1 :
ソース伯爵 ◆acfTJbhOCc :2005/05/24(火) 21:50:17
『巌窟王』・・・
このアニメにハマった私は、 伯爵に心酔するあまり、伯爵の衣装を自作するに至った。
その出来はなかなかのもので、上着だけでなく、ズボンも同じ布で作成した。
この作業には一ヶ月を要したが、私の努力にその出来も応えてくれたかのようだった。
初めは家の中で着て、自己陶酔に浸っていただけだったのだが、
あまりにも気に入っていた事と、何度も試着した事が
私の感覚を麻痺させた。
「この格好で出歩きたい・・・街を闊歩したい・・・」
そこで私は意を決して、大学に伯爵の衣装で出かけることにしたのだ。
元々私は髪を半年近く切っていなかったので、
伯爵とまではいかなかったが長髪だったことも幸いした。
普段はアップにして髪を纏めていたのだが、
伯爵のように真ん中分けにして 髪を垂らしてみた。
しかし思ったようにキマらない・・・。
そこで私は本物に一歩でも近づけることを決意し、美容院へと向かった。
さすがに伯爵の絵を持っていくのは気が引けたので、担当の女の人に丹念にイメージを伝えた。
パーマをかけ、緩いウエーブが掛かった髪は、長さこそ足りなかったが伯爵そのものだった。
結局9000円もかかり、財布には痛手を負ったが満足の仕上がりだった。
スカーフは自作せず、母親のディオールのスカーフを借り、古着屋で黒いバラのコサージュも買ってきた。
完璧だと確信した私は、さる5月13日、伯爵の衣装で心躍らせながら大学に向かった。
私はなぜ想像できなかったのだろう・・・。自分を待ち受けている運命を・・・
続く
私は2限目の終わり頃に出かけたので、
大学に到着したのは丁度昼飯時だった。
行く途中電車の中でも、駅から大学に向かう道でも人々の視線を感じた。
「やはり伯爵オーラが出まくっているらしい・・・。いいぞ・・・。」
私は何を勘違いしたのか、人々の視線が嘲笑である事に気づかず喜びに満たされていたのだ。
馬鹿を通り越して、ほとんど白痴である。
「まずは学食に行って、悦に浸ってやろうか。」
この早まった判断がそもそもの間違いだったのだ。
昼時の学食は学生でごった返していて、私はその中に躊躇せず入っていった。
普通は入り口で何かを買うものなのだが、私は伯爵なので食べ物は口にしない設定だ。
家から持ってきたドラッグケースの中から私は薬のカプセルを取り出し(中身はサプリメント)
学食の水で優雅に、そして華麗に飲み干した。
私は醤油やハシなどが置いてある台の前に立っていて、そこは丁度学食の中心に位置していた。
その時である。
「m9(^д^)プギャーーーー!!!」
まさにこの顔文字のような嘲笑が学食中に響き渡った!
その時私は悟ったのだ!自分の判断の誤りと勘違いを!
しかし時すでに遅し!
ケータイの写メで俺を写すDQNまで現れ、そこら中から笑いと「馬鹿じゃねーのw」という侮蔑の言葉!
私は羊水に包まれたかの様に、大量の汗をかき、その場に立ち尽くした。
「嗚呼なぜこんな目に・・・僕が・・・。」
私は頭が真っ白になり、正直な話少し泣いていた。
近くで飯を食べていた女の集団からの「キモッ!」だの「なにあれ〜〜?」
といった言葉を、私は耳の端で捕らえていた。
そして、私の前に見るからにDQN、さしずめオレンジレンジもどきといった感じ
の男がやってきて「それなんスかぁ〜〜?www」
私は何も答えられずにその場から走り去った。
そして1階下にある男子トイレに駆け込み、個室に閉じこもった。
1分、2分の時間がまるで何世紀かの如く感じられた。
私はガクガク震え、自分の行いを後悔し始めていた。
「なんで・・・なんで・・・」
しかし着替えは持ってきてはいないし、
この格好で再び人前に姿を現さなければならないことは必然だった。
しかし、5分程だったか・・・一通り人々の嘲笑に怯えた後、
ある感情が沸き起こってくることを実感した。
「僕は誰にも迷惑かけてないじゃないか・・・自分の好きな格好をしてきただけだ・・・
あの仕打ち・・・あの仕打ちは・・・許す事ができない・・・」
私は先刻学食で自分を笑った連中への復讐を決意した。
私の心と魂を下劣な人間達に明け渡さない為に・・・。
そうと決まれば善は急げだ。連中が学食から消える前に・・・。
私は悪徳蔓延る学生食堂に再び舞い戻ることを決意し、トイレを後にした・・・。
復讐方法は具体的に決めてはいなかったが、とにかく私は早足で学食に向かった。
学食にはもう平穏が戻っていたが、私の再来によって再びガヤガヤと喧騒がまき起こった。
しかし、さっきとは決定的に違う何か・・・。
妙な全能感に体全体を包み込まれるようなこの感覚・・・。
私には人々の嘲笑など、もう耳に入ることは無かった。
私はある人物を目をこらして、探索し、ついに発見した。
「あいつだ・・・!許せない奴だ・・・!」
その人物とはさっきのオレンジレンジもどきである。 写メで私を撮影した糞野郎である。
私は近くの台にあったソースを掴み、蓋を開け、つかつかとそいつに歩み寄った。
「私の冷や汗と嘲笑への恐怖の借り、今ここで返してやる!償うがいい!」
声にこそ出さなかったが、私はその時そんな心境だった。
振り上げられたソースの瓶は空中でクルリと口を下に向け、蓋のないそれからは
黒い液体がドバドバと溢れた。 勿論その男の頭にめがけてである。
「んだコラぁあぁぁぁぁ!!!!」
その刹那男は絶叫したが、私は動じなかった。
口を左右非対称に歪め、私は黒々とした微笑をうかべた。
男は凄い勢いで殴りかかってきた。
体重の軽い私は吹っ飛ばされて、その場に天を仰いで倒れた。
しかし、構わない。私の復讐はもう完結したのだから。
その騒ぎは学食で起こったので、大学側に隠しようもなかった。
私が何度か吹っ飛ばされている最中、程なく職員が騒ぎを聞きつけて5,6人入ってきた。
結果的に私は処分され、1ヶ月の停学となった。
その男の処分については知らないがおそらく同じように処分されたのだろう。
私はボロボロになった心身を引きずって、家に向かった。
午後のあまり人がいない電車の中で、
私は声を上げて笑った。泣きながら笑った。悲しく静かな高笑いだった。
これで私の物語は終わりである。
あまりにも現実離れしすぎていて、書いた本人さえ事実かどうか疑わしい。
しかし、これは・・・今自分が置かれた現実は、事実なのである。
私は迷惑を承知でこのスレに書きました。書かずにはいられませんでした。
おそらく私にはもう楽しい大学生活は望めないでしょう。
しかし、この物語でこのスレの方が少しでも楽しんでいただけたなら、それはせめてもの慰みになります。
どうか笑ってください。
そしてあなた方が愛する巌窟王に泥を塗ってしまった事を許してください。
最後に自分に向けて、この言葉を。
待て!しかして希望せよ!
7 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 12:33:01
最初はおもしろいと思ったけど、読んでるうちに飛ばしました、
奇をてらえば面白いと思う初心者にありがちです。読者を退屈させないように
しようとしすぎてグタグタです。
設定にばかりこだわりすぎ。
しかし頑張れば、面白いエンタメを書ける人だと思いました。
熟練者ぶる7に嫌悪感。
最後まで読みました。
ワロスw
9 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/26(木) 19:26:07
つかこれ創作じゃねえだろ
>>6 思ったより地味ですねえ。
私はハリセンのような襟の伯爵になりたい。。
せっかくスレたてたのだし、シリーズ化して欲しいなあ。
街中とか、漁港とか。。
単独スレたてるなら、基礎学んでほしい。
別に酷評スレに書けばいい内容だし。
何この糞
この話にハマり、俺はソース伯爵に心酔するあまり
仕事のイラストの締め切りが近いにも関わらずソース伯爵の
イメージ糞イラストを数点自作してしまった。
その出来はなかなかのもので、ラフだけでなく、ペン入れをし
パソコンで着色し効果もつけた。
この作業には約6時間半を要したが、俺の努力に
その出来も応えてくれたかのようだった。
2chに投下してやろうかとも思ったが、URLをくっつけて貼り付ける
方法がさっぱりわからない。
第一俺は絵を描く以外のパソコンの機能を理解していない。
おまけに2chの機能がイマイチわからねえ。
sageとかageとかがようやく理解できたぐらいだ…
俺の敬愛するソース伯爵に糞絵を捧げたかったが…だめだ。わからねえ。
ソース伯爵殿、あなたの漫画を描きたいよ。
あと嘲笑されたぐらいでめげるなよ。
俺は幼稚園のときから変な餓鬼でで大学でも変人で通ってたよ。
慣れれば嘲笑されようが変態と罵られようが快感だよ。
俺は「たのしいようちえん」だかなんだかの付録に付いてた
ミニーちゃんの馬鹿でかい赤いリボンを頭に付けて幼稚園に
ルンルンで行っちまったよ。一ヶ月は変態オカマバイキン扱いで
誰も傍に来てくんなかったよ。
独りでも理解してくれてる友達がいればまた楽しい大学生活送れるよ。
すぐにみんな忘れちまうよ。
つうか、その衣装欲しいな。俺なら笑顔で大学に着て行く。
ソース伯爵を愛する留年大学4年生兼腐れイラストレーターより。
>>15 サンクス。
1点はオレンジレンジもどきにおちょくられる伯爵の図。
2点目はトイレで苦悩する伯爵の図。
3点目はソースドバドバ伯爵の図…。
俺はホームページ持ってないんでURLの付け方がわからん。
誰か方法を教えてくれ…。
>17にうpした画像のURLをコピペして最初のhを抜いてここに貼り付ければオケー
削除依頼済
この人大学生活板でも話題になってましたね。
少なくともこの板の人たちよりは文才あると思います。
意見をくださった方、ありがとうございます。
自分の書いた文章を客観的に評価するのはなかなか難しいので勉強になります。
今はまだこの程度の文章しか書くことができませんが、
大学にいられる残り2年、この間に出来うる限り
語彙力、文章構成力、表現力等々を向上させれれば、あるいは・・・と自分では思っています。
そう思わなければやっていけませんからね。
それから、
>>21の絵を描いてくれた絵描きさん本当にありがとうございます。
私のつたない文章が画像化されるとは・・・。光栄です!
他の絵も楽しみにしております。
それではまた。
しかし今冷静になって振り返ってみれば、自分でもバカなことをしたと悔やまれます。
伯爵の衣装を着ていった事ではなく、我慢できず糞野郎にソースをかけてしまった事がです。
以前から私には、相手の理不尽や欺瞞、奢り高ぶりを目の当りにすると、
一気に沸点に達してしまう厄介な癖があるのです。
そのような経験には事欠かないのですが、例えば・・・
私が高1の時でした。
ゲームセンターで友達と遊んでいた私は、DQN連中のカツアゲの的となり、5,6人の高校生に絡まれました。
その頃の私はまだ純真さを持ち合わせていて、 と同時に今よりさらに弱い人間でした。
しかし、こいつらに世の中のすべての苦悩に対して謝罪させたいと、心の底から思ったものです。
父親が稼いで私に渡してくれた金をゴミどもの好きにさせるかと思ったものです。
連中の人間性が許せないものだと確信した私は、弱いなりに最大限の抵抗を試みました。
私の財布には10000円くらい入っていたのですが、私はポケットから300円取り出して
「これで自分達の馬鹿面でも写してきてください。あそこにプリクラがあるので。
僕はこれ以上クズに恵んであげる金を持ち合わせてないんです。」
と勢いっぱいのアイロニーをかましてやりました!
一瞬の沈黙の後、連中の顔には怒りがみるみると込み上げてきた様子で、
その後私は裏でボコにされて、前歯を2本折られました。
しかし私はこの出来事を思い返すたびに、精神的に勝っていたのだと確信します!
私のこと思い出して奴等が歯軋りする様が目に浮かぶ!
私は下衆で、自意識過剰な人間です。自己顕示欲が人一倍強い人間です。
しかし他人に魂をあけ渡したことは一度たりとも無いと断言します。
そう。それこそが私の掲げた“純粋主義”というものなのです。
上に挙げたような時折見せる私のもうひとつの人格。
これを巌窟王に因んで「歪曲王」とでも名付けましょうか。
思えば私はこれまで、この歪曲王に幾度と無く助けられたことか。
心や魂を相手に明け渡す、その間際、瞬間にいつも水泡の如く現れる我が友よ。
平常の私は、人の前に立てばオドオドとし、
自らの主張も他人に明白に伝えることもできず、
人間への恐怖の前にただただ呆然とするばかりなのです。
歪曲王はそんな私の内に現れては、私の心を鼓舞し、扇動し、激励する。
その結果が成に向かおうと、否に向かおうと、彼に躊躇はない。
彼の関心事はただひとつ!
己の心、魂の健全で平穏なる保全と、憎き敵への復讐のみ!
さあ、引き続き語りましょう!彼の物語を!
消えろ
26 :
えいいち:2005/05/29(日) 13:02:59
いやはや、キノの旅以上に読みやすかったな。
実話だか創作だかはわからないけどな、そこら辺に落ちている小説よりは面白いだろうね。
まず発想が違うんだ。
伯爵の姿で学校に行くなど、某探偵でも出来ない。
ダンボールロボットの格好よりも滑稽。それゆえ面白い。
第二に、仕返しがソースをぶっ掛けるなどと幼稚この上ないんだ。
僕がやるような仕返しは相手の評価を落とさせるような仕返しだからな。
その場で殴りあうのならわかるが、黙ってソースをぶっ掛ける。
文才とかそんなの抜かして、とっても面白いよ。
頑張れ。超頑張れ。
>>26 お褒めの言葉ありがとうございます。
これから頑張って精進していきます。
なぜか私は私の平穏を妨げる相手との遭遇率が異様に高いのです。
こういった話題には事欠きません。
さて語りましょう。
つい最近、私は街へ繰り出し商店街をブラブラと歩いており、
普段から人通りの多いその道は、休日で歩行者天国になっていたこともあって、
人でごった返していました。
そして私が曲がり角を曲がったその瞬間、目の前にカップルが現れ、
避け切ることができなかった私は、そのカップルの男とお互いに肩をぶつけ合いました。
私はさして気にも留めず、先を行こうとしたのですが、
「おいっ!」という声が背後で聞こえました。
一聴してムナクソの悪い、性質の悪そうな声でした。
私が驚いて振り返るとぶつかった男が、こっちを見て言っているのです。
相手の風貌は好青年風。ハンサムとは言えませんが、
接客のアルバイトでよくいそうなタイプとでも言っておきましょうか。
私はその男の容姿をみた瞬間に、何かムカッ腹が立つような、説明できない憤りを自分の内に感じました。
私はヒネた性格をしているので、好青年というものがどうにも苦手なのです。
容姿から発するその“俺はマジョリティー、正統な人間”然としたところがどうしようもなく嫌悪してしまうのです。
そんな思いが過ぎった瞬間、男の口から二言目。
「謝れよ。」
私は自分の耳を疑いました!
しかし、私のムカッ腹は頂点に達する一方で、漫画の典型的な悪役のような台詞に幾分笑いも込上げてきました。
その時例の「歪曲王」はすでに私の人格と取って替わっていました。
「典型的な糞野郎め。省みさせてやる!でなきゃ私の精神衛生上好ましくないからな!」
続く
私はこの男に、女の前で徹底的に赤っ恥をかかせてやると決意しました。
できれば1週間、いや1ヶ月は私の事を思い出すたびに後悔の念に駆られ、穴があったら入りたい!
そんな精神状態にしてやると!
ひとつ言っておきますと、私には喧嘩の経験なんてありませんし、もししたとしても
ボロボロにされるだけでしょう。
そもそも体が喧嘩向きにできてはいないのです。
華奢な肉体、さしずめルパン体型とでも言っておきましょうか。
さらに言えば、私の目的は精神的勝利であって、野蛮な喧嘩の末の勝利ではない。
私が駆使するのは、この口先。それこそが私の大いなる武器なのです。
おっと、話が少し逸れました。続けましょう!
その1時間前、カフェでドストエフスキーを読みながら、カフェインを摂取したことも
私の好戦的な態度の一助となりました。
「確か『地下室の手記』にも似たような話があったっけな、よおし。」
続く
私はこの男にこう切り出しました。
「僕が貴方にぶつかったということは、貴方も僕にぶつかったってことでしょう?
だから貴方が僕に謝るなら、僕も謝りますよ。」
男の顔に怒りがこみ上げているのは、私の目から見ても明らかでした。
しかし私の理に適った返答に虚を突かれたらしく、何も言い返せないようで、
「ハァ!?」なんて言うのが勢いっぱいのご様子。
「くくっ、いい気味だ!ざまあないぜっ!」
私はこの男の精神的揺らぎを感じ取り、心の内であざ笑っておりました。
この男の奢り高ぶりを見事に打ち砕いてやったという、確かな手応え。
それは歪曲王の魂を甘美で、何物にも変え難い愉悦という感情で満たしていったのです。
それだけが我が友を満足たらしめる、唯一の食事なのですから。
「よし、なぶってやりたいところだが、止めを刺してしまおうか。」
彼は子供の持つような残酷さからそんなことを思い、こう続けました。
「人とぶつかるのが嫌なら彼女と場所変わって貰ったらいいんじゃないですか?
彼女の方が 貴方より背も高いし、力もありそうだw」
私は笑いを含んだ、これ以上ないくらい侮辱した口調で言い放ちました。
そう。その男は連れの女よりも背丈が圧倒的に低かったのです。
15cm以上ありそうなその身長差は、男のコンプレックスになり得ないはずがありません。
そして女の方はモビルスーツで例えればドムの様な体型でした。
我が友歪曲王は、男の方への復讐だけでは飽き足らず、一言で女の心も砕いたというわけなのです。
カップルはお互いの気不味さからか、お互いに顔を見合わせる事もできないようで
ただただ、その場に立ち尽くしていました。
続く
何も言い返せない男を尻目に、私はその場から去っていきました。
顔に左右非対称の歪んだ笑みを浮べて。
この笑みこそ、歪曲王の勝利の証とでも呼べるもの。
私にとってはお馴染みの彼独特の微笑みなのです。
私はふっと我に返り、自分の行いを思い返して一瞬後悔しました。
あそこまで・・・ああまで言う事は無かったのではないかと。
しかし、その反省はほんの刹那で消え失せ、自分の行為は正当だったのだと、
我が友歪曲王への感謝の気持ちが沸き起こってきたのです。
休日の人ごみの中で、私は勝ち誇った気分で、ほとんど有頂天になっていました。
相手は私を圧倒的に下に見て、だからこそ因縁をつけたのでしょう。
しかし、その下であるはずの私が、彼から見て負け組丸出しのはずだった私が
公衆の面前で、精神的勝利を収めたのです!
相手の下卑た驕りを粉砕し、逆に屈辱感を与えてやったのです!
私は外にいることも忘れて、鼻歌を歌っていました。
曲はなんでしたか・・・忘れました。
おっと、書き込みに夢中で時間をも忘れていました。
ちょっと長くなりましたが、このスレの方々に読んでいただければ幸いです。
それでは、また歪曲王が関わったエピソードを思い出しましたら
書き込みさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう。
sageてやってくれませんか?
>その1時間前、カフェでドストエフスキーを読みながら、カフェインを摂取したことも
私の好戦的な態度の一助となりました。
好戦的な伯爵カコイイ!!
1よ、俺はお前のようなアホ(誉め言葉)が大好きだ。
世界は神がアホの為に用意した舞台だ。
>34
うまいなーw
表情とかGJ
>>34 うまいね!
これからもよろしくw
しかしなかなかにおもろいスレだ。
sage
39 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/25(木) 03:55:01
あげてすいません。
40 :
名無し物書き@推敲中?:2005/08/27(土) 11:36:22
アゲ
ソース伯爵は戻ってこないのかな。
42 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/31(土) 22:44:38
ソースあげ
”インテリジェント・ゴリラスーツ”を常に身に着けることが、この未来社会での第一のルールだった。
それを着用しない外出は、まさしく死を意味した。ゴリラスーツに装備された高価な機械が発見次第
すぐ反応し、パワーアームで、即撲殺。辺り一面が肉片や汚物で汚れても、パワーアームできれいに
掃除するから手は汚れずに済む。未来社会では水は人の命よりも高価だから、それは環境にも
やさしい。指先すべてに仕込まれた、肉食の昆虫が全ての肉片や汚物を食べてしまうのだ。その後、
今度は虫が排泄した糞がゴリラスーツの動力となるのである。何と合理的であろうか。
このゴリラスーツを開発した、J・チャリティ博士はその為に大いに苦労した。
44 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/05(日) 09:58:00
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
ここはコピペ置き場ですか?