ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第四章

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1リーア先生 ◆UktGzzmQ/o

  戦いは続く。

  誰も望まぬ戦い。正義無き戦い。戦いのための戦い。
  広く暗い宇宙空間の中、理由なき死闘が続く。

  いや、理由ならある。
  ある者は、もと居た日常に還るために。
  ある者は、戦いの愉悦のために。
  ある者は、身を焦がす復讐の憎悪のために。
  ある者は、ただただ目の前の一瞬を生き残るために。
 
  そしてある者は、殺し合いの中で出会った、かけがえのない仲間たちのために。
  非日常の中で出会った、愛すべき者のために。

  ルールに真っ向から反する、「脱出」を夢見て足掻き続ける。

  だが、白衣のティーチャーは闇の中で呟く。
  「生き残れるのは一人だけ。最も幸運な一人だけ。
   それがルール。『プログラム』の絶対のルール。
   さぁ……みなさん、楽しく仲良く殺し合いましょう♪」

  ティーチャーの手の中に収まった、白き髑髏は何も語らない。




    ガ ン ダ ム バ ト ル ロ ワ イ ヤ ル

          第三回大会、第四章。

        現在 生存 16名。 死亡 6名。

       参加者たちが、最後に見るものとは……?




 当スレでは、随時参加希望者を募集しております。
 お気軽に管制室まで。

 ルール等の詳細は>>1-15くらいに。

前スレ
ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第三章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1073650712/l50

感想・議論用スレ
ガンダムバトルロワイヤル第五管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1074503247&ls=50

第三回ガンダムバトルロワイヤル管制室データフォルダー
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/2598/batorowa3.html
2リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:15 ID:???
・第一回大会本スレ
第一章:ガンダムでバトルロワイヤルやってみよ〜
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1038324132/l50 

第二章:【生存21名】ガンダムTHEバトルロワイヤル【死亡1名】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1039169588/l50

第三章:【知略】ガンダムバトルロワイアル第3章【陰謀】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041070641/

第四章:【裏切り】ガンダムバトルロワイヤルpart4【信念】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1042612295/

終  章: ガンダムバトルロワイヤル最終戦場(諸事情によりアクシズ)
http://ime.nu/www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi/shar/1048332637/

・第二回大会本スレ
第一章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会 
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1049713319/

第二章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会lt;二章gt;
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1053350734/

第三章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第三章
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/x3/1055663266/

第四章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第四章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1058684058/

最終章:ガンダムバトルロワイヤル第二回大会終章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1063012783/l50

・第三回本スレ
第一章:ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第一章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1069427705/l50

第二章:ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第二章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1071387802/l50

ガンダムバトルロワイヤル第三回大会 第三章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1073650712/l50

・議論、感想スレ
ガンダムバトルロワイヤル避難所
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041000462/l50

ガンダムバトルロワイヤル避難所part2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041856658/l50

ガンダムバトルロワイヤル管制室(アクシズ)
http://ime.nu/www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1043595608

ガンダムバトルロワイヤル第二管制室
http://ime.nu/www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1052406249&st=4&nofirst=true

ガンダムバトルロワイヤル第三管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1058521848&ls=50

ガンダムバトルロワイヤル第四管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1071500120&ls=50
3リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:17 ID:???
 @ 参加方法 @
『生徒』の一人として参加したい人は、管制室スレにて参加希望を申し出て下さい。
管制室で、キャラクターの氏名・年齢・性別・簡単な経歴・私物を提示してもらいます。
キャラクターは基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
設定は、宇宙世紀の世界なら年代を問いません。

支給機体、及び支給武器は、クジ引きによる支給となっています。
機体はA〜Fのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選び、先生に報告して下さい。
  例:Aの20、Eの35 など
その引いたクジに合わせ、先生が(非公開で準備したリストに照合し)機体を支給します。

なお、アルファベットの選択で機体の年代を選択できます。
  A は一年戦争〜星の屑作戦(1st、08小隊、0080、0083)
  B はグリプス戦役・第一次ネオジオン紛争(Z、ZZ、センチネル)
  C は第二次ネオジオン紛争以降(CCA、F91、クロスボーンガンダム、V)
  D〜F は上記からランダムに選択です。

武器は、aかbのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選んで下さい。
  例:aの15、bの03 など
こちらも、引いたクジに合わせ、先生が非公開リストと照合し、武器を支給します。
武器はMSの手持ち武器が基本ですが、中には変わったものも多々あります。

なお、特例として、機体選択でクジを引かずに、『職人用機体』を選択することもできます。
ボール、パブリク、ガンタンク等、明らかに通常のMSより劣った性能の機体です。
これらを選択する際も、管制室で相談するようにして下さい。


機体、武器を支給されたら、会場となる宙域に射出されることになります。
スタート地点の決定には、IDを使用します。
まず、本スレでIDを出して下さい(メール欄空欄のまま書き込みを行う)。
そして出たIDに含まれるアルファベットを、上から順番に参照します。
1番目のアルファベットを縦軸、2番目のアルファベットを縦軸とします。
縦軸はマップ上の数字にアルファベットの順番を適用して下さい。
  例:ID:fj/zBtVWの場合、[fj]を抜き出してポイントF-10に投下

もし、その投下地点がすでに立ち入り禁止区域だった場合は、同じIDを使って選び直します。
次のアルファベット二つを抜き出し、同じようにして投下地点を決定して下さい。
  例:ID:fj/zBtVWで、F-10がすでに立ち入り禁止の場合、[zB]を抜き出しZ-02に投下

以上の作業を終えれば、晴れてあなたもバトルロワイヤルの参加者です。
他の参加者のことも考えつつ、楽しく殺し合いをしましょう。
4おぬこ:04/01/19 23:17 ID:???
(;@Д@) < お、お、お、お、おぬこ
5リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:18 ID:???
 @ 行動ルール関係 @
このスレでは『行動値』というものが設定されています。
描写と共に、これを消費しつつ行動を行います。
一人の人間が行動できるのは、現実時間の一日ごとに4P分だけです。

行動値がリセットされるは、現実時間の午前0時です。
行動値が必要な行動としては、
『移動』『探索』『整備』『戦闘行動』『通信』『変形(可変MSの場合)』などが代表的です。
行動値が要求されるのは大きな行動のみで、ちょっとした動作などには必要ありません。
会話も、『通信開きっぱなし』『接触回線の使用』『生身で面と向かって』なら行動値無用です。
ただし、劇中で時たま使われる『全体通信』のみ行動値を2点消費します。注意してください。

尚、行動の描写の後には、位置、所持武器、行動方針、同盟相手等を明記して下さい。
観客の理解や、参加者間の食い違い防止の大きな助けになります。

 @ 戦闘 @
このスレの戦闘では、最も重要なルールがあります。
それは 『攻撃の結果は、攻撃側の描写を受けて防御側が決定する』 ということです。
撃破されたか、腕が吹き飛んだが、かすったか、シールドで防いだかなどは、防御側に決定権があります。
『先行破壊』は厳禁です。
回避のしようのないゼロ距離射撃なども『先行破壊』と見なされることがあるので、注意しましょう。

戦闘時の行動については、
『ビームライフルで攻撃』『ミサイル一斉射撃』『回避』などがそれぞれ行動値1点分の行動になります。
撤退については、まず戦闘地帯からの『撤退』で行動値1点分になります。
これは同一エリア内での移動なので、隣のエリアに移動する際にはさらに行動値が必要です。

節度を守り、矛盾がないよう気をつけましょう。
6リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:19 ID:???
 @ 特殊ルール『達成値』(通称ID判定) @
達成値は、そのカキコで取った行動の成功・失敗をIDで決めるルールです。
両者の合意があった場合にのみ、使用します。
特に戦闘においては、延々と回避が続く千日手を防止する意味でよく使用されます。

使う場合、メール欄を空欄にして、IDを表示するようにして下さい。
出てきたIDに含まれる数字を使い、その行動の『達成値』を決定します。

『In3rKPcy』の場合、含まれている数字は『3』のみなので、『3』となります。
『Atw4g6Qg』では、数字の『4』と『6』がありますが、大きい方をとって『6』と判定します。
『oHI+CUmX』のような数字の入っていないIDは『0以下』とします。
『sp02X9NK』『a0Tf/jEj』のように大文字の『N』または『T』があれば、『9よりも上』です。
さらに、『Ttw4g6Ng』のように、『NT』の2つの大文字が揃えば『NやT一文字より上』です。
小文字の『n』『t』は、いくら入っていても無意味な存在です。無視して下さい。

 早見表
NT(二文字かつ大文字)>N or T(一文字、かつ大文字)>9>8>7>6>5>4>3>2>1>0>数字なし


基本的に、両者の合意があったときのみ使用します。
戦闘時には使うのが通例ですが、義務ではありません。戦闘時以外でも使って構いません。
判定後、敗北側は、『なんらかの不利な結果』を受けるようにして下さい。その程度は問いません。

もしもその気ではなかった場合には、無視しても結構です。
しかし、ここぞという場面で判定を拒否したり、無視が多過ぎると叩かれることになります。
くれぐれも節度を守ってください。


IDの使用例:
 ウィルトの乗ったザクVは、トルヴァの乗ったドムにガドリングシールドを向けました。
 行動の書き込みと同時に彼が示したIDは『KfNasCFb』。
 一見すると数字なしの『スカ』のようですが、よく見ると『N』がありました。
 一方、トルヴァはこれを受け、書き込みの前に『IDチェック』とだけ書き、IDを出しました。
 出たのは『AJlnz1+B』。小文字の『n』はありますが、残念ながら達成値は『1』です。
 差は大きいですが、単に大小を比べるだけなので、致命傷を受ける必要はありません。
 トルヴァのドムは左腕に被弾し、左腕が地面に落ちました。

 彼はそのまま、右手に持たせたヒートサーベルで斬りかかります。
 夜の12時を過ぎ、IDが変わったウィルトは、再び『ID確認』をします。
 出たIDは『htWYGS5z』。『5』が出たので、『1』よりも上です。
 ザクVは上に跳んで、ドムの攻撃を回避。さらに、頭上から攻撃を浴びせます。
 トルヴァが次の判定で『5』以上の数字を出せなければ、ドムはさらに傷つくことでしょう。
7リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:21 ID:???
 @ 所持品 @
初期に支給されるものとして、原作通り
『ディパック』『首輪』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』です。
さらに今回は、宇宙ステージということで『ノーマルスーツ』も支給されます。
後は、参加者が誘拐された時に持っていた『私物』を持ち込むことができます。
この私物については参加者の自由に任せますが、ある程度の節度をお願いします。

 @ マップ @
『A〜Z × 1〜24』の624マスで構成されています。詳しくは後に示します。
毎回、今何処にいるのかを明記して下さい。
禁止領域は放送の時に予告され、放送後、現実時間で48時間後に爆破のスイッチが入ります。
尚、参加者は最初から地図を所持していますが、他の参加者の場所は表示されません。
『プレイヤーの知っている事』と『キャラクターの知っている事』の混同に注意して下さい。

 @ 移動 @
行動値を1点使うことで、マップ上のエリアを1マス移動することができます。
移動可能な方向は上下左右だけで、斜め移動はできません。
MAや、艦船やSFSに乗ったMSは『開けた空間』なら1点の行動値で2マス移動できます。
なお、示されているマップの『外側』は『侵入禁止区域』と同じ扱いになっています。

 @ 索敵 @
どれだけ遠くの敵を察知できるのかは、搭乗している機体ごとに異なります。
策的範囲は、
  通常機で周囲2マス。
  艦船・狙撃型で3マス。
  偵察機で4マス。
となっています。
他の参加者の位置を確認し、その範囲内に入っていれば、劇中でも「発見」できます。
当然、地形ごとに見やすさは変化しますが、その点は描写で表現して下さい。
(『開けた空間』ならはっきりと相手の機種まで特定できるでしょう。
 『暗礁空域』に潜む敵は、一度存在に気づいても途中で見失うかも?)


ちなみに、通常の「通信」で通信ができる範囲も、この策敵範囲と同じ範囲です。
「見えている相手とだけ通信できる」と考えて下さい。

 @ 爆弾 @
爆弾は、機体と、参加者の首輪につけられてあります。
首輪については【バトルロワイヤル】原作の首輪と同性能……のハズです。
今回の『ティーチャー』は、前大会でこの首輪の無力化を図りましたが……。
ちなみに、支給された機体を失い、かつ別の機体を獲得できない場合も、爆破されます。
8リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:21 ID:???

 @ 放棄された参加者 @
長期に渡って書き込みがない場合、『スレへの参加の放棄』とみなします。
用事などで書き込みできないことが分かっている場合、管制室で相談して下さい。
何の宣言もなく長期間放置された場合、管理側で『この参加者は『放棄』された』と認定します。
こうして『放棄』された参加者を攻撃した場合、特例として、攻撃側が結果を書くことができます。
つまり、積極的に頑張っている参加者の『肥料』にする、ということです。

目安としては、2週間、音沙汰がなかった場合、この判断を下します。
ただし予め『参加不可能宣言』が出ていればこの限りではありません。


 @ 戦艦運用ルール @
支給武器や、色々なイベントで『戦艦』が支給されることがあります。
その際は、以下のルールに従って運用して下さい。

*戦艦にMSが着艦する際には、衝突しないようかなり注意した操縦が必要です。
 また発艦する際には、機体の起動やカタパルトの操作が必要です。
 これらのことを踏まえ、【着艦】【発艦】にはそれぞれ1点の行動値を消費して下さい。

*ブリッジ(操縦席)と格納庫はかなりの距離が離れています。
 ブリッジ・格納庫間を移動する際は、【移動】として行動値を1点消費して下さい。

*戦艦の特典との一つとして、格納庫の存在が挙げられます。
 この格納庫にMSを収容することで、補給・修理作業が行えます。
 ただし、開始の時点では、ちょっとした補修を行うための材料と予備の推進剤はありますが、
 武器・弾薬・脱出用ランチなどは搭載されていません。

*本来、戦艦というものは、何人もの専門家が役割分担してやっと動かせる存在です。
 一人でも動かすことは不可能ではありませんが、
 操舵・武器管制・通信の各システムはブリッジの中でもそれぞれ離れた位置にあります。
 (さすがに行動値を使って移動する必要はありませんが、描写の際には注意して下さい)


 @ 要点 @
色々ややこしく書きましたが、

@ 行動は基本的に自由。
@ 参加したい場合はまず先生へ言う。
@ 戦闘の結果は『攻撃を受けている側』が決める。
@ 『両者の合意があった場合』、達成値を使用する。
@ 自分の居場所を毎回、明記しておく。
@ 侵入禁止区域にいた場合は有無を言わさず死亡。
@ 基本は原作と同様
@ 分からない点等があれば、管制室にて先生に聞く。

という以上の8点を守って下さい。あとは、楽しく殺しあいましょう♪
9リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:23 ID:???
 @ 会場宙域地図 @

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□   □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□□□□□□□□□□□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼▼▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
10リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:24 ID:???
 @ 各地形の解説 @

□ 開けた空間
 ほとんどデブリもない、開けた宇宙空間。
 移動は極めて楽ですが、遠くからも視認されやすく、物資の獲得はほぼ望めません。
 MAや、SFS・艦船に乗っているMSは、1点の行動値で2マス分移動できます。

■ 暗礁空域
 壊れたコロニーの残骸や、岩塊を中心としたデブリ地帯です。
 移動時には慎重に動かないと、岩塊に衝突して自滅するでしょう。
 身を隠したり生活物資を探したりするにはいいですが、戦闘関係の物資はほとんどありません。

※ 戦場跡
 暗礁空域よりも密度が薄く、戦艦やMSの残骸を中心としたデブリ帯です。
 どうやらここは、昔戦闘があった跡のようです。
 無傷のものはほとんどありませんが、多少は武器や弾薬・推進剤の補給が見込めるでしょう。
 ただ、見たくもないような無惨なものを見てしまうかも知れません。

〓 コロニー
 無人となったコロニー。重力と空気は残っていますが、住民はいません。
 生活用品を中心に、さまざまな物資を獲得することができるでしょう。
 マップ上、2マス分で一つのコロニーとなります。全部で4基存在しています。

▼ 小惑星基地
 ルナ2やアクシズのような小惑星軍事基地です(その両者よりも小さめですが)。
 エリア内には、大中小の3つが存在しています。
 施設が整っていて、多少の武装強化も望めますが、中は入り組んでいて迷路のようです。
 戦闘するにも探索するにも、緊張を強いられることになるでしょう。

◎侵入禁止区域
 ティーチャーにより立ち入り禁止が告げられたエリアです。
 このエリアに侵入すると、参加者の首につけられた首輪が問答無用で爆発します。
 みなさん、くれぐれも移動の際にはご注意を。

×侵入禁止予告区域
 ティーチャーにより、間もなく侵入禁止区域になることが予告されたエリアです。
 予告から現実時間で48時間(劇中の時間で4時間)経過すると、上の侵入禁止区域に変化します。



 @ 最後に参加者様へ @

バトロワ参加者心得

一つ、場の空気をよく読む。
一つ、戦闘時、無理やり人を自分の土俵に引き込まない。
一つ、極力、相手がなにをしたいかを考える。
一つ、自分勝手な行動をしない。
一つ、決して放棄しない。
一つ、観客もいることも頭に入れておく。
一つ、誤字、脱字、変換ミスには気をつける。
一つ、ID待ちはしない。
一つ、管制室で叩かれたら、怒らず、自分を見直す。
一つ、全てにおいて節度を守る。
一つ、自分は職人だと自覚する。
一つ、『生きる』為の戦いではなく、『魅せる』為の戦いをする。
一つ、死んでも泣かない。
一つ、エロスは大事、でも程々に。
一つ、先生はずっと人気投票No.1(四章開始の現時点では)
11リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:25 ID:???
第三章 >348 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■◎■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□◎□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□2110□□□□■◎■■□□□◎〓□□□◎□□■
06■□◎□□□◎□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□03〓□□◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10◎■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□06□□■■■■◎■□□□※□□■◎■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎※□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□22□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□◎□■■■■□◎□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎08□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□◎□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※◎■■■□□□□□□□□□■

01・02・07・08・15・19は同一地点。03・05・11・14・16・20は同一地点。
11は16の機体に取り付いて格闘中(機体乗っ取りを画策?)
J-08(03と同一地点)に無人のムサイ級戦艦(04の機体の残骸は戦艦に収容)。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。
04・09・12・13・17・18死亡。
12リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/19 23:26 ID:???
 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード     (17) 男性  ジム・ライトアーマー(元・ケンプファー)
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 死亡 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  (ジム・ライトアーマー)
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性  ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性  ガンダム4号機(元・ジャベリン)
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性  ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性  アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性  ジャベリン(元・ガンダム4号機)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性  ハンブラビ
 死亡 レニウム・アートナー      (33) 男性  ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性  ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性  サイコガンダムMk-U
 21番 アーネスト・マンソン  (20代後半?)男性  ガザD(+旧ザク)
 22番 リー・ションロン          (22) 男性  ビギナ・ギナ
>前スレ344
こちらをジッと睨んで
突き刺さりそうな視線の女の顔を見る。
そして、声をかける
「おいおいおい。
 そんなに殺気立ってどうした。
 俺はシュウジ=アサギの仲間なんだがな」

>前スレ347
ゴンッと鈍い音がしてから扉が開いた。
入ってきたのは男。
たしか・・・リナルドといかいう奴だったな
そいつが声をかけてくる
「……何、プレッシャーなんかかけてるんだ。
 シュヴァイザー、『賞品』は一体何なんだ?」
「プレッシャー?俺は誰にもそんなもの
 かけちゃいないがな。
 賞品はシュウジ=アサギに渡してある。
 一緒に見ておいてくれ。紙もだ。」
返答を返した。

>前スレ348
シュウジ=アサギに無事、トランクと紙を受け渡す。
紙を読んでいる時に微妙に表情が歪んだ。
(おいおいおい。そんな事を気にしてたら
 生き残れないぞ。いつになっても甘ちゃんだな)
心の中でそっと呟く。
「とりあえず…これを見てみるか。」
手紙を読み終わり、トランクをあけたシュウジ=アサギが
やっと、言葉を喋る。
「ああ、頼んだ。
 俺は少々疲れたので飯でも喰ってるわ」
そしてカートに近寄り、食料と水分を手に持つ。

データを見ていたシュウジ=アサギが声をあげる
「特に知ってる者もいないな…………ん?」
「…リーア…ミノフスキー…?この顔は…ティーチャー?」
「どうした?知っている顔でも見つけたか?」
かじっていたハムとビールを手に持ち近寄っていった。

【行動:シュウジとの会話 (0) ラーズとの会話 (0) リナルドとの会話(0) 食事(1)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?
     15 リナルド=グレイス? 19 ラーズ=フィリー?】
前スレ>348->>13
「プレッシャー?俺は誰にもそんなもの
 かけちゃいないがな。
 賞品はシュウジ=アサギに渡してある。
 一緒に見ておいてくれ。紙もだ」

「?あぁ、リナルドか。シュヴァイザーの言っていた賞品はこれだ。
 何でもこの大会の過去データらしいんだが…鑑賞会といこうか」

シュヴァイザーとシュウジが答えた。
シュウジの手には、二枚のディスクが見える。
そして、シュヴァイザーは勘違いをしている。
その意味では、彼はまだ覚醒を果たしてはいないようだ。

「そりゃ、地味に重要なものが当たったな……」

そう言いながらディスプレイを覗くと、第二回生徒名簿、12番に見知った名前があった。
シュウジもそこで手を止めている。

「これ……先生だな。
 面影があるし、同じ首輪をしている。
 ……ふぅ」

リナルドは安堵のため息をつく。
顔も名前も個人データも、全てが彼の知っている『リーア』ではなかったから。

(これで肩の荷が一つ下りたな……)

【行動:会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守?】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
シュヴァイザーと話をしていると、
シュウジとヤクトのパイロットの女の子が教会に入ってきた。

シュヴァイザーが何か書いていた紙と賞品のトランクを
シュウジに渡すとリナルドも帰ってくる。
女の子の方は何故かシュヴァイザーを睨んでいた。

(おっさん何か恨み買うようなことしたのかな?)

シュウジに相談したいことがあったのだが
シュヴァイザーの持ってきた賞品の内容を見ているため
後にした方がよさそうだ。

―――――――――?!
一人居ないことに気づく。

「リナルド、嬢ちゃんどうしたんだ?
 確か、”MSの操縦を教える”って言って一緒に行ったんだろ。」

【行動:会話(-0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
16イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/19 23:59 ID:???
>332>335
リファニアからの通信に頷き、改めて接近する機体と向き合う。
モニターに表示される機体名称は―――LM111E02:ガンイージ。
そのパイロットから入った通信に、愁林は不敵に微笑んだ。

「だったら、とんだ無駄足だったようね。
 この宙域にはそんな名前の人間はいないわ」

そして、静かに首を振る。

「私たちにも、貴方と殺しあうつもりはない。
 いいえ、殺しあうだけの余裕がないと言った方が正確かしら―――
 No.14、レイモンド・デリック……用が無いのなら、すぐに立ち去った方が身の為よ。
 巻き込まれて貧乏くじを引くのは嫌でしょう?」

自嘲気味の苦笑。
だが、愁林の整い過ぎた容貌は、そんなものにすら妖艶な美しさを纏わせるのだった。

【行動:レイモンドへ通信(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、レイモンドへの対処】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア】
17ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/20 00:06 ID:???
>347
唐突にリナルドより声がかかる。そして、こう返答する。
「貴方…さっきの放送聞いてなかったのかしら?
多少の警戒心も持つなって方が無理よね。」
小悪魔の笑み…と言った笑みを浮かべて言い放つ。

>348
(ティーチャーが昔の…プログラムの参加者?…へぇ。)
ちょっとばかり耳と目を向けるが、それだけである。

>13
「…あら、御免なさい。
ティーチャーに踊らされた貴方がまだ操り人形なのか気になったから。」
初対面の相手目掛け失礼な言葉を投げかけプレッシャーをとめる。そして…

>15
「…始めまして。ラーズ・フィリーよ。宜しく。」
軽く挨拶する。
【行動:プレッシャーを止める(0p)会話(0p)】
【残り行動値:4p】
【位置:S17コロニー教会内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
>17
「…あら、御免なさい。
ティーチャーに踊らされた貴方がまだ操り人形なのか気になったから。」
「初対面のくせに、偉く生意気な奴だな。
 軍隊だったら間違いなく修正されているぞ。
 名前ぐらい名乗ったらどうだ。
 それにな。俺は踊らされたわけじゃない。
 俺にも寝耳に水だったな。
 戦闘中に通信が入ったらしいが、全然覚えてないしな。」
ずいぶんと生意気な同盟者に高圧的な態度で返答を返した

【行動:ラーズとの会話 (0)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る このクソ餓鬼が!】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?
     15 リナルド=グレイス? 19 ラーズ=フィリー?】
>>15
「リナルド、嬢ちゃんどうしたんだ?
 確か、”MSの操縦を教える”って言って一緒に行ったんだろ」

ベルクからの突然の質問。
答えないわけにはいくまい。

「彼女なら、デッドライン(マップの端っこ)に突っ込みそうな勢いで機体を走らせた後、
 俺がそれを止めて少し説教と質問したらいきなり逆ギレしてねえ。
 そこに先生からあの放送が入ったもんだから急いで戻ってきた後、
 『賞品には興味ない』って言ってコロニーの中を飛び始めた。
 その内戻ってくるか推進剤が切れて内壁に落っこちるか、そんなところだ」

今までに起こったことをかいつまんで説明する。
嘘は言っていない。
事実、あのまま突っ込んでいったら、曲がる様子の全くなかったガズRは間違いなくマップ外に出てしまう。
首輪が二人の命をかっさらっていっただろう。
今思い出してもぞっとする。

「彼女は……、あれが本当のヨーコなのか、
 それとも内側からの影響のせいなのか、正直なところ、よくわからない。
 まあ、確信はあるんだけど……、どう表現していいか、わからないな。
 ただ、一つだけ言えることは……」

彼はそこで一旦言葉を切った。
迷っていたから。
はっきりと言ってしまっていいのか?
ここにいる人たちは、彼女を見捨てたりしないだろうか?
彼女を、撃つだろうか?
短い思案の上で、彼は意を決して口を開いた。

「――今の彼女は、危険だ。
 まるで、感覚の一部が麻痺しているんじゃないかってくらい。
 あのまま戦場に連れて行くことだけは、したくない」

あのままの彼女なら、後ろから自分たちを撃つことも躊躇わない気がする。
彼はそう思っていた。
最後までヨーコが生き残ってくれればそれでいいと思ってはいるが、
真の目的はそれぞれ違うだろうとはいえ同盟を組んだ仲間を撃たせるために
MSの操縦を教えているわけではないから。
それに、彼は明言していた。
『俺が君にMSの操縦を教えるのは、君のその手を血で染め上げて欲しいからじゃない』
と。
もっとも今のヨーコが誰かを撃つ場合、最初の標的になるのはリナルド自身なのだろうが。

まだまだ、彼の心にたちこめる暗雲は晴れそうにない。

【行動:会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守?】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
>>16
『だったら、とんだ無駄足だったようね。
 この宙域にはそんな名前の人間はいないわ』

その答えが返ってきた時、俺は失神するかと思う程の脱力感に襲われた。
奴ならば、アシッドならば戦いを求めてムサイの周辺にいると睨んで
来たのに……いない……だと?
血の気が引いた影響だろうか、俺はここで初めて周囲の機体の照合をする事
に思い至った。

…いなかった。
ここには捜し求めるアシッドのギラ・ドーガは存在しなかった。
コクピットの中に冷えきった空気が満ちる。

「…ちくしょうが!」

俺は腹立ちまぎれに、足下の小さなデフリを蹴り飛ばした。
その怒りには、簡単に頭に血を昇らせた自分へのものも含まれていたかもしれない。
Vガンダム(と言うらしい)のパイロットの通信は続く。

『…No.14、レイモンド・デリック……用が無いのなら、すぐに立ち去った方が
 身の為よ。 巻き込まれて貧乏くじを引くのは嫌でしょう?』

俺は思わず苦笑した。
まだ怒りが収まったわけではないが、それなりに冷静に周りが見えてきていた。

「このプログラムに放り込まれた時点で、これ以上の貧乏くじはないと思うがね。
 それに俺は元々コロニーの方に用事があってきたんだ。
 たしかに関係ない戦闘に巻き込まれるのは御免だが、もしコロニ−内に戦闘が
 及んだりされると結局巻き込まれる事になるしな。こちらの方こそ、とっとと
 こんな小競り合いは終わらせて立ち去ってほしいんだよ……
 NO.3、イブ・シュウリン」

そう言って俺は港の騒ぎを見つめた。

  【行動:イブへの通信継続(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
21サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/01/20 01:20 ID:Ib6ctLza
 まだ、避けられた!

 奴が下に潜り込む。刃は肩だけを掠める。とっさに股でパネルを蹴る。
 ゼロGの中、体がふわりと浮く。息を吸って力を込める。

 腹部に衝撃が走った。

 痛い、痛いが……どうという事はない。
 弾かれた体勢を、足を引っ掛けて整える。
 奴が掴んでいた腕のお陰でむしろ整えやすかった。

 宇宙空間で大切な事は、そのふわりと舞う身体を如何に制御するか。
 ジャンク拾いは、月の中でやっても稼ぎにならない。
 だから、戦争があった後の宙域へ、生身一つで細かい高級部品を漁る。
 私は、アンタみたいに歌だけ歌って安穏と暮らして来た訳じゃないのよ。
 ライバルとやりあう事もあれば、回収作業が既に命がけ。

 捨て身のような腕を繰り出した事を後悔しろ、ライブ野郎。
 私は今、アンタを抱え込むような姿勢なのよ。

「くたばれッ!」

 躊躇無く、脇腹目掛けて抉るようにディスクグラインダーを突き刺そうとした。

 一瞬、目の前で原型を留めない程に破壊されていた、家族の様を思い出した。
 なんとなく。それだけ。


【行動 : ディスクグラインダーでアレンを攻撃(−1) 】
【残り : 3P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 被捕獲状態 】
【身体 : 腹部に軽症の打撲 】
【武装 : なし 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : なし 】
22アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :04/01/20 08:38 ID:QMFl+53n
ID出します
渾身の一撃が、サーティアの腹部にめり込む。
それと同時に視野が更にぼやけた。
「ちくしょう……なんでだよ……」
悪魔のような兵器、ディスクグラインダーがアレンの横っ腹を切り刻む。
それを止める事も出来ず、どうする事も出来ず。
アレンは逃げ出すようにジャベリンを抜け出した。
ヘルメットについてある通信装置を使い、リファニアに通信する。
「ハニー、すまない、負けちまったよ……
 そのジャベリンは今から敵だ、ぶっつぶしてくれ……」
息も絶え絶え言う、しかし、それでもまだ生きていた。

【行動:リファニアに通信(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
24リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/01/20 10:31 ID:zuHB76gz
『ハニー、すまない、負けちまったよ……
 そのジャベリンは今から敵だ、ぶっつぶしてくれ……』
コックピットから放り出された、血まみれのノーマルスーツ。それは、アレンだった。
「ア…レン…?私、敵の手助けをしちゃったの…?私のせいで、アレンが、アレンが…。」
ジャベリンを放り、アレンをマニュピレーターで優しく包み込む。
操作をするリファニアの手が、ガタガタと震えていた。
呆然とした表情で、ボロボロのアレンを見つめるリファニア。
「アレン!シヌナ!シヌナ!イキロ!イキロ〜!」
コックピット内で騒ぐトリィの声も、今のリファニアには全く届かなかった。
「………。」
無言で、無表情で、ゆらりとジャベリンの方を向くリファニア。
ジャベリンの中に確かに存在するサーティアの生命の鼓動を感じる。
その生命に、針の先よりも鋭く、ピンポイントに殺意を向けた。

リファニアの殺意に反応し、リフレクター・ビットが射出される。
コントロールを失い、港の中を浮いていたビットまでもが、反応する。
ビットが狂ったように飛んで行き、ジャベリンを取り囲む。
そして、発射できる限りのありったけのメガビーム砲を、サーティアの生命を消し飛ばさんと、叩き込んだ。
凶暴な光の奔流が、ジャベリンを包み込もうとしていた。
コロニーが激震する。

【行動 : アレンとの通信継続(0)、イブとの通信継続(0)、ジャベリンを放す(0)、アレンを回収(-1)、
      リフレクター・ビットコントロール(-1)、全身のメガビーム砲一斉発射(-1)、残1 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、殺意に塗りつぶされる 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×12、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る
      サーティアの生命をかけらも残さない 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
25ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/20 13:04 ID:???
>前スレ338、347
リナルドから通信が入っていた。
「・・・バカね。コロニーの中心部はほぼ無重力よ・・・。」
それっきり、回線をきった。


・・・・・・・・・。

ふと、上の方に見覚えのある街並みが並んでいた。
長年親しんだ街並み。
駆けるようにMSを向かわせると、手ごろな所に停車(?)させ、
長年住んでいた家へ向かった。

「酷いものね。」
この時代がどれだけの時が進んだ時代かはよくわからない。
それでもその家は古びた様子だけで、他は大して変わってなかった。

「・・・ただいま。」
17年間ずっと言ってきた言葉。
・・・ただ、「お帰り」と帰ってこない事だけが、いつもと違っていた。

【行動:自宅へ(1)】
【位置:S-17:コロニー自宅】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:単独行動】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
26ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/20 14:00 ID:???
>18
案の定高圧的に返してくる。…当然、こう返す。
「相手の素性も一切知らない状態で「軍隊なら間違いなく修正されている」なんてデカい
口叩ける貴方よりはマシよ。この若さでも…それなりの期間そういう所に身を置いてるの。
上官にこういう口は聞かないわ。同僚や、年配の部下には幾らでもこういう口聞くけどね。
ラーズ・フィリーよ。腕は立っても戦闘中だからって通信聞きのがすお間抜けさん。」
思いっきり挑発してやるわ。…次に似たようなミスされて興が削がれるのは御免だもの。
【行動:会話…というか挑発(0p)】
【残り行動値:4p】
【位置:S17コロニー教会内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
Vガンダムの動向に一応の注意を払いながら、港を見る。
しかし正直なところ俺には、港内で行われている騒ぎは戦闘に見えなかった。
大型MS(あれでもガンダムらしい)がジャベリンというMSを振り回している
のだが、何故わざわざあんな事をするのか?
あの周りでふわふわ浮いている物が武器なら、それで攻撃すればいいだけだが。
考えられる可能性は…
1、MSを傷つけたくない
2、パイロットを傷つけたくない
3、両方

戦闘をしている時点であのジャベリンは敵という事なのだろうから、別に
パイロットに気を使う必要はない筈だ。
となると、やはりMSを傷つけたくないのか?
更に港内をよく見ると残りの2機、ケンプファーとジムライトア−マ−は
かなり傷付いているらしい。

(で、代わりのMSを手に入れようとしてるって事か………ん?
 ジムライトアーマ−……?)

俺はそれが小惑星基地で出会った(声だけだが)サーティア=クワンの
MSである事に気がついた。

(サーティアもここに来ていたのか。まあ、まだ
 MSが動いているから死んではないようだな…)

勿論俺は、ジムライトアーマ−のパイロットが違う事には気付かない。

突然ジャベリンを振り回していた大型MSがそれを止めて、何かを
マニュピレ−タ−で包みこむような動作を見せた。
とても大切なような『何か』を。
すると、周りで浮いていた物が全て港内へと入っていく。

(何だ、あれは?ただ浮いているだけじゃないのか?…遠隔操作…か?)

俺がそれの答えを導き出す前に、港内は光に包まれた。

  【行動:港の戦闘を見る(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
28サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/01/20 17:10 ID:Ib6ctLza
 死に損ないがっ!

 奴が逃げ出した。
 追うか、追わないか……追わない。
 今はそれより眼前の脅威に対応するが先。
 咄嗟にパネルを叩いて把握する。

 サイコガンダムが、ゆらりとこちらを向く。
 来る、一斉射!?
 ビームシールドを構えはした、が……

 周りに浮遊物……ミラービットか!

 直後、サイコの全身が煌く。

「く、ゥッ!」

 機体を右へ走らせ、メインビームを避け、数発のメガビーム砲をビームシールドで弾く。
 そして続いて襲い来る後方からのビーム。
 機体を移動させたからこそ、襲い来るビームは減っているが……
 さっきまで居た場所、あのままだったらアウト、ね。

 だがそれでも避けきれる訳では無い。
 とっさに振り向いて再び耐えるが、ガトリングシールドが、吹き飛ばされた。
 盾付きだったけど……意外と脆いわね。

「相手の攻撃方法が幸いした……?」

 サイコからのビームは一点集中、ミラービットは異常なまでに動いていて、攻撃が集中されていない。

 あぁ……そう、あのライブ野郎がボロ雑巾になって、切れてんだ。

 私としてはねぇ、ライブ野郎が死ぬとこ見ておきたいけどね。
 まぁ、良いわ。
 死に損ないのアレンを、抱えたまま戦えるっていうなら、追ってくれば良いわ。

 辺りではやたらめったらに打ち抜かれたコロニー施設が爆発を起こし、破片が飛び交う。
 それに紛れて、コロニーの奥へと、逃げ込むように機体を飛ばした。


【行動 : コロニー奥へと逃げ込む(−1) 】
【残り : 2P 】
【位置 : J8 】
【機体状況:異常なし・ジャベリンへ乗り換え 】
【身体 : 腹部に若干痛み 】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 欲を言えばトドメを刺したいわね・生き残る 】
【同盟 : なし 】
「・・・この機体、推進剤残り8%だって?しかも間接がガタガタじゃないか。」

推進剤残り8%。戦闘はもちろん、移動にも気を使わなくてはならない数値だ。

『新手……気を付けなさい、リファニアちゃん、ダグラス!』
イブから警告の報が入る。レーダーに高速で向かってくる熱源体が表示された。
ルートからして、コロニーヘ真っ直ぐ向かっているようだ。

「新手か、こんな時に・・・。」

このままでは何も出来ない、新手の警戒も兼ねて一度コロニーへ戻る事に。
推進剤を小出しにして、機体の向きをコロニーヘ向ける。
方向が整うと、アクセルをゆっくり踏み倒す。ジムは徐々に加速を増していった。
港まであと7km、後方のアレン達も気になるが、今は補給を済ませないと・・・。
と、その時、猛烈な勢いで何かがジムを追い抜かしていった。

「ぐっ、もうここまで来たのか!?」

こちらに向かっていたのはガンイージだった、対抗させんとばかりに、ジムを加速させる。
しかし、その加速も一分と持たなかった。推進剤残り4%、逆噴射の分も考えるとこれ以上の加速は危険だった。
その時、港の前でガンイージが停止した。姉さんと通信を交わしているのだろうか。
どうか、何事も起こらなければよいのだが・・・。

ジムはそのまま入港していった。

【行動:ベイへ入港(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 推進剤残り僅か 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:補給 敵の排除 新手の動向を探る】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
サイコガンダムmkUのマニュピレーターの中、
アレンは痛みに堪えていた。
あの状況の中では感覚が麻痺していたのか
今になって疼いてくる、肩、胸、脇腹のキズ。
「畜生が……」
目の前ではリファニアが戦っているというのに自分は何も出来ないもどかしさ。
しかも、折角手に入れたムラマサブラスターも敵にとられている。
これではまるで足を引っ張っている馬鹿野郎丸出しではないか。
アレンは痛みに耐えながらもリファニアに通信した。
「ハニー……ぐぅ、ムサイまで連れて行ってくれ……
 頼む、あのジャベリンは俺様が殺す……っぐ、絶対殺してやる……」
ムサイの格納庫、アレンが最初に来た時に見たあの赤いMS
ハッチが取れていたが腕の無いケンプファーよりはマシだ。
目の前ではサイコのビームを耐えたジムがコロニーに逃げ込む。
そしてそれを追うジムライトアーマー。
「糞ガキが……てめぇみてえな腕で、しかも旧型でアイツとやりあえるのかよ……」
もう一度言った。
「ハニー!速くしろ!俺様をムサイに連れて行け!」

【行動:リファニアに通信継続(-0P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:なし】
【武装:なし】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:サーティア抹殺 リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
光の奔流の中、生命が消え去るのを感じ取る事は出来なかった。
大した損害もなく、ジャベリンはコロニー内部へ飛んでいく。
「…この、ド畜生がぁぁぁぁぁッ!!!」
我を忘れて、絶叫する。

その時、マニュピレーターに包まれたアレンが、呻いた。
『ハニー……ぐぅ、ムサイまで連れて行ってくれ……
 頼む、あのジャベリンは俺様が殺す……っぐ、絶対殺してやる……』
「ア、アレン…。そんな、駄目だよ…。死んじゃうよぉ…。」
「アレン!アカン!」
信じられない。まだ、アレンは戦うつもりなのだ。
アレンの異常なプライドの高さを、リファニアは感じていた。
だが、今ここでアレンを失う事は、考えられなかった。
涙が、コックピット内に飛び散る。
「駄目、駄目よぉ!アレン、酷い怪我してるんだよ?早く、治療しないと…。
全然自信ないけど、私、応急処置のやり方位なら…。」
『ハニー!速くしろ!俺様をムサイに連れて行け!』
言葉を遮られる。…駄目だ。もう、止められやしない。
ここで無理矢理に止めても、アレンのプライドはズタズタだろう。
今のアレンは、リファニアに歌を聞かせてくれた陽気で、純粋な男ではない。
ただ、戦士だった。
「…よく、わかんないよぉ…バカ…。」
そう、漏らしながらも、リファニアは機体をムサイに向けた。

そのまま、MS格納庫へアレンを降ろす。
「戦士の…執念…。」
赤い見慣れぬMSに向かうアレンの背中をみて、呟く。
十字勲章に触れた。ただ、冷たかった。

【行動 : アレンとの通信継続(0)、イブとの通信継続(0)、 アレンをムサイへ運ぶ(-1)、残0 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、不安 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×12、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレン…、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る
      サーティアの生命をかけらも残さない 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
MS格納庫に降ろされてまずアレンがやったこと。
それはノーマルスーツとヘルメットの着替えだ。
(早飯、早糞、早着替えは俺様の土俵だ。)
近くにあったソレを手にとると速攻で着替える。
リファニアの目など気にしない。
着替えている途中で自分のキズの度合いを見た。
血はほとんど止まっているが、中の肉が少し見えていた。
ギリ、と歯を噛みながらヘルメットを着け、ゴトラタンに搭乗する。

中は薄茶色のカラーリングがされていたが気にしない。
そのまま起動させ、サイコガンダムMKUに接触通信をする。
「任せなハニー……俺様は……っく……
 正義のヒーロー、アレンだ……トリィを頼むぞ……リファニア……」
この時アレンが死を予感していたかは定かではない。
むしろアレンは生きて帰ってくる気しかしていなかった。
それでもこんなセリフを吐いたのは、多分心の中の何処かで死の恐怖を感じ取っていたから。

ムサイから発進し、そのまま入港する。
居た、ジムとジャベリン。
「糞ガキ……お前はどいていろ、こいつは俺様が相手する……」
それだけをジムに通信し、ビームトンファーを両手に構えつつ
少しずつジャベリンに接近していった。

【行動:リファニアに接触通信(-0P) 入港(-1P) ダグラスに通信(-1P)】
【残り行動値:1P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:サーティア抹殺 リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
チカッ――

それは一瞬だった。
慎重に機体を動かしてる時だった。
視界の片隅、遠くで何かが光った気がした。

「……?」

チカッ――

再び光った。
本当に小さい光、星の輝き、デブリの反射とも違う光り方。
間違いない、今度は見れた。

「ビームの閃光かァ…?」

確かに見えた。
あの方向――コロニーには人が居る。
これで人と接触できる。
戦闘をしているようだが、巻き込まれなければ問題ない。
巻き込まれても助けた形になれば信用を得られる。
逆に好都合だ。

「相棒、急ぐか…」

戦闘が終わる前に行く為。
ジェガンの速度を一気に上げた。

【行動:移動(-4p)】
【位置:I-12→I-11→J-11→J-10→J-9】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
34イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/20 19:40 ID:???
コロニー港に光が満ちる。
ジャベリンを焼き尽くさんとしたメガ粒子の乱舞も、サーティアの命を奪うには至らなかった。

「……悪いけど、まだ当分終わりそうにないわ」

緊張した声でレイモンドにそう伝え、Vガンダムを入港させる。
奪取されたジャベリン。
開いたままの回線から漏れてくる、リファニアの悲嘆の声。
それが伝える、アレンの負傷。
満身創痍のMSでジャベリンを追う、愁林の大事な―――

「―――ダグラス、キミは下がっていなさい。その機体では無理よ」

GMライトアーマーの横に機体を並ばせ、それだけを告げ、コロニー内に進入していったジャベリンを追った。

(『その機体では無理』か……私も、幾らかマシという程度なのにね)

機体状況を伝えるワイヤーフレームは、左腕部が紅く点滅したままである。
今の自分にできる事は、そう多くは無いのかも知れない。

ジャベリンの後姿が、見えてきた。

【行動:ダグラス/リファニア/レイモンドへ回線継続中(-0)、コロニー内進入(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、レイモンドへの対処】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア】
 何も無い。時間だけが無駄に過ぎていく。
ともかく退屈なのだ。手に入れた時間は全てのコンディションに傾ける物だが…
機体の調整も付近の探索も自分の回復も何もかも終わってしまった。
だから回想まで浮かんでくる。動いていないと逆に気が触れてしまいそうな程だ。

 記憶にあるのは先程の恒例の全体通信ぐらいだろうか。
09番の死にリストを眺めてみた彼の姿はあるが、思うところも無い。
アイツの名前はリオン=フライハイというのを知ったぐらいだ。記憶からはすぐに消えうせた。
沸々と湧き出す感情が抑制され、彼をちょっとした瞑想の境地へと導いているような。
待ち伏せと言うのがここまで退屈であることなど経験としても一度も無い。

 ところで、少し引っかかるのは"豪華商品"と言う言葉である。
前回の放送…。つまりは自分が基地内をウロウロしてた時に何かしらの動きがあったのだろう。
8割方推測の域になってしまうが、人を殺せば何かあると言う人を乗せる類の物か。
苦々しく舌を鳴らす音と軽くコクピット内を殴りつける。
やはりというか…結局悔やまれる時間を過ごしてしまった。
元々この基地にきた意味は武装の確保。それが余計な物を見つけ手を出したばかりに、
意味も無く篭城とも待ち伏せともいえない無駄に無駄を重ねた結果を招いてしまった。
もう一度舌を鳴らす。今度は小さな溜め息と首を横に降るアクション付である。
少し面白そうな物を見つけたからと言って、自分の性分に合わないことをするものではない。

 しかし、物事と言う物はいつも唐突にやってくるものなのだ。
この基地を出ることを行動に移そうとした時、今だ稼動していた広域レーダーに一つの光が映りこむ。
あまりの唐突さに、彼は一時その光を眺めることしか出来なかった。
なるほどと言うべきか、経験としてはたまにはいいものかもしれない。
 光はゆっくりとこちらに向かってくる。何をしているのかまでは流石に無理だ。
だが、想像をすることはできる。どのような形であれ探りを入れていることは明白だ。
歩の進め方からして、相手は奇襲を得意としているタイプか…もしくはただの臆病者か…。
ところで、ここまでどのように辿り付くつもりなのか?ここはデッキから直接通路へと道が繋がっている。
宇宙空間から中を覗くこと以外はここに来る方法は無い。
無理を承知で壁を全てぶち破ってくるというのなら話は別ではあるが…
まぁ、当然そんなことをしてみればこちらから仕掛ける手間が省ける上に出てきた所を一撃だが。

 相手は依然ゆっくりと近づいてくる。こちらは光点からの存在以外は何も情報が無い。
どうせ相手も同じような物だろう。お互い姿の見えない間柄だ。
ならば、いいだろう。姿の見えない何者よ、お付き合い願おうじゃないか。どうせ長い間待った身だ。
お前のその動き、生憎とこちらに余裕を与えてしまっていることに気づいているか?
用心して来ているつもりかもしれないが、奇襲としての価値が小さくなっていることに。

 意識にもしない小さな笑い声が止まらない。
なんとなくではあるが…コイツと自分は同類項であるような気がする。
互いに戦場で何かを失った代わりに、それを超える何かを手に入れてしまったモノ同士。
気分はすこぶる気持ちいい。待ち焦がれる楽しみと戦い合える喜び。

 早く来い。そして自分を楽しませてくれ…

【行動:広域探索 (-1P)】
【位置:F-05】【残り行動値:3P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:待ち人に焦がれる】【同盟:無し】
 追って来た追って来た。
 何機か知らないけど、随分高く買われてるわね、袋叩きにする気?

 機体を止めて脇の壁にあるスイッチを操作する。

 隔壁が動き、沈んでいく。

 先頭を飛ぶ機体が、通れるか否か。
 通れれば一対一でやれるし、通れなければ時間を稼げる。

「それに……」

 更にパネルを操作する。

 最後の方は、閉まる速度が上がる。
 ギリギリで通ろうとすれば、挟まれるかもねぇ。


【行動 : 隔壁操作(−1) 】
【残り : 1P 】
【位置 : J8 】
【機体状況:異常なし 】
【身体 : 腹部に若干痛み 】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド、ムラマサブラスター 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 欲を言えばトドメを刺したいわね 生き残る 】
【同盟 : なし 】
『…始めまして。ラーズ・フィリーよ。宜しく。』

(この年の子にしてはしっかりしてるなー。)
「ベルク=クロフォードだ。よろしく、ラーズ嬢ちゃん。」
挨拶を返す。

俺の質問にリナルドが話し出す。
>>19
俺なりの意見を言ってみる。
「それでもあの子はあの子だ。まだ子供なんだ。
 どういうことが正しいことなのか悪いことなのかわからない。
 俺達も同じだ気づけば間違った道を進んでいるときもある。
 だから、―――――――――――――――。」

(だから・・・・・・・。)

「だから、周りにいる大人が・・・・・俺達が支えてやらなければならない。 
 今のあの子が危険だからって何もしなければその通りになっちまう。
 人は支え合って生きていくものだから、
 間違った道に進んでいるのなら正しい道に戻してやらなければ行けない。
 それが出来るのは、今近くにいる俺達だけなんだ。」

(なにを言ってんだろ俺。またらしく無いこと言っちまったなー。)

「・・・・・・すまない。説教ぽくなっちまったな。
 まあ、嬢ちゃんのことが心配ならどんなにウザがられても
 説得するこった。それが人に出来る唯一の思いやりだと思う。」

【行動:会話(-0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
    08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?
    19番 ラーズ=フィリー?】
39アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :04/01/20 22:16 ID:coHDFquC
ジャベリンは壁に寄り添い何やらパネルを操作する。
それと同時に隔壁が動いた、沈む。
要するに時間稼ぎをしようという魂胆だ。
もしくは、闘うとしてもより少人数で、限りなく1対1の状況でという策。
「乗ってやるよ……糞アマァ……!!」
ゴトラタンの推力はジャベリンのものと比べ物にならないほどすごい。
スピードを出してジャベリンを追う。
ダグラスも、イブも、リファニアさえもいらない。
これは意地の闘い。
アレンの男としてのプライドを賭けた闘いだ。
「俺様が死ぬか……てめぇが死ぬか……どっちかだ……」
ボソリとそれだけ言うと間合いを一気に詰め、
ビームトンファーをジャベリン目掛けて振り下ろす。

【行動:リファニアに接触通信(-0P) ビームトンファーでサーティアに攻撃(-1P)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:サーティア抹殺 リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
40シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/20 22:25 ID:???
『…………。』
『……。…………。』
「………。」
後ろで何か声が聞こえているが、全くその言葉は頭に入っていない。
完全に目の前にある過去データのことしか頭になかった。。
(…………なぜこの惨劇を一度経験しておきながらティーチャーなどになる?
 …狂人と化したか?それとも私と同じ目的で…?)

参加者一覧を見終わった後、まず第二回大会の行動データを一番後ろから見始める。
「…チッ。」
(脱出に関する発言があるな…発言者は…ティーチャー?…最悪だな…。)
「よりにもよって…か。」
思わず声に出る。
(発言内容と首輪の反応を見る限り…首輪カバーの使用。そして自殺したように見せることにより脱出する方法…
 要するに”3”を使ってるのか…。てことは3はボツ、か…。)
(とりあえず…カバーか。その前に…。)

例のごとく紙とペンを取り出し、筆談用の文章を書き上げる。その内容はこうだった。
[過去データの一部を見てみたが…どうやら脱出案3"このフィールドからのみの脱出"は
 第二回大会でティーチャー…リーア=ミノフスキーが使用しているらしく、ばれる確率が高くなった。
 また2の案"輸送船強奪"も、プログラム開始からかなりの時間が経過しているため、これも輸送船自体が来る可能性が少なくなった。
 1の案は相変わらず成功する可能性は0に近い。
 ここで一度これからの行動の参考にするため、どの案に賛成するか、もしくは追加案があるなら書いてくれ。
 私はヨーコを探してくる。彼女も同盟の参加者だからな。]
書き終えると背後で論戦中と思われる4人の方に向き直る。
「過去データを一部見てみた結果だ。目を通してくれ。」

【行動:過去データ閲覧(−1)4人に紙を渡す(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17教会内】
【機体状況:起動中(ゼファー管理下)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)ノートPC
     拳銃 計画書 紙とペン (工具セット ゼファー(コックピット内))】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 過去データ閲覧】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
41サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/01/20 22:44 ID:Ib6ctLza
多分変わってないだろうけど、ID確認。
>26
「相手の素性も一切知らない状態で「軍隊なら間違いなく修正されている」なんてデカい
口叩ける貴方よりはマシよ。この若さでも…それなりの期間そういう所に身を置いてるの。
上官にこういう口は聞かないわ。同僚や、年配の部下には幾らでもこういう口聞くけどね。
ラーズ・フィリーよ。腕は立っても戦闘中だからって通信聞きのがすお間抜けさん。」
「・・・」
もう、言葉もない。
あきれかえるばかりである。
息を吸って軽く深呼吸。
そして、一言
「馬鹿な糞餓鬼の相手してるだけ時間の無駄だ」

>40
紙を受け取り、一通り読む。
そして、こちらからの返答を別の紙に書き上げる。
[元から可能性が低いなら、このまま1でつっきるしかないな。
 とりあえず南のティーチャーの基地へ行くべきだ。
 何か手に入るかもしないからな。
 それこそ、お目当ての船もあるかもしれないし。
 プレゼントやらもまだ残っているのならば
 殺し合いなどをせずに横から掻っ攫ってやる事も
 可能かもしれないからな]
書き上げ、紙を渡す。
そして新たに声をかける。
「そこの馬鹿のせいで気分が悪い。
 少し、表に行って来る。
 それに、もしかしたら一人客人がくるかもしれないからな」
そういって、教会から出て行く。
「アムロ、マッテ」
ハロもあとからついて来るので、捕まえて手に持ち
MSに乗り込んでコロニーの外へ出て行く。

【行動:ラーズとの会話 (0) シュウジとの会話 (0) コロニーの外へ移動 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 馬鹿は無視】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?
     15 リナルド=グレイス? 19 ラーズ=フィリー???】

『糞ガキ……お前はどいていろ、こいつは俺様が相手する……』
『―――ダグラス、キミは下がっていなさい。その機体では無理よ』

ジムへの推進剤の補給の間に、二人は乗っ取られたジャベリンに追撃を仕掛ける。
さっきから状況は思わしくない、補給が終わってもこの機体で何が出来よう?
補給が終わった。しかし、僕は二機を追えない、ひたひたと己の無力さを感じる。
ぐっと唇を噛み締めると、ムサイの停泊ブロックへ向かった。
戦闘の役に立てないのならば、せめて自分に出来ることをしよう・・・。
ミョーコウ≠フ格納庫へ戻り、ブリッジへ上がった。

食料に少々不安が残るが、水と推進剤も補給できた。
それにアレンの調達してきた大量の医療薬品等もある。
もはやこれ以上このエリアにいることは、新たなトラブルを産むだけかもしれない。

【行動:補給 格納庫へ 艦橋へ(−3)】
【位置:J-8】【残り行動値:0p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:出航準備】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
 通り抜けたゴトラタンが隔壁をすり抜け、切り掛る。
 存在しないコクピットハッチの先にはさっきの奴。

 怪我人が相手、ね。
 けど手加減する気は無いわ。

『俺様が死ぬか……てめぇが死ぬか……どっちかだ……』

 残念ね、私は死なない。
 私はリオンの命まで貰った。
 死ぬのは貴様よ……。

 あぁ、それとも今度はそのゴトラタンを頂こうかしら?

 振り下ろされるビームトンファーを、後に下がって避ける。
 散っていくビームの粒子が装甲に鈍い音を響かせて焼きつく。

 手でムラマサブラスターを構える。
 だけど隙の大きい、振り回すような使い方はしない。
 切っ先を突き出すようにしたまま、腰溜めに構えた。

 その剣から、ビームを開放させる。
 それだけで間合いは絶大、横や上に避ければそのまま薙ぎ、後に逃げればそのまま突き出す!
 かといってビームシールドで防ごうものなら、ハッチの無いその機体、危険極まりないわよねぇ!?


 貴様がくれた機体の、このムラマサブラスター!
 リオンを殺して! 手に入れたこの武装!

 私が!『十三日の金曜日』が、リオンにあげたコンバットナイフは、今こうして手元に帰ってきた!
 リオン、私はアナタの仮面を剥いだ。
 その仮面、少しの間貸してね。ジェイソンだもの、仮面の一つぐらいないと、格好付かないじゃない?

「 リオンに殺されろ!」

 あの世で、リオンに詫びて来い!
 命の重みを知らない奴が! 遊びのように、殺りあって! リオンを殺して!

 ダケレド復讐ダッテ、同ジ行為ジャナイノ?

 命を、信念を、リオンを、想うと同時に、ムラマサブラスターは、ただ静かに光を発した。


【行動 : ビームムラマサブラスターでアレンに攻撃(−1) 】
【残り : 0P 】
【位置 : J8 】
【機体状況:異常なし 】
【身体 : 腹部に若干痛み 】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド、ムラマサブラスター 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 欲を言えばトドメを刺したいわね 生き残る 】
【同盟 : なし 】
45ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/20 23:32 ID:???
ベルクからの挨拶を…耳で聞きつつ、視線はシュバイツァーに向けたまま。
向こうは…彼女にとっては意外にも衝動的な攻撃には出ず、彼女にとっては
捨て台詞に聞こえる言葉を吐いて外に消えていった。…それを見送る。…そして…呟く。
「…研究所の職員達の言ってた…ジャブローの無知蒙昧なモグラの実態って…
彼みたいなのなのかしらね…。」
呟くと……アサギの言葉に、近寄っていこうとして…

突然真ん中辺りで足を止める。
(…そう言えば…忘れてたわね…。大事なこと…。)
そして言う。
「…ちょっと…休ませて貰うわ。沈めないと後が辛いから…。」
教会の…横長の椅子に…寝転ぶ。…明らかに荒い息をついている。
【行動:呟く(0p) 椅子にダウン。(−2p)】
【残り行動値:2p】
【位置:S17コロニー教会内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……発作がおさまるのを待つ。(一時的協力で楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
彼の耳に届く言葉のうち、どれほどが彼の頭に残っただろうか。

(俺は、もう一度俺の覚悟を試さなきゃならない)

「・・・・・・すまない。説教ぽくなっちまったな。
 まあ、嬢ちゃんのことが心配ならどんなにウザがられても
 説得するこった。それが人に出来る唯一の思いやりだと思う」

(もう一度会って、本当に俺の全てを懸けられるのか、
 確かめなきゃならない)
 
「そこの馬鹿のせいで気分が悪い。
 少し、表に行って来る。
 それに、もしかしたら一人客人がくるかもしれないからな」

(リーア、俺にもう一度、全てを断ち切る勇気を……)

「過去データを一部見てみた結果だ。目を通してくれ」

シュヴァイザーの回答が加えられた紙が回ってくる。
彼が推しているのは1、つまりW-22襲撃。
だが、そこにタイムワープが可能な艦があるという保障は無い。
ならば、リナルドはどうするのか。

黙ってベルクに紙を渡すと、
スーツの右大腿部にあるパッケージから例のコンパネを取り出すと起動し、
テキストエディタを立ち上げてメッセージを打つと、シュウジに見せた。

〔3についてはティーチャー側は既に対処済みのはずだ。
 ただ、その警戒をすり抜けられないわけではないと思う。
 2はもう不可能と見ていいだろう。
 1については、俺自身はお目当ての艦はこの戦場には無いと思ってる。
 本部側に置いといて、ティーチャー側からの要請に従って運用するほうが安全なはずだからな。
 問題は、前大会を生き延びた人間がプログラムの側になって、何を考えているか。
 内側から崩す気なのか、また別の意思があるのか……。
 その結論は今は出せないだろうがな。
 ともかく、ヨーコを呼びに行くというのなら、俺も行こう〕

【行動:テキスト作成(0)、筆談(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:自分の覚悟を確かめる】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
47ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/20 23:59 ID:???
>>25
とりあえず自室で動きやすい服にを着替え、
着ていた修道衣をデイバックに詰め込む。
そのまま台所を探していると、ジャムがあったのでこれも詰め込んでおいた。
・・・台所用品から果物ナイフを持ち出し、寝室を探し終えると、
おもむろに火を放ち、自宅を後にした。

「さよなら・・・おとうさん。さようなら・・・おかあさん。」
私はボソリと呟くだけで、後ろを振り向くこともしなかった。

辺りはオレンジ色で包まれていた。

【行動:果物ナイフ・ジャム入手(1) 放火(1)】
【位置:S-17:コロニー自宅】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:単独行動】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
『任せなハニー……俺様は……っく……
 正義のヒーロー、アレンだ……トリィを頼むぞ……リファニア……』
アレンは、戦場へと向かった。追いたくなる衝動に駆られる。
だが、アレンはそれを望んでいない。あくまで、自分で決着をつけるつもりなのだ。
「…パパぁ…。私、わかんないよ…。プライドの為に死んじゃったら、何にもならないよォ…。
 …パパは、私に戦士の心構えなんて、教えてくれなかった…。パパは、私をどうしたかったの…?
 MS操縦とか、耐G訓練とか。銃器の扱いとか、応急処置の方法とか。
 これって兵士が習うべき技術だよね…?…でも、技術だけ教えて、パパは私を兵士として育てなかった…。
 じゃあ、なんで私にそんな事…、教えたのよォ…。」
十字勲章に手を当て、問いかける。ただ冷たいだけのそれは、リファニアの問いに答える事はない。

その時、ダグラスの機体がムサイに着艦した。
確かに、この状況でいつまでもムサイを無人にしておく訳にもいかない。
ダグラスに、通信を入れる。
「…ダグラス君、さっきは無茶苦茶やってゴメン…。
あの緑の機体、ガンイージがどう動くかまだわからない。
ここは、私が護衛するね。なにかあったら、指示して。言うとおりにするから…。」
…何かをやっていた方が、気が紛れる。でないと、不安に押しつぶされてしまいそうだから…。

じきに、アレンとサーティアの情念が、リファニアの中に流れ込んできた。
…戦いが、始まった。駆けつけたい衝動に駆られるが、その戦いに割り込む余地はない。
パパの十字勲章をにぎり、ただ、ひたすら、祈るのみ。
アレンに、祝福を…。勝利の栄光なんて、どうでもいい。ただ、無事に、帰ってきて…。
そんなリファニアを、トリィが心配そうに、見守っていた。

【行動 : アレンとの通信継続(0)、イブとの通信継続(0)、ダグラスに通信(-1)、祈る(0)、残3 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、不安 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×12、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレン…、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
49アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :04/01/21 09:21 ID:/Tl91oFz
ID出します
不意討ちのはずのビームトンファーは軽く避けられ
アレンとサーティアは間合いを取り直す。
アレンにとってこの闘い、弱点が多すぎる。
まずは機体の武装が貧弱である事、機体だけは最高級でも接近武器しかないのである。
そしてハッチが無い事、バルカンでも飛んできたら一撃で死ぬ。
更に、当のアレンがいつ死んでもおかしくない状況なのだ。
悪条件が重なりすぎているが、それでもアレンは自分が勝つ気であった。
己の為に、リファニアの為に、トリィの為に。

繰り出されるムラマサブラスターを斜め上に避ける。
武装では負けても機動力ならば上だ、ならば機動性で攻めていけばよい。
胸のキズが痛むが、そんな事は気にもとめず両手にトンファーを握った。
「さっさと殺しててめぇもおくってやるよ!
 野郎と地獄で仲良く手でもつないどけやあああああ!!!」
ジャベリンの後方に素早く回り込むとビームトンファーを繰り出した。

【行動:ビームトンファーでサーティアに攻撃(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:サーティア抹殺 リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
51イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/21 16:03 ID:???
隔壁の向こうに消えた2機のMS。

「……」

愁林には、サーティアを必ず仕留めなければならない理由は無い。
黒社会の一員としての怜悧な部分が、可能ならば彼女を排除せよと告げているのみ。
不可能ならば、アレンを連れて即座に撤退するだけだ。

彼らの置かれている状況は、互いに自業自得の産物である。
サーティアの稚拙な芝居、アレンの救い難い愚行。
だが、アレンには負傷していたところを救われた恩義がある。

「損な生き方よね」

(でも、それ以外の生き方が思いつかないのだから、仕方ないでしょう)

彼を見捨てる事を良しとしない自らの矜持に、自嘲と、そして誇りとを抱き。
アレンを生かすための、介入の機会を窺いながら。
愁林は静かに、隔壁の向こうで繰り広げられる2機の死闘を見守る。

「ユリの機体、落としたら承知しないわよ……」

彼女の判断ミスで死んでしまった、『友人』の顔が、一瞬胸をよぎった。

【行動:ダグラス/リファニア/レイモンドへ回線継続中(-0)、】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
港を包みこんだその光は、俺が今までに見たどんな光よりも眩しく、強烈だった。
その様は、まるで港内で太陽が爆発したかのようだ。
思わず手で目を覆い指の隙間から垣間見ると、それはただ光っているのではなく
どうやら、ビームの反射によってそう見えるらしい。
しかしその反射の仕方はもはや計算されたものではなく、殆ど乱反射に近いのでは
ないかと思わせる程に滅茶苦茶だった。
これでは港の破壊は免れないところだろう。

あの大型MSにそうさせたのは…おそらく、怒り。
ジャベリンから出てきたもの(人間だと思う)を受け止めてから、大型MSの雰囲気
が変わったような気がする。
そしてあの殆ど見境のないかのような攻撃。
俺には怒りと言う以外に表現のしようがなかった。

ともあれ、この猛烈なビームの嵐の中では何者も生き残れないと思っていたが、
よく見ると驚くべき事に、ジャベリンがシールドを吹き飛ばされながらも港の奥に
入っていくのが分かった。
偶然か、はたまた実力か、若しくは攻撃に隙があったのか…。
いずれにせよ、戦闘はコロニ−内部へ移るようだ。
俺は小さく溜息をついた。

そして今の攻防で新たに分かったのは、ジャベリンの中で2人の参加者が格闘して
いたらしいという事と、負けたのが大型MSのパイロットの仲間、それもかなり大切
な仲間だったという事か。

そんな事を考えている間に、港から出てきた大型MSがムサイの格納庫付近で何かを
やっていた。
と思ったら、突然見た事もないMSが飛び出して、コロニーへと入っていった。
大型MSがマニュピレ−タ−に何も持っていないところをみると、ジャベリンから
脱出した参加者が再びあれで出撃したのだろう。大した根性だ。

(続く)
『……悪いけど、まだ当分終わりそうにないわ』

イブ・シュウリンも状況を察したらしく、緊張した声で言うとコロニーに入っていく。
そして俺もうんざりしながら後を追おうとして、ふと見るとサーティアのジムが
ムサイに向かっていくのを発見した。

「ま、あんなボロボロの状態じゃもう戦闘は無理だな。…そうだな、ちっとお嬢さん
 に挨拶ついでに事の詳細を聞いてみるか。実物のムサイも触ってみたいしな…」

俺にも簡単な状況は理解できるが、とりあえず事の顛末を知っておきたかった。
それによっては俺のする事も変わるかもしれない。
既にジムは無事にムサイに格納されたらしい。
いずれブリッジに上がってくると思い、ガンイージをムサイのブリッジの横に着ける。
そして待つ事暫く。
ブリッジに人影が見えた。

「お久し振りだな、おじょう…さ…あれ?」

そこに現れたのはどう見ても女性ではなく、少年のようだった。

(たしかサーティアって女性だったよな…。別に少年に変装する理由もないしな…)

再度レーダーで確認すると、今ムサイに格納されているのは、やはりジムだけだ。
という事は、あの少年がサーティアのジムに乗っていた事になる。
俺はもう一度話しかけた。

「いやすまなかった。…で、いきなりだが君に聞きたい事がある。何故君は
 サーティア=クワンのジムに乗っていたんだ?そこらへんの事も踏まえて、事の
 詳細を聞きたいんだが…。
 あと、今さっきからレーダーに別の接近するMSが映っている。
 南から来るようだが…どうするね?」

  【行動:ムサイに接触回線を開く(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦の前にコロニーに寄りたい】
【同盟:なし】
『…ダグラス君、さっきは無茶苦茶やってゴメン…。
 あの緑の機体、ガンイージがどう動くかまだわからない。
 ここは、私が護衛するね。なにかあったら、指示して。言うとおりにするから…。』

ムサイのエンジン始動を入力していると、リファニアが話し掛けてきた。
何故か覇気が感じられない、さっきまではあんなに元気?に出撃していたのに・・・。

「・・・元気が無いですね、アレンさんが心配ですか?
 いえ、私も心配なのは同じですが、リファニアさんは僕らと違うような・・・。
 あっ、その、まだリファニアさんは僕らと合流したばかりなのに、
 心からアレンさんを心配してるんだなって・・・。」

心配しているというのは本心だ、それに僕自身もアレンがどのような人物か解かってきた。
最初はこの異様なまでに強烈な、一筋縄のようでそうでない性格に嫌気がさしていた。
だが、姉さんも助けてくれたし、しぶしぶながら薬も取ってきてくれた。
目の前の事しか頭に無いが、正そうとすればちゃんと話を聞いてくれる。
流石に彼の人物像は好きとは言えないが、それでも彼の性格に割り切りを付けることが出来た。
悪い奴ではない≠アれが今の僕の彼への評価だ。
まあ、彼の事だからこれからも僕の事を、見下した態度を取るだろうけど・・・。

「リファニアさん、心配なら彼の所に向かってあげてはどうですか?
 その機体なら隔壁の一枚や二枚、どってことないでしょうしね。
 っていうか・・・、間違っていたらすいませんが、アレンさん事・・・好きっていうか、気になるとか・・・?
 あっ、この艦なら大丈夫です、ミョーコウですし。幸運艦ですから(笑
 それに・・・、なんか・・・、ガンイージ、もう目の前に来てますしね・・・。」

いつの間にかMSの巨大な顔がムサイの艦橋を覗き込んでいた。
「はは、いつの間に・・・。」
僕はしばらく顔を引きつった笑い顔で立ち尽くす事しか出来なかった。

【行動:応答(−0)】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:出航準備】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
シュヴァイザーの回答とシュウジが書いた文章をリナルドから渡される。
その後シュウジ・シュヴァイザー・リナルドは教会を出ていった。
シュヴァイザーの方はかなり機嫌を損ねたらしい。

受け取った紙に一通り目を通す。
(2はもう使えないとすると、1.3どちらかになるが
 おっさんは1か・・・・・・・・。)

『…ちょっと…休ませて貰うわ。沈めないと後が辛いから…。』
ラーズは長椅子に寝転び息苦しそうにしていた。

「大丈夫か?嬢ちゃん。何か、しんどそうなんだけど。」

【行動:会話(-0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
    08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?
    19番 ラーズ=フィリー?】
ああ、こんな所でゲームオーバーか、せめて姉さんの身代わりとか、
もっとサマになる死に方したかったな・・・。

直立不動の僕は、そんな訳の分からないことを考えていた。
と、ガンイージがゆっくり手を広げ、艦橋を覆った。
一瞬、そのまま潰されるのかと目を閉じたが、何も起きない。

『お久し振りだな、おじょう…さ…あれ?』

「・・・・・・」

『いやすまなかった。…で、いきなりだが君に聞きたい事がある。何故君は
 サーティア=クワンのジムに乗っていたんだ?そこらへんの事も踏まえて、事の
 詳細を聞きたいんだが…。
 あと、今さっきからレーダーに別の接近するMSが映っている。
 南から来るようだが…どうするね?』

「え゛っ!?」
別のMS、この言葉に焦りを感じる。
只でさえ混乱している時に、これ以上のトラブルは我々の身を滅ぼしかねない。
僕は即時撤退を決心した。
だが、問題は何処に向かうべきか。北の軍事基地か、それとも東のコロニーか・・・。
それに問題はもう一つ、コロニー内部のアレンをどう回収するか。
一番なのは彼が無事に、そして自力で帰ってきてくれれば良いのだが。

「・・・よし、コロニー内部を航行してアレンさんを拾うか・・・。
 目的地はその後、とにかくここを早く離れないと・・・。」

と、真正面のレイモンドの存在に気が付いた。
物思いのため、質問に答える事を忘れていた。

「あっ、すいません。ジャベリンに乗っているのはサーティアです。
 そしてゴトラタンがアレン、今は忙しいので詳しい事は言えませんが・・・。
 ムサイ動かしますんで、気をつけてください。」

ベイの中でゆっくりとムサイが回頭を始めた。
そしてイブとリファニアへ通信を送る。

「南から新手が来ます。ここは撤退しましょう!
 隔壁を破壊後、コロニー内をミョーコウで全力航行して対岸へ渡ります。
 格納庫の扉を開けていきますので、アレンさんを保護したら格納庫へ!
 リファニアさんはHLV格納スペースにつかまって下さい。」

【行動:応答、回線つなぎっぱなし(−0)】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
57シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/21 21:53 ID:???
>>45
「…大丈夫か?改革が実行されるその時までしっかり体を休めておけ。」
外に出ようとすると、リナルドに止められ、コンパネに表示された文章を見る。

>>46
「わかった…行くか。」
計画に関することには今はふれず、まずヨーコを探すために教会の外へ出る。
すると、煙が上がっているのが見えた。
(…火事…この無人のコロニーで火事など起こるはずがないな…
 さらにゼファーからの報告もなし…と言うことはヨーコか?)
「リナルド…急ぐぞ!」

【行動:二人と会話(−0)MSの元へ(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中(ゼファー管理下)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)(ノートPC 計画書 紙とペン(教会内)) 
     拳銃 (工具セット ゼファー(コックピット内))】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ ヨーコ探し】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
>>55 訂正します。

シュヴァイザーの回答とシュウジが書いた文章をリナルドから渡される。
その後シュヴァイザーは教会を出ていった。
かなり機嫌を損ねたらしい。

受け取った紙に一通り目を通す。
(2はもう使えないとすると、1.3どちらかになるが
 おっさんは1か・・・・・・・・。)

『…ちょっと…休ませて貰うわ。沈めないと後が辛いから…。』
ラーズは長椅子に寝転び息苦しそうにしていた。

「大丈夫か?嬢ちゃん。何か、しんどそうなんだけど。」

【行動:会話(-0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
    08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?
    19番 ラーズ=フィリー?】
「・・・よし、エネルギー充填、タムタイプ装転完了。
 イブさん、リファニアさん、主砲発射します、気を付けて!!
 一番主砲・・・、発射!続いて二番いきます!!」

主砲から放たれた光が分厚い隔壁に吸い込まれていく。
刹那、衝撃と共に隔壁板が水飴のように溶け出し、四散した。
そしてコロニー内部へ侵入するミョーコウ。

「続いてタムタイプ大型ミサイル発射します!
 一番管・・・、発射!!」

続いてアレンへ通信回線を開く。
「アレンさん、他の参加者が接近中です。
 これ以上の混乱を避けるため、一時撤退を!
 このまま対岸から脱出します。格納庫へ戻ってください!!」

アレンに撤退を促すと、コロニーの奥から雷鳴のような炸裂音が響いた。

【行動:砲撃、アレンへ通信(−2)】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
>>57
「リナルド…急ぐぞ!」

「わかってる!」

煙が立ち昇っている。
ヨーコ以外にそれを行える者はいない。
なら、ヨーコはその近くにいるはずだが……。

(ああもう、何がどうなってるんだか……)

アビゴルに乗り込むと、すぐに煙の方をズームで確認する。
すると、煙の向こうに何やら銀色の突起物が何度か見え隠れした。
間違いなく、ガズRの右肩である。

「ヨーコ……君は何をしているんだ……?」

つぶやきながら彼はシュウジと合流し、接触回線でシュウジに伝える。

「煙の向こうにガズRがいた。
 とにかく行ってみよう」

【行動:教会→MS(-1)、接触回線で通信(0)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:自分の覚悟を確かめる】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
>>54
ダグラスにアレンの事を聞かれ、頬を染めるリファニア。
その顔は紛れもなく15歳にしては少し幼く見える少女なのだが、
女としての色気を感じさせる艶めかしさがあった。
「…言われてみれば、アレンとは出会ったばかりなんだよね…。
 でも、なんでかなぁ?アレンが居る事が、当たり前みたいな感じがするの…。
 私、この<プログラム>に放り込まれて、決めたんだ。
 死ぬまでの僅かな間だけど、生きている間に出来る、できるだけ多くの事を体験するんだって。
 ……恋人作ったりとか、ね?
 そして、アレンと会った。本当に、偶然にね。
 あ、ゴメンね、ダグラス君に言わないで、勝手に艦にあがらせてもらっちゃった時なんだけどね。
 最初は、歌を聴かせてもらおうかなぁって思っただけだったんだけど。
 でも、アレンの心を感じた時、ああ、純粋で可愛い人だな、この人好きだなって、思ったの。
 …それだけなんだけどね。」
しかし、はじめて会話したけど、ダグラス君は本当に、ダグラス"君"なんだなぁ。
明らかに自分より幼い私に、そんな敬語なんて、いらないよぉ。
つい、笑みがこぼれる。ダグラスとの会話で、少し気分が落ち着いた。

「リファニア、ガンイージ、ガンイージ!ウゴイテル!コッチクル!」
トリィにつつかれて、ハッとするリファニア。
ガンイージが、近づいて来る。敵対意志は感じないが、油断は出来ない。
艦橋を覗き込むガンイージ。
もし、僅かでも攻撃する意志を感じたらいつでも動けるように、集中力を高める。
ダグラスに、アレンの救援に行けばいいと、促されるが…。
「ダグラス君、そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、今はアレンの所には向かえないよ。
 ダグラス君も、イブさんも、私、好きだな。だから、今自分が出来る方法で、護ってみせるよ。
 …それに、アレンはプライドが高い人だから…。今は、手を出せない…よ…。
 …バカ、だよね…、ほんとに…。」

<続きます>
>>56
その時、ガンイージのパイロットからムサイに通信が入った。
ダグラスとの回線越しに、会話内容が聞こえる。

…マズ、い。このパイロット、サーティアと知り合い…。
今、サーティアの手助けをされたら厄介どころじゃない…。
あの女、まるで何かが憑いたかのようなプレッシャーを感じる。
…このパイロットも、素人じゃない雰囲気だ。どうする…?

『あっ、すいません。ジャベリンに乗っているのは サ ー テ ィ ア です。』

バカぁ!ほんとうに、ダグラス"君"わぁ!こんなタイミングでそんな事言うな〜!
「リファニア、ベツノキタイセッキン!オメデテエナ〜!」
さらに、最悪。
ダグラスは、そのままこちらに撤退を促して来る。
「当たり前!てったい、てったい〜!」
リファニアはリフレクター・ビットを二基射出し、一基は艦の傍、もう一基はイブの機体の近くに待機させた。
「あ〜、もったいない〜!本当は、まだ無事な子回収したかったのにぃ〜。」
そのまま、サイコを艦とレイモンドとの間に無理矢理割り込ませて、艦をカバーする。

そして、アレンに最大音量で通信を送った。
「アレェェェェン!生きているなら返事しなさぁぁぁぁぁい!
 ちょっと事情が変わったわよぉぉぉぉぉ!
 ここは、撤退する事に大決定〜!
 ヒーローは、生きて次の機会を待つ!
 挫折は成長のきっかけだって、パパも言ってた!」
異様なハイテンション。半分は、カラ元気だった。
…アレンは、撤退を良しとしないかも知れない。でも、無理矢理にでも連れて行くつもりだった。

ムサイの主砲が発射され、隔壁が吹き飛ばされた。

【行動 : アレンとの通信継続(0)、イブとの通信継続(0)、ダグラスとの通信継続(0)、
      ビット射出(-1)、残2 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンを助けて撤退、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
63シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/21 23:04 ID:???
「ゼファー!」
〔状況は把握しています。ガズRの存在も確認していますが、どうやら、あれはMSによる火事などではありません。
 あの周辺一帯は住宅地…燃えているは家のようです。爆発も関知されませんでした。
 そしてヨーコさんはあそこにいます。〕
「…放火?何のために…?ともかく出るぞ。」

『煙の向こうにガズRがいた。
 とにかく行ってみよう』
機体に乗り込むと目の前にアビゴルがいた。接触回線を開いているらしい。
「あぁ…ゼファーによると確かにあそこにいるのはヨーコだ。そしてあの辺一体は住宅地らしい。
 と、言うことは燃えているのは家と言うことになる。何故なのかは知らないが…。
 とにかく行くとしよう。人格が変わってなければ…いいが。」

そう言うとザンネックベースを浮上させる。リナルドが付いてきているを確認すると、移動を開始する。
とは言っても、同一エリア内なので数十秒で到着したが。
辺りを見渡すと、燃えている家の前にヨーコがいた。外部スピーカーのスイッチを入れる。
「…ヨーコ?どうしたんだ?いきなり何故こんな事を…?
 …とにかく、迎えに来た。一度教会に向かおう。」
(火事の光景は…まだ…苦手だな…子供の頃を思い出す…。)

【行動:接触回線で通信(−0)移動(−1)外部スピーカー使用(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17 炎上中の家の前】
【機体状況:外部スピーカー使用中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     (ノートPC 計画書 紙とペン(教会内))】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 放火魔を連行w】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
>>62に追加
隔壁を吹き飛ばし、コロニー内に入っていくムサイ。
リファニアも、そのままムサイの後を追うように機体をコロニー内部に進入させた。
「ダグラス君、もしもの時は先に行っててね。私は、アレンを回収するから!」

【行動 : アレンとの通信継続(0)、イブとの通信継続(0)、ダグラスとの通信継続(0)、
      入港(-1)、残1 】
【位置 : J-8(コロニー内) 】
>>63
燃え盛る家の前にヨーコがいた。
彼女を見たリナルドの背筋に悪寒が走る。

(……!
 これは……)

シュウジが外部スピーカーでヨーコに呼びかけ始めた。
それが終わるのを待って、リナルドも外部スピーカーをオンにする。

「……まだ、怒ってる?
 ええと、それについては謝るしさ。 教会に戻ろう」

(ん?)

燃えている家の表札が彼の目に入る。
が、よく見えない。
ズームで確認すると、それは……

(……黒……崎……!)

彼女は、自分と同じ苗字の家を見つけ、燃やしたのだろうか。
それとも、自分の家を……?

今の彼に、それを確認することはできなかった。

【行動:エリア内移動(-1)、外部スピーカーでお話(-1)、戦慄(0)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:自分の覚悟を確かめる】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
66神経質な候補生:04/01/21 23:39 ID:???
カキコてすと。
67ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/22 00:52 ID:???
>>47
自宅は燃えた。
もう、帰るべきところはなくなった。
・・・もう、『私』をと繋ぎ留める鎖はなくなった。

あるとしたら、このゲームくらい。

それなら『私』が生き残る。
『私』が終わらせる。
・・・『私』が破滅を呼び込む!!

そのためには・・・


>>63>>65
『…ヨーコ?どうしたんだ?いきなり何故こんな事を…?
 …とにかく、迎えに来た。一度教会に向かおう。』
『……まだ、怒ってる?
 ええと、それについては謝るしさ。 教会に戻ろう』



まずはコイツ等が邪魔だ。

(そのための策として先ずは・・・)
「クスン・・・シュウジさん・・・。 私・・・わたし・・・。」

そのまま、私はその場に泣き崩れた。

【行動:泣き崩れ(嘘)(1)】
【位置:S-17:コロニー自宅前】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム) 果物ナイフ】
【行動方針:単独行動】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
68シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/22 02:51 ID:???
『クスン・・・シュウジさん・・・。 私・・・わたし・・・。』

「ヨーコ…。
 ゼファー…例により機体は任せるぞ。」
〔危険です!多重人格という危険性をはらんでいる以上、その安全性が…〕
「…だからって放っておけと?もし、人格が変わっていたとしても、元に戻ることもあるはずだ。」
〔100%ですか?〕
「知るか…。とにかく任せた!」
ゼファーの制止を振り切り、MSを降りる。そして、ヨーコの元に歩み寄る。
「ヨーコ…どうしたんだ?いきなり家を燃やしたり…。」

燃えている家の方を見る。表札には"KUROSAKI"の文字。
「まさか…?」

【行動:MSから降りる(−1) ヨーコに話しかける(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 炎上中の家の前】
【機体状況:外部スピーカー使用中 ゼファー管理中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     (ノートPC 計画書 紙とペン(教会内)) ※本人が今持っているのは拳銃のみ】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 放火魔を連行w】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
>>68
シュウジがヨーコに近付いていく。

「駄目だ!
 彼女に近付いちゃいけない!
 やめろォォ!!」

何で彼女を否定するようなことを言ったのか、彼の頭は理解できなかった。
とにかく、シュウジと今のヨーコは最接近してはいけない。
そう思った。

その途端に彼はハッチを開いて、ウィンチがゆっくりと下降していくにもかかわらず
機体から飛び降りて綺麗に着地、そのまま走り出した。

既にヨーコの目の前にいるシュウジの隣に来ると彼の肩を掴み、
ヨーコとシュウジの間に割って入るように位置を変えると、
彼らを引き離すように一歩シュウジを押し戻した。

「ええと、何ていえばいいのか……。
 とにかく、駄目なんだ。
 近付いちゃいけない。
 ゼファーに警告されなかったのか?」

そう言ったリナルドの瞳孔は、通常の半分程度の大きさに収縮していた。

【行動:叫ぶ(0)、機体を降りる(-1)、シュウジを押し戻す(-1)、困りながらも話す(0)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:半覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:自分の覚悟を確かめる】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】

※現在の位置関係
ヨーコ  シュウジ
○ ○○  →MS
   リナルド
『え゛っ!?』
俺の言葉に、ブリッジの少年は発音し難い声をあげ戸惑う仕草を見せた。
そして何かを(多分対応を)必死に考えている。
すぐに決心したらしく、接触回線を通じて声が聞こえてきた。

『・・・よし、コロニー内部を航行してアレンさんを拾うか・・・。
 目的地はその後、とにかくここを早く離れないと・・・』

ムサイで戦闘中のコロニーを突っ切ろうという事らしいが、この少年、年の
割に思い切った事を考える。
まあ、さっきのMSとVガンダムがジャベリンを
上手く抑えていれば、十分可能ではあるか…。
少年は今度はこちらを向いて早口で言った。

『あっ、すいません。ジャベリンに乗っているのはサーティアです。
 そしてゴトラタンがアレン、今は忙しいので詳しい事は言えませんが・・・。
 ムサイ動かしますんで、気をつけてください』

(…何…?)

俺は一瞬耳を疑った。

(あのMSに乗っているのがサーティアなのか…?で、ついさっき飛び出して
 いったのが、多分アレンだろう。…という事は、だ)

そこまで考えていた時、格納庫の方にいた大型MSが俺とムサイの間に割り込んできた。
おそらく、万が一俺がムサイを攻撃するのを防ぐ為なのだろうが…。
もうちょっとムサイに触っていたかったぞ、俺は。
その時ムサイが港の奥に向かって主砲を発射した。
続いてミサイルが発射される。
どうやら内部への隔壁が閉じられているらしく、それを
破壊する為の攻撃みたいだが、奥にいるMSに当たらなければいいがな…。

(続く)
一応南の方を警戒しながら、俺はまた詳細について考えていた。

少し前にあったいつもの定期放送。
あそこで聞いた脱落者の名前の中にあった、見覚えのある名前。
リオン=フライハイ。
たしか彼はサーティアと共に行動していた筈だ。
そして同じ放送で先生からのプレゼントを受け取っていた男。
アレン・D・バディアム。
で、ジャベリンの中で格闘していた、サーティアとアレン。
負けたアレンを見て、逆上した大型MSのパイロット…。
えーと…リファニア・ニールセン。
ここまで条件が揃っていれば、どんな馬鹿にも結論を導く事ができる。

(まったく人間てやつは、どんな状況でも愛ってやつを育むんだな…。この
 プログラムでは、それがどんなに哀しい事か分かっている筈なのに。
 …いや…哀しい故に、寂しい故にこそ、かな。
 …俺にはもう遥か昔に無縁になった話だが)

余計な事を思い出して俺は自嘲の笑みを浮かべた。
少しだけ、目の奥に狂気を含んだ笑み。

奥ではどうやら隔壁が吹き飛ばされたようだ。
ムサイが少しずつ移動を始めている。

「さて、と。お嬢さんは元気でいるかな…?」

  【行動:事の詳細を考える(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦の前にコロニーに寄りたい】
【同盟:なし】
コロニーの外に出てから、一息。
奴等がいるところでは出来ない考え事をする。
「最悪の場合は・・・仕方ないな」
どうも、シュウジ=アサギがふ抜けている。
ラーズとかいう、クソ餓鬼をも連れてきているぐらいに。
もしかしたら、もうあてにすらできないかもしれん。
と、なれば・・・
元からの主催者の思惑に乗って
他の参加者を皆殺しにするという方法しかないな。
俺一人で、タイムマシンとやらが使えるとは思えないからな。
そして、ふと思って自身の首輪に向かって語りかける
「もし、参加者全員皆殺しにして、残った場合。
 大会というからには優勝したには、なにか恩赦はでるのか?
 聞こえてたら、答えてもらおうか。ティーチャー」

【行動:考え事 (1) 先生への通信? (0)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る? 馬鹿は無視】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?
     15 リナルド=グレイス? 19 ラーズ=フィリー???】
73ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/22 15:06 ID:???
内容はよく聞き取れなかったが心配そうな声が2つほどかかる…。
そこに向かって…内容を予測して言う
「…発作…よ…。…暫く休めば…収まるわ…。」

そして、寝転んだまま苦しんでいる…。
【行動:話す(0p)】
【残り行動値:4p】
【位置:S17コロニー教会内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……発作がおさまるのを待つ。(一時的協力で楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
 これでも当たらない!?
 ちぃ……!

 強烈な爆音と同時に隔壁の破片が飛び散り、辺りを煙がもうもうと包み込む。

 上に逃げたゴトラタンへ振り返る。
 振り返った直後、相手のビームトンファーが眼前をすり抜けて地面に突き刺さる。
 あと少し前だったら、やられていた?

 意識の全てが……一瞬だけ、吹き飛んだ。

 何が大切かって、相手を信じる事だって必要かもしれないけど。
 もう、私一人の命じゃない事、忘れてない、サーティア!?
 サブナックと、リオンの、二人の命、もう背負ってるのよ、サーティア!

 ここで死んだら、どの面下げてあの世に逝く訳!?

 やり直す事は出来ても、死んでからじゃ無理でしょうが!


「負けてらんないのよォ、アンタなんかにィィィッ!!」


 もう片方のトンファーが肩に吸い込まれるように食い込み、ムラマサブラスターごと、左腕が転がる。

 煙の中からジャベリンはゴーグルアイを光らせて、残った右手で掴んだビームサーベル。
 手首を180度回転させて、そのままコクピット目掛けて突き出した。


【行動 : ビームサーベルでアレンに攻撃(−1) 】
【残り : 2P 】
【位置 : J8 】
【機体状況:右肩(右腕)消失 】
【身体 : 腹部に若干痛み 】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド、ムラマサブラスター 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : ???? 】
【同盟 : なし 】
75イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/22 17:35 ID:???
片腕を失ったジャベリン。
だが、サーティアの戦う姿勢に、一向に衰えは見えてこない。
それは、自分の過ちで仲間の少年を死なせた事への、消える事なき罪悪感ゆえか。

白刃が閃き、ゴトラタンへと襲い掛かる寸前。
右腕にマウントしたショットランサーの、4連装ヘビーマシンガンが火を噴いた。
狙いはジャベリン。そのマニピュレーター。
崩壊した隔壁の残骸を縫うように飛び、Vガンダムはジャベリンの横へと回り込んでいたのだ。
無論、面制圧用のマシンガン、しかもアレンを巻き込まぬよう弾数を絞ったのでは、牽制程度にしかならない。
だが愁林にとっては、今はそれだけで充分だった。

「アレン君、今は一矢報いた事を好しとしなさい。貴方を待っている人がいるのだから―――」

開きっぱなしの回線から聞こえてきたリファニアの想いに胸を馳せ、愁林はアレンに撤退を促した。

「―――スターやヒーローは、女の子の笑顔を守るべきよ」

刎ね飛ばされたジャベリンの腕が、ムラマサブラスターを握ったまま飛んでくる。
それをムサイの方向へと蹴り飛ばし、愁林はそう、アレンに伝えたのだった。

【行動:ダグラス/リファニア/レイモンドへ回線継続中(-0)、Hマシンガン→サーティア(-1)
..    アレンへ通信(-1)、左腕パーツ・Mブラスターを蹴り飛ばす(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:1p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
76ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/22 17:44 ID:???
>>68
『ヨーコ…どうしたんだ?いきなり家を燃やしたり…。

 まさか…?』

そう言って、シュウジが・・・ターゲットが近づく。
それを確認してから、ふところに隠し持っていた果物ナイフを握り締めた。
(・・・そうよ。もっと、もっと近づいて来なさい。
 そう・・・もう一歩。その一歩が・・・あなたの地獄へと誘(いざな)う一歩よ!!)

そしてシュウジが足を踏み出そうとしたその時、
>>69
『駄目だ!
 彼女に近付いちゃいけない!
 やめろォォ!!』

リナルドである。
(・・・くッ。いつまでも邪魔をする!?)

物凄い勢いで駆けてくると、
『ええと、何ていえばいいのか……。
 とにかく、駄目なんだ。
 近付いちゃいけない。
 ゼファーに警告されなかったのか?』

そう言って、シュウジを押し戻した。

(・・・こうなったら、お前を少し利用させてもらうよ!!)

「リ・・・リナルドさぁん・・・。」

私は泣きながら、彼―リナルド―を後ろから抱きしめ、

「ごめんなさい・・・。私も・・・私も判らない内に気が付いたら・・・。」

握り締めたナイフをリナルドの首筋に当てた・・・。

「・・・こんな風になってたの♪」
悪意に満ちた鋭い目で肩口からシュウジを覗き込みながら。

【行動:脅迫(1)】
【位置:S-17:コロニー自宅前】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム) 果物ナイフ】
【行動方針:単独行動】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
第一回大会及び第二回大会過去ログ
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/2598/kakorogusouko.html

ととかるちょ
http://bbs.35hr.com/bvote/comvote.cgi?id=tyo
(なお、見事予想が的中しても
 豪華賞品の進呈は運営者の都合によりございません
 ご了承の上、ご投票ください)
一方のトンファーは空振りに終わり、
もう一方のトンファーはジャベリンの右肩の装甲をぶち破る。
隔壁が破壊され、その外からはムサイ級巡洋艦とサイコガンダムMKUがやってくる。
「邪魔するな……ってんだ……」
そちらに気を取られている隙にジャベリンがサーベルをゴトラタンに突き出す。
狙いはコクピット、受ければ問答無用で死ぬ。
繰り出される攻撃を横に避ける。
通信が入る。

「アレンさん、他の参加者が接近中です。
 これ以上の混乱を避けるため、一時撤退を!
 このまま対岸から脱出します。格納庫へ戻ってください!!」
アレンが言うところの糞ガキ、ダグラスが言う。
「アレェェェェン!生きているなら返事しなさぁぁぁぁぁい!
 ちょっと事情が変わったわよぉぉぉぉぉ!
 ここは、撤退する事に大決定〜!
 ヒーローは、生きて次の機会を待つ!
 挫折は成長のきっかけだって、パパも言ってた!」
アレンが言うところのハニー、リファニアが言う。
「アレン君、今は一矢報いた事を好しとしなさい。貴方を待っている人がいるのだから―――
 ―――スターやヒーローは、女の子の笑顔を守るべきよ」
アレンが言うところのフェロモン、イブが言う。

アレンは考えていた。
何故、彼ら彼女らがそこまで自分を救いたがるのか、と。
無い頭で考えた、足りない頭で考え抜いた。
数秒だけ。
そして結局の所こんな結論に辿り着く。
「そうか……そんなに俺様の歌が聴きたいか……」
この男、基本が馬鹿なのである。
サーティアに対する怒りも先ほどの一撃で気が済んだ。
正直な話、さっさと帰ってリファニアとイチャつきたいのである。

Vガンダムとムサイ、サイコガンダムMKUに通信回線を開く。
「任せな……糞ガキ……フェロモン……ハニー……
 この……アレン=D=バディアン……元より死ぬ気なんざ……じぇーんじぇん無い……
 さっさと……帰らせてもらう……」
それだけ言うと速攻でムサイの格納庫まで辿り着く。
腕がなくなったジャベリン、リファニアだけでも大丈夫だろうと思ったのだ。
安心したのか今ごろになって痛みがやってくる。
胸、肩、脇腹のキズ……そう簡単に塞ぎそうにない。
「……やべぇな、これじゃ歌って踊れねぇ……」
独り言をぶつぶつ言いつつも、アレンはよろめきながらブリッジへと上がっていった。

【行動:着艦(-1P) ブリッジへ移動(-1P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
コロニーを索敵範囲に捉えた。
気体の反応が多い。
―――ここにもかなりたくさんの人間が集まっているようだ。
少し不安だが接触して仲間を作る機会が出来るかもしれない。
だけど……。

「なんで逃げるんだよッ!!」

これも昔教えてもらったどっかの国の言葉。
まさに『蜘蛛の子を散らすように』コロニーに入って行く。
驚くべき事に戦艦まで。

「………罠?」

向こうの明らかにおかしい行動。
たどり着く答えが罠。
俺が追っていくと待ち伏せされてて、そのまま攻撃される……とか?
――かなり違う気がする。
何か理由があるはずだ。
逃げる――会いたくない――戦うと負けるから――違う、向こうは明らかに人数が多いんだ。
逃げる――来て欲しくない――何かを守っているから――これも違うような気がするなァ…。
逃げる――いや、そもそも逃げるってのが間違ってるのか?

「……後回しだ」

答えが出そうにないので思考を放棄する。
とりあえずもう一つ向こうのコロニーに行ってみよう。
その後にまた来ることにする。
絶対に何かがある。
そう思わせるほどあの動きは不自然に見えた。
それともただ単に俺が臆病なだけなのか?

「なァ相棒、俺は臆病なのかァ?」

何となくジェガンに語りかける。
当たり前だがジェガンは俺に答えをくれなかった。

【行動:移動(-4p)】
【位置:J-9→I-9→I-8→I-7→I-6】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
80イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/22 19:50 ID:???
>75
(管制室での合議の内容を踏まえ、以下のように修正します)

【修正箇所:本文中最後尾より2行】
【修正内容:削除】
【備考:これにより、「蹴り飛ばす」という行為に対して消費したPは未消費となる。
     故に、付随する修正として、以下のように処理を行なう】
【付随修正箇所:残り行動値1p】
【付随修正内容:残り行動値2p】

(当方の浅慮により、関係者各位には多大な御迷惑をお掛けしました事、ここにお詫び申し上げます)
>>73

(・・・・・発作。ってことは何度か同じ状態になったことがあるってことか。)
いまだに苦しんではいるが”休めば収まる”と本人が言ったので
そのままそっとしとくことにした。

シュウジ達がヨーコを呼びに言ってる間に、自分なりの意見を紙に書く。
[1のプランで南のティーチャーの基地へ行くとなると
 人で使う武装を集めたほうが良いと思う。
 小惑星基地だ中は入り組んでいてMSが通れない場所もあるだろう 
 MSを降りての戦闘をしなければならない状況も出てくる。
 後、これは個人的な事情だがティーチャー、彼女の真意を知りたいな。

 3のプランはまだ、可能性がなくなったわけではない
 リスクが高くなったがプランの一つとして残しておくことをすすめる。]

そして別の紙に新たに文章を書き始める。
[忙しそうだったからここに書いて置く。
俺はここに来ても何一つ変わらなかった。
ただ流れのまま生きていくだけの、人生。
多分、ここを出られたとしても俺は”生きているだけ”だろう。
俺には何もない”生きる目的がない”だから探そうと思う"生きる目的”を。
身勝手ですまない本当は直に話そうと思ったんだが
これ以上ここにいると決心が鈍りそうだ。
幸運を祈る。
             ベルク=クロフォード ]

書き終えると紙を二つに折りパソコンの近くに置く。
そして、バックを持ち教会を出た―――――――――――――――――!?

煙が上がっているのが見えた。
(何故?)
不信に思い。急いでぺズ・バタラに乗り込み煙が上がっている方向を見る。
そこにはリナルドの首筋にナイフを当てたヨ−コと
唖然としているシュウジの姿が合った。

(何故だ?どうしてあんな状況になってる。
 いや、そんなことを考えている場合じゃない。まずはリナルドを助けないと。)

MSから降りその方向へ駆け出した。
今、彼女を刺激しないためにもMSで移動はしない。
住宅地の入り組んだ角を曲がり気づかれないように近づいた。
ちょうどヨーコ達の後ろに回るような形で着く。
角の影から手刀を構え様子をうかがう。

(いったい、どうなってんだ?)

【行動:意見、手紙を書く(-1)MSの乗り降り(−2)気づかれないように近づく(−1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17(住宅地の角の影)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
    08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?
    19番 ラーズ=フィリー?】
コロニーに入ると、片腕を失ったジャベリンと、ゴトラタンが対峙し、
さらにイブのVガンダムがジャベリンを牽制していた。
「アレン、無事だぁ!しかも、有利に戦ってる!
さっすが、ヒーロー!イザという時には頼りになるんだぁ!」
リファニアの表情が一気に明るくなる。
だが、まだ油断出来ない。ジャベリンは、残った片腕にビームサーベルを構えている。
…まだ、ジャベリンには充分な戦闘能力が残っている…!

…その時、アレンから通信が入る。

『任せな……糞ガキ……フェロモン……ハニー……
 この……アレン=D=バディアン……元より死ぬ気なんざ……じぇーんじぇん無い……
 さっさと……帰らせてもらう……』

アレン、撤退を決意してくれた!
そのままアレンは後退し、ゴトラタンをムサイへと着艦させた。
心底、安心する。応急処置を施せば、まだアレンは助かるはずだ。
プライドよりも、自分の命を選んでくれた…。
瞳を潤ませるリファニア。
「これで、泣かずに済んだね…。」
…一気に涙が溢れ出してきた。
「…あ、ダメだ、やっぱり…、泣いちゃった…。」
涙は涙でも、うれし涙。流して損する涙ではない。
リファニアは、涙を拭った。だが、駄目だ。ちっとも、涙は止まらなかった。
「リファニア!ナイテル?ナイテル!」
騒ぎ立てるトリィを、リファニアは優しく抱き締めた。

…少し落ち着いて、サーティアのジャベリンを見る。
大切な人を失う怖さを再び味わったリファニアには、サーティアを護ろうとする何者かの意思を感じる事ができた。
もっと早く感じていたら、何とか戦いをやめる事が出来たかも知れない…。
…今は、サーティアを撃つ気分には、とてもなれなかった。

そのまま、機体を変形させ、ムサイに随行する。
…まだ、イブが帰艦していない。イブの帰艦を待つ。
イブが帰艦した後も、艦の安全が確保されるまでは自分が艦を護らなければ。
その後は、アレン、優しくしてあげるね?

【行動 : アレンとの通信継続(0)、イブとの通信継続(0)、ダグラスとの通信継続(0)、変形(-1)、 残3 】
【位置 : J-8(コロニー内) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンを助けて撤退、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
>>76
「リ・・・リナルドさぁん・・・」

ヨーコが泣き声を上げて近付いてくる。
同時に、リナルドの戦慄も強くなる。

どうするか考えていると、後ろからヨーコに抱きつかれた。
そして、空間認識能力の跳ね上がっていた彼には解った。
ヨーコの右手に、何かがある。
答えは、一つ。

「ごめんなさい・・・。私も・・・私も判らない内に気が付いたら・・・」

(しまった、組み付かれた……!)

自分の対応の遅さに反吐が出る。

「・・・こんな風になってたの♪」

リナルドの左首筋に、果物ナイフが突きつけられていた。
これではリナルドがいくら高速で動いても、その前にやられてしまう。
ヨーコの右手を砕くのはわけないが、彼の思考はそれを拒否してしまうだろう。
本能のアクセルと思考のブレーキ、その二つが同時に彼の身体を支配すれば、一体どうなるか。
動きは止まり、間違いなくリナルドはマヤの元へと召されることになる。

その時、彼はヨーコの背後に動くものを察知した。
この状況でここに来れるのは……ベルクか、シュヴァイザー。
どちらかまでは解らない。
どのみち、意思の疎通など出来るはずもない。
今は、彼女の真意を知る方が先だ。
シュウジの肩を放すと、彼はゆっくりと言った。

「ヨーコ、どうしちゃったんだ……?
 短い間しか見てなかったけど、初めて会った時の君は
 こんなことをする子じゃなかっただろ?」

幸い、リナルドは左利きである。
精密で正確な一撃を繰り出すのにも、自信はある。
今はただ、彼女の答えを、そして
シュウジと来訪者のリアクションを待った。

【行動:戦慄(0)、捕まる(0)、とりあえず話す(0)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:半覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:自分の覚悟を確かめる、現状の打開】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
84シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/23 02:38 ID:???
>>69
ヨーコに事情を聞こうとしたら、なぜかリナルドに止められた。
「…あぁ、警告されたさ。だからといッ…!?」
>>76
>>83
急にヨーコが立ち上がり、リナルドに抱きついたと思ったその瞬間、
右手がリナルドの首に回される。そしてその手にはナイフ。
拳銃をぬこうかと思ったが、時すでに遅かった。
「…く…やはり違う人格だった…?
 お前は誰だ?ヨーコか?それともヨーコの姿をした他の誰かか?
 それになぜこんな事をする…?リナルドを人質にまで使って…。
 お前は私に何を望むんだ?」

(ん…?後ろにいるのは…ベルク?)

【行動:2名と会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 炎上中の家の前】
【機体状況:外部スピーカー使用中 ゼファー管理中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     (ノートPC 計画書 紙とペン(教会内)) ※本人が今持っているのは拳銃のみ】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 現状況をどうにかする】
【同盟:08番ヨーコ? 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
コロニーに進入していくムサイを横目に、俺は南のMSへの警戒を続けていた。
どうやらこのMSは、少し前に東南のコロニ−付近で追い抜いたジェガンのようだ。
一瞬後をつけられたかと勘繰ったが、それにしては時間差がありすぎる。
偶然とみて間違いはないだろう。

このままコロニーまで来るかと思われたジェガンだが、手前で方向転換すると
コロニーを廻りこむように通り過ぎていった。
レーダーに映ったMSの数に驚いて避けていったのかもしれないが、たしかに
その気持ちは分からないでもない。

(…まあ…敵ではないようだな…今の所は…)

ジェガンがレーダーから消えるのを確認してから、ガンイージを港に入れた。
予想通り、港内は先程の大型MSの攻撃でかなり破壊されてしまった。
港としての機能は半減したとみていいだろう。
…プログラムではそんな事は関係ないか…。無人だし。

その間にもムサイはコロニ−内部に進んでいるようだが、ムサイの巨体と、ムサイが
巻き上げるもうもうたる煙とで先が全く見えない。
あの先でまだ戦闘は続いているのだろうか?

先の様子を早く知りたいところだが、下手にムサイに接近してジェットで吹き飛ば
されたら間抜けすぎるから、もう少し様子を見る事にする。

  【行動:港で待機(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦の前にコロニーに寄りたい】
【同盟:なし】
コロニー内部へ侵入するムサイ、煤煙の塊を抜けるとコロニーの街並みが360°に広がる。
しかし、そこに本来あるべきはずの悲鳴は・・・無い。
さらに辺りの大地にはには新旧様々な戦闘後が刻まれていた。
舵を固定、微速前進でコロニー内を航行する。

戦闘中だったアレンは三人の説得が効いたのか、いや、
彼の勝手な思い込みで予想外にあっさりと帰還し、それにリファニアが続いた。
残りはイブのVガンダムが着艦したら全速力で退避するだけである。

艦橋の扉が開き、今にも倒れそうなアレンが入ってきた。
ノーマルスーツの所々がズタボロになり、見るからに生々しい傷が目に映る。

「アレンさん、大丈夫ですか?・・・皆が処置するまで暫く休んでいてください。」

今すぐ処置を手伝うべきか迷ったが、ここで艦のコントロールを見放すわけにはいかない。
前方を向きなおすと、イブの帰還を待った。

【行動:退避準備中(−0)】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
87ベルク=クロフォード ◆TiP5As2jNc :04/01/24 00:40 ID:QZGgcj/F
ID出します。
静寂。
周りには煌く星が広がる宇宙。
芸術とかはよくわからないがいい風景だと思う。
ここで行われているのはただ残酷で一途な殺し合い。

「…………」

この状況に気が狂いそうになるのは俺だけだろうか?
いつ殺されるかわからない。
極度の緊張感、張り詰めた空気。
うねり、叫び、秘める感情。
感情とは裏腹に恐ろしく静まり返る精神。
体を覆い尽くすノーマルスーツとそれほど広くないMSのコクピットの圧迫感。

「…………」

周りの些細な反応も見過ごさないように鋭く磨いた五感。
痺れ始めた手で機体を動かす。
ただ、それだけの操作をしていたら唐突に涙が流れた。

「……ガタイのいい男がセンチになるなんて気持ち悪いぞォ……」

涙を止めるために自分で自分に突っ込む。
だけど、明日には塵すらも残らないかもしれない命。
そう思うと、無性に悔しくて無性に悲しく無性に苦しくて。
ここは不条理な世界。
もともと不条理だったのに俺が気付けなかったのか。
気まぐれで不条理が俺を選んだのか。
馬鹿な俺は表情を変えずにただ無言で泣きつづける。

「…俺は……何がしたいんだァ…?」

【行動:移動(-2p)】
【位置:I-6→I-5→H-5】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
ブリッジへと上がるとそこにいるのはダグラス一人。
わかっていた事ながら、溜息を一つ吐くと近くのソファーに座る。
「アレンさん、大丈夫ですか?・・・皆が処置するまで暫く休んでいてください。」
「ほう……人の心配が……出来るようになったの、かよ、糞ガキ……
 ……すまねぇな……」
最後のほうは小声だったから聞こえなかったかもしれない。
赤面する、ガラにも無い事を言った。

アレンはまずノーマルスーツの脱いだ。
下は下着一枚、しかしアレンは男なわけだし、別に恥じらいだのなんだのはない。
速急に手当てをしなければ危険なわけだし、というよりむしろ人に裸を見せるのが好きだという
露出狂的願望があったのかもしれない。
ともかく、ノーマルスーツを脱いでしばらくポージングをした後
自分がコロニーでとってきた薬物のカゴを派手に地面にぶちまける。
適当に消毒薬と包帯を見繕い、まず消毒する。
洒落にならんほど痛かった。
瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。

胸、肩、脇腹と消毒を施し、続けて包帯を巻く。
全て巻き終わるとノーマルスーツを着る事も無く、下着一枚の姿でソファーに横になった。

【行動:自分の手当て(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:J-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
90イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/24 11:44 ID:???
>78
「フェロモン……って」

そのものずばりな言い方に、思わず苦笑する愁林。
今は亡き母から受け継いだ、蟲惑的な容姿。
それが異性に与える印象については心得ていたが、しかしこうもあからさまに呼ばれるとは思わなかったのだ。
だが、と一先ず胸を撫で下ろす。
軽口を叩けるだけの余裕と、思いの外しっかりとした口調。
これらから考えるに、差し迫った死の危険は無いという事だろう。
怪我の程度が分からない以上、楽観視は禁物だが……
愁林には、そう遠くないうちに彼の歌を聴かされる事になるだろうという予感があった。

飛び去っていったゴトラタンを見送り、Vガンダムにも徐にその後を追わせる。
途中、幾度かジャベリンを振り返り、その追撃を警戒しつつ―――

―――いや、彼女が期待していたのは、追撃とは別の何かだったのかもしれない―――

「お待たせ、ダグラス」

愁林はようやくムサイへと追いつき、帰艦を果たしたのだった。

【行動:ダグラスへ回線継続中(-0)、撤退(-1)、帰艦(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
【行動 : F8へ移動(−4) 】
【残り : 2P 】
【位置 : J8→I8→H8→G8→F8 】
【機体 : 右肩(右腕)消失 】
【身体 : 腹部に若干痛み 】
【武装 : 頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : ???? 】
【同盟 : なし 】
Vガンダムの帰還を確認し、喜びを持ってそれを迎える。

「おかえりなさい、姉さん。
 格納庫シャッター閉鎖、舵固定、第三戦速まで加速。
 これよりコロニーを離脱します。」

コロニーの中心を航行するミョーコウ、どうやらガンイージは追撃してこないようだ。
それを確認すると、少し速度を落とした。

「最外部の隔壁を確認、第二発射管・・・発射。」

大型ミサイルが白線を曳きながら、隔壁へ吸い込まれていく。
爆炎と閃光が隔壁を吹き飛ばし、壁に巨大な穴が開いた。
その外は漆黒の宇宙、ミョーコウは混沌のコロニーを抜け出した。

「ミノフスキー粒子散布開始、このままM-8地点まで移動します。」

操縦を自動に任せると、ふうっ、と大きくため息を吐く。
一瞬、意識が遠のくような感覚に襲われた。
気のせいだろうと、軽く額を抑える。
アレンが気になり後ろを見ると、彼はソファーで寝ていた。
どうやら自分で手当てをしたらしい、ならばひとまず安心だ。

M-8地点へ到着、追撃してくる機影もないようだ。
安全を確認すると、急に力が抜けて床に膝をつく。
信じられないほどの疲労が体に押し寄せてきた。
考えてみてば、僕はコロニーへ入る前から全く休息を取っていなかったのだ。
あの時間はさして感じていなかった疲れが、今では体中に蔓延していた。
寝ているアレンに「ちょっと艦長室へ」と告げる、ちゃんと聞いていたかは確認出来なかった。
息を切らせて艦長室へ入室すると、質素な応接室を抜けて寝室へ入る。
ベッドを確認すると、そのまま倒れこんだ。

【行動:コロニー内移動、隔壁爆破、移動(−3)】
【位置:J-8→M-8】【残り行動値:1p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労大 睡眠中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
イブのVガンダムが着艦した事を確認する。後は、サーティアの動向次第だ。
…できれば、もう戦いたくはない。だが、あくまでもまだ攻撃してくるつもりなら、自分が決着をつけるつもりだった。
アレンと同じ業を、自分も背負う…。そのつもりだった。
「お願いよぉ、撤退してよぉ。」
泣き言を言うリファニア。今の彼女に、これが殺し合いだという認識はない。
その時、サーティアのジャベリンが動いた。
「………!」
ハっとするリファニア。だが、ジャベリンはこちらに見向きもせず、コロニー外へ向かって飛んで行った。
…願いが通じた訳ではないだろうが、サーティアはそのまま撤退してくれた。
「はぁ、はぁ…。…もし、攻撃してきていたら、今の私、多分反応できなかったな…。…う…ぅ…。」
戦闘が終わったとたん、とてつもない疲労感がリファニアを襲った。
「リファニア!ヘイキカ!ヘイキカ!」
トリィが心配そうに騒ぐが、リファニアはにこりと笑い、無言でトリィの頭をなでた。
…ムサイは、コロニー外へ脱出したようだ。全速力で、後を追う。
コロニーより少し離れた所まで行ったムサイに追いつくと、そのままサイコをHLV格納スペースに着艦させる。
「…こんなスペースがあるなんて、本当にムサイ様々だなぁ。」

サイコから降りると、疲労感でそのまま倒れこみそうになる。が、何とかこらえる。
頭の中は、アレンの事でいっぱいだった。怪我、酷くなければいいけど…。
そのまま、飛ぶようにブリッジに向かった。トリィも、必死でリファニアの後を追う。
ブリッジの扉を開けると、そのままブリッジ内へ飛び込み、アレンの姿を確認する。
「アレン!……あ……。」
血まみれの包帯を巻き、ソファーに寝転んでいるアレンの姿を確認したリファニアは、呆然としてしまった。
だが、それも一瞬の事だった。リファニアの両目から、涙が滴り落ちる。
「…アレン!…アレェン!」
リファニアは、自分の頬の傷の事の治療など、完全に忘れていた。
アレンに駆け寄り、彼の唇にキスをする。そのまま、突っ伏して、思い切り、泣いた。
「アレン、アレン、アレンアレンアレン!…ひっく…、…良かったぁ…。
 …私、また、大切なひと、失う所だったよぉ…。…う…うあぁぁぁぁ……!」

遅れて、トリィがブリッジに飛び込んで来る。そのままアレンの傍へ飛んでいこうとする。
が、二人の様子を見て、トリィはトリィなりに気を遣った。
「オアツイデスナァ」
トリィは、そのまま暖かく二人を見守る事にした。

【行動 : M-8へ移動(-2)、着艦(-1)、ブリッジに猛ダッシュ(-1)、
      アレンにごほうび(0)、 残0 】
【位置 : M-8(ムサイ内) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、疲労、号泣 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
94リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/25 00:04 ID:???
《ピロリロ〜ン♪》

軽快な鐘の音と共に、いつもの定期放送が始まる。

『はい、これをもって『ドキドキ☆ボーナスタイム』は終了で〜す♪

 気になる後半戦のボーナス獲得者は……残念ながら、いませんでした〜♪
 もうちょっと頑張ってくれるかと、先生期待したんですけどね〜。
 チャンスは沢山あったハズなんですけど。

 仕方ないので、用意した『プレゼント』はしまっておきます。
 後々別の『イベント』で使うかもしれないので、期待して待ってて下さい。
 強力なMSや、戦艦はまだ残ってますからね〜♪

 それでは、次回の立ち入り禁止区域の発表です。

 『A-21』 『D-08』 『E-07』 『I-06』
 『L-01』 『Q-07』 『V-10』 『Y-23』

 ん〜、そろそろ動きが不自由になってきましたね。
 みなさん、禁止区域に入ってしまった17番フィニーさんのこと、覚えてますか?
 そろそろまた、同じような脱落の仕方をするヒトが出てくるかもしれませんね♪

 では、また次回☆ みなさんが生きてたらお会いしましょう♪』


【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
95リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/25 00:05 ID:???
第四章 >93 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■◎■□□□□□■◎×■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□◎□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□2110□×□□■◎■■□□□◎〓□□□◎□□■
06■□◎□□□◎□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎×□□□□□□□□□■□×□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※×□11□□□14〓P03◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10◎■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※×※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■◎■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎※□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□22□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□◎□■■■■□◎□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎□□□▼▼□□□
21×□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□◎□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□×□
24※■■□□□□□■◎□※◎■■■□□□□□□□□□■

01・02・07・08・15・19は同一地点。03・05・14・16・20は同一地点。
06はH-05地点(侵入禁止予告区域)に存在。
03・05・16・20はムサイ級戦艦に搭乗。03・05・16・20の機体はムサイに収容。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。P(L-08)は搭乗者死亡の17番の機体。
04・09・12・13・17・18死亡。

 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード     (17) 男性  ジム・ライトアーマー(元・ケンプファー)
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 死亡 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  ジャベリン(元・ジム・ライトアーマー)
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性  ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性  ガンダム4号機(元・ジャベリン)
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性  ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性  アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性  ゴトラタン(元・ガンダム4号機→ジャベリン)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性  ハンブラビ
 死亡 レニウム・アートナー      (33) 男性  ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性  ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性  サイコガンダムMk-U
 21番 アーネスト・マンソン  (20代後半?)男性  ガザD(+旧ザク)
 22番 リー・ションロン          (22) 男性  ビギナ・ギナ
96リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/25 00:06 ID:???
……大会管理の管制室では、先ほどから一つの問題が起きていた。

「……どうする?」
「どうするって……機体爆破か、放置か、2つに1つだろ」
「爆破は俺らの権限じゃ無理だし……放置するにしたって……!」

彼らが注目していたのは、L-08エリアの拡大マップ。
いままさに、L-09の方角から、一体の人工物が静かに向かってきていた。

「肝心の機体はどんな状態なんだ?」
「……少し、デブリに当たったみたいだな。表面に細かい傷が見える。
 たぶん、デブリとの衝突で減速してたんだろう。
 でもほとんど無傷だな。使うには何の問題もないはずだ」
「……コクピット内の『汚れ』さえ気にならなきゃ、だけどな」

超望遠レンズで捕えられた映像に映るのは、MA形態のハンブラビの姿。
……禁止区域に突入し、首輪の爆破処分を受けた17番フィニー・ディクセンの支給機体である。
無人のまま、デブリとの衝突で大幅な減速をしたものの、慣性だけで流れてきたらしい。
ソレは生前の彼女が最後に目指していたコロニーに向け、ゆっくりと進んでいく。

「……フィニーさんのハンブラビは、そのままにしておきましょう」
「あ、ティーチャー! ご苦労さまです!」

モニタを見つめる兵士たちの背後から声がかかり、男たちはみな姿勢を正す。
管制室に入ってきたのは、定期放送を終えたばかりの白衣の女性。

「爆破は簡単ですが、そこまでする必要はないでしょう。放置して下さい。
 ……むしろ、これはフィニーさんの意思なのかもしれませんよ。
 誰とも顔を合わせずに終わってしまうのは、つまらないですものね」

そういってリーアは、口元に微笑を浮かべる。
微笑を浮かべたまま、彼女の手の中に納まったモノに問い掛ける。

「それとも……彼女にとっては、そんな姿は見られない方がマシだったかしらね?
 だとしたら、悪いことをしたかしら。
 ねぇ、『ハロC』?」

先生の手の中、白い髑髏は何も答えない……。


【行動:管制室で会話(0p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
97リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/25 01:06 ID:???
>95
訂正です。ケアレスミス申し訳ありません。

第四章 >93 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■◎■□□□□□■◎×■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□◎□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□2110□06□□■◎■■□□□◎〓□□□◎□□■
06■□◎□□□◎□×◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎×□□□□□□□□□■□×□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※×□11□□□14〓P03◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10◎■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※×※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■◎■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎※□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□22□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□◎□■■■■□◎□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎□□□▼▼□□□
21×□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□◎□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□×□
24※■■□□□□□■◎□※◎■■■□□□□□□□□□■

01・02・07・08・15・19は同一地点。03・05・14・16・20は同一地点。
03・05・16・20はムサイ級戦艦に搭乗。03・05・16・20の機体はムサイに収容。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。P(L-08)は搭乗者死亡の17番の機体。
04・09・12・13・17・18死亡。
98アーネスト・マンソン:04/01/25 07:40 ID:???

 意外に基地は広かった。
 なかなか、あいつは見つからない。居るのは確かなんだけど・・・・・・ 
 まぁ、狩りには時間がかかるもの。
 あせったってしょうがない。
 時間をかけて。
 気配を消して。
 苦労して取る肉は、きっと何倍もおいしいはず。
 いろいろ探して歩いている間に、いろいろ見つかる。
 さて・・・・・・探している間に、いろいろやっておこう。
 少しでも、狩りを楽にするために。
【行動;隠密移動(−2)
    捜索(索敵重視)(−1)
    
    発見物;デブリ(鉄材)×2
        着陸時制動用ワイヤー×1
    工作(−1)
    生成物;ワイヤーホーク
        ヒートホークの柄に長いワイヤーをビームサーベルで溶接し、さらにワイヤーの端にグリップ代わりの
        鉄材を溶接することで鎖鎌のように仕立てたもの。
        使用物;鉄材・制動ワイヤー・ヒートホーク】
【位置:E-5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2
 ワイヤーホーク×1】
    
【コンテナ武装;ザクT;鉄材×1、武装ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り3g)、ナイフ、
 5メートルの合金線の束、絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉800グラム】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項;なし】
傷の手当てが完了したからといって楽観視は出来ない。
その前に雑菌が入っているかもしれないし、
既に外に出てしまった血が尋常な量じゃないのだ。
ソファーに横になっているとダグラスが休憩を告げて艦長室に行く。
適当に流しつつアレンはこれからの事を考えていた。
なりゆきでこのムサイの乗員になってしまったアレン。
イブを助けて、ムサイに連れて行き、薬を届けて、もう一回ムサイに戻っていると。
何時の間にかムサイの乗員になっていて、リファニアと愛し合っていた。

「アレン!……あ……。」
ブリッジに文字通り飛び込んで来るリファニア、
目は一直線に寝転ぶアレンに向けられる。
その瞳はみるみるうちに潤んでゆき、涙が床に零れ落ちた。
「…アレン!…アレェン!」
問答無用で唇を重ねられる。
油断をしていたので少しばっかりびっくりした。
「アレン、アレン、アレンアレンアレン!…ひっく…、…良かったぁ…。
 …私、また、大切なひと、失う所だったよぉ…。…う…うあぁぁぁぁ……!」
まるで子供のように泣くリファニアをアレンは優しく見つめた。
もっとも、入り口近辺にいた某七面鳥には『邪魔だコラァ!』とばかりに睨み付けて
どっかに移動させたが・・・

リファニアの顔を上げ、顎を手で支える。
今度はこちらから唇を重ね、そして離した。
「俺は死なないさ、リファニアを残して死ぬはずがないだろう?」
ふ、と気づいた頬の傷。
リファニアの愛らしい顔にそれは微妙なアクセントになっていた。
「ハニー……その傷……」
医療用品の入ったかごの中から先ほどまで使用していた
消毒薬を取り出しガーゼに染み込ませる。
「ちょっと染みるけど我慢だぜ。」
そのガーゼを傷口に当て、もう一方の手で傷テープを用意する。
傷テープをリファニアの頬によく貼りつけたのを確認するとアレンはもう一度横になった。
「ハニー、君も寝たほうがいい。
 ダグラスはもう艦長室とかで寝ちゃってるらしいからな。
 俺様とあのお姉様がいれば大丈夫だろ。」


下着一枚の姿で言った。


【行動:自分の手当て(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:J-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
100イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/25 13:29 ID:???
コロニー外壁の爆発と共に、ムサイは再び宇宙へと漕ぎ出した。
コックピットの中に、運営側からの定期通信が流れる。
格納庫内の気圧が元に戻ったのを確認し、愁林はハッチを開いて機体から降り、艦橋へと向かった。
軽症とはいえ、多量に血を流した後だ。
彼女は艦橋に置いたままの抗生物質を飲んでから、暫しの眠りにつこうと考えていた。

「ダグラス―――あら?」

気の抜けるような音と共に開いた艦橋のドア。
その向こうに当然いる筈と思っていた少年の姿は無かった。
代わりに、彼女の眼前で繰り広げられていたのは、男女の甘い語らい。

「仲が良いのね。邪魔はしないわ、ゆっくりなさい。私はシャワーを浴びてくるから」

何食わぬ顔で、アレンの傍の救急箱から抗生物質の入った薬瓶を取り出す。
そしてリファニアに軽く微笑みかけ、さも自然な振る舞いのままに艦橋を後にした。

「……Sancte deus……」

主の御名を唱え、軽く息を吐く。頬が熱く火照りだす。
どうやら彼女のポーカーフェイスも、ここまでで限界に達したようだった。

【続く】
101イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/25 13:38 ID:???
床を蹴り、壁を押し、無重力の廊下を愁林は流れていく。
途中の部屋でノーマルスーツと下着とを拝借し、目指すはシャワールーム。
シャワーを浴び、身を清め、下着を替えて、それからダグラスを探そう。

「探して……それからどうするの?」

どうもこうもあるまい、と彼女は苦笑する。
自分を姉と慕う少年に、労いの言葉を掛けるだけだ。それ以外に何がある?

「あの二人の空気に当てられたのかしらね」

シャワールームのドアを開け、中に入って鍵を閉める。
バルブを捻ると、熱い湯が迸った。
艶やかな長い黒髪を伝い、きめの細かな白い肌を滑っていく雫。
愁林は、密やかに溜息をついた。

【行動:艦橋へ(-1)、探索(-1)、シャワー室へ(-1)、シャワーを浴びる(-1)】
【位置:M-8】【残り行動値:0p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)、着替え一式】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
内部に続く通路の煙が消えていく。
ムサイは無事に仲間を回収、コロニー内を通過中のようだ。
そしてガンイージのレーダーに映るムサイとは別の影が1つ。
これがサーティアのジャベリンだろう。
そのジャベリンもムサイが遠ざかるのと前後して、ガンイージの横を通り過ぎ
西の方へ飛び去っていった。
右腕が根元から切り落とされているらしい。

何か声をかけようかと思ったが、やめておく。
おそらく今は何を言っても何の慰めにもならないだろう。
これは彼女の中の問題なのだ。多分。
このまま死を選んでも、生きる事を選んでも、自身が後悔しないのであれば、
それはそれでいいのだろう。……俺が口を出す事ではない。

それよりも俺はまず、コロニーの空気の流出を止めなければならなかった。
せっかくコロニーに着いても、美味い空気が吸えないのでは喜びも半減だ。
さっきムサイが隔壁を破壊したが、このような事態に備えて隔壁はまだ
何ケ所かあるはずだ。
少し奥に行くと、予想通り壁に隔壁の操作パネルを見つけた。
この程度のパネル操作は、フロンティアに潜入する時に散々練習したから
お手のものだ。
重い音を立てて隔壁が閉まると、外に噴出していた空気の流れが止まる。
どうやらこちらはこれで大丈夫のようだ。

「さて、次は東側の隔壁を閉めなきゃな…。
 多分ムサイの奴らは閉めてっちゃくれないだろうから、早く閉めないと
 水鳥達が大変な事になっちまう」

俺は一足飛びに東のゲートに向かい隔壁を閉じた。
内部の空気の流出はこれでなくなった筈だ。

  【行動:東西の隔壁を閉める(−2)K-8に移動(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8→K-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦の前にコロニーに寄りたい】
【同盟:なし】
103ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/25 21:34 ID:ZO+d7iLT
判定チェック
104アーネスト・マンソン:04/01/25 22:46 ID:???
IDチェック
105アーネスト・マンソン:04/01/25 22:47 ID:gGE8RMy5
再度IDチェック。失礼しました。
106ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/25 23:00 ID:???
>>83>>84
「何よ、あなた達は・・・。
 勝手に人を『変わった』とか『人格が云々』とか言う!!」

よく考えてみると、
確かに事情がわからない者にはそういう風に見えなくもない。

「・・・いいわ。話してあげる。」

一呼吸・・・間を置くと、手に持ったナイフで
リナルドの首の皮へ押しつける。

「私には霊感があることは知ってるわね?
 そして同時に霊を呼び寄せる体質でもあったのよ。

 ・・・『彼ら』はここにいた。
 この【ゲーム】の負のエネルギーに集まった霊の中の一つ。

 そして私に『憑依』・・・いえ、『融合』した。
 憑依ではなく、融合。

 この違い・・・わかる?」

フン・・・と鼻で笑うと、あえてシュウジに見せ付けるように
リナルドの首筋から流れ出る一筋の赤い雫をペロリと舐め上げた。

【行動:説明会(1) 血(゚Д゚)ウマー(0)】
【位置:S-17:コロニー自宅前】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム) 果物ナイフ】
【行動方針:状況の打破 みんな死ね】
【同盟: な    し 】
「あれ、ここどこだっけ・・・。」

目を開けると、見覚えのある場所にいた。
だけど、ここが何処だかなかなか思い出せない。
・・・・・・あ、思い出した。ここはパプア型補給艦の出撃準備ルームだ。
顔を上げると、見覚えのある顔が目に映った。
「お?ダグラス、寝ぼけた顔してんな。・・・ほら、これでも飲めよ。
 作業開始まで・・・あと3分って所か。」

その男はコーヒーを僕に渡しながら、時計を気にした。
えーと、彼の名前はウォックス、その隣にいるのがエンバート。
二人とも学生時代からの友人だ。

「作業って、なんだっけ?」
二人に聞くと、彼らはお互いの顔を見合わせ、しかめっ面でこちらを向きなおす。

「お前、本気で言ってんのか?」とエンバート、
「あのなぁ・・・・はぁ、攻撃衛星の運搬だろ、もう忘れたのか?
 今回は俺が隊長だ。ここ、エリア9から・・・」
「エリア16まで運ぶ。・・・だっけ?」
急に思い出し、ウォックスの言葉に割って入った。

「おいチビ、ふざけてんのか?出撃前にそーゆー事、やめろよ。」
「まあ、解かってるんならいいだろ。・・・よし、そろそろMSデッキに行くか。」
二人はあきれた表情で部屋を後にした。
本当にさっきまで忘れてたんだけどなぁ・・・。

続く
「進路クリアー、第四作業班、発艦どうぞ。」
女性オペレーターの声がコクピット内に響いた。

ウォックスのザクUに続いて、エンバートのザクTが続く。
三体一組で梱包に包まれた攻撃衛星の運搬に当たる。
同じく他のパプア、ムサイから同じようなMS達が次々と現れた。
その後、何事も無く予定の空域へ到着、衛星の梱包を解く作業もいよいよ大詰めに入った。

「第四作業班、作業完了。」ウォックスが報告を済ませる。
「ふう、順調だったな。こりゃ俺達が一番乗りかな?」エンバートは満足そうに言った。
だが、僕は心の中で沸々と沸いてくる恐怖心と焦りを感じていた。
間違いない、これはあの時の・・・。ということはここら辺りで・・・、
来た、オペレーターの通信。
「第四作業班聞こえますか?、隣の第三作業班でマシントラブルが起こりました。
 二機を援護にまわしてください。」

「だとよ、エンバート、行くぞ。ダグラスはここで待機だ。」
「すまんな、追加手当が出たら何かおごってやるからよ。」
二人のMSがが段々遠ざかって行く・・・、怖い。ここから離れたい、逃げ出したい。
しかし、体のコントロールが効かない。このままでは奴らに・・・。
だが、もう一方の僕はのんびりと家族写真を眺めている。
そして・・・、運命の時。
「・・・ん?あれは・・・、チベ?オペレーター、こちら第四作業班三番機、前方にチベを視認しました。確認どうぞ。」
「・・・いえ、確認出来ません。接触して所属元を確認して下さい。それから指示を出します。」
「了解。」

暗礁の中のチベへ接近する。通信を求めるが、応答しない。
そして、500メートル付近まで接近すると、強力なジャミングがかかり、レーダーと通信が効かなくなった。
引き返せ!と心の中で強く思っても、もう一人の僕は接近を止めない。
と、突然振動が機体を襲う、見たことも無いMSがザクに取り付いていた。
「な、な!こちらグラナダ基地所属・・・うわあああ!!」
そこでベッドから跳ね起きる。たしかこの後、気を失って・・・。
耳に入ってくるのは自分の荒い息遣いと、心臓の鼓動のみ。艦長室は、暗闇と静寂に包まれていた。
体中が汗だくで気持ち悪い。まだ疲れは十分に取れてはいないが、ひとまずシャワーを浴びる事にした。

【行動:睡眠(−1) 回想(−0) シャワーを浴びる(−1)】
【位置:M-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
109シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/25 23:35 ID:???
>>106
(ヨーコが望んで…こうなったと言うことか。
 自ら望んでこの人格に…違う。霊に…はめられた?
 そんなことがあり得る…のか?第一に霊なんて…いや、優れたNTは霊との意思疎通が出きたやらそんな話もあったな…。
 そんなことはどうでもいい。まずは…元に戻すべきか。除霊など不可能…ヨーコの意志にかけるしかないか。)

「それがヨーコが望んだ物なのだとしたら…何故融合する必要があった?
 何を欲した?より高い力か!?」

(ゼファー…。何故動かない?やはり距離が近すぎるか…。
 後は…ベルクとリナルド次第…か。
 くっ…私の位置ではどうすることも出来ないか…。)

【行動:ヨーコと会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17 炎上中のヨーコの家(?)の前】
【機体状況:外部スピーカー使用中 ゼファー管理中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     (ノートPC 計画書 紙とペン(教会内)) ※本人が今持っているのは拳銃のみ】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 現状況をどうにかする】
【同盟:08番ヨーコ? 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
110アーネスト・マンソン:04/01/26 00:42 ID:Khs7yE6o
IDチェック
 ただ待っているのもつまらない・・・・・・・
 罠を張ることに、決めた。
 弾薬庫を探そう。

 ・・・・・・程なく、それは見つかった。
 自分の手でしとめるのが楽しいんだけど、こううろうろしていても
埒があきそうにないし。
 さて、始めようか・・・・・
【行動;捜索(弾薬庫)(−1)
    発見物;ジャイアントバズ用バズーカ弾×6、クラッカー×1
    工作(−2)
    生成物;バズハンマー 使用物;鉄材・バズーカ弾×3・合金線
      バズーカの弾丸を3発鉄材にくくりつけたもの。命中した場合、高熱の
      メタル・ジェットが装甲を食い破る。威力はジャイアントバズ3発分。
      命中した場合、バズハンマーは失われる。
     
        ブービートラップ(クラッカー) 使用物;クラッカー、合金線
       クラッカーの遅発信管を切り詰めてワイヤーと接続したもの。
      通路にワイヤーを張ることで使用する。
       展開したワイヤーに接触した場合、クラッカーが爆発し、敵がダメージを
      負うことになる】
【位置:E-5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2
 ワイヤーホーク×1(左手に装備中)、バズハンマー×1(背部に装備中)】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1、ブービートラップ(クラッカー)×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り3g)、ナイフ、
 絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉800グラム】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項;なし】

アレンに、キスを返されて、優しい言葉をかけられると、ウソみたいに落ち着いた。
…だが、リファニアの顔を見つめたアレンが、突然驚いた表情を浮かべた。
『ハニー……その傷……』
アレンにそう言われ、ハッとするリファニア。頬に触れると、鋭い痛みが走った。
顔の、傷…。…絶望的な気持ちになるリファニア。
『ちょっと染みるけど我慢だぜ。』
…だが、アレンは優しくその傷を治療してくれた。
消毒液がちょっと染みたが、そんな痛みなど全く気にならない。
「…あり…がと…う。」
再び泣き出すリファニア。もちろん痛みの為などではない。
…私、泣き虫になったなぁ。
ジュニアハイに通っていた時のリファニアは、滅多に泣かない子だった。
むしろ、どんな時も笑っていられるような、そんな子だった。
…今は泣いてばかりだ。

『ハニー、君も寝たほうがいい。
 ダグラスはもう艦長室とかで寝ちゃってるらしいからな。
 俺様とあのお姉様がいれば大丈夫だろ。』
そうアレンに言われた時、イブがブリッジに入って来た。傍に来て、薬瓶を手に取ったイブに微笑みを向けられる。
リファニアは、目をこすって涙を拭くと、にっこりとイブに微笑み返した。
イブは、そのままブリッジから出て行った。リファニアは、再びアレンに顔を向け、微笑む。
「…アレン、ごめんね、泣いてばかりで。私の目、真っ赤でしょ?はぁ、みっともないなぁ。
 なんか、みんな部屋に行っちゃったみたいだね…。ブリッジ開ける訳にもいかないし、うーん…。
 あ、そうだ、ちょっと待っててね、アレン!」
そう言って、リファニアはブリッジから出て行った。
外にトリィが居たので、声をかける。
「あれ、トリィ?そんな所にいたら寂しいでしょ?ブリッジ入ってていいよ〜。私もすぐ戻るし!」
そのまま、居住区へ向かった。

…しばらくして、再びブリッジに戻って来たリファニア。両手に、毛布だの枕だのを抱えていた。
そのまま、アレンの寝ているソファの隣にマットレスを敷き、アレンに毛布をかける。
「ブリッジに誰か居ないといけないし、一人だと寂しいでしょ、アレン?…だから、隣に寝るね。
 …おやすみっ。」
アレンにお休みのキスをすると、自分も毛布に包まって、横になった。
横になったとたん、リファニアは深い眠りに落ちていった…。

【行動 : 艦内移動(-1)、寝る(0)、残3 】
【位置 : M-8(ムサイ内) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み)、睡眠 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
アレンは立ち上がった。
隣ではすやすやと寝息を立ててリファニアが寝ている。
最初リファニアが毛布とマットレスを持ってきた時アレンは、
(『第2ラウンド』か!!)と思ったがそれは間違いであり、
リファニアはアレンに毛布をかけ、キスをすると隣ですぐに寝始めたのだった。
やれやれといった感じで居住区へ向かう。

今、アレンの服は何処にもない。
元々着ていた服はジャベリンの中でノーマルスーツに着替えた際、
サーティアと共に持ち去られているのである。
そして、アレンはノーマルスーツを常に着ておくような事は嫌いだった。
という訳でアレンは今服を探している。
色々な部屋を訪れてみるが、少し古いデザインなのである。
「……ま、これでいっか。」
アレンが選んだのは黒のシャツに茶色のジャケット、それとジーンズ。
幸いにもサイズはピッタリである。
ついでに女性士官の部屋にも寄って、
ギターにアンプ、自分の持ち物をブリッジに持っていく。

「アレンオカエリー!」
「おう」
ブリッジに入ると七面鳥が出迎えた。
飛びついてきたので蹴りを一発かまし、荷物をそこらへんに置く。
一瞬視界がぼやけた、フラッとなる。
「……やべ、眠。」
起きていなくてはならないとわかりつつ、ソファに横になる。
毛布をかけ、七面鳥を上に乗せる。
「寝るか……トリィ……」
「ウーン……ムニャムニャ……」
そう言って数秒。
アレンは睡魔に襲われ、速攻で眠りに落ちた。

【行動:艦内移動(-1P) 探索(-1P) 寝る(-0P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
113シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/26 12:03 ID:JFI4P3e3
また、いつもの先生とやらからの
放送が入る。
どうやら、こっちからの質問の投げかけは
聞かれてないのか、無視されたのかどちらかに
なってしまうのだろう。
そして、コロニーの中にいる奴らは今のところ
動く気配はない。
索敵範囲内にも特には機影もない。
「アムロ、ドウシタ、アムロ」
ぶっちゃけ、この五月蝿いハロの事を無視さえ
していれば、幾らでも考える時間があった。
だが、ハロの声を聞いていると何故か心に
焦りの気持ちが浮かんでくる。
そして、これからどうするか。
答えを選び出した。

コロニーの構造上、必ずミラーとミラーの反射した光を
取り入れるためにガラスになっている個所がある。
そうしないと、自然界の光を入れ込む事が出来ないからだ。
そして、ガラスは当然、材質としては脆い。脆いといっても家などの窓ガラスなどに
比べれば随分と頑丈だろうか。
だが、コロニーを形成する金属等に比べれば脆くなるだろう。
コロニーを攻撃するときは、管制室を占拠するか
ガラス面を破壊して一気に突破する。
そう、兵法書にも記載がしてあったと記憶している。
それを忠実に利用してみる事にした。
管制室占拠は流石に一人では無理だろし、
MSが入り込んで破壊できる場所にあるわけでもない。
ならば、ガラス面を破壊し、コロニー自体の空気を抜き去り
死の空間に変える事はできる。

コロニーのガラス面エリアに移動し始める
中の参加者たちを全て、始末すべく。
ほどなくして、到着する。
機体をガラス面から少し距離を置いて
肩部のミサイルランチャーの発射体制を取る。
「シュウジ・・・甘すぎる、お前が悪いんだぜ!」
そして、一言吐き捨ててからミサイルを一発打ち出した。

【行動:エリア内移動 (1) コロニーを攻撃 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾5)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】
>113
追記と訂正

コロニーのガラス面エリアに移動し始める
中の参加者たちを全て、始末すべく。
ほどなくして、到着する。
機体をガラス面から少し距離を置いて
肩部のミサイルランチャーの発射体制を取る。
「シュウジ・・・甘すぎる、お前が悪いんだぜ!」
そして、一言吐き捨ててからミサイルを一発打ち出す。
ミサイルが着弾し、コロニーを揺るがした・・・

【行動:エリア内移動 (1) コロニーを攻撃 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾5)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】
115イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/26 17:19 ID:???
タオルで髪を纏め上げ、下着を身に着けていく。
サイズに関してはある程度妥協するつもりだったが、満足の行くフィット感に愁林はホッとした。
次いで髪を下ろし、タオルで丁寧に水気を取っていく。
ドライヤーが使えれば簡単なのだが、見当たらないのではどうしようもない。
ノーマルスーツに袖を通し、ファスナーを上げて2,3度首を軽く振る。
少し湿り気の残る漆黒の髪が、ふわりと踊った。

改めて、自分の姿を顧みる愁林。
ウェストが若干緩いものの、その他はほぼしっくりと来るサイズのノーマルスーツ。
赤を基調としたそのスーツは、機能面でも特に問題は無いようだった。
唯一つ、ノーマルスーツに特有の構造的欠陥―――

「……何を今更、恥ずかしがるのよ……」

―――即ち、体の曲線がしっかりと出てしまう事を除いては。

持ってきた抗生物質を口に含み、水で飲み下す。
口中に広がる独特の臭いに眉根を顰めながら、彼女はシャワー室を後にした。
以前の下着とスーツは、もはや使い物にならないのでダストシュートに投棄済みだ。

ダグラスを探し、彼に労いの言葉を掛け、そして状況が許すならば自分も休息をとる。
仮令休息が無理でも、あの少年の顔は自分にとって癒しとなる筈だ。
無意識の微笑を伴い、愁林はムサイ艦内の廊下を無重力のままに泳いでいった。

【行動:探索(-1)、着替え(-1)、薬の服用(-1)】
【位置:M-8】【残り行動値:1p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ダグラスを探す】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
コロニー内の空気の安定を確認したあと、俺は再び西側に移動した。
無論の事、当初の予定通り図書館を捜してギラ・ドーガの情報を入手する為だ。
最初にここでアシッドと戦った時に少し離れた所に市街があったから、図書館
があるとすればそこではないかと踏んでいる。

少し移動するとその市街が眼下に見えてきた。
市街から離れた場所には、ここからでもハッキリと分かる、俺とアシッドが踏み
荒らした跡が見えた。
それを見た俺の頬が僅かに痙攣する。
今からすれば俺にとっては、屈辱の場所でしかないからだ。

最初はブランクを克服した事に単純に喜んではいたが、昔の感覚が戻ってくると
結局アシッドに押されっぱなしだった自分に腹が立って仕方がなくなってきた。
そうだ、あの時、アシッドが戦いを止めて立ち去らなければ、おそらく俺の戦い
はあそこで終わっていた。
俺がいくら上手く攻撃を捌いたところで、こっちの攻撃が当たらなければ全く
意味がなくなってしまう。

「だが」

俺は小さいがはっきりと、絶対の意思を込めて呟く。

「今度は、違う。俺はプログラム参加者でなく、CV黒の部隊隊員レイモンド=
 デリックとして、確実に任務を遂行する。例えその先にあるのが…死であった
 としても、奴と決着をつける」

正直なところ無傷で勝てるなんて思えない。いや、むしろ俺が死ぬ可能性の方が
高いだろう。
それでもこのまま決着を曖昧にするのは、俺の中に残っていたCVの軍人としての
誇りが絶対に許さなかった。

俺はガンイージを市街に駐機して、本屋から市街の地図を持ってきた。
早速開いて食い入るように眺める。
…………………あった。
ここからそう離れていない所に図書館を見つけた。
このくらいの大きさなら、ギラ・ドーガの資料があっても不思議ではない。
俺ははやる心を抑えつつ図書館へと向かった。

  【行動:J-8に移動(−1)本屋、図書館に移動(−2)】
【残り行動値:1p】
【位置:K-8→J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック、地図】
【行動方針:『奴』との再戦の前に情報入手】
【同盟:なし】
117ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/26 18:46 ID:???
……ゆっくり休んでいると…突然コロニーが揺らいだ。
…彼女は椅子から何とか椅子に掴まって立ち上がり、呟く。
「……誰だかしらないけど…発作中に来るとはね…。発作中はNT能力もつかえないのに…。」
…そのまま、ふらつき…時々倒れつつも何とかヤクトの方に向け、歩いていく。
辿り着くまでに多少時間はかかったが、何とか辿り着いてMSに乗り込む。
「…とりあえず…起動して……収まるまでは…待たないと…。
…もうそろそろの…はずだし…。」
起動させると…とりあえずビル2つの陰に移動させて、
動きを止める。中で頭を抑えながら
「ここなら時間は稼げる筈……治りさえすれば…ファンネルでの遠隔戦闘で…ね…。」
ぼやくと、痛む頭と悪戦苦闘しつつも策敵センサーに目をやった
【行動:MSに移動、MSをいつでも動ける状態に立て直す、小規模移動(3p)】
【残り行動値:1p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……発作がおさまるのを待つ。…敵に応戦
(アサギ達へ一時的協力をし、楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
シャワーを終え、下半身にタオルを巻いて着替えを探す。
寝室のクローゼットを開けると、見慣れたジオン軍規格の下着があった。
その質素な下着を身に着け、上に羽織る物を探す。
クローゼットから数着の制服やノーマルスーツを引き出してみる。
その時目に付いたのは、艦長クラスの制服だった。
一度目の前に広げて確認すると、思わず口元が緩む。
こんなランクの高い制服、学徒動員の身分でそうそう着れるものじゃない。
一国一城の主の証でもあるその制服を迷わず手にとった。

しかし、いざ身に着けてみると一番小さいサイズでも少し緩く感じる。
そして鏡で自分の晴れ姿を見てみた・・・正直、微妙である。
自分で言うのもなんだが、顔が少々若々しすぎるようだ。
これを着こなすためには、もう少し軍人としての風格が出ないと・・・。
ま、そのうち慣れるだろうと、階級章を自前のノーマルスーツから自分の首元へ移した。
そして、世にも奇妙な『伍長艦長』が生まれたのだった。

【行動:着替え(−1)】
【位置:M-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:未定】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
蝋燭の明かりで照らされた、小さな教会の礼拝堂で、二人の男が会話していた。
『…まさかと思ったが、本当にお前だったとはな。』
中年にさしかかった位の年齢の男――ただし、引き締まった肉体はあまりその年齢を感じさせない――が、
同じくらいの年齢の、眼鏡をかけた温厚そうな牧師に話しかける。
『…汚れた英雄が、今は坊さんか。…こんなに笑える冗談は久しぶりだぞ?』
牧師はにっこりと微笑んでいたが、その言葉を聞いたとたん、突然人が変わったかの様な凄惨な表情になり、
相手の男――ボッシュを、睨みつけた。その視線には、殺気が含まれていた。
『…何の用だ?』
『おっと、本気に捉えるなよ?ちょっと茶目っ気を出しただけじゃないか。
 別に、用らしい用はないさ。ただ、旧友に会いたいと思って来ただけなんだが、変か?』
ボッシュが、おどけた感じで殺気を受け流す。
『…そうか。…まだ、貴様は戦争を捨てられないらしいな。その靴、連邦軍から支給された物だろう?
 …ジオンが滅んだら、今度は連邦軍に所属、とはな。』
牧師が、ボッシュを睨みつけながら言う。ボッシュはニヤニヤ笑いながら、その視線を受け止めた。
『…俺はどうしても欲しい物が出来たんだ。連邦に所属したのは、それを手に入れる為の手段に過ぎんよ。
 …それに、ジオンはまだ滅びてなどいない。貴様も、知っているはずだがな?
 …豪勢なオモチャを、その筋から手に入れたそうじゃないか?』
ボッシュの言葉を聞き、牧師の殺気がいっそう鋭くなった。
並の人間ならば、足が竦んで身動きが取れなくなりかねない程の殺気だった。
『おいおい、そう興奮するなよ?オレはお前の敵じゃないぞ?
 お前がジオン残党として活動するなら、手助けしてやっても良いくらいだ。』
『…そんな事に興味などない。私の戦争は、とっくに終わっている。もう、関わるつもりも無い。』
牧師の言葉を聞き、怪訝そうな表情をするボッシュ。
『…ああ、その、なんだ。ならば、何故MSシミュレーターなど買ったんだ?
 コックピットに座った時の陶酔感が忘れられないからじゃあないのか?
 少しでも、ブランクにならないように、常に訓練する為なんじゃあないのか?』

…その時、礼拝堂の入り口の扉が開いた。
「パパぁ、たっだいま〜!」
元気の塊のような声とともに、ローティーンの少女が、教会に入って来た。
牧師の表情が、一瞬で元の温厚そうな表情に戻る。
オレンジがかった金髪の少女は、牧師――つまりパパ――と、もう一人の男を交互に見比べた。
「パパぁ、お客さん?」
『…そうだよ、リファニア。パパの古い友達でね、ボッシュさんって言うんだ。』
尋ねてきた少女、リファニアに、パパは優しい声で返す。
…ボッシュは、少女の顔を呆然と見つめていたが、すぐに取り繕うかのようににっこり微笑んだ。
『リファニアちゃん、始めまして。君のパパとはとても仲の良い友達でね、今も昔話に花を咲かせていたんだよ。』
そう言って、握手を求めて来るボッシュに、リファニアはにっこりと天使の笑みを返し、握手した。
「パパ、私、下でいつもの"ゲーム"やってるね。ボッシュさんとゆっくりお話してていいよぉ。」
リファニアは、そのまま奥の扉に消えて行く。

『…ククク、クククククク…。』
リファニアが居なくなったとたんに、ボッシュは低く笑い出した。じきに、声をあげて哄笑する。
『ハァーッハー!これはいい!まさか、お前が保護していたとはなぁ!…パパ、か。…ククク…。傑作だな…。』
ボッシュの言動に、再び殺気を放ちはじめる牧師。だが、ボッシュはそのまま言葉を続けた。
『"ゲーム"か、よぉーく解っているじゃないか。どうだ、あの娘は?優秀だろう?そうだろうとも!』
…そらに笑い続けるボッシュ。…牧師の殺気が、鋭い切っ先となってゆく…。

ボグゥァ!

礼拝堂に、鈍い音が響き、殴られたボッシュが床に転がった。
『…いいか、娘に手をだそうなどとは考えん事だ。…昔のよしみで殺りはせん。
 …だが、あまり自分を抑止できそうもない。失せろ。』
そう言ったパパの表情のあまりの凄惨さは、それだけで人が殺せるのではないかと疑う程だった―。

<続きます>
「……………う………。」
気が付くと、そこはムサイのブリッジだった。
目をこすりながら、リファニアは気だるそうに上体を起こす。
胸の十字勲章が淡く光っていたが、それには全く気が付かない。
そのまま、隣のアレンを見る。上にトリィを乗せたまま、アレンは眠っていた。
くすりと笑うリファニア。
「…今の…夢…、かぁ…。」
リファニアは、びっしょりと寝汗をかいていた事に気が付くと、ゆっくりと起き上がった。
…まだ、完全に疲労感が抜けている訳じゃないが、もう眠れそうにもなかった。

ぐぅ。

唐突に、リファニアのお腹が鳴った。
「…おなか…すいた…。」
あたりを見回すと、大量の缶詰を発見した。
とりあえず魚の缶詰を開けて、食べ始める。一度食べ始めると止まらなかった。
無理もない。このプログラムに投下されて以来、色々な事がありすぎて、全く食事をとっていなかった。
そのまま、幾つかの缶詰を平らげる。
「…あの夢、何だったのかなぁ…。」
缶詰を食べながら、考えるリファニア。…保護…、か。そう、リファニアはパパの実の娘ではなかった。
夢の事件があった時より、少し後くらいだろうか。パパと、ボッシュが話しているのを盗み聞きして、知ってしまった。
その事を知ったリファニアは、パパに聞かずには居られなかった。…私は、パパの娘じゃないの?私は、何処で生まれたの?と。
…パパは、答えてはくれなかった。ただ、一言。
『リファニアが何であろうと、パパにとっては何よりも大事な子だよ。』
それだけしか、言わなかった。

「…切なくなって来ちゃった…。」
瞳を潤ませるリファニア。だが、泣きはしなかった。
食べ終えた缶詰の空き缶を――以前にアレンが食べ散らかした物を含めて――袋に纏めると、
リファニアはシャワーを浴びに、ブリッジから出て行った。

【行動 : 睡眠をとる(-1)、食事(-1)、艦内移動(-1)、 残0 】
【位置 : M-8(ムサイ内、廊下) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
121リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/27 00:17 ID:???
第四章 >120 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■◎■□□□□□■◎◎■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□◎□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□2110□06□□■◎■■□□□◎〓□□□◎□□■
06■□◎□□□◎□◎◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎◎□□□□□□□□□■□◎□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※◎□11□□□14〓P03◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10◎■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※◎※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■◎■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎※□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□22□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□◎□■■■■□◎□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎□□□▼▼□□□
21◎□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□◎□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□◎□
24※■■□□□□□■◎□※◎■■■□□□□□□□□□■

01・02・07・08・15・19は同一地点。03・05・14・16・20は同一地点。
03・05・16・20はムサイ級戦艦に搭乗。03・05・16・20の機体はムサイに収容。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。P(L-08)は搭乗者死亡の17番の機体。
04・09・12・13・17・18死亡。
>>106>>109
首筋に刃がめり込み、皮が一枚裂かれた。
そこから僅かに流れ出した血を、ヨーコがぺろりと舐める。
シュウジが何か言っているが、あまり耳に入ってこない。

(痛くは無いな。
 あの時の痛みに比べれば、全然……)

本当に痛みは無かった。
当然だ。 今の彼は痛覚を麻痺させているのだから。
本当に痛むのは、彼の左脇腹。
今はノーマルスーツと下着に隠されているが、そこには痛々しい傷跡がある。
付き合い始めて一年ほどたったある日、発狂したリーアにナイフで貫かれた時のもの。
それでも彼はリーアを許し、その後一年も付き合い続けたのだが。

ノーマルスーツの左脇腹を抑え、彼はあの頃を思い出していた。

その時。
突然、振動と爆音がコロニー内に響き渡った。
空気の流出があるかはわからない。 機体に乗って確認するのが手っ取り早いだろう。
同時に、教会の方角でヤクト・ドーガが動くのを感じた。

(貫通しなかった。 ミサイルだ!
 ということは、後ろにいるのはベルクか。
 もう、時間は無いみたいだな……!)

瞬時に犯人を特定すると、まずはベルクにも聴こえるようにシュウジに向かって言った。

「機体に戻るんだ。
 今はそうして様子を見た方がいい。
 お祭を待ちきれない子供が、駄々をこね始めたようだからな……」

そして、左手でおもむろにヨーコの右手を掴み、強い力で引き剥がす。
彼女の縛めを解くと、彼女を見てはっきりと言った。

≪続く≫
>>122続き
「君が望んでそうなったのなら、もう俺は何も言わない。
 俺は自分の覚悟を確かめるためにここにいるけど、
 もう、答えは見えたような気がするよ。
 わかっているだろう?
 例え何かと融合して一つになっても、それはもう君自身じゃないって。
 
 俺と君が銃火を交える時、まだ君が自分だけの力で歩くことを選んでいないのなら、
 その時は、俺が君を撃つ。
 もし、自分だけの力で歩き始めていたのなら、その時は君に撃たれるよ。
 君は、リーアに似すぎているんだ……。
 それとな」

一息ついてヨーコの右手からナイフを取り上げると、彼は手首のスナップだけで塀にナイフを投げた。

「ナイフってのは、こう使うんだ」

そう言って、彼は機体へと向かった。
向かい際に、シュウジに一言、言い残して。

「ボーっとしてる暇は無い。
 中心人物はあんたなんだ。
 行くぞ」

機体に乗ると、メットをかぶる。

投げられたナイフは、根元まで深々と、塀に突き刺さっていた。

【行動:お話し(0)、脱出(-1)、ナイフ投げ(-1)、MS搭乗(-1)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:半覚醒・左首筋に軽度裂傷】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:様子を見たい】
【同盟:01番シュウジ 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
124ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/27 01:53 ID:???
>>123
「まったく・・・『バーサーカー』とは本当に便利な能力だこと。
 本ッ当に気に入らないね!? あの男。」

走りすぎてゆくリナルドをみながら捨て台詞を吐いていた。
シュウジの反応が遅れていたが、
距離からして追いつけそうにはなかったので気にしないでいた。

・・・そんなことより

「どうやって殺そうかしら・・・フフフ。
 ・・・ねえ? 何かイイ感じにあの男、殺れないかしら。」

後ろに振り向いて、
プレッシャーをかけながら呼びかける。

「・・・いるんでしょ?
 ベルクだかシュシュだか・・・。それとも別のヤツだかわからないけどさあ。」


なかなか出てくる様子がない。
そこであえて挑発することにした。

「・・・どちらにしろ女を後ろから襲おうなんて大したタマじゃねえんだよ!!
 覚悟を決めてさっさと出て来いよ!!」

【行動:後ろに気配(1) 挑発(0)】
【位置:S-17:コロニー自宅前】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム) 果物ナイフ】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害】
【同盟: な    し 】
125シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/27 02:07 ID:???
>>113-114
コロニーを襲う振動。コロニー内部に見える範囲での異変がないところを見ると、外からの攻撃のようだ。
「…ちっ、こんな時に…次から次へと…また敵か…?」

>>122-123
「私が…?この状況ではそう言われてもしょうがないか…!」
ヨーコの方を一度振り返ると、Hハイザックの方へ向かう。
「ゼファー!なぜ敵の接近が解らなかった!戦術ステルス機とでも言うのか?」
〔同盟者のコロニー外からの攻撃です!なので攻撃を予測できませんでした。
 後一つ言いたいのですが…。〕
「説教なら後で聞く!
 それよりも裏切ったのはシュヴァイザーか…?もう一度交渉をする気はない。
 02番のパターンをレッドに変更。…で、コロニーの被害状況は?」
〔コロニーの保安システムにアクセスしたところ、アクリルスレート2壁まで大破。3壁は一部損壊。空気微量ながら流出中です。
 コロニー崩壊の危険性は今のところありませんが、詳しく計算してみないことには…。〕
「解らない…か。後恐らくアクリルスレート3壁ももうすぐ外れるだろう。
 一度教会に戻ってノートPCだけでも回収しないとな。
 アレは使いようによっては武器となる。ところでこのコロニーに燃料はあるか?」
〔燃料ですか?自転停止用の燃料しかありません。第一このコロニーには運搬用の推進器自体が付いていませんし。〕
「…やはり…な。では教会へ向かう!お前はこのコロニーの崩壊の可能性を計算していろ。
 あと…外部スピーカーを入れろ。」
〔了解。〕

「02番除く同盟者各員へ。02番が裏切った。
 先ほどコロニー外より攻撃を仕掛けたのは02番だ。各々戦闘準備を整えてくれ。」
(いかなる理由で裏切ったかは知らないが…ここで奴には退場してもらう!)

スピーカーによる呼びかけの後、教会へ向かうと、大急ぎでノートPC等を回収し、MSに再び戻った。

【行動:状況確認(−1)教会へ(−1)ノートPC等回収(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17 教会の前】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     ノートPC 計画書 紙とペン】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 現状況をどうにかする】
【同盟:08番ヨーコ? 07番ベルク?  15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
「ちっ。この程度じゃまだ無理か。」
アクリルスレートは三層式になっており、
どうにか一層と二層は破壊できたが、
三層目までは破壊できなかった。
「ま。後少しだ。こいつでどうにでもなる。」
左手に持ったマシンガンを円の形に動かしながら2掃射
アクリルスレートに円状の銃跡が見事に付く。
「もういっちょだ!」
そのまま、フルブーストで突進し、銃跡をつけた
アクリルスレートに突進し、そのまま頭部から体当たり。
アクリルプレートを円状にブチ抜き、
溜まった、水を押し上げてコロニー内への侵入を果たす。
「まずは・・・戦闘のセオリーとしてビル街へ移動だな。
 今ので目立っちまっただろうし、とっとと移動しないとな。」
派手に水しぶきを上げて侵入したからには目立ってしょうがないだろう。
川岸へ無事着地した後に、ビル街へと移動を始める
奇しくもラーズの潜むビル街へ

【行動:アクリルスレートへ攻撃 (2) 体当たりでブチ抜き (1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:頭部に傷あるかも】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾4斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾5)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      ハロ トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】
127イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/27 08:53 ID:???
さして大型艦というわけでもないが、それでもやはりムサイの中は広かった。
片っ端から部屋を覗いて見ても、そこに愁林の求める姿はある筈も無く。

「……あら?」

ふと、彼女の視界に見慣れた少女の姿が飛び込んできた。

「リファニアちゃん、これからシャワー?」

この先、リファニアが用がありそうな施設といえばそれぐらいしか思い浮かばなかった。
笑顔で見送ろうとして、ふと呼び止める。

「……ねえ、ダグラス君、何処にいるか知らないかしら。
 近くの宙域に、死亡した参加者の機体が漂流しているという話、放送で流れたでしょう。
 その事で、彼と相談がしたいのだけれど―――」

ダグラスの顔が見たいというのも本心。
だが、顔も知らぬ死者への憐憫の情もまた、偽らざる本心だった。

【行動:探索(-1)】【位置:M-8(ムサイ級艦内通路)】【残り行動値:3p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ダグラスを探す】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
アレン曰く『宿敵と書いてライバル』のリナルド=グレイスが
今、とっても危険な状態にあるとは露知らず。
アレンは一人で、正確には一人と一匹でブリッジで寝ていた。
「むにゃむにゃ、駄目だってフェロモン……ハニーが……ハニーが……ああっ」
何やらよからぬ夢を見ているらしい。
「ああ……あー、流石だフェロモン、年季入ってるなー……って、うおっ!」
寝返りをうって地面に落ちる。
額を強く打ってたんこぶが出来た。

その後アレンは寝ていたトリィも強制的に起こし、寝ぼけ眼で立ち上がった。
隣にはリファニアはいない、アレンが起きる前に何処かに行ったのだろう。
「………ふぁ〜。」
大きな欠伸をしてソファーに座る。
自分のディパックからスティック状の食品を取り出し、食べながら考えた。
(…………ハニー、何処行った?)
少なくともブリッジにはいない。
普通に考えればシャワー室だと思うだろう。
だが、このアレン生憎と普通じゃない。
「まさか、あの糞ガキが!!畜生!男は狼だぜ!!」
あろうことかダグラスが奪い去ったと考えた。
少し考えれば奪う理由も、方法も無いというのに………
そこまで考えが飛躍するのはある意味才能かもしれない。
「トリィ、お前はここで待機!
 何かあったら俺様に知らせるんだ!」
「イエス、サー!」
それだけ言うとアレンは食料をポリポリと食べながら艦長室へ向かった。

ドアを蹴破るように開ける。
「おらーっ!糞ガキ、よく…も…………」
中に居たのはジオンの軍服を着た人物。
アレンは少し怪しみながら近づく……
鏡が見えた。
その人物の正面、大きな鏡である。
そこに映っていたのは、間違いなくダグラスだった。
「…………コスプレ?」
アレンは呆れたような顔で言った。

【行動:艦内移動(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
東南のコロニーで見たような無機質な建物が市街の一角にあった。
見た目は似ていても、大きさは明らかにこちらの方が大きい。
この図書館ならば俺の望む物もあるに違いない。
中に入って捜すこと暫し。
とある本棚の片隅に俺は目的のもの…MS年鑑を見つけることができた。
あとは片っ端から調べていけば、ギラ・ドーガの事も分かるだろう。

(機体の大きさとフォルムからすると、0100年以前のMSである事は間違いない。
 多分…80年代後半から90年代にかけてのMSだと思うんだが…)

とりあえずめぼしい所を何冊かチェックしていく。
普段ならじっくり見たい所もあるが、今は無視だ。
そして俺が求める情報は0093年版に存在していた。
目を皿のようにして食い入るようにデータを見ていく。

(『AMS-119ギラ・ドーガ』頭頂高20.0m、本体重量 23.0t、ジェネレーター
  出力2,160kw、スラスター総推力54,000kg…)

俺の頭の中に記憶してあるガンイージのカタログデータと比べてみると、純粋に
MSの性能ではガンイージの方が高性能だ。
ジェネレーター出力、スラスター総推力、どちらもギラ・ドーガを上回っている。
俺は思わず苦笑した。
前回の戦闘でギラ・ドーガに苦戦したのは、結局パイロットの技量の差だったと
いう事を思い知らされたからだ。

だからと言ってここで落ち込んでいる暇など無い。
難しく考える事はないのだ。
MSの性能で勝っているのなら、俺がそれを上手く引き出してやればいい。
うまくいけば、パイロットの差を埋める事も困難ではないかもしれない。
そこまで考えてから本を閉じて一息ついた。
すると一気に今までの疲れが出てきたのか、眠気が襲ってきた。
よく考えたら、前回このコロニーで休んでから殆ど休憩を取っていない。

俺は図書館を出てからガンイージの側にある住宅に入ると、適当な部屋にあった
ベッドに倒れ込んだ。

俺にとっては本当に久々の睡眠だ。

  【行動:情報入手(−1)住宅に移動(−1)睡眠(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック、地図】
【行動方針:『奴』との再戦の前に休憩】
【同盟:なし】
居住区へ向かう途中、廊下でばったりとイブに遭遇した。
『リファニアちゃん、これからシャワー?』
「はい!…頭の中、ぐちゃぐちゃの時にお風呂に…この船にはシャワーしかないですけど…入ると、
 気持ちが落ち着くんです。変なモヤモヤも、全部洗い流しちゃうっていうか…。
 …それに、そういう事抜きにしても、私、お風呂大好きですしねっ。」 
イブの笑顔に、こちらも笑顔で返すリファニア。

「それじゃ、イブさん、また後で〜。」
そのまま立ち去ろうとするが、イブに呼び止められた。
『……ねえ、ダグラス君、何処にいるか知らないかしら。
 近くの宙域に、死亡した参加者の機体が漂流しているという話、放送で流れたでしょう。
 その事で、彼と相談がしたいのだけれど―――』
振り返り、イブの顔を見るリファニア。ほんの僅か、イブの頬は紅潮していた。
顎に手をやって首をかしげるリファニア。
「ん〜、とりあえず、私がブリッジに行った時には、もうダグラス君居ませんでしたよ〜。
 ここに来る途中にも、会っていないしなぁ…。多分、どこかで休んでいるんだと思うんですけど…。
 まさか、艦長室だったりして。…あはは、それはないですよね〜!」
…そのまさかだったりするのだが、そんな事はリファニアにはわからない。

「…そうだっ。イブさん、さっきの戦闘、本当にありがとうございました。
 イブさんが牽制してくれたおかげで、無事にアレンを回収出来ましたぁ。
 …あのまま戦っていたら、…たとえ勝ったとしても、アレンが…。」
あの戦闘を体験して、初めてリファニアは実戦の、そしてこのゲームの過酷さを学んだ。
少し間違うだけで、死に直結しかねない過酷さ。軽率な行動が、同盟相手を危険に晒す事だってある。
「…例の放送、たぶん私、耳に入っていませんでした…。駄目ですね、こんな事じゃあ…。
 …もっと、しっかりしないとなぁ。」

パン!

傷を負っていない方の頬を叩き、気合を入れる。
「とりあえず、みんなが落ち着いたら、行動方針を相談した方がいいかも知れませんねっ。」
そう言った後、ぺこりとお辞儀をして、リファニアはシャワールームに向かった。

途中、女性士官の部屋に立ち寄り、換えの下着を持って行く。
脱衣室に入ると、自分のノーマルスーツと下着が、無造作に転がっていた。
「…はぁ。こういう所が、いけないんだよなぁ。」
とりあえず、ノーマルスーツをきちんとたてかけて、下着を片付ける。
そして、服を脱いできちんとまとめたあと、シャワールームへ入っていった。
シャワーを浴びると、やっぱり気分が落ち着く。
「………♪」
自然に、鼻歌を口ずさんでいた。

【行動 : 艦内移動(-1)、シャワー(-1)、残2 】
【位置 : M-8(ムサイ内、シャワールーム) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み)、シャワー中 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
 相手はまだこない。
すでに感覚がおかしくなる程、抑制されてきているのだ。
武者震いが脊髄を揺さぶるぐらい。歯の震えが自分の手でも止められないぐらいに。
我ながらまるで精神病患者のようだ。
刺激の強い薬物に侵され、拒否と依存を繰り返し続けているかの如く。

 ところで歩の進め方が遅すぎる。いい加減こちらから出向いてもいい頃か。
この狂おしい感覚を完全に無くす為にはそれが一番なのだ。
しかし、ここで動くことは今まで身構えてきた物をぶち壊さなくてはならない。
開放と抑制。極上の一品をいつ味わうのか選択を求められる。
そう大したことでもない葛藤であることは自分でも分かっていることではあるのだが。

 …ここで葛藤がさらに広がってしまった。
起動させっぱなしのレーダーがまたも新たな光点を映し出しているじゃないか。
ゆっくりとこちらに向かってきた一つの機影。把握できそうな位置
相手の意思はともかくとして、こちらの引き金を引くには十分な物。
今すぐにでも飛び出していける距離…。

 嫌…しかしだ…。 眼の前に…。 落着け……。 無理か…? 無理だな…?

 「少し…待ってろよ…」

 ディスプレイ上の最初の光点を指で何回か小突いた後、雄叫びと共にドッグを飛び出し、
2・3度姿勢制御用スラスターを吹かすと、捕捉した機影に向かい一直線に突っ走る。
身体に感じる強烈なGすら快感に等しい。ともかく飢えを癒したいのだ。

【行動:広域探索(06番を捕捉) (-1P)、移動 (-2P)】
【位置:F-05→G-05→H-05】【残り行動値:1P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:楽しひ戦闘】【同盟:無し】
濃緑の艦長服に身をまとい、軍帽を深くかぶる。
他の制服に付いていたグラナダ根拠地隊の腕章を自分の腕に付け直した。
こうしてみると、段々様になっていくような気がしないでもない。
勲章が一つも無いのが寂しいが、見栄っ張りでつけるよりはマシだろう。
鏡に向かって敬礼を繰り出すと、暫く自分の姿に見とれてしまった。

と、その時、ドアを乱暴に開ける音とアレンの罵声が響いた。
何が起こったのか解からないが、酷く怒っているようである。
鏡越しにアレンの様子を覗く、あ、目が合った・・・。
次に映ったのは、気の抜けたアレンの顔。
『…………コスプレ?』

「・・・・・・は?」
言われた瞬間、思わず気が抜けた返事をしてしまった。
なんだよ・・・コスプレって・・・ひでぇ・・・。
がっくしとうなだれてから顔を上げ、アレンの正面に立つ。
だが、すぐに後悔した。アレンの顔を拝むには、顎を上げなくては・・・。
チビとしてのコンプレックスと、コスプレ≠ニ軽蔑?の目で見られたことにより、どうしても頬が赤くなってしまう。
何、赤くなってんだ僕・・・変な誤解されちゃうじゃないかッ!!

「ご、誤解しないでくださいっ!これは制服が好きだから・・・っじゃなくて
 僕は元々ジオン軍人です。ほら、最初からジオンのノーマルスーツ着てたでしょう!?
 こーゆーのは憧れだったから着てみただけです!」

はあ、何言ってんだ自分・・・、しかも必死にまくし立てている間にもどんどん顔が赤く・・・。
上に向いていた顎を引き下げ、ため息を一つ。

「・・・それで、何か用ですか?」

目を逸らしながらアルムに用件を聞いた。

【行動:弁解(−0)】
【位置:M-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:コスプレなんかじゃないっ!!】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
「ご、誤解しないでくださいっ!これは制服が好きだから・・・っじゃなくて
 僕は元々ジオン軍人です。ほら、最初からジオンのノーマルスーツ着てたでしょう!?
 こーゆーのは憧れだったから着てみただけです!」
顔を赤くしてアレンを見上げて反論するダグラス。
なるほど、確かにジオンのノーマルスーツを着ていた。
そして、これもジオンの軍服である。
相当のジオンマニアなのだろう、とアレンは思った。

「ふーん、ジオン軍人ねぇ。」
艦長室を見回しながら言う。
アレンは昔連邦軍に属していたが、今はただのロックミュージシャンである。
特に思い入れも何も無い。

「・・・それで、何か用ですか?」
「ああ、ハニーを探してたんだよ。
 マイスウィートハニー、リファニアをな。」
恥ずかしげもなく平然と言う。
というかこの男、恥という感情を知らないのかもしれない。
もう一度艦長室を見回したが、やっぱり居ない。
はぁ、と溜息を吐いてダグラスに背を向け、艦長室を去ろうとする。
「ここにはいねーみたいだな……
 別にお前が制服フェチだろうと何だろうとどーでもいいけどよ、
 こんなとこでコスプレしてねーでブリッジくらいは守ってくれよ艦長さん。」
くっくっくと笑いながら艦長室を後にした。

艦内を移動する、場所は適当だ。
元より考えるなど、アレンに出来た事ではない。
適当に移動していると見覚えのある人影。
ボン、キュッ、ボンのセクシーダイナマイツ。
「おっねえさま〜!」
そのまま勢いに任せて飛び込もうとする。
しかし、なんとか踏みとどまる、危ない。
(むしり取られる……)
ナニをむしり取られるのかはともかく、アレンは寸前で立ち止まった。
「あ、あの、お、俺様のハニーを知りませんか?」
ガクガクと震えながら、変な汗をかきながら言った。

【行動:艦内移動(-1P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
ぐ・・・、屈辱だ・・・、アレンに馬鹿にされた・・・。
改めて鏡で見直してみた。
何故だろう、今度は今の姿がすごく恥ずかしく感じる・・・。
でも、ここで着替え直したら、アレンの挑発に負けた事になる。
それだけはプライドが許さない、絶対に負けたくはなかった。
・・・・・・だけど、姉さんにも『似合わない』って言われたら素直に脱ごう・・・。

アレンはリファニアを探しに出て行ってしまった。
そうだ、自分もこんな所で油を売っている場合じゃあない。
姉さんを探して、このロザリアを返して、御礼を言わなければならない。
よし、とりあえず艦橋から探そう。
頭が思い、どうやら疲れは完全には取れていないようだ・・・。
それにしても『マイスウィートハニー、リファニア』だってさ。
いつの間に出来上がっていたんだろう・・・。

艦長室とブリッジは同じブロックにあるため、移動に30秒とかからない。
ブリッジの扉を開けるが、誰もいない。中に入る事無く廊下を直進した。
暫く移動していると、アレンと姉さんの姿があった。
アレンは何故かまごまごしていた。

【行動:艦内探索(−1)】
【位置:M-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを探す】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
135スタンリー・M・イプキス ◆ztP6P.BonU :04/01/27 18:02 ID:QCsLzgVD
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
果てなく広がる虚空に俺は流されていた、
「プログラム」という名のこくうに、

「え〜っと、今居る場所がQ―3か・・・。」
移動しとくか・・・、そう考えながら、軽くスラスターを吹かす。


驚いた、本当に驚いた・・・実際死ぬかと思った、これだからMSはいやだ。
軽く、吹かしたつもりが、ぐっと体にGという見えない力をかけた。
(いつもなら、この程度ならば、こんなにGが掛からんというのに)

驚くのも無理は無い実は、全く持って普段乗っているものとは比べ物にならない
推力があるのだから・・・・

(こいつぁ、とんだじゃじゃ馬だな・・・。)
そうつぶやいたとき・・・。キュインという起動音
「な、なんだ?敵か?」
突然の事態に俺は、慌てふためいていた・・・。
【行動:移動Q4,Q5(−2)】
【位置Q5】【残り2P】
【機体:万全】【身体状況:びっくり!】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】
【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個】
【方針:どうしよう】
【同盟:今のところ無し 募集中】
MSを一機発見。
予想通り、この小惑星基地にも人がいた。
だが人と会う事への緊張感は高まるばかり。
操縦桿を握る手の震えが大きくなる。

「くそがァ……!」

逃げてばかりでは駄目なんだ。
俺は弱いんだ。
弱いからこそ、今逃げては駄目なんだ…!!

「来たッ…!?」

MSが接近してくる。
落ち着け、まずは戦意がない事を示して、その後は……
何をどう言えば仲間になれるか考える。
だがMSの動きは速い、今から言う事を考えても遅い。
突然の出来事に考えが纏まらない。
落ち着け、落ち着くんだ。
とりあえず通信が来たら―――





頭を殴られたように感じた。
通信なんて来る訳がない。
何で忘れてた?
何で忘れてた?
何で忘れてたんだッ!!
ここは殺し合いの場所だ。
仲間を作れる奴の方が異常なんだ。
その事を証明するように接近してくるMSから通信はない。

「俺は…俺は…何て馬鹿なんだッ!!」

仲間?出来る筈がない。
脱出?そのなこと向こうも予想している、論外だ。
全ては幻想だった。
そうだ、解っていた。
見えていたのに見えないふりをしていたんだ。
目の前の景色が急に色を失ったように見えた。

【行動:理解(-0p)】
【位置:H-5】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
角の影からヨーコ達の会話を聞きながら出るタイミングを覗っていた。
(『憑依』?『融合』?
 何か変な電波でも受信しちまったのか?)

リナルドに突き付けられたナイフの位置を確認する。
(もう少しナイフが離れていてくれたなら、叩き落とせるんだが。
 ――――――――――――!?何だ?)

『機体に戻るんだ。
 今はそうして様子を見た方がいい。
 お祭を待ちきれない子供が、駄々をこね始めたようだからな……』

不意にコロニーが爆音と共に揺れその隙に
リナルドは自分でナイフを奪い取り危機を回避しMSに乗りこんだ。
(これはおっさんの仕業か、やっぱこうなったか。
 人の心は交わらず。ってとこだな。)

リナルドが開放されたので、自分もMSに戻ろうとしたとき
ヨーコがこちらに気づき話し掛けてきた。
『・・・いるんでしょ?
 ベルクだかシュシュだか・・・。それとも別のヤツだかわからないけどさあ。』
(へー。気づいてたんだ、勘がいいな。)
『・・・どちらにしろ女を後ろから襲おうなんて大したタマじゃねえんだよ!!
 覚悟を決めてさっさと出て来いよ!!』

「嬢ちゃんが使う言葉にしては似合わないな。」
そう言いながら角の影から姿を現す。
「それに人質助けるために真正面から行く奴なんて居ないだろう?
 ま、その前に自力で助かってんだけど。」

『02番除く同盟者各員へ。02番が裏切った。
 先ほどコロニー外より攻撃を仕掛けたのは02番だ。各々戦闘準備を整えてくれ。』
シュウジからの警告が聞こえてくる。

「で、嬢ちゃんはどうすんだ?これから。」

【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(住宅地)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス? 19番 ラーズ=フィリー?】
139イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/27 21:51 ID:???
リファニアを見送り、さてダグラスを探そうとしたその矢先。
聞き覚えのある声が、背後から愁林を呼び止めた。

「アレン君……ハニーって、リファニアちゃんの事よね?
 あの子なら、シャワー室だと思うわ」

振り返り、彼女の去っていった方向を手で指し示しながら答える。

「大事にしてあげなさいね。あの年頃の女の子は、とても繊細なのだから」

軽くアレンの肩を叩き、愁林はそっと彼を押し出した。
若さのままに恋を謳歌できる、彼らの幸せを少しだけ羨みながら。

と、丁度その時、視界の端に小柄な少年の姿が映った。

「ダグラス、どうしたの? そんなところで立ち止まって」

軍服に身を包んだ少年の姿は、愁林から見ても凛々しいとは言えなかった。
だが、決して似合わないというわけでもない。つまりは凛々しさ等ではなく―――

「―――可愛い格好ね、良く似合っているわ」

思わず漏らした感想の内容に自ら苦笑し、床を軽く蹴ってダグラスの傍に身を寄せる。

「ご免なさい。男の子だもの、可愛いだなんて褒め言葉にはならないわね」

愛らしい少年の頭をそっと撫で、愁林は微笑んだ。

【行動:会話(-0)】【位置:M-8(ムサイ級艦内通路)】【残り行動値:3p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る】【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
「アレン君……ハニーって、リファニアちゃんの事よね?
 あの子なら、シャワー室だと思うわ」
「そ、そう」
イブに言われて苦笑いしながら言う。
正直、アレンはイブが苦手である。
好き、という事は好きだが、苦手なのだ。調子が狂う。
掴み所が無いというか、相手にされないというか……
「大事にしてあげなさいね。あの年頃の女の子は、とても繊細なのだから」
「わ、わかってるさお姉様。」
ポン、と肩を押されてイブはそのままアレンが居た方向に進む。
ちらりと見るとジオン軍人のコスプレをしたダグラス。
なにやら会話をしている。
「………へぇ」
だるそうな瞳でその様子をしばらく見ていた。
アレンは勘が鈍い方だし、頭で考える事が何よりも嫌いである。
しかし、こと恋愛に関してはそれではない。
(いいなー、俺様も一度お相手願いたかったんだけどなー。)
ボーッとそんな事を考えていた。

アレンはリファニアのいるシャワー室でなく今、ブリッジに向かっている。
最初はリファニアと一緒にシャワーを浴びようかと思ったが、
怪我に染みるのはやっぱり嫌だと思ったのだ。
ブリッジに着き、トリィの出迎えに感謝しながらレーダーに目を移す。
光点が二つあった。
一つはガンイージ、動いていない事を見てコロニーで何かしているのだろう。
問題はもう一つのハンブラビである。
これは確か禁止区域に入って死亡した参加者の機体のはずだ。
「……使える、か?」
手の中にいる七面鳥に問い掛けた。

【行動:艦内移動(-1P) レーダー確認(-1P)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る ハンブラビどうするよ?】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
141ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/27 22:33 ID:???
>>134
『嬢ちゃんが使う言葉にしては似合わないな。』
そう言うと角から、ベルク=クロフォードが姿を現した。
『それに人質助けるために真正面から行く奴なんて居ないだろう?
 ま、その前に自力で助かってんだけど。』
「何言ってんだか・・・。
 逆を言えば、いざという時はいつでも逃げれたって事じゃない・・・食えない男ね。」

悪態を突いていると、シュウジのハイザックから警告が入った。
『02番除く同盟者各員へ。02番が裏切った。
 先ほどコロニー外より攻撃を仕掛けたのは02番だ。各々戦闘準備を整えてくれ。』

『で、嬢ちゃんはどうすんだ?これから。』
シュウジからの警告に相槌を打つように、ベルクが尋ねてきた。

「面白いこと!!」

よくぞ聞いてくださいました、と言わんばかりに返事を返すと、

「これから皆を、泥沼のグチャグチャにするの♪
 ・・・どう? あなたも参加してみない?」
(どうせ最後にはあなたもグチャグチャなんだけどね。)

右手をベルクに向けて差し出す。
私の顔は満面の笑みだった。

【行動:ベルク引き込み(1)】
【位置:S-17:コロニー自宅前】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害】
【同盟: な    し 】
音源の原因はこいつだ・・・【ドリアン】
もともと、アクシズに居た頃俺が、自前で作った、いわばハロなどの人工知能の
1個上ってとこだな・・・。まぁ、実際俺は設計図を見て仕上げをちょこっとやっただけなんだが・・・。

「おはよう、スタンリー調子はどうかな?」
いつもどうりのHELLOの文字と共に起動する画面と音声
こいつのおかげで、いくつ命拾いをしたものか・・・

取合えず俺は、ドリアンを脇においておくことにする。

(とりあえず、一人ではなぁ・・・・。)
思案すると、ドリアンが・・・・
「君の手元にあるのは何かな?」
と指示を出す。そこには、信号弾―発光式で敵にも見方にも位置を示すが・・・―
思案に暮れても仕方ないので、取合えず撃ち放つことにした・・・。

モーターの重低音と共にハッチが開く。そして、銃を構え信号弾を放った。
黄3号弾、「我ガ隊ノ元ニ集結セヨ」これがこの信号弾の意味である・・・。

【行動:信号弾発射(−1)】
【位置Q5】【残り1P】
【機体:万全】【身体状況:異常無し】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:誰か来るかな?】
【同盟:今のところ無し 募集中】
『面白いこと!!』
元気一杯の返事を返してきた。

(・・・・・・・・・・・・・・・・。)

『これから皆を、泥沼のグチャグチャにするの♪
 ・・・どう? あなたも参加してみない?』
ヨーコは満面の笑みで右手を差し出した。
妙なことを考えているのはわかった。
でも・・・・・・・・・・

「内容によるな。
 人と人との価値観は違う。
 嬢ちゃんのすることが俺にとって気に食わないことだったら
 止めさせてもらうし、俺にとっても価値のあることだったら
 そのままで良いし。
 まずは、様子見ってことなら参加してみても良いが?それでいいか?」

俺も”生きる為の理由”が欲しかった。
例え、それが理不尽なことであっても”答え”が見つかるかもしれないのなら
試してみる価値はある。

【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(住宅前)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス? 19番 ラーズ=フィリー?】
144シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/27 23:17 ID:???
>>126
「来た…?」
アクリルスレート…コロニーにおいて、その性質上川と呼ばれる場所から、
豪快な水しぶきを上げてボリノーク・サマーンが侵入してくる。
「派手にやってくれる…ゼファー、計算中止!どっちにしてもこのコロニーはもうダメだ。」

ボリノーク・サマーンがビル街の方へ向かう。
「ビルに隠れればいいと思うな…このライフルなら…熱源探知…そこか。」
照準を合わせる。だが…。
「もう一機…ラーズ?ちっ。」
通信機のスイッチを入れる。
「ラーズ、跳べ!ライフルを撃つ!」

【行動:通信(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17 教会の前】
【機体状況:ラーズと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     ノートPC 計画書 紙とペン】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 現状況をどうにかする】
【同盟:08番ヨーコ? 07番ベルク? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
シャワーから上がったリファニア。
しっかりと髪を乾かし、女性士官の服を着た後、自分のノーマルスーツや下着を抱えて、廊下に出た。
シャワー室の近くの洗濯室に寄って、下着を洗濯機に放り込む。
「後で、みんなの服とかも洗ってあげないとなぁ。」
その後、例の女性士官の部屋に行き、ノーマルスーツを収納にきちんと仕舞ってから、
リファニアは散らかったままの部屋を片づけた。

「…ここが、私とアレンのおうち…。帰ってくるべき場所…。」
片づけながら、独り言を言うリファニア。
「イブさんがお姉さんで、ダグラス君が………おとうと?」
つい、くすりと笑ってしまう。ダグラス君に失礼かなあと思いつつ、そのまま言葉を続ける。
「…ちょっとした、家族ゴッコ…。
 もちろん、アレンが旦那様で、私がお嫁さん、だよねっ!」
そう言って、リファニアはにっこりと無邪気に微笑んだ。

いつ死ぬかもわからないこのゲームにおいて、日常を忘れない為の。
生きていく課程で味わう事ができるはずの、少しでも多くの出来事を体験する為の。
そして、帰る場所を持つ事で、生き残る強さを得る為の。

…その為の、家族ゴッコ。

【行動 : 艦内移動(-1)、お片づけ(-1)、残0 】
【位置 : M-8(ムサイ内、女性士官の部屋) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
信号弾をあげても何も無い・・・誰もこない・・・
まだ、時間はそんなにたっていない、だが、気づけば誰かが来る。
誰もこないというのはやはり、周囲に誰も居ないということだろうか、このままでは危険だ取合えず
逃げよう・・・。

【行動:移動P5(−1)】
【位置Q5】【残り0P】
【機体:万全】【身体状況:不安】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】
【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個】
【方針:取合えず誰かと接触】
【同盟:今のところ無し 募集中】
修正【位置Q5】ですが【位置P5】の間違いです
148ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/28 00:52 ID:???
>>143
『内容によるな。
 人と人との価値観は違う。
 嬢ちゃんのすることが俺にとって気に食わないことだったら
 止めさせてもらうし、俺にとっても価値のあることだったら
 そのままで良いし。
 まずは、様子見ってことなら参加してみても良いが?それでいいか?』

「・・・別に構わないよ。
 ただ、生半可な覚悟でやらない方が身の為だと思うけどね。」

軽く挑発。勿論、ベルクの性格を考えての言動である。

(人を動かすには、たった二つの感情を与えてやるだけでいい・・・。
 一つは“怒り” そしてもう一つは“希望”。)

あえてベルクの反発心を煽ることにより、
その呪縛を強めようとしたのである。


コロニーに振動が走る。

「もうすぐここも潮時ね・・・。

 ・・・一つで、頼みごとがあるんだけど、いい?」

【行動:交渉中(0)】
【位置:S-17:コロニー自宅前】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害 コロニー脱出】
【同盟: な    し 】
『・・・別に構わないよ。
 ただ、生半可な覚悟でやらない方が身の為だと思うけどね。』
ヨーコは挑発的な態度でそう言った。

だが、彼女は勘違いをしている。
彼には感情が欠落している部分がある。
そう“怒り”という感情は彼にとって無いに等しいものかもしれない。

(とりあえず、交渉成立か。)

また、コロニーに爆音と揺れが生じる。
ボリノーク・サマーンがコロニー内へ入ってきたようだ。

『もうすぐここも潮時ね・・・。

 ・・・一つで、頼みごとがあるんだけど、いい?』

「俺に出来ることなら聞いてやってもいい。
 それと、・・・・・・・・・・・
 もうそろそろ、MSに乗りこんだほうが賢明だと思うのだが。」

【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17(住宅前)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス? 19番 ラーズ=フィリー?】
やっと会えた。こちらに気がついた姉さんが、こちらに向かって来る。

『―――可愛い格好ね、良く似合っているわ』

・・・やっぱり、かっこいいとは言えないか。
とは思ったものの、僕は『似合っている』と言われただけで満足であった。

『ご免なさい。男の子だもの、可愛いだなんて褒め言葉にはならないわね』

イブは微笑みながら僕の頭を撫でた。
頭に手を乗せる。たったそれだけなのに、この感覚は何なのだろう?
・・・・なんて言うか・・・心がむず痒い。
そういえば、姉さんも先ほどとは違う容姿である。
赤いノーマルスーツ、この場合、『かっこいい』が妥当かな?
なんか立場が逆のような・・・と、思いながらイブの体に目を向けた。
その瞬間、思わず言葉を詰まらせる。
ノーマルスーツ越しに体のラインがくっきりと出ているではないか。
マズイ、また顔が熱くなってきた。とにかく顔が赤くなる前に、何か言わないと・・・。
うう、これでは単なるスケベみたいではないか。

「いえ、似合っているって言われるただけで嬉しいです。
 ね、姉さんもかっこいいですよ、に、似合ってます。」

いささか不自然だったかもしれないが、とりあえず普段のように話すことが出来た。
そして、自分の首に掛かったロザリオを服の下から取り出す。

「これを返しに、おかげでこのとおり無事です。姉さんも無事で本当に良かった・・・。
 ・・・さてと、僕はブリッジへ戻ります。あ、その前に何か食べないと・・・。
 そうだ姉さん、食事がまだでしたら、一緒に食べません?
 お弁当があるんですよ、姉さん怪我の後だし、パンだけじゃ栄養不足ですしね。
 僕は艦長室に居ますので、暇があったらどうぞ。」

そう伝えると、帽子を深く被って艦長室へ戻った。

【行動:艦長室へ(−1)】
【位置:M-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:食事 イブを守りたい】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
151アーネスト・マンソン(代理):04/01/28 09:35 ID:8rkxAUcf
壁に押し当てたマニピュレータごしに振動が伝わってきた
 ここを出て行くつもりなのかな?
 それにしても急だ・・・・・・
 デブリが、かなり強く壁に当たっているし。 
 ・・・・・・見つけた?
 何を。
 答は決まってる。
 多分・・・・・・獲物。
 ・・・・・・ある意味で、この肉はどうやら俺と同類みたいだ。 
 となれば。
 上手くすれば・・・・・・
 二人分・・・・・・

 こいつは・・・・・・いい。
 極上だ・・・・・・。
 この辺りに散らばったデブリに潜んで、後ろから撃ってもいいけど・・・・・・
 真っ向から全力で、なんて言葉は、俺の辞書には無いんだ。
 陰から、緩やかに忍び寄って。
 相手の力をそいで。
 ゆっくりと、刈り取る。
 こういうやり方で、俺は今まで肉を取ってきたんだ。
 あの街角にたっていた、化粧とタバコが酷く臭う肉を狩ったときのことを
思い出す。
 それとなく車に誘い込んで、車でするんだと思い込ませた。
 サイドシートから舐めるよう言ったら、あの肉は屈みこんで上目遣いに
俺を見たっけ。
 目に、ナイフを突き刺してやった。
152アーネスト・マンソン(代理):04/01/28 09:36 ID:8rkxAUcf
 サファイアのような水晶体に刃先がだんだんすい込まれ、真っ白な強膜を
ナイフのカッティングエッジが引き裂いていった。 
 勿論、そのまま脳をえぐるなんて、無粋なまねはしない。
 肉は、本当にいい声で鳴いた。極上のソプラノ。 
 ナイフを引き抜くと、綺麗な傷口が開く。ほの暗い闇がわだかまる亀裂から、
赤い血と、どろどろの何か透明な液が混じったのが、黄色い車内灯の
灯りに照らされて漏れ出してくる。
 勿論肉は手で傷を覆い隠そうとしたけど、そんな真似は許さない。
 すばやく両腕をつかんでやる。
 目はしぼんでいく。花が枯れてしおれていくように。
 ああ。
 本当に、美味しそうだ。
 歯を食いしばってうめくクリームと化粧水にまみれた顔中はもうしわだらけ。
 臭くて、汚くて、どこにも口をつけるところが見つからなかったけど。
 ここなら・・・・・・化粧のしようなんてないもんね。
 俺は傷ついた瞳にそっと口づけすると、強く、吸った。
 血と涙と蛋白の味が濃厚に広がる。
 肉が全身の筋肉をこわばらせるのが、つかんだ腕から伝わってくる。
 舌を、這わせる。優しく、亀裂に、押し込んでいく。
 そのまま、ゆっくり、あらわになった眼科を、舐め上げる。
 もう、声すら出せないみたいだね。
 俺は心からの微笑を浮かべると、両腕を離してやった。
 そして、悶絶する肉を置いて、車を降りると、助手席のドアを
開けてやる。ホテルのドアマンがやるように、だ。
 逃げられると気付いた肉ときたら、もうまるでいのししみたいに
飛び出していったっけ。
 そして俺はナイフ片手にあの肉を追い駆けたんだ。チープな恋愛
ドラマにある、恋人同士がやるそれみたいに。
 そして・・・・・・もちろん、俺は後ろから捕まえて、抱きしめて
やったんだ。そして、逆手に握ったナイフを、みぞおちの辺りから
突き上げて、心臓を一発で貫いてやった。
 本当は血抜きしたほうが美味しいんだけど・・・・・・あの時は、
そういう気分だったんだね。
 肉は臭かったけど、若くてあまり運動をしてないせいだろう、
酷くやわらかくて、おいしかった。

 あいつは、どんな味がするんだろう。
 男かな。女かな・・・・・・うん、多分男だな。
 足からがいいかな、首からかな、それとも耳からが楽しいかな・・・・・・・
 そして、俺は基地を出た。
 太陽は見えない。スラスター炎さえ隠せば、おそらく存在を隠せるはず。
 適当なデブリに潜みながら、ゆっくり、ゆっくりとあいつの背を、
追う・・・・・・。
【位置:E-5→F5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2
 ワイヤーホーク×1(左手に装備中)、バズハンマー×1(背部に装備中)】
【行動:捜索(−1);アシッド・ミニングリー発見
    デブリを利用しての隠密移動(−2)
    残りポイント(−1)】
【コンテナ武装;ザクT;武装ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1、ブービートラップ(クラッカー)×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り3g)、ナイフ、
 絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉800グラム】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項;なし】
その後色々考えた。
アレンはアレンなりに考えたのである。
しかし、賢明な人はもうおわかりだろうが、やっぱりアレンは結論が出せなかった。
この男、天下無敵の馬鹿なのである。
「でもなぁ〜、糞ガキとフェロモンはラブい雰囲気だったしなぁ。
 ハニーもハニーでシャワー浴びてるはずだし……ってか、なげー。」
頭をポリポリとかきながら、はぁ、と溜息を吐く。
ちょっと真面目になってみたアレンが馬鹿みたいではないか。
「アレン、ガンバレ!アレン、マケルナ!!」
「負けるて誰にだよ……はーあ。」
どっかりと椅子に座る。
伏目がちの顔を上げると、そこには艦内放送の装置があった。

『ぴんぽんぱんぽ〜ん。
 こちらブリッジのスーパースター、アレン=D=バディアン、20歳、男性。
 それじゃあ今日の最初のナンバーは「アレン チガウ!! ソンナ ホウソウチャウ!!」ああ、そうだった。
 えーっと、ラブいオーラ出しまくってるコスプレ艦長とフェロモン……
 あとハニーは至急ブリッジに来て下さい。
 もう一回繰り返す?ん?いらんよな?流石に聞こえてるよな?もっかい言うか?
 もう一回言います、コスプレ艦長とフェロモンとハニーは至急ブリッジに来て下さい。
 はーい、わかったかなー?それじゃ待ってまーす。』
艦内放送らしさの欠片もない放送が終わった。
ボーッと外を見ていると………遠方で信号弾が打ちあがった。
「もうやだー、早く誰か来て〜、希望としてはお姉様。」
情けない声を出しながらも、その信号弾の打ちあがった方向と、そして意味はしっかり記憶した。

【行動:艦内放送(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る ハンブラビどうするよ?】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
154サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/01/28 12:41 ID:by4s1rNs
 基地に戻ってきた。

 ……結局、ムサイを探して得た代価はリオンの死だけ。
 私は自分から不幸を探して、それを拾って帰ってきたらしかった。

 ひとまず今は休みたい、休んで……

「何……?」

 基地が何かおかしい。
 あぁ、もう。
 こんな事ならPCもちゃんと持ってくるべきだったわ!
 あれさえあれば端末につないで基地内の様子ぐらい探れたのに……

 周辺を見回してみても、取り立てて変な場所は無い。
 無い、けど……こういう時に感じる違和感、大切にして損した事は無いのよね。

 あの時だって、異様な違和感から逃げるように、星空を眺めるために屋根に登ってた。
 音も無く忍び寄ってた影はその間に蠢いてた。

「悪いけど、帰らせてもらうわ……
  短い間だったけど、さよならね」

 リオンの分まで、預かってるんだから。


【行動 : F6へ移動(−2) 探索(−1) F7へ移動(−1) 】
【残り : 2P 】
【位置 : F8→F7→F6 】
【機体 : 右肩(右腕)消失 】
【身体 : 腹部に若干痛み 】
【武装 : 頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 優勝する 】
【同盟 : なし 】
155リファニア・ニールセン(代理):04/01/28 12:45 ID:Tun2jP4f
部屋の片付けをしていると、ベッドの下に、黒光りする何かを見つけた。
「……ナンだろ?」
ベッドの下に手を突っ込み、その何かを手に取るリファニア。
…ゴツゴツと硬い感触がしたそれは、一丁の拳銃だった。おそらく、ジオンの制式拳銃。
ホルスターも、そばに転がっていた。
「………。」
無言でしばらくその拳銃を見つめていたリファニア。
マガジンを取り出すと、残弾は充分にあった。
「…私達の安らぎを乱す奴とは、戦わないとね、パパ。
 その為なら、この引き金、ためらいもなく引けるよ…。」
そう言って、マガジンを戻した。ホルスターを身に着けて、銃を突っ込む。
その後、何事も無かったかのように片付けを再開した。

部屋の片づけが終わった頃――。

『ぴんぽんぱんぽ〜ん。
 こちらブリッジのスーパースター、アレン=D=バディアン、20歳、男性。
 それじゃあ今日の最初のナンバーは「アレン チガウ!! ソンナ ホウソウチャウ!!」ああ、そうだった。
 えーっと、ラブいオーラ出しまくってるコスプレ艦長とフェロモン……
 あとハニーは至急ブリッジに来て下さい。
 もう一回繰り返す?ん?いらんよな?流石に聞こえてるよな?もっかい言うか?
 もう一回言います、コスプレ艦長とフェロモンとハニーは至急ブリッジに来て下さい。
 はーい、わかったかなー?それじゃ待ってまーす。』

艦内放送が流れた。
「こすぷれかんちょう?ふぇろもん?らぶいおーら?…まぁ、いいや。
 アレン、起きたんだぁ。もちろん、呼ばれたら、即参上だよっ。」
廊下に飛び出し、飛ぶようにブリッジに向かっていく。
「いっちば〜ん!」
ブリッジに飛び込むと、アレンの所に飛んでいき、抱きついた。シャンプーの香りがふわぁっと広がる。
「おまたせダーリン♪あなたの為に、急いで来たのっ♪」
そのまま、アレンの耳たぶをかぷっと甘噛みする。
が、視界の端に映ったレーダーに輝く光点――ハンブラビのものである――を見て、ハッとなる。
「何、敵?こんな近くに?…攻撃はしてこないみたいだけど。」
あくまでアレンに抱きついたまま、緊張感を含んだ声でアレンに問いかけた。

【行動 : 拳銃発見(-1)、ブリッジへ(-1)、残2 】
【位置 : M-8(ムサイ内、ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード  】
「さてと、飯にしようっと。」
ディパックに手を突っ込み、弁当とパンを一つ取り出した。

『ぴんぽんぱんぽ〜ん。
 こちらブリッジのスーパースター、アレン=D=バディアン、20歳、男性。
 それじゃあ今日の最初のナンバーは「アレン チガウ!! ソンナ ホウソウチャウ!!」ああ、そうだった。
 えーっと、ラブいオーラ出しまくってるコスプレ艦長とフェロモン……
 あとハニーは至急ブリッジに来て下さい。
 もう一回繰り返す?ん?いらんよな?流石に聞こえてるよな?もっかい言うか?
 もう一回言います、コスプレ艦長とフェロモンとハニーは至急ブリッジに来て下さい。
 はーい、わかったかなー?それじゃ待ってまーす。』

「・・・・・ぐふっ!!」
コスプレ艦長、この言葉が出た瞬間、パンを吹き出してしまった。

「勝手に変なあだ名をつけるなぁぁっ!しかも、フェロモンって何だよ!?
 ・・・・・・恥ずかしいから繰り返さないでよ、お願いだから・・・。」

ティッシュで口を拭うと、手にかじりかけのパンと弁当を持って、艦長室を後にした。
ブリッジへ入ると、少し距離を取った状態でアレンの前に立った。
なんか、リファニアさんが引っ付いてるけど・・・気にしない。
これなら顎を上げなくてもアレンの顔が見える。

「アレンさん、お願いですからコスプレ艦長は止めて下さい。
 そのあだ名、恥ずかしいです。まだ糞ガキの方が、いくらかはマシです。」

諦めたような口調でアレンに忠告した。
そして、アレンの方に向きなおす。

「リファニアさん、こうやって生身で会うのは初めてですよね。
 改めて紹介します。僕はダグラス=ロックウード。
 このムサイ級軽巡ミョーコウ≠フ艦長です。
 アレンさんはコスプレとか言ってますが、これは艦長の正装なので誤解しないでくださいね。」

微笑みながら握手を求めた。

うーん、それにしてもこの二人、アツアツだなあ。
・・・ちょっと羨ましいかも。

「それで、用件はこのMS反応の事ですか?
 ・・・・あれ?このMS・・、間違いない、あの時の・・・。」
レーダーを見ながらアレンに聞いた。

【行動:艦橋へ(−0)】
【位置:M-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:食事 イブを守りたい】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
157ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/28 14:37 ID:???
>>149
『俺に出来ることなら聞いてやってもいい。
 それと、・・・・・・・・・・・
 もうそろそろ、MSに乗りこんだほうが賢明だと思うのだが。』

「そうね。さすがに生身でこれ以上は無理そう・・・。
 この続きは ア・ト・で。」

ベルクにウインクをすると、カズRに向けて駆けた。
・・・無論、後方に気を配りながらだが。

MSに搭乗する頃には、コロニーの揺れは更に酷くなっていた。
しかし、MSに乗ってしまえば関係ない。

すぐそこに見えているベルクのMSに接触回線を開き、
先ほどの続きを話す。

「待たせたわね。やって欲しい事と言うのは・・・
 あなた達の位置座標と、詳しい内情を暗号回線で送って欲しい・・・。

 早い話が・・・スパイなんだけどね。
 ・・・あなたにできるかしら?
 逆を言えば、あなたにしかできないことなんだけど・・・ダメ?」
(ダメならダメで利用価値はあるかもしれないわね、この男・・・。)

会話の内容とは裏腹に、首を傾げるようにしてかわい子ぶった。
・・・なんとなく気分的に。

【行動:交渉中(0)  MS搭乗(1) 接触回線〔→ベルク〕(0)
【位置:S-17:コロニー自宅前MS内】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害 コロニー脱出】
【同盟: な    し 】

艦内放送を行って数分、すぐにリファニアがブリッジに飛んできた。
文字通り、飛んできたのである。
抱きついてくるリファニアを優しく包む。
手の中の鳥など、とうの昔に投げ捨てた。
「おまたせダーリン♪あなたの為に、急いで来たのっ♪」
「おーうハニー!うれしい事言ってくれるじゃないのぉ!
 お礼に今夜はたっぷりぶちかまして……」
かぷっ。
「ああんっ。」
アレンの股間のマグナムに弾が装填された。
「何、敵?こんな近くに?…攻撃はしてこないみたいだけど。」
抱きついたまま、緊張感のある声で問い掛ける。

さて、どう切り出すかなと考えていると続けてブリッジにダグラスが入ってくる。
思いっきり嫌な顔をした。
「アレンさん、お願いですからコスプレ艦長は止めて下さい。
 そのあだ名、恥ずかしいです。まだ糞ガキの方が、いくらかはマシです。」
諦めた感じの口調で言うダグラス。
本当にからかいがいのあるヤツだ、とアレンは心底思った。
その後ダグラスがリファニアに握手を求めた為、
アレンはリファニアを抱く腕を解き、椅子に座った。
こうしている隙にも少しずつではあるが、ハンブラビは移動している。
「それで、用件はこのMS反応の事ですか?
 ・・・・あれ?このMS・・、間違いない、あの時の・・・。」
「はいはい、そうです、そうですよ。このMSの事さ。
 これ、確か禁止区域に入ったヤツの機体だろ?ハンブラビ。」
レーダーの光点を指差しながら言う。
隣のエリアだ。
「で、賢い俺様は閃いた。こいつを使わない手は無いってな。
 誉めていいぜ?っていうか誉めろ。」
えっへんと胸を張りつつ言う。
何時の間にか戻ってきた七面鳥を頭に乗せながら。
「まぁ、俺様が取りに行ってもよかったんだけどよ。
 一応このムサイの艦長はお前だろ?だからお前の判断仰ごうって思ってな。」

【行動:お話(-0P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る ハンブラビどうするよ?】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
珍しい事もあるもんだ。
アレンが僕の指示を待っていただなんて。

「誰が使うか、が問題ですね。
 僕はムサイがあるから別に良いんですけどね。
 リファニアさんのでっかいのも問題ないようですし。
 使うとしたら姉さんか貴方かどちらかですよね。
 まあ、そこらへんは姉さんと相談して下さい。
 それから、回収は僕が向かいます。
 このムサイって、あのパイロットの物だったようですので・・・。
 ムサイを引き継いだ自分の手で弔わせて下さい。
 あ、危険が迫ったら逃げますんでよろしく。」

食料をキャプテンシートへ置くと、ノーマルスーツも着けずに格納庫へ向かった。
ジムへ乗り込み、各部チェックを済ませる。気密、動力系統共に異常なし。
格納庫を開けると、ゆっくりとハンブラビの方へ進んだ。

【行動:格納庫へ(−1) 出撃(−1) 移動(−1)】
【位置:M-8】【残り行動値:0p】
【機体状況:肩部損傷 出撃中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:ハンブラビ回収 イブを守りたい】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
160イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/28 15:53 ID:???
>153
「“お姉さん”としては、“弟”のお誘いを断るわけには行かないわね」

そんな呟きと共に艦長室へ向かおうとしたのが、ほんの数分前。
本来ならば今頃、可愛い“弟”と共に食事を楽しんでいる筈だった―――が、しかし。
今、愁林は艦長室ではなく艦橋へ足を踏み入れようとしていた。

「変なあだ名を付けないで貰いたいものね。それで、どうしたの?」

開いたドアの向こう、椅子に腰掛けたままのアレンの後姿に声を掛ける。
スクリーンに映し出されていたのは、奇妙な形状をした一機のMS。

「あれは―――って、ダグラス!?」

そのMSに近づこうとするGMライトアーマーの姿に、思わずスクリーン前に駆け寄る愁林。
そう呼ぶのは二人きりの時だけ。そう決めていた事も忘れ、“弟”の名前を呼んでしまっていた。
しまった、と思いながらも、半ば開き直りアレンたちの方へと向き直る。

「どうしてあの子が……状況、説明して貰えるわよね」

【行動:艦内移動(-1)】【位置:M-8(ムサイ級艦橋)】【残り行動値:3p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る】【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
アレンが止める間もなく、ダグラスは勝手にハンブラビの回収に向かってしまった。
ムサイに軽い振動、ジムが発進したのだろう。
スクリーンを見ているとそのハンブラビにジムが接近する。
回収には危険はほとんど無いはずだが、問題はある。
多分、それをダグラスは忘れている。

「あれは―――って、ダグラス!?」
突然後ろで声がした、イブがいた。
「どうしてあの子が……状況、説明して貰えるわよね」
「………見りゃわかるだろ?あのハンブラビをアイツが回収してるとこだ。」
スクリーンの方向を顎で指す、画面にはジムとハンブラビ。
「………止める間も無かったのさ、本当は俺様が行くつもりだった。
 ただその許可を取ろうと思って集めただけなんだよな。
 ………あのハンブラビは禁止区域に入って乗り手がいなくなったヤツだ。
 …………賢いアンタならわかってるんだよな?中がどうなってるか。
 持って来るだけなら中を見なくてもいいかもしれねーけど、ナニがあるかはわかんねぇ……
 それに、廃棄されたMSに罠仕掛けるなんざ……何処の世界にもいる…」
言って溜息をついた。
真面目な空気が嫌いなのである、何よりも。
「あーあー、それでどうしようかねぇ?」

【行動:お話(-0P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:M-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る ハンブラビどうするよ?】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
真っ暗だ。
全てが真っ暗闇だ。
何も見えないし、何も感じない。
…いや、この何も見えない筈の闇の中に、微かに見えるあれは…何だ?
………顔…………?
俺がコロニーで殺した男の…顔?
それとも…フロンティアで殺した住民達の……?
それとも、それとも……。

………愚問だな……。
分かっている筈だ、俺には……。
もっと前から……大切な……聞こえて……殺し……。

「………………」

目が覚めていた。
……はて、何かまた夢を見ていたようだが…またあの男の夢だったのか…?

「………痛っ」

夢の事を深く考えようとしたら、頭の片隅が痛んだ。
この感覚……どこかで……。

どうやら俺はそんなに長くは寝ていなかったようだ。
だからと言って目覚めが悪かったわけでもない。
人間の睡眠の善し悪しは、睡眠時間の長さだけで決まるものではないからだ。
今は現状でこれだけの睡眠ができた事を感謝するべきだろう。
ベッドを出てからトイレで用を足し、洗面所にあったシェーバーで髭を剃った。
いい気分だ。

(続く)
今日こそは(という言い方も奇妙だが)アシッドと遭遇できるような予感がする。
これは理屈でも何でもない、俺の勘だが。
まあ畑を耕していた頃よりかは鋭くなっている
だろうから、少しは当てにしてもいいかもしれない。

外に出てから思いきり背伸びをして、深呼吸する。
今度コロニーを出たら、また暫く新鮮な空気とはお別れだ。
今のうちに飽きるほど吸っておこう。
もし予感通りアシッドに遭遇したら、これが今生の別れなのかもしれないが…。
俺は頭を振った。

(せっかく良い睡眠が取れたんだ…。今は不吉な事は考えずにいこう)

ガンイージに乗り込んで機体を起動させる。
相変わらず調子は悪くない。推進剤もまだ大丈夫だ。
マップを開いて見てみると、かなり進入禁止区域が増えているのが目につく。
気を付けなければ、ちょっとした油断であっという間に全てがお終いになる。

再び西の通路を通り、港へ出た。
さっきまであれほど激しい戦闘があったとは思えないくらい静かだ。
破壊された港だけが、その戦闘の激しさを物語っている。
予定通り北西の基地に向かうつもりだが、ここから基地まではそんなに時間は
かからない。
まあ3〜4時間といったところか。

(今度こそ、当たりだといいがな)

俺はガンイージと共に基地を目指して移動を開始した。

  【行動:身支度(−1)H-7へ移動(−3)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8→I-8→H-8→H-7】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
アレンといい感じになっている時、ダグラス君がブリッジに入って来た。
『アレンさん、お願いですからコスプレ艦長は止めて下さい。
 そのあだ名、恥ずかしいです。まだ糞ガキの方が、いくらかはマシです。』
いや、どっちもそーとー酷いって。
心の中で突っ込みを入れるリファニア。つい、クスクスと笑いがこぼれてしまう。
『リファニアさん、こうやって生身で会うのは初めてですよね。
 改めて紹介します。僕はダグラス=ロックウード。
 このムサイ級軽巡ミョーコウ≠フ艦長です。
 アレンさんはコスプレとか言ってますが、これは艦長の正装なので誤解しないでくださいね。』
そう言って、握手を求めてくるダグラス君。

そこで、リファニアはアレンに降ろされた。
アレンとダグラスは、レーダーに映った光点、ハンブラビの事を相談し始めた。
…ハンブラビは、禁止区域に入った機体だったんだ…。と、いう事は…、中にいる人は…。
想像し、顔面蒼白になるリファニア。自分の首輪を触る。ひんやりと、冷たい。
頭をぶんぶん振り、リファニアはイヤな想像を振り払った。
「…ダーリンは、もう少し休んでいた方がいいよぉ。」
…だから、昨晩はキスで済ませたのだ。腹上死なんて笑い話にもならない。
だが、アレンが出る事にはならなかった。
あの機体は、この艦の元の持ち主の物だったらしい。
ダグラスは、自分がその人を弔う事を決意し、ブリッジから出て行こうとした。

「あ、ちょっと待っ……。」
リファニアは、握手を返そうと手を差し出したが、すでにダグラスの姿は消えていた。
差し出した手の行き場はなく、空しくにぎにぎさせるしかない。
何とも情けない表情で、リファニアはアレンに顔を向けた。
「もう、せっかちだよねぇ、ダグラス君…。あははは…。」
『変なあだ名を付けないで貰いたいものね。それで、どうしたの?』

そこに、イブが現われた。
『あれは―――って、ダグラス!?
 どうしてあの子が……状況、説明して貰えるわよね』
イブに問い詰められる。もう、頭の中がぐちゃぐちゃだ。
だが、リファニアが説明する必要は無かった。
アレンが、実に的確に、イブに状況を説明してくれた。
…あまりに的確すぎて、忘れかけていた嫌な想像が再び、
そして以前よりもはるかにくっきりと、頭の中に浮かんで来た。

――無重力のコックピットの中、浮かぶヘルメット。ヘルメットの中には―――。

…虚ろな目をした、リファニアの生首が入っていた。

力なく、その場にへたりこんでしまうリファニア。首輪に触れる。冷たい。怖い。逃れられない。
必死で外そうとする。全く外れない。それでも外そうとする。首輪の周りの皮膚が傷つき、血がにじむ。
…外れない。リファニアは、頭を抱えた。抱えて、うずくまった。
「いや、いや…、いやぁ………。」
絶叫はしない。泣きもしない。ただ、うずくまって、ガタガタ震えた。

【行動 : 自己紹介未遂(0)、うずくまる(0)、残2 】
【位置 : M-8(ムサイ内、ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み)、混乱 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : アレンアレンアレンアレン!、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
166イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/28 19:55 ID:???
>161
『―――それに、廃棄されたMSに罠仕掛けるなんざ……何処の世界にもいる…』

ハッとしてスクリーンに目線を戻す。そこには、変わらぬGMライトアーマーの姿。愁林は溜息をついた。

「大丈夫だと思うわ。
 禁止区域への進入で爆死したのなら、小細工なんて残している暇も無かったでしょうし。
 ……そうね、それでも念には念を入れるべきよね。
 何処の世界にも、平気で死者を冒涜できるような腐った連中はいるもの」

一人で頷き、アレンに向けて言葉を続ける。
その間に、手元のパネルを操作し、ダグラスへと回線を開いておく事も忘れない。

「一先ず、ハッチの開閉操作は私がMSで行なうわ。
 15m級MSの小さなマニピュレーターなら、それぐらいの作業も出来る筈。
 生身でやるよりは十分安全だと思うわ。
 MSを吹き飛ばせるだけのトラップなんて、そう簡単に用意できるものではないのだし。
 ああ、最悪の場合を想定して、作業自体は艦の外でやった方が良さそうね―――」

うずくまるリファニアを抱き起こし、腕の中に抱きしめる。
少女の頭を胸に、そっとその髪を撫でた。

「―――怯える事ならいつでも出来るわ。
 それなら、今しかできない事をやった方が断然、効率的で建設的よ」

その激励は、或いは自分自身へと向けたものだったのかもしれない。
リファニアの額に掛かった前髪を指先で優しくかき上げ、愁林は彼女から離れて格納庫へと向かっていった。

【行動:艦内移動(-1)】【位置:M-8(ムサイ級格納庫)】【残り行動値:2p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る】【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
>>157

『そうね。さすがに生身でこれ以上は無理そう・・・。
 この続きは ア・ト・で。』
ヨーコはウインクをすると、カズRに乗り込んだ。

それと同時に俺もぺズ・バタラへ向かいコクピットに入る。
丁度、ヨーコから通信が来た。

『待たせたわね。やって欲しい事と言うのは・・・
 あなた達の位置座標と、詳しい内情を暗号回線で送って欲しい・・・。

 早い話が・・・スパイなんだけどね。
 ・・・あなたにできるかしら?
 逆を言えば、あなたにしかできないことなんだけど・・・ダメ?』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 それは同時に俺にも危険性が及びかねないな。」
しばらく考えるが断ることにした。

「俺がスパイとしてシュウジ達と行動を共にしている状態で
 位置座標を送るとしよう。嬢ちゃんはその位置を
 他の参加者に教え、襲わせる。ということがあるからな。
 当然、俺への危険性が増える。」

「それにそういう事をしている俺に
 シュウジ達が気づかないはずがない。その願いは聞き入れられないな。」

【行動:MSに乗る(-1)ヨ−コと通信(−1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:正常】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス? 19番 ラーズ=フィリー?】
168ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/28 20:15 ID:???
>126
「…………あのMS!…しかもあんな位置に…。」
最悪の位置だった。…同盟の側への逃げ道を見事に塞がれている。
普通なら挟撃…と言える状態なのだが、現在は違う。
行動不能寸前と同等のMSが一機回りこんでいた所で、意味はないだろう。
むしろ不利でもある。…とりあえず、頭痛に苦しみつつ相手の動きを窺っていると
…アサギより通信が入る。
>144
…内容は…攻撃するから避けろ…との事らしい。
良く見ると…位置が見事に一直線の射線上だ。まず通信を返す。
「…了解…したわ…。後…発作おさまったら支援するから…少し待って…。」
そして、乗って着地させていたスキウレのスラスターを…低空で一気に
吹かす。当然位置はバレバレになるであろう。…しかし…ビル街の中なので射線は
丁度ビルに隠される。まぁ当然ビームを無理矢理撃てば狙うのは容易でもあるが。
…そこで…頭の痛みが緩む。
「……やっと痛みが一段階減った…。……なら後30秒弱ね…。」
【行動:通信(1p) ビル街を移動(1p)】
【残り行動値:2p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……逃げ回って発作がおさまるのを待つ。
(アサギ達へ一時的協力をし、楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
イブがブリッジを去ると同時に、
アレンはリファニアに目を向けながらも操縦桿の前に移動した。
続いて通信回線を開く。
「おい糞ガキ、聞こえるか?」
戦艦なんてほとんど乗った事が無い上、これはムサイ。
ジオンの巡洋艦だ、連邦の一兵士ではあまり操作の仕方など知るはずもない。
それでもアレンは通信をした。
「いいか、よく聞け。そのMSはもしかしたら罠が仕掛けてあるかもしれない。
 それに加えてそのMSの中には『元参加者』が入ってる。
 お前は引き返してイブにでも任せておけ。」
続けて操縦桿を握り、そのハンブラビがいるエリアに向かう。
いざという時は自分も出なければならない。
さっきのガンイージの反応はなくなっていたが、信号弾の正体がわからないのだ。

リファニアの方をちらりと見た。
もしかしたら、脱出が出来るかもしれない……
勿論自分にはそんな知恵はないし、イブやダグラスも持ってるとも思えなかった。
でも、あいつらならば……
あの糞むかつく最低野郎の仲間ならば……
「アレン ドーシタ!?」
七面鳥が頭の上で鳴く。
「なんでもねーよ……俺様も丸くなっちまったなぁ……」
レーダーで近くにハンブラビ、ジムライトアーマーがいる事を確認する。
ムサイを停止させると、アレンは七面鳥を適当にどこかへ飛ばせ、
リファニアの体を抱き寄せた。
「……………ゴメンなぁ、俺様、それほど気ぃ利くほうじゃなくってな…………
 ……………正直、俺様もどうすりゃいいかわからねぇ、これからな……
 ………頼りねぇよなぁ、俺様、こん中で男の最年長なのに。
 でも、なんとかするからよ。」
くしゃくしゃ、とリファニアの髪の毛をやや乱暴に撫でる。
アレンは考えていた、『彼』と『彼の仲間』の事を。

【行動:移動(M-8→L-8)(-1P) ダグラスに通信(-1P)】
【残り行動値:1P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:手当て済み】
【位置:L-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
170シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/28 22:07 ID:BDG8mspT
「ベルクとヨーコが…動かない?組む気か?」
〔ここからでは解りません。〕
「あっちの動きの監視は任せる。とりあえずはシュヴァイザーだ…。」

>>168
〔射線軸上クリア!回路チェックOK!連続で2発まで撃てます!〕
「軸を微妙にずらせば…逃げ場を失うはず!行け!」
右腕のライフルから放たれた二つの高エネルギー収束体は、
ビルを貫通しながらボリノーク・サマーンに迫った。

【行動:ライフルで攻撃(−2)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17 教会の前】
【機体状況:BL温度上昇中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾7)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     ノートPC 計画書 紙とペン】
【行動方針:02番殲滅 ヨーコ&ベルク監視】
【同盟:08番ヨーコ?? 07番ベルク?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
取合えず、暗礁宙域に身を隠しておこう・・・
俺はそう思い、操縦桿を握る。

「あまり無茶はしないほうが良いんではないのか?」
ドリアンが言う。
元々平時では、あまり緊張感を持たず、操縦も大したことが無い俺だ。
暗礁宙域で残骸に撃墜なんて羽目になるのはごめんだ。

「それに、今回の参加彼女が知ったら何というか。」
ドリアンが不意に言う。

「あいつの話は止せ!あいつはもう死んだんだ!」
俺は、ドリアンを制しながら、操縦桿を傾けた。

【行動:移動P6、P7、O7】
【位置O7】【残り1P】
【機体:万全】【身体状況:異常無し】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:しばらく暗礁宙域で待機】
【同盟:今のところ無し 募集中】
172ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/28 23:29 ID:???
>>167
『それにそういう事をしている俺に
 シュウジ達が気づかないはずがない。その願いは聞き入れられないな。』
「・・・そう。仕方ないわね。
 まあいいわ。あなたの好きにして。

 ・・・やりかたは他にもあるもの・・・。」

影のある言い方でつぶやくと、

「では、またね。シー・ユー。」

通信を残して、ガズRをコロニーの港に向けて発進させた。

【行動:交渉決裂(0)  港に移動(1) 接触回線〔→ベルク〕(0)
【位置:S-17:コロニー内港湾ブロック】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害 コロニー脱出】
【同盟: な    し 】
【行動:移動N7】
【位置N7】【残り0P】
【機体:万全】【身体状況:異常無し】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:適当】
【同盟:今のところ無し 募集中】
174ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/28 23:55 ID:???
>>172
「・・・反応するMSは・・・一体。」
機体の照合結果がディスプレイ上に現れる。

【No02 ボリノークサマーン】
識別信号は中立を示す黄色となっている。

(・・・そうか、設定してなかったからね。)
「・・・まあ、これくらい別に構わないでしょ。」


レーダーを見る限り、特に動きはない・・・。
(・・・おかしいな。動かないのは・・・機体トラブルか、それとも・・・。)

〔シュウジ達が出てくるのを待っている!?〕

何も根拠はない。ただの直感である。
『私』の中がそう判断しただけで・・・特に理由もない。
・・・でも私はそれを信じた。

「理詰めだけじゃ・・・戦場は生き残れない・・・。
 直感も必要だ・・・。
 理詰めだけじゃ・・・戦場は・・・・・・。」

まるで過去にあった何かを思い出すかのように、ブツブツと復唱する・・・。
ブツブツと。ただブツブツと・・・。

「理詰めじゃあ!!!」

目をカッと見開き、一気に加速させる。
相手は偵察機。しかし、その範囲外にまで逃げれれば・・・ッ!!

「・・・ぁっ・・・。来た・・・。」

極度のGを受けたその時、下腹にいつか感じた疼きを覚えた・・・。

【行動:移動S-17→Q-17(2) シュヴァイザー警戒(0)】
【位置:Q-17:宇宙空間】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害】
【同盟: な    し 】
175シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/29 00:29 ID:MBqOa6sj
IDチェック
>168>170
ビル街へい移動を完了し、ビルの影を背に隠れ
再度索敵を開始する。
最も付近にいるのは MSN-03 ヤクト・ドーガ
移動中にも他のビルの影を移動をしたのを視認している。
次に近いのがRMS-106H ホビーハイザック
EMS-10 ペズ・バタラ と ZM-D11S アビゴル
はこちらから離れており、AMX-117R ガズアル
は高速でこのエリアから離れていった。
のを確認と同時に高エネルギー反応が迫ってきている
アラームが鳴り響く
「ちっ。間に合うか!」
右方向へ素早くサイドステップを行い、攻撃の回避を試みる。
刹那、閃光が横を通り過ぎ目の前のビルにも穴を穿ち消えていく。
「ふぅ・・・間に合ったか。と、思ったがそうでもなかったな。
 やるな、シュウジ=アサギ。
 ただのプログラマーじゃないな」
にやりと笑みを浮かべる。即、被害状況の確認をすると
左手に持ったマシンガンは銃身が半ばから溶け、消えている。
このような状態では使えるものじゃない。
その場にマシンガンを投げ捨てる。
そして、その場から素早く移動を始める。
フルブーストでビルの上まで飛び上がり、
RMS-106H ホビーハイザックを視認。
ビームライフルを翻し、牽制の一撃を打ち込んでからビルを飛び降りる。
飛び降りたらそのまま一番近い機体MSN-03 ヤクト・ドーガのいる方向へ
の移動を素早く始める。
一番近い相手から各個撃破。それを、これから始める。

【行動:回避行動 (1) シュウジへビームライフルで攻撃 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:頭部に傷あるかも】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾7)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾5)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 ハロ
      (以下の所持品はS17の教会内にあります)
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】
177リナルド(代理):04/01/29 01:46 ID:???
>>176
ホビー・ハイザックがビーム・ライフルを2連射する。
だが相手はアクリルスレートを難なく貫通してきた。
そしてレニウム=アートナー――機体は知らない――を無傷で破っている。
間違いなくMS操縦、そして戦闘の心得がある。

高みの見物はここまでだ。
ガズRはどうやらコロニー外へ出るらしい。
彼は、もう追おうとはしなかった。

(あれは、もう彼女自身ではないから)

そう自分に言い聞かせると、ビーム・カタールを展開しながら機体をホビー・ハイザックの前へ移動させた。
攻撃した以上、反撃があるはず。
そう思っていると、実際にビームが来た。
マシンガンは使わないのか。 あるいは破壊されたか……。

彼は放たれたビームをビーム・カタールで弾くと、
そのままシュウジに通信を入れた。

「リーダーとしてはどうするんだ?
 あの穴を塞ぐなら塞ぐで急がなきゃならないし、
 ここを出て行くなら出て行くで目的地を決めなければならない。
 それから、ヨーコとベルクが接触回線で話をしていたようだぞ?」

【行動:移動(-1)、切り払い(-1)、通信(-1)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:半覚醒・左首筋に軽度裂傷】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:様子を見たい】
【同盟:01番シュウジ 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
>176
ちょっと修正
【行動:回避行動 (2) シュウジへビームライフルで攻撃 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
突きつけられた現実に怯え、蹲って震えるリファニア。
結局、彼女の覚悟などはゴッコ遊びの延長に過ぎなかったのだろうか。

いや、これがもし戦闘の結果起こった事ならば、彼女には受け止められたかも知れない。

だが、何がなんだかわからないうちに爆死させられたであろう犠牲者を目の当たりにした事で、
彼女はプログラムに投下された直後、混乱した頭で機体を迷走させてしまった事を思い出していた。
…あの時は、もう少しで禁止区域に突っ込んでしまっていた。
その体験故、感性の豊かなリファニアは、犠牲者と自分を重ねてしまったのだ。
頭では、震えている場合ではないと理解していた。だが、どうにもならなかった。

突然、リファニアは誰かに抱き起こされた。
そのまま抱きしめられて、優しく髪を撫でられる。
『―――怯える事ならいつでも出来るわ。
 それなら、今しかできない事をやった方が断然、効率的で建設的よ』
――イブだった。 イブの温もりを感じる。そしてその暖かい激励は、リファニアの心を落ち着かせた。
イブは、リファニアの乱れた前髪を優しくかき上げてから、彼女から離れてブリッジを去っていった。

リファニアは、モニターに映ったダグラスのGM・LAを見た。
――何が、ダグラス"君"だ。ダグラスは、このような過酷な状況の中、きちんと自分の果たすべき役割を果たしている。
そのダグラス"君"に対して、自分は何も出来ずただ震えているだけのただの餓鬼に過ぎない。
ダグラスの顔を頭に思い浮かべる。
…駄目だ、やっぱりダグラス君はダグラス君以外ありえない。だけど、以前とはイメージが違う。
どこか可愛げなイメージのある、ただし人に依存せずきちんと自分の足で立っている、しっかりとしたお兄ちゃん。
…今ではそんなイメージだった。

そのような事を考えていたリファニアの目の前では、アレンがムサイの操舵をやっていた。
そんなアレンの背中が、頼もしかった。パパの背中のイメージと重なるが、そのイメージを振り払った。
なりゆきでアレンとは深い関係になってしまったが、そんな運命の巡り合わせを、心の底から感謝したかった。

その時、突然アレンが立ち上がって、リファニアの方へ振り向いた。思わず頬が紅潮してしまうリファニア。
そのままアレンは、リファニアを抱き寄せてきた。
『……………ゴメンなぁ、俺様、それほど気ぃ利くほうじゃなくってな…………
 ……………正直、俺様もどうすりゃいいかわからねぇ、これからな……
 ………頼りねぇよなぁ、俺様、こん中で男の最年長なのに。
 でも、なんとかするからよ。』
アレンの言葉を聞きながら、 リファニアは優しい気持ちになっていった。
気が利かない?そんな事ない。アレンの存在が、どれほど私の支えになっているかわからないよ。
そう思いながら、抱き締め返す力を強めた。アレンに髪をくしゃくしゃに乱されて、目をつむる。
目をつむったまま、アレンに軽くキスをした。
「…私は、アレンが好き。…この艦のひと、みんな好きだけど、アレンが一番好き。大好き。
 私は、アレンを生かしたい…。もし、最後の二人になったら、アレン、私を殺してね?
 …きっと私は、安らいだ気持ちのまま、後悔せずに逝けるから…。」
そう言って、もう一度キスをした。今度はしっかりと、余すところ無く想いを伝えるように――。

【行動 : 自分を見つめ直す(0)、アレンに心の内を告げる(0)、残4 】
【位置 : L-8(ムサイ内、ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
180アーネスト・マンソン:04/01/29 10:54 ID:???
 ずっと遠くのギラ・ドーガの背を、残骸に身をひそませつつじっと見つめる。
 宇宙に空気はない。いや、ないわけじゃないけど、ずっと薄い。
 だから、拡大望遠したギラ・ドーガは、まるで目の前にいるかのように
くっきりとモニターに映し出された。
 ・・・・・・武器、ないみたいだね。
 今襲おうかな・・・・・・
 でも、それは、つまらない。
 ただ、戦って倒すのは、馬鹿な奴のすることだ。
 どう殺すか、どう食べるかがいいんじゃないか。
 あいつが、何を目指しているのか。
 何を追いかけて、何をしようとしてるのか。
 見極めなきゃ。
 ひょっとしたら。
 もっともっと、多くの肉にありつけるかもしれないもんね・・・・・・。
【位置:F5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:待】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2
 ワイヤーホーク×1(左手に装備中)、バズハンマー×1(背部に装備中)】
【行動:捜索(−1);アシッド・ミニングリー観察
    デブリを利用しての隠身(−1)
    反撃体勢(相手が何らかの行動を起こした場合、回避を実行し、反撃(−2)】
【コンテナ武装;ザクT;武装ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1、ブービートラップ(クラッカー)×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り3g)、ナイフ、
 絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉800グラム】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項;なし】
リファニアの告白をアレンは無言で聞いていた。
そして、そのリファニアの想いは確かにアレンに伝わっていた。
今、頭の中にあるのは唯一つ。リファニアを護りたい。ただそれだけだ。
抱きしめる力を強くする。今はただ、腕の中の人が愛しい。
「………リファニア、俺様の名前はなんだ?」
真面目な顔で言ってみせる。
「俺様はスーパースター、アレン=D=バディアンなんだぜ?
 君を死なせる事も、イブもダグラスも死なせる事もしねーさ、ヒーローだからな。」
そう言って今度はこちらからキス。指を鳴らして鳥を呼ぶ。
飛んできた七面鳥を肩に乗せて立ち上がり、椅子に腰掛けた。
「アレン!! トリィハ!?」
「ああ、勿論お前もだって。相棒死なせちゃかっこわりーからな。」
くっくっくと笑う。七面鳥も笑う。
その心の奥、アレンは気づいていた。胸に負った傷の事。
手当てしたが長くは持ちそうにもない。当然だ、生きている方が不自然。長くは生きられない。
それならせめて精一杯生きよう。楽しく、そして愛すべき人を守る為に。精一杯。

【行動:リファニアと会話(-0P)】
【残り行動値:4P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
ゆっくりと、ゆっくりと空間を漂うハンブラビ、
僅かな振動と共にその前進が止まった。
ジムがしっかりと肩を抱いていた。
しかし、中のパイロットが反応する事は無い。

丁重にハンブラビを抱きかかえ、慎重に加速していく。
僕は終始無言だった、・・・ムサイからの通信が入るまでは。
アレンからの通信。同時にムサイがこちらに進んでいる事にも気が付く。

『いいか、よく聞け。そのMSはもしかしたら罠が仕掛けてあるかもしれない。
 それに加えてそのMSの中には『元参加者』が入ってる。
 お前は引き返してイブにでも任せておけ。』

その通信を聞いたとき、少し、憤りを感じた。
一つはムサイが勝手に動かされ事。
勝手に動かした事自体には文句は無い。
だが、先ほどの混乱も考慮すると、コロニーにムサイを近づけて欲しくは無かった。
まあ、こちらは立腹する程ではない、ほんの些細なことだ。

もう一つはお前は引き返してイブにでも任せておけ≠ニいうアレンの言葉。
確かにハンブラビに罠が仕掛けてある、という事は考えられる。
もし、本当に罠が仕掛けてあったら、無事では済まないかもしれない。
だからこそ、アレンのイブに任せて≠ニいう言葉に腹が立った。
アレンにではなく、自分に、だ・・・。
姉さんを守りたい。だが、自分の技量が、機体が、全てが姉さんに劣っている。
さっきもそうだった。この機体で戦闘を行うには、あまりにも力不足・・・。
だからこうして戦闘以外で動かしているのだが、それさえも叶わない。
何をしている、お前はこれで守れるのか?大切な姉さんを
自分の問いかけに、胸が痛いほど締め付けられる。

「ね、姉さん・・・、ごめん、僕・・・力になれないかも・・・。」
震える肩を抱きしめ、小さくうずくまりながら小声で呟いた。

ジムとハンブラビは、いつの間にかムサイの近くまで漂っていた。

【行動:自虐&独り言(−0) ハンブラビ回収(−1)】
【位置:M-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 出撃中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい、けれど・・・】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
アレンに、強く抱き返される。アレンの確かな温もりを感じる。
…確かだが、いつ失われるかも解らない、そんな危うい温もりを。
『………リファニア、俺様の名前はなんだ?
 俺様はスーパースター、アレン=D=バディアンなんだぜ?
 君を死なせる事も、イブもダグラスも死なせる事もしねーさ、ヒーローだからな。』
そう言って、キスを返してくるアレン。リファニアはそれを聞き、ぽろぽろ泣いた。
…アレンの怪我は、決して楽観視できるものではない。その事は、リファニアにも解っていた。
だが、そんな状態にあっても、アレンはアレンである事を止めなかった。
…むしろ、以前のような軽いノリではなく、真にヒーローたらんとしていた。
アレンが指を鳴らし、トリィを呼ぶ。
『アレン!! トリィハ!?』
『ああ、勿論お前もだって。相棒死なせちゃかっこわりーからな。』
飛んで来たトリィを肩に乗せ、相棒にそう言って返すアレン。
楽しそうに笑っていた。一緒に、リファニアも笑った。涙をぽろぽろこぼしながら。

…ヒーローは、死なない。…絶対に。

アレンの傷がどれだけ重かろうとも、リファニアはそう信じる事にした。
…信じる事が、真実になると、願いながら。
「…アレン、私の、ヒーロー…。…私、もう迷わないよ…。
 アレンへの想いが、私を強くしてくれるから…。
 アレン、みんなと一緒に、絶対に生き残ろうね…。」

そう言って、リファニアはモニターに目を向けた。
ダグラスのGMが、ハンブラビを抱えて、ムサイの近くに漂って来た。
…様子が、おかしい。
…まるで、コントロールを失い、ただ漂っているだけかのような、そんな感じだった。
「ダグラス君、私は、もう自分を見失ったりしないよ…。
 イブさんの言葉、ダグラス君の行動、そしてアレンの想いが私を強くしてくれたから…。トリィもね…?
 だから、ダグラス君もね…負けないで…。」
ダグラスが自分を取り戻してくれる事を願う…。

そして、再びアレンの顔を見る。
「アレン、包帯取替えよ?私がやってあげるから、そのまま座っていてね?」
ソファーまで行って、包帯を取ってくる。そして、アレンの血が染み込んだ古い包帯を取る。
…酷い怪我だ。だけど、きっと助かる。…助けてみせる。
優しく傷口を消毒し、新しい包帯を巻いてあげる。
…少し巻き過ぎてしまったかもしれない。

【行動 : アレンの包帯を替える(-1)、残3 】
【位置 : L-8(ムサイ内、ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
184ベルク=クロフォード ◆TiP5As2jNc :04/01/29 14:48 ID:GwDFJclB
>>172
彼女はそう言い残しコロニーを離れていった。

(さてと、そろそろ加戦しに行くか。おっさんは何処だ?)

>>176
(居た。見えるところに出てきてくれたようだな。)
ボリノークサマーンを確認するとシュウジ達に通信回線を開く。
「すまない。少々立込んでてな遅れてしまった。
 今から加戦する。」

(その右腕、目障りだな。)
右マニュピレーターにビームダガーを逆手に持ち、
ボリノークサマーンに突進しながら右腕肩部の関節を狙い突き刺そうとする。

【行動:ボリノークサマーン右腕肩部の関節に攻撃(-1)
    ヨ−コと通信終了(−0)シュウジ達に通信(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:正常】
【武装:(本体)ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、(左手)ビームシールド、
    (左手) ビームライフル(E63%)(右手)ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つけるandおっさんを戦闘不能にする】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス? 19番 ラーズ=フィリー?】
リファニアに包帯を取り替えてもらう。
少々巻きすぎのような気もするが……悪くない。
愛する人に自分の為に何かをしてもらうというものは。
「サンキュー、ハニー。」
頭をポンポン、と叩いて感謝の意を示す。

モニターを見るとジムはハンブラビを抱えてふらふらとしている。
アレンは舌打ちをする。
正直、トラップが仕掛けてあるとは思わないが、もしもというのがある。
それに……あの中身は首が無くなった死体と生首だ。
腐乱しているという事は無いだろうが、それでも普通の人間にとっては十分トラウマになりうる。
一年間だけだが、アレンは連邦軍に所属していた。
そこで上官に見せられたのだ。腐乱した死体やトラップにかかって爆散した死体。
そして、その悪夢を忘れる為に打ち込んだのがロックミュージック。
ああはなりたくはなかったのだ。だから、軍も辞めた。家の誇りだとか軍人の家系だとかは知らない。
当たり前だ、人間『死』は何よりも怖い。首筋を冷や汗が流れた。

頭をボリボリとかいてそのイヤな『思い出』を閉じ込める。
願わくば一生閉じ込めておきたいものだった。
何か他の考え事をしようと現在の位置と禁止区域の確認をする。
………その時レーダーの中に新たな光点を確認した。
新たな光点、それはガンイージでも元自分の愛機ジャベリンでもなく。
また、憎いアンチクショウやその仲間のものでも無かった。
つまりはアレンの知らない機体。新規参加者の機体であった。

「次々と厄介な事に…………」
苦笑いをしながらリファニアに向き直った。
「ハニー、一難去ってまた一難ってのはよく出来た言葉だな。」
レーダーの光点、[XM-X2/F97]と表示されるそれを指差して言った。

【行動:リファニアと会話(-0P) レーダー確認(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
それにしても静かだ・・・
何処にも戦闘しているようなところは見当たらない・・・

といっても自分で目視できる範囲だが・・・・・

「どうすッかな〜、こんな狭いコックピットで、馬鹿でかいサバイバルキット抱えて。」

「どうにも仕様があるまい。もっとも休みたいのなら、暗礁宙域にあった、
 戦艦の残骸にでも入るんだな・・・・エアーは有るぞ、但し、いつ誘爆しても文句はいえんがな。」

そう言う会話を交わしつつも、コントロールスティックを握る。
地図にコロニーがあったはずだ。そこまで行けば、とりあえずは何とか成る。
俺ははやる気持ちで、スティックを傾けた・・・。

【行動:移動M7 L7】
【位置L7】【残り2P】
【機体:万全】【身体状況:一人は寂しい】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:休憩】
【同盟:今のところ無し 募集中】
『ハニー、一難去ってまた一難ってのはよく出来た言葉だな。』
アレンが指さしたレーダーに表示された新たなる光点と、[XM-X2/F97]の文字。
…知らない機体だ。光点の軌跡を見てみると、明らかにこちらに近づいて来ている。
カメラをその地点に合わせて、映像を拡大してみると…。
X字型のスラスターが特徴的な、黒いガンダム。額には、ふざけた事にドクロのマークがくっきりと。
「か、か、か、海賊ぅ〜!?か、海賊のガンダム?」
ダグラスがあんな状態にある時を見計らったかの様に、こういったアクシデントが起こるなんて…。
「ああ〜、もう、最悪最悪最悪〜!ありえな〜い!」
両手で髪をくしゃくしゃにかき乱す。

「イブさんは、多分ダグラス君の事で手一杯になっちゃうだろうし…。
 …よしっ、とりあえず、念のため私が出てみるっ!
 アレンは、あの機体に通信送ってみてねっ!」
そう言い放ちアレンにキスをする。もう、ほとんどキス魔である。
「…大丈夫、あの機体が敵と決まった訳じゃないし。…海賊だけど…。
 イザとなればイブさんも動いてくれると思うし…。
 もし、あの機体のパイロットが、機体の整備をできるんだったら、仲間にして損はないよねっ。
 じゃっ、愛してるよっ♪」
そのまま、ブリッジから出ようとした。
…やたらにハイテンションで一方的に喋りまくったのは、意地でもアレンを出撃させないようにする為だった。

【行動 : アレンと会話(0)、ブリッジから出て格納庫へ行こうとする(未遂)、残3 】
【位置 : L-8(ムサイ内、ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
「か、か、か、海賊ぅ〜!?か、海賊のガンダム?」
その言葉を聞いてアレンも見てみる、なるほど、確かにドクロのマークが額についている。
ふざけた機体だ。と、ふざけた参加者であるアレンが思った。
「ああ〜、もう、最悪最悪最悪〜!ありえな〜い!」
髪の毛をかき乱すリファニアの横でアレンはトリィを何処かに飛ばしていた。

「イブさんは、多分ダグラス君の事で手一杯になっちゃうだろうし…。
 …よしっ、とりあえず、念のため私が出てみるっ!
 アレンは、あの機体に通信送ってみてねっ!
 …大丈夫、あの機体が敵と決まった訳じゃないし。…海賊だけど…。
 イザとなればイブさんも動いてくれると思うし…。
 もし、あの機体のパイロットが、機体の整備をできるんだったら、仲間にして損はないよねっ。
 じゃっ、愛してるよっ♪」
キスをして、リファニアはそのままブリッジを出ようとする。
そのリファニアの腕を掴み、強引に引き寄せる。
「リファニア、これは俺の役目だ。サイコガンダムは出ただけで相手に威圧感を与える。
 そうすれば相手は錯乱して攻撃しかねない。
 俺がゴトラタンで出る。君はここで待っていろ。」
言い終わり、今度はこちらからキスをする。
もう、なんというか、ほとんど目に毒である。
「愛しているのはこっちもだぜ、リファニア。」

ほとんどダッシュでブリッジを出て格納庫に行く。
胸のキズが痛んでも、今は気にしていられなかった。

【行動:格納庫まで移動(-1P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
189イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/29 18:29 ID:???
シートに身を沈め、操縦桿を握り締める。
コックピット内に所々見える黒い汚れは、ジ・Oとの戦闘での負傷がもたらした物だ。

「ユリ……」

その戦闘の最中に不注意で死なせてしまった、大切な友人。
彼女の名前を小さく唱え、愁林はフットペダルを踏み込んだ。

彼方に瞬く星々の光を受け、照らし出されるのはダグラスの乗るGMライトアーマー。
そして、その腕に抱えられた異形のMS・ハンブラビ。

「ご苦労様、ダグラス。後は私に任せなさい―――」

早速ダグラスに向けて回線を開いた愁林は、彼の表情の微妙な翳りを見逃さなかった。

「―――ダグラス?」

【行動:出撃(-1)、GMLAへ通信(-1)、L-08→M-08(-1)】【位置:M-08】【残り行動値:1p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る】【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
『ご苦労様、ダグラス。後は私に任せなさい―――』

姉さんの声、うつむいたままそっと瞳を触った。
涙なんて見せられない。・・・よし、涙は出てない。

『―――ダグラス?』

何とかいつも通りに振舞わなくては・・・。
「あ、すいません、少し考え事を・・・。・・・どうか、気を付けて・・・。」

何事も無かったように、微笑みながら答える。
その微笑の下で、拳がギュッと固く握られる。
結局、姉さんに任せるしかなかった。
戦闘でも、こんな時でさえも役に立てない。僕は非力すぎる・・・。

その時、レーダーに反応が出る。
「機影!?もう捕捉されたのか?
 お願いだから、こっちに来ないでくれよ・・・。」

姉さんを置いてムサイに戻る事は出来ない。
ビームピストルを構え、Vガンダムの前面へ出た。

【行動:イブへ応答(−0) 臨戦体勢(−0)】
【位置:M-7(M-8と誤記してました、すいません)】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 出撃中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹 心労】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい、けれど・・・】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
191イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/29 19:31 ID:???
>189
【修正:(L-08→M-08)削除】
【修正:残り行動値1p→2p】

度重なる失態、申し訳ありません(平謝
訂正です、重ね重ねすみません

【位置:M-7(M-8と誤記してました、すいません)】
            ↓
【位置:L-8(M-8と誤記してました、すいません)】
ノーマルスーツに着替え、ゴトラタンに乗り込む。
ハッチが無いが、そんな事を言っている場合ではない。
急いで発進する。胸のキズが悲鳴を上げるが、歯を食いしばり耐えた。

レーダーを確認すると、すぐ隣のエリアまで来ている事がわかる。
アレンはすぐ攻撃をする事は無く、一旦通信をする事にした。
今までならば問答無用で攻撃する事間違い無しだったのに、
少ながらずアレンもムサイにいて変わったようだ。
「そこの海賊MS、止まれ。
 俺様の名はアレン=D=バディアン、宇宙で一番スゴイヤツだ。」
自信満々に言う。やっぱり変わってないかもしれない。
「お前がここに来た用件を聞かせてくれ。俺達に何もしないってんならこっちも何もしない。
 ただ、お前が攻撃するってんなら……」
すぅぅぅ、と息を吸う。
「ぶ・っ・こ・ろ・す!!!!」
やっぱりこのアレン、交渉というものが大変苦手らしい。

【行動:発進(-1P) スタンリーに通信(-1P)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超ヤヴァイ)】
【位置:L-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
このMSどうやらAMBACシステムや加速率はとても良いらしいな。
そんなことを考えながら機体を右に左に持っていく。

そんな遊びをしているときだった。

「艦影!?」
俺の目の前に艦影が見える。その少し離れた宙域では、MSが2機何やら作業をしているようだ。

「やっと誰かに出会ったか?取合えず、警戒はしとかんとな。」

俺は、当たり前のことを言う。いつ何があってもおかしくないのだ・・・。
そして俺は、ここに居るであろう奴との決着をつけなければならない。

「ドリアン、訓練モード機動。回避プログラムアクティブだ!」
凛とした声で指示を出す。取合えず静観して様子を見ようとそのとき俺は思っていた。

【行動:思考(0)】
【位置L7】【残り2P】
【機体:万全】【身体状況:一人は寂しい】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:休憩】
【同盟:今のところ無し 募集中】
195イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/29 20:02 ID:???
『あ、すいません、少し考え事を・・・。・・・どうか、気を付けて・・・。』

「ありがとう……ダグラスもね」

敢えて深く詮索はせず、愁林はハンブラビの運搬へと意識を集中させた。
カメラアイから送られてくる映像を見る限りでは、機体表面には工作の跡は見られない。
ハッチの周囲の拡大画像にも、不審な痕跡は見当たらなかった。

(一先ずは安心といったところ―――熱源反応!?)

センサーに映った新たな機体の反応に、戦慄が走る。
手負いの機体を抱えた自分とダグラス、そして手負いの身体を酷使しているかのようなアレン。
この状況で何処まで戦えるか。

「ハンブラビのパイロット―――フィニー・ディクセン。
 悪く思わないでね……貴方の弔いは、少しだけ先になりそう」

遠くに陽炎の如く揺らめく黒いMSを警戒しつつ。
そして、ダグラスの様子に幾許かの戸惑いを覚えながら。
愁林は、腕の中の亡骸に静かに詫びた。

【行動:ハンブラビ確保(-1)、GMLAへ通信継続中(-0)】【位置:L-08】【残り行動値:1p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ハンブラビの確保とパイロットの弔い、X2への対処】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
196ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/29 21:06 ID:iid1I3Dp
(IDチェック)
ブリッジから出ようとすると、アレンに手を引かれて止められてしまった。
「駄目!アレンは、出来るだけ休んでいなきゃ!」
そう思って、振りほどこうと思ったが、非力なリファニアでは無理な話だった。
そのまま引き寄せられて、キスされる。何回目だろうか。
だが、何回やっても嬉しい物は嬉しい。リファニアの力が抜けた。
『愛しているのはこっちもだぜ、リファニア。』
そのままリファニアを優しく引き離し、ブリッジから去っていくアレン。
リファニアは、追いかけようと思ったが、ブリッジに誰も居ないのはさすがにマズい。
「馬鹿ぁ!人の気も知らないでぇ!どうしてアレンはいつも無理しようとするのよぉ!」
その声は、アレンには届かない。
「アイシテルゼ、リファニア!」
トリィがからかうように飛んできたが、デコピンで一蹴した。

…仕方なく、リファニアは艦をコントロールすべく操縦桿の前に立った。
……通信機などならともかく、艦の操作なんてどうすれば良いのかさっぱり解らない。
「…わかんないよ、バカぁ!」
文句を言ってもどうにもならない。
「…はぁ、こんな時、パパが教えてくれたらなぁ…。」
十字勲章に触れてみる。当然、答えが返ってくるはずもない。
その時、操縦桿の傍に落ちている、一冊の本を発見した。
<これで君も一人前の船乗りだ!一人でもできる戦艦の操縦法>
……あ  や  し  い  。
物凄く怪しいが、頼れる物はこれしかない。仕方なく、手にとってページをめくる。
…これが案外、わかりやすく書いてあった。
とりあえず、操舵方法が記されたページを何回も何回も速読する。
「…まぁ、イザっていう時にはやってみるしかないよね。」
とりあえず、どの装置をいじったらどうなるのかだけ、把握しておく。
それから、リファニアはモニターに注意を向けた。

状況――。
アレンが、海賊ガンダムに通信を送ったようだ。海賊ガンダムに動きらしい動きはまだない。
イブが、ダグラスよりハンブラビを受け取った。ダグラスは、イブのカバーに入る。
…もどかしい。本当なら、今すぐアレンのカバーに入りたいのに…。
とりあえず、アレンとの通信回線を開く。
「アレン…、焦らないでね…。」
「アセルナ!コウゲキアカンデ!」
今すぐアレンの元へ向かいたい焦燥感に駆られるが、何とか耐えた。
ガリッ。
リファニアは、自分でも気がつかないうちに爪を噛んでいた。

【行動 : 艦の操艦方法を確認(-1)、アレンとの通信(-1)、残1 】
【位置 : L-8(ムサイ内、ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
198ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/29 21:25 ID:???
>176
……ヤクト、しかもスキウレ搭乗状態に対して…ボリノーク・サマーン。
はっきり言って普通は追いつかれるはおろか引き離すのが関の山である。

…が、実際問題距離は微妙にだが相手が接近し始めている。…理由は簡単だ。
発作状態で……全速力を出せば確実に悪化するから速度を落としているのだ。
「…やっぱり…私…狙いね…。」
とりあえず、そのまま…逃げを続けて時間を稼ぐ。…推定後数秒近辺。
その5秒が経ったらすぐ攻撃に転じられるよう…構えも始める。…
そしてもう少しと思った瞬間に…機体を急上昇させた。
「…治ったら…一気に行くわよ…。」
【行動:ビル街を移動、上昇(1p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……逃げ回って発作がおさまるのを待って一気に反撃。
(アサギ達へ一時的協力をし、楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
199シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/29 22:09 ID:???
>>176
「やった…か?」
〔いえ!まだです!まだ反応は消失してません!〕
「!」
〔緊急回…〕

ビルの上より発射されたビーム。自機に迫るビームに思わず目を閉じてしまう。
次に目を開けたときにはアビゴルの後ろ姿があった。
>>177
「…!すまない。
 そうだな…ここはもう出よう。さっきの私の攻撃がコロニーのメインフレームを貫いたようだ。
 コロニーの崩壊は時間の問題だろう。
 で、この後だが…とりあえず…マップ下だな。
 ベルクとヨーコの件だが…こちらも確認していた。今はとりあえずゼファーに監視させてる。」
〔マスター!08番が…〕
 
>>174
「…行ってしまった…な。」
〔…しかし未だレーダーサイト内にいます。今なら追いつけますが…。〕
「敵に背中を見せる気は…ない。それに、敵を前に同盟者を見捨てるような者を…同盟者と認めるわけにはいかない。
 それに…お前もそう思ってるんだろ?ヨーコを"08番"と呼んだ辺り。」
〔…。〕

「……リナルド、これだけははっきり言える。
 我々相手に反乱を起こしたあいつを倒さない限り、次の行動に移ることは出来ない。」

再びボリノーク・サマーンの方を見ると、ベルクが突撃していくのが見えた。
(…よく分からないな…いまいち何を考えているのか。)

【行動:リナルドと通信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 教会の前】
【機体状況:リナルドと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾7)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     ノートPC 計画書 紙とペン】
【行動方針:02番殲滅 ベルク監視】
【同盟:07番ベルク?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
「ぶっ殺す?面白い冗談だ。そんなコックピットハッチも無い機体で何が出来る!?」

俺は、自分の機体の中でそうはなった。奴の機体を沈めるなど造作も無いこと。
しかし、それは、目視できる距離で最低でもそれプラス2機と1艦は相手にせねばならんのだ。

「OK、俺をそんな機体でぶっ殺そうなんて面白い冗談だ。」
開いていた回線に、返事を返す。

「正直ここまで来たのは、偶然のようなもんだろう、貴艦隊に攻撃の意思が無いのなら。
 こちらも、あえて攻撃しようなどとは思わない。あわよくば、貴艦隊に対し、合流を
 申し入れたいのだが?よろしいかな?」

ハッチも無い機体でわざわざ出向いてきてくれたんだ、これくらい言わないと失礼だろうからな。
それに一人というのもな・・・。

「良い返事を期待する。」
そのまま、回線を開いて待つ・・・。

【行動:通信(1)】
【位置L7】【残り1P】
【機体:万全】【身体状況:一人は寂しい】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:休憩】
【同盟:今のところ無し 募集中】
返事が無いな・・・少し危険な行為かもしれんが・・・。
俺は、危険と分かりつつも、機体を前に押し出した当然、ジグザグ状態なのだが・・・。

【行動:移動L8(1)】
【位置L8】【残り0P】
【機体:万全】【身体状況:一人は寂しい】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×2、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:休憩】
【同盟:今のところ無し 募集中】
コロニーからの脱出は成功したものの、相変わらず状況は好転していない。
そんな中、また厄介な事になりそうな問題が一つ・・・。

見たことも無いドクロマーク付きのMSが接近中。
始めて見る機体だが、その鈍く光る双眼から白い奴の派生と取ることができる。
もし戦闘になったら、姉さんを守れるのだろうか・・・。
Vガンダムの状況は不調である、それに姉さんは病み上がりだ。

そこへアレンのゴトラタンが出撃、そのパイロットと交渉を開始したようだ。
只でさえコクピットハッチが損壊していて危険な状態なのに、
加えてアレンの健康状態は最悪である。

何とか最悪の状況だけは回避しなくては、つまり、戦闘だけは避け無ければならない。
もしもこの状況で戦闘になったら、僕は二人を守りきる自信が無い。
そして、もし二人を守れる存在があるとしたら・・・リファニアさんしかいない。

「姉さん、僕はムサイに戻って、リファニアさんと交代します。」
Vガンダムに通信を送ると、交代の旨を伝えた。
相手はこちらに接近を開始したようだ。ギリッと歯軋りを噛み、ミョーコウへ着艦する。
息を切らしてブリッジに上がると、リファニアの姿が目に映った。
彼女の手には、僕が操艦の際に参考にしていた本が握られている。

「リファニアさん、ミョーコウは僕に任せて、二人の護衛に回ってくれませんか?
 戦闘は回避したい所ですが、もしもの時を考えると二人が危険です。
 ・・・お願いです、非力な僕の代わりにアレンさんとイブ姉さんを守ってあげて下さい。」
僕よりもずっと幼い(と、本人は思っている)女の子にこんな事を頼むなんて・・・。
自分の情けなさに、自然と目頭が熱くなる。
だけど、泣いてはいない。泣いている場合ではない。こんな情けない自分に流す涙なんて必要ない。

【行動:イブへ通信継続中(−0) 着艦(−1) ブリッジへ(−1)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 出撃中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹 心労】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい、けれど・・・】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
「正直ここまで来たのは、偶然のようなもんだろう、貴艦隊に攻撃の意思が無いのなら。
 こちらも、あえて攻撃しようなどとは思わない。あわよくば、貴艦隊に対し、合流を
 申し入れたいのだが?よろしいかな?」
さて、どうするか?
アレンはその陳腐な頭でトコトンまで考えた。
こればっかりは自分だけでは判断出来ない。
合流するといってもそれは嘘であり、攻撃しないとも限らない。
しかし、出来れば戦闘は回避したいものだ。傷だらけの体とハッチのない機体では出来る事は限られる。
この判断をするには誰かに意見を仰ぐ必要がある。
そう、自分よりも賢く、そしてこの中で年長者であるイブが最適だ。

「アレン…、焦らないでね…。」
「アセルナ!コウゲキアカンデ!」
通信が入る。
「まっかせろ!俺様は超かっこいいネゴシエーターだぜ?」
軽いノリで言ってみせる。そんな事をしている場合ではないのに。
そんな事を言っている間にX2はこちら側のエリアへと移動する。
まさか、まだ返事がない事に痺れをきらしたのか?それともやはり攻撃する気なのか?
「てっめー!この野郎!ちったぁ待ちやがれ!止まれ!今、確認とっから!」
スタンリーに通信をする。後ろではジムが着艦していた。
なるほど、リファニアと交代するつもりか。
「……糞ガキ、聞こえるか?アレンだ。
 お前、そのムサイの艦長だろ?ならよ、お前が判断しろ。お前の決定だ。お前の責任だ。
 あの海賊はこのムサイに合流したいそうだ。攻撃の意思も無いらしい。
 お前もわかってるよな?これが嘘かもしれないって。でも、本当かもしれない。
 ………さぁ、どうするんだ?俺様はお前の指示に従う。
 艦長を名乗るんなら、それくらいの覚悟はあるんだろう?」
いつでも攻撃が出来るように、警戒をしながら通信を送る。
本来ならばイブに通信するのが筋だろうが、アレンはそうしなかった。
それはバカだから、以外の何か考えがあったのかもしれない。

【行動:ムサイ(ダグラス)に通信(-1P) スタンリーに通信継続(-0P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超ヤヴァイ)】
【位置:L-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
「てっめー!この野郎!ちったぁ待ちやがれ!止まれ!今、確認とっから!」
いやに癇に障る通信が帰ってくる。

「騒ぐな!耳が痛い・・・。」
こちらをまだ信用しきれていないのだろう・・。
下手に警戒されても厄介だ・・・。

「こちらには、攻撃の意思が無いといったはずだ。」
そう返信を返す、だが、戦闘体制は解かれていない。

「仕方が無い、あまりこう言うことは好きではないんだが・・・。」
そう言いながら、2本有る内の
1本のビームサーベルを宙に軽く放った。

【行動:通信継続(0)】
【位置L8】【残り4P】
【機体:万全】【身体状況:警戒】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:休憩】
【同盟:今のところ無し 募集中】
205シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/30 09:45 ID:nCG7ZUVc
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突然、海賊ガンダムが動き出した。
海賊ガンダムは、ジグザグに回避運動をとりながら、このミョーコウのいる宙域に進入してきたのだ。
「わあああああ!こ、攻撃仕掛けて来るつもりなのぉ!?」
慌てて操艦方法を再確認しようとするが、ままならない。
「モチツケ、リファニア!」
トリィがやかましく騒ぐが、焦りを助長するだけだった。
だが、アレンのゴトラタンと対峙した海賊ガンダムは、その動きを止めた。
「………。あ、焦ったぁ…。」
ほっと安堵するリファニア。

そこで、ダグラスが息を切らせてブリッジに入って来た。
『リファニアさん、ミョーコウは僕に任せて、二人の護衛に回ってくれませんか?
 戦闘は回避したい所ですが、もしもの時を考えると二人が危険です。
 ・・・お願いです、非力な僕の代わりにアレンさんとイブ姉さんを守ってあげて下さい。』
ダグラスの顔を見て、つい瞳を潤ませてしまうリファニア。
思わずダグラスに抱きついてしまった。
「良かった〜、ダグラス君が戻って来てくれたぁ〜。
 私、艦の操作なんて全然わかんないからどうしようかと思ったよぉ。」
そう言ったところで、ダグラスの不安な気持ちを感じたリファニア。ダグラスの顔を見る。
少し、様子がおかしい。落ち込んでいるのか、緊張しているのかは解らないが、心を乱している。
…よしっ。

リファニアは、ダグラスから離れると、突然ビシッと敬礼をした。
いや、本人はビシッとしているつもりなのかもしれないが、他人から見ればへっぽこな敬礼だっただろう。
女性士官の制服の胸に付けた十字勲章が明らかに浮いていた。
「ダグラス"艦長"に申し上げます!
 リファニア=ニールセン少尉、ただいまより本艦及び友軍機の護衛任務に入ります!」
そう言って、ブリッジから出ようとするリファニア。ブリッジから出る前に振り返って、笑顔でこう言った。
「ダグラス君、私はこの艦を動かそうと思っても、何も出来なかった。
 でも、ダグラス君は立派にこの艦を動かしているじゃない。…非力なんかじゃないよっ。
 じゃっ、トリィをお願いねっ!」
そのまま、ブリッジをでてHLV格納庫に向かった。
「ヨロシクナ、カンチョー!」
残ったトリィがダグラスの肩に乗って来た。

格納庫へ行く途中、ノーマルスーツをしっかり着ておく。
…サーティアの時は、おかげで何も出来なかった。
いや、着ていたとしても何か出来たのか怪しいが、それでもアレンの加勢に向かいたいもどかしさがあった。
悪魔のコックピットに乗り込むと、悪魔がリファニアにプレッシャーを与えてきたが…。
「…だまれぇぇぇぇぇ!」
一喝し、黙らせる。今は、心を乱している場合じゃない。悪魔だろうが何だろうが、抑えこんでみせる。
「リファニア、サイコガンダム、出るよぉ!」
そのまま、サイコを発進させ、アレン機の後方、少し離れた場所につける。
相手に必要以上の威圧感を与えないように。そして、相手が動いたらいつでも対応できるように。
リファニアは、集中力を高めた。

【行動 : 格納庫へ(-1)、発進(-1)、残2 】
【位置 : L-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
ビル街の中、歩を進める。
索敵反応ではMSN-03 ヤクト・ドーガには少しづつ近付いていき。
RMS-106H ホビーハイザックは先ほどの場所から動かず
ZM-D11S アビゴルがRMS-106H ホビーハイザックの側にまで移動している
そして、EMS-10 ペズ・バタラがこちらに接近してくる。
このまま行くと、進路上ぶつかる事になるが、そのまま歩を進める。
そして、案の定、曲がり角で丁度遭遇することになる。
相手はビームダガーを逆手に持ち、右肩めがけて突きこんで来る。
「ちぃ。じゃまだっ!」
後ろへ一歩下がりながらフルブーストでナナメ後ろへジャンプをし、攻撃を回避する。
「これでも喰らってろ!」
その、まま距離を開けてから肩部ミサイルランチャーを一発発射させ、そのまま
ビルの上まで行き、着地する。
すると、MSN-03 ヤクト・ドーガがスキウレに乗って、ビルの合間から上昇するのが見える。
「さぁ。とっとと、落ちやがれ!」
右腕のビームライフルを翻して、撃とうとするが・・・反応が遅い。
どうやら、先ほどのビームダガーの一撃を掠って回路に傷がついたらしい。
仕方なく、ビームライフルを左腕に持ち替え、
今度こそ、MSN-03 ヤクト・ドーガに向かって
ビームを打ち放った。

【行動:回避行動 (1) ベルクへミサイルで攻撃 (1) ラーズへビームライフルで攻撃 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
【機体状況:頭部に傷あるかも 右腕破損率10%(ただし、回路が傷ついているので動作が遅い)】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾6)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾4)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 ハロ
      (以下の所持品はS17の教会内にあります)
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】
208ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/30 11:01 ID:KOBQfBEn
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209ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/30 11:31 ID:???
>207
痛みが消える寸前に…ビームが来る。回避行動を取るが回避しきれず、
ビームはビームサーベル付属のヒートナイフを綺麗に溶かしていった。
「……やるわね…。…でも…もうこっちも万全よ。…喰らいなさい!」
スキウレの加速力を全開にして距離を取る。…結果、距離をかなり…
それこそアサギ達より奥の…丁度アサギ達を前に置いた
位置にまでとり、スキウレ砲を2回にわたり、照準、放つ。
連射とはほど遠い間隔ではあったが、その分照準を取る時間があったようである。
狙いは…しっかりしている。
【行動:回避失敗(0p) コロニー内移動(1p) 反撃2回(2p)】
【残り行動値:1p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……反撃。
(アサギ達へ一時的協力をし、楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
リファニアはハツラツと格納庫へ向かって行った。
彼女の言葉に、こらえていた涙腺が再び緩みそうになる。
だが、生唾とともに涙をぐっと飲み込んだ。
一人になったブリッジで、彼女に対して感謝と共に敬礼を返した。
「ありがとう、リファニアさん――」

と、そこへアレンからの通信を傍受した。
『……糞ガキ、聞こえるか?アレンだ。
 お前、そのムサイの艦長だろ?ならよ、お前が判断しろ。お前の決定だ。お前の責任だ。
 あの海賊はこのムサイに合流したいそうだ。攻撃の意思も無いらしい。
 お前もわかってるよな?これが嘘かもしれないって。でも、本当かもしれない。
 ………さぁ、どうするんだ?俺様はお前の指示に従う。
 艦長を名乗るんなら、それくらいの覚悟はあるんだろう?』

「ちょっとごめんね」「アイヨー」そんなやり取りを交し、肩に乗ったトリィを下に降ろした。
スタンリーと姉さんに回線を繋いだ。そしてアレンに向き直り、通信を返す。

「了解しました。・・・彼の服装、ジオン海兵隊の物です。
 もしかしたら曲者かもしれません・・・、詳しい事は後で。」
通信画面に映ったスタンリーをわき目に短く応答すると、軽く発音練習をした。
そして、彼に通信を送った。
(こういう喋り方、慣れてないんだどなぁ・・・)

「本官はダグラス=ロックウード、このムサイ型軽巡洋艦
 ミョーコウ≠フ艦長を勤めさせてもらっている。
 こちらも少々混乱していてな、返答が遅れたのは詫びる。
 どうかサーベルを収めて、話を聞いて欲しい。
 最初に言っておくが、我々も無益な戦いは好まない。
 もし、本当に攻撃の意思が無いのなら、我々は貴官を歓迎する。
 だが、その前に一つ質問させて欲しい、
 同盟なら、他にも幾つか存在するが、本当に我々で良いのか?」

本当はいくつ同盟があるのかなど解からない。
しかし、この質問の目的は、彼の興味を僕達から遠ざける事だ。

「カンチョウ、シャベリカタヘン」「(しっ!!)」
トリィのつっこみに叱咤した。

【行動:アレンへ応答(−0) スタンリーへ通信(−1) イブにも回線を繋いでおく(−1)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 出撃中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい、けれど・・・】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
H-7ポイントに入ってすぐに、レーダーに反応があった。
方向から判断して、さっきコロニーを避けていったジェガンが
まだ、ここらをうろうろしているのかと思ったのだが…。
その考えは半分当たり、半分外れていた。

たしかにH-5ポイントにいるのはジェガンだった。
だが、そこにいるのはそれだけではなかったのだ。
ジェガンと同じ場所にいる、もう一機のMSは…ギラ・ドーガだった。
紛れもない、捜し求めていたアシッド=ミニングリーの機体である。

「見つけたぞ………!!」

呟いて、そのレーダーの光点を射抜かんばかりに睨み付ける。
その時また俺の中に、怒りと憎しみともいえないどす黒いものが込み上げてきた。

「…………………!!!」

ともすれば全てを委ねたくなるようなその衝動を、俺は押さえ付ける。
今俺がするべき事は、感情に任せて襲いかかる事ではない。
冷静にMSを操り、冷徹に目の前の敵を始末する……CVでやっていたように、だ。

「…たしか、自分の感情を処理できない人間はゴミ…でしたよね、ザビーネ隊長」

今思うと随分無茶な事を教えられていたものだが、今はその教えが有り難かった。

『………ふん』

その時の俺の中の誰かの声に、俺は全く気が付かなかった。
いや、気付かないふりをしていたのかもしれない。無意識のうちに。
俺は再度レーダーを睨んだ。

ギラ・ドーガとジェガンは仲間なのだろうか?
さっきまでジェガンが単独行動していた事を考えると、仲間ではないと思う。
しかしもし交渉中だとしたら、ここで1対2の戦闘は避けたいところだ。
まあ普通に敵同士と捉えるのが正解かもしれないが、だとしたら、万が一ジェガン
がギラ・ドーガを食ったりしたら、それこそ俺の決意が文字通り水の泡になる。

ともかく状況を見極めるには、自分の目で見てみなければ始まらない。
俺はレーダーの光点へガンイージを近付けさせていった。

  【行動:H-6へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:H-7→H-6】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:状況を見極める】
【同盟:なし】
212ベルク=クロフォード ◆TiP5As2jNc :04/01/30 15:53 ID:b7YVpJzj
IDチェック
「本官はダグラス=ロックウード、このムサイ型軽巡洋艦
 ミョーコウ≠フ艦長を勤めさせてもらっている。
 こちらも少々混乱していてな、返答が遅れたのは詫びる。
 どうかサーベルを収めて、話を聞いて欲しい。
 最初に言っておくが、我々も無益な戦いは好まない。
 もし、本当に攻撃の意思が無いのなら、我々は貴官を歓迎する。
 だが、その前に一つ質問させて欲しい、
 同盟なら、他にも幾つか存在するが、本当に我々で良いのか?」
返信が帰ってくる。まだ子供の声だ・・・。

通信が送られてきているであろう、機体にまで、ダッシュを掛ける。
そして、前に出た後、後ろに回りこんで、サーベルを構えつつも、接触回線を開く。

「貴公の厚意に感謝する、私はアクシズ第海兵遊撃隊旗艦【マイロ】
                   砲術長スタンリー中佐である。」
差し障りの無いはずの返事を返す、だが、モニターから見える
艦長―というにはあまりにも若すぎる―の階級賞が見える。

「伍長!?」
驚いたが、続ける
「すまんが、貴艦に着艦したい、それとな、先ほどの質問、逆に私が敵になったとき、
                       君達のぼろぼろの戦力で対抗できるのかな?」

不適な笑みを浮かべつつも、サーベルを元の位置に戻す。

【行動:通信継続(0)接触回線(0)】
【位置L8】【残り4P】
【機体:万全】【身体状況:半警戒】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:休憩】
【同盟:今のところ無し 募集中】
214イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/30 16:54 ID:???
状況は依然、予断を許さないままだ。
ムサイから繋がれた回線を通じて、ダグラスの緊張を孕んだ声が聞こえてきた。

「……元の顔に、少しだけ戻ってるわね」

モニターに映る少年の横顔は、先程までの翳りを殆ど感じさせなかった。
誰の言葉がそうさせたかは分からない。
敢えて問い質すような事柄でもないので、彼に質問をぶつけるような真似もしない。
だが、愁林は彼を励ましたその人物に、少しだけ嫉妬していた。

―――それを為したのが何故、自分ではなかったのかと。

彼女は苦笑する。
まるで思春期の少女のような自分の心に、幾分かの戸惑いを覚えながら。

(弟を溺愛する姉……といったところかしら)

導かれた見解に、更なる苦笑を贈り、愁林は再び気を引き締めた。
ムサイを経由して伝わってくる通信の内容から判断するに、どうやらX2のパイロットには交戦の意思は無いらしい。

「でも、油断は禁物……」

舌戦に臨む“弟”の横顔を静かに見守りながら、愁林は操縦桿を握る掌に、そっと力を込めた。

【行動:ムサイとの回線接続(-1)】【位置:L-08】【残り行動値:3p】
【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ハンブラビの確保とパイロットの弔い、X2への対処】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
元の性格なのか、機体性能に押されてなのか、
はてまた海兵隊ゆずりの物なのか・・・、彼の態度はどうも強気のようである。

「見た目で判断するのはどうかな?
 いくら腐敗し、軟弱な連邦軍が相手でも、過信は命取りになる。
 海兵隊の貴官なら解かっている筈だ。
 それに先ほども言った、我々も無益な戦いは好まない≠ニ。」

本当に連邦軍が腐敗していたかは解からない、
軍部による連日のプロパガンダで、そうなんだろう、というイメージを植え付けられたものだ。
実際、僕は連邦軍をほとんど見たことが無い。
フォンブラウンの中立港でサラミスとマゼランを2〜3隻、艦載機を数機見たことがあるだけだ。

「・・・コードをR02に合わせて、自動着艦に任せてくれ。
 それが嫌ならば、着艦は認められない。」

スタンリーに対して、昔、アレンに対してやったのと同じように自動着艦を促した。
そういえば、僕も最初はアレンに対して虫が好かない奴≠ニか思っていたんだっけ・・・。
今もその傲慢な態度は変わらないが、一緒に行動する内に、
アレンはこういう奴なんだ≠ニ割り切りがつくようになった。
まあ、スタンリーがどのような素性の男か、いずれ見えるようになるだろう。

【行動:アレンへ応答(−0) スタンリーへ応答(−0) イブとの回線持続(−0)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
「了解しました。・・・彼の服装、ジオン海兵隊の物です。
 もしかしたら曲者かもしれません・・・、詳しい事は後で。」
その通信を聞いて、アレンは心の中で頷いた。
ジオンの事ならばジオンマニアのダグラス(ここはアレンの単なる勘違いだが)に任せておけば
少なくとも自分よりはいい印象を与えられるはずだ。
そして、開きっぱなしの通信回線から、ダグラスの背伸びしたような喋り方を聞いて。
アレンは笑いを堪えるのが精一杯だった。

アレンがX2の警戒をしていると、ムサイからサイコガンダムMKUが出てくる。
乗っているのは勿論リファニア、そのままゴトラタンの後ろに待機する。
アレンはゴトラタンをサイコガンダムの隣まで寄せた。
丁度ムサイとX2が肉眼でも見える場所。もし何か怪しい素振りでもすれば、絶対に殺す。
倒す、でも戦力を失わせる、でもなく殺すのだ。

【行動:警戒(-0P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超ヤヴァイ)】
【位置:L-8】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
海賊ガンダムが突然動き出した。
アレンとリファニアを迂回し、馬鹿みたいな加速力で、一気にミョーコウへ近づく海賊ガンダム。
背部のX字型スラスターユニットの威力なのだろうか。今まで出会った機体の中でも屈指の加速力だった。
「ちっ、何よあれぇっ!?…でもねっ。」
アレン機に接触し、通信を送る。
「アレン、囲むよっ。」
サイコガンダムMK-IIの背部スラスターの光が一気に膨れ上がる。
「デカくても、こっちはモビルアーマーなのよぉ!」
フルブーストで、海賊ガンダムを追う。追いつけないまでも、引き離されない。

ミョーコウに取り付こうとする海賊ガンダム。手にはビームサーベルを構えている。
「交渉の素振りを見せておいて、攻撃…。そーゆーの、だ〜いっきらいなんだよね。
 私たちを振り切ったつもりだろうけど、そうそう上手くはいかないよ。
 …サーベルを振りかぶった瞬間の、無防備な所にメガビーム千発ブチ込んで殺るっ!」
ぺろりと、舌なめずりをするリファニア。

機体を、ミョーコウに真っ直ぐ向かわせず、若干軸をずらして、敵機の側面に回り込ませようとした。
そうしないと、ミョーコウもいっしょに吹き飛ばしてしまう。
目標地点に到達する少し前に、アポジモータを吹かし、機体を90度近く旋回させる。
サイコガンダムの巨躯は、横滑りするようにすっ飛んで行った。
「〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
猛烈な横Gがリファニアを襲うが、歯を食いしばって耐える。
視界が横にすっ飛んで行くが、しっかりと凝視する。
視界にミョーコウへ取り付こうとする敵機が映った瞬間――。
「ビンゴォ♪…くたばれッ!」
メガビームのトリガーを引こうとした。

…だが。
そこで、海賊ガンダムはサーベルを収めてしまった。
「…んなっ!」
間抜けな声を出し、トリガーを引く指を止めるリファニア。そのまま、機体を停止させようとする。
しばらく横向きに流れて行った機体を止め、目標地点に戻った。
…海賊ガンダムは、ただミョーコウと接触通信をしているだけのようだ。
「チェッ、どっちだかハッキリしなさいよぉ。交渉するにしてもマナー違反だよっ。」
…実は言うと、さっきは少しだけ楽しかった。このゲームに参加させられて以来、初めてMSの操縦が楽しいと感じた。
それだけ、心に余裕が出来たのだろう。

ダグラスに通信を送る。
「ダグラス君、交渉は何とかなりそうかな?…もし、海賊ガンダムが怪しい動きを見せたら、艦を一気に後退させて。
 その瞬間、海賊ガンダムにメガビームぶち込んでやるからっ。…っとに、いきなり艦に取り付くなんて何考えてるんだろ。」
…海賊ガンダムに今のところ敵意を感じない。
だが、いささか傲慢さを感じさせるその行動は、気に入らなかった。

【行動 : アレンと接触通信(0)、ダグラスに通信(-1)、残1 】
【位置 : L-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
 四面楚歌。誰が見てもそのように思うかもしれない。
そう、今相手は彼の目の前にいる・後ろにもいる・横からも来る。
各々に武装を固め機体の生存率を高めている中で、彼だけが何も無い。
明らかに3対1にでもなろうなら絶望的な状況。
パイロット的に有利である保証もどこにもない。

 自分の中でボルテージが漲ってくるのが明らかに分かる。
状況判断等と言うのはもっと頭のいい人間のやることだ。
この感情を抑制して何の意味があると言うのか。
為すべきままに素直に爆発させてやればいい。それが至福という物だ。
戦況などこの際関係が無い。

 ヘルメットを外しコクピットの中で大きく両手を広げ天を仰ぐ。
この空気を体全体で感じずにはいられない。
目を閉じ肺一杯に空気を吸い込み、次にその全てを搾り出すように吐き出す。
すこぶる気持ちがいい。気分だけで言うなら今の自分なら地球さえ割れそうだ。
それじゃぁ、まずは目の前から楽しませてもらおう。
さっそくRGM-89へと展開させたアックスを手に襲い掛かる。

この一撃で終わらせてくれるなよ。まだ次が控えてるんだ。共に楽しもうぜ。

【行動:06番へ戦闘を仕掛ける (-1P)】
【位置:H-05】【残り行動値:3P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:楽しひ戦闘】【同盟:無し】
「見た目で判断するのはどうかな?
 いくら腐敗し、軟弱な連邦軍が相手でも、過信は命取りになる。
 海兵隊の貴官なら解かっている筈だ。
 それに先ほども言った、我々も無益な戦いは好まない≠ニ。」
伍長からそんな答えが帰ってくる。

即座に応答
「無益な戦いは好まないとは良く言ったものだ、こちらのコックピットには目標補足警告(ロックオンアラート)
                が痛いほど、鳴り響いているのだが、あれは敵かね?味方だろう?そう言うことなら、この話はなしだが・・・。」

そう言って、サイコガンダムとブリッチとの一直線上に入る。この状態では、
回避すれば、ムサイ級にも当る、たとえ、自機がやられても、ムサイも道連れだ!

そして、サーベルを再び抜く、今度は警戒や、脅しではない。
赤い金属粒子を加速させた暴力的なエネルギーの塊が出る。

そして、サイコガンダムに対し、ロックオン。
三連装メガ粒子砲が火を吹く、といっても、赤い光は見えない、一瞬
青い光が放たれただけである、コックピット無いでは、サイコガンダムの撃墜を知らせている。

「訓練モードカット、これより回避P半自動!」

青い光の正体それは、訓練モードによる、レーザの光だった。

【行動:通信継続(0)接触回線(0)】
【位置L8】【残り4P】
【機体:万全】【身体状況:臨戦体制】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:戦闘準備又は着艦】
【同盟:今のところ無し 】
海賊ガンダムが、突然こちらに向きを変えた。
奴は、ミョーコウを背にするように移動すると、ビーム・サーベルを抜き、手に持ったメガ粒子砲内蔵シールドをこちらに向けた。
「…お〜い。」
間の抜けた声を出すリファニア。
コックピット内に、ロックオン警告音が鳴り響くが、無視した。
サイコガンダムMK-IIには、Iフィールドバリアがある。
この距離ならば、余程の高出力ビームでなければ、こちらに傷もつけられないだろう。

スタンリーに通信を送る。
「あのね〜、とりあえず敵対意思がないっぽいのは、さっきサーベルを収めた事でわかったよぉ。
 こっちも、トリガー引く寸前で止める事が出来て良かったよぉ。
 …でもね、護衛機を振り切って、ビームサーベル抜いたまま艦に接近されれば、誰だって警戒するよねぇ?
 それが、私の不信感に繋がっていたんだけど、それについてはどう思うのかなぁ?」
こめかみをぴくぴくさせながらではあるが、あくまでも笑顔を浮かべて、言った。
「こっちだって、元々敵対するつもりなんて、ないんだよぉ?だから、サーベル収めてくれないかなぁ。
 おじさんが何もしてこなければ、こっちも攻撃するつもりはないんだからさぁ、ね?」
言い終わって、片目をつぶってみせた。

【行動 : ダグラスとの通信継続(0)、スタンリーへ通信(-1)、残0 】
【位置 : L-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
「あのね〜、とりあえず敵対意思がないっぽいのは、さっきサーベルを収めた事でわかったよぉ。
 こっちも、トリガー引く寸前で止める事が出来て良かったよぉ。
 …でもね、護衛機を振り切って、ビームサーベル抜いたまま艦に接近されれば、誰だって警戒するよねぇ?
 それが、私の不信感に繋がっていたんだけど、それについてはどう思うのかなぁ?」

デカ物から通信が入る、ロックオンはしているものの、敵意は無いらしいな・・。

そのまま艦橋に、

「了解した、R02にて、自動着艦を行う!」
そのまま、着艦体制に入る、もともと、このタイプのムサイは、発進口が前方に、
着艦口が後方に有る。

「ランディングモードセット、相対距離40・・・30・・・。」
カウントと共にムサイが近くなる・・・。
そして、軽い衝撃と共に、機体が着艦したことを示すランプがともる。

「着艦完了、これよりブリッチにあがる。」
そう言い残して、機体を駐機した。

サバイバルキット―というにはあまりにも大きすぎるが―
から、自動拳銃と、自動小銃を取り出して・・・。

【行動:着艦(1)ブリッチへ(1)】
【位置L8】【残り2P】
【機体:万全】【身体状況:警戒】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:艦長と話し合い】
【同盟:ムサイ組】
222ベルク=クロフォード ◆TiP5As2jNc :04/01/30 21:17 ID:b7YVpJzj
>>207

ギリギリの所でビームダガーはボリノークサマーンの
右腕肩部の関節を掠る微量ながらダメージは与えられたのか?
しかし、致命傷に至らないことは確か。

ボリノークサマーンは斜め後ろに飛びながら肩部ミサイルランチャーを打ってくる。

(目暗ましのつもりか。)
そのミサイルをビームシールドで防ぎ次の攻撃態勢に移る。
ビルの上で他のターゲットに狙いを定めている
ボリノークサマーンにビームライフルの照準を合わせる。

(コクピットは狙わなくていい、相手を戦えない状態にすれば
 人は殺さなくてすむ。
 ・・・・・・・・・・次はその左腕をもらうぞ。)
ボリノークサマーン左腕肩部の関節を狙いビームライフルのトリガーを引く。

【行動:ボリノークサマーン左腕肩部の関節に攻撃(-1)
    ビームシールドで防御(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:正常】
【武装:(本体)ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、(左手)ビームシールド、
    (左手) ビームライフル(E63%)(右手)ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つけるandおっさんを戦闘不能にする】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス? 19番 ラーズ=フィリー?】
「結局、アイツは何なんだよ……」
サーベルを抜いてムサイに接近したかと思えば、次は着艦だ。
我慢というものを知らないアレンはもはやブチ切れ寸前である。
しかし、安心をしている場合では無い。ブリッジはダグラス一人。
そして相手は、ダグラスの言う事が確かならばジオンの海兵隊。
もし、相手が殺る気ならばダグラスが危ない。
急いでムサイに戻る。

コックピットから降り、ブリッジに向かう。
生身の状態の武器などなく、体術は軍で習っただけ(内ほとんどは見学)
しかも身体に大きな怪我を負っている。
もし相手が殺る気になっても勝算は薄かったが、それでもアレンはブリッジに上がった。
「やっぱかっこいいよなぁ、俺様は……」
口元に笑みは浮かべていたが、顔色はとても悪く、更に嫌な汗をかきまくっていた。
MSに乗った影響か、その怪我は更に悪化していた。

【行動:着艦(-1P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超々ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス 23番スタンリー?】
「そんなに僕達が信じられませんか?」

艦橋に上がってきたスタンリー、それを睨むかのようにして向かえる僕。
その腕に握られている小銃を一視すると、こちらも拳銃に手をかける。
まだ相手がどう出てくるかは解からない。
このまま撃ってこないだろうか?彼に話をする気があるかさえ疑問に思う。

思考を巡らせる中、アレンのゴトラタンが勢い良く着艦してくる。
通信席から離れているため、少々声を大きくして話した。
「!?、リファニアさん、アレンさんを艦橋に上がらせないで下さい!!」
そんな体で無茶な・・・、取り返しのつかないことになる前に止めさせなくては・・・。

それから拳銃をゆっくりと机の上に置く。
「さてと・・・、同盟相手に銃はいりませんよね。それで、用件は何ですか?」

落ち着いた物腰で話すが、思わず腕が震えてしまう。
彼は白熊のような巨漢だった、同じ軍にこんな奴がいたのかと疑問を持ちたくなるほどだ。

【行動:スタンリーと会話(−0)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 ちょい空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 23番スタンリー?】
225ジョシュア・カミンスキー ◆4OCKeLtRxw :04/01/31 00:30 ID:dhl02rp1
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
226シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/31 00:35 ID:e0FtQI4i
IDチェック
海賊ガンダムが、誘導ビーコンに従って着艦する。
その姿を見ながら、リファニアは不吉な予感に襲われていた。
「…あのおじさん、知っているような臭いがする…。
 まるで、あの男と同類かのような、そんな臭い…。」
パパを殺した男のイメージが浮かんでくる。
…本当に、艦に上げて良かったのだろうか…?

その時、アレンのゴトラタンがかなりの勢いで、ミョーコウへ着艦した。
アレンも、あの男に何かを感じたのだろうか?
急いで、自分のサイコガンダムも着艦させようとするリファニア。
『!?、リファニアさん、アレンさんを艦橋に上がらせないで下さい!!』
緊張感に満ちたダグラスの声。少し、声が遠い。ブリッジで何か起きている…!?
「ちっくしょぉぉぉ!」
着艦するなり、コックピットから飛び出したリファニアは、飛ぶようにブリッジに向かった。
ブリッジのすぐ手前で、アレンに追いつく。
「アレンっ!」
アレンの目の前に立ったリファニアは、アレンのあまりの様子に、愕然とした。
…顔色が悪い。額に脂汗を浮かべている。
…とても、荒事が出来る状態とは思えなかった。
「アレン…。頼むから、無理…、しないでよぉ…。」
力無く、アレンに縋り付くリファニア。
振りほどこうと思えば、簡単に振りほどけそうだった。

【行動 : 着艦(-1)、ブリッジへ(-1)、残2 】
【位置 : L-8(ブリッジ前) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード
      23 スタンリー・M・イプキス??? 】
>209>222
MSN-03 ヤクト・ドーガにビームはかすりはするが
ダメージはないらしい。
そして、急反転し加速してあっという間に追い越していく。
「いかせるかっ!」
だが、その言葉は警告アラームに打ち消されてしまう。
ビル下のEMS-10 ペズ・バタラからの攻撃。
素早くフットペダルを踏み込み、後ろへステップを踏み回避行動を取るが
若干の焦りがペダルの踏み込みを深くしてしまう。
必要以上に高く飛び上がってしまい、間に合わない。
左手に持ったビームライフルを貫いていく。
「ちぃっ!」
ビームライフルの爆発に巻き込まれないように素早く
左手から放り投げ、更にステップを踏み、ビルから飛び降りる。
その一瞬後に高出力のビームの光条が通り過ぎていく。
「一人一人に気を取られすぎか。」
間を置いて、更になり響く警告アラーム。
そのときには既に地面に降り立ち膝を曲げている。
その状態からのフルブーストジャンプで難なく相手の攻撃をかわす。
「思っていたよりもやるな・・・」
そこいらの雑兵ならば五人や六人ぐらいならば
纏めて相手するのは問題ない。だが、
プログラマーで戦闘はてんでダメだと思われたシュウジ
戦闘に関して随分と長けている感じのあるラーズ
冷静な判断の出来ているベルク
リナルドは見かけていないからわからないが
彼らと同等レベルと認識したほうがいいだろう。
そして、こちらの現機体状態。武装は肩のミサイル四発のみ
右腕も不調。分が悪い。いや、勝てないと言い切っても問題ないだろう。
冷静な状況判断。それをしなければ生き残れない。
それが、たとえ屈辱であろうと。
それを乗り越えないと、本懐を果たす事も出来ない。
「この状況・・・相手を甘く見すぎた判断ミスか・・・」
こうなれば出来る事は一つしかない。
このまま、自分の空けた穴の方へ移動を開始した。
移動中、頭に誰かの声がこだます。
「モット・・・コロシアエ・・・」
それは、あのジオに乗っていた男の声だった気がする・・・

【行動:回避行動 (1) ベルクへミサイルで攻撃 (1) ラーズへビームライフルで攻撃 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
【機体状況:頭部に傷あるかも 右腕破損率10%(ただし、回路が傷ついているので動作が遅い)】
【武装: 両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾4)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 ハロ
      (以下の所持品はS17の教会内にあります)
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】

>228
つまらないミスを・・・訂正

【行動:回避行動 (3) 撤退 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
【機体状況:頭部に傷あるかも 右腕破損率10%(ただし、回路が傷ついているので動作が遅い)】
【武装: 両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾4)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 ハロ
      (以下の所持品はS17の教会内にあります)
      買い物袋五枚 カートw ビール5缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料2日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)
      トランク データディスク二枚】
【行動方針:どうにかしてUC0088に行く】
【同盟:一方的に全て解消】
ゴミだ。
全てがゴミだ。
見慣れているコクピットも、モニターに映っている光景も、
ハッチの向こうに浮いているデブリも、そして何よりここでそれを見ている自分自身も。
ゴミだ。廃棄物だ。不要だから捨てられたのだ。自分以外の全てから。
「……………」
ヘルメットの中に響く呼吸音がひどく耳障りだった。
フットペダルに乗せられている足が小刻みに震えているのを止められない。
何よりも首にまとわりつく感覚が不愉快だった。物理的にも、精神的にも。
他人の指先一つで爆発する首輪。わけの分からない宙域に確実に存在する敵機。
その敵機を全て撃墜しなければ自分が死ぬという現実。何なのだこれは。
悪夢だ。これは悪夢だ。どうしようもなく意地が悪く、最低最悪で、時間と空間の全てを呪うような。
そして悪夢故に現実なのだ。自分にとって現実とは悪夢だ。
それとも現実だから悪夢なのか。悪夢を見るのが現実で、現実とは悪夢を見ることなのか。
「…………畜生」
でも、怖い。死にたくない。死ぬのは嫌だ。
生き延びたとしても希望などない。かなえたい夢もない。帰りたい場所も、もう一度会いたい人もいない。
それでも嫌だ。生きたい。生き延びたい。それがたとえ悪夢を見続けることを意味したとしても。
死ぬのは、嫌だ。
「……………………」
一つ深呼吸して、とにかく状況を把握しようと試みる。
自分が乗っているMSは「RX-178 ガンダムMKU」。
グリプス戦役に参加した人間なら必ず知っているMSだ。
特に自分のようなMS開発にある程度関わったことのある人間なら知らなければ嘘だ。
加えて言うならジュピトリスのブリーフィングルームで何度も説明を受けたことがある。
直接戦ったことはないが、だが、強敵であることは間違いない相手だった。
しかし何故その機体がここにあって、自分がそれに乗っているのだ?
しかもティターンズカラーのMKUなどという「あり得ない」機体に。
分からない。わけが分からない。胃が痛い。キリキリ痛む。
「……………………」
あのわけのわからない連中は自分専用の薬箱を持たせてくれていた。
とりあえずぎっしり詰まった胃薬の中から即効性のものを選び、
ペットボトルの水と一緒に流し込む。薬を飲むと言うことだけで少し落ち着くことができた。
「……………………」
もう一度深呼吸して、機体の状況を把握する。
とりあえず機体周りには問題ない。今のところは100%の性能を発揮できる。
武装は……ビームバズーカ? ライフルじゃないのか? 
MKUの固定武装としてありえるのは実弾系のバズーカであってビームバズーカではないはずだが?
……まあいい。使えることは使えるようだし、ないよりはましだ。
あとはサーベルが2本にバルカン、か。シールドはない……それだけで寒気がする。
とにかく、手持ちの装備を増やすことに専念しよう。これだけでは不安で仕方がない。
地図を呼び出して状況を周囲の状況を確認する。小規模な基地が一番近いようだ。
「慎重に……慎重に行動しなければ………」
全身にうっすらと汗をかいているのが分かる。
ただでさえ残り少ない髪がヘルメットの中で抜けていくのも。畜生。

【行動:L18からJ18に移動(行動値−2)】
【位置:J18】【行動値残り:2】
【機体状況:ガンダムMKU;異常なし】
【パイロット状況:若干の恐慌状態「暗いよ広いよ怖いよ」】
【武装:ビームバズーカ(EN100%) ビームサーベル×2 
    頭部バルカンポッドシステム(残弾フル)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2リットル入り2本(1本は残り3分の2程度)
     名刺入れ(名刺100枚入り) 薬箱一杯の胃薬と睡眠導入剤 】
【方針:武装・装備の充実】
【同盟:なし「誰も信じられない」】
232ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/31 02:11 ID:UcjZNo1V
IDチェック
233ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/31 02:29 ID:???
>228
相手の動きをみて…呟く。
「…引き際も見事……かなりやるわね…。」
4機相手にかなり耐えているのだ。この感想は当然であろう。
「…だけど…私も武器一つ壊されちゃったもの。」
スキウレ砲で、相手の…脚部に狙いをつける。
そして…右足と左足を狙い、二回スキウレ砲を鋭く放つ。
更に、相手に被弾したかどうか確認すらせずに攻撃した相手に通信回線を開く。
「馬鹿かと思ったら…意外に賢い所もあるのね。それに免じて…
逃げるんなら私はこれで勘弁してあげるわ。機会があったら
又戦いましょう?惨めで賢い軍人さん?」
言い残し、不敵に、嘲るように笑うと通信回線を切った。
【行動:追撃(1p)攻撃2回(2p)通信(1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:……反撃。(アサギ達へ一時的協力をし、楽しむ。それと『観察』)】
【同盟:アサギグループ?】
ブリッジに向かっていると、大きな振動がムサイに伝わる。
こんなに振動を与える着艦をするMSは、アレンの知っているMSでは一つしかない。
「アレンっ!」
目の前にリファニアが立ちふさがる。随分先を行っていたはずなのに……
なるほど、余程アレンは弱っているらしい。
「アレン…。頼むから、無理…、しないでよぉ…。」
リファニアが縋り付くが、アレンはそれをいささか乱暴に解かせる。
「わりぃな……アイツと二人っきりにゃ、させられねぇだろ………」
そのままブリッジの中に入ろうとしてリファニアを見る。
ホルスターに、何時の間にか拳銃が入ってあった。
「何もありゃしねぇさ。もしも、ってのは起きないからもしも、なんだぜ?
 ただ、リファニアはここで待ってろ。こいつは男の役目だ。」
無理矢理笑ってみせてブリッジの中に入る。
そのまま横に移動し、ブリッジの出口を警戒するように立った。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
後ろから例の海賊を睨む。巨漢。怪我をしたアレンでは食い止める事は無理かもしれない。
それでもアレンは、闘う気だった。

【行動:着艦(-1P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超々ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス 23番スタンリー?】
235アーネスト・マンソン:04/01/31 07:33 ID:???
・・・・・・ミスったかな。
傍観しすぎた自分のうかつさをのろう。
追っていた肉のほかに、もう一機近づいてくる。
遠くのギラ・ドーガが武器を構え、突進を始めた。
センサーの索敵範囲の向こうに、さらにもう一機いるってことか。
 
 これじゃ、狩りじゃない。戦争になってしまう。
 戦争だと・・・・・・どうにも、つまらない。
 ここは、上手い事立ち回らないと、あとあと面倒な事になりそうだ・・・・・・
 まずは、手を打たなきゃならない。
 目を閉じる。
 そして、自分に語りかける。ゆっくりと、静かに。
「俺は俺じゃない・・・・・・僕だ」
「僕は僕だ・・・・・・僕は僕だ・・・・・・僕は僕だ・・・・・・」
 そして、眼を開く。

 そして、通信装置を起動する。不安に震えながら。
 目標は・・・・・・勿論、迫ってくるRGM-79L。
 あのパイロットは・・・・・・話を聞いてくれるだろうか?
 できれば、戦いたくなんて無い・・・・・・
 こんなことに巻き込まれて死ぬなんて、ゴメンだ・・・・・・。
 隠れていたデブリから、機体を出す。
 相手に存在を教える為に、ビームサーベルを振って位置を教える。
「あ、あの・・・・・・
 すみません、話を聞いてください・・・・・・」

 
 【位置:F5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:不安】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2
 ワイヤーホーク×1(左手に装備中)、バズハンマー×1(背部に装備中)】
【行動:捜索(−1);サーティア・クワン発見
    レーザー通信(−1)
    ビームサーベル抜刀(−1)
    コンセントレーション(−1、演技による性格変更)
【コンテナ武装;ザクT;武装ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1、ブービートラップ(クラッカー)×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り3g)、ナイフ、
 絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉800グラム】
【方針:怖い怖い怖い】
【同盟:なし】
【特記事項;なし】
H-6ポイント。ここまでくれば、MSのカメラでもかなり細かな状況を見る事が
出来る筈だ。
レーダーの範囲を絞り、機体の反応のある方向に向かってメインカメラで拡大
して…………いた!
H-5ポイントの中で向かい合って対峙する2機のMS。
アシッドのギラ・ドーガと、たしかジェイスという参加者のジェガン。
ここから見た感じ、2機は敵対しているようにも交渉しているようにも見える。
何か分かりやすいアクションがほしい所だが…。

2機が敵対しているのなら俺がする事は簡単だ。
アシッドを倒す……それだけで済む。
もし仲間になっていたら(それはないと思いたいが)、何とかジェガンを速攻
で撃墜、若しくは撃破し、早めに1対1の戦闘に持ち込む。
ただ、奇襲でも仕掛けられるならともかく、おそらく俺も向こうのレーダーに
捉えられているという現状で、それが上手くいくとは思えなかった。

だが俺もアシッドと戦う為にここまで戻ってきたのだ。
少々不利があるからと言ってあっさり退くなど、それこそ黒の部隊の名が廃る。
何もしないうちから引き際など考えるべきではない。
退くのなら、精一杯の力を出し切って、尚及ばなかった時でいい。

その時2機の様子に変化が起こった。
ギラ・ドーガが例のビームアックスを抜いて、ジェガンに切り掛かったのだ。
俺が望んでいたアクションがとても分かりやすい形で起こった!

「それでこそ(?)アシッド=ミニングリーだ。分かりやすい!」

俺は褒め言葉だか何だか分からない台詞を言って、H-5ポイントに急行した。

  【行動:H-5へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:H-6→H-5】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:戦場に向かう】
【同盟:なし】
暗礁宙域で見つけたコロニーの外壁の一部らしきデブリを盾代わりにつかんで、そろそろと移動する。
グリプス戦役でのこの機体の活躍を知る者なら、失望せざるを得ない姿だろう。
ゴミの陰に身を潜めたつもりになって、恐怖心丸出しで、自分以外の全てに怯えながら進むガンダムMKU。
その姿はあまりにも惨めで、卑屈で、哀れとすら表現できるものだった。
「……………………」
だが、搭乗している本人とすればそれどころではなかった。
ジョシュアの瞳に映る宇宙空間には、自分への殺意をむき出しにした無数のMSが潜んでいたのだ。
一年戦争時の量産型MSから、データの一部をかいま見たことがあるだけのネオジオンの謎の大型MAまで、
ありとあらゆる機体が多種多様な武器を構えて、自分を殺そうと待ち受けている。
それらはただの妄想であり、自分の思いこみが生み出した幻想であることは承知していた。
だが、それを妄想だと完全に断定できる証拠はなかった。証拠がない以上、それは現実なのだ。
少なくとも、この宙域には他のMSが複数存在しているのは事実だった。

そして彼ら、彼女らは自分と同じ条件を背負わされている。
生き残るのは、1機だけ。ただ1人を除いて、残りは全て死ぬ運命にある。
ならば、ここにいるのは全て敵だ。彼らにとっての自分も、自分にとっての彼女たちも。

みんな自分を殺そうとしている。
自分の見えないところに潜んで、虎視眈々と、その銃口を自分に定めている。
だから油断するな。気を抜くな。ここは戦場で、しかも国際条約も戦時法も存在しない無法地帯だ。
負けたら殺される。撃墜されたら殺される。両手を挙げて白旗を掲げても殺される。
殺さなければ、殺される。

「………死んでたまるか、死んでたまるか………」

恐怖にがたがたと震えながら、それでもジョシュアは推進剤の消耗を最小限に抑えつつMKUを操った。
自分を守るための、敵を殺すための道具が存在するはずの、その場所に向けて。

【行動:J18からI17に移動(行動値−2)】
【位置:I17】【行動値残り:0】
【機体状況:ガンダムMKU;異常なし】
【パイロット状況:若干の恐慌状態「暗いよ広いよ怖いよ」】
【武装:ビームバズーカ(EN100%) ビームサーベル×2 
    頭部バルカンポッドシステム(残弾フル)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2リットル入り2本(1本は残り3分の2程度)
     名刺入れ(名刺100枚入り) 薬箱一杯の胃薬と睡眠導入剤 】
【方針:武装・装備の充実】
【同盟:なし「誰も信じられない」】
「スタンリー中佐、ムサイ級軽巡洋艦ミョーコウに着艦したことを申告します。」
所持していた自動小銃を掲げ銃し、かしこまった、声で言う。

「すまんな、驚かせてこれが海兵隊のやり方なんでね。」

後ろに人の姿が有る、今にも死にそうな顔をしている若造だ。

「本艦着任について、それぞれの役割を聞きたい、よろしいかな?」
そのまま自動小銃の紐を肩に掛けた・・・。

【行動:話(0)】
【位置L8】【残り4P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1】
【方針:艦長と話し合い】
【同盟:ムサイ組】
眼前に緑の機体が見える。
動かない。
不自然な程の沈黙――
これが嵐の前の静けさって奴だろうか。
この瞬間は確かに時が止まっているように感じる。
今も、生きるか死ぬかの瀬戸際。

――手の震えが止まった。

感覚が麻痺したのか、どこか可笑しくなったのか。
だけど、これで戦える。
いつもの俺らしくいつもの通りに喧嘩をする時のように俺は戦える。
意識が鋭く鋭く澄んでゆく。
五感が宇宙空間に広がってゆき、大体の位置感覚を掴む。
不思議と自分の口元が歪んでいるのが解る。
素人の俺が勝てる確率は少ない。いや、はっきり言ってない。
可能性は一つ、一瞬一瞬に俺の人生を賭けた全ての力を出し切るしかない。

動いた。

向こうのギラ・ドーガという機体の手からビームが伸びてアックスの形を作る。
――突っ込んでくる。

攻撃しかえす――隙が大きくなるし当たるとは思えない。
ビームサーベルで受け止めるのは――無理。
ならば回避。
一瞬で答えを導き出す。
ぎりぎりで避けれるかどうかのタイミング。

スラスターを全開にする。

いきなり強烈なGがマイナス方向に体を襲う。
鳴れていない衝撃に体が悲鳴をあげる。
歯を食いしばってそれに耐える。

何とか避けれた。
慣性に従って機体が流れる。
尚も突進してくる目標をロック。

「いくぜ、相棒ォ……」

俺の手の動きに繋がって相棒―ジェガン―の手がハイパーバズーカの引鉄を引いた。

【行動:回避(-1p)10番に攻撃(-1p)】
【位置:H-5】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
管制室で指摘されたので訂正を

【位置L8】【残り4P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃1丁(自動小銃投棄)】
【方針:艦長と話し合い】
【同盟:ムサイ組】
241シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/31 20:04 ID:???
>>228
「…逃げる?」
〔その確率は高いと言えます。
 結局の所……この数を裁ききれなかったようですね。〕
「逃がすのは簡単だ…だが、逃がせば…。」
〔相手はそれなりの攻撃力を持った偵察機です。
 奇襲作戦を行うにはあの機体は最適といえるでしょう。〕
「…逃がさん!」

穴の方に向かうボリノーク・サマーンをザンネック・ベースの出力を最大にして追いかける。
「相手の武装は恐らくミサイルランチャーのみ。これなら大した被害は受けない!」
〔BL冷却完了!連射可能です!〕
「我々が原因で災いを外に出すわけにはいかない。ここで墜ちろ!」
ビームシールドを展開しながらボリノーク・サマーンの頭上まで一気に接近し、
上から狙撃用ビームライフルを2発撃ち込んだ。

【行動:02番追撃(−1)BL発射×2(−2)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17 上空】
【機体状況:ザンネックベースにより離床中・ビームシールド展開中 BL温度上昇中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾5)(大型コンテナ(マウントラッチ材料))】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)拳銃 工具セット ゼファー
     ノートPC 計画書 紙とペン】
【行動方針:ここで墜ちろ。 ベルク監視】
【同盟:07番ベルク?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
242シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/31 20:05 ID:mtzXkX1e
ID出し忘れ…すいません_| ̄|○
243リナルド=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/31 21:10 ID:DcKb7K3p
>>241
ここでシュヴァイザーを仕留める。
それがリーダーの決断だった。
ならば。

「仕方ない、か」

そうつぶやくうちにビームが何度か迸り、ボリノーク・サマーンは遠ざかっていった。

追撃しようとすると、ホビー・ハイザックが円盤と共にボリノーク・サマーンへと接近していく。
勢いからして、そのまま追い抜くようだ。

(合わせてみるか……)

シュウジはビーム・ライフルで攻撃するはずだ。
ならば、それも視野に含めて攻撃を仕掛ければいい。

両手にビーム・カタールを展開すると、そのままボリノーク・サマーンに突っ込んでいく。
シュウジが攻撃するまでにこちらがアタック・ポイントに達していなければならない。

ボリノーク・サマーンに追いつくと、バーニアを浴びないようボリノーク・サマーンの頭部を見下ろすように軸をずらし、
そのまま背後から頭部に左ビーム・カタールを叩き込む。

そして、シュウジの攻撃と合わせ、今度は背部斜め上からコクピットを刺し貫くべく
右腕のビーム・カタールを突き出した。

高熱源体接近。
だが気にも留めない。
あとは退避するだけ。
一撃離脱よろしく、彼は機体を反転させて少し距離をとった。

【行動:追撃(-1)、シュヴァイザーに攻撃×2(-2)、離脱(-1)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:半覚醒・左首筋に軽度裂傷】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:……】
【同盟:01番シュウジ 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
244リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/02/01 00:03 ID:???
ST-17 コロニーは、その環境を変えつつあった。
収まらないエア漏れ。ボリノーク・サマーンの空けた大穴。
自動的に射出されたトリモチ弾は、しかし穴を塞ぎきれず、空気と共に虚空に飛び去る。
通常ならすぐに駆けつけ応急処置をするはずのコロニー管理局職員も、今はいない。
宇宙空間では何よりも貴重な「呼吸できる空気」が、どんどん失われていく。
横腹に穴を空けられたスプレー缶のように、勢いよく噴出していく。

「……破損したコロニーの状態は?」
「連鎖崩壊の可能性はゼロではありませんが……この程度なら、まず大丈夫でしょう。
 けれど、エア漏れの方はどうにもならないですね。
 コロニー全体に「ひずみ」が出て、他の場所からも少しずつ漏れ始めています。
 あと数時間もすれば、生身で出歩くのは不可能な大気濃度になるでしょう。
 港湾施設や、緊急用シェルターには空気が残っているでしょうが……」

問題のコロニーからさほど離れてない、小惑星基地の一角。
ティーチャーとその部下は、問題のコロニーの様子を観察していた。

「それにしても、あの『仲良しグループ』がこうも簡単に崩壊するとは……。
 ティーチャー、これって一体、何が原因なんでしょう?」
「そうね、色々あるでしょうけど……根本的には、リーダーの不在が大きいわね」
「リーダーって……あのグループは01番が結構上手くまとめてたようですが?」

不思議そうな顔で問う部下に、先生は静かに答える。

「……グループの安定した存続のためには、『リーダー』と『参謀』の存在が必要よ。
 シュウジ=アサギは『参謀型』の人間。『リーダー型』の人間じゃないわ。
  参謀型は、論理的で思考力に優れて、策を練るのが上手い。
   けど、他の人も自分同様に理性的に行動すると勘違いしやすく、感情を軽視しがち。
  リーダー型は、論理よりも結論が先行するけど、他の人を従えるカリスマがある。
   有無を言わせぬ説得力で、皆の意思を統一し団結させる魅力を持っている。
 ……参謀型のシュウジに、リーダーの役目も任せてしまったのが彼らの失敗よ」
「はぁ……02番と08番の気持ちを01番が読みきれなかった、と。
 確かに、理詰めだけじゃ人は動きませんもんなぁ」

部下の呆けたような相槌に、ティーチャーは微笑を浮かべる。
どこか寂しげな、小さな笑み。

「……私も、かつてそれで足元を掬われたものね………。
 私自身、強いて分類するなら参謀型。リーダー型じゃない。
 一番引き止めておきたかった人の気持ちも、あの時には判らなかった………」

ティーチャーは例の髑髏を、その薄い胸の中に抱きしめる。
モニターの中では、エア漏れを続けるコロニーの姿が、なおも映されている……

【行動:ST-17コロニーの状況確認(−1p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
245リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/02/01 00:05 ID:???
第四章 >243 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■◎■□□□□□■◎◎■□■■□□□■■■■■□◎
02×◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□◎□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼21□06□□■◎■■□□□◎〓□□□◎□□■
06■□◎□□11◎□◎◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎◎□□□□□□□□□■□◎□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■×※◎□□□□□〓〓03□◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10◎■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※◎※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎×■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎   
12◎■■■■◎□□□□□×■■■◎■□□□※□□■◎■
13※■■■□□□◎※□■■■□■□■■□□□□□◎×■   ◎:侵入禁止区域
14■■□■◎□□▼□□□■※■□■◎□□□□■■■■■   ×:侵入禁止予告区域
15■■■■■□□▼□□□□■■□22□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎24□□■■■□□08□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□◎□■■■■□◎□□□□×▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎□□□▼▼□□□
21◎□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□◎□□□□×※※□■◎□□×□▼▼▼□◎□
24※■■□□□□□■◎□※◎■■■□□□□□□□□□■

01・02・07・15・19は同一地点。03・05・16・20・23は同一地点。06・10・14は同一地点。
05・16・20・23はムサイ級戦艦に搭乗。05・16・20・23の機体はムサイに収容。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。M-08に搭乗者死亡の17番の機体。
S-17・T-17のコロニーは、エア漏れ進行中。
04・09・12・13・17・18死亡。
246リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/02/01 00:05 ID:???
 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード     (17) 男性  ジム・ライトアーマー(元・ケンプファー)
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 死亡 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  ジャベリン(元・ジム・ライトアーマー)
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性  ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性  ガンダム4号機(元・ジャベリン)
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性  ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性  アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性  ゴトラタン(元・ガンダム4号機→ジャベリン)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性  ハンブラビ
 死亡 レニウム・アートナー      (33) 男性  ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性  ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性  サイコガンダムMk-U
 21番 アーネスト・マンソン  (20代後半?)男性  ガザD(+旧ザク)
 22番 リー・ションロン          (22) 男性  ビギナ・ギナ
 23番 スタンリー・M・イプキス     (33) 男性  クロスボーンガンダムX2
 24番 ジョシュア・カミンスキー     (31) 男性  ガンダムMk-U(ティターンズカラー)
247リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/02/01 00:08 ID:???

『定期放送のお時間で〜す。
 また、2人の新しいお友達が参加しました。
 例によって参加者名簿が更新されてますので、確認して下さいね♪

 現在、次の「イベント」のための仕込み中です。
 たぶん、次の定期放送の時に詳細を発表できるかと思います☆
 あ、ちなみに、この前の『ボーナスタイム』とは違うルールですよ〜。
 だから、今の内に近くの参加者を減らしておいた方が有利になれるかも!?
 みんな、頑張りましょうね〜♪

 それでは、次の立ち入り禁止区域の発表です。
  『A-02』 『B-08』 『H-11』 『K-23』
  『L-12』 『S-23』 『V-19』 『Y-13』
 以上です。

 それでは、引き続き殺し合いを続けて下さい♪』


【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
スタンリーは手にしていた拳銃を収めた。
どうやら敵意は無かったようだ。
ほっと胸を撫で下ろすと、口を開く。

「役割ですか・・・、そんな物を与えてくれる人なんて居ませんよ。
 それに近いものとして、皆で生き残る、という目標は有りますが・・・。
 最低限のルール、『同盟相手を傷つけない』これを守って下されば結構です。
 では、改めて我が艦へようこそ。適当な個室でも見つけて、くつろいで下さい。」

机の上に置いた拳銃をホルスターに収めると、
スタンリーに歩み寄ってにこやかに握手を求めた。

「・・・さてと、アレンさん、もう大丈夫です。今はゆっくり体を休めて下さい。」
アレンを支えて艦橋を出ると、心配そうな顔をしたリファニアがいた。

「リファニアさん、ひとまず安心です、今はアレンさんを休ませてください。
 ・・・ハンブラビの作業が終わったら、別のコロニーへ向かいましょう。アレンさんが心配です。」
リファニアへ耳打ちすると、彼女にアレンを任せた。
そして艦橋へ戻り、イブに通信を送った。

「姉さん、こちらは問題ありません。作業をお願いします。」

【行動:スタンリーと会話(−0) イブへ通信継続中(−0)】
【位置:L-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい 】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 23番スタンリー】
249シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/02/01 00:28 ID:bfDgenbb
IDチェック
あと、少し・・・後、少し・・・。
もう少しで、この場から撤退できる。
機体を動かす。
もう少しで、あの穴から抜け出せる。
気が付けば、汗をかいており、汗が目に入る。
「ちっ!」
一瞬、視覚を無くす。が、それが命取りであった。
あっというまに迫ってきた、ZM-D11S アビゴルと
RMS-106H ホビーハイザックにアラームがなるまで
気がつかなった。
そして、アラームが鳴るのとほぼ同時に、モニターが死ぬ。
「くそがっ!」
必至にペダルを踏み込む、が。それでも遅かった。
コクピットをビームの刃を貫き、中のものを全て蒸発させていく。
そのまま、動きを止めた機体に、ビームは数条打ち込まれ、
爆発、というよりも蒸発していった。

【生徒番号02番 シュヴァイザー=シュタイナー 死亡
 死因:アサギグループとの戦闘】
 遠くで光る戦闘光。
 ……基地から出て行った機体か、それとも偶発的戦闘か…
 まぁ、いいわ。
 悪いけど勝手に潰しあって頂戴。

 もう私、他人の分まで面倒見切れる自信、無いのよ……

『あ、あの・・・・・・
 すみません、話を聞いてください・・・・・・』

 背筋がひやりとした。
 機体を振り向かせて敵機の位置を探る。

 迂闊だった!
 相手が敵意が無いから良かったけど、もし相手がやる気だったら……。
 背中からズドン、じゃない。

 機体の位置はビームサーベルの光で直ぐに解った。

 迷うわね……私、余り余裕無いのだけれど……。

 ……リオン、アナタなら、私にどうして欲しい?

「……何か、用かしら?
  話ぐらいなら幾らでも聞くわ」

 やばかったら、逃げましょうよ。
 逃げるも三十六計のうち、だったかしら?


【行動 : アーネストへ通信(−1) 】
【残り : 2P 】
【位置 : F6 】
【機体 : ジャベリン : 右腕消失 】
【身体 : 異常なし 】
【武装 : 頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 優勝する 】
【同盟 : なし 】
無用な警戒だったのか。
スタンリーという男には本当に敵対意思は無かったようだ。
だが、リファニアは、どうしてもその男に対する警戒心を解く事が出来なかった。
この男は、パパを殺したボッシュと違い、野心の為に人を裏切る人間という訳ではないようだ。
だが、この男とボッシュのイメージは、未だ重なったままだ。
…戦争屋という、イメージが。
「…パパは、ただの戦争屋じゃなかったよ…。パパには、暖かさがあったもの…。」

そう呟いていると、ダグラス君がブリッジから出てきた。
『リファニアさん、ひとまず安心です、今はアレンさんを休ませてください。
 ・・・ハンブラビの作業が終わったら、別のコロニーへ向かいましょう。アレンさんが心配です。』
ダグラスが、耳打ちしてくる。
「うん、賛成だよ。…他のコロニーの医療施設で、もっとまともな治療が出来るかもしれないし。」
ダグラスは、再びブリッジに戻った。

アレンの様子を伺う。…相当辛そうだ。一刻も早く、まともな治療を受けさせたい。
…問題は、こちらにそれが出来る人間が居るのか、というところに有るのだが…。
…だが、何もしないのよりは、遙かにマシだ。
今、出来る最善の手段を尽くす。
イブに励まされて、それを考えられる強さを得る事が出来た。

ブリッジの入り口に居るアレンの傍に駆け寄る。
スタンリーの姿が視界に映った。
スタンリーを睨みつけてから、アレンに肩を貸してあげる。
「アレン、とりあえず、危機は去ったよ?…今は、ゆっくり休もうね?」
そのまま、ちゃんとしたベッドが有る女性士官の部屋へ連れて行こうとした。

【行動 : アレンに肩を貸す(0)、残4 】
【位置 : L-8(ブリッジ前) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード
      23 スタンリー・M・イプキス?? 】
253シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/02/01 02:36 ID:GW3d1TSx
>>250
ラーズ・リナルド・そして私による容赦のない集中攻撃。
リナルドのビームの刃が頭部とコックピットを破壊し、そして私の放ったビームが主を失った機体を破壊する。
残骸がこちらに飛んでくるが、全てビームシールドで防ぐ。
先ほどの攻撃と、撃破したときの余波により、コロニーにまた傷が付いたようだ。

〔反応消失…撃破確認しました。〕
「………こんな事になろうとはな…。
 …やはり殺しはいやだな……後味が悪い。」
もしもアレに乗っていたのが私だったら…と思うと何とも言えない気持ちになる。

「とりあえず…どうしたものか…」
とりあえずザンネックベースを着地させる。その時、異常が起こった。
〔…! 着地してはいけません!すぐに離陸を…〕
「…どうしたん…!?」
着地したと同時に、地面が割れた。
「しまった…!?コロニーのダメージが思った以上に…!?
 円周上は不安定になり易いのか…!私がとどめを刺してしまったのか!?」
〔早く離陸を!〕
ザンネックベースを離陸させようとするが、なぜか離陸しない。
「ちっ!一度外に出た方がいいか…。」
その時、機体を衝撃が襲った。どうやら倒壊したビルが機体に直撃したようだ。
「…!!?つっ……」
激しく揺さぶられるコックピット。ヘルメットをしていなかったのが災いしたのか、
シートに頭をぶつけて、そのまま気絶してしまった。

若干火花を出しながら外へ吸い出されるHハイザック。
本来はゼファーによりコロニーに戻されるはずなのだが、なぜか今回は沈黙を保っていた。
そして、Hハイザックはそのまま宇宙を流れていった。

【行動:漂流S−16→R−16→R−15→Q−15(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:Q−15】
【機体状況 :頭部、バックパックに損傷有り 漂流中】
【参加者状況:後頭部打撲 気絶中】
【武装:ザンネックベース(破損している可能性大) ビームサーベル 狙撃用BL(残弾5)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC 計画書 紙とペン)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:???】
【同盟:07番ベルク?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
254ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/02/01 04:12 ID:???
『プログラム』から、あまりにもかけ離れた隔離された空間。


深淵の闇の中、聞こえてくるのは
劣情を押し殺す女の声とわずかな水音。

「クゥッ・・・・フッ・・・・・。ン・・・ンンン・・・・・・」


ここはN-17エリア・暗礁空域。
あたりには機体の残骸や岩石が散らばっており、
簡単には見つからない位置である。
女はその隔離された空間にて
体の奥底から湧き出る甘美な欲望の渦に身を任せていた。

「ハッ・・・ァッ・・・・・ン・・・・」

そしてあらかじめ封を切っていたジャムのフタを開け
人差し指を鉤状に、一すくい。

「・・・ハァッ・・・ァッ!? ンン〜〜〜!!!」

肢体が伸び上がり、コクピット内に「女」の匂いが広がる。
と、同時に女は荒い息遣いと共にぐったりと体を投げ出した。

・・・辺りには己の体液が浮かんでいる。

指には先ほどのジャムがまだついていた。
女はそのジャムを舐めると

「ふふっ・・・。美味しい・・・。」

・・・と、実にうっとりとした表情で答えた。

【行動:移動Q-17→N-17(3) 溜まったものの処理(残りの行動値全て)】
【位置:N-17:宇宙空間】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン×2、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害】
【同盟: な    し 】
255ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/02/01 08:54 ID:???
>250
通信を送ろうとしても…何故か失敗した。…見ると…撃墜されていた。
「誰が落としたかまではしっかり見てないけど…見たところ多分彼…ね…。
戦力削いで逃がして…又逢う時どれだけ立て直してるか、
楽しみにしようと思ってたのに…。」
…見ていると、シュウジはミスで流されていった。が…
彼女にとってもうそこまで興味がある物でもない。そして…
既に、リナルドの方も…多少興味を残してはいるが、
殺す戦いをする人間であるという事で興が削がれたようだ。
(…後はアイテム一つを彼らから入手すれば彼らに用はない…。
ここは…とりあえずこうするのが正解ね…。)

……シュウジとは別の方向の…地面に着地。当然地面が割れ、そこから吸い出される…。
(回線を開かれた時の為に…目を…瞑って…)
……そのまま隣接エリアまでは流れに身を任せてた。
「…これくらいで十分かしら?」
そこから自力で移動する。…最大の小惑星基地に向かって。
【行動:コロニーから吸い出される(1p)流れ移動(1p)移動(2p)】
【残り行動値:0p】
【位置:S17→S18→S20→U20】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:不明】
【同盟:シュウジ? ベルク? リナルド???】
話し合いはアレンは痛みに耐えている間に終わったらしい。
結果は同盟を組む事になったらしく。
アレンは少しだけホッとした。
しかし、これはあくまで少しだけである。
あえて安心させておいて時期を見計らい、殺すというのは十分考えられる。
だが、今の自分には闘う術は無い。
ならば、せめて信じてみよう。
この目の前にいる男の事を。

「・・・さてと、アレンさん、もう大丈夫です。
 今はゆっくり体を休めて下さい。」
そういってダグラスがアレンを支える。
他の部屋に移動してしっかりしたベッドで寝た方が
確かにブリッジのソファーよりはマシだろう。
ブリッジを出ると、すぐ前にリファニアがいた。肩を貸してもらう。
「アレン、とりあえず、危機は去ったよ?…今は、ゆっくり休もうね?」
「ああ。」
短く一言だけ返事し、女性士官の部屋に向かった。

【行動:艦内移動(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超々ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス 23番スタンリー?】
男が、苦しそうな表情をして倒れこむ。そこにまだ、学生だろうか?という
女の子が肩を貸しに来る。

「アレン、とりあえず、危機は去ったよ?…今は、ゆっくり休もうね?」
という・・・。

しかし、そんな女の子にこの重力スペースで担げるような軽い男ではなさそうだ。
「医務室に運ぶ、ベッドと、鎮静剤ぐらい有るはずだ!今は、休ませてやろう、な?お嬢ちゃん。」

そう言って、リファニアに肩を外すよう促し、担いで、医務室へ向かった。

【行動:話(0)医務室へ(1)】
【位置L8】【残り3P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃(8発)】
【方針:艦長と話し合い】
【同盟:ムサイ組】
俺は現在のガンイージに出来得る限りのスピードを出し、H-5ポイントに突入した。
ギラ・ドーガとジェガンが戦闘に入ったのなら、例えガンイージをレーダーで捉え
ていたとしてもこちらに向ける注意は分散する筈だ。
たしか、俺が見たMS年鑑の0093年版に、ジェガンの名前もあったと思う。
ジェイスという参加者の操縦の腕は知らないが、同じ年代のMSなら性能的には互角
だろうから、そうそう簡単にやられる事はないだろう。
その隙を突ければ、楽な展開に持っていけるかもしれない。

…このような戦い方は正直、俺の性に合わないのだが……。
だがついさっき自分で確認した筈だ……感情に任せた戦いはしないと。
今は目前の敵を冷静かつ冷徹に始末すると。
倒す。ただその為のみに全神経を集中させる。

(…ジェガンが後で敵にまわらないとは限らないが、
 今はギラ・ドーガの相手をしていてくれよ)

俺は祈るような気持ちで前方を見つめる。
始めのうちは肉眼では移動するビームの光しか見えなかったが、やがてその周りの
闇がビームアックスを持つギラ・ドーガの姿を形作っていく。
それを見た俺の心臓が、一段とその動きを速めていく。
小さい深呼吸を何回か繰り返して、その姿をしっかり目に焼きつけた。

「…さて、あの時の続きをしようか」

俺はガンイージのビームライフルを左手に持ち替え、右手にビームサーベルを
持たせた。
スピードを落とす気は、ない。

 【行動:更に接近(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:H-5】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:戦場に向かう】
【同盟:なし】
259シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/02/01 16:07 ID:???
フォンブラウンの一角にあるビルのとある薄暗い部屋…その部屋で何者かが話し合っていた。
一人は神経質そうな50代ぐらいの男。もう一人は一癖も二癖もありそうな…もうそろそろ30代にさしかかりそうな男だった。
「極秘任務…ですか?」
『そうだ。このことは同じプロジェクトないの人間と私以外の者には一切口外してはならん。』
「あんたの上司にも…?」
『君は黙って私の命令に従っていればいいんだ!
 全く…今までこのプロジェクトに参加させた者達は無能ばかり…
 さらにやっと有能な者が見つかったと思ったらこんな奴とは…。』
「了解了解…で、何をすればいいんですか?」
『君も知っているだろう…?Zephyr Pantom Sistemuの事は…。』
「あぁ…MSを無人機制御するために作られたって言う…?
 あれはデマだって聞きましたけど…?」
『いや、あれは実在する。しかし、第一級軍事機密として封印されてしまってな…
 そのプロテクトは今のところ誰にも解除できた者はいない。』
「そこで自分に…?なるほど。だから口外禁止なんですね…?」
『そうだ。そしてプロテクトを解除した後、それを解析し、さらに改良を加えて提出して貰いたい。
 期限は私かお前が死ぬまでだ。』
「…簡単に言いますがね…私に人工知能の教育をしろというのですか?」
『だからお前は私の命令に黙って従っていればいいんだ!』
「…了解。」
『今日呼んだのはこの命令を伝えるためだ。
 明日からアナハイムのW−22−02294に移ってもらう。準備をしておけ。』
「気が早いことで…了解しました。」
『それと…本日付でお前の補佐になることになった人物を紹介する…。入れ。』
「補佐ぁ…?」

ドアが開けられ、誰かが入ってくる。てっきりメンバーは無能揃いと聞いていたので、
頼りなさそうな男だと思っていたのだが、入ってきたのは20代ぐらいの女性だった。
『エルザ=ローレンツです。以後、よろしくお願いします。』
「よろしく、シュウジ。シュウジ=アサギだ。」
『ふふふっ…。』
「何故笑う…?失礼な女だなぁ…。」
『ふふっ…ごめんなさい…あまりに聞いてた噂と違った人だったから…。』
「噂?」
『そ…ものすごく陰気で近寄りがたい感じがする人だって。
 でも…なんか違うのよね…そう、目が違う。』
「…滅茶苦茶な噂だな…おい…。ま、とにかくよろしくな。」
『えぇ。こちらこそ。』


そこで急に映像が途切れた。そして、意識は一気に現実へ戻される。

「痛っ…ここはどこだ…?にしてもやけに懐かしくて不愉快な夢だったな…。」

【行動:夢(−0)気が付く(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:Q−15】
【機体状況 :頭部、バックパックに損傷有り 漂流中】
【参加者状況:後頭部打撲】
【武装:ザンネックベース(破損している可能性大) ビームサーベル 狙撃用BL(残弾5)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC 計画書 紙とペン)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:状況把握 不愉快だ…】
【同盟:07番ベルク?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
>>250
「!っ」
アビゴルのビーム・カタールがボリノークサマーンのコクピットを貫き
H・ハイザックのビームが跡形もなく消し去った。
それと同じくコロニーの崩壊も大きくなる。

その崩壊で出来た穴からH・ハイザックが吸い出され、
他のMSもコロニーから脱出しだした。

(殺す必要が・・・・・・・・コクピットを狙う必要があったのか?)

あの時と同じ気持ち。初めてMSを・・・・・・”人”殺したときの
気持ち・・・・・・気分が悪い、吐き気がする、胸糞悪い。
心の中にまた、もどかしさを感じる。

―――――――――――――――――――――。
いつの間にかコロニーの外へ移動していた。
人の生存本能が勝手に体を動かしたのだろうか?
崩壊していくコロニーをずっと眺めていた。

【行動:コロニー脱出(-1)崩壊を眺める(-0)】
【残り行動値:3】
【位置:R-17】
【機体状況:正常】
【武装:(本体)ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、(左手)ビームシールド、
    (左手) ビームライフル(E63%)(右手)ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ?? 08番 ヨーコ=クロサキ? 
    15番 リナルド=グレイス?? 19番 ラーズ=フィリー?】
261イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/02/01 17:19 ID:???
ダグラスからの合図に頷き、愁林は中断していた作業を再開した。
ムサイ級の艦橋前、凡そ100m。
カメラのズームで、艦橋からも容易に作業の様子を確認できる宙域を確保する。
ハンブラビに覆い被さるようにVガンダムを動かし、互いのハッチを近づける。
スーツのロックを確認し、生命維持機能が順調に作動している事を確かめてから、愁林は宇宙空間へ泳ぎだした。

作業自体は、思った以上に簡単であった。
幸いな事に、ハッチやコックピットには何のトラップも仕掛けられてはいない。
唯、赤黒い海に、首と胴の離れた亡骸がたゆたっているだけだ。
それぞれ、顎と鎖骨の間を消し飛ばされた、いびつな姿のままで―――

「……酷いものね……」

黒社会は、言うなれば闇だ。その中では毎夜、幾人もの人間が惨たらしい死体となっていく。
故にこれは見慣れた光景の延長線上でしかない。
だが、幾ら慣れたとて、死者に対して憐憫と哀悼の情を忘れるには、彼女の心は少々優し過ぎた。

だから、囚われかけたのかもしれない。

目の前の、物言わぬ少女の声無き声。
怨嗟、慟哭、哀願―――死者は口を開かぬままに、無念の情を謳い上げる。
心の中に流れ出したその旋律に、初めは戸惑いながらも、やがて素直に受け入れる愁林。
聞こえる筈の無いソレを訝しむ事も無く、彼女は鎮魂の祈りを唇に乗せ始めた。

それはさながら、死者と生者とが織り成す、レクイエムのコーラスだった。

【行動:取り付き(-1)、表面調査(-1)、ハッチ操作(-1)、内部調査(-1)】【残り行動値:0p】
【現在位置:L-08】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ハンブラビの確保とパイロットの弔い、X2への対処】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア】
アレンに肩を貸しながら、女性士官室へ向かおうとするリファニア。
アレンは特別体格が良いという訳ではないが、それでもリファニアにとってはじゅうぶん重かった。
…でも、そんな重さくらい、今は苦にはならない。
アレンの体からは、まだ温もりを感じる。…この温もりがある限り、アレンは生きている。
無論、ノーマルスーツ越しなので、直接触れてわかる訳では無かったが、
それでもリファニアにはアレンの温もりを感じる事ができた。

突然、肩にかかった重みが薄らいだ。スタンリーが、アレンを担ごうとしているのだ。
『医務室に運ぶ、ベッドと、鎮静剤ぐらい有るはずだ!今は、休ませてやろう、な?お嬢ちゃん。』
スタンリーはそう言って、アレンを担ぎ上げた。
…リファニアにとって、それは意外な行動だった。
ポカーンと、スタンリーの顔を見つめるリファニア。すぐに、少し不服そうな顔になる。
…ちょっと重くても、アレンは自分が運びたかった。
…それに、冷たい医務室より、暖かい"おうち"にアレンを連れて行きたかった。
だが、ここはスタンリーに従う事にした。
得体の知れない戦争屋。間違いなく、彼からは戦争に染まりきった臭いが色濃く感じられる。
だが、だからと言って、人間らしさを失っている訳ではないみたいだ。
…少し彼を警戒しすぎていたのかも知れない。パパの言葉が思い出される。

『いいかい、リファニア。ニュータイプというのはね、人の心を感じられるんだよ。
 …もちろん、エスパーみたいに何もかもわかるという便利な物じゃないけど、
 それでも、相手の心を感じ、解り合う事が出来る、素晴らしい能力さ。
 …パパには、それが出来なかった。だから、取り返しのつかない罪を幾つも犯してしまったのさ。
 …でも、リファニアには、それが出来る。
 だからこそ、学校でもみんなに慕われているし、…こんな私にも、心の安らぎを与えてくれるんだ。』

…本当に、自分にそれが出来ているんだろうか。
もし出来ていれば、サーティア達との戦いも避けられたかもしれないし、
もっとすんなりとスタンリーを受け入れる事も出来たのではないか。

…やめた。今そんな事を考えていても始まらない。
アレンをスタンリーに任せ、リファニアはブリッジに戻った。
ダグラスがイブと通信しているのを横目に、散らばった医薬品をまとめて、抱える。
イブの為に必要と思われる分は、別にまとめて、残しておく。
「トリィ、おいでっ。」
手には、医薬品などを目一杯抱えているので、トリィを頭に乗せて、リファニアは医務室へ向かった。

【行動 : 医務室へ(-1)、残3 】
【位置 : L-8(医務室付近) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード
      23 スタンリー・M・イプキス? 】
>>262に追加です。

医務室に向かっている途中、定期放送が流れた。
例の、髑髏を抱えたリーア先生の声が流れる。
『現在、次の「イベント」のための仕込み中です。
 たぶん、次の定期放送の時に詳細を発表できるかと思います☆
 あ、ちなみに、この前の『ボーナスタイム』とは違うルールですよ〜。
 だから、今の内に近くの参加者を減らしておいた方が有利になれるかも!?
 みんな、頑張りましょうね〜♪』
それを聞いて、リファニアは例えようのない不快感に襲われた。
…この女、戯れている…。
艦内スピーカーを睨みつけるリファニア。

…殺し合いなんてやっている場合じゃない。
みんなの命をもてあそぶこの女こそ、倒すべき敵じゃないの。
リファニアは、放送が終わるまでずっと、スピーカーを睨み続けていた。
鎮静剤が無いな・・・・読み違えたか?
そう思いながらも、ベッドの上のアレンを見つめる。

人の気配・・・・
そう思い、ドアを開ける。

「お嬢ちゃん、なんだってこんなところに・・・。」
手には、大量の医薬品その中から必要なものだけを取り出す。
その中にひとつ、気になるものを見つける。

「筋弛緩剤・・・?」
リファニアには気づかれないように言う。

それから少しして、鎮静剤と、栄養剤をアレンの腕に打ってやる。

「長く持つかは分からんが・・・・・。」
そう言って、リファニアのいる、廊下に出て一言。

「あまり、言い状況とはいえんが、取合えず一安心だ。」
と、声を掛けてやる。
そして、ブリッチへ向かう。手には緑のマスクを携えて。

【行動:お注射(1)、探し物@発見(マスク)【1】、ブリッチへ(1)】
【位置L8】【残り0P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃(8発)マスク(緑色、木製)】
【方針:状況を見極める】
【同盟:ムサイ組】

「医務室に運ぶ、ベッドと、鎮静剤ぐらい有るはずだ!
 今は、休ませてやろう、な?お嬢ちゃん。」
あの海賊もどき、スタンリーだ。
スタンリーはアレンを担ぐとそのまま医務室に向かう。
アレンは何か言おうとしたが、そんな気力も無く。ただ、されるがままに医務室へと向かった。

医務室につくと、アレンは倒れるようにベッドに横になった。
目がかすむ、寒い、頭が重い。そして何よりも、眠い。
呆けていると腕に何かを注射される。その瞬間……
「いっだーーーーーーーー!!!」
一瞬で目が覚める。上半身を起こす。
このアレン、この年になっていまだに注射が怖いのである。
「てっめ!この野郎!注射なんてしてんじゃねーよ!
 人様に針ぶっさすってどういう根性してやがんだ!」
助けてくれた相手にこう言ったりする。
なるほど、敵をよくつくるのはこういった所のせいか。
目をドアの所に向けると、リファニアが立っていた。
両手には多量の医薬品、頭には七面鳥。
「……リファニア」
ゆっくりもう一度寝なおす。叫んだら頭がくらくらしてきた。
薄く目を開けながら言う。
「ハニー、俺、ちょっと寝るわ……すっげ眠いから。
 何かあったら起こしてくれ。」
それだけ言うと目を閉じて眠る。2秒とかからない内に寝息が聞こえ始める。
それくらい、アレンは眠かった。

【行動:寝る(-0P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超々ヤヴァイ)
         睡眠中】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス 23番スタンリー?】
「イベント・・・?アトラクション気取りか、ふざけんな!!」
定時放送の後、一人になったブリッジで、思わず激を飛ばした。

「新しい参加者がどんどん増えている・・・、
 その一人がスタンリーさんか、どうりで名簿に載っていなかったわけだ。
 ・・・五人も集まった、そろそろ他の参加者に攻撃を仕掛けるべきなのかなぁ・・・?」
言葉ではそう言うものの、そう易々と他の参加者に攻撃を加えたくはない。
自ら攻撃に出れば、このゲームに乗った事と同意だと思っているからだ。
この主催者に従いたくは無い、ほんのささやかな反抗のつもりだ。
もちろんこの志も、ティーチャーや攻撃的な生徒の前では無力なのかもしれない。

「・・・今は目の前のことを考えよう、
 気を荒立てたままじゃハンブラビのパイロットに対して失礼だ・・・。」
気持ちを落ち着けた後、ブリッジを出て、必要になる用具をそろえる事にした。
まっさらなシーツ、ビニール袋、ハンカチーフ、雑巾、水を張ったバケツ・・・。
大体揃った所で出撃待機ルームへ、格納庫は開放状態、
小窓から外で作業中のハンブラビとVガンダムが見える。
僕は二機を見つめながら、作業が終わるのを待つことにした。

【行動:用具準備(−1) 格納庫へ(−1)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい 弔いが終わったら他のコロニーヘ】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 23番スタンリー】
>>250
攻撃を仕掛けたはいいものの、結果は確認しなかった。
次の行動に移るべくボリノーク・サマーンの方を見ると、何故か動きが無い。
彼が攻撃をかけた付近には、ぽっかりと穴が開いている。

(まさか……あの一撃で?
 避けるチャンスはあったぞ……)

その瞬間、複数のビームがボリノーク・サマーンを貫き、破壊していく。
飛んでくる破片をビーム・カタールで払いつつ、彼は目を見開いた。

(殺した?
 また、殺したのか? 俺が?
 これも、仕方のないことなのか?)

深呼吸し、緊張状態から幾分解放されると、彼は考え事をしながら周囲を見回した。
もう、このコロニーはもたないだろう。 ところどころで崩壊が始まっている。

(もう殺したくないと……
 もう殺さないと……
 俺は、誓ったんじゃなかったのか?
 この力が戒めを破るのか?
 これは、俺自身が望んだ結果だったのか?
 リーアは、こんな俺を受け入れてくれるのか?
 ……)

考え出すと、次から次へと疑問が沸いてくる。
だが、確かなことが一つ。
それは、彼がその手で一人の人間を殺したこと。
その結論に到達すると、彼はビーム・カタールを引っ込めて、ホビー・ハイザックの機影を探した。

すると。
何と、ホビー・ハイザックがコロニーの亀裂から吸い出されていく。
ゼファーによる機体の制御すらなされていないようだ。

(とりあえず……後を追うか)

変形しデュアルタイプとなったアビゴルは、コロニーの亀裂から宇宙に飛び出し、
流されていくホビー・ハイザックを追った。

【行動:切り払い(-1)、鬱度レベルアップ(0)、変形(-1)、S-17→S-16→R-16→R-15→Q-15(-2)】
【位置:Q-15】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MA形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・左首筋に軽度裂傷】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:……】
【同盟:01番シュウジ 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
『定期放送のお時間で〜す。 』

その放送が入った瞬間、ジョシュアの鼓動と呼吸は一瞬停止した。
瞳に映りかけた殺風景な河原とお花畑を見なかったと思いこもうとしながらあわてて周囲を見渡してから、
それがヘルメットに内蔵された通信機から強制的に聞かされていると気がつくまで少し時間がかかった。

「急になんだよ………」

イベント。ボーナスタイム。頑張って殺し合いを続けろ、か。
目の前ににんじんをぶら下げられるのか、尻に火をつけられるのか。
どちらにしてもろくなものじゃないことは確かだろう。
自分は競馬場の馬以下で、ドッグレース場の犬にも劣る存在というわけだ。
畜生。
呪ってやる。
呪ってやる。
呪ってやる。

微妙に焦点の合ってない目をしたままぶつぶつと呟く。
呟いているうちに、前方に基地が見えてきた。
念のため周囲をチェックするが、索敵出来る範囲内に他の機体は見あたらない。
ならば、今のうちに入手できるものはしておかなければ。

出入港口に機体を滑り込ませると、ジョシュアは生き延びるために必要な物資を探しに基地内に潜入した。
近くに浮いていたバールを棍棒代わりに手に取ると、取りあえず居住ブロックへと向かう。

【行動:I17→I16→I15→H15に移動(行動値−3)、基地内捜索(−1)】
【位置:H15】【行動値残り:0】
【機体状況:ガンダムMKU;異常なし】
【パイロット状況:若干の恐慌状態「暗いよ広いよ怖いよ」】
【武装:ビームバズーカ(EN100%) ビームサーベル×2 
    頭部バルカンポッドシステム(残弾フル)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2リットル入り2本(1本は残り3分の2程度)
     名刺入れ(名刺100枚入り) 薬箱一杯の胃薬と睡眠導入剤  バール】
【方針:武装・装備の充実】
【同盟:なし「誰も信じられない」】
医務室へ入ろうとした時、スタンリーが出てきた。
スタンリーはリファニアが抱えていた薬からいくつか選ぶと、それを手に取り再び医務室へ入っていく。
入り口から恐る恐る中を覗こうとするリファニア。
『いっだーーーーーーーー!!!』
突然、アレンの絶叫が鳴り響いた。思わずビクッとするリファニア。
『てっめ!この野郎!注射なんてしてんじゃねーよ!
 人様に針ぶっさすってどういう根性してやがんだ!』
だが、次の瞬間、アレンのそんな声を聞き、ほっと安堵の息をつく。
…まったく、お注射怖いなんて、可愛いとこあるなぁ、アレン。
つい、笑みが浮かんでしまう。
処置が終わると、スタンリーが出てきた。
『あまり、良い状況とはいえんが、取合えず一安心だ。』
スタンリーはリファニアにそう告げた後、どこかへ去って行った。
…やっぱり、悪い人じゃないみたいだなぁ。

スタンリーを見送り、医務室に入ると、薬をテーブルに置いた。
『ハニー、俺、ちょっと寝るわ……すっげ眠いから。
 何かあったら起こしてくれ。』
アレンは、そう言ったとたんにグーグーと眠りだしてしまった。
眠っているアレンの傍に行くリファニア。しばらく、アレンの顔を見つめる。
「…何かあっても、起こしたりなんかしないよ。…ゆっくり休んでね。」
そう呟いて、眠っているアレンの唇を奪う。
「おやすみっ、アレン。…私の夢を見てねっ。」
リファニアは、医務室から出ていった。

(続きます)
医務室から出たリファニアは、何をしようか少し考え込んだ。
だが、すぐに妙案が浮かぶ。
「みんな疲れているし、ここは一つ、ちゃんとした料理を作ってあげる事に大決定っ!」
いつも炊事をやっていたリファニアは、料理には結構自信があった。
思い至ったら、即行動。そのまま、厨房へすっ飛んで行く。途中、自室にノーマルスーツを置いておくのを忘れずに。

厨房へ入ったリファニア。冷蔵庫や、キャビネットを開けて食材を探そうとする。
…冷蔵庫を開けたリファニアは、戦慄した。
「…トリィ、これ、食べられる?」
ひきつった顔で、形状をすでに失っているトマトを指さすリファニア。
「ムリ!マジデカンベンシロ!」
首をぶんぶん振って必死で否定するトリィ。
リファニアは、はぁ、とため息をつくと、気を取り直して別の食材を探した。
…結局、見つかった無事な食材はというと…。
ライス、パスタ、スパイス各種、カレールー、オリーブオイル、ペペロンオイル…。
肉や野菜類は、無論全滅。かろうじて、ジャガイモ。あと、缶詰各種。
今の所は、こんな感じだった。
「…これは、私にカレー作れって言ってますかぁ?」
そう呟くと、さっさと必要な食材集めて、調理を開始した。
「あーあ、タマネギあったら、気合入った特性カレールー作ってあげられたんだけどなぁ。
 …仕方ないから、この出来合いのルーにスパイス混ぜてつっくりますかっ。」
鼻歌を歌いながら、カレーを作るリファニア。
…凄惨な殺し合いの中の、安らぎのひととき。
…そんな安らぎがいつまで続くかの保証など、何もなかった。

【行動 : 厨房へ(-1)、食材発見(-1)、カレーを作る(-1)、残0 】
【位置 : L-8(厨房) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード
      23 スタンリー・M・イプキス? 】
271ルイ・フィルセント ◆nkg.2sWI0U :04/02/02 01:47 ID:BPyNwGf4
出現位置確認やー
「なんや、なんや。
 アタシをいきなり目隠ししよって、こないなとこ
 連れて来きよって。
 えっ、紙にこれだけ書けばぎょーさん儲かるん?
 その、言葉忘れさせんで。
 いっちょ、書いたるわ。

 私たちは殺し合いをする
  私たちは殺し合いをする
    私たちは殺し合いをする

 これで、ええんやろ。
 あっ、今度は何処につれていくつもりやん。
 あっ、アンタ今アタシの胸さわりよったな。
 ただじゃないで、金だしやー!!」
そんでもってな。口にハンカチ当てられて意識失ってもうてな。
次、目が覚めた時には、なんかの乗り物の席に座っとたわ。
おもわず、周りをキョドってもうたけど、分かったんは
ここが宇宙やということと、なんやへんなプログラムとかいうのに
連れ去られたっちゅー事ぐらいやった。
っちゅーてもな、なんか一緒に放り込まれとった
プログラムの栞っちゅーのに書いてあったんや。
思わず、むかついてもうてビリビリに破ってもうたわ。
書いてあることを、要約すると
『生き残りたければ他の参加者を殺せ。
 逃げれば首についてる首輪でボカン』
っちゅーことやった。
そんなんいややわ。
まだ。22の若い身空で彼氏もおらんし、やりたいことも
やりきれんで死にとうないわ。
しゃーないけど、とりあえず動かん事にはどうにもならへんやろな。
っちゅーても、この機械の扱い方が分からへんわ。
とりあえずは、扱い方覚えへんとな。
マニュアルを開いてと・・・・・・ほほう。
こうやれば、動くんやな。
とりあえず、動かそう思うてペダルを踏みこんだんが
失敗やったなぁ。
物凄い勢いで、ビューンって動きよるねん。
「うひゃーーーーーーー。なんやこれーーーーーーー!!」
思わず叫んでもうた。
アカンアカンアカン!!もうめっちゃ死にそう。
めっちゃ通りすぎてめっさ死にそうやわ。
なんか、マニュアルに名前がR・ジャジャって
書いてあったんやけど。むしろジャジャ馬や。
あああああああああ。もう前途多難やわ。

(暫く後)

「じぃちゃんと・・・・・・ばぁちゃんが・・・・・・お花畑の向こう側で
 おいでおいでしとるわ・・・・・・」
(今だ両足、フットペダルから離れず)

【行動 : マニュアル読んだ (1) 動いとる。勝手に 
B16→B17→B18 (2) 残り 1 】
【位置 : B-18 】
【機体状況 : ペダルベタ踏みで出力全開、順調に動いとる 】
【パイロット状況 : もう、ぐったりや。なんかお迎えが来とるみたいやわ 】
【武装 :ビームサーベル、両肩部3連装ミサイル×2、両肩部ムーバブルシールド×2
      120mmザクマシンガン+弾倉2つ】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本
      中身のたくさん入ってる財布
      (硬貨が20枚ぐらいお札が40枚ぐらい。あとサービス券とかカードが入ってる
       それと暴漢対策に鉄板が仕込んであって
      ナイフも通さない、銃弾も効かない・・・・・・試した事はあらへんけど。)
      つっこみ用スリッパ(片方だけ) 】
【方針 : どないしよか? 】
【同盟 : まだ、友達おらへん 】
274ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/02/02 03:08 ID:???
…この「ゲーム」最大の小惑星基地の格納庫の一つに辿り着く。
「………ここなら…最低限補給だけは出来そうね…。……これは…?」
目の前には…解体整備中で、余程の凄腕メカニックでも一人では組み立てに
4〜5日かかるであろう15m級MS用らしき白いMSがあり、それの
ビームライフルを試しに持とうとしてみるがマニュピュレーターが
引き金に入らない事を確認、即座に折って捨てる。
「……規格のあうのは…無いわね。」
推進剤、その他含めて全てが彼女のMSの規格外だったようだ。
そして…そのままその区画の基地を探索しつつ、奥に入っていく…。
…その途中、この基地の…彼女のいるポイントの司令部支部を見つけたようだ。
「………ここでなら少しは情報も入るかもね。」
とりあえず…予備動力がまわっていたのか、コンピューターは
電源が入りっぱなしになっていた為、その小惑星基地のマップデータを確認、
そこに置きっぱなしになっていたディスクに基地のマップデータを入れる。
「……ここは…15m級MSの量産機試作区画…?…………で…V21に
当たるここで………。…なるほどね…。」
彼女は…V21に移動していく事にしたようだ…。
【行動:移動(1p)探索(1p)移動(1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:U20→U21→V21】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:不明】
【同盟:シュウジ? ベルク? リナルド???】
275イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/02/02 11:01 ID:???
「―――Sancte deus.」

主の名前を唱え、ラテン語の響きは終わりを告げた。
それと同時に、死者の悲しい歌声も霧散する。

亡骸が歌う。
この有り得ざる不可思議にも驚きを見せない自分に驚きつつ、愁林はハンブラビのハッチを閉めた。
装甲を蹴り、開けっ放しにしたままの自らの機体のハッチに取り付く。
シートに身を沈め、ハッチを閉じ、内部の気圧が元に戻るのを待つ。
そうしてから、接続したままの回線を通じ、愁林はダグラスへと報告を行なった。

「ハンブラビには、とりあえずトラップは仕掛けられていなかったわ。
 このままムサイに搬入しても大丈夫の筈よ」

次いで、少年へ指示を飛ばす。

「それと、ノーマルスーツを一式、用意してもらえる?
 女性士官用のモノで、身長は……そうね、大体―――」

フィニー・ディクセンの遺体から目測で算出した数値を告げる。
ヘルメットもセットで付いていれば尚良しとする旨も、忘れずに伝えておいた。

乗り手を失ったMSを抱え、Vガンダムはゆっくりとデッキへの進入を開始した。

【行動:自分の機体へ戻る(-1)、運搬(-1)、ムサイへ帰艦(-1)】【残り行動値:3p】
【現在位置:L-08】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ハンブラビの確保とパイロットの弔い】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア、No.23・スタンリー(?)】
ずんという重低音と共に艦内に衝撃が走る。
「先ほどの作業機か?」
そう思いながら、ドアを開ける、話し声、それは格納庫から・・・。

「どうやら、伍長は、格納庫か・・・・軍隊経験者で、階級が一番高いのは俺か?」
そう思い、自分の置かれた状況を少し恨む

その後、艦長席のインカムを取って・・・。
「ダグラス君、いちゃつくのも良いが、一応艦長は君だろう?これだけ長い時間
 この宙域に居ては、危険なのではないかな?即時回頭して、この宙域を離れることを指南するが?」
そう格納庫に対して入れる。艦内回線はオープンにして・・・・。

【行動:艦内通信(0)】
【位置L8】【残り4P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン2個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃(8発)マスク(緑色、木製)】
【方針:状況を見極める】
【同盟:ムサイ組】
バール片手に家捜しを開始した。
いるはずのない人の気配に怯えながら部屋を物色し、鍵のかかった扉やケースをバールでこじ開け、
中身をあさっては溜息をつき、壁に映った自分の影にすくみ上がっては独り言を呟く。
………それなりの収穫はあったものの、独りで探せる範囲には限界があった。
ある程度あさったところで、いったんMSに戻る。留守にしている間に「敵」に近づかれるのが怖かったのだ。

幸運……といえる状況ではないが、とにかく近くに敵影はなかった。

<入手物>
軍用固形糧食×5食分
スポーツドリンク1箱(500ミリリットル×6)
酸素ボンベ(2時間分)×3

「……そういえば、少なく見積もっても4時間は何も食べてないな……」

食欲などない。むしろ胃が痛くて腹にものを入れる気がしない。
だが、食べなくては駄目だ。戦場で最後にものを言うのは気力と体力だ。
そして、体力というものは食事を取らない限り維持できない。

ヘルメットをかぶったままバイザーを上げて最初に配布されたコッペパンを食べようとしたが、
思った以上に食べづらかったのでヘルメットを取る。
反射的に内部の緩衝材を見つめ………そこにへばりついている結構な数の「戦死者」の姿に溜息が出た。

これが現実だ。いくら丁寧に頭を洗っても、使用方法を守って育毛剤を使っても、生活習慣や食事に気を配っても、
生えるそばから抜けていくのだ。生まれたばかりの産毛も、必死に頭皮にしがみついていた貧弱な連中も。
いっそのこと全部剃ってしまえば楽になれると思う。スタイルとして確立することもできるかもしれない。
でも、それができないのだ。残っている以上、どうしてもそれにしがみついてしまう。希望も未来もありはしないのに。
未練だ。どうしようもなく未練だ。だが、未練だからどうしようもなく、どうしようもないから未練なのだ、これは。

「……………………」

八つ当たりするようにコッペパンにかみつき、食後服用の胃薬と一緒に無理矢理水で流し込む。
味など分かりはしなかった。妙に塩辛いような気はしたけれども。

胃が落ち着いたところで、今度はMKUを基地の奥に進める。目的地はMS格納庫、それに武器庫だ。
取りあえず生命を維持する手段は手に入れた。次は、より積極的に生命を維持するための道具を手に入れなければ。

【行動:基地内捜索(−1)、移動(−1)、食事(−1)、MSで移動(−1)】
【位置:H15】【行動値残り:0】
【機体状況:ガンダムMKU;異常なし】
【パイロット状況:若干の鬱;「また抜けた……」】
【武装:ビームバズーカ(EN100%) ビームサーベル×2 
    頭部バルカンポッドシステム(残弾フル)】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本(1本は空)、軍用固形糧食×5食分
      スポーツドリンク1箱(500ミリリットル×6)、酸素ボンベ(2時間分)×3
      名刺入れ(名刺100枚入り) 薬箱一杯の胃薬と睡眠導入剤  バール】
【方針:武装・装備の充実】
【同盟:なし「誰も信じられない」】
イブからの指示に従い、ロッカーからノーマルスーツを用意した。
そして、格納庫に帰艦するニ機。
それを確認すると、格納庫を閉じ、空気の注入を開始した。

気圧が整うのを待っていると、艦橋からのコールがかかった。
『ダグラス君、いちゃつくのも良いが、一応艦長は君だろう?これだけ長い時間
 この宙域に居ては、危険なのではないかな?即時回頭して、この宙域を離れることを指南するが?』

スタンリーの言葉に、若干眉をひそめて答える。
「解かっています。アレンさんも心配ですし、ここに長く留まるわけにはいきません。
 ただ、弔いだけはさせて下さい。死者を冒涜して、呪われたくは無いでしょう?」
最後の言葉は、冗談交じりのようにして答える。

気圧が整った所で、格納庫へ入った。
掃除用具はひとまず置いて、棺桶に脱出ポッドにシーツを敷いた物を用意する。
次は、彼女を運び出す番だ。
コクピット内のことを考えると、思わず身がすくんでしまう。
だけど、ここで怖気づく訳にはいかない。
彼女の姿をしっかりと見届けなくては・・・。
軽く床を蹴り、ハンブラビのコクピットへ向かって行った。

【行動:ノーマルスーツ&棺桶用意(−1)】
【位置:L-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい 弔いが終わったら他のコロニーヘ】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 23番スタンリー】
弔いねぇ・・・・。正直そんな事言ってられる場合ではないんだがなぁ・・。
そう思いながらも、海兵隊時代を思い出す、といってもつい1週間ぐらい前は、
あそこに居たのだが・・・・。

格納庫をモニターで確認すると、棺桶が用意される・・・。
「葬式でもおっぱじめるのか?この非常時に・・・・。」
そう思いながらも、コッペパンをひとつ口にくわえた。

【行動:食事(1)】
【位置L8】【残り3P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン1個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃(8発)マスク(緑色、木製)】
【方針:この宙域を離れる】
【同盟:ムサイ組】
調理室にカレーの香りが充満してゆく。
ぐつぐつと煮込まれてゆくカレーを見つめながら、リファニアはぼ〜っとパパの事を思い出していた。

『うん、うん。リファニアの料理はいつも美味しいな。…これなら、いつお嫁さんになっても大丈夫だな。』
(気が早すぎるよぉ、パパ。…それに、私は…。私は、パパの…、お嫁さんになりたかったの…。)

『リファニア、カレーは超辛でな。辛くないカレーなど、邪道無道左道、ド外道だ。』
(パパの好みなんて、み〜んな把握してるよぉ…。…でも、もうパパの好みに気を遣う事もないんだね…。)

…くぅ。

そんな事を考えていると、唐突にリファニアのお腹が鳴った。再び目の前のカレーに注意を向けるリファニア。
頭をぶんぶん振って、思い出を振り払う。いつまでも、過去に囚われていたって仕方がない。
この艦の人たち、そしてアレンに、出来るだけの事をしてあげる。今は、それが大事なんだ。
「…ちょっと味見してみようかな〜。」
カレーを少量だけスプーンで掬って、口に運んでみるリファニア。
リファニアの両目が、カッと見開かれた。
「…ン、まァ〜〜〜いッ!さっすが、私!ちょっと、このブレンドは真似出来ないよね〜!」
自画自賛するリファニア。トリィが、物欲しそうにリファニアを見つめた。
…カレーに興味を持つ鳥。突っ込み所満載だが、リファニアは気にしない事にした。
「そんなに食べたいなら、トリィも味見する〜?」
再びカレーを掬い、スプーンをトリィに差し出すリファニア。トリィは喜んで、顔をスプーンへ近づけた。

「…ッゲェェェェェェェェ!!!ギャアァァァッ!!!メガ、メガァァァァァァッ!!!」

物凄い奇声をあげて、一気に飛び退くトリィ。翼で両目を押さえながら、のたうち回る。
「うっわ、失礼なヤツだなキミわぁ〜。…カレーの具にしちゃうぞぉ〜?」
笑顔のままで、さらりととんでもない事を言うリファニア。
だが、トリィはその言葉すら耳に入らない様子で、飛び回ったり転げ回ったりしている。
「…ん〜?」
訝しげな表情で、再びカレーを口にするリファニア。
「…なんだぁ、めっちゃ美味しいじゃないのよぉ。」
リファニアが味覚音痴という訳では決してない。むしろ、かなり良い方なのだが…。
…ただ、パパと同じで、リファニアも極端な辛党だった。…むしろパパ以上の、と言えるかもしれない。
「リファニア、モットアマク…シテクレェ…。アレン、マジデシヌ!!ムシロミンナシヌ!!!」
涙を浮かべながら、そう訴えるトリィ。
「…ん〜、軟弱だなぁ。しかたないや、もう一つの鍋に、甘口バージョン用意しておこっかぁ。」
リファニアは、渋々と甘口カレーをブレンドし始めた。

(続きます)
「…よっし、完成っ!」
何度かトリィに協力してもらい、甘口のカレーも完成する。
…甘口と言っても、それなりの辛さではあるのだが、余程辛いのが苦手な人間でなければ美味しく戴けるであろう。
二種類のカレーが入った鍋と、ご飯が入った炊飯器、そして必要な食器と、水を満たしたピッチャー、
そしてトリィ用の缶詰をカートに乗せて、リファニアはブリッジに向かった。…無論、トリィは頭の上である。

「カレーいかがっすかぁ〜。」
ブリッジに入ると、スタンリーが一人残ってパンをかじっていた。
「…あれ、ダグラス君は…?」
ブリッジ内を見渡すと、視界の端にとらえたモニターに、ダグラスの姿が映っていた。
どうやら、格納庫に居るようだ。
…格納庫には、例のハンブラビのを抱えたイブのVガンダムの姿もあった。
「…あ…。」
思わず息をのむリファニア。
カートを入り口付近に放置したまま、モニターの近くに行って、様子を伺った。

…二人は、ハンブラビのパイロット、フィニー・ディクセンを弔おうとしていた。
自分もその場に行って、共にフィニーを弔おうかと思ったが、少し考えて止めておいた。
変な意味ではなく、今はあの二人の中に入り込む余地は無いと感じたからだ。
…リファニアは、この場で黙祷を捧げる事に決めた。
「…天にまします我らが父よ…。御名を崇めさせたまえ…。御国を来たらせたまえ…。
 御旨を天に為されるように、地にも為させたまえ………。」
パパが、教会で述べていた祈りの言葉。
意味はよくわからないが、心からフィニーの魂の安らぎを願い、黙祷を捧げた…。

…黙祷を終えると、リファニアは再びカートの所へ行って、スタンリーの近くへカートを押して行った。
「スタンリーさん、パンだけじゃ寂しいよね?ちょっと、カレー作ってきたの。
 …ちゃんとした食事とらないと、体がもたないと思うよ?
 いっぱいあるから、たくさん食べてねっ。」
そう言って、にっこり微笑むリファニア。
「…あ、そうだ。片方が甘口で、もう片方が辛口だから、好きな方食べてねっ。
 もっちろん私も、いっただっきま〜す。」
リファニアは、迷わず辛口をよそって、嬉々として食べ始めた。
…トリィがガクガク震えながら、そんなリファニアを見ていた。

…アレン、まだ起きないと思うし、後で暖め直して持って行ってあげよっと。
私の愛情こもった料理を食べれば、きっと元気になるよねっ。

【行動 : カレー完成(0)、ブリッジへ(-1)、黙祷(-1)、食事(-1)、残1 】
【位置 : L-8(ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード
      23 スタンリー・M・イプキス? 】
しばらくすると、リファニアがカレーを持ってきた。
甘口と辛口がある・・・。

「お嬢ちゃん、甘口のほうをもらうよ・・・。」
そう言い、皿に盛られた、カレー(甘口といわれたほうに)
パンを突っ込んで食べ始める・・・。だが・・・・・・・・。

「辛ぇぇぇぇぇぇ!なんなんだよ、こいつは、甘口じゃなくて、激激辛じゃねぇか・・・。」

涙目で悲鳴を上げる。33歳の大柄な男が、これほど大暴れするとは、意外だと
言う顔で、リファニアが俺の事を見ている。

「まさか、こんな刺激物を、病人にやろうとしていたんじゃないだろうな?」
ドキッとした顔で、リファニアは目をそらす・・・。どうやら図星のようだ。

水を、飲んで落ち着かせる、しばらくして、格納庫のほうを見た・・・。
(弔いか・・・少しの間だけ付き合うのも悪くないだろう・・・・。)
そして、敬礼を送った。

「お嬢ちゃん、こんなもん食わしたらあいつ死ぬぞ・・・。もともと、病人にカレーは厳禁だ!
 作り直しだ、厨房までついてきな。」
そう言って、ドアを開けた。

【行動:食事(1)】
【位置L8】【残り2P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン1個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃(8発)マスク(緑色、木製)】
【方針:この宙域を離れる】
【同盟:ムサイ組】
アレンは寝ていた。ぐっすりと。
そりゃもう気持ちよさそうに。
「う〜ん、ハニー……あぁ、駄目だってフェロモン、そんな所を……」
なにやらよからぬ夢をまた、見ているらしい。
ごろごろと寝返りをうち……
『ゴン!!』
壁に額をしたたかにぶつける。

「………なんだよ、ちょっとしかねてねーじゃん。」
おきて時間を確認する。十分な睡眠をとったと思うが……
まぁ、寝たり無いのだろう。しかし、もう一度寝るような気分にもなれない。
額が痛い。ジンジンする。とても寝れない。
「………そういや腹減ったな。」
このゲームに参加してからまともな食事はとっていない。
パンやお菓子、缶詰くらいしか食べていないのだ。
立ち上がってブリッジに向かう。文句は言ってられないのだ。

ブリッジに行く道、アレンは匂いを感じ取っていた。
何か食欲をそそるような匂い。腹の虫が『ぎゅるるるる』と大きな音を立てる。
ブリッジの前でドアを開けようとしたら、突然開いた。
目の前に立っていたのは、例の海賊もどき。
「よう、オッサン。ちょっとどいてくれ。」
軽く挨拶をして中に入り込む。匂いが強くなってきた。
「アレン?アカン、コッチキタラアカン!!」
声がしたのでそっちを向くとリファニアの頭に乗りかかる七面鳥の姿。
そして、そのすぐ前には鍋やピッチャー、炊飯器を置いたカート。
「おおっ!飯!?」
「アカン!アカン!!」
七面鳥の注意など構わず駆け寄って二つある内、一つの鍋を開ける。いい匂いだ。
「カレーか、俺様大好物!いやー、準備いいねぇ。」
皿に米をしこたま盛り、カレールーをこれでもかとぶっかける。
スプーンを右手、皿を左手に持ってソファーに座った。
「いっただっきまーす!!」
その声を聞くと同時に七面鳥が羽で己の目を覆った。
どうでもいいが、器用な鳥である。
スプーンで米とルーをすくい、口へと入れる………








「くっはー、すげぇうまかった。丁度俺好みの辛口。」
全てたいらげ、水を飲み干して言う。
ナニを隠そう、このアレンも無類の辛いもの好き。
目を丸くしている七面鳥に構わず食器をカートに戻す。
大きなゲップを一つすると、ギターを取り出した。
「………俺も、つき合わせてもらおうか……」
ダグラスとイブがいない、という事は例のMSのパイロットを弔っているのだろう。
アレンは基本的にはこのゲームに乗り気である。
だからリナルドに会った時も本当に殺してやろうかと思ったし、
ジェイスの時だってそうだった。
今もその気持ちは変わらないし、変えるつもりも無い。
ただ、自分に利益を与えてくれた死者に対してせめての礼くらいはしておきたいと思っている。
ハンブラビというMSを与えてくれた死者に、せめて……

アレンはギターを弾いた。
これがアレンにとっての弔いである。
その音は、エレキギターには似合わぬ悲しい音。
歌も歌わずただエレキギターを弾く。
それは昔、軍で同僚に教えてもらった曲。
戦死してしまった、同僚に教えてもらった。鎮魂歌。

【行動:飯食う(-1P) 艦内移動(-1P) 演奏(-1P)】
【残り行動値:1P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 脇腹に軽傷:(手当て済み 超々ヤヴァイ)】
【位置:L-8(ムサイ内 ブリッジ)】  
【機体状況:ハッチなし】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リファニアを生かす リナルド抹殺 同盟者を護る 精一杯生きる】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス 23番スタンリー?】
「・・・ぐっ・・・。」

コクピットの中の惨状に、思わず顔を背けてしまった。
比べるのは失礼だが、ユリの時などまだ可愛い方だった。
だめだ、は き そ う・・・・・。
ぐっと口を抑える。
その時、不快な匂いのするコクピットの中から、記憶にある香りが漂ってきた。
柔らかな、甘い香り・・・。
ムサイの艦橋に入った時の香りだとすぐに気が付いた。
すると何故だろうか、少しずつ吐き気が収まっていく。
ある程度気持ちが落ち付くと、意を決してコクピット内へ進入した。
力なくシートに身を埋める彼女の体を、ベルトの束縛から開放する。
その間にも、血の赤と制服の濃緑が交わり、至る所に漆黒の斑点が作られた。

首と胴体を機外に運び出し、棺桶の側まで運んだ。
ヘルメットを外し、血で汚れた彼女の顔をハンカチで拭い、
新品のヘルメットを付け直す。
次は・・・体か。
比較的固い素材で作られる襟も、完全に吹き飛んでいた。
ノーマルスーツを脱がせようと、手をかけるがそこで思いとどまる。
ここは女同士の姉さんに任せた方が良いと思ったからだ。

【行動:葬儀準備(−1)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 ロザリオ コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい 弔いが終わったら他のコロニーヘ】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 23番スタンリー】
「じぃちゃーん。ばぁちゃーん。
 アタシになんの用やー。」
お花畑の向こうでニコニコわらっておいでおいでしとる
じぃちゃんとばぁちゃんの方へ両手を広げて走ってく。
じぃちゃんばぁちゃんは確かもう死んどるハズなんて事は
全然頭にあらへんかった。
懐かしくて、駆け寄ったんや。
ニコニコしとるじぃちゃんとばぁちゃんに抱きつこうとおもたらな、
「こっちくるなゆうてるやろ。アホ!!」
スリッパで思いっきりどつかれたんや。

「んな、アホなっ!!」
そのときやっと目が覚めたんやった。
足もそんときにやっとペダルから離れたんや。
状況を確認できるまで、しばしの時間がかかってから
やっと状況を理解できたんや。
「じぃちゃん・・・・・・ばぁちゃん・・・・・・。孫の為とはいえ容赦あらへんな。
 流石や。」
思わず、感心してもうた。
おっと、ここで一人上手してる暇はあらへん。
まずは、地図を確認してっと・・・・・・
ほほう。北の方に行けば、なんや基地があるんやな。
うんで、南の方へ行けば、コロニーがあるんやな。
どないしよ。どっち行った方がええかな。
こういうときは、コイントスでもしてきめよか。
表が出たら基地へ、裏がでたらコロニーや。
まずは、サイフサイフ・・・・・・
ノーマルスーツ着とったら、取り出せるか!!
アタシのアホ!!
とりあえず、移動しながら考えよ。
今度はペダルを踏み過ぎないように注意せんとな。

【行動 : 移動 B-18→C-18 残り0 】
【位置 : C-18 】
【機体状況 : 順調に動いとる 】
【パイロット状況 : 一人上手してる場合やないやろ 】
【武装 :ビームサーベル、両肩部3連装ミサイル×2、両肩部ムーバブルシールド×2
      120mmザクマシンガン+弾倉2つ】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本
      中身のたくさん入ってる財布
      (硬貨が20枚ぐらいお札が40枚ぐらい。あとサービス券とかカードが入ってる
       それと暴漢対策に鉄板が仕込んであって
      ナイフも通さない、銃弾も効かない・・・・・・試した事はあらへんけど。)
      つっこみ用スリッパ(片方だけ) 】
【方針 : 基地かコロニーにいこか 】
【同盟 : まだ、友達おらへん 】
287イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/02/02 21:53 ID:???
>285
「ノーマルスーツは、用意してきてくれたわね」

ダグラスの代わりに一歩前に進み出る愁林。
背後の少年が用意したスーツ一式を受け取り、横たえられた亡骸の側に屈み込む。
少年に、後ろを向いているように伝え、それからそっとスーツの胸元に手をかけた。

動かぬ体の衣服を脱がし、新たに別の衣服を着せるという作業は、実に困難なものであった。
それを何とかやり遂げ、愁林はホッと息をつく。

「……」

いや、まだだ。まだ、一番大事な事が残っていた。
胴体から離れた首に、ヘルメットを被せる。
そのままスーツと合わせ、ロックをしてバイザーを下ろす。
生きてきた過去も、生きていた現在(いま)も、生きていく未来も、何もかもを奪われたのだ。

「せめて、自分の体ぐらいは、ね……」

亡骸の両手を胸の前で組ませる。

「ダグラス……今だけ、ロザリオを返してもらえる?」

【行動:死者を弔う準備(-1)】【残り行動値:0p】
【現在位置:L-08】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ハンブラビのパイロットの弔い】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア、No.23・スタンリー(?)】
厨房へ向かおうとしたとき、アレンが、入ってきた・・・。
俺のことをおっさん呼ばわりするのは止めてほしい・・・・。

そして、少ししてから、アレンはカレーに手を伸ばす・・・。
そして、そのまま口へ・・・。
鳥型のロボットが、気の毒そうに見つめている・・・・。

だが、当の本人は何の気なしのようだ・・・。

格納庫側も作業を終えたようだ・・・・。
すばやくインカムを取り、
「射出準備が終わったら、ブリッチにあがれ、葬式をおっぱじめるぞ!」
人を弔うには少々荒っぽい言いかただが、これが彼なりのやさしさである。

こいつは、幸せだ、この状況の中で、人に見送られて、死ぬ行けるのだから・・・。

(俺だって、いつああなるか・・・。)
そう軽くつぶやいて、リファニアに笑って見せた。
【行動:艦内通信(0)】
【位置L8】【残り2P】
【機体:万全】【身体状況:通常】
【武装:三連装メガ粒子砲付きシールド 60mm頭部バルカン×2、両肩部マシンキャノン×2、ビームサーベル×1、
両足部ヒートダガー×2、両腰部シザーアンカー×2、ブランドマーカー(ビームシールド
兼用)×2(全弾丸及びEN100%)】

【持ち物:コッペパン1個 水2g入り2本 サバイバルキット 煙草1カートン 信号弾各4個ー1
自動拳銃(8発)マスク(緑色、木製)】
【方針:この宙域を離れる】
【同盟:ムサイ組】
「はい、お返しします。」

自分の首に掛かったロザリオを、持ち主、イブへ手渡した。

そしてもう一度ハンブラビのコクピットに向かって跳ぶ。
棺桶の中へ入れる物を探す為だ。
コクピットの中にはディパック意外、それらしい物は見つからない。
それを手にし、元居た場所へ戻った。

【行動:ロザリオを返す(−0) 葬儀準備(−0)】
【位置:L-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:肩部損傷 格納中】 【身体状況:疲労 空腹】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3 水2リットル入り×2 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブを守りたい 弔いが終わったら他のコロニーヘ】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 23番スタンリー】
290シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/02/02 22:11 ID:???
「…なんてこった…電源プラグが抜けてたとはな…。」
夢から覚めた私は、体に大して以上がないことを確認すると、(後頭部は相変わらず痛いが)
次に何故か動かないゼファーと機体のチェックをしていた。
機体の方はすぐには解りそうになかったが、ゼファーの方は一瞬でわかった。
バッテリーと本体を繋いでいたプラグが抜けていたのである。
「よし、と。」
〔サイキドウ・デ-タシュウフクチュウ...カンリョウシマシタ。ゲンゴキノウオ-プン。
 …
 …ここは…?いったい何が起こったのですか?〕
「寝ぼけてる場合じゃない。機体が動かないんだ。生命維持とレーダーと通信機能だけ優先的に修復してくれ。」
〔了解。
 …
 …
 …
 完了しました。
 周囲機影2。片方はリナルドさん。もう片方は22番、リー=ションロンです。〕
「そうか…後は自分でやる。お前は機体機能回復に全力を注げ。」
〔了解。〕

通信機を操作し、まずリナルドに通信を入れる。同時に全天周モニターが回復した。
「リナルド。すまなかった。不覚にもミスとザンネック・ベースの不調が重なってな…。
 こっちは大丈夫だ。一応前にいるリー=ションロンと接触してみる。
 今は時間が惜しい。お前はまだ、計画を実行に移す気があるなら、
 ベルクと、ラーズと…これはお前の自由だが、ヨーコを収集して下の小惑星基地に移動しろ。
 私も後で合流する。」

次に通信対象をリー=ションロンに繋ぐ。
「こちらはシュウジ=アサギだ。まず、こちらに交戦の意志はない。
 私はS−17地点で、ある計画のために数名の仲間とともにある計画を実行するために準備を進めていた。
 今は他参加者の襲撃を受けてしまい、ここまで流されてきたのだがな…。
 後ろにいるのも私の仲間だ。
 そこで、一つお願いしたい。我々の仲間になるか、もしくは我々の行動を黙認してくれないだろうか?
 そちらから攻撃を仕掛けないのならば、こちらも攻撃を仕掛けない。どうだろうか?」

【行動:漂流(−1)通信(−2)機体機能回復開始(−1)】
【残り行動値:0p前回ポイント間違えてました。よって、今回消費します】
【位置:Q−15】
【機体状況 :頭部、バックパックに損傷有り 機体機能一部停止】
【参加者状況:後頭部打撲】
【武装:ザンネックベース(破損している可能性大) ビームサーベル 狙撃用BL(残弾5)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC 計画書 紙とペン)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:状況把握 交渉】
【同盟:07番ベルク?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
291アーネスト・マンソン:04/02/02 22:28 ID:MEMiRkeW
 相手から、返答がちゃんと帰ってきたことに安堵のため息を付いた。
 ・・・・・・無駄な戦いは、したくない。
 僕はゆっくりと相手に接近すると,敵意がないことを示すために
ビームサーベルを収納する。
「君も・・・・・・連中につかまって、殺し合いを強要されているんだろう?
 僕はうらみもない他人を殺す気になんて、なれないんだ。
 君さえよければだけど・・・・・・
 しばらく、一緒にいないか?無駄な争いはしたくないし、それに・・・・・・
こうやって出来るだけ多くの人と話し合っていけば、きっとなにかいい
解決手段が見つかるような気がするんだ」
 言葉を選びながら、語りかける。
 お願いだ、バカな決断なんかしないでくれよ・・・・・・
 背中に冷たい汗がにじむのを覚えながら、僕は彼女がおろかな選択を
選ばないよう心から祈った。
【位置:F5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:不安】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2
 ワイヤーホーク×1(左手に装備中)、バズハンマー×1(背部に装備中)】
【行動:レーザー通信(−1)対象・サーティア・クワン(>251での発言に対するレス)
    ビームサーベル納刀(−1)
    接近(−1、F5→F6)
【コンテナ武装;ザクT;武装ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1、ブービートラップ(クラッカー)×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り3g)、ナイフ、
 絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉800グラム】
【方針:怖い怖い怖い】
【同盟:なし】
【特記事項;なし】

292【業務連絡】 ◆UktGzzmQ/o :04/02/02 23:02 ID:???
【業務連絡】

 22番 リー・ションロンさん。
 あなたの書き込みが途絶えて、およそ2週間になろうとしています。
 もしこの書き込みを御覧で、かつ、参加の意思がある場合、できるだけ早く管制室に一報下さい。
 2月3日24:00までに何の応答もないようなら、あなたを『放棄された参加者』であると見なします。

(ちなみに、現在の管制室
 http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1075186692&ls=50
「……ん〜、まぁ…」

 頭が掻けないので、ヘルメットを掻く。

「有難う、断る理由は無いわ」

 ってーかね、もう、なんというか。
 手段選んでらんないのよ、私……

「まぁ私みたいなのと居ても、あまり得は無いかもよ?」

 通信画面を開き、なるべく明るく笑い顔を見せた。
 

(時間が無いので短文失礼 汗)

【行動 : アーネストへ通信(−1) 】
【残り : 3P 】
【位置 : F6 】
【機体 : ジャベリン : 右腕消失 】
【身体 : 異常なし 】
【武装 : 頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 優勝する 】
【同盟 : なし 】
294リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/02/03 00:02 ID:???
第四章 >293 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■◎■□□□□□■◎◎■□■■□□□■■■■■□◎
02◎◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□◎□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼21□06□□■◎■■□□□◎〓□□□◎□□■
06■□◎□□11◎□◎◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎◎□□□□□□□□□■□◎□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■◎※◎□□□□□〓〓03□◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10◎■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※◎※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎◎■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎   ≠:崩壊したコロニー
12◎■■■■◎□□□□□◎■■■◎■□□□※□□■◎■
13※■■■□□□◎※□■■■□■□■■□□□□□◎◎■   ◎:侵入禁止区域
14■■□■◎□□▼□□□■※■□■◎□□□□■■■■■   ×:侵入禁止予告区域
15■■■■■□□24□□□□■■□22□01□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■08□□□07≠≠□□□□□■
18◎□25□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□◎□■■■■□◎□□□□◎▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎□□□▼▼□□□
21◎□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼19▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□◎□□□□◎※※□■◎□□◎□▼▼▼□◎□
24※■■□□□□□■◎□※◎■■■□□□□□□□□□■

01・15は同一地点。03・05・16・20・23は同一地点。06・10・14は同一地点。
03・05・16・20・23はムサイ級戦艦に搭乗。05・16・20・23の機体はムサイに収容。
搭乗者死亡の17番の機体もムサイに収容。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。
02・04・09・12・13・17・18死亡。
295リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/02/03 00:03 ID:???
☆新地形 『崩壊したコロニー』
 壁にいくつも穴が開き、空気が全て失われてしまったコロニーです。
 大気と共に色々なものが飛び去ってしまい、また内部は冷たい真空に晒されています。 
 ですがコロニー全体の形はまだ留めており、また、港湾部の施設などには空気が残っています。
 物資の調達などの目的には、ある程度使えるでしょう。



 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 死亡 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード     (17) 男性  ジム・ライトアーマー(元・ケンプファー)
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 死亡 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  ジャベリン(元・ジム・ライトアーマー)
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性  ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性  ガンダム4号機(元・ジャベリン)
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性  ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性  アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性  ゴトラタン(元・ガンダム4号機→ジャベリン)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性  ハンブラビ
 死亡 レニウム・アートナー      (33) 男性  ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性  ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性  サイコガンダムMk-U
 21番 アーネスト・マンソン  (20代後半?)男性  ガザD(+旧ザク)
 22番 リー・ションロン          (22) 男性  ビギナ・ギナ
 23番 スタンリー・M・イプキス     (33) 男性  クロスボーンガンダムX2
 24番 ジョシュア・カミンスキー     (31) 男性  ガンダムMk-U(ティターンズカラー)
 25番 ルイ・フィルセント         (22) 女性  R・ジャジャ
ひょっとしたら既に誰かが漁っていて何も残っていないのではという危惧は杞憂に終わった。
だが、MS格納庫と武器庫にあったものは、ひどくジョシュアを戸惑わせた。

「……何だ、こりゃ……?」

MSの残骸、使えるものもあればジャンク以下の屑に等しい武器やら部品やら、量だけは目移りするほどにある。
しかしその内容が問題だった。とにかく年代も陣営も滅茶苦茶なのだ。
1年戦争時代の骨董品クラスのものから最新(※ジョシュアにとってはUC0090年代)のパーツまで、
しかもジオン、連邦、ティターンズ、アクシズ、ネオジオン……あらゆる陣営のものが転がっている。

特にジョシュアを困惑させたのが「中途半端な大きさの」ビームライフルやサーベル(の残骸)だった。
それらはUC100年代以降の標準である15mサイズMS用の装備なのだが、
シャアの反乱時代のジョシュアがそれを知るはずもない。

「プチモビ用にしては大きすぎるし、かといってMSには小さすぎる……?」

パン2つを消化するのに悪戦苦闘しているのがはっきり分かる胃を押さえながら、
とにかくジョシュアは使える装備を探し始めた。わけが分からないのは今に始まったことではないと思いこもうとしながら。

「……………………」

取りあえず次のような装備を発見した。敵に直接ダメージを与えられるものではないが、
使い方次第では十分に役に立つだろう。

MS型ダミーバルーン(マラサイタイプ)×4
隕石型ダミーバルーン×4
3連装閃光弾発射機×2(閃光弾×6)

そして、ジョシュアが最終的に見つけた武器は……ライフルでもバズーカでもない、意外なものだった。

「海ヘビ、だと………」

誘導/推進部とワイヤー、発射機から構成される、MS用暗器とすら呼べる異形の電磁兵器。
それは、グリプス戦役時に活躍したRX−139 ハンブラビの装備である海ヘビそのものだった。

「……何でこんなものが?」

個人として搭乗したことはないが、全く無縁な機体の装備というわけでもない。
ハンブラビを愛機としていた……ヤザン何とかという凄腕のパイロットの戦闘データに何度か触ったことがある。
彼がジュピトリス艦長であるシロッコ大尉と妙に気があっていたおかげだった。
実際にエゥーゴのMSを海ヘビで撃墜する場面を映したガンカメラの映像も見たことがあった。

不意に、ジュピトリス時代を思い出す。
あのころは良かった。あのときほど状況が混乱していて先が見えないときはなかったが、
それでも毎日が充実していた。シロッコ大尉の下で、仲間と一緒になって毎日を過ごすことができていたから。
たとえそれが戦争と戦闘の毎日であっても、それでも幸せだったのだ。

みんな同じで、一緒だったから。
木星航路で同じ苦労をしてきた仲間だったから。
みんな、同じシロッコ大尉の部下だったから。

「……………………」

そう考えているうちに、何としてもこの武器を持っていきたくなった。
あのころを思い出させてくれるものと離れたくなかった。それにすがりつきたくなったのだ。
現実逃避でもいい。ただの思いこみでもいい。とにかく、これが欲しかった。

海ヘビそのものは十分に使用可能だ。予備のセットも2組ある。
問題は取り付け方法だが……シールド取付用のアタッチメントを使えば何とかなりそうだ。
そのかわり、これを取り付けた腕にはシールドを装備できなくなるが、それはそれで仕方がない。
ジョシュアは装備の取り付けを開始した。

【行動:捜索(−1)、武装取り付け(−1)】
【位置:H15】【行動値残り:2】
【機体状況:ガンダムMKU;異常なし】
【パイロット状況:少しだけノスタルジー】
【武装:ビームバズーカ(EN100%) ビームサーベル×2 MS型ダミーバルーン(マラサイタイプ)×4
    隕石型ダミーバルーン×4 3連装閃光弾発射機×2(閃光弾×6)
    海ヘビ(予備セット2組、左腕シールド装備不能)、頭部バルカンポッドシステム(残弾フル)】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本(1本は空)、軍用固形糧食×5食分
      スポーツドリンク1箱(500ミリリットル×6)、酸素ボンベ(2時間分)×3
      名刺入れ(名刺100枚入り) 薬箱一杯の胃薬と睡眠導入剤  バール】
【方針:武装・装備の充実】
【同盟:なし「誰も信じられない」】
298ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/02/03 00:32 ID:???
体力の回復まで、デイパックのパンを頬張りながら
次なる策の案を練ることにした。


案その1
別のグループを探し出し、シュウジグループへと攻めさせる。

案その2
まだグループを組んでいない参加者達をまとめあげる。

案その3
シュウジグループの位置を他の参加者に教える。


とりあえず考えられる案はこんなもの。
さらにこれを吟味してゆく。

1の案の長所といえば・・・
時間がさほどかからず、うまくすれば漁夫の利を得られる。
逆に短所は、そのグループの性格次第だということ。
簡単にいえば、そいつらもシュウジの計画に乗るかもしれないということ。
・・・それだけは何とか避けたい。

2の案の長所・・・
自分がリーダーとなることで、ある程度意のままにグループを動かすことができる。
しかし、そこまでたどり着くのに時間がかかり過ぎるうえ、
好戦的なヤツと遭遇した時点で痛い損害が出る可能性がある。

3の案・・・
これは最初に思いついた案だ。
参加者同士の潰しあいに期待する。
だが、常にシュウジグループを監視しなければならず、彼らに発見されるリスクがある。
それに自分からアクションしにくい。
・・・最初のリスクをなくすためにベルク=クロフォードに依頼をしたが断られた。
299ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/02/03 00:33 ID:???
(どの案をするにも情報が少なすぎるわね。
 ・・・まずは情報が欲しいわ。)

記憶を頼りに僅かな情報を手に入れる。
もっとも、『私』がもっている情報なんて
シュウジグループのものがほとんど・・・

ではなかった。
それはアレンという男の存在。
目が覚めたらいつの間にかいなくなっていた男。

あの男が死亡したという情報はまだない。
「ま、会えたら儲けもの・・・と言ったところかしら。

 ・・・結局、これから一つづつ始めなきゃいけないのね。
 軽く鬱だわ。」

頬張ったパンを食べ終えると、早速行動に移す。
「3は廃案。1と2・・・。臨機応変にいくわよ・・・。」

とりあえず、人が集まっていそうなDE-21のコロニーを目指す。
彼らに見つからないように・・・地の利を生かしながら。

【行動:移動N-17→L-18(3) 行動方針の変更(1)】
【位置:L-18:暗礁空域】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:特に問題なし】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:デイバック(コッペパン、水2g2本、修道衣、ジャム)】
【行動方針:みんな死ね リナルド殺害 手駒探し】
【同盟: な    し 】
300業務連絡 ◆UktGzzmQ/o :04/02/03 02:32 ID:???
早めに第五章を立てておきました。
この第四章が容量オーバーに達したら、移住してください。

ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第五章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1075739989/l50
>>290
『リナルド。すまなかった。不覚にもミスとザンネック・ベースの不調が重なってな…。
 こっちは大丈夫だ。一応前にいるリー=ションロンと接触してみる。
 今は時間が惜しい。お前はまだ、計画を実行に移す気があるなら、
 ベルクと、ラーズと…これはお前の自由だが、ヨーコを収集して下の小惑星基地に移動しろ。
 私も後で合流する』

シュウジからの通信を受けると、リナルドは再び思考の迷路に入り込んだ。
すなわち、計画に乗るか否か。

(俺は……もう一度、リーアに会いたい。
 会って、約束の答えを聞きたい。
 そして、そのために誰かを殺すことはしたくない。
 けど……)

一瞬のフラッシュ・バック。
爆散するボリノーク・サマーンを思い出す。

(もう、殺してしまった。
 リーアがそれを知ったら……彼女は、答えを聞かせてはくれない気がする。
 でも……)

楽しかった二年間が浮かんでくる。
自分がナイフを持って絡んでくる不良どもを一人残らず病院送りにしても、
彼女は「それは仕方ない」と言って、笑って接してくれた。

言わば、彼にとって理想の女性。
それが、リーア=ミズサワ。

≪続く≫
>>301続き
目を閉じてあの頃を思い出す。

軍に入る時、いつ死ぬかもわからない人間の彼女では可哀想だと言って
別れ話を切り出したリナルドに対し、リーアは涙を流しながら不屈の意思を貫こうとした。
二時間もの論戦、そして睨み合いの末、折れたのはリナルドだった。
しかし、彼も別れるということを断腸の思いで決断した手前、易々と引き下がるわけにもいかなかった。

だから、少しだけ妥協することにした。
彼は泣きながら自分を見つめるリーアに、優しく告げた。
三年間、距離を置いてお互いを見つめなおしてみよう。
三年経って、まだ互いに愛し合っていたのなら、その時は結婚しよう……。
しぶしぶ、リーアは頷いた。

そして、三年が過ぎた。
シャアの反乱も終わり、不審な船団の調査の後にまとまった休暇がとれたため、
リナルドはリーアにメールでそのことを告げた。
そして、彼はそのまま調査中に拉致され、このプログラムに参加することとなったのだ……。

(いずれにせよ、もう一度ヨーコに会った時にはっきりするな。
 俺がヨーコの中に何を見ていたのか。
 リーアの面影を見て同情していただけなのか、本当に彼女自身のために戦おうとしていたのか。
 ……俺が、本当にヨーコ自身を見ていたのか)

そして、彼が出した結論は。

(リーアの答えを聞きに行く。
 俺自身、まだ引っ掛かっている部分はあるけれど、
 俺は彼女の答えを聞きたい。
 聞いて、そして――)

考え事はここまで。
首を振りつつシュウジに通信回線を開くと、彼は言葉を返した。

「もう少し、お前に付き合うことにしよう。
 回収の件は構わないが、こっちは本当にお前一人でいいのか?
 相手の機体、俺の知らない機体だぞ。
 完全駆動しないスポーツ用MSで、未知のMSを相手にするのは無茶だ。
 それに、ここでお前に死なれたら、俺はプログラムに“乗る”しかなくなるんだからな。
 少しばかり見届けさせてもらってから、行くことにするよ」

シュウジは既にリー=ションロンとやらと交渉を始めている。
彼は成り行きを見守るべく観察を始めた。

【行動:思考の迷路に突入(0)、決断(0)、シュウジに通信(-1)】
【位置:Q-15】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MA形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・左首筋に軽度裂傷】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:あるべき場所へ戻る】
【同盟:01番シュウジ 07番ベルク? 08番ヨーコ? 19番ラーズ?】
リファニアは、あっという間に一皿平らげてしまった。
女の子としては、少しはしたない食べっぷりだったかも知れないが、
相当おなかが空いていたので、そんな事気にしていられなかった。
『お嬢ちゃん、甘口のほうをもらうよ・・・。』
スタンリーは、甘口の方のカレーをよそって食べたようだ。
『辛ぇぇぇぇぇぇ!なんなんだよ、こいつは、甘口じゃなくて、激激辛じゃねぇか・・・。』
…かなり甘口に作ったつもりだったが、それでも辛かったらしく、スタンリーには不評だった。
自分の料理の腕前に自信があったリファニアは、ちょっとヘコんだ。
『まさか、こんな刺激物を、病人にやろうとしていたんじゃないだろうな?
 お嬢ちゃん、こんなもん食わしたらあいつ死ぬぞ・・・。もともと、病人にカレーは厳禁だ!
 作り直しだ、厨房までついてきな。』
そう止めを刺されて、しゅん、と沈んだ表情になるリファニア。
…確かに、アレンは弱っている。カレーなんて食べたら、体に良くないのかも知れない…。
「私、余計な事しちゃったのかなぁ…。」

そこで、アレンがブリッジに入って来た。
「えっ、もう起きちゃって、平気なのぉ、アレン…!?」
だが、アレンの足取りは思ったよりしっかりしていた。
アレンは、カートの上のカレーを見つけたとたん、まっしぐらに飛びついた。
しかも、辛口の方をよそって、ソファーに座ると、物凄い勢いで食べ始めたのである。
トリィが、もう見てられないといわんばかりに翼で目を覆い隠すが、アレンは平然と辛口を平らげてしまった。
『くっはー、すげぇうまかった。丁度俺好みの辛口。』
アレンのその言葉を聞いて、リファニアの表情が、パッ、と明るくなった。
アレンに、誉めてもらっちゃった…。満面の笑みを浮かべながら、頬を染めるリファニア。
ソファーへ行き、アレンの隣にちょこんと座った。

アレンがギターを手に取り、以前聴いた曲とは雰囲気が全く異なる、物悲しげな曲を弾き始める。
耳を澄まして聴いていたリファニアまでもが、悲しくなってくる…。
散っていった、フィニー・ディクセンへの鎮魂歌…。
それを聴きながら、リファニアは、再び黙祷を捧げた…。
格納庫では、イブとダグラスによる厳かなる弔いの儀式が、未だに続いていた…。

『俺だって、いつああなるか……』
スタンリーが、小さく呟き、こちらに笑みを向ける。少し、悲しげな笑みを…。
…この人、戦争が体に染み付いた人みたいだけど…。それでも、やっぱり、怖いんだよね…。
リファニアの中で、スタンリーに対する警戒心が急速に薄らいでいった…。

【行動 : 再び黙祷(-1)、残3 】
【位置 : L-8(ブリッジ) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MA形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷(治療済み) 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×10、
      腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
      ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章、ジオン軍制式拳銃 】
【方針 : 絶対にアレンを生かす、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II 、03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード
      23 スタンリー・M・イプキス 】
304イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/02/03 10:49 ID:???
ダグラスから受け取ったロザリオを手に、愁林は再び膝をついた。
洗礼は受けた。
かつては日曜礼拝にも欠かさず参加していた。
しかし、父親を殺されてからは、そういった教会の儀式とは疎遠となっていた。
故に、彼女は堅信さえも済ませていない、ある意味不完全な教徒と言える。
彼女自身、自らを敬虔な信者だとは全く思っていない。
果たして最後に聖書を読んだのは、一体いつの頃だったか。

それでも、死者を悼むことに何の障害があろうか。

――祈りを聞き入れて下さい
   罪に苦しむ人は 皆 あなたの元に帰ります
   主よ 永遠の安らぎを彼らに与え
   絶えざる光で 彼らを照らして下さい――

ロザリオを握り締めた両手を胸に、彼女は歌い、謳い、詠う。
清らかな歌声が、格納庫に響き渡っていく。
そのまま口を閉ざし、こうべを垂れたまま、無言の祈りを捧げ続けた。

やがて、愁林はゆっくりと立ち上がると、後ろに控えていたダグラスの首に再びロザリオを掛けた。

「私たちは、生きないとね」

そう呟き、黒髪をかき上げてから、弔いの儀式の最後を締めくくるよう、愁林は少年に無言で促した。

【行動:死者を悼む(-0)】【残り行動値:4p】
【現在位置:L-08】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2(左腕内蔵側使用不可)、
...    Bライフル(E残量54%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾48%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスと共に生き残る、ハンブラビのパイロットの弔い】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン、No.20・リファニア、No.23・スタンリー(?)】
海ヘビの取り付けには思ったより苦労しなかった。
基本的に全ての武装をオプション化し、全身にハードポイントを設置してあらゆる武装に対応する設計するMKUゆえに
操縦が本職のジョシュアでもさほど苦労することなく取り付けられたのだろう。
そのかわり、純連邦系の設計だけにジオン系の装備とは徹底的に相性が悪いのだが。

さらに武器を積み込もうとして、ジョシュアは少し考え込んだ。
正直なところ、持てるだけの武器を持っていきたい。
だが、MKUの性能を考えると、それはどうかとも思える。
この機体は運動性の高さが最大の武器だ。グリプス戦役時のMSとはいえ、運動性に限れば今でも一級品だろう。
だが、裏を返せば、それが唯一の取り柄なのだ。火力や機動力、索敵能力に優れているとは言い難い。
そして、装備を増やせば当然機体は重くなる。重くなると、運動性は落ちる。推進剤の消費量も増加する。
そのデメリットを上回る装備がここにあるかというと………。

「……………………」

結局、ジョシュアはそれ以上の武器を持ち出すことはあきらめた。
使い切ったらまた戻ってくればいいのだ。生き残って、戻ってくれば。

続いて推進剤の補給が完了すると、自分自身に関する物的な条件は取りあえず整った。
ならば、次の段階に進もう。
まず、情報を収集する。敵の状況を把握する。弱っていれば叩く。そうでなければ……考える。
とにかく、自分が生き残るために、最善を尽くそう。
自分だけが生き残るために。

【行動:補給(−1)、出口へ移動(−1)】
【位置:H15】【行動値残り:0】
【機体状況:ガンダムMKU;異常なし】
【パイロット状況:健康;やる気少しだけ向上】
【武装:ビームバズーカ(EN100%) ビームサーベル×2 MS型ダミーバルーン(マラサイタイプ)×4
    隕石型ダミーバルーン×4 3連装閃光弾発射機×2(閃光弾×6)
    海ヘビ(予備セット2組、左腕シールド装備不能)、頭部バルカンポッドシステム(残弾フル)】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本(1本は空)、軍用固形糧食×5食分
      スポーツドリンク1箱(500ミリリットル×6)、酸素ボンベ(2時間分)×3
      名刺入れ(名刺100枚入り) 薬箱一杯の胃薬と睡眠導入剤  バール】
【方針:情報収集・可能ならば敵の排除】
【同盟:なし「誰も信じられない」】