あなたの文章真面目に酷評しますPart28

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1名無し物書き@推敲中?
※過去スレ、約束事は>>2-5あたり
2名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 18:24:39
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のHPの直アドレスやまたり文庫などの投稿サイトをさらすのもあり。

・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

※※ 最近晒しやいたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩が増えてます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。

■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 18:25:04
※原稿入力時の約束事テンプレート

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
--------------------------------------------------

投稿者および批評者は、トリップをつけた
コテハンを名前欄に明記することを推奨(騙り防止のため)。
偽物を気にしないなら無しでもあり。

トリップの付け方
名前欄に記入した名前の横に、#@@@@と入力する。
@には任意の数字が入る。つまり、4桁の数字が入る。
これはコテハンの偽物として出没する荒らし対策
としてである。これで個人認証がつくわけ。
4名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 18:27:10
5名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 18:27:41
6名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 18:28:07
関連スレ

あなたの文章真面目に酷評します 別館
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103876665/
議論になりそうになったらここへ誘導ヨロ。
7名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 20:06:55
あなたの文章真面目にリライトします。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1100408711/
8名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 20:08:08
>>1
9名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 21:00:55
乙!
10名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 21:05:38
勃たないスレッド  一乙

 私は戸惑っていた。
 それは、住民の数の少なさにか、それともそのシャイな性格なのにかは判らない。
 だが、明らかに言えることは、次スレの立ち方が遅いということだった。
 普段の拠点がν速+のせいかのかもしれないとも考えた。同じ2chの中でも板の
繁栄にはかなりの差がある。その中でも風速の速さと疾風のスレ立てで有名なν速に
馴れてしまったため、他の板のスレ立てが遅く感じるのではと。
 そうは思っていたものの、私の心にはふつふつとした疑念が沸き起こり、そのまま
消えずに、どす黒い染みのような不快感を脳裏に残してる。
 如何に文芸版が過疎スレとはいえ、スレ対抗人気投票の予選を突破する程度の勢い
は残している。また、その中でも酷評スレは板有数のスレであって、決して風速が遅
いわけではない。同じくらいの速さで消費されるスレッドであれば、ハン板であれば、
その日のうちに次スレが立つだろう。あの、規制の厳しい隔離版ですらだ。
 ここにいたって私の困惑は否応なく増した。
 なぜなら、従来から心の底にこびりついていた、ある考えが頭をもたげてきたから
だった。
 もしかして――酷評スレの住人は私と1だけなのではないだろうか?
 あの酷評されてキレた厨房も、的確な指摘で人気の編集人も、さらには、書き始め
の勢いを愛でられている工房らしき香具師も、みな、1なのか?
 私は1が紡ぎ出す壮大なスレッド小説に取り込まれた、哀れで唯一の読者なのか?
 ああ、考え始めると止まらない。

 でも、まぁ、どうでもいいから、>>1乙でした。
11前スレ 895:2005/04/05(火) 21:08:40
 さっき言ったように、わたしは怪談作家である。そしてわたしが青林書房で書いている
もの、それがたいへん受けが悪い。
 怪談という文章が、そもそも、「古臭い」というクツジョク的な烙印を捺されているのだ。
いまの主流は「ホラー小説」であって、怪談ではない。もっとも、怪談作家でも売れている
人はいるから、やっぱりわたしの小説がつまらないだけなのかも知れない。
 そんなわたしがどうやって食べていくか、と言うと、青林書房以外の出版社で、匿名でぽつり
ぽつりと小説以外の文を書くのだ。官軍の亡霊がうろつく山道だとか、自殺した分家の嫁の
悪霊だとか、そういう、衛生無害の屍臭を紙上で垂れ流して、わずかな賃金をもらっているの
である。
 編集室に入る。一番奥でなにやら考え込んでいる人物−−マイナー文芸雑誌「夜行」の編集長、
そしてこの出版社の長でもある青林順造氏である。
 氏は、ふらりと訪ねて来た三文作家の姿を見ると、難しい顔をいっぺんにやわらげて

「柳先生じゃないですか」

と言い、アルバイターと思しき青年にお茶を出すよう指示した。

「どうされました、今日は」
「いや、べつに……用らしい用は」

 わたしのあいまいな返事にも氏は笑顔で、さいですか、と言った。

「立ち話も何ですから、ソチラへ」
「はあ」
12前スレ 895:2005/04/05(火) 21:09:26
 氏はそう言い、編集室の隣にあるちいさな応接室へわたしを案内した。いつも妙に思う
のは、応接室の位置である。応接室に入るには、編集室を通らねばならない。出版社にとって、
編集室というのはいわば中枢。客と言えども、社外の人間に大事な書類のひとつも見られかね
ないのじゃないだろうか。
 わたしはそういう杞憂をあたまの隅で展開しながら、応接室のソファに座った。すぐさま、
さきほどの青年がお茶とお菓子をテーブルに置いた。たいへん手際がよい。
 テーブルをはさんで向かいの席に、青林氏も座った。わたしと氏は向き合うかたちとなった訳だ。

「そのお菓子は、宮本くんの郷[さと]の銘菓だそうで、なかなか美味しいですよ」
「宮本さん−−あ、あの方ですか。めがねの」
「さいです。めがねですナ」

 そのお菓子を包む上等な和紙をひらきながら、わたしは言った。宮本さんは「夜行」の
表紙や小説の挿し絵を描いている、専属、というわけではないが、よく青林書房で絵筆を
振っているイラストレーターである。たしかわたしより、四、五ほど年上だったと思う。
ただ、よく考えてみれば、めがねをしている人は他にもたくさんいる。べつに宮本さんに
かぎったことではない。わたし自身、紺色のフレームのめがねをかけている。

「柳先生は、御実家はどちらでしたっけ」
「香川ですけど」
「ははあ。讃岐うどんの」
「ですね。うどんしかない国です」

 薄紅色の餅菓子が顔を出す。ひとくちで食べるにはやや大きい、しかしもそもそと
ちぎって食べるにはもどかしい大きさであった。
 香川はうどんしかない所である。一キロメートルも歩けばうどん屋が出てくる。
そして、一キロメートル歩いてもうどん屋しか出てこないところである。そういう、
うどんしかないところだから、その話題もそれ以上発展しなかった。
13前スレ 895:2005/04/05(火) 21:10:35
「香川ですか……御実家の方では、奇怪な民話などありましたか?」
「いや、ほんとにうどんしかないですからねえ」

 自嘲でも謙遜でもなく、わたしはそう言った。餅菓子を口に含む。上品な味だけど、
ねばりが強く、噛みにくい。わたしはまごまごしながら、とりあえず目の前にあった
お茶を飲んだ。

「はは、そんなことないでしょう。何か作品の材料となりそうな……」
「いやその、ん」

 奥歯にはさまった餅の処理に手こずり、わたしはろくな返事ができなかった。やっとの
思いで餅を飲み込み、会話を続けた。

「ほんとに、ないんですよ。化けだぬきの話なんかはいくつかありますけど、これは
香川に限らず、四国なら他県でもたぬきの話はありますし……」
「ほう。四国はたぬきが多いんですか」
「なんでも、民話によると、四国は狸の国で、狐を島からほうり出していたそうです。
それで、人間は狐の害を受けることがなかったので、たぬきを尊ぶようになった
そうですけど……」
「ほほう。さすが先生、民俗学的素養もお持ちなのですな」

 いやそんな、とわたしは返した。
 青林氏は、わたしよりだいぶ年上である。いや、年上などというものではない。
氏から見ればわたしなぞまだまだ若輩者といったところであろう。たぶん親子ほどの
年齢差があるのではないだろうか。
 しかし氏は、けっしてわたしを小娘扱いしてばかにするようなことはしない。それは、
氏の真面目な文学に対する姿勢からきているのだろう。氏はわたしのような未熟な
へぼ文士にも、経歴の長いベテラン作家にも、同じだけ真摯な態度で接する。
 と言って、作家のやることなすこと統べてに良い顔をする訳ではない。どんな大作家
だろうとなかろうと、先ず、自分の率直な批評を述べる。
 だから、「夜行」からいろいろな作家が去っていく。
14前スレ 895:2005/04/05(火) 21:15:25
やや焦って書いた感があるかも知れません。
酷評よろです。
15名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 21:33:10
そんなに長くはないのですが、ここに貼るには少し長いので投稿サイトのURLで失礼します。

ttp://www.raitonoveru.jp/cgi-bin/ant/anthologys.cgi?action=html2&key=20050405180808

酷評いただけたらと思います。
16名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 22:03:49
>>15
※※ 最近晒しやいたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩が増えてます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。
17名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 22:23:16
>>11
描写が甘い。無駄な表現・適切じゃない表現が多い。
主人公が薄っぺらい。
おそらく視点が不明確なせいだと思われる。

 たとえば「怪談という文章が〜」で始まる二段落め、
そもそもの話をするなら怪談という「ジャンル」に烙印がおされているのでは。
「屈辱」がカタカナで書いてある意味がわからない。
「今の主流は〜」の文は、作者が本気でそう考えているわけではないのだから、
「怪談は主流ではないとよく言われる」などの表現が適切では?

 もう一つ難点をあげるとすれば、説明ばかりで小説らしくないこと。
雑誌のコラムを読んでいるような感覚になる。
18名無し物書き@推敲中?:2005/04/05(火) 23:48:49
前のにくらべるとちっとも面白くないな。
焦って書いた、って言ってあるけれども、確かにその通り。
前スレのを見る限りもっと面白くできそう。
19名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 00:45:27
>>1
スレ立て乙!
やっと新しいのがたったな
20名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 01:10:54
>>10
ありきたりなパスティーシュにしてはずいぶん面白く感じた。
やはり、文章が読みやすいからかな。

>その中でも風速の速さと疾風のスレ立てで有名なν速
↑この部分だけ少しわかりづらくてもったいない。
21名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 09:11:01
1乙!
そして1乙を言うために心理描写をしっかりと書き込んだ文章を作った、
>>10よ乙だ。
ちなみに自分はまったりと次スレ誰かたてないかな〜と眺めてたw
22名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 15:20:52
 私は今年で32才になる産婦人科の開業医です。
医院の入っているマンションの上階には、四歳下の妻に去年生まればかりの子供が一人います。
東京から地下鉄東西線で東へ30分ほどの街は、最近でこそ、駅前に大手スーパーや銀行が出来て、住宅街らしい街並みに成りつつありますが、来た当初は新築のマンションばかりが目立つ殺風景な所でした。
23名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 15:26:14
ttp://f9.aaa.livedoor.jp/~chaboo/doc/story/minty/minty0.html

 タイトルと最初の段落の間に隠しで依頼表示を入れています。
60枚弱くらいの短編の一枚目です。
もしよろしければ、作品全体(5ページ)の酷評もお願いします。
24名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 17:44:30
僕には、訴えてくるものがありませんでした。
タイトルは「お揃いのTシャツ」とかの方がいいんじゃない。
卒業記念にTシャツを作るって話は本人にとってちょっとしたイベント
かもしれないけど、他人に小説で訴えるほどのことか、ちょっと疑問です。
世界観も少しきになります。
>皆がやっきになって暇つぶしをしているこの時代に
>女の子が写真を好きなのは、
そんなふうに決めつけられてもな〜っておもいます。
作者がいってるように、
>僕は自分のちっぽけな生活に手一杯で
世界観が普通というか、ぬるいというか少し退屈です
また、この位の短編を小さな章に分けて見出しを付ける必要ないとおもう。
文章は読みやすいです、それが良いことかどうかは別にして。
この人は、モチーフが見つかればもっと上手くなるような気がします。
なんて偉そうなこといってごめん。
25名無し物書き@推敲中?:2005/04/06(水) 23:35:21
>>23
おれも24と同じような感想。
どうしても他人に伝えなきゃならんのだっていう
切実なものが感じられなかったよ。

ほのぼのした世界に作者がひたっているために書いていた作品というか。
他人にとっては単にスリルのない世界。
26名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 02:29:17
読んでみた。概ね上2レスに同意。どうにも平坦ぽい。
次どうなるのか?という気持ちは読み進める上でかなりのウェイトを占めてくる。
売れてたり人気のある作品は、大抵そう。極端な例で言うと連載少年漫画とか。
無理矢理にでも引っ張る展開がいいとは言わないが、
この作品の場合まったりしすぎてて、読者のテンションが持続しないんでないかな。
話が話だし、途中でだるくなるというか、だから何?な気分になるというか。少なくとも自分はそうだった。
物語に緊張感を持たせるか、それが無理なら
割とどうでもよさげな事実でも意図的に隠したりして、読者に疑問を持たせ気を引く。
そうでもしないとぶっちゃけ厳しい。最後まで読むかって気がしない。(読んだけど
私見としては、文章は問題ないけど、内容が好みじゃない。
肝心要の物語に牽引力が足りないと感じた。
純文ならともかく、ジュヴナイルでこの気だるさはきっつい。
しかし、全面否定かよと言われるとそうでもない。4章の後半あたりは結構好き。
27えいいち:2005/04/07(木) 16:55:22
http://blog.livedoor.jp/nanashi_hippie/archives/17289864.html

久しぶりに酷評お願いします。
一応、今書いている小説の零話(過去プロローグ)。
28名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 20:17:45
>>27
前スレの過去ログ見ましたが、投稿間隔が短すぎでは?
ここは作品の宣伝スレではありませんよ。
「〜日以上間隔をおかなければならない」というルールは
ありませんが、3/24から二週間の間に5回も依頼するというのは、
スレを私物化しているんじゃないかと思えます。
あ.なたの他にも批評を求める書き手はたくさんいます。
作品が無駄に多く出すぎると読み通すのが困難になります。

今までのアドバイスを生かしきった作品が書けたのなら
また新しい批評依頼を出すのもいいと思いますが、
アドバイスを生かす前に批評依頼しても、同じアドバイスの
繰り返しになるのではないかと思うのです。
(三日で新しい技法を完全に身につけることは、少なくとも私には
不可能です。)

一週間や二週間は自分で文章を研究してもいいのでは?
異論・反論は別館までおねがいします。
29名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 21:38:58
>>28
別館に行くまでもないだろう。

投稿は自由だ、それに対する批評もスルーも自由だ。
これでFA。
30名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 22:34:20
>28
せっかくコテハンつけてくれてるんだから、NGワード登録しちゃえ。
外伝だの過去話だのばっかり書いて、肝心の本編はまったく進めない凡百クズだろうから。
31名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 22:43:26
>>27
別館でも言ったが、まず一作完成させろや。
32名無し物書き@推敲中?:2005/04/07(木) 22:57:18
>>28
スレに長文貼るんでなく、リンク貼ってるんだからまあいいんじゃないか?

いや、擁護するつもりはないんだが、
>>27こいつ前に読んだ2作より良くなってる。
>>27で゙言えば、いきなり武器持った男に取り囲まれるのから始まるのは良いし、
些細な点でも、以下に引用したあたり、なかなかいい。

>「すいません。邪魔なのでどいてください。轢いちゃいますよ」

> 「今すぐ武器を捨てて出てこい! 命だけは保障するから!」
> 「服は保障しないってか。じゃあ出ることはできないね」

少女の言葉遣いが急に乱暴になったり、
装甲車を囲む男たちが無策だったり、突っ込みどころだらけな気はするんだが、
たぶん >>27 は、まだ若いんじゃないか。
精進してれば年齢と共に良くなる気がする。
3332:2005/04/07(木) 23:21:10
ついでだ。32の続き。
>>27
襲われてるのに悠然と、制限速度を守って走るのも面白かった。

>装甲車はゆっくりと加速していき、制限速度を守ってスラム街を走った。

前に読んだ部分は途中でイヤになったが、
今回の箇所は、これはこれで最後まで面白く読めたよ。
突っ込みどころはたくさんあったんだが、魅力は感じられた。
3423:2005/04/08(金) 13:43:02
>>24-26
dクス。
次から伏線張りを意識してやってみようと思います。
35名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 14:21:12
↑酷評されているのに、その前向きな態度。あんたは伸びるかも。
36名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 14:26:05
37名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 17:54:25
今、書いているやつの冒頭部分なんですが、どうでしょうか?
酷評お願いします。

 目覚めた瞬間、隆之は強い不快感にシーツを強く握り締めた。
 こみあげてくるやり場のない黒い塊を胸の奥に押し戻し、二日酔いの頭痛に耐え
ながら身体を起こす。
 カーテンの隙間から差し込んだ冬の朝日が室内を細く照らす。
 澄んだ陽光に反発するかのように、饐えた生活臭に満ちた空気が揺れた。
 ガラスのテーブルにはビールの空き缶とウィスキーのボトル乱雑に放置され、開
かれたままのノートパソコンの液晶ディスプレイがニコチンで薄汚れている。脱ぎ
散らかされた服と読まれることもないままに積まれた雑誌類、それと氷の解けた
ロックのバーボン。
 苛立たしさに押されて、隆之は飲みかけのウィスキーを無理矢理に喉に流し込ん
だ。アルコールの消えかけた酒の味が胸にからみつき、嘔吐感を引き出した。舌打
ちをして、床に転がっていたビールの缶を拾う。プルタブを引くと小さな響きで
炭酸が抜けた。冬の室温のビールが胃に収まるとようやく気分が落ち着いてくる。
そのままベットの背もたれに寄りかかって天井を見上げた。
 嫌な夢を見た。
 自分の女に子供ができた。女が倒れて初めてそれを知り、慌てて入院先に駆けつ
ける。ベットの横には女の両親。謝る自分と怒りつつも自分受け入れる女の父親。
毅然さと寛容と必死な自分と姿が、ありがちな事件の向こうに待ち受ける愛情と平穏
に満ちた生活に繋がっている。
 夢の中で、それを好ましく感じている自分がいた。
 それが嫌だった。
 孤独と疎外感。隆之は常に側にいるそれらの感情を受け入れてきた。それが、
ここまでの自分を支えている。隆之にとってはそれは絶対のそして唯一の支えだっ
た。だが、最近になって、不意に支えが崩れるような感覚に襲われるようになった。
そして、それはだんたんと数を増していた。
3837:2005/04/08(金) 17:54:46
 隆之は小さく首を振って、頭の芯に残る疼痛とネガティブに落ち込む思考とを無理
矢理追い払った。身体を起こしてベッドを降り、テーブルの上にあったクリップで
バインドされた2センチはあるコピー紙の束を拾い上げる。レーザープリンタで細かい
文字が印刷され、左から年月日、氏名、年齢、家族構成と並んでいる。最後に簡単な
コメントと三種類の現状が書かれている。解決、捜査中、死亡確認。
 失踪者のリストだ。
 最後のページまで付箋が貼られ、各所に紫のマーカーで印がされている。昨晩から
早朝までかけてチェックしたものだった。数多い失踪届けのデータから、特定の人間
を探し出す。十代後半から二十前半の女。失踪直前は一人暮らし。自殺願望あり。
 思った以上に該当者は多い。
39名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 23:16:01
細かい誤字、脱字は省略して、少し気になった点を挙げます。

>こみあげてくるやり場のない黒い塊を胸の奥に押し戻し、二日酔いの頭痛に耐え
ながら身体を起こす。

「黒い塊」は嘔吐感を指すのでしょうが、「胸の奥」というのは通常、心の内とい
う意味で使われます。嘔吐感を心の内に押し戻すのは違和感があります。

>冬の室温のビール

意味は分かりますが、説明不足です。

>毅然さと寛容と必死な自分と姿が、ありがちな事件の向こうに待ち受ける愛情と平穏
に満ちた生活に繋がっている

前半の「毅然さと寛容と必死な自分と姿が」の部分が説明不足。形容する言葉と
自分の姿を並列してあるところも拙いです。

「父の毅然さと寛容さ、そして必死に立ち回る自分の姿は、ありがちな事件の
向こうに待ち受ける愛情と平穏に満ちた生活を予感させた」

こんな感じでどうでしょうか。

内容に関しては冒頭部分のみですのでなんとも言えませんが、文章の端々で
書きなれていない感じが出てしまっています。

書き続けて直すよりは、単純に読書量を増やした方がいいとおもいます。
40名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 23:19:17
>>37-38
読まさせてもらいました。全体的には悪くなく、雰囲気は出てると思います
>澄んだ陽光に反発するかのように〜
カーテンを開けた描写がないと不自然
>嫌な夢を見た。
夢の部分は正直要らない、というのが私見です。主人公が妄想癖ぽくなるような感じがします。
それよりも孤独感が崩れてきた経緯を簡単に書いたら良いと思う

最後にリストの部分ですが、部屋の片付けもしないで飲んだくれの割にはプリンターで
ちゃんと現状を打ち込んでいるのは結構律儀過ぎる。手書きで良い
41名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 23:34:18
>37
形容が無駄に重なりすぎて、読みにくい文章になっていると思います。

>テーブルの上にあったクリップでバインドされた2センチはあるコピー紙の束

とか、一つの名詞にこれだけ説明がくっつくと、文章の内容がスッと頭に入ってきません。
「分厚い紙の束」くらいで充分かと。
やたらと情報を詰め込まずに、シンプルな文章を書くことを心がけるといいと思います。
42名無し物書き@推敲中?:2005/04/08(金) 23:37:32
>>37-38
>嫌な夢を見た。
以降のくだりでは主人公のキャラクタ(というよりは作中の立場か)が明確になっているし、
>失踪者のリストだ。
以降のくだりは今後の展開を予感させるものになっている。
というわけで構成面はこれでOKじゃないかな。

文章はハードボイルド的なナルシシズム文体なわけで、
形容が少々くどくなるのは仕方ないと思うが、表現そのものがくどくなったら駄目なんだな。
>開かれたままのノートパソコンの液晶ディスプレイがニコチンで薄汚れている。
だったら主語が大きすぎるし、「薄汚れている」も変な使い方だし。

とりあえず、最後まで書ききることを薦める。
43名無し物書き@推敲中?:2005/04/09(土) 00:16:29
>>39-42
どうもありがとうございます。
なんか、難しいところです。作品と文章のバランスが取れないって
いうか…。
こねくり回しすぎかなあ。
44えいいち:2005/04/09(土) 01:16:12
>>32-33
酷評ありがとうございます。

キャラの言動や行動などでツッコミどころ満載らしいので、
・各場面ごとでキャラの思考・大まかな行動をメモる
・行動・思考ばかり列挙してもつまらないので、一場面に一〜三つぐらいは面白いネタを書く
・一話ごとに伏線を張っていく

あと、キノの旅なんかは一話ごと面白いネタを書いているけど、なぜ面白いかといったら、キャラのさりげない行動だったりする。
なので、なるべくさりげない行動で面白くなる文でも研究します。

>一作完成
一度、100ページほどの短編を一作書いたことがありますが、どうやらそう言うのは向かないようです。
最大でも20ページまでのを一話一作として書き、話を繋げることで、ある程度は書きやすくなるんです。
さらに、話ごとに評価もしてもらえれば、一気に書き直すことも減り、気をつけることなどメモって意識すれば、その後の書き方にも反映されます。
45お願いします:2005/04/09(土) 13:33:58
「失礼ですが」
 という声が、僕のすぐ後ろから聞こえてきた。何の特徴もない若い男の声。
 振り返ってみると、二十歳代後半ぐらいの、やはりなんの特徴も無い男がそこに立っていた。上下に着込んだ灰色のスーツとオレンジ色のネクタイが、街ではカメレオンの保護色のような役目を果たしていた。
 僕は男の顔をじっと見て、話が始まるのを待った。しかし、相手はちっとも話し始めようとはしなかった。
 よく探せばどこかにバーコードでもついているんじゃないかと言うような、究極的な普遍性を湛えた男の顔つきを見ていると、僕は次第にさっきの「失礼ですが」という言葉が空耳だったような気がしてきた。
 だが相手も足を止めてこちらを見つめている。彼は紛れも無く僕を呼び止めたのだった。
「なにか用ですか?」
 と、僕は訊ねる。
「お金は必要ありませんか?」
 と、彼は言った。
 必要ありません、と僕は言った。
 しかし、彼はまるで僕の言葉など聞こえなかったかのように、右手にぶら下げたブリーフケースを開くと、一枚の紙切れを取り出す。そして、丁寧に僕に差し出した。
 渡された紙切れを見てみると、“株式会社 エンゼル〜安心と安全をお届けします。”という見出しが、一番上に大きく書かれていた。
「僕は別にお金に困っているわけではありません」
 ロクに紙切れの内容を読まず、僕はもう一度そう答えた。
「長い人生において事故や故障というのは避けられぬものですし、それが一体いつ起きるのかは誰にも分かりません。
 しかし、万が一なんの準備も無くアクシデントを迎えると……その当事者たる人物にどういう結末が待っているのかは、ご理解頂けますね?」
「忙しいのでもういいですか?」
 と、僕は言った。彼の言葉に興味は無かったし、向こうもこっちの質問には答えるつもりも無さそうだし。付き合うほうがバカバカしい。
46お願いします2:2005/04/09(土) 13:34:42
「お時間は頂きません。要するに……」
 と、彼は言った。
「要するに、あなたはわが社で働く素質があります。是非ともその書類をお読みになった上で、所定の場所へいらしてください。エンゼル社総勢、お待ちしております」
 彼は自分の言いたいことだけさっさと言うと、くるりと百八十度展開し、街の向こうへ消えていった。なんだったんだ、あいつは?
 しかし、困った。ここは一体どこなのだろう?一体どうやってここに来たのか、いつからここにいるのかすら分からない。気が付けばこんなところで、たった一人で立っている。
 僕のすぐ傍を通り過ぎていく人々。僕の存在に気づいていないのか、そのうちの誰一人として僕の方をちらりとも見なかった。時に、目下二センチも目の前を通り過ぎているにも関わらず、である。
 彼らにとって僕は空気のような存在なのか、あるいは僕は、本当に空気のような存在なのか。ひょっとすると、僕はここにはいないのかもしれない。だが、現実としてついさっき僕はあのおかしな男に声をかけられた。
 きっとここは、用事が無いとなれば相互の関連性の全く失われてしまう世界なのだろう。
 早くもとの世界に帰りたい、と僕は思った。そこが火星なら火星でもいい。僕はまるでホームシックのエイリアンのような心境だった。
47名無し物書き@推敲中?:2005/04/09(土) 17:01:21
>>45-46

最初の数行はいらないと思う。
「お金は必要ありませんか?」からスタートしても問題ないのでは。
二十歳代後半とかスーツ姿っていう長々としたところは退屈と感じる。
それだったら思いきって削って、魅力のあるところからはじめるのがいい。

男の姿なんかも、
「男はゆっくりと頭をさげた。頭髪がきっちりと七三分けに整えられていた」
これだけで、男の性格とか大体感じ取ってもらえる。
だから、本文にある「ブリーフケースを開くと〜丁寧に僕に差し出した」は、
男の雰囲気を表現していて、これはうまい。

それにブリーフケースの開け方ひとつ取っても、豪快に開けるとか、
ケースにキズがまったくないとか、人間の性格を表現するひとつとして使えるしね。

最後の「僕」連発は、最初にも書いたけど同じことを繰り返していて退屈に感じる。
書き方次第なんだろうけど。

最終行の「ホームシックのエイリアンのような心境だった」は、
村上春樹っぽくてイヤだなと感じた。というより、
続きがあったらここで読むの、やめるかもしれない。

それから今どこにいるのかも、たった一言「路地裏」って
最初に書いておいてくれると、場面がイメージしやすくなる。
あとで書かれると、こちらのイメージと違うってことが起こって、
混乱の原因になりやすい。
48名無し物書き@推敲中?:2005/04/09(土) 18:26:07
>>45-46

気がつけば空気のような存在になってしまった主人公に
あなたはわが社で働く素質があるから働かないかと声をかけてきた男は、
こりゃまた特徴のない不思議な男だった。

という感じの話として読んだ。
導入自体、すごく惹かれてしまって続きが気になって仕方がない、
というほどではないけど、それなりに続きに期待が持てる。
これがどう続くかで、面白くもなればつまらなくもなりそう。


> バーコードでもついているんじゃないかと言うような、究極的な普遍性を湛えた
この言葉の意味は解らなかった。
バーコード云々とか、ここのあたりの説明をもう少しきちんとして欲しい。
それこそ「ホームシックのエイリアン」というような比喩を交えて。
4945-46:2005/04/10(日) 05:39:50
>>47
>最初の数行はいらないと思う。
呼び止められて、読者にああだこうだと推測させるというか、
期待を引っ張る時間があったほうがいいんじゃないかなーと思ったんです。
でもって、痺れを切らした主人公が何の用か訊ねてみると、
向こうは「お金は必要ありませんか?」んだよ、結局そんな用かよ、ガク、みたいな。
もっと緊張感があったほうがよかったのかな。

>それから今どこにいるのかも、たった一言「路地裏」って
冒頭に主人公が迷子になったっていう記述があったんだけど、
なんかここに書き込む折に省いちゃいました。

ほかは大変参考になりました。ありがとうございますです。
5045-46:2005/04/10(日) 05:48:04
>>48
>気がつけば空気のような存在になって〜
メインは社会批判というかなんというか。
その”批判してしかるべき部分”に主人公が違和感を感じて、なんか自分だけが浮き立つような感覚になってしまった。
で、まあ、社会の方もだんだんとそんな主人公を環から押し出そうとするんだけど、
主人公は逆に「いや、やっぱりここは自分の場所だから譲っちゃいけない」って意志をもつ。
”もとの世界”ってのは結局主人公の理想で、それを薄々感じた主人公はじゃあ戦って勝ち取らなきゃな、って感じの成長風味です。(構想だけでまだ書いてないけど)
そういうのって古いのかな。やっぱ春樹だよなぁ・・・

>バーコード云々
量産性、没個性批判です。たしかに、全然ほのめかせてない。

どうもありがとうございました。
51名無し物書き@推敲中?:2005/04/10(日) 16:34:21
今回初めて書きました。酷評よろしくお願いします。 


 朝方に小雨が降り、少し肌寒い陽気の日曜日。
 気温十七度、湿度四十パーセント。何事にも神経質な顧問の斉藤先生は、わざわざ湿度計まで持参してみんなにコンディ
ションを伝えていた。
 正午にスタートする大会まで、まだあと二時間ほどある。
 ――二時間。
 それは人によってどう感じるのか分からないけど、私にとってはタイムリミットそのものだった。
 タイムリミットと言ってもできることがあるのかと言えばそうでもなく、私はアスファルトが乾いているところに腰を
下ろし、ぼんやりと外の世界を見回していた。
 スタート地点にはぽつぽつと観客が見えてきて、保護者の人たちが我が子に激を飛ばしていた。大会といってもさすがに
テレビカメラが来るほど大きくはないけど、新聞社の腕章をつけた人が取材に来ているのが見える。他の学校の人たちも、
普段より――普段というのは分からないのだけど――やや硬そうな面持ちのようだった。
 私は、「はぁ」と漫画のフキダシが出そうなくらいの大きなため息を吐く。もうこれで何度目か分からない。
 はぁ。それがまるで宿命かのようにまた重い息を吐く。湿気を含んだ風はため息を攫って行ってくれたけど、私の鬱屈さ
までもは攫ってくれなかった。
 ……楽しみとはとまで言わないけど、いつもの私なら緊張はするだろう大事な駅伝の県予選。勿論緊張もしている。だけ
どそれはいわゆるレース直前の高揚感を伴うものではないのだ。私は、そう……憂鬱な気分を隠せなかった。不安が大きす
ぎて、緊張を覆い隠している感じ。友達も私の様子がおかしいと感じるのか、さっきから心配そうに声をかけてくれる。そ
のたび私は、決壊寸前のダムみたいに溢れそうになる言葉を必死に喉の奥に押しとどめる。そして、粗悪な笑顔を作って見
せていた。
52名無し物書き@推敲中?:2005/04/10(日) 22:50:29
>>51
駅伝の県大会の予選当日の朝
選手の「私」は気分が晴れないままスタートを待つ。

全体としては、まだ話が動いていないし、面白いともつまらないともいえない。

文章は全体的に落ち着いていたのに好感を持てた。
ただ、細かく工夫していそうな場所
> 宿命かのようにまた重い息を吐く
> 鬱屈さまでもは攫ってくれなかった
> 粗悪な笑顔
こういう表現は力が入ってる感じがするが、俺は惹かれなかった。
(まあ、好きな人は好きかもしれないとも思うけど)

で、「私」が鬱屈としているのが、単に大きな大会で緊張しているのか、
それとも何か別の理由があるのか(それを作者がほのめかしているのか)
俺には読み取れなかった。

以下は、すごく個人的な感想ね。
文章と関わってくるのだけど、内向的な人が世界を批判的な視点から語る語り口って、
その憂鬱さがポーズに見えてしまうと、とたんに読むのが苦しくなる。
「ごっこ」になんか付き合ってらんないよ、って感じで。
本当は苦しくなんかないくせに、苦しんでいるフリをしているように見えた。

> ぼんやりと外の世界を見回していた。
この言葉が、何気なく書いたのか、それとも選び抜いた言葉なのかは知らないが、
示唆的に思える。
作者はこの「私」の中からもう少し外に出て(作品の)世界に進入されるべきでは?

> 普段より――普段というのは分からないのだけど――やや硬そうな面持ちのようだった。
こういう、視点をひっくり返すところは好き。
5351:2005/04/11(月) 00:53:35
>>52
レスありがとうございます。

>文章は全体的に落ち着いていたのに好感を持てた。
ありがとうがざいます。冒頭だけなんですけど褒めてもらうとなんか嬉しいですね。

>で、「私」が鬱屈としているのが、単に大きな大会で緊張しているのか、
それとも何か別の理由があるのか(それを作者がほのめかしているのか)
俺には読み取れなかった。
鬱屈としている理由は別の理由があるんですが分かりにくいですね。
難しいです。

表現については、まだまだ力不足だと思うので(全部そうですが…)、
もっと勉強していきたいです。

あと、感想ありがとうございます。
他の方からの捉え方や感じ方はとても参考になります。

くどいようですが、どうもありがとうございました。
5451:2005/04/11(月) 01:09:44
>ありがとうがざいます。
ありがとうございます。です……orz     
55名無し物書き@推敲中?:2005/04/11(月) 21:43:19
俺は今、何故か会議室にいて会議をしている。
しかも、会議の内容はカレーを美味しく食べる方法だそうだ・・・。
はっきり言って俺にとってはどうでもよく!無意味な会議だ!何故俺が参加してるかって?そんなの忘れた、とにかくそれぐらい無意味な会議だと俺は思う。
しかも、誰一人喋らず沈黙を保っていやがる、俺の隣のジジイなんて寝てるぞ・・・。くそ!ここは俺がなんとかせねばならないようだな。
「はい!」俺は手を上げ立ち上がった、立ち上がったが誰一人俺のほうは向かなかった。
俺は無視されてるのか?でもなぁ、せっかく立ったんだからなぁ・・・だいたいなんでこんな会議に参加してるんだよ!まずそれを聞こう・・・。
「えっと・・・みなさんカレーの具で何が一番好きですか?」・・・って!違うだろ!くそ!沈黙と緊張により自分の言いたいことが言えなかったぜ、しかも、何か俺がこの会議に熱心になってるみたいだ・・・。違う!けして俺はこの会議に熱心ではない!
ん?前の奴が立ち上がったぞ、やっと会議っぽくなったか・・・まぁどうでもいいけど。
「肉です。」え?終わり?理由は?しかも、あいつしか話聞いてんじゃないのか?みんなずっと同じ表情で黙ってるしよぉ・・。

10分後・・・

くそ!肉です・・・の後から誰一人しゃべらねぇ!何だこいつら人を馬鹿にしてんのか?前の奴は自分の意見を言ったくせに理由をいわねぇし、それ以外のやつらは意見すら言わねぇ・・・。
こんな奴らが国会議員になったら日本はどうなるんだよ・・・ってなれるわけないよな、俺の想像も度が過ぎたな・・・。
ん?また前の奴が立ったぞまた何か意見があるのか?
「じゃあ、これにて会議は終わりです。みなさんおつかれさまでした。今日決まったことはカレーの肉はラム肉が一番あう、ですね」
えぇぇぇ?ラム肉?しかもそんな話、一分たりともしたかぁ?してないだろ?一秒もしてないだろ?しかも、みんな帰っていってるし・・・。
はぁ・・・俺も帰るかまったく何だったんだこれ・・・。
ん?前の奴が俺の机にノート置いていったぞ・・・。

ペラッ

「今日の会議まとめといて」

は?


おわり

評価おねがいします
56名無し物書き@推敲中?:2005/04/11(月) 22:12:45
齢と変遷

 休みのひと時。このページをいじりながらほっと一息だ。
今、Celine Dionの仏語のアルバムを聴いている。
若い頃、フランス語のヒアリングの勉強を兼ねて買ったものだ。
当時はフランスというよりはカナディアンな音にあまりしっくりとは来なかったため、
暫くの間CDケースにしまわれたままだった。

 だが、アメリカン洋楽に興味が出てきた昨今、カナディアン洋楽にも惹かれてきた。
セリーヌを今度は電車の中で聴く定番ミュージックにするかもしれないな。

 若い頃買ったCDと共に、若い頃からの自分史を思い起こす心持になった。
若い頃、歌手を目指してジャズの先生の指導を受けた。
モデルのバイトをしながら、歌手になりたい、と、芸能プロダクションの門を叩いた。
7ヶ月間に渡る研修期間を経て、約束通りの歌手としての道は開かれなかった。
ナレーションのセクションしかないといわれた。
騙されたと思ったが、研修費用を無駄にしてしまう訳にいかない金額だったため、
甘んじて受けるしかなかった。
しかも、いつも仕事ではミニスカートをはくよう指示され、街頭でビラまきという歌とは全く関係ない仕事を強要された。
アナウンスのレッスンをただで見てやっているんだから、と、恩着せがましく承服しかねる仕事を強要された。
勝手に入れられた仕事を「一度決まったらキャンセルできない。40℃熱があっても行ってもらう。」と。

57名無し物書き@推敲中?:2005/04/11(月) 22:13:25
その2


初めてのアナウンスの実技など全くわからず、プロダクションのレッスンもあまり当てにならない為、
自主的に費用を払って正式なアナウンススクールで基礎を学ばなければならなかった。

 結局、そのプロダクションは怪しいと判断し、ひと悶着の末、
東京都の労政事務所に間に入ってもらい、ようやく先方も退会をやむなく認めた。

 大手芸能プロダクションの詐欺まがいの実態を見た20代前半だった。

 そしてエキストラのバイトや再現VTRのバイトを経て、今、インディーズという道が開けてきた。
何も芸能プロダクションにぶら下がらなくとも、
自分のやりたい音楽をやるには、こうした道を選べばいいということが判ってきた。

 今なら、生活のために嫌な仕事を嫌々やりながらではなく、
遣り甲斐のある仕事をしながら、自分の望む通りの音楽が出来る環境が整った。
嫌な事ばかりの20代前半だったし、大手芸能プロダクションに騙された事を知らない人は
「あれこれやってて、何がやりたいのかわからない。」と非難する人すらでてきた。

 そんな事はもうどうでもいい。自分のやりたい事をやる人生を切り開いていくパワーを持てるのは、
他でもない自分自身しかいないのだから。

 無神経な非難に耳を貸していてはいけない。自己表現の土壌は整った。
これから自分の作品を形にしていく作業に、新たな仕事に、大忙しだな。

58名無し物書き@推敲中?:2005/04/12(火) 00:50:52
>>56
なんかどっかのコピペっぽい気もするが。

こりゃ日記だな。
他人にこれを読んでどう思って欲しいのかと。
他人を楽しませるための文章ではないよね。

同じ内容でも、書き方一つで、もっと面白い文章になると思うけどね。
59名無し物書き@推敲中?:2005/04/12(火) 01:03:20
>>55
話のノリは、これで面白いと思うけど。
でも、不条理系の四コマ漫画のひとつ、てな感じだなあ。

活字メディアに求められるものとは違う気がするというか。
これはこれで面白いんだけど、費用対効果の点で、漫画に負けるというか。
こういう話が読みたければ、漫画を読むだろうな。
60名無し物書き@推敲中?:2005/04/12(火) 22:35:29
様式美以外に理解の無い人間の嘆き。
だからって感じ。
61名無し物書き@推敲中?:2005/04/13(水) 00:03:23
age
62名無し物書き@推敲中?:2005/04/14(木) 22:58:41
今書いているものから抜粋しました。酷評お願いします。

車の速度を落として狭い道を慎重に直進していくと、地図に描かれたとおりの大きな一本杉の下に、
美和が立っているのが見えた。
夜道を切り裂く車のライトを眩しそうに見つめている。
大きめのニットの帽子をすっぽりと被り、毛皮のついた白いジャケットに包まれた彼女は
年齢よりも幼く見えた。
荷物を抱えてニコニコと開けっぴろげに喜びを表すその姿を見ただけで、自然と笑みがこみ上げてくる。
普段、彼女が教室で見せている、孤高というか優美というか、ある種近寄りがたいオーラを放つ
表情とはうって変わった無防備な顔。
貴重ともいえるその顔を見られることに、里見は満足した。
「遅くなって悪かったね」
「いえ…平気です」
冬の夜、寒空の下待っていたであろう美和の顔は暗い中でもはっきりと分かるまでに青白く、
里見は急いで手を伸ばすと助手席のドアを押し開けた。
「えっ…」
乗り込もうとして車内に目を走らせた美和が、ドアに手をかけたまま立ち止まった。
「どうした?」
「先生……あの……課外授業ですよね?」
少し面喰ったように言葉を詰まらせる美和に、里見は平静を装って短く言った。
「…課外授業だけど?」
「……私ひとりだけが?」
美和は誰もいない後部座席を見つめながら、落ち着かない様子で呟いた。

63名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 00:41:47
>>62さん

 この話いいかもー面白そう。
 だけど一つ不満に思うことがある。それは、地の文のテンションが均一でもっと抑揚を出してもいいんじゃないか。
漢字を使えば、文字がキッとなり、ひらがなを使えば柔らかくしっとりとした雰囲気が出る。
 全体的に、文がキッとしていて、それは本人の特異性が出ているのかもしれないが、疲れる。
もっと、調整を。。

でも中盤から後半にかけての文章がよい。基本的にキッとした文章の中から書き手の中で、喜びが湧き上がるのが、
私にも感じられるから。そういうの気持ちいいし。
たぶんそういうのが、あなたの個性。
64 ◆aDCZLoQbHo :2005/04/15(金) 01:41:41
 自分自身が読んで満足するために物語を書いているのですが、
話の導入部分を読んだだけで、ものすごい違和感を感じてしまいます。
 書いた自分がそう思うくらいですので、
「とても酷い文章なのだろうなぁ」ということは容易く判断できるのですが、
具体的にどこをどのように直せばよいのか……サッパリ見当がつかないのです。
 どうか、真面目な酷評をお願いします。
http://f17.aaa.livedoor.jp/~overlap/guts/makestory-006a.html
65ラノベですが ◆JvkoKQQh8I :2005/04/15(金) 02:38:09
 けだるい授業。
 今日は魔法基礎概論の補習。
 外は青空。季節は夏。
 暑い。とにかく暑かった。外ではセミたちの歌唱団が昼過ぎの大合唱を始めている。
「えー、つまり、根源たる力、マナを操り『人の手による奇跡』を行使するのが我々魔術師の使用する『魔術』であり、祈りにより『神の手による奇跡』を行使する神聖魔法の類との違いであり――」
 セミの声に負けじと教室に響き渡る、教師の声。
 カジェスは暑さに溶けかかりながら、その声をただただ聞き流していた。

 ここは通称「魔法学院」、正式には「イヴィナール式魔術学院」と呼ばれる学院。
 大魔術師イヴィナールが数百年前に開いた魔術学校で、今では各地に分校を持つほどの国内最高にして唯一の魔術学院だ。
 カジェスはその中でもここオクトリア地方にある「イヴィナール式魔術学院・オクトリア校」に通っていた。
 生徒は総勢6名。数ある分校の中でも最小に近い規模である。
 そしてそのオクトリア校にただ一人いる教師は、同じくオクトリア出身の「不良教師」リッシェル。
 彼自身もここオクトリア校の出身であり、一時は首都リセーリアにある学院本校で学んだほどの人物だ。だがかつての栄光もどこへやら、今は不良教師と呼ばれて久しかった。
 そして今は夏休み。成績の芳しくない生徒や、出席日数の足りない生徒の為の補習授業を行っている最中だった。
66ラノベですが ◆JvkoKQQh8I :2005/04/15(金) 02:38:53
「ああ、なんだって夏休みのこんな時間に……」
 カジェスはうんざりしながら、二人しかいない補習授業のもう一人の出席者――自分とは全く違う理由で授業に出席している少女を見る。
「ったく、学院始まって以来の天才さんと一緒に補習とは……」
 補習授業の出席者は二人。一人は学院の歴史に残る落ちこぼれと呼ばれる少年――もちろんカジェス自身のことだ――そしてもう一人は、学院始まって以来の天才と呼ばれる少女、イリナだった。
 二人が補習授業に出ている理由は全く違う。
 カジェスは単純に、成績不振から。
 そしてこの天才の名を欲しいままにしている少女は、優秀過ぎる故に。
 彼女は今年入学したばかりの新入生だったが、夏休み終了後の後期授業から、特例的飛び級でカジェスと同学年になるのだ。入学直後の二学年飛び級である。その学年の違いによる授業進度の違いを、夏休み中の補習で埋めるため出席しているらしい。
67ラノベですが ◆JvkoKQQh8I :2005/04/15(金) 02:39:24
「ではここまでで本日の補習を終了とする」
 リッシェルのその声とともに、カジェスは待ってましたとばかりに立ち上がる。
「あー、疲れたぁ。ったく夏休みの昼間に補習なんて、先生ひどいよ。これじゃ頭に入っていかないよ」
「お前の場合、いつやろうが頭に入っていかないだろうが、ったく。お前も実技は悪くないんだがなぁ……」
 そんなリッシェルとカジェスのやりとり。
 実際カジェスは、実技――魔術行使テストの結果はそれほど悪くはなかった。もっとも決して優秀と呼べるレベルではなかったが。ただ極端に筆記テストの成績が悪いのだった。
「ああ、そうだカジェス、今年の巡礼、お前だけだっただろ?」
 補習が終わり、そそくさと帰る準備をしているカジェスに、リッシェルが声をかける。

 ――巡礼。魔術学院の生徒が義務付けられた、古臭い習慣。
 いわく学院創始者であるイヴィナールは、若いころ各地を旅し、見聞を広め、魔術師としての素養を養ったという。それに習って、今でも学院の生徒は入学後三年以内に、二十ある学院の分校を旅して歩くのが決まりだった。
 そしてカジェスは、今年がそのリミットの三年目なのである。

「まぁ、みんなもう終わらせちゃってますからね」
 巡礼は入学後、「三年以内に」である。逆に言えば基礎学力を身につけた生徒で学院の許可が出れば、三年以内ならばいつ行っても良いのであった。
 そしてカジェス以外の生徒は既に巡礼を終えているのだった。
「で、だ。今年の巡礼だけど、お前一人じゃ俺もなにかと不安なんでな。イリナちゃんも特例的に今年巡礼する事にした。最年少巡礼記録を樹立して、ちっとはこのオクトリアに箔をつけてもらわないとな」
68ラノベですが ◆JvkoKQQh8I :2005/04/15(金) 02:43:27
導入部分です。
この後二人で巡礼して色々あって無事帰ってきて良かったねって話です。

同人をやっている友人がいて、魔法学園を題材にラノベを一つ書いてくれと言われたので、挑戦してます。
ラノベ初挑戦なんですが、どうもラノベっぽくならないというか……。

アドバイス等お願いします。
69名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 03:59:17
>>64
自分が書いているものに自分で違和感を感じる、とは珍しいかも。
違和感を感じないからこそ誤字脱字をして変な文も平気で書くわけだから。
みんな書いてからしばらくした後にそれに気づく。
書いてすぐに気づくおまいさんの感覚はそれだけ優れているのかもしれないな。

違和感を感じるのは、それだけ無理をしてるから、じゃないかな。
文に問題があるとは思えなかった。
問題は、おまいさんが無理をして童話調にしてることじゃないかな。
自分の言葉じゃないから違和感があるんだろう。自分にないものは書けないよ。
おまいさんも、普段からこんな童話みたいな口調でしゃべってるわけじゃないでしょ?
なのに文だけ童話調にするから、無理が出てしまうんじゃないかと思うのですよ。

解決策としては、
 1.いつも話してるような、つまり口語調で書いてみる
 2.日常生活で話す言葉を、童話調の丁寧で優しい言葉遣いにする訓練をする
と考えてみたが、いかがかな。

1はすぐにできるけど、内容や話のイメージも変わっちゃうだろうな。
2は難しいし慣れるまで時間もかかる。

どちらかを選ぶのも、他の道を選ぶのも、おまいさん次第です。
70名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 09:38:51
>>62

>車のライト

>夜道を切り裂く
のか。

半分揶揄で半分マジだ。

雰囲気はなんとなくわかる。
しかし、緊張感をもりあげようとする意図があるかどうか知らないが、
そんな手あかにまみれた文章でなくて、
もっと自分の言葉で練ってみたら。

これだけでは何ともいえないが、
語り手の視点が定まっていない感じがする。
三人称多元視点でもかまわないし、
三人称一視点でもいいんだが、
なんだかはっきりしない。

問題はここから先だと思うが、
もうちょっと読んでみたいとは思った。
期待を裏切らないものが書ければいいね。

71名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 09:44:26
じゃあそろそろ次スレ立てるよ
72名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 14:20:04
>>62
>夜道を切り裂く、自然と笑みがこみあげてくる、ある種近寄り難いオーラを放つ

悪くはないけど修辞がありきたり。世間の読者はこういう文体に飽きはじめている。
やっぱり自分の言葉で書かないと。
73名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 15:28:37
良くも悪くもラノベだなぁという印象。

良い点は固有名詞の連打で畳み掛けるところ。
>ここは通称「魔法学院」、正式には〜
など、読者が設定に疑問を持つ前に次の設定を持ち出すことで、
説明部分のたるみを回避出来ている。
一昔前のRPGの導入部っぽい展開もシンプルで、むしろ好印象。
悪い点は表現の重なりが多いところ。
>セミの歌唱団が昼過ぎの大合唱を〜
が特にダメ。一度、全部推敲する必要あり。
それと重要な情報が足りないところ。
巡礼がメインの物語だったら、旅の困難さを先に予感させる必要がある。
国の広さとか地形とか生徒の年齢・体力とか。
7473:2005/04/15(金) 15:29:25
書き忘れた。>>65-67ね。
75名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 15:43:06
 水上沙紀は授業中、不意に襲ってきた吐き気に耐えられなくなった。
ゆっくり手をあげると、教員がまたか、という顔で沙紀を見、
「大変だな」
と一言いってから頷いた。
 いつもの好奇の目を一身に浴びて、沙紀は教室を出る。
(異端・・・)
 廊下を歩きながら、沙紀は表情を曇らせた。
自分がひどく普通ではなくなったことを、改めて強く感じたからだ。
沙紀の吐き気の原因は、突発的な記憶のよみがえりにあった。
 大きな衝撃と喪失。
 沙紀は階段の前で立ち止まると、普段のように保健室に向かうのをやめた。
 階段を昇って屋上に出ると、沙紀は深く息をつく。
それからフェンスに近付き、眼下に広がる街並みをみる。
 幾分気が楽になり、教室で感じた強烈な吐き気も小さくなった。
 あの修学旅行の転落事故から三ヶ月・・・・
バスに乗っていた沙紀のクラスメイトは一人の男子生徒と沙紀だけを除いて、
全員が死亡した。 
 

 
76名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 15:43:55
病院のベッドの上でその事実を知らされたとき、沙紀は気を失いそうになった。
悪夢を見ているだけなんだと信じようとした。反射的に強く目を閉じたが、暗い
目の前の病室は何も変わらなかった。
 沙紀だけが全治二週間で回復し、学校に戻ることができた。
生き残ったもう一人の男子生徒は、身体が一部不随となり、精神疾患のために
長期の精神療養施設への入所が必要になっていた。
 沙紀だけが、新しい学年に進級した。
 沙紀を苦しめたのは、自分と仲のよかったクラスメイト達が、事故の衝撃で
死んでいく具体的なイメージだった。日常生活の中で、凄惨な記憶とイメージが
沙紀の頭を掻き乱した。
 何故、私だけが生き残ったんだろう。
新しい教室にいる生徒達は、沙紀の身に大きな事件によるショックが起こった
ことは理解しているが、沙紀の内側の空白の深さを知ることはできない。
 修学旅行のあと、沙紀の通っていた教室が文字通り空っぽになっていたのだ。
 誰もいない教室に一人立ったとき、沙紀はクラスメイト達の気配をはっきり
感じ取っていた。足音、笑い声、修学旅行の余韻・・・。
 彼らは本当に居なくなったんだろうか?
 沙紀は、あふれ出しそうになる悲しみを抑えるために一度目を閉じた。
目を開くと、フェンスを離れ校舎の中へ戻っていった。

7775:2005/04/15(金) 16:18:35
抜粋ですが、わかりにくい箇所とかおねがいします。
78名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 16:24:15
>>75,76
うまいと思うよ。でもただの状況説明だね、もっと細かい描写が必要。
例えば、
 
夏の匂いを含みだした六月の日差しが白いカーテン越しに窓際の男子生徒
ブレザーを淡く照らしている。
水上沙紀は額から滲み出し始めた汗とここ数日味わう身体の変調に耐えかね
朗々と教科書の詩を読み上げる中年の国語教師に向かいとうとう手を挙げた。
それは今日初めての事では無い。その証拠に、教師に対する申し訳なさと己へ
のいわば「自責の念」とも採れる感情が挙げる手を弱々しくさせた。

とかさ。
7975:2005/04/15(金) 16:42:59
>>78
おっと
さっそくありがとう

そして、さっそく状況描写で逃げ切ろうとしてる私の弱点を・・・
ほんとに最初の文章だけで、そこまですらっと、描写できる力が
うらやましいです。ほしいです。
ありがたくリライトに反映させていただきます。(笑




8078:2005/04/15(金) 16:51:44
>>75
いえいえあくまでも「例」ですよ。たぶん自分だったらこう書くだろうなーって
感じの・・・しかもページ数稼げるしね。

でも、なんだかんだ言って「本当の自分の言葉」で書かなければ意味ありませんよ。
情熱って文字でも伝わるんですよ。十分にね。
僕も今書いている途中なので一緒に頑張りましょう。
8175:2005/04/15(金) 18:40:51
>>80
がんばりましょう。
最近細かい描写と文字数稼ぎのコツをつかむために、
スティーブンキング氏の本をよんでみたり・・・自分の
言葉で書き尽くすのはほんとに難しいですねー。
82名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 18:56:27
>>63,70,72
レスありがとうございます。
短い文なのに丁寧に批評してもらえて、とてもありがたいです。

あらためて自分の文章を見直してみると、漢字と説明ばかりでなんだか説明書みたいだと感じました。
文に抑揚をつけ、人間味のある文章を目指したいと思います。
褒めてくださった方、ありがとうございます。凄く嬉しかったです。

お決まりのフレーズを混ぜるしかなかった自分の表現力の無さを痛感しています。
何気ない単純なシーンほど、面白い表現が要求されるんですね。
自分がどこまで想像力を伸ばせるかはわかりませんが、精一杯頑張ろうと思います。
ありがとうございました。

83名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 19:06:03
>>64
ゾーンとはなんぞや、なんで天使なのって思ったけど、ああ、そういうことね。
舞台設定はわかったからおいておくとして(でも、予備知識のない読者は冒頭から
「?」ってなるよね。結末でそれが解消されているわけでもないし)、あなたが感じた
違和感とわたしが抱いた感想はまったくことなるものだろうから、あまり参考にならん
だろうけれど。

指示詞がちょっとうるさい気がする。それに文章がくどいところも多い。そして、文体に
あわない言葉がいくつか。

この作品にふさわしい読者の反応はにっこり微笑んでもらうことだと思うけど、残念ながら
そこまでは至らない。ちょっと酷な言い方だけど、「かわいい物語だね」って以上の感慨が
ない。コウノトリというのがよくある着想の域をでていないからかな。
もうひとつなにかがほしい。
8475:2005/04/15(金) 19:29:38
>>76
ちょっと迷ったんだけど、修正します。
>何故、私だけが生き残ったんだろう⇒何故、私は生き残ったんだろう。
 
                     スマ祖n・・・
85 ◆aDCZLoQbHo :2005/04/15(金) 21:04:20
 >>64はこのスレッドを見て、とてもうれしく思いました。
なぜなら先程まで、自分の悩みに対してこんなにも早くアドバイスをもらえるだなんて、夢にも思っていなかったからです。
さっそく64は、もらったレスをじっくりと読むことにしました。
 まず>>69さんのレスを読んで、違和感の原因に気づきました。
たしかに童話調で書いたとき、自分自身は無理をしていたのです。
しかし>>64はどうしてもどうしてもこの物語を童話調で描きたかったので、
>>69さんがアドバイスをくれた「2.日常生活で話す言葉を、童話調の丁寧で優しい言葉遣いにする訓練をする 」を実践しよう!
と心に決め、とりあえずは毎日続けている日記を童話調で書きはじめることにしました。
 次に>>83さんのレスを読んで、違和感の原因に気づきました。そして書いた物語の中から、
くどい文章や文体に合わない言葉、不適切な指示詞を探してみることにしました
(64が指示詞の事を辞典で調べたのは、64だけの秘密です)。
するとどうでしょう。直せる部分が数え切れないほど見つかったではありませんか。
あまりにもたくさん見つかったので、64は嬉しくなって、せっせと書き直しをはじめたのでした。
 ただ、物語がつまらないというのは致命的です。導入部分がつまらないのであれば、きっと誰にも見放されてしまうことでしょう。
しかし、すぐに面白い発想が出来ない64はもうすこしアイディアを練ってみることにしました。
(ちなみにコウノトリさんの正体は髑髏の顔を持つ大きな死神さん(これまた原作に登場)が被り物をしているという設定です)

 >>69様、>>83様、アドバイスありがとうございました。とてもうれしかったです。
一度書き直してみました。よろしければもう一度、ご指導をお願いします。
86ラノベですが65-67 ◆JvkoKQQh8I :2005/04/15(金) 23:58:34
>>73
アドバイスありがとうございます。
ラノベを書くこと自体が初めてで、「こんな感じでお願い」と資料として渡されたのがエロゲだったので、正直困っていました。
ラノベっぽくなっているとの言葉、誉め言葉として受け取らせていただきます。

学院だの補習授業を受けてる生徒のことだのと、とにかく説明文が多すぎて導入部分としては物凄いダレてる気がしたのですが、固有名詞を畳み掛けることでカバーできているとのアドバイス、新鮮でした。

主人公及びヒロインなどの登場人物に関して描写がないのは、同人でイラストがつくために、あえて顔や体格などは書いていないためです。
が、確かに国の規模やどの程度の旅なのかといった事は説明必要ですね。

こういった要素もこの導入部分で説明するべきでしょうか?
自分としては、一般的なライトノベルと違い、説明文や地の文がかなり続いている気がしているので、導入部はもっと会話を増やして読みやすくしたいのですが……。

ラノベを馬鹿にしてるわけではないのですが、通常ならば許されるであろう長文での説明が、ラノベでどの程度まで許されるのかわからないので暗中模索している状況です。

>一昔前のRPGの導入部っぽい展開もシンプルで、むしろ好印象。
むぅ、自分としてはラノベの割に説明文の長い、ダラダラした導入になってしまっている気がしていたのですが、やっぱり人に読んでもらうと違った視点でありがたいです。

>悪い点は表現の重なりが多いところ。
これこそラノベにあるまじきという感じですね。
説明文が長いのが駄目だと自分で思っているくせに、無駄にこね回した表現が多かった気がします。
セミの〜はご指摘通り最低ですね。
セミたちが昼過ぎの大合唱を〜 に訂正します。

またアドバイスもらいに来るかもしれませんが、よろしくお願いします。
同人誌として売る物に載せるらしいので、かなりプレッシャーを感じつつ書いています。
87名無し物書き@推敲中?:2005/04/16(土) 01:06:32
>>64
そもそも「ひとつだけ不幸せなことがありました」という語りはじめで物語を展開することが
最初のボタンの賭け違いじゃないかと思います。

とても幸せな村があった。
けれど、不幸せな夫婦があった
 (そして村のみんなが心配していて、そのために村自体にも哀しい表情が広がるほどだった)

という流れで、単なる一エピソードじゃないと位置づけたいのかもしれませんが
やはり、なんでこのことだけ取り上げるの? という違和感は払拭できません。

・幸せな村
・幸せな村だからこそよけいに強調される、ささやかな不幸せな夫婦(本人達にとっては切実)
・それを心配するやさしい村の人たち
・幸福な結末

というのを効果的に表現するのに、「ひとつだけ」という設定にする以外の方法を考えるのがいいのかもしれません。
8887:2005/04/16(土) 01:11:28
他の方の指摘する文体の問題も、きっとあるのでしょうが
文体も形容も、
最終的には「何を」効果的に表現するかに依存するので
今のまま修飾部をいじっても仕方ないように思います。
8983:2005/04/16(土) 22:38:21
>>85
まずは、どこの馬の骨ともわからない人間の話をまじめに聞いてくれてありがとう。
修正前と修正後をならべて、さらには太字にまでしてくれて、あなたの人柄がしのばれてうれしくなりました。

さて、本題。
あわない言葉ってのはO.K.です。指示詞と文章がくどいってのは、それに関連したことをちょっと説明すると、
(基本的には)おなじ言葉の多用というのは極力避けるようにする。これくらいの小品であれば、なおさらそう。
あとね、もうすこし漢字をひらくとやわらかくなると思う。こういった童話だけでなく、漢字の使いかたひとつで
読者に対してかなりの印象操作がおこなえます。

> コウノトリさんの正体は髑髏の顔を持つ大きな死神さん
これいいね。死神がどうして子どもをもたらしたのか。気まぐれか、それとも贖罪か、あるいは邪悪な意図が
あってのことか。この話がこれで終わりじゃないのなら、いろんな展開が期待できる。

でも、なによりいちばん大切なことは、あなたがこの作品を心から愛していて物語を書いたということ。そんな
気持ちをまえにしたら、おなじ言葉の多用だの、漢字をひらくだのどーだっていいじゃん! とちゃぶ台がえし
で締めましょう。
90名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 08:07:40
愛を持つことは大切だ、ということは否定しない。

しかし、残念ながら物語ってやつはそれを伝える技術がなければ、
心あまって言葉足らず、という結果に終わる。
言葉で伝える技術を。
それが独りよがりにならない、第一歩だ。
91名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 12:04:45
野暮だねえ
92名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 14:39:18
「アアつまらねえ、こう何もかもぐりはまになった日にゃあ、おれほどのものでもどうもならねえッ。
いめえましい、酒でもくらってやれか。オイ、おとま、一升ばかり取って来な。コウト、もうにやっこも悪くねえ時候だ、
はけついでに豆腐でもたんと買え、たんぼの朝というつもりで堪忍をしておいてやらあ。
ナンデエ、そんな面あすることはねえ、女っぷりが下がらあな。
「おふざけでないよ、寝ているかとおもえば眼が覚めていて、出しぬけに床ん中からお酒を買えたあ何の事たえ。
そして何時だと思っておいでだ、もう九時だよ、日があたってるのに寝ているものがあるもんかね。
チョッ不景気な、病人くさいよ、眼がさめたら飛び起きるがいいわさ。ヨウ、起きておしまいてえば。
「厭《や》あだあ、母ちゃん、お眼覚が無いじゃあ坊は厭あだあ。アハハハハ。
「ツ、いい虫だっちゃあない、呆《あき》れっちまうよ。さあさあお起ッたらお起きナ、起きないと転がし出すよ。
と夜具を奪りにかかる女房《にょうぼう》は、せいの少し高過ぎると、眼のまわりの薄黒く顔の色一体に冴えぬとは難なれど
面長にてめはなだちあしからず、粧り立てなば粋に見ゆべき三十前のまんざらでなき女なり。
 今まで機嫌よかりし亭主は忽然《こつぜん》として腹立声に、
「よせエ、この阿魔《あま》あ、おれが勝手だい。
といいながら裾の方に立寄れる女を蹴つけんと、掻巻ながらに足をばたばたさす。
93名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 14:49:47
>>92
止めようよ、こういうのは荒れるし。
94名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 14:51:11
>>93
なんで?ちゃんと読んでよ。
95名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 14:57:01
>>94
そっちこそちゃんと読んでよ、メ欄とか。
96名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 15:19:09
>>93
検索御苦労
97名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 15:52:07
 現代の女性の感覚は色調とか形式美とか音とかに就いて著るしく発達して来た。
 これはある精神病院の患者、――第二十三号がだれにでもしゃべる話である。
 拝啓。 一つだけ教えて下さい。困っているのです。
こんな夢を見た。 高い塔が夕の空にそびえている。ゆうべは初めて、澄んだ空を見た。
そのとき西のぎらぎらのちぢれた雲のあいだから、夕陽は赤くななめに苔の野原に注ぎ
すすきはみんな白い火のようにゆれて光りました。
98名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 15:53:05
ぱくりじゃん。
99名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 15:54:35
>>97
元ネタが3つしかわからん。河童と夢十夜と宮沢賢治の何か?かな
100名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 15:56:25
検索したら太宰も引っ掛かった。
101名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 16:08:15
>>85

RPGのオープニングのイメージなんじゃね?
どのような物語にするか聞いたときに、そう思った。
そう思うと、童話口調なのも頷ける。
102 ◆3L4RhulvqU :2005/04/17(日) 17:10:40
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/yume/1113436238/

まず、3点リーダの違反と、書き込みが携帯故の誤字等の多さを先にお詫びします(今後は前者は矯正、後者は減らして皆無にするように頑張ります)
是非とも読んで戴いて、ご指導願えれば、と思います
お願いします
103名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 17:41:03
369 名前:名無し物書き@推敲中? 本日の投稿:2005/04/17(日) 17:39:43
















104名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 21:04:58
ここを見ていて創作意欲が湧いてきました。初投稿です。酷評よろしくお願いします。

「起立!礼」
 ホームルームが終わり、にわかに教室が喧騒に包まれる。普通ならば何人かが他愛もない話をしたりしているものであるが、皆そういうこともなくそそくさと帰っていく。
 季節は一月。僕達は中学三年生。
 残り二ヶ月足らずで受験を迎える―――。

 校舎から出るとそこには辺り一面薄く雪が積もっている。朝から少しずつ降っていたお陰だろう。今は朝ほど寒くはないとは言え、時折吹く風が僕の体を縮こませる。だが、これしきでへこたれてはいけない。こんなことでは来るべき受験に打ち勝つことなどできない。
 ぱんぱん、と頬を叩いて気合を入れる。手袋をしているのであまり痛くなかったが。
「さて、と」
 僕は学校帰りにいつも寄っている喫茶店へと足を向ける。もちろんくつろぐ為などではなく受験勉強のためだ。なぜわざわざ喫茶店に足を向けて勉強するのかと言うと、そこは客の邪魔にならない程度に音楽を流しており、これが僕に良い集中力を与えるのだ。
 ……それと、理由はもう一つあるが。

 からんからん。
 喫茶店に入ると二つの声が僕を出迎えた。
「いらっしゃいませ」
 少し高い声で言ったのはここでアルバイトをしている女の子。毎日通っているが、名前はまだ知らない。
「いらっしゃい。毎日精が出るね」
 食器を洗いながら言うのはこの喫茶店のマスターだ。
「今日も受験勉強かい?」
「ええ。もう頭がパンクしそうですよ」
 苦笑いしながら席につくとアルバイトの子がメニューを持ってきた。
「毎日ご苦労様です。さて、ご注文は何になされますか?」
「それじゃ、いつものようにコーヒーを一杯、といきたいところですが、すみません。今月の小遣いがもう残り少ないのでパスということで」
そう言うと彼女は少し笑って、
「そろそろそう言うと思っていました。いつも月のこの頃にはそう言いますから」
 僕がカレンダーを見ると、なるほど確かに小遣いが切れる頃合いだった。
「あまり邪魔をしてはいけませんね。それではごゆっくり」
 そう言うと彼女はカウンターの奥に下がって行った。
 僕もいつまでもボヤボヤしていられないので鞄から問題集を取り出し勉強を始める。
105名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 21:06:40

 僕が勉強に没頭している間にも何人かの客がやってきたが誰もが静かに本を読んでいたり、なにかしらの課題をやっていたりしていた。それが暗黙のルールになっているようだった。
 だが、時がたつとやがて人も少なくなり客は僕一人、日も沈んでいた。
 問題も一区切り終えたので今日はここまでにしておくことにする。
「それじゃ、今日はこの辺で失礼します」
「あっ、ちょっと待って下さい」
 荷物を鞄に入れて立ち上がろうとしたとき、カウンターの奥から僕を呼びとめる声がした。
 何だろう?そう思っているとアルバイトの女の子がコーヒーカップを持ってきた。
「どうぞ。帰る前に飲んでいってください」
 さりげなく差し出されたのはココアだった。良い香りが鼻をつく。が、
「いや、お金が……」
「お代は結構です。いつも来てくださっている御礼ですよ。あ、マスターには内緒ですから」
 彼女がにっこりと笑って言うので、僕は素直に受け取るほかなかった。
 ココアを口に運ぶ。程よい熱さとまろやかな味が僕の疲れを癒した。
「その代わり、一つわたしの質問に答えてもらえませんか?」
 僕が一口飲み終えるのを待って彼女は言った。
「分かりました。何ですか」
彼女は一呼吸置いて、
「あなたは、毎日ここに来てくださってますよね?常連さんは何人かいますけど欠かさず三年間、毎日来るのはあなただけです。どうしてですか?」
「それは……えーと、そうですね、ここがすごく落ち着ける雰囲気だから、ですね。それと……」
 そこまで言って、僕は口をつぐんだ。言えない。あまりに恥ずかしくて言えない。
僕がここに来る第二の理由。それは、
「それと?」
 今、目の前にいる名も知らない彼女が好き、だからだ。
「……いえ、何でもないです」
 まじまじと見つめてくる彼女の視線に耐えられず、僕はうつむく。そこには、まだ飲みかけのココアがある。残すわけにもいかないので、一気に飲み干す。
「それじゃ、僕はこれで。ありがとうございました」
「はい。また来て下さいね。待ってますから」
 にっこり笑って手を振るので、僕も釣られて手を振ってしまった。この笑顔が、僕が彼女を好きな所なのかもしれない。
106名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 21:07:15

 外に出ると、そこはもう漆黒の夜空に包まれていた。しかし、その黒いキャンパスに白い欠片がちらほら舞っている。雪だった。
 先ほど飲んだココアのせいか、まだそれほど体は冷えてなかった。
 最後の彼女の言葉を思い出す。
 告白。そんな言葉が頭をよぎる。ここ最近、彼女のことを考えることが多くなっている、ような気がする。
 なんでだろう。
「あのココアのせいかな」
 苦笑いしながらも心中でココアに感謝する。そして、芽生えてきたある勇気に。
 受験が終わったら、告白してみよう、という勇気を。
 そんなことを考えながら僕は帰路へとついた。
107名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 21:33:56
ある日、僕は母さんに手を引かれて、電車に乗っていた。その時、母さんよりもずっと年老いた女性が、僕よりもずっと年上の…大人としか思えない男の人を連れていたのを見たときだった。
その男の人は、何を考えているのかも判らない顔でただ手を引かれながら上を見上げていた。
そして、しばらくすると大声で何かわからないことを叫びだした。僕は怖かった。
周りを見ると、人々は誰一人として表情を変えず、まるでマネキン人形のように立ちつくしていた。
僕は、誰も何も言わないのが不思議だった。母さんの方を見ると、母さんも他の人と同じように、
無表情で手すりを掴みながら、床を見詰めていた。
気にしているのは、僕だけのようで、なんだかきまりが悪かった。
でも、何か子供心に容易に掴めない違和感が終始つきまとって、居心地が悪かった。
そのためにマネキン人形のような大人達がどこか、恐ろしく思えた。
ふと男の人を連れたお祖母さんの方を見た。
周りなど、元から無いような顔で、しゃんと背筋を伸ばして屹と真っ直ぐ前を見ていた。
凛としていて内側から何かが溢れ出ているように見えて、僕はなんとなく神々しさを感じた。
そのお祖母さんの顔は、マネキン人形には見えなかった。
108名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 22:04:29
>>106さん

感想です。しかも超個人的な気持ちが触発されて、実際何の参考にもなりません。
>受験が終わったら、告白してみよう、という勇気を。
「受験が終わってからかよー!!」という叫び声が心の中に響いて、
いまたたみの上で、泣いてます、私。
109名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 22:35:00
あーやっば、真面目になろ。。
110名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 23:08:41
104さんの安定した世界観が、文字の上に流れているのを感じます。
でも、何か、本人のプロフィールの様な物語にも見えました。
私はこうなんだ、という様な。

むしろ107さんの文章の方に好感を持ちました。
わからないものと、導く力を持つものが同居した世界。
是非、107さんの文章を源流とした、もっと現実の世界とリンクしたものを
読んでみたい、と私は思いました。
11175 76:2005/04/18(月) 01:39:42
――― 一年前、高校の入学式から一ヶ月が過ぎていた。
沙紀は放課後、電車に乗る前に英語の辞書を教室の机の中に置き忘れていた
ことに気が付き、学校に戻った。
 教室には、生徒が一人残っていた。
 まだ、話したこともない男子生徒だったが、名前は覚えていた。
・・・杉原 登?
 机にしがみつくようにして寝ていた。
 沙紀は起こさないように、自分の机から辞書を引っ張り出そうとして、
挟まっていたボールペンを床におとす。「あ・・」
 その音に登は目を醒ました。「?」
 首を向けた登と沙紀は目が会う。
「・・・・終わってるよ学校」
 気まずさもあって、沙紀は声をかけた。
「・・・・・ああ」
 登は伸びをしながらこたえる。
「そちらは?忘れ物?」
 沙紀がつかんでるものを見て、登が聞く。
そうだと頷いてから、沙紀は遠慮がちに言ってみた。
「杉原君て、いつもその・・・教室で寝てるよね?」
 
11275 76:2005/04/18(月) 01:41:47
 一瞬登はキョトンとして、笑う。
「逃避してるんだよ」「逃・・・避?」「現実逃避」
 沙紀は少し考えてから聞いた。
「逃げてるってこと?」「そう」「何から?」
「うーん、なんだろ?」
 登はまだどこか眠気眼だった。「過去から」
 その答えに沙紀は思わずどきりとした。「どんな・・・過去?」
「誰かのために自分を見失ってた恥ずかしい過去から」
「誰かのために?」
「簡単に言えば失恋だよ」
 少し面食らって、沙紀は笑う。
「そこ、笑うトコじゃないから」
「ごめん、でも・・まだ入学して間もないのに失恋なんて、早くない?」
「早いよ。早過ぎなんだよ。まったく・・・。誰かのために生きられなく
 なったから」
「なったから?」
「自分のために寝てるってわけ」
 沙紀はおかしさをこらえながら「程々にね」と助言した。
「あー帰ろ」そういって登はさっさと、教室を出て行こうとしたが、
 一度立ち止まって聞いた。
「水上沙紀さんだっけ?」
「杉原 登くんだよね」 
 敬礼するように手を上げると登は、
「よろしく」と言い残して行った。


11375 76:2005/04/18(月) 01:57:06
会話中心の場面で、なんかあいかわらず描写不足なんですが、ぶっちゃけ
この導入のやりとり、寒いですかね。一応伏線的な会話なんですが、いきなり
冷められるんじゃないかと・・・ほかにも会話シーンとして変なところあるなら
酷評ねがいます。
114名無し物書き@推敲中?:2005/04/18(月) 15:17:58
11578:2005/04/18(月) 15:40:17
>>75,76
あれ?なんか結構いい感じじゃない?とても読みやすい。
欲を言えばもうちょっと描写が欲しい。話のテンポを下げない程度に。
自分の頭の中でストーリーを映画化してダラダラとスローで見てみな、そうすれば
細かい描写が目について、気がつく。自分を第三者の目として客観的にストーリーを
見る事が大事。
116名無し物書き@推敲中?:2005/04/18(月) 18:40:56
評価お願いします。

「やっぱ東京は恐ろしい街だな」
焼き鳥をほうばりながら、刈田は大声で話す。
カウンターの横に座っているとはいえ、騒がしい居酒屋の中でも刈田の声ははっきりと聞こえる。
「そうか?」
私は曖昧な返事をした。
暖かいオレンジの白熱灯が、刈田の浅黒い顔をよりいっそう強調している
刈田はまた一杯焼酎を飲み干すと、やはり大声でしゃべりだす。
「そりゃそうさ。東京に来てから借金背負うし、女には逃げられるしろくなことがない。昨日はチンピラに喧嘩吹っかけられそうになるしな」
「うん」
「それに、お前の親父だって、お前が東京来てからすぐに死んじまったじゃないか」
「うん」
刈田とは、高校からの付き合いだ。
ほとんどが自分自身に原因があるのに、刈田には酒を飲んではこんなことを言い出す癖があった。
それに適当に相槌を打ちながら、二人、居酒屋で飲むのが昔からの習慣だった。

「なんだあ隆二。親父さんが死んだってのに、うんはないだろ。うんは」
刈田は急に説教を垂れるようにそう言うと、店員を呼びつけまた焼き鳥を注文した。
会話が途切れ、酒飲みの歓声と店員の挨拶がより大きく聞こえる。

私は刈田の話に父が死んだときのことを思い出していた。
父は私が19歳のときに癌で死んだ。
病院で横たわる父を見ても、遺影で微笑む父を見ても私は一滴も涙を零さなかった。
伯母はそんな私を見て強い子になったと褒めてくれたが、泣くことも出来ない自分を、昔の私は非情な人間と責めたものだった。
117名無し物書き@推敲中?:2005/04/18(月) 18:41:41
「失礼します。砂肝とねぎ間お持ちしました」
店員が刈田の注文を持ってきて、想い耽っていた私はふと我に返る。
「それではどうぞごゆっくり」
見ると威勢の良い若者だ。
まだ新人なのか、マニュアルどおりに丁寧に頭を下げると若者は他のテーブルへと歩いていく。

「東京に来たばかりのとき、俺らもこんな感じでバイトしてたよな」
若者の後姿を見ながら、定まらない目つきで刈田は言う。
「良いよなあれだけ若さがあれば」
「阿呆。お前だってまだ25じゃないか」
「でももう東京7年生だ」
私は言った。
刈田はすぐには意味が分からなかったのだろう。
一呼吸分の間のおいて、ようやくいつものにんまりとした笑みを見せた。
「確かにそうだ。俺たちは憧れの東京に、もう7年間も住んでるんだ」
本心なのか嫌味なのか、刈田はにたにたと笑いながら言った。
「今日は隆二君のおごりだね」
唐突に刈田はそう言うと席を立った。
相変わらずにたにたと笑っているが、洞窟探検をする少年のような笑顔をしている。
「おいおい。割り勘じゃないのか」
私は言った。
「東京なら楽して金が入るって、隆二の口癖だったよな。7年も住んでるんだ。もう山ほど金を持ってるんだろ」
刈田はそう言うと、私に返事も言わさないうちに
大口を開けて笑いながら「今度は俺がおごるよ」と付け足して、ふらふらと店を出て行った。
118名無し物書き@推敲中?:2005/04/18(月) 19:28:36
>>116-117
ショートスケッチならこんな感じで良いんじゃないかな。

以下、細かいつっこみ。
・「ほうばる」じゃなくて「ほおばる」=頬張る
・文体が途中で現在形→完了形に変わっている。
・>相変わらずにたにたと笑っているが、洞窟探検をする少年のような笑顔をしている。
「笑っているが、笑顔をしている。」という接続は変。笑いの質の変化を強調したら?
119名無し物書き@推敲中?:2005/04/18(月) 20:46:11
>>104
そんな瑣末な内容と関係ないこと言われたいんじゃない、と言われるかもしれないですが

中学生、学校帰り、制服で喫茶店へ行く、喫茶店では金がないと注文しないでずっと居座る

ってどこの世界の話なんですか?
皮肉じゃなくて、そこで立ち止まってしまいました。
文章自体は読めるものなのですが、うーん。
もし、そういう場所が無いのに舞台として選んだのなら、世界観が幼い気がします。

もし、あなたの知るところにそれが許される環境があったのなら、それはたとえば、親同士が知り合いであるとか(例です)の何らかの理由がありませんか?
実際にあなたのまわりが、理由も無くそれが許されるような世界がそうなら、私の無知です。
大変失礼な話でもうしわけないですが。
120119:2005/04/18(月) 20:49:28
瑣末で申し訳ないのですが、
その舞台設定のせいで、小説ではなく、あなたのプロフィールじみた妄想に見えてしまいました。
121119:2005/04/18(月) 20:55:14
たとえば、
 学生時代苦労したというマスターの好意でそういった場所になっている。
 店が込んできたときは席をたつのが暗黙の了解だ。
というようなことを書くだけで読者は安心して先へすすめると思います。
122119:2005/04/18(月) 20:55:59
「込んで」→「混んで」でした。
123104-106:2005/04/18(月) 22:21:37
批評ありがとうございます。どれも見事に的を得ていてとても参考になりました。
もっと精進しなければなりませんね…
特に、世界観が幼い云々のあたりはこの作品をある人に見せたときにも言われました。
また折を見て投稿したいと思います。
124116-117:2005/04/18(月) 22:56:27
>>118
評価ありがとうございます。
なるほど確かにケアレスが目立ちます。
大体の感じは良いとのことなんで、とりあえずミスをなくし、
安定して執筆できるよう精進します。
125119:2005/04/19(火) 01:34:05
>>123
瑣末な話で澄みませんでした。
全体的にはいい雰囲気の話だったです。デリケートなところを伝えようとする様子はとても伝わりました。
12675 76:2005/04/19(火) 01:40:04
>>78 115
酷評覚悟で投稿してみたので、褒めてもらえてうれしいです。ありがとう。
やっぱり私の問題は細部描写ですね。自分でももっと言葉出ないか?と苦悩
してる次第です。どうしてもこういう会話文になると、「言った」「聞いた」
の繰り返しになりがちで、単調になりやすいんですよね。
観客になったつもりで脳内スクリーンを凝視して、リライトしてみます。
127名無し物書き@推敲中?:2005/04/20(水) 00:27:54
>>75,76
会話を進めるために、相手の言うことを繰り返して見せると言うのは
実際の会話でもつかわれることですが、
小説でそれをあまり多用すると、合いの手ではなく不自然に見える
(結局独白と一緒)
12875 76:2005/04/20(水) 19:14:00
>>127
春樹節と自分で命名してるんですが、おっしゃるとおりです。
一人称で物書くと確実に出てしまう症状なので、常に警戒している点でもあるんだけど、
勝手に自分でここは重要(にちがいない)とおもってしまうと繰り返してしまっているという・・・。
無意識ってやつは怖いです。春樹節に要注意ですね。
129名無し物書き@推敲中?:2005/04/20(水) 21:07:04
重要と思っているところ、思い入れのあるところを、繰り返したり改行したりすることがあるが
それは初歩的な技法だと思う。
それを使っていいのは重要度80以上(どんな数値だ)とか、**ページにひとつとか、
秀作ならばなおさら意図的に避けて、他の方法を考えた方が上達する。

そうやってたたせないと読者に理解させることができないと不安なのなら
それは、作家の書くと読者の読むを一致させるのを放棄する方法だから
13075 76:2005/04/21(木) 23:33:27
村上春樹氏の影響か、一人称小説大流行ってかんじですね。一人称で書くと
多人称でかくより、筆がはしりやすいのは、世界の注意を制御しやすいから
でしょうね。世界を己に引き付けて解釈することで、客観化したようにみせられる。
だから一人称は思い入れがフライングしやすいと思うんですよ。強調や繰り返しって、
気持ちいいしね。そういう癖がつくのが怖くて、最近はあえて一人称避けしてますが。
131名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 01:04:28
月が見つめる時
鯨が空を飛ぶんだ揺れる雲は波
飛ぶ鳥は魚
無数の星は貝殻になって
鯨の周りを鳥の魚が星の貝をくわえて群がるんだ
だから鯨は星の光に照らされて
雲のスモークに体を浸しながら空を泳ぐんだ
僕は鯨のお腹の窓から寂しがり屋のピエロが笛を吹いて踊っているのを見ていたんだ
ピエロはあたかも自分がみんなを先導しているかのように踊りながら鯨の前を歩くんだ
その音色と踊りはとても陽気で、見ているこっちも楽しくなるんだ
鯨も悪い気はしていなかったね
その音色があまりにも楽しそうに見せたのか、月がじっとこっちをみているのに気が付い
たんだ。調子にのったピエロはそんな月をあおるかのようにさらに大きな音色を吹いて月
を誘ったんだ。すると月はだんだん大きくなって近付いてきたんだ。初めは楽しそうにし
ていたピエロもこれにはびっくり。だって月が想像以上にあまりにも大きすぎたんだ。
その大きさはなんと鯨を一口で食べてしまえるほど。月にいる兎が餅をついているのが見
えるくらいになって、みんな事の大変さにやっと気付いたんだ。これはまずいと鯨が雲の
塩を吹くと月に向かって話しかけた。
「月さん、ここは楽しい所だけど、月さんがここにいたら、みんなが朝目を覚ましたら
びっくりして、みんな死んでしまうよ」
すると月が言った「ごめんよ。あまりにも楽しそうだったから僕も混ざりたくなったん
だ。けれどわかったよ。僕は元のいた場所に帰る事にするよ。だけど帰るに帰れないん
だ」「それは困った。帰るに帰れないとはどういうことだい?」鯨が聞いた。
132名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 01:05:05
「それが元いた場所がどこだかよくわからなくなってしまったんだ」月が困った顔をして
言った。顔には涙を浮かべていた。
するとピエロが言った。「そしたらみんなで月さんを元いた場所に連れていってあげよう
ぜ」みんなは月を毎日見ているので月が帰る場所を知っていたのだ。
みんなは心よく引き受けた。するとピエロがとても陽気な音色を吹きながら踊り始めた。
すると鯨を筆頭に鳥や星達はその音色の後に列をなして空高く泳ぎ始めた。もちろん月も
最後から着いてきた。
僕たちは地球に手を振りながらピエロの音色に合わせて行進をした。月の上にいる兎も音
色に合わせて餅をついていた。
どのくらい経っただろう。ピエロの音色がやみ、「着いた!」っと一言。気付けば地球が
心配そうに見守ってくれていた。「ありがとう」月が何度も礼をすると月にいた兎も手を
振っていた。僕らも手をふりかえした。みんな何事もなかったかのようにまたピエロの音
色を先頭に楽しく帰っていった。
月が見つめる時
今日もまた鯨が空を飛んだ
今度はもう月もじっと見ているだけだった。
しかしその表情はとても楽しそうに見えた。
133131-132:2005/04/22(金) 01:23:12
稚拙ですいませんが、評価お願いします。
134名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 01:29:02
きれいな文章だった。
絵本だと、思うので野暮かもしれないが、俺の中では「月は動くもの」なので、
月が「元いた場所」というのが抽象的であれば問題ないのだが、具体的に場所を定められてるので、「おや?
」と思った。
135131-132:2005/04/22(金) 01:40:57
>>134
ありがとう。読んでくれただけで感激です。
自分の中でも綺麗な文章にしようと心がけました。
136名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 05:42:42
>>131
これは詩ですか?
137名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 08:32:52
まだ書き始めたばっかで文章とかは何も考えず書いてる。
文章的なものより、オタクの行動として正しいかを教えて欲しい
138秋葉オタク美人系:2005/04/22(金) 08:35:54

「キタ━━(゚∀゚)━━!!! 萌え〜」

俺の一日は秋葉の中心で萌えを叫ぶことから始まる
今も、虎の穴の同人誌コーナーで「すんばらすぃ」同人誌を見つけてしまった

「ハァハァ、絵も上手いし、厚さもある。なによりエロい!これは買いだな」

見本誌をじっくり、素早く、むふふと見ていた俺の目が止まり、興奮する俺の脂ぎった右手には
【ガンダムSEED:ルナ×ステの成人本】がしっかりと握られている。
そして、左手には数ある新作の中から、俺の黒縁眼鏡にかなったエロ同人誌が大量に抱えられている

「むふふ、今月は良作尽くしですな。おっ…このサークルも新刊出したのか、も買っていこう」

ここは、オタクの欲求が入り混じる素晴らしい街、秋葉原
表面は、なんでも揃う電気街ということになっているが
実はオタクの聖地であることは、テレビや漫画などで報じられ、周知の事実となってしまっている。

「まぁ…こんなもんだな。」

俺は今月の新作の品定めにとりあえず満足し、腕の中の同人誌をレジへとようやく(入店してから二時間経過)持って行くことにし足早に店内を移動する。

「はいっ、9500円になりまーす!」

女店員が元気すぎるのに少しむかつきながら、財布から万札をとりだし、忘れずにポイントカードも提出

お釣りを受取り、今日の収穫を背中に装備している赤リュックへとインする。
ちなみに赤いからといって、三倍の物が入る訳ではない

予約していたゲームや、DVDのおかげで残り少ないスペースに同人誌を丁寧に押し込み、新作を堪能させてもらった虎の穴を後にする。

139名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 08:49:23
>>131-132
これは「僕」がクジラのおなかの窓から見ていた光景ですよね?
なのに神様の視点がまじっているような気がします。
140131-132:2005/04/22(金) 10:29:06
精進させて頂きました。









141犯罪者の心理:2005/04/22(金) 10:52:10
(一部抜粋)
「はぁはぁ。もうたまらないです・・・。」
このようにじらせばいい。もう少しだ。
「ねぇ・・いれさせてあげるから、教えて・・」
「い、いれさせてくれるのか!!」
「うん・・・」
身をひいたようにうなずく。
「で!なにをだ!マン馬券の話か!?」
「う、ううん・・それも聞きたいんだけど・・・」
その話じゃない!私が聞きたいのは、彼の口からの証言!証言さえあれば…



(略)
結局、証言を取った後に部屋の明かりをつけ、逮捕令状を突きつけた。
男は驚いて逃げようとしたが、出口で待ち構えていた男性の警官に捕らえられた。
そしてその後に誤算だったのは、あれだけ出てきても監視の目をつけてもらうように頼んでおいたはずの
監視員が、へまをして目を盗まれたこと。私はなんど会社のトイレで背後から
鈍器でおそわれ・・・
142さたけ 1/3:2005/04/22(金) 15:38:00

「いつまでもずっと、ともだちだよ。」
それは俺の親友だったヒカルが引っ越すとき、最後に残した言葉だった。


 あれからもう7年が経つ。
子供の頃よく遊んだあの空き地には
今はもう大きなビルが建っている。
近くに大きな駅もでき、変わっていったこの街から出て行く人間も多い。
 俺、シンジはずっとこの町で暮らしてきた。
今でも思い出す子供の頃の思い出。
懐かしい友達とのサッカーや野球、そしてヒカルとの男の友情。
自分の心の中でその思い出は大きく場所をとっていた。
ヒカルはきっとこの街に戻ってくる。
そう信じていたときもあった。
だから高校だって近くの進学校を選んだ。
しかしヒカルにはこの7年間会うことが出来ない。
この街にはもう帰ってはこない。そういうことだろう。
143さたけ 2/3:2005/04/22(金) 15:38:25
「もう一度アイツと野球やりたかったな」
缶コーヒーを飲みながらカズキが話し始めた。
「あれから7年だ、もう会うこともないだろう」
寂しそうに答える俺。
「そういえばお前大学はどうすんだ」
「隣町の大学にするよ。家から通えるしな」
そんな他愛のない会話をしながら俺は夕日を見つめていた。
強い光と橙色が目に眩しい。
取り留めのない話をしてから、俺は岐路に着いた。

 日曜日の朝早く、俺は家を出た。
日課にしているランニング。
ヒカルと一緒に走っていた時から数えて
もう8年も欠かさず続けている。
8年間特別なことは何もなかった。

144さたけ 3/3:2005/04/22(金) 15:40:35
 しかし今朝は何か違った。
どこか違っている 何かが起こりそうな 
言いようのない空気。
俺はそれを気のせいだと結論付け、
いつも通りに家を出た。
 通いなれた道をまっすぐ進み、
走り始めて15分ほど経った。
いつもの曲がり角が目に入る。
塀の上に咲く花に目をとられていたその時、
角から急に出てきた何かにぶつかった。

女?

ぶつかったのは、髪の長い綺麗な女性だった。
『すみません、大丈夫でしたか?』
女は問いかけてくる。
「ええ、こちらこそすいませんでした。」
そう答えて再び走り出そうとした後、
何か不思議な感じがしていたことに気づいた。
なにか、とてもなつかしい感じ…
もう一度振り返ってみたが、女性は既に、見えなくなっていた。
その場で考え込む自分。
この感じ。なにかと同じ、なつかしい…

 答えがみつからなかった俺は、その場を後にした。

145名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 17:06:19
反復が気持ちいい間は、書くことに酔っている状態とおもわれ
読むほうからすると、過剰な反復は気持ち悪い
書いたあと一日おいて自作を読んで、反復が気持ちいいままだったら
読者視線を訓練した方がよいと思われる
146名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 17:10:55
>>142-144

>「いつまでもずっと、ともだちだよ。」 
>それは俺の親友だったヒカルが引っ越すとき、最後に残した言葉だった。 

つかみの文章で説明文はいただけない。段落換えしていないなら気にならないないかもしれないが、
わざわざ一行あけて最初の二行を立たせているのだから、一行目に「ともだち」といっているのに加えて
「俺の親友だった」ヒカルが、というのはくどくないか?
147名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 17:14:22
>子供の頃よく遊んだあの空き地には 
>今はもう大きなビルが建っている。 
>近くに大きな駅もでき、変わっていったこの街から出て行く人間も多い。 
> 俺、シンジはずっとこの町で暮らしてきた。 
>今でも思い出す子供の頃の思い出。 
>懐かしい友達とのサッカーや野球、そしてヒカルとの男の友情。 
>自分の心の中でその思い出は大きく場所をとっていた。 

描写なのか説明なのかわからないけど、抽象的過ぎる。
せっかく主人公がランニングするのだから、ランニングシーンでどこかに絞って懐かしい風景を描写し、
そこからつなげていったらどうかと思う
148名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 17:26:18
>>142-144
全体的に抽象的な物言いが多いですね。
小説らしいものにしようとして、必要な情報の他に描写のようなことを行おうとしているのでしょうが、
あまり効果を上げていません。
「あの空き地」というのに「あの」をつける意図も不明。なんとなくいきおいでつけてしまったんでしょうか。
空き地に大きなビルが建っていると言うのは、流行の歌詞で聴いたことが何度もあります。
よくあることなのでしょう。
空き地に大きなビルが建った。
というのが定型だとしたら、たとえば、ビルがマンションだとかオフィスビルだとか
一階がコンビニ、ファミレス、本屋、税理事務所……
まあ、ガチャガチャしていますが、キーワードを入れるとぐっとリアリティが増したりします。
空き地が、どういったタイプのビルに変わったのかで、街の規模や雰囲気を伝える助けになるしね。

がんばってください
149名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 17:29:41
>>142-144
多分、ヒカルちゃんは女の子で最後に会ったのがそうなのじゃないですか。
それを前提にするとあえて「男の友情」と書いたのは聞いていると思います。
(それがわからない間は「男の友情」大仰な定型句だなぁ、ぷぷっっと思ったのですが)
150名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 17:30:17
すみません
聞いている→効いている
151名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 19:03:02
 僕達は西日の差し込む図書室で、僕達に必要な言葉を探すために幾つかの厚い本
をめくり続けた。数時間、本のページをめくる音だけしか、僕らの間にはなかった。
ゆっくり、時にすばやく流れて行くそれらの音は、僕達の不安をいっそう駆り立てて
いくように感じられた。
 彼女には確実に必要な言葉があるはずなのに、僕には難解な文章そのものが彼女を
不確実な心理へと追い込む装置にしかならないのではないかと思えた。
僕達にとって難解な領域に頭の向きを変えるということは、ある意味で自殺行為に近いと言えた。
分からないことを分かろうとする愚かさは僕達が生きていた世界では、ほとんど強迫観念のように
あらゆる方向から刷り込まれていた。今僕達二人がはじめていることは、赤信号の十字路に
時速百キロで飛び込んでいくカーアクションとさほど変わらない危険なふるまいだった。
 そんな危ない賭けに出なければならないなどとは、彼女は普通に生きていて、思いもよらなかった
だろう。
 もしかしたら・・・
 僕達の拠り所はそこにしかなかった。
 わずかな可能性の扉。見失った活路への道標。

152名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 19:04:03
「今日で、何日目かな」
 その声に僕は顔を上げた。彼女は窓の向こうの沈みかけた夕日を見ていた。
 いつの間にか僕達のページをめくる手は止まっていた。
「もしもこんな風にわけのわからない状態に置かれなかったら、私は自分の
 生きてた世界について少しも理解しないまま人生を終えたかもしれない」
 彼女は、無機質な表情を浮かべたまま言った。
「例えば科学的なこととそうでないことの違いなんて、私が知っている世界では
 たいした問題ではなかったと思うもの。少なくとも私の世界ではね」
 僕は言葉を躊躇させないために、小さく頷く。
「はっきり言うなら問題にすらならなかった」
「どちらかといえば・・」
 僕は思いついた説明を付け加えてみる。
「問題にすることができなかった」
 今度は彼女の方が頷く。
「必要がなかったから。こんな風にミックスジュースの成分が、バナナだとか
 りんごだとか選り分けるような真似はせずに済んでた。ジュースの本質なんて、
 臭いや味だけで十分だったもの。」
 彼女は目の前の本を一冊とってぱらぱらめくってみせる。
「つまり、ミックスジュースの正しいあり方なんて、墓場まで知らなくて済んでた。
 特に私みたいな女の子はね。正しいあり方になんか興味がない」 
 僕にだってキャッチコピーにしか聞こえない。
 正しい話し方、正しい書き方、正しい生き方、正しい正しいエトセトラ。
「でもね。今の私達みたいに、あの世界とこの世界を容赦なく完璧に、疑う余地もないくらい
完全に断絶されてしまったら、まずあの世界について、あの正しかった世界についてわかることから
始めなきゃならない。でないと、今ここにある世界の狂いも分からないと思うの」
 そうだと僕は思った。僕達には記憶がある。
僕達二人がこの図書室に通うようになったのは、僕達の記憶のせいだった。
 僕達の正しい記憶は少しずつ失われかけていた
153名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 21:35:14
うふふ。
154名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 22:32:58
春樹の真似にしか見えません……
155104-106:2005/04/22(金) 23:19:29
 投稿2回目です。批評お願いします。

 まったく迂闊だった。この俺とあろう者が任務中にこんならしくもないミスをするなんてな。

 状況を説明しよう。俺は今とある山中で足から宙吊りになっている。いわゆるスネアトラツプとかいうやつに引っかかったんだな。んで見積もったところ少なくとも数時間、いや半日はこの状態だ。
お陰でノドは乾くは頭に血は上るわで散々だ。いや俺が悪いのよ。迂闊にもこんなトラップにかかってしまった俺が。でもなこの任務(とは言っても食料調達だが)を成功させないと大変なことになってしまう訳で……
 ああもうだるいので今いいたいことを簡潔に言う。助けてほしいんだ!ヘルプミー!なんだよ!
 などと喚いたところで都合良く仲間が助けに来るなんてことはない。そもそも俺は単独行動していた訳だし。こういう時はあれだな。『カミサマに祈る』。
 ちくしょう、俺は本来無神論者なんだけどな。
 目を閉じると家族の姿、今までの数々の思い出がぐるぐると巡ってくる。走馬灯ってやつか?俺もヤキが回ったもんだぜ……
 ザッ、ザッ……
「!!」
 俺の耳に大きな足音が聞こえてくる。目を開けるとはたしてそこには神話で見るような巨大な生物がいた。
そいつは俺の目の前で止まる。頭が朦朧としているせいではっきりとそいつを捉えることはできなかったが俺を助けてくれるようだった。
 まさか、まさか本当に神はいたのか!?ユーアーゴッド!ユーアーエブリシング!
 だが、そいつは俺の縄を解かず体だけを地上に降ろす。おいおい、これじゃ走れないぜ?
 かと思うとそいつは懐から銀色に光るものを出した。
 って、これはまさか……
 それが俺の体に一直線に振り下ろされる。体に当たる直前、ようやく意識が覚醒した俺が最後に見たものは。

 俺達野ウサギの敵、猟師だった―――
156名無し物書き@推敲中?:2005/04/22(金) 23:23:58
>>154
ごめん ばれた
157名無し物書き@推敲中?:2005/04/23(土) 08:28:08
これ原文そのままか?
ちらっと目にした時、またハルキの真似かと思った。
ちょこっと読んでいくと、雰囲気は出てるが、ちょっと状況がよくわからんなと思った。
で、
>赤信号の十字路に 時速百キロで飛び込んでいくカーアクションとさほど変わらない危険なふるまいだった。

こういうレトリックは誰にでも思いつきそうでいて、素人には書けないもんなんだ。
この文章で、二人がそういう状況にあるってことが納得させられたから。

「ワンダーランド」の一節か?
本棚を探したけど、どっかにしまい込んで見あたらない。
ハルキって、こんなに読点少なかったっけ?

許すから、そこらへん教えてくれ。

158EVIWAN:2005/04/23(土) 08:30:59
 あれから三ヶ月、何の異変も起こらないままクリスマスになった。
 前田は例の年下の幼馴染と付き合い始め、
今日は彼女のためにレストランを予約したんだと自慢げに話しかけてきた。
幸せ野郎に用はない。
 大林はバイト先のお姉さんと最近仲がよく、
今日は一緒に駅前のイルミネーションを見に行くらしい。
おまえら二人まとめて死んで来い。
 残されたのは俺ただ一人……
というわけでもなく、俺は鈴木さんと二人で夕方の街を歩いていた。

「ごめんね。その傷、残っちゃったね」
クリスマス用にディスプレイされたショーウインドウを横目で見ながら、鈴木さんは言った。
「こんな傷、たいしたことないよ。絆創膏でもはっとけばそのうち治るさ」
「でも……」
まだ何かを言おうとしている彼女を止めて、僕は言った。
「そういう仕事だったんだ。鈴木さんに責任はないよ」
彼女はまだ納得行かないような顔をしていたが、そんなことはどうでもよかった。

 これから男、武山宏紀の一世一代の勇気を出さなければならない。
「鈴木さん」
僕が声をかけると、彼女はすぐに振り返った。
「このあと一緒に食事なんかどうですか? いや、お暇でしたら」
どもりながら話す僕の姿を見てから、彼女はこれ以上ない笑顔で答えた。
「ええ、もちろんいいわよ」
 降りしきる雪の下、僕たちはそっと手をつないだ。
159EVIWAN:2005/04/23(土) 08:32:18
自分的にはなにかのエピローグみたいな感じで書いたんで、
どなたか暇なときに酷評してやってください。
160名無し物書き@推敲中?:2005/04/23(土) 09:45:51
>>157
いや、原文じゃないんだ。プロットでは、気が付いたらおかしな国のおかしな施設にいて、
我に帰った北朝鮮拉致被害者ふたりみたいにしようと思ったんだけども。
朝自分の文章を読み返してみて、>154と同じつっこみをいれてしまった。ちょうど「ワンダーランド」
にもはまってて、二重にショックだ。完全なパクリではないけど、影響が無かったとは口が裂けても
いえません。
161名無し物書き@推敲中?:2005/04/23(土) 10:51:27
>160
そうか。

前後の文脈がわかないので、それが的確な指摘かどうかは判断できないが、
状況がわからないっていうのは、
図書館は基本的に私語厳禁で、
本をめくれるような閲覧室だったらなおさらそうだ。
ここには二人以外誰もいない図書館なのか、
そういう設定なのか、と思った。
そうでなければ、細部がずさんだ、と感じたな。
ハルキ臭を極力消して、もっと細部を丁寧に書き込んでみれば。

それと台詞の間の地の文が、できそこないのハルキみたいに思えて、
ちょっとうざかったな。
必要ない文章を削除して、
会話だけで、話の内容を浮き上がらせた方がいいんじゃないかな。

あと、読点何カ所か必要じゃないか。

>分からないことを分かろうとする愚かさ(→愚かしさ、じゃないか)は、僕達が生きていた世界では、ほとんど強迫観念のように
(あらゆる方向から→削ってもいいんじゃないか)刷り込まれていた。

こんな感じかな。まあ、がんばれや。
162名無し物書き@推敲中?:2005/04/23(土) 11:21:17
このスレでこう言って切ってしまうのは駄目なんだろうな……
でもさ、俺が下読みだったら、この手の春樹もどきが5作続いた時点で天を仰ぐぜ
頭の中で「春樹〜、春樹〜、春樹〜、春樹〜、春樹〜」ってことばっかりぐるぐる渦巻いて内容が読めない……
163名無し物書き@推敲中?:2005/04/23(土) 13:33:30
>>161 
わざわざ批評ありがとうございます。
プロットだけのこして、別の形で書いてみたいです。はたして息を吹き返すかどうか。
 
>>162
>天を仰ぐぜ   同感です。(151-152は典型的な春樹法の悪例ということで・・
164162:2005/04/23(土) 21:27:52
>>163
悪例かどうかは知らないよ
春樹似ってだけで回避する読者はいるってことだけだから
前に批評してたのが言ってたようにそれなりに非凡(特別じゃないけど平凡じゃない)表現も出来るわけだし
春樹好きで終わらないように、まじがんばって欲しい
165名無し物書き@推敲中?:2005/04/23(土) 22:39:48
>>EVIWANさん。

「あなた、あすなろ白書よんだね」って感じな印象。
で、他意はなんだろう。あぁ、ひけらかし。
という感じ。
166名無し物書き@推敲中?:2005/04/24(日) 05:09:16
>>164
少し自虐的投稿だったので、そう言ってもらえると励みになります。がんばります。
167その一:2005/04/24(日) 21:31:06
コンドーム男

ズン チャ ズンズズン チャ♪
ズン チャ ズンズズン チャ♪
俺は童貞! 更に包茎!♪
俺は童貞! 更に包茎!♪
HEY YO! 縦ノリだぜぃ

 MC俺こと俺は二十九歳、無職童貞だ。
二つ下の彼女とは密接な精神的繋がりがあり、肉体関係はない。
性交渉とは精神的繋がりを図る為の肉体的手段であり、目的ではないのだ。
俺と千恵子の間にはもう肉体さえ必要無い。
こんなことを説明せずとも、千恵子は俺の考えを理解し、俺は千恵子が俺の考えを理解していることを理解している。
これが精神的繋がりというものだ。
なんていうのは、完全に俺の妄想で彼女なんてものはいない。
当然だ、童貞だもの。みつを。
168その二:2005/04/24(日) 21:31:26
 それと、童貞ではあるが、断じて包茎ではないのでそこだけは注意してもらいたい。
MC俺こと俺は軽快なリズムで「俺は童貞! 更に包茎!」なんて歌っているが、俺は韻を踏んだだけだ。
うーん、韻っていうのはさ、HIPHOPには大事な要素だよね。
HEY YO!
韻を踏みつつ俺は世間に対して?世界に対してかな、リリックをかますわけよ。
童貞がラブ&ピース?まあ、そういう捕らえ方をしてもらってもいいよ。
確かにそういうメタファーを意識してたって部分もあるし。
まあ、受けて側の問題だね、要はさリスナーの気持ちによって?オレの吐き出す言葉の意味も色々と変わってくるんじゃないかな。
最近はそんなふうに考えるようになったよ。
オレら歌い手はさ、そういうことまで考えてリリックを作るべきだよね。
どんな捕らえ方をしてもらってもいいんだけど、オレのメッセージっていうのかな気持ちを伝えられないと意味ないでしょ?
オレはオレの気持ちを伝える為にマイク握ってんだからさ。
最近、流行でラップする馬鹿ミュージシャンが多いじゃん、誰とは……
あーもうMC俺いいや、飽きた飽きた。
だいたい「俺は童貞! 更に包茎!」だってコピペだし、コピーアンドペーストだし。うん。
169その三:2005/04/24(日) 21:31:46
 で、問題は俺が二十九にして童貞だってことだ。
童貞のまま三十を迎えると天使になるって話を聞く、これは無神論主義者の俺にとっては大問題だ。
天使ってのは神の使者なわけで、神を持たない自分はどーすればいいのか。
誰に仕えればいいの? 雇い主がいないってことはただ働き? 
よくわからんが、とにかく天使になるまでの猶予が一年を切って、童貞喪失が重要案件として上がってきた。

 さて、まず俺が二十九年間童貞であった理由を考えたい。
モテない、突き詰めればこれだ。モテないから童貞なのだ。
モテない理由にも色々とあるが、俺は背が低いのが問題なんじゃないかと思っている。
うわ、こいつ自分が童貞なことを背が小さいせいにしたよ。と思っている人が沢山いるだろう。
確かに理由はそれだけじゃないどろうし、背が大きかったら自分がモテていたとも思わない。
ただ、身長があと170センチあれば。
あと1.7メートル、何センチなんてレベルじゃない。
なんせ俺の身長は1ミリも無いのだから。
それ以上は測るすべが無く正確には計測不可能だが、定規の横に寝転んだところ1ミリの線まで届かなかった。
俺も昔は平均並みに身長があったが、気が付くと突然に小さくなっていた。
本当に突然、唐突に、物語的な出来事は一切ない。
十分、十五分は小さくなったことに気付かなかったほどだ。
天使になることを本気で心配している理由をわかってもらえると思う。
俺は突然身長が1ミリになったのだ、三十過ぎた童貞が突然天使になることだって充分にありえるではないか。
170名無し物書き@推敲中?:2005/04/24(日) 21:32:43
小説の書き出しです。
駄文ですが酷評よろしくお願いします。
171名無し物書き@推敲中?:2005/04/24(日) 23:30:56
>>167-169
面白いつもりで書いているのだろうが、全然面白くない。
そこが致命的で、他に論及する気にもならない。
下手なら下手で真面目に書いてくれないと困る。
1721/3:2005/04/25(月) 01:29:53
 横断歩道の向こう側に男が立っている。

 年齢は二十歳前後だろうか。風にはためく白いシャツに、長い足はブルージーンズに包まれている。
そして肩には大きなスポーツバッグ。
 信号待ちの間、僕はその男の挙動を眺めていた。目立って奇矯な行動をとっていたわけではない。
けれど、男は右手に不思議な物を持っている。
 小さな赤い靴だ。それも片方だけ。
 斜めに自分の足元を眺めているその若々しい横顔には見覚えがなかった。
政府の集民政策が失敗し、過疎化が進む一方のこの街で見知らぬ人間に出会うことはごく稀なことだ。
 誰だろう。気紛れな旅行者だろうか。この街には観光名所も宿泊施設もないのに。
 そんなことを考えてなんとなく目が離せなかったのだ。
酒と一緒に買ったセブンスターを白いビニール袋から取り出し火を点ける。
僕が紫煙を吐き出すと、男はその場にしゃがみ込み、靴を地面に置いた。
 信号が変わる。僕は咥え煙草で短い横断歩道を渡り、男と擦れ違う。独り言が聞こえた。
「大丈夫だよ、恐くないから───」
 彼の目の前に誰もいない。空白に語りかけるにはもったいないほど、その口調は限りなく優しく、穏やかだった。
 おかしな奴だ。それとも僕が電話もテレビもないあの家に引き篭っている間に世の中にはおかしな遊びが流行し始めているのだろうか。
そうして僕は世間から取り残されていくのだろうか。
 煙草の煙を深く吸い込む。草木の生い茂る野原を貫くなだらかな坂道をゆっくりと上り始める。
街外れにあるこの丘のてっぺんに僕が住む家と、大きな大きな桜の木がある。
 見上げれば四月の空は青く高く澄んでいる。清々しいばかりの快晴に、けれど僕は酷い悪寒と眩暈に襲われた。
 僕は春の真ん中に立ち尽くす。
 頬に柔らかな日差しを感じる。まるで生温い蜂蜜のように素肌に纏わりついて坂を上る気力を少しずつ奪う。
野原には春の花が咲き、立ち込める濃密な香りはまるで妖しい毒のようだ。真っ当な思考を少しずつ麻痺させる。
 人を惑わせ、狂わせる季節。
 麗かな日差しの下で僕は絶望している。冬をやり過ごすことが出来ても、この甘やかな季節に抗う術を僕は持たない。
いずれ正気を保てなくなるだろう。
 暗い予感に、赤い靴とおかしな男のことなど忘れてしまっていた。
1732/3:2005/04/25(月) 01:32:38
「先生、お電話はまだお引きにならないのかしら」
 それは安田さんがここへ来る度に口にする質問だ。僕は無言で苦笑し、コーヒーカップに口を付ける。
 いつもながら気のない反応を見せる僕に、安田さんはほうと溜息を吐く。
尋ねるまでもなく、この部屋を見回せば電話など置くつもりはないことが明らかなはずだ。
 来客用のソファが置かれたこの居間は僕の仕事場でもある。
壊れたイーゼルやらバケツやら雑多な小物で板張りの床が見える面積が少ないくらいに散らかっている。
照明が壊れているので薄暗いし、埃も酷くて慣れない人が長時間いたら気管支に異常を来たすかもしれない。
「だってご不便でしょう。急なお約束の時にどうなさるの。電話線がないならメールも出来ませんでしょう」
「約束なんて誰ともしないんです。せいぜい二ヶ月に一度安田さんがいらっしゃるくらいなんですから」
 下を向いてぼそぼそと言い訳する僕に、安田さんは手のひらをふくよかな頬に当てて嘆息した。
これだから若い男の人はいけない。自分の健康や安全を過信しているとかぶりを振る。
この部屋の惨状といい、不摂生な生活といい、以前から僕の無頓着は彼女の悩みのたねなのだ。
「だって一人で住んでらっしゃるのよ。ご病気になったり、強盗に入られた時に助けを求める事も出来ないじゃありませんか」
「うちに押し入ったって盗る物なんて僕が描いた絵くらいしかありません。病気になったならそれで仕方ないです」
「まああ、それが一番困るんですわ。泥棒に持っていかれたり先生のご病気に気付かずにいたんじゃあ
担当者失格だって私がオーナーに叱られてしまいます」
 安田さんはうちに出入りしている画廊のスタッフだ。一応僕の専属ということになっている、四十代半ばの女性だ。
 ふっくらと温かそうな身体つきにいつも質のいい上品なスーツを着てにこにこ笑っている。
子離れの済んだ良家の奥さんが大好きな芸術の世界に踏み込んだという感じだ。人当たりが良くてがつがつとこちらを急かす事もない。
1743/4:2005/04/25(月) 01:33:45
 二十代前半で先生と呼ばれ、人嫌いでこんな辺鄙な片田舎の古い屋敷に引っ込んでいる偏屈者の僕の面倒を見るには
ぴったりの人材なわけだ。仕事はきっちりとこなしているつもりだが、若くして成功を収めた画家という存在はそれだけで
扱い難いという印象を抱かせてしまうのだろう。
「何にせよ、せめて携帯電話だけでもお持ちになった方がよろしいわ。その方がお仕事も広がるでしょう。
まだお若いんだし閉鎖的なスタイルにこだわるのも──ああ、そうそう」
 何を思い出したのか笑い皺の寄った目を見開く。薄汚れたソファーの上に置いてあったハンドバッグから忙しなく名刺入れを取り出した。
「蔽王社の方なんですけどね、どうしても先生にインタビューしたいんですって。雑誌にねえ、大きな写真をつけて」
「……僕は今、インタビューのオファーは受けてないんですよ」
 以前どうしても断り切れず女性誌の依頼を受けたがカラーの顔写真にわけの分らないキャプションを着けられて本当に困惑した。
 彼はなかなか上手い表現だと笑っていたが、僕は自分の容姿に大きなコンプレックスを持っている。
 雑誌の取材という晴れがましい依頼にも浮かない顔をする僕に安田さんは身を乗り出して言葉を重ねる。
「だって先生のお顔があると紙面がぱっと華やかになるじゃありませんか。まだ若くていらっしゃるし」
 人のいい安田さんはこちらが気恥ずかしくなるくらいの美辞麗句を並び立てる。
口下手が過ぎて謙遜する言葉さえ上手く思いつかない僕は曖昧に苦笑いするしかない。
「……ただの貧弱な変わり者ですよ、僕なんて」
「またそんなことおっしゃって。一度自画像をお描きになればよろしいのよ。若い女性の買い手が殺到しますわ」
 そんな冗談を機に安田さんは立ち上がった。
 今回依頼を受けた連作『雪景色』六点はもう外に停めてあるワゴンに積み込んである。
1754/5:2005/04/25(月) 01:34:46
 零れた酒が染み込んで腐りかけた床を踏み鳴らし、ひび割れて変色した石膏像をどうにか跨いで安田さんは出口まで辿り着く。
大らかな人だがこの家の惨状にはさすがに閉口していることを僕も感じている。
「……次回までに歩きやすいように片付けておきます」
 頭を下げる僕に安田さんはおかしそうに笑っている。先月も全く同じ科白を口にした事をきちんと憶えているのだ。
「そんなことより健康管理をしっかりなさって下さいな。何だかお痩せになりましたわ。それから、やっぱりお電話のこと考えて下さいましね。
 先生は芸術家だからベルがうるさくてお好きじゃないのかしらねえ」
 無邪気な言葉は僕と安田さんの間にはっきりと白い線をひいた。
 幸せな奥さんには、鳴り続けてうるさい電話より鳴らない電話の方が遥かに人を滅入らせることなど想像も出来ないのだろう。
 壊れた扉を出、雑草で敷かれた赤煉瓦さえ見えないアプローチを抜ける。お化け屋敷のように淀んだ空気を振り切り
安田さんは小柄な身体には見合わないごついワゴンに乗り込む。
「それじゃあ再来月一日までに連作を六点。テーマは『夏の子供』で。インタビューの件はあちらを交えてまた話し合いの場を設けさせて頂きます」
 きびきびと仕事の段取りをつける安田さんの前で僕はいい加減な生返事を繰り返す。
相変わらずやる気のない学生みたいな僕に安田さんはそれでもにこにこと笑っている。
 まったくこの人には頭が上がらない。僕みたいにやる気のない半人前の画家がそれでも今日までやってこれたのは
安田さんみたいな心が広くて優秀なスタッフに助けられているからだ。
 絵を描け、と言ってくれる人がいなければ、僕はもう死んだも同然なのだ。この家と一緒に朽ち果てていく死体と同じだ。
「オーナーも一度挨拶に伺いたいと申しておりましたわ。いずれ画集の出版についても考えないといけませんし──
あら、先生妹さんでもお見えになってるんですか」
1765/5:2005/04/25(月) 01:35:40
 運転席の窓から顔を覗かせ、そして慌てて唇を抑える。僕には身寄りがないことを思い出したのだろう。
気にしなくても構わないと目で頷いて、どの辺りか尋ねた。
「パティオの辺りですわ。セーラー服を着た女の子が二人いました。こっちをじっと見ていたみたい」
 振り返ったが、藤棚が落ちかけているパティオにはもう人影は無い。
「多分、街の子供ですよ。うちはこの通りの有様でしょう、お化け屋敷だって評判らしいです。肝試しの名所になってるんですよ」
 庭は荒れ放題でポストも門扉も壊れっぱなし、屋根に至っては去年の台風で板が剥がれたままだ。
こんな状態の家に人が住んでるなんて誰も思わないだろう。子供が興味を示すのも尤もで
つい先月も夜中に忍び込んだ高校生のグループが僕に気付いて慌てて逃げ帰って行った。本当に幽霊は見たと思っているかもしれない。
 ここまで酷いとお世辞を言うわけにもいかず安田さんは困惑した顔で言葉を濁す。
「まあ……せっかく西洋風の洒落た造りになってるんですから、もう少し手入れされてもいいかも知れませんわねえ…」
 だが電話線を引くことさえ渋る僕の無頓着振りを知っている安田さんは修理を強く勧めはしなかった。
 とにかく真っ当な健康管理と再来月締め切りの連作のテーマをもう一度確認し、おっとりした口調からは想像出来ない荒々しさでワゴンを発進させる。
 砂煙が上がり、後には古びた洋館の前に佇む僕だけが残される。二ヶ月にたった一度ここを訪れる白い車体を
けれど僕は見送らない。誰かを見送るのは好きじゃない。恐いとさえ思う。
 春風と呼ぶにはどこか猛々しい強風がシャツの襟を揺らす。僕は躯を震わせ、踵を返した。
 買って来た酒を飲もう。
 どうせ次の締め切りは二ヵ月後だ。何もしたくないし考えたくない。
 ふと見遣ると向こうの丘の桜の大木はいつの間にか薄ピンクの靄を纏っている。満開にはまだ程遠いが
あの桜を居間の窓から眺めて、ひたすら酒を飲み続ければいい。


 酒を飲んで酔っ払って、夢も見ないで眠ってしまいたかった。
177172-176:2005/04/25(月) 01:36:55
一応、続きものの1本目です。
だらだらとタイトル数字が延びている辺り、既に計画性のなさを露呈していますが
酷評のほどお願い致します・・・。
178名無し物書き@推敲中?:2005/04/25(月) 02:44:32
>>172-
そこそこの長さの文章を書くのには馴れている印象。
ただ、その手癖で書いているのではないかという疑いがある。

ざっくばらんに言えば、
自意識こってりの一人称体で似たようなものを何度も何度も書いてるんじゃないの?
ってこと。人間離れしたHNで小説サイトを作って連載とかしてない?
とりあえず、習作なら今までの書き方から離れた方が練習になるよ。

以下、細かい点。
・自問自答形式で説明を加えていくは好きじゃないな。
駄目とまではいわないが、ためにする説明になっていて気持ち悪い。
・1レス目は詩情が強くにおうのに、それ以降は無味乾燥な仄めかし。
描写をするにしても方向がある程度まとまっていないと変。
179名無し物書き@推敲中?:2005/04/25(月) 11:56:56
>>178
風景描写がないよりマシと言っていいのかどうか……
描写をしようという意識があるのはよくわかりましたから、全部の文につけるのはやめましょう。
一言ごとにポーズをつけながら喋る勘違い芸能人を見ているようにうるさいです。
一つ一つの描写はわりと普通なのに……
180名無し物書き@推敲中?:2005/04/25(月) 18:22:20
最初、タイトルに「1/3」と宣言しておいて、実は「5/5」だったと。。
読者を寄せ集めるためのワナですな。
それを”計画性のなさを露呈していますが”と言ってで隠蔽している。
181名無し物書き@推敲中?:2005/04/25(月) 21:22:58
>>180
だから何? っておもた
まじめに酷評からはずれるな
182名無し物書き@推敲中?:2005/04/25(月) 22:24:37
>>180
どうして真面目な酷評とは言えないんだ?
183182:2005/04/25(月) 22:25:31
間違えた。 >>182>>181に対してだ。
184名無し物書き@推敲中?:2005/04/26(火) 10:02:59
>>182
どうしてまじめな酷評と言えるんだ?
185名無し物書き@推敲中?:2005/04/26(火) 12:07:31
真面目かどうかは知らんが的外れだな。
文章が長すぎて3レスで収まらないことに
貼り付けている途中に気づいたのだろうと
普通に考えたら解る
186名無し物書き@推敲中?:2005/04/26(火) 21:11:46
今回二回目の投稿になります。書き出しですが酷評よろしくお願いします。


 いつもなら通り過ぎるだけの駅を降りて、こんな細い路地を半身になって進んでいるのはなぜだろうか?
 なぜだろうか。その馬鹿らしくも直截的な答えは分かっている。猫を見かけたからだ。
 ただ分からないのは、いくら自分が好奇心旺盛な人間だからといって、猫を見かけたということだけでわざわざ電車を降りて、
あげく人が通るようには作られてない隙間を練るように進んでいるということだった。
 猫が好きか嫌いかと聞かれれば間違えなく私は好きと答えるだろう。でも、それは特別好きという領域までには達していない。
ライクな感情なのだ。なのにどうしてこうもこんな奇行に走っているのか。こんなこと、今時小学生すらしないだろう。自分の行
動が理解できない。確か私は会社の帰りに電車の一番先頭の車両に乗って珍しく席が空いていたから少しだけ幸せな気分になって
ゆらゆら揺れて帰る途中ふと窓から外を見て、あ、猫だと思ってその駅で降りてあれって思ったけどまあいいやって感じでここまで来たのだ。
187名無し物書き@推敲中?:2005/04/26(火) 21:12:20
今回二回目の投稿になります。書き出しですが酷評よろしくお願いします。


 いつもなら通り過ぎるだけの駅を降りて、こんな細い路地を半身になって進んでいるのはなぜだろうか?
 なぜだろうか。その馬鹿らしくも直截的な答えは分かっている。猫を見かけたからだ。
 ただ分からないのは、いくら自分が好奇心旺盛な人間だからといって、猫を見かけたということだけでわざわざ電車を降りて、
あげく人が通るようには作られてない隙間を練るように進んでいるということだった。
 猫が好きか嫌いかと聞かれれば間違えなく私は好きと答えるだろう。でも、それは特別好きという領域までには達していない。
ライクな感情なのだ。なのにどうしてこうもこんな奇行に走っているのか。こんなこと、今時小学生すらしないだろう。自分の行
動が理解できない。確か私は会社の帰りに電車の一番先頭の車両に乗って珍しく席が空いていたから少しだけ幸せな気分になって
ゆらゆら揺れて帰る途中ふと窓から外を見て、あ、猫だと思ってその駅で降りてあれって思ったけどまあいいやって感じでここまで来たのだ。
188名無し物書き@推敲中?:2005/04/26(火) 21:17:17
 その一連の動作はずっと前から決まっていたみたいに思えた。そこに理由はなかったと思う。でも、行動の根源には必ず衝動があるとどこかで聞いたことがある。それに順ずるならもう行動をとっているから、何かしら衝動はあったはずなんだけどその衝動も思い出せない。
あれ、これは行動なの?衝動なの?ああもうワケわかんない。
 少し混乱しながら、それでも私は猫の後を追い続ける。時にはこんな細い路地を通り、時には商店街を行き、時には壁に開いた穴を抜け(私は乗り越え)、なんとか猫について行く。少し考えれば分かることだが、普通、人が猫を追いかけるとものすごい速さで逃げるもの
だ。そのスピードで、しかも野外となれば簡単に追いつけるも
のではない。加えて私は女で、自慢じゃないけど運動神経もゼロだ。それなのに私は着いて行っている、着いて行けている。それは勿論、彼あるいは彼女の歩みが遅いのだ。

>>187二重になってしまった。スマソorz
189名無し物書き@推敲中?:2005/04/26(火) 22:05:05
文章全体については言わない。

>駅を降りて、こんな細い路地

まず、ここからして意味不明とまではいわないが、
状況不明。

仮にこれが謎めいた話だとしても、
もっと具体的な細部を書き込まないと、
先を読み気がしなくなる。
190名無し物書き@推敲中?:2005/04/27(水) 00:15:00
猫だけで引っ張りすぎ
視点を帰るなり何なり、「猫」と書かれていない文をもっと増やせ

または、春樹の女版
191名無し物書き@推敲中?:2005/04/27(水) 00:17:06
根源とか順ずるとか、かしこそうな振りするのはおやめなさいな。
まずは、この半分の文字数で同じことを書いてごらん。
それでずいぶんよくなると思う
192182:2005/04/27(水) 00:29:48
>>185
180に書いてあるようなことをする人間も普通に存在する。
だから180の内容も至って普通のものだ。

なーんて、もう、飽きたわ。知らん。
今はどうでもいい気持ちでいっぱいです。
193186-187:2005/04/27(水) 21:48:41
批評ありがとうございます。やはりまだまだ至らないところばかりなので、全体を見直して
書き直してみます。
189−191の方々ご意見ありがとうございます。
194名無し物書き@推敲中?:2005/04/28(木) 21:18:22
 ということで、俺は死んだらしい。
結論からいえばそういうことなんだけれど、どうも納得できない。
バイトから帰ってきてみると、俺のアパートの部屋は見事に掃除されていた。
掃除、というよりは引越しの後といった感じで、
つい数時間前まで俺が住んでいたということさえ嘘のようだった。
とりあえず部屋で呆然とした俺は、我に返って携帯を取り出した。
しかし、メールはおろか電話さえ繋がらない。そうこうするうちに電池も切れてしまった。
途方にくれた俺は、なんとなく道を歩いてみることにした。
 神社、教会、寺。とりあえず心当たりは全部行ってみた。
しかし、神主も牧師も坊主も俺に気がつくことは無かった。もちろん、道ですれ違う人々も。
最初の何人かは驚きと絶望だったが、何時間か経つうちに、どうでもよくなってくる。
俺に気がつく人はこの世の中には居ない。多分、いくら時間が経っても同じこと。
俺は死んだ。幽霊だろうがなんだろうが、とりあえず死んでいるのだr

 ここまで書いて、俺は指を止めた。頬を涙が伝う。
雨戸を閉め切った、真っ暗な部屋の中でパソコンのモニターだけが、青白い光を発している。
部屋のドアにはもう何年も鍵をかけたままだ。肉親といえるものはみんな死んだ。
ここに入る前に貯めた金も、もう底を突きかけているはずだ。
……俺のことを知る人間はもうこの世にはいない。
無機質なデータとしての俺ではなく、生身の人間としての俺を。
厚く埃を被っていた財布からクレジットカードをとりだす。
表面に浮きだしているカタカナ表記の名前をなでる。もういらないはずの名前なのに、
指へ伝わる感触が、まだ外に居たころを思い出させる。
 そんな時、突然部屋にチャイムの音が響いた。
何年も聞いていなかったその音に、懐かしさを感じずには居られなかった。
また、胸の奥から過去の遺物があふれ出ようとしている。
俺はキーボードから手を離し、少しだけ体を動かした。
金属のドアのむこうに誰かがいる。少なくとも、俺を訪ねてきたはずの誰かが。
俺の中で最後に残った何かが息を吹き返した。
俺は立ち上がると、ドアへと向かった。何かが変わりそうな、そんな気がした。
195名無し物書き@推敲中?:2005/04/28(木) 21:19:55
酷評よろしくお願いします。
とりあえず、物語の始まり?ってイメージ。
196名無し物書き@推敲中?:2005/04/28(木) 22:07:49
>>194
雰囲気で書いてませんか?

掃除、というよりは引越しの後
 のくだりで、亡くなったので整理され何も無くなった部屋を想像した。誰も住んでいない部屋のイメージ。
つい数時間前まで俺が住んでいた
 で、え? 数時間? どゆこと? と不審に思った。

雨戸を閉め切った、真っ暗な部屋
 で、やっぱり住民がいないアパートのイメージでいいのかな? と思ったところに
パソコンのモニター
 ん? ここどんなロケーションだ?

引きこもりの話? 個人データを削除された人間の話?
あと、書いている方は社会人でしょうか?
もし、実家じゃなくて貸家(貸しアパート)だったら、引きこもっていても「何年も」貯金で生活できませんよ。
もって2,3年でしょう
197名無し物書き@推敲中?:2005/04/28(木) 22:49:34
 後ろ向きに歩いていると、いいことがあるような気がするという人が、
最近増え始めた。

198名無し物書き@推敲中?:2005/04/29(金) 04:55:32
>>194
悪くはないんじゃないか?
各所で先が読みたくなるような仕掛けがあって、ひといきで読めたよ。
先があるなら読みたいと思った。

気になったのは以下。

> つい数時間前まで俺が住んでいたということさえ

既に指摘されているが、数時間てのは早過ぎないか?
死後数時間では、誰も部屋を片付けないだろう。


> 最初の何人かは驚きと絶望だったが、

ここは、うまい言葉がさがせずに書き急いだな? 舌足らずな感じがする。

199名無し物書き@推敲中?:2005/04/29(金) 21:04:12
十二月の硬い冷気が街全体を覆っていた。
午前中、僅かに降り積もった雪の上に、二組の足跡が続いている。
 粉雪を踏み込む鈍い音を鳴らしながら二人の高校生が、昼下がりの街角を
並んで歩いていた。
「俺、小さいときなんて呼ばれてたか知ってる?」
「なんて?」
 片瀬由希は、制服の上にきたコートの襟を直ながら向井渡の横顔を見た。
 渡は冬の空に人差し指を突きつけると言った。
「ゲームの王様」
「上手かったんだ」
 由希はかじかんだ手に、白い息を当てながら聞き返す。
「だからさ、片瀬はもっと俺のことを利用すべきだよ。」
「渡君を利用する?」
「そう。ゲームも戦争も愛も攻略次第。」
「嫌だなあ」
 由希は渡から目を逸らすと、歩きながら真っ白な雪を軽く蹴ってみる。
「いつも見透かしてるんだよね渡君は。他人の心の奥底あたり」
 渡は片瀬由希のその「あたり」を思い浮かべてみた。小さなため息をつくと言った。
「俺と片瀬が出会ったのはまずかったね」
 

 
 
 



200名無し物書き@推敲中?:2005/04/29(金) 21:06:32
 二人はバス停の前に来ると立ち止まる。
「出会い」
 由希は独り言のようにつぶやくと、タイヤにつぶされた車道の積雪の雑然とした様を見つめていた。
 間もなくバスが二人の目の前に停まる。
「正しい出会いなんてないんだよ」
 そう言って、由希はバスに乗る。渡は一歩後ずさる。
バスのドアが閉まり、発車する。
 渡は何度も付けられたタイヤの後をなぞるように走り去って行くバスを
見送った後も、そこに立っていた。
「別れに過ちがないように」
 厚い雲に敷き詰められた冬の空を見上げる。
 雪がちらつき始めていた。
201199-2:2005/04/29(金) 21:09:15
 休み時間の教室内は生徒の声で騒々しかった。
一部の男子はトランプの勝敗に興奮していたし、一部の女子は隣のクラスの変人の
話で盛り上がっていた。
 ひそかに忍び込んだ外の寒気が、室内の温度を引き下げていたが、
田代浩彦の頭部は、静かに熱気を帯び始めている。
「ユッキ−。ノート借りていいかな」
「いいよ。昨日は私が借りたしね」
「これで貸し借りはなし」
 ユッキ―だと?
 浩彦は最近教室に居るのが苦痛だった。
 片瀬由希と向井渡の声がひっきりなしに聞こえてくるからだ。
浩彦にとって片瀬由希は紛れもなくヒロインであり、天使だった。
その天使にちょっかいを出す厄介な悪魔、向井渡の存在が疎ましくて仕方がない。
 浩彦が月に数回ほど、何とか機会を見つけて話し掛けるのに対し、向井渡は
ほとんど毎日気安く由希に話し掛けている。おまけに今日は「ユッキ―」ときた。
 浩彦の肉付きのいい頬は紅潮し、小太りな体にも熱気が回り始める。
 これ以上は耐えられない。
(俺の天使を汚さないでくれ)
 浩彦の懇願にも似た心の叫びだ。
「最近片瀬さんと向井君仲良くない?」
「実は付き合ってたりして?」
――――――やめてくれ。
 浩彦はクラスの女子達の噂話にさえ我慢が出来なくなりつつあった。 
202199-3:2005/04/29(金) 21:11:48
 放課後、浩彦は駅で向井渡を待ち伏せした。
待ち構えてどうするんだ?
浩彦は自問した。
 少なくとも自分の片瀬由希への想いは本物だ。向井渡には、この
揺るがし難い事実――いや真実を伝えておく必要がある。
 伝えたからといって、どうにかなるものでもないかもしれない。
しかし多少は自身の気が収まるだろうし、向井渡もある程度教室で
遠慮するだろう。ここで一撃加えておかなければ、教室での目にあまる事態は
ますます悪化する可能性がある。それだけはなんとか阻止したい。
 さて、向井渡への一撃をどう切り出すか?
 そこまで考えて浩彦は武者震いした。寒空の下緊張などしたために、駅のトイレに
走らざるをえなかった。
 用を足して戻ってみると、向井渡の後姿が構内に見えた。
 ちょうど改札口を抜けるところだった。
 浩彦は足早に渡を追った。
 ホームには電車が停まっていて、発車の合図音が鳴り響いていた。
「向井!」
 渡は真っ直ぐにホームの上を歩いて行く。
浩彦は自分の声が届かなかったのかと思い、駆け出した。
「向井渡!」
呼ばれた相手は反応することなく、電車に乗り込む。
そして渡はそのまま昇降口で、素早く振り返った。
「な!?」
 思わず浩彦はその場で足を止めた。
渡は笑みを浮かべて浩彦を見ていた。
(こいつ・・・聞こえてたんじゃ?)
 電車のドアが勢いよく閉まる。浩彦はガラス越しに向けてくる渡の視線と笑みに
五臓が冷え込むのを感じる。電車が動き出しても浩彦はしばらく金縛りにあったように
そこを動けなかった。
「なんなんだよ・・あいつは・・」
 ようやく声を出したとき、ホーム上には浩彦の姿しか無くなっていた。
203199-3:2005/04/29(金) 21:15:33
 電車内のつり革をつかむと渡は言った。
「君が話してた始まりも終わりも無いゲームってさ。案外既に始まってるのかもしれないね」
 携帯電話握りなおしながら、渡は相手の返事を待った。



文の切れ方がおかしくなってしまいましたが、おねがいします。
204名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 13:41:05
知り合いと話がまとまり、ラノベ書いてみました。
小説はたくさん読みますが、書くのは初めてです。

ttp://www.geocities.jp/jojo_tas/
205名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 13:43:31
□世界観
ジョジョの第四部です。わからない方はttp://atmarkjojo.org/
東尾町は西王町の北にあります。
西王町は発展した都市で、杜王町と東尾町はその発展の恩恵を授かってます。

□人物
・上定 秀隆
主人公。やせ気味でヒョロっとした感じ。オタク予備軍で、自分でも脱出したいと考えている。
「エトピリカ」のスタンド使いで、矢を撃てます。
戦いの時は、秋子が前に出て秀隆が後ろでモジモジしてる、って感じになりそう。
 家は2DK。親の遺産はが数億円に及ぶので、働いていません。親戚から文句言われまくってます。23才。

・佐藤 秋子
ヒロイン。長身で、髪はストレートです。かなりおおらかな性格で、服装にかなり無頓着。
知り合いの「坂本 優実」の家に居候してます。少しでも足しになればと思い、公園で似顔絵描きをしてます。
「パッショネイト・アイズ」のスタンド使い。人型で、両手の甲にインドの武器「ジャマダハル」を付けてます。
24才。秀隆とはくっつきません。そこらへんは変わるかもですが。

・皇(すめらぎ) 勝男
レギュラー。大柄で、優しい感じ。
板前で、立板をつとめてます。そろそろ「皇亭」の花板になれそう。
今のところは一般人です。
 「皇亭」は、よく彼らの話し合いの場になります。とっても美味しい店です。
28才。立板としては若いです。秋子とくっつけるかもです。
206名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 13:44:20
―――ここからはもし続いたら出そうという人物です―――
・坂本 優実
もう一人のヒロイン。背は普通で、栗色の髪を後ろでゆるく束ねてます。何故かロングスカートが大好きです。
親戚の跡継ぎで、花屋を経営してます。近くに同業がないので、なかなか繁盛してます。
一般人です。
22才。秀隆とくっつくかもです。

敵キャラなんかは、中国っぽい武器のスタンド使いを予定してます。
207 ◆HbjoFmPWOU :2005/04/30(土) 14:53:09
トリップつけました。
あと、テンプレ読み忘れていて、規則守ってなかったので修正しました。
酷評よろしくです。

続編出すたびにここに発表する予定です。
その時はよろしくお願いします。
208名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 21:33:58
>207
来ないでくれ、と言おうと思ったが、トリップつけてくれるならいいや。
透明あぼ〜んさせていただく。
209名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 21:36:02
ここ最近は特にだが、ここの小説は基本的にメチャクチャ面白いのってないと思う。
やっぱプロが書いた小説、漫画には遠く及ばないし、そっち読んだほうが面白いもん。
俺からしてみたら、ホームページ開設するほど入れ込んでる人も
そうでない人も同じレベル。設定とか伏線とかちゃんとしてる作品でもしょせんは素人の書いたものなんだよね。
みんなが面白い、完成度が高いって言ってる作品でも俺はそうは思わない。
長く続いてた作品とか、古株の人の作品とかには、つまんないって思ってても言えないんじゃない?
そんな暗黙の領海があるように思える。
誰の、どんな作品とは言わないけど。いっぱいあるしね。
俺も逝くべきなんだろうね。たぶん。
210名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 21:48:46
>>207
ジョジョネットに登録した方がいいんじゃないか?
ジョジョ好きとして言わせてもらうなら

なめとんのか
211名無し物書き@推敲中?:2005/04/30(土) 22:18:51
>>209
 それは正論だと思う。プロにも色々いる、とは思うけどね。
ただ、個人的な意見を言わせて貰えばネット上の物書きが、
ネット上の読者を楽しませる、っていうのは中々凄いことだと思うぞ。
古株うんぬんはともかく、新規参入の中に逸材がいるやもしれんしね。
誰でも作品を発表できる、っていうのは素晴らしいことである反面、
読者の目も肥えてくる。でも、オンライン小説は消えない。
つーことは、それなりに評価される作品もあるんだろうし、
一概に人の好みについては言えないからな。
あきらめないで、色々と探すのもまた一興かと。

長文スマソ
212199:2005/05/01(日) 01:39:02
軽くスルーされてるな。これじゃ、伝わらない文脈変だよとかいう箇所つっこみはない?
なんつーか、読むのめんどくなってない?
213名無し物書き@推敲中?:2005/05/01(日) 04:37:59
>>212
読みかけたんだけど、俺は最初はここで挫折。

> 「俺、小さいときなんて呼ばれてたか知ってる?」
> 「なんて?」

冒頭からざーっと読み進めて、最初のセリフで、あー興味ないやと。

あえてリクツ言うとするなら、
こいつが何て呼ばれてたかなんてどーでもいいことを、ツカミに持ってくるのはどうかと。
「ゲームの王様」と続くのは、読者の興味をひく上で悪くない気がするんだけど、
そこが目に入る前に興味がうせてしまった。
「なんて?」の後の描写2行、この位置にあるのは良くないんじゃなかろうか。

あと、個々の文章は悪くはないと思うんだけど、微妙にツボを外してる気がするんだよな。
「硬い冷気」とか「粉雪を踏み込む」は良い言い回しだと思ったんだが、
「硬い冷気が」 -> 「町全体を覆っていた」
「粉雪を踏み込む」 -> 「鈍い音」
このように続く表現が微妙にテキトーというか、
もっと的確な表現を探せるのに、よくある言葉でお茶を濁した感じで。

硬いものが覆うってのはイメージがずれるし、
粉雪を踏む音は鈍くはないと思うんだよね。
実際はどうあれ、軽いイメージの粉雪と「鈍い」という言葉が合わないせいだと思うが。
214199:2005/05/01(日) 08:54:11
>>213
批評どうも。的確な表現ということだけども、
冷気が街を覆うではなく、「硬い冷気が町全体を漂っている」、あるいは「浮かんでいる」とかでいいかな。
粉雪を踏み込むザッとかサクっという音は、うーん「柔らかい音」?

> 十二月の硬い冷気が街全体を漂っていた。
午前中僅かに降り積もった雪の上に、二組の足跡が続いている。
 粉雪を踏み込む柔らかな音を鳴らしながら二人の高校生が、昼下がりの街角を
並んで歩いていた。
「俺、ゲームの王様って呼ばれてたんだ。小さいとき」
「上手かったんだ」
  片瀬由希は、制服の上にきたコートの襟を直ながら向井渡の横顔を見た。

どうかな。こっちのほうが自然かな?
こうかくと空に指を向ける大げさな描写をいれにくいとおもった。
「王様」云々の前後に「二人のうちの一方が」天に指つきつけてっていうのをいれると
どうしても説明的になってしまうんだよね。注意をひくためにどうしても大げさな動き
をいれたかったんだけど。
 
215199:2005/05/01(日) 09:00:43
あ、ごめん街全体を漂うは変だね。
十二月の硬い冷気が街中を漂っていた。か。
216199:2005/05/01(日) 09:20:42
なんか、俺の推敲もだめだな。
「十二月の硬い冷気が街全体に張り付いていた」とかどうかな。ちょっと極端すぎか。
217名無し物書き@推敲中?:2005/05/01(日) 09:48:59
>硬い冷気
っていう表現はいいんだが、
それゆえにイメージが限定されて難しくなる、ということはあるな。

>硬い
となると
>漂う
では違和感があるな。
>張り付いていた
というのも、どうもな。

単純にすると、
>覆っていた
という感じかな。
さらにイメージを絞り込むとすれば、(極端に限定されてしまうかもしれないが)
>閉ざしていた
かな。


十二月の硬い冷気が街を閉ざしていた。
218199:2005/05/01(日) 13:34:15
うーん なるほど。 思いつかなかった。閉塞してる感じ
でいいな。
219名無し物書き@推敲中?:2005/05/01(日) 22:36:28
 十二月の硬い冷気が街を閉ざしていた。
 午前中、僅かに降り積もった雪の上に、二組の足跡が続いている。
粉雪を踏み込む音を足に携え、二人の高校生が、昼下がりの街角を
並んで歩いていた。
「俺、小さいときなんて呼ばれてたか知ってる?」
 渡は冬の空に人差し指を突きつけると言った。
「ゲームの王様さ」  

でどうよ?
途中で興味失せるかい?
220名無し物書き@推敲中?:2005/05/01(日) 23:11:19
>硬い冷気が街を閉ざしていた。

やっぱりいいねコレ
221名無し物書き@推敲中?:2005/05/01(日) 23:57:52
「やあ」
扉を開くと、そこはバーボンハウスだった。
私に声をかけたマスターはいつものように微笑み
グラスを布で磨いていた。
私は一度ため息をついて、いつもの席へとついた。

「ようこそ、バーボンハウスへ」
「このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いてください」

私は目の前に置かれたグラスを手に取り、少しだけ液体を口に含んだ。
慣れた味だ。もう何回飲んだのかわからないが、これが喉を通るたび
私はマスターにしてやられたと思うのだ。

「マスター。私はこれで何回目かな?」

「それはお教えできません。私の楽しみの一つでもありますからね」

マスターはおどけて言った。

「そうかい、なら仕方ないな。・・・注文、いいかい?」

「ええ、どうぞ」

今夜はここで飲み明かそう。おっと財布の確認を・・・

いや、いいか。・・・だって、ここはバーボンハウスなんだから。
222199:2005/05/02(月) 00:10:21
>>219
イイ。それなら動きも見せられるなあ。感謝。
223104-106:2005/05/02(月) 22:20:34
 スルーの予感……
 も一回投稿。批評お願いします……

 まったく迂闊だった。この俺とあろう者が任務中にこんならしくもないミスをするなんてな。

 状況を説明しよう。俺は今とある山中で足から宙吊りになっている。いわゆるスネアトラツプとかいうやつに引っかかったんだな。んで見積もったところ少なくとも数時間、いや半日はこの状態だ。
お陰でノドは乾くは頭に血は上るわで散々だ。いや俺が悪いのよ。迂闊にもこんなトラップにかかってしまった俺が。でもなこの任務(とは言っても食料調達だが)を成功させないと大変なことになってしまう訳で……
 ああもうだるいので今いいたいことを簡潔に言う。助けてほしいんだ!ヘルプミー!なんだよ!
 などと喚いたところで都合良く仲間が助けに来るなんてことはない。そもそも俺は単独行動していた訳だし。こういう時はあれだな。『カミサマに祈る』。
 ちくしょう、俺は本来無神論者なんだけどな。
 目を閉じると家族の姿、今までの数々の思い出がぐるぐると巡ってくる。走馬灯ってやつか?俺もヤキが回ったもんだぜ……
 ザッ、ザッ……
「!!」
 俺の耳に大きな足音が聞こえてくる。目を開けるとはたしてそこには神話で見るような巨大な生物がいた。
そいつは俺の目の前で止まる。頭が朦朧としているせいではっきりとそいつを捉えることはできなかったが俺を助けてくれるようだった。
 まさか、まさか本当に神はいたのか!?ユーアーゴッド!ユーアーエブリシング!
 だが、そいつは俺の縄を解かず体だけを地上に降ろす。おいおい、これじゃ走れないぜ?
 かと思うとそいつは懐から銀色に光るものを出した。
 って、これはまさか……
 それが俺の体に一直線に振り下ろされる。体に当たる直前、ようやく意識が覚醒した俺が最後に見たものは。

 俺達野ウサギの敵、猟師だった―――
224名無し物書き@推敲中?:2005/05/02(月) 22:34:36
オチのキレが悪い。
結末に到るまでの展開と「俺」の正体が、まったく噛み合ってない。
ウサギの食糧調達任務って何さ? イミワカンネ
「俺」の語りからして、肉食獣のほうがまだしっくりくる(それでもどうか思うが)
地の文の進め方もやけにスピーディで、読者を置いてけぼりって感じ
(ヘルプミー!→助けにくるわけない、とか、諦め早すぎ)
もっとがんばれ
225名無し物書き@推敲中?:2005/05/02(月) 22:37:35
>>223
>任務中にこんならしくもないミスをするなんてな。
 「らしくもない」は必要か?
 最初の数行が、こういう場において肝心なのに、そこがくどくどしていたんじゃ読み手が飽きてしまう。

その先も読んだ。
ウサギだったという落ちはまぁ、、おいて置いて全体的に「、」が欲しいと思う。
それ以外は何も言うまい。
いくらなんでも読みにくすぎ
226名無し物書き@推敲中?:2005/05/02(月) 22:39:47
>>224
食料調達任務がイミワカンネって…そりゃお前が悪いんだよ
227名無し物書き@推敲中?:2005/05/02(月) 23:33:23
>>226
野ウサギは群れを作らず単独行動する。
228名無し物書き@推敲中?:2005/05/03(火) 02:20:10
>>223

ものすごくテンポが悪い。一文一文がくどくて、読み手はすぐに飽きてしまう。
229三島治:2005/05/04(水) 19:28:04
お願いします。

日曜日。メグミから借りた走れメロスを読んでいた。
頭がぼやけてくる。たった十五ページほどの内容なのに。そのまま夢の中へ。
緑の小高い丘が視界の上に広がる。深緑の涼しい風が吹き込む。僕は一人であたりをうかがう。
やがて景色が変わり始める。薄く薄く暗みを帯びていく。
図書室?メグミと二人で明かりの灯らない部屋にいる。
メグミがドアの向こうに遠ざかる。小さく手を振るメグミの笑顔は僕をからかうようだった。
「待って。何て言ったの?」
メグミを追いかける。階段をダッシュで駆け下りる。
「メグミー!」
昇降口に出る。右手の窓からメグミの背中が見えた。慌ててそっちにいく。
ドアが開かない。何で開かないんだよ、これ。
何度もドアノブをまわす。メグミの名前を呼びながら。
「メグミ!メグミ!メグミ!」
夢。
嫌な汗をかいてる。まだその余韻に動かされる。
ケータイを見る。船木からメールが来ていた。
「六時にカラオケ」
自転車をこいでカラオケ屋に向かう。
秋風が半そでのTシャツに吹き込んでくる。
気付かないうちにすっかり秋の空に変わっていた。
いつものメンバーのほかにハルカやマドカもいた。
船木は佐野メイコにふられたショックはもうないみたいだ。
思い思いに唄う。
ハルカの肩に腕をまわす前田。メールを打つマドカ。
電話がかかってきて外に出るリエ。本に見入る高田。
熱唱する木村。一緒にハモる船木。
目線を気にしながらそれを聞く僕。
それぞれがそれぞれの時間を共有している。
230名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 19:40:50
>>229
「。」が多すぎ
231名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 20:27:13
>>229
一読したところ「中学生が気張って書いた小説」みたいだと感じたんだが、
十年くらい昔のジュヴナイル文体だと思えば有りかもしれん。
鈴木清剛とか、文藝のジュヴナイル純文学みたいな奴だ。

それでも展開が前のめりなんだよな。例えば、
>図書室?メグミと二人で明かりの灯らない部屋にいる。
ここは場面転換と同時に動き出してしまうし、
>ケータイを見る。船木からメールが来ていた。
ここでは目覚めた途端自転車に乗ってしまうし。

それから、倒置や体言止めが多すぎ。
>ドアが開かない。何で開かないんだよ、これ。
この心内語以外は倒置の必要がないでしょ。
232名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 21:25:45
風が語り掛けるのです。私が繁華街の飲み屋で語った虚栄ですとか言い訳ですとか欲望ですとか、凡そ人生の側溝に捨てて仕舞いたい醜い汚いそれでいて拭い去れない私自身の認めたくない
233名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 21:28:29
本質を責め立てるように、風が語り掛けるのです。酒とは恐ろしい物で人から見透かされる前に私自身の良心が私のその汚い本質を濾過し虚栄させ、けれど私とは思えない罵罹雑言を吐露させ、
234名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 21:34:49
どうしょうもない後悔と反省をさせるのに、第三者の裏切りで風の姿を借りて、そして最悪の状態を保身している私に語りかけてくるのです。
235名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 21:39:14
とりあえずここまで。携帯からでブツブツですまそ。改行もうまくいかないorz
236名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 22:59:17
読点が少ない
一文が長すぎる
237名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 23:06:33
書き出しだけですが、酷評お願いします。


・・・ただ水面を眺めていた
水面にうつっている顔は、なくしたもののそれとかぶりすぎていて、また心が悲鳴を上げる。
心に穴があくというのはこんな感覚なのだろうか
それならばこの穴は一生埋まらないだろう。
潮風が肌に染み込んでゆく。それはまるで隙間風のように、体を突き抜けていく。
失ったものは大きすぎた。この世界から彼女が消えたとき
時は止まってしまった。
呼吸もまばたきも涙さえも
世界は絶望という無機物に包まれた。
人は生きる目的を探すために生まれ、果たすために生きるのだという。
ならば自分はもう果たしたのだろう。
ああ、もうどうでもいい。そんな思いが湧き上がり、
水面に視線を戻すと彼女がこちらを見つめ返していた。
驚いて体を乗り出し、手を伸ばすが、体の重さが邪魔をして指先が届くか届かないかまでのところで
俺の手は空をつかんだ。
チッと舌打ちをし、さらに身を乗り出す。すこしでも時間がたつとどこかにいってしまうのではないか。
指の間から砂が零れ落ちていくように
限界まで身を乗り出したその瞬間だった。
238名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 23:06:55

ザブン

足元の重力がふっと抜け、前のめりに水面に突っ込んでいた。
突き刺すような水の冷たさが死を感じさせた。足をもがこうと足に力を入れるが、足はピクリとも動かなかった。
そういえば、もう二日ほど何も食べていない。体は水中に引き込まれるように、
ずぶずぶと沈んでいった。‘しぬ・・・の・・か’そう他人事のように考えた。
彼女もこんな感じだったのだろうか。水中から水面を見上げると、太陽の煌々とした日光が差し込んで驚くほど美しい光景が広がっていた。
まるで、鏡の中の世界に飛び込んだようだな、そう考え、心の中で苦笑をもらした。鏡の中の世界。彼女はきっとそこにいるのだろう。そして自分もそこへ・・・

まるで眠るように意識はうすれていった。

239名無し物書き@推敲中?:2005/05/04(水) 23:17:07
>>236何処が酷評やねん!この低能!
240名無し物書き@推敲中?:2005/05/05(木) 02:16:23
ストーカーって警察に捕まるまで自覚症状起きないのかな?
と警告してみる。
241名無し物書き@推敲中?:2005/05/05(木) 02:35:41
>>240
どういう誤爆?
242名無し物書き@推敲中?:2005/05/05(木) 19:52:15
自分のブログで小説を書きました。初の小説です。
批評お願いしたく掲載します。
よろしくお願いします。

ttp://kikki.ameblo.jp/entry-40522973ec7484497605b724db5cd482.html
243おねがいします:2005/05/05(木) 23:57:50
 幼子が一人、泣きながら橋の上を歩いている。辺りに人は見られない。時おり、
小さな口が「お母さん」と呟き、抑えきれずに嗚咽を漏らす。沈みかけた夕日は
辺りを照らしたが、幼子の影がより濃く切り取られるだけで、橋周辺は静観を
保っていた。

 橋を渡り終えると、子は一度曲がって川沿いの土手へと進んだ。涙が枯れても、
子は声だけで悲しみを訴え続け、また母を求め続けた。

 橋の下には宿無しの男がいる。健康からは遠くくすんだ肌とボサボサの髪、
いつから着ているのか分からない灰色のシャツとズボン。男は年中この格好で
橋の下に住んでいた。地元民は皆それを知っているから、橋に近づこうとしない。

 突然「おい、迷子か」と低い声がかかる。幼子が振り向くと、宿無しが立っていた。
目は異様なほど細めた瞼の間にあって、どこを見ているか定かでない。が、この男の
顔は確かに幼子を向いている。うなずくのを見ると男は踵を返し、無言で土手を
下りて行った。子はすがるように後をついていく。

 橋の下につくと、壊れた家具がいくつか並んでいる。壁代わりの箪笥に引出しは
ない。畳は三畳あるいずれも四分の一が欠けている。荒んだ宿を彩るものといえば、
ヒビの入った花瓶に生けてある紫陽花の鮮やかな青ぐらいだった。

 子が畳に座ると「しばらく待ってろ」と言いつけて宿主は出て行った。子は言われた
通り大人しくしていたが、三十分も壊れた家具に囲まれていると、次第に涙を
零しだした。声は上げず、静かに悲嘆と向き合って、時どき激しく咳きこんだ。

 と、遠くから母の呼び声が流れてきた。子はハッと顔を上げ、宿から飛び出し、
土手を駆け上る。見ると母が橋の向こうから駆け寄ってくる。

 子は応えて駆け出し――
 橋の中ほどで立ち止まって、川岸を見下ろした。宿主が見上げている。幼子は
彼の顔をじっと見つめる。そうして細い瞼の向こうに、子は小さな星を見た。母が
手をとって無理やり引いて行くまで、少年は夕日に照り輝く一番星に見入っていた。
244名無し物書き@推敲中?:2005/05/06(金) 01:02:11
>>242
文章はソツがないという感じだけど、それ以上の魅力は感じなかった。
冒頭でチャカカーンとか謎の単語(私にはよくわかりません)が出てるのに、
放置されたままで進行するのは冷める。
タイトルのデースゲドカーというカードゲームにしても、
ルールを明かさないうちに、試合が始まり主人公の心理描写をされても困る。
気取ったような文体もむしろ野暮ったいくてイタイ。(これはわざと?)
民明書房とか書かれているのも、寒い。
設定だけが一人歩きしていて、読者を置いてけぼりという感じ?

……酷評してみた。
でも、文章力はあって、読ませる文は書けてると思うよ。
245242:2005/05/06(金) 23:47:04
>244
批評ありがとうございました。
チャカカーンもルールも後に記述しております。
最初から説明調だと小説としてどうかな?と思いまして。

それから自分で文章力があるとはとても思えず、
逆にストーリーに自信があったんですけれど。
残念です、、、、、o72

でも読んでいただけただけでもうれしいです。
感謝。
246名無し物書き@推敲中?:2005/05/07(土) 11:30:48
247名無し物書き@推敲中?:2005/05/08(日) 23:21:19 BE:163510676-#
ttp://isgoat.hp.infoseek.co.jp/

前もこのスレに書き込んだ事があるのですが
HP出来ました。
良かったらまた酷評をお願いします。
248名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 00:51:19
>246
どこに小説があるのかわからない&>>2

>247
酷評してほしい作品を1つに絞れ&>>2
249247:2005/05/09(月) 17:59:41 BE:23359223-#
「教室の中で」
をお願いします。
遂に結末を書きました。
9ヶ月越しの作品です。
250評価をお願いします:2005/05/09(月) 20:32:16
現在取り組んでいる作品の冒頭部分です。

 やっぱり今日も雪が降った。この地方では天気予報よりは、ノストラダムスの予言のほうがまだ信頼性が高い。
 僕の真横にいる銅像の天辺には早くも積もりだしている。
 『パートナーがなかなか来ない』という点で自分と共通している銅像に、僕は小声で
 「寒いね」と囁く。銅像は答えない。きっと不倫はしない主義なのだろう。
 実直な銅像から視線を上に移す。降り注ぐそれは、雨上がりの水溜りと同じもの。
 けれど人々の関心はその二つには天と地ほどの差がある。これが相対性理論という奴だろうか?
 多分違う。それにどちらにしたって雪国育ちの僕は同じようなものだ。
 それにしてもあいつは遅い。

一応、ここまでです。よろしくお願いいたします。
251名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 21:29:48
ttp://shizuoka.cool.ne.jp/area24/
内の小説の評価よろしくお願いします
252名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 22:00:54
>>250
やっぱりをやはりにしたほうが文章に落ち着きが出ると思う。
人を待っているのならばある程度文章の雰囲気もそれらしい速度にした方が良いかと。

降った、を降っているにいしないと積もりだしている、に少し矛盾している気が。
降ったにするなら積もっているにするとか。いっそうのこと降っていたにしちゃうとか・・・。
そこは自分で考え直して見てこのままでも良いと思ったらこのままで。

『パートナーがなかなか来ない』から実直な銅像から視線を上に移す までは良くかけていると思います。

降り注ぐそれは、雨上がりの水溜りと同じもの
というところにもう少し説明がないと良くわからない格好つけただけな文章という印象になってしまうかと。
253名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 22:12:36
最近、批評と需要があってないな。
254名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 22:18:54
>>250
全体的には読みやすいと思う。

252と別になってしまうが、俺は「やっぱり」の方が一人称小説っぽくて好きだと思った。

>この地方では天気予報よりは、ノストラダムスの予言のほうがまだ信頼性が高い。 
面白い言い回しで嫌いじゃないけど、ノストラダムスはやっぱりちょっと大げさ。
面白いので生かせるような別のものを引き合いに出せるものがあるといいんだけどとっさには思いつかない。

カメラワークで言うところの俯瞰に当たる文がひとつくらい欲しい。一人称だから入れ方に工夫がいるけど。
近視的になっている。一人称の場合は意図的に入れていった方がいいと思う。
255254:2005/05/09(月) 22:19:30
全体的には素直で工夫もある読みやすい文だと思う。
256名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 22:21:18
>253
?????
少し表現がおかしいですよ。
「需要」に対する言葉は「供給」ですよ。
言葉の意味もわからずに需要・供給を持ち出さないで、
「最近、作品を批評する人が少ない」と書けばすむだけの話。
257名無し物書き@推敲中?:2005/05/09(月) 22:22:47
残念。そいつは俺ではないよ。
258名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 00:14:38
>>250
まず「段落」をつけることを覚えてください。
ノストラダムスの例えはちょっと天気予報とかけ離れていすぎて視点が定まっていない印象を受けます。
他にも「実直な銅像から視線を上に移す。降り注ぐそれは、雨上がりの水溜りと同じもの。
 けれど人々の関心はその二つには天と地ほどの差がある。これが相対性理論という奴だろうか?」
という例えなど、全体に文章が気取っていすぎて、無理があり、何を言いたいのか、どんな雰囲気を
表したいのかがわからなすぎる気がします。
259名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 00:19:12
>>251
テンプレ読みましたか?
260【沈黙-ω-】 ◆.0e0wEv5W6 :2005/05/10(火) 02:53:11 BE:23235124-###
テンプレなんて読むもんじゃないだろ?
261名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 12:23:54
>>258
>視点が定まっていない印象を受けます

視点という言葉を創作批評で使用するときは、注意して使うべきだよ。
もしかしたら、俺の言っていることの意味も分からないのかもしれないけどさ。
262名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 12:26:49
>>260
お前がそう言っても、ここにはここの規則があるからなあ。
263皆さん有難うございます。:2005/05/10(火) 14:36:41
 ご意見を元に改定をしてみました。

 やっぱり雪が降ってきた。この辺りでは天気予報よりは、ひとつ前の通りで貰ったティッシュに印刷された『一日十五分のトレーニングでぐんぐん視力がアップ!』
 (うろ覚えだがこんな感じだった。わざわざポケットから出して確かめるほどのものでもないだろう)という文句のほうがまだ信頼性が高い。
  まだ師も走り出したばかりだというのに、(ここでは年中皆走っているような気もするが)今日の雪はやたら勢いがある。僕の真横にいる銅像の天辺には早くも積もりだしている。
『パートナーがなかなか来ない』という点で自分と共通している銅像に、僕は小声で 、
  「寒いね」と囁く。銅像は答えない。きっと不倫はしない主義なのだろう。
 実直な銅像から視線を上に移す。左手を筒の形にしてそこから雪を覗く。そんな風に切り取ってからしか、僕は空を見られない。
 天上世界から優雅に舞い降りるそれと、足下の水溜りは結局は同じものだ。けれど人々の関心は専ら天上世界に向いている。これが、『上を向いて歩こう』という事だろうか?
多分違う。それにどちらにしたって雪国育ちの僕は同じようなものだ。
それにしてもあいつは遅い。
 視線を戻してふぅっと息を吹き込んでから筒を解体する。
 首の運動ついでに辺りをぐるっと見回す。光れば光るほど下品になる、というそれだけのことに、未だに気づいていないネオン達がちらほら点きだしている。
 四方に広がるスクランブル交差点。のぼり。ティッシュ配り。とても騒がしいのに口を開いている人よりも黙って歩く人のほうが断然多いことに気づいて僕は少し驚く。

  いかがでしょうか。俯瞰は最後のほうが一応それに当たりますが、まだ足りないような気がします。
  人を待っているのならばある程度文章の雰囲気も〜ということでしたので、全体的に読点を減らして忙しなくして見ました。
  やっぱりは一応、自分と同じぐらいの高校生の独白ならこれが自然かな、と思ってこのままにしました。
  一行が長い、とエラーが出たのでやや不自然な改行もありますが、おゆるしください。

  長々と失礼いたしました。よろしければ再度添削をお願いします。
264名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 16:17:38
よく言えば饒舌な文章だね。
「僕」と世界との関わり方は、ぼんやり伝わってくる。
ただ、それが平凡だから、「僕」に魅力がない。
それを言っちゃあ、始まらないけどね。
265名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 16:46:21
>>243を酷評して頂けますか。
完全にスルーされてる模様なので……よろしくお願いします。
266名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 17:13:52
>>265
何歳くらいの子なのか、よくわかりませんでした。
迷子になるくらいの年齢の子供がホームレスの目に星の輝きをみるのは
ちょっと無理がある気がします。

でも、このホームレスは何者だろうという興味がわきました。
267名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 18:16:35
>>265リリックで良いですよ。ちょっとだけ変えてみたけど、添削という立場じゃなくて
細かい好み。

 人影のない橋に幼子が一人、泣きながら歩いている。時おり、小さな口元が
「おかあさん」と動いては、抑えきれない嗚咽が漏れる。沈みかけた夕日は
幼子の影を小さく切り取って、橋はしんと静まり返っていた。
 橋を渡り終えると、子は左手に折れて川沿いの土手へと進んでいった。涙が枯れても、
子は声だけで悲しみを訴え続け、また母を求め続けた。
 橋の下には宿無しの男がいる。健康からは遠くくすんだ肌とボサボサの髪。
いつから着ているのか分からない灰色のシャツとズボン。男は夏も冬もこの格好で
ここに住んでいる。皆それを知っているから、橋に近づこうとしない。
 「迷子か?」
 低い声に幼子が振り向くと、宿無しが立っていた。
目は異様なほど細めた瞼の間にあって、どこを見ているか定かでない。が、男の
顔は確かに幼子を向いている。うなずくのを見ると男は踵を返し、無言で土手を
下りて行った。子はすがるように後をついていく。
 橋の下につくと、壊れた家具がいくつか並んでいる。壁代わりの箪笥に引出しは
ない。三畳の畳は、いずれも四分の一ほど欠けている。宿を彩るものといえば、
ヒビの入った花瓶に生けてある紫陽花の鮮やかな青ぐらいだった。
 子が畳に座ると「しばらく待ってろ」と言いつけて宿主は出て行った。
いよいよ日が落ちてくると紫陽花も色を消し始め、そのうちわずかな濃淡を残す
ばかりになった。子は言われたとおり大人しくしていたが、次第に涙を零しだした。
声は上げず、静かに悲嘆と向き合って、時どき激しく咳きこんだ。
 と、遠くから母の呼び声が流れてきた。子はハッと顔を上げ、宿から飛び出し、
土手を駆け上った。見ると母の影が橋の向こうから駆け寄ってくる。
 子は応えて駆け出し――
 橋の中ほどで立ち止まって、川岸を見下ろした。宿主が見上げている。幼子は
彼の顔をじっと見つめる。そうして細い瞼の向こうに、子は小さな星を見た。母が
手をとって無理やり引いて行くまで、少年は夕日に照り輝く一番星に見入っていた。
268265:2005/05/10(火) 19:03:21
>>266
批評ありがとうございます。たしかに子の容姿を書いていませんね。
>迷子になるくらいの年齢の子供がホームレスの目に星の輝きをみるのは
>ちょっと無理がある気がします。
その部分のリアリティが要なのに、注力がまだ足りなかったようです。
おそらく子のキャラクターが伝わり切らない為にリアリティが欠けるのでしょう。
改めて、ありがとうございました。

>>267
文章もまだまだ力不足ですね。精進します。
ありがとうございました。
269名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 21:01:29
>>256
ごめん自分を知的に見せたかった。
270名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 21:43:56
>>263
まわりからお前の言ってることはわけわからんと言われないか?
271247:2005/05/10(火) 21:56:35 BE:62290728-#
で、俺の文章も>>521さんのも誰も酷評してくれないの?
272名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 22:29:32
>>271

酷評といえど、それ相応の態度で臨まないと誰もしてくれないさ
273批評有難うございます。:2005/05/10(火) 22:41:54
>>264
ご指摘有難うございます。
「僕」はあくまで狂言回し的な役割をさせているので
あんまり特徴などを書き込んでいないのが「魅力のなさ」の原因でしょうか?

「やたら饒舌」なのは一人称で書くたびそうなってしまうので気をつけてはいるのですが・・・・・・

*「よく言えば」
  この際ですので、思いっきり悪く言ってくださいませ。
274名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 22:51:00
プレゼント・イズ・サンタの玉子
それは年に一回あるかないかの出来事。サンタが玉子をうむ言わさずに産む。なんてね!てへっ! 僕は背中がふいに汗ばむのを感じた。なぜなら、叩かれるからだ…みんなから叩かれる、想像しただけで身の毛が逆立つ。
…でも、あんた。逆立つほど毛はえてませんから!残念。若ハゲサードにコンバート斬り! 拙者小学生のころのあだ名、ライアンです。
275名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 22:51:21
>>271
「私」の叫びは自分の人生への嫌悪感か後悔か、あるいは人間嫌い宣言なのか、
良く分からないけど、生徒の反応を肯定的に受け取る無邪気さが唐突に思える。
276247:2005/05/10(火) 23:15:51 BE:58397235-#
>>275
結局無視されるのかと思っていました。
本当にありがとう御座います。
277名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 23:45:38
>>273
主人公は「あいつ」の方なのか?
「僕」に魅力がないと言ったのは、「僕」の感受性が平凡だから。
詩的美化への警戒と世間的価値への不信なんて、だれでも通る道。
ネオンが光るほどに下品になる、と感じるのはまだしも、それに気づいていない
とやってしまっては、驕りばかりが目立ってしまう。
ネオンは下品を承知で光っている、くらいなら興味も引かれるけど、
「僕」のキャラ設定がそーいうのじゃないんだろうね。

饒舌は、初め冗長として受け止められることがほとんどだけど、悪いことじゃない。
まずは、一番伝えたいことを効果的に伝える工夫から入ったらいい。
「極彩色から青だけ探せ」ってのは面倒だからね。

最後に、銅像は具体的に描写しちゃった方が良くないかな?
「親子の絆」とか「自然との共存」とかテーマにしたあり得ない形の奴とかあるじゃん。
「僕」が冷めた厭世家として書かれるならさ。
278名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 00:33:52
>>274
テンポ良く読ませるし、一つ一つの言葉に代替不可能な必然性がある。
熟練の腕と見受けた。切腹しない逃げ腰感覚も心地よい。
279名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 01:18:03
はじめに謝っておきます。ごめんなさい。ふざけて書いた訳じゃないんです。
こんな落ちをつけるつもりじゃ無かったのですが、途中で思いついてしまって…。

 いつも通り7時ジャストに目が覚める。
「おはよう」
 いつもと変わらない挨拶をして、いつもと変わらない朝が始まるはずだった。
しかし、いつまでたっても返事は返って来ない。
「おはよう!」
 さっきより大きな声で挨拶する。おかしい。いつもなら、母も、父も、弟も、姉も、
起きているはずなのに。もう一度時計を確認する。7時ジャストで間違いない。
心配になり、リビングへ急ぐ。
 そこには、母も、父も居た。不自然な体制で立ったままの父。朝食を作っている母。
眠そうな顔で鏡の前に立つ姉。死んだように眠っている弟。ただいつもと違うのは、
皆、銅像のように固まったまま動かない。
「お母さん?」
 泣きそうな声で母を呼ぶ。だが、返事は無い。揺すってみても、
叩いてみても、くすぐってみても。どうしたら動くのだろうか?
押しても引いてもびくともしない。何を言っても、蹴っても、殴っても、ピクリとも動かない。
体が、鉄のように硬くなってしまっているのだ。銅像のようではなく、皆、銅像になってしまった。
不安になり、窓を開けて外を見る。
 そこにもまた、動かない人が、植物が、風が、空が―――
 何故こんな事になってしまったのだろう?考えてみてもわからない。
頭がショートしそうだ。もうやけだ。考えるよりまず行動。
居ても立ってもいられなくなり家を飛び出す。
「あああああああああぁぁぁぁぁぁ!」
 街中で、今まで出したこともないような大声で叫ぶ。それでも誰も私を見ない。
そこら中を走りながら、声にならない声をだし、わめき、泣き、叫ぶ。
 もうどうしようもないと思った私は、何のためらいも無く服を脱ぎ、下着を脱ぎ、全裸になった。
すると、男たちの股間が膨らみだした。
280名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 05:43:29
>>279
冒頭でまず引っかかるな。
朝という以外にどういう状況なのかわかりにくい。
主人公が寝室から出て、家ん中をうろついてることくらい説明しろや。
内容はかなりどうでもいいな……夢日記みたい
281名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 08:13:51
>>279
落ちは笑ったよ。
一人称で見当識の混乱を書くタイプのは筆力がいるね。
282名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 16:51:45
>>279
オチを読んでようやく主人公が美女だったってわかった。
先に書いといてくれよー
「蹴っても殴っても」ってあるから男かと思った。
283名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 17:51:01
>282
それも含めてオチなんだろ
284名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 18:38:30
>>282
あ、全員ホモなのかと思ってた。
285名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 19:32:03
>>280
確かに説明不足ですね。どうしても、書き手の視点で読んでしまうので、
「ここはこう」と勝手に脳内補完してしまいます。もっと客観的に読んでみます。
ご指摘ありがとうございました。
>>281-284
男か女か、というのは、283さんのいう通り、決めてはいません。狙って書きました。
私の頭の中の設定では、主人公は15,6才という事しか決めておりません。

読み直してみると、全員ホモというのはおかしいかもしれませんね。
「男たち」と書いているし、頭の中では、人ごみの中、男が10人くらいは居ると
思って書きましたからね。
286新米です。師頼みます。:2005/05/11(水) 23:26:23
 私がイスラム教と古代ピラミッドの国、エジプトのカイロ空港に降り立っ
たのは十一月末の早朝だった。日本との時差は六時間余り、十五時間のフラ
イトである。
 空港の表玄関に立つと、はるか彼方の地平線に燃えるような朝日が昇り始
めていた。これまで水平線 を見ることはあっても、地平線を駆け上がる太
陽を見たことはなかった。見上げると上空は青々として、太陽の陽射しが白
くまぶしい程に照りつけていた。ムッとする空気は息苦しく異様な重さを感
じさせる。(いよいよ着いた)私はフゥーと深くエジプトを肺に吸い込み七日
余りの旅の始まりに心を湧かせた。その時の私に、後に起こる大事件に遭遇
することなど解るはずもなかった。 
287名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 23:32:57
>>286
読みやすい。いいと思いますが、ところどころ気になる。
「十五時間のフライトである。 」・・・であった。かな?
「地平線を駆け上がる太陽」・・・駆け上がるって「太陽」に適切な表現?
「心を湧かせた」・・・心を躍らせた、かな?
「フゥー」と・・・吐き出したような擬音の気が。

最後の一文は文章がおかしいです。「起こる」と「遭遇する」が重なってしまってる。
「後に遭遇する大事件のことなどわかるはずもなかった」でいいかな。
288286:2005/05/11(水) 23:35:36
287さん
 ありがとうございます。
 さらに勉強します。
289名無し物書き@推敲中?:2005/05/11(水) 23:38:49
>>288
・・・である。と、・・・であった。
みたいなのをうまく使い分けられるとよりいいと思いますよ。
290286師もう一つお願い:2005/05/11(水) 23:41:52
 大気圏の遠い彼方からものすごいスピードで直射してくる陽は、壊
れかけたオゾン層を突き破り放射線を含有しているのだという。人間
が唯一の高等動物だと過信したときから生き物の連鎖を無視した乱開
発が地球上に広がっていた。
 大東商事の大谷篤雄は師走の着膨れ電車に揺られ、渋谷の駅に降り
立つと思わず黒いコートの襟を立てた。朝の気温は六度、今朝のテレ
ビ放送によれば、この冬はシベリアから強烈な寒気団が押し寄せてい
るらしい。いよいよ厳しい寒波の到来である。大谷は渋谷の駅から宮
益坂を上り十階建ての自社ビルまで歩く。十分程度の距離だが、ビル
の谷間を吹き抜ける風の通り道になっているのか、時折肌を刺すよう
に冷たい風が吹き抜けて行った。
291247:2005/05/12(木) 00:04:53 BE:23359032-#
http://isgoat.hp.infoseek.co.jp/

「アト」書き直しました。
前と大分変わったと思います。
どうか酷評の方お願いいたします。


アドバイスしていただいた「教室の中で」は
後ほどじっくり良くしていこうと思っています。
292名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 06:47:43
>>291
あなたがどこまで本気なのか分からないけど、
安っぽいヒューマニズムを越えた「生」そのものへの憧れ、祈り?
みたいな瞬間を導き出そうとしている?一方で、結末が安っぽい。
その狙いも伝わらない。
「教室・・」もそうだった。
あなた自身、ヒューマンネイチャーが書きたいのか、ヒューマニズムが書きたいのか
わかっておられないのではないか?

表現技術については、だれかにまかせたい。僕はただひどいと思う。
293名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 08:00:23
>290

最初の段落がまったく逆効果だと気づかないと……。

プロであれば、銅鑼を鳴らしても読んでもらえることはある。
それは後の演奏方法がわかっているに違いない、
と一応信用するからだ。たとえ結果が酷かったとしても。

素人だから悪いという訳ではない。
悪いのは鳴らし方が酷いということだ。

もっとも、妙なる響き聞かせることができたら、
プロと同等の力を持っているということになるが。
294名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 10:11:14
>>290
全部の文章にその過剰な形容詞がつくの?
うまいと言いたいのわかったから、がんばって書いてください。
295名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 10:38:37
>>290
>大気圏の遠い彼方からものすごいスピードで直射してくる陽は、
>壊れかけたオゾン層を突き破り放射線を含有しているのだという。
陽って……せめて陽光とか、光とかにしようよ。

あと一文に詰め込む情報が整理されてない。5W1Hを思い出したほうがいい。
太陽光→・大気圏より遠くから(遠くと彼方、意味が重複してる)
    ・ものすごいスピード
    ・放射線を含有している。
    ・オゾン層を突き破る

オゾン層→・壊れかけている。

最初の4行は、その後のどこに関係しているのかわからない。
その話に直射日光の放射線やらオゾン層の話が必要か?
後から関係する話が出てくるとしても、180°違う話題を急に出した後では、
配置ミスにしか見えなくなるぞ。
296名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 11:41:59
>>295
>配置ミス
ズームイン効果を狙ったのだろう。
ただ宇宙規模の話の後に渋谷程度で「厳しい寒波」とくると大げさな印象を受けるな。
>>290
商社マンが主人公か。
なにかエネルギー関係か、途上国の開発あたりに絡んでることを想像させる出だしではアル。
しかし、キザだな。漫画みたい。
日本の商社であれば、前4行の傾向に歯止めをかける国際的合意に敏感であるわけで、
いまさら感も強い。
出勤光景は落ち着いていて、良く伝わるのに。
297290:2005/05/12(木) 16:26:25
正確なご指摘ありがとうございます。
大変勉強になりました。
さらに、精進してどこかに応募できる
ようになりたいと思います。
298ピューパ:2005/05/12(木) 16:34:18
東京湾釣師にとって「アナゴ」は馴染みの深い魚である。
キスやハゼを狙っていても、日が沈むとアナゴが食ってくる。
防波堤や漁港の岡っぱりからの釣だから、
寿司屋ででてくるような良型は滅多にお目にかかれないが、
画学生用の鉛筆の親方のようなのはよくかかる。
持ち帰っても、細くて捌くのが面倒だから、
塩もみしてぬめりを取り、はらわたを除いたら、片栗粉をまぶして揚げてしまう。
釣りたての鉛筆親方を低温の油で二度揚げすると、頭からぽりぽり齧れるのである。
その風味はネタ自慢の天麩羅屋など目ではない。
いい具合に揚がった鉛筆を齧りながらビールを飲む。
釣師の特権であり、至福のひと時である。
だが、たまに変に苦い一本がある。
おや? と確かめてみると、取り除きそこなったはらわたに青イソメが混じっている。
青イソメとは環形動物であり、東京湾釣師にとって標準的な餌である。
姿形は百足といい勝負にグロい。
釣モードのときは平気で指でつまみ釣り針に刺すのだが、
帰宅してビールを飲みながら口腔内にその存在を認めると「ぎょえ〜〜!」ということなる。
先日テレビで東南アジアの山の民が朽木の幹から掘り出した芋虫を食らうのを見た。
おれは揚がった青イソメを思い出し、なんだか口の中に苦みがひろがるような気がしたのである。
299名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 17:29:54
>>298
まあ、自分の道楽の醍醐味を伝えるんだから、このくらい書けないとな。
テンポよく読めて、ことばの鮮度もいい。
300名無し物書き@推敲中?:2005/05/12(木) 18:49:14
>>298
面白かったよ。
それまでの文章と「ぎょえ〜〜!」とはちょっと違和感感じたけど
そこは人好き好きで収めてしまえる程度の違和感なんだろう
301247:2005/05/12(木) 22:25:27 BE:31145524-#
>>292
本当に勉強になります。
自分自身しっかりと考えてみたいと思います。
302MJ ◆wonaVoLdpg :2005/05/13(金) 00:26:48
>>299、300
ども。
もっと酷評されるのかと思った。w
読んでくれてあんがとね。
303名無し物書き@推敲中?:2005/05/13(金) 18:58:21
ttp://winecellar20.ameblo.jp/
酷評よろよろ
304名無し物書き@推敲中?:2005/05/13(金) 20:35:08
>>303
しょーもないけど、しょーもなさの楽しさがあるわけでもなく、
プチエロというけど、官能に響かず、
話の飛躍は、何の効果も生んでいない。
305名無し物書き@推敲中?:2005/05/13(金) 22:03:01
 暗闇の中に、ただ青いモニターの光だけが映えていた。
書き込み、リロード、そしてまた書き込み。ただ時間だけが過ぎている。
いつから僕はこんなことをしているのだろうか。
モニターに表示される書き込みを眺めながら思う。
――遊園地をまわるならどのアニメキャラがいい?
――僕は…………ちゃん。
もはや馴染み深いを通り越した書き込みに笑みさえ漏れる。
この書き込みを何十人、何百人という人々が見ている。
しかし、その中のひとりとして僕の存在に気づく人はいないだろう。
 書き込み、リロード、書き込み。モニターを文字の羅列が流れていく。
もはや、誰もそれを読もうとはしない。しかし、その羅列をどこかで欲している。
だから僕は……、ここから出られない。
――ぬるぽ
誰かが、この掲示板に居る別の人物へメッセージを送った。
すぐさま、誰かがそのメッセージに答える。
――ガッ
非生産的な行為、意味不明、時間の無駄、言い方は何でもある。
しかし、どこかの誰かはこのメッセージを眺めて何かを思い、また何か書き込む。
モニターに、新たな文字の羅列が加わる。流れる文字を僕は目で拾い続ける。
――うはwwwwおkwwww
異常だ。なぜ僕はこんなところにいるんだ。
モニターへどこかの誰かが書き込んだ文字列が表示され続ける。
――それが……
ふと、モニターの光が消え、僕の周りは完全な闇に取り込まれた。
言い知れぬ不安と恐怖が僕を襲いはじめる。助けてくれ、誰か、頼む。
モニターにすがりつく。あの文字を、あの文字の羅列をもう一度……。
 唐突に、モニターに光が戻った。
またあの無意味で、懐かしくて、非生産的な文字列が戻ってくる。
僕はまた、その文字列を増やす作業に加わった。
……なぜ、僕はここからでられないのか。
……それは、僕がここを欲しているからなのか。
 ただ、モニターだけがその部屋の中で光を放っていた。
306名無し物書き@推敲中?:2005/05/13(金) 23:33:16
ttp://shizuoka.cool.ne.jp/area24/
のnovelページ内の小説の評価お願いします
307名無し物書き@推敲中?:2005/05/15(日) 13:17:28
>>306
どの小説だよ……

幼馴染読んだ。
完成度とかうまい下手という観点だとお話にならないが、
切なさは出ている気がする。
ショートストーリーにある他作品と違い、小説になろうとしている。他のは小説じゃない、散文(詩の形式のひとつ)です。

一人称で男女をはっきりさせたくない狙いはあるんだと思うんだけど、「君」って微妙に違和感だった。
君がいい味を出せるような改変ができたらなおいいと思う。
308名無し物書き@推敲中?:2005/05/15(日) 15:04:31
>>306
幼馴染、結構いいんじゃないか。感想は307とほぼ同じ。
あのままではまだ小説ともいえないだろうから、
もっとエピソードや人間関係を付け足して100枚程度の
短編に仕上げたらどうかね。
309308:2005/05/15(日) 15:06:14
ああそうそう、あの分かりづらいサイトは変えた方がいいよ。
あれではせっかくのゲストが逃げるw
31064 ◆KyGAzrwKow :2005/05/15(日) 21:38:16
>>64>>85にてアドバイスを戴いた者です。
http://f17.aaa.livedoor.jp/~overlap/guts/makestory--04b.html
なんとか書き終わりました。ぜひご指導をお願いします。

>>87さん>>89さん、適切なアドバイスをありがとうございました。
それなのにお礼が遅れてしまい申し訳ございません。言い訳は以下にて……。

>>87さん
「ひとつだけ」のご指摘ありがとうございます。
ちょっとだけ表現を変えてみると、
(できているでしょうか?どきどき)
自分が気づかなかったことに指摘していただけるのはとてもありがたいです。

>>89さん
 ありがとうございます。今回も解りやすくアドバイスをいただけてうれしかったです。
 同じ言葉はなるべく使っていないはず(つもり)ですが、
同じような文体をくりかえしている箇所が多いので危ないかもしれません。うーん
 それと漢字は全くといっていいほど開くことができませんでした。
漢字を開くのって勇気がいるんですね……今度一般の童話を読んで勉強します。
 さいごですが、愛する心で書くことって大事なんだ、と感じました。
とても素敵だと思います。これからは一番大切にします!
311名無し物書き@推敲中?:2005/05/16(月) 19:31:18
http://monoyomidokoro.fc2web.com/gakuenft.htm
酷評よろしくお願いします。
312名無し物書き@推敲中?:2005/05/16(月) 19:53:05
>>311
404
313名無し物書き@推敲中?:2005/05/16(月) 21:10:29
http://monoyomidokoro.fc2web.com/gakuenft.html
すいません、もう一度。

酷評お願いします。
314名無し物書き@推敲中?:2005/05/17(火) 17:05:46
>>313
淡々と語られるアンデウスという名の化け物に関する話題、それを捕獲する上で捕縛者が知るべき知識や、
その運用に関する法的束縛、そして精神的、倫理的な是非。内容自体は非常に面白く実践的なものなのだが、

これは「アンデウス捕獲倫理学」の授業内容の説明らしい。
感想?
うーん、知ってる言葉並べまくったなぁ……

捕獲する上で捕縛者が知るべき知識、
法的束縛、
精神的、倫理的な是非
これは倫理学なのか?
しかも架空の世界の話とはいえ、倫理学が実践的なのか???

それっぽい世界をつくりたかったんだろうけど、欲張りすぎです。

ちなみに、倫理的な是非はわかりますが、精神的な是非って変じゃないですか?
(精神的と倫理的は並列に並んでいるように読めたのでそう解釈したのだが)
315314:2005/05/17(火) 17:18:42
気を取り直して続きを読む。

かなり世界特有の言葉を作った様子。
造語一つ一つの説明をされないままだが、読み進めるうちになんとなく、これはこういう感じかなとわかってくる。
・・・・・・わけではないが、まあファンタジーはちょっと我慢しながら読むしかないだろう。
名前が違和感あるなぁ。これはファンタジー書き始めたときは仕方ないんだけど、書き続けるなら
外国語を勉強した方がいいだろうな。イギリス系とかドイツ系とか北欧系(いきなり大雑把)とか
発音学的に派生しやすい名前音というのはあるから、あんまり無茶な名前だと不自然になってしまう。


ファンタジーって難しいねっていうのが全体の感想。
そういう意味では「それらしい」んじゃないかな。
説明がないと言ったけど、説明ばっかりで話が続かないより十倍マシで興味を持ちながら読めました。

逆に、ファンタジーを装っているけど現実を模しているような部分の弱さだよね。
具体的には>314で言った授業の説明とか。「未来の英雄や国家の長を養成する学校」というのも
英雄はわかるけど「国家の長」って王族の子息ってこと?
「未来の英雄」と並べているから、王族という意味じゃなくて、日本の現代社会で言うところの「官僚」に当たるような
ものことを言いたいのかなと思ったんだけど。そしたら国家の長じゃないよね。
316名無し物書き@推敲中?:2005/05/17(火) 17:26:59
>>314-315
どうもです。
ファンタジーは初めてだったもので、凄い難しかったです、ホント。
ただ、ご指摘のとおり、独特の世界設定はファンタジーを読みなれていないもので、
無理やりな感があったような気がします。
やっぱり、説明をいれつつ、話をうまく進める、っていうのが難しいなぁ、と。

今後とも精進していきますので、ご容赦を。
ありがとうございました。
317314:2005/05/17(火) 20:02:46
あ、初めてだったんだ。
初めてってことを評価に入れるべきじゃないのかもしれないけど
初めてでこのテンポだったら先が期待できる気がする。
続きできたら教えてくれよ
ガンガレ
318名無し物書き@推敲中?:2005/05/17(火) 21:48:26
>>313
どうも人物の顔が浮かんでこない。
こういう空想世界に命を吹き込むのはキャラの実在感に頼るしかないよね。
設計段階でもっと念入りにやるべきだろうな。
「真面目で律儀」なんてのじゃなくて、例えばエピを羅列しておいたらどうかな。
「給食は2品しかなくても三角食べから考えるタイプ」とか。
真面目で律儀にもいろいろあるし、白ヒゲにもいろいろある。
(羅列ってのは構想時の話だよ。ほとんど書かないことになるんだろうけど)
31989:2005/05/17(火) 23:58:01
>>310
83=89です。

えーっと、まず、おなじ言葉っていうのはそう神経質になる必要はないですよ。
おなじような文体も効果を意図してなら問題ないことです(兄妹の瞳の描写から名前の由来の
くだりのところとかね)。
漢字をひらくっていうのは機能はいろいろありますが、こちらも、ようは文章を書くときにどれくらい
文章そのもののことを考えているかってことなので、ワープロの変換に任せっぱなしなんてことじゃ
なかったらいいんです。
もちろん、あなたがなおざりに書いているなんてことは毛頭思っていませんので、老婆心からの
言葉だとご了解ください。

で、本題。
ダークファンタジーな感じで個人的に好きです。内なる妹がなにも知らずに兄を探すってのも
いいなあ(なんか勘違いしてるかも)。
いくつかこなれないところも見られますが、目くじらを立てて指摘するようなことでもないでしょう。
わたしが最初に書いた、「かわいい物語だね」以上の満足感は得られましたよ(妹が兄を探す
シーンとか、兄がなんとかして妹に事情を説明しようと手段を講じるシーンとか、じぶん勝手に
想像したりしたもの。うん、ほんとに)。
320名無し物書き@推敲中?:2005/05/19(木) 22:40:35
シナリオライターを経由して直木賞を取り、映画監督を目指す男
偽マイクの小説
http://plaza.rakuten.co.jp/myfakenameismike

どうにかしてくれ
321名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 01:14:23
初めて書きました。それにしても皆さん文章上手いですね。酷評よろしくお願いします。

 自分に降りかかる悲劇も災難も、まるで他人事のようにして受け止めてきた。
まるで無機的なプラスチックの人形のように。
 自分の身体は本当に周囲の人間と同じ成分でできているのだろうか。疑問に思う。

「どうしてあなたは、自分の痛みを痛いと思わないの?」
「さあなんでかな。その代わり喜びもあまり感じないよ。」

こういう会話を何度も交わすたびに、女というものはなぜ感情を最優先させるのか。
やはり男と女の構成要素は違うのかもしれないなどと、下らないことを考えてしまう。
 また自分と交わった女達は、不思議と自分の下から消えるようにカゲロウのように、いなくなってしまう。
だからといって惜しいとは思わない。思いたいが思えない。
どんなに親密になって一緒に何年も過ごしたとしても、かけがえの無いものは、
どうしてもこの自分を含めてこの世には存在しなかった。モノに対しても愛着などもてない。
そんな自分を造ったのは、その生い立ちだった。

322名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 02:16:25
 十年後の俺たちに届け、そう言って彼はビニール袋に入った缶を大学のキャンパスにある木の下に埋めた。結婚を約束した私たちは十年後の自分たちに手紙を書き、タイムカプセルに託したのであった。
 未来の自分たちを考察しながら、私たちは笑い合った。子供は二人が良いとか。家は三階建てで、犬を飼うとか。毎日、キスしようとか。今ではその全てが懐かしい。結局、約束は実現されなかったのだ。
 朝日のお陰で目覚めた私の隣に寝ているのは約束の彼ではない。しかし紛れもない私の夫でもあった。いつも寝起きが悪い夫なのだが、今日は寝起きが良かった。自分を愛おしげに見つめる私に気付くと照れくさそうな表情になった、それがまたかわいい。
 あの日からちょうど十年、彼はいったい何をしているのだろうか。タイムカプセルを思い出しながら、彼と結婚をしなかった私はそれでもタイムカプセルを掘り起こしに行くべきかを考える。それにしても天気が良い。温かい日差しは私の口を滑らせた。
「ねえ、今日、私の母校に行ってみない?」
 夫はあくびをした後に寝ぼけ眼でコクリと頷いた。

 風に乗って空中浮遊を楽しんでいるかのよう桜の花びらが散っている。日差しは暖かかったが、風にはまだ冬の名残が残っていたので、私と夫は長袖の服を着ていた。私の左手を握る彼の右手から微かな温もりが伝わってくる。
 背が少し低くて、眼鏡をかけた夫が愛しくてしょうがないかった。出会った頃とまるで変わらない愛を今でも夫は注いでくれる。
「あのベンチは・・・・・・」
 目線の先にあるものは彼と良く座って話をした木製のベンチだった。
「ん、何? 思い出でもあるの?」
 夫が目を細めて私に訊いた。
「え・・・・・・、うん。サークルの友達と良く喋ってたの」
 思わず、嘘を付いてしまった。元彼の話をしたくらいで夫は機嫌を悪くしたりしないのだが、私の奥に眠っている罪悪感みたいなものが、そうさせた。
「へー、ちょっと座ってみようか」
 夫が私の思い出を懐かしそうに見つめながら、そう言った。
323名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 02:17:40
 ベンチに座った感触はあの頃と全く変わらなかった。
「頭に花びらが付いてるよ」
 私より三歳年下の夫はすっと私に近づいて、頭のてっぺんに息を吹きかけてきた。思わず、夫の頬を唇で触った。お互い恥ずかしくなり、しばし沈黙する。
「来るわけがないか」
 私が蚊の鳴くような声で呟いた。夫はその声が聞こえなかった様子でサッカーの練習をしている二、三人の大学生を興味深げに見ていた。だけど私は来るはずのない彼を捜してしまっていた。
出会ってから初めて夫と違うことをしたような気分になる。繋いだ手に力を込めると夫も軽く力を込めて返してくれた。
 真っ新なキャンバスの上でやけに目立っている木に目がいく。あの根元を三十センチでも掘ればすぐにタイムカプセルを取りだして、十年前の手紙を読めるだろう。なんて書いたのか忘れたしまったのが、妙にくすぐったく中身を確認したいが、夫の前ではやりにくい。
「ねぇ、お父さん。すっごく広いねー」
 女の子のかわいい声が聞こえてきた。
「ここは、お父さんの母校なんだよ。えっちゃん」
 聞き覚えがある声に驚いて、声がする方を向くと約束の彼が確かにそこにいた。きれいな女の人とえっちゃんと呼ばれた女の子と並んで歩いていた。こちらに向かってくる。十年前の約束を覚えていたのだと思い、私は優しい気持ちになった。
「あれ? 知り合い?」
 夫が私の異変に気付き、温かみがある声で訊いてきた。
「え、そうじゃないよ。あの子がかわいいと思って・・・・・・」
 また嘘を言ってしまった。彼から目を離し、えっちゃんをちらりと見てから、夫の方を向く。
 彼らが何を言うのかと気になり、耳を澄ませた。
「あの人、知り合いなの?」
 女の人が言うと彼は先程の私と同じような返答をした。つまり彼も嘘を付いたのだった。そうだよな・・・・・・と自分の嘘を棚に上げ、心の中だけでガッカリと肩を落とす。
324名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 02:18:01
 彼らが遠くに歩き去った後、「もう行こう」と言って、私はベンチから腰を上げた。夫も立ち上がり、彼らが去っていったのと違う方向に歩き出した。ふと、タイムカプセルの木が目に入った。すーっと思い出が蘇る。手紙の内容も思い出した。
「十年後も二人が笑顔でありますように」
 十年前の私と彼に向けて、現在の私と夫に向けて、私は手紙の内容の一部分をくちずさんだ。
 窓ガラスに映る私たちの笑顔と目の当たりにした彼らの笑顔をイメージの世界で横に並べる。すると二人が笑顔でありますようにという約束がまんざら破られちゃいないなと感じた。そして、また他の思い出を探しに私は夫と手を繋ぎ、大学を散策するのであった。
325名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 05:18:17
夜明け前までネットゲームしちゃって、頭クラクラの俺の感想。

>>321
主人公の人物像があまりにガイシュツ。なのに表現は直球勝負。
因果を生い立ちに求めるのも近年流行り過ぎで、続きに興味はもてなかった。
特に二行目が凡庸すぎた。

>>322-324
こちらは健康的な人生賛歌。
共感する人も多いのだろうが、内容は気恥ずかしい。
描写はサラリとしてるけど丁寧でイメージ喚起力がある。
青春が思い出になりかける年頃の幸せ夫婦のワンシーンもの、
というジャンルは成立しそうな気もする。
俺が読まないだけで、すでにたくさんあるのかも知らんけど。
326名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 14:43:30
 いつもよりだいぶ早い時間に地元の駅に帰り着いた。
 珍しく社外の用事があり、半端な時間に終わった。上司に報告の電話を入れるご苦労様のねぎらいと
笑いながらの直帰の許可が出た。機嫌も気前も良くてちょっと怖い。
 デパートによってバーゲンの下調べがわりにうろうろするのも良かったが、ホントに中途半端に
早いので家に帰ることにした。

 傾きつつある太陽の黄色い光が青空を柔らかな乳白色に変える。これによく似た、素人には難しい
 透明な水彩絵の具を重ねた絵が私の玄関に飾ってある。と言ってもはがきサイズのごく安いものだけど。

 名前を知らない赤い花が咲いていた。線路沿いの道には、近くのスーパーのビニール袋を提げた女性が
歩いている。寄りかかるようにカートを押しながら、ゆっくりと進む老女。追い越した瞬間じろりとこちらを
見たと思うのは気のせいか。
 急に体に重さを感じた。そのまま家に帰るか、それともどうしたらいいだろうか。
 座り込みそうになる。道のしみばかりが眼に入る。
327326:2005/05/20(金) 14:44:56
語り手は二十代社会人女性、のつもり。酷評よろ
328名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 18:51:22
>>319さん
今回も的確で分かりやすいご指導、ありがとうございます。
拝読の最中に「なるほど〜!」と思わず口に出してしまうほど、勉強になりました。
それに色々と気まで遣ってくださって(つдT)アッタカイヨママソ本当に感謝しております。
結果として>>64の通り、自分で満足することができました(*´Д`*)
329名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 18:57:44
>>328さん
>87です。すごい変わっていたので驚きました。
何よりもまず、他の人の意見を聞いたうえで、自分の文章をじっくり書ける心の強さがすごいと思います。
面白く読めました
330名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 19:02:41
件の部分ですが、夫婦の切なさと村人の優しさが、平易な言葉でつづられていて
ちょっとほろりとなりました。
(過剰に悲劇ぶっている描写にしていないのが、逆に心に届くようでした)
331名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 20:11:17
>>321
こんな男が本当にいるとは思えない。痛みも、喜びも感じないって?とてもじゃないが
読むにたえんよ。こっちで決めつけるわけにはいかないけど、こんなのは例外中の例外だ。
特別な性質の男を主人公にすれば、物語ができるとでも思ってるのかい?
自分にしてみれば、嘆息きわまれりといったところです。それとも身近に存在するかい、こんな男が?
人間とは多面的だ、複数の顔を持ってる。その一部分だけに光をあてているだけだ。この先に何が期待できるんだろう?
影か?いったいどんな?この男の存在の自体がすでに闇じゃないか。今、自分で書いた「一部分に光を」って言葉の意味が
わかってきた。おかしい話だけど、そんな中に真実が含まれてることが往々あるものさ。
あなただよ、光に当たってるのはあなただ。このちょろっとしか描かれていない男じゃない。ただの中傷だよ。
なんでこういう形でかかわろうとするんだろうね?かってに原稿を本にして売り出せばいいだろう!
とりあえず、頭にきたよ。いやらしい女だ。別にどうなろうとしったことじゃないし、嫌われてるのも自覚してるよ。
とにかく、幻滅しっぱなしだよ。あんたたちには。







332名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 20:27:27
だれか>>331のどこを縦読みするのか教えてくれ。このままじゃ眠れない。
333名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 20:31:35
>>332
狂ってるだけだから!精神異常者ですから!相手にしないように!
334名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 21:05:06
>>332は寝るのが早過ぎないか?
335名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 21:08:48
>>332
明日の朝が早いんじゃないかな?
336321:2005/05/20(金) 21:09:51
>>325さん
批評サンクスです。初めて他人に読んでもらった感想なので、あなたの言葉を大切にしたいと思います。

それから>>331さん
残念ながら実在する人です。何を熱くなっているのか知りませんが、そのモデルはあなたではないことは確かなので安心してくださいね。理由は、彼は非常に賢い人なので、例え匿名掲示板であろうと、あなたのように取り乱したりはしないからです。
あと、私は趣味で書いているだけなので、売りにだしたりはしませんよ。
337名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 21:14:00
>>321
別にあなたにどうこういわれようとかまいません。
くだらない人間でしょうから。
338名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 21:30:09
>>336
まあ、>>331は放っておくとして
 >残念ながら実在する人です
 >彼は非常に賢い人なので

本人か、そいつの彼女(志望)かしらないけど、そういうのはかっこいい人じゃないから、
孤独な人をわかってあげられるのは私、とばかりにスポイルするのはどうかと思うよ。
ま、ブログやってくれたらなまあたたかくヲチ対象と思うけど

と本人、彼女認定は冗談として
>>325で指摘されたように、>>321の語り手は魅力ない。
はいはい、あなた独自の自意識だと思ってるでしょ? ちがうよ、よくありすぎてゲップ出るよ
って感じ
自分達がすごいと思っている勘違いカップルが他人へ自分と自分のパートナー自慢してるみたいでつ
339名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 21:32:28
能なしどもが何か言ってるな。
340名無し物書き@推敲中?:2005/05/20(金) 21:41:40
さて、本人、331どっち?w
341名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 00:03:14

長い長い石段に腹を見せたセミが転がっている。
夏の終わり。
丸いサングラスをかけたヨウが源に向かってゆっくりと階段を昇ってくるのが見えた。
「まるで中国人マフィアみたいだな」
照りつける太陽にヨウは汗ひとつ掻いていない。しかし涼しい顔、とも言えない。昔から表情の読み辛い男だった。
笑ったり泣いたり怒ったり、もちろんそういった表情はある。だが、それは全て作り物の仮面を付けているように不自然なのだ。
「おひさしぶり」
謎の中国人はサングラスを下にずらして源を上目遣いで見上げた。
おや、と源は小さく驚く。ヨウが目元だけでも笑ったように見えたのだ。三年前まではなかったものだ。
「中国人マフィアとはお言葉だな。言っとくが『レオン』意識してんだぜ」
「あれはジャン・レノだから良いんだよ。おまえはせいぜいチョウ・ユンファだな」
「『男たちの挽歌』か。いいな、それも」
 源は胸ポケットからタバコを取り出した。マイルドセブン。
「へえ。やっぱり歳かい、源さんも。すっかりタール控えめになっちゃって」
「まあな。人は変わるよ、時が経てば」
 ヨウが人差し指を一本立てた。源はパッケージからタバコをヨウに差し向ける。
「それで、何をしてた? この三年間」
 源に火を点けてもらったヨウは石段の周りに生い茂る緑に目をやりながら呟いた。
「……レオン」
「なんだ、まだ映画の話がしたいのか?」
「違う違うよ。俺、ホントに『レオン』やってたのさ。若干ストーリーは違うけど」
 ヨウの言っている意味が掴めず、源は首をかしげた。
 長い紫煙を吐き出し切った後、ヨウは寂しげな微笑を浮かべた。
「殺し屋育ててたのさ。ほら、そこらにブッシュに潜んで今も俺を狙ってるんじゃないのかなあ……」




342名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 00:55:26
>>341
導入部、セミも良いし、夏の石段で汗をかかない異様さも引き付ける。
仮面を、の比喩は「またかよ」と思ったが、まあ多少邪魔なだけ。
>昔から表情の読み辛い男だった。どこか不自然なのだ。
くらいでも充分では、とも思う。

で、続く会話なのだが、学生の会話みたいで冒頭受けた印象を修正してしまう。
狙いはわかるが、ちょっと違和感のある転調だ。
三年が与えた変化や二人の距離は地の文で表現されてるから、
その調子で再会の様子は伝えて、「それで、何を・・」につないじゃったらどうだろうか。
343名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 01:42:08
>>326
344名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 16:18:08
>>341
レオンって、たしかに殺し屋が主人公だけど、恋愛映画でしょ。
裏社会の住人であろう「ヨウ」や「源さん」が、レオンを見るとは思えないんですが。
345名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 20:09:42
>>342
ありがとう。
久し振りに文章書いたけど、確かに古臭い表現の仕方だった。
会話の方は「暗い過去を持ってるけど、今はなんとか一般的な明るい若人を目指すふたり」ってのを出したかったのです。
精進します。

>>344
レオンはわざとっつーか、アンバランスさとオマージュというかなんというか。
作中のレオンも古い映画好きだった(ような気がする)ので、ちょっと重ねてみたかったのです。
なぜか殺し屋っていうと「古い映画好き」って極個人的なイメージあり。
346名無し物書き@推敲中?:2005/05/21(土) 23:27:27
黒く濁った飛沫が顔にかかった。雑巾を絞りながら、私はチッと舌打ちをもらす。
鋼のバケツはサビつき、濁った水がゆれる度に底がガタガタと音を立てた。
「廊下の次はトイレだからね」
頭上から降りそそいだ傲慢な声。この声は継母のものだ。
「でも、夕飯の仕度を」
「あなた、親の言う事が聞けないって言うの?」
「いえ……」
私の言葉はかき消され、宙をさまよった。
「分かったのなら、グズグズしないの」
私はバケツを持って立ち上がり、排水溝へと歩き出した。
「返事も出来ないなんて、どんな教育をされてきたのかしら」
背中に継母の悪意が突き刺さる。
私は聞えなかった振りをして、バケツの柄を握り直した。

酷評よろしくお願いします。
347名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 02:22:06
>>346
はやく王子様に会えるといいですね。
348名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 06:25:41
 灼熱の太陽の下、蝉が鳴いていた。うだるような
熱さに拍車を掛ける。
「彼女なんていらない。カップルを見てると虫唾が走る」
と、蝉は怒鳴るようにして言った。
僕はうんざりして頷いた。
「俺たちはもっと別のことを考えるべきだ。世界平和やら
環境問題......他にも山ほどある。恋愛なんて糞だ」蝉はそう
言い終えると満足して黙り込んだ。
「セックスなんて糞以下だ」試しに僕はそう言ってみた。
「まったくそのとおり。君とは友達になれそうだ。けれど
俺はあと少しで死ぬ。残念だけど」
 並木通りに入ると夏を忘れさせるような涼しい風が吹いていた。
僕はこの通りが好きだ。道の両脇にはプラタナスの樹
が延々と植えられていて、いつも心地よい風が
流れていた。木々のざわめきと小鳥のさえずりは、僕を
現実から開放し何もかも忘れさせてくれた。
だけど頭の中には結局のところ忘れたい記憶しか残ら
ない。そういうものだ。
 ぼんやりとその通りを歩いていると、若い
学生風のカップルが通り過ぎて行った。
しっかりと手を取り合って見るからに幸せ
そうになにやら囁き合っていた。
「今夜、なにが食べたい?」
「君が作るものならなんでもいいよ」
349名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 06:27:07
 僕には関係の無い世界だ、とっくの昔になにもかも
全て諦めたんだ。脇の辺りがじっとりと滲むのを感じた。
「クールになるんだ。君は希望を持ってはいけない」
 汗はその日の夜眠りにつくまで止まらなかった。
あの二人はお互いに選び合って結ばれたのだろう。
「君のことが好きだ」
「私もよ」そういう具合だ。
 僕は誰にも選ばれなかった。少なくとも好きだと
言われたことが無い。29年間いままで一度も。
29年......長い年月だ。僕はもうすぐ30になる。
 もちろん僕だって若い頃は何度か好きだと女の子に
告白したことくらいある。その度に深い絶望を味わい、
二度と告白なんてしないと誓った。
二番目に告白した女の子ははっきりこう言った。
「あなたはタイプじゃないの。ごめんなさい。」
その時、彼女は僕ではなくポケベルの方を見ていた。
四番目の女の子は
「ねぇ......鏡見たことある?」と笑いながら走り去った。
家に帰ったあと、洗面所で自分の顔を生まれて初めてじっくりと
観察してみた。どこか問題点はないか。やがて僕の顔には問題点しかない
ことに気が付いた。それ以来、髭を剃る時以外は極力鏡をみないように
なった。いつからか鏡を見なくても上手く髭を剃れるようになった。
 29歳の最後の日、僕は彼女に出会った。
350名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 06:57:28

   日本革命軍


 人民解放軍による大規模なアジア諸国侵攻作戦が開始されるという情報が流れた。だが国連がそれを止める所か多国籍軍は共に侵攻作
戦に参加するというのだった。反戦主義者である佐口一等空佐は侵攻を止めるべくF-15J部隊を纏め反侵略組織、日本革命軍を結成する。

  第一章 独立とその影

 隊員を集結させた作戦室にて、阪田航空戦闘隊長(元二等空佐)が口を開いた。
「こちらもついに戦闘準備を開始する。米中軍率いる統合軍の第一侵攻地点はモンゴル南部、インド東北部、ネパール、ミャンマー! A隊B
隊はモンゴル、C隊はミャンマー、D隊はネパール、E隊F隊はインド、以上各地へ移動準備開始!」

 各国の空軍基地に到着した革命軍は正規軍のCommanderとしての役割を担当し、侵攻を阻止する為のあらゆる防衛作戦を提案する。だ
が統合軍の侵攻作戦は予想よりも早かった・・・。
ビーッ! ビーッ! ビーッ! とサイレンが鳴り響く。
「敵襲、A隊は直ちに出撃せよ!」
 南方からSu-30MKK2戦闘爆撃機5機の編隊がこちらへ接近、戦闘開始である。こちらはAWACSによる支援の御陰で先に捕捉でき全機撃
墜、今回は無事侵攻を阻止する事ができた。

 翌日、田畑副隊長(元一等空尉)が中国北部へ強行偵察をしてきた。
「偵察に回った3つの空軍基地にて米軍機や仏軍機が配備されている、B-2爆撃機まで用意してあちらも本格的に侵攻準備を開始しているよ
うだ。上空からの偵察ではこの程度しか分からなかった、だがとにかく防衛を尽くすしかない」
 統合軍の展開の早さに動揺を隠せない隊員達。しかし考える間も無く、またも敵が侵攻してくるのであった。
ビーッ! ビーッ!
「敵襲だ、B隊出撃準備!」
田畑「敵はF-16Cが20機にE-3が1機だ」
 田畑副隊長が先頭に立って4機のF-16C戦闘機を同時に捕捉し撃墜させたが、別の敵機にAMRAAMを発射され撃墜される。田畑副隊長は
脱出に成功したがB隊は苦戦。だが統合指令部の命令で敵航空部隊は撤退し、何とか危機は去った。

 そしてB隊の帰還後、阪田隊長は田畑副隊長のいきなりの被撃墜によって予想以上に防衛の危機を感じ、切り札のSuperAceを起用する事
を発表した。田畑副隊長は現在モンゴル陸軍の救助ヘリで捜索中である。
351名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 06:57:53

 その後の深夜午前1時、こんな時でも敵は侵攻してくるのだった。
ファーン! ファーン! ファーン!
「敵襲、出撃可能な隊員は全員直ちに発進準備開始!」
工藤「ちっ、敵はいつ何時でも御構い無しか。出力全開、アフターバーナーオン。離陸」
「南方からRafale Cの10機編隊がこちらへ侵攻中、これを直ちに迎撃せよ」
 今回は敵編隊を圧倒、6機撃墜すると残りの敵機は撤退し無事防衛に成功した。帰還後、阪田隊長は工藤隊員にこう告げた。
「明日にはSuperAce部隊が来る、これからの負担は軽減するだろう」と、

 午前8時30分、ついにそのSuperAce部隊がこちらに到着した。
櫻井「機体はF-15E、20機にF/A-18Fが10機か。一体どうやって調達したんだ」
田畑「経歴も何もかも俺達には一切分からない機密部隊のようだな。恐らく空自の所属でない別の組織だ」

 一週間後、佐口一佐はある作戦を提案する。SuperAce部隊によってチベットを独立させようというのだ。
352名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 15:53:11
コピペかよ
353おねがいします:2005/05/22(日) 18:06:51
雲を見て彼は泣きそうになった。

10代最後の夏、それはまさにイメージ通りの『入道雲』であった。
真っ青な空に質感のある白い入道雲。
映画やテレビに出てくる夏がそこにはあり
少年の境遇とはまるで違う世界に位置していた。

少年の20代の記憶は、絶望が空気と混ざり合っているものであった。
風景として彼の周りには絶望があり
世界は加速をつけて彼を置き去りにしていくようであった。
彼は空を見なかった。

彼は空を見てしまったことにに後悔をしていた。
そこには10代の記憶と変わらず
質感を持った見事に重厚な雲が存在していた。
青色を背景に浮かんでいるその姿は、考えうる全てのものより存在感があり
それは10代の記憶を思いださせるには十分であった。

そのことは失った希望と放棄した未来、
そして、まだ掴めるかもしれない現実を想像させる力に溢れており
彼は、恐ろしくて泣いてしまった。
354名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 19:25:25
どこまでも絶望は、”おねがいします”の都合に繋がっているに過ぎなかった。
そもそも、そんな都合自体、知ったこっちゃなかったのである。
355名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 19:54:57
初めて書き込みます。今書いている文章の出だしだった部分。しかしボツにしました。

 五月雨の季節もそろそろ終わるかな、と思えばこの時期の空は未練がましい奴で、
もう充分だろうという程のはずなのにこの忌まわしい雨をまだ降らし足りていないらしい。
頬を撫でる風は湿気を帯び、蒸し暑く、ジメジメして、そしてどうしてか、
何か不都合があったわけでもないのに気が滅入る。美紀は、
(五月雨みたいな人間には絶対にならないようにしよう)
 と小さく静かに誓った。今日も洗濯物は部屋干しである。
部屋干しは何だかすっぱいにおいがするから嫌だ、と夫に愚痴をこぼされても、
何せ外は雨。あんな中に洗濯物を干せる訳ないのは当たり前。
だから仕様のないことなのだ。五月雨、全くもって迷惑である。
美紀は人に迷惑を掛けてばかりの人間にはなりたくないので、
迷惑を掛けっぱなしの五月雨を好きになれないのも当然だった。
 しかし、五月雨なんてこの大バカ野郎、消えてしまえ、だとか、
そこまで五月雨を忌み嫌っている訳ではなかった。
確かに五月雨は好かないが、その後青空に掛かる七色の橋は好きだから、
きっと過ぎ去った五月雨雲からのせめてものお詫びなんだろうと思う。
五月雨みたいな人間には絶対になりたくないけど、こうしてきちんと詫びるところにどこか可愛げを感じ、
そこが美紀の人間的に甘い部分で、煩わしいものでも、
良さや優しさを見出すことが出来れば「まあ、いっか」と許してしまうのだった。

とりあえずここまで・・・。皆さんの文章が素晴らしくて私のヘボ文章が霞みそうですが。
356名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 22:43:48
五月雨って言葉出過ぎ。
他の表現を考えましょう。
357えいいち:2005/05/22(日) 23:45:21
http://blog.livedoor.jp/nanashi_hippie/

新しく書いてる小説の冒頭部分なんだ。
そこの評価をお願いしたい。

ただ、技術には触れないでください。
よろしくお願いします。
358名無し物書き@推敲中?:2005/05/22(日) 23:52:47
>>348-349
もっとオリジナリティーを。
359名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 00:00:35
アホか。
ストーリーも表現力も構成も考証もキャラクタも全て技術でしょうが。
良いとこだけ抜き出して褒めてくれってか、甘えんのもいい加減にしろ、この奈良漬。
「見た目はウンコだけど香りはいいんです」みたいなカレー出されても誰も食わんぞ。
人前に晒すのが怖いなら晒すな。
貶されても凹んでも、今が虎伏の時と耐えるくらいの気概を見せよ。

じゃーな。

360名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 00:03:51
>>348-349
あのー、冒頭の蝉の辺りって>>341のパクリ?
だとしたらアンタ、創作は止めるべきだと思うよ。

影響されたってのならまだ許せるけど。
361名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 00:27:12
これより蝉という言葉はタブーだ。
もし君がパクリだと言われたくなければね。
362名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 00:34:13
えーーー、蝉が主人公の刑事モノ書こうとしてたのに・・
363おねがいします:2005/05/23(月) 00:48:29
彼はふと、人の気配があることに気づいた。
気配は、彼に気づかれないように、しかし凝視だけはしようと
色々考えあぐねているようであったが、
とうとう覚悟を決めたのか、彼に声をかけた。
その声は極めて繊細で、明るい声だった。

「小野さん。おはようございます」
「あ・・・はようっす。加藤さん・・・」
「疲れ目ですか?」
気配の主体であった彼女は極めてさりげなく言葉を選び出した。
彼は混乱していたが、反射的に彼女の気遣いに返答を行った。
「空を見ていました・・目を休めたくて」

小さなビルの七階から、外を見てタバコを吸うのは日常であったが
涙を浮かべて外を見ている場面はなかった。

364おねがいします:2005/05/23(月) 00:49:22
「目を休めたくて・・」
少し間隔を空けて喋りながら、
右手に持っていたタバコを灰皿に押し付け、彼は真正面に彼女を笑顔で見据えた。
「なのにタバコの煙でむせちゃいました」
「あはは。」

彼女は、多少緊張した明るい声で答えた。
彼は意図的に表情をなくし、低い声で次の言葉をつなげた。
「というのは嘘なんですけど・・」
彼女は一瞬戸惑いの表情を見せたが、
それは彼が意図的に望んだ表情でもあった。

「ほんとはコンタクトずれて途方にくれてたんです」
「ああ〜、あたしもコンタクトですけどあわない人っていますよね」
「そうなんですよ。ボクは洗浄しないから、それがいけないかも」
「えー!洗浄はやらないとまずいですよ!だからですよ」
彼女の声に張りが戻ったことを確認しながら
彼は今回の問題がこれで終了したことを理解した。
そして仕事が終わり、帰宅してから何をやろうか。
いつものようにそういうことを、彼は考え出していた



365小学生による同級生殺害のお話:2005/05/23(月) 01:11:02
澄み渡る青空−予告編−

水谷明(みずたに あきら)♂:主人公 小学6年生
板橋優子(いたばし ゆうこ)♀:明の恋人
水谷進(みずたに しん)♂:明の父
長瀬亮司(ながせ りょうじ)♂:明のクラスメート
先生♂:明の担任

−シーン1−
明「ぼ、僕・・・優子さんのこと・・・」
優子「?」
明「す・・・好きなんです。・・・つきあって下さい!」
優子「・・・」
明「・・・。・・・ダメ・・・かな。」
優子「・・・。・・・ふふっ、明君。」
明「?」
優子「・・・なんかね。今日は、いいことが起こりそうな気がしてたんだ。」
明「・・・?」
優子「だって今日は、雲ひとつないいい天気だもの!」
明「・・・あ・・・」
優子「実は私も・・・思ってたんだ。明君って、なんか・・・いいなぁって。」
明「え・・・じゃあ?」
優子「本当に私でいいの?」
明「う・・・うん!もちろんだよ!・・・ていうか、優子さんがいい!」
優子「あはは!・・・ありがとう。私の方こそ・・・よろしくお願いします。」

−シーン2−
明「・・・ぅぐっ!」
亮司「いいか。明日中に3万用意しろ。それができなきゃ、どうなるか分かってるだろうな。」
366小学生による同級生殺害のお話:2005/05/23(月) 01:11:49
−シーン3−
進「何やってるの?」
明「・・・?!」
進「手に持ってるものは何?」
明「あ・・・あの・・・」
進「何?」
明「あ・・・すいません・・・え・・・と」
進「すいませんじゃなくて。何を持ってるのか聞いてるんだよ。答えて。」
明「あ・・・え・・・これは・・・その」
進「・・・」
明「お父さんの・・・財布です。」
進「財布?財布を持って何してるの?」
明「あの・・・ご、ごめんな・・・さい・・・。」
進「だからごめんなさいじゃなくて。財布を持って何してるの?」
明「え・・・と、お金を・・・盗もうと・・・してました。すみま」

明は父の鉄拳を顔面に受け、血を吹き出して倒れる
367小学生による同級生殺害のお話:2005/05/23(月) 01:12:31
−シーン4−
亮司「・・・??!」
明「・・・・・・」
亮司「・・・・・・ぐ・・・あ?!」

明の掌に生ぬるい感触が広がる

明「お・・・お前のせいで・・・ぼ・・・僕は・・・」
亮司「・・・あ・・・ひっ・・・?!」
明「お前のせいで・・・お前のせいで・・・ぼ・・・僕は父さんに殴られた・・・
お前のせいで・・・ぼ・・・僕は・・・」
亮司「・・・・・・!?!」
明「・・・くくく・・・くくくく・・・!!!」

めった刺しにする

亮司「いて・・・さい」
明「・・・?!」
亮司「抜いて・・・抜いて下さい」
368小学生による同級生殺害のお話:2005/05/23(月) 01:13:03
−シーン5−
明M「その弱々しい声を聞いた瞬間、僕は哀れみに似た感覚にとらわれました。
そして、反射的にナイフを引き抜いたんです。
でも、その途端、鮮血が吹き出して、亮司は声にならないうめき声と共に脱力しました。
呆然として、手を離すと・・・。鈍く、重い音が、教室に、響き渡ったんです。」

優子「明君!明君は何も悪くないよ。明君は自分を守ろうとしただけ。
悪いのはあいつの方・・・明君からお金を脅し取ろうとするなんて。
・・・死んで当たり前よ!」
先生「板橋!!!お前殺された人間に対してなんて口を聞くんだ?!
ご両親も目の前にいるんだぞ!謝れ!今すぐ謝れ!」
優子「・・・」
明「優子ちゃん」
優子「?」
明「僕には分からないよ。今日は・・・今日はどうして。」
優子「・・・明君?」

明は
澄み渡るほどに
果てしなく青い空を見上げる

END
369小学生による同級生殺害のお話:2005/05/23(月) 01:15:45
以上です。
声劇用の台本です。

全編は完成しておらず、
予告編という形で、
重点を抜粋して掲載させていただきました。

評価の方いただけると幸いです。
370名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 01:25:23
文章書く時の三点リーダの基本は「……」と二つ続けましょう。
と、言いたくなるくらい多いね。
「……!?!」って、どうやって読むんですか?
371名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 01:37:56
http://nanashi.air-nifty.com/nanashisyousetu/

はじめまして、こちらに冒頭だけですが
評価の方よろしくお願いします
372名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 09:20:57
>>371
父や彼女のライトノベル風の紹介のおかげで、
一気にキャライメージが形成されている。
読者の想像力を必要としない親切さには作者の配慮を感じる。
驚くべきことにこの作品は単なるライトノベルではなく、
適所に難解な表現も含まれている。
純文学とライトノベルを融合した秀作だと言える。

個人的に分かりにくかったところ......
>時折吹く生暖かい風が、汗ばんだ肌に涼しく感じられる。
生暖かい風が吹いてたが、時折鳴る風鈴の音は汗ばんだ肌を涼しく感じさせてくれる。
にしてはどうか?
>夏という不確かなもの 忙しなく 鴬張り

ティーシャツにジーパンはじじくさくないと思った。
373名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 09:32:00
>>363
気配は、彼に気づかれないように、しかし凝視だけはしようと 
色々考えあぐねているようであったが、 
とうとう覚悟を決めたのか、彼に声をかけた。 

 彼に気づかれないように、しかし凝視だけはしようと色々考えあぐねている
の部分、神視点っていうの? 三人称だけどなんか「気配」の心がわかりすぎてて変。

・・・…?

変なのは心がわかりすぎてるからじゃないか。
「考えあぐねている」って言うのは、AかBかを考えあぐねるものなのに、
「気付かれないように」
 且つ(しかしになってるけど意味的には且つだ)
「凝視はしよう」
を並べたあと考えあぐねているというのは言葉的に変
374名無し物書き@推敲中?:2005/05/23(月) 13:55:00
>>371
簡潔な文章で言葉も生きている方だと思う。
家の様子や古流剣術とやらのイメージも良く伝えている。
師範たる父と「いつまでも弱いまま」の自覚を持つ「僕」の試合にしては
父の怖さが出ていない。
父の衰えを示唆する狙いであるなら、「僕」に違和感を感じさせて欲しかった。
375名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 21:51:44
さて、批評してる人たちに本当に見る目があるのかな?
この文章の意見を聞かせて。


 太陽が、もう暖めようとはしない大地を憐れみながら眺めてでもいるかのように、
灰色がかった野面を物悲しく照らしている、ある冬の一日だった。エレノールが外へ出ようと
言い出した。「とても寒いですよ」と私は言った。「かまわないわ。あなたと散歩したいの」
彼女は私の腕にすがった。二人は長い間、黙ったまま歩いた。彼女はやっと足を運んでいた。
そしてほとんど全身を私にもたせかけていた。「ちょっと休もう」「いいのよ」と彼女は答えた。
「まだあなたに支えられているってわかるのが嬉しいの」私たちはふたたび沈黙に陥った。空は冴えていた。
だが木々は葉が落ちていた。そよとの風もなく、空には鳥の影ひとつなかった。すべては微動だにもせず、
聞こえるものはただ、私たちの足の下で砕ける凍てついた枯れ草の音だけだった。


この文章、どう思う?
376名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 22:01:16
ゴダードか、これ?
377名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 22:19:57
酷評されたくなければ試すようなことしてないで出さなきゃいいのに?
378名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 22:25:56
>>375
ヘタクソ
379名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 23:02:35
>>375
別スレで相手されなかったからってこっちへ来たか
380名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 23:03:33
381375:2005/05/24(火) 23:06:55
美しいだろ、美しい文章だよな?
382名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 23:32:25
>>375
翻訳文で読んだことがあるような文章だ。
とりあえず不可は無い。
しかしこの長さで評価を決定できる類の文章ではない。
なぜなら散文的に抜きん出ている文章ではないからだ。

この調子で小説が完成され、世界が完成されるなら「もしや」とは思う
しかし、この一説だけで>>381の評価を得られると思っているのは、小説をわかっていないと思う
383名無し物書き@推敲中?:2005/05/24(火) 23:55:02
エレノールという語感だけ気に入った
384名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 00:12:23
最初の一文がいかにも翻訳調で固すぎるな。
あとはそれほど悪くはないね。まあ良くもないけど。
385名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 01:20:06
>>375
あなたの文章?
386375:2005/05/25(水) 02:40:11
いやあ、なかなか的確な指摘をなさる方が多くて感服です。
中には>>378みたいな方もいらっしゃいますが(´,_ゝ`)プッ
それはおいといて、と。
皆さんのおっしゃるとおり、これは翻訳文、コンスタン作「アドルフ」の一説です。
日本語訳なので原文の美しさとは異なる部分もあると思いますが。
てっきり口先だけの奴らばっかだと思ってましたけど、皆さんちゃんとわかってらっしゃる。
偉そうなこと言ってごめんぽ(´・ω・`)
387名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 03:08:31
だれだコンスタンって?下手糞すぎる。
388名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 10:55:48
いや、まて。
原文が良いからといって翻訳まで良いとは限らないぞ。
俺は特に良いとも悪いとも感じなかったし。

翻訳で審美眼を試そうなんてのがそもそも間違っているのでは。
389名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 15:11:58
文章は、はっきり拙いだろ。
二人を包む空気の描写は心理描写になっていて秀逸だ。
390名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 16:09:02
>375は「絶対的に美しい文章」があると思ってるのかねえ。
俺は>378ではないが、

>中には>>378みたいな方もいらっしゃいますが(´,_ゝ`)プッ

こういうあからさまに権威に迎合する奴って読書によって自分の有能さを示したいだけで、
本当の本好きではないんだと思う。
391名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 17:09:07
>>390
>375は「絶対的に美しい文章」があると思ってるのかねえ。

そんなこと言ったら、このスレの存在意義が・・・・・・
392名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 18:12:09
英文系の構文はすぐに述語が来て、形容表現があとにくるけど、
日本語にすると述語までが遠い。
393名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 22:47:50
試したかったといっているが、
それがホントなら、翻訳文を選択している段階でどうかと
>382にほぼ同意
特に最後の一文

「酷評します」と冠しているスレに自ら出してるんだから、本来他人がどうこうじゃないだろ?
それとも、「俺だけは……」と褒められることを期待して出したら
最悪のレスがあった?
私怨だったらそもそもさらすべきじゃないし
義憤だったらこっちはだまし討ちしてないんだから大きなお世話じゃない?

(選んだ文章は俺は結構好きなタイプだから、
 そういう意味では今度読むリストに追加があってうれしい部分もあったけどさ)
394名無し物書き@推敲中?:2005/05/25(水) 23:09:07
>>393
いや、酷評されたとかそういう経験はないです。晒したこともないし。
たしかに大きなお世話ですな。すんません(´・ω・`)
ただ、この手のスレでは、カン違いして偉そうに批判する奴もいるから、試しちゃいました。
出来心です。申し訳ない。


「アドルフ」ですが、すべてこの調子で書かれてるわけではないです。
基本的に心理描写ばかりで(主人公の回想形式?)、抜き出した部分は……ネタバレするので黙っときますね。
面白さでは、ベタですがゲーテの「ウェルテル」をお勧めします。
もう読んでらっしゃるかもしれませんが。
395名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 08:57:08
>>394
君はあちらに戻って活躍してください。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1116332853/
396えいいち:2005/05/26(木) 14:32:10
http://nimda.fc2web.com/syosetu/003.html

ブログのトップにリンクを貼ったおかげで流されたようなんだ。
ブログだと読みにくいと思うからサイトにUPしたんだな。
とにかく、酷評よろしくお願いします。
397名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 17:50:34
↑冒頭、タバコやチラシなどが散らかるスラム街が、なぜ「不思議」なのだ?
398えいいち:2005/05/26(木) 18:01:49
>>397
便所が道のど真ん中に突っ立っているほど不衛生のように見えるが、タバコやチラシなどの些細な物しか落ちていないことが不思議。
Kの国とその仲間達のスラム街
399えいいち:2005/05/26(木) 18:11:51
ごめん、間違えた。

Kの国とその仲間達のスラム街では、人間のウンコなどが平然と謳歌しているわけで、普通は不衛生極まりない物。
そこで、タバコとチラシ程度しか落ちていないわけですよ。

で、そのスラム街の設定は、大半の人間が屋上で生活しているわけで、タバコやチラシ程度の物しか投げ捨てないわけですよ。
さあそこで何で便所があるか。
いわゆる無計画にスラム街を増設し続けたわけで、どんと置いてあるわけですよ。
さあそこで新たな疑問、なぜ少女がいるか。
下級階層になるにつれて下の方に住む傾向があるので、たまたまそこに少女が住んでいるだけ。
まあその下級階層の大半は窃盗や強盗など悪い奴ばかりいるわけで(ry
400名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 18:32:28
>>396
視点が揺らいでる。本人は気にならないかもしれないけど、気になる人は気になる。
>>397の言ったとおり、なぜ不思議? 後付けで説明されてもねぇ。
読み手のスラム街のイメージと、書き手のイメージにギャップがあるんじゃない?
うっとうしい表現も多いけど、よく書けてるんじゃない?
あと、銃について詳しいのはわかるけど、書きすぎじゃないかな、と個人的には思う。
401名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 18:57:09
書き出しです。批評お願いします

頭上から降り注ぐ光線に、ぱちりと目を開いて目蓋をこする。脳の奥が痺れているような鈍痛が、気分の悪さを増徴させている。
目のくらむような眩しさに突然襲われて、だらしなく臥せっていた者の内一人が顔を上げた。
その動きに呼応するように、周囲の人間もばらばらと身体を持ち上げる。
軽く百人以上はいる人間が一斉に起き上がる様は、少しばかり非現実的で、笑いどころの分からない下らない喜劇の一幕めいていた。

「どこだよ、ここ」「ちょっと、何なのよ!?」「何、何なの……」「ねぇ、誰かいる?」

重い頭を振り払いながら、それでも皆、口々に好き勝手なことを喚き出す。
見慣れぬ豪奢な広間の中には、どこから集めてきたのか多種多様な人間が揃えられていた。
どこかの貴族かと言わんばかりの装束に身を包んだ者、サーカスの道化のような格好をした奇妙な男達。
その一方で、制服を着たあどけない女子生徒や、まだ小学生くらいであろう少年の姿などもちらほらと点在している。
年齢、性別、国籍。その全てにおいて何の共通項もない者達が、一見無作為的に、その実ひどく作為めいて並ばされている。
異様な光景に室内のざわめきがいっそう強くなりかけた次の瞬間、先刻からただ一人壁を背にして立っていた男が口を開いた。
「さて、これで皆目覚めたようだな」
男がたった一節の言葉を唇に乗せた刹那、それとは逆に室内にいた全ての人間が声を失った。
とりわけ霊気やオーラを感じ取ることが出来る者は、皆、男の異様なまでの負の力に気付き、信じられないという顔で表情を固くした。
それほどまでに、その男から溢れている力は強大で、さらにひどく歪んだ禍々しさを内包していたのだ。
また、たとえそういった物が分からない者であっても、一目見ただけで男の異様さは容易に理解できた。
長い髪を無造作に肩へとなびかせたその男は、単に顔立ちだけなら十分に美丈夫といえる容姿をしていたが、
額にぽっかりと開かれた第三の眼球と、頭から生えた二本の角が、彼が人であらざることを如実に語っていた。
沈黙に支配された息苦しい空間を最初に破ったのは、部屋の中ほどに座っていた青年と、その少し後方に腰掛けた少女の二人だった。
「何であいつが……」「嘘、どうして……!?」
402名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 21:18:12
>>401
どことなく山田文体に似ている
403名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 21:31:59
>>401
二次元ドリームノベルみたい。
404名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 21:36:09
山田文体ってなんだ
405名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 22:57:34
リアル鬼ごっこじゃね?
406えいいち:2005/05/26(木) 23:56:35
>>400
評価サンクス。

なるほど、読み返してみると一人称的な部分があるね。
今書いてた部分もそれらしいところがあったんだ。
前にも似たようなこと言われてるから、書いているうちに感情移入だとかしちゃうんだろうね。
こういうのは無意識の内にやっちゃうことだから、推敲をちゃんとやらないと駄目かもしれないな。

あと、銃の表現はマトリックスぽくやってみたかったんだ。
だけど、読み手には伝わらないのがわかったな。
もう少しマトリックスっぽい表現を考えてみるよ。
407名無し物書き@推敲中?:2005/05/27(金) 00:18:00
>>406
味は出てると思うよ。あまり表現に凝りすぎない方がいいかも。
凝る部分はここ一番、盛り上がりにあわせて使ってみるのも手。
408名無し物書き@推敲中?:2005/05/27(金) 01:30:22
 ベートーヴェンは人権侵害者なんだ。
 
 ぼくはヘッドフォンで音楽を聴く。前にスピーカーを通して大音量で鳴らしてたら隣の
部屋の奴に怒鳴られたんでね。それからコード長たったの二メートルのヘッドフォンを使っ
ている。
 気に入った音楽を聴いているとき、どうしても聴くのを途中でやめなければならないと
きってあるだろう?来客や電話、用を足すときでもいい。音楽好きならだれでもあるはず
だ。あの苦痛といったらない。僕の場合、来客や電話は無視する。でも用を足すのは話が
別だ。
 人間も動物だから必ず排泄はしなくちゃならない。無理に我慢すると、どこか悪くなる。
ロックやポップスなら一曲5分程度のものが多いから、何とか我慢できる。でもクラシッ
クは別だ。ひどく長いものがたくさんある。中でも僕が一番気に入ってるもの、人類史上
最高の一曲だと思っているのがベートーヴェンの交響曲9番だ。これは74分ある。この
曲を聞いているときは他に何もしたくない。もよおしてきても無視する。するとどうなる
か?漏らすんだ。
 ベートーヴェンはぼくの「自由に便所に行く権利」を奪うんだ。もちろん他にもある。
ぼくは一度聴いただけでは満足しない性質だから、繰り返し繰り返し聴く。すると腹も減
る。「自由に食事する権利」を奪われる。新聞もニュース番組も見れない。「知る権利」
も剥奪だ。なんて酷い奴なんだベートーヴェン。君もわかってくれるだろう?
 でも、この曲を聞いてるときぼくは歓喜に満ちているんだ。Freude!
409名無し物書き@推敲中?:2005/05/27(金) 19:43:14
>>329さん
ありがとうございます。はじめは恐い方かもしれないと思い込み、
勝手にビクビクしていたのですが、ほっとしました。
(ちゃんと考えてみればアドバイスを下さる時点で、優しいことは明白なのです。)

>平易な言葉でつづられていて
 会話文を極力無くしたかったために、件の部分はあの運びとなったのですが、
制約と思っていた表現が逆に、良い場面を作ってくれたのですね。
 なるほど。演技をしないで書くことも、いいことなのかもしれないんですね。勉強になります。

物語を読んだときに感じる違和を気にすることなく、最後まで読むことができました。本当にありがとうございました!

(追伸)
>>310の一部が欠けておりました……!
>ちょっとだけ表現を変えてみると、今まで見ようともしていなかった情景がくっきりと浮かびました。
解読不可能な文句を押し付けてしまい申し訳ございませんでした。
410名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 13:53:20
文化祭迫る放課後、書記である君が運ぶ、黒板の芸術。
美しい黒髪と共に視界へ入り込むと、するりと部屋にも侵入し、主の愛を誑かし、ここから出せと暴れ喚く。
僕はドアを体で押さえつけ、出てくれるなと祈り叫ぶ。

現在書いている純愛物の冒頭です。
立ち読みのときにこの文を見て「そのまま読むか書棚に戻すか」教えて下さい。
411名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 15:34:44
ま ち が い な く よ ま な い
412名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 17:38:23
>410
ラップにでもするならいいんじゃね?
小説ならクソ。
413名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 18:54:24
>>410
ってか、小説読まないで小説書きたい人?
414名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 19:50:46
意味がわからないし、ただ使いたいコトバを並べてるだけって感じがするわ。
415名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 21:10:39
>>410
ネタ小説として書店に並んでたら買ってってくれる人いるかもね。
416名無し物書き@推敲中?:2005/05/28(土) 21:16:43
「…」ではなく「……」
「?」や「!」の後はスペースを空ける

これって基本中の基本ですよね?
417罧原中:2005/05/28(土) 21:37:08
昔オレがさらしてたのがダントツで良いな
418ソース伯爵  ◆acfTJbhOCc :2005/05/29(日) 03:22:36
†† ソース伯爵による伯爵劇場 ††
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1116939017/l50

上のスレに色々書いているので宜しければお越しください。
正確には創作ではないのですが・・・・・・。実話を文章化したものなので。
419名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 03:57:23
>418
もう一度高校に入りなおしたほうがいい。ほんとは中学からやりなおしたほうがいい。
ヲチ板に投下してきたが、正直ネタとしてもそのへんのコピペのほうが秀逸。
420ソース伯爵  ◆acfTJbhOCc :2005/05/29(日) 04:02:32
>>419
ヲチ板ってどこですか?
私も出来る事なら中学からやり直したいです。
時の流れは残酷ですね。
421名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 10:48:45
何年か前に初めて書いたものです。酷評よろしくお願いします。
8000字を超えていたため投稿サイトに投稿しました。↓

http://www.benriweb.net/bbs/topic/topic.cgi?id=dakara&cmd=hensin&subdir=a&myoya=420&pacnt=420
422408:2005/05/29(日) 17:40:15
酷評されるより辛いの、スルーされることであります。
お忙しいとは思いますが、どうかよろしくお願いします。
423名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 17:44:45
>>422 >>408
好きな音楽を聴いて歓喜にふるえるなら
飲まず食わずでも垂れ流しでも
いいじゃないか!
贅沢なことをいうなよ。
424名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 17:45:53
>>408
この論理になっとくいかない。
笑えない。
つまらない。
425名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 17:49:18
>>422
およその主張は理解できた。
さて、これを読ませる文章にするためにどうしたらいいかだが・・
主張の筋とは別に、はかない恋愛物語を同時進行させるか、
エロや幽霊や宇宙人を利用するか・・・
とにかくあと一息というところだ。
426名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 19:24:44
>>408
楽天的な春樹好き
つーのは嘘だが

しゃれたこと書いてる「風に」なってるけど、そんなこと読まされてもなぁ
「しゃれたこと書いたでしょ?」って褒められることを期待してこっちを見つめている君を見て
罵倒するわけにもいかず、だからと言って褒めて見せるほどの心の広さは持ち合わせてもなく
聞こえなかった振りするしかできなかったよ
don't you know?
427名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 21:04:58
以前某スレに晒したSSなんかを貼ってもいいのだろうか。
オリジナル限定なのかなー。
428名無し物書き@推敲中?:2005/05/29(日) 23:20:55
>>408
あー、はいはい、おもしろいね。いいと思うよ。
429371:2005/05/30(月) 00:50:43
http://nanashi.air-nifty.com/nanashisyousetu/

酷評ありがとうございました。
修正及び続きを書いてみたのですが
また、お願いできますか
430ゆめ ◆3pgyn08rNU :2005/05/30(月) 01:07:28
☆★☆そういえば☆★☆

きんぎょがいつも考えていることってなんだろう?
そんな質問を自分に投げかけてみました。
それは…
これからの生きる方法
恋愛のこと

人生模索中だけど、、

豊かに生きる
これが人生の目標ですな☆

http://www.geocities.jp/starasasin/

日常についてとつとつとつづっているエッセイです。
将来、恋愛小説を一冊世に送り出したいと思っています。
メール、掲示板は削除したのでないのですが、読みにいらしてください。
こちらにも時々書き込みに来たいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
431名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 01:19:12
♪ご招待〜リアルキチガイはコチラ〜記念真紀子ヨロ
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1117013754/l50 (2日で1000!)
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1117175370/l50
今、社会世評板でもっともアツいクソスレ。「高卒は知的障害者。」
凄まじきキチガイ大卒たちが、昼夜を問わず暴れまくる!
なんでもかんでも学歴と結びつけて書きまくるDQNぶり。
彼らの正体は、今流行のヒキオタニート。厨房も敵わぬ屁理屈に
あなたは果たして勝てるのか?(゜_゜;)反論者は全て低学歴と
みなす彼ら独特の訂正不可能な妄想は今日も健在!
★キチガイ例★425 :名無しさんの主張 :2005/05/26(木) 23:28:04
オマエのアタマではこのスレの内容など理解できまい。
なぜならば…知性と教養のある者のみに書き込みが許された
栄光のシリーズスレ『高卒は知的障害者』。
今迄このスレにローカルルールを破って書き込まんとする
知障のキチガイ高卒が蛆虫の如く沸き出て後を絶たなかったが、
相当数の知障高卒の排除と殲滅はどうやら実現できたようだ。
残るは残党の粘着真性キチガイ知障高卒だけだがもうムシの息、
もはや時間の問題だろう。そして記念すべきPART 100を迎えるまでには
このスレは、本題を顧みて大卒等のまともな一般人だけで
犯罪者及び犯罪者予備軍でもある知障高卒の
今後の処遇について真摯に討論したいと考えるものである。
我が国の栄光の未来のために、一日も早く、社会の害悪高卒を一般社会から排除・隔離し、
平和で健全で知性的な社会を取り戻すことこそが、
我々大卒など善良な一般人の務でもあり使命でもあろう。

432名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 09:35:46
>>430 (ゆめ)
本人? 晒し? どっち
あまりに痛すぎてわからない
本人だったら酷評スレに来たってことは酷評して欲しいってこと?

日記読んだよ。小学生レベルの文章力のもの考えてない雰囲気女の日記だね
好きな雑誌はHanakoかい?
433名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 09:36:10
ああ、まちがえた。ananかな
434名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 14:37:57
ある日、私はマンションの二階にある部屋に戻るとすぐ
部屋の真ん中を牛耳っている赤いテーブルの前に荷物を降ろし座り込んだ。
そして、テーブルの前に白い箱を置いた。その箱を開いて、苺と生クリームの
何の変哲もないケーキを前にして、一つ一つに小さな蝋燭を差し込んでいった。
そして、蝋燭に一つ一つ、小さく揺れるライターの火を灯していった。
カーテンで幾重も締め切られ、薄暗い部屋のなかその火だけが、何かを
囁くように明るくそして暖かかった。
今日は、私の最後の誕生日だ。蝋燭の炎だけが静かに、揺れるケーキに
ぽつりと水滴が落ちた。
あの人は居ない。今日は、あの人が一緒に祝ってくれるはずだったのに。
「ハッピーバースデートゥユー、ハッピーバースデートゥユー
ハッピーバースディディア私。ハッピバースディトゥユー」
私は、たった一人でバースデーソングを歌い始めた。
薄暗く誰もいない部屋の中で、私の哀しみに打ちひしがれた歌声が
か細く辺りに響いた。あまりにも儚い歌声に、情けないような気もするし
どうでもいい気がした。いや、私の世界がいかに寂しく痛々しいものに
見えようが、もうどうでも良いのかもしれない。
彼のお葬式には、行けなかった。でも、もうどうでも良い。
今日は、私の最後の誕生日だ。楽しまなきゃ。
私は急に愉快になってきて、ケーキを切り始めた。
私は、ケーキを切るのは上手くない。でも、ケーキの切り方が
いかに下手だろうとそんなのは些末なことだ。
いつもしているように、彼と私の半分個にすればいいのだから。
ケーキを口にした。甘い。もう一つ口にした。甘い。
苺を口にした。すっぱい。
悲しいときは、皆砂の様な味になるのだと思っていた。
でも、五感は私の脳裏を裏切ってくれる。
ケーキを全て食べ終わった後、私はシャワー室に向かった。
435名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 14:58:54
>部屋の真ん中を牛耳っている赤いテーブルの前に荷物を降ろし座り込んだ。 

ヘンな日本語
比喩的表現使いたかったんだろうけど、せめて
「部屋を牛耳っている」
だろうな
部屋の真ん中にあるということと部屋のなかで突出していることを同時に言いたくて混ざったんだろ?
436名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 15:01:35
>薄暗く誰もいない部屋の中で、私の哀しみに打ちひしがれた歌声が 
>か細く辺りに響いた。あまりにも儚い歌声に、情けないような気もするし 
>どうでもいい気がした。

自己愛強いね。何よりも「儚い」という言葉にそれを感じる。
儚いはどちらかというと褒め言葉的なイメージを持たせるから、
一人称で自分の歌声を「儚い」と称してもな。ナルシを書きたいなら別だけど。
「弱い」くらいにしておいたら。
437名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 15:02:34
それから質問なんだけど
「テーブルの前に白い箱を置いた。」ってテーブルの上じゃなくて床の上ってことでいいの?
438名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 15:10:11
誕生日
 →彼が祝ってくれるはずだったのに独り (失恋?)
 →彼は亡くなった

まあ、ひねりも何も無く
ストレートに哀しい風景を書いてるよね。泣かせるため以外の意味の無い文章だ

さて、
1. ケーキを買ってきて一人で祝う、二人で祝うはずだった自分の誕生日
2. 泣きながらハッピーバースデーの歌を歌う
3. 哀しみに打ちひしがれた、儚い、など「かわいそう」な言葉のオンパレード
4. 葬式にはいけなかった
5. ケーキを切るのは下手だと引っ張ったあげく半分に切ればいいと強調
6. 砂の味というけどおいしい

どれもこれも、どこかで読んだことのあるような泣かせシーン満載だけど
満載にする必要ないんじゃない?
はいはい、かわいそうなシーンが上手にかけましたね
とはとても言ええません。
439名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 15:13:15
甘くするには塩がいるんだよ。
合成甘味料山ほど入れても、甘くておいしいにはなりません。
440名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 15:54:08
厳しい御批評有り難うございます。
別段、可哀想に見せたつもりは無かったのですがそう見えるんですね。
むしろ、不幸な状況に陥ってる主人公を淡々と描こうと
思って書きました。
でも、人様にはそう受け取られると言う事は、それを人に伝わる文章を
書けてないって事ですね…w

>>437
上です。間違いですね。すみません。

まあ、ここに載せる為に即興で考えた話なのでひねりがないのは
当然でしょう。自己愛が強いテーマなのも、それが書きやすかったので。
今度からは、もう少し考えた話を載せる事にします。
44175−112:2005/05/30(月) 17:05:41
 登は路上で立ち止まると、大きく溜息をついた。
(もう やめてくれって感じだな)
 学校を出る時、校門の近くで話している北瀬絵梨を見た。
 一瞬引き返そうかと思ったが、北瀬絵梨と目が合ってしまい、真直ぐにでて
行くしかなくなった。
 北瀬絵梨は登から目を離さず、手を振った。登も手を上げて、それに応える
と、一瞬だけ男の顔を見て校門をくぐる。
 愛想笑が真顔に戻る。
(ジキルとハイド?)
 自分で自分の表情のめまぐるしい変化に驚いて、頬に手をあてる。
 立ち止まった登はその場にうずくまりそうになりながら考えた。
(やめるのは・・俺か?)
 北瀬絵梨は何も悪くないんだ。彼女は中学時代、登が好意をもっている
ことを知っていたかもしれない。けれど登は、直接その想いを伝えたことは
なかった。


 
 
44275−112:2005/05/30(月) 17:07:11
 ただ、同じ高校に入学したら、伝えようと思っていた。実際同じ高校に入るために、
登は一心不乱に勉強した。北瀬絵梨の成績に近付くために、部活をやめ、徹夜を繰り返した。
 ところが、上手く同じ高校に入学したにも関わらず、北瀬絵梨はすぐに同じ部活の先輩に
アプローチされ、付き合いはじめた。登が心の準備をする間などなかった。
 その話を人つてに聞かされたとき、登の五感は凍りついた。
 同時にガタガタと足場が崩れる音が聞こえた。
(何してる)
 何してるんだ俺は。
 三年間も・・・。
 登は中学生になってすぐに北瀬絵梨を好きになった。中学生活と北瀬絵梨は
切り離せないほど密接なものとなっていた。いわば登の身体の一部と化していたのだ。
 ・・・押しつぶされそうだ。
 あてをなくした三年間の想いが暴走し、体の内側から登に揺さぶりかけているようだった。
 たかだか女の子とで・・・・でもしかし・・・
(これからの三年間・・・やめよかな・・学校)
 登はやっと足を動かしはじめたが、その足取りは重かった。 
 
44375−112:2005/05/30(月) 17:12:06
「杉原君ノートありがとう」
「あ ああ、借してたっけ」
 登は今思い出したようにいうと、沙紀を見上げる。
「じゃ、次俺の番ね」
 登の席の側で話していた男子が代わりに受け取る。
「おいおい」
「何?水上さんには貸せて俺には貸せないっての?」
「杉原君と私の仲だから」
「おいおい」
 今度は男子の方が沙紀の冗談にあきれる。
「水上さん、今彼氏つくる気ないっていってたじゃない」
 その悲哀に満ちた声に思わず登は笑ってしまう。
「いいから早く写せよ。次の時間までだからな」
「やばい・・・」
 男子は急いで自分の席に戻る。
「最近は目醒ましてるね。杉原君」
「なんだかんだで、机の周りが騒がしくなってるだけだよ。眠らせて
くれない」
「いいじゃない。友達が増えてるってことでしょ?」
 それも怪しいと登はふんでいた。男子が自分の周りに寄ってくる理由は
この目の前のクラスメイトのような気がしてならない。水上沙紀がよく
自分に声をかけるようになるのと、クラスの男子の多くが水上沙紀と仲良く
なりたがっているのを知るのと、ほとんど同時だった。

44475−112:2005/05/30(月) 17:13:23
「失恋の方は?楽になった?」
 ことあるごとに、沙紀は登にこの質問をしてきた。
 楽しんでるんだこの女は。登はそう思っていた。
「古傷に触り過ぎ」
「聞いたよ。本当は三年も好きだった人なんでしょ?」
 登は不意を打たれたように、急な重みを胸に感じた。
三年という響きだけでこの振動だ。
「どこから仕入れるんだよ。そういう話」
 登は思い当たる顔を素早く頭に浮かべる。
「杉原君のこと見直した。少し」
「早くも見損なってたのかよ」
「もっとバカなのかと思ってた」
 笑いながら沙紀はいった。
「いや・・・」
 登は一度大きく息をついて言った。
「バカは、バカだろ」
その言い草に笑うのを止めて沙紀は顔を上げる。
「バカだけど、バカじゃないよ」
(どっちだよ)
 と思ったが、登は沙紀の強い眼差しに何も言い返せなかった。
44575-112:2005/05/30(月) 17:22:09
75-112の続です。長くなるのでこの辺で切ります。感想批評おねがいします。
446名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 18:47:19
>>441-444
 台詞は結構好き。
 でも、登場する女の子の描写がなく、443でいきなり沙紀
が出てきたので、441の女の子と同じ子だと思った。
 絵梨がおとなし目な子という描写をして、443で絵梨とは
個性が違う沙希を演出してみてはどうか。
 あと、季節がわかる描写があったらいいかなと。入学直後か、
数ヶ月経っているのか、それによって絵梨の交際を目にする
登君の苦悩もわかり易くなる。
447421:2005/05/30(月) 19:19:26
度々すみません。
長いので最初のほうだけですが、酷評よろしくお願いします。


 二階まで壁にぴったりとつくような造りで、階段は登りきるまでに一周していた。
 一階のロビーからは吹き抜けになっており、見上げると行き当たる天井には天窓が施されていて昼下がりの緩い心地よい太陽熱が差し込んでくるのを許していた。

 わたしは産婦人科にいた。
 今日は先駆けた春が摂氏25度という気温を招いていて、
 半袖でもよかったかもしれないとこれから夕食の材料を買って辿る家までの一キロの道のりを思い、
 出先に真冬のインナーを選んでしまったことを後悔し出していた。
 生まれて初めて履く産婦人科の病院のスリッパは湿気を人工的に取り除いたかのようにさらさらと網タイツを穿いてきてしまった足の裏を滑らせた。
 わたしは歩く度にスリッパが抜けてしまわないかと考えあぐねながら、初回外来受付と書かれた初経時期やセックスの頻度、性病経歴まで記入項目があるコピーカーボンが少し滲んだ用紙を埋めた。
 年齢欄に十九と書く時に震えた同じ手で、同僚と笑い話をしていた受付の女に用紙を差し出すとざっと眺めた女が本当に自然の動作や表情でわたしに向かって、「では名前が呼ばれるまでロビーでお待ちください」と微笑んだ。

 この産婦人科を選んだのに特別な理由は無かった。
 たまたま電車を降りる時に電車とホームの境目を見た目で顔を上げると行き当たる看板を知っていただけだった。
 しかし、約二時間前のわたしはその看板の名を精神病患者みたいに黒い冷たい電話の前でぶつぶつと繰り返していた。
 それだけが自分の人生に残された最後の望みであるかのように震える声でぶつぶつぶつぶつと繰り返した。
448421:2005/05/30(月) 19:21:17
 わたしは昔から早く自分の子供が欲しかった。
 しかし、そのくせわたしは家庭というものや結婚や大恋愛などへの憧れや望み、そういった観念は全く持ち合わせていない人間だった。
 尤も、わたしには家庭というものが無い。
 俗に云う、ものごごろというものが付いてわたしの目が正しくこの世の中を写し出した時にはもうわたしは一人で、そして父親や母親を酷く憎んでいた。

 わたしはしばらくの間、祖母と暮らしたがその祖母も母親や母性とかいうものの根底を知らず、わたしを愛する振る舞いというものを見せたことが無かった。
 そして母方からの生活費が途絶えると激しくわたしとわたしを作った男と自分が生きていく為に必要だからと勝手にわたしを産んだ女のことを口汚く罵った。
 それらの台詞が堂々巡りを見せ始めて来て、次第に飽きてくると次は部屋のドアを開閉して大きな音を立てさせながら、「おまえも産まれて来なければこんなに不幸にならなくて済んだのにねえ」と泣くのだった。
 幼いわたしはその一通り同じ工程で目の前に起こる症状を映画や催し物のように見て楽しんだ。

 わたしには不幸というものがどんなものなのかがわからなかったのだ。
449名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 21:45:27
>>440
文章は坦々と書けてるよ
だけど、彼女が最初から無く奇満々だから、文体が坦々としていても駄目
彼女が泣けなかったり、
明るいシーンを書いて、しかもそれに「でもいないからよけいかなしい」なんていう「解説」をつけないまま
進めていくとか
そういうぽかんとした感じが必要
450名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 21:46:03
無く奇満々だから
間違い、「泣く気満々だから」
451ゆめ ◆3pgyn08rNU :2005/05/30(月) 22:35:54
>>432

 恥ずかしながら本人です。
 おかげさまで6名の方が読みに来てくださいました。
 この場を借りて御礼申し上げます。

 確かにHanakoは購読したことがありませんが、ananはつい先日
購読しました!定期的に読んでいる本が無いので、これから文章力を鍛えて
世に出たいと思います。
452名無し物書き@推敲中?:2005/05/30(月) 23:29:59
>>447
ちょっとだけ違和感の残る文章なんだよね。かなり長い文章が多いし、そのために主述がわかりにくくなっている
ところがあったり。すんなり読ませる工夫がほしいかもね。雰囲気はいい。
45375-112:2005/05/31(火) 08:41:55
>>446
そうですね。確かにわかりにくい。443いきなり台詞からはいったのはまずかったです。
北瀬が別のクラスだという説明も加えてませんでした。目立たない役だったので描写に気が緩んでました..
やっぱり描写の粗に気付くには人につっこんでもらったほうがいいですね。
批評どうもありがとう。
454名無し物書き@推敲中?:2005/05/31(火) 10:23:20
>>447
面白い。>>452で文章が長いって書いてあるけど、私はそれでもすんなり読めた。
まあ、確かに違和感みたいなものはほんの少し残るけど……
最初の二行の文章がなんとなくイメージし辛かった感じがする。
でも、続きが読みたいって思う。ていうか読ませて、っていうくらい。
455名無し物書き@推敲中?:2005/05/31(火) 11:03:13
>>447-448
文章の主題が繋がっていないというか、主題じゃない部分が強調されているというか、
まとまりのない文章になっているよ。
もうちょっと肩の力を抜いて書いた方が良さげ。

冒頭部だけを逐一つっこむと、
> 二階まで壁にぴったりとつくような造りで、階段は登りきるまでに一周していた。
> 一階のロビーからは吹き抜けになっており、見上げると行き当たる天井には
>天窓が施されていて昼下がりの緩い心地よい太陽熱が差し込んでくるのを許していた。
一行目ではあまり重要ではない「階段」に「は」を使っているし、
二行目では客観的に書いている部分と「わたし」の主観で書いている部分が混在している。
456生涯一物書き:2005/06/01(水) 02:17:36
昔書いた短編?で初期の作品で評価知りたいからのっけとくね

彼女はよく笑った
彼女が屈託のない顔でカラカラ笑うのが僕は好きだった
辛いときや悲しいときも彼女の笑顔を思い出すだけで僕は幸せだった
「ねぇ、今幸せ?」
彼女がそう言ったときも僕は当然のように答えてあげた
「当たり前じゃないか。」
そう、それが当たり前だと思っていた
だから僕は彼女の笑顔が見れなくなるのがつらかった
できれば笑顔で彼女を送り出してあげたかった
でも、僕は笑うことができなかった
「もし私が事故で顔の半分を火傷したら―――それでもあなたは私を愛してくれる?」
昔彼女がベッドの中でそんなことを言ったのを覚えている
「当たり前だろ。」
そのときも僕は当然のように言った
僕はそのとき知らなかったのだ
彼女が僕のことを心の底から愛してくれていることを
彼女が僕のことを心の底から信頼してくれていることを
だから僕は逃げない
この事実を受け入れよう
きっと彼女もそれを望んでいてくれる
誰もいなくなった部屋で僕は一人つぶやいた
「君のいない世界を僕は強く生きていこう。」
「たった二週間の出張でなに大げさなこと言ってるのよ。
そんなことよりも早く車出してこの荷物駅まで運んでよね。」
彼女は笑いながらそう言った
457447-448:2005/06/01(水) 03:40:01
酷評ありがとうございました。
文章にまとまりが感じられないと自分でも感じていたのですが
客観的に見ていただくことによって、視点が定まっていないことなどに
気がつくことができました。
続きを少し書き直すので、また是非続きを酷評していただきたいです。
458名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 14:55:07
酷評お願い致します



理解していただいても、
救援物資を支援していただけないのであれば、
今の我々にとって、それほど大きな意味はないのです。
もちろん、この惨状において、
他者による理解や愛がなければ、人はノイローゼに陥ってしまうでしょう。
しかし、理解し合い、支え合うだけなら、被災者同士の間でも、
いえ、むしろ、被災者同士での方が、連携が取れていると思います。
今の我々に必要なのは、あなた方の理解ではない。必要なのは救援物資なんです。

宿舎に戻った私の脳裏に、
村長の言葉がリフレインしていた。

被災の惨状に耐えられなかったわけではない。
被災した人たちが、現実を受け止め、それでも現状を克服しながら、
仲間たちと連携し、活気にあふれて生きている姿を見て、
己の弱さを思い知らされたことが、ショックだったのだ。

私は被災者たちの心の支えになりたかった。

私がこのボランティアに参加した本当の理由は、
被災者たちの救世主になって、己のプライドを癒すためだったのだ。

この時期に、私は人生で最も多くのことを学んだと思う。

救世主になりたくて、参加したボランティア。
だがその活動の中で、人として生きていく上で、最も大切なことを、
被災者の方々に教えられた気がするのである。
459名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 15:26:20
>>458
全体を通して言いたいことはわかるけど、村長の言葉がテーマのための言葉で
ありがたさと、厳しさと、力強さのバランスが悪くて反感を感じた。
つか、現実の話だったら反発しないけど
フィクションでこういう話を語る村長がすんなり受け入れられている様子を見ると
「何をえらそーに」と作者に対して反発したい

ありがたいと言わなければいけない、ありがたくないわけではない
けれどホントに必要なのは××なんです!
という必死さが無くて、説教になっている
4601:2005/06/01(水) 16:36:49
 ――春
 ぼくは見事合格した大学に通う為、実家を離れ県外で住むことになった。ぼく自身はもち
ろん、家族にとっても初めての一人暮らし準備。かなり手こずらされた。
 しかし、4月の下旬にもなると、実家から持ってきたものの配置も、始めは寂しくて毎
日目から雫を流していた僕の心も、すっかり落ち着いた。これは新たな友人達のおかげで
ある。
 その友人達の中に変わった奴がいた。あだなは「テレビ」。その由来は、会話する相手
によって性格をチャンネルを変えるがごとく、大きく変えることからきている。よく、男
にも女にも同姓と異性では性格が違う、と言われる人間がいるが、その比ではない。はじ
めの内は、すごいことができるもんだ、と皆にもてはやされていた。

 ――夏
 セミが合唱をはじめる頃、皆のテレビを見る目が徐々に変わってきた。そのあからさま
な性格変換術は、はたから見ていれば何ともないが、実際にやられてみると気持ちのよい
ものではない。共に過ごす時間が増えると、自然と会話をする時間も増える。ぼくの親し
い友人たちも、テレビのことをよく言っていない。
「あんな面倒なことして何になるのかね。多人数での会話のときはどうしてるんだ」と遠
くで知人に話しかけているテレビを指差し、ぼくの友人は言い放った。ぼくも以前同じ質
問をテレビにしたことがあるので、彼の言った言葉をそのまま引用した。
「彼が言うには、『つるむのは類似したタイプの人間同士だから、もし複数で話しかけら
れても、その人達に対しては一つの性格で事足りる』らしいよ」
「へぇへぇそれは凄いね、と。もうあいつとは絡みたくねぇな。気に入ってる人間とそう
でない人間との対応の差が酷すぎる。お前は気に入られてるみたいだな。末永くお幸せに。」
 ぼくはテレビの”本来の自分”を見つけたかった。テレビがいい奴かどうかは、それを
見てから判断すべきだと思う。ただ、ぼくのその想いとは裏腹に、周囲のテレビに対する
視線も、そしてあれほど暑かった気温も下がっていく。
4612:2005/06/01(水) 16:37:14
 ――秋
 相変わらず、ならまだいい。テレビの評判は夏からもっと酷くなった。同学年に限らず、
先輩達にも彼の噂は広まった。
 ぼくはその状況に耐えられなかった。何とか彼の本性を見るため、頻繁に会話を続けた。
幸い、夏に友人の言ったとおり、テレビはぼくに対して何かと親切だし、私生活に関して
も詳しく話してくれる。
「君の用意してる性格って全部でどれくらいあるんだい」
「そうだな、よく人間を分別するやつがあるじゃん。血液型なら4つだし、干支なら十二
だ。オレも自分の中である程度人間を選り分けてる。大まかには4つ。この4つの内の一
つ接するのは複数人相手のとき。前も言ったとおり、つるんでる人間はよく似たタイプで
いるからな。例えタイプが違っても、ある程度カバーできるようにはしてある。そんで、
細かく言えば13。さっきの4つのタイプはそれぞれ更に3つに分けられる」
「一つ足りないけど」
「君用さ。オレは君を評価してる。只者じゃないとね」
「買いかぶりだよ。ぼくなんてそこいらにいる凡人さ」
「オレが言うんだから間違いないさ」
 この会話をした翌日からテレビはどの講義にも姿を見せなくなった。一ヶ月しても来な
いので、何かあったのではと思い、彼の家を訪れることにした。

 テレビの家は閑静で治安がいいところにある。しかし、玄関は鍵もかけないのはやりす
ぎだ。これを注意することも含めて、ぼくはテレビに話しかけた。
 テレビの口からは中々音がでてこなかった。しつこく「どうした」と聞いていると、大
方のみ干したペットボトルから一滴一滴ポタポタと落とすように、言葉を発した。
「ばあちゃんが……死んだ……」
4623:2005/06/01(水) 16:37:25
 ――冬
 あの衝撃の言葉からしばらく経った。テレビは今精神病院に通っている。
 彼は相当なおばあちゃん子だったらしく、葬式では年下の親戚の前でもボロボロ涙をこ
ぼしたらしい。おばあちゃん子だった過去を知り、ぼくはテレビの本性を垣間見た気がし
た。
 大学の人々には事故で入院した、と伝えられている。それを知った友人達は口を揃えて
いい気味だ、と言っている。ぼくは彼らに寂しさを感じた。
 機械のテレビを直すなら電気屋で簡単に済む。でも人間のテレビは簡単に治せない。も
ともと複雑な精神構造をしていた為、人一倍時間を要するらしい。今度戻ってくる時は、
ありのままのテレビで戻ってくるだろう。今は苦しいだろうけど頑張ってくれ。大丈夫。
春は絶対くるから。
463460-462:2005/06/01(水) 16:39:04
すみません、何だかスレ番号の1,2,3を名乗ってるみたいになってしまいました。
460から462は全て同一人物です。わかりづらい書き方をしてしまい、申し訳ありません。
どうか酷評お願いします。
464名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 18:51:24
「ぼくは見事合格した大学に通う為」
君に限らないんだけどさ、一人称で小説書いているときに、思わず自画自賛っぽい単語を
使っている人がいるよね。
この場合は「見事」だけど、か弱いとか儚いとかさ。
その一言が入ったとたんにナルシストなのか作者の人称の扱いが下手なのか
どっちなんだろうと気になってしまう
465名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 19:39:35
「お前の考えは浅はかだ」と人生の先輩達から、全人格否定気味にたたかれて、
だからといってほかに考えはないし……と、一人悶々と考えていた時期があったけど、
いまになってこれでよかったんだ! って心から思えます。

 タタキは人をきたえる。だからぼくは好きな人しかそれを使わない。
それにぼくは、些細な言葉で成長することも身をもって知ったから、だからこそ、
大事におもう言葉は好きな人にしか使わないよ。
価値のある言葉は価値のある人のために用意されているんだよね。

 わたしは傍観主義です。
466名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 20:44:37
坂道をあがると、そこから水平線が果てしなく続いているのが見える。
一面の青の世界。恵理子は開放的に写る海の姿に心惹かれながら
夏の日差しが照りつけるアスファルトを、ゆるやかに歩いていた。
この丘の頂上には、兄が住んでいるマンションがある。
どこもかしこも塩の香りが漂っているせいか、空気すら澄み切っている
様な気がしてくるのだから不思議だ。
こんな素敵な場所に、兄が住んでいたと思うと、羨ましい気もするし
不思議な気もする。恵理子にとって、兄は家族の中ではもっとも遠い
存在だった。
年が、離れた兄弟という事もあるだろう。だが、恵理子は兄と自分の中で
決定的な距離があることを幼い頃から知っていた。
兄は天才だった。恵理子はこの世に多く存在する凡人の一人に過ぎなかった。
だから、兄の心情を理解することなど、ごく普通の子供の恵理子が
出来るはずも無かったのだ。
恵理子は、複雑な心のまま道を歩いた。まさか、兄と全く接点の無かった恵理子が
その残像を訪ねる事になるなんて、思いもしなかったのだ。
暫く、進んでいくとマンションが見えてきた。
恵理子は、最初はそのマンションの豪奢な姿に単純に心浮かれる気持ちに
なったが、しばらくすると不安が心を覆って行った。
いくら、兄が住んでいた所とは言え、まったく自分には縁のない場所
だった為に、足を踏み入れる事自体許されないのでは無いかと思って
しまうのだ。
まさか、兄がこんなお城のようなマンションで暮らしているとは思いもしなかった。
馬鹿馬鹿しいのはわかっていたが、恵理子は、元来傷心者なのだった。
結局、その行為を数分続けて、漸く決意を固めてエレベーターの中に足を一歩踏み入れた。
エレベーターのボタンを、兄が住んでいた部屋の階の数字を押す。
恵理子は、なぜか心が高ぶっていくのを感じていた。それは、兄が一度として恵理子や、他の家族にすら
見せる事の無かった姿を垣間見られるからかもしれないという期待だった。
467名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 22:14:57
>>466
全体的にいいけど句点(、)の位置が不適当なのと誤字(傷心者)に注意。
あと「〜かったのだ。」みたいな目立つ長い語尾を2回連続で使うとすげー萎える。
468名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 22:24:58
>どこもかしこも塩の香りが漂っているせいか
つぶ塩!
469名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 22:26:57
>結局、その行為を数分続けて、
どの行為〜?

酷評以前に最低限の推敲しろや
470名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 23:17:06
句点多すぎ。ぜんぶ読む気せん。
半分読むのが限界。耐え難い苦痛を与える文章。
471341:2005/06/02(木) 01:27:24
うわ、友人が受賞して本出すってよ。
やられた。先越された。

そりゃそうだ。俺、書いてないもんな……。
472460-462:2005/06/02(木) 03:32:24
>>464さんご指摘ありがとうございます。
その箇所ですが、難関大学に受かったと言う含みを持たせたくて入れました。
というのは、難関大学の中でも、テレビは特別視(すごいことができるもんだ、
と皆にもてはやされていた。)されているという意味を持たせたいが為です。
今読み返してみると確かにこれだけでは説明不足ですし、464さんの言うとお
り人称の扱いの拙さや、私自身がナルシストのような印象を与えてしまいます。
今後気をつけて行きたいと思いますので、ぜひ次の機会があればよろしくお願
いします。

また、他に直すべき所があればどなたでもいいのでご指摘ください。
473名無し物書き@推敲中?:2005/06/02(木) 10:40:10
>>472
>その箇所ですが、難関大学に受かったと言う含みを持たせたくて入れました。 
うんうん。それはわかるんだけどさ、一人称ってやっぱり主人公の言葉になるから
「私って泣くときか弱いの〜」
とか
「俺って見事に合格したんだぜー」
とか言われてどうよ? ってことが読者に与える印象になってしまうんだよ。
だから、その一言で上記のような発想をする主人公なのかなと印象付けることになりかねない。
三人称の文章であれば、地の文は地の文で、登場人物の個性は会話であったり**はこうしたというような行動で
表されるのだけど、
一人称の文章では地の文も主人公の個性になってしまうので
特に短編で小説を書き始めた頃は一人称は書きやすいと思って使ってしまいがちだけど
逆にそういった意識が必要な文章だと心したほうがいい。
例えば、小学生の一人称でかける地の文には使える言葉や思想の制限があったりとかね。
474名無し物書き@推敲中?:2005/06/02(木) 10:48:49
>>743
ただ、テレビという発想は面白い
他人に合わせてしまう、本当の彼(本当の自分)という視点自体は
思春期のよくある雰囲気ではあるが、それをうまく小説に変えるためのキーワードだと思う
できたら、推敲して読ませる小説にまで昇華して欲しい
475名無し物書き@推敲中?:2005/06/02(木) 23:40:18
>>467
句点と読点が逆じゃね?
476名無し物書き@推敲中?:2005/06/03(金) 15:12:41
(´・ω・`)やはり・・・・・・顔なのか?!('A`)
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/pure/1117345024/l50

俺が書いたわけではないが面白いのでお勧めする
大学生がスレ違いにもかかわらず意外に面白い小説書いてるが
こいつの作品を評価してみてくれ
477名無し物書き@推敲中?:2005/06/03(金) 16:45:34
>>476
酷評されて不愉快な気分になるのは作者だから、勝手に批評依頼するのは
やめた方がいいですよ。
478名無し物書き@推敲中?:2005/06/03(金) 17:02:58
>>476
スレ違いなだけの文章
自演か私怨か知らんがやめておけ
479名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 12:11:20
>>476
こっちに移ったね。
小説として面白いというのとはちょっと違うような気がしたけど、面白かった


お前ら今の彼女との出会いを劇的かつ精密にえがけ!
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1117797516/
480名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 13:04:29
 ここで一つ留意しておいて欲しいことがある。
たとえ彼が架空の人物であろうと、私は彼のすべてを知っているわけではないのだ。
さっきから彼のことについて語っている私が、
彼について知っているのは、彼のほんのごく一部、一面でしかない。
私だって彼について知らないことがたくさんある。
私に語れることなど、実に限られたものだ。
語ろうと思えばなんとでもなりそうだが、そうはいかない。
そんなに上手に嘘を書くことなどできない。
 こんなことを言うと、「何を言う。彼の話なんてそもそもすべて
君のでっちあげではないか!いくらでもなんとかなるだろう」
などと実も蓋もないことをいう人がいるが、そんなことはない。
たとえ彼が実在しない人物だとしても、彼についての言葉は真実であり、
事実であり本当のことなのだ。人は――少なくとも私は――
全くの0からでたらめな嘘をつくことなどできない。
その話が嘘であろうと、言葉そのものは本当のことなのだ。
彼についての話が実在しないものだとしても――事実、あなたは
ここに書かれている話を嘘だと思っている――言葉そのものは信じるしかないし、
信じてしまうものなのだ。具体的に言うと、我輩が猫であるなら、
我輩は犬でも馬でも人間でもありえない。他ならぬ猫であり、猫以外の何物でもない。
そして、私達はその猫が実在しようとするまいと、そこの言葉自体は信じるしかないのだ。
481名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 13:14:13
 こんなことを書くと、虚構の階層とかレベルとかそういう話を持ち出す人がいて、
つまり小説世界で真であるということは、現実世界で真であるということとは違うものであり、
それを区別しないでそんなことをいうのは詐術みたいなもんだ、というようなことを言うだが、
もうこれ以上こんな手際の悪い議論を進めるつもりはない。
「だって、ある意味信じないと小説なんて読んでられないじゃないか」
早い話こういうことだ。別に同意してもらえなくたってかまわない。
ただ、これだけ書いたら、読んでいる人も「まあ、それはそれでいいよ。
話を続けてみな。とりあえず、最後まで聞いてやるよ」
というような気になってくれるかもしれない。そんなことを期待しただけだ。
 話を戻すが、本を読むとき、読者はその言葉を信じなければならない。
そして、書いている私も一番最初の読者であり、言葉を信じているという点では同じなのだ。
言葉が信じられなくなったとき、読者はその本を投げ出してしまう。
私だって信じられない言葉を書き続けることなど出来ないのだ。

480-481
酷評よろしくお願いします。
できれば、もっと明晰に書きたいと思っているので、
どうすればこの文章が明晰になるのか
というようなアドバイスがいただければ嬉しいです
482名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 16:18:45
>>481
書きたいのは小説? 論評? エッセイ?(ってことはないか)
これが小説の中の一部分で
論を提示しつつ混乱させることを目的とするための部分ならありとおもうけど
論評だとしたら文章云々じゃなくて、思考段階でもっと整理しないと駄目じゃない?
483名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 16:26:59
>>479
宣伝乙
下手な文だけど覗き見的で面白いブログみたいな分野があるのは認めるが
文章酷評スレにくんな!
484480-481:2005/06/04(土) 16:34:30
>>482
読んでいただいて、どうもありがとうございます。
「私」が「彼」について語るという小説を書こうとしたときに

> たとえ彼が架空の人物であろうと、私は彼のすべてを知っているわけではないのだ。

という一文を思いつき、これを書くために書きました。


>>483
すみません。ちなみに>>479も俺です。
貼り付けにきたときに476を見つけたんでレスしてしまいました。
向こうの人が宣伝にきたわけではありません。
誤解させるようなこと書いてしまってすみません
485名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 19:55:40
>481
うーん
> たとえ彼が架空の人物であろうと、私は彼のすべてを知っているわけではないのだ。 
があんまり効果的になってない。
書きたい文章だからと言って必ずしも「たたせたい」文章なわけじゃないだろうけど
ちょっともったいないな……

えーと
この文が成立するためには
 彼が架空の人物の場合、私は(私たちは)私は彼のすべてを知っている
というコンセンサスが必要となるわけだろ

それが与えられる前に、この文があると
言っていることが流れてしまう
4861:2005/06/04(土) 19:56:31
 純度の高い陽光が木々の隙間を縫って、螺旋状に伸びる山道を照らしていた。私は連日の豪雨で
ぬかるんだ地面を踏みしめるように登っていた。脇には初々しくまっすぐ伸びた葉が生い茂り、私の
足首を侵そうとするように絡みつく。葉の表面から滴り落ちる雫が、注ぎ込む太陽の光を反射して濁
った銀色に輝いていた。
 丘の頂上へとたどり着くと、喪服を着た集団がみとめられた。ちょうど献花が始まる直前らしく、みな
一様に白色の花を持ち、濁ったガラス玉のような眼で虚空を見つめている。視線はやがて空中を伝播
し、倦怠を含む淀んだ微風へと変化した。
 誰ひとりとして、私に気付いている者はいない。ちいさな溜め息をつくと、私は献花台の前、レミングの
行進のような徒労感がただよう列の最後尾へと足を向けた。
 私の前にいたのは妻だった。両眼からとめどなく溢れる想いを抑えきれず、妻は嗚咽しながら順番を
待っている。妻の持っていた白い花が、慟哭の海へと身を投げる。いくつも重なった、どこまでも広がっ
ていく波紋はやがて地上絵のように複雑になっていく。
 私は拳を血管が浮き出るほど強く握った。どんな状況でも私を支え続けてくれた妻の心を、蟻を踏み
潰すようにたやすく傷つけてしまった自分を呪った。きっと私は首枷をつけられ、足枷をひきずり、薄汚
れた牢獄へと放り込まれる。やがて首枷は黒く醜い手へと変貌し、妻の心と同じように、私の首に傷跡
を残す。
「和江」
 今にも叫びだし発狂しそうな妻の背中に、私は声を掛けた。返事はない。いくつか言葉を発してみるが、
そのどれにも反応を見せなかった。ただしゃくりあげて泣き続けるだけだ。仕方なく、謝罪の言葉を私は
口にした。
「悪かった、和江。許してくれ。どうしようもなかったんだ」
 私の胸を縛りつけるような、言葉にならない声をあげながら妻は嗚咽し続けている。それは止む気配を
見せず、縛りつける力をどんどん強めていく。
 研がれたナイフが私を貫く。それは心臓を貫通する。妻の隣に立っている、直哉の睨みつけるような視
線だった。私は直哉のほうへと歩み寄り、尋ねる。
「もしかして直哉、お前には――」
 少年は私に向けた鋭い眼差しを変えることなく、大きく頷いた。
「――そうか。そうなんだな」
4872:2005/06/04(土) 19:56:54
 私は澄みきったコバルトブルーの空を仰ぐ。これから私に訪れる出来事など、妻が負った傷に比べれば
楽なものだ。妻は生命の鎖を断たれるまで、慟哭の海に沈んでいなければならない。雨が降ると魚たちは
妻の身体を、荒んだ心をついばむ。
 再び視線を直哉に戻すと、私は胸に焼印を押されたような気分になった。直哉の悲痛な表情が、妻のそ
れと重なったからだ。
「直哉。悪かった。許してくれ」
 許しを乞うために、私は直哉へ頭を下げた。きっと許してくれないだろうとは思う。けれども、人間としてや
っておかなければならないことだと思った。
 直哉はいちどだけ下唇を噛み、口を開いた。
「許せるわけないよ」
 どことなく曇った表情を隠せないまま、続けた。
「僕は父さんを憎む。母さんを悲しませたから」
 その言葉は、私に刺さった視線を、ナイフを無理矢理ねじこんだ。砕けたトマトのように赤い血が、私の身
体を伝わり落ちる。
 私は散り散りになった断片を繋ぎあわせて言葉を探す。それはあまりにも無謀な試みにさえ思えた。さん
ざん試行錯誤を繰り返し、かろうじて探し出した言葉は、ひどく安っぽく、安易に過ぎるものだった。
「妻をよろしく頼む」
 私はそう言い捨てると、すぐにもと来た道を引き返した。直哉の侮蔑に満ちた眼が、私の背中にりついてい
るような気がしてならなかった。
 山道を下りながら、私はこれから自分を待つ運命を悲しんだ。確かに、妻と比べればそれはいくらか浅い
傷なのかもしれなかったが、その事実は私に襲い来る罪の意識を少しもやわらげてくれはしない。彼らは容
赦なく私を非難し、断罪する。両眼を潰して視界を奪い、カラスのように黒い木々が立ち並ぶ、償いの森へと
私を置き去りにするだろう。
 私が塵として葬り去られ、忘却の底へと深く沈んでいくように、午後の光もその濃度を薄めて、夜に呑みこ
まれて行くことだろう。

 これ全部で一つの作品です。掌編って言うんでしょうか。批評よろしくお願いします。
488名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 19:58:15
まずは、最低限読者に印象付けたい(あたえたい)情報を
箇条書きで提示してみてくれ

そこから、どう構成したら効果的かを考えよう

明晰にしたいのなら、一度、レポートやビジネス文書を書くときの無味無臭なやり方からはじめてみるのがいいと思う
色をつけるのはその後だ
489名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 19:58:52
>488は>481への話
490名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 19:59:44
>486
一文目に誤字があると酷評スレで読む気が激減するからやめれ
491486:2005/06/04(土) 20:09:52
>>490
ごめん。間違いに素で気付いてない。
どれ?「純度〜」っていう下り?
492名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 20:10:38
>>486
修辞が多すぎて読めね……。
一文目の誤字てどれ? 分かんね……。
493名無し物書き@推敲中?:2005/06/04(土) 20:18:22
誰かの小説を参考にしていないか? 違うならいいけど。
494486:2005/06/04(土) 20:22:37
>>493
内容はしてないですが、文体はかなりしてますね。
しかも小説家じゃなくて、エロゲライター。
495480-481:2005/06/04(土) 21:36:19
>>488
どうもありがとうございます。前半部を出来るだけ詳細に箇条書きにしてみました。
きちんと話が流れさえすれば、できるだけ削ってしまいたいのですが、
何処まで削って良いのかわからないのです。というよりもこれで解りますか?

・この文章は「彼」についての物語である
・「私」が「彼」について語っている。
・「彼」は架空の人物であり、実在しない。
・この物語は作者である「私」が作っている話である。
・物語の作者はその物語の世界を自由に作ることが出来る
・「私」は「彼」のあらゆる要素について決めることが出来る。
(「彼」が、どんな容貌をしているのか、どんな性格をしているのか、
どんな幼少時代を送ったのか、どんな人生を送るのか、
「彼」については全て何から何まで「私」が決めることが出来る)

・以上のような事情があるのにもかかわらず、私は彼について語ることが出来ない部分がある。
(例えば、「彼」が何を考えていたのか、「私」には解らない、というふうに)

・「彼」について「私」が解らないことなど原理的にありえない。
「彼」の話は全て「私」のでっち上げであるのだから、
解らないのなら「私」が勝手に決めてしまえばいい。
(「彼」が何を考えていたのか、ということも「私」は決めればいい)

・ところが現実にそんなうまくはいかない。
「私」は、「彼」についてでっち上げることができない。
それは「私」にとっては嘘になってしまうから。
(「彼」が何を考えていたのか、「私」には決めることが出来ない。
例えば「私」が適当に「彼は晩御飯のことを考えていた」とか決めてしまうと、
「私」はそれを嘘だと感じてしまう。)

・そうなると「私」が語った「彼」の話は、「私」にとって適当にでっち上げた「嘘」ではなく、「本当のこと」である。
・つまり「私」は、自分が語った「彼」の話を信じている。逆に信じていないことは語ることが出来ない
496名無し物書き@推敲中?:2005/06/05(日) 00:44:56
迷妄する空間感情。たゆたうのは二人のあいだで発生した電気がプライドを餌にして梅毒のように進行した末期症状。
94年、ナインインチネイルズが錆びた鋼鉄の中から告発した究極のラブソング。
「獣のように君とファックしたい」というテーマソング。
彼は彼女を抱きたくて彼女は彼に抱かれたい。歓喜と怨嗟のため息。デルタの匂いがトマーシュの髪に残る。
テレザは気づいてる。スタンダールが定義した恋愛のタイプから脱却しようともがく触手型の変形した愛撫する手を、
沈んでゆく歴々の切りとられた悪態で応酬する性欲と直結した昇華陥没。
リビトー、人格からはみだした主観で物を見る体内の温度は彼女にとって前の男から吐き出された言葉と何ら変わることはない。
依存が、習慣が、空想が、社会的不安が、人を恋愛に駆り立てる本性であって、
未然に防がれた暴虐と姦淫性の因果関係は趣味的恋愛が導き出す命題以下の根源から織り成す情緒の未熟児に他ならない。
知覚が肌を焼き、逆説のユーモアが猥褻で結実したほとんど考古学の煩悶、
転じて怪しげな舞台装置が観客の目の前にせり上がってくる滑稽さを増長させた実存哲学
及びギリシャストア派の愚直な回答から現代のマイノリティの立場を読みとる。
高邁な焦燥感は彼にとってなんとも耐えがたいいつまでも終わりの来ない拷問のようなものだったから、
反駁も、理解も、幸福も、降伏も、ただただ時間が一秒でも早く過ぎ去って行くことを願う儀式、
イコール理性を集中させた脳内の遊戯ばかりであって
そこから引き出すべく理論だとか主義だとか方法論だといったようなありがたみのある恩赦はけっして公布されなかった。
497名無し物書き@推敲中?:2005/06/05(日) 11:25:34
>>479
このスレの小説完結してすごいことになってるな
一応全部読んだがまぁ面白い

498名無し物書き@推敲中?:2005/06/05(日) 11:44:55
>>486

気取った文章でも不条理な内容でもいいが、
>純度の高い陽光
って何?
曖昧で意味不明な表現でしかない。

要は「私」は死者なんだろう。そこからの視点で書いているのだろう?

このままでは気取った文章でも不条理な内容でもなく、
ただ何となくわかる雰囲気に流されたものを書いているに過ぎないよ。
499名無し物書き@推敲中?:2005/06/05(日) 12:05:49
>>486-487
 3度読んで全くわからなかった。
 納骨? 葬式の風景なのだが、語り部の位置がわからない。
 この「私」は何で、反省しなければならないのか、
どこにも答えらしいものが見られなかった。
 498のおかげでやっとわかった。
 死者であることをもう少しわかりやすい現象(妻の体を
すり抜けちゃったとか、家族らを上空から描写するとか)
あればもっとすんなりくるのかなと。
500名無し物書き@推敲中?:2005/06/05(日) 12:31:47
498-499
ありがとうございます。

「私」は死者である、ということを表したかったのです。
分かりづらかったですか。自分の声が聞こえない、という現象だけでは
やはり足りないのかもしれません。もうちょっと増やしてみようと思います。

純度の高い陽光、については国語辞典で調べてみたのですが
やはり曖昧な表現のようですね…。申し訳ないです。

「私」が反省しなければならないことは読者に想像してもらう、という
イメージで書いたのですが、具体的な事柄を述べた方がいいのでしょうか?

>このままでは気取った文章でも不条理な内容でもなく、
>ただ何となくわかる雰囲気に流されたものを書いているに過ぎないよ。

ストーリー性やオチが見当たらない、ということでしょうか?
だとすれば確かにそうかもしれません。自分が死んでいる、というのも
どこかで聞いたような話ですし。
501486:2005/06/05(日) 12:37:21
↑名前抜けてました。すいません
502名無し物書き@推敲中?:2005/06/05(日) 13:14:10
>486
突っ込んだ批評が欲しかったら
「作文すらまともに〜2」スレとかがイイんじゃないか。
スレタイと違っていろんなレベルの人が晒してるし、専用アップ掲示板もあるよ。
結構みんな真剣にやり取りしてるみたいだし。
503486:2005/06/05(日) 13:21:32
>>502
了解しました。そちらに行くことにします。
ありがとうございました。
504その1 ◆xKQWTo9aCQ :2005/06/05(日) 22:01:32
※ちょっと長いですけど酷評よろしくです。本格ミステリ小説を意識しました。冒頭部分その1。
    プロローグ
 彼は今、闇夜の中で死体を地中に埋める作業をしていた。
 死体を埋めている場所は雑木林の中である。
 静かな雑木林である。その静かな雑木林にわずかに聞こえるのは風に揺れてざわめく葉の音と、夜明けを知らせるには早すぎる小鳥の鳴き声と、彼の荒い呼吸の音だけだった。
 彼は一人の男を殺害した。
 殺害計画もお粗末ながら考えていた。
 彼が住んでいる村に、ある噂が流れ始めた。
 何十年も前、ご先祖様がこの村のどこかに財宝を埋めた──と云う、どこの村などにも一つや二つありそうな類の噂話である。
 勿論彼はそんな噂など信じてはいなかった。
 しかし、あの欲深い男なら、この噂にすこし色を付けて話したら、きっと信じるだろう。
 その後、のこのこと殺害場所である墓地まで疑いもせず付いて来て、墓地に着いたら後ろからスコップで殴って殺害する──そんな、安易な殺害計画を彼は考えた。そして││今日実行したのである。
 彼はスコップを地面に挿し、空を眺めた。
 東の空は藍色に染まり始め、闇夜は明けようとしていた。
 彼はたった今、男を地中に埋め終えたばかりの地面を見下ろし、今はもう土の中の男を殺害するまでのことを思い出してみた。
505その2 ◆xKQWTo9aCQ :2005/06/05(日) 22:02:32
 土曜日の深夜、彼と男はスコップと懐中電灯を持って、村のとある古墓地に向かっていた。墓地に行くまでのあいだ、村の誰一人として二人の姿を見られていない。計画は順調に進んでいる。
 今や殆ど村人は通ることのない村道を進む。
 しばらく歩くとこの男の死に場所になる墓地が見えてきた。
 二人は墓地の入口に立ち止まり、男が先に墓地の中に入った。
 ついにこの男を殺害するときが来た。
 彼は右手に持っていた懐中電灯を地面に落とし、左手に持っていたスコップを両手に持ち替える。彼の両手はかすかに震えていた。
 彼は震える両手を感じながら、地面に落とした懐中電灯の光がわずかに男の姿を捉え、彼は男の後頭部めがけて、スコップを振り落とした。
 最初の一撃では倒れなかった。
 男はよろめく。
 後頭部を左手で押さえ、右手に持っていた懐中電灯を彼に向けた。
 懐中電灯の光が男の姿を隠す。彼はわずかに聞こえる男の悲鳴を頼りにもう一度、スコップを振り下ろした。
 鈍い金属音。スコップを通じて彼の体に響く。
 男が持っていた懐中電灯は手から離れ、彼は光に隠れていた男の姿を捕らえる。
 男は地面に倒れていたが、まだ生きている。
 彼はうめき声を上げている男の最後の止めを刺すため、頭めがけてスコップを振り下ろした。
506その3 ◆xKQWTo9aCQ :2005/06/05(日) 22:05:23
 彼は男の頭部を殴り続けた。
 何度も何度も──。
 顔を。
 頭を。
 肉を潰す鈍い音と骨が砕ける音が、スコップを通じて彼の体に響いてきた。
 そして──肉を潰す鈍い音と骨が砕ける音が、次に液体を叩く音に変わったとき、彼は男の頭部をスコップで殴るのをやめた。
 彼は地面に落ちている懐中電灯を拾う。光を男の頭部に当てた。
 彼は息を呑む──。
 男の顔はただの肉塊となっていた。
 男の右目の眼球は割れ、血液とは違う色の液体を垂れ流し、肉は裂け、所所腫れていた。
 男の頭部を殴っている最中、首でも切ったのか、男の頭部の周りの地面は血の海だった。
 男の指先がぴくぴくと動いていた。
 動いてはいたが死んでいた。それだけはわかった。
 懐中電灯の光を男の頭部から離し、周りの照らしてみる。
 墓石にはわずかな血が付着していた。彼は墓石に付いた血を自分の黒色のシャツで拭った。
507その4 ◆xKQWTo9aCQ :2005/06/05(日) 22:06:49
 次に、この男の死体を雑木林の地面の中に隠そうとした。しかし、予想を反し男の頭部から出た血の量が多く、
このまま男の死体を動かしたら、血があちらこちら飛び散ってしまう。彼は周りを見渡して見た。すると地面にすこしだけ埋まっていた手拭いがあった。彼は早速その手拭いを拾い、手拭いを男の頭部に巻きつけた。
 次に男の死体をずらし、血の海である地面をスコップで掘り、土と血を混ぜて隠した。
 幸い、地面の色は焦茶色をしていたので血が目立たずに済んだ。
 血の痕跡を隠し終え、男の死体の方を見る。
 彼は男の死体の胸倉を右手で掴み、左手は男のズボンのベルトの部分を掴んだ。そして墓地の裏にある雑木林まで、なるべく地面を引きずらないように男の死体を浮かせながら運んだ。
 雑木林の中に入り、すこし奥に進むと崖が見えてきた。男の死体を近くに置き、彼は崖の淵に立って、崖の下を見下ろした。
 下には男を殺害した場所である墓地に通じる細い村道が見えた。彼も男もこの村道を通ってきた。
 彼は村道の周りを見渡し、誰もいないことを確認した。
 誰にも見られていない。今のところ順調に計画は進んでいる。
 彼は雑木林のほうに向きを変え、一度スコップを取りに墓地まで戻る。スコップを取りに戻り、再度雑木林の中にある男の死体のところに戻ってきた。
 そして、死体を土の中に埋めるため、彼はスコップを両手で握り、地面にスコップを挿しこんだ。
508その5(終わり) ◆xKQWTo9aCQ :2005/06/05(日) 22:08:10
 男を殺害するまでのことを思い出していると、すでに東の空は藍色から曙色に変わっていた。
 雑木林に響いていた彼の荒い呼吸の音は消えていた。葉のざわめきと小鳥の鳴き声だけは相変わらず響いていた。
 もう戻れない。取り返しのつかないことをしてしまった──そんな思いを彼は感じていた。
 しかし、あの人を守るためだと思うこと──それが彼の中にある罪悪感を消し去る。
 殺されて当然の男だ。彼はあの男を殺さなければ、自分のこれからの人生も、あの人の人生も目茶苦茶にされてしまう。だから殺した。これで良かったのだと彼は思い込んだ。そう思い込まないと自分が正しいことをしたと思えなかった。
 彼は男の死体を埋めた地面に不自然なところがないことを確認すると、最終確認のため、墓地に戻った。
 墓地に戻ると、すでに空は若干の曙色の雲を残し、淡い空色に染まっていた。
 彼はもう必要なくなった懐中電灯の光を消し、墓地の敷地内を見渡した。墓石には血は付着していない。血の海だった地面も焦茶色の土のおかげで目立たない。
 あの男を殺したと云う痕跡は残っていなかった。
 彼は確認を終え、その場を去ろうと墓地の入口に向かおうとしたそのとき、朝日の強い光が彼の顔を照らす。
 その光は彼に──正しいことをした──と、云っているような気がした。
 七月三十一日土曜日のことである。
-------------------------------------------------------------
長々と申し訳ないっす。最後にage
509498:2005/06/06(月) 21:47:02
>500
向こうへ行ってしまったのか。まあ、見ていたら参考にしてくれ。
オチとかなんとか言う前に、冒頭の段落をもっとよく考えた方がいい。
あえて言わない。

それと文章については細心の注意を払って書くように鍛錬すれば、
徐々にだか、段階的にだかはわからないが、
よくなっていくと思うからあんまりあれこれ悩みすぎても仕方がない。
510486:2005/06/06(月) 22:09:49
>>509
冒頭の段落、よく見たら指摘されたところがなんとなくわかったような気がします。
ホントは読んでもらう前に気付くべきなんですけどね……

文章は鍛錬あるのみですか。がんばります。
511名無し物書き@推敲中?:2005/06/06(月) 22:35:34
>>504-508
 もっと推敲しようよ。
>静かな雑木林である。その静かな雑木林にわずかに
>のこのこと殺害場所である墓地まで疑いもせず付いて来て、
墓地に着いたら後ろからスコップで殴って殺害する
>男を地中に埋め終えたばかりの地面を見下ろし、今はもう土の中の男を
>一度スコップを取りに墓地まで戻る。スコップを取りに戻り、再度雑木林
の中にある男の死体のところに戻ってきた。
 くどいわ、主語が入れ替わってるわ、大変なことになってる。

 文章のテンポは好き。
 あと、こういうシーンに匂いの描写も入れると生々しくなると思う。
512名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 00:13:02
くどい文章って
SVOのSもVもOも描写しようとしてたりするんだよね。
どこを立たせるか考えようよ。
描写のお勉強じゃないんだから
513名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 06:30:36
>>504-508
たしかにくどいな。
言葉の無駄な繰り返しが目立つ。
朝日に行為の正当性を感じる思い付きはいい。
514名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 08:52:02
「――」使いすぎ。
作者が思っているほど読者は「――」に効果を見出さない。
特に、前半の地の文で使っているものは、引っ張る効果より間延びした印象をあたえている
515名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 14:49:44
 暖かい新鮮な風が街を駆け巡り春を知らせる頃、
純白ワンピースを憂鬱そうに纏う君と君への思いがどうやっても届かない僕はとある
カフェーのオープンテラスに一緒に腰を掛けている。
 僕たちは何を喋るのでもなく、何をするのでもなく、
ただ単に街を眺めている。
乾いた歩行者道を楽しげに、悲しげ、憂鬱そうに、子供が、若者が、中年が、老人が、男の人が、女の人が色々な表情をして通る道を見て応援の念をわずかばかり送る。
その横に植えてある凛とした草木を見て新しく萌えた花や葉に歓喜の念を弱々しく送る。少なくとも僕は。
 君はこの人達、この草木をどう見ているの?
「なぜみんなこんなに急ぐのかしらね?」
 君が不意に声を落とした。僕はその落ちた声を一生懸命に拾い集め、一番正しい最善の言葉を探す。が、僕は君の問いに対する答えが見つからず、空っぽの頭が空回りする。
「君は人が急いでいるように見えるの?」
「見えるわ。目的地に着くことだけしか考えてないように見える」
「僕も?」
 僕はどんな答えを望んでいるのだろう? (見えないわ。あなたは他と違うもの)、そう言って欲しいのだろうか?
「君は目的地を見失ってるように見える」
 君はなんの迷いも持たず言葉を落とすと、視線も下に落としコーヒーのカップを細くて長いなめらかな動きをする握ったら割れてしまいそうなガラスのように繊細な指で持つと、ゆっくりとカップを口元まで運びコーヒーを一すすりした。
 
516名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 14:56:34
嗚呼、そうか君からの答えなど何でも良かったのだ、
ただ君が僕を見て僕について意見をくれる、それが欲しかったんだ。
君が愛しいから、その一本、一本丁寧に君の中に織られた艶美な輝きを持つ髪は
ナイフのように僕を惹きつけて、
そのきめ細かな白い穢れを知らない今にも血が出そうな薄い肌汚れきった僕を遠ざける。
 君はコーヒーをテーブルに置くと顔を少し上げ空を憐憫の眼で見る。
僕もつられて君の見る空を見ると、そこには青にはなりきれない青空があり、
雲がちぎれた綿菓子のように散らばっている。
 ねぇ、…君? なぜそんなに億劫な世界を億劫そうに見つめるの?
 億劫になっては君の大事な大事な生気が削ぎ落とされるだけだよ。
ねぇ…君なぜはアンチテーゼを一人で抱え込もうとするの? 
君一人には重過ぎるから少し僕に分けてよ。ねぇ、君・・・。
少し勇気を出して君のための言葉を言っていいかな?
 僕は空を見るのをやめ、君のコーヒーカップと肩を並べる
僕のコーヒーカップを手に取りコーヒーを大事そうにすする。
その間に君に近づいたことでバラバラになった気持ちを
繋ぎとめて君に言う言葉を頭の中で丁寧に何度も描いてみる。
 コーヒーをすするのをやめ、コーヒーカップをゆっくり、ゆっくり、テーブルに近づけ、
テーブルとカップの距離が縮まるの時間が愛おしく思うこのまま時が止まればいいのに・・・。
カップをテーブルに置くと君を見る。君はまだ空を億劫そうに見つめている。言っていいんだよね君?

517名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 14:56:58
「ねぇ、君。僕は君が・・・」
 ここで詰まるのがいかにも僕らしく我ながら惨めな気持ちになる。
 君は空から僕に視線を移した。僕を見る目は億劫なの? それとも違うの?
 最後の言葉が出ない・・・。臆病な僕は最後でいつも迷う。
選んでは選んで、せっかく見つかった言葉もせっかく見つかった勇気さへも隠してしまうのだ。
「どうしたの?」
 その言葉に僕は笑顔で首を横に振り言う。
「なんでもない。また今度にするよ」
 その言葉に君は答えずにコーヒーの水面を見る。
 もう少し・・・。もう少し経ったら君に気持ちを伝えるよ。
今の僕は弱いし、君の対する好きも砂を一つまみしただけなのか、
僕が死んでも君は死なせないと言えるくらい好きなのかわかってから。でもこれだけは言えます。君が好きです。
 僕は君の背景を億劫に見つめる。


誰か酷評お願いします↓
518名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:08:03
>>515-517
表現に気取りがありありと見えて不快を掻き立てる。しかもその気取りというのが全くもって餓鬼くさい。
ほんの少し文学、いや通俗小説をかじった程度の女々しい男が悦に入りながら書いたような文章である。
こういう奴に限って行動力の無いヘナチョコなんだよ。いっぺん軍隊に入ってシゴかれて来いや。
519名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:16:38
>>515-517
なんだ、そういう感じで酷評としてもいいのか。じゃあ俺もやろう。

とにかく他人の小説から言葉をコピーするのを止めろ。
自分のリズムが出てくるまで書きまくれ。
推敲しろ。

520519:2005/06/07(火) 15:25:03
>>518
ついでに言って置くが、お前は不親切な奴だな。
意味がわからないし。
521名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:41:59
軍隊入れという言葉がふつうに出てくるところからして、>518は韓国のひとじゃないかという思いが、
ふと頭をよぎった。
522名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:51:56
暖かい新鮮な風が街を駆け巡り春を知らせる頃、
という一行目を読んだとき、気取っているときに鼻毛が出ているようなこそばゆさを感じた。
新鮮な風……いいたいことはわかる気もするが、やはり単語のチョイスが微妙
語彙を増やそうね
523名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:54:14
純白ワンピースを憂鬱そうに纏う
……コンセンサスとして成立するのか微妙
だからといって発見でもないし
純白と憂鬱……婦女子の好きな言葉を使って文章をつくってみました
524名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:55:31
乾いた歩行者道を楽しげに、悲しげ、憂鬱そうに、子供が、若者が、中年が、老人が、男の人が、女の人が色々な表情をして通る道を見て応援の念をわずかばかり送る。

応援の年を送ったのは誰? 誰に向かって?

しかしどこか歌謡曲チックだね
525名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 15:56:11
そうそう、最初からそういう風に書いてやれよ。
526名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:05:54
新しく萌えた花や葉に

多分辞書で芽が出るという説明がされているのでそう使ったのだろうが、
萌えた花や葉とは使わない
527名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:08:54
はい、よく出来ました。
でも、一レスにまとめてあげた方がよかったかも知れない。
528名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:10:46
君が不意に声を落とした。

続く文からあえて「落とした」という単語を使った意図はわかるが
声を落とすのは一般的に声の音量を小さくする意に使われるので「ん?」と思う。
言葉を落とす、など別の単語を選択するか、あえてそこは「落とす」を使わず、そらっとぼけて次の一文を提供しても
効果はあるのではないか
529名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:12:24
が、僕は君の問いに対する答えが見つからず、空っぽの頭が空回りする。 

で、ここまでであんなにごちゃごちゃ気取ったことを考えていたわりに「空っぽの頭」と言い切る。
なんで? 頭の中にはたいしたことじゃなくてもいろいろ入ってたじゃん。

これは、歌謡曲を寄せ集めて小説を作ろうですか?
530名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:14:12
>527
つかさぁ
提供されているすべての文に突っ込みいれたくなる語力ってどう?
書いた香具師は読み返して違和感感じなかったのか
531名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:14:21
だから、まとめロッテ
532名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:18:40
もうやめる
533名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:20:30
>>527
はっきり言って、くずだな。
典型的な小説家になりたい奴。
534名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:22:00
>>533
書き始めて半年以内なら未来はあるんじゃない
これで3年目とかだったら絶望的
535名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:22:53
>>515-517
言うほど悪くないぞ。>>519の言うようなコピーなら話は違うが俺は知らん。
ガラスのように繊細な指、とか綿菓子のような雲、とか紋切り型の形容は
辟易モノだが、全体に丁寧な心理描写で良く伝わっている。
書いてるうちに贅肉はしぼれていくだろう。
感覚は悪くない。
536533:2005/06/07(火) 16:23:38

人に見せる前に練習しないっていう感覚は理解出来ない。
そんなもの見せてどうしたいんだ。
酷評以前の問題だと思う。
537名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 16:24:14
幸せになりたい 幸せにしたい
なのに壊してばかりだった自分
寂しさと不安のなか
もがいていた自分
変わらなければ
手をかざして
守るべき物のために

明日は来る
朝は来る
始まりの朝
538533:2005/06/07(火) 16:25:04
>>535
コピーは言い過ぎたな。「こんな言葉使いたい」って使っちゃうのは
止めろということ。
539名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 20:38:02
 小説でも書こうとエディタを開いてみたものの、出てきたのは今晩の夕食に使わ
れていたコーンの味くらいなものだった。
 セーブするのも馬鹿馬鹿しく、そのままエディタを閉じた。
 まあ、今の自分ではせいぜいこの程度のことしかできないのだろう。と、肺に溜
まった無気力なため息を天井に向かって吐き出す。無色透明の自分の生気が喉の鼻
の穴から漏れ、また一つ、死に近づいたのだなと、そんな漠然とした想いが浮かん
では消える。
 広いオフィスの端から小さくキーボードを叩く音が聞こえてくる。
 まだ午後8時でしかないというのに、仕事をしている人間もまばらにしかいない。
その姿も惰性で残業しているようにしかみえなかった。最近は仕事も減り、売り上げ
も減り、社員の活気も萎えている。それは、私とて例外ではない。
 すこし前――まだ、20代の頃――は不必要に焦燥感があった。
 何につけてもたかをくくる度胸もなく、そのままにすべてのことに対して無用に
必死だった。失敗するのが怖く、吐くまで仕事をして、それでも結果を出すことが
できなかった。
 だが、それが活力になっていたのも事実だったのだ。
 中途半端に仕事を覚え、そのままなんとかサラリーマンとして給料を貰い続ける
ことができるだけの遊泳術を覚え、その結果、ひどく無意味な存在と化している。
せめて小説でも書ければ、何かの言い訳くらいにはなるのだろうが、所詮できない
ときは何をしても無駄ようだった。

 っつーわけで、もう帰るわ。
540名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 20:48:29
 小説でも書こうとエディタを開いてみたものの、出てきたのは今晩の夕食に使わ 
れていたコーンの味くらいなものだった。 

???
541名無し物書き@推敲中?:2005/06/07(火) 21:38:31
傷ついて
泣き疲れた夜
呪文のように唱えたあの言葉
幸せになれるようにと願いを込めて

傷は消えない
傷は残したまま私の居場所を奪っていく
幸せになりたい
幸せにしてほしい
幸せにしたい

叶わない夢ばかりだ
542504-508 ◆xKQWTo9aCQ :2005/06/07(火) 23:34:47
>>511-514
返事遅れてすんません。

たしかに、自分が書く文は描写ばかりなんですよね。
なんか不安になるんですよ。
一から順々に行動を書かないと意味が伝わらないんじゃないかと思ってしまって。
それに加えて文章が下手だから、短い文で意味が伝わるような文章は
いまのところ書くのは難しい。持っている語彙も少ないですし。

たとえばどんな感じで直すと、小説っぽくなるか教えてください。
543えいいち:2005/06/07(火) 23:55:29
http://blog.livedoor.jp/nanashi_hippie/archives/24515893.html

校外学習の感想文ですが、酷評よろしくお願いします。
544名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 00:00:15
>>543
漢字検定4級の何たるかが表現できていない。
545名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 02:47:17
やっぱり色々つっこまれる人にはそれなりの理由があるんか。一定のレベル
をクリアしてないとけっこう厳しいな皆。
546名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 03:35:25
496がスルーされてる。
547名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 14:20:08
下痢になりたい うんこがしたい
なのに便秘ばかりだった自分
寂しさと不安のなか
もがいていた自分
便意がこなければ
手をアナルにかざして
出すべき物のために

うんこは来る
血も出る
始まりの朝
548名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 18:12:09
下痢?うんこ?ハッ。っていうこのスタンス。あなたたちは猥褻物をみてはしゃいでいるみたいですけど(苦笑)、私はちょっと遠慮しておく、だってもう高校生だし。・・・。
549名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 18:20:46
うんこうんこ言うて喜ぶのは小学生まで・・かw
550 ◆Po3MdzvKBc :2005/06/08(水) 20:25:44
http://tomotomojuly.blog12.fc2.com/

某スレにカキコした四つ葉のクローバーの話をプロローグにして、本編を書いてみました。
プロローグの上に隠しで依頼表示を入れています。
酷評よろです。
551名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 21:12:43
>>550
基本的なことだけど、一人称にしたほうが良いのでは?
552名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 21:31:28
>休日の目覚まし時計は母の声だ。 
おまいは・・・onz
いいたいことはわかるが日本語が変だと200語でたたかれまくっただろ
プロローグは教わった通りなおしたみたいだが
553名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 21:35:00
つまんね。
文章はまとめるだけでいっぱいいっぱいって感じだし
落としどころはくさいし
いかにも厨房の小説
554名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 21:45:12
>>550
なんか…道徳の教科書に載ってる文章みたい。
つまらないというのが、ぴったり。
555名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 21:49:39
ていうかこんなスレによく晒すよな。無意味だからやめとけ。
紹介したいだけなら誉めますスレにでも貼り付けろ。
556名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 22:18:02
200字スレでみたけど
そっちのときの方が良かった。
エピローグ部分を膨らませて小説として成立させろって言いたかったんであって
ひねりのない道徳的な後日談を書けっていってたわけじゃないと思われ
557名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 22:19:34
間違えたプロローグだよ。終わってどうするorz
558むしまる:2005/06/08(水) 23:30:13
「筆先三寸」というサイトを主催しております。
 けっこう長くやっておりますし、雑文の方は他のサイトでも
 よく取上げられるのですが、素で書いた小説は、さっぱり誰にも
相手にされません。
 http://www1.odn.ne.jp/mushimaru/majitop.htm
 の、下の方に10本ほど挙げておりますので、どれでも結構ですので、
よろしく酷評お願いします。
(誉めるスレじゃ勉強にならないかなと思って)

 あ、なりすましじゃない証拠は、日記ページでご確認ください。
 http://www1.odn.ne.jp/mushimaru/diary/diarytop.htm

 というわけで、失礼ながらageさせていただきました。
559名無し物書き@推敲中?:2005/06/08(水) 23:40:07
>>558
「スガノさんの公園」途中までよんだよ
半分くらいまで読んで思ったんだけど
もう普通に小説がかけるんだから、こういうところで酷評よろとか言ってないで
長さとか方向性とかが適した小説賞に出してみたらどうだろう。
もうそのレベルだと思った
560名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 00:22:53
>>558
なんだ釣りか
カウンターage、ネタ提供? へぇ
561名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 00:31:09
>>558
「猫男」読みました。「スガノさんの公園」も全文ではないですが読みました。
実は日記も少々読ませて頂きました。
何だろう。映像が浮かばないんですよね。
博識な方だとお見受けします。
かなり本もお読みになってると思います。
でも、「この話が映画化したら誰が主人公やるかな」
みたく想像力を掻き立てられないというか。
もちろんそれだけが全てではないですけど。
描写?説明?が多すぎてやや冗長に感じます。
文章を書く上である種のセオリーに依っているのでは、とさえ思ってしまいます。

長文&マジレスすんまそ。


562名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 00:32:20
私はあなたに捨てられた
でも忘れられない
あなたの全てを
どうすればいい
どうすればいいの

春夏秋冬
あなたを思い続けて
数年の時を経て
563むしまる:2005/06/09(木) 00:48:20
>>559
 ありがとうございます。とてもうれしいです。精進します。
>>560
 うーん、釣り半分、ていうか、いろいろ意見を聞いてみたいのは本当なのです。
よろしくお願いします。
>>561
 あー、なるほどー。
 セオリーに拠ってるという自覚はないのですが、
「絵が浮かばない」というのは、その通りかもしれません。
「説明より描写」は、わかってても苦手なので。座談でもそうなのです。
 描写について勉強しなおすべきなのかもしれませんね。
564名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 01:24:46
>>550
小説をまともに読んだことないだろ。
565名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 01:26:54
>>558
すいません。「文章」と括ってしまったのは言い方が悪かったですね。
セオリー云々と言ったのは、小説に対してであって日記その他はこの限りではないです。
むしろ日記は面白かったです。
ただ小説において>>558さんの「アカの他人に文章を読ませるには」的な縛り?が
感じられたのでセオリーという言葉を使ってみただけです。

生意気言ってすいません。


566名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 01:38:12
>>565>>561です。

ごめんなさい。もう死んできます。
567名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 08:56:08
あなたのことが好きです
あなたを愛しています
好きで好きでたまりません
私は純粋な乙女
でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい
あなたに触れられたい あなたに触れたい
この想いどうしたらいいの
熱い思い 身体中に染み渡る
愛の炎
あああなたのいやらしい所を触れたい
あああ淫らな私
あああん
568名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 09:16:04
→進歩の道
→進展の道
→安堵の道
569名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 09:18:42


570名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 09:43:52
>>567
(;´Д`)ハァハァ
571名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:08:18
>>515−517を書いたものですが、みなさんに言われたことに留意して書き直して
みました。もう一度評価のほうをよろしくお願いします。

 春風、春風が街を駆け巡る。巡りは巡り、まるで僕たちに存在を誇張しているかのよう。
 そんな中で僕たちは今、とあるカフェーのオープンテラスで一緒にコーヒーを飲んでいる。
君の白いカップと肩を並べる僕の白には見えない白いカップはとても誇らし気に見える。
 君は真っ白なワンピースを憂鬱そうに纏い、
どこか億劫そうにどこか遠くを見つめながらカップの中のコーヒーをゆっくりすすりは
カップを置き遠くを見つめるという簡易な作業を繰り返す。
僕はそんな君の姿を見つめながら君に合わせてゆっくりと届かない思いを募らせながら、
ゆっくりとコーヒーをすする。
 僕たちは何をするでもなく、何を話すでもなくただ単に街を眺めている。
乾いた歩行車道を楽しそうに、悲しそうに、つまらなそうに、子供に、若者に、中年に、老人に、男の人に、女の人に、色々な表情をして街を行き交う人々に応援の念を少し捻出してわずかばかり送る。
その横に植えてある凛とした草木の新しい芽や花に歓喜の念を力なく送る。
 ねぇ……君? 君はこの行き交う人々を、新しい命の顕在化をどう見ているの?
「なぜみんなこんなに急ぐのかしらね?」
 君が不意に言葉を落とした。僕はその君の落とした声を一生懸命に拾い集め、
一番正しい最善の言葉を捜す。が、僕は君の問いに対する答えが見つからず、
穴の空いた中身のない言葉が頭の中で空回りする。
「君は人が急いでいるように見えるの?」
「見えるわ……。目的地だけを目指しているようにしか見えないもの」
君は遠くを見ながら言う。
「僕も?」
 僕はどんな答えを望んでいるのだろうか? (見えないわ。あなたは他と違うもの)、そう言って欲しいのだろうか?
「君は目的地を失っているように見える」
 君はなんの迷いも持たず言葉を落とすと、視線も下に落としコーヒーのカップを持つと、
ゆっくりとカップを口元まで運びコーヒーを一すすりした。
 嗚呼、そうか君からの答えなど何でも良かったのだ、
ただ遠くを億劫に見ている君に僕について意見をくれる、それが欲しかったんだ。
572名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:10:14
君が好きだから、その一本、一本丁寧に君の中に織られた艶美な輝きを持つ髪はナイフのように僕を惹きつけて、
そのきめ細かな穢れを知らない触ったら破けてしまいそうな濡れた紙のような白い肌は汚れきった僕を遠ざける。
 君はコーヒーをテーブルに置くと顔を少し上げ空を憐憫の目で見た。
僕もつられて君の見る空を見ると、そこには青になりきれない出来損ないの空。
いうなればケミカルウォッシュジーンズみたいな色をした空。
 ねぇ……君? なぜそんなに億劫な世界を億劫に見つめるの?
億劫になっては君の大事な、大事な、生気が削ぎ落とされるだけだよ。
ねぇ……君? 君はなぜアンチテーゼを一人で抱え込もうとするの。
君一人には重過ぎるから少し僕に分けてよ。
ねぇ……君。少し勇気を出して君のための言葉を言っていいかな?
 僕は空を見るのをやめ、君のコーヒーカップと肩を並べる、
僕のコーヒーカップを手に取りコーヒーを大事そうにすする。
その間に君に近づいたことでバラバラになった気持ちを
繋ぎとめて君に言う言葉を頭の中で丁寧に何度も書いてみる。
573名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:14:31
 そしてコーヒーをすするのをやめ、
僕のコーヒーカップをゆっくり、ゆっくり、テーブルに近づける。
テーブルとカップの距離が縮まる時間が愛おしく思うこのまま時が止まればいいのに・・・。
カップをテーブルに置くとコーヒーの水面は波をうつ、そして君を見る。君はまだ空を億劫そうに見つめている。言っていいんだよね君?
「ねぇ……君。僕は君が……」
  ここで詰まるのがいかにも僕らしく我ながら惨めな気持ちになる。
 君は空から僕に視線を移した。僕を見る目は億劫なの? それとも違うの?
 最後の言葉が出ない・・・。臆病な僕は最後でいつも迷う。
選んでは選んで、せっかく見つかった言葉もせっかく見つかった勇気さへも隠してしまうのだ。
「どうしたの?」
 その言葉に僕は笑顔で首を横に振り言う。
「なんでもない。また今度にするよ」
 その言葉に君は答えずに静かにまだ揺れる僕のコーヒーの水面を見る。
 もう少し・・・。もう少し経ったら君に気持ちを伝えるよ。
今の僕は弱いし、君の対する好きも砂を一つまみしただけなのか、
僕が死んでも君は死なせないと言えるくらい好きなのかわかってから。でもこれだけは言えます。君が好きです。
 僕は君の背景を億劫に見つめる。
574名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:16:09
>>572-573
もはや酷評ゾーンを突き抜けています。
575名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:26:24
>>571-573
誰も言わないなら俺が言ってやる。

それはポエムだ。
文章が内にこもっていて、読者に理解ではなく共感だけを求めている。
だから酷評者からも「好き」「嫌い」を飾った程度の言葉しか返ってこないんだよ。
576名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:38:25
>>575ご意見ありがとうございます。
よければ教えてほしいのですが。どういうところを削れば
詩的な文章ではなくなると思いますか?
577名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 15:52:14
>>558
むしまるさんの日記はいつも読んでます。雑文も全部、何回も読んでます。
かなりのファンです。私も大阪在住なので親しみもあり。

小説は今までちゃんと読んだことないんですが、
今回「スガノさんの公園」読みました。

文章的には全然問題ないと思います。強いて言えば、
エリちゃんが犬の散歩なのに「抱いて」来ること。
白い服を着ているならなおさら、抱いて公園に来るのはおかしいと思いました。

全体的にのっぺりした印象を受けます。
どういうことかというと、地の描写の部分と、見せ場がうまく区別されていないのです。
主人公の過去の部分など、突然入ってきて話を見失いそうになります。
せめて、一行アケ、回想、一行アケ、「スガノさんははっとわれに帰った。〜」などと、
実際の感情の流れに沿って描写するべきだと思いました。

578577:2005/06/09(木) 15:53:34
説明的だという意見には私も賛成です。
出だしの「スガノさんは公園に住んでいる。」という一文にしても、
「春の生暖かい空気が首筋をじっとり湿らせる。スガノさんはぼりぼりとそこを掻いた。
真っ黒な垢がつめの間に溜まる。ダンボールの我が家の中から、
スガノさんは公園に降り注ぐ日差しを見るともなしに見ていた。」
と書けば、(下手な例ですみません)さりげなく説明しつつ情景を描写できませんか?

星進一のようなショートショートならば、言葉を切り詰めた説明文口調が有効なんですけれども。
むしまるさんの小説は、言葉をシェイプしてシンプルなストーリーで魅せるタイプではないように思います。

それから、登場人物の背景や、ホームレスの生活についての説明が
話のしかるべき部分に入っていないと感じました。
突然過去の描写が始まり、何の伏線にもならずに終わっている説明が
少し多いような気がします。話題の順序を組み替えるなどして、
もっと効果的な並びを工夫してはどうでしょうか。

あと、盛り上げる場での盛り上げ方が足りないと思いました。
クライマックス、みんながモリモトを囲んで騒ぐシーンはもっと言葉を尽くして
みんなのバカ騒ぎする様子を描いてほしいです。


的外れなことばっかり言ってたらすみません&長文すみません。
これからも更新頑張ってください。楽しみにしてます。
579名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 17:27:48
うーん。最初の文とかシンプルなのは割といい気がする
描写描写言って、読みづらい文章になっているケースが結構あるし
世に出ている小説を読むと意外と、シンプル・描写・シンプル・シンプル・描写……みたくなってない?
ただ、メリハリが無いのは同感
あと、回想や独り言と、何かが起こっていることを分けて欲しいのも同感
「スガノさんははっとわれに帰った。〜」的なものは別に欲しいとは思わないが
確かに一行あけとか欲しいところ
580名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 17:34:34
ちとスレ違いかもしれないけれど、質問。

三島賞の選考講評で、福田氏が本谷氏の作品について、
文章がダメという文脈で、
「そして、その日の夜、」とか書いちゃってるし、みたいなことを
述べているんだが、これは具体的には、どういうダメさを表現しているんで
しょうか?
581名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 19:07:33
>580
そのその言ってるからかもしれないけど、文脈みなきゃわからんよ
そこだけ抜粋して質問してくる君が不思議
582名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 19:27:54
流れをぶった切りますが、描写をうまくなるにはどんなことをすればいいですか?
教えてエロイ人!
583エロい人:2005/06/09(木) 20:06:29
>>582
・論理思考を鍛える。
・多岐に渡り知識を蓄える。
・名文を読みまくる。
・書きまくる。
・エロはほどほどにする。
584名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 20:32:57
>582
名文を読みまくるに一票
その時に、描写だけじゃなく、描写しないものとのバランスも気に留めておく
小説家志望の鼻につく文は過剰で陳腐な描写だったりするという逆説……

ちなみに、今見ている文章を定型句にならないように「感じたままに」表現する練習もする
585名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 20:41:29
>>580
まぁ、文体にもよるからなんともいえないが、その部分だけだと
ちょっと引っかかる感じはするけどな。
「夜」と「日」がバッティングしているっていうかな。
その日の一部が夜なわけで、普通の人なら「その夜」なら「その日」だって
わかるってとでもいうか。
「そして、その夜」か、単純に「その夜」
ただ、「そして」がなければ特に変でもない感じがする。
「その日の夜」だと、あまり違和感がない。
個人的な感覚だけどね。
言ってしまえば、その程度の瑕疵のような気がするけど。

586名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 20:54:48
>>576
あまりにも無用に主観的な描写ばっか書かないことだな。
もっと、客観的な文章を切り替えないと小説としては辛すぎるぞ。
しかもポエムと考えても秀逸な表現とはいいがたいし、基本的な語彙も
どこか使い方が変だ。

なんつうか、率直な感想をいうとオナニーティッシュ触らされるような
印象をもたされる。
587名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 21:12:07
>>580
「そして、その日の夜」っていうのは、
ただ単に時間の経過を直接的に説明している文章だから、
駄目ってことなんじゃないかと思います。
直接的な説明じゃなくて、描写の中にそれを埋め込むべきってこと
じゃあないでしょうか。
588むしまる:2005/06/09(木) 21:50:23
>>577
 丁寧なご感想ありがとうございます。
 説明的といわれるのは、逆に「描写」を排して書きたかった狙いが
失敗しているということなのでしょう。うーむ。
(あ、「描写」系は「熱砂に降る雪」で挑戦してみています)
 それと、(>>579さんもご指摘のとおり)1行空きもなく、回想や
現在が入り混じってて、読者の混乱を招くとのご指摘は、面白く感じて
いただけなかったのなら、これまた失敗のようです。うーむ。
 いずれにせよ、意余って力足らずってやつですね。

 えと、それと、エリちゃんの散歩は、うちの隣の夫婦(実在)が、いつも犬を
抱いて散歩してるもんで、ありかな、と(白い服なのにってのは、そんな
ことに頓着しない女の子というつもりでした<じゃ、伝わるように書けよ)

589名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 21:52:25
 描写のお勉強なら、独歩とか直哉とか、自然主義系の
佳作を、(だりーと思わず)筆写すれば、意外といいですよ。
 読むだけではわからないことも見えてくるし。
590名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 22:58:27
『2ちゃんねる病』

 嗚呼、昨日も2ちゃんねる、今日も2ちゃんねる、そして明日も2ちゃんねる!
 なんて不毛なんだろうね、2ちゃんねる。初心に帰って読書に励もう。うん、そのほうが将来の為さ。
 正気に帰れば目の前に2ちゃんねる。どうしてなの2ちゃんねる?
「理由など無い。2ちゃんねるがそこにあるからさ」
 ああ、恐ろしや、うらめしや、2ちゃんねる。
 小心者の文学オタク、文学板をパトロール。コソコソ書き込み、ドキドキ様子をうかがいリロード、リロード。ああ、やっぱり叩かれた!
 2ちゃんの兄ちゃん怖いよう。
 でも辞められない、病められない、やあ寝られない。
 ボクは2ちゃんねる病末期です。
 ──────────

 真面目な酷評お願いします。
591名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 23:00:56
むしまるさん
3人の奇術師、読みました。
内容はともかく出だしの数行全部「る」で終わってるの、
文学的ではないです。
みんなソース味の大阪の食べ物みたいで
ちっとも香りがないです。
592むしまる@558:2005/06/09(木) 23:34:20
>>591
 ある種のハードボイルド小説が、「った。」「った。」で、
文章を刻むことでドライ&クールな効果を上げているように、
ここでは、ト書き風に「る。」「る。」を重ねて、夢の中の
奇妙な感じを出したいと思っていました。
 でも、「文学的ではない」となると、それも大失敗のようですね。
 うーん、むずかしいなあ。
 早い話が、独りよがり厳禁ってことなんでしょうけど。

593名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 23:36:49
>>576
風景の描写が過剰な気がする。

> 春風、春風が街を駆け巡る。巡りは巡り、まるで僕たちに存在を誇張しているかのよう。

春風を繰り返す必要はないと思う。「巡りは巡り」というのも普通は使わないのではないかな。
「存在を誇張」も違和感を覚えるな
594名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 23:53:29
>>590
評価に値する文章ではないな。
595名無し物書き@推敲中?:2005/06/09(木) 23:59:00
>>592
表面だけまねしても駄目だぞ。
断定調で淡々と書くには中身が濃くないと簡単に力を失うからな。
596名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 00:24:18
むしまるさん

あなたのエッセイは確かにおもしろい。

だからわざわざ小説の世界に踏み込まなくてもいいんじゃあないでしょうか。

とくに日本なんて私小説の天下で
「わしが!わしが!」とかまびすしい。

そんな虚飾に満ちた気持悪い世界にいかなくても
エッセイの直球一本勝負でじゅうぶんやっていけます。

597名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 01:31:00
むしまるファン多いな。
598名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 09:27:44
はじめまして。
コピー&ペーストしようかとも考えたのですが、
数レスを消費してしまいそうなので、URLで失礼します。

http://www.geocities.jp/kenken9676/doko.html

酷評よろしくお願いします。
599名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 09:55:45
>598
ここは酷評なんだけど失礼して言わせて貰えばとても良かった。
酷評は他の人にお願いする。それくらい好みだった。
大槻ケンヂに似てるような気がしたけど、モチーフのせいかもしれない。
とにかくいいものを読ませてもらった、ありがとう。
600名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 10:05:40
>>598
>599を一瞬自演かと思って冷やかし気味に見にいって驚いた
多数の作家の短編を集めた文庫で出会っていたら、
多分その作家の作品を探すだろう

こういうところでちょっとうまいはよくあうけど、世界観も文章もあわせて好きはなかなかない
ちょっとうまいじゃなくて、ホントにうまいと、最初から引き気味に見てる分鳥肌たつね

べた褒めでキモくてすまんが、ファンになりまちた
601名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 10:10:03
10年位前の芥川賞受賞の「至高聖所アバトーン」(松村栄子)を髣髴とさせた
602601:2005/06/10(金) 10:14:06
まあ、その作品(アバトーン)は、その頃まだ中学だった俺が
「こういうので芥川賞なんだ(いや、作品は既読で好きだったんだけど)」と
芥川賞の認識を修正された作品ではあったので
芥川賞マンセーと褒める意味で上げたんじゃないけど
立ち読みでいいからさわりを読んでみて欲しい
と激しくスレ違い……
603名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 10:17:10
確かにおもしれーな
604名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 10:20:20
>>598
確かに面白かった。
あとは句読点の付け方を考えたらどうだろうか。
あと、作者だから見落としてる箇所があるな
ゆっくり声に出して読み返すと、おかしな箇所に気づくだろう
605名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 10:22:54
読み終わる前にべた褒めしてしまったが、
……着地点でむかついた

あんなべたな「落ち」で終わらせないで、ちゃんと世界を完結させて欲しかった。
希望で終わらせろと言う意味では全くない。
世界観、文章がすごかっただけに、最後の一段落がホントむかついた
606名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 10:23:17
607名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 11:55:58
598
果てしなく続く類型的な言葉の表現に
ちょっと辟易してしまいました。
608名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 14:09:43
>598
文章スレだから内容のこと言ってもしょうがないかもしれんが、
最初からこのオチにしようと思ってたの?
酷くないか?
ここまで締めが酷いと、前半良かったのが偶然に思える。
609名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 14:15:32
俺には最善の落ちに見える。
610名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 14:20:10
自分は自演を疑われた>599wだけど、その落ちまで含め好きになってしまった。
でも確かに酷いと言えば酷い(感傷的な意味じゃなく)ので、
意見は分かれて当然だと思う。
611名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 14:36:47
>609
感じ方は人それぞれだから、評者に言っても仕方ないけど
最善? はっって感じ
あんな皮肉で終わるためにあの世界を書いていたのか

皮肉で終わってもいいけど、あれじゃあ
100の世界を1の皮肉で終わらせるほど1の皮肉に力はないし
100の世界が1の皮肉で終わってしまう切なさも感じない
612名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 14:46:52
あの話し方が気味が悪いというのは、読者だって最初は思っている
それをあれだけ丁寧に書いていて
読者、あえて批判ではなく世界として読んでいたところで
オチが、話し方気味が悪い?

……バカにするために書いてたのか?
そんなこと書くなら、涼子がその世界から離れていった理由のようなもの(例えば
成長であったり過剰な静香への恐れだったり)を書くなりいくらでもあるだろ

書いているうちに飽きたか力尽きたかして最後をはしょってオチを書いたように見える
裏切り行為としか思えない
613名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 15:02:03
すまん、俺には>598のどこが面白いのか良く分からない。
文章力は確かにあると思うが、涼子の科白も芝居がかっているし、
具象へのこだわりに染まってしまう思春期、
なんてあまりにも陳腐だと思うんだが。
614名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 15:19:41
>>598
すまん、読んでないが、どこがいいのかさっぱり。
615名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 16:03:45
いや、とりあえず読んでやれよ それからだ
616名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 16:05:38
>>598
単純に筆力がこのスレでは段違い。
現実世界でもっと専門の人に見てもらいなよ。

オチに関してはなんともいえんなぁ。
「涼子=ジョセフィーヌ」が「ダリア=意味付けの世界」の独占を「侍女=静香」に奪われ、
意味付けの世界(=移り気の世界)から涼子が脱却する、まではまぁわかる。
最後の痛烈なセリフがどうも飲みこみ辛いねぇ。
タカラジェンヌやら誰かやらの影響を受けたような喋り方こそ、くだらない具象に囚われてるってことですか?
617598:2005/06/10(金) 17:17:01
たくさんのレスありがとうございます。

多くの方から指摘されたラストですが、最初から決めていました。
ただ、読んでくださる方を馬鹿にしようなどという考えは全くなく、
結局涼子にとって意味の世界は、ただ静香という人間を惹きつけ、かつ、
上位に立つという歪んだ形で寂しさを埋め合わせるためのものだったということ、
涼子を失い、再び孤独になった静香も、それと同じことを律子に対して試みようとしたこと、
そして、二人の意味の世界は、所詮寂しさの上に成り立っていたもので、
孤独を感じていない律子の言葉の前では何の意味もないものだった、
ということを描こうとしていました。
ですが、作中にそれを描き切ることができなかった以上、失敗だったと思います。
涼子がなぜその世界を必要としなくなったかという書き込みが足りなかったこと、
また、ラストのセリフに繋がる伏線を張っていなかったこと、もっと熟考して言葉を選ぶべきだったということが、
皆さんのレスによってわかりました。

類型的な表現が何度も繰り返されているというのは、ある程度自覚してはいたのですが、
自分の語彙の少なさと、レトリックに関する不勉強のせいで、このようになってしまいました。
その上、語尾のまずさがそれに拍車をかけてしまったと思います。
もっと勉強が必要だなぁ、と痛感しました。

人に自作を読んでもらい、意見をいただいたのは初めてのことだったので、とても緊張しましたが、
大変有益なレスを多数付けていただき、本当に感謝しています。

サークル等に参加しているわけでもなく、専門の人も周囲にいないので、
今後もまたいつか、お邪魔させていただいてもよろしいでしょうか。
618名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 17:32:22
>>617
あなたはプロになるべきだ。表現力が並はずれている。
独特の世界観、文章、いずれもこのスレのレベルじゃない。
619616:2005/06/10(金) 17:34:16
>>617
ああ、ずいぶん私は見当外れな解釈してましたねorz
てっきりダリア話のヤツシなのかと。

是非また読ませてください。
620名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 18:59:14
>>617
> 類型的な表現が何度も繰り返されている
> 自分の語彙の少なさと、レトリックに関する不勉強のせいで、

話の内容からして、
斬新で素晴らしい表現なんか使う必要は無かったと私は思います
表現は地に足が付いていてとてもかっちりとしてました。
世界観にはのめり込めませんでしたが、だからこそ
これだけ褒められてるのが羨ましいですw
621名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 19:34:03
意識的に書いているとしても
涼子、という名前が文章を埋め尽くしていて
それだけで素人の文章とわかる。

「類型的でない表現」が「斬新で素晴らしい表現」ではない。

夜の公園で夜空を見あげ語り合う二人、
そういうイメージだけでもじゅうぶんに類型的じゃあないか。

もしそれが宝塚歌劇のパロディというならば
あまりにもひねりがなさすぎるような気がする。
622名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 19:35:27
でも今どきはそれでいいんだ。
623名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 19:42:08
>>621は良くも悪くも2chらしい意見だな。
正論でもあり、暴論でもある。
624名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 19:55:51
>>590がほぼ無視されている件について。
625名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 20:00:27
>>590
>俺もうらぐった。

ここまで読んだ。
626名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 20:18:55
>>621
どっちもわざとじゃ?
627名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 20:54:24
灰になった私の災いは今も残り
まだ口を開けている傷は
私に新たな苦しみを告げているように
私は鎖の響きから
遠ざかれそうにない
主よ悩める私に哀れみを
限りなく残酷な希望よ
甘い追憶をもって
私を新たに苦しめる
この魂の苦しみから
抜け出せないか
628名無し物書き@推敲中? :2005/06/10(金) 21:39:26
429も華麗にスルーされてるな
629名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 21:43:04
>598
私には、あなたの表現しようとしていたことが
伝わりましたよ。あなたからの説明を読む前に、
作品を読ませて頂きましたが。
落ちに関しては、綺麗にまとめたな、という感じ。
あれ以外の落ちにすると、破綻するか
締りがなくなるでしょう。
斬新さは感じませんでしたが、それを求めたわけでも
ない様に思えました。
酷評をと言われるなら、時制と、言葉の遣い方に
違和感を持った箇所があった、というくらい。
類型的云々については、高校生の「静香」が語っていると
いうことで、静香の凡庸さも表れていて
この場合はかえって良かったのではないでしょうか。
読み易かったし、破綻もない、「優等生」な作品だと
感じました。

すいません、勝手な感想ですが……
630名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 22:39:43
評判につられて読んでみたが、>>598 は確かに良いな。

好き嫌いはあるかもしれんが、
あんな宝塚風の会話をする(せざるをえない)者の話なんか、他にないだろう?
それだけで新鮮だし、俺は面白かったよ。

ラストの一言も、あれが他者の目だという、疎外感と断絶があって効いてると思ったよ。
皮肉とか、いわゆるオチとは取れなかったな。
切実さがあった。

が、ここの感想を見る限りでは、あんまりラスト一行の受けは良くないみたいだね。
それはそれで表現手法の勉強になる。
631630:2005/06/10(金) 23:05:07
あ、ちなみに言っとくが、「宝塚風」と書いたのは、あくまで
表面上の言葉遣いに基づいてだからな。

俺はとーぜん >>598 が宝塚と関連性があるとは思ってないし、
上のほうで書かれてるような、
宝塚のパロディなんて解釈がどっから出てくるのか分からん。

評者を批判するのはスレ違いだろうが、
>>621 とか見ると、反感で目が曇ったレスにしか思えんし、
>>607 なんかも、番号のつけ方がなんだか前によく批判レスつけてた評者っぽいんだが、
もしそうなら、こんな程度の読解力かとがっかりだ。

おれは今日は通勤電車の中で、フォークナーの短編集と、村上龍の短編集を読んでいたが、
そんな満腹感の中でも、光るものが感じられるハナシだったよ。
632名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 23:19:29
ラストの一行の台詞の表現したかったことはわかるのだ。
断絶というラストが嫌だったわけではないのだ。
作者が開設していたことも読んでわかったのだ。

でも
前半、ホントの意味での描写(小手先の風景描写ではなく)をして世界を作り上げていたのに比べ
最後のくだりは説明にしかなっていないと思うのだ。
どのように涼子が世界を離れ、どのように静香が取り残され
どのような切実さで静香が次の静香を求め
その一連をクラスメイトがどのように見ていたのか
その部分が乱暴に放り出されていた

それで、読者が読み始めのときにすでに感じていた台詞でくくられたので
物語を落としたいところはわかるけど、
大切に読んでいた気持ちを裏切られた気分になったのだった
633名無し物書き@推敲中?:2005/06/10(金) 23:20:08
作者が開設していたことも読んでわかったのだ。 

解説していたことも
誤字でござった
634632:2005/06/10(金) 23:22:41
「落ち」と言っているのは、はがき職人的な「落ち」ではなく
物語をどう着地させるかと言う意味で使っている。わかりづらくてすまんのだ
635634:2005/06/10(金) 23:25:33
まあつまりは、すごく好きだったので嫌だったと言う、評者としてではなく読者としての感想かもしれんのだのぅ
636630:2005/06/11(土) 00:05:00
なるほど。
そういう意味でラスト一行キライってのは分かる気がする。
「微熱狼少女」が破局に終わっていたり、
「葬儀の日」で恋愛感情が描写されていたりしたら、
そーいう、好きだけにイヤだという読後感を感じていたかも試練。

あの短編に説明的な箇所があるという指摘は、おれも妥当だと思うし、
類型的だと取られる要素があるのも事実だろう。

技量の向上の余地はじゅうぶんあるだろうな。
でもまあ、この瑞々しい儚さは魅力あったよ。
腕を磨いてもらって、なんかの受賞作品として読んでみたい気はするな。
637名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 00:08:28
>598

丁寧には書いてあるが、ムードに流されすぎだな。
正確さにやや欠ける。

冒頭の状況が、夜空のお星様を見ていることしかわからない。
>アスレチック
って何?

何のために辞書があるのか、
ということくらいわかっているらしそうな書き手だから、
あえて言う。

>別の生き物
とかいうのも大げさすぎる。
最初に星座のことが出てきたので、
実は異星人だったとかというふうになるのか、
とも深読みしてしまった。

それとラストはオチもどきとしか言えないな。
工夫とひねりが足りないということだ。
638名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 00:55:13
>598
大反響だが、作品をよくしようとしてるように思えない批判が多いくないか?

例えば、類型的だというような批判だが、
類型的じゃなくなったら全く別の話になってしまわないか?
類型的じゃなくなったらよくなるのか?

作者の中には、涼子のような世界を半ば本気で形作ってるところがあるけど、
その反面、律子みたいに冷めた目でそんな自分を見てる。
てな感じだと思う

俺は涼子の世界観なんて半笑いで読んでしまったぐらいで
全然好きにはなれなかったが、だからこそよかったと思う。
639629:2005/06/11(土) 01:46:01
すみません、前のレスは
「私以外の人には伝わらなかった」
という意味ではありませんので、ご了承下さい。

それと、こちらが「酷評スレ」だというのも
私はよく解ってなかったと思います。
余裕があれば、再度読ませて頂いて
作品の向上に繋がる酷評をさせて頂きます。

憶えている限りで一つだけ。
寂しさを表現するなら、「寂しげ」「寂しさ」
といった単語は、遣わない方が品質向上に繋がると思います。
(やはり酷評にはなってないか……)
640名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 02:12:08
>>598
かなり面白かったです。リアルな知人に涼子の様に話す子がいたので(マジ)
個人的に妙な親近感が持てた(解りやすかった)というのもありますが。

スレの流れを無視して言うと、涼子が「意味の世界」から脱出しかけた時、
恋をした(だから「意味だけの世界」から脱却し、 静香の言う「具象の世界」に成り下がった)
のだと勝手に想像しながら読み進めたのでちょこっと違和感というか
説明不足な印象を受けました。俗っぽい女子高生になりたくなった動機のようなものが
伝わってきませんでしたし。

で、賛否両論のオチについて私はイイと思います。次回作に期待します。
641名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 02:42:17
>>598
すでに言葉を並べる力は十分だとおもう

欲を言えば涼子の話し方がもっと芝居がかっていると良かったかも
あと、高校生よりは中学生にしてあったほうがリアリティーがあるかな
642名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 03:08:19
そう? おいら的には高校生の方がよい気がした
中学生より世界が広いけどその分不安定な感じ
643名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 10:15:36
>598
は文章も内容も形にはなっている。
しかし、一応それなりにというレベルだ。
細部なり、話の展開の仕方なんか、またまだ手直しする余地があたくさんある。

ここで褒めてる香具師たちってのは、
セカチュウとかラノベくらいしか読んでないんじゃないか。
644名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 10:32:00
>>598
タイトルの「どこにもない」が示すものは
「意味」、「私(静香)」?
「私の世界が私以外のどこにもない(誰とも繋がっていない)」
ということか、それとも別の?

曖昧な感覚ですが
何となく内容とズレている印象がありました。
タイトルのつけ方はあれでいいのかな。
645名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 10:44:30
>643
古典も原文で読んでますが何か
セカチュウえげつないと思いますが何か
セカチュウレベルでさえ2ちゃんでは見ないですが
(アンチセカチュウや馴れ合い連中が褒めあいやってるのはよくみますが)
何か?
646名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 10:59:00
一口にラノベと言っても、作品によってレベルは黄河の幅ほどもあるだろ
>>598は少なくとも「Deep Love―アユの物語」よりは面白いな
あれを小説といってよければ、の話しだが
647名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 13:42:59
>>643
> 細部なり、話の展開の仕方なんか、またまだ手直しする余地があたくさんある。
そこをもっと具体的に書かないと。面倒でもどの部分のどの進め方をどういうふうにするべきなのかを。
それをしないで、
> セカチュウとかラノベくらいしか読んでないんじゃないか。
なんて書くあたり、単に「気に入らない」って言ってるようにしか見えない。
仮に598がラノベのような限られた中でしか評価できない作品であったとしても
それがラノベとして優れているんだったら、ラノベとして評価するべきじゃないか?
648名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 14:19:05
>>643にあえて釣られてやる。
お前の言うように598はそれなりのレベルに達している。
だからこそ前のほうで誰かがいってたように、598は既にこのスレにくるような段階ではない。
このスレにはお前程度の批評家しかいないのだからw
649名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 14:45:37
>このスレには
598が
>それなりのレベルに達している
と思えてしまう
>お前程度の批評家しかいないのだからw
>既にこのスレにくるような段階ではない
のだったら来るわけないだろう。
650名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 15:00:21
「このスレには598でさえそれなりに見える、その程度の批評家しかいないのだから
既にこのスレが598に与えられるものは何もないな」

しかし、それは評論家の意見であり、598はそのスレに通い続けた。
褒められても、貶されても、彼は投稿を繰り返した。
彼が求めていたのは、自分の文を良くする為のアドバイスではなく
「読んでもらえた」という一縷の希望だったから。
651名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 15:05:52
あなたの言葉
あなたが心を込めて使えば
決してパクリにはならない
大丈夫 大丈夫だよ
わかっているから

あなたを信じている
信じている
652643:2005/06/11(土) 15:14:25
ちなみに、637も同じだ。

釣られる雑魚はいるだろうと予想はしていたが、
そんな連中とやりあうつもりはないし、荒れるからどうでもいい。

ここは、あなた>598の文章真面目に酷評するスレだ。
本人が真面目にレスしてくれば、すぐにできないかもしれないが、
真面目にレスするつもりだ、と一言付け加えておく。
653名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 15:55:51
何かを表すために小説を書くのか
文章をこねくり回すために小説を書くのか
ということだな

文章をこねくり回すことを描写と考えている香具師が多すぎる、ということだ
654名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 15:59:40
引き続き多数のレスありがとうございます。

涼子という名前が文章を埋め尽くしている、というのは、意図的にやっておりました。
ただ、主語を省略できるようなところでも涼子涼子と繰り返したのは、
やり過ぎな上に、露骨でくどいだけだと、今となっては思います。

文章が(特に後半)が説明的で雑になっているというのも、確かにその通りで、
もっと丹念な描写すべきだったと反省しています。
長時間書き続けているうちに、話を進めなきゃということばかり考えてしまい、
結果、描写からは正確さが欠け、さらには、説明だけで展開していってしまうことが、
今回に限らず、よくあります。
今後はもっと集中力を高め、そういった状態になってしまうことをなくしたいです。

皆さんのレスを踏まえ、アップロードから時間の経った落ち着いた心境で
自作を読み返してみると、
とにかく、描写が全然なっていないんだ、と感じました。
話を進めるための説明が多かったり、ただ順を追って人物の動きを書いていたりと、
これでは小説と言うよりは作文レベルだと思います。
ご指摘にあった「寂しさ」なども、
本来は行動なり情景なりの描写によって描かなければならないのに、
それが出来ていませんでした。
物語の展開がきちんとカーブを描いておらず、階段のようにガクガクしてしまったのも、
描写をせずに、物語を先に進めるための説明ばかりを書いていたことが一因となっていると思います。

あと、アスレチックに関してですが、恥ずかしい勘違いをしていました。
正しくは、「ジャングルジム」でした。
書いている最中での間違いではなく、
以前からずっと、ジャングルジムのことをアスレチックと誤って記憶していました。
本当に恥ずかしい限りです。

皆さんのレスのおかげで、自分の文章の欠点がよくわかりました。
今後、これを糧により一層練習と勉強に励みます。
655名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 16:04:43
話題沸騰だが、引っ張りすぎじゃないかな?
作者が書き込みにくかったり、
ほかの投稿者が投稿しにくかったりするかもしれないんで、
これ以上はこちらでどうぞ



あなたの文章真面目に酷評します 別館
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103876665/
656655:2005/06/11(土) 16:05:59
リロードすればよかった……orz
657598:2005/06/11(土) 16:21:00
あ、すみません。
>>654は自分です。
658名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 16:39:47
実は598の話は、自分こそが高潔であると信じている人の集まりたるこの板への皮肉
659名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 17:40:38
660名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 17:43:30
皮肉だったとしてもいいさ。>590のような表面的な皮肉ではなく、その世界を書ききってくれれば
それが逆に読書する上での共感となる
誰かが言っていたように、
涼子への憧れも静香への同情もそれを突き哂うクラスメートの台詞への身を切られるような客観も
多少なりとも持っているんだ。
にちゃんのスレでは(そして日常会話では)その中のどれかに寄って、一言一言は発せられるけど、
発せられなかった言葉はそんな単純なものではない。

だから物語を書くんじゃないのか?
と思うのは俺語り(哂

酷評スレだから、今後は文章の話に戻る。
661名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 21:31:42

氷魚のやう
君の流し目
ドキリとし


氷魚(ひを):冬の季語。透明な鮎の稚魚のこと。
662名無し物書き@推敲中?:2005/06/11(土) 21:49:36
最後の5文字が残念
663名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 11:46:50
胸の大きな女性をなんと呼ぶかしっとるけ?
ボインや
胸の小さな女性をなんと呼ぶかしっとるけ?
コインや
もっと胸が小さな女性をなんと呼ぶかしっとるけ?
ナインや
664 :2005/06/12(日) 14:00:30
>598は前半部の濃いテンションと、落ちの軽さとがアンマッチで
そのギャップを埋めきれなていない印象を持った。

宝塚風の男しゃべりは気持ち悪い、という落ちなら
それまでの部分は説明しすぎで、もっと平坦な文章の方が良かったと思う。
逆に、先導者に感化されるが、やがて離別する、というストーリーを生かすなら
ダリアのエピソードを伏線に使うなどして、別の落ちにした方がよかったのではないか。

これは個人のセンスの問題だし、異論もありそうだけど。

あと、タイトルの意図がちょっと読めなかった。
665名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 16:26:07
自分の表現力を知るために、書きました。酷評をお願いいたします。m(_ _)m

 空が泣いていた。

 荒廃する世の中、
 目の前に広がる廃墟。
 そこで俺はたっている。
「見つけたのに……」
 薄暗い空を見上げ、
「やっと、見つけたと思ったのに……」
 愛しい人だった物が壁にもたれかかっていた。
 よく見れば、安らかな笑顔を浮かべている。
 雨水が、流れ出る赤いものを広げ……赤い水は地面をつたい、いまの恋人の足元へとそっと流れる。
 恋人は、銃をもっていた。
「……」
 その銃は、愛しい人の銃だった……
「伝言が……あります……」
 恋人が、
「私は幸せでした……」
 呟いた。
 歩みより、愛しかった物を抱きしめ、
「……」
 そっと、君の名を呼んだ。

666名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 17:09:08
初めてこいったものを書きましたので、ひどい文章かもしれませんがよろしくお願いします。



「私ね、どうしても欲しいものがあるの。」
ベッドの上で彼女は身をよじらせながらサイドテーブルの煙草に手を伸ばしこう言った。
カーテンの隙間からこぼれる夕日があたり、まるで映画のワンシーンのようだ。

「珍しいね。プレゼントのおねだりか?あまり高いものは……」
言いかける僕に彼女がそれを制止するように言う。
「気にしないで。買えるようなものじゃないの」
「なんなんだ?」
僕の言葉には返事をせずに一口だけ吸った煙草を僕の口へ押し付け、
裸のまま立ち上がった彼女はバッグからあやしげな瓶を持ってきた。
「これ昨日友達からもらったんだけど、バイアグラの一種なんだってさ」
「出すのが遅いんじゃないか?」
笑いながらそう言った僕に、彼女も合わせるように笑う。
「まぁいいじゃないの。これさえあれば何度でも出来るんだから」
僕は怪訝な顔をした。確かに今日はもう用事はないけれど、
このまま夜中まで付き合わされたんじゃ身がもたない。
667続き:2005/06/12(日) 17:09:29
彼女はそんな僕をよそに、その薬を2,3粒口に放り込み、
いつの間にか取り出したペットボトルのミネラルウォーターで飲み込んでしまった。
「好きなやつだな」
観念した僕はまだ十分長い煙草を灰皿に押し付ける。
彼女はまた薬を瓶の中から取り出し、ミネラルウォーターと一緒に口の中に含み
僕の口の中へ流し込んだ。
僕がそれを飲み込むと、彼女は安心したような顔つきになり布団にもぐる。
「私ね。永遠が欲しかったの」
「それは無理だよ。時間がたてば何だって変わってしまう。永遠なんて存在しない」
「ううん。私は手に入れたの。今この時間が永遠になるのよ」

「え?」

薄れ意識の中で、僕は笑うしかなかった。
668名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 17:34:39
例年、冬の終わりには神経を病む。

病む、とは些か大層な物言いで、要は鬱めいた日々を過ごす。
空模様よろしく鈍色ゴコロ帰路気もそぞろ、なのである。
あらゆる事象に関心がもてず食指が動かず頭も働かない。
まあだいたいフキノトウが出始める頃合になると、ゆっくりと
眠っていた感受オン菩薩が目を覚ましアンテナを張るので、本人は
重苦しい心持ちにまかせ春の訪れをぢっと待つのが習わしである。
かつて、友人にその事を伝えると「啓蟄ヤロウだな」と云われた。
当時、ケイチツの意味を知らなかった私は、言葉の響きだけで
何だか自分の性癖を見透かされたような恥ずかしさと嬉しさに
身を震わせていた記憶がある。嗚呼。

いや、そんな事はどうでもいい。

で、今年も多分にもれず、べっとりとした冬を過ごした。
加えて私生活でも若干問題を抱えていた為に、気づけば
春の訪れを前にして、思った以上に疲弊している自分を発見した。
こういう時には現状と大きく異なる環境に身をおきたい、
そう思い立ち、知人と数日ばかり上京する事にした。
その出発が、今日なんである。

本来なら悠長に机の前に座っている 場合では無く、
未だ手もつけていない上京の準備をすべきなのだ。
そう言えば昔から、急いてる時ほど他の事を新たに
やりはじめてしまう癖があった。
明日〆切のレポートを前に風呂掃除してみたりとか。
しかも年末ばりに。タイルの目を爪楊枝でほじくり返したりして。

669名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 17:36:56
それでもいい加減やらねばと、これを書き込んでいる途中でフラフラと
東京に持参する予定の書類を探していた。
紙の類は、長机のヒキダシに束にして突っこんでおいたなあ。
朧げな記憶を頼りにヒキダシを開けた。

「にゃあ」
鳴き声とともに現れたのは一匹の猫である。動転した。
我が家は安普請のアパートの六畳ひと間である。
もとより猫は飼っていない。飼っていないはずの猫が
はたしてどうやってこの部屋に、しかもヒキダシの中に。
怯えながら再び目をやり、とたんに脱力した。
生身の猫では無い。大のばしの写真である。
紙束にまぎれて詰めこんでいたようだ。
あまりに慌てふためいて錯覚したのか。いや待て。
ならば鳴き声はいったい。紙猫が鳴いたならそのほうが怖い。
ヒキダシをそろそろと動かすと、「ぎみゃあ」と音がした。
何の事は無い、古い机ゆえに引き出す際に軋んだだけである。
それにしても猫そっくりの音がする。面白くなって、何度も
ヒキダシを開閉する。みゃあ。ぐみゃあ。ぎいみゃあ。みゃあ。
670名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 17:37:09
唐突に、この猫の写真が何であったか思い出した。
アサメさんの飼猫、トロイの写真だ。
同じアパートの隣室。こっそり猫を飼っていた女の子。
間違えて我が家の軒に迷いこんだ猫をきっかけに親しくなった。
趣味の一眼レフ。お気に入りの赤い傘。インスリンの注射器。
療養の為に故郷へ帰る日の朝に、この写真をくれたのだっけ。
がらんとした部屋。小さな布団。口紅のついた煙草。夜明け。
もしかしたらアサメさんは亡くなったのかなと、ふと思った。

引き出しは動かすうちに滑らかになったのか、鳴かなくなった。
雨が降っている。旅の支度は、まだ出来ていない。



671名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 17:41:01
>>665>>668はやばいくらい才能が……ない。

>>666-667は基本をもっと勉強しましょう。
そうしたら、ちょっとはまともになる……と思う。
672名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 19:03:49
>>665

すみません。読解力の乏しい私には話の状況がわかりませんでした。
3人いるのでしょうか?

廃墟に立っている俺
壁にもたれかかった愛しい人の死体
銃を持った恋人

銃を持った恋人が、死んでしまった愛しい人と対面をする
というような?


廃墟のイメージ、というのは、
私の子供の頃から漫画、映画、小説、歌、などいろんなところで使われてきたのを見ましたが、
あまりにもありふれているような気がします。
673名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 19:16:01
>>666-667

僕の彼女は、永遠を求めるあまり恋人を殺してしまうような女だった。
そのことに気づいたとき、もう時既に遅し。僕は笑うしかなかった。


そういう話だと思いました。充分そういう話だと思います。
多分書いた人は自分が思ったとおりの文章をかけていると思います。
674名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 19:54:54
>>665
ぱっと浮かんだ情景をそのまま書き留めた「覚書」
のようにしか、思えませんでした。
表現したいことがつかめません。
と言うよりも、あなたが何に対しての表現力を
評してもらいたかったのか、それがまず判りませんでした。
表現力を問う前に、「表現する」ことそのものを
まず考えた方が良いと思います。難しいことなので…

>>666-667
普通に読めましたが、個人的に気になった点が2つ。
「こぼれる」は「夕日」のイメージではないような気が。
「永遠が欲しかった」と言われて、返した男の科白が
急に諭し口調で不自然に思えます。「それは無理」なのは
わざわざ言うことでしょうか? 状況から見ても
違和感があります。

>>668-670
これも普通に読めました。停滞して澱んだ様な、でも
ひどく重くはない空気、は感じられました。
最後の「雨が降っている」は唐突で取って付けたよう。
最初の方で雨が降っている表現を先にしておいた方が
最後の雨の表現がより活きると感じました。
675名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 19:59:17
>>668-670
「啓蟄(けいひつ)」という言葉の響きに
> 何だか自分の性癖を見透かされたような恥ずかしさと嬉しさに身を震わせていた

この部分はすごく好きになりました。こういうのはたまりません


全体的に意識の流れみたいなのは好感が持てました。
ただ、こういった調子でもっと長くなると、どうなるかな、と思います。
676名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 20:50:31
>>665
空が泣いていた。 

>>668
例年、冬の終わりには神経を病む。 

どちらも最初の一行目でリリカルもどきの自己愛が見えて続きを読む気をなくしました。
一行目に印象的な文章を持ってこようとした気概は買いますが
あなたは別にこの板において特別ではない。
クラスで一人だけの感性(だと信じて)でも、それは日本の同い年だけで少なくとも500人はいると思ってください。

と、自分をいましめています
677665:2005/06/12(日) 20:51:55
>>661
OKですっ
>>672
内容としてはそうです。
理解しづらいのは、私の書き方がダメなだけです。
精進します。
>>674
聞いてた曲のイメージのみで、ノリで書きました。
短編物で、少ない言葉でどれだけ表現できるのかを試したかったのです。
どうやら、自己解釈を多くしすぎた為に意味不明になったっぽいですけど(´・ω・)ダメス

通じて分かったことは、
・変に凝らない。
 凝りすぎれば、独りよがりになり誰もが理解できるようにならない。
・書くなら完全オリジナルがいい。
 イメージが確立できないために、伝えきれない。そして、内容が浅くなる。

長編を書いてきてたのですが、首尾一貫とした話がかけていないために、
行き詰っていました。評価していただき、ありがとうございます。

まだまだ評価していただきたいため、何か適当なものでも書いてきます(´ω`)
678665:2005/06/12(日) 20:56:21
>>676
なるほど。
自己の感情による暗い比喩表現が冒頭ならば、
確かに読む気がなくしますね。

印象づけるなら、第三者による客観的な情景描写や
(例として、トンネルを抜けると雪景色だった。かな?)
または、キャラの強く明るい表現がまだ受けが良さそうですね。
679名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 21:03:53
>>678 Σ(゚д゚lll)

 君  は  本  を  読  み  な  さ  い
680665:2005/06/12(日) 21:10:02
はい、そうしますorz
681名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 21:34:10
>>665
> 少ない言葉でどれだけ表現できるのかを試したかった

「少ない」と「足りない」は決定的に違う。
説明不足という言葉がよく似合う作品だ

ライトノベルで似たような描き方をする作家がいたが、その影響だろうか
頭に浮かんだ風景を、箇条書きでいいから事細かに書いて見て、
その文を繋ぐ練習をおすすめする。
682名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 21:36:11
暗い中にあなたがいる
なぜ?
私が救い出すわ
待っていて
明るい世界に
明るい世界に
あなたを救い出すわ
683666-667:2005/06/12(日) 22:36:33
えと、あんな文章にみなさんありがとうございます。
個人的にも大まかに話としては書けたと思っていたのですが
やはり基本的な部分が足りないようですね…
少し真面目に勉強してみようと思います。
684名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 23:09:40
>668

これは誰かのコピペか。

>啓蟄だとか、嗚呼だとか、インスリン(の注射器)だとかいう言葉
は今はほとんで使わないだろう。

そのことを差し引いてもよく書けているが、
コピペだとしたら誰なんだ。



685名無し物書き@推敲中?:2005/06/12(日) 23:21:52
 俺としてもあまり気の乗らない、不本意なドライブだった。
 田園風景ばかりの郊外の国道を借り物の軽自動車で走る。
 単調な風景にあくびが出る。
 駅周辺は結構開発されているが、しょせんは地方都市、ちょっと中心を外れるとあたりは田んぼだらけだ。
 ラジオは流行りの曲と恋愛メールをひっきりなしに流してくる。
 聞きたくもないが、これがないと車内は無音だ。
「ガム食う?」
「……いえ」
 助手席の女子高生はさっきからこの調子だ。
 こっちはちょっとでも打ち解けようと話題を振っているのだが、ことごとく素っ気無い一言で返されて終わる。
 会話を弾ませようとする気などさらさらないようだった。車内の出来事には興味がない、と言わんばかりに冷めた視線をサイドウインドゥの外に向けている。
 まったく、ちょっとぐらい愛想を振りまいてくれてもいいじゃないかよ。
 タイヤが拾うロードノイズとスピーカーから垂れ流される英語のスローバラードだけが車内にゆるやかに響く。
 天気もあまり良くなかった。雲の色は重く、まるで陽射しがこぼれてこない。テレビで予報を見た限りでは県境を越えれば雨雲からは抜け出せるはずなのだが、どうも逃げられそうになかった。
「ん」
 信号が黄色だ。交差点まではまだ距離がある。一応、女の子を乗せているわけだし無理な加速はやめておこう。
 ギヤを四速に落とす。そして三速。軽くブレーキ。二速で充分に減速。ギヤを抜く。ブレーキ。止まる寸前にペダルから足を離す。車は静かに停止した。
 日ごろはオートマチック車にばかり乗っているので、久々のマニュアルの操作は楽しかった。
 逆に言うならそれぐらいしか楽しみがなかった。
 女子高生とドライブ、なんて甘い響きとは裏腹に現実は乾ききっていた。
「少し先に見えるコンビニによるよ?」
「はい」
 二文字以上の言葉は喋れないのかよ、おまえ。
686名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 00:01:39
相性が良くないんじゃないの。
687名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 00:08:39
685さん
心なしか「熱帯魚」というのにテイストが似てる気が。
でも読んでみようという気にはさせますはい
688名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 00:56:22
>>685
>気の乗らない、不本意な
>田園風景ばかり、単調な風景、田んぼだらけ
くどいよ。
689名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 01:00:58
>>685
4行目は不要でしょう。重複しています。
「タイヤが拾うロードノイズ」を出すのなら
「これ(音楽)がないと車内は無音」は、変。

あとは、勝手な感想です。
車の制動場面、もう少し車の挙動も表現した方が
格好いいと思います。何だか制動方法の説明書きを
読んでいるような気になるので。

このお話は、これで終わりではありませんよね?
690名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 08:14:37
668-668
太宰
691名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 12:15:29
コンビニにも思い出がある
あの日あなた買ってきたね
私が泣いたあの日

私はあなたに見捨てられた
ううん わかっているの そうなったのは私のせい
彼女がいるのにあなたのことをずっと追いかけた
あなたも少し優しく突き放しながらも私を受け入れてくれた
でも、もう私あなたに会えない
692名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 13:17:03
句読点をしっかりと打て、話しはそれからだ
693名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 14:27:11
>>685
>二文字以上の言葉は喋れないのかよ、おまえ。

これだけワロタ
694名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 14:40:21
>>690
何が太宰なんだ?
695恋豚の青春:2005/06/13(月) 17:48:59
チャイムと共に大林小学校は下校時間を迎えた。
「恋豚クン、学級新聞の残りやるって言ったでしょ?勝手に帰らないで」
この作品の主人公、恋豚は用事があると嘘をついて帰ろうとした。
「みんなで残ってやるように先生に言われたでしょ。逃げないで」
「悪いけど、人に鎖はつけられないよ。なんでも他人に強制するのは良くないし、
それに用事がある相手の文もがんばるのがクラスメートの義務なんじゃないか?」

周りの生徒も何人か二人を気にし始める。
「勝手にすれば?帰れよ!」
恋豚の返事に彼女は腹を立て去った。
それを見つめ彼は思う、みんなと上手くやっていけない自分が嫌だと。
696名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 20:05:17
695=馬○
697名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 21:36:44
なんでレントンなんだ
698名無し物書き@推敲中?:2005/06/13(月) 21:52:58
あなたが好きよ どうしたらいいの?
あああんなああああんなあんんあんあなんあ
好きよ愛しているわ 愛しているわ
お願いこの気持ちに答えて
あああああなた
699685:2005/06/13(月) 23:59:59
>>686
一応、会ったばかりって設定。
>>687
熱帯魚ですか。ちょっと気になるので調べてみます。
肯定的な意見サンクス。
>>688
同じような単語を繰り返していて、実にボキャブラリーの貧困さが滲み出てますね……。
風景描写が凄く苦手です。
>>689
説明が過剰でしたね。話の腰を折らずに舞台を説明するのは難しいですね。
ロードノイズの矛盾は少し引っ掛かっていたけど、
これは振動みたいなもんだから良いかなーと自己完結してました。
確かに矛盾してますね。推敲が足りませんでした。

完全にドライバー視点だったので、単なる操作説明になってしまいました。
話としては完全に途中で、初対面→>>685→目的地到達みたいな流れの予定です。
女子高生とドライブしたいという俺の願望がコンセプトです。
700685:2005/06/14(火) 00:01:24
>>693
ちょっぴりでも喜んでもらえて幸いです。
二文字は大げさとしても、あーゆー受け答えする人っていますよね。
人見知りなのか、俺が嫌われているのか……。
701名無し物書き@推敲中?:2005/06/14(火) 07:06:17
なるほど
702名無し物書き@推敲中?:2005/06/14(火) 12:41:08
悲しみは積もる
寂しさも積もる
孤独との戦い
傷との戦い
夢は扉の向こう?
ちがうあなたの手の中
私は血を流す
あなたは血の涙を流す
愛している
703名無し物書き@推敲中?:2005/06/14(火) 14:49:47
>>702
急展開が過ぎる気がする
704恋豚の青春:2005/06/14(火) 17:07:06
「恋豚、ちょっとこい」
「なんですか?先生」
「なんですかじゃねぇよ!!」
恋豚はいきなり教師に殴られてしまった。
「昨日残って新聞やれっていったよなぁ?勝手に帰っていいなんて言ったか?俺は」
「用事が・」
「用事が、じゃねぇよ!」
怒声をあげた担任の先生に顔面をまた殴りつけられてしまった。
そのままクラスメイトの前で説教をされ、教団の横に1時間目の授業中ずっと正座をさせられた。
恋豚は正座をしながら、暇つぶしに心の中でU2のエレベイションのBGMを想像しつつ復讐を考え続けた。
その思考の結論は、美和がチクったせいで殴られたので美和に復讐をしようという逆恨みだった。
教師を殴っても勝ち目が無い未来しか予測できない事を考えれば、
復讐の優先順位に彼女が繰り上がるのは仕方が無い。
恋豚は器が小さい少年なのだから。
705恋豚の青春:2005/06/14(火) 17:07:58

給食前の混雑した配膳時間、恋豚の復讐事件がおきた。
「先生、パンが足りないです」
「そういう時はどうすんだ?俺にいちいち聞けって教えたか?
足りなきゃ他の教室から余ってるの探すんだよ馬鹿が」
そのいつもの給食時間に悲鳴は響き渡った。

「なに?なに?なんかあったの?」
みんなが混雑した廊下に集まって騒ぎ始めた。
「うわっ!!!?」
なんと服を脱がされ全裸にされた美和が、恋豚に無理やり羽交い絞めにされ、
泣きながら廊下を走らされている。
「おい、待てよ!てめぇ」
担任の教師が怒り狂った顔で恋豚に走り迫った。
「ハハハ、先生、殴れよ」

「父さん、馬鹿だねぇ」
ずっと父の思い出話を聞かされてた娘は爆笑しながら答えた。
「まぁ若いうちはなにやってもいいさ、お前も怒られたくらいでクヨクヨするなよ?」
「うん」

彼女は部屋で夜空を見上げながら思った。
お父さん、ばかすぎ。恥ずかしいなぁ、と。
706名無し物書き@推敲中?:2005/06/14(火) 17:08:27
707名無し物書き@推敲中?:2005/06/14(火) 21:27:14

   ♪   / \  
      /     \     ________
     /   ∧ ∧ \  /
    |     ・ ・   | < ポエマー最高
    |     )●(  |  \________
    \     ー   ノ
    ヽ \____/ ノ
         (  へ)
708名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 00:53:57
>668-670

これは出色だねー。なんだかこの場に似つかわしくないぐらい。
アサメさんは「朝雨さん」かな?

>鈍色ゴコロ帰路気もそぞろ
こんな韻の踏みかたは面白いし、全体を通してみてもリズムがいい。
鈍色の空模様から文末の雨の寓意、〆の文も含めてきれいに纏められてる。

>670の3-8行目の体言止めと独白の繰り返しは、しつこくならないぎりぎりの線で
踏み止まれてると思う。一瞬で画面が何枚も流れるようなフラッシュバック感だね。
ただ、>670頭の「唐突に」ってのはどうか。後段の勢いがこいつによって殺がれてる。
ちょっと繋ぎかたが良くないな。
まあ「唐突に」「ふいに」なんてのは誤魔化しだけどさ、頻発させなければおkww
709名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 08:39:17

   ♪   / \  
      /     \     ________
     /   ∧ ∧ \  /
    |     ・ ・   | < ポエマー最高
    |     )●(  |  \________
    \     ー   ノ
    ヽ \____/ ノ
         (  へ)
710「ゆかいゆかい仏教徒」 :2005/06/15(水) 12:07:21
 屯田兵が動物園から逃げ出したという通報を受けて、仏教庁新宿署操作一課の
鈴木和尚が、愛読書である「大長編ドラえもん のび太と海底鬼岩城」を片手に
飛び出した。バギーちゃんのように。

 猛然と走る鈴木和尚が、猫目石をちりばめた数珠をふりまわし、早九字を結ぶと、
とたんに街角を歩いていた人々がみんな白目を向いて、思い思いのやりかたで
敬礼を始めた。念力による人々の操作に成功したのだ。「ついてこい」と鈴木和尚が
言うと、かれらは地べたを這ったりしながら和尚のあとを追った。
 屯田兵は新宿の
ビルを踏み潰していた。「かかれ!」鈴木和尚が命じると、人々はいっせいに屯田兵の
もとに駆け寄り、足にとりつき、アリのようによじ登った。人々はフェロモンを撒き散らして
仲間を呼び寄せる。やがて人は打ち寄せる波のように屯田兵を襲った。
 数時間後、
すっかり人々に食い尽くされて骨だけになった屯田兵が新宿の町に横たわっていた。
屯田兵の骨は長寿をもたらすとして漢方では非常に重宝されている。
こうして新宿の街に平和は戻り、鈴木和尚は人々を解放した。終り。
711パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/15(水) 13:36:41
処女作推敲中、息抜にショートを作ってみたよ(・∀・)
人称や視点に混乱があるか見て下さい。
1/2 「リズムにのってカウントダウン」
一年前から幻聴が聞こえる。周りに誰もいないのに、悪口だって聞こえてくる。
だからニヶ月前に会社を辞めた。貯金はそこそこあるからね、三年くらい持つだろう。
薬を毎日四錠飲んでも、ヌルポーって声は止まらない。
上の部屋から、ガッガッって音もする。ヌルポもガッガッも、うるさい、うるさい。
五階に上がって確かめよう。ベルを鳴らしてみたけれど、誰もでないし、音もしない。
大家に電話で聞いてみた、誰も住んでいないらしい。
だけどヌルポとガッガッは止まらない。うるさい、うるさい。
そうか、わかった。あの部屋、誰かが勝手に使ってるんだ。
ドアチェーンを壊す為、包丁を持ってもう一度。
712パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/15(水) 13:37:50
ほらやっぱり、口も手足も塞がれている、六歳くらいの女の子。
お前が床を叩いていたんだ。うるさい、うるさい。
七回くらい刺してみた。裸の子供は動かない。
八時ごろ、部屋のドアを九回叩いて、おまわりさんと大家がやってきた。
手錠を見せて、血がどうのこうと、うるさい、うるさい。
大家はタバコを吸っているのに、彼の声が聞こえてくる。
「十分にヌルポしんだから、まあ、ヌルポか」
ああ、幻聴が止まらない。うるさい、たすけて。
713名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 16:06:12
>710
スーパーじじい並みにおもしろい。
714名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 16:28:20
懐かしいなそれ。
715名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 17:33:02
>708
身内?
そんな出色って程じゃないだろ
つか、出色どころかちょっと小器用なだけで雑誌に載ってても「はぁ?」って読まないよ
読者投稿欄にあったら、なんだこのオナニー文、編集名に考えて選んだ? ってな感じ

小器用だから、絵文字や文字修飾を使わないでも人気がある類の人気ブログ目指せば?
この文だけではそれ以上ではない
716名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 20:25:28
>>715
必死だなw
717名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 21:11:11
酷評してほしいスレなんだから
褒めちゃだめでしょ
718名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 22:01:40
太宰なんだろう?
ときどきこういう吊りがある。
素人の書いたものではなくて、誰かのコピペだとは見ていた。
太宰かどうかは知らんが、上で太宰とか書いてあったので、
なるほどそうかもしれないとは思ったな。

>例年、冬の終わりには神経を病む。
ここは冒頭のつかみというより、ちょっとしたかましだろう。
この一文だけとれば誰でも書けそうだ。
問題はそれに続く文章だ。
これ以上解説する気はないが、
酷評しがたいできであるのは確かだ。

後は好きか嫌いかで論じるしかないから、
そういうものは酷評の範疇には入らんよ。
719名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 01:17:05
>>711 リズムがいいなぁ。
720名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 01:35:08
>>711
女生徒とトカトントンですか。
721どうですかね?:2005/06/16(木) 02:06:58
今日は帰ってからする事があった。いつも通り昼休みを一本の木と一つのベンチしかない
こじんまりとした馴染みの公園でぼんやり過ごして会社に戻る途中、
ゴミ捨て場にノートパソコンを見つけたのだ。ずいぶん型遅れのノートパソコンだったが、
目立った傷は無く綺麗な品だった。付属品は無く、本体だけがダンボールやら束ねた紙くずやらの
事務系のゴミの上に無造作に捨てられていた。よく見れば今自分が使用しているノートパソコンと
同じメーカーのもので、もしかしたらACアダプタが流用できるかもしれない……。
そんなことを考えていて、気が付くとその捨てられていたノートパソコンは僕の脇にしっかり抱えられていた。

部屋の電気を付け、すぐにテーブルに向かう。ノートパソコンに繋がっている線を新しい方から古い方へ差し替える、
線は適合しカリカリと音を立ててゆっくりとOSが立ち上がる。
故障で捨てられていたわけではないようだ。色々動かして元の持ち主の足跡を探す。
そのノートパソコンはとても無防備な状態で捨てられていた。
捨てるという意識の元で、施された処置はどこにも見受けられなかった。ペイントソフトを開けば、つたない落書きが
沢山保存されていた。メールソフトを開けばやり取りした膨大なメールがそのまま残されていた。
僕は冷蔵庫から缶ビールを取り出してきて、イスに座りなおし、一通一通メールに目を通し始めた。
元の持ち主は20代中盤のそこそこ有名な鉄鋼会社の秘書課に勤めるOLだった。
会社の同僚とのメール、彼氏からのメール、しつこく言い寄る同僚の男性社員からのメール、友達とのメール、親とのメール。
最初恋人だった人は、やがて人生の伴侶となり、新たな生命が生まれ、また、老いた命は失われた。
大量のメールは日々の暮らしの様々な事柄を淡々と語っていた。
彼女の約3年間の人生がそっくり切り取られてそこにあった。何時間読んでいただろう?
最後に残されたメールを丁寧に読み終え、固まった手足をゆっくり伸ばす。夜はもう明けようとしていた。
722パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/16(木) 02:34:43
>>719 やった感想きた。ありがとん 人称とか視点はどう? 
今、処女作の推敲で↑と同じように混乱してるんだよね。

>>720 意味分からんからググッたよ、「女生徒とトカトントン」で。
バラバラにしたら太宰治が出てきた。普段読むのは推理系だから、
走れメロスくらいしか知らなかったけど、トカトントンを読んだら俺のは下手なパクリじゃん。
女子生徒はタダで読めるやつ探せなかったけど、混ざってる?
723371:2005/06/16(木) 03:05:36
http://nanashi.air-nifty.com/nanashisyousetu/

追加してみました、批判お願いします。
724名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 04:03:39
>>718
コピペにしたら手間かかってるよな
検索には引っ掛からない
青空文庫あたりからのバレバレのぶっこ抜きではないようだ
ずっと以前、「檸檬」で丸善→東急ハンズとかアフォな書き換えをしてた香具師もいたがw
あれはモロバレだったな
725名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 09:22:47
あなたは私なの
届かない夢ばかりだ
あなたわたし
重ね合えば
強く強くなれる
遠く遙か
ララララララ

遠く遙か
726710:2005/06/16(木) 11:28:29
>>713
ありがとう!
727名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 14:33:39
>ララララララ
はだしのゲン?
728名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 15:50:16
  宇宙戦争
 マンホールに逃げ込んで3分、僕は窒息しかかっていた。
極度の潔癖症における呼吸困難は人を死に至らしめることも
ある。完全な暗闇、完全な静寂、完全な孤独。最後の聖戦。
 僕がダコタと出会ったのは3日前だった。3日前の夕飯なにを
食べたか、と聞かれても僕は答えることができる。ダコタの作った
料理である。その日の夕方、僕は仕事を終え家に帰ってきた。
扉をあけるとそこにブロンドの少女がいた。僕が尋ねる前に、彼女は
僕をじっと見た。青い二つの瞳に吸い寄せられるように僕は気を失った。
729作りかけの作品の一部です。:2005/06/16(木) 15:51:52
 高速道路から見える風景は、延々と桜の木が続くだけだった。花はずいぶん前に散ってしまって、
今はその代わりとでもいうように空から降りてきた雪が、白い花を咲かせている。
 家を出てから一時間、車内では私とお父さんの呼吸の音と、タイヤが雪解けの水をはじく音が繰り返されるだけだった。
薄手のコートと沈黙を纏って、私は心の中で大好きだったあの曲を、壊れたラジカセみたいにリピートした。
「お前がな、」
 サビの途中で不意に言葉を投げられて、前身の筋肉が強張った。
「お前がそうやって自分のやりたい事をやるなら、俺はかまわんぞ。ただ、絵を描いて生きていくっていうのは、
そんなに簡単な事ではないと思う」
 耳を疑った。三年もの間まともに話していなかったのに……。絵描きになりたいだなんて言った事、
自分でも覚えていなかったのに。
「でもな、絵だけで生きていけるほど、この世界は甘いものじゃないと思う」
 お父さんはフロントガラスの向こうを見つめながら続けた。
「やるなら中途半端じゃダメだ。いつか世界をあっと言わせるような、そんな絵を描かなきゃダメだ。
お前が本気でやりたいんだったら、そのための協力ならいくらでもするぞ」
 そう言って、笑った。無精髭の似合わない笑顔を見ていると、三年間の想いが、恨みと憎しみと、
悲しさと嬉しさが複雑に絡まりあって、息が詰まりそうになった。
 胸を重くする感情や、油断すると零れ落ちそうになる涙と戦いながら、私は必死に外を眺めた。灰色の空は低く、ひどく狭く見えた。
「タバコ吸って良いか?」
 その問いかけに、「うん」と力なく返すことが精一杯だった。
 窓から見える風景は、木に積もった雪がきらきらと輝くだけだった。桜の花の色はもう忘れてしまったけど、
あと数週間もすれば思いだせるだろう。
 目をつむると、かすかにタバコの匂いがした。
730名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 17:30:25
>>725
言葉が少なすぎて、なんともいえません。
私にはいまいちピンと来ないです。すみません。

>>728
こちらも何か言うには短すぎて、私には何とも言えません。
あえて何か言うなら書くことがまだハッキリしていないように思えました。
731名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 17:51:41
>>723
修正している部分以外は一通り読みました。
(冒頭から順番に読んだので、修正して重複した部分は斜め読みしました)
文章についてはところどころ誤字がありますから、
また時間をおいて自分で読み返してみたらいいと思います。
そうすると多分自分で直したくなる部分も出てくると思いますから。

内容は、漫画とかアニメとかそういうものが頭の中に先にあって
それを文章に変換して表現している、というような印象を受けました。
まあ、ラノベに疎いのでそう感じたのかもしれません。
732名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 18:05:27
>>721
文章自体は、完璧だとか感じたわけではありませんが、特に直して欲しいとも思いませんでした。

で、捨てたあったノートPCを拾ったらその中のデータがそのままだった、
というのは、やや強引な展開に感じますが、気にするほどのことでもないかもしれません。

しかし、だったらそのPCに残った「彼女の約3年間の人生」はきちんと書くべきじゃないのか、
こんなざーっと流すように書いてしまって良いのか?
という感想を抱きました。
733名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 20:33:32
>>721
平凡な日常を送っていた青年はある日、ゴミ捨て場で
古いノートパソコンを見つけて・・・・・・。そこにはある
謎めいたメッセージが隠されていた!
21世紀の新しい文学の扉を開いた721の感動長編。
734名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 20:51:57
>>728
これで全部ですか?
735名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 21:44:55
続きを期待しようや
>完全な暗闇、完全な静寂、完全な孤独。最後の聖戦。
この当たりのリズム感は盛り上がってくるものがある
736名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 21:46:13
>>721
取り留めもなく紡ぎ出される日記のような散文、
と表現したくなりました。
それらしい題で、雑誌の片隅に連載されていれば
こういったものも有りと言えましょうか。

しかしながら、引っ掛かりがあります。
伝えたい雰囲気、は感じ取れる気がしますが
実際は気味の良い話ではありませんね。
イメージ先行になっていて、
主人公が実際にやっていることと
そのイメージが合わない、という印象を受けました。
捨ててあったパソコンを脇に抱えて持ち帰り、
中にあった女性のメールを一通一通、すべて読む、
そんな主人公の行動をフォローするだけのものが、
この度あげられた文の中にはなかったような気がします。
737批評お願いします。:2005/06/16(木) 22:16:47
こちらに載せるには長すぎたので、ページを用意しました。
ttp://www.geocities.jp/linjforg/page002.html
ボロカスにいわれたとしても、スルーされるよりはマシです。
738721:2005/06/16(木) 22:28:20
批評ありがとうございます。みなさんおっしゃる事が的確で
勉強になります。
739名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 22:41:41
批評ってもんはこうあるべしという型にはまりがち
その型を超えて行きたいなら受け流せ
価値観なんて人それぞれ
自分の文章は自分で批評する、くらいにならんとな
要は自分で読んでおもしろいかどうか?だ
その分じゃまだまだだな
740名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 22:45:16
>>737
自殺したい男、ガードレール、鳥、転生してしまう、鳥たちの歌、蟻

いいんじゃない?というのが感想です。
つまらなくはないけど、さほど好きにもなれなかった、という感じです。
深い意味とかは読み取れませんでした。


どうやればもっと面白くなるのか、
これはもう作者が自由に考えることだと思います。

例えば、会話が一人の人が一つの脳を使って同じ所をぐるぐる回ってる感じがしたけど、
もう少し反転するような、思わぬところをつくような言葉が欲しかった、
というようなことを思いましたが、必ずしもそういうものが必要とも思いません。
741名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 22:52:25
>>739
それありますね。
時々批評を書いてますが、型にはめてしまいがち。
他の人の批評を読んでいても、
「本当にこんなふうに直してよくなるのか?」と思うような批評がよくありますね
742721:2005/06/16(木) 23:07:32
あの、ベースは変えずにニュアンスというか方向性というか
変えてみたので、また書き込んでいいですかね?しつこいですかね?
743名無し物書き@推敲中?:2005/06/16(木) 23:09:43
>>742
自由に書き込めばいいと思いますよ
読みたくない人はスルーするでしょうし
744ミステリーっぽく:2005/06/16(木) 23:49:03
今日は帰ってからする事があった。いつも通り昼休みを一本の木と一つのベンチしかない
こじんまりとした馴染みの公園でぼんやり過ごして会社に戻る途中、
ゴミ捨て場にノートパソコンを見つけたのだ。ずいぶん型遅れのノートパソコンだったが、
目立った傷は無く綺麗な品だった。付属品も無く、本体だけがダンボールやら束ねた紙くずやらの
ゴミの上に無造作に捨てられていた。その異質な佇まいに惹き付けられた。
よく見れば今自分が使用しているノートパソコンと 同じメーカーのもので、もしかしたらACアダプタが流用できるかもしれない……。
そんなことを考えていて、気が付くと捨てられていたノートパソコンは僕の脇にしっかり抱えられていた。

一日が音を立てて磨り減って、徒労感と共に部屋の扉の前に戻った時、やはりノートパソコンもそこへ運ばれていた。
部屋の電気を付け、すぐにテーブルに向かう。ノートパソコンに繋がっている線を新しい方から古い方へ差し替える、
線は適合しカリカリと音を立ててゆっくりとOSが立ち上がる。
故障で捨てられていたわけではないようだ。色々動かして元の持ち主の足跡を探す。
そのノートパソコンはとても無防備な状態で捨てられていた。
捨てるという意識の元で、施された処置はどこにも見受けられなかった。ペイントソフトを開けば、つたない落書きが
沢山保存されていた。メールソフトを開けばやり取りした膨大なメールがそのまま残されていた。

僕は冷蔵庫から缶ビールを取り出してきて、イスに座りなおし、一通一通メールに目を通し始めた。
元の持ち主は20代中盤のそこそこ有名な鉄鋼会社の秘書課に勤めるOLだった。
会社の同僚とのメール、彼氏からのメール、しつこく言い寄る同僚の男性社員からのメール、友達とのメール、親とのメール。
最初恋人だった人は、やがて人生の伴侶となり、新たな生命が生まれ、また、老いた命は失われた。
大量のメールは日々の暮らしの様々な事柄を淡々と語っていた。
745続き:2005/06/16(木) 23:49:25
彼女の約3年間の人生がそっくり切り取られてそこにあった。何時間読んでいただろう?
固まった手足をゆっくり伸ばす。あと数時間もすれば夜は明ける。最後のメールを開く。
内容は同僚の退社による、送別会の開催と参加不参加を問う課内の同僚に送られた一斉送信。些細な日常の一瞬。
その3年間の始まりと終わりは唐突で両端のそれは、鋭利な刃物による技を連想させた。それはコンピューターに
残された最後のメールだったが、終わりを意味するものではない。彼女の日々は続いている……のだろうか?
僕にはこれからそれを確認しなければならない。静かにノートパソコンを閉じる。現在時刻は午前3時52分。
遅刻せずに出社するには朝の7時までには戻らなければならなかったが、あまりに時間が足りなように思えた。
そして時間は既になんの制約にもなりえなかった。外し忘れていた腕時計を外すと、息が一息漏れた。
明かりを消し、戸締りをし、暗闇のなかへ静かに足を踏み出した。
746名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 00:02:16
>>729
足止めを食らったのは、一箇所。
2つ目と3つ目の父親の科白、続いているとしたら
なんか変じゃありませんか? 
「お前がそうやって〜」と「でもな」のところ。

あとは、評するのではなく、突っ込みたくなっただけですので
適当にスルーして下さい。
「花はずいぶん前に散って」→ 「今は(中略)雪が」
!! 随分って、そんなに前か!
「目をつむると、かすかにタバコの匂いがした」
車内で吸われたら、「かすか」どころじゃねえよな……

主人公の細やかな心情の流れが現れているお話なら
全体を読みたくなります。
747名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 00:30:22
>741
策におぼれるじゃないけどな
下手な考え休むに似たりとか
ビギナーズラックのように初応募作だけが一次、二次通過だという
文学賞一次通過以上小説家志望者、というのはかなり多いんではないだろうか
748名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 00:55:43
あるドシャ振りの雨の夜、俺は塾の帰りに深々とフードを被り黒い蝙蝠傘を顔を隠すように差しながら
エロ本自販機の前に佇んでいた・・・・・・

高鳴る鼓動を抑えながら選別も疎かに震える指でエロ本自販機のボタンを押す。
取り出し口に落ちたエロ本をすかさず鞄に放り込み、逃げるようにして家路についた。

自室に入り達成感と期待感、興奮に胸を躍らせながらエロ本を鞄の中から取り出した・・・・・・
「スカトロマニア食糞美女」

俺は行き場の無い怒りとも悲しみとも取れない感情に襲われ
枕を涙で濡らしながら眠りについた。
749737:2005/06/17(金) 01:06:14
>>740
 ありがとうございます。

 >つまらなくはないけど、さほど好きにもなれなかった、という感じです。
深い意味とかは読み取れませんでした。
 実は、これ、30分ぐらいでダーっと書いたんですよ。
 確かに薄い感じがしますね。どうかなっと思って載せたんですけど、
書き手がこのような状態なので、読み手にもそういう風にしか受け取れませんよね。
 何か書かなきゃ、という観念で、ただひたすら。
 できちゃった婚みたいな、感じですかね。

 >会話が一人の人が一つの脳を使って同じ所をぐるぐる回ってる感じがしたけど
 会話文主体だったがため、こういう風になってしまいましたね。
 脚本と小説は違うのに、どうしても……。
750名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 02:44:01
>実は、これ、30分くらいでダーっと書いたんですよ。

一番嫌いな言い訳だ。
30分で書こうが3分で書こうが3年かけて書こうがそんなことは知ったことではない。
「読み手に失礼なことをしました』などという詫びもいらない。
たとえ2chの一スレとはいえ、文章を書く以上責任を持てよ。
書くという行為をなめるな。
751名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 03:08:32
いつでも同じことの繰り返しだな、このスレは
752737:2005/06/17(金) 06:55:08
>>750
 あぁ、確かに、何分で書こうが、文章内容には関係ない。
 何か勘違いしてた見たいね、俺。
 ごめん、指摘ありがと。これはホント謝る。謝らせてくれ。軽率だった。
 こんなことここで書いたら読んでくれるものも読んで貰えなくなるからなぁ。
753729:2005/06/17(金) 09:24:48
>>746
読んで頂いてありがたく思います。
台詞回しについてはその通りだと思います。私自身、それが一番引っかかり、
他の部分をよく見ていませんでした。
結果、全体的に推敲したと呼べる代物ではなくなり、お恥ずかしい限りです。

どうやら私の文は批評以前の問題ですね。
ご指摘いただいた点に留意して、精進を重ねたいと思います。
ありがとうございました。
754名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 11:51:24
  宇宙戦争2
 燦々と輝く太陽の光を浴びながら、僕はファーストを守っていた。
ピッチャーは大リーグ投手のランディ・ジョンソン。バッターは僕の
親父。ランディから放たれ強烈なストレート。親父は思いっきりバットを
振りぬいた。
 グシャリと潰れた知らない人の顔。怖くなって逃げ出そうとした僕を
親父が捕まえた。「誰にも言うな。」
 はっと目を覚ますと、顔中汗だらけで呼吸が荒かった。しばらく夢と現実
の区別かつかず、呆然としていた。「嫌な夢でもみたの。」娘が声をかけた。
僕はかぶりを振り、笑顔を見せた。ふと思い、「お母さんはどこにいる。」と
聞いた。「昨日死んだじゃない。」空白。声が出ない。そこでまた僕は気を失った。
 
755名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 14:13:55
時は流れる
いつのまにか
僕は
大人になっていた
子供のような
生きにくい大人だ
傷を残して
苦しんでいる同士たちよ
756名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 20:16:40
>>754
推敲してください。
757名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 20:18:40
>>744-745
732を書いたものです。
文章で魅せたいとかそういう気持ちが無いのなら、
とりあえず今は細かい部分は気にしないで、その部分の続きを書き、
その話を完結させたほうがいいと思います。
いちいち細かいことを気にして直したりしたら良いところも悪くなりそうです

とりあえず話の面白さで勝負していくべきでしょう。
758名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 20:20:24
>>748
原田宗則さんのエッセイで同じような話をよんだことがあります。
参考にされてはいかがでしょうか?
759名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 23:25:57
今週水曜日の朝の電車で
通勤通学ラッシュというのに運良く座席が空いていた。
端の席に座った俺の横側へ二人組の女子高校生が立ったのは二つ目の駅を到着した時
電車が次の目的地へ動き始めると同時に今時の彼女達は何か会話を始めたらしい。

電車音に掻き消されてたから二人の会話は分からなかった
だからあまり気にも留めなく宙をぼんやりと眺めてた。
『、、激しかった、、』
右頭上から聞こえた声の持ち主は
二人組の女子高生のどちらかだった。
『、、超太かった 思ってたよりも、、』
彼女たちからの会話で聞こえてきた言葉はこれだけだった。

鼓動が速くなった僕を残し別々の駅を降りた二人の朝の会話でした。
760名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 23:37:45
 以下はどんなもんでしょうか。短編のごく一部なのですが。


 彼女の名前は藤原香織という。香織は、この間まで同じ仏文科の三年生だった。だからこの春四年生になる。出会いは去年の春先のゼミのオリエンテーションだった。
 その年、則之の属するゼミを志望したのは香織を含めて四人の女子学生で、四年生や則之を含む大学院生とのちょっとした話し合いの場がもたれた。
 もちろん教授助教授講師助手といった教師連もいた。
 香織は四人のうちで最も美しかった。つやのある髪を背中まで伸ばし、プラチナのチョーカーをつけた細い首筋と、澄んだ大きな瞳が印象的だった。
 いや、則之が惹かれたのは香織の指だ。少し大きめの手は白磁のように滑らかな肌に包まれ、柔らかなピンクのマニキュアをのせた先細りの指は則之の視線を捕らえたままにした。
 則之は、杏子の自己紹介を覚えている。
「藤原香織です。一月十六日生まれの山羊座です。血液型はB型で、趣味はバードウォッチングです。今朝、外の池のほとりでカワセミを見かけて感激しました。
 ここへ来た理由ですけれど、高校時代にカミュを読んで、仏文科へ行きたいと思いました。今はカフカに興味があります。
 あとアンドレ・ブルトンのシュルレアリスム詩なんかも。よろしくお願いします」
 紋切り型の自己紹介を本人は楽しんでいる様子に見えた。則之は、かすかに漏れる皮肉な調子に微笑んだ。


761名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 23:38:27
 助教授が大きな音を立てて舌打ちをした。この男はストリンドベリあたりの未発掘の短編をほじくり出しては翻訳している。伝統的といえば聞こえはいいが、頭の固さでは教授にひけを取らない。
 教授が口元を歪めて言った。
「ほお、カフカが好きなの。じゃあ、君の成績はこれから可と不可だけにしてあげよう」
 自分で下品な声を上げて笑った。同じ冗談を繰り返し聞かされている他の学生は、片頬を動かすだけのサービスで答えた。
 香織は淡く微笑んでいる。ただ、喉のあたりが二度ばかり強く引きつったのが見えた。それで則之は、香織が吐き気をこらえていることに気がついた。
 吐き気がするほどくだらない、とはよくいうが、本当に嘔吐を催す感受性の強さに少し心を動かされた。
 その夜の新入生歓迎会をきっかけに、則之は杏香織と打ち解けて話すようになった。
 それから、大学にほど近い香織のマンションを訪れるようになるまで、一ヶ月もかからなかった。そこで香織が親元を離れて一人で暮らしていること、フランス趣味が昂じて父親にプジョーを買わせたことなどを知った。


762名無し物書き@推敲中?:2005/06/17(金) 23:44:00
>>759
あれだ、文化祭で町伝統の鬼太鼓をやることになって保存会の
ひとたちに実演してもらったんだけれど、その演奏の激しいこと。
練習の段になって枹を持ったらじぶんの腕くらいの大きさで、
楽勝楽勝と思っていたじぶんの考えが甘かったと、安請け合いで
参加したことを後悔するソフトボール部所属の高橋美和子。

で、ひとり勘違いするウブな僕。
763パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 05:18:21
1/2 
 ボクにはパパやママはいません。パパとママは天国でお仕事をしているって、おじいちゃんに聞きました。
だけどボクは、おじいちゃんと一緒にくらしているのでさびしくないです。
 ボクの家には大きなクラがあるけど、おじいちゃんはぜったいに開けちゃだめっていいます。
でもボクはカギはタンス、タンズの中にかくしてあるのを知っています。
 畑から帰ってきたおじいちゃんは、変な音をだしてお昼ねをしているので、
今日はタンズからカギを取って、大きな倉を開けてみました。中はまっくらで、とてもくさいです。
かべに手をあてると、電気をつけるボタンがあったのでつけました。
 ボクはびっくりしました。倉の中には、かみの毛がキラキラ光っているハダカの女の人がねむっていました。
 近づいてよく見ると、手を上にあげたまま、ヒモでグルグルされていました。
 おじいちゃんがいつも、せい書を読んでくれたおかげで、アクマが女の人に変身している
んだとわかりました。上のかみの毛は黄色だけど、下のかみの毛は黒で色がちがうからです。
変身がヘタクソだから、おじいちゃんにつかまったんだと思いました。
 ハダカだけどアクマなのでさむくないのだと思います。
764パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 05:18:46
 クラの中でアクマをやっつけるための道具をさがしたけど、ぜにがたへいじの持っている、
小さな赤いぼうとロウソクしかありません。
 家にほうちょうとせい書を取りにもどると、おじいちゃんはまだお昼ね中でした。
 クラにもどってみるとアクマが起きてこっちを見てました。目はボクの着ている青い洋ふくと同じ色でした。
アクマは「ヘプー、ヘプー」とじゅもんをとなえてきたけど、キリストがゆくわくに負けなかった
ように、ボクも負けなかったけど、アクマの顔を見ると泣いていました。
 ボクはおじいちゃんに、だれかが泣いているのを見たらやさしくしなさいといわれていたのを思い出しました。
かわいそうなので、ボクはアクマを助けることにしました。
 ヒモをほうちょうで切ると、アクマはボクにだきついてじゅもんをいっぱいとなえてきたけど、
ボクにはきかないとわかったので、ハダカのままにげていきました。
 それからボクはおやつの時間までこうえんであそぶことにしました。
 こうえんから帰ってみると、アクマとけいさつの人がおじいちゃんをつれていくところでした。
アクマがけいさつの人をゆくわくして、おじいちゃんをつかまえたんだと思います。
ボクはこわいのでかくれてました。アクマを助けないほうがよかったです。
 でもボクはさびしくありません。むかし、「ふしぎのアリス」という本をおじいちゃんが
読んでくれたからです。いどの中をどんどん下におちると、天国にいけるみたいです。
ボクの家にも、いどがあるのでパパとママに会うために天国にいこうと思います。
765名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 05:25:43
>>760-761
もしその短編がまだ書きかけなら、今の段階で他人に何か言われるより
一旦全部書いてから、自分で見直したほうがいいと思います。
一部「杏香織」となってます。

この部分は見せ場というよりまだ導入部ですよね?
「かすかに漏れる皮肉な調子」とか「本当に嘔吐を催す感受性の強さ」というのも
まだここに書かれているエピソードだけではまだピンときませんし、
最後の三行は設定をきちんと説明しているという感じです。
読んでいて、これから面白くなっていくんだろうなあ、といった感想を抱きました
766パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 05:26:24
だんすとゆくわく以外でつっこめるならつっこんで。
767名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 06:18:36
せいしんねんれいをもうすこしあげてから
でなおしてこい
768名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 06:24:39
    「時代遅れ」

 山道を歩いていると、地蔵が転がっていた。
こないだの台風で台座から飛ばされてしまったのだろう。
台座に戻して、ついでに泥やコケをきれいにふきとってやり
何の気なしに手を合わせ拝んだ。
「ご利益がありますように」
 すると、どこからともなく声が聞こえてきた。
「叶えてつかわす」

 その日から、行く先々で必ず雨が降るようになった。
まさか、これがご利益なのだろうか。
日照りが大敵で、雨が有難がられていた大昔ならともかく、
こんなものがご利益だと思っているとはあの地蔵、かなりの・・・。
769名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 06:56:33
夜の外出に不慣れな彼女は、道を踏み外しそうになり、何度も転びかける。
大輪の花が夜の闇を照らした刹那、彼女は繋いだ左手を少しだけ強く握った。


無断転載スマソ
漏れはこの文章がなぜか好き
770名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 07:06:32
>>763-764
結構、思い通りに書けたのではないでしょうか?
ただ、大変申し訳ないのですが、書いている人がおそらく面白いと思って書いているだろう事、
出来事の馬鹿馬鹿しさも、言葉の拙さも、中途半端で、私には全く面白いと思えませんでした。
771名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 07:21:22
>>768
ショートショートですね。
星新一を思い出しました。
もう少し、詳細に書けばいいのではないでしょうか?
772パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 07:55:20
>>767 おまえはもっとくわしくこくひょうしろ 
おまえのせいしんねんれいでりとらいするとどうなるのかもきになるぜ

>>770
ありがとう。子供がおじいちゃんに殺される方が俺好みだけど、精進しまっす
773名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 08:47:03
>>772
リライト、だね。
文を紡ぐことと評価することは違うと思うけど。

>>763
単語が少し間違っているのはわざとだろうか?
漢字をかなに直すのは上等だと思うけど、かなを変化させるのはよくないかもね
774パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 09:36:56
>>773
リライトです。それもごもっともorz  
子供の日記のように書きました。タンスをタンズ、ゆうわくをゆくわくなのはわざとです。
それ以外で間違っていたら、推敲不足です。かなを変化させるのは止めときます。
ありがとう。
775パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 09:39:56
一応、下の毛もです。
776名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 09:56:20
>760-761
全体的にくどい
---------
 彼女の名前は藤原香織という。香織は、この間まで同じ仏文科の三年生だった。だからこの春四年生になる。
出会いは去年の春先のゼミのオリエンテーションだった。 
 その年、則之の属するゼミを志望したのは香織を含めて四人の女子学生で、四年生や則之を含む大学院生との
ちょっとした話し合いの場がもたれた。 
 もちろん教授助教授講師助手といった教師連もいた。 
 香織は四人のうちで最も美しかった。つやのある髪を背中まで伸ばし、プラチナのチョーカーをつけた細い首筋と、
澄んだ大きな瞳が印象的だった。 
 いや、則之が惹かれたのは香織の指だ。少し大きめの手は白磁のように滑らかな肌に包まれ、柔らかなピンクの
マニキュアをのせた先細りの指は則之の視線を捕らえたままにした。 
-----------
こんなにくどくど説明する必要あるのかな。
くどくどと言うのは「香織は、この間まで同じ仏文科の三年生だった。だからこの春四年生になる。」というような言いまわし。

これは下書きだよね? 下書きだと言ってくれ。
癖で書き上げた「下書き」を、必要な情報や効果的だと思う言葉をキーにして2/3の長さの文章にしてくれ。

話はそれからだ。
777名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 17:10:30
>>763-764
ひとまず、纏まっています。
こういうテイストのものはありますね。
子供が書いた設定、ということなので評することに躊躇します。
>>764の5、6行目は、文の流れが変なような気がしたのですが
あれはあれでOK?

個人的には、「アクマを助けないほうがよかったです」の後、
子供が一人になって家が静かになった空気が流れた方が
後の繋がりが良い様な気はしました。しかし、
流れを停滞させるほどの表現はマイナスだとも思います。

「おじいちゃん」のやっていたことがもっと度ぎつければ
より印象的になりますが、さて、何を目指しますか?

778名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 17:33:31
>>777
頂点? 興味ねぇ
俺が目指すのは限界の向こうだ
779名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 19:01:46
 宇宙戦争3
 ふたたび目を覚ました時、僕は全てを理解していた。彼女は僕の娘であり、
妻は自動車事故で死に、宇宙人が地球侵略を始めたのである。
 「お父さん、戦わなきゃ」彼女は僕の目を覗き込みながら言った。宇宙人と
戦う方法を僕は知らなかった。「なにか弱点があるのか。」ときくと、彼女は
かぶりを振りながら「分からない」と答えた。
 「これを食べて」と出された料理はクリームシチューだった。僕が「最後の晩餐か。」
と自虐的に言った言葉に彼女は涙を流した。悲しくなって僕も泣いた。
 食事を終え、後片付けをした後、身支度を整えるために二階にあがった。震える手
を抑えながらポロシャツを着、ジーンズを履いた。下に降りると彼女はもう準備を済ませていた。
Tシャツと綿のズボンを履いている。
 「さあ、行こう」
780名無し物書き@推敲中?:2005/06/18(土) 20:36:40
>>778
シビレタ
781パラヘル ◆WRW4B0RlZA :2005/06/18(土) 21:23:36
>>777 ありがとう。 
5、6行目は助けた後ですから変ですね。
呪いの言葉じゃなかったと子供が思うところでした。

確かにおじいちゃんが捕まる話で進むなら静けさは欲しいです。
あの時、頭に浮かびませんでした。

これもそうでした。キリスト信者なのに陵辱しているおじいちゃんの外道さが足りなかったです。

話が下手でも小説になっていれば、一次を通過できるみたいなので、
オールに処女作の冒険バカミスを出してみます。あれ? 目指すって話のラストのことかな。

>>778 シビレタ
782777:2005/06/19(日) 00:39:00
>>781
「目指す」というのは、作品の方向性において、でした。
例えば、ここで子供の純真さと敬虔なキリスト者の対角となる
おじいちゃんのエロさをもっと出して、
(昔の)筒井康隆のショートみたいなノリを醸し出すとか
(特定の作品を指す訳ではなく、印象として)
結局、子供が「知らずに」身投げをする物悲しさを強調するとかetc
指向性が高いものほど賛否は大きく分かれると思いますが
そういうものを求めるのか、より多くの人々に受け入れられるものを
求めるのか、といったところです。
ですが別にそれを明かす必要はありません。失礼しました。
そうやって作品を再考してみるのもいいかなと。

表すること難ければ、評するも難し。
こちらも勉強でやっています。頑張って下さい。
783村上:2005/06/19(日) 11:26:26
聡美は全ての客がこちらを見ていない事を確認すると、素早く箱を摩り替えた。
誰にも気付かれていないな、そう確信した。
出来るだけ平静を装ってゆっくりとテーブルの上に箱を載せ、留め金に手をかける。
冷え切った金属がなぜかしら心地悪く、冷笑を浮かべる箱に苛立ちを感じた。
留め金を外し、ハッチバックを開けるように勢いよく蓋をあけた。

裕二はすっかり落ち着きを失っていた。
向かい合って座っている男の話など、まるで耳に入らなかった。
さっきからカウンター席の方をチラチラと確認している。
あの女は信用できないな、と後悔の念が押し寄せてくるのを感じた。
五分くらい前だろうか。向かいの男がなぜかしら笑顔になったので、反射的に顔の筋肉を笑顔用に動かしたその時だった。
カウンター席に座るあの女が箱を摩り替えるシーンを、裕二は肉眼ではっきりと捉えていた。
784名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 15:49:47
age

785名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 17:02:42
電車に揺られながら新聞にざっと目を通す。
最近では退屈な通勤時間をそうしてやり過ごすことが多くなった。
今日は何とか座席を確保出来たので、いつもよりも記事に集中できそうだ。
前に立っている老人が恨めしそうな顔をしていたが、新聞に夢中で気付かない振りをした。
これから仕事に向かうというのに、どこかに遊びに行くだけであろう老人に席をゆずる余裕はない。
咳払いをしながら新聞で顔を隠して、席を譲る気が無い事をアピールすると、今度こそ本当に新聞に集中した。
見出しを見ると、自分には興味の無い記事ばかりが紙面を彩っている。
『景気回復の意見60%超』『政治家の汚職』『丸伐商事株価暴落』
単なる暇つぶしである新聞で、こんな情報を見る必要も無いだろうとページをめくった。
右に左にと視線を動かしながら記事を探す。
ふと、興味を引く内容があった気がして、慎重に紙面を見直した。
『多摩川で今度はアシカ発見か』
朝はこういう馬鹿な内容の記事を読むに限る。
顔に近づけていた新聞を元の高さに戻すと、あの老人の姿は無かった。
いつの間にか2〜3、駅過ぎたらしい。
向かいの窓から見える景色でまだ目的の駅が過ぎていない事を確認すると、暇つぶしを再開した。

取り合えず事件も何も無い日常をサラッと書いたんだけど、
変な所、悪い所を教えてくれさい。
短いから駄目かな?
786名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 21:33:19
>>783
「長編の一部」とメール欄に書いてますが、
それは既に書きあがった長編小説から一部を抜き出したのでしょうか?
それとも、まだ書いている途中、もしくは構想中の小説の一部を書いてみたという感じでしょうか?

もし、まだ書きあがっていないのでしたら、
もう少しこの場面の前後をきちんと書いてから、
直していけばいいと思います。

というのも、裕二と相席してる男が「向かい合って座っている男」と
やけに説明的な言葉で登場してます。
他にも、「全ての客がこちらを見ていない」とか
「カウンター席に座るあの女が」というように
場面を説明するためにつけたらしい修飾語句がついた言葉が目立ちます。
そのおかげでこの部分だけ読んでも、この場面の状況が把握しやすくなってますが、
文章としてはあまりよくないように思えます。
この場合部分的に直すよりも、きちんと書くべきことをはっきりさせたほうが言いと思います。
787名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 21:41:34
>>783
 達者な文章だが、箱を摩り替える動作が書かれてないので、
最終行で裕二が目にしたものが、読者の目に浮かばない。

>>784
 人称が不明。たぶん一人称だろうが三人称でも通用する。
 主人公のキャラが不明。
 ネットで話題になったので書いてみたようだが、5行目は不要。
抜いた方がすっきりすることに気づくと思う。
 新聞の(架空)見出しは不要。
 こんな短い文章で「暇つぶし」を2回も使うのはどうか。
 結論:サラッと書けてない。

788名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 21:43:46
>>785
事件も何も無い日常がサラッと書けていると思います。
なんとなくもう少し滑らかになりそうな気もしますが、
どこを直せばそうなるのか判りませんw
特に変な所、悪い所があるとも思えないのです。

時間をおいてから自分で見直したほうがいいと思います。
789名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 22:46:22
>783

事前設定が明示されていないので理解不能な状態になっている。

自分の先入観では、聡美が手品をしているシーンと判断したが、
次の瞬間には「窃盗シーンか?」とも思った。

「この話はコレコレこういう流れから続いています」という紹介文を付けてくれると、
どういう話なのかがわかってありがたいのだが。

以下、感想。

4行目の「冷笑を浮かべる箱」は「なんだよそれ(苦笑)」
5行目の「ハッチバックを開けるように」は、感覚としてはわかるのだが、
「ハッチバック」自体が自分には初耳だったのでスルーしてしまった。

この部分は短く、できれば1行程度にまとめるとテンポが速くなる。
長文で苛立ちや時間経過を表現するのは、実際、あまり良くないと思うが、どうか。

それから「箱を摩り替える」は、「掏りかえる」の誤変換。


・コミュニケーション能力に問題あり。第三者(まわり)が見えていない。
・文章を書く経験が足りなさすぎる。
・言葉に対する配慮が欠けている。
・シーンに対して焦点が定まっていない。
・動作の表現はそこそこ良い。
・文章に冗長傾向がある。
・ありきたりな表現を多用している。
・そのため、ひとつひとつの言葉に力がなくなっている→印象が薄くなる。
790名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 23:12:45
居場所がなかった
いつも独りだった
それになれていると思っていたよ
だけど私は一方で
人を求めている
誰かにいてほしい
抱きしめてほしい
そんな小さな望みがある
791名無し物書き@推敲中?:2005/06/19(日) 23:15:08
俺はエンピツを手に取った。
エンピツの芯は赤い。
色鉛筆だったようだ。
よく見れば教室中に色とりどりのエンピツが転がっている。
子供がイタズラしたまま放置したようだった。
もう高学年になるというのに、困ったものだ。
小学生は一年生が素直で一番いい。
慣れというものは良き物を生み出すばかりではないのだ。
エンピツをすべて拾い終わったが、さてケースが見つからない。
掲示板のところにちょうど輪ゴムがあった。
ひとつだけ、手に取る。
エンピツの束はとりあえず教壇の上にでも置いておこう。


放課後の教室で教師が片づけをするシーンです。
内容はどうでもいいのですが、語尾に注目。
「〜した」「〜いる」「〜いた」
現在形、過去形ごちゃ混ぜだけど、違和感あるでしょうか?
外国作家の翻訳本だと、「〜した」「〜だった」のような過去形が多い。
時系列まで気を配るならキチンと過去形でまとめた方がいいのでしょうか?
792785:2005/06/19(日) 23:23:02
>>787
人称は敢えて書かなかったんですけど、やっぱ書いた方が良かったですか〜。
ネットで話題になった、は意味が良く分かりませんでした・・・。
5行目と見出し削ると確かにすっきりですね!どうもありがとうございました。

>>788
どうもありがとうございます。
自分は文章がクドくなるという悪癖があるんですよ・・・。
オカルト板で怖い話を書いて修行してます。
793批評お願いします:2005/06/20(月) 00:26:16
もう無意味なの?
無意味なの。

 「おばあちゃん、死んじゃったね」
 と、ぼくはリリに言った。リリは笑顔で言う。
 「おばあちゃん、燃やされるね」
 「……そうだよ。燃やされる」
 リリは、少しだけ考えて、こう言った。
 「ねね、お兄ちゃん。ゴミと、同じだね」
 「どうして」
 「ゴミ、燃やされるよ。おばあちゃん、動かなくなったから、要らなく、なって、
ゴミに、なったからね。燃やされて、埋められるんだよ」
 リリは笑顔でたどたどしくそう言った。
 「そうだね、ゴミになったんだね」
 ぼくは笑わずにそう言った。そして、一呼吸置いて、こう付け足す。
 「リリ、死んだら、天国にも地獄にも行くわけじゃない。燃やされて、地面にうめ
られて、それで、終わりだ」
 「つまらないね、死ぬのって」
 そういうリリは、いまだに笑顔だった。
794777:2005/06/20(月) 02:39:28
>>783
この部分だけだと、全てがよく判りません。
抜粋なので内容がつかめないのは仕方がないとしても、
想像すらし兼ねるのは、実存を感じさせられないため。
存在は判りますが、「現実」がそこにない。
(現実の)模倣だからこそ、描写が必要です。

まず「箱」。
大きさ、重さは? 金属製で留め金があることしか判りません。
そして、二人の位置関係。
カウンター席、テーブル席のどの辺りに座っているのか不明です。

あ、あと一つ。最終行で1人称と3人称が混在していませんか?
カウンターに座るあの女、という表現は裕二の主観ですよね。
795名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 09:58:08
>>783
筆力、表現力があって読み手が入り込みやすい
人称が変わっていく(空白の一行が効果的)手法も良いと思う
次の視点は誰になるか、箱の詳細は、聡美と裕二の関係は、などと
読者を掴むことには成功していると言えよう
ストーリーの前後や全体を是非読みたい
796名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 11:17:06
>>791
別におかしくはないが。
「慣れというものは良き物を生み出すばかりではないのだ。 」
という部位はぱっとしない。
別の表現もしくは削除した方が良い。
797名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 11:30:48
>>793
退屈だな
死体=ゴミ という発想は安易で面白味がない
特別な印象や「怖さ」を表すならば他の喩えを使用すべきだろう
798名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 12:07:01
>>791
最後の『取り合えず教壇の上にでも置いておこう』だけ違和感・・・。
799名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 13:36:23
批評したいからもっと投稿してくれよ
800名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 13:37:39
じゃあお願いします。以下本文。

ヒョードルは肌が弱くて切れやすく、柔道家であるTKこと高阪剛の打撃で秒殺TKOされ、
シュルトにはアイブルの言う通り判定後の顔(与えたダメージ)だけ観れば負け、
外敵だったサップとミルコの挑戦からは逃げて、ホーストのジムまで逃げ込み、
汚い金に釣られ重大な契約違反を犯してまでクソ弱い永田の挑戦だけは受け、
暫定王者時のノゲイラのリベンジからも契約違反を犯してまで逃げたチキンだ。
ノゲイラは、ジョシュに「自分が1番と思うならGPに出てきてほしい」と言い、
ミルコは、シルビアを“ノルキヤ呼ばわり”したが、
ヒョードルは、その2人にも闘ってもいいという事は言えずに逃げてるチキンで、
制裁マッチのトムエリと、遺恨マッチのハリトーノフからも逃げてるチキンだ。
ハリトーノフやミルコから逃げ切るためなら、ライバルのノゲイラだけではなく、
実弟のアレキサンダーをも楯にしてまで逃げ切ろうとした、卑劣なチキンで、
PRIDEの英雄・ミルコに対し「チ○コ野郎」などと暴言を吐いた、下品なチキンだ。
こんな逃げ回る事しか能が無いチキンが最強なわけがない。
闘い方も馬鹿の一つ覚えの様に、上から殴り続けようとするだけで芸が無く、
8月の決勝でも馬鹿の一つ覚えで殴ろうとして頭突きの反則を犯し、自滅した馬鹿だ。
馬鹿の一つ覚えの塩パウンドでは勝てないと8月で判ったからと、
大晦日では消極的ファイトでアマボクのごとく、ポイント勝ちを狙うという
ファンへの裏切り行為に走った、プロ失格で筋金入りのチキンだ。
頭はもはや笑福亭鶴瓶と同じM字型ハゲですらなくなりつつあ脂ぎった親父で、
顔と体型は居酒屋の前にある腹の出たタヌキの置物と同じで華も無く、
クソダサいゴムジー姿のワキガでアキバをうろつく浮浪者まがいの汚れだ。
チャンピオンどころかプロファイターとしての自覚も無い、PRIDEの恥晒しで、
こんなチキンのファンも、PRIDEを愛してはないので男ではない。
801名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 13:40:00
私には故郷がなくて
それはとても不安
どこに行けばいいのかもわからず
いつも転々とし
自分の居場所探している
思い出を少し捨てるのもなれた
でもこれから
どうするの
802名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 16:24:36
 宇宙戦争4
 街の大通りには静寂が立ち込めていた。2人のアスファルトを踏む靴音だけが 
 響いていた。時折吹く涼しい風が肌に気持ちよかった。
 僕が「どこに行くんだい。」と聞くと、娘は「ちょっとそこまで。」と言い、2人は
 クスクス笑った。彼女は真面目な顔で「歩けるところまで歩きましょ。」と言った。
 静寂の街を通り過ぎ、川沿いの農場を越え、丘を登った。
 丘の頂上に来た時は、僕は声を失い、目を見張った。
 煌々と光る赤。隣町は夜の暗闇に浮き立っていた。
 はっと我に返り横を見ると娘は泣いていた。僕は彼女の手を握り締めた。
 
803名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 18:29:33
>>800
読みにくすぎ。
文章が無駄に長い。
例えば最初のヒョードルとやらをチキンであると説明したいのなら、
最初に『ヒョードルはチキンだ。』と言い切って、その後に説明を始めるなど工夫する。

『。』を使って文を区切る。

馬鹿のひとつ覚えとチキンを連発しすぎ。
一人の紹介につき一回程度に絞った方が良い。

笑福亭鶴瓶と同じ・・・有名人を引き合いに出しての説明はNG
ゴムジー姿のワキガでアキバ・・・略語を並べ立てるのはどうかと(ワキガは違うが)。
804名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 18:33:33
>>802
語尾が単調すぎる。
立ち込めていた、響いていた、気持ちよかった、笑った、言った、
登った、見張った、浮き立っていた、泣いていた、握り締めた。

娘と彼女、人称のせいでごっちゃになってる感がある。

2人のアスファルトを・・・ コレだと『二人の』が『アスファルト』に掛かってしまっている感じ。
アスファルトを踏む2人の靴音・・・と直すか、『、』で区切ったほうがよさげ。

丘の頂上に来た時は、の『は』はいらない。

僕が「どこに行くんだい。」と聞くと、娘は「ちょっとそこまで。」と言い、2人はクスクス笑った。
ちょっとくどい感じがするし、2人してクスクス笑う理由もいまいち分からない。
娘は「ちょっとそこまで。」と言ってクスリと笑った。
とした方が個人的にはすっきりする気がする。
805名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 18:40:05
↑連載
1から読み直せ
>>802
次どういう展開にもってくか腕の見せ所だな
まだなにも成されてない
今のところは及第点だな
806793:2005/06/20(月) 19:14:19
>>797
 批評ありがとうございます。
 そうっすかぁ、そのまんまですものね。ということは、貴方も死体=ゴミ
って思ってるんですね。だからどうというわけでもないですが。
 他の喩え、他の喩え、他の喩え。うーん……。とても参考になりました。
 とにもかくにも、ありがとうございます。重ね重ねお礼を申し上げます。
807名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 19:15:04
>>805
お前本人だろw
808名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 19:46:05
長くはないのですが、ここに張るには長過ぎる気もするので、投稿HPのURLでお願いします。
ttp://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20050620000061
ご批評いただけたら嬉しいです。
809名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 20:43:14
もううんこがでない
どうしたらいいの?
明日大事な用があるのに
大事な用の時に用を足すことになったらどうしよう
いやーーーんいやーーーん
そんなくっさいことになったらいやだわ
だれか助けて
浣腸もないしどうしよう
810名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 20:55:43
>>793
レスに刺のありますねw

笑顔で死の無常さを語るリリという女の子とぼくとの会話。
やはり書いた本人が意図しているような面白さは足りないように思えます。

面白くない理由をあげるのは難しいのですが、
あえて言うなら、会話が独り言に近い、という感じがします。
他人と会話したら、思わぬ言葉が返ってくるというようなことがありますが、
ここで出てくる会話は同じ事を考えた人が同じことを考えながら会話してるような会話です。
話題が動かないんです。
はっとさせられる言葉が出てくると面白くなるかもしれません。
811名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 21:01:32
>>779
> ふたたび目を覚ました時、僕は全てを理解していた。

この部分から主人公のわけのわからない状況説明がj始まる感じが実に面白かったです。
多分偶然なのだと思われますが、こういう偶然が生じることがあるので、
ともかく細かいことは気にせずどんどん書き続けて欲しいです。
812793:2005/06/20(月) 21:29:53
>>810
レスに刺、私がっすかっ?Σ(゚Д゚;
そうだとしたら、そんなつもりじゃ……

あ、批評ありがとうございます。
>ここで出てくる会話は同じ事を考えた人が同じことを考えながら会話してるような会話
実は、これ意図した物なんですよ。こうだと、タンタン感が一生増したな
うに思えるじゃいですか。まぁ、つまらなかったら元も子もないんですがね。
だから、死体=ゴミ以外に考えなければならないのかと。
言いたいことは結構ありますが、これ以上説明すると自分が惨めになるので、
言いません(ニガワラ
813810:2005/06/20(月) 21:53:07
>>812
もしよろしければ、遠慮なく言いたいことを書いてください。
こっちだって自分の批評に欠点があることぐらいはわかっているつもりです。
それを指摘してもらえれば、こちらも勉強になりますので。
814名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 21:53:41
>>800
頭大丈夫ですか?
815名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 21:55:23
>>800
高橋源一郎の小説の一節みたいだな。


なんてなww
816793:2005/06/20(月) 22:26:55
812においての俺、誤字だらけですね。必死だ。それは(つ´∀`)つ

>>813
なーんか、俺、偉そうに言ってしまったようですが、813さん気になさらないでください
言いたいことつうのは、793においての文章の意図です。
まぁ、自分が書いた物に責任を取らなきゃいけないので、それについてちょっと語ります。
言ってしまえば、「無常さと虚無感」を出したかったんですよ。
リサイクルもできないゴミってホントどうでもいいじゃないですか。燃やすだけって感じで。
一方、死を美化する傾向があるじゃないですか。でも俺の周りの死にそうな人を見てると
「そんなんじゃねえだろう」と。死んだら終わり。っていう。ゴミも、死体も、燃えたら消えてなくなる。
どんなに悲しくても、ただ、燃えて終わり。あっけない。
そしてその裏を返すと、おれ自身、ゴミみたいに燃えてなくなっていってしまうんだって言う、
ネガティブともポジティブともなんとも言えない感情がね、あるんすよ。
どうですかね。っていうかこれだけ語るってはずいですね。その上、これだけ語らないと伝わらないって言うのも
惨めですよね。ほら、元も子もない。
817名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 22:51:01
>>808
文章は一部ぎこちないところがあるように思えます。
> 晴れた視界に広がったのは一面に広がる海だった。

そういうのは自分で読み返して確認してください。

話自体は最後まで読んでしまいました。


正しい小説作法というものは、知らないので何もかけません。
818名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 22:55:04
>>816
横から失礼。
求められたこととはいえ、照れやらなにやらを繕わなければならないようなら、
こんなところに書きこむべきじゃないよ。
本意はどうあれ、これじゃあなたの死に対するスタンスが台無しだ。
819名無し物書き@推敲中?:2005/06/20(月) 22:59:26
>>816
わざわざ語らせてしまってすみません。
そういうのはなんとなくですが読み取れましたよ。

しかし、意地の悪い批評家気取り相手にわざわざどうもです。
いや、こういうスレだと叩かれてしまうかもしれませんし、
軽率なことを要求してしまいました。どうもすみません。
820793:2005/06/20(月) 23:27:53
>>818
いやぁ〜、……やっぱり、名前が無くても照れますよ。
でも、また俺余計なこと言ったみたいで。
気をつけます。指摘ありがとうございます


>>819
いえいえ、とんでもないっす。恐縮です。
俺も結構ひねくれ者なので、ストレートに語るのが苦手で。
しかもいつも一言多いんでね。名前が無いとは言え
こういうことには余計に気をつけなければと実感。

創作文芸版ならではの学ぶべきことを学べましたね。
今更ながら
821名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 01:16:08
>>808
導入部に関して言えば、収まりの悪い文があると思います。
「晴れた視界に〜」と「〜猛暑だった」の文。
全体を通して、「てにをは」等、もう一度推敲してみては?

あとは感想です。
導入部以外は、割とすんなり読ませて頂きました。
書いていくうちにどんどん乗ってきたような感じですね。
なかなか上手く構成されていると思います。
ただ、初めと終わりの2行はない方が好み。

最後に一つ。何故に、琵琶湖?
最初に海、最後に海、でも実は目指すのは琵琶湖。
まあ、海だと範囲が広すぎて楓を探せませんが……
それとも「閉じた」イメージの「湖」が必要だったのか
(でもそれなら「湖」ではなく「琵琶湖」にした理由にはならないか)
「南」を外せないなら距離的に「琵琶湖」しかなかったとか
(いえ、例えば舞台は福井か富山あたりという設定で)
おかしいと言う訳ではなく、単に疑問です。
822名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 07:17:44
半月ほど前から某板でSSを書くようになった者です。以下は数年前に書いて
いた小説の一部ですが、未完のまま埃をかぶっておりました。
若干手を加えましたが、ほとんど原文のままです。おながいします。

「いーなー、あれで二十世紀生まれなんざ冗談もいいとこだな、おい。
せいぜい二十歳かそこらにしか見えねえぜ……」
 ディドが言った。本来ならば冗談であるべきはずの事実だ。老若男女を
問わず周囲の視線を惹きつけてやまない、輝くばかりに若く美しいあの女は、
百をとうに過ぎた年齢である。
 おれは輸送艦に背を向けると、ディドをほったらかしてその場を去ろうとした。
頭の中はすでに、ODIの人事担当部署に提出する、任地変更希望届のことで
いっぱいだった。これまでさんざんあちこちの戦場を行き来してきたため、
ODIの派遣マイレージはあり余るほどに貯まっている。しかも戦闘任務に
しかつかないプレミアムポイントだ。望みさえすれば、どこでも好きな場所へ
行けるはずだった。
「ウォルス……」
 最初の一歩を踏み出した途端、耳のふちを指でなぞられるような不快な
感触とともに、艶やかな女の声がおれの名を呼んだ。反射的に身体が固まり、
筋肉が萎縮した両足は、地中に根を下ろしたかのように動かなくなった。
雑多な物音が入り混じる日中の戸外――しかも距離がある。かりに一メートル
しか離れていなかったとしても、細い女の声がこれほど鮮明に聞こえるはずが
なかった。
「どこへ行くの? またわたしから逃げるつもりなの?」
 耳元で囁かれるよりもさらに明瞭に、その声は直接おれの思考まで届いた。
じっさい、抗いがたい魅力を秘めた声音だ。空腹の犬が目の前のエサから
視線をそらすことができないように、その声から意識をそらすことなど到底
できなかった。人はそれを魔力と呼び、彼女をミス・ウィザードと呼ぶ。
おれですら例外ではない。あの女はサビついた機械だろうと手なづけて
しまうだろう。
823名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 09:49:28
じゃんじゃん投稿してくれ
824名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 10:01:53
>>822
ヲタっぽい感じ

空腹の犬が目の前のエサから視線をそらすことができないように、その声から意識をそらすことなど到底
できなかった。

「そらす」が重複していてぱっとしない。
後半の「そらす」を何かに喩え言い換えるとするならば、前半には「そらす」以外の動作で変形させてくれ。
825名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 11:17:01
>>808
さらっと読めて、爽やかな読了感でした。
冒頭とラストに仕込まれた対比的な表現は巧いと思いました。
ただ、楓の退学があまりに唐突に思えてしまったのが気がかりです。
多少はそれを匂わせるエピソードがあってもいいのではないかと。
あるいは、私の読解力不足、趣味の問題かもしれません。
ともかく、もっと多い文量でも読ませられる良いストーリーと軽快な文体だと感じました。
>>821
同感です。初めと終わりの2行は無い方がいいかも。
826名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 11:36:46
>>822
おながいします がいい!
827名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 11:48:23
意味をなさない接続詞などが多いな
>頭の中はすでに、ODIの人事担当部署に提出する
前文からの流れを見ると「すでに」邪魔
>じっさい、抗いがたい魅力を秘めた声音だ。
同様に「じっさい」邪魔

>ODIの派遣マイレージはあり余るほどに貯まっている。しかも戦闘任務に 
しかつかないプレミアムポイントだ。
???
いや、マイレージとかプレミアムポイントとか雰囲気はわかるんだけど
「しかも戦闘任務にしかつかないプレミアムポイントだ」って、
「しかも戦闘任務にしかつかないプレミアムポイントもついている」って意味?

>反射的に身体が固まり、筋肉が萎縮した両足は、地中に根を下ろしたかのように動かなくなった。 
微妙にこなれていない。「筋肉が萎縮した」と「地中に根を下ろしたかのように」というのが
どちらも動かないということを形容しようとしている。くどいとは言わないが、なんか微妙に連動していないんだ。

>その声は直接おれの思考まで届いた。
「『思考』に届く」はありなのか? 違和感あるのは俺だけかちょっとわからん。

とまあ、穴だらけの文章。しかし不思議と読みやすい。
原文ママとか言い訳してないで、推敲したものを出せという感じ
828名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 12:53:09
  宇宙戦争5
 あっ、と思った瞬間、僕らの上を何か大きな物が通リ抜けた。
 僕は彼女の手を引き、木陰に隠れた。
 息を殺し、彼女を抱きしめる。
 ドカン、と耳をつんざくような激しい爆音が鳴り響いた。
 心臓が早鐘を打つように鳴る。
 娘は耳をふさぎ、目を固く閉じている。
 小刻みに震える彼女を抱きしめながら、 僕は弱々しい声で「大丈夫だ。
 大丈夫だ。」と繰り返した。
 続いて3度、先程と同じ爆音が鳴り響いた。
 その後、長い間、静寂が続いた。
 恐る恐る木の横から前方をうかがい見た。
 少し前見た光景が繰り返された。
 僕らの街は赤く燃えていた。
 はっ、と思い、僕は娘をかえりみた。
 「知っていたのか?」
 彼女は真っ直ぐ僕を見返し、涙目でうなずいた。
 
829808です:2005/06/21(火) 14:00:31
>>817
> 晴れた視界に広がったのは一面に広がる海だった。
ほんとですね。どこかで聞いたように一日の間を開けて、推敲を繰り返したつもりでしたが
まったく気づきませんでした……。つもり、ではダメですね。お恥ずかしい限りです。
>>821
初めと終わりの二行は、確かにない方がすっきりでした。
琵琶湖についてですが、地理が苦手なのでそこしか思い付けませんでした。固有名詞を出す必要なかったかもですね。
舞台はご想像のとおりでした。
> 書いていくうちにどんどん乗ってきたような感じですね。
えぇ、書いているうちに楽しくて楽しくて……。でも、昨夜は緊張で寝れませんでした。
>>825
> 楓の退学があまりに唐突に思えてしまったのが気がかりです。
確かにそうかもしれません。もうすこし挿話を入れてみたいと思います。
> もっと多い文量でも読ませられる良いストーリー
ありがとうございます。実は結末も考えていたのですが、書いている途中で
書き方はあってるのかな、と不安を感じて、投稿させて頂きました。

読んで頂いた方、ありがとうございました。
感想を頂けた事で、ちょっと自信が持てました。
830名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 17:42:32
気分が悪くて悪くて、なまず御殿に参拝すること以外はなにも考えられなかった。
どうせまたうなぎの連中が何やかやいちゃもんをつけてくるんだろうが、かまうものか。
「なまずの神よ、おおらかな心と柔軟性、リラックスした心境をわれに与えたまえ」
おれは祈る。かつて一度たりと聞き入れられたことのない祈り、謙虚も努力も
愛も誇りも切実も嘆きも真摯も賛嘆も夢もなにもない、空っぽの祈り。
それでも、まったく何も祈らないよりはましだ。そうでないか?
ふと思いついて今日は別の一言を添えることにした。
「もしこの願いが聞き入れられなければ、おれはなまずを一匹一匹なますにしたるわ」
そのとき起こった事を描写するのは難しい。とにかくそれが原因でおれは死んだ。
猫の笑い声のような不思議に侮辱的で耳障りな音が頭の中で位相幾何学的に
炸裂し、冷たい焔がどこか心臓の南西あたりで闇よりもいっそう暗く踊った。
崩れ落ちてくるゴシック教会に良く似た重圧が内側からおれを満たし、ありとあらゆる
視線がおれを突き刺すようだった。ああ、あれがなにかを説明するのは本当に難しい。
なまず神。八百万の神の一。おれごときの脅しを聞く相手ではなかった。おれの
祈りを聞く相手ではなかったのとまったく同じように。南無阿弥陀仏、念被観音力。
831名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 17:44:37
>>828
語尾が単調すぎ
非常に退屈で何の面白味も無い稚拙な文章
「彼女」「娘」の使い分けが何の意味も成していない
ただぐちゃぐちゃにしているだけで効果なし

少し前見た光景が繰り返された。

これは他の表現方法が見つからないから逃げたのだろうが、脱字がある挙げ句に説明不足
832名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 18:02:01
「謙虚も努力も愛も誇りも切実も嘆きも真摯も賛嘆も夢も」

くどすぎ

「猫の笑い声のような不思議に侮辱的で耳障りな音が頭の中で位相幾何学的に
炸裂し、冷たい焔がどこか心臓の南西あたりで闇よりもいっそう暗く踊った。」

くどすぎ
833名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 18:11:41
「われわれが自由について考えているつもりになっているとき、実は単により
いっそう込み入った不自由について考えているのにすぎない。
 自由は、自分の中にも、自分の外にも存在しない。その中間あたり、自分でも
自分以外のものでもない微妙なところに、なにか奇跡的な条件が重なったときに
現れるものだ。わたしの言っていること、わかってもらえるかな」
 ジョー・カーは言った。正直言って、さっぱりわからなかった。
「おれがいま考えている自由っていうのは、あんたのたわ言に付き合わされること
から逃れて、今すぐ完全無欠の我が家に帰って、幸せなときを過ごす事なんだけれど、
これがよりいっそう込み入った不自由なの?」
 おれが言うとジョー・カーは子を思うマウンテンゴリラのような顔つきになって、
「そう。いまおまえが考えたのは不自由についての考えだ。考えるまではそれは
確かに自由に程近い考えだったかもしれないが、考えられたらもう不自由でしかない。
これ以上言葉でその意味を伝える事はできん。いつかお前にもわかるときがくるだろう」
 と言った。言い終えたときにはかれの顔は我が子を喰らうマウンテンゴリラのようだった。
人に警句を与えるときのかれの癖だ。この顔を見て泣かない子供は一人もいない。
正直言って、おれも泣きそうになったくらいだ。なんといっても鼻の穴が大迫力だ。
それは自由そのものの輝きを内に秘めた大いなる謎と秘密の洞窟のようで、
見るものの心を電光で貫かれたような畏怖で満たさせずにはおかない。
 その花咲く華々しい鼻の穴を眺めているうちに、おれにも自由のなんたるかが
わかった気がした。
834名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 18:31:52
「おまえには技術しかない。もっと言えば技術すらあまりない」
ベースの「ドクター・鬼ハヤブサ」が、バンマスの「ミラクルクルパーZ」に言った。
「今度からおれたちはお前抜きでやる。お前なんかまったく必要ない。バンマスは
おれだ。さあ、早くおれたちの目の前から消えうせろ」
 しかし、ミラクルクルパーZも伊達にこれまでいくつもの修羅場をくぐってきた
わけではなかった。反逆する犬の対処法については心得ている。かれはポケットから
バッと藁人形を取り出した。首にはドクター・鬼ハヤブサの馬面の写真が張ってある。
「いいか、おれがこの胸についているボタンを押すと、首がもげて五十メートルは
吹っ飛び、内蔵されているオルゴールで『メリーさんの羊』をかきならしながら
落下傘で降りてくる。もしそれを地面に落ちる前にキャッチすることができなかったら、
おまえは鏡から伸びてくる手にひっぱりこまれて魔界に落ちる。そして今日は風が
超強い。さあ、言ってみろ。バンマスにふさわしいのは誰だ?」
 もちろん頭脳派ドクター・鬼ハヤブサはこの事態を予想していた。かれは素早く
ミラクルクルパーZの手から藁人形をもぎとると、すばやく顔の写真をかれの
ものにすげ替えた。そして勢いよくボタンを押す。シュパァ! という音がして、
首が天高く舞い上がった。「メリーさんの羊」のメロディが高らかに鳴り響いた。
「あばあああああ」
 ミラクルクルパーは半狂乱になって、風に流される藁人形の頭を追って
駆けて行った。長髪を振り乱し、若い身体に汗をきらめかせて、どこまでも。
                                                fin
835名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 19:55:11
>>831
物語なんだから語尾が繰り返されるのは当たり前
「娘」はシーンごとに必要
ずっと「娘」だとくどい
変化つけんとな
物書きの初歩も分からんのか
「少し〜」の後に「〜燃えていた」がくるから意味がある
4の「煌々と光る赤。隣町は夜の暗闇に浮き立っていた。」との対比
批評の批評してみました
つまらんな
物の分からない奴は黙ってろ
836名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 20:07:17
さすが酷評・・・こえぇ・・・
837名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 21:36:04
>>835
つーか物書きの初歩が分かってないのはあんただ。
まさに>>831の言う通り。
ちょっとその辺にある小説を読んでみろ。
こんなに単調に語尾を繰り返し使っている作家は皆無だよ。
娘と彼女の使い分けも、上手くすれば生きてくるかもしれないがこの文章にはそれが無い。
ただ混乱を生むだけの無意味なものになっている。
爆音の表現に『ドカン』などという擬音を使うのもいただけない。
擬音は文章を稚拙に見せる要因であり、下手な小説程多く使われる。
一行目の通り抜けた、の部分もおかしい。
自分達の上空を通ったのだから『通り過ぎた』とすべき。
因みに>>804を書いたのは俺だ。
思うにアンタは作者だろ?ついでに>>805も。
下手な自演はやめておけよ。
酷評されるのが嫌なら書き込むべきじゃない。
838名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 21:43:02
そうだそうだ!!
『ドカン』なんて擬音があるかっ!! ちゃちいんだよっ!!!
『ドゥォッッグォォォアアァァンンッッ!!』が正しいんだよ!!!
839名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 21:51:48
↑爆音の擬音で『ドカン』以上のもの教えろよ
擬音がダメってのも変な話だな
素晴らしい小説にも擬音は使われている
スティーブン・キングしかりHGウェルズしかり村上龍しかり
そもそもこういうアクションありのものでで擬音がダメってのは全く的外れ
どこで聞いたか知らんが擬音の有無はTOP、激しく恥ずかしい受け売りやっちまいましたな
『通り抜けた』と『通り過ぎた』どっちもでいい
てか微妙にニュアンスが違う
作者次第
おまえがぎゃあぎゃあ言うことではない
後は先に答えたとおり、

おまえ批判されたからって変な言いがかりつけんなよ
なんちゃって批評家はここにはいらないw
840名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:04:23
安置祇園厨は昔からいるから気にせんほうがええよ。。。
841名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:12:51
>>839
大旨同意。
でも酷評に対して酷評返すと荒れるから止めたほうがいいよ。
842名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:17:51
> ↑爆音の擬音で『ドカン』以上のもの教えろよ
って、やっぱり作者さん?

あなたの言うとおり擬音すべてがダメなんじゃないんだよ。生かすも殺すも書き手次第。
で、この作品では幼稚な印象しか与えていない。それだけのこと。

ついでに書いとくと、835もひどいね。
> 物語なんだから語尾が繰り返されるのは当たり前
なんですか、こりゃ。
『た。』についても上記と同様、その効果をうまく使えていないだけ。というか、まあ、やっぱり
効果うんぬん以前のレベルなんだけど。

なんつーか、他スレの『不動明王ような恐ろしい形相』の文とおんなじ次元だよ。
見るも語るも恥ずかしい、わかってないのは本人だけ、みたいな。

とにかく自演はヤメレ。書くことに真摯であるのならつまらん手管ではなく、真正面から反論しろ。
843名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:26:05
自演の嵐だな〜宇宙戦争作者大暴走かw
そもそも素晴らしい小説を読んで真似したら
自分の小説の質も上がると勘違いしてるしなw
腕に伴った技法を使えと言いたい。
844名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:26:14
>擬音は文章を稚拙に見せる要因であり、下手な小説程多く使われる
>あなたの言うとおり擬音すべてがダメなんじゃないんだよ。

言い掛かりの次は酷い言い逃れですなw
俺は作者ではない
あんまり酷い(笑)批評があるとそれ批評してまさあ
これから気をつけろよ
てかもう来ないか?w
845名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:27:28
>>842=>>843
自演乙w
846名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:34:40
下手な酷評は受け流せ。
以上。終わり。
↓さあ落ち着いていきましょ。
847名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:35:12
>>844-845
この宇宙戦争について書いたのは842だけだよ。
で、作者でなければそれでいいから、おれが書いたことについて真面目に反証しろ。

バカにはわからんとか、どっかのスレで支離滅裂やってる阿呆とおなじようなことは言うなよ。
848名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:40:57
>>811にも同じようなことを書きましたが、
「宇宙戦争」という続き物は、文章は稚拙で展開も無茶苦茶ですが、
だからこそ電波っぽいところが面白いと思います。

というよりも、(こう書いてしまうとあれかも知れませんが、)
それ以外面白い要素が無いように思われます。

こういう面白さって作者が意図したものではありませんから、
文章を直してしまうと、この電波みたいなノリが失われてしまいそうなんで
今のところは最後まで続けたらいいのではないでしょうか?

そしたらまた面白いものが生まれるかもしれませんし……
849名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:41:09
確かにあなたの言うとおり、擬音を使った素晴らしい小説があるのは事実だろう。
けれど、素人小説に下手な擬音が使われている場合が多いのもまた事実。
そして大半の作者は後者の素人小説となる。

本来稚拙に感じるはずの表現を上手く魅せるのは相応の技術が必要であり、
あなたの腕は正直に言ってその域に達していない。もちろん俺もだが。

通り抜けたと通り過ぎた、確かにニュアンスが違う。
つまり用途が異なると自分でも分かっていると思うが。
文法的に少々おかしい感は否めない。
少し自分の文章を落ち着いてみてみろ。

自作自演もいい加減やめとけ。
すぐ分かる。
850名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:41:10
>>847
反証は既に終わってる
幽霊おばさん(おまえ)が幽霊はいるいる、わめいてるだけ

>擬音は文章を稚拙に見せる要因であり、下手な小説程多く使われる
>あなたの言うとおり擬音すべてがダメなんじゃないんだよ。
おまえが↑について言い訳してくださいよ

俺のレスはこれが最後
スレ汚しスマン
851名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:41:48
以下宇宙戦争作者の自演
852名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:43:58
>>847=>>848=>>849
時間差ごまかしの自演キター!!!か
つまんね・・
最後言うたけどこれはしゃあないっしょ
kimo杉w
853名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:45:38
飯でも食おうと、辺りをぶらついて吉野家とか松屋とか気分的に乗らねーよ(笑)
とかしてたら、小さな中華料理屋が在った。夏美飯店。らーめん300円で安くね?
暖簾をくぐると先客は無し。壁一面に貼られた型遅れのカレンダーがうるさい。
カウンターにはガラクタが積み重なり、奥は見通せない。
粗雑な出来の椅子に落ち着いて、ふとすると皺だらけの妖怪が横に立っていた。
手に水を持つ。よく見れば店の女主人だった。もしや夏美さんだろうか。
考える自分に妖気を含んだ笑みを向ける。ラーメン、と注文。なにやら擬音で答えて
のっそりと奥に消える。心を落ち着かせる為水を一口。ぬるい。ぬるま湯だ。
カウンターの奥、二つの目が一瞬光る。側に在ったジャンプを手に取り、
ページを捲るが、はたと手が止まる。それは十年も前の刊行物であった。
夏美ペースで事は進んでいた。冷静を装っていると、らーめんが出来上がった。
それは当然の様に、デタラメな品だ。しかしこの段に至っては、希望だとか期待などの
陽なる思考とは決別していたお陰で、椅子からころげ落ちる事は無かったが、
ギリギリの線だったと言えよう。絶望的に汚れた丼ぶりが食欲を削いだ。
醤油らーめんだというのにコーンが大量に入れられていた。
麺は茹で過ぎて張りを失い、スープは白湯に醤油を垂らしただけであった。
解凍の済まぬまま放り込まれた豚の肉片は辺りの熱を急速に奪っていた。
箸を持ち茫然としていると、横目に何かがよぎる。見るとゴキブリであった。
まだ小さい故、子の親は陰から見守り、大事を案じているはずだ。
あるいはその勇姿に心晴れやかだろうか。

それはともかく俺も男だった。何食わぬ顔ですっかり平らげ夏美飯店を後にした。
854名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:48:07
>>849
言ってることがみんな一緒
自作自演もいい加減やめとけ。
すぐ分かる。

オーラス
スマソ
855名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:48:30
きた・・・。
コレが最後とか言っといてまだ出てくる輩。
856名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:51:39
>>854
うっす作者君。
俺が書いたのは>>804>>837>>849だ。
オーラスとか言わないで良いから、黙ってこっそり消えてくれないかな?
857名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:53:37
>>725
>>755
>>790
>>801

もし、全部同じ作者の方でしたら、
ある程度、まとめて貼ってくれた方が、まだ何か言いやすいです。
短いものだと、なんともいえない、ことがありますので
858名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:53:53
ここまで全部私の自演、ってことで手を打ちませんか?
859名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:56:33
>>850
だからさあ、おれは842と847しか書いてないんだよ。

> 反証は既に終わってる
> 幽霊おばさん(おまえ)が幽霊はいるいる、わめいてるだけ
反証になってないよ。

> 俺のレスはこれが最後
> スレ汚しスマン
やっぱり、どこぞの阿呆とおなじか。真正面から議論することから逃げるのか。
茶化し、誤魔化し、ときおり青臭い本音をもらし、たまに片鱗を見せるが、しかしその理想を叶えるだけの
力はなく、投げかけられる言葉にはだれかかれかまわず噛みつくだけ。

いいか、勘違いするな、みんながおまえを受け入れないんじゃないよ、おまえがみんなを受け入れようとしな
いんだ。

>>858
ごめん、書かずにはいられなかった。
860名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:59:44
自演でも他人でもどうでもいいけど読みずらい
861名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:00:18
宇宙戦争(笑)
862名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:12:46
>>822
翻訳もののSFっぽい感じがしますね。
文章については他にも指摘があるので特に書きません。
おそらく、時間がたてば自分で直せるのではないでしょうか?

批評とは関係なく、一つ聞きたいことがあります。
「百をとうに過ぎた年齢である」「輝くばかりに若く美しいあの女」が、
「ミス・ウィザード」なのでしょうか?
おそらく状況から見ると、そうなのだと思いますが、解りにくかったです。
ただ、前に読んだSFってなんかこんな感じで状況が解りにくかったりしたので、
特に気にしなくていいかもしれません。
役に立たないと思ったら、この感想は無視してください
863名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:27:03
>>830
ここにでてくる「おれ」というのは「なまず」か何かの魚なんですかね?
魚の世界というか、「なまず御殿」とか
「うなぎの連中が何やかやいちゃもんをつけてくる」
なんてのは、とぼけた感じが面白かったのではないでしょうか?

ただ、
空っぽの祈り→まったく何も祈らないよりはましだ。そうでないか?
「なますにしたるわ」→俺は死んだ
「猫の笑い声のような〜いっそう暗く踊った。」
のあたりは、同意できないというか説得されないというか、
寒いというか、置いてきぼりをくらったような感じがしました。
そのせいで文章にも入り込めなかったです。
864名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:36:36
>>833
ジョー・カーに「これ以上言葉でその意味を伝える事はできん。」なんて言葉で諦めさせるのではなく
もうちょっと、頑張らせて欲しかったです。
面白そうだったので。


ジョー・カーの顔が、色々な言い回しで語られていますが、
具体的にどんな顔なのかさっぱり思い描けませんでした。
複雑な表情をしていたということでしょうか?
それとも、とても恐ろしい表情をしていたということでしょうか?
もっと普通の言葉を使ってもいいんじゃないかと思います。
865名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:39:33
>>834
呪術師どうしの決闘でしょうか?
この名前とかのろいの方法とかのろいの効果とか
馬鹿馬鹿しくて楽しかったです。
866名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 00:00:10
>>853
> まだ小さい故、子の親は陰から見守り、大事を案じているはずだ。
> あるいはその勇姿に心晴れやかだろうか。

ここは読んでいてニヤニヤしてしまいました。

ただ、他のこの中華料理店のひどさの語り口は失礼ながら空回りしていたように思われます。
これだったら2chの雑談スレに書き込むとき程度の凝り方でも充分では?
ただ、もっとたくさん書いて、この道を貫いていくのもありかもしれません。
867830=833=834:2005/06/22(水) 00:00:26
>>863
は? お前がおれの文章に入り込めなかったのが何でおれのせいなんだ? 
明らかにそれはおまえの頭が悪いせいだろ? 人並みの読解力を身につけてから
出直してこいよこのへなちょこ野郎。いかれとんび! 卑劣漢! 色魔! いやーん!

……うそうそ(笑)。上の人の真似してみた。感想ありがとう。
「おれ」がなにかについては、他のことの一切と同様、何も考えていないです。
「置いてきぼり」の一言は胸に染み入ります。まったく独り善がりな文章ですね。気を
つけないと。
ただ「猫の笑い声のような〜」以下の文章が>>832さんにも(あなたも感想ありがとう!)
>>863さんにも不評なのはちょっとがっかりしました。自分ではここが一番良いと思って
いたのに。アーチスチックで。ここが一番ひとを置いてけぼりにしてたのかな。

>>864
おいらの頭ではあれ以上哲学風の会話なんかでっちあげられません。
この話は哲学者ジョー・カーの鼻の穴の偉大さについて過剰装飾的に書くことだけを
目的に(実は当初の計画では全くの無目的だったが)作られたものなので、そこを
普通の言葉で書くわけにはいきません。彼の顔ですけれど、「我が子を喰らう
マウンテンゴリラ」じゃ思い描けないでしょうか?
僕はありありと思い浮かべられるのですけれど……

>>865
これは地方の名もなきロックバンドのメンバーどうしの決闘です。わかりにくかったですね。
この話は100%冗談で(上の二つは15%くらい真面目でした)殴り書きしたものなので、
ところどころ文章がおかしいですね。何書いてるかよくわからないところがある。
だいたいオルゴールは高らかに鳴り響かないと思う。
まあ、楽しんでくれたなら幸いです。人物名に関してはおれの壊滅的ネーミングセンスが
余すところなく発揮できて、たいへんに満足のいく出来になったと思っています。

それじゃ。ありがとう!
868830=833=834:2005/06/22(水) 00:05:51
>>864
……あ、そうか。「我が子を喰らうマウンテンゴリラ」ってのは、
「我が子を喰らうサトゥルヌス」
ttp://homepage2.nifty.com/kajipon/bijyutu/image41.jpg
のイメージが先行してないと確かに意味不明でしたね。
いまごろ気づきました。まあ、こんな感じのマウンテンゴリラなんです。
869hamada:2005/06/22(水) 00:13:35
http://www.uploda.org/file/uporg131454.zip.html

ラノベ調の活劇小説です。よければ批評よろしくお願いします。
870名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 00:35:27
>>867
かなりワロタw

>>853
文法としておかしかったりするところがかなりある。
けど、それを含めて何か引き込まれる文章だね。
若者風の語り口にしたのが良かったのかも。
カレンダーがうるさい、もしや夏見さんだろうか、の部分は上手いと感じた。
ゴキブリのくだりも個人的には凄く好きw
871名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 02:46:45
寝りは深かった。しかし目が覚めたのだ。部屋の空気がいつもと違うのに気付く。
付けっ放しの扇風機はいつもの振動音を立てて作動している。開け放たれた窓からは虫が
鳴き、小さく鈴の音が響いた。猫が真夜中の散歩をし、塀から塀へ飛び移る姿を連想させた。
目を開く。部屋は暗く視点が定まらない。しかし寝る前と今とでは明らかに違いがあった。
いつもそこに満たされたいた慣れ親しんだ空気は、数時間経ってごっそり違う何かに入れ替わっていたのだ。
すっと頭を動かすとそこには見知らぬ男が立っていた。最初に現れた感情は怒りだ、不条理なものに
対する怒り。本能は理性を凌駕し追いやる、部屋の隅に追いやられた理性はただ同然と成り行きを
見守るのであった。体は素早く反応し、跳ね起きる。毛は逆立ち目を向いて怒号を浴びせ、雄雄しく男を
威嚇する。豹変である。電気的と形容したくなる、その動物的瞬発力と体から発せられる刺々しい雰囲気に
驚嘆し、感心すらした。人の可能性を見出したのだ。
男はたじろぎ、はじかれた様にその場を逃げ出した。勢いよく階段を駆け下り、マンションの大扉を
荒々しく開け放ち、けたたましく地を蹴る音が深夜の住宅街に響いて遠ざかる。

時間を確認すると3時を回った所だ。

やがて湯気を立てる体に理性が戻ると、ようやく一息付いた。
次第に体温は奪われ現れたのは恐怖だった。最悪の事態を想像すると身が縮まった。



なんですかね?こりゃあ?書いてる内にわけわかめ。
872822:2005/06/22(水) 05:36:05
レスどうもです。

>824
ヲタっぽいですか…orz。「そらす」の重複は指摘のとおりですね。
もっとアタマをひねるべきでした。

>826
ありがとん(・∀・)

>827
穴だらけとは正直キツかったですが、指摘された部分はすべて
納得できました。いちおうここにupする時点で、自分で読み返して
とくに違和感を感じなかったのですが、勉強不足ですね、おれ。
「不思議と読みやすい」というのは励みになります。ありがとう。

>862
翻訳もののSFですか…たしかに洋物のSFやFTが好きなので、
文体とかは好きな作家の影響を受けていると自分でも思います。
若く見えるばあさんがミス・ウィザードでつよん。

また来ます。どうもありがとう(・∀・)
873名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 05:56:51
>>871

書き手がイメージを咀嚼できてないから、全部説明になってしまっているんだ。
まず、最後まで書いて、推敲を繰り返して、
書こうとしているものの内容を吟味しなければ、
>わけわかめ
だよ。
まずは、最後まで書ききることだ。
874名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 10:39:27
>>728>>754>>779>>802>>828
何の面白味もない作品
語尾が単調で駄文もいいところ
小学生のコンクールでもこれほど退屈な作品はないんじゃないだろうか
むしろ「害」と言えよう
擬音もインパクトないし何も伝わらないね
もっと文章を書く練習をしたほうがいい
875名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 11:01:58
>>828
「先程と同じ爆音」「少し前見た光景」
表現力がないためか、描ききるスキルがないようだ。
同じ音や景色は二度と重複したりしない。
異なる手法やアプローチの仕方ができないようでは、読み手は離れるだけ。
手抜き糞作品。


>>871
冒頭で「目が覚める」とあるが、四行目でもまた「目が開く」と書かれている。
深い眠りから覚める状態=目が開く なので矛盾している。
「男」の存在感がいまいち薄い。
主人公の感情を急変させ、空気を変えてしまうほどの力がその男にあるようには見えない。
876名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 12:08:11
  宇宙戦争6
 鉱山採掘場で働いていたことがある。
 当時、その仕事は、学生の夏休みのバイトとしては最高の報酬が得られた。
 そのため競争も激しく、3年の夏にようやくありつけたくらいだ。
 僕の家は、この街の大半の家がそうであったように決して裕福ではなく、大学の
 入学金と授業料を自分で稼がなければならなかった。
 仕事は朝9時から、夕方6時まで。つなぎの作業服に懐中電灯突きのヘルメットを被り、
 作業靴をはき、クレーンにのせられ地下の穴に降りる。
 そこで一日中ツルハシを振り続ける。
 たまに大きな岩盤に当たり、ハッパを使うことがあった。ダイナマイトである。
 僕ら学生のバイトは遠くから見ているだけであったが、倉庫に大量のダイナマイトが
 あることは知っていた。



877名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 12:43:15
>>876
ただの日記の域を越えていない。
文学的な魅力に欠けた文章。
個性や印象深さもなく、ただ退屈なだけだ。

突き ×
付き ○

無意味なひらがな表記も随所にあり、推敲も不足している。
878呑兵衛 ◆/KYuPzLTFI :2005/06/22(水) 14:06:19
呑みに行こう

「いらっしゃいませー。何人様で?」
「4人。座敷あいてる?」
「はい。2階になります。どうぞー。」
階段を中段あたりまで来ると、笑い声や話声が聞こえてきた。
靴を脱ぎ、靴箱に入れる。
私はいつも、後で忘れて探すことがないように端に入れる。
座敷にあがると、色んなグループがいた。
中高年のサラリーマングループ、若いカップル、大学生らしき男ばかりのグループ。
店員に連れられ、席に着く。
「お飲み物何になさいますか?」
「生ビール中ジョッキで。」
胡坐をかき、メニューを回し見する。
「いい店だな。」
ビールが持ってこられる。
食べ物を頼み、ジョッキを掲げる。
「乾杯!」
一口呑み、ぎこちない空気が一瞬で消え去る。
話題はビールから始まり、近況報告、現代社会へとひろがっていく。
食べ物がやってくる。
一口つまみ、ビールを飲み、喋って、また一口つまみを繰り返す。
「お姉さん」
店員を呼び、銘々酒を頼む。
ウィスキー、焼酎、日本酒。
それらを呑み始めると酔いが回り始める。
ふと、周りに目を向けると、それぞれみんな好き勝手やってる。
サラリーマン達は赤くなりながらなにやら熱い。
カップルは言葉数少な。
大学生達は大きな声で。
みんな自分達の世界に浸りきっている。
私は気持ちよく自分達の話題に戻っていく。
879名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 17:29:09
>>878
全部等質にあったことを書きましょうという作文の課題ですか?
もし、坦々と書きたかったなら全部並列であることが坦々としているということではないことを理解しましょう
描写?
同じことを言葉を変えて複数文にわたって書くことは描写ではありません。

作文じゃありません、いわばエッセイのようなものです、または小説の一部ですか?
もしそうなら、なにか読者に伝えたいことや感じさせたい効果はあったのですか
>私は気持ちよく自分達の話題に戻っていく。
読者である私は気持ちよくありません。
880879:2005/06/22(水) 17:44:08
呑みに行こうと語りかけるふりの題名とは裏腹に
前日の飲み会の話を、おしゃべりだけど話の下手な奴に話されている感じがする
いい店だったと言われてもどこが良かったのかわからない。
楽しかったと言われても何が楽しかったかわからない。
ウィスキー、焼酎、日本酒と居酒屋にある酒の総称を言われてもああアルコールねとしか思えない。
靴箱に入れる位置? 「私ってば靴箱は端っこに入れる人だからぁ」
あ、そうですか。

みんな自分達の世界に浸りきっている。
のくだりで気付いた。なるほど、浸ったまま書いたんだね
881880:2005/06/22(水) 17:44:31
まちがえた
>>879
だった
882名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:10:10
↑拙い批評の駄文連鎖すな
 
>>876
これどっかで聞いたことあるようなないような・・
パクったの?
それだけに可もなく不可もなく
>>878
「乾杯!」 当たりまではテンポいいけど、これからってところでショボーン
途中でやる気なくした、みたいな・・・
結局何を見せたかったのか分からん
淡々とした中に、呑み屋の雰囲気を伝えたかったのなら最後の勘定まで
書ききるべきだし、観察力も足りない

と思う
883名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:24:54
>>853
狙いすぎ、かね
とりあえず言いたい事言い切ったみたいで気持ちいいっちゃ気持ちいい
理性の無さ、自意識の過剰さが匿名性の2ch的らしい
884名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:31:09
>>833
これまた自意識過剰だな
自分でもなんのこっちゃ分かってないけど、そこは感じで、みたいな?
>子を思うマウンテンゴリラ
無茶苦茶で狙ってるんだろうけど、なんか笑えるな
>花咲く華々しい鼻の穴
早口言葉に認定してもらえよ
885名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:35:01
>>830
なまず御殿とかおもろいな
最後は勢いだけ
最後まで忍耐もって書ききれ
886名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:42:48
>>822
なんかガンダム思い出したよ
シャアと誰かでこんなのなかったっけ?
なんか固い印象だな
語りにもうちょっと軽やかさが欲しい
喋り言葉に使わない単語を連発するとちと疲れるよ
それでも話な内容としてはSFのツボおさてるし面白そうだ
こっから壮大なものに持っていけるなら読んでみたい気がする
887名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:46:34
久しぶりにきたが☆とか点数の人もういねえのか?
レベル下がったな
ま、これからどんどんコクってくんで投稿よろしく
888名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:47:40
誰だお前
自意識過剰だな
889名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:49:31
それ俺自身も思ったw
890名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 18:51:28
プッ
891オチは無いです:2005/06/22(水) 19:06:13
女が泣いている。ホテルの窓辺の縁に体育座りの格好で。展望の良い部屋だ。
夫である男は朝早くに慌しく部屋を出た。出張に付き添って上京し、一人窓から街を眺めるのだ。
何も問題は無い。と女は思う。

街に出て雑踏の中を歩く。かつて女は東京に居た。
闊達に歩く人々が追い越して行った。

夜中に起きる。男は隣で静かに寝ていた。
闇を見つめ、ベットを抜け出す。女は何日も寝ていなかった。

ホテルのバーラウンジにはぼつぼつと人が居た、品の良いホテルで
高級な素材がふんだんに使われ、形の良いカウンターテーブルやソファが
広めのラウンジにセンス良く並べられていた。ジャズ歌手が暗がりの中静かに歌っていた。

女はカウンターの端に落ち着き、強め酒を注文する。煙草に火を付け、深く吸い込む。
間接照明の灯りがほのかに暖かく、時間はゆっくりと刻まれた。

後ろの席では男女の集まりがあった。聞こえる話題はくだらないものばかりで、
つまらかった。指にはめた指輪を眺める。反射して金色に光る表面をそっと撫でる。

暇そうにしているウェイターを呼び、酒をおかわりする。女はカウンターにまばらに座る老若男女を
そっと眺める。
892名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 19:12:29
>>882-886
拙い駄文の連続してんなよ
邪魔だ
893名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 19:40:02
>>892
まぁ確かに。
批評というより感想だよな。
しかも表現がふわふわと抽象的・・・。
毒にもクスリにもならない感じだ。
894名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 19:53:49
>>891
文章と言うよりは箇条書きになってしまっている。
語尾が単調で一文一文が短いせいだと思う。

895名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 20:08:48
>>880
概ね同意だけど、靴箱のくだりはいいと思うな。
その人物のキャラクターが分かる部分だから。
そういうのを全部除いたら小説は成り立たないと思うがどうか。
896名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 20:12:41
>880
>そういうのを全部除いたら小説は成り立たないと思うがどうか
その意見自体にはもちろん同意する。
けど、二行に分けたセンスがなぁ
この形式だから一行を長くしたくなかったと言われる可能性もあるが
わざわざ二行に分けるほど立てたいもしくは立っている特長かと思う。
描写ではないけど、「同じことを言葉を変えて複数文にわたって書くことは描写ではありません」
ってこれに対しても言いたい
897名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 20:43:40
>>879
すげぇオナニー批評だね。
読みにくいっすわ。
898名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 20:48:38
>>822
今頃すみません
最初の会話で、時代設定が判ります。これは良い方法で読者に親切。
主人公が女の声を聴いたとき、女が何処にいるのか判りません。
主人公が戸外にいることと、女はそこから距離があるところにいる、
ということは説明されていましたが。
順当に行くと後方なのでしょうけど、そのシーンが頭の中で
明確に再現できませんでした。
全体的なことを言えば、未来の風景描写があるともっと馴染めたかも。

>>891
何を書こうと思いましたか?
899名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:12:37
>>893
一文一文拾って、受け売りの型にはめる批評になんの意味があるのか理解できないな
個性もなく、ただこうあるべきっていう批評が多い
でそいつの言う通り直して見ると全く紋切り袴のつまらん文章
問題は全体としてどうか
抽象的になるのは至極真っ当
たくどれだけ傲慢になれるんだか・・
そこの空気を読めない奴は批評なんてやめとけ
900名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:20:40
>>891
雰囲気はあるが、中身がない
想像を働かせられるものではある
もうちとヒントを散りばめるべき
全体的に読みにくい
901名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:47:49
例えば
>>896は的外れだな
そこは作者の個性
実際野暮ったい感がある
だが野暮ったかろうがどうが、そこ一文をとって批評すべきところではない
>>895の言うようにそこから何かが出ているわけだしな
「同じことを言葉を変えて複数文にわたって書くことは描写ではありません」
補足からくる広がりを無視して、同じことを〜っていうのは全く勘違い

批評にも責任ってもんがないとな
これじゃダメでしょ
902名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:54:01
>901
「同じことを言葉を変えて複数文にわたって書くことは描写ではありません」 
補足からくる広がりを無視して、同じことを〜っていうのは全く勘違い 

広がっていないものが多いから、こういいたくなる気持ちはわかるけど?
903名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:54:28
もうちょっと責任と思慮が欲しいよな
アラつついても批評にはならんよ
アラは個性にもなるんだから・・・
904名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:55:23
さっきから、評者いじりしてるの>887だろ?
お前の批評こそ言葉じり取ってるだけに見えるが
905名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:58:38
>アラは個性にもなるんだから・・・ 

アラが個性になる可能性については自分で判断すればいい
こんなところに晒した結果個性的になることを期待するのか?
お前は、他人が言っていないことを言って
「俺って普通の奴がわかってないことをわかってる」
と悦に入りたいだけだろう……

ま、いいや
がんがって酷評してくれ
906名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:59:52
ふむ
俺はそうだがw
文章に対する批評と、批評に対する批評を一緒にしてもらっては困る
907名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 21:59:56
ここに投稿する人は批評する人に責任なんて求めないと思う。
不特定多数の人間が見て感じたことをそのまま表現すりゃあいい。
粗探して酷評すりゃあいい。スレタイ見ろよ。

こういう場で質を求めたってただ矮小化するだけ。
ここは2ちゃんねるだぞ!
908名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:00:13
>>899
だからアンタの文は独り善がりで読みにくいからもう書かなくていいってば
909名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:03:43
>>907
なんか納得しちまったよ
ここは料理をゴキブリに食わす場所なんだな
分かったよ
ま、俺は俺なりにやってくわ
910名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:05:22
>>909
つーか君誰よw
911名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:05:55
酷評スレなんだしアラつつくくらいでいいんじゃないの。
書いている方も名無しで気楽に書けるからココに来るんだろうし。
突っ込んだアドバイスやそれ以上のやり取りがしたければ、
投稿サイトや、名前名乗って責任持った上で他の批評スレ行けばいいよ。
912名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:07:06
>>909
全然分かってないよーだが、逝け。
913名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:13:56
面白い人が一人いるようですねw
914名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:14:40
トムヨークが嘆いた
any one play hihyo!
915名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:15:13
間違えた・・
any one can play hihyo!
916名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:20:46
>>869
批評というより感想です。


明らかに日本語としておかしな言葉がたくさんありました。
メモっただけでも

権には逆らえない、それは力がものをいうこの時代の掟。
「それでいい、もう無益な殺生など必要ない。自らだけでいい、死ぬのは。」
自生の句を心に詠んだ。
鉄の意志を持つ堅牢な剣豪
組内から維新派が出れば摘み取るほかない
「我が北辰一刀流の錆としてくれよう!」

展開も

新撰組の団員が「世界に視野を向けた」「大久保さんたちについていく」ことに決めて新撰組を脱退しようとしたが
その裏切者を隊長が街中で追い詰め、チャンバラをしている。
それを制止しようとした武士が、幕府に逆らったということでその場で切腹することとなり、
一緒にいた武士の妹がそれに逆上して刀を振り回し……

という出てくる人間が頭が空っぽに見えます。


文章のいいかげんさと、人間の軽さのせいで、
登場人物の苦悩とかそういうものがあほらしく見えてしまいましたし
最後に歴史がずれようとしているそのダイナミズムがしょぼく思えました。
917名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:24:55
↑感想の批評まだ〜?チンチン/∇
なんか楽しみにしている自分がいる・・orz
918名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:26:26
>>899>>900>>901>>903>>906>>909
稚拙で非力な文章の連投は害でしかない
視野の狭さを露呈させているだけ
邪魔だ
919名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:28:41
感想も批評も今は控えたいと思います
揚げ足取りの馬鹿にわけのわからんこと言われたくない
あら捜しの方がまだいい。少なくともそこが「あら」だとわかるからです
920名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:30:12
>>909
お前リアルで嫌われてそうだね
悲惨な奴
921名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:30:20
>>871
笑えました。
言葉に喚起されて書いていったという感じに見えました。
上にも説明になってしまってる、というような評がありましたが、
不条理な状況を書いているのだから、無理に説明をつける必要はないし、
整合性みたいなものを気にする必要はないのではないか、というようなことを思いました。
922名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:31:31
言葉尻を取ったり、わざと反対の言葉ぶつけて煙に巻いて
中身がないのに「俺ってディベート上手い」と言われても困るのと同じです
あなた、アリとか他の匿名投稿板で常連同士で群れあってる人じゃないですか?
なんか、そういうやり取り多いところってありますよね
923名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:32:08
909のおこちゃまはネットでいきがりたい年頃なんだろう
頑張ってるみたいだけど批評が的外れじゃ可愛いもんだ
924名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:33:23
>>876
もう自由気ままに思いついたことをどんどん書いていって
無限に話を広げていけばいい、まとめたり落としどころを考えたりする必要は無い
と個人的には思います。
925hamada:2005/06/22(水) 22:35:43 BE:338745986-
>>916
どうもです。
日本語は申し訳ないです。正直、今見てもどこがおかしいのか自分ではわかりません。
もっと本を読もうと思います。
展開については、人物の設定不足ということですかね。全体的に展開早めだと思っているのですが、それもどうでしょう。
926名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:36:09
>>876
何の面白味もない文
退屈だ
927名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:38:34
>>878
もうなんか色々書いている人がいて下手なこと書くのが怖いのでw
思いついたことだけ書いておきます。
参考にならないと思ったらスルーしてください。

呑みに行ったときの状況が何故かよく解ります。
「私」という一人称をまったく使わないで、
この光景をこんな感じでつらつら書かれたものなら読んでみたいと思いました。
928名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:43:15
>>925
わざわざご丁寧にどうもです。
展開は早めだとは思いましたが、正直「だるい展開だな」と思ってしまいました。

見せ場である決闘の場面だけを書いてしまってはいいのではないでしょうか?
929名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 22:50:18
>>891
現在形を多用しているのは狙いでしょうか?
狙いなのでしたら、もっと多用してよかったのではないかと思います。
あと、動作だけを連続させていくというのも面白かったです。

しかし、だからこそ、
情景(?といっていいのかどうか解りませんが)の描写、
> 間接照明の灯りがほのかに暖かく、時間はゆっくりと刻まれた。
の「ほのかに」とか「ゆっくりと」というような
書き手の「価値判断」が入るような言葉が中途半端に感じられました。
無機質なものを抽出した中に有機物が残っているというような感じで。
930hamada:2005/06/22(水) 22:55:43 BE:56458324-
>>928
この後の鳥羽・伏見でそういった展開になるのですが、少々無駄な描写が多かったですかね。
自分的にはどれも必要と思い書いたのですが。舞台が幕末なので、決闘場面は演出したいと思うのですが。
ちなみにこれをストーリー的重視で見ると、この先の展開やパターンを予測できますでしょうか。
文体はまだまだと思いますが、大まかな話的構成はどうでしょう。
931名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 23:08:45
>>930
この感想はラノベを普段ほとんど読まない者の感想なんで、そこのところは気をつけておいてくださいw
よーするに素人が勝手なこと言ってるだけです。間違いもたくさんあると思います。
参考程度に聞いてください。

どの場面も必要だとは思うんです。
けどもそれが退屈なのは、無駄な描写が多いというより、
面白くない描写が多いといった方がいいと思います。

この先どう転ぶのか、展開は予想できません。
ただ、「どう転んでも驚くような展開は無いな」というのが正直な感想です。

だったら、話を構成するのに力を使うより
見せ場とする場面やクライマックスを魅力的な部分を書いていって
その場面を埋めていくような感じで話を完成させたほうがいいのではないのかなあ、
と思いました。
932hamada:2005/06/22(水) 23:18:51 BE:317574195-
場面の構成ではなく、場面自体の展開がつまらないわけですね。そう言われれば確かに・・・
話し自体はわかりやすいので、もっとエンターテイメント的な展開を演出したほうがいいわけか。
内容が漫画的なので、つまらない描写は致命的ですね。
勝負のつき方とか、台詞とか、そういった部分をもっと詰めたほうがいいですね。
驚く展開を演出するのが目標なので、頑張ってみます。
丁寧な意見、感謝します。
933露樹@0915:2005/06/22(水) 23:30:18
小説兼ボイスドラマ(朗読)の台本です
その為、間の時間で読点と三点リーダーが入っています
よろしくお願いします

http://csx.jp/~dai198/mezame.htm
934名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 23:33:55
マンホールに逃げ込んで僕は窒息しかかっていた。最後の聖戦。
僕がダコタと出会ったのは3日前だった。
仕事を終え家の扉をあけるとそこにブロンドの少女がいた。
彼女の青い瞳は僕をじっと見た。僕は気を失った。

輝く太陽の光を浴びながら、僕はファーストを守っていた。
バッターは僕の親父。放たれた強烈なストレート。親父は思いっきりバットを振りぬいた。
グシャリと潰れた知らない顔。怖くなって逃げ出そうとした僕を
親父が捕まえた。「誰にも言うな」
 
目を覚ますと、「嫌な夢でもみたの」娘が声をかけた。僕は笑顔を見せ、
「お母さんはどこにいる?」と聞いた。「昨日死んだじゃない」…声が出ない。
そこでまた僕は気を失った。再び目を覚ました時、僕は全てを理解した。
彼女は僕の娘であり、妻は死に、宇宙人が地球侵略を始めたのである。
「お父さん、戦わなきゃ」彼女は僕の目を覗き込みながら言った。
彼女は涙を流した。悲しくなって僕も泣いた。食事を終え二階にあがった。
ポロシャツを着、ジーンズを履いた。下に降りると彼女はもう準備を済ませていた。

「さあ、行こう」
935名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 23:34:08
街の大通りには靴音だけが響いていた。涼しい風が肌に気持ちよかった。
僕が「どこに行くんだい。」と聞くと、娘は「ちょっとそこまで。」と言い、2人はクスクス笑った。
街を通り過ぎ、川沿いの農場を越え、丘を登った。
丘の頂上に来た時、僕は目を見張った。煌々と光る赤。
隣町は夜の暗闇に浮き立っていた。僕は娘の手を握り締めた。
瞬間、僕らの上を何か大きな物が通リ抜けた。
やがて激しい爆音が鳴り響いた。心臓が早鐘を打つように鳴る。
娘は目を固く閉じている。震える彼女を抱きしめながら、弱々しい声で
「大丈夫だ。大丈夫だ。」と繰り返した。
続いて3度、爆音が鳴り響いた。恐る恐る木の横から前方をうかがい見た。
僕らの居た街は赤く燃えていた。はっと思い、僕は娘をかえりみた。
「知っていたのか?」彼女は真っ直ぐ僕を見返し、涙目でうなずいた。
 
採掘場で働いたことがある。夏休みのバイトとしては最高の報酬が得られた。
そのため競争も激しく、大学3年生の夏にようやくありつけた。
家は裕福ではなく、学費は自分で稼がなければならなかった。
電灯突きのヘルメットを被り、一日中ツルハシを振り続ける。
たまに大きな岩盤に当たり、ダイナマイトを使うことがあった。
倉庫に大量のダイナマイトがあることは知っていた。
936名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 00:39:54
午前二時だというのにくそ暑い。トレントと<エッジ>のバックルームにいる。
 俺のサングラスを試しているトレントに帰りたいとぼやくと、二、三分したらみんなもう帰るという。
ダンス・フロアの音楽が大きすぎて、
一曲終わって次の曲がかかった瞬間ドキッとする。
レンガの壁に寄りかかると隅の暗がりでは、坊やが二人抱きあっている。
俺がいらついてるのを見たトレントが声をかけてくる。
 「俺にどうしろっていうんだ?ルード(クルエード、鎮静剤、催眠剤)でもやろうか?」
 トレントは菓子のペッツの容器を取り出すと、ダフィ・ダックの頭を後ろに倒した。
俺が無言でペッツの容器を見ているので、容器をしまったトレントは、それから首をひょいと斜めに伸ばして「あれミュリアルじゃないか?」とつぶやいた。
「ちがうよ。あれ黒人だぜ」
「ああ、そうだな」
 沈黙。
「女でもないや」
何でトレントは拒食症でもない十代の黒人の坊やを、ミュリアルと見まちがったりするのだろう?
よく見たら、その坊やはドレスを着ていた。
トレントの顔色を見ながら、もう一度「帰らなくちゃ」とつぶやく。
「そう、みんな帰らなきゃいけないんだ。同じこと何度もいうなよ」
トレントがそういうので仕方なく自分の靴を見つめていると、今度は「文句が多すぎるんだ」といわれる。ぼんやり靴を眺めていた俺がペッツの容器を見せてくれといいかけた時、トレントが「わかったよ。ブレア見つけてこいよ。行こう。帰ろう」といい出した。
937名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 00:42:15
 メインルームには戻りたくないのだが、メインルームを通らずに外へは出られない。まずダニエルが見つかった。
<HEAVEN>の文字の入ったすそを短く切ったTシャツに、白黒のミニスカート姿の陽に焼けたかわいい娘と話している。帰ろうよというと、
こわい顔で「ふざけるな」とどなる。やっと腕をつかまえて飲みすぎだぞというと、「ダニエルは冗談だろ」というなりすばやく、娘のほっぺたにキスをし、
俺たちの後について出口に歩き始めた。ブレアは出口でU・S・Cの奴と立ち話をしていた。
 「帰るの」ブレアがきいてきた。俺は「そう」ち答えながら頭の中では、ブレアはどこにいたのだろうと考えていた。
 外へ出ると夜だというのに暑い。「ねえ、楽しかった?」ブレアがきいたのに誰も返事しない。ブレアもそれ以上何もいわず下を向いてしまった。
トレントとダニエルはトレントのBMWの前に立っている。グルーブボックスから《アズ・アイ・レイ・ダイイング》のアンチョコを取り出してブレアに手渡す。
さよならのあいさつをすませると、みんなで酔っ払ったダニエルを車の運転席に座らせる。
ダニエルの代わりに誰か運転して、家まで送った方がいいとトレントがいい出したが、送れば明日迎えに行くことになって、
かえって面倒だということで結局ダニエルが運転することになった。俺は車でブレアをビバリーヒルズの家まで送って行くことにした。
 黙ってアンチョコをいじくりまわしていたブレアが突然口を開いた。「畜生!何で黒いスタンプなんか押されなきゃならないの。落ちやしないわ」
と入場券代わりに手の甲に押されたスタンプをこすりながら怒っている。
それからブレアが四ヶ月もいなかったのに一度も電話をくれなかったのね、とせめるので謝る。明るすぎるハリウッド大通りを避けて、サンセット大通り経由でブレアの家のある通りに出る。
 車寄せに乗り入れてキスをした。ブレアは俺のこぶしを見て「真っ赤じゃない」といい残すと車から出ていった。ブレアにいわれてハンドルを力一杯握りしめて運転していたことに気づいた。
938名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 00:50:42
>>878
疑問と推測と感想です。

伝えたかったことは、何だったのでしょうか。
それが「呑みに行って過ごした時間の楽しさ」だとしても、
また、それによってタイトル通り、読者に呑みに行こうと思わせることが
お望みだったとしても、それが十分には成されていない様に思えます。
それは、4人が描かれていないからではないでしょうか。
一応、4人いるという表現はありますし、回し見、銘々等の
言葉はあるのですが、不思議と主人公一人しか感じられない。
恐らく、4人での会話がないからでしょう。
(4人の描写もありませんでしたが)
主人公以外の人が喋ったかもしれない科白はありますが、
それぞれ、一人しか話していない(様な表現でした)。
例えば、注文をする時だけでも4人が言葉を発していれば、
もう少し臨場感が出たと思います。
で、賑わう呑み屋のなかで主人公一人だけが、
その状況を味わいながら眺めている、という状況を醸し出すとしても、
それが役立つのではないかと。 

なんにせよ作者の意図如何に依りますが……

939名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 01:14:52
「絶品じゃないか」隆は紀夫の尻穴を舐めながらそう呟いた。
「もっと広げてやろうか?それとも俺の舌を深くまでねじ込んでやろうか?」
「好きにすればいいさ」紀夫はため息を口の端から漏らしながら、囁く。
「そうさせてもらおうか」隆は尻穴に息を吹きかけ、思い出したように紀夫のペニスを左手でしごく。
紀夫のペニスは激しく蠕動し、ウミヘビを思わせる彼の長大な先端から真珠の色に近い液体が涙のように輝く。
たび重なる紀夫のうめき声が部屋に反響して、淫らだがどこか寂しげな二人を照らすライトの鼓動のように思えた。
「いつまでそんなことをやるつもりなんだ?」俺は待ちきれずに口をはさんだ。
「お前が俺らに混ざる覚悟ができるまでだ」悪意と嘲笑のこもった隆の皮肉が俺の気分をめいらせた。
壁にかかった青い珊瑚のポスターとマホガニー製の椅子を俺は交互に眺め、いまの状況を冷静に考える。
「お前のかあちゃんを俺が突き刺したときも、お前はそんな顔をしてたっけな、なんて」
「隆・・・」
俺は怒りよりももっと純粋な思いを、たとえるなら絶望を感じていた。
時計の針が無情にも十二時を示した。引き返すには遅すぎる時間だった。
合図。
「わかったよ。今日は徹底的にやろう。お前の希望でもあるんだし」俺は二人に見せつけるためにゆっくりとズボンのホックをはずし、
立ち上がりかけたペニスを取り出した。
「やる気十分だな」隆が微笑む。
「おいで」紀夫が切なげに言った。
このまま俺は部屋を出ることだってできた。だが、俺は。
もう何も考えたくない。
俺は指を鍵型に曲げて隆の口に入れ、隆の舌とほっぺたの内側を愛撫した。すべてを捨て去ることはいまに始まったわけじゃない。
彼女の顔が脳裏に浮かび、その顔はなぜか俺を責めているようで、決して戻れない一線があるとすればそれはいまこの瞬間だろう。
隆が俺の指をしゃぶりだした。その強烈な締めつけは確かに癖になりそうだった。
こうやってアイツを虜にしたのか?次は俺の番ってわけか。俺は床にあったコンポのリモコンを取って再生のボタンを押す。
ビートルズの音楽が流れ出すと紀夫は恍惚と微笑み、俺の顔を見て口を開け声を出さずに「来て」と・・・
940名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 01:49:37
>>933
こういう設定やジャンルが好きな人は楽しめるんじゃないかと思います。
文章もストーリーもキャラも含めて全部。
941名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 02:17:25
今更だけど>>899の指摘にも一理あると思う。
短所って目立つから指摘したくなりやすいけど、
短所を直すと長所までもがなくなってしまうことがよくある。
このスレって「そういうふうに直しても面白くはならないな」、と思える批評がけっこうある。
(勿論、面白くなりようが無い投稿作もたくさんある)

それに投稿者は、不誠実な評者に罵倒されるリスクを負ってるんだから、
評者の側が、全くリスクを負わないってのはアンバランス。
他の評者に「俺はそうは思わない」という批評をされるぐらいはありじゃないか?
俺は個人的には自分の批評のおかしなところは指摘して欲しい(絡まれるのは嫌だけど)。
>>907に書いてあるような態度で、いいかげんなことを書いてしまったら、
どんどんつっこまれるべきだと思う。

その意味で>>901の「批評にも責任ってもんがないとな」てのにも同意。

まあ、しかし批評の意見をぶつけるときはあんまり攻撃的にやるのは止めて欲しいな。
議論にすらならなくなるから。
942名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 02:26:48
>>933
>小説兼ボイスドラマ(朗読)の台本です
 兼ねるな。

 台本としては読めない。ていうか台本としての形式をなしていない。
(台本なら、「」の前に誰の台詞か書いてなければならないし、
アクセントや間等の注意も書き込むべき。)
小説として読むと三点リーダが無駄に多い。会話がやたら多くて
誰の台詞か特定できない。原案と台本と小説はそれぞれ別々に書くべき。

 朗読したわけじゃないが、ボイスドラマの割には長くないか?
テンポの悪い文章も目につく。
>例えば、〈Schem-hamphorasch〉と書かれた羊皮紙【パピルス】は
>ゴーレムを作るのに使われる物だ。土人形に命を与える最後の仕上げに
>貼る紙だ。まあそんな風なものが異常なほど大量にあるのだ。
 例えばで一回読点、その後ずっと読点なし。少なくとも句読点通りには読めない。
全部朗読して時間計測して、それを録音して自分で聞いてみるくらいの事はしたか?

「そんな風なものが」って、普通は複数のものを並列して言うときに使うんちゃう?
「<Schem-hamphorasch>と書かれた、ゴーレムに命を与えるという羊皮紙のふだ、
悪魔召還に使われた外典。そんなものが〜」
あと細かいところで、パピルスは羊皮紙じゃねーと思う。語感としても羊皮紙のほうが
スムーズに感じるのだが。
943名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 02:50:21
>>939
ここは成年カテゴリの板じゃねえんだ
801板にでも書いとけ な!
別にアップしてアド貼るとかじゃないと普通に削除対象だし。

 でもまあ手短に酷評しておくと、語彙のお約束が守れてない。
「たとえるなら絶望」とか。例えてないじゃん。

>>941
ここはスレ運営の議論をするスレじゃねえんだ
別館にでも書いとけ な!
944名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 02:52:09
>>934
作者さんかな。他の人がリライトしたのかな。
SFの場合、初めの数行で世界観を描写したほうがいいのじゃないかな。
> 仕事を終え家の扉をあけるとそこにブロンドの少女がいた。
> 彼女の青い瞳は僕をじっと見た。僕は気を失った。
ちょっと簡潔に書きすぎじゃないでしょうか? 
もう少し、言葉を飾り付けたほうが良いかと思います。
全体的に以前の文章より面白みが無くなったように思えます。
945名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 07:16:34
>>934

これもまた何かのSFかラノベ、しかも翻訳もののコピペか?

だとしたら、途中からの訳わかめの部分じゃなくて、
もっといいところをコピペしろよ。
946名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 10:47:24
>>934
描写が下手糞だ
ものを書くという経験が足りなさ過ぎる
事象を捉える多角的な視点がまるでない
やはり退屈
947名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 10:48:01
じゃんじゃん投稿してくれ
948名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 12:46:11
目を開けると、強烈な眩しさを感じて反射的に目を細めた。
手をかざして光を遮り、徐々に目を慣らしてゆく。
数秒の間そうして、ようやく自分がベッドに寝かされている事に気付いた。
見覚えの無い天井だ。
蛍光灯の白い光と薬品の匂いが、僕の意識を否応なく覚醒させてゆく。
首を左右に巡らせると、白い棚や壁に掛けられた時計が目に付いた。
棚には、遠くて良く見えないが何かクスリが入っているようだ。
病院で感じる独特の薬品臭が鼻を刺激する。
保健室、だろうか。
何故僕はこんなところに寝ているのだろう。
いつものように登校して、朝礼に出て、校長の長い話を聞いて、それから・・・・・・。
それから?
どうしたのだろう。
朝礼の後半が全く思い出せない。
まるでゲームのスイッチを切ったように、僕の記憶はプッツリと途切れてしまっていた。
視線を壁に送ると、掛けられた時計の針は12時23分を指している。
朝礼に出たのが朝の8時15分だったから、それから4時間以上経過している計算だが・・・・・・。
コンコン、と軽快な音が左側から聞こえた。
普段ならすぐにノックの音と分かっただろうが、
混乱気味の頭に、出し抜けに音を叩き込まれて酷く動揺してしまった。
「え?は、はい!あいてます!」
実際に鍵が空いているかどうかは知らなかったが、
気付いた時にはそう答えてしまっていた。
949名無し物書き@推敲中?:2005/06/23(木) 12:46:31
控えめに開いたドアから見知った顔が覗く。
担任の牧村先生だ。
「中塚君起きたのね、大丈夫?」
と後ろ手でドアを閉めながら先生は僕に近づいてきた。
「はぁ、大丈夫、です、けど・・・?」
何が大丈夫なのか、意味が良く分からなかったので曖昧に答えた。
先生は僕の返事には何も返さずに、続けて質問をしてきた。
「おうちの方に連絡した方が良いかと思ったんだけど、お留守みたいで」
「倒れるなんて心配したのよ、朝ごはん食べてこなかったの?」
「あ、はい、今日は寝坊を」
してしまったから、と答えようとした時、ようやく僕は違和感に気付いた。
タオレテ、と先生は言った。
たおれて、倒れて?
「え?僕、倒れたんですか?」
朝ごはんの事なんかよりもそっちが気になる。
「そうよ、校長先生の話が終わった後、急に」
僕はしばし呆然としてしまった。
朝礼で倒れるなんて、漫画の中の話だけかと思ったいたのに。
実際に、それもこの僕自身が倒れる事になるとは。
「中塚君、本当に大丈夫?」
再び先生が尋ねてきた。
「あ、今は気分が良いので大丈夫です」
よかった、と相槌をうって、
「今日はどうする?授業には出る?」
と何とも好都合な事を聞いてく来てくれた。
先生公認でサボれる、またとないチャンスである。
950名無し物書き@推敲中?
「なるべくなら大事をとって帰りたいです」
とすかさず答えた。
先生は2度、うんうんと首を上下に振って、肯定の意を示した。
「そうね、そうしたほうが良いわね。」
そらきた!僕の頭は早くも家に帰ってどう遊ぶかの算段モードに入った。
まず帰ってアイスを食べよう、それからゲームをやって、漫画を呼んで。
「でもおうちの人、居ないんじゃないの?」
おっと、まだ油断してはいけないようだ。
「共働きをしていますので。」
でも大丈夫です、と言ってベッドから降りた。
しっかりと立てる。
本当に大丈夫そうだ。
「それじゃ失礼します」
と挨拶してそそくさと退散する。
先生は如何にも何か言いたげだったが、
引き止められて、授業に出る事になったらかなわないので無視した。
何人にも僕の遊び計画の邪魔はさせないのだ。
誰も居ない廊下を通り、下駄箱まで行ったところで、鞄を持ってない事に気付いた。
考えるまでも無く教室だろう。
取りに戻ろうかとも考えたが、クラスの友達に会うのは何となく気まずかった。
鞄は明日でいいさ、と自分に言い聞かせて下駄箱の中に上履きを押し込んだ。
手ぶらの帰り道、太陽は真上でギラギラとその身を光らせている。