈴だった。
135京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:20:26 ID:1ka/tCim
次の日、悠と修に連れられて二人は施設に行った。
事情を説明し、引き取る旨を施設長に伝える為。
しかし施設長は引き止めるどころか、厄介払い出来たかの様に冷たく言い放った。
「ふむ、そうですか、まぁどちらが悪いか分かりませんし・・・隙でも有ったんじゃないですかねぇ」
いかにもレイが悪いとでも言いたいか口振りに、レイが唇を噛んで下を向く。
小鈴が激昂しようとした瞬間、修より先に悠が啖呵を切った。
「てめえ!それが長たる者の言い方かよ!!」
施設長がびくっと怯む。
「お前らみたいな阿呆ぅが居っからあんな馬鹿が増えんだよ!くたばりやがれ!クソボケが!!」
施設長が何も言い返せずに口をへの字に曲げる。
レイの荷物をさ取り、とっとと施設の外に出た。
小鈴が肘で悠をつつく。
「ママ、男に戻ってる」
「だってよ!レイが悪い訳無いじゃんか」
「はい、落ち着いて」
「あ・・・つい・・・」
悠が真っ赤になってうつむいた。
レイは、男に戻る程自分の為に激昂してくれた悠に胸が熱くなる。
修がからかい、悠がぷいと横を向いた。
「悠、男らしかったな」
「やめてよ、あなた」
腰まで届く黒髪をなびかせて闊歩する悠を見て、レイが小鈴に囁く。
「ママ、怖かった」
「あんなママ見たの久しぶりだよ?怒ると男に戻るんだよねぇ」
「おぅ、口直しに美味いもんでも喰いに行こうぜ」
修が後ろを振り向き提案する。
一旦家に寄り、賢と久美を連れてレイ達はレストランへ行き、ゆっくり買い物をし夜に帰宅。

その夜もまた小鈴にとっては我慢の一夜になった。
寝顔を見ると身体が疼き、レイに触れたくなる。
手を伸ばしては引っ込めと、まんじりともせず一夜が過ぎる。
次の日、修は二日間の出張に朝早くから出掛けた。
志乃達が遊びに来たりと、日中は穏やかに時が過ぎていったが・・・。
そしてまた夜が来て、レイは隣で平和にすやすやと寝入っている。
漏れる吐息。
甘い体臭。
身体に触れる体温。
女芯が熱く疼きだす。
『あぁ、体が熱い』
そうっと部屋を出て、悠の部屋に入る。
「ママ・・・」
小鈴は悠に抱きついた
136京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:21:22 ID:1ka/tCim
「どうしたの?」
「ママ・・・えーと、あの・・・」
「抱いて欲しいの?レイちゃんが気になる?」
「分かる、の?」
「分かるよぅ、やっぱり小鈴も男の子だったんだ」
「そうかも・・・」
「抱いてあげても良いけど、解決にはならないかもしれないよ?」
「うん、分かってるよ、でもまだ暫くはレイちゃんを此処に居させて欲しい」
小鈴のパジャマと下着を取り去り、悠もネグリジェと下着を脱いだ。
唇を静かに重ね合わせ、舌を絡ませる。
既にスイッチが入ってしまっている小鈴が熱い吐息を唇の端から洩らす。
「ん、んん、んふぅ」
そのまま小鈴の陰裂に指を這わしていく。
ぴちゃ、くちゃ・・・
小鈴の耳に唇を当てて熱く囁いた。
「あら・・・凄く濡れちゃってるよぅ?」
「あぁ、ママ・・・」
勃起したクリトリスの包皮を爪先でくりくりと剥き、淫核を露出させて直に撫でる。
「そこっ!うぅ!くふぅ」
「お豆ちゃん随分大きくなった・・・」
下半身に電流が走り、腹筋に力が入って、思わず足先がぴんと伸びた。
首筋から乳房に舌がぬるぬると這っていき、クリトリスをきゅっきゅと摘む。
悠の背中に爪を立てて、強い快感に身を震わせる。
「あぁ、気持ち良い」
「もっと良くしてあげようか?」
小鈴が頷いた。
親指でクリトリスを擦りながら、中指を処女膜を破らない様に膣口に潜らせていく。
そして薬指で少し色づいた肛門にも挿入し、乳首も舌で転がし片方の乳房をやわやわと揉んでいく、
小鈴は大声で悶え狂いたいのを必死に我慢した。
「あ、うふぅ・・・く」
体全体があまりの快感で悲鳴をあげ、筋肉がつりそうになる。
「あぁっ!ママ!私もう駄目」
「良いよぅ、いって?」
その言葉を待っていたかの如く、小鈴の体が痙攣しだした。
喘ぎを抑える様に悠が小鈴の唇を唇で塞ぐ。
「う!んん!む!んんんん!んっんん!!」
ビクビクッと数回体が跳ねる様に痙攣し、絶頂に登りつめ、一気に力が抜けていく。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ママぁ・・・」
「小鈴、早かったね」
小鈴を豊かな乳房の間に抱き寄せた。
「私、今後我慢出来る自信無いよ」
「それはママからは何も言えないよぅ?レイちゃんが良いなら我慢しなくても良いんじゃないかな?」
「え?」
意外な言葉に小鈴は驚いた
137京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:22:18 ID:1ka/tCim
「それは、レイちゃん次第だけどね」
「このままだと、普通の結婚出来ないかも・・・」
「知らないの?日本でも同性結婚出来るようになったんだよぅ」
「ほんと?」
「うん、そうだよ?男の子だったママも結婚出来たんだから、今や垣根は無くなってきたも同然だし」
「レイちゃんが何ていうかなぁ」
「それは小鈴とレイちゃんの問題・・・さぁママも気持ち良くしてちょうだい」
「うん、わかった」
悠が大きく股を拡げ、小鈴がそこに顔を埋め、赤茶けた淫唇に舌を這わす。
「あん、良いよぅ・・・凄く気持ち良い、舌を中に入れて?」
甘い薫りのする蜜を吸いながら、膣口に舌を挿入していく。
同時に中指と薬指を肛門に埋め、ゆっくり出し入れした。
「あふぅ・・・ああん・・・くうぅ」
悠の大きな尻が上下に激しく揺れ動きだす。
「あ!し、小鈴(しゃおりん)駄目ぇ」
思わず小鈴が悠の溢れる蜜で溺れそうになる。
とどめとばかりにクリトリスを指でしごきだす。
「あふぅん!!小鈴上手だよぅ!ママ変になる!」
「変になって、ママ」
攻めが激しさを増す。
「あっ!だめ!いく!もういっちゃうからだめ!」
「いかせちゃう」
「ああ、いくう!あっあっ、いく、いくう〜!!ああ!ああぁぁ!!」
小鈴の頭を太股で挟み込み、手で股間に押しつけた。ベッドがギシギシと軋み、盛大に悠の体が跳ね、がくりと力が抜けた。
「はぁ、はぁ・・・ママも簡単にいかされたよぅ」
「ママの弱いとこ良く知ってるもんね」
「ふふ、レイちゃんと仲良くね?家を出る日も来そうだねぇ」
「出ていきたくないよ」
小鈴が悠の胸に顔を埋めて泣き出した。
「大学は行かせてあげるから、その後は独立しなさい!」
「でも・・・でも」
「血は繋がってないし、元男の子同士だけど、小鈴はいつまでもママの娘なんだよぅ?」
「ん・・・絶対ママとパパに親孝行するからね」
しゃくりあげる小鈴に、悠は優しく頭を撫でる。
「さ、部屋に帰りなさい」
小鈴は涙を拭いて、悠の部屋を後にした。
138京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:23:19 ID:1ka/tCim
部屋に帰り、レイの横に滑り込むと、レイが寝呆け眼で小鈴に問い掛けた。
「どこかに行ってたの?」
「うん、ママのとこ」
「小鈴、お休みぃ」
「お休み」
ぱたっと頭を枕に沈めると、とたんに寝息をたてはじめる。
何とか体を静めた小鈴は漸く眠りについた。
そして実はレイも又悩んでいた。
夜何度か目を覚ます度に小鈴に寄り添い、小鈴の下半身から漂う女の匂いに体が熱くなる。
しかし、セックスに免疫があまり無いレイは、それをどう処理したら良いか分からない。
『抱き締めたらどんなに気持ち良いんだろ・・・』
お互いがお互いに遠慮し、気遣っているとは思ってもみなかった。
学校でも少しずつ意識しあう二人。
由衣は目ざとかった。
「ねえ、貴方達、何か意識しあって無い?」
小鈴とレイが思い切り狼狽える。
「あら、分かりやすい」
由衣がくくくと笑う。
志乃と翔太は今一良く分かっていない様子。
久美子が思い出した様に囁いた。
「あのストーカー連中ね、他には居ないみたい。まぁ私のお母さんを敵に回す無謀な人は居ないでしょ」
晶教授の顔を思い出し、皆でほっと一安心と顔を見合わせる。

その日学校から帰って小鈴は決心をした。
もう自分の気持ちには嘘は付けない。
断られても良いから、気持ちを伝えようと。
夜早い目に二人で自室に入り、レイの横に座る。
「レイちゃん?私・・・いや、僕の事どう思う?」
レイとてそれは望んでいた展開でもある。
「僕も好きだよ?」
「ほ、ほんと!?」
レイが確かに頷いた。
小鈴がレイに抱きつき、その勢いでベッドに倒れこんだ。
頬に頬を寄せ、小さく耳元で呟く。
「良いい?」
「待ってたんだよ?」
小鈴が少しびっくりして、レイを見て、嬉しそうに微笑んだ。
「嬉しい!」
「ねえ、小鈴は処女だろ?僕が貰っても良いかな」
今度は小鈴がしっかりと頷いた。
「小鈴の処女は誰にも渡さないから!」
小鈴も漸く分かった。
両方望んでいた事だということを。
「レイちゃんが破って」
「でも、ママとパパは大丈夫かなぁ」
「ママとパパはこうなる事は知ってるよ?」
「開放的なんだね」
レイと小鈴がくすりと笑った。
139京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:24:20 ID:1ka/tCim
お互いパジャマと下着を脱がし合い、横になる。
どちらからともなく、唇が近づき静かに重なり合う。
初体験の時の様に緊張し、体が震え合う。
互いの唇の感触に脳髄が突き抜ける様に電気が走り抜ける。
次第に激しく舌が絡み合い唾液の交換に我を忘れた。
肌と肌が触れ合い、相手の熱が興奮を高めていく。
もうそれだけで絶頂にいきそうな快楽を味わう。
小鈴がレイのつんと尖った乳房を揉みしだき、レイも又小鈴の丸く大きな乳房を鷲掴みにした。
「レイ・・・あぁ」
「小鈴、気持ち良いよ」
いつまでも揉んでいたい位、相手の乳房に夢中になっていく。
「レイのあそこ見たい」
小鈴がレイの上にまたがり、顔を陰部に近付けた。
「小鈴のここいやらしい」
「レイのだって」
同時に顔を埋め、舌で隈無く愛撫をする。
上に位置する小鈴の蜜が、レイの顔にまで滴る。
レイの蜜も甘い匂いを漂わせ、尻まで溢れていた。
ずずっと蜜を啜りあい、体の中に飲み込む。
「レイの蜜美味しい」
「小鈴のクリトリス、大きくてエッチだね」
小鈴は自分が好きな、三ヶ所攻めをしてみた。
肛門と膣口と淫核。
レイの体がびくりと震え、小鈴の陰部から口を離し、思わず喘ぎだす。
「ああぁ!そ、それ凄ぎるよ!」
熱湯の様な蜜が湯水の如く溢れ、じゅぶじゅぶと音を奏でる。
負けじと小鈴の大きいクリトリスを吸い込む。
小鈴の体が反り返る。
「あうっ!ああぁっ」
お互いの攻めがお互いの興奮を掻き立てた。
手と口が止まらない。
何度も小さくいきながら、大きな絶頂に昇っていく。
「レイ!もうだめ!いきそう!」
「小鈴、僕もいく!」
「レイ一緒にいこう?」
「「あああぁぁ!!」」 二人は同時に蜜に塗れながらえもいわれぬ絶頂に達していった。
はぁはぁと荒く息をつきながら、抱き合う。
「小鈴・・・こんな気持ち良かったの初めてだ」
「素敵だったよ・・・」
「じゃ処女貰うよ?」
「うん、指で破って」
小鈴がレイの長い指を迎え入れる為に、股を拡げた。
中指を第一関節まで入れ、緊張を解す。
そして間から薬指を潜り込ませていく。
小鈴は横を向いて目をぎゅっと瞑った。
140京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:25:14 ID:1ka/tCim
つぷ・・・
二本の指が入り口に埋まり、膣内に沈めていく。
「痛くない?」
「ま、まだ大丈夫」
指が膜に突き当たる。
「くぅ!」
「痛い?力抜いて」
「うん!うん!」
小さくぷつっと音がして、膣口から鮮血が流れだしてきた。
「痛っ、痛い!レイ!」
小鈴が歯で下唇を噛み締める。
愛液混じりの血が下に敷いたバスタオルに染まっていく。
「指、抜く?」
小鈴が首を横に振る。
「だ、大丈夫、静かに動かしてみて・・・」
「うん、いくよ?」
レイが指を静かに出し入れしていく。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ
「い、痛いけど、ちょっと気持ち良くなってきた」
痛みと快感がない交ぜになり、小鈴は初めて味わう破瓜の痛みに喜びさえ味わっていた。
指二本で出し入れしながら、親指でクリトリスを捏ねていく。
「いやぁ!あぁっ!う・・・す、凄いよ・・・」
強烈な快感が痛みを消し去ったかと思うと、後は膣内に深く出し入れされるのが快楽に変わる。
小鈴はシーツを握り締め、どこかに飛びそうになるのを必死に我慢した。
「レイ!勘弁してぇ!おかしくなるぅ!で、でも止めないでえ!」
小鈴の腰が大きくグラインドしていた。
「お尻にも入れて!」
レイが膣内の指を中指と人差し指に替え、肛門には薬指と小指を埋め込み、ぐいぐいと責め立てる。
じゅぽっ!じゅぽっ!
小鈴の体が跳ね回り、首を左右に激しく振りたて悶え狂う。
「いい!いいよ!凄い!凄いい!ああっ狂いそう!狂っちゃうう!!」
初めて見る小鈴の我を忘れた悶え様に、レイの男の気持ちである庇護欲が沸き上がる。
「小鈴狂いそうなくらい気持ち良いんだね?」
二三度深く頷き、頭を後ろに折れそうな位反らす。
「だめえ!またいく!レイ!い、いっても良い?」
「良いよ?」
「嬉しい!いくう!いくうう!あぁっあああ!!」
がくがくがくと痙攣をし、小鈴はふと意識が遠くなっていった。
気が付くと、小鈴はレイの胸に抱かれていた。
141京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:26:11 ID:1ka/tCim
「凄すぎ・・・ほんとに気が狂っちゃうかと思った」
「可愛かったよ」
「なんか、何時の間にか主導権握られてるね」
「そう言えばそうだね」
「レイはタチだったんだ・・・で、僕はどうやらネコなのかな?」
「それで良いんじゃ無いかな?」
「レイも明るくなった」
「小鈴のおかげだよ」
初めて結ばれた二人は体を激しく求め合った。
何とも奇妙なカップルになった二人は遠慮しなくなった。
学校でも、仲間に宣言し大学卒業の時に一緒に暮らし、生活基盤を築いた後は将来を約束しあった。
他の四人もそんな二人を祝福し、支え合う友情を交わし合う。

それから四年が過ぎ、医大に進んだ二人はインターンになり、住み慣れた悠の家を出る事になった。
養子縁組を解消し、二人は一個人として、同性結婚を選ぶ道を取った。
「ママ・・・今までありがとう!」
悠と修と子供達が玄関で二人を見送る。
「あなた達はいつまでもママの娘だよぅ?」
「あぁ、この家はお前達の家なんだからな」
悠が二人を抱き寄せる。
「レイも小鈴も、いつでもこの実家に帰ってらっしゃいね」
レイと小鈴が悠の胸の中で涙した。
「ママ、少しの間だったけど、凄く幸せでした」
「親孝行する、絶対!」
「さぁ行きなさい!ママは大丈夫だから」
小鈴が子供達の賢と久美に語り掛ける。
「賢、久美、ママとパパを頼んだよ?姉ちゃんまた遊びに来るからね」
子供達はただ頷くしか出来ない。
二人は医大の寮に住むため一緒に購入した車に乗り、遠ざかっていく、
家の中に入った悠が修に取り縋って泣き崩れた。
「とうとう行っちゃった・・・寂しいよぅ!」
「悠、いつでも会えるだろ?たまに行ってやれや」
「ぐす・・・うん」

小鈴とレイはその後、悠達の恩に報いる為に晶教授の厳しい指導の元、医者になった。
どうやら、落ち着いた頃お互いの卵子に遺伝子核を組み込み、子供を産み合うらしい。
ママでもあり、パパでもある。
いつか大きくなったお腹を抱え合った二人が見れるだろう。
悠と修はそんな孫の誕生を今から楽しみにしている。
レイと小鈴は今日も今日とて仲睦まじく、いつまでも笑い合っていた・・・

===END===
142京丸@ピンキー:2007/07/21(土) 03:31:49 ID:1ka/tCim
投下完了です。
エンドまで投下。
今回ちょいと苦しみましたです。
アメリカでは同性結婚って有るから、近未来の日本でも有るのではないかと。
次回は今までのオムニバスを抜けて、荒唐無稽な感じになりそうです。
143名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 09:32:27 ID:9c77d0W2
お疲れ様です <__>
相変わらずテンポ良いですな。次回作も期待してます。

個人的には小鈴に擬似ちんこ生えるなりして膜を破って欲しかったw
144名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 10:48:16 ID:YqoIAvNN
最近、話題に上ってる保管庫ってどこ?
145名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 12:22:18 ID:+AHTI6uu
>>144
ハハハハハ釣りですか?罰としてあなたにはTSしていただきま〜す♪
146名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 12:51:05 ID:1ka/tCim
↑それは罰にならないんじゃないかとW
147名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 19:23:58 ID:Ma8kNnR0
>>145-146
TSされてちゃんと痩せて綺麗にしたら美人なんだけど
体重が100kg超の超デブ状態あたりでどうよ
そういう状態になるとTSのプラス面は殆ど味わえんだろう
頑張ってダイエットしなきゃならない部分が罰ということで
148名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 19:52:41 ID:kNKi5yhr
149名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 21:06:51 ID:++jArrX4
>>148
>>144じゃないがd
150名無しさん@ピンキー :2007/07/21(土) 23:46:22 ID:t0AUoikV
保管庫見て思ったのだが、俺がここの住人になったのは3スレ目だった。
来ることになった切っ掛けはなんだったか・・・。
とりあえずカイトと蘇芳卓哉の続きマダー。
151名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 02:13:00 ID:d1HLEw/E
過去スレってどうやったら見れるんだろう?
カイトシリーズが気になるが
誰かどうなったか知らん?
152名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 03:19:57 ID:kps82TWu
>>151
>>148

スレの全文を読みたいなら、Part1〜26は↓にある
http://yellow.ribbon.to/~tseross/kako.html
HTML化されてないのはdatファイルをダウソしてDAT2HTML
http://tatsu01.at.infoseek.co.jp/にある)でHTMLに変換すればおk
153京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:17:56 ID:V69URkOS
投下します。
今回は荒唐無稽です。
科学的根拠なぞ無し。
あまり鬼畜にはなりませんが、たまには良いかと。

お信(17)お蘭(17)
信隆(17)

父、信明
母、良子
姉、市子

その他有名人が出ます。 
【レイプ】があるかも
154京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:19:19 ID:V69URkOS
◇◆◇現世転生◇◆◇

===是非も無し===

わー!わー!!
鎧の音と人馬の雄叫び。
寺と言うより小さな城の様な館は既に囲まれていた。
その中で一人、眼光鋭い男は何故か平然としている。
見台の書に視線を落としている横にはみめ麗しき青年が座っている。
そこに一人の荒小姓が駆け込んできた。
「謀反でございます!」
「謀反だと?誰ぞ!」
「水色桔梗!」
「馬鹿な!」
戸を開けて見ると、ただならぬ雰囲気が肌を刺す。
「あやつ・・・わしの心が分からなかったか!弓を持て」
塀を越えようとする兵を射落としていく。
弓の弦が切れると、薙刀で、薙刀が折れると刀で応戦した。
しかし利き腕を矢で射ぬかれ、刀を落とす。

「是非も無し・・・」

「お館様、どうか御生害を!私達で防ぎます故!」
奥の部屋に籠もった男は、敦盛を一指し舞い、短刀を前に置き、懐から梵山を取り出した。
以前この岩くれにつまづいたお陰で、狙撃から助かった。
それ以来、岩を梵山と名付け、縁を感じている。
「お主を本尊に据え、戦の無い世にしたかったが・・・すまぬのう」
その時である。
普通の人には単なる岩の固まりに見える梵山が、光り輝きだした。
「む?何だ?」
その光が次第に人の形になり、白い流れる様な羽衣を纏った女が現れた。
「我は梵山の聖霊・・・貴男は死ぬべきでは有りませぬ!もう一度命を与えまするぞ」
男は暫く考えた後、ふっと笑い事も無げに応えた。
「もう良い・・・わしがここで死ぬるのも運命だったのだ」
「未練は無いと言われまするのか?」
「未練など無いわ!ただ未来のこの国と、わしがどの様に語られているかは見てみたいのう」
「宜しいでしょう、今から400年先の日の本に転生してみまするか?」
「出来るのか!面白い!で、わし一人か?」
「お連れを一人だけ許してさしあげまする」
「では、お蘭を頼む」
「分かりました、先ずは黄泉の国と未来の日の本の狭間の世界に移しまする」
「頼むぞ」
「そこでは既に新しき肉体に成っておりまする事をお知りおきを」
「うむ・・・」
短刀と梵山を懐に直す。
より光り輝いたかと思うと、男は掻き消す様に消え失せた
155京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:21:05 ID:V69URkOS
その直後、伽藍が焼け落ちた。
謀反を興した武将がその男の亡骸を探したが、骨の欠片も見つからない。
「お館様は何処だ!えーい、もっと探せ!」
そしてもう一人小姓が消えていたのも、気付かなかった。

狭間の世界。

その男がふと意識を取り戻すと、梵山の聖霊が目の前に申し訳無さそうに立っている。
「すみませぬ、肉の器がそれしか有りませなんだ」
男は改めて自分の体の異変に気付く。
壮年の逞しい体では無く、合わせの絣に紺の袴を履いた17才位の少女に変わっていた。
「な、なんだ?どうしておなごの姿なのだ?」
透き通る様な声に喉を押さえてしまう。
「男の肉の器は、戦続きのせいで何らかの欠損が有るのです・・・お年寄りのお体なら有りまするが」
「仕方ないのぅ、年寄りの体なぞ御免被るわ」
その時隣に自分と同年代の髪の長い少女が座りこちらを瞳を潤ませて見ているのが分かった。
切れ長の目、高い鼻筋、赤く紅をさしたかの様な唇。
「お主、蘭丸か?」
「信長様!またお仕え出来まするとは、蘭は夢の様でございます」
「おお!男のお主も美しかったが、おなごのお主も美しいのう」
「お館様も、とても可愛いおなごになってまする」
「わしがか?そうか?」
「未来の寄り代は遥か直系の子孫の織田信隆と言う人物の家でございます」
「ほう!わしの子孫とな?それは興味深い」
お蘭が聖霊に尋ねた。
「急に我らが現れても大丈夫なのですか?」
「はい、それは信隆様に夢で知らせておりますし、きちんと辻褄を合わせています故」
「梵山・・・お主ひょっとしたらとんでもなく高位の聖霊なのでは無いか?」
「周りが気付かなかっただけでござりまする」
「まぁ良い、では頼むぞ」
「はい、何か有りましたら梵山をかざして私めをお呼び下されませ」

再び二人意識が遠ざかり、ふっと消え失せた。

===出会い===

ガバッ!!
「何だ?今の夢は」
夢にしてはあまりにもリアルで、単なる夢とは到底思えない。
織田信隆は頭を傾げて腕を組み、夢を思い出す。
「あれがご先祖様の織田信長公か・・・はぁ、迫力有ったなぁ」
どしんっ!!
「ぐえっ!!」
急に布団の上に一人の少女が中空から湧いた様に振ってきた。
156京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:22:06 ID:V69URkOS
信隆は心臓が止まるかと思った。
「わわ!だ、誰?」
少女はキョロキョロと辺りを珍しそうに見渡し、ふと信隆に気付いた。
「おぅ、お主が我が子孫の信隆か!わしの事はもう知っておるのじゃろう?」
丸いくりっとした目、ぷっくりとした鼻、少し上向いた愛らしい唇。
しかし!とてつもない眼光の持ち主だった。
思わずひれ伏したくなるような迫力。
信隆は先程の夢を信じざるを得ない。
「ご先祖様?信長公ですか!?うわ、初めまして!」
「ははは、そう畏まるでない。この世界では大名でも武将でも無いのだ・・・因みにあれは蘭丸な」
後ろを指差した。
「はぁ、宜しく」
蘭丸は三つ指をついて深くお辞儀をした。
「これから世話になるぞ?宜しく頼む」
「世話になるって言っても・・・あの、梵山って今呼び出せますか?」
「うむ、良いぞ?出でよ、梵山の聖霊よ」
聖霊があわあわと慌てて出てきた。
「何かしておったのか?」
「この世で遊びに行こうかと思いまして」
「御気楽じゃのう・・・あ、信隆が用が有るとか」
「あの、僕の両親と姉には?それと戸籍は?色んな問題が有ると思ふ」
「大丈夫ですよ、もう知ってますし、戸籍はちょちょいと細工して有ります」
「手回しの良い事で」
「学校にも在籍している様に細工してまする」
「あんた本当に単なる聖霊なのか?」
「わしもそう思う・・・手際が良すぎるわ」
「では、また何か有りましたらお呼び下されませ」
聖霊はあたふたと掻き消えた。
バタバタバタバタ
階段を数人の足音が聞こえ、両親と姉が飛び込んで来た。
父の信明は涙を流さんばかりに喜んでいる。
「信長様!よくぞおいで下さりました」
母の良子は畏まる。
「末長く居て下さいね」
姉の市子は興味津々。
「市子です、歴史の事、教えてくださいね?」
「ほう、姉はお市の方か!織田家らしい美貌じゃ」
「それとこの短刀を明日一緒に売りに行って欲しい」
「短刀を?」
「この世界では役に立たぬしな。売れば家計の足しになるぞ、良いな?」
「はあ、分かりました、では明日は休みですから、また朝にでも」
「わしはここで寝るから気にせずとも良いぞ」
「信隆?ご先祖様の事宜しく頼んだよ」
「え?あ、はぁ」
157京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:23:03 ID:V69URkOS
「信隆よ、わしと同禽を許すぞ」
「でも、ご先祖様は今女の子ですが・・・良いんですか?」
信隆自身はラッキーとも思っているのは確かで。
「何だ?おなごのわしが気になるのか?」
信長がにやりと意味ありげに顔を近付けた。
「いや、あの」
蘭丸がきりりと睨む。
「信隆殿・・・」
「い、いやだなぁ、僕が信長様にそんな事思う訳無いじゃないすか」
ぽりぽりと頭を掻いた。
「ふん、お蘭も余計な事を言いおって」
「それと、わしは止めた方が良いかと、女の子なんですから」
「そうか・・・わらわ、はどうじゃ?」
「わらわ・・・良いですね!萌えます」
「萌え?とは何じゃ?」
「堪らなく魅力的な事をそう言うんです」
「萌え・・・わらわを見るとお主、萌えるのか?」
少女姿の信長が怪しく見つめる。
「は、はいぃ」
「信隆殿・・・良いかげんに・・・」
「わ、分かりましたよ!もう寝ましょう、蘭ちゃんはどうする?」
「ら、蘭ちゃん・・・私はこのふかふかの長椅子が気に入りました故」
「じゃこれを掛けて」
蘭丸にタオルケットを手渡す。
「これ良いです!軽くて肌触りが良くて、こんなのが有るのですか」
蘭丸はタオルケットに包まれて幸せそうな顔。
「お館様と一緒の部屋で寝れるとは!蘭には望外の幸せでござりまする」
「お蘭も感激性じゃの、さて、わらわ達も寝るとするか」
「寝間着持ってきますから、待っていて下さいね」
信隆は姉にパジャマを借り信長に手渡した。
「お?この生地心地良いのう!柔らかくてすぐ寝れそうじゃな」
気にせずぱっぱぱっぱと全裸になる少女に信隆は目が釘付けになる。
蘭は・・・よし寝てる。
信隆の熱い視線に気付いた信長は、にやりと蘭丸をちらりと見て、信隆の正面から後ろを向いた。
茶筅髷から長い髪を垂らした先がゆらりと揺れる。
パジャマを着た後、つかつかと近寄り耳元で囁く。
「目が獣になっておるぞ?襲ってはくれるなよ?今のわらわは男のお主に抵抗なんぞ出来ぬからの」
ふと怪しげな表情が浮かんだ。
「ご、ご先祖様・・・」
「ご先祖様は止めい!こそばゆい、お信で良い、蘭にはわらわが言っておく」
「はい、お信の方」
お信がにこりと微笑んだ
158京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:24:03 ID:V69URkOS
今は初夏・・・涼やかなタオルケットにお信が潜り込んだ。
「お蘭の言う通りじゃ!何とも心地良い肌触り!戦も考えずとも良し・・・初めてゆっくり寝れるの」
横で未だ緊張している信隆が尋ねた。
「今迄ゆっくり寝た事無かったのですか?」
「うむ、戦と謀略の連続で、今日の友が明日には敵になる世の中じゃ・・・気は休まらなかったのう」
「ここもそんなに良い世界じゃ無いですが、少なくともそんな事考えなくても良いですから」
「うむ、進歩が全て良いとは思ってはおらぬ。しかし明日から楽しみじゃ」
「お信さん?光秀は何故本能寺にこっそり来て裏切ったのでしょう」
「金柑頭が本能寺に来るのは当然じゃ。わらわに合流する為に京に来たのじゃからの」
「え!そうなんだ!」
「あんな鎧や人馬の声に気付かぬ訳は無かろう?あやつは進歩が嫌だったのじゃな」
「今、それが一番の謎なんですよ?」
「そうであったか・・・真実を知ったのはお主だけじゃのう」
お信はこちらを向いてにこにこと微笑んでいる。
「織田信長ってあまり怖い人物じゃ無かったんですねぇ」
「わらわがか?」
「はい、短気で、気難しやで、失態は許さないって通説になってますよ」
「ふふん、わらわがそんな風に見えるかの?歴史は勝者が作る物・・・本来の信長はこんな人物じゃ」
「まだ信じられないですよ?あの織田信長と一緒に寝てるなんて誰も信じないでしょうね」
「言わぬが良いぞ?過去のわらわが言うのも可笑しい話だがな」
「そうですね」
「のう、信隆・・・蘭は最早寝入っておるぞ?」
お信が信隆につつと近づいてくる。
「え?あの・・・」
「お主、おなごは知っておるのか?」
「う・・・知りません、って今の世の中は以外と遅いんですよ?」
「そうか、ふむ」
「お信さん?」
「手を貸せ信隆」
お信が信隆の手を取り、自らの乳房に当てた。
「これがおなごじゃぞ?とは言えわらわも新米おなごじゃがな」
信隆は思わぬ贈り物についむぎゅと揉んでしまう。
「んぁっ!・・・」
「あ、すいません!痛かったですか?」
思わずお信は目を瞑る。
「いや、痛くは無いぞ、痛くは無いが・・・もっと揉んでも良いぞ」
やんわりと何度も揉んでみた。
159京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:26:25 ID:V69URkOS
===おなご===

「ん、あぁ・・・」
「どんな感じですか?」
「あふ、切ない・・・際限無く気持ち良くなりそうな気がするぞ」
「止めますか?」
「続けて良い」
信隆はパジャマのボタンを外し、お信の両乳房を露出させ直に揉む。
露出されたのに、お信は何も言わなかった。
「あぁ・・・うぅん」
桃色の乳首がツンと勃起している。
「うぅ、信隆・・・体が熱い」
両乳房を鷲掴みにして揉み解す。
「くうぅ、ああぁ」
眉間に皺を寄せ初めての快感に悶えだした。
「の、信隆!手を、手を止めてくれぬか」
「あ、すいません」
「良い!あれ以上されるとさすがのわらわも止められぬのが分かった」
「うわぁ、信長公のおっぱい触っちゃったよ」
「ん?何か下半身が気持ち悪いのう」
信隆はふと気付いてティッシュを差し出した。
「これで股間を拭いて下さい」
「柔らかい紙だの!これで拭くのか?どれどれ・・・どうやらはしたなく濡れ濡れの様じゃ」
お信は罰が悪そうにティッシュでごしごしと拭く。
「ほれ、こんなになったぞ?お主のせいで」
濡れたティッシュを信隆の鼻先に突き付けた。
つんと初めて嗅ぐ若い女の匂いにくらくらする。
「って、お信さんが触らせたんじゃ無いですか」
「戯れじゃ、そう怒るでないわ!」
「でも男に触らせても良いんですか?元々は男なんですよ?」
「知らぬのか?わらわの世界には衆道と言うのが有る。お蘭ともそんな関係じゃったからな」
「あ!そうか・・・思い出しましたよ」
「じゃから、わらわには抵抗は無い」
「そんなもんですか」
「しかし最早おなごだと言うのを思い知った・・・お主に襲われたらわらわには抵抗する統べは無い」
「ご先祖様に無理矢理なんてしませんよ」
信隆はぷいと膨らんだ。
「分かっておる・・・わらわに達には今、お主しか頼れる男は居らぬ」
「頼りないですよ?今の男子は」
「大丈夫、お主はこの信長めの直系の子孫ぞ!いざとなれば出来る奴じゃ!頼んだぞ?」
「は、はい!」
「って事で腕を貸せ」
お信は頭を横にして信隆の腕枕で勝手に寝入ってしまった。
『ね、寝れないよぅ』
ますます目が冴える信隆だった
160京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:27:23 ID:V69URkOS
お信は早朝目を覚ました。
「ん?何処だ?此処は・・・あ、そうであった、未来に来たのだったの」
蘭丸を見ると、裾から乳房がこぼれ、袴から白い生足を投げ出し、大口を開けて寝ていた。
「ふっ、お蘭め・・・余程安心しきっていると見えるな」
様を見ると信隆が背を向けてまだ寝ている。
「これ信隆!起きぬか!朝じゃぞ!」
「ふにゃぁ、まだ早いですよ、って誰!あっ信長様でしたっけ」
「わらわと同じ反応をするでないわ・・・ん?お主あそこ硬くなっておるな」
お信が舌なめずりし、信隆の朝立ちした怒張を握り締めた。
「う・・・お信さん!」
「まだお蘭は寝ておる・・・お主の精を貰うぞ?」
さっと怒張を取出し、直に扱きだした。
「うあぁっ」
「心地良いか?ぬるぬるがたっぷり出てきたぞ?」
「うはぁ!気持ち良いですう!」
「うい奴じゃ、精を放つ時は言うが良いぞ」
「も、もう出ます!」
お信が目を丸くしてびっくりした。
「は、早いぞ、お主」
ぱくりと怒張をくわえたお信に信隆はもっとびっくりした。
「あ!そんな勿体ない」
「ほひ、はへ(良い、出せ)」
「すみません!出る!」
びゅくっびゅくっ!
大量の白濁した液体を、お信は全て口内で受け止め、飲み下した。
「ふむ・・・現代人の精も同じ味じゃのう」
「はひぃ・・・お信さんって、昔も飲んでらしたのですか?」
「あぁ、お蘭のも随分飲んでやったもんじゃぞ?普通では無いのか?」
「現代では、男同士はあまり歓迎されてないんですよね」
「そうか、時代は変わったんじゃのう」
「僕、飲んで貰ったのもくわえて貰ったのも初めてだったんですよ?」
「良かったのう!この信長めがお初じゃぞ?濃くて中々美味じゃったな」
「良いのかなぁ・・・でも気持ち良かったから良いかぁ」
「良い良い、気にしない事じゃ」
いつの間にか蘭丸が座ってこちらを睨んでいた。
「殿!何をされていたのですか?」
「ん?信隆の精をわらわが飲んでやっただけじゃ!妬くな」
「や、妬いてなどおりませぬ!」
蘭丸はタオルケットを頭まで被り拗ねだした。
「妬いておるではないか」
「知りませぬ!」
信隆は信長と蘭丸の繋がりが分かった気がした。
161京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:28:39 ID:V69URkOS
「さ、起きるかの、信隆はまだ寝てるか?」
「目が覚めましたよ」
お信が信隆の耳元に唇を付けて囁く。
「溜まったら言うが良いぞ?わらわが飲んでやるからの」
「い、良いんすか?」
「良い、お主の逸物を見ると何故か切のうなる」
信隆とお信は蘭丸の機嫌を何とか治し、顔を洗う事にした。
「ん?わらわはこんな顔であったか!中々うい顔じゃのう」
母の良子が既に二人分の洗面具を用意している。
歯ブラシに歯みがき粉を付けて研かせ、口を何度か注がせた。
「ほう!これは口内が爽やかで心地良いの!のうお蘭よ」
「まことに!まるで涼やかな風が吹き抜けた様で」
気に入ってくれて良かったと信隆は安心した。
顔を水で洗いタオルでごしごしと拭く。
「こんな気分の良い朝は生まれて初めてじゃ」
両親と姉は珍しく既に起きて居間に居た。
お信が朝の挨拶をすると言ったので、蘭丸がびっくりした。
「殿自らですか?」
「お蘭よ、今は戦のあの時代では無いのだぞ!」
二人が両親と姉の前で深々と挨拶を交す。
「お早うござりまする」
「ご、ご先祖様!勿体ないです、おはようございます!」
「良い、今日から厄介になるのじゃ、どうかわらわ達の為にも気にしてくださるな!頼む」
「そうですか?はい、分かりました」
「それと今日からわらわは、お信、蘭丸は蘭ちゃんで良いかと」
母の良子が朝食を用意していく。
「今朝は和食にしましたよ?お口に合いますかどうかしら」
二人が手を合わせ、箸で口に運ぶ。
「母上!美味いですぞ!」
「はい、蘭もこんな美味しいのは初めてです」
「あらぁ良かったわ」
料理も口に合った。
何とかやっていけるんじゃないかと信隆は思う。
朝食を食べた後、暫く今後の事を歓談し、外に出る事にした。
二人は合わせの絣に、紺色袴に靴を履かされた。
「歩きやすいもんじゃのう!戦の時なんかこれが有れば随分違ったのに」
「殿!戦の事はもう」
「すまぬすまぬ、しかし丸腰はちと頼りないな・・・まぁ仕方ないか」
突然現れた二人の古風な少女に皆が振り向く。
お信と蘭丸は見るもの全てが物珍しかったが、理解も早かった。
さすが、地球は丸いと即座に理解しただけあると信隆は頷いた。
162京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:31:24 ID:V69URkOS
===外出===

「すまぬが、何処か頼りになる古物商は無いかの」
父の信明がとある有名店を紹介し、店に入る。
初老の男性がぎょろりと睨んでいた。
お信が懐から短刀を出し、店長に見せる。
その瞬間、店長ががたりと椅子を飛ばして立ちあがった。
「!!!」
「おやじ買ってくれ」
「こ、これを、何処で!」
「詮索は無しじゃ、ただ織田家に伝わったとだけ言っておこうかの」
銘と作りを震える手で調べている。
「絶対他には売らないで貰いたい!」
信隆はなぜ店のおやじが狼狽するのか分からない。
「そんなに良いもん?」
「何を言っとる!本能寺の変の時に焼失したと言われる、国光の名刀が新品で目の前に有るんだぞ!」
『本人が持ってきたんだから当たり前だよな』
「これ一振りと店内の全てを交換しても良い!」
「で、買ってくれるのじゃな?」
「お任せ下さい、ただ代金は明日で無いとご用意出来ません!どうか明日絶対お越し下さい!」
父の信明が尋ねた。
「代金って、おいくらになるんですか?」
「値段は付けられませんが、強いて付けるなら三億は下らないかと」
お信と蘭丸は平気だ。
信隆一家はぱくぱくと言葉にならない。
「お主の言い値で良い、明日持ってくるぞ」
「あ、ありがとうございます!この店の宝が出来たぞ!!」
店から出た後、信明がお信に言った。
「良いんですか?」
「あぁ、良いぞ?別にわらわには珍しい物でも無いからの。お世話になるせめてもの土産じゃ」
新し物好きの信長は、見るもの全てが気に入った。
しかし二人が一番気に入ったのは携帯電話だった。
「これで遠くの者と喋れるのか?便利じゃのう!」
さすがと言うべきか、操作を直ぐ理解する。
「信隆よ、中々良い世界じゃぞ?」
そう言って写メで信隆をパチリと映した。
「お主をわらわの待ち受けにしてやる。わらわ達もお主の携帯で撮って待ち受けにせよ」
にこやかなお信と、きりりと表情を引き締めた蘭丸が信隆の待ち受けを飾る。
「うはぁ・・・織田信長と森蘭丸が待ち受け!」
『でも可愛いよなぁ』
昨晩のお信の乳房と喘ぐ顔と声が浮かんで仕方ない。
「ふふん、信隆よ、何を思い出しておるのだ?鼻の下が伸びておるぞ」
163京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:35:01 ID:V69URkOS
お信がまた信隆の耳元で熱く囁いた。
「夜まで我慢せよ」
我慢せよ・・・また触らせてくれるのかと信隆は舞い上がる。
ふと蘭丸を見ると、じと目でこちらを睨んでいた。
母の良子が服と下着を買おうと、ショッピングセンターに二人を連れていく。
「この建物は!西洋の城の様だのう」
「殿、階段が動いておりまするぞ」
「お蘭、あまり恥ずかしい事を言うでない」
「殿だって」
「で、母上よ、下着は履かなければならぬのか?」
「きちんとした下着を履かないと身体の線が崩れますよ?」
「おなごは難しいの」
ブラジャーとぴっちりしたパンティを付けたお信は溜め息をつく。
「ふむ、何やら身が引き締まる思いぞ」
試着室から出ると、蘭丸がもじもじしていた。
「お蘭、どうした?」
「殿、何やらとても恥ずかしくて・・・」
「お主は既におなごの気分になっておるのだな」
初めてスパゲッティも食べ、美味さに感激する。
西洋の音楽に自然と体が揺れ動く。
高層タワーに登り、蘭丸がびびりまくるのをお信が笑い飛ばす。
夕方が迫り、海岸に佇む。「夕焼けは昔も今も変わらぬな・・・」
「殿、私達だけこんな幸せで良いのでしょうか」
「気にせずとも良い!二人は既にあの時死んだのだからな」
「蘭をお供に選んで下さり、私は・・・」
「ええい、泣くでない」
信明が二人に声をかけた。
「帰りましょうか?」
信長と蘭丸は現代に来て良かったと思った。
攻められる事も無く、攻める為に殺す事もしなくても良い。
自分の為に生きれば良い。
現代の人間は、今をもっと感謝すべきだとお信は考えていた。

===切ない===

自宅で夕食を食べおわり、ふと信隆がお信の体臭を嗅いだ。
「お信さん、風呂に入ったのはいつですか?」
「この身体はいつ入ったかは知らぬが、匂うか?」
「はい、蘭ちゃんもお信さんも少し匂いますよ」
「お主、おなごの甘い匂いを全て洗い流してしまっても良いのか?」
信隆の自室でお信が顔を覗き込む。
蘭丸はテレビに夢中になり、居間に居座っていた。
見ていたのは丁度【信長公記】だった。
164京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:36:10 ID:V69URkOS
信隆は怪しげに覗き込むお信にドキドキする。
「あ、洗った方が良いかなぁっと」
「では洗う前にわらわのおなごの匂いをもっと嗅いでみぬか?」
がしっと信隆の頭を抱き、胸に埋めた。
男だった筈なのに、女の体になるだけでこんな良い匂いに感じるのかとぼうっとなる。
「どうじゃ、芳しくないかの?わらわとて芳しく感じるぞ?」
今にもぷつんと糸が切れそうになる。
『なんて、良い匂いだ』
遂胸に顔を埋めたままお信をベッドに押し倒した。
「お主、襲いたいのか?」
お信の顔をちらりと見上げる。
口の端が微かに微笑んでいた。
信隆はそのまま体を上にずらし、お信の唇に自分の唇を重ねてしまった。
「む・・・ん・・・」
お信の体はまだ信隆にホールドされたまま固まっている。
唇を離すと、つっと唾液が糸をひいた。
お信が頬を赤く染め、じっとこちらを見つめている。
「今のは・・・何じゃ?」
「すみません!って、え?お信さん、今のって初めて、ですか?」
「初めてじゃ・・・もう一度、今のを!」
今度は唇を交差し、深く舌を絡ませた。
お信の手が信隆の首に巻き付き震えている。
「んん・・・むぅ・・・んっ・・・ぷはぁ」
お信の目がとろんとなっていた。
「あぁっ切ない!体が切ないぞ」
「ごめんなさい、無理矢理してしまって」
「良いのだ、今のわらわはもう信長では無い・・・お信なのだ」
「さ、蘭ちゃんと風呂に入って下さい」
「一緒入らぬのか?」
「蘭ちゃんが、怒るし怖いです」
「うむむ、そうか、何か考えないとな」
「危ない事考えないで下さいよ?」
「ふふふ、どうかな?」
起き上がったお信は何やら考えがあるようだ。
風呂の入り方と、シャンプーは良子に聞いてもらう事にした。
部屋を出る前、お信は信隆の頬を両手で挟み、ぼそっと囁いた。
「お主は、わらわの心をとろけさせた最初で最後の男じゃぞ?あれはなんと言うのだ?」
「キス、と言います。僕も初めてですが」
「そうか、風呂に入る前にわらわにキスとやらをもう一度頼む」
背の高い信隆に抱きすくめられお信は長いキスを交わした。
「心地良いぞ・・・多分濡れ濡れになってるな」
くつくつとお信が笑った
165京丸@ピンキー:2007/07/22(日) 16:41:50 ID:V69URkOS
投下完了です。
はい、信長を出してしまいましたW。
一度やってみたかった。
信長は衆道の体験者ですから、あまりわだかまりは無いかと思いまして。
鬼畜はあまり無しで、軽い感じで進むかと思います。
166名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 16:48:35 ID:m1pChTA/
なんというか、押せば湧き出す泉の如くポンポンと
よくもまぁネタが出てくるなw(誉め言葉ですよえぇえぇ)

時代がかった代物も大好物な俺からしたら万々歳モノですよ。
続きに期待して待つ(゜∀゜
167名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 02:42:32 ID:Gp/Y4xU8
は、覇王様ぁぁぁぁああああああああああああ!¥$%!?&#+*=/|


これは作者殿に最大級のGJを申し渡すしかないではござらんかGJ!
168名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:29:42 ID:e/5QLb03
かつて三戦板に信子ちゃんという女体化スレがあったが
やっぱありだよなぁ、こういうのも、GJ!
169京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:43:15 ID:eZ0kdvYU
投下します。
やはり、鬼畜なシーンは有りませぬ。
それとひょっとしたら賛否両論なキャラを出してしまいました。
170京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:44:22 ID:eZ0kdvYU
「お蘭よ、風呂に入るぞ!来よ」
「宜しいのでござりまするか?」
「仲良く一緒に入ろうではないか」
ご寵愛を受けていたとは言え、一緒に湯船に浸かるなど考えられない事。
姿形は違えど、蘭丸にとっては目の前に居る少女は主の信長だった。
広いホーローの湯船には緑色の薬湯が入っている。
「ほう、良い匂いじゃ」
「と、殿と一緒に・・・風呂に・・・はぁ」
「お主はまだ感激しておるのか?」
お信が苦笑した。
「はい、昔なら考えられぬこと故」
「さ、母上の言われた通り、掛け湯をせよ」
湯船から湯を体に浴びせ、お信が湯船に浸かる。
「何をしておる?お蘭も入れ!」
「勿体のうございます」
「良いから来るが良い」
蘭丸が湯船の隅に縮こまった。
「お蘭、体を伸ばせ」
「こ、こうでござりまするか?」
蘭丸が湯船の中で足を伸ばす。
「うむ、せっかく入ったのだ、足を伸ばせば良い」
蘭丸が湯を手で掬う。
「何でも粉を入れると薬湯になるとか」
「便利だのう、しかしこんなにゆっくり湯に浸かった事は無かったな」
「この時代だからこそ、一緒に入れるのですね」
「生まれ変わったのじゃ、楽しむが良いぞ」
「殿は見違える程可愛くなりましたし」
「ば、馬鹿者!主をからかうでないわ」
「蘭はどうですか?」
「お蘭の方がおなごらしいのう・・・乳も大きい」
「漸く殿に勝てました」
「ははは、それで良い」
お信はふと真剣になる。
「蘭よ、信隆の事だがな・・・どうか妬いてくれるな・・・頼む」
「良いのです、蘭は殿に唯一お供に選ばれただけで幸せでござります」
「信隆を見てると、何やら体が切ない」
「抱かれたいのでは?」
「それを越えると、多分わしはわしで無くなる・・・それも怖い」
「殿が怖い?」
「信隆に夢中になりそうでな」
「あ、そうでしたね、私達はいずれ・・・」
「夢中になり、情が移ると辛くなる」
「罪な事です・・・」
「我は覇者信長ぞ!情けない事じゃ」
「今夜も同禽ですか?」
「迫られると拒めぬ・・・既に情が移っとるか」
「おなご故、ですか?」
「わしは一体どうしてしまったのかのう」
華奢な体を抱いてお信は俯いた。
171京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:45:25 ID:eZ0kdvYU
「取り敢えず体を石鹸とやらで洗おう」
湯船から出た二人はタオルに石鹸で泡をたて、相手の背中を洗い合う。
「殿に体を洗っていただけるのですか?」
「遠慮するな!しかしこの石鹸とやら心地良いものだのう」
「はい、体が一皮剥けた気がしまする」
初めて味わう石鹸の泡がとても心地良い。
湯から出た二人が、居間で冷たいお茶を飲み干した。
「くはぁ!甘露じゃ!母上感謝しまするぞ」
「麦茶です、気に入られましたか?」
「うむ、麦を煎って茶にするのか」
「冷やしていますから何時でもお飲み下さいね」
信明が明日の代金の話をした。
「明日の代金は私が行って参ります、お二人は信隆と自由にして良いですよ」
「すまぬ、代金は自由に使ってくだされよ」
「いえ、大事な物を売ったのですから、有意義に使わせて貰いますよ」
「父上もやはり織田家の子孫ですな」
「殿!蘭はテレビを見てまいります故、お先に寝所にどうぞ」
「余程気に入ったのじゃな?では父上母上姉上、お先にお休みさせて貰いまするぞ」
お信は信隆の部屋に入り、隣に座った。
「良い湯じゃったのう」
「お信さん、石鹸の匂いも良いですよ?」
信隆が何気なくお信のうなじに鼻をくっつける。
ぴくっ
「あんっ・・・」
「お信さん?」
「お主に触られると、何やらぴりっとするのだ」
「め、迷惑でした?」
お信が珍しく少し慌てて否定した。
「そんな事は無いぞ?迷惑なんぞとは思ってはおらぬからな?」
女経験なんかからっきしな信隆には難しい問題。
うん?と首を傾ける。
「お信さん何か変です」
「わらわもおなごになりつつあると言う事か」
「何か僕には良く分かりませんです」
「ふっ、お主らしいの」
信隆を見上げてくすりと笑った。
「明日は何処に行きますかねえ」
「信隆に任せる」
信隆を見上げてそっと俯いた。
「明日考えましょうか」
「少し早いが、同禽しても良いか?」
「良いですよ?」
信隆がタオルケットに潜り、お信を招き入れる。
お信が信隆にぴったりくっついてきた。
「何か今日は信長様らしく無いですね」
信隆が能天気に笑う。
「のう、キスをしてくれぬかの?」
お信がにこりと微笑んだ
172京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:46:23 ID:eZ0kdvYU
「え?はい」
お信の顎をくいと上げて、唇を重ね唾液を交換し舌を絡ませる。
そしてつっと離れた。
お信は頬を染めて、既に肩で息をしている。
「はぁ、はぁ・・・分かった!これじゃ!これがわらわの心をとろけさせたのじゃ」
信隆を熱い目で見つめる。
「ど、どういう事ですか?お信さん」
「キスとやらをされる度に、わらわの中から信長がとろけていく」
「それっていけない事なんですか?」
うん?とお信は目を少し見開いた。
「いけなくはないとは思うがの」
「なら良いじゃない、お信さんはお信さんだし」
信隆の唇に触れながら小さく囁く。
「良いのだな?辛くなるぞ?」
「は?辛くなる?」
「いや、その内分かる」
お信は信隆に腕を回してがっしり抱き付いた。
信隆も何故か突然お信が消えそうな感覚を覚える。
最早お互い情がしっかり移ってしまった。
『いずれ、お主とは・・・今は逢瀬を楽しみたいものよのう』
あの皆に恐れられた信長は何処に行ったのかと、情と言う物に恐怖さえ覚えるお信だった。
信隆がパジャマの上から乳房を揉みだした。
「あっ・・・ん」
顔を信隆の肩に埋めながら待ち望んでいた快感に体が震える。
揉まれていく度に心が揺れ動く。
ボタンを取り払われた上半身が露になり、止める気力が消え失せていく。
信隆の頭が徐々に沈み、勃起した乳首に舌が絡む。
「あぁっ!く、ふぅ」
そして遂に手がパジャマのズボンに潜り込んで来た。
「あ、そこは・・・」
止めろと言う言葉が出てこない。
くちゅ
信隆も夢中だった。
初めて触る女の子の陰部に、心臓が爆発しそう。
少ない知識でどうすれば気持ち良くなってくれるのか考える。
控え目な淫唇に指を潜らせ、ぬるぬると撫で擦る。
「あ、あぁっ、うふぅ」
クリトリスを触られたら気持ち良いと思い出す。
指で淫唇をなぞっていき、ぽつんと存在する淫核を探り当てた。
「ひっ!くうぅっ!」
圧倒的な快楽にお信は観念した。
『駄目じゃ、最早自分では止められぬ!』
びりびりと全身に快感が走りぬけ、脳が精神をどこか運び去ろうとしている。
パジャマのズボンも脱がされお信は肌を曝した。
173京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:47:32 ID:eZ0kdvYU
「もっと!もっとそこを!弄れ」
がくがくと痙攣が止まらない。
くりくりと淫核が弄ばれ、蜜がぷしゅっと噴出さえしだす。
「もう駄目じゃ!どこかにいく!あああっ!あっあっあ!!」
ぐぐぐっと体が反り返り、意識がぶっ飛んだ。
お信が気が付くと、信隆が心配そうに覗き込んでいるのが分かった。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「だ、大丈夫?つい夢中になってしまって」
「だ、大丈夫では無いわ・・・」
「ごめんなさい」
「遂にお主に絶頂を体験させられてしまったのう」
「絶頂?」
「うむ、おなごとしてな」
「お信さん、嫌いにならないで下さい・・・」
信隆は泣きそうになる。
「逆じゃ!馬鹿者!」
「逆って??」
「嫌いな輩におのが体を任せる訳は無いであろ?」
「僕も、お信さん大好きです」
「であるか」
『あの時が来たら乗り越えられるのか?』
お信が信隆の頭を胸にしっかり抱き締める。
「わらわもお主が・・・」愛しいと言いかけて何とか止めた。
「お信さん、やはり何か変ですよ!何か隠してませんか?」
『ふっ、さすが信長の子孫よのう、何か感じたか』
「大丈夫じゃ!お主の傍から消え失せなぞせぬ!」
「ほんとですね?」
「しつこい!わらわは風呂で流してくるぞ」
「あ、はい」
部屋から出ると蘭丸が正座で座っていた。
「お蘭、待っておったか」
「殿のお心のままに・・・しかし良いのですか?」
「言うな、辛くなるのは分かっておる・・・」
「殿がそう言われるのであれば蘭は何も言いませぬ」
「わしもおなごであったか・・・おなごとは可笑しな物じゃの、全てを持っていかれてしまう」
ふっと寂しそうに笑うとお信は風呂場で体を流した。
シャワーを顔からかぶり、何かを誤魔化す。
『我は一体何奴じゃ』
今川を破り、武田を滅ぼし、足利を追放し、謀略と戦に人生を費やした。
比叡山を焼き討ちし、第六天魔王とも言われた。
「女々しく悩むのはわしらしく無いの」
女々しい・・・その言葉に思わず苦笑いした。
そっと自ら淫裂に指を潜らせると、熱い蜜がとろとろととろけている。
『おなごとは悲しいもんじゃのう、おなごに成って初めて分かったわ』
シャワーを冷水にした。
「うむ、心地良い」
熱が少し冷めた気がした
174京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:48:38 ID:eZ0kdvYU
部屋では、蘭丸が既にタオルケットに包まれて爆睡していた。
「蘭めもう寝とるのか」
「珍しいんですか?」
「以前は寝ずの番でも、目を光らせてぴくりとも動かなかったからのう」
「今はもう良いじゃないですか」
「まあな、昔とは違うからの」
「お信、おいで」
「あ?う、うむ」
すっと腕がお信の頭の下に自然に伸びる。
こてんと頭を乗せると、信隆がやんわりと抱き締めてきた。
「・・・お主憎い扱いをするの」
「こうしたかったんです」
「わらわが信長と言う事忘れてはおらぬか?」
「いやだなぁ、忘れている訳無いじゃないすか」
「変な奴じゃの、お主」
「あの、お信さん?」
「ん?どうした?」
「えっと、出したいなぁって思ったりして・・・」
「わらわに精を飲んで欲しいのか?」
「はい、駄目ですか?」
お信がにやりと怪しく微笑む。
「嫌な訳無かろ?お主くらいじゃぞ?このわらわに飲めと言う奴は」
信隆がにこりと嬉しそうに笑みを浮かべる。
「漸くお信さんらしくなりましたね」
「ふ、お主には勝てぬ、武田や上杉より強敵じゃ」
お信がタオルケットを剥ぎ、体を逆にしてズボンとトランクスを降ろした。
ビンッと怒張しきったのが飛び出た。
「もう硬くしておるのか?お主は」
「飲んで欲しいのかって言われた時に既に」
「今宵は最初から口でしてやる、覚悟せよ」
逸物を喉の奥まで吸い込み、舌が何枚も有るかの様に複雑に絡んでいく。
「ぐっ!す、凄い!」
ずずっずずっと強烈な吸い込みと口内の粘膜。
腰が抜けそうな位の快感が下半身で暴れ狂う。
「余程心地良いのだの、腰が動いておるぞ?」
お信が中指を信隆の肛門に入れ、前立腺を刺激した。
「あっ!ぐっ」
「わらわがお主の若き精を全部飲んでやるぞ?」
動きが激しさを増す。
「出ます!!」
お信が射精に合わせて強く吸い込んだ。
まるで無理矢理精を搾り取られる感覚に頭がスパークする。
びゅくっ!びゅくっ!
いつまでも射精している様な快感だった。
逸物を根元からしごき、精を搾り取り、舌で丹念に洗う。
「くはぁ・・・あんな凄いの、初めてです」
「まだ出そうじゃの」
ぐいぐいと逸物をしごいていると、再び天を向いて勃起した。
175京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:49:34 ID:eZ0kdvYU
「まだやってくれるんですか?」
お信が怪しく光る目で信隆の心を刺し貫く。
「わらわはまだ足りぬ・・・お主のを飲みたい」
再び強烈な攻めに信隆は完全にダウンした。
「たっぷり出したの、心地良かったか?」
「す、凄すぎです」
「わらわもお主の精を二度も飲ませて貰い満足じゃ・・・さ、寝るかの」
「はい、寝ますか」
「信隆!腕じゃ」
信隆が腕を出すと当然の如く頭を乗せる。
人の温もりがこんなに良いとは今まで知らなかったお信だった。

===来訪者?===

再び朝が来た。

蘭丸は体が鈍ると主を守れぬと言い、顔を洗うや否や木刀を持って庭で素振りをしていた。

「さて、起きるかの」
横では信隆がまだ前後不覚で熟睡している。
『起こさないでいてやるかの』
自然と信隆の頭を撫でている自分に気付き、お信ははっと寂しそうに俯く。
『愛しい・・・』
こやつだけの物になりたいと思う自分が居る。
お信はそっと部屋を出て顔を洗い、お茶を飲み干す。
冷たい麦茶が身に染みた。
「やはり美味じゃ」
『信隆にも持っていってやるかの』
コップに麦茶を入れ、いそいそと部屋に向かう。
「まるで女房じゃな」
部屋に戻ると信隆が丁度伸びをしていた。
ベッドに座り、信隆にお茶を差し出す。
「おはよう、茶を入れてきてやったぞ」
「おはよー、お茶入れてきてくれたんですか?すいません」
言うや否や一気に飲み干した。
「目が覚めました」
「うむ、顔を洗ってこい」
信隆がもう一度伸びをして洗面所に向かった。
家族も起きて、階下が賑やかになってきた。
お信が階段を降り、おはようと言い交わす。
信隆と蘭丸が居間にやってきた時。
突然居間に背の若干低い少女が飛び込んで来た。
「おおとのー!大殿でございますな?その眼光は大殿に間違いにゃあずら」
突然のけたたましい来訪者に皆呆然としている。
「もう一度お会い出来るとは嬉しいでかんわ!お?蘭丸も居るな?」
そう言い高野豆腐を勝手に摘んで口に放り込んだ。
ショートカットで、つり目、鼻が少し丸く、大きめの口、猫の様な少々だった
176京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:50:39 ID:eZ0kdvYU
「おことは何者じゃ?いや、まさか!」
「そのまさかでごさりまするぞ!」
「さ、猿か!?」
「猿めでごさります!」 蘭丸以外はさっぱり分からない。
信隆がお信に尋ねた。
「お信さん?この子誰か分かるのですか?」
「信長に猿と言えば誰か分かるであろ?」
「へ?まさか、と、豊臣秀吉太閤殿下?」
全員がえーっと叫ぶ。
「おう、お初にお目にかかる!わしが秀吉だぎゃ、今は羽柴秀子だがの」
かっかっかと笑う。
「猿が何故居るのだ?」
「白い羽衣を来た女に呼ばれましてな?大殿を助けよと」
「勝手な事をしおって・・・猿めに助けられる信長と思うてか!」
「やっぱりその言い方は大殿だぎゃ」
「父上、母上、姉上少し席を外します故・・・猿、信隆、蘭、来よ」
信隆の自室にあわただしく戻ってきた。
「とはいえ、来てしまったものは仕方ないの」
「大殿はここで過ごしてらっしゃいますので?」
お信は自然と信隆に寄り添って座ってしまう。
「大殿?信隆殿ともしや良き仲に?」
「馬鹿者!何を言うか」
「ほれ、大殿の手が」
お信の手が信隆の手に重なっていた。
「あ!」
頬が真っ赤に染まる。
「真っ赤になって可愛いですぞ」
「ふぅ・・・そうじゃ、そういう仲になってしまっておるわい」
「大殿、別に宜しいでは無いですか、この猿めも仲良きおのこが居ますぞ?」
「女好きのお主がか?」
「変なんです・・・確かに女好きでしたがな?何やら精神状態が変わってしまっておるようでして」
「ふむ、そうか・・・でお主には供は居るのか?」
「はい、三成と半兵衛が居ます」
「まぁ、今やもう戦の時代では無い、いつでも遊びに来るが良いぞ」
「何かありましたら携帯でお呼び下され!因みに番号はこれに」
秀子はさらさらとメモに番号を書いて渡す。
「で、信隆殿、大殿はどうですか?」
「可愛い人ですよ」
と言うとお信の顔をぐいと向けて唇を奪った。
「ば、馬鹿者」
「大殿、お可愛いですぞ?戦の世では無いのです!自らの幸せを考えるべきではないですか?」
「そうか・・・お主に会えて良かったかもしれぬ」
「では、猿めはこれにて、これから逢引でして」
「猿よ、お主の顔、もう猿とは言えんのう」
「中々可愛いでございましょう?気に入ってまする」
177京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:51:38 ID:eZ0kdvYU
「織田家の方々!お邪魔致しました!」
母の良子が呼び掛ける。
「秀吉さん、ちょっ!ねえ!・・・帰っちゃった」
「台風の様じゃな」
「秀吉様らしいです」
「信隆、良かったのう!禿鼠とも会えたな」
「禿鼠?」
「うむ、猿の他にそう言っておったからな」
「でも秀吉さん、とてもイキイキしてましたね」
「あんな可愛いおなごに生まれ変われたのだから当然じゃの」
「三人組!朝食よ!」
「おっと、行くかの」

===お市の方===

お信は秀子の言った幸せと言う意味を考えていた。
信隆にとっての幸せは何なのか。
蘭丸をこのまま従者としておいて良いのか。
考えていた覚悟が大きく揺らぐ。
そしてそんな情の深まりにいち早く市子が気付いた。
朝食の後、市子はお信を自室に呼ぶ。
「信隆が気になって仕方ないんじゃない?」
「市には隠せないの」
「必死に情が深まるのを耐えている様に見える」
「あやつが愛しい・・・しかしわらわは元男であの信長じゃ」
「信隆は気にしないでしょ!他に理由が有るの?」
「さすが織田の子孫じゃ、わらわ達はいずれ帰らねばならぬ」
「やっぱり・・・貴方を此処に来させた奴呼んで!」
「分かった」
梵山の聖霊が現れた。
白いワンピースを着て!
「いやに現代的な聖霊ね」
「服、買ってきたの!似合いますぅ?」
市子の眼光が鋭く光りだした。
「聖霊!此処に座れ」
「は、はい!」
聖霊が思わず正座をする。
「お信達はいずれ帰らなければならないの?」
「はい、でもそれは私の為に信長様が決断して下さったのです」
「どういう事?お信、聞いても良いね!?」
「うむ!」
『こやつが一番織田の血を引いておるな』
「決まり事で、それを破ると聖霊の力を永久に失い、狭間の世界に閉じ込められるのです」
「ならこの世界で暮らしな!私が面倒見る」
「え?その判断は無かったです・・・良いのでしょうか?」
「てことは出来るかもしれないんだね?」
「多分・・・力が無くなるのが罰ですから」
「力は無くなっても良いんだね?」
「はい!この世界楽しいですし」
「お信、解決したよ?良かったね」
市子が、そのお市の方をほうふつとさせる美貌をふんわりと崩した
178京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:52:39 ID:eZ0kdvYU
「あ、そうそう!お信と蘭ちゃん明日から学校だね?突然学校に入学しても付いていけないよ?」
「では必要な知識を、私の力の有る内に記憶中枢にいれましょう」
「転校生と言う形にした方があなたも辻褄が合わせやすいし負担が軽いよ」
「市子さん、凄い」
「世辞は良い!頼むよ」
「でも、市子さん、私の面倒なんか見ても面白く無いのでは?」
「安心して、私はね・・・女が好きなの、可愛がってあげるよ」
「は、はい宜しくお願い申し上げます!」
「お信?これで良いね」
「お市、お主女にしておくのは勿体ないの」
「では信長様、蘭丸様と一緒に今日は知識を挿入していきます」
「時間はかかるのか?」
「はい、膨大な量ですから、夕方までかかるかと」
「仕方ないのう」
「信隆様の部屋をお借りしましょう」
「先程の件は信隆には言わないで貰いたい」
市子が首をかしげた。
「なんでなの?」
「あやつの覚悟が分かるまで、そしてわらわの覚悟が決まるまで」
「分かった、貴方達の問題だからね、尊重するよ」
「すまぬ、折角の妙案を」
「良いって、でも自分に嘘は付いちゃ駄目だよ?」
「了解した」
「でもさぁ、まさかあの織田信長が弟を好きになるなんて不思議な話ね」
「う・・・お主にも勝てそうに無いな」
「そりゃそうさ!私はお信の姉上だよ?ははは」

===高まり===

知識の挿入を蘭丸と信隆に伝え、その日は結局丸々潰れてしまった。
しかし信隆はお信と蘭丸の傍で見守っていた。
「すまぬ、信隆・・・わらわ達の為に1日を潰させてしまったの」
「気にしないで、二人の傍に居る方が楽しいしね」
信隆は別に意識せずに行動した結果だが、お信の心を打ち抜くには充分だった。
『愛しい・・・』

その晩も信隆はお信とのセックスは避けた。
やはり無理矢理するのはいけない事だと思っている。
しかしより激しく体を求め合い、お信は愛しい者からへの快楽の歓喜に打ち震えた。
「あぁ、良い・・・」
そして、信隆の精を心から欲した。
その度におのが女体が淫らに変貌していく。
乳房が張り、腰が締まり、尻が丸く大きくなっていった。
179京丸@ピンキー:2007/07/24(火) 01:57:50 ID:eZ0kdvYU
投下完了です。
これ以上転生は無し。
重要なシーンで登場させたくあの世から呼びました。
今回は割りと甘い感じ。
またすぐ投下します。
180名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 03:09:37 ID:FLKyZx8T
一億と二千年分のGJ
181名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 06:46:35 ID:9JLDrd+O
GGGGGJでござりまする!
182名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 13:23:15 ID:Jns8LwV+
>>181
Giga
Great
Groulius
God’s
Good
Job
183名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 14:09:51 ID:9+hyJaVG
Super
Ganbari
Goal
Keeper
184名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 19:23:59 ID:FT9kl7DW
森崎!
185名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:03:25 ID:XyeYLIS4
若林だろ
186名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:04:33 ID:XyeYLIS4
森崎は、なんかつ小のキーパーだ
187名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:30:04 ID:dxB5ffzS
森崎君なら>>183であってる


ああっと!もりさきくんふっとばされたああああああああああああ
188名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 14:16:49 ID:Y2VvFALe
>>186
激しくスレチだが原作では南葛小vs.西が丘小の練習試合にも、
南葛小vs.修哲小の対抗戦にも森崎の姿はなく、南葛小に控えは1人もいない。
森崎は市内の小学校から選抜した南葛SC結成後に初めて登場するので、
南葛小以外のどこか(修哲小の控えとか山吹小とか)出身と思われ。
189186:2007/07/25(水) 19:27:20 ID:zIEyotPK
>>189
ちょwwwww
190名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:26:09 ID:ZcktOw5m
191名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 06:27:27 ID:3zjilhKJ
? よく分からんが
男子サッカーでワールドカップをとるのは無理だから
ゴールデンエイジの選手を全員性転換させてなでしこゴールデンチームを作るのか?
192京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:42:49 ID:8M6kdjdq
投下します。
激情を表す事に苦労しましたが、どうだろ。
ひどいシーンは有りませんが、お許しを。
一番やりまくっているのはやはり秀吉と言う事で。
193京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:44:01 ID:8M6kdjdq
漸く知識の挿入が全て完了した。
新しい知識に貪欲な二人にとって、それは素晴らしい出来事だった。
「お蘭、中々面白かったのう!色んな知識があるものじゃな」
「はい!蘭も世界が広がった感じです」
「聖霊よ、感謝するぞ」
「いえ、もっと早く気付くべきでした」
「良い、気にするでない」「では最後に、学校での制服をお渡ししますね」
聖霊がくるりと手を振ると二人の前に濃紺のセーラー服が現れた。
「これを着るのかの?今着ても良いか?信隆」
「姉を呼んで来ますね」
お信と蘭丸が、市子の指導でセーラー服に着替えた。
「殿、何やら良いですね、これ」
市子がお信の後ろに周り、髪を手直ししだす。
「お信、髪型はこれの方が良いね」
茶筅髷を解き、後頭部から赤いリボンで括って垂らしポニーテールにした。
「蘭ちゃんはこうね」
蘭丸は左右をガラス玉で括られ、ツインテールになった。
信隆はズキンときた。
「ぐわ、可愛い」
お信と蘭丸が頬を染める。
「可愛いか?」
信隆が首をブンブンと縦に振った。
市子が呟いた。
「でも中身は織田信長と森蘭丸なんだよね・・・」
「それを言うでない!」
市子がからからと笑う。
「わはは、お母さんとお父さんに見せたら?」
二人が良子と信明に御披露目をする。
「似合いまするか?」
良子と信明が目を見開いて固まった。
「うわぁ、可愛い!」
「本当に信長公と蘭丸さんですか?」
「父上までそれを言われるか」
「すいません、つい」
信明が父として息子に言い聞かす。
「信隆、二人は女の子なんだから男のお前がしっかり守れよ!」
「うん、分かってる」

二人はもう一度着替え直し、部屋にセーラー服を二着吊した。

それを見上げながらお信は胸が高鳴る。
「明日から学舎であるか・・・お蘭、何やら楽しみじゃの」
「殿と一緒に勉学出来る蘭は幸せ者です」
学校が楽しみ・・・そう聞いた信隆はただ安穏と通っていた自分を顧みる。
「あ、秀吉さん達にも知識を」
「分かりました」
聖霊は溶ける様に掻き消えた
194京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:45:05 ID:8M6kdjdq
===想い人===

信隆は見たかった。
知識だけは有ったが。
蘭丸が熟睡したのを見て、お信を全裸にし、自らも全裸になる。
「どうしたいのじゃ?」
信隆が逆向きになり、お信の足を拡げた。
「あっ、止めい!」
お信の前には怒張しきった逸物がそびえ立つ。
信隆がお信の陰部を初めて目の当たりにした。
とろりと膣口から蜜が顔を出し始めている。
「の、信隆?何をする」
指で淫唇をくぱぁと拡げてみた。
「信隆、止めよ!」
「お信さん、濡れてきてるよ?」
その言葉にお信の体は敏感に反応し、蜜の量が一気に増えた。
「見てはならぬ!あぁ」
信隆がその陰部に直に吸い付いた。
お信の体が跳ね上がる。
「ひぃっ!口は、口は駄目じゃ・・・くうっ」
目の前に有る信隆の逸物を握る余裕も無い。
あまりにも強すぎる快感。
舌で思う存分淫唇から淫核まで蹂躙していく。
舌先を膣口に入れる。
お信が髪を振り乱して信隆の腰に手を廻して爪を立てる。
「ぅ・・・ぁぁ・・・」
喘ぎ声さえ擦れて出てこない。
「勘弁、してくれ・・・狂う・・・変になる!」
漸く目の前の逸物に気付き、それをくわえる事で何とか紛らわそうとした。
お信は一心不乱に怒張に舌を這わす。
しかし快楽はそれさえ許さなかった。
つい口から怒張を抜いてしまう。
「あぐぅ・・・くっ」
腰がより良い快感点を探してぐねぐねと動く。
「止めよ、信隆!おかしくなる!ああっ」
プシュッ!!
信隆の口や口内に潮まで吹きだした。
実はもう何度もお信は絶頂に達していたが、素人の悲しさか信隆は中々止めようとはしない。
「また、いく!もう、もう体がもたぬ!!このままだと狂う!!」
激しい痙攣が止まらず、喘ぎと呼吸のタイミングがずれてきた。
「あはぁ!くっ、はあ」
止めて欲しいのに、お信の下半身は快感を求めて信隆の顔面に陰部を押し付けてしまう。
狂いそうな快感にぶんぶんと首を左右に振りたてた。
尿道口の筋肉が緩み、膀胱からの圧力に耐えきれなくなる。
ブシュー!!
お信の尿が信隆の顔を叩いた。
「は・・・ひ・・・」
体重が一気に抜け、お信は酸欠で気を失う。
信隆は、今更ながら異変に気付いた。
195京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:46:33 ID:8M6kdjdq
お信は全身を震わせて痙攣していた。
「やりすぎたのかな!お信さん!」
「あ・・・あぅ・・・」
お信の目が信隆を捉える。
上半身を起こそうとするが、力が全く入らない。
がくっと崩れ落ちる。
「想い人・・・」
力を振り絞って信隆の上半身に身を投げだした。
「我はそなたの想い人」
「やりすぎました!ごめん・・・なさい」
ふっとお信の顔に微笑みが浮かび、信隆の唇に激しく吸い付いた。
顔を両手で挟み舌で顔中を舐め廻しだす。
「そなたが愛しい!我が何者で有ったか等最早どうでもよい!そなたが愛しくてたまらぬ!」
お信は攻められ続け、いかされまくられ、少し心が壊れかけていた。
「お信、さん?」
「我から離れる事許さじ!我はそなただけの想い人なるぞ!」
「僕は、離れません」
「我に印を刻み付けよ!我の肩をそなたの歯で刻み付けよ!」
お信は信隆に自ら肩口を差し出した。
信隆は圧倒されながらも、お信の肩口に歯形を刻み付けた。
「あぁ・・・」
歯形からじわりと血が滲んでいる。
「お信さん・・・」
お信が信隆の肩口に切り裂く程噛み付いた。
「ぐっ」
「血の契り・・・我は・・・終生・・・そなただけの・・・想い人」
がくりとお信は完全に気を失った。
シーツを取り替え、お信に下着と寝間着を着せ、きつく抱き寄せる。
戦国人の激烈な情を信隆は痛烈に思い知った。

==戦国女子高生==

学校に行く日。
蘭よりも早く目覚め、お信はじっと信隆を見つめている。
お信の頭の中では既に何かが弾けていた。
信隆も何かを感じふと目が覚める。
「おはよう」
お信は肩口の歯形を見せて微笑む。
「うむ、わらわは肩口の痛みが嬉しい」
「傷になってます」
「気にするでない」
「はい・・・」
「わらわがもし伴侶となれるならば、その日まで肉の契りはしとうないのだ」
「理解してます」
「それまで、我慢出来るか?」
「大丈夫ですよ!そんなにがっついてませんから」
「昨晩あれ程攻め続けておいてよく言うの」
「あそこを見たら夢中になっちゃって」
「まあよい・・・狂う程心地良かった」
「そんなに気持ちよかったですか?」
「最早男になぞ戻る気にはならぬ程にな」
196京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:50:38 ID:8M6kdjdq
学校は徒歩通学。
玄関に出ると、羽柴秀子、竹中治子、石田みつ、と転生組が待っていた。
「大殿、待っておりましたぞ!」
竹中治子と石田みつは感激ひとしお。
竹中治子は前下がりボブに少したれ目で小さめの唇。
石田みつは肩までのロングに細い目に薄めの唇。
「二人共息災か?」
治子がじっとお信を見つめた。
「大殿、昨晩女になられましたな?契りはまだ無しと見えまする」
「お主、より鋭くなっておるな」
秀子が目を丸くした。
「あれ、否定しませんな」
「ふふふ、まぁよいでは無いか、信隆?参ろうぞ」
お信が信隆と腕を絡める。
石田みつが冷静に分析。
「惚れた、と言うところでしょうか」
秀子が蘭丸に問う。
「蘭よ、良いのか?」
「はい、私は殿のお供故」
「ふむ・・・しかし大殿も変わったぎゃ」
治子がまぜっ返した。
「殿下もそうでしょう」
「わしが一番早かったな、おなごは楽しい」
「殿下は異性にあまり好かれてはおりませなんだからな」
「その反動かと」
「やかましゃい二人共!その分こちらで好かれてやるだぎゃ」
「殿下は契りすぎです」
「腎虚の元です」
「あんな滅法心地良い事止められにゃあずら」
「好き者は変わらぬと」
「これも反動です」
「ふん、言っとれ」
すっと秀子が真剣な表情になり、みつと治子に耳打ちした。
「お主ら蘭の事考えておるきゃ?」
「はい、お任せを」
「今日辺り大殿から言われるぞ」
「大殿の事なら鋭いですからな、殿下は」
「長年のご奉公だぎゃ、分かるわい」
そんなこんなで学校に着いた六人は、職員室に入っていく。
転生組の保護責任者と担任が挨拶を交わし、五人を紹介し、六人は教室に向かった。
聖霊はきちんと良い仕事をしていた様だ。
ぞろぞろ入ってきた転校生にクラスが騒つく。
しかしお信の眼光にピタリと静まり返る。
「織田信」
「森蘭」
「羽柴秀子」
「竹中治子」
「石田みつ」
古風な喋り方にクラス中興味が尽きない。
斜め前に座るお信が信隆に向かって微笑んだ。
信隆はやはり、お信の後ろ姿を熱く見つめてしまう。
最早お信無しの生活は考えられない信隆だった。
197京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:51:42 ID:8M6kdjdq
五人は授業に集中した。
新しい知識を修得する喜びに溢れている。
『五人共頑張ってるな』
休憩時間になると五人組を中心に輪が出来る。
案の定人たらしの名人秀子は瞬く間にクラスの人気者になった。
お信は信隆にそっと寄り添う。
「お信さん?秀吉さんさすがですね」
「あの能力だけはわらわも絶対勝てぬ」
「蘭ちゃんは女の子に何故か人気有るし、三成さんと半兵衛さんは勉学に勤しみ中ですか」
「皆変わらぬの」
「一番変わったのはお信さんって事で」
「だ、誰のせいじゃ・・・馬鹿」
お信が照れながら肘で突いた。
数人のクラスメイトが声をかけてきた。
「織田信さんって織田君の親戚なの?」
「うん、遠い親戚なんだ」
「凄く仲良さそうね」
「わらわの将来の伴侶はこやつかもしれぬな」
「わ、素敵な喋り方!」
「ん?意識して喋ってはおらぬが、変かの信隆」
「変じゃ無いですよ」
喋り方は全く変わらないお信だった。

昼休み。

学食で食べた後、お信が秀子を屋上に呼んだ。
「猿、蘭の事だがな」
「半兵衛、例の物を」
「はい、これに」
「まだ何も言っておらぬ」
「蘭丸を従者から解放してやりたいのでござりましょう?」
「分かるか!」
「分からいで大殿のご奉公は勤まらにゃあです」
「やっぱりお主は油断成らぬの」
「この方です」
「む?こやつは誰じゃ」
「森家の直系の子孫でして、森忠長と申します」
「ふむ」
「かの森長可をも上回る剛直の士!本人にも申し伝えておりまする」
「猿が太鼓判を押すのじゃから間違いないの」
「で、是非お逢いしたいと申しておりますが」
「転生の事も理解しておるのか?」
「はい、聖霊めが」
「あやつ自由に動いておるな・・・でいつ逢わせるのじゃ」
「今日の学校帰りに」
「あい分かった、手筈は猿に任せる」
「分かり申した」
「蘭をそろそろ従者から解放してやりたいのだ」
「大殿はやはりお優しい方ですぎゃ」
「頼んだぞ」
「それはそうと大殿、随分物腰が女らしくなりゃあしたなぁ?」
「し、知らぬ!」
お信は真っ赤になって教室に降りていった。
「大殿が可愛く照れてござる」
秀子がかかかと笑った
198京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:52:41 ID:8M6kdjdq
===お蘭の道===

学校が終わって帰り道。
「お蘭、お主に逢わせたい者がおる」
「私にですか?」
「うむ、猿よ案内せい」
「お任せ下され」
信隆がお信に尋ねた。
「お信さん?何か有るのですか」
「来れば分かる」
通学途中の公園に到着すると、がっしりとした頑健な肉体と剛直そのものと言う風貌の青年が居た。
そして知らない筈なのに、蘭丸をしっかり見つめている。
蘭丸も吸い寄せられる様にその男の前に立った。
「初めまして、森成利様、忠長と申します」
「その名、久しぶりに聞きました」
「どうじゃの蘭丸、良きおのこじゃにゃあか?」
「蘭よ、信長の従者を今日限り解任する」
「蘭に至らぬ所がござりましたか!」
「逆じゃ、お蘭はお蘭の道を歩むがよい」
「蘭の・・・道」
「忠長、蘭を頼めるか?」「はい」
「蘭はどうじゃ?」
蘭丸が忠長の胸板に手を置きそっと撫でた。
「大殿、聞くまでもにゃあみたいずら」
「殿、今までお世話になりました」
「たわけ!そやつは近所に住んでおるわ!今生の別れの様に言うで無い!」
「あ、そうなので?」
「忠長よ、ご両親は了解しておるか?」
「私は独立して独り暮らしですから、大丈夫です」
「であるか、いずれご両親に言うのじゃぞ」
「はい分かりました」
「じゃ帰るかの」
「大殿!猿めはこれから又逢引でございますので、これにて御免」
そう言うと秀子はすっとんで行った。
「慌ただしい奴じゃ」
「蘭丸様、帰りましょう」
「私の事はお蘭と・・・それと敬語は要りませぬ」
「お蘭、分かった」
「蘭よ、荷物は後で二人で取りに来るがよい」
「了解しました」

その夜蘭丸と忠長は車で荷物を取りに来た。
信隆の家族に深く挨拶と礼を交わす。
信明から手渡された短刀の代金の一部を蘭丸に解任料として手渡す。
「殿!」
「信長様頂く訳には」
「聞かぬ!受け取れ!」
主を知る蘭丸はおとなしく受け取った。
「殿、ありがとうござりまする」
「では、蘭の事はお任せ下さい」
「可愛がって貰えよ」
「はい」
蘭丸は頬を染める。
家でお信は頭を下げた。
「ご両親、勝手な事をしてすまぬ」
「蘭ちゃんの為にも良い事じゃないですか?」
お信はほっと一安心した
199京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:53:44 ID:8M6kdjdq
「お蘭、俺と一緒に暮らしても良いのか?」
「嫌な輩なら一緒に暮らしませぬ・・・忠長様はよいのですか?蘭は元男」
「気にせん!俺は正直言って嬉しくて仕方ない」
「嬉しい?」
「こんな美人と一緒だ、男冥利につきる」
「蘭を守って下さりませ」
「任せろ!」
何となく信長を彷彿とさせる忠長だった。
「荷物を入れて、夕食だ」
「蘭が夕餉をお作り致しまする」
「出来るのか?」
「信隆様の母上や雑誌で勉強致しました」
蘭丸が難なく夕食の用意をしていく。
忠長が手伝おうとしたが、蘭丸がぴしっと止める。
「忠長様はそこでお待ち下さりませ!蘭の仕事故」
包丁の音と皿の音、炒め物の匂いに味噌汁の匂い。
忠長は突然舞い降りた蘭丸に一気に心を奪われた。
「お口に・・・合いますでしょうか?」
蘭丸は不安でいっぱい。
「うん、美味しい!」
「これからも忠長様の為に精進致しまする」
忠長にとっても満足のいく味だった。
「お蘭、御馳走様」
「御粗末様でした」
食後のコーヒーの後、ゆっくり歓談する。
「湯が入りました、お着替えをこれに」
忠長が礼を述べて湯船に入っていると、蘭丸が全裸で入ってきた。
「蘭がお身体をお洗い致しまする」
「うわ!あ、良いよ!」
「さ、蘭にお任せを」
ガチガチに緊張しながら忠長が背中を向けた。
スポンジにボディソープで泡をたて、背中を擦っていく。
「立って下さりませ」
魅入られた様に言うがままになる。
尻の谷間は手で直接洗っていく。
「前をお向き下さい」
スポンジが隅々まで移動していき、股間は手に泡をたてて丁寧に洗う。
当然の如く逸物が天を向き屹立していった。
全身に湯を流し、蘭丸は股間の前に跪く。
「蘭がご奉仕致しまする」
「え?良いって、あっ」
尻に手を回し、逸物を吸い込んでいく。
「くうっ!す、凄い」
むせもせず、逸物はお蘭の喉まで飲み込まれた。
舌が生き物の様に怒張に絡み付き、蠢く。
じゅぽっじゅぽっ
出し入れが激しくなる度に膝が震えた。
「ぐっ!ああぁ!」
瞬時に股間の奥からマグマの固まりが一気に怒張に押し寄せた。
びゅくっびゅくっ
射精の瞬間お蘭は逸物を喉まで吸い込み、直接咽頭に流し込んでいった。
200京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:54:41 ID:8M6kdjdq
全て出し終わったと思ったが、お蘭が強烈な吸い込みと手での扱きで一滴残らず搾り取る。
そして舌で鈴口を掃除。
「腰が抜けた・・・」
忠長はぺたんとタイルに座り込む。
「忠長様、お蘭が精を全て頂きました」
「お蘭、腰が立たない」
「心地良かったですか?」
「女性経験は有ったけど、腰が抜けたのって初めてだ、死ぬほど良かったぁ」
「いつでもご奉仕させて頂きまする」
「なぜ、ここまで尽くしてくれるんだ!」
「これが蘭の喜び、尽くすのが蘭の幸せなり」
「駄目だ・・・俺はもうお蘭を手放せなくなった」
「離れませぬ、そして離して下さりますな」
「俺も洗ってやるよ」
「はい」
お蘭は忠長に身を任せる。
不純物の無い肌は吸い付く様な肌触りで、乳房は釣り鐘型に前方に張り出している。
女経験は豊富だった忠長の手が緊張で震えた。
逸物は再び痛い程勃起していく。
「忠長様、またお固くなられました」
お蘭がにっこり笑う。
「誰でもこうなるよ、この体みたらさ」
「後は寝所まで我慢なさって下さりませ」
「あ?う、うん」
湯船で相対して座り、忠長の腕と、足を一本ずつ自分の肩に乗せて揉み解す。
「おぐしを洗います」
すのこに横たわらせ、正座した膝に忠長の頭を乗せて、シャンプーで地肌から汚れを洗い流した。
「では蘭も髪を洗いまするので、湯にお浸かり下さりませ」
湯船に浸かりながら忠長はお蘭をただただぼうっと眺めていた。
「お蘭の時代の人って皆こうなのか?」
「蘭達小姓や女人は皆尽くしまする」
「何か悪い気がしてさ」
「そう思われる方が蘭には悲しい、どうか尽くさせて下さりませ」
「うん、ありがとう」
「そのお言葉で、充分蘭は報われましたゆえ」
ズキン!
現代人の心を打ち抜くには充分な蘭の奉仕。
今日会ったばかりなのに、蘭を手放す事など最早考えられなくなった。
風呂から出ると、バスタオルで体を拭いてくれる。
ソファーに座ってマッサージまでしてくれる。
そっと冷たいお茶を差し出してくれる。
「これに慣れきってお蘭にぞんざいにならないようにしなきゃな」
「忠長様!なんとお優しき言葉!蘭は嬉しゅうございます」
『こりゃ現代女性は絶対太刀打ち出来ないな』
201京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:55:56 ID:8M6kdjdq
肩の凝りもすっかり解れ、身も心も癒された。
「お蘭、横においで」
お蘭がぴったり寄り添い手を膝に置き、忠長も肩に手を回す。
「忠長様?テレビを見ても宜しいですか?歴史ドラマを・・・あの・・・」
「良いよ、何かそういうの安心する、これリモコン・・・使い方分かるか?」
「はい!信隆様の家で教えて貰いました故」
お蘭は夢中で画面に釘付けになった。
忠長は刻一刻とお蘭の虜になっていく。
『こりゃやべえ!こんなに瞬殺されるとは』
美しく控えめ、心からの奉仕、性技も有り、物腰が柔らかい。
現代人で勝てる女性など居なかった。
「面白うござりました」
忠長の顔を見上げる。
「他には良いのか?」
「はい、寝所に参りましょう」
蘭丸が既に布団を敷き、枕元にティッシュを置いていた。
シーツの上には大きいバスタオル。
お蘭が布団の横に座る。
「忠長様、これを言うと嫌われるかもしれませぬ」
「何?言って?」
「信隆様とお信様のしとねを見聞きし、蘭はもう我慢が出来ませぬ」
「うん」
「どうか蘭を抱いて下さりませ!今宵忠長様と契りとうございます!」
「俺で良いんだな?」
「はい!ただ蘭は未だおぼこ故、忠長様にお任せ致しまする」
「お蘭、最初は痛いが我慢してくれ」
「はい構いませぬ」
お蘭はするすると全裸になり、布団に横たわる。
忠長も全裸になり、お蘭に覆い被さった。
お蘭の唇に忠長の唇が重なり合い、触れる様なキスから舌を絡ませる濃厚なキスになる。
当然お蘭もキスは初めての経験だった。
長いキスが続き、静かに唇が離れる。
「む・・・んむ、んん・・・ぷはぁ・・・蘭は唇は初めてです」
「どうだった?」
「心がとろけます・・・忠長様にとろけます」
首筋に舌を這わせ、手で乳房をやんわりと揉み、お蘭の熱を高めていく。
「あぁ、うぅ、はぁ」
乳房まで熱を持ち赤く染まってきた。
痛い程乳首が勃起しているのが分かる。
その飛び出た乳首に舌を絡ませた。
「あ!体が切のうございます!」
左指で乳首を摘み、唇で乳首を挟んで吸い込む。
「あはぁっあぁっ!た、忠長様!あっあぁ!」
白いもち肌が快感の為真っ赤に上気していた。
202京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:57:26 ID:8M6kdjdq
お蘭の腰がくねりだす。
乳房と乳首だけでお蘭はいきそうになる。
「あっ、くうっ、忠長様!何処かに飛びます!怖うございます!」
「快楽に逆らわないで!」
「は、はい!あ、あう、あっあああっあ!」
ぐっぐっと腹筋が収縮し、がくりと力が抜けた。
「はぁ、はぁ・・・蘭は今どうなったのですか?」
「女はな、気持ち良さが高みに昇るとあんな風になるんだ。そんな時は、いくって言うんだぞ?蘭」
「精を放つより数十倍の心地良さでございました」
「まだまだ良くなっていくからな」
「また、いくのですね?いかせて下さりませ!」
忠長がお蘭の腰を浮かせ、まんぐり返しにした。
お蘭の目の前に自らの濡れきった陰部が曝され、思わず目を逸らす。
「あ!恥ずかしゅうございます!」
興奮の為に開ききった淫唇に顔を埋める。
「ああ、汚のうございます!お許しを!見せないで下さりませ!」
溢れる蜜をじゅるじゅると吸い、舌先で肉壁を舐めていく。
「あぁ、いやです!お止め下さい!あぅっ」
本当に止めて欲しくは無いと分かっている忠長は構わず攻めていく、
淫唇の結び目に有る、お蘭の淫核に舌が到達した。
びくっと体が震える。
「あああ!そこ、そこはいけませぬ!」
舌先で包皮を剥き、淫核を露出させ、直に舌先で転がした。
「忠長様!いく!いきます!!あぁっあっああ!」
蜜は既に太股からお腹にかけて溢れだしていた。
「さあ、入れるぞ!」
「はぁ、はぁ、はい!今宵蘭を、忠長様の物に!」
腰を降ろさせ、お蘭の股の間に割って入る。
膣口にいきりたつ怒張をあてがい、そろりと埋め込んだ。
「力を抜いて!静かに深く深呼吸しろ」
「は、はい」
お蘭が深呼吸をし、力が一番抜けた時、忠長が一気に深くまで侵入した。
ぶつっ!
「あぐうっ!た、忠長様!いつっ、痛うございます!痛いぃ!」
激痛に体が跳ね、鮮血が溢れ出す。
「もう全部入った!これ以上痛くならないからな」
「辛抱しまする、蘭は辛抱しまする!ぐっ、痛ぃ」
忠長が静かに腰を動かし始めた。
何重もの肉襞が逸物に絡み付き、動かす度にぎゅぎゅっと締め付ける。
『こりゃ俺が我慢しなけりゃならんぞ!』
203京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 22:58:41 ID:8M6kdjdq
深く浅く深く浅く、膣内の肉壁が逸物で擦られ、その度に痛みが快感になる。
じゅぽ!じゅぽ!。
徐々にお蘭の中に痛みとは別の快楽が膨らむ。
「入ってるの分かるか」
「はい!蘭の体内で忠長様の熱い鉄の棒が暴れております!」
快感に変わった時点で忠長の腰の動きが激しさを増した。
「ああ!!何て心地良い!忠長様が蘭の中でいっぱいで!ああっ良い!良い!」
痛みが消えるとお蘭に膨大な快感が襲ってきた。
ぐんっぐんっと子宮まで突き上げる。
「忠長様!もっと突いて下さりませ!忠長様の槍で蘭の肉を刺し貫いて下さりませ!!」
お蘭の体が上下に激しく揺れ、小さい絶頂が津波の様に襲い来る。
「俺も我慢限界!出すぞ、お蘭!」
「蘭の中に精を!!」
「出る!ぐうっ!」
その瞬間、お蘭の肉襞が逸物の根元から搾り取る様に締め付けてきた。
「ぐっ、す、凄い!」
大量の精がお蘭の子宮口を叩いていく。
「ああっいく、いく、いく!!いく!!」
お蘭の体が何度も跳ね上がり足先まで硬直する。
「精が蘭の中に・・・」
がくりと全身の力が抜け、お蘭は肩で息をした。
「はぁはぁはぁはぁ」
鮮血混じりの愛液がバスタオルをぐっしょりと染めていった。
忠長がお蘭を胸に抱き寄せ、二人の時が止まる。
「嬉しい!蘭は貴男様に支配され申した」
「お蘭、俺を選んでくれてありがとうな」
お蘭がほろり涙を流す。
「主は信長様なれど、蘭は終生忠長様だけに尽くします」
「お蘭、これは夢か?」
「夢ではございませぬ、蘭は此処に居まする」
昨日までとは人生が百八十度変わった。
一人で過ごし、一人で食べた。
硬派ゆえナンパはする気にならない。
それが今、自分だけに尽くし、支配しろと言い切る美少女が傍に居る。
未だに信じられない思いだった。
「忠長様!」
お蘭が忠長に馬乗りになり、首を軽く締める。
「ん?なんだ?」
「今戦国の世では無うて、未来の世なりき」
「そうだ」
「なれども蘭は不義密通を許さぬ!貴男様を殺し蘭も命を絶つ!」
「分かった、信じろ」
「貴男様の為なら我が命など惜しく無い・・・未来永劫土くれに成り果てても貴男様の傍に・・・」
忠長もまた戦国人の激情を知った。
204京丸@ピンキー:2007/07/26(木) 23:02:58 ID:8M6kdjdq
投下完了です。
次投下でお信に危機が。
秀吉に活躍して貰う予定。
何時に無く長くなってきてます。
次ぎ辺りでENDまで行くかと。
205名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:11:04 ID:Xrtjs0eA
いいねいいね〜、こういうノリは好きだよ
206名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 00:02:50 ID:6724sPzi
時代劇系はちょっとなぁ…。
207名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 01:34:46 ID:Cx8NidoC
>>206
そういう事は一々言わんでスルーしとけばよろしい
208名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:09:25 ID:8eWz+8S5
っていうか、TSモノ書き(以前にへっぽこモノ書き)から感想を述べると、
下調べとか(歴史系 と 現地語)すげえええ とか思って、
萌えるより以前に物語に魅入ってしまいました。

言葉遣いとか、よほど知識があるのか、会話か書物をよみふけなきゃこんなにさらりと出てこないし…
(と思ってるのは自分だけで、モノ書く人は全員これ以上出来る子なのか???)

なにが言いたいのかというと、 京丸さん すげぇ GJ。
209名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 12:40:12 ID:wqypuxX+
>>208
つ戦国無双
210京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 14:20:29 ID:lKogRCov
取り敢えず、下調べはしてみました。
書籍まで買っちまいましたが。
211京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:38:39 ID:lKogRCov
投下します。
今回は割りと自分の好きな様に書いたつもりです。
どうやら小姓の技って凄かったようで。
マニュアルも存在しているとか。
ではENDまで投下。
212京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:39:41 ID:lKogRCov
次の朝、お蘭は忠長に弁当を渡し、お信を迎えに行った。
「殿、学舎に参りましょうか」
「どうじゃ、可愛がって貰っておるか?」
「はい、蘭は昨晩忠長様により女にされました」
「初契りはどうであった」
「最初痛うございましたが、あの快楽は言葉では言い表せませぬ」
「で、あるか・・・」
『我慢するのはわしの方かもしれんな』

===破瓜===

「のう、信隆よ、わらわは弓道部に入りたいのじゃが、良いかの」
「勿論良いですよ」
「精神修養に良い、信隆はどうじゃ?」
「僕は向きませんよ」
「そうか、では放課後入ってくるかの」
「殿、お一人の時は充分お気をつけを」
「相変わらずお主は心配性じゃな!姉川の決戦を思えば何程の事が有る」

シュカッ!
「織田さん凄い、百発百中ですね」
「慣れておるからの、この静かな空気が何とも心地良い」
『あやつが伴侶になるまでは心を静めねばならぬ』
お信はぴりっと張り詰めた空気の中で、ひたすら心を落ち着ける。
しかし夜は信隆の体の温もりと、愛撫を欲した。
それぞれの暮らしが平穏に過ぎて行ったある日、お信に本能寺の変以来の不運が訪れようとしていた。
弓道部の帰り、夕闇が辺りを覆い隠していく。
公園内を近道の為踏み込み、植え込みの林を通りかかった時くぐもった悲鳴が聞こえてきた。
「うむ?何じゃ?」
夕闇の林の中、数人の男にお信の学校の女生徒が襲われていた。
「不埒な輩め!」
お信は棒切れを拾い、林の中に飛び込んでいった。
「お主ら何をしておる!」
「ん?何か時代がかった喋りの女が来たな」
「こいつも良い女だぜ」
「おめえも可愛がってやろうか?」
「ふん、げすな奴が言いそうな台詞じゃな」
数は十人近く居る。
しかし戦国人として無視は出来なかった。
『わしはやはりツキが無いの・・・棒切れではな』
大半はお信の眼光で、竦み上がったが、頭の弱い狼藉者には効かない。
覆い被さっている男に突きを入れ、引き剥がすと少女を助け起こした。
「あちらに向かって逃げよ!わしが防ぐ」
「織田さんよね?でも貴女が!」
「早く行け!森蘭か、羽芝秀子に連絡を付けよ」
「ごめんなさい!絶対呼んでくるから!」
213京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:40:44 ID:lKogRCov
少女を庇い、逃がすため数人を何とか叩き伏せる。
少女が遠くに駆けていき、見えなくなるまで、奮戦した。
『囲まれたか』
「ち、逃げられたか」
「こいつ凄い女だな」
「一斉に飛び掛かりゃ良いんじゃねえの?」
二人に突きを入れ、脳天に振り下ろした時、棒切れが半分に折れた。
「はい、終わりね」
「お主ら・・・無事では済まぬぞ?」
「無事で済まないのは、お前だよ」
お信は手刀で尚も一人を昏倒させたが、遂に抑えつけられてしまった。
「また人が来たらヤバイんじゃね?」
「そこの空き家に連れ込もうや」
後ろ手に縛られ、猿轡を噛まされお信は犯される為引きずられていく。
『信隆・・・すまぬ・・・お主に捧げたかった』
お信は少女の替わりに蹂躙される覚悟をした。
空き家に入ると、すかさずお信がセーラー服を剥がされ全裸にされた。
「良い体じゃね?」
「ゆっくりもしてらんねえから、皆でやろうや」
両乳房を揉まれ、淫裂がぱっくり拡げられ指が這い回る。
信隆の手で毎晩愛されていた体が意志に反して反応を示そうとしていた。
両乳房と乳首が捏ねられ、乳首が固く尖っていく。
「乳首起ってるよ、この強い子」
「ん・・・く・・・」
膣内にじわりじわりと蜜が染みだそうとしていた。
淫核の包皮が剥かれ、ぐりぐりと摘まれる。
膣口に指を二本こじ入れた男が囃し立てた。
「お、中濡れてきてんぞ」くちゅ・・・
遂に湿った音がお信の陰部から発せられた。
くちゅ、くちゅ、くちゅ
一旦濡れ始めると、それが呼び水になって次々に蜜が溢れてきた。
「くぅ、う」
疼ききっていた体が瞬く間に高みに昇っていく。
「ぐうぅっう・・・あ」
一瞬硬直し、がくりと体が脱力した。
「あんた今いったんじゃねえの?」
「いったがどうした!体は濡れても心は濡れぬ!」
「カッコいいね、じゃ入れても大丈夫だな?」
「入れたければ、さっさとせよ!」
男がお信の膣口に遠慮会釈無しに突き込んだ。
ぶちっ!
「くっ・・・」
気が遠くなる程の激痛が下半身で暴れ回る。
無理矢理侵入した怒張にお信の膣口から鮮血が飛び散った。
「ん?処女だよこいつ」
「あ、良いなぁ」
「この女我慢強いな、泣きも叫びもしないな」
214京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:41:53 ID:lKogRCov
激痛に気を失いそうになりながらただ耐えた。
無遠慮にお信を身体ごと突き上げる。
「うお、出る!中にいっぱい出してやっからな」
ビュッビュッビュッ
膣内で噴出される精液が嫌でも分かる。
『寸前で幸せが逃げていくのが我が定めか、ふっ』
「なんだこいつ笑ってるぞ?気持ちわりぃ」

==成城公園の戦い==

その少し前。
逃げた少女は携帯を鞄と一緒にあの場所に置いてきてしまった事を嘆いた。
「私の馬鹿!えっと、えっと・・・織田君に電話すれば!」
小銭入れが無事だったのが不幸中の幸い。
公衆電話に飛び込み、織田の電話番号を探すと、少ない故直ぐ見つかった。
「織田君!私の替わりに成城公園で織田さんが危ないの!何とか助けて!!」
飛び上がった信隆が秀子達転生組に連絡する。
恋人の秀夫の上で騎乗位で跳ねていた秀子が、秀夫の首ったまを引っ掴み、車で真っ先に駆け付けた。
間髪入れずに、信隆、治子、みつ、お蘭、忠長が到着する。
少女はパニックになって泣いていた。
「泣いとる場合じゃにゃあ!場所は何処じゃ!」
「殿下!武器を!」
それぞれ樫の木刀、秀子は樫の薙刀を掴み、林の中に駆けていく。
「女!ここじゃな?お主は帰って警察を呼ぶだぎゃ」
「はい!」
少女が鞄を拾って駆けていった。
信隆は前後不覚に慌てている。
「早く助けなきゃ!」
「信隆慌てるでにゃあ!半兵衛、何か分かるか」
草むらを照らしていた半兵衛が秀吉を呼ぶ。
「殿下!草むらの乱れが西の方に続いております」
三成が西の方を向き、手をかざした
「空き家が有ります!大殿は間違い無くあそこかと存じまする」
蘭丸の目が血走った。
「殿、今参ります!」
「たわけ!蘭丸と忠長は裏手から入れ、わしと三成は正面から飛び込む」
蘭丸と忠長が裏手に駆けていく。
「半兵衛は窓から飛び込み横槍を入れい!信隆と秀夫は正面を塞いでおけ」
半兵衛が窓の下に付く。
「秀夫、暫く秀吉に戻らせてくれ、すまん」
「気にすんなや!」
「行くぞ、織田家で地獄を見せてやるだぎゃ」
正面から突っ込んだ秀吉と三成の目に、お信の凌辱された姿が飛び込んだ。
二人の表情が鬼神に変貌した。
「うぬら、生きて帰さぬ!覚悟せい!」
215京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:42:53 ID:lKogRCov
「又変な女が来たな」
「佐吉!十本槍を思い出せや」
「久々ですな、血祭りにしましょうぞ、殿下」
秀吉と三成がお信を凌辱していた男の頭部と股間に突き入れる。
一瞬で気を失った男の股間が潰されていた。
三成が叫ぶ。
「潰されるだけで済んで有り難く思え!」
「大殿!いつまで寝とりゃあす!とっとと起きなされ!そんな血、善住坊に撃たれたよりましだぎゃ!」
「猿、遅かったな」
「立てまするか?戦えまするな!武器をこれに」
「案ずるな」
秀吉が左に三成が右に、何とか服を整えたお信が正面に構える。
突っ込んできた三人に怯んだ隙に、裏手から蘭丸と忠長が後ろを突く。
「何だよこの女ら、すげえ強え」
忠長は必死だったが、少女達が風神の様に駆け抜けながら叩き伏せ、男達が混乱の極みに達する。
横から半兵衛が横槍を入れ、混乱が恐怖に変わっていった。
男達の大半が大ケガを負い気絶している。
最後の一人の前に蘭丸が対峙した。
長ドスを向けじりじりと蘭丸ににじり寄る。
忠長が駆け寄ろうとしたが、蘭丸が一喝した。
「下がっておれ忠長!」
木刀の切っ先を地面に向かって下げ、腰を落とす。
地擦の太刀。
長ドスを蘭丸に突き入れた瞬間、地面に有った刃先が男の顎を砕いた。
累々と横たわる男達に信隆達現代人は呆気に取られている。
「す、凄・・・」
「さてこいつら引っ括って外に引き出すだぎゃ」
纏めてぐるぐる巻きにされ、半兵衛が武器を持って隠れる。
その後警察によってグループは一網打尽に連行されていった。
秀吉がお信と信隆を空き家に残して外に出る。
「信隆、大殿を頼むだぎゃ、お主でにゃあとな」
戦国人の顔に戻っていたお信が、次第に俯いていき信隆に抱きついた。
「すまぬ・・・すまぬ」
信隆が震える身体を抱き締める。
「お信のせいじゃない」
「わらわは穢れてしもうた・・・お主の伴侶にはもう成れぬ!」
「そんな事無いって!取り敢えず帰ろうよ」
「うむ、帰ろう・・・」
肩を抱かれたお信が憔悴しきった顔で出てきた。
転生組も言葉がかけられず、ただ黙って見送る。
しかし秀吉だけが何かを感じていた。
「大殿!逃げる事、猿めは許しませんぞ」
お信は何も応えなかった
216京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:44:11 ID:lKogRCov
===幻の城===

信隆がお信を風呂で優しく身体を洗う。
湯船に入れた後、外に出た信隆を見た家族は深く聞こうとはしなかった。
乱れた服、俯いたお信。
市子だけが声をかけた。
「大丈夫?」
「大丈夫だよ姉ちゃん」
「お信、信隆がしっかり見とくんだよ?」
「うん、分かってる」
自室にお信を連れてきた。
「信隆、暫く傍に居よ」
「ずっと居るよ」
ベッドに座るお信の肩を抱くと、お信が顔を肩に埋めた。
「わらわらしくない」
「うん」
「らしくないのは分かっておる・・・」
お信が信隆の服をぎゅっと握る。
「まだ早いが同禽を」
「良いよ、隣においで」
パジャマに着替えたお信が、信隆の胸に抱かれて頭をくっつける。
「わらわもすっかり女々しくなった」
言葉の替わりにぎゅっと抱き締めた。
「暖かい」
信隆は寝ないでおこうと思っていたが、緊張が張り詰めていたせいか、何時の間にか寝てしまった。
夜中になって、お信がそうっと起き上がった。
抱いている手を静かに離し、絣と袴を身につける。
ベッドに座り、信隆の頭をそっと撫でる。
「もっと似合いのおなごを探せ」
「おのぶ・・・むにゃ」
「寝言でもわらわか?」
「お主の為なら、女で居る事は苦にならぬと思っておった」
少しのお金が入った財布をポーチに入れ、木刀を背負ってお信は忍び足で暗闇の中に出た。
家に向かって頭を下げる。
「母上、父上、姉上、お世話になり申した、我が勝手を許せ」
お信は暗闇の中を消えていった。

信隆は朝ベッドの横を見て飛び起きた。
下にも居ない、外にも居ない。
家族を叩き起こしたが、誰も見ていない。
事情を全て話し、転生組を呼び休みを取った。
蘭丸は深く後悔した。
「蘭が此処に居れば、殿を止められたものを!」
信隆はずっと地図を見て考えている。
「蘭ちゃん、今はお信を探す時だ!多分西の方角」
お蘭が疑問を呈する。
「昔の道とは違い、何通りもの道が有りまする」
「大殿は昔から何かと言えば西に向かったぎゃ、わしもそう思うの」
「歴史書を見れば、西への執着心が強かった」
信隆と英子は安土城の文字を見ていた
217京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:45:08 ID:lKogRCov
深夜、暗闇の中を歩いていた所を拾われ、お信はトラックの助手席に居た。
「すまぬ、安土で下ろしてくれれば有難い」
「何が有ったかは聞かねぇがな、心配かけちゃいけねえぞ・・・そこの近くは通るが」
「お心遣い痛み入る」
「自分に整理がついたら帰れよ!危ない奴も居るんだからよ」
「お主は優しいの」
「安土にその喋り方、信長みてえだな、ははは」
「そうかもしれぬぞ」
流れる景色を見てぼそりと呟いた。
「ここで良いのか?もし何か有ったら連絡しろ、本当に誰か来るんだな?」
「うむ、心配要らぬ、ここまで感謝する」
お信は深々と礼をし、とある場所まで夏の日差しの中を歩く。
滋賀県蒲生郡安土町。
昔、そこに自分が建てた巨大城郭が有った。
階段等は残っていたが、建築物は一切無い。
「不思議な物じゃ、わしは生きて此処に居るのか」
むっと熱気が汗を吹き出させる。
山頂近く、天主閣が有った場所に腰を下ろし上を見上げた。
自分が居た天主閣が見える様な気がし、手を伸ばしてみる。
「戦を無くし、世界と交易し、わしは日の本を富ませたかった」
梵山を出してみたが、聖霊は力を無くしたらしく、出てこない。
「おなごの体ではきつい・・・疲れた・・・」
木にもたれかかると、疲れがどっと押し寄せた。
『昔のわしなら軽く笑い飛ばしたが、今のわしはこんなに弱々しいのか』
お信は身体を丸くして寝入ってしまった。
深夜に目が覚めたが、ふわりと飛ぶ人魂など戦国の人間にとっては珍しくも何とも無い。
「お主もこの城の縁者なのか?」
深夜ともなると山では冷気が肌を刺す。
身体がぶるぶる震える。
「あやつの身体は暖かかったの・・・寒い」
女々しい自分がほとほといやになったが、信隆の顔を見るのは心底辛かった。
だから家出をしたが、後の事は何も考えていない。

その頃信隆は秀子と秀子の恋人の車で確信を持って安土に向かっていた。
「秀夫すまん、会社まで休ませてしまった」
「良いんだ、秀子の大事な主人だもんな。でも安土城に絶対居るの?」
「間違いない!大殿は絶対そこに居る」
安土城跡を登っていく。
山頂近く一人の少々が震えながら倒れていた。
218京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:46:13 ID:lKogRCov
信隆達が駆け寄った。
「お信さん!!」
「大殿!」
お信が朦朧としながら目を開けた。
「あっ・・・帰れ・・・顔など見とうない」
信隆がお信を抱き起こす。身体は芯から冷えきっていた。
毛布を巻き付け、抱き締める。
「大殿!逃げるとは情けにゃあずら」
「嘘付いちゃ駄目、顔も見たく無いなら、なんで安土城跡なんて分かりやすい場所に居るんだい」
「大殿の行動は昔から猿めには分かりやすいですからの」
「お信、もう帰ろうよ」
お信が潤んだ目で信隆をじっと見つめる。
「おっと、わしらは場を外すとするか」
「邪魔しちゃ悪いな」
秀子と秀夫は山頂を降り、場を外した。
「穢れたわらわには伴侶の資格など無い!帰れ!」
信隆がお信の頬を張る。
ビシッ!
「あぅっ!」
「いつまでも我儘言うな!それは僕が決める事だ」
張られた頬に手を当てる。
「・・・・・・」
「今更離れて忘れられる訳無いよ、帰るんだ」
お信が信隆の首にしがみついた。
「わらわを連れて帰ってくれ」
お信の目からほろほろと涙が零れた。
「平手の爺が割腹をして以来じゃな、わらわが泣くなど」
お信と信隆が連れ立って山頂から降りてきた。
「大殿、らしくにゃあだぎゃ」
「らしくなくて良いと分かった」
「女は、女々しくて当たり前ですぞ」
「女々しくて当たり前か、そうかもしれぬ」
「もう1日休みを取ってるから、ゆっくり帰るとしよう、お信」
「秀夫よ、何処に行きゃあす」
「富士山でも見ようか」
「猿よ、暫し待て」
「なんでごさります?」
「此処に我らの城が有ったのだのう」
「最初見たときゃ、おののきましたぞ」
信隆がお信に尋ねた。
「天守閣はやはり六角形だったの?」
「うむ、朱塗の六角形でな、守るの天守では無うて、主人の天主閣じゃ」
「そうだったんだ」
「吹き抜けじゃから、守りは些か弱いがな」
「400年以上前、お信が此処に居たんだ・・・」
「今し方わらわの城は信隆になったがの」
「大殿、そろそろ行きゃあすか」
「うむ、秀夫とやら、世話になるのう」
「いえ、この子の大事な人ですから」
秀夫が秀子の髪をぐしぐしと撫でる。
「こりゃ、セットが乱れるでにゃあか」
秀子が手櫛で髪を整えた
219京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:47:27 ID:lKogRCov
秀夫は取って置きの場所に連れていった。
さった峠。
展望台に登ると、海の向こうに富士山が見える。
紺碧の海に富士山のコントラストが美しい。
「此処良いでしょう?」
「これは絶景じゃな!」
信隆がお信の肩を抱き寄せ、唇を重ねるとお信も細い腕を信隆の頭に回す。
「んっ・・・んん」
すっと離れ、二人が見つめ合う。
今度はお信から信隆の唇に激しく吸い付く。
「見てらんにゃあずら!記念に写メでも撮ってやりゃあすか」
秀子が抱き合う二人を、富士山をバックに写メで撮った。
「で、お二人に送信と」

漸くお信は帰ってきた。
転生組の家を周り、心配をかけた事を詫びていく。
再び家に帰ってきたお信が、家族の前で正座して頭を下げた。
「ご心配をお掛けし、申し訳ござりませぬ!」
「無事で帰ってきただけで良いですよ」
「お信さん、理由は聞かないから・・・さて二人をほっぽらかして外食に行きましょうかね」
両親と姉がさっさと家を出ていく
姉の市子が二人を見てにやりと笑った。

===契り===

信隆がお信の腕を掴み、ベッドに連れていく。
「あっ、風呂に」
「要らない」
「せ、せめて身体を拭かせては」
「必要無い」
「汗の汚れ・・・」
「気にしない」
お信を立たせて、絣と袴と下着を脱がせた。
少女特有の汗と体臭の混じり合った強く甘い匂いがむっと漂う。
信隆も全裸になり、お信を横たわらせた。
「約束破るよ?」
お信が静かに頷く。
「わらわを離さぬか?」
「離さないよ」
「お主の傍に居ってもよいのじゃな?」
「居て欲しい」
「分かった、今宵わらわは存分に狂う」
「僕も童貞だから不安だけどね」
「大丈夫じゃ、お主なら出来る、さあ来やれ」
信隆が最初から濃厚なキスを始めた。
舌と舌が音を奏でながら絡み合う。
瞬時にお信の体に快楽の火が付き、蜜が流れだしてきた。
「ん!んんっ!む・・・ん・・・」
耳に舌先を尖らせて舐めていく。
「あぁ、う・・・」
お信が自ら信隆の手を乳房に押し当てる。
「強く揉め」
乳房をぎゅっと絞り込む。
親指と人差し指の輪から、充血した乳房の先と勃起した乳首が飛び出す。
「もっと強く!左も!」
両乳房の先が赤く充血し、絞り込まれる度に指の輪から飛び出る。
220京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:48:27 ID:lKogRCov
「あぁ!乳が痺れる!心地良い!!」
真っ赤になった乳首が指で摘まれて捏ねられた。
ぐぐぐと腰が浮き上がり、お信は暴れる快感に歯を食い縛る。
「あぐぅ・・・か、はぁっ、ああっ、なんと心地良い痛み!もっと捏ねよ!」
赤く腫れあがり、摘まれた乳首が平らになる。
「あああっ!!心地良い!い、いく、いく、いくう!!」
腰がバタバタと暴れ、ブシュッと潮が吹き出た。
「はひい、はぁ、はぁ」
どろんとしたアクメ顔でお信は荒く息をつく。
信隆が下になり、跨がるお信の陰部を顔に近付けた。
つんと少女の性臭に信隆の興奮が高まる。
洪水の様にぼたぼたと蜜が雨の様に信隆に降り掛かった。
そのままお信が自ら陰部を信隆の顔に押しつけた。
「ぐうぅ!あぐ、あっ」
溢れる蜜を信隆がじゅるじゅると吸い込み、舌で淫裂を掻き分ける。
お信の淫唇は興奮のあまり開ききり、赤く張れ肥大していた。
大量の蜜に信隆は溺れるかとも思ったが、それでも良いと思い直す。
頭をベッドに押し当て、シーツを千切れる程握りしめながらひくひくと痙攣している。
陰部を強く押し当てる度にびりびりと快感が走り、その都度いってしまう。
「あああっ!良い!良い!!狂う!狂う!!」
ヌメヌメと信隆の顔中にお信の濡れそぼる陰部が這い回る。
淫核を吸い込み、包皮からぷるんと露出させて舌でぐりぐりと転がした。
「いいいぃ、死ぬるぅ、またいく、いくう!!」
間欠泉の如く潮が信隆に降り掛かる。
「早くわらわの中に!お主が欲しい!」
お信を仰向けにし、信隆が膝を割って入ってきた。
「入れるぞ」
「早く、早く入れよ!」
ぐぽっと音がして、一気に最深部に突き入れる。
「あはぁっ!いくっ!」
挿入されただけで、お信は絶頂に達した。
信隆は射精の限界を越えていたが必死に我慢した。
「お信の中、凄い!!」
「入っておる、わらわの中に信隆が入っておる、暴れよ!わらわを壊せ!」
子宮をどしどしと突き上げられ、より強い高みに駆け上がる。
「あっ、あっ、こんな!こんな!信隆、抱き締めよ!怖い!」
信隆がお信を抱き締めると、お信も首に手を回し、脚を腰に回し逃すまいと引き寄せる。
ぐぐぐと膣内の筋肉が信隆の怒張を強烈に締め付けた
221京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:50:15 ID:lKogRCov
「もう駄目、出る!」
「早く中に、精を中に出せ!!」
快感のあまり、くりっとした目から涙さえ零れた。
真ん中が少し上がった真っ赤な唇と、ぷっくりした鼻から荒い息が漏れる。

ビュッビュッビュッ

「ああ!いくっ!いくっ!精が出ておる!まだ出ておる!ああ、ぐぅっ」
お信の身体が折れる程後ろに反り返り、がくがくと大きく震えた。
「あぁ・・・あ・・・」
ガクンと全ての力が抜け、再び焦点の合わないアクメ顔を信隆に曝す。
「はぁ、はぁ、はぁ」
その顔見た信隆の逸物がぐぐっと力を取り戻した。
お信を四つんばいにさせ、後ろから突き入れる。
乳房が突かれる度にゆさゆさと揺れた。
後ろを振り返りながら、お信が懇願する。
「もっと!もっと深く奥まで!!」
膣内の最深部にどんと当たる度にびくびくと快感が増えていく。
遂に手で支えられずに、頭をベッドに付け、尻を突き出した姿になった。
「良い!良い!良い!狂う!狂う!!いく、いく!」
快楽の暴風雨にぶんぶんと頭を振りたてる。
「このまま死んでもよい!またいく!!」
二度目の射精はさすがに時間をかけられたが、その分お信が悶え狂いまくっていた。

ビュクッビュクッ

「ああ、良いぃ、あぅ・・・あ・・・」
ばたりとお信の腰が落ち、ぶるぶると痙攣する。
膣口からどろりと白濁の液体が溢れ出た。
信隆が横に倒れこむと、お信が胸に顔を乗せる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
暫く落ち着くまで、お信の頭を撫でていた。
「お前様、わらわはお前様だけの女に成り申した」
「お、お信さん?」
「お信と呼んで下さりませ・・・わらわは女になりましたゆえ」
「傍に居るんだよ?」
「はい、居まする!あぁ、愛しい!狂おしい程お前様が愛しい!命かけて尽くしまする」
お信はその日以来がらりと変わった。
誰の目にもそれは女にされたのだと分かった。
何時も傍に寄り添い、転生組の配下にさえ以前の喋り方は消え去っている。
それは心が壊れたのでは無く、二度目の転生をしたのだと言えた。
「お前様?朝でござります、お顔をお清め下さりませ、着替えはこれに」
少し複雑な信隆だったが、お信を守る決意は更に高まっていた。
222京丸@ピンキー:2007/07/27(金) 23:51:33 ID:lKogRCov
===織田信===

あれから7年。
信隆は国立大を卒業後、大手商社に就職。
高校卒業後独立し、小さなアパートでお信は良き伴侶として働きながら大学生の信隆を支えきった。
大学卒業後、漸く専業主婦に成り、良妻賢母との評判も高い。
今日も赤子の信広を抱き、家事に精を出す。
産まれた時からお信だったような気がして、信長の記憶は遠く前世の感覚。
心から尽くされ、信隆もそれに甘える事無く仕事に家族サービスにと忙しい。
お互いの体の虜になっている二人ゆえ、性の営みは毎晩欠かさない。
精を吸い付くしたお信の女体は青磁の様に輝き、メリハリの有るボディラインは抜きんでている。
良からぬ輩が言い寄る事も有ったが、転生組の手でいつの間にか姿を消されていた。
勿論それは必ず転生組が隣に住んでいたからに他ならない。
秀子は秀夫と、お蘭は忠長と所帯を構えた。
治子とみつは未だ独身に焦りは無く、キャリアウーマンの道を突き進む。
休みの日は何時もお信の家で賑やかに過ごす。

聖霊はどうなったか。
無事現世に留まり、市子の百合パートナーとして、とことん愛され、市子の性技の虜にされた。
両親の信明と良子は二度目の新婚生活を満喫中。

そんなある日、信隆が軽い接触事故をおこした。
秀子に信広を預け、お信はすっ飛んでいく。

「たわけ!!何をしておるか!あれ程注意せよと言ったであろう!お主一人の体では無いとしれ!」
「すまん、母ちゃん」

「死ぬ程心配したぞ・・・馬鹿・・・」
こつんと頭を胸に付ける。

どうやらお信は、怒りが高まると未だに織田の血が顔を出すようで。
結局お信の尻にひかれている信隆だった。

人生五十年
下天の内をくらぶれば
夢、転生の如くなり

===終劇===
223京丸@ピンキー:2007/07/28(土) 00:00:47 ID:lKogRCov
投下完了です。
随分長くなりましたが、終了出来ました。
何となく蘭のキャラが気に入ってますが。
次回作はちょいと鬼畜になりそう。
224名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:03:30 ID:Yys9/a//
GJでござりまする!
225名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:49:53 ID:PglFMWe2
GJ。書籍まで買ってしまうあたり真似できません… おみそれしました。
立ち回りとか、すげぇとか… すげぇしかいえないボキャブラの少なさにorz
オチの「、転生の」に苦笑いしてしまった。

お疲れ様です。次回作待ってます。

(自分、巫女モノを投稿してはいても下調べとかしてないからゲームから引っ張ってきたり四苦八苦中…)
226京丸@ピンキー:2007/07/28(土) 18:21:47 ID:r8Tk5LnG
あの、転生の如くなりは無理矢理くっつけました。
最初に出すの忘れまして。
巫女さん、良いですな。
楽しみに待ってまする
227名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 22:39:51 ID:TTSMZZZd
ぬふぅ
228Zh-nS:2007/07/28(土) 23:36:35 ID:oZBzbSA1
>>京丸@ピンキー氏
完結乙です。
時代物ということで、実はちょっと不安だったりしたのですが、
終わってみればそれほど抵抗感もなく、面白く読めた感じです。
時代考証もしっかりなされているところにも好感が持てます。
私自身、日本史とかは結構好きだったもので。
次回作も期待しております。



とりあえず予告をば。
明日の朝辺りに続きを投下予定です。
前回言った通り、ようやくえちぃ部分に突入の予定です。
229名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 00:17:57 ID:2oNcH2op
俺の場合日本の戦国時代が好きすぎて、まったく読むきがしなかった…

女性説があった上杉謙信でなくてなぜ信長?
230名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 00:24:04 ID:WJMELMi8
>>229
その辺は作者の趣味の問題でしょ
それに、女だったという設定じゃなくて転生して女になっただから元男が重要な要素だし
231名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:52:41 ID:LxYiUVLa
しぃちゃんまだー?
232京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 02:19:17 ID:xxs3RVPe
それはやはり、信長と秀吉ファンってのも有るね。
上杉謙信は今一知らないってのも有るかも。
今新作下書き中。
少し暗い話になるかも
233Zh-nS:2007/07/29(日) 10:41:07 ID:tX7pxjeS
……まだ朝だよね?
という訳で、これより続きを投下させていただきます。
前にも言った通りえちぃシーンなんて書くのは殆ど初めてなので、
全くの手探り状態で自信がなかったりします。
なので、色々意見いただければと思う次第です。


では、どうぞ。
234AfteR(仮) Part-1:2007/07/29(日) 10:41:48 ID:tX7pxjeS
 おそらく、日付が変わるか変わらないかといった頃だったと思う。

 "それ"は密かに、そしてピタリと、俺の背中に貼りついて来た。
 その感触が、眠っていた俺に最初の違和感を与えた。
 尤もそれはまだ、俺の眠りを覚ますまでに至るものではなかった。
日中のドタバタによる疲れが、俺を泥のような眠りに落とし込んでいたこともあるかもしれない。
 そしてその事が、第二、第三の違和感を招く事となる。
 俺の背中にくっついてきた"それ"は、次には細い手足を、俺の身体に巻きつけるようにして抱きついて来る。
 流石に不審を感じた俺は、寝返りを打とうと身体を傾けようとするが、
まるで抱き枕のように俺にしがみついている"それ"は俺に身動き一つ取らせてくれない。
「………んぅ……ん……っ」
 いよいよ不安になって、薄っすらと瞼を開けようとしたその時だった。
 耳元に吹きかけられた息を感じ、俺の脳は完全に目覚めた。
「ふぁっ!?」
 なんていう、間抜け極まりない声と共に。
「あ、起きちゃった」
 耳に飛び込んできた可愛らしげな声に、俺はすぐさま後ろを見遣る。
 ウェーブのかかった栗色のロングヘアー。
 黒曜石のように深い色合いの、大きな目。
 人形のような、可愛らしげな顔立ち。
 本来あるはずのない顔が、そこにはあった。
「麻里紗ぁ…」
「満幸、おはよ」
「早すぎゃしねぇか、おい……」
 安眠を邪魔され、苛立ちを含んだ俺の言葉も何処吹く風といった様子だ。
 にっこりと、満足げな笑顔を浮かべる麻里紗。
 普段だったら見惚れてしまうほどに可愛いその笑顔すら、この時ばかりは苛立ちに火を注ぐものでしかない。
「で……なぁに夜這いなんか決め込んでるんだよ」
「ちょっと確かめたい事があって」
「……昼間散々あんな事やっといて、この上何を?」
 しばし黙り込む麻里紗。一拍置いて出てきたその言葉に俺は驚かされる事になる。
「………うそつき」
「…………なぁん!?いきなり」
「昼間のこと。満幸って思ってる事、顔に出やすいんだよね」
「だから、何が言いたいんだよ?」
「気持ち良くないって言ってたって……あたしの目は誤魔化せないんだから」
「んで、それがどうだって言うんだよ?」
「だから、ホントに感じてなかったか、もう一度確かめちゃおうかなぁって」
「……冗談も大概にしないと、本気で怒るぞ」
 呆れ果てた俺は先程よりも勢いをつけ、再び寝返りを打とうと身体を傾けようとする。
 だが状況は殆ど変わらない。
 この華奢な身体の何処に、こんな力があるのだろう。
 それとも、俺の出せる力が著しく弱まってしまったのだろうか。恨めしいものだ。
 とは言え、これしきの事で諦めてしまっては後々が厄介である。
「……これで最後だからな。いい加減俺から離れろ」
 今出せるだけの低いトーンで、麻里紗に対して警告を発する。
「………やだとか言ったら?」
「…………こっから叩き出す」
「……そんなこと出来る?満幸に」
「お前なぁ……」
 ふと、ここで俺は麻里紗の回している手が、俺の胸をしっかりと掴んでいる事にようやく気付いた。
 いよいよ俺の我慢も限界に達し、抗議の声を上げようとしたその時だった。
「麻里紗!いい加減にしむぅっ…!?」
 突然の出来事に、俺は何が起こっているのかをすぐに理解できなかった。
 けれど一つだけ、そんな俺にも即座に理解できた事がある。

 俺の上げた抗議の声が、最後まで麻里紗に届く事はなかったということだ。
235AfteR(仮) Part-1:2007/07/29(日) 10:43:57 ID:tX7pxjeS
 暗い室内の中、ピチャピチャと水音が響き渡る。
 
 あれから、俺の口は麻里紗の唇によって塞がれたままだ。
 まるで俺の言葉なんか、端から聞いていないかのような素振りである。
「むぅ…ふぅぅっ………んむぅ……」
 蹂躙するという言葉が相応しいかのように、割り入れられた舌が俺の口の中で暴れ回る。
 唇、舌、歯茎に至るまで舐め、しゃぶり、吸い尽くされるその感触に、
出そうとする声もまともな言葉にならない。
 俺の顔をジッと見つめてくる麻里紗のその瞳は爛々と輝き、怯えている俺の顔をしっかりと捉えている。
 恐怖を覚えた俺は何度となく視線を逸らそうとしたが、その度に片方の手でガッと掴まれ、
否応無しに向き合わされてしまっている状態だ。
 口内を嬲り尽くされ混乱している間にも、胸への責めは始まっていた。
 時にやわやわと、時に荒々しく、しなやかな指を、そして手のひらをフルに活用して、
寝間着の上から俺の胸を揉みしだいていく。
 片方だけではあるが、昼間両方に受けたものよりも遥かに強い刺激が俺の心をかき乱す。
「むふぅ…ぅむ……っぁ…」
 嬲られ続けている口から漏れる声に、湿っぽさが入り雑じり始める。
 昼間感じたあの感覚が、未だに俺の中で認められずにいるあの感覚が、
少しずつ、少しずつ俺の中から湧き上がり始めているのは確かだった。
 心なしか、目の前の麻里紗の顔に当てられていた焦点が、徐々にぼやけて行くようにも感じられる。
 と、不意に俺の口が解放され、麻里紗の顔が離れていく。
「はぁ……ぁっ…」
 水面まで浮かび上がった魚のように、口を開けたまま荒い息を吐き続ける。
 身体は既に熱を帯び、昨日の晩のように、噴き出る汗も多さを増している。
 その熱と合わせ、ボンヤリとしたもやみたいなものが、俺の視界のみならず頭の中にまで広がりつつあった。
 その間にも麻里紗の責めの手が緩む事はなかった。左手で俺の胸を弄びつつ、
右手で寝間着のボタンをパチリ、パチリと器用に外していく。
 胸元が開かれ、汗ばんだ俺の乳房が外気に晒される。
 身体が火照っていただけに、ほんの僅かではあるがひんやりとした空気を胸に感じる。
「ふはぁ…………」
 責めの手が一旦止まったのをみた俺は、深い息を吐きだす。
「………うそつきだね…満幸って」
「麻里紗ぁっ……」
「やっぱり気持ちよさそうにしてるでしょ」
「そんな…んぅっ……そんなことぉっ………」
「往生際が悪いのって、嫌われるんだよ……?」
 背後から囁きかける声の主に対し、恐怖にも似た感情が芽生え始めていた。
――これって………麻里紗なのか?
 口振りも、表情も普段の優しげなそれなのに対し、それとは不釣合いな、何処か妖しさを漂わせる目つき。
 それが俺の心を、これでもかと言わんばかりにかき乱していた。
236AfteR(仮) Part-1:2007/07/29(日) 10:44:33 ID:tX7pxjeS
 露わにされた胸に、再び麻里紗の手が添えられる。
 さっき、片方だけを責められた時ですらこんな様なのに、両方から、しかも直に揉まれてしまったらどうなるのだろう。
 そんな不安を覚えているうちに、再び麻里紗の手が動き始める。
「……ひゃぁっ!?」
 今まで以上に甘ったるい声が、俺の口から飛び出す。
 薄っすらとかいた汗を、まるで胸へと揉みこんで行くかのように動き続ける十本の指。
 それら一つ一つがめり込んでいく度に、麻里紗の手の中で俺の乳房が自在に形を変えていく度に、
まるで電流が流れたかのような強烈な快感が駆け巡り、体の中からごっそりと力が抜けていく。
「……んっ………ぅ……ぐぅ…………っ」
 今までとは比べ物にならない刺激に、ただただ声が漏れぬよう必死に堪え続ける。
 しかし、そんな俺の精一杯の努力さえも、麻里紗は許してはくれないらしい。
 不意に、予期せぬ方向から追い討ちが掛けられる。
「ひゃぅんっ!?」
 耳を包み込むような、暖かで湿った感覚。
 目を向けた先では、麻里紗が俺の耳を口に含んでいるのが見て取れた。
「ふあぁっ………やぁっ…ひゃあぁぅ………んぁっ……はぁぁん!」
 思わぬ刺激が引き金となったのか、漏れ出る声を俺は完全に抑える事が出来なくなってしまった。
 凹凸の一つ一つに至るまで舐めつくされ、耳たぶを甘噛みされ、
終いには耳の穴にまで、舌が入り込んでいく。
 女性の感じるところを熟知しているかのような責めの連続に、俺は完全にされるがままになっていた。
「やぁあっ……やめろよぉ!………んはぁっ…」
 髪を振り乱し必死に泣き叫んだところで、返ってくる言葉などない。
 そんな平静さを失い、身体も意思に反した反応を見せる状況になってもなお、
ほんの少しの理性だけはまだ、確実に残っていた。
 だがそれも、いつまで持ちこたえられることか。
 まるでたまねぎの皮を一枚一枚、丁寧に剥いていくかのように、
俺の心の壁もまた少しずつ、取り払われてしまいそうだというのに。
 
 剥いている方じゃなく、剥かれている方が涙を流しているというのがまた皮肉なものだ。
237AfteR(仮) Part-1:2007/07/29(日) 10:45:28 ID:tX7pxjeS
 どれだけの時間が経ったのだろう。
 ほんの数分の出来事だったかもしれないし、あるいは数時間はあったのかもしれない。
 その間も胸を弄ぶ手の動きは止まることはなかった。
 最初に耳を蹂躙し尽くした舌も、次第にそれだけに飽き足らず、首筋やらあらゆる所を這いまわり、
ぬめついた跡を残していった。
 泣き叫んでいる俺のこぼした涙や唾液でさえ、まるで甘い蜜のように舐め取っていく時の
麻里紗の恍惚とした表情は未だに脳裏に焼きついたままだ。
 しかし、今の俺はそうした責め苦から解放された状態にあった。
 胸を揉みしだく手も、顔中を這い回る舌も今やその動きを止めている。
 身体を拘束していた足さえも解かれ、俺の身体は完全に自由な状態になっている。
 だけど、今の俺には麻里紗に抗う事はおろか、この場から動くことすら出来ない。
 無限とも思える時間の中続けられた俺への責めは、確実に抵抗する体力も、
そして意思をも削り取ってしまっていたのだ。
「はぁ……ぁ………ぁっ……」
 声を出す気力も残っていなかった。荒い息を吐きつつ、脱力した俺の身体が麻里紗の胸へと預けられる。
 ふわりとした感触に包まれながら、俺の心の中である一つの思いが燻り始めていた。
――まだ……足りないかも…………。
 こんな事を考えている俺自身を呪いたくなった。
 あれだけ泣き喚いて、嫌だ嫌だとかぶりを振っていたのに、いざ責めが止まってみれば
まるで身体に釣られたように心まで快感を求めてしまっている。
 そんな俺が嫌で、嫌で仕方がなかった。
「……気持ちよかった?」
「うぇ…!?」
 不意に、麻里紗が上から覗き込んできた。
 その表情は、今まで同様に穏やかなままだ。
 けれど、穏やかであるが故に、その表情に怖さを感じる。
 先程までの彼女の責めを思い出すと、落ち着いていた心が再び掻き乱される感じがして。
 だから俺は、無意識の内にかぶりを振っていたのかもしれない。
 それが命取りであるとは知らずに。

「………うそつき」
「え………?」
 呆けた顔で見上げた麻里紗の表情が、どこか陰りを見せている。
 嫌な予感がする。
 そう思った時にはもう遅く、先程のように俺の身体はしっかりと麻里紗によって拘束されていた。
「あたしね、嘘吐いてる人って好きじゃないんだ……」
 普段と何ら変わらない口調。
 それがかえって、俺に言い知れぬ怖さを与えている。
 だからと言うわけじゃなかったが、気が付いた時にはもう、普段の俺からは考えられない位に
取り乱しながら泣き叫んでいた。
 何処にそんな気力が残っていたのか、という位に。
「ごめん!ごめんってばぁ!」
 全く返事は返って来ない。それでも俺は必死になって叫び続けていた。
「気持ちよかったから!気持ちよかったからぁ……もう許してぇ!」
 恥も外聞もかなぐり捨て、親に叱られた子どものように喚き続けながら、俺は麻里紗に許しを求めていた。
「許してよぉ………お願いだからぁ……」
「………初めてだね」
「……え?」
 ポツリと、麻里紗の口から出た言葉。
「満幸が気持ちいいって言ってくれたの、初めてだよね」
 感慨深げな声。
 スッと、緩んだ腕の力に俺はホッと安堵の溜息を吐いた。
 これでもう、あんな責め苦を受ける事は無いという思いが、俺の中にあったのかもしれない。
238AfteR(仮) Part-1:2007/07/29(日) 10:46:38 ID:tX7pxjeS
 だが、それが甘い考えであると思い知らされるには、さほどの時間はかからなかった。
 麻里紗の手がスルスルと、俺の腰に伸びていくのを目にしたのがそのきっかけであった。
「麻里紗ぁ……?」
 ここに至って俺は、麻里紗がこの後何をしようとしているかを察した。
「まっ……まって、麻里紗ぁ!止めてぇ!」
 慌てて俺は、ズボンの中へと潜り込んだ麻里紗の手を止めようとする。
 けれど、それを実行に移す事は出来なかった。
 手も足も、全く動いてくれない。
 単に力が抜けているだけならまだいい。だが仮にそうでなかったとしても、
今の俺には手足を自由に動かす事は出来なかっただろう。
 そもそも、身体が全く俺の意思を反映してくれないのだから。
「さっきも言ったけど、満幸って思ってること顔に出やすいよ?」
「どういう……ことなん?」
「まだ物足りない、そう感じてるようにあたしは思うんだけど」
 俺の心は完全に読まれていた。
 燻り続けていた、快感を求めるあの思いさえも。
「ちっ……ちがう!ちがうってばぁ!」
「……嘘吐きって言ったのはごめん。………素直になれないだけなんだよね?」
「………………やぁ………やぁぁぁっ!」
 麻里紗を振り払おうと、俺は喚きながら身体を捩ろうとする。
 例えそれが無駄であると分かっていても、どんなに身体が言う事を聞かないか分かっていても。
 そんな俺の思いを知ってか知らずか、麻里紗は左腕で俺を抱き寄せる。
 麻里紗にとっては軽く抱きとめる程度のそれも、今の俺にとっては鎖で厳重に縛り付けられたようなものだ。
 満足に動けない俺に対しての、駄目押しとでもいうつもりだろうか。
 そうして遂に、寝間着のズボンの中へと麻里紗の手が入り込む。
「最後まで……楽しも?」

 死刑宣告のような響きを持って、その言葉は俺に届いた。
239Zh-nS:2007/07/29(日) 10:49:03 ID:tX7pxjeS
以上で今回の分の投下は終わりです。
一応、次回の投下分でPart1は終了の予定だったりします。
本当の完結までにはまだしばらくかかりそうですが……
240名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:55:29 ID:xxs3RVPe
乙っした。
エッチぃシーンが殆んど初めてなんですか?
隠微で良かったですよ。
次も楽しみにしてます
241名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:35:00 ID:6h7Iw+KF
( ´ー`)y━・~~~
242名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:40:37 ID:72gH0RR8
お客さん、健康増進法により禁煙です。
243京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 22:38:24 ID:xxs3RVPe
新作投下します。
序盤四つだけです。
単純な話ですが、今回のは私の書いた内で一番鬼畜になるかと。
性転換の理由付けは少し大目にみて下さい。
題名は捻ってません。
主人公は離れ島に合宿で居る為逃げられない状況。

主人公
鮎川光(ひかる)
[15才〜]高校一年〜

【輪姦】【青空レイプ】
【性感強制強化】
【その他】
244京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 22:40:23 ID:xxs3RVPe
◇◆性感強化合宿◇◆

「泊まりの客は兄さん?」
「前金で六枚・・・兄さん払える?」
「ん?純粋の女かって?世界で数軒だけのデリバリーヘルスに、純粋が居る訳無いよ」
「女に転換した訳を聞きたい?趣味悪いね」
「まぁ良いさ、時間はたっぷり有るあるから聞くかい?」
「その分抱く時間は減るけど良いんだね?まぁあたいは貰える物さえ貰えば良いんけどね」
「楽しい話じゃないよ?人によっちゃ、興奮するかもしれないけど・・・兄さんはどうだろうね」

==鮎川光・15才==

西暦2224年、人類は突然の遺伝子異常により、女の出産率が殆んど無くなっていた。
凡そ100年程前から始まり人工は減少の一途を辿っている。
誰もが、人類の終焉と言う言葉が浮かんでいた。
食糧事情が好転したのは悪い冗談だ。
ウイルス?いや悪性の突然変異?と報告されてはいたが、激減している事実は変わらない。
何とか遺伝子操作で女性の出産率を上げようと努力はしていた。
しかし利害関係が複雑に絡み、ヒトゲノムは後数%が解読されていない。
遺伝子操作で無事産まれても何故か男のままと言う事例が続いている。
鮎川光もその結果産まれたが、両親とは早くから死に別れ、国の施設で過ごしている。

光は高校の合宿で島に渡り、汗を流していた。

「お前背も力も無いんだから、今日もボールボーイしてろ」
「どうせ男なんぞ余ってるんだからな」
「おい、光早く行け!」
「は、はい!」
光が慌てて駆けていく。
「しかし、一度女を抱いてみたいな」
「無理無理、俺等みたいなガキなんぞ夢の話」
「光の野郎が失敗せずに女で産まれてりゃ、出来るのにな」
「ばーか!女に産まれた時点で俺等の手には届かないよ」
「そりゃそうだ」
「そうだ!俺の親父が何やら細胞レベルで転換を手助けする薬を作ったらしいんだよ」
「それが何?」
「遺伝子操作で変わらなかった光に投与してみたら、何か変わらないかと」
「へえ、吉川お前の手に入れてこいよ」
「人体への臨床はまだらしいから、親孝行で実験してみっか?」
「あいつ大丈夫か?」
「動物では成功したみたいだぞ。これからぱちくってくるか」
短絡的な先輩だった。
245京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 22:42:09 ID:xxs3RVPe
「持ってきたぞ」
「どうやってこれ、あいつに射つんだよ」
「疲れを取ってやるって言えば逆らわないって」
「誰が射つんだ?」
「だてに医学博士の息子やってないって、俺がやってやる、ほんの少しちくりとするだけだし」

後先など何も考えていない馬鹿先輩どもが、光に点滴を射ってしまう。
否も応もなしに。
両親が居ない光は努めて敵を作らない様にした。
施設では、良い扱いを受けては居たが・・・。
どちらにしろ先輩には逆らえない。
元々疲れはあまり感じていなかったが、余計に疲れてきた気もする。
夕食も中々口に入らず、汗を流して早めに就寝する事にした。
先輩どもが光の様子を見に来たが、心配しての事では無く、結果を見に来ているだけ。
「せ、先輩すみません・・・体が重くて動かないのですが」
「まぁ明日はゆっくり休んでな、どうせボールボーイなんだしよ」
「はいすみません」

部屋の外でぼやく。
「変わらねえな」
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫だろ、生きてんだし」
「軽い奴だな」
「明日になったら何か分かるだろうよ」

体がむずむずする。
頭がぐるぐる回る。
布団を頭まで被り寝る努力をする。
しかし寝れないと思った瞬間、脳にシャッターが降りた様に気が遠くなった。

むず、ぼこ、べこ、ぐぐ

夢の中で何やら変な音が聞こえる気がして・・・。

うつらと朝目が覚めた。
頭まで被る布団の中が、いつに無く強めの甘い香りがする。
『あ、何か良い匂い・・・先ずはトイレ行って朝立ち抑えなきゃな』
ぼんやりした頭で考えたが、いつもの股間の痛い程の勃起感が無い。
『珍しいなぁ・・・』
しかし排尿感はしっかり有る。
起きようと少し体を起こした瞬間、胸に何かの重力を感じた。
手で押えると巨大な丸い肉の塊の様な物体が付着している。
ふと胸を見ると、Tシャツが重みによって少し崩れながら隆起していた。
揉むと確かに肉の感覚。
股間に違和感を感じ、触ってみるとストンと手が落ちる。
先程から漂う甘い匂いは自分だった。
ある文字が浮かぶ。
『女の子?』
確かに自分の産まれた経緯は知っていたが、自慢できる生い立ちじゃ無い。
今頃女になっても困る。
全く訳が分からなかった
246京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 22:43:19 ID:xxs3RVPe
起きれない!
恥ずかしい!
自分の体から発する体臭が布団の中に籠もり、何故か胸がドキドキする。
むっとする甘い匂いがより強くなっている。
『この匂い・・・女の子ってこんな匂いなのかな』

先輩どもが部屋の前で密談している。
「あいつどうかな」
「眉唾な話だけどな」
中に入り、光の布団に近づくに従い、嗅いだ事の無い甘い香りが強くなる。
「おい光、大丈夫・・・ん?何だこの匂い」
「何か良い匂いするな」
匂いを辿っていくと、どうやら光の寝ている方向から漂っている気がした。

『来た、どうしよ』
「おい光!さっさと起きろよ!」
光は布団を剥がされまいと必死にしがみ付く。
「こ、い、つ、何抵抗してんだ?」
『駄目!剥がされる!』
二人がかりで漸く光の布団をひっぺがした。
「あ、待って下さい!」
ソプラノの悲鳴にその場の学生達が固まる。
そこに少年の光は居なかった。
パンパンに隆起した胸と、大きな尻でピチピチにきつくなったトランクス履いた小柄な少女が居た。
視線を胸に感じ、反射的に両手で胸を隠し、より丸くなる。
「成功だよ」
「女だ!この良い匂いは光のか」
「若干顔かたちは変わっているみたいだな」
可愛いと言う程では無かったが、スタイルが男を狂わせるには充分。

この騒ぎに同室の学生が起き、別部屋の学生までが集まってきた。
光はぎらつく目の若き集団に次第に壁に追い詰められていく。
「この子誰?」
「あの光だってさ」
「なんで女の子に?」
「そんなの知らないよ」

『何か僕、怖い・・・』
胸を押さえ、膝を立て壁を背にして震える光。

先輩の一人が光に声をかける。
「おい、光!丸くなってないで立ってみろ!」
「でも、先輩、あの」
「早くしろ!!」
「は、はい!」
光はぎらつく学生達の前にゆっくり立ち上がる。
「手を下ろせ!」
光がゆっくり手を下ろしていくと、溜め息とどよめきと唾を飲む音がした。
「オッパイでけぇ!」
「おふくろとは違うなやっぱり」
「まぁおふくろの存在自体珍しい時代だけどな」
「光、お前漸く女の子になったんだな」
「僕は男で・・・す」
「女なんだよ既に」
247京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 22:44:58 ID:xxs3RVPe
「女の子じゃ無いです!」
「どう見ても女の子じゃないか」
「男です!男なんです!」
「ならシャツ捲って見せてみな」
「そんな・・・嫌です」
「無理矢理捲っても良いんだぞ!早くしろ!怒らせるな!」
「うぅ・・・」
光は恐怖と集団の威圧感に観念しTシャツを捲りあげていった。
Tシャツの裾が乳房の下に引っ掛かり上にぐにっと持ち上がる。
そして引っ掛かりが限界点を越え、ラクビーボールを半分に切った様な双乳がぶるるんと零れ落ちた。
どよめきが光の羞恥心を掻き立てる。
恥ずかしさに耳まで真っ赤になり俯いた。
体の震えが恐怖により、ますますとまらなくなる。
「先輩、もう、もう良いですか?」
「オッパイだけじゃな、トランクスも取れ!」
えっ?と今言った先輩を見た。
「え?出来ません!」
「よし、無理矢理襲ってやろうかな今すぐ」
「わ、分かりました!だから何もしないで下さい」
光がぎゅっと目を瞑り、トランクスを躊躇ながら下ろしていく。
ピチピチのトランクスが豊かな腰回りをゆっくり滑り落ち、漆黒の陰毛が姿を表しだす。
陰毛を見た学生達の異様な空気が光を纏っていく。
トランクスが足から抜き、光は学生達の前で遂に自ら全裸になってしまった。
学生達は全員、女の子の裸体など直には見たことなど無い。
目の前に有る爆弾ボディと甘く漂う体臭に次第に理性が消えていく。
元々男の子だと言うことは、この際関係無かった。
「先輩、光のあそこを見なけりゃまだ分からないですよね」
「良く気付いたな!光、腰を下ろして大きく股を拡げてみろ」
ふるふると首を振る。
「さっさと拡げろ!」
「うぅ、そんな・・・」
脅す様にすっと先輩が近づいてみた。
光が慌てて腰を下ろし、膝を立て、太股から下だけが焼けたむっちりした脚を拡げていく。
恐怖と羞恥に涙がぽろぽろと止まらない。
濃い目の陰毛の下に、ふっくらした大陰唇が割れ、薄茶色の花弁が捲れた。
その花弁の結び目にぷっくりとクリトリスが見える。
捲れた陰裂の中にはぽつんと尿道口が見え、膣口の小さい穴が有った。
その下の少しだけ色が濃い肛門まで丸見えになる。
光はまるで内臓まで覗かれている気がした。
248京丸@ピンキー:2007/07/29(日) 22:53:04 ID:xxs3RVPe
投下完了です。
走りだけですが。
ちょっと辛そうな内容になるかも。
今回、主人公は無理矢理、嫌々性感を強化されていきます。
新人ゆえに先輩には逆らえない、と言う所。
尚学生だけのクラブ合宿です。
249名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:55:45 ID:yFgcSmwS
(;´Д`)y━・~~~

あんたのその創作意欲はどこから沸いて来るんだ…
完走しない作品も多い中、ここまで量産し尚且つ完結させる人間は
ホント尊敬に値する
250名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 06:26:05 ID:HCRDrmdz
なんという職人…、毎度乙
251京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 14:42:51 ID:eo6pkhMi
単にスケベなだけかと。
それと自慰はしないようにしてます。
完結した後、嫁に欲求をぶつけまくります。
嫁も喜ぶしW。
それを楽しみに書いている様な感じ。
252京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:31:33 ID:eo6pkhMi
投下します。
五つだけです。
殆んど、エッチぃシーンばかりになりました。
ちょっと普通じゃないシーンが出てきますが、実際そんな女性も居るそうな。
では投下。
253京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:32:37 ID:eo6pkhMi
自ら脚を左右に拡げ、自分も見ていない陰部を曝しているのが堪らなく恥ずかしい。
女の子に産まれていたらどうなっていたか、考えた事は有った。
最悪のタイミングで女の子に変わってしまったのが腹立たしい。
身体中に注がれる熱い視線が肌に刺さる。
特に陰部に視線が集中しているのが分かる。
「先輩、もう勘弁して下さい!」
「ん?何もせずにか?」
「何もって・・・何をする気・・・ですか?」
「まあ来い、光」
集団のまん前に引き摺られ、左右から両腕をがっしり掴まれた。
「え?何、何を!」
「吉川、お前に一番手譲ってやるよ、後ろから入れて後輩共に見せてやれ」
「そうか?わりいな」
「いやだ!!」
光が暴れ脚を振り回す。
「暴れるなこら!おい誰か光の脚を押えろ」
同じ一年の後輩が光の脚を持ち、左右に拡げた。
「止めてよ!同じボールボーイじゃ無いか!」
昨日まで一緒に下働きで汗を流し、話もしていた同じ一年生は理性がぶっ飛び、目がぎらついている。
吉川が光の背後に周り、胡坐を組んで座り、光の体を上に少し持ち上げた。
尻の下に吉川が潜り込み、鉄の様に固く、先走りでぬるぬるとテカる怒張を取り出す。
「よしよし、そのまま光を下に下ろしていけ・・・吉川、竿を掴んでろ」
吉川が怒張を握りしめ、固定した。
「おう、もう良いぜ」
ゆっくり光の膣口が吉川の怒張に近づいていく。
「先輩!止めて!!僕男なんです!」
膣口と吉川の亀頭がぴたりと重なる。
亀頭の圧力によって肉壁が内側に向かって窄まり、膣口が挿入に対して少ない摩擦で抵抗した。
しかし溢れる先走りが潤滑油の役割を果たし、亀頭の先が光の膣口に遂に埋まった。
ずぷっ・・・
「いやだぁ!止めて!」
ぐねぐねと儚い抵抗をしたが、膣口は侵入を許していく。
少しずつ光の裸体が下ろされていき、膣口に怒張がずずずと入っていった。
「や、やだ!やだ!入って来る!入った来る!」
途中膜状の抵抗に会ったが、亀頭はその関門を突き破った。
ぶつっ!!
光の出来上がったばかりの処女が儚く破られ、プシュッと鮮血が飛び散る。
「ぐぎぃ!あぐっ・・・痛!痛いーーーぃ!!」
ぎらつく学生達の目の前で、光は大股開きで鮮血を散らせながら、挿入を許してしまった。
254京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:33:43 ID:eo6pkhMi
ずぷんっ!
「全部、入ったぞ!」
吉川の怒張が膣内に全て埋まり、そのシーンにどよめきと感嘆と生唾を飲み込む音がした。
「おほうっ!女のマンコってすげえ気持ち良い!」
「先輩、止めて!抜いて!痛い!痛いいぃ!」
「今更、抜ける、かよ」
吉川が下から光を突き上げ、光は身体ごと上下に逆杭打ちの如く揺さ振られる。
光の破瓜の血が吉川の睾丸を伝って滴り落ちた。
激しい突き上げで、その都度光の頭とショートカットの髪が揺れる。
「あっ、ぐっ、あっ、がっ、ぐっ、うっ」
突き上げるれる度に、光の薄紅色の唇から呻き声が漏れる。
学生達は初めて見る壮絶な処女レイプに声が出なくなっていた。
その処女は昨日まで一緒に居た、鮎川光と言う単なる少年だったと言う事が、倒錯的な興奮を呼ぶ。
「いっ、ぐっ、やだ!抜いて!抜いてよう!痛い!」皮肉な事に光の処女の血も潤滑油の役目を果たし、じゅぷじゅぷと隠微な音をたてている。
吉川の射精の瞬間が迫ってきた。
「もう出る!」
女に免疫が無くても、中に出されるのはどういう事かは光にも分かる。
生理が今、どうなっているのかまでは頭は回らなかったが・・・。
「先輩駄目!中はやだ!中はいやだぁ!!」
哀れな懇願に耳を貸す余裕など有る訳も無い。
「うぅ!出る!」
「いやだぁ!!!」

ビュクッビュッビュッ!

「おー、出てる!気ん持ち良いぃ!」
「あ、ぅぅ、く・・・」
初めてなのにおのが子宮口に注がれる精液が、良くわかる。
情けなく、怖く、恥ずかしくて涙がぽろぽろ零れて止まらず、しゃくりあげてしまう。
「ひどい!こんな、ひどいよ・・・」
吉川は大満足だ。
「ふう、まさか合宿中に童貞捨てれるとはな」
戒めから放たれた光は、息も絶え絶えに後ろにぱたりと倒れこむ。
膣口から吉川の放った白濁した液体がどろりと零れ落ちた。
主犯各の先輩の一人が倒れている光の股に割って入っていく。
再び手足を押さえ付けられ、大の字に磔られる。
「もう止めて下さい!」
光が頭を起こし、泣き声混じりで訴える。
先輩Aが光の爆乳を鷲掴みにした。
ぷりぷりと張り詰めた乳房が揉み込まれ、ぐにぐにと卑猥に形を帰る。
「い、いや!痛!」
ずぷぷ!
先輩Aは構わず一気に深くまで挿入した。
「あぐう!」
255京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:34:50 ID:eo6pkhMi
血と、吉川の精液と、先輩Aの先走りのおかげで、きついながらも割合スムーズに入っていく。
女性の体の作り故、精液を外に出そうと膣内がぐにぐにと蠢いている。
「ぐ、本当だ!光のマンコ凄く良い!」
どんどんと深くまで突き上げられ、乳房を揉まれまくる。
痛みははマヒしている。
そしてマヒしたと同時にほんの少しずつ、言い知れぬ感覚が光の胎内に芽生えようとしていた。
突き上げる度に、チロチロと光の女に火が灯る。
「う・・・や、止め、あっ、うぅ」
潤滑油にとうとう光の愛液が参加し始めた。
じゅぽじゅぽと湿りきった音が大きくなる。
ほんの少しだけ気持ち良くなってきている事が、光は情けなかった。
「ぁ・・・う・・・」
必死に自分に言い聞かす。
自分は犯されている。
自分はレイプされているのだ、と。
「俺ももう駄目!」
「中はもう許して!」
「出るう!」

ビュッ!ビュッ!ビュッ

「あぁ、また・・・」
今度は先輩Bがバトンタッチをして光に覆い被っていく。
「次は俺にもやらせろ」
光の悲鳴は涙声混じりで弱々しくなっている。
しかし押さえ付けられた身体は腰だけがくねくねと動く。
「せ、先輩、もう入れないでよ・・・」
より太い怒張が、ずずずと膣内に侵入を開始した。
「あうぅ!」
光の頭が後に反る。
膣内壁をずりずりと擦られながら入り込む感覚に、初めてびりびりと快感が走り抜けた。
光の頭が掴まれ、先輩Bの唇が迫る。
光がはっと気付いた時は既に遅く、舌で口内を蹂躙されていた。
「!!んー!んっむっ」
光のファーストキスは先輩Bに犯されながらのキスだった。
ずんずんと突き込まれ、光の子宮からは蜜がぬるぬると溢れようとしている。
より滑らかなぬるぬる感に先輩Bは女に素人ながら気付いてしまう。
「おい、光の奴犯されながら濡れてきてるぞ?」
「やだ・・・あっ、うぅ、や、あっ」
身体がほんのりと赤く上気していく。
無理矢理光の女が掘り起こされ、快感が沸き上がる。
「駄目、駄目・・・あぁ、や、うぅ」
「感じて無いか?光」
首をぶるぶると振る。
「感じて、ません!」
光はより我慢を強いられてきた。
油断すると快感に支配されそうになる。
下唇を噛みながら光は必死に我慢をした。
256京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:35:56 ID:eo6pkhMi
力強く突かれながら、巨大な乳房の脂肪が揉み解される。
先輩Bは中々射精しようとしない。
ガシガシと突かれ、子宮がびりびりと痺れてくる。
「あ、くぅ、止めて・・・もう止め、うっ」
ぐぐぐと胎内から何かが込み上げようとしている。
下唇をぎりりと噛み、鼻でふうふうと肺の中の空気を洩らし、頭を反らせて光は気をやるのを耐える。
普通では無いやり方で、無理矢理薬投与で女体化された光の乳房の中で、何かが起きようとしていた。
固く絞まっていた脂肪が柔らかくなり、乳腺がじわじわと張っていく。
未だ爆乳はぎゅむぎゅむと芯から絞りだされる様に揉まれていた。
光は自分の薄茶色の乳首に何かが集まっているのを感じた。
「もう、揉まないで!お願い、揉まないで!駄目!出る、何か出る!!」
先輩Bはふと光を見た。
「あ?何が出るって?」
その瞬間だった。
ヂュッ!
乳首から少しの血混じりの薄ピンク色の母乳が、数本の筋を引いて噴出した。
それを見た光が愕然と目を丸くする。
「やだー!!」
再び観衆がどよめく。
「こいつおっぱいまで出しやがった!面白れぇ」
面白がりながら、乳房を揉み、搾りだす。
徐々に血が薄くなり、完全な黄色がかった乳白色になっていった。
ヂュッ!ヂュッ!ヂュッ!
揉み込まれる毎に、乳首全体から十数本の母乳が噴出する。
それを先輩Bが口で受け止めて舐めた。
「以外と甘いな」
光は混乱しきっていた。
輪姦され、感じ、母乳まで搾られている。
「嘘だぁ!止めて!もう搾らないでよ!やだ、やだぁ、まだ出てる、出てる!」
光の赤く上気して染まる裸体が、自分の母乳に乳色に彩られ、母乳の強く甘い香りがぷんと漂う。
「お!出るぞ光!」
「やだ、やだぁ」

ビュルッ!ビュクッ!

大量の精液が開いた子宮内に溜まっていく。
「やだ・・・やだ・・・もうやだ・・・」
既に押さえ付け無くても、光は抵抗出来なくなっていた。
だらりと快感から漸く解放され、力が抜ける。
「はぁ、ふぅ、もう、もう止めて下さい・・・」

「おい、押えてた一年、お前らやっても良いぞ」
「光、やらせて貰うよ、僕も我慢出来ないしよ」
「や、止めて・・・いや・・・止めて・・・」
意識が朦朧としていた
257京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:39:42 ID:eo6pkhMi
一年Aが光を四つんばいにする。
「これ一度やってみたかったんだ」
一年Bが文句を言う。
「お前先かよ」
「口に出せよ」
「お、それ貰い」
一年Aが、光の大きい尻を掴み、何度か的を外しながらも挿入に成功した。
「尻でけえ!」
「なんで、お前らに・・・もう許して」
「わ!女ってすげえ!オナニーなんか屁だよ」
一年Bが薄紅色の唇を抉じ開け怒張をねじ込む。
「やだ、口はやだ!んっむぐっ!!んむぅ!」
舌を越え喉近くまで出し入れされ、咳き込む。
「げっげほっ!ん、んー!む、むぐぐ!」
後ろから突っ込みながら、先程噴出した母乳を見た一年Aが乳を搾る。
ヂュッ!ヂュッ!
畳に光の母乳が乳溜まりを作る。
前からは一年Bが光の口内を凌辱していく。
前後から串刺しになり、息苦しさと搾り出される母乳に、光は最早泣く事しか出来ない。
一番壮絶なレイプシーンに学生達は唾を飲み込み、理性が完全に麻痺をした。
激しい突き入れに光の快感が益々高まる。
「んっ、んー!んっんっ」
じゅぽじゅぽと子宮内から精液が逆流し、溢れる蜜と一緒にぼたぼたと滴れている。
ぐぐぐっと快感が更に暴れだす。
光は犯されながら今まさに、絶頂に達しようとしていた。
奥にずんと突かれる度にびりびりと快感が身体中を駆け巡る。
「む!むぐ!・・・んんんんんっ!んっ!んんっ!」
身体がびくんびくんと大きく震え、背骨が折れそうな程反り返る。
口内に怒張をくわえながら光は遂に、イかされてしまった。
先輩が見抜いた。
「今イったんじゃないか?光の奴」

力が抜け、倒れたいのにまだ前後からの突き入れは止まない。
一旦イかされ敏感になった身体が、再び燃え上がる。
口中を凌辱している少年が先に射精した。
「出る!!」

ビュクッビュクッ!

喉近くに大量に発射され、そのまま喉に精液が流れ込む。
ごくりと光は吐き出す事も出来ず反射的に飲み干してしまった。
逸物がだらりと抜ける。
「良かったぁ」
「うぇ、げぼ」
精液を飲んだ光は強烈な吐き気がし、思わずえづいたが、精液は既に胃に流れていた。
背後からは射精に向かっての追込みが入る。

ビュクッビュクッ

精液の熱い噴出に光は遂に声を出した。
「ああっ!イく!ああああぁ!」
がくりと光が倒れこんだ
258京丸@ピンキー:2007/07/30(月) 22:44:29 ID:eo6pkhMi
投下完了です。
少々少ないですが。
はい、母乳まで出してしまいましたです。
実際昔、テレビで見たことは有りましたので、出してしまいました。
259名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:51:24 ID:SecNqzON
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡
260名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:43:44 ID:i0L6OBNL
むはー
261名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 13:42:15 ID:DRyFD2XD
母乳(;´д`)ハアハア
262名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 14:02:34 ID:TRLFuHvq
母乳(;´д`)ハアハア  2人目
263名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:05:04 ID:mU/g/sTc
三人目不可

なんか続きそうなオカンがしたんで
264名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:00:47 ID:voVoQYVo
wktk
265京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:39:29 ID:Z6BZ7/H5
投下します。
前作は甘い系だったので、その反動かほとんどあのシーンばかりです。
ちょいきつい内容ですが。
266京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:40:54 ID:Z6BZ7/H5
「お?一年坊がイかせちまったか」
光はまだひくひくと絶頂の余韻に痙攣している。
「ぁぁ・・・ぅ・・・」

再び怒張を漲らせた先輩ABと吉川が、そんな光に又襲い掛かった。
「もう一回やらせろや、吉川お前寝転がれ」
「どうすんだ?」
「二穴挿入ってのを一度やってみたくてな」
「いや、もういや・・・やだ・・・やだ」
吉川が仰向けになり、その上に光を横たえる。
吉川と光の間で乳房がむにゅっと潰れた。
そしてその態勢で、光の膣口にずぷりと挿入する。
「あうぅ、あっ」
光の性感はより強化されつつあった。
バックから先輩Aが光の肛門にあてがい、割り開いていく。
内にきゅっと窄まり、ぬぷっと亀頭が埋まった。

ミチ、ミチミチ

「そ、そこいや!痛、痛いぃ、あぎぃ、うぐ」

肛門周りまで濡れていたとは言え、きつい括約筋を怒張が開き押し入っていく。
直腸内に熱い棒が入ってくる感覚に、寒気と快感が同時にやってくる。
怒張が直腸を掻き分けながら侵入し、光は根元まで挿入を許してしまった。
「あ・・・いや!痛っ」
膣口と肛門に同時に刺さり、下半身が充足感でいっぱいになる。
それが光の身体を突き動かしていく。
両方の粘膜が擦られる都度びくっびくっと強い快感が走り抜ける。
「あっ、やだ、うぐ、うあっ、あっ!むぐっんっ!」
突然前から先輩Bが光の口を抉じ開けて怒張をねじ込んだ。
口の中が逸物でいっぱいになり、舌の上でぬるぬる移動し、喉を犯していく、
「ん!んんっむ、むぐぅ」
前からと、後ろは二穴の突き込みに、光は暴れる口内でさえ快感を感じてしまっている。
思わず怒張を舌で舐めてしまい、脳内で快楽がスパークした。
だから口の中で逸物を舌で絡ませてしまう。
「うお、光の奴舌使いだした、気持ち良いぃ」
時間が経つ毎に身体が敏感になっていく。
身体を支えるため脇に手を置かれただけで、ビリッと刺激が走る。
少しずつ身体中が性感で支配されていくのが、光は分かったが、最早それにあらがい様が無かった。
子宮と直腸がどんと突かれ、体全体で感じてしまう。
口は逸物で蓋をされているから、思い切り喘ぐ事が出来ず、快感を吐き出す事が出来ない。
身体の中に快感が溜まり、膨張していった。
267京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:41:51 ID:Z6BZ7/H5
どこを触られてもピリピリと刺激が走る。
下に居る吉川が乳房を捏ね、母乳を搾りだす。
ヂュッ!ヂュッ!
「んっ!んー!!」
身体中で暴れる快感に光は弄ばれ、小さいアクメが何度も襲い来る。
予想のつかない高みに昇っていくのを感じ、恐怖さえ感じた。
あまりの快感に涙と涎と蜜が止まらない。
『身体中がおかしくなってくる!』
「んっ!!んんんんっ!んっ!んっ!」
最初の頂きに登り詰め、身体ががくがくと震えた。
しかし三ヶ所からの突き込みに落ち着く事は許されず、またイってしまう。
「んっ!むぐぅ!んんっんんっ」
膣口からプシュッと突かれる度に潮が吹く。
先輩共はそんな狂いそうになっている光を感じ、射精を極限まで我慢した。
何度も何度も何回も何回も絶頂に達し、光の体は変わっていく。
アクメ地獄は永遠に続くかと思ったが、漸く先輩共の我慢の限界が来た。
三人それぞれ、体内に射精し、光は漸く暴れまくる快感から解放された。
涎が滴れる口からは舌がだらりと出て、目はぼうっと焦点が合わず、荒く息を吐いている。
光はだらしなくアクメ顔を学生達に曝していた。
「はぁ、はぁ、はぁ」

「おい、一年と二年共!もう良いぞ、存分に可愛がってやれ」
待っていた学生達は我先にと光を凌辱していった。
十五人の若い精が光の体内に注ぎ込まれていく。
一発、二発、三発。
おのが溜め込んだ精が光一人に暴発する。
何回精飲したか、何回膣内や直腸に出されたかも分からない。
それは苦痛にはならず、その度にイきまくり、アクメ顔を曝していく。
触れれば落ちそう。
触られただけで、濡れて感じてしまう。
女として転換したばかりなのに、光はそんな体に変わり果てていった。
嵐が去り、光を残して学生達は食事に行く。
一応誘われたが・・・光は横を向いて応えない。
大量の精飲で、お腹がいっぱいだったからと言うのもあったが。
畳は母乳と蜜と精液で水溜まり状態。
一人になった精液塗れの光は、腰が抜け中々立ち上がれない。
「う・・・こんな・・・嘘だ・・・」
裸でトイレに這っていき、便座に座ると、精液がどろどろと膣口と肛門から流れ落ちた。
「うっ・・・」
精液を出す為腹を絞る。
しかし飲み下した精液は、光の身体に静かに吸収されていた
268京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:42:49 ID:Z6BZ7/H5
トイレットペーパーをからからと手繰り、陰部を拭いた。
ピリッ
「あっ!」
クリトリスを擦っただけで、電気が走る。
「僕昨日まで男の子だったのに・・・何で・・・」
自分で自分の裸体を抱き締める。
トイレからふらふらと部屋に戻った光はがくりと崩れ落ちた。
イかされまくり、身体中を倦怠感が纏いつく。
寝てはいけないと思いながらも、光は不覚にも眠ってしまった。

夢の中では、光は少年で汗を流してボールボーイを努めている。
厳しい先輩達だったが、別段イジメ等は無く、他の一年達と同じ扱いを受けていたのに・・・今は。

ふと体に快感が走り、思わず喘ぐ。
「ああっ!」
裸で俯せになっていた光がバックから挿入されてしまっていた。
そのままぐんぐんと子宮を突かれる。
「も、もういやぁ・・・止め、あぁっ、うぐっ」
途端に快感が脳を支配しだし、光の陰部は既に蜜が溢れていた。
ぐちゅ、ぐちゅ、じゅぷ、じゅぷ・・・
夜の戸張が降り、音も無く同室の学生達は布団の中。
湿ったお湯を掻き回す様な音が部屋中に響いている。
若い欲求の捌け口に誰かが光を犯していた。
嫌で嫌で仕方ない。
1日前まで同性だった奴にやられるなんて、凄く気持ちが悪い。
でも、体全体で快感を感じてしまう。
突き動かされ、頭がゆらゆらと揺れ、犯されていると思い知る。
「あ、うぅ、あくっ」
膣内壁を擦られ、最深部に突き当たる度にビリッと走る強烈な快感。
イきたくない。
イきたくないのに、無理矢理絶頂に引き摺りだされてしまう。
「や、止め、あっ!あぁ、イく、駄目、イくぅ」

ビクッビクッ
「あああぁっあっ」

絶頂を知る毎に体がそれを覚えていく。
脳が体にもっと気持ち良くなれ、もっと感じろ、性感を強くしろと命じる。
学生達も光がイく事で更に喜び獣欲が爆発した。

光の耳元に学生の一人が囁いた。
「中に出してやっから」
「もうやだ、中はやだ」
無理だとは思いつつも懇願せざるを得ない。
中に出されるのは嫌なのに、光の膣内が精液を求めて逸物の根元から先に向かって締めあげる。
「ぐう、締まるっ」

ビュクッビュクッ!

「やっぱりお前のは気持ち良いな、また頼まぁ」
「う・・・くく・・・」
光は漸く寝れると思った
269京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:43:49 ID:Z6BZ7/H5
しかし、射精した学生が離れると、即別の学生が光の体に手を伸ばす。
イかされたばかりで抵抗する力も出ない。
ただ力無く首をいやいやと振るだけ。
「いや・・・いや・・・」
ずぷぷ・・・
「ああうぅっ!」
光の喘ぎと悲鳴と湿った音だけ部屋に響いていた。
挿入される事が快感になってきている。
そして中で暴れられると、凄く気持ちが良い。
まだ頭がおかしくなり、変になった方がどれだけ良いかとも思った。
心と精神はあくまでも男のままだから。
しかし性に目覚めた女体は更に快楽を求め、性感がより強くなり、そのギャップが光を苦しめた。

どうしようも無く気持ちが良い。
いっそ狂いたかった。

「もう、イきたく無い!あっ、いや、いや、またイく、イくぅ」

身体中が性器になっていく感覚に怖気がはしる。

ビュクッビュクッ!

また中で学生の誰かが射精をし離れていくと、間髪入れずに次の順番が回ってくる。
「もう、僕を犯さないで・・・あぁっぐっ」
ずず・・・じゅぷっ

何人に犯されたか最早記憶は無く、膣内はおろか直腸射精と、口内射精が朝方まで続いた。
子宮内と直腸内と胃が再び若い精液で満タンになる。
「げほっ、うぷっ」
胃の中がちゃぽんと音がする程精飲した気がする。
朝方になり、漸く光を犯す順番が途絶えた。
腰が抜けながらも下着とシャツを身に付け、トイレに這っていく。
精液と自分の尿が一緒になって飛沫をあげる。
途端に吐き気が込み上げてきた。
「うぷ、うえっ!」
便器に向かって大量の白濁した液体だけの吐瀉物を撒き散らす。
「はぁ・・・はぁ・・・もう、駄目・・・」
光はトイレ内で気を失ってしまう。
学生達はいつでもセックス出来る相手が居る事で、完全に理性を失っていた。

学生達が朝食を食べに行く頃光は目が覚めた。
「に、逃げなきゃ」
Gパンは尻がつかえて入らず、仕方なくスエットパンツとスエットシャツに着替えた。
気を抜くとがくりと腰が落ちそうになる。
1メートル歩くだけが、凄い苦労を伴う。
外に出て、逃げようとした時学生がぞろぞろと戻ってきたのに気が付いた。
逃げなきゃ!
逃げなきゃ!
「光の奴逃げ出したぞ!待てよ、楽しもうや」
光はいとも簡単に捕まった
270京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:45:18 ID:Z6BZ7/H5
「離して!僕もう犯されるのいやだ!」
光は泣き叫ぶ。
「犯すって、お前イきまくってるじゃないの」
「だからいやなんだよ!自由にしてよ!」
「こんな気持ち良い物止めれる訳無いだろ?」
光はバックから乳房を揉み絞られる。
「やだ!あっあぁ・・・」シャツの中で母乳が噴出し、白いスエットシャツに薄黄色の染みが広がった。
がくがくと力が抜けて、足に力が入らない。
光は腕を掴まれ、ずるずると引き摺られ、宿舎前の手すりを掴まされた。

「あぁ・・・止めて」

絶望感が光を苛む。
後ろから光のスエットパンツとトランクスを一緒に足首まで引き下げられ、足首から抜かれた。
「ひぃ!」
スエットシャツとTシャツも一気に捲られ、手首と手摺りをそれで括られ固定される。
暖かい透き通った青空の下、外で光は全裸に剥かれてしまった。
後ろから先輩Bが抱きつき、赤く染まる乳房を根元から搾り込む。

ヂュッ、ヂュッ、ヂュッ

光の乳首からより勢い良く母乳が何本もの筋を引き、飛び散った。
太陽の光に母乳の飛沫ががキラキラ輝く。
「あぅ、やだ・・・もう搾らないで!いやぁ」

突然バックから膣口に挿入され思わぬ快感に、頭を下げ、猫背になり喘いでしまう。
「あああっ、あうっ、ううぅん・・・」
膣内をずりずりと擦られ、奥に行き当たり、母乳が大量に飛び散る。
性感は倍々ゲームに強まっており、瞬時に絶頂まで持っていかれた。
「ほら、イっても良いぞ?イきたいんだろ!」
突き上げながら先輩Bが光に話し掛ける。
「やだ!イきたく無い!イきたく無いぃ!あ、ううん、い、良い・・・イく、イくう!!」
つい気持ち良さを言葉に出してしまった。
光の男の子としての心と精神が麻痺し始めている。
プシュッ!
母乳と潮が同時に吹き出し、光は絶頂に達した。
「中に又出すぞ、光」
「もうやだー!!」

ビュクッビュクッ!

「イく、イく、またイくぅ!あああっ、あああっ」
光は外で壮絶に喘ぎ、顔を上に上げ、身体をぐぐいと反らせた。

「あ、うう、くぅ」
腰ががくりと落ちる。

「はぁ、ふぅ、はぁ」
手摺りに手を縛られたまま、光は腰を落としただただ荒く息を吐く。
もう絶対後戻り出来ない程、光の性感は強化されてしまっていた。
271京丸@ピンキー:2007/08/01(水) 00:50:00 ID:Z6BZ7/H5
寝る前に投下完了です。
エッチぃシーンばかりなので大量投下は難しいか。
意外と疲れる。
またすぐ投下します。
272名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 00:51:48 ID:I1EPNrD5
テラグッジョブとしか言いようが無い。
273名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:10:44 ID:wyH4EGwg
  ∧_∧
  ( ;´∀`)
  人 Y /
 ( ヽ し
 (_)_)
274名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:54:49 ID:U0MaEbZ8
か弱い少年がヴォラプチュアスな少女に変えられて輪姦…
たまりませんな(;´д`)
275次はラブ×2希望:2007/08/01(水) 20:29:03 ID:2dFg13y/
乙!
276名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:17:17 ID:tKZUl7PF
GJと言わせてもらおう!
277名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:05:23 ID:lDDwrZKI
保管庫作ってみたいんだが作っておk?
278名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:32:13 ID:I1EPNrD5
>>277
>>2 >>148

もうこれ以上いらないだろう……
279名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:36:26 ID:lDDwrZKI
>>148見事にを見落としてたよw
注意してくれてd
280名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 07:17:06 ID:KmZWSmG2
現状の保管庫が機能してるし
次に保管庫を作るときはwikiタイプにという意見もある
281名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 08:41:04 ID:SK/F1cos
本人イキたくないのに無理やり強制絶頂って、どエロでいいなー
あと搾乳は俺に良し!
282Zh-nS:2007/08/02(木) 19:01:56 ID:jUSkaA+y
ようやく書き上がったので、Part-1の残りを投下させていただきます。
初めてなりに頑張ってみたのですが……今の自分にはこの辺が限界です。

それでは、どうぞ。
283AfteR(仮) Part-1:2007/08/02(木) 19:02:47 ID:jUSkaA+y

―[5]―

 もそもそと、ズボンの中で動き回る小さな手。
 時に太腿の内側を撫で、またある時は腰骨の辺りをやわやわとさするその手は、
なぜか俺が予期していた場所に触れることはまだなかった。
 いや、あえてその場所には触れずにいるのだろう。
 とことん焦らして、さらに俺の心の壁を取り払おうというのだろうか。
 事実、既に身体の方はその効果が出始めつつあった。
 一旦は治まっていた火照りが再びぶり返し、頭の中にかかっていたもやも一段と濃くなっている。
 こんな状態でまともな思考ができる筈もなく、徐々に押さえ込まれていた感情が、
ムクムクと頭をもたげ始めてくるのも当然の結果と言えるものであった。
――おかしく……なりそ………。
―――こんなんじゃ…たりない……。
――――お願い………焦らさないでよぉ……。
 時が経つにつれて大きくなっていくこれらの声を必死に押さえ込もうと、
わずかに残った理性が絶望的な努力を続けている。
「やぁ……んぅっ………ぬはぁっ…」
 かぶりを振ることももはや叶わず、ただ言葉にならない、弱弱しい声だけが漏れ出ている。
 そしてそれが、俺が理性を失わずにいるという、最後のしるしでもあった。
 そんな抵抗を突き崩す、最後の一撃は不意に訪れた。
 クチュリという、粘ついた水音。
「きゃうぅん!」
 一際大きな嬌声が、暗い室内にこだまする。
 その接触はほんの一瞬のものに過ぎない。
 だが時間に反比例して、その接触によって生じた快感は、
今まで受け続けた幾多もの快感を束にしても敵わない。
 そんな思いさえ抱かせるには十分過ぎるものであった。 
 さらにその接触に追随して、火花を散らすようかの如き強烈な刺激が、
身体に残っていた僅かな力を完全に押し流していく。

 当然、押し流されたのは身体の力だけに留まらなかった。
284AfteR(仮) Part-1:2007/08/02(木) 19:04:09 ID:jUSkaA+y
 再び始まった、焦らすような愛撫。
 当然、さっきのあの刺激を体感してしまった俺の身体が、そして心がこんなもので満足する筈がなかった。
――もっと……もっとぉ…………!
 そんな叫びが、絶え間なく頭の中に響き渡る。
 もはや、理性など何処かに押し流されてしまったかのようだ。
 自然と、麻里紗の方へと向けられる視線。それに気付いたのか、
俺の耳元へと麻里紗の顔が近づけられる。
「どうしたの……満幸?」
「麻里紗ぁ………」
 耳元で囁く麻里紗の声さえも、今の俺にとっては快感を促すものとなっていた。
 身体がビクリと震え、視界が一層ぼやけていく。
「……もっと、気持ち良くなりたい?」
 天使のような、悪魔のような、妖しげな囁き。
 その瞬間、俺の中で張り詰めていた何かが切れたような感じがした。
 無言のうちに、俺はコクリと頷いていた。
 麻里紗も麻里紗で、俺の心の内は既にお見通しだったのだろう。
「そぅ……やっと素直になったんだね」
 嬉しさを隠し切れないのだろう、麻里紗の声がいくらか明るさを増したように感じる。
「じゃ、お望みどおりに……ね」
 その言葉と共に、ズボンの中で動きを止めていた麻里紗の手が再び動き出した。
 今度は迷うことなく、俺が待ち望んでいる場所へと伸びていく。
 再び生じる粘ついた水音。
 さっきのようにほんの一瞬で離れることなく、麻里紗の細い指がトランクスの上から、
秘裂をなぞるように刺激を与えていく。
「ふわぁん!いひゃぁ!……みゃぅん!」
 秘所を弄られる度に、一段と甘ったるさを増した声が飛び出す。
 完全に緩みきった口からは涎がこぼれ、喉元を伝って胸の辺りを濡らしている。
「ほえぇ……?……見てよ、満幸」
 軽く驚いたような声を上げるや、麻里紗が秘所を弄んでいた右手をズボンの中から抜き出し、
俺の顔の前へと掲げてみせる。
「直接触れてないのに……もうこんなになってるよ?」
 抜き出された麻里紗の手は、視界がぼやけきった俺でさえハッキリと分かるほどにぬめりきっており、
指と指との間には糸を引いた愛液が、キラキラとした橋をかけている。
 俺が、麻里紗の手によって感じていたという証がそこにはあった。
――こんなに感じてたんだ……俺…。
 さっきまでの俺ならば、かぶりを振ってでも認めようとしなかったであろう。
 けれど今の俺は、それを現実として受け入れることしか出来ないのである。
285AfteR(仮) Part-1:2007/08/02(木) 19:04:42 ID:jUSkaA+y
「………そろそろ、行っちゃう?」
「ふぇ……?」
 その言葉の意味を、俺は即座に解する事は出来なかった。
 軽く混乱している俺をよそに、再び麻里紗の手がズボンの中へと潜り込む。
 だが今度はそれで終わりじゃなかった。
 麻里紗の指がトランクスの前開き穴を押し広げ、その中へと手が割り込まれる。
 当然、麻里紗の指は俺の秘所へと直接触れることとなる。
「やぁ……!?」
 再び、秘所への愛撫が始まる。
 けれどさっきの布越しとは違い、今度はよりダイレクトに刺激が伝わってくるだけに、
生じる刺激も半端じゃない。
「みゃぁっ!?……ひゃんっ!…はぁぁっ!?きゃぅん!?」
 秘裂が割り開かれ、奥の方から愛液がトロリと堰を切ったように溢れ出す。
 そんな秘裂を、細い指が音を立てながらかき混ぜる度に、甘い痺れは全身へと広がっていく。
同時に生じる、クチャクチャという水音もまた俺を昂ぶらせ、より一層快感を大きくしていく。
 だが、快感はそれだけに留まらなかった。
 不意に、俺を抱きとめていた左腕が緩んだかと思うと、次の瞬間にはもう、
麻里紗の左手は俺の胸をしっかりと掴んでいた。
 ここまで来れば、麻里紗が次に何をしようとしているのか分からない筈がない。
 再び揉みしだかれる乳房。
 こぼれていた唾液をまぶしながら、柔らかな乳房へと指がめり込んでいく。
「やぁっ……!?……そんにゃぁ……こんにゃの…ってぇ……!」
 胸からの、そして秘所から、強烈な刺激が畳み掛けるように押し寄せる毎に、
渦を巻くような快感が全身を駆け巡り、意識が徐々に吹き飛ばされそうになる。
「………最後いくよ、いい?」
「や……やぁぁ…………」
「……答えなんて、聞いてないんだけどね」
 嬉々とした口調で、呟くように語りかける麻里紗。その呟きが終わるか終わらないかといううちに、
麻里紗の最後の責めが仕掛けられる。
 固く尖りきった乳首を摘まれ、そのままクリクリと捻られる。
 一方の秘所でも、既に愛液まみれになっていたクリトリスが、指の腹で剥き出しにされ、
グッと強く押し潰される。
 その瞬間。
「ひゃぁぅ……………っ!」
 背骨を突き抜けるような刺激。
 全身を震わせるような快感。
 喉を震わせる、声にならない叫び。
 一瞬にして、その全てが俺の全身を駆け巡り、合わせて身体がビクンと大きく震える。

 視界は瞬く間に白く塗りつぶされ、俺の意識もまた、消し飛ばされるかのように薄れていった。
286AfteR(仮) Part-1:2007/08/02(木) 19:07:15 ID:jUSkaA+y
 微かな鳥のさえずりが、耳へと入ってくる。 
「う…ん……?」
 気が付いたときには、もう窓の外は明るんでいた。
 時計を見れば、時刻はまだ五時を過ぎたばかり。
 隣では麻里紗が、安らかな寝息を立てている。
「そっか……昨日は確か…」
 数時間前の情事を思い出し、小さな溜息が漏れる。
 突然の、そして予想だにもしなかった麻里紗の行動。
 あの時の麻里紗の妖しげな目つきが、未だに頭から離れないでいる。
 一体何が、麻里紗をあそこまで駆り立てたのだろう。
 だがそれ以上に、俺の心に深い影を落としているものがあった。
 俺にとっては未知とも言える、女性としての快感。
 それをあの無限とも思える時間の中で余すとこなく味あわされ、
遂には絶頂に至らされてしまった。
 生まれて初めて味わったあの感覚が、途方もなく気持ちいいものであった事は間違いない。
当然、そう感じてしまった俺を否定する事は出来ないし、するつもりもない。
 それでも、まだこの身体になってしまった事を、心は完全に受け入れられずにいた。
 身体の方は既に女性として目覚めさせられてしまっているというのに。
 これこそが、俺の心に影を落としているものの正体であった。
 俺の心は身体に追いつくどころか、今や大きく引き離されてしまったかのような状態にある。
 このまま行けば、俺が俺でなくなってしまうかもしれない。
 そんな不安が脳裏を掠める。
――この先、どうすりゃいいんだろうな……。
 昨日と同様の自問自答も、今となってはその意味合いが大きく違ってくる。
 頭を掻きつつ、窓の外へと目をやろうとした時だった。
「ん……んぁ…………っ」
 背後から聞こえてくる小さな欠伸を耳にし、俺は後ろへと向き直った。
287AfteR(仮) Part-1:2007/08/02(木) 19:09:20 ID:jUSkaA+y
 目をこすり、眠たそうな表情を浮かべつつ、麻里紗が目を覚ます。
「おはよ……満幸」
「……おはよ」
「そういえば……なんであたしここで寝てたんだろ」
 どうやら、昨日自分がここで何をしたのか、その事が頭の中から抜け切っているらしい。
「麻里紗………おまえ、何も覚えてないのか?」
「んっと…………」
 しばし考え込む麻里紗。そして不意に、麻里紗が静寂を破らんばかりの声を上げる。
「あぁ〜っ!……そう言えば昨日、満幸のベッドに潜り込んで………」
 どうやら、麻里紗もやっと自分のしたことを思い出したらしい。
「満幸ぃ〜!ごめん!」
 慌てたような声を発しつつ、俺に抱きついてくる。
 またしても不意を突かれる形となった俺をよそに、麻里紗はさらに言葉を続ける。
「最初はちょっといたずらしようかなって思って……そしたらついつい調子に乗っちゃって………」
「ちょっとしたいたずらにしちゃ、度が過ぎてると思うけどなぁ……」
「そしたら何か、あんなに気持ち良さそうにしてる満幸が、たまらなく可愛く見えて……それで………」
 目を潤ませ、今にも泣き出しそうな表情で俺の顔を見つめてくる。
「ごめん………ホントにごめん…………」
 あの時の積極的な様子から一変し、その表情はかなり浮かないものになっている。
 そんな麻里紗を一瞥しつつ、俺はしばし黙りこくる。
 不意打ちとも言えるようなあの行動に、怒りを覚えなかったと言えば嘘になる。
 あの快感だって、決して俺が望んだものじゃないし、まだ俺の中の不安だって残ったままだ。
 だけど、麻里紗が悪意を持って行為に及んだわけでない事も確かだ。
 もしかしたら、少しでも俺がこの変化に馴染めるように、ということなのかもしれない。
 ……その狙いは半ば失敗気味のようだが。 
 それに、何にしたって麻里紗を泣かせるような事は、俺にとっても不本意なものである。
 こんなことをしばらく考えた末、再び俺は口を開いた。
「…………掃除当番、一週間な」
「ほ…ぇ?」
 面食らった様子で、俺を見つめる麻里紗。
「まぁ正直寝込み襲われてやな感じはしたし、まだ納得行かないところもあるけど、
いつまでもこの事引っ張ってても仕方ないし。だけど、何のお咎めも無しってのは据わりが悪いだろ」
「……じゃ、あたしの事、許してくれるの?」
「一応な。……っていうかさ、ああいうのってさ、一歩間違えば犯罪モノだからな?」
「わ、わかってるってば!」
「ハイハイ」
 軽く麻里紗をからかいつつ、気持ちを落ち着けた俺は再び口を開く。
「とにかく……今度からは、こんな事すんなよ」
「……うん」
 コクリと、小さく頷く麻里紗。
 再び、彼女の顔に笑顔が戻った。
288AfteR(仮) Part-1:2007/08/02(木) 19:11:29 ID:jUSkaA+y
「やっぱり思うんだけどね」
「何を?」
 再びベッドに横たわった俺に、タオルケットを被った麻里紗が不意に口を開いた。
「今の満幸って魅力あるなぁ、って」
「何だよ、またいきなり」
 その言葉に、顔に赤みがさしていくのが俺にも感じ取れる。
「あたしがついつい調子に乗っていたずらしちゃうくらいだもん、街中出たら注目の的だよ?」
「そっか?………けどさぁ」
「何?」
「こんな魅力だなんてさ、そんなの俺にはいらない」
 真剣な眼差しを向けつつ、まるで吐き捨てるかのように呟く。
「でも……」
「……とりあえず言っとくけどさ」
 麻里紗の顔を見据え、小さい声で、しかしハッキリと俺は言い放つ。
 こうしないと、俺が俺でなくなるような、そんな気がしたから。
「俺はまだ男だから。姿形がどんなに変わったとしても、心まではそう簡単に変わるもんじゃない」
 そうであると、俺は信じたかった。
 例え昨日受けた事が、どれだけ俺に現実を突きつけてきたとしても。
「それならそれでいいけど…そのカッコじゃ説得力無いよ?」
 その言葉に、首から下に視線を向けた俺はハッとしてしまう。
 寝間着の胸の部分は大きくはだけ、双乳がまろび出ている。
 道理でさっきから、スースーと風通しが良かったわけだ。
 ズボンも半分ずり落ちた状態で、少しだけ覗いているトランクスの股間の部分には、
乾きかかったとはいえ薄っすらとした大きなシミが残っている。
 そう、あの時のままの状態で、俺は今の今まで話を続けてきたというわけだ。
「………うるさい」
 笑顔で話の腰を折られ、さらにあられもない格好でいることを知らされ、
少しむくれ気味の俺は枕へと顔を埋める。
 茹で上がったように真っ赤な顔を、麻里紗には見られたくは無かったから。
 やっぱり、彼女は相当手強い。
 

 何気ない、夏の一日の始まり。
 そしてそれは俺にとって長く、そして奇妙な夏休みの始まりでもあった。



                                     A.D.20XX 7.23
289Zh-nS:2007/08/02(木) 19:17:29 ID:jUSkaA+y
以上でPart-1は終了です。
一応ストーリーはまだ続く予定です。
出来る限り頑張ってみましたが、見返してみると
他の方々と比べればまだまだ、といった感じです。
もっと精進したいと思います。

一応次で、何で満幸が女性化してしまったかという
種明かしをする予定です。
後……もしかしたらふたなり分も入るかもしれません。
合わない方には本当に申し訳ないのですが。

という訳で、今後ともよろしくお願いします。
290名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 21:24:02 ID:FLl0/xbe
乙でした。
わたしゃ好きですな。  こういう展開好物でもあります。
次も待ってまする
291京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:35:11 ID:kzQ1LPmk
ENDまで投下します。
最後の方はあまり引っ張らずに少し走りました。
終り方は、気分的に凄く複雑ですが。
292京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:36:40 ID:kzQ1LPmk
「しゃがんでないで、尻突き出せ」
先輩が光の腰を上げる。
尻を上げられ、ぐっしょり濡れた陰部と、あられもない姿を晒す。
強いアクメの余韻に震え、蜜が太股を伝い足首まで滴れていく。
バックから光の陰裂を指で割り開いた。
「ぐしょ濡れ、そんなに気持ち良かった?」
「はぁ、はぁ、はぁ」
熱い吐息を吐き、無理矢理イかされた熱を逃がす。
「俺は済んだぞ」
青空の下、光がまたレイプされていく。
三年生の一人が、後ろから光の括れた腰を掴む。
バックから見ると、腰のくびれと尻の大きさがより強調された。

怒張が膣内をゆっくり擦りながら侵入していく。

じゅぷ!
「う、あぁ」
ぬぷ、ぐ、ぐ、ぐ・・・

一気に入れられる方がまだマシだ思った。
ゆっくり挿入されると、膣内がカリ首で擦られ、強化強された性感で脚から力が抜けそうになる。

「うぁ、あぁ、あぁぁ」

手摺りに頭を付け、膣内をゆっくり擦られる快感で、イかされそうになるのを必死に堪える。
『ぐ!駄目、駄目、い、イきそう・・・』
おぞましく存在感を示す男の性器。
心では否定しても、体は花弁と子宮口が精を受け入れる為開いていく。
そこを強く突かれ、勝手に腰が動いて、突き入れに合わせてしまう。
「あうっ、う、あっ、駄目、もうやだぁ!」
性感が一人歩きをし始め、最早光はそれを抑えるすべが無い。
豊かな尻がより気持ち良いポイントを探し、ぐねぐねと振りたてられる。
括られた手摺りを折れる程握り締め、狂いそうな快感に必死に耐えた。
「ああっ!いやっ!」
膣内壁がぎゅっと男の精を受け入れるべく収縮する。
「いや!イきたく、ない!!ああっあっ!」

ギシギシと手摺りが軋み、大きく身震いし絶頂に達してしまう。

三年生が当然の如く、胎内に射精した。
「締まる締まる!」
ビュクッビュクッ!

「はぁ、はぁ、はぁ、あぁぁ、もう、やぁ」
次々と、終わらない獣の宴に光はイかせられまくる。
ぼたぼたと蜜と精液が滝の様に足元に流れ落ちた。
「いや、いや、いや、もういや・・・犯さないで・・・犯さないで・・・」
光はただぶつぶつと叶えられない願いを呟く。
誰かが陰核を捏ねる。
「いや!止めて!」
ブシュッ!
光はそれだけで潮を吹き達してしまった
293京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:37:53 ID:kzQ1LPmk
ぺたりと腰を下ろす光を部屋に連れ戻す。
先輩共が光をM字開脚で抱え込み、学生達に思い切り開帳した。
ぬらぬらと濡れ光る陰部をじっくり見るのは今更初めてだったりする。
「良く見ろよ、滅多に拝めるもんじゃ無いからな」
「見ないで・・・見ないで・・・」
光は力無く首を振るしか出来なかった。

「でも、何でおっぱい出るのかね」
両手で乳房を片方づつ根元から搾り込む様に何度もしごく。

ヂューーッ!ヂュッ!
「や!出さないで!!」

元か弱い少年だった光の、薄黄色の生暖かい母乳シャワーが、学生達に何度も降り注ぐ。
光にとってこの母乳を搾乳されるのが、一番精神的にこたえた。
あまりの羞恥に耳まで真っ赤になる。

膣口に指を二本入れ、くぱっと拡げる。
トロトロトロと精液が大量に流れてきた。
「お前ら出しすぎ」
くくくと汚く笑う。
指を二本膣口にぐいと差し込んだ。
「あぐ!」
膣内の敏感な部分と膀胱を指でぐりぐり激しくこねていく。
じゅぷじゅぷじゅぷ!
「いや、いや、いやぁ!」
捏ねる度に尿か愛液の飛沫が飛び散る。

ビシャビシャビシャ
「うあっ!あうぐっ」

シャーッ!
指を抜くと、光の尿道口から透明な液体が弧を描いて飛ぶ。
尿まで学生達の前で漏らし、がくりと俯いた。
「放して・・・もう許して・・・」
しかし、体は蜜を溢れださせ快感を貪っている。
誰の目にも光がぐしょぐしょに濡れているのは火を見るより明かで。
全てが快感として、光の体は認識しだしているようだった。

「これが光のクリトリスってやつだな」
勃起しているクリトリスの包皮が摘ままれ、くいっと引き伸ばされた。
くくっと手前に包皮が剥かれていく。
歯を食い縛り、訪れる快感に備える。
プルンと、赤く勃起し濡れた陰核が露出した。
生まれたばかりの女体の中で、包皮に守られていた一番敏感な場所が空気に曝される。
「や!!くふぅ!」
突然の刺激に、光は手を握ったり開いたりしだす。
そして直に皮が剥かれたクリトリスが捏ねられた。
瞬時、光を押さえられない程体が跳ね上がる。
腹筋が何度もぐっと締まり、光は声も出せずに一気に絶頂に達した。
目をカッと見開き、大きく開いた唇から、舌が少し飛び出る。
「!!!」
294京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:41:10 ID:kzQ1LPmk
口がぱくぱくと開く度にアクメの熱が放出される。
面白がった馬鹿が、そんなクリトリスをぐりぐりと捏ねだした。
人形の様に体が跳ね回り、その都度アクメに達してしまう。
「が・・・ぅ・・・ぁ・・・ぁ・・・」
喘ぎと呼吸が絶頂に追い付かなくなり、口角から白い泡が出る。
光がバタバタバタと激しく痙攣をおこしだした。
息を吸い込みながら、悲鳴とも喘ぎともつかない声を洩らし、口から涎を垂らし前に崩れ落ちる。

「あ、やりすぎたか?」
馬鹿先輩達は自分が正気を失っているのには気付いていない。
壮絶すぎた。
まず一年と二年の大半があまりの壮絶な光のイき様の狂態に引いてしまい、顔を見合わした。
特に一年生の後悔の念は大きい。
今までずっと苦労しあってきた光を思い出す。
だから、一年生の一人が手を挙げた。
「先輩!光の体臭くないですか?それに飯を喰わさなけりゃ楽しめませんよ」
「ん、そういやそうか、なら一年ども頼まぁ」

目を開けたまま失神する光を一年生達数人が、風呂に運び、支えながら湯をかけていく。
うつうつと意識を取り戻しだした光が、はたと一年生達に気付く。
「やだぁ・・・今度は何するんだよ・・・」
「光、ごめん・・・風呂に入って貰うだけだよ」
「嘘だ・・・僕をまた何回も犯すんだ・・・」
「荷物も持ってきた、この後すぐ逃げろ!港まで行くと漁船が有るから」
「え?ほんと、か?」
「ああ、僕らも先輩達と同罪だし、許して貰えるとは思ってない!せめて逃がしてやりたいんだ」
光は力無く俯く。
「逃げるよ・・・でも僕の体は変になっちゃって、もう戻れないみたい」
「ごめんなさい・・・」
「ねえ、分かる?何処を触られても感じてしまう体にされた気持ち分かる?」
涙がつつっと零れる。
「こんなの普通の体じゃ無いよね・・・」
「ごめん・・・ごめん」
「もう良い・・・逃げるけど、僕はもう男を信じないし、犯した君達ももう信じない」
「それでも良い、逃げてくれ・・・頼む」
「うん、信じれないけど・・・一応ありがと」
光は風呂から上がると、スエットの上下を着て、港に向かって走りだす。
一年達は暫く時間を置いて、逃がした事を告げた
295京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:42:54 ID:kzQ1LPmk
一年生達は三年生達に吊し上げを食らう。
二年生は一年生の気持ちも分かったから、ただ傍観するしか出来ない。
しかし、一年生の一人が呟いた。
「しつこいなお前ら・・・もう良いじゃねぇかよ」
「何だと、逃がしやがってその言い草」
はなんだ、と言いかけてもう一人の一年生が言葉を被せる。
「あいつは同期の鮎川光なんだよ!僕達の性奴隷じゃねえ!僕達が言えた義理じゃないが・・・」
「う・・・それは・・・」
三年生達も、小柄で明るく可愛い少年でしかなかった光を漸く思い出す。
文句も言わず、ひたすら華奢な体で下働きのボールボーイを勤めていた。
ただ吉川だけは、光の性的魅力溢れる女体の虜になっている。
港に向かって追い掛けていく吉川を学生達は気付かなかった。

===老人と少女===

やっとうら淋しい漁港に着いたが、人が居ない。

「はぁふぅはぁふぅ」
息がきれる。
あれから何も食べてないし、イかされまくられて体力などは残っていない。

追い付かれる。

漁港の離れで、光は遂に倒れこんでしまった。
「動けない・・・また連れ戻される・・・」

意識が遠くなる瞬間、誰かの背におんぶされている感じがした。
温かく、武骨で、逞しく、潮の薫り、父の様な安心さにすっと気が遠くなる。

ふと目が覚めると、光はどこか小さな家に寝かされていた。
「え?ここ何処?」
キョロキョロと見渡すが誰も居ないし、自分を見ると肌触りの良い紺色の浴衣まで着せられている。
体の汗も拭かれ、浴衣が凄く心地よい。

鍋、釜、網補修用の道具、小さなタンス。
この年代になっても漁村と言うのはほとんど昔と変わっていない。
キョロキョロしている時、開け放たれた玄関から七十前後の赤銅色に輝く老人がのっそり現れた。
玄関を閉め、老人はちらりとこちらを見て、粗末な台所に立った。
「起きたか・・・まだ横になっとれ」
無愛想な喋りだがどこか優しそう。
『だ、誰だろう』
しかし不思議な事にあれほど男はもう信じないと思っていたのに、この老人には警戒心は抱かなかった。
「あの・・・ありがとうございます」
老人はそれには何も応えず、光に食事を運んできた
296京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:44:19 ID:kzQ1LPmk
魚と烏賊と蛸の刺身、汐汁、貝と亀の手の佃煮、鰺の塩焼き、ほかほかの御飯、水那須の漬物に熱いお茶。
思わず腹が鳴り、唾が湧いてくる。
「遠慮せんと食え」
その時、玄関をガンガンと叩く音がした。
追い掛けて来た!
直感した光はぶるぶると、我が身を抱き締め、震える声で呟く。
「犯さないで・・・犯さないで・・・もういや・・・いや・・・」
老人が光をちらと見て、全てを覚ったようだった。
玄関からぬっと顔を出し、吉川を睨む。
「何か用か?」
「光って女が居るだろ?居ないのか?どっちだ!」
「光?女?そんな面倒なもん居るわけ無いわい」
「ほんとだな」
「おい、兄ちゃん、漁師村で間違い起こすと命幾つ有っても足らんぞ!」
吉川の顔面が蒼白になり、後退りすると一目散に逃げ出した。
玄関をぴしゃりと閉めた老人が呟いた。
「ヘタレな阿呆が」
「あ・・・」
「冷めん内に食え」
「は、はい!」
改めて見ると、どれから手を付けて良いか迷う程美味しそうだった。
鰺の塩焼きをほぐし口に入れる・・・。
口いっぱいに広がる旨味と薄塩の味。
思わず目を瞑り、溜め息をつき、涙さえ零れる。
「お、美味しい!」
「天日干だ、美味いか?」
「はい、こんな美味しいの初めて!」
つい大慌てで食べてしまいむせ返った。
「けほっ!けほっ!」
「慌てて食わんでも、飯は逃げん」
「美味しくてつい」

光はゆっくり味わった。
磯の料理に心身共に癒されていくのが分かる。
最後にお茶を飲んで、ほぉっと溜め息をつく。
「御馳走でした」

老人は食器をがしゃがしゃと洗い、どかりと座るとタバコをぷかりとふかす。
「あの・・・お爺さん・・・僕・・・」
「何も言わんでも良いし、わしも何も聞かん」
「はい・・・」
「今日はゆっくり泊まっていけ、明日送る」
「すみません」
「さて、わしは船の整備してくるが、玄関は開けたらいかんぞ」
「分かりました」
光は横になると再び睡魔に襲われ深く眠りに入っていった。

食器と美味しいそうな匂いにふと目が覚めた。
「あ、すみません!寝てしまっていて」
「構わん、気にすんな」
夕食も素晴らしく美味しく光はまた感動するのだった
297京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:45:59 ID:kzQ1LPmk
ぼうっと時間が過ぎる。
何もされない時間がありがたい。
心が落ち着くと体も落ち着いてきた。
タバコをふかす老人の横顔をつい見てしまう。
深く皺が刻まれ、潮と太陽に赤銅色に艶々と輝いている。
この人になら抱かれても良いかなとつい思ってしまい、苦笑いした。
「さて、わしは船で寝るから、ゆっくり寝ろ」
「あの!迷惑で無いなら一緒に寝て下さい!お願いです・・・一緒に・・・一人にしないで」
老人はじっとこちらを見ている。
「・・・わしも男だぞ?良いのか?」
「はい、お爺さんなら・・・あの・・・」
「分かった分かった、狭いけど良いか?」
「はい」
老人は寝着物に着替え、パチリと電気を消し、横に潜り込む。
光も横になる前にすっと老人の筋肉質の腕が頭の下に伸びてきた。
光もそれに躊躇無く頭を乗せる。
潮の薫り、波の音。
武骨や優しさ。
思わず老人に抱きつき、しゃくり上げ始める。
光の頭をぽんぽんとあやす様に叩くと、光は我慢できなくなり、声をあげて泣きだした。
泣き疲れた光は老人に抱きつきながらいつの間にか眠りに落ちていく。
次の朝早く、光は朝食を食べた後、船で島を出る事にした。
「お爺さん、ありがとうございました、また来ても良いですか?」
「家族は居ないのか?」
「誰も居ません・・・」
「そうか・・・まぁいつでも来い」

===疼く===

老人に深く頭を下げる。
光は施設に戻り事の顛末を告げた。
即大問題になり、吉川の行動や合宿での出来事が追及されていく。
連日体質検査を受け、想定外で女になった光は恰好の実験材料になり、学校は止めざるを得なかった。
性的魅力がふんだんに溢れる女になった事で言い寄る男が後を絶たない。
光を欲が取り巻いていく。
体がどうしようも無く疼きまくる光だったが、行きずりの男に抱かれようとまでは思わない。
が、毎日辛かった。
「あぁ、辛い!体が熱いよ!抱かれたい!」
一人になるとその開発された体を持て余す。
既に蜜で溢れる陰裂をまさぐり、オナニーで何とか体を慰めた。
少年の心は男に抱かれるのを良としない。
汚い欲を剥き出しにする大人に身を任せるのはもっと嫌だった。
298京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:48:11 ID:kzQ1LPmk
今日も今日とて、男が数少ない良い女の光に言い寄ってくる。
早い話が光と、やりたい。
そして堂々と言い寄るのはいつも汚い欲を剥き出しにする大人だけだった。
学校も行かないのに、なんで此処に居るのか分からなくなってくる。
自分は女性化への実験動物じゃないのに。
色々と欝になっても、体の疼きは別だ。
国が実験動物の自分に餌を与えてくれる為、外にはなるべく出ない様にした。
でも、疼く。
疼いて疼いて性欲が爆発しそうになる。
裸になって乳房を揉んでみた。
途端に性感が暴れだす。
乳房を揉み、先日包皮が剥かれてしまったクリトリスを指の腹で擦る。
「ああっ!良いぃ!気持ち良い!」
今襲われたら、多分なすがまま犯されていくだろうと思い恐怖が走る。
あんなのは嫌。
まわされるのは嫌。
嫌だけど同時に興奮してしまう体になっている。
オナニーと言う自分の手で慰めるだけでは満たされなくなっている。
光は遂に通販でバイブを買ってしまった。
滑りきる膣口にずぷりと挿入し、クリトリスを擦り続ける。
「あうぅ、い、良い・・・凄く良い」
ジュプジュプと蜜が掻き回され、快楽に浸りきる。
布団を噛み締め、喘ぎ叫びたいのを我慢した。
「ぐううぅ、うぐう」
涎で布団が濡れても気にしなくなる。
「んんっうっううっ!」
自ら何度もイかせて、疼きを癒す。
しかし心は癒されない。
「はぁ、はぁ、はぁ」
また、バイブを膣口にぬぷりと突き刺し、快感に髪を振り乱す。
「あうっ、誰か・・・僕を助けて・・・」
光はガバッと跳ね起きた。
===再会===

性の渇きを性で癒すのが、そもそも間違いなのでは無いかと、ふと思った。
老人の家で朝から晩まで働いて体をいじめ抜けば良いのでは無いか?
老人の為にもなるし、周りの汚い欲に振り回される事も無い。
何よりお爺さんに会いたかった。
優しさに触れたい。
光はそう思うや否や必要で無い家財道具は無視し、着替えと大事な物だけを持ち、海を渡った。

あの小さな漁村、お爺さんの船が見えてきた。
「お爺さんが居る!」
299京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:49:34 ID:kzQ1LPmk
カバン二つを提げ、老人の家に急ぐ。
小さい家が見えてきた。
玄関に立つ。
『【武田建治】さんって言うんだ・・・』

「お爺さん?」
中からいつもの無愛想な表情の老人がのっそり出てきた。
「来ました」
老人は光のカバン二つと表情を見て覚る。
中々入らない光を見て老人はやはり無愛想に言う。
「早く入れ、晩飯が喰えんぞ!」
玄関に入った光はカバンを置き、老人に抱き付いた。
海の薫りと同じ匂い。
老人は光の頭をぽんぽんと撫叩く。
「お爺さん、会いたかった・・・」
「顔見りゃ分かる・・・辛い思いしたんだろ、気が済むまで居てりゃ良い」
「働かせて下さい!何でも教えて下さい、何でもします」
「勿論だ!ただで飯は食わさんぞ」
「今日から働きます」
「そうか、なら網の補修と船の整備を教えてやっからさっさと覚えな」
「はい、着替えますね」
光は丈夫なGパンに履き替え、その日から存分に汗を流した。
「ひい、はあ」
「こんなんで音を上げてどうする!漁にも連れていくからもっと大変だぞ」
「は、はい大丈夫!」
「よし、次は船に油を塗っていくからな」
「分かりました」
光はその爆裂ボディが油に塗れるのも気にせず、一心不乱に働いた。
疼いてる暇も無く、心地良い疲れに昇華する。
漁村の人達は、急に武田建治の家に現れた爆乳グラマー少女に驚いたが、深くは聞こうとはしない。
その気遣いに感謝する。

並んで手伝う少女に老人は顔には出さなかったが、嬉しかった。
会いたさに家にまで押し掛け、働きたいとまで言ってくれる。
家族なんかとうの昔に無くした老人には、孫が突然出来た感じで。
男として全く興味が無い訳では無いが、それ以上に可愛くて仕方なかった。

顔には絶対出さないが。

生い立ちや今日までの光に対する周りの仕打ちが何となく分かったが、聞くつもりは無い。
元気で生きなくてはと思うのだった。

漁師の夜はいつも早い。
早く床に付き、光は老人の腕枕で抱き付いて甘えてくる。
寝ながら横を見ると、光が抱き付きながらこちらを見ていた。
頭をぽんぽんと叩いてやると微笑んだ。
『辛い目に合ってきたんだろうな・・・』
凄く可愛い顔でも無いが、老人にとっては孫の様に思いつつあった
300京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:50:54 ID:kzQ1LPmk
光は漁村仕事に慣れていった。
疼きは疲れで昇華し、一生懸命働く事で心まで癒されていく。
いつしか光は大事なパートナーになり、仕事を覚えるに従い老人は光を孫の様に可愛がった。
お風呂で背中を流す為に裸で一緒に入っても、疼かなくなっていく。

二年後、光は17才。
浅黒い健康美女に育ち、より魅力的になった。
漁にも出かけ、力強く網を曳く光を目を細めて見るのだった。
「ちょっと少ないね」
「こんな日も有るさ」
「じっちゃん、今日はあたいの17才の誕生日だよ」
「そうかぁ、何かやらんといかんな」
「要らないよ、じっちゃんと居るだけで充分さ」
「良い女になったな・・・しかしお前を嫁に欲しいって奴が後を断たんぞ」
「嫁なんかには行かない!だって元男だもん」
「そうか、そういえば男だったんだなお前」
あの出来事を全て話しても、一切特別視しない老人だった。

===離別===

老人の傍にはいつも光が腕を絡ませて、寄り添って居た。
唯一信頼している男は、やはり老人だけなのは変わっていない。
そんな頑健な老人も、光が25才を迎える前に遂に不治の病を得てしまった。
光は一人で漁をし、支え看病する。
しかし甲斐無く命の火は消えようとしていた。
「光、もう看病は良い」
「聞かないよ、何が有っても離れない」
「・・・光、お前の裸を見せてくれないか」
「良いよ、見て」
光は全裸になり、逞しく美しい裸体を曝す。
「綺麗だ・・・」
「本当はじっちゃんに抱かれたかったんだよ」
「孫を抱けるか、阿呆」
「じゃ、あたいがじっちゃんを抱いちゃう」
光が老人の布団に潜り込み、豊かな胸をふんわりと押し付ける。
「わしが若かったら、抱いてやったが・・・すまん」
「そんな事無いよ、あたい、今凄く・・・気持ち良いよ・・・」
「そうか、最後に役立ったかぁ」
「じっちゃん、置いてかないでよ」
光がぐすぐすと泣き出す。
「光、男に利用されるな!利用しろ!分かったな」
「分かったよ・・・あたいが金を貯めて立派なお墓建ててあげる」

老人は光に見取られ、小さなお墓に入った。
漁師村の人に、必ず帰ると言い残し、光は再び海を渡る。
「じっちゃん・・・あたいが金を貯める方法、あれしか無い、ごめんね」
301京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:52:17 ID:kzQ1LPmk
===春を鬻ぐ===

光一人で漁師で金を稼ぐのは無理が有った。
食べるだけで精一杯。
早く稼ぎ、あの家に帰りたい。
だから光は体を売る覚悟をした。
お金をはたいて、服を買い、浅黒い色を落として化粧を覚えた。
この2224年では、体を売る職業は殆んど存在していない。
唯一の高級デリバリーヘルスに入り、爆弾ボディでトップに伸し上がった。
泊まり、SMプレイ等何でもやった。
結局、利用されているのかなと思い、老人との日々を思い出し、泣かない日は無かった。

今日も泊まりの客。
相手は二十歳になったばかりの男。
「ひかるさん、ここのマンションですよ、頑張ってね、後少しだよ」
唯一事情を知るボーイが光に声をかける。
「ありがと」

・・・・・・・・・

「こういう訳さ、分かったかい?」
「ん?兄さん泣いてくれるのかい?優しいね」
「皆興奮する男ばっかりだったのにさ」
「サービスするよ」
「満足させたげる」
「あたいの体凄いでしょ?中に出しても良いから」

==懐かしい匂い==

光は男に抱かれ、無駄金を使わず貯めていった。
演技もばれず、気もやらず、その意味では利用したと言える。
そして一年経ち目標額を貯め、老人の為に御影石のお墓を建てる事が出来た。

即、体を売るのを止め、島に光は帰っていく。
老人の家は村民の手でそのままの状態で綺麗にされていた。
裏手に有る、立派なお墓に花を添え、語り掛ける。
「じっちゃん、ごめんね、体売っちゃった」
「寂しい・・・また腕枕して欲しいな」
「もう島から出ない、そしていつか此処に一緒に入るから」

老人の家に帰り、一緒に寝ていた布団を取り出す。
中に潜るとあの懐かしい匂いがする。
「じっちゃん、会いたいよ・・・」
光はその晩、枕に顔を埋め、夜通し泣き続けた。

光は再び漁師の道を選び、振り払う様に働き始める。

光、65才。
女の幸せなんか早くから捨て、考えもしなかった。
いつか、唯一愛した老人の墓に入る為。
そしてまた一緒に眠りに付く為。
光は朝早くから今日も漁に出る。
後少しで一緒に眠れる。
「後少しだね・・・また一緒に寝ようね」
年老いるのが楽しみ。
逞しく浅黒く輝き、皺に刻まれた光がそこに居た。

===END===
302京丸@ピンキー:2007/08/04(土) 00:57:15 ID:kzQ1LPmk
ENDまで投下完了。
母乳や後半の流れに無理が有る気がしますが。
途中からエッチぃシーンが殆んど無くなり陳謝。
ハッピーエンドでは無いのを初めて書きました。
次回は殆んど鬼畜無しで、基本形になるかと。
303名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 00:58:46 ID:IQJkFe5f
良いお話だ
GJ!
304名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 01:13:29 ID:8SSWBdZW
むむぅ・・・ ある意味TrueENDと思い込むことにする。
良いお話ではあるけれど、なんか寂しい…悲しい…
これも幸せのひとつなのかな と勝手に解釈しつつ、次回作に期待。

京丸さんGJ!
305名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 12:53:43 ID:9WsAwQJ/
( ´ー`)y━・~~~
306名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:19:23 ID:nVCq1pmS
アルタンまだー
307hiroshi ◆Y.43p63hRA :2007/08/06(月) 00:58:54 ID:8EAA619h
久々です。さくさくと投下できないで申し訳ない。

この前のあゆこのお話の続きを投下します。
これも一年以上かかってるんですね。われながら情けないが
アクシデントがなければちゃんとまとまりますから、もう少し待っててください。
それでは。
308hiroshi:2007/08/06(月) 01:00:34 ID:8EAA619h
「あゆこ・・・手を握ってて・・・」
不安と期待の入り混じった感情だった。
自分の処女がついに奪われる日・・・その場所へと向かうまいこは
落ち着かない気持ちを静めて欲しいと、あたしに手を握ってくれるように頼んだ。
あたしが、初めて「パーティ」に参加したときと同じ・・・きっと同じ気持ちだった。

「あゆこ・・・おれ・・・あたし・・・」
「なぁに?まいこちゃん?」

「あたし・・・あゆこの気持ちが分かった。今まで本当にごめん。
あたし・・・あゆこに・・・彼女だったあゆこに、裏切られたと思ってた・・・」
「まいこ・・・それは・・・あたしのほうが悪いんだよ・・・」
「ううん、そんなことない。あたしは今分かった・・・の・・・
あゆこも、あたしと同じように女の子に生まれ変わって、
ただ、正直に生きていただけなんだって・・・
ただ、あたしにもあゆこ自身の幸せを伝えたかっただけなんだって・・・
その気持ちも分からずに・・・ごめん・・・」

「まいこちゃん・・・あたしが・・・あんなにひどいことをしたのに・・・昨日だって・・・」
「女の子になってから・・・あたし、あゆこも男だったって、知って・・・
女の子に・・・エッチなことに夢中なあゆこを見て、軽蔑してた・・・
バカにしてた・・・あんなふうにはなりたくないって。」

「まいこ・・・」
「でも、わかったの・・・本当は、あゆこがうらやましかったんだって・・・
あたしの目の前で・・・あんなに気持ちよさそうにするあゆこが・・・
たまらなくうらやましいって・・・」

少し黙って・・・まいこは続けた。
「昨日だって、本当は電話の向こうで誰かとエッチしてるあゆこが、うらやましくて
だから、あたしも、あゆこと同じようになりたい。そうおもった・・・の・・・」
「まいこ・・・もうすぐだよ・・・もうすぐ、もっと、もっと・・・」
高鳴る心臓の音がお互いに伝わっていくのがわかる。
まいこの、新しい人生が、始まる。
309hiroshi:2007/08/06(月) 01:01:12 ID:8EAA619h
あたしと同じように、心の中に行き続ける男を少しずつ片隅においやって
女の子として・・・淫乱な女の子として・・・セックスするためにつくられた
女の子としての、新しい人生が、今日から始まる。

あたしは、エレベーターを降りると、まいこの手を、ぎゅっ、と強くにぎって、
これからまいこに・・・そしてあたしに、
エッチなお仕置きが与えられるあの部屋へと足取りも軽やかに歩き出した。
あたしは、思い出していた。まいこがはじめて女の子として生まれ変わった日、
まだ女の子の体に慣れないまいこの手を引くようにして、バスルームへと
向かった日のことを。

あの時とは、全てが変わった。
まいこは、自分の意思で、あたしと同じように、女の子として生きていくことを決めて
そして、いま、あたしと手をつないで・・・あの部屋へ続く道を歩いていた。

バスルームへのほんの数歩の道すら、女の子の体そのものだけでなく
これから待っている全てのことに怯えていた、生まれたばかりのまいこはもういない。

自分の運命を・・・淫乱な運命を受け入れて、怯えは消えた。
その先に待っている・・・淫乱な運命は同じなのに、人は変われば変わるものだ。

そして、その姿は・・・あたし自身がたどってきた姿と同じだった。
あたしは、目を潤ませてこれから始まる「お仕置き」に期待すら抱くまいこを横目に
少しだけ寂しさも感じるのだった。彼氏を失った寂しさと・・・
エッチなことに怯えきっていた少女がもういない寂しさを。

それは、自分が成長していったのとは違う足取りではあったけれど、
同じように、女の子として成長していくまいこに、自分のたどってきた道を
思い起こされていくことでもある。
310hiroshi:2007/08/06(月) 01:02:09 ID:8EAA619h
あたしが処女を失ったときと同じようにシャワーを浴びてカラダを洗い、
再びさっきまで来ていたワンピースに身を包み、
少し伸びた髪をツインにまとめて、

清純そのものの少女は、いやらしい匂いがぷんぷんとする部屋に入ってきた。
彼女なりの、強い、決意を胸に。

でも、あたしと同じように先輩の手によって優しく処女を奪われるというわけではないことくらい、
まいこも理解していた。
お仕置き、今日はエッチなお仕置きが待っているから・・・

そう、あたしと、まいこは、淫乱な女の子に育てられるにしても、
まったく違う道をたどることになっていたのだ。

「まいこ、お前へのお仕置きはこれだ。」
いつもの部屋につくなり、先輩がまいこに見せたものは
鎖のついた拘束具・・・手首と足首につけるものだった。

「な・・・なんですか・・・それ?」
黒い革でできた手錠・・・まいこは、それが何かの答えをもらう前に
手を差し出すように促され、それに従い、そして・・・
ベッドの上に座らされた。

「なかのさん・・・いったい・・・」
かちゃかちゃ、と無機質に鎖をつなぐ音が響くだけで、先輩は一言も答えない。
数十秒後、ワンピースのままの美少女は右足と右手首、左足と左手首をつながれて
ほとんど自由の利かない状態で座らされていた。

「せんぱい・・・」
清純そのものの、少しだけ伸びた髪を赤いゴムでツインテールにまとめた、
花柄のワンピースの美少女は、再び怯えた目を見せる。

その清純そのものの姿格好と、黒革の拘束具はひどく不釣合いで、
もぞもぞと、体を動かそうとすると、ワンピースの裾から、純白のパンティがのぞく。
311hiroshi:2007/08/06(月) 01:03:35 ID:8EAA619h
このエロチックな光景にあたしは息を呑んだ。
怯えた目の美少女を、いじめてみたいと思ったのは、
あたしが男の気持ちをどこかに残していたからだけではないとおもう。

あまりにかわいくてめちゃくちゃに汚してみたいと思っただけだとおもう。
「さてと、次はこれだ。」
ようやく口を広げた先輩がその手に持っていたものは、同じように鎖のついた、
「首輪」だった。

少し長めの鎖がついた首輪を、怯えた目のままの美少女の首に巻きつける。
「くるしくないか?」
とんでもない行為をしているのに、優しい声で先輩が聞く。
「はい、だいじょうぶです・・・」

怯えの中にも、ほんの少しだけ上ずった声でその美少女は答えた。
お仕置き・・・エッチなお仕置きの一部としてのその拘束具を、まいこは
怯えながらも、受け入れていたのだ。
しかも、怯えはいつの間にか少しずつ小さくなっていくようだった。

いや、怯えではなくて、これからなにが始まるのかということに対する不安・・・
ドキドキをともなった幸せな不安・・・そういったほうが正しいかも。
そして、いよいよこれから、淫乱な女の子としてのまいこが成長をはじめる

ベルト状になっている首輪をちょうど良いところで締めると、
まいこ自身の手はもう首にも届かない。
先輩は、長い鎖を、壁の上のほう・・・天井に近いところにあるフックにかけた。
ベッドの上から、背の高い先輩が手を伸ばして、鎖を壁につないだ。

「そんなぁ・・・」
これで、まいこはどうあがいても自由に動くことができない。
壁へとつながる鎖を確認するために後ろを振り返ったまいこ。
その後姿・・・二つに分かれた、少しだけ茶色の入った髪の根元・・・

うなじから首・・・そして少女とよぶにふさわしいたおやかな
余分な肉のついていない華奢な背中へと続く柔らかな線
この少女にエッチなお仕置きなんて、淫乱に育てるなんて
犯罪としか思えないほど、可憐なまいこの心の中で
怯える気持ちが少しずつ大きく、そして小さくなっていくのを、
おびえと期待が交互に現れ消えているのをあたしはしっかり感じ取った。
312hiroshi:2007/08/06(月) 01:05:18 ID:8EAA619h
まいこの感じている気持ちを・・・一言で言えば、
「どこどき」という擬音語がふさわしいかもしれない。
でも、その中身を説明するには、
このエッチなどきどきを言葉で説明するのは、思う以上にきっと、むずかしい。

「せんぱい・・・」
あたしは、今までこの部屋でいろんなものを見てきたつもりだった。
でも、今日この場所で、まだ処女の・・・そして汚すことが許されないほど
清純さと可憐さをたたえた美少女に、

そして、少女の香りを一杯に漂わせたワンピースのまま、こんな風に拘束するなんて・・・
どこまでもエロチックな光景だった。

「さぁ、そろそろみんながやってくるぞ。」
「みんな?」

あたしはまた驚いた。この状態で、他の人たちがやってくるというのだ。

「みんなって・・・」
「そうだな、今日は明日香も来るし、真優も帰ってきたはずだ。瞳に、佐織に、それから、
男は、奥田に市川・・・高井かな、来るぞ。」

あたしは、知った。今日は、完全な乱交パーティの日であることを。
そして、このパーティでのまいこのデビューが今日であることを、
そして、あたしにはもうひとつ気になってることがあった。
「孝も来るぞ。」

先輩の一言にドキッとした。

孝・・・男だったころ、亮と言う名前だったころ、あたしの弟だった少年・・・
今はただそれだけの男じゃない。
夏休みに入ってから、パーティで、あたしを相手にはじめてのセックスをして、
その場で何度もあたしをイかせて、
彼氏がいたにもかかわらず・・・弟であるにもかかわらず・・・
その禁断の男とのセックスにはまってしまったあたし。

そして、いま、彼氏だったまいこと、それから中野先輩の前がいるところに、
孝までやってくるというのだ。

あたしの・・・いけない気持ち・・・ドキドキももうとまらなくなった。

そして、もうひとつ、気になることがある。
「パーティ」の参加者は、いまやあたしの正体をしっている人もかなりいる。
それは、つまり孝とあたしの関係もそのようなものとしてみているということだ。
そこで、不自然に、処女のまいこがとつぜんあらわれて、
あたしのことが・・・孝にばれたりでもしたら・・・
313hiroshi:2007/08/06(月) 01:06:28 ID:8EAA619h
思いをめぐらすとあたしのドキドキはますますとまらない。
まいこが感じているのと同じ気持ち・・・ちょっと方向は違うけれど、同じ気持ち・・・それは・・・

これからいったい何が始まるのだろう。
いつもと同じ、「パーティ」のたまらない刺激・・・そして、もうひとつ、
「エッチなお仕置き」は、あたしにも与えられるはずなのだ・・・

ぴんぽーん、と玄関から音がした。
あたしは入り口を開放して、今日の参加者の来訪を待つ。

「おはよう、あゆこ、げんきだった?」
明日香ちゃんを皮切りに、何人かの男女が部屋にたどり着いた。
「あすかちゃん。おはよう、でも、今日はね・・・」
あたしも顔がにやけてしまう。
横目で見た視線の先には、花柄のワンピースのままペットのようにつながれた
美少女が目を伏せたまま座っていた。

「あら、かわいいじゃない。そうか、今日はこういうことなんだ・・・」
明日香ちゃんに伝えられてた今日のパーティの趣向は、「処女のまま淫乱な少女を調教する」というものだった。

「一杯いじめてあげるからね」
そういって明日香ちゃんはまいこのほほに優しくキスをした。
「はぁん・・・」

やさしく首をなでられて与えられたキスに、まいこは惜しげもなくあえぎ声を上げた。
もう、この調教に順応しているかのようだった。

「あゆこさん、おはよう・・・」
そう言って入ってきたのは、孝だった。
「おはよう、たかし・・・くん・・・」
あたしは、まともに目を合わせることができなかった。
314hiroshi:2007/08/06(月) 01:07:11 ID:8EAA619h
分かっていた。
あたしは、先輩とするとき以上に、孝とエッチするときに感じてしまい、
乱れまくってしまう。

その光景は・・・先輩や他の男の子たち、それから真優や明日香ちゃんに見られるだけでも、
充分に恥ずかしい・・・充分にエッチなお仕置きだった・・・

と、なれば、今日・・・まいこの目の前でたかしとのセックスを命じられることは
ほとんど避けようもないことだとおもった。
そしてあたしは・・・あたしの淫乱な心は、それでも孝とのエッチを望んでしまっている。

今日の参加者は男の子が5人、女の子が6人だった。
真優が部屋に着いたと同時に、先輩が、瞳ちゃんの腰に手を回して、キスをした。

それが、「パーティ」開始の合図だった。
瞳ちゃんと沙織ちゃんは、単体でデビューが決まっているAV女優だった。
ふたりとも、とてもかわいい。
あたしは、先輩がひとみちゃんを、今日の最初の相手に選んだことにちょっとだけ
嫉妬を覚えた。

孝は、明日香ちゃんに手を伸ばした。
あたしは・・・真優と・・・奥田君と市川くんと・・・入り乱れた関係の中に
取り込まれてしまった・・・

高井くんは佐織ちゃんとねっとりとしたキスを交わしていた。

それぞれの行為がどうこうはさほど問題ではない。
部屋には、4人のAV女優と、あたしのあえぎ声が、徐々に響き渡り、
時々、男の子のひくいうめき声も聞こえてくる。

あたしは、真優にアソコを舐められて、両手に奥田くんと市川くんの肉棒を握って、
交互にフェラチオさせられた。
315hiroshi:2007/08/06(月) 01:07:53 ID:8EAA619h
「うぐ・・・はぁ・・・ふぅん・・・」
あたしは、フェラチオが大好きだった。
男の人をしゃぶっていると、男のモノになってしまったという実感を得ることができるし、

なにより受身ではなくて、積極的に女の子であれるような気分が好きだった。
自ら望んだ、淫乱な女の子であることを確かめることができるようで・・・好きだった。

そんなフェラチオに夢中になり、アソコには、クリトリスを丁寧にむいて
優しく舐めてくれる・・・姉のような真優の優しい舌使い・・・
天国にいるような気分だった・・・でも・・・
ふと、目がまいこの方に向くと、一瞬、その気分がそがれる。

「は・・・はぁん・・・あぁ・・・ん」
その一瞬の躊躇も、真優の舌が生み出す快楽ですぐに上書きされて、
あたしは再びフェラチオと手コキに集中する・・・
そして、この第一ラウンドは、男の子を果てさせることはまずない。

大体は、一人の女の子に最初のセックスは集中する。
この日は、最初高井くんとエッチしていた、佐織ちゃんだった。

「あぁん、だめ、いやぁ!」
速いペースで進んだ高井くんとのセックスがおわり、高井くんの白濁液を受けたまま、
佐織ちゃんには次の男が襲い掛かる。

「は、は・・・はぁん・・・」
それは、さっきまであたしがしゃぶっていた市川君だった。
その結果、奥田君はあたしと真優の二人から責められることになり、二人の手で
イかされてしまった。

佐織ちゃんには、次の男が覆いかかっていた、
中野先輩である。
先輩は、佐織ちゃんを後ろから抱き上げると、
ひとり、乱交の輪の外にあるまいこに見せ付けるように、肉棒を佐織ちゃんに突き刺し、
腰を振りはじめた。

「あぁんん、あぁん、いっちゃうぅぅ!」
佐織ちゃんは何度も続けて軽いエクスタシーを迎えるタイプで、
顔を真っ赤にして、髪を振り乱して・・・胸からは二人の男の白濁液を滴らせながら、
先輩の上になって腰をグラインドし、そして自ら快感をむさぼった。

快感をむさぼるどころか・・・性器に触れることすら許されぬ清純な少女の目の前で。
316hiroshi:2007/08/06(月) 01:08:44 ID:8EAA619h
ぬぷ、ぬちょ、と、いやらしい音があえぎ声に混じって響く。
処女のまま淫乱に調教されようとしているまいこの目も、いよいよ潤みだす。

「まいこちゃん、ちゃんとみなきゃだめ。」
明日香ちゃんが、孝との長い前戯を中断して、まいこの近くに行き、耳元でささやく。
「は・・・はい・・・」

その言葉に従う、どこまでもかわいいまいこ・・・

「ああ、あぁん、あぁ・・・ん!」
先輩が果てるとともに、佐織ちゃんもがく、っと倒れこんだ。
佐織ちゃんには、まだ、孝が待っていた。

そして、先輩は佐織ちゃんのアソコの中を暴れまわり、
二人分のいやらしい液体がついた肉棒を大きくしたまま、
まいこの前へと歩き出した。

「さぁ、まいこ、お前も参加するんだ。」
「・・・」
目の前に差し出された・・・ぬれた肉棒・・・
まいこは不自由な体を一生懸命に動かし、首を前のめりにして、先輩の・・・
まだひくひくとしている・・・おちんちんを、くわえようとした。

だが、なかなかとどかない。目を閉じたままではあったが、
舌を伸ばして、先輩の肉棒にたどり着こうとするまいこ・・・

「じれったいな。」
先輩はそういうと、まいこの首をつかんで、自分はまいこと近くにすわって、
まいこを転がして、自分の肉棒をしゃぶらせた。

「心をこめて掃除するんだぞ。」
「ふぁい・・・」
上目遣いで、先輩の命令にうなずくまいこ。
その清純さと淫乱さの混ざり合った彼女の表情こそ、
淫乱処女奴隷と呼ぶにふさわしいものだった。
317hiroshi:2007/08/06(月) 01:09:23 ID:8EAA619h
手足を拘束されたまま、転がされたまいこは、ワンピースもはだけて、
もはや純白のパンティも露出していた。

そして、そのパンティが・・・縦筋にそってじんわり、とぬれ始めているのを
彼女は隠すことすら許されていなかったのだ。

「いやぁ・・・まいこちゃんは、他の女とセックスしたちんちんを
お掃除させられてるのに、感じちゃってるのね。」
いつものように、明日香ちゃんがまいこを言葉で責めた。

「うぐ・・・んぐ・・・」
まいこは恥ずかしさで一杯になりながらも、否定することすらできず、
せめてひたすら集中して「お掃除」を続けることしかできなかった。

恥ずかしさを紛らわすのに、処女なのにフェラチオをするまいこ・・・
女の子にうまれかわったその日に、処女を先輩に捧げたあたしなど、
なんと幸せだったのだろうか・・・

かくすことのできないまいこのパンティは、じんわり、と濡れていく。
あたしは、それを見ながら、自分も新しい欲望を抱えてしまうようになる。

「あゆこちゃん、かんじちゃったの?」
そんなあたしの目が潤んだのを見逃さなかったのは奥田くんだ。

「えっ・・・そんな・・・あぁん・・・」
首筋にキスをされると、あたしは・・・まいこを見守っていた不思議な気持ちから、
一気に淫乱な女の子に・・・快楽をむさぼるメスへと変貌を遂げる。

「く・・・ふぅん・・・」
先輩が、「処女」であるまいこにお掃除を強いて、一瞬とまったこの部屋が再び動き出す。
佐織ちゃんと孝は、中断していたセックスを再開し、
あたしは奥田くんに後ろから体中を攻め立てられる。

そのほかにも、部屋中で相手を変えて、快楽をむさぼる行為が始まっていた。
そんななか、メスへと変貌したあたしだったが、
まいこから目を離せなかったのも事実だった・・・
318hiroshi:2007/08/06(月) 01:10:43 ID:8EAA619h
「ふふ、みんな、次の相手とはじめちゃったね。まいこちゃん・・・どう?」
先輩の肉棒からようやく解き放たれたまいこは、苦くしょっぱい味を口の中に残したまま
泣きそうな声で答える。
「ふ・・・ふけつ・・・です・・・こんな・・・」

一度は、淫乱な女の子として生きることを決意したまいこの心に
また、ほんの少しの迷いが生まれつつあった。

今までも、先輩だけじゃなくて、明日香ちゃんや真優や・・・
他の人たちとの交わりを強要されてきた・・・それでも処女のままのまいこだったが
この日の光景は、やはりひときわ刺激的だったようだ。

「不潔?ふうん、そんな風に思うんだ。」
自由の利かない体で、まいこは目を潤ませて、ただ怯えるばかり。
「じゃあ、どうしてこんなにぬれてるのかな・・・?」

本人からは、純白のパンティがじんわりと少しずつぬれてきているのは
見えないはずだった。
でも、ぬれたスジの上を明日香ちゃんがなぞると、まいこも、パンティが
しっとりと濡れていることをはっきりと自覚したようだ。

「あ・・・ん・・・」
そればかりか、割れ目をなぞられて、まいこは、少し感じてしまった・・・
「ふふ、相変わらず処女なのに、淫乱ね。」

明日香ちゃんの言葉は、淫乱な女の子になる決意を固めただけで、
実際には、まだ女の子になりきれていない彼女の心を刺激する。

「あぁん・・・あぁん・・・いや、ぁ・・・」
あたしはあたしで、奥田くんに責められて、イかされてしまう。

だが、いつしかこの部屋の注目が、まいこと明日香ちゃんに集まっていく。
あすかちゃんは、まいこの純白のパンティに手を入れることすらしない。
仰向けの状態になると、まいこは手と足を拘束されているから、必然的に
大股開きになって、純白のパンティはみんなの目にさらされる。
319hiroshi:2007/08/06(月) 01:11:45 ID:8EAA619h
当然・・・じわり、じわりと広がっていくエッチなしみも・・・
「ふふ、まいこちゃん、どうしてほしいの?」
「・・・だ・・・だめぇ・・・」

この部屋に来る前に、あたしと誓ったことはどこへやら、
彼女は、やっぱりまだ淫乱になりきれているはずもなく、
清純なままだったとおもう。

そして、だからこそ、思いっきり時間をかけて、少しずつ汚してしまいたいと・・・
あたしもそんな気持ちを持ち始めていた。

「あら、カラダはこんなに正直に反応してるのに、いまさら何を
はずかしがることがあるの?正直になったらいいじゃない。」
明日香ちゃんの言葉は、淫乱な少女に対しては正論だった。

だが、今でも処女であり、清純可憐な乙女の一線を守ったままの
まいこに対しては、羞恥をさらに増幅させる言葉でしかなかった。

「いや・・・いやぁ・・・」
まいこは、潤んだ瞳から、大粒の涙を流し始めた。

「まいこ、良く見るんだ。」

こんどは、先輩があたしの後ろに立った

「せんぱい・・・なに?」
「処女のまいこに、そのぬれたパンティのむこうがどうなってるのか教えてやるのさ。」

「・・・えっ?」

あたしは、ベッドの上に連れて行かれ、まいこの目の前に座らされ・・・
まいこと同じ拘束具をつけられた。

「い・・・いやぁ・・・」
あたしはハダカ、まいこはワンピースのまま・・・
違いはあったけれど、まいことあたしは、大股開きのまま向かい合った。
320hiroshi:2007/08/06(月) 01:12:24 ID:8EAA619h
「せんぱい・・・」
あたしは恥ずかしい、という表情を作りながらも、
心の中は期待で一杯でもあった。
エッチなお仕置き・・・まいこの前でこんな風に犯されるなんて・・・

「みえるか?まいこ、あゆこのココが。」
くちゅ、くちゅ、といやらしい音を立てて、先輩があたしの縦スジをなぞる。
「おまえのここはどうなってる?まいこにおしえてやれ。」
あたしは、命令される。屈辱的な命令を。

「・・・濡れて・・・ます・・・エッチな汁で・・・」
「どうしたら、こんなにぬれるんだ?」

「エッチなことを・・・エッチなことをされたから・・・です。」

「エッチなことをされた?」
「せんぱいが・・・いじったから・・・ぁ・・・あんっ・・・」
「それだけか?お前の意思は関係ないのか?」

「・・・あ・・・あたしも・・・エッチなことをかんがえたから・・・」
「スケベなことを考えるとぬれるのか?」

「は・・・はい・・・いやぁ・・・あぁん・・・」
いつもよりも、ゆっくりのペースで、あたしは、アソコを弄られて、
すごく欲求不満な気分になる。
まいこのようにお預けされたら・・・淫乱なあたしはおかしくなってしまうかも・・・

「ということは、まいこのアソコがぬれているのがみえるな・・・?」
「はい・・・」
「それは、どうしてだとおもう?」

先輩は、ねちねちとあたしを言葉攻めにして・・・まいこを追い詰める。
「それは・・・」
「それは、なんだ?はっきり答えろよ。」

「まいこが・・・エッチなことを考えていたから・・・」

「あゆこ・・・」
まいこは、涙をとめることができないままあたしの言葉を聴いていた。
321hiroshi:2007/08/06(月) 01:13:07 ID:8EAA619h
「まいこ、あゆこはそう言ってるがそうなのか?」

「・・・」
まいこは、やっぱりなかなか答えることができない。
「はっきりしろ、しないといつまでも処女のままだぞ。」

「い・・・いやぁ・・・だめ・・・」
まいこは、泣きながらそういった。

「何がだめなんだ?」
「・・・そんな・・・」
要領をえないほど頭がぼうっとしているまいこは、しっかりと答えることができない。

「それじゃ、カラダに聞いてみましょうか。」
明日香ちゃんが、左手に太い、黒光りしたバイブレーターを
右手にはスケルトンのかわいいピンクローターをもって割って入ってきた。

ぶーん、と音を立ててピンクローターが振動を始めた。
「あゆこちゃん、これをどうしたい?」

「あっ・・・だめ・・・」
あたしは、あたしのアソコの近くまでスイッチの入ったローターをもってこられると、
反射的にこう答えた。
「だめ?だめなの?」

「は・・・はずかしい・・・」
「何いってんの。いまさら。」
あたしの言葉は、本心ではあった。
彼氏だったまいこの前で、ローターで快楽を与えられ、もだえまくるのは
やっぱり、いけないことをしているような気がして、その行為を軽く拒否したかった。

「それじゃ、まいこちゃんにきいてみようかな」
スイッチの入ったままのローターは今度は、まいこのパンティの前に差し出された。

ぶーん・・・
そう音を立てたローターは、しかし、寸止めで彼女のアソコに、
パンティ越しにすら触れることはなかった。
322hiroshi:2007/08/06(月) 01:13:43 ID:8EAA619h
「あ・・・あぁん・・・いやぁ・・・」
じんわり、また濡れた範囲が広がっているのが、あたしの目にもはっきり分かった。

「ふふ、欲しそうね。」
「いやぁ・・・」
欲しい、と一言がいえないまいこの手が届かない、しかしアソコのすぐ近くに
ローターはスイッチの入ったままおかれた。

まいこは、こっそり、そのローターの方に体を動かそうとする・・・
しかし、首輪についた鎖は・・・ローターのほんの手前でこれ以上
彼女の体を進めなくした。

そして、まいこのアソコは・・・あと2センチのところで振動を続ける
ローターに翻弄されたまま・・・エッチなことへの期待だけで濡れ続け
処女の秘唇からは・・・エッチな蜜が分泌され続けた。

「ははは、オナニーすら許されない処女はかわいそうだな。
だが、あゆこはどうかな?」

「先輩・・・」
先輩の手には。さっき明日香ちゃんが持ってきた太いバイブがぐいん、ぐいん、と音を立てて回っていた。
「あゆこ、お前なら言えるな。これを見て・・・どう思うんだ?」

「お・・・おおきい・・・」
「おおきい?それだけか?」

「・・・いや・・・そんな・・・」
まいこが、目の前でパンティ越しのローターすら与えられずに、お預けを食らっている。
あたしは・・・あのバイブを自分のおまんこに入れて、かき回して欲しかった・・・
でも・・・いえない・・・
323hiroshi:2007/08/06(月) 01:14:35 ID:8EAA619h
「あゆこ、言うんだ。どうして欲しいんだ?」
その・・・恥ずかしさとか、申し訳なさとか・・・そんな気持ちを、
先輩の一言が塗り替える。
お前は淫乱な女だって・・・快楽をむさぼるメスだって・・・

「入れて・・・ください・・・」
あたしは、消え入りそうな声でつぶやいた。
「あゆこ、きこえないぞ。まいこや、みんなにも聞こえるように大きな声で言え。」
先輩は、勝ち誇ったような目をして・・・またあたしは淫乱な女の子の
淫乱な欲望に勝てなかった。

「その・・・バイブを・・・あたしのおまんこに入れて・・・そして・・・
かき回して欲しいんです・・・淫乱なあたしの・・・おまんこに・・」

「良くできました!」
「あ・・・あぁん・・・!」
明日香ちゃんが、そのバイブを握って、あたしのアソコに近づけ、
一旦スイッチを切って、ずぶ、ずぶ、とあたしの秘裂へと入れ込ませる。

「あ・・あぁんあぁん・・・」
そして、奥まで入ると、スイッチを再び入れる。

ぐいん、ぐいん、と先っぽが回転して、あたしのおまんこの中をかき回す。
「あぁん・・あぁん・・・」
すごく気持ちが良かった。

そして、処女のまま、オナニーすら許されないまいこに対して、申し訳ない気持ちとともに、
いやらしくも勝ち誇る気持ちが生まれていた。

「あぁん・・・く・・・ふぅ・・・ん!」
あたしが・・・こうやって、素直に「淫乱な自分」を受け入れて
そして、・・・望む快楽へと身を沈めることが・・・
とても、幸せなことだと、改めて気づいた。
324hiroshi:2007/08/06(月) 01:16:21 ID:8EAA619h
同じように淫乱な女の子への道を歩むまいこへの教育・・・いいお手本となる。

「あゆこ・・・」
「どうだ?まいこ。あゆこちゃんの姿は」
「きもち・・・よさそう・・・」

「まいこも、素直になれば、ローターで気持ちよくなれたのにな・・・」
「あ・・・あたしも・・・あんなふうに・・・?」
「そう、知ってるだろ?まいこはあゆこと同じように淫乱な体を与えられてるんだ。
生まれついての淫乱女だ。だから、あんなふうになれるのさ。」

「あぁん・・・あぁん・・・いゃ・・・ぁん」
明日香ちゃんがかき回すたびに、かるい痙攣を何度も迎える淫乱女を目の前に
再び、まいこの目が潤み始めていた。

「あたしも・・・あんなふうに・・・?」
「そうだ、どうおもう?」

「・・・なってみたい・・・きもちよく・・・」
「ふふ、素直になれるじゃないか。」

いつのまにか、まいこの迷いはまたも消えて、
淫乱な自分を受け入れたいという決意が・・・淫乱な一言を口にさせた。

「はい・・・なかのさん・・・お願いします・・・今日こそは・・・
あたしを・・・あたしの処女を・・・奪ってください・・・」

「処女を?処女じゃなくなってその先はどうなるんだ?」
「・・・あたし・・・約束しました・・・
約束したとおり・・・もっと、もっと淫乱な女の子になります・・・
AV女優になって・・・日本中の男の人にオナニーしてもらいます・・・だから・・・」

「だから?」
「あたしの・・・あたしの処女を奪って・・・淫乱な女の子にしてください」

まいこが、そうはっきりと自分の欲望を口にしたのを、あたしは朦朧としながら聞いた。
「ふふ、ようやくかわいくなったな。いいだろう。お前の望みどおりにしてやる。」

ついに、まいこにもそのときがやってくることになった、かに思えた・・・

「まいこ、お前の処女は、今日ここでは奪わない。」
325hiroshi:2007/08/06(月) 01:16:58 ID:8EAA619h
「えっ?どうして・・・ですか?」
まいこは、意を決して発した言葉が、まだ空振りに終わったことで
また羞恥だけを回りにさらすことになってしまったのか?
しかも、パーティの真っ只中・・・たくさんの男女の中で・・・

「ふふ、良く聞け。お前の処女は俺が奪うんじゃない。」
「えっ・・・?どういうことですか?」
ここででもない、せんぱいでもない、となれば、他のメンバーでもない。
いったい・・・?あたしも想像つかなかった・・・

「お前の処女は、一作目のAVに捧げてもらう。」
「えっ?」

まいこの目が、まるで点のようになり、あっけに取られていた。
「お前はいっただろう。AV女優になって、たくさんの男にオナニーしてもらうって。
お前ほどの清純な美少女の処女喪失だ。みんながオナニーしてくれるさ。ハハハ。」

先輩はそう言って、まいこに、「AVデビュー作での処女喪失」を通告した。
「せんぱい、それは・・・いつ?」
あたしは、AVどうこうよりも、まいこが処女のまま欲望を溜め込むことを
心配して聞いた。

「そうだな、3日あれば何とかなるさ。まいこ、誰がいい?お前に選ばせてやろう・・・」
「・・・そ・・・そんなこといわれても・・・」

「よかったね、まいこちゃん。男優さんはとってもうまいから、きっときもちいいわよ。」
真優がそう言って、まいこをはげました。

「AVで・・・撮影で・・・処女を・・・」
それはまた、あたしの妹であるはずのまいこの方が、
あたしよりも先にAVにデビューするということでもあった。

「まいこが・・・デビュー・・・」
まいこよりももっと先に・・・淫乱な自分の運命を受け入れていたあたしには
ちょっと複雑なことでもあった。
326hiroshi:2007/08/06(月) 01:18:12 ID:8EAA619h
「あたし・・・それじゃあ・・・」
「まいこ、動くなよ。」
先輩ははさみを持ってまいこの目の前に再びすわった。
そして、純白のパンティにはさみを入れ始めた・・・

「あ・・・あっ・・・ぁん・・・」
ちょき、ちょきと拘束されたままのまいこのパンティは裂かれていく。
はさみは小さなものだったし、ちょっと苦戦したが、
それでも、女の子のパンティの側面を切るのに、さほど時間はかからなかった。

「さぁ、まいこの汚れを知らないアソコを解放してやろう。」
「いやぁ・・・」
ワンピースのスカートの部分は腰まで上がっていて、
それを戻すこともまいこにはできなかったから、
まいこの・・・処女の・・・一番大事な部分は、この部屋の中の真ん中で
みんなの目の前にさらされた。

「だめ・・・おねがい、みないでぇ・・・」
まいこのこころはさすがに恥ずかしさで一杯になって
精一杯見ないで欲しいと懇願する。

だが、ぐちょぐちょに濡れて、初めての男を待ちわびる
処女の・・・かたく扉を閉ざしたままのアソコは・・・
セックスに慣れきったこの部屋の住人たちにとっては、何より刺激的な
そして何よりも価値のある見世物であった。

「本当に処女なの?」
「いやだぁ、ひくひくしてる。」
「やっぱり、処女でも淫乱なのね。まいこちゃんは。」
「はやくエッチしたいって・・・おまんこが求めてる・・・」

口々に衝撃を言葉にする男の子たち・・・瞳ちゃんや佐織ちゃん
そして、真優、明日香・・・

あたしは知っていた。
淫乱なまいこの心の中を。
327hiroshi:2007/08/06(月) 01:20:30 ID:8EAA619h
ひく、ひく、と微妙に動きながら、
全員の目にさらされるとまいこのアソコはなお激しく、
男を求めて・・・エッチな蜜を分泌させ続ける。

「見てください」といわんばかりのその花園が
淫乱な女の子として生まれ変わり、淫乱な自分を処女ながら受け入れた
まいこの気持ち・・・正直な気持ちを雄弁に語っていた。

薄暗い部屋の中、そこにスポットライトが当てられる。
そして、カメラが登場して・・・まいこにも見える位置にある
50インチの大型テレビに、まいこの・・・処女のおまんこが・・・大写しになる。

「いやぁ・・・おねがい・・・やめてください・・・」
恥ずかしさを泣き叫ぶように表現して、目からは涙が溢れ出す。
それでも・・・まいこのアソコは、彼女の恥ずかしさを裏切るように、蜜を出し続けた。

そして・・・あたしも、そしてここにいる女の子たちも、みんなが知っている・・・
あのエッチな蜜は・・・結局はエッチな気持ちにならないと出てこないのだと。
だから・・・まいこは、あれだけはすかしい格好をさせられて
おまんこをみんなの前にさらされて、大画面に大写しにされても・・・

「まいこちゃん、かんじちゃってるのね・・・かわいい・・・」
真優が口にした感想は、あたしの心とおなじ。
そして、まいこの心の中としても、正しかったのだとおもう。

あたしたちは、そんなまいこのアソコをただ眺めながら、
だれも・・・その花園に触れようとすらしなかった。
汚してはいけない・・・処女のアソコ・・・ひくひくとうごいて・・・いやらしい・・・
「いやぁ・・・やめて・・・やめて・・・」

泣きながら訴え続けるまいこ・・・
先輩のもつカメラはいろんな角度からそのまいこのひくひくと
動く、いやらしいおまんこをとらえて、冷酷に事実として大画面に映し出し続ける。

残酷な時間が流れていた。一度、セックスを求める欲望を口にしてしまったまいこが
6人の男と6人の淫乱な女の子に、自分のおまんこを眺められ続ける・・・
そして、今日は・・・あれほどの羞恥を振り切ってまで求めた・・・セックスを
してもらえないこともすでに伝えられている。
328hiroshi:2007/08/06(月) 01:21:58 ID:8EAA619h
自分のアソコを・・・みんなが見ている。欲望はとまらないから・・・蜜もとまらない。
「俺、またやりたくなってきちゃった。」

このパーティに参加する絶倫の男の子たち・・・
その中の一人が不意にそんなことを言った。

「高井、それならまいこちゃんにしゃぶってもらったらどうだ?」
先輩が・・・またひとつ、残酷な言葉を発した。

「せんぱい・・・そんな・・・」
あたしはあまりのことに絶句した。
だが、すぐに思い直した。今日のこのパーティは、
まいこを処女のまま淫乱奴隷に育て上げるための・・・パーティなのだと・・・
それが、逃げ出したまいこに与えられる・・・罰なのだと。

「あゆこ、何か文句があるか?」
「いいえ・・・ありません。」
その瞬間あたしは、まいこの目を見た。
まいこは、泣きながらあたしを恨めしそうに見つめた。
でも、あたしは、同情しなかった。

それが・・・今はつらくても、まいこにとって幸せなことだとおもったから。
「えっ?処女なのに、俺のもしゃぶってもらえるの?」
「じゃ、俺もお願いしようかな。」

「大丈夫だよな、まいこ。」
先輩の言葉に、まいこは泣いたままうなずいた。
彼女は、きっと、その瞬間・・・彼女自身の「決意」を思い出したのだ。

「いいか、アソコには指一本触れるなよ。」
泣き続けるまいこ・・・あたしは、目が合ったときに、首を振った。
「だめ・・・まいこ、ないちゃだめ。淫乱な女の子になるって、約束したでしょ。」
そう、心の中でつぶやいた。

「それじゃ、まいこちゃん、お願いします。」
高井くんがまいこの口元に、大きくなったペニスを差し出した。
まいこは・・・泣くのをやめた。
もう、大丈夫だ・・・あたしは思った。
329hiroshi:2007/08/06(月) 01:22:34 ID:8EAA619h
「はい・・・」
そう言って、小さくうなずくと、不自由な体をもぞもぞと動かして
一生懸命にペニスへと口を・・・舌を伸ばした。
「あぁん・・・」
じれったい動きに、耐え切れなかった高井くんは自分でまいこの後頭部を掴んで
ペニスの大きさに開いたまいこの口に肉棒を突っ込んだ。

「さぁ、しっかりしゃぶってよ。」
「ふぁ・・・ひ・・・」
まいこは・・・手も使えないとっても不自由な状態で
舌をペニスに絡ませている・・・その姿がまた大画面に映される。

「おぉ、うまいじゃん・・・」
そして、そんな言葉が、まいこのプライドを刺激する。
「あひがふぉう・・・ごふぁいあふ・・・」
そして・・・フェラチオは続く。

みんなの見ている前で・・・処女のフェラチオが続く。
「あぁん・・・」
とはいえ、ほとんど自分で動くこともできない彼女は
両頬を抱えられ、ほとんど高井くん自身がまいこの口を動かしていたい。
性器の代わりだった・・・まいこの口は・・・舌は・・・
男の子が気持ちよくなるための道具でしかなかった。

「おぉっ、いくよ・・・」
どぴゅっ、とまいこの清楚な顔に、スペルマが発射される。
「あっ・・・」
顔を汚されたまいこは、いまさらながら、男の欲望に汚されたことを実感している。
「さぁ、後始末もたのむよ。」
そして、引き続きお掃除まで命じられる。

「次は俺が、いいかな?」
市川くんが名乗り出る。
「はい・・・しゃぶらせてください・・・」
処女のままでも・・・その生まれ持つ淫乱さを発揮し始めて、次々と口を犯されるまいこ・・・
330hiroshi:2007/08/06(月) 01:23:21 ID:8EAA619h
そして、その間も、彼女のアソコは、ずっと・・・エッチな蜜を出し続けた・
「あぁ・・・あぁん・・・」

彼女のアソコは完全にお預けのまま・・・それは、きっと地獄のような苦しさだったろう。
でも、彼女は、・・・フェラチオのための道具として扱われること自体は、
決して嫌がっているようには見えなかった。

「あゆこ、どうだ、彼氏の変わり果てた姿は・・・」
「すごい・・・いやらしい・・・」
あたしは先輩の問いかけに、自分もいやらしい欲望をたかぶらせた。

「あ・・・あぁん・・・」
まいこがフェラチオを続ける姿を見て、先輩もまた元気になってしまった。
そして・・・その性欲は、あたしにぶつけられる・・・

「先輩・・・だめぇ・・・あん・・・」
胸をもまれて・・・アソコを弄られて・・・
あたしは、まいこに悪いと思いながらも、いつものように、
次のステップを望み・・・そして感じてしまう。

淫乱に成長し続けるあたし・・・そして、処女のまま調教され続けるまいこ

まいこの処女を奪うはずだった先輩と、彼女だったあたしのセックスが・・・また
まいこの目の前で始まろうとしていた。

「や・・・めて・・・」
あたしの・・・心のどこかからそんな声が漏れた。
まいこの・・・処女を奪ってすらもらえないまいこの目の前で、
これ以上、あたし一人、先輩との気持ちいいセックスをするなんて・・・

でも、あたしの中にいるもう一人のあたし・・・あたしの正体・・・
淫乱な女の子は、この誘惑に勝てるはずもない。
今まで何度も繰り返されてきたのと同じことだった。

「あ・・・あぁん、あぁん・・・」
先輩があたしのアソコをなめ始めると、正直なあえぎ声が漏れ出てしまう。
それは、淫乱なあたしの・・・正直な気持ちを表したいやらしいあえぎ声だった。

「あゆこ・・・」
処女のまま淫乱奴隷にされてしまったまいこは、
先輩のクンニリングスを幸せそうに受けるあたしをうらやましそうに見つめ続ける。
そして、その間も、処女のおまんこからは・・・いやらしい汁があふれだす。
331hiroshi:2007/08/06(月) 01:23:54 ID:8EAA619h
まいこの淫乱な気持ちも・・・とまらない・・・
あたしの淫乱な気持ちも・・・とまらない・・・
処女と・・・何人もの男のことセックスしまくったヤリマン・・・
そんな違いを超えて、あたしたちは・・・やっぱり姉妹のようだった。

「さぁ、入れるぞ・・・あゆこ・・・」
あたしに肉棒をねじ込むとき・・・先輩は本当にうれしそうだった。

あたしは・・・欲望に翻弄されながらも、少しだけ躊躇した。
まいこが・・・・さきにAVでニューすること、
そして、またもまいこがエッチするはずだった先輩と交わってしまったこと、

「あ・・・あぁん・・・きもちいい・・・」
それでも、・・・バックで突かれ始めると、淫乱なあたしは
そんな躊躇のすべてをどこかに吹き飛ばして、エッチに集中してしまう。

「怪物ね・・・あゆこちゃんは・・・」
あすかちゃんが、いつかのようにそうつぶやく。
「まいこちゃん、あなたもすぐにああなるのよ。」
そして、まいこに、あたしの姿を指し示してそう諭す。

「あたしも・・・ほんとうに・・・?」
淫乱な女の子への第一歩は、確かに踏み出された。
まいこの・・・まだ男を知らないはずのまいこの心の中は
あたしのように・・・淫乱な女の子へと成長することの、期待で一杯になっていたのだった。

「えっち・・・したい・・・はやく・・・」
正直な欲望を口にしても、
今日、このパーティでまいこの女芯に・・・男の肉棒が挿入されることは決してない。
332hiroshi:2007/08/06(月) 01:24:33 ID:8EAA619h
「そう、まいこちゃんは、AVで・・・何万人の男の人の前で
処女を捧げるの。そして、日本中の男の子にオナニーしてもらうの・・・
その日がたのしみでしょ?」

「・・・はい・・・」
「そんな風に楽しみに思うのはどうしてかな?」

「・・・まいこは・・・淫乱な女の子だから・・・」
処女のまま調教され、AVでの処女喪失をも受諾し、
その日を楽しみにさえしているまいこ・・・
あたしとはタイプの違う淫乱女が、確かに誕生しつつあった。

唯一、収まらないのは・・・あたしの中のプライドだったのかもしれない。
「あぁ・・・あん・・・いやぁ・・・」
先輩とのセックスで必要以上に・・・感じてしまう。
そして、感じなければいけないと自分に命じてもいた。

先に・・・あたしよりも先にまいこに・・・妹のはずのまいこに
デビューされるなんて・・・

すぐにAVにデビューしたいわけではなかったが、
順番を通り越されて・・・先にデビューされるとなると話は別だった。
あたしの・・・女の子としての魅力がたりないからなの・・・?

そんなことも・・・先輩に突かれながらつい考えてしまう。
だから、精一杯魅力的に振舞おうとした。

「あぁん・・・ああぁん・・・イ・・・いくぅ・・・!」
何度も何度も、絶頂を迎えるあたし・・・
それでも。心の中から不安が消えることはなかった。
自分が・・・本当にかわいいのだろうかという不安が・・・消えることはなかった・・・

そう・・・あたしは、もう、完全に淫乱な女の子に変貌を遂げていた。
男として生きていたことなど、記憶・・・いや、思い出に変わろうとしていた。
「いくぞ、あゆこ・・・あぁ・・・!」
あたしの・・・淫乱なあたしの顔を先輩のスペルマが汚す。

汚れきったあたしには、ふさわしい・・・それでも清楚さを失わずに
淫乱でもあったあたしの顔が白濁液で汚されるさまは、それなりに
絵になるはず・・・あたしは、セックスを終えても、
まだ、先にまいこがデビューすることを気にしていた。
それは、ひょっとして女の子になってあたしがはじめて感じた、
本当の屈辱・・・他の女の子に対して感じた劣等感だったのかもしれない。
333hiroshi:2007/08/06(月) 01:25:07 ID:8EAA619h
「あゆこ・・・きもちよかったよ・・・」
この「パーティ」を支配して、あたしを支配して、
何人ものかわいい女の子をAV女優にしてきた先輩が
あたしとセックスした後は、決まって「本当に気持ちよかった」と
心の底から口にする・・・

いつもならその言葉はあたしにとって最高の褒め言葉だった・・・
今日は・・・少し微妙だった。
疑いのキモチ・・・まいこのほうが・・・かわいいの?
そんなキモチ・・・

きゅん、と胸が痛んだ。こんなに淫乱な生活を続けていても、
普通の女の子なみに・・・すきな男の子の気持ちが気になるあたし・・・
清純な気持ちをどこかに残しながらもカラダは正直に反応し続けた。

そして・・・いつの間にかあたしは女の子としての自我を身につけた。
他の女の子よりも・・・かわいくありたいと、願っていた。
そして、それは、男の子の目を引くため・・・女の子としての、普通のキモチ。

女の子として・・・まいこと同じように
あたしもまだまだ成長を続けていた。

「あゆこ、お前にもおしおきを与えないといけないな。」
「えっ・・・?」

あたしはすっかり忘れていた。そうだった。
先輩はここに来るときに、確かにあたしにもおしおきを与えるといった。

「お前は、いまから処女のまいこに快楽を与えてやるための道具になるんだ。」
「道具・・・?まいこのための・・・?」

あたしは、その意味をすぐには分からず、きょとんとして聞き返した。
334hiroshi:2007/08/06(月) 01:25:57 ID:8EAA619h
「そうだ。今日、まいこは今まで我慢した。お前はこれから、まいこに舌だけで
気持ちいいことをしてやる、道具に、まいこに使える下僕になるんだ。」

先輩の命令が、あたしの心を縛った。
「はい・・・わかりました・・・」

「まいこは、お前よりも先にAV女優になるんだ。つまり、お前よりも稼ぐし、
このパーティでもお前よりも立場が上になるんだ。
今日から、まいこが処女を失う日まで、
お前はまいこの付き人になり、そしてまいこのオナニー用の道具になるんだ。
まいこ、気持ちよくなりたいときにはあゆこになめてもらえ。」

「あ・・・あゆこ・・・」
あたしは、先輩の命令どおりに、まいこのアソコに近づく。
「パーティ」の間中、ずっとおあずけをくらって欲求不満を募らせながらも、
淫乱な女の子として生きていくという決意を曲げなかったまいこには
お仕置きに耐えたことへのご褒美くらいはあげないといけないだろう。

「まいこさん・・・ご奉仕させていただけますか?」
あたしは、先輩の命令どおり、まいこの目の前に跪いてそう聞く。
「まいこ様、だろ?」

「は、はい・・・まいこさま・・・ご奉仕させていただきますか?」
改めて聞き返すあたし。
先輩の命令はあたしにとって絶対・・・
そしてえ、この場ではどんな淫猥な命令も受け入れることができる。
あたしはすぐに受け入れた。でも・・・この、まいことあたしの上下関係は
このときに決まってしまった・・・

「あゆこ・・・やめて・・・あたしは・・・」
「気持ちよく・・・なりたくないの?」
いまや、あたしはまいこのいやらしい欲望を慰めるための道具として
先輩に定義されて、しかもそれにはむかうことができない。

「・・・きもちよく・・・してくれるの?」
「うん、まいこのためなら・・・なんだってするよ・・・」
でも、あたしは思う。
まいことあたしの親友関係は、先輩の想像以上に強い絆だと。
あたしは・・・まいこが気持ちよくなれるなら・・・なんでもする。
335hiroshi:2007/08/06(月) 01:26:29 ID:8EAA619h
「あっ・・・あゆこ・・・そんな・・・」
あたしが舌をまいこのアソコにからませると、まいこは戸惑ったような
あえぎ声を響かせる。

「あゆこ、まいこの処女を奪うようなまねはするなよ。」
あたしは、先輩の命令にうなずく。
あたしのすることは、処女を・・・AVの撮影で失うまでの
まいこの性欲処理・・・丁寧に・・・アソコをなめあげ・・

「あぁ・・・ん・・・きもちいい・・・きもちいい・・・」
先輩がまいこの耳元でささやく

「あゆこのフェラチオとどっちがきもちいい?」
「あっ・・・うん・・・」
まいこは答えることができない・・・完全にあたしの クンニリングスに
頭の中の全てを支配されているのだ・・・

あたしは・・・はっきりと断言できる。
まいこにとって、男だったころのあたしのフェラチオよりも
いまのクンニリングスの方が・・・全然気持ちいいはずだと・・・
それをうまく言葉に・・・まいこはできないだけだと・・・

大切なまいこに・・・男の子だったころよりも深い気持ちよさを
与えられるのは、あたしにとってもうれしいことだった。

「きもちいい?」
「きもち・・・いい・・・もっと・・・して・・・」

あたしは・・・丁寧に舌だけで・・・まいこの一番気持ちいいところ
クリトリスを露出させて・・・やさしく、優しくなめる。

「うぅ・・・あぁん・・・いっちゃう・・・いっちゃう・・・」
イく、ということがどんなことかすら知らないはずのまいこ・・・
それでも気分を高揚させて・・・女の子に染まろうと
努力している姿はいじらしくて、
あたしまでそのかわいさに。感じてしまいそうだった。
336hiroshi:2007/08/06(月) 01:27:25 ID:8EAA619h
まいこの、あたしよりも早いAVデビューは目前に迫っていた。
あたしはその日までまいこのアソコをなめ続ける・・・
せめてもの罪滅ぼし・・・のはずだった。

でも、その間・・・まいこのアソコをなめ続けたことが、
本来あたしのほうがお姉さんだったはずの、まいことの関係を
微妙に変化させていった。

「ん・・・うう・・・ん!」
ベッドの上でうつぶせになってまいこにご奉仕し続けていたあたしの
カラダのうしろのほうに男の手がふれた。

(孝・・・だめ・・・それはだ・・・め・・・)
「う・・・あん・・・」
ずっと同じリズムで一心不乱にご奉仕をし続けていたあたしのお尻を持ち上げたと思うと
孝はすぐに、大きくなった肉棒を押し当てて
ゆっくりと・・・ずぶずぶ、とあたしの体の中に挿入する。

「あぁん・・・は・・・ぁん」
「どうしたあゆこ、しっかりご奉仕するんだ。」
「は・・・はい・・・」
気を取り直してまいこのアソコをぴちゃ、ぴちゃ、と音を立てて
まだ誰も入ったことのない裂け目に舌をほんの少しだけ・・・
あたしのアソコ・・・いま、こんな風に・・・孝が入ってきてる・・・
337hiroshi:2007/08/06(月) 01:28:11 ID:8EAA619h
「あ・・・あぁん・・・」
あたしの集中力は分散する。
無邪気な孝が腰を振り出すと、あたしのアソコはまいこ以上のスピードで
潤滑油を分泌する。かなわない・・・とてもかなわない・・・

「う・・・うん・・・あゆこ・・・はぁん・・・」
それでも、何とかしてまいこにご奉仕を続けるあたし・・・
舌が、指が適当に乱れて、まいこにとってはかえって
予測不能な快感となっていったようだった。

(まいこ・・・ごめん・・・)
下僕であるはずのあたしのほうが・・・気持ちよくなってしまっている。
あたしはその差を少しでも縮めようと必死でまいこの
クリトリスをなめ・・・それでも、どうしても孝の腰の動きには
勝てなかった・・・

「い・・・イっちゃう・・・!」
あたしがうつぶせのまま、一瞬、目の前が真っ白になり、
まいこの腰を抱きしめたまま絶頂に達した。

「あ・・・あぁん・・・はぁ・・・」
息を荒らして動けなかったあたし・・・
まいこはそんなあたしを優しく抱きおこして
「あゆこ・・・とってもきもちよかったよ。ありがとう・・・」
「まだまだ・・・まいこ・・・さま・・・まだご奉仕して差し上げます・・・」
あたしは、気を取り直して再びまいこのアソコをなめ始めた。

「あ・・・あぁん・・・」
「う・・・ふぅん・・・」
同じく、まだ果てていない孝はあたしに再び肉棒をぶちこんで
腰を振りはじめた。

こうして結局あたしが一方的に犯されるパーティ・・・いつもとおなじ
パーティが始まった。

まいこを淫乱な世界に引き込んで・・・でも、それって、
もともと男だった・・・秘密の存在を増やしてしまったことでもある。
淫乱なあたしは、そうとは気づかずに、また新しい悲劇の扉を開けてしまっていた。
338hiroshi:2007/08/06(月) 01:31:53 ID:8EAA619h
今日のところはこの辺で。

まいこの存在は、女の子に染まってしまったあゆこの中の「男」を
ほじくり返すためのものでもあるので、独立させたものも書ければいいとおもってます。

少しずつ前、前々スレあたりに投下してた中学生の男の子が病気で女の子になるヤツも
少し進んできたのですが、
あれ、ひょっとしたら初めから投下しなおしたほうがいいかな?
339名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 10:49:14 ID:oS2NlM1C
乙でした。
隠微満載になってきやしたね。
良いすな
340名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 11:26:54 ID:+xwqZA/D
>>339
一発変換はやめとけww
341名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 11:31:30 ID:oS2NlM1C
一発変換??
342名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 08:10:45 ID:18bRJDCx
隠微満載って言葉に対してだと思う。
「隠微」でなくて「淫靡」と書きたかったんじゃないかと>>340はおもったんじゃないか?
「隠微」で満載は意味がわからないというか分かり難いというか。
343名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 09:49:00 ID:5KwXY+it
あ!本当だ!
恥ずかしい・・・。
ご指摘感謝。
その字だったよ。
344Zh-nS:2007/08/07(火) 22:58:47 ID:aW+Z+ZT+
苦労した割にやっぱり出来はあんまりなところもあるのですが、
Part-2の導入部分、これより投下させていただきます。
またしても、しばらくえちぃ部分は無かったりします。申し訳ない。

それでは、どうぞ。
345AfteR Part-2:2007/08/07(火) 22:59:30 ID:aW+Z+ZT+
 朝もまだ早い時間だというのに、外は既にうだるような熱気に包まれている。
 けたたましいセミの声が辺りに一面に響き渡り、
それが一層暑苦しい雰囲気を演出しているようでもある。
「あぁぢぃ〜……」
 額には玉のような汗が浮かび、まるで地の底から湧いてきたかのような声が、口から漏れ出す。
 そんな暑さの中、手にした扇子をはたはたと扇ぎつつ、俺は一軒の家の前に立っていた。
 小洒落た二階建ての一軒家に、ローマ字でKANZAKIと記された、木製の表札。
 そう、ここが俺の実家である。
 実家と言っても、俺が今住んでる部屋からはそう遠くは無い。
 そうした事もあってか、普段からここまでの移動は徒歩で済ませているが、
今日に限っては失敗だったと後悔している。
 さっきも言ったように、この時点で既にこのような暑さなのである。
 ここに至る道中で、どれだけバイクを使えばよかったと思った事か。
 とは言え、俺の持っているバイクは今は修理に出してるし、仮に使えたとしても麻里紗から、
「満幸がバイク乗ると危ないからダメ!」
と、ものすごい剣幕で怒られることは目に見えている。
 それもこれも、全てこれまでに無茶をやらかしてきた、俺の所為なのだが。 

 それにしても、なかなか父さんや母さんに顔を会わせる勇気が出てこない。
 やはり心のどこかに、この後起こるかもしれない事態への不安があるのだろう。
 こんな暑い中、俺はこの数分の間、家の前に立ち尽くしていたのはそのためだ。
 けれど、いつまでもこんな状態でいるわけにも行かないことも分かっている。
 額に浮かぶ汗を拭いつつ、意を決した俺は呼び鈴を鳴らし中にいる母さんを呼び出す。
 呼び鈴が鳴らされてから、ドアが開くまでそう時間はかからなかった。
「はい、どちら様で……」
 中から出てきた母さんの目が一瞬キョトンとする。まぁ無理の無い話だ。
 一方で、俺の方も言葉に詰まってしまう訳なのだが。
「あ〜っと……そのぉ………」
「満幸よね」
「えっ?」
 先ほどの驚きから一転して、穏やかな表情を浮かべる母さん。
「……分かっちゃった?」
「伊達に十何年、あなたの母親やってるわけじゃないんだから」
「だよね………」
 どうやら、母さんについては心配は無用だったらしい。
「今日は満幸だけ?」
「あ、うん。麻里紗はまだ寝てて……」
「そうなの……ちょっと残念ね」
 そう、本当なら隣に麻里紗もいるはずだったのだ。
――タオルケット被った時に、気付くべきだったな……。
 今頃はベッドですやすやと、惰眠を貪っていることだろう。
 だから仕方なく置いていくことにしたのだが、どのみち今日はここに来るだけの話だから、
いてもいなくても変わりは無いのかもしれない。
「さ、早く上がって。恵瑠ちゃんも中にいるから」
「あ……母さん、まさか姉ちゃん、今日家にいたりする?」
 恐る恐る尋ねる俺に、母さんは落ち着いた様子で応える。
「大丈夫。雪乃ちゃんだったら、部活の練習で学校行ってるわよ」
「そっか……」
 ホッと胸を撫で下ろしつつ、俺は久々に実家の門をくぐった。
346AfteR Part-2:2007/08/07(火) 23:00:34 ID:aW+Z+ZT+

―[1]―

 小奇麗なリビング。
 窓に程近い場所に位置するクラシカルなソファに、俺は今一人腰掛けている。
 おおよそ一ヶ月ぶりに感じるふかふかとした感触に、しばし俺は酔いしれていた。
――やっぱ……うちが一番だよなぁ………。
 それにしても、母さんの方は一応大丈夫だったけど、父さんの方は俺の姿を見て、どう思うだろう。
 少なくとも、さっきのようには行かないだろう。
 悲しませるかもしれないし、なによりショックで倒れてしまうかもしれない。
 そんなことを考えつつ、そばにあった扇子を取り上げた時だった。
「満幸、麦茶持ってきたわよ」
 麦茶の入ったポットを持って、母さんがリビングへと入ってきた。
「ありがと、母さん」
 俺のグラスに麦茶を注ぎ終えると、向かいのソファに母さんは腰を下ろす。
「あのさ……」
 麦茶を勢い良く飲み干し、俺は母さんに話を切り出した。
「何?」
「母さんは……俺がこんな風になっちゃってどう思う?」
 さっきのやり取りがあるとはいえ、正直まだ母さんがどう思ってるのか、
ハッキリと確かめずにはいられなかった。
 もしかしたら、本音は違うのかもしれないのだから。
 そんな俺の懸念をよそに、母さんは相変わらずの笑顔で応える。
「結構かわいいんじゃない?なかなか決まってると思うけど」
「……驚いたりとか、そういうのは?」
「……あんまり、そういうのはないわね」
「……何で?」
「だって、どんな姿になったって満幸が満幸であることに……変わりは無いもの」
「……まるで麻里紗みたいなこと言うよな、母さん」
「そう?似たもの同士なのかもね」
 軽く笑みを浮かべる母さん。
 年の割りに―と言ってもまだ三十代前半だが―若々しいだけに、その笑みは見惚れてしまう程に美しい。
 ある意味、これが俺の密かな自慢であった。
「そう言えば……父さんはまだかな?」
「満輝君?もうそろそろ降りてくる頃だと思うけど……」
 母さんが言い終わるか終わらぬ内に、廊下の方から足音が聞こえてきた。
347AfteR Part-2:2007/08/07(火) 23:02:53 ID:aW+Z+ZT+
 父さんがリビングに姿を見せたのは、それから数秒も経たぬうちだ。
 髪はボサボサ、眼鏡はズレかかったままと、どうみても今起きてきたばかりといった様子だ。
「ごめん、昨日の内に仕事終わらせようと思ってたら、ついウトウトしちゃってて」
「あんまり根詰めてやらないようにね」
「はいはい」
 笑顔で会話を交わす父さんと母さん。
 疲れている所為か、普段より少々老けて見えるだけに、父さんの若々しい声に違和感を感じてしまう。
 とはいえ父さんも普段は年の割りに、見た目は若々しかったりするのだが。
「で……そこに腰掛けてるのは…?」
「そ、私達の新しい娘、ってとこかしら」
「そっか……この子が………」
 どうやら、一目で事態を察したようだ。
 一瞬、複雑そうな表情を窺わせる父さん。
 母さんとは違い、やはり父さんにはすぐにこの事態を飲み込み難いのかもしれない。
「久しぶり……っていうのか初めましてっていうのか、分かんないんだけどさ」
「それにしたって久しぶりは無いだろ。一応この前まで、学校で毎日のように顔をつき合わせてたんだから」
「あ、そうだったっけなぁ……」
 父さんの言う通りだった。
 実家に戻る機会こそ少なかったものの、俺と父さんは学校で毎日のように顔を会わせている。
 そう、生徒と教師として。
「早くも夏休み気分に浸り気味、ってところかな」
 軽くからかうような口振りの父さん。
 とは言え、そんな口振りもすぐになりを潜め、しばらくの間押し黙った状態に入ってしまう。
「……やっぱり、まだピンと来ないもんだね。目の前にいるこの子が、僕等の息子だなんて」
「そう?口元とか、満輝君にそっくりな気もするけど」
「そうかな?それだったらあのパッチリとした目、雪菜に似てるんじゃないかな?」
「ふふっ、満輝君ったら」
 相変わらず、夫婦仲はよろしいようだ。
 まぁ、十数年間も一緒に暮らしてきてる訳なんだから、それも当然と言えば当然なのかもしれない。
 とは言え、このまま放置しておくと仲がよろしいのを通り越して、新婚状態にまで戻りそうだ。
「……お取り込み中のところすいませんけどぉ……そろそろ本題に……」
「あぁ、そうだったね」
348AfteR Part-2:2007/08/07(火) 23:04:34 ID:aW+Z+ZT+
 それから十分ほどはかかっただろう。
 寝ている間に、この世のものとは思えぬ苦しさを覚えたこと。
 朝起きてみたら、俺の身に異変が起きていたこと。
 そしてその異変が、このような姿への変貌だったということ。
 できる限り事細かに、この身に降りかかったこの奇妙な事態についてを、俺は語り続けた。
 とは言え、流石に麻里紗に寝込みを襲われた事だけは黙ってたのだが。
 こんな事、恥ずかしくて言えるはずが無い。
 その間、父さんと母さんが口を挟むことなく、とにかく聞き手に徹してくれたのはありがたかった。
 俺の中でもまだ事態を整理し切れていないというのに、話の途中で口を挟まれたりでもしたら、
より一層混乱する事は間違いなかっただろう。
 一通り俺の話を聞き終わり、まず最初に口を開いたのは母さんの方だった。
「そう……まだ、こうなっちゃった原因とかは分からないのね?」
「うん………後で一応恵瑠にも聞いてみようと思うんだけど」
「そうなると……学校の方とか、色々と考えていかなきゃならないな」
「やっぱり……辞めなくちゃならないのかな?」
 最悪の事態を予感する俺に、父さんは諭すように語り掛ける。
「満幸……そう悲観的になるのは、まだ早いんじゃないかな」
「けど、この身体じゃ……」
「何とかこっちの方で掛け合ってみるよ。……上手く行くかどうかは分からないけど」
「満輝君の言う通りよ。あんまり深く考えないで、気楽に待った方がいいんじゃない」
「そう……かな?」
「戸籍の事とか、その他諸々の事も、僕等で出来る限り手を尽くしてみようと思う」
「ありがと………」
 思わず、涙がこぼれそうになるのを堪えてしまう。
「あらあら……」
 今にも泣き出しそうな俺の肩を抱きながら、母さんは俺に優しく語りかけてくる。
「いつも言ってるよね……泣きたい時は、思いっきり泣いていいって」
「かぁ……さん………」
 俺が堪えられたのもそこまでだった。
 後はもう、母さんの胸に顔を埋め、声を上げて泣いていた。
 父さんと母さんへの、感謝の気持ち。
 そしてこんな身体になった事への、拭いきれない不安。
 その全てをぶちまけるかのように、そして時にその思いを口にしながら、
俺はただ、ひたすらに泣き続けていた。
 本当に、いつからこんなに涙もろくなってしまったんだろう。
「そう……怖かったのね………泣きそうになるくらいに」
「普通に考えれば荒唐無稽な話だからな。それが自分の身に起こるとなれば……なおさらの事だよ」

 それから数分の間、俺の涙が止まることは無かった。
349AfteR Part-2:2007/08/07(火) 23:05:33 ID:aW+Z+ZT+
「それにしても、ちょっと気になったんだけど」
 不意に母さんが話を切り出し始めたのは、俺が泣き止んでしばらく経ってからの事だ。
「何……母さん?」
「もう麻里紗ちゃんとは……事に及んじゃったりしてる?」
「なぁんっ!?」
 母さんの口から出た突拍子も無い言葉に、思わず持っていた麦茶のコップを落としかけてしまう。
「な、なんでまた…そんな事を!?」
「あなた達の事だから………ね?」
「……ったく、母さんも相変わらずだよ」
 呆れたような素振りを見せながら、俺は言葉を続ける。
「母さん達みたいに万年新婚夫婦じゃないんだから。俺達まで同じだって考えてもらっちゃ困るって」
「え?そうじゃなかったの?」
「はぁ!?………一体、何を根拠に?」
「そりゃ、あなた達を見てれば分かるわよ……私達の若い頃にそっくりだから。ね、満輝君」
「言われてみれば……そうかもしれないな」
「そう言えば私と満輝君が出会ったのも、丁度今の満幸と同じくらいの頃だったわね」
「んぅ……そうだね。確か雪菜がまだ高校生で」
「満輝君は教育実習に来てて……まるで昨日のように思えるわね」
「そうだな」
――まぁた始まったよ、いつものビョーキが………。
 心の中で呟いたように、こういう事は日常茶飯事なのである。
 父さんも母さんも、こうなると完全に自分達の世界に入り込んでしまうのが悪い癖だ。
 まぁ、母さんが言うには、
「ケンカばっかりしてギスギスしてるよりかは、格段にマシだと思うけど」
 という事だが、だからと言っていつまでも新婚気分でいられるのも、周りとしては迷惑な話である。
 何事も、過ぎたるはなお及ばざるが如し、ってヤツだ。
350AfteR Part-2:2007/08/07(火) 23:06:19 ID:aW+Z+ZT+
 それからさらに数分が過ぎ。
 一しきり自分達の世界に浸りきったところで、会話は再開された。
「で……結局どうなの?」
「………これって、どうしても説明しなきゃダメ?」
「嫌ならいいわよ。流石にそこまで強制するつもりは無いもの」
「そ……そう?」
 思わぬ母さんの言葉に、俺は少し拍子抜けしてしまう。
 だがそこは母さんである。ただで引き下がるはずはなかった。
「満幸が言わなくっても、粗方何があったのか見当は付くし。
例えば……麻里紗ちゃんに寝込み襲われたとか」
「なっ…!?」
「で、泣き出しちゃうくらいに気持ち良くさせられちゃったとか」
「えっ………」
「そうねぇ……後はこんなこと言われなかった?嘘吐き……だなんて」
「なな、何でそんな事!」
 驚きのあまり、ソファから勢い良く立ち上がった俺の口から、上ずった声が飛び出す。
――何でここまで、昨日の事を知ってるんだ……!?
 あまりにも全てを見通したような言葉の連続。
 見当が付くにしても、いくらなんでもここまで知っているのは不可解なものだ。
――まさか……俺が来る前に、麻里紗が電話してきたんじゃ!?
 不可解すぎるあまり、こんなところにまで推測が及んでしまう。
 そんな慌てふためく俺をよそに、母さんが見せた反応は意外なものだった。
 母さんにとっても、そして俺にとっても。
「あら、やっぱりホントだったの」
「…………えぇっ!?」
 予想外の言葉に、俺はまたしても驚かされてしまう。
 但し、先ほどとは逆の意味ではあるが。
 本当に、母さんは何も知らなかったのだろうか。
「私はただ見当は付いてるって言っただけよ。流石にあなた達が本当に事に及んだかは分からないもの。
けど……何でそんな事、とか言うんだったら……多分本当なんでしょうね」
「あ……!」
 ニコリと笑顔を見せる母さん。
 ここで俺は、母さんにカマをかけられていた事をようやく察した。
 なんと人が悪いのだろう。
 呆気に取られる俺を尻目に、母さんは笑顔で言葉を続ける。
「だから言ったでしょ。十何年もあなたの母親やってるんだから、これくらいの事は分かるわよ」
「まんまと一本取られた、ってところだな」
「母さんの馬鹿……」
 笑顔の母さんと父さんとは対照的に、げんなりとした俺は力なく呟きつつ、ソファにドサリと腰掛ける。
 と、その時だった。
「………ちょっと、乱暴な座り方しないでよ……パパ」
「……うぇ?」
 突然背後から聞こえてきた声。
 恐る恐るソファの後ろを覗き込むと、そこにはソファの影に隠れるかのように寝転がっている少女の姿が。
「恵瑠……なんでこんな所に?」
 俺の驚きをよそに、少女―恵瑠は何食わぬ顔で俺の顔を見つめてくる。
「なかなかかわいいじゃん、パパ」
 彼女の見せる、愛くるしく、そしてどこか意味深な笑顔。
 その裏に、秘密が隠されている事は間違いない。

 そう、俺が何故このような姿になったのかという秘密が。
351Zh-nS:2007/08/07(火) 23:12:11 ID:aW+Z+ZT+
とりあえず、以上で今回の投下分は終わりです。
多分、次回で女性化についての種明かしとなる筈です。
352名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 06:34:45 ID:a/2h8T7a
乙でした。
エッチぃのは次回あたりからかな?
種明かしも待ってまする
353名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 21:13:43 ID:l83fPnsK
すっかり動きが止まったね
354名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 21:19:50 ID:8GzN0Lrq
時期が時期だからな
355京丸@ピンキー:2007/08/13(月) 08:57:20 ID:1q6bNWFJ
お盆で帰省中。
帰りしだい、投下するつもりです。

356名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 21:19:07 ID:i778t+q7
しぃちゃんまだー?
357名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 22:05:40 ID:Cuygu/dN
とりあえず、職人達の帰還を楽しみに待ってます。
358名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 06:49:46 ID:S7nPD8YS
早く帰ってきてくれないと、ちんちんが破裂して女になってしまうよ。
359名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 08:15:34 ID:zh/Jt/yl
ならしばらくは投下はないな。
360名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 10:50:40 ID:ifFJSTPF
358が女になる頃に戻ってくると思う
361名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 11:01:51 ID:etjrxlqI
帰るの日曜になりました…
362名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 14:17:38 ID:X/mSa5od
358が女になったら、やらせてくれたまえ。
363名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 15:03:27 ID:gT/IXZ2S
昼間のママは男だぜ
364名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 16:47:00 ID:bmpzIyon
>>358
女になったらここで日記を書くといいよ
スレ住人も喜ぶ
365名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 20:28:32 ID:wp5vkbNJ
今朝起きたら女になっていた・・・

信じてくれます?
366名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 20:50:44 ID:mn+x4yEP
>>365
写真うp
全裸で
367名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 20:53:50 ID:7CcKvHhM
>>365
強制じゃなかったらスレ違いです。
368名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:22:43 ID:X/mSa5od
358は嫌々女になっちまったと。
まぁ、そういう展開もいとおかし。
369名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:25:34 ID:X/mSa5od
365だった
370名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:20:51 ID:7yTEo+mq
第一部謎の組織に女にされ超能力を使えるようになり組織と戦う
第二部相棒との間に子供を設ける
というストーリーで誰か頼む
371名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 00:29:36 ID:iybef2BY
孕ませはあっても妊娠しました〜で終わるのがほとんどで
出産まで書いてるのはほとんど見かけないな
372名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 01:30:31 ID:Y7ufy4Z6
喧嘩のかなり強い不良の高校生(身長高め、かっこいいけど周りから怖がられてる)が朝起きたらかなりの美少女(しかし……ょぅι゛ょ)になってしまう
だが本人はツルペタには興味がないので元に戻ろうとするが何故か人間離れした身体能力を発揮できるようになったのと自分を怖がっていたクラスメートと変身をきっかけに仲良く(女子にとっては着せ替え人形のような存在)なりこの体でもちょっといいかなと思い始めて………

というコメディ方向の話を作りました








頭の中で…………orz
373京丸@ピンキー:2007/08/17(金) 08:16:19 ID:v8/vbJE9
370>その題材いただきます。
今書いているのを、ドカッとENDまで纏め投下した後、書いてみようかと。
んでもって無理に出産させちまいましょう。
プロットを整理次第取り掛かってみます。
374名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 09:58:09 ID:nM1ND7Qh
>372の話を電波受信して、退魔巫女属性を付与してシリアスの話ができあがった。

頭の中で。
375名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 11:25:21 ID:cYysJbZ6
>>371
そりゃ、出産シーンなんざグロだぜ?
書かれても困る。
俺は孕ませ自体、興味ないけどな。
376名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 12:22:55 ID:iuKBEaAp
>>375
おおきな勘違いをしているぞ、TS物では孕ませなんて陳腐な属性じゃなくて
孕みという稀有な展開が待ってるんだぜ
これに燃えずしてどうするんだ
377名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 14:02:10 ID:ypOw6oZ3
また変なのがわいてるな。
出産シーンはさすがに勘弁して欲しい。
CGとかでみるとグロ画像でしかなかった。

>>376
孕む事が燃える事に繋がるというのは理解の範疇を超えてる。
頭大丈夫か?
頭の中身というか精神面まで女に書き換えられたなら(それはそれで悲惨だが)
和姦で妊娠にもまだ意味があるのかもしれんが、強姦で孕むのは悲惨なだけ。
とはいえ、意味があってもそんな描写されても面白くも何ともないが。
378名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 14:30:46 ID:nnEQKAyi
ダークじゃなく明るい馬鹿馬鹿しい感じで
男になりたい女の子が知り合いまたは幼馴染のチンコを強奪
とられた男の子は女になったことで、自分の非力さを味あわされながらその場で犯される
後日男の強い力に屈服されながらも何とか取り返して、男になった元女の子に仕返し
がまた後日女の子にチンコを取り返されたりで、盗ったり盗られたりを繰り返していたが
ある時チンコが無くなってしまい探していると、
第三者の女の子にチンコを手に入れていて二人仲良く調教される。

て話が頭の中で(ry
379名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 15:13:55 ID:v8/vbJE9
375氏も376氏も、まったり行きましょう
380名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 15:31:36 ID:KK+1Xf9a
そうそう、まったりイきましょう
381名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 23:35:38 ID:hUMGmVki
まーFictionmaniaなんかでは「pregnant/having baby」とかそういうキーワードが
用意してあって、まことに萌え属性は業が深いというかなんと言うか。
382名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 23:52:20 ID:7s+ZbVKa
まぁ流石に出産シーンはアレだとしても、
(っていうか流石に書けんよ、いくらなんでもw)
妊娠しちゃってどうしようとか、
出産までのドタバタなんかをコミカルなタッチで
書こうとしたっけなぁ、昔の話だけど。
383名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 10:52:48 ID:bfqhX6Da
>>377
黒い話が好きな俺はそう言うの大好物なんだが
384名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 11:34:16 ID:waUkdrBx
昔TS法というものがあってだな
385名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 11:36:40 ID:ysFXsoYQ
>383 
>377は支援所を荒らしていた奴だろう?
相手にスンナ
386名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 14:58:49 ID:eaPoePb3
上げてまで荒らし認定とは恐れ入るって言えばいいの?

実際の所、377氏のいってることもそうまちがってないよね。
悲惨なのは確か。
それが好きか嫌いかは人それぞれだろうし。
ただ、376氏の孕む展開がに燃えずして云々は理解できないけれど…。
387名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 15:12:22 ID:1a6mZbcf
上げ厨にマジレスしても仕方ないって。
上げ厨の上に認定厨なんだぜ?

388名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 15:31:17 ID:ebMRwZG0
つうか、>>386の言う

>実際の所、377氏のいってることもそうまちがってないよね。
>悲惨なのは確か。

悲惨と言うより理不尽さってのがスレの本義じゃないのか?って気がするが。
好むと好まざるとに関わらず女性への性転換を強要されて、女性としての職務とか責務とかを押し付けられて、
その理不尽さに抗いたくても抗えないところが萌え萌えのポイントだと思うが。

あと、

>それが好きか嫌いかは人それぞれだろうし。

 ↑と↓って矛盾してないか?

>ただ、376氏の孕む展開がに燃えずして云々は理解できないけれど…。

人それぞれの好みを肯定するなら、理解できないって冷や水を掛ける様な言葉は慎むべきかと。
未だに出産ってのは命懸けの部分があって、男性ならば生涯経験し得ない自らに命の危険がある行為へ挑戦せざるを得ないってのは、
嫌が負うにもM属性の人間にはハァハァする部分だと思う。

女性化して性的欲求不満の捌け口にされるとか肉便器とか、その手の性奴隷化だけが萌えどころな人間ばかりじゃないと思って欲しいものです。
389名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 15:33:18 ID:ebMRwZG0
とか何とか書きつつ、油断したらageてもうた。
大変失礼しますた。
390名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 15:57:28 ID:pife4kmP
なんつうかこの展開は376が気の毒でならないよ。
391名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 17:04:23 ID:b1x7nQnc
面白い流れになってるね。
>>388
痛いところでもつかれたかのような反応はどうなのかと思う。
自分の好みを否定されたら長文で反論。
君にその気がなくても端から見るどう見えるか考えるべきだと思うが。
投下に期待できそうにない上、面白そうなので私も長文で意見を述べてみようと思う。
386の文章だが、「理解できない」と己の意見(というより感想か?)を述べてるだけと言う気がするが。
解らないのだから好き嫌い以前の問題だろう。押しつけてる訳でも同意を求めてる様でもない。
特に矛盾しているようには見えないが。
寧ろ、君の「女性化して性的欲求不満の捌け口にされるとか肉便器とか、その手の性奴隷化だけが萌えどころな人間ばかりじゃないと思って欲しいものです」
の方が意見の押しつけであったりスレの流れに否定的に見える。
これも冷や水と思うが。

>>390
特殊な嗜好について他者に共感を求めようとしたからだろうな。
同じTSという分類であっても皆の好みがばらばらなのをうっかり忘れていたのだろう。
392名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 17:30:06 ID:pife4kmP
ハァ。まだ続ける気の人がいるんだ。
393名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 17:45:35 ID:dNnoKeul
とりあえずさぁ、脊髄反射で文句言うのはやめようぜ。
反論無き沈黙は肯定とされちゃう危機感はわかるけど。
このスレは過去何度も『自分の萌えどことは違う』と、
それだけの言う理由だけで荒らしが暴れた実績がある。
とりあえず、お互い落ち着こうや。
そんで、見知らぬ誰かの萌えを尊重出来ると良いね。
394アルたん王子の敗北:2007/08/18(土) 19:32:43 ID:T9R99/pB
とりあえず流れを変えたいのでできてるところまで落としますね。
不愉快に思う人はNGワードよろ。
395アルたん王子の敗北:2007/08/18(土) 19:33:36 ID:T9R99/pB
「……で、次は服なのか……?」
 連れてこられたのは、何と言うか衣装ケースがそのまま大きくなったような部屋だった。
 半端ない数の服(?)が所狭しと並んで、向こうの壁には不必要にでかい鏡とかあるし……
 少し傾いた視界を左右に巡らせても、視界に入るのは服と装飾品だけ……
 視界が傾いているのは、腰が抜けて立てなくなってしまったため抱きかかえられているから。
 魔法で体格も変化し、今は随分と小柄になってしまったとは言え、他人に抱えられるなど物心がついてからは無かったことだ。
「なぁ、重くない?」
「いいえ、このくらいは平気ですよ」
 別に自分の体重が気になるとかではないが……いや、やっぱり気になっていたのかも知れない。
 それ以上に、子ども扱いされているような気分で何か嫌だ。
「そろそろご自分で立てるかと思いますけど……もう少しこのままお姫様抱っこを続けましょうか?」
「……いや、降ろしてくれ」
「あら残念。いい抱き心地だったのに」
 もしかして、太ももとか微妙な部分がくすぐったかったのはそういうことなのか?そうなのか?

 床の上にそっと降ろされる。
「よ……とっ、は!」
 膝に力が入らずにまだ少しふらつくけれども、何とか大丈夫そうだ。
 歩くとバスローブを引きずってしまうが、注意すれば転ぶ事はないだろう。

 ふぅ……

 一息ついたところで周りを見渡すと、目に入ってくるのはやっぱり服服服服服服……それと――
「なぁ、この部屋なんか変な臭いで息苦しくない?」
「多分香水の匂いですね。慣れればどうってことありませんよ」
 マジか?
 女っていつもこんな息苦しい思いをしてるのか?
 確かに我慢できない程ではないが、これがずっと続くと思うと気が滅入ってくる。
396アルたん王子の敗北:2007/08/18(土) 19:34:36 ID:T9R99/pB
 体格は小さくなったとはいえここまで運ばれたお礼くらいはやっぱり言ったほうがいいよな……原因でもあるけれど。
「その……ありがとう。えっと――」
「マリアです」
 マリア……名前があったのか。
 そうは見えないけど、やっぱり十七歳なのかなぁ……
「するとこっちのは――」
 やかましい方の侍女を指すと、やっぱり快く思っていないのか睨みつけながら答えた。
 好かれていないというか、やっぱ何か恨みでもあるんだろうなぁ。
「下衆に名乗る名など無い、好きに呼べ」
「う〜ん。じゃ、ティボルトって呼ぼう」
「却下だ」
 やはりさすがに男性名で呼ばれるのは嫌らしい。問答無用で胸倉を掴んできた。
「あたしのどこをどう見たら男に見えるんだ?あ?」
「わがままだな、この汚職生徒会長が。全身タイツのうさぎにでもなってろ、ボケが……」

 ギリギリギリ……

 ちょ……おま……
 持ち上げられている腕を平手で叩きながら必死に叫んだが、多分それ程大きな声にはなっていなかっただろう。
「ろ……ローぷ。ろー……p――」
 何とか蹴りつけようとする足はバタバタと空中で騒いでいるだけ。
 際どいところで手を離され、床に落とされたらしい。気づいたら床に膝を着いて咳き込んでいた。
 光の向こう側の世界が見えそうになったところまでは記憶にあるものの、幸いにも戻ってくる事ができたようだ。
 くそ……もう少しで『おお……神よ……』とかモノローグを入れるところだったじゃないか。
 冗談にそんな耳まで真っ赤にして怒らなくてもいいのに、どうやらこっちは融通の利かない性格のようだ。
「私達は"スティ"って呼んでいますよ」
「スティ……スティ…………スティーブン?」

 ゴッ

 視界の端に火花が散った。
 このアマ――
「グーで、グーで殴りやがったな……」
「殴って悪いか。さっきから、どこをどう見たら男に見えるんだ?私の名前は……ステファニーだ」
 視線というか、顔を逸らしながら言ったのは……多分自分の名前。
「………………プッ」

 ガッ

「二度も……親父にもぶたれたこと無いのに……ぬるぽもしてないのに……」
「とんだ甘ったれだな。今まで殴られもせずに一人前になったつもりだったのか?」
397アルたん王子の敗北:2007/08/18(土) 19:35:36 ID:T9R99/pB
 気を取り直して――湯冷めする前にさっさと何か着よう。
「さてさて、ではそろそろ着替えまショウ♪がんばってねお兄ちゃん!」
 古っ
 お前歳いくつだよ?絶対十七歳じゃないだろ。
「着替え……って俺のなんだよな?」
「他に誰がいるんだよ。ほら、さっさと鏡の前に行け」
 指した先にあるのはやたらとでかい鏡。
 正直な話、身長の何倍もある鏡ってどうよ?
 それよりも……
「いや、だってここにある服って……女物じゃない?しかもティーン向け?」
「そんな事、今さら説明されなくても見れば分かりますわ」
 いや確かに見れば分かる気はするものの、何というか装飾過多気味の服が大半だ。
 服って……着るものだよな。着られるものじゃないと思うんだけど……
 こっちにある服なんて、本来の服の部分が全体の布地の二割程度じゃないか?
 やたらと動きにくそうな服を見回していると後ろから声をかけられる。
「さ、着替えましょ」
「俺、男なんだけど」
 メイドが満面の笑みを浮かべたまま両手をわきわきと動かす姿は……何か怖い。
 つかその手つきはやめろ。触られてもいないのに体がムズムズしてくる。
「外見は女の子ですよね」
「でも中身は――」
 言いかけた言葉を遮るようにして、明らかに大きすぎる独り言を呟く。
 左斜め上38度くらいを見上げる辺り、芸が細かい。
 天井に蜘蛛か蛇でもいるのかよ……不用意に38度を見たりすると狙撃されるぞ……
「さっきは可愛かったですよ。開きかけた繊細な蕾を刺激されて、初めての快楽に耐え切れずにお漏らしをした時の顔といったら……」
 顔から火が出そうな……そんな状態の時は、本人は熱いと感じる。新しい発見。
 多分、今の自分は耳まで真っ赤になっているんだろう。
「さっきの様子を思わずどこかでぶつぶつ独り言で呟いちゃうかもしれないな〜」
「私としても、そんな他人の痴態を事細かに触れ回るのは趣味ではないのですけれど……」
 うはwwwテラ棒読みwww
「お返事は?」
「すみません。俺が悪かったです、着替えさせてください」
 土下座をして頼むのは屈辱ではあったが、それ以上の恥辱とは比べるべくもない。
 情けない奴だと笑いたければ笑うがいい。
 同じ状況になれば、誰もが同じ事をするに違いない。
「よくできました♪大丈夫です、うんと可愛くしてあげますからね」
 マリアの満面の笑顔を、ただ睨むしかできなかった。

 こいつら絶対いつか泣かす――
398アルたん王子の敗北:2007/08/18(土) 19:36:36 ID:T9R99/pB
ここまで。
なかなかエロモードにいかないのは仕様です。
……ごめん嘘、力不足です。
399名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 19:43:57 ID:MXgycJEd
リアタイキタ━(゚∀゚)━!!!
400名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 21:40:00 ID:ZgfP4jdb
荒れてる時にギャグは和むね
401Zh-nS:2007/08/19(日) 01:57:16 ID:avtBCm6A
結局えちぃ部分には入れてないので期待外れもいいところな感もあるのですが、
続きを投下させていただきます。

それでは、どうぞ。
402AfteR Part-2:2007/08/19(日) 01:59:00 ID:avtBCm6A
「あら恵瑠ちゃん、一体いつからここに?」
 母さんの問いかけに応えるかのように、恵瑠と呼ばれた少女はむくりと上体を起こす。
「んっと………朝ごはん終わってから。なんか今日は暑くて暑くてさぁ」
「それでソファの陰にいたんだ?」
「そうそう。まさかパパが来るだなんて聞いてなかったから……。
こんな事だったらお土産でも聞いとけばよかったなぁ」
「何だよそれ」
 かわいらしい声とは対照的な、少々大人びた口調。
 そして俺に対しての、パパという呼びかけ。
 まだ七、八歳程度のこの少女にしては何処か不自然とも取れるものばかりだが、
それには色々と込み入った事情があるのだ。
 説明には、結構な長さを要しそうだが。
「じゃ、私達はそろそろ失礼するわね」
「え……?」
「一応聞くべき事は粗方聞いたからね。
それに……今日ここに来たのは恵瑠に話を聞くためでもあるんだろ?」
「そりゃまぁ……一応」
 俺の返事を聞き終わるか終わらぬかといううちに、父さんと母さんは席を立ち、
連れ立ってリビングから出て行ってしまった。
 後に残されたのは、俺と恵瑠の二人だけだ。
「てか……恵瑠もあんま驚かないんだな」
「……まぁ、こうなるかも知れないって予測はあったし」
「だよなぁ……」
 相変わらずの意味深な言葉。
 けれど俺には、それは至極当たり前なものに聞こえていた。

 何しろ、彼女が何者であるのかを知っているのだから。
403AfteR Part-2:2007/08/19(日) 01:59:48 ID:avtBCm6A
 
―[2]―

「あぁ〜………すずしぃ〜…………」
 扇風機の前に陣取り、はたはたとTシャツの裾を煽る姿は何処か愛くるしいものだ。
 俺でなくとも、同じ思いを抱く者は少なからずいるだろう。
「……そう言えば、もう半年になるんだよなぁ」
「あたしがこの家に来たのが?」
「それもそうだけどさ………一昨日まで見てたんだ、あの時の夢」
「あの時って?」
「ほら、おまえにプラントに落とされた時の事だよ」
「あぁ……そう言えば、ね」
 そう、あの時俺をプラントに突き落とした元凶。
 そして麻里紗を執拗に狙い続け、自らの傀儡たるドールを操って人間社会を混乱に陥れた張本人。
 それが、目の前にいる彼女であった。
「……後悔してない?あたしの事、生かしといちゃって」
 不意に、恵瑠の口からポツリとこぼれた言葉。
 その問いに、俺はすぐに答えを返す事が出来なかった。
 いや、あえて返さなかったと言った方が正しいだろうか。
 そんな無言の意味を知ってか知らずか、恵瑠の問いかけはさらに続けられる。
「ママの事をしつこく狙い続けて、しかもパパがこんな事になる原因、作っちゃったかもしれないし」
 やはり恵瑠も予感していたのだ。俺がこういう事態になってしまう事を。
 今日ここに来たのは、やはり間違いじゃなかったみたいだ。
「それに………自分のしてきた事に対して、今でも責任取らないまんまだし」
「じゃぁさ……恵瑠は後悔してるのか?俺達の元で暮らしだした事」
「んぅ………」
 しばし考え込むような仕草を見せた後、溜めていた思いを吐き出すかのように呟き出す恵瑠。
「少なくとも、あたしは後悔してない。………最初は、死んだ方が良かったかもって思ってたけど。
だけど今は、パパやママがいてくれてよかったって思ってる」
「じゃぁ、それでいいじゃん」
「え……?」
「少なくとも、恵瑠がそう思ってるなら俺は後悔してない。確かに俺や麻里紗が取った選択は……
決して褒められる事じゃない」
 そう、俺達はある意味、ヒーローとしては失格だったのかもしれない。
 何しろ、敵であったはずの恵瑠を、自分達の娘として育てるなんて選択をしてしまったのだから。
「………だけどさ俺達に出来る事って、おまえの命を絶つことだけじゃない、そう思ったんだ」
「そんな事……確かに言ってたよね」
「悪いヤツを倒す事がヒーローの仕事なら………悪い心を取り除く事もまた同じなんだと思ってる。
だから……」
「だから…?」
「だから俺はおまえを助けるって決めたんだ。その事をおまえが後悔してないって言うんだったら……
何で俺が後悔する必要があるんだ?」
「……カッコいいこと言うじゃん。見た目はかわいいけど」
「………全然うれしくねぇ」
 結局、この姿じゃどんなに頑張ってもキマらないようだ。
404AfteR Part-2:2007/08/19(日) 02:00:41 ID:avtBCm6A
 そんな訳で、恵瑠は正確には俺達の実の娘では無い。
 そもそもまだ十六歳の俺達が、こんな七、八歳の子どもを設けられる筈がないのだから。
 けれど今の俺や麻里紗にとって、彼女が娘同然の存在と言っても過言ではないことは確かなのだ。
 他に付け加えることがあるとするならば。
 彼女の本当の名はエルリアであるということ。
 遠い昔に何者かによって作られた、いわば人ならざるモノであるということ。
 そして、形の上では一応父さん達の養子、すなわち俺の義理の妹ということ位だろうか。
 一応、俺達が結婚するまでの間の話だが。
 今も学校とか、その他諸々の事もあって実家に預けている状態なのである。
 父さん達には悪いことしちゃったなと思うこともある。
 ……もっとも、当の父さん達は三人目の子どもが出来たとでも言わんばかりの状態で、
二人して恵瑠のことを可愛がってくれているらしいのだが。

「いやぁ、やっぱり膝枕って気持ちいいもんだにゃぁ……」
「なぁに言ってんだか」
 いつしか恵瑠は俺の膝の上に乗っかり、猫のように丸まっていた。
 乗ってる方はご満悦のようだが、乗っかられている俺にしてみれば苦痛以外の何物でもない。
 ……とは言え、こうも気持ち良さそうに寝っ転がられていては怒ろうにも怒れなかったりするのだが。
「で、恵瑠はどう思うよ?」
「何が?」
「俺がこんな姿になった原因」
「ま、単純に言えば…願望が形になった、ってところかな」
「願望が形になった…って」
「要するに、ドールを作り出す時と同様のことが、パパの身体に起こっちゃったわけ」
「ドールと同様って……どういう事なんだ?」
 軽く困惑気味の俺に対し、恵瑠は真顔で言葉を続ける。
「前にも説明したじゃん。ドールっていうのは、人の心の奥底にある欲望とかそういうのを、
その身体を媒介として具現化させたものだって」
「人の欲望……」
 かつて恵瑠が作り出し、使役していた存在。それがドールというものだ。
 早い話が、ヒーロー物にはつきものの怪人とかそういう類のヤツである。
「欲望って一口に言っても様々だから、どんな姿になるかはその人次第。
で、パパの場合はと言うと……」
 まるで言葉を選ぶかのように、一拍置いて二の句を継げる恵瑠。
 だが、どの道答えが一つである以上、どんなに言葉を選んだところでショックを受ける事は避けられなかっただろう。
 俺にとって、それは受け入れ難いものであるのだから。
405AfteR Part-2:2007/08/19(日) 02:01:46 ID:avtBCm6A
「……多分、女性化の願望があったんだと思う。あくまでも潜在的なものだから、
パパには分からなかったと思うけど」
「つまり俺が……無意識の内に女性になりたいって………思ってたって事なのか?」
「そういうこと」
「マジかよ………」
 正直、嘘であると思いたかった。
――俺が……女性に………なりたがってた…!?
 俺自身も気付かぬうちに、女性になりたいだなんて思っていたという事実。
 普段の俺だったら、間違いなく与太話として片付けていただろうが、こんな身体になった今では、
単純に笑い飛ばす事など出来るはずもない。
 しばらくの間額に手を当てたまま、何も喋れずにいた俺だったが、
いつまでもこんな状態でいるわけにも行かなかった。
 まだまだ、聞くべき事は残っているのだから。
「………んで、その欲望が具現化した原因ってのは?」
「パパはもう分かってると思うけど」
「……プラントに落ちた事か?」
「その通り。アレでドールを作り出してたんだから」
 やっぱり、俺の思っていた通りだった。
 半年前、プラントから救い出され、九死に一生を得た時点で既に覚悟は付いていたはずだった。
 俺の身に、何かしらの異変が起きるであろうという事は。
 けれど、まさかこんなタイミングで、しかもこんな形で来るとまでは思ってもみなかった。
――何もこんな…こんな時に来なくったって……。

 運命というものは、とにかく残酷なものである。
406京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:02:31 ID:2WBFRhPy
漸く投下します。
纏めてENDまで投下。
強制転換では無いですし、Hは後半だけ、鬼畜は無し、ラブラブで甘甘ですので反応が少し怖いですが。
名前が、何かに似ている気がしますが『気のせい』で宜しく。
前回鬼畜でしたので、ラブラブにしました。
甘い系がNGな方はスルーで願います。
19話有ります。

歩【17】主人公
今日介【17】
真理【17】
和葉【17】
翠【17】
407AfteR Part-2:2007/08/19(日) 02:03:21 ID:avtBCm6A
「じゃぁさ、もう一つ聞いてもいいか?」
 俺が再び口を開けるようになるまで、また数分の時間を要していた。
「何?」
「今までの話を総合すると……俺って限りなくドールに近くなってるって事じゃん。
てことはさ、これから先…さらに姿が変わっちまう事もあるのか?」
 これが俺のもう一つの不安であった。
 もしも仮に、俺が今までのドールのように異形の姿になってしまった場合、
周囲に危険を及ぼす事もあり得るかも知れなかったからだ。
 だからもしそうなる事が分かっていれば、俺にも打つ手はある。
 ……俺が俺でなくなる前に、その存在を消し去るという手が。
「ううん、それはないと思う」
 俺の悲壮な決意を、呆気なく打ち砕いてしまう返答。
 そんな意外な返答に俺も拍子抜けしてしまう。
「……どういうことなん?」
「厳密に言えば、パパはドールとは言いがたいの。ただプラントに放り込んでも、
欲望を具現化する基礎を作り上げたに過ぎないんだから」
「それじゃドールってのは…」
「本来ならあたしが、対象の欲望を最大限に解放する事で初めてドールとなる。
タガが外れた分だけ、その姿は時間を追うごとに大きく変化していくわけ」
「で、俺の場合は?」
「まず、今言ったような過程をパパは経ていないでしょ。パパがプラント落ちちゃった後に、
あたしがこんな姿になっちゃったんだから」
「ははぁ」
「それから……パパ自身、過剰に自分を抑え込んでる部分があるから」
「抑え込んでるって……?」
「何か普段から、例えば……ママやお姉ちゃんと一緒にいる時とか、
何かパパって自分の思ってる事とか、そういうのを抑え込んでたりしてるように見えるの」
「……そっか?」
「もうちょっと甘えたりイチャイチャしててもいいのに、なんかパパって遠慮がちな感じがして」
「……あんまりそういう事してるとさ、歯止めが利かなくなりそうで……それが怖かったりするんだ」
「………パパもパパなりに考えてるんだろうけど、あんまりそういうのってよくないと思うよ?
パパにとっても、ママにとっても」
 こんなところで、恵瑠に説教されるとは思わなかった。
 さっきも言ったように、歯止めが利かなくなって麻里紗を傷つけてしまう事が、俺にとっては怖い事だ。
 けれど……仮にそれが、麻里紗を傷つけているとしたら。
――滑稽な話だな……。
 良かれと思ってやっていた事が、実は全く逆の結果をもたらしているかもしれないとは、
正に皮肉なものである。
「ま、とにかくそうやって自分を抑え込んでた事で、変化がこれだけに留まったと思うの。
だから多分………これ以上は変化しないはず」
「そっか……」
 俺の懸念の一つが解消された事に、ホッと胸を撫で下ろす。
 実際には、手放しで喜べる状態ではないのだが。
「しっかし、俺ってドールの出来損ないってわけか」
「………ドールとしては出来損ないでも、女の子としては上出来だと思うけど」
「褒められた気がしないな」
「そんなこと言わないの。もうちょっと素直に喜んだっていいじゃん。
ママだって言ってたでしょ、どんな姿でも…パパはパパだって」
「そうだといいんだけどな」 
 正直、まだまだショックからは立ち直れないかもしれない。
 心もまだまだ、そう簡単に身体の変化に追いつかないだろう。
 だけどいつまでも、こんな事でくよくよしている訳にも行かないだろう。

 こんな調子じゃ、いつまでも前に進めない気がするから。
408AfteR Part-2:2007/08/19(日) 02:04:33 ID:avtBCm6A
 それからしばらくの間、こんな状態が続いただろうか。
 気が付けば恵瑠はすやすやと、俺の膝の上で寝息を立てている。
 そんな恵瑠の髪を撫でていると、まるで俺が母親になったような錯覚すら覚える。
――なんか、こうやってるのも悪くないかもな……。
 そんな思いを抱きつつ、自らも眠りにつこうとした時だった。
 受話器を持った母さんが、リビングに入ってきたのは。
「かぁ……さん?」
「電話よ。麻里紗ちゃんから」
「麻里紗…から?」
 一体何があったのだろうか。
 そんな事を思いつつも、俺は促されるがままに受話器を手に取った。
「もしもし……」
『満幸?満幸だよね?』
「もち……んで、なんか用?」
『えっとね、ちょっと駅まで来て欲しいの』
 その言葉に、半分うつらうつらとしていた俺の脳が完全に覚めた。
「なぁん!?駅までってどういう事だよ?」
『お昼食べるついでにお洋服とか見て回ろうかなぁって』
「で、今から駅まで行けと?」
『うん。もうあたし駅に着いちゃったし』
「……行かなきゃダメ?」
『女の子を一人で待たせる気?』
 ここまで言われると、もはや反論のしようがない。
「………わ〜った、今からそっち向かう」
『うん。あたしは駅前のポストの前で待ってるから』
「おう。んじゃ後で」
 電話を切り、受話器を持ったまま俺は低い声で呟く。
――いくらなんでも、勝手すぎるって………。
 突然の誘いに困惑しつつ、既に眠りこくっている恵瑠をそっとソファに横たえる。
「麻里紗ちゃん、何て?」
「洋服買いに行くから駅まで来いって」
「そう。要するにデートのお誘い、ってことかしら」
「……だから何でそうなるのさ」
「そう思って行った方が……より楽しめるんじゃない」
「………よく分かんね」
「いずれ分かる時が来るわよ」
 本当に、母さんの考えてる事って分からなかったりする。
「恵瑠のことお願い」
「はいはい」
 後の事を母さんに任せ、俺はリビングを立ち去る。

 正午まで、まだ一時間余りの事だった。
409Zh-nS:2007/08/19(日) 02:08:23 ID:avtBCm6A
これにてひとまず投下は終わり……って、何か微妙にタイミング悪かったような。
これから投下予定の京丸さん、ホント申し訳ないです。

またえらく長くなった割にえちぃ部分なしでしたが、
その分次からえちぃ部分に入る予定なので、これまでの分巻き返せればなと。
410京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:18:27 ID:2WBFRhPy
被りましたね。
申し訳ないです。
改めて終わりまで投下。
Hシーンは後半から。
【処女喪失】のみ
では投下
411京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:19:16 ID:2WBFRhPy
 ◆◇木陰の散歩道◆◇

===親友===

『何だか面白くねえ』
俺の親友の事だ。
前を女の子に挟まれて歩く如月歩って少女は、小さいガキの頃からの大親友なんだよ。
何時も一緒に居た。
だが元男の子なんだよな、あいつは。
男女比?遺伝子?ウイルスだか何だかで、ついこの前脳は男のまんまで体が女の子になっちまった。
科学的根拠?そんなの俺には分かんね。

家族は喜んだ。
歩は死ぬほど悩んだ。
急に女の子でございって言えねえよな。
結局は諦めたみたい。
しかし家族は能天気だから、通学ん時平気で女子のブレザーで送り出した。
最初は女子のブレザーで現れたから、びっくりだ。

「歩だよな」
「そだよ?分からない?」
「顔は歩みたいだが・・・ってなんで女子のブレザー着てんだよ!」
「僕、女の子になっちゃったみたい」
「はぁ?何馬鹿な事言ってんだ?」
「疑うなら触ってみなよ」
って突然手を取って胸を触らせやがった。
ぷにゅとした感覚にびっくりした。
おっぱい触っちまった!
「あ、あそこも?」
股間をちらと見る。
「無くなっちゃった」
「本当に女の子になっちまったのか!なんで?」
「分かんないよ」
「お前が女の子かぁ」
「僕が女の子なんて、いやだよね?」
「別に嫌な事ねえが、歩は良いのか?」
「今日介が良いなら別に良いかなって思った」
「俺が良いなら、良いのかよ!お前は」
「うん、親友だろ?」
「何が有っても歩が親友には変わりないが・・・」
「なら僕も良い」
こんな具合だ。

男の子だった時から何時も一緒に遊んでたから、変な噂も立った。
歩は昔から俺にくっついてたからな・・・。
元々男にしておくには惜しい位可愛かったから、そんなに違和感は感じ無い。
確かに歩の奴は妙に可愛くなったしな。
目鼻立ちがくっきりして、以外と良い体で・・・いやいや、俺にはそんな趣味は無い。
女の子になっても俺達は大親友の筈だ。
お互い少しわだかまりは有ったが、そう思っていたさ、マジでな。
しかし急に取り巻きがうざったくなった。
俺を歩から避けさせる。
一緒にさせない。
親しく話もさせない。
何かわだかまりを大きくしようとしてるみたいに見えちまう。
まるで、俺が危ない人間みたいな扱いしやがる。
特に前を歩くこの二人!
こいつらがウザいんだよ
412京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:20:18 ID:2WBFRhPy
左の麻里って奴、こいつは歩が女の子になった途端親友ぶりだした。
んで右の和葉って奴。
歩が密かに思いを寄せていたが、相手にもしなかったのにそれが急にベタベタしだした。
百合か?百合なのか?
親友を百合の相手なんかにゃさせねえぞ、俺は。
今日も歩は迎えに来たが、何時の間にか現れて、俺から離した。
歩も歩だ。
何も言えないでやんの。
「今日介、今度の僕の誕生日さ、例の」
って歩が言い掛けて、女二人が言葉を被せやがる。
「誕生日だったよね、何処か行こう」
「女の子で遊ぼうよね」
「え?あの前から今日介と約束が」
「だーめ!もう予定組んでるんだから」
「あ、あの・・・はい」
これだ・・・。
強く言えねえんだ、俺の親友はさ。
好きだった負い目も有るかもしれんが。
毎年、誕生日にはお互いの好きなもんご馳走するって決めてんだ。
駅前に美味いラーメン屋が出来たっつうから、歩の奴が連れてけって約束だった筈だ。
歩は俺の方を向いてすまなさそうにしてる。
そう思ってるなら、きっちり言えって!
ラーメン喰って、ゲーセンで格闘ゲームして遊ぶ。
そう決めていた。
悉く邪魔しやがる。
俺達ゃ親友だっての。
昨日や今日の間じゃねえっての。
変に意識させてるのは、お前ら女二人だっての!

もう俺は、後ろをついて歩くのは馬鹿馬鹿しいから、追い抜いて先に行く事にした。
「歩、先に行くわな」
「今日介、待ってよ」
「良いじゃない、あんなの先に行かせりゃさ」
『ムカ!』
拗ねる情けない俺。
オモチャを買ってくれない幼児か俺は。

学校でもあいつらはおろか、女共が離れん。
仲良くするだけなら俺も何も言わないが。
先程の約束、日時を変えてメールで送った。
これなら聞かれる事も無いだろうし。
携帯が机の中で唸りをあげて、歩が取る・・・前に和葉の奴が先に取った!
「電話よ、誰?今日介か・・・何々?」
麻里も覗き込んでる。
「あっ!僕の携帯」
「一緒に行っちゃ駄目!この日も予定組むからね」
「え?でも」

さすがにブチっと来る。
俺がキレる前に様子を見ていた翠がつかつかと歩み寄っていった。
高野翠、このクラスの委員長なんだが、こいつは男らしい!
本当に女にしとくのは勿体ないと思う。
真っ直ぐで美人だしな
413京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:21:13 ID:2WBFRhPy
「ねえ、あんたら何で人の携帯見て、行動まで指図するかなぁ」
「男の子と一緒に行動しちゃ、歩ちゃんに何が有るか分からないじゃん」
「それをあんたらが決める権利が有るとでも?」
「私、歩ちゃんの為に」
「分からない子だね!それは歩ちゃんが決める事だって言ってんの!」
歩はおろおろしてる。
「あの、喧嘩は」
「誰の為にやってんの!大体歩ちゃんも悪いよ?あんたはどうしたいの?」
「今日介ぇどうしよ」
俺にふるかっ!て俺は無理強いするつもりは無い。
「歩の行きたい方に行けば良いさ。俺の決める事じゃねえんだし」
翠が和葉と麻里に聞く。
「あんたらはどうさ」
「歩ちゃんは私達と一緒に来た方が良いの!」
翠がほくそ笑んだ。
「決まったね、今日介はやっぱり歩ちゃんの親友!歩ちゃん分かった?」
「僕、今日介と行く」
「なんで?男の子なんかと一緒に行ったら危ないよ!私達親友でしょ?」
歩も漸く分かったようだ。
「親友なら、押しつけないでよ・・・」
歩、良く言った!
お前はやはり男だ。
そして翠はやっぱり男らしいな、格好良いぞ。
思い切り彼氏を尻にひいてるのも頷ける。
翠にこっそり囁いた。
「高野、すまね」
「今日介、あんたももっとしっかりしなよ」
「了解・・・」
やはり男らしい。

まぁ、あの二人がこれで諦めるとは思わないが。
とにかく歩と日時を取り決めた。
「ごめん今日介・・・優柔不断でさ」
「良いって、で明後日の土曜日で良いか?」
「行こ行こ!美味しいらしいよ?後これね」
コントローラを操る仕草をする歩。
富子と和葉と少しの取り巻きがじろりと睨んでいたが、俺はもう気にしね!
翠が睨み返したら顔を逸らした。
俺は歩がこんなに一緒に行きたかったのかと、凄く喜んでしまった。
『俺なんで歩が来るのを、こんなに喜んでんだ?』
ある思いがひょいと浮かんだが、振り払ったよ。
『俺は親友だ』
言い聞かす俺が居た。
しかし、帰りも二人は中々離そうとしない。
何でこんなにイラつく。
一緒に歩けないからか?
もっと話せないからか?
分からない・・・。

ブブブブブ

携帯が震えた。
歩がこちらをちらと見た。
苦労してメールを打ったらしい。
[後で家に行く]
来る?俺んちに?
俺はぶんぶん頷いた
414京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:22:18 ID:2WBFRhPy
帰宅すると、その後歩が家に来た。
「振り払うのに苦労しちゃった」
お袋に挨拶する歩。
「あの、こんな時間にすみません」
「あら、歩ちゃん!又晩御飯食べて行きなさいよ、前みたいにさ」
「ありがとうございます」
「家には、おばさんが電話しとくから」
「はい、すみません」
「歩ちゃんが今日介の彼女なら嬉しいんだけどな」
歩が何故か喜ぶ。
「僕が今日介の彼女?」
「お袋、急に何馬鹿を言いだすんだよ!」
その時歩が悲しそうな顔をして俯いたんだ。
「馬鹿な事なんだ・・・」
「そ、そういう意味じゃ無いぞ!」
歩がにかっと笑った。
「良かった」
『良かったって、俺の彼女で良いって意味か?』

歩を部屋に入れ、ジュースを入れる為台所に行く。
「今日介、あんな可愛い子離しちゃ駄目だよ?悪い虫から守らなくちゃ」
「歩とはそんなんじゃねえって!」
「何年あんたの母親してると思ってるのよ!既に好きになってるでしょ?」
「な!好きって!親友だろが、あいつは」
「親友を好きになっちゃいけないの?今は可愛い女の子だし、母さん歩ちゃんなら安心なのよね」
「あ・・・えっと」
「どちらにしても、他の訳の分からない男に奪われたら嫌でしょうに」

さすが昔、ぶいぶい言わせまくったお袋だ。
モテまくるお袋を、男どもの中から強引にブサイク親父は奪い去り結婚した。
親父すげえぞ!
とにかくお袋に気付かされるとは思わなかった。

他の男に奪われる?
それは嫌だ!
俺は嫌だと思っている自分に愕然とした。
まぁ、歩が他の男にほいほい付いて行くとは思えないが・・・。

部屋に戻ると、ベッドに腰掛けて足を投げ出して座っていた。
ジュースを出してやると、歩が頬を染めてやがる。
「ここも久しぶり」
「歩、なに真っ赤になってんだ?」
「だってさ、おばさんが僕を今日介の彼女にって」
「俺は男で、歩も男だったんだぞ?」
「今日介なら良いよ」
『又俺なら良いか・・・俺はどうなんだ?親友だと言うのは変わらないが』
そんな事をつらつら考えてると、歩が俺の顔を覗き込んで来た。
「ねえ、どうかした?」
直ぐ目の前に歩の顔!
女の子の甘い体臭!
胸元から覗く深い谷間!
意識が一瞬飛んだ。
仕方ないだろ、俺は女に免疫の無い童貞なんだよ!
415京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:27:05 ID:2WBFRhPy
===初キッス===

俺は気付くと歩をベッドに押し倒していた。
「あっ」
目の前の可愛い少女の、ふっくら唇を奪いたい!
そう思った。
目を丸くして俺を見る歩。
『やっちまった!!』
「すまねえっ!」
顔を逸らして離れようとしたら、歩が俺の服の肩口を掴んだ。
恐る恐る歩の顔を見る。
「良いよ・・・」
何時ものニコニコ顔じゃ無くて、真剣な顔。
こんな顔、進路に悩みきって相談に来て以来だ。
短い間俺は逡巡した。

良いじゃ無いか、奪え!
親友だ、止めろ!
越えても俺達は親友として居られるのか?
「歩は俺でも良いのか?最初の相手がよ」
「今日介なら良い」
歩は同じ言葉を吐いた。
それは親友としてか?
もう理屈付けは考えられなかった。
俺は歩の顔に自分の顔を近付けていく。
お互い初めてで、心臓がエイトビートを刻んでやがった。
直ぐ目の前に有る歩の顔を見つめる。
変わっては居たが基本的には歩の顔だが、でも凄く可愛い。
艶々の赤い唇。
歩が静かに目を瞑った。
こりゃやるしか無い!
ここで離れる事なんぞ最早無理。

唇をそっと重ねると、瞬間俺の体にビリリと電気が走った!
『わ!柔らけえ!』
俺は色々焦りまくりそうになったが、歩がぶるぶる震えてるのに気付いた。
「んっ・・・む・・・」
だからなるべく冷静になるべく努力したよ。
唇を交差して、舌を歩に差し込んでみる。
体がぴくっとしたが、おずおずと歩も舌を差し出してきた。
静かに舌が絡む。
まさか、親友と舌を絡ませるとは思わなかったな。
歩の鼻息がめちゃ熱い。
体も気のせいか熱い。
我慢したさ!
それ以上色々したいのを必死に我慢した。
唇を離すと、歩がこちらをじっと見ている。
顔は真っ赤っかだ。
「初めてのキスが今日介か・・・何か不思議だね」
「俺も初めてなんだ」
「でも、ありがとう」
「何がだ?」
「僕、キスされた時、少し怖かったんだよ?色々されるかもしれないって」
「なし崩しは嫌だ」
「だから僕は今日介が好きなんだよ」
「好きって言うなよ、恥ずかしいだろが」
「何時も僕の事尊重してくれるだろ?だから」
『俺も好きなのかな』
その答えの代わりに、俺はもう一度歩とキスをした
416京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:30:05 ID:2WBFRhPy
二度目のキスの後、歩は俺の首にしがみついた。
「キスって凄いね」
「凄い?」
「僕の全てが、今日介に持っていかれちゃう」
「良いのか?」
「良い・・・持っていかれても良いと思った」
俺も何だか分かる気はしたんだよ。
でも、多分お袋が居なかったら俺は止められなかった気はする。
まだそこまでの覚悟は出来ないが。
親友と初体験?あまりにも想定外な出来事だ。
しかし・・・女の子の唇って何て柔らかくて暖かいんだ。
まるで歩そのもので、俺の唇に歩の柔らかい唇の感触が残ってる。
「僕の唇見て何思い出してるんだい?」
歩がクスっと笑った。

『可愛いなもうくそ!』

「歩とのキスだよ!仕方ねえだろ?例え親友のお前が相手とは言え、初めてなんだしよ」
「ねえ、もう一度キスしても良いよ?」
「うん・・・俺も断る理由はねえしな」
「なんだよそれ、嫌ならさせたげないからな」
「お、俺が悪かった!させて」
「やっぱりキスしたいんだ・・・僕もだよ・・・」
今度は歩から唇を押しつけてきた。
歩の右手が優しく俺の頭を撫でる。
「んっんんっ・・・」
歩の吐息が荒くますます熱くなってきた。
歩が興奮してきているのが良く分かる。
ずっと味わってたいと、つい歩を強く抱き締めてしまう。
「今日介っ!」
歩も強く抱き締めてきた。女の子の体って柔らかくて良い匂いがする・・・。
馬鹿な俺は漸く分かった気がした。
俺は大親友の歩を好きになってきてる。
キスの功罪は大きい。
お互いの気持ちが劇的に動いた。

初体験。

その言葉が、俺と・・・多分歩の中にも浮かんだ。
そんな事を考えてると、抱き締める力が知らず知らずに強くなっていた。
「今日介、痛いよ」
「あ、すまねえ!思わず力入っちまった」
「力が入ったんだ・・・僕、何か嬉しいな」
歩がおでこをコツンと当ててきた。
未だ抱き合いながら話す内容は、男の子と元男の子の親友同士がする会話じゃ無いが。
これが逆だったらどうなってた?
俺が歩を好きになったかどうか、はっきり言って自信は無い。

「そうだ!で、話は何だったっんだ?」
「あ、忘れてたよ・・・最近話まともに出来なかっただろ?」
「そうだったな」
「僕が優柔不断だったせいで、今日介に嫌われたと思ってた」
417京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:31:23 ID:2WBFRhPy
「俺が嫌う?」
「でも、もう良い・・・解決したみたい」
歩が俺のニキビ面の頬っぺたにキスしやがった!
頬っぺたにキスはある意味とても反則だと思う。

「さ、飯食うか」
「僕も料理覚えなくちゃいけないなぁ」
「料理?その内食べさせてくれよな」
歩は何やら意味ありげに微笑んだ。
「ん、分かった」

台所に行くと、親父と姉貴が帰っていた。
「おう、歩君又可愛くなったな!今日介、お前しっかり捕まえてろよ」
「歩ちゃん今晩は」
「おじさん、お姉さん今晩は」
「今日介も、早く歩君を物にし・・・ん?歩君真っ赤だが何か有ったか?」
「な、何もねえよ!」
「何も無かったよね?」
「まあ、な」
「ふん、まぁそうしておくとするか」
親父がにやりとした。
この両親にゃ勝てん。
お互い真っ赤になるしかない。
帰りは、親父が車で送ってくれたのは有り難たかったな。
寝る前に歩からメールが来た。
[ファーストキスは君・・・僕、濡れちゃった]
・・・何がってあれか?
歩、これ嫌がらせか?
俺がこの文で落ち着いて寝れると思うか?
[おう、良かったな]
しか返信出来ねえだろ!
仕方ねえから、思い出しオナニーして寝たよ。
しかし、歩の奴キスしてから変わった気がするな。

===デート?===

次の日も歩は迎えに来た。
もうあの二人とは一緒に歩かず、俺の傍を離れなかったよ。
べたりくっつかれるのも困ると言えば困る。
片時も俺の傍から離れん。
近寄りがたい雰囲気が有るのか、二人も取り巻きも必要な会話以外はしない。
翠はにたりと笑った。
何か感じ取ったか?
確実に歩は変わった。
開き直ったとしか思えないんだよな。
俺の方がヘタレになっちまってた。
キスでこんなに変わるもんなのか?
これは歩に関してだけなのか、経験が無い俺には分からない。
とにかく、あいつの唇を見てるだけでドキドキする。
そして歩はそれを分かっているかの様だった。
椅子を移動してきては横に座る。
唇をふと見たら、グロスを塗っていた!
この唇を昨日・・・。
やべえ!俺のアレが立ってきたじゃねえか。
歩が横に居る俺にメールを送ってきやがった。
「僕、キスしたい」
歩に主導権を握られつつあった。
仕方ないから屋上まで行ってしてやった。
俺もしたかったしな
418京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:32:57 ID:2WBFRhPy
土曜日。
歩んちに迎えに行く事になっている。
家に行くと、お母さんが出てきた。
「おばちゃん、こんちは」
「歩とデート?」
「いや、あの、例の誕生日イベントでして」
「もう!さっさとお付き合いしなさいっ・・・あっ歩を呼ぶのね」
『おばさんまで、お付き合いさせようとしてる』

歩が、ノースリーブとミニスカートで現れた。
ぐわ!か、可愛い・・・
「母さんがこれ着ていけって、可愛いぃ?」
「す、すげえ可愛い」

すれ違う男は皆歩を見た。
一緒に歩く俺は有頂天になっちまう。
俺達は駅前まで歩き、ラーメン屋に来た。
並んでたが、漸く食べれたラーメンは美味しい。
歩は女の子ってのを忘れ、夢中で掻っ込む。

「替え玉!」

お前はやはり根は男だ。
しかし美味しかったと笑う笑顔は可愛いんだよな。
俺は曳かれているのがはっきり分かった。
キスまでしてるんだから、普通の関係は越えているとは言える。

歩が突然映画に行こうって言い出した。
ゴールドマンの木陰の散歩道を題材にした映画が公開中だとの事。
俺達はこの曲が大好きだったから、興味も湧いた。
落ち零れブラスバンドが、落ちぶれ男の手で少しずつ活躍していく内容らしい。
座席に座り、横を見ると、ミニスカートから生足がにょっきり生えている。
やべえ!見るな見るな。
映画が始まってすぐ、歩の手が手摺りに乗っているのが分かった。
握ろうか止めようかと悩んでいたが、向こうから握ってきた。
少し冷たいが柔らかい小さな手に、ドキドキしながらも映画が中々面白い!
引き込まれていく。
しかし途中で、歩がぎゅっと手を握って俺に近づいてきた。
俺は映画に夢中になってたし、こんな中でキスも無いだろう。
そのまま座っていた。
歩の手が汗ばんできた。
握る手も強くなってる。
はっきり言って映画に集中しろよと言いたかった。
そんな時間が10分程続いたかな。
歩が俺を見てる。
体をもじもじさせ、目を見ると泣いていた。
「う・・・いやだぁ・・・今日介、助けて」
何が有ったのかと見たと同時に怒りが頂点に達した。
見知らぬおっさんが、ミニスカートの奥深く手を突っ込んでいた。
右手は捕まれている。
脚が左右に少し拡げられ、その間におっさんの手が侵入していた
419京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:34:35 ID:2WBFRhPy
要はおっさんが、歩のあそこを触っていやがった。
当然これは一瞬の間に察知した状況だ。
見ていた訳じゃ無いぞ!
歩を椅子に座らせて置いて、俺はおっさんの胸ぐらを掴んで外に引きずりだしたさ!
そして、館内員の居る部屋に突き出した。
ふと見ると歩も付いてきている。
館内員は即警察を呼び、歩も辛い証言をした。
何か責任有る立場の男の様だが・・・。
俺は住所と名前を書き上げ、万が一の為今後に備える事にした。
映画館側は平謝り。
そして無料にし、招待券までくれた。
映画館側は関係無いし、断ったんだが、どうやら外に言われたく無いらしい。
まぁ有り難く貰っておく。
「歩、俺に言わなくちゃ駄目だろうがよ」
「だってさ、いざ痴漢されたら怖くて言えなかったんだよ」
「今度はちゃんと言うんだぞ?もう忘れろ」
「ごめん、今日介より先にあそこ触られちゃった」
「ば、馬鹿、何言ってんだよ」
「気を取り直してもう一度最初から見よう?」
「そうだな、中々面白い映画だったしな」

その後、高い料金の指定席に座らせてくれて、最初から見る事にした。
歩はショックだっただろうな。
気付かなかった俺も悪いと反省したよ。

気を取り直して、今度はお互い映画に集中できた。
手は握りあってたがな。
最後、林並木で木陰の散歩道を演奏する。
やはり良い曲だ!
歩も俺も体を揺らしてノっちまう。
見終わって、聞こえない様に小さく二人で拍手した。

外に出たら夕方が迫っている。
歩と俺がメール問合せしたら、歩に翠からメールが来ていた。
内用を見せて貰ったが、呆れたよ、俺は。
あの麻里と和葉が、二人の後を付ける相談していたって密告だ。
何でここまで、執着するのか、俺にも歩にも全く理解出来なかった。
翠宛てに丁寧に感謝のメールを送らせて、二人はここから少し歩いた所に有る林並木に来た。
此処は俺達が一番好きな場所なんだ。
丁度、あの木陰の散歩道の曲に良く合いそうで。
良くベンチに座って色々話をしたもんだ。
周りを目だけで注意深く見渡すと・・・あの女二人が木の陰から見ているじゃねえか!
俺は怖くなったよ。
「顔を動かすなよ?あの二人が居るぜ」
「本当に?僕何だか怖くなってきたよ」
そして決心した
420京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:35:40 ID:2WBFRhPy
俺は歩を引き寄せ、唇を重ねた。
「今日介?むぐ・・・」
少しびっくりする歩。
周りに人は幾らか居たが、あいつらに分かるようにキスしてやった。
抱き寄せると、歩も俺の首に手を回してくる。
「んんっ、んっ・・・」
深く長く熱いキスをずっとしてやったさ。
目の端で見る・・・まだ居やがるか?
とどめだ。
中指を立ててやる。
あいつらが漸く去った。
翠には本当に感謝。
「行ったみたいだぜ」
歩を見ると、ぼうっと惚けた目で俺を見ていた。
「ど、どうした?」
「もう・・・今日介、強引だよ?」
「す、すまねぇ」
「良い、僕もう身も心もとろけちゃった」
「そうなの、か?」
「二人が一番好きな場所でキスされた」
「此処は俺達の木陰の散歩道だからな」
「ここじゃ無かったら、まだ僕覚悟出来なかった・・・」
『覚悟って、まさか』
「来週の土曜日、家には一日中誰も居ないよ」
ざわざわと緊張感が二人を包んでいく。
「あ、うん」
思い切りきょどる俺。
歩は俯いて呟いた。
「い、良いよ?」
来た!遂に来ちまった!
心臓が爆発しそう。
「それって、俺が貰って本当に良いって事か?」
「僕は今日介だから貰って欲しいんだ」
「そ、そうか・・・俺童貞だからな、上手く出来るか自信ねえなぁ」
「僕も、童貞、じゃなくて処女だから」
「分かった・・・あれ凄く痛いって言わねえか?」
「今日介なら僕我慢するから大丈夫」
「俺は親友の処女を奪っちまうのか・・・」
「それなら、僕は親友の童貞を奪うんだね」
「不可思議な関係になりそうだな、俺ら」
「でも、今日介は大事な親友には変わり無いよ?」
「それは俺も変わり無いけどな」
「最初はキスからだよ?僕それだけで感じちゃう」
「感じるって、おい」
「だってさ、今だって僕凄く感じちゃった」
「最近、歩の方が大胆発言多いよな」
「ちょっと来て」
「な、何だよおい」
歩は周りから見えない木の蔭に俺を引き込み、そしてしがみついてきた。
胸に歩の豊かな乳房が服越しに押しつけられる。
歩の動悸が激しくなってんのが良く分かった。
当然俺もすげえ動悸!
「今日介だからだよ?他の男となんて気持ち悪い」
「歩、ありがとな」
「帰る前に、もう一度キスしてよ」
歩の顎をくいっと上に持ち上げ俺は唇を重ねた
421京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:36:46 ID:2WBFRhPy
自宅でも不安になる。
来週どうすれば良いのかイマイチ分かんね。
独り善がりで、突っ走らない様にすれば良いだろうけど。
来週、元男の子で親友の処女を貰う・・・。
まさか、こうなるとは想像もつかなかったな。
夜歩からメールが来た。
[本当は僕少し怖いけど、後悔はしない]
[心配無い、任せろ!]
こう送り返したが、俺も不安いっぱいなんだよ。

月曜日、いつも通り歩は迎えに来た。
歩も緊張しているのが俺にも分かる。
あの二人は逆に後ろを付いてくる様になったが、今更何で付いてくる?
それだけ歩が好きなんだろうと、少し余裕の気持ちで思う。
翠が俺に目でどうだった?と聞いてきた。
俺はにっこりと親指をビシッと立てたさ。
歩にあの二人が話し掛けても、俺はそんなにイラつかなくなってきている。
緊張と期待と不安の一週間が経過していき、金曜の放課後が来た。
歩が俺に耳打ちする。
「明日十時過ぎに僕んちに来て」
奴の吐息が熱い。
俺は静かに頷く。
あの二人は何か不穏な空気を感じた様だが、邪魔はさせねえ。
その夜俺は無理に寝た。
寝坊は避けたい。
暴発回避のオナニーはしたがな。

===初体験===

土曜日。
歩んちの前まで来た。
あのな・・・あいつら二人が家の近くに居た!
お前ら何なんだ?
何か可哀想な気もしてきたが・・・。
ちらりと一瞥して、呼び鈴を押す。
歩がタンクトップとホットパンツで出迎えた。
俺は歩に耳打ちする。
「また居るぞ?」
歩が聞こえよがしに言ってくれた。
「待ってたよ、お風呂沸いてるから先に入って。家族は居ないからさ」
あいつらを見たら、愕然としていた。
そりゃここまで言えば、何をするか分かるだろ。
焦る息子を宥め透かしながら俺は風呂に入った。
女の子の体ってどんななのかな・・・。
焦るなと言い聞かす。
浴室から出ると、歩がスポーツドリンクを用意してくれていた。
「飲んだら部屋で待っててよね」
脱衣場での歩の衣擦れの音を聞きながら、ドリンクを飲み干す。
期待と不安に火照る体に心地良く染み渡る。
歩の部屋は、小綺麗に整頓されていた。
何げに女の子の部屋だ。
大きめのベッドにトランクス一枚で横たわると、女の子の匂いが鼻をくすぐる。
女の子の匂いっつっても歩しか知らない訳だが
422京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:37:49 ID:2WBFRhPy
歩が入ってきた。
見るとバスタオル一枚!
ベッドの上に座ると、歩も横に座った。
そっと肩を抱くと、体がぶるぶる震えてる。
俺がリードしなければいけねえと心に誓う!
「良いんだな?」
歩はこくりと頷いた。
落ち着いてる様に見えるかもしれんが、俺は頑張って落ち着かせてんだよ。
体を纏うバスタオルの結び目を解くと、はらりとタオルが落ちる。
中からお湯と興奮で赤く染まった歩の全裸が目に飛び込んできた。
俺は・・・固まった。
初めて見る女の子の裸。
オッパイは前に大きく張り出し、桃色の乳首がツンと飛び出してる。
肌は何処迄も美しく滑らかで、俺みたいな野郎の肌とは段違いだ。
そして、下に視線を落としていくと、淡い陰毛がデルタを形づくっている。
この部分だけは写真でも見たことねえ!
歩の裸は男の俺が嫉妬する程綺麗だった。
「わ、わぁ・・・」
「今日介、じろじろ見られたら恥ずかしいよぉ」
歩は初めて裸を見られる恥ずかしさに、頬を真っ赤っかにして俯く。
「仕方ねえだろ、女の子の裸って初めて見るんだからな、俺は」
「僕の裸、どう、かな?」
「綺麗って簡単に言えねえくらい綺麗だ!」
「今日介に綺麗って言って貰えて嬉しいよ」
歩は漸く俺をみてにこりと微笑んだ。
『ダメだ・・・こいつ可愛すぎる』
トランクスを脱ぎ、歩を抱き寄せた。
とっくに俺の一物はガチガチだ。
強く抱き締め合う。
直に触れる肌の感触。
すっげえ柔らけ!
俺は興奮で我を忘れそうになるのを必死に抑える。
それが男の責務だ。

「お前の体すげえ熱い」
「今日介も熱い・・・」
「女の子って良い匂いすんだなぁ」
「今日介も、男の子の良い匂いがする」
歩の顔を見つめる。
「今日介、キスして」
もう応えは要らない!
歩の唇の感触を確かめる様に、唇で唇を滑らせた。
自然とお互いの舌を出し合いざらつく舌を味わう。
歩の唾液を感じ、歩も俺の唾液を感じる。
興奮が更に俺達を熱く包み、息が荒くなってくる。
「今日介!僕、もう」
先に我慢出来なくなった歩が、俺の髪の毛を掴み、自分にぐいと押しつけた。
「んっ!んん」
二人の口内で互いの舌が激しく絡み合う。
歩は尋常じゃないくらい興奮してる。
鼻と口の端から漏れる息が熱く、つつっと唾液さえ垂れた
423京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:38:52 ID:2WBFRhPy
唇を離すと、つっと唾液が糸をひく。
「僕、体が熱いよぉ」
「俺に任せろ」
「うん・・・」
俺は歩の体に手を添えて仰向けに寝かせた。
突っ走らない様に、自分に言い聞かす。
そっと歩の巨乳に手を被せ、ふんわりと揉み、片方の乳首に舌を這わした。
「あぁん」
親友のそんな声を聴いたのは初めてだ。
聞くのは野暮だが、敢えて聞いてみる。
「気持ち良いのか?」
「気持ち良い・・・」
初めて揉まれると痛い事も有るらしい。
「痛くないか?」
「もっと揉んで良いよ」
少しずつ力を入れていき、乳房の弾力を俺も楽しんでみた。
『オッパイってこんななんだ!柔らけえ!』
乳首も勃起するってのは聞いた事有ったが、実際どうなるかは知らなかった。
歩の乳首はツンッと固くなってコリコリしてる。
右乳首を優しく指先で弾き、左乳首を舌先で転がしてみる。
「くっ、ああぁ、うぁ」
歩が声を出して感じてくれているのを、俺は嬉しくなった。
もっと気持ち良くなって貰いたいし、喘ぐ声を聞きたいと思う。
右乳房を揉み解しながら、人差し指で乳首を弾く。
そして首筋に舌を這わしてやった。
「あっ!今日介・・・あぁ、ああん」
体がくねくねと静かにくねりだし、たまにピクッと震える。
歩は口を半開きにし、眉を寄せて熱い吐息を荒く吐いていた。
そして時々唾を飲み込むのが生々しい。
「凄いよ!女の子って凄い!気持ち良い、こんな気持ち良いの初めてだよぉ!」
俺も興奮しまくっていたが、反面あまりの気持ちよがり様に羨ましくなる。
「そんなに良いのか?なんか羨ましいなぁ」
歩は快感で歪む顔をこちらに向けた。
「今日介だから、気持ち良いんだよ?」
「そっか、俺もそう言ってくれると嬉しい」
視線を歩の股間に落す。
歩のマンコを見たい!
俺は体の向きを替え、歩の一番大切な秘密の場所を見る事にした。
歩の両足を左右に拡げていく。
「あ!今日介・・・」
「歩のを見たい」
歩の動きが止まった。
自分の秘所を遂に見られる覚悟をしたんだろう。
俺も心臓が爆発しそう。
淡い陰毛の下に歩の割れ目が見えた。
ほんのり色が濃い、小陰唇が、ふっくらした大陰唇と共に開いてる。
そこはお湯をかけた様にぐしょぐしょだ。
これがそうか・・・。
濡れまくっているのが、俺を又嬉しくさせた
424京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:39:53 ID:2WBFRhPy
「歩、すげえ濡れてる」
「恥ずかしいよぉ」
歩が両手で顔を隠す。
ぱっくり開いているもんなのかどうかは、比べた事ねえから分からん。
しかし歩のマンコは、くぱぁと開き穴が二つ有る。
上に有る窄まった穴はオシッコが出るとこで、下に有る少し開いてる穴が俺の一物を入れる所だな?
男とは違い複雑だ。
ここぞと観察をする。
二つの穴の周りはピンク色の粘膜で、濡れて光っている。
そして独特の甘酸っぱい匂いがつんと・・・。
「ねえ、じっと見られてると恥ずかしいったら」
「すまね、つい」
俺は顔を埋め、舌を粘膜に這わせてみた。
瞬間、歩が震えた。
「あっ!やだっ」
歩が嫌では無いってのは、手で俺の頭を押さえ付けてきたから良く分かる。
二つの穴の周りを丁寧に優しく舐めてやる。
ぴちゃくちゅと舐める音が歩を狂わせる。
「ああっ、いや、あぐぅ、腰が動いちゃう!」
歩の腰が動き、俺の舌の動きに合わせてきた。
クリトリス・・・。
女の子の一番気持ちの良い場所だって位は俺も知識だけでは知ってる。
小陰唇沿いに舌で辿っていくと、ぷくんと膨れた箇所が有った。
「あっ!!」
歩の体がビクッと大きく跳ねた。
ここがそうか!
最初からきつく攻めるのは御法度らしい。
舌先でツンツンする。
その度に歩の喘ぎ声が響き、悶えた。
「あ、くぅ・・・良い、良いよ!そこ良いぃ!」
ハウツー本が役立って良かったと思う。
舌先でクリトリスを包む包皮をくりんと剥く。
「ひっ、あ、ぁぁ」
優しく優しく触れるか触れないかで舐める。
「い・・・あぁ・・・凄く・・・良い・・・」
どうやらあまりの気持ち良さに声さえ出ない様だ。
俺の髪の毛を強く掴む。
しかし俺はそこで反撃を食らった!
歩の目の前には俺の勃起した一物が有る訳で。
それを歩はいきなり口に含んで、舐めやがった。
「ぐっ、歩!」
俺の方が危なくなった。
今にも出そうだ!
我慢なんて無理。
出ちまう!
「歩、駄目、出るぅ」
歩は一物から口を離して俺に言った。
「良いよ!僕に今日介の精液飲ませて!」
「そんな、良いのかよって駄目、出ちまう!」
最初の尺八で我慢なんぞ出来るか!

ビュッ!ビュッ!ビュッ!

俺は歩の口の中に思い切り射精しちまった。
425京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:50:50 ID:2WBFRhPy
「ぐおっ」
なんつう気持ちの良さ!とにかく沢山出た。
げほごほと歩がむせた。
「おい、歩!吐き出せ」
歩を見ると、喉に手を添えて俺の精液を無理して飲み下している最中だった。
「無理すんなって」
飲み終えた歩はにこりと微笑む。
「僕、飲んじゃった」
「歩・・・お前」
俺はたまらず歩を抱き締めた。
「飲みにくいんじゃねえのか?あれって」
「今日介のなら良い」
その言葉で、俺の一物が再び力を取り戻す。

入れたい!

「入れるぞ?」
「うん・・・」
「あ、ゴム」
「良い、僕まだ生理来てないから、中に出して!」
「良いのか?」
「中に欲しい!」
どうやら歩の女としての機能は完成前みたいだ。
二人にとってこれからは未知の領域だ。
一物を握り、歩のマンコの穴に添えて、先っぽを埋める。
ぬぷっと言う感じで、俺の先が埋まった。
ここからだ・・・。
「力抜いた方が良いぞ」
「う、うん」
歩の中に挿入していくと、歩が眉をしかめる。
「あっ、く」
『うわ!何これ!!』
ヌメヌメと絡み、きつく締め付けてくる。
歩は俺にしがみ付く。
「ぐ、すげえ・・・」
途中で先が何か抵抗を受けた。
これが処女膜か?
ぶつっと膜が破れる。
「今日介!痛いぃ!」
「我慢だ!すぐ全部入るから!」
「う・・・い、痛・・・痛いよぉ」
歩は目をぎゅっと瞑り、涙が溢れている。
下半身を見ると、処女の証が滴り落ちていた。
破った後は、長引かせず一気に押し入れる。
「あぐ・・・あっ!」
「全部入った!」
「中、今日介で、いっぱいだ・・・」
「まだ痛いか?」
「は、入りきったら、少し遠退いてきたよ」
「動くぞ?又痛くなるかもしんねえが我慢しろよ」
歩を気遣うより俺が先にいっちまいそうで、気を逸らし何とか出さずにすんだ。
歩の中でゆっくり動かしていく。
歩の中は想像以上の気持ち良さだ。
歩の体が揺れ、歩とセックスしている実感がわく。
つい早くなりそうなのを、我慢する。
出し入れする度に下半身にマグマが溜まっていく。
歩も痛さの中に、何か得体の知れない感覚を感じて来はじめたみたいだ
426京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:53:55 ID:2WBFRhPy
「歩ぃ!」
「うぐ、あぁっ、今日介!気持ち、良い?」
「気持ち良いなんて、もんじゃねえぞ!」
「僕も、体がふわふわしてきた」
やはり、お互い望まれてのセックスは感じ方が違うのかもしれない。
無理矢理しなくて良かったと俺は思う。
射精を我慢しつつ、突き込みに力を入れていく。
歩が遂に挿入による快感を感じ始めたらしい。
「あ!ああっ!何これ、良いっ、気持ち良い」
俺の首に手を回し、脚は俺の腰に離れたくないと絡み付く。
「あ!あ!あ!今日介!もっと!もっと!」
もっとって言うが、俺はもう限界だ!
「駄目、出るって」
「もう少し!何か来る!まだ待って!」
・・・何とか抑えた。
さっき出していて良かったかもしれない。
「今日介!!何か来る!ああっ!抱き締めて!!」
歩がショートカットの髪を振り乱しながら、俺にしがみ付いてきた。
俺も限界はとうに越えている。
強く歩を抱き締めると、一物に強烈な締め付けが襲ってきた。
下半身のマグマが一物に殺到する。
「もう、出る!」
「今日介、僕いく!いく!いくっっ!!」
歩の中の一物が、根元から先に向かってぎゅっと締め付けが走った。
まるで、射精を促し、精液を受けとめるかの様にすげえ締めてくる。

ビュッ!ビュッ!ビュッ!「ぐっ!」
「ああ、良い!イク!飛ぶ!飛んじゃうぅ!うあっ、ああ、あああ!」

歩の体が弓なりにお腹を凹ませながら、大きく痙攣を起こしている。
歩は焦点の合わない目で荒く息を吐いている。
「あ・・・はぁ、はぁ」
俺は歩が落ち着くまで、優しく抱き、静かな時間が流れた。
歩の肌を玉のような汗が伝っている。
歩と俺の下半身は、歩の出した液体でぐっしょりと濡れていた。
腕の中の元男の子だった親友の事を考えたよ。
二人はセックスしてしまったが、勿論後悔なんざしちゃいない。
俺は歩を絶対離さないと決めてはいる。
しかし歩はどうなんだ?俺で良いのか?
女なんて無縁だった俺には自信なんてねえしな。

ふと、急に歩が俺に思い切り強く抱き付いてきた。
「今日介!僕・・・」
「ど、どうした?」
歩を見ると、目から大粒の涙が零れていた
427京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 02:57:49 ID:2WBFRhPy
===歩の告白===

「僕、最初は女の子って自覚あまり無かったんだ」
「でも、痴漢されて女の子だって気付かされた」
「過ぎた事だよ」
「うん・・・で僕もう一つ気付いた事が有るんだ」
「何に?」
「んっと、あの・・・」
「なんだよ」
歩が俺の胸に顔を埋めた。
「僕、今日介が凄く大好きになったんだよ!」
「歩・・・」
「迷惑?元男の子の親友からこんな事言われて迷惑だよね?」
なんてこった。
同じ悩みを持った訳だ。
それで泣いちまったのか。
「同じ悩み持った訳か・・・俺もお前が大好きになっちまった事に気付いた」
「ほ、本当?」
「嘘なんか言わねえよ」
俺も漸く好きだって気付いたんだよな。
仰向けになると、歩が俺の胸に頬を乗せ、手をしっかり握り締めてきた。
「僕、キスされてからもう気持ちを抑えられなくなって・・・そして今日介に抱かれて」
「初体験だな」
「今日介、愛してるよ」
「俺もだよ」
「僕を絶対離さない?」
「絶対離さねえ」
「僕はもう今日介のものだよ?」
「うん、歩は俺のもん」
「僕一生離れない!今日介から離れない・・・」

「なぁ、歩」
「ん?何?」
俺の一物が節操無く勃起してた。
「あ、立っちゃってる」
「ごめん、良いかな」
歩が俺の一物を熱く見つめて、握ってきた。
「何度もして!したい時はいつでもして!見て、僕シーツまでこんなに濡れちゃってるよ?早く入れて」
どうやら、やりたいのは歩も同じみたいだ。
俺は歩を四つんばいにし、尻を突き出させた。
入れられる期待に、歩はぬるぬるになってる。
バックから突き入れた。
「あ、良いっ!あふぅ」
歩は今度は、最初から気持ち良いみたいだ。
「あっう、ああっ!良いよ!もっと突いてっ!」
後ろから見る歩の体はすげえエッチだ。
尻が大きく、窄まった肛門まで丸見え。
「今日介!あぁ、ああ良い、気持ち良いぃ!」
中はぎゅうぎゅう締め付けてくる。
バックで突きながら、両手で乳を揉んでやる。
歩は、腕を突っ張り激しく悶えだした。
「ああん、おっぱいも凄く良い!狂っちゃうぅ!」
女ってやはり羨ましいと、突きながら俺は思った
428京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 03:00:27 ID:2WBFRhPy
歩は乳を揉まれながら挿入される快感に、すぐに昇り詰めていく。
「今日介、クリトリス摘んで!」
言われた通りに、片方の手で歩のクリトリスをキュッキュと摘んでやると、歩の体が暴れだした。
「いやぁ!凄いぃ!いく、いっちゃう!!」
びくんびくんと大きく震え、歩はまたイった。
今度は同時と言うわけには行かなかったが、構わず突いてやる。
「今日介って凄いよぉ!またいきそうだよ!」
何か変な自信が湧いてくるな・・・。
歩のマンコの奥深く、コリッとした突起物にごりごり擦れる。
俺にはそれは何かは分からんが、歩は堪らなく良いらしいのは分かった。
「あっ、あっ、そこ良い!良いよぉ!いくう!!」
ぐちゅぐちゅと突き入れる度に音が出る。
っと、俺も限界だ。

「出る!」
ビュクッビュクッ・・・
「あ、あぁ、うぐぅ、いく、いく、あああぁ!」
歩は俯せに倒れこんだ。
「あぁぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ、今日介・・・」
マンコの穴からどろっと俺の出したのが流れる。

さすがに、元気いっぱいな俺も疲労困憊だ。
歩の横に俺も倒れこむ。
「僕、狂っちゃった」
「俺も、すげえ気持ち良かったけど、疲れたぁ」
歩がまとわりつく様に甘えてくる。
「今日介、好きになるのが止まんないよぉ・・・」
「受けとめてやるよ」

暫く惚けていたが、汗を流すため、二人で風呂に入る事にした。
漸くエッチの嵐から落ち着く。
「二人でお風呂に入るのも、小さい頃以来だね」
「そういやそうだなぁ」
「ねえ、将来どうする?僕戸籍女になるよ?」
「一緒になる?」
「それって・・・」
「大学は行った方が良いだろ?その後俺は就職」
「うん」
「で、歩を俺のだな、女房にしてやる」
歩がまた泣き出した。
「僕、今日介のお嫁さんになって良いの?」
「つうか、俺の事一番知ってるのお前だからな・・・成って欲しいんだ」
「嬉しい!!」
水しぶきをたてながら盛大に抱き付いてきた。
「お母さんに料理しっかり習うからね?お弁当も高校に持っていくよ」
「弁当は嬉しいな」
俺はもう歩が元男の子だったて事は気にならない。
他にこんな一途に愛してくれる可愛い女の子って絶対いねえ!
そう確信した
429京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 03:02:28 ID:2WBFRhPy
==木陰の散歩道==

何の不満が有る?目の前に居るのは、俺だけを愛し、優しく、可愛く、体の相性も抜群。
まぁそれに胡坐をかいて、良い気にならない様にしねえとな。
そんな事を、湯槽の中で俺に背中を預けて甘える歩を見て思った。

俺はその後、歩の両親と兄の前で正式に交際と将来を宣言した。
喜びさえすれ、反対などは皆無だ。
兄の「妹を頼む」には何かこそばかった。
当然俺の両親と姉貴は何の問題も無し。

日曜はおばさんに料理を習う日にした様だ。
俺の為になんだから、本当に有難いな。

月曜が来て、歩は俺に腕を絡ませる様になった。
人目なんざ気にならん。
例の二人は未練がましく歩に言ってきたが。
「歩ちゃん、今日介と何か有ったの?」
歩は落ち着いていた。
二人の耳元で歩は言う。
「僕はもう今日介の彼女だよ?何が有ったか分かるでしょ?今日介に土曜日、女にされたんだ」
もう付け込む隙も無いっつうのは、歩を見れば一目瞭然だ。
翠だけ、小さく手を叩いて喜んでくれた。
翠には感謝しきれん。
全て翠のおかげ。
なんでここまで味方してくれるのか謎は残るが。
歩と二人で何かご馳走したいと話はしてる。

これからも色々大変な事は有るだろう。
まだまだ高校生のガキでしか無い俺は、甘い考えしか持っていないかもしれん。
でも、絶対歩を誰にも渡さないし、離さない。
大親友兼恋人。
別に親友を止めた訳じゃねえんだ。
お互い一番良く知ってるんだから、こんな良いカップルはいねえ。
俺は確信を持って、格段に色っぽくなった親友を見て微笑んだ。

後、思わぬ出来事が二つ有った。
歩の家族が遊びに来た時、俺の姉貴と歩の兄が出来ちまった!
まぁこの二人は大人だから心配ねえだろ。

後一つは、翠にご馳走したんだが、びっくり。
「僕も、歩ちゃんと一緒なんだ。知らなかったっしょ?彼以外には誰にも言わなかったからね」
翠も元男の子だった!
それで味方したらしい。
事実は奇なり。
どうりで男らしい筈だと歩と納得した。

俺達の木陰の散歩道を二人で歩く。
歩をなにげに見る。
その度に歩は視線を感じ、俺に微笑んだ。
『やっぱ可愛い!』
微笑み返す俺。

「明日、家族居ないよ?ねえまたしよ?」
歩は今度は怪しく俺に微笑んだ

===END===
430京丸@ピンキー:2007/08/19(日) 03:06:29 ID:2WBFRhPy
ENDまで投下完了。
強制転換でなく陳謝。
歯が浮く程甘くなった。
たまにはお許し下され。
次回は例のシチュで挑戦してみようかと。
大作になりそうです。
プロットを整理中。
暫くお待ちください。
431名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 03:09:41 ID:avtBCm6A
GJです。
こういう甘甘なのも、たまにはいいと思いますよ。
安心して読める感じがしますし。

次も期待しております。
432名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 03:27:18 ID:peqrXw5G
京丸の芸風が広がったな。大歓迎。
433名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 03:33:21 ID:RUeKS4/q BE:559969373-2BP(0)
神職人大杉で
歓喜のあまり脳内出血
434名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 09:52:18 ID:zXGXn2oq
>>433
お兄さんお兄さん。それ致命傷。

何はともあれ職人の方々GJ!!
435名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 21:52:10 ID:pRQdbhjg
何故かかしましを思い出した
436京丸@ピンキー:2007/08/20(月) 09:37:33 ID:h1N2myDz
435>それは『気のせい』って事でW
まぁ、ああなるのが一番自然じゃないかと。
437名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 22:11:40 ID:9Tpo6n4v
やばいww甘すぎて部屋中転がりまわったww
GJ!!
438名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 10:18:23 ID:ZQlljtU2
睾丸を輪ゴムで縛り壊死させる、11歳少年の肉体をおもちゃにした兄弟−台湾
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1187609668/l50
439名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 13:15:34 ID:nzstOZPL
>>438
投下してきた
440hiroshi ◆Y.43p63hRA :2007/08/23(木) 01:43:54 ID:Q8kTWHtP
前スレと、前々スレに少しずつ投下した
病気で女の子に生まれ変わってしまう、和宏君→紗希ちゃんのお話を

ちょっとだけ設定を変えて、初めから投下しなおそうと思います。
いいですよね?だいぶ同じ部分があるけど。


どうやってとんでもないほどエロいものにしていこうか、思いついたので
少し変えました。とりあえず、今日から何回かに分けて投下します。
今日のは、前投下した部分とほとんど同じです。ごめんなさい。

あゆこのお話は、その後でまた投下します。

それでは。


441hiroshi:2007/08/23(木) 01:45:50 ID:Q8kTWHtP
「下山、かわいいよ。」
「う・・・あぁ・・・ぁん」
つい6日前、学校のトイレで・・・僕を強引に犯して・・・処女を奪った
小学校のときの親友だった山崎君・・・
その山崎君の部屋・・・ベッドの上で僕は、裸になっていた。

「きもちいいか?」
「う・・・ぅん・・・きもちいい・・・もっと・・・」

ふと時計を見ると、夜の8時を回っている。
もう、帰らなきゃ・・・そういえば、放課後・・・3時45分にはもう
この部屋で裸になってた・・・

その間、山崎君と・・・3回セックスした・・・そして、一度は
山崎君のおちんちんをしゃぶってたら、そのまま顔に発射された・・・
でも、この男子中学生の性欲は・・・並外れていて
4回も射精したのに、まだ、僕の、女の子のカラダ・・・
まだ成長しきってない、女の子のカラダを弄びつづけていた。

「また、入れてやるよ。中で出すと気持ちいいだろ?」
「う・・・うん・・・」
「気持ちいいんだろ?」
「うん・・・」
「じゃあ、中で出してください、って言えよ。」
「えっ・・・?そんなの、いえないよ・・・」
「じゃあ、今までの話は全部なしな。」
「そんな・・・ダメだよ・・・」
「じゃあ、言えるな?本当のお前の気持ちを・・・」
「山崎君・・・」

女の子になって、僕は、今、初めて後悔していた。
女の子になって・・・それが、どういう意味か、少なくとも
もっと注意して生きていかなければいけないはずだった。

「あぁん・・・はぁ・・・ん」
山崎君は、返事を渋る僕の、クリちゃんをぺろ、ぺろ、と優しくなめて
442hiroshi:2007/08/23(木) 01:46:27 ID:Q8kTWHtP
僕の女の子の欲望を・・・刺激する・・・

「きもちいい・・・きもちいい・・・」
うわ言のように、僕は本当の気持ちを繰り返す。
「じゃあ、言えるだろ?この次はどうして欲しいの?下山。」
「・・・」
どうして・・・こんなことになったんだろう・・・
「下山、いえよ!」
「あぁん・・・あぁん!」
女の子になって77日目・・・山崎君のテクニックは、僕の、生まれたばかりで
敏感な女の子の性感帯を・・・性欲を刺激するのに充分すぎるほど成熟していた。
「入れて・・・セックス・・・セックス・・・」
僕は、この、小学校のころからの親友に・・・犯されて、
その後、急激にクラス中、いや学年中、学校中の女子に・・・いじめられるようになって
それで「俺が守ってやるよ」という、山崎君の言葉にすがった。

そして、久しぶりにいろんな話をして・・・女の子に生まれ変わったときのことや
いろんなことを話してしまった。

3年生の2学期に転入してきた僕・・・女の子としてのこの公立中学校での生活は
半年で終わる・・・すぐに終わる・・・そう思っていたけど
いじめられるようになると、やはり、つらい。

守ってくれる、という山崎君の言葉にすがった僕は
処女を奪ったこの男に、まだ初潮が来ていないことまで話してしまった。

「じゃあ、アソコの中に出してもOKなんだな。」
「・・・たぶん・・・」
いや、とはいえなかった。
いじめられるのは・・・学校にいる間、彼に守ってもらえないのは、
もっとイヤだった。

「セックスだけじゃなくて、どうしてほしいんだよ。」
「中・・・おまんこの・・・中にだして・・・一緒に、イこう・・・」
調教・・・されていた。
彼が喜ぶようなことを言うように・・・そう、女の子として
443hiroshi:2007/08/23(木) 01:47:38 ID:Q8kTWHtP
いや、エッチのための道具として・・・育てられていた。

でも、僕は・・・でも、ただ守ってもらうだけじゃなくて、
いけないことと知りつつも、山崎君とのセックスが
楽しくて、気持ちよくて・・・夢中だった。
帰らなきゃ・・・そう思っても、次の瞬間には・・・
もうちょっと・・・そう思うようになっていた。セックスを楽しんでいた。

どうして、こんなことになったんだろう・・・
女の子に生まれ変わって・・・どうして、こんなことに・・・

「入れてやるよ、淫乱なお姫様。」
「あ・・・あぁん・・・」
ゆっくりと・・・今日4度目のエッチが始まった。
ゆっくりと・・・僕の処女を、6日前に奪った彼のおちんちんが
僕の・・・割れ目に、強引に侵入してくる
「ふぅ・・・ぅん・・・」
しかし、僕のアソコは・・・充分に濡れて、まだ初潮もきていないのに、
悦んで男を受け入れてしまう。

どうして・・・こんなことになってしまったんだろう?

***
「母さん、なんだかおなかが痛いんだけど・・・」
その一言が全ての始まりだった。

14歳、中学3年生の春。
僕、下山和宏は東京の有名中高一貫私立男子校に通う
164センチ、56キロ、見た目も特にさえない、かといって
ブサイクでもないと思う・・・そんな
成績だけは普通の男子よりちょっといい普通の中学生だった。

とはいえ、男子校なんかに来てしまって、
2年ちょっとの間、ほとんど女の子と触れる機会は無かった。
学校が終わって、部活が終わると、家に帰る。
次の日はまた早く起きて学校に行く。その繰り返しの日々だった。

ちょっと、気になっていた下腹部の鈍い感覚・・・
「痛い」と表現するのはあまり適切ではないというのが本音だった。
ずる休みをしようとしていると思われたくなかった。
だから、今まで黙っていた。

「うーん、ちょっと・・・分かりませんね・・・」
医者に仮病のように言われた気がした。
写真をとってもなお「分からない」といわれたのだ。
444hiroshi:2007/08/23(木) 01:48:46 ID:Q8kTWHtP
大きな病院への紹介状をもらわされた僕は、二日続けて
学校も、部活も休むことになった。

「この時期に、休むなんて・・・」
中学生としては最後の大会が直近に近づいているというのに、
正直、痛みというよりただ鈍いだけの感覚で休むことには抵抗があったが
気になって仕方がないほど、「鈍さ」が増しているのも事実だった。

「君・・・下山君、だったね・・・」
大きな病院の先生は、診察室で、深刻そうな顔をしていった。
「お母さんか、家族の方はいらっしゃっていますか?」
どき、とした。
「それって・・・」

この若さで、不治の病?そういう、最悪のことを考えた。
だが、運命はそんなに単純ではなかった。
「ちょっと、服を脱いでもらえますか?」

「は、はい・・・」
先生は、立ち上がって僕の上半身をくまなく触った。
聴診器が登場するものとばかり思っていた僕は、べたべたと触られて
ちょっと気持ちが悪かった。

少し伸びた髪の毛を首筋でかきあげて、「うなじ」を確認した後、
うなずいて、僕の前に座って、話を続けた。

「下山君・・・君の体は、女の子の体へと変化しようとしているみたいだ。」
「はっ?」

どんな言葉にも驚かないようにと身構えていた僕は、ちょっと拍子抜けした。
「・・・言いにくいことだけども・・・君の感じた、下腹部の痛みね・・・
それは・・・」
先生は僕の下腹部を写したCTやレントゲンを指差しながら説明した。

「急速に・・・子宮って言うんだけど・・・女の人が子供を生む器官が発達して・・・」
僕はあっけにとられたまま、このSFのような話を聞いていた。
「同時に女性ホルモンがものすごい勢いで作られている。君の肌の質がすこしずつ
変わっていることに、気づかなかった?」
いわれてみれば・・・
445hiroshi:2007/08/23(木) 01:49:52 ID:Q8kTWHtP
「筋トレしても、なかなか筋肉がつかなくて・・・それで・・・」
「うん・・・それはもう今までのようにはきついだろうね。君の体は
もう、女性への変化を始めている。」

「なんですか、それは・・・なおせるんですか?」
先生は、少し考え込んでからこう答えた。

「治す・・・治すか・・・何をもって治すというかだね。」

先生の説明では、本来男の体である僕の中に、
女性ホルモンが間違って異常なほどはたらくことで、結果的に死ぬことになるという。
それを避けるためには、選択肢は二つ。

「女性化を止めるような手を打つか、それとも、進んで女の子へと変化するか、
考えられるのは大きく分けてこの二つです。」

それじゃ、選択肢じゃないじゃん。
選ぶのは、女性化を止めるような手立てに決まっている。

「ところが・・・」
せんせいは、僕の返答を遮って話を続けた。
「女性化を止めようとしても、止めきれるかどうかは分かりません。
おそらく成功率はほとんどない。それに、もし、成功しても
普通に男性としての機能を果たせる体に戻れるかどうかは分かりません。
正直、健康な成人男子へと成長できる可能性は、ゼロに近い・・・」
「な・・・それって・・・」
「反対に、女性化をこっちで、医療の手でちょっと手助けしてあげれば、
この状態なら、ほぼ完全に女性として生まれ変わることができるでしょう。
外見も、そして、おそらく・・・この症例は極めて少ないのですが、
下手な手を打たなければ、子供すら生めるような完全な女性へと
スムーズに変化することができます・・・」

「・・・」
僕は、絶句した。

「中学生まで、今まで男の子として生きてきたあなたには
つらい選択かもしれません・・・でも、どうしようもありません。
男性としての人生にこだわって、死んでしまう可能性が高い方にかけるか
女性に変化することを受け入れるか・・・
最終的にはあなたが、ご両親とよく話し合って決めてください・・・」

「は・・・い・・・」
446hiroshi:2007/08/23(木) 01:50:26 ID:Q8kTWHtP
とはいえ、先生によれば、選択のリミットは「3日後」だという。
僕のからだの女性化のスピードは速くて、想像がつかない。
もし、何の手を打つことなく、子宮が完全に構成されて、
女性としての生殖機能が体の中で完全に出来上がってしまったら、
僕の体の中で初潮が起きて・・・体のなかに行き場を失った血がたまり、
そうなると、生命の危機は避けられない。
3日、3日の間に決めてくれ、ということだった。

男であることにこだわるなら、男性ホルモンの過剰投与で「毒をもって毒を制す」
上に、すでにできてしまった女性としての生殖機構を外科手術で摘出する。
しかし、そのあと、男性としての機能が生き残っているかどうかは分からないし、
とにかく、リスクが大きい。

女性化を受け入れるなら、むしろ女性ホルモンを投与して
女性化を促進する。初潮が起きる前に血を出す方法だけは確保しさえすれば、
数少ないこの症例では、「男性器は、きわめて自然に女性器へと変化する」
という。
そして、その他の体つきや、外面的な変化も、「自然に」進行するというのだ。

「原因は・・・原因はなんなんですか?」
ようやく口にできた言葉は・・・原因が分かれば、何とかなるのではという
わずかな希望をこめた質問だった。

「原因?それが、分かっていないんだ。たぶん、ウィルスではないかとは思うんだが・・・
いずれにしても、どこで感染したかとか、どうやったら感染するのかはまったくわからないんだ。でも、強引にこの症状を説明しようとすれば・・・」
「しようと・・・すれば?」
先生は一瞬僕から目をそらして、深呼吸をしてから、僕に告げた。

「この症状を、病気、と私が言わないのは、いままで何人かの男の子が
この症状を経て、ある人は死に、ある人は意地で男としていき続け、
そして、最近はほとんどが女の子に変わっているが・・・
女の子として生まれ変わる決断さえすれば、まったく普通に生活できるからなんだ。
つまり・・・からだが女の子になりたがってるというしかない。
我々が、医者が、医療が助けてあげられると思うのは、
様々な障害を抱えた男性に留まることではなく、
普通の女性となって健康な体を再び得て、新しい人生を始めることだと、
思うんだ。」
447hiroshi:2007/08/23(木) 01:51:23 ID:Q8kTWHtP
「じゃあ・・・原因は・・・」
「人間は、不思議なんだ。畑の大根だって、同じところで同じように育てているのに、
二股になったり、曲がったりするだろう。君の体は・・・
女の子へ変化するように、育ってしまったんだ。原因は、まだ分かっていない・・・」

「分からないんですね・・・」
「そうです。残念ながら。」

先生は、また深く深呼吸をした後、こういった。
「下山君、君は女の子に生まれ変わったほうがいい。
そして、普通に、女の子として生きていけるように、我々は全力でサポートする。
まだ、この手術をしたことはないが
上手くいく確信はある。」
「男のままでいようとすれば・・・?」

「・・・君の症状は・・・今までにも何人かかかる人がいたんだ。
その人たちは、原因不明のままみんな死んでいった。
女の子に生まれ変わることで、普通に生活できることが分かったのは、つい最近のことで、
だから、私に言わせれば、君は運がいい。
女の子に生まれかわることが唯一の治療法、とわかったからには、
それほど難しい症状ではないんだ。」

「今まで、それで、女の子に生まれ変わった人は・・・いないんですか?」
「うん。実は、一人、別の病院でいたんだが・・・その人は・・・」
「その人は・・・いったいどうしたんですか?」
「女の子に生まれ変わることを拒否して、ビルから飛び降りてしまった。」
「・・・そんな・・・」

僕は、息を呑むとともに、その、飛び降りたという人の気持ちが分かる気がした。
「だからこそ、願うんだ。君には、普通の女の子として生きていく
高い可能性がある。だから、そっちを選んでくれないだろうか?」

会話はしばらく続いた。僕にはまだ決断がつかなかった。
われを失ったまま、待合室で待つ僕に、父と母が飛んできて、声をかけた。

「和宏!」
「わあっ・・・」
448hiroshi:2007/08/23(木) 01:52:00 ID:Q8kTWHtP
両親を目の前に、僕は突然涙が止まらなくなった。
はっきり言って、情けなく、そして申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
原因となるような出来事が次々と思い浮かぶ・・・
2週間前に食べた、賞味期限の切れたプリンのこと、3週間前に転んで頭を打ったこと・・・

父が先生に説明を受けている間、僕は母の胸で泣き続けた・・・
それも、そんな風にずっと泣き続けたことも、きっと、女の子へと
僕が変化しつつあるひとつの兆候だったのかもしれない。

かえって、ゆっくりと家族で話し合ったが、
選択肢はひとつしか無かった。

数字や資料は雄弁に語っていた。僕の進むべき道がひとつ、女の子としての人生だと。
釈然としないまま、納得しないまま、僕もとにかく
「女の子になるための」治療に同意したのだった。

少なくとも・・・僕が生きていてさえくれれば・・・といって
大粒の涙を流す母・・・そして、普段は見せない涙を見せた父・・・
僕は・・・両親にとって息子、である以前に、子どもなのだ。
両親の愛の結晶であり・・・失うことのできない・・・
そう思ったから、決断できた。

「お父さん、お母さん、僕・・・女の子に生まれ変わって、女の子として生きていくよ・・・」
そう、決断したころには、その日の日付は変わろうとしていた。

だが、その決断は悪夢の始まりでもあった。
普通の男子中学生だった僕の、転落の始まり・・・
お医者さんの言うことは、単に体の健康のことであって
女の子に生まれ変わった僕がどんな人生を送るのかとは無関係なことだと
このときはまだ知らなかった。

「治療」はスムーズに女の子に生まれ変わるためのもので、
その日から、女性ホルモンの投与など、「女らしい」体を
積極的に作り出すという、男としては屈辱的なものだった。

「すごいんですね。現代の科学って・・・」
449hiroshi:2007/08/23(木) 01:52:35 ID:Q8kTWHtP
そんな言葉を生返事でしゃべっては見たものの
自らの体に、男を捨てるための薬をわざわざ流し込むなんて
いったい僕は・・・何のために生きているのか・・・

ただ、その治療も即効で効果が現れてくるというものでもない。
ゴールデンウィークをはさんで、6月の中旬までは、男として
学校に通っても問題ないほどの変化しか出ないという。

そして、予定では6月の下旬に・・・
僕は入院して、「集中治療」と「手術」をうける。
そして、女の子として生まれ変わるのが7月にはいったころだという・・・

その後は、男子校である中学校に通うことはもちろんできない。
今の友人たちとも、あと1ヵ月半でお別れだ・・・

だが、感傷に浸っている暇も無かった。

「これは、女の子として生まれ変わった後の、君の幸せを思ってなんだが・・・」
先生が言うには、当然のことながら、「女の子としてのあれこれ」
を学ぶ必要があるという。

ぎりぎりまで、今の学校に通うことを望んだ僕。
しかし、自分が女の子になることが次第に現実的になっていくにしたがって
男の子たちの中にいることが不思議に、そして苦痛になってくるのだった。

周りには、僕は変わらず男でしかないのに、次第に女の子のそれへと変化していく
僕の体と、心。
少しずつ膨らんでくる、胸。
お尻が少しずつ大きくなってくるのも分かる。
肌は柔らかく、白くなっていって、生えるようになってきたひげも生えなくなっていく。
産毛、としか呼べないようになっていく。

「和宏、胸、また大きくなったわね。言いにくいんだけど、もうそろそろ、ブラ・・・」
「やめてくれよ、かあさん!」
僕は、大きくなっていく胸を、ただの布をきつく巻いて
誤魔化して、そして学校に通っていた。ブラジャーなんて・・・
450hiroshi:2007/08/23(木) 01:53:14 ID:Q8kTWHtP
そんな、胸を綺麗に見せるための・・・形を保つための下着だと知っていたから
絶対に身につけたくない。僕の意地だった。

そんな、自分を今までと換わらないように見せる努力は少しは功を奏して
外から見れば、それほど気にならないかもしれない、という状態を保つことができていた。
でも、自分では少しずつ変わる自分の体が、悔しくてたまらなくなっていった。
そして、男の子たちの中ですごすことがつらくなっていって
毎日、帰ってから泣くようになってしまった。

「和宏・・・もう、学校はお休みしてもいいのよ。」
「嫌だ・・・絶対に手術まではかよう・・・」
だって、いつのまにか病気は治ってしまうかもしれない。奇跡は
いつ起こるとも限らない。でも、
休んでしまったら・・・それは僕が負けを認めて
女の子になることを、もう受け入れてしまうことになるような気がして・・・
絶対に・・・意地を張り通して、最後まで・・・いや、
この先もずっと、男として生きていくつもりで、毎日を何とか過ごしていた。

でも、その毎日は、残酷に過ぎていく。先生の言ったとおりに
毎日、少しずつ変化していく、僕の心と体。

「和宏、やっぱり最近、調子悪そうだ。」
親友の豪がそんなことをしきりに言ってくる。

「あ、うん。ちょっとな。」
自分の声が、どんなにおさえても少しずつ高くなっているのが分かる。
もう、限界であることは分かっていた。

「豪、俺、しばらく学校これないかもしれないな・・・」
「おい、本当に大丈夫なのか?どこかわるいのか?」
「はは、冗談だよ。」

豪は、同じ小学校から中学受験で入ってきた、大親友だった。
でも、そんな豪にすら、本当のことを打ち明けられなかった。
僕は、一人ぼっちのような気がしていた。
451hiroshi:2007/08/23(木) 02:00:44 ID:Q8kTWHtP
そんな、胸を綺麗に見せるための・・・形を保つための下着だと知っていたから
絶対に身につけたくない。僕の意地だった。

そんな、自分を今までと換わらないように見せる努力は少しは功を奏して
外から見れば、それほど気にならないかもしれない、という状態を保つことができていた。
でも、自分では少しずつ変わる自分の体が、悔しくてたまらなくなっていった。
そして、男の子たちの中ですごすことがつらくなっていって
毎日、帰ってから泣くようになってしまった。

「和宏・・・もう、学校はお休みしてもいいのよ。」
「嫌だ・・・絶対に手術まではかよう・・・」
だって、いつのまにか病気は治ってしまうかもしれない。奇跡は
いつ起こるとも限らない。でも、
休んでしまったら・・・それは僕が負けを認めて
女の子になることを、もう受け入れてしまうことになるような気がして・・・
絶対に・・・意地を張り通して、最後まで・・・いや、
この先もずっと、男として生きていくつもりで、毎日を何とか過ごしていた。

でも、その毎日は、残酷に過ぎていく。先生の言ったとおりに
毎日、少しずつ変化していく、僕の心と体。

「和宏、やっぱり最近、調子悪そうだ。」
親友の豪がそんなことをしきりに言ってくる。

「あ、うん。ちょっとな。」
自分の声が、どんなにおさえても少しずつ高くなっているのが分かる。
もう、限界であることは分かっていた。

「豪、俺、しばらく学校これないかもしれないな・・・」
「おい、本当に大丈夫なのか?どこかわるいのか?」
「はは、冗談だよ。」

豪は、同じ小学校から中学受験で入ってきた、大親友だった。
でも、そんな豪にすら、本当のことを打ち明けられなかった。
僕は、一人ぼっちのような気がしていた。
452hiroshi:2007/08/23(木) 02:01:26 ID:Q8kTWHtP
女の子になったら・・・たぶん・・・というか当然
男子校である今の中学校に通い続けるわけには行かないだろう。
そうなると、豪ともお別れだ。小学校のときからの親友と
こんな形で別れるなんて・・・

その時、胸がきゅん、となるのを感じた。
「なんだろう、この感じ・・・」
豪のことを考えると・・・どきどきが止まらないことに気がついた。

「豪・・・ずっと・・・一緒にいたいのに・・・」
そう、自分の部屋で、一人つぶやいてみて・・・
認めたくないけれど、自分の気持ちが・・・
豪に対する気持ちが・・・今までとは全然変わってしまったことに気づいた。

「・・・豪・・・豪の・・・ことが、僕・・・好きなんだ・・・」
女の子に・・・僕は、体だけじゃなくて、心も、女の子に変わりつつあることを
自覚した。

「間違いのないうちに・・・」
そして、もう一人の古い親友のことが頭に浮かんだ・・・

「山崎・・・元気かな・・・」
小学校のとき、僕と豪と三人でいつも一緒だった山崎のことを
思い出した。

女の子に生まれ変わったら、とりあえずこの中学校3年生の残りの期間
2学期と3学期は、地元の中学校に通うのが、普通だろう。
そこにいる・・・もう一人の親友だった男のことを考えるようにした。

「豪・・・もう、だめだ・・・ごめん」
心まで、女の子に生まれかわりつつあることを、はっきりと認識した僕は
豪のことを・・・男の子として好きなことに、気づいてしまった。

男として生きていくことが完全に限界であると感じたのだった。

そして、その日を最後に僕は中学校に通うのをやめて
453hiroshi:2007/08/23(木) 02:02:37 ID:Q8kTWHtP
2日後には、最終的な「手術」のために入院した。

手術の朝、眠ることができずに、親友の豪に「本当のこと」を綴った手紙を残した。

「もし、生まれ変わった俺をかわいいと思ったら・・・」

自分が、心すら女の子に生まれ変わりつつあったこと、
あのときの気持ちは・・・今から考えればそのことをはっきりと示していたように思う。

「生まれ変わった俺を・・・」
その言葉を書いた瞬間、僕は顔を真っ赤にして、
その部分を線で消して、そのページをくしゃくしゃに丸めて、
新しい便箋を取り出して・・・
でも、その先を書くことができないまま・・・

手術の時間がやってきた・・・

「明日の朝、起きたら、それからが君の新しい人生だよ。」

僕は2ヶ月間僕を苦しめたこの病気との闘いが、とにかく終わることのうれしさと
男としての自分が、少なくとも肉体的には完全に消えてしまうことの寂しさを
両方感じながら、オペ室のベッドの上で小さくうなずいた。

上に光るいくつものライトがまぶしい。そう感じた次の瞬間
全身麻酔が僕の記憶を突然中断させた。

そして、次の瞬間、僕は、完全な女の子へと生まれ変わっていた。
そして、その日から、「女の子」として生きるための教育がはじまるのだった。
「これ、着るの?」

母が用意してくれていた、女の子の服。
病院の中できるものだから、ただの女の子用のTシャツと、
女の子用のショートパンツだったけれど、
初めて着る・・・女の子の服は抵抗があった。

「なんだか・・・はずかしいな」
僕は、白いパンティに続いて、女の子用の短パンに脚を通すと、
体が女のこのものであることや、声が女の子のものであること以上に
自分が女の子になってしまったことを実感した。
454hiroshi:2007/08/23(木) 02:03:45 ID:Q8kTWHtP
病気という特別な事情で、女の子になった僕にまっていたのは、
新しい戸籍、男子校からの退学、地元の公立中学校への編入手続という
女子中学生としての、新しい人生をはじめるための、こまごまとしたことだった。

と、書けば簡単なことに思えるが、実際にはとても面倒くさくて
お金もかかるし、時間もかかるし、とんでもない労力を伴う、出来事だった。

考えてもみてほしい。僕は、女の子として生まれ変わった。
下着からなにから、今まで使っていたものでこれからも使えるものがほとんどないのだ。
女の子の体が正常に機能していることを確かめるための
「健康診断」だけで2日間もかかったし、戸籍を書き換える作業は
あまり僕には関係なかったけれど、

病院から退院した後には、洋服や靴も、一通りそろえないといけない。
女の子に生まれ変わることで一回り小さくなった僕の体には
今までの服は、サイズ的にも合わない。
学校が変わるということは、それだけでもいろんな準備をしなければいけないのに
僕の場合は制服のサイズから計りなおさないといけない。
150センチ、36キロ、バスト70センチ、ウェスト51センチ、ヒップ73センチ、
靴のサイズは21センチ、視力は両目1.5
それが、女の子として生まれ変わった僕の、新しいサイズだった。

少しずつ、体が小さくなってきたことは分かっていた。
でも、いちいち計っていなかったから、
男だったときの・・・最後の、春の身体検査よりも14センチも小さくなって
体重なんか20キロ近く落ちてしまっている。

「女の子に体が変化するのに、君の体はそのくらい体力を使ったんだ。
入院しているあいだはもちろん、退院してからも
栄養のあるものを食べるようにね。お母さんにもいっておくよ。」
先生の言葉を信頼するしか、今の僕には頼るものがない。

「あれ、なんだか・・・遠いなぁ。」
足の長さが少し変わっただけでも、結構歩くのが大変だ。
向こうに見えているトイレや自動販売機に向かうだけでも
455hiroshi:2007/08/23(木) 02:04:21 ID:Q8kTWHtP
感覚よりも遠いように感じる。
この体に慣れるまでには、病院のなかの「リハビリ」だけではとても足りなかった。

それでも、病院の先生に言わせれば
「こんなにスムーズに女の子の体に生まれ変わることができるとは思わなかった」
らしい。僕は、手術の一週間後、退院するときには
まるで普通の女の子のように歩いて、普通の女の子のように話していた。

もちろん、口調や身のこなしまで女の子のそれにすっかり生まれ変わったというわけじゃない。
女の子の体が、男とつくりが違うことで感じる違和感はたくさんあったし、
退院した後、社会に、女の子として復帰すること自体が、
特殊な病気にかかった僕の、大きな挑戦でもあったし、
現代医学の挑戦でもあったという。

「たとえば、これが体だけの症状で、君の頭の中や心の中は
男のままだとしたら、このあと、性同一性障害として少しずつ
男に体を戻していくような治療もありうるんだけど・・・」

一瞬、僕は、「男に戻る」ことが選択肢にあるような希望を覚えた。

先生は、僕自身の体のいろんなことについて説明をしてくれた。
そのなかでも、僕が女の子として生きていくべきだと結論付けた。決定的な理由は・・・

「少なくとも医学的には、君の心や精神のありかたまで、女の子のものに
少しずつ変化しているようなんだ。
だから、君は、女の子としてのいろんなことを学んで、女の子として生きていくのが
いいと思う。」

科学的な事実に基づく意見だけに、冷静すぎて、残酷にも響きかねない言葉だった。
「そ、そうなんですか・・・」

僕自身の心までが、女の子のそれに変化しつつある・・・
血やおしっこを調べるだけで・・・そんなことまで分かってしまうのか・・・
そんなことまで、決められてしまうのか・・・
456hiroshi:2007/08/23(木) 02:05:53 ID:Q8kTWHtP
僕は、何か納得のいかない気持ちをいだいたけれど、
目の前にある自分の体が、女の子のものであるという事実は
動かしようもないものでもあった。
女の子の体も、心も、僕の一部として、まだ消化できていなかった。

そして、7月の中旬。
女の子として生きていくことを余儀なくされた僕は、入院して、手術して
一週間くらい、女の子としての「リハビリ」を続けていた。

そんな僕にも、15回目の誕生日がやってきた。
誕生日のその日、僕は女の子になってから初めて外出を許され、
自分の家に帰って、家族とともに誕生日を祝うことを許された。

母が持ってきた、僕が初めて外で着る女の子の服は、
夏らしい水色のワンピースだった。

「これ、どうやって着るの?」
女の子の生活は、初めてのことばかり。普通のスカートすら、
穿く、ということをしたことがなかった僕には、上と下がつながっている服の
着方など分かるはずもなかった。
病院の中で着られるような・・・女の子用でも、
男物と大して変わらないようなTシャツや短パンしか知らなかった僕には
初めての女の子の服・・・初めてのスカート、初めてのワンピースは
自分が女の子になったことを改めて実感させるものだった。

家に帰って、誕生日を祝う、
と、いっても、家族は両親だけなのだが、
この日ばかりはちょっと違った。
僕が、女の子として生まれ変わり、女の子として社会の中で生きていくために、
幼馴染で、隣の家に住む、香澄さんが僕の誕生日と、そして新しい人生を
お祝いに来てくれたのだった。

「かずくん。大変だったね。あっ、もうかずくんじゃおかしいのか。
とにかく、女の子として生きていくのに、あたしのことを本当のお姉さんだと思って,,
たよってね。」
457hiroshi:2007/08/23(木) 02:09:03 ID:Q8kTWHtP
「香澄さん・・・ありがとう・・・」
僕は、女の子になってから・・・いや、この体が女の子に変化し始めてから
明らかにゆるくなった涙腺から、温かいものを流して、香澄さんの言葉に感動していた。

「それで、これからの和宏の・・・いや、君の名前なんだが・・・」
父が気恥ずかしそうに話し始めた。
「はいっ。」
僕は緊張する。

「紗希。新しい名前は紗希だ。」
大きく半紙に書いた名前を僕にも見せる父。
「今日は、紗希の新しい人生の始まった日ね。」
母も、うれしそうに微笑んでいる。

「紗希・・・今日から・・・お・・・あたしは、紗希・・・」
驚くほどに女の子らしい名前に、僕はとまどう。
ああ、本当に女の子になっちゃったんだな・・・
そう心の底から思うのもいったい何度目だろうか・・・

誕生日のケーキには、15本のろうそくと、そして、
これから名前を書くように、チョコレートのホイップが用意してあった。
「紗希」と僕は自分で書いた。自分の、これからの名前をはじめて書いた瞬間だった。
まだ慣れない、自分の名前。

ふうっ、とろうそくの火を消したとき、「紗希」という名前が自分のものだと
不思議に実感した。

女の子になった僕・・・普通の両親と娘の会話・・・
まるで、昔から娘だったような、幸福な風景。

女の子らしいのは、体だけでも、服装だけでもなくなった。
名前が「紗希」となったときから、もう僕は和宏じゃない。
下山紗希・・・本当に女の子になってしまったことの違和感はまだ消えない。

僕は自分の部屋に、久しぶりに入った。
女の子になる準備は、入院する前から始まっていたけれども、
まだまだこの部屋は男の子の部屋だった。
「女の子になったらいらないものは全部かたづけようね。」
458hiroshi:2007/08/23(木) 02:09:38 ID:Q8kTWHtP
香澄さんが部屋に入るなりそう言った。
「うん・・・」
ぼくは小さくうなずいたけれど、心の中では納得していなかった。
男として僕が育ってきた、さまざまな証拠を、
女の子になったからといって、捨て去るなんて・・・

でも、香澄さんの言ってることは正しかったのも事実だ。
下着や服のほとんどは女の子になった今、不要なものだし、
漫画や雑誌やCDはともかくとして、
なんというか、この部屋には

「女の子の部屋のふいんきがないんだよねぇ。」
香澄さんが僕のベッドにすわってそう言う。

「そんなこと・・・僕は・・・別に・・・気にしないんだけど・・・」
香澄さんがぼくを、きっ、とにらんで言い返す。
「そりゃ、ベッドも枕も、このままでも寝られるし、勉強する机だって
あのままでもいいけど。でも、あなたは女の子になったんだよ。」

どきっ、と胸が鳴る。
立ち尽くしたままの僕はまだ、自分が「女の子」だと指摘されるたびに
違和感を感じる。そして、ひとつさっき間違いを犯したことに気づいていた。

「まずはこれから剥がそうか。」
香澄さんはベッドの横の壁に張ってあったアイドルのポスターを剥がした。
「あっ、やめて!」

「どうして?女の子の部屋にあったら変だよ。それから、さっき僕って言ったでしょ。」

「はい・・・ごめんなさい・・・」
「ごめんなさいじゃなくて、女の子になって、女の子の輪の中にも入っていかなきゃ
いけないんだよ。紗希ちゃんにはその自覚が足りないなじゃない?」

「自覚、ですか?」
紗希ちゃん、というのが自分のことだと分かるのにもまだほんの少し時間のかかる僕に
女の子としての自覚なんてない。
459hiroshi:2007/08/23(木) 02:10:13 ID:Q8kTWHtP
「そう、これからは、道を歩くときも男の子じゃない。女の子なんだよ。
電車に乗って大股開きでふんぞり返ることも許されないし、常に
男の目線を気にして生きないと、女の子として生きていることにならないでしょ。
あたしが呼ばれたからには、紗希ちゃんをちゃんと女の子にしないと、
紗希ちゃんのお父さんやお母さんにも申し訳ないし。」

女の子としての・・・自覚。
手術の後、毎日のようにいろんな女の人が来て
僕に女の子の心得を何時間も教えていった。

女子トイレでの作法すら知らなかった僕には、覚えることすら大変な数の
女の子として生きるための数々の決まり・・・ルール。
でも、そんなこんなを一言「自覚」と表現されると、
なんだか・・・すっきり頭に入る気がする。

「あたしが女の子である・・・そういう自覚ですか?」
「そう、紗希ちゃんは女の子なんだから、もう男の子じゃないんだから。
ただ女の子のまねをして生きるだけじゃなくて、
女の子として、生きるんだよ。わかる?」

「女の子のまねじゃなくて・・・女の子として・・・」
僕は、なんだかすっきりしたような気がした。
その二つが全然違うことだというのは、なんとなくだけど分かった。

「おかまのお兄さんや女装するおじさんとは、紗希ちゃんは違うの。
だから、あたしが、紗希ちゃんをちゃんと、女の子に育て上げるって、
あたしは紗希ちゃんのお父さんとお母さんに約束したの。
紗希ちゃんの、今日からお姉さんなの。」

「香澄さん、よろしくお願いします。」
熱く語りかける香澄さんに、僕は感動せずにはいられなかった。

初めて聞いたことだった。香澄さんは、隣に住む幼馴染としてだけではなく、
「お姉さん」として、僕を・・・女の子らしくする同世代のお姉さんとして、
お姉さんとなるように。両親からも頼まれていたのだった。
460hiroshi
「よろしい、夏休みの間に、女の子として独り立ちできるように頑張ろうね。」
「はいっ。」

香澄さんは、美しくて、かわいくて、小さい頃から僕の憧れだった。
さすがに中学生くらいになると、隣の女の子と遊ぶということは少なくなったけれど、
ずっと、ずっと、憧れだった。

その香澄さんが、今ぼくの「お姉さん」として、僕を女の子として・・・育てるという。
香澄さんみたいになれるのなら・・・女の子も悪くないかも・・・
僕はそう思った。
女の子になって、初めて・・・目標ができたような気がした。

「退院はいつなの?」
「明日の夜、また病院に戻って、たぶん一週間くらいいろんな検査のためにまだ
病院にいてくださいって、いわれてます。」
「ふうん、じゃ、一週間か。それと、明日はどうするの?」
「あしたは・・・夜までうちにいれるから・・・」
「それじゃ、買い物にいこうよ。女の子のものをいろいろとね。」
実は、初めからその予定になっていた。

「はい、実は、お母さんとはそういう予定になってたんです。香澄さんも、きてくれるんですか?」
「うん。行くよ。紗希ちゃんが女の子になれるように、お手伝いするんだ。」

香澄さんの目は輝いていた。
一人の、幼馴染の男の子が突然女の子に生まれ変わって、
その子を自分の妹として育てられるなんて、それは確かに楽しいことに違いないと、
後になって思った。

香澄さんは、僕よりもひとつ年上の女の子だった。
僕と香澄さんが育ったこのあたりは、大企業のエリートや、有名人も住む
ちょっと郊外の住宅街で、二人とも子供のころにここに引っ越してきた。

それは、幼稚園のときのことで、お互い一人っ子の僕たちは
きょうだいのように育ったというのが、正当な評価だと思う。