ノルウェイの森、私はワタナベ君と永沢さんとハツミさんにひかれました。
でもいくら読み返しても、自分の中で永沢がずっとひっかかっていて。
永沢の生き方、ゲームのようにこなす女遊び、ハツミへの本当の感情。
永沢の人物像を誰か掘り下げて書いてみてくれませんか。
そこにチャンスがあるからやる。ただ、そうせずにはいられない。いくら女と寝ても満たされない渇き。
自分を無私無欲の人間と言い、おそらく嘘や騙すなどの考えはなく本能に忠実に正直な人。
でも心の内では両極の自己矛盾と常に葛藤しつつ、愛や性においてモラルに全く欠ける。
自分の中だけで考えを巡らせ、誰にも自分を理解できないしてほしくもない。
自己愛が極端に強いんでしょうか。私はこう感じました。
486 :
吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:22:51
どう考えても異常な読み方だね……。
失礼かもしれないが、すぐに精神科で診てもらったほうがいい。
今の程度ならまだ何とか治って、じきに社会にも復帰できると思うよ。
>>486 うーん、異常ですか。
煽りではないとは思うけど、社会に適応して生きているのでご安心を。
ちなみに、あなたの見解は?
>>486の言うほど
>>485が異常だとは思えないけどな。
このスレの流れ出>486のような煽り方をしてしまうほうが異常なんじゃないかと・・・
489 :
吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 19:47:53
>>485 そう思うならそれでいいじゃん
はい次次
>>489 他の人の意見が聞きたくて聞いてるのに、そりゃないでしょw
492 :
新入り:2006/05/04(木) 23:34:54
>>482 ありがとうございました。
金色の違和感も何となくすっきりしました。
>>485 永沢さんは例えば光源氏に例えることはできないでしょうか。
光源氏は出生の為と渇きのために女性遍歴を重ねました。
彼の渇きの源は、亡き母の面影を追ってのもの。ついで、藤壺へのものでした。
源氏が生涯愛したのは藤壺ただ一人でしょう。
紫の上は藤壺の形代でしかありません。
ハツミさんは
永沢さんが愛して手に入れることができなかった「誰か」の代わりなのです。
ハツミさんはそのことを理解しています。
永沢さんは源氏、ハツミさんは紫の上です。誰か、は藤壺に当たります。
いかがでしょうか。
藤壺自体、源氏の亡き母桐壺の形代と言えるから
源氏が生涯愛したのは桐壺だと言えはしないかな。
スレ違いになるけどね。
永沢=光源氏ってのは
作中に特に示唆がないから断定は出来ないけれど
永沢が「何か」を決定的に喪失ないし欠落しているために
ハツミを大事に出来ず女性遍歴を重ねたという解釈は妥当だと思う。
ただし、その「何か」が具体的な顔と名前を持つ「誰か」だったかどうかは断定できません。
495 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 00:10:47
むしろ話はそれ以前のある種倫理的な問題といえる。
永沢を源氏、ハツミを紫の上に例えるというのは、
解剖台の上でミシンを蝙蝠傘として扱うのと同じくらい風変わりな思考法だろう。
ありていに言えばそこには卑劣な悪意がはっきりと感じられる。
症例集によく出てくる、何かか心に強い衝撃を受ける事件があったとか、
そうしたあとによく見られる精神状態から生み出される思考に似ている。
2chとはいえ、こうした静かな文脈のなかで他人をからかうのは
あまり良い趣味とはいえないよ。
496 :
DR.キリコ ◆vBuV4V6TIk :2006/05/05(金) 00:15:44
この作品に限らず、村上作品では、しばしば重要な場面で主人公がセックスに及びます。もちろん、単純に性欲の発現と捉えてしまったら、訳が分からなくなります。
村上作品においてセックスはどう位置づけられているのか?ということですが、はっきりとは分かりませんが、複数の作品を読んだ結果、おおよそ次のようなイメージを持っています。
言う。中期までの村上作品において、心と心は宿命的に交わり切れない
ものとして扱われているセックスという主題について。心と心の間隙の
表出が作品の魅力のひとつになっている。それは男女の関係においても
然り、おそらくセックスが男女間のもっとも深い交わりと捉えられてい
るのではないか。いや、男女間に限らず、村上作品の主人公たちはホモ
セクシャルではないので、男女を問わず、自分の外の世界とのつながり
を確認するもっとも意味深い行為と捉えられているとも言え、セックス
は一回一回が完結しるので、この価値観のままいくと先々切ないことに
なるが、村上作品において、セックスや女性の存在には、大きな意味が
与えられているのは間違い無い。
おいおい、だって492の話はどう考えても変だろ。
つーか、ワカラネーっていう釣り?
…デュカスのそれって、つくづく独り歩きしてると思う。
あれは振られ男の嘆き節w、実に「直接的」な作品だよマルドロールの歌は。
で(笑)、あれは悪意じゃないの。目障りだとは思うけど、スルーしたって。
>>495 485への問いにまともに答えているのは492のみだと思うが。
495は自分の見解さえ述べていない。
ハ、もしかして495が釣り?
いや、どう見ても的確に心理分析ができてるのは
>>486と
>>495じゃない?
たとえば
>>492は書き手の心理などは一切無視しているし、
そもそも春樹の作品自体を表層的にしか読み込んでいない節があるもの。
たとえば「ハツミさんは永沢さんが愛して手に入れることができなかった「誰か」の代わり」
というのが分りやすい例でしょ。ね?
レスにしても叙情的な表現に拘泥してしまっているしさ。
そして釣りには餌とルアーが必要だが、そんなものはどこにも見当たらないし。
504 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 01:07:16
>>502 君は486も心理分析が出来ているようにみえるの?
505 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 01:16:49
というか、、、
キミたち発端の
>>485が釣りだということに
まだ気付かないわけじゃないよね・・・・・
やれやれ
507 :
485:2006/05/05(金) 01:25:05
508 :
485:2006/05/05(金) 01:38:19
連投で悪いけど。
確かに私の考えは偏ってると思う。
でもだからこそ人の意見を聞きたいのに、
いきなり決め付けからはじまって釣り判定はひどすぎませんか。
はいはい。
もっと成長して、ひとの気持ちを考えられるようになりましょうね。
510 :
485:2006/05/05(金) 01:53:36
そうやって上からの目線で小馬鹿にするよりも、具体的な指摘や意見を言えませんか?
【 頭のおかしな人には気をつけましょう 】
利用者が増えるに従って、頭のおかしな人もそれなりに出没するようになって来ています。
頭のおかしな人に関わるとなにかと面倒なことが起こる可能性があるので、注意しましょう。
執拗な煽りも荒らし。
他人に迷惑が掛かる書きこみはアウトってことです。
荒らし行為に遭遇した場合は、諌めたり挑発したりなど、むやみに対抗しないようにお願いします。特に荒らしを煽るのは逆効果です。
荒らしに反応したらあなたも荒らしかも。
512 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 02:41:49
輩はもうちょっと大人になれよ。厨丸出し
女見下して叩くと気持ちいいよな。オナニーみたいにスカッとするだろ
だがな、いい加減セックスできるようになれ
514 :
漁師:2006/05/05(金) 09:56:34
ここしばらくのレスの応酬は、釣りだよ。
しかも念入りに準備した上級者。
釣り上級者はボケ役、突っ込み役、複数のキャラを揃えて釣ってくる。
今回も嗜める奴、キレる奴、全部一人でこなしてる。
まあ病気だな。
気をつけたほうがいい。
1973年のピン・ボールに直子が出てくるってことは風の歌を聴け〜ダンス・ダンス・ダンスの主人公『僕』はワタナベ?
そう思うならそれでいいじゃん
はい次次
>>514 485 = 美香
これですべて分ったろ?
519 :
新入り:2006/05/05(金) 13:25:29
>>518 美香って誰wもうコテ出すけど、はるばる不倫板から考察深い人が多いと思ってきたのに
自分が思い込んだらそれは絶対で、真実も歪めてしまうんだね。
私はそうならないように気を付けます。
やれやれ
>はるばる不倫板から
テラワロスwwwwww
まあ粘着だってのはレス自体が証明してるわな
不倫相手にも張り付いてウザスウザスと思われてるんだろどーせwww
最初にレスくれた方、異常とか失礼ぶっこかれましたけど、
不倫してるからこその思考といえば納得してくれるかしら。
>>521 暇なら不倫板の春樹スレにも来てね^^
524 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 13:54:02
美香豚は論先生に謝れよ
>>522 ねーよw
もう消えるから、私がいなくなってからやれやれいわないでねw
527 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 14:15:35
528 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 14:19:53
途中送信すまんw
>>526みたいなレスをずっとしてたやつに悪意を感じるがな。
529 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 03:48:23
美香が不倫板へ帰ったぞ
やれやれ
(:D)| ̄|_ =3
532 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 20:35:52
だめ嵐茶。
_, ,_
('A`)
ノヽノヽ =3 パスゥ
くく
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
ぼくなんにも悪くない。
くるしいことがいやなだけ。
のこぎりぎこぎこ楽しいな。
いしもぽいぽい投げちゃうぞ。
もうだれにもおこられない。
うちのかぞくはもう寝たよ。
とうさん かあさん いもうとも
つかれてみんな眠ったよ。
れむすいみんとは言わないよ。
てんごくのゆめ見てるかな
きもちよさそう みんなのねがお
てんごくのゆめ見れるといいね
540 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 16:47:39
ノルウェイの森、読んだけど、そんなに感銘は受けなかった。
最期にレイコさんとセックスしなければもっと綺麗に終われたん
じゃないかな?
文学としては二流のような感を受けたよ。
541 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 17:00:13
性交したその瞬間に何かしら「電流」のようなものが
ビビビっと来ましたか?w
下品な作品
きらい
543 :
先生 ◆GmCSyLEPn2 :2006/05/16(火) 21:04:36
性交
僕の10代、20代はリアリティのない生活を送っていた。
生きていることに希薄なのだ。
生きる意味とか、何かのために生きるという感覚がない。
特にやりたいこともない。
もしかしてワタナベ君もそう感じていたかもしれない。
僕はワタナベ君とこの部分でシンクロしてしまう。
だからワタナベクンの生き方に、僕は凄いリアリティを感じる。
シンクロできなければ多分共感できない。
共感できない人が多いと思うけど。
545 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 21:57:00
客観的に見てお似合いと思われるファッションが
当人の好むファッションとは限らない。滑稽だねw
546 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 22:28:42
オーダーメイドの服を毎度のように作ることなど出来ない貧乏人にとって
持ち前のファッションセンスは死活問題に繋がりかねない重大事だというのに。滑稽だねw
547 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 22:29:51
パクリぷw
548 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 22:30:50
549 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 06:23:16
精神的に病んだ人物ばかり出てくるが、中でも人物として一番あり得ないのが永沢だろう。
東大卒の官僚という存在にいかなる妄想を抱いているのか知らんが、
マスゴミの作ったエゴイスティックな官僚という像を極限に増幅し、村上龍ばりの
安っぽいエリートへのルサンチマンを永沢に投げかけているだけ。
ですよね
549のような学歴コンプは大変だな、自らのルサンチマンのせいで小説も普通に楽しめないんだから。
レイコさんがギター弾くシーン良いね。想像すると楽しい。
554 :
吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 12:21:31
レイコさんとセックスするシーン良いね。想像すると楽しい。
この小説に出てくる人物の性格は基本的にみんな同じ。
要するに、村上春樹自身の分身達でもあるが。
自意識過剰で現実逃避的な登場人物たちにうんざり。
物事のマイナス面しか見られず、病んでる人間ばかり。
一部は頷けるが一部ははてな
>>555 「自意識過剰で現実逃避的な登場人物」
「物事のマイナス面しか見られず、病んでる人間ばかり」
そもそもこの世はそんな人ばかりだと思うが。
ある意味そこにリアリティがある。
現代人で病んでいない人はいない。
犯罪に至る人、物を書いて満足する人、自殺する人、
こうしてニちゃんねるに書き込む人。
病み方は違うがみんな病んでいるよ。
「全く病んでいない人」なんていないだろうな。
それは逆に怖い。
559 :
吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 06:59:42
テレビドラマ「1リットルの涙」の方が泣けた。
やっぱり実話の方が重みがある。
別にお涙頂戴小説ではないんだが・・・?
562 :
吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 12:42:06
テレビドラマ「1リットルの涙」は亜也さんはかわいそうというよりも
強く前向きに生きた実話な軌跡に感銘を受けた。
「ノルウェイの森」は一過性のブームだけど「1リットルの涙」は後世まで語り継がれる内容だな。
これは釣りでもなんでもないぞ。
>>542 きんしんぞうお じこけんお
こうかいさきにたたず ぶんしげき
>>557 程度の問題だよ。
ニヒリズムに浸ってる人間は感銘を受けるかもね。
565 :
吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 20:09:14
一過性のブームって
ノル森出てからなんねんたってるとおもとるんかい
比べる意味がわからん
小説なんだよ?
567 :
吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 15:38:51
病気の話は実話の方が重みがある。
つまり「1リットルの涙」の方が秀作
568 :
吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 05:49:49
なんでこんな流れになってんの?
ああ ひとつぶの涙で ふと気づいたの
何となくちがうの 昨日のわたしと
――シモンズ
>>569 >臭い婆 中年婆 必死で自作自演 盗作ラノベ婆 佐藤亜紀本人ケツが丸見え
>えなりかずき みじめなみじめな ゴン 処刑ライダー尻 「証明されている」
>漫画盗作ラノベ 学歴コンプレックス 京大卒妨害スレ立て犯人(禿同意
>中年婆40過ぎ おばはん 佐藤亜紀本人 汚いパンツが丸見え〜♪ 禿藁
>佐藤亜紀本人自作自演の不正スレ・終了誘導どぞ おk OK?
571 :
先生 ◆GmCSyLEPn2 :2006/05/28(日) 12:12:31
ageまーす
572 :
砂漠系 ◆I7JsVx9DyE :2006/05/28(日) 13:18:02
いや、森林と書くと「シンリン」と読むだろう?音読みで。
だから「ノルウェイの森」も
短縮形で
「ノルウェイシン」でいいと思うんだよね。
とくにこのスレッドでは、タイトルの出る頻度が高いから
当然「ノルウェイシン」でいいと思うんだ。
最終的にはこのスレから文学版全体にひろがっていくといい。
切にそう願う。
砂漠化
574 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 16:31:46
,,v‐v-/l_ (⌒)
_「/ ̄ く /
lYノノ/_ノl_ヽ))
<イ( l l )l> / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<|)'|l、"(フノ|l < えっちなのはいけないと思います!
,(ヨリ<>o<>リ'] \______________
|ト‐!]-ム- i']l
ヽ_ノv__l/ /
. ノ[//‐─‐/_/、
( /E|, (フlヨ \
,-| El___lヨ /
└-\`^^^^^^´/
発禁にしましょうよ。
こんなえっちぃ本はすぐに発禁処分にして焚書抗春樹しましょうよ!
そのほうがいいですよ。
その韓国ジジイの言うとーりですよ!
こんなえっちぃ本は発禁ですよ!
ちょうどいい機会だからついでにいしはらしんたろうの『太陽の季節』も発禁にしましょう!
あんなえっちぃのは、社会悪ですよ!社会悪ですよ![←いみわかってないだろ
ま
誰も読んでないけどwww
のるうえーのしんは発禁処分の社会悪ですよ!
いいかげんにしてくださいよえっちぃのは!
ひらののえっちぃのは!
577 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 22:04:17
適当に平仮名混ぜたって、つまんないものはつまんないよ。アホ。
>>577 大介の方がよっぽど内容あるぜ。
それにひきかえ、オマイはいつも単純なイチャモンをつけてるだけだもんな。
自分で面白いレスを書いて手本を見せてみろ。
そういう自分が書いてみせるべきです
580 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 06:58:28
朝、姉ちゃんが俺の部屋に起こしに来てたんだけど
俺は連日の2ch閲覧による夜更かしで眠すぎて起きれなかったんだ
全然起きる気の無い俺を見て、姉ちゃんが部屋に入ってきて、俺に馬乗りになる
鬱陶しいなーとか思ってると、姉ちゃんが寝てる俺の耳元で
「朝だぞおおおお早く起きなさああああい」
寝起きの悪い俺は姉ちゃんにムカついてガバっと起きた
「キャッ!!」
起きた瞬間俺の唇に何か柔らかい感触、びっくりして目を開けたら
俺が急に起きたせいでベッドの上に転んでる姉ちゃん
「え・・・と、今口に何か当たったんだけど・・・」
「ん・・・んー?wなぁに?w」
二人でちょっと無言になっちゃったけど気づくと姉ちゃんの手が俺の股間に乗ってるのがわかった
「ちょっと姉ちゃん、とりあえず降りて、ベッドから降りて!」
俺は焦って、慌てて姉ちゃんをどかそうとする。
「なによwせっかく起こしてあげたのにー・・・あ、そっかwコイツのせいかw」
俺の股間の硬さに気づかれた、俺は思わず逃げようとしたが寝起きで力が入らない。
「ちょっとおとなしくしててw」
そう言うと姉ちゃんが両手で俺の股間に手を置き、触りだした。
初めて他人に触られる俺の股間・・・みるみるうちに大きく膨れ上がるのが自分でわかった
「あ・・・wおっきくなってきた・・・もうwしょうがないなぁw」
そう言うと姉は俺のトランクスの中に手を入れてきて
長くなりそうなんで続きはこっちで↓
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/point/1146442166/
文学スレ来たついでカキコ。AERAで春樹特集してたよん。斎藤環の写真が載ってて、坂本龍一ぽかった。。
582 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 15:20:30
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
しらんかた
583 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 13:31:57
誰かノルウェイの森を解説してくれ
おれには難し過ぎてよくわからない
584 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 14:00:57
どの辺が分からなかったんだか...。
解釈は人それぞれだから、自由に読めばいいんじゃないかな、と。
あと、
>>1から順に読めば興味深い考察は色々載ってるよ。
>>583 自分としては楽しかった? つまらなかった?
「愛してさえいなかった」っつ根拠は直子は既に死ぬ事を前提としてたからっつー解釈が多いの?
588 :
吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 20:22:28
オッパイぷりんぷりん♪
589 :
イシグロ派:2006/06/06(火) 00:47:11
愛読者の方々には申し訳ないのですが、
きょうだいに感動したからと薦められ読んだものの、げんなりしてしまいました。
ポルノかと見紛うような性描写の数々は、気分を高揚させるようなものではなく、
むしろ不潔、不快感をもたらし、二度とそのページは開きたくないと思わせるものでした。
そしてちょっと安易ではないかと感じるほどの自死の連続。
今まで大概のことに「同意はできなくても理解はできる」と自分のことを思っていました。
この作品が名作とされ、多くの読者を惹き付ける理由を知りたくて
1〜588まで読ませて頂きました。
まだ理解にまで至りません・・・。
理解に至るどころか本を開くことにも抵抗を感じてしまいます。
「日の名残」愛読者には刺激が強すぎたのでしょうか?
ぼくも基本的には韓国人のおじいちゃんが言ったことに同意です。
これは悪書だと信じますよ。
彼には他にも『国境の南、太陽の西』という信じ難い淫惨な悪書がありますが、
けっきょくそういったくだらんものがまかり間違って名作と呼ばれる陰には
大衆社会の闇──愚衆制の萌芽──があるのです。
大きな悪の根はこういうところから忍び寄るのですね。悪書の災い畏るべし。
犯罪者の愛読書にこういう下らない悪書が挙がるのはいつの世も珍しい話ではありません。
つまり、
下劣な表現に批判的視野を持ちうる「知識人的な」大衆は殆どいつの時代にも少数派だ
ということです。我々はこれをこそ責めなければなりませんね。『啓蒙』を決意すべきでしょう。
591 :
吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 01:16:17
韓国人のおじいちゃん??
ぼくの見抜くかぎり彼の書いた非常に危険な書は他に、
『ねじまき鳥クロニクル』←心の弱い人に読ませたなら致死的劇薬になるだろう
『海辺のカフカ』←若者に薦めるべきではない最大の作品。性に対する不倫で異常な衝動を掻き立てる
『村上朝日堂シリーズ』←あほになる
これらは人生に卓越した大の大人が隠居のさいの物慰みに読むような種類の文芸であって、
決して若者や娘、子どもに勧めてはならないほどに毒を帯びた「刺激物」ですね。
手持ちの経験でうまく消化できなければまず間違いなく
うつ病などの精神障害の症状を引き起こす筈ですから。それほど強烈かつ小癪な悪に満ちています。
尤も、必ずしも道徳書ならぬ文芸にはある程度の「悪の味付け」も必要なのでしょうが。
本来、対象年齢に向けた「程」があるわけです。わさびみたいなw
春樹文学にはこの視点が抜け落ちている観があるのでやたら売れる代わり、
社会風紀美化の効果も微弱なのです。彼が軽薄だと思われがちな理由はここにあるわけです。
これはdebut以来の彼の作家としての弱点でもあり、また彼の良かれ悪しかれの個性でもあるのだが。
やれやれ。
・安原が突然自分の小説を批判しはじめたが、その理由がわからない。
わからないわけはないだろう。それを承服するかどうかは別として、
批評家肌の安原だから、これこれこういう点で村上の小説は糞だと言っていたはずだ。
でも、村上は安原さんがこういう理由で僕の小説を批判した、とは絶対書かない。
ただ、「わからない」とだけ書く。
・すると編集者は「ちょうど良い長さだから」と答えた。
かりにも作家に原稿を依頼するところのプロが、電話先でいきなりこれを言い放つ
とは考えにくい。
たとえ真意がそこにあったにせよ、もっと言葉を選ぶだろうし、
少なくともそれなりのやりとりが両者の間にはあったはずだが、
村上はそこを書かない。
もちろんこれは意図的な省略であり、村上一流の技なんだね。
知人の理由なき豹変、面識のない男からの電話、突然突きつけられる理不尽な注文、 こういった要素を際立たせることで、世界は知らず知らずのうちに
村上流フィクショナルな世界、つまり「不条理な世界で翻弄される無垢な僕」の世界に突入していく。
純情な読者はいいように踊らされる。
>>587 それに関する解釈だけで何百行も書けそうだけど、ノルウェイの森再読した時に一番切なくなるのはそこの箇所だな。
直子はワタナベに少なくとも惹かれてはいたんじゃないかと思う(個人的には愛してたと思う)。
でも直子にとってはワタナベは惹かれてはいけない人だったから、そこからバランスが崩れてしまった。
「愛してすらいなかったのだから」という表現はワタナベの主観であって、そこにはワタナベの自虐的な思いや、
キズキへの劣等感のようなもの、直子への永遠に叶えられることのない憧れといった、すごく複雑な感情が含まれてるんだと思う。
>>595 直子がワタナベを愛していたことには同意。
ただ、ワタナベは直子の愛以上のを(勝手にではあるが)感じ取っていた。
直子の死によって、その感情は崩れた。
「愛してすらいなかったのだから」
の「すら」は愛以上のものを感じていなければ不要である。
597 :
吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 16:08:23
>>587>>595>>596 直子はワタナベ君を友達としては信頼してたけど、
愛してはいなかったと解釈するのが素直な受け止め方だよ。
ワタナベ君が時間をかけて到達した結論は正しいと思う。
直子はキズキの自殺によって半分死んでいるような存在。
ワタナベ君との交流も、直子にとってはある意味自殺までの暇つぶしでしかなくてさ、
ワタナベ君を愛している余地なんてないんだよな。
そこから「直子は僕のことを愛してさえいなかった」という哀しい結論が出てくる訳。
ここでワタナベ君は、自殺した直子に対してだけでなく、
直子に愛されてなかった哀れな自分に対しても、「同情」してしまっている点に注目!
「自分に同情するな」「自分に同情する奴は下劣な人間のやることだ」
という永沢の忠告の効きめが発揮されてるところなんだ。
キズキの自殺の原因によって解釈は分かれると思う。
いずれにしてもワタナベは直子とこっちの世界を結びつける唯一の存在だったことは確かだろうけど。
キズキはなぜ自殺したんだろう?
キズキはバイだった説が自分的には意外としっくりきたんだよね。
ワタナベが完璧ノーマルだったことに絶望して自殺。
最後に会ったのもワタナベだったし、直子とのデートの際にはワタナベを呼んでたし。
そうすると、直子にとってワタナベというのは厄介で嫉妬すべき存在であり、愛する存在にはなり得ない。
ただワタナベの独特な存在感や思い出の共有から、純粋に憎むことや嫉妬することも出来ず、
むしろ好意的な感情すら抱いてしまって、挙句にやってしまったことから狂気の世界に行ってしまったんじゃないかと。
あと直子が実はワタナベに惹かれてたっていうのも捨てがたい説の一つ。
キズキはワタナベに惹かれている直子に対するあてつけや、ワタナベへの劣等感から自殺。
直子はキズキには感じないし、デートに執拗にワタナベを誘うのも、キズキの自虐的なあてつけ。
直子はキズキの自殺の原因が当然思い当たるから、罪悪感からもワタナベを拒否。
でも東京で偶然出会ってしまって、やはり惹かれてしまい、結局最後までやってしまうが、
罪悪感に耐えられなくなってしまって、狂気の世界へという解釈。
ま、単純にキズキは他の原因で自殺したのかもしれんが・・・
>>597 解釈としては最もまとめで素直な解釈だね。
「直子に愛されてなかった哀れな自分に対しても、「同情」してしまっている点に注目! 」
ここは新たな視点かな。
まあ、あまりまともな解釈ではつまらないので、あえてひねくれた提起をすると、こういう読み方はできないか?
「直子はワタナベを愛していた。
だから緑が現れたワタナベから身を引いた。
自分がいてはいつまでもワタナベは幸せになれない、と。」
どう思う?
どの解釈も間違ってはいないと思う
こう考えさせられるのが村上春樹の小説なのかな
ちと質問。なんでラストはレイコさんとワタナベはセックスしたの?
>>600 「なんでラストはレイコさんとワタナベはセックスしたの? 」
僕的な解釈は「清めの塩」みたいなものかな、と。
二人とも生と死のグレーゾーンにいた。
それが直子の死によってレイコもワタナベも結果的に生の世界で生きることになる。
二人の行為はお互いに清めの塩を撒くようなもの、と解釈したよ。
その前に二人で歌う行為を「お葬式」と呼んでいるし。
>>601 なるほど清めの塩ね
それでセックスとは、俺だったら絶対できねーw
「私のことを覚えていてほしいの」という直子の言葉から、
ふつう、直子の自殺の決意を感じ取らなくちゃいけないのに、
ワタナベ君の無邪気でマヌケな反応といったら・・(笑
生存中の直子の唯一の目的は、信頼できる誰かに、
自分が生きていた記憶を、しっかりと刻み込むこと。
その目的をワタナベ君相手に達成することで、本来の予定通り、
思い残すことなく、あの世に逝ける。
それに対して、直子の記憶が薄れてきたことを怖れたワタナベ君は、
「ノルウェイの森」を書くことで、別の形で、直子との約束を果たすことに。
長い間、直子との哀しい記憶に囚われ、
さらに直子との約束を律儀に守るワタナベ君て、なにげに哀れ。
>>603 最初から直子は自殺するつもりで、ワタナベの記憶に自分を焼き付ける直子の作戦だった、と言う書き込みがどこかにあった気がしたが。
ワタナベにとって、いや、村上春樹にとって、直子は永遠の理想の女性。
例え作品の中でも生きつづけて他の男性のものになるのは嫌だった。
もちろんキヅキに処女を渡すのも嫌だった。キヅキは途中まで行ったけど、最後まで行かず、さらに死によって姿を消した。
直子は死によって自分だけの存在になった。理想は汚されてはいけないからね。
僕にとっても直子は理想の女性。
こういう女性を愛する男は、往々にして自殺するような人を引き付けてしまうんだよな。
605 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 05:58:43
はぁ?
606 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 06:35:53
両親ともに秋田県出身の、鈴(木京)香似、何某さんは、本物の「鬼っ子」
607 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 06:36:26
ボクとは、関係のない、話
>>604 直子=ねじまき鳥のクミコだもんね。
春樹氏にとって理想であり、ねじまきにおいては主人公が自分の力でクミコを取り戻すことを考えると、
とても感慨深い。、
609 :
吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 06:07:32
キズキ主役の小説なら絶対よかった
登場人物の誰にも共感できず、終始気だるく、フィクションとしても割り切れず、エロ小説程興奮せず、感心する様な表現も無く。
そんな私にこの本の楽しみ方の一例を端的に教えてくれませんか?
611 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 12:50:30
↑嫌だ
612 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 20:24:23
この小説は新しい小説なんだと思う。
小説のディズニーランド。かつて作りモノののぺこぺこ小説はかなりあったが、
この小説はとても高品質なディズニーランドなんだ。まねしようとしても
これ以上の作り物小説はできない。長い間ディズニーが王国を築いているように。
ピカソの絵みたいなところもある。センスのない人間が見たら、子供のらくがきか
とあざけって笑う。わらう人間にこそ恥ずかしい。
倫理観だとか、現実にはどうこうといってもこの話自体が小説のディズニーランド
なんだから楽しんだもの勝ちだ。なにかいいものを得られるだろう。自分が
ちょっとだけ変わったと感じるかもしれない。
小説は絵画のように目で見えないからよくわからないのかもしれないが、絵画に
なるとその斬新さにたまげるはずだ。
ディズニーランドのように春樹ワールドもさらなるアミューズメントを求め
られつづけるのが大変ですね。
613 :
610:2006/06/18(日) 00:23:29
>>612 私はピカソの絵については何にもわかりませんが、彼は写実的な絵を高いレベルで描く技術を持ち合わせていながら、空間の分解と再構成という一見らくがきな表現の手法を開拓したことが評価されているとおもうのです。
その表現の先駆かは知りませんけど。完成したものの評価はともかく、その作品がその作品として描かれるだけの必然性が直感と理論の複雑な融合として存在したことは確かです。
芸術として高い評価が得られる為には、直感的に理解できない人にも納得のいく解釈があることがひとつの条件だと思うのです。
それが好きかどうか、それで楽しめるかどうかは別として、それが何ゆえに優れた作品であるのかということについて説明が欲しいところです。
作品を理解するというのは、例え自分なりにでもそうした見解を見出すことではないでしょうかねぇ?
じゃないと文学賞なんてなんの誉れにもならないでしょう?
ということで、この作品はこの点がすばらしいというノルウェーファンの方、
よろしくお願いいたします。
614 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 00:34:06
>>613 ということはあなたはピカソは知らないということですね。
それではディズニーランドはどうでしょうか?好きですか?
それとも全く興味ないですか?
615 :
610:2006/06/18(日) 01:28:29
ピカソについては、(極めて俗世間的な解釈でしかないかも知れませんが)芸術たる理由がわかる、自分の中で芸術としての認識がある、という状態ですかね。
ディズニーランドですか・・?
これは前の文章を受けての比喩で質問されているのかちょっとわかりませんが、
千葉にある遊園地ということでしたら、興味はありますし、楽しい場所ですよね。
ある小説の評価・評論が知りたければ大き目の本屋に行くね。
2chで、しかもこの板でなんて絶対に聞かない。
アフォですか
ピカソはエジプト美術のコピーにすぎません
戦争にからくも勝ったアメリカが反ナチスプロパガンダに
ピカソその他を利用し過大評価したのが今日まで続いてい
るのです
電通の広告文みたいな他の作品と違って
ノルウェイだけは確かに文学のなかに一応入る
しかし別人が書いたように思う
あと下手杉
619 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 12:29:10
自分は春樹ファンというのではないけど、あの韓国人の年寄りの批評家が
頭ごなしに春樹を批判した記事を読んだ時、「ナチズム」を韓国人に見たような
気がしたよ。こんなところにもいた!というのが感想。
620 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 13:25:56
登場人物の大部分が精神疾患を抱えていますね。
直子は統合失調症でしょう。妄想(井戸)や幻聴、感情の揺れが大きい、若年で発症
していること、などからそう思われます。
レイコも突撃隊も精神疾患を発症したものと思われます。
どの人物の描写も、現実の病気の症状を知っていると、極めて具体的に書かれたもの
だと分かります。
そういう意味では、ノルウェイは病人・死者の小説と言えるかもしれません。
私個人としては、恋愛小説というより、アンダーグラウンドのようなノンフィクションに近い
ものだと思っていますが。
621 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 14:31:25
ま、ノルウェイを病人・死者の小説といってしまうと、なんだけどさ。
実際の現実社会だって、健常な人間だけにイメージしてしまいがちだけど
その実そうではない。病人も死者もいてあたりまえの社会だ。自分自身の
なかにも病人や死者はいる。かえって春樹の世界のほうが現実に近いの
かもしれない。
622 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 15:00:39
>>619 そうかな?
村上春樹や出版社のやり方の方がナチスの大衆操作法に近いと思われ
いやマジに
善良そうな人を疑え
623 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 15:11:04
>>622 いいや、ノルウェイの森を不道徳だ、芸術に値しないとコチコチの
いいがかりで一刀両断にたたきつぶそうとする韓国人の評論には
正直冷や汗がでた。ナチスがそれまでの芸術を不道徳だとか芸術性が
低い劣ったものだといって排斥し、自分たちの正しい芸術を飾っていった
段階を思い出した。
624 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 15:16:23
死者文学?はあああ?
>村上春樹や出版社のやり方の方がナチスの大衆操作法に近いと思われ
そうじゃない作家と出版社のやり方を具体的にあげられる?
627 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 19:26:53
623
厨房
「わが闘争」読むべし
628 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 20:09:21
629 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 20:25:35
実際、その当時ナチスにいなかった奴が何を言ってもだめ
水晶の夜/H・J・デッシャー/人文書院
とか。
美しい言葉とそれが表している事実の重み。
631 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 20:29:50
633 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 20:32:19
所詮、お前らのは耳学問、わからないならわからないと言え。
わからないことは沈黙せよ
634 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 21:36:25
>>わからないことは沈黙せよ
春樹にぴったりの言葉
彼に言ってやって
635 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 21:37:59
628
それは読んでから言う言葉
ゆとり教育が
636 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 21:40:29
637 :
610:2006/06/19(月) 09:59:24
>>626さん
自分は文学を語れる程も、皆さん程も恐らく本を読んでないのですが
ベタかもしれませんが罪と罰は文字による芸術としてかなり優れていると思いました。
あと、池澤夏樹は、ストーリーになんの興味を持てなくても作品が心に残るだけの一文を書ける人に思います。
太宰は人間的には共感できますし、人間失格も好きですが、あれが優れた作品か?と聞かれてもどうだろうと悩みます。
>>620,621
貴重なご見解ありがとうございます。
>>現実の病気の症状を知っていると、極めて具体的
これは作品の意図を量る上で大変参考になるご意見ですね!
あれだけ変な人たちしかいないストーリーであっても、
どうやら「作品上都合の良い症状」ばかり勝手に組み合わせているわけではない、ということですよね?
638 :
吾輩は名無しである:2006/06/19(月) 13:09:34
636は読んでない
639 :
吾輩は名無しである:2006/06/19(月) 16:23:00
ダザイの人間性に共感できるてただのダメ人間かよ
640 :
610:2006/06/19(月) 20:02:17
>>639 自殺未遂とかはしないですよ?
でも太宰はあんな内面を抱えて死にましたが、あんな内面を抱えながらもまじめに生きるてる人は
わんさといると思いますよ。
641 :
626:2006/06/19(月) 22:15:20
>>610 太宰と村上、どっちが面白いとかいえないでしょう。
どちらもダメダメ人間だし。
時代とアプローチが違うだけ。
美空ひばりとウタダヒカル、どちらが歌がうまい?
ウタダとダイアナロスはどちら?
どちらが良くてどちらが悪いわけでもないでしょう。
時代とアプローチが違うだけ。
これ以上はある意味好き好きだよ。
どっちが面白いとは・・誰も言ってないですよ・・。
歌がうまいのは美空ひばりだよ。
音楽としてどっちが優れてるとかは手に余るが。
ひとりよがりな自分の考えだけど、
感情は言葉ではすべて伝わらない、
けれど小説を書くことで伝えようとすることが出来るという精神的パラドックスを受け入れて読者、他者に人の在り方いうものを伝えたかったんじゃ?
645 :
610:2006/06/20(火) 23:47:24
>641さん
637の「あれ」とは人間失格のほうですよ。(念のため)
「今まで楽しめた本」ということだったので、例を挙げたのですが、勿論これらと比較してどうこうとは思ってません。
「ノルウェーの森」はどういう読み方をしたら深く楽しめるんだろう?
みなさんはどんな楽しみ方をしてるんだろう?というのが自分の疑問なところです。
他の作者の作品と比較する気も、他の人の楽しみ方をばかにしたり否定したりする気も全くないです。
自分の楽しめなかった作品について「こういう楽しみ方があるんだ」という発見は、作品についてだけでなく人間についての発見だと思うんです。
>644さん
作者の中にある「人の在り方」観について、言葉で伝え切れないであろう感情部分を小説として録音し
他者がその小説を読むことで、言葉を媒体としながら他者の中で感情が再生される事を意図したと、
そういった感じでしょうか?
だとするとものすごく技巧的な読み方ですね!
>>610 僕は凄く共感できた。
ワタナベの考え方、生き方に。
こうした生き方をしてきた僕にとってはずっとアウトサイダーだった。
むしろ否定的な評価しか与えられずにいた。
この本のおかげで、こうした生き方を肯定できたことは事実だ。
自分だけじゃないことも確認できた。
なにより、こうした生き方をすることによって、
あっちの世界へ行ってしまう人ばかり引き寄せてしまう人間が
自分以外にいたことを確認できた。
文学なんてしょせん、飢えた子の前では何もできないもの。
高尚なものでも高貴なものでもなんでもない。
高尚なことをしていて、それに携わっていると言う自己満足に満ち溢れた世界の
たわごとに過ぎない。
自分がそれで楽しめればそれでいいと割り切ることが大切。
647 :
610:2006/06/22(木) 20:53:31
>646さん
共感できる、できない、というのは
作品を楽しめるかどうか、のきっかけでしか無いように思います。
作品に共感できる事はそれ自体が十分楽しいことだと思いますが、
良い作品には、共感の奥に、さらに新たな発見があるものだと思います。
そして、この発見に至る過程は、
必ずしも作品に対する共感を必要としないのではないでしょうか。
共感できた。不安が薄らいだ。自分を肯定できた。
それはこの作品があなたに与えてくれた立派な財産だと思います。
ただ、自分がこの作品について興味があるのは、
一通り読んで何も共感出来ない人がこの小説を楽しむ方法についてです。
648 :
646:2006/06/22(木) 22:52:23
>>610 ならば少し過去ログを見てみてください。
ちょっとした出来事にも様々な解釈が載っているでしょう。
直子はレズの美少女なのか?
直子は誰を愛していたのか?
表紙のミドリと赤は何を意味しているのか?
発刊して10年以上経つ本でこれだけ議論ができるのは、
作品に色んな要素がちりばめられているからです。
お話だけなら、シェークスピアなんて本当に短くて、つまらない。
中学生でも読める。
でも、あれだけ多くの人に指示されつづけているのは解釈が尽きないからです。
読む年によって味わいが違う。
この作品もそういう風に味わってはいかがでしょう。
649 :
610:2006/06/23(金) 01:39:15
レス有難うございます。
仰ることは全くごもっともです。
ただ、私の書き方が下手な為にあまりピントの合った回答を頂けないのでしょう。
>>610 なんかへりくつ言ってるだけの気が。
要するに、あなたはこの作品が嫌いなだけでしょう。
無理して楽しもうとする必要はないのでは?
ちょっとしつこくなってしまったので以後は消えますけど
無理して楽しもうとは思っていないという点は既に申し上げてます。
この作品、ファンは多くても、大局的見地から何が優れているのか?
という点では答え方が難しいようですね。
個人的には「ある種の人が異常に共感出来る数少ない作品」
という点で極めて優れているのだろうと解釈しました。
620,644さんには的確なレスを頂けました。有難うございました。
652 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 21:08:28
みんなと違って、どうしても、緑も直子も虚言症美少女だとは思えない。
何かを暗示して登場させたのには間違いないだろうけど。
直子が愛していたのは、(どちらかというと)やっぱりキズキだと思う。
だが、キズキは直子を愛してはいなかったんだと思う。
キズキは自分以外の全ての人間には距離を置くタイプで、自分と世界との
接点を持つという意味においてのみ、ワタナベを友人にしたのだろうね。
キズキにとっては、ワタナベもやっぱり自分を理解してくれる人間ではなかったと。
キズキ≒永沢
直子≒ハツミ
って解釈はすごく気になったんだけど、ならどうしてこの場合、自殺する人間が逆になったのかってところ。
653 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 21:16:09
ここを読むと春樹オタ!と迫害されるのがよくわかるきがるす。
654 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 21:49:24
>>652がageたんでオタたちはスタコラ逃げたとさ。
655 :
弧高の鬼才:2006/06/26(月) 22:12:30
俗情とリンクした「萌え」表現、「萌え」描写が多ければ多いほど、売れますよね。
キズキは初期作品の鼠、だよね。
657 :
闇メゴー:2006/06/26(月) 22:16:42
お前ら何歳?
大学生、中高生いる?
この小説古臭いと思わんの?
>この小説古臭いと思わんの?
1987年、つまり20年も前に書かれた小説だ。
古くてあたりまえじゃん。
659 :
弧高の鬼才:2006/06/26(月) 22:33:24
古い作品でも新しい作品でも、その中にある普遍性に「萌え」るから
生き残る小説には価値があるのだよ。
「萌え」要素という俗情を狡猾に計算高く配置することで売れる作品もある。
でぃーぷらぶとか。
しかし、それはどこかの誰かがよく口にする「電通文学」のはしくれみたいなもので、
政治性のかけらもなく稚気に満ちた安っぽいおままごとだと捉えられる程度の作品なので、
頭のいい合理的な学者風情からは抹殺されているだけである。
文学の本質的な歴史上の進展には、
作品に著されている美学的な『思想』それと、
それをどんな文芸の『手法』で書いたのか、
この二つの側面があると思います。
なにを美しいとおもい、なにを醜いとおもうのか。=思想
それがどのようなコトバで記されているのか、=手法
これらが文芸のすべてなのではないでしょうか。
たとえばノルウェイの森という作品は、極めて近代小説的な
つまりは単純なふつうの手法で書かれています。
その一方で、内容たる思想はきちがいじみていたり、破廉恥だったり、
あるいは深い絶望感で彩られていたり、青春っぽかったりします。
だから低俗なありきたりのヒットした小説、という評価を受けています。
ノルウェイの森は、手法の面ではなんの進歩も見られない。
つまり歴史的意義はないのです。
その一方で思想の面で、非常に異常な生態が平気で書かれている、
というところからとても反社会的なんです。
精神病の人とか、性欲異常みたいな人とか、自殺する人とか出ます。
それから主人公もなにを目的に生きているのかわからない、
プータローみたいな変人なんです。
だからこの作品はまともな学者にとっては受け入れがたいんですね。
けれども大衆は刺激物であれば何でも受ける、という部分がある。
たとえば殺人ものとか大好きですね。サスペンスというやつです。
そんな感じでこの「異常盛りだくさん」の小説は宣伝もうまくいって、
売れるに売れましたwそんな感じの作品なんじゃないのでしょうか。
このスレッドをちらっと観察していると、
おもいっきりのめりこんで、いわば作中の人物に一体化して読んでいる
変態みたいな人たちが大半みたいですね。
オトナとしてちょっとおかしいんじゃないのかwこんな話はありませんよ。
ちいさな子どもが絵本の世界を旅する、というのならまだ分かりますが
大の大人が小説小噺のたぐいを読むときにおもいっきり感情移入する
というのはちょっと恥ずかしいですよね。
あまりに拙い、あるいは幼い読書の仕方ではないでしょうか。
この作品は群像の異常な生態を客観視するところから「観る」ものだ、
と僕は思います。文学鑑賞の姿勢として、そうやって悲劇を眺めてこそ
いわゆる浄化の感動は湧いてくるのではないでしょうか。
馬鹿丸出し。
664 :
レナ:2006/06/29(木) 21:37:03
音読みで呼んでね
あと、「の」は邪魔。
そう、
「ノルウェイ・シン」と。
665 :
吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 21:47:46
あまりにも頭の悪い人がいますねw
>660 名前:だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/26(月) 22:45:43
>たとえばノルウェイの森という作品は、『極めて』近代小説的な
>つまりは単純なふつうの手法で書かれています。
>その一方で、内容たる思想はきちがいじみていたり、破廉恥だったり、
>『あるいは』深い絶望感で彩られていたり、青春っぽかったりします。
『極めて』『あるいは』 … 村上春樹ファンが頻繁に使う言葉。『ある種の』『ある意味で』『いささか』なども同様。
なんなんでしょうね、このななしさんたちは。
たにんが馬鹿だと思えば自分が頭よくなるとでも思っているのかな。
楽しい人らだw
サル山に逝け。
668 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 01:46:30
四十歳にもなって2chに張り付いてる君はスゴい。
669 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 02:40:54
40歳かー。気色悪いね。
逆に尊敬する。
ってか文学板っておっさんおばさんも多そうだな。
法律関係の板や理系学問系の板にもおっさんがたくさんいて驚いたが。
671 :
村上春樹:2006/07/02(日) 14:22:20
「ノルウェイの森」
このタイトルは、「ノルウェイ森」が初稿。
それを編集者が「ノルウェイの森」に勝手に変えたのが真相。
最終稿は、森を音読みで、「ノルウェイ・シン」
ところがこれも、編集者が「ノルウェイの森」に勝手に変えたのが真相。
みなさん、これからは、「ノルウェイ・シン」で!
作者からのお願いです。
672 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 21:04:48
673 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 20:30:23
>>648 いや、シェークスピアは普通に面白いよ。
この作品の登場人物のほとんどは、自己愛の塊だよね。
レイコさんとワタナベの2人は、実は我々読者の視点に一番近い存在だと
思われる。
永沢には、一体何が見えて、何が見えていなかったのか?
675 :
吾輩は名無しである:2006/07/15(土) 22:06:56
676 :
記念パピコ:2006/07/19(水) 04:52:40
まだこのスレ続いてたのね、これからの世代にはこの作品うけるのかな?私は20代だけど、読んだ時正直古臭いと思ったよ・・。 おもしろかった所といえば、デート前にチョメチョメする某大学生とか?
>>676 ヂョメヂョメ が不明なのでぐぐってみた。
「ヂョメヂョメ」
フジテレビの番組「アイアイゲーム」で、司会の山城新伍が(質問の様な)問題を読み上げる時に
、答えてもらう単語が伏せ字(xx)になっている所を、こう読んでいた。
「アイ・アイゲーム」
1979年10月〜1985年9月に毎週日曜22時〜22時30分で放送されたフジテレビのクイズバラエティ番組。
司会は山城新伍。メインスポンサーは武田薬品工業と同社傘下だった千寿製薬・天藤製薬・
グレラン製薬(現あすか製薬)・ビオフェルミン製薬と他の複数社。
結論=676が20代というのは絶対にウソだw
678 :
記念パピコ:2006/07/19(水) 05:14:35
は?
チョメチョメですけど・・。いくつとでも思って構いませんが。バイバイキーン。
679 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 23:46:54
変なのが2匹いるな
680 :
吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 00:54:11
▀
681 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 20:25:49
直子はやはりキヅキを愛してたんだと思う今日この頃
682 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 20:39:50
ものすごく暗いけどものすごく深いって事でFA。
683 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 23:28:15
あっさりまとめすぎだろ
684 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 23:49:56
685 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 01:43:28
まあ面白いとは思うけどさあ。。。他の奴らがつまんなすぎて押し出されてる感じがしないでもない。
ノーベル賞とか冗談でもやめてケロw
芥川賞の審査員は、林真理子と渡辺淳一郎追い出して春樹たんがやるべきだと思うがね。
687 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 01:51:16
あれそうだっけ?間違えちった!テヘッ☆
今更権威づいて賞の選考委員を務めるなんて春樹らしくない。
傍観者、アウトロー的な立場でいるのが春樹でしょう。
689 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 15:04:49
ワタナベの生き方に憧れてそれを真似して人生踏み外した香具師いるか?
......はい。ボクです。。。。
690 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 18:27:17
どこを真似てどう踏み外したんだ?
691 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 19:23:25
オバサンとセックス
>>681 相手がキズキであっても
直子の様な女性に本来他人を愛せるのだろうか。
最近そんな疑問を抱く様になった。
キズキが自殺した理由は直子がレズだったから。
695 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 09:59:44
>>693 キヅキだからこそ、直子は愛せた(依存に近い)んだと思うな。
よくも悪くも、人間的な相性や、環境による因子も含めて、直子はキヅキ以外の存在は
存在する意味も見出せなかったんじゃないだろうか。
うまく言えないけど、直子にとってはキヅキが全てであり、世界だったんだと思う。
キヅキにとっての直子はそうではなかったんでは?
>>695 そういう見方がオーソドックスなんだろうけど
それって本当に愛情なのかという気が最近してならないのです。
キズキと直子の関係性は謎が多いけど
直子とワタナベの関係性を見ていると
直子が依存しそこなって自滅した印象が濃厚。
「僕のことを愛してさえいなかった」という感慨は
一見「直子が本当に愛していたのはキズキで
自分はその代わりを求められて果たせなかった」という意味に取れるけど
「本来彼女は依存するだけで他人を愛せる人ではなかった」
という意味にも取れると思う。
ぼぼぼ、僕は洋楽が好きなんだな。
たたた、食べ物は洋食が好きで、ままま、毎朝サンドウィッチを食べてるんだな。
よよよ、夜はブランデーを飲みながらチーズを食べるんだな。
おおお、女の子には不自由したことがないんだな。
どどど、どうだい?かか、かっこいいだろ?
>>696 愛の真意はさておいて。
愛するということが、人を欲するって意味だと捉えると、直子にとってはキヅキ以外の
人間は無意味な存在だった。
多分、普通の人間でも落ちる可能性のある落とし穴=自分を周りを見失って
しまうほど強烈に引かれる存在との出会いというのがあると思う。
それは多分、男女間問わずで。
そういう存在に出会わない(落とし穴に落ちない)まま一生を終える人もいれば、出会う人
も存在するわけで。
直子は、ワタナベを落とし穴に落ちない人間だと言ったけど、それは逆を返せば
誰からも真には求められない存在だからだと思う。
みんな、ワタナベを通り過ぎるだけで、誰一人彼を真には求めていない。
そういう意味では、1番の孤独な存在はワタナベなんだろうね。
ワタナベは直子という落とし穴に落ちたかったけど、直子はキヅキと落ちてたから。
直子は罪悪感から逃れられなかったんだよな。
それが、姉の死に端を発するのか、キズキの死に発するのか分からないが。
700
702 :
482:2006/08/03(木) 07:41:46
>>699 さん
両方とも違う気がしますね。
あと罪悪感という意味が分からないのですが・・?
703 :
699:2006/08/03(木) 20:24:08
直子は、幸せから背を向けて生き続けてた。
それはおそらく、姉を救えなかった、キズキを救えなかった自分への罪悪感
から来るものだと思われる。(実際は、誰の責任でもないのだが)
鬱患者の典型的な例。
「自分は無価値な存在である」という潜在意識への思い込み。
それが、直子をああいう風にしてしまったのではないかと考えた。
704 :
吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 01:15:47
>>702 >>699ではないけれど、横レスごめん。
身近な人に死なれると、多かれ少なかれ、罪悪感は募るものだよ。
私は弟と恋人を交通事故でいっぺんに亡くした経験があるのだけれど、
「迎えに来て」と呼んだ彼の妹は、「私のせいだ」と今でも自分を責めているし、
見送りをしたうちの母親は、
「免許とりたてのあの子に運転させるのではなかった、自分が運転すれば良かった」
と言っている。
もちろん、誰のせいでもないよ。あえて言えば、急な雨のせい。運が悪かった。それだけ。
それでも、愛する人を救えなかったと、近くにいる人は思うんだよ。
ましてや自殺だとね…
自分語りスマソ。
705 :
482です:2006/08/04(金) 08:53:41
>>699さん
なるほど考え方はよくわかりました。ありがとうございます。ただちょっとだけ僕の意見を書かせて下さい。
上手く表現できないのですが僕はこの作品全体を通じて、死の捉え方についてなにかしらその特殊性を感じるんです。この作品独自の感覚です。
この作品には上記の二人(姉とキズキですね)以外にも実に多くの人が死んで行きますよね。そしてそんな人々の死を受けて自覚する残された人たちの罪悪感という感情はもちろん人間の基本的な心理作用としてあると思います。それは当然僕もそう思います。
ただこの作品を読んでいるとそういった残された人たちの罪悪感といった感情は僕自身の中であまり取り沙汰されてこないんです。(例えばキズキの死を受けてのワタナベ君の感情、阿美寮において直子がキズキについて語ったところ・・etc)
これはとりもなおさず罪悪感といった感情よりももっと強い心的状況が彼らを占有(←う〜んもうちょっと時間をかければいい表現が思い付くかもしれないのですが・・いちおう暫定的に)していたからではないでしょうか?
706 :
482です:2006/08/04(金) 09:00:24
705の続きです
例えばキズキが自殺した際に最期に会い言葉を交わしたのは直子ではなくワタナベ君でした。自殺現場にもガソリンスタンドの領収書があっただけで直子には一言のメッセージもありませんでした。
もちろんこれはキズキは直子が自分の後を追うことになるだろうことを予見していたからです。
では直子はなぜそのとおり死んだのか・・?僕の意見を端的に書きます。それは直子にとってそうすること(ここではキズキの後を追って自殺すること)が彼女にとって<イデオロギー的に正しい結論>だったからです。
なぜなら<直子はキズキをほんとうに愛していたからだ>と僕は考えます。
そこには、つまり直子の死には罪悪感からといった感情は僕には殆ど露見されないのです。。
僕はきっとキズキというかけがえのない存在をなくし失意の底にあった直子にとって幸せから背を向けて生きてきたというよりは(生きるよすがとしての)幸せというものを見出せなかったのだろうと考えます。
707 :
699:2006/08/04(金) 15:14:01
>>704 私の身近にもそういう状況の人がいて、それで心理学を学んぶことになった
んです。
お気持ち、お察しします。
>>705>>706 これはあくまで想像の範囲だけど、もしかしたら、直子とキズキは生前に、
「どちらかが死んだら後を追う」
なんて会話をしてたかも知れない。
この2人の性格なら言ってそうな気がする。
それを真に受けた直子は、キズキとの約束を守らなくてはならないという
刷り込みをされてしまったのかもしれない。
でも、例えそうだったとしても、やっぱりそれは直子の罪悪感がそうさせて
るのだと思う。
あなたが言ってる愛は、
>>698さんが言ってる直子の愛=落とし穴っていう
感覚に近いものがあるように感じる。
708 :
699:2006/08/04(金) 15:15:43
続き
では、キズキはなぜ直子に何も言わずに死んだのか?
ここもポイントになると思うけど、作者は多分、わざとキズキを謎の人間
にしたんだと思う。キズキの家庭環境はほとんど描かれてないし、どんな
人間で、何を考えていたのかも分からない。
それは多分、直子もワタナベも同様に考えていたから、その感覚を読者に
味わわせるためではないかと思う。
だから、私なりに考えて、キズキがなぜ直子に黙って死んだのか、となると、
キズキ自身も、なんらかの理由で自分に価値を見出せなかったんだろう。
自分が去る時に、他の人間と直子に幸せになって欲しいと考えていたと思う。
下手なメッセージを残すと、未練が残ると考えたんだろう。
自分が、直子やその他の人間にとって、そこまで大きな存在だとは感じて
いなかったのでは?
その弱い心を隠す為に、強がっていたのだろうし、強がる中にも信頼をおける
ワタナベという存在がいたから、ワタナベには最期の挨拶をしたんだろう。
キズキは不可解な存在に描かれているけど、どう読んでも、直子に後を追って
欲しいと思うような人間には思えない。
その後、永沢とハツミという対照的な二人が登場するからこそ、なおさら
キズキと永沢は全く違うと感じられる。
永沢は、他人を全く愛することが出来ない人間=他人を無価値と思うことで
自分の存在を確かめるタイプだから。
ハツミは、永沢に去られ、自分の無価値を知ったから自殺した。
これは、直子とは全く別の原因だし。
おそうじ
長いから誰も読んでないし
711 :
482です :2006/08/05(土) 05:13:32
>>699さん
まずこの作品においては、死というものの捉え方(切り口)の特異性(特殊性
)について理解して下さい。
>これはあくまで想像の範囲だけど、もしかしたら、直子とキズキは生前に、
「どちらかが死んだら後を追う」なんて会話をしてたかも知れない。
この2人の性格なら言ってそうな気がする。 それを真に受けた直子は、キズキ
との約束を守らなくてはならないという 刷り込みをされてしまったの かもし
れない。
>自分が去る時に、他の人間と直子に幸せになって欲しいと考えていたと思う。
下手なメッセージを残すと、未練が残ると考えたんだろう。
矛盾してる気がしますけれども・・?キズキがいくら不可解な人物だとしてこ
んな大事なことを保留したままにするのでしょうか?この作品ではキズキは直
子(だけ)に対して(つまり二人きりのとき)は一貫しておざなりな態度をとっ
ていましたよね 。(とても後を追うなどという約束をしていたとは思えない
のですが・・?)強がっていたのはそこにワタナベ君を介した三人でのときに
初めてそうであったわけです。そういった意味では(キズキが・・?)直子も
ワタナベも同様に考えていたからだとはとても考え難いでしょう。
712 :
482です:2006/08/05(土) 05:37:05
711の続きです
>キズキは不可解な存在に描かれているけど、どう読んでも、直子に後を追って
欲しいと思うような人間には思えない。
僕の書き方が悪かったのでしょうか・・?だとしたら、ごめんなさい。全然違い
ますよ。すみませんがもう少し主観性を捨てて考えて下さい・・。キズキは直子に
後を追ってほしいと思っているのではありませんよ。もしそう望まなかったとしても
極端にいえば「僕の後を追って自殺などするな(僕のことなど忘れて善意の第三者と
幸せになれ)」とメッセージを残したとしても結局は直子は僕(キズキ)の後を追って
しまうだろうことはいままでの二人の関係性を顧みればキズキには予見できたのだ
ろうといいたいのです。
この作品の重要なテーマの一つに死者に対しての残存記憶というものがあります。
キズキがその死の最期にワタナベ君とビリヤードをした(しかも本気で三ゲーム全て
勝ち満足そうだった)のは僕(キズキ)という存在を覚えてほしかったからにほかなり
なせん。では直子に対しては・・?
あ、699さんのいう自己批判における一つに結論としての無価値という考察には
だいたい共感できます。
あと僕は直子の愛=落とし穴という考え方ではありませんよ。この考え方にはどちらか
というと否定的です。。
取次ぎまで・・ですね。
長いから
誰も
読んでないよ
「ブサイクな試合してすみません」ビッグマウスが初めてリング上で謝罪し
まで読んだ。
>>709-710,
>>713 ハルキなんて読んで無いからどうでもいいが、
文学板でオマエみたいなの見るとブチ殺したくなるわ。
言葉に対して言葉で返せない能無しは来るな、クズ。
716 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 13:44:45
ランダエタだってロートルのチャナ相手に
怪しい判定で勝ちをひろったことがあるじゃん
そもそもWBAの本部ってベネズエラにあるんだぞ
一体いままでどれだけのベネズエラ人が「疑惑判定」に助けられてきたか!お前ら知ってるか?
パーラが坂田を2度に渡って退けたのもあやしい判定だったな
今回の亀田戦の判定なんて氷山の一角
もっとひどい判定(三太vsマーフィーなど)はいくらでもある
ネタにマジレス、カコワ(ry
718 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 14:48:09
ここはそういう所じゃねぇんだよクズ、死ね。
719 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 15:40:06
田口ランディって、ジャニス・ジョップリンに顔が似ているよね??
いえ・・、こちらの見間違いでした。どうもすみませんでした。
おまえジャニスに呪われろ >719
721 :
吾輩は名無しである:2006/08/18(金) 22:09:36
あげ
722 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 11:09:56
ワタナベとか緑の大学って、明治??
早稲田
724 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 16:41:12
|┃
|┃三 ,ィ, (fー--─‐- 、、
|┃. ,イ/〃 ヾ= 、
|┃ N { \
|┃ ト.l ヽ l
ガラッ.|┃ 、ゝ丶 ,..ィ从 |
|┃ \`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ < 話は聞かせてもらったぞ!
|┃. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ | 人類は滅亡する!
|┃三 ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン \____________
|┃ l r─‐-、 /:|
|┃三 ト、 `二¨´ ,.イ |
|┃ _亅::ヽ、 ./ i :ト、
|┃ -‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
|┃ ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
725 :
吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 22:42:27
村上春樹氏は八年間も大学にいたって本当ですか?
26歳ぐらいで卒業したってこと?その間も小説書いていたのかな。
学費やら生活費やらどうしてたんだろう。
726 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 18:16:30
質問ですが、アビ寮で、門番のおっさんが、
「東京は豚肉が美味しいですか?」とか聞いてたけど、
あれは何のこと?
春樹の寒いジョーク?
727 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 18:29:42
門番からしてすでにオカシイんじゃないかってことだよ。
門番であることにむしろ意味がある。
ピンとこなかった?
村上じゃなくて君の感受性がやや寒い
>>726
728 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 19:16:48
単純な質問ですが、『キズキ』ってどういう意味?
729 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 19:19:21
>>728 音で選んだので、とくに意味はないそうです。
中国語版の翻訳者から「どういう漢字を書くの?」と訊かれて答えに
困ったとか。考えていなかったから。
730 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 20:26:10
>>729 サンクス。
もう一つ質問なんだけど、
登場人物の名前を漢字とカタカナで分けてるのはなんでだろ?
それも感性かな?
音声による認識(カタカナ)と
社会的、客観的にもその存在が認められている存在という表示(漢字)
の違いじゃない?
カタカナはメタファー
漢字はリアルってことじゃないの?
733 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 12:41:42
>>732 俺の考えに近いね。('A`)y─┛~~
734 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 13:27:44
短編賞受賞おめ
735 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 15:08:16
直子が一番好きだな。自殺するまでの精神過程が一番細かく書かれてる。
フィクション小説だけど(だよね?)直子の病名はシゾイド統合性人格障害だと、「人格障害」岡田尊司で直子が出てくる。
一番リアリティあって衝撃受ける人物。
お前らが自殺すれば。
春樹信者はスレ立てすぎなんだよ。
死ね。
737 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 12:47:47
これって官能小説ですよね?普通にエロゲのストーリーとしても使えそう
738 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 23:25:55
この小説で唯一しっくりこなかったのはレイコとセックスした所だったから
私はレイコが美少女レズ女に騙された話が嘘で、レイコこそが嘘つきで
直子もたぶらかして死に追いやったと初めて読んだ時思った。
直子の代わりにワタナベに返事かいたり直子と裸で抱き合ったり
ワタナベと二人になりたがったりなんかひっかかるんだよねぇ。
でも少年カフカ読んで思ったけど春樹ってまじなにも考えてないで適当に謎散りばめて惑わしてるだけかも。そう思うと推測がばからしい。
739 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 00:08:05
レイコの教え子が実は直子で
キズキを自殺に見せかけて殺したのも直子で
姉やハツミを殺したのも直子で
自殺した直子は実は緑で
緑の顔に整形して直子は今も生きてるとかだったら
すごいミステリー小説になったのに
ところでキズキが死んだ理由は、直子とセックスが出来なかったからですか?
>>737 メンヘル女二人に好かれて
追い回されるエロゲーなんて俺は嫌だなぁ。
741 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 12:05:43
ワタナベがレイコとセックスした理由のひとつに直子の服を着てたからって
いうのがあるらしいね。わたなべは直子とセックスしたんだよ。
>>741 あんだけ会話してるんだから、その解釈は不自然
743 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 09:33:29
>>696 これは恋愛不能についての本
だから恋愛については描かれてはいない
春樹はこれにしろ以前のしょっちゅう女の子をとりかえて寝る
だけの主人公たちにしろ
恋愛が書けない作家
100パーセントの・・・というコピーはそれをごまかすための先手心理トリック
本のデザインもクリスマスみたいだし
あまりいい印象はもてない本だ
744 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 12:13:54
>>743 あなたはタイムマシーンに乗っているのですか?
いつの話をしているの?w
745 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 15:14:32
きっとリーフの「雫」っていうパソコンゲーム
みんな気に入る筈
自殺しそうな雰囲気の作家は幾らかいる
自殺者や不安定な者について書く作家もいる
村上を見ると自殺者や不安定な者について書いているにもかかわらず
絶対に自殺しそうもないというか正反対のタイプである事が気になる
会社員かカフェの店主のように決まり良く生活し、
計画的に作家人生を送っているという奇妙さ
747 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 16:37:06
直子の手コキっていいよなぁ。
748 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 16:46:39
手コキだけでは満たされない私。
749 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 18:06:41
某雑誌で村上春樹の自宅訪問ってのがあったね。海に飽きたんで、山が見える
ところに建てたとか。金持ちそーでうらやましかったなあ。
猫はいない模様であった。
でも子どもがいないのがなあ。後悔してそうな気が汁。
750 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 21:09:18
>>744 タイムマシーンw
マジ吹きそうになった
あんま笑わせないでくれ
そこまで面白くない
752 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 09:08:35
直子のフェラもいいよなぁ。
753 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 03:21:27
村上春樹氏翻訳のグレート・ギャツビイが11月10日に発売されますね
皆さん買われますか?
100円@ブッ○オフになってからでいいw
『ラスト・タイクーン』や『夜はやさし』だってもう十年以上積んだままなのに。
755 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 09:05:37
さっきテレビで知ったよ。ノーベル賞とったら、またわけのわからん「批判家」が出てくるんだろうなあ。
756 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 23:08:09
bックオフで単行本安いけどカバーが嫌い
757 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 04:09:00
hoshu
758 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 23:52:27
キウリ
759 :
吾輩は名無しである:2006/10/30(月) 14:46:19
ぽりぽり
760 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 20:39:09
age
761 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 11:27:05
なにくだらねえことばっか言ってんじゃねえよ!!!
こんなのただのエロ小説だろ!!!
共産圏で売れてるのは、文学として入ってくるが実はエロ小説で
それが読める、という歓喜だろ!!!
キチガイどもが!!!
762 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 11:30:44
空白行とレス末尾の改行数個は必要ない
馬鹿?
763 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 11:39:41
こんなのただのエロ小説だろ!!!
共産圏で売れてるのは、文学として入ってくるが実はエロ小説で
それが読める、という歓喜だろ!!!
無断で修正させてもらった。
764 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 23:50:37
これ読んだら死ぬのが楽に思えてきた、ロープ買ってきたよ。
おれも統合失調症だからな・・・
この本読んで何人、吊ったのかな・・・
これ読むと吊りやすいよな・・・
はあ・・・
765 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 00:45:16
誰か春樹訳の「グレート・ギャツビイ」についてレポきぼん。
766 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 15:55:04
小林緑って、エロだよな・・・
767 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 15:56:47
ノルウェイの森、再ブームで、ハード本高く買い取ってくれるって本当?
768 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 16:16:04
>764
もう吊ったか?
769 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 18:58:27
吊ったよ。首吊るのって気持ちいいんだね。いっぱい射精した。
771 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 02:05:08
どう考えても最後のレイコとのやりまくり場面は無用だろ・・・
あれにどんな意味がある?
それにこれ読めば読むほどワタナベがただのやりまくり男としか思えないけど・・・
>>771 主人公のくだらんモテ自慢にしか思えないよね。
直子の死後の主人公の言動と感情は
読者からの主人公への感情移入をあえて拒否した展開なんじゃないのかな。
慰めてくれる朴訥な漁師の青年に見下しを転化した反感を持ったりとか。
773 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 02:43:25
>>771 ワタナベは大してハンサムでもないのに自分はモテると自負し
なおかついつでもやりまくれるけど、それをやならい僕は偉い、とも自負しすぎ。
とにかく村上春樹自体がそういう人間なんだから救いようがない。
外国の賞だと有り難く受け入れるが、国内の賞は、はあ?ってジェスチャーからも
その片鱗が伺える・・・とにかくこの作品は読めば読むほど
ワタナベへの憎悪が増すだけ。
けどおいらはハルキスト・・・___| ̄|○
774 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 00:48:14
最後でレイコとやりまくるシーンが無駄。理解不能。キモイ。もうこの作家いらない。
775 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 08:22:46
だってセックスは気持ちいいじゃん
776 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 11:24:19
>>774 レイコとやるシーンがなければノルウェイの森はいらない、無意味、
もうこの本読む価値ない。
777 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 11:24:58
わーお
キモイとかいってるやつは年増の良い女を知らないからだろ。
3年前ぐらいに図書館の司書やってる42の女性を口説いたことがあった。
見た目は30中頃ぐらいだったけど。
浮気はしたくないと言ってなかなかガードが固かったけど、
2、3ヵ月の間だけ付き合って、会うたびにラブホに行った。
肌を合わせたときの感触とか、低いうめき声とか、フェラとか、
経験したことないぐらい快感を味わった。
結局、浮気の罪悪感で堪えられないと、ふられてしまった。
今でも時々図書館で見かけては挨拶するけど、まだ全然綺麗だ。
もう一回だけやらせてくれないかと思う。
779 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 22:15:03
>>776 俺もそーオモタ
あれはレイコが北海道に死にに逝くのを暗喩してるのは明確。
その後、ミドリに「あなたどこにいるの?」だろ。
このつながりの重要性がなぜか理解できないヤシがいる
780 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 22:24:45
>>779 どういわれようが、おいらには、わからん。
「あなたどこにいる?」
って、便所でうんちし終わってそのまま座って携帯かけてんのを誤魔化してるだけだろ?
くだらん。
781 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 22:54:12
気に入らないなシーンはある。
一番最初の飛行機で回顧するシーン。
なんかブルジョアの香りがする。
あれはドヤ街の狭い宿でカップ酒片手に回顧するのが正解。
この物語に重みを持たせる。
>>780 >便所でうんちし終わってそのまま座って携帯かけてんのを誤魔化してるだけだろ?
>くだらん。
マジレスするとそれは違う。
この時代携帯普及してないもんな
785 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 01:06:48
>>779 > あれはレイコが北海道に死にに逝くのを暗喩してるのは明確。
死にに行くのが明確?
そんなこと無いんじゃない?
786 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 01:10:45
_ ∩
( ゚∀゚)彡 粉飾!粉飾!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 上場!廃止!
⊂彡
787 :
吾輩は名無しである:2006/12/18(月) 22:39:43
レイコはつぎの日、戻ってきてワタナベと一日、
20回セックスにチャレンジする。
そして20回目のエクスタシーで腹上死なり。
よくこんなものが200万部以上も売れたな
鈍感なやつにゃわからんでしょ
中二病患者が多かったんだよ、当時
ノルウェイの森を買って読んだやつはすべて中二病患者
レイコきめぇ
最後のレイコとのセックスは公正さから逃れようとする
主人公の足掻きだったんじゃないのか?
正しく生きようと苦しむ青春時代を終えて、汚い世界で生きていくしかない
んだ、と観念したような感じがしたんだが。ちょっと表現が違うな。
794 :
吾輩は名無しである:2006/12/23(土) 11:31:44
>>793 だな
そんで綺麗な世界に戻ろうとしたけど
ミドリ「あなた、どこにいるの?」といわれて
もう戻れないことを実感したんだよな
さらにレイコも
もう死ぬ方向から戻れないってことだよな
結局、一番おいしいのは突撃隊ってことでFA?
いいえ、紛れも無くワタナベくんです。
なるほど
798 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 22:11:12
えー。ワタナベ君おいしくないよー。大変そうだったじゃーん
799 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 23:43:57
恋人が自殺しようとキンタマの中に精液が溜まったら中年女とでも
セックスできる自分っていいやつ、みたいなかん字。
ワタナベ君は飛行機に乗ってやって来た。
801 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 08:20:09
だから特攻隊はどこへ行ったの?死んだの?
もう一つの世界に行った
803 :
吾輩は名無しである:2006/12/31(日) 11:13:44
特攻隊って芸能人でいうと誰だろ。イメージ
804 :
吾輩は名無しである:2006/12/31(日) 11:53:13
>>781 おまえさ、なにその加齢臭が漂ってきそうな
806 :
吾輩は名無しである:2006/12/31(日) 18:20:42
カラテカわかんないわ。
807 :
吾輩は名無しである:2006/12/31(日) 18:37:20
日テレのデジタルのばかばかという番組で、土屋だか土田というプロデューサーにいじめられている人。。 からてか!
808 :
吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 01:17:37
ワタナベ 山田孝之
直子 新垣結衣
緑 上野樹里でいいや。
キズキ 妻夫木聡
永沢 玉山鉄二
ハツミ 荒川静香
809 :
吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 22:11:06
お、ありがとー。
荒川静でたー!
810 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 01:01:12
春樹の顔が見てみたいんだが
811 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 20:31:40
荒川静香に演技が出来るか出来ないかはさておき、
いい線いってるかも。
812 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 21:01:26
>>808 そのキャスティング、ちょっと見てみたい。
おととい安西水丸の顔を初めてみた。
ネットで検索しれ
ハツミが荒川静香か〜、いいね。
俺は小西真奈美を想像してたが、ハツミさんてあまり美人でもないんだよな、確か。
ワタナベはこの際村上春樹で良いんじゃない
直子は柴崎コウが良い
安西水丸は近所のラーメン屋で週間文春だかなんだかでみましたー
今、テレビに荒川静香出てるけど、
なるほど、ハツミさんのイメージに近いかも。
820 :
吾輩は名無しである:2007/01/15(月) 10:10:47
363 名前:無名草子さん 投稿日:2007/01/14(日) 18:13:33
オマンコ なんて書いてることが新鮮なのか?
野坂昭如が戦ったあの裁判はなんだったんだ?
オマンコ この言葉が載っている小説が100万部以上売れてる時点で日本はオワタ。
渡辺淳一のをいい年こいたおばはんが喜んでる時点で日本オワタYO
822 :
吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 02:09:36
友達に軽いって言われました。そんな軽いかな?
どうですか?
823 :
吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 02:11:49
乗る上野森
824 :
吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 06:05:28
>>822 友達には文章が伝える意味が想像できなかったんでしょ、たぶん恋愛小説と勘違いしてるよ。
もう一度読むようにすすめてみたら?
825 :
吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 00:18:00
827 :
吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 00:55:34
スレ間違えたからこっちできく。
主人公のモデルが春樹本人らしい。
じゃあ春樹って、大学時代もてまくってセックスしまくりのヤリチンだったのか? (´`)
828 :
角川春樹:2007/02/01(木) 01:12:07
もちろん、村上春樹さんも、そういうこと語ってないから、わからないけど、
一回言ったことあって、伝わらなかったけど
村上春樹さんの小説は、「理想の僕」の小説だと個人的には思うから、
妄想世界の僕のスタイルとしてのやりちんで、実際やりちんということはないと個人的には思うけど、
陽子夫人とやりまくってはいたし、いるんだろうね まぁ同じ春樹としてはそう思うよ
829 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 05:04:11
あの、なんだかんだいって春樹の作品の中で思い返すと一番
懐かしい感じがするというか、なんかええわーと思うのが
ノルウェイなんですよね僕は。リアリズムつっても
こんな大学生活してるやついねえよ、とかは思うんですが、
なんか、いいんですよ、やっぱ!以上です。
なんかええわー関西
なんかいいなー関東
余談だけれど、角川春樹と村上春樹は画数いっしょ
832 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 23:02:04
まさか…とは思ったが村上龍と村上春樹の画数は違った
833 :
吾輩は名無しである:2007/02/04(日) 16:27:27
性描写ブオトコ村上春樹はモーソー。イケメン神崎京介は実体験に
基づいている。(女に不自由したことないとゴーゴ)
834 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 09:22:51
長編の中では一番好きです。
直子に入移してしまった自分。
835 :
ふーム:2007/02/09(金) 22:46:07
ある意味現代文学の金字塔。ただ、リアリズムではないけど・・・
ただのセンチメンタルではあるけど、詩的にそれが昇華されてる。
ウーン。春樹ワールドって、はまると凄いよな・・・・
836 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 03:29:04
詩的に昇華…
されてるかな?
てゆーか春樹は風の歌を聴けが素晴らしい
文学的記号マニアとしては勃起してしまう
837 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 09:02:01
ねぇ、その勃起の勢いでオナニーしたの?
ねぇ、オナニーしたの?
838 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 09:09:53
オナニーしたよ
と答えたら
どう思うの?
どうしてそれを聞きたいの?
自分がエッチな気持ちになりたいから?
ねえ、そうじゃなかったとしたら
聞く理由ないよね
気持ち良くなりたいだけなんでしょ?
839 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 10:06:44
やれやれ、君は解ってない。風がふくからさ、いつも風はふいている
840 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 10:09:52
つまり風が吹くからオナニーするということですか?
841 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 10:43:06
やれやれ、そうゆうことさ。風をメタファーさせるんだ。
そして、孤独なオナニストもメタフィカルになる
842 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 11:12:35
メタフィカル。スーパーフラットな詩のようなもののことですか?
843 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 11:27:27
やれやれ、違う。全く違うよ
クジラのペニスのことさ。
844 :
シロナガスクジラbaby:2007/02/10(土) 21:06:55
鯨のペニスとは哺乳類の歴史のことですか?
違う、それとは全く違うことだよ。
目鯨だよ、よく言うだろ、目鯨を立てるって。
目鯨のペニスが勃起したってことさ。
将来自分に子供ができて
その子供が1人暗い博物館で、鯨のペニスをじっと見つめる少年になったら…
と思うと肌に粟が生じるw
847 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 02:32:09
手コキ小説
848 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 02:55:44
ねぇ、手コキって素晴らしいと思わない?
君が言っているのは、メタファーとしての手コキなのか、それともイトミミズ宇宙の現実としての手コキなのか
それがわからないと僕としてはなんとも言えない。
850 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 04:58:08
あなたって、鈍化ね。
手コキは羊なのよ
羊は手コキなのよ
ある秋の、天気のいい草原で、片思いしている美少女に
「私のこと忘れないでね」と言ってされる手コキは確かに素晴らしいかもしれない。
でもF・フィッツジェラルドの言う魂の午前3時に
暗い部屋でPCのディスプレイ(もちろんCRTだ)を見ながら自分でする手コキのことを考えると
僕には単純に手コキを素晴らしいとは言えないんだ。悪いとは思うけど。
もちろん、もし君が僕にしてくれるって言うなら、それはとても素敵な手コキだろうね。
突撃隊って子は死んじゃったんだろ。
殺しても死なないようなやりまくりエリートと、ラジオ体操も省略できない
ブキッチョ童貞のあっさりした死とどっちの道を選ぶんだって話。
853 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 18:27:47
おっぱいプリンプリン♪
車を運転している時、ふとNHK−FM放送から朗読が流れた。
何となく聞いていたが、その内容はエッセイだった。
小説家が作品を発表して、その作品の中に自分の友人を登場させた。
しばらく経って、その友人から抗議の手紙が来た。
自分を何故あんなふうに笑い者にしたのかと言う内容だったらしい。
そして、何ヶ月か後に自殺したと言う知らせが来た。
そんな内容のエッセイを 朗読で聞いた。
村上春樹のエッセイかどうかは 今となってはそれも分からない。
特攻隊を表現するのに、笑い者に春樹はしている。
特攻隊が果して実在しているのか、いないのかは分からない。
だが、考えてみたら、春樹はワタナベの立場を表現するのに、一番安全な位置に
いることが分かる。
ワタナベは受身で、全く欠点がない。
普通 日記などで自分のことを反省するものだ。
失敗した事についていろいろ考えると、どうしても反省を書いてしまう。
何故 ワタナベは自分の反省を書かないのだろう。
特攻隊をネタにいろんな女に話している。
ワタナベは自分が噂されたらどんな思いをするのだろうか。
855 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 20:55:28
特攻隊のような人間は実際に存在する。
彼のように生真面目過ぎる人間は往々にして世間の笑いものにされ、最終的に精神に失調をきたすことが多い。
これはあくまで一般的な現象であり、春樹氏はその傾向を物語の中に「ただ写生した」のです。
あるがままを描写することは残酷なことです。そこには事実だけがあり、希望は一切ないのですから。
これこそが、春樹氏の作品群に共通している「どんより感」の原因だと私は思っています。
突撃隊が死んだかどうかはワタナベの知りうる範囲ではありません。
そして、ミドリが死んだのかどうかも読者の知りうる範囲ではありません。
個人的にはミドリは若くして死んだのだと思っています。
彼女の両親の早世がそれをほのめかしています。
一度「あっちの世界」に足を踏み入れたものは、決して「こっちの世界」へ完全に帰って来ることはできません。
それは教訓というより体験談に近いものだと思います。
ノルウェイの森は、通常の生において得がたい体験を疑似体験させてくれるという意味で、
人類文学における、貴重な作品の一つであると感じます。
856 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 23:49:12
特攻隊じゃなくて突撃隊ですよ
>>857 別にどういう読み方をしても自由だからどうでもいいんだけど
あんたはちょっと根本的にずれてる。
あっちの世界、こっちの世界という対比で言うと
緑はこっちの世界(生者の世界)の象徴だと思うんだけど??
普通は、死に対する恐怖は誰にでもあるものだ。
どんなに文明が発達しても、科学が進歩しても死は怖い。
だが、末期ガンとかの患者は、そんな時どうだろう、恐怖から救われないのだろ
うか。必ず死ぬと宣告された人間にはもう希望は持てないのだろうか。
輪廻転生という考え方がある。死んでも生まれ変われると言う考え方だ。
人間は、どんなに希望を失った時にでも、考え一つで生きていけるようになって
いる。恐怖から逃れられるのだ。どんなに絶望的でも救われる。
人間は考えることで心を癒して来れた。
死は生の対極ではなく、その一部として存在している。
この文章の意味するものは何だろうか。
自分の姿を客観的に見ることがある、また誰かの目を通して自分の姿を見たり
することがある。相手の目を自分の鏡にして自分を考えたりする。
愛する人がいれば、その人の心の中でいつまでも意識に残る。
人はいつだって何かを頭に浮かべている、何かを意識して生活をしているもの
だ。ところが何かの拍子に記憶が飛んでいる事がある。例えば何でもない去年
の今日の今の時間自分は何をしていたのか、何て思い出せるはずはない。
殆どの記憶は脳細胞から消されている。強烈な体験や忘れられない事だけを記
憶している。突然何かの事故で死ぬとする、それはその時点で意識が消えるだ
けのことだ。今までの記憶が消えたと同じ様に、未来の意識が消えるだけのこと
だ。だが自分からその意識を消す事は出来ない、それが死に対する恐怖だ。
飯を食べる時のように、セックスをする時のように、簡単に自分で命を絶つことが
出来たら人類は滅びてしまう。だから人間には死に対する恐怖がある。
ただ健康でなくなった時、人間は死を魅力的なこととして捉える事がある。
健康でない時とは病気だ。俺は自分の頭の中のことを人には喋る事はない。
多分俺の頭の中を見せたら、ひどく恥ずかしいと思うだろう。
汚いものを汚く感じなくなったり、嫌なことが嫌でなくなったり、怖い事が怖くなく
なったりする時は人間は健康でなくなった証拠だ。何かしら手掛かりがある、頭
の中を見ることが出来ればそれが分かるだろう。
ワタナベ君は死というものを恐怖の対象とは捉えてはいないんだが…
直子について考えてみよう。
愛する人を失った。
その愛する人は、自分の意識と言う世界の中で生きている。
実際にはもう姿を見ることは出来ない筈なのに、それでも自分の中には姿がある。
自分の意識の中に存在すると言うのは、どんな感覚なのだろうか。
言葉を交わして、愛する人が何を考えているか知ることは出来ない。
それでもいつまでも存在し続けるのだろう。
存在が大きければ、大きいほどそれから開放されることは出来ない。
自分を解放しなければ混乱してしまう。
自分を解放するために、死に対する考え方を掘り下げる。
結果的に、死に対する恐怖から自分を解放する道を選ぶ。
死の恐怖から開放すると言うのは、死を魅力的と捉えることなのでしょうか。
言ってる事は間違っていないのかもしれないけど
根本的にズレてる。不快な程。
ただの中2病だろ。
特攻の拓の感想といわれても違和感ない。
死を魅力的に捉えているし、生きることを愛しているのでは?
死とは何か?
そこから考えないと
僕は答えを知っている
864 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 12:17:13
ミドリを「生の世界の象徴」とすることに疑問。
彼女には生きることに対する執着が感じられない。
「いつ死んでもいいや」って生き方してる。
「生の世界の象徴」はブティックの女をナンパしてる店長だったり、
オマンコオマンコって連呼してるやつらだったり、東京の豚肉はうまい
おっしゃるおじいちゃんだったりする気がす。
いろんな読み取り方があるけど、この作品読んでると「生と死の狭間」で宙ぶらりんになっている感覚になるのよね。
ミドリ自身の生き方と、「生の世界の象徴」であるとこの間には何の関係性もない。
ワタナベがそういう捉え方をしているだけ。あるいは文学的な対比として。
うーん、そこまで読み込めてはいないですが、人生は不毛なものだ。というところからはじまっていらっしゃる作家さんですから。
そこまで生を高尚なものとして捉えていないんじゃないですか、村上春樹さんは
セックスできないキャラは絶対死ぬ。
文章書けなくなった奴も死にかける。
適当なもん食ってる奴は性が乱れる。
868 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 14:04:38
冒頭でドイツがどうのこうの言っている時点で糞。
アレは春樹の悪い癖だな。
主人公を何歳にしても結局、全部スカした引きこもりのおっさんになってしまう罠。
村上春樹さんが人生を不毛と捉えているのかというと
特に積極的にそう考えてはいないんじゃないかと思う(どっかの宗教みたいには)
かといって死の肯定的に書いてるかと言うとそうでもない。
「今とりあえず生きちゃってるんだから、それはそれとしてどう生きるかを追求しよう」
みたいなスタンスだと思う。
ミドリはそうかな。
ワタナベはちょっと違うね。
あるいは思春期の終わりに生と死をぐだぐだ考えてたであろう村上さん自身なのかもしれないけど。
直子は、生と死は単に「こっち」と「あっち」の違いで、こちらにはワタナベがいて向こうにはキズキがいる。
でもどちらにしても私は病んでいる、みたいな女だと思う。
風に〜小説を書くことは自己慰安へのささやかな試みに過ぎないみたいなことを書いていたね
872 :
作者A ◆GmgU93SCyE :2007/02/12(月) 19:42:18
ノルウエイの森はもう一度読みたいと思う作品ではなかったな。
春樹の小説の主人公は十分人生を楽しんでるように思えるけどね。
でなきゃ、パスタのレシピなんか覚えないでしょ。
873 :
作者A ◆GmgU93SCyE :2007/02/12(月) 19:44:28
春樹の世界の主人公、元気じゃん?
セックスもするし、料理も作るし、本も精力的に読むし、
仕事もバリバリするし。
せつなさは感じないね。
愛のようなものは感づる
875 :
:2007/02/13(火) 19:43:49
アリスレで作者Aが皆から攻撃されているのを見たことがある。
何だか、あまり人を刺激するようなことを書き込むから攻撃されるのだろうな。
そんな風に思って、笑ったものだ。
多少の同情と沢山の軽蔑もあったのだろう、そんなことを今思い出した。
そして、作者Aの軽薄そのものが人々の反感を買うのだと云う事に 俺は今更ながら気付いた。
ここで作者Aに対して俺がいじめていると言う、印象を与えることだけは避けたい。
ある意味で俺は、作者Aのファンでもある、正確には不安そのものなのだが。
さて、作者Aの軽薄さ それを証明しなければいけない。
そうしなければ、全く根拠のない書き込みを俺がしていることになる。
俺はいつだって、正しいことしか主張しない性格の持ち主だ。
作者Aが軽薄短小知的障害、etc だというだけを書き込むことが目的ではない、そ
れは俺の本意ではない。
何故 作者Aが軽薄短小知識障害、etcなのかを証明したいと思う、そうしないと単な
る いいがかりだ。俺なりの根拠がある、多分あると思う。
ここまで、作者Aは読んで、恐怖を感じたであろうと思う。
顔面蒼白になったに違いない、作者Aの作品に対して、今までいろんな感想文を
俺は載せた。時には酷評したり、或いは励ましたり。いろいろ精神的に俺は作者A
をかく乱し続けてきた。だからこの先何を書き込まれるのか、作者Aにとってはおそ
らく恐怖そのものだろうと思う。その通り正解だ。
876 :
:2007/02/13(火) 19:45:51
証明することは簡単だ、作者Aが今まで発表してきた作品を読めば簡単に証明で
きる。むしろ、作者Aの作品そのものをここで証拠品としてさらすことの方がより現実
的だろうと思う。だが俺の性格は優しい、そんなひどいことが出来る筈がない。
ここで作者Aの作品を晒せば、おそらく作者Aはひどく傷ついてしまうだろう。
作者Aが
>>872-873を書き込んだことを後悔してしまうかもしれない。
そんなことだけはしてはいけないと思った、だけど。果してその判断は正しいだろう
か。作者Aの作品を駄作だと言っている様だ。はっきり言って、駄作だと俺は思って
いる。作者Aには誠に失礼だが、こればかりは俺が感じていることだからどうしょうも
ない。もちろん、作者Aに取っては、自分の作品をそんな風に考えたことなど一度も
ない筈だ、自分の作品は素晴らしいと思っている筈だ、それは当然のことだ。自分
の作品に対して愛情をもたない作家はいない。
たとえアマチュア作家と言えども、自分が作り出した作品だ。産みの苦しみと言う
が、自分の作品は、自分の体の一部と考えるべきだろう。愛情をもたないなんてあり
えない。作者Aは自分の作品を読ませたい、読んでもらいたい為に、自分の作品を
発表したのだ。いつでも何処でもだ、誰にも読まれないなんてこれほど虚しい事は
ない。
877 :
:2007/02/13(火) 19:46:51
878 :
吾輩は名無しである:2007/02/13(火) 20:11:11
>>877 考えるな ただ感じろ
お前はそれができないからいつまでたっても無能なんだよ
879 :
858:2007/02/17(土) 00:25:08
ヘミングウェイの「誰為に鐘は鳴る」の最後のシーンで。
負傷してもう逃げ切れないと悟った、自分はここで敵の追っ手を足止めする、その
間に逃げるように、と言うのだが、その恋人は承知しない。
「私も一緒にここで銃を持って応戦する」と言うのだ。
「ここで君が、僕と同じように死んでは意味がない」、早く逃げるのだ。
「私だけではこの先、生きていけない」、と泣き叫ぶ。
「僕は、君の心の中で生き続ける、もしここで君が死んだら、僕の心は消えてしまう、
君と誓った愛がある限り、僕は君と共に生きていける、君が生きている限り僕の心
は、魂はいつまでも君と一緒に生きていられる」、そう言って恋人を仲間に託す。
それが愛であり、生きることであり、そして死でもある。
俺は、死は怖いものだと書き込んだ。今でも当然怖い。
死より怖いものはない。清水の舞台から飛び降りる気持ちになれば。
と言うのは、清水の舞台から飛び降りたら確実に死ぬ、だから死ぬ気になれば、何
でも出来るという意味だ。死より怖いものはないということだ。
さて、その死に対する恐怖から脱がれる為にはどうすれば良いか、生き抜くことだ。
精一杯生き抜くことだ。
逆に考えればどうだろう、死ぬことが怖いと思っているうちは、未だ自分を生かし
切っていない、いつ死んでも良いと思うようなほど生きれば、死の恐怖から逃れられ
る。ベストを尽くして生き抜こうではないか。
生は死の対極にあるのではなく、静かにそっと隣に寄り添っている。
881 :
吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 16:51:23
本当にどうでもいいけど、清水寺から飛び降りた人の七割(多分)は生きてたって聞いたよ
883 :
吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 19:33:54
最近はじめてこの本を読みました
ストーリーとか全然知らなかったんですが
序章を読んで誰か重要な人物が亡くなることが既に分かってしまい
そのことだけが残念でした
名作ですね
884 :
吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 19:36:23
ストーリーなんかで読まない人、それはわたしである
名作だよまじで
春樹はこれ書いただけで生きてる価値あったと言える
886 :
吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 20:19:40
レイコとやったのがよくわからないんだけど、誰か解釈を教えてくれ
俺もそこだけ好きになれない
888 :
吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 23:53:42
おれはソコだけ好き
なるほど、いいね
ミドリと物干し台でキスするよね。
それと同じなんじゃないかな。
つまり直子のお葬式を一緒にやって
ワタナベはミドリと生きることにし、レイコさんは旭川で頑張ることにして
直子のことを、忘れはしないけど思い出にしようっていう、ケジメの気持ちを共有したくなったんだと思う。
だからまぁミドリのときみたいにキスでもよかったんじゃないかと思わないでもないけど、
この場面でキスだったら逆にエロくなってしまいそうな気がする。
まぁそんなのって読み手が深く解釈しようとしてるだけのことで
書いてる本人はその場の雰囲気かと思うよ
エッチしておけば、その相手のことをあまり忘れないよ
でも結局玲子って旭川で病気再発しちゃうんだよね,
玲子セックスよりか最後はどういうことなのよ
「ワタナベ君、あなた何人くらいの女の人と寝たの?」
と直子がふと思いついたように小さな声で聞いた。
「童貞です」と僕は正直に答えた。
レイコさんが練習をやめてギターをはたと膝の上に落とした。
「あなたもう三十歳でしょ?いったいどういう生活してんのよ、それ?」
直子は何も言わずにその澄んだ目でじっと僕を見ていた
896 :
吾輩は名無しである:2007/03/03(土) 17:27:41
pour beaucoup de fetes.
多くの祭りのために
897 :
吾輩は名無しである:2007/03/03(土) 19:05:46
898 :
吾輩は名無しである:2007/03/05(月) 02:31:44
レイコとのセックスは春樹の最後のジョークなのかも
「緑でボッキしてんだろ?これでも喰らえww」みたいな
899 :
吾輩は名無しである:2007/03/05(月) 02:41:53
玲子とのセックスは意味不明
この場面はない方がよかった。
901 :
吾輩は名無しである:2007/03/05(月) 16:27:59
>>900 そうだね、ごめん。
でも僕は途中まではこの作品に清潔感のあるはかなさみたいなものを感じてたのに、
最後の最後にきて、裏切られたというか、生々しいなぁと思っちゃったわけ。
あれが若い女性とのセックスなら幻想的に書けただろうけど、
やっぱ相手がレイコだとおばぁちゃんが素っ裸になってるグロ画像思い出しちゃって、嫌な気分になるなぁ。
「ワタナベくん、やろうよ」「僕もそう考えてました」
ってくだりは「アッー!」の漫画を彷彿させる、なんだかなぁ。
902 :
901:2007/03/05(月) 16:47:54
あーでも表現の生々しさにとらわれるべきじゃないな。
むしろこの意味不明なシーンのおかげで最後にワタナベが我にかえるシーンが際立つんじゃないでしょうか。
じゃあ、一回ぐらいで良いじゃん。
何も3回もやらなくても。
>>903 あれ、四回じゃなかったっけ。(「死」とかけている。)
906 :
吾輩は名無しである:2007/03/06(火) 10:10:55
春樹氏にとってみれば、セックスは挨拶みたいなものなんだよ。
チンパンジーの社会みたいな。
チンパンジーの社会について詳しく
>>907 「かんち」 「セックスしよ」 であると思われ
イミフ
910 :
吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 21:35:56
シンプルに考えた結果、キヅキはゲイだと思いました。直子は虚言症レズです。複雑に絡み合った糸です。
911 :
吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 22:52:00
ゲイにゆるしは適用されないので、 あった
912 :
吾輩は名無しである:2007/03/17(土) 03:28:41
レイコと一晩で数回性交させた時点で春樹は神。
レイコ、北海道で死す・・・
913 :
吾輩は名無しである:2007/03/19(月) 14:16:28
高校受験の面接で好きな本
をノルウェイの森と答えた
914 :
吾輩は名無しである:2007/03/19(月) 15:28:00
あらすじ:
車にガスブシュー。いかれた女のあとをつけて東京中歩き回る。「東京はいくら
歩いても終わりがないところだ」となりまで火事が迫ってるが、気になるのはそれ
よりむしろ子供に凝った名前を付ける親たちの馬鹿さ加減。草むらでハンドジョブ。
公衆電話から元カノに電話。
教訓:
「死は生の一部だ」
キズキはゲイだよなー。自覚の無かったゲイ。
つまんね
918 :
吾輩は名無しである:2007/03/21(水) 04:33:35
>>910 禿同
セックスできなかったのは直子が濡れなかったのではなくキズキが勃たなかったんじゃないだろうか。すべては直子の虚言
ただ直子はレズかというと疑問がのこるな
なんだかんだ言ってもノルウェイの森だな
キズキは主人公が好きだったんだろ。
LOVEって意味で?
923 :
吾輩は名無しである:2007/03/25(日) 19:01:59
緑とピアノを習っていた美少女の類似点みたいなことは非現実的な思いつきに見えます。
もちろん、作家が一度世の中に出してしまったものはどう読み解こうと自由なので好き好きですが、
そういう伏線を張るべき意味がある小説かということについては疑問があります。
>>923 それは後にだした作品を読みすすめていけば解消します。
たとえば突撃隊は後のねじまき鳥に出てくる間宮中尉と本田さん、
そして海辺のカフカのナカタさんといったように、似たような要素を
次の作品へと引き継いで、新しい登場人物として発展しているのです。
海辺のカフカにでてくる佐伯さんと死んだ彼氏、カフカとの関係は
渡辺君、直子、キズキとの三角関係にも似てますしね。
>>923 おいらもその点はこじつけにしか思えなかったり。
>そういう伏線を張るべき意味
があるように思えない。緑と美少女に。
>>924 そこが村上作品を読み続けていく醍醐味の一つだよね。
ミドリとメイ、直子と久美子とかも。
926 :
吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 21:13:19
レイコは内田也哉子っぽい人想像してたからラストはちょっと萎えた
黒木瞳を想像してればよかったのかね
927 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 04:09:02
え
928 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 04:18:13
黒き瞳はいいすぎだとおもう。 磯野きりことかどうかな?
黒木瞳がいい〜!
930 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 16:51:21
黒木瞳アゲ
性格大嫌い
ノルウェイの森がオレを手コキヲタにした。
932 :
吾輩は名無しである:2007/04/18(水) 18:42:01
それ手コキじゃなくてオナニーって言うんだよ
w
934 :
吾輩は名無しである:2007/04/19(木) 00:13:33
ロング・グッドバイが爆発的に売れているのは
村上春樹の名前とともに
ノルウェイの装丁の強烈な印象が長期的ブリミナル効果として
残曳しているのではないか
という神田、音羽界隈のもっぱらの噂である。
ほげ。
神田だけかとおもたら、音羽もでっか。っわはは本舗じゃわ。 おいコーシーくれー
936 :
吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 14:44:01
読み始めたばっかりだけど、一章の時点でわかんないこと謎いっぱい↓
みんなの解釈が知りたい!!
・なぜ37歳で回想を始めるのか。
・なぜノルウェーの森を聞いて回想が始まるのか。
・直子の井戸に対する意味不明な発言
・何がわかったから渡辺君は悲しいのか。
想像はいろいろできるけど、ヒントがあるのかな?
読み終わってからカキコせよ。
938 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 21:18:01
心せま〜937番
939 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 07:55:37
狭くないよ
それ言っちゃうと物語のほとんど知っちゃう
とにかく空改行はやめようぜ
942 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 04:14:01
944 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 08:16:58
いや…先に全部読むべきだね。
>>942 あなたはすぐに謝罪と賠償を求める国の人ですか?
もしそうでしたら、今すぐお国へお帰りください。
946 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 19:17:26
謝謝
947 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 20:37:35
936>>ワタナベ君とキズキは同一精神状態だから悲しいんじゃない?
彼の不在がワタナベ君を悲しませているんだと思う
948 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 17:06:09
947 第一章ではまだキズキがでてこないから・・・それはどうかな。
949 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 17:10:23
はじめまして。ついこの前ノルウェイの森を読み終わったものです。
936の方の疑問に私もつけたしたいのですが、第一章の最後の時点では
渡辺君は何がわかったんだとみなさんは考えますか??
わかったことは、直子が僕を愛してなかったということだけでは
ないようです。
死亡フラグ
951 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 19:36:33
私の予想では直子さんの精神年齢は四十歳であります
952 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 19:40:38
あと直接的関係がないかもしれませんが、森に死体が埋まっている書籍を読んだ記憶が私にはあります 恐らく哲学書とか権力論とか精神分析本など私にとっては高次の本でありました 私はうそつきチーターではありません
953 :
吾輩は名無しである:2007/05/05(土) 02:17:33
ありがとうございます
955 :
吾輩は名無しである:2007/05/05(土) 03:12:44
そして私がうそつきチーターです。
あなたがうそつきチーターだったのですね
私はうそつきチンコです。
958 :
吾輩は名無しである:2007/05/05(土) 18:17:10
うそもチンコもついてないです………
(*ノ∀ノ)イヤン
>>936 私が学生のときに考えた一章の意味。
私は90年代の学生だったので70年代の気持ちはそんなにわかりませんが、
こんなことだろうと思います。
・なぜ37歳で回想を始めるのか。
80年代後半はバブルと呼ばれて浮かれていたときです。
つまり社会で死を感じることは薄くなっていたのです。
回想する70年代の若者は政治運動や思想などで悩んで、
その中で死(破滅)という選択肢もあったのです。
渡辺にとってはそういう思いが強かった。だから舞台を70年代に移すのです。
・なぜノルウェーの森を聞いて回想が始まるのか。
これもよくわからん。あまりタイトルのノルウェイの森って意味はないと思う。
たぶん、村上の年代の人にはあの当時の洋楽の流行歌は70年代を象徴するもんなんだろう。
・直子の井戸に対する意味不明な発言
井戸はずばり死への世界への入り口的なメタファーがあります。
これは直子は渡辺を死の世界へ誘っている象徴です。
・何がわかったから渡辺君は悲しいのか。
渡辺君は直子と違う道を歩んでしまったことの喪失感を悲しんでいるのです。
あの年代に学生だった人にある意識だと思いますけど、かたや学生運動などで
破滅の道を歩んだ若者たちもいれば、片方にはバブルの日本の中で繁栄を楽しむ
人たちもいます。
直子は生の中で死が大きくなりあぼんして、渡辺は再生して今はバブル日本で
繁栄を楽しんでいます。
しかし、直子と渡辺が過ごしていたときはお互いに同じ生の中にいたのです。
961 :
960:2007/05/07(月) 06:39:47
僕はノルウェイの森の続編はアンダーグラウンドだと思います。
オウムの若者たちが村上には70年代に破滅を選んだ人たちのに似て写ったのでは
ないでしょうか?
70年代に滅んだと思っていた精神が90年代に突如あらわれたのです。
村上はサリン被害者と元オウム信者に取材します。
サリン被害者たちは普通の日本の人々、70年代に生き残った人たちに属する。
かたやオウム信者は70年代に滅んだ人たちの亡霊に見えたのではないだろうか?
元オウム信者は滅びの世界から再生した人(ノルウェイの森のワタナベ)です。
ただ彼らオウムは70年代に滅んだ人たちの流れを組むものではなく、
70年に生き残ったものからあらわれて来たものなのです。
ノルウェイの森のラストでワタナベが自分の立ち位置を見失いますが、
これは将来に起こるであろう滅びへの不安を村上はバブル期に暗示していたのではないだろうか?
だから直子のいた世界と再生した自分がいる世界。
どっちが滅びの世界だったかの認識をラストで失うのです。
962 :
吾輩は名無しである:2007/05/08(火) 14:15:50
上に書いてあった緑=レズ少女説はなんかすごい納得。
なんでワタナベ君が最後レイコさんとヤリまくるのか理解できなかったが
そう考えると理解できる。
ワタナベ君とレイコさんがヤれば主要人物がみんなつながる。
親父の書斎からこの本借りて読んだ
んで親父と語り合いたいんだが性関係の話なしでは語れないよな?
久々にスキンシップと取ろうと思ってたのに
964 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 21:31:50
レイコさまぁぁぁぁぁぁ そこはダメです…
965 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 21:59:55
俺もレイ子とやりたい
966 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 22:25:04
ロング・グッドバイの表紙を見ていたら
ノルウェイが本屋に山積みだった頃が目に浮かんできた…
あの売れ方は尋常じゃなかった。日本文学史における一つの「事件」だった
青春期を共に過ごした友人や恋人を失って思春期が終わるみたいな話は、
人気あるプロットなんだけど、ノル森が良作なのはその心理描写をうまく描いたのと
性にも突っ込んだことと、70年代の対立などもうまく絡めたことだろうな。
似たプロットの世界の中心で(略)と、比較してみるといかにノルが深く人の内面の真理を
深くえぐった小説だったかがわかる。
日本文学→出版本売り界での非文学エンタメ本を電通包装商法で売る有効性
春樹エンタメ本シリーズのなかでは「人の内面の真理を
深くえぐった」方だと思うけど、
ほんまもんの文学の世界ではそんなの当然でもっと深いのがゴロゴロ
転がってるだろ w
なんでそれを読まないのかわからんね。
>>966,967
マクドナルドのハンバーガーに感激して、それを「あの売れ方は
尋常じゃなかった。日本食べ物史における一つの「事件」だった 」
と絶賛する人みたいだな w
>>970 ずいぶん下手な例えだなぁ。
やっぱり頭が悪いとそんな例えしか出てきませんか。
972 :
吾輩は名無しである:2007/06/05(火) 03:28:02
あげ
>>970 マクドナルドは実際に、日本食べ物史における「事件」だといえるだろ。
974 :
吾輩は名無しである:2007/06/11(月) 21:00:08
卒論にノルウェイの森指定してからずっと鬱
975 :
吾輩は名無しである:2007/06/11(月) 22:24:47
976 :
吾輩は名無しである:2007/06/12(火) 21:47:24
あのさ、べつに濡れなくてもセックスってできるよね
だってお尻なんて濡れないけどセックスできるでしょ
よっぽどキズキくんは巨根だったのかな
>>976 キズキはインポだったのか、それか性交渉ができない何かだったんだろうと思う。
二人の関係は性交渉の失敗で破綻したのは文章から明確だよな。
978 :
吾輩は名無しである:2007/07/05(木) 21:09:11
age
ワナタベってただのヤリチンじゃん
そりゃ、まだ若いしw
ずばぬけて多いわけでもないだろうし