あなたの文章真面目に酷評しますPart54

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1名無し物書き@推敲中?
前スレ あなたの文章真面目に酷評しますPart53
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1189101319/l50

まとめwiki:ttp://www6.atwiki.jp/kata/
過去ログなどはこちら。

テンプレは>>2-3あたりです。投稿・批評する前に必ず読んでください。

文字数が多いスレは、1000に行く前に容量オーバーで落ちることがたまにあります。
ブラウザで表示したとき、書き込み欄の上の表示が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。
2名無し物書き@推敲中?:2007/09/23(日) 12:11:49
スレ立て乙。


















399 名前:BE ◆nEdVj9pCpw [] 投稿日:2007/09/22(土) 21:17:23


    殺すぞ

403 名前:BE ◆nEdVj9pCpw [] 投稿日:2007/09/22(土) 21:20:41
行きたいけど、おまえが何処に住んでんのか知らないし。知ってたらおまえとっくに死んでるよ。

412 名前:BE ◆nEdVj9pCpw [] 投稿日:2007/09/22(土) 21:28:34
殺してやるから家を教えろよ。守りてえもんがあるなら黙って消えろよウスノロ。 
3名無し物書き@推敲中?:2007/09/23(日) 12:13:56
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。

・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。

※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。

※※ 時々いたずら目的で投稿者を騙って、レスをする輩がいます。
なるべく投稿者はハンドルにトリップをつけて投稿してください。使い捨てのハンドルで構いません。

・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。

・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。

・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
4名無し物書き@推敲中?:2007/09/23(日) 12:14:50
※原稿入力時の約束事と諸注意

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
○投稿が複数レスにわたる場合は、1/2 2/2 などのように、全体レス数がわかるようにしましょう。
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
  本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
○荒らしはスルーしましょう。酷評のかたちをした荒らしには返レスは不要です。
○返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
  返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。

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関連スレ
あなたの文章真面目に酷評します 別館 Part2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1142687473/
議論になりそうになったらここへ誘導ヨロ。

あなたの文章真面目にリライトします。第二稿。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1144223299/

あなたの文章、無理して誉めます
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112778027/

あなたの構成・主題を真面目に酷評します
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1162625917/
5どんなジャンル向きだと思います? 1:2007/09/24(月) 00:05:45
酷評願います。

「嫌だわ」
  寝支度を整え終わった順子は、また今夜もかと溜め息を一つ吐いた。
  ギシッ、ギシッ、ギシッ・・・・・
  ワンルームのアパートの一室に、ベッドに半身を起こした順子の耳に、辺
りから軋むような音が聞こえてきた。何時もの事だ。何時もと言ったが、順子
が休もうとする時に、この嫌なラップ音が聞こえだしたのは、四ヶ月くらい前
からだ。最初、それを薄気味悪く感じていた順子ではあったが、四ヶ月程それ
が続き、おかしな話だが、怪音に慣れ始めていた。
  それよりも、もっと順子を恐怖せしめる事が、これから待ち受けている。
だが、順子の心の奥底では、それを求めているような、不思議で奇妙な心持
ちでいた。明日も仕事だ。そろそろ休まなくてはならない。順子は、それま
で読んでいたお気に入りの推理小説をベッド脇のサイドテーブルへと載せた。
そして、ベッドの読書灯を消した。
  順子は、何度か寝返りをうった。今は多分、午前零時を当に過ぎているだ
ろう。ここのところ順子は、寝付きが大分悪くなっていた。以前は、決して
そのような事は無かったのだが、順子には理由は分かっていた。あの夢のせい
だ。もうずっと同じ夢ばかりをみている。今夜もあの忌まわしい悪夢を見るの
だろうか。
  様々な思考が、順子の脳裏を掠めては消えていく。
  ベッドに横たわる順子からは、何時の間にか寝息が聞こえてきた。どうや
ら順子は、覚醒と微睡みとの格闘で、後者が勝利を収めたようだ。
『ここは何処だろう』
  順子は、一人、薄暗い廊下を歩いていた。
  見た事も無い廊下で、照明は松明を模したような、凝ったものだった。少
し歩くと、下へと降りる階段が、ぽっかりと黒々とした口を開けていた。順子
は、何の考えも無しに、その下へと続く階段を降りて行った。まるで、以前に
読んだ小説のワンシーンのような、それでいて現実離れをしたような風景だった。
6どんなジャンル向きだと思います? 2:2007/09/24(月) 00:08:58
『誰かが、私を見ている』
  順子は、現実ではない夢の中で、両腕で自分の身体を抱き締めた。
  誰かの視線を感じるのだ。
  順子は、階段を下へと降りて行った。だが、その階段には終わりと
いうものが無いのか、延々と奥は暗くずっと続いていた。一体、自分
は、どこへ行こうとしているのだろう。夢の中の順子は、自分で自分
の思考をコントロールすることができぬのだろう。誰かに操られてで
もいるかのように、自然と身体が階段を降りて行った。
  途中、暗がりに光る二つの目が、暗闇の中からじっと順子を見詰め
ていた。順子は、恐々その暗闇に目を遣る。
『下へは、行きたくない』
  だが、順子の意に反して、身体は下へ下へと進んで行く。突然その
二つの双眸が、順子へと突進して来た。その闇に光る二つの黄色い目は、
順子の近くへと来ると、その全身が顕わになった。
『吃驚するじゃない。ただの猫だわ』
  順子は、ホッとした。
  毎晩のように、順子は、このような夢を見る。毎回、少しずつ夢の
内容は違うが、まるで自分が、出口の無い迷路へと入り込んでしまった
かのようだった。その迷路からは、順子は、目を覚ますまでは、決して
抜け出すことはできぬ。
  どのくらいの時間歩いたろうか。周りの壁も降りていく階段も、ずっと
同じで単調なものだった。だが、どうやら、この終わりのない下り階段
も終わりのようだ。下に横へと続く廊下が見えてきた。順子の心は急い
ていた。早く下へと辿り着きたい。順子は、そう心の中で思った。こん
な単調に、ただ下へと降りて行くなど、もう御免だった。
  順子は、漸く階段を降り、今度は、ずっと左右に広がった廊下へと
出た。
『どっちへ行こうかしら。取り敢えず右に行きましょう』
  順子は、廊下を右へと曲がった。
7名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 00:11:37
アリ。


   人 妻 勝 負 う ん こ 祭 り 


優勝間違いない。
8どんなジャンル向きだと思います? 3:2007/09/24(月) 00:12:33
  すると、何処までも伸びていたと思えた廊下は、行き止まりになっ
ており、左側にドアがあった。順子は、仕方無しに廊下の奥まで行き、
左側のドアのノブへと手を伸ばした。順子は、ドアのノブを回し、中
へと入って行った。
  部屋の中は真っ暗だった。ドアを閉めてしまえば、何一つとして見
えないだろう。順子は恐る恐る部屋の中へと入って行った。部屋の中
には、窓一つ見当たらなかった。順子が、部屋の中程まで来た時、バ
タンと背後でドアの閉まる音がした。順子は振り返った。だが、其処
にはこの暗がりの為、何一つとして見えない。
『何?』
  順子は、ビクリとした。
  この暗闇の中、順子の背後に人の気配を感じたからだ。そして、男
の荒い息づかい。
『ああ、今夜もあいつがやって来た』
  順子は、身を強ばらせた。欲情を押し殺したような男のざらついた
息づかいが、順子の背後から、ヒタヒタと近づいてきた。その喘ぎに
も似た息づかいは、順子の全身に粟を生じさせた。
『嫌』
  声を出したつもりの順子だったが、声が出なかった。
  男の逞しい腕が、順子を背後から抱きすくめる。そして、やおらそ
の力強い手が、順子の身体を這い回し始めた。何時も、順子の夢では、
顔も分からぬ男に、体中をまさぐられる。ねっとりとした相手の欲情
が、嫌でも絡みついてくる。この感触に、順子は激しい嫌悪感と同時
に、彼女自身の欲求が、際限もない情欲の塊として頭をもたげてくる
のだった。
9どんなジャンル向きだと思います? 4:2007/09/24(月) 00:13:27
  順子は、最初の抵抗を諦めると、相手が一体誰なのか知ろうと振り
返る。だが、不思議なことに、そこには誰も居ないのだ。にも関わら
ず、順子の身体を這い回る手の感覚だけがあるのだ。その手は、順子
の胸を、彼女を知る尽くしているかのようにまさぐる。
  順子の意識はぼやけ、その欲情の情念の中へと、沈んで行くのだっ
た。その異様な快楽に抗せずに、順子は、その恥辱から朝になれば赤面
してしまいそうな、ざらついた感触を持った男の玩具となり、痴態に
耽っていく。彼女の中にある女が喜びを発している。見るのが半分恐
く、そして、その夢の中での性交に、落ちていく混沌とした狂気が、
其処にはあった。
  後は、何時も朧気にしか覚えておらず、情欲への暗塊に身を委ねて
いくのだ。朝になれば、常の事ながら、順子はぐったりと疲れ切って
しまっていた。今夜も、その悪夢が始まったのだと、夢の中でのはっ
きりとはせぬ、彼女の意識がそう告げた。
10名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 00:51:55
>>5
>ワンルームのアパートの一室【に】、ベッド【に】半身を起こした順子の耳【に】、辺
>りから軋むような音が聞こえてきた。

「に」の三連発。おかしいと思いましょう。

>「嫌だわ」
と、
>怪音に慣れ始めていた。
では、矛盾している。

全体についてはノーコメント。
111/2 ◆I2kD/2NC/w :2007/09/24(月) 02:51:48
酷評お願いします



 川沿いの小道を二人は歩いていた。ポケットに手を突っ込み、大きな歩幅でゆっくり歩く彼と、後ろ手に手を組み、彼の少し前を幾分か小さく細やかな歩調で進む彼女。異なる二つの歩調は、お互いがお互いを気遣いながら、優しく静かなリズムを秋の風に運ばせている。
 太陽がすっかり山の向こうに沈んでしまった茜空は、その燃えるような朱色を山際に残しながら、次第に闇へと溶けていく。帰路を急いでいた鳥たちの姿は、もうどこにもない。虫の音色が二人の靴が生み出すリズムに合わせて、小さなメロディを紡いでいるかのようだった。
 夕方と夜の狭間を二人は静かに歩いている。包み込んでくる秋の気配を、そして何よりも二人で歩いているこの瞬間を噛み締めながら歩いている。
 側にいるだけで、一緒に歩くことだけで、ぽっと心に火が灯ったような柔らかな温もりを感じる。身体を内から温めてくれる素敵な感情の存在を感じる。
 二人は一緒に歩くだけで十分だった。目を閉じてささやかなオーケストラに耳を傾けながら、隣にいる大切な人を感じることが出来るから。言葉など無くたって、きっと想いを伝えることは、感じることは出来るはずだから。
122/2 ◆I2kD/2NC/w :2007/09/24(月) 02:52:24
 しかしながら、不意に彼女の足音が止まった時、彼は彼女との間に小さなズレを感じた。それは彼がそうやって彼女のことを感じていた時だったからだ。彼は少し戸惑いながらも目を開く。直ぐに追い越してしまった彼女の方を振り向いた。
 急に立ち止まった彼女は、いたずらを企んでいる子どものような笑みを浮かべ、そこに立っていた。瞳に好奇の色が満ちている。彼は少し眉をひそめた。
 一体、君は何をするつもりなんだろう。何を考えて、そんな表情をしているのかな。彼の脳裏を様々な言葉が流れていく。そのどれもが彼女に対する純粋な疑問と、少しの猜疑心が混じったものだった。
 彼が見つめる彼女。彼女はそんな彼の想いを知ってか、まるで試すかのように組んでいた手をゆっくりと彼に差し出した。
 空は深く。濃紺が濃さを増し始めている。二人を、遠く輝きだした月が見つめていた。
 彼はしばしの間、その行為の意図するところが分からなかった。突然手を出して、君は何がしたいのだよ。時間だけが流れていく。
 何もしない彼にしびれを切らして、彼女は手をさらに突き出してきた。その表情には少々の苛立ちが見て取れた。ったくもう、さっさと手握ってよね。
 ああ、そういうことか。
 吊り上がったその瞳に、彼は差し出されたその掌を優しく受け入れた。暗闇が刻々と深くなる中、彼女は季節外れの向日葵のように綺麗に笑った。
 初秋の帰路を二人はゆっくりと進んでいく。夜風は随分と寒くなり始めていた。
 でも、例えどれ程風が寒くなったとしても、繋いだ二人の掌は、変わらぬ暖かさを保ち続けるのであろう。
 虫たちがささやかな演奏を捧げていた。
13名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 05:39:22
>>11-12
文章的には、かなり下手なほうに入るかな。
>川沿いの小道を二人は歩いていた。
>ゆっくり歩く彼と
>夕方と夜の狭間を二人は静かに歩いている。
>二人で歩いているこの瞬間
>噛み締めながら歩いている。
>一緒に歩くことだけで、
>二人は一緒に歩くだけで十分
視点選択の問題もあるんだけど、内容が薄いから「歩く」が重なるんだよね。

描写も観念的すぎて具体性がない。
川沿いの小道とあるだけで、どんな場所なのかよくわからない。人物の服装もわからない。
時代背景も想像つかないので、文章に入っていけない。

そもそも登場人物が二人なのに神視点で語る意味がよくわからない。
具体的な問題点としては、神視点で「彼」「彼女」と言われても読むほうは混乱するので、
キャラの位置関係や行動がわかりにくい。

>彼が見つめる彼女。彼女はそんな彼の想いを知ってか、まるで試すかのように
>組んでいた手をゆっくりと彼に差し出した。
>空は深く。濃紺が濃さを増し始めている。
>二人を、遠く輝きだした月が見つめていた。
>彼はしばしの間、その行為の意図するところが分からなかった。
ここなんかはカメラが、彼→彼女→空→月→彼とめぐるましく変わってるよね。
この時点で大抵の人はついていけなくなって投げると思う。

神視点は止めたほうがいいよ。
人物視点で、視点を固定することを覚えたほうがいい。
14名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 06:05:20
>>5-9
これも神視点なんだよね。
>それよりも、もっと順子を恐怖せしめる事が、これから待ち受けている。
>だが、順子の心の奥底では、それを求めているような
こういう展開の予想は、昭和の小説ではよく見るけど現代小説では基本的にNG。
極力使わない方がいい。どうしてもという場合には「予感」を使う。

それにしても順子順子とちょっとうるさいかな。
順子一人のシーンなので、主語はもう少し省略できるはず。
小説としてジャンルを気にする段階じゃないと思う。

夢だからと言われると困るんだけど、情景描写ができていないし、主人公の行動に
説得力がない。
>『ここは何処だろう』
>順子は、一人、薄暗い廊下を歩いていた。
>見た事も無い廊下で、照明は松明を模したような、凝ったものだった。少し歩くと、
>下へと降りる階段が、ぽっかりと黒々とした口を開けていた。順子は、何の考えも
>無しに、その下へと続く階段を降りて行った。

どこなのかわからなければ不安なはず。なのにその辺の心理描写がない。
不安なはずなのに、考えなしに動くというのもおかしい。
この手の作品の場合は、足元とか、靴の有無、服装、気温、湿度、匂い、そういう部分を
丹念に描写していくことで、気持ち悪さのようなものを読み手に伝えるのが基本。
気持ち悪さが表現できれば、それが心理描写となって、直接的に心理を語らせなくても、
読み手に伝わるから。
15名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 08:04:54
>>13-14は参考にならないよ。
16名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 11:32:35
>>11-12
非常に気持ち悪い。作者が自己陶酔してにやにやしながら書いてる様子が頭に浮かんでくる。
17名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 11:46:17
>>16 
おまえのほうが気持ち悪い。
自己陶酔してにやにやしながらレスしてる様子が頭に浮かんでくる。
ちゃんと批評しろよ根暗。
18名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:00:32
>>17
そんなに気に入らないんなら、自分が正当な酷評してあげればいいのに
19名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:23:42
>>18
そんなに気に入らないんなら、自分が正当な酷評してあげればいいのに
20名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:28:30
他人の言葉を返すしか能がないの?おまえは人工無能ですか?
21名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:29:31
人工無能って何?
22名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:30:16
>>20=人工無能
23名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:36:21
またオウム返しか 他人の言葉を返すことしかできない まるでカオナシだな
24名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:39:25
逃げないで教えてよ、人工無能って何?w おもしろいの人工無能って。
25名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:42:08
いや、つまんないよ こっちの入力した会話をボッコちゃんみたいに繰り返すだけだし
26名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 12:44:29
残飯は天然無能www
 
 
  
27名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 13:21:17
>>24は人工無能の存在を知らなかったのか
知らないことには何の問題もないが「逃げないで教えてよ 〜 ?w」の部分があきらかに
「人工無能ってお前の造語?それ面白いと思って作ったの?w」というニュアンスを含んでおり滑稽
28名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 13:37:39
まあ、>>15あたりからすでに滑稽だけどねw
29名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 13:43:28
どうでもいいけど人工無能とか懐かしいなw

CGIがいろいろ流行ったよなあ。箱庭諸島とかやったわ俺
30名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 13:51:18
>>11-12
三人称で書くからこういうひとりよがりな恥ずかしい文章になる。男の一人称で書き直して見ろ。かなりマシになると思うぞ。
31名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 14:06:26
人工無能を知らないゆとりがこのスレにもいるのか。
32名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 14:44:11
いい感じに前スレの殺伐さを継承してますね。
33名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 15:11:43
あほ同士のじゃれあいを殺伐と表現することが適切なのかどうかは微妙なところ
34名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 17:12:35
>>10-14-30
酷評ありがとう♪
6年前に書いたものですが、かなり独りよがりだったのですね。
一人称はやったことがないので挑戦してみたいと思います。
確かに、今読み返してみると恥ずかしい。
オカルト小説の出だしだったとはいえ、もう少し心理描写を間接的にしてみたいと思います。
今書いているものと文体からして甚だしい違いがあるので、前進しているのか後退しているのか分かりません。
昭和の手法というのは笑いました。実は、呼んでいる物の中心がもう死んでしまった作者のものばかりですから。
かなり時代遅れなんですね(^^)
もう少し努力します。
351/2:2007/09/24(月) 19:42:18
酷評お願いします

 止まらん、おい、電車が止まらんぞ━━━━━━
忘月忘日、西田秀樹は電車に乗ったはいいが、予定していた下車駅を電車が通過した。

「なんだよ、おい、なんだってんだよ!なんで止まらんのだ!」

 乗客はざわめく、互いに目をあわせる、ワンマン四両編成ケツ車両総勢三十名の中に西田はいた。
頼む、止まってくれと言わんばかりに西田は車両を一人走り回った。
乗客の一人がある一言を発した。

「これはブレーキの故障と見たが……となると我々は終点駅でお陀仏になるぞ!」

 彼は東洋医学者の秋口聡といった。
西田は開いた口が塞がらなかった、アゴが小刻みに震えていた。
その様子を片隅で傍観する一人の女性、ホテルコンシェルジュ城東美里。
とその時、車両と車両をつなぐ扉が開く。前車両の乗客がぞくぞくと流れ込んできた。

「前の人たちも感づいたようだな、そう、激突の衝撃を少しでも避けたかろう。」と秋口。
「馬鹿言うない、一車両のキャパシティは三百人だぜ、糞!」

 西田は苛立っていた。こうした事態にも関わらず今日遂行するはずだった予定の事を考えていた。
その時、城東美里がある方向一直線に走り出した。増幅し続ける乗客の密林の中をかき分ける。
あっ、と西田は口が開いた。そうか、緊急非常停止スイッチ、それがあったか。
美里は力一杯そのスイッチを親指で押した。ひぃ、ふぅ、みぃ……虚しくもその機能は作動しなかった。
電車は王寺駅を通過した。
362/2:2007/09/24(月) 19:43:15
 終点の加茂までおよそ二十キロ米、ひとりの若者がぼそっとつぶやいた。
一体あとどれくらいで加茂に着くのだ、と西田は目を見開き若者の肩を揺すりながら聞いた。

「そ、そうだね、列車は速度を上げていないようだし、二十分くらいじゃない」
「おい、のんきだな貴様……この非常事態にのんきだなって言ってんだよ!」

 西田はその若者の頬に拳を浴びせた。若者の首はひねり床に倒れ込んだ。
乗客らはその様子をただ眺め、自然と間隔をとり不気味なサークルを作り上げた。
ところで、運転士は何をしている、と乗客の群れの中から聞こえた。
そう言われてみればそうだ、アナウンスも走り出してから一度も流れていない。
西田は前方車両に向かおうと若者を尻目に勢いよく足を動かせた。
が、乗客の群れはもはやすし詰め状態、思うように動けなかった。

「どけよてめぇら!おい!さっきみたいに空間を作ってみろよ!」

 西田は呆気なく諦めた。先ほどの拳の一振りで体力を八割方消費したようだ。
肩を落とす西田。疲れた、一眠りしゃれ込もうと西田は目をつむった。
幾セコンドかの刻が過ぎたその時、西田は突如ひらめいた。
車両を切り離せば、俺たちは助かるぞ。
しかしどうすれば、そうださっきの鉄道マニアに聞けば。
西田は先ほどぶちのめした若者のところへ戻る。

「おい、寝てんじゃねぇ!起きろ!どうすれば車両を切り離せるってんだ!」

 返事はなかった。こんな事なら、こいつを殴るンじゃなかった、と悔やむ西田。
電車は木津を目前に控えていた。
37参考路線図:2007/09/24(月) 20:05:24
JR大和路線

区 間 JR難波−加茂
距 離 54km
平均駅間距離 2.57km
表定速度 64.8km/h
軌間線路/電気方式 1067mm複線/1500V直流電化

JR難波 - 今宮 - 新今宮 - 天王寺 - 東部市場前 - 平野 - 加美 -
久宝寺 - 八尾 - 志紀 - 柏原 - 高井田 - 河内堅上 - 三郷 - 王寺 -
法隆寺 - 大和小泉 - 郡山 - 奈良 - 平城山 - 木津 - 加茂


この物語はフィクションです。
38名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 20:29:17
>>35-36
結構、おもろい。
細かいところを挙げておくと、

>忘月忘日
某月某日だろう。

>増幅し続ける乗客
「増殖」かな。

あと空改行はすべていらない。好みだけど。
もう少しいろいろ膨らませると、初期の筒井康隆みたいな味が出そう。
39名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 20:51:24
車両を切り離せばなぜ助かるのかわからん。
人物紹介とかまるで無声映画の弁士みたいだし、ひぃ、ふぅ、みぃとか幾セコンドとか
ネタでなく本気で使ってるんなら見込みはない。
40名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 21:24:53

        ____                ____                ___
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41名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 22:16:11
>>35
方向性はあっていると思う。“ひぃ、ふぅ、みぃ”なんかもダサくない。
ただ>>38が言うようにもっと膨らませて良いと思う。
“ホテルコンシェルジュ城東美里”なんてのが出てきたら、それに対して
1ネタ1ツッコミをする感じで、緊迫した状況のなかをあえてゆっくりとした文で書け
ば面白そう。>>37の路線図をじっくり1枚かけて説明するとか、ね。
 実際どのくらいの長さにしたらいいかは、それこそ筒井康隆がすごく参考になる
と思う。
4211,12 ◆I2kD/2NC/w :2007/09/24(月) 22:17:21
酷評ありがとうございました。
遠巻きに二人を見ているような視点を狙ってみたのですが、失敗に終わってしまいました。
カメラワークや状況描写の補強など気付くことが出来ました。
また機会を見てお願いしたいと思います。どうもでした。
43名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 22:51:52
>>35-36
ほんとに話がいろいろ膨らみそうだ。

ドタバタやっているうちに西田と城東美里が恋に落ちて、どうせもう
助からないのだから死ぬまえにせめて結ばれようと電車の中でセクロ
スを始める。
最初はやめろと言っていた乗客たちも、そうだ、どうせもう死ぬんだと
手当たり次第に乱交をはじめる。すると、ある男が相手の女の背中の
アザを見て、
「おまえは、もしや、生き別れだった妹じゃないのか?」
「そういうあなたは、お兄さん?」
なんてことだ! おれは妹を犯してしまった!
もう死ぬしかない、と窓から飛び降りようとするが、そのとき「神の国
は近づいてる」と重々しく叫ぶ声が……

とか。
44名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:16:44
すいません
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20070923000138
これは別スレでは絶賛され、プロが書いたとまで言われていますが、
皆さんから見て、これがプロのレベルに達していると思いますか?
スレ違いかもしれませんが、ここの人は詳しそうなのでお願いします。
私はプロとは思えません。
45名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:23:35
>すいません

なおらないなあ言い訳体質
 
 
46名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:26:46
>>39
わからんて本気で言ってるのか?
先頭車両が引っ張ってなければ、急な下り坂続きでもなきゃ客車は自然に止まるだろうが。
そこまで説明しないといかんとは思わないなあ。
47名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:32:22
>>44
本人の依頼でないものは対象外。

なのだけれど、ひと言だけ言っておくと、

>さて留美は自分がどこにいるのかということがはっきりと分からなかった。

主人公が「ここはどこ?」状態ではじまる作品は99%素人の作です。
48名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:32:57
>>44 人の作品をさらすなバカ
49 ◆uoTa9Jzs2c :2007/09/24(月) 23:34:06
>主人公が「ここはどこ?」状態ではじまる作品は99%素人の作です。

そんなことはない。
50名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:35:15
>>48
> >>44 人の作品をさらすなバカ

犯罪人残飯のいつもの手口
51名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:36:30
>>46
おれ電車には詳しくないんだよ。ぜんぶの車両に動力あるわけじゃないのか。
先頭車両が機関車になってるとはしらんかったわ。常識なのか?
52名無し物書き@推敲中?:2007/09/24(月) 23:49:16
>>51
電車方式と機関車方式がある。
日本は電車方式が主流だが、電車方式でもすべての車両にモーターが
あるとは限らない。

詳しくはここなど。
http://www2.pf-x.net/~just-r/r-tech/formation/formation-top.html
531/2:2007/09/25(火) 00:01:18
 中間部分の抜粋です。酷評お願いします。

「君の小説を読んだよ」とSさんが話しかけてきた。
「『腐肉の慰み』という作品だ。面白かったよ。いろいろな意味でね」
 私は面食らう。「『腐肉の慰み』はたしかにかつて同人誌に発表した短篇だが、
あんなごく限られた仲間内のためだけのガリ刷りを、いったいSさんはこの病棟に
いながらどうやって入手したのだろう。私がその疑問を呈すると、「まあいいじゃないか」
と薄く笑い、Sさんはいつものように両の指先を軽く握り合わせると、滔々と語り始めた。
「じつに奇妙な話だねあれは。あの同人誌の他の書き手たちは、ほとんどが政治的・思想的な
テーマを掘り下げた作品を寄稿していたが、その中で君のあの短篇の特異さは際立っていたよ。
 ひとつ、その特異さの解明を僕なりに試みてみようじゃないか。
 まずは筋を振り返ってみよう。
 主人公の〈私〉は常日頃から、自分にとって最も美しく純粋なものは何か、という問いに
取り憑かれているんだね。小説の前半では、その問いにまつわる彼の抽象的でいささか
勿体ぶった考察の過程が披瀝されていた。
 こうした「観念に憑かれた人物」といった設定自体は、掲載されていた他の諸作品にも
散見されるものではある。
 だが、君の小説は進むにつれそれらとはまるで異なる相貌を見せてゆく。
〈私〉は思索を重ねた末に、ある結論に行き着く。自分にとって最も美しく純粋なこと、
それは、愛する女が飢餓の果てに腐りかけの生肉に喰らいつく姿だ、との"答え"にね。
 奇妙に歪んだ論理とその帰結は、一度形を定めた後には決して問い直されることなく、
〈私〉はすぐさま明確化した願望を実行へと移す。
 つまり、婚約者である女性をわざわざ薬を用いて昏睡させ誘拐し、自宅の地下室に
手足を縛って監禁し、腐敗しだした生肉のみを彼女の口先が届く場所に置きつづける
わけだ。何ひとつ説明せずに。飢えと錯乱の果てに、とうとう婚約者が理性をかなぐり
捨て腐りゆく生肉に口をつける、ただそれだけが見たくて。良心も彼女との将来も、
もはや何もかもが一顧にすら値しない。
 
 
542/2:2007/09/25(火) 00:07:04
その瞬間の美と純粋さにのみ想いを馳せ、〈私〉は感極まって涙を流す。そこで
終わるんだったねこの作品は。
 いやはや見事な捩れっぷりだよ。なぜって、君の文章には作為というものが
微塵も感じられないんだ。
 抽象的・哲学的思考が紆余曲折を経て、結局どす黒くもいびつな欲求と行為に成り変わる、
そこに当然あってしかるべき飛躍と倒錯がまるで見当たらない。あたかもそれが至極自然な
道筋であるかのごとく。見え透いた装いの奇矯さとは無縁な迫真性に貫かれている。
 それにしても不思議な人だね、君は。激しい自虐に苛まれながら、一方でおのれの
そういった暗くよこしまな欲望にはまるで疑問を抱かない。素知らぬ顔で放り置く。辻褄
合わせをそこだけ忘却したかのように。
 じつに興味深いよ。要するに、その齟齬こそが君なる人間の『型』なのだろうね」
 一息に捲し立てると、Sさんは閉じた指先をいったん開いてまた祈りを捧げるかのような
形に組み直し、反応を窺うように私に目を向けた。
 少し間を置いてから私は言う。
「どうやら私が書いた『腐肉の慰み』とSさんの読まれたそれは、似て非なるもののようですね」
「そうかい?」Sさんは愉快そうに口の端を曲げる。
「まあいいよ、何も僕は君の小説に難癖をつけたいわけじゃない。それどころか深く感嘆
してすらいるのさ」
「それともうひとつ」私は右の人差し指を立てて言い加える。
「作品の中に書き表されている思考や感情は、必ずしも現実の作者が同様に抱いている
ものだとはかぎりませんよね」
 ますます楽しげに口許をつり上げ、Sさんは答えを返す。
「まったくもってその通り。極論すれば文章とはあまねく虚構なのだからね。そう
いったわけで僕は、君がこの病院に来てから書きつづけてきた手記の中に、いくつ
もの巧妙な虚偽の記述がまぎれ込んでいたとしても、ちっとも驚きなぞしないよ」
 
55名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 00:14:15
うまいわ。現在形で終わらせる部分が鼻につくし、江戸川乱歩かよといいたくなるくらい古くさい
文体だけど、破綻はない。会話以外はどうなのか気になるところ。
56名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 00:17:38
>>53-54
何を評価してもらいたいのかな?
ほぼセリフだけの構成なんだけど、極論するとセリフというのどんな風に書いても
作者がよければいいんだ。長セリフも作者の意図するところがあればいいわけだし。

小説の腕というのは人物描写、情景描写、セリフのバランスだから
この部分だけではなんとも言えない。
57名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 00:31:06
>>53-54
上手い。
戦前の小説のような語り口が話の中身と合っていて、間然とするところがない。
おそらく小説全体の設定もひと昔ふうのものなのだろうけれど、全部読んで
みたいとそそられるものがたしかにある。
暗い部屋で「悪い本」を読んでいるような、ゾクゾクしたものを感じた。
お見事。
58名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 00:34:31
>両の指先を軽く握り合わせると

これって両手をグーにして合わせたって事?
それとも道具を使わない筋トレで、両手の指をカギ状にして
ひっぱり運動するみたいなん?
ザーマス・ママの手?
あるある探検隊のネタやる時の手と言った方がわかりやすいか?
59名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 00:47:01
53 54はつまらない。何の意味も感じない。
60名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 00:48:34
57は自演だからw
61:2007/09/25(火) 00:51:27
ジエン
6257:2007/09/25(火) 01:08:18
褒めると、自演だと言いだす。
いままでもそうだったし、これからもそうだろう。

なので、褒めるときは、同時に無理にでもアラを指摘しているのだが、
今回はそこまで気をまわさずに素直に書いてしまった。

投稿者にはお詫びしておこう。
63名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 01:21:36
↑こいつは自演だなw
投稿者w
64名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 01:23:11
53 54への褒め言葉は、
投稿者本人が背景を知った上で自分に言っているようには見えるね。
自演かどうかはわからないけど。
内容は中身がなさそう。
65名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 02:00:59
>>53>>54
また自演と言われそうだが、基礎的な文章力はなかなかだと思う。
観念的な言い回しを多用したいささか生硬な文章なので、好みは分かれるところだろうが。
(おれとしてはあまり好みではない。)
ただ、他にも指摘があったが、中間部分ならもう少し適切な抜粋箇所はなかったのか。
ほぼ「Sさん」の長台詞に終始してしまい地の文の評価材料が乏しい。
語り手の置かれている状況もよくわからずイマイチ作品世界に入りづらい。
まあこの部分を読んだかぎりでは、だが。

>>59
そういう一行レスがいちばんつまらなくて無意味だとは思わんか?
66酷評お願いします:2007/09/25(火) 02:59:33
「ねぇ、明日って信じる?」と明美が効いてきた。
いつものことだ。僕は気だるそうに答えた。「信じない」、と。
「どうして、どうして信じないの?」明美は僕の腕をつかんで揺さぶった。「お願い。理由を聞かせて」
「あーっ、なんでてめぇごときにいちいち答えなきゃなんねぇんだ!?」
僕は明美をぶん殴った。
明美は「ぐほっ」と短く叫んで鼻血を噴射しながらふっ飛んでいった。
67名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 03:33:36
自演と言いだすやつは、

1 見る目がないので、どこがいいのかわからない。
2 自分がフルボッコされたので、他人が褒められていると、とにかくむかつく。
3 豚の尻

の、どれかだろう。

だいたい、自分で晒して自分で褒めて、なんの意味があるんだ?
ましてや、>>53-54は、いまのところは、正面からの批判はされていないから、
作者が自己弁護する必要もない。
文句を言っているのは根拠も示せずにナンクセつけている>>59>>64(同一人物)
だけだ。こいつはいつも一行レスで茶々を入れるだけ。ミミズくらいの脳みそしか
ないのだろう。
68名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 05:28:31
>>67
セリフの中身は批評してもしょうがないから、面と向かった批判がないだけじゃないかな。
技術的な話をすると、原稿用紙で3枚を超えるような長いセリフというのはよくない。
どこからどこまでがセリフなのか不明瞭になるから。
これくらいの量になると、途中で行動描写を入れながら分割するか、地の文を交えて処理
するんだけどね。それが技術的にできないのか、何か仕掛けがあってそれをやってないの
かはわからないけど、現状では下手に見える。

>「君の小説を読んだよ」とSさんが話しかけてきた。
なぜここから抜き出したのかがわからないが、この文章の前にどんな場所なのかという
描写があるはずなんだが、そういう風には見えないんだな。
これは最後の部分も同じで、描写なしでセリフで終わってる。

なんとなく途中を抜き出したのではなく、>>53-54の部分しか書いてないないような感じ。
69名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 08:15:11
>>68はひどいな。性格悪そう。無理やり酷評してる感じ。
70名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 11:47:34
>>68みたいな馬鹿がこのスレのレベルを低下させている。
71名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 12:39:55
まあ酷評スレなわけだから、無理にでもアラ探しするスタンス自体はあながち間違いではないと思う。
ただ、テンプレに「良い所と悪い所を具体的に挙げて」と書いてあるのだから、悪い点だけをあげつらって
冷たく斬って捨てるようなレスは投稿者以外からも反発を受けるのは当然という気もする。
「つまらない」とかの二言三言レスは読んでて哀れになるな。

あまりこういう話すると「別館に行け」と言われそうだけど。
721/2:2007/09/25(火) 18:21:33
酷評よろしくお願いします。


 思うに、昨今の大学生は大抵大学生活というものに非常に華やかな印象を抱いている。そして己も
大学生であるのだからそうあらねばならない、さもなくば損だしみっともないという思いに知らず知
らずにとらわれている。だから寂しい奴と思われたくなさにあちこちで仲間を作って組みながら飲み
歩いたりするようである。
 ところで、私の場合は事情が違っていた。一般的に思い浮かべられ憧れられる大学生像と、私自身
とがあまりにもかけ離れていたせいである。まず私は下戸だった。それも生半可な酒嫌いではない、
体質的なアレルギーの一種と類しても良いような酒の呑めなさであった。日本酒などなら一口で倒れ
かねない。事実身内に急性中毒で命を危うくした者もいる。要するに血筋なのだ。血筋なのだから仕
方がない。そしてそのせいかその原因なのかはわからないが、私自身の味覚も幼く、上質ワインより
もブドウジュースの方がよっぽどの美味に感じるのもある。これらが手伝ってまず酒の席に出づらく
なった。初めは誘いを断るのもなんだと思い招ばれれば顔を出してはいたが、皆が酔って声高に楽し
げなお喋りをしているところに素面でニコニコし通しでいられるほど器用でもずぶとくもない自分に
気がつき、馬鹿馬鹿しいやら気まずいやらで自然と彼らとは疎遠になった。こうして大学生の必需品
である「楽しく酒を呑む友」はまず絶望的になったわけである。
732/2:2007/09/25(火) 18:23:30

嗜みの代表である酒がこうして潰れたのだから、他に友人を作るには勉学か趣味かしか選択肢は無
い。ところが私は勉学の方もまるっきりだめだった。説明されたことは理解できるが自分で頭を使っ
て考えたことが的を射たことが一度もない。この機転の利かなさ、頭の回転の悪さで勉学を話題に人
と喋ることができるわけがなかった。向こうの話が理解できないばかりか、こちらからも何を言って
良いのかわからないのでは会話がある方がおかしい。思えば何故大学に入ろうなどと考えたのか、そ
してどうやって大学に潜り込むことができたのか。とにかくこのように勉学もだめであったのでその
方面の人間と仲良くすることもできなかった。残るは趣味であったがこれも言うまでもなくだめで
あった。私は歌を歌うのが好きだったが人前で歌うことは大嫌いだった。ひどい音痴で過去に何度辛
酸を舐めたかわからない。わざわざそれがわかっていて再び苦い思い出を作る必要もあるまい。とい
うことで友人を作るどころか歌を愛していることを表に出すことすら慎んだ。
 結果として私は四面楚歌どころか、空気か水蒸気のような気体的存在として社会的に半透明になり
つつ五月を迎えていた。そこに加えて一人暮らしという生活の形態がひどい乱暴者を私の日常に連れ
込みつつあった。
74名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 19:16:05
コピペだろ?自分で書いたんなら来週から熟年サラリーマン向け週刊誌でエッセイの連載がもてるぞ。
75名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 19:52:11
>>72-73
どうみても玄人の文章です。
ありがとうございました。
76名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 19:56:06
>>72-73
小説なのかな?
エッセイとしてはいいと思うけど、小説の冒頭だとすると主人公の独白自己紹介が長すぎ。
下戸の様子についても主人公を動かしながら描いたほうがいいんじゃないかな。
77名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 20:12:06
いや、上手いなあ。
素人の文章を添削する気でこういうのを読むとうっとりするね。
78名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 23:41:53
>>72

>上質ワインよりもブドウジュースの方がよっぽどの美味に感じるのもある。

語り手は「体質的なアレルギーの一種」に類するほど酒が苦手なのだから、美味の比較対象として
「上質ワイン」なんてのを持ち出すのは感覚的に不自然じゃないか? アルコールの摂取自体が苦痛なのに
美味い不味いもないはず。このへん玄人の文章とまでは思えないなあ。全体としてはわりとよく書けているとは思うが。

ただ、「思うに、昨今の大学生は」なんてオヤジ臭い書き出しは、個人的にはあまり先を読む気が起きない。
79名無し物書き@推敲中?:2007/09/25(火) 23:49:53
プロはプロでも、旅行記作家とかフリーライターとか地方新聞専門の地方文士とか、
そのへんのレベルのプロなのだろう。
80名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 00:00:04
>>72-73

>それも生半可な酒嫌いではない、
>体質的なアレルギーの一種と類しても良いような酒の呑めなさであった。

「呑めなさ」っておかしくね?

>日本酒などなら一口で倒れ
>かねない。事実身内に急性中毒で命を危うくした者もいる。要するに血筋なのだ。

自分自身の体質の話から「事実〜」と続けるなら、自分自身の事例を述べるべきで、
ここに身内の話を入れると論理性が繋がらない。
「事実身内に〜」とするなら、血筋云々の話を先に述べておく必要がある。

語彙はそれなりにあるけど、ところどころの文章の捩れでその良さが死んでる感じがする。
81名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 02:22:47
82名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 02:33:17


 
      祝! 創作板全域に於いて脅迫犯 BE 完全制圧!
 
  
8372-73:2007/09/26(水) 09:02:34
みなさま酷評ありがとうございました。

72-73は執筆中の小説の冒頭部分から一部抜き出したものです。他人様の作品のコピペではありません。

>>78
おっしゃる通り、語り手はアレルギー的な酒嫌いとして描きたかったので、摂取自体が苦痛で美味い不味いも
ない酒よりは、甘い子どもの飲物の方を好むという描写を入れました。
読者、特に呑める読者から見た場合、「摂取自体が苦痛で美味い不味いもない」という「語り手にとっては
いかに酒が不味いか」ということを描写するよりも、こちらの方が受け入れやすいかと思って書いた部分です。
しかし確かに読み手に違和感を残すところかもしれません。ご指摘ありがとうございます。

>>80
言われてみれば、確かにどちらも表現が乱暴というか練り足りないものを感じました。投稿前に気づくべきでした。
ご指摘ありがとうございます。

なお、文体がオッさんくさいという印象を大なり小なりお持ちの方が多いと思います。
「『オッさんくさい文体』としてはある程度の完成度がある」という風にポジティブに受け取ってもよろしいでしょうか。
投稿歴もないワナビをあまり虐めないで下さい。本気で凹みそうです。

おつき合いいただきありがとうございました。
84名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 09:36:25
>83
えっ、こんなに皆優しくコメントしてくれているのに、
虐めるなとはなんともはや。
ここは凹んでなんぼの場所だよ。
この程度で復活できないのなら、10年ロムったほうがいいよ。
85名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 09:55:46
>>83
まだ見てるか分からんが。

>なお、文体がオッさんくさいという印象を大なり小なりお持ちの方が多いと思います。
おっさんぽく感じる原因は、語り口もあるけど文章の繋げ方が小説としては独特だからだと思う。
「○○。だが××。ゆえに△△である。」←イメージはこんな感じ
小説というよりは小論的というか、ほぼ演繹だけで書いてるような。だから論理のほつれがあると嫌に目立つ。

ふつうの小説ならここに情景描写、人物描写や時間経過による場面転換とかが入ってくるわけだけど、
それが無いからまず「小説か、これ」と思ってしまう。
こういう書きかたで上手く書くためには、小説とは別ベクトル(エッセーとか論文とか)の文章力が
必要になってくるから、ワナビ的には不利だと思う。
86名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 11:29:56
主人公を動かしながらとか、描写を入れないとだとか、
典型的薄味ライトノベルの型にはめるのが大好きなアホが必ず数人いるなw
87名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 12:00:44
冒頭から回想シーンはNGとかな。馬鹿のひとつおぼえというほかないな。
もうテンプレにいれとけばいいじゃん。
88名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 12:08:18
「神視点はダメ」「視点は固定した方がいい」もほぼお約束だね。
まあ型にはめる批評ってひとつの参考にはなるとも思うけど。
89名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 12:09:38
BEは完璧にジジイの型にハメられたwww
 
 
 
90名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 12:59:24
>>87
んなこと言ってるお前は型ハメ側の人間じゃねーかw
批評がラクそうでいいな
91名無し物書き@推敲中?:2007/09/26(水) 16:37:43
高天原…じゃなくて。その。遙か彼方関係のおやじさま



大正時代の大家(鬼才系) の既知文



おそらくキタ先生がキタ、これも既知文でせう。
921/2:2007/09/26(水) 23:02:37
 短編の冒頭です。酷評お願いします。

 彼がその映画のビデオをレンタル店で借りたのは、大学二年の夏のことだった。
 それからの三年間、彼は最低でも週に一度は欠かさず、ダビングしたテープでその映画を
繰り返し観つづけてきた。
 
 それまでにも彼はたくさんのホラー映画を観てきた。それは彼の、中学生の時からの
唯一の趣味だった。
 幼い頃から、彼は一人でいることを好む内向的な性格の人間だった。他人と関わり
あうことにわずらわしさを感じ、なるべくそれを避けようとすることが多かった。大学に
入ってからも、友人と呼べるような知り合いはほとんどできなかったが、そのことを特に
苦痛と感じることもなく、いつも一人で過ごしていた。もちろんサークルになど加入せず、
授業にもあまり出ず、外出もたまにしかしない。たいていの時間は自分の部屋にこもって
ビデオを鑑賞していた。
 いわゆる「B級」と呼ばれるようなホラー映画を、彼は特に好んだ。
 ひとを小馬鹿にしたような陳腐な日本語タイトル。けばけばしい血糊や絶叫顔をあしらった
悪趣味なカバー写真。安っぽく、無内容な煽り文。創作意欲のかけらも感じられないマンネリの
設定。冗長なシナリオ。稚拙なカメラワーク。救いようのない細部の杜撰さと破綻。およそ間抜けに
しか見えない無名の俳優たち。わざとらしい音響。子供だましの特殊メイク。見え透いた演出。

932/2:2007/09/26(水) 23:04:59
 そして際限なく映しだされる、無意味な殺戮。あふれる死体。おびえ、追いつめられ、悲鳴をあげ、
弄ばれ、苦痛に苛まれたあげくに死を迎える者たち。切断され、焼かれ、押し潰され、あるいは溶け、
腐り、ただれ落ち、破裂する肉体。飛び散り、吹きだし、とめどもなく流される血。必死に助けを
乞う泣き声まじりの絶叫。悪意に満ちた笑い声。凶器を持った手。歪んだ顔。見ひらかれる眼。
 こういった諸々の要素が、いったいどうしてこれほどまでに自分の心をひきつけてやまないのか、
彼にはよくわからなかった。この手の映画を心底怖いと思うことなど見慣れていくうちにまったくと
言っていいぐらいなくなり、そういう期待も抱かなくなった。それでも彼は観ずにはいられなかった。
 なんのために?
 たまにそう自問してみても、結局はっきりとした答えなど出なかった。映画に意識を集中している
あいだ、彼は自分の心の中がだんだんと乾いていくような感覚に支配されることがあった。だが
そういう感じは決して厭なものではなく、むしろ一種の快感さえ伴っていた。どうにもつかみどころの
ない、曖昧な興奮と醒めた倦怠の入りまじった不可解な気分。意識して産みだした焦燥にも似たその
気分が、えも言われぬ気だるい心地よさを与えてくれる。
 レンタル店をはしごして何本も制覇していくうち、次第に彼は映画の面白さや完成度などどうでも
よくなっていった。ただ、この何ものにもかえがたい気分と澱んだ快楽を味わわせてくれればそれで
いいのだ。その中につかのま身を浸すことさえできれば。

 そしてある日、彼はその映画に出会った。
94名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 01:44:06
>>92-93
これも神視点なんだよね。
神視点でなければならない理由があるのかな?
ホラーなんかは特にそうだけど、読者を主人公に同化させて、はらはらドキドキさせないと
面白くないと思うけど。

冒頭から回想に入って「彼」の説明が続く展開。
そこに何か特異な部分があればいいんだけど、ホラー映画が好きという程度の凡庸な
説明をされても、興味は惹かれない。

まず部屋の状態を描写をして、主人公を登場させて、どんな外見なのか服装はどんな風
なのかを描写して、実際に映画を見させて、その時の主人公の表情などを描写していくと
上手くまとまると思う。
95名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 02:59:35
>>92-93
冒頭からの回想は……と、いまさらいうのも何なんだけど、

>彼がその映画のビデオをレンタル店で借りたのは、【大学二年の夏のこと】だった。
>それは彼の、【中学生の時】からの唯一の趣味だった。
>【幼い頃】から、彼は一人でいることを好む内向的な性格の人間だった。

大学二年、中学生、幼い頃、と、いきなりの三段跳びはあんまりっちゃあんまりじゃねえ?
しかもこの小説の現在は「大学二年の夏」の更に三年後なんだよね。

読み手は、「大学二年の夏のことだった」と言われれば、そのつもりで読むわけよ。
それが次の行で「中学生の時」になって、あら、そうなの? と思ったら、「幼い頃」。
だったら、「幼い頃から」の話から始めるべきでしょ。
そんで「中学生の時」からホラー映画を観るようになって、大学では云々と。


96名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 19:51:36



「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」



97名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 20:16:39
経験的にも納得できる言葉だね。
耳が痛い。
誰の言葉?
98名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 20:42:42
「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」
と、教えたがるということは、無知なんだな。
99名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 21:45:22
>>98 ん? 悔しかったの?w
100名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 22:25:59
「誰かが教えなければ、誰も学べない」
101名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 22:55:21
>>96の「教える」っていう言葉の使い方がちょっと変。本当に無知なら教えられるようなこと無いじゃん。
「『無知な人』が『教える』って、一体何をなのかね?w」って皮肉ってるのかもしれないけど、
この場合は「教える」というか「指摘する」ってことでしょ?
そうすると「何も知らないで口出しやがって余計なお世話だコンニャロー」って意味にも取れる。
酷評スレという第三者視点からの指摘がびしばし入る場所を敢えて選んで書き込まれると余計そう思っちゃう。

あと、自分もちょっと気になるのでよければ引用元を教わりたい。
102名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 23:04:40
「なんでも引用されたものと即断するのはその程度である証である」
103名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 23:05:19
別館いけよお前ら。
104名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 23:43:27
「行かないのである」
105名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 23:45:01
「ヒラリーが女房だったら俺だって浮気する」
106名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 23:55:54
ぐぐれば一発だろうが。

エドゥアール・ル・ベルキエ だよ。
107名無し物書き@推敲中?:2007/09/27(木) 23:57:59
「誰?」
108名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:02:33
フランスの警句家(禁句家?)らしいということまで突き止めた。著作がヒットしない。wikiにもいない。
名前どんなスペル?

109名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:08:15
学識のある人は他人の意見にも耳を傾けるが、無知な人は自分の意見だけを押し付ける
という意味ね。

ここで批評にケチをつけてる奴は後者だな。

110名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:10:07
「ケチも受け容れろバーカ」
111名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:26:07
「いやあオッパイッテほむっとうにすばらしいな!なんで脂肪がこんなにもすばらしい配剤で積隆するのだろう?」
「脂肪?違うよ。」
「脂肪だ。教科書にそう書いてある。」
「ふうん。他のコは知らないけど、あたしのちちに詰まってるのははうすふるうちぇ。」

「しかもいちご味。」

「どしたの。」

俺ははうすふるうちぇが出てくるかどうか試してみた。結果?お前の女で確かめることである。
112名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:49:02
>>108
知らんがな (´・ω・`)
113名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:51:45
たぶん「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」 という
警句のみで知られている警句家だろう。

一生かかって、残せたものは一行の警句のみ。
ま、それでもなにも残せないよりはましなのか。
114名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 00:55:47
トンチンカンな批評に突っ込みが入るのは当然。
自分だけは聖域にいて突っ込まれたくないってんなら批評なんかしなけりゃいい。
115名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 01:06:05
>>114
それは対象は「批評」に限らない。まったく同じことがこのスレに何らかの書き込みをする全員に言える。
酷評願いの原稿・作品、それに対する批評、批評に対する反論その他、どれについても同じこと。
誰にでも平等に適応される前提。局所的な常識といってもいいのかも。
つまりカキコする人はみんなそこのところ承知だし覚悟してるはずだ。
だからわざわざ、しかも対象を「批評」に絞った表現をする必要はないんじゃないだろうか。
116名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 01:09:22
必死だなあ…
117名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 01:16:41
必死かも自分w どういう言い換え言い回しが可能か考えるのに熱中していた。
雑談でしかも無駄に長いね。ごめんアタマ冷やすわ。おやすみ。
118名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 01:16:52
ここまで俺の自演。素晴らしい筆力だろ
119名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 03:36:04
同人誌などでは同じようなレベルの人間が批評しあっています。
それと同じで、仲間うちの切磋琢磨ということでいいんじゃないのでしょうか。
120名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 07:26:17
あなた最近肩こってますよね?私には見えるからわかります。あなた悪霊にとり憑かれてますよ。
の論理と一緒だな。ムキになってるやつはインチキ商法とか占い詐欺に簡単にひっかかりそうw
121名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 08:27:10
スケコマシはけしてムキにならんものである
122名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 08:38:26
そりゃいかん。むしろムキになれ。ポーシャ姫が欲しけりゃ親友の肉を質に入れてでも手を伸ばすべきだ。
123名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 08:54:37
「それはこのシャイ…シャーロックホームズが許さんがね、ワトスン君。」
「そうだね、だがハシシは止し給えよホームズ。」
124名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 18:28:00
冒頭カットバックは無意識のうちになんとなく避けてたな。
実はやっぱり、だめなんだな。面白くしようと思って
無意識にやってたことに気付かされるなここは。
125名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 18:34:43
カットバックがだめだなんて事はない。
上手いか下手か、適切か不適切か、使いたいか使いたくないかの問題だ。
126名無し物書き@推敲中?:2007/09/28(金) 18:41:12
しかし結構読んでるほうだと思うが、確かに冒頭カットバックで
始まる小説ってまだ読んだこと無い。
127126:2007/09/28(金) 18:44:58
ああ、でも夢の中(過去)⇒目が覚めるっていうのはあるな。
でもこれはカットバックを使いたいときの
代わりの構成で、カットバックじゃあないな。
128コテ@1111:2007/09/29(土) 00:03:44
冒頭カットバックは、冒頭に説明を持ってこざるを得ないからな。
説明で大丈夫な作品なら問題ないんだろうけどね。
129名無し物書き@推敲中?:2007/09/29(土) 01:41:16
冒頭でカットバックしたからって、特に説明がいるかあ??
同じものの話をしているのか不安になってくるな。
時系列や視点を複数立てにして、切りかえていく手法の事を言ってるんだよな?
130名無し物書き@推敲中?:2007/09/29(土) 07:17:07
確かに「地球に67億通りの人生が並列同時進行してる」ことを明々白に示して見せた表現物ってあんましナイネ。

カットバックとはちと異なるやもしれんが、類似の手法、時間系列をいじって驚かせる、惹く、その開祖ーたら
クブリック巨匠とヴォネガットおん大将やな。
131名無し物書き@推敲中?:2007/09/29(土) 18:23:56
翻訳物じゃよくある気がするが、そういえば国産ものでは少ないかも?
冒頭にクライマックス直前の緊迫感あるシーンを持ってきて、
何事も無かったように事件の前から語られる。
あるいは隠された過去のフラッシュバック的な挿入など。
特に珍しいとも難しい手法だも思わなんだが。
132名無し物書き@推敲中?:2007/09/29(土) 19:10:56
冒頭カットバック、国産でもミステリ・エンタメ系ならそこそこあるよ。京極夏彦が多用してる。
正直「まだ読んだこと無い」にはちと驚かされた。
133名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 06:35:43
ろくに本を読んだことないやつが偉そうに批評するスレだからしかたないよ。
300冊とか400冊読んだぐらいで読書家をきどってるんだろうな。人の文章を
批評するなら、せめて5000冊は読んでほしい。それでも多いとはいえないけどね。
134名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 07:07:59
>>133
ろくに本を読んだことないやつ「も」って言ってくんない?
あるだろって指摘してるのもスレ住人なんだけどあんたは何なの?
135名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 09:34:24
>>134
相変わらずしょーもない煽りに食いつくやつがいるもんだね
不毛なレスつけるくらいなら頭の中で反論して論破して大勝利おさめて悦に入ってたほうが健康的だよ
迷惑もかからない
136名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 09:52:31
その前にしょーもない煽りをやる奴が板全体に多すぎるwww
もう何処となくうじうじと陰湿な分VIPよりひどいんじゃね?

あと脳内討論のほうがどうみてもアウトです。普通に反応する方が幼稚だがまだ健康的。
求められてるのはスルーじゃね?
137名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 10:02:28
問1 『www』で筆者がおもしろおかしく感じていることは何であるか答えよ。 (50点)
138名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 10:09:30
>>137
なるほどね。
これは確かに陰湿だわw
139名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 10:39:46
解答1 筆者は創作文芸板全体に読み手を不快にさせることを目的とした書き込み即ち「しょーもない煽り」が
    思いのほか多いことに驚き、面白さを感じている。

もっと上昇志向の高い板というか、有益でためになるレスの多い板だと思ってた。だから意外だった、というか
意外さ自体がある意味想定内だったから余計おかしくて吹いただけ。
単なる揚げ足取りとかpgrレスなんか無いんだと思ってた。聖者の島は遠いね。
140名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 12:02:38
正直、本スレと別館の区別がつかなくなってきた……。
投稿作品がご無沙汰だからなー。

流れを変えるために、おれが昔書いたつまらん文章晒してみようかとも思ったが、
まあなんつーか、聖者の島は遠いしね……。
141名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 12:33:27
3日後くらいに投稿過多になって批評おっつかなくなる予感
142名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 21:04:32
>>136は馬鹿。いってることが支離滅裂すぎる。
143名無し物書き@推敲中?:2007/09/30(日) 21:21:29
>>142
136の前半は理解してほしいなw
後半は確かに言葉が足りなかった。
煽りに直面したときに求められるのは態度としてのスルーであって、
わざわざ相手を頭の中でけちょんけちょんにのして悦に入るなんて
不健康な真似を奨励する必要はないんじゃないのかってこと。
「相手にしない方がいいよ」の一言ですむ話なのに、どうしてこう
「こっちが勝った!」とかそういう形でケリをつけようとするのか、
ってね。
そういうところについマジになっちゃう心理は実感としてわかるけど
だからって脳内で仕返しして悦に入るって実際結構危ないことだから
やめといたほうがいいじゃん。
144名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 03:40:12
まだいるのかよ。別館行け別館。
あっちなら思う存分相手してやるから。

あなたの文章真面目に酷評します 別館 Part2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1142687473/
145名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 15:56:34
「だめよ。きっすはおあずけ。」
「おまーなー。おたがいもはやよそじド真ん前なわけだる。そげなうヰうゐしいやりとりになんの意味が。」
「…。…ますますおあずけになりましたる。」
「えっなんで。」
「てめえ の  む   ね    に       訊             けっ                   」

そして俺は星になった。

                                                              ☆ミ


そして還ってきた。ただいまである。

「なんでかえってきたの。」
「お前が待ってるからさ。」
「だめよ。きっすはおあず…ムッ…やn……ばかっもっチョッ

ふりだしにもどるとかありがちにはおわらせねえぞぉへっへっへえである。
146名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 19:35:28
短編小説の冒頭です。
酷評お願いします。

 樋口哲也はソファーに浅く腰掛け、意味なく鞄からノートを取り出したり、
こわばる顔をほぐすため怪しい笑顔をうかべたりしていた。
 この翻訳会社で仕事をもらう為に受けたトライアル(試験)の結果を
聞きに来たのだ。
 400字ほどの英文和訳と200ワード前後の和訳英文をすでに提出して
あった。苦手の英訳も今回は死ぬほどがんばった。
 もう三ヶ月収入がない。ここで仕事がもらえないと相当まずい状況だった。
 応接室のドアが軽くノックされた音に、哲也はすばやく立ち上がった。
 長身のインド人が入ってきた。
 なぜインド人とわかったか。インド人そのものだったからだ。浅黒い端正な
顔。大きな瞳、きれいに刈り込んだ口髭。そしてターバン。
 その漆黒の瞳が哲也をまっすぐに見つめ、大きな手を差し出してきた。
 哲也は慌てて右手を差し出し、不器用に握手した。
147名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 19:38:03
また誰かの剽窃か

剽窃流れ旅BE
 
 
148名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 20:17:48
きららで落とされた短編

姉が捨てられても泣かなかった。
私と一番付き合いの長い、最愛だったはずの姉が捨てられたのに。
姉妹達は本当に気の毒そうに私を見て、お父様は何度も何度もわたしを抱きしめた。
呆然としていたわけじゃない、ただ何の感情も沸かなかったのだ。
捨てられた事実だけが頭にあった。姉の存在が消えた、淡々と私の頭は認識した。
いつだってそう、お父様に新しいお洋服を買ってもらっても、お父様に卑猥な悪戯をされても、私に残るのは、感情のないただの記憶だけ。
「○○ちゃ〜ん」
お父様は弛んだ頬を私の体に擦り付ける。死んだ鰯のような目やニキビだらけの体は、ものすごく醜いけれど、不快じゃない。
だって私に心はないのだもの。不快さも、嫌悪も、怒りも何も沸かない。
今の私のように、可愛がられていた姉も捨てられた。
私たちは常に受動的だから、人間様から受ける仕打ちをただ黙って受け取ることしかできない。
それが悲しいとは思わない。心がない私には、そんな感情を持つ事すらできない。
でも、願いはある。お父様の肩越しから除く、私の定位置のショウケースからじゃ絶対に見れない抜けるような青い空。
それを見て私は思う。願わくば、次は物でなく動く物に生まれますように、と。
149名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 20:29:59
>>146
>  400字ほどの英文和訳と200ワード前後の和訳英文をすでに提出して
> あった。苦手の英訳も今回は死ぬほどがんばった。
英文和訳と和訳英文?はぁ?
150名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 22:02:41
BEがどうのと電波垂れ流してる>>147>>146なんぞをプロレベルと見るのか。さすが電波。

>>146
もうちょっとひとつの内容としてまとまりのあるカタマリを見せてくれないと、部分的な良し悪しだけを揚げ足取るように
指摘してくことしかできないんだよね。まあどんだけ見せるかは投下する側の自由なんだろうけどさ、切れっぱしだけじゃ
読んで感想書くための頭使うモチベーションが上がらないんだわ。たぶん俺以外のレスほとんどつかないぞ。

まず最初の4行。「なにをしてるんだ?」という疑問を喚起してる第一文がつまらない。工夫がない。興味をそそられない。
「のだ」でそれを受けている次の文も面白くないわりにまわりくどい。直接的に「そわそわしていたからだ」としていない。

英文和訳と和訳英文はもうスルー。
そこから『まずい状況だった』までの状況説明。前後の視覚描写に挟まれて明らかに別個の段落のていを
なしているのに、『〜まずい状況だった。応接室の〜立ち上がった』などと締まりも切り返しもないからまとまりが
感じられない。境界がぼやけてる。つうか応接室にいたのかよ。廊下か待合室あたりのソファだと思ったわ。さきに言っとけ。

つぎインド人。ターバンをオチにしてるんだろうけどその前の肌・瞳・ヒゲだけで
「あーたしかになんとなくそうね」と思えてしまうせいでターバンが死んでる。
『不器用に握手した』ってのもイメージわいてこない曖昧なだけの表現でつまんない。
151名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 22:26:35
>>148
これも面白くないな。読み手をひっかけるために仕込んだネタのほとんどがトリックでないただの嘘。
『最愛だったはず』『気の毒そうに私を見て』『事実だけが頭にあった』ほか多数が主人公を生物と見せかけるための嘘。
読み終えて、タネを知ったことで初めて見えてくる有標の要素も無い。つまり上手いなぁと感嘆する要素が無い。
そもそもオチにたどりつくまでの話が読み物としてつまらない。
否定語重ねた内容の薄い、ネガティブに酔っただけの少女日記的。
暗い話書きたいならもっと味わいのある黒さを発想しろ。
賞が欲しいならネタの鮮度も磨け。習作じゃないんだろ。
152名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 22:51:47
忘れてたどうでもいい補足
>>148
私→姉ときたあとの3行目の『姉妹達』が他人ってなんだよそれわかりづれ
153名無し物書き@推敲中?:2007/10/01(月) 23:44:11
>>148
一時フィギュオタだった俺が突っ込んでやろう。

>「○○ちゃ〜ん」
>お父様は弛んだ頬を私の体に擦り付ける。死んだ鰯のような目やニキビだらけの体は、ものすごく醜いけれど、不快じゃない。

単純に気持ち悪い。フィギュオタが気持ち悪いのは、それが一般的な認識だからいい。
問題なのはただ気持ち悪いというそれだけしか文章から感じ取れないということ。
そんなステレオタイプをそのまま書くのが創作なのかと言いたい。

これを書くにあたって、フィギュアやサブカルあるいはそれに関わる人間の心理について、
自分に置き換えて考えてみたり、逆に客観的に分析してみたりしたか?
題材が何であれ、文章にリアリティを与えるにはそういう作業が必須。
読む限りでは、あなたの中の薄いイメージだけで思考停止したとしか思えない。

考えなしに書いたものは、読者に何がしか考えさせることはできないよ。
154酷評お願いします。1/2:2007/10/02(火) 00:29:09
 新橋駅のホームだった。人いきれと湿った空気が、そこら中を覆っている。夜の雨がトタン屋根を叩いていた。
「今日で最後ですね」
 ユウコちゃんはそう言ってあたしに笑いかける。放送局の書類整理の仕事で一緒になった。派遣社員というのは名ばかりの、
一週間だけの短期バイト。三十を過ぎたのにあたしはこんな仕事をしている。
「うん、そうだね」
 あたしは何を言おうか迷って、そう答えた。
「芸能人とか見れなかったですねぇ」
「あはは、あたし達の居る所は事務所だからねぇ、そういうのは中々無いかなぁ、期待とかしてたんだ?」
 隣のホームの先を見て、ユウコちゃんは頬を膨らませている。
「うち、田舎から出て来てるから、芸能人とかあんまり見たことなくって」
「それで、この仕事受けたんだ?」
「そうなんです、でも見れなかったなぁ」
 ユウコちゃんは凄く残念そうだった。一週間の間、二人だけでする仕事が多かったので、沢山話を聞いた。ユウコちゃんは二十二才で、
バンドのボーカルをやっていて、デモテープを沢山作って送っている事。彼氏はやっぱりバンドの仲間で、それで他のメンバーと少し困った事になっている事。
ライブをやりたいけどお金が無くて、近所の駅前で歌った事。
 あたしは、何も話せなかった。
 初めて会った日に、結婚してるんですか? と、ユウコちゃんに聞かれた時、してないよ、と、答えたきり、何も話していないし、聞かれなかった。
 ユウコちゃんが気を遣ってくれている気がして、何してるんだろうと自己嫌悪の固まりになった。
 やりたい事とか有ったはずだし、この年になったら結婚とかもしてるんじゃないかなって思っていた。それでも何にも無くて、派遣なんてやってる。
 ユウコちゃんが凄く羨ましくて、夢に向かってて素敵だなって思った。
155酷評お願いします。2/2:2007/10/02(火) 00:31:24
 ユウコちゃんの電車がホームに滑り込んでくる。
「じゃ、山崎さん、うち、こっちだから、頑張りましょうね」
「そうだね、お互いにね」
 あたしは頑張る事なんて無いんだけど、また新しい派遣の仕事を探すくらいかな。
二十二才の子に名字で呼ばれてしまうくらいには、年を取っているはずなのに。
 電車に乗り込んだユウコちゃんが、振り返って言う。
「うち、田舎に帰るんです。子供が出来て」
 そんな風に言うユウコちゃんの顔を、水滴だらけの自動ドアは封印していった。
電車がホームから走りだし、ユウコちゃんは遠くに消えていく。
 あたし、何してんだろ。右手に持った水浸しの傘をきつく握った。





1000文字でまとめるきららという携帯小説で落選しました。
安易なストーリーだったかもしれないのですが、他にも悪い所があれば
是非教えていただければ嬉しいです。
酷評で構いませんので宜しくお願いいたします。
156名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 00:36:59
>>154-155
SSはストーリーの切れ味が勝負になるから、オチのない話は厳しいと思う。
157名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 00:41:18
>>154ー155
悪くはないけど、ありがち
取り残されてく感覚は婚期を過ぎた女性なら誰しも持つものだから、あまりにもやられすぎてる
その割に、文章だって大して上手くもない。こりゃ厳しいよ
158名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 00:44:46
>>148
リズムが良くてなかなかいいんだけどねぇ
意外性の小ささと、>>153の言うように現実味の無さ?が強くて駄目だね
まあでも俺は嫌いじゃないよ、読みやすいし

>>154もそうだけど、そこそこ書けるだけじゃなかなか通過できないんだな
案外きららレベル高いね
159名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 00:51:26
>>154-155
いい話だし、よく出来てると思う。ただ自分でも「安易なストーリー」と言っちゃってるから
自覚してると思うけど、似たような話はこれまでいくらでも書かれてきてる。
特に「きららでこういうのあったよなあ」と思ってしまった。
本人は「きらら風のが書けた!」て喜んだと思うけど、選者にしたら「またこういうのか」
ってなっちゃう。よほどの独自性と、光るものがなければ難しい。
あと語り手の僻み性がちょっと鬱陶しかったかな。
160名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 00:57:12


     いつまでもでっちあげ酷評を引きずらないで
     寂しければ俺のをしゃぶれ

     愛情乞食BE


161名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 01:00:04
>>154
冒頭の表現「そこら中を覆う」を不自然に感じない時点で不慣れだとわかる。
つぎの人物説明で5W1Hができていないので下読みさんはもう読む気がうせたと思います。
あとはどうでもいい所で力んでいて、興味のない所は単なる箇条書きになったりしている。力を抜いて削る練習からした方がいい。
162159:2007/10/02(火) 01:14:18
文章についていうと、句点が多すぎて、切れ切れになりすぎている。
こうです。こうなんです。こうなりました。という風では、ぶっきらぼう過ぎる印象を読者に
与えてしまう。句点の代わりに読点でいい部分がいっぱいある。もっと一文を伸ばしても
大丈夫だよ。
あと「ユウコちゃんの電車がホームに滑り込んでくる」という文章は、当然
「ユウコちゃんが乗りこむ電車がホームに滑り込んできた」て意味だってことは
わかるんだけど、「ユウコちゃんの所有する電車が」みたいに読めるよね。
こういった点を「これでも問題なくわかるだろうからいいや」で済ましておくのは良くない。
それから、「あたし」が派遣社員をやってる立場を嫌い過ぎてるよね。実際派遣の
仕事をしている人は世の中に多いから、反感を買うこともあるだろうし、派遣差別と
取られるかもしれない。そういった作品は敬遠されるよ。
163名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 01:25:25
>>132
京極のどれだっけ?冒頭カットバック。3作くらい読んだが、
読んだ中には無かった。冒頭で夢内のシーン、でも過去っていうのは
カットバックではないよね?
164163:2007/10/02(火) 01:33:20
いきなり過去を思い出しながら動いてる歩いてる
みたいな作品、あったら参考までに知りたい。
165名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 02:09:33
>>154-155
漢字を多用していると、書き慣れていないという印象を与える。
ましてや携帯小説なら、もっとひらいて書くべき。
たとえば、
>あたし達の居る所は
→あたしたちのいるところは
とか。

>ユウコちゃんが凄く羨ましくて、夢に向かってて素敵だなって思った。
ここで思考が止まっているのが残念。三十も過ぎているのなら、この先も
見えているはず。夢を追いかけて、ぐずぐずの人生になった友だちとかね。
それらを踏まえたうえで、なおかつ、やっぱり目の前のユウコちゃんは素
敵に見えるので、考えを変えて……とかの展開が欲しかった。

たぶん作者自身は三十を超えてはいないでしょ?
若い人間が頭で考えただけの作品という印象が強い。
166名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 07:59:20
>>163 たとえば女郎蜘蛛の理
167名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 08:17:50



「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」




168名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 09:30:02
たぶん作者自身は三十を超えてはいないでしょ?
若い人間が頭で考えただけの作品という印象が強い。
たぶん作者自身は三十を超えてはいないでしょ?
若い人間が頭で考えただけの作品という印象が強い。
たぶん作者自身は三十を超えてはいないでしょ?
若い人間が頭で考えただけの作品という印象が強い。
169名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 12:27:58

 ヴァレンティーナvalentinaはSVを見ていた。SVというのは、ソリドヴィジョンの略で、立体テレビという意味である。それまでの平面TVから、未来では、立体までに進化、進歩した、ということである。
 それから彼女は、エアカーair carに乗って、宇宙空港space airport(以下SA)まで走った。信号機というのは、それまでの地上車のときとはやや異質である。
 その地球SAでは、宇宙船が宇宙を行き来しており、地球発で、アンドロメダ行き、とかベガ行きとか、デネブ行きとかがあるのだった。
 そこで、ヴァレンティーナは、アルタイル行きの切符を買うと、宇宙船に乗り込み、アルタイルまで、ワープした。ワープ航法がすでにそのときには、発明されていたのである。
 宇宙食を機内食として取る彼女は、雑誌にアイスブルーの目を落とした。機内の電光掲示板に、ニュースnewsが流れるのを確認しながら──。
 目的地のアルタイルSAでは、何機もの宇宙船がとまっているのが見えた。
 ヴァレンティーナは、アルタイルSAの出口EXITを抜けると、駐車場に置いてあったエアカーを別荘へと走らせた。
 
170名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 14:35:14
>>169
SF造語は面白いと思うけど、宇宙船の発着基地なのにエアポート(空港)という呼称をまだ引用している背景がよく見えない。空気と港をそのまま和訳したのが空港だからね。
SFネタは大体出つくしているから、きょうびSFを書くのだったらもうちょっと深く突っ込まないと平凡な印象をうける。
171名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 17:33:17
アストロポートだ!
172名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 18:45:24
ちょっと質問させてください

小説ブログに掲載している、比較的長い小説を
批評して頂きたいと思っているのですが
ここにリンクを貼って読んで頂くというのはありでしょうか?
一応テンプレ読む限りでは可能なようですが
実際にやっている方がほとんどいないので・・・
173名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 18:56:17
>>172
このスレになってまだ出てないだけでありだよ。

>※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
>HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
>と入れてください。

これ忘れんようにね。
174名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 19:00:01
>>173
早々にレスありがとうございます!
了解しました
後ほどお願いしようと思っていますので
その時はよろしくお願いします
175名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 22:11:46
子ぐまは雪をみるのが夢だった。親ぐまは子ぐまの夢を叶えたくなかった。
「いいかい?絶対に寝なくてはだめよ」
親ぐまはしっかり、念をおした。
「わかった!ぼくきちんとねるよ」
子ぐまはこっそり、寝たふりをした。

いつまでたっても、雪はみえなかった。
子ぐまはお腹がグルグルすいていた。眠くてフラフラしてきた。
もうつかれた。子ぐまはウトウトと、目を閉じようとした。
ハラリハラリ、白い雨が空から降ってきた。
子ぐまはおどろいて、外へ飛び出した。子ぐまは空を見上げた。
真昼の太陽の光のように、夜中の流れ星のように。
 「雪だ」
外は寒かった。雪は冷たかった。
子ぐまは空を見上げ、両手を伸ばし、光と星を集めた。
子ぐまは雪を抱きながら、静かに夢をみた。


夢は叶えてはいけないよ
夢は寝てみるものだから

親ぐまは、まだ温かい子ぐまを抱きしめた。親ぐまは、目をほそめ子ぐまをみつめた。
子ぐまはスヤスヤと寝ているようだ。
親ぐまの、真っ黒な瞳から涙がポロポロと流れ、子ぐまの頬に黒いシミができた。
いつのまにか、みぞれ雪はポトポトと、森に冬を知らせていた。

違うスレでさらしたのですが、なぜかポエム調になってしまいます。
最近、文章をかくようになったのですが、どのように改善したらよいでしょうか?
アドバイスをよろしくおねがいします。
176名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 22:23:43
>>175
> 違うスレでさらしたのですが、なぜかポエム調になってしまいます。
> 最近、文章をかくようになったのですが、どのように改善したらよいでしょうか?
ポエム調にならないようにするにはどうしたらいいかを訊いてるのか、
そういう癖のことはおいといてどうやればもっと見栄えがするようになるかを訊いてるのか、
まずはそこをはっきりさせといたほうがいい。
177名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 22:34:48
なにをもってポエム調といってるのか定かではないが、文章を長くしてみたら小説調になるんじゃねーのかな
178名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:00:31
>>176さんレスありがとうございます。
見栄えとか考えてなかったので、見栄えが何たるかがよくわかんないです。
あと、ポエム調は完全に癖なので、今はとりあえずこのままでやっています。
179名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:09:20
>>177さんありがとうございます。
姉に読んでもらったときポエムみたいと言われて恥ずかしく思いました。
ちょっと気にしすぎてました。あんまり、人の評価を気にしないで好きなように書いてみます。
自分の文章を客観的にみれないから評価してもらって
あわよくば助言していただこうと思ってました。
やっぱりもっと書いてから再度挑戦したいと思います。ありがとうございました。
180名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:11:03
くぉら、ポエムに失礼だろ!ポエムにあやまれ!
181172:2007/10/02(火) 23:17:45
何度もしつこくて申し訳ありません
もう一つ確認させてください

>>172で「比較的長い小説」と書いたのですが
小説として考えると「比較的長い」部類に入るという意味で
ここで晒されている文章量から考えると
たぶん「とんでもなく長い」部類に入ってしまいます

具体的には、ブログ上で全13話+番外編1話で構成されています
原稿用紙に換算すると100枚以上あります

さすがにここまでくると、このスレに投下するのは空気読めない感じでしょうか?
ブログ板には一度晒したことがあるのですが
こちらの方がより厳しい評価がもらえると聞いたので
こちらにも晒してみようかと思い立ちました
もし止めた方がよければ指摘して頂けるとありがたいです
182名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:23:20
>>175
ポエム調になるのは、心理や情景、行動の描写を適当に端折ってるから。

練習法としては人間を書くことかな。
人間なら寝るのは部屋になるよね。
どんな様子の部屋なのか。照明は蝋燭か電気か。冬だと寒いんだろうね。
どんな感じに寒いのか。
ベッドに横になる。毛布をかぶる。その時の心理状態。呼びかける親の表情。
そういったものを丹念に描写していくと小説らしくなる。
183名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:35:36
>>181
心配しなくても読む価値が無いと判断されれば、
最初の一行目で読めないとはっきり言われるだけ。
長いものを最後まで丁寧に指摘し続ける人は居ないと思う。
おそらくよっぽど面白くない限り途中の適当な所まで読んで、
そこで批評されて終わるから気にする事無い。
問題は下手な動きをするとブログそのものが炎上する可能性があるだけ。
そこさえクリア出来る自信があるなら勝手に貼りな。
184名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:37:39
>>181
リンクを貼るぶんには邪魔にはならないから問題ないと思うよ。
でも、たぶん冒頭の10枚くらいを読んでの評価になると思う。
それを承知の上でなら、歓迎。
(全部を読まずにあれこれ言われても、と不満ならやめたほうがいい)
185名無し物書き@推敲中?:2007/10/02(火) 23:38:24
>>181
それともう一つ。
百枚を全部読んで批評してもらいたければ、
http://sakka.org/training/
こっちへ行きな。酷評とまでは言えないが、作者の質問をきちんと書いて、
他の作品に感想を付けていけば、自作にも的確な感想が入るだろう。
186172:2007/10/02(火) 23:57:13
>>183-185
早速レスありがとうございます!
自信はありませんが、なかなか客観的評価を得る機会がないので
とりあえず思い切って晒してみることにします

http://esquis.seesaa.net/article/56016854.html
評価して頂きたいのは↑から始まる長編小説です
ジャンルはミステリに属します

以前は1日1本の短編をupしていたのですが
以前ブログ評点スレに晒した時に
長編を書いてみてはと言われたので
今回初めて長編にトライしました

どこまででも良いので、お時間のあるときに読んで頂いて
評価頂ければ大変有難いです

それから>>185で貼って頂いたサイトは
以前から時々閲覧だけはしていたのですが
今後参加もしてみたいと思います
どうもありがとうございました!
187名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 00:20:51
>>186
初級者のレベルかな。
もう少し視点を意識するとよくなると思う。
まず書き方がね、一人称・内部視点になってるんだ。
三人称の外部視点・外部カメラで描くならば、パソコンに向かうみゆきの様子を
描写したくなると思うんだ。外見とか机の周囲とか。部屋の様子とかね。

サイトの説明も脈絡がないので、きっちりみゆきの内部に入って、感情をまじえながら
説明したほうがいいと思う。
例えば、資料をみながら、写真をどうしようかとか、フォントサイズとかレイアウトとか
考えると思うんだ。そういうことを考えながら、サイトを始めてもう五年になる、英語版も
アクセスが増えてきてうれしい。みたいな感じで自然に説明する。


>身長170センチのみゆきより20センチ低い母親が、縮こまって首を傾げている姿は、
>ルームメイトのレイが飼っていたドワーフハムスターにそっくりだ。みゆきは、
>思わず噴き出しそうになった。

出だしは外部視点なのに、途中からみゆきの内部視点に変っている。
母親とは毎日会っているはずので、日常的なしぐさに対して噴出しそうになるという描写は不自然。
身長の数字がストーリーに直接関連しないならば、何センチと書くよりも
みゆきより小柄とか自然な表現をつかったほうがいい。
188>>154-155 ◆flt7OIGnlY :2007/10/03(水) 00:44:33
>>156
そうですね。雰囲気先行の書き方でした。
雰囲気を作るのが好きなのですが、オチの切れ味を高める事に尽力いたします。

>>157
ありがちですね。文章は確かに自分でも迷っている所がいくつかあります。
やはりストーリーの内容が陳腐でしたか。

>>159
ありがとうございます。きららの求めるものを考え過ぎた結果かもしれません。
独自性と光るものですが、もっと考えてみます。
僻み性はキャラ立てをしているつもりでしたが、鬱陶しいという印象も与えてしまうのですね。

>>161
確かにそこはかなり迷ったのですが、見切り発車しました。
漂う、充満するなどがよろしかったのでしょうか。
5W1Hと言われますと、Why、What、Who、Where、When、Howだと思うのですが、
ユウコちゃんの動作が分からないと言うことでしょうか。
それ以外は、なぜ(派遣で)何(電車を待つ)誰(ユウコちゃんとあたし)
どこ(新橋駅のホーム)いつ(夜)どうやって(動作?)
Whatとhowがわかりにくいという事でしょうか。
箇条書きの件とは、ユウコちゃんのキャラ背景でしょうか。
字数制限がありましたので、詰め込んだ気はします。

もしよろしければ上記の点教えていただけると嬉しいです。
お忙しければスルーしていただいて構いません。
189>>154-155 ◆flt7OIGnlY :2007/10/03(水) 00:45:20
>>162
そうですね、結婚の件は句読点が多いと自分でも感じました。
シーンを取り出して別に作れればその方が自然だと思うのですが、
残念ながら字数制限でああいう形になりました。
それ以外でも句読点は何度も読み直したり音読しているのですが、
なかなかリズムなどで難しいですね。妥協をしないで書くことも
必要ですね。
ぶっきらぼうな部分はやはりユウコちゃんの件でしょうか。
切って切って切るというリズムを好んで使ってしまうので、
それを意識して改善していきたいと思います。
妥協している所を的確に指摘され、申し訳なく思います。
派遣に関しては好きでやっている人は居ないかなと思ったのですが、
意見が偏っているのは賞では敬遠されてしまうのでしょうか。
派遣についての広い視野を持ってみたいと思います。
一応ユウコちゃんのような派遣のやり方もあると提示したつもりですが、
なかなか難しいですね。

>>165
漢字の多様に関してはなるほどと思いました。
それほど意識して書いてはいないのですが、ひらがなを使ってしまうと、
字数制限に引っかかりやすくなることと、ひらがなの連続では、
句読点を増やさないと読みにくく無いか心配だというのがありました。
携帯小説をもっとチェックしてみます。
個人的にはひらがなを増やしすぎると、子供っぽい印象を受けるのですが、
携帯小説はその方がいいのかもしれませんね。

思考に関しては、字数制限がありますので、一本決め打ちで走ったという感じです。
しかし、御提示していただきました方向性があった方がさらに深みが増すとは思います。千文字でそれを表現出来るように考えてみたいと思います。

酷評いただきました皆様ありがとうございました。感謝いたします。
190名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 00:51:07
あと、きららは「携帯メール小説」って銘打ってはいるけど、今のいわゆる
「ケータイ小説」が流行る前からやってた賞だから、特に携帯向けを意識する
必要はないよ。ジャンル的には何でもありで、文章も軽いものだけじゃないし。
何より、PCからしか読めないという賞に変わったから。携帯で送る賞。
191名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 01:08:41
>>189
>個人的にはひらがなを増やしすぎると、子供っぽい印象を受けるのですが、

この気持はよくわかる。みんなそうだ。
しかしだからこそ、意識してかな書きにする勇気が必要になる。
これは、携帯小説に限った話ではないよ。
プロの文章を試しに書き写してみると、かな書きの多さに驚くとおもうよ。
192名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 01:47:11
>>186
普通にすげえ面白いと思った俺は少数派だろうか
後半に行くにつれ上手くなってるし
すごく楽しめたよ
193酷評お願いします:2007/10/03(水) 02:25:46
 夏の喉に紐をかけて、絞るように締めてゆけ。蝉の声は断末魔。ゆるく喘ぐ
夏の悲鳴。
 最寄り駅までの道程を、私と山之辺絵里は並んで歩く。コンクリートから熱
気が立ち上り、私たちの肺を満たす。自転車を立ち漕ぎしながら、同級生が追
い越してゆき、プリーツスカートがゆらり、乱れたりもする。
 私たちはただ、記録する意味もないような雑談を、糞尿みたいにだらだら垂
れ流す。
 十八歳の夏が汚れていく。白紙だった記憶の原稿が、カリカリと埋められて
いく。文字はかすれがちでしかも薄い。
 白い靴下の中で汗ばんでいる自分の脚を、私は思う。
「私、人と仲良くなるの苦手なんだよね」
「そうなの?あんま、そんな感じじゃないのにね」
 山之辺絵里は、私との間に特別なチューブを繋ぎたいのだろう。熱気が真綿
になって、私の鼻を眼を喉を塞ぐ。
 模範的な相槌を、私は打つことが出来る。
「何でも話せる友達が欲しいって思うんだけど上手く行かない。……あ、」
 山之辺絵里が声を漏らした。
「ごめん別に懇願してるわけじゃないの、同情して欲しいとか思ってるわけじ
ゃないし、なってくれって頼んでるわけでもなくて、ほんとにそういうんじゃ
ないんだ。ごめんね、ごめん」
 いいよ、と私は唇を動かし、喉を震わし、山之辺絵里の、焦燥を秘めた静か
な瞳を見据える。その湖に石を投げて、漣が乱れる様を見たいとも思う。
「いいよむしろ、何でも話せるとかはわかんないけどそういうの抜きにしてフ
ツーに、友達しましょうよ」
「ありがとう」
194酷評お願いします:2007/10/03(水) 02:28:04

 ありがとう。
 どことなく焦点と、そう、論点もずれた答え。そう答えられたら台無しだ。
 山之辺絵里は不器用だ。意図を汲みきれず取りこぼす。
 私のこの苛立ちは、何?
「あのね、」
 私の苛立ちは伝わらない。山之辺絵里はまた語り出す。
「すごく後悔してることがあってね、それについての意見を誰かに聞いてみた
いと思ってたんだけど」
「うん。私でよけりゃ、お聞きしますよ」
「ありがとう。ねえ、『あのときああしておけば、こうはならなかったかも』って思
うことって何か、ある?」
「あるよ。あるし、いや、っていうか……そういうこと全般を称して後悔って
呼ぶんじゃないの?」
「そういう気持ちをどうしてる?どうやって押し殺してる?」
 軸が狂う。ぐらり、駒が傾ぐ。
 この子はもしかしたら少しおかしいのかも知れない。遊びのない原色の会話
に、私はたじろいでしまう。
「そういうのは一番辛いことだよね」
 私はどういう指針で話していくべきだろう。わからない。嘘を吐きたくない
。でも本当の自分はみすぼらしくて恥ずかしい。だから作り物のほうでもい
いから、その場しのぎでいいから、誉めて欲しいし拍手をして欲しい。そうや
って繕ってしまうとあとからの行動原理が全て揺らいでしまうってわかってい
るのに。それでも虚栄が私を苛む。私の肩をゆっくりと噛む。
195193-194:2007/10/03(水) 02:31:40
すみません、sage忘れました…
196名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 02:41:51
がんばって7まで読んだってやると7読んだ事になるか?あん?
なんか8で一人称になってる
もう無理
197名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 04:38:47
>>193-194
>夏の喉に紐をかけて、絞るように締めてゆけ。蝉の声は断末魔。ゆるく喘ぐ
>夏の悲鳴。

出だしから、これかい? と思いつつ、読みすすむ。
まあ、ろくなもんじゃあんめえ。
案の定、ひとりよがりの、装飾過多の、文学趣味の、奇抜な比喩に頼りすぎた、
どうしようもない、文章以前の代物……
……じゃ、ないね。

これはひょっとすると、かなりのものなのかもしれない。
作品の世界と思考が閉じてしまっていると、本当にどうしようもない代物になる
ところなのだが、この文章では、閉じていなくて、開いている。
つまり、作者の立ち位置が「私」とはイコールではなくて、一歩引いた位置に
あるので、心地よく読めてしまう。というか、読ませてしまう。アラはあるけれども、
そういう力がある。

引きあいに出して申し訳ないけど、>>186を読むのに四苦八苦してブン投げた
あとだけに、力量の差に目を見張った。
198名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 05:02:07
>>193-194
文章は下手だな。
全体的に描写がないね。
場所も人物もまったくわからない状態。

>夏の喉に紐をかけて、絞るように締めてゆけ。蝉の声は断末魔。
>ゆるく喘ぐ夏の悲鳴。
これはなんなの?
一人称だから主人公の内面なんだろうけど、冒頭に出されても意味がわからない。

>最寄り駅までの道程を、私と山之辺絵里は並んで歩く。コンクリートから熱
>気が立ち上り、私たちの肺を満たす。自転車を立ち漕ぎしながら、同級生が追
>い越してゆき、プリーツスカートがゆらり、乱れたりもする。
主語の位置を考えた方がいい。
この流れだと、わたし達と自転車がつながって読めるから混乱する。
誰のスカートが乱れるのかも曖昧だね。

>私たちはただ、記録する意味もないような雑談を、糞尿みたいにだらだら垂
>れ流す。
用法が間違っているし、不快感を感じる表現だね。
「糞尿を垂れ流す」というのは異常事態だから、「みたいに」とはつながらない。
『記録する意味もない、糞尿みたいな雑談を、だらだら垂れ流す』
という事になると思う。

会話の内容もよくわからないし、小説以前のデキかな。
199193-194:2007/10/03(水) 05:58:10
>197
わぁ、ありがとうございます。すごく嬉しいです。
装飾過多はいけないなぁ、と思っていたところだったので、
やっぱり鼻につくのか、と勉強になりました。
もっと平易で無駄のない文章を書けるようにしたいです!

ほめていただいて本当にうれしいので
なんだか申し訳ないのですが、
一歩引く、というのは
あまり感情移入とか、自己投影をしすぎないようにする、
ということでしょうか?
もしそこに魅力を感じていただけたのなら、
これからもそんな風に書いていくように気をつけます!

自分の小説をほめていただけるのってこんなに嬉しいとは知りませんでした。
励みになります!ありがとうございます!
200193-194:2007/10/03(水) 05:59:43
>198
返レスが早すぎて申し訳ありません…。

実は、書き忘れていたのですが、これは一場面で
これ以前に
「同級生の女の子と仲良くなり始めて、一緒に帰ろうと誘われた」
という描写があるのです…。
今後は、そういう書き漏らしがないよう留意します!

冒頭は、一応、季節が夏から秋に移ろうとしていることを描写してみたものです…
やっぱりちょっとぎょっとされますよね…
詩的な美しい文章って、むずかしいなぁとわかりました!

自転車とプリーツスカート、たしかにそうだなぁ!と感心しました
一度自分で見た光景を描写したので、客観性に欠けましたね…
まっさらな視点で書いていかなきゃいけませんね。

ほんとうだ!たしかに訂正していただいた表現のほうがわかりやすいです
糞尿を日常的に垂れ流してたらおかしいですものね…
雑談にかかる形容にしたほうが的確ですね

いろいろ批評をしていただいて、すごくためになりました。
今後の糧にしていきたいです!
201172:2007/10/03(水) 08:00:12
レスが遅くなりまして、申し訳ありません
こんなに早く読んで頂いてありがとうございます!

>>187
>出だしは外部視点なのに、途中からみゆきの内部視点に変っている
なるほど、仰る通りですね
それに物語の導入部分なので、もっと描写を細かくするべきですね
勉強になります
どうもありがとうございます

>>192
ありがとうございます
もっと精進したいと思います

>>196
たくさん読んで頂いてありがとうございます
ミステリによくある手法で、8だけ犯人目線という設定なのですが
わかりにくいですね・・・
もっと視点の表現の腕を磨きます

>>197
お手数をおかけして申し訳ないです・・・
とにかく勉強を続けてもっと力をつけるよう頑張ります

皆様、本当にどうもありがとうございました!
202名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 08:02:59
山之辺絵里という名前だけで抜ける
203名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 08:44:28
>>201
あららもう帰っちゃうのかい?いま前夜を全部読み終えたとこだよ。
とりあえずここまでで気になったところを取り急ぎ列挙。

まず読者に対して親切に説明しすぎるところがある。
前夜:悦子のところで、「実は待ち合わせを断ったのはこういう理由からなのだ」と説明するくだりがあるけど、
ここは「こうするために悦子は待ち合わせを断った」とするべき。そうすれば読み手は「ああ、前章のあれは
そういう事情があったのか!」と発見するよろこびを得られる。行間の一種だね。

そんで次。全体的に登場人物の皆さんはワケアリだったりキワモノだったりしてるのに、
文章がマイルドすぎていくらか中途半端になってるきらいがあるね。そういうエグさはこの作品の味に
なってるものなんだから、スパイスを効かせるように要所で読み手をうわっと思わせるくらいまで
やりきっちゃっていいと思うよ。みゆきならナルシスト的描写を、悦子なら嫉妬に燃える様子を、という
感じに、肝心な部分ではちょっと下品にしてみてはどうかな。文章全体から漂ってくる丁寧さが
やや睡眠剤として機能しちゃってる気がするよ。

次、ちょっとこまかいことだけど、一部述語の「スル・サレル」が乱れてるね。主体がズレちゃってることが
あると受動/能動が反転するだけならまだしも被害/加害のニュアンスが逆転しちゃうとえらいこっちゃだから
気をつけて。

最後は構成についてだけど、前夜編の各8章は、それぞれがほぼ完全な並列関係にあるよね。
内容的にも独立してるものが多いせいで、読んでるうちに「さっさと話を進めてくれよー」って気持ちになってくる。
みゆき・悦子の待ち合わせの件とか、愛美・賢一の金稼ぎの件とかはいくらか相互的に関係してはいるけど、
それでも弱い。もう少し次の章、次の章と読み進めていくごとに新しく見えてくる背景(たとえば前章での
出来事の裏事情など。賢一編で描かれた金稼ぎの動機はそれだね)や、予感させる先の展開(たとえば
同窓会にはこういうつもりで臨もう、とか)がないと読み進みたいという欲求がかきたてられないね。

謙遜無しで乱文なレスになっちゃったけど堪忍して。
204名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 09:15:34
>>203
大変細かく批評頂きまして、ありがとうございます!
いえいえ、このスレは勉強のために今後もチェックしていこうと思っていますので
お時間のあるときにいつでも批評頂ければ大変有難いです。

なるほど・・・非常に勉強になります。
確かにちょっと引き気味な文体では、読み手をひきつけるのは難しいですね。
並列が多いとイライラするのも、仰るとおりだと思います。
読者が次に引っ張る力が、まだまだ足りないですね。
指摘頂いた悦子の説明部分のように、前章との絡ませ方も、もっと工夫する必要がありますね。

述語の乱れについては、全体的に確認し直します・・・。

批評頂いた内容がどれも尤もで、本当に勉強になります。
どうもありがとうございました!
205名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 09:16:52
>読者が次に引っ張る力が、まだまだ足りないですね。

読者「を」でした。
申し訳ありません・・・。
206名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 13:06:28
同窓会 10.当日(2) [2007/09/27 23:46]
が真っ白なんですぅ。
207名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 13:10:42
俺への謝罪終わって千葉重罪刑務所に入れよ
BE
 
 
208名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 14:16:53
>>206
すみません…表示されませんか?
いま出先なので携帯用コンテンツの方しか確認できないのですが
一応そちらは表示されているようです

夜、帰宅しましたらすぐに確認します
seesaaはトラブルが多いので、何か起きてるのかもしれないですね…
209名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 18:22:21
「私と付き合ってみない」
それはあまりにも突然だった。僕は自分の耳を疑った。
「お試し期間で二週間だけでもいいからさ」
彼女は、少しも表情を変えず、先程と同じ口調でさらりと言った。
そこには、不安とか恥じらいとか、全く感じられなかった。
はっきりとした二重の目は、真っすぐ僕を見つめていた。
「気に入らなかったら、クーリングオフしてもいいよ」
僕は混乱していた。冗談にしか思えなかった。
彼女からこのように言われる理由が僕には思いつかない。
彼女は、美しかった。
「何で……」
僕はやっとのことで口を開いた。
「私と付き合うの、そんなに嫌?」
急に少女のような口調にドキリとした。彼女は少し、悲しそうに目を細めた。
「嫌じゃないけど……」
正直、嬉しかった。遠くで見つめているだけで幸せだった。
自分には話し掛けることも触れることも許されない、そんな存在だった。
「やったー!」
彼女はパッと笑顔になり、キラキラと目を輝かせ、無邪気な子供のように、全身で喜んでいた。
「クーリングオフされないように頑張りますので、よろしくおねがいします!」
そう言いながら、僕の目の前で、規則正しく礼をする彼女は、先程とは別人のようにあどけなかった。
「ああ、よろしく……」
僕は、彼女の急な変化に戸惑いながらも、そんな彼女を愛しく感じた。
彼女は、はにかみながら、愛くるしい笑顔で笑っている。
僕は、その笑顔を見て、少し照れていた。

210名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 18:23:57
付き合って三ヶ月たった頃、僕はふと、あの奇妙な告白は何だったのか聞いてみた。
「あれはね、私自分から告白したことなくて、告白の仕方がよくわからなかったの。
私ね、いつもみんなの前では無理しておとなしく振る舞っていたわ。
もし、普通に告白して付き合ったとしても、私はあなたの前でずっと演技しなきゃいけなくなる。
本当の私は子供っぽいのに、あなたはおとなしい私を好きになったんじゃないかって不安になる。
無理して疲れちゃうのは、お互いつらいでしょ。
自分と一緒にいると疲れるって言われたら傷つかない人なんかいない」
「ちょうど、クーリングオフって言葉をテレビで聞いて、これだって直感したわ。
お試し期間中にありのままの私を好きになってもらえばいいって思いついたの」
自分のことを説明するときの彼女は、妙に大人びた調子で語る。
“ありのまま”とか“無理してる”とか関係ない。どんな君だって僕は愛すことができる。
だって全部、君だろ?

「あとね、あなたって、いっつも遠くから私のこと睨んでて怖かったんだから」
彼女は膨れっ面の上目遣いでじゃれてくる。まるで、ちいさな子猫のようだ。
次々に変化する君は、とても魅力的だ。
「あなたには嫌われたくなかったの」
僕は彼女をそっと抱きしめた。愛しくて、愛しくて、自然と僕は微笑していた。
彼女は、僕の腕の中で、満足そうに頬笑んでいた。

211名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 19:20:29
>>208
今みたらちゃんと表示されました。

主人公不在のまま、なんちゃって三人称で人物紹介が続く。
読み易くはあるんだけど話が動かないんで3人目で1回ギブ。
絡みの少ない前夜は三人称モノにありがちなミスは目立ちま
せんが、当日に入るとポロポロと。
(なんちゃって三人称の時点で予測ついた事ですが)

で、生意気にもアドバイスですが、
慣れないうちは視点を動かさない事。
この辺も参考に。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1142687473/831
212名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 19:52:58
>>209-210
勝手に酷評対象と見なす。そういうつもりじゃなかったんならスルーしてほしい。

描写は「彼女」で始めたんなら、それで統一した方がいい。途中で「君」とかの呼びかけ調にされると違和感ある。
内面独白にすらなってない。逆効果。そこのところだけ「彼女」と「僕」で閉じていて、読者はついていけない。
それと細かいことだけど、
>「私と付き合うの、そんなに嫌?」
この台詞にクエスチョンつくんなら、冒頭の台詞にもつけたほうがいいと思う。

あと個人的な感想なんだけど、何か全体として白々しい印象がしてしまう。
文の雰囲気から歌の歌詞か漫画の抜き書きを連想した。メロディも絵もなくした抜け殻的文章って感じで
ボリュームが全然ないから世界が凄い貧弱。
登場人物が生きていないというか、生き生き「させられて」いる感じがする。彼らの感情がまるで伝わって来ない。
描写が割と典型的でしかも少ないせいかな?恋愛ものって特に感情移入が大事だと思うんだけど、
「僕」が「彼女」のどこに惚れたのか、どんな風に惚れているのかをもうちょっと描いてくれないと全然わからない。
共感以前に想像できない。読んでて冷めてしまった。
213名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 20:09:09
>>209-210
短いのに非常に読み難い。
というのは、情景描写も人物描写もないから、読み手に必要な情報が与えられて
いないというのが一つ。
もう一つは、セリフの合間に心理描写が入りすぎで、セリフの流れがブツ切れに
なっているから。

ショートショートの場合、描写は短めでいいのだけれど、どんな場所での出来事
なのか程度の説明は必要。
214名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 20:44:33
>>212->>213さんありがとうございます。
なるほどです。とても勉強になります。勢いで書いて読み手のことをよく考えてませんでした。
あと、酷評されるべく、余計な言い訳を書かないようにしましたが、
大切なよろしくお願いしますを言わなくてすみませんでした。
以前投稿したとき、>>182さんに人間の心理と行動を細かく書いたほうがいいと
貴重な助言を頂き、練習を早速してみましたが、
どうやら今度は情景や必要最低限の情報までも削っていました。
一つ一つの行動や情景を書くと、どうしても長くなることに悩んでましたが
案外それが小説なんですね。確かにSSを書くつもりで書いてました。
小説調にかけば小説になるってこういうことなんですね。
たぶん内容がないのは私は恋愛経験がないし、初めて男目線で書いてみたのもあると思います。
どうしても独り善がりで自己満足な文章を、万人に通ずるように
しかも、自分の感性や伝えたいことを殺さないで書くというのは難しいですね。
アドバイスをありがとうございました。もっと自分の文章を研究してみます。
215 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/03(水) 21:21:16
小編です。酷評お願いします。

「こんにちは」
 暗い部屋。射し込む光。君は毎日そう僕に呼び掛ける。澄んだ声で、柔らかな優しい声で。毎日毎日僕の心をくすぐるんだ。
 僕の気持なんて知りもしないくせに。
 部屋にあるインスタントコーヒーを作る。出来立てのコーヒーは熱くて。とてもじゃないが飲めなかった。

 君はずぅっと僕のことを見ている。いつもの“仕事”をこなす僕を見つめている。朗らかな表情で、赤子をあやす慈母のごとき微笑みで。掛けてくれる言葉はひとつもないけれど、見守っていてくれるんだ。
 そのせいで僕は一日中どきどきしっぱなしだったというのに。
 “仕事”をこなしていく。今日はいつもより調子がよかった。

「さよなら」
 そう君は毎日辛そうな顔をする。“仕事”を終え、席を立つ僕に、決まってそう呟く。溢れんばかりに潤んだ瞳で、無理矢理作った笑顔で。明日を待つと伝えてくるんだ。
 僕もとっても辛いのだけれど。
 二人共にする時間を惜しむように、少しでも長くいられるようにと、時間をかけて片付ける。それでも最後は、バイバイ。

「おやすみ。また明日」
 君と重ねるその言葉。二人だけの魔法の呪文。それも今日でおしまい。君と僕が出会うことはもうないから。
 唱えた君は、プツンと音を立てて消えてしまった。君の笑顔が眩しかったのに、もう黒く塗り潰されてしまった。
 こんにちは。さよなら。おやすみ。また明日。
 変わらなかった日常に、変えたかった毎日に、今日でお別れを。僕の恋もおしまいです。
 垂れ下がる輪に首を掛ける。
 今日までどうもすみませんでした。
 崩した台は転がって、ごろごろがたがた、壁にぶつかった。
 デスクトップで微笑んでくれた君は、永遠に僕の想いなんて知らない。
216172:2007/10/03(水) 21:28:50
>>211
ご確認頂きまして、ありがとうございます。

なるほど視点について、もっともっと気をつけるべきですね。
リンク先の議論を拝見しましたが、一度読んだだけでは
私の頭では理解できなかったので、もっとじっくり読み直します。
視点について少し調べてみると、他にもいろんな議論がされている
サイトがたくさんあったので、それらもよく読んで勉強します。

とにかく自分の視点に関する認識が甘すぎることがよくわかって
非常に勉強になりました。
どうもありがとうございました!
217名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 21:32:46
>>215
読みにくいし、何言ってんだからわからんし、何より文章がキモい。
文章に個性的があって、それが俺に合わないからキモいんじゃなくって、
誰でも書けるような文章でオナニー丸出しの文章やってっから、やたらと
キモい。勘違いしたワナビーの典型。
218名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 21:37:00
必死だなお前。
219名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 21:44:35
>>217は何を言いたいんだ
220名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 22:01:57
>>215
句点が多いから文章がぶつ切りにされている感じがして読みづらい。体現止めとか倒置なんかもちょっとしつこい。
抽象的に描いているつもりなんだろうけど、全体的にむしろピンぼけって感じで読んでて情景が上手く浮かばない。
自分の読解力がアレなのかもしれないが、確信を持って読み取れたことが「君」がPCの中にいるってことぐらい。
主人公がいわゆるニートで絶望したのか、或いは仕事持ってるけど生き甲斐を失ったのかすらわからない。
そこをどう読み取るかは読み手に任せる〜とかの試みかも知れないけど、むしろそこがメインテーマなんだろうから
その辺はきっちり描いてほしい。

あとおせっかいながら、二人称への呼びかけ型で話を展開するのはあんまり安易にやらないほうがいいと思う。
読み手の目からすれば、主人公に「君」呼ばわりされてんのは読者ってことになってしまうのを忘れないでほしい。
「君と僕の二人だけの世界」に読み手を引き込もうって狙いなんだろうけど、読者は「僕」でも「君」でもないので
無理に「君」呼ばわりでひっぱり込まれても気持ち悪いだけで全然共感できない。無論楽しめない。
221名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 22:05:10
ミキならいいのかな?
2221/2:2007/10/03(水) 22:41:10
 冒頭ではなく中盤の回想エピソードです。酷評お願いします。

 あれは四年生の秋、日曜日の夕暮れ時のことだった。

 僕は近所にある公園の砂場でひとり、一心不乱に黒砂と水をこねて遊んでいた。あたりには
誰もいなかった。
 どのくらいの時間砂場と格闘していただろう。最初はたしか山か城に似たものをこしらえたかった
はずだが、目的はとうに途中で見失われ、もはや自分が何を作りたいのかも判然としなくなり、
それでも、いやそれゆえに、僕はただひたすら両手で砂と水をつかんではかき回し、すくい上げてはまた
ぶちまけることに熱中していた。頭を空っぽにして行為そのものに没頭することの快楽に我を忘れて
身をゆだね、地中に突っ込んだ手首から先をすっぽりと包み込む泥砂の冷たく粘りつく感触に、ほとんど
陶然となっていた。夕方の肌寒さが刻々と増してきていることにすらまったく気づかなかった。
 ふと顔を前に上げると、砂場を囲む木枠のすぐ外側に恭一が立っていて、じっと僕を見つめていた。
 目が合うなり、いつもと変わらない両頬をくしゃくしゃにした笑みを作り、気さくな調子で、
「なーにやってんのよシンちゃん。ひとりっきりでさ」と声をかけてきた。
 ふいうちを喰らった僕が言葉を発せないでいると、
「まぜてよ、おれも」と言いながら木枠を踏み越えすぐ隣に来てしゃがみ込み、恭一は
僕がぐしゃぐしゃにした砂にずぶずぶと両手を挿し入れた。
 そしてその中で、僕の手を握った。
 水気を多く含んだその部分の泥の冷ややかな感触とともに、恭一のてのひらの温かさが
たしかに伝わってくる。
 
2232/2:2007/10/03(水) 22:44:09
 それから恭一は十本の指先をあまさず僕の指にからめ、ゆっくりとなで回すように動かした。
砂場の内部で僕たちふたりの小さな手指が、それ自体何か明確な意志を持つかのように、
けれどもその意志がよく見えないままにきつくからみ合った。
 凍りついたかのごとく身動きがとれなくなり、僕は自分の顔が赤くなってきているのがわかった。
 どれだけのあいだそうしていたのだったか。
 とうとういたたまれなくなって僕はからまった指を強引にふりほどき、砂場から手を引き
抜いて無言で恭一に目を向けた。こめかみがずきずきと疼き、口の中がからからに渇いていた。
 その視線を受けとめた恭一の顔は、僕と同じく見る見るうちに赤みを帯びていった。
 そしてひとり泥砂に手を浸したまま、ほとんど痛ましいような、それでいて込み上げる喜悦を抑え
切れぬような曖昧な表情を浮かべたあげく、恭一は無理に笑おうとしていびつに口許をひきつらせた。
 その顔を見ているのがなんだかたまらなくつらくなってきて、僕は思わず、
「ごめん恭一」とつぶやいて立ち上がった。
 見下ろされる形になり、それでも恭一は腕の先を泥砂の外に出そうとはせず、しゃがんだ
姿勢のまま首を上向けて僕の動作を目で追った。その手を出すのが恥ずかしいかのように。その
手の中になにか見られたくないものを隠しているかのように。
 そこにいるのはまるで、恭一の顔をしたべつの誰かだった。
「ごめん恭一」ぼくは繰り返した。その言葉を繰り返すことしかできなかった。
「な、なんだよう、謝るなよシンちゃん。そうじゃないんだよ、そうじゃないんだってば」
 恭一はいまにも泣きだしそうに顔をゆがめていた。あるいは本当に泣いていたのかもしれない。
 逃げるように公園から立ち去った僕には、それ以上はわからなかった。 
224名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 23:17:26
>>217

>文章に個性的があって
>誰でも書けるような文章でオナニー丸出しの文章やってっから

まず自分の日本語をなんとかした方がいいな。荒らしでも書き込む前に読み返すぐらいしろや。

>>220

>読み手の目からすれば、主人公に「君」呼ばわりされてんのは読者ってことになってしまう

あんた前も根拠のない二人称否定論振りかざしてた人?
その思い込みの一般化、なんとかならないのかね。
>>215を読んで「君」が自分のことだなんて真っ先に思うか普通?
現にあんただってちゃんと「君」がPCの中にいるって読み取れたわけだろ?
つまり、単に語りかける相手がいるってだけじゃん。それが「誰」なのか読み進めるうちに判明する、という構成なわけだろ。
ま、作品の出来自体はまったく擁護する気にはなれんが。
225名無し物書き@推敲中?:2007/10/03(水) 23:51:39
>>222-223
結構上手いと思う。文章のテンポも滞ったりしてないし、よく描けてていいんじゃないかな。
一カ所だけ、
> そしてひとり泥砂に手を浸したまま、ほとんど痛ましいような、それでいて込み上げる喜悦を抑え
切れぬような曖昧な表情を浮かべたあげく、恭一は無理に笑おうとしていびつに口許をひきつらせた。
ここの恭一の表情がちょっと思い浮かべづらかった。
ここでは僕の視点から見て「痛ましい」と感じたことと、恭一が「喜悦を抑え切れ」ないでいる様子が同列で
語られてるんだと自分は捕えた。で、どちらも「恭一の表情」を描写する形容詞的な部分だけど、前者は
僕の感覚で後者は恭一の感情だから、並列されて混乱してしまった。実はまだ混乱している。
我ながらちょっとイチャモンに近い気がするんだがもうよくわからない。因縁だと思ったら無視してくれ。


>>224
前にもあった指摘だったのか。そっちはたぶん自分ではないと思う。良ければいつ頃のどのレスか教えてほしい。

鍵括弧で括られた会話文で「君」と使われている場合に、その「君」を己のことと勘違いする読者は確かにいないと思う。
普通は二人以上の人物同士が互いを指して呼び合っているということは明白で、読者の立ち位置は透明人間的な視点に
おさまれるし、それで自然なわけだから。
でも地の文で使われると、会話文を聞いているっていうより会話そのものに巻き込まれているような錯覚が起きてしまう。
少なくとも自分は一瞬、他人が会話してるのを聞いてるんじゃなくて呼びかけられてるように思ってしまう。
何故なら日常で実際に呼びかける/呼びかけられる場合と同じ形式で書かれているから。
でも、そんなことはあり得ない。普通筆者は読者としてある特定の個人を想定して書いたりしないしできない。
それが余計きもちわるい。自分ではない別人を想定しつつ「この自分」に話し掛ける形式で書いているのが違和感通り越して
気味が悪い。そういう気味悪さを描こうとしてわざとやってるんじゃないところがなおまずい。
人物をあらかじめ伏せといて、話が進むごとに明らかにしていくという手法を、こういう呼びかけの形でやる気なら
あんまり成功してないように思う、ということだ。
226名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 03:24:02
>>222-223
>どのくらいの時間砂場と格闘していただろう。
以下の段落が、文章のリズムに乗れず、印象も不鮮明。
他の部分はそうでもないので、いっそばっさりと切ったほうがいいようにも思う。
↓こんな感じになる。

  僕は近所にある公園の砂場でひとり、一心不乱に黒砂と水をこねて遊んでいた。あたりには
 誰もいなかった。
  ふと顔を前に上げると、砂場を囲む木枠のすぐ外側に恭一が立っていて、じっと僕を見つめていた。
  目が合うなり、いつもと変わらない両頬をくしゃくしゃにした笑みを作り、気さくな調子で、
 「なーにやってんのよシンちゃん。ひとりっきりでさ」と声をかけてきた。

つまりは、まずは具体的な描写から入ったほうが、読み手も入り込みやすいし、印象がくっきりする
と思うんだよね。抽象的な描写はそのあとということで。
なので、切った部分をどうしても書きたければこのあとに持ってくるのもひとつの手かと。
227名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 04:37:37
>>222-223
これはまったくダメ。
大人の視点のままで、過去の自分に憑依するという失敗例。
初級者がやりがちなんだけれど、一人称でこれをやると時系列と人格が混乱するので、
非常に気持ち悪く読みにくくなる。

一人称での回想シーンは、客観的に、現在から過去の自分を振り返る形にするのが基本。
「あの時ぼくは○○と思ったのだ」とか「○○だったのを覚えている」とか過去形で
過去の自分の内面には直接入らずに、外側から説明する形になる。
228名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 05:28:19
>>227
ああ、そういうことなのか、と納得。

>どのくらいの時間砂場と格闘していただろう。
とか、
>どれだけのあいだそうしていたのだったか。
とか、
どうも違和感があったのだが、回想だから仕方ないのかと思っていたけど、
理由がわかってすっきりした。

尚、
>あれは四年生の秋、日曜日の夕暮れ時のことだった。
これもどうなんだか。
小学四年生の出来事にしては、幼すぎないか。
下手すりゃ毛も生えている年齢だぞ。
幼稚園から小二くらいの感覚のように思う。
229名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 11:20:00
>>227

>大人の視点のままで、過去の自分に憑依するという失敗例

海外だけど、スティーブン・ミルハウザーなんかでそういう例はあるよ。
高度に観念的な文体で子供時代を回想するという手法。
もちろん>>223>>224とは完成度が格段に違うけどね。
230229:2007/10/04(木) 12:38:36
あ、>>222>>223の間違いだった。失礼。
ついでに言うと、一人称の回想シーンで内面に立ち入るのがダメだとは必ずしも言い切れない気がする。
またミルハウザーの話になっちゃうけど、大人視点だからこその精緻な情景描写とあいまった
ねちっこいまでに言葉を重ねた内面描写が読んでて痺れるんだよね。
ありがちな回想を異化する力業というか。あまり作者の参考にならなかったらスマソ。
231名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 15:06:58
過去の確定した事柄なのに、未確定のように書くからおかしくなっているのだと思う。

>どれだけのあいだそうしていたのだったか。
もう答えは出ているのに、問いかけられても、ただの思わせぶりにしか見えない。
この一節を書くことでなにか効果が挙がっているわけでもない。
「長いあいだそうしていたが」とか、
「どれだけのあいだそうしていたのかは覚えていないが」とか、素直に記述すべきだ。
232名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 15:22:52
>223の続き

"Was die sieben?"
栗色のおさげの女の子が、いつのまにか立っていた。何を言ってるのかわからない。
「は、はろー」
"Fruh ins Bett und fruh heraus, frommt dem Leib, dem Geist, dem Haus."
小さな形のよい鼻をつんと上に向けて人指し指を立ててその子は言った。ハウスだけわかった。
「家が作りたいの」
"Was?"
わかってもらえない。このこもそうなんだ。相手にしないで砂山に戻って、トンネルを掘り始める。
"Wohlgeschmack bringt bettelsack."
「ブリン?…プリンが食べたいの。そうなの。」
"Was?"
「ちがうの。」掘り続ける。
"Freut euch des Lebens, weil noch das Lampchen gluht!"
「きみ、おかしなこだね。」
"Was?"
「…。ば…う"ぁすう"ぁすって それきみのなまえ。」
"Was?"
「やっぱりそうなんだ」でも訊いてる。名前なら訊かない。
女の子は怒ったみたいで、喋るのをやめてしまった。そして、怒った顔のまま真向かいにしゃがみこんだ。
「やめてよこわさないでよ…!」女の子は違うことをした。向かいから、砂山を掘り始めた。
怒った顔のまま、黙って掘っている。よそいきの紅いワンピースなのに。
「…う…う"ぁす?」えっ、と顔をあげた女の子に上目遣いに見られる。
"Solju Aaska Runglie"なんでこんなときに
車の名前を二つ言うんだろうと、思った。掘ることに戻った。女の子もそうした。
233名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 16:12:02
>>227 大島弓子の短編にもそういう話があった。死んだ母親が娘に憑依する話だった。
234名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 16:40:08
山岸涼子さんっておっとろしいのお描きなられるよにぃ。
235215 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/04(木) 20:06:07
酷評ありがとうございました。至らないことばかりの文章に目を通して頂いてとても嬉しいです。
描写の弱さが際だっているようなので、今後注意します。また、呼び掛けに対しての意見もあり、勉強になりました。
またいつか利用させていただきます。ありがとうございました。
236名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 23:05:39
利用。
237名無し物書き@推敲中?:2007/10/04(木) 23:42:18
情景描写も人物描写もって、そんなのしつこかったら話が進まないからいらない。
2381/2 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/07(日) 20:44:50
酷評お願いします。

 深夜。輝く月が雲に隠れ、深い深い闇が訪れる。路地を歩く人影はない。住宅地は心細くなるような静寂に包まれている。家々は眠りの中に沈んでいた。
 そんな中、その家は、濃密な臭いで溢れかえっていた。足元から絡み付いてくるかのような、肌まで染み込む血の臭い。明かりが一つも点いていない家は、不快な生暖かさを有していた。
 誰もが寝静まっているはずのこの時間帯に、何か動くものがあった。それは、絶え間ない上下運動を繰り返している。下にそれが動く度に、勢いよく粘着質な物体を握り潰した時のような、くぐもった水気を含んだ音が辺りに響く。振り上げては、響く。振り上げては、響く……。
 厚い雲に覆われていた月が、その輝きを取り戻す。開いたカーテンの隙間を縫うようにして、青白い光が射し込んで来る。瞬間、狂気の笑みが浮かび上がった。
 三日月形した双眸。そして、限界まで引き攣り硬直したかのうよな口。真っ赤に染まった少年の顔には、相応のあどけなさなどもうどこにもない。振り上げては、響く。肉が潰れていく。
「ねえ、ママ。ぼく良い子でしょ」
 疲れたのか突然手を止めた少年は、荒い呼吸を整えることもせず、跨る母へと問いかけた。もう何も映していない母の瞳。虚ろを望むばかりの瞳に、少年は問いかける。
「ねえ、ママ。ぼく良い子でしょ。ママを苦しめてた奴を倒したんだよ。ちょっと待ってて。こいつがママを苦しめてたんだ」
 そう言うと、少年は母の腹部へ、準備した包丁の刃がぼろぼろになるまで繰り返し突き刺した腹部へ手を突っ込んだ。
 血の海に手が潜っていく。細切れになった肝臓を掻き分け、昨晩食べたものが溢れ出した胃を退かし、消化液の黄色や黄土色に染まった小腸に手を浸して、それを探す。やがて純粋な笑顔が輝いた。宝物を見つけた子どものような顔で、目的のものの一部を取り出す。
2392/2 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/07(日) 20:45:44
続き

「ほら、これがあいつの手だよ」
 それは、最早出産を待つばかりにまで大きく成長した胎児の掌だった。胎児は少年の手によって原型を留めないまでに切り刻まれていたのだ。母の胎内に守られていたはずなのに。
「ねえ、ママ。こいつがママを苦しめてたんだよ。ぼくのママを、ぼくだけのママをずっと苦しめてたんだよ。……ぼくだけのママだったのに――」
 ――こいつが横取りしたんだ!
 少年の顔は見る見る憎悪に染まっていく。怒りが、悲しみが、少年の身体を震わせている。ついには手にした掌を握り潰してしまった。鮮血が母の体内へと滴り落ちる。そこで二人は混ざり合っている。
「ね、ママ。ぼく、ママのことを思って、ママを助けたよ。もうきっと、苦しまなくても大丈夫だよ。ね、ぼく、良い子でしょ」
 そう言って、少年は母の顔を両手で掴む。真っ赤に染まった両の手で己の母の顔を掴む。
「だからね、ママ。笑って。あの頃みたいに、良い子だねって笑って撫でてよ」
 語りかける瞳はただ虚空を見つめるばかりで。
 少年は母の口の端に包丁で切り込みを入れ始めた。小さな口が、徐々に裂けていく。欠けた包丁は、すんなりと刃を進めてはくれないようだ。少年は苦心して母の口の裂いていく。やがて作業が終わると、満足そうに微笑んだ。限界まで引き攣った笑顔が、さらに嗤う。
 少年は母の腹に立ち、奇声を上げながら跳躍を始めた。何度も何度も高く舞い上がり、力の限り踏みつける。肉片が辺りに散らばっていく。血が飛沫を上げる。あの音が、先程にも増して大きく響き渡る。
 真っ赤に染まった少年は、奇声を上げながらも嗤っていた。見上げる母の大きな口には、見事な三日月が浮かんでいた。
240名無し物書き@推敲中?:2007/10/07(日) 23:27:28
>>238-239
グロロー。
これはどういうものを書こうとしたんだろ。
グロ以外の「何か」を描こうと努力した跡が見えてこないね。
「この作品のここを読んでこんなふうに感じさせたい」っていう明確なビジョンを持って、
それを実現させるにはどう工夫すべきかしっかり考えよう。
読んでてこころにひっかかってきたのは少年が腹の上でジャンプしたってくだりだけだったよ。
そこだって「そこまでするとはグログロですね」って感じさせられただけだし、そういうものだけで
人をひきつけるのはちょっと難しいでしょう。もうちょっと構想を頑張って。
241名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 00:13:16
>>238-239
少年のセリフが説明的に過ぎて、興ざめ。喋らせすぎ。

冒頭の入りも、上手くはない。
まわりの情景(視覚)から入っているのに、
>そんな中、その家は、濃密な臭いで溢れかえっていた。
「その家」に関する何の説明もなしに、いきなり「臭覚」に移るのは不適当。
そもそもこの臭いを嗅いでいるのは誰なんだ、ということになる。
ここで臭いを嗅げるのは少年しかいないのだから、少年を登場させてから臭覚
に移るべき。

以下の部分は描写がセリフでぶつ切りにされているので、ノリが悪く、読みづらい。
話自体も理に落ちすぎ。
これもセリフが説明的に過ぎることの弊害だ。
2421/2:2007/10/08(月) 00:17:02
酷評よろしくです。

木陰に腰掛け見る景色は、雲ひとつない青空に夏草の光る絵画的なものだった。
姉に面倒を見ろと言われて預かった子供は、公園の芝生の上を転げまわっている。
まだ全てが面白くて仕方ない年頃らしく、蝶を追いかけて走り出し、木の幹に正面からぶつかってから白いワンピースの裾をはためかせ俺の足元に戻ってきた。
「ユキ、顔をぶつけたの。私のお鼻はなくなっていない?」
「安心しろ、まだ元の位置にある」
「よかった。怪我をしたらユキも私も、ママに怒られるわ。でも、お鼻がなくなったら、風邪をひいた時に鼻をかまなくてよくなるかしら?」
「ああ、そうだな。それに牛乳を鼻から出すこともなくなって、却って安心だろう」
俺がそう言うと、高い声で笑った子供は、また芝生の向こうに駆けていく。
この口が達者な子供の面倒を見るのは、これが初めてではない。
忙しいとしかつめらしい顔つきで言う3つ年上の姉は、大学が休みの時は家でごろごろしている事の多い俺によく姪を押し付けた。
押し付けられた子は、母親に追いすがることもせず、連れて来た公園で一人で遊びつつも何かと俺の元に戻ってきては足元にじゃれついてくる。
猫の子供のようだ。
2432/2:2007/10/08(月) 00:18:38
芝生には、名前も知らない花が咲いていた。
それを摘んで、耳の辺りに飾った子供が言う。
「花のピアスは素敵かしら?」
「似合うな。だが、それはイヤリングというもので、ピアスは耳に穴を開けるものを言う」
「ええと、ピアスとイヤリングとではユキはどっちが好き?」
子供とは、すぐにどっちが好きと聞きたがる生き物だ。
俺は適当に、イヤリングと答えた。
「ユキは優しいわ。耳に穴を開けない方を選んだのね。……この間ここで遊んでいたら、同じ学校の子と、お母さんが来たわ。その子が転んだ時、お母さんがものすごい勢いで走りよって、怪我を心配していたの。…でも、私が怪我をしたらユキが心配してくれるもの」
耳に飾った花をいじりながら、そう言って膝を折る。
座り込んだ姪に、俺は言った。
「そうだな。俺が心配する。だからピアスは良くないな。お前に傷をつけるような行為をお前自身がするとしたら、俺はお前をひっぱたいてでも止めてやろう」
うんうんと頷いていた姪だったが、途中から首を傾げ出した。
「今のは何となくどこかおかしい気がするわ」
「健康のためなら死んでもいい、という名ゼリフを知っているか?本末転倒はどこにでもある」
母親を真似て俺を呼び捨てにするこまっしゃくれた姪だが、まだ幼い。
俺がからかっていることもわからず、首を傾げ続ける。
もう少し大きくなれば俺の言った意味に気が付いて、眉を顰めたり口を尖らせたりするだろうか。
それとも、もう少し知恵がつけば、俺の意味に気が付いて、俺を避けるようになるだろうか。
しかし、とにかく今は子どもは真剣に、俺の言葉を考えている。
楡の木の下は、涼しい風が吹きぬけ居心地も悪くない。
俺は幹に背をもたれ目を閉じた。
244名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 00:21:39
>238
ホラーなのかサスペンスなのか、それとも純文学で少年の狂気を表現したかったのか?
小説の途中抜粋と察するが、もしショートショートだとしたら駄文。
少年が凶行に至った経過や、母親への歪んだ愛情が見あたらない。
いや書いてはいるけど、肌身に迫る実感がない。
身内をつきあげる狂気も、止めようのない衝動も、感じない。
胎児がどう母親を苦しめていたのかと少年が思ったのか、胎児の父親はどうしたのか、母と幸せに暮らしていた筈の家の描写とか、現実味がある言葉がないし、グロの表現も平凡。

自分はグロは大嫌いだが、これは問題なく読めた。
ということは、逆に大したグロさを感じなかったんだろうと思う。
作者の裡のイメージはあるんだろうが、全然表現できていないと思う。
245名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 00:33:20
>242
子供、いくつ?
説明からすると小学校以上か。
口調も行動も年齢的にバラバラな気がして、イメージが定着しない。
3才児〜高校生までに見えるな。
会話のやりとりも現実的でない気がする。
246名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 00:43:16
>>242-243
最後の二行がさわやかだね。そこまで読んでさぁて余韻にひたってみるかとかまえてみたんだけど、
どうにも余韻の材料とするためのものが足りていない。
この公園の場面以外でのふたりのことについてとか、色々と妄想させてくれるための空白を
積極的に挿入してもらいたいところ。現状じゃ「これだけ」の文章になっちゃってるよ。

あと些細なことだけど最初の『ユキ、顔を〜』でユキは少女の使ってる一人称かと思って混乱したよ。
ちょっと配慮が欲しい。
247名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 07:51:28



「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」




248名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 13:26:18
↑おれと同じスレに出入りしてるヨカン
249名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 14:23:29
>>247

「馬鹿のひとつ覚え」
250名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 15:03:14
有能な人は学びたがり、無能な人は邪魔したがる
251名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 18:35:41
>>238-239
神視点の失敗例かな。
視点が飛びすぎ。

>深夜。輝く月が雲に隠れ、深い深い闇が訪れる。
>路地を歩く人影はない。住宅地は心細くなるような静寂に包まれている。
>家々は眠りの中に沈んでいた。
>そんな中、その家は、濃密な臭いで溢れかえっていた。
前後に家の具体的な描写がないのに「その家」という表記は不適当。
神視点で「匂い」の描写を使うのはあまりよくない。

>誰もが寝静まっているはずのこの時間帯に、何か動くものがあった。
>それは、絶え間ない上下運動を繰り返している。
このシーンが家の内部なのか、外部なのか曖昧。
多分の家の中だと思うが、その後の展開が酷い。

>厚い雲に覆われていた月が、その輝きを取り戻す。
>開いたカーテンの隙間を縫うようにして、青白い光が射し込んで来る。
>瞬間、狂気の笑みが浮かび上がった。

部屋の中→空の描写→部屋のカーテン→人物の表情
カメラの位置を考えればわかると思うが視点が飛びすぎ。
252名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 18:48:41
>>242-243
冒頭なのかな?
基本的な描写ができていない。
公園といってもいろいろあるので、具体的にどのような公園なのか描写が必要。
子供の外見、年齢体格、表情の描写も。

>芝生には、名前も知らない花が咲いていた。
>それを摘んで、耳の辺りに飾った子供が言う。
どんな花?
名前は知らなくても色や形の描写はできるはず。

主人公は子供の名前を知っているのだから、名前で表記するべき。
セリフのやりとりもぎこちない感じ。
253名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 19:23:06
>>251

・一行目でまずこき下ろす
・一行目の語尾が「〜かな」
・神視点を批判
・「カメラの位置」にこだわる
・良い点は全く挙げない

いつもの人乙
254名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 19:50:26
ほめられたきゃ他へ行けボケ
255名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 20:09:04
テンプレも読めないのかボケ
256名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 20:41:06
いいとこがあるなら、お前が自分であげればいいだろ。なんで他人にやらせようとする?
257238,239 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/08(月) 20:48:16
細かく指摘をくださり感謝です。おっしゃる通りの駄文だったのですが、酷評の数々ありがとうございました。

>>240
グロしか現れてないですか……。確かに表現したいと強く思う主題が明確ではなかった気がします。以後念頭に置いておきたいです。

>>241
セリフ、確かに説明的ですね。自然なセリフになるよう気を付けたいです。

>>244
狙ったのは、胎児に親の愛情を奪われたと感じた少年の狂気でした。もっと芯まで迫らなければなりませんね。精進します。

>>251
視点の指摘、確かにカメラを意識しませんでした。室内から月を見上げ徐々に移動するような感じにしたかったのですが……意識していきたいです。

また、「その家」や「臭い」などの指摘も身に染みました。ありがとうございました。
258名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 21:22:09
>>257
基本的に神視点は止めたほうがいいよ。
映像の世界と文章の世界は違うから、人物視点のほうがいい。
(三人称で、ある人物の背後にカメラを固定して、神として知識を語るのはOK)

映像の場合は、見ればわかるから視点(カメラ)の移動は気にならないけど
文章の場合、読者は一字一句吟味して読んでいるわけじゃないので、視点(カメラ)が
細かく切り替わるとついていけなくなる。

少年の狂気を描きたいのならば、夜の風景なんかはストーリーに関係ないので
少年の背後にカメラを据えて、少年の行動を描写するようにしたほうが効果的。
殺害のあとで、少年が窓から空を見上げれば、夜空を描写する機会はあるはず。
そこで、少年の心理を投影しながら空の描写をするのが王道。
259名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 22:11:21
>>256
批評も批評されるのは当然だろうが。過去レス読めや低能。
260 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/08(月) 22:23:51
>>258
細かいご教授ありがとうございます。読者の視点を意識した推敲が出来るよう努力します。
どうもでした。
261名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:02:04
>>259
いいところがないのになんで無理やりほめないといかんの。ここはそんなスレじゃないだろ。スレタイ1万回読んで出直してこい。
262名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:04:53
せめて「いいところが見つからないのに」と言おうや。己の見識が全てってか?
263名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:11:35
すべてのレスには「おれが読んだ限りでは」という前文がついていて省略されている。それくらい自分で補え。
文章を文字通りにしか解釈できないアスペルガーかおまえは。
264名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:17:49
 危険! 馬鹿発生!

    o  ┣┯┫  ジャーン
   (゛ヽ―◎┃     ジャーン
   /> . ┃  ┃   ジャーン!!
265名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:17:53
病名を罵倒語に使うのもやめような。
あと何らかの含みをもった文を書きたいんならもうちょっと練習した方がいい。
文字通り以外にどうとればいいのか判断に困る文章だ。
266名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:22:41
じゃ、解説しよう。

(おれが読んだ限りでは)いいところがないのになんで無理やりほめないといかんの。ここはそんなスレじゃないだろ。スレタイ1万回読んで出直してこい。

てことだよ。
267名無し物書き@推敲中?:2007/10/08(月) 23:40:16
このスレのあらゆる断定は推量なのか
初めて知ったぜ
268名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 00:24:04
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
269名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 00:36:29
 5年前、哲と奈美は銀座の街角で再会を果たした。二人は喫茶店へ入り、おたがいの近況
を話し合ったあと、タクシーでラブホテルへ直行したのだった。これは運命の再会というほか
ない奇跡的な再会だった。すべてが奇跡であり、運命だったのだ。
 そして三年前、二人は結婚の約束をしたのだった。
 そして今年平成十九年――。
 そう、平成十九年という年が二人にとって今後の命運をわける運命の年だったのだ。
 この年の暮れ、哲は殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。しかし奈美は哲が無実だと
信じていた。この話はあとで話す。
 さてラブホテルでは――。
 哲は奈美の唇にヌメヌメした舌をさしこみ、とろけるような唾液交換を行った二人は、
そのままベッドに倒れこんだのだったが、こうして二人が不倫関係に陥ったときの出来事を
読者のみなさまに話しておかなければならない。できるだけ詳しく説明させてもらう。
 時は昭和六十八年の春の椿事であった。
哲と奈美は同じ大学に通う好青年と美少女であったが、同じサークルで知り合ったのだ。
 こうして二人は二十年の時を経て、不倫関係に陥ってしまった。これで読者のみなさま
にも二人の関係が理解していただけるであろう。いささか駆け足気味の説明であったことは
申し訳なく思っている。
 さて、哲は現在三十八歳のやり手ビジネスマンである。妻と娘を持ち、郊外の一戸建てで
幸せな日々を送っている。一方奈美といえば現在四十五歳。夫とは離婚し、高級ランジェリー
ショップの雇われ店長をはじめて、もう二十二年目なのだ。経験豊富だ。

恋愛小説です。酷評おねがいします。
270名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 01:02:14
>269
ネタか? わざとか?
271名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 01:13:39

それ同義語だと思うw

272名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 01:36:43
ホラー小説を書いています。酷評お願いします。新耳袋みたいなショートを書きたいんですが、、
どうしてもうまくまとまったものが書けません。短いのは難しいですね。

タイトル:ヒトサシ

 僕が育った志糸村にはこんな子守歌がある。

  ねんねこよう
  ねんねこよう
  寝ねば山からヒトサシくるよ
  泣けば川からヒトサシくるよ

 このヒトサシ≠ニいうのは、志糸村に伝わる妖怪みたいなものだ。
 葬儀の際、指絶ち≠ニいう儀式を行わないと、死者がヒトサシ≠ニなっ
て、村へ戻ってくるというものだ。
 志糸村では野辺送りをする習慣がある。
 大松明、高張り、花籠、龍頭、旗……などの道具を持ち、野辺送りを行うの
だが、志糸村では絶ち鋏≠ニ呼ばれるハサミが追加されている。この村独自
のものだ。
 墓地に着き、遺体を埋葬する前に、遺体の両手の人差し指を絶ち鋏≠ナ切
断するのだ。
 人差し指を切断するのは、切断されずに埋葬された死者がヒトサシ≠ノな
ったとき、一番親しかった人を指さして、あの世へ連れ去らないように──と
いう意味を込めて、切断するのだ。
 この指絶ち≠フことを初めて聞いたのは、僕が十歳のときだった。子守歌
や、悪戯が見つかったときの戒めとしてのヒトサシ≠フ話は前から聞いてい
たが、そのときはそれほどつよい恐怖感というものは沸いてこなかった。だが
指絶ち≠フ話を初めて聞いたときはしばらく眠れなくなるほど恐ろしかった
273名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 12:15:57
>>269
この調子で100枚書き続けられれば、意外や、傑作になるかもしれん。
274名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 12:27:03
>>272
話の中身自体は面白そう。期待できる。
しかし、文章というか、構成がこれでは駄目。
設定メモを読まされているようだ。

十歳のときの葬儀の場面からはじめて、その描写を通して指絶ちや
ヒトサシについて読者に知らせる、というような感じで書く、とかすれ
ばいいと思うよ。
275名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 13:52:34
>>272
これが作品紹介、あらすじなら読んでみたいと思う。
本文なら苦しい。
276名無し物書き@推敲中?:2007/10/09(火) 21:15:36
>>272
文末が「だ」で揃いすぎててかっこわるいし、文章の流れも悪い。
リライトスレにあげれば新耳好きの俺がなんとかしてみないでもない。
277名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 13:57:34
短いですが冒頭の部分です。最後の台詞はある店の中での会話なんですが、この流れで無理がないか気になってます。酷評お願いします。


灰色の厚い雲が空を覆うと、ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が漂う。

しかしそれも華やかな場所では無意味なのか、もうじき雨でも降ろうかという天気にも関わらず、人々がひしめき合い誠に賑やかであった。
近くに大きな橋があるこの通りには、たくさんの店がずらりと並んでいて、その前を人が波となって流れて行く。
人が人を呼ぶのか、それを目当てに振り売りなども集まって、大勢の声と物売りの呼び声が絶えずここ一帯を包んでいた。

「今日も賑やかだねぇ」
278名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 16:34:15
近所のガキ仲間と すごい勢いの滝と川があるとこにいった。
それには一本橋があった。一本橋は高い場所にあり、皆 恐くて座りながらゆっくり進んだが、おそらく皆を連れてってくれた姉弟が 走りながら渡った。
もちろん近くにそんな所はい。また一緒に行ったヤツらも今だに覚えてる。
走って渡った弟に 詳しく聞きたかったが 今はヤクザになっていた。

↑この文章のおかしなところをすべて指摘して下さい。
お願いします!
279名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 17:05:56
>>278
>お願いします!

お断りします。
280名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 17:15:44
>>277
小説としてはまだまだかな。
>灰色の厚い雲が空を覆うと、ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が漂う。
>しかしそれも華やかな場所では無意味なのか
一行目と二行目は比較する空間が異なる(関連性がない)ので「しかし」でつながらない。

視点の話になると、
重苦しいと感じたのは誰?
無意味と判断したのは誰?
ということになる。語り手が「神」ならば、人格を感じさせるような表現は使えない。
一人称ならば、「わたし」とか「俺」など主語を入れて語り手を明確に。

>華やかな場所
>近くに大きな橋があるこの通りには、たくさんの店がずらりと並んでいて
これじゃあ何がなんだかわからない。
どういう風に華やかなのか。店にはどういう品物がならんでいるのか。
人々の服装や、交通手段、道路や建物の様子。
そういう情景を描写して、時代背景や設定を感じさせること。

作品中で初登場の場所(店の中)に入ったなら、それとわかるように、セリフの前に
行動や情景の描写を入れること。
281名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 17:29:51
>>277
まず空改行をやめましょう。空白に頼ろうとする弱い心を克服しましょう。

>灰色の厚い雲が空を覆うと、ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が漂う。
一行目から不適切な文章です。
「覆うと 〜 漂う」では、仮定文に見えます。
では、覆わなければどうなるんだ? と茶々もはいるところです。

「のし掛かるような重苦しい空気が漂う」自体ももイメージが統一されていません。
「のし掛かる」は上から下への垂直な力を想起させる言葉で、対して「漂う」は
横=水平方向の色合いが強い言葉です。言葉が互いに打ち消しあってしまって
います。「重苦しい空気がのしかかってきた」とでもすべきでしょう。

>人々がひしめき合い誠に賑やかであった
>たくさんの店がずらりと並んでいて
描写がスカスカなので、具体的なイメージが読み手に喚起されません。
だらだら書く必要はありませんが、情景全体をぱっと浮かび上がらせるような
短く光る具体的な描写が必要です。
282名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 20:25:55
>>280-281

>>277が未熟なのを庇うつもりはないが、こういう幼稚なカスどもが酷評しているわけだ。

何のためにもならない批評しかできない連中が、優越感に浸りたくて酷評しているとしか思えないwww
有害スレと言わざるを得ない。
283名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 21:11:24
>>282
何のためにもならない荒らししかできないゴミクズが、
かまって貰いたくてナンクセつけているとしか思えない
284名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 21:18:45
またオウム返しですか。なんで他人の言葉で自分を表現しようとするのかな。仮にも作家を目指す者がさ。
285名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 21:46:09
だからスルーしろと。
286名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 22:05:28
>>278
結論からいうと書いた人は小学生の作文みたいなものが書けたらそれで満足なのかなと思いました。
ムッツリとした思春期の人間が書き上げたものより生っぽさもあって楽しい文章ですがいささかスレ違いですね。
287名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 22:10:09
泣きながら俺の真似するしか手のない
今のおめぇのツラぁ見ろよ

惨めな残飯
 
 

288名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 22:18:33
↑アスBEルガー残飯
289名無し物書き@推敲中?:2007/10/10(水) 22:20:13
>>277
とりあえず、台詞へのつながりは問題ないよ

急に台詞が来ても、あとに補足があれば大丈夫。(意識してるのか知らんけど空行も必要ないよ)

人が人を呼ぶのか、それを目当てに振り売りなども集まって、大勢の声と物売りの呼び声が絶えずここ一帯を包んでいた。
「今日も賑やかだねぇ」
 店主の〜は
 みたいな感じで、やれば結構。

視点の話になると、
重苦しいと感じたのは誰?
無意味と判断したのは誰?
ということになる。語り手が「神」ならば、人格を感じさせるような表現は使えない。

なんてことはないから、気にするな。
290名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 00:00:38
>>280
いつもの人乙。

>作品中で初登場の場所(店の中)に入ったなら、それとわかるように、セリフの前に
>行動や情景の描写を入れること。

いつの時代の小説作法だよ。セリフから先に入る初登場の場所の
描写なんて、普通によく見かけるぞ(特にエンタメ系)。
前からうすうす思ってたが、あんた読んでる作品の幅がじつは相当狭いんじゃないの?
291名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 00:18:30
>>277
>灰色の厚い雲が空を覆うと、ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が漂う。
>しかしそれも華やかな場所では無意味なのか、
賑わいを強調しようとしたのでしょうが、失敗していますし、無闇に文が長くなってテンポが悪い。
初めから通りの描写に入った方が素直でいいと思います。

>もうじき雨でも降ろうかという天気にも関わらず、
前の文を受けて固くなっています。これはこれで悪くないのですが、なるべく分かりやすい、実用的な表現を使った方がいいと思います。例えば、雨の降りそうな天気 そのままですね(笑)

>人々がひしめき合い誠に賑やかであった。
この時点では、賑やかなのは「華やかな場所」で具体的には分かりません。 次の文でやっと、通りが華やかな場所で賑やかだということが分かります。 書き方が素直でない。書き直したほうが無難でしょう。
加えて、「ひしめき合い」と言えば賑わっている事は想像できますのに、「賑やか」の上に「誠に」を付けて「誠に賑やか」としている。よく考えてみてください。この語を加えることによって効果を強めているかどうか。事実は反対で、かえって弱めてしまっています。
「ひしめき合っていた」で十分伝わります。無駄な形容詞、副詞は極力省くのがコツです。

>たくさんの店がずらりと並んでいて、
これも先程と同じです。「店がずらりと並んでいて」で結構です。

>その前を人が波となって流れて行く。
波となって、まではいいのですが、流れて行くはイメージし難いです。
人波という言葉があるので、活用して「人波が続く」みたくすると良いかも知れません。

>人が人を呼ぶのか、それを目当てに振り売りなども集まって、
この文章は良く分かりません。それと言うのは大勢の客のことでしょうが、分かりにくい。
自分は振り売りが何なのか分かりませんでした。他の方はご存知かもしれませんが、場合によっては説明をした方がいいでしょう。

>大勢の声と物売りの呼び声が絶えずここ一帯を包んでいた。
ここはもっと当てはまる言い回しがあると思うので、工夫してみてください。
ここ一帯は、通りでいいと思います。ここ一帯では表現が曖昧で、効果が薄れてしまいます。
292名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 01:18:55
>>290
>いつの時代の小説作法だよ。セリフから先に入る初登場の場所の
>描写なんて、普通によく見かけるぞ(特にエンタメ系)。
>前からうすうす思ってたが、あんた読んでる作品の幅がじつは相当狭いんじゃないの?

初登場の場所は、情景描写から入ると言うのは現代のエンタメ小説の基本作法。
ほとんどの場合に通用する書き方。本を読めばわかるだろ?

これにはきちんと理由があって、
セリフ→人物描写→(初登場の)情景描写と流れると、情景描写によって会話がブツ切れになり
話の流れが悪くなる。

情景描写→セリフ→人物描写
情景描写→人物描写→セリフ
のほうが読みやすい(わかり易い)し、書きやすいはず。
読者は頭の中で情景を想像しながら読んでいるので、どんな場所でのことなのかわからないと
読んでいて気持ち悪く感じる。

作品の中で一度登場した場所や、初登場でも誰もが知っているような場所については、
情景描写の必要が薄いのでこの限りではない。
例えば、教室とか、ファミレスとかコンビニとか、そういう場所についてはセリフの後に
放課後の教室とか、深夜のコンビニ、と書く程度でもいいので、シーン転換をセリフで
行う場合もある(捨てカットみたいな場合だけどね)。

だが、今回のように、世界観がはっきりしない状態では、セリフによる場面転換は不適当で
情景描写から入らなければならない。
293名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 02:18:17
神視点と人格についてだけど、
神視点でキャラクターの内面に入る場合は、そのキャラの感じる視覚、聴覚、臭覚などを
表現することになる。

普段から神が人格をもって語ると、キャラの内面に入った時に混乱するから、神視点では
人格を感じさせないよう客観的な表現に留めるというのが基本。久美沙織の書いた入門書でも
そういう説明が会ったと思うが、これは神視点の基本なので念のため。
294名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 09:07:59
>>278
>近所のガキ仲間と すごい勢いの滝と川があるとこにいった

滝があれば川はあるはずだからわざわざ書く必要もない

295名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 09:09:34
>犯罪人残飯


残飯は犯罪人に決まっているから書く必要は無い。
  
 
296名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 09:21:33
>>277

どうしても一行目が分かり難いなと思った。

空を灰色の厚い雲が覆うと、ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が漂う。
297名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 14:57:36
>>292は馬鹿丸出しだなww
298名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 16:10:07
ハハア。
2007-10-11 15:37:23 / Weblog
誰かを手ひどく傷つけて振ったり

強姦した上でうまく切り抜けたおっさんに

娘が生まれるだけで、たいした罰である。そしてそのピークはいくらでも昂まりうる⇒
ならばいっそ⇒略

愛欲地獄。
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※つーのは風俗ずっぽし填った←ォィATOKだと はまった こうだぞ。IMEに騙されんな。
※香具師にも言えるのだろうが 風俗にまでならばいっそは最早現代社会じゃあねえな。
※「何が〜だよw」の 〜 には当然「業」も含まれてた80年代だが、今の俺はムハンマドを
嗤えねえ。ン チトずれたあるがその儘するある。表面上は嘲笑しながら育てられた闇の業華は
※90年代に麗しく濡れて花開いたのであつたる 黒花弁のみる黒夢闇の夢。
299名無し物書き@推敲中?:2007/10/11(木) 23:03:31
>277
>振り売りなども
これでどうやら現代日本ではないらしいということが推測できるが
それまでは、時代も場所も時刻も季節もわからない。

三行目からはその場所を描写しようとしているんだよね?
でもそこがベトナムの市場なのか、異世界の港町なのか、戦前の両国橋なのかもわからない。
具体的な固有名詞を出せというのでなく、絵がイメージしにくいということ。
例えばもし江戸の築地だとしたら、振り売りだけでなく、もっと他にも具体的に書くこともあると思うんだよね。
ほったて小屋の安普請さとか、魚の臭いが湿度とまじってどうなるとか、物売りおとこのダミ声さだとか。
後から説明があるのかもしれないが、だとしたら先に別の情報を出したほうがいいんじゃないかな。
300名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 00:05:19
>>277です。
皆様酷評ありがとうございました。
勢いに任せ書いてみたのですが、基本すら分からずこの有様です。ちなみに三人称で、時代設定は江戸でした。
未熟丸出しの質問ですが、
灰色の厚い雲が空を覆うと、ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が『江戸を』漂う。
上の文のように、江戸を入れれば、時代設定は分かりますか?
それと、神視点についてはどなたの意見が正しいのでしょう。リライトが分かりやすいと思うのですが、お願いしてもいいでしょうか。
301名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 00:09:32
>>299
言い忘れました。
時代は一応江戸なのですが、季節や詳しい場所は特に無いのです。ある通りに並んでいるある店の中での話なので。しかし曇り→雨という設定は必ず。

未熟者には到底無理な話ですかね。
302299:2007/10/12(金) 00:43:49
.>重苦しい空気が『江戸を』漂う。
変。
あえて言うなら『雲が江戸の空を』覆うと、〜。
でも自分は、その一文自体に微妙に違和感をおぼえる。
雲が出ると必ずそうなのか、雲が出ないとそうはならないのか?と。
こだわって使いたい文章のようだけど、再考してはどうだろう?

>季節や詳しい場所は特に無いのです。
描写せずとも設定は必要。
書く本人の意識が漠然としていると、読む側にはますます伝わりにくい。
時代物は、詳しくない人には特にそうだと思う。その風景を見たことがないんだから。
江戸時代の『曇り空』『雨雲』は、現代と同じだと思う?
未熟者云々ではない。イマジネーションの問題。

ではおやすみ。
303名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 00:54:06
前文とつながらないので、訂正します。
>江戸時代の『曇り空』『雨雲』は、現代と同じだと思う?
江戸時代の四季の『曇り空』『雨雲』はそれぞれ、どう違ってくるだろうか。
304名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 01:03:38
あのですね、>>300アンタは

店がずらりと並んで人々がひしめき合い誠に賑やかで
大勢の声と物売りの呼び声が絶えずここ一帯を包んでいて
「今日も賑やかだねぇ」といつもの日常を書いとるわけよ。
なのに冒頭は
ずしりとのし掛かるような重苦しい空気が漂う
などとおかしな事やってるわけ。全然漂ってないでしょ。
んで理由が雨降り前の曇り空ってんじゃ笑っちゃうよね。
305名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 01:12:17
>>300

>神視点についてはどなたの意見が正しいのでしょう。

ゆとりか? 誰かが「これが正しい」って言えば、そのままそれを受け入れるのか?
それぞれの意見を吟味した上で自分の頭で考えろよ。
あと、そんなに安直にリライトとか依頼するかね?
自分なりの文章表現を苦しんででも産みだそうという、創作を志す者の気概が感じられない。
306名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 01:17:23
確かに今まで自分の文章をリライトしてもらったことはないなあ
他人に書き直されちゃ、それは自分の文章じゃないもんな
自分が有効だと思ったアドバイスをきちんと咀嚼して
それなりに成果として出し直すくらい出来なければ
そもそも物書きになどなれるはずもないし
307名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 01:38:33
>>300-301
時代ものは季節の描写が重要視されるジャンルで、服装とか小物の呼び方まで調べて
書く必要がある。江戸時代といっても前期と後期ではかなり違うからね。
そういう知識がないのならばあきらめたほうが無難。
3081/2 ◆LYNGx8MuKY :2007/10/12(金) 02:15:29
「リアリティのなさ」を描いてみようという試みです。酷評お願いします。

 静かな夜だった。辺りには沈黙が詰まっていた。なにか動くものの気配がする。
なにものかがそこらじゅうにあふれてわたしを取りまいている。喩え難いかたちの
なにか。輪郭があやふやで定まらず、手足があるかもよくわからない、なにか黒い
気体のかたまり。その暗いかたまりのなかに、目玉のような黄色みを帯びた小さな
明りが二つ、高速で自転しながら光る。光は左右でばらばらに、二匹の羽虫のよう
にすばやくくりくりと動いては、ときおりじっと止まって白熱しながらわたしを見
つめる。いくつもの光球、何対もの目がわたしを囲んでいる。姿形はよく似ていな
がらひとつとして同じではない気配たちが、無数に、粒子があつまって霧になるよ
うに、まるでかれらそのものの構造を真似るかのように。かれらはつめかけるので
はなく、あくまで距離を置いてわたしのまわりにいる。じろじろとしつこくわたし
を注視するものも、すぐに無関心に過ぎて行くものもあった。足音は聞こえない。
ひそひそと交わされる息づかいも聞こえない。絶えず形を変えるかれらのからだの
収縮も明滅する豆電球のようなまばたきも聞こえない。わたしを見つめ、わたしか
ら目をそらすその眼球の回転が聞こえない。
 突然、遠い光が目に止まった。刺すようなきつい白だった。あちこちにさまざま
な蛍光色がいくつも浮かび上がる。赤、ピンク、黄、青、緑、何色もの光が暗闇を
飛び交って網膜を焦がす。色彩の群れはこちらへ走ってきながらどろどろにとろけ
て混ざり合い、すくいあげた蜂蜜のように長く糸を引く。鮮やかさに目が眩んだ。
唐突に、それがにじんで狂った飲屋街の風景だと気がつく。ピントをあわせようと
試みるが上手くいかない。街灯もアスファルトも軒を連ねる居酒屋の入り口もすぐ
に暗がりに溶けて立ち消えてしまう。ネオンは中空に幾筋も伸びて、歪んで交差し、
擦れ、そして遠ざかった。
3092/2 ◆LYNGx8MuKY :2007/10/12(金) 02:16:37
 また、穏やかな闇がたちこめる。
 耳に圧迫を感じた。ずっと鼓膜を圧され続けていた。宇宙の静けさはこんなふう
だろうか? 身の回りのものすべてが遠い。自分の掌さえどこか離れたところにあ
る。
 気配たちは消えない。かれらは客引きや酔っぱらいや盛り上がっている若者たち、
それら雑踏を行く無数の人々から次々と抜け出してくるのだ。あるものは置き去り
にされた残像のように通り過ぎる誰かの背中からふっと離れて立ち、あるものは水
が蒸発するように頭の先からしみ出してくる。いずれもわざわざ程よい距離の位置
に留まって、じっとわたしを眺めている。かれらが絶える様子はまるでない。わた
しに興味を失って気配のひとつが流れて行くと、他のひとつがどこからかわき出し
て空いた空間にたたずんでいる。
 水底のような夜だった。無数に誰かがいるのに、誰も聞こえなかった。
 私は身震いした。それも聞こえなかった。
310名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 03:04:48
>>308-309
地に足がつけられる身の丈にあったもの書いたほうがいいって。
美しさで魅せる文章なんて感覚だけで書けるもんじゃない。
読み手を感じさせるテクニックをあれこれと尽くして計算高く書くものだと思うわ。
物語から始めようぜ。
311名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 04:00:59
>>308-309
リアリティーとかそういう問題じゃなく、文章として読めるレベルじゃない。
他人に読んでもらう、ということを意思したほうがいいと思う。
312名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 11:32:03
>>277
リライトで他の方の描写を参考にしようと思っていましたが、それは逃げだったようです。もう一度、頭の中でイメージを作ってから書き直したいと思います。


>>305
神視点の基本だと言っていた方がいたので、どれが「基本」なのかを聞きたかったのです。自分が知っていたのは「自分(作者)の主観をいれてはいけない」でしたから。
一人一人感性等が異なるのに、評価の中でどれが正しいのかなんて聞きません。


あ、もしかして最初の描写は自分の主観だったのでしょうか。
だから次からの描写と合わないのでは。

とにかく再考してみます。ありがとうございました。
313名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 11:32:43
すみません>>277です
314名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 11:34:46
残飯の顔は酷評に追いつかないwww
 
 
 
315名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 12:54:09
 「そこ」に近づくにしたがって空間が歪んでいくかのようだった。
 おれは「その時」これが第六感なだろうかかと思ったものさ。
 いま考えてみればそれは第六感なんてものじゃなく、単に嗅覚だったのではないかと思うのだが。
実際に「そこ」に面して立ったときの臭いはものすごいものだった。あんなに涙が出るほどの臭いなど、おれはついぞ嗅いだことがなかったよ。
それは圧倒的な「物質」であって、「存在」だったのだ。重力というものは目に見えない。
だが、おれは「そこ」で重力を見たと思ったのだ。
光が消え込み、「そこ」では、膨らんだ腹部のところどころで皮膚が皹割れ、
黒く腐れた組織が覗く裂け目からは臭気を伴なって蛆が蠢いていた。
絶望の縁を飲み込むように、象の皮膚のような頚部がロープを咥え込み、
面(つら)は蝋燭のように融ろけ、眼窩は暗い洞穴、黄泉へとそのまま繋がり引き込まれるのではないかとすら思えたよ。
腕脚は冬の荒天に晒されて乾涸びミイラ化し、片足だけが千切れ落ち、
水分がまだ残る腹部だけが丸く、さびしく瑞々しかった。腐敗とともに。
そして、跛(ちんば)の餓鬼と鬼蜘蛛の糸が垂れるような凄惨な「地獄」を、「そこ」で現していたのだよ。異界さ。
 ああ、第六感は五感の複合物として、仮想的に構築されていたのかもな。
 逃げたい気持ちとともに、踵を返して由佳のもとへと戻った。
そして無言で言葉を求める由佳の目に、おれはその通りだと頷いたんだ。
それから、おれの腕にしがみ付く由佳と、兎にも角にも携帯の通じる下に降りていった。
 ……あのときおれが感じていたことはひどくくだらないことだった。
こんな「機会」に巡り会えたことを喜んでいた。
由佳がすがりついて求めたおれ、頼もしく由佳を導いたおれは、涙を目に湛えて山を下りたのだ。
おれが涙を流していたのは、こんな「現実」を悲しんだからではなく、ましてや子供のように恐怖したからでもない。
強烈な臭気に目をやられただけだった。だがおれは自分が涙を流していることを好ましく思った。
それは「こんな現実」にふさわしいザマだと思って、涙を流している自分自身に対して安堵に近いものをおぼえたのだ。
316315:2007/10/12(金) 13:21:59
えー、酷評おねがいします
317名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 13:30:17
あれは何か、ここはどこか、私は誰か、
という内容の文章はいくら書いても上手くならないと思った。
318名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 13:31:41
まるで残飯だなwww
 
  
 
319315:2007/10/12(金) 13:35:51
>あれは何か、ここはどこか、私は誰か、
>という内容の文章

ハァ?読解力なさすぎだなカスが
320名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 13:38:56
また一人で甲論乙駁盛り上げか
朝日もボクシングも酷評も忙しいなあ
愛情乞食残飯 

 
321名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 14:08:51
なんか>>319がもろに>>315を書いた本人っぽいんだが。
本人じゃないなら、自分はどういう読解をしたのか書いてほしいな参考までに。
322名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 14:10:31
また一人で甲論乙駁盛り上げか
朝日もボクシングも酷評も忙しいなあ
愛情乞食残飯 

 
323319:2007/10/12(金) 14:11:39
いや319は315書いたおれ本人ですよ
324高橋 たかJ:2007/10/12(金) 14:13:01
 
 
     もぉ、ぜぇ〜んぶ僕のジエンですから!
 
  
325315:2007/10/12(金) 14:14:14
なんか知らんけど普通に酷評してくださいおねがいしまうS
326名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 15:50:48
>>325
>ハァ?読解力なさすぎだなカスが

こんなレスをしておいて、よくもまあ、ぬけぬけと
327名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 17:59:06
>>312
>あ、もしかして最初の描写は自分の主観だったのでしょうか。
>だから次からの描写と合わないのでは。

そうだよ。
>ずしりとのし掛かるような重苦しい
>しかしそれも華やかな場所では無意味なのか
このあたりは主観的表現だよね。
神の主観が入っているから、神視点なのか人物視点なのかわからなくなっている。
だからリライトのしようもない。

神視点では見えるものを客観的に描写すればいい。
328 ◆LYNGx8MuKY :2007/10/12(金) 18:40:23
>>308-309です。酷評ありがとうございました。

投稿した箇所は「リアリティのない情景」の描写そのまんまだったので
確かにここだけ読んでもらってもわけがわからないだろうと気づきました。
その点では読み手について何の配慮もしていませんでした。
前提として、これは主人公の聴力が徐々に失われる過程を描いた小説からの
抜き書きであるということを提示させていただきます。
本来投稿前に注意文として入れておくべきだった情報を欠いてしまったことを
お詫びします。すみませんでした。

その上で、もう一度酷評願いたいと思います。
>>308-309は非現実的光景の描写のつもりで書いています。
どこがどのようにまずいか、どう直すべきか等の具体的な指摘をお願いします。
329名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 19:46:53
>>328=>>308-309
読んで最初に思い浮かんだのは「かまいたちの夜2」のバグ画面だった。
目的が単に「主人公が錯乱して前後不覚に陥っている」状態を、
とにかく意味不明で暗示的な文章で表そうということなら特に問題はない。

むしろこの前後にくるであろう平常時の文章がどうかが問題だと思われ。
平常時が冷静でリアルであるほど、こういう演出意図は生きてくる。
例を挙げるならカフカの「変身」。
あれは、状況こそ超現実だがそれ以外の描写は客観的でリアルだろう?

それと、>>308-309にたいな脈絡無い文章は(演出であっても)読者に
苦痛を強いるということは認識しておくべき。
330名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:17:34
>>315
場所、時間、人物、状況、なにもわからない。
何を伝えたいのか、を考えながら書いたほうがいい。
読む側に情報を与えて、想像させなければ小説にならない。
331名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:26:52
>>330
首吊り死体発見したカップルだってことくらいわからん?
明文で書くほうが野暮だと思うんだけど
332名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:28:41
>>308>>309
リアリティのない――幻想的な情景を描写できていると思います。特に
「突然、遠い光が目に止まった。……鮮やかさに目が眩んだ。」の部分は
きれいです。また「私は身震いした。それも聞こえなかった。」の一文
で、全体が引き締まり、聴覚が次第に失われて行く不安感を掻き立てている。

それから、全体的に、特に前半のテンポが悪くて読むのが一苦労です。
曲がりくねった言い回しが多いのも拍車をかけている。
もっと簡潔な、引き締まった文章を心掛けましょう。ある語を漢字にしたり、
カタカナにするだけでも、大分印象が違うと思います。

いくつか例を挙げておきます。
>静かな夜だった。辺りには沈黙が詰まっていた。
「詰まっていた」は言い方が素直でない。それに「静かな夜」とありますのに、
「沈黙」という同じ意味の語を重ねていて、効果を弱めてしまっています。
「静かな夜だった。」で十分でしょう。

>なにか動くものの気配がする。なにものかがそこらじゅうにあふれてわたしを取りまいている。
「なにか動くものの気配がする。」はテンポを悪くしていますし、無くて差し支えない。
漢字に直して「何ものかが其処ら中に溢れてわたしを取巻いている」とすると
幾らか見易くなります。気のせいだったら済みません(笑)

>姿形はよく似ていながらひとつとして同じではない気配たちが、無数に、
>粒子があつまって霧になるように、まるでかれらそのものの構造を真似る
>かのように。(囲んでいる。)
比喩というものは、使ったために、一層情景がはっきりする場合にのみ使うべき
です。この文は意味が取りにくい。前の文だけでも、ある程度の情景は想像でき
ますのに、この文があることでかえって混乱します。
333名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:29:20
なんでもかんでも書いてたらそこらのミステリー作家みたいな凡作にしかならんだろ
ww説明文だからな、京極とか東野なんたらとか。糞くだらない。
それで何を想像しろと?  もっと詩を読めカス。
334名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:31:09
>>330
本人だろ
335名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:34:49
>>328
>非現実的光景の描写のつもりで書いています。
>どこがどのようにまずいか、どう直すべきか等の具体的な指摘をお願いします。

すでに指摘されているけど、混乱した状況を意味不明の文章で綴って効果を狙う
とか、心理描写の主観的な内容については指導のしようがないんだ。
作者が好きなように書けばいいとしか言いようがない。
個人的には、意味不明な文章を読んでくれる読者はいないと思うので、読者に
わかるように書くべきだと思うけどね。

アドバイスがほしいなら、もっと別の部分を貼ったほうがいいんじゃないかな。
336名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 22:36:38
>>315
作は悪くはない、正直俺は気に入ったんで酷評できん。
が、一連のレスはあんた?
トリップつけて出なおしたほうがいいよ。

投稿者はトリップ必須、と>>1に明記したほうがいい気がするねえ。
リンク貼るなら酷評希望とソースなりに書けというのとセットで。
337名無し物書き@推敲中?:2007/10/12(金) 23:37:29
>>336
書いてあります。

3 名前: 名無し物書き@推敲中? 投稿日: 2007/09/23(日) 12:13:56

※※ 時々いたずら目的で投稿者を騙って、レスをする輩がいます。
なるべく投稿者はハンドルにトリップをつけて投稿してください。使い捨てのハンドルで構いません。
338名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 00:21:04
トリップってどうしたらいいのですか
339名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 00:23:18
#のあとに自分だけの言葉を入れる
340 ◆4TMhvKjXvs :2007/10/13(土) 00:27:04
こうか
341名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 00:27:40
そうだ
342名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 00:27:42
できたありがとう
343 ◆r0Oup5KEic :2007/10/13(土) 00:31:07
これでいいの?
344名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 00:33:10
できました失礼しました。
345名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 01:28:45
トリップテストスレでやれよ
346名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 01:30:25
↑まるでハイだなwwww
347名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 09:10:17
139 :弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U :2007/09/11(火) 16:16:31 ID:iJ1D4hYv
ラノベはほとんどクズですね。
複眼的多義性を固持する詩と比べてみるといいかもしれない。
まあ詩やポエムにも、「答え」出しちゃってる低能詩はあるけどね。
答えを探そうとする意欲がないから、限りなく自由度の低いRPGのような作品を
読んでしまう。もうそれは、ファミコン初期のRPGのような自由度はない
アドベンチャーゲームブックのような不自由な冒険モノとラノベは同義性を有する。
流れていくストーリーにただ漫然と実を任せとけばいいだけ。
キャラに萌えがあるだけ、糞くだらない普通のエンタメよりはましだが、
それでも、ラノベなんてただの暇つぶしであって、得るモノは少ない。
なぜなら、人間を描いているようで、その実なにも描かれてないから。
どこでどんな台詞を描出しても、それは類型化されたキャラクターに
類型化された自己同一性を植えつけるだけの記号的意味しか付与されないからである。
348名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 09:13:04
>ラノベはほとんどクズですね。

残飯の作品よりもか?
 
 
349315 もお ◆TJLWCENqsQ :2007/10/13(土) 10:15:29
トリつけました。
ここに続きの載せてありますので酷評お願いします。、
http://modern.jf.land.to/cgi-bin/anthology/anthologys.cgi?action=html2&key=20071011085252
350名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 15:01:01
>>349
自意識過剰の自分語りですね。
一言で言うとキモイです。

>「そこ」で現していたのだよ。異界さ。
>そしておれは、これでまた由佳とのきずなができたと思ったのさ。
 この語尾に笑いました。
 自分語りはいつどこで誰に向かって語っているのでしょうか?
 他人に語るのに「そこ」とか「その時」という言い方をしますか?

>「そこ」に面して立ったときの
 ここは日本語でOK

#その日は遺族が発見者であるおれに挨拶に来ることになっていた。
#由佳にも、その場にいた人間ということでおれの家に来てもらった。このテーブルについてもらうのだ。
#〜一緒に弔いの辞を述べたよ。
 その日っていつですか?
 遺族が【来る事になっていた】というのは未定の表現。まだ来ていない時に使います。
 由香に【来てもらった】は確定。
 テーブルに【ついてもらうのだ】は予定。
 【一緒に弔いの辞を述べたよ】というのは、過去を語っています。
 時系列が混乱しています。
 すでに過去は確定しているのですから仮定の表現は使えません。

>彼の鍛えられていない表情筋は、他人の視線に耐えることができない。彼へと向ける
>おれの視線は、彼の目で受け入れられることはない。
 ここは視点が狂っています。
  
 その後の会話も内容がすごく幼稚で笑わせてもらいました。
 描写なく場面が変わったりと小説になっていません。
 多分十代の人だと思いますが、早いところオナニーは卒業して、他人に読んでもらえる文章を
かけるように努力してください。
351315 もお ◆TJLWCENqsQ :2007/10/13(土) 15:33:15
時系列崩して書いてある意味とかわからんすか。
会話が幼稚だってのは自分でも同意します。
352名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 18:17:30

「目障りなんだよ」

聞き慣れた言葉。うんざりする程この言葉を口にする母親は今私を狂気狂った目で睨み付けている。
私は何も言わずそっとリビングを出た。自然となんの感情も芽生えてこない。実の母親にそんな事を言われ最初は悲しいと思う事もあったが今はもうそんな感情などどこにも無かった。
社長だった父の会社が倒産し莫大な借金を抱えたまま自殺、兄は暴力事件を起こし逮捕。
今の母には私の面倒を見ていられる余裕などなかった。ましてや自分をも支えきれない状態だ。本当なら私が母を支えなくてはならないんだ。
でも支えになるような言葉さえ掛けられなくて。言葉が見つからなくて。小さくなっていく母の後ろ姿をただ見つめる日々。
だから私はどんな事を言われても何も言い返えさない。それで少しでも気が楽になるのなら。いくらだって受けとめる。
今まで育ててくれたのだから、今度は私が恩返しする番だ。
――ポツポツと地面を打つ音。
「……雨」
壁にもたれ掛り瞼を閉じると雨の音に聞き入った。やがて雨音が強まりザァザァと泣き喚くように音をたてる。
頬には一筋の雫伝ってい。
353名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 22:40:21
>>351
初心者レベルなんだから普通に書いたほうがいいよ。
時系列にそってストーリーを構成し、情景描写をして、人物描写をして、会話をして、
それが滞りなくできるようになってから特殊表現に挑戦するようにしたらいいんじゃないかな。
354名無し物書き@推敲中?:2007/10/13(土) 22:47:57
>>352
>狂気狂った目
あまり見ない表現かも。
「狂った目」もしくは「狂気に満ちた目」かな。

日本語としては問題ないけど、説明のダイジェストになってる。
リビングの状態をもう少し書いてもいいんじゃないかな。かなり散らかってそうだし。
「私」はリビングを出てどこにいるのかな? ちょっとわかりませんでした。
355名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 09:14:00
あれは私が七つか八つの出来事です。その日私は、学校帰りにスキップをしてました。
ランドセルがパカパカと、リズムよく鳴るのがとても面白かったからです。
友達もおらず一人で、しばらくスキップをしながら我が家を目指していました。
いまでこそ、数百メートルは苦にならない距離ですが、何分小学生の身
私にとっては毎日が素敵な冒険、学校で借りたファンタジーの本の主人公になりきっていました。
青い空の白いひつじ雲、たくさん集めれば大きな船となり大海を進む、
高い空は深い海となり、光は闇と番となり互いに恋い焦がれ
しかし、決してまぐわることなく共に叫ぶ、ひとつならぬなら一層殺しておくれと……
というのは今適当に考えついたのですが、
まだ幼い私は、雲を見てひつじかな?いわしかな?とほほえましい想像をしていたのです。
さて、突然私の視界に黒い長方形の物体が現れました。
まるで、黒板消しを道路にポツンと、誰かが置いたみたいにそれは存在してました。
あれはなんだ!?
もう、スキップどころじゃない。ひつじがまぐろをどうしたかという空想より
目の前の黒い物体に興味が注がれるのは仕方ないでしょう。
私は若かった。疑うことも警戒することもなく謎の物体に近づいた。もちろんダッシュで。



356名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 09:22:05

それは、なんと財布でありました。分厚く滑らかな肌触り、父の財布と同じ匂いがしました。
これは、なにやらすごい
当時、お金の正しい価値がわからぬ私にでさえ、その財布のあしからぬ風格におののきました。
駄菓子屋ではひとつの硬貨でサラミが十買える。そう、私はサラミが好物だったのです。
この財布でサラミ数十個分の美味しさが味わうことが可能ではなかろうか。
私はまだ完成されていない未熟な脳であるひとつの解を導き出しました。
盗もう
人間とは禍々しい生き物であります。文書であれば、数分に感じることが、一瞬の判断なのです。
それもまだ幼いおなごは己の物欲、それも食欲のために
霊長類から積み重ね授かりし万物の知恵を己の利益のためだけに働かせる。
ご丁寧に、黒皮の財布を手にしながら、警察に届けなくては、と誰に言うでもなく口走り、
ランドセルにすばやく、人に見つかることなく、しまわなくてはならぬと頭の回転をきかす。
まさに本能。サラミの魔力とは恐ろしいものよ。
しかしながら、七つ八つで悪を感じとり、他人の目、恥を意識する事実に我々は驚愕しなくてはならぬ。
さあ、急ぐのだ。すべてはサラミのために。
ランドセルの金具を回し、蓋をあけ、口のなかに放り込むのだ!さあ!早く!!
それ、俺の
おぞましい男の声が背後から発せられた。不覚。そして、私は観念するのであった。



357名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 09:50:40
・段落の行頭は一字下げる
・句点は統一して打つ
・酷評してほしいなら依頼の一文を忘れずに
358名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 10:25:01
>>337
>>3だと見ない奴多いし、それ必須って書いてないから言ってるんだよ。
ルール違反には簡潔に>>1嫁、で以後スルーが理想だと思うんだ。
359名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 11:03:41
>358
337じゃないが、単に>>3嫁、で済むんじゃないか?
読まないやつは1すら読まないぞ
360名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 11:04:59
以降は
あなたの文章真面目に酷評します 別館 Part2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1142687473/l50
で、よろしく
361名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 16:53:54
お願いします。


 少年は笑わなかった。しかし小鳥の姿を、クラスメートたちは半分罰の悪そうな、
決まりの悪そうな顔で笑っていた。
 小鳥の遺骸は、傍目にも美しいものではなかった。目玉が飛び出して、首は不自然に
捻じ曲がって上を向いている。片足はない。内臓も尻からはみ出ている。尾羽はちぎれ、
肉がむき出しになった片方の羽には、はっきり猫の歯型がついていた。
 ――夕方の教室の中で、小鳥の屍骸は死の衣を纏って既に小鳥ではなく、物言わぬ何か別の塊へと
変貌していた。
「最後まで食わせてやるべきだったんだよ」
 少年が言うと、猫をけしかけた学級委員長が不満そうに鼻を鳴らした。
「こいつ、畑荒らしたんだぜ」
「そんな知ってるけど、見世物みたいに持ってきて、こんなに見苦しい姿を晒す必要は
ないんじゃないのかって言ってるんだよ」
 小鳥の遺骸の影は不自然で、陰鬱だった。委員長は腕組みをして、小鳥を載せた紙包みをたたんで
小さな袋に入れ、それを更に鞄になおしこんだ。
 畑を荒らしたのは、確かにこの小鳥が悪いことだった。しかし、死者には虫や魚や小鳥に至るまで
五分の魂が宿ると少年は信じていた。もしも自分が乞食にでもなり、よその国にわたって
その国の王様や貴族の機嫌を損ねる盗みを犯したらどうなるか。王様や貴族たちが自分を
虎やライオンに襲わせて、雑巾のように噛み砕かれた肉体をこの国に送還したとしたら。
 委員長は、煙たそうな面持ちで少年に言った。
「お前って、娯楽ってもんを知らないんだな。せいぜいお勉強でもして偉い人にでもなってくださいよ」
 下卑た、低い笑い声があちこちから漏れる。教室に伸びた夕暮れの影が重い。
 少年は唇を噛んで、下を向いて席を立った。
362名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 17:41:07
>>361
場所がわからないし、何人そこにいるのかも分らない。
漠然と校庭とかで、猫がいたぶった鳥の死体を見ているのかと想像していたが
後半で教室の中らしいことがわかる。

鳥にしても猫にしても、なぜそこにいるのか、どういう状態だったのかわからない。
とにかく必要な情報が開示されていないので、情景描写と人物描写を入れながら
もう少し状況がわかるように書いたほうがいい。
363名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 17:59:30
素敵だ!
自分はあんまり評価するほど力量はないのですが、流れるようなリズム感と、
きれいな言葉選びに感動するとともに、描写から繊細な心情が読み取れました。
美しい文章はとても勉強になりますね!
短いのにひとつの作品として成立する文章というのは、絵画を見てる気分になります。
酷評じゃないのでスレチですが、つい書き込んでしまったことをお許しください。失礼します。
364名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 18:29:27
>>362
>場所がわからないし、何人そこにいるのかも分らない。
>漠然と校庭とかで、猫がいたぶった鳥の死体を見ているのかと想像していたが後半で教室の中らしいことがわかる。

あほか。新聞記事じゃあるまいし、そこまで説明せんでいいんだよ。
おまえな、まじでアホすぎ。小説がわかってない。
みかねてレスるんだが、読書量をふやせ。
それにな、「クラスメート」という言葉がキーだ。わかるな?

情報は必要だ。
だがな、「必要な情報」が必要なんだ。わかるな?
ま、とにかく勉強し直してこい。

おまえは初心者に悪い影響を与えすぎだ。
365名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 18:32:27
>>363
二度と自演するな。
俺様にはわかる。
366名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 18:51:28
>>361

>そんな知ってるけど

脱字か。気をつけよう。

>畑を荒らしたのは、確かにこの小鳥が悪いことだった。

この一文は不自然。「畑を荒らしたのは、確かにこの小鳥だった。」で十分。

言葉選びのセンスは悪くないと思うよ。まずは執拗なぐらいに推敲することから始めよう。

>>362
「夕方の教室の中で」って言葉が前半に出てきてるだろ。
ちゃんと読んでから批評してやれよ。
367名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 18:56:58
自演もここまでくるとなんか、こう、みじめというか哀れというか。まあがんばれや。
368名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 19:28:16
>>361

きみ、自己中っていわれてるでしょ。文に出てるよ。
自演で回そうとする辺りからもうかがえる。
3691/3:2007/10/14(日) 19:35:11
流れ読まずにすみません、酷評をお願いします。
以前にもここで見てもらった、実体験をもとにした小説の冒頭部分です。
↓以下、本文

 包丁の鈍さは計算に無かった。
 誰かがその光景を目にしたならば、実に間が抜けていると思ったに違いない。ひょろ長くガリガリにやせたメガネの少年が、独り、台所の流し台の前に立ち、
黒い取っ手の文化包丁を握って、その刃を左の手首にあてている……そんな自分の姿を想像するだけで、僕の胸は自己への嫌悪感でいっぱいになる。
 僕は、真剣だった。その鈍い包丁で、事を成し遂げんと念じていた。
 母の料理の手伝いで扱い慣れていた包丁の刃には、かすれたリンゴのマークが刻まれていた。包丁から目をそらすと、銀色に鈍く光るシンク、そしてアイボリー
の流し台に、真っ赤な花が一輪、コップにさしてある。流しの上の窓には網戸がかかり、やたら白くて弱い光が、無気力な空にあふれていた。静かな日曜日、十時四十七分。
 呼吸を整え、包丁を構え直し、鈍い刃先を垂直に刺しこむ。透き通った皮膚の裏側に入り込む金属を覚える。いつになく敏感さを増している耳は、家の中の静寂を
強く捉えていた。両親と兄妹、祖父母も今は外出し、家の中には僕一人しかいない。こんな機会は、二度とこないだろう。
 生身の肌に、じんわり鋼が食い込んでゆく。蛇口の水滴が、落ちそうで落ちない。包丁を握る右の手に、ゆっくりと力を乗せてゆく。痛覚神経がか細い悲鳴を
上げだしたが、肉の身は、忌まわしき肉の身は、刃を受けてゴムのように歪み、血の一滴もにじませない。心臓は石のように固くなり、肺だけが不機嫌な呼吸を繰り返していた。
 気がつくと、僕の全身は冷たい汗に覆われて、左手は裏表ともに傷だらけになっていた。そこから遅れてしみ出してくる、血の紅。外気にさらされた生身の肉が、
ひりひりと声をあげていた。傷口から入った鉄分が、左腕をめぐって、じんじんと細かいしびれを生み出している。口の中にはねばっこいだ液が一杯にたまり、
両足の先は冷たくなって、同じ寒気を首筋にも覚えた。全身が、貧血を起こしかけていた。
3702/3:2007/10/14(日) 19:36:03
 一度包丁を手首から外し、僕は脈のありかを指で確認しなおした。拒食になる前から細い手首には、中央に二本の骨が走っている。その左側、
親指につながる骨との間で、命脈が重く鼓動していた。ここだ。ここを切り裂けば、全てが終わる。あとは血を流し、倒れるだけだ。ここを切り裂けば、
全てが終わる。みんながそれを、望んでいるのだ。ここを切り裂けば、全てが終わる……。
 喜びも、悲しみも。
 愛への飢えも、痛みも、憎しみも。
 それでよかった。全ての価値を否定された僕に、死によって失うものなど無かった。僕は多すぎる罪を償い、残された者は正され、この事件は
世に語り広められる。死によって得られ、死によって喜び、死によって始まるものがあるなら、僕は何を怖れるのか。
 自分を鼓舞するように、包丁の刃で左手の甲を打ち、細い切り傷をいくつも作る。その感覚に、僕は密かに、倒錯した愉悦を覚えていた。
 これでもう何度目だろうか、包丁を強く、短く握り直す。右の指先が触れる包丁の鋼が、氷のような冷たさを伝えてくる。
 僕は直角になっている包丁の角の刃を、柔らかい急所の肉に押し当てた。その直角を押し込めと、僕の脳が命令する。いつもお前がやっている、
ジャガイモの芽をえぐりとる動作で、全てを断ち切る事ができる。やれ、と。
 一瞬だ。いつものように一瞬でやって、あとから遅い後悔をしよう。いっぱいしよう。そして、泣こう。
371名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 19:36:50
 僕は無感情に、一息に包丁をすべらせた。
 熱い光が、手首を横切る。
 そしてあふれる、あたたかいもの。
 それほどまでにあたたかいものを、僕はその時まで忘れていた。そうか、求めていたぬくもりは、自分の中にあったんだ。
胸の内につぶやいて、流しの上にゆっくり倒れ込む。両の手が蛇口に乗って、一滴だけの水がしたたり落ちた。
 足りなかった。
 知恵も、勇気も、出血も。
 不意に、鼻腔に生臭い匂いを覚えた。生ある人間の、肉と脂の匂いだ。そう気付いた瞬間、僕は強い吐き気をもよおした。
吐き気はあまりにも激しく、僕は床の上にうずくまって、涙を浮かべながら、のどを絞った。
 僕は、死にぞこなってしまった。
 両腕を蛇口の上にかけ、僕は、泣いた。泣き濡れた心で、強く叫んだ。なんで……なんでこうなってしまったのだろう。
何が、僕にこんなことをさせてしまうのだろう。涙ながらに問いかけたところで、誰も応えてくれはしないのに。

 次の日もまた、僕は学校へ出かけていった。
 学校で、いじめを受けるために。
372名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 19:38:45
自演ばれたからって空気変えるのは勝手だが、せめてもうちょっと毛色の違うのにしてくれ。
こんなのしか書けないのか。
373名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 19:48:58
自演であってほしいのでしょう?
374名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 20:12:50
自演であってほしいよ。そうでなければ、才能のかけらもない不幸な作家志望者の数が倍に増える。
375名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 20:42:01
ちょっと肯定的な評が出たとたん、脊髄反射のように「自演」の連呼。
その異常に嫉妬深い粘着っぷり、自分でも少しは「おれ痛いな」とか思わんのかね。
仮にも創作文芸板にいるのなら、たまには内省してみなよ。
376名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 20:47:37
はぁ?
自演はやめとけって
見ればわかるだろw

書いた小説もそれに対する誉め批評も 同じ 下手な 文章w
気づかないのはおまえだけだよバカ
377名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 20:55:48
>>376
スペースとかwに頼らないと文意も伝えられないやつが他人の文章を下手とかよく言えるな。
378名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 20:58:28
はぁ?
スペースってなんや?
文意が伝わってない?
それ、おまえが、あほなだけだろ
ひとのせいにすなバカ
379名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 20:59:23
>>363は釣りだろう。褒め殺しのたぐいの。
「すぐにでも新人賞が取れるレベルです」とかいうのと同じ、悪意のある揶揄。
380361:2007/10/14(日) 21:02:47
>>362
ご意見ありがとうございます。
今回は、くどくない程度に、会話で少しずつ、状況がわかるように表現していきました。
あと、前半部には、一応、「夕方の教室」という表現を入れています。

>>363
そうですか、気に入っていただけたようで嬉しいです。
酷評スレなので、少し細部まで見て注意すべき点をご指摘いただけると
361はもっと喜びます(^^

>>366
うーん、「そんな知ってるけど」には気が回りませんでした。ご指摘ありがとうございます。
推敲に少し時間をかけるべきでした。次回頑張ります。


……ところで、なんか言われてるみたいだけど、自演ってなんだろう?
381名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:04:04
>>376

>見ればわかるだろw

その根拠を具体的かつ簡潔に「上手な」文章で述べてみろよ。
どうせ出来ないんだろ?
書き込めば書き込むほど赤恥晒すだけだぞ。
382名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:05:43
あんまり自演連呼するようなら、その人この板のID出るように
運営にでも申請でもしてくればいいのに。
そういうことやらずにすぐ人に絡むからいけない。
383名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:12:44
IDが出れば自演できなくなると考える単純な頭にほんのり
384名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:14:47
自演までしたほめられたふりしてなにがおもしろいんだろうね 
カネ払って模試うけてカンニングするようなもんだろ
あたまおかしいんじゃないかなあ
385名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:19:16
傍目から見てつまんないものをやけに絶賛するやつって実際いるよ
何でそういうやつがこのスレにいるのか謎だけど
386名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:31:48
たしかにここは「酷評」スレだからな。
もちろん誉めるのが禁止なわけではないが、不用意に具体性のない絶賛をすると
自演連呼粘着を呼び込む場合があるので注意が必要ということだな。
悪意の有無はわからんが、>>363は荒れる流れのきっかけになったとは言えそうだ。

>>384

×自演までした→○自演までして

手が震えているのはわかるけど、書き込む前に読み返そうな。
387名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:42:50
>>354
有難うございます。
とても参考になります。
m(__)m
388名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:44:35
>>380
>今回は、くどくない程度に、会話で少しずつ、状況がわかるように表現していきました。
>あと、前半部には、一応、「夕方の教室」という表現を入れています。

くどくいとかそういう問題ではなく、端に筆力の問題。
教室にどういわけか猫がいて、どういう状況かわからないけど小鳥を襲わせた。
鳥は飛べるはずだが、怪我をしていたのか、カゴに入っていたのか、とにかく飛べなかった。
この状況を、文章で説明することができないから、情報を小出しにしているだけ。

カメラの振りを考えると、鳥の死体に寄って、
>――夕方の教室の中で、小鳥の屍骸は死の衣を纏って既に小鳥ではなく、
>物言わぬ何か別の塊へと変貌していた。
とまた、鳥の死体の描写になっている。
その間に、何の描写もなく 「夕方の教室の中」と書いてあっても目立たない。
要するに分り難いということ。

冒頭に夕方の教室を入れて、少年、クラスメート、小鳥の死体の順番で書いたほうが
わかりやすはず。
389361:2007/10/14(日) 21:51:29
>>388
試されてるのかな……(^^A
教室には、別に猫はいないですよ。学級委員長の畑を小鳥が荒らしたから
飼い猫をけしかけて、殺した。そしてその遺骸を紙に包んで鞄に入れて持ってきた、
という話なんです。

>冒頭に夕方の教室を入れて、少年、クラスメート、小鳥の死体の順番で書いたほうが
>わかりやすはず。

それも考えました。自分の想定では、何か、ト書きみたいになっちゃうかなと。
インパクトのあるものを最初に持っていったほうがいいかと、判断しました。
390名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:51:50
>>386
>×自演までした→○自演までして

誤字か。気をつけよう。
391名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:54:14
>冒頭に夕方の教室を入れて、少年、クラスメート、小鳥の死体の順番で書いたほうが
わかりやすはず。

392名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:55:29
>冒頭に夕方の教室を入れて、少年、クラスメート、小鳥の死体の順番で書いたほうが
わかりやすはず。

別に俺は分かりづらいとは思わなかったけどな。それにこんな書き方でやるより、よっぽどテンポよく進んでると思うが。

また荒れるから言っとくが自演じゃないからな
393名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:56:37
>>388

>くどくい
>どういわけか
>わかりやすはず

他人の筆力をどうこう言う前に、まずおまえが落ち着け。
394名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 21:57:08
>>389
いまきづいたw

なんだ。分かりづらいって、単に388の読解力がないだけじゃん
395名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:05:03
>>388
「恥の上塗り」の見事な典型例ですね。
396名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:06:15
まるで残飯だなwww
397名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:09:18
すみません。>>363ですが私は>>355-356を書いたものです。自演や釣りではないです。
ただ、評価もされないぐらい未熟もので、何が足りないのか分からなかったとき
>>361さんの作品を読んで すごい感銘を受けたんです。小説はこういう感じなのかと本当に感動したのです。
文学に疎い自分が感想を述べるのは、身のほど知らずのはやまった考えでした。
みなさん、作品に対する読みが深いですね。自分も精進したいと思います。では失礼します。
398名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:13:35
処女小説です。。。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=riki_1014
399名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:15:09
>>389
そういう話なの? >>361を見る限りでは全然わからないけど。
そこまで含めて書かないと読むほうは理解できないよ。

別の部分から問題点を指摘すると、この部分
>――夕方の教室の中で、小鳥の屍骸は死の衣を纏って既に小鳥ではなく、
>物言わぬ何か別の塊へと変貌していた。
これは誰の視点?
神さま視点は人格を持たないのが原則だから、少年の内部ということになるけど
表現にちょっと違和感があるかな。

基本的なことができるようになってから、いろいろ考えたほうがいいんじゃないかな。
シナリオのト書きみたいというのは、説明だけで描写がないという意味。
記述の順番のことじゃないから。

「夕方の教室」というのはト書きだよね。
小説らしくする為には描写が必要になってくる。
400名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:20:59
>>355-366
これはなんだろう。
子供の頃の回想みたいだけど、何がやりたいのか見当がつかない。

>しかしながら、七つ八つで悪を感じとり、他人の目、恥を意識する事実に我々は驚愕しなくてはならぬ。
子供なんだよね?
違和感あるな。

>不覚。そして、私は観念するのであった。
回想なんだから「観念する」のではなく、「観念した」だよね?
確定しているんだから。
子供の頃の事件なら、その当時の出来事として書いたほうがいいよ。
401名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:23:34
>>399
おまえさ、もうそんなに必死にならなくていいよ。
蟻地獄にはまった虫みたいで哀れだよ。
今日はもう回線切って風呂入って寝ろよ。いい夢見れるかもしれないぜ。な?
402名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:28:23
>>401
視点の話は前もあったと思うけど、神視点は人格を持たないのが原則。
もう一つ加えると、神視点は俯瞰で見下ろす感じになるから、情景描写から入るのが普通だよね。
歴史ものとかファンタジーとか、だいたい時代背景の説明から入るから。

403名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:29:05
>>363には>>361に対する具体的な言及がなにもない。
どの投稿に対してもコピペできることしか書いていない。
これでは釣りと思われても仕方あるまい。

褒めること自体はスレ違いではありません。
404名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:33:13
>>402
いつもの人乙
405361:2007/10/14(日) 22:37:48
>>399
一応、そういう話なんです。
後半部分で王様や貴族の飼ってるライオンの話がありますよね。
あれで呼応を狙いました。
指摘された視点は少年視点ですね。少し硬い表現に過ぎたかもしれません。
私の言ったト書きっていうのは、記述の順番としてのことでした。
ト書きは専門に勉強してはいませんが脚本は何作か読んだことはあります。
406名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:42:02
>>399
なんだいつもの人だったか。

分かり辛いから、ちゃんと
初心者のレベルかな
から書き始めてくれ
407名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:42:05
>>369-371
>流しの上の窓には網戸がかかり、やたら白くて弱い光が、無気力な空にあふれていた。
ここは違和感あるな。
視線の移動が網戸で止まるから、網戸の向こう側には〜とかしたほうがいいね。

>生身の肌に、じんわり鋼が食い込んでゆく。蛇口の水滴が、落ちそうで落ちない。
>包丁を握る右の手に、ゆっくりと力を乗せてゆく。
ここも視線の移動に問題あり。
内部視点だから、包丁の先、蛇口、包丁の先と視線を動かしたことになるけど。
こういう表現を使いたいなら三人称にしたほうがいいね。

あとの部分は大体よしとして、これはちょっとまずいな。
>次の日もまた、僕は学校へ出かけていった。
>学校で、いじめを受けるために。
家族が帰ってきて、手首切った後始末があったはず。そういう部分を省略するとうそ臭く
見えるんだ。
408名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:48:48
>>405
まあいいけどね。
小説でも場所、人物、セリフの順番で書くのが基本。
場所の描写って以外とめんどくさいんだけど、それをこなせるかどうかが技量の目安になるから。
がんばって。
409名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 22:51:48
いつもの人、今日はちょっと調子出てないみたいね。
やっぱり一行目の「〜かな」でこき下ろすスタイルを貫いてほしいな。
410名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 23:14:07
>小説でも場所、人物、セリフの順番で書くのが基本。

ラノベの基本?
411名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 23:28:35
>>410
横から否定してみる。
基本どころか日本語文法を無視しても許容されうるのがラノベ。
かくいう俺はラノベワナビ。
412名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 23:31:42
>>410
ラノベはどうかな。読んでないからわからないけど。
冒頭というのは視点とも関係あるから、一人称の場合は行動とかセリフで始まって
どんな場所なのか説明が入る。
三人称の場合は、外部視点で場所の説明から入って、人物描写に入る。
そういう違いはあるかもね。

こういうのは本を開ければわかるでしょ。
413名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 23:39:30
ラノベです。酷評お願いします。
----------------------------------
 チルビィ先生よりのおたっし
  弟子への5かじょう
一つ どんな人でも迷子になるのは無理のないことです。動じなくていいのです。
   どんと構えて道を聞くのです。
二つ あたしの机の上のお菓子は食べちゃダメです。あれはあたしのです!
三つ さいきんチルビィ先生はお金に困っております。
     ↑
   ここだいじです!
   みつぎものはチョコレートでOK!
  あと二つは考え中です!
-----------------------------------
 プロローグ チルビィ先生

「あう……」
 女の子が漏らしたため息は、なんとも間の技けた音を奏で、周囲の声やテレビの音に意味もなく
消えていった。魔道課のオフィスでは朝特有のゆるんだ空気が流れ、窓から差し込む光がほこりの
粒をきらめかす。女の子は書類や書籍を押しのけて、仕事机に大量に積み上げたお菓子から、
好物のチョコレート『オ・チョリーナ』を取りだして口に入れた。
 とてもおいしそうだった。
 簡単に一つめの箱を空にして二つめと三つめも開け、
 ハッとなにかに気付く。
 やっと堪能し、気分を取りなおして、パソコンを見つめなおした。
 ディスプレイにはこう表示されている。
『エラー830654−問題が発生したためプログラムを実行できません』
「……にゃぬ?」
 可愛げに首を傾げる。
414名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 23:49:40
>>413
だからプロの文章を持ってくるなと何度言ったら…
415名無し物書き@推敲中?:2007/10/14(日) 23:58:54
残飯さん、そういうことは止めてくださいよ。みんな真面目にやっているんですから。
 
416名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 00:03:12
これがプロなわけねーだろw こんなもん核ヤツはここの常連のひとくらいなもんだろ
417名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 00:05:06
418名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 00:07:32
ラノベはどっかにラノベ専門の酷評スレでもたててそっちでやれ
プロだからなにやってもいいってか?
419名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 00:16:48
>>413
「警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび」横山忠だね。

他人の文章を自分の文章だと偽って、なにか得るものがあるのかね。

出典を明記しない引用は引用の条件を満たさないので、盗用となります。
盗用は犯罪です。
法によって処罰されます。

とか、警告しても駄目なんだろうなあ。
4201/2:2007/10/15(月) 00:29:40
自分なりの改訂版です。酷評お願いします。

 さき程から坂を降りて来るのが、慎三が視野のはずれの方に映っていた、書生風の男がじき傍らまで来たので、覚えず顔を見合せた。
「阿部じゃあないか」
 先方から声を掛けた。
「小泉か。出し抜けに会ったから、びっくりした」
「君より僕の方が余っ程驚いたさ。何時出て来たい」
「ゆうべ着いた。やっぱり君は美術学校にいるのか」
「うん。今学校から来たんだ。モデルが病気だと言って出て来ないから、駒込の友達の処へでも行こうと思って出掛けた処だ」
「そんな自由な事が出来るのか」
「中学とは違うよ」
 慎三は一本参ったと思った。小泉とはS市の中学で同級にいたのである。
「どこがどんな処だか、分からないから仕方がない」
 慎三は厭味気なしに折れて出た。小泉も実は受持教授が展覧会事務所に行っていないのを幸いに、
腹が痛いとか何とか言って、ごまかして学校を出て来たのだから、今度は自分の方で気の毒なような心持になった。
そして理想主義の看板のような、慎三の黒く澄んだ瞳で、自分の顔の表情を見られるのが頗る不愉快であった。
 この時十七八の、普段着で買物にでも行くというような、廂髪の一寸愛敬のある娘が、袖が触るように二人の傍を通って、
慎三の顔を、気に入った心持を隠さずに現したような見方で見て行った。小泉はその娘の肉附のいい体をじっと見て、慌てたように慎三の顔に視線を移した。
4212/2:2007/10/15(月) 00:30:42
「君はどこへ行くんだい」
「王華に逢おうと思って行った処が、十時でなけりゃあ起きないということだから、この辺をさっきからぶらぶらしている」
「平田王華か。なんでもひどく無愛想な奴だということだ。やっぱり君は小説家志願でいるんだね」
「どうなるか知れないよ」
「君は財産家だから、なんでも好きな事をやるがいいさ。紹介でもあるのかい」
「うん。君が東京へ出てから中学へ来た田中という先生があるんだ。校友会で親しくなって、僕の処へ遊びに来たんだ。その先生が王華の同窓だもんだから、紹介状を書いて貰った」
「そんなら好かろう。随分話のしにくい男だというから、ふいと行ったって駄目だろうと思ったんだ。もうそろそろ十時になるだろう。そこいらまで一しょに行こう」
 二人は又狭い横町を抜けて、幅の広い寂しい通を横切って、千駄木下(せんだぎした)の大通に出た。菊見に行くらしい車が、大分続いて藍染橋(あいぞめばし)の方から来る。
小泉が先へ立って、ペンキ塗の杭にゐで井病院と仮名違いに書いて立ててある、西側の横町へ入るので、純一は附いて行く。小泉が思い出したように問うた。
「どこにいるんだい」
「まだ日蔭町の宿屋にいる」
「それじゃあ居所が決まったら知らせてくれよ」
 瀬戸は名刺を出して、動坂(どうざか)の下宿の番地を鉛筆で書いて渡した。
「僕はここにいる。君は王華の処へ入門するのか。盛んな事をやって盛んな事を書いているというじゃないか」
「君は読まないか」
「小説はめったに読まないよ」
 二人は藪下へ出た。小泉が立ち留まった。
「僕はここで失敬するが、道は分かるか」
「ここはさっき通った処だ」
「それじゃあ、いずれそのうち」
「さようなら」
 小泉は団子坂(だんござか)の方へ、慎三は根津権現の方へ、ここで袂を分かった。
422名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 00:45:47
>>420-421
森鴎外の「青年」

あのな。著作権が切れていても、盗用は犯罪。
森鴎外の小説を丸写しにして新人賞に出したら駄目なのと一緒。
つまらないことで傷を負うなよ。
423名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 00:49:11
例えば、それは字を書くことと似ている。

左手で書いていて掌が汚れたら右手に持ちかえる。
逆も同じことだ。
両利きの私にとって、それは造作のないことで、もはや日常だ。


対人関係も同じことだった。
私は相手によって態度を少しずつ変え、使い分ける。

悪気がある訳ではなく、最大限気を使い、相手を傷つけないようにするため。

いや、今考えてみれば、それはうわべでしかなかったのかもしれない。

とにかくそれが私が無意識に身につけた自己防衛だった。



冒頭のつもりで書いた。
酷評よろしくお願いします。
424名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 03:23:29
>>413
これ本当に売ってるんだw
ギャグだと思った。
こういものばかり読んでると、まともな小説は書けなくなるかも。

ラノベって編集さんは文章指導しないのかな?
4251/2:2007/10/15(月) 03:57:12
第6回スーパーダッシュ小説新人賞

●佳作  「警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび」
横山忠
1978年生まれ。奈良出身。大工を目指していたのですが、怪我のため挫折。小説家を目指しました。

受賞コメント〉
 受賞の知らせを聞いたとき、自分なんかがもらっていいんだろうかと思いました。でもくれるという
ものを断るわけにもいかないし、というか絶対断る気なんてないし、ありがたく喜んでもらいました。
 これからまだまだ足りない点はあると思いますが、本当に精進します。
 選んでくださった方々や関係者の方々本当にありがとうございました。

選考委員メッセージ

新井素子先生
佳作の『警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび』。これ、私の点数は、低かったんだよね。
それはひとえに、私にとって、チルビィが魅力的でなかったもんだから。可愛さの演出が、
なんだかあざとい気がして。だが、読者が、チルビィを可愛いと思ってくれれば、それはそ
れでOKなのかな。ただ、今後は、“このチルビィをまったく可愛いと思えなかった人もいる”って
いうのを念頭において、演出を考えて欲しい。

高橋良輔先生
小説読む人も漫画見る人も、アニメ楽しむ人もゲームやる人も、皆さんホントこういう世界が
好きですよね。だからでしょうか、好きな人が好きな人向けだけに作っているような“お約束”感
が工夫の種を摘んでいる。そんな気がします。この世界観の中での社会矛盾と陸王との関係に
もう少しエネルギーが注がれたら、と惜しい気がします。

4262/2:2007/10/15(月) 03:58:28

中村航先生
チルビィ先生……、と思いながら読み始めたのだが、細部まで作り込まれた佳い作品だった。
「くるくる回転する記号、それらが織り成し相まってプログラムを造り上げ、淡い銀色に光り輝き、
それに包まれた小さな女の子」を、きれいに描いている。ただ、全体に続編を意識した作りであ
るのが残念だった。新人賞応募原稿なのだから、全てを注ぎ込んでほしい。全て注ぎ込んでな
お立ち上がってくるのが、続編というものだと思う。

堀井雄二先生
雰囲気は、それなりにあった作品だと思う。主人公であるチルビィのキャラをたてようとする意
気込みは感じられる。しかし「教化指定地区」というのがただ単に雰囲気物だったり、チルビィ
自身が物語になんとなく流されている気がした。長さもかなり長めなのでポイントを絞り込めば、
もっとメリハリのある作品になったのではないだろうか。


文章のことは誰も言っていません。たぶん完璧ということなのでしょう。
427名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 04:33:53
こんなので良いのなら俺も(ry
428名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 08:42:32
言う前に書いてみろや
429名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 11:02:03
同時に佳作になった、こっち↓はもっと凄そうだぜ。

●佳作  「ガン×スクール=パラダイス!」
やまだゆうすけ

中村航先生
『ガン×スクール=パラダイス』は、非常に問題の多い作品だった。
文章は推敲不足だし、設定は破綻気味だ。だけどともかく全ての
センテンスを面白くしよう、という貪欲さがこの作品にはあった。新し
い表現を試みる態度とか、熱のようなものが素晴らしいと思った。た
だし試みのうち半分くらいは失敗しているので、もう少し冷静に小
説を見つめてほしい。

堀井雄二先生
『ガン×スクール=パラダイス!』。正直、設定にかなり無理があ
るのは否めない。「ガンスター」で生徒同士が戦い、集めたバッジ
で、より強力な武器に変えられる。しかし最後はバッチの数で勝
者が決まるとか。敗者は学校に来てはいけない筈が、いつの間
にか普通の文化祭がはじまっていたりと……。

「文章は推敲不足」
チルビィ先生ですら文章は指摘されていないのに!
430名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 12:22:00
新井素子はデビュー作がいまでいう腐女子の一人称で、こんなものが小説と呼べるかと
議論になったが、星新一が強力にプシュしたらしい。

そういうわけなので、新井先生がこういうラノベを文体だけで批判することは絶対にない。創始者だからなw
431名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 13:26:11
>>420-421
改訂版と言う割には文章の基本が全然なってない。
> さき程から坂を降りて来るのが、慎三が視野のはずれの方に映っていた、書生風の男がじき傍らまで来たので、覚えず顔を見合せた。
>「阿部じゃあないか」
> 先方から声を掛けた。
ここらから、慎三の視点だということが分かるが、
>慎三は厭味気なしに折れて出た。小泉も実は受持教授が展覧会事務所に行っていないのを幸いに、
この辺から、視点が混乱している。基本がなってない。


>この時十七八の、普段着で買物にでも行くというような、廂髪の一寸愛敬のある娘が、袖が触るように二人の傍を通って、
いきなりカメラの視点がかわって、不自然。愛嬌のある、と思ったのは誰?さらに混乱する。

>二人は又狭い横町を抜けて、幅の広い寂しい通を横切って
寂しいと思ったのは誰かな? 神視点は人格を持たないから慎三の視点だろうけど
主語がふ「二人」になってるのはおかしい。「慎三は小泉と」とかにするべき。

場所も時代も、分からない。ただ坂と書いてあるだけで、どんな坂なのか不明。
世界観も途中でS市の中学と出てくるまでは、全く分からない。そういう事は最初に書くべき。
もっと丁寧な描写をしたほうがいいよ。
432名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 15:07:40
>>431
オリジナルはちゃんと描写してある。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2522.html
>小泉純一は芝日蔭町(しばひかげちょう)の宿屋を出て、東京方眼図を片手に人にうるさく問うて、
>新橋停留場(ていりゅうば)から上野行の電車に乗った。
が冒頭で、田舎ものの主人公は大石という人物を探す。大石は留守。
なので散歩して出直すことにした。
街の描写が続いて、改悪文の直近はこんな感じ。

> 曲りくねって行(ゆ)くうちに、小川(こがわ)に掛けた板橋を渡って、田圃(たんぼ)が半分町になり
>掛かって、掛流しの折のような新しい家の疎(まばら)に立っている辺(あたり)に出た。一軒の家の
>横側に、ペンキの大字で楽器製造所と書いてある。成程、こんな物のあるのも国と違う所だと、
>純一は驚いて見て通った。
> ふいと墓地の横手を谷中(やなか)の方から降りる、田舎道のような坂の下に出た。灰色の
>雲のある処から、ない処へ日が廻(まわ)って、黄いろい、寂しい暖みのある光がさっと差して来た。
>坂を上って上野の一部を見ようか、それでは余り遅くなるかも知れないと、危ぶみながら佇立(ちょ
>りゅう)している。
> さっきから坂を降りて来るのが、純一が視野のはずれの方に映っていた、書生風の男がじき傍まで
>来たので、覚えず顔を見合せた。
>「小泉じゃあないか」
> 先方から声を掛けた。
>「瀬戸か。出し抜けに逢ったから、僕はびっくりした」
433名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 15:28:34
読めばわかるように「全てを知っている神視点」なので、視点の狂いはない。

「小泉じゃあないか」
 先方から声を掛けた。
「瀬戸か。出し抜けに逢ったから、僕はびっくりした」
「君より僕の方が余(よ)っ程(ぽど)驚かなくちゃあならないのだ。何時(いつ)出て来たい」
「ゆうべ着いたのだ。やっぱり君は美術学校にいるのかね」
「うむ。今学校から来たのだ。モデルが病気だと云って出て来ないから、駒込(こまごめ)の友達の
処へでも行(い)こうと思って出掛けた処だ」
「そんな自由な事が出来るのかね」
「中学とは違うよ」
 純一は一本参ったと思った。瀬戸速人(はやと)とはY市の中学で同級にいたのである。
==(ここまで純一カメラ)

「どこがどんな処だか、分からないから為方(しかた)がない」
 純一は厭味気(いやみけ)なしに折れて出た。瀬戸も実は受持教授が展覧会事務所に往(い)って
いないのを幸(さいわい)に、腹が痛いとか何とか云って、ごまかして学校を出て来たのだから、今度
は自分の方で気の毒なような心持になった。そして理想主義の看板のような、純一の黒く澄んだ瞳
(ひとみ)で、自分の顔の表情を見られるのが頗(すこぶ)る不愉快であった。
==(神視点で、二人の内面に入る)

 この時十七八の、不断着で買物にでも行(い)くというような、廂髪(ひさしがみ)の一寸愛敬(あい
きょう)のある娘が、袖が障るように二人の傍を通って、純一の顔を、気に入った心持を隠さずに現した
ような見方で見て行った。瀬戸はその娘の肉附の好(い)い体をじっと見て、慌てたように純一の顔に
視線を移した。
==(外部視点で客観描写。よって二人の傍を通るという表現になる。
  「愛嬌のある娘」というのは、外部からの見た客観描写なので、神の主観ではない)
4341/2:2007/10/15(月) 17:31:55
ほんのさわりですが、酷評よろしくお願いします。

 手にしている一挺の蝋燭の灯りは暖かい。凍えた意識は炎のゆらめきと共に徐々に覚醒していく。
 そうだ。何度となく見た夢だ。回数を数えた事はない。もとより、目覚めると忘却の彼方へと消え去ってしまうこの夢は数えようがないのだ。だがこの奇妙な夢では、なぜか今、自分は夢の中にいるのだと理解できる。

 そう、異形の姿をしたアイツは、最初に決まって再会を懐かしむような表情と哀感を秘めた声で、詞を唄う。
 だが、詩も会話も、肝心の内容を覚えていない。現実でないとはいえ、今からあの化け物に逢わなければならないかと思うと気が滅入るが、逢わないわけにはいかない。軽く頬をつねって気合いをいれた。今回こそ夢はもちろん、詩もまでも記憶して朝を迎えるのだ。
 
 灯りを頼りに一本の細長い通路を進む。フローリングの床板に白色モノトーンの壁が続き、装飾は何も無く空気はひんやりと冷たい。以前と変わった所は見当たらないが、アイツのいる部屋へと続く扉は闇に埋もれてまだ見えてこない。
 
4352/2:2007/10/15(月) 17:34:15
何度この殺風景な通路を歩いたのか定かではないが、今だに扉までの距離が計れない。わりと短い気もするし、そもそも扉などあっただろうかと思う程、ひた歩いた気もする。 
 光明とは往々にして、肝心なモノを写し出さない。それは人の生においても。良くも悪くも身の周りをくっきりと浮かび上がらせてはくれるが、運命の展開とでも言えようか、先々に在る結末はもちろん、前途すら推測なり妄想なりの域を出ることはい。
しかし、誰もがそんな展望の立たない将来に、大なり小なり苛立や不安を覚えるものだろうし、なにも俺だけではないはずだ。だから、こんなおかしな夢を見るのだ。正確に未来を見通せる人間など居やしない。
 もしそんなやつが居るとしたら、下品な白銀色の服を着たタイムトラベルでもできる未来人ぐらいだ。もしくは、人間ではない特異な存在か。
436名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 17:44:01
センスが悪いお
夢の中で、蝋燭の灯りが暖かい、と感じるセンスが
そんなことある? そんな夢には共感できないお
どんだけ〜

あと、ごちゃごちゃ書いているのもうざいだけ
原因は共感できないから
いっしょうけんめい文章を書いてるってのはわかるけどね
「詞を唄う」も、どんだけ〜

ま、でも、センスがいいと思うシトもおるかも
気にせんで
437名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 17:45:54
もうしばらくしたらいつもの人が来て、ざっと斜め読みしてから、


描写の順番が悪いとか視点が定まらないとか場所がわからないとか
もっと丁寧に説明するべきだとか基本がなってないとか文章的には下手な方かなとか
親切に批評してくれる悪寒。
438名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 17:49:50
「いつもの人」はコテを使ってほしいお
キャラとしては、このスレに必要な人だしね
439名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 18:08:38
>>431
例によって豚の尻は森鴎外の原文をぐずぐずに改悪しています。
Y市をS市に変えたり、ご苦労なことです。
440名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 18:18:43
>>434
このスレにも書いてあると思うけど漢字が多すぎで見づらいってのと、さわりみたいだからストーリが判らな過ぎてなんとも言えない。ただ語彙はあるみたいだし慣用句のつかい方は上手いと思われ。蝋燭〜のくだりもストーリーしだいかな

>>438 いらんだろ
441名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 18:37:38
>>434-435
描写の順番が悪く、ふらついている感じ。
このシーンで何を書きたいのか、何を説明したいのかを考えながら整理したほうがいい。

夢の世界をリアルタイムで書くということで
>自分は夢の中にいるのだと理解できる。
ときたら、次は周囲の描写に入るべき。
異形のアイツの説明はその後で十分。文章を入れ替えるとこうなる。

---------------------
 手にしている一挺の蝋燭の灯りは暖かい。凍えた意識は炎のゆらめきと共に徐々に覚醒していく。
 そうだ。何度となく見た夢だ。回数を数えた事はない。もとより、目覚めると忘却の彼方へと消え去って
しまうこの夢は数えようがないのだ。だがこの奇妙な夢では、なぜか今、自分は夢の中にいるのだと
理解できる。
 灯りを頼りに一本の細長い通路を進む。フローリングの床板に白色モノトーンの壁が続き、装飾は何も
無く空気はひんやりと冷たい。以前と変わった所は見当たらない。何度この殺風景な通路を歩いたのか
定かではないが、今だに扉までの距離が計れない。わりと短い気もするし、そもそも扉などあっただろう
かと思う程、ひた歩いた気もする。 
 光明とは往々にして、肝心なモノを写し出さない。それは人の生においても。良くも悪くも身の周りをくっきりと浮かび上がらせてはくれるが、運命の展開とでも言えようか、先々に在る結末はもちろん、前途すら推測なり妄想なりの域を出ることはない。
---------------------
細かい表現は置いといて、このほうが作品に入りやすいはず。
心理描写のバランスもいいんじゃないかな。
この後に、「扉」のこと。その向こう側にいる「アイツ」との因縁を語るようにしたほうがうまくまとまるはず。
442名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 18:50:28
>>434-435

>手にしている一挺の蝋燭の灯りは暖かい。凍えた意識は炎のゆらめきと共に徐々に覚醒していく。
>そうだ。何度となく見た夢だ。

これから夢の中の出来事を語るのにいきなり「徐々に覚醒していく」はまずいんじゃないのか。
言いたいことはわかるけど、べつの表現に変えた方がいいと思う。

>詩もまでも

打ち間違いかな。この言い回しはヘン。

>だから、こんなおかしな夢を見るのだ。

夢のさなかでその夢を見る理由を語っちゃうのってかなり興ざめじゃないか?
「光明とは」以降の安っぽい人生論みたいな文章は全部カットして、
話を先に進めた方がいい。

夢の文章化って難しいんだよね。プロでも夢のシーンを読めばだいたい実力がわかる。
先の展開にはそこそこ興味をそそられるので、まずは文章の無駄を殺いで練り上げよう。
443名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 19:23:04
>>423
酷評よろしくお願いします。
444名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 19:53:13
>>443
もっと長く書いてください
445名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 19:55:42
>>423
息をするように自演するひとの心理を描こうとする意欲はうかがえる。
しかし、内容が信憑性に欠けるためまったく読み手の心に訴えかけるものがない。

>対人関係も同じことだった。
>私は相手によって態度を少しずつ変え、使い分ける。
>悪気がある訳ではなく、最大限気を使い、相手を傷つけないようにするため。

自我を小分けにしトカゲがしっぽを切るように自らが傷つくのを避ける姑息な手段を、自己防衛と認めながら
なぜか「相手を傷つけないためだ」と偽る不誠実さは、作者に最も欠けているものがその事実に正面から向き合う
勇気であることを示している。
446>369-371:2007/10/15(月) 20:01:19
>>407
ご意見ありがとうございます。
投下したタイミングが悪かったようで……
また明日ものぞきにきますので、よろしければ続いて酷評をお願いします。
4471/2:2007/10/15(月) 21:09:51
詩を読む用の文章に直しただけのつもりのものです。
文章として成り立っているか、読みやすいか等の評価をお願いいたします。


 テスト期間というものがあって、それは大層俺を疲れさせている。
 とうぜんその期間というのは定期試験の準備のために設けられたもので、
俺はたぶん来年選択することのない倫理の教科書を広げ、これ範囲広すぎるよなあ、
やばいよなあ、なんてブツブツ言いながらヤマアラシのジレンマという単語を、書きなぐって覚える。
 そういうやたら徒労という言葉を感じさせられる作業の片手間に、まったくテスト勉強には関わりのない
勉強をするため俺は塾にも向かう。
 テスト勉強よりも塾の勉強の方が大事だから、テスト前だろうと関係なく行くのだ。
 じゃあ、と囁きのように自問がわく。
 大事って何なんだ?俺にとって大事って何なんだ?
 無意識の内に、すぐにそんな風に哲学に思考が逃げ出す。
 つまるところ俺は本音では塾に行きたくなくて仕方ないのだろうか。
 初志はあんなに立派だったものなんだが。
4482/2:2007/10/15(月) 21:10:48
 手のひらにじと、と僅かな汗を感じた。既に右手には見飽きた乗車券が握られている。
 嫌がるような気分になって見せても、やれやれと俺は塾に向かう。結局のところ。
 車内は帰宅ラッシュにはまだ早いようであったものの、やはりそれなりに混んでいた。 
 その中で過ごす15分という半端な時間は、俺に『結局俺って腐ったのかなぁ。』と漠然と考えさせはするものの、
結論にはほど遠いところで過ぎ去ってしまう。
 なんとなくそんな気分のままが嫌で、モヤモヤしたものが残っているのが嫌で、だから俺は輝かしい初志でも
思い出しながら塾へ向かうことにした。
 絶対に受かってやる。どんなものを犠牲にしても構わないぞ。
 本気でそう他人にも豪語していた頃の自分が思い出され、今現在とのギャップが逆に笑えた。
 何かしらの目標に立ち向かうとき、人は大抵その過程で減滅するものだろう。
 そのまま向かっていくのをやめてしまう奴もそれはそれは多くいることだろう。
 過程の先ににあるものが見えている奴はそんな幻滅なんて気にも留めないのだろう。
 そういう奴もいるというのなら、素直に羨ましかった。

 人の流れに載って駅を出る。乗車券を改札に通す。
 疲れのせいか、出迎えてきた十月中旬の空がやけに寒い。
 右手に微かな感触が、あった。
 俺の右手には僅かに汗で湿った乗車権が握られていた。
449.:2007/10/15(月) 21:31:45
彝における覈

アンケートにご回答下さい http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=ji0
450名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 21:42:55
>>436 >>440 >>441 >>442 ありがとうございました。とても参考になりました。せっかくプロット考えたので練り直しながらとりあえず短編で書ききってみようと思います。
451名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 21:53:04
>>447
>詩を読む用の文章に直しただけのつもりのものです。
日本語でOK
452423:2007/10/15(月) 22:24:53
>>445さん
酷評ありがとうございます。自分でも見えなかった部分が分かってとても勉強になりました。これからもよろしくお願いします。
453423:2007/10/15(月) 22:58:57
>>444さん
長めにしてみました。酷評よろしくお願いします。

9月も後半に突入し、部活が終るころにはけっこうな冷え込みになっていた。

ペダルを踏みながら、私はさっきまでの会話を反芻していた。

「やっぱさぁ私は嫌われてるよ」
朋子は苦笑いしながら続ける。
「そんなことないよ」あいつの態度を見ていれば分かる。

朋子は私のコメントをやんわり否定しながらも、嬉しそうに続けた。

「八重は好きな人いないの?」
ふいに朋子に期待するような目線を向けられ、私は少しうんざりした。

朋子はそういう子だった。いい子なのだが、押しつけがましくてたまに疲れる。

女子ってなんでこうなんだろう。

秘密を交換し、誰にも洩らさないことでしか友達として繋がっていられないのだ。

本当に面倒くさいことこの上ない。

私は曖昧に笑いながら分かれ道がやってくるのを待っていた。
454名無し物書き@推敲中?:2007/10/15(月) 23:19:51
>>453
一行あけは、場面転換とかで使ってね。
これでも短いと思うけど、描写が足りないかな。
見た範囲だと回想シーンにする必要がないと思うけど。
朋子との会話からはじめたほうがいいんじゃないかな。
455名無し物書き@推敲中?:2007/10/16(火) 21:33:24
【よしんば】で文章を

102 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:41:20.84 ID:NoKvCKNX
よ  よし行くぞ!


↓し でヨロ
103 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:43:29.61 ID:kbDe9LQP
私はそうかよ 新橋生まれ
104 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:45:17.21 ID:eLuTjy5n
し したがうものか!
105 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:45:48.54 ID:nxASBQfB
「じいちゃん孫の面倒みててね」
「よし! んばああーー」
106 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:46:46.48 ID:eLuTjy5n
名前は正義

頭はよしんば
107 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:48:21.83 ID:b0cqHB2T
 <____>
 (`д`)よしんば!
  ||
  (  ̄ ̄)
  | ̄|| ̄|


456名無し物書き@推敲中?:2007/10/16(火) 21:38:55
108 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:5048.54 ID:nxASBQfB
>>106
孫nanoにか?
1221 名前: 名無しでいいとも! 投稿日: 2007/10/16(火) 20:51:46.48 ID:eLuTjy5n
孫nanoにだー
457名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:25:16
酷評よろしくお願いします。

「彼岸花って、いつのまにか咲いてるのよね」
 絢子はため息混じりにそうつぶやいた。
洋一は絢子の目線の先に、連なって咲いている彼岸花に気付いた。
燃えるような赤色の花は、一茎に負けず咲き誇っていた。
その凛とした姿は、妖艶な魅力として洋一の瞳に焼き付いた。
 「学生の時、毎日この畦道を通っていたのに、蕾に気付いたことなかったわ」
河原と葡萄棚に挟まれた遊歩道は、絢子の実家と学校まで、ほぼ一直線で結んでいる。
絢子と付き合っていた時は、毎日のように、この道を並んで歩いていた。
 絢子は洋一の方へと体を動かし、二人は互いに向き合った。
その表情は洋一ではない、どこか遠くを見つめていた。
別々に過ごした月日の長さを、向かい合う二人の距離は無言で表していた。
 「八年前の今ごろ、岸のほとり一面の靡くすすき尾花が、白波のようだと洋ちゃんは言ってた」
 絢子は真っ直ぐな瞳で洋一を見据えた。乾いた風が絢子の長い黒髪を乱し、洋一の横顔を撫でた。
 「海見たことないくせにって怒られた」
 洋一は口許を弛め、絢子から目をそらした。
振り向いた先には、コンクリートで整備された人工的な河原と
意思もなくただ求められるままに型通りの水が流れる、
つまらない風景が広がっていた。
そこには、かつて二人で語り合った白波の面影は、すでになかった。
 「あはは、私、洋ちゃんに負けたくなくて、白い天馬の鬣だわって格好つけて言ったわ」
 「白馬のわりには艶がないから羊だ」
 洋一は単調に、しかし少し早口に、特別な記憶を口に出した。
絢子が後ろで嬉しそうに笑っているのが、洋一に伝わった。
 「そうそう、しまいには音楽の授業で歌った曲の真似だろって、馬鹿にされちゃった」
 急に絢子は口をつぐむいた。どこからか金木犀の香りが、寂しく漂っていた。
458名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:27:08

 「洋ちゃんは最後までいじわるだったわ」
 洋一は河川敷と反対側の、葡萄棚の方へと歩を進めた。
農夫の情けにより残された三房の葡萄の粒は真っ黒に熟れ、萎れていた。
風が静かに靡き、心臓の形をした葉は互いに擦れ、風の位置を知らせていた。
 「日が暮れて空には彩雲、虫たちが秋を鳴いていたのに、
洋ちゃんといると、二人で早朝の春の光のなかで海を眺めていた。
白波が歌っているのが聞こえた」
 絢子は半ばいじけるように美しい言葉を吐き捨てた。
洋一は絢子が泣いているような気がして、首を回し絢子の様子をそっと覗き見た。
 「洋ちゃんと同じ目線でものを見たかった」
 「絢子は小さかったからな」 
 「もう、ひどいんだから」
絢子の横顔は哀しく笑っていた。黒い眼は秋空よりも遠くを見つめていた。
同じ空を見ていたときにはなかった、皺が三つ、浮き出ていた。
 「洋ちゃんは変わってないね」
 その言葉は、周りの時を一瞬止めた。洋一は、心臓を摘まれたような苦しさをおぼえた。
 「私はこの河原みたいに変わってしまったよ。無理して背伸びしてたから、疲れちゃったのかな」
 絢子は洋一のいる方へ、体を半分傾けて振り向いた。
夕焼けが絢子の顔を半分、紅く染めた。
 いいや、初めて絢子と出会った頃から、十五年間、無理していたのは俺のほうだ、
洋一は絢子を見つめながら、自嘲ぎみに心のなかで呟いた。
絢子は洋一の歪んだ顔みて不思議そうな顔をした。
 「絢子は………綺麗になった」
絢子はにっこりと、微笑んだ。
何だか、泣いている幼い子供のようだ、洋一はそう思った。
459名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:44:39
正直

曼珠沙華に依存シトルバーイデナイト

すぐわかる
460名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:46:21
他にブタノマンヂュウ
461名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:48:45
他に沙羅曼蛇
462名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:49:16
うそこぐでねー蛇
463名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:49:43
シュマシェソ
464名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 00:52:15
なんか俺

ばるたんせいじにつれもどされる折のななちわんみたくある
465どっかーん!:2007/10/17(水) 15:48:45

 
    おまえのジエン王国は実質上崩壊しているなあ
 
 
4661/3 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/17(水) 21:36:01
小編です。酷評お願いします


 街の灯りはどうしてこんなに寂しくなるんだろう。十月の夜風はどうしてこんなにも冷たいんだろう。
 暗い暗い街外れの高台で、ひとり手摺にもたれかかりながら、私はそんなことを考えていた。答えなど、もうとっくに出ているのに。思考は同じ軌道をぐるぐる回る。広がる夜景はとても綺麗だった。
 夜風がスカートから覗いた足を撫でていく。首筋をなぞっていく。寒さに思わず首を竦めた。マフラーを持って来れば良かった。こんな場所、来なければよかった。少し後悔した。
 空には三日月が懸っていた。
 さっきまで一人でフルコースを食べていた私。出てきたフランス料理は片っ端から平らげていった。ワインは二本空けた。
 素敵な記念日になるはずだった一日は、別れを告げられた不幸な一日となってしまっていた。朗らかに微笑んで、共に晩餐をするはずだったあいつの向かい側の席には、温もりさえ宿らなかった。
 予約したレストランで、一人料理を貪っていた私。不思議と悲しみは込み上げてこなかった。黙々と料理を口に運んでいた。
 一体いくらしたのだろう。払った料金は覚えていない。支払いはカードで済ませた。最中、背中に他の客たちの好奇な視線を感じた。振り向いたが、誰も私を見てはいなかった。声をかけられる。作業を終えた従業員は笑顔でカードを返してくれた。何だか腹が立った。
 見世物じゃないんだ。馬鹿にすんな。
 奪うようにしてカードを従業員から受け取り、店の出口へと向かう。真っ黒なガラスに私が映った。少し気合いを入れてしまった服やアクセサリーが、馬鹿馬鹿しかった。
4672/3 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/17(水) 21:37:10
 その後、どうやってここまで来たのかは分からない。気がつけば、私はこの高台にいた。かつて二人愛を誓ったこの高台に。
 私は今、あの時の景色を見ている。ひとりぼっちで眺めている。
 あいつは、何をしているのだろう。光の街を見ながらふと考える。テレビを見ているのだろうか。友人の所へ行っているのだろうか。もしかしたら、もういる新しい女の所に身を寄せているのかもしれない。
 よく分からない。
 でも、何となくだけれど、それらは違う気がする。そんなこと、あいつはしない。出来るわけがない。そう思う。
 あいつは今、ビールを飲んでいるんだろう。暗い寒いアパートで、一人壁にもたれかかってビールを飲んでいるのだ。多分、それが一番正しい。別れた私に想いをはせては、ちびちびと缶ビールを傾けているのだ。
 もし本当にそうだとしたら、あいつがそんなことをしているのだとしたら。
 私は堪らず手摺の上に組んだ腕に顔を埋めた。
 あいつ、笑ってる。寒さに震える私を想像して笑ってる。
 噴き出しそうになった。何だか無償に可笑しいのだ。
 今日まで、どうしようもない人間同士が馬鹿みたいに愛を語らっていたことが。いつだって自分が傷つくことを恐れて、欺き付き合っていた二人が別れたことが。そしてようやく、別れた今更になって本心で向き合っていることが。
 この上なく、くだらなくて馬鹿馬鹿しい。
 自虐的な笑いが次第に音となって溢れ出していく。月だけが淡く青く照らす広場に笑い声が響いてしまう。
 ああ、何てくだらない! 何てつまらない毎日だったんだろう!
4683/3 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/17(水) 21:38:30
(最後)

 私は手摺から崩れ落ちるようにして蹲ってしまった。膝に力が入らなくなってしまったのだ。腹を抱えて笑い続ける声は、広場に虚しくこだましていた。
 誰もいない、光もほとんどない広場。望む夜景が美しい広場。私はひとりここにいる。
 笑い疲れた。手は自然と目尻を拭っていた。指先に付いた涙は、寒さをより一層身に染みさせた。
 息を整え立ち上がる。輝く街を見下ろす。もう笑うことはない。
 眠らないこの街のどこかにあいつがいる。私と同じ、くだらない人間がいる。
 二人共に過ごしてきた街は、こんなに大きく、明るく、綺麗だったのに。この景色を二人で見ることは、もう二度とない。
 風が吹く。随分と数の減った虫の鳴き声が細々と聞こえてくる。季節は絶えず巡っている。小さな出来事も、大きな出来事も、全部全部包み込んで巡っているのだ。
 何だか無性に回りたくなってきた。誰もいないこの広場。今夜ぐらい主役を演じてもいいんじゃないだろうか。きっといいよね。
 くるくるくるくる回りながら私は広場の中心へと移動していく。小さく歌を口ずさみながら。手にした荷物を遠心力に任せて放り捨てて、回り始めた。
469名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 21:42:41
全体は3000字程度の短いものですが、酷評よろしくお願いします。


 砂をかぶった部活帰りのスニーカー、彼氏とのデートのために買った新品のブーツ、
外回りの営業で履きふるした革靴、病院で検診を終えた底のすりきれた健康サンダル。
様々な音を含んだホームの雑踏の行進曲は、今日も変わらず一日の終わりを告げる。
そして大勢の人々が我が家を目指し、巨大な鉄の箱に運ばれて帰途に着く。
 習慣というやつは、止めようにも、ふとしたきっかけで気がつくとそれをやっている。
 例えば、ここにカレーの入った皿が置かれているとする。普段からスプーンですくって食べることに慣れていれば、
もし目の前に箸が置かれていたとしても、自然と目でスプーンを探すと思う。
 『無意識というものは、心の平衡を回復しようとして、その偏りを修正する方向に働きかける自律的性質をもつ』
 最近読んだ本に書かれていた一文。そうして体や頭が覚えている、自分の意識の内にある「日常」へ陥ってしまう。
それは僕も同じだ。

 彼は電車の窓を流れる外の景色を見ながら、頭のなかで言い訳がましく考えた。
家に帰るための電車を乗り間違えたのだ。2年も通う道すじで、一度だって間違えたことがなかったのに。
彼はため息を吐いた。それが思ったよりも大きかったので、そっと周囲を見回した。
しかし電車内では、座席の角に頭を預けて熟睡している会社員と、向かいに座ったまま微動だにしない老婆が、
地蔵のように座っているだけだった。 それを確認すると、彼は降りる駅に着くまで眠ることにした。
間違えて乗車したといってもこの路線は循環式なので、遠回りになるが自分の降りる駅も通る。

―そう、このミスはたいしたことじゃない。問題ない。
彼女とはほんの数週間のことだ。彼女に出会うそれまでは、中学から使い通い慣れた電車のほうがごく自然に選択できるはずなのに。
それだけ僕にとって、それは色濃いものだったのか。
 次の駅を知らせるアナウンスが終わると、あとに聞こえてくるのはレールを弾ませる車輪の音と、時おり通過するたびにこだまする警音機のリズムだった。
470名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 21:45:58
>>466
書き込む前に更新して確認すべきでした。被せるようになってスマソorz
471名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 22:30:35
>>466-468
>街の灯りはどうしてこんなに寂しくなるんだろう。十月の夜風はどうしてこんなにも冷たいんだろう。
>答えなど、もうとっくに出ているのに。
冒頭からの「自問→自答」に典型的に現れているとおりですが、作品全体が閉じていて、読者にむ
かって開かれていません。
そのため読者が共感できるスペースが足りなくなっています。
また、
>一体いくらしたのだろう。払った料金は覚えていない。
>その後、どうやってここまで来たのかは分からない。
↑上記のように、読者どころか主人公さえわかっていないという表現にも「閉じっぷり」が如実に
現れています。
残念ながら「主人公の脳内完結」話につきあってくれる読者は少数です。

表現にももうひと工夫が必要です。
>かつて二人愛を誓ったこの高台に。
これではただの設定説明で、読者に働きかけるものが少なすぎます。
たとえば、「はじめて二人だけで星空をながめたこの高台に」とか、具体的な描写を入れることで
印象は変ります。
「二人愛を誓った」という答えは、作者が説明するのではなく、読者に出させるのです。

>ああ、何てくだらない! 何てつまらない毎日だったんだろう!
こういう主人公の詠嘆は読者に「そうだ、そうだ」と思わせるだけの情報の提供と共感への誘導が
なされていないと空振りになってしまいます。

具体的な事柄を積み重ねることで読者を誘導することをもう少し意識されるようお薦めします。
472名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 22:36:40
>>457-458
セリフから始まって絢子、洋一の人物描写がないのでイメージがわかない。
二人の位置関係も不明瞭。
座っているのか、立っているか。歩いているのか。
互いに向き合っているのか、並んでいるのか。そういう情報がない。

>絢子はため息混じりにそうつぶやいた。
>洋一は絢子の目線の先に、連なって咲いている彼岸花に気付いた。
ここで二人で並んで歩いているとすると
絢子がため息をつく。洋一は絢子の横顔を見る。視線の先に彼岸花という流れに
なるはずだが、洋一の視点の動きが書かれていないので違和感がある。

>「学生の時、毎日この畦道を通っていたのに、蕾に気付いたことなかったわ」
>河原と葡萄棚に挟まれた遊歩道は、絢子の実家と学校まで、ほぼ一直線で結んでいる。
>絢子と付き合っていた時は、毎日のように、この道を並んで歩いていた。
>絢子は洋一の方へと体を動かし、二人は互いに向き合った。
>その表情は洋一ではない、どこか遠くを見つめていた。

絢子のセリフの次に、なんのアクションもなしに洋一の心理描写に入り、何のアクションもなしで
神視点に移る。細かく視点を変更するときは、セリフを入れるとか、洋一はうなずいたとか、何か
アクションを入れたほうがいい。
全体的に前後の文章につながりがなく流れが悪い。
473名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 22:47:14
>>466-468
SSということで内容はともかく、一人称の書き方としてはまずまずいいんじゃないかな。
ただ、こういう手抜きはあまりやらないほうがいいと思う。
>その後、どうやってここまで来たのかは分からない。気がつけば、私はこの高台にいた。
歩いてきたのか、タクシーで来たのかくらいはわかるはず。
そういうなにげない部分を自然に書けるようになれば、一段レベルアップすると思います。
474名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 23:05:35
>>469
初心者レベルだな。
冒頭から独りよがりで意味がわからない。
誰の視点で書いているのかを意識しながら書くようにしたほうがいい。

例えば冒頭のシーンだが、主人公を登場させて、主人公の視点で書くようにする。
駅の風景、雑踏を歩く人、その足元、と順番に描写していって
>砂をかぶった部活帰りのスニーカー、彼氏とのデートのために買った新品のブーツ、
という風にすれば小説らしくなる。

>彼は電車の窓を流れる外の景色を見ながら、頭のなかで言い訳がましく考えた。
三人称で、登場人物の内部に入ってるんだから、語り手は「彼」の名前を知っているはず。
だからこの部分は「名前」で書くべき。というか話し的に一人称で問題ないのでは?

>―そう、このミスはたいしたことじゃない。問題ない。
>彼女とはほんの数週間のことだ。彼女に出会うそれまでは、中学から使い通い慣れた
>電車のほうがごく自然に選択できるはずなのに。
>それだけ僕にとって、それは色濃いものだったのか。
ここは日本語でOKという感じ。
一連の心理描写につながりがない。
思考を順番に開示していかないと、読むほうはついていけなくなる。
475名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 23:21:45
>>474
×初心者レベルだな
○初心者レベルかな

>彼は電車の窓を流れる外の景色を見ながら、頭のなかで言い訳がましく考えた。
三人称で、登場人物の内部に入ってるんだから、語り手は「彼」の名前を知っているはず。
だからこの部分は「名前」で書くべき。

適当なこというなよ。
476名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 23:39:24
>>475
初心者レベル「だな」は、お約束なのですから、これでいいのです。
勝手に変えたらコアなファンからブーイングが出ます。

>適当なこというなよ。
これは同意。主人公の名前を明示しない小説なんていくらでもあるだろうに。
477名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 23:44:58
あれ、いつもは初心者レベルかな
じゃなかったっけ?
478名無し物書き@推敲中?:2007/10/17(水) 23:51:51
両方あるみたいね。
かな>だな 
のようだ。

「だな」と言われた人は「かな」を目指そう!
479469:2007/10/18(木) 01:00:26
>>474
>>475
>>476

評価ありがとうございます。やはり冒頭はいきなり過ぎてましたね。
次は描写を周囲の情景から人へと焦点を絞っていくようにしてみます。
話の流れは『電車に乗る→過去の回想→電車を降りる』という感じなので、
主人公の内面の書き出しが強引だったかもしれません。

名前のことですが、自分の中のイメージとしては影絵のような顔の見えない
話にしようと考え、人物を特徴付けるものをなるべく消してみました。
加えて話自体のボリュームが少なく、無理に固有名詞を入れるより、
読み手の注意を散らさないようにと人物名を入れませんでした。
480457:2007/10/18(木) 01:37:10
>>472さんありがとうございます。
神視点がよく分かんなくてこんな感じかなと、イメージで書いてみました。
小説ってきちんと根拠があって小説の形になるんですね。
思ったことを並べただけじゃ小説という、読み物として成り立たないという感想です。
視点という技術、特に書き方と人に読まれるという意識に注意してもっと勉強してみます。
今まで思いついたことを並べてただけなので、ポエムぽくなっていましたが、
読み手を意識して計算された文章が小説と考えたら、もっと何かが見えてくる気がしました。
すごく勉強になりました。丁寧な解説ありがとうございました。

>>459さん鋭いですね。彼岸花をみて思い付いた話で、人物描写の意識が甘かったです。
神様の視点なので、中立な立場を目指していきたいと思いました。ご指摘ありがとうございました。
481名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 03:13:19
たまに、ここに保坂和志がまぎれこんでるんじゃ
ないかと思うときがある。
482名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 03:59:53
>>481
ばれたか
483名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 04:23:29
>>482
保坂さん頑張って
484名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 11:38:11
勇気を出して載せてみます。
短編の一部分です。ジャンルは童話に入ると思います。
酷評お願いします。


 朝食を食べ損ねたのにレバリエは、いつも以上にいい働きをした。
 キンキン、コンコンコン
 キンキン、コンコンコン
 音を聞き分けるのも腕のひとつだ。手に取った石の中に宝が眠っているかいないか、すぐに判断できるかも、ここで働いた年月と経験がものをいう。男たちの中で、レバリエはいちばんよくできた。
 それからハンマーで割ったあと、細い杭を使って丁寧に削る。ここでは手先の器用さと、視力のよさがものをいう。これもレバリエがいちばんよくできた。
 朝から晩までのうちに、レバリエの中指のあたまから肘くらいの横長の、染みだらけの木箱に一杯、男たちは宝石を彫らねばならない。それができなければ朝まで残りだ。キンキンコンコン、みんな自分の机の脇に振り分けられた石山を、片っ端から砕いてく。
 それをこの日レバリエは、なんと夕方前に終えたのだった。
 親方が見回りに来て「どういう具合か」と野太い声を張り上げる。みんなそれぞれおっかなびっくり返事をして、とうとうレバリエの前までやってきた。
「おやおやレバリエ、これはおまえひとりでやったのか」
「その通りです。今日は翡翠が多くあります。いちばんおっきなのは、ぼくの手のひらよりあります」
 レバリエがはきはき言うと、親方はまあるい鼻をひくひくさせて、きりきり尖った目をぎょろぎょろさせて、大きな顔を近づけた。
「これは大きい、色もいい。いい値が付くぞ」
 親方はレバリエの手から木箱をひょいと奪い取り、また新しいのを机の上に乱暴に放って、床をどしどし踏んで出て行った。
 みんなはほっとひと息吐いたが、すぐにレバリエを睨むような目をして振り向いた。
485名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 11:40:02
続きです。

「俺らはまだ半分しか採れてねえ。レバリエ、おまえはいい石があるのを知って自分の山をこっそり選ぶんだろう。インチキしてやがる、ずる賢いくそガキめ」
 悪態を吐かれるなんていつものことで、レバリエはまたすこし哀しそうに微笑んだ。
「ぼくはいっしょうけんめい、石を彫っただけですよ」
 それでも男たちはふんっと鼻息を荒くして、顔を真っ赤に怒るのだ。
「さてはレバリエ、鉱山の奴らと組んでやがるな」
「そんなことはいたしません。宿舎だって別々で、ひとりの顔も覚えていません」
 それでもまた言い返すのを、やっぱり哀しく微笑んだまま、レバリエはそのうち相手にしなくなって黙々と石を叩くのだった。
 そしてとうとう晩までに、ふたつ目の箱もいっぱいにした。これには親方も飛び跳ねた。
「どうしたおまえ、今日はやけに調子がいいな」
「はい、今日はなんだか石が採れるのです」
 どういうわけかと親方は薄目を開けて訝しげにレバリエを見やったが、はきはきした声で「それではぼく、晩ご飯をいただきます」と言って頭を下げると「よし、いいだろう」と頷いた。
 レバリエはふしぎな気持ちでいっぱいだった。けれども何とはなしに感づいた。
 きっと人魚のお嬢さんに会ったからだ、それですっかり気分がよくて、仕事も捗ったに違いない。そう思うとレバリエはいてもたってもいられずに、晩飯もすぐにぺろっと食べて、浮かれ調子で宿舎を出たのだ。


ここまででお願いします。
486同じ空:2007/10/18(木) 13:31:33
酷評お願いします。
http://www5.ocn.ne.jp/~tchan
487名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 14:27:19
>>484-486
まとめていつもの人にまかせた!
488名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 16:11:47



「学識のある人は学びたがり、無知な人は教えたがる」




489どっかーん!:2007/10/18(木) 16:14:05

 
    異常者は学ばず アスペルガーは成りすます
 
 
490:2007/10/18(木) 16:26:47
これが言いたいた゜けちゃうか
小1時問 時い詰めたい
491名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 16:36:20
↑アスBEルガー残飯
492:2007/10/18(木) 16:53:35

 
    アスペルガーは一日にして成らず
 
 
493名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 18:42:39
>>484-485
悪くない。上手い部類だと思う。
その上で、以下アラを指摘。

冒頭ではないということのなので、
>朝食を食べ損ねたのに
の説明がないのはいいとして、
>手に取った石の中に宝が眠っているかいないか、すぐに判断できるかも、ここで
>働いた年月と経験がものをいう。男たちの中で、レバリエはいちばんよくできた。
ということは、レバリエは男たちのなかでもベテランで年長であると読めるのだが、
しかし、後段の、
>ずる賢いくそガキめ
というセリフを読むと、年少のようでもあり、このへんの記述はどうなんだか。

>それからハンマーで割ったあと、細い杭を使って丁寧に削る。
>男たちは宝石を彫らねばならない。
「彫る」というのは表面に彫刻をするということだから、この場合は不適切のような。
やっていることは「石を割って中の宝石を取り出す」作業ではないの? 宝石の
表面加工仕上げをしているわけではないんだよね?
という疑問も含めて、作業の全体がいまひとつピンとこない。

とはいえ文章のリズムとつながりがよいので、読みやすかったよ。
494名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 18:49:22
>>486
3 名前: 名無し物書き@推敲中? 投稿日: 2007/09/23(日) 12:13:56
■投稿する人へ

※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。
495名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 18:57:46
>>493 さん

酷評ありがとうございます。
すごくドキドキしていたので嬉しいです。

確かにこの部分だけではあまりに説明が足りませんね…
考え足らずでした。
レバリエは他の男たちよりはるかに年下だけど仕事ができ親方に気に入られているので、
目の上のたんこぶのような存在に思われて嫌われているといった設定です。
この説明は冒頭部分でしてあります。

「彫る」についてですが私も考えました。
掘るでは地面から取り出すという意味なので、外側を削り立体像を作り上げるという意味の彫るを使いました。
「ほる」以外に適当な言葉があればその方がいいのでしょうか。
まだまだ初心者なのでもっと勉強していきたいと思います。

お褒めの言葉をいただいて感激でした><
496名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 19:28:14
>※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。

残飯の得意技www
 
 
4971/2:2007/10/18(木) 19:39:27
 酷評お願いします。

 右側を上ったことは、そういえばこれまでに一度もなかった。
 肌が軽く汗ばんでいる。坂の起点のY字路から、五分ほど歩いただろうか。
 坂は少しずつ蛇行しながら途中でいったん平坦になり、踊り場のようなその場所の脇に建つ
家の軒先から、鮮やかな色のツツジが顔をのぞかせていた。僕がふだん通る左側の坂に
比べると、道端に草花の多さが目立つ。
 道はそこから急に勾配がきつくなり、右に大きく曲がったその奧は見通しがきかなくなっている。
「おれはいつもここでさ」自然とその場で足を休めた僕の横で、息をはずませながら貴博が
口を開いた。
「ひと休みして、下をふり返って上ってきた道を見渡すのが好きなんだ。ほらこの坂って、上るに
つれてだんだん狭くなってきてるし、周りに家と木がすきまなくつづいていて、なんだか壁に
はさまれているみたいだろ。だから中学からの道のりが、まるで切り立った崖のあいだにひらけて
いるみたいに全然違って見えて、わりと面白いんだ」
 そして僕たちは、真後ろに身体を向け、坂の下に広がる景色を見渡した。
 それは縦長に切り取られたような見晴らしの、いくつもの高さの違う建物がひしめき合い、大小
さまざまな道と敷地とが無造作につながり合い、ところどころに木々の緑葉が折り重なるように
して点在している、やや風変わりな構図の、けれどなんの変哲もないひとかたまりの街並み
だった。もちろん、僕にとっては初めて目にする景色だ。
「ほら、あそこ」貴博が指をさす。「見えるだろ。歩道橋を渡って、すぐ降りたところにある
文房具屋。前に英単語帳を一緒に買った店さ」
「どこ?」僕は目を凝らしたがよくわからなかった。

 




4982/2:2007/10/18(木) 19:42:21
「あそこだよ、ほら。わからないか? じゃあ、これを見ろよ」
 そう言うと、突然貴博は右の人さし指を立て、先端を僕の目の前に近づけた。
「いいか、目をそらさずによく見てろよ、おれの指先だけを」
 唐突な依頼にわけもわからぬままうなずくと、貴博の人さし指は空気をかき分ける
かのごとく宙を横切りだし、何かの儀式めいたその動きを僕は目で追った。移動する
一点を凝視しつづけるうち、あたかも指先自体がひとつの生き物であるかのように思えて
きて、意識はつかのま完全な空白に支配された。時間が揺らぎ、ひどく緩慢に感じられた。
 ぶれることのないゆっくりとした動きで坂下の景色へ向けてのばされていった指が
やがてある一点で静止し、そこで貴博はかき消したみたいな素早さですっと腕を下ろした。
 すると指し示した地点の突き当たりに、文房具屋の見覚えのある古びた建物が忽然と
出現し、それが視界にくっきりと飛び込んできて、僕は急激に空白から引き戻され、
思わず「あっ」と声を漏らした。
「あった!」
「不思議なのはさ」貴博の声がどこかぼんやりとして耳に響く。
「歩道橋はいくら探しても見当たらないのに、あの文房具屋だけが目に入ることだよな。
だってそう思わないか? どっちもほとんど同じあたりにあって、しかも歩道橋の
方が位置が高いのに。まるで」そこで言葉を切り、僕の顔を見てから、効果を確かめる
ように声を落として、
「まるでこの風景からあの文房具屋は選ばれ、歩道橋は選ばれなかったみたいだよな。
いや、きっとそういうことなんじゃないか」
「え? あ、ああ」僕は少しぼおっとしたまま返事をしたが、貴博が何を言っているのか
はよくわからなかった。妙につかみどころのない心持ちのまま、今日の貴博はやけに
よく喋るな、と頭の片隅で考えていた。
499名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 23:10:01
>>484-485
上手い。文章のリズム、繋がりが良い。
読みやすく分かりやすい文章だと思う。

>レバリエの中指のあたまから肘くらいの横長の、
「の」が続き過ぎていて気になるし、若干分かりづらい表現になってる。

あとこれは俺個人の好みかもしれんが、

>染みだらけの木箱に一杯、男たちは宝石を掘らねばならない。
よりは、
木箱一杯に、
とした方が自然な気がする。
500484:2007/10/18(木) 23:20:18
レスありがとうございます。
みんさんの指摘を参考にして、今後精進します。

いずれプロデビューしますよ!
501 ◆I2kD/2NC/w :2007/10/18(木) 23:26:18
酷評ありがとうございました。

>>471
“閉じている”との指摘がありましたが、なるほど、まさにその通りだと痛感しました。読者に開放的な、迫る文を書きたいと思います。

>>473
省略部は、ぐだぐだと長くなる感じがしたので省いていました。けれども、読者に違和感を与えないためには省かない方が良かったみたいですね。しっかりと書き込みたいと思います。

どうもありがとうございました。
502名無し物書き@推敲中?:2007/10/18(木) 23:32:20
ここに投稿してる人って、新人賞に応募したりしてるのかな?
500みたいにプロを目指してる人多いの?
503名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 03:49:23
お願いします


浴槽に夜が満たされている。
 彼女が足を入れると水面に美しい波紋が描かれ、浴槽の白い陶器を黒い雫が一筋這った。
 それを指で掬って舐める僕と、口移しをねだる彼女の輪郭が、月光を纏って青く浮かび上がる。
 恍惚、甘美、または退廃と呼ばれるものの全てを包み夜は胎動する。
 唇を触れさせるや否や、二つの躯が夜に沈み、透明な水音だけが響いて、浴室は閉ざされた。
 人魚のように躯を翻し泳ぐ彼女に手を引かれ、僕は水底へ導かれる。
 そこには燐光を放つ星々の欠片が散らばっていて、二人は互いの口にそれを放り、再び口付けをする。
 夜は果てしなく深く、優しい闇と静寂が二人を匿う。
 朝は来ない。
 月と星、それに照らされた四の眸だけが光っている。
504484:2007/10/19(金) 06:21:48
>>484 です。
>>500 さんは私ではありません。

>>499 さん
ありがとうございます。
とても嬉しいです。

「の」続きすぎですね><
表現もわかりづらいと思ったのですが、大きさを表すのに比べる対象が思いつかなくて。
少し気になったところをそのままにしちゃいけないなぁとよくわかりました。

「に」の置く位置はこっちのほうがリズムがいいかなと思ってそうしてみました。

感覚で書いている部分が多いので改めて意見をいただくとなるほどなと思うことばかりでためになります。
ありがとうございました。
505497‐498:2007/10/19(金) 19:00:39
すみません、あらためて酷評お願いします。>>497‐498
506名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 22:20:25
>>497-498
情景描写に貴博の存在が示されていないのに突然セリフで登場。
それによっ全体の流れが悪くなっている。
>「おれはいつもここでさ」自然とその場で足を休めた僕の横で、
>息をはずませながら貴博が口を開いた。

何者なのかわからないセリフ→僕の内面→何者かわからない者の描写→ 貴博の存在と
不細工な文章になっている。
冒頭から情景描写で貴博の存在を示しておけばうまくまとまったはず。
仮にこういう登場のさせ方をするならばセリフの直前が直後に「貴博」を入れたほうがいい。

例1
 道はそこから急に勾配がきつくなり、右に大きく曲がったその奧は見通しが
きかなくなっている。
「おれはいつもここでさ」息をはずませながら貴博が口を開いた。

例2
 道はそこから急に勾配がきつくなり、右に大きく曲がったその奧は見通しが
きかなくなっている。
 足を止めた僕の横で息をはずませた貴博が口を開いた。
「おれはいつもここでさ、ひと休みして、下をふり返って上ってきた道を見渡す
のが好きなんだ」
507名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 22:37:56
>>497-498
>唐突な依頼にわけもわからぬままうなずくと、貴博の人さし指は空気をかき分ける
>かのごとく宙を横切りだし、何かの儀式めいたその動きを僕は目で追った。

貴博の指の動きを描写している最中で、僕の内面に入っている。
こういう書き方もまったくないわけではないが、基本的にはやらないほうがいい。

ここは文章を分けたほうが上手くまとまるはず。
『唐突な依頼にわけもわからぬままうなずくと、貴博の人さし指は空気をかき分ける
 かのごとく宙を横切りだした。儀式めいたその動きを僕は目で追った。』
『唐突な依頼にわけもわからぬままうなずくと、貴博の人さし指は空気をかき分ける
かのごとく宙を横切りだす。何か、儀式めいた動きだ。僕はその指先を目で追った。

それと「かき分ける」というのは、平泳ぎのようなイメージの動きだから「空気を切り裂く」
とかそれに類似する表現になると思う。
508名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 22:49:03
>>503
小説というよりはポエム。
ポエムをいくら並べても小説にはならない(とも最近は言えなくなってきたわけだが)。

>>484-485
絵本ではないんだよね?
挿絵なしの童話ということならば、情景描写が全然足りない。
童話ならば子供がよんでもわかるように、具体的どういう場所で、誰が、何をやっている
のかを具体的に書かねばならない。(だから童話というのは難しく、登場人物が少ないのです)

仕事場所は洞窟なのか、建物の中なのか、どういう「石」なのか。大きさや色形。
その石はどういう状態で置いてあるのか。宝石はどういう状態で出てくるのか。
もっと具体的に。これらを文章で書けないということであれば、それはこういうシーンを書く
筆力が足りないということ。
509名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:01:07
冒頭です。酷評よろしくお願いします。

日曜日の朝、寝室のカレンダーを一枚めくると、12日のところに黒いサインペンで丸がしてあった。
ヒダリ斜め下に少し傾いた、大きな丸だった。
「ねえ、12日って、何の日だったかしら」
私はベッドで新聞を読んでいる夫に尋ねた。
「12日?さあ……」
スポーツ面に視線を落としたまま、夫は答えた。
「わたしたちの誕生日でも、結婚記念日でもないということは確かよね。誰かと約束をしたのかしら。夕食に招かれるとか、
一緒にプールで泳ぐとか」
「さあね」
「だっておかしいじゃない。カレンダーに丸印がついているのよ。こんなにくっきりと」
わたしは数字の12を指差した。夫はうつむいたままだった。
「あなたがつけたんでしょう?」
「いいや、僕は知らない」
彼は新聞を1ページめくった。
「そんなはずないわ。わたしにも覚えがないもの」
「忘れるくらいだから、きっとたいした用事じゃないのさ」
「忘れたんじゃないの。覚えが無いの。こんな黒丸、今初めて見たんだもの」
「無意識にいたずら書きでもしたんだろ?長電話の途中か何かにさ」
夫はサイドテーブルにおいた銀色の袋から、クラッカーを一枚つまみ出して齧った。
枕カバーに粉がぽろぽろと落ちた。
「いいえ。これは無意識に書いたような丸じゃないわ。初めと終わりがきちんとくっついているし、サインペンの太さが
一定している。ゆっくり丁寧に書いた丸よ」
「だとしたって、どうにもならないさ。何も思い出せないんだから……」
クラッカーのせいで、語尾が上手く聞き取れなかった。
朝の光がカーテンのレース模様を床に映しだしていた。
庭の楓の木にとまっていた茶色い小鳥が、枝を揺らしてどこかに飛んでいった。
空は淡い水色で、飛行機雲がひとすじのびていた。
暖かい休日になりそうだった。
510名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:15:43
>>509
拝読しました。

12日の丸印は、何曜日だったのでしょうか。読者としては、少し気になります。
それから、会話と夫婦の行動を織り交ぜて描く部分ですが、少し夫の動きが煩いように思えます。
例えば、新聞をめくった夫が、次の会話の終わりではサイドテーブルからクラッカーをつまんでいる。
間の描写はないですよね。新聞はどこにいったんだろう。
これは、何かの効果をねらったものかと思いましたが、前後の文ではそのようには見られません。

※プロの書いた文なら、時間なくて推敲おろそかにしちゃったや〜というところでしょうか。
全体に、ちょっと荒いかな。
511名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:20:18
>>509
>12日のところに黒いサインペンで丸がしてあった。
>ヒダリ斜め下に少し傾いた、大きな丸だった。

プロではありません。
512名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:28:02
>>511
>>509の人かな? 酷評の人かな?
カレンダーって、左から順に日月火水木金土ってならびますよね。
>>509の○をつけた12日って、どこだと思います?
513名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:31:23
>>512
たて並びのカレンダーもあるぞ。
514名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:36:17
>>510
>新聞をめくった夫が、次の会話の終わりではサイドテーブルからクラッカーをつまんでいる。
>間の描写はないですよね。新聞はどこにいったんだろう。

俺は大して気にならないけど。
515名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:37:16
>>513
意地悪……(ノД`)・゚・.
516名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:38:19
>>509
>日曜日の朝、寝室のカレンダーを一枚めくると、12日のところに黒いサインペンで丸がしてあった。
>ヒダリ斜め下に少し傾いた、大きな丸だった。

引っ掛かるのはココだ。
月初めだから捲ったのか?
517名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:42:29
>>516
日めくりじゃねーか?
大安とか書いてある奴。
518名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:42:33
>>516
状況から考えて、そうでしょうね。
でもそれは私は引っかからなかったな。どうして?
519名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:43:44
>>517
日めくりカレンダー、トイレに置く印象があるww
520名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:48:22
私も日めくりだと思ったなぁ
めくることに何の説明もないから日常に溶け込んでる動作として受け止めたからだと思う
521名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:51:14
俺はね、読者に謎を仕掛けようとする姑息な書き手と作品が大嫌いなの。
だったら「暦」と書けよ。俺ならそうするね。
522名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:54:04
姑息の意味を間違っているとエスパー
523名無し物書き@推敲中?:2007/10/19(金) 23:55:17
どのように間違ってるのだ。
524名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:00:14
故意に仕込まれた謎でもないだろ
単なる描写不足じゃね
525名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:00:23
____________  
|(-_-)  | <早く書け
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
526名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:01:48
____________  
|(-_-)  | <どうして12日に丸がついてたんだ?
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
527名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:02:30
____________  
|(-_-)  | <早く書け
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
528名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:02:34
>522じゃいないけど
姑息って、その場で考えて急場を凌ぐというような意味だと思う
あらかじめ用意周到に練って罠を張るのは
姑息とは違うのでは
529名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:04:16
____________  
|(-_-)  | <その場凌ぎだが「急場」は当たらない
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
530名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:04:37
俺はね、読者に謎を仕掛けようとする姑息な書き手と作品が大嫌いなの。



俺はね、読者に姑息な罠を仕掛けようとする書き手と作品が大嫌いなの。

って言いたかったんじゃ?
531名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:06:40
____________  
|(-_-)  | <「罠」を仕掛ける「手段が姑息」だから、当たらない。
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
532名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:07:15
____________  
|(-_-)  | <どうして12日に丸がついてたんだ?
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
533名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:12:56
____________  
|(-_-)  | <もう終わりかい、坊や。
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
534名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:17:03
____________  
|(-_-)  | <いまオナラしたら、ガチョウの鳴き声みたいなの、でた。
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
535名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:18:39
何で荒らされてるの?
536名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 00:20:47
太郎と上手く絡めるのがいないから荒らしてるように見えるのでしょう。
537497‐498:2007/10/20(土) 01:03:22
>>506>>507
丁寧かつ具体的な批評に感謝します。大変参考になりました。
特に、動作の描写と内面の描写を分けた方がいいという指摘は目から鱗でした。
深く考えずに流れで書いていたことを自覚させられました。
それから「かき分ける」もたしかに妥当な表現とは言えなかったですね。
他の人に言われて初めて気づくことがいかに多いか、あらためて思い知りました。

まだまだ修業が足りないようです。勉強になりました。本当にありがとうございました。
5381/2:2007/10/20(土) 02:23:34
酷評お願いします。

 私が初めて置き引きしたのは、最後のアルバイトを辞めた日だった。まるで持って行って下さいとばかりに、その人は私の頭の上に鞄を忘れて行った。
 鞄の中には、十万円の現金が入っていた。ああ、これで来月の家賃が払えると思って、私は心底ほっとしたのだ。それがきっかけだった。
 何故だろう。私は網棚に載っている先程の女が忘れて行った薔薇の花束を見上げてそう思った。
 皆と同じようにやってきたつもりだった。古い友人は、もう皆結婚をして子供もいる。私もそうなるはずだった。誕生日や結婚記念日には、こういう花束を愛する人から貰うはずだった。
5392/2:2007/10/20(土) 02:25:19
どこでどう間違ってしまったのだろうか。人生はこの花の色なのだと、十代の頃の私は思っていたのに。 以前の生活に、戻ることは可能だろう。
 そんなに人から花束を貰いたいのなら、次の駅で下りて、就職情報誌でも買えばいいのだ。そうでなければ、上野駅で常磐線に乗り換えて実家に帰ればいいのだ。
 でも、どうしてもできなかった。私は恐かった。
 大勢の人間の中で、微妙な駆け引きや恋愛をするのが恐かった。期待して期待して、最後まで一本の薔薇も貰えないかもしれない人生が恐かった。
540名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 02:38:11
>>509
>ヒダリ斜め下に少し傾いた、大きな丸だった。

おれはこれが気になった。どんな丸なんだ?
ヒダリ斜め下に傾こうが、ミギ斜め上に傾こうが、○は○だからおんなじに見えるだろが。
△ならともかくも、○が傾いているのがどうしてわかる?
541名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 02:42:09
左下がりの楕円ってことだろ。
542名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 02:49:14
>>541
>左下がりの楕円ってことだろ。

それを「傾いた」と描写するのは如何なものかと。
543名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 03:10:24
>>538-539
>私が【初めて】置き引きしたのは、【最後の】アルバイトを辞めた日だった。
出だしから、ひっかります。

>その人は私の頭の上に鞄を忘れて行った。
忘れていった物をちょろまかすのは置き引きとは言いません。
「頭の上」も唐突すぎます。以降の文章を読むと網棚のことだとはわかりますが、最初から
素直に網棚と書くべきです。
なにかしらの効果を挙げているのならば話も別ですが、この場合は、読み手を混乱させて
いるだけで、百害あって一利なしです。
544名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 07:14:02
>>521
>俺はね、読者に謎を仕掛けようとする姑息な書き手と作品が大嫌いなの。
>だったら「暦」と書けよ。俺ならそうするね。

____________  
|(-_-)  | <妊娠カレンダー/小川洋子 の愛読者だから仕方ない。
|\⌒⌒⌒\ 
\ |⌒⌒⌒~|
545名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 13:22:25
私は女房が手淫した。
546名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 13:25:45
>>517
日めくりだとしたら、
>「ねえ、12日って、何の日だったかしら」
これは、「「ねえ、今日って、何の日だったかしら」にならなければならない。
>「12日?さあ……」
このセリフもありえない。
だから日めくりではない。
547名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 14:23:39
>>546
なるほど、解けた!
548名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 14:39:14
>>538-539
拝読しました。

よくある、小説っぽい小説、小説風の小説という書き方だなと思いました。習作か、長編の抜書きでしょうか?
少し気になったのは、以下。

>皆と同じようにやってきたつもりだった。(中略)……そうなるはずだった。
>(中略)……貰うはずだった。
断定の文章を少しずつ言葉や内容を変えながらリピートする手法。これは自分の文章リズムに自信のある人しか
上手く使いこなせません。
簡単に見えますが、一歩間違えれば、押しつけがましい、嫌味な文体になってしまいます。
それが好きな読者さんもいますが、私は好きではないですね。

最初の二行がやけに浮いているのが気にかかります。主人公の「私」が置き引きをするきっかけはこの短文の中では
情報として、不要ではないでしょうか?
ですから、その直後の「何故だろう。」が、行き場を失うんです。そして、その後は負け惜しみのような
愚痴が際限なく続きます。読んでいて、あまり楽しくないですね。

網棚の花束を見た主人公の病的な物欲しさを一番最初に描かなければ、読者を引き込めず、この場面は失敗です。
549名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 14:45:19
>>546
そうだよね
それ以前に12日の「ところに」ですでに違和感がある。
でも日めくりをイメージしてしまった私はそこは無理やり
きっと今日の一言欄でもなく月でも年でも大安でもなく
12という数字のところに○がしてあるんだと解釈して読み進み、
やっぱり、>「ねえ、12日って、何の日だったかしら」で挫折した。
550名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 14:51:28
左下と右上の距離が長く
右下と左上の距離が短い円を書く人ということでわかることは
右利き ということだけかな。とまぜっかえしてみる。
551名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 16:49:30
>>546
>これは、「「ねえ、今日って、何の日だったかしら」にならなければならない。

そこまで細かいことに拘ってるわけでもなさそうだぞ。
552名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 18:15:57
>>509
カレンダーで話題になってるけど基本的な描写が足りないんだろうね。
提示された情報が日曜の朝、寝室だけで、主人公の奥さんがどういう状態なのか
パジャマのか着替えているのか。
起きてすぐなのか、朝食も終わって掃除でも始めているのか。

旦那がベッドで新聞を読んでいる状況もよくわからない。
メイドさんが運んでくるならともかく、自分で新聞を取りに言ったなら、ベッドに戻らずに
リビングのソファーとかダイニングのテーブルで読むんじゃないかな。早朝からベッドで
(寝室で)おかしを食べるというのも常識的にはちょっと考えられない。

こういう違和感が積み重なっているので、それを解消するような説明が必要。
筆力が足りていない。
553名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 19:24:40
え、自分は509のこと筆力不足とは絶対に言えないな。
飾りなく上等な文章だと思う。
554名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 20:11:33
>>552
基本的な描写が足りない、というより、一粒で二度も三度も美味しい文章配置に
まだ不慣れな気がする。
描写しなきゃって思ったら、思い浮かんだもの全部前後配置も考えずに
とりあえず書いちゃうというようなものに近いかなーと思いました。
555名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 20:55:10
お願いします。

 卵の殻をむく憲次の手が、ふと止まった。テーブルの上に開いた携帯はぴくりともせず
表示画面も黒く沈黙している。
 メールが来ない。
 憲次は陰鬱なため息をつき、また卵の殻を剥き始めた。茹でた四つの卵を乱切りにして
既にボウルの中で混ざっているニンジンとブロッコリーと潰したジャガイモの海に投入する。
追って、マヨネーズと塩コショウ、レモン汁の調味料。ホクホクした、ポテトサラダの
完成だ。
『私、料理のできる男の子って、家庭的ですてきだと思うよ』
 安喜子から、過去、たった一つもらった褒め言葉だった。大昔の話だ。小学六年生のキャンプ。
班の仲間は皆無責任で使えない連中だったことを覚えている。なかなか熾きない火に飽きて
かまどを離れたり、たまねぎを剥くのを目が染みると嫌がったり、肉を切るのを気味悪がったりした。
憲次は飯盒を綺麗に並べきちんと火を熾し、野菜や肉を切りそろえて、ほとんど一人で
十人分のカレーを作り上げた。
 隣の班だった安喜子は、火の具合を見ている憲次に、お絞り代わりに濡れたハンカチを差し出した。
 憲次は煙で薄汚れた顔を拭って、安喜子の顔を見た。切れ長のすっきりした涼やかな目許が、
優しい口元と揃って微笑んでいた。
 遠い、昔の話だ。
 憲次はボウルの上に刻んだパセリを散らした。ポテトサラダに食べるためのパセリというと
一瞬驚かれる。けれど、憲次流のこのポテトサラダは仲間内には評判がいい。もっとも
リサーチしたのは男仲間だけだった。女は、今日この部屋にやってくるはずの安喜子が最初だ。
 小学校6年からこっち、中学、高校、大学、新社会人の今年まで、干支が一回りしてしまった。
こんなに長いこと一人の男から思われていたことなんて知らないだろう、いいや知ってたら
気持ち悪いだけだろうな、と、憲次はもう何十度目かの一人問答に入る。
 安喜子からはメールが来ない。最寄り駅に着いたら連絡する、というメールが。
 憲次は軽く笑ってエプロンの前を払い、椅子に座った。
「俺は別にすてきじゃないよ、安喜子」
 手を伸ばしかけたとき、その携帯の電子音が鳴り出した。同時に液晶に青い海が浮かび、
安喜子からのメール着信を報せた。
556名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 22:13:31
>携帯はぴくりともせず  黒く沈黙している 陰鬱なため息 ジャガイモの海 涼やかな目許 優しい口元 一人問答 

こういうのさえなければかなり読める部類には入る。
557名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 22:19:14
>>553
またまた御冗談を。

>ヒダリ斜め下に少し傾いた、大きな丸だった。

これが飾りなく上等な文章ですか?
指摘済みだけど、せめて「歪んだ」でしょ。
558名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 22:35:23
>>555
初級者レベル。
自宅の台所が舞台ならば、一言くらいどこかに挟めるはず。
台所の雰囲気も簡素でいいから描写が必要。

外部視点の場合は、客観描写になるので
>憲次は陰鬱なため息をつき、
『憲次は陰鬱そうにため息をつき』
のほうがしっくりくるはず。

冒頭数行でカットバックに入るのはNG。
主人公の現在がわからない状態で、大昔の過去をもってきても読むほうは
感情移入できない。
559名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 22:44:28
>>555
>>556さんに同意。

あと、
>遠い、昔の話だ。
これもクサいから、ないほうがいい。
>「俺は別にすてきじゃないよ、安喜子」
これも。セリフになっているので、なおのことキモいから。
560名無し物書き@推敲中?:2007/10/20(土) 22:45:43
>>538-539
語りたいこと、表現したいことはわかる。
ただ書き込みが足りない。
舞台となる電車内の様子を描写していき、過去の置き引きの風景と
リンクさせるようにしないと、単なるあらすじで終わってしまう。
561名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 00:15:27
>>555
>ジャガイモの海
> 隣の班だった安喜子は、火の具合を見ている憲次に、お絞り代わりに濡れたハンカチを差し出した。
>『私、料理のできる男の子って、家庭的ですてきだと思うよ』
>憲次は軽く笑ってエプロンの前を払い、椅子に座った。
>その携帯の電子音が鳴り出した。同時に液晶に青い海が浮かび、安喜子からのメール着信を報せた。

カレーをこさえる男の傍らでこの牝イヌはナニをしているのか? 読み進めるうち激しい怒りが込み上げてくる。
女が自分勝手な妄想に浸ってるだけの試し腹文章。きわめて田原町的なナルシシズム。
「俺は別にすてきじゃないよ、安喜子」まったくもって笑わせる。こういう男には、納豆を掻き混ぜるしか能のない牝イヌが当たるもので、それが世の常。
562名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 01:58:12
503のどこがポエムだ?
普通に小説だが。
563名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 02:00:32
小説の書き出しですが、評価を厳しくお願いします。
____________________________

肩口に寒さを覚えて、ここはどこだ、どこで寝ているのかとしばらく迷ってから、
蒲団を重ねに起きたそのついでに表をのぞくと雪になっていた。
降りつもる雪の匂いが胸まで染みて、長い夢から覚めた心地がした。
夜明けにはまだよほど間があった。
いましがた教会らしい建物の前へ来かかると、扉は締まっているのに内から蒼い光がほのかに差して、
その中を抜ける時、沈黙は不在のしるしか、むしろ存在のきざしではないのか、
と埓もないことを考えて自身も蒼く透けるように感じられた。
あれは誰だったのか、と通り過ぎて振り返り、堂の中で光のもとにうずくまる影を見たようでもあり、
外へ差す光に一瞬透けて背後に置き残された者をたずねたようでもあり、
分裂に苦んで眠りが継げなくなった。
564零尋 ◆Qg3xe2SQ3U :2007/10/21(日) 02:38:12
>>563
読み辛い。
文を急いでつなぎ過ぎてる感がある。
情景描写を丁寧にしているつもりかもしれないけど、
それらしいことを並べているだけで、
あまり見えてこないね。

>肩口に寒さを覚えて、ここはどこだ、どこで寝ているのかと
>しばらく迷ってから、

この一文で稚拙さが分かっちゃう。
もう少し引き伸ばしていいと思うよ。

(例)
肩口に覚えた寒さ━━それが夢なのか現なのか、まどろみの中で私は暫し迷う。
己の居場所を見失った心地が不快で、もがくように起き上がった。
跳ね除けた布団を目にして改めて、自分が眠っていたことに気付いた。
冷え切った空気は確かに現実のものとして、私の肩に降り積もっていたらしい。


あまり文をつなげ過ぎると読むほうも疲れるから、
もうちょっと細切れにして。
あと、読んだときのリズムも大事に。
565名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 02:50:54
>>563
古井由吉「野川」
文学オタにしか受け入れらない文章。
エンタメをやりたい人は真似しちゃダメよ。
566名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 02:50:56
メンヘラーよ。それはプロの文章だ。
というか前もいっぺんでたよなこれ
567名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 02:58:03
564はアホだね。
563は古井由吉(現役日本最重要作家)の文なのに
568名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:00:30
凄い。
564の文章の方が古井先生のよりも優れている!
凄い!
569名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:02:57
零尋は新人賞には送らないの?
古井先生の文を改良し、成功したその腕なら結構いけるはずですよ?
570名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:08:04
別のスレに書いてしまった。
書いてみたんで、よろしくです。

 鍵を閉めると、徹は階段を降りた。
 太陽が姿を現しはじめたが、まだ暗い。頼りないアパートの階段を踏む音が響く。
 「ありえねぇ」
 白い息をこぼしながら、徹はつぶやいた。
571565だけどね:2007/10/21(日) 03:08:16
>>567-569
エンタメと純文は別だからね。
純文学というのは一部のマニア向けの文章だから、一般的に通用するものではないわけ。
だから売れないでしょ?

エンタメとして通用する文章としては564のほうがマシ
572名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:10:42
>>571
じゃぁ、564の文と古井の文ではどちらが実力があるだろう?
573零尋 ◆Qg3xe2SQ3U :2007/10/21(日) 03:13:24
mjd!
あんまり下手くそだから
ぜったいシロートだと思ったわwww
真剣に評価してた自分にウケルwww
574名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:17:03
564はアホだね。説明してやろう
575名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:19:39
零尋は、もう少し引き伸ばしても良い、と言っているが、
零尋が例として書いた文では、後の「まどろみの意識」が消えてしまう。
はっきり目が覚めて「現実」がわかれば、のちの「いましがた〜」の文が成り立たない。
目先のわかりやすさに気をとられて、のちの名文を殺すというアホさ加減。
零尋はライトノベルしか読んでないんだろう。
576名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:21:54
長い夢から覚めた気がした
これを明らかな覚醒だと判断したあたりが零尋の稚拙さ

おくの深さを見極められない稚拙さ
577565だけどね:2007/10/21(日) 03:23:32
>>572
二行くらいの文章で実力を判断するのは無理。
ただ、古井とか大江といった純文の大御所の文章が、一般には受け入れられないのは事実。
絵画とイラストの差と思ってもらえばいいかもしれない。
578名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:41:23
酷評お願いしますm(_ _)m

朝、飯を食べに二階の寝室から台所へと俺は下りた。今日も清々しい気分である。肌を撫でる空気がひんやりと心地よい。
毎日をつつがなく過せるがいちばんの幸せといえるのだろう。俺は、本当に幸せ者だ。
大学を出たあと一流企業に就職し、職場で妻と出合った。まさに良妻賢母を絵に描いたような女性。
結婚二年目には待望の息子も生まれすくすくと育っている。今年の春には小学生だ。
家族全員、大きな事故や病気にみまわれたこともない。
近所付き合いだって上手くいっている。
何も心配事の状態なのだ。
「この幸せがいつまでも続きますように」と、階段を下りて行きながら俺は笑顔で呟いた。
爆発した。どかーん。
俺は、死んだ。
579名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:47:22
>>564
>肩口に覚えた寒さ━━それが夢なのか現なのか、

いきなりダッシュを使うあたりはいかにもエンタメの文章ですね。
記号や空白に頼るのは、文章からの逃げともいえます。
エンタメでは通用しても純文学では通用しません。

>>563の原文がエンタメでは通用しないことと同じですが。
580名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:50:43
>>578
>俺は、死んだ。
死んだことは認識できないとオモワレ・・・
581名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:51:31
>>578
>俺は、死んだ。

死んだら、文章も書けないし、話もできません。
一人称の主人公は死ぬことはできません。
582名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:52:13
純文学で通用すれば良いじゃんw
良い純文学が書けると原稿料が高いから、結局金になるしね。
一ヶ月百枚書けば、一年で2000万円以上は収入あるし。
583名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:54:14
純文学作家の原稿料は一枚2000円〜60000円と言われてる。
少し名前が売れると20000円くらいはあるから、
一ヶ月100枚=200万円  それ×12で2400万円
さらに単行本化したさいの印税。
純文学も持続して書けるなら金になるね
584名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 03:59:55
>>583
一か月に百枚はキツいだろ。純文なら、なおさら。
そんなペースで書いていたら筆が荒れる。
585名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:04:07
一か月で百枚ってことは年に三、四冊だろ。本。
そんだけ書いてて売れている純文作家って何人いるんだ?
誰と誰なんだ?
586名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:10:11
宮本輝くらいだな
587名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:12:08
宮本は原稿料はもっと高いよ
最高クラス
一枚2万円なんて芥川賞候補クラスだよ
芥川賞受賞したらもっと
588名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:12:59
なんだ、純文学は儲かるんだね
589名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:13:49
実力がないとできないから当然か
590名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:14:58
ここで投稿してる人は純文学でもライトノベルでもなく
ただの駄文
591名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:20:39
一ヶ月百枚は一日3枚から4枚か。
じゃぁ、一ヶ月50枚でも収入は1200万円以上だね。
とりあえず最初実力が認められなきゃダメだけどね。
売れる売れない関係無しに原稿料は上がるよ。
それが純文学界の良いところ(実力がある人からすれば)。
592名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:22:57
零尋は、もう少し引き伸ばしても良い、と言っているが、
零尋が例として書いた文では、後の「まどろみの意識」が消えてしまう。
はっきり目が覚めて「現実」がわかれば、のちの「いましがた〜」の文が成り立たない。
目先のわかりやすさに気をとられて、のちの名文を殺すというアホさ加減。
零尋はライトノベルしか読んでないんだろう。

わろうたww 零尋はアホかw
593名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:33:25
>>591
純文学が原稿料高いなんてガセ。
大江とかの大御所は別だけど基本的にはエンタメと同じ。
ラノベの新人作家が2000円〜
一般文芸が4000円―10000円
純文学も基本的には同じ。
一万円もらえるのは何人もいない。

常識で考えればわかると思うが、売れない文芸誌がそんなに原稿料出せるわけない。
純文学で食える奴はそうそういないのが現実。本も売れないから印税も期待できない。
594名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:36:57
ttp://www.inose.gr.jp/profle/bonjin/1983_2bonjin.html

小説雑誌、とくに純文学系の雑誌は同人誌に毛のはえた程度の部数しか出ておらず、
原稿料は安い。

純文学とはなにか。村上春樹などごく一部の作家は単行本が売れるから、純文学誌の安い
原稿料でも困らない。だがほとんどの「純」のつく作家、批評家は本が売れず、結局、
純文学誌では食えないので大学の先生になってしまっている。
595名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 04:47:08
月産50枚で4000円だと月間収入が20万円。
年間で240万円(税込み)
年間一冊単行本を出せたとして、
定価2300円×3000部×10%=69万円
合計で年収310万円
(以上税込み、実際に使える可処分所得は200万程度)

これが純文学の現実。
それでも恵まれているほう。

定期的に連載がもらえる作家なんて一握りしかない。新人の大半は人知れず消えていく
運命。学歴がないと講師の仕事もこない。純文学は低学歴の人には向かない
596名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 06:09:29
おはようございます。今寝ないで書いてみた話ですが、酷評お願いします。


 私は母のお葬式に向かう車の中で、窓ガラスに流れる景色をぼんやりと眺めながら、
人を葬るという儀式について考えを巡らせてた。
 死んだ人間を死なせる過程。母が死んだのにこんなことにこだわるのは、
たぶん幼い時死んだ祖父のお葬式の印象が、強く残ってるからだと思う。
または、母が倒れてから死ぬまであっという間で、感情を吐き出すタイミングを
逃してしまっただけなのかもしれない。
私は太陽みたいに笑う祖父を思い出していた。
 祖父はたくさんの人に愛されて、みんな祖父を中心に集まり、みんなよく笑った。
祖父が倒れた時、家族や親戚は難しい顔をして遠い目をし、鬼のように泣いていた。
私は大好きな祖父がいなくなる事実より、みんなが急に知らない人に見えた方が怖かった。
祖父の死に漂う、目に見えない空気がなによりも恐ろしかった。
 この黒い重い空気に飲み込まれるのは恐怖でしかたない。
死とは空気がつくるものだと、まだ死というものが実感として捉えられない私は、
子供なりに祖父の死をそう理解した。
 誰かの死とは人を変える呪いであり、伝染する悲しみであり、共有できる寂しいもの、
そして、人が死ぬと発生する様々な得体の知れない感情の空気感染は
避けられるものだと信じていた。

 急に体が前方に傾いた。父がブレーキを踏んだせいだった。「ごめん」と父は正面を向いたまま呟き、
車の中は再び沈黙が支配した。左に曲がることを示すウィンカーの
リズミカルな音が余韻を残して車の中に響いた。


597名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 06:15:16
 しばらくすると、大きな建物がある拓かれた場所に着いた。どうやら、目的地に着ついたようだ。
ガラス越しに目を移すと、駐車場が車を数台のせてどこまでも広がっていた。建物の入り口の近くには、先に
到着していた大勢の親戚達が、それぞれ黒い服で黒い表情をして立っている。父は車を空いている場所に駐車し、
車の扉を開けて親戚達の黒い集団の中へ、頭をペコペコと下げながら溶け込んでいった。
隣に座っていた姉も車から降りて父の後に着いていった。姉は家からここに着くまで、一言も口をきかなかった。
姉の後ろ姿に目を追いながら、これから会う親戚の顔を恐る恐る覗きみた。よく知ってる人や、ついこの間会った人、
誰だか分からない人ばかりで、私は車から出るのを躊躇した。どうしても、あの黒い集団の中に入りたくなかった。
きっと私も悲しみの鬼のように変わってしまうから。
 例え、母の死が深い悲しみの闇に私を誘っても、心だけは平穏でいたい。我を失うほどの悲しみは触れたくもない。
悲しみの空気感染は出来るだけ予防したかった。
 姉が車の方をチラチラとみている。早くこっちに来いと言ってるみたいだ。私は姉から視線を外し、ため息をついた。
いつまでも車の中にいたいけど、もう駄々をこねる子供じゃないんだから、分別のある真摯な態度で
振る舞わなくてはならない。
今私は、物事の良し悪しがわかる年まで成長し、しかも実の母が死ぬという場に立ち、
悲しみの感染を防ぐのは不可能だと悟った。年をとると免疫力も落ちること、求められる立場を演じるという、
大人の悲しみを共に実感していた。
 身近な人の死は第三者として捉えることなど所詮無理なのだ。私は誰かと悲しみを共有するより、ひとりで
悲しみと対峙したかった。大切な人に対する大切な感情だから自分の中で弔いたかった。
 不意に、熱いものが体の中を走り、涙が込み上げてきた。またしても、母が死んだ事実に打ちのめされそうになる。
 涙がポロポロと滴り、制服のスカートにいくつもの黒い染みを作った。鼻水がサラサラと流れ、
口の中はしょっぱくなった。
598名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 06:17:22

 結局、私は子供なのだ、いろんな屁理屈を並べても、感情に溺れるのが怖いだけなのだ。悲しみを消化できないようでは、
母の死も消化出来るはずがない。死んだ祖父より、大好きな人達が死んでしまいそうになるのが怖かった。
死が死を呼んでいる気がして、私は本質的なことから逃げていた。奪われることを恐れ失ったものに向き合うことが
できない臆病者だ。
 私は声を殺し泣いた。ひとりで泣いているのに、ここでも我を忘れて感情的になれない自分が、ひどく可哀想に感じた。
 私は車の中からティッシュを探し、ぐしゃぐしゃになった顔を拭った。目の辺りがヒリヒリしている。
数枚ティッシュを連続でとり、鼻をかんだり、スカートを拭いた。きっと、目は充血していて、鼻の周りは赤く、
スカートの汚れは残るだろう。
 私は少し落ち着きを取り戻していた。ふと、誰かと分かち合わなければ人の死を葬ることは不可能なのかしら、
と思った。ひとりの人間が背負うことが出来る悲しみの大きさこそがその人の強さかもしれない、そんな気がした。
 私は車のドアノブに手をかけ、勢いよく外へ出た。外は意外にも空気が澄んでおり、爽やかな秋風がなびいていた。
 一面の空は透明な水色に塗られている。私は、母の亡骸と別れる風景を目に焼き付けようと、
父と姉、親戚達が集まっている黒い塊から離れ、反対方向にひとり駐車場を歩いた。
後ろで姉が私の名前を呼んでいたが私は聞こえないふりをした。
 私はそっちにはいかないよ。私は風のように自由になりたかった。
 今日という日を忘れたくなかったから、たくさんの見えないものを見逃してはいけない気がした。
私は顔を上げて出来るだけ遠くを見ようとした。
 ひんやりとした風が、泣き顔をやさしく撫でた。


599名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 06:31:05
495 名前: 賎しい鳥 ◆veLykTotk2 Mail: 投稿日: 2007/10/21(日) 06:04:57
ヤラセ一号 藤野可織
ヤラセ二号 谷崎由依
ヤラセ三号 松井藍

わたしは、文學界編集部が必死になって火消しに努める
卑怯な手を使って賞を獲得した三疋の牝イヌの本を
絶対に買わないことをここに誓います。
600名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 08:41:11
純文なんて、いい歳した大人が見るもんじゃない。
601名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 08:50:09
読むもんだしな
602名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 09:31:05
違うな。魂で感じるものだ。
603名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 09:53:11
>難しい顔をして遠い目をし 黒い重い空気 恐怖でしかたない
これは変。

>>596>>597-598は別人が書いたみたいに見える。>>596はまだましだが、のこりの2レスは素人同然。
604元作家志望:2007/10/21(日) 09:55:26
 いつだったか夏の終わりに、一人で海に行ったことがある。電車に一
時間ほど乗って、湘南の辻堂という場所まで。駅から十分ほど歩くと、
湘南の海にたどり着いた。
 どういうつもりで海に行ったのか、それはもう覚えていない。ただ、
水着に着替えることもせず、ハーフパンツにビーチサンダルを履いて、
ただ砂浜にずっと座っていたことを覚えている。
 湘南特有の黒ずんだ砂浜。あまり澄んでいない青い海の色。水着の少
女たちの歓声。ビーチバレーに興じる、若い男達。海岸線を埋め尽くす
、人、人、人の群れ。それらに囲まれながら、僕はただ遠くにある水平
線やそこに浮かぶ艦船を見ていた。僕は確かにその時、ひとりになった
喜びを味わっていた。

そのことはもう今から、五年も前のことである。それに、今は春の終わ
りでそもそもその時とは季節が違う・・・なのにどうしてそんなことを
今思い出したのか?僕にもよくわからない。ただ、僕はついこの間恋人
に振られたばかりだった。そのことは、やはり何かしら関係しているの
かもしれなかった。
 僕は今度は、山に登ろうと思った。
605元作家志望:2007/10/21(日) 10:06:56

 登る山は東京の御岳山。都心からは電車で二時間ほどかかる山だ。地
方の人なら東京に山なんてあるのかと思う人もいるのかもしれないが、
東京にも山はあるし、泳げはしないが海だってある。

 僕がその青梅線の御岳駅に到着したのは、午前11時の手前だった。
土曜日で、電車の中では登山客や、キャンプへ行くらしき乗客などで
結構な人。気候のいい春の休日。絶好の行楽日和というわけだろう。
 一方の僕は普通のジーンズに、Tシャツに薄手のジャンパーを羽織り
、それにスニーカーを履いていた。まるで登山客には見えなかっただろ
う。だが、どちらかといえば行き当たりばったりの山登りだったのだ。
そんな格好も当然なのである。
 その電車の中で、別れた恋人のことを思い出した。
 その恋人には僕のほかにも誰か男がいるのではないか?彼女から男の
影がする。それには別れる三ヶ月くらい前から、僕は何となく気がつい
ていた。直接的な態度を取ることこそ、僕は避けていたけれども・・・
 そしてその頃から、その恋人とSEXは遠くなった。そのことを口に
も態度にもしなくなったのだ。だから関係が終わるのは、そもそも時間
の問題だったのかもしれない。
606元作家志望:2007/10/21(日) 10:16:13
 彼女に他の男がいるなら、僕はもうそれでどうでもいい気がしていた
。それなら、こちらも願い下げとも思えた。だが、同時に裏切られた気
持ちにもなったのだ。一年半付き合っての別れ。ただ、直接そのことに
あまり触れたくなかった。ずっとそういう訳にはいかないだろうが、虫
のいい話、自然に消滅してくれれば、それが一番いい気がしていた。
 そんなことを思い出しながら、僕は御岳駅に着いた。僕は遠くまで来
たものだなと思った。二時間前まで都会の真ん中にいた自分が、まるで
嘘のように・・・もしかするとここなら、夜には綺麗な星が見えるかも
しれない。僕は良く晴れた青空を見ながらそう思った。

 御岳駅でバスを待つために、狭い改札を出て右に行ったところにある
喫煙スペースで煙草を吸った。白いワンピースを着た僕より若い女が、
そこには同じように煙草を吸っている。まだ、二十代も前半だろう。ヒ
ールこそないもののサンダル履きで、登山客にはとても見えなかった。
607596:2007/10/21(日) 11:56:21
>>603さん評価ありがとうございます。
今読み返してみると自分でも恥ずかしい文を書いてるなと思いました。
調子に乗って自分に酔っていたのかもしれません。反省してます。
小説は勢いで書くものではなく、長く静かに響く和音を目指さなきゃいけない気がしました。
ベートーベンの運命のサビ部分がずっと続いたら、弾く方も聞く方も疲れて飽きてしまいます。
さりげなく、押し付けがましくなく、余韻の残る美しい演奏を紙に書くような繊細さが必要だと思いました。
>>596-598は全部自分が書いたものです。言い訳ですみませんが
携帯で改行がよく分からなくて読みづらくなってしまいました。
もちろん内容も希薄なのも原因だと充分理解してます。
ただ、603さんの仰るとおり、自分は小説を書き始めて一ヶ月も経ってないほどのド素人です。
あんまり、見苦しい作品を晒すのは真剣に評価していただいてるみなさんに失礼なので、
練習で何かの賞に出して、ある程度実力をつけてから再び参加したいと思います。
自分のような未熟者の作品を今まで酷評していただきありがとうございました。
とても勉強になり感謝してます。では失礼します。
608名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 11:57:25
>自分でも恥ずかしい文

残飯のツラよりもか?
 
609名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:05:57
綿谷 金原は儲けてるよね
ライトノベルよりも
610名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:07:13
売れる作家は雑誌に載せずに いきなり単行本化だね
雑誌に載せた作品は単行本の売り上げが減る
611名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:11:20
学歴が高卒の高橋が教授になってるから
学歴が低くても良い純文学作家は教授になれるね
612名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:14:34
 
 
     一人で寂しく盛り上げている愛情乞食残飯
 
   
613元作家志望:2007/10/21(日) 12:16:29
ところで、604-606についてのレスは?
完全スルーですか?
614作者A ◆9RDZUideN6 :2007/10/21(日) 12:17:44
やっぱりみんなお金が欲しいの?
615名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:18:32
>>604-606
酷評依頼するって書かなきゃだめだよ。何レス使うのかも。点プレ読んでね。

まあ、作家あきらめてよかったとおもうよ。
616残飯:2007/10/21(日) 12:25:12
>やっぱりみんなお金が欲しいの?

優しく叱ってくれるパパ...
617名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:31:46
零尋のふるいの文の改造は、
古井スレでは笑いものになってる。
「よく、ここまでぶち壊せたもんだ」だってよ。
618名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:42:49
コテを名乗るやつに限って勘違い野郎だしな どうしてあんなに自信満々になれるのか不思議だ
619名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:43:12
>よく、ここまでぶち壊せたもんだ


残飯のツラよりもか?
 
 
620名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 12:55:18
零尋は普段自分が読んでるライトノベルの知識でしか判断できないアホだからな。
もう恥ずかしくてこれないだろう。
621名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 13:05:55
>>578
〉朝、飯を食べに二階の寝室から台所へと俺は下りた。今日も清々しい気分である。肌を撫でる空気がひんやりと心地よい。
「俺」はいらないかな。一人称で書いていることは分るし。

〉 毎日をつつがなく過せるがいちばんの幸せといえるのだろう。俺は、本当に幸せ者だ。
「俺は、本当に幸せ者だ」は、
〉大学を出たあと一流企業に就職し、職場で妻と出合った。まさに良妻賢母を絵に描いたような女性。
結婚二年目には待望の息子も生まれすくすくと育っている。今年の春には小学生だ。
家族全員、大きな事故や病気にみまわれたこともない。
近所付き合いだって上手くいっている。
何も心配事の状態なのだ。←ここに「俺は本当に幸せ者だ」を入れる。

〉「この幸せがいつまでも続きますように」と、階段を下りて行きながら俺は笑顔で呟いた。
「俺は笑顔で」に違和感。
笑顔は外から見た状態でしょ。
「笑って」とか「怒って」とかなら分るけど……。

〉爆発した。どかーん。
「爆発した」何が?
〉俺は、死んだ。
一人称でこれはおかしいよ。
死んだだら思考そのものが出来ないし……。
622名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 13:23:27
>>620
零尋のはただの改悪として、お前はいい加減ライトノベルヽうるせえよ。
ラノベをこよなく愛する俺にあやまれ。
623名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 14:01:04
ハルヒなんて内容は無いもんな
イラストのおかげかな
624名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 14:08:46
イラスト厨うぜえ
625名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 14:15:23
>>604-606
冒頭から回想でモノローグ。
ちょっと現代に戻って、また回想。
下手すぎる。
内容は失恋もの。ありがちすぎて才能の欠片も感じない。
626名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 15:19:57
ここは批評スレです。
自作を晒すことはできず、批評もできない。そんな人は去りましょう。
627名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 16:23:20
批評してるんだよ。
お前らがクズだってな
6281/2:2007/10/21(日) 17:23:16
初投稿ですが、酷評お願いします。

「ギスギスした都会よりも田舎のほうが人情味に溢れていて過ごしやすい」
 子供の頃、こんなキャッチがとんでもない幻想であるのを痛感させられた。
 テレビの特集番組などでは、優美な自然や親しいご近所づきあいなんて綺麗事ばかりをプッシュしているが、その恩恵にあずかれるのは土地の人間と旅行者だけだ。
 新しく地元の仲間になろうとするよそ者に対しては、徹底的な差別と迫害がその牙を向く。また、地方の専売とも言える癒着や不良役人などの存在も、そんな問題を余計に性質の悪いものにしていく。
 そしてそんなしがらみは、何も大人たちだけの問題ではない。小学校の時に都会から田舎へと引っ越した私も、例外なくそんな迫害の対照となった。
 閉鎖的な土地で、世代を通して鍛え上げられた差別と偏見は無敵である。前の学校では男勝りと評判だったのに、半年もする頃にはすっかり参りきってしまった。
6292/2:2007/10/21(日) 17:24:25
 ところで、都会の高級料亭などには「一見さんお断り」というシステムが存在している。初めて来店する客は基本的に入店が認められずに、その店の常連客を介してやっとお客として受け入れられる。そういうシステムだ。地方の文化と言うのはこれによく似ていると思う。
 たとえば、誰かが私に「一緒に遊ぼ」とでも声をかけてくれれば、その子を介して私も彼らの仲間に入れたかもしれない。休み時間は無駄話に花を咲かせたり、男子のサッカーに加えてもらえたりもできただろう。
 けれどそんな救い主は結局現れなかった。同級生達は異邦人への迫害を正義だと信じ、みんなで私を追い込んで団結を深めていった。
 こんなのまるで生贄だ。そう思ったことがあるが、そういえば人身御供という慣わしも山間の村に多かったようだな、なんて考えをめぐらせると、その発見はなんだかとても面白い事のように感じて可笑しかった。
 それに高級料亭でも、問題のある人物を案内して紹介者までも出入り禁止にされる場合があると聞く。きっと子供たちの間でもそういうことは十分に起こりえる問題で、彼らもそれが怖かっただけなのだ。そう考えると、少しだけ気分が楽になれた。
630名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 17:39:23
被害者意識がぷんぷんした、エッセイですかね。ちょっと小説とは
思えない筆致です。もっと具体的なエピソードをドカンと一発かまさ
ないと、主張に共感できません。
631555:2007/10/21(日) 21:05:11
少し返事が遅くなりましたが、酷評ありがとうございました。

>>556
ご指摘の表現はやはりありきたりなのでしょうか、それとも引っかかる手合いの表現なのでしょうか。
気になります。

>>558
冒頭数行で過去の回想に入るのは、どうしていけないのでしょうか。なんとなくどうしても知りたくなってきて
しまったので、お教え願えますか?

>>559
主人公の思いが変に強い感じで出てしまいましたか。主人公がもう少しかっこ悪い描写を入れたほうが
嫌味にならなくてよかったかもなあと、今、思いました。読み返したら、独りよがりな性格の感じもするし、
気取っている部分もありますよね。あんまり好漢ではないかな。

>>561
632名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 21:42:45
>>631
冒頭の回想がNGというのは小説の基本技術で、小説の作法本なんかでも初心者が
やりがちな悪い例としてあげられている。

一般的な理由としては、
ストーリーの停滞。回想の間は現在の物語が止まるので冒頭でストーリーを止めるような
手法は好ましくない。冒頭はすっきりと話を進めるのが基本。
主人公が現在どういう人間なのかわからない状態で、過去を語られても読むほうは感情移入
できない。回想を入れるなら主人公のキャラが確立してからのほうがいい。

読むほうは一字一句熟読し記憶しているわけではないので、過去のシーンが混ざると
読むほうは現在のことなのか、過去のことなのか混乱する。
などなど。

>>555の例だと、大昔にカレーを作った程度の事柄は読者にとってはどうでもいいこと。
ドラマチックでのなんでもないことを物語の導入部で延々と描写して書いたつもりになって
いるが、必要となる現在の描写はおざなり。回想によって現在の印象が薄くなっている。
633名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 21:51:03
>>632
以前から思ってたけど、 ど こ の 小説の作法本で挙げられてるの?
その、あなたの言うところの初心者がやりがちな悪い例って。
抜書して教えてくれないかな。
634名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 21:56:40
こういうスレでは、「小説の作法本では○○なことはよくないこと、○○なことはすべきでないこと
って書いてあるよ」という言葉を権威として振り回す人が多く見られるけど
少し突っ込んで根拠を聞いてみたら、その細部を何も答えられない。そういう態度はさ、もしかして
自説があってそれに拘るあまりに作法本の権威を持ち出してるのかなとも取れちゃうんだなぁ。
そのへん632はどう思う?
635名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:23:07
>>632
言ってること自体はおかしいとは思わんけどさ

基本技術とか、初心者がやりがちとかいう言葉をあげて、その方法論が
絶対みたいにいつも書いてるよね。(多分初心者レベルかなの人かな)
それに、その小説の作法本が絶対なんて根拠どこにもない。
辞書みたいなもんで、所詮は筆者の見解にすぎない。

別に冒頭からのカットバックがNGなんてことは全くない。
636名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:30:31
>>633
過去スレで何回か出てるよ。
若桜木先生の本だったはず。
彼は作家集団を率いてスクールも主宰しているし、下読みもやってるからあながち
間違いではないと思う。

>>634
アドバイスに強制力はないんだから、著者が好きにすればいいんじゃないか?
ここでダメ出しくらっても、自分でやりたいならやればいいし。
637名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:30:48
>>633
このままだと理由もなしに冒頭での回想はNGなんてことになりそうなので
横レスしていいかな。>>632じゃないけど
-----------
「もう一度だけ新人賞の獲り方おしえます」(久美沙織) より
お約束を一刻も早く明示せよ
「作者であるあなたは、第一ページの第一行を書きはじめる時から、すべて
のクリエーションに必須であるところのこのお約束を、はっきりと自覚してい
なくてはなりません。そして、できるだけ早い時点で、なんの予備知識もない
読者のひとりひとりにも、ちゃんと伝え、宣言するよう努めなくてはならない
のです」
(引用者注:ここでのお約束とはステレオタイプのことではなく、以下のような
物語の世界設定や状況描写のこと)
「これは、誰がどこでどうして、誰となぜどうする話なのか。この誰はどんな
やつで、あっちの誰とどういう関係か。ここはどこで、いまはどんな時代で、
どんな時間で、どんな天気で、どんな季節なのか」
「読者は戸惑います。このおはなしが、どのような地平に置かれているのか、
〜てんで見当がつかない。足場がない。宙ぶらりんで不安定です。これでは、
面白がったりする気持ちのゆとりがありません」
-----------

 回想が世界観の描写に役に立つならいいけど、話によってはカレーの思い
出が役に立つこともあると思うけど、残念ながら>>555は失敗している。
 いちど>>555には今回の文章の主題を一文にして晒してほしい。主題に
あったカレーの作り方の描写も、あるいは考えつくかもしれないから。

 そして>>632はただ「導入部での描写が大事」というだけで、なんで導入部
での描写が大事かの背景説明を「説明文の導入部で」説明しきれていない
ので失敗している。
638名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:31:46
ようするに、わかりやすい構成で書いてみろってこったな。
わかりやすい構成で書く能力がないやつが、わかりにくい構成で書いてよくなることは、
基本的に無いからして。
まぁ、中には出来ちゃう天才(っつーか、そういう才能のあるやつ)もいるけどね。
639名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:45:36
>>636
若桜木先生とその活動は有名だけど、そのなんて著書の何ページ目に書いてあるよと
即座に言わないと駄目だよ、って話っす。
っていうか、確認するけどあなた>>632の人? 他人だったら、横から口挟むのはおかしいと思うよ。
この人はずいぶん長いこと、こういう形式でこのスレにいるようだし。
一度、ピシャっと言っておきたかったんだ。
640名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:47:18
小説作法本なんかでNG設定されているのは、基本的にわかりにくさを省くってことなんだよな。
公魚先生の本なんかは、露骨にそうだな。
どっかで書かれていたが、つまり、一次選考にかからんレベルの作品の中には、こういう
欠点を持つ作品が多いと。
冒頭カットバックにしても、視点の固定にしても、時系列での描写方法にしても、たいてい同じ。
作品に対してプラスになってれば、別に何ら問題がないが、ちゃんと作用を意識されないままに
何となく使ってNG出されるってことになる。
夢落ちとか、タイムスリップものを初心者は書くなってのもそうで、安易で使いやすいんで、
出来た作品がえらく安っぽくなる。俺は、他にも冒頭を台詞にするのと、プロローグ書くのも
勧めんけどね。習作ならなおさら。
641名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:48:25
秘のあと一番のうんちは、量が多いので苦しいものである。

その日私はトイレで格闘していた。
今日こそ出ろ、今日こそ出ろ、と踏ん張っていると、うんちの頭が出てきた。
ここぞとばかりに力む。肛門がちぎれそうなくらい太いうんちだった。
さらに力む。硬くて途中で切れなかった。
「ヒーヒーフー」とラマーズ法をやってみた。するとさっきよりも楽にうんちが出るようになった。
「ヒーヒーフー」とやるうちにどんどん出てきた。とても長かった。
うんちが最後まで出たところで、どんなものかと見てみた。

すると、、、

なんと!そこには体長1メートルくらいのヘビがいた。
巻き巻きうんちみたいにとぐろを巻いていた。
錯覚かと思って何度もよく見てみたが、やはりヘビだった。

一体なぜ?私は考えた。
そういえばこの前、精力をつけるために生卵を飲んだ。
もしかするとそれはヘビの卵で、飲み込んだ卵はどういうわけか消化されず、
お腹の中で孵り、腸の中で成長して、出てきたのではないか。
つまり便秘の原因はこのヘビだったのではないか!!

便秘のことで私は怒ったが、ヘビはまだまだ幼いようで、悲しい目でみつめてきた。
私は怒れなくなって、ヘビの頭をなでてやった。
するととてもうれしそうな顔をして、なんだか私になついているようだった。
私もなんだか愛着が湧いてきた。
642名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:49:00
私はこのトイレで生まれたヘビをペットとして飼うことにした。
名前は「うんち」である。
うんちは成長が早く、1週間で2メートルにもなった。でもそれ以上は成長しなくてホッとした。
私がリコーダを吹くとダンスを踊るようになった。うんちは私のかわいいペットだった。

1ヶ月経ったある日、家に帰ってくるとうんちが静かに横たわっていた。
寝ているのかと思って近づいてみると、まったく呼吸をしていなかった。
抜け殻かと思ったが、違った。うんちは死んでいた。

私は泣いた。悲しみに暮れた。
いつもリコーダで吹いていたラルクの「Pieces」とともに、うんちとの思い出がよみがえってきた。
はじめてうんちと出会った日、私は怒ってしまってうんちを悲しませてしまった。

でもすぐにかわいらしい笑顔を見せてくれた。私のリコーダに合わせて踊りを見せてくれた。
首に巻きついてネクタイになったこともあったね。あれで一度首が絞まって死にそうになったっけ、、、
あぁ、、うんち、、、なんで死んでしまったんだ、、、。

その時私はうんちしたくなった。
こんな時に便意をもよおすなんて、と思いながらもトイレへ行った。
実は最近また便秘だったのだ。
なんだか最初の日のことを思い出してきて泣けてきた。
この日のうんちも肛門がちぎれそうなくらい太いうんちだった。
泣きながらまたラマーズ法をした。「ヒーヒーフー」、少しずつうんちが出てきた。
最後まで出し切ったとき、もしかしたらうんちの生まれ変わりかもしれないと思って見てみた。

すると、、

643名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:51:08
なんと!またしてもヘビがいた!
これは幻かと思いよくよく見てみたが、やはり本物のヘビだった。

一体なぜ?私は考えた。
あの日以来生卵を飲むのは控えていた。まさかスクランブルエッグからヘビが孵るわけはない。
私は考えた。もしかするとうんちは肛門から出てくる前に私の中に卵を産んでいたのではないか。
そしてそれが孵って今出てきたのではないか。
これはうんちからのプレゼントだ!!

私はうれしくなって「生まれた」ばかりのヘビを抱きしめた。
この新しいヘビも私になついているようだった。

私はこの新しいヘビに「うんちうんち」という名前をつけた。
うんちうんちもまた1週間で2メートルになった。そしてリコーダで踊るようになった。
やはりうんちうんちは私のかわいいペットだった。

しかし、、
644名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:52:20
1ヶ月経ったある日、家に帰ってくるとうんちうんちが静かに横たわっていた。

またなのか。うんちうんちは死んでいた。

私はまた同じように悲しんだ。
ラルクの「Pieces」、うんちうんちとの思い出、1リットルの涙が流れた。
なんで、、死んでしまったんだ、、、

そしてまた便意をもよおした、、、


ラマーズ法はもう慣れたものだった。
新しいヘビは「うんちうんちうんち」と名づけた。
やはりリコーダで踊るようになった。
そして1ヵ月後には死んだ。
そしてまた便意をもよおした。
それ以降は「うんち4」「うんち5」というような名前にするようにした。

そんなわけで私は1ヶ月に1回「出産」をしている。
今はもう出産のエキスパートみたいなものだ。
しかし出産はうれしいが、死別はとても悲しい。
子どものほうが先に死ぬなんてあんまりじゃないか!
子どもが死んでいくのを黙って見守るしかない母親の気持ち。
そんな悪夢を何度も何度も見なくてはならない。
私の気持ちは誰にもわからないだろう。


このどこまでも続く出産と死別のサイクルは、神が私に与えた試練なのかもしれない。
そしてこの試練を乗り越えたとき、私の中に「本当の何か」が生まれるのかもしれない。。
645名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 22:53:22
>>637
うん、久美先生のその文には、納得が行くよね。
>>555の場合、少なくとも卵を剥く場所で、テーブルがあることだけはわかる。
そして、ポテトサラダを作る場所であることも続いて分かってくる。
ただ、それが自宅のキッチンであるとははっきりしていない。照明は明るいか、暗いか?
キッチンは片付いているのか、散らかっているのか? 家族はいるのかいないのか?
最初に出すべき情報は確かに、不足してるだろうね。あれもこれもと書きすぎても、
今度はなんだかわけ分からなくて全体がうざーくなっちゃう。
何を書き何を省くのがいいのか、それを明確に程よい長さで書ききる。
これは本人の持ちえる文章センスも関係してくるけど、けっこう大事なことだと思う。
646637:2007/10/21(日) 23:06:11
>>645
いやまぁ、>>555の話の場合、部屋の照明よりも俺が重視したいのは
「「これは、誰がどこでどうして、誰となぜどうする話なのか。この誰はどんな
やつで、あっちの誰とどういう関係か。」
のところなんだがな。

この話が憲次と安喜子の話であることは分かる。二人の関係はいまのところ
なんなのか、憲次はなにを期待して安喜子を待っているのか、安喜子が来たら
憲次はどういう気持ちになる予定なのか。

 正直、この憲次って安喜子に好かれているとも取れるし嫌われているとも取
れるし……。もしかして安喜子ってツンデレか? そのへんを早く知りたい。
647名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:09:57
>>639
>若桜木先生とその活動は有名だけど、そのなんて著書の何ページ目に書いてあるよと
>即座に言わないと駄目だよ、って話っす。
さすがにそれはねーよw
大体において酷評に根拠を求めるのが間違い。
ここでの評価に文句があるなら金払ってスクールにでも池。
648名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:20:23
>>647
そりゃあまりにも乱暴すぎるよwww酷評に根拠求めるななんてw
だったら「作法本では」なんて半端なこと言わない。
649名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:21:46
>>646
……。
650名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:24:36
若桜木のいうことはあほすぎて信じてなかったが、
今ごはんにあがってるRootの最初の方を読んで納得した俺がいる。
651636:2007/10/21(日) 23:30:41
>>639
若桜木先生の作法本をもちだしたのは俺ね。
冒頭回想NGってのはシナリオでも小説でもスクールに行けば教わるよ。
だから常識として知っておいたほうがいいってことで、噛み付くほどのことじゃないってこと。
このスレでも何回も出た話だから。

作法を知っている人が無料で文章を読んでくれて添削してくれることには感謝したほうがいいと
思うし、その評価に不満があるなら自分でやるしかないと思う。
652名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:34:59
力説してもNGというほどではないな。
避けた方がいいだけだろ。
653名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:36:05
>>661
んー分かった。じゃあ今回は引く。
スクールに行った人しかわからない話じゃ、仕方ないよな。
654名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:41:31
実のとこいうとスクールってけっこう偏見があってね。
スクールに行って受賞できた人もいるけど、潰された人の話も聞いたことあるんですわ。
スクール通うことが吉と出るか凶と出るか、わかんない。
ただ、このスレにはいろんな人の思惑があるでしょ。お弟子さんも出入りしてたりすると、
先生の顔を立てなくちゃならないわ自分の身分は隠さなきゃならないわで。
逆にそういうお弟子さん身分の人は、出入りはやめといたほうがいいとも個人的には
思うんだけど、まさかそんなこと押しつけるわけにもいかないし。
655名無し物書き@推敲中?:2007/10/21(日) 23:53:14
>>654
受賞できるやつ自体が、数百人に一人ってレベルなんだから、スクール行って
ダメな奴の方が圧倒的だよ。
それに、スクールで実力がつかなきゃ、やめりゃいいだけのことだし。
編集に潰されるってんならわかるが、スクールでつぶれているようじゃ、デビューしても
とうていもたんと想うがね。
656名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 01:05:20
>>655
創作文芸板らしく最後は精神論で締めるか。
657名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 01:08:58
エンタメ限定で、冒頭からの回想は避けるべき、という話になっていますが、
純文学においても、「冒頭から」だけではなく、回想そのものを避けるべきです。

理由は、
回想は結末(着地点)が決っているので、書きやすい。
書きやすいので、よほど意識しないと回想だらけの小説になってしまう。
応募作品に回想が多いのはこのためで、考えた末に回想シーンを入れている
のではなく、ラクな書き方を無自覚なままにしているだけの場合がほとんどである。

その弊害として、
小説の運動性が失われる。
「細部が全体を動かす」という小説のエネルギーが失われる。
作者自身が、書きながら未知の領域へと踏み出すことがない。
などが挙げられます。

ですので「回想場面は絶対に書かない」くらいの気持ちを持つことが大切です。
実際に回想場面なしで小説を書いてみると、小説内部のエネルギーが全然違う
ことに驚かされるでしょう。登場人物は勝手に喋りだし、ストーリーは作者の予想を
越えて動き出します。書かれた文章が、まだ書かれていない文章を生み出してゆ
きます。それが小説の運動性であり豊かさです。回想多用の作品にはそれがあり
ません。
658名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 01:14:00
>>657
わからんなぁ。
小説の運動性ってなんだろな。
細部こだわってみるけど全く回想のない話って不自然だよ。
659名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 01:18:44
「小説の書き方」本で、「出だしは読者の目を引くように」なんて書くのが
まずかったんじゃないかな。
目立つ出だしを書くだけならば、過去の回想を頭に持ってくるのが一番簡単な方法なんで。

「出だしはキャラの動作とか、風景が変わるとか、とにかく動作をもってこい」
「出だしから舞台の説明をやるな」
という方が正しい気はする。
660659:2007/10/22(月) 01:19:36
ゴメン、自分で意味不明な文章書いた。
脳内で消してくだされ。
661名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 01:34:09
>>658
まぁ、小説理論が好きな人もいるって程度でよかろ。
本人は書いてみてそう思ったんだろうから、ある人の執筆姿勢を自作への評価程度に
考えときゃいいよ。
俺は必要だと思ったら、回想でもなんでも使うけどね。
662名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 02:02:11
>>657
 俺はすごく納得がいった。
 たとえば簡単に「主人公が落ち込んでいる」として、回想に主人公が落ち
込むに至った出来事を書くとすると、
 回想部分には「主人公が落ち込んでいくこと」だけしか書かないことになり
がち、ってことだろ?
 本当はもっと内容を織り込めるはずなのに、回想には作者が説明したかっ
たことだけを書きそうになる。

 回想を書いてなおかつ気のゆるみを打ち破るためには、たとえば「こころ」
みたいに回想を種明かしの部分に持ってきて
「そういうわけで先生は人間関係に絶望していたのか!」
と読者を驚かせるようにするか、キャッチ22みたいに実験小説にするか。

 それでふと思ったのだが、回想を冒頭ではなく全体の3/4の部分に持っ
てくると、いいことないか?
663名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 02:23:01
>>657
基本的に当たってる。
回想というのは書きやすいんだ。
難しい部分の描写は端折って、書きたい部分だけ抜き出すことができるから。

初心者がありがちなのが失恋もので、海とか山とかで、過去を回想する。
そしてちょっと歩いて、夕日かなんかに感動して、また回想。
夜の街から電車、家との間に回想を挟むパターンもあるが、こういうのに自殺願望とかが
絡むと普通はゴミ箱行きになるわけ。
「失恋して泣きました」というだけのストーリーでは、時系列を入れ替えても動きは出ない
からね。

回想を多様する、はなはだしくは冒頭にもってくるというのは
筆力が足りていない(描写ができない)人と、ストーリーを作れない人に多い。
664名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 02:36:22
スクールの話が出ているけど、スクールでもシナリオや小説の作法本でも、
プロットの作り方として、全てのシーンを時系列にそって並べるというのが出ているはず。
(どの本の何ページと言われると困るんだけどね)

そうしてから、必要に応じて時系列を入れ替えていくわけ。
どこから話を始めるのかがスタートが決まれば、回想で処理する部分が決まる。
その後に、回想をどの位置で挿入するのかを考える。

ミステリなんかでは、冒頭に死体を転がせというのがセオリーになっていて
冒頭で死体を転がす為には、事件に至った経緯を回想で処理する必要が出てくる。
こういう場合でも、回想シーンは中盤以降にもってくるのが普通だな。
とにかく冒頭は説明することが沢山あるはずで、長々と回想を入れる暇はないはず。
665名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 03:12:29
>>663
>初心者がありがちなのが失恋もので、海とか山とかで、過去を回想する。
〜以下、自戒をこめて、深く深く頷きました。
終わってみたら、主人公が半日歩いていただけの話だった。
って、ほんとにありがちですよね。
666名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 04:18:21
セオリーは「知っておくに越した事はない」ものであって、絶対に守らなきゃ
いけないものではない。
本当に才能のある奴は冒頭が回想だろうが何だろうが読みやすくて面白いもの
を書けるだろうし、才能のない奴はいくら基本を守ったってツマらないもの
しか書けないだろ。

このスレ的に言う「いつもの人」は形式に捕らわれすぎているキライがあると思う。
スクールも同じかもしれないけど。
667名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 04:19:09
 
 
     殺 し に 来 い 

     犯罪人    残    飯     
 
  
668名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 04:22:58
>>666
それはその通り。
ただ、ここでは全文を読んでというわけにはいかないので、セオリー通りの批評になるのは仕方なし。
669名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 04:39:20
>>666
同意。
しかし、まずは基本から入るしかないだろ。才能は教えきれるものじゃないし。
絵でも基本的なデッサンを学んで次のレベルに行くしかない。
最初からピカソになれる奴もいるかも知れんが、それは例外だ。
670名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 04:52:16
つうかさ。
いつもの人が、いくら形式的とは言っても
かなりヘヴォな批評をやっちまうとこに
問題の根底があるんだよな。
ずっと読んできたけど、批評者が投稿者とのトラブルが
あまりにも多過ぎる場合、批評の内容そのものより、
批評態度を少し考えたほうがいいんじゃないのってことだ。
一言で斬るなら、批評者として説得力がない。
671555:2007/10/22(月) 07:06:42
ええと……、度々失礼します>>555です。
>>631でちょっと言い出しにくかったことなので言おうか言うまいか
迷っていたんですが、やっぱり言おうと腹決めてレスすることにしました。
ほんとのこというと、>>555は長編などの冒頭文のつもりで書いたんじゃないんです。
むしろショートショートの練習のつもりで書いたんです。
冒頭数行というのが冒頭文という流れで読まれて話し合いになってしまっていたので
どうしたものかなあと思ってました。
あと、こちらのワガママとしては、特に>>558さんはレス番号のステハンでもいいから
名乗ってお返事いただきたかったなあと思っています。
私はこのスレでの投稿歴は浅いので、>>558さんのレスがなんであるか分からずに
全部他の人が代わりにお返事していたように思えました。
672名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 11:56:28
>>671
ここは投稿して酷評を貰うスレ。
誰に酷評されるのかは選べない。
酷評する側がコテをつけると、酷評された奴が逆切れして粘着するのでコテをつけないことが
推奨されている。
673名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 12:12:46
酷評が嫌な人はこちらへ

【NO】あなたの文章親身になって批評します【酷評】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1177413219/l50

あなたの文章、無理して誉めます
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112778027/l50
674名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 12:46:48
>>672
あなたの説明した¨推奨¨は>>3>>4いずれにも書いてないよ。
ルールに入ってないことを、知らない参加者にどう説明するの?
675名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 13:04:25
どうも納得がいかない、別な人に再批評して欲しい人は俺に。
676名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 16:05:03
>>674
スレの流れ見れば普通わかるでしょ?
677名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 16:55:22
村上春樹のデビュー作みたいに、冒頭から観念で入るのも良い
678名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 18:19:07
>>671
ショートショート読んだことある?
短い中で起承転結をつけて完結させるのがSS。
>>555はヤマもオチもないと思うけど。
どこがSSなの?
679名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 19:21:38
有名なコピペを書き換えてみました。内容ではなく文章の評価をお願いします。

「待ってくれ、待ってくれ。許してくれよ、入れたかっただけなんだから」とオヤジは叫んだ。追いつめられた人間がプライドを捨て去り、土下座をするかのような、懇願する叫び声だった。
しかし、ケンは彼の叫びに構わずひたすら殴り続けた。拳をオヤジの顔面に叩き付けた。オヤジの鼻は折れ、血が噴き出していた。目は腫れ、青黒い痣となってオヤジの顔面に刻みつけていた。
ケンのシャツの袖はオヤジの血で真っ赤にに染まっていた。ひたすら殴られているだけのオヤジは、助けてくれ、助けてくれと許しを請うように悲鳴を上げていた。
それでも、「お前みたいな奴がいるからいけないんだ」とケンは叫びながらオヤジを殴り続けた。顔だけではなく、腹も殴った。オヤジは断末魔の叫び声を上げ、口から大量の血とさらに吐瀉物を辺りに撒き散らした。
「世の中、狂っているんだよ」と叫びながら殴り続けるケンの形相は普通ではなかった。その様子を見ていたミクも従業員も言葉を失い茫然とケンがオヤジを殴るのを見つめていたが、しばらくして気を取り直したミクは言った。
「店長、それ以上殴ったら死んじゃうよ」
ミクの言葉はケンには聞こえていなかった。ケンはひたすらオヤジを殴り、とうとうオヤジは失神し、ぴくりとも動かなくなった。それでもケンはオヤジを殴り続けた。オヤジの顔から流れ出した赤黒い生々しい血が雨上がりの水たまりのように地面に溜まっていた。
ミクにはオヤジが出した生臭い血と吐瀉物のにおいをかぎとることができた。ミクにはその不快な臭いをかいで吐きそうになった。
限界がきたミクは気力を振り絞って「もうやめて」と叫んだ。腹の底から精一杯の力を込めた力強い、同時に女性らしい甲高い声だった。直後、その叫びを聞いて正気を取り戻した従業員はあわてて後ろからケンを取り押さえた。
ケンは従業員に抵抗し、死んだかのように動かないオヤジを殴ろうともがき続けた。従業員はレスリングのように全身を使ってケンの体に覆い被さり、なんとか取り押さえることができた。
680名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 20:39:44
>>676
……あのさ。
流れ見ればー、じゃないだろ?
ルールに載ってないことを押しつけるなって言ってるんだよ。
疲れてるのかもしれないけど、閉鎖的すぎる。
スレに慣れてない人にちょっとさ、乱暴なんじゃないかい。
ルールはスレの頭に載せるのがセオリーだよね。
これを指摘したらなんでそんなに逆ぎれすんの?
なんであんたたちそんなにヒステリックなんだよ。
説明してくれないかな。
681名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 20:39:49
>>555はショートショートにしても台所であることを示すべきだろ。卵の殻を割る前に。
読者がイメージする順番を考えて書かないとダメ。
俺は最初、555の文章を読んで居間を想像した。
で、あとで「ああ、台所だったのか」と分った。
682名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 20:45:12
>>678
お前湯豆腐だろ?
お前のショートショートつまんね。島田にすら勝てないくせに偉そうだな。
683名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 21:06:22
ここ数日の流れを見ていて思ったこと。
このスレのごく初期に少しだけ集中して遊んだことあるけど、いつからか感想の方向性が
似通ってきたというか、楽しく文芸という雰囲気じゃなくなってきてるような気がするね。
本当に、重箱の隅をつついて楽しむ人だけ残ってきてしまったのかもしれない。
あえてレス番号は挙げないけど、なにか、作品への酷評というより攻撃っていったほうがいいレスも
見られますよ。
ここは一つ、もう一回スレタイ変えますか。
あなたの文章真面目に攻撃します。とか。
684名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 21:13:20
>>683
>本当に、重箱の隅をつついて楽しむ人だけ残ってきてしまったのかもしれない。

それこそ言い掛かりだな。
おまえにとっちゃなんでも重箱の隅なんじゃねーの?
つーかさ、そういうおまえに原因があるんじゃねーの?
酷評を受けてへこむ気持ちは理解できるが、
相手にせいにしているうちは何を変えても何をやっても同じだよ。
685名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 21:28:45
>>680
逆ギレもなにも俺は>>672じゃないよ。
つーかオマエ>>555だろ?
686名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 21:37:15
>>683
酷評が嫌な人が、このスレを立てて住み分けしてるんだけど。
↓  ↓  ↓
【NO】あなたの文章親身になって批評します【酷評】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1177413219/l50

褒めてほしい人はこっち
↓   ↓   ↓
あなたの文章、無理して誉めます
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112778027/l50
687OB:2007/10/22(月) 21:38:31
荒れてますなぁ。
688名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 22:01:21
>>679
はっきり言ってひどい。原文を読んだが、かなり改悪されている。
語尾に変化がないから、一つ一つセンテンスが途切れてテンポが悪い。
比喩表現が多用されていて、文章自体も分かりにくい。比喩はここぞ
という時にだけ使うべき。

原文が酷いと思って、書き換えたんだろうが、プロが書いているんだから、
一見下手に見えても、文体を最大限生かしている文章なんだ。
原文の方はセンテンスが簡潔で、つながりもいい。語句にも気を配っていて
普通をフツウと書いている。こういうことは中々できるものではない。
良い文章はただ修辞技法を駆使したり、難しい言葉を重ねることではない。
この原文のように簡潔で実用的な文章を書くことが、良い文を書く秘訣。
近頃は、それが出来ている人は少ないみたいだけど。
689名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 22:21:41
>>684
ああ、私怨とか? 人違いというか、勘違いの。
ネット上で知らない人から、よくわからない言いがかりを突きつけられて困ることは、こちらでもあるけど。
顔が見えない者同士だから、どうのこうの揉めても馬鹿みたいだと思う。

ただ、不気味なのは、どうもその相手が何が理由で憎んでいるのか、こちらがさっぱりわからないこと。
例えばね、>>682の人の言う湯豆腐という人が>>678じゃなかったとして、>>678さんは言いようのない
怒りというか憎しみのような罵倒をぶつけられるんですよ。でもどうして>>682は湯豆腐という人を憎んでいるのか
はわからない。けれど、憎しみをぶつけられるダメージは自分でなくてもちゃんと存在するんですよ。
理由がまったくわからないまま、ストレスを受けるってのはいいことではない。
煽り罵倒は覚悟の上とは言っても、他人への煽り罵倒までぶつけてこられたら、イヤでしょう。
だってここは作品を批評する場所であって、人の人格を攻撃する場所じゃないんだから。
690名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 22:24:37
(念のため言っておきますが)>>689だけど、私は湯豆腐というコテハンではないです。
691名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 22:39:37
>>689−690
邪魔だからオナニーは他でやれ
692名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 22:50:08
ここは「馬鹿が馬鹿にアドバイスして優越感に浸るスレ」です!!
693名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 23:15:27
いや、馬鹿でもかまわないんだよ。真面目にやってくれれば。
読者にしたっていろんな奴がいるだろ。
「ああ、この人はこんな感じ方をしたんだな」と、参考にはなる。
694名無し物書き@推敲中?:2007/10/22(月) 23:58:41
なんでこんなに荒れてるんだ?
695名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:00:54
酷評スレで酷評された人が「酷評されるとは思わなかった!」ってぶち切れてる。
696名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:04:56
違う。なんか私怨っぽい。
697名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:06:04
しかも勘違いの。意味がわからない対立は見ていてもわけわからん。
698名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:08:51
>>695
 同じ酷評にしても酷評の質がなんか変なんだよ。酷評する側にも
「どうせ俺の言うことなんて聞いてもらえないから、酷評だということにして
開き直っちゃえ」という、腰の引けているところがある。

 冒頭の書き方なんてもっと有意義に汗をかける基礎トレだと思うんだが。
 相撲取りをしごくのに、はじめからビール瓶や金属バットを用意しておいて
「しごきは効果がないからこそ、しごきなんだよ!」
って言っている感じ。自分の指導に、自信がないんじゃないかな。
699名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:10:27
>>696
ああ、BEとか試し腹とか残飯だとか口走っているやつはこのスレと関係ない
ただの私怨荒らしだよ? >>682もおそらくそう
700名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:11:51
>>679
途中部分のリライトになるからだろうけど視点がちょっとね。
誰の視点で書いているのかが曖昧。
そのせいで俯瞰の神視点となり、不必要な描写が入ってテンポが悪くなっている。

視点を固定すれば、例えば三人称ケン視点ならば、「ケンは〜」という主語が
かなり削れ、描写も減らせるのでテンポが出てくると思う。
701名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:16:36
馬鹿は言い過ぎだが、自分のこと棚に上げて言っちゃうと、このスレに
投稿されてる作品って正直レベルの低いものが多いと思う。
テンプレのルールも守れていないものが多いし、誤字脱字もよく目にするし、
文章自体が日本語としておかしいものもある。
内容も、恥ずかしい自分語りを小説風にでっち上げたものとか、陳腐な表現を塗り重ねた
だけなのに書き手の自己陶酔が透けて見える駄文とか、安直で独りよがりな設定を羅列
しているだけの似非ファンタジーとか、読むに耐えないものがほとんど。

で、そんな作品の欠点を容赦なくつついて酷評するのが楽しいんだよな実際。
ここは投稿者のためというより、批評者がサディスティックな欲求を満たすための
スレという性格もあると思う。
おれはある程度それでいいと思うんだよね。
レベル低いものにはハッキリ「レベル低い」と言ってあげることも必要だから。

もちろん、その批評が的外れだったら当然容赦なく叩かれるんだけど。
702名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:29:30
おまいら雑談は別館でやれよ。
おまいらからしてルールを守れてないじゃん……w
703名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:30:00
サディストにも上手い下手があるからな。
冗長な批評=くどい中年親父、みたいなもん。文句言われても仕方ない。
704名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:31:39
>>702
まずは貴方から別館に移動しなさい
705名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:33:13
>>702
別に向こうに行かなくてもいいんじゃね?
投稿もないし。
706名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:36:49
>>705
だからー、雑談ばかりが続くと投稿作品も減るつーの。
まともな流れに戻す必要があるだろ……。
本来の趣旨から、どんどん離れていくぞ。
707名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:37:01
>>701
>投稿されてる作品って正直レベルの低いものが多いと思う。

だから、おまえが、期待しすぎなんだって。あほか。
どういう場所か自分で見抜け。半年ロムれ、このバカ。
みんな承知でやっとるわい、アホ。
708名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:39:06
↓ここで驚愕の投稿が!
709例の人:2007/10/23(火) 00:40:03
>>701
俺が見た限りではそこまでは酷くないけどな。
基本作法を知らないだけで、そこをクリアすればそこそこいけるものが多いと思う。

冒頭は情景描写から入る(場所を明示する)。
主人公(あるいは人物)を出し描写する。
セリフ。
相手役を出す。描写する。
この流れで書くだけでもかなり上達するんだ。
これを完璧にこなすだけで、応募作の上位50%には入れる。

ただ、この流れで投稿してくるものがほとんどない(笑
というのはやはり筆力が足りていないから。
初心者の傾向として心理描写を過剰にやりたがって、そこの表現とかを見てもらいたい
らしいんだけど、そういう部分は、場所や人物の描写(情景描写)ができていないと
どうにもならないんだよね。
710残飯:2007/10/23(火) 00:40:22

 
    犯罪行為を止めます。
711628:2007/10/23(火) 00:42:32
>>630
酷評ありがとうございます。
言われてみれば、確かにこれだけでは被害者意識丸出しの愚痴にしか見えませんね。
お恥ずかしながら、これでもエッセイではなく小説を目指しています。
頂いたご意見に気をつけて、もっといい物を書ける様頑張りたいと思います!
ありがとうございました!
712名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:46:02
>>707
またおまえか
いいかげん自分のレベルを下げて自分の居場所を確保するのを止めろ
713名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:51:17
>>712
なんだぁ?、またおまえだったのか。
これで何度目だ?
何度ぶっ叩かれれば気が済むんだ?
弱いくせにノコノコ顔出しやがって。
とっとウセロ、ここはおまえの来るところじゃねー、氏ね、あほ。
714名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:55:47
>>712-713
本当にくだらないので、よそでやって下さい。別館もありますから。
715名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:56:53
>>707>>713
なんかあんたの突っかかり方ズレてるぞ……。文体も浮いてるし。
議論に乗っかるだけの知能がないんなら無理しないほうがいいよ。
あと、「?」のあとに「、」をつけるのはやめような。
716名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 00:59:37
>>715
暇つぶしに乗っかってやっただけだ
714が迷惑がっているだろ
このくらいの煽りにすぐに反応するな
以後気をつけろ、アホ
717名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:05:15
まともに議論も出来ない奴にかぎってバカとかアホとか連発する法則発動中。
718名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:07:25
ちがうな。
まともに議論も出来ない奴にかぎってバカとかアホとか連発するレスに反応する法則発動中。

今回はそれを試したのだよ、明智君。
おk?、
719名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:25:03
酷評お願いします

 夜勤務を終えておれは指令室を出た。われわれ佐官級の将校のためには基地内に入浴と仮眠のできる個室がある。
 だが、むろんおれはすぐ自宅に帰る。ただしシャワーを浴びてからである。車を運転して帰るのだから、頭だけは眠気で混濁していてはならない。
 エレベーターホールに向かっていたおれは突然、個室階の廊下にまったく人がいないことと、物音ひとつ聞こえてこない静寂に気づいた。
 朝とはいえ、いや、朝ならばなおさらのこと、これほど静まり返っているのは珍しい。
 シャワーを浴びている間に何かあったのかと想像し、おれはまたいつものあの不安に襲われた。そうとも。例の、あの不安だ。
720名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:42:03
 なんでこのタイミングでこの書きこみかと思ってしまったが、
まさに冒頭に背景描写がほしいタイプの文章ですね。

「指令室」「佐官級」というのは日本軍なのか、国連軍なのか、それとも
スタートレックみたいな軍なのか。
 この主人公はほんとうに家に寝に帰ることしか考えていないのか。
ふだんはどんなことを考える立場で、どんなことをする人なのか。
 ふだんどうしているかの情報がないと、せっかく「あの不安」に襲われる
という異常事態があっても
「それって異常事態なの? 個室階の廊下に人がいないのって、いつも
のことじゃないの?」
と思われてしまう。

 夜勤務を終えたのなら周囲に同僚がいるかな。その人達はどうしたん
だろう。
「朝ならばなおさらのこと」、具体的にどんな職種の人がいるのだろう。
721名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:51:43
創作文芸板という所は、言葉で自分を表現したいという
内に秘めた欲望のある人間が集まる場所だと思います。
なぜなら、意志がなければ2ちゃんのたくさんの板があるなかで
この場所にソーカルを合わせる必要がないからです。
言葉の力に魅せられた人、文章で自分の思考や可能性、過去や現在、未来を映し出したい人、
人により動機は様々だと思いますが、
言葉を信頼してる人にしか自分の内面を文章という目に見える形に表現できないと思います。
言葉を操る人間にとって、言葉はパートナーであり鏡であるはずです。
どうして、言葉を愛する人がそのように言葉を蔑ろに扱うのでしょう。
言葉に命を吹き込む人間として、自分の子どもたちを軽く扱っていいはずがありません。
自分の言葉に対して責任と誇りを忘れているような気がしました。

722名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:54:08
ソーカルって?
723名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 01:55:24
>>688 >>700
ありがとうございました
724名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 03:24:20
荒れてるなあ。
中間テスト終わったのか?
725名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 03:35:13
ソーカルw
726名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 04:43:25
ここまで二人で回してみまたすた
二人しかいないスレ(;_;)
727名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 04:49:39
>>726
二人もいればじゅうぶんだろ。
創作文芸板の50%はきてることになる。
728名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 05:30:35
>>726ー727
そんなカキコをしている暇があったら自演をしてでもこの板を盛り上げろ
729fushi原堤 ◆AFOWrff8aY :2007/10/23(火) 06:55:56
四肢自足
730fushi原堤 ◆AFOWrff8aY :2007/10/23(火) 06:58:34
小説を書くにいたって、わからない漢字を辞書で調べるのがめんどくさいんで、
ここで変換させてたんだが、戻ろうと思って間違って書き込むボタンを押したんだが、
めんどくさいなら、パソコンで書けよと言われるかもしれないが、
ノートと言うのは多種多様な機能を持つツールといえるからノートのほうが便利なんだな。
731名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 07:28:52
>>730
(少なくとも今の)お前には小説を書けるほどの日本語能力は無い。
732名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 08:15:49
そもそも、冒頭だろうと一部抜粋だろうと、500文字程度で批評するのに無理があるんじゃね?
そりゃ見ればだいたい力量は分かるだろうけど、一応、文章批評なわけでしょ?描写が足りないとかセリフ回しを指摘するのはスレの趣旨からズレてるよね。
いや、分かるんだよ。小説を前提に批評してるのは。
批評側は色々だろうけど、批評希望者は確実に素人なんだから構成なり描写が足りなさすぎたり、大部分が基本的なセオリーからズレてるから、小説批判してもらいたい人は、書き上げたものをあげるべきだと思うよ。
733名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 08:35:44
>(少なくとも今の)お前には小説を書けるほどの日本語能力は無い。


まるで残飯だなwww

  
734名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 11:29:50
>>732
たしかに、投稿された文章そのものの批評というよりは、書き方指南というか、足りない部分を
補うみたいな方向性のレスが多いよな。もちろんそれはそれで参考になるんだけど。
さらに批評者のレベルがまちまちで、自分の固定観念や小説観を押し付けてくる場合もあるから
(二人称は冒頭になぜ二人称なのかの説明がなければならない、とか)
肩透かしを喰らったように感じる投稿者が多いんじゃないだろうか。

短文を適切に批評すること自体に無理がある、という意見にはほぼ同意。
かと言って、毎度毎度まとまった長い作品を読むのもキツイしなー。
そろそろ別館かな……。
735名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 11:45:37
なおらないなあ言い訳体質
さっさと キ エ ロ 
ウスノロ
736名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 12:08:55
>>734
>>735みたいな読解力のない思考停止野郎が稚拙な単語で煽ることでこのスレを支えるわけだね。自演だとしかとれないわけだ(´-ω-`)
737名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 12:13:53

 
    キャラ換えても独り@残飯
 
 
 
738名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 13:06:34
>>732-734
投稿するのは自由。
酷評するのも自由。
それが気に入らなければ別のスレにいけ。
739名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 13:09:33
賛成。
















残飯は出て行け!
740名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 13:30:54
ヒドイ自演ですね
741名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 13:43:33
↑アスペルガー残飯
742名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 19:22:57
↑アスペルガー残飯
743名無し物書き@推敲中?:2007/10/23(火) 19:52:17
オナニー野郎
744名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 00:12:41
>>732
100字程度のあらすじ(要約)を書くといいですよ。
批評者のコメントがいまひとつ投稿者に受け入れてもらえないのは、
「僕の書きたい話はそういうのじゃないのに!」という思いが投稿者に
いくらかでもあるからだし、
 かといって投稿者がどういう話を書きたいかなんて、現状では批評者に
分かるはずがない。

 あらすじ、それも「主人公の運命やいかに!」みたいなのじゃなくてオチ
までちゃんと書いてあるやつを載せておけば、批評する方も
「あらすじではこう書いてあるのに、冒頭がそんな風に読めないじゃないか」
と具体的に指摘することができる。

 少なくともプロットを全部立ててなくて行き当たりばったりで冒頭を投稿し
てくることがなくなるはず。
7451:2007/10/24(水) 07:22:38
酷評お願いします

 緑の草原をひたすら歩いていた。どのくらいの時間歩いたのだろう。
こんなことなら腕時計でもしておけばよかった。そう考えつつも頭を振
った。 こんな状況に置かれることを想定して家でのんびりしてるやつ
などいないに決まっている。 腕時計どころか服もパジャマだし靴だっ
て履いていなかった。このままいつまで歩けるんだろうか。太陽はまだ
高い。しかし夜が来れば気温も下がるだろう。 今はパジャマでもちょう
どいいくらいの天気だが、 夜にどうなるかはわからない。なにより不安
だったのは食料だった。 晩御飯を食べてから2時間以上は確実に過ぎ
ているはずで、 腹の減り具合を考えるとさらに2〜3時間は歩き続けて
いるようだ。
7462:2007/10/24(水) 07:24:07
 その夜、あるロールプレイングゲームをプレイしていた。1週間ほど前に発売された
ばかりの話題作だった。発売前からテレビでCMが頻繁に流れた。魅力的なキャラク
ターや、壮大なストーリー、それまでのゲームと一線を画す戦闘システム。なによりテ
ーマソングが魅力的だった。幻想的な旋律を繰り返す、今までに聞いたことの無い声。
少女のような幼さを感じる反面で、不安を煽る
ような緊張感のある声。最初に見たときからこのゲームはやらなくてはならないと感じ
ていた。インターネットでゲームについての情報を調べ上げ、発売前に予約をした。
 このゲームについての情報は思うように得られなかった。普通、新作のゲームが出る
場合、メーカーのホームページで内容が紹介されたり、ゲーム紹介用の公式サイトが立
ち上げられたりするものだが、このゲームに関してはメーカーのホームページすら無い
ようだった。CMの最後に現れる、「エルダーワールド」と入力された検索窓を頼りに検索
をしてみると、大手ゲーム小売店のサイトがトップに表示され、そのサイトに行くと注文
フォームだけが準備されていた。他のゲームショップも同様で、値段やタイトル以外の
情報は一切わからないのだった。
7473:2007/10/24(水) 07:25:27
新手の売り込み方だという意見や、本当は発売されないんじゃないかという
憶測がネット上で飛び交っていた。同様に、やはりCMの魅力は多くの人間を
惹きつけたらしい。とくにテーマソングを歌っている歌手の話題はどこの掲示板
でも多数の書き込みがあった。その歌手についての情報もまったく掴めないよ
うで、テレビ局や雑誌の編集部に電話をかけた人もいるようだったが、まったく
相手にされなかったようだ。
 結局発売日まで何の手がかりも得られず、不可解なまま家にゲームが届け
られた。家庭用ゲーム機にディスクを入れて、起動させながら説明書をめくって
いく。そういえばメーカーは結局どこなんだろうとパッケージや説明書を見てみる
が、それらしい表示は無かった。メーカーが書いてないってのもおかしいな、と思
いつつコントローラーを握ると、オープニングムービーが流れ始めた。荘厳な
イントロとともに暗い画面が少しづつ光にあふれていく。あの声が流れ、ゲームの
世界観がすこしづつ明らかになっていく。典型的な中世の世界観とスパイスのように
あらわれるファンタジックな街やモンスター。表情豊かなキャラクター。CMとまったく
同じサビが流れ、CMにはない壮大な展開。感覚を麻痺させるほどの声が体の中を
突き抜ける。こんなにも素晴らしい歌があるのだろうか。思わず手が震えた。
7484:2007/10/24(水) 07:26:15
ゲームタイトルが現れ、プレススタートボタンの表示が現れても操作できない
まま数分のときが流れた。そのままゲーム機本体のリセットボタンを押して、
オープニングムービーを見直すこと数回。
「ちょっと、あなたなにやってるの?」
その声で現実に帰り、あぁ、とだけ答えてスタートボタンを押した。ゲームを
始めてしまえばなんてことのない普通のロールプレイングゲームで、それ
までのゲームと比べてもあまり変化の無い、期待はずれなゲームだったことが
わかった。戦闘システムも、ストーリーも、キャラクターも新しいどころか、
王道中の王道といった雰囲気で、これはこれで面白いけど飽きられるのは時間
の問題だろう。序盤の退屈な説明の嵐や、キャラクター紹介を早足で進め、戦闘
を繰り返して物語を進めていくうちに居眠りをしてしまった。
749名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 13:16:34
>>745-748
時間軸を抜き出してみると、

A 「現在」

B 「その数時間前(発売日の1週間後の夜)」

C 「発売前にTVCMを見たとき」

と、さかのぼって、そこから時系列の話がつづいて、
D 「発売日以降」
のところまで書かれているわけだが、回想は避けるべきだ云々の好例ですな。

Aパートを冒頭にもってきたことの効果は全く挙がっていないし、むしろ弊害
しかない。
Cの時点から時系列に沿って、D→B→Aと書きなおしてみることをお勧めする。
750名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 14:23:56
>>745-748
大きな問題は>>749が書いてるから細かいとこで…

情景および心理描写が少なすぎてなにが書いてあるのかまったくらからん。
冒頭の部分、主人公(?)が突然こういう状況に陥ったようにも取れるが
それにしては思考が冷静すぎて感情移入できない。
無理やり歩かされているのか、それとも自らすすんで歩いているのか。
だいたいどこからどこへ歩いてんだよ。「緑の草原」て短すぎるだろw
主人公にわかんないなら「わからない」って書けよ。
歩いてるやつ視点で書いてんだろ?
タイムスリップ的経験をしたにしてはふつうに状況受け入れてるし。
腹の減り具合から時間経過を想像するとか、お前は監禁された特殊部隊かww
もっと狼狽とか驚愕とか書くもんあるだろ

ゲームソフトとの出会いのくだりも、メーカーの名前がわかんないのに
なんでまず「メーカーのホームページすら無い」という認識をもつのか。
「メーカーがわからない」という言葉を最初に持ってくるのが自然だろ。
そんなに情報無いなら「情報は思うように得られなかった」とかいう弱い表現じゃなく、
もっと主人公の心理状況を書けよ。期待が高まってどうしようもないとか。
そんな状態でどうやってゲームの情報を「調べ上げ」られるんだよ。

ゲームの内容も「典型的な中世の世界観」といってるのに街の情景は「スパイス」程度なのか。
ならなにが中世の世界観を形作ってるのか。

細かいあげあし取りばっかりになっちゃったけど、
こういう細部がわかんなきゃ読み手はちんぷんかんぷんだよ。
751名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 15:47:31
>情景および心理描写が少なすぎてなにが書いてあるのかまったくらからん。

心理描写がないからわからないって、おまえ小説読んだことある?
心理描写がまったくない小説だってたくさんあるのに……。
批評者が馬鹿じゃどうしようもないなw
752750:2007/10/24(水) 16:38:40
ごめんなさい(>_<)
753名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 17:16:55
>>745-748
だいたい指摘されているとおりかな。
一番の問題点は、主人公の現在の状態がよくわからない点。
冒頭の緑の草原は、主人公が知ってるところなのか、始めてきた場所なのか。
始めてきた場所ならば、もっと詳細に観察するんじゃないかな。

遠くに何が見えるのか、天候はどうなのか、暑いのか寒いのか。
なぜそこにいるのかを考えたりもっと悩むはず。素足で歩くと足の裏が痛いんじゃ
ないかな。草でも肌は切れるからね。歩くにしても、建物とか、丘とか、水がありそうな
場所とか、木とか、森とか、何かを目標にするはず。

そういう部分を綿密に書いていって、周囲の状況や、主人公の現在の状態の描写が
終わってから、主人公を一休みさせて回想に入るなら入ればいい。
754名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 21:21:28
 素直な文章なんでひとつひとつは読みやすい。
 でも、比喩とかほとんどないから全体として退屈。
 もうちょっと読者の気をひくような文章を入れてもいいのでは。
 特に1/4(ここが冒頭だとしての話だけど)なんかは主人公はピンチなんだし。

>どのくらいの時間歩いたのだろう。こんなことなら腕時計でもしておけばよかった。
 はたして腕時計はこの主人公にとってそんなに重要だろうか?
 「こんなことなら腕時計でも〜」ってことは、少なくとも腕時計があれば現状を少しは良
 くできるってことだ。なのに、そのことについては何も書いてない。
 『腕時計でもしておけばよかった。腕時計があれば……』
 ……に続く文章を考えてみるとよい。主人公にとって時間が無意味であることがわかる
はず。(もしそうでないというなら、そこをこそ書き込むべき)
 多分、時間つながりで腕時計を出したんだと思う。文章の展開のさせ方としては悪くな
いけど、それはやっぱり作者が頭で考えていることであって、主人公の体験じゃないんだよね。
だから、次に挙げるけど過去形が混じった回想っぽいシーンになってしまう。

>靴だって履いていなかった。〜なにより不安だったのは食料だった。
 主人公の現状を書いているのに過去形は変だよね。

>太陽はまだ高い。〜晩御飯を食べてから2時間以上は確実に過ぎているはずで〜
 晩御飯を17時に食べたとしても、そこから4時間は過ぎてるんだろうから最低でも21時。
 でも太陽はまだ昇っているというおかしな現象になっている。

 回想形式になっている部分は、過去形を使わないよう意識すればすぐ直せる。あとは自
分が主人公のつもりで書いていけばおのずと矛盾は減ると思うし、読者にも伝わる形にな
っていくはず。
 2/4以降は回想シーンということで割愛。(さんざん出てるけど一番書きやすいシーンだから)
755名無し物書き@推敲中?:2007/10/24(水) 21:23:24
冒頭部分はゲームのなかの世界なんでしょ。

駄目なのはそのとおりだけど。
756754:2007/10/24(水) 21:24:03
ああ、すまん。アンカ忘れた。
754は>>745の評価ね。


757745-748:2007/10/24(水) 22:15:45
>>749
やはり回想は混乱を招きやすいのですね。
>Aパートを冒頭にもってきたことの効果は全く挙がっていないし、むしろ弊害
しかない。
至極もっともな意見です。参考になりました。ありがとうございます。

>>750
あげあし取りだなんて、細かいところこそ気づけない
部分だと思うのですごく参考になりました。ありがとうございます。

>>753
まったくそのとおりです。実を言えばもっと情景を書こう思ったのですが、
うまく書けず回想部分に持っていってしまったわけです。
根性なし、考えなしですみません。ありがとうございます。

>>754
詳細なご指摘、大変参考になります。
必要である描写と必要のない描写の取捨選択ができていない
こと、主人公の視点で書くことをよく考えて、再度書き直してみます。
ありがとうございます。
758名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 02:11:59
質問。
登場人物が二人いたとして、
お互いが会ったばかりで、名前を口に出して教えあっただけの場合。
片方が片方を呼ぶ場合、作者が他で記した漢字で呼ぶべきでしょうか?

「名前は?」
「健二だよ」
「私は晶子」
「そっか、晶子ちゃんか」

みたいなのはおかしいのでしょうか?
759名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 02:14:20
>>758
別におかしくない。ただ、漢字を知ってなきゃ筋が通らなくなる
ような話にする場合は、カタカナで埋めるべきか。
760名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 03:02:59
>>759
つまり、登場人物が知らないはずの漢字の名前を書いたり、ってのがおかしいだけで、
名前を呼ぶだけの場合は、登場人物が相手の名前の漢字を知らなくても、
作者は「(漢字の名前)さん、こんにちわ」と書いても良いってことですね?
761名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 08:42:00
人に聞かなきゃわからないことか?
部屋にある小説を手にとって2、3冊読んでみればわかるだろ。


762名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 08:43:57
気になるなら本人に説明させたら?

「私は晶子。マサコサマのマサコじゃなくて、日をみっつ書いて晶子、ね」
 女の子は棒きっれを手に取り、砂場に大きく漢字を書いた。
「そっか、晶子ちゃんか」
763名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 09:03:23
アキコかと思ったぜ。
764名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 12:38:18
>>761
ちょうど、初めてであって名前を教えあう作品は無いんです。
もし、お持ちでしたら、どうなっているか教えてください。

>>762
それも考えましたが、そういう雰囲気ではないんです。
全部の小説でそんなことをするのも嫌ですし・・・
ただ、客観的に、758がおかしいのかどうかを知りたいんです。
小説の基本的な知識として。
でも、僕は名雨を漢字で書きたいので、それでも良いのか?ということを知りたいんですけどね
765名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:27:48
>>764 三人称で書き進めてるならおかしくないよ。
でも一人称で健二の視点から見ているのなら最初はカタカナとかにしてぼかしたほうがいいかも。
766名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:33:36
>765
三人称で始めた場合の、登場人物のセリフですよ?
三人称の、開設のような部分は漢字で良さそうですが、
登場人物のセリフの「」←かぎかっこ内の場合ですが、
それでもよろしいのでしょうか?
767名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:37:00
 
 
     
      おまえは人称と視点と春樹の話を続け、作家になった仲間を羨んで人生を終わるんだ the nnぱnn
768名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:43:45
>>758
現実においては不自然ともいえるが、小説の暗黙のお約束事として、OK。
用字を説明する場面を省略しているとも解釈できるし。

ただ、あんまり突飛な名前や用字の場合は説明させるほうがいい場合もある。
これは作者の判断だし、作品によっても違うともいえる。

たとえば、魔法を武器に戦う小説で、主人公の名前が黎明無(れあむ)とかいう場合、
「名前は?」
「黎明無」
「わたしは樹瑠麗(じゅるれ)」
「樹瑠麗か。よろしくな」

は、いいとしても、

三丁目の夕日みたいな設定の小説だったら、
「名前、なんていうの」
「三郎」
「わたし、樹瑠麗(じゅるれ)」
「樹瑠麗ちゃんか」

は、いかがなものかと。

この場合は、
「わたし、樹瑠麗(じゅるれ)」
「じゅるれ?」
 地面に枝で難しい字を書いてみせた。

とか、したほうが小説世界に合うだろうということだ。
769766:2007/10/25(木) 13:45:54
開設ではなく解説です
770名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:48:26
>>768
ありがとう。
たとえば
「わたしは樹瑠麗(じゅるれ)」
「樹瑠麗か。よろしくな」
↑この場合は、(じゅるれ)という書き方をしなくてもOKなんですよね?
771名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:51:35
>>770
いいと思います。読者が読めるかどうかだけの問題ですので。
772名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 13:59:33
え?
小説って、相手の名前の漢字がわからなければ「カタカナ(名前)」で
呼ぶってのが常識じゃなかった?
773名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 14:06:02
そんな常識ねえよ
774名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 14:15:11
いや、三人称の語りなら良いだろうけど、
登場人物は漢字知らないだろ?
それは呼ぶ場合は関係ないのか?
775名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 14:28:33
 
 
    独りでチャットや口論の舞い踊り
    気がつけば半ズボンの元作家志望
 
    浦島太郎 z a n p a n 

   
776名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 14:33:48
>>771
ありがとう。ではそうします。
777名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 14:35:17
ここの連中(たぶん一人だろうがw)時々俺様ルールを常識にすり替えるから。
778名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 14:36:48
でも一人称だと危なくないか?

あのとき彼女と初めて話をした。
「私は美智子」
そう言ってたな。美智子か・・・

↑漢字の説明がない場合これはおかしくないか?
779名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 15:24:08
>これはおかしくないか?

残飯のツラよりもか?
 
780名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 15:29:53
>>778
お約束の範囲内だから、問題なし。

ただあまりやりすぎるのはもちろん問題で、
たとえば、

テーブルには私の知らない女性がいた。
「美華子です」
と彼女は名乗った。
名前のとおりに美しく、華やいだ女性だった。

は、どんなものだか。
7811/2:2007/10/25(木) 15:50:35
酷評お願いします

 親父は変わり者であった。
風采の上がらぬ面の真ん中にぴんと踏ん反り返った髭が乗っかっている。
なんでも昔のなんとかという偉い坊さんと同じ髭なのだと祖母から聞いた。その坊主がどんなに偉かったのかは知らないが全くもって罪な髭を考えたものだ。
余程の悟りを開かなければこんな成りで人前に出る事もできまい。かと言って親父が余程の悟りを開いているかと言うと子供目に見ても贔屓目に見てもそんな境地とは無縁の人のように思う。
 ただ髭の手入だけはしっかりとしているようで髭が毎日寸分違わぬのには少々参った。
そんな暇があるのなら剃刀で剃落とし、浮いた時間で将棋の勉強でもすればよかろうと一度そう言って殴られたことがあった。
その癖将棋仲間がやってくると嬉しそうに将棋を指す。
 親父は将棋が滅法弱い。弱い事は弱いが将棋を大変好み、高価な桐の将棋盤を持って居た。
脚のついたしっかりとした将棋盤で、暇があれば髭を弄るかその将棋盤を磨いている。
しかし腕の方は全く以て下手糞で、中学の頃に飛車角金銀を落としてやってそれでも勝ってしまったことがあった。その時は一月程小遣いが貰えず閉口した。以降親父とは将棋は指さない。
磨くべきは盤では無く己の腕の方であろう。
7822/2:2007/10/25(木) 15:53:07
 そんな親父であるから将棋仲間がやってくるのは少々難儀なことである。
始めは喜々としている親父であるが少しでも形勢不利と見るや途端に機嫌が悪くなる。そうして機嫌が悪くなると茶を持って来いと大声で喚く。
その都度盆に湯飲を載せて持って行くのだが、その度に出すのが遅いだのもっと早く持って来いだのと小言が付く。
茶の催促の間隔が短ければそれだけ親父の形勢は不利になって居て催促が無ければ勝って居る。
しかし親父は腕が悪いから何遍も台所と縁側を行来しなければならない。茶を運ぶこちらとしては堪ったものではない。
そしてふうふう言いながら一口啜りぬるいぬるいと文句を付ける。また、薄過ぎて白湯かと思った等とも言い出す。
入れたばかりの茶にぬるいも糞もあるものか。茶と白湯の区別もつかぬような舌では飲まれる茶が可哀想である。
そうして終いには何故茶を持って来たおれは珈琲が飲みたいのだと言い出す。そんな事も気がつかんとはお前は本当に駄目な奴だと罵る。
全く以て言う事が無茶苦茶である。
 極稀に親父が将棋に勝つ時もあるが、そんな時はおれに手招きして懐から財布を取り出すと寿司を取れと言い、余った分は小遣いにして良いと言う。
だから親父にはもっと将棋に強くなって欲しかったが親父はずっと弱かった。
783名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 16:12:19
>>780
ありがとう。
それではおかまいなく漢字で書きます
その例のようにやりすぎはしませんが
784名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 16:14:56
>>781
>中学の頃に飛車角金銀を落としてやって

このような落とし方はない。

飛車角香車落とし=四枚落ち
飛車角桂香落とし=六枚落ち(王様と歩と金銀だけ)
飛車角桂香銀落とし=八枚落ち(王様と歩と金だけ)
飛車角桂香金銀落とし=十枚落ち(王様と歩だけ)
歩三つ(王様と持ち駒に歩三枚だけ)

プロが指したとして、
六枚落ち=ヘボ相手なら勝つことはある。
八枚落ち=超初級者相手なら勝つことはある。
十枚落ち=さすがに無理ぽ。

しかし、歩三つだと、勝てることもあるから不思議。

で、つまり、小説のなかで将棋に触れるならば、ボロが出ないように書く。
病気とか、職業とか、すべて同じ。
知らないことは書かない。書くならばよく調べてから書くことが大事ということだ。
785名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 16:26:52
だから

  ん
ぱ   
    n は犯罪ものを書けということだなwww
786名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 16:26:59
別にプロの話じゃなくて、素人同士の対局で、そんな細かいところ指摘してもしゃあないやん。
何もおかしなところはない。

書き方は古臭すぎる気もするけど、うまいと思うよ。

787:2007/10/25(木) 18:17:05
創作ではなく、短い断想ですが。
批評お願いします。
内容、比喩、文体なんでもとりあえず批評求。


高度な哲学的な素質あるいは芸術的な素質を持った人と、実際的な行動的な素質をもった人との違いは、
前者は物事そのものを観照し、後者は物事の実用的価値を見極める。
寓意的にいうならば、未開発の美しい自然の土地を手に入れたとき、
前者ならその自然の風景を死ぬまで堪能したりその土地の生態を研究したりして、
後者ならその土地を開発して商業を立ち上げ、現金的な収入や権力を得る。
端的に喩えるなら、前者は、
刃物を使うときその刃の美しさに惚れてしまってあるいはその刃が齎すであろう出血の幻想に浸ってしまって刃物を実用することなんか頭から離れて飛んでってしまう人、
テレビを見ているとテレビの仕組みが不思議に思えてきて電波の受容の物理学からブラウン管の構造まで全て頭に描いているうちに番組の内容からは遠ざかってしまう人、
美しいチェスの駒に見惚れるあまり勝負には負けてしまう人。
後者はその逆。
788名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 19:15:30
>>781-782
読点が極端に少ないけれど狙ってやってるのかな。
個人的にはもう少し漢字を開いたほうが読みやすくなるかと。
将棋を通して親父の人となりを表現したかったのは伝わってくる。
しかし将棋を知ってる人間からすれば、あれだけのハンデがありながら
息子にすら負けてしまう父親に、たとえ稀だとしても勝つ相手が存在するのならば、
そのさらに弱い人物についての記述は是非とも欲しいところですね。
それだけで父親の輪郭がよりハッキリと際立つと思います。

『しかし腕の方は全く以て下手糞で、【私が】中学の頃に飛車角金銀を落としてやって
それでも【親父に】勝ってしまったことがあった。』
こんな文章が自然に書けるようになれば、もっと上達すると思います。
しかし比較的スラスラと読み進められるし、上手な文章だと感じました。
789名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 19:24:44
>>787
寓意的にいうならば、未開発の美しい自然の土地を手に入れたとき、
前者ならその自然の風景を死ぬまで堪能したりその土地の生態を研究したりして、
後者ならその土地を開発して商業を立ち上げ、現金的な収入や権力を得る。

↑後者への意見、私はそうだとは思わない。
むしろ、前者が開発側のような気がする。
なぜなら、自然を触ろうとする考えは芸術家とは逆の考えだから。
あるいは、例の出し方が間違ってると思う
790789:2007/10/25(木) 19:28:14
自然を触る = 自然をいじる、改造する って意味で
791名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 19:32:29
>>786
>何もおかしなところはない。

あるから指摘されているんだろ。
素人同士だからこそありえないって、将棋かじったやつなら皆そう思うわな。

細部に瑕疵があると全体も信用されないんだよ。
逆に言えば、細部のリアリティが全体を支える。

野球の試合場面でさ、
「二死満塁。打った。セカンドゴロ。バックホーム。本塁へ滑りこむ。
キャッチャーがブロックして、タッチした。アウト!」
って描写があったらどうよ? これだけでその小説(および作者)はクソだろうが。
792名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 19:35:22
>>791
>って描写があったらどうよ? これだけでその小説(および作者)はクソだろうが。
そうは思わんが。
793792:2007/10/25(木) 19:36:30
ああそうか、満塁ね。なるほど。
794名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 19:43:04
791の例文は明らかにおかしいが、
781 782の将棋については、専門的なルールではないだけで、
実際不思議なことはしていない。
落とし方はその人の勝手です。
795792:2007/10/25(木) 19:50:22
しかし、興ざめはしてもクソというのは極端だな。
796名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 21:09:11
>>781
 昔懐かしい風景(テレビとかでしか知らんけど)に文体がマッチしていていい雰囲気。
 
>風采の上がらぬ面の真ん中にぴんと踏ん反り返った髭が乗っかっている。
 出だし過去形で回想なのに、ここだけ現在形で浮いてる。

>変わり者
 これ以前の章で日常風景でも書いてあれば、親父さんは変わり者なのかも知れない。
 でもここにある文だけで読むと変わり者には見えない。変わり者ってのはその人の言動
という意味合いの方が強い。でも書いてあるのは、顔とヒゲのことだけ。見た目が変って
いうのを変わり者とはあまり言わないと思う。特に今の若い人は。親父さんの言動につい
ても少し触れるとか、この時代の一般人を例にだして対比させるとかで、もう少し変わり
者っぷりを強調してもいいんじゃないかなと思った。

>親父は将棋が滅法弱い。
>しかし腕の方は全く以て下手糞で〜
 似たような文が近くに並んでいる。こういうのをうまく一つにまとめてスッキリさせた
いところ。

>以降親父とは将棋は指さない。
 「以降」は時間の経過を指す。となればそれを受けた語尾は「指したことがない」とい
う感じにした方が自然だと思うのだけれど。回想であることも考慮して。

>飛車角金銀を落とし
 ローカルルールなんだから問題なし、と思うけどね。
797名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 21:10:39
俺は将棋をやらないから、781の文に関しては何とも言えんが、細部のリアリティ
云々は程度の問題だろ。
>>791みたいな例文や「骨折した人間が全力疾走した」みたいなのは、論外だが、
ストーリーや話の芯となる部分がしっかり表現されていれば、些細な考証は
気にしない人の方が多いんじゃないか?

小説、映画、漫画に限らず、そういうミスが強引さが全くない作品の方が稀
だと思うし。
798名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 21:11:48
>しかし、興ざめはしてもクソというのは極端だな。

残飯のツラよりもか?
 
799797:2007/10/25(木) 21:12:50
訂正

>そういうミスが強引さが

そういうミスや強引さが
800名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 21:18:29
異常な訂正癖
801名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 21:27:27
残飯くんゎいいかげんウザイです(>_<)
802名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 21:34:29
残飯は出て行け!
803名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 22:15:40
http://sakka.org/training/?mode=view&novno=1146
これなんか、結構リアルだと思うんだが・・・。
酷評されすぎじゃね?
804名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 22:19:53
>>797
まぁ、微妙なところだが、将棋を囓ったことがある程度の人間に指摘される
ような間違いはきつかろう。
805名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 22:48:52
四枚落ち→六枚落ち→八枚……と落としていって、それでも尚弱いから
素人でもあることだし、正式なルールは度外視して
飛車角金銀落としでやってみて、それでもやはり〜っていう
父親の下手さ加減の強調として読み取れるよ
806名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 22:55:24
ていうか、落とし方の問題じゃなくて
そんな落とし方ではたとえプロで、どんなに相手が弱くても
勝つのは困難っていう指摘なのか。
書き込んでから気づきました。
807名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 23:31:00
>>781
漱石を思わせる文体で、なかなか面白い。
ただ、多くの人が指摘しているように、せいぜい飛車角落しまでにしたほうが良い。
むしろ『高価な桐の将棋盤を持って居た』この意味不明な文を
『高価なカヤの四方柾の将棋盤を持っていた』くらいに吹いたらどうか。
808悪い太郎original ◆LziSwFxVAU :2007/10/25(木) 23:39:02
>>807
>>>781
>漱石を思わせる文体で、なかなか面白い。

いや、そのリズムに俺はもう乗れん。

ツタントタンタトトタンタントト ドド ツタントタンタトトタンタントト♪
リムショットを忘れるな。
809名無し物書き@推敲中?:2007/10/25(木) 23:44:10
>>807
そんなんされたら『カヤの四方柾』をググらにゃいかんが
810名無し物書き@推敲中?:2007/10/26(金) 03:12:47
>>806
たしかに羽生善治がアマ10級とやっても無理だろう。
取られる駒がある分、「歩三つ」よりキツい。
811名無し物書き@推敲中?:2007/10/26(金) 12:14:21
酷評お願いします。

言語とは不思議なものである。ことに、文学などというものはその不思議の最たるものでなかろうか。
書き記した言葉を、わざわざ文字通り以上の意味を読み手に生み出すように強要するのである。
そう考えると、一流と呼ばれる作家は読みやすい文章を作るのが上手いのではなく、心情を思い起こす文章を書くのが上手いのであろう。
単語をつなげることで文章となる。その文章に心情を乗せる。ああ、言語とはいったい何という可能性を秘めた人間的な活動であろう。
812悪い太郎original ◆LziSwFxVAU :2007/10/26(金) 12:27:22
>>811
>一流と呼ばれる作家は読みやすい文章を作るのが上手いのではなく、心情を思い起こす文章を書くのが上手いのであろう。

角田に教えてやれって。
813781:2007/10/26(金) 15:35:37
ありがとうございました

飛車角金銀についてですが、なんとなくリズムがいいかなと思って書いたのですが全く深い意味がありませんでした
桐の将棋盤も、腕に見合わない高価な将棋盤を持たせよう→高価=桐かなと、これも深く考えていませんでした
調べてみたら桐の将棋盤は無いようでした

全く恥ずかしい限りです
814781:2007/10/26(金) 15:38:07
ありがとうございました

飛車角金銀についてですが、なんとなくリズムがいいかなと思って書いたのですが全く深い意味がありませんでした
桐の将棋盤も、腕に見合わない高価な将棋盤を持たせよう→高価=桐かなと、これも深く考えていませんでした
調べてみたら桐の将棋盤は無いようでした

全く恥ずかしい限りです


古っぽい文体はわざとやってみました
815 ◆38QD8TeA0k :2007/10/27(土) 00:17:36
(酷評お願いします。エロ小説の冒頭です) 1/2

 姉さんは芸術にめざめてしまったらしい。なにがきっかけだったのかわからないし、なにを芸術といっている
のかもわからないが、三日前くらいから芸術、芸術とくちばしるようになったのだ。
「芸術って背徳なのよ。わかる? 背徳の香りがしないものなんて芸術とは呼べないって気づいたの。おもわ
ずゾゾーっとするような、ええーって目を見開くような、そういう力を秘めているもの、それが芸術なのよ」
 いまもそんなふうに一人で喋って斜め上あたりの空間を見つめている。馬鹿だ。
 ぼくたちは夕食を終えて、リビングでデザートのメロンを食べているところだった。パパもママもいない。パパ
は出張中だったし、ママはカルチャースクールの親睦旅行に出かけていて、今夜は二人きりなのだ。
 相手にしないで黙っていると、
「お子ちゃまにはまだわからないか」
 と、馬鹿にした目でぼくの顔をのぞきこんだ。
 姉さんは高校二年生で、ぼくは中学二年生だ。たいして変わりはしない。同じ平成生まれだ。それなのになに
かとぼくを子供扱いする。たぶん自分は大人だといいたいのだろう。たしかに胸なんかはいま着ているTシャツを
破りそうなくらいに大きい。体つきは細くて小柄なのに、胸だけはでかいのだ。最近ますますでかくなってきたよ
うにおもう。ブラジャーをつけていないので、乳首のかたちが布ごしにはっきりとわかる。おまけにやたらと胸もと
が開いているデザインなので、谷間もくっきりと奥まで見えている。エアコンを抑えめにしているせいか、うっすら
と汗もかいていて、やわらかそうな肌がしっとりと濡れている。でも、もちろん、姉の胸なんかを見ても、弟のぼく
が変な気持になることはない。姉弟なのだから、それが当りまえだ。ぼくは姉の胸にむらむらするような変態では
ないのだ。
 それで姉さんが大人なのかというと、首から下は大人なのかもしれないが、顔つきは子供っぽいとおもう。とい
うか、はっきり言えばロリ顔だ。大人の女にはほど遠い。そして頭の中身はもちろん子供だ。少なくともぼくよりは。
816 ◆38QD8TeA0k :2007/10/27(土) 00:20:47
2/2

「それでねえ」と姉さんは立ちあがり、棚のおくからデジカメを取り出してきた。「芸術といえば、写真なのよ。
わかる? 芸術写真。あたし写真をはじめたいの」
「なんで写真なの? 絵とか彫刻とか、立体造形とかいろいろあるじゃない」
「もちろんそういう道にも進むつもりだけれど、まずは手はじめにってかんじかな」
 なんだか偉そうな言いかたをしてきたけれど、理由はすぐに推測できた。絵だの彫刻だのをはじめるとな
るとそれなりに勉強しないことには話にならない。器材も揃えなければならない。しかし写真ならデジカメは
もともとうちにあるし、シャッターさえ押せばとにかく撮影はできる。もちろんプロの作品とは比べものになら
ない。ましてや芸術がどうしたという代物ではない。でもプリンターで写真用紙に印刷して、百円ショップで
買ってきた額に入れれば、とにかく「作品」のできあがりではある。つまり、お手軽なのだ。それだけの理由
なのだ。姉さんの考えることなのだからその程度なのだ。
「それで、どこかに撮影にでも出かけるの?」
 ぼくは食べおわったメロンの皿をキッチンに運んで、シンクに置いた。
「それも考えてはいるわ。でもいまのあたしの魂は風景を求めてはいないのよ。人物写真がいまのあたし
の感性に合っているんだな」
 なにが魂なんだか。
「でね、晃一をモデルにしてあげる」
 はあ?

 (以下、「ぼく」が姉にむりやり全裸にさせられて、「芸術写真」を撮られる展開になります)
817名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 12:57:12
小説の書き出しです。お願いします
_______________________________________

右腕を伸ばす。硝子の肌に、黝い血管が描画線ように走る。
buildingの屋上には金属性の懶い風が吹いていた。
少年は爪を立て、辟易を込めて街を引っ掻く。
艶めくtarのような細い筋が、見下ろした雑踏に散り怪人の唇を真似て歪んだ。
その微笑が、黒光りする遺伝子を持って街を廻る自動車や人間達にmodulationを与え、
帰る場所を密かに殺いでいる。
水の予兆が聞こえる。精霊の踊りのように、遠くから、滔々と。
少年はこの時を待っていた。波が来る。黒い狂濤が押し寄せる。
滂沱として、街を飲む。少年は扉を開ける動作で両腕を拡げ、buildingの屋上から飛び立つ。
降下。巻き上がる水煙の一滴一滴が風に研がれ、白い肌を沛然と穿っていく。
眸から溢れた光芒が、流線型を成して少年を蔽う。
足元からの驟雨が止む。少年は呼吸を止める。
自動車や人間達は奥底に澱み、壮美なる沈黙を形成している。
その、aestheticismとの交感。恍惚。
薄甘い享楽の浸染を感じながら、少年は錯乱するimageryを解き放ち黒い海の渾沌へと消失していく。
818名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 14:07:58
>>817
語彙力は凄いね。
でも、小説というよりも詩だね
819名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 14:08:57
>全く恥ずかしい限りです

気にするな。残飯のツラを思えばどうってことないwww
 
 
820名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 14:16:53
>>819
お前のツラを思えばさらにどうってことないwww
821名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 14:19:29
>>817
漢語の多用自体はそういう文体なのでこれでいいと思うが、言葉が前面
に出すぎて、1、内容が見えなくなる 2、表現が既存の型にはまりすぎる
という弊害があるので、注意が必要だ。

>辟易を込めて
これはどうなんだろ。――スルという使い方のほかに、こういう言い方も
あるのかね。ちと違和感。
822NG設定しろよNG面ざんぱん:2007/10/27(土) 14:33:22
>全く恥ずかしい限りです

気にするな。残飯のツラを思えばどうってことないwww
 
 
823名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 14:44:41
>>822
才能ないよお前
824名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 14:47:14
辟易を込めてお前のことだろ。
825NG設定しろよNG面ざんぱん:2007/10/27(土) 15:03:55
>全く恥ずかしい限りです

気にするな。残飯のツラを思えばどうってことないwww
 
 
826名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 15:29:01
ほんと、残飯好きなんですねッッ♪♪
まいかい律儀にsageるトコに哲学を感じますょ(≧ε≦)
827名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 15:48:27
 ある日の夜に雪が降っていた、こんな静かな雪を見たのは久しぶりだった。
僕が窓をあけ手を外に出すと雪が僕の手に触れた、雪はゆっくりと水になって解けた。
 どこかで救急車のサイレンの音が聞こえる。いろんな方向から、ずっと遠くの音みたいに。
僕はその間ずっと落ちていく雪を眺めていた。こんなにも雪を眺めていた事なんて無かった。
ずっと昔にも雪は降った事はあったけど、振っている様をただじっと眺めていた事はたぶんこれが初めてだろう。
 僕は分厚いコートを取り出し、それを着て外に出た。
雪が静かに黒いアスファルトの上に落ちてそれが少しずつ白くなっていく。
僕は駅に向かって歩き出す、アスファルトに僕の足跡が残る。
その上に雪が積もってしばらくすると足跡は消えてなくなっていった。


よろしく、お願いします
828名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 15:50:28
829名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 17:57:15
>>828
重要な記述がないけど自分の作品?
他人の小説を載せてはいけませんよ
830名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 18:10:35
http://ncode.syosetu.com/n9276c/k/?s=4743d43552
すしません
あらすじに書いていましたが分かりにくかったです
831名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 19:10:40
>>827
まず、雪が雪がとしつこいかな。それを思いきって削りましょう。
雪は雪なんだから仕方ないだろうと不満に感じるかもしれないが、
一週間後もう一度自分の文章を読めば気づいてもらえると思います。
雪を強調したいのなら、目に映る雪景色をもっと描写しましょう。
後半3行は雑に説明しているせいで状況をわかりづらくさせている。
自分の足跡をずっと眺めていたのか、駅からの帰路再び発見した足跡を
眺めていたのか、雪が本降りとなってあっという間に足跡が消えたのか。
雑な説明文は主人公がその場にいるのか移動しているのかさえ理解出来なくさせます。
読み手を混乱させないような文章を意識してみましょう。
832名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 19:19:44
>>817
ポエムだな。
そのテンションで100枚とか書けるならば純文学では芸として認められる
かもしれないが、エンタメでは見込みなし。
833名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 19:30:21
>>815-816
エンタメとして見るとまず情景描写が弱い。
心理描写を冒頭に持ってきた為、その後の展開が説明調になっている。
誰が夕食を準備したのか、というあたりから書き始めれば、情景描写も人物描写も
うまくいくはず。
主人公の心理描写も中学生にしては幼く感じる。
834名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 19:44:00
>>827
イメージ先行で描写が弱い。
僕がいる場所がどこなのかも曖昧。 

>ある日の夜に雪が降っていた、
今現在のことを書くのだから、過去形で始まるのはNG。

>こんな静かな雪を見たのは久しぶりだった。
雪は静かなのが普通なので、こういう表現をする場合は過去に見た「うるさい雪景色」と
比較するなどの描写が必要。

>僕はその間ずっと落ちていく雪を眺めていた。こんなにも雪を眺めていた事なんて無かった。
>ずっと昔にも雪は降った事はあったけど、振っている様をただじっと眺めていた事はたぶん
>これが初めてだろう。
落ちていく雪を見るということは、高い場所から下を見下ろす感じになる。
そこに何があるのか、描写が必要。
一行目で雪を見ていたことは「なかった」と断言しているんだから、二行目三行目は重複して
いるので不要。

>僕は分厚いコートを取り出し、それを着て外に出た。
>雪が静かに黒いアスファルトの上に落ちてそれが少しずつ白くなっていく。
行動を端折りすぎだな。
ポエムのレベルで小説としてはまだまだ。
835名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 19:53:17
>>830
小説以前のデキ。
なにがなんだかさっぱりわからない。
主人公はどこにいるのか?
周囲の大人? とは何者なのか。
主人公は子供なのか?
煙を吐くというのは、タバコでも吸っているのか?
そういう基本的な情報の開示もなく、唐突に回想に入るという最悪の展開。

現在の状況を説明する基本的な筆力が足りておらず、回想シーンに逃げているのが
みえみえの状態なので、時間軸にそって現在を書くように努力したほうがいい。
836名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 19:55:02
>>831
>>834
ありがとう、なんか自分では自信のあった部分なんだけど
お前らの正確すぎる、ツッコミにただただ凹むばかりです

昨日出版社に送った小説も自信がなくなってしまった
837名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 20:02:22
>ある日の夜に雪が降っていた、
今現在のことを書くのだから、過去形で始まるのはNG。

↑「ていた」は過去形だけに使う言い方じゃない。
「今現在、窓の外を見ると雪が降っていた」は現在でOK
838名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 20:03:32
>>836
出版社って、新人賞?
839名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 20:23:07
>>838
そう、でも、本当に自信が無くなった

でも、簡単に俺の文章はもっと細かくしろ!ってことでいいのかな?
840名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 20:38:49
>>839
読んでる人は、作者が自動的に処理している「あたりまえのこと」を知らない。
それを探ることを楽しむ読者もいるけど、エンタメならそれは無理。
簡潔だけど、足りない部分の無い描写をしないと駄目
841NG設定しろよNG面ざんぱん:2007/10/27(土) 20:40:59


     一人で寂しく盛り上げている愛情乞食残飯
 
  
 
842名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 21:25:30
>>815-816
 エロ小説(官能小説だよね)は読んだことないので、一意見程度に聞いておくれ。
 文章は読みやすい。最後まで読むのにそんなに苦労はしなかった。
 対象の下限を低めに設定してるわりに記号がないのも好感は持てる。
 ただ、先を読みたくなる、というほどではない。エロ小説は読者にヌかせるのが目的な
んだからある意味、究極のエンターテイメントと言ってもいい。読者を引きずりこむ方法
は、これでもかというくらい考えたほうがいい。個人的にはキャララクターと展開に少々
難があるようにお思えるのでその辺を挙げてみる。

>ゾゾーっとするような、ええーって目を見開くような
 相反する二つの要素を「芸術=背徳の香りがする」ものとして一緒にしてしまう姉の思
考回路。セリフだからそれ自体は問題ではないが、それを言い切る性格はどうかと思う。
主人公も「馬鹿だ」と言いってるし。いや、馬鹿であるのはいいけど、わざわざヒロイン
の格を貶める必要はないんじゃないだろうか?

>たしかに胸なんかは〜しっとりと濡れている。
 後の方で「姉の胸なんか〜」と言いきってるのに、冷静に観察してしまっているところ
に違和感あり。ここは姉を動かして、その動作が嫌でも目にはいるようにし、そこを描写
するほうがいい。説明よりは主人公の立場で現場を見るほうが読者だって楽しい。

>姉さんの考えることなのだからその程度なのだ。
 主人公は姉を見下ろしてる。それでいてこの後が「むりやり全裸にさせられて」とある
けど、想像がつかん。こういう性格だと最悪は家を飛び出すんじゃないかと思えるのよね。
 仮りに無理やり裸にさせられたとして、相手に怒りを覚えることはあっても羞恥でおと
なしくしてるなんてことはないだろう、と。
 つまるところ、説得力の問題なんだけれども、見下してる相手に無理やり気持ちイイこ
とされてイケるのかどうか。腕の見せ所といえばそうなのだろうけれども、このキャステ
ィングだとその辺の心理描写が大変じゃないかと余計な心配をしてしまう。
843名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 21:42:12
>>839
>でも、簡単に俺の文章はもっと細かくしろ!ってことでいいのかな?

だね。頭の中で映像を思い浮かべながら書いたほうがいいよ。
例えばドラマのワンシーンだとすれば、その部屋が和室なのか洋室なのか、部屋にはどんな
家具が置いてあって、主人公はどういう服装なのか、寝転がっているのか、椅子に座っている
のか、予め全部決めなきゃ撮影できないでしょ?
小説を書く場合も基本的には同じこと。
ただ、目に入るもの全部を書いていくのは野暮なので書くべき事と、書かなくていいことを
選別しながら描写をしていく必要がある。

冒頭のシーンが安アパートの二階なら、擦り切れた畳の様子とか、壁が薄くて隣のテレビの音が
漏れ聞こえてくるとか、寒いけど暖房器具がないので厚着しているとか、それでも手がかじかむ
とか、そういう描写をしてから、立ち上がって、窓を開ける。という風になると思う。

具体的には、似たような世界観の映画をみて、どういう小道具が使われているのか勉強すればいいよ。
844827:2007/10/27(土) 22:09:56
だけど 俺ってこうして指摘されないと 自分の文章の悪いところも分からないのかよ
って思う こんな指摘される部分があるって事は それだけ才能がないって事じゃん?
俺にはやっぱり作家なんて仕事は向いていないのだろうか?
845831:2007/10/27(土) 22:17:11
>>836
まだレスがあると思うし返事は24時間待ったほうがいい
執筆したい衝動があるなら書いて書いて書きまくれよ
そしてプロの文章と自分の駄文のどこが違うのか勉強しろ
俺みたいに優しい言葉だらけの酷評に凹んでどうすんだ?
俺なんかね、プロの文章と勘違いされた時とクソミソに酷評された時と雲泥の差だぜ
それでも指摘された箇所を推敲しながら愚かなミスに赤面してまた書き始めるけどね
846名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 22:53:00
>844
こんな短い駄文載せた上に、俺って才能ないの?才能ないの?って誘い受けはやめれ。
しっぽ振ってすり寄ってくるな気持ち悪い。
こんなことくらいで諦められるのなら、さっさと止めた方が人生の損にならずにすむ。
文章以前に本人が問題だらけ。
プロになりたいのなら、もっとプロ根性みがけ。
847名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 22:54:59
846に
八つ当たりを感じるのは俺だけか?
848名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 23:19:19
「俺だけか?」って書く奴は「いや俺もだよ」なんてレスで安易に慰撫されたいのか。
それとも「おまえだけに決まってるだろ氏ね」と言われて悶絶したいマゾヒストなのか。
どっちにしろ程度が低いな。
849名無し物書き@推敲中?:2007/10/27(土) 23:20:31
>>847
>>844はたしかに気持ち悪い
850名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 01:02:01
>>846
駄文と言い切るあたりが、「才能無い」と言ってるようなもの
851名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 02:02:29
駄文は練習すれば普通かそれ以上にはなるだろうよ。
才能が発揮されるのはその後。
大した努力もせず、あるかどうかもわからない才能だけをあてにするから落ち込むんだよ
852名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 03:31:42
>>844
はっきり言うけど才能はないよ。
作家になろうと思うなら努力が必要。
努力するのが嫌ならあきらめたほうがいい。
853名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 03:34:05
コピペなんだけど、↓これの間違いを全部指摘できたらすごいと思う。確信犯とか。

おまいらも、2ちゃんねるばかりやってないで、少しは勉強もしたほうがいいよ。
俺の会社は高学歴のインテリが集まる一部上場企業だから競走は厳しい。
実際、俺の会社の同僚は気の置けない奴で、本当に油断ならない。
俺がプレゼンをするといつも的を得た指摘でネチネチと俺を責めてくる。
そのことについて抗議したけど、取りつく暇もなく相手にされなかった。
今回のプロジェクトは、俺じゃ役不足だと認識していたけど汚名挽回を狙って、
一生懸命にがんばった。
それなのに奴は「情けは人のためならずって言うからな・・・」と言いながら、
そんな俺を助けることもなく見放し、そのせいでプロジェクトは大失敗した。
こうなる結果がわかっていたはずなのに、口先三寸で俺に責任転化した奴は、
ある意味確信犯だと思うけど、俺は今後も仕事をおざなりにすることなく
頑張っていきたいと思ってる。
854名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 04:15:30
はいはい。

・気が置けない
・的を射る
・とりつく島もない
・力不足
・名誉挽回
・情けは人の為ならず
・舌先三寸
・故意犯
・なおざり

意味を調べて使おうね。つーこったろ。
855名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 04:19:25
漢字の間違いの
・責任転嫁
も入れて10コで10点満点。か?
856名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 06:31:15
>>853
これまたずいぶんと懐かしいところを引っ張り出してきたなww
857名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:26:18
だけど、俺いつも思うんだけど 誰にでも個性があるだろ? でもそれをつぶすのが常識
こんなことで個性が生かされる小説なんてものははたして出てくるのだろうか?
858名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:29:37
個性って便利だな。
859名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:35:04
>個性って便利だな。
言い方おかしくないか。個性っていう言葉は便利だな。こっちのほうがしっくりこない?
860名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:35:39
859は>>858の個性をつぶした。
861名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:36:13
858の個性だったのかい!
862名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:37:21
酷い自演をみた気がす。
863名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 12:43:22
簡単に潰される個性なら最初からない方がましさ。
864名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 15:00:40
>>857
それ、昔自分も思ってたな。例えば、馬鹿馬鹿しい話だけど、他人の文体に引きずられるのが怖いから
小説をなるべく読まなかったり。今から考えると、その程度の不安で小説を読むことを躊躇するなんて
勿体ないことだったんだよね。
娯楽として小説を読む。ついでに、技術も身に着ければいい。本来個性が備わっている人は
その個性はそう簡単に潰れない。
問題は、その個性が読者受けするかしないかということ。作家というのは農業や漁業と同じで
流通や販売の仕事ではなくて、結局は生産業だから。
865名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 16:36:56
皆さん、消費者受けするじゃがいもをこしらえましょう。
消費者受けする関さばを捕りましょう。ふぐでもいいです。毒が受けます。作家は一次産業です。
866名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 16:45:30
サービスを提供する第三次産業だよ。

第一次産業は、人間の「食」を満たす。
第二次産業は、人間の「便」を満たす。
第三次産業は、人間の「心」を満たす。

おk?
867名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 16:54:14
皆さん、消費者受けするじゃがいもをこしらえましょう。やがて芽吹き心の種芋となるでしょう。
消費者受けするフグを捕りましょう。塩梅ひとつで毒にも心の妙薬にもなります。作家は三次産業です。
868名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 17:28:12
便で、えっ??と思ってしまった俺w
869名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 17:37:09
>>828
冒頭からたったあれだけの文量でカットバックというのもいかがなものだろう。
それがマイナス。
掌編だし、仕方ないのかもしれぬが、いささか勿体無い気がするのも事実ではある。

人に読んでもらう文章を書き慣れているのが伝わってくるし、かなり上手いと思う。
870828:2007/10/28(日) 18:13:04
>>835
>>869
ありがとうございます
自分では最初によくわからない状況をつけて読み進めるごとに主人公の生い立ちやら状況をつけていこうと思いましたが失敗でした

また是非お願いします
871815 ◆38QD8TeA0k :2007/10/28(日) 19:37:30
>>833
>>842
読んでいただきありがとうございました。

エンタメを書くのははじめてなので、読みやすさを第一に考えましたが、
ほっとしています。
ご意見を参考にさせていただき、手直しをしてるところです。
200枚くらいの予定の冒頭部分なのですが、早くエロシーンを出さねば
ならず、しかし人物造形がしっかりしていないと感情移入できず、と迷って
いましたが、エロといえどもやはり小説の王道を歩むべきとふんぎりがつ
きました。
8721/2:2007/10/28(日) 19:51:19
 序盤の方で主人公の少年が、作家である祖父の本を「読んで」いる場面です。おかしな点がないか等、
酷評お願いします。

「私」の妄想と幻覚症状は、日を追うごとにますますひどくなっていく。読んでいて薄気味悪くなる
ぐらい克明に、その混乱の様相が描かれていた。
 たとえばある日、「私」はしばらく会っていない友人から手紙をもらう。紋切り型の挨拶に始まり、
簡潔に自分の近況を知らせるだけの、どうということもないありふれた書簡である。だが、なぜか
「私」は不穏な印象を拭いきれない。何度か読み返すうちに、「私」は昔その友人と他愛もないことで
議論になり、結局相手を言い負かしたことがあるのを思い出し、次第に胸苦しい不安にとらわれだす。
 あいつはこんな何気ない調子で書いているが、じつはこれは近々あの時の恨みを晴らしにいくぞという
警告なのではないか、そんな邪推が頭から離れなくなってしまう。懸命に打ち消そうとすればするほど、
かえって疑惑は確信へと変わりだしていく。
 そして「私」はその友人への返信をしたため始める。書いては破り捨て、いくたびも手を加えた
あげく完成したそれは、思いつくかぎりの激越な罵詈雑言に満ちた、まがまがしい妄執の文章だ。「私」は
手紙を投函し、その後でまた激しい不安に苛まれる。こんな返事を出したことで、さらにあいつを怒らせる
のではないか。殺意すら抱かせたのではないか。きっとそうに違いない。しまった、すぐにもあいつは
自分を殺しにやってくる。嫌だ、殺されたくはない。どこかへ逃げなければ、一刻も早く……。
 結局、その手紙は友人のところへは届かず、「私」の元へ舞い戻ってくる。宛先の住所を書き忘れていた
からだ。安堵した「私」はあらためておのれの書いた文を読み返し、愕然とする。なんだこれは。まるっきり
気違いの文章ではないか。そこに至ってようやく、「私」は自らを侵しつつある狂気の深さを思い知り、
愕然とするのだった。



 
8732/2:2007/10/28(日) 19:52:48
 ……何とも馬鹿馬鹿しく、そして恐ろしい話だ、と少年は思った。何の変哲もない便りに勝手に妄想を
ふくらませて恐怖に震えるのも、何度も書き直したのに住所を書いていないことに気づかないのも、
手紙を再読して初めて自分がおかしいと思い至るのも。そしてこんな馬鹿馬鹿しくも恐ろしいエピソードを
しつこいぐらいの細かさで延々と記していくこの本も、到底まともとは思えない。こんな本を書いたのが
僕のお祖父ちゃんだったなんて。いったいどういう人だったのだろう。少年は急に寒気を覚えた。
 それからさらに「私」の錯乱ぶりを示す挿話がいくつか並べ立てられ(それを「私」が自ら冷静に語って
いるのが、少年には何か奇妙に思えた)、ついに完全に日常に破綻をきたすようになった末、とうとう
「私」は知人の勧めに従い、精神病院へ入院することに同意する。
 分量ではもう真ん中近くに達していた。少年ははやる気持ちでページをめくった。

『もう私自身の手によっては如何ともしようが無いのだ。それだけは痛いほど身に沁みて分かっていた。この
ひどく滑稽で、救い難いまでの醜悪さに塗れた空々しい狂乱は、しかし私と云う存在の核を、それこそ
脳髄の中心に至るまで容赦無く侵し抜いていたのだ。私にはもう、自らを嗤う気さえ起こらなかった。

 何だろうこれらのものは。何だろうこれら一切のものたちは。』

 最後にそう締めくくられて、第一部は終わった。

(この後、少年の現実と小説の中の世界が次第にシンクロしていくという展開です。)

8741/2:2007/10/28(日) 21:05:48
 田中はぬるい風呂に浸かりながら考えた。おれはどうにか25年生きてきたがそれも明日には死ぬ。
もう少し生きてみたいかなと思わぬこともないが、少し生きたところで結局は死ぬ。同じ死ぬなら明日首を吊っても十七年後に病で倒れるのもたいして変わることはあるまい。
 田中の父親は四十二になって死んだ。祖父も四十二歳に死んだし、その前もやはり四十二で死んだ。不思議な事に田中の家系は男子しか生まれず、皆揃って四十二になると突然苦しみながら死んでいった。
 親戚の者は何か悪いものに憑かれているのだと云って御払いを勧めたし、今までに何度も払ってもらったが助かった者はいない。だから田中も自分はやっぱり四十二で死ぬだろうと考えていた。
しかしそうだと云って何も指折り数えて死ぬ日を待つ事もあるまい。どうせ死ぬなら早い方が都合がよい。母には悪いが死に方くらいは自分で決めても罰は当たるまい。
苦しみながら死ぬのはまっぴらごめんだ。
8752/2:2007/10/28(日) 21:08:39
 窓を少しばかり開けているものだから晩秋のひんやりと澄んだ空気が入って来る。この僅かな隙間が辛うじて田中の意識をとどめていた。
ともすればこの男の意識は水飴のようにとろりと芯から溶けていって毛穴から溢れだし、湯の中で高いびきを上げながら蝉の抜け殻の様に動かなくなったかもしれぬ。
こうしてとろけるような風呂に浸かっていると本当に身体が湯に溶けていきそうだ、いっそこのまま溶けてしまえばいいのにとそんな事を考えて田中はどぶんと鼻の頭まで潜ってみて、口からぶくぶくと泡を吐いた。
そう言えば小さい頃はよくこうしておやじに怒られたものだ。
 田中の父は優しい人で、よく近くの土手でもって暗くなるまでキャッチボールをしてくれた。そうしてお前は筋がいいから将来は野球選手になれるぞとよく褒めた。そう言って笑っていたが、四十二で死ぬであろう己の身体を呪っていた。
自分は此の子が大きくなった姿を見る事は出来ぬのだ。どんなに立派になろうともそれを褒めることも出来ぬ。どんなに悩み苦しもうとも近くにいて励ましてやることも出来ぬ。
こんな父を息子はきっと許す事はないだろう。そしていずれ来る苦悩の枷を背負わされたことを怨むだろう。
 そうして
8762/2:2007/10/28(日) 21:14:13
 窓を少しばかり開けているものだから晩秋のひんやりと澄んだ空気が入って来る。この僅かな隙間が辛うじて田中の意識をとどめていた。
ともすればこの男の意識は水飴のようにとろりと芯から溶けていって毛穴から溢れだし、湯の中で高いびきを上げながら蝉の抜け殻の様に動かなくなったかもしれぬ。
こうしてとろけるような風呂に浸かっていると本当に身体が湯に溶けていきそうだ、いっそこのまま溶けてしまえばいいのにとそんな事を考えて田中はどぶんと鼻の頭まで潜ってみて、口からぶくぶくと泡を吐いた。
そう言えば小さい頃はよくこうしておやじに怒られたものだ。
 田中の父は優しい人で、よく近くの土手でもって暗くなるまでキャッチボールをしてくれた。そうしてお前は筋がいいから将来は野球選手になれるぞとよく褒めた。
そう言って笑っていたが、四十二で死ぬであろう己の身体を呪っていた。
自分は此の子が大きくなった姿を見る事は出来ぬのだ。
どんなに立派になろうともそれを褒めることも出来ぬ。どんなに悩み苦しもうとも近くにいて励ましてやることも出来ぬ。
こんな父を息子はきっと許す事はないだろう。そしていずれ来る苦悩の枷を背負わされたことを怨むだろう。
 そうして田中が中学の時に血を吐いて布団の上で三四時間苦しみながら死んでいった。田中は苦しんだ父の声を壁越しに聞いていたものだから、死ぬのは怖かった。



すみません途中で切れてしまいました
指摘して頂いた通り少し状況の描写に注意してみました。
初めての三人称ですが酷評お願いします
877悪い太郎original ◆LziSwFxVAU :2007/10/28(日) 23:51:47
>>865
>作家は一次産業です。

オマエもタマにはいい事言うんだな。
878名無し物書き@推敲中?:2007/10/28(日) 23:55:35
>>872-873
 語彙が豊富、文章そのものも、接続もスムーズ。ストーリーの組み方からかなりの手錬
れであると窺える。この後リンクしていく展開にも興味をそそられる。欲を言えばリンク
していく予感めいたものがあれば(冒頭にあるかも知れないが)良いかなと思う。そうす
ると作品世界のほとんどがここまでに提示されているだろうから、読者は「どう繋がるの
か」という興味に集中できる。いや、これはもうなんと言うか余計なお世話かも知れない。

>(それを「私」が自ら冷静に語っているのが、少年には何か奇妙に思えた)
 掲載された分だけを読むと「観察者(便宜上そう呼ぶ)」は「私」とは別人に読める。
もしかしたらこの観察者は「私」のもうひとりの人格なのかもしれない。いずれにしても
観察者は「私」の狂っていく様子を別人のように眺めていることには変わりないと思うの
で、その観点に立って以下の評価ないし感想を書く。

 今後の展開から察するに、「私」の変貌ぶりというか狂気ぶりを読者に体験させておき
たいのだろうと思うのだが、
>あいつはこんな何気ない調子で〜変わりだしていく。
 観察者の知りえた情報と「私」の心情がない混ぜになっていて混乱する。
 「観察者」の立場なら「あいつ」ではなく「友人」。「私」の立場なら「じつはこれは
〜」などという説明的な言い方にはならないと思う。「そんな邪推が頭から離れなくなっ
てしまう」という部分はまた観察者の立場。こんな感じでごちゃごちゃして混乱してしま
う。ここの後ろにも似たような箇所があるけど、そちらは割りとすんなりと読めてしまっ
た(つまり騙されたわけだが)。
 冷静である観察者の目から、妄執に囚われた「私」の心理描写へと移行させるのはかな
り難しい作業だと思う。
 
>少年ははやる気持ちでページをめくった。
 「馬鹿馬鹿しく、そして恐ろしい」という感想しかないのに「はやる気持ち」にはなら
ないと思う。どんな衝動が少年にページをめくらせているのか?

 作中作を正確に読み取れていない気がするので、見当違いな評価だったらごめん。
879名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 00:46:50
>>872-873
どうかな。個人的にはよくないと思う
文章的には祖父の小説を解説している内容が説明調の割りによくわからない。
というのは、内容を現在形で書いてあるからだな。

なによりも、作家である祖父が書いた本(小説?)を読んで、祖父の人格を疑う
という件にまったく説得力がない。というかありえないでしょう。
日記とかならわかるんだけどね。
880名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 00:59:32
>>874-876
状況の描写と言う点でいうとできてないかな。、
これだけとね、どんな風呂場なのかが全然わからない。
>田中はぬるい風呂に浸かりながら考えた
>窓を少しばかり開けているものだから晩秋のひんやりと澄んだ空気が入って来る。
しかも分けて書いてあるからね。

風呂といってもユニットタイプのものもあれば、一昔前ならタイル張りの床に
ステンレスの浴槽なんてとこもあるだろうし、田舎のほうにいくと、コンクリ
打ちっぱの上にすのこを引いて使うとこもある。入浴中は窓を開けないのが普通だから、
なぜ窓を開けていたのかも書く必要があるんじゃないかな。

主人公が「田中」というのもあまりよくないな。
名前で書いたほうがいい。
それとカットバックだよね。どの程度の長さの小説なのかわからないけど、
ここで父親のエピソードを出す必要はないはず。もっと話が進んでからでいいんじゃないかな。
SSならオチに関係する場合を除いては、基本的にカットバックを使わない。
881名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 01:20:02
これはこれは、見る側のレヴェルが問われたいい例ですな
882名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 01:25:07
上手いなみんな
883名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 01:34:20
>>874-876
心理描写は悪くないと思う。と言うか俺も得意分野じゃないからなんとも言
えない。
ただ情景がいまひとつしっくりこないかな。>>880の言うように、そこがど
んな家の風呂場なのか見えてこない。前後の文章がほしいところだね。俺の
家はタイル張りにステンレス浴槽だから勝手にそう想像したけど。
あとぬるま湯では眠気は襲ってこないような気がする。俺だけかな? ぬる
い湯でさらに窓なんてあけてたら寒くてかなわんだろう。

けど「溶けそうな」という言い方をしてるところを見ると、やはり風呂の温
度は人肌プラスα程度のものなんだろうな。40度以下だ。それ以上だと湯の
温度が明確に伝わってくるから、皮膚と湯の境目が際立つ。溶けて混ざりそ
うと言う意識にはならないはず。それに一番風呂じゃないな。一番風呂は浸
透圧や表面張力の問題で皮膚に対する刺激が強い。入浴剤を入れていたら別
だが。
というわけでみんなが入った後のぬるい湯、と推理し……え? スレ違い?

登場人物を田中、と苗字で表記しているということは、その人物は主人公で
はないのだろうか。脇役の描写を序章に持ってくるということそのものは、
いろんな作品で行われているから別に不自然ではないけれど、せめて本文と
は別に軽い設定のようなものが2.3行あると分かりやすいかな。区切って持っ
てこられただけでは判断しずらい。
884名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 01:35:33
わろ
885名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 02:36:18
>>872-873
これを「語彙が豊富」という人は、ふだんどのようなものを読んでいるのだろう。
うすら寒い気がする。
886名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 03:02:05
>>885
このスレの投稿者と比較してって意味じゃね?
塚、お前のほうがうすら寒い気がするぞ
887名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 06:42:40
>>885

「語彙が豊富」なわりに中身がねんだな。
言葉のオーバースペックだ。文体が合ってない。
888名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 08:03:20
>>880 >これだけとね、どんな風呂場なのかが全然わからない。

>>883 >そこがどんな家の風呂場なのか見えてこない


なんで想像力の欠如した馬鹿が偉そうに批評してるの?
こいつら小説読んだことあるのかなー?
他人の文章を批評する能力ゼロだな。
こういう奴らがいるかぎりこのスレのレベルもあがらないよ。
889名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 10:44:36
>>872
少年がどこにいるのかがまったくわからない。まずはきちんと場所の描写をすべき。40点。
890名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 11:13:56
>>874
>田中はぬるい風呂に浸かりながら考えた。おれはどうにか25年生きてきたがそれも明日には死ぬ。

ダメだオマエは。
掴みが弱いんだ。
田中が死ぬと聞いて
「え”、うそ! マジ!?」
と読者に思わせる前段が必要じゃないのか?
891名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 14:30:50
馬鹿しかいねえw 笑えるw
892名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 14:49:05
>>889
冒頭で>>872は注釈入れてるというのに恥ずかしい批評だな。
読解力ないだろ。

なんだか描写不足を指摘したいだけの批評モドキ多すぎ
893名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 15:06:43
>>888
○○かな
の時点で気づかなければならない。
894名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 15:42:05
「メロディよ!」


うざっ

「それは貴男が読み間違いをしているから。詠唱の邪魔しないでネ。踊れとおとふたいろのめろでぃ、心赴く間々間々に!」

俺はほとばしる洪水濁流に押し流された。うわー

オ コリャイイネ こう…五線譜の川にボクチンが乗はつてこう…ながれてゆくあんばいナノタヨ。ふあ〜らつんるるほっぴょこるん。
らくちんなので色と洪水の音に身を任せる。コノオ タンタンターン とした洪水おタヨ。かんかえぬうあさい。リツムノートチユーン。

ホカアがきのころふーふけんかと供にいきたのてちつとうるそうてもせんせんニエムリルヨ YAWN & READYstcady2sleap.......

「いってえーーーーーー〜ー〜ッ!!!」

はごろもさんまかばやき缶をあけたかのことくぱっカーんとなくらりたる。     ふー  ざーけんナッ

コノオ こわあい貌おしていい男VERSIONdeキツと睨むとチチチチチと小指なんか振り屋が留

「わかつてないのね メロディよ!」

あっけにとられてアッシマッタいまのはうざがつて善いえいしよーぢやナヒほーだとさとつたときにはおそ かつた

顔面にトメィドゥ命中。そしてとびちった赤色がみるみるうちにモトドオリノトメィドゥにふつかつして日本ハジマタ⇒ ¬◯¬
895名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 16:04:12
オィッス、次いってみよぉ〜
896名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 16:05:32
>>894
リズムノートチューンは蛇足なんのでないの?
897名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 16:52:53
>>889はどう考えてもネタだろw
「いつもの人」を皮肉ってるんじゃないの。
898名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 17:41:06
俺はS&Bの長い名前のビーフシチュールーでポークシチューを作っている。妻が様子を見に来て覗き込み、
めざとく入れ忘れたローリエをみつけただ。

「どろん。」

頭に乗せて指一文字を切った。

「狸のママじゃん。」」俺が応えるとふくらはぎを蹴られた。「たぬきっく。」俺が命名すると喜ばれたか復唱しつつ尚も。

「ホレ入れッガラヨ。」」とびいろのやわらかな髪にこびりついてる みたいな月桂をつまんでほおりこむ。

くつくつと鳴る煮え者の仲でそれは驚くほどの佳い香りをはなっただ。
899名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 17:53:51
「アー。ロリエつてダジヤレデアツタカ。」
喰いながら俺がつぶやくと、卓袱台に手をつきいかにも無理な体勢で⇒

「おいしいからよけいにはらがたつのだ」
「ンー」

金星の夜は長い。

およそ120地球日である。これを地球日似併せるタミニわがやがこしてきたことは 本筋出羽ないのでぇあぁー る
900名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 18:45:44
へびーに脚が生えれば龍であり後は

酒が呑みたいか田舎のモンダイデアる
901名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 18:55:39
りずむのー途中ーんと読めることが判明

ようすいてき。
902名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:06:34
ほら、早くオモシロイの読ませろや。
903名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:19:45
なにこの自演くさい流れ。。
904名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:25:21
ろーりえ
ろーたす
ろーれる



ふあんに なっ て  き    た
905名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:26:40
>>902
他のにわゆわねーのな。
906名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:51:48
>>905 ん? 悔しかったの?w
907名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:54:59
エッ

ほこらしいですけどいくぶむ。
908名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 19:57:38
むべやまかづぇおあらしといふらむ

むべ⇒
タスカヌ げに ナルホド まっこと
909名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 20:00:32
無辺と充てるとabsoluteにきんきんたネ
910名無し物書き@推敲中?:2007/10/29(月) 20:36:42
>>872
「愕然とする」が間を置かずに二回出てくる。同じ表現は避けるべき。35点。
911874:2007/10/29(月) 21:36:50
ありがとうございます

窓を少しだけ開けてぬるい風呂に入りながらうつらうつらするのはただの自分の好みです。あんまり深く考えてませんでした
風呂場の状況もそうなのですが、説明臭くなりそうな文章を避ける癖があるような気がしてきました。今回も置いて行く感じありますか・・・
田中と言う名前は極力人柄というか人物像が出ないようにして、読み手想像に委ねようと思ってつけてみましたが背伸びし過ぎた気がします
世見直したら父親のエピソードはほんといらないですね。どうしても話に膨らみを持たせようとして過去の話に逃げてしまいます
もう少ししたら短編で応募してみようかなとも思うのですが、もっとインパクトのある話を書けるように頑張ります
912名無し物書き@推敲中?:2007/10/30(火) 00:55:09
>>911
応募とは、なんの新人賞のことだね?
913名無し物書き@推敲中?:2007/10/30(火) 07:29:23
9141/2:2007/10/30(火) 21:22:38
 おやじはおれに、お前ももうすぐ三十になるのだから風流のひとつも嗜まなければならぬと講釈を垂れた。
それでおやじはどんな風流を嗜むかと云うと、近くの川に行ってごろごろとしている石を眺めては、これはなんとも趣があって風流だ、玄関に飾れば見栄えがよかろう等と毎日二三ばかり石を拾ってくる。
 おれは学がないから風流と云うのものをよく知らぬ。よくは知らぬが大体はじいさんが頭を並べて妙な調子で歌を読んでみたり古臭い茶碗をありがたがったりするもので、散歩ついでに拾ってくるものだとは思わなかった。
 おやじは毎日風流を拾って来ては盆に乗せて、それを家中に飾って眺めてわびさびだと云う。母は漬物石にもならないからどうせならもっと大きくって重たいものを選んで来ればいいのにと云う。
実際漬物石を毎日持って来られても石垣を組んでそれで以て万里の長城を建てるわけでもないだろうし、まさか表に石を並べて漬物石屋を開くわけにもいくまい。
結局は大きかろうが小さかろうが煮ても焼いても石だから、同じ拾って来るなら鼠をとってくる猫の方が利口に思える。
9152/2:2007/10/30(火) 21:24:07
 母は風流と云うものがさっぱり理解出来ぬようである。おやじは母は女だから風流がわからんのだと云うが、男のおれにもわからない。
おやじは苔のこびりついたものまでよく持って帰ってくるものだからこれでわかれと云う方が酷なものだ。
そして渋い顔をする母に向かっておやじは澄ました顔でこの苔が風流なのだと云う。
 おやじは毎日石を拾う。そうして家の中には石が溜まる。母はせっせとおやじが吟味して持ち帰った風流を、溜まってくる度に庭に捨てる。猫の額程しかない庭にはおやじの集めた風流で山ができる。
風流とは全く以て不思議なもので、一度庭に捨てるとありがたみと云うものが綺麗さっぱり消えて無くなるようである。
おやじは庭に石が溜まる度に袋に詰めて川に捨てに行く。そうしてまた風流だと云ってその石を拾って来る。
 風流とは奥が深過ぎて底が見えそうにもないから、おれには風流はまだ早いと思う。

酷評よろしくお願い致します
916914:2007/10/30(火) 21:31:11
追記
どうにも細かい描写を並べていると読み返すうちに説明臭く感じてしまいます。それで状況描写がうまく書けなかったので思い切ってばっさりと切ってみましたがどうでしょうか
917名無し物書き@推敲中?:2007/10/31(水) 00:31:04
>>914-916
ストーリーが始まる前の、モノローグとしてはいいんじゃないかな。
家風みたいなものはよくわかる。
回想だから細かい描写は必要ない。

ただストーリーはこれから始まるわけで、主人公を動かして現在を語るとなると、情景描写とか
人物描写が必要になってくる。それからが小説の始まりと思ったほうがいい。
918名無し物書き@推敲中?:2007/10/31(水) 05:53:09
914 915
古風な文体を無理して使っていらっしゃいますが、後半になると文体の不統一がみうけられます。
919名無し物書き@推敲中?:2007/10/31(水) 08:59:52
http://www.uploda.org/uporg1089796.txt
酷評お願いします
920名無し物書き@推敲中?:2007/10/31(水) 09:35:45
>>919
読みやすい。
中学生だか高校生だか分からないが(教師の話し方からは中学生か?)
にしては大人びた語彙が気になったが、こういう子供もいるなと思い途中からは気にならなくなった。
が、主人公の情報がほとんど無いのが苛ついた。

>呪いめいた宿命に歯ぎしりをたてた。
この一文に興味を持って読みすすめたが、いつまでも中野の描写ばかりで語り手の情報が入ってこない。
後半すぎても留年留年ばかりで、しつこい。
それで何故主人公までシニカルなんだ?と、最後まで情報公開がなく放り出された気分。
説明が次の章であるのならば、ここはもう少し短くても良いのではと思う。
三人称ならこの分量でも気にならなかったかもしれないが。

>小柄で肉をたらし
意味不明。
中年女性で肉がたるんでいるという意味か?
女教師という情報しかないので、若いのか年寄りなのかも不明。
これによっては、女教師の言葉が上すべりな軽いもの、加齢による重みがあるのか印象が変化すると思うが、如何か
921名無し物書き@推敲中?:2007/10/31(水) 09:57:51
>>919
重箱の隅かもしれんが、言葉の選び方には気をつけよう。
例えば冒頭あたり。

>僕の頬は熱をおびている。
> 教室は閉めきられている。冷房はもちろんついていない。
>僕は窓から顔を背け、赤外線から頬をそらした。
〜ている。〜ている。と連続していて、文章のリズムが淀んでいる。
「顔を背け」「頬をそらした」、これでは動作としてかぶっている。
それから、太陽光と聞いて先に思い浮かぶのは紫外線のほうだと思う。

>教室中をぼんやり見回すと、部屋の隅においてある
>(本棚なのか物置なのかしれない)木箱にプリントが積まれている。
ここは括弧でなくダッシュ(――)を使うべき。

>また、教室には机が整列している。
教室の机はふつう整列しているものだからわざわざ書く必要性がない。

文章の流れに気を配って推敲すれば更にすっきりすると思われ。

あとこれは感想だが、新学期早々一緒にしゃべれと言われて話が弾む奴らはそんなに居ないよ。
元々親友同士なら別だけど、どうやらクラス替え直後のようだし、面識ない同士もいるだろうから。
922名無し物書き@推敲中?:2007/10/31(水) 10:39:14
古風な文体。

夏目だ者な。
923914:2007/10/31(水) 17:28:52
ありがとうございます
>>917
これは>>913に送るつもりで書いたものでした。
924914:2007/10/31(水) 17:34:41
ありがとうございます
>>917
これは>>913に送るつもりで書いたものでした。が、自分で小説というものを理解できていないのかもしれません

>>918
坊っちゃんが好きで、そんな笑える小説が書きたいのですが大学を出たわけでもないので実際へんな言葉もあるはずです
明日は古風な言い回しから離れて分かりやすい文章に挑戦してみます

1000文字短編に書いているものの前半の抜きだしです。これもモノローグでしょうか

 秋の寒い日が続いたので、天気もよかったから散歩に出た。歩きながらさてどこまで行こうかと考えたが、おれは会津の城下町の生まれだから、散歩をしたって見えるものは大体が古風で似たりよったりのつまらん民家ばっかりだ。
つまらんものに愚痴愚痴云ってもしょうがないから、今日は少し足を伸ばして飯森山まで行って土産屋でも冷やかして、それから蕎麦でも食って帰ろうか等とそんな事を考えた。
 右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、少し先にその垣根の中から外にぴんと枝が張り出ていて、その先になんとも旨そうな身知不柿がぶら下がっている。
おれは蜜柑や林檎みたいな酸っぱいものより桃や柿のような甘いのが大好きだ。そうして桃柿なら十は食える。
おれは枝の下に立って柿を眺めながら、この柿を焼酎でもって渋抜きしてかぶりついたらどんなに旨かろうかとそう考えた。
925名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 07:55:39
>>924
モノローグといわれれば、そうかなと答えましょう。
思考を文字に置き換える段階で個性ともとれる独特の言い回しがみうけられます。
その個性が良いのか悪いのかわかりません。
秋の寒い日が続いたので、天気もよかったから散歩に出た。とありますが
では、寒い日が続いたから散歩に出たのか? 天気“も”よかったから散歩に出たのか?

ここで、単語を入れ替えてみましょう。そして文をふたつにしてみます。
冬の寒い日が続いたので、こたつを出した。天気もよかったから炬燵布団を干した。
さて、個性ともとれる独特の感性を矯正していいものだろうか。私は答えを持ちません。
926名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 08:44:54
>>秋の寒い日が続いたので、天気もよかったから散歩に出た。

ニュアンスとしては

(最近ずっと)寒い日が続いたので(家に籠っていたが)、(今日は久しぶりに)天気もよかったから散歩に出た。

という感じです
927名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 11:42:23
>>926
秋の寒い日が続いていたけれど、今日は天気が良かったから散歩に出た。
ってこと?
省略しすぎて意図どおりに伝わらない文章になってる印象。

>おれは会津の城下町の生まれだから
生まれた場所が今住んでる場所とは限らない。「おれの棲家は会津の城下町だから」ではダメ?

>右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、少し先にその垣根の中から外にぴんと枝が張り出ていて、
>その先になんとも旨そうな身知不柿がぶら下がっている。
ちょっと分かり辛い。「少し先に」は別に要らないですよね?
「右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、その内側から身知不柿の枝がぴんと張り出していて、
 なんとも旨そうな実をぶら下げている」
果実を主語にしたければ、
「右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、その内側からぴんと張り出した身知不柿の枝に、
 なんとも旨そうな実がぶら下がっている」
これだと意図するところから外れてますでしょうか?
928名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 12:26:46
最初のフレーズとしてはリズムがいいかなと思いました。
>>おれは会津の城下町の生まれだから
>生まれた場所が今住んでる場所とは限らない。「おれの棲家は会津の城下町だから」ではダメ?

言われてみると全くそうです
>右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、少し先にその垣根の中から外にぴんと枝が張り出ていて、
>その先になんとも旨そうな身知不柿がぶら下がっている。
ちょっと分かり辛い。「少し先に」は別に要らないですよね?
「右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、その内側から身知不柿の枝がぴんと張り出していて、
 なんとも旨そうな実をぶら下げている」
果実を主語にしたければ、
「右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、その内側からぴんと張り出した身知不柿の枝に、
 なんとも旨そうな実がぶら下がっている」
これだと意図するところから外れてますでしょうか?

ここだけ主人公を少し引いた視点から見ているからおかしくなるんでしょうか
旨そうな実がぶら下がっている。よりはあくまで、旨そうな身知不柿がぶら下がっている。と拘りたいところではあります

どうも一人称がわけわからなくなってきたので、また三人称に挑戦してみます
929927:2007/11/01(木) 14:48:26
>>928
言い方が悪くてすいません。うまく伝えられていないような気がします。
指摘している部分は、一人称も三人称も関係無い部分です。

最初のフレーズは、逆接が来るべきところに因果の「ので」があることがおかしいのと、
「今日は」という例外を表す重要な言葉が抜けたせいで意味が通じなくなったことを指摘したんです。
リズム云々は意図したことを伝えられた上で考えることです。

柿のシーンは、位置を示す言葉が多かったせいで、
「描写を理解し辛い」「読者の視点があちこち行ったり来たりする」という問題が生じかねなかったので、
すっきり纏めたつもりでした。
拘りがあるようなので、
「右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、その内側からぴんと張り出した枝に、
 なんとも旨そうな身知不柿がぶら下がっている」
でいかがでしょうか?
930名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 18:29:55
おれが理解力と基礎学力が足りないだけだと思います

>「右手には身の丈程の割竹の垣根が続いているが、その内側からぴんと張り出した枝に、なんとも旨そうな身知不柿がぶら下がっている」

こっちの方がすっきりしますね
ありがとうございます

秋の寒い日が続いたものだから、(今日は)天気もよいので散歩に出た。
秋の寒い日が続いたので、天気のよい日を選んで散歩に出た。

ん〜・・・・
なんかまた違うような気もしますが、次はその辺りにも注意して書いてみます
長々失礼致しました
931919:2007/11/01(木) 19:21:44
>>920-921
勉強になります。
主人公と中野を対立・対比させて、中野を描写することで
主人公のシルエットを出していこうと思ったのだけども、
全然上手くいってないですね。
だいたい、必要な情報をはしょったり、要らないところを書いたりと
描写の適材適所がなされていない。

授業内容に関しては僕が体験したもので、実際にクラス中が弾んでいた(そう感じた)
のだけど、読み手にとってもっと自然な描写なり展開が用意できたんだよなあ。

批評ありがとうございます
932名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 23:25:36
このコピペをよく見るけど。
この内容でその200倍以上書かないと本にならないよね。
それができない人が多いから、なんだかんだで携帯小説のトップは凄い。

 ───アタシの名前はアイ。心に傷を負った女子高生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
アタシがつるんでる友達は援助交際をやってるミキ、学校にナイショで
キャバクラで働いてるユウカ。訳あって不良グループの一員になってるアキナ。
 友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日もミキとちょっとしたことで口喧嘩になった。
女のコ同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で繁華街を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
 「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
キャッチの男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
 「すいません・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとキャッチの男の顔を見た。
「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はホストだった。連れていかれてレイプされた。「キャーやめて!」ドラッグをきめた。
「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。スイーツ(笑)

これを200倍以上の量を書けなければ、
このコピペみたいに携帯小説を馬鹿にしても負け犬の言い訳だよね。
933名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 23:31:33
200倍って、たかが400枚程度だろ
それくらい書いたことある奴なんかアホほどいるだろ
俺だってもっと書いてるぞ
934名無し物書き@推敲中?:2007/11/01(木) 23:56:32
>>932
200倍というのは単に文章の量(枚数)のことなの?
数千枚のスカタンの大河小説を書いているやつならゴマンといるが。

もっとも、この文体、この内容で書きつづけるのはおれには無理。
10枚も書いたら、馬鹿馬鹿しくなって、放り投げる。
こんなものを書くために生きているんじゃない。
そう思えてきて、ウツになるから。
935名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 01:22:15
>>934驕り甚だしい
936名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 08:24:42
実際にケータイ小説を手にとったことがあるのか?
あれ、半分は空白でできてるんだぞ

200倍って、どこからでてきた数字なんだ
937名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 08:40:09
ケータイだろうが何だろうが
人様の文章を、そうもお気楽にコピペするのはどうか。
出典も明記せず、面白いからと誉めるわけでもない。
作者本人への敬意もなければ、躊躇もない。
当人のモラルの問題だな。
少しは恥ずかしいと思ったらどうだ。
938名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 14:59:56
 お願いします。

 廳が家を出たのは夜九時のことだった。爨さと權さの巌鏖した夜だった。昼にラーメンを
食べたきり何も口にしていなかったので腹が減っていた。
 もう十二月の鬮癰が吹いていた。廳は鬮の襟を立てて驪しながら駅へ向かって欟纜した。
 住宅街を抜けると、小胆を過ぎた。まっすぐ痲犀を歩くとやがて翁に出た。
 交差点で信号待ちをしているとき、钁驩から電話があった。昨日の仕事の鑼についての
問い合わせだった。軽く鸚驫してから電話を切った。いつもの鑿中には突発な欟鸛について
は孛奩から聞かされていなかったのだ。遠くの巛丗を見わたした瞳のは危険は耒驪が映っていた。
しばらくぼうっと鑾靉したまま、夜の鬣鬱な喧騒に礫爨したまま、灣について考えをめぐらせた。
939名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 16:15:58
釣り?
940名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 16:56:29
ここのログを読むだけで、自分の文章にも活かせる指摘が見つかって嬉しい。
941名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 21:20:32
>>938 プロの作品からの抜粋ですね
942名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 21:41:04
プロ? まさかぁ。
ま、プロだとしても化石だな。
懐かしい「〜た」のリズムだぜ?
943名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 21:44:53
>>942
「た」で終わる文が続くのは今でも普通だろ もっと本読めよ
944名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 22:04:23
おまえが本を読めよ。
いや、まじで。

そんでもわからなかったら、
文節とか辞書で調べろ。
おk?
945名無し物書き@推敲中?:2007/11/02(金) 23:54:03
>>938
俺は漢字はわからんけど「瞳のは危険は」って脱字があるのは分かった
946名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 08:11:19
>いつもの鑿中には突発な欟鸛について
>は孛奩から聞かされていなかったのだ。

ここだけ「〜た」で終わっていないのはわかった
947名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 12:02:57
>>944はラノベしか読んでないんだろ。あれは小説じゃないぞw
948名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 13:16:16
ナチュラルに漢字が読めない自分は末期。
文字化けにしか見えない。
949名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 13:22:26
文字化けとかww 西夏文字だよwww
950名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 14:02:03
うはwww西夏文字とか初めて知ったwww
yahoo辞書とかでヒットしない。どうすれば読める? ってかみんなどうやって読んでる?
全部ひらがなで書き直し、だれか たのむ。
951名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 15:41:56
>>950 ひらがなしか読めないの?w かわいそうw
952名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 16:29:16
カタカナでもいいよ!
というかホントに何て読むのかわからない。真剣に誰かふりがなふってくれや。
953名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 17:05:55
これだから高卒は
954名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 18:52:25
何この流れw 悪いが中卒ニートだ。
まさかの展開「スレ内の誰も読めない」じゃねえだろうなwww
そうならそうでいいから、プロ作品からの抜粋だって言ってた人、
誰の何て作品か詳しく頼む。
955名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 19:19:24
読者を楽しませてくれない文章なんて価値ないだろ。
スルーでいいよ、気持ち悪いから。
956名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 19:53:09
俺より頭の良いやつならこんな話題に本気で構ったりしない
次の作品来ーい
957名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 23:07:41
>>938
少し辞書で調べてみたけど、日本語の読みとして存在しないのがいくつかあるから
中国人が日本語で書いた純文学として読んだ。
漢字以外の文でラノベ臭がするのはなぜだろう。
958名無し物書き@推敲中?:2007/11/03(土) 23:27:42
>>938
明らかに読めんような漢字を多用しておきながら文章がついていってない。
読者に理解させようとする努力を放棄してる感じ。
「〜た」調を抜きに考えても、事象をつらつらと書き並べてるだけな小学生の作文のよう。
959名無し物書き@推敲中?:2007/11/04(日) 00:44:47
読めないから伏せ字として読んだ。
(わざわざ調べる気にならなかった)
そうすると何の感想もない。つまらない。
960名無し物書き@推敲中?:2007/11/04(日) 06:00:58
961名無し物書き@推敲中?:2007/11/04(日) 14:30:30
>>960
リンク先で使ってるトリップこっちでも出しな
962名無し物書き@推敲中?:2007/11/04(日) 18:44:33
>>959 内容が理解できないのにつまらないって……おまえみたいなのは何やってもダメなんだろうな……
963名無し物書き@推敲中?:2007/11/05(月) 02:35:32
>>962
いや、>>959の読み方で正しい。 西夏文字じゃないよ、
「權」なんてただの「権」の旧字体だし、「鏖」(おう みなごろし)はわりとラノベでも
出てくる漢字。で、文意とは何も関係ない使われ方をしている。
 名詞を逐一意味のない漢字に置き換えてみたんだろうな。

 椎名誠みたいに正体不明の生物や道具を造語で表して、かつ「雰囲気を出せた
ら」よかったんだけどな、残念ながらナンセンスになってしまっている。

 造語にも技術は必要。再チャレンジしてみてくれ。
964名無し物書き@推敲中?:2007/11/05(月) 02:38:02
西夏文字は実用性がないから勉強しなかったな。現代中国語なら多少は勉強したけど。
実用性のない文字を勉強して何をしようとしたのかわからないけど、人にまともに読んでもらえる文章は書けないよ。
9651/2 ◆I2kD/2NC/w :2007/11/05(月) 23:28:32
酷評お願いします。


 夜空にまん丸の月。外はかなり寒い。私はひとりベランダに出て、毛布にくるまりお月見中。手にしたマグカップから湯気を立ち上らせるコーヒーは、何だかとっても温かくて。広い街で、暗い夜にひとりぼっちの私にとっては、涙が出そうになるくらい優しかった。
 今朝、陽二は死んだ。遠い遠い異国の地で、パニックに陥る群衆を誘導していた時に、凶弾に倒れたのだそうだ。ただ現地で医療活動をしていただけなのに。傷ついた人々を、少しでも救おうと誇り高く生きていたというのに。
 突然始まった市街戦で、あっけなく殺されてしまった。大切な約束を果たさないままに。
 その事実を、私は今しがたのニュースで知った。
 午後六時。金色の月が輝き、空に夕食の香りが漂い始める時間帯。家路を急ぐ人々が雑踏を掻き分け、家族の下へ向かっていた頃、私はテレビを見ていた。特に何をするわけでもなく、何か差し迫った状況にあったわけでもない。
 平凡すぎる日常を過ごしていた。本当に平凡で、平凡すぎて今もどこかで戦争が続いているとか、今がとっても平和なんだとか、そんな当たり前のことを忘れてしまうくらいにつまらない時を過ごしていた。その報道がされるまでは。
 コーヒーを一口すする。熱くて苦い。口の中いっぱいに広がって、喉を焼いていく。
 ベランダに出てくる前、全ての電化製品の電源を落とした。部屋の明かりも、冷蔵庫も、テレビも。全部コンセントを引っこ抜いて、ブレーカーを上げてしまった。きっと今日はとっても経済的な一日になるんだろうな。ぼんやりとそんなことを考えた。
9662/2 ◆I2kD/2NC/w :2007/11/05(月) 23:29:56
続き


 例えば、この街においても、今こうして見上げている夜空を、他の誰かが見上げているのかもしれない。電車の中から、ホテルの窓から、寒い寒い公園の片隅から。みんな見上げているのかもしれない。そして、どこかでは誰かが人を傷つけ、傷つき合っているのだろう。
 そんな当たり前のこと。誰にでも、同じ空、繋がっている景色があること。そのことを長らく忘れていたような気がする。
 陽二は苦しまずに死ねたかな。やっぱり、悔しいって思ったのかな。もっと生きたいって。どうして、どうして、どうしてって思ったのかな。
 涙を流したのかもしれない。
 でも、死ぬなんて当たり前で。誰にだって平等に待っていて、いくら悔やんだって、どうせいつかは訪れることなんだって。そんなこと、分かってる。陽二はそれが一番近くに感じられる場所にいたんだから。
 いつかは誰もがこの広い空に消えていく。ただそれが早いか遅いかの違いだけなんだって。そんなこと分かってる。
 分かってるけど、それを素直に納得することが出来るのだろうか。
 夜風が吹く。冷たい空気が染み込んでくる。
 砂糖をもっと入れたらよかった。苦いコーヒーは、やっぱり陽二の舌にしか合わないんだ。薬指の指輪が、月明かりに煌めく。伝う涙は、いつか雨になるのだろう。
967名無し物書き@推敲中?:2007/11/06(火) 00:13:42
>>965-966
メッセージ性はある。細かい要素のつなぎかたもこなれた感じがする。
あとは語り口がこどもポエムっぽいので、そこを矯正すれば最終的にはいいセンいくんでないかと思う。
これからも勉強を続けて欲しいレベル。
968名無し物書き@推敲中?:2007/11/06(火) 03:40:22
>>965-966
主人公が何をやったのかと言えば、コーヒーを飲んでブレーカーを落としたくらい。
冒頭からカットバックが入って、全般的に説明調。
ということでストーリ性はないよね。

内容が陳腐なのは置いておくとして、何を表現したかったのかがイマイチ伝わらない。
恋人が異国の地で死んだ割りには緊迫感がないな。
死んで数時間で、空がどうとかコーヒーが苦いとかいえる精神状態にはならないと思うよ。
いろいろと思い出すし、もっといろいろしてあげればよかったとかそういう感情が沸いてくる。
事件事故の類なら、共通の友人とか家族に電話するんじゃないかな。
恋人ならなんとかして現地まで行こうと努力をするんじゃないかな。

空をみてどうこうとか、平和がどうこうというポエムは小学生でも書くことなので、もう少し
リアリティーがないと小説としては厳しい。
9691/3:2007/11/06(火) 21:47:54
具体的な酷評をお願いします。


「―それで」
 前もって、こうなることは知っていた。だがたぶん俺は、理解はしていなかった。
 だから、こうして。
 一気に身がひける。顔が引きつる。一瞬呼吸の仕方すら忘れてしまったように、俺は肺腑を
膨らませ、肩で大きく一息ついた。『こいつはこれから何を言われるかわかっているから、
大きく息をついて覚悟を決めたのだろう』そう受け取られただろうか。ならば悪くないのだが、
実際の俺は違っている。根本的に違っている。俺は――びびっている。
 それでも先生に目を遣るより他はない。そらしたままでいたら、俺は確実に、どうしようもなく屈服する。それだけは嫌だ。
「言いたいことはそれだけか。はっきり言おう。私は反対だ」
 まごうことなき断定のことば。しかし、逆に俺をリラックスさせようとするような、落ち着いた物言い。
 虚をつかれた感があった。俺の中の先生は、少なくともそこに明確な怒気を織り交ぜてくる
はずだった。しかしこれは――まったくもって喜ばしい兆候ではない。それどころか、背につめたい汗が伝うのを感じる。
 これは、もしかすると。浮き上がってくるように、そういう嫌な予感が生まれた。
「やりたいことがある、などと言っているが、私には逃げにしか見えない。少なくとも、何か
を集中してやろうと考えているやつの目ではない。」
9702/3:2007/11/06(火) 21:49:45
 これではっきりと、不安定な疑惑が確信へと変わる。今の、俺は、相談を受けてもらっているのではない。
恩師から『何を若造が』と説教されているわけですらない。
 先生の目が、口が、表情全体が、すべて物語っていた。どこか枠外・欄外にいるような、さめた口調。
 今の、俺はどうしようもなくただただ諭されているだけだ。言い換えるならばそれは説得。
そこに対等な会話など存在していない。一方的な、慈悲に近いなにか。
「だから、目を覚ましたらどうだ。どちらがお前にとって必要なものかは、お前ならば判断がつくはずだ。」
 どのような事を言われるかは、あらかた予想していたつもりだった。俺が言うべきことも決めていた。
だが、こんな――こんな、あまりにも違いすぎる立場・姿勢からの文言が来るなど、考えても
いなかった。ひたすら、考えたくないことだった。
 先生にとっての俺は、まだあまりにも幼いというのか。少なくとも、先生はそう判断を下している。
その上で、言葉を選んで俺を――説得しようとしている。
 諭すように。なだめるように。優しく。説得されている。
 けんかになるかも知れない、とすら思っていた。とことん俺は主張するつもりだった。今までの
こと、これからのこと、包み隠さず。先生には怒鳴ってもらいたかった。憤ってもらいたかった。
 その上で、けんかして、行き違って、その上で――納得してもらいたかった。
9713/3:2007/11/06(火) 21:50:53

 だからこれは、俺にとっては最悪の仕打ちだった。
 彼を信じていたから、言ったのに。話したのに。語ったのに。
 思考が逆流していくように感じた。脳が責任を放棄している。何か言わなくてはと思っても、
口が言葉を紡ぎだそうとしない。小さな思考のまとまりが、出来かけては公園の砂山のように崩れる。
「おれは」ようやく喉から漏れ出した声はかすれてしまっている。先生に、届いたかどうか。
「先生に、相談しているつもり、でした」
 口先が震えながら、ひとつひとつ確認するように話す。
「違うな。まったく違う。お前と私がしているのは、カウンセリングのなりそこないだ」
口先が、もはや震えることすらしてくれなかった。
背が、やはり寒い。冷たいものが、幾筋も流れてつづけていた
972名無し物書き@推敲中?:2007/11/06(火) 22:26:29
>>969-971
まるで途中を抜き出したような文章。
心理描写をしたい気持ちはわかるけれど、大事な情報がこちら側にまるで届いてこない。
心理描写に力を注ぐその前に、あなたの頭の中をちゃんと文章に変換して、読者に伝えてほしい。
今日あなたに起きた出来事を、その時の感情を、ただ書き殴っただけの印象を受ける。
読者はあなたの作る物語について、何の情報もないまま読み始めます。
冒頭でのあなたの役割は、最低限の情報を読者に提供すること。
心理描写がしたいのなら、それが出来るようになってからしましょう。
973名無し物書き@推敲中?:2007/11/07(水) 03:16:11
>>969-971
中身が無い。お話を見せてください。
構想を練ることを怖がって面倒くさがってる人が何も考えずに書く文章です。
たとえどんなに陳腐なドラマでも、在るのと無いのでは天地の差があります。
天は土俵の上。地は土俵の下です。
974>>969-971:2007/11/07(水) 11:19:48
>>972-973

評価をありがとうございます。
無理に作った自分本位の文章であり、読者に読ませるための物語性が致命的に
欠けていたということでしょうか。
重く受け止め、これから励んでまいります。
貴重なアドバイスをありがとうございました。
975名無し物書き@推敲中?:2007/11/07(水) 15:55:45
相変わらず中身にケチつけてる馬鹿がいるな。スレタイも読めねえゴミばっかだな。
976名無し物書き@推敲中?:2007/11/07(水) 16:43:55
文章力でなく「文章を酷評」だからいいんじゃないの?
977名無し物書き@推敲中?:2007/11/07(水) 16:57:32
テンプレ読もうぜ
あなたの文章真面目に酷評します 別館 Part2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1142687473/
978名無し物書き@推敲中?:2007/11/07(水) 16:58:43
>>975
お前はスレタイ読む前にテンプレ読め。基本は小説だろ。
投稿者からの注釈がないのなら、小説の冒頭を晒したと解釈されるのは当然。
自分が過去にケチつけられたからって粘着しなくていいよ。

今日初めてここへ来て、いきなり投稿する奴なんていない。
スレの流れを掴み、自分の文章を批評してもらいたいと思い、みんな納得した上で投稿し
てるんだから、それで構わないだろ。

他人のレスにケチをつける前に、自分が率先して一文一文のみ評価してあげたらどう?
通りすがりに毒を吐くくらい誰にでも出来る。
979 ◆I2kD/2NC/w :2007/11/07(水) 20:04:06
お礼が遅くなりました。酷評、指摘していただきありがとうございました。

>>967
そう評価してもらってとても嬉しいです。語り口の点ですが、気付いていませんでした。注意していきたいです。

>>968
ご指摘ありがとうございます。確かに現実的ではありませんね。時間の設定を深く煮詰めるべきでした。気を付けたいと思います。

馬鹿な質問なんですが、文の中で >ブレーカーを上げた と表記しましたが、一般的に >ブレーカーを落とす とした方がよかったでしょうか?
ブレーカーって、使用電力が増えすぎると、レバーが上がってしまうので表記したんですが、よくブレーカーが落ちたとも言いますよね。どっちなんでしょう。
980名無し物書き@推敲中?:2007/11/08(木) 04:11:23
>>979
うちのブレーカーはスイッチが下に落ちるから、システムによるんだろうね。
電源を落とすともいうから、ブレーカーを落とすのほうが適切かも。
981 ◆I2kD/2NC/w
>>980
そうですか。確かに電源は落とすものですよね。
ご回答、ありがとうございました。