【2次】漫画SS総合スレへようこそpart42【創作】

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412ふら〜り:2006/09/20(水) 23:00:34 ID:TFjytKAr0
>>17〜さん(ほんとに、ペースもクオリティも落ちませんねぇ。お見事です!)
バーディーたちが、どんなに緊迫した状況でもある程度は「和気藹々さ」を保っているの
に対して……ガロウズは何だか、徹底的に一人。孤高なんてカッコいいものじゃなくて、
恐怖を纏って周囲を薙ぐ一人。で、そんな時にシアンは両手に華してるし。大丈夫か?

>>かまいたちさん
怪物と闘う者は、自分自身が怪物とならぬように……とはニーチェの言葉。そういや原作
「金田一」でも、復讐型犯人たちはそんな風に言われたりしてましたね。不謹慎ながら、
やっぱり大切な人が無残に殺されたりしたら、そうなる方がむしろ自然かもとは思えます。

>>オタクさん
かなりパラレル風味と言われてる割に、今のところダイ側はほぼ原作通りの模様。その分、
魔界側は根底から覆ってますけど。よりにもよって、あのミストが謀反……何か深い真意
があるか否か。それが明らかになるのは、きっとまだまだ先の話ですね。期待してます!

>>サマサさん
確かに、これだけの人数がいて一人として物語に関わってない奴はいない。改めて思い知る
本作の無駄なき大スケール、そしとてその舵を取るサマサさんに敬服です。物語としての
ラスボス……何だか深い。で、そいつがこんな終盤に連れて来た新キャラ、何をしでかす?

>>サナダムシさん
いや、あの、もう独歩もクソもないというか。塾長ばりの千歩気孔拳でも使えるならまだ
しも、空手でどうこうできる相手では……でもまぁそれを言ったら、今までだってそういう
のをクリアしてきた訳で。独歩がどういう形で関わるにせよ、きっと何とかするでしょう!
413作者の都合により名無しです:2006/09/21(木) 01:50:42 ID:8o/0gyS+0
狐面の男って本当にラスボスかなあ?違う気がするんだけど。

独歩はなんとなくラスボスの気もするがw
414作者の都合により名無しです:2006/09/21(木) 09:12:44 ID:McdLhqXD0
サナダムシさん、やさぐれ獅子も大好きだけど
俺のフェイバリットSSのしけい荘復活もそろそろひとつ
あと、うんこw
415作者の都合により名無しです:2006/09/21(木) 14:33:27 ID:MbfjrDsT0
しけいそうはやさぐれが大団円してからじゃないの?

416オタク ◆6vPGkMowoQ :2006/09/21(木) 20:14:40 ID:6vAE8v0h0
第二話 新魔王軍・結成!
バーンパレス 魔王の間ーー
玉座に1人の男が座っていた。
彼の名はミストバーン。
ボスであった大魔王バーンを追い出し王座を奪った張本人である。
今の彼はフードを下ろし頬杖を付いていた。
髪は長く顔は整っている。目は閉じており眠っている様に見えた。
部屋の壁には蝋燭が何本か立てられており雰囲気は薄暗い。
ギィと音がして部屋の扉が開いた。
人型のモンスターが何体か部屋へと入ってくる。
半身の色が違う者、ワニの姿をした者、人間の姿をした者、小柄な者、色々いた。
玉座の前につくと一同は膝を付き恭しく礼をした。
「皆の者、忙しい所集ってくれて感謝する。今から今後の方針、および配置について緊急会議を開きたい。諸君の現在の階級と配属先を述べよ。」
ミストバーンが玉座からよく通る声で呼びかけた。
「魔王軍不死騎団長、ヒュンケル!」
「魔王軍百獣魔団長、クロコダイン!」
「魔王軍氷炎将軍、フレイザード!」
「魔王軍妖魔士団長、ザボエラ!」
「魔王軍超竜軍団長、バラン!」
現在の魔王軍が抱える幹部の勢ぞろいである。
稲光がなり、荘厳な雰囲気の中一同は魔王の間中心にある円卓についた。
「諸君、かつて魔界で名を馳せた大魔王バーン氏はどこかに雲隠れしてしまった。彼が戻るまで私が魔王軍を取り仕切る。よろしいか?」
「「「「「異議なし!」」」」」
満場一致でミストバーンの案は可決された。
「ミストバーン様、今回ワシらを集めたのは何か重大な事が起こったからなのですか?」
軍団長の中でも小柄なザボエラが質問した。
見た目は小柄な老人だが魔力と知識はかなりのモノである。
417オタク ◆6vPGkMowoQ :2006/09/21(木) 20:15:26 ID:6vAE8v0h0
「その通りだ ザボエラ殿。人間達の国の中にパプニカ王国という国があるのだが・・・最近そこに強大な魔力が現れたらしいのだ。
しかもパプニカ王国は我ら魔王軍と戦う為の力を蓄えている。その力は日々に増大しておりこのままでは脅威となる可能性もある。
即座に叩きのめさなくてはならない。」
幹部の一同は戦慄した。
ミストバーンをして「強大な魔力を持つ者」と言わしめる程の存在が人間界にいるのだ。
加えてパプニカ王国には軍事力もあるらしい。
単に数で攻めれば勝てる戦では無いかも知れない。
「ミストバーン様、私めにお任せ下さい!」
鎧を着た男、ヒュンケルが立候補した。
顔はわからないが長身で騎士の鎧を身につけている。
「私も立候補します!」
左半身が炎、右半身が氷で出来ているモンスター、フレイザードも立候補した。
「不死身の軍団と炎と氷の軍団か・・・いいだろう。ヒュンケル殿、フレイザード殿、パプニカ王国殲滅作戦をよろしく頼む!」
円卓上においてあった蝋燭が消えた。
会議終了の合図である。
「ヒュンケル殿、まあ詳細は後で。手ごわいかも知れないぜ。」
「やってみるまでわからんが策を練るべきでしょうな。」



同時刻 デルムリン島にて
その昔、魔王ハドラーを斃した勇者アバンがデルムリン島に現れた。
勇者を育てる事が目的の彼はダイに素質を見出したらしく教育を始めた。
ダイは快くそれを受ける事に賛成した。
格闘技の訓練、魔法の講義・実技、体力作り、装備の取り扱い等を朝から晩までみっちりと受けるのだ。
休憩は飯時と寝る時だけである。
今、ダイは午前中の訓練を終え休憩の真っ只中であった。
砂浜で仰向けに寝転がり息を吐いて体を伸ばす。
ザッと音がしたのでその方向を見ると先日、アバンに吹き飛ばされたハドラーが立っていた。
アバンの話ではこの男はかつて魔王として君臨していたらしい。
だがこの島に流れ着いてからの彼の言動を見るにそんな恐ろしい存在とは思えない。
寧ろ良識がある存在に思える。
418オタク ◆6vPGkMowoQ :2006/09/21(木) 20:16:07 ID:6vAE8v0h0
ハドラーは呟くと砂浜に腰を降ろした。
ダイはある事に気付いた。
ハドラーの体にはよく見ると火傷の後等が多数にある。ごく最近ついたモノだ。
そして胸に大きい切り傷がついている。先日のアバンに付けられた傷だ。
この男は傷だらけでこの島に流れ着いたのだ。
「アバン君が張った結界は効いている様だ。あれほど騒がしかったのが魔物共が大人しくなっている。」
突然、ハドラーの目が険しくなった。何かを発見したらしい。
「ああッ!あれはッ!」
ダイもソレを目にした。
ガーゴイルであった。
可等なモンスターで二足歩行をする鳥人間である。翼がある為空を飛ぶ事が可能であり手に槍を持っている場合もある。
ダイは身構えた。付け焼刃程だがある程度自分は訓練を受けている。勝てるかどうかはわからない。
だがやるしか無い。
「ダイ君。案ずるな。アバン君の張った結界のお陰であのモンスターは島には入って来れない。遠距離から攻撃すればOKだ。」
ダイは足元にある砂を握った。そして走り出す。
「待ちなッ!」
誰かがダイの肩に手を置き、前に出た。
「ポップさん・・・。」
「ポップでいいぜ。俺たちゃアバン先生の弟子なんだからよ。やい、ガーゴイル!この俺の手にかかればイチコロだぜ!」
ポップが不敵な笑みを浮かべ魔法を唱え始める。
「グハハハ!馬鹿めー!」
ガーゴイルが口から超音波の様なモノを放った。
「火の精霊よ・・・今我に力を・・・・・ッ!?」
ポップは口を押さえた。呪文が続かない。普通の声は出せる。だが呪文の詠唱が続かない。
「ポップ君。それはマホトーンといて魔法を封じる呪文です。下がっていなさい。」
「アワワワ・・・・。」
魔法を封じられた以上魔法使いは戦力にはなり得ない。
ポップは急いで森の近くへと後ずさった。
「けーッ!」
ダイは走った。
「馬鹿め!串刺しだ!」
ガーゴイルが手にした槍を伸ばしてダイを刺すべく突きを出してくる。
419オタク ◆6vPGkMowoQ :2006/09/21(木) 20:16:42 ID:6vAE8v0h0
魔物は目に痛みを覚えた。
ダイが砂を投げつけて目くらましをしたのだ。
ガーゴイルの体が一瞬ブレた。
「押忍ッ!」
ダイは勝利を確信していた。
行ける。アバン先生から習った格闘技術で俺はーーーー
グサリ
ダイの体の力が抜けた。
あれあれあれ。一瞬の隙も見逃さなかった筈。
相手に槍を動かす暇すら与えなかった筈。
何故・・・
ああそうか。ガーゴイルには爪があるんだっけ。それで刺されたんだ。
ダイが仰向けに倒れた。
さらに槍の一撃。
「ウッ!」
ダイの意識は朦朧としていた。
体の温度が下がっていき、痛みが酷くなる。
自分はこれで終わりなのか。
否。
「うおお。」
ダイの体に再び力が入った。
生への執念がそうさせているのだ。
「うへへへ。これで終わりだッ!」
ガーゴイルが槍を振り上げ地面に倒れているダイにトドメを刺そうとする。
槍はダイの体に刺さり、ダイは絶命すると思われたーーー
その場にいる全員が目を覆った。
「ギャアアア!」
断末魔の悲鳴を上げたのはガーゴイルの方であった。
ダイの蹴りが相手の胴体に穴を開けていたのだ。
「グフォッ。」
ガーゴイルは体をピクピクさせて、何度か低く呻いた後動かなくなった。
420オタク ◆6vPGkMowoQ :2006/09/21(木) 20:17:14 ID:6vAE8v0h0
「ダイ君!」
我に帰ったアバンがダイに駆け寄り声をかけた。
ダイの顔を見るなりアバンはギョッとした。
ダイの額にマークの様なモノが浮かびあがり光を放っているのだ。
ダイは我を忘れているらしくアバンを敵意に満ちた目で見ている。
「青年よ。名をアバンと言ったか。ダイ君は見事ガーゴイルを仕留めた様だな。」
「ハドラー・・・まだ生きていたのですか。アバンストラッシュを食らっても生き残るとはしぶといですね。」
「待て。今は彼の方が先だろう。それに私は君と戦うつもりは無い。傷が癒えるまでこの島にはいさせてもらいたいだけだ。」
ハドラーはそう言うと森の奥へと去っていった。
その時、ダイは砂浜に倒れた。力尽きたらしい。
「おいッ、ダイ!傷の手当をしないと!・・・エ・・・治ってる!?」
ポップは驚きながらもダイを背中に背負いダイの家へと連れて行った。
「ハドラー・・・アナタは一体何なんだ・・・まるで別人の様に・・・記憶を失っているのか?それとも演技なのか?」
アバン達はまだ知らない。今、自分達の目の前で伝説の戦士が目覚めたという事に・・・。
そして当のダイさえも。
421オタク ◆6vPGkMowoQ :2006/09/21(木) 20:23:27 ID:6vAE8v0h0
どもです。原作にあるダイの「竜の騎士」への覚醒ってこんな感じだったと思います。
紋章を出すと傷が治るというのはオリジナル設定ですので・・・よろしくお願いします。
422作者の都合により名無しです:2006/09/21(木) 22:05:02 ID:yegcJKyj0
お疲れ様です。いよいよ軍団長勢揃いですね。
オレが好きなバランが動き出すのはやはり原作同様遅いかな?
423作者の都合により名無しです:2006/09/21(木) 23:39:41 ID:A6RFcLox0
結構いろいろ変わってるなw
でも、ミストバーンにしっぽを振るバランやヒュンケルってのもやだな
早い段階で離反して欲しい
424作者の都合により名無しです:2006/09/22(金) 14:59:21 ID:8OffN+8O0
ハドラーはついに生霊と化したかw
425作者の都合により名無しです:2006/09/22(金) 15:59:52 ID:Pe8iiBFD0
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426テンプレ1:2006/09/22(金) 21:02:54 ID:5wQdfyu90
【2次】漫画SS総合スレへようこそpart43【創作】


元ネタはバキ・男塾・JOJOなどの熱い漢系漫画から
ドラえもんやドラゴンボールなど国民的有名漫画まで
「なんでもあり」です。

元々は「バキ死刑囚編」ネタから始まったこのスレですが、
現在は漫画ネタ全般を扱うSS総合スレになっています。
色々なキャラクターの新しい話を、みんなで創り上げていきませんか?

◇◇◇新しいネタ・SS職人は随時募集中!!◇◇◇

SS職人さんは常時、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

過去スレはまとめサイト、現在の連載作品は>>2以降テンプレで。

前スレ  
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1155992956/
まとめサイト
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/index.htm
427テンプレ2:2006/09/22(金) 21:04:21 ID:5wQdfyu90
ほぼ連載開始順 ( )内は作者名 リンク先は第一話がほとんど

オムニバスSSの広場 (バレ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/bare/16.htm
AnotherAttraction BC (NB氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/aabc/1-1.htm
上・ドラえもん のび太の超機神大戦 下・ネオ・ヴェネツィアの日々(サマサ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/tyo-kisin/00/01.htm
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/samasa/05.htm
聖少女風流記 (ハイデッカ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/seisyoujyo/01.htm
やさぐれ獅子 (サナダムシ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/yasagure/1/01.htm
鬼と人とのワルツ (名無しさん)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/waltz/01.htm
Der Freischuts〜狩人達の宴〜 (487氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/487/03-01.htm
シルバーソウルって英訳するとちょっと格好いい (一真氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/silver/01.htm
428テンプレ3:2006/09/22(金) 21:05:55 ID:5wQdfyu90
ドラえもん のび太と魔法少女リリカルなのは (全力全開氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/fullpower/00.htm
戦闘神話 (銀杏丸氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/ginnan/1/01.htm
パパカノ (41氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/41/01.htm
バーディと導きの神 (17〜氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/birdy/01.htm
金田一少年の事件簿 殺人鬼『R』 (かまいたち氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/kindaiti/01.htm
MUGENバトルロイヤル (コテ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/mugen/01.htm
フルメタル・ウルフズ! (名無し氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/fullmetal/01.htm
上・オーガの鳴く頃に 下・それゆけフリーザ野球軍 (しぇき氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/nakukoro/01.htm
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/ballgame/01/01.htm
永遠の扉 (スターダスト氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/star/06-01.htm
ダイの大冒険アナザー (オタク氏)
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1155992956/382-385

429テンプレ屋:2006/09/22(金) 21:09:26 ID:5wQdfyu90
今回はテンプレから消えた作品なし。
(ハイデッカ氏は語ろうぜスレに1ヶ月前に連絡あった為)
リリカルなのはが次スレに危ないですかね。最終が7月20日くらい。

最近来られない方々の復帰をお待ちしてます。
そして何より、バレさん。
お仕事お忙しそうですね、HP見ると。
ご復帰とお体の健康を祈ってますよ。
430作者の都合により名無しです:2006/09/22(金) 23:34:03 ID:xfClOuFY0
テンプレ屋さんいつも乙

うん、俺もミドリさんやハイデッカも心配だけど
バレさんが一番心配。
お仕事が好調そうで何よりだけどね。
431永遠の扉:2006/09/23(土) 03:17:56 ID:eL3mssYg0
「ぜぇぜぇ。なんとか安全策発動完了ぉ〜 とゆーコトで3、2、1、キュー!

おねーさんは戦闘開始直後の奇襲にもめげず、あの変な武器を床に叩きつけて大ジャンプ!
更に更に天井をあの変な武器で突き破り、天井裏に浸入!
黒いちょうちょが上方にはいないコトを咄嗟に見極めての行動ですね!
からくも爆発を逃れたおねーさん。
されど圧倒すると宣言したもりもりさんが手を休める道理はありませぬ!
『出でよ! 弓矢(アーチェリー)の武装錬金、エンゼル御前!!』
などと声高らかに認識票を握り締め、楯を弓に変じると……
天井……いえッ! 天井裏に潜んでいるおねーさん目がけ矢を乱射ぁ───!!
むーざんむーざん、天井は針山の創痍!
10万本の矢を一夜で得たという諸葛亮の船はかような状態であったでしょう!!
爆発でひび割れた天井はもはや崩落寸前!
これはたまらぬとおねーさん、天井裏から転がり落ちると『うおおおおおおー!!』とか叫び
ながらもりもりさんにウラキ少尉よろしく吶喊です! 
あの変な武器で矢を打ち払いつつ、ドア前へと走るおねーさんの足取りの凄まじさ!
正 に 野 獣 ! !
もりもりさんに致命の一撃か!? 否否否(いないないな)っ! もりもりさんは叫びます!
『出でよ! 右篭手(ライトガントレット)の武装錬金、ピーキーガリバー!!』
それは篭手というにはあまりにも大きすぎました!
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎたのです! それはまさにドムの手でありました!
おねーさん、とっさに変な武器で拳に攻撃を仕掛けますがッ!
もりもりさんの右が一瞬早い───っ! 
周囲の元素を瞬時に定着させ、お相撲さんほどに膨れ上がった巨大な拳が全身にクリーンヒット!
これはキマッたかあっ!?

  人人人人人人人人人人人人               人人人人人人人人
< うわ──っもらっちまったあ >   人人人人    <だめだ〜〜っ!!>
  YYYYYYYYYYYYYYYYYYY   <モロだぜ>     YYYYYYYYYYYY
                       YYYYYY

ギャラリーは居ませんが、こんな悲痛な歓声が不肖には聞こえます!
432永遠の扉:2006/09/23(土) 03:18:45 ID:eL3mssYg0
入った!!という声も同じく!
おねーさんは瞳も虚ろに崩れます。
もりもりさんは強いのです。もうダメなのです。
伊達さんいわく、追いつこうとする方より追い抜こうとする方が強いのです。
「あ‥‥が‥‥!」
上体を大きく退け反らせ、後はもはや重力の任せるままマット……もとい廃屋の床へと……
崩れない!?
みみみ皆さまお聞きしましたでしょーか!?
仰け反って顔を天地さかさまにしながらも、奥歯を噛みしめたガリッ!という音を!
姿勢を保つべく、手近にあった壁に変な武器を刺す音を!

こ 、 こ ら え た ぁ ! !

絶対に譲れぬ大事な大事な言葉と情景が、一気に駆け巡ったのでしょうか!?
驚きました。もりもりさんの強打をモロに浴びた沖田……じゃなくおねーさん!
しかし!
壁をささえに断固ダウンを拒否の構え!!
倒れてしまったらもう立ち上がれねえんだと背中が語っております。
いやはやしかし、すごい手応えだったのになんて精神力でありましょう……!」

「少しばかり黙ってて欲しいんだがなぁ小札(こざね)」
「というか……人の戦いを茶化すな……」

ロッドをマイク代わりに戦いを実況していた小札へ、斗貴子と総角の声が刺さった。
小札は今、部屋の中央。崩れた壁の近くで机を構えている。
その机の上には、白い三角錐まで備えられており、ヘタな字で「実況あーんど解説っ! 小
札零!」などと描いてはあるが、夜の廃屋では斗貴子たちには分からない。
分かったとしても文句にプラスアルファが加わるだけだが。
なお、机やら三角錐やらは彼女得意のマジックにより現出したと付記しておこう。
更に、机の下や小札の周りには焼け焦げた紙ふぶきが落ちているコトも……

「なにぶん不肖、ヒマでして。戯れるしかないのです」
433永遠の扉:2006/09/23(土) 03:19:38 ID:eL3mssYg0
小札がバツが悪そうに釈明すると、マイク経由の大きな声が、廃屋に響いた。
はて、彼女が持っているのはロッドの筈だが……なぜかマイクの役を果たしている。
ご丁寧にも耳障りなハウリング付きなので、斗貴子のいらつき、ますます拡大中。
爆発の近くにいた小札がなぜ無事なのか、そういう当たり前の疑問が浮かばぬほどに。
「探し物をしてろ。そーいうつもりで来た筈だろう」
「はぁ。ですが一通り探した上におねーさんも見つけてないので、ココにはないと考えるのが
妥当では? ピピィ──ッ!」
耳障りなハウリングに、斗貴子は頬をひくつかせた。
「まぁ待て。この部屋だけはまだ探していないだろう? 入るなり錬金の戦士と戦う羽目にな
ったんだからな」
「あ」
いまや岩石大に膨れ上がった右拳が、壁際で息つく斗貴子の前で大きく広げられた。
「しばらく足止めしてやる。その間にお前の武装錬金の特性で『アレ』を探せ。記念すべき1
枚目の『アレ』をな」
「……1枚目? え、もりもりさ」
「小札よ。お前の快活な喋りは尊敬できるが、たまには黙って従うのも大事だぞ」
意味ありげに交錯する視線の意味など、斗貴子はその瞬間においては考えない。
重要なのは一点。敵に隙が生じたというその一点!
肺腑から絞りだす息と同じ鋭さで、壁から総ての処刑鎌を引き抜き!
夜露滴る絹糸がごとき玲瓏(れいろう)の断線を、奇形肥大の拳に奔らせた!
親指がきりもみながら宙を舞い、突き刺さった天井から瓦礫を落とす。
残る4つの指は第2関節の中ほどから先をことごとく薙ぎ落とされた。
手の平に刻み込まれし×字の傷跡は、内部機械が悲鳴のような火花を散らすほどに深い。
もはや握り締めたところで破壊に足る握力が生産できぬコト明らかな、ガラクタ同然の武装だ。
それを前にしてなお、斗貴子は容赦しない。
こぼれ落ちた指──といっても、小学生ほどの大きさ──を、総角の顔面めがけて蹴り上
げる。
(避けるにしろ受けるにしろ隙が生じる! その隙に斃す! 何を企んでいようと、斃せば済
むコト!)
轟然と回転し迫り来る指に対し!
総角は右足を前に出しつつ右斜めに向き直り、左足を右のカカトにひきつける。
剣道でいう所の「開き足」を流れるような動作でやってのけた。
434永遠の扉:2006/09/23(土) 03:20:20 ID:eL3mssYg0
教本どおり一切のぶれなき上体だが、耳前と襟足の長髪は質量上ひらりとたなびき、闇に
金光を振りまいた。
その粒子の中を指が空しく飛んでいくのと同時に、つま先を膨れ上がった殺気に向ける。
「小札っ」
斜にズズりと落ち行く篭手や、その向こうで鬼相を覗かせる斗貴子に顔色1つ変えず
「もう一度言う。”記念すべき1枚目の『アレ』を探せ” 俺が足止めしてる間にな」
襟元に手を当てる。
そこ掛けられているのは、2枚の認識票。
1つはパールグレー。1つはミッドナイトブルー。
薄い緑の光が発するとみるや篭手が瓦解し、
「臓物(はらわた)をブチ撒けろォッ!!」
凄絶な叫びと共に繰り出される処刑鎌。その破壊力は──…
「出でよ! チェーンソーの武装錬金、ライダーマンの右手!」
ひらっとした固い金属とかみ合い、相殺された。
「おお、2番目に得意とされる武装錬金のご登場。ではでは不肖は探し物へと」
斗貴子は舌打ちしつつ小札を見るが、その姿勢はぐらりと揺れる。
ピーキーガリバーの一撃の威力を殺すため、バルキリースカートで攻撃したのが祟っている。
”重い”攻撃をいなすと、形状ゆえに先端の刃物から足へと負荷が掛かってしまうのだ。
「余所見は危ないぞ」
かみ合う金属を支点に、小柄な斗貴子は圧されるのみ。
圧しているのは。
総角の手に現われているのは。
小型のチェーンソー。
ダークブルーの台形ボディに取っ手と楕円形のバーと、それらを固定するパーツのみ。
直前まで使っていた篭手が巨大だった分、本来のサイズよりこじんまりして見える。
フィアット500のように小型だ。二十四分一スケールのカープラモデルと同じぐらいの値段で
買えそうだ。

(※)歌う時はブルースキャンベルの右手になるらしい。……マニアックだけど。

「伊勢湾台風の事後処理で、最も流行った病気を知っているか?」
セーラー服をまとった細い肢体は崩れかけ、踵もぐらつき、後退もやっとという態だ。
435永遠の扉:2006/09/23(土) 03:20:57 ID:eL3mssYg0
「……っ!」
膝から疼痛が走り、斗貴子は顔をゆがめる。返答どころではない。
「白い蝋の病と書いて、はくろうびょう。振動のせいで血行や神経の調子が狂い、手の平が
蝋のように白む病気だ。洪水で街に溢れた流木を処理する為にチェーンソーが普及したは
いいが、それが故に白蝋病も流行った。もっとも俺の扱うライダーマンの右手の振動は、静
かなもの。昭和52年だったかに定められた、チェーンソーの規格を守っている。最高でも毎
秒毎秒の振動加速度は、29.4mに満たない…… だが!」
ライダーマンの右手と噛み合っていない2本の処刑鎌が、空を切り裂き総角に向かう。
「威力はぬるくないぞ」

人差し指でスイッチを押すと、”ライダーマンの右手”が僕の手の中で爆音を立て始めた。
直径三十センチの鋼鉄の輪が、自分のしっぽを噛むことができずに牙をむく輪廻の蛇のよ
うに、ものすごい速さで回転を始めた。

「などと実況しつつ不肖は探し物〜 鬼も蛇も出ぬよう祈りつつハラハラと。ああっ、ハラハラと」
部屋をうろつく小札のはるか背後で。

バルキリースカートという名の武装錬金は、4本の処刑鎌を総て粉々に砕かれていた。

ライダーマンの右手の刃が動くと同時にまず2本。
噛み合っていた処刑鎌が粉砕。
ひるまず総角の両側から差し向けた残り2本も、気軽な調子で振りかざしたライダーマンの
右手に粉砕された。

数ヶ月前、恐るべき錬金の魔人が銀成学園の屋上にて復活を遂げた。
その時の表情を浮かべているのが、斗貴子には分かった。
わずかな攻防で最大の武器を総て奪い去られる信じ難い光景の再来に。

「『攻撃したモノを165分割』。それがこのライダーマンの右手の特性」
舞い散る破片の中で、攻撃もせず総角は笑う。
「人体はおろかコンクリートも武装錬金もゾンビになった10代の少女も、165分割だぞ」
小札も口周りに手を立てて、フレンドリーに呼びかける。
436永遠の扉:2006/09/23(土) 03:22:18 ID:67IUvUfD0
「かみだってバラバラになるコト請け合い。降伏なさるなら今の内でありますよ〜ぉ」
斗貴子はいまだ舞い散るバルキリースカートの破片の中から、一番大きく、鋭い物を掴み取った。
「それがどうした」
伏目勝ちに搾り出される声は、地鳴りのように低く、激しさの予兆をはらんでいる。
「確かにブチ撒けるコトは叶わないが……」
前髪の奥で、鈍い殺気の光が爛々と燃えている。
「たとえ破片であろうと武装錬金を章印に叩き込めば、貴様達は死ぬんだろう? ならば殺
すのに不自由はしない」
血が出るほど無遠慮に破片を握り締め、戛然と表を上げる斗貴子へため息がこぼされた。
「退く気配がないな」
「当たり前だ!!」

錬金の魔人が復活した後、1人の少年の人生が大きく狂った。
その直接のきっかけを作ってしまった斗貴子は、彼の支えになるべく誓いを立てた。
一心同体。
狂ってしまった歯車が元に戻るその日まで、生きるも死ぬも同じ刻。
だが、彼は守るべき存在(モノ)を守るため、誓いを破り月へと消えた。
生まれ育った街も帰るべき日常も、大事な妹も、友も、決着をつけるべき敵も。
その少年──武藤カズキからは何もかも奪われてしまっている。

(奪ってしまったのは総て私の軽挙の所為──… ならばせめて)

「この街をホムンクルスの好きにさせる訳にはいかない!」
「やれやれ。話が通じそうにない。俺達は人喰いも破壊もあまり好きじゃないというのになぁ」
男性にそぐわぬ繊手が認識表を握り締める。
「仕方ない。出でよ! チャフの武装錬金、アリスインワンダーランド」
部屋一面に白い霧が充満し、斗貴子は総角を見失った。
(まただ…… またL・X・Eの武装錬金……)
ニアデスハピネスにエンゼル御前、ピーキーガリバー、そしてアリスインワンダーランド。
(なぜ使えるんだ? そもそも1人1つの筈の武装錬金を、複数扱えるコト自体──…)
ひとまず、記憶を頼りに部屋の片隅に移動し、壁に背を預ける。
(奴らがどこに潜んでいるかは分からないが、これで不意打ちは避けれる。? 避け……?)
437永遠の扉:2006/09/23(土) 03:23:19 ID:qAaPOAEX0
チカチカと目障りな光を立てる霧の中で、彼女はなぜか違和感を感じた。
(漂っている金属の粒子はあの時と同じ。けれどどこかが違う……一体何だ?)
辺りを見回す斗貴子に、どこからか声が掛かった。

「おとなしくなった所で1ついいコトを教えてやろう。お前の探し物について、な」
「何を……!」
「探し物は、『もう1つの調整体』。情報元は戦団に拘束中のムーンフェイス殿。だが彼の性
格上、存在を仄めかすだけで全容がつかめず、内心焦っているのだろう?」
「…………」
「沈黙は了承と捉えておこう。動かないのは情報を引き出すだけ引き出してから、俺を斃す
ため。実に戦士らしい対応だ」
「…………」
「結論からいおう。確かにお前の探し物は実在する。バタフライ殿が作られた『もう1つの調
整体』は、未完成ながらもこの銀成市のどこかに今も眠っている」
「…………!!」
「眠りながらも暴走の危険性をはらみ、使う物によっては確かに災いをもたらすが、正しく目
覚めさせて正しく使えば問題はない。何せ、核鉄にもホムンクルスにも欠落した、錬金術の
重要要素をしかと濃縮した代物だからな。完成すれば、例の黒い核鉄にすら匹敵する成果
をあげていただろう。バタフライ殿は謙遜されていたが、俺はそう信じている」
「…………」
「だが俺たちが調べた結果、『もう1つの調整体』を正しく目覚めさせるには鍵がいる。バタフ
ライ殿らしくもない洒落っ気だが、6枚。6枚の割符が必要だ」
(話が本当だとすれば、奴らはまだその割符とやらを手に入れていないコトになる)
小札と総角のやり取りを反芻すると、自然にそうなる。
「で、総てを探し出し、『もう1つの調整体』のデバイスにはめ込まない限り、正しい目覚めも
安定もなく、いずれは暴走する。それは困るだろう? 俺たちも同じだ。ある日ニュースを見
ていて、なじみのある街が惨禍に巻き込まれている様子が流れたら、楽しい気分で生きられ
ない」
「………そこまで知っているとは貴様もL・X・Eの残党か?」
斗貴子は瞑目し、静かな集中力を部屋全体に差し向けた。
「違うとだけいっておこう。さっきもいったが、秋水か桜花にでも聞いてくれ」
「なぜ、私に情報を教える」
438永遠の扉:2006/09/23(土) 03:24:32 ID:wYyYMYow0
次に待つ。ヒントとなる現象を。位置を絞り込むためのきっかけを。
「お前たち錬金戦団の連中と敵対するつもりがない。それだけだ」
斗貴子は声に向かって駆けた! 足の痛みにかすかな苦痛を浮かべながら。
発動中のアリスインワンダーランドは、レーダーを撹乱する金属片の武装錬金。
かつて斗貴子は、この武装錬金と相対したから知っている。
漂う金属片は電子機器を狂わし、人の方向感覚をも狂わすと。
すなわち。
総角の声に向かったとしても、彼に到達するコトは叶わないだろう。
だが!
斗貴子の走る先に、総角は居た!
部屋中央の柱から10mほど前で悠然と。
「ほう。声を頼りに見つけるというコトは、気づいたようだな」
「ああ、さっき私は一歩も迷わず壁際に行けた! というコトは!」
「ご名答。本家本元のように方向感覚は狂わない。正確には、電子機器撹乱との択一だ」
例えば森の中で、レーダーを撹乱するために放ったとき。
2人の戦士が霧の中を迷わず闊歩し、標的──おもちゃ好きのコウモリ型ホムンクルス──
にたどり着いたコトがある。
「フ。霧を出すと同時に報せが入ってな。お前と戦う俺の顔を見られるのは、戦略上非常に
マズい。というコトで、電子機器撹乱を優先させてもらった。仮に負けても戦術的な敗退なら
どうにか挽回できる」
「挽回など不可能だ。死ねッ!!」
斗貴子が叫ぶ頃にはもう、鋭く尖った処刑鎌の破片が総角の胸の寸前にあった。
「うむ。絶対に当たる距離だ。普通ならな」
手応えのある筈の攻撃は、予想より柔らかな感触を走らせ、同時に爆ぜた。
津村斗貴子は、ホムンクルスの質感をよく知っている。
時に抉り時に握り潰し、足で踏み砕き拳で殴り、殺戮の中で体に嫌というほど覚えこませて
いる。
曰く、金属でできた瓶のようだ、と。
が、破片から斗貴子の腕に伝わる感触は違った。
硬質ではあれど生物的な脆さのないコンクリート……
斗貴子や総角から10mは離れた部屋のド真ん中でそびえていたはずの。
柱!
439永遠の扉:2006/09/23(土) 03:25:15 ID:wYyYMYow0
それがそっくりそのまま、斗貴子の正面にあり、火を噴いた。
といっても派手なのは音だけ。威力は爆竹ほどでセーラー服に焦げすらつかない。
「フ。人生、寄り道も悪くはない。人手は増やせなかったが、さっそく役に立ったな」
総角は柱の元位置に居た。
まるで柱と『入れ替わった』ように。
驚愕を隠し切れない様子の斗貴子に、総角はよく透る声で呼びかけた。
「百雷銃(ひゃくらいづつ)の武装錬金、トイズフェスティバル。仕掛けは密やかに、回避は派
手に。実に奴らしい便利な抽出物だ。この武装錬金1つとっても、攻略はかなり難しいぞ。で、
まだ続けるか? それとも退くか? 情報を提供してやったのだから、少しばかり手加減して
欲しいというのが本音だが」

斗貴子の頬を一筋の汗が伝い、床を濡らした。
440スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2006/09/23(土) 03:28:49 ID:wYyYMYow0
武装錬金が好きな人はご存知だと思いますが、この作品の随所には大槻ケンヂの小説や
彼がボーカルを務める筋肉少女帯のネタが散りばめられています。
5100度の炎は「望みあるとしても」、ニアデスハピネス、再殺部隊は「ステーシー」、5巻100
ページ最後のコマでバタフライが言ってる「ジグジグと削り殺してやろう」は、「のの子の復讐
ジグジグ」が元。
で、ライダーマンの右手は「ステーシー」より。こういう所で原作準拠してみたい年頃。
ちなみに、チェーンソーから逆向凱を連想される方はかなりの武装錬金ファン。
ネタバレスレの嘘バレは色々ありましたよね。特性の反転とかバルキリードレスとか。

>>339さん
キャラクターはお話の大事な要素なので、総角も小札も魅力的に書いてやりたいです。彼ら
の言動で楽しんでいただければ幸いです。原作と引き立てあうような関係ならばなお。
斗貴子さんは殺伐としてこそ。殺伐で時々優しく描いてやらないと。本編のヒロインですし。

>>340さん
はい。だいぶ遅れてしまいましたがようやく本筋に。このSSのストーリーは忍法帖+少年漫
画がコンセプトです。ただ色々な要素との兼ね合いで、ちょっとしたひっくり返しが次々回辺
りにあります。しかし……この時期の斗貴子さんは主役を食いかねず……使いどころが難しい。

>>341さん
ありがとうございます。ファイナルとピリオドの間の補完をするには、武装錬金一本に絞らな
いと破綻しそうで怖いのです…… ただ、パロはかなり出てくるかも知れません。本筋をマジ
メにやってると、つい遊びに走ってしまう性格なので。でも、ストーリーの方は原作準拠で頑張ります。

ふら〜りさん(分かりづらくてすみません。藤林聖子という方が作詞された曲です)
小札もこの先、かなりの逆境に立たされる予定です。その時彼女がどうするか、自分も楽し
みにしてます。思いもかけぬ動きを取ってくれると、書き手としては嬉しい限り。実際、久世屋
も予想以上に動いてくれたので。あと、藤林聖子さんはメガレンジャーとかの歌詞も書いてます。

……あ。しまった。残り容量が
441スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2006/09/23(土) 03:33:43 ID:0/gg0FjE0
というコトで。

【2次】漫画SS総合スレへようこそpart43【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1158949830/

>テンプレ屋さん
いつもお疲れ様です。おかげさまで助かりました。
442作者の都合により名無しです:2006/11/05(日) 15:17:42 ID:DE+BAAfY0
443作者の都合により名無しです:2006/11/06(月) 23:23:42 ID:/O8fXgbq0
444作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 00:27:22 ID:3hqQBVbt0
445作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 03:43:39 ID:pFIYTA1V0
446作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 07:04:16 ID:S9fImevD0
447作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 12:04:36 ID:i5nVc28B0
448作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 16:47:37 ID:4ulhn5+i0
449作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 22:43:21 ID:PnQgcrZC0
450作者の都合により名無しです:2006/11/07(火) 23:56:27 ID:v7croXI20
451作者の都合により名無しです:2006/11/08(水) 00:25:49 ID:uILDWkPi0
452作者の都合により名無しです:2006/11/08(水) 07:48:00 ID:9Iq6dx0e0
453作者の都合により名無しです:2006/11/08(水) 17:39:18 ID:nptw6q1Z0
454作者の都合により名無しです:2006/11/08(水) 23:46:25 ID:nOxbIJcR0
455作者の都合により名無しです:2006/11/09(木) 12:28:50 ID:zUGu6z/t0
456作者の都合により名無しです:2006/11/09(木) 16:57:11 ID:fLOcLRtG0
457作者の都合により名無しです:2006/11/09(木) 23:14:55 ID:ODx3O5n20
458作者の都合により名無しです:2006/11/10(金) 00:23:57 ID:SXk6IlvO0
459作者の都合により名無しです:2006/11/10(金) 07:55:04 ID:7W/3c7p80
460作者の都合により名無しです:2006/11/10(金) 22:29:02 ID:aU4iqGYP0
461作者の都合により名無しです