コロニーに戻るとある異変に気づく。
(・・・・・・・・増えてる。)
コロニーを一度出る前には無かったMSが存在していた。
シュウジがホビー・ハイザックのへ向かって行ったのが見えたので
そっちへ向かいながら通信をする。
「シュウジさんあんたのご注文の品、取ってきた。
そんで・・・・・アレ何?」
(敵意は無いとは思う・・・・・敵意があったら
既に攻撃てきている。好戦的では無いようだ。)
【行動:コロニー内移動 T-17→S-17(-1)シュウジ=アサギに通信(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:問題無し】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
ルールをもう一度確認した後、パイロットスーツに着替えさせられた。
連邦軍のパイロットスーツだったので、少しホッとする。
ジオンのセンスの悪いスーツは着る気にはなれなかった。
その後、説明される暇も無く、変な注射をされる。
意識はそこで飛んだ。
次に起きたのはコックピットの中だった。
ご丁寧にもヘルメットをかぶせてくれている。
とにかく何か情報を得る為、自分の機体を知る為。
データを取り出してみる。
「ッラッキー!ヘイヘイ!ガンダムかよ!え!?
やっぱ神様ってのはいるもんだな、おい!
正義の味方、ヒーローである俺にはやっぱこういう主役級のMSじゃないとな!」
しかし、その主役級のMSでも敵わないような機体がウジャウジャいる事に気づく。
しかもほとんどのMSは見たことが無い。
正に未知との遭遇だった。
だが、そこは自称ヒーロー全く気にしていない。
「俺様にかかれば、どんなMSでも一網打尽だっての!
大体Vガンダムってなんだっつーの!俺とかぶってんじゃん!
ふざけんなっつの!主役は一人で十分だっての!」
自信満々に言って見せたと思えば、今度は怒る。
全く持って予測出来ない性格である。
「さってっと、俺様の手にかかりゃ人殺すも殺さないも楽なもんだが……
ま、ブラブラしてみっか。
このビームキャノンもつけてーし……
つっても、主役がつけるのは違うよな、やっぱ。
こういうのはさ、引き立て役がやってはじめて俺様が引き立つ訳よ。」
うーん、と考え込む。
それはただ仲間を探すというのとは違う、RPGゲームをしているかのようなノリで。
そのゲームをクリアする為、回復役が欲しいといったようなノリで。
「まぁ、いいか。
ある程度ストーリーを進めちゃわないとな。
とりあえず、こんな糞不味そうなパンなんか俺様の口にゃ合わない。
美味い飯でも探しに行くか。」
ゲームの目的「美味しいご飯を探せ」
【行動:R-5へ移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:O-06→O-05→P-05→Q-05→R-05】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本
サングラス 伊達眼鏡】
【行動方針:美味しいご飯探し 好戦的】
【同盟:なし】
『あ、ああっ!はい!
僕も、は、ええ、えっと……えっと……
僕も頑張ります!だから、信用して下さい!
僕も、あなたの事を、信じますからっ!』
有難う……
この人はこういう人なのよ、きっと。
役に立たないからって、切り捨てちゃいけないタイプだわ。
『ここは……物資倉庫ですか』
「えぇ、色々と生活に使える物資があ……るけど……」
血糊?
まさか?
……いいえ、これは確かに血よ。
平気な顔してそれを?
……あまりにイメージが離れすぎてないかしら?
「……血がついてて良く平気ね、アナタ」
横目で見つつドアを開いた。
【行動:リオンと会話(−0)、倉庫開放(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
俺の目の前には巨大なコロニーがゆっくりと回転していた。
過去をどれだけ遡っても、これほど圧倒的な質量をもつ人工物はあり得ない。
まさにUCを代表する、文字通り人類の科学の結晶だ。
俺はその名も知らないコロニーの港に到着していた。
ここに来るまでには、コロニー側との交渉、はたまた妨害など
何か苦労しそうな気がしていたのだが、あっけなくここまで辿り着いた。
港の中には停泊している船も一隻もいない。
と言うか、誰一人として出て来ない。
…ようするにこれは、フリーパスで内部に
入っていいと、そういう事なのだろうか?
(ちゃんとコロニーの許可を取ってあるとは、組織もなかなか気が利いてるな)
面倒臭い手続きをせずにすんだ事に感謝しつつ、俺は内部へと入っていった。
【行動:J-8コロニーへ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:I-8→J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,4)
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:内部での補給など】
【同盟:なし】
「……血がついてて良く平気ね、アナタ」
(しまった……)
しばし、ほんの少しだけ考えた。
なんとか挽回する言葉を選ぶ……何かないか……
「はい、僕も軍人の端くれですから……
このくらいの血じゃびくびくはしません。
こんな事をする人達は、やっぱり許せませんけど。」
悲しい笑顔。
軍人だから血を見ても大丈夫というのは少し強引だったかもしれないが、
なんとかごまかせたと思う。
気を取り直して倉庫の中を見回す。
水、食料、その他生活の必需品がある。
「わぁ、たくさんありますねぇ。」
血のついた地図をしまい、歩き出す。
食料、水を取り、他のものにも手を伸ばす……
が、その手を止める。
「あの……とっちゃっていいんですか?」
【行動:倉庫内探索(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
MSでの移動。
それは常に周囲に気をつかって慎重にやらなければならない。
その為にはとてつもない精神力、集中力、労力が必要だ。
表示されるマップを見ながら全方向に気を配る。
前後、左右、上下……。
「きっついぜ、こりゃァ…」
どうやらMSの操縦は思っていた以上に難しいみたいだ。
一度止まって一息つこうとしたところに通信が入る。
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました。
ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい♪
では、立ち入り禁止地域の予告をします。
『B-02』 『E-14』 『I-21』 『L-09』
『M-18』 『U-04』 『V-07』 『Z-11』
時間が経つと共に、だんだん動きづらくなっていきます。
今のうちに動き回っておいた方がいいかもしれませんね。
それから、改めて確認しますが……
本人が生きていても、機体を失い、代わりの機体が手に入らなければ、首輪が爆発します。
今機体から離れている人たちは、もうちょっと注意した方がよいかもしれませんよ♪
では、次の放送でまたお会いしましょう。
……みなさんがそれまで生き残っていたら、ですが♪』
「もう1人死んだのかよ……」
俺が生き残れる確率が増えたというのに素直には喜べなかった。
死んだ、死んだ、死んだ、死んだ……。
人を殺す――俺にはできるだろうか?
今まで何度も人を殴ったり蹴ったりしたがさすがに殺したことはない。
――だけど、『殺らないと殺られる』筈だ。
「それと機体がなくなったら首輪が爆発するってか…頼むぜ相棒ォ…」
ジェガンのハッチの扉を軽く叩く。
俺とジェガンは今、運命を共有していると思う。
こいつが壊れて動かなくなったら首輪―爆弾らしい―が爆発して俺も死ぬ。
……不安の種がまた増えた。
放送を聞き終えてさらに進む。
しばらく進むとそこに大きな搬入口が俺を待っていた。
「ここは…柱がたくさんあるなァ…」
さっきのところは所々の柱も折れていたし、見た感じボロボロだった。
だからこそあのトラップを仕掛けられた。
だがここには目立った外傷、建物が老化していない。
これはちょっと壊せそうにない。
「ここには違うトラップを仕掛けるとするかァ…」
さっきのところに作ったのは建物を壊すトラップ。
今から作ろうとするのは引っ掛かった奴を殺すトラップ。
原理は同じだ。
目立たないようにワイヤーを引っ張っていきビームライフルの引きがねにかける。
ワイヤーに引っ掛かった奴のMSをビームが貫く……という予定だ。
当たる確率はかなり低いと思う。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「……これでよしっと」
何とか2つのトラップを仕掛けることができた。
ここ『T-22』をマップで見ると場所的に人が来るような気がするから2つ作った。
引っ掛かるかどうかはわからない。
いや、それどころかここに人が来る事さえないのかもしれない。
だけど気休めにはなる。
【行動:トラップ作り(-4p)】
【位置:T-22】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
「ィヤッハー!見えたぜ見えたぜ、コロニーがよぉ!」
コロニーがモニターに映ると、まるで子供のように叫び手を叩いた。
進路がズレ、慌てて修正する。
コロニーはもう目の前。
コロニーへと到着したアレンは何事も無く。
何も警戒する事は無く内部へと入った。
「んー、食べ物食べ物……っと。
おぉ!あるじゃん、レストラン!」
自分の機体、ガンダムを歩かせていたアレンは飛び出す。
目の前にレストラン。
しかも、かなり豪華である。
「やっぱ俺様みたいなスーパースターはよぉ!
こういうとこでビッグでスターな女優とお食事するもんだろ!」
言いながら、ドアを開ける。
――誰もいなかった。
いや、正確に言うといたがいない。
そこには、飛び散った血と、倒れこむ人達がいた。
「っ!」
アレンの胸に宿るものは、怒りか憎悪か。
「んもうっ!何だよこれっ!汚い臭い気持ち悪い!
やるんだったらちゃんと片付けろよっ!」
『バタム!』
――正解:ご飯食べられなくってお怒り。
レストランを出たアレンは今度はデパートを探す。
自分から動いたりするのは嫌がるアレンだったが、そこはぐっと堪えた。
デパートを発見すると、中に入り品物を物色する。
しかし、坊ちゃん坊ちゃんしていたアレンが品物の事をよくわかるはずもなく。
「魚ってこんな姿で泳いでるのか。」
と、魚の切り身を見て言ったり。
「肉は確か土に埋めて水を与えれば増えるんだったな。」
と言ったりしていた。
結局、大した成果も無くへたり込む。
「だぁーっ!もう!やっぱ俺にはこんなのはあわねーんだよ!
俺はワイルドでダンディーでハードでロックなスーパースターなんだっ!
お料理なんかしてる所を撮られたら絶体絶命だっての!」
寝転ぶ。
「あーあぁ、空から飯でも降ってこないかなぁ。」
空を――といっても、空などコロニーにあるはずも無く、上を見上げる。
『キラリン』
「ん?」
何かが光――落ちてくる。
『ボンッ!』
「………」
「………」
沈黙。
というか、アレンは何が落ちてきたのかわからない。
その落ちてきたものは――
「お前、何だ?」
「トリィ、マーク2!マ-ク2!ヨロシク!!」
七面鳥。
「トリィ、トリィ!シーチメーンチョッ!」
喋る七面鳥。
「だーから、お前マジで七面鳥なのかよ!?あーん?オウムか何かじゃねーのか?
七面鳥っつったら、アレだぞ、クリスマスの……」
それに驚くことも無く対処するアレン。
頭を掻きながら、アレンは七面鳥を抱えると歩き出す。
「ドコイク!オマエドコイク!」
「五月蝿いぞコラ!今から俺様のスペシャルライブを聴かせてやる。
へっへっへ、こいつがあってよかったぜ。」
七面鳥を抱える右腕の逆、左腕には、
デパートの楽器店で入手したエレキギターとアンプがあった。
ガンダムに乗り込むアレンと七面鳥。
アンプに電気を通わせ、エレキギターと繋げる。
「っし、とりあえずならしてみるか。」
通信回線を全体放送に切り替える。
これで、全部の空域にアレンの演奏が聞こえるはずだ。
「あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!」
「ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!」
七面鳥が歓声を上げる。
「続いて合いの手のトリィマーク2!」
「トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!」
「さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!」
アレンとトリィマーク2のスペシャルライブがはじまった。
【行動:コロニー内移動(-1p) 全体放送(-2p) 探索(-1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-05】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ】
【行動方針:心行くままにシャウト 好戦的】
【同盟:なし】
『シュウジさんあんたのご注文の品、取ってきた。
そんで・・・・・アレ何?』
〔ベルク・クロフォードより通信です。〕
「ベルクか。ありがとう。とりあえずその辺にコンテナは置いといてくれ。
それと増えてるのは交渉中の参加者だ。一応警戒はしておいてくれ。」
「さて…また妙なMSに乗ってるな…。リナルドに通信対象を変更してくれ。」
〔了…。〕
「とりあえz…。」
〔…全体通信です。〕
「交渉中だって言うのに…。定時放送にしては早いな…回線を開いてくれ。」
〔しかし…。発信元が違います。〕
「…とりあえず回線オープン。」
〔了解。〕
とりあえず通信回線を開いてみる。
しかし、流れてきた音声はティーチャーの物とはかけ離れた物だった。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
「(゚д゚)ハァ?」
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「いや、誰だよ。」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
「マーク2って何だよ。」
〔ハロですか…?〕
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
「まぁ、確かに片言だが。」
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!』
「歌って…。」
同時に大音量がコックピット内に響き渡る。
「んなぁぁぁーーっ!?」
〔音楽ですね…音量下げますか?〕
「そんなことは言われなくても解ってる!回線カット!カット!」
〔了解。〕
「…ここは殺し合いの場だったよな…?」
〔恐らく。あの人がティーチャーなのですか?〕
「そんなわけないだろ!」
〔では他の参加者ですか?〕
「多分…な。ティーチャーの人選基準がよくわからん…。」
〔おもしろい人もいるんですね。この状況であれだけの行動が取れるとは…。参考になります。〕
「いや、そんな物を参考にするな…。リネイドへの通信回線は?」
〔一時カットしてあります。〕
「再接続。全く、余計な時間を食われた…。こんな事に全体通信を使うとは…暇人もいるもんだ。」
〔たまにはこういう人もいていいんじゃないですか?〕
(結構天然ボケ入ってるな…。機械故か?)
〔何か言いました?〕
「いや、何も。」
【行動 ベルクと通信・リネイドと通信(−2)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:15番リナルド=グレイスへの対処 全体通信こんな事に使ってるのは誰だ!】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー?】
それと前回の発言の訂正を。
「さて…また妙なMSに(ry」
〔了…。〕→〔了解。〕
『はい、僕も軍人の端くれですから……
このくらいの血じゃびくびくはしません。
こんな事をする人達は、やっぱり許せませんけど』
……学徒兵じゃなかったの?
そりゃ、私の勝手な想像だけど……実戦に出てるなんて雰囲気も皆無じゃない?
びくびく、というか……
何だか血を見ても全然平気のようなその顔は……
『わぁ、たくさんありますねぇ』
ハッとした。
何やってるのよ、サーティア!
しっかりしなさいってば、弱気になる事なんてないわ。
疑ってどうするの。
『あの……とっちゃっていいんですか?』
「んー……別に所有者はいないしね、良いと思うわ。
さっきの管制室を寝床にする事になるから……
欲しいものは持っていきましょう?」
できる限り明るく笑って見せた。
中に入って、寝袋や、レトルトのレーション等を掴んで、ウェスとポーチに放り込んだり、出入り口へ投げたりした。
もてる限り持っていった方が良いものね。
「次は何処かの診療所に行って医薬品を手に入れたら、
今度は武器庫に行って自衛用の白兵戦装備を手に入れて、
最後に浴場とか、トイレとか、後娯楽室とか案内す……」
突然頭の上のスピーカーが音を立てる。
誰かからの通信!?
一体誰、何処から通信を送って…
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「……」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
合いの手? ハァ? 喋る鳥?
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!』
バカかしら、こいつ。
……いいえ、バカね、こいつは。
飛び切りのバカだわ……
音楽をバックに、苦笑しつつリオンに顔を向けた。
【行動:リオンと会話(−0)、倉庫探索(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
>>342-344 シュウジからの通信を待つ間に、全体通信が流れてきた。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
「(゚д゚)エ?」
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「何だ、今のは」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
「マイナーチェンジか? つーかトリィって何?」
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコン……』
ぷつっ。
彼はそこで回線を切った。
「全く……、エレガントではないな……」
彼の嗜好は、エレガントでないと駄目、というわけではなかったが、
激しすぎるものはなるべく忌避する傾向があった。
ロックは聴くがメタルは聴かない、などである。
気を取り直すと、彼はホビー・ハイザックに通信を入れた。
「今のエレガントではないやつは置いといて……だ。
重ねて言うが、こちらに攻撃の意思は無い。
君が搭乗する前のハイザックを撃たなかったことで、
それはある程度証明できたと思うのだが……」
【行動:シュウジと通信(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※7分前ー
>>342-344 シュウジからの通信を待つ間に、全体通信が流れてきた。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
「(゚д゚)エ?」
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「何だ、今のは」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
「マイナーチェンジか? つーかトリィって何?」
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコン……』
ぷつっ。
彼はそこで回線を切った。
「全く……、エレガントではないな……」
彼の嗜好は、エレガントでないと駄目、というわけではなかったが、
激しすぎるものはなるべく忌避する傾向があった。
ロックは聴くがメタルは聴かない、などである。
気を取り直すと、彼はホビー・ハイザックに通信を入れた。
「今のエレガントではないやつは置いといて……だ。
重ねて言うが、こちらに攻撃の意思は無い。
君が搭乗する前のハイザックを撃たなかったことで、
それはある程度証明できたと思うのだが……」
【行動:シュウジと通信(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※5分前ー;;
スマソ、二重になってしまいました。
2回目はシカトしてねー
「あ、まだ・・・自己紹介してませんでしたね。
私はクロサキです。ヨーコ=クロサキ。 生徒番号8番の・・・。」
「ヨーコ=クロサキか。わかった。
シュウジ=アサギと同じ東洋の奴か。
なるほど。懐くのもわかるな」
そんな事を言っている間に、シュウジ=アサギが大急ぎで
大聖堂に戻ってきて、パソコンに向かって話し掛けている。
なんなんだ。一体?
話し掛けようとすると向うから話し掛けられた
「ヨーコ、シュヴァイザー。またお客さんが来たようだ。
一応MSに乗り込んでおいた方がいいと思う。
まだメールでしか応対をしていないからどんな人間か解らない。
一応警戒しておく必要があるからな。」
「ああ。わかった。」
だが、返事を聞かずして、シュウジは外へ走り出した。
再度ヨーコ=クロサキへ近寄り話し掛ける。
「と、いうわけだ。
行くか?」
【行動:ヨーコに話し掛ける(0)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『今のエレガントではないやつは置いといて……だ。
重ねて言うが、こちらに攻撃の意思は無い。
君が搭乗する前のハイザックを撃たなかったことで、
それはある程度証明できたと思うのだが……』
(エレガント…?)
〔…(エレガント…)。〕
「あ、あぁ。そちらに交戦の意思がないことは確認した。
こちらもそちらに攻撃は加えていないのでこちらにも交戦の意思がないことは証明できたはずだ。」
〔というか武器が…。〕
「(しっ!だまっていろ。武器がないことがばれれば攻撃される危険性がある。)」
〔(了解しました)〕
「とりあえず同時にMSから降りて、そこの教会に来てくれないだろうか?
仲間もそこにまだいると思うから紹介したい。
それに見せたい物もあるしな。よろしいだろうか?」
【行動:リネイドと通信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:15番リナルドへの対処】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リネイド?】
>>350 『あ、あぁ。そちらに交戦の意思がないことは確認した。
こちらもそちらに攻撃は加えていないのでこちらにも交戦の意思がないことは証明できたはずだ。
とりあえず同時にMSから降りて、そこの教会に来てくれないだろうか?
仲間もそこにまだいると思うから紹介したい。
それに見せたい物もあるしな。よろしいだろうか?』
通信が返ってきた。
答えは決まっている。
「了解した。
これからMSを降りる」
(……しかし。 俺がアビゴルを離れている間に
彼ら以外の第三者が機体に触れる可能性は否定できない……。
OSをロックしておくか)
素早く起動シークエンスをロックすると、
彼はメットを外して眼鏡をかけ、ハッチを開き地面へと降りていった。
【行動:OSをロック、MSから降りる(各-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※警戒しなさすぎだぁ、俺(つД`)
『ヨーコ=クロサキか。わかった。
シュウジ=アサギと同じ東洋の奴か。
なるほど。懐くのもわかるな』
(・・・それじゃあ、あなたは東洋じゃないからきっと懐くなんて事はないわね。)
「そうかも・・・ね。」
適当に返事をごまかしたが、私の中には皮肉がたっぷり込められたドス黒いものが渦巻いていた。
(・・・違う!こんなのいつもの私じゃない!!
以前は人を信じられなかったけど、憎むなんてことは・・・こんな・・・こんな・・・。)
―――声が聞こえる・・・。幾重もの声が耳元で誰かが囁いてくる。
『明け渡せ・・・。』 と。
その声が聞こえてくるたびに、私の中を誰かが蝕んでくる。
だれ? 私の中に・・・誰かいる!?
・・・イヤ!! 私がワタシでなくなる!!
だれか・・・だれか助けて!!!!
『ヨーコ、シュヴァイザー。またお客さんが来たようだ。』
(ハッ!?)
どうやら一瞬、寝ていたらしい。意識が飛んでいた。
『一応MSに乗り込んでおいた方がいいと思う。
まだメールでしか応対をしていないからどんな人間か解らない。
一応警戒しておく必要があるからな。』
どうやらアサギさんが戻ってきたらしい。
『ああ。わかった。』
・・・が、急いでいたのかすぐに外へ出て行った。
『と、いうわけだ。
行くか?』
「・・・ハイ?」
あまりにも急な展開(というかボーっとしていたのだが。)に
未だ状況が飲み込めていなかった私は思わず生返事を返してしまった。
慌ててスペックの低いと自認する脳内メモリをフル活動させる。
(・・・確か、アサギさんは・・・)
『ヨーコ、シュヴァイザー。ま・・・さ・・が・・・ようだ。』
まだノイズが残っている。
『ヨーコ、シュヴァイザー。ま・・お・・・さんが来たようだ。』
・・・お産がキタ? 違う違う(///)
『ヨーコ、シュヴァイザー。またおきゃ・・さんが来たようだ。
・・・おきゃ、さん・・・オキャクサン・・・。お客さん!?
お客さんが来た!!(※1
「はい。急いで行きましょう。」
そう言うと、シュヴァイザーさんと足並みを合わせて大聖堂を出た。
(ヘンね・・・。 何か重要なことを忘れているような・・・?)
【行動:会話(0) 色々と危険(1) 教会→コロニー内部へ(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような・・・?】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?(※2】
※1)この間約2秒
※2)直前の事は覚えていません
『了解した。
これからMSを降りる』
「…。(周囲に敵影…なし、と。)
ゼファー。15番をパターングリーンに変更。」
〔了解。15番をパターングリーン、交渉中に変更します。〕
「ベルクに通信対象を変更。」
〔了解。〕
「ベルク。交渉は完了した。教会へ向かってくれ。新しい仲間を…二人紹介する。」
〔私も数に入っているのですか。〕
「一応…な。外部スピーカーをONにしてくれ。」
〔了解。〕
「ヨーコ、シュヴァイザー。交渉は完了した。教会で待っておいてくれ。
わざわざ一度外に出させてしまってすまなかった。」
「外部スピーカーOFF。Hハイザックを駐機状態にしておいてくれ。」
〔了解しました。〕
ゼファーとディパックを持ってHハイザックから降りる。
「こうやって会うのは初めてだな。シュウジ=アサギだ。
こいつについての紹介は後でしよう。まだ仲間にも紹介する前だったからな。」
ゼファーを指さしながら言う。
「では、教会へ向かうとするか。こっちだ。」
【行動:リネナルドと通信継続(−0)ベルクと通信(−1)外部スピーカーで呼びかけ(−0?)
機体から降りる(−1) 会話(−0)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:教会へ リナルドに3人を紹介する 3人にリナルドとゼファーを紹介する。】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
>>354 アビゴルと同じようにホビー・ハイザックのハッチが開き、
一人の男が何かとデイパックを手に降りてきた。
なるほど、彼がシュウジ=アサギか。
「こうやって会うのは初めてだな。シュウジ=アサギだ。
こいつについての紹介は後でしよう。まだ仲間にも紹介する前だったからな。」
シュウジが『何か』を指さしながら言った。
それがおそらくAI『ゼファー』なのだろう。
「リナルド=グレイス……だ。 こちらの意図を理解してもらい、ありがたい」
途中で階級を口にしかけ、すこしかんでしまった。
中尉ということで良くも悪くもないのだが、ここではそんなことはどうでもいいだろう。
「では、教会へ向かうとするか。こっちだ。」
「わかった……」
(教会か……)
グレイス家は代々無宗教である故、大抵の人間が神の存在を信じてはいない。
その彼が、シュウジに従い生まれて初めて"宗教における聖地(の代理?)"に入っていった。
その心中は、何とも微妙で複雑なものだった。
【行動:教会へ移動(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:教会へGO】
【同盟:最大派閥(仮):もうすぐ?】
開きっ放しのゲートを通過して、コロニーの中に降り立った。
カメラ越しに見た感じは、どこにでもある普通のコロニーと変わらない。
内部全体に暖かい日射しが注ぎ、木々に囲まれた池には水鳥が数羽群れている。
その少し先には近代的な市街があるようだ。
(物資の補給と情報収集はあそこでするのがいいな)
俺はいきなりmsで入ってきて、住民に驚かれるのではと思っていたが
ここら辺には住民の姿は見えない。
今日は皆市街の方にいるのだろうか。
しかし俺には、住民が揃って市街に閉じこもる理由が見当たらなかった。
(…まさか、他の参加者が暴れてどこかへ非難しているとか…?)
それにしては、市街からは煙など、特に破壊を示すようなものは見えない。
はて…。
見たところ、コロニー内にMSはいないらしい。
レーダーにも全く反応はない。
それを確認して、俺は外に出てみる事にした。
今はとにかく新鮮な空気が吸いたかったのだ。
素早くコクピットから地上に下りてヘルメットを取ると、
俺の周りを風が通り過ぎていく。
それを顔全体で感じながら、俺は胸一杯に空気を吸い込んだ。
「こんなに空気を美味いと思ったのは、久し振りだな…」
俺は少し感動して呟き、上を見上げた。
人工の空も、こうなると結構味わい深い。
(俺が昔住んでたコロニーも、こんな所だったかな)
ずっと昔に忘れていた風景を、少しだけ思い出した。
ついでにコクピットから見えた池にも行ってみた。
水鳥達は相変わらず水面で戯れている。
俺は持っていたコッペパンを、少し千切って放り投げた。
それを目ざとく見つけた一羽がスイスイと寄ってきて、パンの欠片を飲み込んだ。
さらに幾つか千切って投げ込むと、他の水鳥達もパンの欠片を
目掛けて、一目散に寄ってくる。
よく見ると、魚も集まってきているようだ。
俺は夢中になってコッペパンを全てあげてしまった。
【行動:池に行って(−1)餌をあげた(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:内部での補給など】
【同盟:なし】
歌った。
アレンは思う存分歌った。
「ろくーわでーも、しぢめんぢょ……あれっ?」
しかし、久しぶりに歌った為、喉を壊す。
「あ゛あ゛ーやべぇ、喉やっちまった。
んじゃ、ここらで俺とトリィのスペシャルライブは終わりだ。
また今度、お会いしましょう、さようなり。」
プツッ。
「アレーン、アレーン、ダイジョウブカー?」
七面鳥の癖に人を心配するトリィマーク2。
「んー、ちょっと痛むな。
まぁ、大丈夫だろう。」
水を飲みながら言うアレンは満足げだった。
「さぁて、それじゃあ次はどうしようか……」
ギターとアンプを横に直し、思案する。
「ナカマ!ナカマ!サガソー、ナカマ!ナカーマ!!」
飛び、跳ね回り、ジェスチャーをする七面鳥。
「うーん、まぁそれでいいか。
美味い飯作れてあのビームキャノンつけれるヤツがいいな。
出来れば女。」
「ナンデー?」
「ンバーロ!ヒーローの横にはヒロインは必要なんだよ!
清楚で可憐で優雅で可憐……は言ったか、とにかく!美女だ!」
コロニーを出る。
視界に宇宙が広がった。
進む。
ヒロインを求めて。
【行動:コロニー脱出(-1p) R-08まで移動(-3p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-08】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ】
【行動方針:ヒロインを探せ 好戦的】
【同盟:なし】
『ベルクか。ありがとう。とりあえずその辺にコンテナは置いといてくれ。
それと増えてるのは交渉中の参加者だ。一応警戒はしておいてくれ。』
(心配せずとも警戒はするさ。)
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレ、ブッ!』
(雑音か?)
いきなり全体通信が流れてきたが
これまでの全体通信の内容とは違ったので即座に回線を切った。
しばらく待って居るとシュウジから通信が来る。
「ベルク。交渉は完了した。教会へ向かってくれ。新しい仲間を…二人紹介する。」
(二人?)
「了解。」
コンテナを地面に置きぺズ・バタラから降りると
二人は既にMSから降りていたようだ。
「では、教会へ向かうとするか。こっちだ。」
シュウジはもう一人を教会へ案内していたので自分もそれに着いて行く。
そしてシュウジに質問する。
「なあ、あんた二人紹介するって言ってなかったか?」
【行動:MSから降りる(-1)シュウジ=アサギに通信+会話(-2)教会へ向かう(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17(教会)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:質問】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
>311
少女の寝顔は、確かに見る者の心を和ませるだけの愛らしさを備えていた。
愁林の持つ美貌。
それは整いすぎた容貌と表情との均整と調和が生み出す、絵画的な美しさ。
モニターに映るユリの姿は、そんな自分とは明らかにベクトルの違う美を愁林に感じさせた。
「こんな可愛い顔で眠った事、私にはあったのかしら……」
>342
物憂げに溜息をついた彼女の耳に届いたのは、耳を劈くようなエレキギターの破壊的な旋律。
続いて聞こえてきた、あまりに唐突なその歌に、愁林は思わず吹き出した。
鈴を転がすようなその笑い声は、回線越しにユリの元へと届いただろうか。
この歌声の主は、間違いなく馬鹿だ。
だがその馬鹿さ加減ゆえに、とても好ましく思えてしまう。
「……どんな大馬鹿者なのか……一度くらい顔を見てみたいわ」
権謀術数渦巻く魔都で、詭計謀略に絶えず晒されて来た愁林。
小賢しさを裏に隠した少年よりも、大真面目に愚行をやってのける見知らぬ男に興味を覚えたとて、何の不思議があろうか。
【行動:ユリへの通信回線継続(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取るのは、相方の回復を待ってから】
【同盟:特になし(限りなく同盟に近い中立:No.04、ユリ=ランブ)】
そういえば、このプログラムが始まってから
本気で全く休んでいない。
木陰で寝転んでいて気が付いた。
まだ日は高く、心地よい光が降り注いでくる。
(…これがこんなプログラムの途中じゃなけりゃな…)
俺はそこまで考えて、眠りについた。
【行動:眠った(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:内部での補給など】
【同盟:なし】
出席番号13番、ショーン・コネリーさん。
11/23 に行われた投下位置確認のIDチェック以来、何の書き込みもなされていません。
このままでは、『スレへの参加の放棄』と看做さざるを得ません。
もし、今なお参加の意思があるなら、早急に管制室にご連絡下さい。
数日以内に返答がない場合、あなたは『参加の放棄』をしたとみなし、
あなたのキャラクターの運命を他の参加者に委ねることになります。
「んー……別に所有者はいないしね、良いと思うわ。
さっきの管制室を寝床にする事になるから……
欲しいものは持っていきましょう?」
そうとなれば遠慮をする事は無い。
水に缶詰、寝袋その他をポイポイ出入り口に放り投げる。
「次は何処かの診療所に行って医薬品を手に入れたら、
今度は武器庫に行って自衛用の白兵戦装備を手に入れて、
最後に浴場とか、トイレとか、後娯楽室とか案内す……」
その時スピーカーから雑音が発せられた。
という事は通信を誰かが送っているという事だ。
裏切りを想定してサーティアと組んでいるリオンにとって、
他の仲間が増える事はマズい。
特に男は。
だが、今のこの通信にその考えは不要だった。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
耳を襲うハードな音楽。
スピーカーから流れる音楽をリオンは聞いていた。
(何を目的にこんな事をする馬鹿がいるのか……
いや、目的も無くこんな事をするから馬鹿なのか。)
喋る鳥に歌う男。
口元に少し笑みを浮かべながら、リオンはサーティアの方を向いた。
「わかりました、行きましょう。」
地図は出さなかった。
【行動:倉庫内探索(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
>342
「………………ぇ?…え?…え?」
唐突な音に驚きを隠せなかったようで、跳ね起きて…
…寝呆けた状態で衝動的に…全体通信のスイッチを入れ
持てる怒りの全てを込めて怒鳴ろうとして…
「……あ。」
(手を止める。)
「犯人は…アレン……?」
(名前、脳にインプットされたようだ。)
>359
「………おはよ…。…武器、ビームマシンガンとビームライフル…どっちにする…?」
(ただ普通に挨拶。…そして早速武器の双方を見せて。)
【行動:継続通信(−0p) 武器を見せる(−1)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り3p】
【機体状況:万全。ハッチ開けっ放し】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:武器を渡す。……後アレンに対しては怒りを伴っている。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的か?)】
『わかりました、行きましょう』
「そうね……じゃ、次は医療室に行きましょうか?」
一杯になったリュックサックを背負い、幾らかディパックにも物資を放り込んだ。
武器や医薬品を入れるスペースは残しておいたけどね。
まぁ、一番居るのは生活用品だもの。
他の参加者はどうしてるのかしら、生活は……。
高い音を響かせる廊下を歩く。
……何だか、他に音がしないから気まずいわね。
「あの……さ、私ね、他にも仲間を集めてここから逃げ出すのを考えてるんだ。
だからアナタみたいに信用できそうな人を集めたいの。
……率直に聞くけど、どう思う?」
プログラム側の人間に聞かれたって構うもんですか。
よく聞いておきなさいよ、クソヤロウども!
これが私の目的なんだから!
【行動:リオンと会話(−0)、医務室に移動中(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
「そうね……じゃ、次は医療室に行きましょうか?」
無言で頷く。
荷物は中身をあらかじめ抜いていたディパックに入れた。
もうほとんど入らない感じだが、押し込めばなんとかなるだろう。
廊下を歩く音だけが響く。
医務室へ向かう道のり。
その気まずい沈黙を破り、サーティアが口を開いた。
「あの……さ、私ね、他にも仲間を集めてここから逃げ出すのを考えてるんだ。
だからアナタみたいに信用できそうな人を集めたいの。
……率直に聞くけど、どう思う?」
その言葉にリオンはまずはじめ驚いた。
このゲームで人を本当に信用、更に脱出しようとするのだから。
そんな事を言うのは『現実逃避をする大馬鹿』だとリオンは正直思った。
だが、そんな事を言う訳にはいかない。
相手が『いい人』ならばこちらもそう対応すべきである。
利用するために。
「僕はいいと思います。
確かに、このゲームから脱出する事は不可能かもしれませんけど……。」
そうして思い出したように言う。
これだけは、譲れなかった。
「後、仲間にしないで欲しい人がいるんです。」
サーティアを見上げる。
「男の人……苦手で。」
そういうリオンは少し青ざめていた。
【行動:倉庫内探索(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
『僕はいいと思います。
確かに、このゲームから脱出する事は不可能かもしれませんけど……』
やっぱりまだ自信が無い、か。
私だってそうだものね。
『後、仲間にしないで欲しい人がいるんです。
男の人……苦手で』
……はい?
男の人が苦手?
そこで相手が青ざめてるのに気が付いた。
あぁ、そう……
何となく意味は解るわ。
「……だけど、仲間を増やすとなれば男性が居る可能性もあるのよ?
大丈夫、ちゃんと人を見て選ぶ事はするわ。
あーっと……その……
だからそういう事は、起こらないと思う。
それじゃ駄目かしら?」
駄目だって言われたらどうしようかしら?
困ったわね……
【行動:リオンと会話(−0)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
「……だけど、仲間を増やすとなれば男性が居る可能性もあるのよ?
大丈夫、ちゃんと人を見て選ぶ事はするわ。
あーっと……その……
だからそういう事は、起こらないと思う。
それじゃ駄目かしら?」
駄目だ。
(それじゃあ駄目なんだよ。)
心の中で呟くが、あくまでも口にはしない。
表面では、
「……わかり、ました。」
とでも言っておくとして、
裏ではもし男が仲間になればの状況をあらかじめ考えておく。
(最悪、その男が仲間に出来ない状況にすればいい。)
リオンが考えている事はつまりはこういう事だ。
サーティアとその相手側とが絶対的信頼を結べない状況にする。
つまり、敵対状況にするということだ。
あちら側がいい人ならば、こちらから攻撃を仕掛ければ
まず間違いなく相手はこちらを攻撃する。
破綻だ。
もちろんあちら側が悪い人……というより、このゲームにおいて普通の考え。
つまり、殺し合いをする意思があれば言う事は無い。
(それに、そうそう簡単に人を信じるような人が多いとは思わないしな。)
その考えが間違っている事をリオンは知らない。
「えっと、あれが医務室ですか?」
それらしき部屋を指差し、サーティアに聞く。
【行動:11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
――俺は今とても混乱している。
訳がわからない。
意味がわからない。
俺を混乱させているのはスピーカーから流れるこの放送。
『――それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!』
そして流れ出すエレキギターの音。
その事実が俺をさらに混乱させる。
「コイツ…何を考えてるんだァ…?」
緊張感の中で気が狂ったのか?
それとも混乱させるためにわざとやっているのか?
――しかもちょっとうまい。
自然と体がリズムを刻み出す。
「……緊張感をほぐすには丁度いいかもな…」
自分に言い訳して思考を中止させる。
そうしないと思考の迷宮に入ってしまう。
どうせ答えは見つからないだろうし。
――ちょっと自棄になってリズムを刻む。
「〜♪」
殺し合いをさせるだけのこの場所。
当たり前だが娯楽なんてない。
いつ敵に襲われるかわからない恐怖。
そのために集中力、精神力を酷使していきストレスがたまっていく一方。
こうゆう時に箍を外しておかないとそのうち気が狂うだろうし。
――苦しい言い訳。
「〜♪〜♪」
―数分後―
『あ゛あ゛ーやべぇ、喉やっちまった。
んじゃ、ここらで俺とトリィのスペシャルライブは終わりだ。
また今度、お会いしましょう、さようなり。』
唐突に訪れる沈黙。
リズムを刻むのをやめる。
改めて自分を見つめる。
「何やってんだ俺はァ……」
―――ちょっと鬱になった。
【行動:リズムを刻む(-0p)ちょっと鬱になる(-0p)】
【位置:T-22】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
果てしなく続く宇宙をアレンは進んだ。
ただひたすらに、ヒロインを求めて。
「なぁ、お前七面鳥なんだろ?」
「オウ!シチメンチョ!シチメンチョ!」
「ならさ、食べれるんじゃねーの?」
凍りつく鳥。
「アカン!アカン!クウタラアカン!テカ、リョウリムズイ!マズイ!アカン!」
「んー、それじゃあ料理出来るヒロインを連れてきたら食べよう。
ワイングラスを傾けつつ、お前を食す。」
「アカーン!アカーン!」
「コラァ!中で暴れるなや!ホッポリ出すぞ!」
これはこれで、仲良くやっているようである。
【行動:R-12まで移動(-4p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-12】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:ヒロインを探せ 好戦的】
【同盟:なし】
『定期放送の時間がやってきました。
みなさん、早くもマンネリのようですね。
どんどん殺し合いをしてくれると期待してたのに、先生ちょっと残念です。
そこで先生は、あらたに「新入生」を用意しました。
すでに接触したり、通信を聞いたりした人も多いかと思います。
出席番号15番、16番、17番の3人です。
この新しいお友達とも、仲良く殺し合いするようにして下さいね。
では、次の立ち入り禁止区域の予告をしておきます。
『C-22』 『E-04』 『H-13』 『J-24』
『K-16』 『Q-14』 『R-05』 『Y-06』
今後も、新入生は随時入ってきます。
その時には、また暖かく彼らを迎えてあげて下さい♪』
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう
第一章 >369 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□■
02■◎■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼×□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□09▼□□□□■■■■□□□×〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□×□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□14〓10□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※05※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■□□□□□□■■■■■■16□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□×□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□03□□□■※■□■×□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□×□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□×□□□□□□※※※※□□□□□□06▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■×□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08・15は同一地点。03・04は同一地点。09・11は同一地点。
12番死亡。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
15番 リナルド・グレイス (22) 男性 アビゴル
16番 アレン・D・バディアム (20) 男性 ガンダム4号機
17番 フィニー・ディクセン (18) 女性 ハンブラビ(ムサイ級戦艦)
定期放送を終えた『ティーチャー』は、W-22の一角に作られた格納庫に向かった。
「……私の機体の調子はどうですか?」
「いつでも出れますが……出撃なさるんですか?!」
「いいえ、ただちょっと確認しただけ」
整備兵たちに微笑を送ると、彼女は自分専用MSを見上げる。
AMX-009 ドライセン。
第一次ネオジオン紛争時の重MS。ドム系MSの最終進化形である。
そのボディはノーマルカラーではなく、明るめの緑を主とした塗装がなされていた。
整備兵たちはこのティーチャーの選択をいぶかしんだものだ。
確かに、ドライセンは悪い機体ではない。
しかし……さらに性能のいいMSがいくらでもあるのに、なぜドライセンなのか?
NTとの噂のあるティーチャーなら、NT専用機の方がいいのではないか?
そんな疑問に、ティーチャー自身は笑ってこう答えていた。
「大したことじゃないわ。ちょっと個人的な、センチメンタルな理由よ」
そんな愛機を見上げ、白衣の女性は微笑んでいる。
例によって髑髏を片手に、微笑んでいる………。
「引き続き、いつでも出れるようにしておいて下さいね。
いつなんどき必要になるか分からないのですから……」
【行動:移動(格納庫へ)(−1p)、会話(整備兵と)(−0p)】
【機体状況:問題なし】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
『ヨーコ、シュヴァイザー。交渉は完了した。教会で待っておいてくれ。
わざわざ一度外に出させてしまってすまなかった。』
教会から出てみるものの、すでに遅かったようだ。
アサギさんがまたしても説得できたらしい。
それはつまり、危機が去った・・・ということ。
一旦外に出ておいてすぐに戻るのもなんだけど、
このまま外にいても何も無い、と思ったのでMSを背にした。
「シュヴァイザーさん。 アサギさんもああ言ってるから、中に戻りませんか?
・・・確かに面倒だとは思いますけど・・・。」
そう言って、ややしかめっ面のシュヴァイザーさんの顔を覗きこむ。
「フフッ・・・。」
シュヴァイザーさんの様子をみてから、私はMSに背を向ける。
教会に入る前に、親指を立てるようなポーズを彼に向けたが、気付いてくれただろうか・・・。
【行動:会話(0) 教会←コロニー内部(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような・・・?】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード? 『お客さん』?】
〔そろそろです。〕
「そろそろだな…。」
『定期放送の時間がやってきました。
みなさん、早くもマンネリのようですね。
どんどん殺し合いをしてくれると期待してたのに、先生ちょっと残念です。
…
今後も、新入生は随時入ってきます。
その時には、また暖かく彼らを迎えてあげて下さい♪』
「…ふふっ。」
〔どうしたのですか?〕
「3も使えるな…。」
[確かに。今の放送を聞く限りはそうですね。]
ゼファーがスピーカで喋らず、ディスプレイに文字を表示する。脱出計画に関わる内容のためだ。
[しかし次いつ来るかは分かりませんね…。]
「確かに…。まぁ、いくらでも方法はあるさ。」
〔時間がもう少し欲しいですね…。〕
「あぁ…。」
≪続く≫
シュウジと教会に向かうリナルドの耳に、
リーア先生の定期放送が入る。
『定期放送の時間がやってきました。
みなさん、早くもマンネリのようですね。
どんどん殺し合いをしてくれると期待してたのに、先生ちょっと残念です。
そこで先生は、あらたに「新入生」を用意しました。
すでに接触したり、通信を聞いたりした人も多いかと思います。
出席番号15番、16番、17番の3人です。
この新しいお友達とも、仲良く殺し合いするようにして下さいね。
(中略)
今後も、新入生は随時入ってきます。
その時には、また暖かく彼らを迎えてあげて下さい♪』
(ふむ……俺の他にも二人か。
16番はさっきのエレガントではない奴、17番は……不明。
それに、この同盟のメンバーは……。
目の前にいるのが01番シュウジ=アサギ、
教会の前で苦い顔をしている男が02番シュヴァイザー=シュタイナー、
その男になにやらコンタクトしている後ろ姿の少女が08番ヨーコ=クロサキ、
さっきやってきた、正面に溝の入った機体から降りた男は……誰だ?
それにしても……)
怒涛のように思考を巡らせた上で、ヨーコを見て彼が思ったことは。
(こんな少女も参戦しているのか?
リーア先生よ、あなたは一体どういう人選をしているんだ……)
彼の中にふつふつと、リーア先生への怒りのようなものが
小さいながらも確実に燃え始めていた。
【行動:思考(0pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:教会へGO】
【同盟:最大派閥(仮):もうすぐ?】
まーた、修正します(つдT)。
思考中のヨーコさんの表現を、
『その男に』
↓
『こちらに向けて』
に変えて読んでください。
『寝耳に水』
『果報は寝て待て』
『枕を高くして寝る』
眠ることに関する故事成語は色々とあるが、
今回の彼の場合一番しっくりと当てはまるのはどれになるのだろうか。
幾度となく深い眠りについたせいか、おかしな眠り病にでもかかったのか
またも彼はMSを星の海に漂わせ無防備に眠りこけていた。
誰かに発見されでもしたら撃墜は必須な状況では合ったが、それは免れているらしい。
これがただ運がいいだけなのか、それとも確信が合っての事なのかはわからない。
ただ、物事と言うのもはいつも唐突に起こる物である。
彼としても全体通信のことは頭に入っていたつもりだ。
しかしながら、それはあくまでも本部からの通信に限ったことであり、
全体通信をこんなことに使う奴が参加していることすら頭に入っていない。
「あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ! (以下略
ガンッ!!
彼の頭には通信した相手の事など知る由も無い。
というよりも、知ろうとするほど正常な思考が働いていたわけでもない。
荒々しく叩きつけられ、少しへこんだ通信機がただ全てを表していた。
(ちょい続きます)
範囲が最広域に設定されたレーダーの片隅。そこに輝く緑色の一つの光。
場所を確認すると、先程まで自分がいたコロニーの中。
これをどれだけ待っていたことか、紛れも無い機体反応だ。
今までだって何度となく目にしてきたことがあるこのLEDの光にどれだけ思いをはせたか。
やっと、自分の欲求を本格的に晴らせる機会が巡ってきた。
久方ぶりの武者震いに自然と歪む口元がそれを顕著に示している。
「待ってたぜぇ…」
彼の顔全面に浮かぶ本能を満たす笑み。
それは見方を変えれば至極純粋な物であるのかもしれない。
しかし、内に秘める目的はそれすらも凌駕し露骨に表現する。
本来無骨な機械であるはずのMSは、一つ目を獣のごとく輝かせ、
複雑な歯車が絡み合っている関節は骨が軋むが如き音を鳴らす。
『戦…戦…戦……。……戦!!』
彼の頭に浮かぶのはその一文字だけである。
【行動:広域探索(-1P) 移動(-2P)】
【位置:L-08→K-08→J-08】【残り行動値:1P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:戦闘相手を求める】【同盟:無し】
俺が軍を辞めて、このコロニーに移り住んで、はや四年。
最初は戸惑いばかりだった野菜の栽培も随分慣れてきた。
トマト、キュウリ、ナス、ニンジンetc…あと蕎麦。
市場への仕入れも軌道に乗ってきて、俺もこの生活が気に入っていた。
…俺はその日も、いつも通り畑での作業に精を出していた。
野菜の成長具合を見て回ったあとで、畑の雑草を刈っていると
さほど遠くない所から、銃声が聞こえてきた。
咄嗟に近くの茂みに身を潜めて、息を殺していると道の向こうから
何人かの銃を持った人間がやってきて、口々に
『ここら辺に逃げた筈だ』とか『最悪の場合、殺しても構わん』とか
そんな事を話しているようだ。
どうやら連中は誰かを追って、ここまで来たらしい。
(…参ったな…)
ここで見つかったら、俺も無事には済まないだろうという事は
容易に想像できる。
俺はほとぼりがさめるまで、森の中に隠れる事にした。
そっと後ずさって森の中に入ろうとした、その時、
側の木の影から不意に誰かが襲い掛かってきた!
…俺にはそう思えた。
俺は反射的に手に持っていた鎌を振り抜き――――
気が付くと俺の足下には、首に鎌が刺さった男が虫の息で倒れていた。
その男が連中の仲間でない事は、服装ですぐに分かった。
「…!お、おいっ、だいじょ…」
思わず大声で呼び掛けてしまい、息を飲んだ。
(しまった!…連中に気付かれたか…?)
再度森へ入ろうとして、倒れた男が俺を見て、
何かを話している事に気が付いた。
(何だ…何を言おうとしてるんだ?)
男は血の泡を噴きながら口を動かしてから、唇の端を歪め、そして動かなくなった。
男が俺に何を言おうとしていたのか、今となっては分からない。
その時俺はそれを深く考える余裕もなく、森へ駆け出していた。
背後に俺を追ってくる叫び声を聞きながら。
目が覚めた。
…俺は寝る前と変わらない、池の近くの木陰にいた。
「夢だな……夢。それ以上でもそれ以下でもない」
たしかに、あれは実際に俺の身に起きた事だ。
…しかし、夢は夢だ。
それで悩んだとしても、男が生き返るわけでもないし、男の
最後の言葉が分かるわけでもない。
夢から覚めた俺の目の前にあるものは、現実…そう、生き延びなければ
ならないという現実があるだけだ。
まあ、夢の事はともかく、それなりに充実した睡眠を取る事ができた。
疲れた身体も休めて、思いきり空気も吸って気力も充実しているから、
暫くは集中してプログラムに専念できるだろう。
高かった日も少し傾いてきているから、早めに市街に行って
補給と情報収集を済まさなければならない。
俺は住民に驚かれるのを覚悟でMSで市街に行く事にした。
急いでMSに向かう俺の耳に、例の定期放送が聞こえてくる。
『……出席番号15番、16番、17番の3人です。
この新しいお友達とも、仲良く殺し合いするようにして下さいね。
では、次の立ち入り禁止区域の予告をしておきます……』
(また参加者が増えたのか…。組織も御苦労な事だ)
コクピットに乗り込んで機体を起動させると、いきなりレーダーに
思い掛けないものが映った。
他の参加者のMS―。
そのMSは脇目も振らずに、俺に向かって一直線に飛んでくる。
(…友好的には見えないな。これはどう見ても…)
やがてそのMSが、肉眼でも確認できるようになった。
【行動:睡眠(−1)MSに戻る(−1)MSを起動(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:相手の確認】
【同盟:なし】
「ヨーコ、シュヴァイザー。交渉は完了した。教会で待っておいてくれ。
わざわざ一度外に出させてしまってすまなかった。」
「シュヴァイザーさん。 アサギさんもああ言ってるから、中に戻りませんか?
・・・確かに面倒だとは思いますけど・・・。」
外に出たは、いいがシュウジ=アサギがあらかた
対応をすませてしまったらしい。
流石に素早いやつだ。
そう感心していると、ヨーコ=クロサキから声をかけられた。
「そうだな。戻るとするか」
そう、声をかけるまえにヨーコ=クロサキは先に行ってしまい
親指を立てるような格好をとる。
「おいおいおい。なんだ。それは。まったく。」
頭を掻きながら歩き、ぼやきを呟きながら
教会の中へ歩みを進めた。
【行動:教会に戻る(0)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】