1 :
ミエナイアラスジ:
2 :
マロン名無しさん:2007/08/01(水) 00:34:17 ID:jp69snR3
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#253 鬼の手、狂乱!! の巻
鬼の手が盗まれた!!代わりにぬ〜べ〜の左手につけられたのは鬼の手ならぬ猫の手。屈辱だ。
ヤンは鬼の手を制御するために美奈子先生を催眠状態にして味方につけたようだ。恐ろしく頭の切れる
男である。
鬼の手の鬼「覇鬼」の妹である眠鬼は必ず取り戻せとぬ〜べ〜に詰め寄るが、もとよりそのつもりだ。
鬼の手を手に入れたヤンはその左手から溢れる邪気の力を実感していた。彼の脳裏に、助けを求める
幼い妹の姿が浮かぶ。
「まっていろ鈴々、この鬼の手を使えば…目的は効率よく果たせるぞ。」
妖怪化した客人神ぬらりひょんが、いつものように他人の家で好き放題していた。これを見咎めたヤンは
ぬらりひょんをこそ泥妖怪と罵り鬼の手で頭を潰した。
夜の公園でいちゃつくカップルの前に恨めしげに現れて脅かしたお歯黒べったり。結婚できない女性の
未練が生んだこの哀れな妖怪も、「めめしい」の一言で鬼の手の犠牲となってしまった。
更には人の心を救う妖怪であるあずき洗いさえも、偽善妖怪と断じて切り捨てる始末。
妖怪撲滅を目的とするヤンの顔には、はっきりと狂気が浮かんでいた。
翌朝、ぬ〜べ〜はゆきめと眠鬼を伴ってヤンの行方を追っていた。妖気を辿ってみるとヤンはあちこちで
鬼の手を出しているようだ。いったい鬼の手を何に使っているのかと考えていると、座敷童子が満身創痍で
フラフラと現れた。見ると、鬼の手によって切られた跡が残っている。
座敷童子の治療の為に玉藻を頼り、その際に鬼の手が奪われたことを告げた。
はっきりとはわからないが、ヤンはどうやら鬼の手で妖怪を狩っているらしい。
ゆきめが町内の妖怪達を校内に避難させる為に連れてきたが、妖怪の中には話が通じなかったり
土地に縛られた者がいたりで集まったのはごくわずか。既にヤンに襲われて怪我を負った者もいた。
それでもとりあえず集まった妖怪達はここにかくまってやる事が出来る。
今回の戦いは妖怪の出番のようだと、玉藻とゆきめは戦意を高ぶらせる。ぬ〜べ〜も参加したいが、
「猫の手はかりん」と置いて行かれた。しかし二人が学校から出る前に、ヤンの方から乗り込んできた。
なぜ妖怪を殺すのかとの問いにヤンが答える。
彼が森で迷子になった際、彼の幼い妹は目の前で妖怪に引き裂かれ、喰われてしまった。
ヤン自身は懐に忍ばせた霊符のお陰で難を逃れる事ができたのだが、それ以来全ての妖怪を憎む
ようになり、強力な霊符師となってこれを滅ぼす事を誓ったのだった。
無関係な妖怪まで殺すことはないと責められるが、ヤンは「妖怪は無条件で悪」と言ってはばからない。
玉藻とゆきめを霊符で牽制し、力の弱い妖怪達の退治を始めた。避難の為に集めたのが仇となり、
かえって被害が拡大している。ぬ〜べ〜が止めに入ろうとするが、猫の手では心もとない。
ふと、ぬ〜べ〜は眠鬼の能力が気になって向き直った。眠鬼は霊能者で作ったパンツをはけば鬼の力
が出せるということだが、それはつまり霊能力者と一体化すれば鬼の力が戻るという事だ。
それを確認すると、ぬ〜べ〜は猫の手を成仏させて、眠鬼を兄達と同格の鬼と見込んで土下座して
何事かを頼み込んだ。その内容に眠鬼は目を大きくして驚いた。
玉藻とゆきめは霊符を振りほどけず、仲間の妖怪達を助ける事ができずにいた。その間にも霊符と鬼の手
で罪のない妖怪達が傷つけられていく…
すっかり調子に乗って「この俺に敵う奴はいない」などとほざくヤンに、ぬ〜べ〜が水を差す。
その声に振り向くと、ぬ〜べ〜の左手には肘まである鬼の手が…!
「鬼の手が…二つ!?」
座敷童子まで斬るなんて絶対に許さないよ
>>5 同意。
座敷童子は幸せを運ぶ妖怪じゃないか。
同じシスコンとして克也がなんかやらかしてくれるんじゃなかろうか。
はたもんば持ってくるとか麒麟連れてくるとか。
鬼の手を奪った霊符師ヤン=カイルンと対峙するぬ〜べ〜の左手には、失った筈の鬼の手があった。
なぜ?鬼の手が二つ!!
#254 激突!!鬼の手対鬼の手!!
鬼の手に予備があったのか?周りを見回した郷子が、新たな鬼の手の正体に気付いた。
そう、この鬼の手は眠鬼であった。ヤンが妖怪殺しに夢中になっている間に、覇鬼を封じたのと同じ
術で眠鬼を左手に封じたのだ。覇鬼の時は美奈子先生の協力が必要だったが、眠鬼が自らの意志で
封印に応じればずっと楽に済む。乗り気でない眠鬼も罪のない妖怪が犠牲になるのを放っておけず、
不承々々封印に応じたのだった。
しかし、美奈子先生に抑えられている覇鬼と違って眠鬼は我が強く、鬼の手の扱いに慣れている筈の
ぬ〜べ〜にも使いこなせないでいた。
鬼の手を使うどころか鬼の手に使われたぬ〜べ〜は眠鬼お得意の技を繰り出しす。
ミンキーパンツや玉つかみといった下品な技にヤンも呆れた。(これが日本のセクシーコマンドーあるね)
妖怪である眠鬼主導の戦いでは神の力である霊符には不利だとぬ〜べ〜が説得しても、眠鬼は
自分勝手な戦いをやめない。結局ヤンに不覚をとり、ぬ〜べ〜は動きを封じられて切り裂かれてしまった。
ピンチに陥りながら、自分が鬼の手を制御すれば霊符を破れると説くが、眠鬼はまだ応じない。
ヤンは攻撃の対象をぬ〜べ〜から生意気な眠鬼に切り替えた。ぬ〜べ〜はダメージを負っているのに、
身を挺して眠鬼を庇う。大切な生徒であり妹である眠鬼を傷つけさせはしないと。
妖怪を庇って傷を負ったぬ〜べ〜をヤンはバカにする。しかし、次の瞬間にぬ〜べ〜は体中の霊符を
あっさりと振り払った。眠鬼が協力してくれた事で、霊能力者と鬼の力を融合した力を発揮できたのだ。
ぬ〜べ〜主導で鬼の手を操ると、今度は先ほどとは打って変わって優勢になった。
玉藻とゆきめがどうにか霊符から逃れた時には形勢はすっかり逆転していた。
「――復讐のために鬼の手を殺りくの道具として使うなら、
お前はお前の妹を殺した妖怪と同じじゃないのか。
お前に鬼の手を持つ資格はない」
玉つかみでトドメじゃないのか?常識的に考えて。
いや、
指折り!玉つかみ!爪はがし!
まで完成して初めてトドメだ
予備ってwwwねえよwww
セクシーコマンドーワロタ
セクシーコマンドーはねぇよwww
#255 鬼の手の使い方 の巻
憎しみだけで鬼の手を使うヤンに鬼の手を持つ資格はないと、ぬ〜べ〜は鬼の手の返還を求める。
妹を殺された事に同情し、それだけで許してやろうというのだ。だがヤンは不敵な高笑い。
ヤンに言わせれば、鬼を封じた手なればこそ本来邪悪な使い途しかないとの事。
だがぬ〜べ〜は今まで生徒の命を助ける為に鬼の力を使っており、使い方次第で正義にもなるとは
生徒達の主張。ヤンはこれに耳を貸さず、ぬ〜べ〜達を殺してでも鬼の手を貰うと反撃に転じた。
無駄な抵抗に思われたが、ヤンはあらかじめ周りに罠を張っていた。
「亜留摩外丼」の霊符によって、校庭に無数の隕石が降り注ぐ。幻影攻撃だがその破壊力は確か。
ぬ〜べ〜が生徒達を、ゆきめと玉藻が妖怪達を守る事にしたが、果たして美樹はどちらなのか?
鬼の手で生徒を守るぬ〜べ〜を「甘い」とあざ笑い、その隙をついてヤンがぬ〜べ〜の背後から攻める。
ヤンは鬼の手で反撃してみろと煽るが、ぬ〜べ〜はそれを生徒達を守る為にしか使うつもりはない。
憎しみだけで使うなら凶悪妖怪と同じではないか。
攻撃を続けるヤンの体に異変が起きた。鬼の手が広がり、腕から顔にまで及ぶ。鬼の手の暴走にも
見えるが、そうではないらしい。なにしろヤンは霊符で鬼の手を完全に制御していたのだから。
原因はヤン自身にあった。憎しみに満ちた醜い心に鬼の妖気が同調し、侵食したのだ。自業自得だ。
今からでも遅くないから憎しみを捨てろとぬ〜べ〜が促すが、復讐心に満ちたヤンはこれを拒絶した。
異変はついに全身に及んだ。
それは鬼に体を乗っ取られたのとは違い、人間の細胞に鬼が混じった姿であった。
それと同時に、霊符による攻撃が止んだ。ヤンの人間の意識が消えた為だ。
グロテスクな今のヤンは鬼でも人間でもない、ただの化け物。
それでもヤンには敵意が残っているようで、ぬ〜べ〜に向かってきた。
すごい妖気なのでゆきめが加勢しようとするが、玉藻がそれを制する。
「やめろ、よけいなことはするな。鬼の手の本当の強さは妖力の強さではない。
生徒たちを守ろうとする強い精神力が鬼の力を霊能力に変換し、無限の力を生むのだ。
それゆえに…鵺野鳴介の鬼の手は最強なのだ…」
玉藻の言葉のとおり、ぬ〜べ〜は圧倒的な力でヤンを下した。
早くとどめをとの声があがるが、それでは何の解決にもならない。
ヤンの体を暖かい光が包む。ヤンが目を覚ました時、集まった妖怪が皆で彼を囲み手をかざしていた。
化け物と化したヤンを救うために、彼の体に蔓延した妖気を吸い取ってくれているのだ。
ゆきめは不承々々協力しているようだが…
「妖怪はお前がいうようにすべてが悪ではない。
むしろ、お前の憎しみに満ちた心の方が邪悪なのではないか…」
ぬ〜べ〜の言葉に涙を流し鬼の手を返したヤンは、礼も言わずに中国へ帰っていった。
人々を 苦 し め る 悪霊と戦い続ける為に…それが、本当の妹のかたきうちになると。
去りゆくヤンの背中に心の中でエールを送るぬ〜べ〜でありました。
玉藻のほうがゆきめよりぬ〜べ〜を理解してるんだなぁ。
まぁ、十分すぎる経緯があるんだけど。
>>10 国宝ケンイチ乙w
善玉妖怪、あれだけの仕打ちを受けてなお手当てしてくれるとは…なんかホロリときたよ
>憎しみだけで使うなら凶悪妖怪と同じ
九尾に試された時にぬ〜べ〜も憎しみ全開だったような…
いや、それがあったからこそ悟ったのか?
御麒麟の代わりに霊札でなんとかするという複線か?
しかしなぜぬーべーの左手部分は隠されてるんだ?
クレームでもあったのか?
>果たして美樹はどちらなのか?
ちょwwwwwwwwww
>>18 その「心の矛盾」を見透かされて、良いようにあしらわれた。
ヤンキモいよ…
ヤンキモ
>>16 まあ、たまものがゆきめより早く登場してるしな
覇鬼を封印するときは描かれてたのに
今回と次回は、読者のみんなから募集した妖怪がいっぱいでるよ。
真倉「おかげで原作ラクだ」 岡野「絵かくの大変だ…」
もうすっかり冬。生徒達が寒い中を歩いていると、前から賑やかなパレードがやってきた。
#256 妖怪サーカスがやってきた の巻
♪サーカス サーカス サーカス サチナス かせいだお金は103万
「妖怪サーカス」の看板を掲げ、大勢の妖怪がサチナスという少女に率いられて列をなす。
パレードはサーカスの客集めの為のようだ。チラシを渡された広達が、こんなに妖怪を連れてくると
ぬ〜べ〜が黙っていないと言うと、サチナスはサーカスにぬ〜べ〜の許可がいるのかと思い「つたえねこ」
を通じて学校にいるぬ〜べ〜に連絡した。
妖怪達は翌日の開幕に向けて空き地にテントを設営していた。サチナスは妖怪を連れて全国を回っており、
これまでに103万円を稼いだという。全国を回ったわりには金額が少ないようだが…
それにしても、読者公募によるサーカス団の妖怪はなんとも平和で憎めない、人畜無害な者ばかり。
中には透明なだけの手抜きなハガキも…
郷子達はサーカス団を手伝う事にしたが、ぬ〜べ〜はこの妖怪達に対し何か思うところがあるようだ。
広達はサーカスのチケットを商店街や駅前で大人達に売って回った。
お陰で翌日の開催日にはテントは大入りとなった。
いよいよサーカスが始まり、個性的な妖怪達による様々なパフォーマンスが繰り広げられる。
ぬ〜べ〜や生徒達もピエロとして出演し、これをフォロー。観客に楽しいひと時が提供された筈。
…いや、観客は皆イラついていて、「いつになったら始まるんだ」などと文句を言っている!?
サチナスは戸惑うばかり。
ぬ〜べ〜は開始前から危惧していたのだが、この妖怪達は大人には見えていないようだ。
サチナスが集めた妖怪達は、皆「夢妖怪」だ。子供が「こんな妖怪いるかも」という気持ちで描いた絵が
念の力で形を持ったもので、そんな子供の空想が生んだ妖怪は子供にしか見えないのだ。
今までの客は夢妖怪の見える子供だけだったので、稼ぎも103万円に留まっているのだろう。
それが、今回に郷子達が大人を中心に呼び込んだのでこのようなトラブルが起こったのだ。
観客は怒ってサチナスにゴミをぶつけ始めた。
ぬ〜べ〜は黙っていられず、舞台に踊り出て司会を買って出た。ショータイムの開始を告げると同時に
鬼の手の力で観客の霊視力を上げ、彼らに夢妖怪が見えるように施す。
大人たちは自分も夢妖怪に心当たりがあるようで、昔を懐かしんで涙を流したり顔がほころんだり。
サーカスは大盛況、観客は皆大満足で帰っていった。これを励みに、サチナス一行は次の町へ旅立った。
サチナスのサーカスは子供にしか見れないが、本当は子供心を失った大人に見てもらうべきかもしれない。
♪サーカス サーカス サーカス サチナス かせいだお金は203万
( ;∀;)イイハナシダナー
でも読者公募の妖怪ってことは本格的に最終回が近いんじゃ…?
( ;A;)イクナイハナシダナー
そういや最近色々と話をまとめてるしなー。
覇鬼眠鬼の兄妹問題を解決しにかかったら、もう終わりは近いと見た方がよさそうだ。当分無いとは思うけど。
たまもメインの話はもう無いような気がする・・・悲しい
全日本の中の一人の俺が心から泣いた。
マジでぬ〜べ〜史上に残る傑作じゃね?
子供の頃読んでたら怒濤の涙が溢れてたと思う。
かめむすめの虚ろな表情がこええ・・・
ぼくが考えた妖怪ですか
Dr.玉藻の愛の診察室 その2
今回は人の心について、医学的見地から考察してみましょう。医学で心を生み出す器官と考えられる
脳は約百五十億個の神経細胞からなる塊です。脳の部品のうち、心を作るのに関係していると考え
られているのは次の三つです。
1.大脳新皮質―脳の一番外側にあり、理性を生み出します。
2.大脳辺縁系─額の奥、目の上にあって感情を生み出します。
3.視床下部─目の奥、頭の中心部にあって、生命維持の為の欲求(食欲・睡眠欲など)を生み出します。
この3つの部品には「A10神経」という特殊な神経が通っています。どう特殊化というと、この神経には
活動を抑制する安全装置「オートレセプター」がついていないのです。人間の創造力や精神力が無限
なのはこの為だといわれています。細胞の活動はつきつめれば「DNAの情報に従ってタンパク質を合成
すること(セントラルドグマ)」に集約されます。A10神経が合成する「ドーパミン」というホルモンは快感を
呼び起こし、人を幸せな気持ちにしたり知的活動へのやる気を惹き起こします。つまり快感が伴えば
知的活動も活発化するということで、「好きこそものの上手なれ」という諺は大脳生理学的にも証明
されているという訳です。しかし心が脳で生み出されているというのは仮説に過ぎません。
本当のところはどうなのでしょうか?それは各自で考えてください。それではまた会う日まで。アディオス。
黒井まみ先生のキャラクター星占い
・JCデラックス「地獄先生ぬ〜べ〜大百科」に掲載した誕生日のデータから、各キャラクターの性格と
相性を占ってみました。当たってるかな?
・誕生日が星座の境目に近い人は、隣の星座の性格も混ざっています…。
ヒマな人はそのへんも深読みしてみてね。
・本編中ではカップルになっていなくても、相性のいいキャラクターがいるはずです。
どんなカップルがピッタリか、いろいろ想像してみよう。(ヒマな人向き)
・「ぬ〜べ〜」以外の漫画やアニメのキャラクターの星座について。
日本で一番有名な専業主婦は蠍座、某未来の世界のネコ型ロボットは乙女座だそうです。
<牡羊座> (3/21〜4/20) 細川美樹 (4/7)
陽気で活発・目立ちたがり屋。獅子座・射手座とは気が合う親友になれるでしょう。慎重派の蟹座には
危なっかしい人と思われ、傷つきやすい乙女座には「無神経な人」と敬遠されるでしょう。双子座の友人は
尊敬の眼差しで見ています。尊敬が愛に変わった時、双子座は牡羊座の従順なしもべになることでしょう。
健康な肉体で病気にはなりにくいのですが、無鉄砲な性格で大怪我することがありそう。気をつけて。
<牡牛座> (4/21〜5/21) 木下あゆみ (5/6) 篠崎愛 (4/30)
慎重でスローモー、美的感覚に優れ芸術を愛する。物腰柔らかですが頑固。そんなところが気まぐれな
魚座には頼もしく思えるでしょう。穏やかな牡牛座・魚座はフィーリングピッタリで恋人としても有望。
獅子座とはガンコ者同士衝突が多いかも。しかしお互いにこだわりを捨てればうまくいくでしょう。
ちなみに、牡牛座は実は結構エッチです。
<双子座> (5/22〜6/21) 木村克也 (5/28)
スマートで社交的・遊び上手。陽気な獅子座と相性ぴったり。何事にも確信がもてず迷うのも双子座の特徴。
人を騙したり嘘をつくこともしばしば。明と暗二つの顔を持っている星座です。恋愛はかなりの早熟で、
経験は誰よりも早いでしょう。ただ、すぐ飽きてしまいのめり込むことはありません。ドライな性格が牡羊座の
征服欲をそそり、恋仲になることも。意外に水瓶座と馬が合います。
<蟹座> (6/22〜7/22) 鵺野鳴介 (7/21)
「他者を守りたい」という気持ちが十二星座中最も強く、魂や霊との関わりが強い星座です。
さらにケチでスケベでもあります。 理屈より感情なので水瓶座から「理解できない」と思われがちです。
甘えん坊でマザコン気味のところがあり、恋人には愛情欲求が強い蟹座がベスト。カウンセラーや教師が
適職です。
<獅子座> (7/23〜8/23) 立野広 (7/28) 金田勝(8/10)
熱血漢で親分肌。友達をぐいぐい引っ張っていくタイプです。射手座の友人は内心敬意を抱いているはず
です。恋人としても抜群の相性です。牡羊座から密かに好意を抱かれているかも。獅子座同士では主導権
を巡って争いが起こる場合がありますので注意しましょう。人におごることが好きで出し惜しみしませんので、
財布はいつもカラッポ…ということが多いようです。
<乙女座> (8/24〜9/23) 中島法子 (8/26)
純粋・潔癖・完璧主義。メルヘンや夢の世界を愛します。その根底にあるのは強い自己防衛本能で、
そのため他人に対してガードがかたくなったり、対人関係で悩み疲れることが多くなります。牡羊座からは
バカにされることもしばしば。細かい事を気にするので射手座はイライラするでしょう。蟹座や牡牛座は
あなたの誠実さを好ましく思っているはずです。良妻賢母タイプで、山羊座の男性には理想の女性です。
<天秤座> (9/24〜10/23) 高橋律子 (10/2) 白土秀一 (10/15)
社交的でファッションセンスに優れ、都会的。蠍座には劣等感さえ抱かせてしまうでしょう。贅沢好きで
派手なので、ケチな蟹座からは「金遣いの荒い人」と思われることも。十二星座中最も恋愛経験が豊富で、
恋の駆け引きにも長けています。天職は美を追求する仕事です。人と競争することには向いていません。
<蠍座> (10/24〜11/22) ゆきめ (11/7)
蠍座を支配するのは「愛と性」です。おとなしそうな外見とは裏腹に異常なほど情熱的で命懸けの恋愛を
します。もの凄い根性と集中力の持ち主で、妥協せず、周りの忠告に耳を貸さず突き進みます。独占欲も
強く、肉体的なつながりを強く求める傾向があります。とにかく愛に生きる人なのです。恋人候補は蟹座が
ベスト。水瓶座には「しつこい」としか映りませんのでご注意を。
<射手座> (11/23〜12/21) 稲葉郷子 (12/9) 葉月いずな (12/21)
精神的な好奇心を大切にする星座で、日常的なことには無頓着で「ガサツ」「大雑把」などといわれます。
目標に向かって突き進みますが、一つに絞れないため「飽きっぽい」ともいわれます。恋愛でも一度に
複数の異性を好きになることもよくあります。獅子座には魅力的に映り、恋人候補です。水瓶座にも気に
入られるでしょう。蟹座には「危なっかしい」と敬遠されがち。牡羊座は密かにライバル視しているかも。
<山羊座> (12/22〜1/20) 黒井まみ (12/25)
十二星座中一番まじめで努力家です。流行に流されない本物志向の人ですが、逆に保守的・権威主義
とレッテルを貼られることにもなります。恋愛は理性を通じての繋がりを強く求めます。同じ価値観・人生観を
持つ人が恋愛の対象となります。相性がいいのは牡牛座・乙女座・蠍座あたりでしょう。蟹座との相性は
あまりよくありません。マイペースで単独行動が多い山羊座に対し、蟹座はグループ行動を重視するからです。
<水瓶座> (1/21〜2/18) 玉藻京介 (1/25) 山口晶 (2/7) 菊地静 (2/13)
クールで知的・理性的。心の底で「自分は選ばれた人間である」という思いがあります。感情より論理で
行動し、時として皮肉屋になります。感情的な蟹座からは「冷たい奴」と思われがち。蠍座からは「口先
ばかりで当てにならない」と軽蔑される事もあるようです。天秤座からは好感がもたれます。牡羊座・射手座
も好意を抱いてくれますが、これらの星座と付き合うには水瓶座は行動力不足かも。
<魚座> (2/19〜3/20) 栗田まこと (3/12) 速魚 (?)
自己犠牲心に富み、同情心に厚いと言われます。また周囲の影響を受けやすく迷いやすい、わがままで
子供っぽいところがあります。音楽の才能が特に優れています。モテモテですが女性の場合嫌と言えず、
同情が愛に変わることは珍しくありません。牡牛座の恋人が頼もしく、ベストでしょう。蠍座とは一生付き合える
親友になれるでしょう。
以上で占い特集はおしまい。当たるも八卦、当たらぬも八卦…。
次巻のおしらせ (左手を広げて突き出す絶鬼)
次はいよいよ30巻だよ
ぬ〜べ〜がいじめられっ子だったのは星座のせいもあったのか!
十二星座中一番まじめで努力家です。
当たりすぎだろ・・・
美樹の占い当たりすぎ、スゴイ
対人関係パーフェクトだ
そして自分のも当たってるなー
今年で二十歳になる天秤座の俺だが女の手を握ったことすらないし、女からは嫌われている
美意識が強いのは当たってるが、恋愛経験豊富ってのは大間違いだぜ
>>ちなみに、牡牛座は実は結構エッチです。
ちょwww愛さんはともかく、あゆみちゃんもエッチなのかよ…
他にも克也が早熟とか
律子先生が金遣い荒いとか
とんでもないこと書いてるなw
ゆきめの部屋の前を女子高生のグループが通りがかった。
ゆきめと同じ16歳の彼女達は青春時代を謳歌している。自分と比べてうらやましがるゆきめ。
#257 妖怪女子高 の巻 読者が考えた妖怪特集パート2 今回は女の子の妖怪特集だよ!
自分も女子高に通って青春を過ごしたいと、ゆきめはぬ〜べ〜に相談した。妖怪が入れる学校など
あるものかとダメモトでインターネットで調べてみると、意外や望みどおりの学校が見つかった。
入学資格は外見が16〜20歳の妖怪女子で、都会で暮らす妖怪達を人間の文化に乗り遅れないよう
教育する為の学校であった。
…という訳で、今日からゆきめも女子高生 ルンルン
新しい学校という事で綺麗な校舎を期待していたが、実際には非常にオンボロな校舎だった。
中へ入って目に付いた生徒に声をかけると、いきなり襲い掛かられ、食べられそうになった。
何者かが助けに入ってくれたので助かったが、ここは妖怪の学校、油断は禁物だ。
助けてくれたのは丹頂鶴の姫「鶴姫」。襲ってきたのは「おいで娘」といって、生徒を見境なく襲って
今月も二人犠牲になっているそうだ。鶴姫によればおいで娘が特別キワ物だと言う事だが、
教室にいる生徒達はむしろキワ物ばかりだった。
水槽の中で縮こまっているマリモの妖怪「マリナ」やゴミにまみれてゴミ袋製のシースルーを着た
「ゴミ女」、顔が壺の形をした女神「マッサー神」など。おまけに担任が米!
ところがこの米つぶ、弥生時代から生きる大変な識者でこの学校の経営者でもあった。
想像していた学園ライフとのギャップに肩透かしを食らったゆきめは、最初の授業から身が入らずぬ〜べ〜
の写真を眺めていた。それに気付いたクラスメイト達はぬ〜べ〜に対し好き勝手な感想を漏らす。
授業を真面目に聞かない生徒達に怒った米つぶ仙人は巨大化して暴れると、授業をやめ休校にした。
これ幸いと、鶴姫・ゴミ女・マリナ・マッサー神の仲良し4人組はゆきめの歓迎会の為に街へと繰り出した。
異様なうえにハイテンションな四人組に、ゆきめは仲間と思われたくないと顔をうつむける。
仲間たちのキャラの濃さといったら、プリクラのキャラが霞んで見えるほど。耐えられなくなったゆきめは、
彼女達がいい男に気をとられている間にこの恥ずかしい仲間から逃げ出したのだった。
逃げ出したゆきめは一人の大男にぶつかった。この暑苦しい顔をした男は「顔面熱男」。
顔面熱男がゆきめに絡んできたので氷を放って攻撃するが、顔面から1800度もの熱を発するこの
男にはゆきめの冷気は効かない。顔面熱男がその汚い唇を寄せてゆきめに迫っていると、鶴姫達が
駆けつけて見事な連携でこの男を倒してくれた。
知り合ってまだ友達でもない自分の為になぜそこまでとゆきめ。
だが、鶴姫たちは既にゆきめの事を友達だと認識していた。仲間の温かさに涙ぐむゆきめ。
これが、ゆきめの求めていたものだったのだ…
そこへ丁度ぬ〜べ〜が通りがかり、ゆきめは仲間たちを紹介した。
ぬ〜べ〜から見ると、この非常に濃いメンツの中にゆきめもすっかりハマっているのであった。
ネット使えるってゆきめすげえww
鶴姫が由香に瓜二つな件
マリナがなにげにカワユスな件
てゆうか、鶴姫ってA.T.Lady3号そっくりじゃね?
顔面熱男バロスwwwww
米粒が学校を経営できるんだったら、口裂け女も公式に
館を所有できるんじゃね?
つうか、誰かあの米粒を食っちまえよw
三枚のお札みたいにw
顔面熱男ってまさか・・・俺がモデルなんじゃ・・・
童守駅行きの電車に、負傷して苦しそうな女性がいた。
女性は乗客の中に霊能力者の姿を認めて声をかけた。その相手は、いずなであった。
#258 伝説のくだ狐 の巻
いずなをイタコと見抜いた女性は伝説のクダが入っているという竹筒を示し、これを守れといずなに託す。
訳が分からずにいると、二人のいる車両に怪しげな僧侶が乗り込んできた。いずなは受け取った竹筒を
咄嗟にカバンに隠す。
僧侶は女性と言い争いを始めた。「命がおしくば渡せ」と、穏やかではない。僧侶が首に下げた竹筒から
数匹の、強力で邪悪なくだ狐が現れた。女性はくだ狐に締め上げられ、悲鳴をあげて倒れこむ。
くだ狐は普通の人間には見えない為、他の人には女性が突然倒れたようにしか見えない。
尋常でない状況に危険を感じ、いずなは駅に着くとすぐにそそくさと電車を降りて逃げ出した。
翌日、いずなは電話でぬ〜べ〜を呼び出した。事が殺人事件と聞き及んだぬ〜べ〜は食事を中断して
いずなの住むマンションに駆けつける。部屋の扉を開けると、いずなは部屋を暖かくして鶏の着ぐるみで
件の竹筒を抱いている最中だった。決してふざけている訳ではなく、竹筒の中のくだ狐が死にそうなので
世話を続けているのだ。このくだ狐はまだ生まれてくる前の状態のようだ。
伝説のくだ狐入りとされるこの竹筒。くだ狐は一匹ずつ能力や力が違うものだが、あんな悪人に狙われる
という事はきっと凄い能力を持っているのに違いない。いずなの世話の甲斐あって、竹筒から遂に伝説の
くだ狐が生まれた!生まれてきたのは、体長3Mはあろうかという巨大なくだ狐。ぼーっとしたブサイクな
姿で、霊能力を持たない郷子達にもはっきりと見える変り種。
しかし伝説のくだ狐というにはちょっと迫力がない。
いずなはこの生まれたてのくだ狐の下敷きになって、恩を仇で返されていた。
伝説のくだ狐は命の恩人を無視して勝手にご飯を食べたり、お笑い番組に夢中になっている。
しかし弱っているらしく、すぐに熱を出して寝込んでしまった。
ぬ〜べ〜達が帰り、一人で世話を続けるいずな。それにしても場所をとるしトイレも一人で行けないしで
何かと世話がかかる。おまけに役にも立たないし自分勝手でいずなにかかる負担も大きいので竹筒に
返そうとしても、逆にいずなが竹筒に押し込まれる始末。
後日、宅配便で送り返そうと伝説のくだ狐を縛っているところに再びぬ〜べ〜達が訪れた。
鳴き声から「ゲド」と名づけられた伝説のくだ狐の凄い能力とやらは未だわかっていない。
そんな一行の様子をくだ狐を通じて覗いていた先日の僧侶が、部下を伴って部屋に乗り込んできた。
ゲドを引き取りにきたという僧侶の名前は管乱坊。東北のくだ使いの僧だ。ゲドは彼らの秘宝なのだそうだ。
管乱坊の部下がゲドを連れ去ろうとするが、ゲドが嫌がっているのでいずなが間に割って入る。
なにより、人殺しをするような奴らに渡す訳にはいかない。
しかし管乱坊にが言うにはゲドはいずなに扱えるようなくだ狐ではないらしい。
素直に渡さないいずなに管乱坊はくだ狐をけしかけた。するとゲドは自ら盾となっていずなを庇い、
いずなを抱いたまま窓を割って部屋を飛び出した。
追おうとする管乱坊達はいずなのくだ狐達が邪魔をしてなかなか動けない。
それならばと自分のくだ狐を追っ手として放つが、これらは目の前で何者かに喰われてしまった。
管乱坊のくだ狐を喰ったのは、ぬ〜べ〜の持つ鬼のくだ狐であった。
「いかせはせん。いくなら俺のくだ狐をたおしてからだ。」
錯乱坊?
いずな活躍の悪寒。
しかし、中学生の一人暮らしにしちゃあ
リッチな家に住んでるな。
おいおい、ぬ〜べ〜何て恐ろしい物を使役してるんだ
いずなからパクったな…
前も使ってたろ
ゲドかわいい
ぬ〜べ〜のクダ狐って、だいぶ前に持ってたヤツだよな?まだいたんだ…。
読者はすっかり忘れてたぜ?
ああ、そういや天女の羽衣の話のときから居たな!
「おう」って鳴き声がかわいいな。オットセイみたいで。
#259 特訓!いずなとゲド の巻
いずなとゲドを追おうとする管乱坊の前に、鬼のくだ狐を従えたぬ〜べ〜が立ち塞がる。
このくだ狐の名は「覇狐」。覇狐をちらつかせながらぬ〜べ〜は管乱坊から伝説のくだ狐について聞き出す。
管乱坊は隠す事もなく質問に答えた。
東北の山奥にくだ狐発祥の地があり、そこではどの家でもくだ狐を飼っている。その里では300年に一度、
伝説のくだ狐が生まれるという。管乱坊一味は古文書の予言を元にその里を襲いこれを奪い取ろうとした。
しかしそれは危険を察した長老の娘によって持ち去られた後であった。
管乱坊はこれを追ってこの娘を殺害したうえ、今度はいずなをも狙っている訳だ。なんと非道な…
そうまでして求めるゲドの力とは一体何か?その答えは「真の富」。
一通りの説明を終えた管乱坊は、郷子が警察に電話をする前に左目に埋め込まれた筒から
強力なくだ狐を呼び出した。それはくだ狐の常識を超える強力さで、なんと覇狐をひと噛みで
下して更にぬ〜べ〜達に襲い掛かった。霊能力者としては強そうだがくだ狐使いとしては未熟とぬ〜べ〜
の事をあざ笑い、管乱坊は悠々と去って行った。
まるで鬼の手並みのパワーを持つくだ狐。本物のくだ狐使いが育てるとあんな化け物が作れるのか…
ぬ〜べ〜は傷ついた覇狐を戻し、危険が迫るいずなとゲドを捜しに出た。
その頃、ゲドはいずなを連れて町外れの廃工場に逃げ込んでいた。いずなが結界を張り、とりあえず
霊力が外に漏れるのを防いだ。これでひとまず大丈夫な筈。
先ほどいずなを助けたゲドはいずなを主人として認めたのかと思ったが、やはりなめられていた。
いずなとゲドはケンカしてへとへとな状態で夕暮れを迎えていた。結界を張ったとはいえ、このままでは
いずれ見つかるだろう。相手は一流のくだ狐使い、対していずなは修行中の身。戦っても勝ち目はない
ので一人で逃げ出そうかと考えるいずなに、ゲドは自分の筒を投げつけた。
この期に及んでいずなをバカにするゲドは「悔しかったら俺をあやつってみろ」と挑発する。
挑発に乗ったいずなはゲドに向き直り、筒を構える。
ゲドに向かって般若心経を唱えているとすぐに抵抗を感じ、次の瞬間には筒を持つ手に強烈な衝撃を受けた。
操ろうとして霊力を送ると、ゲドの方から膨大な霊力が逆流してきたのだ。
例えるなら、パンパンに膨らんだ風船に更に空気を吹き込もうとしたら空気が逆流してきたような感じだ。
やはりゲドは伝説のくだ狐らしい。自分よりも遥かに強力な霊力を持つゲドを操る自信はいずなにはない。
しかしゲドにバカにされると意地でも操ってやろうという思いになる。
再度挑戦してみるが、今度は左手から出血するほどのダメージを負ってしまった。
それでもいずなは諦めない。イタコのサラブレッドの名にかけて、ゲドを使いこなして見せると宣言した。
いずなが姿を隠してからもう三日。ぬ〜べ〜は彼女を見つけられずにいた。なんとしても管乱坊よりも
先に見つけなければ…
一方の管乱坊も部下達と共にいずなを探して街中にくだ狐を放っていたが、未だ成果は得られない。
いずなを生意気だと思いつつも、彼女にゲドを使いこなせる筈がないとタカをくくる管乱坊は
「真の富を手に入れられるのはこのわしだけだ…」と、特に焦る様子はない。
修行を続けるいずなは霊力を集中する事でどうにか霊力を逆流させない程度に腕が上がっていた。
それでも思い通りに操るまでには至っておらず、ゲドのパワーに圧倒されていた。
そう、ゲドの破壊力には目を見張るものがあった。これなら鬼の手とも対等に渡り合えそうだ。
そしてゲドの破壊したものは砂へと変化する。これがゲドの持つ能力のようだが、管乱坊はなぜ
こんな能力を欲しがるのか…?
とうとういずなに限界が来た。もう筒を握っていられない。ゲドはいずなを叱咤するが、限界を感じた
いずなはそれきり修行をやめてしまった。
その時、二人の頭上の天井が音を立てて崩れ落ちた。特訓で暴れすぎた為のようだ。
ゲドがいずなを庇うがそれでは潰されるだけだ。逃げられないいずなは、いちかばちか筒を構え
般若心経を唱える。
「得阿耨多羅 三藐三菩提!! ゲドよ、力を開放しろーーっ」
懸命ないずなに応え、ゲドはその力をついに開放した。
崩れ落ちる天井はゲドの掲げた両手に近づくとあっと言う間に砂金に変わったのだ!
なるほど、管乱坊はこの能力を狙っていたのだ。
そして、遂にゲドを操る事に成功して喜ぶいずなは、ゲドが自分のくだ使いの能力を上げる為に
わざとけしかけていた事に気がついた。
そこへ、遂に管乱坊が乗り込んできた。
いずながここまでゲドの力を引き出せたのは意外だったが、ゲドの力はまだこんなものではないらしい。
ゲドを渡せと迫る管乱坊は左目のくだ狐を呼び出す。いずなとゲドはこれを迎え撃つ!
「いくよゲド、特訓の成果を見せてやろーぜ」
まさにゲド戦記
管乱坊って、錯乱b
左目の奥が管状でくだ狐出てくるって、グロい感じでコワイヨゥ
覇狐久々の登場はかませ犬か・・・
左目はレンズみたいだったからレーザービームでも出るかと思ってたんだが。
あるいはスカウターとか。
錯乱坊て何?
>>74 うる星やつらに出てくる坊さん。愛称チェリー
く〜んく〜んと鳴いてぬ〜べ〜にすがる覇狐がやけに可愛かったと思うのは俺だけか
天井に開いた穴から強力な霊気が漏れ、これを感知したぬ〜べ〜は
ようやくいずなの居場所を見つけ出した。敵も既に感づいた筈、急がねば。
#260 イタコのプライド! の巻
廃工場では管乱坊がゲドをよこせといずなに迫っていた。しかしこの三日間の特訓でゲドを操れるように
なったいずなは自信満々、管乱坊と戦って勝つつもりでいる。
思わず管乱坊が笑いを漏らす。なにせ彼ら死摩蛇宗は数百年の歴史を持つくだ狐使いのエキスパートで、
くだ狐を使って呪殺や諜報を請け負うプロの暗黒集団である。その為に子供の時からくだ狐と生活し、
あらゆる特殊訓練をくぐり抜け、そして最強のくだ狐使いになったのだ。
よって、三日やそこらの付け焼刃の特訓で一人前になったつもりの小娘に負ける道理はないのだ。
管乱坊は左目の筒から呼び出した「雀狐」をけしかける。迎え撃ついずなはゲドを操ってこれに対抗。
プロの操るくだ狐使いはやはり強力だ。だがこんな極悪人には負けられない。気合を入れなおすと
ゲドは強力な肉弾攻撃で雀狐を叩き付けた。意外と大した事のない相手にほっとしたのも束の間、
管乱坊に言わせれば力任せに暴れるだけではくだ狐の力を半分も使いこなせていないという事だ。
言うが早いか、雀狐は体中の刃を突き立ててゲドに組み付いた。
圧倒的な実力差を見せ付けられ、あまつさえゲドを人質にとられてしまってはいずなに残された選択は
おとなしく筒を渡すしかない。ゲドはやめろと首をふる。
いずなが己の未熟を悔いながら筒を投げ渡そうとしたその時、ぬ〜べ〜が窓を割って入ってきた。
ぬ〜べ〜は鬼の手で雀狐を攻撃し、負傷した雀狐は管乱坊の左目に戻された。
先日はくだ狐対決で遅れをとったが、それはぬ〜べ〜の本来の戦い方ではなかった。
今度は鬼の手が相手だ!生徒達もついて来ているが、危険なので外から見学している。
ぬ〜べ〜が加勢に入ったことでいずなは一安心。
管乱坊はぬ〜べ〜を手強しとみて、全力で相手すべく上半身裸になった。
驚いた事に、その体にはいたるところにくだ狐の筒が埋め込まれていた。
彼の体は全身がくだ狐の巣で、しかも戦闘用に鍛え上げられている。
複数のくだ狐を器用に操り怒涛の攻撃をしかけ、しかも防御もしっかりしている管乱坊相手に、
ぬ〜べ〜は防御だけで手いっぱい。正面切って戦いを挑んだのは失敗だったか。
勢い込んで飛び込んできたぬ〜べ〜だったが、管乱坊に翻弄されるばかり。
ぬ〜べ〜でさえ勝てない相手にいずなはすっかり気圧されてしまったが、ゲドはもう一度自分を操れと
促す。ボロボロのゲドを見るとためらわれるいずなだが、ゲドが言うにはもっと上手く操ればあんな奴
目じゃないらしい。ゲドは自分の限界を感じてすっかり腰が引けているいずなの頭をつかむと管乱坊に
苦戦しているぬ〜べ〜の方に向けさせた。
弱音を吐いている場合じゃない。くだ狐のゲドが頑張ろうとしているのに、術者の自分が弱気になっちゃ
いけない。
「よし、やるよ。イタコのプライドにかけて。」
気を取り直したいずなが筒を構え般若心経を唱えると、その体からかつてないパワーが放たれた。
管乱坊とぬ〜べ〜が思わず戦いを忘れて振り向く程に。
いずなに操られたゲドの姿は今までのとぼけたものではなく、いかにも強そうだ。
そしてその見た目にたがわず、ぬ〜べ〜を苦しめていた雀狐を一撃で貫いた!
いずなはついに伝説のくだ狐を完全に操ったのだ!
管乱坊全身くだ狐かよ・・・全身武器だな
あんなんで日常生活不便じゃないのかね
死摩蛇宗って…すごい漢字あてたもんだな
ぬ〜べ〜と互角って、すげえな
人間の霊能力者だと最強クラスなんじゃねえか
だがあっさりいずなに超えられたがな
あれはゲド単体の力に因るところが大きいんじゃないか?
#261 真の富 の巻
いずなに完全に操られたゲドは桁違いに強く、管乱坊をあっさりと打ち破った。
これで勝負あったかと思われたが、敵にはまだ切り札があった。管乱坊に促されて後ろを見ると、
外で見学していた筈の生徒達が捕まって人質にとられていた。もはや抵抗する事も出来ず、
ゲドを操る為の筒は管乱坊の手に渡ってしまった。
ついに真の富を手に入れたと大喜びの管乱坊。真の富とは何か?ゲドには物を金に変える力があるので
いずなはその事かと思ったが、そうではないそうだ。管乱坊が筒を片手に真言を唱えると、ゲドの腹に
人が入れる位の穴が広がった。これが真の富への扉…ここまでは伝説どおりらしい。
この中には人間の欲する全ての富が入っているといわれるが…
試しに誰か中に入れと管乱坊が部下に指示するが、部下たちは恐れて入ろうとしない。
そこでぬ〜べ〜が行かされる事になった。ぬ〜べ〜の首に縄をかけ、その端を管乱坊が持つ。
伝説どおりであれば危険はないということだが、果たして中には何が…?
穴の奥まで歩を進めると、そこでは慎ましいながらも幸せそうな夫婦がぬ〜べ〜を招いていた。
その夫婦は、ぬ〜べ〜の両親だった。幼い頃の幸せな家庭がそこに再現されている。
その幸せをかみ締める間もなく、ぬ〜べ〜は外に引っ張り出された。
管乱坊の望むようなものは中になく、家族こそ財産に変えがたい真の富だった事を報告すると、
意外や管乱坊はこれをもって伝説の通りだと納得した。
今度は管乱坊が先頭に立ち、ぬ〜べ〜といずなを連れて穴に立ち入った。
すると、その中は見たこともないようなスケールの金銀財宝で溢れていた。
ぬ〜べ〜の見たものとは違う。これはどういう事なのか?
富とは人によって違うもの。伝説のくだ狐は、「その人間にとって」最高の富を与えてくれるのだ。
そして管乱坊が望んだのがこの黄金の都という訳だ。浅ましい限りの物欲である。
穴の中をにわかに揺れが襲った。ゲドが弱っている為で、このままでは扉が閉じてしまうそうだ。
これを防ぐ方法はただ一つ、富の扉が開いた状態のままゲドの魂を奪って、石化させる事。
言うが早いか管乱坊は真言を唱え始めた。なにもかも管乱坊の思い通りになるのか…
管乱坊の部下達が今年のボーナスに期待していたその時、生徒達が隙を見て反撃に転じた。
これに気をとられた管乱坊からぬ〜べ〜が筒を奪おうと掴みかかる。
結果、筒は床に落ちて真ん中からキレイに縦に割れてしまった。
二つに割れた筒のそれぞれをいずなと管乱坊が拾い、ゲドを操る。
いずなは扉を閉じるように、管乱坊は石化するように…二つの異なる命令がゲドに向けられた。
私利私欲の為にゲドを酷い目にあわせた管乱坊達を許せないいずな。ゲドは、彼を殺させまいとする
いずなの命令を聞いて扉を閉じ始めた。プロである自分よりも素人のいずなの命令に従った事に驚いた
管乱坊だが、そんな事よりも目の前の財宝を失う事を防ぐ方が先だった。
ゲドを操るのをやめた管乱坊は部下を率いて閉じかけている扉に体を滑り込ませ、必死で抵抗を試みる。
二度と出てこれなくなるといずなが警告するが、もはや手遅れ。助ける事もできない。
管乱坊一味は穴の中に閉じ込められてしまった。だが、財宝に囲まれた管乱坊は嬉しそうだ。
扉は閉じたが、ゲドは既に弱りきっていてぬ〜べ〜にも救えない。自分が未熟なばかりにと詫びて
涙を流すいずなの頭を自分の方に引き寄せ、ゲドは最後のメッセージを遺した。
「お前は…最高のくだ狐使いだ…」
ゲドはその身を砂金に変えながら散っていった。
いずなはゲドを完全にコントロールしていたのではなく、コントロールが及ばない分ゲドが自分の力を出して
無理していたようだ。操るのが自分でなかったらゲドは死なずに済んだかもといずなは悔やんでいた。
だがそれはムリヤリ力を出させたのではなく、ゲド自身の意志で力を出していた訳だ。
それだけ、いずながゲドに好かれていたという事。くだ狐に好かれる事もいいくだ狐使いの素質かも、
とぬ〜べ〜がフォローする。
私…絶対一流のくだ狐使いになるよ
だから…静かにおやすみ ゲド…
ぬ〜べ〜にとっての真の富……正直泣いた。
管乱坊たち、ゲドの中に入って「富だ〜」とか言っても、
外の世界でそれを使えなきゃ意味ないんじゃないの?
欲の前にはそんな判断も出来なくなってしまうってことかな…
管乱坊たちも砂金になったのなら、ある意味、本望かもねぇ
決意を固めたいずなだが、来週あたり普通にガキ相手にインチキ商売とかしてそうだな
それがぬ〜べ〜クオリティ
童守寺の和尚が可愛く思える強欲っぷり。
いずなさん、最高だよ。いずなさん…
管乱坊はアホか
アホなのか
そして生徒共、いい加減戦いの場についてくるのやめてくれ
美樹のろくろ首使って相手の首締めるのって、
ほとんどスプリングマンだよなw
いい話だ
地獄の鬼三兄弟
そのうち次兄絶鬼はぬ〜べ〜に地獄に追い返され、妹眠鬼は鬼の力を奪われぬ〜べ〜の生徒に
なった。そして、三兄弟の中で最も強い長兄覇鬼は、ぬ〜べ〜に封じられ鬼の手になっている。
しかし…もしその封印が解け覇鬼が自由になったら…鬼の手から覇鬼が解き放たれ自らの意志で
行動するようになったらその時は… ぬ〜べ〜に最大のピンチがおとずれる…!!
#262 覇鬼、復活!! の巻
校庭で遊ぶ眠鬼はワガママで下級生に譲る事を知らず、危険な人食いタイヤをけしかけたことで
ぬ〜べ〜にゲンコツをもらっていた。人間界のルールを守れとうるさいぬ〜べ〜に、眠鬼は妹である
自分に愛情が足りないとヘソを曲げてしまった。いっそ左手の覇鬼を助け出そうかなどと、穏やかならぬ
発言も飛び出す。もしそんな事をすれば、覇鬼は大量虐殺や完全破壊など、人間の考えうるあらゆる
恐怖を一日でやりつくすだろう。
そんな事をされてはたまらない、広達は眠鬼の好きな遊びや趣味を盾にこれを思いとどまらせる。
給食の時間になっても眠鬼の機嫌は直らない。ぬ〜べ〜は眠鬼を本当に心配しているからこそ叱る
のだと語りかけ、その気持ちの表れとして大切な給食のおかずを分け与えた…焼売1/3個だけを…
これがかえって眠鬼を刺激してしまった。眠鬼とぬ〜べ〜は取っ組み合いの大喧嘩。
その時、ぬ〜べ〜は校長から呼び出された。眠鬼はこれを見送りながら、ぬ〜べ〜には兄としての
愛情が足りないからやはり絶鬼や覇鬼の方がいいと思うのだった。
呼び出されたぬ〜べ〜は、校庭を掘り返している現場で作業員から相談を受けていた。
校庭の地面から謎の石像が現れ、これに触れた作業員が5人も怪我をしたという。なにかの呪いかも。
魔封じの像だろうか?石像には鬼の顔と封印の文字らしきものが刻まれ、強いパワーを感じる。
詳しく調べる為に鬼の手をかざすと、美奈子先生がそれに触ってはいけないと警告を発した。
しかし、鬼の手は既に石像に触れていた。石像に反応して鬼の手のパワーが上がっていく。
ぬ〜べ〜が触れたのは、凶暴な鬼の妖力を封じ込めた石像だったのだ。鬼の手でこれに触れたため、
覇鬼がその力を吸ってしまう!それは美奈子先生に抑えられる限界を超え、ついに、封印が解けた!!
ぬ〜べ〜の左手から巨大な鬼が出現し、「戻れ」という命令を聞く筈もなく炎を吐きかけて姿を消した。
覇鬼を逃がしてしまった!左手を包帯で覆ってすぐにこれを追いに走るぬ〜べ〜。
郷子が眠鬼に助けを求めるが、眠鬼ははっきりとこれを断った。眠鬼がぬ〜べ〜を「お兄ちゃん」と
呼んでいたのは、左手に覇鬼がいたからに他ならない。それが別々になった今、協力する義務はない。
兄弟ごっこはこれで終わりだ。眠鬼には覇鬼と共に人間を襲うという選択肢まであるようで、学校から
飛び出していってしまった。
眠鬼とはもう少し心が通じ合っていると思っていたぬ〜べ〜としては残念だが、それよりも今は覇鬼を
見つけるのが先決だ。生徒達はゆきめや玉藻に連絡をしに走る。
覇鬼は、今まで戦ったどの妖怪よりも強い、最悪の敵だ。
その最悪の鬼が、ビルの屋上から童守町を見下ろしていた。人間の町…人間に封じられた恨み…
「皆殺しだ… 人間… 皆殺しだ…」
最 悪 鬼 降 臨
童守町は再び震撼する
眠鬼は敵となるのか
鬼の手を失ったぬ〜べ〜に勝ち目はあるのか
最 終 回 が近い?
ここ最近の玉藻やいずなのパワーアップイベントは
この為の伏線だったのか。
鬼の恐怖も三回目になってくるとちょっと慣れて感覚が麻痺してくるな。
眠鬼は最終的には絶対敵にはならないよな。
でもじゃあ覇鬼を裏切るのかというとそれも微妙だ・・・
お兄ちゃんやめて!そいつ殺せない!
一番強いけど頭はちょっとアレなんだっけ?
説得とか無理だよなぁ・・・。
いよいよラスボスな気がするぜ
さて鬼の手なしでどう倒すのか・・・
やっぱ眠鬼を味方にひきいれるしかないと思うんだけど
覇鬼ってしゃべれたのか
今まで「うが」しか言ってなかったからよね
そうか、九尾を連れてくるんだな
ラスボス登場と思わせておいて
案外ギャグで済まされたりするかもな
いかん、かなりシリアスになる気がする
ラスボスに相応しいしいよいよ最終シリーズか?
地獄の鬼登場と同時にぬ〜べ〜に鬼の手が無くなったからな
やばすぎるだろ
玉藻とフュージョンするくらいしか思いつかない
鬼の手が無いのは眠鬼がどうにかするんだろうな
>>110 玉藻がフュージョンするとしたら相手は広じゃないか?
律奈子先生復活の悪寒…
いや、ねえよ。
#263 覇鬼、大暴れ!! の巻
鬼の手の封印が解け、最強の鬼である覇鬼が解放されてしまった!!
ぬ〜べ〜はゆきめと玉藻を伴い覇鬼の居所を捜す。絶鬼の時の恐怖再びか。
いや、今度はそれ以上の恐怖になる。覇鬼の妖力は絶鬼より数段上なのだ!
覇鬼は童守町の上空で人類の皆殺しに取り掛かっていた。まず手始めに集英社の屋上を破壊。
その様子を離れた場所で見ていた眠鬼は、「破壊の権化・最強の戦鬼」たる覇鬼の真の力を
人間に思い知らせよと期待を込める。覇鬼は口からエネルギー弾を吐き出し、周囲のビルを破壊。
そして、あるビルの屋上遊園地で無邪気に遊ぶ子供たちに視線を向けた。
ミニSLに乗って楽しむ子供達を見つめた覇鬼は、何を思ったのか一緒にミニSLに乗って喜んでいる。
子供たちは怖がって逃げ出し、運転手は泡を噴いて気絶してしまった。
ミニSLが止まったので気を取り直して人間を滅ぼす作業に戻ろうとする覇鬼の横にはビルに
取り付けられた巨大なモニターがあった。映し出されているのは巨乳お笑いコンビ。
巨乳二人が持ちネタ「だっちゅーの」を披露すると、それにつられて覇鬼も同様のポーズをとる。
この様子を見て眠鬼は思い出していた。長兄覇鬼はパワーこそ最強だが、おつむは超単細胞の
お調子者だった事を…なおも巨乳芸人の真似を続け観衆から笑いをとる兄の姿に、眠鬼は業を煮やして
ミンキーパンツをお見舞いした。眠鬼に気付いた覇鬼は全身が砕けるほどの強烈な抱擁で迎える。
覇鬼には左手に封印されている間の記憶がなく、眠鬼がいつの間に人間界に来ていたのか知らなかった。
自分を助ける為かと思う覇鬼に眠鬼は適当に話を合わせる。
それにしても鬼の姿そのままの覇鬼は目だってしょうがない。今のところ周りの人間は着ぐるみか何かと
思っているようだが、眠鬼は覇鬼に人間に化けるように促した。気合を入れると覇鬼は筋骨隆々とした
大男に変身した。それでも周りの人たちはキャーキャーと騒いでいる。
まだどこか変だったか…って、下半身丸出しじゃないか。まったく恥ずかしい兄だ…
鬼族の沽券に関わるからと、眠鬼はしっかり暴れて人間を絶滅させるように覇鬼に念を押す。
手始めにターゲットにしたのは、人気のアイスクリームショップ。早速片手にエネルギーを溜めてみる
覇鬼だったが、商品のアイスクリームに夢中になって破壊を忘れてしまった。
眠鬼に叱られて再びエネルギーを溜めるが、今度はおもちゃ屋のバルーンアートに気をとられて
またもや眠鬼に叱られる始末。
充分遊んだからもう大丈夫と、今度は特に人通りの多い駅前にやってきた。いよいよ本気をだした覇鬼は
眠鬼と二人でエネルギーを溜める。ここ暫く人間と仲良くしてきた眠鬼だが、それも今日で終わりだ。
ところが、目の前に眠鬼を捜すクラスメイト達が歩いてきたではないか。攻撃をしかけようとする覇鬼に
眠鬼は咄嗟に自分の攻撃をぶつけ、これを中断させた。しかし覇鬼の手から放り出されたエネルギー弾は
まさに広達の方へと飛んでいった!駅構内は爆発し、広達はモロに巻き込まれる!
爆発が収まった後に覇鬼が目にしたのは、崩れた瓦礫から人間たちを守る眠鬼の姿だった。
クラスメイトは眠鬼に礼を言うが、覇鬼はこの行為に不信感を募らせる。なぜ人間の味方を…
眠鬼が言い訳しようと口を開きかけたその時、遂にぬ〜べ〜達が覇鬼を発見して声をかけた。
ぬ〜べ〜に対して「お兄ちゃん」と呼びかける眠鬼。なぜ自分を封印した人間にそんな事を…
覇鬼の不信感は更に募る。にらみ合う覇鬼とぬ〜べ〜。
ついに戦いは始まった。
眠鬼はどっちにつく!?
ぬ〜べ〜たちはどうやって覇鬼を倒すのか!?
「怪力はお馬鹿」もはやお約束だな、これならぬーべーにも勝ち目あるかも。
前に絶鬼が「覇鬼は最強だが頭は弱い」とか言ってたが…ここまでとは思わなかったな
一瞬呆れたが、なかなか可愛い奴じゃないかw
弱いってレベルじゃねーぞ、おい
あれ…なんだこの意外にお気楽な展開は
絶鬼の時の恐怖感がまるでないぞ…
覇鬼、なんか和解できそうじゃないか?
とりあえず人間形態はかっこいい
デカいらしいな
これはこれでなんか新鮮な展開でイイw
あれだけの強さにもかかわらずニワトリ食ってたのはこのための伏線だったか・・・
結局眠鬼はぬ〜べ〜側につくのか?
まあそうでもしなきゃ勝ち目はないか
#264 覇鬼打倒作戦! の巻
遂に邂逅したぬ〜べ〜と覇鬼。
ぬ〜べ〜は玉藻・ゆきめと共に、覇鬼は妹の眠鬼と共にあり、生徒達も居合わせる。
左手に封じられた恨みを募らせる覇鬼の妖気は絶鬼を遥かに上回り、対するぬ〜べ〜は鬼の手はないし
相手は最強の敵。万に一つも勝ち目はない。
覇鬼は先ほどからの眠鬼の態度が気になっていた。仇のぬ〜べ〜を「お兄ちゃん」と呼び、人間のガキを
助けたようにも見えた。まさか人間の味方に…?眠鬼はこれをどうにかごまかした。
妹への信頼を取り戻して強烈なスキンシップを交わした覇鬼はスッキリ。眠鬼は泡を噴いて倒れている。
攻撃の準備を始めた覇鬼を警戒し玉藻がバリアを張ろうとするが、駅前で戦えば街の人たちが巻き添えに
なってしまう。急いで避難の指示を出すが間に合わない。覇鬼は今にも妖気を放とうとしている。
その時、覇鬼の視界に衝撃的なシーンが飛び込んできた!それは包丁の実演販売!
これにいたく興味を持った覇鬼は攻撃を中断して実演販売に見入ってしまった。
眠鬼の過激な突っ込みを受ける覇鬼の様はぬ〜べ〜達が想像していたキャラクターとは違っており、
玉藻などは呆れて帰りたがっている。覇鬼のキャラクターを把握したぬ〜べ〜は、作戦を変える事に。
気を取り直した覇鬼が再び攻撃に転じようとした時、ぬ〜べ〜は突然南京玉簾の芸を披露しだした。
覇鬼はこれに感動し、ぬ〜べ〜にスダレを譲ってもらって喜んでいる。
その隙をついてゆきめが強力な冷気攻撃をしかける。しかしダメージは与えられず、覇鬼は
もうその手は食わないと仕切りなおした。が、舌の根も乾かぬうちにやはりぬ〜べ〜の用意した
ビュンビュンコプターに気をとられてこれを追いかけるのだった。
眠鬼は呆れつつも、広達が巻き添えになるのを避けられてホッとしていた。
ビュンビュンコプターに導かれ、覇鬼は人気のない空き地に誘い出された。
待ち受けていたのは九尾の狐によってパワーアップした玉藻の滅気怒。
オモチャに気をとられて隙だらけの覇鬼は全くの無防備でこれをモロに喰らうのだった。
こうやって弱らせたところ封印しようというぬ〜べ〜の考えで、事は案外簡単に済みそうだ。
…が、覇鬼に与えたダメージは軽い怪我程度。それでも地道にダメージを与えようとぬ〜べ〜は
更なるオモチャを取り出した。まんまとつられる覇鬼。そこへ玉藻が斬りかかる。
玉藻のさすまたは覇鬼を捉える筈だったが、見かねて割って入った眠鬼を傷つけてしまった。
傷ついた眠鬼に駆け寄る二人の兄。覇鬼は眠鬼を傷つけられた事でぬ〜べ〜へ怒りを向ける。
ぬ〜べ〜は先手必勝とばかりに次のオモチャを繰り出した。
覇鬼は人間形態を解いて鬼の姿に戻っていた。眠鬼を傷つけられて怒った覇鬼の目に、もはや
オモチャは目に入っていない。
「な…なにいっ パタパタスプリングがきかない!?」
覇鬼の目は怒りに満ち、我を忘れていた。
眠鬼によれば、こうなった覇鬼は無敵で誰にも止められず三日三晩破壊の権化と化すそうだ。
それを告げる眠鬼の表情は決して覇鬼の破壊行為を喜ぶものではない。
口から放たれた妖気が玉藻とゆきめを襲う。作戦失敗だ、覇鬼はもうバカな鬼なんかじゃない。
ぬ〜べ〜は生徒達に避難を指示するのだった。
戦いを見つめる眠鬼は何を思うのか!?
緊迫感があるのかないのかわからーん!!ww
>さてはなん…きんたますだれ
ATレディでもやってたな、これ。
王蟲じゃ!王蟲が怒りで我を忘れている!
> 「な…なにいっ パタパタスプリングがきかない!?」
そこまで驚くほどのことかwww
なんか凄い技みたいに思えるww
なんという手に汗にぎる攻防ww
玉藻、ヤムチャ化の悪寒…
後々こんな展開になるのか
玉「この化け物は強くなかったようだな。残りも私一人で」
ドーン
敵「くっくっく、甘く見たのはそっちのようだな」
眠「た、玉藻は嫌な予感がしてたんだ(ry
修業の成果を見せてやる…!」
(ry
広「ぬーべー!早く来てくれーっ!」
キレて一切の見境なく無差別攻撃を繰り返す覇鬼。眠鬼は友達を殺されてはたまらないと
必死で訴えるが覇鬼の耳には届かない。怒りですっかり我を忘れているようだ。
#265 お兄ちゃんはどっち!? の巻
標的を定める事なくむやみに妖気を吐きまくっているので今のところダメージはないが、もし直撃すれば
ひとたまりもないだろう。目に付く全てを壊す破壊の権化、それが覇鬼の本性なのか。
覇鬼はついにぬ〜べ〜と生徒達にその矛先を向けた。トラックを軽々と放り投げ、妖気を放って爆発させる。
爆煙の下ではぬ〜べ〜が経文で生徒達を守っていた。しかしすぐに第二撃!
これは玉藻とゆきめによって防がれた。覇鬼はなおも攻撃を続ける。
三人で強力な結界を張ってはいるが、覇鬼の前では1分も持たないだろう。このままでは全滅だ。
そこでぬ〜べ〜は、子供達を逃がす隙を作る為に覇鬼の注意を引きつけに打って出た。
鬼の手なしでは無謀な行為だ。
覇鬼には妹を大切に思う心があった。ならば人間が互いを思いやる気持もわかる筈と訴える。
巻きつけた白衣霊縛呪はあっさりと破られ、覇鬼はぬ〜べ〜の訴えを否定する。
覇鬼にとって人間は虫ケラ。自分と一緒にされるのは不愉快極まりないようだ。
ならばぬ〜べ〜は死ぬまで戦うまで。その霊力はぐんぐん上がっていき、覇鬼を少しだが怯ませた。
鬼の手無しで善戦するぬ〜べ〜に玉藻は驚くが、ぬ〜べ〜の強さは鬼の手など必要としないのだ。
大事なのは生徒を守ろうとする心、ゆきめにはそれがわかっていた。
それでも力及ばず、ぬ〜べ〜は覇鬼の猛攻を受ける。満身創痍ながら、ぬ〜べ〜はまだ生徒を守る
意志を失っていない。覇鬼はトドメとばかりにぬ〜べ〜を殴りつけようとするが、そこへ眠鬼がとめに入った。
やはり人間の味方になったのかと驚きを隠せない覇鬼に、眠鬼は「人間をむやみに殺すのはよくない」
と訴える。眠鬼は暫く人間と暮らしてみて、人間の事をある程度理解していた。
鬼には信じられないが、人間は自分より他人を大事に思う時が本当にあり、それは時に鬼をも打ち破る
パワーを生み出す。現に、絶鬼はそれによって破れているのだ。
眠鬼の訴えに対し、注意はするがそれを恐れて殺さないのは臆病というものだと覇鬼。
だが眠鬼が言いたいのはそういうことではない。ぬ〜べ〜が自分を他の皆と同様に自分の命を捨てて
まで大切にしてくれた事で彼女の中に今までになかった気持が目覚め始めた。それは「やすらぎ」。
眠鬼のこの発言は覇鬼にとって受け入れられるものではなかった。
眠鬼は人間によっておかしくなってしまった。ぬ〜べ〜を殺さないと眠鬼は鬼としてダメになると言うのだ。
ならば眠鬼にも覚悟があった。眠鬼はぬ〜べ〜に向き直り、それを受けてぬ〜べ〜は経文を唱える。
すると、眠鬼はぬ〜べ〜と融合し、強力な鎧に姿を変えた。
装 着 鬼 の 鎧 !!
眠鬼がぬ〜べ〜のパンツになるんじゃないのか
前回とまるで違う漫画になってしまった・・・
やっぱり眠鬼が手になるか・・・って、聖衣?
これは燃える展開
パンツネタで行かないってことは、真面目にやる気なんだな
なんつーか、戦闘はGS美神のノリ、鬼の鎧は聖衣(セイヤ)orアムド(ダイ大)のノリだなw
次は3鬼パパが出てくるヨカーン
#266 戦いの果てに… の巻
眠鬼と融合し、左半身に鬼の鎧をまとったぬ〜べ〜。覇鬼は納得行かず、眠鬼になぜだと訴える。
眠鬼の答えは「いう事を聞いてくれないお兄ちゃんなんて大嫌い」というもので、ぬ〜べ〜や人間を
殺さないよう約束しろと覇鬼に迫る。覇鬼にはそんな約束を受け入れる事はできない。
覇鬼にとって人間はウジ虫同然、殺して何が悪いのかという考えだ。
眠鬼と覇鬼の交渉は決裂した。いよいよ、鬼同士の兄弟げんかが始まるのだ。
実の兄と戦う気満々の眠鬼ではあるが、できれば覇鬼を殺さないようにとぬ〜べ〜に頼む。
必ず覇鬼を言い聞かせるからと。
妹をたぶらかした人間に怒りを隠さない覇鬼は、ぬ〜べ〜から力ずくで眠鬼を引き剥がしにかかった。
ぬ〜べ〜の左腕を思い切り掴むが、それで痛がるのは眠鬼だった。眠鬼はこれに反撃し、自分で
殺してしまいそうな勢いで覇鬼を攻める。
あれほど強力な覇鬼と互角の戦いを繰り広げるぬ〜べ〜・眠鬼のコンビ。眠鬼は霊能力者と合体
することで凄いパワーを発揮できる。だから以前ぬ〜べ〜をパンツにしようとしていたのだ。
眠鬼と協力する事で妖力波を操り空まで飛ぶぬ〜べ〜はもはや妖怪の域に達している。
人間相手に苦戦を強いられた覇鬼はキレて強力な熱球を繰り出した。
「 焦 熱 覇 拳 」
見た事もない凄まじい妖力が二人を襲う。覇鬼がキレた時に放たれる、全てを焼き尽くす地獄の業火。
それはなんと眠鬼にも防げないという。防御不可能な炎が眠鬼に迫る!
その時、なんとぬ〜べ〜が無防備な右半身を前に出して炎を受け止めた。
いくらパワーアップしているとはいえ、人間の体でこれはあまりに無謀だと眠鬼が心配する。
それでもぬ〜べ〜の妹を思う気持は強く、全身焼け爛れながらも眠鬼を守りきった。
力尽き、落下するぬ〜べ〜。眠鬼はぬ〜べ〜から分離し、その身を案じる。
眠鬼が必死に呼びかけるが、ぬ〜べ〜の意識は戻らない。
ぬ〜べ〜は眠鬼を命懸けで守った。血は繋がっていなくても、彼女を妹として本当に心配しているのだ。
人間はウジ虫なんかじゃない、地獄にはないあたたかい心のパワーがある。
眠鬼は、そんな人間が好きになった。
「もしそれを壊そうというのなら、もう覇鬼兄さんなんてお兄ちゃんじゃないよ」
涙ながらに訴える眠鬼の姿は覇鬼に衝撃を与えた。
覇鬼は倒れたぬ〜べ〜に歩み寄ると、片手をかざして気を送り始めた。
それは、左手に封じられている間に覚えたという「ヒーリング」。本来鬼にはない技だ。
これにより全快し意識を取り戻したぬ〜べ〜に、覇鬼は意外な宣言をした。
「お前の勝ちだ もう人間は殺さない」
とはいえ、決して納得した訳ではなく、あくまでも眠鬼に免じての事だ。
それでも覇鬼と和解した事は驚きだ。兄弟の愛が鬼の殺戮本能にまさった結果であろう。
さて、それで今後どうするのか。覇鬼は眠鬼を地獄に連れ帰るつもりだが、人間界での暮らしを
気に入った眠鬼はまだこっちにいるつもりだ。しかし妹思いの覇鬼は眠鬼を一人で人間界に残す
事に不安を感じる。そこで覇鬼が導き出した解決策は…
再び鬼の手となり、この状態で覇鬼も人間界に残るというものであった。
これで今までどおり、めでたしめでたし。
「まてよ、本当に今までどおり?」
予想通りだったが、ついに覇鬼と和解か。
…てことは、やっぱりアノ人が…
話が大きく動いたな。
ところでヤン=カイルン戦の時にも思ったけど、最近の玉藻とゆきめは冨樫と虎丸に見える。
あれ?こっから長引くとおもったのに…
でもこれくらいさくさく進んでくれたほうがいいな、ジャンプの編集さんよぅ
これから眠鬼と覇鬼がからんで騒がしくなりそうだなw
…あれ? これで解消されてない伏線はあの人だけになった?
以外に簡単に和解できたが…
美奈子先生は今までこんな鬼を
一人でぬ〜べ〜の手の中で抑えていたんだな…
多分、ギャグとかだじゃれとかで気を逸らしてたんだろう
>多分、ギャグとかだじゃれとかで気を逸らしてたんだろう
…それいいな。
モノがあるのかっていう問題はおいといて、あやとりとかして覇鬼の気を逸らす美奈子先生w
ほほえましいww
> 「まてよ、本当に今までどおり?」
え? どういう意味?
俺にはよく分からんのだが。
来週まで待てばわかるのかな?
それとも長編後だから
来週はまた単発のほのぼの話かな
和解できたか。ま、あの正確だから少しは何とかなると思ったが…
となると、あとは美奈子先生が成仏?する番かな。
あと残る問題は…ぬ〜べ〜とリツコ先生のどっちとくっつくか、だっけ?
他にもあった?
>>154 もう美奈子先生が抑えなくても良くなったから美奈子先生を解放できるってことじゃないか?
御鬼輪は結局探す必要なくなったな
しかし、アレだな
絶鬼カワイソス
次回は
絶鬼「あれが童守町だよ…パパ」
父鬼「小さな町だ…一撃で消してしまえばよかろう…」
160 :
マロン名無しさん:2007/08/15(水) 08:11:24 ID:Rw829jWE
>>159 その危機を救うのはミンキのパンツなのかトランクスなのか
そこはキョヌーの母鬼だろ、ジャンプのエロ担当マンガとしては。
>>154 鬼の手に自我があるって時点で今までと違うだろ
(1999年6月8日 地獄先生ぬ〜べ〜30巻発売中)
真倉翔コメント
けっこうスーとして気持ちいい物にはまるタイプ。寝る時は必ずアイス○ンをして寝る。そんなある朝、
起きたら顔中血がべっとり…「うぎゃー死…死…」とパニクッたが、よく見たらアイス○ンが破裂して、
中のノリ状の物が流れ出していた。あースーとした。
#257 妖怪女子高 の巻
>>46-47 #258 伝説のくだ狐 の巻 .
>>55-56 #259 特訓!いずなとゲド の巻 .
>>66-68 #260 イタコのプライド! の巻 .
>>77-78 #261 真の富 の巻
>>84-86 #262 覇鬼、復活!! の巻
>>96-97 #263 覇鬼、大暴れ!! の巻
>>115-116 #264 覇鬼打倒作戦! の巻
>>128-129 #265 お兄ちゃんはどっち!? の巻 .
>>137-138 #266 戦いの果てに… の巻
>>146-147 未収録カット特集
今まで雑誌等に掲載していながら、単行本に未収録だったカットをまとめて紹介します。
その1 ジャンプ表紙
・和太鼓のバチを構えるぬ〜べ〜と、法被をまとった広たち
その2 ジャンプ表紙
・ぬ〜べ〜バストショット×2、1升瓶片手にマイクを握るぬ〜べ〜
その3 テレカ
・鬼の手を構えるぬ〜べ〜
その4 8巻#64扉絵
・「オリジナル妖怪大募集」当選者発表
当選した妖怪はマンガに登場予定…でしたが、結局登場しませんでした。
その5 27巻#235ミニカット
・童守病院に急ぐ陽神と南雲
描き足しのあおりで削除されたコマ
その6 ジャンプノベル
・5年3組メインキャラ集合
ジャンプノベルVol12 小説用カット
夢を利用して魂を入れ替える「妖怪とりかえっこ」の話。以下あらすじ。
妖怪「とりかえっこ」は、生まれるとすぐ自分の魂を人間の赤ん坊の魂と入れ替える。
そして人間が大きく育った頃、再び自分の魂を取り返しにやってくる。
童守小5年3組の誰かが妖怪の魂の持ち主だ。
いったい誰が?生徒達の心の中に疑心暗鬼が広がっていく…。
・ぬ〜べ〜の見た夢、吹雪の中の生き物…? ・「妖怪のしわざでは…?」 怖がるリツコ先生。
・法子が悪霊に!? ・教室は夢の話でもちきり…。 ・苦しみだす響子。いったいなにが!?
・広の見た夢。ん…小指がない…? ・現れた妖怪・魑魅魍魎。 ・響子と妖怪とりかえっこ。
・襲い掛かる妖獣ジャコール!ぬ〜べ〜あやうし!
その7 ゴジラ
・ゴジラワールドに招待され飛行機でニューヨークに向かうも、鬼の手の所為で空港で取り押さえられる
ぬ〜べ〜。WJに掲載された5ページの特別番外編。版権の都合上コミックスには収録できません。
おしらせ
OVA第3弾好評レンタル中!「史上最大の激戦!絶鬼来襲!!」
次巻のおしらせ…(律奈子先生)
いいわね!?いくわよ!31巻!!
おわびと訂正
29巻のキャラクター星占い、蟹座の欄で「〜愛情欲求が強い 蟹 座 がベスト」
は「蠍 座」の間違いでした。おわびして訂正します。ごめんね。
>版権の都合上コミックスには収録できません。
残念!単行本に収録されれば後々まで残っていつでも見れるのに、それが出来ないのか。
でもこういう風に未収録カットをまとめてくれる企画はありがたい。
死闘の末、鬼の手の覇鬼とぬ〜べ〜は和解した。危機は去り、覇鬼は自らの意志で左手に戻った。
すべて元通りと思われた。しかし、それはぬ〜べ〜に悲しい別れをもたらすのだ…
#267 別れ の巻
鬼の手に戻った覇鬼は自分勝手に動き回り、授業中でもお構いなしに遊ぶ。鬼の手との共存は大変だ。
長年ぬ〜べ〜を苦しめた鬼がこんなお調子者で無邪気な奴だったなんて…長い間鬼の手として子供達を
守ってきた事が覇鬼自身を少し変えたのだろうか。もちろん覇鬼自身は否定するが。
雪が降り始めて楽しい雰囲気になったところで、ぬ〜べ〜は校門に意外な人影を発見した。
それは、恩師の美奈子先生だった。鬼の手に閉じ込められている筈の彼女がなぜそこに?
なんと、覇鬼の心を封じていた美奈子先生は覇鬼が人間に災いをもたらさない事を誓った事で
その必要がなくなったので鬼の手から解放されたのだ。覇鬼も間違いないと証言する。
ぬ〜べ〜はこれを派手にお祝いする事にした。給料全部つぎ込んでの解放記念パーティだ!!
しかし大盤振る舞いと言いながらその会場はラーメン屋。だがぬ〜べ〜をセコイと責める事はできない。
なぜなら、美奈子先生は大変な大食漢だからだ。大量の料理を軽々と平らげ、遂にはぬ〜べ〜に
本当に給料を全部使わせてしまったのだ。この豪快さには生徒達もビックリ。
腹ごなしに食後の運動。バッティングセンターやボーリングで大活躍の美奈子先生。
対してぬ〜べ〜は覇鬼の所為ですっかりお笑い要員。
和気藹々の楽しい雰囲気の中、時間も遅いので生徒達を家に帰した。
ここからは大人の時間、居酒屋にでもとぬ〜べ〜が切り出すが、美奈子先生は急に神妙な態度になった。
「もう… 時間よ」
ぬ〜べ〜も真顔に戻り、涙ぐむ。
これまでぬ〜べ〜は御鬼輪を捜したりと美奈子先生を助け出す為に努力してきた。
美奈子先生はこうして解放されたが、彼女はとうの昔に死んだ人間で、肉体がない。
陽神で作った今の体もこれ以上は保てず、もうこの世にはいられないのだ。
美奈子先生は、ぬ〜べ〜の手で成仏させてもらう事を望んだ。
ぬ〜べ〜が霊能力教師になったのは、美奈子先生の存在があったからだ。
彼女の言葉に励まされ、彼女に憧れて今のぬ〜べ〜があるのだ。
その恩を精一杯の言葉にして美奈子先生に感謝するぬ〜べ〜。、
美奈子先生はぬ〜べ〜が立派に育った事に満足している。
最後に、美奈子先生はぬ〜べ〜が覇鬼から受けた傷をヒーリングで治してくれた。昔のように…
この人がいたから…俺はたくさんの生徒たちを守るため戦ってこられた…
すべて…この人がいたから…
信頼する教え子の手によって、美奈子先生は天に昇っていった。
ぬ〜べ〜はその先を見つめる。
さようなら…
次回は玉VSぬーで最終回か
なんだろう、この大きな喪失感は…
最終回間近・・・?
次は麒麟と七人三崎にリベンジか?
美奈子先生…(´;ω;`)ウッ
あれ?泣いてるの自分だけ?
豪快すぎだろw美人だけどもてなそうだな
>>172 心配するな、みんな心で泣いてるさ。
なんか、最終回近そうだな…
なんか後2、3話で終わりそう
>>173 幽霊でもかまわないから俺は結婚したかったよ
やっべーなんか終わりそうな雰囲気だな
ちょ、終ったらどうするよ…
ジャンプで他にエロが期待できるマンガあったっけ?
次回は最終回か……
なんで覇鬼がこんなに信用されてんの?
もうすでに死んでる人なのに改めて悲しいなぁ
しかし霊体でも食事するのか
美奈子先生がぬ〜べ〜と再会した時むぎゅっとオパーイに抱き寄せたシーン、
ドーラおばさんに見えたのは内緒だ。
体育館に響き渡る「仰げば尊し」の合唱。郷子は感極まって涙を流している。
#268 送らずの桜 の巻(その1)
先ほどの歌は卒業生を送る会の練習で歌っていたのだが、ノー天気な皆の中で郷子だけは浮かない顔。
進級してクラス替えで皆がバラバラになる事を憂えているのだ。
別に会えなくなるわけじゃなし、大げさだと皆は言うが、郷子は納得行かない。
ぬ〜べ〜に相談してみるも、寂しいながらも前向きな意見が返ってきた。
郷子は今のクラスへの思い入れが強く、皆が平気でいられる事が不思議だった。5年3組がなくなるのは
嫌だ、もう一生のうちこんな楽しいクラスは二度とないだろう。
「だったら…もう一回戻る?」
不意の呼びかけに振り向くと、細い体でこけしを思わせる少女が佇んでいた。
さくらと名乗る5年生の少女。こんな子が校内にいただろうかと訝しがる郷子に、さくらは続けた。
なんと、ずっと5年3組でいられる方法があると言うのだ。
校庭に並ぶ桜並木の中に、一本だけ花の咲いていない物がある。その木の幹に自分の名前を刻むと、
同じ学年をやり直せるという七不思議があるそうだ。
「単に落第するだけじゃないでしょうね」とさくらに向き直ると、既に彼女の姿はない。
その桜の木を確認してみると、確かに幾人かの名前が彫ってある。彼らは同じ学年に戻ったのだろうか。
あるいはタイムスリップでも起こるのか…?
おもむろに彫刻刀を取り出すと、郷子は自分の名前をその幹に刻んだ。
すると木の幹に大きな口が開き、無数の触手が郷子に絡みついた。
その頃、職員室ではぬ〜べ〜が机の引き出しをぶちまけていた。何かの虫の知らせだろうか。
ぶちまけられた中に一冊の古いノートを見つけた。それは童守小学校の七不思議をまとめた物。
一.屋上に続く階段は夜になると魔の13階段になって悪い子を引き込む。
二.校庭の二羽のカラスがいる木の下で愛を告白すると必ず結ばれる。
三.家庭科室の合わせ鏡を0時0分0秒に見ると未来の自分が映る。
四.図工室のモナリザは人を食う。
五.二宮金次郎像が夜校庭を走る。
六.人体模型が夜掃除してる。
どれも懐かしい、経験済みのものだった。しかし、最後の七つ目にだけは誰も覚えがない。
七.校庭で一本だけ花の咲かない桜の木がある。それに名前を彫ると同じ学年をもう一度やりなおせる。
さっそく試してみようとする美樹をぬ〜べ〜が強くたしなめる。この最後の七不思議を試したが最後、
本当のほんっとーにこの世に帰ってこれなくなり、ぬ〜べ〜にも助ける事はできないそうだ。
…なーんちゃって と冗談めかして試してみろと煽るぬ〜べ〜。美樹はこの一年で、ぬ〜べ〜がこういう
態度をとる時は本当にヤバイという事を学んでいた。そこへ法子が飛び込んできた。
法子に案内されたのは、まさに最後の七不思議の現場であった。そこには放置されたカバンと彫刻刀。
そして、真新しい大量の血が残されていた。まさか本当に犠牲者が出るとは…
ぬ〜べ〜は幹に彫られた犠牲者の名前を確認して驚いた。そこにはっきりと郷子の名前が刻まれていた。
暗い…深い闇の底へ沈んでゆく郷子。 ここは……どこ…?
美樹に肩を揺さぶられて郷子は目を覚ました。ここは5年3組の教室、今日は…新学期一日目!?
教室に入るなりボケをかますぬ〜べ〜の姿には見覚えがある。これは確かにぬ〜べ〜クラス一日目の
風景だ。郷子はあの日に戻ったのだ。
喜ぶ郷子の後ろの席では、クラスメイトではない筈のさくらが不気味な笑みを浮かべているのだった…
この回がラスト?
ガチで最終回が近いぞこれ……。
なんか最終回臭い
物凄く最終回に相応しい展開に思える
木から脱出
↓
鬼の手で潰して解決
↓
ぬ「よーしみんなでラーメンでも食いに行こう」
↓
ワイワイガヤガヤ
↓
END
絶鬼が親父を連れてくる話をせずにこの展開かよ……
もう終わらせる気満々じゃねえか
あれ七不思議ってこんなもんだったっけ
もっとあったような・・・
七不思議のうち6つが
>経験済み
って普通ないよなw
「蛍の光」や「仰げば尊し」、消防の頃は確かに意味もわからず歌ってたw
もう消化してない伏線は律子先生の恋心ぐらいか
玉藻との決着もまだだぞ。
もう敵対する理由はないが、ライバルとして全力で戦わないと……って今のぬ〜べ〜だと鬼の手100%で戦えるよな。
玉藻オワタw
広たちの学校は毎年クラス替えなのか?
そもそもクラス変わったくらいで会わなくなる仲でもないだろw
バイツァダストが発動したな
>>195 玉藻も九尾様を味方につけてどうにかするよきっと
メイン五人の成長、玉藻の愛、鬼三兄弟との戦い、美奈子先生の解放、回想っぽい話……
やっぱ終わるのかねー、第二部六年生篇とかないのかな
なあ・・・二宮金次郎って中学校の物をあずかってただけじゃなかったっけ
かつて童守小にもあったんじゃなかったっけ
普通の像でも童守小に持ってくると魂宿るんだよ
>ううういやじゃ
このコマワロスw
>くらいよ…ここは……どこ…?
どこかのアニメで見たようなカットだな。
おい、終わる前にもう一度静香の出番を……!
やっと美樹が学習したか
それも最終回に近づいてる証拠だよな
郷子ってこの漫画のヒロインなんだと再認識。
しかし郷子が仲いいのって特定の数人じゃないか。
と思ってしまう俺。
さくら妖しすぎだろ…気付けよ郷子
まぁ、このクラス実はすでに5回ぐらいループしてるんだけどな。
枕返しか茶袋がなんかやってるからループしてんじゃね?
>>203 狂おしいほど同意。
終わると寂しいな…(´・ω・`)
偶然の女神が通りかかって全く同じメンバーで進級
↓
地獄先生ぬ〜べ〜第2部6年3組編スタート
むかしむかし、この童守小学校にとっても仲のいい5年生のクラスがあったという。
3月になり進級・クラス替えが決まって皆泣いて別れを嫌がった。そこで先生は記念にみんなを
最後の遠足に連れて行った。しかし彼らは…事故に遭いそのまま永遠に進級しなかった…
校庭の一本だけ花の咲かない桜はそのクラスが植えたもので、だからこの木に名前を彫ると
彼らのように進級せず、もう一度同じ学年を繰り返すという。しかしそれはまやかしに過ぎない。
実際には彼らの霊に魂がとらわれるだけだ。そんな木に、郷子は自分の名前を刻んでしまったのだ。
そのクラスの集合霊はすごい団結力だが、ぬ〜べ〜は郷子を救うために除霊を試みた。
#269 送らずの桜 の巻(その2)
郷子は5年生の新学期を嬉しそうに過ごしていた。ぬ〜べ〜お約束のギャグや短い髪型が懐かしい。
この頃は誰もぬ〜べ〜の鬼の手を実際に見ておらず、ただの噂だと思われていた。
何もかもがぬ〜べ〜のクラスに入った時のままだ。そんな上機嫌の郷子に、広が「ペチャパイ女」
と言ってきた。広のむなぐらをつかんで威嚇すると、広はガクブルしている。
…あれ?広は5月頃に転校してきた筈。なんで今ここに?
その疑問にはさくらが答える。ここは郷子が楽しいと思っている5年3組を再現した世界で、全てが
同じ訳ではない。時間は新学期に戻っているが、起こる出来事は少し違うのだ。
郷子はこれからまた広とのいい関係を築いていかなければならない。
校内を歩いてクラスメイトに会うたびに、彼らが一年前は今と随分違っていた事に気付かされる。
克也は卑怯な不良で、晶は暗く悲観的な少年だった。二人とも、この一年で変わっていったのだった。
広・美樹・まことに誘われた郷子は、旧校舎を探検しに行った。そこの理科室には毒薬で何人も殺した末
警察に追い詰められて劇薬を被って自殺した変質者理科教師の霊がでるとの噂。
危険だから入るなという先生の言いつけを守ろうとする郷子を、美樹は「生意気」と突き飛ばす。
一年後にはだいぶいい子になったが、この頃の美樹はクラス一のトラブルメーカーだった。
ちなみに、この頃はBカップだったが一年後にはFカップになる。
美樹はもっと友情に厚かった筈だと思ったが、そうなるのもこれから数ヵ月後の事だ。
旧校舎の理科室に入ると、噂どおりに理科教師の霊が襲い掛かってきた。郷子は腐った床を踏み抜いて
足をとられてしまった。まことに助けを求めるが、この頃のまことは怖がりな甘えん坊だった為郷子を置いて
逃げ出してしまった。ぬ〜べ〜が駆けつけて悪霊退治を試みるが、硫酸をかけられて苦戦している。
郷子はこれを助けようと床板をつかんで悪霊に殴りかかり、クラスメイトにも協力を求める。
しかしクラスメイト達は悪霊を恐れ、何よりよく知りもしない先生のために命まで懸けたくないようだ。
結局ぬ〜べ〜は他の生徒達の手を借りずに悪霊を退治したが、郷子は腑に落ちない。
「こんなの違う」と訴える郷子は、この一年で5年3組の皆が得た物は0からやり直せない事に気がついた。
そして、自分が間違っていた事に。クラスの一人一人が一年かけて変わった部分は、どんな宝物よりも
大事なものだった。それを自分の勝手な思いでリセットして同じような経験を繰り返そうなど…
それは偽物、紛い物なのだ。
「私わかったの。楽しいときの経験はもう一度くりかえすんじゃなくて
これからの未来の糧にするもんだって。」
「いいたいことはそれだけ?」と、さくらが現れた。広達は残念がっていた。
郷子なら、喜んで「我々」の仲間、止まった時の住人になれると思っていたのに。
楽しかった同じ時間を何度でも繰り返す、この空間の住人に…と。
樹木が化けたような姿に変わったぬ〜べ〜や仲間たちが、その枝で郷子を捕らえる。
「だが、もう逃げられないよ。君も我々の仲間になるんだ。」
校庭ではぬ〜べ〜が郷子を救おうと除霊を続けていた。経文によってようやく木の幹が開かれ、
捕らわれた郷子の体があらわになった。しかし、魂が木の中に融合している為無理に取り出す訳には
いかない。どうやって助ければいいのか…
最初はこうだったんだな・・・
木の広たちこええ
>一年後にはだいぶいい子になったが
ダウト!そこだけは承諾できん!
育ち盛りとはいえ、一年でBカップからFカップってw
しかしさくら、人のクラスの事にやたら詳しいな。
美樹育ちすぎじゃあーっ
将来どうなっちまうんだ
Ωカップにご期待下さい
∞カップ
デカすぎると逆に萌えないぜ巨乳。
美樹よりねねこ河童のほうがかわいい
( ´,_ゝ`)プッ
美樹の胸は設定が変わったんじゃなくて成長したのか。
5年生を繰り返すって事は、これまでの恐怖体験や死にかけた経験も繰り返すのか?
法子と静が郷子の危機を知らせると、クラスメイトは全員でその現場に駆けつけた。
#270 送らずの桜 の巻(その3)
郷子が捕らわれた桜の前ではぬ〜べ〜が手をこまねいていた。郷子の魂は完全に木と繋がっており、
無理に引き剥がせば死んでしまうからだ。そして、この木に宿っているのは強い団結力で結ばれた
5年生のクラス40名の集合霊。一人一人の霊はそれほど強くないが、心の絆で何乗にも力が上がって
いる為、外から除霊する事は不可能に近い。
外から無理なら中に入ったら?生徒達は鬼の手で自分たちを木の中に入れてくれと申し出てきたが、
そんな危険なことをさせるわけにはいかない。ぬ〜べ〜が躊躇しているとそれをまどろっこしく思った
生徒達は皆して件の桜に自分の名を刻み始めた。これを受け、桜の木はぬ〜べ〜クラスの生徒達を
全員絡め取る。
郷子は偽物の世界から逃げ出そうと走っていたが、木の化け物から逃れる事ができない。
ここは止まった時の世界…卒業も進級もしない。楽しかった時間を永遠に繰り返すのだ。
自らそれを望んで桜の木に名を刻んだ郷子はその仲間、学級委員のさくらは融合して一つになる事を
迫り、他の化け物もそれに頷く。
郷子はこれを全力で拒否する。この一年間をぬ〜べ〜クラスで過ごしてきていっしょに成長してきた。
自分は皆のところに帰るのだ!
だが「その5年3組の連中はクラス替えを寂しいとも思わない薄情者じゃないか」と、さくらの口は減らない。
そんな奴らの事は忘れて自分達の仲間になれと誘いかける。
そこへ制止の声が響いた。見ると、5年3組の生徒が勢揃いしていた。
「俺達はクラスの仲間を見すてない。命をかけてもな。」
ぬ〜べ〜クラスの生徒達が全員で名前を彫ってここに来た事を悟ったさくらだが、クラス替えでバラバラに
なる事をなんとも思わないようなクラスは自分たちの敵じゃないと攻撃を仕掛ける。
その攻撃をぬ〜べ〜が遮って生徒達をたしなめる。生徒達だけを危険な目にあわせられないと、自分も
木に名前を刻んで入ってきたのだ。
全員集合したぬ〜べ〜クラスは、この一年の思い出を念じる事でさくらに自分達の絆を示した。
温かく、楽しく、皆が思いやっているクラス。その素晴らしさがさくらに伝わる。だが、そんなクラスならば
なぜクラス替えを悲しまないのかがさくらには理解できない。それに対する広の答えは明快だった。
「それはな、俺たち5年3組の友情がクラス替えくらいじゃなくならないって信じているからさ。
クラスが変わっても、学校が変わっても、ずっとずっと友達でいられるって信じているから。
そういう友情を…俺たち5年3組は一年かけて…きずきあげてきたんだ。」
ぬ〜べ〜クラスの想いが通じ、さくらも遂に納得して郷子を解放した。
「私たちはきっと臆病だっただけ。居心地のいい時間を失うのがこわくて逃げていただけ。
私たちもそろそろ…進級します… さようなら…」
送らずの桜の下、全員が無事に目を覚ました。もちろん郷子も無事だ。
郷子はこの一年の事がかけがえのない宝物である事を身をもって知ったようだ。
一行の頭上を桜の花びらが舞う。咲かない桜の木に咲いた、満開の桜。
止まっていた時が動いた…さくら達が成仏した証しだ。
「俺たちも進級だな。」
「でも5年3組は永遠よ。」
「そうだな…」
緊急報告!!次回、ついにぬ〜べ〜がゆきめにプロ…
感慨深いな〜
本当に積み上げてきたものってのを感じるよ
ところで最後はなに?プロテイン?
感動する話なんだが最後のプロ……に全部持ってかれた俺。
ままままままさかそこまでやる気か!?
本気で終わりが近いが、打ち切りで急に終わるよりこうして伏線消化期間を設けてもらえるのはありがたいな。
>自分も木に名前を刻んで入ってきた
「鵺野鳴介」…ただでさえ画数多くて書きにくい名前を
彫刻刀で丸い木の幹に彫ったのか。大変だな。
ぬーべー、ついにゆきめにプロポーズか…
って、待て!律子先生はどうなる!?
ゆきめをプロデュースして業界人になるのかぬーべー
ゆきめにプロレス技をかけられるのか
プロ…シュート?
ゆきめにプロパガンダを吹き込むぬーべー
ぬ〜べ〜がゆきめにプロミネンスだろ…常識的に考えて…
ぬ〜べ〜がゆきめにプログラム初期化…
ぬ〜べ〜がゆきめにプロテイン
241 :
マロン名無しさん:2007/08/20(月) 02:48:12 ID:k6+KtUCH
ぬ〜べ〜がゆきめにプロトカルチャー!?
ぬ〜べ〜がゆきめにプロボウラー律子の霊を降ろすんだろ、律子先生つながりで
ぬ〜べ〜がゆきめにプロレタリア革命か…深いな。
プロレスごっこだろ
みんな次回予想ばっかしすぎww
40人vs40人
ぬ〜べ〜開始以来最大の団体戦じゃないか?
レス多いからこのスレ住人多いように感じるけど
実際は少ないんだろなww
IDが出ないと自演し放題だかんなw
今日は学年最後の学級会。なにかやり残した事はないか?
ぬ〜べ〜が付け忘れていた通信簿をフルスピードでつけていると、ゆきめが約束していたデートの
誘いに来た。通信簿つけてるんで行けないというと、いつも約束を破られてばかりのゆきめは
「守れない約束だったらはじめからしないでください」と怒って出て行ってしまった。
この様子を見て、生徒達は自分たちのやり残しに思い至った。それは…
「ぬ〜べ〜の結婚式!!」
#271 プロポーズ大作戦!! の巻
ぬ〜べ〜の人生で両思いになる機会など他にない、今を逃したら一生独身だと生徒達は手厳しい。
余計な世話だ、放っておけと反論するぬ〜べ〜だが、放っておいたら心配だから言ってるのだと郷子。
プロポーズしない理由を貧乏で指輪が変えない所為にするぬ〜べ〜だが、それが口実である事は
生徒達にはお見通し。奥手なぬ〜べ〜をフォローすべく、生徒達は一計を案じるのであった。
ぬ〜べ〜もそろそろ態度をハッキリさせなければならない事はわかっていた。とはいえ事情というものが…
ブツブツ言いながら歩くぬ〜べ〜の足元に、美樹がさりげなく一枚の福引券を落とした。
それを持ってさっそく商店街の福引所へ。1等はなんと300万円のダイヤの指輪!!鬼の力全開で福引を
ひくと、見事1等の指輪を引き当てた!!喜色満面で走り去るぬ〜べ〜。
実はこれは偶然ではなく、ぬ〜べ〜の為に用意されたものだった。用意したのはもちろん生徒達で、
福引所のオヤジは玉藻だったのだ。
指輪を持ってさっそくゆきめの所へ行くかと思われたが、生徒達の期待をよそにぬ〜べ〜はいきなり
これを質入しようとしていた。が、生徒達の影からの制裁を受けて思い直すのだった。
その頃、ゆきめはぬ〜べ〜との関係に自信を失って涙していた。元はといえば自分が押しかけていって
強引に好きだと言わせたようなものだし、ぬ〜べ〜はもう自分に飽きているのでは…?
もうおしまいかもと塞ぎこんでいるゆきめに、美樹から電話がかかってきた。
港で一人悩むぬ〜べ〜のもとに、ゆきめが飛んできた。美樹に余計な事を吹き込まれて、ぬ〜べ〜が
自殺を計っていると思い込んでいるようだ。とにもかくにも、生徒達はぬ〜べ〜とゆきめを引き合わせる
事に成功した訳だ。
生徒達が気づかれないように覗いているとはいえ、夜の港で二人きり、指輪もあるしシチュエーションは
わざとらしいまでに整っている。それでもなかなか次のステップに踏み出せないぬ〜べ〜を後押しすべく、
生徒達によってムーディーな音楽が奏でられる。これまた生徒達の用意した夜景をバックにゆきめは
ぬ〜べ〜に話しかけるが、ぬ〜べ〜の返事はぎこちなく、その表情は強張っている。
その為ゆきめには余計な不安を与えてしまっており、いつまでも煮え切らないぬ〜べ〜に生徒達もやきもき。
生徒達は「ロマンチック流れ星作戦」を開始した。それは星の着ぐるみでワイヤーを滑り降りるというものだ。
しかし作戦開始間もなく、ワイヤーを張っていた錆びたクレーンが生徒達の重さに耐えられず折れてしまった!
この時の悲鳴でぬ〜べ〜達は生徒達の存在に気付いた。このままでは地面に叩きつけられて死んで
しまうので、ぬ〜べ〜とゆきめは協力して生徒達を助けるのだった。
生徒達を無事氷の斜面に軟着陸させたところで、二人は狭い足場でバランスを崩して抱き合う形になった。
見つめあい興奮が頂点に達したところで、ぬ〜べ〜は指輪の包みを渡しつつ遂に今まで言い出せなかった
言葉を切り出した。
「け… けっこんしよう……か…」
プロポーズが終わった瞬間、指輪の包みが爆発して中から生徒達の手作りの指輪が現れた。
涙を流し、プロポーズを受けるゆきめ。ここでプロポーズを見届けた生徒達が騒ぎだした。
ここにきて初めて、ぬ〜べ〜は自分が生徒達に乗せられていた事に気付いたのだった。
生徒達全員が証人となり、今度ばかりは約束を破る訳にいかない。
いやがうえにも盛り上がる生徒達。ゆきめは早速指輪を左手の薬指にはめている。
ひ…ひょっとして俺は… ものすごく大変なことをしてしまったのでは!?
緊急報告!次回ぬ〜べ〜 ついについにゆきめと結…
結局…?
南極…?
大冒険…?
玉藻カワイソス(´・ω・`)
結着剤抜きの本物のソーセージ作りに挑戦
しかしすごい場所でプロポーズしたもんだw
玉藻が地味にイイ味出してるwww
マ、マジか!!!
ムーディな雰囲気が気持ち悪いwww
結婚はいいけど、戸籍とかないよなゆきめ
つまりぬ〜べ〜は戸籍上生涯独身か
おまいら、結婚もいいけど
クラスメイトの演出のアッー!!には誰も触れないのか。
>>260 玉藻が結婚祝い代わりに市役所行って戸籍係にちょっと妖術をかければOK
来週「結合」かよ
眠鬼の回を越えるな
少年誌の限界と人間と妖怪の壁を超えて、ゆきめとぬ〜べ〜の初夜まで描くんだよな
なんだろう、読んでるこっちがドキドキしてくる。
律奈子先生に迫られた時とはまた違ったドキドキが…
#272 ぬ〜べ〜結婚前夜 の巻
結婚式場で式のプランを相談するぬ〜べ〜とゆきめ。ゆきめの要望は派手で金のかかるものばかり。
結局普通のプランに落ち着いたが、式場は立派だし式は1週間後。
この性急な運びには、ゆきめなりの理由があった。
妖怪であるゆきめは入籍して正式な夫婦になる事が出来ない。だから、せめて結婚式だけは普通の
人たちと同じようにやりたいのだ。
自分が妖怪ということで随分苦しんだゆきめに、結婚式ぐらい普通にやってあげるべきかとぬ〜べ〜も納得。
そんな幸せな二人を覗く怪しい影。黒装束に身を包み、角質ばった皮膚に長い鼻を持つ男がゆきめの
結婚に怒りを表していた。男は山の神の掟を破って人間の男に心を奪われたゆきめをよく思っていなかった。
山の神最後の使徒たるその男は、最強の山の妖術使い「岩天狗」。
二人の仲を裂くべく、岩天狗は一冊の呪いの書を取り出した。
その禍々しき書物のタイトルは… 『成田離婚をするのはこんなカップル』
「玉藻…司会やってくれるかな。あんまり妖怪とか呼んだらパニックになるな。」
学校に戻ったぬ〜べ〜は披露宴の席順に頭を悩ませていた。
そして、席順以上にぬ〜べ〜を悩ませるのがリツコ先生の存在だ。彼女にはまだゆきめとの結婚を
知らせておらず、非常に気まずいので何かとごまかすぬ〜べ〜だった。しかしいつまでも隠し通せる
ものでもなく、生徒達の派手な祝福もあってついにリツコ先生の知るところとなった。
リツコ先生はにっこり笑って祝福してくれた。ぬ〜べ〜とゆきめの間には入り込めない事はわかっていた
ものの、意地もあって最後まで諦めずにいたのだった。これでスッキリした、実は随分前から疲れていたと
心中を吐露したリツコ先生は、最後に「ゆきめちゃん…幸せにしてあげてね」と締めくくった。
背を向けて去りゆくリツコ先生に、ぬ〜べ〜はゆきめを幸せにする事を堅く誓う。
リツコ先生の流した涙にぬ〜べ〜が気づく事はなかった…
そうこうするうちに日は過ぎて、結婚前夜…ぬ〜べ〜は亡き両親に幸せな家庭を築く事を誓っていた。
幸せいっぱいのぬ〜べ〜を監視していた岩天狗は、ついに行動を起こした。
「呪いの書」を参考にぬ〜べ〜の不安を煽る術をかけると、その夜ぬ〜べ〜は悪夢を見た。
夢の中では年老いて痩せたぬ〜べ〜に肥えたゆきめが不満をぶちまけていた。
稼ぎは悪く、いつも生徒優先でおまけに二人の間に子供ができない。愛なんかとっくになくなっている。
ゆきめは普段の姿に戻り、嘆く。
「私…ちっとも…幸せになれなかった」
悲鳴をあげて目を覚ますと、既に朝を迎えていた。
いよいよ二人が結ばれる当日。式場では皆がぬ〜べ〜の到着を待ちわびていた。
郷子がぬ〜べ〜の部屋に電話を入れるが出る者はなく、電話の脇には「旅に出ます」の書置き。
その時、ぬ〜べ〜は呆然とした表情で港を歩いていた。
すごい祝いだ…
嫌な妖怪だな。
俺の前に来るなよ。
今の彼女とは別れたくないから。
リツコ先生…(´・ω・`)
普段の俺なら妖怪の味方したくなるところだがぬ〜べ〜とゆきめに限っては
幸せになってほしいと感じるな。
>>269はとっとと別れろ。
玉藻便利屋だな
ゆきめと幸せになってほしあものだ
しかしぬ〜べ〜の鬼の手の新しい使い方はかなり強そうだなW
結婚かぁ…いつかしてみたいな。
そういや岡野先生は既婚者だけど(真倉先生は知らん)、
冒頭の引き出物に関するボヤキはもしかして本音?
ようやく出てきた天狗がこんな奴だとは・・・
岩天狗さま、ぬーべーたちを許してやってください
代わりに
>>269を分かれさせに行ってもいいですから
なんだかんだですごいノロケてる回にしか見えない
親父の封印を破った山の神がラスボスか
なんか…今までと違って意外と話が通じそうな山の神の使いだな
> 親父の封印を破った山の神がラスボスか
親父が命までかけた封印を破られちゃあたまらんな
他の漫画じゃないから、封印破られたからといって親父まで復活するわけじゃないだろうし
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
>>280 分からんぞ、山の神が改心して人間に危害を加えないと約束したので親父は解放され、
山の神の左手を持つ男として霊能活動を再開するかも。
ゆきめが最初の頃より可愛く見えてしょうがない
(´.ω.`)
山の神と覇鬼はどっちが強いんだろうか
#273 君が流した涙のために! の巻
結婚式場ではいつまでも来ない新郎を心配して、皆が気を揉んでいた。
その頃、ぬ〜べ〜はマリッジブルーに陥って港をうろついていた。
しかしそれは二人の結婚を邪魔しようとする岩天狗の術中に陥っての事。
岩天狗は幻術によってぬ〜べ〜の不安を更に煽る。
浮気、浪費妻、暴力息子…結婚後に待ち受けるかもしれない数々の問題がぬ〜べ〜を苦しめる。
それを見て愉快に笑う岩天狗。女性に縁のない岩天狗の目的は今やただのウサ晴らしに変わっていた。
充分不安を煽ったところで、二度と結婚しようなんて気を起こさないようにぬ〜べ〜を殺害することにした。
貨物列車の通過にあわせて上空から強い風を起こし、ぬ〜べ〜を線路内に押しやる岩天狗。
しかし殺害は失敗に終わった。岩天狗の目の前には、鬼の手を翼にして空を飛ぶぬ〜べ〜の姿。
覇鬼と和解した事で鬼の手の使い方が変わったのだ。
実はぬ〜べ〜は岩天狗の存在にとっくに気付いており、あえて術にかかったフリをしていたのだった。
確かに妖怪と人間の結婚に不安はあるが、それは互いに納得ずくの事。今更揺らぐ決心ではない。
岩天狗は、ゆきめを苦しめ父親を奪った山の神の最強の使者。それはゆきめとの結婚に際しての最後の
障害であり、ゆきめを幸せにする為にも全力で倒さなければならない。
最初からそのつもりで岩天狗を港に誘導したのだった。
とはいえ、敵もさる者。風を駆使した攻撃は侮りがたく、結婚式には5分ほど遅れそうだ。
「俺はゆきめを絶対…裏切らない!!
必ず行く!妖怪だからと…山の神の掟だからとあの子が流した涙に報いるため。」
ゆきめを想うぬ〜べ〜の力は強く、鬼の手を駆使した今までにない戦い方で岩天狗を圧倒する。
しかし、自慢の鼻をへし折られた岩天狗は持てる全妖力を傾けて「天神風」を繰り出した。
強烈な爆発に見舞われるぬ〜べ〜。着替え中のゆきめは虫の知らせを感じ、不安におののいていた。
今度こそぬ〜べ〜を倒したと思った岩天狗の前に現れたのは、巨大な鬼。
覇鬼に守られたぬ〜べ〜は全身に傷を負いながらも意識はしっかりしている。
「俺はゆきめを 幸せにする!!」
覇鬼の一撃で、ついに岩天狗は退治された。
覇鬼に協力を感謝するぬ〜べ〜。その様はまるで交通指導の腹話術師とその人形のようだ。
と、軽く笑いを取ったのはいいが、岩天狗から受けたダメージは思いのほか大きかった。
覇鬼を左手に戻すと、ぬ〜べ〜は大量の出血を伴ってその場で気を失ったのだった。
式場では、未だにぬ〜べ〜と連絡が取れないので皆気が気ではない。
着替えを終えたゆきめも不安に駆られていた…
こ、これはあの「ドーベルマン刑事」最終回再び、か?
岩天狗も本当は結構強い相手だったんだろうな。
覇鬼全開+ゆきめを想うパワーうpでぬ〜べ〜が強くなり過ぎたのが奴の不運。
>>287 また懐かしすぎるものを… つーかあのラストは悲惨すぎるから冗談でもやめてくれ・゚・(つД`)・゚・
でもほんのちょっとだけ岩天狗の憂さ晴らしに同情しかかったよ。
ここまでくるとぬーべーとゆきめに幸せになって欲しい&いい最終回を迎えて欲しいな。
俺はジェットマンの最終回を思い出した。
ポジション違うけど。
ヒーロー側の友情パワーやらコスモやら愛の力やらはずるすぎると思います
これが本当の鬼の手100%開放か
ぬーべーが妖怪人間になるのか
いよいよクライマックスが(恐らくだが)近付いてきているな…(´;ω;`)
ゆきめとぬ〜べ〜がこんな風になって締めくくるとは、
連載当初というかゆきめ初登場時は
予想もしていなかった
最終回でぬ〜べ〜が死んじゃうのはいやだよ
, ;,岩
ノノ `'ミ
/ y ,,,,, ,,, ミ
/ 彡 `゚ ゚' l
〃 彡 "二二つ
| 彡 ~~~~ミ はいはい、わしのせい わしのせい
,-‐― |ll 川| ll || ll|ミ―-、
/ |ll | ヽ
/ z W`丶ノW ヽ
/ \\ / / |
/ 天 \`i / / 狗 |
つーか覇鬼があれだけ力貸してくれるようになったらもう無敵じゃないか。
どんな敵が出てきても負けようが無い気が……。
3兄弟の父親まだ?
>>295 俺ゆとりなんでジェットマンしかわからん
ていうかジェットマンが浮かんだ
ぬーべー+覇鬼+眠鬼の鎧vs鬼達の親父+絶鬼
この闘いをするまで最終回とは認めん
>>301 絶鬼と親父が同時に出てきたら駄目だろ
未来からやってきたぬ〜べ〜とゆきめの息子に瞬殺されるのが目に見えてる
いや、現状からは想像できないカップルということで玉藻と速魚とか。
いずなの処女膜やぶったの誰やろな?
おしょう?
玉藻と律子先生の子供が未来から、と予想する俺。美男美女カップルだ!
ひろしときょうこの子供だろ
?「はじめから全力でかかってくるんだな。
僕は鵺野先生のように甘くはない」
新郎不在の結婚式場はにわかにざわつき始めた。
あまりに待たせすぎて次の組の式に影響が出る為、式場側から式の中止が通告されたのだ。
必ず来るからなんとかしろと皆でスタッフに詰め寄っていると、ようやく主役が到着した。
しかし、ぬ〜べ〜は満身創痍で立っているのがやっとといった状態だ。
#274 見よ!これが愛の最終形態!! の巻
到着するなりその場に倒れこむぬ〜べ〜。ゆきめへの愛の遺言を遺して結婚直前で死ぬのか!?
と思われたが、速魚の血を浴びて即座に復活!副作用で初夜を待てない野獣と化してしまった。
生徒達の手を借りてバタバタと着替えを済ませ、ゆきめの待つ新婦控え室へ。
ドア一枚隔てた先に花嫁衣裳のゆきめがいるのだが、そのドアを開けるのがためらわれる。
岩天狗につけこまれたような不安は確かにあるが納得した筈…でもやっぱり完全には拭えていない。
恐る恐るドアを開ける…
そこには、彼女自身の幸せさをそのまま美しさとして表したように美しいゆきめの姿があった。
ぬ〜べ〜は思わず見とれ、今まで感じていた不安もすっかり吹き飛んでしまった。
幸せいっぱいの二人に、よくない知らせが飛び込んできた。
ぬ〜べ〜が遅れすぎた為、とうとう式場で式を挙げることができなくなってしまったのだ。
列席者達はスタッフに詰め寄るが、ここでの式が出来なくなった事で、ゆきめは二人が挙式するのに
もっとふさわしい場所がある事に気がついた。
会場は童守小学校の校庭に移された。料理は式場から運んできたものの、こんな所での式は味気ない。
玉藻の司会で式が始まると、ゆきめの手から冷気が発せられた。
次の瞬間、一同の前にはロマンティックな氷の教会が現れその中に招き入れられた。
ぬ〜べ〜とゆきめは和尚の立会いで愛を誓い、指輪の交換を済ませた。
それは、小さな少女のほんの小さな恋からはじまった。
少女は長い長い間その人のことを想い続けて
命をかけた大冒険をいくつも重ねて…ついに…
永遠の愛を誓って、二人は熱いベーゼを交わした。これが、ぬ〜べ〜の愛の最終形態というわけだ。
大勢の仲間に祝福され、二人はついに結婚した。ゆきめのかつての恋敵達も笑顔で祝福してくれる。
おめでとう ぬ〜べ〜
おめでとうぬ〜べ〜! ゆきめ!
ウェディングドレス姿のゆきめが美しすぎる、小さな少女のほんの小さな恋から〜がすっげぇ胸にくる。
まさか2人の結婚までちゃんと漫画でやってくれるだなんて最高だ!
ゆきめ美しすぐる。岡野先生お見事!!
ぬーべー、結婚式目前に死ななくてよかったよ!・゚・(つД`)・゚・
そしておめでとう!心から、おめでとう!!
>>295 亀だが、主人公(加納、いつも黒い皮ジャンを着ている)が最終回、
結婚式に向かう直前に加納を恨む犯人に狙撃される。
あまり加納が遅いので心配して探しにいく仲間と新婦。
彼らが見たものは、純白のタキシードを血に染めて、エレベーターの中で眠るように死んでいた加納だった。
…思い出してまた泣けてきたじゃねぇか馬鹿野郎!さらに上でジェットマンまであるし!・゚・(つД`)・゚・
さて、次週は新婚初夜で確定としてその次はいよいよ卒業式か?
ゆきめ綺麗だな・・・本当によかった
316 :
マロン名無しさん:2007/08/23(木) 23:58:24 ID:LexbWM7h
なんか、読んでマジで号泣した俺が居た…
よかったな…よかったな…
>>314 初夜はあるとしても5年生だから卒業式はないんじゃないのか?
なかなか主人公の結婚式描く漫画ってないものだよな…
マジで羨ましいぜ、ぬ〜べ〜!!
>>317 1年後
5年の時は(話を作るため)欠点だらけだった彼らも
立派に成長して・・・・
いままでに出たゲストキャラが総出演していてちょっと感動
鬼や妖怪はともかくとして、教会の中に悪魔ベベルブブがいるってのはどうなんだ?
>>320同じく
泣いた…ジーンてきた(ノД`)ウワァァァン
ぬ〜べ〜おめでとう!
ゆきめもおめでとう!
ゆきめも教会もキレーだなぁ…
うらやましい
困ったときの速魚頼りw
速魚はもうぬ〜べ〜に助けてもらった恩を十二分に返してるよな。
いや、副作用を差っ引いたらプラマイ0か。
いい最終回だった
料理まずそうだ
もうすっかり冷めちゃってるな
しかし氷の教会なんてロマンチックだなぁ〜
次は未来の話か
人造妖怪に玉藻や眠鬼たちがやられるんだな
ゆきめタン綺麗だよ〜おめでとう!
来週は初夜完全生中継か…ゴクリ
>>327 > 次は未来の話か
> 人造妖怪に玉藻や眠鬼たちがやられるんだな
いや人造妖怪編の前に意外な出生の秘密が明らかになるんだろ?
329だが、
325 名前:マロン名無しさん メェル:sage 投稿日:2007/08/24(金) 03:54:38 ID:???
いい最終回だった
327 名前:マロン名無しさん メェル:sage 投稿日:2007/08/24(金) 04:06:59 ID:???
次は未来の話か
人造妖怪に玉藻や眠鬼たちがやられるんだな
の二つを見て329とは違う漫画を連想してしまったのはココだけの話。
夢が云々とか書き込みそうになってしまった。
校長室の前を通りがかった美樹は、中から漏れ聞こえる話し声を聞いて耳を疑った。
それは、ぬ〜べ〜が自らの意志で九州へ転任するというものだった!
#275 ぬ〜べ〜からの卒業 の巻
ぬ〜べ〜転任の報は、春休みを前に浮き足立つ生徒達にすぐに伝えられた。
その日、ぬ〜べ〜は引越しの為に荷物をまとめていた。この引越しには覇鬼と眠鬼の兄妹もついてくる
事になっており、ゆきめにはそれが気に入らない。新婚早々二人ものコブつきとは…
覇鬼は迷惑をかけないなどと言ってはいるが、新婚初夜の様子をしっかり聞かれているのだった。
などとドタバタしていると、ぬ〜べ〜に呼び出された玉藻がやって来た。
ぬ〜べ〜は玉藻に今回の転任の経緯を説明する。
九州に、墓地の上に建てられた為に霊現象が多発するようになった小学校がある。県の教育委員会は
特例措置としてぬ〜べ〜を招聘し、生徒を守って欲しいと願い出てきた。
そしてぬ〜べ〜は考えた末、これに応じる事にした。
そこで玉藻に頼みがあって呼び出したのだ。
自分ががいなくなった後も玉藻には童守町に残って生徒達を守って欲しいと。
玉藻は「約束はできない」としながらも、修行の一環として霊的トラブルから子供達を助けようと言ってくれた。
ちなみにこの事はまだぬ〜べ〜の口から生徒たちには伝えていない。
玉藻が帰るのと入れ替わりで、生徒達から電話が入った。
お化けの出るというビルに立ち入って妖怪に襲われたというのだ。ゆきめと共に急ぎ駆けつけるぬ〜べ〜。
学区外にある問題のビルの前では法子達が待っていた。郷子達が2階で妖怪に捕まっているそうだ。
大正時代に建てられた、暗く不気味な写真館。その2階では郷子達が妖怪に捕らえられ、苦しんでいた。
生徒達は必死でぬ〜べ〜に助けを求めている。ぬ〜べ〜はそれを唖然として見上げるばかり。
「ぬ〜べ〜 私たちはこんなに弱いのよ!私たちまだまだ先生が必要なのよ!!」
ぬ〜べ〜が古びたブレーカーを上げると電気がつき、生徒達の手作りのハリボテがあらわになった。
暗闇を利用してこれを妖怪に見せかけていたのだ。
ぬ〜べ〜に童守小に留まって欲しくて、このような芝居を打ったのだった。
転任を決めたぬ〜べ〜に生徒達は一斉に抗議の声をあげる。
自分たちだってまだまだぬ〜べ〜が必要だ、ぬ〜べ〜は自分たちがかわいくないのか!?
ぬ〜べ〜は生徒達を強く、強く抱きしめた。その場にいる全員の目から涙が流れる。
「かわいくないわけないだろ…好きじゃないわけないだろう。
おまえたちを世界で一番愛しているから、俺から卒業してほしいんだ。
おまえたちはみんなもう一人でやっていける。強くなった。」
ぬ〜べ〜の思いは…抱きしめる力といっしょにひしひしと僕らに伝わってきた
そして…ぼくらに別れが近づいた
うわあああなんという最終回フラグorz
「ぬーべーはもう転任してこの学校にいないんだ! 二度と俺達を助けてくれないんだ!」でおKだな。
第一部完だろ?最終回じゃないだろ?
生徒たちが意地らしくてなける(´;ω;`)
うわああ、ハンカチの準備してこよう…
最終回の手前でここまで泣けてくるのなら、
最終回はいったいどんな話になるんだよ…。
(´;ω;`)ブワッ
イヤホー!
ぬ〜べ〜いらっしゃ〜い!@九州住人
うちの地元なら嬉しいなw>九州
どうせ福岡とかのメジャーな所なんだろうけど。
ゆきめは宮崎とか鹿児島とかにいっても大丈夫なんだろうか…。
泣けた…本当に生徒に愛されてるよな、ぬーべー。
ここまでいい教師なんてそうそういないぞ。
だけど九州は暑いだろ…ゆきめは大丈夫なのか?
結婚式に大槻先生が出ていてよかった
大槻先生って結婚してらっしゃるのかな
夜の生活筒抜けwwwwwww
鬼に性欲はあるんだろうか
男女の別があるんだから多分あると思う。
それにしても、セクロスが筒抜けってのはヤだな…
花形見「ぬ〜べ〜がいなくてもぼくがいるよ!」
結婚回の直後にゆきめではなく生徒を「世界一愛してる」
と言ってしまう所がぬ〜べ〜の凄いところだ。
あれ?ゆきめたん学校は?
寿中退です
夜の生活筒抜けは百歩譲っても
問題は左手を使って責めたのかどうかだ
おまえらはそんなことばかり考えてるからダメになるんだ!
さて…そろそろ最終回に備えるんだ…
最終話 さようならぬ〜べ〜 の巻
どんな運命の日も、いつも通りの朝がやってくる。生徒達は皆、寝不足でその日を迎えた。
ぬ〜べ〜はというと、朝っぱらから校庭の鉄棒で汗を流していた。涙を流さないように汗で水分を
出しているらしい。それにしても、生徒達は納得して見送ってくれるだろうか。いや、わかってくれた筈だ。
いよいよ出発の時間、ぬ〜べ〜はこれまでいろいろあった童守小学校の門を後にした。
駅には大勢の仲間が見送りに来てくれていた。しかし、その中に生徒の姿は一人として見当たらない。
やはり昨日の事が後を引いているのだろうか。
発射時間が近いのでホームに上がると、そこにはクラスの生徒が勢ぞろいして「仰げば尊し」を歌っていた。
まるで卒業式のようだ。そう、これはぬ〜べ〜クラスの卒業式なのだ。広が声高に宣誓をする。
「宣誓!俺たち5年3組はぬ〜べ〜を卒業し自分たちでなんでもやってくことを誓います!」
これに応え、ぬ〜べ〜は左手の手袋を卒業証書として生徒達に手渡した。
先ほどまで涙を浮かべていた生徒達は笑顔でぬ〜べ〜を送り出した。これでぬ〜べ〜も安心して旅立てる。
博多行きの列車がゆっくりと動き出すと、ぬ〜べ〜と生徒達は互いに目を合わせていられなくなった。
しかし、ついに耐え切れなくなって生徒達はぬ〜べ〜の名を呼び、泣きながら列車を追いかけだした。
ぬ〜べ〜は生徒達の一人一人に声をかける。
5年3組 俺の大切な生徒たち……
本当に…いろいろなことがあった……
思い出が…いっぱいありすぎて…
大人の俺でさえ…別れはつらすぎる…
まことをはじめ数人の生徒が転んで取り残された。
だけどいつかは別れなくてはならないんだ
一人、また一人と脱落していく…
みんな…強く生きろよ…
「おまえたちのことは決して忘れない 忘れないぞ!」
広と郷子だけがホームの端まで見送った。
列車は小さくなって、もうぬ〜べ〜の顔は見えない。
さようなら 5年3組の日々
さようなら ぬ〜べ〜
そして 一番輝いた思い出たち…
最近珍しくあまりにもきれいな終わり方だから
まだ続きがあるんじゃないかと思えてくる
というかそうであってほしい なんか悲しい
終わってしまった…
>大人の俺でさえ…別れはつらすぎる…
ここで涙がこぼれた(´;ω;`)
359 :
マロン名無しさん:2007/08/25(土) 23:31:33 ID:1FwxDtXw
ついに終わったか…そして、全ての問題が解決して、生徒との別れ…分かってはいたけど悲しいな・゚・(つД`)・゚・
ありがとう、ぬーべー!そしてお幸せにゆきめ!
さようなら、美樹以外の5年3組の生徒たち!・゚・(つД`)・゚・
そして岡野先生、真倉先生、約6年間お疲れ様でした…!
泣いたよ。ここまで漫画で泣いたのは未だかつてない。
ありがとう、ぬ〜べ〜!俺たちも永遠にこんな素晴らしい作品があったことを
忘れるわけがない。
ありがとう広、サッカーガンガレ!
ありがとう郷子、もっと女らしくなれ!
ありがとう美樹、もっと人間らしくふるまえ!
ありがとう克也、妹との関係はほどほどにな!
ありがとう晶、未来を明るく変える発明王になれ!
ありがとうまこと、子供心を忘れるなよ!!
ありがとう秀一、いつか宇宙人とピースサインを送れよ!
ありがとう法子、その優しい心がいつか力になる日が来る!
ありがとう金田、リーダーシップを持つ心、忘れるな!
ありがとうあゆみ、早く健康になれよ!!
ありがとう静、漫画では忘れられていたが、俺は忘れない!!
ありがとう5年3組、教えられたことが多すぎて、ここで語ることなどできない…・゚(ノД`)゚・
ああ・・・ついにこの日が・・
ぬ〜べ〜・・いままで本当に楽しませてもらったよ
ゆきめや鬼兄妹と末永く幸せにな。
ついに…終わってしまったか…
漫画とシンクロして号泣しちまったよ
ギャグも忘れず入れた上でこんなに感動する最終回
ぬ〜べ〜と童守小の先生・生徒、童守町の人々、妖怪達、みんな素敵だった
時々本気で怖くて泣いたけど楽しかった
六年間ありがとう
しかしジャンプで円満終了する漫画初めてだなー
先生方、お疲れ様でした
おお〜終わった…
最後ちょっとダレ気味になったが上手いこと終わらしたな。
>>360から“ぬ〜べ〜”への愛を感じた(´;ω;`)
『ぬ〜べ〜』が終わっちゃうこと、
ぬ〜べ〜がみんなと離れ離れになって最終回を迎えたこと
ふたつの理由で涙が…(´;ω;`)
いかん、前半はともかく後半は、みんなもきちんと卒業したんだから自分も…
ありがとうぬ〜べ〜、ぬ〜べ〜クラスのみんな!(ノд`)
ついに終わってしまったか
でもきれいな最終回だったな
アニメと原作って終わり方全然違ったんだな
濡れ女のエピソードって単行本の何巻目に入ってますか?
明け方の5年3組のみんなのそれぞれの雰囲気で
既に胸にキた自分がいる。
ところで博多だって!地元だーww実際ぬ〜べ〜がくるわけじゃないけど
なんかうれしいな
今回の表紙すげえ
メインからサブキャラ全員そろってる
思い出を振り返ってるシーンで、生徒たちの中にちゃんと幽霊の子がいるあたり、
本当に分け隔てなく全ての生徒たちを愛してる事が伺える。
なんで「濡れ女 ぬ〜べ〜」で検索するとかいう考えが浮かばないのかな?
>>375 ググッたんだが 内容が出るだけで巻数は出なかったんだ。 今度ブックオフで見てくらあ。いずれにせよ読みたいし。
16巻だよ。
身体測定やのろちゃんパワーアップがある巻。
>>377 サンクス。おかげさんで直接、(新品であったら)買える
>>379 重ね重ねトン。
早速ブックマークしたさ!
スレ違い
今週号のジャンプにぬ〜べ〜載ってないお(´;ω;`)
終わったからな
遅くなったが最終回感動した!!
ブキミちゃんでガクブルしたのもイイ思い出だ。
終わるのは寂しいが、円満終了して嬉しいよ。
あとぬ〜べ〜のおかげで立派な巨乳好きになりました。
色んな意味でお世話になりますた。
(1999年9月8日 地獄先生ぬ〜べ〜31巻発売中)
岡野剛・真倉翔コメント
地獄先生ぬ〜べ〜もとうとう最終話をむかえる事になりました。いろいろやり残した事がないようにと
編集部からの心暖かい配慮で、かなり最終話まで時間の余裕をいただき、人物関係や話の伏線など
中途半端にならずに終わったと思います。おかげで僕達作者も長い仕事をやり遂げたという充実感に
満たされて、次の作品への意欲につなげる事ができると思います。どうも、ぬ〜べ〜を長い間応援して
くれてありがとう。…しかし、うちの編集、カメラが下手クソだな。
#267 .別れ の巻
>>166-167 #268 .送らずの桜 の巻(その1) .
>>183-184 #269 .送らずの桜 の巻(その2) .
>>213-215 #270 .送らずの桜 の巻(その3) .
>>227-228 #271 .プロポーズ大作戦!! の巻
>>248-250 #272 .ぬ〜べ〜結婚前夜 の巻 .
>>266-267 #273 .君が流した涙のために! の巻
>>285-286 #274 .見よ!これが愛の最終形態!! の巻
>>309-310 #275 .ぬ〜べ〜からの卒業 の巻
>>331-332 最終話 さようならぬ〜べ〜 の巻 .
>>355-356
長い間応援ありがとうございました
ぬ〜べ〜お宝鑑定団
「週刊少年ジャンプ」の読者プレゼントや企画ページ用に作られた様々なアイテムを一挙公開!
その1 「鬼の手編」
・アニメの特集ページ用に作られた巨大鬼の手。発泡スチロール製で頭にかぶれます。邪魔です。
・同じく特集用。ゴム製。バンダイから発売された物より一回り大きくて大人の手にも楽に入ります。
コミックス20巻の作者の写真で使っていたのはこれです。
その2 「フィギュア編」
・読者プレゼント用のぬ〜べ〜と郷子のごっくん(?)フィギュア。ポリストーン製でとても重く壊れやすい。
ぬ〜べ〜の左手は鬼の手と付け替えが可能。郷子のお尻がとってもエッチ。
・同じく読者プレゼント用。フィギュアというか貯金箱なんだけど。硬質のビニールで軽くて丈夫、壊れない。
その3 「テレカ編」
・ちょっと前まではテレホンカードは読者サービスの花形でしたが、ケータイやPHSが普及した今では
すっかり影をひそめましたね…。
その4 「衣類編」 いずれもプレゼント用。
・ウィンドブレーカー。色は蛍光イエロー。コミックス10巻のカバーの絵でかなり目立つぞ!
・Tシャツ。フリーサイズです。
・ぬ〜べ〜バスタオル!これで体を拭くのか!!なんか嫌だぞ!
特に顔の部分で股間を拭いたりすると……、かなり嫌だぞ!!
その5 「下敷き編」
・連載4周年のプレゼント用。絵柄は「ぬ〜べ〜大百科」についていた折り込みポスターを流用しています。
この絵は少年ジャンプ30周年記念下敷きにも使われました。
(表:主要キャラ大集合 裏:表のキャラの名前)
その6 「ポスター編」
・キャッチフレーズ大賞用のB1版大型ポスター。絵は11巻の総扉に転用されています。
キャッチフレーズは「成仏させます」
・同じくキャッチフレーズ大賞用。22巻のカバーに流用。キャッチフレーズは「奥の手はっ鬼の手!!」
その7 「小物編」
・ぬ〜べ〜巾着袋。アクリル製の水晶玉入り。
・ソフトペンケース
なお、この特集で紹介したグッズは全て応募の〆切が過ぎています。在庫もありません。編集部に
問い合わせても 絶 対 入 手 不 可 能 です。「ああ、こんなのもあったんだなあ…」と、
しみじみするための特集ですので、ご了承下さい。
特別付録その1 ぬ〜べ〜歴史年表
年 ぬ〜べ〜関係 世の中 流行
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1992 J秋増刊「ぬ〜ぼ〜」掲載
バルセロナ五輪 週休二日制開始
セーラームーン 合同結婚式
1993 WJ「ぬ〜ぼ〜」掲載 WJ連載開始 玉藻登場
Jリーグ開幕 サッカーW杯イラン戦敗退
矢ガモ、ポケベル ナタデココ ドーハの悲劇
1994 1巻発売 座敷童子・ゆきめ登場
ネッシー写真トリックと判明 アイルトン=セナ事故死
同情するなら金をくれ コギャル
1995 速魚・いずな・美奈子先生登場 玉藻再登場・ゆきめ死す
阪神・淡路大震災 地下鉄サリン事件、もんじゅ事故
芸能人は歯が命 オウム真理教
年 ぬ〜べ〜関係 世の中 流行
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1996 アニメ開始 ノベル発売 アニメコミック発売 劇場版1・2
英で狂牛病 O157 渥美清死去
薬害エイズ プリクラ メイクドラマ
1997 ぬ〜べ〜大百科 PS用ゲーム アニメ終了 劇場版3
消費税5%に 香港返還 ポケモン視聴者体に異常
たまごっち ポケモン 酒鬼薔薇聖斗
1998 OVAレンタル開始
石ノ森章太郎死去 郵便番号7桁 カレー毒物混入事件
だっちゅーの 環境ホルモン 湯川専務 バイアグラ
1999 最終回 連載終了 コミックス最終巻
G・馬場死去 日本海に不審船
だんご3兄弟 宇多田ヒカル アイボ
特別付録その2 それからの地獄先生ぬ〜べ〜
転任から一ヵ月後、ここは九州のとある海辺の町…
ぬ〜べ〜が干潟でムツゴロウと格闘していると、カキ氷屋を営んでいるゆきめが呼びにきた。
ムツゴロウをおかずにしなければならないのは、事件解決の度に生徒たちにチャンポンをおごるから。
家計を預かるゆきめも大変だ。
ゆきめが呼びにきたのは童守小の生徒たちから手紙が届いたからだった。
わくわくしながら封筒を開けると、真っ先に飛び込んできたのは胸が更に大きくなった美樹の写真。
おまえの将来はどうなるんだ…
拝啓 ぬ〜べ〜先生。お元気ですか?郷子です。ちゃんとごはん食べてる?
今日はもとぬ〜べ〜クラスを代表して6年生になったみんなの近況報告をします。
(ちなみに私、最近ぐんと大人っぽくなったっていわれてるのよ)
広はサッカー部のキャプテンになりました。下級生にも信頼され、風間君や北村君といっしょに
童守小サッカー部をリードしています。馬鹿はあいかわらずだけど。
克也は謎の天才釣り少年と出会ってバス釣りに夢中。
まことは恋人(?)の篠崎愛さんと同じ私立の中学へ行くって猛勉強はじめたの。
成績もぐんぐん上がって将来は弁護士になるなんていってるわ。
中学受験するのは他に晶と秀一、のろちゃんあゆみちゃん山田君…
みんな夜遅くまで塾でがんばってるみたい。
美樹はいずなさんに弟子入りして、本格的にサギ師…じゃない霊能力者の修行をはじめたわ。
リツコ先生は新しい恋人と熱愛中とのうわさが…
そうそう、こんなこともあったのよ。このあいだ童守小にまた悪霊が出たときに…
「まて!童守小の生徒に手を出すものは…私が許さない!」
そのときの玉藻先生、ちょっとぬ〜べ〜とかぶってたよ。
そんなわけで、みんな小学生最後の一年間を悔いのないようにがんばっています。
それでは先生、体に気をつけてまた会おうね。
―─ぬ〜べ〜クラス一同より
この手紙を読んだぬ〜べ〜が童守町に帰りたくなったかというとそうでもない。
教え子達が皆、自分達の未来に向かって一生懸命頑張っている事がわかっただけでも十分嬉しいのだ。
それに──この地にはもう新しい生徒達がいるのだから。
元気よく走ってきた新しいぬ〜べ〜クラスの生徒達はぬ〜べ〜の事を「ぬ〜どん」と呼んでいる。
眠鬼が指導したというこの呼び名にぬ〜べ〜は納得していないのだが、眠鬼はなおも九州風の
新しい呼び名を考えているのだった。
現在勤める学校も童守小と同じく霊的磁場が強く、今日も生徒たちに請われて有名な七不思議
「三本足のリカちゃん」を退治に行く事になった。怖がる生徒をぬ〜べ〜はお決まりの言葉で安心させる。
「お前たちは俺の生徒だ。命にかえても守ってみせる。
必ず守ってやる。」
近況報告ktkr
ぬ〜どんはねえだろwwそんな丼ありそうww
赴任先は長崎だったのか。
「ぬ〜ぽん」はアリかな。
>克也は謎の天才釣り少年と出会ってバス釣りに夢中
これ次作品の宣伝か
やっぱ貧乏は変わりなしかwwwww
でも、鵺野鳴介のことだから新しい生徒たちに
「東京ではぬ〜べ〜だったけど、ここではぬ〜どんなんだ。
だからぬ〜どんって呼んでくれ」
って言いそうな気がする。
>>393 つ 諫早湾干拓
俺は筑後あたりだと思ってるんだけど。
397 :
393:2007/08/28(火) 00:24:34 ID:???
でもチャンポンといえば長崎じゃね?
そんなことより、特集用の鬼の手欲しい…
>>396 だよなー。けど、ムツゴロウはもう長崎じゃ獲れないはず。
間とって佐賀かな?
>>397 俺は全員集合の下敷きが欲しい…。
スキャナとラミネーターでこっそり
仕事場で作ってこようかな…
もしかして、場所を特定できないようにあえて曖昧にしてあるのか?
>>399 そんな深い意味はまるでないと思うよ。九州のイメージで当てはめたら
有明海やチャンポンが出てきた。それだけのことだと思う。
けど、新たな生徒たちには主役張れそうな存在はいなさそうだ。
美樹が更に育ってた…
将来、どうなっちゃうんだ?
まことはマジに弁護士になるのか・・・
晶とのろちゃん、それに秀一、あゆみ、山田君も私立か。
なんか秀一だけが落ちそうな悪寒…
そして晶と法子が異様に急接近しそうな悪寒…
なーんだ、長崎だったのか
つか興子、大人っぽくなったように見えるのは服装のせいってだけだなww
せめてポニーテールとかすればいいのに
いつかあったけど、大人っぽくてかわいかったのになぁ
新しい学校の生徒たち、
明らかに広や興子やまこととキャラや見た目がカブッてるヤツがいるなww
まぁわざとなんだろうけど。
こういう後日談があるとなんつーか
最終回の寂しさを半減させてくれる気がして救われるなあ
ぬ〜べ〜も5年3組のみんなも思い出を胸に
新しい生活をそれぞれ頑張ってるんだね
それにしても、1ヵ月後だろ?律子先生にもう新恋人がいるってのが…
失恋のショックで投げやりになって安売りしてるのか、
振られたどうしマヤ男とくっついたのか。
一ヶ月も経てば十分だろ
>>407 前々から言い寄られていたのかも知れないね。
だから、未練を消す意味でも、鵺野に今の簀の気持ちを伝えた。
それか振られて、自分の価値が最底値の時に
優しい言葉掛けられたとか?
相手が石川先生だったら禿藁だがw
きれいに振られれば、次の恋にも行きやすいでしょ
>>409 石川先生とかってもうねwww
もしそうなってたら羨ましすぎる。先生凄いタナぼただなww
そろそろ玉藻の話題にも触れようか。
すっかり正義の味方になってしまったな。
個人的には最後は玉藻との最終決戦をやって欲しかった。
九尾の力を得た玉藻と覇鬼の力を得たぬ〜べ〜で。
ぬ〜べ〜の転勤前日、2人とも仲良く会話してたのに、どちらかが唐突に
「そういえばやり残したことがあったな」と、なんでもない事を思い出したように呟き、
もう1人も「ああ、あったな」と軽く頷く。
そしてそこから始まるファイナルバトル。
二人がバトルマニアで相手の強さを目標にしていたなら
ファイナルバトルが必要とも思うが、
二人の関係にガチバトルは不要だと思う。
うん、自分もvs玉藻は要らないと思う。
あったらあったで「すっかりジャンプの色に染まって…」って言われそう。
単行本のコメント見ると、やっぱり最後は最終回に向けて進んでたんだね。
でもそれって週刊少年漫画にしては珍しいのかな?
週間少年漫画にしては珍しくないが、週間少年ジャンプにしては珍しい。
ぬ〜べ〜はしっかりと終われたほうじゃね?
そもそもぬ〜べ〜の強さの由来は大切な人を守るためで
玉藻はそれを理解してしまったのだから
今更二人が戦う事に意味が無い。
でも、せめて九尾の狐様に強くしてもらえたんだから、
少しぐらいは花を持たせたかった。
カイルンにも覇鬼にも勝てなかったし。
> でも、せめて九尾の狐様に強くしてもらえたんだから、
> 少しぐらいは花を持たせたかった。
「妖狐先生たまも〜」を読みたいよな
よみてえww
これよりぬ〜べ〜スレ最後の楽屋裏!1000まで存分に語り明かせ!!
スレに参加してくださった皆様、そして度々代理をしてくださった皆様、ありがとうございました。
そうか、では早速
ミエナイアラスジさん、長いことお疲れ様でした。
思い返せば幽遊白書連載中直後の連載発表だったねー
1年近く、わかりやすいアラスジと相なってとても面白かったよ
アラスジさんお疲れさまでした!!
知らなくて途中参加になってしまったのが悔やまれる。
276話+31巻=307日?も本当にお疲れ様です!
リアルタイムの小〜高校時代ぬ〜べ〜読んでる人が周りにいなくて
でもこのスレでいろいろ話せて毎日11時が楽しみでした。
ありがとう!!!!!
ミエナイアラスジさんお疲れ様でした
途中参加だったので一話から参加できなくて残念だったけどここ数ヶ月とても楽しかった!
本は手元にないけど上手な粗筋で本を読んでるみたいだった
大好きな作品と再会できて嬉しかったです
ありがとうございます
ミエナイアラスジ様、ありがとうございます。
少しだけしか参加できなかったのが残念です。
ぬ〜べ〜は本当に楽しい作品ですね。
過去ログ持ってたら、誰か提供してください。
依然ギコナビログ上げてくれた親切な方がいたのですが、
気付いた時にはもう消えていたので…orz
ミエナイアラスジさんお疲れ様
全巻持ってるけど改めてあらすじで見るとまた違う面白さがあったよ
>>424-428 そう言ってもらえると、10ヶ月間頑張った甲斐もあるというものです。
こちらこそ、皆さんの参加、応援に感謝しています。
>>427 html形式でよければ、普通の15601にアップしました。パスは「oni」。
余計なおまけもつけてみました。
ミエナイアラスジさん、おつかれさまでした
リアルタイムで連載で読んだきりだったので
ROM中心で書き込みは時々しか出来ませんでしたが
でもとても楽しく参加できました。
ミエナイアラスジさん、長々とお疲れ様でした。
普段は抜けてるけどいざとなると頼れる大人という昔のジャンプらしい主人公なぬ〜べ〜の魅力を再認識。
ジャンプの編集は色んな意味で嫌いだが、ぬ〜べ〜に終了猶予期間を長く与えてくれた事には大感謝。
アラスジ書きさん乙でした!
そうか気付けば1年近くもアラスジ書いててくれたのかー
1年なんてあっと言う間だったね
自分は最初からの参加だったし、特に最初の方は怖い話が多かったから楽しみだったな
ROM専だからあんまり書き込んだことはなかったけど
これからは毎日の楽しみが1つ減って寂しくなるなぁ
本当に今までありがとうございました!楽しかったです
お疲れ様でした
ミエナイアラスジさん乙です!
コミックス集めてたけど途中でやめちゃったから、
ここで最後まで内容を知れてよかったよ。
本当に綺麗な終わり方したんだね。伏線消化しきったもんな。
ジャンプで連載始まったときは、
広たちと年あまり変わらなかったな…ぬ〜べ〜が凄い大人に見えてた。
今じゃぬ〜べ〜より年上になっちまったけどな。
ミエナイアラスジさん、お疲れさまでした。
途中参加でしたが楽しませてもらいました。
連載当時、自分に環境の変化などがあって
途中で読まなくなってしまっていたので、展開に純粋に驚いてたりw
今度、文庫揃えて最初から読み直すつもりだ。ありがとう。
本当に一年間毎日アラスジ書くなんてすげぇことだよなぁ
自分には無理だ
本当に本当にお疲れ様でした
ぬ〜べ〜大好きだった!
ご愛顧ありがとうございます。意外と住人多くて驚きました。
驚いたといえば、前スレ楽屋裏で話題になってたけど
やたらとあらすじ書き経験者が多くてびびった。
また元あらすじ書き召喚する気かい?
とまあ冗談は置いといてミエナイアラスジさんも連載中スレを存分に楽しめたようで何よりだ!
今後は隠居でもしてのんびりすごしてくださいな。
>>436 乙です。
楽しく読ませていただきました。
そういえば文庫版の最終巻で10年後の広たちの姿が書かれていたな。
克也が受験に失敗し、美樹に振られ、アブナイ兄妹とかwww
背がめちゃくちゃ伸びてるまこととかwwww
文庫版持ってない俺としてはその話もあらすじ書いてほすぃ…
>>429 普通ってどこのろだですか?分かりません。
普通のあpろだはつながんないし…(´・ω・`)
>>438 なにそれ気になるー
そういえば思い出したけど、アラスジで世界丸見え風みたいなのがあったよなw
うろ覚えだけど
小さい犬を倒せたら10円とか大きい犬を倒せたら100円とかの話のときのアラスジ
『ここでネタばらし』みたいな
あれが一番笑ったww
世界丸見えはおぼろ車のときもあったね。
最初らへんで「晶が一晩でやってくれました」なネタとかもあったし。
そのときからアラスジさんのセンスは光っていると感じてたよ。
あらすじさんにお疲れ様なんて言わないわよ!
1年間もこんな事ホントご苦労。
自分もあらすじ書きしたいけどこんなには無理だ。
せいぜい全1巻のをできるかどうかなだぁ。
自分はロウソク4本目途中からの参加だったけど、
覚えてる限りではアラスジさんは毎夜11時ジャストに投下してくれてた。すごい。
本当にありがとうございます。
パロディセンスの光る文章楽しかったですw童守寺のすごろくの時とかw
文庫では、ふたりの作者&生徒たちで各話裏話とかしてたよね。
ずっと「この話はアンケが悪かった」とか「この回は評判よくなかった」とか「いつ打ち切りになるかビクビクしてた」とか
後ろ向きな話ばっかりしてた気がw(ブクオフでの立ち読みだけど)
31巻も続いといて何を言ってるんだwって思ったよ
その時、童守小の由来が「児童を守る」から来たのを知った。遅いw
>>445 追加はあらすじさんにおまかせします。
負担にならないならよろしくおねがいします。
>>445 ありがとう!ミエナイ神に感謝!!
これで心おきなく明日仕事行けます・゚(ノД`)゚・
何かお礼でもできたらいいのですが…
ミエナイアラスジさん、お憑かれ様でした。
連載開始のときから楽しませてもらってました。
初めて連載中スレに参加しましたが、たくさんある連載中スレでも屈指のクォリティだったと思います。
そういえばWJだけじゃなく
単行本の細かいところまでも巻ごとに書いてくれてましたよね。
作品が好きでなければ出来ないことだ。
本当にどうもありがとう。
>>447 それじゃあ、近く文庫版の追加エピソードのあらすじを投下するつもりなんで
その際にスレに参加して盛り上げてください。>お礼
あ、あとこのスレが1000まで落ちないように保守に協力してくださると有難いです。
>>450 オッケーです。
でも、今日も最初から読破してしまいました。色々と新たな発見があって楽しいですね。
自分も初めから参加して、一層盛り上げたかったです。
ところでマヤ男の話の感想の
なに、このガラスの仮面ライダー男って
どういう意味?教えてエラい人。
遅れたがアラスジさん本当にお疲れ様でした!
追加エピソード、wktkして待っております
>>451 少女漫画の名作「ガラスの仮面」の主人公の名前が「北島マヤ」
ガラスの仮面→仮面といえば仮面ライダー
という訳でガラスの仮面ライダー男
>>453 いや、マヤ男がガラスの仮面から来てるのは分かるんだが、
なぜマヤ男が仮面ライダーと関係してるのかってとこが
分からんのよ。
アラスジも読み返したら面白いな。
妖怪ガチャポンは漫画を超えた気がする。 あれの元ネタって選手入場のガイドラインだなw
>>450 > それじゃあ、近く文庫版の追加エピソードのあらすじを投下するつもりなんで
楽しみです!!
俺も期待保守
お待たせしました。文庫版のあらすじを書き上げましたので、明日から三日間
これを投下いたします。奮ってご参加下さい。
おおー!あらすじさんありがとうございます
楽しみにしてます
文庫本持ってないので楽しみだー!!
いつも本当に乙です!!
実は、今回の描き下ろしは完全な新作ではありません。連載当時に作成されたものなのです。
しかし結局本誌には掲載されず…今日まで未発表になっていたのです。
この話は連載当時に作成した原作を再構成し、新たに絵を描き下ろしたものです。
文庫版特別描き下ろし 9月のレクイエム の巻
職員室の掃除をしていた郷子達はぬ〜べ〜宛の郵便を見つけた。差出人の名は秋山恵、女性からだ。
他人のプライバシーもなんのその、美樹は遠慮なく封を切って手紙を読み上げた。
「大好きな鵺野先生、お久しぶりです。私は今も先生のことを忘れた日はありません。
今度の日曜日、私は1日だけ帰ってきます。先生の元気な顔を一目見たくて…」
昔の恋人だろうか?どう見てもラブレターだが、ぬ〜べ〜はそれを否定する。昔の教え子だという事だが…
日曜日、ぬ〜べ〜は立派な花束を手に手紙の差出人に会いに出かけていた。
恋人の線を捨てきれない生徒たちはこっそりその後をつける。
恵は海岸の公園でぬ〜べ〜を待っていた。再開を喜び抱き合う二人の様子を見る限り
ただの教師と教え子の関係には見えず、郷子はハラハラ、他の皆はドキドキ。
興奮しすぎて覗いているのがばれ、ぬ〜べ〜からゲンコツを貰うのだった。
恵はぬ〜べ〜が教生の時の教え子で、ぬ〜べ〜をとても慕っていた。
美樹たちはそんな恵からぬ〜べ〜の昔の話を聞くことが出来た。
恵が通っていたのはこの海岸から見える丘の上の小学校。そこにぬ〜べ〜は教生として赴任してきた。
元気いぱいにちょっとエッチなお約束ボケをかますぬ〜べ〜は、今も当時も変わらない。
当時ぬ〜べ〜先生は、子供の頃からの夢だった…先生という職業にすごく燃えていました。
注)鬼の手はまだありません。
出席簿をチェックして不登校の生徒を見つけたぬ〜べ〜は、放っておけずに恵の家に押しかけたのだった。
恵の親は重い病気だと説明するが、家に入るとすぐにただごとじゃない妖気を感じた。
急いで恵の部屋へあがると、そこには巨大な数匹のナマズに取り憑かれた恵の姿があった。
原因不明で、ただただ体力がなくなり衰弱する一方なのだという。恵は苦しみ喘いでいる。
この奇病の正体は「式鯰」。大昔の呪術者が呪殺に用いた、手強い式神だ。ぬ〜べ〜は早速除霊を試みる。
早く元気になって学校で友達と過ごす事を楽しみにしている恵をなんとしても助けてやりたい。
ところが、何日かかっても恵に憑いた霊は祓えなかった。この呪いは七代前の先祖にかけられたもので、
いわゆる「末代までの呪い」というやつだ。非常に強力で、一度や二度の除霊で祓える相手ではない。
恵の主治医も自分の手に負えないとぬ〜べ〜に全てを託した。そして、最後の除霊が始まった…
これまでの除霊で弱った式鯰に経文を唱えると、式鯰はついに恵の体から離れてその姿を現した。
すぐさま白衣霊撃呪でこれを切り裂き、見事除霊は成功したのだった。めでたしめでたし。
といったところで、日も暮れてきたので帰ることになった。
ロクに話しもできなかったことをぬ〜べ〜は詫びるが、恵は皆と話せて楽しかったようだ。そして、
今の生徒たちの明るい笑顔を見ていてぬ〜べ〜があの「約束」をちゃんと守っている事がわかったと言う。
その言葉を聞いて、ぬ〜べ〜は先ほどの話の続きを思い出す。
霊能力教師としての初仕事を無事に終えて一安心していると、恵の容態が急変した。
悪霊は無事に払ったのになぜ…?
これまでの衰弱が酷すぎた為、肉体的には既に手遅れだったのだ。元気になって学校に行こうと
励ますぬ〜べ〜の腕の中で、恵の小さな体はどんどん冷たくなっていく。
助けられなかった…!!教師になって俺は… 子どもたちの悩みを
ハッピーエンドのTVよろしく解決してやるなんて…甘い夢を見ていたんだ…
だが だが現実は… もうとても教師になんか…
教職への希望を打ち砕かれたぬ〜べ〜に、恵が感謝の言葉を告げる。
「先生はきっといい先生になります。だってこんなに熱い情熱と
人をしあわせにできるすばらしい力をもってるんですもの…
きっとこれから先生はこの力でたくさんの子どもたちを助けるんですね…
私…ずっと見ていますよ。先生の活躍を…
だから…だから…絶対先生になって…」
そう言って、恵は事切れた。ぬ〜べ〜は恵を抱きしめ、涙を流しながら誓った。
必ず先生になり、恵のように霊で苦しんでいる子をたくさん助ける事を。
別れを告げると恵はにっこりと微笑み、踵を返したかと思うとスウッと姿を消した。
そこには、彼女の墓が佇んでいた。恵が消えたのを見送って、ぬ〜べ〜もこの場を後にする。
それは、ぬ〜べ〜が教師になる少し前のできごとだった。
そして 物語は始まった。
死んでも俺の嫁
うまとびしたいし、なわとびしたいし
いっぱい本を読んだの、それも話さなきゃ…
あたりでフラグ立ってるな・゚(ノД`)゚・
救えなかったのか…(´;ω;`)
この子が本当に末代となってしまったわけか…
呪い、あなおそろしや
泣いた(´;ω;`)
ぬ〜べ〜もほんと、いろんな辛い経験してるんだなぁ・・
ぬ〜べ〜の周りにはいつでもどこでも霊や妖怪がつきまとってるんだな、かわいそうに
自分なんか霊なんて一度も見たことないというのに
恵ちゃんはどうやって1日だけ帰って来れたの?
日本には盆というものがあってだな
472 :
マロン名無しさん:2007/09/07(金) 09:04:51 ID:h3CSvnkv
地獄の釜の蓋も開くと言われていてな
>助けられなかった…!!教師になって俺は… 子どもたちの悩みを
>ハッピーエンドのTVよろしく解決してやるなんて…甘い夢を見ていたんだ…
>だが だが現実は… もうとても教師になんか…
こういう苦い経験をして、それを乗り越えてきてるから
生徒のために体張って頑張れるんだなぁと思った
岡野だいぶ絵がうまくなったなあー
ナマズが気持悪いような笑えるような。
キモカワイイ?
一度死んで冷酷な雪女として復活したゆきめは、時がたつにつれて昔のゆきめに戻っていきました。
しかしいつ完全に戻ったのかはこれまで描かれないままで、今回の描き下ろしはそれを補完するものです。
蛇足と思われる方もいるかもしれませんが、作者がキャラクターに対する責任としてどうしても描いて
おきたいとのことですのでご理解下さい。
ゆきめが童守町に帰ってきてしばらくたちました。
帰った直後は別人のようだった彼女も少しずつ記憶を取り戻し、もとの性格にもどりつつありました。
ぬ〜べ〜からいつ求められてもいいように冷水のシャワーで身を清めるゆきめの部屋に、
フイゴを手にした妖怪が侵入していた。妖怪は新しいゆきめの魂に以前のゆきめの魂が
融合しつつある事を危惧し、これを正す為に来たのだ。それができるのは、ゆきめを造った彼だけ…
妖怪は突然ゆきめに冷たい炎を浴びせた。
炎に包まれたゆきめの体は溶けるようにぐにゃりと変形し、やがて二つの体に分離した。
文庫版特別描き下ろし第2弾 二人のゆきめ の巻
ゆきめは新しい魂と以前の魂の二人に分離してしまった。これを行ったのは山の神お抱えの造形師
「雪鍛治」。ゆきめたち雪女の肉体はこの雪鍛治が雪の結晶から造ったもので、そこに山の神が
魂を吹き込む事で彼女達が誕生したのだ。失敗作の雪女がこれで晴れて完成したと雪鍛治はほくそえむ。
新しいゆきめは異物を取り除かれてすっとした気分。雪鍛治は山に帰る前に以前のゆきめをかたづけるよう
新しいゆきめに指示するが、少し睨んだ後「消すのもめんどう」と以前のゆきめをそのままにして
雪鍛治と去っていったのだった。雪鍛治も特にこだわらず、「そっか、まあいいじゃろ」で済ませた。
去りゆく新しいゆきめの表情はどこか複雑。
今日は土曜日。4時間目も終わり、ぬ〜べ〜はゆきめを、いや、彼女の持ってくる弁当を待ちわびていた。
※当時はまだ土曜日も学校あったのです。
ようやく学校に来たゆきめはいつになく情熱的な愛情表現でぬ〜べ〜を攻める。
さて、ぬ〜べ〜が楽しみにしていた弁当だが、食べてみるとガチガチに凍っていた。
これは以前のゆきめが得意とした解凍前冷凍食品弁当ではないか。復活した今のゆきめなら普通の
弁当を作れる筈なのに、ぬ〜べ〜は自分に不満があるのかとゆきめを問いただす。
そこでゆきめは自分が以前のゆきめである事を明かした。
昔の記憶は完全に戻ったものの生き返ってからの記憶ははっきりせず、自分が自分じゃない感じだ。
もっとも、それは新しいゆきめの記憶なので無理もない。
しかし、山の神がこのような平和的な解決を許したというのか…ぬ〜べ〜はどこか釈然としないものを
感じたが、ともかくこれでゆきめは完全に元通りになった訳だ。その事を素直に喜びはするものの、
本当にこれで解決したのだろうか…?ぬ〜べ〜の不安は尽きない。
ゆきめの復活祝いに沸き返るぬ〜べ〜クラスの様子を、新しいゆきめが高みから眺めていた。
ぬ〜べ〜のお陰で死ぬほど苦しめられた彼女は、山に帰る前に少しばかり仕返しをするつもりだ。
新しいゆきめを無事に連れ帰るのが仕事である雪鍛治は彼女の身を案じ、無理をしないように忠告する。
どんちゃん騒ぎで飲みすぎたぬ〜べ〜が用を足して戻ってくると、人気のない廊下でゆきめが待っていた。
ゆきめは大胆に胸をはだけるとそこにぬ〜べ〜の手を導き、熱烈な口づけをしてぬ〜べ〜を求めた。
いつになく積極的な行動に戸惑うぬ〜べ〜だが、ゆきめが二人だけの氷の世界で暮らそうと口にした事で
これが新しい方のゆきめだと気付いた。新しいゆきめは、自分に過去を思い出させて苦しめた仕返しに
ぬ〜べ〜を傷つけてやろうと思ったのだと悪態をつくが、以前のゆきめがそれを否定する。
彼女と一つに融合していた以前のゆきめには、新しいゆきめの気持がわかっていた。
最初こそ以前のゆきめの記憶にひきずられて童守町に来た新しいゆきめだが、最近は違っていた。
ぬ〜べ〜と一緒にいていろんな経験をするうちに、新しいゆきめも少しずつぬ〜べ〜を愛するようになった。
だからこそ、後ろ髪を引かれる思いでこうしてここに来たのだろう…それが以前のゆきめの言い分だが、
新しいゆきめはそれを認めない。冷酷な雪女である自分にそんな感情はないと言い放ち、居眠りしていた
雪鍛治を叩き起こして山に帰る事にした。
雪鍛治は去り際に聞き捨てならない言葉を放った。
「そっちのできそこないは不要だからくれてやる。どうせあと数時間の命じゃからな。クックックッ…」
これにはぬ〜べ〜ばかりか新しいゆきめも驚いた。雪鍛治の言葉が終わるやいなや、
以前のゆきめの体に異変が起こった。体が徐々に薄くなり、消滅しかかっている。
これまでなんとか頑張っていたが、とうとう限界が来たのだ。
もともと以前のゆきめの体には微量の魂しか残っていなかった。新しい魂と融合する事でかろうじて
生きていたのだが、別々にされたら生きていけない。その事は以前のゆきめには最初からわかっていた。
短い間でもぬ〜べ〜に愛してもらえて幸せだったと遺すゆきめは今にも消え入りそうだ。
ぬ〜べ〜が鬼の手で霊力を注入するが、効き目はない。
外で見物している雪鍛治によれば、消えかけた魂を再生するには再び新しい魂を融合させるしか
ないそうだ。それが出来るのは雪鍛治だけだが、彼に以前のゆきめを救う義理はない。
新しいゆきめは自分の分身が死ぬ事が気になるようだ。
「あの男は恋人と死に別れる悲しみを二度も味わうことになる…」
雪鍛治が何気なく発した言葉が、新しいゆきめに以前の別れを思い出させる。
そんな悲しい思いをぬ〜べ〜に再びさせたくない。そう考えた新しいゆきめは校舎内に戻って行った。
教室に入った新しいゆきめは、何を思ったのか「腹の虫がおさまらない」とぬ〜べ〜に攻撃をしかけた!
生徒たちを守るためにぬ〜べ〜が咄嗟に鬼の手を構えると、新しいゆきめの腹に一撃!?
いや、新しいゆきめの方から鬼の手に飛び込んできたのだ。なぜ自分から?
「フフ…心配しないで先生…ゆきめは死なないから」
そう耳打ちすると、新しいゆきめは雪鍛治に助けを求める。
雪鍛治には新しいゆきめを無事に山に連れ帰る責務がある為、しょうがなく彼女の傷を治しに出てきた。
フイゴから放たれた炎が新しいゆきめを包み込む。
これを待っていた。新しいゆきめは炎に包まれたまま以前のゆきめに抱きついた。
二人が包まれているのは雪女をつくる冷たい炎。これによって二人は溶けて混ざり合う事ができるのだ。
先ほどは認めなかったが、実は以前のゆきめの指摘は正しかった。新しいゆきめは童守町に来て
少しずつ変わっていたのだ。最初は以前のゆきめの記憶に引きずられていたが、いつしか自分の
意志でぬ〜べ〜を愛するようになっていた。もうぬ〜べ〜を悲しませたくない。その思いが、新しい
ゆきめに以前のゆきめと再び融合する決心をさせたのだ。そしてずっとぬ〜べ〜の側にいたい…
わかったわ。私たち本当はもう同じ心になっていたのね。
なら思いはいっしょよ。ひとつになりましょう。
ひとつになって、鵺野先生を愛し続けましょう…
二人のゆきめは、再び融合して一人になった。完全復活を遂げ気分もサイコーだ。
怒った雪鍛治はゆきめを消しにかかるが、そうはぬ〜べ〜が卸さない。鬼の手の一撃でこれを屠った。
で、今のゆきめは結局どっちなのかというと──
「両方です!心も記憶も魂も!ひとつになったんです!
今度は鵺野先生とひとつになります!」
何度も不幸を味わったゆきめ…
でも彼女は決して負けません。愛する人(ぬ〜べ〜)がそばにいるから…
なんだか雪鍛冶がかわいそうに思えてきた
頭の噴火口から鼻提灯出してるのにワロタw
ニコチャン大王かよw
屠られる雪鍛冶カワイソス
「そっか、まぁいいじゃろ」
雪鍛冶カワユスwww
雪鍛治も確かにおもろいが、だれもゆきめの話はしないのか。
つくづくぬ〜べ〜がうらやましくなった。
特別付録 さらにそれからの地獄先生ぬ〜べ〜
連載終了後の後日談「それからの地獄先生ぬ〜べ〜」が描かれたのは1999年のことでした。
それから7年がたった2006年の現在。本当なら、ぬ〜べ〜クラスのみんなは、18歳になっているはず…。
てことで、キャラクターたちのさらにその後を、ちょっと想像してみました。
(高校の卒業式。凛々しく成長した広と腕を組む、髪を下ろした郷子。)
童守高校卒業式。郷子は語学系の大学へ進学。
広はJリーグ「童守アディオス」に入団が決まっています。
(胸を強調するポーズをとる、ビキニ姿の美樹)
祝!!1メートル突破!
(広を真ん中に腕を組む郷子と美樹。水着姿)
あいかわらずの仲良し3人組。
(8等身に成長したまこと、バイオリンを持って寄り添う愛。座布団で丸くなるタマコ)
弁護士のタマゴ・まこと
バイオリニストのタマゴ・愛
そして「タマコ」も健在! …何歳なんだ、お前…
(振られてショックの克也と、涼しい顔で振る美樹)
美樹に捨てられた克也は大学受験も玉砕。悲しき浪人生。
(勉強中の浪人生克也の肩に優しく毛布をかけてあげる中学生の愛美)
カゼひくよ、お兄ちゃん
愛美…
どんどんアブナくなっていく兄妹…(汗)
(ナースの白衣を着た法子。患者に大人気)
看護師になったのろちゃん。入院希望者倍増。
(婦警の制服を着て特殊警棒を構える静)
静は婦警さんに。どんな小さな悪も見のがさない!
(あいかわらずリッチでキザな秀一)
秀一は金持ちのプレイボーイ。 「ヘイ彼女!いっしょにUMAさがさない!?」
(白衣をまとった晶。背景には巨大ロボの影が…)
晶はT大工学部にて「晶天才28号」を開発中。
(金田たちを伴って山歩きをするあゆみ。金田は辛そう)
健康になり、山登りもできるようになったあゆみ。──でも本当に金田でいいの?
(悪人にとび蹴りを食らわす陽神仮面X)
今でも時々街の平和を守っています。
(子どもたちを守って妖怪を退治する玉藻)
地獄ドクター玉藻!「私の患者に手を出すな!」
…すっかり正義の味方です。(本人自覚していませんが)
(ボディコンを着込んでくだ狐を放ついずな。後ろで応援するスポンサーの和尚)
いずなは霊能力探偵を開業。高額な報酬で難事件を次々解決!
(妖狐形態の玉藻。顔は陰に隠れてよく見えない)
ピンチになると現れる謎のキツネ仮面!
「あぶなっかしくて見ちゃおれん」
(教鞭を振るう、髪を短く切ったリツコ先生。左手に指輪)
リツコ先生は今も現役で教壇に立っています。
オヤ?左手の薬指…おめでとうございます。
(連載時の校長先生にそっくりな男性)
校長先生?いえいえ、石川先生です。教頭に昇進したのです。
(完全に白髪になっても元気一杯で「バリバリ最強No.1」を歌う校長先生)
その校長は定年退職。毎日カラオケ三昧です。
(妖怪アイス(株)の前で腕組みのゆきめ。背後に控える大勢の妖怪たち)
──さて、ゆきめは家計の足しにとはじめたアイスクリーム屋が大ヒット!
会社を立ち上げ17歳で女社長に!(ダンナよりかせいでます) 社員は全員妖怪…
(ゆきべ〜そっくりの赤ん坊を抱えるゆきめ)
結婚5年目の20歳の時に待望の第1子誕生!やっぱりこの顔…
(さらに増える同じ顔の子ども)
翌年第2、3子(双子)。翌々年…(3つ子)
(子どもを追い掛け回すゆきめ。見守る眠鬼。手伝いに来た速魚。
遊びに来たまみ先生&ベベルブブとその子ども。座敷童子)
子作りは計画的にね
そしてわれらがぬ〜べ〜先生は…
(見開きで鬼の手を振りかざすぬ〜べ〜)
今日も戦っているのです。生徒たちを守るために!!
─ 完 ―
美樹ついに1メートル突破っすかww
コミックス最終回でもドン引き(いい意味)だったのに…もう美樹の成長ついていけませんぜ
ところで愛美…そっちに走るなー
まこと8頭身!?枕返しの時の未来と繋がってるのか?
でものろちゃんがAV女優になってなくてよかった。
克也は航空大目指してるのか?
石川先生やっぱ大物だww
秀一よ・・そのナンパ文句はないだろwwww
秀一がルー大柴に見えた
496 :
492:2007/09/09(日) 00:18:07 ID:???
枕返しの話はこれよりまだ未来なんだっけ。だとしたら、のろちゃんがこの先
看護士やめる可能性もなくはない…((;゚Д゚)
>弁護士のタマゴ、バイオリニストのタマゴ、タマコ
もしかして、「タマゴ」と「タマコ」をかけてるんだろうか。
さりげなくベベルブブ童貞卒業おめでとう
秀一が軟派に走ったのがすごい気になる。
本気でシェフになろうとした挙げ句だったとしたら
正直、克也よりやり切れないな。
>>496 純情でお人好しなのろちゃんが
付いていけるような職種じゃないからな。
神経が細るような仕事の大変さ、
献身しても報われない理不尽さ、
上下関係の厳しさもあるけど、
彼女を食い物にしようとするエロ医師に、エロ患者…
>>491 それでもまだ偉大なる母君(130cm)には遠く及ばない件
あと、金田…おまいは太っただけかyo!!
さて、克也は勝ち組なのか負け組なのか…
静の顔で婦警の恰好されるとATレディ4号を思い出すから困る。
男性人のネクタイ、蝶ネクタイの秀一を除いて皆前を緩めてるのが気になる。
た、玉藻…w
いずなとフラグでも立ったのか
なんてイイ奴なんだ
克也、釣りは趣味で終わったんだな
プロの釣り師にでもなるのかと思った
さて、そろそろ楽屋裏に戻りましょうか。
あと一つ、「一夜だけの復活」を忘れてやいませんか?
!!それは知りませんでした!この3つだけかと思ってた…
それ何巻?
>>505 DVDBOX2巻の封入特典。
全24ページ。アニメ設定が主体のバーリトゥード(何でもあり)な話です。
DVDはノーマークでした。
今調べてみたら、税込み3万強か…
う〜ん…
3万は高いだろ、流石に
なんなら、僕がアラスジ投下してみます。
この前のお礼として。
あと、できれば「呪われたスポットライト」(ノベルオリジナル)も。
>>509 それじゃあお願いします。
最後の最後で代理に頼のもちょっと不甲斐ないですが
流石に数日中にこれを揃えるのは…
DVDvol2封入特典 一夜だけの復活 の巻
あのぬ〜べ〜が10年振りに帰ってきた。そのタイトルも「一夜だけの復活」。オープニングではぬ〜べ〜と
玉藻がかっこよくポーズを決めようとする。…しかし、その時、玉藻のさすまたが鵺野の頭にぐさり…鵺野は
出血多量でいきなり瀕死状態。気まずくなった玉藻は「アディオス」と告げて無情に去っていく…。かたや、
楽屋では東映スタッフがぬ〜べ〜を蘇らせるために必死だ。そして玉藻にも後で出番ありますよ!と告げる。
さて、そんな前置きは置いといて…。いよいよ、本編開始。舞台はもちろん童守小学校、ぬ〜べ〜がみんなに
元気だったか?と問いかけりゃ、広も郷子も、克也もまことも晶も法子も金田もみーんな嬉しそうに挨拶を返す。
変わらない姿での再会にぬ〜べ〜も思わず涙するが、ん?クラスメイトになぜか、飯島久美子がいる…そう、
これはアニメ版の同窓会なのだ。
…そして、アニメ版の同窓会ということはぬ〜べ〜はまだ独身なのである。そう思えば、彼は思わず独身の
頃の解放感が懐かしいと感動を覚える。…それは建て前で、本音はリツコ先生といちゃつける口実になるから
だった。そして噂をすれば何とやら、怖がりリツコ先生はいきなりぬ〜べ〜に抱きつく。その理由は過去に
「トラウマになった屋上で激しく踊る何者か」がまた現れたという。
…まさか、あのしょうけらが!?…しかし、それはアニメ登場を逃した眠鬼が悔しがって地団駄を踏んでいた
だけだった。そこに、ちゃっかりと速魚もいる。なぜか、時空までもが、捨て台詞を吐きながら腕組みしている。
ぬ〜べ〜もこんな楽屋オチばっかりでいいのかと半分冷や汗だが、とりあえず事件は解決だ。そんなわけで、
ぬ〜べ〜はいきなりリツコ先生を間近で眺め、口説くように褒めちぎる。
ところが、それでメロメロなのが今のリツコ先生であり、すっかり二人はいいムード…で済まされる訳がない。
郷子のキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!発言とともに、窓を突き破って謎の巨大雪だるまが…。
そう、嫉妬の炎ならぬ吹雪に包まれたゆきめ見参である。彼女はすっかりお冠で、浮気者鵺野鳴介に
お仕置きターイム。そんなとき、愛がそろそろパーティーの準備をしませんか?とみんなに提案。
すると秀一がとびっきりのディナーをみんなに用意してくれていたのだ。こうして、再会を懐かしむ
パーティーは始まった。
…が、誰かを忘れてはいないか!?そう、ぬ〜べ〜の真の立役者であり、超国民的巨乳小学生アイドルと
いえば…。ダイダラボッチを手なずけた妖怪ろくろ首、もとい細川美樹の襲来である。彼女は自分だけ
置いてけぼりにされたことを激しく糾弾し、どさくさにパーティーの料理も粉々にしてしまう。
しかし、彼女がここにやってきたのはもう一つ大きな理由があった。それは…10年前のアニメ映画1作目
打ち上げの時に話した「血まみれのコックさん」という怪談であり、この言葉を聞いた人は10年以内に
忘れないと呪われて死んでしまうのである。彼女はそれを覚えていた人がいたら大変だと思って忠告に
来たのだが…、そんなの逆効果に決まってるだろ!せっかく忘れていた言葉を思い出してしまったのだから。
みんなはすっかりパニックだ。ぬ〜べ〜は苦笑いで、そんなの作り話だと笑い飛ばすが、
そういう展開は大抵本当だったと美樹に指摘される。そんな矢先に、事件発生!
突如として廊下に響き渡る少女の悲鳴が。…それは悪霊と戦って敗れたいずなだった。彼女は
通りがかりの生徒を助けようとして善戦したとぬ〜べ〜に告げる。…しかし、よく見るとその生徒は
実は二宮金次郎像だった。それを知ったいずなは「ぶっちゃけありえなーい」と叫び、そのまま力尽きた。
そんな健気で情けないいずなをゆきめが保健室に連れて行く。葉月いずな リタイヤ。
果たして、血まみれのコックさんの呪いは本当なのか、事態は急を告げ、ぬ〜べ〜は生徒たちのいる
教室に結界を張り、様子を見に行った。ところがここが漫画のお約束、レギュラー5人は一緒になって
付いていくのである。安全のために張った結界は、実はメインキャラと脇役キャラの境界線となってしまった。
こうして成り行き上仕方なく、ぬ〜べ〜は広、郷子、美樹、克也、まことの5人を連れて行くことにした。
山口晶、中島法子ほか フェードアウト。
まず、彼はある教室で強い霊気を察する。恐る恐る扉を開けると、そこには鬼とフュージョンしたままの
美奈子先生が際どいビキニのお色気ポーズで出番を待っていた。しかし、あまりにおぞましい姿を見た
ぬ〜べ〜は相手が恩師とはいえ、勘弁してくださいの一言。喚く美奈子先生の声もよそにそのまま扉を
閉め切ってしまった。
こうして気を取り直し、何事もなかったかのように話は進んでいく。そんなとき、郷子がもじもじと広に一言。
どうやらまた、用を足したくなったらしい。さすがに今度ばかりは驚かしたりはしなかったものの、郷子が
突然悲鳴を上げる。何事かと思えば、何とトイレに現れたのはまたしても花子さん!…ではなく、
な・ぜ・かブキミちゃんだった。何と彼女はリベンジに来たのである。背後では簀巻きにされてのたうつ
花子さんが…。ブキミちゃんはまたナゾナゾを出す。
キーワードはこれだ!
「最初は四番目のドア。次に白くツルツルした水のある穴の中」
これはさすがに広でも分かる。調子に乗った彼は女子トイレの四番目のドアから白くツルツルした便器に
水を突っ込み、穴の中から何者かをがしっと掴んだ。取り出したるは、ブキミちゃんのハーモニカ!!
…ではなく、流し損ねたウ○○だった。彼はすっかり涙を散らして、絶叫。そんなアクシデントも
ぬ〜べ〜、郷子さえも全くお構いなしで、話は核心に迫っていく…。
そしてとうとう本当の強い妖気を察した。その場所は「調理室」、血まみれのコックさんだから間違いない
だろう。ぬ〜べ〜が霊水晶を使って実体を映すと、そこには無残にも人の死体を切り刻んでいたコックさんが
いた。現場には丁寧に分けられた内臓、目、手足など体のパーツが仕込まれており、生々しい恐怖が伝わる。
とてもアニメでお見せできるような映像ではありません。
何と彼は元々地獄の料理人だったが、亡霊を料理するのに飽きて、生きた人間の魂を調理したい一心で
地上に這い出てきたという。そして何よりも子供の魂、しかも臆病な子供ほど美味だという。そんなわけで、
自分の名前を10年経っても忘れられないような臆病な子供は格好の食材になるというのだ。その食材は
無論、広たちのことである。
それだけ告げると、コックさんが無数の手から包丁を取り出し、広たちめがけて投げつけてきた。ぬ〜べ〜は
白衣霊壁呪を使って生徒たちの身を護るが、この包丁はかつて幾人もの亡霊を斬ってきた刃である。そう、
はたもんばの妖刀と同じ威力があるのだ。このままではぬ〜べ〜もやられる…。
そんなとき、心強い助太刀が現れた。玉藻とゆきめだ。彼らの攻撃によって包丁は燃え尽き、そして凍り
付いた。こうなれば、ぬ〜べ〜の反撃のチャンスだ!彼は手袋に手を遣り、「宇宙天地…」とお決まりの
呪文を唱え始め、10年振りの鬼の手を奮い立たせたのだ。待ってました!いよっ、千両役者!!
それには広たちもすっかり感動。10年経っても、20年経ってもぬ〜べ〜にとって彼らは掛け替えの
ない愛する生徒たちなのだ。こうして気を取り直してパーティーを再開する。
ここはパーティー会場。上座にはぬ〜べ〜が座り、彼を囲んでみんなの談笑が聞こえてくる。
広と克也はお互い腕を組み合い、友情を見せれば、美樹は得意技のろくろ首でリツコ先生を仰天、
さっき怪我をしたいずなも玉藻と一緒に現れた。まことも愛も久美子も晶も法子も静も秀一も金田も
子分たちも、そして秀一のお友達のクリッターも図書室の赤い少女も潤も蜘蛛島の渚も人体模型、
美奈子先生もみんないるゾ。こうして宴はたけなわとなり、夜が更けていく。最後にマクラノショージ先生も
現れ、「これでおしまい、また会おうねー」と告げる。
ところが、そこに現れたのは執念深い男、絶鬼。ひょっとしてこれからが本番なのか、真の恐怖は
これからか!?
…いや、ページの都合であと1コマしかない。そしてマクラノショージに非情な一言、
「終わったよー」
と告げられ、茫然と立ち尽くす彼…正に、後の祭りなのであった。
(おしまい。真倉先生の後書きに続きます)
※稚拙な文章ですみませんが、とりあえず初投稿してみました。
(できれば投下時間の予告とか欲しかった…)
とりあえず、いずなが永遠の女子中学生だということがよーくわかったw
乙!すごい面白い!迷ってたけどDVD買うよ。
文庫もそうだけどこの作者さん達は本当にサービス精神旺盛だなぁ。
ファンとしちゃこの上なく嬉しい。
(仕事速!乙)
こりゃ面白ぇ!皆はじけてるなw
俺もDVD買おうかな。
おもしれえwww突っ込みどころ多すぎだろwww
DVD買いたいが3万はきつい・・
こんなの初めて知った!サンクス
文庫見て、真倉先生と岡野先生が吹いたとかキターとかマターリとかいうのを見て
もしかして2チャン見てるのかと勘ぐってしまった…エスパーだけども。
もし二人がここ見てたら十月号のオースーパージャンプにゆきめ載せてくれ…
ゆきめ何年経っても可愛いなあ。
少ないながら感想ありがとうございました。
次は『呪われたスポットライト』でも投下してみます
ノベルなんで要約に時間かかりそうですけど。
この特典だけで古本屋で扱ってたらいいのに。
アニメも良かったし、思い切ってDVD買おうか…
>>522 いたらない私に代わってのあらすじ、ありがとうございました。
さて、次のあらすじが投下されるまで保守ついでに何か話題でもないもんかね…
矛盾点粗探しとか
>>525 粗探しか。
ろくろ首の話で広が二階から小便してたとき、時計が1時を指してるのに
郷子がなぜか風呂入ってたとか?
広の部屋の時計が止まってたんだよ
>>527
それが正論そうだ
さて、やっと『呪われたスポットライト』を要約できたので、
今日の24:00から投下しようと思います。
ジャンプノベル書き下ろし『呪われたスポットライト』の巻
ここは童守小学校、いつものことながら郷子と広が本気でケンカをしていた。広はサッカー部で鍛えた
強靱な肉体を持っていれば、郷子だってそれに負けない怪力とそして負けん気を持っている。そんな二人が
本気でやり合えば、椅子や机だって、自由自在に宙を飛び交う。ぬ〜べ〜が二人にやめろ、と忠告するが
全くお構いなしだ。そんなとき、美樹は女性雑誌を見て、楽にお金儲けできる方法を考えていた。そのとき、
ふと目に留まるアイドルオーディションの告知…。
その間に広がキツい一言
「そんなことじゃ、将来、嫁のもらい手いなくなるぞ!」
それを聞いた郷子はむかっ腹が立って、あかんべーをするがそんなとき美樹が郷子に提案する。それは
雑誌に載っていたアイドルオーディションの記事で、二人でオーディションを受けに行こうと言うのだ。
美樹の狙いはもちろん、売れっ子になって一攫千金である。その魂胆を知ったぬ〜べ〜はすっかり
呆れ顔。一方、郷子は広にガサツだの、男女だのと侮辱されたことが悔しくて、だったら自分もアイドルに
なって見返してやろうとという意気込むのだった。そんな二人をぬ〜べ〜は温かく見守っていたが、
かたや不安も抱いていた。というのも、ぬ〜べ〜が思うに、芸能界というものは人の妬みや恨み、
悲しみが深く渦巻き、それこそ悪霊や妖怪が巣くう世界でもあるからである。
オーディション当日…、二人は待ち合わせをしていた。郷子はいたってカジュアル、というより
いつものショートパンツ姿である。ところが、美樹は本気でやる気らしく、フリルの付いたワンピース姿で
お出ましである。しかし、それは美樹の策略だった。というのも、前日郷子はどんな服装をしたらいいのか
分からずに、美樹に相談を持ちかけたところ、「普段着でいい」と教えてもらった矢先にこれだからだ。
美樹は早速、目の前にいる親友すらもライバル、蹴落とす相手と見ているのだろう。
530 :
その2:2007/09/15(土) 00:12:40 ID:???
そしてオーディションは始まった。周りには美樹や郷子も目立たないぐらい美少女がいっぱいいる。
中には本人より随伴者の方が気合いが入っているエントリー者もいた。中には子役などで経験を積んで、
場慣れしている猛者もいる。そんな様子を見ていると、郷子はもうアイドルなんてどうでもよくなっていた。
お約束の水着審査でも、郷子は何の変哲もないスクール水着を着用しており、審査員の失笑を買って
しまう。かたや、美樹の方は際どいビキニでオッサン審査員たちのハートを鷲づかみにしたようだ。
そして、他のライバルたちは特技披露でも舞踊やダンス、歌唱などを披露する。ここでも、美樹はというと…
ここでも自慢のプロポーションを披露して、一人の審査員を血圧上昇で病院送りにしてしまう、まさに
悩殺ショットを決めていた。しかし、郷子は何も取り柄がない。せいぜい、他人に負けないものといえば、
男勝りの怪力ぐらい…それならばと、彼女は自慢の馬鹿力をやけくそで披露した。そして
「13番、稲葉郷子!腕立て伏せします!」
気合いの入ったかけ声と共に、筋肉番付も真っ青、腕立て伏せ100回をわずか2分間で完了させてしまう。
それには審査員も呆れを通り越して、茫然としてしまった。他のライバルたちの失笑を買っても、他人事
である。結局、自分にはアイドルなんて向いていないのだから。
ところが数日後、アイドルオーディションに受かったのは最も望みがないはずの郷子であった。それには
美樹もびっくりだ。しかし、何よりも驚いているのは主催側の芸能プロダクション社長とその審査員たちで、
本来なら別の合格者がいる…はずなのに、なぜか全員(病院送りされた審査員も)満場一致で、
稲葉郷子の名前を記入していたという。しかし、ぬ〜べ〜は「運も実力だ」と告げ、一抹の不安を抱く彼女に
「何事も経験が大事だ。頑張ってこい」
そう、励まされる。彼女は、その激励を聞いて、やる気を出し、ぬ〜べ〜に精一杯頑張ることを
約束する。。ところが…ぬ〜べ〜はその時、郷子に何者かの霊を見たのである。
531 :
その3:2007/09/15(土) 00:17:54 ID:???
それから郷子のスター街道は始まった。普通のラーメンのCMに出ても、キャッチコピーが視聴者に受け、
商品はヒットすれば、ドラマの出演もその薄幸な少女という役柄、熱心なファンが付いたり、写真集もただの
スクール水着が清楚な少女をイメージ付けたりと、何事も都合のいいように回転する。こうして、郷子は
一躍スターダムにのし上がるのである。
…ところが、それとは裏腹にスケジュールがハードになるほど、学校のことが心配になる。
マネージャーとの約束では週に3回、学校に行かせてもらえるはずだった。なのに、急に売れ出した
ものだから、そんな余裕さえ全くないのだ。それを知ると、郷子は深い溜息を吐く。
ところが、ベテラン真マネはそんな彼女の心境を察し、明日午前だけ授業に出させてくれることを
約束してくれた。それだけで郷子の目はまた輝きを取り戻した。
その直後、廊下でイケメンアイドル、若宮慎吾に告白にも似た優しい言葉を掛けられ、彼女は完全に
舞い上がっていた。彼とは今度のドラマで共演を予定している。急接近もまんざら嘘ではない。
その夜、彼女は久々に自宅に帰ってきて、そして久々の日常生活を満喫していた。ところがその夜、
彼女は夢を見る。それは何とも恐ろしい、自分がスポットライトで脚光を浴びているさなか、
何者かに取り憑かれ、血まみれになるというものだ。その霊の正体は「風間名美恵」、
10年前芸能界を苦にして自殺したアイドルであり、郷子に「お前も自分と同じ運命を辿る」と、
不敵な笑いを浮かべながら告げるのだ。彼女は怖くなるが、全身が金縛りになって動けない。思わず
「いやあ!!」
と叫びながら目を覚ませば、それは自室のベッドの上だった。
532 :
その4:2007/09/15(土) 00:21:12 ID:???
それから郷子の運命の歯車も狂い始めた。衣装が気に入らないとキーキー怒鳴り散らすようになり、
今まで世話をしてくれた裏方たちの反感を買うようになる。挙げ句にマネージャーが窘めれば
「私の一言であんたを首にできる」などと脅迫される有様なのだ。これにはマネージャーも愛想を尽かし、
匙を投げてしまう。しかし、楽屋に一人閉じこもった郷子は全身を震わせ、泣いていた。
なんで自分はこんな他人に恨まれるような事をしてしまうのだろう…
このままではみんなに嫌われてしまうのが目に見えている。そう思えば、彼女はますます寂しくなり、
もう芸能界をやめて、童守小に通う普通の女の子に戻りたいと願うようになった。しかし、その時霊が嗤う。
そして非情にも「もう手遅れよ…」と告げる。郷子はその声こそ紛れもなく、あのときの「風間名美恵」だと悟る。
そして彼女に向かって、自分が苦しんでいるのはお前の所為だと告げた。だが、彼女は「もっと苦しめ」
と言わんばかりに不敵な笑みを浮かべ、そして鬼のような形相に変えて消えていく。彼女は恐怖の余り、
叫び、近くにあった花瓶を投げつけるのだが、今度はもう誰も駆け寄ってくれなかった。
その後、コンサートのリハーサルが始まる。そこでも歌詞を間違えたりとミス続きだが、それで注意されると
また、何とも横柄な態度を返してしまい、あっさりとステージから降りてしまうのだ。ところが、その軽率な
行いを注意したディレクターが彼女の腕を引っつかむと、その男の真上にスポットライトが落下し、
彼を直撃した。一命は取り留めたものの、全治数ヶ月の重傷だった。
以来、彼女の周りには不幸な出来事が頻発する。そしていつしか、彼女の評判は「疫病神」とまで
呼ばれるまでになっていた。そして芸能界という場所柄、共演も辞退され、マネージャーさえも
寄りつかなくなり、彼女は薄暗い楽屋で閉じこもる毎日を送る羽目となってしまった。彼女は時々、
「ぬ〜べ〜」の名を呟く。だが、自分でももう自分を動かせないのだ。完全に彼女は名美恵
という少女に操られてしまい、彼女の元で孤独という名の無間地獄に陥っていた。
ごめんなさい、一つ抜けてしまいましたorz
>>532は無視してください。
翌日、彼女は久々に学校に登校した。そこでは広が待ってましたとばかりに待ちかまえていた。
というのも、ブラウン管に映っている彼女はただの虚構だ、郷子の真の姿は自分だけが知っていると
優越感を持っていたからだ。だが…郷子は完全にアイドルになっていた。楚々とした動作に、時折見せる
色っぽい仕草、アイドル稼業も板に付いてきた証拠だ。
それより彼女にとっては、自分をガサツ女呼ばわりした広に皮肉を込めて、したり顔をする。そんな態度が
面白くない広だが、美樹も例外ではなかった。自分こそ芸能界を夢見ていたのに、今となっては完全に
水を空けられたからで、わざと郷子に意地悪して広を奪ってやるなどと発言する。しかし、郷子は
トップアイドル若宮慎吾が彼氏だと言い張ると、美樹はますます面白くなくなる。
しかし、こんなのは自分じゃない…。自分はもっと謙虚で、そしてもっと素直なはずだ。なのに、
掛け替えのない親友を煽ったり、挑発したり、完全に「私はスターよ!」という立場が鼻に衝くような
態度を仕掛けている。すると彼女は自分でも何者かに操られている不気味さを感じ、衝動的に走り去った。
挙げ句に、ぬ〜べ〜に会った矢先、これからは私学で芸能界の仕事に専念することを告げるのだ。
その時、ぬ〜べ〜は前より、不気味な何者かの霊気が高まっていることを知った。
それから郷子の運命の歯車は狂い始めた。衣装が気に入らないとキーキー怒鳴り散らすようになり、
今まで世話をしてくれた裏方たちの反感を買うようになる。挙げ句にマネージャーが窘めれば
「私の一言であんたを首にできる」などと脅迫される有様なのだ。これにはマネージャーも愛想を尽かし、
匙を投げてしまう。
しかし、楽屋に一人閉じこもった郷子は全身を震わせ、泣いていた。なんで自分はこんな他人に
恨まれるような事をしてしまうのだろう…このままではみんなに嫌われてしまうのが目に見えている。
そう思えば、彼女はますます寂しくなり、もう芸能界をやめて、童守小に通う普通の女の子に戻りたいと
願うようになった。しかし、その時霊が嗤う。そして「もう手遅れよ…」と告げる。
535 :
その5:2007/09/15(土) 00:30:50 ID:???
郷子はその声こそ紛れもなく、「風間名美恵」だと悟る。そして彼女に向かって、自分が苦しんでいるのは
お前の所為だと告げた。だが、彼女は「もっと苦しめ」と言わんばかりに不敵な笑みを浮かべ、そして鬼の
ような形相に変えて消えていく。彼女は恐怖の余り、叫び、近くにあった花瓶を投げつけるのだが、
今度はもう誰も駆け寄ってくれる人はいなかった。
その後、コンサートのリハーサルが始まる。そこでも歌詞を間違えたりとミス続きだが、それで注意されると
また、何とも横柄な態度を返してしまい、あっさりとステージから降りてしまうのだ。ところが、その軽率な
行いを注意したディレクターが彼女の腕を引っつかむと、その男の真上にスポットライトが落下し、彼を
直撃した。一命こそ取り留めたものの、全治数ヶ月の重傷だった。
それ以来、彼女の周りには不幸な出来事が頻発する。そしていつしか、彼女の評判は「疫病神」とまで
呼ばれるまでになっていた。そして芸能界という場所柄、共演も辞退され、マネージャーさえも寄りつか
なくなり、彼女は薄暗い楽屋で閉じこもる毎日を送る羽目となってしまった。彼女は時々、「ぬ〜べ〜」
の名を呟く。だが、自分でももう自分を動かせないのだ。完全に彼女は名美恵という少女に操られてしまい、
彼女の元で孤独という名の無間地獄に陥っていた。
それでも表ではまだ彼女の名は売れており、ドラマのロケが行われた。そこではあの若宮慎吾も一緒だ。
ところがそこでもまた事故は発生する。何度メンテを掛けても、毎回郷子がいると機材が破損するのだ。
これでは疫病神と呼ばれても仕方がない。だが、今回の事故で狙われたのは郷子自身だ。ところが、
そこへ颯爽と若宮が長い髪を靡かせ、間一髪で郷子を攫う。そして楽屋で安静にしていた郷子に
向かって、「君は疫病神なんかじゃない」と優しい笑顔で語りかけるのだ。四面楚歌の郷子にとって、
思わぬ助け船を出してくれた若宮に、彼女はこれこそが恋なんだと確信する。
536 :
その6:2007/09/15(土) 00:34:21 ID:???
…ところが、それから後に行った爆発物を使ったロケで、また装置の誤爆が発生、それによって今度は
若宮慎吾が犠牲になるところだった。自慢のロン毛は爆発のせいでカーリーヘアになり、郷子は心配で
声を掛けるも、「お前の所為で怪我をした」などと、いきなり掌を返されてしまう始末。口先だけの男に、
彼女は激昂し、本気で引っぱたいてその場を逃げ去った。
でも、もうどこにも逃げる場所なんてない、その時、郷子の元に名美恵が不気味に語りかける。
「あなたの居場所なんてどこにもないのよ」
そして、そのまま彼女の為すがままに操られ、気付けば欄干に登っていた。そんなとき、偶々
ぬ〜べ〜や広、美樹がその場面を目撃し、彼女を制止させようとする。ひょっとしたら彼らはずっと郷子の
様子を見守っていたのかも知れない。そしてぬ〜べ〜が郷子に取り憑いている不浄霊、すなわち
名美恵の霊を、観音経を使って顕わにした。広はその美貌に思わず見とれるが、ぬ〜べ〜は複雑な
気分であった。というのも、今から10年ほど前、少年鵺野鳴介にとって憧れのアイドルでもあったからだ。
ところが、彼女は自分から死を選び、そして今郷子に取り憑いている。その狙いは何なのか…。
一方、名美恵は姿を見られたことで、郷子から離れ、そして郷子を突き飛ばし、川に転落させた。
そこへ広が決死のダイブを試みる。流れは速く、少しの油断が命取りだ。彼女はそんな広を見て、
心が大きく揺らいだ。そして広の言われるままに、ゆっくりと力を抜いて、彼の助けを信じることにした。
537 :
その7:2007/09/15(土) 00:38:37 ID:???
一方、橋の上ではぬ〜べ〜が名美恵と対峙している。彼女は自分の野望を邪魔したぬ〜べ〜に
向かって攻撃を仕掛けるのだ。それは無数の芸能人の霊であり、彼女と同様、芸能界に失望して
命を絶った者たちの不浄霊が悪霊と化している。しかし、彼は鬼の手を取りだし、瞬く間に悪霊を蹴散らした。
そして次は名美恵、お前の番だと告げる。
だが、彼は彼女を斬ったりしなかった。鬼の手は霊との交信もできる。それにより、名美恵が命を絶った
真実を知った。
華やかなりし頃の風間名美恵、だが彼女を操っていたのはステージママの母親だった。母親は彼女の
気持ちも配慮せず、ひたすら彼女を人気者に仕立て上げるのに腐心し、それが原因で親子の仲に
軋轢を生んだ。家に帰っても、温かく迎え入れてくれる人のいない名美恵は、それに耐えられなくなり、
いつしか孤独の闇に襲われ、死を選んだのだ。
ぬ〜べ〜はそれを知ると、彼女に優しく語りかけ、成仏するように示す。すると、彼女は夜叉のような
顔つきから、元通りの美少女に戻り、安らかな笑顔で成仏を遂げた。一方、広の決死の救出によって
命を救われた郷子は、改めて「芸能界より普通の少女でいたい」ことをぬ〜べ〜に告げた。
後日、昨日まで華やかなステージに登っていた少女は、魔法が解けたかのように、いつものように
童守小の教室に座っていた。そして、また広と郷子のデスマッチが始まった。今日のウィナーは郷子で
彼女はVサインをする。でも、今は授業中なんですけどね…それでもぬ〜べ〜にとっては、決して
飾らない生徒たちの自然な笑顔こそが元気の源なんだと、改めて噛み締めるのだった。
自殺したアイドル…やっぱ実在のあのアイドルがモデルなんだろうか…
乙
やっぱりノベルのあらすじになるとすごい量になるな・・・
乙でした!読めて嬉しい
長々と乙です
ドラえもんに似たような子がいたな・・
のび太達の助けで母親もよくなったが、ひとつ間違えたらこうなってたわけか
丸井マリか
完全に見落としてた作品の内容を知れて大変有意義でした。乙!
さて、レスもひと段落したようなんで、そろそろ弾劾裁判に戻りましょうか。
おお、弾劾裁判!それもやっていただけるんですか?
文量多いでしょうが、楽しみにしてます!
ノベライズの方も乙です!
いやいや、
>>525-528のやりとりを例えただけです。
単行本に載っていた弾劾裁判は既にやってます。
おっとそうだったorz
途中参加ゆえの早とちりです。スミマセン…
今さらだがノベルのあらすじ読ませてもらった
夢中で読んじゃったよ
面白かった
ノベルのあらすじ書きさんも乙!ありがとう
ていうかノベルがあったなんて知らなかった
今みたら4巻の殺人鬼「A」のデザインが超(・∀・)イイ!! んだけど、
やっぱ元ネタとかあるの?
>>549 コミックスでも文庫でもいい。
最後まで読めやw
人形作家、天野可淡の作品をモデルにしたと
記述してあるぞ。
直後に書いてあったよw
仮面の元ネタまで、作者親切スギスw
ちょうどいい機会だから調べてみたんだが、
「A」のモデルはいうまでもなくあの怪人「赤マント」である。
かつて日本中の子供達を震えあがらせた謎の殺人鬼は、今頃
どこで何をしているのか…。(なお「A」の仮面のデザインは、
バイク事故で亡くなられた人形作家天野可淡氏の作品を参考
にさせていただきました。) 【第4巻 p.26より】
この文章だから、「A」と呼ばれる犯罪者が、今でいう酒鬼薔薇とか宅間みたいな
感じで実在していたのかな、と小学生の頭で思ってしまっていた。(それとも完全な創作かと)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%88 (情けないことにソースwikipediaだが)
被害者は存在しない、ただの都市伝説だったのか。
どうも日本の犯罪史じゃ聞かない名前なわけだ。
「A」といえば、4巻では「A」としか呼んでないのに
6巻のお化け屋敷で不良達はしっかり「赤マント」と呼んでた。
連載中スレで改めて読むと、最後の結婚式のあたりは結構回数使ってたんだな。
作者たちは打ち切りだっていうけど、大団円だよな。
でも、ゆきめが出てこなかった、あるいはヒロインになりうるキャラが出てこなかったら、
リツコ先生がぬべに惚れたり、最後にお互い思いを打ち明けたりすることもなく、
ただのよくあるマドンナ先生ってだけで終わってただろうなぁ…
557 :
マロン名無しさん:2007/09/21(金) 01:45:46 ID:Z0i1OX+B
赤マントと聞くと最初に頭に浮かぶのは野球探偵団なのだが
>>556 主人公の心変わりの後、リツコ先生のむくわれぬ恋でひっぱるあたりよくやるなーと思った。
>>555 やっぱ盛り上がりどころは皆一緒なんだ。
やっぱり人少なくなったなあ
いつ落ちるかわからないから、1000でやるつもりだった
締めの書き込みを先にしておく。
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ミステリ板の1000ですね
さて、次の話のために新しい蝋燭を探してくるか…
565 :
.:2007/09/29(土) 17:18:12 ID:rCPCYE6a
.
566 :
.:2007/10/03(水) 16:26:48 ID:jjqGmcBh
.
連載中を通してみると、結構最初の方からぬ〜べ〜それなりにかっこ良かったんだなー
確かに。にもかかわらず三枚目の印象が結構あるのはw
ギャグパートとシリアスパートで
キャラクターのメリハリがきいてたんだね、きっと
ぬ〜べ〜は昔のジャンプの王道的な大人主人公だしなぁ。
大人で結構恰好いいけど、ちょっとマヌケで愛嬌があり、しかしいざという時はすごく頼りになり決める時は決める男。
冴羽リョウとかターちゃんとかと方向性はだいたい同じかな。
こういったキャラがジャンプで主人公をやる事はもうなさそうで悲しい……。
冴羽リョウとかターちゃんは多少、自分から笑いを取りに行ってる感じがあるけど
ぬ〜べ〜は自分の得意分野になると凄いけど他はからきし、ってタイプの主人公像も
混じってる感じだな。
もうぬ〜べ〜以外愛せない
そういや今ジャンプで連載してる漫画は、大人が主人公の奴あったっけ?
実年齢では大人っぽいのもいるけど、精神年齢ではいない、と思う
両さんと銀さんは多分大人だな
どっちもぬ〜べ〜タイプじゃないけど
完全に寂れてしまったな。
まあ、数日後、こっそり幻の作品
「妖怪とりかえっこ」
のあらすじをささやかに書かせてもらいましょうか。
楽しみに待ってます。
保守
>>572 ネウロとジャガーも多分大人
精神年齢は低いがwww
ジャガーさんは確かに大人だがwwwww
Oh!SuperJUMPにいずながまた載ったな。
AV女優(;´Д`)ハァハァ
元ねたわかりやすくてワロタ>Oh!SuperJUMP
こゎぃょ〜
いずなのやつってもう「連載」なのか?
Oh!SuperJUMPってのが普段聞きなれないからよくわかんないんだが
読みきりを載せまくる雑誌なのかね?
587 :
586:2007/10/21(日) 18:13:30 ID:???
>スーパーのソースは不明。
…と思ったら、今回のOhの作者コメントで明言されてた。
ブクオフで文庫版1巻を読んでみた。
ぬ〜ぼ〜時代の、ものほしの話が出てて、美樹の胸がほぼ無かったw
最初と最後の絵の変化は著しいけど、最終回近くと、文庫おまけPに載ってる絵はほとんど変わってないね。
それにしても、童守小見取り図をAAにしたアラスジさん、いまさらながら乙でした。
保守
591 :
538:2007/10/26(金) 17:29:37 ID:???
半保護か、妥当だな
このスレも保護しとかないといつ落ちるか…
まあ、充分語り明かした気もするし落ちても悔いはないが。
でも
>>577があらすじ貼ってくれるまでは保守しときたい。
>>594 期待してくれてありがとうございます。
本当に人がいなくなったときにこっそり貼り付けようと考えていたので。
では投稿します。
制作(富田祐弘) …アニメ作品の脚本家の方です。
ですので、内容はアニメ版準拠となります。
妖怪『とりかえっこ』
鵺野鳴介はリツコ先生に憧れている。今夜も憧れを抱きながら床に就き、彼女が夢に出てくれたら…
なんて考えていた。しかし、その夜に見た夢は何かおかしい。目の前には山々がそびえ、雪がシン
シンと降り積もる。ひょっとしてゆきめの仕業なのかと勘ぐったりもするが、そうじゃない。しかもいやに
現実的だ。凍てつくばかりの寒さが感じられ、舞い上がる吹雪で視界も遮られる。そうかと思うと、
そこに突風に煽られながらも駆け抜ける山猫のような姿が見られた。その姿はまるで妖怪のようで、
彼は鼻を動かし、一つ哮ったかと思うと、目の前の大樹に立ち止まり、雪を掻き分ける。
そこには年老いた生き物がいて、既に瀕死の状態だった。そしてそれは彼の母親であり、
自分はもうじき死ぬ…とだけ伝える。妖怪はかすれた声で問いかけた。
「誰かにやられたのか?」
しかし、彼女は答えない。だが、年老いた彼女はこれだけを告げた。
「お前は人間の心を持っている。そして、お前と入れ替わった人間を捜し、力を付けて、
奴らに復讐するのです…」
と。それを発した途端、彼女は力尽き、頭を仰け反らし、息絶えた。…奴らとは誰なのか、
それも答えてくれない。ただ、母親は死んだ…その事実だけが鋭く突きつけられるとたまらず
悲しき咆哮を挙げる。その時、何者かの声が聞こえてきた。
「母親を殺したのは人間だ。憎め…そして人間どもを皆殺しにするのだ」
そこで鵺野の夢は終わった。何とも生々しい、そして物々しい目覚めである。
翌朝、鵺野はリツコ先生を映画に誘おうとしていた。そこで彼女が
好きな純愛ものを探してくる。それならば、彼女はけっこう乗り気の
様子だ。…だが、蓋を開けてみれば結局妖怪絡みのオチであり、お約束
通り彼はひっぱたかれてしまう。
そんな失敗を見届けていた広たち。しかし、失神しているぬ〜べ〜は楽しい
夢を見ているのか、寝ながらにやけている。そんなとき、広が最近悪夢ばっかり
見ると告げる。その例えとして「0点をとった」などと話すもんだから、美樹は
いつものことじゃないの?と切り返されてしまう。それならば100点取る夢を
見てやると言い返すも、その晩もまた、0点の夢を見てしまうのだった。
しかし、いつもの夢と様子が違う。ハッと目を覚ませば、小5ぐらいの男の子
ぐらいの影が蹲っているではないか。そして気付いた広に向かって
「お前は左の小指を無くしている」
と告げる。すると、彼の言葉通り広は片指を無くしていた。しかし、夢だと思って
頬をつねると痛みが伝わる。…これは夢ではない…。彼は不気味になったが、影の
少年は言葉を続けた。
「小指を手に入れたければ、俺の言うとおりにしろ。童守北病院に行ってお前の
体の一部を見付けてくるんだ」
と告げられる。しかし、童守北病院は数年前に廃院になったところで、今は無残な
廃墟と化している。それでも彼は目的のために勇気を振り絞って足を運んだ。暗く
長い廊下を抜けると奥の突き当たりに診察室が見える。しかし、そこを開けて吃驚
仰天、何とも薄気味悪い墓地が茫洋と広がっていた。
…ここは異次元世界なのか?彼は次第に恐怖に押しつぶされ、動きが強ばってきた。
足下には累々と白骨が散乱している。そして目の前には卒塔婆が不気味に陳列し、
地中かららは無数の手が伸びてくるのだ。
「私の小指を返して…」
至るところから男女の怨念の籠もった声がこだまする。そんなとき、広に向かって
「よく来たな」
そう挨拶する相手がいた。彼こそ最初に広が見た謎の影である。そして彼は広に向かって
「お前は資格のある一人となった。いずれお前の魂をもらいに行く時がくるかも知れない」
とだけ告げていく。彼はたまらず叫ぶが、次の瞬間、一瞬にして目の前が真っ暗になり、
漆黒が彼を包み込む。そして真っ赤な血が広の手に滲んだかと思えば、血に染まった
小指が彼の手に張り付いた。そして朝日の光とともに幻は跡形もなく消えてしまうのだった。
「夢の中で夢を見ていたのか?」
彼はハッと目覚めると、いの一番に左手を見る。そこにはしっかりと小指がひっついている。
翌朝、5年3組は広の体験談で持ちきりだった。ところが悪夢を見たのは広だけじゃないという。
美樹も金田も、法子に秀一までもが同じ夢を見たのだという。そして体の一パーツが損なわれ、
それを探しに行くという展開まで同じだというのだ。ところが、そんな中、一人だけ夢を見なかっ
た人がいる。稲葉郷子だ。彼女は馬鹿馬鹿しいと鼻で笑うが、その背中はいつもと違う、どこと
ない淋しさが漂っているようでもあった。
そんな矢先に事件が発生する。お昼の休憩時間に飛び込んだ、他校生徒が突然暴れ出し
て大騒動になったというのだ。しかも、その当人は普段は大人しい女の子だという。
しかも偶然はそれだけじゃない。童守小以外の他のいくつかの小学校でも全く同じ
時間に暴れ出し、そして30分後に発作が止まり、剰えその記憶は当人に残っていない
というのだ。
ぬ〜べ〜はそれは憑依霊の仕業じゃないかと勘繰る。そんなことを思惟しているうちに
童守小でも事件は発生した。しかも、よりによって法子が突然ホウキを振り回して暴れ
回っているのだという。教室には殴られた克也やまことがぬ〜べ〜に助けを求めに
来た。慌ててぬ〜べ〜が駆けつけると、そこには鬼のような形相をした法子が…いつもと
違うこの事態に、咄嗟に彼が霊水晶を取り出し、呪文を唱える。すると彼女の体から
異様な霊気が噴出した。そして、霊気は発狂し、法子を意のままに操り、彼は左肩を
噛み付かれた。しかし、彼は痛みに耐え、呪文を唱え続ける。
すると、どうだろうか。法子の体から何者かの声が聞こえてくる。そして彼に一言
「余計な邪魔をするな。命を落とすことになる」
と脅迫すると、意味不明なことを口走る。
「彼女はフィットしない。俺が探している人間は誰だ。俺の魂を持っているのは誰だ…」
と。いったい、どういう意味なのか…しかし、そんなことを考えている暇はなく、突然
にして、ぬ〜べ〜に襲いかかってきた。しかし、彼は法子を守る使命がある。そして一言
「法子から離脱しろ!」
だが、それは正に昨日、夢で見たあの妖怪の姿のようにも見えたのだ。
苦戦を強いられる彼だが、今は法子を助けねばならない。その使命感に駆られると、
奥底から新たな闘志と潜在的な力が眠りから目を覚ます。そして、一瞬の隙を衝き、
彼は妖気漂う中枢に霊水晶を投げつけた。覿面の攻撃により、みるみる妖気が拡散し、
消失していく。だが、「お前は人間らしからぬ強烈な霊気を持っている。が、これ以上
余計な邪魔はしない方が身のためだ…、そう吐き捨て、含み笑いと共に消えていく。
広たちの心配する声で彼は再び意識を取り戻した。その真横には法子が横たわっている。彼が
平手で軽く頬を叩くと、彼女は虚ろな記憶を呼び起こし、きょとんとする。案の定、
自分は何をしていたのか、それは全く意識から飛んでいた。しかし、何も怖がっている
様子すらもない。彼はひとまずホッと溜息を吐くが、可能性はまだあることを鑑みれば、
そうもしていられないのだった。妖怪がまだ他の誰かを狙っている…と。
その午後、彼は図書室でいつになく真剣に文献を漁っていた。法子に取り憑いた妖怪
の正体を知るためだ。そして目星が立った。その名は『とりかえっこ』、山猫のような
姿をした妖怪だ。そして彼の特徴として、人間の赤ん坊と魂を交換する能力があるという。
なぜ、そんなことをするのか。それは『とりかえっこ』はとても臆病な生き物なので、
厳しい大自然に立ち向かうために、強靱な精神を人間の親に育ててもらうのだという。
そしてある時期が来ると、元の魂を取り換えて、『とりかえっこ』は一人前になって
生きていくという。何とも眉唾な話だが、ぬ〜べ〜によると、人間が迎える反抗期と
いうのもこれで説明が付くというのだ。それを聞いた広は、自分も心の中に妖怪を
飼っているのかと思うと、不快な身震いをしてしまう。
そんなとき、彼は『とりかえっこ』が言っていた言葉をリフレインした。
「法子は…フィットしない…俺の探している(ry」
その言葉は正に『とりかえっこ』を確証するものだといっていい。そして彼は
その夢の中で広たちが見た童守北病院に焦点を当ててみることにした。なぜなら、
『とりかえっこ』はその病院に関心を持っているからだ。そして、その病院と
強い接点を持っている者こそ、まさに彼が探している人物であると推測できる。
しかし、それならなぜ、成人の頃まで育ててもらう魂をまだこれからという時期に
取り返しに来たのか、その説明が付かない。だが、彼は補足的に、『とりかえっこ』は
急に自分の魂が必要になる深い訳ができた、と語り、そしてその時に想像を絶する
パワーを発揮するようになると付け加えた。幸い、殆どの場合は人間に危害を加えない。
とはいえ、今日の法子は本気で殺しにかかってきた。それでもまだ自分の魂じゃない
からあの程度で済んだのである。もし、自分の魂だったら…ところが、そんな話を
何かの人影が盗み聞きし、そして廊下を走り去っていったのだった。
その人影は美樹だった。彼女はスクープだと思い、さっそくクラスのみんなに
言いふらす。そんなわけでぬ〜べ〜の推測は、一瀉千里にクラスのみんなに
知れ渡った。そして銘々、好き勝手に邪推する。取り憑かれたのは法子だから、
法子が妖怪だとか、それなら克也は不審な行動取るから一番怪しいとか、だったら
金田はどうなのかとか、挙げ句に美樹、秀一、まこと、郷子にまで罵声が飛び火する。
ところがそんな他人を見下し、自己の責任を逃れる態度が次第にクラスを取り巻く空気
を冷たくしていくのだ。ぬ〜べ〜もこうしてはいられなくなった。
翌日、いつになくどんよりとした雲が空を覆っている。そんな日では気分も優れない。
郷子は小さく溜息を吐き、ここ数日の寂しい気持ちを回想する。それも無理はない、
彼女は今のこの5年3組の楽しい雰囲気が大好きだからだ。なのに、昨日のケンカは
もう見るに堪えられない有様だった。しかし、それは杞憂でもあり、教室に入っても
誰一人昨日のことをとやかく言う者は一人としていなかった。それで彼女は安堵の溜息を
吐く。ところが一限目ののっけから、ぬ〜べ〜が出張だという。そしておまけに
算数のテストが用意されていた。みんなは口々に文句を言う。しかし、郷子は
その時に何者かが自分を誘っているかのような、そんな囁き声を耳にしたのだった。
とりあえず前半終了。あとは後日投稿します。 つ栞
603 :
ミエナイ代筆者:2007/11/06(火) 23:57:11 ID:6Z/6TXjP
それから、とりあえず保守age
乙っす
投下乙です
夢てのはブキミちゃんを思い出すな
乙!
>鬼のような形相をした法子
嫌だ!想像もしたくない!
郷子が聞いた声、それは当初は幻聴だと思っていた。しかし、今度ははっきりと
「お前が…俺の探していた人であってくれ…」
間違いなくそう聞こえる。郷子が誰なの?と聞き返すと
「探していた…遠くから来た…素直に受け入れてくれ…時間がない…」
こう呟き、自分の心の中に入り込もうとしている。それはまさか先程、法子に
取り憑いたあの妖怪?しかし、妖怪は執拗に囁きかける。しかし、他の連中は誰も
この黒い妖気に気付いていない。そんな間に
「お前が持っているものをとりかえてもらおう。俺がお前の体に入り込んでも…
暴れるな…」
それから彼女の意識は朦朧となり、突然の目の前の世界が変貌する。そこで彼女が見た
幻覚の世界…それはあの夢に出てきたという病院だ。誰かが産声を上げている。そんな
赤子を愛しげに見守る母親の姿、それは紛れもなく自分の親だった。…ということは、
泣いている赤ん坊は自分!?そして、衝撃的な事実を目の当たりにする。何と
泣いている赤子の元に、一条の紐のような物体がするすると伸び、彼女の体内に
潜伏したのだ。そして声が伝わってくる。
「そうだ…お前は赤ん坊の時に、俺の魂と入れ代わった」
まさか、妖怪『とりかえっこ』が?郷子は愕然とする。しかし、非情な事実が
彼女に告げられた。挙げ句に
「復讐のため、力を貸してくれ…人間達を皆殺しにしてやる」
その悪魔のような囁き声と共に、彼女には鼓膜が破れんばかりの耳鳴りが襲いかかる。
彼女はその幻覚で混乱し、心臓が砕け散るかのような衝撃を受けた。
「助けて!!」
叫んでも声にならない。そしてとうとう
「フィットする…お前は俺の体にフィットする…探し求めていた魂の持ち主は
お前だ!!」
その声を最後に、彼女は意識を取り戻す。しかし、異様な苦しさが襲いかかり、
心配する広を見ると、途端にうめき声を挙げた。
「苦しい…」
広が郷子の異変に気付き、近づこうとする。その途端に、何者か得体の知れない
夥しい妖気が噴射し、彼の体を弾け飛ばすのだった。そして、みんなも
郷子の異変に気付いていき、逃げ出すクラスメートもいた。
その時、郷子は自覚した。
「そうだ、やっぱり赤ん坊の時に『とりかえっこ』と魂が入れ代わった
のは自分だったんだ…しかし、その事実がみんなに漏れると、みんなは
彼女を気味悪がって避けようとする。そんな仲間に対し広が一喝
「なんで郷子をそんな眼で見るんだよ!!」
それには美樹も一緒に加勢して彼女を庇う。克也もこの事態を収拾させる
ため、ぬ〜べ〜を呼びに行こうと提案した。しかし郷子は
「私は…私は妖怪なのね…」
絶望的な感情に襲われ、頭を抱え込んでしゃがみ込んでしまう。
それから、街路でぬ〜べ〜と出会った。広たちは動顛して、頻りに郷子を
助けてくれと懇願する。彼も真剣な顔つきで頷くと
「お前達は学校に戻りなさい」
とだけ告げる。しかし、残った友人たちはみんな拒絶した。郷子をこのままに
しておけないからだ。そんな矢先、夥しい妖気に漲った郷子が交差点の近くで
蹲っていた。しかし、それはもはや郷子の姿ではない。『とりかえっこ』に侵蝕され、
髪は鋭く尖り、宙をうねっていた。そんな姿を見てぬ〜べ〜が叫ぶ。
「お前が『とりかえっこ』か、郷子の体から出るんだ!」
しかし、妖怪はまた妖気を放出し、そして次第に巨大な妖獣の姿に変えていき、獣の
ような凄まじい咆哮を上げる。思わず美樹が悲鳴を上げる。ぬ〜べ〜は、これは
『とりかえっこ』の妖気で作り出した妖獣だと断言した。すると妖獣が口を開き
「俺は遂に力を持った。妖獣ジャコールよ、邪魔する奴を殺してしまえ!」
その声は聞き覚えがある。そう、夢の中に現れた男の子の声だ。するとぬ〜べ〜は
「やはり、奴の仕業なのか…」
そして、これから降り掛かるであろう闘いに備え、キリッと身構えた。
ジャコールの妖力は絶大だ。斧のような腕を振り上げ、ぬ〜べ〜に襲いかかる。
彼は間一髪で身を躱すも、斧の刃が電柱を切り裂き、両断された。そんな威力に
美樹が思わず悲鳴を上げる。しかし、ぬ〜べ〜は冷静に
「郷子、心をしっかり持て!妖怪なんかに翻弄されるな!妖怪なんかに負けない強い
気持ちを持てば、妖怪を追い返すことだって不可能じゃない!」
語りかけるように叫ぶ。そして霊水晶を取り出し、直接彼女とコンタクトを試みる
ことにした。だが、強烈な妖気のバリアーで防護されているのだ。そして
「今すぐ郷子の身体から離れろ、そしたら見逃してやる」
ぬ〜べ〜は駆け引きをするが、不敵な含み笑いが聞こえると、ジャコールは鋭利な
牙を見せ、彼に噛み付いた。辛うじて必死に回避したが、肩口を掠めた傷から真っ赤な
血が迸る。それにもへこたれず、彼は経文を読んだ。
「宇宙天地…(以下省略)」
その霊力に思わずジャコールが絶叫する。だが、彼は人間の魂を得たことで、これぐらい
では屈しないと言い返す。するとぬ〜べ〜も望むところらしく
「お前の邪心と俺の生徒に対する愛情のどちらが強いか確かめてやる」
顔を真っ赤にしてそう叫んだ。
「俺の力で郷子を救ってやる!!」
熱血教師の血が騒ぐ。そしてお約束の呪文を唱え、鬼の手を取りだした。そして
間髪入れずジャコールに一閃、浴びせた。彼の頭から緑の鮮血が吹き出る。
「怯むな、妖獣ジャコール!霊気が強くとも、相手は所詮は人間だ。俺達の敵ではない」
しかし、ぬ〜べ〜にとって、なぜこれほどまでに人間を憎むのか分からない。その理由は
聞かずとも勝手に相手の言葉から漏れた。
「俺の親を殺した人間どもを皆殺しにしてやる」
狂った笑い声が響く。だが、
「人間がお前の親を?人間には『とりかえっこ』を倒す力などない。それは間違いだ!」
ぬ〜べ〜がジャコールに向かって叫ぶ。しかし、彼は聞く耳など持たずに牙で襲い
かかった。
穏やかな陽光とは裏腹に、全く血みどろの殺戮が繰り広げられている交差点、ここでは
正に今、ぬ〜べ〜と妖獣ジャコールの戦いが繰り広げられている。苦戦を強いられている
ぬ〜べ〜だが、同時にさっき言った「親を殺された」この真偽を明かしたいと考える
ようになった。そして一か八かジャコールの懐に飛び込み、霊水晶をあてがう。
そしてあのときの夢で見た映像が、ビデオの再生のように映し出される。慄然とする
ぬ〜べ〜だが、その時新たな事実が発覚した。「人を憎め」と吹き込んだあの威厳の
ある声の持ち主…それは邪悪な怨念を持った魑魅魍魎たちの霊気であったことだ。
そして、彼はジャコールに事実を訴えてみた。
「母親は優れた妖怪だ。いかに霊力が強い人間でもお前の母親を殺すことなどできるはずがない。お前は勘違いしているんだ」
しかし、ジャコールは事実を認めない。ぬ〜べ〜の必死の訴えも退け
「いい加減なことを言うな!そんなまやかしの言葉は信じないぞ!」
彼は屈辱も感じ、そのままぬ〜べ〜の身体も吹っ飛ばしてしまう。それから
とどめとばかり、ジャコールの鋭い斧がぬ〜べ〜に襲いかかった。
「ぬ〜べ〜!!」
広と美樹が絶叫する。辛うじて鬼の手で直撃を減殺したが、完全に不利な状況だ。
そんなとき…ジャコールの身体に異変が起きた。
「やめろ、郷子!邪魔をするな!!」
ジャコールが相手も忘れて発狂する。だが、
「お前は必ず倒す。人間どもに復讐するぞ!」
それだけ台詞を吐いて、一目散に去っていった。
「な、何が起こったんだ?」
その突然発作的な混乱、原因は内部に潜んでいた郷子にあった。そして彼女は
『とりかえっこ』に訴える。
「あなたは私の身体に憑依し、新たな力を得た。でも、あなたの身体に入った
私の魂は私自身のもの。私自身が育んできた心だから簡単に操られはしないわ…」
彼女が断言する。
なぜ郷子は途端に、自分に逆らうだけの力を持てたのだろう。郷子からの明白な
答えはなかった。しかし、彼女は強い意志を使えたのはぬ〜べ〜のお陰だと
考えている。あのときの霊水晶から、幽かながら自分のぬ〜べ〜への思いが
伝わったというのだ。
「お前は妖怪なんかに翻弄されるんじゃない!」
そんな優しくも力強い声が郷子を奮い立たせたのだという。そして彼女は
「お願い、もう一度だけぬ〜べ〜の話を思い出して!」
彼女は危険を承知しながら『とりかえっこ』に訴えた。
「命令するな!」
「命令じゃないわ、お願いしてるの。あなたと私は敵同士なんかじゃない。だって、私はあなたの味方だから」
郷子は主張する。しかし、『とりかえっこ』は頑として認めない。その間も郷子の
魂は訴え続ける。不安と恐怖に満たされながらも、得体の知れない心地よさが
身体の中に拡がっていったと…。しかし、『とりかえっこ』はこれ以上聞いていると
不愉快に感じ、妖気を爆発させ、郷子を殺そうとした。しかし、彼女は威風堂々と
「死ぬことなど怖れない。だって私の魂は私の身体にないから。魂を奪われている
から生きていたってしょうがないもの…」
郷子は悲しく呟き、そして
「貴方は可哀相…」
ぽつりとそう本音を零した。そして、こう続ける。自分はここ数日、意味のない孤独を
感じることがままあった。そしてその孤独感を思ったとき、同じ境遇の『とりかえっこ』
が哀れに思ったという。それを聞いて思わず
「俺が怖くなかったのか?」
しかし、彼女は
「怖かった…けど、次第に怖さは薄らぎ、幼い頃に感じた懐かしい温もりを感じるようになった」
そう告げる。挙げ句に、他人とは思えないと断言した。それを聞いた『とりかえっこ』
は絶句した。明鏡止水の境地の郷子が語り続けた。
「あなたの魂と私の魂は入れ代わった。今更、あなたは私の魂を戻してはくれないでしょう。けど、死ぬ前に
一つお願いがある。私が愛し続けてきた心を大切に育んでいって欲しい…」
富田祐弘と言えば名の知れた脚本家だし、彼が主要スタッフとして参加した
ぬ〜べ〜のアニメ版も楽しく見てたんだけど、やっぱり真倉先生の原作とは
色が違うな。
生まれてすぐに取り換えられたということは、郷子の魂は本来妖怪の物で
妖怪の魂は本来郷子の物って事でしょ?
ということは、人間を憎んでるのは郷子の魂て訳で、魂を互いに元の
肉体に戻したら人間を憎む郷子と人畜無害な妖怪が出来上がるんじゃないの?
一時避難させといた本来の魂を人間の魂を持った妖怪が一方的に取り込んだのなら、
「とりかえっこ」というのもどうなんだろう…
なんかわけわかんなくなってきたorz
あまりにベタなミスをしてしまったので吐き出させてくれ。
オースーパージャンプと間違えてただのスーパージャンプを買ってきちまった!
しかもつい袋綴じ開けちまって返品も出来ねぇ!
チックショ〜!
つづく
時間あけてすみません。今日の12時頃に完結させます
そんな命懸けの訴えを聞いた『とりかえっこ』は戸惑いを見せる。本当に人間は
性悪の生き物なのか…すると、困惑する『とりかえっこ』を嗾けるように薄気味
悪い声が聞こえてきた。
「汝、心に憎しみ持つならば呪文を唱えるべし…鵺野鳴介、鬼の手を持つお前ならば
我らに逆らうな。『とりかえっこ』に味方し、人間どもを皆殺しにするのだ」
その声の正体は魑魅魍魎達であった。そして夥しい霊気が周りに渦巻いたかと
思えば、すぐさま憎しみに満ちた山椒魚のような化け物が正体を現した。ついに
黒幕のお出ましだ。ぬ〜べ〜は叫ぶ。
「こいつらは世の中の憎しみを持って死んでいった人間たちの怨念を吸った化け物…
ほとんどの人は憎しみを理性で抑えられる…が、心に宿したまま死んでいくと怨念の
霊気となって残る…こいつはそれを食い尽くした化け物だ」
そう説明口調に告げると、俺が成仏させてやるとばかりに啖呵を切った。しかし、
先手を取ったのは魑魅魍魎だ。
「氏ね!」
この言葉と共にぬ〜べ〜を一瞬で燃え上がった霊気に包み込んだ。彼は熱さで痙攣を
起こす。しかも霊気の炎は得体の知れない毒を持ち、彼の身体に侵蝕する。だが
その中で彼は憤った。
「お前は同じようにして、『とりかえっこ』の母親を殺したのだな」
すると
「猛吹雪で大地が荒れ、自分を封印した岩が砕けた。それによって亀裂から這い上がり、
地上に姿を現そうとした。それを(母親が)阻止しようとしたから殺したまでだ」
尤もなようで、何とも自分勝手な理屈を並べ、ぬ〜べ〜に襲いかかる。
「このままでは怨念の霊気に負ける…」
劣勢の中、弱気になっていくぬ〜べ〜…自分は死ぬのか…その時、彼を取り巻いていた
暗黒の霊気が一瞬にして拡散した。何が起きたのか?それは事実を知って憤った
『とりかえっこ』の加勢であった。
『とりかえっこ』は自分が大いなる誤解であることを悟っていた。いや、それを
動かしているのは彼だけじゃない。そう、魂を奪われた郷子なのだ。
「ぬ〜べ〜!早く魑魅魍魎を!」
彼女が必死に叫ぶ。その声を聞いて沸々と闘志が湧くぬ〜べ〜。そして呪文と共に
鬼の手を取り出し、再びどす黒い魑魅魍魎の霊気に飛び込んでいった。
「怨念しか持たぬ魑魅魍魎よ、この世から消えてなくなれ!」
彼は必死に叫び、鬼の手を翳した。それから魑魅魍魎の断末魔の叫びが聞こえる。
「憎しみを…忘れはしない」
だが、彼は消滅していく霊気を眺め、ぽつりと呟く。
「憎しみだけを心に宿し続けるほど、不幸なことはない…」
それから彼の元に甲高い少女の声が響いた。そう、郷子である。
「ぬ〜べ〜、やったね!」
彼女は無事に、いつもの可愛らしい姿に戻っていた。それを確認すると
広と美樹も涙をにじませ、一目散に走り寄る。ぬ〜べ〜もたまらず駆け出した。
しかし、あの『とりかえっこ』はどこへ行ったのか…その時、彼から声がする。
「俺は、お前のような女の子と入れ替われたことを嬉しく思う…お前のお陰で
俺は人の心のぬくもりを知ることができた…確かに赤ん坊の時に魂は入れ替わった。
しかし、お前が今まで育んできた魂はもう俺のものじゃない。お前自身のものだ」
そう告げる。そして、今の自分の胸中を洗いざらい披瀝していった。自分は大自然の
リズムを忘れず、そして命の尊さを学びながら、新たな命を育んでいきたい…そして
それを教えてくれたのは、他でもない郷子だということを。事実上の和解成立である。
618 :
15 ミエナイ代筆者:2007/11/16(金) 01:24:47 ID:OuoYAky0
こうして騒動は収まった。しかし、郷子はまだ不安なことがある。それはクラスメート
たちのこと…広と美樹がそんな彼女を慰める。そしてぬ〜べ〜だって、郷子を元通り
クラスの輪に溶け込むよう、精一杯協力するつもりだった。…しかし、そんな心配は
杞憂だった。みんなは笑顔で郷子の帰りを待っていたのだ。喜ぶ者、泣き出す者…
みんな本気で彼女のことを心配してくれていた証だ。そんな心からの気持ちを受け取った
郷子…彼女の瞳からは温かい涙が滴り落ちた。そしてぬ〜べ〜も例外ではない。
「みんなが…クラスのみんなが…郷子を心配して、残っていてくれたのだ」
彼は必死に滲んでぼやける視線の中から、一人一人のこの姿を見つめ直すのだった。
完
以上です。こうやって読み返すと、改めて真倉先生とは視点が違いますね。
他の皆さんの感想を待ってます。ついでに保守あげ
乙っす
おつかれ〜
なんか綺麗事だなーと思うのは自分だけか…
おつー
今更だけど、どこに出てたものか教えてくれ
(俺が見逃してるだけかもしれないけど)
平成9年刊行のジャンプノベル12号の読み切りです。
今は当然、入手不可能に近いです。
ふむ
ohスーパージャンプってどういうとこに売ってますか?
近くの本屋まわっても置いてないんだが…
スレ違いでスマソ
コンビニにも売ってるよ。
明日発売のスーパージャンプ(ohじゃない方)にも載るんで要チェック!
626 :
625:2007/11/21(水) 17:21:42 ID:???
ごめん、明日じゃなくて来週(28日)だった。>スーパージャンプ
627 :
マロン名無しさん:2007/11/22(木) 22:34:25 ID:F2/17A39
ぬ〜べ〜懐かしいなぁ
お聞きしたいのですが、のろちゃんが温泉に入る話はコミックス何巻に収録されてますでしょうか?
正月に双六やって池に入る話なら、単行本19巻。文庫版は知らない。
温泉じゃなくて池じゃんw
さすがにまだ いずなスレはないのかな
どっか話してるスレないかな
懐漫板のぬ〜べ〜スレで絶賛語り合い中だよ
っていうかエロ合戦でしょ
ゆったり
おおお
保守
うわああああああああああああああ
連載中スレに参加したかった
スレ(というか板)の存在に気づくのが遅かったorz
639 :
マロン名無しさん:2007/12/22(土) 17:33:01 ID:09VYqH+9
文庫版ぬ〜べ〜ではてけてけの話とタイツとブーツはいたアイドルの女の子が出る話は何巻に載ってるの?
642 :
マロン名無しさん:2007/12/27(木) 11:26:16 ID:55gjUkEp
眠鬼の声って俺の中のイメージでは
なんとなく釘宮なだがどうだろう?
あ〜・・・確かにな
アニメ版ぬ〜べ〜のいいところは
基本的に声優1人につき1キャラ担当ってとこだな
安易な声優の使いまわしがない分
キャラの1人1人が1人の声優1人1人と同化してる感じだから
その分声優の使いまわしの多いアニメより楽しめる
まだまだ1000まで先だからそれなりにぬ〜べ〜の話しをしながら保守るか
えええええええええ?w
>>644 ユーレイの声がのろちゃんと静なのには笑った。
静の中の人はいろんな脇役も兼任してたから
アニメぬ〜べ〜の影の功労者だな
...
650 :
マロン名無しさん:2008/01/13(日) 11:04:25 ID:vbRlOFZ6
あばば
そいや
ていや
今日発売のoh!SuperJUMPにまたいずなが載ってるんだっけ。
まだまだ話すことがあるようだな
まてまて
ほし
いつまでもだらだらと保守ばかりしてるのも他のスレに悪いので、
いっそ保守を取りやめて潔く落とすか、雑談でもしてさっさと終わらすか…
あるいはスレに途中参加の人を対象に、初期のあらすじを幾つか再掲載してみようか…
それはいいかも
せっかくだから最初のほうもやりたいし
そしたら参加したいお
ちなみに稼働中は入院してたorz
んじゃあ近く再掲載を開始しましょう。
普通に第一話からやればスレ終了までに2〜3巻分は行くと思うけど、
もし語りたいエピソードのリクエストがあれば優先します。
輪廻転生の話とパンツの話が好きだ
今夜から再掲載をスタートします。
リクエストのあった話を優先で、それが尽きたら第1話から順に載せていきます。
更新時間は今まで通り23時です。
#193 あなたに会えてよかった の巻
用事で職員室に来た郷子は、だらしなく居眠りするぬ〜べ〜を放っておけず色々と世話を焼いている。
その様子がまるで恋人のようだとは校長先生の弁。
確かにファーストキスの相手だったが、教師と生徒の間柄。
ぬ〜べ〜にはゆきめがいるし、自分にも広がいる。
別に恋人なんて、ぬ〜べ〜とはそんな関係じゃない。もっと違う、何か…それが何かはわからないが。
そんなある日、郷子と美樹はいずなの新技「輪廻回帰」の実験に付き合うことになった。
人間は誰しも何かの生まれ変わり、つまり前世がある。輪廻回帰とは魂を何代も前の前世にさかのぼって
体験させる、いわば魂の前世めぐり観光という訳だ。
難しい術で失敗するかもしれないというので郷子も美樹も躊躇するが、結局ジャンケンで負けた郷子が
被験者となった。
長い数珠で郷子を包んでいずなが念仏を唱えると、郷子の魂は前世へとさかのぼり始めた。
一代前の前世は戦時中の少年だった。立ちション中に空襲にあって吹っ飛ばされると、魂はこれを抜けて
さらに前の代へとさかのぼる。犬・鳥・黒人・イルカ・蜘蛛…どんどんさかのぼっていく。
現世ではいずなが既に術を解いていたが、その後10分経っても郷子の魂が戻ってこないので心配していた。
このままでは魂が戻ってくる見込みがない為、通りがかったぬ〜べ〜が同じく前世へと逆行して郷子を
連れ戻す事にした。人間は現世で関わる相手と前世のどこかで何度か会っている。「因果」という奴だ。
ぬ〜べ〜と郷子も前世のどこかで会っている筈なので郷子を追いかけることも可能なのだ。
いずなはぬ〜べ〜に郷子にかけたのと同じ術を施した。
郷子の魂は平安貴族女性の中にあった。戦の真っ只中で、郷子の前世は攻撃を受けている安倍一族
の姫君らしい。危険を知らせに来た従者が目の前で撃ち抜かれ、郷子自身の命も朝廷方の兵士によって
今にも果てようとしていた。
すんでのところで、味方の従者に救われた。その従者は…ぬ〜べ〜!?
いや、良く似ているがぬ〜べ〜ではないらしい。でもどうしてこんなに似ているのか?
ぬ〜べ〜に似たこの男は郷子を強く抱きしめると、愛する姫を守れなかった事を詫びた。
郷子の前世とこの男は、身分を越えた恋人同士であるようだ。男は言葉を続けた。
「…生まれかわったら…今度は…必ずあなたを…守りぬきます…」
そう、この感じだ。郷子がぬ〜べ〜に薄々感じていた感覚…郷子の目を涙が伝う。
突然、男は姫を「郷子」と呼び態度が変わった。ぬ〜べ〜の魂が追いついてきたのだ。
因果について軽く説明すると、ぬ〜べ〜は自分の置かれた状況を確認した。
平安時代、朝廷に滅ぼされた東北の豪族。郷子はそこの姫君で、ぬ〜べ〜はただの従者のようだ。
(ちがうよ、ぬ〜べ〜。 「ただの」… じゃないよ… 私達は…)
部屋には火がまわり、危険なのでそろそろ現世に帰ることにした。
こうして、私の前世巡りの旅は終わったのでした
そう…ぬ〜べ〜と私には前世からの縁があったんです
それがたとえ恋人でも、親でも、飼い主でも
そして、いつでも私を守ってくれていたんです
今は…私の先生として
う〜ん
郷子がぬ〜べ〜への恋心を燃やすような展開になるのか?
失敗はしたけど、何気に凄い術じゃね?>輪廻回帰
糸美だっけ?女郎蜘蛛の話。
あれは悲しい話だったなぁ・・・
昔から思ってたことだが
輪廻って本当にあるのかね?
午前二時 妖怪の誕生は、草木も眠る静寂の中、決して人目に触れることなく行われる。
今夜は…齢20年を経た雌蜘蛛が…また
童守小学校の教室内で人の形をした者に生まれ変わっていた。
#119 女郎蜘蛛 の巻
今日は朝からいい陽気。こんな朝っぱらからぬ〜べ〜は校内に強い妖気を感じて妖怪を探し回っていた。
広達は、校庭に日頃見かけない美少女を見つけた。少女は広達を遊びに誘う。この少女、昨夜誕生した
妖怪のようだが広と克也は一目で釘付けになり、郷子と美樹を放ってこの少女と遊びに行ってしまった。
郷子と美樹はこの少女に敵意を抱いて嫌がらせをしようとするが、少女はものともせずに広達と遊び続ける。
少女の名は「糸美」。次の休み時間も遊ぶ約束をして、広達は教室に戻っていった。
教室に戻った広達は、ぬ〜べ〜から妖気プンプンだと指摘を受ける。どこかで妖怪に会ったのか?
郷子と美樹は先ほどの糸美が妖怪だと主張するが、広と克也はこれを否定し口論となる。
次の休み時間、糸美はさらに数人の男子生徒を引き連れていた。
ぬ〜べ〜が霊視すると、糸美の頭から数本の赤い糸が伸びてそれぞれが男子生徒の頭に繋がっており、
男子生徒達はすっかり魅了されている。
黙々と本を読んでいた晶さえも、ぬ〜べ〜の目の前でこの糸に捕えられて糸美の下に走っていった。
ぬ〜べ〜は糸美に声をかけ、生徒指導室に連れ込んだ。
糸美が妖怪であることを指摘すると、彼女は悪びれる風もなくそれを認め、
自分は齢20年の蜘蛛の化身だと実に明るい態度で自己紹介をした。
男子生徒を赤い糸でたぶらかしていることを問いただすが、糸美は自分がそんな能力を持っている事に
気づいていなかった。昨夜妖怪になったばかりで、自分がなぜそんな能力を持っているのかもわかっていない。
きっと友達を作る能力なのだと、実に脳天気だ。
指導室の前では糸美派の男子生徒と反対勢力の女子生徒が待ち構えていた。
糸美には邪気がないので、ぬ〜べ〜は彼女が人間だと生徒達に保証した。
しかし、その次の日には…糸美は全校男子生徒のアイドルになり全女生徒を敵に回していた!
…やっぱり問題かも…
赤い糸が本当に友達を作る能力ならいいのだが、どの民俗学者も妖怪は人間の心が
生み出したものだと言っている。
人間の強い感情の念が物や動物に作用して生まれる為、妖怪は人間に近い姿をしているのだ。
そして、それらは悲しみや恐怖といった負の感情から生まれる事が多く、我々人間に害を与えるのだ。
そう、雪山に対する恐怖が生んだ雪女の能力が、男を凍らせその魂を奪う能力であったように、
あの娘の能力も… ぬ〜べ〜は頭を抱え、体を振るわせるのだった。
その夜、糸美は校舎内で苦しんでいた。糸美の服を裂き、巨大な蜘蛛の足が露出する。
同時に、糸美に糸を植えつけられた男子生徒たちが目を覚まし、フラフラと糸美の下に集結してきた。
それを待ち構えていたのは、巨大な蜘蛛の化け物。巨大蜘蛛は集まった男子生徒の中から、広に
糸を巻きつけて絡め取る。そして大きな口を開け、それを喰らおうとした瞬間。
「やめろ!! やめるんだ…糸美…!人間を…殺してはいけない…」
ぬ〜べ〜の制止により我に返り、糸美は人の姿に戻る。
「ありがとう…止めてくれて…」
自分の能力が友達を作る能力ではなく、人を食べるための能力だと知り糸美はショックを受ける。
糸美の頭の中で声がするという。人を食べて妖怪になれ、さもなくば年老いた蜘蛛として寿命で死ぬと。
だが、彼女にそれはできない。人を殺してまで、食べてまで、この世にいたくないと泣き叫ぶ。
「短い間だったけど楽しかった」そう皆に伝えて欲しいと泣きつく糸美の姿がゆきめと重なる。
─ねえ…先生…妖怪って…しあわせになれないの…?
ぬ〜べ〜は糸美を抱き寄せ、経文を唱えて彼女をあの世に導く。
そして、来世では人間に生まれ変わる事を祈るのだった。
残されたのは、女郎蜘蛛の屍骸。
翌朝、男子生徒たちは姿を消した糸美を探し回っている。
その校庭の片隅にひっそりと糸美の墓が設けられ、一輪の花が供えられていた。
糸美… (´;ω;`)ブワッ
生まれ変わって人間になれるといいなあ
きっと生まれ変わったら素敵な人間になれるよ(´;ω;`)
しかし人の負の情念から産まれたくせになんであんなに能天気なんだ…
>>669-670 さりげなーくリクしてみたら応えてくれてありがとう!
糸美・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
この話はゆきめとの関係もあったから一層悲しい話に・・・
675 :
マロン名無しさん:2008/02/07(木) 16:13:07 ID:kRoutDUS
age
ゆきめの事もあるし、重い話だな・・・
eat me とはなんてエロイ名前だと思ってたら、むしろ eat you な妖怪だった。
「鬼」 ―かつて、ぬ〜べ〜は二度鬼と戦ったことがある。
一度目は死闘の末左手に封印した鬼「覇鬼」、二度目はその弟「絶鬼」である。
そして…三度目の恐怖(?)が今…ここ童守小学校にやってこようとしていた…
絶鬼と同じように地獄を上ってくるシルエット。
童守小の前に鬼門が開き、なにか布きれのような物が吐き出された。
#241 鬼娘・眠鬼現る! の巻
前回生き返って生を謳歌しているぬ〜べ〜だが、魂が抜けやすくなっているようでちょっとした事で
死にかけてしまう。ともあれ全て元通り、この平和な日々がずっと続いてくれればいいのだが…
しかしすでに事件は起こりつつあった。「地獄先生ぬ〜べ〜」始まって以来の、ハチャメチャ(死語)で
ハレンチなあの事件が…!
広と克也がキャッチボールに興じていると、突然校庭に鬼門が開き、爆発が起こった。
そして二人に話しかける声。振り向くとそこには…
下 半 身 丸 出 し のコスプレ美少女が!!!!
「わたしのパンツを知らないか?」
あ…あれほど「描いちゃダメ」って言ったのに(by編集者)
少女の名は「眠鬼」。地獄から来た誇り高き女戦士だ。亜空間を通って現世に出る時に凄まじい
エネルギーの流れでパンツが脱げてしまったという事だが、興奮した二人はそんな話聞いちゃいない。
鼻血を噴きかけられた眠鬼は怒り、二人を攻撃すべく妖力波を溜めだした。その手は、紛れもない鬼の手!
…が、どういうわけか妖力波は暴発し、眠鬼は自爆してしまった。ひょっとして…かなりおバカ?
眠鬼の出現はその強い妖気によってぬ〜べ〜にも気付かれたが、突然気配を断たれて見失っていた。
しかも、今回の鬼は今までに戦った二人の鬼を遥かに凌ぐ強い潜在妖力を秘めているようだ。
生徒達と接触する前に早く見つけ出さねば…ぬ〜べ〜は急いで鬼を捜す。
なくしたパンツは眠鬼にとって妖力の源であり、それがない今うまく力が出せず、人間並みの能力しかない。
正体を知られないようにせねばと気を引き締める眠鬼だったが、広と克也には既に鬼であることがばれている。
先ほどの失敗から、彼女を地獄から追い出された落ちこぼれだとバカにする二人に、パンツさえあればと眠鬼。
二人は眠鬼が悪い奴じゃなさそうだと判断し、パンツ探しを手伝う事にした。
パンツを探しに訪れたのは、プールの更衣室。中では6年生の女子が着替え中。
誰かが拾ってはいてるかもと理由をつけて、広と克也は6年生の裸を堪能した。
しかし通りすがりの女子生徒に覗きをばらされ、眠鬼もろとも袋叩きにあってしまったのだった。
誰かがはいてるかもとの意見を一理あるとし、眠鬼は奥の手を使う事にした。
攻撃力はないが、鬼の魔力エネルギーは少し使える。眠鬼は光の球を作り出し、高く掲げた。
すると、光を浴びた広と克也がパンツ一丁になってしまったではないか!!
光は校内の一角を明るく照らす。
そこへたまたま通りがかったぬ〜べ〜と律子先生も餌食となり、パンツ一丁に。
パンツを探して校内を駆け回っていた眠鬼たちもその場に駆けつけ、遂にぬ〜べ〜と眠鬼は邂逅した。
眠鬼はぬ〜べ〜に名乗りを上げる。
「私は眠鬼!お前に倒された二人の兄…絶鬼と覇鬼の妹だ!!」
果たして目的は?兄達の仇討ちか?ぬ〜べ〜と眠鬼の間に緊張が走る!
と、そこへ石川先生が飄々と現れた。ぬ〜べ〜達と同じくパンツ一丁になった石川先生がはいていたのは
まさに眠鬼が探していた、彼女のパンツ!拾ったものを身につけていたのだ。
その時、広と克也の悪行を報告しにクラスの女子生徒たちがまとめて走ってきた。今こっちに来るのはやばい!
ぬ〜べ〜の制止もむなしく、女子生徒は全員あられもない姿に!!!
なんだこのエロエロ展開はw
兄鬼たちのときとは全く違って重厚さのかけらもない
天邪鬼っ子は俺の嫁
今週に限って兄貴がジャンプ貸しくれるのがやたら遅かったと思ったら、こういうことか。
ハレンチ学園も真っ青だなw
作者壊れた?
広と克也うらやましいなww
松井さんの逞しさに吹いた。
眠鬼が出現した際の強力な妖気を察知して、玉藻とゆきめが童守小に向かっていた。
絶鬼と戦った時の悪夢が再現されるのかと玉藻は眉をひそめる。
童守小に着いてまず目に入ったのは謎の光球。何も知らずに光を浴びた二人は、パンツ一丁に!
#242 鬼のパンツはいいパンツ!? の巻
校内でもまた、多くの生徒や教師がパンツ一丁で混乱に陥っていた。それもこれも、絶鬼と覇鬼の妹
である眠鬼の仕業。だがしかし、彼女の目的は兄の仇討ちという訳ではないらしい。
彼女の目的はただ一つ…それは… パンツ!
「♪鬼のパンツはいいパンツ 百年はいても破れない…」と歌われているように、古来鬼のパンツには
強い霊力があると信じられてきた。なぜなら、鬼のパンツは強力な霊能力者の体をつむいでつくりだした
物だからだ。材料となる人間の霊力が強いほど強力なパンツが作れ、それをまとった鬼は強い妖力を
持つようになるという。
そして眠鬼が目をつけたのがぬ〜べ〜だ。彼女はぬ〜べ〜をパンツにする為に現れたのだ!
さっそくぬ〜べ〜に攻撃をしかけようとする眠鬼だったが、妖力波はあえなく暴発、自爆してしまった。
今のノーパン状態の彼女は自分の力を制御できずにいた。地獄から上がって来る時にうっかりパンツを
落とし、そのパンツを探す為にこうして皆をパンツ一丁に剥いていたのだった。
そして自分のパンツ見つけたのはいいのだが、そのパンツは石川先生が身につけている。
追う眠鬼、逃げる石川先生。眠鬼は「パンツ瞬間移動」でパンツを手に入れようとするが、制御がうまく
いかないので、誤って無関係な生徒達のパンツを次々と奪ってしまう。石川先生を除く全員がこの
毒牙にかかり、廊下はまさに地獄絵図。克也にとってはパラダイス。
最後に残った石川先生もついに追いつかれ、パンツを取り返された。
しかし、石川先生の強烈な残り香によって眠鬼は気絶してしまった。
眠鬼は取り押さえられて教室に拘束された。覇鬼や絶鬼の妹だけに、さっさと殺してしまえと玉藻とゆきめは
声を揃える。しかしぬ〜べ〜は、この娘をクラスで引き取ると言い出した。
パンツさえはかせなければ無力だから平気だろうということだ。
玉藻もゆきめも納得しないまま帰って行ったが、ぬ〜べ〜は鬼や妖怪でも人間の中で暮らせばやがて
人間の心を手に入れられると信じている。その事は何より、玉藻とゆきめ自身が証明しているじゃないか。
そして翌日から、眠鬼の人間としての生活が始まった…
アンミラの制服のような衣装に着替え、妖力はぬ〜べ〜によって封じられている。
パンツを盾にぬ〜べ〜から真面目な生活態度を指導されるが、この三日反抗らしい反抗もしないようなので
根は案外真面目でいい子なのかもとの声も聞こえる。が、当人は「まじめでいい子な訳ないだろ」と
クラスメイト達に吼える。そんな態度にクラスメイトは閉口するが、水溜りで溺れたニャッキを助けるなど
やっぱりいい奴っぽいので広は彼女をドッジボールに誘った。
すっかりクラスに溶け込んだ眠鬼はからは邪気が感じられない。
そんな中、ボールを追ってまことが学校の外に飛び出してしまった。道路にはトラックが…!!
これを救ったのは眠鬼だった。その目にも止まらぬ速さや運動神経はさすが鬼といったところか。
それでも半身は傷だらけになっており、そこまでして助けてくれた事にまことは感謝する。
だが眠鬼の言い分は、ドッジボールを中断したくなかったからだと素直じゃない。
明らかに他の鬼とは違うとぬ〜べ〜。話し合おう、お前なら分かり合えるはずと眠鬼に右手を差し伸べる。
その隙をついて、眠鬼はぬ〜べ〜の胸ポケットから自分のパンツを取り返した。
人間と分かり合う気などない眠鬼はすぐさまパンツをはき、ついに鬼の力を取り戻したのだ。
同時にぬ〜べ〜の施した妖力封じの結界も破れ、散ってしまった。
「覚悟しろ鵺野鳴介!お前をパンツにしてやるよ!」
漫画の世界だからいいけど実際にあったらまさに裸祭り
学校は修羅場だな
嬉しいけど
こんだけエロイのに、乳首は見せてくれないのか。
石川先生wwww
何この地獄絵図……(;´Д`)ハァハァ
眠鬼がパンツを取り戻し、それと同時に鬼の力も取り戻した。
#243 鬼の目にも涙!? の巻
フルパワーとなった眠鬼の気は凄まじく、ぬ〜べ〜はなすすべもなくパンツにされるのかと危惧する。
タイトルも「地獄パンツぬ〜べ〜」に変更か!?凄いピンチなのに、緊張感がない…
ヒップアタックや気弾の雨でぬ〜べ〜はあっけなくダウン。殺してはパンツにできないということで
手加減しての攻撃だったようだが、それでも絶鬼を髣髴とさせるパワーだ。
ぬ〜べ〜を救う為に男子生徒たちが動いた。相手は同年代の女の子ということで、考えがあるようだ。
いよいよぬ〜べ〜をパンツにしようと眠鬼が気を溜めているところに、男子生徒たちが毛虫、うんこ、
フリチンをかかげて迫ってきた。眠鬼は今しがた溜めた気でこれを一掃。すると、男子生徒たちは全員
パンツと化してしまった!!元に戻せと郷子が抗議するが眠鬼にその気はない。
それよりも、パンツにされた者は放っておくと人間の心を失って本当のパンツになってしまうそうだ。
今のところかろうじて意識はあるようだが、既にボーっとしてきている。
これを助けるには、彼らを「はく」しかない。そうすればとりあえず今の状態を維持できるということだ。
女子生徒たちは恥をしのんでパンツと化した男子生徒たちを各々の股にあてがった。
女子の生の感触に、パンツたちはすっかり興奮している。
このハレンチな小学生に眠鬼が気を取られている間に、ぬ〜べ〜は彼女の視界から消えていた。
気がつくとぬ〜べ〜は彼女の足元におり、あらかじめ細工を施していたパンツのヒモをひっぱった。
するとヒモの付け根辺りが破れ、パンツは今にも落ちそうになった。
パンツが脱げれば妖力を失うし、パンツをはいておくには片手でこれを押さえておくしかない。
これにより、ぬ〜べ〜は眠鬼の片腕を封じることに成功した。
人間相手には片腕で充分と強気な眠鬼は、強力な妖力球をつくり出して頭上に掲げた。
くらえばぬ〜べ〜は二度と立てないだろう。眠鬼は勝利を確信し、この妖力球を両手で支えた。
途端に押さえていたパンツは脱げて地面に落ち、同時に眠鬼のパワーは大幅にダウンしてしまった。
パンツなしでは妖力球を支えきれず、眠鬼は自らつくり出した妖力球に潰されて高熱に晒された。
鬼である自分がこんな惨めな死にかたをするなんてと悔やんでいると、ぬ〜べ〜の経文が眠鬼を包み
熱を遮る。
なぜ自分を助けるのかとの問いにぬ〜べ〜が答えて言うには、眠鬼は絶鬼や覇鬼と違って分かり合える
と信じているということだ。そしてなにより、ぬ〜べ〜は自分の生徒を命をかけて守るのだ。
言葉どおり、ぬ〜べ〜は眠鬼を守りきった。
男子生徒たちも無事元の姿に戻り、教室へ。
眠鬼は頭を抱えていた。人間って何なのか?眠鬼は小さい頃から、周りの鬼たちに人間はクズだ、
うじ虫だと教えられてきた。でも…
そんな眠鬼に、郷子がプレゼントの包みをくれた。
どうせ仕返しの嫌がらせだろうと開けてみると、中身は女の子用のパンツ詰め合わせ。
先ほどの騒動で彼女のパンツが燃えてしまったので、皆で金を出し合って用意してくれたのだ。
眠鬼の目から涙がこぼれる。
パンツを失って地獄に帰れなくなった為、眠鬼は暫くぬ〜べ〜クラスに滞在する事にし、ぬ〜べ〜も
これを快諾した。そして眠鬼はぬ〜べ〜の事を「お兄ちゃん」呼ばわり。ぬ〜べ〜の左手となった
覇鬼が実の兄だからという事だが…
ここに残ろう…人間てなんなのか、私なりに見きわめるまで…
広たちうらやましすぎるだろw
まさか先週を越えるエロ展開になろうとは。アレが少年誌の限界じゃなかったのか。
俺もパンツになりてぇ…
次は絶鬼の話が読みたいっす
正直洗い立てでもない股間に密着って
えろい以前に汚いしょや
でも最終的にホロリとさせたね
>皆で金を出し合って用意してくれたのだ
良い話なんだが・・・買うのがパンツってのがしまらないなw
アンミラ服いいな。
童守公園 午前0時
その日、かつてない危機が童守町に降り立った。
突如として公園の遊具が凄まじい勢いで回転を始め、その中央に強力なエネルギー体が発生した。
このエネルギーを、町内の主要な霊能者や妖怪達が敏感にキャッチしたのだった。
遊具は弾け、そこから巨大な 鬼 が現れた!!!!
#203 童守町最大の決戦!その1 鬼が来た! の巻
出現した鬼は、鬼を封じた人間を求めているようだが…!?
翌朝、ジャンプの予告に素直に騙されるような平和な生徒達の前に重装備のいずなが現れた。
昨夜現れた強大で邪悪な妖気を警戒し、いつになく真剣だ。
そこへ、ぬ〜べ〜を訪ねて玉藻がやって来た。いずなは#197で玉藻を倒したつもりだったので驚いた。
昨夜の妖気を玉藻のものと勘違いし、今日こそはと再び戦いを挑む。
しかし今日の玉藻にいずなの相手をしている暇はなく、幻視の術で軽くあしらうのだった。
郷子が簡単な事情を説明するが、そういえば他の生徒達は玉藻が妖怪だという事を知らないのだった。
間を置かず、再び大きな妖気を感じたいずな。現れたのはゆきめだった。初めて見る雪女に果敢に挑むが、
これまたいずなのかなう相手ではなく、あっさり凍らされてしまった。ゆきめはぬ〜べ〜の元へ急ぐ。
再び郷子から説明を受けていると、今度は用水路からやはりぬ〜べ〜を訪ねて速魚が現れた。
懲りもせず襲い掛かるいずなだが、「昭和枯れすすき」を歌われて敢え無く敗れてしまった。
職員室で霊水晶とにらめっこしているぬ〜べ〜の左右から、玉藻とゆきめがそれぞれ現れた。
二人は互いを敵と認識し、ぬ〜べ〜を挟んで強烈な炎と冷気をぶつけ合う!
これをもって全主要キャラの初対面の挨拶が終了した。
ぬ〜べ〜・玉藻・ゆきめ・いずな・速魚と、そうそうたるメンバーが童守小に揃った。
これから何が始まるのか!?生徒達も興味津々で覗いている。
今回集まった理由はやはり昨夜の強烈な妖気を感じたからなのだが、
その具体的な正体に気付いたのはぬ〜べ〜と玉藻だけだった。
その正体とは、ぬ〜べ〜の左手と同じレベルの、鬼だ。
玉藻の試算によればその強さはぬ〜べ〜のおよそ500倍!いずなと比べれば5000倍にもなる!
もはや勝ち目がどうとか言える次元の話ではない。
同程度とされる左手の鬼をぬ〜べ〜が抑えていられるのは、美奈子先生が内側から封じているからだ。
まともに戦えば虫けらのように潰されていただろう。
今回現れた鬼は左手の鬼と何か関係がある、そう予感したぬ〜べ〜は皆に迷惑をかけられないと
自分一人でこれを何とかするつもりだ。とはいえ、そんな強力な鬼に一人で何ができるのか。
せいぜい町の人間を傷つけないよう、誰もいないところで鬼に殺されるくらいとは玉藻の弁。
せっかく集まってもらったが、相手が強すぎて束でかかってもどうしようもない。
ぬ〜べ〜は皆に帰って貰う事にしたが、ゆきめはぬ〜べ〜が何と言おうとついていくつもりだ。
こんな形でライバルを失うのとは…と、玉藻は万に一つなにか方法はないか考える為に帰っていった。
いずなは半人前を理由に逃げるように去っていった。
速魚は…いつの間にか居眠りしていた…
ぬ〜べ〜の生存を早くも諦め気味のいずなが家路についていると、イケメンの優男が声をかけてきた。
ナンパだろうか、結構いずなの好みだ。ところがこの男妖気を発している。
「鬼のにおいがする。鬼を封じた者の仲間だね。
まずは仲間を血祭りにあげて戦いの序曲に添えるとしよう。」
そう言った男の手は、ぬ〜べ〜と同じような鬼の手と化していた。
いずなは咄嗟に数珠を構え念仏を唱える。同時に、優男の鬼の手からエネルギーが放たれいずなを襲う。
「死んでごらん」
病院の待合室で読んで震えたわ
なんかぬーべーが戦闘マンガになったなw
これはこれで続きが気になる
ぬーべーの500倍とか・・・勝ち目なくね?
ゆきめと比べたら何倍なんだろうな
ン?インフレ?
いくら何でもこれは無茶だろ。
上手いこと鬼を封印できる塚でも見つけるのか?
敵と刺し違えてぬーべー死亡で最終回じゃね?
もしくは玉藻かゆきめが自分の命と引き換えに倒すか
708 :
マロン名無しさん:2008/02/11(月) 15:22:09 ID:2SasvzWa
それより次スレどうすんだよ・・・
これ何話ぐらい続くんだろう?
いずなはどうなるんだ!?
まさか死んじゃいないだろうな!?
5000倍ったらもう、噛ませ犬の役も務まらんだろう。
ゆきめ、玉藻、いずな、はやめの初対面のあいさつがおもしろかったw
はやめの歌でどうにかならないのかな?>鬼
>>708 次スレはありません。
再掲載が中途半端なところでも、このスレで終わりです。
男の一撃を受けたいずなは数メートル先まで吹き飛ばされ、男はいずなの死を確信した。
一人の子供が彼の殺し(アート)を目撃し、足がすくんでいた。
「見物料は命だよ」と、男はこの子供をもその毒牙にかけようとしていた。
それを制止すべく、いずなの放った炎が男を襲う!だがダメージを与えられない。
満身創痍ながら、いずなは必死で男を睨みつける。
#204 童守町最大の決戦!その2 いずなの戦い の巻
普通の人間なら10人は消し飛ぶ妖力波を受けてなお立っていられるしぶとさに男は驚きを隠さない。
いずなは弱者を殺しても面白くないだろうと男を説得するが、それは所詮人間の道徳観。
鬼であるこの男には人間の断末魔の叫びがメロディとなって安らぎを与えるという。
鬼はいずなを殴りつけ、ダウンしている間に再び子供に迫る。間一髪でいずながそれを救う。
「リフレインは一度でいいよ」
今度こそトドメとばかりに強力な妖力を浴びせると、いずなの周りには霊気のバリアが張られていた。
いずなの低い霊力からすると火事場のバカ力といったところか。
だが種がわかればそれまで、鬼は次の攻撃を最後にしようと妖力を上げる。
もはや立っているのもやっとといった風情ながら、いずなは子供を守るために立ちはだかる。
飽くまでいずなの事をなめきっている鬼だが、霊力が上がっていく彼女の前に現れた光の球には少し驚いた。
光球現象を起こすほど高熱の炎を出現させるなど、人間界ではかなりの霊力を持った者に限られるからだ。
「霊能力者は人を救うために命をかけるもの」
ぬ〜べ〜に教わったその心得をもって、極限まで高められた炎を鬼に投げつけた。
見事命中!勝利を確信したいずなだったが、次の瞬間、爆煙の中から伸びた刃物が
いずなの左胸を貫いていた。刃は鬼が手を変形させたものだった。
血を流し、力なく崩折れるいずな。いずなの放った炎は鬼の手に少々の火傷を負わせたが、
それもすぐに回復したようだ。他人を守る為に力が上がる彼女の能力に鬼も興味を示していた。
騒ぎを聞きつけ、人が集まってきた。今はまだ騒ぎを起こすわけにはいかないと、
鬼はいずなと子供を置いて姿を消した。
童守病院に担ぎ込まれたいずなの元に仲間が集まってきた。
いずなは瀕死の重傷を負って気を失っており、担当医が玉藻でなければ諦めていただろう。
ぬ〜べ〜が狙いの筈なのに、なぜいずながこんな目に会わなければいけないのか。
相手の目的は不明だが、今回の事でそいつがとてつもなく凶悪である事がわかった。
事はもはやぬ〜べ〜だけの問題ではないと、玉藻は参戦の意志を固めたのだった。
万一の場合は戦闘力の高いぬ〜べ〜・玉藻・ゆきめの三人で戦おうと簡単な方針を決めたところで、
霊能者の間に衝撃が走った。鬼が病院内に乗り込んできたのだ。
鬼の名は「絶鬼」。焦熱地獄という深い地獄からやって来た。
目的は、ぬ〜べ〜の左手に封じられた鬼を解放する事。左手の鬼は「覇鬼」といい、
力は桁外れに強いが頭の方はいまいちらしい。そしてこの覇鬼が、絶鬼の兄だというではないか。
鬼族の恥さらしながら、いつまでも放っておくわけにもいかずこうして乗り込んできたという訳だ。
そういう事ならば話し合いでは済みそうにない。
巻き添えが出ないよう場所を変えようと持ちかけたが、絶鬼はこれを笑い飛ばし
むしろ死人が出た方が面白いと言ってのけた。
絶鬼は妖力を解放し、今度は片手だけでなく顔から両腕にかけて鬼と化す。
「さあ戦い(コンサート)をはじめよう
すてきなシンフォニーをきかせておくれ」
いずなかっこよかったw
玉藻にツンのゆきめがかわいかったw
絶鬼のセリフの厨くささがたまらんw
かなり酔ってるよね。>絶鬼
フリーザ様を厨臭くした感じだな
ぬ〜べ〜・玉藻・ゆきめの三人は焦熱地獄から来た絶鬼と対峙していた。相手はもの凄い妖力だ。
#205 童守町最大の決戦!その3 絶鬼、急襲!! の巻
三人で間髪いれず攻撃を繰り出すが、絶鬼の相手をするにはパワー不足。
三人がかりで傷一つ負わせられない。これではまるで象とアリの戦いだ…
だが絶鬼はトドメをさそうとはせず、ぬ〜べ〜には覇鬼を封じた秘密の力がある筈だからそれを
見せろと挑発してきた。現実に覇鬼が封じられている為ぬ〜べ〜になにか特殊な力があると
思い込み、それを恐れての言葉だが、ぬ〜べ〜は口を割らない。
ならば心に聞くまでと、絶鬼はぬ〜べ〜の頭を鷲づかみにしてダメージを与えつつ強引に記憶を探った。
結果、絶鬼は覇鬼が美奈子先生に内側から心を封じられていた事を知った。
つまりぬ〜べ〜自身は警戒する必要のない相手だという事だ。
それならば戦いを長引かせる理由はない、絶鬼は一気にカタをつけようとパワーを貯める。
その時、無謀にも広と郷子がぬ〜べ〜を心配して駆けつけてきた。
絶鬼はこの二人にも容赦なく攻撃をしかける!
すかさずぬ〜べ〜が二人の前に立ち、妖力波を受け止めた。
絶鬼の攻撃を堪えるぬ〜べ〜の霊力が凄い勢いであがっていく。どこまで鬼の力に近づけるか…
遂に妖力派を弾き飛ばした。絶鬼は本気ではなかったが、それでもぬ〜べ〜の意外な健闘に感心しきり。
生徒に手を出すな、生徒や関係のない人を巻き込むのは許さんと啖呵を切るぬ〜べ〜の様子を見て、
絶鬼は彼が人を守るときに力が上昇する事を理解した。
ぬ〜べ〜達の弱さにちょっとガッカリしていた絶鬼は、戦いを面白くする為の恐ろしいアイデアを思いついた。
それは、ぬ〜べ〜を奮闘させるために大量の人間を傷つけようというものだった。
覇鬼はいつでも救い出せると確信しての余裕の行動だ。絶鬼は高笑いしながら飛び去った。
もしぬ〜べ〜が絶鬼に敗れてしまえば、解放された覇鬼と二人でどんな悪事をはたらくか…
しかし残念ながら勝ち目がない事を、一行は一戦交えてみて痛感した。
絶鬼が出現した鬼門から地獄に追い返すというアイデアは画期的に思えたが、
それを実現するだけの力がない。絶鬼と自分達は象とアリだ。
やはり勝ち目がない事を悟った玉藻は戦線離脱を宣言した。
広の頭蓋骨で人化の術を完成させれば玉藻は数十倍かそれ以上のパワーアップを果たせるが、
それは郷子が許さない。結局玉藻は去っていった。ぬ〜べ〜はそれを責めない。
ゆきめと速魚は最後まで共に戦うと誓ってくれた。
ここで満を持して和尚が登場!蔵からありったけのスーパーアイテムを持ち出してきた。
和尚だっていずなの仇を討ちたいのだ。しかし相変わらずロクなアイテムはなく、気持ちだけ貰っておこう…
そう思ったが、ガラクタの中に一つだけ、ぬ〜べ〜の目に止まったアイテムがあった。
「 も う ひ と つ あったのか!
万に一つの確率だが…勝てるかもしれない。」
見覚えのあるそのリング状のアイテムは怪しい光を放っていた…
童守寺恐るべしwww
童守寺は1回大掃除しろ
広の頭蓋骨ってすごいんだな。数十倍とか・・・
#206 童守町最大の決戦!その4 大逆転! の巻
その朝、絶鬼は上空から童守町を見下ろしていた。これから自分が地獄に染める町を。
ぬ〜べ〜を奮闘させる為に大量の人間を傷つける、これからその約束を果たそうとしていた。
破壊を交響曲に見立ててタクトを振ると眼下の鉄橋が爆発を起こす。
電車はすぐそこにまで迫っており、ブレーキは間に合わない。乗客の絶望の悲鳴が歌声として届く。
しかし電車は無事に鉄橋を通過してしまった。ゆきめの作り出した氷柱の上を通って。
見下ろすとぬ〜べ〜がおり、絶鬼をガッカリさせない程度の力を手に入れたと再戦を申し込んできた。
戦いの舞台として指定されたのは、絶鬼が最初に出現した公園だ。
絶鬼にはその理由がわかっていた。それは自分が開けた空間の裂け目、鬼門だ。
自らその鬼門を出現させ、ぬ〜べ〜の目論見を言い当ててみせる。
等活・黒縄・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・無間 地獄はこの8つの階層からなり、深い層程鬼も強い。
絶鬼のやってきた焦熱地獄は6番目の層にあたり、地上まで3年もかかったそうだ。
しかしここで鬼門に落とされれば亜空間法則により一瞬で最下層の無間地獄にまで落とされ、
二度と這い上がってこれないだろう。だが、ぬ〜べ〜達の力でどうやってそれを実現するのか。
その問いに答えずとぼけるぬ〜べ〜の手には、童守寺秘蔵のアイテムが握られていた。
内緒で観戦に来ていた生徒達と速魚のうち、広と郷子はこの腕輪を以前見たことがあった。
これは鬼を封じる力のある「御鬼輪」である。
その昔、役小角という霊能力者が前鬼・後鬼にこれをはめて自在に操ったと言われている。
以前ぬ〜べ〜が手に入れた御鬼輪は紛い物で、左手の鬼の力を50%しか制御できずに壊れてしまった。
今回の腕輪も同じく紛い物と考えた方が良いだろう。
生徒達の後ろでは玉藻も戦いの行方を見守っている。
50%しか制御できない御鬼輪をぬ〜べ〜が使用しても勝ち目はない。
それよりも絶鬼の腕にはめれば敵は大幅にパワーダウンし、パニックを誘う事もできるだろう。
絶鬼の挑発を合図に、ぬ〜べ〜とゆきめは見事なコンビネーションで攻め立てる。
速攻をかけて気を溜めるいとまを与えない事で絶鬼の攻撃力を抑える作戦だ。
そうして懐にもぐりこみ、ゆきめが絶鬼の足を凍らせる。
そしてその隙をついてぬ〜べ〜が御鬼輪を付けさせる事に…成功しなかった。
体を自在に変形させることのできる絶鬼は、肩から刃を生やしてぬ〜べ〜を貫いた。
そしてゆきめにも指一本でダメージを与えた。
御鬼輪は絶鬼の足元に落ち、絶鬼に拾われてしまった。これを奪われてしまってはもう打つ手がない。
ここで広がいつものように口を滑らせてしまい、御鬼輪の能力が絶鬼にばれてしまった。万事休す。
ぬ〜べ〜達が覚悟を決めたその時、絶鬼はなんとハンデとして自ら御鬼輪を腕にはめたのだった。
この機を逃す訳にはいかない。ぬ〜べ〜とゆきめは堰を切ったように飛び出すと絶鬼に猛攻を加えた。
先ほどまでの苦戦が嘘のように順調にダメージを与えられる。
元々50%も力を出していなかったところに御鬼輪でその50%が封じられた今、絶鬼の力は殆どない。
絶鬼の顔からは今までの余裕の表情が消え、惨めにも鼻血にまみれている。
慌てて御鬼輪を外そうと試みるがしっかりとはまりこんで外れない。
ぬ〜べ〜とゆきめは尚も攻め立てる。
白衣霊縛呪で動きを封じた上で氷漬けにし、遂に絶鬼を鬼門に押し戻す事に成功した。
ほっと胸を撫で下ろしたところで、玉藻が逃げろと警告を発する。
鬼門の向こうで絶鬼が力を全開にしているのが感じられる。
鬼門から突き出た絶鬼の腕の御鬼輪が音を立てて砕けたかと思うと、
キレて全身を鬼の姿と化した絶鬼が現れた!
「よくもやったな虫ケラども〜
きみたち全員皆殺しだァァ〜!
覚悟しろよォォ!!」
ゆきめカワユス
突然ピンチになった絶鬼ワロスw
絶鬼即ヘタレたなww
まあぬ〜べ〜だし
でもハンデをつけてくれるあたり、なんか好印象
今更だけど、霊力500倍とか5000倍とかとんでもないな
フリーザ様(第一形態)にサイバイマンと亀仙人が挑むようなものじゃないか
ぬ〜べ〜達は絶鬼を鬼門から地獄に追い返すことに失敗し、絶鬼を本気にさせてしまった。
#207 童守町最大の決戦!その5 滅気怒の火 の巻
絶鬼の力は臨界に達し、手が付けられなくなってしまった。
もう逃げる事も叶わないと判断したぬ〜べ〜は、他の者だけでも逃がそうとゆきめに
生徒達と逃げるように指示した。
絶鬼の攻撃は凄まじく、ぬ〜べ〜は何もできないままサンドバッグ同然に攻撃を受け続け、
あっと言う間にやられてしまった。
これを見て逆上したゆきめが絶鬼に向かっていくが、その口から放たれた熱気により一瞬でダウン。
ぬ〜べ〜は虫の息ながらもまだ生きており、そのしぶとさには絶鬼も辟易した。
腹が立った絶鬼はトドメを刺そうとエネルギーを溜め始める。
これを見ていられない生徒達は玉藻に助けを求めるが、玉藻は自分が出たところで状況は変わらない、
万に一つも勝ち目はないと冷たい返事。
納得がいかない生徒達の中、広だけが妙に聞き分けがいい。
だが、「万に一つ」が「百に一つ」なら戦ってくれるかと玉藻に問う。玉藻はその真意をはかりかねている。
広は玉藻の人化の術の完成を当てにしていた。自分が死んだらその頭蓋骨で人化の術を完成させて
パワーアップしてくれと言い残し、広は無謀にも絶鬼に突撃していった。
広だけではない。これに続いて他の生徒達も命を顧みず絶鬼に向かっていった。
ムダ死にするだけだとの玉藻の制止に答えてまことが言うには、
ぬ〜べ〜はいつも自分たちを命懸けで助けてくれた、大好きなぬ〜べ〜を命を捨てても助けたいとの事。
「それが…人間なのだ…」
まことの言葉が玉藻の胸に響く。
絶鬼に群がる生徒達だったが、やはり軽くあしらわれるだけだ。
そして、遂に広が負傷してしまった。これが玉藻の感情に火をつけた。
いい加減鬱陶しく感じた絶鬼が生徒達にトドメを刺そうとしたその時、玉藻が割って入った。
玉藻は絶鬼の攻撃を防ぎきった。
絶鬼は力の差を理解したキツネが参戦する事はないと高を括っていたようだ。
玉藻は速魚に生徒達を避難させるよう指示を飛ばすと、首さすまたを七つに分解して
自分と絶鬼の周りに結界を張り巡らせた。
それは、一度きりしか使えない技から絶鬼を逃がさない為のものだ。
妖狐は本来人間に災いをもたらす存在である。それが人間の味方をしている事を絶鬼は不審がる。
玉藻はぬ〜べ〜の持つ他人を守ろうとする強い力 「愛」 について研究してきた。
未だその研究は成就しておらず、もし理解していれば絶鬼ともいい勝負ができたかもしれないが
今となっては叶わない。
「しかし 私は今、ただこの子たちを助けたい。 ただそう思っている。理由はわからない。
しかし命がけで自分たちの師を守ろうとするこの子たちを 傷 つ け は さ せ ん !」
玉藻の妖力がどんどん上がっていく。無限に上がっていくその様はぬ〜べ〜を思わせる。
人間界で長く暮らしすぎた玉藻はもう半分人間のにおいがするとは絶鬼の評。
絶鬼が玉藻を攻めようとしたところを、足元でダウンしていた筈のゆきめが妨害し、その動きを止めた。
ゆきめは玉藻の力に勝機を見出し、これに託す。
玉藻が行おうとしているのは、古来より妖狐が禁じ手としてきた、自らの命とひきかえに放つ大技。
それを最大パワーで絶鬼にお見舞いしようというのだ。玉藻の周囲の空間がゆがんでいく…
― アディオス… 鵺野先生…! ―
『
メ ギ ド
滅 気 怒 !!
』
玉藻を中心に凄まじいエネルギーが巻き起こる。ややあって、公園は瓦礫の原と化していた。
瓦礫の中から、意識を取り戻したぬ〜べ〜が起き上がった。その視界に飛び込んできたのは…
ズタボロになった玉藻とゆきめ、そして二人の前で悠然と構える無傷の絶鬼の姿だった。
えーーーーなんか悪い意味でジャンプ漫画的展開('A`)
え・・・・・これってぬ〜べ〜だよな・・
バランにメガンテするポップ
ナッパ相手に自爆する餃子
ブウ相手に自爆するべジータ
を思い出した
戸愚呂弟に突撃していく桑原を思い出したのは、俺だけではないはず。
玉藻に惚れた。
#208 童守町最大の決戦!その6 決着 の巻
玉藻の捨て身の攻撃は絶鬼に危機感を覚えさせたが、それでもダメージを与えるには至らなかった。
ようやく意識を取り戻したぬ〜べ〜だったが、眼前に広がる凄惨な光景に茫然自失としていた。
これに気がついた絶鬼が前に立ちはだかり不敵な笑みを浮かべる。
多くの大事なものを奪われたぬ〜べ〜の感情が徐々に高ぶり、遂には激昂した。
それと共に霊力がこれまでとは桁違いの急上昇をはたす。
見れば、鬼の力を超えるには自らも鬼になるしかないと、封じられた鬼の力を解放しようとしていた。
そんな事をすれば鬼の力を制御できず、心まで鬼に支配されてるだけだと美奈子先生が制止するが
ぬ〜べ〜は聞かない。
とうとう、ぬ〜べ〜の体は完全に鬼と化してしまった。
解放する手間が省けたと、絶鬼は兄である覇鬼に手を差し伸べる。
ところが、そんな絶鬼の顔面を覇鬼の拳が捉えた。気でも違ったかと抗議の声をあげる絶鬼。
いや、この鬼は覇鬼ではない。ぬ〜べ〜だ!信じがたいことだが、鬼を精神力で支配しているのだ!
恋人を、戦友を、そして大事な生徒達を想い、ぬ〜べ〜は目の前の敵を殴りつける。
その力は明らかに絶鬼を圧倒している。
そして最後に、全ての仲間への想いを、それを守る為の覚悟を拳に込める。
絶鬼はこの信じられないパワーを多くの人間への絆だと理解した。
それは驚く程強く、それを傷つけられた事がこれ程の力を生んだのだ。
絶鬼は自分が触れてはいけない物に触れてしまった事に気がついた。
そして、その顔には恐怖の表情が浮かんでいた。
「 地獄へ
帰れ!! 」
渾身の一撃が絶鬼の五体を裂き、胸に大きな穴を穿つ。
絶鬼はバラバラになって鬼門に押し戻されてしまった。人間の力を恐れ、情けない泣き声をあげなから。
鬼門の彼方へ絶鬼が消え去った頃、ぬ〜べ〜の体は元に戻っていた。
「勝った…が… あまりに多くを失った…」
そう言うとぬ〜べ〜は気を失ってしまった。
生徒達の呼び声でぬ〜べ〜が目を覚ますと、仲間や生徒達が傷一つない姿で集まっていた。
自分の傷も治っているようだ。
どういう事かと思ったら、ケガを治す力のある速魚の血を浴びて復活したのだった。
ただし、彼女の血には頭が悪くなる効果もある。この呪縛からはさしもの玉藻も逃れる事ができないようで、
ぬ〜べ〜の出した簡単な計算問題に答えず逃げるように帰って行った。
みんなおバカになったところでお祝しましょ、という事で、
いつものようにぬ〜べ〜のおごりでラーメンを食べに繰り出すのでした。
みんな ありがとう
ふぅ、これでハッピーエンドか
DB展開にならんでよかったよ
743 :
マロン名無しさん:2008/02/16(土) 11:18:34 ID:9hfDODzW
なんとか丸く収まったな
絶鬼もかわいそうだよな
兄を助けたかったのに、それも叶わず地獄から二度と帰ってこれないなんて・・・
最終的にまた覇鬼と絶鬼が一緒に暮らせることを願うばかりだ
つか、鬼は地獄にいても特に辛くないんじゃないか?
むしろ故郷として心地よいのかも。
この世には 目には見えない闇の住人たちがいる
奴らはときとして牙をむき 君達を襲ってくる
彼は…そんな奴らから君達を守るため地獄の底からやってきた──
正義の使者──なのかもしれない……
#1 九十九の足の蟲 の巻
転校してきたいかにも陽気そうな少年、立野広。こう見えて超問題児らしい。
校長に案内されて校庭を歩く広は人だかりに出くわした。ぬ〜べ〜という先生が除霊をしているそうだ。
「南無大慈大悲 救苦救難 広大霊感!」
あっけに取られる広の目の前で除霊ショーはクライマックスを迎えていた。
相手は学校の怪談にありがちな、目の動くベートーベンの肖像画。
除霊(?)は残念ながら失敗したが、とんちでごまかしたぬ〜べ〜は得意げだ。
というわけで、この「ぬ〜べ〜」こと鵺野鳴介のクラスに転入してきた広はこの騒ぎについて質問。
それに答えたのはクラスメイトの稲葉郷子。ぬ〜べ〜とは昔近所同士で知り合いらしい。
曰く、近所でも有名な霊能力一家であるぬ〜べ〜は、子供達守るために命懸けで悪霊と戦う
正義の霊能力教師だということだ。
そして、ぬ〜べ〜の左手は昔「鬼」と戦った事が原因で「鬼の手」になってしまったのだと。
しかし、そんな荒唐無稽な話を信じる生徒は郷子以外にいなかった。
お次は広の自己紹介。器用にサッカーボールを操る広はあっと言う間に人気者だ。
皆してサッカー部への入部を勧めるが、広に部活に入る気はない。
是非にと食い下がる皆に、突然、広がキレた。声を荒げてロッカーに拳を叩きつける。
しかし広はすぐに正気に戻り、その場を取り繕う。
休み時間、皆でドッジボールに興じていると、どうみても小学生に見えない6年生が因縁をつけてきた。
横暴な6年生に対し、広に激しい感情が沸き起こる。その背景には怪物の姿が……!?
気がつくと、広はその感情を6年生達にぶつけていた。
ぬ〜べ〜の制止でようやく正気に戻った時には相手は既に虫の息。
「また…やっちまった…」
全員を病院送りにしてしまった。これにはクラスメイトも引きまくりだ。
6年生を搬送した病院でグズる赤ん坊を見かけた。ぬ〜べ〜は赤ん坊に近づくとその手にまじないを施す。
すると赤ん坊の手からミミズのような蟲が現れ、同時に赤ん坊はおとなしくなった。
この蟲は「九十九の足の蟲」。いわゆるカンの虫という奴だ。
赤ん坊などに取り付いてイライラさせる、れっきとした悪霊の一種らしい。
無邪気に蟲を欲しがるクラスメイトをよそに、広は浮かぬ顔。
いつもこうだ。怒ると見境がなくなり、それが為に前の学校にもいられなくなった。
今度こそ、うまくやろうと思っていたのに…
ぬ〜べ〜は悲観する広を慰める。そういう悩みを解決する為に教師がいるのだ、と。
──夜。自分を変える努力をしようと思い直す広の手から、細い蟲のようなものが伸びてきた。
蟲は語りかける。「怒れ…おまえは怒りに呑まれるのだ!」 ……悪い夢だ。
翌朝。ぬ〜べ〜はサッカー部の顧問に土下座をしてまで広の入部を頼み込む。
広は感情のコントロールが下手なだけで好きな事に打ち込めばすぐ治る。ぬ〜べ〜はそう判断した。
広も、ぬ〜べ〜の為にも問題を起こさないようにと決意を新たにする。
しかし、サッカー部の手荒い洗礼を受けた広はあっさりと逆上して、またも相手を血祭りにあげてしまった。
サッカー部を追い出された広は、将来を悲観して自暴自棄になって暴れだした。
ぬ〜べ〜は、この件は広に憑いている悪霊が原因だと断言する。
だが広は信じない。鬼の手だって作り話に決まっている、本当ならば見せてみろ と。
その言葉を受けたぬ〜べ〜が手袋を外すと、左手があるはずの場所に何も見えない。
手袋の上からは確かに感触があったのに!?
これを見てぬ〜べ〜に除霊してもらう事にした広だが、霊についてはまだ半信半疑だ。
それでもかまわない、戦う意志さえあれば。こうして除霊が始まった。
ぬ〜べ〜のお経で、憑き物は正体を現す。この巨大な蟲の名は衷妖。
九十九の蟲が成長した姿だが、これ程巨大なものは珍しい。
ぬ〜べ〜は衷妖に説得を試みるが、相手は聞く耳を持たず襲い掛かってきた。
その力は体育館の壁をたやすく瓦礫に変えてしまう程だ。こんなの相手に戦えるはずがない。
それでも、オレが倒すと言ってはばからないぬ〜べ〜は奥の”手”を出した。
「南無大慈大悲 救苦救難 広大霊感白衣観世音…
我が左手に封じられし「鬼」よ 今こそその力を 示せ!」
その左手は鬼の力を宿し、あらゆる物を切り裂き無に帰せしめることができる。
それは悪霊とて例外ではない。
襲い掛かる衷妖。ぬ〜べ〜の身を案じる広。しかし郷子は心配していない。
郷子は知っているのだ。普段はその力の30%も発揮できないぬ〜べ〜だが、
子供達を守るためには120%の力を発揮する事を。そして、それが鵺野鳴介の本当の姿だと。
かくして、鬼の手は衷妖を一撃の下に葬り去った。
と、いう訳で。憑き物の落ちた広は改めてサッカー部への入部を希望する。
にわかには信じられない顧問に対して、ぬ〜べ〜は広がキレなくなった証拠を提示する。
「証拠」の名の元に6年生やサッカー部員からきっちり落とし前をつけられた広は、
今度こそ本当にハラワタの煮えくり返る思いであった。
これがDQNの正体か・・・・。
んー
なんかちょっと古くさいような感じの連載だな。
こりゃ10回打ち切りか?
>>750 DQNってなに?
10年後の専門用語?
ドラゴンクエスト…モラトリアム?
いまさらそんなことで揉めんなよー
ひっかってもスルー汁
これしばらく前読み切りでやってたやつだよね。
ちょっとホラーなほのぼの漫画になるのか?
あだなが変わったな
まぁ「ぬ〜ぼ〜」じゃあのお菓子の印象が強すぎるかw
ぬ〜ぼ〜と言えば田代・・・
鬼の手って通常見えない→経文唱えると出現でいいの?
手袋してるじゃないか
ぬ〜べ〜先生の眉毛、凄い事になってるな。
#2 賽の河原の地蔵虐 の巻
コツコツお金を貯めて買った最新式のMTB(マウンテンバイク)を駆って登場したのは
努力家の少年、晶。しかし、目を離した隙に大事なMTBがトラックに轢かれてしまった。
実は晶、このような不幸は一度や二度ではない。努力をしては、その成果が水の泡になってしまうのだ。
ぬ〜べ〜に相談すべく職員室を訪ねると、霊能力を使って寝ながら仕事をするぬ〜べ〜の姿があった。
ぬ〜べ〜の見立てでは霊気は感じられない。落ち込む晶にぬ〜べ〜は美術展への参加を勧める。
賞品が壊れたMTBと同じという事で、晶も気を取り直して参加を決意する。
モデルに選ばれた郷子もやる気満々で、ヌードモデルと勘違いして服を脱ぎだす始末。
締め切りは明後日。努力・友情・勝利で乗り切るぞ!
深夜、校内に現れた怪しい影。影は棍棒を構えると、作りかけの粘土細工に向けて振り下ろした。
翌朝になってそれを見つけた晶は愕然とする。
モデル本人とそっくりになってしまった粘土細工。ぬ〜べ〜が手をかざすと、かすかに霊気を感じる。
努力する子の邪魔をする霊なんてものがいるんだろうか?
締め切りは明日。もう間に合わない。
晶には、努力する事が無意味に思えてきた。適当にやっていれば、こんな思いをする事もない。
「人間 若い時に流さなかった汗は年をとってから涙になるぞよ!」
やけになるにはまだ早い。ぬ〜べ〜の説得でもう一度チャレンジする事にした。
時間がない事が好都合だと言うが…?
ぬ〜べ〜の付き添いのもと、広と郷子を伴って学校に泊り込んで作業を再開する。
ところで、晶は小さい頃に死にかけた事があった。
思えばその時からだ。何をやっても上手くいかなくなったのは。
死んだ子供は天国へは行けない。三途の川のほとり、賽の河原で親不孝の罰として石を積み続ける。
しかもその石は鬼に崩されるので終わる事がない。そこは、永遠に報われる事のない努力を課せられる地獄。
ぬ〜べ〜の講釈が終わると同時に辺りが騒がしくなった。晶の努力を無にする鬼がおいでなすったようだ。
賽の河原の下級鬼、地蔵虐。ミノタウロスを2頭身にしたようなその鬼に、晶は見覚えがあった。
臨死体験をしたときに賽の河原で会った筈だ。
こいつは晶の蘇生に便乗して現世にくっついて来た上に、晶に付きまとって悪さを繰り返していたのだ。
背後から襲い掛かる地蔵虐を、ぬ〜べ〜は左手で軽く受け止める。
説得は無駄だと判断したぬ〜べ〜は鬼の手の封印を解いた。
それは霊を切り刻み殺す事のできる唯一の、そして最強の武器。
一刀両断!勝負はあっさりとついた。
これで晶の邪魔はなくなった。あとは本人の努力次第だ。
晶が一晩でやってくれました。今度こそ努力が認められ、粘土細工は金賞に輝いた。
しかし送られてきた賞品はMTB……のプラモでしたとさ。
絶対親より先に死ねないな・・・
「人間 若い時に流さなかった汗は年をとってから涙になるぞよ!」
この言葉は、俺のこれからの人生に大きく影響するかも
まだ2話だけど、おもしろい漫画じゃないか
打ち切りになんかならないでほしい
ストーリー面重視で、基本的に敵は瞬殺って感じか
一羽簡潔としてかなりよく出来てるな
まぁ序盤は主人公最強ってのが漫画のセオリーだからな
しばらくしたら主人公が大苦戦するような強敵や、同じような能力をもったライバルが現れるんじゃないか
あんなゲジマユのイケメンなかなかいないよ
ケンシロウくらいだ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ヌード! ヌード!
⊂彡
#3 噂をすれば影… の巻
童守小のマドンナ、高橋律子先生。ぬ〜べ〜はこの女性に惚れていた。
食事に誘うべく思い切って声をかけるものの、霊などの怪談が大の苦手なリツコ先生を前に
ぬ〜べ〜の口をついて出るのはオカルトじみた話ばかり。
こんなアタックが上手くいくはずもなく、ぬ〜べ〜、敢え無く撃沈 (´・ω・`)
その様子を物陰から伺う、一人の少女がいた。
傷心のぬ〜べ〜が教室に帰ると、先程の失態がクラス中に知れ渡っていた。
情報源は先程覗いていた少女、美樹。おしゃべりで噂好き、ぬ〜べ〜の他の失敗談もよく知っている。
翌日、噂のネタを探して町を歩く美樹はある自殺現場に遭遇した。
この自殺者、噂好きの度が過ぎて近所中から総スカンを喰らった末にノイローゼで自殺したそうだ。
自業自得の顛末に、野次馬の言葉も冷たい。
この話を聞いて、自分は気をつけようと肝に銘じる美樹。でも噂話はやめられない。
そんな美樹に忍び寄る怪しげな手。
美樹の影を本人から切り離した手の主は、多くの目と舌と、巨大な耳を持つ妖怪だった。
おしゃべりな奴が大好きだと言うその妖怪は、影から情報を聞き出すと美樹に目をつけた。
直後、妖怪は校内に目と耳を張り巡らせて情報を収集すると、美樹の影を使ってそれを言い触らす。
下世話な噂を振りまかれたクラスメイトは美樹を吊し上げる。
美樹の弁明にも聞く耳を持たず、ついには愛想を尽かしてしまった。
美樹はぬ〜べ〜にすがるが、逆に説教されてしまう。
いたたまれずにその場を走り去る美樹。その様子にぬ〜べ〜は何かを感じ取ったようだ。
このままでは自分もあの自殺した人と同じになってしまう。無実を証明するために、美樹は動き出す。
美樹の文句を言いながら下校する広たちに、美樹の影はなおも噂を撒き散らす。
毒づくクラスメイトに、後ろからこっそり着いてきていた美樹が姿を見せる。
噂を撒き散らしていたのは美樹ではなかった。それじゃあ、目の前の影は何者?
美樹の反撃にあった妖怪は、ついにその姿をあらわにした。その名も「影愚痴」。
美樹を孤独地獄に追い込んで自殺させる算段だったが、バレたので力づくで襲い掛かる。
5枚の舌で美樹を絡め取ると、そこから衣服が溶け出した。
が、次の瞬間にはぬ〜べ〜の助けが入った。美樹の様子を察して後をつけていたらしい。
影愚痴は美樹の知る限りの情報を影から得ており、その情報に絶対の自信を持っている。
それによれば、ぬ〜べ〜はインチキドスケベボンクラ霊能者。
しかし所詮は噂。美樹はぬ〜べ〜の本当の姿を知らなかったのだ。
ぬ〜べ〜の生徒に手を出したのが運のツキ、憐れ影愚痴は成敗されてしまった。
これに懲りて噂話もほどほどに……とは言え、これは生きがい。どんな目にあっても止められない。
せめてぬ〜べ〜のいい噂を流そうと思ったが、ぬ〜べ〜の日常は99%間抜けなのだった。
なんていうか、エロいな・・・
立ち読みしてて恥ずかしかった
なるほどこうやって一話ずつ主要な子を出していく作戦ね
太みたいのいたな
ただの変態だけど
772 :
マロン名無しさん:2008/02/19(火) 11:41:18 ID:kl+FkIbb
怖いけどエロすぐる
女の子の吹いた笛の先を舐めるってどんな気分なんだろう
これって戒めにもなってるんだな>うわさ
#4 守護霊交代! の巻(前編)
理科の授業中、広は盛大に涎をたらして熟睡していた。
郷子が小物を投げつけて起こそうとするが反応はなく、分厚い辞典をぶつけてようやく起きた。
ところが、広はそれを逆恨みして反撃を開始する。しかし郷子の攻撃の方が上だった。
小競り合いはついにケンカに発展した。明らかに広が悪いとは言え、郷子もちょっと乱暴すぎだ。
広から「女らしくしろ」と毒づかれる。嫁の貰い手がなくなるとまで言われ、ムカついたまま帰宅。
家に着いても怒りは収まらず、乱暴な動作で家に上がる。
その様を負けず劣らずガサツな母親に見咎められて怒られてしまった。
そこへ現れたのは、奇跡の法力僧(自称)・空虚。
マスコミにも取り上げられているというこの怪しげな僧が言うには、全ては悪霊の仕業らしい。
郷子に憑いている守護霊は、合戦で500人を虐殺した稲葉小次郎宗忠という荒武者。
空虚は特別価格10万円で、郷子の守護霊をこの荒武者から女らしい霊に取り替えたのだった。
翌日、広とぬ〜べ〜の前に現れた郷子は昨日までとはまるで別人だった。
女の子らしい服をまとい、いかにも女々しい態度。頭もよくなり、ピアノや手芸もお手の物。
あまりの変わりように皆唖然とするが、ぬ〜べ〜は郷子の守護霊が交代した事を見抜いていた。
守護霊の交代はわりとよくある現象で、これが起きると人格が変わってしまうという。
「女らしくしろ」と言った張本人の広はこれに反発。
ぬ〜べ〜に戻してくれと言うが、からかわれて終わり。
納得がいかない広は郷子を挑発するが、今の郷子には効果がない。
しかしこの郷子はどこかおかしい。フラフラと車道に飛び出してトラックに轢かれかける。
なんとか広が救ったものの、今度は頭上から鉄骨が振ってきた。
すんでのところで、心配して着いてきたぬ〜べ〜に助けれられた。
やはりおかしい。郷子の新しい守護霊には何かある。
ぬ〜べ〜が霊視すると、禍々しい霊の姿が見えた。
郷子には一体何が憑いているのか!?
次号へ続く
守護霊か・・・いよいよ心霊っぽくなってきたな。
デコにベタフラッシュのある坊主はレギュラー化するんかな?
レギュラー化するとしたらぬ〜べ〜の敵だろうな
郷子は凶暴すぎるだろw
かといってあそこまでおしとやかなのも・・・
ちょうど中間くらいにはならんのかねぇ
778 :
マロン名無しさん:2008/02/20(水) 02:51:35 ID:5ui1KoOb
パンツ
ジャンプ的に考えて最初の敵はもっと強大な敵が表われた時に仲間と化して次第に空気になっていく運命だな。
あの坊主はきっと天罰が下るよ
例えばぬ〜べ〜に復讐しようとしたら逆に死ぬハメになるとか
あくまで予想だけどねw
いやいや、きっと今後もトラブルメーカーとして欠かせない要因になってくれるよ。
782 :
781:2008/02/20(水) 10:27:14 ID:???
× 要因
○ 要員
辞典投げるとかwwすごいな響子
怪しげな僧に守護霊を交代させられてから様子がおかしい郷子。新しい守護霊は一体何者なのか?
ぬ〜べ〜の霊視によって現れたのは、邪気と殺意を持った憑依霊だった!
#5 守護霊交代! の巻(後編)
あんなに気の強かった郷子が、今は臆病に怯えている。
守護霊が他の霊と入れ替わるのはよくあることだ。それにあわせて人間の人格も変わるという。
しかし今回のケースではインチキ坊主が無理やり交代させたので、
郷子を守るつもりのない悪霊が憑いてしまった訳だ。
助けるには元の守護霊に再び憑いてもらう必要がある。その為に教室に入る一行に刃物が飛び掛る。
郷子は恐怖のあまりパニックに陥ったが、広のフォローで気を取り直した。
軽いジョークを交えつつ、ぬ〜べ〜は改めて郷子に憑いている悪霊を呼び出した。
現れたのはとても美しい、しかし、どこか冷たい印象を受ける女性。
広は思わず赤面するが、見かけに騙されてはいけない。どんなに美人でも悪霊は悪霊だ。
悪霊の名は千鬼姫。貴族の娘だと言うが、貴族だろうが何だろうが生徒を苦しめる奴は許せない。
千鬼姫はぬ〜べ〜の説得を聞かず、ファンキーな化け物となって郷子に襲い掛かる。
棘の生えたツタで郷子を絡め取って室外に引きずり出そうとするが、広がそれを食い止める。
郷子に何の恨みがあるのかと思いきや、千鬼姫が求めるのは清らかな処女の血であった。
それを聞いたぬ〜べ〜は千鬼姫の素性を悟る。
平安時代、多くの女性を殺してはその血で体を洗い、美貌を保ったという稀代の悪女。服部家の千鬼姫。
彼女は今、郷子をもその為の贄にしようとしている。
郷子は今にも室外に放り出されそうだが、広の必死の踏ん張りでかろうじて無事だ。
自分の為に広まで死ぬことはない。郷子はそう言うが、男が女を見殺しにしていい筈がない。
命を捨てて守ると言い張る広に、郷子は赤面する。
しかし、千鬼姫の執拗な攻撃に広は遂に力尽き、郷子もろとも落下してしまった!
階下のコンクリートに叩きつけられて無事では済まないと思われたが、
二人が落ちたのはトラックの荷台の上。そして、郷子の背後には勇ましい武者の姿があった。
千鬼姫はその偶然を悔しがる。だがしかし、これは偶然ではない。
郷子の元の守護霊が、郷子を救う為に起こしたのだ。これこそが真の守護霊の力。
キレた千鬼姫はぬ〜べ〜に襲い掛かるが、鬼の手を持つぬ〜べ〜には通じない。
本来なら鬼の手で切り裂いてやるところだが、女性相手ということで霊力を封じるに留めることにした。
「白衣霊縛呪」 白衣神咒の経文にに縛られた千鬼姫は力を失い、経文の中に封印されてしまった。
外見の美しさなど、女性の魅力のなかで最も儚いものだ。男が惚れるのはむしろ中身。
元に戻った郷子とそれを喜ぶ広を見ながら、ぬ〜べ〜はそうまとめる。
一方、インチキ坊主空虚は懲りもせず活動を続けていた。
空虚を探し出したぬ〜べ〜は彼の守護霊を交代させることで千鬼姫を返品した。
途端に不幸に見舞われる空虚。ま、こいつなら半年もあれば除霊できるだろう。
こうしていつもの平凡な日々が戻ったが、あれ以来郷子も少しは大人しくなった…?
が、それはそれで騒ぎの元。
結局ガサツなままの郷子に、やっぱり守護霊を変えた方が良かったかと思うぬ〜べ〜だったとさ。
そんな暴力的な郷子にハァハァ
ところで広と郷子ってなんかいいカップルだと思うんだよね
案外くっついたりして
787 :
マロン名無しさん:2008/02/20(水) 23:13:50 ID:SfYDbLOL
>>786 ど根性ガエルが元ネタじゃないかな。
だとしたらくっつくと思うよ
空虚のキャラがよすぎるw
これからもたくさん出番があるといいなw
たぶんぬ〜べ〜を苦しめる強敵になるよw
ガンダムでいうジェリド的ポジになると予想
#6 河童と鉄棒 の巻
明日のテストに備えて一人放課後の鉄棒で練習をする、小柄で舌足らずな少年、栗田まこと。
その近くで鉄棒にぶら下がる影。影はまことに笑いかけると、瞬時に姿を消した。
それを見たまことは一目散に逃げ帰るのだった。
翌日。ジャージを忘れてきたぬ〜べ〜は同僚の石川先生のジャージを借りた。
石川先生が言うには、今月に入って5人も鉄棒で怪我をしているそうだ。気をつけなければ。
鉄棒のテストの前にぬ〜べ〜は軽くデモンストレーションを行う事にした。
「鉄棒ぬーちゃん」の名は伊達じゃない。片手大車輪やトカチェフといった大技を繰り出す
ぬ〜べ〜を見つめる生徒達の眼差しは熱い。
しかし、美しくフィニッシュを決めるぬ〜べ〜を迎えたのは熱い拍手ではなく、冷たい軽蔑の目。
石川先生のジャージからこぼれたピンクチラシの数々が、ぬ〜べ〜の人望を地に落としていたのだ。
いよいよ鉄棒のテストが始まり、まことの順番が回ってきた。まことは、鉄棒は止めた方がいいと訴える。
昨日ここで河童を見たことを話し、たたりがあるのではないかと恐れる。
その話を聞いたクラスメイトは大爆笑。テストを逃れる為の嘘だと思ったようだ。
しかしぬ〜べ〜はあっさり信じ、すぐさま鉄棒を使用禁止にした。
ぬ〜べ〜の勝手な判断に他の教師からは非難轟々だが、ぬ〜べ〜は気にしない。
今月に入って5人も怪我しているし、何かあるに違いない。
昼休み、ぬ〜べ〜は鉄棒の側でL字型の棒を使って何かを調べている。
ぬ〜べ〜まで悪く言われている事を気にしたまことは先の訴えを取り下げるが、
決して嘘を吐いていた訳ではない。だったら卑屈になることはない。
ぬ〜べ〜はまことを信じている。正しいと思った事は貫き通せ、決定的な証拠を突きつけろと。
ぬ〜べ〜が去った後、まことは一人で鉄棒で暴れて河童を呼び出そうとしている。
そんなまことに河童が掴みかかり、地面の中に引きずり込んだ!
目撃した広は急ぎ、ぬ〜べ〜に助けを求める。
知らせを受けたぬ〜べ〜が向かったのは鉄棒ではなく、裏庭の古井戸。
ダウジングで調べた結果、そこから鉄棒の下まで地下水脈が通じているようだ。
水脈はさらに学校の裏の明神沼に繋がっており、河童はそこのヌシ。
その沼のヌシが何故鉄棒の邪魔を?
河童は本来水神だったのが落ちぶれて妖怪化したもの。もとが神だけにその霊力は侮れない。
そうこうするうちに鉄棒の真下に着いた。その一帯は岩が削られて広い空間になっている。
不意に、河童が背後から襲いかかってきた。広を捕らえ、ぬ〜べ〜から懐中電灯を奪う。
その態度に、直前まで敬意を払って話し合うつもりだったぬ〜べ〜もキレかけた。
鬼の手の封印を解こうそした刹那、まことの制止の声が響く。
この河童は悪さをしていた訳ではない。地下に埋まっている不発弾から皆を守ろうとしていたのだ。
頭上の鉄棒では生徒たちが活動している。地盤はもろく、不発弾は今にも爆発しそうだ!
一か八か、ぬ〜べ〜は鬼の手を地上に伸ばして生徒達に警告を発した。
鬼の手を見るや、一斉に逃げ出す生徒達。次いで、広とまことを守るべくその身を盾にする。
次の瞬間、不発弾は遂に爆発した。ぬ〜べ〜達は河童の導きで明神沼に逃げ延びていた。
河童はいい妖怪だった。ここ数日の鉄棒での怪我も、この爆弾から守るための行為だったようだ。
にや〜 と笑って、河童は姿を消した。
そして…鉄棒が壊れたので代わりに卓球をする事になった。
細かいスポーツの苦手な広は、卓球台には天狗が出るとぬ〜べ〜に訴えるのでした。
河童は屁で空を飛ぶwwww
ぬ〜べ〜良い人だが、無条件に子供のいうことを信じすぎるのもな・・・
まあまことは余り嘘とかつかなそうだからそれで信じたのかもしれないが
美樹の言ったことは、最初信じてなかったような
カゲグチのやつ
(1994年1月16日 地獄先生ぬ〜べ〜1巻発売中)
岡野剛コメント
この作品を始めてから、怪奇現象が日常茶飯事になりました。
こわいよ〜〜〜!!
#1 九十九の足の蟲 の巻
>>2-4 #2 賽の河原の地蔵虐 の巻
>>42-43 #3 噂をすれば影… の巻.
>>62-63 #4 守護霊交代! の巻(前編)
>>81 #5 守護霊交代! の巻(後編)
>>91-92 #6 河童と鉄棒 の巻.
>>114-115 特別読切 地獄先生ぬ〜ぼ〜
呪われた学校、童守小学校。
悪霊の被害が絶えないこの学校の校長が招いたのは、日本でただ一人の霊能力教師だった。
[特別読切] 地獄先生ぬ〜ぼ〜
サッカー部の朝練に精を出す少年、広。大活躍だが心臓が痛むようだ。
そんな折、新しいクラス割が発表された。
広のクラスは新任の霊能力教師が担任と言う事で皆羨むが、広はよく思っていない。
結構ハンサムで除霊のできる鵺野先生はクラスの噂の的。
そんな鵺野先生の事をよく知る女生徒がクラスにいた。昔隣に住んでいたらしい。
鵺野先生の実家はなんと駄菓子屋。昔はごく普通のおじさんやおばさんが霊能力を持っていて、
この民間除霊師は一円も受け取ることなく、子供たちを守るために命懸けで悪霊と戦ったそうだ。
そして、鵺野先生にはその正義の血が流れているのだ!
その証拠に、先生は昔「鬼」と戦った時の霊障で左手が「鬼の手」になってしまったのだと言う。
ここでようやく登場する鵺野先生。般若心経を唱えながら教室に入る先生の背後には人魂が浮かんでいる。
いかにも霊能者といった感じで生徒の想像通り。左手の手袋で「鬼の手」の信憑性も高まる。
と、背中の人工人魂が先生の髪に引火した。意外と間抜けな先生だった。
というわけで、これが担任の鵺野鳴介。人呼んで「地獄先生ぬ〜ぼ〜」だ。
さっそく生徒から本当に霊能力があるのかと質問を受けたぬ〜ぼ〜は、
昔狐憑きを治してもらったという先程の女生徒の仕切りで、霊能力を実演して見せる事になった。
除霊の対象も準備してある。夜になると髪が伸びる、持ち主そっくりの呪いの市松人形。
ぬ〜ぼ〜は「白衣観音経」を取り出すと、凄い気迫で人形を叩きだした。
「これで髪が伸びる事はない」とぬ〜ぼ〜は得意げだが、叩きすぎて人形の髪が抜けただけだ。
残念ながら除霊は失敗。そもそも彼の除霊の成功率は30%と低く、失敗する事の方が多かったのだ。
そんなぬ〜ぼ〜に「イカサマ除霊師」と難癖をつける生徒がいた。冒頭でサッカーをしていた広だ。
仲良くしようとぬ〜ぼ〜の差し出した手を払うと、広はそのまま苦しそうに倒れこんだ。
保健室で広の体を見ると、その背中には大きなイモリのようなものが張り付いている。
心臓病を誘発する煽動霊「肝狸」だ。なぜこんなに大きくなるまで放っておいた?
いや、広とて放っていた訳ではない。悪霊の仕業と分かっていたのでこれ迄にも多くの除霊師を訪れた。
しかし、彼らは法外な値段を請求するばかりで効果などありはしなかった。
その支払いの為に父親も過労で入院してしまい、広は霊能者を憎むようになったのだ。
ぬ〜ぼ〜と女生徒の心配する声も聞かずに広は走り去る。自力で追い払うつもりだ。
今日ははサッカーの紅白試合だ。
対抗戦の選手を選考する大事な試合だが、広の顔色は悪く動きも冴えない。
根性で乗り切ろうとする広に背後から話しかける声があった。肝狸だ。
肝狸は広のしぶとさに感心する。「ド根性ってわけか」。
しかしそろそろトドメと、広の心臓にかぶりつく。悲鳴をあげて倒れる広。
本人は試合を続けるつもりだが、もう見ていられない。顧問からドクターストップがかかった。
失意のまま校庭を離れる広に、ぬ〜ぼ〜は優しく話しかけ、除霊を持ちかける。
だが広は霊能者を信じていない。「鬼の手」の話も作り話だろうと、ぬ〜ぼ〜の左手の手袋を外す。
だが、そこあるはずの左手は見えない。
「鬼」との戦いの霊障で、この世のものではなくなってしまったのだ。
これを見てようやくぬ〜ぼ〜を信じる気になった広は、肝狸の除霊をお願いする。
「南無大慈大悲救苦救難 広大霊感白衣観音 伽羅伐多卒婆伽」
ぬ〜ぼ〜の読経によってその姿を現した肝狸に、説得に応じる気はない。
それどころか女生徒、郷子を次の獲物に定めて襲い掛かった。
身を挺して郷子を守ったぬ〜ぼ〜は肝狸に取り憑かれてしまった。
広がいくらバットで殴っても、悪霊には通じない。
「先生には関係ない」と言う広に対し、「さみしいことを言うな」とぬ〜ぼ〜。
生徒を命に代えても守ってみせると、笑顔を見せる。
郷子は語る。ぬ〜ぼ〜の除霊成功率は確かに30%だが、人の命を守る戦いに負けたことはないと。
たとえ自分の身を犠牲にしても生徒を守るために戦う、鵺野鳴介はそういう男なのだ!
再びお経を唱えだしたぬ〜ぼ〜。肝狸は自分には通用しないと余裕だ。
しかし、お経は肝狸に向けられたものではなかった。
お経とともにぬ〜ぼ〜が手袋を外すと、左手から強烈な霊気が発せられた。
かつて子供についた「鬼」を除霊した際、あまりに強力で成仏させられなかった「鬼」を
やむを得ず自分の体に封印した。それがこの左手だ。
以来、彼はどうしても説得に応じない霊に対してこの左手を使っている。
成仏させる為ではなく、存在そのものを抹消する為に!
返り討ちにせんと向かってくる肝狸に対し、ぬ〜ぼ〜は左手を振り下ろす。
霊体である鬼の手で、悪霊もよく切れる。
肝狸の命乞いを聞かず、鬼の手を叩きつけると遂に肝狸は消滅した。
この先生は本物だ!
次の日、ぬ〜ぼ〜のとりなしで広はサッカーの試合に出れるようになった。
広から昨日の話を聞かされたクラスメイトは半信半疑だ。
そこへ入ってきたぬ〜ぼ〜は、皆に謝る。
昨日の市松人形を再び除霊したところ、またしても失敗してしまったのだ。
哀れ、グレた市松人形の髪はパンチパーマになっていた。
ぬ〜ぼ〜のあまりの落差の激しさに、昨日の事も夢だったようにさえ思えてくる。
なお、更にグレた市松人形の髪は翌日パンクヘッドになっていたそうな。
チャンチャン
ぬ〜べ〜先生の妖怪大百科
その1 九十九の足の蟲
いわゆるカンの虫。きれいに洗った手に塩を擦り付けて洗い流し、
しばらく待っていると出てくるらしい。
その1 賽の河原
「三途の川」とは実際には川じゃないが、人の目には川のように映る。
親より先に死んだ子は罰としてこの河原で石を積まされる…というのは儒教の教えに基づく話で、
実際には親の悲しみが深すぎて成仏できないでいるのが真相だ。
その3 現象と存在
科学で語られる「現象」も、根本的思想はアニミズム(精霊の仕業)と変わりがないのである。
面白い妖怪を思いついたら、作者に教えてやってくれ。
その4 守護霊
「守護霊」は誰もが持ってるものではない。「守護霊」と「悪霊」の区別は、「善人」と「悪人」と同様だ。
ちなみに、ラモスの守護霊は近所のおばさんだって。
その5 氷の微笑
千鬼姫のモデルはハンガリーのエリザベート・バートリ伯爵夫人。相当残酷な人だったらしいよ。
その6 河童
河童は昔、水神として崇敬の対象だった。
頭に皿をのせた亀のような姿。このモデルはイエズス会の宣教師だという説があるぞ。
その7 煽動霊
その昔、医学と除霊は同じ扱いだった。
ところでこの連載開始前の読切「ぬーぼー」がなぜ「ぬーべー」になったのか?
その答えは、同名のお菓子があるからだ。トホホ…(´・ω・`)
童守小学校見取図(概略)
┌────────────┐
│ 旧 校 舎. │ □ 物置
└─────────┐┌─┘
┌─────────┘└─┐ ┌─┐
│ │ │ │菜園
│ ┌──────────┘ └─┘
│ │ ┌──┬─┐
│ │ │ │ │倉庫・更衣室
└─┘ ├──┤ │
──┐ │ │ │
│体 育 館 . │ │ │
│ │ │ │
│ 学童保育室 .│ │ │
│┌─┐┌─┐ .│ │ │
││ ││ │藤棚 .│ │ │
│└─┘└─┘ プール
正 門
旧校舎:理科室や図工室、未使用教室など
1 階 :1、2年生
2 階 :3,4年生
3 階 :5,6年生
次巻予告 (ぬ〜べ〜&主要キャラ)
第2巻でまた会おうぜ!
ぬ〜ぼ〜w単行本で初めて知ったけどぬ〜べ〜に慣れてるとかなり違和感wwwあのお菓子うまかったwwwタシーロwww
単行本ではこれから
>>800みたいなページつくのかな。
だったらかなりうれしいな。こういうプチ情報大好きだ
(独り言:
>>801の見取り図すげぇ…お疲れ様です)
学童保育室ってなんだ?
#7 はたもんばの呪い の巻(前編)
妹の愛美に連れられて新作ゲームソフトを買いに来た長身の少年。
せっかく買いに来たのに、消費税分だけお金が足りず妹もしょんぼり……
少年は300円を調達しに走るが近所に友達はいない。
目に付いたのは神社「はたもん場跡」に供えられた賽銭。彼はあろう事かこれに手をつけてしまう。
不意に聞こえた「しゃり・・」という音に目をやると、お堂には刀が祭られていた。
翌朝。広達に兄・克也を自慢する愛美はまるで恋人のよう。クールな克也も愛美にだけは甘い。
しかし学区外で誰から金を借りたのか?触れて欲しくない所をいぶかしんでいるところにぬ〜べ〜登場。
朝からリツコ先生のご機嫌を取るぬ〜べ〜は、彼女とのツーショットをポラロイドカメラに収めた。
しかし、霊能者が写る写真のこと。出来上がったのは文句の付けようもない心霊写真。
怖いものの苦手なリツコ先生は怒って行ってしまった。
郷子が余ったフィルムで写真を撮ると、今度は普通に写……!?克也と愛美の首がない!!
嫌な予感がした克也は、はたもん場の事をそれとなくぬ〜べ〜に聞いてみた。
はたもん場は昔の処刑場跡だった。そこに納められた刀は、当時打ち首に使われた物だ。
やばい所から金を盗んだものだ。バチがあたらなければいいけど……
と思った矢先、克也を捜して広が飛び込んできた。愛美になにかあったようだ。
現場にかけつけると愛美が倒れている。その首がない!!と思ったが、陰に隠れていただけだ。
いきなり蛍光灯が落ちてきたそうだが、愛美の首から少量の血が流れている。
落ちてきた蛍光灯は刃物のように鋭い。
不安におののきつつ教室に入ろうとすると、教室の扉で手を切った。刃物状の扉が克也を襲う!
何とかかわした克也に、扉から妖気を感じ取ったぬ〜べ〜が心当たりを問うが、しらばっくれる。
克也は広と郷子に昨日の出来事を打ち明けた。
はたもん場は結構有名だったようで、二人とも呆れ顔だ。
ぬ〜べ〜に相談しなかったのは、怒られるのが怖いからじゃない。
親代わりとなって面倒を見ている妹、自分を尊敬する愛美を悲しませたくないからだ。
だが、このままでは愛美も自分もろとも呪い殺されてしまう。
という訳で、ぬ〜べ〜に内緒で謝りに行くのに二人についてきてもらいたい。
そんな虫のいい話にも、二人は愛美の為に快諾してくれた。
ぬ〜べ〜の目を盗んで白衣観音の経文を拝借し、はたもん場へ向かう一行。
しかしぬ〜べ〜はしっかり気づいていた。
300円を返し、お堂に手を合わせる。これで許してくれたかな?
「許さん…」
お堂から声が響き、刀からしゃりしゃりと音が鳴る。慌てて利子を返すが、それでも収まらない。
刀は克也を打ち首にしようと襲い掛かる。脇にあった地蔵の首がすっ飛ぶ。
殺される!急いで逃げる一行。
だが、はたもん場は盗人を許さない。罪人は打ち首と、一行の前に全身を現した。
環状の刃を構えるその化け物は、臓物がこぼれ頭蓋の覗く恐ろしい姿だった。
「我ははたもんば 罪人は 首 を 切 る !!」
克也が愛美について語るシーン、なぜ愛美を脱がせる必要がw
やべ…今週号は完全にホラーです。
小学生でこんな体験したくねーションベンちびるわ。
>>804 学童保育=学校終わっても家に帰れない子(両親共働きとか)を集めて一定時間まで学校で面倒見てること
ってか気になるなら検索しよう!
なんかはたもんばって血生臭い匂いが漂う妖怪だな
怖いよ〜((((((;゚Д゚))))))ガクガクプルプル
#8 はたもんばの呪い の巻(後編)
克也が賽銭泥棒を働いたため、はたもんばに追われる一行。巻き添えを食った野良犬の首が飛ぶ。
何も知らない愛美は、克也を信じきっている。
ぬ〜べ〜を頼って学校に飛び込むが、鍵がかかっている。もう帰ったのか。迫るはたもんば。
絶体絶命の危機に、ぬ〜べ〜が間に合った。結界を張った校舎内に妖怪は入ってこれない。
ぬ〜べ〜に事情を問われるが、克也は答えない。そこへ、はたもんばが結界を破って侵入してきた。
迎え撃つぬ〜べ〜。毎度の事ながら話の通じない相手に早速左手の封印を解く。
が、なんと切り裂かれたのは鬼の手の方だった!
吹き飛ぶぬ〜べ〜、隠れる生徒たち。外に逃げようにも窓が刃と化していてままならない。
室内のあらゆる物が、刃となって一行に飛び掛る。必死で逃げる一行。
愛美がつまづいてしまった。急ぎ駆け寄る克也。二人の上にギロチンと化したシャッターが迫る!
間一髪のところでぬ〜べ〜に救われた。しかしぬ〜べ〜も傷だらけ。
ひとまず退却して家庭科室に身をひそめる。
殺された多くの罪人の怨念でできた、刀が変化(へんげ)した妖刀は鬼の手でも打ち砕けなかった。
ぬ〜べ〜の怪我も回復してきたところで、今度こそ克也を問いただす。
尚も自分を信じている愛美を巻き込んでまで嘘を吐き通せない克也は、全てを白状した。
説教は後回し、まずははたもんばを何とかしなければ。
しかし敵はあまりに強力。だが、横から人の形をした部分を攻撃できれば勝機はある。
責任を感じた克也は自ら囮になることを申し出る。自分のせいで妹や友達が傷つくのは耐えられないと。
はたもんばが家庭科室に侵入してきた。広たちは克也を収納スペースに閉じ込めて敵に差し出した。
死にたくないとわめく克也。笑みを浮かべたはたもんばは克也に切りかかる!
一 刀 両 断 !! にされたのは、克也の映った鏡。その隙をついてぬ〜べ〜が殴りかかる。
はたもんばは悲鳴をあげて刀に戻った。
克也の活躍ではたもんば退治は成った。
みっともない所も見せたが、今の凛々しい姿で愛美も見直したことだろう。
が、当の克也は小便を漏らして気絶している。それでも愛美はお兄ちゃんが大好き!
はたもんばは犬に酷い事したよね('・ω・`)
動物愛護団体から抗議が来るぉ?
それにしても見た目からして怖い化け物だ。
カゲグチあたりはまだ愛嬌があったもんだが。
#9 散歩する幽霊 の巻
人気のない旧校舎の女子トイレ、その奥の個室から「開かないよ〜〜」と声が漏れる。
ドアを開けてやった美樹の悲鳴が校内に響く。
花子さんの除霊を頼まれたぬ〜べ〜だったが、既に調査済み。作り話だと結論づけた。
が、リツコ先生からのお願いで俄然やる気になるのだった。
夜、広と郷子を連れて校内に「フーチ」という霊を探知する仕掛けを取り付ける。
ぬ〜べ〜の見立てでは、花子さんの正体は10年前に青森で学校のトイレで亡くなった少女。
日本中の学校のトイレを渡り歩く彼女は地縛霊ではないので通り道に仕掛けを張った訳だ。
悪寒がし、用をたしに行った郷子は広のいたずらでパンツ一丁で飛び出した。
二人がケンカしていると、郷子の背後にあるフーチが反応しだした。
直後、霊の通過に合わせて郷子が苦しむ。霊は2階のトイレに入って行った。
霊の意識を感じた郷子によれば、それはぬ〜べ〜の示した少女ではなく、
もっとひどい死に方をした別の少女のようだ。
トイレの個室でフーチが激しく反応している。お経を唱えて現れたのは、防空頭巾を被った少女。
彼女はぬ〜べ〜達に気づかず、「ドアが開かない、熱い、火が……」と喚くばかり。
死んだ瞬間で思考が止まっているらしい。
と、何を思ったのかぬ〜べ〜は左手の封印を解き、少女に突き出した。子供の霊に何を!?
ぬ〜べ〜は鬼の手で少女の頭を包むと、それを通じて少女に話しかける。
鬼の手は霊を殺すだけでなく、こういう使い方もできたのだ。
この子は戦争中、空襲から逃げ込んだトイレに閉じ込められたまま焼け死んだ。
そして霊となった今でも終戦を知らずにその行動を何度も、何度も、繰り返して苦しんでいたのだ。
もう苦しむ事はない。今、ぬ〜べ〜によって彼女の霊は天に召された。
結局10年前の少女はこの件とは無関係。とっくに成仏してるのだろう。
ほっとしたところで用をたしに行った広は、個室から「開かないよ」の声を聞く。
郷子の仕返しだと思い勢いよく個室を開けると……出た!本物だ!
広は盛大に悲鳴を上げて、お漏らししたのだった…
花子さんは今日もさまよっています。もしかしたら明日はあなたの学校に行くかもしれません。
トイレ行けない…
>「日本中どこにでもある怪談てのはたいてい作り話なんだ
>「口さけ女」とか「人面犬」とか「てけてけ」とかな」
なんだ、作り話だったのか。
昔近所の兄ちゃんから口さけ女の話をきかされてガクブルしてたのは無駄だったのか。
夜中ではないとはいえ
放課後過ぎても学校にいて暗くなってからのトイレとか
行くのが怖かったな
花子さんカワイソス
てか広ひでぇなww
#10 激突! の巻
今日は遠足で山に来ている。みな思い思いに満喫し、ぬ〜べ〜はリツコ先生とツーショット。
いい景色だが、最近できた鉄塔が目障り。リツコ先生の美しい声もよく響く。
が、ぬ〜べ〜の「ヤッホー」に帰ってきた山彦は「成仏させろ〜」。現地の自殺者の声だ。
リツコ先生にふられたぬ〜べ〜は帰りのバスでも暗い顔。それにしてもこの道、やたら事故車が多い。
霊界に通じる「鬼門」があると言われるこの地は昔からの難所だ。
ちなみに鬼門とは陰陽道で不吉とされる場所で、事故が起きやすい。
また、科学的には地磁気が強く霊界との連絡口になっている為妖怪も事故の原因となっている。
今でも事故が多く、今月だけで10人も亡くなったそうだ。
生き残った人の話では、何かがドーンとぶつかって───
ドーン!バスに何かがぶつかったような音が響く。
急にブレーキが効かなくなって…
バスのブレーキが効かなくなった。
外に何かいる!パニックに陥った運転手は、無責任にもバスから逃げようとした。
が、バスから逃れる前に彼の体は八つ裂になって道路に落ちた。
ハンドルを握りながらお経を唱えると、バスに横付けした甲殻類のような妖怪が現れた。
一見するとトラックの妖怪のようだが、妖怪は事故車にヤドカリのように寄生している。
沙裏鬼。霊界の表層にいる無害な筈の妖怪は、「鬼門ヲ開ケロ 俺ヲ帰セ」と訴えながら体当たりを繰り返す。
鬼門に帰れなくなって暴れているようだ。沙裏鬼に後ろをとられ、ぬ〜べ〜は運転を広にまかせて迎撃する。
バスは下り坂に入り時速80km/hを超える。ぬ〜べ〜は道の向こうに時空のひずみを見つけた。
あれが鬼門だ。が、新しくできた送電線の影響でうまく開いていない。
ぬ〜べ〜は沙裏鬼に飛び移ると、鬼の手を伸ばして送電線を引き千切った。
すると鬼門が開き、沙裏鬼は喜んで帰っていった。バスも広が上手く待避所に停めた。
満身創痍だがそう簡単にはやられない。可愛い生徒達が待っていてくれるから。
でも妖怪の手をつけたままのぬ〜べ〜を、リツコ先生は待っていてくれなかった…
運転手がムゴすぎる・・・。
沙裏鬼は運転手にひどいことをしたよね(・ω・`)
もしアニメ化されたらこのシーンは修正されるだろうな
急にブレーキがww
良い男なのにぬ〜べ〜は報われないなあ・・・
人里離れた山奥、妖狐の谷。今ここで、ある一匹の妖狐が人化の術を完成させようとしている。
妖狐は目の前のドクロを叩き割った。自分に合ったドクロではなかったようだ。
古来、妖狐は人化の術を用いて世に混乱と災厄をもたらしてきた。
この妖狐・玉藻もまたそれに倣おうとしていたが、その為には自分に合ったドクロを手に入れて
人化の術を完成させる必要がある。最も適したドクロを占う玉藻。その水晶球に映し出されたのは…
広の顔であった。
#11 妖狐・跳梁跋扈 の巻(前編)
童守小学校職員室。ぬ〜べ〜とリツコ先生は職員会議中に夫婦漫才を演じて駆け回る。
リツコ先生とぶつかり、優しい声を掛ける色男、教育実習生の玉藻京介。先程の妖狐が化けた姿である。
リツコ先生の気を引いた彼に嫉妬の炎を燃やすぬ〜べ〜からは凄い霊気が発せられ、玉藻も警戒する。
広のいるぬ〜べ〜クラスで実習する事になった玉藻は早くも郷子を除く女子から大人気。
玉藻は早速広に接触し、そのドクロを品定め。
そんな彼から発せられる獣の匂いに、ぬ〜べ〜は気づいていた。
今日の体育はサッカー。ボールを自在に操り生徒の歓心を得た玉藻はぬ〜べ〜に勝負を挑む。
その目的は広の気を引く事にあった。玉藻の幻視の術に惑わされたぬ〜べ〜は不覚をとる。
だが、それが逆に玉藻の正体を感づかせる結果になった。
すっかり玉藻に夢中の広は、手作りのミサンガを玉藻にプレゼント。両手両足にしっかり結びつける。
玉藻は広を人気のない体育倉庫に誘い出し、ドクロを取り出す為の首さすまたを見せ付ける。
とうとう尻尾を出した玉藻はドクロを入手すべく広を押さえつけようとしている。
そこに響く白衣観音経。途端に玉藻はその四肢の動きを封じられた。
玉藻の動きを封じたぬ〜べ〜は彼の勉強不足を指摘。ミサンガを両手両足につける奴などいない。
先のミサンガはこの時の為に白衣観音経で編まれたものだったのだ。
広の心を惹き付けたつもりでいた玉藻だが、何度も命を救われている彼のぬ〜べ〜への信頼は厚い。
おまえの負けだと切り出すぬ〜べ〜だが、玉藻はこれくらいでやられるほどヤワではない。
自力でミサンガを千切ると、遂に広を捕らえた。
「妖狐の誇りにかけて!人化の術の完成は誰にも邪魔させん!」
お、新キャラだ
自力で白衣観音経を破るとは凄いな
前半後半も珍しい
これはいいイケメンだが次回で退場だろうな
ガチホモ同人誌の予感・・・!
#12 妖狐・跳梁跋扈 の巻(後編)
広を捕らえた玉藻はこれを眠らせ、ぬ〜べ〜を幻術で足止めして逃げ出した。
玉藻の幻術は動くものなら何でも幻に変えられるようだ。
玉藻を追い街へでると、そこは幻だらけ。まさに狐にバカにされた気分だ。
幻術に翻弄されたぬ〜べ〜はトラックに衝突してダメージを負う。
それでも追いすがるぬ〜べ〜に辟易して、玉藻はぬ〜べ〜をゲームセンターに誘い込んだ。
ゲームの画面が幾人もの玉藻に化け、それに紛れて本物が攻撃を仕掛ける。
ぬ〜べ〜は鬼の手で攻撃するが、相手は400年を生きた妖狐。これまでの3流妖怪とは格が違う。
連載12話目にしてついに、ぬ〜べ〜は完全にダウンを奪われた。玉藻は高笑いを上げて去っていく。
とあるスクラップ処理場にて、広は目を覚ました。
玉藻は北斗七星に祈ると人化の術を解き、古いドクロを取り外す。
術を解いた玉藻の姿は狐然としたものだった。
次は新しいドクロを取り出す番だ。これで玉藻の人化の術は完成を見る。
が、そうは問屋が卸さない。ぬ〜べ〜はしぶとくもこの場に追いついてきた。
地縛霊並みにしつこいぬ〜べ〜を相手に、玉藻も全力で応える。
4体の幻+本物でぬ〜べ〜を攻め立て、根性で反撃するぬ〜べ〜をあざ笑う。
このままではぬ〜べ〜が殺されてしまう!焦る広の目に、1台の重機が映った。
玉藻がいよいよトドメを刺そうというその時、突然鉄球が上空に吸い上げられ、幻が解けてしまった。
更に、玉藻自身もさすまたごと吸い上げられる。広が重機を操作し、強力な磁石を近づけたのだった。
この機は逃さない!ぬ〜べ〜渾身の一撃が玉藻を貫く。
二人の師弟愛による勝利に、玉藻も潔く負けを認めた。
妖狐玉藻、恐ろしい相手だった…
闘い終わって、ぬ〜べ〜先生最高!一生ついていっちゃうもんね!
という広に軽口をたたきながら、ぬ〜べ〜は教師の喜びをかみしめていた。
これからはシリアス展開が主流になるのか?
幻術なんて直接的な攻撃力ないだろうと思ってなめてたけど、認識を改めた。
#13 鬼の手VS.火輪尾の術 の巻
前回ぬ〜べ〜と玉藻が死闘を演じたスクラップ処理場。戦いのあったその深夜…
一度外した古いドクロを再び取り付け、妖狐玉藻は復活を果たした。
前日の大怪我にも関わらず生徒のために職務を全うしようとするぬ〜べ〜に、広と郷子はちょっと感動。
だが、ぬ〜べ〜の本音はリツコ先生に同情してもらいたいだけだった。広と郷子はちょっと軽蔑。
そこへ現れたのは玉藻京介。ぬ〜べ〜に劣らずコイツもしぶとい。伊達に400年も生きていない。
また広を狙って来たのかと思ったが、そうではないらしい。一方的に一時休戦を宣言し、日常へ戻る。
放課後、ぬ〜べ〜は玉藻を問い詰める。
玉藻は語る。妖狐は400歳を超えると人化の術を覚え、世に災いをもたらす。薄汚い人間をこらしめる為に。
自分もその為に人間界に降りてきたし、それに先立って人間の事を調べていた。
自分の見る限り、人間は自分勝手で愚かな薄汚い生物だった。だが (あなたは…)
玉藻はぬ〜べ〜に興味を持った。が、悔しくてリターンマッチしたいのではとの指摘も否定しない。
ぬ〜べ〜を幻術ではぐらかすと、玉藻は広に接触する。
何度も助けられたという広から、ぬ〜べ〜の秘密を聞き出そうというのだ。
この行動がぬ〜べ〜を怒らせ、リターンマッチが始まった。
玉藻は尻尾を出現させると、それをこすり合わせて狐火を起こした。
これは霊的な炎で、あらゆる物を焼き尽くす!
何を思ったのか、玉藻は広たちの方に向き直るとそちらに狐火を放った!
ぬ〜べ〜は白衣観音経でこれを防ぐが、玉藻はぬ〜べ〜の力を試すべくどんどん炎のレベルを上げていく。
役小角、道鏡、空海。
信じられない事に、ぬ〜べ〜の霊力はどんどん上がって歴史上の高僧を苦しめた炎を耐え抜いた。
それだけでなく、鬼の手で狐火を切り裂いて反撃に転じる。
これこそ、玉藻が求めている力。人が来たので戦いを中断し、玉藻は去った。
その秘密を必ず手に入れる事を誓いつつ…
これは壮大な長期展開に発展すること確実だな
ジャンプではよくあること
熱血な主人公に対してクールなライバル。王道だな。
おー、再登場か。こりゃレギャラー化だな
#14 霊獣・霊霧魚 の巻(前編)
我々はこの男を知っているッ!いや、この胡散臭さとこの顔の傷を知っているッ!!
ある夜の街の一角で除霊を受けるこの男、以前郷子の守護霊を交代させたインチキ坊主・空虚だ。
ぬ〜べ〜に仕返しされた事を根に持つこの男は、これまた胡散臭い彼の師匠から
高僧が十人がかりで封じ込めた程強力な霊霧魚という妖怪を買い取った。
一方童守小学校では、相変わらず玉藻が教生としてぬ〜べ〜に付きまとっている。
職員室でぬ〜べ〜がけんか腰になっていると、リツコ先生が入ってきた。色っぽい下着姿で!
その豊かな胸の谷間と美しくしなやかな肢体を隠そうともせず、鳴介に腰のマッサージを求める。
口調からその言動まで明らかにおかしいが、悲しい哉鳴介は男としてこれに逆らうことができない。
むしゃぶるようにその艶かしい腰をもむ鳴介に体を預け、リツコは居眠りを始める。
鳴介が本能に導かれるままに彼女の白桃のようなふくらみをさすると、
次の瞬間、それは石川先生のムサいケツに変わっていた!!
玉藻の幻視の術にしてやられた ○| ̄|_
玉藻がぬ〜べ〜に付きまとう理由は一つ。彼が生徒を守る際に無限に上昇する霊力。
その力の源を自らも手に入れる為だ。決着はそれからでも遅くはない。
そんな玉藻に声を掛ける少女があった。美樹は思いのたけを綴ったラブレターを玉藻に手渡す。
が、残念ながら彼は人間の感情というものを持っていない。手紙は無残にもゴミ箱に直行した。
放課後、ぬ〜べ〜のクラスは学校に残って草刈をする事に。
その背後に忍び寄る空虚は念仏を唱え、ぬ〜べ〜に復讐すべく霊霧魚の封印を解き始めた。
霊霧魚復活のエネルギーは予想外に強く、空虚は爆発に巻き込まれて死んでしまった。
ぬ〜べ〜と玉藻はすぐさま異常を感じ取った。校舎の影から流れてくる煙…いや、霊気の霧。
深海魚を思わせる巨大な魚・霊霧魚が、みなの前に躍り出た。玉藻はこの妖怪を知っているようだ。
霊霧魚は生徒たちに次々と卵を産みつける。卵が孵ると生徒達はその餌となってしまう。
そうはさせじと、ぬ〜べ〜は霊霧魚に殴りかかるが、この霧の中では霊霧魚は無敵。すぐに再生していく。
玉藻に協力を求めるが、玉藻にそんな義理はない。むしろ、生徒が襲われるのは好都合。
そうすれば、生徒を守ろうとするぬ〜べ〜の霊力が上がり、その秘密に近づけるのだから。
ぬ〜べ〜自身、そんな能力に覚えはない。
だが口とは裏腹に、生徒を守ろうとする彼は強く、霊霧魚を一撃で粉砕した。
それでも、この霧の中では決定打にならない。ひとまず教室に避難し、生徒の救出に勤める。
卵を産み付けられたのは8人。玉藻の弁によると、卵は日没とともに孵る。
日没まであと30分。もしそれまでに霊霧魚を倒せなければ…
卵が孵って子供たちは食い殺される…!
玉藻の話といい、今回の話といい、
ぬ〜べ〜ってもっと「学校の七不思議」的なものを中心に話進めていくんだと思ってた…
ジャンプだから仕方ないのかorz
劇画展開か
このままシリアス路線かな
ありゃ、空虚の出番もう終わりか。あっけない最後だった。
玉藻にラブレター渡した娘、美樹だっけか、顔真っ赤にして、可愛いのう。
噂魔は玉に瑕だけど、結構純粋なイイ娘じゃないか。
#15 霊獣・霊霧魚 の巻(後編)
霊霧魚の放った霧が立ち込める童守小学校。
5年3組の教室では卵を産み付けられた生徒達を救う為、霊霧魚を倒す算段が練られている。
校内からありったけの網を集め、霊気を通す。
これを使って底引き網の要領で霊霧魚を霧の外に引きずり出し
霧の外で太陽に当てれば、その異常な再生能力も失われる。
ぬ〜べ〜の力の秘密を探るために玉藻は敢えて情報を提供するが、生憎ぬ〜べ〜にその自覚はない。
あるのは、死んでも生徒達を守らずにいられない強い気持ちだけだと言う。
ぬ〜べ〜の合図で生徒達が網を引っ張り上げると、思惑通りに霊霧魚が引き上げられた。
しかし反撃に転じた霊霧魚は教室に飛び込み、これを邪魔する。
これを見たぬ〜べ〜の霊力が高まるのを玉藻は感じた。
霊霧魚を倒す為に無謀にも霧の中に潜るぬ〜べ〜。
勝ち目がないと感じた広は、玉藻に協力を請う。
玉藻は協力する理由がないと断るが、ここで広は一か八かのハッタリに出た。
生徒が一人でも死ねばぬ〜べ〜は闘えなくなる。それどころか自殺もありうると。
それは、ぬ〜べ〜の力の秘密を欲する玉藻にとっても望むところではない筈だ。
郷子は事情を知らない他の生徒達に、玉藻もぬ〜べ〜と同レベルの霊能力教師だとごまかした。
それを聞いた生徒達は玉藻に懇願する。頼れるのは玉藻先生しかいないと。
霧の中で一人苦戦を続けるぬ〜べ〜。もう時間はない。
万事休すかと思われたその時、霊霧魚を火輪尾の術が襲う。そこには人化の術を解いた玉藻の姿が。
火輪尾の術で校庭を火の海にし、霊霧魚を霧の外にいぶり出してくれると言う。
だがこれは助太刀ではない。ぬ〜べ〜が負けると自分が困るからやった事だと玉藻は言い張る。
世界はそれを助太刀と呼ぶんだぜ。
日は殆ど沈み、とうとう卵が孵ってしまった。
と同時に、ぬ〜べ〜を乗せた霊霧魚が霧の外にいぶり出される。
わずかに残る日光の力を借り、遂にトドメ。霊霧魚が死ぬと同時に稚魚も消滅した。
人間を助けるなど、妖狐にあるまじき行為をした玉藻は一人うなだれている。
別れを告げて去ろうとする玉藻に、ぬ〜べ〜は自ら力の秘密を明かす。
それは駆け寄ってくる生徒達。体当たりで感謝の意と好意を示す生徒達に玉藻は戸惑い気味。
さっぱりわかってない玉藻だが、生徒達の「ありがとう」「大好き」がぬ〜べ〜の力の源。
玉藻も教師になればわかるぜ。
玉藻ヤムチャ化の悪寒・・・・。
うむ、実にジャンプらしい展開だ。
それにしても、ここまで学校全体を巻き込んだ話は初めてだな
本当に空虚死んじゃったのか。
今回で生き返るのかと思ったのに。
これは人死に有りの漫画か。
(1994年4月9日 地獄先生ぬ〜べ〜2巻発売中)
真倉翔コメント
ペットのガーチャン(猫)には霊がよく見えるらしい。
怪奇現象で仕事が中断します。岡野先生すんません!!
#07 はたもんばの呪いの巻(前編)
>>805-806 #08 はたもんばの呪いの巻(後編)
>>810 #09 散歩する幽霊の巻
>>814 #10 激突!の巻
>>819 #11 妖狐・跳梁跋扈の巻(前編)
>>824 #12 妖狐・跳梁跋扈の巻(後編)
>>829 #13 鬼の手VS.火輪尾の術の巻
>>832 #14 霊獣・霊霧魚の巻(前編)
>>836-837 #15 霊獣・霊霧魚の巻(後編)
>>841-842
ぬ〜べ〜先生の妖怪大百科
その8 妖怪化する”物”
長く使った物が妖怪化する「つくも神」。「物」の本質は色や形ではなく「何に使われるか」である。
首を切り続けてきたはたもんばは「首を切る」という執着だけが残ってしまったのだ。
君たちの家の古い道具も、既に妖怪化してるかも。
その9 トイレに出る霊
トイレにまつわる有名な怪談。 1.白い手。便器に引きずり込まれる。
2.赤いチャンチャンコ。首を切られて赤いチャンチャンコみたいに…
3.かみをくれ。紙じゃなくて、お前の髪だ!便器に引きずり込まれる。
その10 霊界と鬼門
霊界は上空500kmの電離圏にあるらしい。これが本当なら
霊=プラズマとなりオカルトが科学的に証明されるかも。
その11 妖狐
有名な妖狐・玉藻前は中国・インドから渡ってきた。
キツネツキというのは実際にはきつねではなく山の神が種々の動物霊と合体したもので、
アヌビス神やサタンと同一の妖怪のことだ。
その12 超能力と炎
超能力と霊能力は同じもの。中でも火を起こすのは割と初歩。
だが火輪尾の術はこれとは根本的に違う、高レベルな技だ。
おまけイラスト
リツコ先生下着姿、玉藻・人間形態&狐形態(リアル)
次巻予告 (体操着姿の郷子と広・ぬ〜べ〜)
郷子 :次は3巻で会えるね!
広 :1巻も好評発売中だ!
ぬ〜べ〜:よろしくねっ
ぬこが霊感って結構よく聞くよな
リツコ先生(;´Д`)ハァハァ
「キツネツキ」って回文になってるお
#16 真夜中の優等生 の巻
僕たちの学校には「真夜中の優等生」がいる。その子は毎日学校をきれいにしてくれる。
不思議だったけど皆その子に感謝していた。その子の正体を知るまでは──…
放課後の理科室で、ぬ〜べ〜クラスは特別の居残り補習を開始した。
補習には噂の優等生が参加している。妙にのっぺりした、表情のない少年だ。
理科室だというのに、なぜか算数の授業を進めるぬ〜べ〜。
生徒達は優等生を不気味がっている風だが、ぬ〜べ〜は他の生徒に対するのと変わらずに接する。
夜も更けてきたところで、ぬ〜べ〜の除霊ショーが始まった。
取り出したのは髪の伸びる市松人形。お約束のボケを交えつつ、
つくも神といって人形に魂が宿り易いことを説明した。
いまいち信じられない優等生だが、他の生徒達にとっては当たり前の事のようだ。
ぬ〜べ〜は市松人形からその魂を取り出して見せた。
興奮する優等生。だがクラスメイトは驚かない。なぜなら、この場にはもう、人形の魂が一人いるから。
彼らの言葉の意味に気がつかない優等生に、ぬ〜べ〜は語る。
その人形は長い間学校で使われるうちに魂を持ち、自らをこの学校の生徒と思い込んでいるのだと。
みなで一斉に優等生を見つめる。うろたえる優等生。まさか…
「僕が人形だとでもいうのかい?」
その姿は、見紛う方もない理科室の人体模型そのものであった。
今回の補習は、彼を除霊する為にクラスぐるみで一芝居打っていたのだ。
優等生は納得しない。自分はそんな気味の悪い人体模型なんかじゃない。
逃げ出した優等生は、鏡で自分が人間である事を確かめようとした。
しかし、鏡に映る真実は無常にも彼を打ち砕く。打ちひしがれる優等生。
純粋な心の霊だけに、ぬ〜べ〜も鬼の手で消すわけにいかず苦慮している。
広が声をかけ、未練が残らないように思う存分クラスメイトと遊ぶことになった。
ひとまず満足したのか、優等生魂の塊となり、ぬ〜べ〜に乞う。人間になりたいと。
しかしぬ〜べ〜の力ではそれは不可能。観音様に頼みなさいと、優等生の魂を人体模型に封じた。
人体模型の前に白衣観音経を置き帰宅する一同。誰もいなくなった理科室で一人涙する優等生。
すると白衣観音経がなにやら動き出した。
翌朝、人体模型は忽然と消えていた。
彼を心配するぬ〜べ〜達の前に、なんと人間になった優等生が現れた。
白衣観音のご利益らしい。詳しく話を聞きたいぬ〜べ〜を優等生は遮る。
「まだ皮がはってないんだ」
人体模型そのままに人間化した彼の姿は、ぬ〜べ〜をも戦慄させた。
楽しそうに去っていく優等生。もしかしたら今頃は君達の学校に通っているかもしれないよ。
最後のはビビったな
いいヤツなんだが、やっぱ一緒の学校には通いたくないわw
リツコ先生が優しく皮をむいてくれると言っても人体模型は嫌がるかな?
まさか服をめくったら内臓まるだしって事はないよな?
#17 てけてけの怪 の巻
注)テケテケ:上半身だけで肘を使って物凄い勢いで追いかけてくる不気味な少女の霊。現在日本を南下中。
これは隣町で本当にあった話。一人の少女が踏み切り事故で轢死した。
胴体を真っ二つにされた少女は、驚いた事に事故の後10分間も上半身だけで生きていたという。
今でもその子の霊は失くした足を捜してさまよっているという。そして…この話を聞いた人の所に…
三 日 以 内 に 必 ず 現 れ る … !
…そして「足いるか 足いるか」と聞いてくる。この時答え方を間違えると足を持っていかれてしまうのだ。
いかにも悪そうな中学生がまことにこの怪談を話して聞かせている。正しい答えを聞きたければ金を出せと。
で、1000円を持ち逃げ。結局正しい答えは聞き出せなかった。
まことは正しい答えが気になって夜も眠れなかった。「まったくガキくせー。いくつになったんだよ」 m9(^Д^)
ぬ〜べ〜はリツコ先生を傷つけた事に気づかない。
1000円を取られた事からも分かるように、これは新手の恐喝だ。霊を金儲けに使うなんて。
気にするなと言われても気になってしょうがない。まことは学校中にてけてけの呪文を聞いて回る。
おかげで無駄に怪談が広まってしまい、リツコ先生や低学年などはパニック状態だ。
ぬ〜べ〜はそんなまことを厳しく怒鳴り付ける。
「てけてけなんてのは作り話だ!今後一切てけてけの事は考えるな!」
作り話ならば怖がるまことに頭ごなしに叱らなくてもいいようなものだが、それには理由があった。
てけてけが実在する霊だからヤバイのだ。
20数年前の冬に北海道で鉄道事故により胴体を真っ二つに切られて亡くなった女性がそのモデル。
この女性は上半身だけになった後も、寒さで血管が収縮して出血が止まったため
即死できずに数分間上半身だけで苦しみもだえていたという。
作り話だと思っていたほうが安全なのでまことにはああ言ったが、彼の怖がり方は尋常ではない。
あれでは霊と波長が合って呼び寄せてしまうだろう。
広・郷子と共にまことの家の近所で待機しているぬ〜べ〜はお汁粉を飲んでご機嫌だ。
てけてけの事が頭から離れないまこと。と、不意に踏み切りの警笛が鳴り響く。音はどんどん大きくなる。
振り向くと、机の下から這い出てきた少女がまことに掴みかかる。「足…いるか…」
口は耳まで裂け、下半身を失った体からは背骨や腸が覗いている。
丁度いいタイミングで部屋に入ってきたぬ〜べ〜はまことをてけてけに差し出すと、
鬼の手を通しててけてけと交信した。てけてけの意識がまことに届く。
彼女は念縛霊といって、彼女のことを怖がる人たちの思念に縛られて成仏する事が出来ないでいるのだ。
怖がるのではなく、成仏できるように祈ってあげれば彼女の成仏の手助けになる。
ぬ〜べ〜の説得でてけてけは去った。
悲惨な事故で死んだ人は怪談のネタになりやすい。しかしそれは霊を冒涜する行為だ。
正しい呪文の話なんて、それこそ誰かがデッチ上げた作り話だろう。
一方、まことから金を巻き上げた不良中学生は、巻き上げた金を勘定していた。
そこに現れるてけてけ。だが大丈夫、俺は正しい呪文を知っている。
が、それがてけてけに噂を撒き散らした主を察させた。
デッチ上げの呪文が通じる筈もなく、不良はその報いをうけて本当に足をとられてしまった。
てけてけは成仏できない。彼女を怖がる人々の念が彼女を地上に縛り付けるからだ。
この話を読んだあなたも早く忘れた方がいい。さもないと、今夜あたりあなたの元に…
むちゃくちゃこわいがな
まことの気持ちは分からなくもない
怖いよな
まことってまことちゃんからとったのか?
>あなたも早く忘れた方がいい。
いや、無理だろ。怖すぎる。
実在するとかマジなのか・・・
こりゃまことじゃなくても眠れなくなるわ
放課後の教室で「エンジェル様」に興じる4人の女生徒。
こっくりさん・キューピッドさん・エンジェル様…呼び名は数あれど基本的に同じもの。
10円玉を使うこの遊びには必ず守らなければならない決まりが二つある。
ひとつ。使い終わった紙は細かく千切って捨てなければならない。
ふたつ。この10円玉は24時間以内に他のコインと混ぜずに 単 独 で 使わなければならない…
決 し て 持 っ て い て は な ら な い !!
#18 「エンジェル様」 の巻
※大変危険な遊びなので決してマネしないで!作者や編集部は責任を負えません!!
エンジェル様で恋占いをしてみるが、郷子と美樹は明らかに指に力を入れている。
二人は10円玉を押しながら教室の外にまで飛び出し、ぬ〜べ〜に捕まってしまった。
こういう遊びは「テーブルティッピング」といい、明治時代に日本に入って以降何度かブームになったが
素人がやると低級霊に取り憑かれたり自己暗示にかかって人格破壊されたりする恐ろしいゲームだ。
美樹はエンジェル様はいい霊だと主張するが、それは迷信だ。
危なくなっても先生が助けてくれるでしょと、美樹には反省の色が見られない。
解散後、ルール通りに紙をバラバラにし、あとは10円玉を処分するだけ。
美樹は公衆電話に10円玉を投入すると、小学生にあるまじきイタズラ電話を掛けた。
電話口から返ってきた返事は… 「おまえは死ぬ」
悲鳴を上げ、慌てて電話を切る。変なところに掛かってしまったようだ。
しかも、電話はちゃんと繋がったのに返却口から10円玉が戻ってきた。
10円玉は単独で使わなければならず、捨てることはできない。
今度は古いインヴェーダーゲームに投入すると、ゲームの画面に顔が浮き出し
「おまえは死ぬ」 そして返ってくる10円玉……
不気味な10円玉を処分すべく、街頭募金にこれを放り込むと二人はダッシュで逃げ出した。
気味の悪い一日が終わり床に就いた美樹。その部屋に何かがバンバンとぶつかってくる。
ついに窓を破って入ってきたそれは、例の10円玉を咥えたカラスだった。
翌朝ぬ〜べ〜に泣きつく美樹。
涙ながらに訴えて除霊してもらう事になったが、やっぱり美樹は反省していない。
素人のやるテーブルティッピングは何を呼び出すか予想がつかない。
事によるとぬ〜べ〜の手に負えないかも。
そう前置きして悪霊を呼び出すと、凄まじいまでのラップ音が響き渡る。
呼び出されたのは……エンジェル。神名にある国常立日昇之尊。
それは妖怪でも悪霊でもない……神だ!!
エンジェルはいたずらに自らを呼び出し弄んだ美樹に神罰として死を与えるつもりだ。
しかし流石のぬ〜べ〜も神には逆らえない。
美樹は必死ですがる。今までの行いを反省し、態度を改める事を約束する。
トイレ掃除の罰も甘んじて受ける。
するとぬ〜べ〜は笑みを浮かべ、エンジェル様に向けて鬼の手の封印を解きだした。
「いいかげんにしろよ」 神をも恐れぬ鬼の手がエンジェル様に叩きつけられる。
エンジェル様はその姿を豚に変え、消滅した。
これは「はぐれ稲荷」といって、低級な動物霊だが悪知恵がきく。
神のフリをして人間をだましていい気になっているのだが、こっくりさんの正体は大抵これだという事だ。
こっくりさんの怖さを身をもって知った美樹は約束どおり一ヶ月トイレ掃除をやらされたが…
今度は男子生徒を巻き込んでチャネリングにハマッていたのであった。
騙していい気になってただけなのに鬼の手で消滅させられたはぐれ稲荷カワウソ
>>866 確かにそれも言えるだろうが、今までに何度もやってたんだろうからな
精神弱い子だったらこれが原因で自殺とか十分に考えられるし、自業自得だろ
玉藻にラブレター渡すときの態度から美樹は清純派だと思い込んでいたが
こいつぁとんでもねえガキだ。
最初の読みきりの美樹はガチで清純派だった
壊れたのは連載が始まってから
#19 魔の13階段 の巻
童守小学校に伝わる「魔の13階段」の噂。
旧校舎の屋上に続くその階段は、昼間は12段なのに夜数えると13段あるという。
そして、その13段目を踏んだ生徒は二度と帰ってこれないというのだ…
広たちは噂を確かめるべく昼間の階段で段数を数えるが、何度数えても12段。数え間違いの広を除いて。
たまたまやって来たぬ〜べ〜に噂の真偽を聞いてみるが、ただの噂らしい。
もし本当だとしても、悪い子にしか見えないのでお前たちには見えないさ。と地獄保父さん。
そんなぬ〜べ〜がなぜか除霊道具を持参しているのに克也は気づいた。そもそも何でここに来たんだ?
「んじゃ 俺には見えるかもな」 広たちと別れ、一人述懐する克也。
自分の悪さは自覚しているし、今も職員室から持ち出したタバコをふかしている。
クラスの皆とは仲良くやっているが、よい子ちゃんクラスで自分だけ浮いている気がする。
教室に戻ると、模試の知らせがあった。
明日の模試に向けて皆で補習している中、克也は教室を抜け出して職員室に向かう。
勉強せずに解答を盗みに行くその発想は不良そのもの。
職員室に忍び込むと、先客がいた。4組の佐々木、彼も克也と同じく答案を盗みに来ていたのだ。
自分と同じくらい悪い佐々木とすっかり意気投合し、屋上にいるという仲間に会いに行った二人。
その後姿を見咎めるぬ〜べ〜と郷子。郷子は佐々木に見覚えがないようだし、ぬ〜べ〜も神妙な顔だ。
向かった先は魔の13階段。佐々木はこの噂話をよく知っているらしく、克也に話して聞かせる。
10年前に凄い不良がいた事。
そいつが学校に放火しようとして見つかり、逃げる途中でこの階段から転落して死んだ事。
夜になると13段目の階段で生徒を待ち構え、気の合う不良生徒を「血の部屋」に引きずり込み仲間にする事。
「じゃあ俺たちあぶねーんじゃねーか?」佐々木に背中を押されながら、克也は階段を数える…
…13段目が、あった。
怖気づき、佐々木に声をかける。だが、怖がることはない。なぜなら……
頭蓋が割れ
脳がはみ出し
肉は溶け
片目がこぼれる
佐々木こそ、その死んだ不良なのだから!!
ぬ〜べ〜が駆けつけたと同時に、克也は血の部屋に引きずり込まれた
血の部屋には数人の不良仲間。彼らにとってここは天国らしく、克也を仲間に迎えようとしている。
実は、ぬ〜べ〜はこれまでにこの不良どもを成仏させようとしてきた。だが彼らは経文に耳をかさない。
鬼の手で血の部屋に割って入り、不良たちにすごむぬ〜べ〜。
だが不良たちはぬ〜べ〜が子供に暴力を振るえないことを知っていて強気だ。
そこへ飛び込んでくる広、まこと、郷子。克也を救う為、危険を承知で不良たちに飛び掛る。
無事克也を救い、血の部屋から脱出できた。克也の仲間はやっぱりぬ〜べ〜クラスしかいない。
不良たちに成仏する気はなく、また血の部屋に引きこもる。何年かかっても改心させるとぬ〜べ〜。
反省した克也はぬ〜べ〜に盗んだ解答を差し出す。反省する心を持った克也をぬ〜べ〜は許してくれた。
人間は同じ欠点のある者と一緒にいると安心する。だがそれでは傷をなめ合う犬と同じ。
本当の仲間と言うのは欠点を補い合いながら成長していくものだ。
そしてお前にはそういう仲間がたくさんいる。
一生懸命勉強している筈のそんな仲間は、自習中に思い切り騒ぎまくっていたのでしたとさ。
所詮一人浮いているなんて独りよがりなんだよ
そんな克也はカコワルイ!
いや、もう不良とかいう次元じゃねーぞ>佐々木
普通に懲役モンだろ
克也は心の奥底はいい子だから更正すると思うな
#20 幸せを運ぶ少女 の巻
毒男の日曜日は暇でしょうがない。暇つぶしにパチンコに興じるぬ〜べ〜は霊能力を活かして荒稼ぎ。
私欲のために霊能力を使ったバチが当たったぬ〜べ〜を笑う、小さな幼女がいた。
ぬ〜べ〜の膝の高さほどの背丈で、着物を着ている。座敷わらしだ。
普通の人間には見えない座敷わらしは、自分が見えるぬ〜べ〜に戸惑い気味だが塩せんべいで懐いた。
家から家を渡り歩いて人間を幸福にする座敷わらし。その移動中に遭遇するとは珍しい。
座敷わらしに和むぬ〜べ〜だが、霊の見えない一般人から見るとかなり怪しい。
翌朝登校すると、座敷わらしはぬ〜べ〜のクラスについて来て市松人形にライバル視されていた。
それ以来、ぬ〜べ〜クラスは何をやっても絶好調で実力以上の結果が返ってくる。
座敷わらしの能力のようだが、生徒達に怠け癖がついてよろしくない。
その影響は生徒だけに留まらず、ぬ〜べ〜にも及んだ。
今までいくら誘ってもあしらわれていたリツコ先生から映画の誘いを受けたのだ。
浮かれるぬ〜べ〜だったが、座敷わらしの仕業だとわかるとチケットを破り捨てた。
良かれと思ってやったのに、ぬ〜べ〜の態度に座敷わらしは戸惑いを隠せない。
座敷わらしの能力は素晴らしいが、クラスは今までも充分幸せだったしこれ以上は幸せの押し売りだ。
どこかよそへ行けというぬ〜べ〜の言葉に、座敷わらしはショックで飛び出した。
ぬ〜べ〜は座敷わらしの心中を思い、心の中で詫びる。
帰り道、広が不用意に車道に飛び出した。そこにトラックが突っ込んでくる!
そこへ飛び出したのは座敷わらしだった。座敷わらしがパワーを全開にすると、
トラックも、そこから落ちた積荷も、全てが広を避けて他の車に突っ込む。
広はマンホールに落ちて奇跡的に傷一つ負わなかった。
また、巻き添えを食って多くの車が大破したにも関わらず怪我人は出ていない。
しかし霊力を使い果たした座敷わらしはぬ〜べ〜のフォローもむなしく消滅してしまった。
悲しむぬ〜べ〜の鼻先に雪が触れる。初雪が降ってきた。
広が唐突に笑い出した。死ぬ思いをしていたのに今ほのぼのと「雪だ」なんつってるのがおかしいらしい。
他の生徒達もつられて笑い出す。
不意に、ぬ〜べ〜のポケットに何かが触れた。それは塩せんべいを失敬していった座敷わらしだった。
彼女の無事を確認し、ぬ〜べ〜も楽しくなってきた。今夜はおごりだ。パーっといこう!
律子先生からの誘いを断るとは……誠実すぎる。
と思ったが初っ端から霊能力でパチンコやっとるしなぁw
こんな和むお化けなら大歓迎だ。
879 :
マロン名無しさん:2008/03/09(日) 00:31:33 ID:vSwhbslm
オドロオドロした妖怪ばかりだったから心が和むな〜
#21 餓鬼魂 の巻
童守小学校の先生を訪ねて来たある親子。子供は頭からフードを被り、無心でパンを貪っている。
その頃教室では給食の時間。
給食はぬ〜べ〜にとって唯一のまともな食事。早くリツコ先生と結婚できるように祈ってあげてね!
そんなぬ〜べ〜の目の前で、殆ど手をつけていない給食を捨てる身なりのいい少年、白戸秀一。
家が高級レストランを経営していて美食家な彼の胃が給食を受け付けないらしい。嫌味な奴。
食べ物を粗末にしたうえ生意気な秀一の態度にぬ〜べ〜もキレかけ。
そこへぬ〜べ〜に呼び出しがかかる。先程の親子が除霊を頼みに来たらしい。
童守中の女生徒は、なおもパンをがっついている。
肉は削げ落ち、何ヶ月も食事していないかのようにガリガリだ。
今回の除霊は生徒達に見せられない。憑いているのはいわば「もったいないおばけ」。
食べ物を粗末にするととりつかれ、栄養失調で死に至る。
秀一に一言嫌味を言ってぬ〜べ〜は戸を閉める。今回の除霊は経験があるものらしく自信ありげだ。
ただ、伝染するので決して見てはいけないと。
校長室の外では、秀一が開いている窓を見つけて中を覗いていた。
目にしたのは、ぬ〜べ〜と女生徒の周りを蛍のような光が無数に舞っている光景だった。
その光の一つが、秀一の口に入る。秀一は気分が悪くなってその場を去った。
午後の授業中、秀一は異常に腹が減る。美樹から菓子を譲ってもらうが腹の虫は治まらない。
体育なんてとてもできる状態ではなく、次の時間は保健室で休む事に。
ぬ〜べ〜「! まさか?いや…一匹残らず退治した…はずだ…」
空腹であまりに苦しいので服を脱いで体を見てみた。すると、秀一の体はガリガリで骨と皮だけの状態。
見る間にやせ細り、食べ物を欲する秀一。捨てられたカビパンに躊躇もせず手をつける。
不味いのに、食べずにはいられない。食べ物を求め校内をさまよい、花壇の土まで食べ始めた。
まだ理性が残っているらしく、もっとマシなものを求めて更にさまよう。
調理実習中の家庭科室に現れた秀一は、食材を食べ尽くして理科室へ向かう。
理科室で蛇の標本を貪っているところにぬ〜べ〜が到着。
やはり取り憑かれていた。ぬ〜べ〜は郷子に指示を飛ばす。除霊の道具と、給食の残飯を持って来いと。
理性を失ってがなりたてる秀一をイスに縛り付け、ショックを受ける生徒達を教室から閉め出す。
秀一に残飯を見せると乱暴な言葉で食事を要求する。心まで支配されているようだ。
だが、それを食わせる訳にはいかない。空腹の秀一にはその匂いだけを嗅がせる。
秀一は口汚くぬ〜べ〜を罵るが、そのうち口から例の光が無数に出てきた。同時に意識が戻る。
これは「餓鬼魂」。体内に入ると回虫のように増えて宿主の栄養を吸い尽くし、
宿主がいくら食べても空腹が満たされることはない。そして宿主は栄養失調で死んでしまうのだ。
残飯に群がる餓鬼魂はその正体を現す。
肉はなくガリガリで、髪は抜け、目が飛び出て、腹だけが栄養失調の子供のように出ている小人達。
うじゃうじゃと大勢で残飯に群がるそれを、一匹ずつ殺していては日が暮れてしまう。
こいつの除霊にはコツがあると、ぬ〜べ〜は白衣霊縛呪で餓鬼の周りを覆う。
これで餓鬼は外に出られない。やがて餌を食いつくし、外にも出られない餓鬼がどうするか…
なんと、共食いを始めたのだ。食欲だけの低級霊である餓鬼は、これで勝手に数が減っていく。
そして、最後の一匹になったところでトドメ。
飢えてみて初めて食べ物の有難みが分かった秀一は、残っていた給食をおいしく戴いた。
数日後、ぬ〜べ〜は秀一の家のレストランに招待されたが…
何を食べてもおいしいと言う秀一がご馳走してくれたのは
豚の目玉や猿の脳みそといったゲテモノメニューでした。
妖怪に取り付かれたとはいえ秀一怖い・・・・。
美食の行き着く果てはゲテモノと言うから、ある意味秀一の味覚はレベルアップしたと言えよう
#22 夜毎の蛇 の巻
クラスで話題の美少女アイドル桜井奈絵。有名女優の娘で演技力抜群と、人気が高い。
そんなアイドルがぬ〜べ〜を頼って除霊をして貰いに来た!
奈絵は1週間程前から金縛りにあってロクに眠れないらしい。
始めのうちは黒い塊が乗ってくるだけだったが、最近では大蛇に体を締め付けられる。
夢ではない証拠に、奈絵は服を脱いでその体にくっきりと残った跡を見せた。
夜、除霊の為にぬ〜べ〜は奈絵の寝室で待機。なぜか広と郷子もついてきた。
霊視してみるが悪霊の姿は見当たらない。見えるのは和服姿の女性の守護霊。奈絵の亡くなった母親だ。
母親に守られ、奈絵は安心して眠りについた。
どうやら今回は霊とは関係なさそうだ。ストレスで金縛りとよく似た症状が出る事があるのだ。
霊的な金縛りとしてはインクブスが知られているが、奈絵の場合は神経性のものだろう。
念のため霊を感知するフーチを仕掛けて待機していると、金縛りが始まった。
苦しむ奈絵だが、霊視しても何も見えない。
巨大な蛇の化物に服の上から縛られるが、やはりぬ〜べ〜には何も見えないしフーチにも反応はない。
広が起こして事なきを得たが、ぬ〜べ〜にさえ見えない霊がいるのか!?
翌日、ぬ〜べ〜は奈絵のドラマの撮影に同行した。
連日の金縛りですっかり寝不足の奈絵は演技に精彩を欠いて仕事にならない。
撮影が遅れ気味で荒れる監督からの風当たりもきつい。
霊を見つけられなかったぬ〜べ〜は、これを彼女のストレス、心の底では役者を辞めたがってるのでは
ないかと奈絵に説明するが、彼女の役者としての決意はそんな軽いものではなかった。
自分を守って事故死した母の分までと立派な女優を目指す奈絵はどんなに辛くても逃げたりはしない!
奈絵は可愛いだけのアイドルではなかった。弱気になっていたのはむしろぬ〜べ〜の方だった。
奈絵の言葉を信じ、ぬ〜べ〜も必ず除霊すると約束する。
しかし、見えない霊を相手にどう戦えばいいものか…
撮影はつり橋での母子の再会のシーン。
このつり橋のセットはスケジュールの都合で1週間で作られた為、かなりいい加減な作りのようだ。
1週間前といえば丁度奈絵の金縛りが始まった時期と一致する。
奈絵がつり橋に一歩踏み出すと、蛇が奈絵を締め付け金縛りになった。監督はいたくご立腹。
だが、この期に及んでもぬ〜べ〜に悪霊の姿は見えない。いるのは守護霊の母親だけ。
まさか?いや、霊的な金縛りならば奈絵の近くにいる霊は守護霊だけ。
ぬ〜べ〜は奈絵に駆け寄ると、鬼の手を通じて守護霊と交信した。
やはりそうだ。金縛りの犯人は母親だった。1種のテレパシーで本人にしか見えていなかったのだ。
母親は奈絵に何か伝えようとしている。 「逃げなさい 危険です 一刻も早く」
撮影を邪魔された監督がぬ〜べ〜のもとに走りよる。ぬ〜べ〜はそれを制止するが既に遅し。
いい加減に作られたつり橋は崩壊し、監督は谷底に飲まれていった。
奈絵の母親はこの事を知って娘を役から降ろそうとしていたのだろう。
それであの恐ろしい夢を見せていたのだ。霊能力のない彼女と交信できるのは夢だけだから。
お母さんは死んでからもずっと、奈絵の事を見守っていたんだ。
結局この回の放送は1週間遅れることになった。
穴埋めに放送されたのは、ぬ〜べ〜主演の心霊番組。
怪我を負いながらも無事だった監督に檄を飛ばされるが、
こういう事の苦手なぬ〜べ〜は今度は自分が金縛りになっていた。
奈絵タンハァハァ
守護霊が夢で伝えてるのは霊視でみえないのか?
よくわからん
ぬ〜べ〜クラスの娘達も可愛いと思ったが、奈絵ちゃんの可愛さは異常。
それにしても、一般人があっさりと死ぬ漫画の割りに監督悪運強いな。
あの手の意地悪さんは生命力が強いから
風呂場で頭を洗っているとき、ふと 後ろに誰かいる気配を感じた事はないか?
それが ドッペルゲンガー(もう一人の自分)なのだ…
#23 ドッペルゲンガー(もう1人の自分) の巻
2月14日の早朝、朝練に励む広に郷子が声をかける。
放課後、童守公園ブランコの前。渡すものがあるから来い。
それだけ伝えて去ろうとしたが、あまにり鈍い広に突っ込みを入れた拍子に階段から転げ落ちてしまった。
広は目を疑った。したたかに顔面を打ちつけて突っ伏す郷子の背から、
なんともう一人の郷子が幽霊のように浮き上がり、すぅっと消えたではないか。
心配して駆け寄るが、当の郷子は平気なようだ。
目の錯覚だったのだろうか。それにしても放課後童守公園ブランコ前とは…?
リツコ先生にチョコを貰おうと必死なぬ〜べ〜に話し、嫉妬のぐりぐり攻撃を喰らってしまった。
その様子を影から見ていて腹立ちながら歩く郷子の前に、もう一人の郷子が佇む。
もう一人の郷子はクスクスと笑うと、スゥ〜と姿を消した。ドッペルゲンガーだ。
すぐさまぬ〜べ〜に報告すると、驚きつつもドッペルゲンガーについて何も知らないようだ。
呆れながら広が妖怪百科を手渡す。
それによれば、ドッペルゲンガーとは人間の背後に常に付きまとう「もう一人の自分」。
時々勝手に抜け出して悪さをし、自分のドッペルゲンガーを見た人は近いうちに死んでしまうのだという。
ぬ〜べ〜はこれを低学年向けの作り話と一笑に付し、郷子を追い返した。
直後、広を捕まえて改めて問いただす。広がこれを見たのは今朝のこと。
まずい!幽体剥離だ!
人間は肉体の他に幽体と霊魂を持っている。「死」とは幽体と霊魂がセットで肉体から抜け出る事だが
ごく稀に幽体だけが肉体から剥離する事がある。この剥がれた幽体が、いわゆるドッペルゲンガー。
幽体なしで肉体は長く生きられないので、これを見た者が程なく死に至るのは当然の事だ。
つまり、郷子は間もなく死んでしまう!ぬ〜べ〜は急いで郷子の幽体を捜しに出る。
教室に帰ったと思われた郷子は、隠れてこれを聞いていた。
ぬ〜べ〜は街中を捜し回るが、街は浮遊霊でいっぱいだし幽体に意志がない為どこへ行くかわからない。
しらみつぶしにするしかない。
その頃、郷子のドッペルゲンガーは「放課後……童守公園ブランコの前」と呟きながら街をさまよっていた。
教室では何も知らない美樹が広にバレンタインの話題を振る。ここでようやく、広は郷子の言葉を理解した。
同時に、郷子が倒れたとの知らせが飛び込む。保健室に担ぎ込まれた郷子の脈はどんどん弱まる。
郷子は人払いして広と二人きりに。広は心配させまいと明るく振舞うが、話を聞いていた郷子は弱気だ。
震える手で広にチョコレートを渡そうとするが、そんな形見のチョコなんか欲しくない。
元気になってから受け取ると広は叱咤する。今にも事切れそうな郷子。
ぬ〜べ〜が戻ってきたが幽体は見つかっておらず、見当もついていない。
せめて剥離直前に行きたいと強く願っていた場所があれば…
それだ!
「放課後 童守公園ブランコ前」に一縷の望みを託すが、果たして郷子はそこまで強く思っていたのだろうか…
郷子を抱え、神様に祈りながら目的の場所へついた。いた!が、もう本体の息がない!
急いで鬼の手で幽体を郷子の体に戻すと、無事、息を吹き返した。
「今度は受け取ってよね」 郷子は改めてチョコを渡す。その様はしっかりクラスメイトに見られていた。
必死で義理だと訴える郷子と、隠すから大げさになると開き直る広。
一方、ぬ〜べ〜はリツコ先生から大きな義理チョコを貰ったのでした。
めでたしめでたし。
この二人は絶対に結ばれると思ったんだよな
そのうち広x郷って同人誌が出そうだな
鬼の手で行く先を予想することはできないのか?
除霊とか悪魔祓いとか祈祷とか、近年、ブームに便乗して悪徳商法まがいのものも多くなった。
昔はそうではなかった。近所のおじちゃんおばちゃんが祭壇を持っていて気軽に除霊をしてくれた。
そう…霊能者とは子供にとって身近な存在だった。だが今ではもうそんな人々も少なくなってしまった。
彼は……その生き残りかもしれない。
鵺野鳴介25才 職業:学校教師
地獄先生ぬ〜ぼ〜
区立童守小学校 5年3組の教室にて。ぬ〜ぼ〜先生からお祭りについての注意が述べられていた。
先生も来てくれるんだろと問われるが、ぬ〜ぼ〜は今夜、マドンナの今井先生とポルシェでデート。
帰り道、皆はぬ〜ぼ〜が来ない事を残念がっている。
ぬ〜ぼ〜の怪談を楽しみにしていて、ぬ〜ぼ〜が来ないんじゃ行ってもしょうがないとまで言う。
そんな中、一人悪態をつく生徒がいた。アキラはぬ〜ぼ〜の人気に納得がいかないようだ。
引っ越してきたばかりで事情を知らないアキラにクラスメイトが語るには、
何を隠そうぬ〜ぼ〜先生は霊能力者だと言うことだ。笑って相手にしないアキラに更に語る。
先生の左手の手袋、あれは子供のとき鬼を祓うのに失敗して手が「鬼の手」になったかららしいと。
それでもアキラは信じない。
そこにぬ〜ぼ〜がポルシェで通りかかる。が、車の挙動がおかしい。
飛んだり跳ねたり転がったり、とんだ欠陥車に今井先生にも逃げられそうだ。
ここでぬ〜ぼ〜、正直に告白。
実はこの車、持ち主を3人も殺しているいわくつきの事故車で、その除霊がまだなのだ。
という訳でぬ〜ぼ〜は早速除霊に取り掛かる。生徒達は喜んでギャラリーと化した。
「南無大慈大悲 救苦救難 広大霊感白衣観音…」
こんにゃろー スキマ入りやがった 反撃してきたなっ うろちょろすんな!
神妙に見守るアキラの前で繰り広げる除霊は、ゴキブリ退治の様相を呈していた。
しかし、今時幼稚園児でも信じないようなインチキにクラスメイト達は大喜びだ。
が、成功率50%と言われる除霊は結局失敗したようで、今井先生は怒って帰ってしまった。
てーことはデートはキャンセル、ぬ〜ぼ〜はお祭りに引っ張り出された。アキラは面白くなさげだ。
祭りが終わり、お菓子を貰って意気揚々と帰る児童達。そうそう、「ものほし」にもお菓子をやらなくちゃ。
川岸の地蔵にお菓子を供え、ぬ〜ぼ〜がお経を唱えている。
「ものほし」とはこのドブ川にでる幽霊の事だ。
20年前の祭りの夜、一人の子供がいじめを苦に自殺した。プールの栓を抜き、排水口に身を投げて…
死体は狭い下水道を何十mも流され、出てきた時にはぐちゃぐちゃに腐ってた……!
でも、なんでそれが「ものほし」?
その死んだ子は、祭りで貰える菓子袋をとても楽しみにしていた。
ところがいじめっ子に意地悪されて貰えなかった。だからそれ以来、毎年祭りの夜になると…
「お菓子がほしいよ〜ほしいよ〜」と、物欲しそうな声が聞こえてくるのだ。
まるで給料前のぬ〜ぼ〜みたいにw
これを人気取りの作り話だと感じたアキラ。彼はこういうのが大嫌いだ。
前の学校にも話の上手い先生がいたが、その先生は彼がいじめられているのを見てみぬ振りをしていた。
だから、アキラは誰も信じない。アキラは地蔵をけり倒し菓子袋を踏みつける。地蔵の首はもげてしまった。
みんなクラスに馴染むよう気を使ってるらしいが、余計なお世話だ。アキラは走り去る。
たたりを心配するクラスメイト。はっきり言って非常にヤバい!
川岸に座り込み、自分の行動を後悔するアキラ。本当は仲良くなりたいのに…
「ほしいよ〜〜」 どこからか、声が聞こえる。さてはクラスメイトの仕業だな。出て来い!
「ほしいよ〜〜」 すぐ後ろの下水管から出てきたのは、どろどろに腐ったナメクジのような人の手首。
アキラは悲鳴を上げ、荷物も持たずに学校に逃げ込んだ。
「ほしいよ〜〜」 声は足元から聞こえた。側溝から伸びた手首が、アキラの足を掴む。
校内を裏庭に向かって走る。そこからなら家も近い。が、側溝から無数に腕が伸び、アキラの行く手を阻む。
学校の回りは全てドブに囲まれている。どこにも逃げ場が…ない!
ものほしに詫びながら、一人校内を逃げ回る。何かにぶつかった。
思わず悲鳴を上げるが、それはぬ〜ぼ〜とクラスメイト達だった。心配して助けに来てくれたのだ。
プール脇の更衣室に移動し、お経を唱えるぬ〜ぼ〜。
お経を知ってるならインチキじゃなさそうだとアキラは見直しかけたが、白衣神咒の途中からアドリブだって。
除霊なんざナンパと同じ。気迫と根性で呼び寄せて力づく…って、あんたナンパ失敗だらけやん。
などという冗談はさておき、いよいよ霊を呼び寄せる!ぬ〜ぼ〜が一括すると、それは現れた。
直視すると吐き気を催しそうな、天井まで届こうかという高さの腐った棒。
顔と手の名残り、そしてむき出しの肋骨が、かろうじてそれが人であった事を思い出させる。
亡霊「ものほし」。
その名の本当の由来は、狭い下水管を流されて物干し竿のように変形した姿からだった。
アキラは先程の非礼を詫び、改めて菓子袋を供えようと近づく。これで成仏してくれる筈……
いや待てよ!?子供とはいえ菓子くらいで迷って出るか?地蔵まで建ててるのに。
そういえば、ものほしは友達のいない一人ぼっちのいじめられっ子…ひょっとして奴が欲しがってたのは…
「待てアキラ!ものほしに近づくな!」
ものほしがアキラに襲い掛かる。ものほしが欲しがっていたのは菓子袋などではなく、友達だったのだ。
それも、一人ぼっちの寂しさを知るアキラのような友達を。アキラはプールの中に引き込まれた。
ぬ〜ぼ〜はそれを追ってプールに飛び込み、真言陀羅尼によって封じられた鬼の力を解放した。
左手の手袋を外すと、そこには鬼の手があった。
それはこの世のものならぬ霊体で、霊を物理的に攻撃できるただ一つの武器。
鬼の手でものほしに殴りかかると、アキラは水上に投げ出された。すかさずクラスメイトがキャッチする。
友達が欲しいだけと訴えるものほしをぬ〜ぼ〜は説得する。あの世には仲間がいると。
水上でぬ〜ぼ〜の心配をするアキラ。だが、クラスメイトは「必ず勝つ」と自信たっぷり。
除霊成功率50%というのは全ての場合を含めてのこと。
教師たるぬ〜ぼ〜が生徒のために戦う場合、その成功率は…
「100%!!!」 説得に成功したぬ〜ぼ〜が上がってきた。ものほしは納得して成仏したようだ。
この人は…本物だ…!
次の日からアキラはクラスの人気者になった。なにしろ、「鬼の手」を見たのは彼一人なのだから。
でも、呪いのネックレスを持って今井先生を追いかけまわすぬ〜ぼ〜は、本当に同一人物なのかなあ?
めでたし めでたし!?
ぬ〜べ〜先生の妖怪大百科
その13 霊と人形
Tプロダクションの怪獣置き場に出るという。ヒーローに殺された何十、何百という霊が蠢いているというのだ。
このため、撮影所内に全国の子供達を集めて合同慰霊祭を行った。つくも神の典型である。
その14 てけてけ
二十数年前の北海道、雪の降る真夜中にディーゼル車が飛び込み自殺の女性を轢いた。
運転士が駅まで連絡に行っている間一人車内に残る車掌。ズブッ…ズズズ…
外から何かを引きずる音か聞こえる…それは隣の車両によじ登ってきた。そして音もなく開けられるドア…
運転手が戻ったとき、車内には誰もおらず、轢いた女性の半身も見当たらない。
ふと見上げると、電柱の上に車掌がよじ登って凍死していた。
その背中には上半身だけの女の死体がしがみついていたという。
その15 こっくりさんと自己暗示
こっくりさんで霊が降りてくるのは稀で、殆どは自己暗示。
なので「霊が帰った」という自己暗示をかけるためにいろいろな迷信を作り出して信じ込んでいるのである。
しかし、本当に霊が降りてきた場合は決して帰ってくれない。
そしてそれが霊の仕業か自己暗示かは傍目にはわからない。まさに百害合って一利なしのゲームだ。
その16 夢魔
インクブスはラテン語で「上に乗る」「のしかかる」といった意味。思春期の女性のもとにしか現れない。
この色情霊は黒いモヤッとした姿で、セクロスして子供を産ませる。この子供は強力な魔力を持っているという。
一方、男性相手の夢魔は絶世の美女で、男を誘惑して精を吸い取り殺してしまう。
この殺され方は気持ちいいらしいが、醜男の前には現れないらしい。
その17 ドッペルゲンガー
意志を持つドッペルゲンガーは「生霊」と呼ばれる。源氏物語の六条御息所などその最たるものではないだろうか。
ドッペルゲンガーは一人に一つとは限らない。また、その意志は剥がれた時のまま、いつまでも消えないようだ。
その18 地獄先生ぬ〜ぼ〜
ぬ〜べ〜の元祖。
増刊読切>週刊読切>連載 で1年近くかかるので、設定や絵柄も変わっている。
次巻予告 (サッカーユニフォーム姿の広・克也・まこと)
広:お次は4巻だぜ!
アキラカワイソス。読切だと性格結構変わってるな
清純美樹(笑)
ものほしが気持悪すぎる件について
”A”に出会うとこう聞かれる。 「赤が好き? 白が好き? 青が好き?」
青と答えれば水に落とされて殺される。
白と答えれば体中の血を抜かれて殺される
そして赤と答えれば、血まみれにされて殺される…
#24 「A」がきた! の巻
”A”が来るとき、大人たちは妙によそよそしくなるという。
放課後、係の仕事をしている広・郷子・美樹に早く帰れと言うぬ〜べ〜の口調もどこか厳しい。
悪ふざけをしながらなかなか帰らない3人を、ぬ〜べ〜は怒鳴りつけた。
腑に落ちないまま下校する3人に街の大人たちも冷たい。
町中が慌ただしく、パトカーもひっきりなしにパトロールしている。
見れば、大人はみな”A”と書かれたチラシを持っている。
町中の大人から「早く帰れ」と厳しくされやさぐれながら帰る3人に、不気味な人物が声をかけた。
全身を真っ赤なマントで覆い、頭には鍔の広いシルクハット、顔はマスクで隠されている。
怪人は3人に問う。 「赤が好き?白が好き?それとも青が好き?」
これに広は赤、郷子は白、美樹は青と答えた。
すると、怪人は焼けただれたような手では美樹を捕えて飛び去った。
すぐさまぬ〜べ〜に知らせると、教師たちは「A」が出たと大騒ぎで警察に通報する。
一体何が起こっているのか。”A”とは何なのか。
知らないほうがいい、と教えてくれないので件のチラシを見るが、
そこには「Aが現れました」の一文と、警戒区域が記されているだけだった。
日本中の大人は皆知っていて、それだけで分かるらしい。
ぬ〜べ〜がようやく教えてくれた。
”A”はれっきとした人間で、30年以上も捕まっていない殺人鬼だ。
下校中の子供ばかり100人以上も惨殺した通り魔で、当時街には厳戒令が敷かれ、
恐怖で休む子供が続出したという。
それで大人たちは子供達を安心させる為に真実を隠し、”A”のことを作り話だと信じ込ませた。
そして、もし奴が現れたら子供達を早く帰して大人だけで対決する事に決めたのだ。
それは、子供が知ってはいけない大人だけの秘密。
ぬ〜べ〜は広と郷子を職員室に残し、美樹を助けに向かう。
しかし相手が人間では霊能力も役に立たない。
「青が好きと言った子供は水に落とされて殺される」
Aだ。屋上の貯水槽で一体何を…まさか!!
貯水槽を覗くと、その底に美樹が沈められていた。体中に石をくくりつけられて。
ぬ〜べ〜の必死の救助で、美樹は息を吹き返した。
もしあのままだったら、何ヶ月も貯水槽の中で発見されずにいた事だろう。
Aは質問に答えた子供を狙っている。広と郷子が危ない!
先生達の話では、Aは元は普通の床屋だったという事だ。
子供のイタズラが原因で店が火事になり、自らも大ヤケド。それで子供を憎んでいるらしい。
それにしたって関係ない子供まで殺すなんて。郷子が何気なく窓を開けて外を見ると…
「白が好き」 バンジージャンプの要領で、Aが頭上から襲い掛かる。
「白が好きと言った子は 血を抜かれて殺される」
Aは郷子を逆さ吊りにし、喉にストロー状の刃物を突き立てる。ストローから郷子の血が噴出す!
「赤が好きといった子は…」 巨大な鎌を広に向けて振りかぶる。
「血まみれになって殺される」 鎌が振り下ろされる!
同時にAの顔に鉛筆削りが投げつけられた。広は傷を負ったが、致命傷には至ってないようだ。
「赤が好き?白が好き?青が好き?」
ぬ〜べ〜に向き直るA。割れたマスクから覗く顔は、醜く焼けただれている。
ぬ〜べ〜と格闘戦を繰り広げるAは結構強く、ぬ〜べ〜は人間だからと容赦する事をやめた。
「幽体摘出」 鬼の手でAに掴みかかり、その肉体と幽体を強引に剥がす。
さしものAもたまらず悲鳴を上げるが、怪力をもってぬ〜べ〜を振り払った。
その拍子に、Aのマントにストーブの火が燃え移る。
Aは一段と大きな悲鳴を上げて、燃えながら階下に落ちた。
病院に担ぎ込まれた郷子も意識を取り戻した。
Aは本当に人間だったのだろうか。人間もあまりに心が醜くなると、妖怪と化すのかもしれない。
人気のなくなった校内に、顔面から血を撒き散らしうつ伏せに倒れるAの姿があった。
死んだと思われていたAはなんと起き上がり、夜の街へと消えていった…
それはもう人間ではないのかもしれない。
いや、大人ですらその存在を世の中から隠してしまいたい程の超現実的恐怖
それを人々は妖怪と呼ぶのかもしれない。
これは怖い・・・・・・Aってホントにいるのか?
郷子、よく生きてたな。
Aが生きてたのは残念だけど、お陰でぬ〜べ〜が殺人罪に問われなくて済んだ。
まあ、死んでても正当防衛だが。
どっかで見覚えがありそうな殺害方法で殺されかけた美樹もヤバかったよ
#25 おとないさんがとおる の巻
君は「おとないさん」を知っているか?「おとない」とは「訪(おとな)う」「訪れる」という意味である。
それはふすまや戸が半開きになっているとやってくるという。
晶の弟・圭介がふすまを半開きにしたまま遊んでいる。ふと気配を感じてそちらを振り向くと…
ふすまの向こうから何者かの腕が伸びていた。
悲鳴をあげて晶に助けを求めると、ママが説教しだした。
だらしない子のところには「おとないさん」が来て、何度も見ると尻尾が生えてくると。
怖がって部屋の掃除を始める弟を見た晶はママに抗議するが、ママは一向に意に介さない。
圭介の躾の成功で自信を持ったママは、「おとないさん」をPTA推薦で校内に広め始めた。
PTAの勢いに押されたぬ〜べ〜も思わず公認。それにしても、広の所には真っ先にきそうな霊だ。
そんな中、おとないさんを恐れるあまり窓を閉める事に神経質になった圭介が2階から転落してしまう。
晶はぬ〜べ〜に猛然と抗議する。大人が気軽につく嘘が、どれ程子供を傷つける事か。
広も、父親の嘘を真に受けてキャバクラを観光地だと勘違いしていた事があった。
ぬ〜べ〜はママを説得してこの無神経なキャンペーンを撤回させようと言い出すが、
ママはやり手だからこんなお人好しの若造には荷が重いかも。
ぬ〜べ〜先生もやる時はやるのだ。PTAのおばさんなんかチョチョイのチョイと…丸め込まれてしまった。
ママのお酌ですっかり酔っ払っていい気分。なんて頼りがいのない…
圭介を安心させる為に除霊の真似事でもしようかと相談する晶・広・郷子。
急に圭介が寒がり出した。顔も真っ青だ。部屋で寝かせよう。
ぬ〜べ〜はママ相手に酒癖の悪さを見せ付けていた。
酒が切れたと席を外すママを横目に、してやったりとぺロリと舌をだす。
「来る、来るよ」とうなされる圭介。
ぬ〜べ〜を呼ぼうと広がふすまを開けると、半開きになっていた奥のふすまに何かが見える。
目を凝らしてよく見ると、誰かの手のようだ。「誰か」は次第に全身を現す。
それは、死に装束をまとった幽霊。おとないさんは実在したのだ。
広は幽霊に対し強い態度で挑むが、幽霊はキレて襲い掛かってきた。
晶と郷子が駆け寄ろうとした瞬間、ふすまから複数の腕が突き出し
グロテスクなおとないさんの大群が部屋に押し入ってきた。
おとないさん達は一列になって、通りゃんせを唄いながら壁を通り抜けて外へ出て行った。
出て行った先では、ぬ〜べ〜が塀や電柱に鳥居の絵を描いていた。
曰く、晶の家は霊道(霊の通り道)らしい。
無縁仏が自分を供養する為に死んだ場所と神社を往復する。その途中に晶の家がある。
戸には別の世界を覗く作用があり、戸が開いていると霊達はそこで立ち止まって覗いていくのだ。
だが、こうして道標を示せば大丈夫。霊道が変わって晶の家を通らなくなるだろう。
おとないさんは躾の為の霊などではない。人恋しさのあまり現世を覗き見た、可哀そうな霊なのだ。
そこへ丁度、買い出しを終えたママが帰ってきた。
除霊が済んだと帰った一行を見送ると、余計なことをとせっかく描いた道標を消してしまった。
布団の中で、懲りずに新しい霊を考えようとするママの上をおとないさんが横切る。
次の日、ママは学校中のおとないさんのポスターをはがして回ったという…
下手したら子供がグレそうなママだな…
あと晶の弟、最初妹かと思った。
#26 100万枚の不幸の手紙 の巻
郷子は街で美樹を見かけた。実に幸せそうな顔でポストの前に立つ美樹。
ラブレターでも出すのだろうかと覗くと、それはなんと不幸の手紙。
郷子の制止も聞かず、美樹は軽い気持ちで数通の葉書を投函した。
数日後、不幸の手紙は学校中に広まっていた。
あんびりーばぼー、このクラスに不幸の手紙を流行らせて喜ぶヤな奴が!?
何の信憑性もないから破り捨てろと指導するぬ〜べ〜は前科者の美樹を疑っている。
こうして美樹の手紙はどんどん広まっていった。他の学校、他の町、他の県。ついには日本中に。
そして1ヶ月が過ぎる頃、それは100万枚を超えるまでに膨れ上がっていた!
この頃から、手紙はある種の不思議な力を持つようになる…
ある朝、美樹の下に厚さ数センチにも及ぶ葉書の束が届いた。
それは全て美樹に宛てられた不幸の手紙。それも日本中から届いている。
放課後、郷子は偶然だと慰めるが、美樹は霊的な力を疑っている。自分が仕掛け人なのに。
ぬ〜べ〜に相談すればとのアドバイスも、叱られるのが嫌で却下。
家に帰った美樹を迎える母親に小さな虫がまとわりついている。
次の瞬間、ベランダが崩れ落ちて母親は全治1ヶ月の怪我を負ってしまった。
手紙の呪いだと確信した美樹は、急いで葉書を買いに走る。呪いを裂ける為に500枚の手紙をさなければ。
翌朝、更に届く不幸の手紙。周りには虫がたかっている。手紙は300枚はある。それでも全部書かなければ。
学校を休み、貯金を下ろして郵便局に向かう。しかし3000枚ともなると本局まで行かないと売ってくれない。
本局へ向けて電車を待つ美樹の周りを昨日の虫が飛び回っている。
電車が到着する間際、側にいた人がぶつかり美樹はホームの下に転落、電車は無常にもその上を通る!
ホーム下のスペースに逃げ込み事なきを得たが、危ないところだった。
ようやく3000枚の葉書を調達して家に帰ると、庭には更なる不幸の手紙が溢れ返っていた!
これじゃあいくら出しても追いつかない。
不幸は更に重なる。
室内の金魚鉢が日光を集めて新聞に引火し、収れん火災を引き起こした。美樹は必死に消化を試みる。
そこに駆けつけたぬ〜べ〜とクラスメイトが火を消し止めてくれた。郷子が報告したようだ。
それにしてもここまで大きくなるとは とぬ〜べ〜。
不幸の手紙に人を不幸にする力はなく、むしろ出した人が不幸になる。
不幸の手紙は全国を回る間に、とんでもない物を連れて最初に出した者のもとに帰ってくるのだ。
ぬ〜べ〜はそれを具現化させる。小さな蝿のようなものが寄り集まり、怒りの面を現している。
それは、不幸の手紙を受け取った人達の恨みの念だった。念は美樹を狙って攻撃を仕掛ける。
不幸の手紙に人を不幸にする力はないが、手紙を受け取った人が不幸に見舞われたとき、
それを手紙の所為だと感じる。その恨みが、生霊となって復讐を果たしに来たのだ。
鬼の手を通じて、生霊の思念が美樹に伝わる。ある者は受験に失敗し、ある者はペットを喪い…
当然、美樹にそんなつもりはなかった。鬼の手で美樹の念を増幅させ、精一杯謝る。
何度も謝って、ようやく生霊は消滅した。
死ぬかと思った。反省を促すためにあんな危険な目にあわせるなんて酷いと美樹は抗議する。
が、鬼の手で殺せない生霊を退治するにはああするしかなかった。
見ると、ぬ〜べ〜の背中は美樹を庇って傷だらけだ。
(ごめんなさい、もう二度とおばかな事はしません。
たぶん…で、でも ちょっとはするかもしれません…)
反省の足りない美樹に、少し残っていた生霊からバチが当たったのでした。
こっくりさんの時といい、この娘は…
美樹につける薬なし(´・ω・`)
だめだこいつ・・・はやくなんとかしないと・・・
#27 宇宙人、童守町に現る! の巻
塾で遅くなり、夜中に帰宅中の秀一。
強い光に振り向くと、上空に飛行物体が。これは…UFO!
翌朝、昨晩の出来事を嬉々として語る秀一に聴衆の女生徒も興味津々。
幽霊は信じてもUFOには懐疑的な広達に、
UFOおたく秀一は自慢のUFO写真コレクションを披露して熱くロマンを語る。
そして、昨夜のUFOを呼び出すために豪華料理を餌に広達をチャネリングに誘う。
テレパシー能力を期待してぬ〜べ〜にも参加を請うてみるも、
そこは霊能力者、ろくろ首は信じてもUFOは信じてもらえない。
その夜、学校の屋上。
結局チャネリング大会は子供だけで行う事になったが、秀一はぬ〜べ〜の霊水晶を借りて来ていた。
いきなり料理にがっつく仲間を制してチャネリングを開始する。
10分経ち、1時間経ち…UFOとのコンタクトは取れない。
腹をすかせた仲間はいい加減痺れを切らし、チャネリングをやめて料理に飛びついた。
その時、一行の頭上をかすめてUFOが裏山に着陸した。急いで追いかけて陰から様子を見る。
地上スレスレに浮かぶUFOの下で、今まさにミステリーサークルが作られている。
異常を嗅ぎつけて野犬の群れが集まってきたと同時に、UFOから二人の宇宙人が降りてきた。
大きめの頭に大きな目と長い手を持つ、グレイと呼ばれる宇宙人。人類と友好的な種族だ。
友好的…な筈のグレイは野犬に手を伸ばすと、指から発せられるビームでその腹を開き、
乱暴に内臓を引きずり出した。キャトルミューティレーションという行為で、研究資料として
動物の内臓を採取していると言う事……だが……
グレイ達は引きずり出した内臓をずるずるくちゃくちゃと食べ始めたではないか!
それでも人類には友好的な筈。秀一達に気づいたグレイは素早く寄ってきた。
グレイは秀一が差し出した高級料理をビームで溶かすと、彼の服を脱がし始めた。
今にも秀一に向けてビームが発せられそうだ。
次の瞬間、グレイはぬ〜べ〜に殴り飛ばされた。秀一に一言苦言を呈するぬ〜べ〜。
秀一は無断で霊水晶を持ち出していたらしい。それにしても、鬼の手が有効な宇宙人って一体?
今度はUFOが体当たりしてきた。白衣神咒を唱え、鬼の手で一閃!UFOは消滅した。
あれは宇宙人ではなかった。
クリッターといって、大気圏内で生きるエーテル体(霊物質)でできた生物。つまり妖怪だ。
不定形で分裂したり合体しながら飛行する。
UFOの動きは機械よりも生物に近い為、最近ではこのクリッターが正体ではないかと言われている。
無神経に笑い飛ばす美樹を横目に、ロマンを踏みにじられた秀一は涙ぐむ。
「だめだろ、これしきのことで自分の夢を投げ捨てちゃ
今回はたまたまハズレだっただけさ。本物の宇宙人だってきっとどこかにいるに違いない。
こんなにたくさん星があるんだからな。」
爽やかにフォローするぬ〜べ〜に対し、秀一は相変わらず生意気なのでした。
犬のはやりすぎだろ
車に引かれた犬の死体のお腹(ryを見たことを思い出したよ
見てられんよ
秀一はなんか汚れ役が定着したな
宇宙人だ妖怪だ幽霊だっていろいろあるけど、案外根は同じ存在なのか?
河童を見たとして伝えられた話が、どう見ても宇宙人の話にしか見えないという
話も聞いたことがあるし。
#28 三匹が斬る! の巻
春一番が吹き荒れる登校風景。強い風はミニスカートの美樹に読者サービスを促す。
その同じ風で、郷子が足に怪我を負った。傷口がぱっくりと裂けているが出血は少ない。
かまいたちの仕業だとぬ〜べ〜は解説する。
かまいたちとは3匹一組の妖怪で、父親イタチが人を転ばせ母親イタチが鎌で切りつける。
そして子供イタチがすぐに薬を塗るので傷は塞がり出血も少ないのだ。
イタズラ好きだが悪い妖怪ではない。
迷信だ、それはつむじ風だと信じない者もいるが、そのつむじ風を起こしているのがかまいたちだ。
ちなみに、動物園にいるのはカモノハシ。まったくの別物だから間違えないように。
まことが暗い顔で登校してきた。家で飼っていたハムスターのブチ助が死んで沈んでいる。
立ち直れないまま放課後を迎え、とぼとぼと帰るまことは風で飛ばされて来た白衣観音経を見つけた。
経文に何かが絡まっている。ブチ助!?…じゃない、両手がハケになった、薬を持った小動物。
おそらく妖怪だろう。経文が絡まって捕まったようだ。経文を探すぬ〜べ〜から、とっさにそれを隠す。
その様子を陰から見ている、2匹のかまいたち…
思わず妖怪を連れ帰ってしまったが、まことはこれをブチ助の生まれ代わりとして飼う事にした。
同時刻、酔っ払いにかまいたちが襲い掛かった。酔っ払いは重症を負い、
屁こいて赤チンつけてまっかっか。こんなとこまで読むなよ。(中略)アシよ、ホモビデオ早く持って帰れ。
同様の事件が相次ぎ、翌朝の新聞に取り上げられた。
イタズラ程度のかまいたちがここまでするとは、かまいたちのバランスが崩れたか?
かまいたちの転ばす・斬る・薬を塗るという行動は3匹揃って初めて成立するが、
1匹でも欠けると完結しない。よって、残った2匹は完結するまでいつまでもその行動を繰り返す。
特に薬を塗る者がいなくなった場合、転ばす・斬るを繰り返す通り魔妖怪となるので厄介だ。
これは調べてみる必要がある。
これを聞いたまことは、自分が連れ帰った妖怪がかまいたちの息子である事に気づくが
あくまで飼い続けるつもりだ。が、ぬ〜べ〜に見つかってしまった。
ぬ〜べ〜の説得を聞かず、ブチ助を連れて逃げ出すまこと。
そこへ校庭にかまいたち出現の知らせが飛び込んできた。逃げ遅れた秀一が背中を斬られてしまった。
経文でかまいたちの姿を出現させると、それは当初の姿とは似つかない、実に凶悪で獰猛なものだった。
おまけに血の味を覚えてしまったようだ。こうなってはただの凶悪妖怪、鬼の手で始末せざるを得まい。
まことが抱える子供かまいたちに、広が気づいた。だがぬ〜べ〜が親2匹を倒せば問題ないと、
ブチ助を手放すつもりはない。おまえだってその方がいいらろうとブチ助に指を近づける。
が、ブチ助はその指に牙を立て、明らかにまことを威嚇している。
この子はブチ助じゃない。まことはようやく独りよがりから目を覚ました。
校庭ではぬ〜べ〜が苦戦している。風の妖怪だけに動きが速く、一瞬の油断も許されない。
手助けしようと郷子がかまいたちに石を投げつけるが、それがアダとなった。
斬るいたちは郷子に矛先を変え、それから守ろうとしたぬ〜べ〜のわき腹に鎌が深く、深く食い込む。
絶体絶命かと思われたその時、間に入ったのは子供かまいたち。
ぬ〜べ〜や怪我を負った生徒達に薬を塗って回ると、致命傷が嘘のように傷が塞がった。
子供が戻って残りの2匹も大人しくなった。妖怪も親子の絆は強いようだ。
もしかしたら子供を取られて怒っていたのかも。
けどまあ、動物を飼うのはいい事だ。給料日だし先生がペットを飼ってあげよう。
……しかし、最近はペットも結構な値段であった。
三匹が斬る!ってwふっるー
はぅ〜、妖怪かあいいよぉ・・・お持ちかえりぃ!
マッチは黒歴史だがな
#29 水の底の暗い顔 の巻
それは、最初はただのシミだったのかもしれない。
ただ人の顔に見えるというだけで、瞬く間に生徒の間に噂が広まった。
そのシミに向かってこう言うのだ。
「やみ子さん やみ子さん おこし下さい やみ子さん やみ子さん おこし下さい」
便器に浮かんだ不気味な顔をサンポール鬼の手で除霊したぬ〜べ〜のもとに、美樹と晶が駆け込んできた。
教室では広と太目の悪ガキ、自称3組のボスの ×キンタマサル ○金田勝 がにらみ合っていた。
広の挑発に耐えかね必殺の電車道─…をお見舞いするが、
技名を言い終わる前に広が適当に蹴ったボールであっさりカウンター。
教室に入ってきたぬ〜べ〜に向かって飛ばされていった。
広を咎めようとしたぬ〜べ〜だが、ケンカの原因は金田にあった。
ノロちゃんをいじめている所を広が庇ったのだそうだ。
クラスの女子は皆広の味方だ。ぬ〜べ〜、思わず同情。
気に入らねえ!広が転校してくるまでは俺の天下だったのに。正義漢ぶりやがって!
という訳で、子分二人を従えて作戦会議。だがその子分すら広に勝てるわけないなどと言う。
スポーツでも、女子の人気でも、明らかに広の方が上。
だが、そんな広にも弱点があるらしい。トイレが怖いのだ。
以前トイレの花子さんをモロに見て以来(2巻#9
>>814)、トイレに一人で行けなくなったそうだ。
花子さんの顔を思い出したが最後、足が震えて立っていられなくなる程だという。
放課後、金田は誤字だらけの挑戦状で広を3階トイレに呼び出した。弱点の話を切り出すと広は動揺した。
同時にカセットテープで「やみ子さん やみ子さん おこし下さい」と再生する。
広の膝が笑い出したところで間髪いれずに強烈な右をお見舞いした。無抵抗の広に更に加撃。
ようやく気も晴れてテープを止めるが、スイッチを切ってもテープは止まらない。
悪寒がして便器を見ると、複数の便器にやみ子さんの顔が浮かんでいる。
日頃からぬ〜べ〜の除霊につきあっている広は何が起こっているのか察したようで、
早く逃げないと大変なことになると言い出した。
何気なく壁を触ると、ブヨっとした感触。そこにもやみ子さんが浮かんでいた。
テープの声が繰り返す度、顔が一つずつ増えている。おまけに、トイレの戸も開かなくなっている。
やみ子さんはいよいよ便器から這い出そうとしている。
たまらず、窓から逃げ出そうと足をかける。ここは3階だが下はプール。死にはしないだろう。
ところが、そのプールにさえも一面にやみ子さんが浮かび上がっているではないか!
思わず足を滑らせて転落しかけた金田を、広が掴んで支える。
カッコつけてるわけじゃない。目の前で死なれたら寝覚めが悪くなる。
が、それも限界。もろともに落下しそうになったその時、ぬ〜べ〜が二人を引き上げた。
ぬ〜べ〜は二人と郷子を除霊のために下水道に連れてきた。
去年の台風で一人の女性が下水に流され、未だに発見されていない。
そこへ今回のやみ子さん騒ぎ。おそらくその女性が下水を通して助けを求めているのだろう。
霊水晶をかざして遺体を捜すぬ〜べ〜。近くにありそうだ。
広はなぜこんな自分を助けようとしたのか。が、金田の口からでるのは素直じゃない言葉。
足場の狭い下水道でケンカを始めた二人は勢い余って下水を流れる板の上に転落。
板がひっくり返るとそこには…
目をカッと見開き、口を大きく開け、腐乱して蛆が涌いた人の死体があった。件の女性の遺体だ。
二人は揃って悲鳴をあげた。こうして、いがみ合う二人は共にぶっ倒れ…
以後ちょっとだけ仲良く(?)なり、連れションする仲になったのでした。
これなんてジャイアン?
てかキンタマサルってwwブタゴリラ並に酷いなw
下はプールだから死にはしないだろうったって、
プールが校舎に密着してる訳じゃないんだから届かないだろう、JK。
この話しだけは本能で読むのを避けるな
金田嫌いを象徴する話しだから
花咲き誇る草原をゆく列車に揺られて、一人の美少女がぬ〜べ〜を想う。
それにしてもこの車両、やけに冷房が効いているようだが…
#30 なごり雪─季節はずれの雪女 の巻
通学路には桜が満開。もうすっかり春…と思ったら、この季節に雪!?
異常気象だ妖怪の仕業だと騒ぐ中、なぜか遠い目をしているぬ〜べ〜。
雪の妖怪と聞いて誰かを思い出しているようだ。
そんなぬ〜べ〜の机から、美樹が目ざとく記入済みの「結婚診断」を見つけた。
真剣に記入された診断の結果、ぬ〜べ〜の好きな女性のタイプは
「一見クールだが一度好きになると情熱的になる女性」ということだ。
「今まで女の人に『好き』って言われたことある?」
美樹のぶしつけな問いに固まるぬ〜べ〜。いくら本当のことでも言っていい事と悪い事がある。
思わずキレるぬ〜べ〜を遮って、冒頭の美少女がぬ〜べ〜を訪ねて来た。
よほど会いたかったらしく、涙まで流している。
事情がよく飲み込めてない一行に対し、少女は「先生の婚約者のゆきめ」と名乗る。
ぬ〜べ〜に会いにはるばるやって来たらしい。
ぬ〜べ〜に婚約者!天変地異の前触れか、今朝の雪もその所為だ!!!!!!
二人は5年前にスキー場で出会ったという。ぬ〜べ〜は彼女の事を知ってはいるが信じられない様子だ。
そんなぬ〜べ〜を見て、ゆきめは手近な窓に息を吹きかけた。
すると、窓は瞬く間に凍りついた。ぬ〜べ〜は慌ててゆきめを外に連れ出す。
春の雪降る童守公園、生徒達が隠れて見守る中、ゆきめは今回の訪問の訳を語る。
5年前の約束。必ずあなたのもとへ、そして永遠に愛し続けると…
ゆきめの誘いで二人はデートへ。ゆきめは本気でぬ〜べ〜と結婚する気のようだ。
しかし彼女は人間ではない。それは不可能だ。
ぬ〜べ〜は不本意ながら、彼女の苦手とする熱で参らせて山に追い返す事にした。
グツグツに煮えたスキヤキを食べるぬ〜べ〜。対してゆきめは汗だくだ。
人間は毎日、こんな熱い物を食べてるんだ、それが無理なら人間と暮らすなんてとてもとても。
ゆきめが意を決して鍋に箸を伸ばすと、スキヤキはあっと言う間に凍ってしまった。
凍ったスキヤキを美味しそうに口に運ぶゆきめ。これではぬ〜べ〜は食べられない。しめて1万5千円也。
スキヤキで精力をつけた二人は熱気溢れるディスコへとやってきた。
人間は毎晩この祭りに参加しなくてはならないのだ。ゆきめにこれができるか?
ゆきめはイケイケギャルからジュリセンを借りると、それを振って軽く舞った。
するとディスコ会場は凍りつき、熱気を失った会場は老人会の寄り合いのようになってしまった。
サウナでも日サロでもついて行くと言うゆきめ。彼女のほうが一枚うわてだ。
気がつけば辺りは暗い。二人は公園で一息ついている。
「君は俺を買いかぶっている。俺はそんないい男じゃない」と言うぬ〜べ〜に対し、
「人間の女は見る目がないんですね」と、ゆきめは5年前の出会いを語りだした。
────────────────────
5年前、当時大学生だったぬ〜べ〜は吹雪の雪山でスキーコースから外れて迷っていた。
吹雪の音に混じって聞こえてきた銃声。見れば、猟師が小さな女の子を撃ち殺そうとしていた。
ぬ〜べ〜が止めるが猟師は食い下がる。この娘は雪ん子。
大きくなって雪女になったら、好きになった男達を手当たり次第に氷付けにして殺してしまう。
雪ん子を見つけたらすぐ殺す。それが村の掟!雪ん子は全身にヒビが入り、今にも死にそうだ。
ぬ〜べ〜は猟師を殴りつけて気絶させると、瀕死の雪ん子に手当てをほどこした。
それが、ゆきめだった。その時ゆきめは約束した。
この恩を一生忘れない、大人になったらぬ〜べ〜の元へ行き、永遠に愛し続けると。
────────────────────
そして今、ようやくその約束を果たしに来たのだ。陰で聞いている広達は青ざめる。
「愛しています 先生!!」
情熱的に愛を告げると、ゆきめは一瞬でミニの和服に衣替えをした。
「だから…いっしょに来てください。二人だけの…氷の世界へ」
ゆきめには、最初から人間界でぬ〜べ〜と暮らすつもりはなかったのだ。
雪女が人間の男と結ばれるには、男を氷漬けにして連れて行くしかないのだから。
静かに左手の手袋を外すぬ〜べ〜。
抵抗しないで、とゆきめが片手で鬼の手に触れると、鬼の手はいともたやすく凍りついた。
こわがらないで。雪女が愛して氷漬けにした男は決して死ぬわけではないの。
あなたは氷の中で永遠に生き続ける事ができるのよ。
愛し合いましょう。氷の中で、繰り返し いつまでも
それは 永遠の愛…
ゆきめは情熱的な愛と色気でぬ〜べ〜を氷に包んでゆく。
広達はたまらず飛び出した。「あたし達のぬ〜べ〜を離せーっ!」
邪魔をされて気を悪くしたゆきめは、広達にその冷気を向ける。
しかし、ぬ〜べ〜がそれを許さない。
既に全身が氷漬けになっていたにも関わらず、それを砕いて脱出し、ゆきめに鬼の手を突き出す。
その手はゆきめに触れる前に止まった。ぬ〜べ〜にゆきめと戦うつもりはない。
だが、生徒達に危害を加えるなら話は別だ。ためらう事なく、彼女を斬る!
広達も必死に説得する。その暖かさに、溶けてしまいそうとゆきめは涙を流す。
ゆきめは今回は引き返す事にして、一瞬で洋服に着替えた。
だが、あきらめはしない。ぬ〜べ〜の気持ちが変わるまで、ずっと待っているつもりだ。
ぬ〜べ〜も、彼女が嫌いなわけではないと申し訳なさそう。
ゆきめはぬ〜べ〜の唇に自分の唇の感触を残して去っていった。
本当にぬ〜べ〜が好きだったのだ。人間だったらよかったのに。
が、当のぬ〜べ〜は先程のくちづけで凍り付いていた。
本当に人間だったら…と、しみじみ思ったぬ〜べ〜であったとさ…
この雪女はどうせ一回限りの登場だよな
雪女か…銀河鉄道999を思い出した
ラーメンが食えない雪女
雪ん子が5年でこんな色っぽいネーちゃんになるとは。
「ワタシキレイ?」
大きなマスクで口を覆ったロングヘアーの女性が、小学生に問う。
小学生はいぶかしがりながらも 「キレイ…なんじゃないですか たぶん」と答える。
「……これでも…?」 女性はおもむろにマスクを外す。マスクの下から現れたのは…
耳まで裂けた、大きな、大きな、醜い口。
#31 恐怖の口裂け女 の巻
童守小学校では、この隣町の小学生が遭遇した口裂け女の話題でもちきりだ。
「キレイだ」と答えないと切り殺され、「キレイだ」と答えたら「同じ顔にしてやる」と口を切られる。
逃げても3秒/100mの超スピードで追いかけられる。「ポマード」と言うと嫌がって去っていく。
諸々の情報があるが、ただの噂だとぬ〜べ〜。
低学年の児童をなだめるべく、高学年のお兄さん達の様子を見せに行くと…
「ツッパリハイスクールロックンロール」をバックに、80年代ツッパリファッションでキメていた。
口裂け女はポマードが嫌いだというので頭に塗ったついでに、服装も揃えたのだそうだ。
まことに至ってはデーモン小暮閣下のコスプレをしている。その様に下級生は感心。
これじゃいけないと、ぬ〜べ〜は口裂け女退治に乗り出す事にした。
口裂け女──80年代初頭、日本中の小中学生を震え上がらせた謎の怪人物である。
1979年に岐阜県で最初に確認されて以来、日本全国で目撃され、社会現象となった。
学校では集団下校が義務付けられ、福島県ではパトカーが出動する程の騒ぎになった。
口裂け女の口はなぜ裂けているのか?整形手術の失敗だという説が有力だ。
なぜポマードを怖がるのか?手術した医者のポマードがキツく、手術中に何度も吐きそうになったそうだ。
そして手術は大失敗!ふた目と見れぬ醜い顔にされ、怒った彼女は医者を殺して忽然と姿を消したという…
それがトラウマとなり、ポマードを怖がるのだという。
日が暮れるまで捜し回るが、口裂け女は見つからない。仕事の残っているぬ〜べ〜は学校に戻ってしまった。
やっぱりいないんじゃ…と広達も解散しようとしたその時、噂どおりの姿で歩く女性とすれ違った。
ぬ〜べ〜を呼ぶ間に逃げられると判断した一行は、自分達でぬ〜べ〜に代わっておしおきする事にした。
4人で女性を取り囲んで飛び掛り、マスクを剥ぎ取る。やはり、口裂け女だ。
口裂け女は狼狽しているようだが、広達は構わずにありったけのポマードをぶつける。
悲鳴を上げ苦しむ口裂け女。
だいぶ弱ったところで鉄パイプを取り出し袋叩きにしようとすると、逆上した口裂け女が飛び掛かってきた。
素手で塀に穴を開ける口裂け女。弱らせるどころか余計に怒らせてしまったようだ。
それにしてもあの顔や手は人間のものではない。妖怪だ!
口裂け女が更に襲い掛かってきたところで、ぬ〜べ〜が彼女を白衣霊縛呪で封じた。
「そんな化け物ぶっ殺しちゃえ!」 と煽る広に、ぬ〜べ〜は平手を食らわした。
呆気に取られる広、文句を言う郷子。だが…
「ばかやろう!自分のしたことをよく見てみろ」 ぬ〜べ〜に叱りつけられた。
見ると、口裂け女は泣き崩れている。
曰く、この女性は生前、口が裂けている事で周囲に化け物扱いされて自殺したのだそうだ。
キツネつきと言って、低級な動物霊に取り憑かれると顔まで変わってしまう事がある。
彼女はまさにそれだった。
取り憑かれたまま死んだので動物霊と融合し、半妖怪化したままさまようハメになってしまったのだ。
本当は可哀想な霊だったのだ。
それじゃあ、整形手術の失敗説は嘘なのか?
反省した生徒達に、ぬ〜べ〜は江戸時代の妖怪を記した本を示した。
そこに、口裂け女の話が載っていた。それほど昔から存在しいていた妖怪なのだ。
整形手術の失敗説は噂が広がる間に誰かが考えた作り話なのだろう。
だいたい、整形の失敗であんな顔になる事はない。この顔も融合した動物霊が原因だ。
ぬ〜べ〜が鬼の手で動物霊だけを器用に除霊すると、その下からは可憐な、物凄い美女が現れた。
それがあんな顔になってしまったのだ。彼女がどれ程傷ついたかは想像に難くない。
広達が励ますと、女性は涙を浮かべて消えていった。だが、一度妖怪化した霊はそう簡単に成仏できない。
心の傷が完全に治らない限り、いつまた動物霊を融合するかわからないからだ。
もし誰かが彼女の心の傷を広げるような事をしたら…
女性を目撃した小学生が、彼女に心無い言葉を浴びせる。女性の顔は再び醜く歪む…
そこへ、一人の少女がべっこう飴を差し出す。
口裂け女はべっこう飴が大好物だという。
美女に戻り、女性は去って行った。
口裂け女…そのマスクの下の素顔は本当は美しいのかもしれない。
もし彼女に出会っても決して怖がらないでもらいたい。
それが、彼女にとってもあなたにとっても、最善の方法なのだから。
口裂け女こええええええええええええ
広達の気持ちも分からんでもない
実際に子供が襲われてるからな、取り囲まれても文句は言えないだろ
弱点があるとはいえ、子どもだけで妖怪に立ち向かおうなんて無謀この上ない。
#32 妖怪ろくろ首 の巻
風呂上り、寝る前に柔軟体操をしながら霊能力開発の本を読む美樹。
何か面白い記事を見つけたようだ。本の内容を鵜呑みにし、布団に入ってさっそく実践してみる。
これが後に、あの奇妙な事件に発展する事になる…
翌朝、美樹は1時間目から眠そうにしている。
次の時間のテストに備え、保健室で休む事を許された。あんびりーばぼー。
前もってテストの答えがわかればなあ。
などと考えながら眠りにつくと、美樹の首元からシュウシュウと何かが発せられる。
気がつくと、美樹の首が伸びて保健室から飛び出していった。
夢だろうか?本人は空を飛んでいる感覚のようだが…
美樹は職員室に侵入すると、2時間目のテストの解答を見つけ出した。
ふと、リツコ先生と目が合った。リツコ先生は見る見る青ざめていく。そして、教室にまで響き渡る悲鳴。
ろくろっ首が出たと騒ぐリツコ先生を救うべく鬼の手の封印を解くぬ〜べ〜。
初めてこれを見るリツコ先生はパニック気味。そこへ美樹が起き出して来た。
美樹を見るや、リツコ先生はその子がろくろっ首だと言い残して気絶してしまった。
「美樹 おまえ最近どーも妖怪じみてると思ったらやっぱり…」
気を取り直して2時間目、算数のテストだ。 !? なんと夢で見た通りの問題が出ているではないか!
千里眼(遠くのものを見る能力。大江千里の目の事ではない。)を得た美樹は高笑い。テストも余裕だ。
夜。便利な能力を手に入れた美樹はよからぬ事を考える。その為に今から訓練だ。
まずは広の家から。念じながら眠りにつくと再び首が伸び、窓を通り抜けて外に出た。
同時刻、広は尿意をもよおしたがトイレに行くのが面倒で2階の窓から用を足していた。
そこへ現れる美樹の首。あんびりーばぼー!広は悲鳴をあげ、2階からの小便がばれてしばかれた。
「意外とでかかったわねー。次は郷子…」
その頃郷子は鼻歌を歌いながら入浴中だった。美樹は風呂場に侵入し、軽く野次を飛ばす。
郷子は素っ裸のまま、晩酌中の両親の元に飛び込んだ。
この後も、夜食中のまこと、AV鑑賞中の克也、セラムンの人形のスカートをめくる男性などを覗いて回る。
そして翌日。
あの夢が本当かを皆に聞いて確かめれば…などとのん気に登校すると、皆が美樹を待ち構えていた。
「ろくろっ首女だ!」「よくも今まで人間のフリしてだましたな!」「妖怪め!」
皆が容赦なく美樹を攻め立てる。何を馬鹿なことを。何とか言ってよぬ〜べ〜。
が、ぬ〜べ〜さえも真顔で話があるという。美樹は危険を感じて逃げ出した。皆が美樹を追う。
なぜ私が妖怪扱いされるのか?ぬ〜べ〜からも殺気を感じた。倉庫に隠れ、一人悲しみに暮れる美樹。
校内放送の呼び出しで目を覚ました。いつの間にか眠っていたようだ。頭を何かにぶつけた。
気がつくと、はるか下方に自分の体が見える。まさかと思って鏡を見ると、自分の首が数十mも伸びている。
初めて、自分がろくろ首になっている事に気がついた。思わず悲鳴をあげ、皆に見つかってしまった。
「そこを動くな。今すぐ楽にしてやるからな」
「私知らなかったのよ、自分が妖怪だったなんて!おねがい、殺さないで!」
「大丈夫だ。痛くない、一瞬で終わる。」
「私だってぬ〜べ〜の生徒よ!」「根はとってもいい奴なのよ!」
「クラスに一人ぐらい私みたいなのがいてもいーんじゃないでしょーか!?」
ボロボロと涙を流しながら訴えるが、ぬ〜べ〜は構わずに経文を唱える。
ぬ〜べ〜に巻きつきながら尚も懇願するが、ぬ〜べ〜は非情にも鬼の手を美樹に突き立てる!
鬼の手のツメで首の付け根を縦に裂く。すると、その中にもう一つ、美樹の頭があるではないか!
今伸びているのは幽体だった。体質によって目に見える事があるらしい。
ろくろ首とは首が伸びる妖怪だと思われているが、実は幽体離脱が不完全で首から上の幽体だけが
寝ている間に移動する現象だったのだ。丁度、今の美樹のように。
そういえば2日前に本で読んで幽体離脱の実験をしたっけ。
今回も自業自得だった訳だ。皆呆れている。ともかく、妖怪じゃないから殺されなくて済んだ。
ぬ〜べ〜の力でろくろっ首が治った。のはいいけど、またテストか…
「のびろ首〜〜〜」と郷子の答案を覗き込む美樹。全然懲りとらんわ。
この迷惑娘、ついにろくろ首になってしまったかwwww
ミエナイアラスジさんいつもdです!楽しませてもらってます。
ところで流れ読んでなくてスマソだが…文庫18巻か19巻はどの話が入ってるかわかる人教えて下さい。
ぐぐっても文庫版のデータは殆どなくて…orz
死神と玉藻の話が両方入ってる巻はないのかな。
連投申し訳ないorz
玉藻の話でなくて、#249ぬ〜べ〜修業時代あたりまでが入ってる巻が知りたいのですが…
(1994年10月9日 地獄先生ぬ〜べ〜4巻発売中)
真倉翔コメント
漫画家ってやつは、本当に体を使わない。ジョギングを始めて4ヶ月、体力のなさを思い知らされた。
ぬ〜べ〜4巻、広・郷子・美樹達がそれぞれ独走しだしてますます絶好調。
こいつらには、ずっと走り続けてもらいたい。 みんなも応援よろしく!
#24 「A」がきた! の巻
>>906-908 #25 おとないさんがとおる の巻
>>912-913 #26 100万枚の不幸の手紙 の巻
>>915-916 #27 宇宙人、童守町に現る! の巻
>>920-921 #28 三匹が斬る! の巻
>>925-926 #29 水の底の暗い顔 の巻
>>930-931 #30 なごり雪─季節はずれの雪女 の巻
>>935-937 #31 恐怖の口裂け女 の巻
>>941-943 #32 妖怪ろくろ首 の巻
>>947-948 ぬ〜べ〜先生の妖怪大百科
その19 マラソン幽霊
T大学の学生寮に、部屋の壁を通り抜けて寮を1週する「マラソン幽霊」がでるという。
死んだ陸上部員の霊だというもっぱらの噂で、深夜2時になると各部屋から順に悲鳴が上がる。
この霊は学生によって除霊された。霊の通り道にゴールテープを張っておいたら、
このテープを切った霊は嬉しそうに微笑んで、成仏したそうだ。
その20 不幸の手紙
不幸の手紙で、「返事をださないから死んだ」なんていうのは、ちょっと考えれば分かるがありえない。
こんなくだらない事に切手代を使うなら、ジャンプのアンケートを出す方がいいよ。ぬ〜べ〜に○をつけてね。
その21 宇宙人
「路傍のピクニック」というSF小説に登場する宇宙人は地球の人間を特に気にする様子がない。
実はこれ、最も恐ろしい事だ。宣戦布告してくる宇宙人は人間を高等生物とみなしているのでまだ
話し合う余地があるが、人間を虫やバクテリア同然に扱う宇宙人だったら…((;゚Д゚)ガクガクブルブル
その22 雪女
雪女の話は各地に色々あるが、共通しているのは 1.絶世の美女 2.子供には比較的優しい
3.気に入った男には極めて情熱的で気に入らない男には極めて冷たい…理想の女じゃないか?
(ゆきめさんは作者やアシスタントも気に入ってるので、また出るかもね。by郷子)
その23 口裂け女
1.口が耳まで裂けている
2.大きなマスクで口を隠し「あたしキレイ?」 「キレイ」>「これでもォ?」 「ブス」>鎌で切り殺す
3.100Mを3秒で走る 4.ベッコウアメが好き。ポマードが嫌い
5.口裂けの原因は整形手術失敗とも、交通事故とも。 6.3姉妹の末っ子。同じ顔の姉二人あり。
他.赤いコートに白いパンタロン、赤いスポーツカー、”三”のつく場所によく現れる
SEE YOU AGAIN…
「A」のモデルは怪人赤マント。今頃どこで何をしているのか…
仮面のデザインは人形作家の天野可淡氏(故人)の作品を参考にさせていただきました。
金田勝 直訴「俺の出番をもっと増やせ〜」
連載前の読み切りから登場してるのに主演1本でモブにすら殆ど出番がない。ルックスのせいか?
作者をして「陰険なデブ」と言わしめる性格がいけないのか?使ってやりたいのはやまやまなのだが…
おまけイラスト ゆきめ
次巻予告
(ビキニの上を外し胸を片手で隠す美樹、涎を垂らし見とれる克也、広の目を隠す郷子、涙目で叱るぬ〜べ〜)
美樹 :あと1話、あたしの主演作品で4巻は終わりよん 続きが見たい人は5巻もかってね〜ん
ぬ〜べ〜:おまえな〜っ小学生がなんつーカッコを…
怪人スケスケマントはいないのだろうか……………………
美樹は乳も言動も小学生の範囲を超えている
#33 五人目は誰だ!? の巻
世の中には、不幸にも遊びたい盛りの年頃に死んだ子の霊がたくさんいる。
その多くは元気に遊べる君達を羨ましく思っているのだ。
そして、そんな霊が君達を慕って学校に集まってくる。こうしてまた一つ、七不思議が生まれるのだ。
校庭で生徒が遊んでいると体育倉庫に人影が見える。
中を覗くと、首のない子供の霊が一人でボール遊びをしていた。
ぬ〜べ〜の霊視では、年の頃は11〜12歳、交通事故で死んだ子の霊で、
皆が遊んでる姿を見て寂しくなって学校に住み着いたようだ。
すぐにも除霊してもらいたいが、生憎ぬ〜べ〜は葬式に出席する為後回し。
郷子に連絡先を教えて去ってしまった。
先生の都合も考えず文句ばかり言う低学年は、広達をおだてて除霊に挑ませる事に成功した。
ぬ〜べ〜クラスの生徒はみんな単細胞だという噂は本当のようだ。
引き受けたはいいが除霊なんてどうすればいいのか悩んでいると、
美樹が「スクエア」という簡単な降霊法を持ち出してきた。
1.部屋の四隅に一人ずつ立つ。
2.一人目が壁伝いに歩き、隣の人にタッチ。
3.タッチされた人は同じようにまた隣の人にタッチ。
これを繰り返すと4人目は誰にもタッチできないから1周で終わる筈だ。
しかし、なぜか2周以上続いてしまう事がある。このとき現れる5人目が霊だというわけだ。
郷子と克也はすぐに理解したが、広はまだわかっていない。(頭悪い)
葬式に参列したぬ〜べ〜は、胸騒ぎがしていた。
ぬ〜べ〜の前に並んでいたおばあさんが、霊前で歌のようなものを唱え始めた。
言霊(ことだま)といい、言葉の組み合わせによって言葉そのものに霊力を持たせたもので、
これを読むことで霊能力を持たない者でも霊を鎮め成仏させることが出来るようになるのだ。
胸騒ぎは収まらない。生徒達に何か…?
4人は体育倉庫を空にして四隅に散る。
部屋を暗くし、5人目の霊が現れたら各自配られた懐中電灯で顔を照らす手はずだ。
ようやく「スクエア」を理解した広の仕切りで降霊会がスタートした。
当然ながら、スクエアを何度やっても1周でストップしてしまう。しかし30分も過ぎた頃…
そろそろ馬鹿らしくなってきた4人目の郷子の手が、いる筈のない5人目の体に触れた。
1周で終わらない。1時間もグルグル回っている。5人目が確かに現れたようだ。
誰が5人目だ?目の前の人影が霊なのか?4人は疑心暗鬼でスクエアを続ける。
「止まれーっ」 広の号令で一斉に停止し、おのおのが懐中電灯で自分の顔を照らす。
まずは広。次の灯りが郷子と美樹を照らす。そして克也。残る一人が…
と思った矢先、接触が悪い灯りが点いて美樹の顔を照らす。美樹が二人!?
いや、懐中電灯は事前に全員に行き渡っている。つまり、懐中電灯を持っていない方が…
郷子の後ろにいた美樹が姿を変え、ミイラになりかけのような少年が現れた。
予定通りだ、怖がることはない。本番はここからだ。広がぬ〜べ〜の白衣観音経を読経する。
しかし霊に変化は見られず、寂しがって広に抱きついてきた。
霊能力のない者が唱えても無駄のようだ。バットで殴りかかっても空を切るばかり。
なんの変哲もない霊。しかし、霊力のない広にとっては手の出しようもない恐ろしい存在だった。
いつもぬ〜べ〜に助けられていたので霊の恐ろしさを忘れていたのか…
彼 ら は 霊 を 甘 く み て い た の だ
広が殺されてしまう!郷子はぬ〜べ〜に連絡を取る。しかし学校まで1時間。とても間に合わない。
霊力のない郷子達に実体化した霊を鎮められる訳が…いや…
ぬ〜べ〜は先程のおばあさんから言霊を記した紙を借り受けると、その言葉を郷子達に繰り返させた。
「たまみがく為生まれし事を思え つらく悲しき淵に立つ時
いやいやのことでも勇み喜べ 我たまみがく為生まれかわりし事思い
うらみつらむことなかれ 我生まれし事は全てたまみがく為と思え…」
言霊の力で霊は成仏した。戻ってきたぬ〜べ〜は説教するが、済んだ事はしょうがない。
先生の事を改めて尊敬しなおしたようだし、お土産の葬式饅頭をさしだした。
あれ?五つあったのにぬ〜べ〜の分がない。5人目が食べたんじゃないの?
やっぱりあまり尊敬されてないぬ〜べ〜だった。
今まで何とかなってきたんだし、霊くらい俺達で〜てなっても無理はない罠
幽霊が広に抱きついた時アッチ系を想像した俺はホントに汚れてるorz
いつもぬ〜べ〜に助けられてると感覚が麻痺するってことだよな
本来なら生きてる人間は相手が霊だってだけでビビるけど
それさえとっぱらっちまえば
もとは普通の人間が死んで霊になったのに、何とかできない道理はねーぜ
と思ってしまいそう。
でも、広は前に人体模型にびびらず一緒に遊んでやろうとしたんだから
本当に霊と遊んであげて成仏させるって展開もアリだった気がする。
#34 人食いモナリザの謎 の巻
深夜の学校、飼育小屋に現れた謎の人影。惨殺された兎。
これで4度目だ。遅れて駆けつけたぬ〜べ〜は、悪い噂になると心配しながら図工室に入っていった。
図工室には、血のついたモナリザの絵があった…
翌朝、飼育小屋に集まった生徒達は口々に「人食いモナリザ」を噂している。
モナリザの絵が兎を食べた。早く処分すればいいのにと。
だがそのモナリザの複製画はそこらの安物と違い、簡単に処分できるものではない。
という訳で、ぬ〜べ〜は校長から噂を鎮める勅命を受けたのだった。
図工室で問題のモナリザを掲げ、生徒達に説明する。
兎殺しはどこかの変質者の仕業で、そもそも絵が動くには毎秒24枚のセル画が必要だと。
一休さんばりのトンチも披露するが、生徒達は納得しない。
晶は知っていた。この絵を描いたのが有名な岡本画伯で、校長が大事にしているので処分できない事を。
代わりに郷子と美樹をヌードモデルにスケッチ大会をすることでチャラにしようなどと
教師として問題のある発言をしていると、モナリザの目が動いたではないか!
ぬ〜べ〜はしらばっくれるが、生徒達はしっかりと目撃した。ぬ〜べ〜への不信感ばかりが高まっていく。
翌日、今度は鶏が無残に屍骸をさらしていた。
もう我慢できない、破り捨ててやると息巻いて広と郷子は図工室に向かう。そこで二人が見たものは…!
なんと、モナリザの左右が逆になっている!!やっぱりこの絵は妖怪だったのだ!
それでもぬ〜べ〜は除霊しないと言い張る。複製とはいえ名画に違いないと。
ぬ〜べ〜がやらないのなら俺達がと、広と郷子は夜中の学校に忍び込む。
問題の絵を描いた岡本次郎画伯はこの学校でとても人気のあった図画の先生だった。
絵に専念する為に先生を辞める時、生徒達に絵の素晴らしさを知ってもらおうとあの絵を残したそうだ。
だが、それはきっと嘘だろう。子供嫌いだから嫌がらせで呪いの絵を残したのに違いない。
図工室に侵入しようと窓を開けると、中ではぬ〜べ〜がモナリザに経文を唱えていた。
やっぱり除霊するんだ。と思ったが、何か様子が変だ。
「さあ、出てきて食え。今日もたっぷりとな。お前の気が済むまで食うがいい」
まさかぬ〜べ〜がモナリザをけしかけていたのか!?
モナリザは広達に気がつくと飛び掛ってきた。
大きな顔面を向けて迫ってくるが、ぬ〜べ〜はニヤリと笑って静観している。グルだったのか!?
大きな口を開けて食いつこうとしたところで、ぬ〜べ〜はモナリザに魚を投げてよこした。
このモナリザは生きているものは食えない。兎や鶏は、正真正銘変質者の仕業なのだ。
おかげで変な噂が立って「画霊」に影響を与えてしまった。
以前の人体模型の例があるとおり、人の形をしたものは魂を持ちやすい。
しかしその性質は見るものの心によって変わる。絵の魂が人の念によって形成されるからだ。
みなが名画だと思って見れば魂は名画の自覚を持ち輝きを増すが、今度の場合は多くの人が
人食いだと思ったから、実際に人を食うことはないもののその気になって化け物じみてしまったのだ。
ぬ〜べ〜はそのストレスを解消する為に毎晩死んだ魚を与えていたのだった。
満足して絵の中に戻ったモナリザは、今度は上下逆にキャンバスに収まった。
これでは人前に出せない。無責任な噂が1枚の名画を台無しにしてしまった。
人食いの噂が収まるまで、モナリザは封印される事になった。
数日後…
いい加減小動物の虐殺にも飽きた変質者は、たまには盗みでもと校舎に侵入する。
適当に目をつけてその布をめくると…
響き渡る悲鳴と、骨を砕く咀嚼音。哀れ、変質者は本当の人食いになったモナリザに食われてしまった。
あなたの学校には変な噂のある絵はないか?
それは呪いの絵ではなく、あなた達が画霊を変えてしまったのだ。
もしかしたらあなたの学校の絵もすでに…
モナリザがまるでどっかの動物みたいだな
モナリザこえええw
心霊現象とは別の意味で
モナリザも怖いが
ぬ〜べ〜の達観しつくした人間離れした感じも怖いぞ。
俺、モナリザが左右逆になってても多分気付かないな。
上下は流石に気づくけど。
#35 人面犬 の巻
保健所の職員が野良犬狩りに精を出している。
保健所に戻りトラックの鍵を開けたとき、奥に一匹、妙な存在感のある犬に気づいた。
その犬の顔は、人間、それも無精ひげを生やした中年男性そのものだった。
人面犬は職員の隙をついて逃げ出してしまった。
ぬ〜べ〜はいつになく厳しい表情をしていた。
給料日前になると金を使い果たし、1日1食、給食だけの生活になるのだった。
そんなぬ〜べ〜の側に肉がぶら下がっている。
教室で、空き缶でできた警報機が鳴り響く。
御用だ人面犬と現場に駆けつけると、罠にかかっていたのは飢えたぬ〜べ〜だった。
これは人面犬を捕まえる罠だったらしい。
人面犬には町おこし委員会によって100万円の賞金が懸けられていた。
ぬ〜べ〜はくだらんと言いつつそそくさと職員室に戻り、生徒に見られている事にも気づかず
にやけた顔で除霊道具を取り出した。捜す気まんまんのようだ。
霊能力で捜されたら生徒達は分が悪いが、そこは人海戦術でカバーすることにした。
勢い込んで捜すあまり、気ぐるみのバイト学生を襲う生徒達。ほとんど通り魔だ。
一方ぬ〜べ〜は霊水晶で捜すが、妖気はまったく感じられない。やはり人面犬なんていないのか。
いや、姿形が不気味だからといって妖怪だとは限らない。ぬ〜べ〜は何か思いついたようだ。
公園で休憩中の広と郷子は、野良犬にいじめられている子犬を見つけた。
かわいそうに思って野良犬を追い払う。いじめられて怯えるその子犬こそ、人面犬だった。
一転、広達はその犬を追いかける。相手はすばしこいが100万円が懸かっているので必死に追いすがる。
人面犬は雑草が生い茂りボロボロになった金融会社の廃ビルに逃げ込んだ。
いよいよ追い詰めたと思ったら、上から罠が降ってきた。
人面犬を捕まえたのはぬ〜べ〜だった。霊能力を使って先回りしたのかと思ったが、そうではないらしい。
このビルは、昔この人面犬が人間だった頃に住んでいた場所だというのだ。
「輪廻転生」と言って、魂を持つものはみな死んだ後に別の生物としてよみがえる。
人間の時もあるし動物の時もある。そして、前世での記憶は一切忘れてしまうのだ。
ところが、前世での罪が深すぎると魂がけがれて正常に転生できなくなる。
前世での姿を一部残して生まれてしまうのだ。これが「因果応報」という奴だ。
妖怪ではない。こういう突然変異の生き物なのだ。
ぬ〜べ〜は最近死んだ悪人を新聞で調べてここに行き当たったのだった。
鬼の手でさぐると、人面犬にはかすかに前世の記憶が残っていた。
この犬の前世は悪徳金貸しで彼の所為で自殺したり不幸になった人は多く、最後には客に刺し殺された。
せっかく100万円が手に入るチャンスだというのに、ぬ〜べ〜は人面犬を逃がしてやった。
もう充分罰を受けたからと。人面犬は泣きながら去っていった。
帰り道、武士は食わねど高楊枝とか言いつつ郷子に金をたかっていると、
近くで大きなガラスの張替えをしていた作業者が手を滑らせてしまった。
重く鋭いガラスが凄まじいスピードで郷子に突っ込む!!
その刹那、郷子を突き飛ばして人面犬が助けに入った。
郷子は助かったが、人面犬はガラスに首を切断され、落ちた首は車に轢き潰されてしまった。
前世での罪を少しでも償おうとしたのだろうか。
けがれた魂を浄化するにはこの世で善行を積むしかないのだから。
いつかまた、人間として生まれ変わる日もくるだろう。
因果応報…前世での罪は必ず来世で報いが来るのです。
それにしても悪人の多い現代の世の中…あなたもそのうち人面犬に会えるかもしれませんよ。
命を助けてくれたのは悪人の生まれ変わりか…フクザツ
973 :
マロン名無しさん:2008/03/26(水) 00:02:34 ID:M1EJojDY
力のある悪党も野良犬に生まれ変われば無力で哀れなんだな
転生するのはいいんだけど、悪人だったら地獄でお勤めしてくるだろうから
転生まで時間かかるんじゃないかと思った。
広たち何やってんだww
殴られたバイトかわいそうだな
>>974 魂の時間は現世の時間とは別なんじゃね?
#36 臨死体験 の巻
いつも元気なぬ〜べ〜クラスの中心人物 立野広。
今日もいつもの通学路をいつものようにボールを蹴りながら学校に急いでいたが…
通学途中、広はダンボールに入った猫が川を流されているのを見つけた。
助けてやろうとフェンスを乗り越え川に降りようとしたが、金具が引っかかって思うようにいかず落下。
コンクリートに頭を打ちつけて意識不明の重体に陥ってしまった。
知らせを聞いて騒然とする教室。ぬ〜べ〜と郷子は急いで病院に駆けつけた。
心拍数が弱まり、医者の話では今夜が峠ということだ。医者は高山さんの手術準備で席を外した。
心配し、うろたえる郷子。その時、広の魂は肉体を抜け出してどこかに吸い込まれていった。
川べりの広い花畑で広は目を覚ました。ここはこの世とあの世の境に流れる三途の川。
「三途(さんず)」とは生前の行いによって「ゆるやか」「やや早い」「急流」の三種に別れる事から来ている。
その川はとても広く、向こう岸は霞んで見えない。
人も少なく、ようやく見つけた人に広は声をかけた。
しかしその男は顔の半分が腐って蛆が湧き、片目が落ちかけていた。死人か!?
男は数人の老婆に取り囲まれて服を剥ぎ取られた。
この老婆は脱衣(だつえ)ババアといって、三途の川のほとりで使者の服を剥ぎ取り
死に装束を着せて、無理やりあの世へ連れて行ってしまうのだ。
広が声をかけた男も、この脱衣ババアに川まで連れて行かれてしまった。
岩陰からその様子を覗く広に、背後から手がかけられた。
脱衣ババアかと思って必死に抵抗するが、手をかけたのは美少女だった。
この美少女、高山君枝は広が入院しているのと同じ童守病院で手術の真っ最中だという。
思わずデートに誘う広であったが、三途の川に来た以上死は目前。デートなどできるはずがない。
病院では郷子が広を助けて欲しいとぬ〜べ〜に必死で訴えていた。
霊能力で三途の川に行って連れて帰れと言うが、さしものぬ〜べ〜も霊界がどこにあるのかはわからない。
いつも霊を成仏させてるのに分からないなんておかしいと郷子は責めるが、
霊は成仏すると自動的に霊界に行くのだとぬ〜べ〜。
この自らの言葉で、ぬ〜べ〜は広を連れ戻す方法をひらめいた。
二人は人目を避けるために遺体安置所に場所を移した。
ぬ〜べ〜は鬼の手で自分の霊体を掴みだすと、自らの魂を鬼の手ごと成仏させてしまった。
再び三途の川。脱衣ババアがうようよしているので広と君枝は身動きが取れないでいる。
もっとも、簡単に逃げ出せるようなら死んだ人は皆生き返っているだろう。君枝はすっかり諦めている。
生き返って家族に会おうと広が励ますが、君枝に家族はいない。みなずっと昔に亡くなっているそうだ。
一人ぼっちで、自分が死んでも悲しむ友達もいない。
友達なら俺がいる。一緒に生きて帰ろう!広は強行突破を決意した。
脱衣ババアの隙をついて川と反対の方に飛び出す。大挙して押し寄せる脱衣ババア。
君枝が転んだが見捨てていく事はできない。広は君枝をお姫様抱っこして猛ダッシュ。
行けども行けども出口は見えてこない。
どこまで続くのかと思った矢先に二人の目に飛び込んできたのは、広のサッカーボールだった。
ここは元の場所だ!いくら逃げても出口はないのだ。脱衣ババアに追いつかれ、広はぬ〜べ〜の名を叫ぶ。
丁度いいタイミングで空間を切り裂いて現れたぬ〜べ〜は二人を引っ張り出して現世に連れ戻した。
自ら成仏して霊界まで行ったぬ〜べ〜だったが、生命力が充分なので戻るのは簡単だった。
ぬ〜べ〜も広も、無事に生き返る事に成功した。
そして数日後。見舞いに来た郷子にぬ〜べ〜は広が霊界でナンパしていた事をばらした。
人を心配させておいてと怒る郷子だが、ナンパの相手の高山君枝ちゃんは
実は脱衣ババアそっくりのご老人だった。霊体になると年が分からなくなるのが広の不幸だった。
君枝ちゃん(63歳)は術後の経過も良好で、すっかり広にラブラブなのでした。
ベタなオチだwww嫌いじゃないwww
だついばばあと読むともっとイヤなものを見る羽目に
人はいつか死ぬからここを生きながらえてもいつかは(ry
(スレ内で)楽屋裏の楽屋裏ってあったっけ
深夜2時、克也は眠れずに散歩にでた。神社の前を通りかかると、コーン、コーンと音が響いている。
気になって神社に入ってみると、一心不乱に木に何かを打ち付けている人がいた。
「 み 〜 た 〜 な 〜 」
打ち付けていたのは藁人形だった。克也に気づいたこの人は、恐ろしい形相で睨みつけてきた。
#37 丑の刻参り の巻
克也は一目散に逃げ出した。慌てて逃げたのでトレードマークの帽子を落としてしまった。
翌日、この出来事をクラスメートに話して聞かせた。
丑の刻参りは昔からある呪いの方法だ。
丑の刻(午前2時ごろ)、藁人形に憎い相手の髪の毛を入れて釘を打って呪い殺す呪法で、
白装束に1本歯の下駄を履き、胸に鏡を下げて顔を赤く塗る。頭には鉄輪を逆さに被り、
そこに小さな松明を立てるのが正式ないでたちだと、謡曲に歌われている。
「牛の子熊入り」じゃないぞ。
とはいえ、呪いなんて素人に簡単にかけられるものじゃない。
そこへ美樹が神妙な顔をして不吉な事を言う。「克也…あんた死ぬわよ」
丑の刻参りを見られたら、その相手を殺さないと自分が殺されてしまう。
だから、克也が目撃したその人はきっと克也を殺しに来るだろうと。
ぬ〜べ〜は余計なことを言う美樹を軽く殴り、髪の毛を手に入れなくては呪いはかけられないと安心させる。
髪の毛…?しまった、現場に帽子を落としてきたじゃないか!
その頃、呪いの主は帽子から克也の髪を手に入れていた。美樹が言った通り、克也を殺すつもりだ。
克也は昨夜の事が気になって眠れずにいた。真っ赤に塗った鬼のような顔がまぶたに焼き付いて離れない。
どこかで釘が打ち付けられる。同時に克也の左手に激痛が走る。
釘が打ち付けられるたびに左手が痛み、やがて血がにじむ。
翌朝ぬ〜べ〜に相談すると、紛れもない本物の呪いのようだ。
しかし手だけで済んで良かった…と安心するのは早い。
人形を打つ場所には順序があり、最初は手・足、次に目・耳、最後に胸を打つのは7日目で、
それまでは色んな所を打つ。次は目が危ない。
ぬ〜べ〜は店で納豆を買い、学校への道すがらその藁で人形を作るとそれに克也の髪を埋め込んだ。
形代(かたしろ)といって、呪いをこの人形が身代わりとなって受ける事になる。
3月3日の雛人形も、元はこの為の人形だったのだ。
視線を感じてぬ〜べ〜が振り向く。呪いの主がこちらを見ていたようだ。 「ムダだよ…ムダ…」
学校の宿直室に泊り込み、形代をセットする。外では風が強くなってきている。今夜は嵐になるそうだ。
しかし、呪いの主は「呪い」の正体を知っているのだろうか。もし知らずにやっているならば危険だ。
そして、深夜2時を迎えた。呪いの主は今夜も神社で藁人形を打ち付ける。
一時はその呪いを受け止めた形代だったが、呪いの力が強すぎて破壊されてしまった。
呪いは本来の相手である克也に向けられた。
ぬ〜べ〜は呪いの本体を具現化させた。これは呪いの本体ではなく、呪いを運ぶ媒体に過ぎない。
古代、シャーマニズム呪術が盛んだった頃に冥界から呼び出された精霊で、丑の刻参りとは
この精霊に呪いをゆだね憎い相手に届ける召喚術なのだ。念が直接相手に届く訳ではない。
精霊は犯人のいる神社に逃げ帰った。ぬ〜べ〜と広は苦しむ克也を抱えて精霊を追う。
精霊を手懐けるには相当の霊力が必要だが、犯人は知っているのだろうか。
もし知らないでやっているならば危険すぎる。
神社では女が狂ったように藁人形を打ち続けていた。
ぬ〜べ〜はそれを止めさせようと声をかける。
犯罪者となじっても女はどこ吹く風。藁に釘を打つだけの行為のどこが犯罪なのかと。
5年前に嫌いな相手を冗談半分で呪ったら見事に成就した。
以来、この女は少しでも嫌な相手がいると呪い殺しているのだという。
楽しみのために人を殺すとは、なんて歪んだ女だ。
女は呪いの精霊をぬ〜べ〜達に差し向けた。
お前の手に負える精霊ではないという忠告も聞こえていない。
白衣観音経で結界を張るぬ〜べ〜達に呪いは届かない。
見ると、釘を一度打ち付けるたびに精霊が膨らんでいく。届かない呪いが精霊の中に溜まっているようだ。
「やめろ!これ以上続けると…逆流するぞ!」 ぬ〜べ〜が警告した時にはもう遅かった。
暴風で飛ばされてきた立て看板が女の頭と心臓を貫き、木に突き刺さっていた。
そう、まるで藁人形に打ち付けられた釘のように…
本来、丑の刻参りとは古代の巫女が使った戦闘用の呪術。
生半可な霊能力で扱える代物ではなかったのだ。
「忘れろ、悪い夢だったんだ」
人を呪わば穴二つ…呪いは自分自身をも滅ぼす諸刃の剣なのだ。
にも関わらず、丑の刻参りをする者は後を断たない。
…今夜あたり、あなたの家の近くの神社でひっそりと行われているかもしれない…
ぁぅ〜こわいよ〜(つд`)
ハッピーエンドなんだかバッドエンドなんだか…
呪い方は分かった。条件を整えるのは難しいが俺がんばるよ!
このスレで名古屋市在住の奴がいたら丑の刻に神社付近をうろつくなよ!
夜中の2時に当たり前のように散歩に出かける小5はこえーな。
背伸びしてたり悪いことって意識すらなく、当然のように深夜徘徊かよ。
藁人形なんかで恨みを晴らすもんじゃないね
死体は放っておいていいんだろうか。
こんな死体発見したら、トラウマになりそう。
納豆藁人形w
童守小学校 ここには妖怪だけでなく、人気者の先生もたくさんいます。
霊能力教師のぬ〜べ〜先生、最近出番が少ない学園のマドンナリツコ先生、そして…
広と郷子に連れられてぬ〜べ〜が霊障の現場へ向かうと、そこは既に盛り上がっていた。
大月先生が除霊をしている。彼はここの霊はプラズマが原因だと主張しながら2本の棒を掲げている。
#38 ぬ〜べ〜VS大月先生 の巻
大月先生は、自作のプラズマ中和装置とやらで部屋内のプラズマを除去している。あ、爆発した。
プラズマは消え去った。どうやら除霊(?)は成功したらしい。
最近転任してきた、1組の大月先生。昔大学院でプラズマの研究をしていたそうだ。
ゴーストバスターズみたいで嘘臭いと呟いた広の声を聞き咎めた1組の生徒は、
ぬ〜べ〜のクラスをインチキ霊能学級と罵る。科学組と霊能組、各組の生徒はムキになって言い争う。
大人らしく穏便に大月先生に歩み寄ろうとするぬ〜べ〜だったが、大月先生は大人気なく突っぱねる。
霊の存在を全否定したうえ、そんなだから恋人もできないのだと痛いところをついてきた。余計なお世話だ。
UFOもプラズマ、火の玉もプラズマ、人の形をしていてもプラズマ。
夜な夜な首の伸びる女生徒さえも、見るまでもないプラズマだと言ってはばからない。
なんでもかんでもプラズマ。科学で解明できない事はないと豪語する大月先生はぬ〜べ〜とは相容れない。
そもそも「プラズマ」って何?
物質が温度によって固体・液体・気体の三態に変化する事は、5年生なら既に習っている内容だ。
更に高温だと原子が分解して陽イオン(原子核)と陰イオン(電子)に分かれる。
これがプラズマの状態で、固体・液体・気体につづく4番目の物質状態といわれる。
宇宙にある物質の99.9%以上はこのプラズマの状態で、地球上ではオーロラや雷が代表的な例だ。
ぬ〜べ〜に霊以外の知識がある事を驚いていると、校庭が騒がしくなってきた。
大月先生がプラズマを使ったガラクタ製の発明品を披露している。彼の人気の秘密はこれだったようだ。
真空のドラム缶内にプラズマを発生させるが、機械の様子がおかしい。
プラズマ1号は爆発、大破してしまった。その破片から生徒を守り負傷した大月先生。
科学に失敗はつきもの。無限の可能性を信じ、決してあきらめない。ぬ〜べ〜は彼を少し見直した。
そこへぬ〜べ〜を頼って生徒が助けを求めて来た。幽霊屋敷で友達が幽霊に捕まったらしい。
早速現場へ駆けつけて辺りを霊視していると、大月先生と1組の生徒が難癖をつけてきた。
ぬ〜べ〜が霊気が強くなるのを感じると、大月先生は磁場の乱れを確認する。
床が抜けて生徒が動けなくなっているのを見つけた。
ぬ〜べ〜が霊水晶で具現化させると、人の顔が集まって樹のようになった霊体が現れた。
古い地縛霊が妖怪化したもので、自殺や事故に見せかけて人を殺してはその霊を取り込んでいる。
が、大月先生は全く聞いておらず、大きなプラズマだと感心するばかり。
プラズマ中和装置を手に挑む大月先生。意志を持つかのようなこのプラズマは、
自分のプラズマ理論を超えるかも知れない。この装置の性能では無理か…
しかし、生徒を見捨てるわけにはいかない。たとえ科学理論がまだ不完全でも、それだけは、
それだけは、教師理論として曲げてはならんのですっ!!
果敢にも巨大なプラズマに飛び込む大月先生。同時にぬ〜べ〜も鬼の手でフォロー。
大月先生が生徒をおぶって幽霊屋敷から出てきた。
広は本当にプラズマだったのか怪しむが、ぬ〜べ〜とて霊物質の成分を分析した訳ではない。
もしかしたら科学的に分析したらプラズマの一種なのかもしれない。要は見方の違いなのだ。
しかし、そんなことはどうでもいい。なにはともあれ大月先生は立派な先生だ。
再び歩み寄ろうとするぬ〜べ〜だったが、大月先生は相変わらずでぬ〜べ〜を0能力教師呼ばわり。
この二人のいがみ合いは当分続きそうだ。
プラズマの人キター
ぬ〜べ〜の世界観とは激しく相性が悪いだろうと思ったが意外と上手いこと取り込んだな。
モデル同様にムカつくおっさんだなw
この漫画自体がプラズマと否定される前にパロキャラ出して自虐したのかも
この作者、なんかパロったりするの好きそうだしね。
プラズマじゃ! プラズマの仕業じゃ!!
「宣誓!俺たち5年3組はぬ〜べ〜を卒業し自分たちでなんでもやってくことを誓います!」
さようなら 5年3組の日々
さようなら ぬ〜べ〜
そして 一番輝いた思い出たち…
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。