あなたの文章真面目に酷評しますPart26

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1名無し物書き@推敲中?
※過去スレ、約束事は>>2-5あたり。
2名無し物書き@推敲中?:05/01/09 16:46:35
■投稿する人へ
 あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のHPの直アドレスやまたり文庫などの投稿サイトをさらすのもあり。
 投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
 もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
 辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

※※ 最近晒しやいたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩が増えてます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。

■批評する人へ
 批評への参加は自由です。
 当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3名無し物書き@推敲中?:05/01/09 16:47:08
※原稿入力時の約束事テンプレート

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
--------------------------------------------------

投稿者および批評者は、トリップをつけた
コテハンを名前欄に明記することを推奨(騙り防止のため)。
偽物を気にしないなら無しでもあり。

トリップの付け方
名前欄に記入した名前の横に、#@@@@と入力する。
@には任意の数字が入る。つまり、4桁の数字が入る。
これはコテハンの偽物として出没する荒らし対策
としてである。これで個人認証がつくわけ。
4名無し物書き@推敲中?:05/01/09 16:47:42
5名無し物書き@推敲中?:05/01/09 16:48:26
関連スレ

あなたの文章真面目に酷評します 別館
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103876665/

あなたの文章真面目にリライトします。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1100408711/
6名無し物書き@推敲中?:05/01/09 16:52:17
旧スレは容量オーバーのようだから、新スレ立てた。
使え。
7名無し物書き@推敲中?:05/01/09 17:07:13
>>1
8名無し物書き@推敲中?:05/01/09 17:49:58
夜中、俺はガラスの割れる音で目を覚ました。
怪しい・・・・・泥棒か?
ここの町には大金持ちの屋敷があるもので、毎晩盗人が来るので俺達は寝れない夜を送っている。
しかし盗人は大抵捕まるので、こんなガラスの割れる音などしないのだが・・・・・・
俺は気になって、窓から一気に、外に飛び降りた。
普通なら、こんな事普通しないのだからかっこよく着地できる訳ではないのだが・・・
俺はよく勉強から逃げるためにこの手を使うので、上手くいった。
今は真夜中。フクロウの声すら聞こえない。
とにかく、今行く場所は屋敷。
・・・・・・・あの時、1,2分遅れてたら、俺の未来はどうなったのだろう…
俺が屋敷に着いたときには、あたりには血の匂いが散乱していた。
真夜中だからよかったものの、もし朝だったら失神してるな・・・・
 ・・・・そして今、自分が失神したい者に出会ってしまった。
?「・・・・・・・誰?」
女だ。右手には血の付いた投げナイフと鎌を持っている。
俺は見つかってしまったからには、逃げようかと思ったが、こいつの姿を見て結局は殺されると思い、口を割る事にした
「・・・・・サイン。11歳だ。」
女は聞いた後、プッと噴だしてしまっていた。
「・・・アハハ!アンタ、この盗賊、リラル様と同等の口を聞くとはね!」
サイン「・・・・・・(何だよこの女!)」
リラル「気に入った。アンタ、私の仲間に入らない?」
サイン「なっ・・・・・・」
今思えば、今日の事全てが、俺の運命を変えるものになったんだろう。
NOU LODING・・・・・
9tal:05/01/09 17:59:27
 コンビニ袋が、ガサガサと耳障りな音を立てる。
 出来る限りの厚着をしてきたが、コンビニの暖かさに慣れてしまった
体に、外の冷気は寒すぎる。一度店に入ってしまうと、出るのが億劫に
なってしまうのが、この季節だ。
 ふっ、と吐いた息が思ったよりも白く、濃くて、足をはやめた。
 はやく、家に帰りたい。
 その時ふと、頬にあたる冷たいもの。体が、驚いて震えた。その時初
めて気づいた、目の前をゆく白い影。
 どうりで寒いと思った。
 不規則に舞うその姿は、ただ純粋にきれいだった。空を見上げると、
暗澹たる雲に、純白の姿。いつの間にかゆるんでいた歩みをそのままに
粉雪の中、家へと向かう。
 コンビニ袋の音は、どうしてか耳には入らなかった。
10名無し物書き@推敲中?:05/01/09 18:04:04
>>8
どっかで読んだ文章。
滅茶苦茶だな。コピペ先URLキボンヌ。
11名無し物書き@推敲中?:05/01/09 18:16:04
ごきぶりが、ガサガサと耳障りな音を立てる。
出来る限りの対策をしたが、北国の寒さに慣れてしまったゴキブリに関東の冬はぬるすぎる。
一度見てしまうと三十匹はいるのが、この虫だ。
横目で見た奴は思ったよりも黒く、でかくて、足が速い。
はやく、眠りたい。
その時ふと、頬にあたる嫌な感触。体が、驚いて震えた。
その時初めて気づいた、目の前を飛ぶ黒い影。
どうりでうるさいと思った。
不規則に舞うその姿は、ただ純粋に気持ち悪かった。
天井を見上げると、月光に照らされた、漆黒の姿。
いつの間にかゆるんでいたまぶたをそのままに
無理やりにでも夢の中へと向かう。
ゴキブリが、耳の中に入ってきた。
12名無し物書き@推敲中?:05/01/09 18:18:14
>>10
ttp://principle.jp/bbs2/cf.cgi?id=reimeru

腰抜かすほど笑える。
13tul:05/01/09 18:37:46
→11
『北国の寒さに慣れてしまったゴキブリに、関東の冬はぬるすぎる』
この文の前に、出来る限りの対策はしたが、と書いてあるので、北国から
関東に引っ越したのかなということは分かりますが、もう少し詳しく
書いた方がわかりやすいと思います。

あと、最初の時点で、ゴキブリであるということは分かっているのに、
その姿を見たあとに『どうりでうるさいと思った』というのは、少し
違和感を感じました。

もうひとつ、『いつの間にかゆるんでいたまぶたをそのままに
無理やりにでも夢の中へと向かう』とありますが、ゴキブリがいてその姿
が気持ち悪いという描写があるので、この場合、堅く目を閉じて、の方が
すんなりといくのではないでしょうか。

まずは、人の作品を使わず、自分なりの言葉で表現してみてはどうでしょうか。
ショートショートとしてはおもしろいと思いました。これからも頑張ってください。
偉そうなことばかり言ってしまってすみません・・・。

talの酷評であったのなら、ですぎたことをしてしまったかもしれません。
その時は言ってください。心から、謝らせていただきたいと思います。
14tul:05/01/09 18:39:59
すみません。省略されてしまいました。11の方は、もし良ければ、全部読んでいただけないでしょうか?
15@:05/01/09 19:08:27
 妹の放ったサラダボウルが、彼女の向かいに座っていた親父を直撃する。
中身の大半がボウルの回転でもって飛散したが、底に溜まっていたブルーチーズ・ドレッシングは
彼の胸元にぶちまけられ、膨れたビール腹を迂回してズボンへ伝う。
妹は音を立ててテーブルに手をつくと席を立ち、ふと俺を一瞥してから食卓の惨状に背を向けた。
次は俺の番だ。彼女が目で催促していた、運転手が必要だと。
ボウルから脱落したアボガドの切片を拾い上げつつ、俺は親父の顔から次第と血の気が引いていく様を眺める。
突然の一撃は見事成功した。親父は動けない。
唖然とした表情のまま、ポロシャツに無数の偽足を這わせるブルーチーズ・アメーバーを拭おうともしない。

 彼にとって、ドレッシングにまみれるのは何も初めての事じゃない。
妹が投げるのは初めてだった。
親父は反撃も出来ず硬直したまま、
血走ったその目だけがゆっくりと、廊下へ向かう妹の後ろ姿から俺へスライドする。
何を言わんとしているかは考えずとも分かる。
サラダを口腔へ放り込んでしまうと、彼のそれから視線を逸らした。
見当違いも甚だしい、今回ばかりは俺の所為じゃないぜ。
慌ただしいスリッパの音が遠ざかり、二人きりの食卓は再び静寂を取り戻す。
テーブルクロスは勿論、フローリングに付いた無数の傷へまでドレッシングは染み込んで、
向こう一週間はキッチンから匂いが消えないだろう。
親父の着ているシャツも、明日には雑巾へ転職するだろう。
今夜を境に、ここは大分静かな家となる。妹は出ていくし、俺もそのつもりだ。
16A:05/01/09 19:10:05
 確かに、妹にサラダボウル投げを教えたのは俺だった。
そして彼女が今夜を最後の晩餐に選んでいた事も俺は知っていた。
食事前、部屋に閉じ籠もっていたのは多分荷造りのため。
でも俺の所為じゃない。
妹が俺を真似した様に、俺の手本は死んだ兄貴のそれだ。
兄弟全員この家にうんざりしていたのは、三人とも周知の事実だった。
その他にお互いの事情なんて知った事じゃない。
彼女は彼女の事情で家を出る。
それに関しちゃ俺の知った事じゃない。

 「お前の所為だ」ビール缶を握る彼の手が、俄に震え出す。
血圧が戻ってきたらしい。
妹の席に置かれたポタージュをそっと引き寄せた。
「違うね。あのコントロールは、あんたの教育の賜物だろうよ」
親父は缶の底を立て続けに二度テーブルへ叩き付け、
「お前の所為だ! お前も奴もチンピラだ、あの子まで……」
まくし立てる彼の白髪に、ポタージュをぶちまける。
白いプラスチックの容器も、丁寧に被せてやる。
両手をポケットに滑り込ませ、立ち上がる。自分の椅子を蹴倒す。
こんな茶番も、今夜が最後だと思えば上手くキメたい。
反撃の来ない内にキッチンを後にする、決して振り返らない。
そいつは至極上手くいった。
1715-16:05/01/09 19:27:24
短編の導入部として書いてみましたが、
どうにも綺麗にまとまらない……
描写は後に持ってくるつもりで殆ど書いていません(それがマズイのかも)。
ちょっと訳文ぽい雰囲気にしたいと思っています。
全体的にかなり下手くそですが、酷評お願いします。
1811:05/01/09 19:47:36
>>13
ゴメン、完全ネタだ。
あんた9の人?(ハンドル微妙に違うけど)
むしろここは怒るところだ。

>北国から関東に〜
そこまで考えてないさな。
北海道にゴキブリはいないらしいが、東北にはいるので関東の冬ぐらい余裕だな、ぐらいの意味。

>あと、最初の時点で〜
飛んでるのはゴキブリの群れで、頬にいる奴とは別にしたかったんだな。
でもできるだけ原文を壊したくなかったので、上手く表現できなかった。
ま、これは全体に言えることだが。

>もうひとつ〜
これも、ね。
1911:05/01/09 19:53:31
>>9
おかえしってわけでもないが、俺からも少し。

>耳障りな音
個人的な話なんだが、この表現嫌いだ。大体コンビニ袋の音が耳障りか?
耳障りってーと黒板やガラスを爪でひっかいたり、
坂道で自転車乗ってるおばちゃんが出すブレーキ音とかそんなんじゃん?
どちらにせよ、この言葉は安易に使うと素人っぽくなると思う。

>外の冷気は寒すぎる。
中と外の対比は分かるんだが、出来る限りの厚ぎをしてるのに寒すぎるって、ここは南極か?
後半の雪に意外性を感じる主人公から見て、ここは日本の関東以南かそれと同緯度ぐらいの国だろう。
気温も氷点下5度を下回ってはいまい。寒すぎるは明らかに言いすぎである。
それともあれか?
主人公は着るものが無いくらい貧乏だと言う情報をそれとなく読者に与えてるのか?

>頬にあたる冷たいもの。
ここの体言止めの意味がわからん。何らかの効果を狙ってるの?
あまりに突然すぎておかしい。「頬に冷たいものがあたった。」でいいじゃん。

>目の前をゆく白い影。
なぁ、これ雪だよな?ひょっとしてと思って色々深読みしてみたがやっぱり雪だよな?
『ゆく』てのはあれか?追い風が吹いててまっすぐ前を飛んでるわけか?
落ちてくるわけじゃないのか?なんか変だぞ。
『影』もちと大仰すぎるな。ある程度の大きさが無いと影って使いにくくないか?
俺の感覚なんだが。
てっきり白い服着た奴が歩いてるのかと思っちまったじゃねぇか。

(続く)
2011:05/01/09 19:55:16
(続き)

>どうりで寒いと思った。
最初にコンビニにいたから外は寒すぎるって説明してるのに、
ここで再び「どうりで〜」は???って感じだ。
あえていれたいなら「寒いはずだ。」ってな独り言でどうだろう。

>暗澹たる雲に、純白の姿。
私見だが、雪は太陽の下で見るから白いのであって、
降っているときはどうみても雲と同じ色だ。
そりゃもう、冬の色がどうして黒なのかよく分かるってほど雲の色だ。

>粉雪の中
日本で粉雪が降るのは北海道だけですが、何か?

>コンビニ袋の音は、どうしてか耳には入らなかった。
この文章、人称代名詞はないが、明らかに主人公の独白だよな。
なぜに耳に入らないコンビニ袋の音に気をとめなければならないのか。
「もう何も聞こえなかった」とか「辺りは静寂に包まれていた」とか、もっと抽象的にした方が良いな。

>いつの間にかゆるんでいた歩み
これはイイね。『足をはやめた』との対比が上手く出ていて。
もうちょいスマートな表現にできそうだが。

文章ってか、設定にケチつけてばっかりでスマン。
表現も色々と口を出したいところはあるのだが、
代わりにこうしたら?って案が今ひとつ出てこないので割愛。
ところで君の文章、変なところで行変えしてるのは何?読みにくいよ。
21名無し物書き@推敲中?:05/01/09 20:24:34
>>8
いやはや凄い。
何が凄いって、もう凄すぎ。
何か言葉になってないが、とにかく凄いよ。うん。
22名無し物書き@推敲中?:05/01/09 20:32:34
>>21
同意w
23tul:05/01/09 20:49:59
酷評(というほどのものではなかったかもしれませんが)どうも、ありがとうございます。
嬉しいです。勉強になりました。

ここは怒るところとおっしゃられましたが、ということは貴方は私を怒らせたかったのですか?ここは酷評を書くところですよね?
貴方の評価については、(少々、的はずれな所もあったようですが、)詳しくは書かないことにします。でも、勉強になったことは事実です。言われて気づく事も多々ありました。
本当にありがとうございます。
えっと、言っておきますとtalとtulは同一人物です。小説をかくのが前者で、考えを書くのが後者ですが、とにかく、同一人物だと思って下さい。




すみません。堪えようと思ったのですが、私まだまだ子供なので、書かないと、気が済みそうにありません。11さんには、失礼な言葉が続くと思います。すみません。
普通に酷評が書けるのなら、ネタにして書く必要はないのでは?はっきり言って、この長さは気持ち悪い。そこまでするほど、私の酷評(とは言えませんが)が気に障りましたか?
貴方の文章を見て、精神年齢が低いような印象を受けたので、この方法が一番効果的だと思い実行しました。長々と、文句や、優等生的セリフを書き並べても良かったのですが、それじゃあ
芸がないでしょう?貴方の反応、面白く見物させていただきました。こうも反応がかえってくるとは思ってませんでした。ひとつ言えることですが、
私のあれに対する一番の対処法は、無視だと思います。(それは、このレスに対しても有効だということを伝えておきます。)事実、15〜17の人のを見たときは恥ずかしくなりましたよ。
これじゃあ、ただ私が一人で盛り上がっているようではないですか。
しかし、今思うと、貴方の稚拙な文章にここまでする必要はなかったのではないかと、少し後悔しています。

見苦しい文章ですみません。言葉が乱雑で、文章の順番も分かりにくく、何より、酷評でも何でもない。ここまで読んでしまわれた方には(いないと思いますが)、
本当にお詫び申し上げます。すみません。大事な時間をつかわせてしまって。
11さん。もし読んでしまわれたのなら、気分を害されたと思います。すみませんでした。
2411:05/01/09 21:22:36
>>23
ん〜なんだかよく分からんが、要は俺にむかついたってことか?
ま、それは全然構わないし、君の酷評が気に触ったなんてとんでもない。
むしろ感心していたんだ。

俺があの文章を書いたのは、君の文の出だしを見て「ガサガサ」ってゴキブリかよ、と思ってしまったせいだ。
そのままのノリで全文改変してみたら、意外にも文章として成立しそうだったので書いてみたわけだ。
決して君をからかうつもりはなかったが、きっと腹立つだろうなと思いながら書き込んだのも事実。
気を悪くしたことについては素直に謝ろう。

しかし酷評が長すぎて気持ち悪いというのは見当外れも甚だしいね。
俺は気づいたことを書いていっただけだし、仕返しと言うつもりは毛頭無い。
ちなみに他人の文章に突っ込みを入れるのは本人のためと言うより自分のためだ。
「人の振り見て」的な勉強になるからな。
2chに書き込むからにはある程度のことは覚悟して、素直に謙虚に批評を受け止めるべきではないかな。

さ、俺はもうもぐるぜ。基本的にROMだしな。何よりそろそろ周りの人間が「うざい」と言い始める頃だ。
25名無し物書き@推敲中?:05/01/09 21:28:51
>>16
「周知の事実」の使い方間違ってるぞ。
26tul:05/01/09 21:32:39
読み返しても、私の言葉には目に余るものがありましたね。どうも、すみません。反省しているところです。
しかも、この板を個人的な物として使いすぎました。
私の発言を見た方々に対しても、お詫び申し上げます。すみませんでした。
27名無し物書き@推敲中?:05/01/09 21:41:24
「第2話〜命〜」
・・・・・・考えても見ろ。このバカ女盗賊。
どこの世界に盗賊になりたがってる奴が・・・・
・・・・・・・・・いたりするんだよな。(というかならなきゃ命の危険が。)
リラル「ヨシ!決定!付いて来い!」
サイン「ハァ!?」
イキナリ決まったんで、俺が呆然と立ちすくんでいると・・・
「いたぞ!打てっ!」
サイン「うおっ!?」
ダダダダダダダダダ!
・・・警備員の銃弾だ・・・・
・・・・・・全く!これじゃあもう仲間じゃネエか・・・・
俺は一人寂しく、リラルとか言う奴がいった方向に走っていった。
〜波場〜
・・・・とカッコ付けていってみたが、普段はオバサンどもの洗濯場。
しかも船も何にもない所に、ヤツは立って、俺が来るのを待っていた。
リラル「遅い!」
・・・・・こっちだって、死体と弾丸を避けて走ってきたんだ・・・・
・・・・・もしも、もしも自分が当たってたら・・・・
その時、急に自分がかなりちっぽけな存在だと分かった。
28名無し物書き@推敲中?:05/01/09 21:42:20
リラル「オイ!何やってんの!打たれるわよ、バカ!」
サイン「バッ・・・・・」
怒って顔を上げたら、アイツが全部鎌で銃弾を弾き飛ばしていた。
さらに自分がちっぽけに・・・・
丁度その時、警備員のうめき声がした後、辺りは無音になった。
銃弾の音も聞こえない・・・・全員死んだ?どうして?
「よっ!遅くなったな」
とたんに、リラルが大声を出して騒ぎはじめた。
リラル「遅い!バカジャガー!何が「こんなの楽に取ってみせる」よ!」
ジャガーとか呼ばれた男は、黒いジーパン、黒いタンクトップ。
水色の髪の毛に赤いバンダナ・・・靴からは靴の周りを取り囲むように刃が付いている。アイツがつま先で軽く地面を叩くとすぐにしまわれたが。
ジャガー「・・・大体、お前が目的地に来なかったからだろうが!」
リラル「その代わり、かなりいいものゲットしたもんね〜だ!」
ジャガー「・・・・・どこだ?」
リラル「これ」
・・・・リラルの指先は俺にむいている。
ジャガー「・・・・ほぉ・・・・・
小さいな」
・・・・・・人が気にしていることをよくもぬけぬけと・・・・
サイン「許すかぁーっ!」
続く
29名無し物書き@推敲中?:05/01/09 21:48:01
「第三話〜仲間〜」
・・・・・・許すか・・・・許すもんか・・・
サイン「どうせオレは牛乳飲んでもカルシウムとってもこの身長なんだよっ!」
ジャガー「ほぉ〜、それはそれは・・・・・・
無謀な努力だな。」
サイン「なっ・・・なっ・・・・なっ・・・」
その時、額に・・・何か衝撃が走った。
サイン「痛っ・・・・・・・・・?」
リラル「・・・・・・・・・ん〜?」
ジャガー「・・・・・?なんだ?こりゃぁ」
サイン「・・・・・・・?」
二人が何に驚いているのか全く分からない。
リラル「これは・・・・・?」
ジャガー「悪ぃ。俺こういうのはちょっとな・・・・」
サイン「?だからどうなってんだよっ!」
あのアホ女盗賊は俺の顔の前に鏡を差し出した。
・・・・・・大金持ちの奴の持っていた鏡だ。
サイン「壁から引っぺがしたのか?」
俺が正論を言ったら、ヤツはかなりキレた顔で
リラル「・・・・・そういう意味じゃないのよっ!
ア・ン・タ・の・デコ!」
サイン「・・・・・・は?」
よく見ると・・・額に変な石がついている。
クリスタルのようで、とても綺麗な・・・って!
取ろうとしても、取れない!
しかも・・・・爪を当ててみたら、痛い。
神経が通っている・・・・・?そんな・・・バカな・・・・
30名無し物書き@推敲中?:05/01/09 21:48:34
「それは、世に聞く伝説の石、竜神石ね。」
突然、空の方から声がした。
ジャガー「おう、リナ。
お目当てのものは取れたのかい?」
リナ「もう、バッチリ。
お宝、金銀財宝、全て取り、しかも爆弾を仕掛けたわよ!」
リナとか言う女は、水色のタンクトップに、白いロングスカート。
なぜかまた水色の髪。肩まである。それに、これまた豪勢な黄金の宝石がついたカチューシャ。
どうみてもどこかのお嬢様・・・いや、その血みどろ(返り血だな・・絶対)の体と、その手に持つ剣の二刀流、そしてドラゴンに乗ってさえいなければ、普通のお嬢様にも見える。
リナ「その石は、古代から「聖なる石」として称えられてきて、その石は色々な血と混ざりながら少しずつその力を高めていきました。
しかし!その力を恐れた者達が、外に出ぬようにと、石を封印してしまったのです!そしてその封印は、現在も受け継がれていた・・と。」
ジャガー「ほぅ・・・さすが神とまで言われた召喚師。
文献もお得意ってか?」
サイン「・・・・・・はぁ?」
自体は読み込め、俺の石の事も分かったが・・・・・
いまいち自体が飲み込めない。
リナ「そして、竜神石をもらったものは
その名前を改めなければいけないの。
初めてその身にその石を持った者の名前を取って「ベイス」と」
リラル「略してベイ」
ベイス(サイン)「え!?」
・・・・勝手に縮小されても・・・
リナ「縮小は自由」
ベイ(サイン)「さらに縮小された・・・・」
伝説の勇者にたたられるぞ・・・・
31名無し物書き@推敲中?:05/01/09 21:48:55
ジャガー「・・・ところでリナ。
お前のドラゴンの話だとあともうすぐで爆発するってよ。
だが、火薬の量が多いせいでこの島ごと海に沈むそうだ。」
ベイ「・・・・エッ!?」
この島には、オフクロやオヤジもいる。
寝ている間に沈む・・・?苦しんで死ぬ事は無いだろうが・・・・・
リナ「あらぁ〜♪私爆発物作るのは苦手なもので。」
リラル「・・・・・そうだったわね・・・爆発物ならジャガーだった・・・・・・」
ドゴーン!ドゴーン!
リラル「アっ!こら!ベイ!急ぐわよ!」
ベイ「オフクロ・・・オヤ・・・ぐえっ!?」
痛ぇ・・・・おもいっきり首をつかんで、走りやがった・・・・
・・・?意識が遠くなる・・・・・?死亡か?・・・・・俺の意識がなくなる直前に、聴いた言葉が一つある。
「ショウネンヨ、クジケルナ。
ワレハ、ショウネントトモニ・・・」
俺は起きてから意識がなくなる前に聞いた事を3人に話したが、
本気で取り扱ってくれたのはリナのみだった。
続く
32名無し物書き@推敲中?:05/01/09 22:39:06
 お兄さんも変わった人だね、別に大した話じゃない。
なんだい、その嬉しそうな顔は。この話が聞きたいならもう1杯注文しな。
いや、2杯かな。何しろこれはだいぶ前の話だからね。
ほらほら、こぼれてるじゃないか。君の上等な服が台無しだ。
落ち着いたかい?、酒は急いで飲むもんじゃないよ。
 何?、あぁ話か。あの話が聞きたいとは兄さんも変わってるね。
ん、さっきも同じこと言ったって?、すまんねぇ、人と話すのは久しぶりなのさ。
うまいね、この酒は。五臓六腑に染み渡るね。
あぁ、すまんすまん、話だったっけね。
あの時は俺も馬鹿だったよ。こんな話を聞くなんて。
兄さん、逃げちゃ駄目だよ。もう聞いちゃうんだから。
ここで飲んでる男に話しかけると、あんたはその男になっちまう。
どうだい、お気に召したかい?
なんだい、そんな怖い顔しないで。せっかくの男前が台無しじゃないか。
いや、そんな男前でもないね。鏡が無いのが残念だが、
あんたはついさっきまで見てた顔だ。想像くらいはつくだろう。
大丈夫さ、次にあんたみたいに話しかけてくる人を待つんだ。
動けないことはそう苦でもない。
あんたの命が終わるまでには誰かが来るよ。
ははは、代金は俺が払っとくよ。
じゃあな、兄さん。機会があればまた会おうや。
33名無し物書き@推敲中?:05/01/09 22:51:49
>>27-31
多分、君は小説家よりシナリオライターのほうが向いてる。
ゲーム製作板へ行くことをお勧めする。
34中学生:05/01/09 22:52:17
えっと、俺の小説酷評お願いします。自殺に追い込むくらい強烈なやつ。
中学生だからとかで、手加減しなくていいです。
若い芽を摘んでやってください(爆

http://diary2.cgiboy.com/2/taka920/
35名無し物書き@推敲中?:05/01/09 22:57:06
個人的に、(爆とマルチはいただけません。
36名無し物書き@推敲中?:05/01/10 01:58:18
>>34
1作目っていつオヤジ氏んだ?
37名無し物書き@推敲中?:05/01/10 04:09:11
>>34
タトゥーが気になって読めねえよ!!

うそ。読んだよ。中学生でコレだけ書けるってすごいね。っていうか中学生ってうそでしょ?
本当だとしたら絶対才能あるよ!! まさきって子がでてくる虐待の話し読んだだけだけど、他のも読んでみるよ。
38名無し物書き@推敲中?:05/01/10 04:30:35
小説としてはどうかと思うが、中学生にしてはよくかけてたよ。
母を訪ねて〜の方の見知らぬ人に「僕のお母さんですか?」って聞いてまわる設定は熱すぎる。
これは俺も書きたい。
文章の方は、良い小説を読み、考えて小説を書け、としか言えないかな。
全体的に若さが滲みすぎてて何も言えない。時々面白い表現はあるが、決して上手くない事は理解しておこう。
ここは文章を云々言うスレであって、内容を言うスレじゃないからね。まず小説としての体裁を整えてからまたおいで。
まだこのスレに来る年齢でも実力でもない。
あとちゃんとテンプレ読め。どっかに2chで批評依頼中!みたいな事書いてもらえないと、本人かどうか気になる。

ただタトゥーの方がもっと気になる。
39名無し物書き@推敲中?:05/01/10 05:30:54
やることねえし眠れねえし無職なんで眠くなるまで書きます。


「もう別れようぜ、これ以上付き合ってても意味ねえよ」
イケメンがヤリマンに言った。二人はファミレスの隅のテーブルに向かい合っていた。
ヤリマンはすぐには返事をしなかった。うつむいていた顔をあげたその顔は暗かった。
「やりたかっただけなんだね」
抑揚のまったくない口調。
その決め付けたような言い方がイケメンは気に入らなかった。
「そんなんじゃねえよ」
斜め下に吐き捨てるようにイケメンはつぶやいた。キムタクを意識していた。
「うそ、いいって」彼女は立ち上がった。「こういうのなれてるから」
立ち去ろうとするヤリマンにイケメンは手を伸ばした。届かなかった。
イケメンは壁を背にしていて、ヤリマンは店の中心側だった。
ヤリマンは背を向けかけたが途中で止まり、顔だけひねってイケメンを見下ろした。そして少し笑った。「立ち上がりはしないんだね」
フライドポテトの皿の横に片手をついてイケメンは体を前に伸ばし、セーターの上からヤリマンの腕をつかんだ。
「待てって」
「離してよ」
力ずくでふりほどこうとはしない。ヤリマンはイケメンに腕をつかまれたまま横を向いてじっとしていた。
真ん中わけの長い茶髪をイケメンはみつめた。
「まあ座れって」
ヤリマンは答えない。
「なあ……」
突然ヤリマンは振り返った。涙声でヤリマンは言った。
「離して……」ヤリマンは空いているほうの腕で乱暴に涙をぬぐい、鼻をすすった。
「いいから」ヤリマンは笑った。「いいから」
いいからってなんでこいついま2回言ったんだ、とイケメンは思った。
この場にふさわしい考えとは思えなかったが。なぜそんなことが気になる? イケメンは考える。俺は本当にこの手を離したくないのか?なぜこの手を離さない? 別れたいんじゃなかったのか? 
たったいま、自分でそう告げたばかりじゃないか。イケメンは立ち上がった。ヤリマンの肩に両手を置いて椅子に導く。
「とりあえずすわって、な?」
だるまさんが転んだの格好で片腕で顔を隠したままヤリマンはうなずいた。
ヤリマンを椅子に座らせながら(俺はなにをやってるんだ? こいつは俺の親友とヤッたんだぞ)イケメンは何気なく出入り口に目を向けた。
40名無し物書き@推敲中?:05/01/10 08:44:41
「中学生だから」「思いっきり酷評してくれ」

この言葉の裏には
「誉めて欲しい」という願望が隠れている。
41名無し物書き@推敲中?:05/01/10 08:49:10
>>33

>>27-31

>>12
のコピペだろ。

しかし右手に鎌とナイフを持つような手ってどんなん?

>>34>>37が自演臭いと思ってるのは俺だけだろうか。
42名無し物書き@推敲中?:05/01/10 10:17:27
>>34
のリンク先見えねんだが。
あえて中学生を主張するその根性が気に食わんな。

俺も>>37は自演くせぇと思う。文章下手すぎ。
43名無し物書き@推敲中?:05/01/10 11:17:47
しかも>34はマルチだよ。
44名無し物書き@推敲中?:05/01/10 11:23:41
>>42-43
荒らしか、私怨による晒しだろ。スルーしろよ。
ついでに>>2読め。
45名無し物書き@推敲中?:05/01/10 12:02:28
>>32批評お願い
46名無し物書き@推敲中?:05/01/10 12:08:41
>>34
内容は厨房っぽいけど、文章は厨房っぽくないね
中学生で小説書く奴って何かと小難しい言葉で表現したがる
君の場合は逆だよね、簡素に表現してる
だから中学生特有の痛さをあんまり感じなかった
ただ、描写量が足りないというのも事実、たとえば
最初に憲法違反で殺される子がいるけど、血を流して倒れただけだった
読者を引きこみたかったら、どんなひどい倒れ方をしたのか
何がどうなって少年の胸から血を流させたのかを表現することで
周りの子たちが、こんな惨いのに何も感じない、そんな教育されてるんだ
そんなにひどい時代なんだっていのを演出できると思う
一方で君がやっているように
細々と描写しないことで日常の一部だと暗に指すっていうこともできるんだと思う
けどね、読者に設定を植えつけるための冒頭でこれをやってしまうと
インパクトが薄くなってしまうんじゃないかな
君がいいようにやってもらうのがもちろん一番なんですけどね
47名無し物書き@推敲中?:05/01/10 12:16:11
>>32
小説というよりは会話のやりより、脚本に近いよね
「」を使いなさい。そして会話の合間合間に
人の動作、顔の表情、周囲の物音、風景を描きなさい
小説って、台詞のやりとりっていのは実は苦手な分野になる
合間合間に誰の発言なのかのヒントを与えないとわかりづらい
三人の会話になったら、ほとんどわからなくなる
表現の指摘を受けたいだろうけど、それ以前の問題かと思われます
48名無し物書き@推敲中?:05/01/10 12:22:07
>>44
>>34にレスしてるのは全て自演。放置で。

 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○本スレの場違いレスには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。                  Λ_Λ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚Д゚,,) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄
    〜(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
      〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ
4934:05/01/10 12:43:44
えっと、ありがとうございました。なんか、すっごくためになってうれしかったです。
もっと頑張って、年とってからまたここに来たいと思います。
ただ、あの小説を投稿したのは、ふみこみゅという、小学生とか中学生たちが
集まる掲示板だったんで、さくっとしてるほうがいけるかなぁと思って展開も、描写も
少なくしました。
ちなみに好きな作者は、乙一と歌野昌午と東野圭吾です。

>>34
荒らしだと思ったらすみません。でも、聞きたくなって。もうこないので。
すみませんでした。
50名無し物書き@推敲中?:05/01/10 12:45:39
>>48
ってか、いまさらそんなものを貼る君の感覚が笑える。
厨房の巣窟だと思ったのかね。
51名無し物書き@推敲中?:05/01/10 12:47:06
>34
釣れますか?
5215-16 ◆doCZHGL5p2 :05/01/10 12:57:40
>>15-16批評お願いします
53:05/01/10 12:57:46
ありがとうごぜーますだ。
54↑誤爆スマソ:05/01/10 12:58:50
w
55名無し物書き@推敲中?:05/01/10 13:09:39
>>34
謝ることねえよ。君には才能があるんだから。
56名無し物書き@推敲中?:05/01/10 13:11:12
↑間違えた。>>49だった。
まあ多分>>34にも才能あるんだろうけど。
57名無し物書き@推敲中?:05/01/10 13:12:36
ここは自作自演が可能な釣り堀インターネッツですね。
5834:05/01/10 13:19:23
>>56
えっ、僕は34と49、同一人物なんですけど・・・・・。
やっぱ信じてもらえませんか?・・・・
59名無し物書き@推敲中?:05/01/10 13:26:23
ひつこい。
>>58
ここがどういう場所か弁えてから書き込みなさい。
61名無し物書き@推敲中?:05/01/10 13:42:25
>>34
は今世紀最初の天才
62語り部r:05/01/10 13:57:45
>>34
 ひたすら読みにくい。無駄な空白行多過ぎ――
 だもんで何が書いてあるのか、
 その内容がさっぱり分からなかった。

 
631/2:05/01/10 15:17:05
 満員電車の中、彼の下腹部は異常に緊張していた。
我慢しているのは、小ではない。大でもない。
彼が我慢しているのは、「屁」であった。
 「なんだ。そんなもの出してもバレないよ」
そんなことを思う方もいるだろう。
しかし、屁と言ってもただの屁ではない。
全ての人の屁には、「ニオイ」だけでなく「色」がついているのだ。
 友人達の失敗談が、彼の脳裏に浮かんでいた。
デート中の屁。そのために終わってしまった恋。
会議中、外食中、授業中etc……
色の付いた屁は、とてつもない力がある。
せめて、ホームでやらなければいけない。
(電車内でやったらどうなるか……)
彼は身震いした。と、同時に腹が緩みそうになり、
慌ててきつく締めた。
 考えても見て欲しい。
仮に、コレがすかしっぺだとしよう。
ニオイは無い。しかし「色」がある。
あたり一面に黄色い気体が立ち込めるので、
そのガスの発生元を隠す術はない。
有難いことに、今現在
「電車の中で屁をするべからず」などという法律は無い。
しかし、駅に着くまで周りの人から冷たい視線を
向けられることはまず間違い無いだろう。
(そんな事態は避けなければいけない。絶対に)
642/2:05/01/10 15:18:03
 彼の思いとは裏腹に、下腹部は限界を迎えようとしていた。
(このまま引っ込んでくれ……)
何度思ったことだろう。しかし、彼の切実な思いは無視され、
今では引っ込むどころか腹痛までおき始めている。
(…諦めようか)
このまま何か病気にでもなったら、たまったもんじゃない。
(そうだ。出すは一時の恥じ。出さぬは一生のなんとかだ。)
 そんな訳の分からん事を考えながら、
下腹部を少しずつ緩めようとしたその時、
なんと驚くべきことに黄色い気体が立ち込めた。当然周りの人も気付いている。
(だけど俺じゃない……ということは? )
隣を見た。明らかに挙動不審なバーコード親父が立っている。
(可哀想に。次の駅まで冷たい視線に耐えてくれよ)
彼の顔は、明らかににやけていた。
黄色い気体が増えたって、誰も気付きはしない。
下腹部はまだ耐えている。我ながら良く耐えたと思う。
至福の瞬間。今こそ我慢が報われる。
「ブホッ」
気を緩めすぎていた。
尻の穴を萎めて萎めて行けば、音は出ないはずだった。
バーコード親父に、冷たい視線を向ける一人になるはずだった。
明らかにそれと思われる下品な音に、周りの視線が彼に集まる。
悪夢は終わらなかった。
「ブホブホブホッ」
一拍空いてから起きた屁。しかも、とてつもなく臭かった。
顔をしかめるOL。あからさまに笑う女子高生。
バーコード親父のことなど忘れられ、車内の視線は彼に向けられていた。
『――間もなく○○、○○です。お出口は右側でございます。
お忘れ物の無いよう、ご注意ください』

思いっきり酷評頼む。
6563-64:05/01/10 15:18:49
駅員のアナウンスが、彼の頭に響いた。

最後の一文忘れてましたorz
66名無し物書き@推敲中?:05/01/10 15:28:16
モニョります。
67名無し物書き@推敲中?:05/01/10 15:32:21
スマンが「モニョる」って何だ?
68名無し物書き@推敲中?:05/01/10 15:35:47
なんともいえない、微妙な感じのこと。
しょっぱくてほんのり痛い感じ。
6934:05/01/10 19:35:36
なんとなくまたきました。今度はバカにされないようにw


     1章
私の名前はボブ。今日はいつも通りトイレに行ったのであった。
入る前にもう一度、左・・・右・・・・誰もいないことを確認する。
避難訓練が終わってからすぐ走ってきたので、
背中が汗ばんでいるのが分かった。シャツが身体に張り付き不快だ。
彼は顔を歪め、トイレのドアに手を掛けた。
そのトイレは職員室の前にあり、使用数が少なく、
使用するのはほぼ私たち3年年にとっての後輩ばかりだったので、
3年が大をする場合はたいていココが使われていた。
私はトイレに入ってからも、そわそわし、
しきりにドアから顔をのぞかせ誰か来ないか確認する。
私は今までに無いほど緊張している。
なぜなら今までにしたことの無いようなことを今からするからである。
そして最後に誰もいないことを確認すると、個室のドアを開ける。
きいーっと言う音にさえ今の彼は驚くのであった。そして個室に入ったとたん、廊下の方から足音が聞こえてきた。パタパタパタ。
それは一定のリズムで近づいてきている。ボブは驚き、
急いで個室から飛び出た。体中が熱い顔から汗が噴出している。
鼓動が高鳴っているのが分かるほどドキドキしていた。足音がとうり過ぎる。
どうやら足音の主はトイレに入るつもりではなかったようだ。
彼は鏡で自分の顔を一瞥し、汗ばんだ手でもう一度誰もいないか確認し、
個室へ入った。
そうーーーーーーそのときを待って。
    
7034:05/01/10 19:37:59
   2章
予兆は避難訓練の前からであった。もうおなかが限界なのである。
避難訓練は、避難した後、消火器の実習訓練、打ち合わせ、
3人の先生の話しと、正味1時間弱あった。
それははるかに彼の限界を超えていたのである。
座っているときはまだ落ち着いているが、お尻をつけないかったら、
今にも噴出しそうだった。さらに、移動したときなど、
もうもれそうであった。どうしよう。先生に伝えてトイレに行こうか。
しかし、それは出来ないことだった。周りの友達にからかわれる。
そう思うと先生に行ってトイレにいくことができなかったのである。
7134:05/01/10 19:38:18
我慢し、目を堅く閉じると、体中の毛穴から汗が噴出す。
そうした我慢が実を結び、やっと避難訓練が終わったのであった。
彼はすぐさまトイレに向かった。彼は職員室前のトイレを選んだ。
なぜならそこは他のトイレに比べて使用量が少ないからである。
もうトイレが近づいてきた。そしていま、彼はトイレの前に立っている。
入る前にもう一度、左・・・右・・・・誰もいないことを確認する。
避難訓練が終わってからすぐ走ってきたので、
背中が汗ばんでいるのが分かった。シャツが身体に張り付き不快だ。
彼は顔を歪め、トイレのドアに手を掛けた。
すぐさま一番奥のトイレに駆け込んだ。
そして鍵を閉めベルトをはずしたそのときだった!!
誰かが入ってきたのである!!彼は身を固くした。
どうやら「侵入者も個室に入ったようだった」
彼は「仲間だ。」と一安心し便座に腰を下ろした。
そのときである!!廊下の方から足音が聞こえてきた。
パタパタパタ。それは一定のリズムで近づいてきている。
その途端近くの個室から先ほどの侵入者が飛び出した。
そしてどうやら外の様子を窺っているようである。
なんて小心者なのだ。と彼は思った。そうする間に用を足し終えた。
とても気分爽快であり、先ほどの苦痛が嘘のようである。
そして水を流し個室を出た。
そして何気なく一列に並ぶ個室を見て彼は固まった。
そのとたん、彼は手も洗わずトイレを飛び出した。
まるで逃げるかのように・・・。
7234:05/01/10 19:40:39

     3章
ボブは身を固めていた。彼のこめかみを汗が伝う。
1・2分は経っただろうか・・・・。そう考えていたときである!!
「ジャーーー」という水を流す音がした。ボブは思った、
「そうか!!中に誰かいたのか!!」
そしてその足音はボブの個室の前で止まった。
ボブは更に身を固くした。体中が熱い。
顔から汗が噴出している!!その途端、足音の主は、
驚いたように手も洗わず逃げるように出て行った。
     4章
なんてこった!!仲間だと思ったのに!!
まさか・・・まさか・・・・・
とにかく急いで出たから大丈夫だろう。
このまま何事も無かったような顔をして掃除場所へ行けばいい。
   
7334:05/01/10 19:41:32
  5章
ボブは相変わらず個室に入っていた。
そのとき放送がなった「清掃開始5分前です。
女子の人は運動服に着替え〜」なり終えた頃、
トイレの外から話し声が聞こえてきた。友人のジョンである。
ボブは更に身を固くした。ジョンがトイレに入り、
ボブのほうへ向かって歩き出した!!ボブはもう緊張のあまり、
息が荒い。なんとジョンはボブの入っている個室の前で足を止めた。
「!?」ボブの緊張は絶頂だった。
ジョンがボブの入っている個室のドアにてをかける・・・。
    6章
ジョンはいつもどおり掃除場所へむかった。
ジョンの掃除場所は職員室前のトイレ。トイレに入ったジョンは、
ブラシを取るため、トイレの中の器具室に入った。
この学校のトイレは、
奥から洋式トイレ、和式トイレ、器具室となっている。
ジョンは器具室のドアに手を掛けた。
なにやら荒い息遣いが中から聞こえる。ジョンはドアに手を掛けた。
7434:05/01/10 19:42:53
   7章
「わっ!!」「うわっ!!」ジョンが器具室を開けた瞬間、
中から友人のボブが飛び出してきた。ジョンは驚きのあまり
、尻餅をついた。ボブはそんなジョンを見下ろし満足げに笑っている。
なぜか彼は汗だくだ。
「お前、俺を驚かす為にコノ器具室に隠れてたのか?」
とジョンが聞いた。ボブはまた満足げに「まあね」と答えた。
ジョンが「そういえば、なんかうんこ臭くねえか?」と聞く。
ボブは「そう?」と答え、
ジョンから顔をそらし笑みをこぼすのであった。
彼とボブの秘密なのだから。
そう、大きなドラマはトイレの和式便器と器具室の中で起きていた。
75名無し物書き@推敲中?:05/01/10 19:54:47
結局、あなたは何を伝えるために一連の文章を書いているのですか?
教えてちょんまげ。
76名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:12:27
>>63
俺さー小学生の頃、チャレンジとってたんだよ、チャレンジ。
知ってるか?進研ゼミ(←なぜか変換できる)のチャレンジ。
ベネッセコーポレーションの小学生向け教材な。
当時はベネッセなんつーハイカラな名前じゃなくて福武書店っつーいかにもいかにもな名前でさ。
いや名前なんかどうだっていいんだ。そのチャレンジの話な。
俺は不真面目だったから、送られてきた教材に手をつけることは稀だったよ。
それでよく母親と喧嘩になったもんさ。
「あんたのためを思ってとってるのに」なんて言われてな。
「知るかバカヤロー、俺が頼んだわけじゃねーのに勝手なこと言うなよ」なんて反抗したもんさ。
だけどな、実はチャレンジが送られてくるのは俺にとって重要な楽しみの一つだったんだ。
何でだと思う?
そう、俺が楽しみにしてたのは勉強以外の部分だよ。
ああいうのは上手く出来てるもんさ、子供を逃がさないために漫画とか読者コーナーとかが用意されてるんだ。
勉強は不真面目だったがな、俺はこっちの熱心な読者ではあったんだ。
ある日、いつものように読者コーナー読んでいると一際俺の目を引くネタがあった。
どれぐらい目を引いたかっつーと、今でも俺の記憶に残ってることから推察してくれよ。
それでな、それがどんなネタだったと思う?
編集部の出したお題はこうだった。「○○だったら困る」
「○○」の部分に自由な言葉を入れよってことだな。
さあ、もう分かったろ。そうだ、こう書いてあったのさ。

「おならが色つきだったら困る」

俺ァ感服したぜ。その次の編集部の補足にもな。そいつはこうこう書かれていた。
「しかも個人ごとに違う色だったら困る」ってな。
そらァ確かに困るぜ。大弱りってもんじゃねぇか。
なあ俺が言いたいことが分かるか?
そうだよ、それだ。
つまりな、お前のアイディアは小学生並だってことさ。
ついでに言うとな、全然面白くないぜ、その短編。
もうどこを直せとか言いようが無いほどにな。
77名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:16:34
>>69-74
「・・・」を「…」に。
「ーーーーーー」を「――」に。
!?多用しすぎ。文が軽く見える。
描写が全体的に足りない。
ボブが自分のことを「私」というのに違和感を感じる。
文がお粗末過ぎて、最後まで読もうという気になれない。
78名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:19:11
34さんの>>69から>>74を読みました。いや、読ませていただきました。
不可解な書き出しのため、最初はボブと私と彼が同一人物なのかと思い戸惑いましたが
その時点でこの作品に魅了されていたということだったんですね。見事にしてやられました。
才能あふれる若者特有の実験的な構成。知的で洗練され、それでいて抑制の効いた文章。
すばらしいとしか言いようがありません。
ただ、私がボブであることを告げた謎が解けません。いったいなにを狙ってのことだったのでしょうか?
79名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:20:30
>>69->>74
描写不足。解りづらい。
80名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:29:51
私はボブとかジョンが和式便所のある学校に居るのが
とってもおもしろかったです。
81名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:36:36
>78
よしてくれよ。
8234:05/01/10 20:44:42
>>78
あ、ありがとうございますw!!
6月くらいに書いたやつなんで、何を意図したのかは忘れましたw

>>79
>>77
駄作で失礼しました・・・。やっぱまだ早いですか。描写って難しいですよね。
だから主人公の気持ちや様態を増やしてごまかしたつもりでしたw
83名無し物書き@推敲中?:05/01/10 20:46:27
 死神は、午前九時にやって来る。
 樹原亮は一度だけ、その足音を聞いたことがある。
 最初に耳にしたのは、鉄扉を押し開ける重低音だった。
 その地響きのような空気の震動が止むと、舎房全体の雰囲気は一変していた。
 地獄への扉が開かれ、身じろぎすらも許されない真の恐怖が流れ込んで来たのだ。
 やがて、静まり返った廊下を、一列縦隊の靴音が、予想を上回る人数とスピードで突き進んで来た。
 止まらないでくれ! ドアを見ることはできなかった。
 樹原は、独居房の中央に正座したまま、膝の上で震える指を凝視していた。
 頼むから止まらないでくれ! そう祈る間も、猛烈な尿意が下腹部に押し寄せてくる。
 足音が近づくにつれ、樹原の両膝がガタガタと震え始めた。
 同時に、ねっとりとした汗に濡れた頭部が、意志の力に抗いながら、ゆっくりと床に向かって沈み込んで行く。
 タイルを踏みしめる革靴の音はどんどん大きくなった。
 そしてついに部屋の前まで来た。
 その数秒間、樹原の体内にあるすべての血管は拡張され、破裂しそうな心臓から押し出された血液が、体毛の一本一本を揺るがせながら全身を駆けめぐった。
 だが、足音は止まらなかった。
 それは部屋の前を通り過ぎ、さらに九歩進んで不意に途絶えた。
 自分は助かったのかと思う間もなく、視察口の開閉音に続き、独居房を開錠する金属音が聞こえてきた。
 空房を一つはさんだ、二つ隣のドアのようだ。「一九〇番、石田」低い声が呼びかけた。
 警備隊長の声か?「お迎えだ。出なさい」
「え?」聞き返した声は、意外にも頓狂な響きを含んでいた。
「俺ですか?」
「そうだ。出房だ」
 そこから急に辺りは静まり返ったが、沈黙は長くは続かなかった。
 まるで誰かが音量つまみをひねったかのように、突如として大音響が響きわたった。
 プラスチック製の食器が壁に当たって跳ね返る音、入り乱れる足音、さらにはそうした騒音をかき消す動物的な砲陣が─―人間の声とは思われない絶叫が続いている。
8483:05/01/10 20:59:44
わりい。

研究用に保存しようとして、間違って書き込んじゃった。 >>83はシカトしてくれ。
85名無し物書き@推敲中?:05/01/10 22:44:45
前スレの>>728
気のせいかもしれないけど、この出だしと似たような展開の文を、前にどこか
で見た気がする。最後の四行の流れに見覚えがあるような。少し気になる。

酷評というか感想
内省を長々と読ませるのは、ファンでもない限り反感を買うリスクが結構大き
いから、読み手の共感を得てからにするか、言動で表すかにした方が安全だし、
親切だと思う、まあ、結局面白けりゃなんでもいいんだけど。
あと、自分がパジャマ姿だという事に気づいて、それでどうして慌てたのかが
分からなかった。
861/2:05/01/11 04:35:59
短編小説の冒頭。


 人間、誰だって絶対に他人にばれたくない秘密と言うのを抱えているものだと思う。
それは例えば小学校の時に鞄を忘れたまま通学してしまったことだったり、
挙句授業が始まるまでその事実に気付かなかったことだったり――過去の事でなくても
現在進行形で持ってしまっている、自分の異常だったり。
 そういうものを抱えるという行為には、年齢なんか関係ないと思う。
程度の差はあっても心理的に及ぼす影響は同一だろうから。小さな子供
だったとしても、年齢を重ねていたとしても、突然自分がメルヘンの世界の
住人に認定されて、笑うたび背景に必ず花が現れるなんて事になったら驚くし
――他人にばれたらどうしようと怯える日々を過ごすだろう事は、まったく同じ
影響とストレスを発生させる。
 例えば私、皆瀬陽菜子も、そんな類の秘密を一つ――最近抱えてしまっていた。

「いらっしゃいませ、ブーケのお求めですか? 用途をお聞かせ下さい!」
 覚えた文句をルーチンワークのように繰り返しながら、私は目の前にいる
初老の女性に声を掛ける。銀色の混じった髪に軽く手を当てながら、
孫の結婚祝いに、と話す彼女に、私はにこにこと営業スマイルで相槌を続けた。
 初めてで判らないことだらけだったアルバイトも、一ヶ月で随分慣れたものだと
自分で思う。営業スマイルは随分板について来ていた。
「お式は今月なんですか? それはおめでたいですね、ジューンブライドなんて。
あ、お花の希望などおありでしょうか、それともこちらでお選びしますか?」
「それじゃあお願いして良いかしら……あまり、花には詳しくないものだから」
「かしこまりました、少々お待ち下さいませ!」
872/2:05/01/11 04:36:58
 何よりも元気に。バイト初日に言われたことを忠実に守りながら、
私は笑みを絶やさず花を選ぶ。お目出度い席なら、暖色系が良いだろう。
いや、婚約なら純白かな? 予算やボリューム、コントラストを考えると……。
 頭の中で色々な事を考えながら選ぶ。花を取ろうと膝を崩してしゃがみ込むと、
鼻先を近くにあった百合が掠めた。むずむずする感覚が生まれ、あの嫌な予感が
私の顔を歪めさせる。
「――ッ」
 脱兎、私は逃げるようにカウンターに隠れて再びしゃがみ込む。
そして思いっきり息を吸い込み、それを勢い良く吐き出した。
「ッくしゃん!」
 瞬間。
 バラバラと、私の頭の上から無数の花が降ってきた。


なんじゃいそりゃあ、と興味惹けるだろーか…。
88む ◆EcCgOA7Vw6 :05/01/11 07:13:55
>>15-16
遅すぎますが、二度も無視されてしまった作者の方が気の毒なので、やってみます。
批評というよりは、質問ばかりになってしまいますが。


「次は俺の番」の後に「彼女が目で催促していた、運転手が必要だと」
「彼にとって〜初めての事じゃない」の後に「妹が投げるのは初めてだった」
この二つは、文がつながらないと思ったのですが、これは意図的にやっているのでしょうか。

妹 ボウルを投げる→父 ドレッシングまみれ→妹 席を立ち、主人公を一瞥し、食卓に背を向ける
この後の「次は」の意味を考えると、ここまでの妹の行動と主人公の次の行動に何かしら関連が必要になりますが、
なぜか運転手の話になってしまう。
「俺の番」も、何の順番なのか、私にはわかりませんでした。

「父がドレッシングまみれになるのは、これまでに何度かあったこと」と「妹がボウルを投げるのは、初めて」がどうつながるのか、
これも私にはわかりませんでした。


「彼のそれから視線を逸らした」の「それ」とは何でしょうか。
「父親の目」だとすると、「彼の目から視線を逸らした」となり、間違いではありませんが、
「目」と「視線」、似たような語句が並んでいるため、諄い印象を受けました。


全般的に主語が省略されすぎて、わかりにくくなっているように思いました。
意図的に主語を削っているのでしょうか。
「綺麗にまとまらない」と自分で違和感を感じるのは、言葉を削ぎ落とすことを意識しすぎているからなのかもしれません。


その「綺麗にまとまった文章」とは、具体的にどんな文章なのでしょうか。

「訳文ぽい雰囲気」も、どんな雰囲気なのかわからないのですが。
89廃屋に住む:05/01/11 09:21:53
 妻が、炉辺に座っているのは辛いというので、椅子を作ることにする。
製材屋に丸太の端を切って分けてもらうように頼む。直径50センチ厚さ25センチ
程度の丸い盤を2枚買ってきた。鉋をかけ、横の皮を剥ぐ。鑿でへちを削り落とし、
丸い手触りを作り出す。中心を少しえぐるように削り、尻の座りがよいように整える。
 炉辺で、仕上げのやすりをかけているとき、「御免下さい」という声がかかった。
ガラガラっと戸が開けられ、そこには同僚だった夏目が立っていた。懐かしい。
気を使うような相手ではない。手招きをして、炉辺の座布団をぽんと叩き、側に来るよう促す。
「ああ、元気そうでよかった。・・・・・・案外とこざっぱりしてるじゃないか。」
つかつかと歩みよってくる。
「先にお参りさせてくれないか。急だったなあ。」
いぶかしく思っているうちに、夏目は靴を脱ぎ、勝手知ったる家とばかりに、奥座敷へ
向かう。うちの仏壇にはまだ、あの子の位牌しかない。20年以上も前で、いくら友人といえ、
夏目がわざわざお参りするとは、と考えているうちに、記憶が2重にかぶさってきた。
仏壇に大人の真新しい位牌が白々と見える。いやだ、この記憶はいらない。吐き気がしてきた。
妻を捜す。今の時間なら、厨房だろうか、いや、ミシンの部屋に違いない。もしかして、庭の
草取りをしているかもしれない。2階の掃除だろうか?蒲団を干しているかもしれない。
部屋から部屋へと探し歩く、こんなに部屋があっただろうかと頭のへりでどこか不思議に
思いながら、次から次へと襖を開けては閉め、開けては閉め、半ば走るように廊下を急ぐ。
部屋で、宴会をやっていた。結婚披露宴のようで、文金高島田の白い花嫁がうつむいていて、
客が一斉にこちらを向く。
――妻をしりませんか――
末席にいた客が「いや、あんたの花嫁じゃないな。」と答え、皆がにそにそと笑った。襖を閉める。
次の部屋にはお祭りの最中の男女が、華やかな正絹の蒲団を被って忙しくしている。
あの顔をゆがめて、男の下に組み敷かれている女は妻か?いや、もっと若い。
猫が座布団に座った部屋、庭に満開の牡丹を見せている座敷、忙しげに立ち働く人がざわめく厨房、
――ああ、あそこに違いない――
90廃屋に住む:05/01/11 09:23:12
裸足のまま、裏の井戸へと急ぐ。 
半円を二つあわせてある重い石の蓋を横にすべり落として、中を覗き込む。
2メートルほど下には、もう黒々とした水面があり、知らぬうちに涙でくしゃくしゃになった顔
のまま、搾り出すように声をあげた。
「・・・・・・きょう・・・・・・こオオオ・・・・・・」
ぼたぼたと、涙が井戸に落ち、波紋がいくつも広がる。
井戸の底のほうから、ふつふつっと泡があがってきて、

――・・・・・・おおきに――

妻の声が聞こえた。

――ああ、やっぱりここにおったんやなあ。探したで。――

――あんさん、おおきに。うちの夢を一緒に見てくれはったんやねえ――

――そうや。先にいってまったらあかん。――

――あんさん、・・・・・・おおきに・・・・・・――
91廃屋に住む:05/01/11 09:26:03


百年の余もたった、屋根裏に通じる階段は、
扉の奥に隠された急勾配で、無垢の黒い板でできていた。
かび臭いような、埃臭いような匂いが鼻をつき、
昼間であっても薄暗い屋根裏がかすかに見える。

本当は禁止されているあの場所へ、一人でおそるおそる
上がってみる。半分あがって怖くなっており、もう一段あがって、
躊躇って飛び降り、さらに一段あがって、ようやく着いた。

木のつっかい棒であけておける天窓板をあけ。光を中に入れた。
60wの裸電球がぽつんとぶら下がる。

琉球人形の目が光る。亀の置物がぶらさがる。わけのわからない物の入った
柳行李がいくつも連なり、ねずみの糞が転がっている厚くつもった埃の床。
古い茶箪笥、革のトランク。使わなくなった蚊帳の束。
重なっていた座布団を叩き、きれいそうな所をみつくろって座る場所を作る。

今日ここに来たのは、お呼びがあったからだった。
綺麗な姫様より、亀と一緒に遊んでたもれとご所望で。
小一時間ほど、貝合わせをして遊んで帰った。
92廃屋に住む:05/01/11 09:28:16
えっと、これでおしまいです。酷評お願いします。
93名無し物書き@推敲中?:05/01/11 09:46:51
>>89
風景が全くわからない
いきなり結婚式が行われているとか言われても
突き放されたような気がしてならない
なんの伏線も無しに展開されると唖然とするぞ

主人公は異常なんだよ、現実を知ろうとしない
異常を最初正常に書いているから
後々の展開が急すぎて読者は混乱してしまう
現実を直視できない男を描こうとしてるんだとはわかる
ただ、ギャップがあまりにもありすぎます
伏線やミスリードの重要性を学んでください
94廃屋に住む:05/01/11 09:51:09
>>93
この前に
http://umaa.s19.xrea.com/cgi-bin/sakuhin/leafrain/anthologys.cgi?action=html2&key=20041225092036
これと、前スレの650-651がついているんですが、もっと伏線がいりますか?
95名無し物書き@推敲中?:05/01/11 09:54:56
>>94
これだけあったんだね
URL分しか読んでないけど
伏線は充分だと思う
あとはミスリードも忘れずに
96廃屋に住む:05/01/11 09:57:26
あ、なんか、そっけない書き方をしてしまって申し訳ないです。
実は小説書くのは初めてです。これは最初散文詩で書いていたんですが、どうも
内容が濃くなってしまったので、短編小説に仕立ててみようと試みた作品なんです。
そういう事情で、小説作法が全くわからないので、酷評をお願いしようと思った次第です。。
よろしくお願いします。
97廃屋に住む:05/01/11 11:08:38
>>95
はい、ありがとうございます。
98 ◆doCZHGL5p2 :05/01/11 17:51:33
>>88
批評有難う御座います。

>「次は俺の番」の後に「彼女が目で催促していた、運転手が必要だと」
>「彼にとって〜初めての事じゃない」の後に「妹が投げるのは初めてだった」
>この二つは、文がつながらないと思ったのですが、これは意図的にやっているのでしょうか。
主人公が父にポタージュをぶっ掛けてからキッチンを出た後に、
「自分の部屋から荷物を持ち出し、家を出る。
  死んだ兄についての回想(兄や当時の主人公が父にサラダボウルを投げた話はここで)
   兄の形見の車に乗り込み、エンジンを掛けつつ妹を待つ(妹は運転が出来ないため)」
という部分があるのですが、まだ書き途中です。
いきなり冒頭だけ貼ってしまってすみませんでした。

>全般的に主語が省略されすぎて、わかりにくくなっているように思いました。
>意図的に主語を削っているのでしょうか。
>「綺麗にまとまらない」と自分で違和感を感じるのは、言葉を削ぎ落とすことを意識しすぎているからなのかもしれません。
正にその通りです……出だしはなるべく描写その他を削ってテンポを持たせたいと思っていたのですが、
もっとガチッとさせてみます。

>その「綺麗にまとまった文章」とは、具体的にどんな文章なのでしょうか。
>「訳文ぽい雰囲気」も、どんな雰囲気なのかわからないのですが。
今回は大分スカスカに書きましたが、メインの部分は最低限の進行と説明・描写に絞って
半端な繋ぎの文章を無くすのが目標です。極端に言えば、平仮名の少ない文章にしたいって事です。
「訳文ぽい」は「海外ハードボイルドの邦訳に似せた文体」に訂正します。
勉強不足の癖にやたら生意気な注文ばかりですが、何卒アドバイスをお願いしたいと思います。
99名無し物書き@推敲中?:05/01/11 18:29:59
ここは、ある国のある病院のある病室。
ここに入院しているのは普通の患者ではない。
いわゆる「不治の病」にかかった患者が入院しているのだ。 
この病室を出るときは、そう、大抵はあの世からのお迎え
が来たときだった。
そんな死を待つのみの患者の唯一の楽しみは、ぶ厚い
カーテンの間から少しだけ見える景色を、窓際の木村さんに
話してもらうことだった。
「木村さん、天気はどう?」
「とってもいい天気さ。女の子がボールで遊んでいるよ」
「そうか。そりゃ良い」
私と高齢の佐藤さん。そして木村さんがこの病室にいた。
木村さんは、私より一足速くこの病室に来た、この病室に
一番長く居る人だ。そんな彼の話す景色は、この重い空気の病室を少し
明るくしてくれた。 そんな木村さんを、私達二人は、うらやましく
思っていた。私達のベッドからは見えない、あのきれいな景色を自分の目で見たいのだ。
しかし、どんなに頼んでも木村さんはそのベッドを 譲ろうとしなかった。
100名無し物書き@推敲中?:05/01/11 18:31:18
ある日、佐藤さんが弱々しく言った。
「そろそろわしにもお迎えが来そうだ」
「そんな、しっかりして下さいよ」
「最後に頼みがある。――ベッドを替えてくれ。あの景色を見てみたい」
木村さんは、佐藤さんのささやかな願いをを無視した。
数日後、佐藤さんはあの世へと旅立った。

私は思った。死に際の佐藤さんにも見せたくなかった景色だ。
さぞすばらしい景色に違いない。いや、現に聴いている話が
そうなのだ。 いつしか私は、木村さんを呪うようになっていた。
早く死んでくれれば、この私があの憧れの 窓側のベッドに移れるのだ。
毎日、それだけを願っていた。
呪が効いたのだろうか。木村さんは段々病状が悪化していった。
そして、ある夜
「いい夜空だ。星が綺麗で雲ひとつ無い。
明日もきっといい天気になるだろう。きっと……」
その言葉を残し、彼はこの世を去った。悲しみは、湧かなかった。
そして、私は翌日あのベッドへと移動になった。 あの、憧れの窓際へ……。
私は、恐る恐る目を開いた。そして、カーテンの隙間から あの憧れの景色を見た。
101名無し物書き@推敲中?:05/01/11 18:56:33
元ネタの方がまだ面白い。
102名無し物書き@推敲中?:05/01/11 19:00:46
>>99-100
何かのコピペ文だったっけ?
103名無し物書き@推敲中?:05/01/11 21:09:21
>>88
はっきり言おう。

お ま い の 読 解 力 が 無 さ す ぎ ! !

過去にドレッシングまみれにしたのが主人公か兄のどちらかであることも
運転手=主人公だってことも、別に背景なんぞ書かんでも、自然に理解できることじゃん。
この程度のことが理解できない人間が、まさか作家を目指しているとは言うまい?批評家は尚無理だが。
104名無し物書き@推敲中?:05/01/11 21:12:02
>>102

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は
ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。
晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。
105名無し物書き@推敲中?:05/01/11 21:41:59
>>103
わからなくはないけど、小説として成り立たないぐらいの、
わかり難さ。>>88の指摘は完全に間違いじゃない。
まあただ、おかしいのは
>「彼女が目で催促していた、運転手が必要だと」
で読者は、主人公に運転手としての行動を期待するのに、
結局妹と同じ行動しかとらないまま終わってしまうってことの方かな。

なんかね、書きたいことが思いっきり空回りしてる感じがする。
読者のことを考えないで、ただ自己顕示と自己満足で文章書いてる感じ。
こういう文章に批評つけるのは面倒なので、スルーしてたけど。
106名無し物書き@推敲中?:05/01/11 22:41:34
僕は>>103に同意する。

たしかに>>15>>16の文章は、レベル的にはとても誉められた物ではない。
でも書いている事は理解が出来るし、雰囲気は十分に伝わっている。
それに、文章は拙いが既に持ち味は確立されていると思う。
文章が巧くなればきっと面白く感じさせる事は出来るはず。
多分、文章は削らずに表現を練り直せば良くなると思う。
あと、もう少し文章をスマートにした方が良いとは思うが、それでクールにし過ぎるとかえって今の持ち味が薄れてしまう気もする。
>>15>>16さん頑張って下さい。
107名無し物書き@推敲中?:05/01/11 22:48:30
といっても、む。がレスするまで誰もレスしようとしなかった、
その現実が全てを物語っているわけで。
108名無し物書き@推敲中?:05/01/11 23:08:25
>107
1.レベル高すぎてここの人間では手をつけられなかった
2.単純な見落としの連鎖(だれもが新着レスすべてをチェックするわけじゃないからね)
3.うますぎてコピペだと思われた
などなど、その現実とやらが物語ってくれる話はいろいろあると思うが。
109名無し物書き@推敲中?:05/01/11 23:16:45
また自作自演ですか?
110名無し物書き@推敲中?:05/01/11 23:27:11
まあ、スルーしようや。大人なんだから。
111名無し物書き@推敲中?:05/01/11 23:35:05
>>108
レベルが高いとは思わなんだが、突っ込みにくいとは思ったな。
俺は>>15-16気づいていたけどスルー派。

>ボウルから脱落したアボガドの切片を拾い上げつつ
事態が切迫してるのに何だその余裕は、「切片に目もくれず」の方がいいんじゃ……
とか
>妹が投げるのは初めてだった。
の文はすわりが悪いから「投げるのが」とするか、「が」の連続を嫌うなら逆接の接続詞を入れた方がいい
とか
>彼のそれから視線を逸らした。
>>88の言ってるように違和感を覚える、「彼の視線から目を逸らした」ならまだ自然?
とか
>三人とも周知の事実だった。
の周知の事実の使い方が違う(これは既に突っ込んであるのだが)
とか
>「違うね。あのコントロールは、あんたの教育の賜物だろうよ」
の意味がわからん
とか
まあ、あるにはあったんだが微妙に突っ込みにくくて、というか指摘するほどでもなくて放っておいたな。

でも実際このスレ全体のレベルからすれば上等な方だと思うがな。
112105:05/01/11 23:43:44
まあ、作品を読んで感じることは人それぞれってことで。
ただまあ、小説を普段読まない人にも読ませたいなら、
批評してくれる人に読解力が足りないなんてとてもいえないだろう。
オナニー小説ならそれで十分だけどね。

>でも実際このスレ全体のレベルからすれば上等な方だと思うがな。
これには同意。
113名無し物書き@推敲中?:05/01/12 00:43:02
>>108
その可能性・・・有り!!
114名無し物書き@推敲中?:05/01/12 00:53:20
はいはいはいはい。
誰か、86-87にでも突っ込んで話題豚切れ。
115名無し物書き@推敲中?:05/01/12 01:01:00
>>99
八行目まで読んだところで嫌な気分になった。
例え文章の上でも「不治の病」にかかってしまったような患者だすなら、もっと大事に扱ってほしい。
ちょっと簡単な設定で扱いすぎてないか。
何か適当なものを適当に扱ってるって感じがするよ。
自己顕示と自己満足で文章書いてる感じだとか言われるのもその辺が原因なのでは?
116名無し物書き@推敲中?:05/01/12 01:32:57
>>114
まず自分でやれよ。
オレもなーってことで、

>>86
冒頭だけで読む気なくす、なんかの小説の影響なんだろうが、
自分の文章として消化できていない。

>突然自分がメルヘンの世界の住人に認定されて、笑うたび背景に必ず花が現れるなんて事になったら驚くし

この文はどこから出てくるんだ?
こういう話なのかと思って読んだら違うし、こっちの方が面白そうだし。

>なんじゃいそりゃあ、と興味惹けるだろーか…。
なんだそりゃ……とは思うが、読み進めたいとは思わない。
117名無し物書き@推敲中?:05/01/12 01:47:26
投下します。普段は不条理系のショートショートが好きなのでそういった感じを目指しました、
理屈よりも感覚で書いています。
普段批評してもらう機会がないので宜しくお願いします。

猫の養分になりたい


 猫の養分になりたい。ふと、そう思った。
 何故かはわからない。
 どちらかというと犬派に属する自分にとって猫の養分になりたいなんてなんて世迷い言なんだろうと思う。
 しかし私は今、猫の養分になりたいと切に願った。
 けれど、一体どうすればなれるのだろう?犬派の私には全く検討がつかなかった。
 手っ取り早いのは私自身が餌となり猫の養分となることだ。
 しかし、同じ猫科でもライオンはともかく猫が人を食べるのは聞いたことがない。
 今まで私のように猫の養分になりたいと願って猫に食べられた人の話を聞いたことがないから恐らくそれは効率の悪い方法なのだろう。
 ならば、と考えた。
 鼠がいい。
 鼠は雑食だ。人に群がって食べたとしてもさほど違和感はないだろう。
 その鼠を猫が食べれば私の願いは叶うはずだ。
 そう思った途端、私はペットショップにかけこんだ。
 番いの鼠を2匹買う。
 餌を与えた。それを食べて2匹は成長し、子を産む。それを数ヶ月繰り返す。
 密閉された鉄の部屋で鼠はあふれんばかりに増殖した。ねずみ算とはよくいったものだ。
 ある程度の時期をみて餌を与えるのを止める。そうすると鼠はいきりたつ。
 鼠は餌を求めて私を食べるはずだ。そしてその鼠を猫が捕食する。
 私はそうやって猫の養分になるのだ。
118115:05/01/12 01:48:36
それに、そんな簡単にほどけてしまうような恨みつらみを読者に伝えるために、
不治の病にかかった患者とかそんな絶望的な立場に設定した大そうな役者はいらないでしょ。
そこらへんの感覚って結局品性の問題だと思うから。
アウトプット能力の高さとあなたの内面性の程度差があなたのチャームポイントになってるね。
119名無し物書き@推敲中?:05/01/12 01:51:26
2 

 案の定、鼠は私にくらいつく。そして私は食べられた。
 そうだ。それでいいのだ。食べられることが私の目的につながるのだから。
 そして内臓のみを残して私は食べられた。どうやら肉以外の部分はお気に召さなかったようだ。
 しかし、私は忘れていた。そのような状況を作るためにこの部屋を密閉していたことを。
 強固な私の部屋から鼠達は出ることが叶わない。
 当然猫もやってこない。
 暫くすると鼠達は共食いをはじめた。
 私は猫の養分になりたかったのに、私を食べた鼠は私を食べた鼠を食べるのだ。
 なんてことだ。計画が狂ってしまった。
 しかし、食べられて命を無くした私にはどうすることもできなかった。
 鼠は仲間を食べる。食べる食べる食べる。
 ならば私は、鼠の争いのための活力にしかなりえなかったのか。
 そして最後の共食いが終わった後、最後の鼠は残っていたただ1つの食べられるもの……そう、私の内臓を食べた。しかしその時には既に相当の時間が残っており内臓は腐敗していた。
 その小さな身体はそれに耐えられず、腐敗した内臓は毒となって最後の一匹も死亡した。

 ああ、なんということだろうか。
 猫の養分になりたかった私だが、ただの鼠の餌で終わってしまった。
 その鼠も猫に食べられることなく朽ちていった。
 私は猫の養分になりたかっただけなのだ。
 それでは新しい方法を考えなくてはならない。
 効率のいい、養分になる方法を。

以上です。
文章もまだまだ稚拙ですが、それ以上に作品で雰囲気が書けてないといわれたことがあります。
その部分を意識してみました。宜しくお願いします。
120117:05/01/12 01:59:42
最初は猫に食べられようとしたけれど今の猫はグルメなので鼠を食べません→こりゃダメだなオチだったのにいつの間にか変わってた。
その後、鼠は失敗だと反省した私はキャットフードの餌となるためにまぐろに食べられるために
まぐろ漁船に乗るってプロットだったけれどショートショートで書ききる自信がなかったので没。

無難なオチになりました。
121名無し物書き@推敲中?:05/01/12 02:35:06
>>117
長い。この半分ぐらいに削ってもいい。

>どちらかというと犬派に属する自分にとって

犬派、この設定は何のためにあるの?

>今まで私のように猫の養分になりたいと願って猫に食べられた人の話を聞いたことがないから恐らくそれは効率の悪い方法なのだろう。

やたら回りくどい。
それに、「効率の悪い」って何だ? 主人公の思考について行けない。

>餌を与えた。それを食べて2匹は成長し、子を産む。それを数ヶ月繰り返す。

ここで既にオチは読める。
何かどんでん返しがあるのかと思ったが、それもない。この先は読むだけで苦痛。
主人公が食べられて、意識を失う直後に、「ああ、ネコを買うのをわすれていた――俺は犬派だからな」
とかそんな感じでいい気がする。

それにしても動物って、最初に内臓食べるんじゃなかったっけ?
122む ◆EcCgOA7Vw6 :05/01/12 10:59:56
>>87
読者の興味を惹きたいのなら、「私の頭の上から無数の花が降ってきた」から始めるのはどうでしょうか。
状況説明は後からいくらでもできるので、多少乱暴でも最初に事件を起こした方が読者は惹きつけられるのではないかと思いました。
その後どうするか、についてはわかりません。無責任ですいません。


>>96
読んでいて特に問題はないと思いました。

「小説作法」にこだわらず、あなたの好きなように書けば、それでいいのではないかと思います。
それに「何をどうしたい」と具体的に書かなければ、誰も答えることはできません。
123廃屋に住む:05/01/12 11:46:34
>>122
ありがとうございます。
基本的に、1シーンづつ書いてきて、ほとんどの節が最初は散文詩として
書き落としてあるので、シーン間の関連が薄いかな?という疑問がひとつと、
ボイラー屋の訪問による発作のシーンが浮いてしまっているかもしれないという
疑念(まったくなしにしても、多分作品としては成立します。幻想性が表面に
押し出されて、現実感が薄れるんですが、どちらがよいかはちょっと不明なんです)
最後の詩は、実は最初に書いたイメージ詩で、ここから話が発展していったんですが、
蛇足といえないこともない。少々あざといかなとも思います。
こうしたことを聞いてみたいと思ったんですが、あまりスレッドを自分の
都合で使ってもいけないだろうと反省もしています。単純に目に余るところを
酷評していただければそれでいいかなっと思っていました。
読んでいただき、ありがとうございました。
124名無し物書き@推敲中?:05/01/12 13:34:45
>>86の1節目の文章、なんかの本で同じ書き出しを読んだ気がする。
でも、タイトルが思い出せん…、あー気になる。
12586:05/01/12 15:04:00
あ、批評ありがとうございました…スルーかと思ってた
最初の一連は練り直しの必要が有りのようなので、検討してみます
突然だらだら語る、で『なんやねん』というのを引き出したかったのですが
コケたか…もっと考えねば。

>124
何かから取ってはいないのですが、何かと被ったかも…
思い出しましたら教えて頂ければと思います、気を付けたいので。
何だろう、自分の嗜好からすると戯言とかのラノベかな;
126名無し物書き@推敲中?:05/01/12 16:19:52
>>125
戯言シリーズはラノベなのか?
127名無し物書き@推敲中?:05/01/12 16:23:27
あ(ryルール発動
128名無し物書き@推敲中?:05/01/12 20:10:42
それにしても、69の文章力には恐れ入った。厨房なのにあれくらいかけるとは、
かなり才能ある厨房だな。鳥肌が立つくらいすごいと思ったが、みんなはなんとも
思わないのか?それともただ才能があるからうらやましいだけか?
醜いな。正直に誉めてやってもいいと思うが・・・。
129名無し物書き@推敲中?:05/01/12 20:54:26
>128
並みの中学生だと日本語にもなってないもんな。
とりあえず日本語の文章を書いている点は評価してもいい。
それ以上に伸びる気配は感じられないけどね。
130名無し物書き@推敲中?:05/01/12 21:48:19
ここは自作自演がはばをきかせるインターネッツですね。
131名無し物書き@推敲中?:05/01/12 21:55:24
>129
伸びる気配が感じられない?なら聞くが、おまえが15のとき、あの子くらいの
文章がかけたか?否だ。
もう一回書かせてみてはどうだ?これで四回目だから、成長が見られれば、
才能があるってことだ。

>130
おまえの目には世間が歪んで見えるのか?その腐った根性を直さない限り、
ろくな小説もかけない罠。
ま、くずはくずらしくインターネッツでも(ry
132名無し物書き@推敲中?:05/01/12 22:00:33
もうええやん?
133名無し物書き@推敲中?:05/01/12 22:08:58
何が?主語無いやんw
134名無し物書き@推敲中?:05/01/12 22:11:48
>34は思わぬ大漁で喜んだんだよ。それだけさ。
135名無し物書き@推敲中?:05/01/12 22:12:49
批評に関する議論は、別館でやって頂けないでしょうか。
136名無しさんですこんにちは。:05/01/12 22:17:45
純粋な少年なのにそこまで言うなんてかわいそうではないでしょうか?
彼のHPを見てみてください。何の音沙汰もありません。
彼は受験生ですよ。普通の中学生なんです。ただ人より優れた文が書けるだけ。人を
惹きつけるのに長けてるだけ。
前略プロフィールを拝見いたしましたが、本当に普通の中学生でした。
身長160、趣味は英語。
普通の少年です。
137名無し物書き@推敲中?:05/01/12 22:21:35
反応早杉。
だれか、釣り師の構図のAAもってきてくれ。
釣り師っていうのは本来(ry
138名無しさんですこんにちは。:05/01/12 22:23:30
早かったらツリシなんですか?
おまえも釣り師だな。ップ。
なぁ、どうしたらそこまで醜くなれるん?>137
139名無し物書き@推敲中?:05/01/12 22:25:55
おい、大漁で嬉しいのはわかるが、引き際も大切だぞ。
おまえが釣られてることになるんだぞ。
140名無し物書き@推敲中?:05/01/12 23:00:40
みんなヘタねw
書く方も直す方もツボが分かってないから
ほんと、箸にも棒にもひっかからないって奴だな。

でもシロートじゃないとこんなことできないよな。
思いっきり楽しんでくれよ。
141名無し物書き@推敲中?:05/01/12 23:28:47
>>128
>69に才能があるなんてこと、一度でも小説を書いたことのある人間なら誰でもわかるって。
142名無し物書き@推敲中?:05/01/12 23:46:59
まいったなwwwww
とんだ釣りスレだぜwwwwwwwwメガンテワロスwwwww
143名無し物書き@推敲中?:05/01/13 00:48:44
文章を上手く書く才能があることは認める。
だけれども、小説家としての資質が特別あるのかどうか。
あの文章内容では判断できないはな。

一体なにが彼の持ち味でどこに面白さがあるのか。
誰か説明プリーズ
誉めてるかた教えてちょうだい。
144名無し物書き@推敲中?:05/01/13 00:50:21
>142
ほんと、真実か見分けられないなんて可愛そうに。
145名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:20:28
天然物が何匹かいる。
146名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:21:18
まず彼のすごいところは泣かすところだと思う。あなたは彼のHPの小説を
読んだだろうか。まだなのなら読むことをお勧めする。

http://diary2.cgiboy.com/2/taka920/

彼の作風は実に珍しい。大人びているのか、まだ子供っぽいのかはわからないが
大人と子供、中性的な魅力だろうか。
主人公に共感できるよう描写され、表現も切なく、もろく施されている。
主人公の素朴な感情もいり混ぜられ、風景の描写は少ないが雰囲気で色がわかる。

「母を捜した2003年」では
読んでるだけで貧富の差、廃れた未来。廃墟、灰色と連想できる。
感想の欄にもないた!感動した!などの意見があるのだ。
あなたが中3のとき、文章で人を泣かせることができたであろうか?
まさに天賦の才能だと思う。
不覚にも私まで泣いてしまったのだから。是非彼に今一度才能を試すために
作品を作ってほしいと思う。
147名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:23:49
>>50
結局、厨房の巣窟に成り下がったな。
148名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:26:51
>187
なったんじゃなくて、もともとそう。
閉鎖的な板だから、ものすごく煽りに弱く、
おいしそうな餌があるとスルーできない。
まさに天然の漁場。
149名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:28:24
↑147へのレス。
150名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:42:39
>>146
禿しく同意!!!
まったくなんという読解力でしょう、すばらしい!!
それと、本格派なのも将来性を感じさせるし好感が持てる。
最近はどうもエッセーや日記みたいな個性的とは名ばかりの幼稚な文章が
もてはやされている。それに疑問をもっている者は彼に魅せられること請け合い!!
151名無し物書き@推敲中?:05/01/13 01:49:13
>>146の父ちゃんはインターネットの幹部なんだから煽るなよ。
152名無し物書き@推敲中?:05/01/13 02:53:32
>>150
駄文。
今時、ダイエットの広告でも通用しない。
文章に具体的な指摘がない場合、
彼は具体的な指摘が『できない』と読者は受け取る。
品質そのものが悪いのか、馬鹿のお気に入りなのか、
どちらにせよ薄っぺらい文章はマイナスの宣伝効果しか持たない。
「80%のウソに20%のリアリティ」
こういった格言を聞いた事はないのか?
153名無し物書き@推敲中?:05/01/13 03:47:27
いいじゃん。そうめくじら立てるなよ。
俺らプロから見れば
ここで議論し合ってることなんて
幼稚園児同士が遊んでるようなもんじゃないか。
154名無し物書き@推敲中?:05/01/13 04:08:20
「小見川さん」
 出し抜けに誰か大きな声で呼んだ者がある。
 廉子も権兵衛も等しく顔を向け直した。事務室と書いた入口を一間ばかり離れて、
川口さんが立っている。川口さんの後に、少し重なり合って、野上さんが立っている。
廉子は呼ばれた川口よりは、川口より遠くの野上を見た。見るや否や、
二三歩後戻りをして権兵衛の傍へ来た。人に目立たぬ位に、自分の口を
太郎の耳へ近寄せた。そうして何かささやいたかと思うと、いきなり権兵衛の耳たぶを舐めた。
びっくりしてたじろいでいるうちに、廉子は二人の方へ引き返して行った。
もう挨拶をしている。野上は権兵衛に向って、
「妙な連と来ましたね」と云った。権兵衛が何か答えようとするうちに、廉子が、
「似合うでしょう」と云った。野上さんは何とも云わなかった。
155名無し物書き@推敲中?:05/01/13 04:27:45
>>86
批評に対して謙虚な返事をしてたので、マジレスしとく。

> 人間、誰だって絶対に他人にばれたくない秘密と言うのを抱えているものだと思う。
「誰だって絶対に」って確信があるわりに、「秘密と言うのを」とか「ものだと思う」とか尻窄まりで違和感がある。
「ばれたくない秘密」というのも言葉として少し不自然だが、直すとすれば、
  ・人間、誰だって他人に知られたくない、秘密というものを抱えていると思う。
  ・人間、誰だって絶対他人にばれたくないものを抱えているのだ、と思う。
――と、こんな感じだろうか。
上の文は一般論を語っていて、下の文は語り手が「そう思いたい」という感情を入れてみた。

>それは例えば小学校の時に鞄を忘れたまま通学してしまったことだったり、
「それは」とか、ラノベ世代は代名詞をつい入れたくなるらしいが、できるだけ省いた方がいい。
文が素人臭く見える。あと、「鞄を忘れて通学してしまった」ね。

>挙句授業が始まるまでその事実に気付かなかったことだったり――過去の事でなくても
「だったり、」で幾つも例を挙げるのかと思えば一つ目の例の続きだし、この例いまいち面白くない。
こんな特殊な例に共感をもってくれる読者は、そうそういないだろう。
どうせやるなら、「――と、これは私のことなのだが……、過去の事でなくても」とかにして
語り手の性格を読者に示してみてはどうか。

>現在進行形で持ってしまっている、自分の異常だったり。
「過去の事でなくても」で終わるのだから、「現在進行形」と使うのは止めよう。
それに、「異常だったり」って全然具体例になってないんですが。
『やめられない、自分の特殊な性癖だったり』とかもう少し具体的にすべき。


第一段落だけで、これだけ突っ込みどころがある。
これが、「自分の文章として消化できていない」と突っ込まれる原因だと思う。
もっと考えて文章を書くべき。
156名無し物書き@推敲中?:05/01/13 04:47:32
>>125
>思い出しましたら教えて頂ければと思います、気を付けたいので。
どうも思い出せそうにありません。
結構古いユーモアSFか、ファンタジーだったと思うので、
>>86さんが若い読者ならこっちの勘違いかも。
157名無し物書き@推敲中?:05/01/13 04:50:19
>>154
三四郎?盗作?
158名無し物書き@推敲中?:05/01/13 06:47:03
 自分の投稿に対し、不条理と思われる批評がなされたら反論すべきではないだろうか。
熟考して書いた文章なら、それができるはずだ。

『人は批判してくれというが、称賛を欲しているだけである』(サマセット・モーム)という言葉がある。
これはまさに投稿者の心理をよく表していると思う。
酷評を求めているはずの投稿者は、その裏で密かに賞賛を期待し、それがもたらされないと気付くと
自らの向上を望もうとはせず、失意だけを抱いて去っていく――。
しかし、投稿者はそれで本当に満足なのだろうか。

「これにはこういう意図があってこう書いたのだ。おかしいと思うならその理由を教えてくれ」
――これが、批評の場において必要な、批評を受ける側の態度であると私は思っている。
「ありがとうございました」という自己完結だけで、何を言われても終わらせてしまう現状は望ましくない。
 投稿者よ、反論しろ。


批判文を書いてみました。酷評お願いします(てへ
159名無し物書き@推敲中?:05/01/13 07:07:47
>>158
第二段落、三行目、×賞賛→○称賛です。脳内変換して読んで下さい……。
160名無し物書き@推敲中?:05/01/13 07:19:47
>158
まあ、そうだろうね。
この板の人たちは、過疎板に浸り切っていて、視野が狭いと思う。
素人という同じ立場で、できることって少ないんじゃない?
ましてや同じ立場のひとに酷評されても、納得できるかは疑問。
それ言い出したら、ちゃんと批評してもらいたいなら、応募しかないという結論になってしまうけれど。
161名無し物書き@推敲中?:05/01/13 09:36:53
>>160
相手が納得できるような理由を説明できないなら、
それはその程度の意見だと思って聞いておけばいい。
でも、納得するための努力は最大限に払う必要はある。
162前スレ757:05/01/13 17:06:36
パソコン壊れたので遅れ馳せながら携帯から失礼します。
前スレで酷評してくださった方ありがとうございました。
163名無し物書き@推敲中?:05/01/13 17:35:31
>>154
平均以上の文章ではあるが、詰め込み過ぎ。
十一行で登場人物六人はいかにも多い。
事務室の光景描写を前もって固めて書いて置けば、
人物配置を読者が脳内で整理出来る。
推敲不足。
もっと落ち着いて書け、馬鹿者。
164名無し物書き@推敲中?:05/01/13 18:04:07
>>163
阿呆、>>154は『三四郎』(夏目漱石)の一部を改変したコピペ=釣りだ。
>>157が教えてくれているのに何故気付かないのだ。
これも何かの縁だ。折角なので原文を読んできなさい。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card794.html


>>154
>二三歩後
二、三歩後

>いきなり権兵衛の耳たぶを舐めた。 びっくりしてたじろいでいるうちに、
ここだけ浮いてる。
165名無し物書き@推敲中?:05/01/13 18:08:14
>>154
太郎って誰さ?
166名無し物書き@推敲中?:05/01/13 19:23:57
>>164
ってか、>>154 = >>163だろうが、普通に考えて。
相手はお前のことを笑っているぞ、多分。

もっとも、>>164 = >>154なら2チャンネルのカキコとしては成功している。
167名無し物書き@推敲中?:05/01/13 19:31:40
このスレには時折、>164みたいなバカがでてくる。

ソーセキセンセイはレトリックの名手だぞ。
そんな凡庸な部分を引っ張ってこないで、もっといいとこ持ってこいや。
ソーセキセンセイが怒るぞ。
お気に入り角度からとった写真じゃなくて、
どうみても平凡な顔にしか見えないやつを持ち出された女優みたいに。

もっとも、それが解るような香具師はこんなことしないだろうがな。
168名無し物書き@推敲中?:05/01/13 19:36:00
>>154 = >>163 = >>167と見た。
こぬやろ。
169167:05/01/13 20:34:51
ブー、ハズレ。
マジレスすると、自慢だが、オレはこの手のものにひっかったことがない。
第一に、オレは酷評のための酷評するほど暇ではない。
第二に、晒された文章にどことなく違和感があるような気がしていた。
後から何故なんだろうと疑問に思ったりもしていた。

今回の「三ちゃん」は読んではいたが、当然そんな文章まで覚えてはいない、
改めて目を通してみてわかったことがあった。
ポイントはリズムだ。(無駄がない、というのは前からわかっていたが)

ありがとさんよ。
だからマジレスちたのでつ。
170名無し物書き@推敲中?:05/01/13 20:41:42
えっと、>>164>>163が釣りだとわかった上で、
若い人にもこれを期に読んで欲しい、という願いを込めてレスしたのです。
だから、芝居がかった言い方になっているでしょう。

>>167にバカだの言われる筋合いはありません。
>>164 = >>154と間違われるのも不本意です。
171167:05/01/13 20:58:55
>170さん、ごめんよ。
>164=154だと誤解してしまった。

善意を悪意と解釈してしまったみたいだな。
>164みたいなバカ
という言葉はお詫びかたがた取り消し、
>154みたいなバカ
に訂正いたします。
172名無しさんですこんにちは。:05/01/13 21:01:59
いま34番の少年に作品を書いてもらえるようお願いしてきますた。
173名無し物書き@推敲中?:05/01/13 21:07:21
釣り師が釣り堀で溺れている……。
174我輩は名無しである:05/01/13 22:36:56
いまの文壇には34番の少年ほど続編を求められている作家はいない。
175名無しさんですこんにちは。:05/01/13 22:59:06
OK出してくれたぞ!!よかったな藻前ら!!
176167:05/01/13 23:11:33
お詫びっていうわけじゃないが、

ついでに、
>34
中学生君。
最初のところだけ。

君、(冒頭の)つかみとはったりの違いっていうのがわかるかな。
以上。
177名無し物書き@推敲中?:05/01/13 23:23:52
「中学生にしては」よく書けているだけだもんな。
光る物がないので、将来プロレベルになるかも不明だな。
そう言えば、中学生でデビューって言えば乙一だっけ?
あれは「中学生にしては」って注釈要らないぐらいよく書けていたよな。
17886:05/01/13 23:24:08
>>155
 細かいご指摘ありがとうございます、大変参考になりました。
無意識に妙な使い方が定着している部分などに気付けました…恥。
ラノベ世代の癖というのがあるようなので、そこも治して
自分の文章として消化したいと思います。
>語り手の性格を読者に示してみてはどうか。
などは、考え付かなかった所なので、取り入れようと思います。
しかし一人称小説は普段の自分の言葉が欠点だらけだとよく判ります…はいorz
鞄忘れて学校行ったのは自分が消防時代本気でやったことだったのですが、
やはり特殊なボケですね。主人公の性格を入れたボケに直します。
本当に大変参考になりました、ありがとうございます。

訂正したらまた投下したいので、その時もお暇ございましたら
批評、酷評をお願いできればと思います。

>>156
そうですか…自分でも探してみます。色々本を読む機会になりますので。

あと、前回発言で戯言をラノベと言いましたが、訂正します;
自分の嗜好だとファウスト系のラノベかなあ、と…
長文にて大変失礼しました。
179我輩は名無しである:05/01/13 23:29:30
>>175
マジすか!?
ありがたや〜
180名無し物書き@推敲中?:05/01/13 23:35:43
こういう導入って退屈でしょうか?
-------------------------------------
居酒屋の風景

 夕焼けの名残が残っている西の空を見ながら暖簾をくぐると、店長の橘さんの太った
背中が見えた。カラカラと鳴った扉の音に気づいて、テーブルを拭く手を止めて店長は
こちらを向いた。
「あら、今日はお早いんですね」
 丸い顔には少し小さめの眼鏡の向こうで、店長の細い目が笑った。一名さまご来店で
すという高い声に板場からいらっしゃいませという声が響いてきた。板場の声もいつも
のメンバーのようだった。
「生でよろしいですか?」
 店長の問いに頷きながら、私はカウンターの端に座った。
 お絞りで顔に拭くとやっと人心地ついた。
 テーブル席の方からは、矢継ぎ早な注文の声が聞こえてくる。それを、手際よく店長
が注文を受けている。
(しかし、随分と板についたもんだ…)
 店長の仕事ぶりをみながら、わたしはそう思った。
 そういえば、太った古参の女性従業員だった橘さんが急に店長になって、もう5年に
なる。慣れもするし、貫禄もつくだろう。老人客の世話から、茶髪の新人店員の教育ま
で、よく働くものだ。
 そう考えた後、随分と親父くさい感想だな、と思わず苦笑が漏れた。
 そうか、自分がこの店に通うようになってもう長いのだ。
 最初に店に入ったのは、まだ、前の前の店長のときだっから、もう十年近く通ってい
ることになる。当時の私もまだ新入社員で、自分の金で酒が飲めるのが新鮮だった。肴
の味を覚えたのもこのころだ。酒の味は学生のころにすでにかなり知っていたが、酔う
だけの酒には、肴の味を愉しむゆとりなどはなかった。
 メニューを手にしていると、最初の麦酒が運ばれてきた。新しい店員だった。まだ
若い。といっても、学生だろうから二十歳くらいか。
181名無し物書き@推敲中?:05/01/13 23:36:38
  付け出しは、もずく酢だった。
 最初の麦酒を口にすると、空の胃にじわりとアルコールが染みた。数日間の疲れが微
かだが癒されるのを感じた。酒はこの最初の瞬間がいい。
 つまみの注文をした後、何気に店内を見回す。最初にこの店に来たときとは、だいぶ
変わっている。一度大改修をした。その小奇麗になった店内にも慣れ、もう昔の造作が
どうであったかを思い出すこともできない。
「お客さん、サザエ作れますよ。お好きでしたよね」
 厨房の中から出てきた橘さんが、私の顔を見て言った。さすがに長く通っていると、
こちらの好みもわかっている。
「あ、じゃあ貰おうかな」
「はい、サザエ入りました!」
 橘さんの大きな声が、厨房まで響いた。
 私は、再びジョッキを傾けた。もう、麦酒は半分以下まで減っていた。一人酒が身に
ついてしまっているために、私はピッチが早い。たまに他人と一緒に飲むと、同僚の倍
の速度で酔ってしまう。こうやって店で飲んでいても、最初の肴が来る前に最初の一杯
はなくってしまうのだ。だが、こうしないと、どうも飲んだ気がしない。
 ふうと、息をつくと、ようやく酔いが回ってきた。
 火照り始めた頬の汗を拭く。
 ふと視線を移したカウンターの端に、銚子と箸が置いてあった。先客の残したものか
と思った。だが、少し違和感があった。箸は割られないまま置かれているし、猪口の端
も洗った後のように光っている。
182名無し物書き@推敲中?:05/01/13 23:38:00
「店長、あそこお客さんいるの?」
 私は、カウンターを吹き始めた橘さんに訊いた。
「あら、知らなかったんですね。今日、命日なんですよ」
「命日って、誰の?」
「ウラさんの」
「ウラさんって、誰だっけ?」
「あ、知らなかったですか? ウラさんのこと」
 私は小さく首を振った。
 橘さんは、意外といった表情で私の顔を見た。
「ほら、いつも一緒に飲んでいた方ですよ」
「一緒って、僕はいつでも一人酒だよ」
「そうじゃなくって。いつも、カウンターで飲んでいた方いるでしょう?」
「えと、もしかして、顔の長い、いつもスポーツ新聞読んでいる人? 最近見ないけど」
「そうそう。あの方、ウラさんっていうんですけど。知りませんでした」
「知らないけど……」
 思わず私の語尾は小さくなった。確かに私はこの店ではかなりの常連のうちだろう。
しかし、他の客のことなど全然知らないし、店員と会話することなども稀だ。そういう
のが煩わしく感じる性格でもあった。
 しかし、やはり店の側ではそうは思わないのだろう。無口な客ではあるが、常連同士
で話くらいはしたことがあるのだろうと考えているに違いなかった。もともと、チェーン
店の居酒屋に通っているのは、一人になれるからだった。店員との変な義理はしがらみ
のようなものが嫌だったのだ。
 私は、どうも居づらさを感じ始めた。今日は、あまり飲まずに帰るか。
 二杯目の麦酒を躊躇していると、
「そういえば、ウラさんもお客さんみたいな感じでしたねえ」
「え?」
「いえね、ウラさんも本名しらないんですよ。もちろん、どこに住んでいるのかも。
知っているのは、好物がイカの刺身ってくらいで。ウラさんってのも、こっちが適当に
つけたあだ名ですから」
183名無しさんですこんにちは。:05/01/13 23:39:27
乙一は17歳でデビューだろ。
184わたつみ ◆wme5QUIDAM :05/01/13 23:42:01
>>180-182
読みやすいし、状況はつかみやすいし、
これから主軸となっていくであろうウラさんの出し方もさりげなくて、
しかも興味を引かれる感じになっているし。

悪くないんではないでしょうか。
185名無し物書き@推敲中?:05/01/13 23:45:20
>>180
店長の橘さんの太った背中が見えた。
「――の――の」。読者を引き込まなければいけない最初の数行に、
こんな文があっただけで俺は萎える。
「店長の橘さんが太った背中を見せていた。」とか回避する方法はあるでしょうが。
186名無し物書き@推敲中?:05/01/13 23:47:53
あーでも、>>185は完全に趣味の問題かも。
そういう人もいるって程度に留めておいてくれ。
187名無しさんですこんにちは。:05/01/14 00:17:06
おい藻前ら!!
34が書いてくれたぞ!!!あの子の才能を確かめるときがきた!!
成長してるのか、しっかり見てやってくれ!!

http://diary2.cgiboy.com/2/taka920


あの子にメールしたところ、2ちゃんねるでの掲示も許可してくれた。


「別にイイですよwでも、あの、悪口とかはやめてくださいねww
ボクも2チャンネル見に行きますねぇーwどこのスレか教えてくれさい!!
んじゃ、またがんばりますんでwバイビー。」


だそうです。なんとも幼稚なメールだことwま、呼んでみる価値はある罠。
中3の実力、如何ほどか。
188185:05/01/14 00:18:16
>>180
何度か読み返してみた。若干推敲不足という感じがする。

・打ち間違いと、変換ミス
>私は、カウンターを吹き始めた橘さんに訊いた。
>店員との変な義理はしがらみのようなものが嫌だったのだ。

・読んでいて引っかかった文
>一名さまご来店ですという高い声に板場からいらっしゃいませという声が響いてきた。


一応補足しておくと、>>185で萎えると書いた理由として、最初の数行は読者に読んで
貰えるかが決まる一番大事なところなので、そこの推敲が十分でないなら、
その小説には期待できないことが多いから、という理由がある。
189名無しさんですこんにちは。:05/01/14 00:19:57
おい藻前ら!!
34が書いてくれたぞ!!!あの子の才能を確かめるときがきた!!
成長してるのか、しっかり見てやってくれ!!

http://diary2.cgiboy.com/2/taka920


あの子にメールしたところ、2ちゃんねるでの掲示も許可してくれた。


「別にイイですよwでも、あの、悪口とかはやめてくださいねww
ボクも2チャンネル見に行きますねぇーwどこのスレか教えてくれさい!!
んじゃ、またがんばりますんでwバイビー。」


だそうです。なんとも幼稚なメールだことwま、呼んでみる価値はある罠。
中3の実力、如何ほどか。
190名無し物書き@推敲中?:05/01/14 00:26:40
あげ
191185:05/01/14 00:26:50
あ、やべ。感想入れ忘れてた。
というのも>>184でわたつみさんが、既に言いたいことを言ってしまってるから。
感想は、>>184に同意として下さい。
192名無し物書き@推敲中?:05/01/14 00:35:59
やべぇ、34やっぱすげえや、おまえら見たのか?みないともったいないぜ!!
あれは神!ありえんくらいすごいぜ!
まじびびった。
193名無し物書き@推敲中?:05/01/14 00:39:04
おい藻前ら!!
34が書いてくれたぞ!!!あの子の才能を確かめるときがきた!!
成長してるのか、しっかり見てやってくれ!!

http://diary2.cgiboy.com/2/taka920


あの子にメールしたところ、2ちゃんねるでの掲示も許可してくれた。


「別にイイですよwでも、あの、悪口とかはやめてくださいねww
ボクも2チャンネル見に行きますねぇーwどこのスレか教えてくれさい!!
んじゃ、またがんばりますんでwバイビー。」


だそうです。なんとも幼稚なメールだことwま、呼んでみる価値はある罠。
中3の実力、如何ほどか。
194名無し物書き@推敲中?:05/01/14 00:41:48
オチ板に移動した方がいいのではなかろうか
195名無し物書き@推敲中?:05/01/14 00:47:34
スルースルー、もし長引いたら削除依頼出してくる。
196名無し物書き@推敲中?:05/01/14 00:59:55
藻前らが書けっていったから書いてくれたのになんだその態度は!
評価してやってくれよ!お願いだ。かわいそうじゃないか!
受験勉強の時間を削ってあれを書いてくれたのに・・・。
197名無し物書き@推敲中?:05/01/14 01:28:03
マジレスすまん。
描写力は最初の作品に比べて飛躍的に伸びている。時間がなかったといっているが、
もっと材料を増やせばよかったと思う。面白い設定で、これからも成長が
期待できそうだ。
ただ、彼の得意分野が分からんw
感動なのか、グロなのか、ミステリなのか、恋愛なのか・・・・。
分類不可?
198名無し物書き@推敲中?:05/01/14 01:36:52
□◆サイト宣伝・紹介・観察はここでやれ!◆□
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1010912108/
199154:05/01/14 02:59:21
>>154です。
申し訳ありませんでした。
名前は全て書き換えたつもりだったんですが、
一部太郎を権兵衛に変換するのを忘れてしまいました。
最初は三四郎を太郎にしていたのですが、
何だが妙な心持がしたので、権兵衛に変えたのです。

また、>>163が同一であると憶測がとんでいますが、
まったくの見当違いです。

ただ、>>157は私です。誰も批評してくれないので、
大変寂むしいから、わざとあのような書き込みをしました。

すいませんでした。
200名無し物書き@推敲中?:05/01/14 03:09:48
>>199
人の作品を出したらあかんって。
にしても、謝ってしまうとは律儀ですな。
次は自分の文章で挑戦してください。
201名無し物書き@推敲中?:05/01/14 04:07:26
念仏ロック
「名前などない」
苦笑とサインを残して男は去って行った。
サインを貰った女の子は喜びと驚きでいっぱい。

 ファークギターの弾き語り、ゆずにそっくりな声の青年が歌うこの駅のデッキで、彼はかつてないパフォーマンスを披露した。

 相棒のエレキギターを掻き鳴らし、鬼気迫る表情で何かを叫び、歌う。
 こめかみから流れ出た汗が地面に落ちて消えていった。
 彼が創り出す音楽と映像。
 ライブハウスでもないのに通る声。見るものすべてを飲み込む存在感。
 演奏をしている間の5分間だけ彼は神になった。
 リーマン、学生、パチ物のヴィトンのバックを売る行商、週刊誌を売るホームレス、露天の外国人までもが彼のとりこになった。
裾がぼろぼろになった衣を身にまとい、左耳はピアスでいっぱい、灰色の髪の毛は汗でびしょびしょだ。 彼が叫ぶは歌詞は「お経」。彼の着る服はお坊さんの服。
あっという間にお布施を入れる箱はお札でいっぱいになった。
演奏を聴いた人はみなビラを受け取り、お金を入れた。演奏に対する正当な報酬。
 新しい布教活動がそこには存在していた。
202名無し物書き@推敲中?:05/01/14 04:10:26
 
 彼のおかれた環境は賄賂を受け取り、酒を飲み、金で買った女を抱く坊さんが仕切る寺だった。彼が憧れ、身をおく筈だった世界はそこにはなく。スキンヘッドたちの欲望の国が存在していた。
 絶望していた彼を救った仏教はもう一度彼を絶望させた。傲慢な神様の悪戯。
 勢いよく飛び出したはいいものの行く当てもなく、彼を待っていたのはビルの間で寒さをしのぎ、カップラーメンで飢えをしのぐ生活だった。 精神的に死に瀕している彼は日に日に衰弱して行った。
 そして寺を跡にして27日目の昼に彼は生まれ変わった。
 公園のベンチで死に掛けている彼を一人の男が救った。男の名は連時。
都内某所で宿無し生活を営む連時は彼に水と栄養のある残飯と与え、パンクロックを教えた。
暴走する音楽を聴きき、一度止まった彼の心臓は再び動き出した。
鼓動する心臓のビートは彼に新しい生き方を教えてくれた。
 奪われた時間を取り戻すかのように、彼は生きた。
 連時の家はやや大型のテントで回りは木々に囲まれている。近所迷惑という言葉が存在しない良い住居だ。
 昼はバイトを、夜は連時の指導のもとギターの練習を。
 彼が連時に拾われたその日から500と12日目、福沢諭吉70枚を残して彼はテントを後にした。
 


彼には名前は存在しない。
彼が、荷物をまとめて去る前に、誰かが名前を聞き、サインを求めた。
サインを書きながら彼はこう言った。
「俺には過去二つの名前があったけどどちらの名前も捨てた。俺には名乗るほどの価値は無いから好きに呼んでくれ。最近呼ばれた名前で気に入ったものあったので書いておく」
 
 パンクロック坊主


203む ◆EcCgOA7Vw6 :05/01/14 13:39:25
>>180
それほど退屈とは感じませんでしたが、情景をただ描写しているだけで、文に工夫がないとは思いました。
仮に文芸雑誌の新人賞に応募しても、難しいのではないかと思います。
一般的にはこういった「情緒ある風景」は受けが良いのでしょう。
特に本を読まない中高年の方々なら「味わいのある文章だ」と評するのではないかと思います。
しかしここに来る人たちは、本を何百冊も読んでいる強者揃いなので、退屈と感じる人の方が多いかもしれません。
あなたが読者として対象にしている人がどういう人なのか、よく考えてみてください。


一見問題ないようでいて、細部がこなれていないと思います。
よく読むと、あちこちに気になる所が出てきます。

例えば「一名さまご来店〜響いてきた」を区切ってみると、
「一名さまご来店です」「という高い声に」「板場から」「いらっしゃいませ」「という声」「が響いてきた」
「高い声に」がやや不自然です。
「高い声に」は「高い声と」にするか、「高い声に呼応して」とするか。

「名残が残っている」「少し小さめ」
といったよろしくないと思われる表記も気になりました。
同じような言葉や文字を連続で使うのは、見栄えが悪くなるので止めた方がいいとは思います。

申し訳ありませんが、全文に渡ってこうした気になる箇所を指摘していくのは面倒なのでしません。


主人公が延々と説明を続けるのも気になりますが、それを言い出すとリライトして提示しなければなりませんので、これも面倒なのでしません。
204180:05/01/14 16:15:46
ご指摘ありがとうございます。
文章の細かい問題については、実は読み直してみて自分でも気が
ついた部分も多いです。
ただ、直しませんでした。
実際直し始めるとキリがないってのもあるんですが、むしろ、そこ
を直してもたいして変わらないんじゃないかという気がしてどうし
ようもなかったからです。言ってみれば、中学生向けの試験のケア
レスミスを直して、これで100点になったと悦にいるような行為でし
かないかと。
だから、たぶん直してもきっと「スラスラ読めました」で終わってし
まうんだな、と。
そういう意味で、続きを書く気がなくなったというのが本音なんです。
結局作品に力がないって実感ばかりがあるのですが、これは文章よく
すれば解決する性質のものなんでしょうか?
205名無し物書き@推敲中?:05/01/14 16:32:21
>>204
はあ? アホかお前。
自分で満足できていない文章を人に見せるな、ボケが。
てめーの書いたものなど二度と読んでやらん。顔を出すな。
206名無し物書き@推敲中?:05/01/14 16:37:03
↑ププwwwwww
207180:05/01/14 16:52:15
>>205
満足した文章なら、こんなとこにださないと思うがな。
208名無し物書き@推敲中?:05/01/14 16:54:47
へぇ、じゃあ推敲するのが面倒だから他人にやってもらおうと?
真性厨房晒しage
209180:05/01/14 16:58:24
>>208
べつに推敲してくれと頼んではいないが。
評価をくれと言っただけでね。
推敲して完成度あげても無駄じゃないかって思ったからね。

まぁ、煽り厨に何言っても無駄か。
どうせ、褒めてもらいたくて投稿したけど、酷評でもついて
煽りに転向した香具師だろ。
210名無し物書き@推敲中?:05/01/14 16:59:49
>>209
じゃあ、糞だ。これで十分だろwwっうぇっうぇww
211名無し物書き@推敲中?:05/01/14 17:00:23
ここは香ばしいインターネッツですね。
212名無し物書き@推敲中?:05/01/14 17:01:45
女子小学生をさそってイイことをしました
最初は少し嫌そうでしたがヤっていくうちに
いわれなくても自分から体を動かすまでになっていきました
事が終わると、彼女も少し疲れたでしたが
それでも今までにない感覚に満足したようです
やはりイイことをすると気持ちがいいですね

これからも町内のゴミ拾い活動を続けていきたいです
213180:05/01/14 17:02:51
>>210
はいはい、感想ありがとうございました。
214名無し物書き@推敲中?:05/01/14 18:12:02
>>204を読んで評価も感想も書く気失せた。
どうせ何指摘しても「気づいてました」って逃げるんだろ?

自分で気付いた部分は直してからここに晒せ。
「直したら酷評する箇所はなくなる」なんてよく考えられるな。
215名無し物書き@推敲中?:05/01/14 18:45:57
酷評お願いします。

 親父が死んだ。仕事場の帰り、自転車で溝に落っこちたらしい。
「おたしはこれから一体どうすればいいんだい。まだ盛りを過ぎたばっかりじゃないか」
電話の向こう、おふくろの顔が涙で滲んでいる様子が脳裏に浮かんだ。
しかしどうだろう、自分の親が死んだと言う衝撃は、予想に反してあまりに少なかった。
いや、突然の知らせに驚きはした。だが親の死による悲しみというものが全く湧いてこないのだ。
これが現実なのだろうか。だとすれば人間とはなんと傲慢な生き物か。
私の記憶、その中に眠る親への良心的な思い出はとうの昔に消え去っていたのだろうか。
「かあちゃん、明日戻るよ」
おふくろにそう告げ、電話を切った。
親父の死という事件で最も驚いたことは当人の死という事実ではなく、その全く動じることのない
自らの冷徹な魂だった。電話の最中ですら明日の会社の心配をする自分こそ、それを証明する。
私はこの人間の根幹に宿る魂に深い疑心を抱きつつ、再び床に就くのだった。

216名無し物書き@推敲中?:05/01/14 18:47:08
180は二度とここに来るな。
はっきり言ってウザイ。
217名無し物書き@推敲中?:05/01/14 18:57:35
このスレも終わりだな。
218名無し物書き@推敲中?:05/01/14 19:13:21
このスレの新しい歴史がはじまるな。
219名無し物書き@推敲中?:05/01/14 19:21:35
--------終了-------
220名無し物書き@推敲中?:05/01/14 19:26:46
自演天国。
221たかへろ:05/01/14 19:34:23
えっと、このスレのようですね、34番の本物です。
新しく書いてみました。まだまだ至らぬところもあると思いますが、酷評してください。
お願いします。

作品のトップに<2ちゃんにて批評依頼中>ってしっかり書いておきました。
お願いします!

http://diary2.cgiboy.com/2/taka920/

一月十四日の「光」という題の作品です。どうかよろしくお願いします。
今までのはどうやら偽のようなので、理解していただけるとうれしいです。それでは。。
酷評お待ちしています。
222名無し物書き@推敲中?:05/01/14 19:46:13
そんな餌で俺様がクマー
223180:05/01/14 20:28:02
どうもお前ら頭悪くて俺の言ってることが理解できないらしいな。
文章力や完成度なんてある程度書いてればかってにあがるんだよ。
俺は最初からこういう導入がどうかって訊いただけ。(出だしに書い
てあるだろ?)
俺の言いたいことが理解できてるのは>>184ぐらいだな。
揚げ足とって喜んでる奴らが酷評だなんて笑わせる。早く氏ねよア
フォども。どうせお前らが書いた小説なんて世に出ることも無くゴ
ミ箱に捨てられるんだからな。
お前らには34の小説wがお似合いだ。

あー時間無駄にした。
224たかへろ:05/01/14 20:42:34
ねぇ、そんなこと言って楽しい?
34の小説がお似合いってボクのことを馬鹿にしてるの?
キミみたいな醜悪なレスのせいで僕のカキコ流れちゃったよ。はっきしいってウザイからw
酷評頼んでおいて何その態度?気に食わなかったからって逆ギレかよw
あー醜い。びっくりだね。ギネスにでも立候補すれば?w
酷評の意味考えてから出直せよ。誉められることを期待してたんだろ?
クズ小説で幅取りやがって。
225名無し物書き@推敲中?:05/01/14 20:43:34
>>204
> 結局作品に力がないって実感ばかりがあるのですが、これは文章よく
> すれば解決する性質のものなんでしょうか?

大切なのは読者を引き込むストーリーや設定。

>>180
>  テーブル席の方からは、矢継ぎ早な注文の声が聞こえてくる。それを、手際よく店長
> が注文を受けている。
> (しかし、随分と板についたもんだ…)
>  店長の仕事ぶりをみながら、わたしはそう思った。

どう手際が良いんだ?
店長の仕事振りはどういう風なんだ?
主人公は何を見ているんだ?
語り手が書くべき大切な部分で手を抜いている。
例えば、大量の注文を一度に暗記するなど、素人に差をつけるちょっとした描写を作れば、
(しかし、随分と板についたもんだ…)の感慨も生きてくるのにそれをしていない。
一言で言えば表現力不足、所謂あらすじ作家って奴だな。
宮崎駿の映画を百回観るべき。
226名無し物書き@推敲中?:05/01/14 20:50:54
季節はずれの暖かさが消え去り、辺りに冬本来の気配が漂いはじめた時、ヒロシは仕事の手をやすめ、
、山々の裾に隠れようとしている太陽を見つけた。顔を半分黒々とした峰に遮られた太陽も、一日の仕事を
終えようとしている。「そろそろ仕舞いだな」と、ヒロシは見当をつけた。案の上、親方が「おい、きりのいいとこで片付けろ」
と、遠くから声をかけた。澄みきった大気の中、親方の張りのある声が、ヒロシの耳に快い音階を響かせた。手早く明日の段取りを
整えると、ヒロシは道具を持って車に積んだ。帰りの車中で、最新のヒット曲が流れている時、ヒロシは最近読み始めた小説を思い描いていた。
その物語はヒロシの心情に、実によく訴えかけるものであった。結局、人間は自己の立場を維持するためにのみ仕事をするんだ、皆、好きでやってる
のではない、ただ他人に良く評価されたいがために働いているに過ぎぬ。自分のやっている事だって実のところ誰にでもできる。それが出来ないと
いうならば、それは、怠け者というだけのことである……。疲れた体を助手席に沈めて、物憂げに煙をふかすヒロシの目には、ただ、この世界が灰色
に映るばかりであった。
227180:05/01/14 21:02:54
>>224
>馬鹿にしてるの?
てかバカじゃんw
君の自作自演ももう飽きたからとっとと逝けよ。

>>225
確かにその文章については表現力不足かもしれません。
しかし細かく表現したからといって、それが本当に良いことなので
しょうか?
小説なんていくらでも書き込むことはできますが、それだといつまで
たっても先に進まない。
むしろ書くべきことを省いて、読者に創造させることこそ肝腎だと
思います。下手に細かい描写をするほうが素人臭くなると思ったので、
あえて簡潔にしました。
ですがあなたの指摘もためになるところがあります。参考にします。
228たかへろ:05/01/14 21:06:36
自作じゃないんですけど。今日はじめてきたんです。だから今日までのは自作
自演だったかも知んないけど、ボクはちがいますよ。
大体からしてよ、180キモイんだよw何wかなり幼稚だなぁw
おまえよりは馬鹿じゃねえよ、低学歴がwプw
とにかくおまえはこのスレに必要ないし、邪魔だから消えて。
あきらめなよ小説w趣味で書いて母親にでも見せてな。
229名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:07:52
ってか、続きは別館でやってちょ。
投稿者が迷惑するからね。
230名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:12:48
あなたの文章真面目に酷評します 別館
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103876665/l50
231180:05/01/14 21:15:14
>>228
w大杉、必死だな。
もういじめないからそんなに泣くなよ。

>>229
正直スマンかった。バカがやけにからんでくるもんだから。



――――――――↓↓↓↓と言うわけで真面目に酷評再開↓↓↓↓――――――――
232名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:15:52
最後の「灰色に映る」はひどいと、書いた自分で思う。すでに宵になってるわけだし、
信号とか、電飾看板とか、山中だったら周りはほとんど闇なわけなんだから車のライトに
照らされる物、または星、月こういったものを考えるべきだった。まぁ、いいけど。
233名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:16:05
――――――――終了――――――――
234名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:18:26
>>229-230
ふと飛んでみたが、そっちではそっちの180が準コテでちょっと混乱した。
235名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:18:49
180うぜぇーw絶対小説しか書く能無いひきこもりだなw
23634:05/01/14 21:20:42
私には一つ、未だに分からない大きな謎がある。一樹の消息だ。
母に尋ねても、義父に尋ねても返ってくる返事は同じだった。
「そんな子、いないよ。」親だけでなく、祖父母まで全く同じことを言うのだから弟がかわいそうになる。
前は幾度となく繰り返し尋ねていたが、今はもうそんな質問をするのをやめた。
何故なら母たちは私が一樹の消息を尋ねるたびに目に涙を浮かべるからだ。
きっと一樹のことは思い出したくないのであろう。
私には一樹という名の弟がいる。いや、「いた」といったほうが正しいのかもしれない。
なぜならもう35年、彼を見てないのだから。

23734:05/01/14 21:21:06
私が一樹と初めて会ったのは三十五年前、私がちょうど5歳の頃の夜だった。
その頃母と父は離婚し、私と母の二人だけで暮らしていた。
その影響でもちろん収入も少なく、母は働き詰だった。
朝は6時に家を出て、夜は11時まで帰ってこなかった。その間私は一人ぽっちだった
三歳だった私は寂しくて寂しくて仕方なかった。母に甘えたいとも思った。
しかし三歳なりに家計の苦しさを理解し、極力顔には甘えたいという感情を出さないようにしていたのだ。
いつも母の前では明るい自分を演じ、おどけて見せた。
しかし心の中の私はいつも大声で一緒にいてくれる人を求めていた。
明かりのない、真っ暗な空間で泣き叫びながら私とかかわってくれる人を探していた。
しかし遊び相手などいないから、いつも人形で遊んでいた。
人形は唯一の私の友達で、トイレに行くにしても、ご飯を食べるにしても、いつも一緒だった。
おやつをこぼした跡や、クレヨンなどで薄汚れた普通の布製のくまの人形だったが、大切に持っていた。
しかし、話し掛けても返事をしない人形に不満をもっていた。
「ああ、友達がほしいな。」「誰かとおしゃべりしたい。」
いつも私はそう思っていた。
そんなある日のこと、いつものように母は11時に仕事を終え、帰ってきた。
「ただいま」
いつもより少し明るい母の声を聞いて何かいいことがあったのかなと思った。
私は駆け足で玄関に向かっていった。母は笑顔で私を抱き上げ、外に向かって言った。
「入って。」
母がそう呼び家に入ってきたのは一人の男の人だった。立派なスーツに身を包んだ優しそうな顔をした男の人だった。彼は笑顔で挨拶をしてきた。
「やぁ、はじめまして。」
私はちょびっと照れたし、何を言えばいいのかわからなかったから、母の後ろに隠れた。
「いやぁ、いきなり嫌われちゃったかな。」
「ただ照れてるだけよ、気にしないで。」
23834:05/01/14 21:22:08
私は母の足にしがみつきながら男の人を観察した。顔はひげもしっかりそってあって、清潔そうなイメージだった。スーツにもしわ一つなく、ネクタイもスーツにうまくマッチししていた。
黒の革靴はピカピカに磨いてあり、玄関の光を反射した男の靴は白く光っていた。
私が顔をもう一度上げると、何かが目に入った。
男の後ろに誰かがいた。どうやら私と同じくらいの背のようだ。
ジーパンにかわいい猫のキャラクターがプリントされた黒のティーシャツ。
キャップを目深にかぶった男の子だった。
話し掛けようと思った瞬間だ
「それじゃぁ、うちにあがって。」

母はそう言い、男の人を誘った。リビングに連れて行き、テーブルに座った。
六人用のテーブルで、母と男の人は向かい合って座り、僕は母の隣に座った。
あの男の子も男の人の隣にちょこんと座った。

「ねぇ光ちゃん、お母さんね、この男の人と結婚しようと思ってるの。」

23934:05/01/14 21:22:49
その日から男の人は僕の家に住み着いた。正弘という名前らしい。男の人はそう自分を紹介した。
しかし、彼の隣の子供のことについては何も説明せず、その子は寂しそうな顔をしていた。
新しいお父さんができたおかげで母のバイトは以前よりも軽くなった。
午前は8時から12まで働き、午後は1時から4時まではたらくのだ。
そのうえ僕には新たに弟までき、退屈することがなかった。


「ねぇ、君、なんていう名前なの。」
新しいお父さんがやってきた日の夜、母と父が出かけて二人きりになったときに聞いてみた。
男の子は消え入りそうな声で
「一樹。」とだけ答えた。そう答えた彼の顔は照れているのだろうか真っ赤だった。
「何歳なの?」
そう聞くと一樹は指を四本立てて
「よん。」と答えた。
「なら光のほうが年下だね。」
私は少しうれしくなって言った。
一樹は小さく顔を縦に振った。
その日から私たちは何をするにしても一緒だった。
24034:05/01/14 21:23:13
正弘が私の父になった次の日、光と一緒に書いた絵を母に見せに行ったときのことである。
私たちは早く見せたい!とあせっていたため、走っていた。
ドタドタ廊下を走っていると、母が部屋から顔を出して私たちに注意した。
「こら、あまりうるさくしちゃだめよ。」
その瞬間光は急ブレーキし、うまくとまれず近くにあった花瓶に手をぶつけて落としてしまった。
フランス製の高価な花瓶はもろく、割れてしまった。きれいな花の模様もバラバラになり、
母は急いで駆け寄ってきた。
「ごめんなさい・・・・。」
光はうつむいて謝った。
「ごめんなさい・・・・。」
僕も一緒に謝った。
母は「素直に謝れたから許してあげる。次からは気をつけなさい。」
そう言って花瓶の破片を片つけた。
「許してもらってよかったね。」
一樹はそう言って泣きそうな光を励ました。

しかし母は一樹のことを快く思ってないようだった。
やはり高価な花瓶を壊したことを怒っているのであろう。
おやつも、お昼ご飯も一樹に上あげなかった。
そのせいか一樹はいつもおなかをすかして元気がなかった。
なんで一樹にはあげないのか。そう疑問に思ったが、聞いてはいけないような気がして聞けなかった。
まるで母と父は一樹を空気かのように扱った。
だから僕は内緒でご飯やおやつを残して一樹にあげた。
ばれたらいけないから、物置に一日四度に分けて置いておいた。
一樹は母や父にばれないようにこっそり食べに行った。
「ありがとう。」
顔の周りにご飯粒をつけた一樹は私にお礼を言った。ずいぶん急いで食べたのだろう、息が切れていた。
24134:05/01/14 21:23:58
光が弟になってから3年がたった八歳のある日、
「そうだ、家族で動物園に行こう。」
と父が提案した。
しかし動物園でも一樹は父と母に話し掛けてもらえなかった。
きっと母はまだ花瓶のことを怒ってるんだ。一樹がかわいそうに思えて帰り、車の中で言った。
「ねぇ、なんで光と話をしないの?」
光はびくっと体を震わせて私の顔を不安げな顔で見つめた。
「何言ってるの、そんな子家にいないわよ。」
母は運転する手を休めずそう言った。
「なんだ、学校の友達のことか?」
父までそういった。みんなして光を嫌ってるんだ。
光は涙を流していた。かわいそうでかわいそうで仕方なかった。
「なんにもない・・・。」
窓の外は車の中があったかすぎるせいか曇っていた。いや、私の息がかかったからだろうか。
手でこすって外の景色を見つめてみた。雪で覆われた山が目の前を通り過ぎている。


24234:05/01/14 21:24:34
それから毎日私は母に文句を言った。
「なんで光にだけ優しくしてあげないの?」
「なんでママは光にご飯をあげないの?」
最初は母は
「何いってるの、そんな事いってるひまがあったら勉強しなさい。」
母はそう言うだけだった。
光は相変わらず相手にされず、いつも悲しそうな顔をしていた。
ある日何度も母を問い詰めると母はいつもと違う反応を示した。
「もう、そんな子いないっていってるでしょ!」
母は目に涙を溜めながら怒鳴り散らした。目は真っ赤になっていて、私は悪いことをしたんだ・・・。
と思った。
毎日欠かさずご飯を物置に置いてあげたおかげで光は生きていられたが、充分に食べられないため、
彼はかなり痩せていた。そのうえ、呼吸が荒くて、息苦しそうだった。

「ねぇあなた、あの子を一度病院に連れて行こうと思ってるの。」
「そうか・・・そうだな。そうしよう。」

私がトイレするために起きたある夜、母と父はそう話していた。
光のことを話してるんだ。そう直感した。光は呼吸が荒く、息苦しそうだったから、きっと肺の病気なんだ。
だから光を病院に連れて行くんだ。そう思った。
よかった、母は光のこと心配してくれてるんだ。
少しうれしい気持ちで寝室に戻り、眠りについた。
24334:05/01/14 21:25:04
それから三日後、母と一緒にどこかへ不思議なお店に行った。
白衣を着た女の人は何かを書き込みながら私にいくつか質問をした。
「ねぇ、あなたの家は何人家族なの?」
「四人だよ。一樹と、光と、ママとパパ。」
「へぇ、光ってのはあなたの弟?」
「うん。そうだよ。」
僕の隣に立っている母はおでこを抑えて目を赤らめていた。


ある日光が家からいなくなった。私が12歳になった日のことだった。
きっと冷たくされることに耐え切れなかったのだろう。
大好きな弟がいなくなってすごくさびしく感じたが、光のつらさを知ってたから、それはそれでよかったのかもしれないと思えた。
六年生になってからは友達も多くでき、家遊びにくることも多かった。
友達がいない光にとってはそれもつらいことだったのかもしれない。
光は学校でもいじめられていた。無視されていた。








24434:05/01/14 21:25:44
そして今。四十七歳の私は実家に戻った。
いろんなところで光を探し回ったがどこにもいなかった。
もしかしたらこの家なら何か手がかりがあるかもしれない。そう思った私はこの実家に戻ることにした。
光にご飯のあまりを与えていた物置。そこから彼の手がかりがないか探すことにした。
物置は家の庭に立っていて、車が一台は入れるくらいの大きさだ。
窓はついていなく、簡素な物置である。
彼にご飯を与えていた物置小屋の机のひきだし。
そこが気になりあけてみることにした。
開けてみるとすさまじい腐臭が鼻を襲った。
幼いころ、光に分けてあげたはずのご飯。それは腐って中に残っていた。
その瞬間私はすべてを理解した。
私は年甲斐もなく、その場に倒れて、涙がかれるまで泣き叫んだ。



24534:05/01/14 21:26:41
えっと、以上です。
2時間で仕上げたので、
最悪なできになりました。もっと光についての思いでや描写を多く入れようかと思ったけど、
受験生だし、時間がないので。
えっと、光・・それは寂しさのあまりできた悲しい存在だった。
という結果です、つまり。
一樹がしゃべり相手がいない寂しさのあまり、できた存在。実在しないから母も父もしゃべらないのがあたりまえみたいなかんじです。
結構いいアイディアだから、時間があったらもっと良くできるようにしたいです。
酷評お願いします!!
246名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:27:35
あのな、34。自分の書いた文章ぐらい読み返せ。
光と一樹がごっちゃになってるぞ。
247名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:28:37
>>34
お前貼ってる暇あったら推敲しろよ。
一樹と光がごっちゃになっててすげぇ読みづらいぞ。

てゆーか相手にされないからって、んな長ぇもん貼るな。
248247:05/01/14 21:29:20
>>246
ケコーン!!
249247:05/01/14 21:32:59
更に言うと35年前に5歳だった「私」がどうして今47歳なんだよ。
文章力以前の問題。

もう一つ付け加えると漢数字とアラビア数字を混ぜるのは良くないね。
250167:05/01/14 21:37:56
>>226
多少なりとも酷評してみたくなる文章が出てきた。
丁寧に書こうとしている姿勢だけは買える。
ここからが本番(酷評)。言葉が荒くなるのは許せ。

太陽が
>山々の裾に隠れようとしている
どういうことだ?
(太陽は)峰の背後に隠れるんじゃないのか。
裾というはどの辺りにあるんだ?

>辺りに冬本来の気配が漂いはじめた
どういう意味?
冬本来というのは冬そのものの寒さがあるということだろう。
なのに気配が漂うというのはどういうこと?
この文は単純に、冬本来の寒さが戻ってきた、とかしないで、
何故ぼろが出るような表現にしなけなければならないのか。
微妙なニュアンスを書き込みたかったのならば、
それなりの表現の工夫をしなければいかんのじゃないの。

>世界が灰色に映る
どういうふうに映るのか描写してくれ。
まさに「情」主人公の心境と「景」目に入る景観を描けて初めて、
表現になる。

言葉や文章をもっと吟味し削らないと、
その丁寧さがあだになるし、また内容も独りよがりで終わってしまうよ。
251名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:52:40
 季節はずれの暖かさが消え去り、辺りに冬本来の気配が漂いはじめた時、
ヒロシは仕事の手をやすめ、山々の裾に隠れようとしている太陽を見つけた。
顔を半分黒々とした峰に遮られた太陽も、一日の仕事を終えようとしている。
「そろそろ仕舞いだな」と、ヒロシは見当をつけた。案の上、親方が
「おい、きりのいいとこで片付けろ」 と、遠くから声をかけた。澄みきった大気の中、
親方の張りのある声が、ヒロシの耳に快い音階を響かせた。手早く明日の段取りを
整えると、ヒロシは道具を持って車に積んだ。
 帰りの車中で、最新のヒット曲が流れている時、ヒロシは最近読み始めた小説を思い描いていた。
その物語はヒロシの心情に、実によく訴えかけるものであった。結局、人間は自己の立場を
維持するためにのみ仕事をするんだ、皆、好きでやってるのではない、ただ他人に
良く評価されたいがために働いているに過ぎぬ。自分のやっている事だって実のところ
誰にでもできる。それが出来ないというならば、それは、怠け者というだけのことである……。
疲れた体を助手席に沈めて、物憂げに煙をふかすヒロシの目には、ただ、この世界が
灰色に映るばかりであった。

>>226は読み難いので勝手に整形。
仕事の場面と、帰りの車中の二場面があるんだから、最低限二つに段落を分けろよ。
252 ◆doCZHGL5p2 :05/01/14 21:54:34
何か荒れちゃってた様ですが、
遅ればせながら批評して下さった方々にお礼申し上げます。
>>15-16のリライトと続きの執筆が一段落したら、再度酷評お願いします。

ついでに、失礼ながら34氏の>>236-244にちょっとツッコミ。
最後に主人公が物置で腐ったご飯を発見するシーンですが、
35年も経ったら風化しちゃいますよね……土になっちゃえば、臭いは無いんじゃないかなぁ。
でも「腐ってた」って展開はインパクトあるし、いっそオカルトにするとか。
架空の弟はもっと不気味にしても良いと思いました。ちょっとキングっぽくなるけど。
俺の個人的趣味なので、聞き流して貰っても結構ですが。

スレが色々込み入った流れになっている様だし、本物の34氏(全部ダミーかも分からんけど)は
トリップ付ける事をお薦めしますよ。
同い年であれだけソツなく書ける人がいるかと思うと、嫉妬半分尊敬半分。
でも良い励みになりそうです、頑張ってね。
253名無し物書き@推敲中?:05/01/14 21:56:10
232 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 05/01/14 21:15:52
最後の「灰色に映る」はひどいと、書いた自分で思う。すでに宵になってるわけだし、
信号とか、電飾看板とか、山中だったら周りはほとんど闇なわけなんだから車のライトに
照らされる物、または星、月こういったものを考えるべきだった。まぁ、いいけど。

埋もれてるけどこれも>>226のレスだな。
254たかへろ:05/01/14 22:13:26
すみません。全部、自演でした。すみません。
よく釣れるから、調子にのってしまいました。
今は反省しています。
255たかへろ:05/01/14 22:23:18
>>254
人の名前を勝手に使わないでください。

名前がごっちゃになってるのはごめんなさい。
弟の方が「光」で私が「一樹」です。脳内訂正して読んで下さい。
どなたか酷評お願いします。

それとトリップってなんですか?
256たかへろ:05/01/14 22:42:30
>>255
あなたこそ、人の名前を勝手に使わないで下さい。
まったくここは酷いインターネットですね。
訴えますよ?
25734:05/01/14 23:00:36
あの、確かに本名は貴裕でたかひろと呼びますが、HNはたかへろです。
偽者さんご苦労様。
ちなみに、弟が一樹で、私が光です。
みんな、僕が本物だって証明する方法があるのなら教えてください。やって見せます。
クズに僕の名を語られたらたまったもんじゃありませんからねw
258たかへろ:05/01/14 23:01:58
>>256
ぬしこそ我の名を騙るとは不届き千万。
この場で成敗してくれようか!
25934:05/01/14 23:09:03
僕のおおまかな特徴は、カタカナを半角文字で書くこと。
語尾に、wを付けるのが多いこと。
読点がやけに多いこと(爆、などです。
これらに注意して偽者を見破ってください。
さあ、レッツトライ!

あと、中学生で通してましたけど、本当は高三です。
受験で忙しいのは本当ですが。
26034:05/01/14 23:15:39
はぁ?中3ですってば!ねぇ、259、中3になんかなりすまして楽しい?
笑えてくるよwバーカwマジキモイから!!!!!
日記読んでみればぁ!?そしたら分かりますよ中三だってことが!!!
ま、君みたいな低脳には、どれだけ言ってもわからないと思うけどねw
受験で忙しいのは確かだけどねwんじゃ、クズ同士、せいぜいクソ小説を書くために
がんばりたまえwプップップップップーw
261名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:18:07
>たかへろさん
とりあえず、名前欄にfusianasanと入れて書き込んで下さい。トリップがついて、本者さんの区別がつきます。
262名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:19:20
確かに34は中3だということがわかった。
このHPを見てみろ。34は、学級の友達とで日記を書いているらしい。
3−2らしいぞ。
http://diary5.cgiboy.com/4/32h/

ま、かわいそうだからそれくらいにしておけよ。どれだけ優秀な文章力でも、
まだガキなんだから。弱いんだよ。
俺の目にはおまいらが34の若さや才能にひがんでいるようにしか思えないがな。
263名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:20:33
>たかへろ
通ってる学校と君の苗字を書き込めば、みんなが君を本物だと認めると思います。
みんな疑心暗鬼になってるからね。
264p220208173247.tst.ne.jp:05/01/14 23:20:35
これでおっけいですか!!?
サンクスでございます!!261番さん!!!感謝感激雨嵐(ぇ
265名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:22:12
天然キタ━━(゚∀゚)━━!!
266p220208173247.tst.ne.jp:05/01/14 23:22:33
わぁ、ちょっと待ったwこれてってIPが表示されるんですか・・・・。
でも、うちのプロバイダー、一日一日変化するらしいんで、気をつけてくれさい。
あと、通ってる学校はちょっとね・・・・。
富山県です。一応。
267名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:24:17
すばらしい釣り師だよ、34君。
268p220208173247.tst.ne.jp:05/01/14 23:24:48
えっと、今までクソ偽のせいで迷惑をおかけしてしまったことを
心のそこからお詫びいたします。謝って決して許される問題ではないとは
もちろん存じておりますが、お許しいただけたら幸いです。
これからも小説を書いていくつもりなので、また評価をしていただければ
幸いです。
これからもなにとぞよろしくお願いいたします。
269名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:25:45
富山県南砺市キタ―――(AA略
270p220208173247.tst.ne.jp:05/01/14 23:26:45
267さん、ボクの読解力が乏しいせいなのか、あなたが単に説明できないのかは
わかりませんが、あなたのいってることがよくわかりません。
人間のわかるように話していただけないでしょうか?
34が釣りし?
271名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:27:29
>たかへろ
いいから早く全員引き連れて出てけよw
272名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:28:43
>また評価をしていただければ
自信家な34。

しかし前作はともかく新作は誰も評価どころか批評すらしていない罠。
273p220208173247.tst.ne.jp:05/01/14 23:31:04
したっつーのw
どこまで信じてないのか272。バーカじゃないん?w
274名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:43:47
IPまで出してやって、こんなに釣れれば満足だろ?な?
275p220208173247.tst.ne.jp:05/01/14 23:47:31
もうさ、言ってもきりないと思うからスルーします。
ウザすぎ。274とか、典型的w
276名無し物書き@推敲中?:05/01/14 23:55:13
富山県 南砺市立 福野中学校 3年2組 担任:大坪先生

本名:○○貴裕(たかひろ)
277名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:03:06
とりあえずFAQより
◆はトリップ(一人でキャップ)で、名前欄に「#好きな文字列」をいれるだけです。
簡単に本人の証明ができるので、騙りがいる人などは使ってみてくださいです。

最早手遅れだけどこっちにしとくヨロシ
煽りに乗ったら乗った方も荒らしと同義ですヨ
278名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:07:29
だれか中学に通報してやれよw
電話番号はすぐにわかったwwwwww
279名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:16:52
担任:大坪建(理科)
280名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:21:23
何だこれ。
281名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:22:48
もう調べようと思えば池沼でも到達できるな。
ここまで手痛い洗礼を受けるとは……

それにしてもスレの流れを滞らせるほどの34はやっぱり凄い奴だ。
俺は彼の将来に期待してしまうよ(富山の寒村に埋もれる可能性のほうが高いが)。
でもとりあえず中学生は2ちゃんに来ない方がいいね。根性曲がるよ。
282名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:24:27
>>276 は、実在の人物たちなのか?
283名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:29:04
>>282
だお。
284名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:29:18
ただのハッタリ・・・?
285名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:36:42
ぐぐればわかる。
286名無し物書き@推敲中?:05/01/15 00:58:02
34さんこんばんは。僕はあなたのファンです。その上で聞いてください。最新作である
「光」ですが、少し物足りなかったです。
当然ながら他の人が書いたのならすごいなあと思えたでしょう。しかし34さんの作品と
して読むと物足りない。少しまとまりすぎていた。
「母を捜した〜」やボブとかが出てくる奴と比べると構成が単純だった。
わかりやすさを重視したのかもしれませんし、本文中に書いてある通り手を抜いて
書いたからだとは思うのですが・・・まあ多分そうなんでしょう。
僕が期待しすぎていたのかもしれません。
文章が上手なのはいまさら言うまでもありませんが、さらに上達したのではないでしょうか。
大人達の中でひとりがんばっている34さんをいつまでも応援しています。
これからもがんばってください。次回作、楽しみにしています。
287名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:18:23
まあ34は自分のプロフで住所さらしてるわけだが。
「富山県東砺波郡福野町野……」
今は合併して南砺市らしい。

こん中にはあるだろうな。
http://map.yahoo.co.jp/print?nl=36.35.15.457&el=136.55.41.998&sc=4&memo=%c9%d9%bb%b3%b8%a9%ca%a1%cc%ee%c4%ae%a1%ca%c5%ec%c5%d7%c7%c8%b7%b4%a1%cb%b8%e6%c2%a2%c4%ae%a4%ce%bc%fe%ca%d5%c3%cf%bf%de&mode=0
288名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:20:27
まじで中学に知らせてやれよ。
289名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:24:04
知らせてどうすんの?
もし知らせたら34さんが迷惑被るだけだよ。

大体必要だと思うなら言う奴がやればいいのに。
290名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:26:34
知らせたとしても34が何したっけ?自作自演?
それってしかられる?大体からして本物のたかへろなのかもわからねえよ。
その場合悪いのって俺らだぜ?
291名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:33:02
確かにそうかもな。勝手にあそこまで個人情報を出しておいて。
やばいかも。担任の名前はまずかったんじゃないか?
閑話休題といくか、削除依頼といったほうが身のためだな。
最近の小中高はいろいろと生徒のプライバシーとやらが重視されてるし。
タイーホされるかもしれないしな。
292名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:33:32
今、中学はネットの問題にぴりぴりしてるからな。
293名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:36:09
たかへろが偽物だったら、さらにまずいと思うぞ。
294名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:36:31
中学ってところを分かってないなぁ。
「2ちゃんなんて不良の巣窟に行っちゃいけません」ってことだよ。
俺らが悪いってのの方が分からんな。俺らが何かしたか?
2ちゃんでよく見る風景のごとく普通に煽って、正当な手段でもって知り得る情報を晒しただけやん。
まさかこの程度で警察が動くとでも?
295名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:36:37
くらげかとおもた。ぴりぴり
296名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:38:11
テロの書き込みで逮捕された奴はこないだいたが
名前晒して逮捕された奴は聞いたことが無いな。

お前らいやしくも文芸板の住人ならもっと面白い展開を考えろ。
297名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:38:36
いや、漏れは公衆の面前で公開したことがいけないと思うw
だっていろんな人が見るんだぜ?
それに関係ない教師の名前も晒しちゃったし。
298名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:40:50
面白い展開か・・・・・
実は全部34の自作自演。全部。
299名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:42:11
ひろゆきの自演ですです。。。
300名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:43:32
実は釣って生き別れた母を捜しています・・・。
301名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:44:20
ゆきひろの自作自演です。。。。ぱくる。
302名無し物書き@推敲中?:05/01/15 01:45:19
大坪健(理科)の自演。
303こんなのはどうだ?:05/01/15 02:43:36
彼、レス番号180は富山県にいた。
懐には、小説の材料として通販で手に入れたアーミーナイフが仕込まれている。
副野駅で降りると、目当ての中学校まで五分とかからなかった。
正門は開いている。近年学校のセキュリティが問題視されているがまだまだ甘い。
実質、外来者の訪問のために閉めるわけには行かないのだろう。

(中略)

1組の横を静かに通過して、目的の場所まで来た。
授業中とはいえ誰とも遭遇せずにここまで来れたのは運が良かった。
もっともそれは彼にとってだけでなく、学校関係者にとってもだったのだが。
ドア上の札を確認する。「3‐2」間違いない、ここに奴はいる。
心臓は既に彼の支配を離れていた。落ち着かせようと思うほどに早く脈打つ。
教室内から教師の声が聞こえてきた。どうやら理科の授業のようだ。
葉緑体?オオカナダモ?ハッ。思わず笑いが漏れた。おかげで鼓動も少し落ち着いたようだ。
彼はゆっくりとドアを開けた。それでも勿論クラス中が彼に気が付き、戸口に目を向けた。
段上で生物の構造について熱く語っていたオオツポは驚きながらも
自分の授業を邪魔されたことに不快感を覚えて彼に近づいていった。
「父兄の方ですか?参観の場合は事前に……」
彼の言葉が最後まで出きる前に、その体は垂直に崩落していった。
子供達は始めこそ不可解な顔つきをしていたが、すぐに全てを理解した。
倒れたオオツポの周りに血の海(まさに海と形容して差し支えない量だ)ができていたからだ。
304こんなのはどうだ?:05/01/15 02:44:07
「騒ぐな、声を上げた奴から殺す」
子供達を黙らせようと思って180はそういったが、その必要はなかった。
この恐怖と混乱の中で、声をあげることのできる子供など一人としていない。
「いい子だ。……34、いやタカピロって奴はどいつだ?」
皆が一斉に同じ場所を見る。窓際の一番後ろ、不良の指定席のようなところにそいつはいた。
「お前がタカピロか、会いたかったぜェ」
タカピロと呼ばれた少年は、なんのことだか分からない、と言う風に犯人を見つめている。
茶色く染めた髪の毛は日の光を受けてほとんどブロンドのように見えた。
近づいてくる見知らぬ男に、かつて体験したことの無い恐怖を彼は感じたが体が動かない。
自分が目当て。何故。知らない。親。誰か。冗談。ナイフ。先生。殺され。俺。違う。
様々な単語が彼の頭を駆け巡った。それに気がついたのか180は歩みを止めて騙りだした。
「調べるのは簡単だった。誰かがスレにこの学校の名前と場所を書き込んでくれたからなァ」
「俺を煽ったこと、一生後悔させてやる。といってももうすぐ終わるところだけどな」
そう言って少し笑みをこぼした後、彼はタカピロのもとへ走りよってその凶刃を振り上げた。

(中略)

誰が悪かったのだろうか。無論180は悪だ。タカピロにも非はあったかもしれない。
だが、あのときのあの書き込み、不用意に学校名を書いたあのレスさえなければ
間違いなくこんな事件は起こらなかったはずだ。180の怒りは時とともに風化したはずだった。
真に裁かれるべきはあの書き込みをした者ではないのか。
180が実行犯なら彼こそ今回の事件の主犯と言っても過言ではない。我々はそれを銘記しなければならない。
305303:05/01/15 02:50:48
最初は箇条書きだったんだが、どうせだから小説風にしようとしたら大変なことに。
一応地名と人名は微妙に変えてある。微妙に。
クライマックスが省略な上に特にオチも無くてスマン。



しかし一つだけ笑えるネタを提供しよう。
あの個人情報カキコをしたのが俺だって事だ。

あ、
>騙りだした
語りだした、だな。
306303:05/01/15 02:51:32
ついでに酷評でもしてくれろ。ヨロ。
307名無し物書き@推敲中?:05/01/15 02:56:50
GJ
308名無し物書き@推敲中?:05/01/15 03:00:50
>>303
ワラタ。しかもかなり読みやすい。
34にはもう少し対抗して欲しかったがw
309名無し物書き@推敲中?:05/01/15 11:29:03
 
310名無し物書き@推敲中?:05/01/15 13:23:19
つーか、学校名とか載せんなよ。
あとさ。たかへろって悪いことしてないから訴えても意味ないことやっと理解したかw
311名無し物書き@推敲中?:05/01/15 13:26:19
↑必死!!wwwwwwww
312名無し物書き@推敲中?:05/01/15 13:31:32
>>311
自分自身が必死らしいぞ。
313名無し物書き@推敲中?:05/01/15 13:33:25
オウム返したんキタ━━(゚∀゚)━━!!
たかへろ(*´Д`)ハァハァ
314名無し物書き@推敲中?:05/01/15 14:13:42
なんかみんな意思表現能力低いな。何を言いたいのかさっぱりわからん。
とくに312、313。
315名無し物書き@推敲中?:05/01/15 15:01:21
煽りにマジレスされちったwwwww
316名無し物書き@推敲中?:05/01/15 15:09:18
こういうときはマジレスするもんじゃないよ!おぼえとけ
317名無し物書き@推敲中?:05/01/15 15:15:39
え、これってたかへろってやつをからかってたってことか?
318名無し物書き@推敲中?:05/01/15 15:18:29
あんた2ちゃんむいてないからやめとけ。
319名無し物書き@推敲中?:05/01/15 16:34:33
この撮影をもって僕のカメラマンとしての最後の仕事とする。
まず、僕の作品を評価するために、辻氏に御拝覧をお願いしたい。
以下に、援交動画についての愚見を述べる。
作品の出来栄えを考える際、第一選択はあくまでモデルであるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見した時点でブスやデブが来た進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、美容整形を含む全身治療が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの援交撮影の飛躍は、整形以外の治療法の発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ないモデルであると信じている。
美貌を持った者には、それを正しく行使する責務がある。君には個人撮影の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、ブスを撮影することがこの世からなくなることを信じている。ひいては、僕の作品を放流の後、君の芸能活動の一石として役立てて欲しい。
ブスは生ける死なり。
なお、自ら個人撮影の第一線にある者が早期発見できず、整形不能のブスとハメることを心より恥じる。
320名無し物書き@推敲中?:05/01/15 20:49:40
 
321名無し物書き@推敲中?:05/01/16 07:29:07
批評をお願いします。なんか文が長いとエラーが出るので、HPにおいて
みました。HP作成技術が拙い所は許してください。
http://www.geocities.jp/syalujp/
322名無し物書き@推敲中?:05/01/16 07:32:54
>>321
自動的に目が滑った
323名無し物書き@推敲中?:05/01/16 19:27:52
>>34
の読んだけど、これ兄と弟がごっちゃになってるでしょ。
最初叙述トリックかと思ったよ。
324名無し物書き@推敲中?:05/01/16 19:34:08
>>256-247で既出
325名無し物書き@推敲中?:05/01/16 19:34:57
>>246-247だったorz
326名無し物書き@推敲中?:05/01/16 19:35:36
主人公が異世界に飛ばされる系の話なんですがですが、
主人公が学生じゃなくて営業マンで、

やあ、おれ佐々木功夫。置き薬のルート営業やってる。
上司はきょうも 新規開拓してこいって言うけど、無理だっちゅうの。
だいたいそんなに 需要ねえし。今日も営業車のカローラバンで外回りだ。
経費節減のためか、いまだにマニュアル車なんだ。ちくしょう。
きょうは高速道路の下で車内ヒキコモリをしようとたくらんでいたが、
行ってみるとタクシーに場所とられていた。やつらはおれの敵だ。ちくしょう。
ようやく、ヒキスポットをみつけた。パチンコ屋の駐車場だ。
ここででしばらくヒキっていたら、突然妖精が現れて曰く、
「あなたがこっちの世界では必要なんです、すぐに来てください」
「うほ。ロリい女。ベタな展開だな。暇がつぶせるならいいけど。ちょっと待ってくれ、エンジンきるから。ガソリン代がもったいねえし」

つかみとしてどうですか?
327名無し物書き@推敲中?:05/01/16 19:45:58
>>326
小説というより、2chのネタって感じだな。
しかも、つまらんってレスが付くかスルーされる類の。

営業マンを主人公にして読者層をどんな世代に狙っているかわからんが、
10代位子供には見向きもされないし、20代位の読者はこれじゃ楽しめないだろ。
素直に子供を主人公にした方が良いと思われ。
328326:05/01/16 19:50:33
どうも。友人に「面白い」などと言われたのですが、
どうも社交辞令な気がしたので、一応反応うかがってみました。
真実がわかり助かりました。
329326:05/01/16 20:08:39
この手の話だと、高校生などが主人公の場合が多いですが、
「高校生だと生活の縛りがきついだろう、なんで外回りの社会人にしないんだ」
などと思っていたので、アンチテーゼで書いてみますた。
ところで、話のパターンなどを話すには、どこの板のスレにいけばいいんですか?
330名無し物書き@推敲中?:05/01/16 22:16:08
特にストーリー性はないんですが、例えばレストランで食事してる
描写だけを書いてもいいでしょうか?
331名無し物書き@推敲中?:05/01/16 22:34:14
>>326
構成が悪いな。
背景紹介がしつこ過ぎる。

> 上司はきょうも

> いまだにマニュアル車なんだ。ちくしょう。

この部分は削除、若しくは後回しにする。
よっぽど奇抜な設定じゃないと、他人は他人に興味を持たない。
まだ読み始めで文字を読む頭になってない読者が、
ありきたりな他人の自己紹介をだらだら聞かされるのは辛過ぎる。
初対面の人間には、「こいつはどんな人格なんだ?」ってのが肝要で、
肩書きなんか2の次なんだよ。

> やあ、おれ佐々木功夫。置き薬のルート営業やってる。
> パチンコ屋の駐車場でしばらくヒキっていたら、突然妖精が現れて曰く、
> 「あなたがこっちの世界では必要なんです、すぐに来てください」
> 「うほ。ロリい女。ベタな展開だな。暇がつぶせるならいいけど。ちょっと待ってくれ、エンジンきるから。ガソリン代がもったいねえし」

いきなり妖精が現れる展開から始めれば、
「妖精に出会ってるこのロリコンはどんな奴だろう?」と
少しは興味を持ってくれる。
ツカミが掴むのは、読者の興味。
冒頭から背景の説明をしてちゃあ、どんなものも掴めない。
332名無し物書き@推敲中?:05/01/17 12:30:01
というかこの話
置き薬のルート営業→新聞販売員に変えると妙にしっくりくるな
だから正直なんか気持ち悪い・・
333名無し物書き@推敲中?:05/01/17 12:37:02
>>330
どうぞどうぞ
悪い雰囲気をなごましてください(´・ω・`)
334名無し物書き@推敲中?:05/01/17 16:03:59
S E X
の描写でもOK?
335名無し物書き@推敲中?:05/01/17 17:42:41
何でもこいよ
それが我々のスタンスだから
336名無し物書き@推敲中?:05/01/17 19:48:41 ,
>>335
>それが我々のスタンスだから

君のスタンスね。勘違いしないように。
337215:05/01/17 20:14:25
よろしければ215文章の酷評をしていただけませんでしょうか。
至って未熟な文章ですが、宜しくお願いします。
338名無し物書き@推敲中?:05/01/18 01:43:06
頭の中に浮かんだものを文章にしてみました。整理が出来てませんが。
酷評願います。

あのプヨプヨとした物体は何だろう?まるで水で作ったゼリーの様だ。
一体全体、僕は何処の世界に来てしまったのだろうか。思い起こせば
あの時だ。確か自分の部屋で横になっていたはず。そして母親の声で
ベッドに移ろうとした時、もの凄い光と轟音が僕を締め付けた。そこ
からの記憶は全く無い。気がつけば、僕は見知らぬ世界へいた。
あの光と轟音が何なのか、未だに分らないでいる。そんな中で、あの
プヨプヨとした物体。ふと見れば、僕の目の前にいた。
一瞬、驚いたものの、どうやら危害を加える様子は見えない。少し安
堵のため息をつき、再びその物体に目を向けた。20pほどの小さな
物体で、小刻みに飛び跳ねている。そしてよく見れば目もある。全て
が瞳で、”黒胡麻がついている”といった感じだが、その体の半分位
を占めている。実は大きいのことが分る。
その瞳が僕を見つめている。怒っているのか、笑っているのか表情が
分らない。やがてその物体は後へ振り返り、そのまま前へ進んで行っ
た。しかし、数歩進んで止まり、またこちらの方へ振り向いてジッと
僕を見つめてくる。誘っているかのように思えて左足を一歩出すと、
また物体は後に振り返り前へ進んだ。「あ、やっぱり誘ってたんだ」
と心で呟いた。
物体の飛び跳ねながら前へ進んで行く姿を見て、僕は思わず”ウサギ”
を思い出してしまった。
339名無し物書き@推敲中?:05/01/18 02:31:35
>>338
ポリンか……。それはともかく批評。見知らぬ世界に来たのに、
その情景がちっとも思い浮かばない。背景は真っ白で、そこに
ゼリーがぷよぷよと浮いてるって光景を想像した。色も適当に
黄緑色とか割り付けてみた。

>全てが瞳で、”黒胡麻がついている”といった感じだが、その体の半分位
>を占めている。実は大きいのことが分る。
かなり意味がわかりづらい、黒い丸が単眼のように体の半分を覆ってるってことか?
それに、「実は」って……目が大きいことくらい一目見ればわかるだろ。

>「あ、やっぱり誘ってたんだ」と心で呟いた。
やけに冷静だな。心の呟きにしては説明臭すぎる。
   ――あ、やっぱり……。どうやらこの物体は僕を誘っているようだ。
  このゼリーが何なのか全くわからないが、あいにく他に頼るものがない。
  僕はすこし付いていってみることにした。
この文にはこれだけの説明が短縮されているわけだろ。説明を省きすぎだと思う。
340通りすがりだけど:05/01/18 06:02:58
え?いまさらだけど、
34の作品って君達にはそんな凄く映るの?
とりあえず34を少しでも凄いとか感じてしまった人は致命的だと思うよ。
341名無し物書き@推敲中?:05/01/18 07:12:38
>340
あー、34の作品をすごいとか言ってるひとが何人なのか見抜けない人は致命的だと思うよ。
342名無し物書き@推敲中?:05/01/18 07:15:22
中学生にしてはよく書けてるんじゃないの?
343名無し物書き@推敲中?:05/01/18 08:19:00
>>338
大雑把なところではストーリーの進行の仕方に違和感を感じました
文頭でいきなりぷよぷよした物体を発見しますね
にも関わらず、冷静にどんな世界なのかを分析しだしますね
このことから、見たこともない異物よりも
興味ないし不安が異世界に向いているってことになりませんか?
見たことの無いの生き物を見てどこの世界なんだと疑問を感じる人はいませんね
まず身の危険を疑うのが普通ですよ、警戒するような表現をいれるべき
さらに言えば、ゼリーが異世界に飛ばされたと判断する材料にしては弱すぎる
新種の動物を発見した人が異世界だと判断するでしょうか?
それよりも、どうして見たこともない生物がいるのか、この生物はなんなんだ
書き手の気持ちが先行しすぎていますね
とりあえずバックグラウンドは異世界だというプロットがあるから
異世界って書いとけみたいな軽い気持ちが伺えますね
何処の世界、見知らぬ世界が比喩だと言うならば
もっと物体に焦点を当てて不安の心情を描ききるべきですよ



344名無し物書き@推敲中?:05/01/18 08:35:19
>338
>まるで水で作ったゼリーの様だ。
ゼリーは水も入れます、なんのことはないそいつはただのゼリーですよ
ということになりかねませんね。ゼラチンを入れたゼリーよりももっと流動性のある
ゲル状の物体だって言いたいのでしょうか?

>思い起こせばあの時だ
もの凄い光と轟音はその程度のインパクトですか?
ショックによる一時的な健忘という場合もありにはありますが
こうもたやすく思い出してしまうときに使うのはよくない
ここにいる記憶が無いとか書いといて、後の方の展開で書くのもあり

>もの凄い光と轟音が僕を締め付けた
とてもわかりにくいと思います。光と轟音が締め付けるってどういうことでしょうか?
やっぱり質量が無いものですから、圧迫されるみたいな表現は難しいかと
擬人法であってもやはり誤書はありますから気をつけて

>”黒胡麻がついている”といった感じだが
この形容はやめとけ、20cmの半分、10cmのゴマを見たことあるか?1cmでもでかいよ。
ドデカイ目にまず気づかないこいつは何なんだ?
ただ、「実のところでかい」って表現を使いたいだけな気がする。苦しいからやめときなさい

>数歩進んで止まり
数回飛んでにしとけ、文章を君の尺度で書きすぎているよ
主人公が地の文なんだからさ、書くときは主人公の視点になることを心がけて
一人称は難しいんだよ。三人称から書くことを勧めます。

>僕は思わず”ウサギ” を思い出してしまった
実際のところ跳ぶウサギってのは言葉やイメージの中だけなんだと思うよ
ウサギが走ったところを見るとやっぱり走ってるんだよね
動作を見て動作を想起させるときの形容としてのウサギは辞めた方がいいよ
バスケットのボールとか、そんな形容がいいかもね
345名無し物書き@推敲中?:05/01/18 08:37:53
書き込みましたよ
346名無し物書き@推敲中?:05/01/18 08:42:52
>340-342
もう荒れるから辞めとけ
文章書く香具師に身分なんて関係ねーよ
おもしろいもんはおもしろい
すごいものはすごい
下手なのは下手でいいよ
347名無し物書き@推敲中?:05/01/18 08:47:12
>345
書き込んだのか・・・w
348名無し物書き@推敲中?:05/01/18 08:49:42
あんた誰や
349名無し物書き@推敲中?:05/01/18 09:38:31
私は、目の前に座っているこの人物を慕っていた。会ったのは一昨日前のことだけれども、それでも彼が私の信用と尊敬の感情を得るには十分な時間だった。
彼は律儀であり、道理をわきまえていた。また、人のことを嘲ることを決してしない人物だった。では、私がそのような人物すべてに対して同じ感情を抱くのかと問われれば、違うと答えるだろう。
私にはこの男が何か特別なものを持ち合わせている気がしていた。
 私がこの人物、Aと知り合いになったのは友人と居酒屋へ出かけていたときだった。
席へ通される途中に、客の出入りが少ない時間帯に行ったことも関係して、一人でカウンター席に座っているAが私の目についた。
隣を歩いていた友人も私と同じ反応をし、また彼は私よりも一段鋭くAを見ていた。
 by うんこもりもりまん

酷評please i will be able to give you unko

350名無し物書き@推敲中?:05/01/18 09:53:24
何か三人称っぽい
あとは説明なので何とも言えず
ただその説明だと、Aの像はまったく浮かんでこない
結局Aに関する事は一行しか書かれていないしね
351名無し物書き@推敲中?:05/01/18 10:23:57
>>349
主人公の彼に対する感情があまりに客観的に書かれすぎていて、
わざとハードボイルドな感じが出したいならともかく、これだけでは
Aがどんな奴かよくわからん。

細かくは面倒なので見ない、うんこなんていらないし。
一読して引っかかったところだけ。
>それでも彼が私の信用と尊敬の感情を得るには十分な時間だった。
何、この無意味な受動態。
 @)それでも彼が私の信用と尊敬を勝ち得るには十分な時間だった。
 A)それでも私が彼に信用と尊敬の念を覚えるには十分な時間だった。
と、二つの意味に取れる。わかり易くどっちかにしたほうがいい、
短い文章で多くのことを語りたいなら。

>また彼は私よりも一段鋭くAを見ていた。
前の段落で「彼」という言葉はAに深く結びついているのだから、ここは
「彼」ではなく「友人」とすべき。それか、いっそ「彼は」は無い方が良い。
352名無し物書き@推敲中?:05/01/18 15:07:09
おまえらは作家にされないから安心しろ。
ジコマンナルシスト集団の文芸板の住人さんw
353名無し物書き@推敲中?:05/01/18 18:29:43
>352
俺は自己マンなんかしねえよ。
自己チンだよバーカ。
354:05/01/18 19:21:13
意味不w
355215:05/01/18 19:33:51
>>215の文章はスルーと受け取っても宜しいのでしょうか……
未熟ながらこのスレッドに挑戦してみたものの、まだそのレベルには達していなかった
ということだったんでしょう。スレ汚し、失礼いたしました。
356名無し物書き@推敲中?:05/01/18 20:15:40
>215
酷評がほしいのなら、書いてもいいが。
すぐじゃないけど。
どいうつもりであれを書いたのかな。
357215:05/01/18 21:12:27
>>356
是非お願いします。
書いた目的は、即興で文を書くことによって
自分の技量がどれほどか知ろうと思ったからです。
358名無し物書き@推敲中?:05/01/18 22:31:02
「どうぞ」
声に従いドアを開けた瞬間、僕は全身の筋肉が少しだけ緊張するのを感じた。
白で統一された部屋の中央、机とベッドと箪笥に囲まれるようにして彼女は座っていた。
こちらに背を向けてはいるが、這い蹲るような姿勢と手の動きから、恐らく塗り絵のようなもので遊んでいるのだろう、と推察できた。
彼女がもう二十も若ければ、それは決して不自然な姿ではなかっただろう。

先輩から聞いた話では、サチは今年二十五歳。
下着姿で塗り絵を続ける彼女の立ち居振る舞いは、決して二十五歳のそれではなかった。

僕は安請け合いした自分を呪った。
359名無し物書き@推敲中?:05/01/18 23:03:24
最後の一文、漏れなら

> 安請け合いを呪った。

くらいの方が好みかな。
360名無し物書き@推敲中?:05/01/19 00:59:44
酷評お願いします。


平日の午前八時。桜舞い散る坂を一人の少年が走っていた。
うなじまで届く少し長めの後ろ髪に、適当に散らせてある前髪。そして精悍な顔立ち。
時間に追われているらしく、幾筋も垂れる汗を吹き飛ばし、息遣い荒く駆けている。
春先の心地良い風が髪を撫で、ワイシャツの中を通り過ぎるが、アスファルトの道路はジリジリと太陽に熱せられ、その反射熱で体温を上昇させる。しかしそれでも走りつづけ、一気に坂を登りきる。
小高い丘の上にそれはあった。左から三年、一年、二年、と三つに分かれている四階建ての古臭い大きな校舎。所々ひび割れ、壁の塗装も剥がれている。
少年はいまだ止まらず、閉まっている門を颯爽と飛び越え、右側の自分の学年の校舎へと向かう。辺りに人がいる気配はない。
昇降口へと入り、下駄箱から元は白かった、薄汚れて灰色になっている上履きを取り出し、かかとを踏んで履いた。
すぐにそこを抜け、右手にある階段を手すりを支えに二段飛ばしで登る。いくつかの踊り場を通り過ぎて四階に辿り着き、そこでやっと速度を緩める。
すぐ隣の教室からは話し声や笑い声が漏れている。少年はその教室の前を通り過ぎ、隣の教室に目を向けた。
そして視線を腕に付けたデジタル式の時計に移し、ホッとしたように、錆付いた扉を開け、その教室へと入った。
361名無し物書き@推敲中?:05/01/19 03:00:57
>>215
死とか重い話だと酷評しづらいというか、実話だったら困るし。
即興文なら問題なさそうなので、酷評。

>電話の向こう、おふくろの顔が涙で滲んでいる様子が脳裏に浮かんだ。
 これは勝手な想像なのか、それとも声が湿っていて実際に
そう感じたのかはっきりしない。

>しかしどうだろう、自分の親が死んだと言う衝撃は、予想に反してあまりに少なかった。
 衝撃が少ないことが、主人公にとってどれほど意外なことなのか
よくわからない。というのも、仲が悪かったとか親子の関係が
それ程親密なものでなかったのなら衝撃受けなくても仕方ないんじゃないか、
と思ってしまうので。
 実際、父親の死を知らされても、父親の生前の姿が思い浮かばない
くらいなのだから、そんなに重要な存在ではなかったと想像できる。

>これが現実なのだろうか。だとすれば人間とはなんと傲慢な生き物か。
 ここから後は、「両親が死んだら、子供は悲しまなければならない」
という、主人公の思い込みだけで話が進むので、読んであまり感じるものがない。
「ああ、この主人公は若くて善良なのだな」と思う程度。

>私の記憶、その中に眠る親への良心的な思い出はとうの昔に消え去っていたのだろうか。
 言葉だけでこう書かれても……。思い出そうとしても思い出せなかった、
とかなら説得力もあるが。というか、「良心的な思い出」って何。

>電話の最中ですら明日の会社の心配をする自分こそ、それを証明する。
 この文章って葛藤が書きたいんじゃないのかな。
「それを証明する。」とか割り切っていて、葛藤が全然感じられないんだよね。
突然明日会社を休まなければならなくなれば、誰でも多少は仕事の心配をするでしょう。
362む ◆EcCgOA7Vw6 :05/01/19 05:31:31
>>215
宗教家が演説をしているかのような文章です。

冷静に自分を見つめているようでいて、ひたすら自己主張をしている。
特に「人間とはなんと傲慢な生き物か」の一文が象徴的です。
「自分」とは書かず「人間」と書いている。
自分に向けているようでいて、自分以外のすべての人間に向けている。
「良心的な思い出」と、かつて自分が善人であったかのように書いている。
「自らの冷徹な魂」と、自分は異分子ではないかと卑下しているようでいて、それを誇っている。
「人間の根幹に宿る魂に深い疑心を抱き」ここも「自分」ではなく「人間」と書いている。

さらによくないことに、こうしたことを一人称視点で描いている。
一人称だから演説になってしまいます。
三人称視点ならまったく違ったものになるのではないかと思いました。


死を題材にしている点も気になります。死は最も扱いやすい題材です。
それを即興で選んでしまう所に、安直な道を選びやすい危うさを感じます。
格好の良い綺麗な死を描くよりも、苦しみながら生きる姿を描く方が難しい。
死はすべてを無にするので、安直に使うと、作品そのものまで安直になります。
この作品にしても、「父親が死なず重い障害が残り、今後に大きな不安を抱える主人公」とか、
「むしろ死んでくれたら…」なんて台詞が出てくると、中身が濃くなるかもしれません。
363名無し物書き@推敲中?:05/01/19 08:28:05
>>360
男子学生の遅刻寸前の風景を描いたんだよね
走ってるから焦ってるって構図かな?

>春先の心地良い風が髪を撫で、ワイシャツの中を通り過ぎる〜
多分、ワイシャツの中を通りすぎることはないと思うよ。実際やってみたらわかる
でも、突っ込みたいところはそこではなくて、春風と太陽の対比は何なのか?
心地良い風にも関わらず、太陽の熱があるから体温が上がるって言いたいの?
それは何なの?ましてや季節を考えて欲しい、初春に太陽の反射熱を感じるかな?
しかも走ってるんだよ、動いてるからそういった熱は感じにくい
体温が上昇してる最大の要因は運動してるからだろう。

>小高い丘の上にそれはあった。
ここでためる意味がわかりません。これってミステリーなどで読者を引きこむための手法
学校って、もう読んでいるうちにわかるから、こんなことする必要ないよね

>かかとを踏んで履いた。
かかとを踏んで走ってみてください、どんだけ走りにくいことか

>四階に辿り着き、そこでやっと速度を緩める。
坂をダッシュで走りぬけ、しかも門を余裕で飛び越える
階段を駆け登って踊り場を抜ける。うん、底無しのスタミナだね
細かに表現していったのに肝心なところでリアリティーにかける
走り終えたときは息切れしようぜ、走ってるとき以上に走り終えたときの方が
走ってる人はきつそうにしてないかな?駅伝とかマラソンとか見たらわかるよね

364名無し物書き@推敲中?:05/01/19 08:28:43
>>363続き
>ホッとしたように、錆付いた扉を開け
どんだけ古くてもさび付いたドアは少々きつくないか?それはあなたの好みで
構わないんだけれども。それよりも
談笑が聞こえてるってことはまだ先生が来ていない、あぁ、間に合ったんだってことがわかる
でも、この学校は門を閉めてるんだよね…。わからないなぁ。

木を見て森を見ずですね
一つ一つの表現よりも何よりもまずは全体的におかしくないものを書きましょう
それは文章の表現だとかそれ以前の問題
基本的に下読み段階でこれがおかしかったら即切ります
何でも有りではないんですよ。ファンタジーだとか物理法則を破錠させた設定でもない
限り。自然法則には従わなければならないっていう縛りを忘れないで。
365356:05/01/19 09:36:43
>>215
(>375)

約定通り参上。

何故こういうものを書くのかがわからなかったので、質問してみたんだ。
意図通りのものが書けるかどうかはさて置いて、本心を答えるとは限らないが、
返しのレスは正直な気持ちだろうとは思った。
それほど不真面目な文章というわけではなさそうなので、こっちもあえて酷評する気にもなった。

では本番(酷評)

例えば、よくあるパターンだが、幼い頃虐待を受けていたために、悲しむどころかその死を喜ぶなんていうのがあるが、
しかし、この文章には、見事に何も書かれていない。肉親の死にたいして何も感じないということが仮に万が一事実だとしても、
それを書き込むのが表現というものだろうが。
どうしておれには何も感じられないのかと、そこに葛藤なりが描かれるのでなければ、作文のための作文だよ。
書く動機も必然性もない。何も考えちゃいないという根本的な欠陥だ。

そもそも、一番難しいことを表現しようとしてる、ということすらわかっていない。

文章を書くっていうことを、もうちょっと考え直した方がいいよ。
366名無し物書き@推敲中?:05/01/19 15:12:19
>>365
うまいな。
367名無し物書き@推敲中?:05/01/19 15:17:08
いま、酷い自演をみた。
368名無し物書き@推敲中?:05/01/19 19:18:57
なんでみんな偉そうなの?
369名無し物書き@推敲中?:05/01/19 19:31:11
酷評だからだろ。










それにしてもこんなゴミためみたいなところにいる奴らから酷評されるのによく耐えられんなぁ、おまいら。
一般読者の反応でも知りたいのなら、せめて作品全部出して批評してもらわにゃならんぜ。
部分を抜き出して批評校正なんて、どこの馬の骨かも分からん奴に何ゆえやらせることができるのか。
370名無し物書き@推敲中?:05/01/19 19:43:59
なぁ>>341の「何人」の読み方が本気で分からないんだが。

なにじん?
なんにん?
なんぴと?
371215:05/01/19 20:03:27
>>361>>362>>365
レス感謝します。

>しかし、この文章には、見事に何も書かれていない。
 それを書き込むのが表現というものだろうが。
 どうしておれには何も感じられないのかと、そこに葛藤なりが描かれるのでなければ、作文のための作文だよ。
 書く動機も必然性もない。何も考えちゃいないという根本的な欠陥だ。

おっしゃる通りです。
>>36の1作目っていつオヤジ氏んだ? を見て頭に思い浮かんだ文を書いただけの文章です。
しかし即興文だから内容が無いわけではないですから、主人公の葛藤や父親との関係を
自然に書けるようにならなければいけませんね。母親との電話のやりとりも曖昧です。

>これが現実なのだろうか。だとすれば人間とはなんと傲慢な生き物か。
 ここから後は、「両親が死んだら、子供は悲しまなければならない」
という、主人公の思い込みだけで話が進むので、読んであまり感じるものがない

これは主人公の思い込みと言うより、僕自身の思い込みですね……。

>私の記憶、その中に眠る親への良心的な思い出はとうの昔に消え去っていたのだろうか。
 言葉だけでこう書かれても……。思い出そうとしても思い出せなかった、
とかなら説得力もあるが。というか、「良心的な思い出」って何。

ここはほかにどう表現していいか解りませんでした……orz 未熟さを痛感します。
372名無し物書き@推敲中?:05/01/19 20:15:06
>>370
「なんにん」だろ。>>341を意訳するとこうなるな。

ジサク(・∀・)ジエーンに決まってんだろこのハゲ
373215:05/01/19 20:31:47
>>362
 む ◆EcCgOA7Vw6さん の評ですが、僕自身ここまで深い意味は考えてませんでした。
まだまだ本を読み足りてないということですね。
自分の書いた文がどんな印象を与えるか把握しきれてない以上、まだ小説を書く資格などありませんね。
宗教家が演説をしているかのような文章になってしまったのは直前に逆襲のシャアのビデオを見て
いたことと、精一杯凄そうな文に見せかけようと言う思いがあったからでしょう。

>「父親が死なず重い障害が残り、今後に大きな不安を抱える主人公」とか、
「むしろ死んでくれたら…」なんて台詞が出てくると、中身が濃くなるかもしれません。

貴重なアドバイスありがとうございます。今後に生かしたいと思います。

ちなみに死を題材にしたのは上に書いてある通り、>>36を見てのことです。
374名無し物書き@推敲中?:05/01/19 21:33:45
>>372
なるほど、サンクス。
てっきり「なにじん」かと思って、>>341の主張は
「34を誉めてるのはみんな半島人ニダ」
とでも言ってるのかと思ったよ。
375名無し物書き@推敲中?:05/01/19 23:11:04
違うスレで書いて批評されたところを直してみた。
どうでしょか?
<赤色>

独りで生きていこうと決めたのが7年前だ。
するとある変化が起きた。
始まりは4年前だったと思う。まず音が消えた。
耳が聞こえなくなったのではなく、
オレが必要としない音がシャットアウトされた。
次に他人の表情が消えた。
それは、単純に無表情になるといった事ではなく、
眼、鼻、口などが消え顔の輪郭だけになった。
3年前からオレの世界は輪郭だけになった。見えるもの全てがだ。
真っ白な画用紙に非常に細い黒い線で輪郭だけが描き出された世界。
完璧な静寂。シンプルな世界。居心地が良かった。
昨日7年ぶりに夢を見た。
いや、正確に言えば目覚めても憶えてる夢は7年振りだ。
オムライスを喰う夢だ。
目覚めてオレは自分の異常に気付いた。
オムライスにかかっていたケチャップの赤い色が
脳裏にこびりついている。もう一度赤い色が見たい。
オレは始めてこの世界を呪った。見渡す限りの真っ白なこの世界を。
気が狂いそうだ。いや、もうオレは狂っている。
無意識にオレは手首を切った。
そこから溢れ出たのは輪郭を縁取っている黒で塗りつぶされた液体だった。
オレは自分の世界の完璧さと、もう赤色が見れない絶望感で
7年振りに笑った。

376360:05/01/19 23:20:24
>>363-364
自分の中ではリアルに書き上げたつもりでしたが、確かに言われてみればっていうおかしい点が多いですね。
酷評ありがとうございました。
377名無し物書き@推敲中?:05/01/20 12:55:51
>>375
ごめん、つまんない事かもしれないけど、
見れないって、ら抜き言葉じゃ?
378名無し物書き@推敲中?:05/01/20 14:54:42
>>377
だから何だよw
379名無し物書き@推敲中?:05/01/20 15:35:46
地の文では、ら抜き言葉は使ったらあかんな。
セリフや心の声は別として。
380名無し物書き@推敲中?:05/01/20 21:00:16
>>379
ハァ?
主人公の独白だが?w
381む ◆EcCgOA7Vw6 :05/01/20 22:36:58
>>360
うーん、もったいないです。
表現は上手なのに、文の構成がうまくいっておらず、リズム良く読めない、と思いました。

適度な改行はリズムを生み出します。
改行を入れると、欠点も見えてきます。

ここに書き込むために意図的に改行を無くしているのかもしれませんが、
書き込み数で三つ四つくらいまでなら文句を言う人もいないとは思いますので、
せっかく晒すのですから、読みやすくしてみてはいかがでしょうか。

一行目は状況説明で、二行目は少年の説明なので、ここは一行は空きがあった方がいいと思いました。
冒頭なので強弱を付けるために、二行空けてもいいかもしれません。

二行目から四行目までは一気に進むので、これで良いと思います。
しかし五行目は校舎の説明なので、ここは一行空きを入れた方がいいでしょう。

六行目は少年の説明と状況説明が一緒になっているので、よくないと思いました。
「辺りに人がいる気配はない」で分けてみてはいかがでしょうか。

七行目は少年の描写と上履きの描写が一緒になっているので、これもよくないと思いました。

八行目と九行目の冒頭が同じ「すぐ」なのも、よくないと思いました。
内容が似ているのなら同じ言葉を並べることによりリズムが出るので意義がありますが、ここは全く内容が違うので、違和感を感じました。

九行目は教室と少年の描写が並んでいますが、少年の行動に教室が絡んでくるので、ここは問題ないと思います。
しかし九行目と十行目のつなぎがうまくいっていないように感じました。
少年の視線が教室から腕時計に移っただけなので、ここは改行すると却って違和感が出るのではないでしょうか。

十行目の「ホッとしたように」がどの言葉にかかるのか、私にはわかりませんでした。
「錆付いた扉」「開け」「教室」「入った」どれにしても不自然なのですが。
382む ◆EcCgOA7Vw6 :05/01/20 22:39:31
>>360
校正してみます。
これで読みやすくなってリズムが出たでしょうか。



平日の午前八時。桜舞い散る坂を一人の少年が走っていた。


うなじまで届く少し長めの後ろ髪に、適当に散らせてある前髪、精悍な顔立ち。
時間に追われているらしく、幾筋も垂れる汗を吹き飛ばし、息遣い荒く駆けている。
春先の心地良い風が髪を撫で、ワイシャツの中を通り過ぎるが、アスファルトの道路はジリジリと太陽に熱せられ、その反射熱で体温を上昇させる。しかしそれでも走りつづけ、一気に坂を登りきる。

小高い丘の上にそれはあった。左から三年、一年、二年、と三つに分かれている四階建ての古臭い大きな校舎。所々ひび割れ、壁の塗装も剥がれている。

少年はいまだ止まらず、閉まっている門を颯爽と飛び越え、右側の自分の学年の校舎へと向かう。
辺りに人がいる気配はない。

昇降口へと入り、下駄箱から上履きを取り出し、かかとを踏んで履いた。
元は白かったそれは、薄汚れて灰色になっている

すぐに昇降口を抜け、右手の階段を手すりを支えに二段飛ばしで登る。いくつかの踊り場を通り過ぎて四階に辿り着き、そこでやっと速度を緩める。
隣の教室からは話し声や笑い声が漏れている。少年はその教室の前を通り過ぎ、隣の教室に目を向け、さらに腕に付けたデジタル式の時計に視線を移す。

ふぅ・・・

少年は錆付いた扉を開け、その教室へと入った。
383名無し物書き@推敲中?:05/01/21 02:20:52
>>380
なるほど、これ全部独白なのか。
だからこんなにメリハリのない、つまらないものになってしまってるんだな。
普通に一人称にしたほうがいいと思うわれ。
384名無し物書き@推敲中?:05/01/21 02:31:56
321もお願いします。
385名無し物書き@推敲中?:05/01/21 02:33:20
先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました
「オッス オラ 極右」
主人公は異星人との紛争を暴力によって解決しようとするもので
とても、子どもには見せられる内容ではありません
また主人公がピンチになると金髪で青い目に変身します。
(元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)
時代遅れの脱亜入欧的表現に笑ってしまいましたが、こういう所から同じアジアの同胞への
差別が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。
そして、最後の必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにする
というものなのですが、その表現が更に恐ろしい
全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なのです。
万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのもので
その衝撃にへたりこんでしまいました。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。
この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか
                    丘咲冨子 56歳 (仙台市・主婦)
386名無し物書き@推敲中?:05/01/21 03:03:44
>>385
これコピペスレでみたな。極右をギョクウと読むんだよね。
387:05/01/21 08:29:25
>>385
わらた
388名無し物書き@推敲中?:05/01/21 11:32:35
ラすじ05/01/14 03:37:45

ゆーいちクンが結婚した。いつも近所で大声だしてはしゃいでいたあのワンパク者が・・
従弟のナオトが結婚した。子供の頃遊んでいたけれど同年齢でよく比較されたっけ
タケちゃんが結婚した。俺がいじめてたっけ。ヨドバ○に就職したって聞いたよ。
姉ちゃんも妹もみんな結婚した。子供も出来た。クラスでデキの悪かった札付きのワルの
テケシも結婚して子供も出来た。最初は(フフDQNが。)なんて思ったこともあった!
でもこの前見たら凄い楽しそうだった。凄い楽しそうだった。肩車して
ヤッチも結婚してた。俺から中学時代2000円騙し取ったくせに。丸山プロみたいな顔してるくせに!
子供と手つないで俺に声掛けてきやがった!商店街で!人目もはばからず!俺から2000円取ったくせに
2000円返してないくせに!その子によっぽど「おじさんね、この人に2000円取られたサ」って
よっぽど!言おうかと!この子の後の人格形成に関わる様な事一杯言おうと思ったんだよ!
ねえ君は一歩間違えば危うい人生送ってたかもしれないんだ!

あ、死んだポポ。親父、じいちゃん、おじさん、先生、バイクで事故って死んだ○○、族やっててパトカーにはねられて死んだ○○
なんでお前らそこにいるんだ。なんで笑ってるんだ。なあ何か言ってくれよ。
俺も40になっちまった。お前らは年とってないんだな。俺は頭に白いものが目立つようになってきた。
先月血尿が出て一日中病院で検査した。昨日クスリとってきた。
なんでお前らそこでニコニコして突っ立てるんだ。何か言ってくれよ。

俺を置いていかないでくれよ。俺も連れてってくれよ。
みんな・・・みんなどこいっちまったんだ。暗くて何も見えないよ。母ちゃん。
なあみんな。俺を一人にしないでくれよ。怖いよ。怖いよ。
389名無し物書き@推敲中?:05/01/21 22:07:46
ヒロシです。
>>383の言う一人称がなんのことだかさっぱり分かりません。
390名無し物書き@推敲中?:05/01/22 00:20:50
>>389
正当なつっこみに妙なチャチャ入れた人がいるから
皮肉っただけじゃないの?
と、マジレスしなきゃわからなそうなのでマジレスしてみる
391名無し物書き@推敲中?:05/01/22 00:58:47
正当なつっこみに妙なチャチャ入れた人がいるから
皮肉っただけじゃないの?

正当なつっこみに妙なチャチャ入れた人がいるから

正当なつっこみに妙なチャチャ

正当なつっこみ

正当なつっこみ?
392名無し物書き@推敲中?:05/01/22 01:05:18
ウンコー  プリプリ
393名無し物書き@推敲中?:05/01/22 01:28:54
>>389
俺にも分からない(ワラ
>>375 の書き方なら、ら抜きは大丈夫だろ。一人称も大丈夫。
構成は、主人公の変化が入ってる所がグッドだ。
だが内容が〜自殺ネタは〜一人で楽しむならいいが、
人に見せるなら、好感持たれない(ことが多い)ネタなんじゃないか。
394名無し物書き@推敲中?:05/01/22 01:29:35
↑詭弁のガイドライン
知能障害をおこす
395名無し物書き@推敲中?:05/01/22 01:31:09
>>394
面倒臭いなあチンチン
396sage:05/01/22 12:26:15
>>375の地の文で、ら抜き言葉はダメだろ。
完全ギャル語で、ら抜きにする必然性のある文体とかでない限り。

なんでかっつーと、
作者が狙ってやってるんだか
たんに教養がないのか分かんないから。

つーか、>>375では、作者がふつーに教養がないんだと思われる。
カタイこと書いてるのに、ら抜き使っちゃダメだよ。
397名無し物書き@推敲中?:05/01/22 12:31:07
>>396
地の文なんてないだろ。少なくとも俺には見えない。具体的に言っちゃってよ。
自然体独白で俺はいいと思うんだがなあ。内容とか文章技術の未熟さはともかく。
398名無し物書き@推敲中?:05/01/22 12:41:53
ってか、>>375はら抜き言葉よりも内容が変だろうが。

>独りで生きていこうと決めたのが7年前だ。
>するとある変化が起きた。
>始まりは4年前だったと思う。

出だしからこれだもんなあ。こういうところを突っ込まないと。
ら抜き言葉はダメ、という固定観念にとらわれて瑣末な所を
突っ込んだ奴がマヌケなんだよ。

と言ってみたw
399名無し物書き@推敲中?:05/01/22 12:44:34
>>396 
は誰かに教養のなさを指摘されて、ムカついてて、それを誰かにやりたかったんだろ。
墓穴掘って、自分の教養のなさを暴露した馬鹿プ
400たかへろ:05/01/22 14:04:37
新作書きましたw
投下するので酷評してください。
401:05/01/22 14:46:38
また偽襲来か。もう飽きたから帰れクズ。引きこもってろ。
おまえは他人を馬鹿にすることしかできないのか?相当醜いな。
人の迷惑も考えろ。一回死んで償えクズが。
しかもあいつのサイトのリンク見たか?受験MODOで大変そうだ。
そんな小説書く暇ねえだろ普通に考えて。てことで、逝け。
402名無し物書き@推敲中?:05/01/22 15:34:08
>>397
会話いがいは全部「地の文」だ。>>375 のように独白であっても。

>オレの世界は輪郭だけになった
とか凝ったこと、劇中の誰か(自分ふくむ)に話してるコトバの描写なわけないじゃん。
読み手に対する、地の文になるわけだ。

で、リクツを言うとだな。口語体であっても、地の文=書き言葉になる以上は
書き言葉としてのルールをまもんなきゃいけない。
いけない、って言うと御幣がありそうだが。

方言になったり、語り手の知識レベルに合わせて演出したり、明確な意図があって
やるならいいんだが、>>375は、単に間違えてた人としか見えん。
403名無し物書き@推敲中?:05/01/22 15:46:07
>>398
いまは、ら抜き言葉がどこからどこまでOKなのか話してるんだよ。
書き手にとって普遍性あることだと思うが、興味ないの?

>>375への論評は、やりたきゃ自由にやってやりゃいいじゃん。

404名無し物書き@推敲中?:05/01/22 16:27:24
>>402
また訳の分からないことを言ってるな。
地の文の定義については知らんが、
主人公の心の中の言葉である以上、
神視点と同じ書き方をする必要はないだろ。
お前本読んでるのか?
405名無し物書き@推敲中?:05/01/22 18:49:01
>>403
>いまは、ら抜き言葉がどこからどこまでOKなのか話してるんだよ。

そのようには見えないけど。仮にそういう話がしたいのなら別スレか
あるいは別館でどうぞ。
他の連中もな、お前ら迷惑。
406名無し物書き@推敲中?:05/01/22 19:07:47
>>403
ってか、

>375への論評は、やりたきゃ自由にやってやりゃいいじゃん。

このカキコはなんだよ、ここは批評するスレなんだぜ。
それが分かっていないんだな。馬鹿の見本のような奴だな。
407名無し物書き@推敲中?:05/01/22 19:34:49
>>405
お前らって・・・俺もか? 
402-403は子供のようだが、
お前も煽られて、不特定多数に対する煽りを書かないように。
408今の状態:05/01/22 19:47:33
\  釣られたクマー
  \ 助けてクマー
   \∩_∩    今助けるクマー
    (;(エ); )∩_∩    ∩_∩
    ⊂. ⊂ |(・(エ)・; )_○ (・(エ)・; ).∩_∩ 頑張るクマー
    ⊂_⊂/⊂⊂___つ⊂⊂  |(・(エ)・; ).∩_∩
                   |    ⊂⊂   |(・(エ)・ )
                  ∪ ̄∪|   ⊂⊂   |  〜〜
                       ∪ ̄∪|    |○  〜〜〜
                            ∪ ̄∪  〜〜
409名無し物書き@推敲中?:05/01/22 19:54:22
>>407
っていうか、君のレス番をあげてくれないと何とも言えないw

まあ、批評する側に関する話は別館でやって欲しいということは
了解してもらいたい。
410名無し物書き@推敲中?:05/01/22 20:00:34
さあ次、次。
411名無し物書き@推敲中?:05/01/22 20:57:47
412名無し物書き@推敲中?:05/01/22 21:17:48
痛+]【教育】栃木県の公立高校で生徒が混浴 (画像あり)

栃木県立東那須第一高校で、2年生の課外実習の山歩きの一環として
露天風呂での教師、生徒の混浴が実施された。
女子生徒の心境を考慮して混浴の露天風呂(貸し切り)への参加は
希望者のみとなっていたが、実際には数名を除いてほとんど全員が混浴に参加した。
参加した生徒達には、橘健一君(17)「すごくいい思い出になった」、
岬容子さん(17)「最初は恥ずかしかったけど、ふだんできないような話もできてよかった」等、好評だった。
村田武則校長(52)の話では、今後も継続して行う予定だが、一部から倫理上の批判もあり混浴は
取り止めにする可能性もあるという(写真は記念撮影の1コマ)。

http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news7/1104305794/
413375:05/01/22 22:26:06
おもしろかった?
414名無し物書き@推敲中?:05/01/23 00:02:57
ちょっと引きずるようで悪いのだが、375についてだけでないので少し。
「ら抜き言葉」は完全に作者の感性によるでしょ?
地の文だからどうこうなんてルールはないのだから、そんなことを言ってる奴は見当外れもいいとこ。
375の文章が独白か地の文かで揉めてるけど、それ以前の話。
当たり前だが言葉というのは変化していくもの。
例えば「書くことができる」を今では誰もが「書ける」と言うけど、これも本来なら「ら抜き(らじゃないけどね)」にあたる。
もともとの形は「書かれる」だ。

 例>心が倉皇(あわて)て書かれませぬ。(夢野久作『瓶詰地獄』)

それだのに今現在「ら抜き」だから云々と言うのは愚かにもほどがあるのではないか。
いやしくも他人の文を批評しようというのなら、もっと他の重要な点に目を向けるべきだ。
と私は思うのだが。
415名無し物書き@推敲中?:05/01/23 00:30:43
町田康なんて地の文がまさに口語
調べてはいないがら抜き言葉なんて沢山ありそうだし、あっても違和感ない

つまり>>379の一般的でない意見に対して
>>380が見当違いなレスしたせいで方向性がずれた、でFA?
すまんねむしかえして
416名無し物書き@推敲中?:05/01/23 01:27:31
題名:まじ死にてぇ。今にみてろよ

  原因を変えたかった。喪失感が齎す悲しみと、嫉妬から来る憎しみ。
それからその感情を与える契機となった、自身の不甲斐なさを象徴する
かのような自暴自棄。それら全てが、感情的になって絡み合い、見渡す
もの全てにじっとりと滲みこんだかのように、不協和音を奏でて去来する
悲壮感と絶望感。せめて、その原因となったもの、僕はそれを変えたい。
 だが、実際に起きてしまったこと、それを今更変えられる筈はない。時間
の流れは鉄壁を誇り、世界は頑なまでに今も廻り続けている。
 単純で、比較的安全な方法を僕は選ぶ。3LDKの自宅。冷蔵庫。キッチン
に備え付けられた戸棚を全て開き、備え付けの二つの押入れの中まで隈な
く探す。
 結局出てきたものは、コルクが逆さになった飲みかけの赤ワインと、いつだっ
たか海外旅行の土産で貰ったブランデーだけだった。だがそれで十分。元々
好んで酒を飲む体質ではない。
 Chateau Giscoursと大袈裟な筆記体で書かれた瓶と、Hennesyという見た
ことがある名前が書かれた瓶。冷蔵庫を開き、僕の眼に入ったその時から決め
ていたように、逆さになったコルクを抜き取り、僕はグラスの八分目まで赤ワイン
を注ぐ。傾けたボトルを戻すと、瓶の口を伝って僅かな赤い染みがカーペットにで
きるが、気にせずグラスを口元で傾ける。結局原因は決して変わることはない。
それはわかっている。そして、それを一時的に捏造、忘れるために、今行っている
行為が、なんの意味も持たずに、明日になれば、なんの形も変えずに、それが
そのままであることもわかっている。だけども、僕は敢えて選ぶ。自虐? そう思わ
れても致しかたない。正しくその通りだと、僕は頷く。
 写真を焼却するように、僕は僕なりの仕方で遺物を処分する。それしか今は思い
つかない。

 
417402:05/01/23 02:07:27
>>404
ま、いいや、ら抜きの件はこれで終わりにするが、
本は買ってるだけでも、年200冊は読んでる。
今日は、阿部公房「笑う月」 折原一「沈黙者」 を読んだ。
今は建築家の業界本を読みかけている。明日は将棋の田中寅彦の業界本を読む。

>>405
どういう表現ならアリで、どれがナシなのか、
書き手が求める情報というか、正当な文章批評だと思うがなあ。

まあ、迷惑がる奴が多い以上、続けんけどな。
>>377から続いてる一連のレス読んでもそう思うんなら仕方ないな。

>>415
んなことは>>402に書いてある。
べつに東北弁で書いてもいいし、
チャーリィ・ゴードンみたいのもいいんだよ。
だが、東北弁間違うキャラでもないのに間違った東北弁かいてたら言い訳にしかならん。


てか、>>375でも誰でもいいんだが、何かの作品をどっかの賞に応募するとしてだな、
直してやらんといかん箇所だと思わんのかなあ・・?

ま、いいや。この件は俺がスレ違いだったらしいんで去る。
418名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:27:29
1.
荒涼とした砂漠のまん中で一匹の猿が雄叫びをあげる。
砂漠に生きる数多の猿たちも続けて鳴く。
けれど、猿たちの声は、野生の猿のものではない。
生命の持つ、雄々しさと猛々しさがそこからは削り取られている。
猿はただ薄っぺらい怒りの声をあげている。ボス猿はもうとうの昔に死滅してしまっている。

 
419名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:29:08
2.
ある中古レコード店で、僕は店員からそのテープを受け取った。
レコードコレクターでも、DJでもない僕は、彼に面白い音楽を視聴させてもらっては、
気にいったものを購入するという生活をしている。
音楽こそ最後のフロンティア。身体に流れる血液。
 ちょっとこれ聞いてみ、ヤバいから。
 そう、本当にヤバい音楽が快楽なのだ。
 
3.
猿のテープは、彼がある時、僕にCD-Rで焼いてくれたものだ。
某有名DJがイベントでアフリカに行った時に入手したものらしい。
出所は正確には不明。時間は約10分。
現地録音音源のように聞こえるが、何らかのデジタル処理が施されている可能性は高い。
もちろん、猿の声に聞こえるというだけかもしれない。
何が真実かなんて、それぞれの感性でしかない。

 
420名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:31:12
4.
バイト帰りには、ちょっとしたツテで入手したマリファナをキメながら、
その猿の声をループさせて気を抜く。サラリーマンには仕事の後のビール。
僕には猿の声とマリファナ。そんなに違いはないだろ? 
ドラックやってる連中って、裏情報誌に書いてあるほどアブノーマルな毎日じゃない。
これはこれで結構人々のふつうのライフスタイルだったりもするんだ。

5.
脳内にビジョンが浮かび上がる。猿回しがいて猿がいる。猿も猿回しだし、猿回しも猿だ。
イイネ!イイネ!イイネ!。何でもよくてイイ気分。みんな気持ちよければいい。
世界はそのうちディズニーランドみたいになる。
仕事に行く時間になるとミッキー・マウスが起こしてくれて、ドナルド・ダックが朝飯を作る。
押入にはドラエもんがいて、願うものはいつでも手に入る。
ディズニーランドで僕は友だちと暖かい鍋をつつく。
ディズニーランドでセックスする。
ディズニーランドで悩んだりする。
そして時々、テレビの音を消し、ターンテーブルの音量を上げて、踊り出す。
合い言葉はハイになってファックしろ。男だからとか女だからとか関係ない。

 
421名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:34:31
6.
この前、セックスの最中に落としあってみたの。
たぶん、正確な時間にすると、10秒か20秒か。
深海で泳ぐ魚みたいに落ちていったわ。深く、深く潜っていけるのよ。
あんた、そんなプレイもやったことないの? なんだかんだ言ってるけどヌルい人生じゃん、
そんなの。発展途上国の男にそりゃ負けちゃうよ。
だってあっちの娯楽は今でも食う、寝る、ファック、よ。
快楽は追求できる時に追求しとかなきゃ。
ところで、こんど4Pしてみない? 
そりゃ、できたら男2人に女ひとりが私としては嬉しいんだけど、
けど、そうするとあなた怒るでしょ? ちゃんと相手は探しておくからさ。
ほら、ちょっとこの写メールみてみてよ。可愛いでしょ? 
おミズやってた時の知り合いでさ。結構トンでる娘だから誘ってみようと思ってる。
どう? 彼女見たら少しくらいはヤル気になってきたんじゃない?

 
422名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:36:30
7.
仕事中はヘッドフォンでテクノ・ミュージックを流す。
単純なタイプ入力の仕事にはピタリとハマっている。
ドン・ドン・ドン・ドン。カシャ、カシャ、カシャ、カシャ。
ノリ過ぎるとタイプミス。ノラないとヤル気ダウン。
朝から晩、あるいは夜中まで音楽と作業は続く。
未来になると機械が仕事して、僕らは遊んで暮らしているなんて思っていたけれど、事態はその逆。
僕らが機械になって、機械が僕らを雇っている。
職場に電話がかかってくると、僕は24時間対応のアナウンスのような少し高めの声で応対する。
テープに吹き込まれたような"正しい声"で話すってことだ。
「はい、ディズニーランドでございます。ミッキーでございますか。ミッキーの方はただ今外出中でして、
席をはずしております。14時には戻ってくる予定なんですが・・・。
ハイ、そうですね、こちらから折り返しお電話するようにお伝え致します。それでは失礼致します。」
電話が終わると、電話機のディスプレイに今の電話応対レベルが表示される。
"あなたの電話応対レベルは現在Lv3です。まだもう少しがんばってね☆"
 機械の性別はどうやら女であるようだ。


423名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:38:41
8.
携帯メールサイトにアクセスする。
"9/11 8:08 ピノコ(女) 22才 A型。静岡。メル友募集。
""今起きたばっかりー。今日は日曜日なのに暇ヒマでーす。楽しいメールが欲しいナ。
楽しくないのはいらないです。私はすこしぽっちゃりだけど、
可愛い顔してるって周りに言われるヨぉ。簡単なプロフィールと写メはつけてね。ヤンキー×"。
僕は嘘の物語を作って、彼女を笑わせ、少しだけ誰かと話した気分になる。
けれど、彼女も僕のことをきっと今日の夜には忘れている。僕も彼女のことをすぐに忘れる。


9.
ファーストフードの椅子が固いのは、客の回転率を上げる為だと、ある女の子から聞いた。
メインの商品にネズミの肉を使っているなんて都市伝説よりはよほど信頼できる話だ。
何より僕らは今、その椅子に座り、尻が痛くなりながら、それでもコーヒー1杯で店員に嫌がられながら、
話を続けているのだから。
カウンターにはスマイルを浮かべた女の子が0円で微笑み続けている。
彼女が少しでも本当の素顔を見せないか、僕らふたりはじっと待っている。
それでも彼女は微笑みを絶やさない。
そして、僕らは仕事人って凄いよねー、なんて実感もなく話して、
灰皿にタバコを積み上げていく。

424名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:40:30
10.
ファーストフードでバイトする彼女はまだ16才。
実は彼女は家でもニコニコしている。そういう顔立ちなのだ。
10代の頃から最初にアルバイトするなら、ファーストフードだと決めていた。深い理由はない。
彼女にとってコンビニよりはファーストフードで働いてみたかったというだけのこと。
そして彼女は出来上がりたての塩味の効いたポテトの匂いが好きだった。
店長は厳しい人だけど、嫌悪感を感じる人ではない。
若いのにオデコが少し広がっているのは少し笑ってしまうけれど。
最初の給料は彼氏とのデートに使った。田舎町で遊びに行く場所はあまりないけれど、
隣の隣の隣町に大きなスケート場があって、ふたりで手を繋いで滑った。
ふたりともギコちなく滑った。彼氏が転けると、彼女は遠慮なく吹き出した。
笑いすぎて、彼女も思わず転倒した。毛糸の手袋がビショ濡れになった。
彼女は、そんな彼氏とデートする為に今日もバイトする。来月には彼氏の誕生日があるのだ。


425名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:44:15
11
僕と彼女は、やっぱり椅子が痛くて仕方ないから、ファーストフードを出た。
僕はとりあえず街まで行こうぜ、と言った。彼女は嫌だと言った。
街中に出ると、服やカバンや時計や、レコードや、そんなものが衝動的に欲しくなって、
お金ないしストレスが貯まるから、というのがその理由だ。
彼女は世の中からできるだけ抑圧されないよう用心し、
ほとんどのショーウインドウが閉まった後の、夜の街にしか出かけない。
そして彼女は自分を気持ち良くしてくれる男を捜し続ける。
それは信頼できて、ホテル代を払ってくれる暴力を振るわない男がふたりいれば叶う
リーズナブルな望み。僕はそんな話をファーストフードを食べながら聞いている。
できれば僕はその片割れにはなりたくない。


426名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:45:19
12
僕はその夜、夢を見た。彼女の言う4Pどころじゃない馬鹿な夢だ。
 
ドーム球場の入り口がふたつが解放されていて、男と女が二手に別れて長蛇の列を作っている。
待ち時間の間中、男は男でモバイルパソコンをイジったり、喧嘩をしたり。
女は女で化粧を何度も塗りなおし、ムダ毛の処理に余念がない。
そうして僕らは長い開場までの暇を潰す。みんながみんな大事そうにチケットを係員に渡し、
入場可のスタンプを手に押してもらうと、中へと走り込む。
百貨店のバーゲンが始まる前みたいなものだ。
僕はかなり後ろの方だったから、最初の奴らが中へ入ってから、もう2時間近くの時が過ぎていた。
スタンプを押してもらって、中へ入ると、ひとりひとりの為の更衣室がずらりと並んでいて、
みんなが衣服を脱ぎ散らかした後がある。
僕も服を脱ぎ終え、3塁側のベンチからグラウンドを見渡すと、
何万人という裸の男女がセックスに興じていた。
神聖であるはずのグラウンドは酒池肉林の世界。経営難の野球場のレンタル営業企画。
誰かが始めたお馬鹿な祭りだ。
場内アナウンスがいつもと同じ調子で、今日の来場者は5万5千人です、と話す。
55000人プレイの混沌。
僕も負けじと参加をするが、デブでもメガネでもハゲでも白人も黒人もみんながみんな我を忘れて
悦楽に浸っているその光景に、正直、それでも興奮できるか、と言われるとそうでもない。
案外ノーマルなのよね。
彼女の声が聞こえる。「猿山では雄猿が雌猿を奪い合う。人間だって同じよ。」
眼前に広がる光景は、ピースと言えばピース。
ネイチャーと言えばネイチャー。
夢の中で、僕はこの現実をできるだけ肯定しようとしている。
これは次世代型ディズニーランドのなれの果てなのだと。

427名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:46:53
13
全ての欲望を満たした人間は眠りにつく、と何処かで聞いたことがある。
けれど、朝日はまた昇り、また夜が来る。時は否応なく流れる。
経験を積んでいくことは、楽しいことがなくなっていくということでもある。
428名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:48:55
14
「1億を手に入れた儂は何をしたと思う?」。
飲み過ぎて最果てまで行って帰れなくなった駅のホームで、
拾った新聞紙にくるまって眠っていると声が聞こえてきた。
夢の中で僕は答える。
「どうやって1億稼いだか、でヤルことは違うんじゃないですかね? 
ヤバいことして稼いだんならヤバいことを続けてしまいそう。
もしくはそこから逃げ出して罪悪感と孤独に苛まれたりするんじゃないですかね。」
夢の中なのに答える。
「ハハハ。そんなもんでもないよ。人ってヤツは状況に慣れてしまうもんだ。
1億を手にできるヤツはもっと利口なんだ。100億を手にできるヤツはさらに賢い。
もちろん、そうじゃない器のものも多い。君の言うように保身に走ったり、
さらなる高みへと上ろうとしたりもする。しかしね、本当に賢く悪い奴はそういう風にはならない。
そういうのってわかるかね?」
僕は少し考える。自分がちょっとでもお金がある時なら、
僕は誰かを誘って、特に可愛い女の子でも誘って飲みにでもいくだろう。
あるいは、友人といつかみたくだらない夢の実現の計画を、やはり飲みながら話したりするのかもしれない。
父や母に恩返しをしたりしてもいい。
けれど、それが大金持ちが本当に考えることなのだろうか?
「僕にはわからないですね。少なくとも僕ひとりじゃ、それほど楽しめそうにはないです。
ゲームでもクスリでも、独りでできることは全部楽しんで、
それで飽きて、結局は他の誰かを必要とするようになると思うんです。
けれど、大金なんかがあったら、相手の態度だって変わるかもしれない。
今まで暖めてきた友情や愛情なんてすっかりなくなってしまうかもしれない。
なんだかそれはお金がなくなるよりも寂しいことだとずっと僕は思っていたんですけど」
概ね、僕の言っていることは本音だったと思う。けれど、その後、その老人は僕に1億をくれた。
何故かはわからない。そして僕は変わった。
429名無し物書き@推敲中?:05/01/23 04:49:36
15 
友だちが作った歌がある。
 「世の中全て胡散臭い。俺もオマエも胡散臭い。お金持ちは胡散臭い。俺の愛も胡散臭い」。
 そんな彼が必死になって歌う姿は、
 彼自身が思っているほどは胡散臭くなかった。
430名無し物書き@推敲中?:05/01/23 19:03:48
お願いします

本日ゆず湯というビラを見ながら、わたしは急に春に近づいたような気分になって、
いつもの湯屋の格子をくぐると、出あいがしらに建具屋のおじいさんが濡れ手拭で額をふきながら出て来た。
「旦那、徳がとうとう死にましたよ。」
「徳さん……。左官屋の徳さんが。」
「ええ、けさ死んだそうで、今あの書生さんから聞きましたから、これからすぐに行ってやろうと思っているんです。
なにしろ、別に親類というようなものも無いんですから、みんなが寄りあつまって何とか始末してやらなけりゃあなりますまいよ。運のわるい男でしてね。」
 こんなことを言いながら、気の短いおじいさんは下駄を突っかけて、そそくさと出て行ってしまった。
午後二時ごろの銭湯はひろびろと明かるかった。狭い庭には縁日で買って来たらしい大きい鉢の梅が、硝子戸越しに白く見えた。
 着物をぬいで風呂場へゆくと、流しの板は白く乾いていて、あかるい風呂の隅には一人の若い男の頭がうしろ向きに浮いているだけであった。
すき透るような新しい湯は風呂いっぱいにみなぎって、輪切りの柚があたたかい波にゆらゆらと流れていた。
窓硝子を洩れる真昼の冬の日に照らされて、かげろうのように立ちまよう湯気のなかに、黄いろい木の実の強い匂いが籠っているのもこころよかった。
わたしは好い心持になって先ずからだを湿していると、隅の方に浮いていた黒い頭がやがてくるりと振り向いた。
431名無し物書き@推敲中?:05/01/23 20:09:19
>>430
いいね。
書生さんや硝子の窓があったりするのは、時代は大正とか
ことによると昭和に近かったりするのかな。

頭が浮いてるという表現、たぶん工夫したところなんだろうけど、
漏れにはちょっと異和感、というか、グロい物が見えてしまった。
そうでなくても、工夫の表現ならそれがゆえに、
同じ物を二回使うのは避けた方がいいって思うな。
432名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:13:42
>>431
大変申し訳ない話ですが
じつはこれ、青空文庫の作品なんです。
さすが批評をするだけあって、見破りましたね。
失礼しました。
433名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:26:04
何故、素人とプロの違いがわかるのですか?
良い文章の条件とはなんですか。
こんな酷いいたずらをしてしまって、申し訳ないですが教えて下さい。
434名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:28:05
435名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:31:50
なんで教えてくれないのですか?
皆さんは感覚だけで判断をしているので
答えることができないのですか?
ぜひ論理的に教えて下さい!
436名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:32:36
ぜひ論理的に自発的に利己的に答えてください。
437名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:38:17
>>433
そういう話こそ別館でするべきなのですよ

プロだから文章上手いという訳じゃないが
上手い文章というのはある程度文章の量を読んでいれば自然とわかるようになる
理屈で書いてもいいがまとめられそうにないので別館でネタふってみなさい
438名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:44:15
言葉の目的が情報を伝達する物である限り、
文章の上手い、下手の違いは情報が伝わるか否かのはずですよね?
それならば、量を読めば解るという風な感覚的な答えではなく、
論理的に説明はできるはずです!
是非、皆様に答えて頂きたいものです。
439名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:45:31
>>437
馬鹿だね。せっかく教えてやったのに何やってんの。
440名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:47:04
私は疑問に思うのです。
このスレで堂々と酷評している人達を!
文章の上手い、下手も論ずることも出来ない人達が、
利己的に堂々と酷評をしている現実を!
何をもって上手いと為すのかを是非、お答え下さい。
441名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:50:32
私は荒らしではありません。
皆様のように立派な批評を下す基準を、なに一つ持たない
平々凡々の一般市民です。
ただ文章の上手い、下手の基準を知りたいだけなのです。
その基準を知っているのは、このスレにいる批評家だけです。
442名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:52:06
>>441
はじめから論争ふっかけるつもりで書き込んで何いってるの
ともかく論議したいなら別館へどうぞ
443名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:53:35
上手い文章というのは、やはり情報を上手く伝えるということでしょうか?
下手な文章というのは、想像性が乏しく、情報を伝えられない文章のことでしょうか?
444名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:55:18
>>442
別館ではなく、ここで論議したいのです。
よろしければ、あなたが上手いと思う文章を教えて頂けないでしょうか?
445名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:56:14
446名無し物書き@推敲中?:05/01/23 21:58:48
>>444
お前の感情は知るか
スレ違いだっつってんの
別館だったら好きなだけ語ってやるから
447名無し物書き@推敲中?:05/01/23 22:00:04
段々言葉使いが荒くなる446
4481/5:05/01/23 22:03:45
「めぐみ先生」

伊集院達彦(いじゅういんたつひこ、10才)
その時、僕は小学4年生だった。
やんちゃな性格で、友達は多くて、学校は楽しくて、給食のカレーが好きで。
そして、それ以上に僕はめぐみ先生が大好きだったんだ。
「田中めぐみ」
きれいに丁寧にゆっくりと、黒板に書かれた字。それがその先生の名前だった。
「田中めぐみと言います。先生になって5年目。担任を受け持つのは、みんなが初めてです。
みんなと一緒に先生も勉強していくつもりなので、どうぞよろしくお願いします」
そう言って、めぐみ先生はペコリと頭を下げた。
そして、顔を上げて、ニコリと笑ったんだ。
そのペコリ&ニコリに僕はやられた。
10歳の僕だけど、僕はめぐみ先生に一目惚れしてしまったんだ。
「それではみんな、何か質問はあるかな?」
めぐみ先生のその言葉に、まってましたとばかりに女子が質問した。
「先生は恋人はいるんですかー?」
めぐみ先生は照れたように笑う。ニコリニコリ。
「実は優しい旦那さんがいます。結婚してるんですよー。
旦那さんの名字が田中で、田中めぐみになったんです。
前は、山田という名前だったので、山田めぐみでした。」
「あんまり変わんねーじゃん」と、とある男子が
言って、クラスのみんなはどっと笑った。
「そうねえ。山田めぐみって単純な名前が嫌で、
でも結婚しても単純な名前になっちゃいました。
あ、でも、単純な名前のほうがみんなに覚えてもらいやすいかな?
私も頑張ってみんなの名前を早く覚えるので、よろしくね」
そういって、めぐみ先生は、またまたペコリ&ニコリ。
和やかな教室の中、僕だけがふて腐れていた。
「僕と結婚すれば、伊集院って難しい名字だったのに」
4492/5:05/01/23 22:04:16
今思えば、本当に本当に幼い愛情表現だった。
でも、同時の僕はそうすることしか出来なかった。
「好きな子をいじめたくなるのが、小学生男子の愛情表現」
なんて言葉があるが、そう、その通りだった。
僕はめぐみ先生が好きで、だからこそ、いじめたくなった。
幸い、僕は、ガキ大将と言わないまでも、そこそこ人望のある
やんちゃなキャラだった。だから、目立った行動もお手の物。
授業中も、やんちゃな行動で、めぐみ先生を困らせた。
そんな時、めぐみ先生は、眉毛を寄せて、ちょっと頬を膨らませたあとこう言う。
「もー、どうして伊集院くんは先生にいじわるするかなあ」
そう言って、めぐみ先生はおおげさに溜息をつく。
そしたら僕は言うんだ。
「でも先生も、まんざらでもないって感じだよね」
めぐみ先生は目を見開いて、
「まんざらでもないって、伊集院君、そんな言葉よく知ってるわね」
「いや、僕こう見えても読書家なんだよね」
実際僕は読書家で、言葉を知っていて、事実、他の男子なんかよりずっと知識が豊富だった。
そのはずだったんだ。
僕がめぐみ先生をしょっちゅういじめるもんだから、
他の男子も調子に乗ることがあった。
そんな時僕は、それとなく、その男子を注意して、めぐみ先生をフォローしてあげた。
めぐみ先生をいじめていいのは、僕だけだ。
めぐみ先生と僕には、ちょっとした信頼関係がある。
僕はこの小学校を卒業するまで、めぐみ先生とはおしゃべりが出来る。
そのはずだったんだ。
4503/5:05/01/23 22:04:50
「サンキュー?」
その言葉を最初に聞いたとき、「ありがとう?」と思ってしまった僕は
まだまだやっぱり子供だったんだろうか。
めぐみ先生はニコリニコリとしながら、ゆっくり喋る。
「産休。先生ね、子供が出来たの。だから、子供を生む前と
生んだ後にお休みをもらうの。」
そうだ。めぐみ先生は結婚してたんだっけ。
なんだかすっかり忘れてた。
それで?いつ戻ってくるの?いつ?
「そうねえ…」
その日の給食は美味しくなかった。
めぐみ先生と会えない時期が、来るなんて。
秋も冬も会えないなんて。
そんな給食時間に、男子のひとりがにやにやと言った。
「めぐみちゃんって、孕んだんだろー?」
とある女子が言う。
「孕んだ、って何ー?」
「お前、そんな言葉もしらないのー?」
僕はそんな会話を聞きながらぼんやりしていた。
僕はだれよりも言葉を知っていて、知識があって、
でも、めぐみ先生には旦那さんがいて、
めぐみ先生は孕んで、
めぐみ先生は学校に来なくなるのだ。
いやだいやだ。
嫌だと思ったんだ。
めぐみ先生はやさしい。
僕がどんないじわるをしても、
めぐみ先生はいつも笑って許してくれた。
めぐみ先生は、僕の前ではいつも笑顔だ。
めぐみ先生は、僕のことがきっと旦那さんよりも好きなのだと思う。
4514/5:05/01/23 22:05:56
その日の5時間目は習字だった。
先週は「太陽」先々週は「希望」そして、今週は「流星」
つまらない言葉を、黙々と書きながら、僕は、まだぐるぐると嫌な気持ちを抱えていた。
胸のあたりが、ぎゅーっとなる。
暗いような苦しい気持ちが増えていく。
その時、僕は、急にひらめいた。めぐみ先生に対する、新しい、いじわるだ。
「めぐみ先生ー」
僕は書いたばかりの習字を手に持って、めぐみ先生の元に駆け寄った。
「先生、みてください」
「あらー、伊集院君、早いわねえ」
「あ、でも、ちょっと字を間違えちゃったかも」
そう言って僕は密かににやにやした。
僕からめぐみ先生に手渡された、習字用紙に書いてある言葉は。「流星」ではなく、
「流産」
だった。
その文字を見たときの、めぐみ先生の顔は今でも忘れられない。
めぐみ先生の顔から、すっと表情が消え、その視線は、まっすぐに僕を見つめた。
そして、次の瞬間、全くの迷いも無く…
パァン!!
めぐみ先生の右手は、僕の頬を打った。
「やっていいことと、悪いことがあるのが分からないのかな?」
そう言って、先生は僕をすっと見た。
それは、大人が子供を見る目じゃ、無かった。
どうして、どうして、先生は、僕をそんな目で見るんだろう?
僕が何をしたっていうんだろう?
僕は万引きをしたわけじゃない、遅刻をしてもいない、
給食を残してすらいないのに、どうして。
僕は読書家で、言葉を知っていて、事実、他の男子なんかよりずっと知識が豊富だった。
そのはずだったんだ。
なんでも分かってるはずだったのに、どうして。
4525/5:05/01/23 22:06:52
「めぐみせんせ…あの…」
めぐみ先生は、僕からは目を逸らし、硬直しっぱなしのクラスのみんなに向かって言った。
「気にしないで、みんな、お習字を続けて。」
そして、泣き出しそうな僕に囁いた。
「伊集院くん、人の痛みが分かる大人になってね。」
次の瞬間、めぐみ先生はニコリニコリと笑った。
いつものめぐみ先生が戻った。
それからの日々は穏やかに過ぎて行った。
ただひとつ、予想外だったことは、めぐみ先生の産休中に、僕の父の転勤が決まり、
僕は引っ越してしまったということ。
めぐみ先生と二度と会うことはなかった。
今、大人になって僕は思う。
あの時、僕がしてしまったこと。
妊娠中の妻が、僕に話しかけてくる。
「ねえ、何ぼーっとしてるの?」
「え、いや、なんでもない。色々思い出してただけ…だよ。」
めぐみ先生、ごめんなさい。
---------------
終。
453名無し物書き@推敲中?:05/01/23 22:13:02
風の噂で聞きました。
あの後めぐみ先生は流産して学校も退職したそうですw
454名無し物書き@推敲中?:05/01/23 23:47:09
hage
455名無し物書き@推敲中?:05/01/24 17:35:43
It's GREATER OKAYAMA 作詞、作曲 岡山市民

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
岡山都市圏最強無敵

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
東京程度は目じゃないぜ

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
ああ!未来のニューヨーク

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
俺が世界チャンピオンだぴょん

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
限りなき正義だぴょん

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
敗者にはただ吉備団子を与え続ければいい

It's GREATER OKAYAMA
It's GREATER OKAYAMA
まばゆいばかりの大都会!
456321:05/01/24 23:48:46
誰か批評をお願いできませんんか。
以下は321の文。
批評をお願いします。なんか文が長いとエラーが出るので、HPにおいて
みました。HP作成技術が拙い所は許してください。
http://www.geocities.jp/syalujp/
457名無し物書き@推敲中?:05/01/25 00:03:10
>>456
マジレス。
こういう長文系書くときは、中央でそろえるより左端でそろえたほうが読みやすいと思うんだがどうか。
内容に関して書きたいがちとブツ切れ気味で頭に入らんかった。
敢えて言うならちょっと言葉が多めかな、とは思うが……それだとただのアジの書き方になるしな。
評価不能。
458名無し物書き@推敲中?:05/01/25 01:19:24
1/2

 金曜、終電間近の駅構内を、男は急ぎ足で歩いていた。片手で
黒い外套の襟を立てながら、ガムやなにやで薄汚れた階段を駆
けあがる。軽い息切れによって吐きだされた空気は白く色づいて、
かじかむ指を湿らせた。
 プラットホームへ到着して電光掲示板を確認すると、終電には
若干の余裕があるらしかった。男は胸を撫でおろした。
 褪せた青や黄のベンチの隅へ腰かける。太腿の裏が凍って張り
つきそうになり、急いで足を組んで避難させた。鞄を脇に置き、手
持ちぶさたに両手をこすりあわせる。お椀のようにした手のひらに
暖めた息を送りこむと、肩まで湯船に浸かったときのような快感
が一瞬やってきて、一瞬で見えなくなった。
 ブーツらしきかしこまった足音が近付いてきたかと思うと、すぐ
隣で衣擦れがした。視界の端に、白いトレンチコートが映る。
 すん、と鼻をすする音から女であることがまざまざと感じられ、
男の心臓が跳ねあがった。五人掛けの席のいちばん端に座って
いたのに、どうしてだか女は、あえて男の隣に腰かけたのだ。
 ホームには二人の他には誰もいない。それに気付いて余計に
鼓動が早まる。猥雑な雑誌でしか見たことのない単語が経典の
ように連なって脳内を占有していく。寒さに死んでいた頬が一瞬
のうちに火照りだす。
459名無し物書き@推敲中?:05/01/25 01:21:01
2/2

 いやいや、と男は我に返った。女はきっと酔っぱらっているのだ
ろう、だからあまり考えずに席を選んだのだ、もしくは酔うと他人に
近付く癖があるのかもしれない、と。
 男はそれとなく臭いを嗅いでみた。しかし酒が入っている様子は
一切うかがえない。むしろ見つけたのは、強い化粧品の匂いだっ
た。鼻の粘膜に冷気が張りつく、その隙をついたように濃い香りは
脳内を侵していく。
 鼻に栓をして完璧に無視したい臭いでもあり、鼻を近づけて思い
きり嗅ぎたい匂いでもあった。カサブランカの芳香にも似た重みの
ある空気に、不快感と、同じくらいの手放しがたい眠気を覚える。
「寒いですね」
 唐突に女は言った。真っ赤な口紅の隙間から、息がこぼれる。
「寒いですね」
 と、男も言った。急に話しかけられた動揺を隠すことこそできても、
うまい返答はできなかった。次になにか続けた方が良いような気も
したが、勝手のいい言葉は見つからない。
 女がまた息をついた。男もつられたように息を吐き出した。重なっ
た白い息が、なにかを形作ろうとしたところで視界は暗転した。


今ひとつふたつ足りない気がしています。どうぞよろしくお願いします。
460321:05/01/25 03:12:33
>>457
ありがとうございます。恥ずかしながら、左寄せの仕方が分かりません。
言葉が多め、とは、説明がクドイという意味でしょうか?
「アジ」とは何ですか?
461名無し物書き@推敲中?:05/01/25 08:15:27
>>460
ttp://ssyosaku.hp.infoseek.co.jp/tagu/03-05.html<左寄せ
つーかhp作るならhtmlタグの類はざっとでいいからぐぐって目を通しとけ。
あとアジってのはアジテーション、扇動って意味。
読者をノせるのには向いてるが、空論の空回りになりかねんのでお勧めしない。
ついでに言うとくどい、というのと言葉が多いって感じるのは(少なくとも俺にとっては)同じではない。
どっちかっつーと切り詰められそうな言葉が多い、と感じたってこと。

>>459
個人的には特に目立った誤字やら粗は見当たらんし、良いと思うんだがどうよ。
というか、文章云々を抜いて続きを読んでみたいとは思う。
敢えて言うなら硬さ、というかちょっと言葉の使い方が何となく傾倒してる気もするが……逆にそれが味でもあるみたいだし。
あ、だからっつってこれが飯食える文章なんだ!とか思うなよ。
あくまでも「読める」だけだからな。
462名無し物書き@推敲中?:05/01/25 12:23:32
>>458-459
男のリアクションが思春期の中学生みたいだ。
そういうキャラって言われりゃそれまでだが、
自分はなんとなく滑稽に思えちゃったな。
463458-459:05/01/25 20:32:08
>>461
言葉の使い方が傾倒していると言われたのは初めてです。
言葉の選び方が偏っているということでしょうか? 理解せずに
味になっているのはむずがゆいので(味があるということ自体は
喜ばしいのですが)、よろしければ真意をお伺いしたいです。

>>462
知らない人が隣にきたときに感じる一瞬の緊張を書こうとしたため
か、確かにウブすぎるアクションをさせてしまいました。主人公の
年齢をもっと落とせば良かったですね。次回、気をつけます。
464名無し物書き@推敲中?:05/01/25 22:46:23
幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。
学もなく、技術もなかった母は、
個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。
それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、
何とか母子二人で質素に暮らしていけた。
娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、
近所の河原とかに遊びに行っていた。
給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。
俺は生まれて初めてのプロ野球観戦に興奮し、
母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。
野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。
母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。
チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わなければいけないと言われ、
帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外のベンチで弁当を食べて帰った。

電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、
うつむいた母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って少し涙をこぼした。

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、
一生懸命に勉強した。
親元を離れて新聞奨学生として大学まで進み、
いっぱしの社会人になり毎月少しばかりの仕送りもできた。
結婚もして、孫を見せてやることもできた。

そんな母が去年の暮れに病気で亡くなった。
死ぬ前に一度だけ目を覚まし、うわごとのように「野球、ごめんね」と言った。
俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。
465名無し物書き@推敲中?:05/01/26 01:15:07
>>463
一応言っとくと、文法とかそういうレベルの話じゃないんでヨロ。
で、偏ってる、といったのはそういう「単語」じゃなくて、なんつーかその、
・表現法
見たいなモノ。
一瞬、って言葉を繰り返したり、香水の匂いに関して表現を相克してみたり。
読む人間の感覚揺さぶるタイプの文章だよなー、と思ったワケ。
ついでに言うと、ワシ「結構年食ってますがウブいです」なオッサンキャラは結構ツボ。こーゆー人間も居るってことでひとつ。

>>464
内容的にはありきたり、だが結構入り込める感じはした。
ただ、他人の経験した良い話を聞かされている、という状態そのままでしかなく、創作としての認識までは行ってない。
こりゃ文章の問題じゃなくて中身の問題だな。無論、そういう話(限りなくノンフィクションに近いフィクション)を書きたいのならこのまま書くべし。
目立つ悪文も良文もなし。可もなく不可もなく。
466名無し物書き@推敲中?:05/01/26 04:12:35
認識と知覚、というモノの違いについて。
認識というものは、つまるところ、脳に収集された情報を自分の解る範囲に変換したモノのことだ。
知覚とはその前段階、味覚触覚嗅覚聴覚視覚が捕らえた自分を含めた“外”の情報を取得すること。
これを前提として考えるならば、“現実”という共通認識は存在しない。
知覚される情報は同じでも、自分の見る“青”が目の前に居る他人の見る“青”と同じとは限らない。
自分が“青”だと認識している色が、たとえ相手にとっては【あか】に見えていたとしても、相手がそれを“青”と認識している場合、それは己と彼の間において“青”となる。
世界というものが同じである、という“事実”そのものがまず前提からして間違っていることになる。
その“事実上の世界”はつまり、“共通の意思疎通が成る上での共通認識”でしかなく、相手と同じ“現実”を共有していることにはならない。
自己と世界、そして他人はどこまで行っても違うモノでしかなく、そのあやふやな境界線の上で“同じ”であるという勘違いこそが、すれ違いや誤解と言った“現実”を生み出している。
これを主観という。
主観とは“自己が認識できた世界”のことであり、客観とは“自己を介在し得ない世界”のことである。
と、するならば、いかなる客観的判断、客観的手法も主観の楔から逃れることは無く、すなわち知覚と認識の差異から生まれる僅かでありながら決して埋まることの無い“別”こそが、人類という種が今に至っても他人を“思いやる”事ができない原因ではないだろうか。
467名無し物書き@推敲中?:05/01/26 12:52:39
>>464は有名なコピペなんだが……
468名無し物書き@推敲中?:05/01/26 14:55:05
泣ける話だなあ。
ウヮーン。

しかし、俺がいつの時のことか、もうちっと情報を入れた方がいいし、
母のうわごとの前に、伏線がないと不自然だな。
大分歳月が経っているんだから、野球って何のことだ、
ととっさに思い浮かべられんのじゃないかな。

泣かせるには十分だが、文章としたら必要条件まではクリアできてない。
469名無し物書き@推敲中?:05/01/26 18:44:25
なんつーか、批評者のレベルの低さが露呈してるなぁ。
470名無し物書き@推敲中?:05/01/26 20:37:39
>>469
まさか、ネタをマジに批評するとはなw
471名無し物書き@推敲中?:05/01/26 20:46:41
「面白い話」
いつでも、問題はそこになかったりする。感情とはごまかしで、ことばは秘密で、
思考は様々だから、混乱する。で、問題とはなんだろう?と思うと、やっぱり、
俺としてはいいたいことで、相手としては隠していることだったりする。必要
なことは、反応ではなくて、同情ではなく、解決だと思う。
頭に血が上っちゃうと当たり前のことがわからなくなる。認めたくないものがで
きて、認められたいものばかり出来上がる。世の中がゆがんで、判断が曇って、
追い立てられている。評価するを捨てて、実感を持って評価されるへと急ぐ。
で、文句を言う。八つ当たり、毒舌、苦虫。自分がわからなくなると、
人のことはわかった気になる。だから、余計に血が上る。沸点を通り越す。
もちろん、沸点はいつの年も変わらなくて、リミットを長い間越えれば、
どこかかんかがおかしくなる。変化の自覚は遅くなる。
変化を認めたくないとの負けん気が、今日も見事に発揮される。
人がいる。俺を見る。いつだって自意識は俺なのに、
かりたてられる自分にいそがしく、かりたてている自分のことを忘れている。
「いったい俺は何なのか?」と言ってる俺は誰なのか? ってね。
472名無し物書き@推敲中?:05/01/26 22:30:50
「きれいな森と私の母」

私の家の前には大きな湖があります。
水面はいつも穏やかで、周りを囲む深い緑の木々を映し出しています。
群青色の水も透き通るほど美しく、近くによると深い茶色の底が見えます。
汚いとわかっていながら口にすることさえあります。
朝なんかは薄く霧がかかり、上り始めた太陽に照らされ霧はキラキラと輝きます。
朝の空気はのどの奥に冷たい感触が広がり眠気を吹き飛ばしてくれます。
夜はなぜか不気味な美しさがありました。薄気味悪いレモン色のつきが湖を照らすのです。
それを見るたび私は恐ろしくなりました。人間の醜い部分を提示しているように思えました。
私の母が死んだのはそんな美しい朝でした。
いつものように早く起きた母はあまりの美しさに感嘆の声をあげました。
普段は木々を映し出す湖面、それは薄く白色の氷が張り、深緑の森は雪で真っ白になっていました。
太陽が昇り始めた西の空は薄い紅色と紫色をしていて東の空は透き通った少し暗めの水色をしていました。
雲は少なく、綿菓子をちぎったような薄くて長い雲が太陽の顔を隠していました。
透明な太陽の光は、木の枝先からこぼれる雪解け水や、つららを突き抜け地面の雪を照らしました。
地面の雪は太陽の熱を帯びて表面が薄く解けてきらきらと反射していました。
まるで盛り一面にダイヤモンドの粉をばら撒いたようでした。

473名無し物書き@推敲中?:05/01/26 22:33:14
母は美しい光景にただただ見とれ、息子を起こしにいこうとしたところで射殺されました。
銃声で私が起きると、そこには真っ白な雪にの上にぐったりと横たわる母親がいました。
狙撃された部分からは湯気が立ち、母は荒く呼吸をしていました。
その吐息は口から出たとたん凍りつき、これもまた太陽の光を反射しきらめきました。
母の横腹から流れる深紅の液体は少しずつ白色の地面を染めていき、母の周りは深紅のじゅうたんとなりました。
それはまるでバラを散らしたように紅く、血しぶきも白と緑に美しく映えました。
私はたまらなくなり母親を引きずりました。
母がとおったあとにはゆっくりと真紅が雪に浸透し、紅色になりました。
十五時間後私は母が撃たれた位置で美しい森を見渡しましていました。
地面一面紅のじゅうたん。そして木々は灰ががって白く、暗くなり始めた空の西側にはほのかに星が光っていました。
不気味に光る薄黄色の三日月は紅い雪を照らし、それを反射してきらきら光りました。
湖にはもちろん私が恐ろしいと感じた薄気味悪い月があり、私を冷たい目で見つめていました。

今年の冬それを思い出し私は危険な衝動に駆られました。もう一度みたい。と。


お久しぶり、たかへろです。描写が少ないっていわれたんで増やしました。
酷評よろしくお願いします。
474名無し物書き@推敲中?:05/01/26 22:46:37
>>472
描写多すぎて少し不自然。ま、そういう味の作品なのかもしれないが。
母の死に美を感じていく主人公にもっと罪悪感などの感情を入れれば面白かったかも。
とめられないみたいな表現で。あとは、主人公とか母親の感情があんまりなかったから
無機質で不気味だったかも。でもやっぱどこか不自然だな。どこだろ。
マジレススマソ。誰かヘルプ。
475名無し物書き@推敲中?:05/01/26 23:39:30
めげない男だな。
476名無し物書き@推敲中?:05/01/26 23:47:45
>>472-473
描写が色に拘泥していて、ややうるさい。字面だけで書いていそうな場面も。
>群青色の水も透き通るほど美しく、近くによると深い茶色の底が見えます。
なんというか…群青色が透きとおるって、結構アレじゃないか?
>それは薄く白色の氷が張り、深緑の森は雪で真っ白になっていました。
ってのも、白、白ってうるさい。文法も少しおかしいし。その後の夕焼け描写も、
表現したいことは分かるしいい情景だとは思うんだが、くどい。
全体的に単調「そう」な文体なのに描写がくどいから、頭に入りにくい。
言葉の重複も、短い文章の割りには目立った。反射とか。美しいものを
「美しい」という言葉で表してしまうのもちょっといただけない。

表現しようとしている風景そのものはすごく好きだ。ダイヤモンドの粉とか。
ストーリー構成に必要な「動」の部分と、場を作る「静」の部分のバランスが
まだうまく取れていないんだろうと思う。
ストーリーについては>>474の二行目に禿堂。
477名無し物書き@推敲中?:05/01/27 00:54:21
推敲しなおしたのでよろしくお願いします。


「きれいな森と私の母」

私の家の前には大きな湖があります。
水面はいつも穏やかで、周りを囲む深い緑の木々を映し出しています。
水も透き通るほど美しく、近くによると深い茶色の底が見えます。
朝には薄く霧がかかり、上り始めた太陽に照らされ霧はキラキラと輝きます。
その空気はのどの奥に冷たい刺激を与えて眠気を吹き飛ばしてくれます。
しかし夜は一変し、この森はなぜか不気味な雰囲気になります。
薄気味悪いレモン色のつきが湖を照らすのです。
それを見るたび私は恐ろしくなりました。そして生理的嫌悪を感じました。
誰もが持つ醜い部分を提示しているようにさえ思えたからです。
自分の心の奥底にある、秘めておくべき禍禍しい心が薄い膜を破って出てきそうになるのです。
私の母が死んだのは純白の雪が降り積もった朝でした。
いつものように早く起きた母はあまりの絶景に感嘆の声をあげました。
普段は木々を映し出す湖面、それは薄く白色の氷が張り、深緑の森は雪にすっぽり覆われていました。
太陽が昇り始めた西の空は淡い紫色をしていて東の空は透き通った少し暗めの水色をしていました。
自然が織り成すそのグラデーションは、はかなく幻想的でした。
雲は少なくて、綿菓子をちぎったような雲が太陽の顔を隠していました。
透明な太陽の光は、木の枝先からこぼれる雪解け水や、つららを突き抜け地面の雪を照らしました。
地面の雪は太陽の熱を帯びて表面が薄く解けてきらきらと光りました。
その様はまるで盛り一面にダイヤモンドの粉をばら撒いたようでした。
478名無し物書き@推敲中?:05/01/27 00:55:50
母は美しい光景にただただ見とれ、息子を起こしにいこうとしたところで射殺されました。
銃声で私が起きると、そこには真っ白な雪にの上にぐったりと横たわる母親がいました。
狙撃された部分からは湯気が立ち、母は荒く呼吸をしていました。
その吐息は口から出たとたん凍りつき、これもまた太陽の光を反射しきらめきました。
皮肉なことに母の死体は森の美しさの要素の一部になりました。
母の横腹から流れる深紅の液体は少しずつ白の地面を染めていき、
母の周りは深紅のじゅうたんとなりました。
それはまるでバラを散らしたように紅く、周りに飛び散った血しぶきも白の地面に映えました。
私はたまらなくなり母親を引きずりました。
自分が何を求めてこのようなことをしているのかわかりませんでした。
自分が怖くもあり止まりたかったのですが何かに突き動かされるかのように母を引きずりました。
自分の心の奥そこの最も恐れていた部分が動き出したような気がしました。
私は自分の体を抜け出し、空の上から自分の行為を傍観していました。
母がとおったあとにはゆっくりと真紅が雪に浸透し、紅色になりました。
十五時間後、空を闇が多いはじめた頃私は母が撃たれた位置で夜の森を見渡しましていました。
そのとき気づきました。これが私の求めていた風景だ。
479名無し物書き@推敲中?:05/01/27 00:57:45
真紅のじゅうたん。あたり一面の雪が紅に染まり、木々には闇に染められた灰色の雪。
暗くなり始めた空の西側にはほのかに星が光っていました。
不気味に光る薄黄色の三日月は紅い雪を照らし、紅い雪はきらきら光りました。
なぜか私の目にはそれがたまらなく美しく感じ、興奮しました。
最も恐れていたものは黒い染みとなってすでに私の心を占領していました。
湖にはもちろん私が恐ろしいと感じた薄気味悪い月があり、
不気味な月を見ているとまるで月が私を突き動かしたかのような気になりました。
しかし月はただ冷たく私を見つめているだけでした。
皮膚を突き刺す冷たい夜風は私の行為を責めているかのようでした。
ただ、もう戻れないような気がしてなりませんでした。
もう冷たくなった母の体は赤黒くなった血液は粒や線状になりぼそぼそと固まっていました。
霜が降りてぱりぱりになった体毛には早くも虫がたかっていました。
母の角は森の木の枝の一部となり、夜の森の静寂を保っていました。
そしてまた今年の冬もそれを思い出し私は危険な衝動に駆られました。
あの風景をもう一度みたい。と。
480名無し物書き@推敲中?:05/01/27 01:16:10
母の体は赤黒くなった血液は

母の体の赤黒くなった血液は

にしておいてください。
481名無し物書き@推敲中?:05/01/27 01:34:45
今から過去の思い出に移るときに、間を開けてみてはどうだろう。
あそこで段落も何も無く、今→過去が直通してるように感じてちょっと違和感があった。
あと、感情面と現実の出来事に妙な差異を感じるけど、多分コレは「いきなり撃ち殺された」という状態そのものに決着ついてないからかな。
いきなりどこからともなく銃弾が飛んできたように思えてしまう。
後は特に気になるところは無いなぁ。個人的には好きな話かも。
482名無し物書き@推敲中?:05/01/27 02:46:07
ttp://www.i-matiuke.com/hon/yuuzutu/
ttp://id7.fm-p.jp/2/right/
このような文章で公募を考えています。
あと、私の小説の書き方などもついでに載せときます。これでも作法とかにうるさいので。
ttp://www.i-matiuke.com/hon/moribbs/mread.cgi/ss/1106013482/l10
ttp://www.i-matiuke.com/hon/moribbs/mread.cgi/ss4/1106443275/l10
ttp://www.i-matiuke.com/hon/moribbs/mread.cgi/ss4/1106640420/l10
483名無し物書き@推敲中?:05/01/27 02:59:10
>482
誤爆?
484名無し物書き@推敲中?:05/01/27 03:11:43
>>482
うん、誤爆と言う可能性を無視してマジレスしていいか?
上のURLの小説、個人的にかなりツボ。すげぇ面白い。
返信できない、欠席不可の招待状って出た瞬間何か総毛立った。
どこに出すかは知らんが、ちょっと教えれ。ラノベ系だったらかなり良い線良くと思う。あくまでも俺は、だが。

軽く読んでみたが、正直気持ち悪かった(褒め言葉)。
ただ、携帯用らしくてブツ切れ気味の文章がちょっと辛い。
内容に関しては、多少くどいような気はしたが……どこがどう、とは言えんのが俺の限界だな。
むう、サイトからメアド送って纏め読みしたくなった、とだけ付け加えさせてくれ。
485名無し物書き@推敲中?:05/01/27 10:43:17
>>482
視点のゆれが気になります。
電話口してる先で相手の右手に封筒が握られていたとは何事ぞ。

あと
>『普通、出席欠席って丸を付けて送り返すようになってるだろ? でもこの招待状にはそれがない』洋輔は真顔で、テーブルの上に招待状を拡げながら続けた。
>『欠席は許されない。俺たちは出席するしかないんだ』
この論理の飛躍は素敵過ぎて笑えました。わざとですか?

こっから先は読んでないんで、了。
486名無し物書き@推敲中?:05/01/27 13:48:32
482=484
m9(^Д^)プギャー
487名無し物書き@推敲中?:05/01/27 17:23:52
批評者レベル低すぎね?
488名無し物書き@推敲中?:05/01/27 17:28:57
無視されたのか。
お願いしてみ。誰が何か言ってくれるだろう。
酷評受けたんだったら、黙って泣いてな。
489名無し物書き@推敲中?:05/01/27 17:35:00
誰も479にはレスせんのか?
490名無し物書き@推敲中?:05/01/27 17:57:29
せん
491名無し物書き@推敲中?:05/01/27 18:24:22
>>489
俺しようか?確かたかへろってやつは中3だったよな。ま、前よりはうまくなっていると思うし、描写が好き。
想像すると結構いい景色かもな。夜と昼の美しさのギャップもよかったと思うし、主人公の心理もうまかった。
無機質で恐ろしかった。母の角は木の枝となりってあってけどもちろん比喩だよな?じゃなかったら萎える。
てか、主人公たちは人間だと思っていたけど実は鹿かトナカイっていうオチ?
だれか続き頼む。
492名無し物書き@推敲中?:05/01/27 20:57:45
あれだな。
次からこのスレ
「一般読者として二、三物申す」
とかにしたら?
レベル低すぎて見てる方が恥ずかしいにゃあ。
493名無し物書き@推敲中?:05/01/27 21:28:15
名前蘭にfusianasanと入力して書き込めばOK
494名無し物書き@推敲中?:05/01/27 21:31:34
犬は吠える、されどキャラバンは進む
495名無し物書き@推敲中?:05/01/28 00:18:31
つーか、2ちゃんに何を求めてるんだ?レベル低いっつう奴は。
レベル高い批評が本当に見たいんならここに来るような間抜けはしないだろうし。よく解らん。
496名無し物書き@推敲中?:05/01/28 08:30:25
つまりはレベルの低い連中が必死になってレベルの高い批評をしようとしているのを
間抜けで滑稽だなぁと嘲笑いつつ自己満足に陥るためにやって来るのだろう。
497名無し物書き@推敲中?:05/01/28 12:04:36
んだ。
498名無し物書き@推敲中?:05/01/28 19:26:53
まさに不毛ですね。
499名無し物書き@推敲中?:05/01/28 20:04:06
昨夜初めて女の子のマンコに僕のチンコを入れてもらえました。
マンコの中は暖かかったです。
下も上も繋がったまま、夢中で腰を振りました。
20年以上毎日続けたオナニーとは全く別物でした。
セックスっていいものですね。
僕の今後の人生、変わるような気がしています。
僕は35歳独身です。
500名無し物書き@推敲中?:05/01/28 20:14:54
おおっ同志よ!
全く同じような経験を、俺も昨夜したぞい
ちなみに47歳独身です
5011/2:05/01/29 04:26:53
批評お願いします。


 最近、食べ方が汚くなった。私はご飯を口に詰めながら思う。
 グラタン皿に入れたチキンカレーを前にして、スプーンを掴んでよっしゃ食うぞーと己を鼓舞したのは
二十八分前。やっとスプーンをルーの海に投下したものの、飲みこむのは吐き気とご飯だ。通常なら食欲
をそそられるはずのスパイシーな香りは全く役に立たない。ルーはスプーンからボタボタ落ちた瞬間芋虫
を潰した時より気持ち悪いナンバーワンになった。私の食欲はすでに減退どころかこの戦場を撤退してい
る。抵抗も無くつついたら割れるジャガイモも、角の無い真っ赤にほてった人参も、溶けかけて甘い玉ね
ぎの破片も、なにか呪を受けているんじゃないだろうか。なんでこんな不愉快極まりなくしかも東西南北
食材の生産地のすみわけを越えて隣あうという野暮と無神経をあえて混在し節操無く匂いを振り撒くとい
う料理などがあるのだ。いや、料理自体は悪くないし、作った人間を責めるわけでもない。悪いのは食欲
だ。食欲こそが調理という罪深い行動に人を走らせコックを罪深くし辛味甘味酸味苦味の盾の中に食欲に
対する母体回帰の短剣を隠させて胃袋を刺し満腹中枢を占領するのだ。
 なんたる悪逆、なんて許せぬ所業。
 まったく救いがたいわ。そう思いながら、息もできないくらいに口一杯に米を詰めてやっと私は噛むこ
とができた。
 前歯がご飯をまくんまくん何度も割り、唾液を絡ませて通りやすくなった頃を見計らって嚥下する。食
べ物が喉を押し開いていく痛みにはもう慣れた。水という頼れる相棒が皿の横でスタンバっているのもあっ
て詰まったときも心配なし。
 料理を敵のように苦々しく思うのも最初の一口だけで、あとはハイテンションで鳴るお腹の胃袋が嬉し
がるので躊躇い無くスプーンを口に運べる。なんて美味しいんだろう。本能を満たすとはこれ至福ならん
や。生きるとは快楽ならんや。
 わかっているんだ、食欲が無くなる理由なんて。
「ああ……叫ぼうかな」
5022/2:05/01/29 04:27:26
 スプーンの先を唇にあてたまま、私は一人ごちる。海馬の新しいスター、彼氏の三ヶ月目の浮気は縦横
無尽の活躍で私の日常を掻っ攫ってしまってこうして私は食べ物も喉を通らない。通すけど。
 私の食欲がないのは涙が出ないからだ。
 出る物が無いから入る物も無い、需要と供給はとうに相互不信で打ち捨てられている。そして私は食欲
回復の為に、料理なんてやり始めて捨てるのは勿体無いし! という大義を作って、食事する事に理由も
作る。
 彼は痩せすぎた子は好みではないのだ。
503自分の発言に自信が無い:05/01/29 05:27:33
良くかけていると思う。
ただ個人的には一部テンポに乱れがある様に思えたので推敲をもうちょい希望。
ジャガイモ、ニンジン、ターマネギの所がちょっと寂しくてもったいないと思った。
戦場の比喩からジャガイモを砕くとこにいくからそういう流れなのかと思ったら
別に特殊な比喩じゃなくて普通の描写。
こういう繋がりの無い単発比喩が俺にテンポを悪くさせてると思わせてるのかも。
でも全体的に良いノリしてるし、読んでて面白かった。ダメと言いたい訳じゃなく、あくまで参考程度に。

あと前半のハイテンションに比べ、料理をおいしく食べ始めたところの描写が3行なので何か寂しい。
ダラダラと書いちゃいけない場所だから短いのはよろしいのだけど、こうも極端にトーンダウンされると
俺がついていけない。

>芋虫を潰した時より気持ち悪いナンバーワンになった。
違和感アリ

ところで”まくんまくん”って何かと思ってググったら方言なのね。関東人にはわからなんだ。
作品の一部なら良いけど、これで完結だったら共通語にした方がよいかも。雰囲気出すにしても意味がわからない。
504名無し物書き@推敲中?:05/01/29 12:19:20
「う〜トイレトイレ」
今、トイレを求めて全力飛行している僕は、
地域の小学校に通うごく一般的な11歳。
強いて違うところを上げるとすれば足がちょっと臭うトコだナ――
名前は男子児童(11)。
そんな訳で帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見ると、僕の足をじって見てハアハア呟いている男子生徒(16)が座っていた。
(ウホッ! いいフェチッ子……)
そう思っていると突然その男子生徒(16)は僕の見ている前で
ナ○キパッケージの箱を開きはじめ、ナ○キのNEWモデルを取り出したのだ……!

「 履 か な い か 」

「足のにおいをかぎたかった」男子小学生に次々と抱きついた少年逮捕−滋賀
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1101434199/
505501:05/01/29 13:16:21
>503
うーんなるほど。単発比喩はノリと思いつきでよくやるんで、言ってもらえてよかった。
具体的に指摘してもらったから気づけたのもあるし、すごく参考になりました。
ありがとうございます。

まくんまくんは共通語と思ってた。恥っ!
506名無し物書き@推敲中?:05/01/29 13:30:27
>>502
”一人ごちる”、辞書ひいてみ。
5071/2:05/01/29 17:09:44
 今日和、先生。最近ちっともお出でにならないと思ってたら、
何でも風邪をお召しになって臥せっていらしったとか。
どうかお大事になすってね。いつも御無理ばかりなさるから、私、心配よ。
でも、丈夫な先生がお風邪だなんて珍しい。初めてじゃなくて?
 そう言えば先生。先生が結婚なさるなんて、まさか本当じゃないでしょうね。詰まらない冗談は嫌よ。
私がうんと小さい頃、お嫁さんになりたいと言ったら快諾して下すったこと、昨日のことのように覚えているもの。
その後先生、金木犀の匂いに鼻をやられて、くしゃみなすってたわ。
そいで、先生も私も笑ってしまったんだったわね。
ちょっと肌寒い陽気も、飴みたいに澄んだお日様も、全部覚えてるわ。
私、ずっとずっと、そのお言葉だけ頼りに頑張ってきたのよ。
それもこれも、先生が喜んで下さるかしらって、その一念よ。
 なのに、白い御着物着せられて、席についたら
私の生涯の御主人様が先生じゃないなんて、耐えられやしないわ。
それだのに父は、ヤマナシだとかいう人をひっきりなしに連れて来ては、私の婚約者だと言うのよ。
お名前は確かに面白いのだけど、でもそれだけのお方よ。ご本人はね、全然面白くないの。
先生の方が断然猛然全然面白くってよ。
5082/2:05/01/29 17:10:16
 ここまで読んで先生、どう思われたかしら。
結婚を嫌がる若い娘にありがちな、悲劇に酔ったみたいなたわ言だなんてお思いかしらん。
いいえ、いいえ。先生、私、真剣よ。真実、心の奥底から、天地天明にかけて真剣よ。
だからね、先だってヤマナシさんとお会いした時に、私、思い切ってヤマナシさんを刺してみたの。
痛そうにしていて申し訳なかったけれど、仕方無いわね。父に逆らうわけにもいかないし。
それに、これで先生と一緒になれるんだわって思ったらね、そんな些細な事どうでも良くなってしまったの。
それで浮かれながら旅支度なんてしていたら、トメが見に来て、どうしてだか私を止めるから、トメも刺したわ。
そうやって何人か(何人だか覚えてないのだけど)刺して、そうしたら、お部屋が真っ赤になったわね。
まるで血の海だわ。言い古されてるけれど、使ってみると案外洒落た言葉みたい。
それを見ていたら、何だか目の前が白くなって……。いやだ、貧血なんかじゃなくてよ。
そうね、きっとあれは私達の門出を祝っての光だったんだわ。
 先生。私、この手紙を書き終わってしまってから、先生の所へ伺います。
手紙より先についてしまっても、それはご愛嬌。あまりお笑いにならないで下さいましね。
 それでは先生。慌しいけれども、この辺で失礼致しますわ。


---------------------------------------
初晒し。
どなたか批評お願いします。
改行少なくて見にくかったら申し訳ない。
509名無し物書き@推敲中?:05/01/29 18:06:24
>今日和、先生。

のっけから新しすぎる!!
510名無し物書き@推敲中?:05/01/29 18:11:10
>天地天明にかけて

ま…まさか、天地神明のつもりなのかっ!?
511名無し物書き@推敲中?:05/01/29 18:11:51
>初めてじゃなくて?

どんだけ丈夫なんだ。
512名無し物書き@推敲中?:05/01/29 18:12:46
>金木犀の匂いに鼻をやられて

くしゃみって匂いで出るもんなの?
513名無し物書き@推敲中?:05/01/29 18:15:12
しかし気持ち悪い文章だな。

いやいい意味でね。
514名無し物書き@推敲中?:05/01/29 18:48:13
自作自演乙
515名無し物書き@推敲中?:05/01/29 19:08:42
なんつーか、俺すげー面白ぇ文章書いてる、って考えながら書いてそうな文章って吐き気がするよね。
いや、どれとは言わないけどね。どれとも言えないしね。
516名無し物書き@推敲中?:05/01/29 19:15:08
すごいねwそんなん分かるんだ。やっぱ数こなしたから?それとも同類だから?
517名無し物書き@推敲中?:05/01/29 20:23:18
今から投稿します。評価よろしくお願いします。


「ねぇ、おばあちゃん。怖いお話聞かせて。」
孫って本当にかわいいもんですね、私は孫がかわいくてかわいくて仕方ないんですよ。
「もちろんいいよ。」
私は編物を編む手を止め、にっこり微笑えんだ。
外はもう暗くなっていて、の古びた木製の窓はがたがた音を立てて震えていた。窓の隙間からはひゅうひゅう風が入ってきて外の木は激しくこうべを振り回していた。
「ほら、今夜は冷えるから、しっかりお布団にはいりなさい。」
「はぁい。」
だらしなく返事した孫は、じっと窓の外を見つめた。
「それにしても不気味な夜だね。あれ、なんか聞こえるよ。何かの鳴き声かなぁ。」
確かに不気味な夜だ。孫も怖がってるのだろう。言葉は強がっていたけど眉毛はハの字になっていた。
「本当に、小百合は怖がりなくせして怖い話が好きだね。」
「うん。」うつむきながら孫はうなずいた。
「おかしな子だね」と私が笑うと孫は少しほっとした顔をして顔をあげた。
「う〜んと怖い話をお願いね。」
「そうだね。」私は語尾を延ばして何を話そうか考えた。そうだ、飛び切りの話がある。それにしよう。
「それは小さな廃れた村で起こったお話。孫と二人っきりで暮らしていたおばあちゃんの話だよ。そのうちは貧乏でね、毎日食べる食事にも不自由していたんだ。
だから二人はよく人の畑に入って食べ物を盗んでいたんだ。もちろん村の人も薄々気づいていたんだけど誰も指摘しなかったんだ。貧乏になったのにもかわいそうな理由があったからね・・・。」
518名無し物書き@推敲中?:05/01/29 20:25:31
「なんか、おばあちゃんと二人暮しってところは似ているね。で、理由って何?」
「何でもね、殿様がひどい殿様で税を納めないものはみなの前で打ち首にしたんだよ。
それで村人はたいそう怖がって何とかして納めようとしたんだけれども、その女の子の父親が殿様に講義したんだ。
お願いであります。もう少し人の命を大切にしていただけませんか。ってね。
殿様はご立腹して女の子の父親と、母親も同罪として打ち首にしたんだ。そのことを村人はわかっていたから盗んでいても何もいわなかったんだよ。」
「へぇ。私たちの殿様はやさしくていいお方だよね。」
「ああ、そうだね。でもある年、ものすごい嵐がきて畑の作物のほとんどがだめになっちまったんだよ。
村人全員も苦しい思いをして、毎日の食べ物にも困ってしまったから今年ばかりはおばあちゃんたちに目を瞑ってくれなかったんだ。それでも酷い殿様はね、
去年と変わらぬ税を納めなさいと言って・・・・。そんなの、凶作で無理だとわかっているのにね。それでそのおばあちゃんは殿様を殺したんだ。」
「えっ?そうなの?でもそのおばあさんにそんなことできる力があったの?」
孫は驚いた顔で私に質問した。
「ああ。何でもそのおばあさんは殿様に献上する食べ物に毒を混ぜたらしいんだ。
それで殿様はぽっくり逝ってしまってもちろん家来も死んでしまったんだよ。村人はたいそう喜んでね、城にある食べ物をみんなで山分けしたんだ。
でもそのおばあさんと女の子には分けてあげなかったんだよ。」
「えっ?どうして?」
519名無し物書き@推敲中?:05/01/29 20:27:21
「人って醜いもんだねぇ。その年は凶作で苦しんでいたからみんないっぱいいっぱいだったんだよ。
だからおばあさんたちに、いつも盗んでいたのだからその分はこの殿から奪ったもので返してもらう。
って言ったんだよ。ばあさんは悔しくて悔しくてね、ばあさんが殺したのにひとつも米粒のひとつたりともくれなくってね。
ばあさんはその日からおかしくなったんだよ。いつも髪の毛をぼっさぼさに乱してねなにかぶつぶつ呟いているんだ。
近寄るとすえた臭いがしてねたまらなく臭かったんだよ。そのうちある女の子が殺されたんだ。体中血まみれで木にぶら下げられてたんだって。
発見したのは皮肉にもその父親でね、暗い夜、おっきな月に照らされて娘がぶらんぶらんとゆっくりゆれていたそうよ。
その三日後、次はある男の子が殺されたんだよ。赤黒い血で体はぬめぬめ光っていたんだって。
それが道端で転げていたもんだから夜馬が踏んで通ったのか、頭が潰れて目玉がころころと転がっていたんだよ。
また三日後には女の子が見つかったんだ。これは殺されたのかはわからないけど、浜辺に打ち上げられていたんだ。
もう何日も流されていたせいか、体中ぼてぼてに膨らんで、目鼻の凹凸が削り取られていたんだよ。
何より嫌だったのは腐った魚のような腐臭がしてね、みんなは気味悪がって近寄らなかったんだけど、そのままにしておくのもいけないから紐で縛って運ぶことにしたんだ。
520名無し物書き@推敲中?:05/01/29 20:29:22
巻いて引っ張ったんだけどね、紐がどんどん肉に食い込んで、腕がぽろっと取れちゃったんだ。
こんな事件が続いてね、みんな恐れ始めたんだ。次はうちの子かもしれないって。
しかも恐ろしいことに殺された子供の内臓は盗られていたんだよ。
犯人を捜そう探そうとしているあいだにもね、また殺されたんだ。男の子だったんだけどそれはもう虫がたかっていて見れる状態じゃなかったんだ。
目にも虫がもぞもぞ入って口からも太い芋虫が入り込んでいたんだ。擦り切れた足の肉には砂がついていてね、
まるで馬の肉の干物のようだったよ。もちろん内臓はなかった。この犯人は実はあのおばあさんだったんだよ。
食べ物が尽きて本当に死にそうだから人を襲ったんだって。おばあさんが居ないときに村の若者がおばあさんの家を調べに入ったとき見つけたらしいよ。
大きなつぼに入った腐臭を放つ内臓を。村人は恐れてもうそのおばあさんには近づかないようにしたんだ。
でもたまに野菜などを分けてくれるようになったんだ。
もう襲わないでくれという遠まわしな願いだったのかもしれないね。
でもおばあさんは人の肝の味を覚えちゃって、殺したくてたまらなかったんだよ。
それで孫を殺すことにしたんだって。」
孫はすうすう寝息をたてながら寝ていた。やっぱり孫はかわいいもんですね。
私は舌なめずりをして、孫の顔を見つめた。
「ちなみにね、その人殺しのおばあさんの孫の名前は・・・・・やっぱりやめておこうかね。
もう寝ちゃったもんね。」


以上です。たかへろでした。お願いします!!
私は孫を愛してますよ。
521名無し物書き@推敲中?:05/01/29 20:43:49
なんかすらすら読める文だけど、内容に重みがないな。もっと不気味にするなら徹底的にすればいいと思う。
ま、所詮中学生なんてこんなもんだろ。
522名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:03:59
>その女の子の父親が殿様に講義したんだ。
その講義を一度受けてみたいね。
>殿様はご立腹して
私はご立腹しました。
あなたはご立腹しましたか?
523名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:21:05
>>516
同類だからに決まってんだろ、タコ!
524名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:27:55
つまんねー文章だなぁ展開も不自然だし、と思っていたら、

>以上です。たかへろでした。お願いします!!

この大どんでん返しのオチにめっさ笑いました。
あんた天才だよ。まじパソコンの前でこんなに笑ったの初めてだよ。
これからも頑張ってお笑い芸人目指してくれ、お前ならやれる!
525名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:51:39
でも文章は気味悪いな。
526名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:53:40
>>522
講義はタイピングミスだろう。
でも、ご立腹って言うのは別に変じゃなくないか?
527名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:55:00
たかへろなんだかんだで打たれ強いな。
528名無し物書き@推敲中?:05/01/29 21:55:36
>>507
何か現代人が昭和の匂いを出そうとした感がある。
あと雰囲気が重要な作品だからこそ語彙の選択が重要、時折変な場所がある。
読みやすい事は読みやすいのだけど、なんかサッパリしすぎて作品とあってないのだよね。
あと書簡体形式にしてはおどろおどろしさが足りない。夢キューを読み耽るべし。
刺した部分のボリュームが足りない。主人公の中では大したこと無い事件だから書きすぎても不自然だが
これじゃ読者に不親切。盛り上げどころを盛り上げてくれ。
529名無し物書き@推敲中?:05/01/29 22:12:16
>>517-520
地の文がないのでほとんど守備範囲外。なのだけど批評してみる。

まずおばあちゃんが孫に語るには語彙の選択が微妙。
現代に生きる大人の男がババアの着ぐるみきて喋ってる姿が浮かぶ。
流れ的にオチが丸わかり。もうちょっと隠す努力を。
こういう誰かがひたすら語る形式は本当に誰かが会談話をしているような
独特な空気を作るのが特徴。なはずなのに全然そういうのがない。
たぶん描写不足のせいかな。人死にが出るあたりが淡々と語りすぎて、オヒョイさんみたいな感覚が出ない。

あとストーリーに突っ込むと
老人、しかも女性には人を吊り下げる力なんてない。
殿様も殺してしまうような奴らが基地外を生かしておくと思えない。
ガキも寝てないでおびえてやれよ。
530名無し物書き@推敲中?:05/01/29 22:24:51
>現代に生きる大人の男がババアの着ぐるみきて喋ってる姿
だれかこの絵キボン
一族じゅう笑いがとまりません
531名無し物書き@推敲中?:05/01/29 23:22:14
>>526
おまい、「この電車はご乗車できません」が正しい日本語だと思ってる口だな。
532名無し物書き@推敲中?:05/01/29 23:29:15
でも、たかへろの、あの婆は怖いなwうまくやればいい作品になるかも。
533ナイトロウ ◆8jBqY.xodw :05/01/30 09:13:00
 片づけられないままの机の上を一条、煙が立ち昇っていく。
 彼は煙草をくわえる時に、心持ち顎を上向けるのが癖だった、というのも、
煙が前髪にかかるのが厭だったので。
 ラジオから気に入りの歌が流れてきたので、つと煙草を灰皿代わりにした
紅茶の缶の端に乗せ、身体を屈める。
足元に置かれたヘッドフォン、伸びた髪を耳の後ろに回して、掛けて、デッ
キにジャックを差し込んでヴォリュームをいくつか上げた。
 歌うのはまだ若い、二十歳を過ぎたばかりの女、留学中にデビューが決ま
り先日初めてのアルバムを出した。
 置いた煙草を手に取る彼は、それで一度缶を叩いて灰を落とし口に遣り、
深く肺に煙を吸い込む。
 歌は佳境に差し掛かる、頭の奥で響く音を聞きながら、一筋頬に落とした
ものは。煙草をくわえたままの唇は真一文字に絞められて、彼の心境、境遇
を物語るよう。
 僅かに口が開けられる、煙が細く吐き出される。低い天井にも達することなく紫煙、その色を失っていった、厚
いカーテンの締め切られた部屋の中。

---
みんなおはよう
534名無し物書き@推敲中?:05/01/30 18:41:33
がたんごとん
電車の窓から見える景色は、常にやや黄緑の入った黄土色の山。ぽつんぽつんと古びた家が建ち、その周りには広大な田畑が広がっている。
「次はーG町。G町。」
しゃがれた男性のアナウンスが流れる。自然にリュックを握る手に力が入った。久々の帰郷への期待と緊張からだろうか。
電車は少しずつ減速し、やがて目の前の景色が駅のホームになり、停止した。
ぷしゅーというドアが開く音が聞こえたので立ち上がった。
車内を見渡すともう乗客は私だけになっていた。
私の故郷はかなりの田舎だった。今ではもう過疎が進んでほとんど若者はいない。昔は子供が駅の近くの駄菓子屋に集まったりしていたが、彼らは職を求めて都会に出た。
駅前であるにもかかわらず民家や田んぼが広がり、稲は夕日の光を受けて赤くゆれていた。
人が消えればこんなにも変わるものだろうか・・・・。すっかり廃れてしまった故郷を見て懐かしい幼少時代がよみがえった。
「おーい、ゲンちゃん、こっちだよ。」
535名無し物書き@推敲中?:05/01/30 18:42:29
ゲンは私の幼少期の呼び名だ。
「おお、テツ、元気だったか?」
「うん、元気だった。」
テツは禿げ上がった頭をさすりながら答えた。幼少期の健康に日焼けしたテツの面影はなく、目の前にあるのは中年男性の姿だった。
おでこを脂で光らせ、腹をぽっくり出した中年男性。
「ゲンちゃん、年取ったなあ。髪の毛真っ白だぞ。」
「テツこそ、見事に禿げ上がったじゃないか。」
私は笑って見せたがゲンちゃんは気にしていたらしく、寂しそうに頭をさすった。
「そうかあ・・・はははは。」
顔を上げず、悲しそうに笑ったゲンを見て、気まずくなってしまった。
「そういえば、ゲンちゃん、42年ぶりの帰郷だったな。どうだった都会は。」
テツは話題を変えようと私に尋ねてきた。そうだ、私は12のとき親に連れられてここから出て行った。
「ああ、都会は疲れるよ。やっぱ故郷が一番だ。とっても懐かしいよ。」
「そうかそうか、戻って来ればいいじゃないか。」
「でも・・・。」またか・・・と思い、困惑した顔を作ってみた。
「・・・・ま、車に乗りなよ。」
テツと電話すると決まってそう言う。「戻って来い」と。私が不機嫌になるとすぐ止めるのも彼の癖だ。 
テツの車は白い軽トラで、所々泥で汚れていた。大げさなエンジン音とともに発進した車は、整備されていない道路の上でがたごと踊った。
砂煙が入ってきて目に染みたので窓を閉めた。手動のハンドルでまわす形式であったので、思わず苦笑した。
見渡す限り人は一人もおらず、明るい夕焼けはどこか寂しさを含んで沈もうとしていた。
寒風に吹かれる稲の音がするだけで、人間から発せられる音は何もなかった。
「なあ、覚えてるか・・・?」
テツはハンドルを握ったまま目線をそらさず尋ねてきた。
「ああ、あのことか・・・。」


536名無し物書き@推敲中?:05/01/30 18:43:55
それは小学生六年の私が引っ越した年のことだった。
緑あふれるこの村にはせみの鳴き声がうるさいくらいに響き渡っていた。
真緑の稲は太陽に照らされ黄色に輝き、風とともに波を作っていた。
道の端に流れる小さな小川はきらきらとビー球が流れているかのように輝いていた。
「おーい、ゲーン、遅いぞ!」
ランニングシャツを着たテツはいらついているようだった。
じりじりと太陽が照らす中、私は先を行くテツを追いかけ、一生懸命自転車をこいていた。
体に風を受け、シャツはばたばたと音を立ててはためいた。
鼻を通る風は鼻の奥に土や葉の匂いを残して過ぎ去っていった。
やっと目的地に着くと、先についたテツはあぐらをかいて自分の虫かごの中を眺めていた。
私の到着に気づいたテツは立ち上がりにっこり微笑みながら私に近寄ってきた。
急に止まったからか、いきなり太陽の熱を感じ、汗がたらたら出てきた。
そこはテツと私の隠れ基地で、森の中の木の上に建てたものだった。
「よっこらせっと。」
テツはおっさんくさい声を出して隠れ基地に上がった。基地は10メートルほどの高さにあり、現代の子達にとっては考えられない高さだった。
私たちはいつもここで駄菓子屋で集めたカードを交換したり、昼寝をしたりして集めていた。隠れ基地はとっても高くにあるため、大人たちでさえ見つけられず、もちろん内緒だった。
テツは私に手を伸ばし、私はその手につかまった。汗をかいていたせいか、テツの手は汗ばんでいた。
無事入れり、背伸びをした。たいていは日が暮れるまでここにいる。葉からこぼれるちょうどよい日光がほんのりと皮膚を熱して心地よかった。
テツは基地から森を眺めるのが大好きで、私も一緒に森の中を見つめるのが大好きだった。
テツはいつもどおり身を乗り出して眺めていた。私は反対方向を見ることにした。たまにいたちなどを見かけることがある。
すると遠くに小さな影が見えた。
それはゆっくりと近いていた。何だろう・・・。よく目を凝らすと人間の子だった。近所に住む4歳の男の子、ツヨシだ。
つたない足取りで体を大きく揺らしながら森を歩いていた。
迷子になったのだろう、彼は泣いていた。
537名無し物書き@推敲中?:05/01/30 18:45:02
「テツちゃん、ツヨシが迷子になっているよ。」
「テツちゃん、」
「静かに!」テツは声をひそめて鋭く言い放った。
「えっ、どうしたの?」私はわけがわからず普通の音量で聞き返した。
するとテツは急いで私の口を抑えて。指を指した。
テツが示した先には男がいた。見知らぬ男だった。ぼろぼろに敗れたワイシャツを着て、枝を杖にふらふらと歩いていた。
目つきはかなり危なく、何かぶつぶつつぶやいていた。それが目に入った瞬間体中から汗が出てきて声が出なくなった。
「わかっただろ、あいつは絶対危ないよ、だから静かに。」
テツは声を潜めてまた私に言った。
「で、でもツヨシが・・・。」
ツヨシは泣きながら歩いていたが、怪しげな男とは遠くにいてお互い気づいてないようだった。
「助けたら俺たちも危ないじゃないか。」
テツはいらだったように鋭く言い放った。
「そっそんな・・・。」
男は刻一刻とツヨシとの距離を縮めていった。秘密基地から20メートルくらいのところまで男は近寄っていた。
もちろん私たちの基地には気づかないはずだ。そう分かっていても気が気ではなかった。
よく見ると男の左手にはナイフが握られて、ワイシャツも何者かの血で汚れていたからだ。
息を殺し、頬を汗が流れた。のどの奥に力が入っているのがわかる。
ツヨシは秘密基地から30メートルくらいの位置にいる。男との距離は50メートル。
男が気づくのも時間の問題だ。危ない、ツヨシが殺される。
男は立ち止まった。どうやらツヨシに気づいたようだ。男は基地の真下にいて、にやりと笑ったのがわかった。
538名無し物書き@推敲中?:05/01/30 18:46:05
少し歩調を速めてツヨシに向かっていった。「くははははは、くはははは」と笑っているのがわかった。
男は枝を放り投げて左足を引くずりながら走った。そしてツヨシの口を塞いで抱き上げ、森の奥へ消えていった。
その日は気分が悪くなり、私とテツはすぐに帰った。ツヨシはもちろん家に帰らず、警察がきて捜索し始めた。
一週間後テツは腐敗した状態で見つかった。
テツの母はショックのあまり寝込んでしまい、村にとっては初めての大事件となった。
私もあの時助けてあげられなかったことを苦に、しゃべれなくなってしまった。
そのため私の親は都会大きな病院で直してもらうために転校したのだ。




「あのことはもう忘れろよ・・・・。」
テツはハンドルを握ったまま、また目を知らさずに話し掛けてきた。
「・・・・う・・・ん。」
絶対言えないな、ツヨシを殺したあの男が私の父だったなんて。





以上です!!たかへろでした。よろしくお願いします!!!



目前のサーマル王は紛れもなく王だった。
王座に深々と腰掛け、肘掛けにゆったりと両肘を突き、瞬きもせずにカーネルを見据える。
深夜に忍び込んできた、得体の知れない訪問者にも眉一つ動かさない。
カーネルの手に握られた長剣が自己に向こうとも、視線すら剣先に向けなかった。
王はただじっと、カーネルの両眼を見つめるのみだった。
カーネルは蛇ににらまれた蛙のように動くことが出来なかった。
松明のジリジリと燃える僅かな音が、ゆっくりと王室に浸透していく。
永遠に続こうかという膠着状態を破ったのは、サーマル王の口元だった。
「ワシに何か用か、若造?」
たった一言で、王室の静寂さは重苦しい空気となり、カーネルを押しつぶそうとしていた。
王の貫禄に満ちた言葉耐えきれずに、カーネルは一歩だけ後退りしてしまった。
「くっ!」
気圧されて攻撃すらできないことを悟られぬよう、カーネルは必死で口撃を始める。
「ざ、残念だが、お前のい、命は貰う……。ま、まる、丸腰では何もできま……」
不意に口元をゆるませた王が言葉を遮る。
「武器で優位に立ったつもりなら、さっさと掛かってきたらどうだ小僧?」
起死回生の言葉も、言い終わる前にサーマル王の一言でその意味を失った。
「くっ!」
カーネルの肺から絞り出そうとした一言も、幽玄な態度と言葉で掻き消され、苦渋の表情でサーマル王を必死に睨み付ける。
打つ手が無くなったカーネルの頭の中は、すべてが焦燥で覆い尽くされていく。
親のカタキが目前にいるのに、自分の体が思い通りに動いてはくれない。
普段は肉体の一部のような鎧も、重しのように体にのし掛かり、いくら体を動かそうとも金縛りは解けない。
王の威圧感と深夜の冷気が体を幾重にも縛り付ける。
正面から襲いかかるのは、サーマル王が一番対処しやすいはず。
左右に回り込めば、王は丸太のような手で手元の槍のようなものを掴み、心の臓を貫くのだろう。
王の深紅のマントの下から僅かに見える両の二の腕には、青い血管が隆起してはち切れそうな筋肉の山々を駆けめぐる。
格闘家をしてもあそこまでパンプアップ出来るものではない。
5メートルもの真鍮製の槍を片手で振り回し、燕を一刺ししたと言ううわさ話も、今なら大げさだとは思えない。
このまま逃げ去りたい。気持ちは既に逃走へと傾く。
しかし、目の前の王は文字通り親の敵。父は謀反を先導した罪に問われ、10年前に王の一太刀にて殺された。
母は父が殺されて場所で兵士達に嬲られ、自我を崩壊させられた挙げ句、未だに監獄に押し込まれている。
その時カーネルは立ちつくすしかなかった。
だからこそ、今は引くわけにはいかなかった。
自分の無力さを嘆いた。
そして何よりも、たとえ殺されてでも父と母を救う気持ちが欲しかった。
だからこそ、後悔はカーネルを変えた。
何もかも投げ捨てたそれからの10年間は、この日の為に費やしてきた。
がむしゃらに強さだけを追い求めてきた。その結果、この地方では知らない者は居ないほどの剣士へと成長した。
しかし、強くなったことが皮肉にも、王の中の王と言われるサーマル王との格の違いをカーネルは感じ取れるようにしてしまった。
僅かな動作や機微で、相手の強さを計れるようになってしまっていた。
草食動物はいくら努力してもライオンを食い殺すことは出来ない。
逃走あるのみだとカーネルの本能は告げる。
が、敵を討てる機会はもう二度と来ないだろう。
それにあの日に自分の命は捨てたはずだった。
だからこそ、敗走から踏みとどまった一握りの心に、体に、カーネルは勇気という名の鞭を打つ。
声にならない雄叫びを上げながら、両手で剣を力の限り振り上げ、カーネルはサーマル王へと突き進んだ。

以上です。

久しぶりの投稿ですが、酷評宜しくお願いします。
542名無しさん 参考迄:05/01/30 20:03:50

 マウスを色々使用しましたが、微妙な形状でしっくり来ず、長時間で嫌気さします。
 そんな思いを他の人達も経験あるかと、参考に記載します。コピー転載は自由です。
 この方法だと時間を掛けて自分の手に合うマウスを捜す手間が省け、安上がりです。 
 便利小物商品となり得ますが、公開された物には法的権利は生じません、ご注意を。

  手にマウスがシックリくる方法        2005.01.23
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
手の平を濡れタオル湿らせてマウスに乗せると、吸い付く感じを良く実感できます。

 各人の微妙な手の形状でなかなかこれだと言うのがないものですが下記だと何故か
 手の平と一体化したような感じとなり、兎に角とても具合が良いのです、お試しを。

 @ マウス背の曲面に滑り止め布を貼るとダントツ、後処理を考え両面テープを使用。
 700円位の強力な両面テープもあるが、布地なので100円の両面テープで十分です。
 片面をゴム糊なら、100円のキッチン隙間アルミ箔が接着力も強い (後で綺麗に剥がせる)
好みで側面に貼るも良いが、窪みや盛り上げを付けるなら別材料も考慮されたし。

 ? シリコン剤を塗る、屋根の隙間埋め、滑り止め軍手や子供用の靴下に点々のそれ。
 10cm位の小チューブ入りでも市販されている、でもマウスの材質面にくっ付くかな?
543名無し物書き@推敲中?:05/01/30 20:17:50
>>534
もっと感情を入れたほうがいいな。懐かしい昔と対比したいのはわかるけど、
もっと・・・なんかもっとな。
あとは、気色悪い男がいるところ。
あれはいいネタなのにもったいない。もっと緊張感持たせろ。
全体評価、100点中70ってとこかな。
544名無し物物書き@推敲中:05/01/30 21:52:36
ハニロウは、どうやら知り合いかな^^
(中学時代の・・・)
まあ、生きていてくれてうれしいよ^^
(会いたくはないけど^^)
しぶとく生きてけよ^^
545名無し物書き@推敲中?:05/01/30 23:46:24
>>534
もう少し変な男がきたところを深く書けばよかったと思う。俺が思うにたかへろは
少し変だけど成長してきていると思う。ま、叩かれながら伸びろ。藁。
546名無し物書き@推敲中?:05/01/31 02:39:41
みんな抽象性が足りなすぎ。
547名無し物書き@推敲中?:05/01/31 02:42:23
酒とバイトと作家の真似事。僕はこの生活を楽しんでいた。
四畳半の安いぼろアパート、けれど、僕にとっては天国だった。
アパートのすぐ向かい側は、京王線が通っている。
時たま、マッキントッシュを叩く音と、電車の騒音が絡まりあって、
心地よい音楽になる瞬間があった。そういう時の僕といったら、
まるでドラッグを打ったみたく気持ち良くなる。それが引き金となって、
僕の意識とは無関係に両手はキーボードを叩き始め、
ディスプレイには言葉が埋まっていく。脈絡のないストーリー、
意味不明な哲学、後に読み返すと、自分でもまったく理解できない内容だった。
だけど、内容なんてどうでもよかった。今の僕には、
その覚醒している瞬間だけがリアルだった。
548名無し物書き@推敲中?:05/01/31 02:45:06
「あっ」
右手に落ちた煙草の灰に気づき、僕は我に返った。時計を見ると、
0時を少し廻ったあたりだった。ほんの5分程度の短い覚醒だった。
ひどく体がだるかった。冷蔵庫から缶ビールを取り出し、
2、3口で飲み干す。キンキンに冷えたアルコールと水分が、
全身に染み渡る。
 覚醒した後はいつも、ひどい疲労感が伴う。そのため、
僕にはアルコールが必要不可欠だった。
冷蔵庫の横には箱買いしてある24缶入りの缶ビールケースが、
4段も重なっている。いずれはアルコール中毒になるのかもしれない。
いや、すでにそうなのかも。そんな心配をしながら、二本目の缶を開ける。
飲みながら、活字の埋められたディスプレイに目を向ける。
部屋の灯りはそれのみなので、僕の顔は不気味に照らされているだろう。
549名無し物書き@推敲中?:05/01/31 02:48:10
相変わらず、意味不明だった。
もう一人の僕によって吐き出された言葉の羅列は、
普段の僕では理解が出来ない。覚醒している間の記憶はひどく曖昧で、
靄がかかったみたいに思い出せない。だからいつも、
他の誰かが書いた文章を読んでる気分になった。
僕だけど僕じゃない、それがひどく可笑しかった。
不思議な笑いがこみ上げてくる。
 笑いながら僕は、手に軽く握っていた缶ビールを倒してしまった。
不運にもそれは、マッキントッシュの上だった。不快な電子音を鳴らして、
ディスプレイは光を失う。冷たい汗が全身から滲み、悪寒が走る。
キーボードを叩く。何度も何度も。部屋は闇に包まれ、その音だけが響き渡る

 僕は発狂した。叫び声は、電車の騒音にかき消された。

550名無し物書き@推敲中?:05/01/31 02:51:50
>>547
>>548
>>549
これで完結の話です。
意味不明な内容ですが、酷評お願いします。
551名無し物書き@推敲中?:05/01/31 03:07:55
>>550
縦読みなのかと思ってしまいました。最後の「僕は発狂した」ってのがとても唐突な気がします
シンプルに終えたいのかもしれないのですが、やはり変な感じがします。
他にもあるけど、ここが一番目立ちました。(他の例、初めの けれど、でつなぐのはおかしいのでは?
ドラッグを打ったときみたく…描写不足 etc…)
552名無し物書き@推敲中?:05/01/31 05:29:51
>>550
どこかで読んだような話。
たしかPSの「街」のシュレーディンガーの猫だったかな……。

余談はさておき、評してみる。
これと言うオチがない。尻すぼみな文章。
実体験(またはそれを元にした作品)なのでしょうか?
それから意味不明な内容、と自分で言うのはいただけない。
もっと自信をもって投稿してくれ。
553名無し物書き@推敲中?:05/01/31 07:46:41
>>547 
> ネタとコピペと職人の真似事。僕はこの生活を楽しんでいた。
> 四万円の安いぼろパソコン、けれど、僕にとっては天国だった。
> ネットのスタートページは、壺――にちゃんねるに続いている。
> 時たま、「ぬるぽ」を叩く音と、煽りの騒音が絡まりあって、
> 心地よいブンガクになる瞬間があった。そういう時の僕といったら、
> まるでドラッグを打ったみたく気持ち良くなる。それが引き金となって、
> 僕の意識とは無関係に両手はキーボードを叩き始め、
> ディスプレイには言葉が埋まっていく。脈絡のないぬるぽ、
> 意味不明な長文、後に読み返すと、自分でもまったく理解できない内容だった。
> だけど、内容なんてどうでもよかった。今の僕には、
> その糞レスしている瞬間だけがリアルだった。
554名無し物書き@推敲中?:05/01/31 08:07:46
>>546
いみがわかりません
555550:05/01/31 09:52:12
>>551
>>552
酷評ありがとうございます。
いいオチが思いつかなくて無理やりな結末にしてしまう
僕の悪い癖みたいです。
指摘されて再確認しました。
「街」はやったことないです。
実体験でもなく、僕の勝手な妄想です。
556名無し物書き@推敲中?:05/01/31 10:11:26
シュレディンガーの存在確立の実験
毒を盛った餌のやつか
557名無し物書き@推敲中?:05/01/31 15:41:50
>>554
んじゃ546じゃないけど。

抽象的な表現が必要というのは三島由紀夫が文章読本で言ってたけど
文章で具体的にそのまま表したって面白くも何ともないじゃない?
何故ならそのまま表すぐらいなら映画を作って映像で表現した方がもっと直接的に表現できるから。
そこを何故小説という媒体を選んで表現することにしたかという事。
小説を書くならば他の媒体には出来ない抽象性を売りにするべきである。
誤解を恐れず簡単に言うと遠まわしな表現、つまり文学的修辞って奴ね。
だから『がたんごとん』なんて音をそのまま表現しちゃってるじゃない? これはまさに具体性の塊なんですよ。

と、三島由紀夫が親の敵の様に嫌っている擬音(と井上ひさしが言っていた)に触れてみた。
別館向きのレスだったかな。
558名無し物書き@推敲中?:05/01/31 17:11:38
よろしくお願いします。一球入魂の作品です。

お れ の だ ち の 話 を し
ま す か な 。 生 ま れ は
え ど よ 。 飲 ん で は う
た う , い い 男 さ 。 ま
ち に い っ た ら , 美 人
の か つ て の 女 が 細 そ
う な て を 振 っ て , あ
ん ら よ く 来 た 私 と 結
こ ん し れ と 騒 ぎ 出 す。
559名無し物書き@推敲中?:05/01/31 17:20:31
どう読むんだ?
560名無し物書き@推敲中?:05/01/31 17:56:54
「食後の運動」 onegaisimasu
マスメディアがしきりに警告する生活習慣病なる言葉にびびった独身男が、今日も早起きをし朝食を食っている。
白御飯、アジの開き、納豆、たまご、海苔、味噌汁という典型的かつ理想的な日本の朝食だ。
炊き立ての御飯と味噌汁から立ちのぼる湯気が男の顔を優しくなでる。なでられたとあっては、食欲も
荒い吐息とともに燃えあがらずにはおれず、箸は勢い良く口へ運ばれる。味噌汁には、起床後に裏山で
採って来たキノコと豆腐が気持ち良さそうに浸かっている。大豆やキノコ類は体に良いらしいというので、
ますます箸は進む。「旨い旨い…」
そうして早くも食い終わり、食器を台所で洗っている。六畳一間に置かれたテレビから、
政治番組のオープニング曲が聞えてくる。コメンテーターは、パイプと「しかしやね」の関西弁がトレードマークで
評論家の林村健一、今日のゲストは元首相の下曽根康弘と現東京都知事の岩原慎太郎のようだ。
男は胃に不快感、指先と舌にしびれ、横隔膜の痙攣を感じながら食器洗いを急ぐ。
片づけが済み、入れたてのコーヒーを持ってテレビの前の床へ、ドカリと腰を下ろす。
テレビでは下曽根が憲法改正について何か喋っている。餅を詰まらせたような声。
その体や表情に動きが全く無く、口だけが動いている。
「腹話術の人形みたい」
そう思った瞬間、口に含んだコーヒーをプーッと噴出した。
「中共毛沢東はだね文化大革命で同胞を1500万人も殺しバカバカあいつらバカだから」と
罵倒を連発する岩原の顔面にコーヒーがぶっかかった。
「ぎゃははははははははははは」
男は腹を抱えて笑い転げる。
「そうバカバカいいなさんな。テレビやいうこと忘れたらあかん、しかしやね、いまええこというた」
バーコード頭が映し出される。画面の左上に8:15とある。
「815円……プッ…ぎゃはははははぎゃははわははははぬははは」
のた打ち回っている。だいぶ危ない。気が違ったか悪霊がとり憑いたか。
男は昼頃までのた打ち回り笑い転げた。そしてすこし落ち付いてから昼食の準備に取り掛かった。
「朝のはヤバかったなあ。死ぬかと思った。オオワライタケは効き過ぎる、と。
キノコダイエットもほどほどに、と。運動には効果的、と」
561名無し物書き@推敲中?:05/01/31 19:47:56
>>557
たかはしげんいちろうやじぇいむすじょいすはぎおんつかいまくりだよ
562名無し物書き@推敲中?:05/01/31 20:14:05
イラク人質 叩いた僕は 自分で自分を 監禁中
企業の倒産 喜ぶ僕は 就職活動 不戦敗
マスコミ嫌いな 僕の口癖 新聞ネタも 俺調べ
日本の伝統 褒めてる僕に 今では来ない 年賀状
韓国けなす 僕の自慢は 日本国籍 保有それだけ 
国家に貢献 叫ぶ僕は 町内会とか 大嫌い
親戚うざいと 言ってる僕は 未だに要求 お年玉
日本の過去を 賛美する僕 自分の現在 ほぼ終わり
女をくさす 僕に今まで まともに彼女 いた事無し
弱肉強食 説いてる僕は 何をやっても 必ず負ける
朝日新聞 嫌いな僕の ホームページは 顔文字日記
同人オタク 蔑む僕の スキルは 英検そろばん三級
ドキュンを笑う 僕は今でも 就職せずに ずっとプー
愛国語る 僕の納税 所得はゼロで 国民年金 滞納中
左翼を叩く 僕にとっては 社会の助け もっとも必要
主婦を攻撃 している僕は 家事手伝わない パラサイト
ボランティア 見下す僕と 付き合うことは ボランティア
他人に説教 している僕は 自動車教習 一回怒られ 不登校
公務員 リストラしろと 要求する僕 親が相談 それは保健所
銀行員の 給料下げろと 言ってる僕は 借りたものとか 返してない
抗議の電話を している僕は 対象企業に 書類落ち
少年犯罪 厳罰要求 している僕は ウィニーやって ゲームコピー
電車のケータイ にらむ僕 老人いても 席を譲らず ずっと寝たふり
障害者福祉 嫌いな僕は 人生の 障害物走 いきなりこけて 以来そのまま
563名無し物書き@推敲中?:05/01/31 22:37:11
 私は道を歩いていた。
 秋から、冬になる季節。夜が日に日に長くなる、そんな時期。
 私は空しかった。
 何が起きたかは言わないけど、空しかった。
 生きる意味が解らなくなった。
 生きる目的を忘くしてしまった。
 そんなある日の、真夜中の塾の帰り道。
 私の足は自然と人気のない街路地に向っていった。
 退屈な日常から離れた小道に、目から鱗の感動を期待した。
 小道はすぐに行き止まり。
 私のかすかな期待は、居酒屋のゴミ溜めに打ち砕かれた。
 ああ――こんなものか、世の中というやつは。
 私は夢見がちな少女から、一歩階段を上がった。
 現実を知る大人へと―。
 私は大通りへと振り返ろうとした。
 隣に深淵が口を開いていた。
 あれ、来た時に気付かなかったのかな。
 私はあたりまえのように、暗く、深い、虚穴に足を伸ばした。
 『そっちに行くのはまだ早い、君が行くのはまだ早い』
 我に返ると、虚穴へと進む足がコンクリートの壁を軽く蹴った。
 私は声の聞こえた方向に振り返った。
 居酒屋のゴミ溜めの中に、薄汚れたダンボールに入った黒い仔猫。
 くりくりとした赤い瞳がこちらを見据えていた。
 「行っちゃだめかな?」
 私は仔猫に問うた。だけど仔猫は首をかしげただけだった。
 「喋れないのかい?」
 私は仔猫に問うた。だけど仔猫は首をかしげただけだった。
 「君、私と一緒に来るかい?」
 私は仔猫に問うた。
 猫はダンボールから這い出して、私の足に頬を擦り付けた。
 その日、私は一匹の仔猫を拾った。
564名無し物書き@推敲中?:05/02/01 00:03:44
>>558
残り半分もがんばって欲しかったな。
565名無し物書き@推敲中?:05/02/01 00:12:29
>>563
ごめん、最初の5行でダウン

>私は道を歩いていた。
>私は空しかった。
こんな表現を一人称でやる意味があるのだろうか。
これじゃ単なる説明。

>何が起きたかは言わないけど、空しかった。
誰に語っているのか不明。そして何がおきているのかも不明。
これじゃ単なる怠慢。

まだ最初の行は許せる。出だしだからインパクト欲しいし、そういう理由ならわかる。
だけどこうも連続して突っ込みどころがあると、考えをもって書いたとは思えない。
故にそこまでしか読もうと思えない。
566たたた:05/02/01 01:29:55
行き交う人の多さに気分が悪くなる。
5メートル歩いては行く手が塞がれ、立ち止まることを余儀なくされる。
数本の前髪が額に張り付く。朝のニュースでは、今日の東京の天気は猛暑になり、夜は熱帯夜になると繰り返していた。
八月の新宿は、日中にアスファルトに蓄積された熱気と新宿の赤や黄色、緑などのネオンと相まって不快な気分にさせる要素に満ち溢れていた。
数本の前髪が額に張り付く。ビニール製の雨合羽を着、汗をかいた時のような嫌なべとつきを感じる。
平日であれば、僕の会社が入っているビルから三分程で新宿駅につくはずであるが、これから新宿に繰り出す連中と、日中に買い物などで訪れた集団の入れ替えの時間に当たるためか、どの歩道も流れは滞っていた。
新宿駅を目指して歩を進める紀伊国屋書店の下を歩いていると、これから繁華街に繰り出すのか、書店前の信号下の歩道に若い大学生風の数十人の集団が「ギャー」だの「イエー」だのの奇声を上げている。
集団の中の1人の男が指を頭の上に突き出し、群がれとでも言うような叫びをあげると周囲の数人の男達がそれに答え、男の指に我先にと群がる。
「うっぉうっぉうっぉ」と何かの怪しげな悪魔崇拝の儀式のように声を合わせる。まるで攻撃性を備えたハエのようである。
彼ら単体では、周囲を常に威嚇し肩をいからせているといった感じではなく、その場その場で求められている顔を演じきる器用さを備えた善良な市民に見える。
見かけは。



最近、書かなければ何も始まらないと思い立ちワード一枚ちょいだけ書いた者です。何を書いているのか伝わっているかどうかです。マジで上達したいのでレスお願いします。
567たたた:05/02/01 01:35:09
彼らの間をすり抜けるように申し訳なさそうに通行者は歩いていく。
ごくたまにしかめっ面を学生達に向ける者も居たが、それは学生たちを威嚇するような類のものではなく、むしろ彼ら以外の歩行者に自分は意思表示をしているぞ、という無益なメッセージを伝えているに過ぎない。
多くの通行人は迷惑なそぶりなど全く見せない。一様に能面のような顔をし、通り過ぎようとする。
突然、集団の中ほどから高い笑い声が聞こえ、学生達のうちの1人、茶色に薄く髪を染め、耳に小さなピアスをした男がはじき出された。
その拍子に三十前後だろうか、地味なOL風の女の背中にどんっと当たった。
ぶつかった衝撃で短めのヒールを履いたその女はバランスを崩し、ドミノ倒しのコマがリズミカルに倒れていくように、後ろ歩きをしながら不恰好に転がった。
転んだ拍子に重苦しい地味なベージュのスカートが膝上程までまくれ上がった。
色気を感じさせないやけに寸胴な足をさらした女は、まるで自分の内面を全て路上にぶちまけてしまい、それを必死にかき集めるようにスカートを直し、立ち上がった。
行き交う通行人は起きあがった彼女を見て、ある者は笑い、ある者は連れの者と意味ありげな視線を交わし合っている。
男は当たった女に一瞥をくれると彼女に対してではなく、弾き飛ばした仲間に
「いってぇなー。ふざけんなよー」とにやけながらつぶやいた。
女はおどおどと後ろを振り返り、衝撃の出所を探ろうとしたが、当たってきた男がその集団に「所属」している男だとわかると何も無かったかのように前を向き、
むしろ罪人は自らであると言った表情をしながら、なるべくそのハプニングの当事者であった事を押し隠すように群衆の中にそそくさと消えていった。
学生達は彼女が雑踏の中に消えていくのを見やりながら
「きもっ」とつぶやいた。


最近、書かなければ何も始まらないと思い立ちワード一枚ちょいだけ書いた者です。知りたいのは何を書いているのか伝わっているかどうかです。マジで上達したいのでレスお願いします
568名無し物書き@推敲中?:05/02/01 02:21:03
566と567は繋がっている話ではないのですね。
しばらく悩んでしまいました。私には文に無駄が多いような気がしました。特に566
えーと、これは小説の一部ですか。それともただの写生文ですか
文が今ひとつだったので、読んでいてしんどかったです
569名無し物書き@推敲中?:05/02/01 09:19:01
>>566
何を書いているのかはわかります
新宿駅の帰りにうざい集団を見たっていうのはわかる
しかし、じゃあ何を伝えたいのかと言われたらそれは
ちょっと理解しがたい。若者のマナーの悪さを訴えたかったの?
それとも、集団でいると気持ちを増徴させるっていう心理学的な
事実を表現したかっただけ?すまん、わからない。

まず、一番まずいのは、主人公のオッサンは何でそのグループを静観してるのか
だって通行人は迷惑なそぶりすら見せずに通りすぎていくんだよね
てことは、奇声は発するもののたいして目立ってはいないはず
しかも、グループだけを見るんじゃなくて通行人まで冷静に観察してるよね
このオッサンが何故こいつらを観察していたか全く見えない

変だったり過剰だったりする比喩が多い、比喩はニュアンスで使うな
悪魔崇拝って例えているくらいなのに通行人は気に止めずに過ぎ去っていく。
攻撃性と敢えて表現しているのに、ぶつかったおばさんには何もしない
もっと適切な表現があるんじゃない?


570名無し物書き@推敲中?:05/02/01 10:15:32
566さんはぶんがくっぽいしょうせつがかければそれでいいんですよ
あんまりくちだしするとうつになったりしちゃいますから
できるだけほめてあげましょう
571たたた:05/02/01 13:10:46
569さんありがとうございます。とりあえず意味が通じるかどうかが当面の目標だったので、うれしかったです。
比喩についてはうまいもんが見つからない時逃げる癖があるのでかなり図星です。

570さん。ほめられると調子こくタイプなのでつっこんじゃってください。
572名無し物書き@推敲中?:05/02/01 15:07:32
毎日私は電車で通学する。
私は決まった時間に電車に乗り、決まった席に座る。
これは私だけの事ではないだろう。
朝の電車は決まった人が乗ってくる。
その人たちが座る席はいつの間にか決まっているのだ。
私は今日も決まった時間に電車に乗った。
しかし、いつもと違っていた。
毎日私が座る席に見知らぬおっさんが座っているのだ。
新入りだ。
永久不変の通学電車におっさんが迷い込んだのだ。
私は決まった時間に電車に乗り、決まった席に座る。
私はおっさんのひざの上に座った。
573新作です:05/02/01 17:34:12
う き わで 許 可 水 域 に 入 る も , サ
ザ エ かて シ ん で し ま っ て い た 。
イ て つ い た 真 冬 の 氷 の 海 の 奥 フ
カ く タ ク る 網 も 心 無 き 誰 か に 破
ら れ カ ナ し い 思 い に 浸 る 。 あ ぁ
さ よ な ら よ , 私 の 愛 し た 日 本 海 。
574名無し物書き@推敲中?:05/02/01 18:27:57
五位は利仁のいう意味が、よくわからないので、こわごわながら、その弓で指差す方を、眺めて見た。元より人の姿が見えるような所ではない。

お願いします。
575名無し物書き@推敲中?:05/02/01 18:29:46
>>563
骨組み(最低限の構成)は悪くないと思います。
ただ、どのレベルをもって、よしとするのかは自分の問題なので
そこは難しいところだと思いますが、言葉の選び方に、少し稚拙さを感じました。
例えば
>>退屈な日常から離れた小道に、目から鱗の感動を期待した。
ストレートに申します。目から鱗という言葉は、この文節にはあまり相応しくないです。
これ以前の文章が明示している、
(つまり、読み手に伝えたかったのは)空虚感、失望などだと思いますが
(文中にも直接書いてある通り、それは十分に伝わってきます)
目から鱗という言葉は、一般的に
あっ!と、とんでもなく驚くような、身を仰け反らせて驚くような出来事に出会ったとき
使われます。
例えば、よく考えてみてください、
>>生きる意味が解らなくなり、目的を失ってしまったときに
人は、あっ!ととんでもなく身を仰け反らして驚くようなことに出会いたい。となるでしょうか?
言い方を変えます。
>>生きる意味が解らなくなり、目的を失ってしまったときに
主人公である私は、
なにか、この息が詰まるような雰囲気を変えて欲しいと、
心のどこかで、それを切望していた。とします。
そのときに、使われる、つまり上記の気持ちを表す言葉として、もっと相応しい言葉は他にないでしょうか。
必ずあるはずです。目から鱗のように、単なる驚き、主人公の心の内部には触れない、退屈さから、
違うなにかに変わることを、あらわす言葉ではなく
この文中に出てくる「私」の気持ち、つまり、切なさからの解放を、違和感なくあらわす言葉が選択できると思います。
それから、他にも、そのときの主人公の気持ちは違えど、同じように、言葉に違和感を感じる箇所が多々ありました。
改行の仕方や、視点の取り方に詩のような雰囲気を感じましたが、正直まだ詩といえる段階ではなく、上記のことと、
文中で使われる在り来たりな台詞、行動などから良くも悪くも、自分の子供のために作った絵本、という感じがしました。
576575:05/02/01 18:50:01
ただし、一番はじめに触れましたが、短い中での物語りの進行。
つまり構成(骨組み)はそれほど悪くないと思います。

>>566
567に関しては、集団というものの暴力性についてを主題として書いてあると思われますが、
文章的なつながりだけに関していえば、読んでいて特に違和感を感じませんでした。
ある程度のレベルに達しているのだと思います。
唯一、読みにくいというか、違和感を感じたのは
566の
>>数本の前髪が額に張り付く。朝のニュースでは、今日の東京の天気は猛暑になり、夜は熱帯夜になると繰り返していた。
ですが、後半部のニュースを伝える口調が、おそらく自覚してのことだと思いますが、他の部分と明らかに違います。
ニュースキャスターがテレビの前でいっていたことを想像し、それを直接、書いたのだと思いますが、
それならば、突然、雰囲気を転換するのではなく、変わる前に、
1箇所だけでも、転換があることを告げたら、なお読みやすいと思います。
例:
数本の前髪が額に張り付く。朝ニュースキャスターが仕切りに繰り返していた。
「今日の東京の天気は猛暑になり、夜は熱帯夜になるでしょう」

書いてある内容については、触れませんが
書きたいことが、ある程度のレベルで書けている文章だと思いました。

577自信作です:05/02/01 18:57:20
考えまくりました。絶賛のほどをよろしくお願い致します。

コイしらぬ乙女の心は無垢な純白
のイロよね。私は救いようのない
バカよ。愛し続けていたのは彼の
カゲ。死を賭したこの愛もこれで
スんだね。だって私の心はもうカ
レにカヨわない・・・さよなら。
578名無し物書き@推敲中?:05/02/01 19:02:57
歯痒さを感じる。
いつも、僕はそうだった。ただ、見ているだけではなにも始まらない。
はじめは、見ているだけだった僕もいつしか戦っていた。ただ
いつも残るのは、異常なほどの、悲しみと、虚しさだけだった。
そんな中で、僕は君に出会った。
うそなんかではない。
出会いは僕の全てを変えた。
すごいことだと、思わないか?
変われるのだ、人は必ず。
579名無し物書き@推敲中?:05/02/01 19:08:07
お金をくれれば

言われたものをだします

雨が降れば傘をだしますよ

晴れたらおうちでオナニーします

グチョグチョに濡らして

悲しみで人をたくさん集めますよ

580たたた:05/02/01 21:45:03
576さんありがとうございます。転換という考え方ははじめて知りました。言われてみれば、頭の中ですぐにイメージ出来ないなあと思いました。
次はそのへんのことも意識して全く別ネタで書いて見ます。
581581:05/02/01 21:58:26
 原因ってゆうのはきっとどこか物凄く遠い遠い、歩いてなんかじゃとても辿り着けないような隔絶された所にあるんだろうなあって、
漠然とだけど、それでもやっぱり今にして思えば、どこか酷く確信的に僕はそう思ってた。一日一日をなんとかやり過ごしていってる内に、
どうしようもなくその思いが僕の中で膨らんでいった。煮詰まった鍋の中のドロドロそっくりで、どんどんどんどん大きくなって、気持ち悪
くなって、だけどなんかほんのちょびっと気持ちよくて、それでもやっぱり耐え切れず、僕は板張りの床の上に思い切り嘔吐した。えれえれえれえれえれえれれ。
 口からだけじゃなくて鼻からも、心情的には耳からも目からも。胃なのか腸なのかは分からんけど、
なんかどっかの内臓から直行で逆流した吐瀉物を、涙で潤んだ眼で、それでも僕はじっと見詰めてた。
あーあほらしいゆかよごしちゃったよもううぜえああはながいてえのどもおえきもちわる。
目を逸らして懐から鼻紙を取り出しながらそんな風に思ってた僕の耳に、チャポンっていう酷く間の抜けた音が響いたのは幻聴なんかじゃない。
それが一体何なのか、僕にはその時分からなかったし今だって分かっているとは言い難いけれど、少なくとも今は認めてはいる。そいつの存在の感覚を。
 
582581:05/02/01 22:01:39
蛇だ。ゆっくりとゆっくりと、蛇がゲロの海から首を出した。首ったって、何所までが首かは僕には分からんけど。
その時僕には、僕の体の中から飛び出した吐瀉物で出来た30センチ四方かそこらの水溜りならぬゲロ溜りが、
アフリカだかのジャングルの奥の奥のそのまた奥にある底なし沼みたいに感じられた。鎌首を擡げてじっとこっちを見ている蛇を想像してくれ。
シャーッとかチーッとか。薄い和紙を引き裂いたみたいな息吹を、先が分かれた舌と一緒に耳まで裂けた口から吐き出す蛇だ。
胃液に塗れてヌラヌラと照り輝くその姿は、ぐちゃぐちゃになった膣の中に突っ込んだ後のテラテラかつギンギンとした性器の様な蛇だ。
その赤い赤い舌以外はまったくこれっぽっちも身動ぎしないもんだから、一見それは唯の趣味の悪い剥製に見えなくも無かったけど、
算数の先生が一生懸命計算して形を保っているような綺麗な綺麗な菱形の鱗だとか、口の隙間から覗くこれまた何処かの鍛冶屋が研いだような
スラリとした牙だとか、そして何よりその、真ん丸の中にジャックがナイフで切込みを入れた様な垂直の一線の入った眼玉が、僕に直感と確信を与えた。
ああ、蛇の目って猫に似てるなあって、そんな子供じみた感慨とは別に、確固たる思考のベクトルを与えたんだ。僕の体は全部、
未だに嘔吐から来る気怠い疲労感と困憊感と困惑から抜け出せず身動きを取れなかったけれど、奴はそんなことまるで気にする風でもなく、というより寧ろ、
僕の体から動く為のエネルギーを吸い取って動いてると言わんばかりに、その蛇はゆっくりと、その軟体を僕の方へと摺り寄せてきた。
583581:05/02/01 22:02:21

 理由は知らないが。その時僕にあったのは、僕の中に紛れもなく存在していたのは、嫌悪でも、恐怖でもなくて。何故だろう、はっきりと認識していたのは、
彼に対する紛う事なき賛美の念。降る雪を、眺める時に浮かぶ様な。風にたなびくカーテンを、見つける時に似た。疑う余地に、気付けない程の。虚飾を排した耽美の情。
ゆらゆらとその身を、縦に横にと揺らしながら近づいてくるその蛇と、瞳の視線を合わせたままに、僕達の距離はゼロに近づいて行き、
僕の唇と彼の舌が触れた後、僕の視界には唐突にシャッターが降りた。降り積もる雪が、カーテンの動きを停止させ、暗くなり、暗くなって行き、僕の意識もゼロになった。

出だしなんですけど、意見を聞かせて下さい
584名無し物書き@推敲中?:05/02/01 22:19:50
>>583
 どこを立て読みすれば良いのか。
その点を敢えて判り辛くしているところにこだわりを感じる。
 その路線でがんばってくれ。
585名無し物書き@推敲中?:05/02/01 22:37:47
>>581
文体的にいえば、リズム感はでていると思います。
但し、どういった感じの作品の出だしかはわかりませんが
この調子であと何十倍もの量を読むと思うと、少しぞっとしました。
ひとことで言えば、音楽のラップとか、レゲエのような感じだと思います。
ラップやレゲエは確かに音楽にのりやすく、聴いていて心地よいのですが、
歌詞に対してまったく意識が集中しません。
悪意ある言い方をする方がいれば、お経と揶揄されても仕方ないかもしれません。
まず、一番の原因は、なにが書かれているか、なにを伝えたいか、ということよりも
音読的な美しさを重視してしまった結果かもしれません。
もう少し文章的なめりはりと、言葉をじっくり選ぶと読みやすくなるような気がしました。
それから、形容詞や比喩はところどころ、なるほど、と感じるところが個人的にありました。
前後しますが、全てのものに形容的ないいかたをつけたら、それが埋もれてしまいます。
586581:05/02/01 23:38:04
>585
ありがとうございます。
自分が演劇の脚本を書いたりしてたもんで、音に拘りすぎてる所があるんですかね。
参考になります、ありがとう
587名無し物書き@推敲中?:05/02/01 23:39:58
>>1-585

オナニーするとき,ビデオの中の俺の抜きどころは,お
まんこ挿入シーンよりは声だな。いかされる時の喘ぎご
えで俺もいきそうになる。でも最近のはカメラの狙いが
下すぎて萎えるよ。あと,チムポは床に摩りつけるんだ。
手より全然感じるぜ。一度お前も試してみなよ。

なく子も黙る俺の太いやつぶちこ
んだら失神するぜ。俺のチムポに
にらまれた女は,みんな昇天して
しんじまいそうになる。挿れ始め
てすこし動くだけで,全身感じて
もれそうになるそうだぜ。
588名無し物書き@推敲中?:05/02/01 23:58:35
>>587
オナニーシーンの描写が足りない。出だしはもっとインパクトを出していこう。
マンコ挿入の場面は心情描写の見せ所なのでもうちょっと書いても良いと思う。
エッチの躍動感みたいなのも全然伝わってこないし、基本的に描写不足。
よがる声が抜きどころらしいが、その設定が生かされていない。というか俺は声よりビジュアル派。
りっぱなダンコンの描写は書いた本人はご満悦かも知らんが、チムポは黙る女も鳴かせる道具だ。間違えるな。
まあ後は推敲しだいでどうとでもなる作品だと思うよ。最終的には登場人物増やしてみて
しっぽりイケるものを書いてくれれば俺としても満足。ガムバレ
589名無し物書き@推敲中?:05/02/02 00:01:49
581はうまいけどね。他の奴よりは。
590名無し物書き@推敲中?:05/02/02 00:18:01
今、酷い自演を見た。
591名無し物書き@推敲中?:05/02/02 00:23:06
俺は581の結構好きだよ
何か町田康みたいな独特の空気がある。
多分町田康の作品をここにコピペしても多少は叩かれると思うし
これはもう行き過ぎた個性として割と普通に認めても良いとは思うがなぁ。
何だかんだで(読みやすさを重視してない割に)読みやすいし

ただ批評やら添削やらは俺には無理。
592581:05/02/02 01:41:49
>589、591
ありがとう、頑張って書き上げるよ。
593名無し物書き@推敲中?:05/02/02 02:19:53
>>581
舞城好きそう
594名無し物書き@推敲中?:05/02/02 03:17:19
俺も思った。舞城に似てる。
595名無し物書き@推敲中?:05/02/02 07:28:19
舞城でも町田でも読んでみれば
(読んでるか)
わかるけど、無駄が多すぎ。
中身がすかすか。
中身を読ませよう、伝えようという気持ちがまったくないように思う。
いきおいだけでどこまで騙せるかになると思うが
読んでいていいとはちっとも思わないな。
596名無し物書き@推敲中?:05/02/02 09:07:23
擡げるとかさ、普段使わない漢字や書けない漢字を無駄に使うのはパソコンの悪弊だよな。
597名無し物書き@推敲中?:05/02/02 15:21:56
>>581は悪くはないよ。
でも舞城の2番煎じにしか見えない。
598名無し物書き@推敲中?:05/02/02 15:23:43
ワープロ依存野郎か。581よ。
599名無し物書き@推敲中?:05/02/02 15:29:27
>>581
修飾過多。もっと考えて文章作れよ。
600名無し物書き@推敲中?:05/02/02 15:33:56
いいじゃん、職業作家になろうとしてるわけじゃなさそうだし。
自動書記タイプなんでしょ。おれは見飽きてるけど。
601む ◆EcCgOA7Vw6 :05/02/02 15:52:57
>>581
技術は問題ないのではないかと思います。
一見乱れているようでいて、全く乱れていない。
このスレは「文章を酷評する」のが趣旨なので、今後あなたがこのスレに作品を晒して評価を受ける必要はないかもしれません。
それくらいの高いレベルに達しているのではないかと思いました。


しかしその完成度の高さが逆に仇となっているようにも思えました。

恐怖幻想的な文章にしようとしているのかと思いましたが、それが伝わってこない。
醜いものや気持ち悪いものを並べているだけで、文章自体は至って健全です。
「表面的なだけの、安っぽい装飾」と感じました。

安全な場所から描いている為かもしれません。
苦しんでもいない者が「苦しみ」を描く事などできません。
戦場に行った事もない人間が「戦争反対」と唱えても全く説得力がない。それと同じことです。

芥川龍之介が自殺の直前に描いた「歯車」は、恐れる必要のない日常的一般的なものが、
ジワジワと主人公を追い詰めていくところに、後々まで残る不気味さがあります。
それを最後まで乱れのないまま書ききったところに、芥川の意地を感じます。

病的な精神状態だからこそ病的な文章が描けます。
人はそれに恐怖を感じ、同時に興味を抱く。

安全な場所から健康な人間が描いた病的な文章に、読者を引き込む力があるかどうか。
私はその点を疑問に思うのですが。
602名無し物書き@推敲中?:05/02/02 15:57:53
 めちゃめちゃ熱い、夜だ。
いや、これは暑苦しい、か。
空には硝煙。道には弾痕。右手にはショットガン。
月夜を浴びるは、正義のヒーロー。家から抜け出して、夜の幹線道路に現れた問題児。
いつも渋滞でごったがえす県道は、いまは極めてスムーズに往来している。なんてったって、深夜だ。八月、夏休みの午前0時だ。
きっと皆は、自宅の布団、ホテルのベッドで寝ていることだろう。
俺だって、今頃はお菓子を摘み、飲み物をくだし、自身の部屋でダラダラしていたはずなのだ。
だが何故か、俺は重火器を抱え、これから始まるだろうどうしようもないほどの恐怖をヒシヒシと感じ、暗闇に立ちすくむ。
決して俺もこんなことはしたくはない。だがしかし、俺がやらなきゃだれがやる、なのだ。
自分の窮地というのは、基本的に自分が切り開くものだし、誰かをあてにするなんてことは他力本願だ。
しかし、現実はそう単純にはいかない。誰かが手を差し伸べないと、ジ・エンドなんて状況、ザラなのだ。
例えば、武装組織に誘拐される。
つまらないアクション映画か何かと勘違いするかもしれない。だが、彼は確かに拉致された。今の俺以上の重武装で身を固め、
北の工作員を彷彿とさせる――実際に見たことは無い――手際のいい黒尽くめ達によって。
彼を誘拐してどうするのか、俺にはさっぱり分からない。だが、理由はなんとなく分かる。
俺の汗でベトベトな、この銃の出自だ。それこそアクション映画ではお馴染みの代物だが、
一般人がおいそれと手に入れられるモノではない。
 それにしても、やっぱり暑い。
じっとりとした脂汗が額に滲んでいる。後ろの二人も大分ぐったりとしている。
深夜だが、八月。なんてジリジリと暑いのだ。燃え尽きて真っ白になりそうだ。
熱気と湿気が入り混じる、何とも不快指数の高い待合室だ。
「そろそろくるぞ」
そういわれて、路線バスのライトが照らす。
俺は考えるのをやめ、正面を向きかえる。そして――
とりあえず、ショットガンを布袋にしまった。
603名無し物書き@推敲中?:05/02/02 16:19:38
とりあえず、
ジャンル:
好きな作家:
目的:
を書いてもらったほうが評価しやすくないか?
604名無し物書き@推敲中?:05/02/02 17:05:36
先入観いれてもしょうがねーだろ。
605名無し物書き@推敲中?:05/02/02 17:18:03
いや、先入観とかじゃねえだろw普通に考えてみろよ、先入観なしで読む
読者なんてそう多くない。
好きな作家を書くことによって、その人のことが影響されているかとかや、
目的によってもレベル違うだろ?幼児向けか、猫向けか。死人向けか。
606名無し物書き@推敲中?:05/02/02 17:22:22
森の中は前が見えないくらい雪が吹いていた。強風によって木々は倒れそうなほど傾き、激しい音を立てていた。
何でこんなところに迷い込んでしまったのだろうか。
そうだ。今、私は仲間に置いていかれて一人ぽっちで雪山を歩いている。
早く仲間に会いたい。
横殴りの雪は激しく私を攻撃し、目を開けているのもつらいほどだった。
そのとき遠くに何か動いているものが見えた。
仲間だろうか。大声をあげて呼んでみたが暴風にかき消されてしまった。もちろん返事はない。
無我夢中でその動くものに向かって歩いた。歩くことに専念しているうちに、少しずつ風は弱まってきた。雲は東の空へ移動していき、空は徐々に水色になっていった。
相手も私に気づいたのだろうか、そろそろと私のほうに向かって歩を進めはじめた。
気づくと雪はもう降ってなかった。
固い雪の上の先ほど降ったさらさらの雪が風によって低く飛ばされた。
さっきよりも視界が明瞭になり、目を凝らしてみた。
それは大きく、茶色をしていた。
熊だ。しかも走りながら近寄ってきている。とっさに向きを変え、一目散に来た道を戻った。
しかし、慣れない雪山。動くたびに足がうもり、うまく進めない。
後ろを向くと仲間を呼んだのか、追いかけてくる熊の数は増えていた。
少し距離を開かせたところで、大きな木の陰に隠れることにした。
木を下から見上げると緑色だったが、葉の表側には薄く雪が積もっていた。
枝は重そうに頭を垂らし、葉の隙間から日光が漏れていた。
そのとき後ろから足音が聞こえてきた。
さっきの熊だろうか。
しかし、葉からぱらぱらと落ちてくるさらさらの雪に見とれてしまった。
なんて美しいんだろうか。
ザザッという音がしたので、私は立ち上がった。どうやら囲まれたようだ。
「見つけたぞ熊さんよお。」
相手は私に向かってそう言った。そして私に向かって発砲した。


607名無し物書き@推敲中?:05/02/02 18:00:55
 『ロンリー・ハート』で多希子と飲んだ後、多希子は俺のアパートに泊まっていった。
アパートに風呂はついていないが、簡易シャワー室がついている。無論、共同だ。セック
スしていると、隣に声が筒抜けになる。俺は多希子の乳首を吸い、それをときどき、軽く
噛んでやった。そのたびに多希子は、大袈裟に反応して声を上げた。
「殺して、欲しい」
 多希子が暗闇でのたうちながら快感に震えている。何一つ信じられない人間の最後の言
葉だった。俺は卑語をいうかわりに多希子の尻に中指を深く挿入した。多希子が溜息まじ
りの歓声をあげた。俺は快感の絶頂に達して、多希子の中に聖なる神秘を与えてやった。
多希子は動きを止め、ぐったりと俺の下で沈黙していた。
「ねえ」
 俺が柔らかく彼女を抱いていると、多希子がふいに声を出した。
「不思議ね。ふたりだけの世界って」
608名無し物書き@推敲中?:05/02/02 22:32:05
>>605
でも誰も同意しないw
609名無し物書き@推敲中?:05/02/02 22:42:29
ベッカン行くか?w
610581:05/02/03 00:23:55
>593〜601
色々書いてくれてありがとう。確かに舞城好き、もろにわかっちゃうかな。
生まれて初めて小説書いて人に見てもらったらどんな感じなのかなってここに載せて見た。
参考になったよ、皆ありがとう
611名無し物書き@推敲中?:05/02/03 13:53:50
>>606
たかへろのを貼ってるのは本人なのかそうでないのか。
本人なら自分のサイトになんか書いとけよな。
ついでに熊は熊を襲わないと思うね、うん。
まあ落ちのつけ方はババアの話のときよかマシになったかしらん。
6121/2:05/02/03 14:42:23
僕は小説を読む時の癖があり、『登場人物の内情を理解し、
その心理行動を自己内に投影させ、自身と登場人物との
同調を計る』と言うことを繰り返す。

この方法で文章を読むと、キャラクター製作や心理、行動の
基本的行動を考えることができるので多用している。

俗な言い方をすれば『なりきる』という事で、いかにもメンヘラー的で
『自分はOO(キャラ名)だ!』と叫ぶ小学生となんら変わらないともいえる。
蛇足でいえば、流石に自分が架空人物だと本気で思ったことは無い。
ただ、架空人物の心理、経験、感情が『自分が受けている』と
錯覚することが稀にある。

臨終心理学用語で言えばまさに『投影』だと思う。
本来自分のことを他のモノに反映させるのではなく、
相手(対象物)を自分に反映させると言う形であるが。

逆に言えば、小説や文章を熟読した後は少なからずその影響下にあり、
例えば読了した主要人物が気弱な少年だと、不思議と気弱に。
冷静沈着な博士、探偵だと、無駄に冷徹かつ感情の浮き沈みが無くなる。
熱血少年なら感情的に、恋する少女なら乙女チックな感性が発生する。
6132/2:05/02/03 14:43:54
おそらく、普通に見られる『映画を見た後に主人公の真似をする観客』
と言うレベルの遥か上を行く被影響力だと思われる。あえて言う、異常だ。
よく言えば感受性が高く、悪く言えば影響され易いと言うことだろう。
おまけに、小説と言う媒体は没頭し集中するにはうってつけの物だけに、
その自身に対する影響力の高さは、他のモノとは比べ物にならない。

で、現在読んでいるのは東野圭吾の『変身』である。

中てられた。

変化する主人公の心理描写に対しかなり大きな共時性を感じ
自分の心、精神が悲鳴をあげた。引きずり込まれる感覚。
自分が主人公、成瀬純一になった錯覚。気持ち悪い。まさに『中てられた』のだ。

「ああ、自分がこう感じるのは事実だが、やはり異常性が高いな…」と、
冷静に判断したのだが、この方法で読む事を辞める事も無いので
特に解決策は無いなと、昼飯を食い損ねた空きっ腹で思うのだった
614名無し物書き@推敲中?:05/02/03 18:06:49
>>611
主人公=人間、追いかけてくるもの=熊

だと見せかけて、

主人公=熊、追いかけてくるもの=人間

っていうオチだと思うが。
最後に、


「見つけたぞ熊さんよお。」
相手は私に向かってそう言った。そして私に向かって発砲した。

ってところがあるけど、そこを見ればわかるぞ。主人公は熊で相手が人間だってこと
615名無し物書き@推敲中?:05/02/03 19:36:05
>>614
アホかおまいは。
熊は熊を襲わないんだから、熊だと思ったなら逃げる必要ないだろ、つったの。

でもこの書き方なら最初に襲ってきたのと発砲してきたのと別の奴じゃねぇ?
まぁたかへろの考えてることなんて知らんけど。
616名無し物書き@推敲中?:05/02/03 19:51:32
熊語では人間の事を熊と呼ぶのでしょう。深いなぁ。

熊って群れで生きる動物じゃなかった気がする。
交尾と子育て以外は単独で生きるし仲間という概念すらなさそうだからなぁ。
調べてみたらヒグマは視界は200Mぐらい。この距離で叫んで聞こえないというのも熊の耳ではありえなさそう。
雪山が慣れてないのは滅多に雪が降らないからと解釈してもちょっと厳しい。
617名無し物書き@推敲中?:05/02/03 19:57:37
でも、熊は冬眠するから雪山歩くのは慣れているわけないと思う・・・。
あと、すごい強い風が吹いていたって書いてあるからそれも一応かき消されて聞こえないんじゃ・・・。
あと・・・・もともと主人公は熊で、敵が人間ってことだな?
ま、文章力は別としてオチの質とか表現力 《 だ 》 《 け 》 には
驚かされるな。一応↑「だけ」にアクセントおいたつもり。
618名無し物書き@推敲中?:05/02/03 19:58:00
中学の教育実習行ったときに女子のリーダー格の子に嫌われて
私の授業の時にクラスの子何人かに服を脱がされ胸やアソコを晒されました。
男子も興味津々って感じで止めてくれないし、おとなしめの女子は
リーダーが怖いから黙ったままで…泣いてもやめてくれず人間不信になりかけました。
最近のことです。
619だだ:05/02/03 22:09:01
 俺は、生きている。毎日世界では何万人と人が死んでいく中で、俺は生かされている。何かを犠牲にしてまでも。夢も希望もかねも人柄も何もない、ただの存在。
 親のスネをかじって生きている、普通の高校生。ただの盛の塊。それが、俺。生きていていいと、その為なら何かを殺してもいいと、神様に、少なくともこの瞬間だけでも許しをもらっているのが俺。親に反発しながら依存して生きている。

つづく
620名無し物書き@推敲中?:05/02/04 02:36:47
>>8
スゲーwww
何者?
621名無し物書き@推敲中?:05/02/04 03:56:13
何で過去スレのHTML化がこんなに遅いの?
622名無し物書き@推敲中?:05/02/04 04:50:39
凄い小説を見つけました。萌えます。これだけでご飯3杯はいけます。

ttp://principle.jp/bbs2/cf.cgi?id=reimeru&mode=all&namber=8&rev=0
623名無し物書き@推敲中?:05/02/04 04:52:20
あ・・・誤爆…
624名無し物書き@推敲中?:05/02/04 15:25:04
プロレスラーはリングを降りても華やかな存在でなければならない。
買い物する時やレストランで食事をとる時も、みんなの憧れの存在である以上、
庶民臭さがあってはいけないのだ。分かりやすく、私の昨日の外食の話を例に出そう。

いつも通り、タイツとガウンで吉牛に入る。一斉にカウンターの客がざわめく。
もう慣れっこの私は愚民共には一瞥もくれず、店員に注文する。
「特盛、ねぎだく肉だくメシだく、で」たいていこの時点で店員は困った顔をする。
奥にいる店長は私の注文には慣れているので、いつもの困った顔で店員に指示を出す。
はたから見ると私がやっかいで面倒な常連客に映るかもしれないが、そうではない。
この店長は何よりも私をリスペクトしていると思うのだ。直接聞いたことはないが、
怖れ・嫌悪・困惑の表情から私はそう解釈している。
VIPならではの注文に加え、さらに私は何のためらいもなくカウンターからおしんこと
ポテサラを取り出す。普通は財布の中身と相談してサイドメニューを選びそうなものだが、
プロはそんなことに神経を使わない。何せ財布の中には常時2〜3千円は入っているのだ。

豪快にペチャクチャ音を立てながら平らげ、スマートに札(千円)で支払いを済ませ、
店内に響き渡るぐらいのゲップをしながら席を立ち、仕上げにブリッと屁をかます。
帰り際店を出る時に何か飛んできたことがあるが、おそらく感動のあまり紙テープの
つもりで客が何かを私に投げてきたのだろう。レスラー冥利に尽きる瞬間である。
625名無し物書き@推敲中?:05/02/04 16:30:01
だれか>>619を批判してやって。いろんなとこにコピペしてる…
626名無し物書き@推敲中?:05/02/04 19:11:54
 母の話を聞いて、神はいない、と思った。端からそんなものは存在しなかったのだ。
神が愛を求めるならば犯罪など起こり得ないはずなのに、未だに増加傾向にあるで
はないか。テレビを見る限り、殺人、詐欺、強盗、強姦、ありとあらゆる犯罪は神の御
手によって消え去るべきではないか。神が愛を望むのなら、人間の愛を望むなら、ど
うして何もせず黙っているのか。どうしてそのまま時が過ぎ、草木が成長し、鳥が空
を飛んで、依然として自然が循環し続けるのか。何事も答えを知る瞬間は実にあっけ
ないものだ……我ながら子供じみた考えだが、それは神がいないからに他ならない。
自然自体を神とみるとか、全ての一連の流れを神とするとか、時間をそのように定義
するとか、そういうものでない、超能力をもつこれまさしく神は、実際的には存在し得な
い。
 と、そこで思考が別の情報を探し出してきた。まるで一昔前のSF映画(ビデオで見
た)のロボット乗組員が、巨大なレバーを引きおろし、ばかでかいロボットの動作ス
イッチを切り替えるかのように、全く別の考え方があらわれたのだ。
 内容はこうだ――神はいないのではなく、我々の前に姿をあらわすことができない
のじゃないか、ということだ。神を信じていれば天国行きは保障されるというのは、実
のところ証明のしようがない。神がその力によって犯罪者に青い雷を落としたり、白
い光をバックに空から降りてきて助言をしたりしても、それを実際に見ていない人間
にとってそれは作り話に過ぎない。信じろと言われても無理な相談であり、また現実
にその網膜から脳を巡って神を認識した人々にも、恐らく証明のしようがない。やが
てそういった人はこう思いはじめる……(あれは幻覚だったのじゃないか?)そうする
と、また元の生活に恋焦がれるかのように、神の存在という確信を棄て去る人が出て
くる。神がもし、このことを考えて出てこられないのだとしたら? むろん我々人間が
のさばり、科学という名の暗黒に支配された世界と思想がこの宇宙に広がっていくこ
とだろう。神はそれを、指をしゃぶって眺め続けるだけだ。
627名無し物書き@推敲中?:05/02/04 19:13:25
 と、そこでまた別の考えが浮かんだ。それは、神は人間を愛し、人間を買いかぶり
すぎたため、自分のもとにたどり着くまで放っておいてやろうとしているのじゃないか、
というものだ。つまり神は、いや神の国は降りてくるのではなく、我々の到達を待ち
望んでいるのだ……
 こうしてわたしは様々な論理を思考し続けた。それは神におけるものばかりではない。
脳についてもだ。もしや、人間の脳はもともと宇宙の全てを記録しており、その中で実
に限定された部分だけを「現実」として認識しているのではないか? 本当は宇宙の全
てが入っているのに、目の前の天井の模様を眺めているというだけで、そこに認識が
凝縮されてしまっているのではないか? 確かに極論だ。体外離脱という現象を説明し
得る極論だ。だが何かひっかかるものがある。もしや、人間の脳は全ての言語を保存
しており、それは視覚イメージなのであって、それは……それは……
 突然近くから声が飛んできた。その振動に恐怖と、なぜか空腹を認識した。わたしの
全ての視覚イメージは完全に吹き飛んでしまった。
「あらあら、おなかちゅいたんでちゅかぁ、まっててね、すぐミルクちゅくりまちゅからねー」
 腹は満たされた。母が神について話してくれた。そこでわたしは、神はいない、と思った。
端からそんなものは存在しな――
628名無し物書き@推敲中?:05/02/04 20:16:06
>>626-627
表現が稚拙すぎ。思想も稚拙すぎ。
ん?赤ん坊だからわざとなのか?
629名無し物書き@推敲中?:05/02/04 20:39:35
赤ん坊だからわざとですが何か?
630名無し物書き@推敲中?:05/02/04 20:50:56
こんな赤ん坊キモくてやだなぁ。
631名無し物書き@推敲中?:05/02/04 20:52:01
>>628
チミ、ブロードの説すら知らないのかね?
知能の低さを露呈してしまいましたな(はあと
632名無し物書き@推敲中?:05/02/05 01:54:11
>>631
知らん、説明すれ。
どっちにしろ>>626-627はつまらん。
633名無し物書き@推敲中?:05/02/05 02:06:10
>>626-627
やりたい事はわかるがどう読んだって前半退屈。
ただの思考ゲームでなくて何かしらの動作を入れて欲しい。

赤ん坊が小難しい事を考える、という前提の元で話が語られるが
語彙はただ普通の大人が喋っているのと一緒で工夫がない。
>一昔前のSF映画
なんて言葉を赤ん坊が使うわけないし。何故なら一昔前には生まれてないから。こういう細かい事気にするの俺だけ?
一つの話において一つのアリエナイは許せるが、二つ目のアリエナイは無理。
つまりSFで時間を移動できるというありえない事実を容認できても、タイムパラドックスを容認できないって事ね。
そういう意味じゃこの話は語彙の選択が適当すぎる事になる。

1/3か1/4のサイズまで纏められれば読めるものになるかも。
しかもオチが弱いので伏線というか文章の工夫が必須だが。
つまらないというのは同意。
634名無し物書き@推敲中?:05/02/05 02:33:09
 1993年9月28日、僕は彼女に別れを告げられた。
「お別れしましょうか」
そんな言葉を、実際に耳にすることになるとは思わなかった。
「一度は聞いてみたいね、まるで恋愛小説みたいだし、そこから自分の欠点がわかるかも」
そんな事を、以前友人に言っていた。
しかし、わかったことなんて、聞いた瞬間に目の前が真っ白になるってことくらいだ。

 僕は、彼女に振られる理由がわからなかった。
大体、一度聞いてみたいと思ったのも、彼女に振られるなんてありえないという自信があって
僕は彼女からそんな言葉を聞く運命にある人間だとは、微塵も思わなかったからだ。
それほど僕は、彼女を愛していた。
「僕が、何か悪かったのかな?」
「………」
目の前の彼女は、黙ってコーヒーを飲んだだけで、何も言わなかった。
「もし、何かあったなら、直すから…」

 彼女は黙って席を立ち、伝票に一人分のコーヒーのお金を置いて、僕の前から立ち去った。
追いかけて捕まえることは出来た、しかし、彼女の幸せを願うなら、という
これまた恋愛小説などでありがちな理由で、僕はコーヒーを見つめ続けるだけだった。
いつもデートの最後に寄る喫茶店。
僕達は、デートだけではなく、関係までもそこで終わりとなった。
僕も立ち上がり、会計を済ませようとレジに近寄る。
「元気出してくださいね」
と、若いマスターが言った。
「どうも」
余計なお世話、と思いつつも、かけられた言葉がきっかけで
涙がボロボロとこぼれた。
外は雨で、泣いている事は誰にも気付かれなかった。


635名無し物書き@推敲中?:05/02/05 03:04:38
>>634
書き出しとしてはありがちで退屈。ただそれを演出したいのなら成功している。つまり続きがないと何もいえない。
もしここで感動を演出したいと思っているならこの3倍書くべき。つうかそれじゃ足りない。
この小説は別れの演出をしたいものだとして書かせてもらう。

致命的に描写が足りてない。
振られるなんて微塵も思わなかった主人公の想いは数行のセリフで表現できるのでしょうか。
気づいたら雨が降ってるというかいつのまに外に出た? 雨というシチュエーションを全然使えてない。その場限りの雨で読んで不自然。
日時を書いた事がまったく作品に影響していない。小説の冒頭に使うつもりだったのかもしれないが、せめて生かそう。
どんな場所で、どんな顔で、どんな仕草で、どんな想いで、コーヒーを飲んでいたか、そのぐらい書いてもバチはあたらない。
雨に打たれる主人公がいても今が何時かすらわからないんじゃ想像しようがない。

「………」
俺的にはダメ。別に描写をしちゃいけない場面じゃないんだから地の文で書きなさい。
あと三点リーダーの個数で沈黙の長さを表現するのもやめなさい。読者によって感覚全然違うから。

つうかセリフで始まる小説にろくなのねぇ。これ定説。
これやると大抵の人は序盤の描写全然しないから。

ショッキングな場面を1分かからず読み終えることが出来る分量、というのがまず間違っているのかもしれない。
読者の読むのにかかる時間=作中の時間だと思っていい。
スラムダンクみたいなもんよ。一試合に数ヶ月かけたからこそそこが重要なシーンだとわかる。
軽く読み飛ばせる部分に人は感動できない、こともないが難しい。
636名無し物書き@推敲中?:05/02/05 09:20:12
>>634
>大体、一度聞いてみたいと思ったのも、彼女に振られるなんてありえないという自信があって
そんなことを本当に思う主人公って変。「一度聞いてみたいなどと思ったのも」か
「一度聞いてみたいなどと言ったのも」とか、その位にしといた方が良いと思う。

>それほど僕は、彼女を愛していた。
前文は説明になってないよ。愛されている自信があっただけでは?

>追いかけて捕まえることは出来た、しかし、彼女の幸せを願うなら、という
この心の動きを説明だけで書いてしまうと、薄っぺらくなってしまうよ。
席を立ち上がりかけたとか、腕を伸ばしたとか、表現方法は色々あるんじゃないかな。

>僕も立ち上がり、会計を済ませようとレジに近寄る〜
長い、というか普通過ぎる文だと思う。
ここでの動作を表す表現は、主人公の茫然自失とした心情を表したいために端折ってるんだよね。
だったらもう少し、それがわかるように工夫するか、淡々と一挙一動を書いてしまったほうが良いと思う。

>外は雨で、泣いている事は誰にも気付かれなかった。
この雨がお店に入るときから降ってたのか、降っていなかったのかそれによって見方は変わるよね。
後者だと思うけど、降り始めたことに気づかなかったのなら、それを書いたほうが良いと思うよ。
その書き方で主人公の心情も表せるし。


私的にはもう描写を1、2割増やせば良いんじゃないかと思う。
くどくどとした心理描写はあまり好きではないので。
637名無し物書き@推敲中?:05/02/05 13:33:05
>>634
文章は読みやすかったよ。
描写が足りんという人もいるが、俺はこのくらいでじゅうぶんだった。
セリフと地の文の割合は、この調子で良いんじゃないかなあ。

文章で気になった点は2点。
既に指摘されてるけど、
「それほど僕は、彼女を愛していた」の「それほど」のとこと、
「・・・・・・・・・」のとこ。
前者は、前の文章を読んでも愛してる分量と関係なさげなんで、違和感があった。
後者は、沈黙を・・・で表すのはなんかマンガみたいっつーか
いかにも文章で書けませんでした、見たいな感じで格好悪いと思った。

で、内容が問題なんだけど、あまりに普通のことを普通に書いてる感じ。
せっかく読みやすい文章なのに、この作者の文章をもっと読もうという気にはならん。
読んでいて、発見がないし、意表も突かれないから。

村上春樹なんか読むと、ふつーのことをふつーに書いてるだけに見えるのに
読んでるほうは引き込まれるんで、
つい同じ事やっちゃいがちな気もするんだけど、ありゃ、ものすごい構成技巧だかんな。
読者の興味を小刻みにひきつづけてる。

>>634 の例で言えば、
冒頭で、「別れの言葉を聞いたら自分の欠点がわかるかも」という、
上手く使えそうな伏線があるにもかかわらず、
結局、なんにも分からないまま終わっちゃって、なんだそりゃあーという感じ。
このあと描かれるのかもしれんが、
すくなくともこの区切りまでで、読者をオッと思わせるもんがないんだわ。
638名無し物書き@推敲中?:05/02/05 15:44:47
 手足を縛り上げられ、システムバスの天井から全裸で吊られた詠美。
その脇のミニキッチンのコンロの上では、パスタ用の大きな鍋になみなみと
注がれた天麩羅油が煮えたぎっている。
「…よし!」
真剣な表情で油温を測っていた瑞希は柄杓を持ち、鍋に突っ込むと、
詠美に向き直った。
「ちょ、ちょっと、あんた…!や、や、やめて…お、お願いよぉ!助けて!」
詠美は必死で懇願する。しかし瑞希は眉一つ動かさない。
瑞希が詠美を見るその目は…豚のコマ肉や野菜を見る時と同じ、只の食材を見る目である。
何の躊躇いもなく、そろり、そろりと煮えた油を詠美の首筋に注ぎかける。
「ぎゃあああああっ」
バスルームに絶叫が響き渡った。詠美の皮膚が忽ち焼けるが、爛れない。
慎重に油温を調節した成果だ。油の熱は皮を焦がさずそのまま脂肪と筋肉を加熱・調理する。
柄杓が空になると、瑞希は再び油を汲み、今度は少しずらした位置に注いだ。
「ひぃぃっあ、熱いよぉ、おおおああああああああっ!!」
通常の神経の持ち主ならばその場で耳を塞ぎたくなる苦悶の叫び。
だが瑞希は相変わらず真剣な顔で煮え油を浴びせ、詠美の体を生きたまま焼き続ける。
「よし。」
体表が粗方焼けると、瑞希は柄杓を置いた。そして、まだ息のある詠美の口に
大きな金属製の漏斗を突っ込んだ。詠美が窒息しそうになるのも構わず、
喉の奥までぐいぐいと押し込む。そして、漏斗に油を流し込んだ。
「ごぼ!ごばぁ…!!!」
熱せられた油が胃と肺を内部から焼く。詠美はそのまま息絶え、物言わなくなった。

瑞希が詠美の全身を焼き終え、全身に砂糖醤油をベースにした特製のタレを塗り終わった所で
調理時間が終了した。

 後は和樹達の試食で全てが決まる。
639名無し物書き@推敲中?:05/02/05 16:56:48
>>638
悲鳴に一切リアリティがない。というかテンションのあがるとこが
>「ぎゃあああああっ」
>バスルームに絶叫が響き渡った。
という二行で終わっているのは物悲しい。
熱いよーなんてセリフは逆に萎える。

何つうか場面が見えてこない。
640シム:05/02/05 18:58:09
怖い。いつものことだ、と思いながらも怖い。怖くてたまらない。
布団から足が出せないのだ、腕も、頭も。
「なにか」に触れてしまうと思うと全身を包むにはやや大きさの足りない毛布をピンと張って、
荒く息を吐く。
布団と毛布の隙間から誰か、いや「なにか」が覗いてると思うと怖くて目も開けられない。
「なんでこんなことしてんだろうな」。
誰だ、今しゃべったのは。
俺か?俺なのか?俺はあんなに不気味な声だったのか?
なあなんとか言ってくれ。あんた。さっきから覗いてるあんただよあんた。
・・・・ところで俺は誰だっけ。
「さあね」。
ああね「むいな」・・・。
641名無し物書き@推敲中?:05/02/05 20:14:33
 最近昔を懐かしむことが多い。

 それは多くの人がそうであるように、年のせいなのか。
あるいは、昔のむず痒い記憶を掘り起こしまくるネットのせいでもあるのかもしれない。

 以前バイトしていた、下町の小さなハンバーガーショップに行った。
高校の卒業と同時にその土地を離れた。だから10年ぶりだ。

 入ってすぐに気づいたことは、子供用のいすが新しくなっていることと、
自動ドアの押しボタンが店内側だけ細くなっていること。
そんなところに目が行ってしまうのは、それ以外が驚くほどまったく変わらないからだ。

 シェイクマシンもショーケースもドリンクの機械も当時のままだ。
すぐにでも開けてメンテナンスできるな、と心の中でつぶやいた。
フライヤーは見えないが、加熱に入ると起こる特有の地響きで、
当時のままであることがわかる。
バンズを焼く鉄板のふたも、油っこい調理場にあって変わらず、
開閉するときに恐竜のいななきみたいな音がする。
テーブルもいすもそのまま。
この調子なら奥の冷蔵庫も事務所のフリーザーも変わらず、
裏口に積んだバンズは今日も野良猫のつまみ食いに遭っていることだろう。
店の一番奥にはもはや時代錯誤の公衆電話。これはなぜかたまに鳴るのだ。
642名無し物書き@推敲中?:05/02/05 20:15:12
 そうして1Fをなめまわし、次には2Fが見たくなって、その口実にトイレへ行った。
もはや予想通りに変わっていない。天井吊りのエアコンは、
白いペンキが下手に塗られたままで、変わらず仕事を続けていた。
トイレを流す前から、流す音が頭に浮かんだ。
降りてくるときに気づいたが、提携食事券のシールも10年貼りっぱなしだ。
ラミネートの剥げ落ち方が尋常ではない。

 あの頃の俺は高校生で、いまどれだけ望んでも決して手に入らないだけの可能性があり、
でもそんなことは意に介さず、ただひたすら怠け、遊び、
遊ぶためにここで働き続け、そしてここでもまた遊んだ。
やがて時は過ぎ、その可能性とかいうものは泡のようにすっかり消え、
すっぽり空いたその部分に、現実だとか、現実に即した分相応の新しい可能性だとかが
代わりにやってきては、収まっていった。
知らなかったものごとを知り、考えられないほどの距離を移動し、そしてここに戻ってきて、
10年が経過したことについてはとくに無感想であるかのようなこの場所と、いままさに対峙している。

 そのギャップに耐えきれなくなった俺は、思わず携帯を手に取った。


 要約すると、懐かしかったです。
(終)
643名無し物書き@推敲中?:05/02/05 20:15:38
>>633
批評をどうも。
ひどい頭痛に苛まれていたのだが、習慣として何か書かなくてはと思い、
その結果としてできたのがアレだ。言い訳じみているが事実なのだから仕方ない。
オチは書いている途中でふと思い浮かんだものだし、
睡魔がために「これでいいや」という結論に達したのでひねりも何もない。
まあここの批評者の中にも適当な観察眼を持つ人がいることはわかったから、
その点については満足している。
だがここの批評内容については思うところがあり、
退屈でない作品のみがある程度認められるというのは
主観ばかりが率先しているということに他ならず、誉められたものではない。
また幾人かのレスの中で、スレの目的に忠実な反応があなたのものしかない事実だが、
これは真面目な批評者が少ないということだろう。
無知を棚にあげて自身満々に主観的なレスをするだけの人間が、
どうしてこのスレに住み着いているのか不思議でならない。
>こういう細かい事気にするの俺だけ?
酷評をすることで作者を育てるという目的のもとに成り立つスレだから、
細部に着目し指摘できない酷評者がいるほうがおかしい。
それにあれは細かいところではなく、むしろ大きなところだ。
母が教えてくれた、ということである程度説明できなくもないが、
それもなしに終わらせたわたしに全ての非がある。少なくともあなたはまともだ。
644む ◆EcCgOA7Vw6 :05/02/05 23:26:15
>>643
「無知を棚にあげて自身満々に主観的なレスをするだけの人間が、
どうしてこのスレに住み着いているのか不思議でならない」
そうした人たちは、批評をする為にこのスレに来るのではありません。
彼らの目的は煽り荒らす事です。
ネタになれば、誰が何を書こうが、彼らにはどうでもいい事なのです。

彼らは「このスレに住み着いている」のではありません。2chに住み着いているのです。
各板を定期的に巡回して煽り荒らす。それを繰り返す。

彼らは「悪いと思いつつやっている」のではありません。
彼らは「俺達がこの板を、2chを盛り上げてやっているんだ」と本気で思い込んでいます。
鈴木宗男と同じです。周りから見れば存在そのものが迷惑になっているのに、
本人は「自分はみんなのために働いている」と思い込んでいる。
だから反省もするわけがない。誰が何を言っても、自分に都合のいい事しか聞かない。
645む ◆EcCgOA7Vw6 :05/02/05 23:27:14
>>643
しかしここが2chである事も忘れてはいけません。
このスレ、この板、そして2chそのものが、
「ネタを最優先し、無理矢理でもどんな手段を使ってでも盛り上げる」
ということが前提になっている。
それは2chの神とも言うべき ひろゆき氏 が、そういう人だからです。
ひろゆき氏 の「おもしろければ何でもいい」という姿勢が、煽りや荒らしで反映されているのです。
それに我慢できないのなら、来ない方がいい。疲れるだけです。

「2chは間違っている。私が正しく作り直してやる」と言う人もいるかもしれませんが、おかしな話です。
2chを作り上げたのは ひろゆき氏 であり、2chを変えるのにも ひろゆき氏 の許可が必要です。
実際そんな話が出たら ひろゆき氏 は「好きにやれば」くらいにしか言わないでしようが。
私も勿論そんな面倒な事はしません。


この後、あなたは「酷評されて逆恨み」と書かれるかもしれません。
その挑発に乗るかどうかはあなたの自由ですが、相手は上記のような人たちである事は覚えておいた方がいい。
646名無し物書き@推敲中?:05/02/05 23:36:24
>>626-627,643
>まるで一昔前のSF映画(ビデオで見
>た)のロボット乗組員が、巨大なレバーを引きおろし、ばかでかいロボットの動作ス
>イッチを切り替えるかのように、全く別の考え方があらわれたのだ。
ここだけ違和感が有りすぎますよ。
この部分を外すと、わっちが高校生のとき、よくへべれけで友達に送ったメールに似た感じ。

>無知を棚にあげて自身満々に主観的なレスをするだけの人間が、
>どうしてこのスレに住み着いているのか不思議でならない。
あなたが体調不良の中で書いたなおざりな文章を投稿してしまったように、
批評者も、えいままよと書き込むこともあるてなもんですよ。

>>634
マスターの一言で涙が出てきたってのはいいねー。一般受けするぽ。
>彼女からそんな言葉を聞く運命にある人間
これは寒いっす。

>>638
セリフに!使わないほうがもっとビックリ感でるよ。
つーか山田詠美さんは皮膚粗方焼けた時点で死ぬんじゃないかな。
あと人肉を調理してくれるんなら、叫び声(聴覚)以外にも、
焼ける匂い(嗅覚)、ケロイド状の肌(視覚)の描写まで食べさせていただきたいわん。

>>638-640
「」内のセリフの最後にはピリオドいらないよ。

>>641
>あるいは、昔のむず痒い記憶を掘り起こしまくるネットのせいでもあるのかもしれない。
この一文いらんやん!あと28歳はいうほど歳ではないような。
全体的にアンバランス。あといななくのは馬だよ。
647641:05/02/06 01:29:44
>>646
元々は自分とこの日記に載せようと即興で書いたもので、
しかしどうしても恥ずかしくなり、捨てようかと思ったんですが
初めてそれっぽい(小説風文体)のを書いたので
誰かに見せたくなってここに持ってきたものでした。

いい機会なのでまたいずれ書いてみたいと思います。
全体のバランス、もう一度よく考えてみます。
どうもありがとうございました。
648名無し物書き@推敲中?:05/02/06 02:42:40
>>643
退屈、というのは趣味の問題じゃなくて、技巧のことを言ったのよ。
一般的に説明というのは退屈なものであるとなってる。
そしてそれを読者に気づかせないために、それにまつわるエピソードや刺激的な内容を交えたりする。
例えば胎動だったり母親の心臓の音だったり、思考でなく外部からも読み取れる動きを入れてあげると
読む方はいったん思想から離れて現実的なイメージで読む事が出来るので気分転換になる。
そういう工夫がなく、ただ赤ん坊の一人語りがひたすら続いてるから退屈だと書いた。
読み始めた時点では赤ん坊という事すらわかってないのだから、単なる語りか。

批評できる人はそろそろ似た様な作品ばかりで飽きてるんじゃないの?
俺は天邪鬼だから他人の批評してないのを深夜にこっそり批評するのが好きなだけで、普段やらないし。
別館は盛り上がる時は盛り上がるしね。
649名無し物書き@推敲中?:05/02/06 12:02:43
>>643
ていうか、前半のくだらない一人語りは、なんの演出なんだ?
トマス・アクィナスもデカルトもニーチェもソシュールも知らなそうなやつが
神の存在だの言語だの、思いつきで語ってるだけにしか見えないんだが。

> これは真面目な批評者が少ないということだろう。
> 無知を棚にあげて自身満々に主観的なレスをするだけの人間が、
> どうしてこのスレに住み着いているのか不思議でならない。

読者に対して説教するな。
100億歩ゆずってもだな、読み手よりお前のほうが賢いと思うなら
それを分かりやすく伝達するのがモノ書きの仕事だろう。

そうでないなら、んーなヨタ話でなく、学術論文を書けばいいだけのハナシだ。
読み手は、学としてのリクツが読みたいなら、学術書を読むんだよ。
650名無し物書き@推敲中?:05/02/06 20:53:08
批評厨に反論するのがそもそも誤り>>643
反応したら火に油を注ぐようなものですよ。
そして、作品を晒していない批評側が常に勝つ。
651名無し物書き@推敲中?:05/02/06 22:27:25
>>650
んなーこたーないっすよ
ちゃんと論理立てて話してれば

ダメなことはダメと、良いことは良いと
言うだけなのにそんな難しいこと考えることはないさ
652名無し物書き@推敲中?:05/02/06 23:11:40
>>645
確かに2chそのものが大前提だ、わかった。
何もかも自由意思によるというわけか。
スレの約束事なるものもそこから始まっており、
本来は何の意味もない。だから>>649のような輩がいる、そういうことか。
2ch以前からある人間については知らんぷりすればいいというわけだ。
ではもはやわたしは何も言えないな。レスをどうもありがとう。
653名無し物書き@推敲中?:05/02/06 23:15:40
自由意志の上に成り立つ約束事とか
それによる2ch的秩序があんたには理解できなかったってだけの話じゃん。
何をくどくど文句垂れてんだか。
654名無し物書き@推敲中?:05/02/06 23:26:59
あいにくあなたと違って2chばかりやっているわけにはいかないのでね。
655名無し物書き@推敲中?:05/02/07 00:21:01
初めて行った場所だから空気が読めません、ってことか。ダメ人間め。やあい。
656名無し物書き@推敲中?:05/02/07 01:04:13

けなすことなら読解力のない子供でもできるって見本が展開されておる
ニーチェとか名前だけあげて自負心を保つオナニストはなんとかならんか
ここは真面目に酷評するスレじゃないんですかねぇ
エウレカ!ここはしどいインターネッツですね
ばいチャーリイ
657名無し物書き@推敲中?:05/02/07 01:05:29
おい、どれだけ無駄なレスすれば気がすむんですかおまいら。
658名無し物書き@推敲中?:05/02/07 02:02:11
次の勇者、まだぁ〜?
659名無し物書き@推敲中?:05/02/07 02:43:22
酷評お願いします。

確かに人間そのものが大前提だ、わかった。
何もかも自由意思によるというわけか。
法律なるものもそこから始まっており、
本来は何の意味もない。だから殺人鬼のような輩がいる、そういうことか。
人類誕生以前からある神については知らんぷりすればいいというわけだ。
ではもはやわたしは何もできないな。生命をどうもありがとう。

どうですか? 高尚なブンガクになっていますか?
660名無し物書き@推敲中?:05/02/07 05:12:10
全部セリフなので何もいえません。
二人称だというならこの長さでは何も判断できません。
一人称ならある意味純文学です。
661名無し物書き@推敲中?:05/02/07 07:51:54
今まさにおつむの弱い人がとる行動の法則を発見した
662批評お願いします。:05/02/07 11:57:58
初めまして。
早速ですが、批評をお願いします。

http://homepage2.nifty.com/life_is_just_a_show/contents/novel/short/metal.htm

タイトルの横に「2ch晒し中」と書いておきます。
ある投稿サイトでは、「小説ですらないのでは……」と言われました。
どう……でしょうか?
ボロクソに酷評お願いします。
663名無し物書き@推敲中?:05/02/07 12:49:36
>>662
文全体に圧迫感があって読みにくい。
その圧迫感を作者が無理やり消そうとしてるのがいただけない。
664名無し物書き@推敲中?:05/02/07 12:53:29
>>662
何を言えばいいのやら。
一貫した主張があるわけでもないし、小気味よい言い回しがあるわけでもないし
面白いオチがついてるわけでもないし、一言で言えばダラダラしてる文章。
何をどうしても面白くなりそうに無い。

大体「虚ろな表情」ってあるけどどう考えてもここは虚ろな表情じゃない。
もっと言葉を選んで使うべき。
665 ◆sVcmOmcGj6 :05/02/07 13:30:01
>>662
話にも文章表現にも、客観性がないと思った。
>>663の人のいうような圧迫感は特に感じない。ただ、読者は作者より
読解力が劣っている、くらいに考えて書かないと、失敗するのじゃないかな。
SFとしても少しユニークさや洗練された観点が欲しいところ。
666>>640:05/02/07 16:39:54
だれか酷評してだせえ
667名無し物書き@推敲中?:05/02/07 17:31:31
>>640
思わせぶりな文章というだけで、なにが言いたいのかも、なにを伝えたいのかもわかりません。
他人のイメージに頼りすぎず、まずは自分がなにを書きたいのか、
考えてから書くことをはじめたほうがいいかもしれません。
どの地点を目指しているのかはわかりませんが、なにかを読ませるために書くのなら
自分がなにを書いているのか常に自覚的であるべきだと思います。
668シム:05/02/07 18:43:31
>>667
批評ありがとうございます。
確かに我ながら何を言いたいのかあやふやですね。
わけのわからないことへの恐怖を描いたつもりが、文章そのものがわけがわからなく
なってしまいました。うまくないなぁ。
669名無し物書き@推敲中?:05/02/07 20:41:21
糞スレage
670チープトリック ◆bfoOI3Iz.A :05/02/07 20:44:50
>>656
うるさいな。バカが。
おれなんかそういうやつだよ。
671名無し物書き@推敲中?:05/02/07 20:55:34
仙台の小学校に転校して、給食の貧弱さに驚いた。

皿いっぱいのキャベツの脇に添えられたアメリカ産の牛タン、
衣ばかりの韓国産のカキフライ、笹かまは薄っぺらくて向こうが見えそうだ。
それにジョッキに入った水道水、デザートはなかった。

どうやら給食費の滞納が原因らしい。
>>656
そんな過去のことをがたがた言う前に
まともな作品をかいたらどうですか?
それは僕にもあなたにもあてはまりますよ。
>>656
いいことおしえてあげる。
君の文章は腐女子のソレだよ。
674名無し物書き@推敲中?:05/02/07 22:05:43
出だしですが批評お願いします。
・・・


 ある朝起きると、ベッドの上のあなたは寝相の悪い格好で、おかしな国にいました。
「おかしな国だわ」あなたがそう言って起き上がるとたちまち辺りはお菓子で満たされます。
シュークリーム、エクレア、ショートケーキ、チョコレート。甘い香がふわりふわり、
あなたのお鼻に降りかかります。あなたは吃驚しましたが、なくならないうちに大急ぎで
食べ始めました。
 ぱく、ぱく、ぱく。あまーい。でも美味しい。「こんなに食べたらふとっちゃうわ」
あなたがそういうと、突然どこからか足音が聞こえてきます。誰かが歩いてくるようです。
 それは傷ついた兵士たちでした。
「お嬢さん(ドーター)? お医者さん(ドクター)?」
 と、彼らはあなたの素性を聞きました。
「お嬢さんよ」あなたは傷だらけの彼らにびくびくしながら、そう答えます。
「起きたら、ここにいたの。ここはどこかしら」
「ここは林檎(アップル)の国だよ。寝相の悪い子がたまにくるのさ」
「まあ、私寝相の悪い子なんかじゃないわ」
 あなたが言い返すと……突然彼らはばたりと倒れます。
「あら!」
 彼ら、兵士たちは塩になってしまいました。お菓子一面に塩がばらまかれます。
あわててお菓子の一つを取ってたべようとしましたが、ぺっぺ。辛くて食べられた
ものではありません。
「しょうがないわ、別のところへいきましょう。まったく、変なお目覚め! 朝から
傷だらけの兵士さんたちだなんて! でも、兵士さんたちには哀悼(Mourning)を
捧げておきましょう。ではネクスト、この林檎の国から(ex)!」
 そういってあなたはお菓子を越えて、次のところへ向かいました。
675名無し物書き@推敲中?:05/02/08 00:04:29
八月終わりの猛暑が終わりに近づいてきた頃、一人の少年が中央街のある建物
から出ると、すぐに角を曲がり、そそくさと近くのコンビニ店へ入っていった。
676雨李:05/02/08 00:14:11
>>674
個人的には好きな展開ですが、「あなた」ではなく「私」の方がいいような・・・ファンタジー書いたことないからわからないけれど。
でもドーターとかドクターなどの括弧づけは好きです。
ハウルの原作越えるやつ、作ってみてください
677雨李:05/02/08 00:15:21
あと分割ですみません。
よく考えると、例の括弧づけは、外国モノを翻訳したとき、ニホンジンにわかるように使われる手法なので、好ましくないかもしれません
678662:05/02/08 01:03:53
ご意見、ありがとうございました。
……う〜ん、やっぱり駄目でしたか。
まだまだ勉強不足の修行不足のようです。
679名無し物書き@推敲中?:05/02/08 01:22:00
>>674
このままゲーム仕立てで行くのか。言葉遊びで通すのか。
どちらにしても最後まで書ききれるのであれば、問題はないと思います。
ただアリス風のストーリーは勘弁して欲しい。
680雨李:05/02/08 01:26:22
雰囲気はいい、というか、続きは気になります。
雨李は兵隊さんとか大好きです^^
でも正直、塩になる意味がわかりませんでした。
伏線でしょうか。
どこかで全編を読めるのを楽しみにしています。

>>675

ワンセンテンスが長いような気がします
「八月が終わり、猛暑が遠ざかる頃だった。中央街の建物から出ると、その少年はためらうことなく近くのコンビニに入っていった」

でしゃばってすみません^^;
681名無し物書き@推敲中?:05/02/08 01:49:08
>>640 は、既に指摘されているが、題材を未消化なまま書いた感じだな。
まだ習作にもなっておるまい。次作に期待。

>>662 は、作者が自分のために書いちゃった文章だな。
誰に読ませて、どういう感情を抱かせたい文章なのか、そのためには
どういう演出を施すのか、という視点が抜けとる。

>>674 は巧いな。
たぶん、コンスタントに面白い文章書くウデがあるやつだろうな。
682雨李:05/02/08 01:54:02
「猛暑の夏が遠ざかる頃だった」の方がいいかな
と、いうか「猛暑」の必然性はあるの?
「八月」と「猛暑」はダブルミーニングじゃないかな。
この続きに「猛暑」に意味がないのなら、削除してよいかなと

ちなみにこの書き出しだと、SFを感じさせるので、「センター街」書いたほうがいいような
683名無し物書き@推敲中?:05/02/08 02:12:48
>>631
>チミ、ブロードの説すら知らないのかね?
>知能の低さを露呈してしまいましたな(はあと

バカだなあ。
おまえ、完全に誤解してるよ。
>>640 って、↓↓この手のトンデモ理論といっしょじゃん。
http://www.d7.dion.ne.jp/~tohmatsu/ltncbrin/stimulti.htm

元はといえば、
認識する道具=脳 ではなくて、
外部からの膨大な情報を制限する脳、というパラダイムなんだが、
それを、
「脳が邪魔しなければ、人間名hあらゆる情報を認識済みである」
みたいに誤解したトンデモだね。
684683:05/02/08 02:15:50
わりい。2つ訂正。

トンデモ説のURLはこれ。
http://www.d7.dion.ne.jp/~tohmatsu/ltncbrin/stimulti.html

名h → は
685683:05/02/08 02:20:58
もういっこ訂正だ。
トンデモの元ネタは >>640 ではなくて、>>626-627 だな。

わりい。眠いせいだ。勘弁しろ。
686む ◆EcCgOA7Vw6 :05/02/08 02:45:02
>>648
「飽きてる」は違うのではないかと思います。

批評は時間のかかる作業で、創作よりも疲労の度合いが大きいので、専念できる人は少ないでしょう。

誰もが働いたり勉強したりしながら、家事などの日常的な雑務もこなしている。
テレビを見たり小説やマンガを読んだりもする。
その上でさらに批評に時間を割くのは難しい。しかも何の報酬もない。
そう言う私も、754にしようか939にしようかと悩んだり、120cmは高いので90cmにしとこうかと考えたり、
そんなんで批評をしたいとも思わず、それを非難されても応えられない。

批評側の人間が増えて、交代で行うような形になればいいのかもしれませんが。


>>652
2chに「自由意志」など存在しません。
みんな「ネタ」という強迫観念に縛られている。
誰もが2chの暗黙のルールに従って書き込んでいる。
そこには意志など存在しない。
私には窮屈にさえ感じられます。
2chで生きていくのは、現実社会で生きるより難しいのかもしれない。

約束事は少ない方がいいのでしょうけど、
投稿する人は名前の欄に一文字でもいいから書き込んで欲しいです。
みんな「名無し」なので、誰が何を書いたか、わけがわからなくなってしまう事が多い。
687む ◆EcCgOA7Vw6 :05/02/08 02:47:15
>>662
主人公が「ぐちゃぐちゃに歪んでしまった僕」と自分で言っているのはおかしいと思いました。

本当に精神がおかしくなった人間ほど、「自分は正常である」と思っています。そう思い込もうとします。
そうした人は「あなたは精神がおかしい」と言われる事をとても恐れており、言われても聞かなかった事にしてしまいます。
どうやっても自分が異常である事を認めません。

作品で具体的な例を挙げるなら、芥川龍之介の「河童」があります。
この作品には「狂人の語った話」と前置きがありますが、本編の中で主人公は「僕は狂人である」とは言いません。
至って正常な口調で異常な世界を語っている。
正常な口調と異常な世界の落差が、読者に深い印象を与えるのではないかと思います。


「自分は異常」と言う人間ほど、むしろ正常です。異常を自覚しているのは正常である事の証です。
その点ではあなたは至って正常です。歪んでなどいません。

正常な人間が「自分は異常」と言うのは、自分が特別な存在であると思われたいから、なのでしょうか。

宇宙の話はどうでもよくて、自分が特別な存在である事をひたすら強調している。
それを婉曲な表現を使ってごまかしている。
そういった事が見え透いてしまう。


>>672
そうですよね。では私も書いてみますので、あなたも書いてください。
私は次の作品を40枚ほどの長さにしたいと思ってはいますが、簡単に書けるわけがないですし、
上記のように悩んだり考えたりしているので、今すぐにはできません。
何とか2月中には書き上げて、また「アリの穴」に出してみたいと思っています。
その時には是非あなたも出してください。
688名無し物書き@推敲中?:05/02/08 06:33:22
>>676-677 >>680
>>679
>>681
どももー。>674です。今みたら自分の文章はあまりいいものではないと判明。
(ハズカシイ……)もう少し描写や展開を練り込んだ方が良いですね。
括弧をつけると文章が長く見えるし、分かる人には冗長に見えますが、外国語を含めたダジャレは
分かりにくいので、できる限りつけたほうがよさげです。(ちなみにソルトはソルジャー。ヘイボブ! ムリガアルゼェー)
皆さん、ありがとうございましたー。
689名無し物書き@推敲中?:05/02/08 12:42:26
>>686
648だが、別に批評を苦痛だなんて思っちゃいないよ。
というか苦痛な批評はしないから。
ただ正直俺はここに投稿される9割の作品に対して『描写が足りない』で
批評が済むんじゃないかと思っている人間で、俺と同じような感性を持ってる
奴がいたら、同じ事ばかり言ってらんないしやっぱり飽きるんじゃないかなと思って。

好きな奴が書いて好きな奴が批評する。これでいいと思う。
批評されたきゃ皆が読みたがる文章を持って来る。それが酷評クオリティ。

あとネタ云々ってのはあれだ。
日常生活で空気を読めって言われるのと似たようなもんだ。
普通に生きる分にはなんら問題ないのに、時々えらく不器用な人が現れる。
匿名掲示板の利点をもうちょっと活用しようぜ。酷評スレなんだから。
no more nareai. more omosiroibunsyo.
690名無し物書き@推敲中?:05/02/08 13:41:26
>>688
いや、いい悪いは判断できません。こういう設定ありきの話は
冒頭だけで即断できないということです。冒頭としてはあらは
ないと思いますよ。

たぶん、すらすら頭から理解しにくいことで反省してるのかと思いますが
わざと読みの流れを止めて、考えさせる書き方もあります。塩のくだり
は確かに苦しいですが、あとで語り手に突っ込ませる手もあるし。
691名無し物書き@推敲中?:05/02/10 02:49:55
ショートショートです批評お願いします
題名は【明るい午後の陽射し】で、ちょっとした謎掛けになっています

少女はそのとき
 世の中に対する嫌悪感で一杯だった。
 ただひたすら怠い。
 学校帰りのこの時間、いつもなら友人と喫茶店で楽しく喋ったりしていた筈だった。
 ゆっくりと横たえていた身体を起こす。完全に立ち上がると彼女は無様な自分の姿を笑った。母から貰って自分でも気に入っている栗色の髪の毛は、パリパリになっていて、祖母が誕生日にくれた洋服はぼろぼろになっていた。
 急に吐き気を催し、彼女はその場で吐いた。
 涙は出ない。
 人差し指と、中指を喉の奥のほうまで突き入れて、再び吐いた。
 空は不気味なほど蒼く、小鳥たちは優雅に囀ったり飛んだりを繰り返していた。
 日差しは暖かく、木漏れ日が彼女の白い服を斑模様に染めていた。
 彼女はしゃがんで自分の着ていたコートを拾い上げ、頭を内側から打っているような激しい頭痛をこらえながら
 ゆっくり、

 ただひたすらゆっくり歩き始めた。
692名無し物書き@推敲中?:05/02/10 08:50:03
>>691
まじでいいと思って書いてるの?
693名無し物書き@推敲中?:05/02/10 09:08:16
>>691 は文章自体はこれでうまいと思うが、
とりあえずレイプを思い起こさせて不愉快だな。作者の意図は知らんが。
実際にそういう目にあったら、こんな甘いもんではあるまい。
694名無し物書き@推敲中?:05/02/10 12:35:07
>>691
なにこれなにぃー? 
これで終わり? これで全部?
落ちないの? 落ち。
それにしてもどこが謎掛けどこがぁああ?
695名無し物書き@推敲中?:05/02/10 14:43:10
>>691
これのどこが謎掛けなんだ?
意味がわからない。
696名無し物書き@推敲中?:05/02/10 15:14:03
FF・DQ板から来ました。分かる人批評お願いします
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1103081833/390-393
697名無し物書き@推敲中?:05/02/10 17:03:02
>>696
文章は悪くないが・・・
描写がしょぼーい
698名無し物書き@推敲中?:05/02/10 20:09:23
>>691
俺には、主人公が二日酔いの状況にあるように見える。
なぜなら、俺自身の二日酔いの酷いときと同じだからだ。
699雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/10 23:06:52
>>691
中篇の書き出しなら、なんら問題ないと思いますが・・・
700批評をお願いします。:05/02/10 23:13:40
 私はある高校の面接官である。今日とんでもない受験生を面接した。
ひとりは男子、もうひとりは女子である。
 その女子生徒を面接した際、わたしが『陸上部に入っているようですが、
具体的にどんなことをしているんですか』と聞くと、その生徒は
「短距離でーす」と、ふざけたのである。わたしは面食らってしまった。
男子生徒の方はもっとひどかった。『趣味は何ですか』と尋ねると
「俺はよ、写真を撮るのが好きでよ、特に機関車の
ダイナミックな姿を撮るのが好きだ」と、実にふてぶてしい態度で返答してきた。
701雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/10 23:19:49
↑短すぎてなんとも言えません

「その女子生徒を面接した際、わたしが〜」
は少しまどろっこしいかなとは思います
あと「ひとりは男子、もうひとりは女子」と書いてあるのに、列記の順番が逆なのも気になります

702名無し物書き@推敲中?:05/02/11 01:54:43

なんとも言えないのに、批評してる
703名無し物書き@推敲中?:05/02/11 02:41:26
>>692-595
すみません、
「なぞ掛け」って言い方が悪かったみたいです。
693さんの仰られたとおりで
レイプを匂わせて書いてみたつもりなのですが
不快にさせてしまい申し訳ないです。
読み手はどれくらいの情報量で書き手の思ったことを読み取るのか
を探ってみたくて書いたんです

>>698
なるほど・・・
実験は失敗っぽいですねw
>>699
ショートショートと言うよりも、もはやスケッチですよね。
書き出しにさえ漕ぎ出せていないレベルですw
704名無し物書き@推敲中?:05/02/11 03:27:01
いやいやいや
レイプを匂わせて、それを批評されて、謝っちゃいかんだろう。
匂わし相手に理解させる事に成功したのだから、むしろ喜べ。でないと自分で自分の作品否定する事になる。
あと693も主観で語らない。そういう作品なんだから。
レイプされてハァハァ気持ちいいって女がいても小説なら許されるし、それは読者の考えることじゃない。

>>691はほとんど心情描写がない。これはタイトルが示すとおり闇を書かないでレイプを表現しようとしたのだろう。
もしくは上から見下ろしたカメラで撮ったレイプシーンを見てる感じ。
その試みは好きなのだが、いかんせん描写が軽い。心情描写をしないのならそれ以上に他の描写が必要。
髪と洋服がボロボロになったよ、としか書かれていないんじゃ読者も暗くなれない。
なんつうか見せ場がないのね。一番盛り上がりそうな吐く場所は一行のみ。
吐くってあんなごっつい体験描写しないのはもったいなさ過ぎる。

あと小鳥の描写が入っているがこれのおかげで視点が女から上に移る。
その後またすぐ女に戻るので全然印象に鳥が残らない。読者の想像力を逃がしてる。
テレビでいうと鳥のシーンはカメラを後ろに引いてる状態にあたるので、読者を弛緩させる効果がある。
例えば沢山人が並んでる中で徐々に一人の女の子にズームアップすると皆がそこに集中するが
逆に一人の女の子から大勢写るようにカメラを引いていくと最初の女の子を注目する人が減る。たぶん。想像してください。
そういう意味で小鳥のシーンはあんまりアクセントになりきれてないのね。それを避けるためには
例えば女に空を向かせるとか。これだけで読者は女の視点から空を見れる。違和感がなくなるのね。

そういうちょっとした事を変えていけば面白くなると思う。
つまりひたすら推敲推敲! と、えらそうに書いてみる。自分の小説は全然進まねーよ。
705691:05/02/11 04:59:54
>>704
>上から見下ろしたカメラで撮ったレイプシーン
この場合行為がすんでほっとかれた女を書いたつもりです。
視点の変化は考えてなかったなぁ。
丁寧な批評有難うございます。

疑問なのですが、リアルな状況描写だけで人物の心理も描写可能でしょうか?
目指すところはそれなのですが、道のりは遠いようですw
(なんだかんだ言いつつ心理描写もしてるしねw)
706名無し物書き@推敲中?:05/02/11 05:14:54
可能だけど、現代の商業小説では必要とされない手法。
あえて茨の道を行くなら止めはしないが。
707名無し物書き@推敲中?:05/02/11 08:21:22
>>704
自分の作品を否定しちゃいけないなんて
法律どこにもないですよ。
リアリティを感じるかどうかは読者の問題です。
708名無し物書き@推敲中?:05/02/11 12:31:11
>691
それを主題にした理由は?
少なくとも、俺や>693のように不愉快に感じる人はいると思うんだけど。

>704
最初から官能小説だっていうつもりで読むのとは、違うでしょ。
709名無し物書き@推敲中?:05/02/11 14:17:10
小説なんだから関係ねーだろ
710693:05/02/11 15:00:29
>>704
アフォウ。客観的な感想などあるわけなかろう。

文章については悪くないと評している。
不愉快に感じたら、自分は不愉快だったと正直に伝えてやるのが親切というもんだ。

>>691 が実験をすること自体は、別になんら構わない。
前後を見ても、この手の題材は不快がるやつが多いのが分かるだろ。

どういうのが受けて、どういうのは受けないのか、反応が分かるってもんだ。

>>705
題材はともかく、あなたの文章自体は、アプローチ間違っていないと思うよ。
心情描写と言われてるのがどういうものか知らないが。

悲しいときに悲しい、暑いときに暑い、愛してるときに愛してる、
なんて書いてたら、薄っぺらな小説にしかならない。


>>706
そうかなあ? 石田衣良とか、ライトな人は確かにそうなんだけどさ。

東野圭吾「秘密」とか、貴志祐介「青い炎」とか、
「カンドー的なラストシーン」には、いずれも心情の内面描写なんか無いよ。
主人公の行動が描写されるだけ。


711名無し物書き@推敲中?:05/02/11 15:21:02
>>707
確かにそんな法律は無い。だけど
レイプを匂わすのが目的>匂わせる事に成功>自分の作品を否定
ってどう考えても流れがおかしいでしょ。
俺だってキモい作品狙って書いてキモいって言われたら喜ぶ。目的を達したのだから。

>>720
主観的な批評などあるわけなかろう。
レイプが不愉快って言うのは、”お前の小説の主人公って格好良いから不快だ”、って言ってるのと同じようなもんでしょ。
>>720の趣味の話であって人に言うことじゃない。これが主観的だといってるの。
読書感想文書くならそれでもいいけどさ。
712名無し物書き@推敲中?:05/02/11 15:23:00
主観的でないものなんかあるわけねーだろ、とかそういうのはこちらで。

あなたの文章真面目に酷評します 別館
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103876665/
7131/3:05/02/11 15:55:38
初投稿です。最後が上手く決まりませんでしたが、静かな恐怖を表現するということを目標にして書いてみました。
長くなってしまったので三回に分けます。

 私は、いつも通り布団で寝ている。しかし体が動かない。目も開かない。声も出せない。そして何故か、猫の眼球が見える。
 それは黄色い色をしていて、中央には通常よりも大きいと思われる漆黒の瞳孔がある。その二つの眼球が、じっと私を見つめている。最初にそれが現れた時には、私の体を戦慄が駆け抜けた。
 恐ろしいことに、目が開かないのに見えるのだ。暗闇の中、静かに浮かび上がる猫の眼球が。
 体の自由は無くとも、思考は働く。これは夢なのだろうか、それとも心霊現象と呼ばれるものか? 自問自答する。しかしそれを確かめる術は無い。眼球は何も語らない。
 何もわからないということは恐怖だ。時間を確かめる術すら無いのだ。私は数時間もの時が流れたと感じているが、実際は数分かもしれない。それともその逆で、数日、経っているのかもしれない。私は死んでいるのかもしれないとさえ思う。
 しかし、そう思ったころに目が開きそうになる。ほんの一瞬、硬く閉じられた瞼が緩むのだ。けれどすぐに瞼が接着剤で留められたように動かなくなる。
 短い時間だが、それは私にとって休息の時間だ。その瞬間だけ、猫の眼球は私の視界から消える。
 昨夜眠りについてから、この瞬間を三、四回迎えた。目が覚めるかもしれないという希望をもたらすけれど、すぐに、目が開かない絶望を私に与える。これは残酷な瞬間でもある。
7142/3:05/02/11 15:56:51
 少し経ってからまた、猫の眼球が浮かび上がってきた。
 この眼球は、私に一体何を伝えようとしているのだろうか。私は考えた。だがその思考すら眼球に犯されようとしている。気が狂いそうだ。いつまでこれを繰り返せば良いのだろう。
 一刻も早くこの恐怖しかもたらさない無益な繰り返しを終えたい。その為なら何だってする。何だって。けれど今の私には何も出来ない。
「いつまでこの状態で居れば良い?」
 猫の眼球は消え、暗い部屋に声だけが響いた。
 暫く私はその状態のままで居た。先ほどの声が自分の声だという事にも気付かないほどで、あまりの驚きに体が動かなかった。
 しかしこのままの状態で居たら、いつ猫の眼球が現れるかわからない。そう思ったら、まるで猫のような機敏さで私の体が動いた。
 まず、電気を点けた。すぐに部屋を見回すが、特に変わりは無い。
 体がべたついて気持ち悪い。動悸もするので、ひとまず水でも飲もうと思い、台所へ向かった。
7153/3:05/02/11 15:58:51
 台所の暗闇に一瞬怖気づいたが、すぐに電気を点けた。部屋が明るく照らされる。
 いちいちこんなに怯えるのも馬鹿らしいとは思うのだが、つい猫の姿を探してしまう。もし猫がそこに居たらどうするか、という事までは考えられないけれど。
 ふと、窓に目が留まった。台所の、流しの前にある窓にはカーテンが付いていない。だから外から丸見えだ。
 しかしここは3階で周囲にはあまり高い建物が無いので気にしたことはない。だが、今は何故か気になって仕方がないのだ。
 まるでその暗闇の中から猫の眼球が浮かび上がってきそうで。
 想像していたらまた恐ろしくなってきたので、当初の目的を達成させることにした。
 棚から愛用しているガラスのコップを出す。棚の奥の闇に恐怖を覚えた。これは暫くの間暗闇恐怖症になるな、と思い苦笑する。
 どうやら苦笑出来るほど心の余裕も出てきたらしい。もう大丈夫だ。
 コップに水を汲み、水を飲んだ。体に水分が染み渡っていく感覚。心臓の動きも落ち着いた。
 私は深く息を吐き、ふとコップを覗き込んだ。
 そこには猫の眼球があった。
 再度心臓の動きが加速する。あまりの驚きにコップを落としてしまった。慌ててしゃがみ、欠片を拾う。
 しかしその行動は私にとって最悪の結果をもたらす事となった。
 欠片に映っているのは、猫の眼球。
 あまりの恐ろしさに全てがそう見えるだけだ、と必死の思いで自分に言い聞かせ、欠片を集めて立ち上がった。
 私の眼に、台所の窓が映される。
 体中の関節が軋んだ音を立てながら動く。ゆっくりと、ガラスの欠片を持った手が私の眼に近付いてくる。
 突然手の速度が速まり、私は眼を閉じるどころか逆に見開いた。
 黄色と漆黒、そして赤。
 それらの色を目に焼き付けて、私の夢は終わった。

長くなってしまいすみません。批評、よろしくお願いします。
716名無し物書き@推敲中?:05/02/11 16:33:54
>>713-715
小説で恐怖を表現するのは難しいんだよな。
描写が主観的過ぎてもぴんと来ないんだけど、
客観的なほど「主人公が感じる恐怖」と「語り手の伝える恐怖」が離れてしまう。
そうすると読者は「恐怖を感じている主人公を見物する」ことになるわけだ。
(ちょうど事故や殺人事件を伝える三面記事を読むようなものかもしれない)

で、>>713-715の場合「猫の眼球は恐怖の象徴である」と読者に強く印象付ける必要があると思う。
それこそ「猫の眼球」という言葉が出てくるたびに嫌悪感を催すくらいでちょうどよい。
>それは黄色い色をしていて、中央には通常よりも大きいと思われる漆黒の瞳孔がある。
ここを綿密にグロテスクに書き込めば効果的では?

#何だか翻訳調の文体だけど、この元ネタはどこだろう?クト?
717713:05/02/11 17:39:24
>>716
丁寧な批評ありがとうございます。
あまり人に小説を見せて批評してもらう、ということをしていなかったので、参考になりました。
事故や殺人事件を伝える三面記事を読むようなもの、というたとえがとてもわかりやすかったです。
もう少し恐怖の対象について細かく描写した方が良いのですね、以降気をつけます。

翻訳調の文体、ということは意識したことがありませんでした。あまり好ましくないでしょうか。
元ネタは特に無いです。お恥ずかしながらクトとは何か知らなかったので調べてみたら、クトゥルフというものがありました。これのことでしょうか?
718名無し物書き@推敲中?:05/02/11 17:41:42
包み隠さず言えば、文章が稚拙。
主人公の感情や行動がそのまま書かれているのでえらく主人公が冷静に見える。
そのせいで全然こちらも怖くない。
>何もわからないということは恐怖だ。
>気が狂いそうだ。
この辺とか特に。怖いんですか、とはわかってもこちらまで恐怖は伝わってこない。

また猫の眼球にした効果が薄い。必要なのは猫の目の描写ではなく、それを見た主人公の描写だと思う。
主人公は目が開かない上に訳わからんものが見えてる状況で、戦慄が駆け抜けた!こえー! としか書かれてない。
この辺りを書き込まないと怖がらせるのは難しいと思われ。

まあ言いたい事は716とほとんど一緒だ。
ホラーには濃密な描写が必須だと俺は思ってる。
719713:05/02/11 18:08:16
>>718
なるほど……文章が稚拙というのは自分でも感じていたことなので、他の人に文章を見てもらって、その上で言ってもらったことで確信がもてました。率直に言ってくださってありがとうございます。
もう少し細かい描写を、とか色々考えてみたりはするのですが、なかなか上手く書けません。本は出来るだけ考えて読むことにしているのですが。
とりあえず今の私になによりも必要なものは努力ですね、頑張ります。
720名無し物書き@推敲中:05/02/11 21:22:00
 築50年をとうに越えた家はところどころ床がきしみ、住む人もいなくなってとてもわびしいものになっていた。
最後の住人である母の、数少ない家具を業者に処分を頼み、あとは車に積み込んだいくつかの荷物と持てるだけの荷物だけ。
兄と私の母子手帳や、結婚指輪と思わしきダイヤの指輪とそのダイヤの証明書。
これから必要になる生命保険の証書など、紙ばかりだった。
ふと、壁にかけた時計に気が付いた。
誰も住むことのない、処分すら決めていない家だが、何もない部屋においていくのも違うように思えてほこりがつくのもかまわず両手で持ってはずしてみた。
はずすと同時に、埃まみれの封書がたたみの上に落ちた。
大学ノートでも入っているかのような封書は裁判所からゆうに10年前、まだ私も兄も学生でこの家に住んでいたころに届いたものだった。
玄関で夫の呼ぶ声がするが、なんともいえない言葉を返し時計ものけて封筒を開ける。
中には、父親との離婚裁判に使われたらしき書類が時効か何かが過ぎたので返却するむねが書かれていた。
初めて、父親の名前を知ったのが母親の死後とは……おもわず苦笑し、続いて書類を斜めに読む。
親権が母親に移されたこと、手切れ金のようなものを母親が払っていたこと。
父親が母親以前に二人の女性と結婚していたことなど、いまさらな出来事がつづられていた。
「これ、当事見ていたらグレてたんだろうなぁ……」
思わず口角が上がるのを自覚する。
最後は戸籍があった。
自分に二人、腹違いの兄がいることにおどろいた。
これは、夫に今夜話そう、今度友人にも話して驚かせようと思った。ヘタな昼ドラみたいよね、と。
兄二人の名前を見た。
兄弟の名前、生年月日、裁判当事の住所までご丁寧に書かれていた。

夫の呼ぶ声がする。
ああ、本当に今夜が楽しみ。
どこから聞ききましょう。
ねぇ、あなたのお父さん、名前はなぁに?


(´・ω・`)どうかな?
721名無し物書き@推敲中?:05/02/11 21:22:18
>>悲しいときに悲しい、暑いときに暑い、愛してるときに愛してる、
>>なんて書いてたら、薄っぺらな小説にしかならない。

んなこたーない
722名無し物書き@推敲中?:05/02/12 03:19:56
>>720
母は死んだし、家は処分するし、裁判は思い出すし、兄は腹違いだし、
これから何ページ続けたら話がまとまるんだか判らないくらい。
>ヘタな昼ドラみたいよね、と。
といきなり予防線を張るのも一つの手だけど、ちょっと狡い感じ。

でも、この手の小説はそれなりに受けるんだな。
情報を手際よく捌いて展開を早くすれば文章の粗は目立たないし、
ストーリーテリングが上手ければ「平易で読みやすい」と褒められるかもしれん。
(それが下手だったら、本当に箸にも棒にもかからないけどな)
723名無し物書き@推敲中?:05/02/12 05:17:31
>>720
俺は722と正反対の感想かな。
よくまとまってるし面白く読めた。
腹違いの兄とか父親とかは単なる道具であって別に膨らますつもりないんじゃないかな。
そういう意味で効果的な道具になってると思う。
簡潔に纏められててよみやすかった。情景描写が無くても絵が浮かぶし。


ただ一つだけ気になったのは、紙が多すぎと思った。
前半で紙が多いというのは問題ないし、モノが残らなかったという雰囲気は好きなのだけど
おかげで時計裏から出てきた封筒のインパクトが減ってしまっている。
趣味の問題だから別に直す必要なんて無いけど、俺が気になったという事でそういう細かい事
気にする読者がいると一応書いておく。
724名無し物書き@推敲中?:05/02/12 10:33:34
>>723
ネカマ乙
725名無し物書き@推敲中?:05/02/12 12:04:13
>>720

全体的にはそう悪い文章ではない。
しかし、細部に対する配慮がもう一歩足らない。

>最後の住人である母
この時点で書き手の脳内では、母は故人となっているのだが、
読み手にはそうともとれるし、また主人公か誰かの家(またはどこか)に移るのかとも取れる。
早目に正確に出しておかなければいけない情報に、一、二度つまずくと、
読み手は先の話の展開も曖昧だろうと予断を持ってしまうものだ。
(まして冒頭)
その予断はほぼ間違いなく当たる。
726710:05/02/12 12:05:05
>>711
別館で反論しようとおもたが、既に似たような事が書かれていた。

>>712 が書いてる別館スレの 317, 319 あたりをよめ。
727名無し物書き@推敲中?:05/02/12 12:28:48
>>720
つまらん。夫&友人→腹違いの兄弟二人ってことなんだろうが、
父親も母親も死んでいる以上ドラマティックじゃないし。
文章もだらだら続いている感じ。もうちょい張りをもたせなさいよ。
あと説明だけで心理描写がない。主人公が無個性か記号的。
728名無し物書き@推敲中?:05/02/12 13:59:28
>724
723は、俺と書いてあるのに、なんでネカマになるんだ?
そぼくな疑問なんだが。
729名無し物書き@推敲中?:05/02/12 15:21:15
>>727
記号的ってのは意味が違う気がするが。
730名無し物書き@推敲中?:05/02/12 18:21:32
>>728
私は722と正反対の感想かな。
よくまとまってるし面白く読めた。
腹違いの兄とか父親とかは単なる道具であって別に膨らますつもりないんじゃないかな。
そういう意味で効果的な道具になってると思う。
簡潔に纏められててよみやすかった。情景描写が無くても絵が浮かぶし。


ただ一つだけ気になったのは、紙が多すぎと思った。
前半で紙が多いというのは問題ないし、モノが残らなかったという雰囲気は好きなのだけど
おかげで時計裏から出てきた封筒のインパクトが減ってしまっている。
趣味の問題だから別に直す必要なんて無いけど、私が気になったという事でそういう細かい事
気にする読者がいると一応書いておく。
731名無し物書き@推敲中?:05/02/12 20:05:36
720ざます。酷評ありがとう。

死んだことも、裁判もね、723のいうとおり、膨らますつもりはないのよ。
んで、腹違いなのは夫なだけ。
それもあって言葉を発しているのは「私」と「夫」だけだったのね。
ただ、紙(母子手帳とかのことだよね?)が多かったのはたしかに蛇足だったか。
ありがとう。

んで、722のいう平易さか〜。それはただのつまらない日常、ではなくて、
だらだらとした文章、ということかな?
張りがないってのは、一番わかりやすい言葉だった。ありがとう。
精進しますわ。
732名無し物書き@推敲中?:05/02/12 20:30:49
ごめ、抜けてもうた。
725>
つまりは、結婚して子供らは家を出て行って、育った家には母親だけが残って住んで
いた、ってことなんだ。
兄も私も学生のころ……ってとこじゃ、足りなかったかすまん。
727>>
事実は小説よりも奇なり、的なイメージで書いたので、ドラマティックさはこれに求めてないんだ。
んで、父親は死んでないよ。むしろ、私はここで初めて父親の名前知ったくらいなので、
生死は知らないし、その程度のことはどうでもいいくらいの話。
友人に面白おかしく話すネタが増えたくらいの勢いで。
心理描写にしても、だからあまりなかった。とくに興味関心はないわけだから。
せいぜい笑ったくらいで。
で、最後だけぽん、とあるのは、まぁびっくりした時なんて、心に嵐が吹きすさび立ち上がる力さえ引力にひかれていった、
とか思わないと、いうことであぁ。夫に聞いてみるか。びっくりーわおーくらいの平坦な感じで。

ちょと、はぶきすぎでしたか。

733名無し物書き@推敲中?:05/02/12 21:55:21
>>721
具体的に作品を挙げろよ。
734名無し物書き@推敲中?:05/02/12 22:01:45
以前もこのスレで酷評依頼を出した者です。
その際には余りの酷さに酷評すらして貰えないほどでした。
それ以来切磋琢磨してまいりました。
まだ足らない部分も多々ございますが、宜しければ再び酷評お願いいたします。

ttp://smokers.exblog.jp/
735名無し物書き@推敲中?:05/02/13 00:57:45
>>734
ちゃんとテンプレ読め。
>酷評依頼中。
だけじゃ微妙だろが。と言いつつ酷評も書くけどな。

地の文に「作者がこの場面で読み取って欲しいこと」を書いている箇所が多くて、
何かあるたびにナレーションが入る野島伸司ドラマを思い出した。
映像があるドラマor漫画orアニメと違って、文章しかない小説でやっちゃ駄目だろ。
736734:05/02/13 03:16:45
>735氏
早速の批評ありがとうございます。そしてすいません、あとでトップ書きなおしときます。今ちょっと出先なもので。
で、件の「作者がこの場面で〜」というのは、具体的に言うと例えばどの辺の記述でしょうか?幼稚な質問で申し訳ないとは思いますが、何卒お願いします。
737名無し物書き@推敲中?:05/02/13 07:37:24
>>720
> まだ私も兄も学生でこの家に住んでいたころに届いたものだった。
> 玄関で夫の呼ぶ声がするが、

主人公の紹介が遅い。
例えば、私=男のイメージで読み進んで行った読者は、
中盤で初めて主人公が女性で結婚しているという情報を与えられ、
固まったイメージを変更する作業を強いられる。
それは、説明しなくても読者が作者と同じ主人公を共有してくれる筈という、
作者の幼稚な思い込みが創り出した混乱であり、自己の作品に対して害を為す事しかしない。
一言で言えば説明不足。

> 自分に二人、腹違いの兄がいることにおどろいた。

腹違いの兄の数を二人にした事で、「もう一人の兄は?」という疑問を読者の心に生じせしめ、
結果として結末を弱くしている。
前段で「二人の女性と結婚していた」事を示すのは、
読者に展開を予想させない工夫として有効だが、
兄の数まで増やすのは全くもって不要。

> 兄弟の名前、生年月日、裁判当事の住所までご丁寧に書かれていた。

削るべき情報の重複。全くもって蛇足。

> (´・ω・`)どうかな?

顔文字の使い方が間違っている。
例えば、「デパートで幼児を頃してきまつ(´・ω・`)ノシ」といった具合に、
犯行予告や基地害みたいなレスをする時に、
違和感が作る異常性の強調目的で使用するのが、
この顔文字の正しい用法である。
738名無し物書き@推敲中?:05/02/13 14:40:39
ネナベのまちがいだろw
739名無し物書き@推敲中?:05/02/13 14:41:44
>>733 is god
740どーなの ◆bC5JaX4ib6 :05/02/13 15:16:08
また寒い季節がやってきた。路上で生活するようになって、これでもう10回目の冬だ。
かつてバブルの頃の華やかな生活は、もう遠い昔の話だ。

行く手に屋台がある。焼きとうもろこしの屋台だ。香ばしいにおいが漂ってくる。
「一本ちょうだい。」思わず頼む。しかし財布には100円しか入っていない。1本、200円だ。
「100円足りないや。」店主に詫び、また歩き始める。そのとき、後で声がした。
「半分に分けませんか。私、一本ではちょっと多いのです。」
何だ、おかしな奴だ。ケンカでもしたのだろうか、目の周りが大きく腫れている。だがそんなことはどうでもいい、とうもろこしにありつけるじゃないか・・・
「あきらめてはいけない。自分の力を信じて、前へ進まなければ。」
ちっ、うるせえ。お前に何が分かる、これでも俺は、昔は・・・

翌日、拾ったスポーツ新聞に目を通し、驚く。あの男が載っている。
フランソワ・ボタ。かつてボクシングの世界チャンピオンだった男だ。だがK−1へ転向後、4連敗。
そして昨日、若きチャンピオンレミー・ボンヤスキーに負け、デビューから5連敗を喫したのだという。
(ロートル・ボクサーか・・・しかし、試合に負けたその帰り道で・・・優しい野郎じゃないか・・・)

工事現場の作業中、ラジオのボリュームを上げる。放送されているのはK−1GPの開幕戦だ。
ボタの対戦相手はジェロム・レ・バンナ。ワンマッチ最強と言われるK−1のトップファイターだ。
「頑張れよ、フランソワ・ボタ!」
741名無し物書き@推敲中?:05/02/13 17:28:48
>>740
なんで外人ボクサーが

試合の次の日にアゴとか痛くてあけらんないだろうに屋台でトウモロコシ買って食ってて

見ず知らずの通りすがりと半分こしようとして

どうやってトウモロコシを半分こしたのかも謎で

外人なのに日本語で説教してきて

試合の翌日にまた開幕戦に出て試合するのか

私にはわからない
742名無し物書き@推敲中?:05/02/13 17:44:36
>>741
そんなことどうでもいいだろ
問題は>>741がうんこだということだ
743名無し物書き@推敲中?:05/02/13 17:45:42
>>740
作者が自分の表現に酔ってて、なおかつ自分の稚拙さに気づいていない
内輪ウケ狙ったにしてもアイタタな文
744742:05/02/13 17:46:59
訂正
問題は>>741がうんこだということだ →>>740
745名無し物書き@推敲中?:05/02/13 17:48:48
そんなにまでして、あなたは人がうん子だということを伝えたいのですか?
746名無し物書き@推敲中?:05/02/13 18:00:57
745=うんこ
747名無し物書き@推敲中?:05/02/13 18:14:57
746=ビチ糞
748名無し物書き@推敲中?:05/02/13 18:29:31
U!N!C!O!
749どーなの ◆bC5JaX4ib6 :05/02/13 19:23:46
えー、ちょっと待ってよ。書いた僕が言うのも何だけど、740は面白いよ。
742の言葉を借りれば、「741の指摘はどうでもいい、問題は740は面白いということ」
とこうなる。格闘技に詳しい人のレスを待ってるよ。

あと、どうでもいいことだが、748は面白い(笑)
750名無し物書き@推敲中?:05/02/13 20:32:16
>749
きさま、睾丸に鞭をうたれたいのですか。
751名無し物書き@推敲中?:05/02/13 22:22:00
問題はタマがないことだ。
752名無し物書き@推敲中?:05/02/14 05:32:28
 NYでショッピングを楽しんでいると、目のまえに小汚い格好をした中年の男が立っていた。
 せっかくの美しい町並みも、その男のせいで台なしだ。
 私は、その男に文句を言ってやろうと近付いて、大変な事に気が付いた。

 その男はガラスに写った自分だった。
753どーなの ◆bC5JaX4ib6 :05/02/14 11:33:18
ちィィ、レスが無いよ、レスが。仕方ないので自分で解説する。

ボタらは実在の人物。ボタはこの後、レ・バンナに勝つ。去年の10月の話。この辺は、格闘技ファンなら
説明の必要が無い。結末の分かっている話。その辺を踏まえて740を見て欲しい。

格闘技板・ボタスレでのでのレスは「ちょっと鳥肌たったぞ」「面白いな。続きを書け」とかだった。
まあボタスレだから「目が腫れてる」という辺りでボタと分かるのだが・・・

ついでに、とうもろこしは簡単にパキッと二つに折れるのよ。それでは。
>752 つまらん、お前の文はつまらん。
754名無し物書き@推敲中?:05/02/14 11:37:15
幼稚んこ
755名無し物書き@推敲中?:05/02/14 12:55:58
恥書くのは当然、濡れの文章スレタイ通り酷評してくれ

蝉がせからしく鳴いている
じっとりとした空気。だけどふと風が吹くと風が頬を伝って
心地いい気分にさせる、風鈴の音が涼しげに鳴り響いている
ふと目を覚ます。よだれをたらして寝ていたようだ
「うーん」と俺は背伸びをする
畳の匂いがとてもいい匂いだった。
「もう、隆あんた今日もラジオ体操さぼったでしょ?」
と母が口をとんがらせて言う
「ごめん、だって朝6時半からなんて起きれないよ」
母親がふぅーとため息をする
「もう、朝ご飯早く食べちゃいなさい」
「今、何時?」と俺はとぼけたことを言う
「もう10時過ぎてるわよ、全くだらしないんだから」
と母はため息をつきながら俺の部屋を後にした。
俺は、仕方がないことだと思った。
友達のホリぽんと遊ぶのはいつも昼過ぎで
そのまま夜の7時までぶっ通しで遊びまくる
そして、夜は夜で天体観測をよる遅くまでやる
大体寝るのは11時過ぎ。
大人だったらなんてことない、と思うはずだ。
だけど小学校6年生で、こんなハードな日々を過ごしていたら
誰だって、昼頃に起きるものだ。
重い頭を起こして俺は台所へ向かう
朝食はない、夏場は腐ってしまうから母がさっさと片付けたのだろう
俺は、パンを取り出し、トースターで焼く
パンをかじりながらNHK教育でやっている甲子園を見る
別に野球が好きってわけでもない、ただぼんやりと見ていた
扇風機はフル回転の1975年の夏
756続き:05/02/14 12:56:52
小学校最後の夏、未だに溜まった宿題は終わっていない
誰もが風が吹くように気付かない小学校最後の夏
俺は、変なところを意識していた。来年は中学校
だから小学生として遊ぶ最後の夏だからと
俺は、燃えていた、そして今日は大事な日
11時になると庭からいつもの声がする
「お〜い、隆遊ぼうぜ」と元気のいい声
近所に住む、堀 信行。通称ホリぽんだ
「あ〜わかった、今すぐに行くよ」と俺は海水パンツに着替える
俺は海水パンツ一丁になって外に出た。
じりじりと太陽光線が俺の肌を焼いていく
「今日も暑いな」と俺は心の底から思い、言った
「いいじゃんそれでこそ泳ぎがいがあるってもんだ、今日の俺達を祝福してくれて
いるみたいだ」とホリぽんは、言った
「まあね」と俺は促した
「じゃあ、とりあえず海までダッシュ!!」といきなりホリぽんは走り出す
「おいおい、待てよ」と俺はしぶしぶ走り出した。
ここは海沿いの町で町とは呼べないくらい交通の便は悪く
そして店らしい店もなかった。未舗装の道路も多いし
十字路では、一旦止まらなくても安全というくらい車も通っていなかった
俺らはいつも、こうやって海まで競争した。
俺の家から海まで約800mだ、程よい距離なので
体が熱した鉄のように熱くなり始めると海が見えて
体が鉄のように熱くなると海に飛び込む
そして、海の水がほってった体を冷やす
それがたまらなかった。ふたりはこの感触に病み付きだった


以後長いので晒しません
757752:05/02/14 13:03:11
つまらないとか幼稚とかじゃなくて、なにがどう悪いのか具体的に教えてほしいな
こっちはプロじゃないんだから文章が未熟なのは十分にわかってる
その稚拙さを直すために書いたんだから
758名無し物書き@推敲中?:05/02/14 13:07:10
>>757
何がどう悪いとかは問題ではない。
問題は>>752がうんこだということだ
759名無し物書き@推敲中?:05/02/14 13:17:43
>>752
ありがちな小噺だよなぁ。
文章も特に上手いわけでなし、破綻しているわけでなし。

あえて突っ込むなら
・「NYで」をもっと具体的に絞り込んだ方が良さそう
・「その男」と毎行書くと邪魔(特に2,3行目は無くても構わないはず)
とか、その程度か。
(別に小噺としては変わらないし)
760小 ◆PBtykf5sPQ :05/02/14 13:26:19
小噺ちゅうか、うまい皮肉になってるよな。
俺は好きだが。
「日本人」の醜さに対する皮肉と、
自分を棚に上げて人を批判する人間への皮肉か。

フランス辺りでその土地の気分を味わって
がめつくショッピングしているババアとか若い女を揶揄しているようでもあるし、
酷評スレだが、結構面白いと思う。
ワンアイデアではあるが。
761どーなの ◆bC5JaX4ib6 :05/02/14 13:26:39
>757
ごめん。てっきりNYの街並みをこのスレに、そして主人公を僕に例えた釣り小説かと思った。
内容ですが、まずいくら何でも短すぎます。それと、例えば主人公が目が悪いとかの説明は
不可欠ではないか。ただ発想自体は悪くないと思います。

ていうか、僕のは本当につまらんか?
762ガイドライン 1/5:05/02/14 13:53:20
「やぁ磯野〜」
中島は相変わらずカツオの事を磯野と呼ぶ
今では花沢カツオになったと言うのに・・・
「チョット、一杯やらないか?明日は休みなんだろう?」
カツオは一升瓶を捧げニコリと笑う。

中島の部屋は何も無い
四畳半一間、押入れさえ無く
部屋の隅に布団がキチンと畳んである。
部屋には流しが付いているだけ
テレビも無い
小さな机と古ぼけたAMラジオが一つ
中島はAMラジオを付けた。

「つまみはソーセージしか無いけどいい?」
中島は恥ずかしそうに言った。
カツオは知っていた、この魚肉ソーセジが冷蔵庫さえも無い
中島の朝食であり昼食であり
仕事を終えてバイトで働く居酒屋で食べる賄い食が無い日の
夕食である事を・・・
763ガイドライン 2/5:05/02/14 13:53:51
中島は6年前に人身事故を起した
中島のせいでは無かった
無謀運転をしてた若者の原付バイクを避けようとして
歩行者を跳ねたのだ・・・
そして、歩行者は死んだ

死んだ歩行者には新婚の奥さんと生まれたばかりの子供がいた。
奥さんは中島を決して許さなかった。

「サヨリちゃんは元気かい?」
中島はカツオの娘の事を訪ねた
「ああ、やっと歩けるようになったよ。」
中島は泣きそうな笑顔をしている。
まるで、自分が笑う事を恥じるように・・・
カオリちゃんとの婚約破棄の時も同じ顔をしていた。

死亡事故を起した中島は会社を解雇された・・・
そして、長年付き合ったカオリちゃんからも婚約を破棄された・・・
中島は昼は町工場、夜は居酒屋でバイトをしている。
職場と自分の部屋を往復するだけの日々
ただ、月に一回、被害者の家族へお金を送金する為に銀行に寄るだけ。
764ガイドライン 3/5:05/02/14 13:54:26
「なぁ中島、ウチに遊びに来ないか?ワカメが帰ってくるんだ。」
「ワカメちゃんNASAから帰ってくるの?
 へぇ〜美人になっただろうな。」
カツオは妹のワカメが中島に好意を持っていた事を知っていた。
「なぁ遊びに来いよ。」
「ウン、そうだね・・・」
中島はそう答えたが、事故以来、カツオの家に遊びに来た事は無い
まるで、自分には人並みの生活をする権利など無いかの様に
いつも自分を苦しめている。
765ガイドライン 4/4:05/02/14 13:55:09
湯飲み茶碗に注いだ日本酒を美味しそうに飲む中島に
カツオはいつもと違う中島を見た
まるで、昔一緒に遊んでいた頃の中島だ
「中島、何か良い事でもあったのか?」
「磯野・・・人生って捨てたものじゃ無いんだね。」
心の底から無理矢理押し出すように言った
「どうした中島」

中島は胸ポケットから一枚のはがきを取り出した、
はがきには幼い字で
『ランドセルありがとう』と書かれている。
カツオは全てを悟った
事故以来、毎月、生きる為に必要な金を除いて全てを遺族に送金していた中島
しかし、遺族からは何の便りも無かった
それでも送金し6年が過ぎた
初めて送られて来たはがき
『ランドセルありがとう』、無論、中島がランドセルを送った訳では無い。
奥さんが中島が送金していたお金から子供のランドセルを買ったのだ。
奥さんは決して中島を許した訳では無いだろうが・・・

「磯野・・・人生って捨てたものじゃ無いんだね。」
再び、つぶやく中島
カツオは涙が止まらなかった
泣きながら
「中島、ウチに来い・・・
 ワカメが帰ってくる・・・
 中島・・・・」
と繰り返す。

AMラジオはさだまさしの歌を流していた。
766752:05/02/14 14:06:15
>>759-761
ありがとうございました
また近いうちに話しを創るかもしれないので読んでやって下さい
767名無し物書き@推敲中?:05/02/14 15:54:31
び、微妙・・・
768雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/14 16:08:19
拝読
泣かす話は難しいですね・・・
769名無し物書き@推敲中?:05/02/14 19:53:09
>>753
つまりは、そういう予備知識をもった奴にしか楽しめないって事だな。
格闘技は大晦日くらいしか見ない奴も多いんだよ。

「あきらめては〜」のセリフの意味がわからん。
「路上生活者は人生諦めてる」とかいう単純なステレオタイプか?

>755
 ・句点を打とう
 ・段落を分けよう な!
 ・「せからしい」って方言じゃないか?
 ・てか、俺と同じ地方の予感。
 ・改行の基準がわからん。

 文法がおかしい部分も多く、読みづらいから
悪いけど内容の評価はパス。
770名無し物書き@推敲中?:05/02/14 19:57:53
http://f9.aaa.livedoor.jp/~chaboo/doc/story/short/mino.html

サイコものです。
酷評をお願いします。
771770:05/02/14 20:18:44
追記。
上記リンクページの下部の「もっと投稿する」のリンクから、
非公開ご意見フォームに飛びます。
よろしければご利用ください。
772名無し物書き@推敲中?:05/02/14 20:27:04
>>771
支離滅裂な文章だ。彼女は何を思ってこの文章を書いたのだろう。
773名無し物書き@推敲中?:05/02/14 20:43:54
>>770
構成はとても面白い。俺が作者の意図通りに読めたかはわからないが。
高圧的で自意識過剰で責任転嫁が得意なダメ男主人公が
浮気とかして何もかも人のせいにしたあげく、ストレスで頭イカレて
奥さんと娘やっちゃったのにとりあえず現実逃避して腸って超不思議、とか思ってる小説。だよね?
節々に主人公の頭の悪さが滲み出てて結構面白く読めた。

ただ文章は稚拙。これは>>755>>762にも言える事だが、文章が日記みたい。
文章が書きなれていない感じがする。そして語彙に対する配慮が足りない。
これはひたすら練習しかないと思う。読んで書く、を繰り返すべし。

何か語彙の選択の結果が、思いついたまま書いたって感じがするのね。
語彙の選択って文字でやるパズルみたいなもんだけど、間違った語彙でもハマっちゃうから質が悪い。
詳しくは谷崎の文章読本をどうぞ。

でもこんな男に惚れる生徒は気が知れない。
774改行へんだったらごめんなさい:05/02/14 23:45:19
  時刻は午前一時頃だった。普段なら寝ているか、少なくとも勉強はしていない時間だったが、試験勉強が一週間後に控えていたため机の前に座っていた。
もっとも、勉強なんてさっきからしていなくて、携帯で鈴ちゃんとメールをしていた。自分は鈴ちゃんに恋をしている。今はそのメールが帰ってこない。
 焦っていた。好きな女のコからの返信が途絶えただけで心配になるのが性というものだが、この場合は特に不安な気持ちになっていた。
なぜならついさっき、15分程前の事だが、自分は鈴ちゃんに、付き合わないかという内容の告白のメールを送ったからだ。横に置いた携帯を見る。返信はそれからない。
 まるで演劇の演出のように机の上のスタンドライトがただ一つ、目の前のノートを照らしている。それ以外に光は無く、こぢんまりとした部屋の空気は、開いた窓のカーテンが誘い込む朝を待っているようだ。
 しかたなしに勉強を続けるとする。告白は失敗だったのだろうか。もともと自分に好意は抱いていなかったのだろうか。などと考えながら黙々とシャーペンを動かした。
小一時間ほどして、きっと自分の告白を聞く前に寝てしまったのだという、しごくポジティブな結論に達した頃、自分の勉強にも区切りがついた。眠る事にする。
----------------------------------
イマイチだとは思うのですが、どこがおかしいのか自分でもわかりません。。
「ここをこうするといい」と書き直しちゃっていただけたら嬉しいです。
775名無し物書き@推敲中?:05/02/14 23:52:57
>>774
問題外
あと1000冊くらい本読んでから出直してきなさい
776774:05/02/15 00:01:47
問題外と切り捨てられちゃどうしようもないんですが(´・ω・`)
777名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:05:11
>>776
とりあえあず、語彙を増やそう
778雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/15 00:05:40
長いうえに、進行と出来事の配置が悪いような気がする。

「一週間後に控えた試験勉強のために、ようやく机の前に座ったが、僕は落ち着かない。ここ一時間ばかり、携帯電話でメールのやりとりをしていた「鈴ちゃん」から、返信が途切れたのだ。しかも僕が告白の文面を送ったのを最後に。十五分経っても返事はこない。 
まるで演劇の演出のように机の上のスタンドライトがただ一つ、目の前のノートを照らしている。それ以外に光は無く、こぢんまりとした部屋の空気は、開いた窓のカーテンが誘い込む朝を待っているようだ。
告白は失敗だったのだろうか。「鈴ちゃん」も僕に好意を抱いていると思ったのに。
なんとかシャープペンシルを動かし、勉強に手をつけようと一時間は頑張った。きっと「鈴ちゃん」は、自分の告白を見る前に、寝てしまったのだ。強引にポジティブな思考で誤魔化し、勉強に区切りをつけて、ベッドに横たわった。


削除できる点が多々あるのでは・・・という感じ



 

779774:05/02/15 00:18:44
>>777
わかりました。「事」、「もの」を連発しないようには気をつけてます。

>>778
無駄が多いって事ですか?
自分はこう、大正前後の作家さんたちのように、どうでもいいようなものまでねちっこく書かれているのが好き(自分の解釈なんで叩かないで下さい)

雨季さんは部屋の描写の所のツッコミは無かったのですが、ここはセーフでしょうか?
780名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:20:22
痛みを感じるような文ですか?

知人の医者から聞いた話ですが―
末期の骨髄ガン患者に痛みを緩和するためにモルヒネを3本以上打ったらしいんですが、
それでも痛みがおさまらず、シーツを握り締めて歯を食いしばって耐えてるらしいんです。
で4本目を打つんですが、そのうちに歯茎から血が出てきて、
どうしたのかなと医者が確かめてみたところ、何とあまりの激痛に歯を食いしばりすぎて
歯茎から血が出ていたというのです。
結局、その人は助からなかったそうですが。
モルヒネ四本注射しても痛みが消えず、歯茎から血が出るほど苦しいという
骨髄ガンが一番痛いのではないでしょうか。
781名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:25:33
>>780
全く感じんな
782雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/15 00:26:08
>>779
おこがましいですが、原文を大切にしてみました。部屋の描写は、しいて挙げるなら、末尾の「〜ようだ」は気になります。
ただ大正にせよ明治にせよ、そういったものがどうでもいいことをねちっこく書いてるとは思わないです。

>>780痛いです
783774:05/02/15 00:29:57
>>780
上にあるような駄文書いちゃうようなヤツの意見ですが、、

モルヒネをもっと詳しく説明してみたらどうですか??
どうゆう作用で痛みを和らげる、とか。
784名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:33:12
>>774
 無駄が多いっていうのは、要するに「頭痛が痛い」みたいな文章だからだと思われる。
「付き合わないかという内容の告白のメールを」だとか。
「ついさっき、15分程前の事だが」とか。

>>780
 三行目ですでに残りの展開が読める。
クスリの量も、「三本」だと多いか少ないかわからない。
「何々cc」「何mg」はたまた「致死量の何分の一」
いろいろ書き方があるんじゃないか?
785名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:38:50
>>781
そうか?
十分痛さは伝わってくると思うが

>>780
それにしても、こういう文章はよくみるが
医師は冷静すぎだろ、やはり「死」に慣れているせいか
786名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:42:08
>>785
文章にリアルさが足りない
>>784もいってるように

やっぱこういう専門的な知識が必要な文章書くならもっとそのことについて勉強するべきです
787雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/15 00:44:16
読み返してみた
>>780
「一番痛い」の「一番」は別の語に替えた方がいいと思う
788名無し物書き@推敲中?:05/02/15 00:51:22
オカルト板でも行けば、もっと痛そうな話はごろごろしてるな。
789756:05/02/15 01:01:23
>>769 ありがと、確かにかなり方言が入ってる
読みにくいなとは思ってたよ(だったら直せ)
ありがと
>>773
うん、稚拙だよな。本をもう100冊くらい
読んでから続きを書くことにするよorz.....

晒してよかったよ
基本的になってないことがわかった
本当におまいらありがとな
790名無し物書き@推敲中?:05/02/15 01:06:56
>>774
俺の趣味で言っちゃうよ。あんたの感性と合わなくても知らん。

>自分は鈴ちゃんに恋をしている。
こういう描写が全体のテンションを下げる。一人称で自分の感情をそのまま表現するというのは
かなーりダサい。説明になっているので感情移入とかも出来ない。
まあこれを言うと全体的にそうなんだよね。全部説明的。
結局これを読み終えた後残るのは『男が告白したけど返事もらえず悶えてる』という事だけ。
物語に入り込むことは出来ないと思う。
直したいなら色んな小説を読み込んで理解するしかないと思う。

>>780
そもそも伝聞形式で痛みを表現するってのがむずかしい。
実際に体験している人か、それを見ている人のポジションのがいい。
伝聞形式がいいのならもっと書き込むしかない。
791名無し物書き@推敲中?:05/02/15 01:08:06
「作家養成講座」に従って小説を書け!
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1108396830/l50
792770:05/02/15 01:11:19
>>773
 ありがとうございます。生徒はムリヤリ脅迫してヤっちゃったように書いたんですが、
伝わらなかったかぁ。精進せねば。

 主人公はゲス野郎っぽく書いたのですが、頭が悪いように書いては
いないので、そう見えたのならたぶん僕の頭の悪さが現れたのでしょう。 orz
793774:05/02/15 01:55:07
>>790
そこはちょっと浮いてるなと自分でも思ってました。なるほどです。

自分は私小説の形が好きなんですが、そうなると説明っぽくなってしまうのは避けられない気がします。。
言ってしまえば自分の身の回りの説明です・・・よね?
まぁトーシロが調子乗った事ほざいてるなって話なんですが。
ありがとうございます。
794名無し物書き@推敲中?:05/02/15 04:01:14
>>740のどーなの
んじゃマジレスする。
個々の文はこれでいいと思うよ。問題は構成だねえ。

かつて華やかな生活をしていたが、ホームレスの自分を、
かつて世界王者だったが、連敗中の選手に重ね合わせているんだろうけど。
なぜいきなり心境が変化するのかわからない。

ていうかね、その復活劇みたいのを知ってる人は、思い入れ持っちゃって
時系列無視しちゃってるのよ。

だってさ、同じような境遇の選手でも、
かつて大横綱でずっと連敗中のアケボノに
あきらめるなとか説教されても、腹立つだけでしょ。何いってんのって思わない?

その選手は、曙とは違って、試合内容がいいとか強豪に勝ったとか、
そういう選手だっていうイメージを、
既に持ってる人の文章なのよ。

あと、最後、自分が工事現場で働くようになった箇所も、
時間の経過がわかりにくいね。
ぱっと見、新聞読んだ日と同じ日の話かと読める。
795名無し物書き@推敲中?:05/02/15 10:31:42
流れるままにまかせたまま
流れるにまかせたまま

体の中に流れていくものを表現した場合どちら?
796713:05/02/15 12:49:36
>>795
体の中に流れていくものを表現した場合、っていうのがいまいちぴんと来ないのですが、
>流れるままにまかせたまま
だと、「まま」が重なっていてちょっと違和感を感じる。これはこれで良いのかもしれないけど。
>流れるにまかせたまま
の方は、普通に喋ったりしてるときは「流れにまかせたまま」って言うけど、「る」を入れてるほうが正しいの?
私が間違ってるのかな、それとも「まま」を消したときに消し忘れた?
あ、違和感とは言っても私の感覚ですので。
797名無し物書き@推敲中?:05/02/15 12:50:13
ぎゃー恥ずかしい、名前の部分そのままでした……
あんな文章書く奴に言われたくないですよね、ごめんなさい。
798名無し物書き@推敲中?:05/02/15 12:54:45
>>795
俺なら
流れるに任せて
流れるままに
とか使う。
799どーなの ◆bC5JaX4ib6 :05/02/15 14:25:11
>769 >794
ありがとうございます。まともに相手にしてくれて嬉しい。
とても参考になります。
800795:05/02/15 14:51:34
>>796
>>798
ありがとうございます
言葉にならないものを無理して言葉にせずに、
流れるままにまかせたまま、僕は黙っていた。

という文章なんですがね。なんか変ですよね
他に、知ってか知らずしてか、
知ってか知らずか
好むと好まざるとにかかわらず
好むと好まざるにかかわらず
どっちがいいですか?




801795:05/02/15 15:07:55
無人島にヤシの木が一本立っている、という文章もなんか変ですよね
木が植わっている、ですか? 
802名無し物書き@推敲中?:05/02/15 15:22:09
状況による、っていうかセンスですよね。
その人の持ち味になるんじゃないですか?
803名無し物書き@推敲中?:05/02/15 15:34:53
>>800->>801
・切ってみたら? 「言葉にならないものを、無理に出すことはない。僕は流れに任せ、黙っていた。
・挙げた二つはそれぞれ後者の方がよいと思う。
・「無人島〜」は問題点が見つからず

自分もそうだけど、795は言い回しがちょいくどいかな
804名無し物書き@推敲中?:05/02/15 15:36:52
>>800
知ってか知らずか
好むと好まざるとにかかわらず

>>801
誰かが植えたのでない限り、 木が植わっている、は変だろう。
無人島ということは、自生していると見て間違いないだろうから、
生えている、が正しいのでは?
立っている、でも間違いではないが、そこは作者のセンスで。
805795:05/02/15 15:48:45
>>803,804
ありがとうございます
不在の人がそんな場所にいるという、
よくあるイメージの世界でのヤシの木の島なんですよね
一本だけの木の描写って難しいですよね
林や森は書けるけど…聳え立つじゃないし、
生えている、かな
806名無し物書き@推敲中?:05/02/15 15:55:40
俺なら「立っている」を使う
その方が存在感がでる。
まぁその後の話の流れによりますが
807名無し物書き@推敲中?:05/02/15 15:58:11
批評お願いします。




昼間が残酷になった。
私は何度も何度も目を閉じてそれをやり過ごして、気分の悪い太陽光線がだいぶ落ち着いた夕方に、体を急かしてコンビニに赴いた。
コンビニの人工の光は好きだ。私の病的な心を、陽射しのように突き刺して責めたりはしない。ただ中立を保ちながら無機質な色で照らしてくれる。
私はどうしても帰るのが躊躇われて、暗くなるのも少し気にしながら本屋のほうへと歩を進めた。妙に人が歩いているのが不思議だった。いつもは、ほとんど見ることのない田舎の商店街だったから。
頬に当たる冷たさが一番救われる要素だった。私は適当な服装で来たのを少し後悔して、そして気休めに髪を整えた。
808名無し物書き@推敲中?:05/02/15 15:59:10
つづきです。

帰りの空は、夕方というには暗く、しかし夜よりも明るい中途半端な色をしていて、私の心持ちはいっそう曇った。早く闇を感じたかった。何もかも、見たくなかった。

「初めて」


気づけばそう呟いていた。何が初めてなのか、確証はないけれど、多分闇を迎えるのをこんなに待ち望んでしまったことに。
犬が吼えるのを見て、彼らの視力の乏しさと嗅覚の鋭さを思い、目が見えないことも、本当は絶望でもないかもしれない、と安易なことを考えた。
そうして闇の世界に恋い焦がれた。
いつもの風景が飲まれていくのを見つめながら、私は心が落ち着いていくのを確かに感じた。
すべてが静けさを求めてゆく。私はそれに合わせるだけで良かった。
空はまだ曇がうっすら解るほどに明るくて、でも雨の匂いがしてきたので、冷めた空気が肺を染めるのを感じながら、少し早足で家路を急いだ。
809795:05/02/15 16:00:24
木の形態によるかもね。ヤシの木は根本が曲がってるし
810雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/15 16:10:58
L1印象的な書き出しだが、それに見合うものが続いているかどうか
L2「それ」は昼を表すのか? 「〜て」はいらない 「気分の悪い」も後述と重なるのでいらない。「だいぶ」もいらない。「体を急かして」は別の表現が好ましい。
L4L5 良感。しかし「コンビニ」「の」「人工」「の」の、「の」の重なりがよくない。
L6どこに帰るのか、また「どうしても」は不用。「暗くなるのも少し〜」は、太陽光線を嫌う主人公の視点に立てば、闇への嫌悪は矛盾を感じる。「歩を進めた」文語すぎる。「妙に〜」の位置がおかしい。「通りに人が歩いているのが、妙に不思議だった」
L7「いつもなら、人影のほとんどない、田舎の商店街だったから」
しかし田舎の商店街にコンビニがあるのですか? 太陽光、コンビニの人工的な光に惹かれる主人公・・・は都会的な匂いがします
L8論説文になっている。「頬に触れる冷たい風が、私を時折正気に返した」など・・・これは文意を汲んでないのであくまで例。「後悔して」の「て」はいらない。「気休めに」に意味を感じられない。

全体を通して「病的な心」を持つ私なのに、描写に「正常な」ものを感じます。
一行目を生かすために、もっと「病的な心」の私を匂わすポイントがほしいです
811雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/15 16:13:56
すみません810は>>807に対応
812名無し物書き@推敲中?:05/02/15 16:17:52
おまえらさ。ゴミカス無職ニートのくせに人様の
文章を批評しようなんて100万年早いぞ。
おまえらはホームレス予備軍なんだから
空き瓶とかゴミでも拾ってな
813雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/15 16:27:29
>>812
句読点の打ち方がおかしいかな。
さらに「ニート」などの現代語を簡単に用いることによって、安易に他者への喚起を強制するのが好ましくない。
もう少し心に訴えるものを。
814名無し物書き@推敲中?:05/02/15 16:31:10
>>810ありがとうございました。すごく詳しいので為になりました。
815名無し物書き@推敲中?:05/02/15 16:56:50
でも、自分がいいと思った文章が否定されてたり、
逆にダメダメじゃね?って思った所を褒めたりしてるから、ここの意見は参考程度にしとくべきかも。
816名無し物書き@推敲中?:05/02/15 17:12:45
>>815
みんなそう考えてるだろ人それぞれ感じかたは違うんだから
ここで酷評している人も別に押し付けているわけじゃない
817名無し物書き@推敲中?:05/02/15 18:10:17
『干からびた葡萄』

「なんで僕はこんな顔なのかな?」
鏡を見ながら6歳になる息子が私に聞いた。
私は一瞬なんと答えて良いのか戸惑った。
何故息子がそのような質問をするのか、その本意が掴めなかったからだ。
息子は顔のことで誰かに苛められたのだろうか?
確かに息子は私に似てお世辞にもハンサムとは言えないが・・・
「どうしてそんなことを聞くのかな?」私は尋ねた。
「あのね、さっちゃんが僕に言ったんだ。『どうしてゆうクンはそんなに鼻が大きいの?』って。ブタさんみたいって」
息子は少し半泣きになっていた。
さっちゃんとは息子の同級生の女の子だ。髪をお下げにした可愛い子だった。
子供とはいえ、女性にそのようなことを言われるのはショックだったろう。
私にも似た経験があった。
もっとも、私の場合は小学校を卒業する時に告白した娘に言われたのだが。
「あのね、ゆう君」頭を撫でてやりながら私は言った。
「あのね、ゆう君。さっちゃんはね、君のことが嫌いでそう言ったんじゃないんだよ。さっちゃんは思ったままのことを・・・」
「それじゃ、やっぱり僕はブタなの?そんなあ・・・」
しまった。息子は今にも泣きそうだ。
818名無し物書き@推敲中?:05/02/15 18:10:44
アメリ=ハニロウ?
819名無し物書き@推敲中?:05/02/15 18:10:56
「ち、違うよ。ゆう君は決してブタさんみたいな顔じゃないよ。ゆう君はパパから見ればとても可愛いよ。それにね、顔なんかどうでもいいじゃないか。人は中身だよ、中身。」
「中身?」
「そう、中身。心が優しかったらそれが一番なんだよ。ゆう君はいつもママのお手伝いをしているでしょ?それにパパのために靴を磨いてくれる。ゆう君はとっても優しいよ。だから、パパはそれが一番嬉しいよ。」
「本当?」
「うん、もちろん」
「パパ・・・」
「なーに?
「大好き!」
「ははは、ゆう君はいい子だ、いい子だ、ははは」
なんとか上手くなだめれたようだ。
まあ、実際は顔が物を言う。それは私が身に持って体感してきた事だ。
だが、息子をこれ以上悲しませるのも忍びない。これでよかったのだろう。
「パパ〜、ゆうく〜ん」妻が呼んでいる。
ピクニックの準備ができたのだろうか?
820名無し物書き@推敲中?:05/02/15 18:11:57
あちゃ〜
一応言っておきますが>>818は関係ないです。
>>817>>819です。
821名無し物書き@推敲中?:05/02/15 18:19:20
>>818
すみません意味がわかりません
8221/2:05/02/15 18:27:22
どっちが女を幸せにするだろう?
遠くにいても素敵な人か
普通の人だがいつも側に居てくれる人か?
彼とは遠距離恋愛2年目に突入した、
彼は見るからに理系、話も理系
勿論、キッスも理系
決して素敵な人では無かった。

そんな彼からメールが届いた
『同じ流星を一緒に見よう』
はぁ?何だコレ?私はそう思った。
メールには数式に理科年表とにかく数字が並んでいる。
何が言いたいのかまったく判らない。
だから彼に電話した・・・
彼は必死になって私に説明してくれる。
だけど、やっぱり判らない。
「結局、何が言いたいの?」
結局、彼が言いたかった事は
今度のしし座流星群があるらしい。
遠距離恋愛で会えないけれど私と彼との距離ならば
同じ流星を見ることが出来るらしい。

「南南西の方角、地上より30度から35度、
 そこに流れる流星なら僕達は離れていても同じ流星を見れる。」
頭が良いのか、悪いのか・・・
彼の頭のドコを叩けばそんな考えが浮かぶのだろう。
無理して私に会いに来ると言う考えは
彼の優秀な頭脳からは出て来ないのだろうか?
8232/3:05/02/15 18:29:19
結局その日、私は職場の人達と食事に行った。
年下の後輩、ちょいとイケメンだが軽そうな男が寄って来る。
文系のその男、気の利いたセリフに気の利いた話
側にいてくれば楽しい。
遠くにいる普通の男と
側にいてくれる素敵な男ならどっちを取るか?
フト、そんな考えが私の頭をよぎった。

私は文系の男に、理系の彼の話をした。
文系の男は流星の話を笑い飛ばし
「今夜は僕と一緒に流星を見ようよ・・・」
と冗談ぽっく言ってくる。
どうしよう・・・思わず腕時計で時間を確かめた。
時間はある
だけど女が持つには無骨な機能重視の腕時計は
理系の彼が誕生日にプレゼントしてくれたもの。
私は文系のチャラ男に別れを告げ
一人暮らしの自分の部屋に戻った。

8243/3:05/02/15 18:30:19
ビール片手にベランダに出る。
(文系の男を取るべきだったかなぁ〜)
空には満面の星空、
その時、携帯電話が鳴った、理系の彼から
「今、流星が流れたでしょう?見た?」
上ずった声で早口でしゃべる彼
「チャンと見てなきゃ駄目だよ流星はホンの一瞬しか煌かないのだから。
いいかい、南南西の方角、少し上を見上げるくらいの角度だよ。」
彼はそう言うと電話を切ってしまった。
私は思わずビールを噴出してしまった。
彼は真剣に同じ流星を私と見ようとしている。
変な男だ・・・

私は改めて南南西の方角に目を向ける。
(本当に同じ流星なんて見れるだろうか?)
そう思った瞬間!
流星が流れた
(彼にも見えたのかしら?)

『星に願いを』のメロディー
私の携帯電話の着信音が聞こえてきた。
825名無し物書き@推敲中?:05/02/15 20:04:06
私の家にゎ、なぜか、『家語」がぁるんですょo;

 「ただいま」を「ぬ」って言って、
 「おかえり」を「ね」って言ぅんですょ;;
 
なぜだかゎからなぃヶド;;

他にも 「お母さん」を「太郎」
  「トイレに行く」を「ハワィに行く」

とかoooetcooo;;
 学校とかでも、つぃクセで使ってしまぅんですょ;

 これって引きますか?;;
  
826名無し物書き@推敲中?:05/02/15 20:09:02
>>825
まあとりあえず氏んどけ
827名無し物書き@推敲中?:05/02/15 20:19:17
>>825
引く。
828名無し物書き@推敲中?:05/02/15 20:31:19
端からみれば引くな、でも当事者は面白いだろうね
829名無し物書き@推敲中?:05/02/15 21:01:43
>>825
笑える笑えないじゃなくて、興味深いって意味でおもしろいと思う。
なんかそういう家族わかる。
830名無し物書き@推敲中?:05/02/15 21:09:19
 自宅の二階にある自分の部屋のベットに彼は腰掛け、少し汗ばんだ右手にピックをつかみ、そして左手に黒いアコースティックギターを握った。教則本を前にし、時折その黒い楽器の弦を振るわせ、また楽器自身も彼の動きに合わせた音色を放った。
 彼はこの色合いに触れる時間が好きだった。むしろ好きでなければならないようにすら感じていた。誰かに強いられた訳では無く、自分の興味で始めたギターであり、その興味で三年以上続けたので、「辞めたい」というはっきりとした意志はなかった。
が、自分にその才能が無いという事も心のどこかでは分かっていた。そろそろギターで遊ぶのはやめて、受験勉強に取りかからなければならない、彼はそう考えつつあった。またしかし、そう単純に切り替えられるように彼の頭はできてはいなかった。
才能が無いとは思ってみたものの、自分の唯一の取柄はこれだとも思っていた。今日もこうして複雑な気分で、彼は一人ギターと向き合うのだった。
831名無し物書き@推敲中?:05/02/15 21:30:48
>>825
「太郎」というのは、刑務所用語で長期囚のことを指すようです。
どうでもいいと言えばいいのですが。
832名無し物書き@推敲中?:05/02/15 21:45:58
831
ワロタ
833831:05/02/15 21:48:46
ってか、ハワイに行くってのもムショ用語じゃなかったか?
834名無し物書き@推敲中?:05/02/15 21:54:24
実は全員が前科者とか、そういう一家なんじゃね?
殺しと暴力に明け暮れた日々を脱し、ようやく堅気になれた喜び…
835831:05/02/15 22:06:28
>>834
まあ、試されたのだろうけど、知らないこと自体は恥じゃないからなあ。
やる意味がわからん。
836名無し物書き@推敲中?:05/02/15 22:13:32
つまり俺達は見事に釣られたわけか…
837830:05/02/15 22:18:14
その怒りを僕の文の批評に使って下さい。
838名無し物書き@推敲中?:05/02/15 22:23:18
おまいら他人の批評書いてからorしばらく待ってから次を投稿しろ。
流れてばっかで読めん。

>>817

 父親の感情抜きにセリフだけが展開してるせいで、不気味で
しらじらしい。この父親、本当は子供が嫌いなんだろうって
思ってしまう。文章の細かいミスも目につく。特にら抜きはしないほうがいい。

>>822
 句点が多くて文章がブツ切りになってる。
引っ張ったクライマックスが「流星が流れた」だけ?

>>830
 冗長。その程度の葛藤だけならたいして複雑でも面白くもない。
心理描写を短くまとめて、もっと具体的な文章を書いてくれ。
839雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 01:17:26
>>81>>819
良文。この後の展開が面白ければ、問題ないと思う。

>>822->>824
男二人がステレオタイプ過ぎるような気がしたけれど、女性心理がうまいと思った。
ラストの「星に願いを」は、前出の彼の話題と噛み合いすぎかな〜と思うけれど。読点が少ない以外、私はまったく文に躓きを感じなかった。

L1 一文が長い。「そして」は重要な事柄を強調するときに使ったほうがいい。
L2,3,4「その黒い楽器」「音色を放った」「色合いに触れる時間」比喩がかえって野暮ったい
L5 一文が長い。
L8「考えつつあった」など、使われる言葉遣いが、若者のそれと老成のそれが混濁している。「またしかし」を使うほど強調される内容か。
L10 この結果を導くための前フリが、伝わりづらいうえに、才能のないものの悲哀が伝わってこない

全体として未整理。余計な言い回しだけで文を引っ張っている。
840雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 01:19:12
やべ。

L指定のは>>830に。

>>818
もうそんなこと言ってるの君だけだよ、恥ずかしいね^^
841822:05/02/16 08:12:28
>>838
>>839

ありがとうございます。
8421/2:05/02/16 08:51:47
場末のスナックにはカラオケが良く似合う。洒落た店やクラブでは絶対に似合わないけど‥‥

僕は他に客がいない時、ママと二人っきりの時には、
当時流行っていた歌を店で歌っていた。
「うちの店で、最近の歌を歌うのはあなただけよ〜。」
とママは笑っていたが僕が頼むとママも一曲歌ってくれた。

竹内マリアの『駅』
多分、ママは当時の僕よりもホンの少し年上だった・・・
だけどこの歌を歌うママは僕には随分、大人びて見えたものだ。

♪ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔見ていたら
思わず涙あふれてきそう
今になってあなたの気持ち 
はじめてわかるの 痛いほど

彼女に何があったか知らないが、僕はこの部分が大好きだった。
8432/2:05/02/16 08:52:41
月日が流れ、僕は学校を卒業し
ママの店も卒業した
そして今、あの頃のママよりも歳を取り、社会の荒波に身をゆだね・・・
ふと思うことがある。

ママに取って
♪ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔見ていたら
の部分よりも

最後の部分が歌いたっかったのでは無いかと
♪改札口を出る頃には 雨もやみかけたこの街に
ありふれた夜がやってくる・・・

ただ、何となくそう思う。
844名無し物書き@推敲中?:05/02/16 13:49:01
845名無し物書き@推敲中?:05/02/16 14:12:26
>>844
ライトノベルなのかね?
「……」とか「っ!」とか無駄と思えるセリフが多すぎのような。
それに描写を放り投げているのか、状況もわかりづらいような。
「突き抜けるような青空」とか書いてあるけど、これだったら
普通に青い空と書いたほうがいいような。
手垢のついた表現は文章を安っぽく見せるからね。
あと、カギカッコの終わりに句読点はいらないんじゃないかな?
一番上の小説の冒頭しか読んでないけど、若い女性の雰囲気は出てると思うよ。
846名無し物書き@推敲中?:05/02/16 16:41:55
 性器と正義は一字違いだが、それはこれからの話とは関係ない。
 風が吹くと桶屋が儲かるが、桶屋が儲かるとどうなるのか。ヒロシは就寝前の
まどろみの中、考える。ヒロシは十七歳。箸がころんでも勃起する年頃であるが、
彼の場合、勃起による脳内神経伝達物質の流動、すなわちA10神経の活性化
により、哲学的なメンタリティを獲得するに至ったようだ。桶屋は儲かり、彼はオ
ナニーする。
 彼には好きな女子がいる。彼の空想の中で、彼女は暫定的に桶屋の娘になる。
たすきがけの小袖からのぞく二の腕はチラリズム的効果で色気倍増。ヒロシの
海綿体は硬化する。おっとっと、失礼なすってお嬢さん。彼は盲目の三味線弾き
になり、彼女に体当たりする。盲目だから、その振る舞いは粗雑で遠慮がない。
胸なんか触っちゃう、で、うなじから手を入れて、着物をはだけさせる。桶屋の娘
のストリップがはじまる。たちまち現れる、乳白色の乳房に、いちごみるくキャン
ディーみたいな、ちっちゃくてまあるくてさんかくの乳首。もうたまらん。A10神経
はみなぎり、桶のタガは外れ、彼の吐息で布団内の湿度は急上昇。
「もー、おにいちゃん、うるさい!」
 突然、モーゼの破戒の海のように、彼の世界は分断された。彼の布団は、彼の
妹の手によってめくられた。
 正義と性器は一字違いだが、それはほんとうにこの話とは関係ない。それだけは、
どうかわかってほしい。

作家でごはんに投稿したら、削除されたんですが、なんで?
拙い内容だからかなあ? 
せっかくなので晒します。
847名無し物書き@推敲中?:05/02/16 18:35:04
>>846
創作意図を明らかにしてくれないかね?
駄文を連ねているようにしか見えないのだよ。
848雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 19:27:48
>>846

私は文句なく面白いと思います。
既成作家でこの書き出しだったら、間違いなく借りる(ごめん。貧乏だから図書館)。
続きが読みたい。
てかこんなレベル高いのは酷評板じゃなく新人賞に出せ〜
849名無し物書き@推敲中?:05/02/16 19:36:11
ふ〜ん。
850名無し物書き@推敲中?:05/02/16 19:38:17
>>846
いや、おれも面白いと思ったよ。光るものがあると思う。
851名無し物書き@推敲中?:05/02/16 19:39:08
>>842
 ・クラブ「には」似合わない
 ・荒波に「もまれ」
 ・ママに「とって」
 ・では「ないか」と
短い文章にこれだけの誤変換・文法ミス。もっと気をつかうべし。

「…」を使いすぎ。ここぞと言うときに使ったほうが文章のリズムがよくなる。
場面の描写がなく、状況が見えてこない。
ママの性格も歌も読者は知らないので、感情移入できない。

>>844,846
 スレ違い。
852名無し物書き@推敲中?:05/02/16 19:48:25
>>848
>>850

どこがいいのか、具体的に指摘してくれないか。
頼むよ。
853名無し物書き@推敲中?:05/02/16 19:54:52
嘘を嘘と(ry
854名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:03:28
>>846

最初の一文と最後の一文がセンスあると思う。
855名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:03:47
>>852
いいわけねーだろ
856雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 20:04:22
>>852
「風が吹けば〜」の流れで「三味線弾き」→「盲目の娘」が出てくるところに、
遊び心があっていい。書き手に対して好意的になれた。
性器と、正義を「関係ない」としながらも、二つ並べるところに、作者のなんらかのイメージが伝わってきてよい。

これは正直・・・羨ましい
857雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 20:07:09
ちゅうか>>856の文章ヘン。ごめん。
つまり自分の好みの文だったということ。
私は少なくとも書き手に、「自分より何かを上回るモノ」を感じたい。ので。
858名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:07:47
雨李=846
859名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:09:05
ネナベだろw
860名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:10:02
違う、ネカマだ。性別なんてどうでもいいけどね。
861雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 20:11:42
や、ネナベだけどさ。
私はネットに自分の作品晒さないよ。
書いたら応募。せこいから
862名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:14:03
>>856
遊び心があるって、「風が吹けば桶屋が儲かる」をモチーフにしただけの話で、
それが何で羨ましいのだ、お前想像力が欠如していないか?

少なくとも文芸作品を批評する資質に欠けると断言できる。
文章自体は全くつまらないぜ。まあ、それはわかるだろうけどさ。
863名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:14:43
え?男キャラのつもりなの?見えない……。
864名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:14:53
褒めるにしろ貶すにしろ、
批評能力がない香具師が書くとここは荒れるよ。
865名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:19:12
>>862
そうかなぁ。アメリさんの言うことは間違ってないと思うけど。
866名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:22:06
批評能力がない・・・ってさ、それいっちゃミモフタモないじゃない。
せかっく晒してくれた作品がスルーされるのが忍びないだけ。
つまらない文章なんてないですよ^^
すべては己の糧。

867雨李 ◆DfRWmhgSjg :05/02/16 20:23:36
晒した作品を酷評^^
批評を酷評しなでくらさい。
別館でだうぞ
868名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:27:44
>>865
どこが間違っていないのか言ってみてくれるかな?
869名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:29:41
870名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:46:06
>>856
盲目なのは娘じゃなくて三味線弾き。
娘が盲目の方がいいけどね。
871名無し物書き@推敲中?:05/02/16 20:50:51
>>856
ってか、自演まるわかりじゃんよ >>870
ろくに読んでいないんだな。
872名無し:05/02/16 21:30:42
これに載せると批評してくれるんですか? 載せるので少し待ってください
873名無し物書き@推敲中?:05/02/16 22:25:37
セックスで笑いをとるのは簡単。
難しいのはセックスを使わずにいかにエロい文章を書くか。
>>846は小学生でもできることをやっただけ……こういうの飽きた。
874名無し物書き@推敲中?:05/02/16 22:28:00
たしかにそうかもしれない。けど構成力? みたいなのはあると思う。
875どーなの ◆bC5JaX4ib6 :05/02/16 22:37:24
しつこいようだがまた出たよ。考えたけど、やはり>740で完成されていると思うな。
5連敗でもあきらめず、というのはやはり出来すぎていて「作り話」と言われればそれまでだ。
小説ならどんなに強いボクサーも、不屈の精神を持った男も簡単に書ける訳だし。
実際にその後勝つという実話だから意味がある。つまり知っている人にしか意味の無い話。
格闘技ファン以外にはつまらんのは当然だった。

>846 面白いけど意味が分からない。読んだままの意味なら、ダメだろ。
876名無し物書き@推敲中?:05/02/16 23:03:22
>>755-756
今更だけど面白い。何て言うか子供の頃を思い起こさせる作品でいいね
こういう空気感ていうのかな?好みに別れると思うけど好きだな
877名無し物書き@推敲中?:05/02/16 23:24:36
>>875

>>740面白かったよ
ただ>>875の指摘はどうでもいい、俺は格闘技の話しはあまり詳しくはないが
一人の男がボタと接して、格闘技に興味もちボタを応援する。そんな心理描写が上手く書かれててよかったかな。
878名無し物書き@推敲中?:05/02/16 23:32:22
>>875
 創作姿勢の問題なので、別館にレスつけといたよ。
879名無し物書き@推敲中?:05/02/16 23:33:26
ageてるひとは全員(・∀・)とみてよろしいですね?
880名無し物書き@推敲中?:05/02/16 23:35:48
テンポが個性的で微妙に面白い。ただ文章は平凡すぎる。
こういう勢いが重要な作品には一期一句に全身全霊を込めて書かなければならない。
一つでもテンポを狂わすものがあってはならないからだ。
せっかく流れは面白いのに文章が”個性的になろうとしてる普通の文”なもんだから
ちょっと気を緩めるとただの妄想工房のオナニー秘話になってしまう。それじゃつまらないに決まってる。
その気が緩むポイントが量産されてるもんだから読者の大半はそこで冷めて離れていくだろう。

つうか読み直せば読み直すほど語彙の選択がダメすぎる。もうちょっと直接的な表現を控えて
おつむがかき回されるような素晴らしい基地外ぶりを出してくれると面白くなると思う。
安吾『風博士』を読むとテンポの話はわかると思う。

つうか文句ばかり一人前で誰も>>846を酷評できた奴がいないじゃん。
881880:05/02/16 23:36:43
失敬
>>846の批評ね。何かほんと凡人の書いた狂人って感じだなぁ。
882名無し物書き@推敲中?:05/02/16 23:59:59
846はわざとらしい言葉を使いたがる工房。
883名無し物書き@推敲中?:05/02/17 00:41:25
>>846
何が書きたいのか明確な意図がわからない。
>>880は主人公に狂人を期待したようだけど、私はただ単に主人公が好きな子を思って自慰するだけ
の話だと思ったよ。
感覚的に読める話は好きなので、気を落とさず頑張ってほしい。
884名無し物書き@推敲中?:05/02/17 01:09:34
>>883
あー狂人ってのは語弊があった。失敬。
俺も普通の工房オナニー話だとは思ってる。というかそうでないと話にならない。
普通のくだらない話をハイテンションで書くから面白くなる訳で
ノーマルテンションで書いたら全くもって普通のくだらない話になってしまう。

そのテンションの上げ方に関して言いたかったのだけど、上手い言い方が思いつかなかったのですよ。
感想は883と一緒。努力しだいだと思う。
885名無し物書き@推敲中?:05/02/17 01:16:07
>846
いいたいことが何も伝わってこない。
中身すっからかん。
886名無し物書き@推敲中?:05/02/17 03:02:41
すいません、別の板に投下している小説の続きなのですが、苦手な戦闘シーンが
あるので酷評を頂きたく、書き込ませていただきました。
少し長くなる場合は、前後を切って不安な部分だけを抜き出して貼り付けた方が
よろしいのでしょうか?
887名無し物書き@推敲中?:05/02/17 03:44:12
>>886
すまん先に貼らせてもらう
888名無し物書き@推敲中?:05/02/17 03:46:06
 小学生の頃、僕は生まれて初めて人を刺した。
それは夏休みを前にして調子に乗っていたせいかもしれない。

 事の発端はこうだった。

 学校に携帯できるゲーム機なんて持って行けなかった僕らは、
教卓に置かれていた画鋲に目をつけ、それをコマの様に回して遊んでいた。
 画鋲を使っての遊びは徐々に過激さを増していき、
画鋲を掲示板に向かい垂直に投げてダーツの様に突き刺さす遊びへと変化していった。

 そして事件は起きた。
889名無し物書き@推敲中?:05/02/17 03:47:22
 放課後、画鋲投げの腕を上げた僕は、より難易度を高くするため
掲示板との距離を伸ばしていく。その後ろでは掃除当番の級友が、
ほうきをロッカーに、かたずけていた。
 背後にいる級友に気付かなかった僕は勢いよく後方へステップし、見事にぶつかった。
 次の瞬間

 「ぎゃあああああ!!」
890名無し物書き@推敲中?:05/02/17 03:49:05
 この時の叫び声は今でも覚えてる、いやな、尻に刺さってるんですよ…モップが。
 どうやら僕にぶつかった衝撃でロッカーにしまわれていた柄の短いモップが
彼の尻にぐっさりとめりこんだようです
 加害者の僕が笑っちゃいけないんだろうけど、モップを尻に突き刺さして
少林寺の修業者の様に空気椅子をしながら雄叫びを上げる彼をみて爆笑してました。
 当然画鋲投げは禁止となり先生に怒られるわ、そいつの家まで謝り行くわ、
親父には殴られるわで本当にあの時はつらかった。
 そんな彼は今頃きっとゲイバーで働いているに違いない。
891名無し物書き@推敲中?:05/02/17 03:53:26
>>888-890
お手柔らかに批評お願いします
892名無し物書き@推敲中?:05/02/17 04:13:52
>>886
HPとかがあるなら、テンプレにしたがってそこで全部公開するといい。
必要な分だけでいいならここに貼り付ければいい。
5,6レス分くらいなら問題ないと思う。
長すぎたらやっぱり自分でどこぞのスペースを借りてどうぞ。
893名無し物書き@推敲中?:05/02/17 04:34:02
>>846は普通に上手いじゃん。
読ませるよ。
構成がしっかりしててまとまりもいいし。
894名無し物書き@推敲中?:05/02/17 06:11:59
ナポリタンが高速偏移するバカコピペと同類のユーモアだろ。
だからテクニカルタームやロジカルなライティングに疎い人間には面白くないんじゃないか?
まあ、自分の理解できないことは自作自演だなんて結論するバカじゃ理解できないだろうな。
895名無し物書き@推敲中?:05/02/17 06:25:12
ここで酷評を受ける=良作という法則が成り立っているのは俺だけか?
896名無し物書き@推敲中?:05/02/17 09:20:24
>>894
自作自演
897名無し物書き@推敲中?:05/02/17 09:36:54
>>895
ここでみんなに誉められる=良作。

たまに読めない奴が誉めたり(自演の場合あり)すると、
盛り上がるけど例外なく駄作だな。
898名無し物書き@推敲中?:05/02/17 11:15:19
>>888
>事件の発端は〜
余計な一文だと思う。これがあるから後の>事件は起きた〜や悲鳴が引き立たない。
文自体は読みやすくて良いと思います。
感想としては主人公嫌なやつだなあと思いました。かなり痛そうなのに反省は一つ
もしていないしゲイバーで働いているに違いないなんて最後で述べているから。
899名無し物書き@推敲中?:05/02/17 12:26:58
>>888
中途半端に小説っぽい体裁を整えようとしているのに、
最後になって口語+丁寧語に崩れてしまっているのが見苦しい。
自分の体験を話す文章なら最初から口語のほうが面白いはず。
エピソード自体はバカバカしくて好きだけどね。
全部文語っぽくしたらどうなるかリライトしてみた。スレ違いスマソ。

 小学生の頃、僕は生まれて初めて人を刺した。

 携帯ゲーム機の持ち込みが禁じられていた僕らの学校では、教卓に
置かれていた画鋲が遊び道具だった。最初は画鋲でのコマ回しだった
のが徐々に過激になり、最終的には画鋲を掲示板に投げつけて突き刺す
ダーツのような遊びへと変化していった。またこの遊びの熟練者は、ただ
刺すだけでは芸がないとばかりに、的をしぼったり壁から離れたりなどの
難易度を高めたチャレンジに挑んでいた。そして僕もまたそういう熟練者の
ひとりで、事件の起こった放課後も最長記録に挑戦していたのだ。

 僕はひとまず、壁から1.5メートルほど離れたところで構えてみたが
思いのほか的が近い。あと一歩くらい離れても大丈夫そうだ。僕は勢い
よくバックステップした。すると背中にドシン、と何かにぶつかる衝撃があった。
遠投記録を出すことに集中するあまり、背後で掃除道具の片付けを
していた級友の存在を忘れていたのだ。かなり激しくぶつかってしまった
のでそいつに謝ろうとしたが、

 「うぉおおおおおお!!」
900名無し物書き@推敲中?:05/02/17 12:27:35

 そいつは僕の言葉がかき消えるほどのものすごい叫び声をあげていたのだ。
何事かと思ってよく見てみると、尻からモップが生えている。ああ、モップの
柄と尻もちの軌道がピッタリ重なってしまったのか。まさか刺さってしまうとは。

 すぐにそいつを助けて保健室へ連れて行くべきだったのだろうが、僕はあろうことか
爆笑してしまった。なにせ彼はモップのせいで尻もちが中途半端になっていたのだ。
つまりは、少林寺の修業者のような空気椅子の姿勢で、しかも尻からのびたモップで
絶妙なバランスをとりながら雄叫びを上げていたのだ。教室には彼の雄叫びと
僕の笑い声がいつまでも響いていた…

 このことはすぐに先生に露見して、画鋲投げは全面禁止になった。僕自身も
先生にも怒られたし親にも怒られた。もちろん彼の家にも謝りに行った。

 彼は今頃どうしているのだろう。
901名無し物書き@推敲中?:05/02/17 12:33:47
添削乙だが、こうしてみると、どっかのスレのカキコと変わらんな。
902886:05/02/17 13:03:47
http://www.ys-net.com/yui/ms-1.htm
8レスくらいになりそうなので、リンクを張らせていただく事にしました。
よろしくお願いします
903名無し物書き@推敲中?:05/02/17 14:01:20
どうでしょうか?


小代子は、庭の梅の木から、一枝を折り取って鼻にもっていった。
ただ、においをかぐだけの、こんな所作にも、小代子の、優雅は一通りではない。
いいぞ、それを縁側から見ていた三吉は、つぶやいた。
たぶん、もうつぎの梅の咲くころには、姉はここにはいないのだ。
だって、あねきは・・・
はあい、と、背後を振り返った小代子に、三吉は驚いて、どうしたの?
軒からは夜来の雨のしずくが落ちている。
瑠璃色のワンピースに、朝の日差しが反映して、姉貴の姿は、弟の目にいたく、まぶしい。
今、よんだでしょ?
寄ってきて、小代子は、いぶかしげに問うた。
ためらいながらも、三吉は、う、うん、呼んだ、呼んだ、ちょっとね。
猫が、足元に擦り寄ってきた。
たしかに、姉は、神経に異常をきたしている、それはしょうがないし。
しゃがみこんで、自分のうそを紛らわせるように、仰向きになったポチの腹をさする。
904名無し物書き@推敲中?:05/02/17 15:16:23
>>903
ちょっと読んでみた。
>ただ、においをかぐだけの、こんな所作にも、小代子の、優雅は一通りではない。
全体に言えることだけど、読点が多い気がする。あとこの文の最後の、優雅は一通りではない、の優雅の部分ってちょっと変じゃない? 優雅さ、とかにしたほうがいいと思うけど。
>はあい、と、背後を振り返った小代子に、三吉は驚いて、どうしたの?
>軒からは夜来の雨のしずくが落ちている。
どうしたの? という文の後に、「と聞いた」とか付け足した方がいいと思う。もしくは「」をつける。
>今、よんだでしょ?
上の部分みたいに、会話だけ改行させるのは良いと思う。
>ためらいながらも、三吉は、う、うん、呼んだ、呼んだ、ちょっとね。
>猫が、足元に擦り寄ってきた。
ここもだけど、なんか会話の後にすぐ文章が始まるのがちょっと読みにくい。
あと、最後の文にある“ポチ”って猫のこと? 一応、説明入れたほうが良いと思う。
もう一つ気になったのは、姉に関する呼び方。最初、地の文では「姉」と呼んでる。次に、三吉が「あねき」と言う。その次には地の文で「姉貴」と出る。
>弟の目にいたく、まぶしい。
こう書いてあるから三吉の言葉では無い。なのに「姉貴」と呼んでいる。あとは、さっきは「あねき」とひらがなだったのに漢字になった。
次に、これは語尾を見る限り三吉の言葉。でも呼び方は「姉」になってる。
>たしかに、姉は、神経に異常をきたしている、それはしょうがないし。
統一した方が良いんじゃないかな。結構気になる。
905名無し物書き@推敲中?:05/02/17 18:23:17
黒人が経営する会社に就職すると言えば僕の父さんは反対するだろう。
だけど、僕は中尉と一緒に行く‥‥
中尉はいい人だ、アナポリス出身のエリートなのに気取った所は無い。
この任務が終われば中尉は退役する、そして僕も退役する。
僕は中尉の親父さんが経営する家具工場に就職する。
狙撃以外に取り得の無い僕に取ってこれほど良い話は無い。

狙撃眼鏡の十字線の650m向こう側で二人の男がありきたりの日常を演じている。
対戦車ロケットを持った年かさの男がホラを吹いて
自動小銃を持った少年がそれに驚く。
この辺では当たり前のありきたりの日常、少年は僕の一番下の弟と同じくらいだろう、少し抜けていてどこかあどけない。

僕は二人の日常をもう三日も見ていた。
二人は何度も同じホラを吹き同じホラに驚いている。
言葉は理解できないがたぶんそうだ、狙撃眼鏡の十字線を合わせればそいつの全てが僕には判った。
彼等は僕が人差し指にホンの少し力を入れれば自分の命が無くなる事を知らない。
906名無し物書き@推敲中?:05/02/17 18:25:20
僕と中尉の任務はターゲットの待ち伏せ、そして狙撃。
二人の役者はターゲットの隠れ家を守る番人に過ぎない。
僕はターゲットがどんな人物か知らない。
もしかしたら、中尉も知らないのかも知れない。
つまり、それだけ大物か政治的に繊細なターゲットなのか・・・
僕に取ってはどうでも良い事だ
遠くのターゲットを撃ち抜くのが僕の特技で僕の仕事
考えるのは中尉の仕事だ。

本部と交信を終えた中尉が言った
「ジョン、任務中断だ。
 ターゲットはチャーリーユニットが狙撃した。
 俺達はここから撤退する。10分後にヘリが迎えに来る。」
ここは外れだ、僕たちの最後の任務は空振りに終わった。

「トム&ジェリー、こちらファイヤーバード
 着陸地点の障害物の無力化を頼む。」
迎えのヘリからの通信、
中尉は僕に言った。
「障害物の無力化か・・・
 私はそんな言葉遊びは嫌いだな
 ジョン!ヤツラを殺せ。」

何百万ドルもする重武装の鉄の塊、ヘリコブターは臆病ものだ
地上に敵が居たら寄り付かない。
僕は十時線を少年に合わせた。
(一番下の弟はどうしているだろう?
 今頃は高校か?クラスメートに虐められてないか?)
907888:05/02/17 21:14:44
>>899
落ちを印象付けるため主人公の性格の事まで考えていませんでした。orz
読みての立場になって書くのは難しい

>>900
う、うまい>>899の指摘していた主人公の性格もこれなら好感が持てそうです。

「絶妙のバランス〜」こんな感じの表現が使われているとより笑えますね
というか同じ作品とは思えないorz

>>899-900
批評ありがとうございました。
2レスもついて正直嬉しい
908888:05/02/17 21:19:52
すみません>>899>>898です
>>898-900
ありがとうございました
909名無し物書き@推敲中?:05/02/17 21:35:28
そういえば、むかしはどの家にも祭壇があった。
それは一家の名前に関係した守り神を祀るためのもので、すべての苗字に神様が憑いているのだという。
私の家にあったのはいささかみすぼったらしいふるぼけた木の祭壇だったが
なんとも言えない雰囲気があって私は気に入っていた。

とはいえ、友達の家などにいったときに箪笥みたいな大きさの立派な祭壇が飾ってあったりすると、何か気恥ずかしい気持ちに襲われたりもした。
そういう日は、家にかえるとすぐに神様に髪の毛を一本捧げることになっていた。
それで神様はその日の無礼を許してくれるのだという。
910名無し物書き@推敲中?:05/02/17 21:39:43
>>909

もう少し続けてくれないと批評のしようがない。
911名無し物書き@推敲中?:05/02/17 22:04:13
俺「どこに入れて欲しい?」
女「ん…ん…ここ…ここに入れて」
俺「ここ?ここってどこ?言ってごらん」
女「言えないよぉ、恥ずかしい…」
俺「恥ずかしくないよ、さぁ言ってごらん」
女「……こ…」
俺「何?聞こえないなぁ。もう一回どこに入れて欲しいか言ってごらん」











女「……公明党」
912名無し物書き@推敲中?:05/02/17 22:33:05
>>909
「なんとも言えない雰囲気」じゃ描写不足のような。
913名無し物書き@推敲中?:05/02/17 23:04:39
>>907
起承転結のまとまりがあったところはとても良かったと思う。
性格に関しては私が細かすぎるだけかもしれないから、あんまり気にしないで
参考程度に考えて。

>>902
描写の丁寧さが仇になったという感じ。
全体的に文章が冗長気味で、途中で飽きた。あと倒置表現が多すぎかな。
蜘蛛が逃げ出したところなんだけど、そこにスピード感や緊迫感を感じない。
多分これは状況描写に力が入りすぎて、心理描写の方がそれに埋没してるからだと思う。
なんというか、登場人物が劇をしている横で、作者が物語ってるような印象を受けたよ。
914名無し物書き@推敲中?:05/02/18 03:09:09
>>888
確かに900の文章は上手に書けている。が、畢竟それだけだ。

とか言ってみる。
888氏の文章、僕は好きだよ。
915名無し物書き@推敲中?:05/02/18 03:50:33
 A子はバスの中で雑誌を読んでいた。お洒落のことから最新流行まで網羅していて、友だちの間で最近人気がある雑誌だ。
 今月号の特集は『百戦百勝! 意中の彼を夢中にさせる恋愛テクニック』だった。数週間前に知り合ったD男に夢中のA子は、一字一句詠み落とさないように誌面を凝視していた。
(この雑誌の特集に間違いはないって、C子も言ってた。あの子、D君とU君と二股かけてるんだって噂。大して可愛くもないC子でさえモテるなら、私だって……)
 A子は、D男とつきあった後のことを想像しては悦に入る。何しろ、この特集の通りに行動してさえいれば絶対にD男の心をモノにすることが出来るのだ。
(D男の好きなものも嫌いなものも、全部リサーチ済みよ。周りの連中から聞き出すための出費は痛かったけど、D男と付き合えるなら、それくらい安いもんだわ)
 ページを捲る指に力が篭る。このバスを降りたらD男と会うのだ。つい興奮してしまう。頭の中で何度も、初めて交わす口付けや、夜景の綺麗なレストランで食事するシーンばかりをシミュレートしていた。告白のシーンなんて浮かばなかった。成功するに決まっているのだから。
(確かD男が好きなのは小動物と、素直で明るい人。これきっと、私のことね。だって私、よく小動物にたとえられるし、素直で明るいもの。……それから、嫌いなものは納豆と……後は、マニュアルに頼る人間、だったっけ)
 そこまで思い出してからA子は、はたと気付いた。
(今見ている特集も、マニュアルになるのかしら。だとしたら、これに頼るのは止めなきゃいけない。だけど、そんなのどうしたら良いのかしら)
 困ったA子は、特集のページをまた手繰り始める。
(とりあえず特集を全部じっくり見てみましょう。『マニュアルに頼らず彼の心を射止める方法』なんて特集も載っているかもしれないものね……)

------------------------------
二度目晒し。どなたかお願いします。
916名無し物書き@推敲中?:05/02/18 04:15:18
書き出しがなんか作文みたいですね。若い女性の一人称なんだから、
もっと崩したほうがいいと思います。
内容も、今時雑誌の特集で男を落とす人はいないんじゃないかなあ、と思いました。
情報量がなんか多いですが、そのせいでもっさりしていて、
主人公の想いがあまり感じられないような気がします。
そういうキャラクターなんでしょうけど、ちょっと感情移入しづらい。
オチは古典的ですが、イイと思います。
917名無し物書き@推敲中?:05/02/18 04:37:43
上手くコメントができなかったからリライトしたよ。
いろいろ変わってるし自分の練習もかねて書いたからあんまあてにはならないだろうけど。

かもめ第三高校を経由する夕暮れ時のバスの車内に一人の女子高生が座っていた。
彼女、静が読んでいるゆめとはなは、トレンドやメイクテクニックなどの記事で若い女の子の間では評判が高い雑誌だ。
(花沢がいってたのはこの本よね。ゆめとはな、読んどけば大丈夫だって!とか言って。花沢はブスなのに中島と斎藤に二股かけてるんだから本当に使えそう)
真剣に読んでいるつもりだが、上手くいったときのことが浮かんできてしまう。
(映画でしょ、それから晩御飯に…リサーチでだいぶ使ったけど、そうしないといけないものね)
記事によれば、彼の好き嫌いはあらかじめチェックしておくとよいらしいのだ。
(子犬でしょ、それから明るい人がタイプで…わたし小動物キャラだし…)
特集など上の空だ。窓の外を眺めながら出来杉のことを考える。
(納豆とマニュアル人間がダメで…マニュアル…)

(あっ…)
静は雑誌に目を落とすが、その表情はこころなしか沈んでいる。
(これもマニュアルかしら…でもこれは効くって言ってたし…)
困った静は、マニュアルに頼らない方法を探すために特集のページを始めから読み直すのだった。
918名無し物書き@推敲中?:05/02/18 05:19:13
斎藤なんてサザえもんに出てきたか?
919名無し物書き@推敲中?:05/02/18 05:20:39
地の文がしょぼい
920俺もリライトしてみる。:05/02/18 05:52:14
 黄昏のオレンジがバスのなかいっぱいに溢れている。それは私の膝の上の、
雑誌にも迫ってきて、その安っぽい紙に書かれた文字を一層読みにくくする。私は、
メガネのずれを直しながらうつむいた。『オトコをトリコにさせる百の方法?』馬鹿
馬鹿しい。百の方法なんて、安直だ。そもそも数が足りない。煩悩だって、
百八くらいはあるんだから。
 しかし、そう胸の内でつぶやきながらも、私はそこに、どうしても見入ってしまう。
きっと、その安直さ加減が、C子のことを連想させたからだ。C子はバカだ。男が
二人いる。そのことを勲章のように吹聴している。キングサイズのバカだ。いや、
女だから一応クイーンサイズかな。とにかくバカだ。でも男が二人いる。一人はD男。
コイツもC子と同じくらいバカのはずだ。にきび面で、前髪だけ茶に染めてて、
格闘ゲームが得意で、ひそかに編みタイツフェチで、絵がちょっとだけ上手い。
笑うと奈良の大仏みたいに目が細くなって、幼くなる。甘いものが苦手だけど、
C子はそんな所が全然わかってなくて、バレンタインデーにでかいチョコを
送りつけたりしている。私はD男のことなら、C子なんかよりずっと知っている・……。
 私は、少し周りを見回して誰もこちらを見てないことを確認してから、
ページをめくった。
 私もちょっとくらいバカになってみようかな、と思った。

ヒロシです…
846です。いっぱい感想くれてありがとうです…やさしさが知覚過敏の歯にしみるとです…
↑内容変えちゃって、すまんとです…自分にはリライトの才能が無いですた…
921名無し物書き@推敲中?:05/02/18 05:56:01
>>911
女がなぜ恥ずかしがるのか理由がわからないのですが…
落ちで、そのあたりを具体的に書かれていれば面白くなりそうです
922名無し物書き@推敲中?:05/02/18 08:20:42
>>920
酷評させていただきます。
>黄昏のオレンジがバスのなかいっぱいに溢れている。それは私の膝の上の、
>雑誌にも迫ってきて、
すでに、バスの中にいっぱい溢れているのに、迫ってくるという表現は解せない。
>その安っぽい紙に書かれた文字を一層読みにくくする。
これは黄昏の光が眩しかったから読みにくくなったのかな?
だとしたら黄昏のオレンジって表現だと、その眩しさが伝わらなかも。逆に鮮やかなものを想像するね。
>コイツもC子と同じくらいバカのはずだ。
〜のはずって言葉使うと、その前の文章の自信を少なからず無くすことになるから止めたほうがいいよ。
そうしないと、その後の『私はD男のことなら、C子なんかよりずっと知っている・……。』の文章に
違和感が出てくるからね。
>私は、少し周りを見回して誰もこちらを見てないことを確認してから、
>ページをめくった。
これに限らず全体的に描写が少ない。説明は多いんだけど描写が少ないから、作者と読み手のイメージが
混乱しかねないかも。年齢も中高校生?ってだけで把握できないし、主人公も明確に描写されていない。
あとは読点の打ち方練習したほうがいいと思うよ。たくさん本読んで練習してください。
期待してます!

923名無し物書き@推敲中?:05/02/18 08:20:59
>>903
しりとりになってるんですね
924私もリライトしてみる:05/02/18 15:53:35
 黄昏の光がバスの中いっぱいに溢れている。それは私の膝の上の
雑誌にも迫ってきて、その安っぽい紙に書かれた文字を一層読みに
くくさせる。私は眼鏡のずれを直し、目を細めた。
 派手なタイトルが誌面に踊っている。オトコをトリコにする百の
方法。馬鹿馬鹿しい。安直すぎる。そもそも数が足りない。煩悩だっ
て百八ぐらいはあるんだから。
 そう胸の中でつぶやきながらも、私はそこにどうしても見入って
しまう。きっとその安直さ加減が、玲子のことを連想させたからだ。
玲子はバカだ。男が二人いる。そのことを勲章のように吹聴してい
る。キングサイズのバカだ。いや、女だから一応クイーンサイズか
な。とにかくバカだ。でも男が二人いる。一人は健一。コイツも玲
子と同じぐらいバカのはずだ。にきび面で前髪だけ茶に染めてて、
格闘ゲームが大好きで、ひそかに網タイツフェチなのだ。笑うと大
仏みたいに目が細くなって、幼くなる。甘い物が苦手だけど、玲子
はそんなところが全然わかってなくて、バレンタインデーにでかい
チョコを送りつけたりしている。
 私は健一のことなら、玲子なんかよりずっと知っている。
 少し周りを見回して、誰もこちらを見ていないことを確認してか
ら、ページをめくった。
 私もちょっとぐらいバカになってみようかな、と思った。
925名無し物書き@推敲中?:05/02/18 18:31:31
>>921->>922>>924
846です。批評や、リライトありがとうです。
もうちょっと推敲したほうがよかったですね。
人の作品をいじるわけだから、なおさらです。精進します。
846なんで、ハシムとか名乗りたくなるとです。
タマをにぎりつぶすと、ホントに死んじゃうんでしょうかね?
どうでもいいとですが…
926902:05/02/18 18:56:49
>>913
スピード感と心理表現……もっとテンポよく進むように努力してみようと思います。
苦手なアクションシーンなのでつい細かく書き込んでしまいましたが、あまりこだわりすぎると
かえって鬱陶しいのですね。
ためになる批評をありがとうございました
927924:05/02/18 19:26:14
リライトおもしろいですね。
調子に乗って、904もリライトしてみました。

 突然、小夜子が白梅の枝を端折った。
 濡れ縁からそれを見ていた三吉は、大事な庭木を傷つける姉の振る舞いに驚きつつも、その所作の優雅さに目を奪われた。瑠璃色のワンピースに朝の日差しが映え、
姉の姿は、弟の目に痛いほど眩しい。
 次に梅が咲く頃には、姉はここにはもういない。そう思うと三吉はたまらない気持ちになる。
 小夜子がはあい、と背後を振り返った。どうしたのだろうと弟が怪訝な表情をしたのを姉は見て取り、今呼んだでしょうと訝しげに問うた。
 三吉は少しためらってから、はい、呼びましたと調子を合わせた。
 姉は明らかに神経に異常を来している。しかしおれには何もできない。三吉は気持ちを紛らわせるように、足下の猫を撫でた。
928リライト:05/02/18 19:54:27
左側の窓からオレンジの夕日が入ってきて、
バスの中をくまなく照らしている。
膝に広げた雑誌にもじんわりと迫ってきて、
書かれている文字が潰れて読めなくなった。
私はメガネのずれを直し目を細めた。
馬鹿馬鹿しい記事だった。
オトコをトリコにする百の方法。
どうして私はこんな雑誌を読んでいるんだろう。
そう思って雑誌を閉じて窓の外を見た。
礼子がバスに乗り遅れたらしい。
髪を掻き乱しながら、バスを追いかけている。
バカだと思った。いつも彼氏のいない私をバカにする女が
鼻水も気にせずに、物凄い形相で走っている。
礼子は窓からフレームアウトした。
「残念」と私は小さく吹きだした。
929924:05/02/18 19:54:41
905。洋物ハードボイルド風ですが。

黒人(ニガー)が経営する会社に就職すると言えば、親父は反対するだろうが、俺は構わず中尉についていく。
中尉はいい人だ。アナポリス出身のエリートなのに気取ったところがない。
この任務が終われば中尉も俺も退役する。俺は中尉と一緒にポートランドへ行って、中尉の父親の家具工場で働く。
狙撃以外に取り柄のない自分にとって、これほどよい話はなかった。

照準器のレンズの中では、二人の男が相変わらずの日常を演じていた。
対戦車ロケットを背負った年かさの男がほらを吹き、カラシニコフを肩に下げた少年が喊声を上げる。
少年は俺の末弟と同じぐらいと思われた。少し抜けているが屈託がない。

俺は二人の日常をもう三日も見ていた。年かさの男が何度もほらを吹き、少年はそのたびに驚く。
言葉は理解できないがたぶんそうだ。照準を定めれば、ターゲットのすべては手に取るように分かった。彼らは、俺が引金の指を少し絞り込めば自分の命が無くなることを知らない。
俺は神経を研ぎ澄まし、機会を窺った。
930名無し物書き@推敲中?:05/02/18 21:52:41
ひとつ。改行を軽んじるな。
ひとつ。スレ違い。
ひとつ。それでもリライトしたいなら原文を圧倒的に凌駕しやがれ。
931名無し物書き@推敲中?:05/02/18 22:26:23
>>929
ニガーなんてルビふるのおやめなさい。
田舎臭いから。
932名無し物書き@推敲中?:05/02/18 22:32:36
アマチュアに毛が生えたようなのばかりなんだな、ここは。

もっとまともな作家志願者のグループってないの?
933名無し物書き@推敲中?:05/02/18 22:35:48
>932
残念ながらこの世の作家志願者はおしなべてアマチュアwith毛。
そうでないやつはとっくに作家になっている。
934888:05/02/18 22:56:47
>>913-914
ありがとうございます
今より一つ上の文章を書けるようになりたい
935スティーヴンキングコング:05/02/19 00:37:40
ハードボイルドが好きで、将来はチャンドラー目指してます。酷評よろしくお願いいたします。

煙草の煙に顔をしかめて 〜孤高の一匹狼 竹野内誠〜


雨で靄がかかっている夜。怪しげな路地裏。
誠(以下Mとする)「聞いたぜ。お前のおやじEDだそうじゃないか。運がいいよな。これでもう
あのひでーご面相のかみさんとやらずにすむんだもんな」
黒尽くめの男1「その減らず口をとじで、オラ! とっとと歩きやがれ!」
黒男2「さっきからべらべらとぬかしくさって、てめえ自分の立場がわかってんのか!!」
M「わかってるさ。組織の掟にしたがって、裏切り者はボスのしなびたちんぽこをしゃぶるんだよな。
おーいボス!! はやく出てきてくれよ! 俺はもうアンタのが欲しくて欲しくて・・・」
ガツン!!
黒男1がMにキックを食らわせた。Mは5のダメージを受けた。MのHPはもう15しかのこっていない。
しかし態度には表さない。
M「なあ・・・どこまでつれてく気だ? お前が生まれてきたどす黒い鍾乳洞か? けっ! ごめんだぜ!!」
黒男1がMの腹にパンチした。Mは5のダメージを受け、腹を抱えた。
黒男1「つぎお袋のことを悪く言ったら命がないと思えよ竹野内。まったく!
ボスからの命令がなけりゃとっくにやっちまってるんだがなあ」
黒男2「今やっちまいましょうよ」
黒男2、Mの顔を覗き込む。
「な〜・・・お前だってその方がいいだろう?」
M「ほら」とあごを前にしゃくり「お客さんだぜ」
936名無し物書き@推敲中?:05/02/19 03:01:34
正直どこまで本気なのかわからない文章
>>935自身の解説を聞きたいよろ
どこらへんがチャドラー?
937名無し物書き@推敲中?:05/02/19 03:35:21
前後不覚になるまで酒を飲む、そういう日々が続いた。
哲学者を目指したが、Mは呆気なく頓挫してあの縁から落下したのだ。
俺は?
俺はだから前後不覚に酒を飲む。気まぐれにネット接続。ヤな世の中だ。で、接続。ヤま世の中だ。
別れた女房からのメールには
「で・す・か・ら・子供には・会・わ・せ・ら・れ・ま・せ・ん」
俺はマルクスを今でも信奉する。
若い君らには、わかってもらえやしまいがね。

あれは、この閉鎖された国における、数少ない海の外への憧憬なのだよ。
つまり詩だ。
ソネットだよ。
心地よい。

また回覧が飛ばされた。
俺だって町内会費を払っているのに。
なにもかもネムタイよ。ネムタイ。俺はまだ三十路も超えておらぬのだよ。なのにこの迷宮に掴まってしまった。
助けてくれよ。
或る日決定的な何かが届く日を待ち焦がれているのだよ。
たとえば?
たとえばそう、俺の死亡宣告なんかがね。
そうするとつまるところ俺は自縛霊ということだ。

ははははは。
Mにさえ。会えればなぁ
938名無し物書き@推敲中?:05/02/19 05:57:58
オッス、オレうんこ。
今日はオレの一生について話をしたいと思う。

そもそもオレはウンコとして生まれるのではない。
食べ物の最終進化形態がウンコなのだ。
食べ物は口から食道を通過し、胃から腸へ流れ込み、ウンコになるわけだ。
まあ出世魚みたいなものかな。

んん?




プリプリッ!




ああっ、新しいウンコの誕生だ!
生きるって、生きるって素晴らしいな!
9391/2:05/02/19 12:49:35
はじめて晒します。児童文学を意識して書いているものです。酷評おねがいします。



2月14日もそろそろ終わろうとしている頃、クジャは玄関先のポーチで寝そべっていた。
すでに夕日は沈み、夜の闇が花壇のポインセチアを黒く染めている。
クジャは階段脇の柱につるされたランプの下で、小さく鳴く虫たちの声に耳をすませながら、
それにしてもつまらない日だった、とぼんやり思い馳せていた。
この家の大黒柱は行方知れずだし、その妻も何を考えているのか、最近滅多に家に帰らない。
ここ2年間、自室にひきこもる長男のもとに誰かがチョコレートを持ってくるはずもなかったし、
クジャは猫だった。
世間一般のバレンタインという祭りごとには一切関わることなく―そんなものとかかわりを持てたことなんて、
今までに一度もなかったことではあるが―今日という日が終わろうとしていた。

9402/2:05/02/19 12:50:31
ふと、クジャは足音を聞いた。裏路地から、こちらへと向かって聞こえてくる。
(こんな時間に、客か?)
俄か不審に思い顔をあげ、ピクリと尻尾を立たせた瞬間、小さな影が門をくぐって現れた。
ミリーだ。
クジャは拍子抜けしつつも、少し嬉しくなり、立ち上がった。
「よう、ジャックなら中にいるぜ」
だがミリーはそれには答えず真っ直ぐ歩いてくると、クジャの横に腰をおろした。
ミリーが腰をおろしたので、クジャは少々訝しがりながらもつられて座り込んだ。
「もしかして、ジャックに夜這いを仕掛けにきたとか?」
少しからかってやろうとミリーを見上げたクジャは、彼女の様子がおかしいことに気付いた。
口をきゅっと結び、目をあわそうとしない。
いつもの優しい、あの心地よい木漏れ日のような雰囲気が、今は微塵も感じられなかった。
「おいおい、一体なんだってんだよ?おまえ、何しにきたんだ?」
クジャの言葉に、ミリーは曖昧に微笑んだ。
目を伏せて、悲しみに飲み込まれないように必死に耐えているように見える。
どうした?とネモが口を開こうとしたとき、キアラが小さな包みを差し出した。
モスグリーンの包装紙に銀色のリボンが掛けてある小さな箱だ。
どこかいびつだが、きっちりと心を込めて包装されているそれは、明らかに彼女の手によるものと見えた。
「これは?」
クジャは目の前の箱を凝視した。くんくん匂いを嗅いでみると、ほのかに甘い香りがする。
「チョコレート」
吐き捨てるように呟いたミリーを、クジャは目を丸くして凝視していたが、やがておずおずと口をひらいた。
「まさか……おれに?」
941名無し物書き@推敲中?:05/02/19 12:54:28
どうした?とネモが口を開こうとしたとき、キアラが小さな包みを差し出した。

誰この二人?
942名無し物書き@推敲中?:05/02/19 12:57:29
すいません、名前の語感をよくするために、いちどネモとキアラで書いた話を
クジャとミリーに変更しました。

>どうした?とネモが口を開こうとしたとき、キアラが小さな包みを差し出した。

ここだけ変更するのを忘れてしまいました。
正しくは
「どうした?とクジャが口を開こうとしたとき、ミリーが小さな包みを差し出した。 」
となります。

鑑定してもらう分際で間違えてしまいました。申し訳ない……。
943名無し物書き@推敲中?:05/02/19 16:46:01
>>939
酷評させていただきます。
>2月14日もそろそろ終わろうとしている頃、クジャは玄関先のポーチで寝そべっていた。
>すでに夕日は沈み、夜の闇が花壇のポインセチアを黒く染めている。
「すでに夕日が沈み」という表現は6時〜8時台を想定させる。
そうすると10時から11時台を想定させる「2月14日もそろそろ終わろうとしている頃」と
かみ合わない。情景描写をはっきりさせないと、読み手側は、その世界に入れない。
あと「ポインセチア」は児童文学を意識しているなら、もっと児童の分かり易いほかの植物に置き換えたほうが良いと思う。

>小さく鳴く虫たちの声に耳をすませながら
設定は2月14日だよね?だったら虫は鳴かない。
それともここは外国なのかな?だとしたら、それを描写したほうがいいよ。
>それにしてもつまらない日だった、とぼんやり思い馳せていた。
「ぼんやり」と「馳せる」は言語学的に変だよ。
「馳せる」を辞書で調べた?
>この家の大黒柱は行方知れずだし、その妻も何を考えているのか、最近滅多に家に帰らない。
>ここ2年間、自室にひきこもる長男のもとに誰かがチョコレートを持ってくるはずもなかったし、
ここまでこの家族を描写すると、あまりにも内情を知っているので、クジャはこの家族の飼い猫だと思ってしまう。
しかし「この家の、大黒柱、妻、長男」という表現からは、クジャはどこか近くに住んでいてこの家族を傍観しているように感じる。
飼い猫か野良猫かは、人物設定に大きくかかわってくるから、ちゃんとしたほうがいいよ。

>クジャは猫だった。
この部分は最も読み手をひきつける部分だよね。
でもこれ入れるポイントがおかしいから、周りの文章と比較して違和感ありすぎ。
この部分は、あえて一番最初に持ってきては?
読み手は、まだ猫の視点になってないから、その後の文章読んでも混乱するよ。
あとどういう猫かは、外見にしろ内面にしろ、きちんと描写したほうがいいよ。
書き手の頭の中では想像できてんだろうけど、読み手はまったく感情移入ができない。
>>940は書かないけど、全体的に未熟で擬人化に失敗してる。
もっと本読んで勉強して下さい。期待してます。
944名無し物書き@推敲中?:05/02/19 19:17:10
>>939

児童文学を意識してるならもっと子供が楽しめる文章で書いて。
無理して気取った言葉を使おうとしてるのが見え見え。
945名無し物書き@推敲中?:05/02/19 20:10:10
>>939
 書き出しから暗い話ばかりでテンションが下がる。
ツカミを意識するべし。

 児童文学のわりには漢字の使い方が適当すぎる。
「俄か」を「にわか」と読める子供はあまりいないと思われ。
「微塵」「曖昧」「凝視」…児童文学であってもなくても、
物語調に話を進めるのなら、もっと柔らかい言葉を使おう。

 「吐き捨てるように」言うセリフっていうのは、普通
「このクソ野郎…」とかじゃないか?「ぶっきらぼうに」とか
「つっけんどんに」とか……もっと他に言葉はあるでしょ。
946名無し物書き@推敲中?:05/02/19 22:06:42
>>943-945
レスありがとうございます。
詳しく酷評していただけてとてもありがたいです。
指摘されたところをなぞると矛盾等でガタガタですね…。
もっと本を読んで、文を書く回数を重ねて精進したいと思います。
947元受験生 ◆k3Y7e.TYRs :05/02/20 01:17:04
 鳴らない携帯と、動かないオルゴール。そして音のしないラジオ。
もう二度と着ない制服、去年のカレンダー。そして点かないスタンドライト。
ベットと本棚と、そんなガラクタ達に埋もれたこの部屋で、動いているのは、
俺の心臓と、腕時計――高校入学祝で買ってもらったやつ――くらいだ。
壁に貼られた卒業証書と、第二ボタンだけが無くなった制服、それだけが、
俺が何者なのかを思い出させてくれる。
 携帯を手に取り、メモリーされたアドレスと名前を眺める。
友人、知人、知り合い、顔も知らない誰か……、受信されたメールも、
くだらない冗談と、今どこ?暇?遊べる?……、そんな言葉に彩られた、
惰性の産物にしか過ぎなかった。それに気がつくには遅かった。
 あのボタンは、今も彼女の制服のポケットなんだろうか?
友人に冷やかされ、笑われ、でもどこか祝福されたような雰囲気で、
その厳かな儀式(と、彼女は言っていた)を行った。
少しはかっこよく外したかったけれど、やっぱりそうドラマチックにはいかない。
手間取って、冷や汗をかく俺を見て、彼女は微笑んでいた。
彼女とのメールは、いつも顔文字と奇妙な記号の羅列にすぎなかった。
感情よりも、時間の空白を埋めることのほうが重要だったからだ。
 天井は、いつまでたっても何の変化も無かった。
動いているものも、動かないものも、そのままだった。
友人だった奴らも、彼女の制服に入っているボタンも、多分そのままだった。
ただ、俺だけは違っていた。携帯のアドレスを最後にもう一度眺める。
「さよなら、俺の第二ボタン」
そう呟いて、メモリーをすべて消去した。
相変わらず、部屋はそのままで俺もそのままだった。
ただ、その瞬間に聞き覚えのある曲が流れる。
メールの内容は、たった一言だった。もちろん、日本語で。
「忘れないでね」
消してしまったすべてメモリーと、その一通のメール。
今なら、その二つを等式で結べる、俺はそう思っていた。
948元受験生 ◆nNiWLGmebQ :05/02/20 01:20:11
 昔々、「受験生」で酷評いただいていたものです。
もう覚えている方も少ないでしょうが、なんとか受験も終わりました。

 ご報告がてら、また酷評をお願いします。
949Cow shave ◆TPP3ck4VT. :05/02/20 01:35:42
   最初の方だけ投稿。酷評よろしくお願いします。

 なんだか知らないがこんなところにいる。
 古風な港町、背後には真っ青な山。私は町を見下ろす小高い丘の上にいた。どうやって来たかはわからない。
 この現状をどうしたものかと思いながら、私は歩く。でも別にいい、と思った。ここがどこであろうと、どこ
から来たのであろうと、どうでもよい。なんだか雰囲気のいい町だ。少し探検してみよう、と。
 丘の上で目印を付けておいた小さなおもちゃ屋を目指した。こういう町のおもちゃ屋には、不思議なものが置
いてあると昔から決まっているのだ。地面に敷きつめられた赤いレンガが、踏むたびにかたんかたんと音を立て
る。
 丘からの距離は人差し指の第二関節くらいだったのに、実際は遠かった。30分ばかり歩いただろうか、ようや
く目的の黄色い屋根を目前にした。窓の柵にフラスコがいくつか乗っている。童話の家のような、焦げ茶色のド
アをノックする。
 出てきたのはムードにぴったりの白髭の老人で、赤いエプロンが似合っていた。右手に握ったパイプがまたい
い。彼は微笑して私を招き入れると、絨毯敷きの店内の中央の椅子にゆっくり腰掛け、パイプを銜えた。
 店内を一通り観察すると、予想通り、おかしなものばかり目に入る。先が6つに枝分かれした耳掻きのようなも
の、紫色のたまごや、星型の地球儀もあった。説明書きなどはなく、使い道もわからぬがらくたたちが、それで
いて、ロマンがあった。
950Cow shave ◆TPP3ck4VT. :05/02/20 01:37:20
 ひときわ惹かれたものに、手のひらくらいの大きさの人形があった。ワンピースを着ていて、髪は黒のお下げ
で、女の子のようだ。しかしどうしたことか、左足がない。無言の彼女が私を見つめている。私も見つめ返す。
茶色の瞳の中を、青い光が走る。ふと、その瞳にどこかの田園の風景が見えた。何人かの麦藁帽子の老婆が茶を
摘んでいる。時おり休んでは手ぬぐいで汗を拭く。また摘む。懐かしい気がした。これが私の故郷なのだ、と本
能的に悟った。
 不思議な哀愁につつまれ、私はこれを買うことにした。そこではじめて、背中にしょっている鞄に気がついた。
手探りで財布らしきものを取り出して、2,3の見慣れぬコインを老人に渡す。どうやら足りたらしい。私は人形を
鞄に詰めると、店を出た。
 もう夕暮れだった。山々の分け目から漏れるオレンジの光が、道を挟む白壁を1色に染めている。
951名無し物書き@推敲中?:05/02/20 11:09:25
最初あたりの文章が分かりにくい。
コンセプトが分からない。
目の中に見える風景って、目って小さいだろ?
そんなにはっきり見えるか?どっちにしろ、イメージしにくい。
文が稚拙。
952名無し物書き@推敲中?:05/02/20 17:31:49
>>947
気取りすぎじゃないの?
文章回りくどい
953名無し物書き@推敲中?:05/02/20 17:34:40
>>949
「どうでもよい」必然性が感じられない。心の動きがわかりにくい。
自分で決め付けてしまっている部分が多い。冷静に他人の目で読み返す余裕を。
954名無し物書き@推敲中?:05/02/20 20:15:46
955名無し物書き@推敲中?:05/02/20 21:23:06
949はライトノベルが書きたいのか?
だったらもっと削れ。
956Cow shave ◆TPP3ck4VT. :05/02/20 22:36:09
>>951>>953>>955
コメントありがとうございました。
もっと修行しようと思います。
957批評お願いします:05/02/21 00:38:51
 足音が背後から聞こえてくる。その音が足音なのかは分からない。きっと、足音だろうという予測だ。 ヒタヒタという冷たい床に吸い付くような音は、素足が接するときに鳴る特有の音である。よって、それ以外にしっくりと想起されるものはない。
 結論から言うと、誰かが私を尾行している。一体誰が? 尾行者に勘付いた素振りを見せないように、私は自然体で歩みながら、思いを巡らせた。
私は決意を固めた。手提げ鞄に手を伸ばし、手鏡をとりだした。サッと手鏡を胸にあて、これで覗いたら尾行者の存在を確認できる、と考えた。心ぱく数の上昇は必然であった。手鏡を持つ手の平に汗がにじむ。
958957続き:05/02/21 01:08:06
私は一度大きく深呼吸を挟み、手鏡をぎゅっと握り締めて覚悟を決めた。尾行者に悟られないよう、腕の脇からゆっくりと手鏡を出した。
 ……そこには、うつむいた女性がいた。白いワンピースを着た彼女は、どうやら手鏡の存在には気付かなかったようだ。
同性ということに安堵した私は、歩くのを止め、彼女を前に歩かせることにした。何だか恐怖を感じていた自分が滑稽に思えて、少しニヤついてしまった。
彼女は程なくして私の横を通過する。私は髪をかきあげながら、彼女を見た。彼女は切羽詰まった表情を浮かべながら、私の横を通過した。彼女の後ろ姿を目で追うと、何と、彼女の右手には血だらけの包丁が握られていた。
959続き:05/02/21 01:22:39
書き込み消えたので、終わりです。すいません、中途半端で…。読んでくれた方、批評お願いします。 オチ気になるなら、話します。お願いします。
960名無し物書き@推敲中?:05/02/21 01:51:57
>>959
できるなら最後まで書いてくれ……気になるorz
961名無し物書き@推敲中?:05/02/21 02:06:20
通りすがり。
以下技術的な指摘ではない。読んで気になった点だけ。

>>957の舞台となっている場所がどこか分からない。

>>ヒタヒタという冷たい床に吸い付くような音
ここで床というからには家の中かな、と思い、「尾行者」という言葉や
「手提げ鞄」を持っていること、「手鏡」で相手を確かめる描写からは
舞台は路上かしらんとも思う。
でも路上ではヒタヒタと言わない…とすると病院?学校?

>>心ぱく数の上昇は必然であった。手鏡を持つ手の平に汗がにじむ。
ただ尾行されてるだけで、何故こんなに緊張するか分からない。
それとも「私」の置かれている状況が特殊なのか?

>>白いワンピース
何故白いワンピース?そして何故白いワンピースの女性で私が安堵するのか?
(場所・季節・昼夜が不明だけど、現代、東京で白ワンピースと言うのは少し特殊な気もする)
ここでは押さえて、日常的な服装の方がその後で出てくる「血だらけの包丁」が
生きてくるように思う。

…という疑問点がオチで解決されるかもしれないので何とも言えない。
962957です:05/02/21 02:30:38
鋭い指摘ありがとう。やはり思い付きで書いたから、矛盾が結構ありましたね。
 私的には細かなことは省いて、雰囲気で読んでもらえるよう、文体は軽くしたのですがどうでした?
963名無し物書き@推敲中?:05/02/21 11:22:34
<<903
関西弁にリライトとしてみました。


小代子は、庭の梅の木から、一枝を折り取って鼻にもっていったちうわけや。
ただ、においをかぐだけの、こないな所作にも、小代子の、優雅は一通りではおまへん。
ええぞ、それを縁側から見とった三吉は、つぶやいたちうわけや。
タブン... たぶんやで、わいもよーしらんがタブン、もうつぎの梅の咲くころには、姉はここにはおらへんのや。
だって、あねきは・・・
はあい、と、背後を振り返った小代子に、三吉は驚いて、どうしたの?
軒からは夜来の雨のしずくが落ちとる。
瑠璃色のワンピースに、朝の日差しが反映して、姉貴の姿は、弟の目にいたく、まぶしいちうわけや。
今、よんだでしょ?
寄ってきて、小代子は、いぶかしげに問うたちうわけや。
ためらいながらも、三吉は、う、うん、呼んだ、呼んだ、ちーとばかしね。
猫が、足元に擦り寄ってきたちうわけや。
たしかに、姉は、神経に異常をきたしとる、それはしょうがない。
しゃがみこんで、オノレのうそを紛らわせるように、仰向きになりよったポチの腹をさするちうわけや。
964名無し物書き@推敲中?:05/02/21 11:30:49
<<903×    >>903
リライトとしてみました×
リライトしてみました ○
965961:05/02/21 12:40:51
>>962
最初の二行は良いと思う。
でも細かなことを省いて読むには全体的にひっかかりがあった。

>>よって、それ以外にしっくりと想起されるものはない。

>>私は自然体で歩みながら
>>心ぱく数の上昇は必然であった。
>>安堵した
>>通過する。
などは文体がやや固く、文体の軽さ/固さにばらつきがあるので
読んでいて少し戸惑う。
例:
安堵した→ほっとした
通過する→通り過ぎようとする

雰囲気で読ませる……というのはエンタメ小説の、さらっと流し読んで雰囲気を掴ませる
という意味?
それならもう少し無駄な(大げさな)描写を省いて、端的に状況が伝わる描写がほしい。
読み手に「何か変だな」と思うところがあるなら、流し読みしにくいと思う。
軽い文体もいろいろな方法があるので、好きなエンタメ作家の文体を一度真似してみてはどうか。

とは言え、こういう指摘も瑣末なことかも。
同じ人で申し訳ない。
966957です:05/02/21 15:53:27
961さん。あなたは下読みさんですか?それとも、ただ小説が好きな方でしょうか?
とにかく指摘されることはありがたいことです。近々また別な作品を載せようかと思います。よければまた批評ください。
でも、考え込んでは作りません。思いつきで書こうと思います。なぜなら、自力を測れるからです。
でも、見苦しい文体にはならぬよう工夫はします。是非読んでください。
967名無し物書き@推敲中?:05/02/21 20:18:51
>>966
このスレには、読めない批評家が少なくはない。
っていうか、そうした連中の方が多いと思う。

しかし、言えることは、>>961が下読みか否かは知る由もないが、
このスレには下読み予備軍が存在するw
968名無し物書き@推敲中?:05/02/21 20:39:09
自分のスルーされて鬱
969961:05/02/21 21:06:58
>>957
下読みじゃない…
それに小説を本格的に読み始めてまだ半年。
ホラー小説が好きなので勝手に批評してみただけ。

思いつきで書くのも良いけど、推敲はした方がいいと思う。
自力測れるからとか言ってないでぜんぶ全力で書け。
これだけだとネタの意外性も文章の魅力もまだオカ板に負けてる。
970名無し物書き@推敲中?:05/02/21 21:14:06
>>957
足音が背後から聞こえてくる。その音が足音なのかは分からない。

いやどっちなんだ!もうちょっと違う書き方はないのか?だれかがつけてくる、を書くだけのために>>957ではちょっと回りくどすぎていやんなる。

971名無し物書き@推敲中?:05/02/21 21:26:27
>>968
どれ?
972957です:05/02/21 21:37:25
分かりました。今から練って考えます。ちょい待って下さい。
973名無し物書き@推敲中?:05/02/21 21:50:57
>>971
サン
>>937です
974957です:05/02/21 22:22:31
それは三つ目の扉を開けたときであった。
 扉の先にいた彼は、けして待ち望んでいたわけではないようだ。むしろ対面したことに後悔をしているように思えた。彼は煤汚れた天井を見上げ、首を左右に二、三度動かし、腕を伸ばしながら言った。 「来ちゃったんだね」 その声は聞きとることがやっとの声。
「うん、来たよ」
私は俯きながら答えた。彼は何も言わずに背を向け、対面を望んでいないことを行動で示した。私は向き合わない彼に苛立ちを覚え始めた。
 私がここに来るのにどれだけの勇気を要したかを彼は知らない。自身の扉をどんな思いをして、開けてきたか。何度も諦めようとし、その都度私は葛藤を強いられた。ここでやめたら前と同じ。また繰り返しちゃう。
975957続き:05/02/21 23:17:58
そのために私はここに来たのよ。 彼は全く微動だにせず、のっぺらとした壁を見つめている。無地の白い壁を見つめ続け、何か彼に得るものはあるのだろうか? 声をかけても反応を示さない彼に、私はただため息を重ねるだけであった。
976957続き:05/02/21 23:25:09
無意味に時だけは、規則正しく経過していく。私は既に座り込んでいた。反応を示さない彼に、直立して待ち続けることに嫌気を感じたからだ。
977957続き:05/02/21 23:28:00
「本当にいいの?」 彼の一声で変化のない空気の流れが急に循環した。彼はゆっくりと振り向き、私を見つめる。彼の大きな瞳は、私を即座に縛りつけ、同時に緊張させた。 「本当に、本当にいいんだね?」
978957:05/02/21 23:29:49
「本当に、本当にいいんだね?」 彼は念を押すように、私に聞いた。まるで、彼がこれから話す題材は、私にとって良くない話しだけど、覚悟はあるの? と私を試しているようだ。
979957続き:05/02/21 23:35:50
 私は知らぬ間に生温い汗を背中に帯びていた。私はその汗を不快に感じながら、言った。 「話しなさいよ」 彼は残念そうな表情を浮かべ、
「そう」と呟いた。彼は初めて対面したときのように、煤汚れた天井を見上げ静かに話しだした。
980957続き:05/02/21 23:46:32
「君はもう死んでるんだ」 「えっ? 何言ってるの?」私の問いに、彼は呼吸を乱さずに続けた。 「信じられないのは分かるよ。みんな最初はそうなんだよ。でも説明するから、待って」
981957続き:05/02/21 23:55:56
私は黙ってうなずき、彼の意味不明な発言を少しでも理解しようと努めた。 「君は開けてはいけない扉を開けていたんだよ。扉は頑丈に作られていたのに、君は無理矢理こじ開けた。僕は何度も何度も君を止めようとした。でも君は一向に行為をやめなかった」
982957続き:05/02/22 00:03:13
「よくわからないよ」 私は彼の話しをうまく整理できなかった。彼は無理もない、といった表情を作っていた。 「こっちへきてごらん」 私は彼の元へ近付いた。そして彼に肩を抱かれ、彼が指差す方向を見た。それは彼がついさっきまで見ていた無地の壁だ。
983まとめなさいよ:05/02/22 00:08:43
お前はそれだけで1000取るつもりか
984957続き:05/02/22 00:15:12
私はワケも分からず言われたように、無地の壁を見つめた。彼は腕を前に出し、軽く曲げ、指をパチンと鳴らした。 壁はゆっくりと、しかし全く音をたてずに崩れ落ちた。私の中で混沌とした歪みが生じてきた。不気味な不安が私を包んでいく。
985957です:05/02/22 00:17:35
983さん。長い書き込みすいません。でも、もうすぐ終わりますから。
986957です。終わり:05/02/22 00:29:19
不意に彼を見ると、彼は悲しそうな表情をしていた。そのとき私は悟った。 「本当に死んだんだね」 辺りは真っ暗闇に覆われていた。 本当はもっと書くことあるんですけど、何かスレ埋めすぎてしまって申し訳ないのでやめます。批評待ってます。
987名無し物書き@推敲中?:05/02/22 00:35:37
話しが長くなるときは無料のHP作ってアドレスを貼りつけたほうがいいですよ
988957です。:05/02/22 00:42:39
携帯からなんです。そういうのあったらいいですよね。すいません迷惑かけて。
989名無し物書き@推敲中?:05/02/22 01:19:30
出版した方が・・・
990名無し物書き@推敲中?:05/02/22 02:46:47
>988
まず携帯から書きこむのが間違ってることに気づきなさい。

>1000
次スレよろしく。
991名無し物書き@推敲中?:05/02/22 04:37:54
「よおチャーリー」
「なんだいヘッケル」
「おれはこの板に来たら極上の小説が読めるって聞いてきたんだが、なぜか駄文ばかり読んでるんだ。
で、チャーリー、おまえはここの古参なんだろう?」
「ふうむ。ああ、確かにおれは古参だが…あのなあ、ヘッケル」
「なら、この板で最高にイカした小説が投稿されているスレッドを教えてくれよ。
おれはハラハラドキドキしたいんだよ。日本のコミックにも飽きちまったからな」
「…ふうむ」
「どうした、チャーリー」
「…おまえになにから説明すればいいものか考えてるんだ」
「どういうことだい?」
「簡単に言うとな、ヘッケル、この板におもしろい小説なんて投稿されたことがないんだよ」
「な、なんだってー」

ここまで書いたんで、よろしく
992名無し物書き@推敲中?:05/02/22 05:24:11
>>991
「なんだいヘッケル」
ここまで読んだ
993名無し物書き@推敲中?:05/02/22 07:39:02
>991
あるあるw
994名無し物書き@推敲中?:05/02/22 15:44:10
>>991 >>993
ここに載せられたすべての作品を読んだのか、すげぇなw
995名無し物書き@推敲中?:05/02/22 15:50:54
>>990
>まず携帯から書きこむのが間違ってることに気づきなさい。

どこが間違っているのか教えてエロイ人。
996名無し物書き@推敲中?:05/02/22 16:41:10
996
997名無し物書き@推敲中?:05/02/22 16:42:03
997
998名無し物書き@推敲中?:05/02/22 16:43:04
998
999名無し物書き@推敲中?:05/02/22 16:43:37
999
10001000:05/02/22 16:44:12
1000
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