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>>2 のつづき)
と呼びかけた。しかし寄付金はこれまで3万円も集まらず、看板代に消えた。
寄付金による伐採は全く行われていないのが実情だ。
ただし、「花粉症撲滅センター」はボランティアで、東京ドーム7〜8個分の
面積に当たる杉の木の伐採をここ10年で実施した。友人や知り合いの山が
中心で、伐採地には 「花粉症 撲滅の森」 の立札を置いた。杉の木を
伐採した跡は放置したままなのにタラやカシワ、イチイガシなどの広葉樹が
自然と生えてくる。永峯さんはこれを「天然更新」と呼び、自然の力で森は蘇り、
杉よりも全く手のかからない広葉樹が育ち、それを木材として利用できると
力説する。戦後日本は国策で杉を植えてきたが日本では本来、
こうした広葉樹が林業の主力だったとも説明する。
今、小林市に呼びかけ、地方再生の一環として 「花粉のない街・小林市」 を
作ろうと提案している。ふるさと納税推進の目玉にするといったアイデアのほか、
市庁舎の建て替えに使用する杉を伐採した跡地に 「花粉症 撲滅の森」 の
立札を置いてもらい、広葉樹を育てることを願い出ている。
「この運動が全国に広がれば杉の木は激減し、花粉症に悩む人たちも減る。
伐採した杉の木の跡にまた杉の木を植えるのは過ちの繰り返しであり、
それを続ける限り日本から花粉症は未来永劫無くならない」
そして宮崎県だけでなくやがては全国に 「花粉症撲滅センター」 支部を置き、
杉の木の伐採とその後の管理をし、花粉症に苦しむ人たちを無くしたい、
といい、夢は捨てていないのだ。
http://www.j-cast.com/2015/03/11230056.html