ガンダムバトルロワイヤル第三回大会 第三章

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1リーア先生 ◆UktGzzmQ/o

 「どうして、こんな所で闘っているのだろう……?」

  誰も望まぬ戦い。正義無き戦い。戦いのための戦い。
  広く暗い宇宙空間の中、理由なき死闘が続く。

  いや、理由ならある。
  ある者は、もと居た日常に還るために。
  ある者は、戦いの愉悦のために。
  ある者は、身を焦がす復讐の憎悪のために。
  ある者は、ただただ目の前の一瞬を生き残るために。
 
  そしてある者は、殺し合いの中で出会った、かけがえのない仲間たちのために。
  皆で揃って「日常」に脱出するために。

  それでも、白衣のティーチャーは呟く。
   「生き残れるのは一人だけ。最も幸運な一人だけ。
    それがルール。『プログラム』の絶対のルール。
    さぁ……みなさん、楽しく仲良く殺し合いましょう♪」

  ティーチャーの手の中に収まった、髑髏の虚ろな眼窩は何を映すのか。




    ガ ン ダ ム バ ト ル ロ ワ イ ヤ ル

          第三回大会、第三章。

        現在 生存 16名。 死亡 4名。

       最後まで生き残るのは、果たして……?





 当スレでは、随時参加希望者を募集しております。
 お気軽に管制室まで。

 ルール等の詳細は>>1-15くらいに。

前スレ
ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第二章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1071387802/l50

感想・議論用スレ
ガンダムバトルロワイヤル第四管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1071500120&ls=50

第三回ガンダムバトルロワイヤル管制室データフォルダー
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/2598/batorowa3.html
2リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:19 ID:???
 @ 過去スレ @

・第一回大会本スレ
第一章:ガンダムでバトルロワイヤルやってみよ〜
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1038324132/l50 

第二章:【生存21名】ガンダムTHEバトルロワイヤル【死亡1名】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1039169588/l50

第三章:【知略】ガンダムバトルロワイアル第3章【陰謀】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041070641/

第四章:【裏切り】ガンダムバトルロワイヤルpart4【信念】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1042612295/

終  章: ガンダムバトルロワイヤル最終戦場(諸事情によりアクシズ)
http://ime.nu/www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi/shar/1048332637/


・第二回大会本スレ
第一章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会 
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1049713319/

第二章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会lt;二章gt;
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1053350734/

第三章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第三章
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/x3/1055663266/

第四章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第四章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1058684058/

最終章:ガンダムバトルロワイヤル第二回大会終章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1063012783/l50


・第三回本スレ
第一章:ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第一章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1069427705/l50

第二章:ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第二章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1071387802/l50


・議論、感想スレ
ガンダムバトルロワイヤル避難所
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041000462/l50

ガンダムバトルロワイヤル避難所part2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041856658/l50

ガンダムバトルロワイヤル管制室(アクシズ)
http://ime.nu/www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1043595608

ガンダムバトルロワイヤル第二管制室
http://ime.nu/www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1052406249&st=4&nofirst=true

ガンダムバトルロワイヤル第三管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1058521848&ls=50
3リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:19 ID:???
 @ 参加方法 @
『生徒』の一人として参加したい人は、管制室スレにて参加希望を申し出て下さい。
管制室で、キャラクターの氏名・年齢・性別・簡単な経歴・私物を提示してもらいます。
キャラクターは基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
設定は、宇宙世紀の世界なら年代を問いません。

支給機体、及び支給武器は、クジ引きによる支給となっています。
機体はA〜Fのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選び、先生に報告して下さい。
  例:Aの20、Eの35 など
その引いたクジに合わせ、先生が(非公開で準備したリストに照合し)機体を支給します。

なお、アルファベットの選択で機体の年代を選択できます。
  A は一年戦争〜星の屑作戦(1st、08小隊、0080、0083)
  B はグリプス戦役・第一次ネオジオン紛争(Z、ZZ、センチネル)
  C は第二次ネオジオン紛争以降(CCA、F91、クロスボーンガンダム、V)
  D〜F は上記からランダムに選択です。

武器は、aかbのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選んで下さい。
  例:aの15、bの03 など
こちらも、引いたクジに合わせ、先生が非公開リストと照合し、武器を支給します。
武器はMSの手持ち武器が基本ですが、中には変わったものも多々あります。

なお、特例として、機体選択でクジを引かずに、『職人用機体』を選択することもできます。
ボール、パブリク、ガンタンク等、明らかに通常のMSより劣った性能の機体です。
これらを選択する際も、管制室で相談するようにして下さい。


機体、武器を支給されたら、会場となる宙域に射出されることになります。
スタート地点の決定には、IDを使用します。
まず、本スレでIDを出して下さい(メール欄空欄のまま書き込みを行う)。
そして出たIDに含まれるアルファベットを、上から順番に参照します。
1番目のアルファベットを縦軸、2番目のアルファベットを縦軸とします。
縦軸はマップ上の数字にアルファベットの順番を適用して下さい。
  例:ID:fj/zBtVWの場合、[fj]を抜き出してポイントF-10に投下

もし、その投下地点がすでに立ち入り禁止区域だった場合は、同じIDを使って選び直します。
次のアルファベット二つを抜き出し、同じようにして投下地点を決定して下さい。
  例:ID:fj/zBtVWで、F-10がすでに立ち入り禁止の場合、[zB]を抜き出しZ-02に投下

以上の作業を終えれば、晴れてあなたもバトルロワイヤルの参加者です。
他の参加者のことも考えつつ、楽しく殺し合いをしましょう。
4リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:20 ID:???
 @ 行動ルール関係 @
このスレでは『行動値』というものが設定されています。
描写と共に、これを消費しつつ行動を行います。
一人の人間が行動できるのは、現実時間の一日ごとに4P分だけです。

行動値がリセットされるは、現実時間の午前0時です。
行動値が必要な行動としては、
『移動』『探索』『整備』『戦闘行動』『通信』『変形(可変MSの場合)』などが代表的です。
行動値が要求されるのは大きな行動のみで、ちょっとした動作などには必要ありません。
会話も、『通信開きっぱなし』『接触回線の使用』『生身で面と向かって』なら行動値無用です。
ただし、劇中で時たま使われる『全体通信』のみ行動値を2点消費します。注意してください。

尚、行動の描写の後には、位置、所持武器、行動方針、同盟相手等を明記して下さい。
観客の理解や、参加者間の食い違い防止の大きな助けになります。

 @ 戦闘 @
このスレの戦闘では、最も重要なルールがあります。
それは 『攻撃の結果は、攻撃側の描写を受けて防御側が決定する』 ということです。
撃破されたか、腕が吹き飛んだが、かすったか、シールドで防いだかなどは、防御側に決定権があります。
『先行破壊』は厳禁です。
回避のしようのないゼロ距離射撃なども『先行破壊』と見なされることがあるので、注意しましょう。

戦闘時の行動については、
『ビームライフルで攻撃』『ミサイル一斉射撃』『回避』などがそれぞれ行動値1点分の行動になります。
撤退については、まず戦闘地帯からの『撤退』で行動値1点分になります。
これは同一エリア内での移動なので、隣のエリアに移動する際にはさらに行動値が必要です。

節度を守り、矛盾がないよう気をつけましょう。
5リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:22 ID:???
 @ 所持品 @
初期に支給されるものとして、原作通り
『ディパック』『首輪』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』です。
さらに今回は、宇宙ステージということで『ノーマルスーツ』も支給されます。
後は、参加者が誘拐された時に持っていた『私物』を持ち込むことができます。
この私物については参加者の自由に任せますが、ある程度の節度をお願いします。

 @ マップ @
『A〜Z × 1〜24』の624マスで構成されています。詳しくは後に示します。
毎回、今何処にいるのかを明記して下さい。
禁止領域は放送の時に予告され、放送後、現実時間で48時間後に爆破のスイッチが入ります。
尚、参加者は最初から地図を所持していますが、他の参加者の場所は表示されません。
『プレイヤーの知っている事』と『キャラクターの知っている事』の混同に注意して下さい。

 @ 移動 @
行動値を1点使うことで、マップ上のエリアを1マス移動することができます。
移動可能な方向は上下左右だけで、斜め移動はできません。
MAや、艦船やSFSに乗ったMSは『開けた空間』なら1点の行動値で2マス移動できます。
なお、示されているマップの『外側』は『侵入禁止区域』と同じ扱いになっています。

 @ 索敵 @
どれだけ遠くの敵を察知できるのかは、搭乗している機体ごとに異なります。
策的範囲は、
  通常機で周囲2マス。
  艦船・狙撃型で3マス。
  偵察機で4マス。
となっています。
他の参加者の位置を確認し、その範囲内に入っていれば、劇中でも「発見」できます。
当然、地形ごとに見やすさは変化しますが、その点は描写で表現して下さい。
(『開けた空間』ならはっきりと相手の機種まで特定できるでしょう。
 『暗礁空域』に潜む敵は、一度存在に気づいても途中で見失うかも?)


 @ 爆弾 @
爆弾は、機体と、参加者の首輪につけられてあります。
首輪については【バトルロワイヤル】原作の首輪と同性能……のハズです。
今回の『ティーチャー』は、前大会でこの首輪の無力化を図りましたが……。
ちなみに、支給された機体を失い、かつ別の機体を獲得できない場合も、爆破されます。
6リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:27 ID:???
 @ 特殊ルール『達成値』(通称ID判定) @
達成値は、そのカキコで取った行動の成功・失敗をIDで決めるルールです。
両者の合意があった場合にのみ、使用します。
特に戦闘においては、延々と回避が続く千日手を防止する意味でよく使用されます。

使う場合、メール欄を空欄にして、IDを表示するようにして下さい。
出てきたIDに含まれる数字を使い、その行動の『達成値』を決定します。

『In3rKPcy』の場合、含まれている数字は『3』のみなので、『3』となります。
『Atw4g6Qg』では、数字の『4』と『6』がありますが、大きい方をとって『6』と判定します。
『oHI+CUmX』のような数字の入っていないIDは『0以下』とします。
『sp02X9NK』『a0Tf/jEj』のように大文字の『N』または『T』があれば、『9よりも上』です。
さらに、『Ttw4g6Ng』のように、『NT』の2つの大文字が揃えば『NやT一文字より上』です。
小文字の『n』『t』は、いくら入っていても無意味な存在です。無視して下さい。

 早見表
NT(二文字かつ大文字)>N or T(一文字、かつ大文字)>9>8>7>6>5>4>3>2>1>0>数字なし


基本的に、両者の合意があったときのみ使用します。
戦闘時には使うのが通例ですが、義務ではありません。戦闘時以外でも使って構いません。
判定後、敗北側は、『なんらかの不利な結果』を受けるようにして下さい。その程度は問いません。

もしもその気ではなかった場合には、無視しても結構です。
しかし、ここぞという場面で判定を拒否したり、無視が多過ぎると叩かれることになります。
くれぐれも節度を守ってください。


IDの使用例:
 ウィルトの乗ったザクVは、トルヴァの乗ったドムにガドリングシールドを向けました。
 行動の書き込みと同時に彼が示したIDは『KfNasCFb』。
 一見すると数字なしの『スカ』のようですが、よく見ると『N』がありました。
 一方、トルヴァはこれを受け、書き込みの前に『IDチェック』とだけ書き、IDを出しました。
 出たのは『AJlnz1+B』。小文字の『n』はありますが、残念ながら達成値は『1』です。
 差は大きいですが、単に大小を比べるだけなので、致命傷を受ける必要はありません。
 トルヴァのドムは左腕に被弾し、左腕が地面に落ちました。

 彼はそのまま、右手に持たせたヒートサーベルで斬りかかります。
 夜の12時を過ぎ、IDが変わったウィルトは、再び『ID確認』をします。
 出たIDは『htWYGS5z』。『5』が出たので、『1』よりも上です。
 ザクVは上に跳んで、ドムの攻撃を回避。さらに、頭上から攻撃を浴びせます。
 トルヴァが次の判定で『5』以上の数字を出せなければ、ドムはさらに傷つくことでしょう。
7リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:31 ID:???
 @ 放棄された参加者 @
長期に渡って書き込みがない場合、『スレへの参加の放棄』とみなします。
用事などで書き込みできないことが分かっている場合、管制室で相談して下さい。
何の宣言もなく長期間放置された場合、管理側で『この参加者は『放棄』された』と認定します。
こうして『放棄』された参加者を攻撃した場合、特例として、攻撃側が結果を書くことができます。
つまり、積極的に頑張っている参加者の『肥料』にする、ということです。

目安としては、2週間、音沙汰がなかった場合、この判断を下します。
ただし予め『参加不可能宣言』が出ていればこの限りではありません。


 @ 戦艦運用ルール @
支給武器として、『戦艦』が支給されることがあります。
その際は、以下のルールに従って運用して下さい。

*戦艦にMSが着艦する際には、衝突しないようかなり注意した操縦が必要です。
 また発艦する際には、機体の起動やカタパルトの操作が必要です。
 これらのことを踏まえ、【着艦】【発艦】にはそれぞれ1点の行動値を消費して下さい。

*ブリッジ(操縦席)と格納庫はかなりの距離が離れています。
 ブリッジ・格納庫間を移動する際は、【移動】として行動値を1点消費して下さい。

*戦艦の特典との一つとして、格納庫の存在が挙げられます。
 この格納庫にMSを収容することで、補給・修理作業が行えます。
 ただし、開始の時点では、ちょっとした補修を行うための材料と予備の推進剤はありますが、
 武器・弾薬・脱出用ランチなどは搭載されていません。

*本来、戦艦というものは、何人もの専門家が役割分担してやっと動かせる存在です。
 一人でも動かすことは不可能ではありませんが、
 操舵・武器管制・通信の各システムはブリッジの中でもそれぞれ離れた位置にあります。
 (さすがに行動値を使って移動する必要はありませんが、描写の際には注意して下さい)


 @ 要点 @
色々ややこしく書きましたが、

@ 行動は基本的に自由。
@ 参加したい場合はまず先生へ言う。
@ 戦闘の結果は『攻撃を受けている側』が決める。
@ 『両者の合意があった場合』、達成値を使用する。
@ 自分の居場所を毎回、明記しておく。
@ 侵入禁止区域にいた場合は有無を言わさず死亡。
@ 基本は原作と同様
@ 分からない点等があれば、管制室にて先生に聞く。

という以上の8点を守って下さい。あとは、楽しく殺しあいましょう♪
8リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:32 ID:???
 @ 会場宙域地図 @

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□   □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□□□□□□□□□□□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼▼▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
9リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:33 ID:???
 @ 各地形の解説 @

□ 開けた空間
 ほとんどデブリもない、開けた宇宙空間。
 移動は極めて楽ですが、遠くからも視認されやすく、物資の獲得はほぼ望めません。
 MAや、SFS・艦船に乗っているMSは、1点の行動値で2マス分移動できます。

■ 暗礁空域
 壊れたコロニーの残骸や、岩塊を中心としたデブリ地帯です。
 移動時には慎重に動かないと、岩塊に衝突して自滅するでしょう。
 身を隠したり生活物資を探したりするにはいいですが、戦闘関係の物資はほとんどありません。

※ 戦場跡
 暗礁空域よりも密度が薄く、戦艦やMSの残骸を中心としたデブリ帯です。
 どうやらここは、昔戦闘があった跡のようです。
 無傷のものはほとんどありませんが、多少は武器や弾薬・推進剤の補給が見込めるでしょう。
 ただ、見たくもないような無惨なものを見てしまうかも知れません。

〓 コロニー
 無人となったコロニー。重力と空気は残っていますが、住民はいません。
 生活用品を中心に、さまざまな物資を獲得することができるでしょう。
 マップ上、2マス分で一つのコロニーとなります。全部で4基存在しています。

▼ 小惑星基地
 ルナ2やアクシズのような小惑星軍事基地です(その両者よりも小さめですが)。
 エリア内には、大中小の3つが存在しています。
 施設が整っていて、多少の武装強化も望めますが、中は入り組んでいて迷路のようです。
 戦闘するにも探索するにも、緊張を強いられることになるでしょう。

◎侵入禁止区域
 ティーチャーにより立ち入り禁止が告げられたエリアです。
 このエリアに侵入すると、参加者の首につけられた首輪が問答無用で爆発します。
 みなさん、くれぐれも移動の際にはご注意を。

×侵入禁止予告区域
 ティーチャーにより、間もなく侵入禁止区域になることが予告されたエリアです。
 予告から現実時間で48時間(劇中の時間で4時間)経過すると、上の侵入禁止区域に変化します。



 @ 最後に参加者様へ @

バトロワ参加者心得

一つ、場の空気をよく読む。
一つ、戦闘時、無理やり人を自分の土俵に引き込まない。
一つ、極力、相手がなにをしたいかを考える。
一つ、自分勝手な行動をしない。
一つ、決して放棄しない。
一つ、観客もいることも頭に入れておく。
一つ、誤字、脱字、変換ミスには気をつける。
一つ、ID待ちはしない。
一つ、管制室で叩かれたら、怒らず、自分を見直す。
一つ、全てにおいて節度を守る。
一つ、自分は職人だと自覚する。
一つ、『生きる』為の戦いではなく、『魅せる』為の戦いをする。
一つ、死んでも泣かない。
一つ、先生が美人だからといって口説かない。
10リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/09 21:35 ID:???
第二章 >361 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼10□□□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□◎□□□□□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□09□□□□□□※◎※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■■■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□03■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□02□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□06□□◎14□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■

01・07・08・15・19は同一地点。02・18は同一地点。03・05・16は同一地点。09・11は同一地点
03・05・16はムサイ級戦艦に搭乗(03・04・05・16の機体は戦艦に収容)。
04・12・13・17死亡。20未射出。

 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード      (17) 男性  ケンプファー
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 09番 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  ジム・ライトアーマー
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性 ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性 ジャベリン
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性 ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性 アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性 ジャベリン(元・ガンダム4号機)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性 ハンブラビ
 18番 レニウム・アートナー      (33) 男性 ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性 ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性 サイコガンダムMk-U
11リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/01/09 21:41 ID:OP4IfgJm
位置決定ID投下〜
「私は殺し合いをする…
 私は殺し合いをする…
 私は殺し合いをするん…だ…」

はっきりしない頭で、内容を認識しないまま、そう書かされる。
抵抗する意識すら持たず、されるがままに。
リファニアは、この狂ったゲームに身を投じる。


…少し時間を遡る。

『ボッシュ大尉、宜しいので?これでは…とても…。』
『フン、奴は「教育」し損なった様だが、な。それでも、このスコアを見れば、彼女の優秀さは認めざるを得んのだよ。』
シュミレーターの画面に表示されたスコアを見ながら、ボッシュは下士官に返答した。
『前例では、色々と問題があった様だが…な。やはり、使い方次第では相応の結果を出せる物なのだよ。
我々は、少しでも戦力を欲しているのだ。』
『ですが、これではとても兵士として使い物にはなりません。それに、実機に乗った事も無いのでは…。』

下士官は、シュミレーターに座ったリファニアをちらりと見る。相変わらず、目に生気は無いが、唇は笑みの形を浮かべている。
無論、笑っているわけではなく、笑みが張りついてしまっているに過ぎない。
シュミレーターとは言え、次々と機械的に敵機を落とすその姿に、下士官は寒気を感じた。
が。
「…し…て。…パパを…返してよぉ…!」
突然泣き叫びだすリファニア。操作を放棄したその瞬間、直撃をうけシュミレーターは終了する。

『…どうです?』
『…フッ。返して、か。我々は、返してもらっただけなのだがな。』
冷淡な笑みを浮かべるボッシュ。
『…悪魔の機体と、それを操る化け物ども…。今度は、連邦がその力に恐怖する番なのだ。
我々は運がいい。少なくとも化け物どもについては、アテがあるわけだからな。
…そして、じきに悪魔の方も、な?』
そう呟いて、泣きじゃくっているリファニアを見やるボッシュ。
『貴様の思い通りにならなくて、残念だったな。貴様が狂わせた予定の辻褄合わせは大変だぞ?』
それは、一見リファニアに話しかけているようだったが、
ボッシュの視線はリファニアが握っているジオン十字勲章に向けられていた。勲章が鈍く輝く。

『リファニア=ニールセン。貴様を「プログラム」に投下する。…生き残れよ?』

(続きます)
リファニアは、漂っていた。紫の悪魔の体内で、虚ろな目をして、口元に虚ろな笑みを浮かべながら。
ただ、漂っていた。

「気持ち…悪い…。」

リファニアは、震えていた。紫の悪魔は、リファニアに優しくは無かった。
彼女を襲う、戦いへと掻き立てようとするプレッシャー。
彼女は、孤独なまま必死でそのプレッシャーに耐えていた。

「〜〜〜〜〜〜ッ!」

突然、彼女の中に、何者かの意識が流れ込んで来る。
それは、この空域を漂う、行き場の無い魂だったのかも知れない。

「…これが、戦場の空気なのぉ…?…イヤ…気持ち悪い…。帰りたいよぅ…。」

何処に?彼女の帰るべき場所は、失われたばかりだというのに。

彼女の握り締めている十字勲章が、淡く輝いていた。

【行動 : 漂う(0)、残4 】
【位置 : O-16 】
【機体状況 : 正常、MA形体 】
【パイロット状況 : 父を失ったショックと機体から受けるプレッシャーに押しつぶされそうです 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : 漂う 】
【同盟 : 無し 】

【特記事項 : コンテナは曳航しています 】
>>357-358
リナルドが話し終えると、『ヨーコ』が苦しみだした。
断末魔の叫び声を上げて、『ヨーコ』の気配が消える。
だが、なぜかマヤは帰ろうとしない。

(何だ? まだ、何か来るのか?)

その疑問が彼の頭をよぎった瞬間、不意に消えた『ヨーコ』に似た悪意を感じる。
ヨーコの姿を借りたそれは、男口調で話しかけてきた。

「・・・お前、リナルドっつったな?
 あの女を始末してくれてありがとよ・・・。
 ・・・俺達にとって少し邪魔だったからな」

その『ヨーコ』はそう言いながら、片手を差し出してきた。
リナルドはその手を両手で包み込むと、未だトーンの低い声で彼女に告げる。

「……俺はあいつを始末したんじゃない。
 あいつが『在るべき場所』に戻っただけだ。
 そして、『お前が誰か』なんてのはどうでもいい。
 お前は必要とされてはいない。
 彼女に戻れと言ったはずだ。
 引っ込むなり出て行くなりしないと、妹が黙っちゃいないぞ」

(私はエクソシストじゃないのに……)

マヤの虚しい突っ込みを全く気にせず、リナルドは続ける。

「もう一度だけ言う。 ここに、お前の居場所は無い。
 彼女を返せ。
 『ヨーコ=クロサキ』を返せ」

【行動:会話(0)、プレッシャー(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、この場の収拾】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
前スレ>>351-352

基地の中に潜み一時の安全を確保したものの、危機そのものはまだ去ったわけではないらしい。
先ほど、入り口の外でかすかな光を目視した。
恐らくスラスターの光・・・あのボリノーク・サマーンが追撃してきたのであろう。
(これじゃあ、さっきと立場が全く逆じゃないか・・・。)
危機的状況にもかかわらず、何故か口元に笑みがこぼれた。

大きく息を吐いた後、如何にしてこの場を切り抜けるか思案し始める。
頭部と右腕を失い、全身銃創まみれの機体。武装はたった3本のビームソード。
まず、このまま外に飛び出し戦っても、勝てる見込みは少ない。
機体を歩かせ、さらに深部へと移動する。

途中、推進剤の残量が僅かな事を思い出す。
幸いうってつけの場所を見つけることができたので、早速補給に取り掛かる。
(これで一安心、か・・・今後は極力無駄な動きを省くことに努めよう。)
補給を済ませ、次に武器の探索を開始する。

もちろん、いつ侵入してくるかわからない敵機への警戒を怠ることなく。

【行動:補給(-1)、探索(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:H-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂、頭部・右腕消失】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:警戒、応戦、武器の探索】
【同盟:無し】
16ダグラス・ロックウード ◆sa5pVA/EH6 :04/01/09 22:07 ID:sRhLWUzf
『よう、来てやったぜ感謝するんだな糞ガキ。』

乱暴に言い放つアレン、初対面の相手に結構なご挨拶だ。
普段ならこちらも黙っていないが、今はそんな事をしている場合ではない。
彼はに背負っていたイブををソファーに寝かせた。
荷物を手に取ったかと思うと、中から一羽の鳥が飛び出してきた。
『クルシイ!シヌガナ!』
暴れ回るアヒル、無機質な床にふさふさとした羽毛が舞い降りる。
喋る七面鳥、本当は興味深々だが何事も無いように振舞う。

『おいガキ、このお姉さまは一応俺様が手当てしたが、まだ危ない。
 お前が医学に長けてるんならお前が手当てするか、
 出来なけりゃ他に誰か適任の人を探すんだな。
 うっしゃー、飯食うか。』

大量の缶詰を取り出すアレン、こちらの事など気にも止めていないようだ。
イブに近づくダグラス、生身で対面するのはもちろん初めてである。
しかし、彼女が目蓋を開く気配は無い。その冷め切った美しい手を両手で包むように握った。
息も脈もあるのは確かだが、かなり弱まっている。血色も悪く、出血も完全には止まってはいない。
とりあえず最初の処置は比較的正確に行われているようである。
恐らくはアレンも軍人なのだろう。基本処置の押さえ方で予想が付く。
彼女の体に医務室から取ってきた真っ白なシーツをかけた。
とにかくこのままでは彼女の命が危ない、迅速な処置が必要である。

「ではアレンさん、J-8のコロニーまで移動します。
あと、そこの喋るアヒルさん、あまり暴れないで下さいね。」

相変わらず食事にがっついているアレンとトリィに手短に説明する。
ムサイをJ-13まで移動させると、先ほどの一機をレーダーが捕捉した。
もう片方のジ・Oは要塞の中だろうか、どちらのせよ、これでは要塞には近づけない。
やはりコロニーに向かうのが最善だろう。そのまま一気に北上、コロニーの港に接岸した。

【行動:移動(−3) コロニーヘ入港(−1)】
【位置:k-13→J-13→J-8】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブの手当て】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
17シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/09 22:23 ID:???
第二章
>>335
>>337-338
>>349-350
>>353
>>355-358
第三章
>>14

「…。」
(何かよく分からないことになってきてるな…。
 ヨーコは二重…おっと三重人格か?それともそれ以上?
 いや、何か違うな…。というか頭痛が酷い…。)
二人の論戦を口も挟まず見守るシュウジ。
口を挟まなかった…と言うよりは挟めなかった。

「なぁ…。」
〔マスター、リナルドさん、ヨーコさん、ベルクさん〕
「…なんだ?」
〔参加者が一名接近中です。〕
「…フゥ…久々のお客さんか…。リナルド、ヨーコ今はその辺にしておけ。
 今攻撃されたら…終わりだぞ。
 ベルク。お客さんが来た。とりあえず私が対応する。
 3人ともとりあえず応戦の準備だけはしておけよ。」

そう言うと計画書を持ち、ゼファーとともに教会を出、教会前に止めておいたHハイザックに乗り込む。

起動と同時に通信機のスイッチを入れる。
「私は生徒番号01番、シュウジ=アサギだ。
 まず初めに…我々に交戦の意志はない。
 話したいこと、そして見せたい物があるので願わくばコロニーに入港し、こちらに来てくれないだろうか?
 もしもこちらまで来るのが不服なら、私がそちらに向かわせてもらう。」

「(ゼファー。思い出したぞ…さっきのこと。)」
〔(何だったのですか?)〕
「(ベルクの持ってきた武器見るのを忘れていた…。)」
〔(そう言えば…どうするのですか?)〕
「(一段落ついたら見てみるか。)」
〔(了解)〕

【行動:会話(−0)MSへ移動(−1)通信(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中 19番 ラーズ・フィリーと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:交渉 ベルクの持ってきた武器の確認】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス?】
>15
やはり相手はそう簡単には出てこない。
おそらく、中で機体の補修。
または、補修までいかなくとも
何か武器を探しているのだろう。
だが、焦ってこちらから踏み込めば
死地に踏み込む可能性もある。
ここは、ジッとまつのみ。
レーダーを睨みながら・・・

レーダーを睨んでいると
戦艦 ムサイが移動したのが分かった。
だが、踊らしておくと決めたので
何もアクションはとらない。

【行動:ひたすら待機 (0)】
【位置:H14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾3) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾0)
     両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ジ・Oを狩る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
ARELT! ARELT!

「…ウッ!」

突然、警告音が鳴り響き、コンソールに情報が表示される。RGM-89ジェガン。連邦の代表的な量産機。
だが、彼女にそのような情報は見えていなかった。
突然の接触。普段の彼女ならば、持ち前のマイペースぶりで対処できただろう。
だが、今の彼女はまだショックから立ち直れておらず、自分を見失ってしまっている。
そして、サイコガンダムから押し付けられる戦闘を強要するプレッシャーへの反発。
そして、けたたましく鳴り続ける警告音。
彼女は、混乱した。

「いや、こんなの、楽しくないよぉ。」

父との訓練は楽しかった。父親がそうしむけたのだが、彼女にはそんな事はわからない。
結果を出せば、ほめてもらえた。
例え結果が出せなくても、父は強要しなかったが、褒めてもらいたいから一生懸命努力した。
そして、また褒めてもらうと、前にも増して嬉しかった。
彼女は、MSが好きになっていった。

だが、今はどうだろう。サイコミュの強制力も、無機質な警告音も、ひどく暴力的なものだった。

彼女は、逃げるようにその空域を去っていった。

【行動 : O-14へ移動(-1)、O-13へ移動(-1)、O-12へ移動(-1)、N-12へ移動(-1)、残0 】
【位置 : O-16→N-12へ 】
【機体状況 : 正常、MA形体 】
【パイロット状況 : 混乱 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : 混乱 】
【同盟 : 無し 】

【特記事項 : コンテナは曳航しています、というか、機体にくくりつけてあったんでしょう 】
「私は、ジャンク屋をやっていたわ。
 だから機械修理や整備、改造は得意なものよ。
 後は器用な動作だったら少し自信が有る。
 素早く動かすとなると勝手が違うけれど、手動操作でちょうちょ結びとかできるしね」

それだけ出来れば大したものである。
元々軍人でないのに、ここまでMSを動かせるのだ、センスはあるのだろう。
リオンは深く考える。
一年戦争時の量産型と傑作機で出来る事。

「だけど……私人を見る目はないみたい。
 あの、悪い意味じゃないけれど、レオンの演技には気づかなかったし……
 前のパイロットが休憩中に殺しちゃったりとか……

 その……ね、マヌケなのよ、私。
 どうしようもないくらいにね……
 ……どちらにしたって、戦闘能力でリオンを上回る事は無いわね」

それは間違いである。
確かに、人を見る目は無いかもしれないがそれを上回る才能というべきものか。
ともかく、人を癒す力が彼女にはある。
リオンもその影響で彼女の味方となったのだ。

(考えるんだ、彼女の期待にこたえる為にも。
 僕達二人だけでも脱出する方法……逆転の秘策……)

その瞬間、リオンの頭によぎる光。
それは閃き、リオンの脳内で色々と仮定と想定を繰り返し、計画を練る。
完璧とは言えない、しかし、やれないこともない。
そんな作戦。

(だが、これをやるには僕達だけでは無理だ……
 信用できる人、しかも相当の熟練者でないと……)

ヘルメットをトントンと叩きながらマップを見る。
禁止区域を確認、次に自分の通ってきたルートを確認。
そして、大体の地形を覚える。

(やろうと思えば……やれないことはない。)

「サーティアさん……あの……」

計画を打ち明けようとした時、レーダーに反応が出る。
『ムサイ級巡洋艦』
それは別にリオン達を襲う訳では無く、通り過ぎてゆく。
レーダーを確認する。
それはコロニーに向かう道のりで消えた。

「サーティアさん、ムサイを追いますか?」

【行動:サーティアに通信(-1P)】
【位置:L-10】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
     薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:生きる】
21ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/09 22:49 ID:???
>17
通信が舞い込んでくる。…交戦の意思がないこと。…そして、話したい事があるとの事だ。
すぐさま反応をこう返す。

「其方に交戦の意思がないなら…此方は撃ちません。その点は安心してください。
只……話したい事と見せたい物…に関しては…良ければ暫く待っていただけませんか?」


【行動:通信(1P)】
【残り行動値:0p】
【位置:S17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『ディパック』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』『地図』)】
【行動方針:相手との会話など。基本的に自分から攻撃はしない。
MSでされたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】
22シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/09 23:11 ID:???
>>21
(半分成功…か。
 まぁ、攻撃されないんだから三分の二成功と言ったところか?)

「…そちらに交戦の意志がないことは了解した。
 我々は今、コロニー外に出かけている仲間を待つために当分ここに居座るつもりだ。
 コロニーで補給などしたいのなら好きに入ってくれ。
 ただしこちらに攻撃を仕掛けた場合は…。それ相応の覚悟をしておいてくれ。
 それと見せたい物に関しては…まぁ、見たくなったときは直接私の所まで来るか、
 外部スピーカーで呼びかけるか、機体の方に通信をしてくれ。
 通信は私の手元の物に通信が転送されるようになっているから。」

(また女の子か…。何故こんな若い者ばかり殺し合いをさせる!?)

【行動:通信継続(−0)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中 19番 ラーズ・フィリーと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:交渉 ベルクの持ってきた武器の確認】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス?】
>>17

しばらく二人の会話を聞いていたが
突然ゼファーから警告があった。
シュウジは計画書とゼファーをもって先に教会を出、Hハイザックに乗り込んだ。

(・・・・・またかよ。)
俺も続いて教会を出、ペズ・バタラに乗りこむ。

【行動:MSに乗る(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:警戒体制】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
頃合を見て行動を開始する。
コロニーまではもう間もなくだ。

果たしてコロニーの中には誰かがいるのだろうか?
いるとして何人がいるのか?
一人だけか、数人がいるのか?
仲間なのか、それとも争っているのか?
まあ本当は、誰もいないというのが一番簡単でいいのだが。

そんな事を考えているうちにコロニーの東側に着いた。
さて、入るか。

 【行動:U-17に移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:とりあえず水の補給を】
【同盟:なし】
25レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/09 23:51 ID:c+1oYyZB
探索の末、MSデッキからビームライフルを1つ拝借する。
未使用なのか、少しの損傷も無く、ENも十分に満ちている。
(さて・・・これからどうするか。)
両手を頭の後ろで組み、目を瞑る。

―『逃げたところで意味など無い』―

ふと、先刻の戦闘中に心の中で吐き捨てた台詞が頭の中によぎる。
・・・そうだ、例えこの場をやり過ごしたところで意味など無い。
敵を殺すか、自分が死ぬかの2つに1つ・・・。

目を開き、組んだ手を解き操縦桿を握り直す。
「―殺るしかない・・・身を隠し、死に脅えながら命を延ばすより・・・俺は戦いの末の死を選ぼう!」
意を決し、スラスターを吹かして基地から飛び出す。

基地の外に仕掛けてあったハイドポンプの真っ只中に入り、爆発の直撃を受ける。
コックピットを大きな衝撃が襲い、ジ・Oの体の至る所の装甲が吹き飛ぶが、最早そんなことなど、どうでもいい。
比較的 出入り口の近くに身を潜めていたボリノーク・サマーンの姿を捉え、ビームライフルの引き金を引く。

【行動:装備(-1)、ビームライフルでボリノーク・サマーン(02番)を攻撃(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:H-14】
【機体状況:全身大破、胸部装甲に亀裂、頭部・右腕消失】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3、ビームライフル(EN残量:91%)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:ボリノーク・サマーン(02番)の撃破】
【同盟:無し】
>>20 リオンから声が消えて、何かを考えている気配が漂う。
 ずっと、黙って待っていた。

『サーティアさん……あの……』

 レーダーに反応。
 とっさに計器を確認して辺りを見回す。

『サーティアさん、ムサイを追いますか?』

 ……この場合、相手は何を考えていたのかしら。
 私たちを放置していった。
 千巻なら、確かに気付いていたでしょうけど……

 なら、敵意は無いか、戦える状況ではない筈。

「オーケイ、追いましょう。
 動かないと状況は変化しないわ。
 いざとなったら、逃げれば良いしね?」

 笑ってはみせたが、不安が無い訳ではない。


【行動 : J9へ移動(−3)】
【残り : 0P 】
【位置 : L10 → K10 → J10 → J9 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
27シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/09 23:53 ID:0e6c1Xrb
IDチェック
右腕の修理――。
そのためにコロニーに戻る。
この状態で俺が戦かって勝てるとは思えない。

ピピピ―――
機体反応を示す警告。
「くそッ、こんな時にィ!!」
機体識別――サイコガンダムMK-U。
またガンダム?!
逃げるか――?戦うか――?
二つの選択肢。
どうしようか考えてレーダーに映る敵の影を凝視した。

しかし、それはもの凄いスピードで後退していく。
どうやら逃げてくれるようだ。
「ビビッたァ……マジ怖ェよ……」
冷汗をかいた。
どっかの国に「手に汗握る」という言葉があるらしいがまさにそれだと思う。
さっきより若干スピードを早めてコロニーを目指す。

【行動:移動(-3p)】
【位置:Q-16→Q-17→R-17→S-17】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
>25
「来たかっ!」
ハイドボンブが急に爆発を起こす。
そして、レーダーの中の敵もその中に
いる事を示していた。
そして、その爆煙の中からビームの閃光が
伸びてくる。
「分かってればよけるなんぞ、造作も無い!」
壁に張り付いていた理由。
相手に対して死角に鳴りやすいと共に、
蹴る場所があるということだ。
スラスターを前回でふかしつつ、壁を蹴る。
その勢いで簡単にその場所から素早く移動し、
相手の攻撃をかわす。
そして、距離を取りつつ
相手に向かってビームライフルを翻し、撃ち放つ。

【行動:PMX-003 ジ・Oへ攻撃 (1)】
【位置:H14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾2) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾0)
     両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ジ・Oを狩る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】

すいません修正です(滝汗

【行動:PMX-003 ジ・Oへ攻撃 (1)】
【位置:H14】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾2) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾0)
     両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ジ・Oを狩る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
気がつくと、彼女は暗礁空域の中に身を潜めていた。
けたたましく鳴り響く警告音も、サイコミュの強制力も無く、コクピットの中は静寂が支配していた。

「…私、どうしちゃったんだろう…?」
パイロットスーツの中は、いつのまにか汗だくだった。
不快だったので、リファニアはヘルメットを脱ぎ、スーツも脱いだ。
インナーだけの姿になると、全身の力を抜いて、コクピット内に浮かび始めた。
リファニアは、妙に落ち着いていた。
どうしてこうなったのか、考えてみる。

あの日、私はいつもどおり、パパとモビルスーツの訓練してたんだよなぁ。
でも、突然レンポーケーサツの人たちが来て、パパは私に逃げろっていって、ケーサツと撃ち合いになって…
「…ころされちゃった。」
口に出してみても、妙に実感が湧かない。頭では、はっきりとわかっているのに、もう会えないというのに。
何故だろうか、遠くに行った気がしない。

それから、ケーサツの人たちに連れていかれて、よく憶えていないけど、レンポーグンの人に引き渡されたんだっけ。
…でも、おかしいな。その人、ボッシュさんは、パパの所に良く来ていたのに。私も、たまに遊んでもらったよ?
…少し怖い、と感じた人だったけど。

…そこから先は、良く憶えていないや。たしか、ぼーっとした頭でMSシュミレーターをやらされたっけ。
何か、ボッシュさんが言ってたけど、それも良く憶えていないし。
…シュミレーターやってた時、唐突にパパの事で悲しくなって、それからはもう全然憶えていないや。

「…何で、MSに乗ってこんな所に居るんだっけ?」

(続きます)
…思い出した。たしか、ちょっと変わった女の人に「これから、あなたに殺し合いをしてもらいます」って、言われたんだ。
殺し合い。イマイチ実感が沸かない。それから行われた、ルールの説明を思い出そうと、顎に手をやって考え込む。
手に金属的な冷たい感触がふれた。…首輪だ。
思い出した。首輪の爆弾の事、理不尽極まりないルールの事。
思い出すと、心底肝が冷えた。先ほどの暴走では、禁止エリアをかすめた。一歩間違えていたら…。
…それ以前に、混乱したまま暗礁空域に飛び込んだ自分の無謀さに、ゾッとした。
汗が、一気に冷える。

「…でも、出来た。ちゃんと、出来たんだよね、私。」
初めての実機、しかも、こんな大型の機体で、暗礁空域を無事進んでいけたという事は確かだ。
そう思った時、コクピット内を浮かんでいた十字勲章が、リファニアに触れた。温かかった。
唐突に、涙が溢れ出した。
パパァ、パパァ…!リファニアは、泣いた。思いっきり声をあげて、泣いた。
「パパが、護ってくれたんだね…。」
勲章を胸に抱えて、ひたすら泣いた。首輪の冷たさと対照的に、その勲章は暖かかった。
「パパとの訓練、役に立ったよ…。」
そう呟くと、リファニアはじきに泣き止んだ。泣き止んで、顔を上げると、リファニアの表情は明るかった。

このゲームが、どのようなものかは、まだ良くわからない。自分がどうするのかも、まだ決めていない。
とりあえず、誰かに会おう。そうすれば、何かが見えて来るかもしれない。
そして、出来る事を精一杯やろう。パパは、それを望んでいる。
だって、私は、パパの生きた証なんだもん。

「えっと、一番近いコロニーは、と」

【行動 : 状況確認(-1)、N-11へ移動(-1)、N-09へ移動(-1)、残1 】
【位置 : N-12→N-9 】
【機体状況 : 正常、MA形体 】
【パイロット状況 : ポジティブシンキング 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : 誰かに会う、精一杯頑張る(何を 】
【同盟 : 無し 】

【特記事項 : コンテナは機体にくくりつけてある 】
33アーネスト・マンソン:04/01/10 01:25 ID:g766bhx/
(位置決定ID提出)
 私達は殺し合いをする。私たちは殺しあいをする。
 わたしたちはころしあいをする。わたしはころしあいをする。わたしはころす。
わたしはころすたべる。たべる。
 食べていい。殺していい。
 はやくころしたい。ナイフ刺したい。血を腸に詰めて煮たい。
 眼をえぐってすすりたい。
 何人もいるのがわかるからなんにんも食べられて幸せになれる
幸せの宇宙肉色の火星骨色の月ここ宇宙。
 あはははっはははははは早く打ち出せ―俺打ち出せー
 あはははははああああはははははあああはあははあはははああっは
入る前に、一応レーダーの確認を行う。
しかし流石に外からでは探知できないのか、何も映らない。
(…やはり入ってみなければ分からないか)
東の港に入ると、予想通り港には誰もいないようだ。
(このコロニーも住民は始末済みという事か)
それで面倒なくコロニー内へ入れるのだから、少々複雑な思いもする。

通路を通り内部へのゲートを開いて、見渡してみる。
見た感じ何の異常も感じられない。
どこかに煙や火の手が上がっているわけでもない。
(…誰もいないのか…な?)
と思った、その次の瞬間だった。

いきなりレーダーに反応が現れたのだ。
それも一つや二つではない。
「五つ!?このコロニーに5人の参加者がいるのか!?
 …レーダーの故障じゃないよな…」
その可能性もないでもないが、ここは希望的観測は捨てるべきだろう。
内部に5人の参加者がいるとみて行動した方がいい。

機影の固まりぐあいを見ると、少なくとも争っているようには見えない。
更にレーダーを凝視していると、映っている機影のうち稼動しているのは
2機だけらしい。
おそらく見張りか。
俺のレーダーで確認できるのだから、向こうも俺を見つけているだろう。
最初に動くとすれば、この2機だ。
いや、もう他のMSも動き出すかもしれない。

(くそっ何でこんなに集まってるんだよ!パーティーでもやってんのか!)
冗談もいまいち切れがなく聞こえる。

とにかく、コロニーのような広い場所での多対一の戦闘は不利だ。
だが、この港に通じる通路ならばそのハンデを克服できる。
ここならば並んで入れるのはせいぜいが2、3機までだし、回避運動も取れなくなる。
やるならば、ここしかないだろう。
(とりあえずは出方をみるしかないか…俺って運がないのかな…)
いつでも射撃ができるように準備をしてレーダーの反応に接近する。
  
  【行動:S-17に移動(−2)】
【残り行動値:2p】
【位置:U-17→T-17→S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:とりあえず水の補給を、いざとなったらやるしかない】
【同盟:なし】
35アーネスト・マンソン:04/01/10 01:54 ID:g766bhx/
【ポイントG−2に射出】
 狩場だ。
 このひろいひろい空間が狩場だ。
 たくさんいると聞いてる。
 ようやく食べれる。ずいぶん待った。
 何日?何ヶ月?そんなもんじゃない。
 あの肉を食べる時、俺はいつも誰かを気にしなきゃいけなかったんだ。
 今日は違うしこれからも違う。
 食べても怒られない。食べても殺されない。殺しにくるだろうけどころせばいいだけ。
そうしたら肉が増える。それはうんと素敵だ。なにしろ倍になるんだから。
倍はいい。多いほうが幸せなんだから。

 かつん、と装甲になにかがあたった音がした。
 ただよってきた金属のカケラ。
 太陽に照らされて光る霧のようなそこ。
 かれは知っている。
 それは戦いの跡。 
 あそこでたくさん沢山死んだんだ。
 やっぱり俺はついてる。あいつらとあったときからずっと。
 きっと、これからもうまくいくぞ。
 俺はガザCを動かした。
 名前は「肉切り包丁」にきめた。すごくご機嫌な名前だと、つけてすぐおもった。
 さぁ、さがしものだ。道具は沢山あったほうがいいんだから。
 何もないと、だれもつかまえられないんだもん。
 たくさんたくさん武器はほしい。きっとあそこに落ちてるから。
【行動:周囲の確認(−1)G-3へ移動(−1)G-3での武装・道具の捜索(−1)】
【位置:G2→G3】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザC(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、血で汚れたナイフ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】
(コンテナは背中にくくりつけられている状態)
36シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/10 02:16 ID:???
「…。さて、武器の確認を…。」
〔T−17よりこちらに新しい参加者が接近中です。〕
「…あのさぁ…これで何人目だ!?
 やはりコロニーって言うのは人が集まり易すぎるのか?そうなのか!?」
〔八つ当たりされても困ります…。通信、開きます。〕

「こちらに接近中の…。」
名簿に目をやり、名前を確認する。
「…レイモンド=デリック。我々にに交戦の意思はな…。」
ズームした画面に機体が見える。よく見ると銃口がこちらを向いていた。
「…すまない。こちらに交戦の意思はない。
 色々と話したいことがあるのだが…。まず、銃口を下ろしてくれないだろうか…?」

【行動:14番 レイモンド・デリックへ通信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中 14番 レイモンド・デリックと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:交渉×2 ベルクの持ってきた武器の確認】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス?】
37シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/10 02:22 ID:???
>>36
何か会話文色々訂正します_| ̄|○

「こちらに接近中の…。」
名簿に目をやり、名前を確認する。
「…レイモンド=デリック。私は生徒番号01番、シュウジ=アサギだ。
 我々にに交戦の意思はな…。」
ズームした画面に機体が見える。よく見ると銃口がこちらを向いていた。
「…すまない。こちらに交戦の意思はない。
 色々と話したいことがあるのだが…。まず、銃を下ろしてくれないだろうか…?」
食事を終えると同時にムサイがコロニーに着く。
大きなゲップを一つすると、水を飲んでごろりと横になる。
イブを見てみると少し顔色が悪くなってきているようだ。

「おいガキ、コロニーに着いたはいいけどどうすんだ?」
寝返りをうつ。
水をグビッと飲み干して放り投げる。
横になると眠くなってきた。

ふとレーダーを見てみると一つの機影。
ジム・ライトアーマーである。
「なんだよ、えらい雑魚だな。」
頭を掻いて立ち上がる。
丁度ダグラスを見下ろす形になる。
「さて、どうしようかね艦長さん。」
いささか馬鹿にした様子でダグラスに聞いた。

【行動:会話(0P)】
【残り行動値:4p】
【位置:K-13】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
39ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/10 12:04 ID:???
>22
早速安堵した口調で言葉を返す。
「…わかりました…。ではとりあえずこっちはコロニーに入ります…。」
そこで、接近する機影を確認する。向こうが到達する前にコロニー内部に入る。
なかの状況は綺麗な物だ。
「……とりあえず、食事を…。」
都市部に近い、平地辺りに着地し、周囲を見回す。
「…補給は出来そう…ね…。じゃあ…。」
彼女はそのまま、コッペパンを全て食べ、水も半分程のみ干してしまった。

「…次は補給…。」
ヤクトごと市街に入っていく。…そこで、教会などが見えたが、気にせず…その近くの
…扉が壊れているスーパーの前で降り、そこに入っていき、既に荒らされていたスーパーから
保存食品の類を漁り始めた…。
「…慣れてても…嫌な事…。」
【行動:通信継続(0P)コロニーに突入、着地(-2P) 食事(0p)探索、物漁り(-2P)】
【残り行動値:0p】
【位置:S17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』)】
【行動方針:とりあえず食糧補給。MSでされたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】
40レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/10 12:05 ID:QayG235b
IDチェック
>>27,29

こちらの射撃はかわされ、逆に相手の放ったビームがジ・Oの脇腹を削り取る。
(まだだ・・・まだ戦える!)
ソードを構え、接近しながらライフルの引き金を2度引く。

肉薄し、まずすれ違いざまに斬りつけた後、一度距離を離し反転し、
敵機の後方からもう一度斬りかかる。

【行動:ボリノーク・サマーンを ライフルで攻撃×2(-2)
                   左手のソードで攻撃×2(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:H-14】
【機体状況:全身大破、胸部装甲に亀裂、頭部・右腕消失】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3、ビームライフル(EN残量:74%)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:ボリノーク・サマーン(02番)の撃破】
【同盟:無し】
レーダーの反応がどんどん近付いてくる。
とは言っても全速で接近しているわけでもないが。
相変わらず背中のABCマントは、ガンイージのスラスター軌道を邪魔している。
今は大体70%くらいの出力で飛行しているのだが、それだって端から見れば
酔っ払いの蛇行運転にしか見えないだろう。
まあ不規則な動きだから、見ようによっては回避運動に見えるかもしれない。

俺はこの中途半端なスピードに焦りを覚えていた。
(ああ、くそっ!何でこの状況でこんなスピードしか出せねえんだ!早く
 しないと、こちらが不利になるばかりだってのに!)
そう思いつつも、自分には最大出力の飛行で機体の制御が出来ない事は分かって
いるから、これ以上のスピードは出せない。
今はただ、少しでも早く近付き、ライフルの射程に入れる事。
それだけだ。

メインカメラが一番近くにいるMSを捉えて拡大する。
(ザク…?いや、妙にごてごてしてるな。…まあどうでもいい事だ)
そしてMSがライフルの射程に入ってくる。
スコープの中央にその姿を固定…する事は、この不安定な飛行の為できないが、
タイミングを合わせて撃てば手足の一本くらいは当てられる。
(少しでも不審な動作を見せたら…撃つ)
コンソールスティックを握る手に力がこもる。
そして、ザクらしきMSがこちらを向いた。
「来るか!」
思わず引き金を引きかけたが、次の瞬間ガンイージに入ってきた通信が
それを中止させた。

(続く)
『こちらに接近中の…。』
少し間が開いてから、
『…レイモンド=デリック。私は生徒番号01番、シュウジ=アサギだ。
 我々にに交戦の意思はな…。』
そこまで言ってまた途切れた。
(…通信状態が良くないのか?)
そう思っていたら、再び声が聞こえてきた。
『…すまない。こちらに交戦の意思はない。
 色々と話したいことがあるのだが…。まず、銃を下ろしてくれないだろうか…?』
ああ、なるほどな。

さっきまでと違って、停止している俺はそのMSを完全に捉えている。
撃てば間違いなく破壊できるだろう。
しかしそこを、向こうにいる鳥の顔のような頭をしたMSにつかれる可能性がある。
いや、鳥顔のMSは別の場所に移動していく。
…仲間では、ないのか?
そして何よりも、このMSは武器を携帯していない。
交戦の意思がないというのは…おそらく嘘ではないと思う。

俺はライフルを下ろして地上に降下した。
勿論仲間と思われるMSの近くに降りる事を忘れない。
これで万が一武器を隠していても、そうそう攻撃はできないだろう。
その上でこちらも通信回線を開く。

「生徒番号14番レイモンド=デリックだ。
 全面的に信用するわけにはいかないが、話は聞こう」  

  【行動:シュウジ=アサギに通信を開く(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:水の補給、シュウジの話を聞いてみる】
【同盟:なし】
44シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/10 12:46 ID:LV85JSqk
IDチェック
>40>41
「そんな状態でよく、戦い続ける事ができるもんだな。
 まぁ。仕掛けたのはこっちだけどな。」
こちらの放ったビームライフルは相手のわき腹を掠り、
削っていく。
だが、相手はそれすら意に介さず
器用にビームソードを構えながら
ビームライフルの引き金を引き絞る。
「だから、見えてる攻撃にあたる馬鹿が
 どこにいるってんだ!」
フットペダルを軽く踏み込み、ビームの射線から
外れ、攻撃をかわす。
「おっと。危ない。」
スラスターをふかし、間一髪の間合いで
踏み込んできた相手の
ビームソードの斬撃から身をかわす。
更に相手は反転し、こちらに斬りかかってくる。
だが、こちらの行動は最小限でいい。
十二分に反応できた。
相手の斬撃にあわせて、左手に持ったシールドを構え
そして、シールドから手を離し、
一気に後退する。
あの、シールドはミサイルなど内蔵した攻撃にも使える物だが、
その反面、打ち出しのための砲門があり、多少耐久性に難が
あると読んだ。
更に、あの武装は一年戦争のもの、ビームの耐性はおそらく低いだろう。
だが、逆にミサイルを搭載したままビームサーベルなどで引き裂かれたら?
答えをおそらく至極単純。ミサイルが誘爆し、至近距離にいるやつは
ただじゃすまないだろう。
そして、こちらは距離を離した。切りつけた奴だけが
至近距離にいる。
自然に笑みが顔に零れながらモニター越しに凝視した。

【行動:回避行動(ビームライフル二発 ビームソードの斬撃一回 (3)
     回避しつつトラップ攻撃 (1)】
【位置:H14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾2) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾0)
     両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ジ・Oを狩る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
「オーケイ、追いましょう。
 動かないと状況は変化しないわ。
 いざとなったら、逃げれば良いしね?」
そういうジム・LAの後を追う。
はっきり言って戦闘になればこちらが分が悪い。
恐らくあのムサイにはMSが搭載されているはずだ。
戦闘経験の浅いリオンやサーティアには例え一機でもやられてしまう可能性が高い。

それでも、リオンはその可能性に賭けた。

ムサイはコロニーに入港する。
あちらのレーダーからもこちらは確認出来るはずだが、反応は無い。
無視をしているのか、それとも気づいていないのか。
どちらかは判断できない。

そして、リオンも決断出来ない。
様子を見るべきか、通信するべきか。

【行動:移動(L-10→K-10→J-10→J9)(-3P)】
【位置:J-09】【残り行動値:1P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
     薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:生きる】
方針を決めると、リファニアは暗礁空域を一気に抜けようと試みた。
…甘かった。初の実機、しかも大型のMAで、暗礁空域を抜ける事の危険性を、身を持って知った。
何度と無く、デブリに激突しそうになったが、幸い致命的な損傷は免れた。
だが、さすがに細かいデブリは全て避け切るというわけにはいかず、機体表面に細かい損傷を負った。
幾つかのビーム発射口やアポジモーターが、怪しくなったかも知れない。
「参ったなぁ。機体の整備は、苦手なんだよぅ。」
そりゃそうだ。実機を触った事なんて無いのだから。
ただ、父はさりげなくプチモビとかを分解したり、組み立てたりする機会を与えてくれてはいた。
ただ、それでもあんまり得意ではなく、終いには二進も三進もいかなくなり、泣き出してしまったが。
結局、父と共同で組み上げる事になった。それでも、父は怒りもせず、優しく手伝ってくれた。

「やっぱり、ちゃんと段階を踏んで慣れていかないとね。」
今度は慎重に、機体のサイズ、レスポンス、推進剤噴射による機動特性を探りながら、進んで行く。
デブリを標的に、ビームを発射して、照準
だんだん解ってきた。幸い、大型MAの操作も学んでいた。
さらに、アクシズ系の機体のコクピット(元はティターンズの物だが、おそらくアクシズ側が改修した時換装されているだろう)は、
普段活用していたシュミレーターで、馴染んでいる。
それとは別に、この機体は妙にしっくり来る。
サイコミュの波長も、馴染んで来た。ある時では、怖いと感じる時も有れば、物凄くフィットする時もある。
「…へんなの…。」

暗礁空域を抜けると、開けた空間に出た。
「よーし、今度は加速を試そっと!」
焦らず慎重に推力を上げて行き、加速する。サイコMk-IIはMAとしては速い部類ではないが、それでもそれなりの加速力を発揮した。
コクピットにGがかかる。それなりにきついが、耐えられない事もない。
「イケるんじゃない、私〜!」

少し進むと、コロニーが見えて来た。
「はっけーん!」
そのまま一気に加速をかけ、コロニーへと近づいた。

【行動 : N-8へ移動(-1)、残0 】
【位置 : N-9→M-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形体 】
【パイロット状況 : ポジティブシンキング 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : 誰かに会う、精一杯頑張る(何を 】
【同盟 : 無し 】
【特記事項 : コンテナは機体にくくりつけてある 】
ぎゃあファニイたんのレスがぁ!
訂正です。スレ汚しスマソ。
【行動 : M-8へ移動(-1)、残0 】
【位置 : N-9→M-8 】
コロニーへの入港を済ませる。(行動−1)

『おいガキ、コロニーに着いたはいいけどどうすんだ?』
食事を終えたアレンがごろ寝しながら聞いてくる。

「そんなの決まってるでしょう。イブさんの処置ですよ。
ついでに物資の調達も・・・あ、レーダーに反応が・・・。」

アレンも画面に目を向ける。
ジム・ライトアーマー、実物を見たのは初めてだが、仲間から聞いた事がある。
何でも、エース専用の機体なのでえらく手強いとか・・・。
もっとも、機体選別はランダムなので中の人の事までは知らないが。

『さて、どうしようかね艦長さん。』

挑発的に僕の真正面に立つアレン、彼の顔を望むには顎を上げなくてはいけない。
だが、こちらにもプライドはある。彼の胸を見ながら答えた。

「・・・すみませんが、コロニー内で医療用消毒液と包帯と細菌感染症の薬、
あと適当な医学参考書を取ってきてくれませんか?なにせ僕のMSは片足を失っているので・・・。」

正直、この男は虫が好かない。だが、イヴを助けてくれたのは確かだし、
なにより人手が全く足りない。他の参加者が接近している時に薬なんて探してられない。
ここは素直に彼に頼む他なかった。

「私は表で接近中のMSの警戒に当たります。」
そう告げるとケンプファーに乗り込み、格納庫からコロニーベイへ出た。

【行動:コロニーヘ入港(−1) 艦橋から格納庫へ(−1) 格納庫から出る(−1)】
【位置:J-8 コロニー内】【残り行動値:1p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブの手当て】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
『ヨーコ』に話していると、ゼファーから警告が入る。
どうやらまた誰かがコロニーに接近したようだ。
シュウジの勧告もあり、仕方なくリナルドはMSに向かうことにした。
既にシュウジとベルクは教会の外だ。

(彼女はまだMSを扱えない……。
 今目の前にいる『奴』はどうだか知らないが、
 彼女自身でない限りはMSを預けるのは危険だな……。
 ここはマヤに任せるか)

「誰か来たみたいだな。 俺も行ってくる。
 君はここにいるんだ。
 いいか、じっとしてるんだぞ」

諭すように告げると、『ヨーコ』の手を包んでいた両手を放して
ノーマルスーツを掴むと、彼はアビゴルの元へ向かった。
まだ着る必要は無いだろう。

アビゴルのロックを外して起動すると、不意にザラッとした感覚が彼の頭の中を走る。

(何だ、これは……。
 この感じは、……強化人間?)

レーダーには光点が5つ。
うち3つはホビー・ハイザック、ペズ・バタラ(未だ知らない)、ガズR。
あとの2つは……。

LM111E02 ガンイージとMSN-03 ヤクト・ドーガ。

ガンイージなんてMSは知らないが、ヤクト・ドーガならいわゆる『勝手知ったる仲』というやつだ。
彼が戦ったものとはカラーリングが違うが、マイナーチェンジであることに変わりはないはずだ。

ヤクト・ドーガはS-17のある地点から動かない。
こちらを伺っているのか、街を物色しているのか……。
とにかく、動かない以上は気にしていても仕方が無い。
確か、ヤクト・ドーガは両肩のシールド内部にミサイルを持っていたはずだ。
ファンネルを使われたらアウトだが、コロニー内では使いにくいだろう。

いつでもガズRを抱えて距離を取れるようにしなければならない。
ガズRを守るようにヤクトとガズRの直線上にアビゴルを移動させると、ガンイージの方に向き直った。
そして、モニターに注意を払いつつ機体のパラメータを変更していく。
反応性を自分のギリギリまで上げ、ビーム・カタールとスラスターの出力は現状維持。
ジェガンに乗っていた頃の感覚で扱えるように、数値を調整する。

かなり接近されているが、仮に攻撃されても反応してこちらの方が速く動けばいいわけだ。
それなりに絶望的な答えを導き出しながら、ため息をついてゼファーに状況確認のメッセージを送った。

一方、教会に取り残されたマヤは……。

【行動:会話(0)、MSに搭乗&ロック解除(-1)、パラメータ変更(-1)、ゼファーに状況確認(-1)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
51マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/10 19:04 ID:???
彼女は困っていた。
兄がまさかこの憑依されている人間を自分に任せるとは思っていなかったから。
自分もついていけばそれでよかったかもしれないが、
「戻れ」とか「引っ込め」とか言われかねない。

兄のMS操縦の腕前は折り紙つきだ。
心配はないだろうが、やはり気になってしまう。
外に意識を向けると、どうやらガズRの防衛にまわるようだ。
無人のMSを守りながら戦うのだろうか。 無謀もいいところである。

(お兄ちゃんが死ねば、きっと私と同じ所に来るわよね。
 でも、私がそうなるように動いてしまうと、
 きっと嫌われちゃうなあ……。
 この人を放っておいても、たぶん……)

だから、兄の戦いには干渉できない。
干渉するにしても、邪魔はできない。
結局その願望とは裏腹に、彼女は兄に手を貸すしかなかった。

(んもう。
 いつか、この貸しは返してもらうからね。
 全く、何で私がこんなことを……)

ため息をつきつつ彼女は『ヨーコ』の方を見ると、もう一つため息をついた。

いざという時は、自分がヨーコの身体を支配しているものを連れて行かねばならない。
そう考えただけで、彼女は自分が何をしているのかわからなくなるのだった。
私は死神じゃないのに……と。

【行動:考え事】
【行動方針:様子を見る】
「・・・すみませんが、コロニー内で医療用消毒液と包帯と細菌感染症の薬、
あと適当な医学参考書を取ってきてくれませんか?なにせ僕のMSは片足を失っているので・・・。」
そう言うとダグラスはデッキに向かう。
表でMSの警戒に当たると言っていたからそのつもりなのだろう。

「あーあ、俺様がパシられるたぁな。
 トリィはここで待ってな、お姉さまをよろしく頼むぜ。」
「トリィリョウカイ!」
唾を吐くとアレンもMSデッキに向かった。


ジャベリンでコロニー内に降り立つ。
中は以前のコロニーと少し違うくらいだったが、目を引いたのは暴れまわった形跡だ。
眉をしかめながらも、薬局を探す。
見つけた。

ジャベリンから降りて中を調べる。
「えっと、消毒薬と包帯と細菌感染症の薬……」
入り口にあったカゴに言われた物を山ほど入れる。

……正直細菌感染症の薬なんざわからなかったが、山ほど薬を入れたのだ。
この中に無かったら無かったときである。

迅速にコロニー入港口まで戻る。
レーダーには新たにケンプファーとジオングの識別が出ていた。
「どっちがあの糞ガキのMSだ?」
そのままムサイの中に入ろうとしたが、こんな医療用具を持っても自分には何も出来ない。
それなら、ここで見物していた方が面白そうである。

という事でアレンはムサイの近くで待機する事にした。

【行動:格納庫まで移動(-1P) 発進(-1P) コロニー探索(-1P)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
53シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/10 22:12 ID:???
モニターに映るマントをしたMSの姿を凝視するシュウジ。
当然後方のヤクト・ドーガの方の警戒も忘れない。
どうやらヤクト・ドーガの方は本当に補給に来たらしく、
コックピットからラーズと思われる人物が出てきて、その姿はスーパーの中へ消えていった。
そしてもう一度前方のマントをつけたMSの方を見る。
そのMSは蛇行運転をしながら接近した後、銃を降ろし、リナルドとヨーコのMSの横に着地した。
『生徒番号14番レイモンド=デリックだ。
 全面的に信用するわけにはいかないが、話は聞こう』

(ふぅ…とりあえずまた凌げそうだな。だがしかしまだ油断は出来ないか…。)
「早速だが我々は今、ある一つの目的を持って行動している。
 人数は今のところ正確には6名。内2名は別行動中だ。
 で、そこにいる赤い鳥の顔をしたMSは…まぁ、中立と言ったところだ。
 ここはいろいろな生活物資がある場所。破壊するわけにも行かないからな。
 話を戻すが…。」

そこまで言ってコクピットハッチを開ける。そして、相手に見えるように計画書を取り出す。
恐らくとりあえず膝の上に置いてあるゼファーの姿も見えただろう。
「我々が集まった原因が…これだ。
 あなたにも見せたい。手渡しできる位置まで接近していいだろうか?」

〔マスター。〕
「(なんだ?)」
〔(リナルドさんから現状況を教えてくれとメールが。)〕
「(お前が書いて送っておいてくれ。一人は交渉完了、とりあえず中立。
  もう一人は只今交渉中、と。)」
〔(了解。)〕


【行動:通信継続(−0)リナルドへメール送信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中 14番 レイモンド・デリックと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:交渉×2 ベルクの持ってきた武器の確認】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ?】

メール内容
[現状況についてのメールを送信します。
 19番 ラーズ・フィリーとは交渉完了。しかしまだ計画書は見せていないため、中立です。
 14番 レイモンド・デリックとは只今交渉中です。]
54シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/10 22:15 ID:???
>>53
行動値ミスった…_| ̄|○タビタビスイマセン
【残り行動値:2p】
55ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/10 23:26 ID:???
「・・・あっ!? コノヤロウ、待ちやがれ!!」
粗暴な言葉を放ち、リナルドさんを追いかけようとする『私』。

・・・が、その『私』がふと足を止めると、後ろに振り向く。
「なんだよオマエ・・・。残ってたのか。」

そこには先ほどの少女・・・マヤがいた。
(あの娘は・・・きっとリナルドさんの・・・)

しばらく、『私』は彼女を見つめていた。
・・・いや睨み合っていたという表現の方が正しい。

「・・・チ、仕方ねえな。 俺も俺達もまだ成仏はしたくねえからな。
 それに・・・さっきの女と違って、こちらはまだ宿主を堕としきってねえからよ。

 ・・・オマエを相手にするのは完全になってからだ。
 それまで間違っても宿主を殺すようなマネするんじゃねえぞ。

 ・・・覚悟しておけ。」

フッ・・・と何かが抜けるような感覚が体を駆け巡った。
・・・と同時に、ようやく私の体は私の手に戻った。

肩を抑えてがっくりとうなだれる。
霊感があるとともに、霊媒体質でもあった。
・・・でも、霊と対抗する力は私には無かった。

その結果がこれだ。

今までこのような出来事がなくてよかった・・・と思うと同時に、
自分の力の無さを嘆いた。

【行動:嘆き(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】

ヤクト・ドーガとは交渉が成立したのかコロニーの中に入ってくるなり
MSから降りスーパーの中へ入って行った。
(・・・・・女?いやアレぐらいの年頃なら女の子か。嬢ちゃんと同じぐらいだな。
 それにしても・・・・・・初対面の相手なのになんの警戒もしないのか?
 信用させておいて無防備に成ったところを狙われると思わないのか?
 シュウジ達もそうだが人を信用しすぎなような気がするんだが
 なんか・・・・・俺の考えが間違ってるような気がしてきた・・・・・。)

人を信用するのは悪いことじゃない、むしろ良い事だ。
だが、ここで、いや、こんな状況でそうやすやすと人を信用していいのだろうか?
何だか自分だけが汚い人間に思えてくる。激しく鬱だ
 
そしてまた新たに接近してくる機体があった。
そっちの方もシュウジが交渉するだろ・・・・・・・(−_−;)。
何だか不安になってきたのでシュウジに通信を入れる。

「おい、シュウジさん。あんた、そう簡単に人を信用し過ぎじゃないのか?
 交渉が成立しても少しぐらい警戒した方がいい気がするんだが?
 それに、初対面の相手に”アレ”簡単に見せてないだろうな?
 相手がそれを見て同意しなかったら後々面倒だぞ。」 
 
【行動:シュウジに通信回線を開く(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:警戒体制】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
57リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/10 23:56 ID:???
「はい、はい……もちろんそれは………。
 ……分かりました。私の権限内で、何か対策をしておきましょう。
 では、失礼します………」

真面目な顔でモニタに向かっていたティーチャーが、溜息と共に通信を切る。

「どうしましたか、ティーチャー?」
「ん〜、『上』の人から急かされちゃった。
 『もっと派手に殺し合いさせろ』って。
 どうも、観客としては見ててつまらないみたい」

心配そうな顔の通信兵に、リーアは笑顔で答えた。
例のドクロを片手に立ち上がる。

「……結局出さなかった支給MSと支給武器、残ってるわよね?」
「ええ、もちろん。それぞれ、予備もありますが」
「……それをダシに、もうちょっと煽ってみるかなぁ。
 鞭だけじゃなく、飴もなくちゃみんなの殺る気が出ないでしょうし」

一人納得したティーチャーは、通信室を出て格納庫の方に向かう。

 *  *  *

数分後、格納庫にて。

「……ほ、本当にこんなイイ物を出しちゃうんですか!?」
「ご褒美がたいしたことなかったら、誰も戦わないでしょう?」

ティーチャーから渡されたリストを見て絶句する技術者。
リーア先生はニコニコとした笑みを浮かべたままだ。

「じゃ、そのリストにある10品目、いつでも使えるようにしておいてね♪」
「……了解しました。射出の準備もしておきますよ………」

すぐさま準備にかかる整備員たち。
慌しくなった格納庫の中、リーアの呟きを聞いたものはいなかった。

「……これくらいしないと、私の予定が狂ってしまうものね……」



【行動:通信(上層部の人間と)(−1p)、移動(通信室→格納庫)(−1p)
    作業指示(整備士たちに)(−1p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
58リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/10 23:57 ID:???
第三章 >56 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□21□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼10□□□□■×■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□◎□□□×□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□03〓□20×□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□09□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10■■■■■□□□×□□□□□□□□□※◎※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■■■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□02□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□×□□□□■□□□□■■■■□×□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□×□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□×※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■

01・06・07・08・14・15・19は同一地点。02・18は同一地点。03・05・16は同一地点。09・11は同一地点。
03・05・16はムサイ級戦艦に搭乗(03・04・05・16の機体は戦艦に収容)。
04・12・13・17死亡。

 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード      (17) 男性  ケンプファー
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 09番 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  ジム・ライトアーマー
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性 ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性 ジャベリン
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性 ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性 アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性 ジャベリン(元・ガンダム4号機)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性 ハンブラビ
 18番 レニウム・アートナー      (33) 男性 ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性 ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性 サイコガンダムMk-U
 21番 アーネスト・マンソン  (20代後半?)男性 ガザD(+旧ザク)
59リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/11 00:00 ID:???
[パンパカパ〜ン♪ パ・パ・パ・パンパカパ〜ン♪]

(唐突なファンファーレの音と共に、いつもの定期放送が開始される)

『はい、唐突ですが、ココで『ドキドキ☆ボーナスタイム』に入りま〜す♪

 みなさん、ちゃんと殺し合いしてますかぁ?
 どうも乗り気でない人が多いようですねぇ。

 先ほど、13番ショーン・コネリーさんが脱落しましたけど、自滅でしたしね。
 あと、見込みのありそうな新入生を3人追加しておきましたよ〜。
 けど、前からいる皆さんはあまり動きがないですね〜。

 どうも、
 「生き残りたい、けど戦うと機体が傷ついて弾も減って不利になる」
 と考えてるヒトも少なくないんじゃないですか?

 そこで! 今から『定期放送2回分』の間、『ボーナスタイム』とします!
 この期間中、他の参加者を見事『脱落』させた人には、ステキな賞品をプレゼント!
 10個用意した賞品のうち、どれが当たるかは運次第ですが、いくつか例を挙げると……
   『ムサイよりも強そうな戦艦』
   『ガンダムの名のついたMS』
   『超強力なビーム砲』
   『とっても便利なSFS』
   『みんなの知らないヒミツ情報』
 などなど……。
 もちろん、期間中に2人殺した人には2品、3人殺した人には3品差し上げます。
 みなさん、豪華賞品を目指して、頑張って殺し合いましょう♪

 あ、該当者多数の場合、先着10名様までとさせてもらいますね☆

 次の立ち入り禁止地帯は、
 『B-19』『G-06』『I-10』『I-22』
 『L-05』『N-08』『Q-19』『R-20』です。

 次の放送の時、『賞品獲得者』の発表ができることを期待してますよ♪
 それでは、また♪

【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】

付記:『ボーナスタイム』は、現実時間にして今夜から2週間。
   1/11〜1/24の間に他の参加者を撃墜すれば、『ボーナス支給』の対象になります。
60マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/11 00:36 ID:???
>>55
リナルド追おうとした『ヨーコ』はふとこちらを振り返り、
しばしの睨み合いの後、
捨て台詞を吐くとそのまま彼女の中に戻った。

(この人が、お兄ちゃんの守りたい人……。
 私みたいなのに随分と蹂躙されてる感じだわ)

うなだれたヨーコの表情は、見るもの全てに同情の念を起こさせるような、
とても悲愴なものに見えた。

(この人が、お兄ちゃんを奪った……でも)

今のマヤには、とてもヨーコを妬む気分にはなれなかった。
彼女の中に引っ込んでいった連中と似たような存在である自分には、
彼女を責める権利はない……そう思った。

(はあ、貸しがまた一つ増えたわね、お兄ちゃん)

ため息と共に覚悟を決めると、マヤはヨーコに近付き
優しく声をかける。

(大丈夫、そんなに悲しまないで。
 あなたの普段の行動には干渉しないけど、私が傍にいてあげるわ。
 もしもの時は、私があなたの中の奴らを連れていってあげるから。
 私もお兄ちゃんも、あなたを守ってあげるから)

【行動:睨み合う、覚悟する】
【行動方針:兄に付き合う】
>>53>>59
ゼファーからメールが戻ってくる。
一応、今は目の前のマント付きに注意すればいいということか。

そこで、定時放送が入った。

[パンパカパ〜ン♪ パ・パ・パ・パンパカパ〜ン♪]
『はい、唐突ですが、ココで『ドキドキ☆ボーナスタイム』に入りま〜す♪

 みなさん、ちゃんと殺し合いしてますかぁ?
 どうも乗り気でない人が多いようですねぇ。

 〜

 どうも、
 「生き残りたい、けど戦うと機体が傷ついて弾も減って不利になる」
 と考えてるヒトも少なくないんじゃないですか?

 そこで! 今から『定期放送2回分』の間、『ボーナスタイム』とします!
 この期間中、他の参加者を見事『脱落』させた人には、ステキな賞品をプレゼント!

 〜

 みなさん、豪華賞品を目指して、頑張って殺し合いましょう♪

 あ、該当者多数の場合、先着10名様までとさせてもらいますね☆

 〜』

突然のファンファーレには驚かなかったが、相変わらずの調子で告げられる放送の内容には
驚かざるを得なかった。

「な、何てネーミングセンスだ……。
(な、何てことを……。
 目の前の機体が『殺る気』になったら……!)」

ヤクトにしてもそうだ。
ガンイージはホビー・ハイザックの方を向いているからまだマシとして、
一対一ならともかく、動かないガズRを抱えてファンネルをかわしきれるわけがない。
神経を研ぎ澄ませながら、彼は機体のパラメータに若干の修正を加えた。
一度『殺る気』になった参加者を止めるのは不可能に近い。
ならば、今一度自分を押し殺して引鉄を引くしかなくなる。

(ついに、その時が来てしまうのか……?)

ヨーコの前で人を殺すことになるのだろうか。
それとも自分が死ぬことになるのだろうか。
彼は静かに目を閉じると、一人の戦士として目を開いた。

【行動:メール受信(0)、( ゚Д゚)(0)、パラメータ修正(-1)、覚醒中に再覚醒(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
突然、放送が入った。あの、女の人からだ。内容は、新たなる禁止区域、脱落者、そして…
「プレゼント?」
少し、興味を持った、だが、内容を聞くと、興味が失せた。
この機体との相性は良いみたいだし、この機体に必要な装備は全て揃っている。
そのまま、コロニーへと向かう。

コロニーへ入港直前、レーダーが複数の機影を捉える。
「ジオングだぁ♪」
ジオンの名を冠した機体を確認し、胸を躍らせる。だが…。
「げげ、GMだぁ…。」
シュミレーターでのイメージが強いので、敵機としてしか認識できない。
だが、戦闘の光が見えないという事は、戦ってないという事。
「ジオングとGMが戦ってないなんて、へんなの。」
コロニー内にも、幾つかの機体が存在するようだ。
「ん〜、とりあえず、コロニーの中優先かなぁ。汗かいたし、お風呂入りた〜い!」
お風呂に入れる事を考えるだけで、ウキウキしてくる。リファニアは、お風呂が大好きなのだ。
それに、着替えも欲しい。

サイコガンダムは、コロニーへ入港した。そのまま、コロニーの「空」を飛行する。
先ほどのレーダー反応は、ジャベリンと、ケンプファーと、後は…
「!!!!!ムサイだぁ!!!!!」
反対側の港に、ムサイが停泊している。ムサイの中には、ジオンの軍服があるかも知れない。
これは、接触しない手はないや!そうこう考えるうちに、ケンプファーの反応はコロニーの外へ。
ケンプファーにも興味を持ったが、今はとにかくムサイ優先。
「あれ?ムサイの近くに、MS?ジャベリン?良く解らないなぁ。」
リファニアは、サイコを港へ近づかせた。

【行動 : L-8へ移動(-1)、K-8へ移動(-1)、入港(-1)、J-8へ移動(-1)、残0 】
【位置 : M-8→J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形体 】
【パイロット状況 : ウキウキ♪ 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : ムサイと接触、精一杯頑張る(何を 】
【同盟 : 無し 】
【特記事項 : コンテナは機体にくくりつけてある 】
「んー……見事に、無視されてるかしら?」

 困ったわね。
 動くべきか動かないべきか。

 ムサイは艦艇である以上、一人で動かしていればブッリジにしか人は居ない。
 数人板としても普通分担するし、そうでなくても一人はブリッジに居る筈。

 となれば、少なくとも声を掛けた後即座にMS戦には移行するとは思えない。
 数人で同名を組んでいた場合、即座にMSが出撃できる状況を整えてある可能性は否定できない。
 けど、他人と同名を組めるのならそれほど殺しに掛かって来るとは、ね……

 問題は他人を殺す為の同盟。
 だけれど……そういう同盟なら気付いている筈の今、即座に仕掛けてきておかしくない。

 リオンの機に機体を接触させる。

「リオン、どう思う?
 私はこの相手が好戦的である可能性は、低めじゃないかと思ってる。
 だからアナタが反対しない限り、私は声を掛けてみるつもりだわ」

 そしてリオンの反応を待っていたときだ。
 唐突にファンファーレが鳴ったのは。


 内容を、思い出したくも無い。

「止めてよ! 好い加減にしてってば! この……バカヤロォーッ!」

 気が付くと我も忘れて、上に向って叫んでいた。


【行動 : リオンと会話(−0)】
【残り : 4P 】
【位置 : J9 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
64アーネスト・マンソン:04/01/11 07:03 ID:F7Yc0TvO
idチェック
 
 目当てのものは、おもったよりすぐみつかった。
 ここは戦場。戦いがあったってことは、たくさん死んだってことだ。
 ノーマルスーツに包まれてるのが最初に見つかったけど、だめだった。
ぷっくり、膨らんでた。膨らんでるってことは、腐ってるってこと。
 腐った肉は、食べられない。
 もう少し、ちゃんとさがす。
 丸っこい、玉みたいなポッドが流れてるのが見えた。
 ひびが入ってる。傷もある。
 ハッチも開いてない。
 お宝発見?
 ゆっくり、ゆっくり近づいて、うまくこじ開ける。
 やっぱり。
 中に、軍服姿の肉があった。 
 真空にさらされてたせいでかりかりに乾いてたけど、でも久しぶりのにくだ。
 さぁ、食べよう。
 ノーマルスーツを着て、外に出る。コクピットの中に、ぜんぶは持ち込めないから、
うでと足を苦労して切り取って、持ち込む。
 乾いて凍ってるそれは、削りながら食べるのがいい。
 どうせたべるなら、おいしく食べたいけど、それも我慢だ。
 ゆっくり、お肉を削って口に運ぶ。
 ごきげんのジャーキーだ。
 懐かしい味が口に広がる。
 食べながら、今度はしにたてか、まだ生きてるのがいいな、とちょっと思ったりもした。

 そんなとき、放送が入った。
 ご機嫌の内容だった。
 殺せば殺すだけもっと簡単に沢山食べられるようになる。
 船もいいなぁ。煮たり焼いたりできるし、いっぱい溜め込めるし。
 そういえば、ここには他の人も何人も来てるんだっけ。
 
 結局、ここで見つけたのは軍服肉が付けてた拳銃と、ワイヤー。それに、
いくつかの酸素タンクだけだった。推進剤はあったけど、道具が無いから
補給できない。しょうがない。もうちょっと、ちゃんとしたとこにいこう。
 でも、眠くなったから、肉探しも道具探しも起きてからにしようっと。
【行動:G-3での武装・道具の捜索(−1)食事・休息(−1)】
【位置:G3】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:満腹】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン1つ、水入りボトル2本(残り3.5g)血で汚れたナイフ、
 ms収容用ワイヤー(ちぎれたもの、5メートル)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ5本(合計5時間分)、
 拳銃(弾丸2発)、天然フリーズドライのお肉1キロ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】
(コンテナは背中にくくりつけられている状態)

【残存ポイント:2】
「リオン、どう思う?
 私はこの相手が好戦的である可能性は、低めじゃないかと思ってる。
 だからアナタが反対しない限り、私は声を掛けてみるつもりだわ」

「そうですね。
 ただ、気になる事があるんです。」
サーティアの言葉を聞きながらレーダーを見る。
そこには、大きな熱源が映っていた。
今大会でも一、二を争う大当たり機体、サイコガンダムmkU。
いかにリオンのジオングがサイコミュ搭載機だと言っても、
サイコガンダムの前には敗れてしまうであろう。

(これはあいつらの仲間なのか?
 それとも全く関係無いMSか?)
その様子を見るが、攻撃をする様子はない。
ムサイを見ると、ケンプファーに加え、ジャベリンというMSも出てきている。

そして、先生からの全体通信が入った。
なんでもこれから殺し合いをした人にはプレゼントが贈呈されるらしい。
これを聞いてやりあう人も増えるだろう。

「サーティアさん、声をかけるのは僕も賛成です。
 ただ、あのサイコガンダム……気になります。
 僕は警戒してますからサーティアさん、話し掛けるのはお願いします。」


【行動:移動(L-10→K-10→J-10→J9)(-3P)】
【位置:J-09】【残り行動値:1P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
     薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:生きる】
>>65
の行動は【サーティアに通信(-0P)】
残り行動値は【4P】に訂正します。
失礼しました。
67ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/11 11:07 ID:???
彼女が物漁りを済ませ、スーパーから出てこようとした所で…直感が働く。
「…え…?…敵意…?」
そのまま、荷物を置き、外の様子をこっそり窺うと…明らかに此方を警戒した
様子のジェガンの姿。…荷物はとりあえずディバックに詰めこんだ物以外はそこに置き、
機体に駆け込む。…そこで流れてきたティーチャーの放送に、
禁止区域のチェックのみして。
「これで…もし……撃ってきたら…応戦しなきゃ……。」
…通信回線を開き、こう告げる。
「…撃たないで下さい…。…貴方が撃ったら…貴方の機体、壊さなきゃ
いけなくなりますから…。…サイコミュは負担も多いですし、
その問題が無くても戦闘は…可能な限り避けたいですから…。

幾ら慣れても、好きにはなれないんで…。」
【行動:起動状態の機体に戻る(0p) 通信(1p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』食糧、飲料3日分)】
【行動方針:対応。MSで攻撃されたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】
俺はシュウジという男からの返事を待った。
丸腰のMSで出てきたこの男の話に興味があったからだ。
その間俺の目の端に、停止していた他のMSが起動するのが見えた。
何と言うか…三つ目の宇宙人みたいなMSだ。
先に起動していた魚に手足が生えたようなMSと並んだら、
さぞかしもの凄い威圧感だろう(笑)
その2機の動きに注意を払っているところで、シュウジからの返事が来た。

『早速だが我々は今、ある一つの目的を持って行動している。
 人数は今のところ正確には6名。内2名は別行動中だ。
 で、そこにいる赤い鳥の顔をしたMSは…まぁ、中立と言ったところだ。
 ここはいろいろな生活物資がある場所。破壊するわけにも行かないからな。
 話を戻すが…。』

(別行動している仲間もいるのか。随分大所帯だな…。
 その仲間も俺の知らない参加者という事かな)

漠然とそんな事を考えていると、突然ザクらしきMSのコクピットハッチが開いた。
「な、何だ!?」
俺は驚いた。
普通撃たれるかもしれないこんな場面で、ハッチを開く人間なんていない。
コクピットの中の人間…シュウジ=アサギは、片手に書類?のような物を持って
俺に話しかけてきた。

『我々が集まった原因が…これだ。
 あなたにも見せたい。手渡しできる位置まで接近していいだろうか?』

丸腰のMSから現れて、撃たれるかもしれない相手に見せたい物があると言う。
このシュウジの行動を勇気と評するべきか、無謀と断ずるべきか。
どちらにしろ、型破りな人間には違いない。

(世の中にはどこにでも面白い人間はいるもんだ。
 その人間の話を聞くのも悪くはないか…)

少々苦笑いを浮かべながら返事を返そうとした時、また別の通信が入ってきた。

(続く)
[パンパカパ〜ン♪ パ・パ・パ・パンパカパ〜ン♪]

「レディース&ジェントルマン」
突然流れてきたファンファーレに、俺は思わず呟いた。
何か、今度の放送はいつもの定期放送とは違うようだ。
思わせぶりな前振りのあとで、彼女は続ける。

『そこで! 今から『定期放送2回分』の間、『ボーナスタイム』とします!
この期間中、他の参加者を見事『脱落』させた人には、ステキな賞品をプレゼント!
10個用意した賞品のうち、どれが当たるかは運次第ですが、いくつか例を挙げると…』

場にそぐわない明るい放送は終わったが、ステキな賞品とやらに
俺はたいして惹かれる事はなかった。

「つまらん。物で釣るようになるとは、先生の名が泣くな。仮にも先生を名乗るの
 なら、生徒の自主性に任せて見守っていればいいだろうに。…しかし…」
(何人かは今の話に乗るだろうな)

最後は心の中で呟いた。
今の放送で心変わりをした人間が必ずいる筈だ。
そしてその人間がこのコロニーにいないと、誰が言い切れるだろう。
特に俺はここの参加者とは面識がなく、個々の性格を掴んでいない。
危険かもしれないが、しかし一度話を聞くと言った以上は最後まで聞いておきたい。

「了解だ。シュウジ=アサギ、お前を信用しよう。こちらが接近する。俺も
 それなりの誠意を見せなければな」

俺はガンイージを近付けてからコクピットハッチを開いて身をのり出し、
ヘルメットを取って敬礼をする。

「レイモンド=デリックだ。話とは、何なんだ?」

  【行動:引き続きシュウジ=アサギと通信(0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:水の補給、シュウジ=アサギの話を聞く】
【同盟:なし】
>>67
ザラッとした感じが強くなる。
同時に、ヤクト・ドーガから通信が入った。

『…撃たないで下さい…。…貴方が撃ったら…貴方の機体、壊さなきゃ
 いけなくなりますから…。…サイコミュは負担も多いですし、
 その問題が無くても戦闘は…可能な限り避けたいですから…。
 幾ら慣れても、好きにはなれないんで…』

「こ、子供……?」

モニターに映ったのは、青い髪と水色の瞳が印象的な少女だった。

(この子が強化人間なのか……。
 どうしてこう、若い子ばかり……)

プログラムの采配に今日何度目かも知れないため息をつき、
できるだけ優しい口調で通信を返す。

「俺は生徒番号15番リナルド=グレイス。
 こちらにも戦う気はない。
 撃たれない限りは撃ち返さないし、
 仲間へ危害を加えないのなら撃つことはないよ」

そう言ってからリナルドは気付いた。
この子は『壊す』『サイコミュ』『避けたい』『慣れても』と言ったことに。
要するに、必要があるならば相手を殺し、相手が厄介な敵ならファンネルを使うということだろうか。
もっともそれは、このプログラムの中ではマシな方であり、
その考え方にはリナルド自身のそれと共通する部分があったわけだが。

彼女への最後の警戒の意味も込めて一言、できるだけやんわりと付け加える。

「ただ、君がこのプログラムに乗ってしまっているなら、話は別だ。
 一度乗ってしまった奴を止めるのはまず無理だからな。
 そうじゃないなら、それでいいんだけど」

プログラムに乗ってしまった参加者は、それだけで脅威になり得る。
殺すことはしなくても、最低戦闘不能に追い込まなければならない。
幾分緊張を解くと、彼は目の前のガンイージへと意識を向けた。

【行動:ラーズと通信(-1)、ガンイージへ警戒続行(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
71ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/11 15:43 ID:???
>70
相手からの最初の言葉を聞き…安堵したようにこう返す。
「そうですか…。安心しました…」

が、次の言葉を聞いて、怒ったようにこう返す。
ヤクト・ドーガもスキウレと共に浮遊開始。…少しづつ距離を置き始めながら…。
「前言撤回します。…先ほどの言葉。それは…何らかの方法でティーチャーに逆らって
無駄死にする人は殺さないけれどそれ以外の人は殺す…そういう意味ですか?
それともプログラムに乗る乗らないの選択を出来る状態にあるとでも思って
いるんですか?…返答次第では…此方にも考えがあります。」
モニター越しに相手を睨み…強いプレッシャーを…意図してかけつつ言う。

…しかし、相手に向け銃口は一切向けていない。ファンネルも発進しない。
【リナルドに通信継続(0p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』食糧、飲料3日分)】
【行動方針:MSで攻撃されたら仕方なく応戦はする。…そして、リナルドに対して警戒を増す。】
【同盟:なし】
>>71
ヤクト&スキウレが後退し、通信が返ってくる。
どうやら少し勘違いされているようだ。
だが、考えがあると言いながら、攻撃態勢に入る様子は無い。
とりあえず、今は誤解を解いておかなければ。

「説明不足だったみたいだね。
 さっきティーチャーから殺し合い促進の通信が来ただろう?
 あれで間違いなく何人かは『殺る気』になってしまったと思うんだ。
 だから、君はどうなのかな……って思っただけだよ。

 俺自身、もう戦うのは嫌なんだ。
 だからと言って、死にたいわけでもない。
 それに、乗るか乗らないかの選択なんて、いくらでもできる。
 権利が無いと思った時点で、そいつは選択肢を見失うのさ。

 俺は、俺が正しいと思う戦い方で戦い抜いてやる。
 自分が正しいと思った戦いを、やり通してやる。
 今はそれでいいんだと思う。

 それでも、いつかは人を殺す決断をしなきゃならない時が来るかもしれない。
 だから、その決断を強いられる時まで、俺は誰も殺さない。
 ……殺したく、ない」

自分の戦い方を貫くというのは、理想論かもしれない。
だが、少なくとも殺したくないというのは本当だった。

「全てを解ってもらえるとは思っていない。
 が、これだけは解ってくれ。
 俺は、殺し合う気は無いんだ。
 こちらから攻撃する気は無いし、攻撃されなければ反撃はしない。
 出来る限り、話し合いにも応じる。
 これが俺の戦い方だ」

プレッシャーは強くなる。
だが、それに殺意で対抗することはできない。
プレッシャーに対しては、静かに、強い意志で。
ガンイージを気にしつつも通信を返したリナルドの心の中は、
灰色の雲がたちこめ始めていた。

【行動:ラーズと通信継続(0)、相変わらずガンイージへ警戒(0)、ちょっとブルーになる(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛、誤解を解く】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
73ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/11 18:20 ID:???
>>72
(嘘には聞こえない……信じられそうね…多分。…この信じやすい癖、いけないって言われてたけど…ね…。)
…相手からの返信を聞く。…それを確認して、すぐMSとSFSを着地させる。
プレッシャーをかけるのを止め、コクピットハッチを開けて…。
「そうですか……では…今は…信じます。」
心のそこから安心していた。…それが態度にも出ているのか…
機器から手を離している。そして、相手に言う。
「…後、武器に釣られてやる気になる人は…確かにいると思いますけど…
驚異じゃないですよ。その人たち…馬鹿ですから。」
そう言って…相手とその機体に向け観察するような視線を向ける。

【リナルドに通信継続(0p) ハッチ解放】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』食糧、飲料3日分)】
【行動方針:MSで攻撃されたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】
何とかコロニーについた。
ある程度まで緊張感を緩める。

「早く右腕の修理をしないとなァ……」

この中にいる人はあのシュウジって人の仲間だろう。
いきなり殺されることもないだろうし、俺も一応『計画』を手伝うことになっている。
だが気になることが一つ。
―――機体の反応が増えてる。

コロニーに接近してくる奴をみんな仲間にしたのか?
警戒心ってものはないのか?
っていうか馬鹿か?
人が増えるとそのぶん危険も増える。
そんなこともわからないのか?

「やっぱここにはいない方が正解だなァ……」

成功した時に一緒に脱出する為に生き残る計画には参加しておく。
が、仲間割れに巻き込まれて死ぬのは御免だ。
というかこんな状況で人に囲まれていると俺自身が疑心暗鬼にかられてしまう。
そんな人間関係を気にして精神的に疲れるようなことは嫌だ。

接近してくるMSがいないことをいいことに勝手にコロニーの中に入っていく。

しばらくしたらMSの格納庫らしきところに着いた。
誰もいない。
突然、ふと気がついてコクピット付近を探す。
席の後ろに置いてあった紙のマニュアルを見つける。

「こうゆうもんのマニュアルは紙とデータの二種類あるって相場は決まってんだよなァ」

内容を確かめるためにパラパラと捲る。
――あった。
[負傷したMSの緊急対処について]





「……こんな文章読めるかァ!!」

専門用語のオンパレード。
解る筈もない。
マニュアルだから当然だが文章の内容もいかにもお堅い物。
普段から本を読まない性格なのにこんな難解な文章が理解できる筈がない。
精神的に疲れるようなことは嫌だと思ったばかりなのに……。
しばらくこの文章に頭を痛めることになりそうだ。

【行動:コロニー内に移動(-0p)格納庫に移動(-0p)難解な文章の解読を開始(-1p)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
>>73-74
『そうですか……では…今は…信じます』

通信とともにプレッシャーが消え、ヤクト&スキウレが着地する。
どうやら解ってもらえたらしい。
ホッとしてヤクトを見ると、彼女はハッチを開けていた。
ついでに何か視線のようなものを感じるが、あまり気にしないことにする。
その彼女の声がスピーカーから聞こえてきた。

『…後、武器に釣られてやる気になる人は…確かにいると思いますけど…
脅威じゃないですよ。 その人たち…馬鹿ですから』

確かにそうかもしれない。
それに、どんなに強力な武器やMSをもらっても
その力に呑まれたり使いこなせなければ意味が無い。
使いこなせたとして、腕の差が埋まるわけでもない。
機体や武器の性能に頼っていては、自分が溺れて沈んでいくだけだ。

「そうだな……」

誰に聞かせるでもなくつぶやき、彼は静かに目を閉じる。
短い沈黙のあと目を開けた彼は、警戒をガンイージにのみ向けることにした。
レーダーにRGM-89 ジェガンの反応があるが、こちらに接近する様子はない。
確かそれはシュウジが交渉した機体のはずなので、気にせず放っておくことにする。

【行動:ラーズと通信継続(0)、二重覚醒解除(0)、やっぱりガンイージを警戒(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
76ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/11 19:43 ID:???
>75
「ええ。≪ティーチャーの罠≫に知らず知らずのうちに嵌った脱落者ですし。
貴方も気がついたんでしょ?…他にも、指定の期間の間に誰かを殺す人、
いるでしょうけど…それは、自分を殺すのと同じ…でしょ?」
言って、再び興味の視線を注いでいる。…食事をさらに取りつつ。
【リナルドに通信継続(0p) ハッチ解放】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』食糧、飲料3日分)】
【行動方針:MSで攻撃されたら仕方なく応戦はする。…そして…観察。】
【同盟:なし】
77アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :04/01/11 20:21 ID:e+iwp6Eu
ムサイの近くで出方を伺っていると、レーダーに反応。
『サイコガンダムmkU』である。
アレンの記憶には無いが、強力だとは予想できる。
「ウゼぇな、おい。」

通信が入る。
相手側からかと思ったが、違う。
全体放送だ。
強烈なファンファーレの音がMSの中に響く。
「へぇ、先生も粋な事するじゃねぇか。」

その内容は、人を殺したらご褒美をあげるという。
人をエサで釣ろうではないかという内容。

しかし、それでもアレンの戦意を煽るには十分だった。
何故なら彼は超単純な馬鹿だったから。

「イエーイ、それじゃさっさと殺してご褒美もらうかー!
 あのケンプファーはガキのだし、ガンダムは強いし。
 やっぱジオングかジムだよなぁ……」
悩む、悩む。

「よっし、決めた!」
ビームサーベルを抜き、構える。
ジャベリンはアレンの乗っていたガンダム4号機よりも高性能である。
少しばかり、スラスターを使ってならしてみる。
「おお、いい感じいい感じ。」
ある程度ならしを終えると、突撃した。

「おらーっ!死ねよやー!」

標的はジムライトアーマー、サーベルを振り下ろす。

【行動:ビームサーベルでサーティアに攻撃(-1P) 移動(J-8→J-9)(-1P)】
【残り行動値:2p】
【位置:J-9】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し
      ご褒美沢山もらう】
【同盟:なし】
78シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/11 20:22 ID:???
>>56
「…警戒はしてるさ。一見体を晒し気味にしてるように見えるだろうがな…こっちにはゼファーがいるんだ。
 いざというときにはこいつに機体を制御してもらうし、私に何かあったときにはこいつが計画を実行するだろう。
 あと”アレ”の話だがな…図星だ。見せてる。だけどな…いや、この話題は直接話さない方がいいだろうな…。
 後でなんで見せてるかは教えてやる。」

言い終わると再びガンイージの方を見、そしてヤクト・ドーガの方を見る。
(っと…。動き出した?)
しばらく注視するがどうやら攻撃はしてこないようだ。
ほっとしたのもつかの間、突然スピーカーからファンファーレの音が聞こえてきた。

>>59
「…テンション高いな…。偉いさんに急かされでもしましたか?ティーチャー。」
 はっきりと嫌味を言う。さらに
「該当者の放送…それはすなわち戦闘意欲のある物の発表をするつもりですか?」
嫌味をさらに言う。
(しかし…強力な武器を参加者に持たせる…それはあんたたちの身を危うくさせるんだぞ?
 戦艦はそのジェネレーター自体が超強力な爆弾となり、超強力なビーム砲はその銃口をそちらへ向ければ…。
 小惑星の一つや二つ簡単に潰せるな…。
 しかし…急がないとな…これ以上仲間を増やすわけにもいかない。
 武器と首輪カバーを完成させたら二人に通信後ここを出るか。)

〔一つ質問したいことがあります…。〕
「ゼファー…?何だ?」

≪続く≫
79シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/11 20:52 ID:???
〔以前から気になっていたんですが…。〕
「だから何だ?」
〔自分の命を軽く見ていませんか?〕
「何を言い出すかと思ったら…さっきもヨーコに話してただろ?生きろって。
 自分でそう助言したんだぞ?自分が死んでどうするんだよ。」
〔あなたが生きて欲しいのはヨーコさんであって自分自身ではありません。
 もし、あなたがあなたの命を軽く見ていないとするならば、何故不完全かもしれない私をそんなに信用するのですか?〕
「…あぁ、そうだよ。軽く見てるよ。どうせ死ぬはずだった命、どう散らそうと私の勝手だろう?
 確かに仲間がいるのに無責任だと思ってるさ。だがな、人生すべてを人のために付くそうなんて人間見たこと無いぞ?」
〔…でも。〕
「ヨーコには生きて欲しいと思ってるさ。それは本当だ。
 それにな…私はお前を信じてるんだ。」
〔…?〕
「信じてなければジェイスとの交渉の時、あんな行動を取るわけがないだろう?」
〔…それはそうですが…私は…。〕
「お前は完璧だ。もしそうでなくてもそれを補うだけの可能性がある。
 そうだと信じてお前の人格を2年間、創ってきたんだ…。」
〔わかりました、私はあなたに信じてもらっている分、あなたに尽くします。
 それが私の使命ですから。同盟者の計画だけではなく、あなたの計画が終わるまで。〕
(…やはりこいつは成長を続けているな…。いつか時が来たら…。ん?)

『了解だ。シュウジ=アサギ、お前を信用しよう。こちらが接近する。俺も
 それなりの誠意を見せなければな』
ガンイージのコックピットが開かれる。そこから出てきたのは自分と同じぐらいであろう、しかし、自分よりは随分たくましそうな男だった。
その男はヘルメットを取って敬礼をする。

『レイモンド=デリックだ。話とは、何なんだ?』
「例により…頼むぞ。」
〔了解。〕
コックピットから計画書を持って身を乗り出す。
「シュウジ=アサギだ。早速だが…これを見てくれ。」
そう言うと計画書を手渡した。

【行動:ベルクと通信(−1)ゼファーと会話(−0)レイモンドと会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     工具セット 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:交渉 ベルクの持ってきた武器の確認 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ?】
>>76
彼女の話は続く。
目の前の2機のやり取りをただ見ているのもあれなので、
肩の力を抜いて少し付き合うことにした。

「そうだな……。
 一般的に、人間の中には殺人に対して
 強い抵抗を示す深層心理があるらしいからな。
 快楽殺人者ならともかく一般的な嗜好の人間なら、
 誰かを殺すことは越えてはいけない一線を越えて自分を裏切ること。
 ひいては、自分を殺すこと。
 殺された誰かの怨念は巡りに巡って、いつか殺人者に裁きの鉄槌を下す――」

ほとんどうわ言のようにぶつぶつと言うリナルド。
最後の一文はいつだったか夢の中でマヤに言われた言葉である。
ふと、リナルドは違和感を覚えた。
何を言っているのだろう、この子は。
まるで、自分をを試しているような話をしてくる――。

(この子は見ている。 俺を見ている。
 さっきからずっと俺を『観察』している。
 何かを待っているのか……?)

誰だって、そんな風に見られていい気分がするものではない。
一回深呼吸をすると、意を決して口を開く。

「この質問で気分を損ねたのなら謝るが……。
 君は何が言いたいんだ?
 俺に何を言わせようとしているんだ?
 何だか、誘導尋問にかけられているような気分だよ……。
 単なるおしゃべりなら、それはそれでいいけれども」

彼女は怒るだろうか。
もし、彼女が少しでも冷静で論理的な判断ができるならば、
怒ったりはしないだろうが。
リナルドの心にかかる灰色の雲は、未だ晴れてはいない。

【行動:ラーズと通信継続(0)、やっぱりガンイージを警戒(0)、少し力を抜きすぎる(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
81イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/11 21:23 ID:???
艦橋に鳴り響くファンファーレ。
無駄に明るく、無用に騒々しいその音色が、やけに耳に障る。
それが、目を覚ました彼女の最初の感想だった。

「……っ痛ぅ……ここは……ムサイ級?」

意識にかかっていた霞が、腹部の痛みで晴れる。
重たい足を前に進め、モニターの前まで辿り着いた愁林は、直ちに現状の把握を開始した。

「コロニー……レーダーに映っているのは……ケンプファー……
 良かった……無事だったのね、ダグラス君……マリア様、感謝いたします……」

しかしその喜びも長くは続かない。
コロニーの外では、既に戦闘が開始されているようだった。
識別名はそれぞれ、ジャベリン、GMライトアーマー、そしてサイコガンダムMk-2にジオング。
しかも、サイコガンダムに至っては、既にムサイ級を有効射程内に捉えている様子。
はっきり言って、状況は全くと言って良いほど芳しくない。
芳しくないのは状況だけではない。
彼女自身の腹部に負った傷も、一応の止血は済まされているが、ガーゼ等が見当たらない事から未消毒と推測できる。
早急に抗生物質と消毒薬、それと清潔なガーゼや包帯を入手しなければならない。

「―――聞こえるかしら、サイコガンダムのパイロット……
 今のところ、こちらには戦闘の意志は無いのだけれど……そちらはどうかしら?」

不快感を与えぬよう、できる限り柔らかな微笑みを唇の端に浮かべ、愁林はそう問いを発した。
首にかけたロザリオが、静かに揺れた。

【行動:休眠中の経過及び現状把握(-1)、サイコガンダムMk-2への通信(-1)】
【位置:K-13】【残り行動値:3p】【特記事項:負傷】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、傷の手当て、当面の危機の回避】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
82ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/11 21:28 ID:???
>80
…相手の言葉を…まず聞く。そして言う。
「外れ。…ティーチャーは…こう言ったの。 「次の放送の時、『賞品獲得者』
の発表ができることを期待してますよ♪」って。…つまり、誰が殺して、
誰がその優秀な何かを手に入れたか…周りに判るの。「殺した人」と、
「その人間が優秀な何かを持っている事」がね。そして、
それを求める人間の標的になり、殺しをよしとしない人々にも
強く警戒される。つまり…戦略上一時的に味方につける相手もほぼいない、
完全に孤立無援な標的になるの。ボーナスタイムなんてマッサラな嘘。
むしろ「休戦タイム」ね。」
そして、相手の次の質問に…こう答える、
「貴方がどういう人間なのか興味を持っただけよ。…同じタイプの…殺したく
ないけど…殺せる、そして…恐らく殺してきただろう貴方という人間に。」
…そして、関心を込めた視線を相手に投げかけつづける。
【リナルドに通信継続(0p) 】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』食糧、飲料3日分)】
【行動方針:MSで攻撃されたら仕方なく応戦はする。…そして…リナルドの観察。】
【同盟:なし】
83レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/11 21:41 ID:IyrORqts
IDチェック
『シュウジ=アサギだ。早速だが…これを見てくれ。』
俺とそう違わない年齢に見えるシュウジは手に持った物を俺に差し出した。
「じゃあちょっと読ませてもらうよ」
身をのり出したままだと不安定で疲れるので、一旦シートに座ってそれを読んでみる。
そこに書いてあったのは、

機体に仕掛けられた爆弾についての考察。
首輪についての考察。
それを踏まえた上での脱出計画案。

簡単に言うとそんなところだった。
(よくもまあ、こんな事を考え付くもんだ。頭がイイってのは得だねえ)

少し考えをまとめるとシュウジに通信を送る。

「俺は最初に全ては信じないと言ったよな?だからいくつか質問をさせてくれ。
 一つ、これには確かに色々な案が書いてあるが、具体的な事には何も触れてはいな     い。お前の頭の中でそれは出来上がっているのか?
 二つ、出来上がっていたとして、それはこのプログラムの中で手に入る物資で実行    が可能なのか?
 三つ、実行するとして、それには何人の協力が必要なのか?
 四つ、別行動の仲間はこの計画の為に動いているのか?であればどこで何をしてい    るのか?
 五つ、見たところここにいる連中は何もしていないようだが、本当にこんなに人数    が必要なのか?
 六つ、何もしていない人間がいるのであれば、何故俺に声をかけるのか?
 七つ、さっきの放送についてどう思うのか?
 八つ、俺、水の補給がしたいんだけど。

 …とりあえず、こんなところかな?誠意ある回答を願っているよ」

言って一口水を飲んだ。 
  【行動:引き続きシュウジ=アサギと通信(0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:水の補給、シュウジ=アサギへの質問】
【同盟:なし】
>>44,45

目の前の敵は予想以上の実力の持ち主のようで、こちらの攻撃をことごとく捌いていく。
まずライフルのビームが避けられ、接近しての斬撃も虚しく空を切り、
後方からの斬撃に対しても素早く盾を構える。

と、振り下ろしたソードが盾に接触するか否かというところで、敵機が一気に後退する。
「離れた?・・・そうか、この盾はっ!」
気づいた時には、既にソードは盾の中心まで食い込んでおり、
次の瞬間 盾の中のミサイルが誘爆し、ジ・Oの機体を光が包み込んだ。

―光が収まった後に残っていたのは、四肢を失い全身の装甲が剥がれた無残なジ・Oの姿であった。
しかし、ハッチの破片が腹部に深々と突き刺さり、既に意識が薄れていながらも尚、レニウムの命は尽きていなかった。
「こりゃあもう・・・助からないな。」
刺さった破片を見つめながら呟く。
(俺はここで脱落か・・・俺をこのプログラムに引き入れた奴らはさぞ、失望していることだろうよ・・・。)
自分の不甲斐無さを感じつつ、コックピット内に漂う計器類の破片に目をやる。

ふと、視界にひときわ大きな球体が映り込む。
シートの後ろに押し込んだまま放置していたハロである。
〔アムロ、脳波レベル異常!脳波レベル異常!〕
(・・・だから、俺はアムロじゃないって言っただろう・・・。)
漂うハロを掴み軽く撫でた後、ボリノーク・サマーンに通信を開く。

「餞別だ・・・多少いかれちまってるがな。」
最後の気力を振り絞り、ハッチの穴からハロを、ボリノーク・サマーン目掛けて投げつける。
クルクルと回転しながら宇宙を漂うハロを見届けた後、レニウムは微かに笑みを浮かべた。

直後、一際大きな光を放ち、ジ・Oはパイロットもろとも宇宙の塵と化した。



【18番:レニウム=アートナー・・・死亡】
>>82
返ってきた答えは、彼がある程度予想しつつも口にしてはいないものだった。
一般的に見るか、戦略的に見るか。
彼女の答えは後者だった。

「やっぱりな……。
 実行サイドとしては、もっともっと凄惨な殺し合いを求めているんだろうしな。
 孤立無援になったら、大抵の人間は生き残ろうとして必死になる。
 そうすれば他の参加者全てが敵になり、出会った奴から殺そうとする。
 ティーチャーたちなら、これくらいは考えてるよな……」

一息ついてから、言葉を続ける。

「興味……ねぇ。
 俺と君の力は全く違うけど、やってきたことはそう変わらない、か。
 君の方が俺より若い分、ずっと心を痛めてきたんだろうな。
 まあ、ティーチャーたちからすればそんなことはどうでもよくって、
 単に『戦闘力があって面白い戦いを展開してくれそう』ってとこなんだろうけどな。
 
 ただ、俺が戦ってきたのは守りたいものがあったからであって、それは自分の意思なんだ。
 決して誰かに強制されていたり、最初から戦うために生まれたわけではなかった。
 仕方ないとか、今さらそんな風に殺人を正当化するようなことはしないよ」

いまだうわ言のように話していたリナルドの目に、はっきりとした意思が戻る。
どうやら力を抜きすぎたようだ。
二、三度頭を振ると、笑いながら少し自嘲するように続ける。

「君の望んだような答えじゃないと思うけど、俺はそういう人間だよ。
 幾分忌まわしい力に恵まれただけの、ちっぽけな人間だ」

そう。 自分には、守れなかったものがたくさんある。

【行動:ラーズと通信継続(0)、まだまだガンイージを警戒(0)、(-_-)(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
『…警戒はしてるさ。一見体を晒し気味にしてるように見えるだろうがな…こっちにはゼファーがいるんだ。
 いざというときにはこいつに機体を制御してもらうし、私に何かあったときにはこいつが計画を実行するだろう。
 あと”アレ”の話だがな…図星だ。見せてる。だけどな…いや、この話題は直接話さない方がいいだろうな…。
 後でなんで見せてるかは教えてやる。』

”ガクッ”
遅かった。まあ彼には彼なりの考えがあるのだろうが
それは後で聞くとしよう、今は警戒を怠らないよう気をつけることが大事だ。

>>59
今回は軽いノリの定時放送だった。
それにしても、
(腹減った・・・・・・そういや何も食ってねー。早く終わんねーかなチクショウ。)
突然襲ってくる空腹にイラ立つ。

【行動:空腹(-0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:警戒体制】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
89ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/11 23:01 ID:???
>>87
「…ええ…恐らく…そうね…。」
相手の言葉に相槌をうちつつ、考える。
(やっぱり…ある程度…だけどにてる…。…面白そう…。)
そして…相手の発言をさらに聞き…呟く。相手に聞こえたかどうかは定かではないが。
「…でも興味深いし…暫くの間…観察させてもらうわ。貴方。」

…彼女の興味を強く引いたようである。
【リナルドに通信継続(0p) 】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『水2g入り1本』『地図』食糧、飲料3日分)】
【行動方針:…リナルドの観察。】
【同盟:なし】
『そうですね。
ただ、気になる事があるんです』
 はっと我に返る。
 自制もせずに叫んでいた自分を、少し恥じた。
『サーティアさん、声をかけるのは僕も賛成です。
ただ、あのサイコガンダム……気になります。
僕は警戒してますからサーティアさん、話し掛けるのはお願いします』
「重要な役ね……」

 今、彼等の仲間であろう、サイコガンダムMk−Uがコロニーへと侵入していった。
(サーティアはそう判断した)
 私たちを公然と無視している、という事は戦う意志は薄い筈。
 ……薄いと思いたい。
「よっし、いざって時は外からコロニーの”河”からビームの乱射を撃ち込んで頂戴。
危険になったらそのビームの雨を盾にして逃げるから」
 ムサイ、そして他の多数のMS……。
 逃げきれるかしら……本当は自信無いのよね。

「何っ!?」

 突如鳴り出すアラーム。

 機体が一機、近づいて来ている。

 細い手を、通信スイッチへ伸ばし、操作する。
 通信対象はこのコロニー全て……!

「待って! 聞こえているかしら? 私は番号11番、サーティア=クワン。
私に戦闘意志は無いわ、そして、アナタ達と話がしたいの」

 回避行動は取らず、両手を広げて一切のアクションを取らない。
 これで相手が攻撃を止めなければ、私は終わり。
 ジ・エンド…… サーティア、気分はどう?
 良い気分でしょう、なんだか、心の中がすっきりしてる。


【行動 : コロニー内の他参加者へ通信(−2)】
【残り : 2P 】
【位置 : J9J8 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
91シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/11 23:06 ID:???
>>84
「…少し待っていてくれ。」
そう言うとコックピット内に入り、紙とペンを取り出し、返事を書き始める。
[1、ティーチャー達の戦力の規模、組織の構造が解らない限りは1と2の方法に関しての具体案は
   決めることは不可能だと思う。特に1に関してはティーチャー達がいると思われる基地の構造を把握しておく必要があると思われる。
   そのため、これから一度別行動中の仲間を収集後、小惑星基地へ移動しようと思っている。
2、この計画の上でもっとも重要視されるのは”首輪カバー”である。
   これの材料はこのコロニーを物色した際にあらかた見つけ終わっているので、後は作るだけである。
3、大人数である必要はないし、少人数では難しくなる。
  まだ全員の希望を聞いていないので解らないが、3つの方法の内どの方法を使うかによって変わってくる。
4、片方については以前放送にあったティーチャーの言っていた「おもしろい物」を取りに行っている。
   だがしかし少し時間がかかりすぎていると思う。このコロニーを起つときに呼び出すつもりだ。
  もう片方については…このコロニーに入ったようだ。今、レーダーに写った。
5、このコロニーに来た人間に声をかけていった結果、こうなった。
  ここは見逃してくれ、と言っておきながら計画には付いてくるな。とも言えないからな。
6、計画に参加する、参加しないはそちらの自由だ。参加するのであれば脱出が出来るし、
  参加しないのであれば一気に6人の参加者が何の苦労もせずに消えることになる。
  そうなれば優勝する確率は上がるだろう?
7、まだ理性がある参加者なら、動きは見せないと思う。
  もしこの状況で殺してしまえば、他の参加者に自分は殺し合いをする気があり、超強力な切り札を持っています。
  と言ってしまっているような物だ。しかしティーチャー側からしたら焦っているのだろうと思う。
  だから計画を実行に移すのであれば急いだ方がよいと思う。]

そこまで書くともう一度コックピットから身を乗り出す。
「8つ目の質問だがな…。計画に乗るか乗らないかだけ教えてくれないか?
 そうしたら自由に補給してくれ。近くにスーパーもあるから。」
そう言いながら紙とペンを手渡した。

【行動:紙を書く&渡す(−0)レイモンドと通信(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     工具セット 拳銃 ゼファー 紙とペン】
【行動方針:交渉 ベルクの持ってきた武器の確認 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ?】
頭が痛い。
読んでる途中で流れた殺し合いを煽る放送のせいでもあったが、大体はこの活字のせいだ。
しかも、調べると結構な重傷になっているらしい。

「はァ……」

煙草が吸いたい。
吸いたい。
吸いたい。
禁煙中の気分だ。
絶対にあとで吸ってやる。
そう心に誓って文章を読みつづける。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


数十分後――

「要するに骨がいかれちまっているからどっかから流用したりすればいい訳だなァ」

辛い作業だった。
大体しか意味はわからないが、結局。
シャフトとかいう骨をそこらから取って、ソフトも調整すれば……いいらしい。
丁度いい事に作業用MSはそこらにたくさんある。

「さァ、仕事しますか!!」

方針を決めた。
ここからは得意分野、力仕事。
空気が残ってるみたいだから煙草も吸える。
気分晴れやかにコクピットを出る。

【行動:難解な文章の解読を開始(-1p)修復作業開始(-1p)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
>>91
『…少し待っていてくれ。』
俺の通信を受けたシュウジは、暫くの間何かをしているようだった。
数分が過ぎたあと、紙とペンと共に返事が来た。
(筆談か。首輪の事を考えたら当然だな)

俺は紙に書いてある質問の答えを読んだ。
一つ一つに丁寧に答えが書いてあった。
なるほど、確かに筋は通っている。
(水の補給は返答のあと、か)

少し迷ってから、返事を書く。
「丁寧な返答、感謝する。
本来ならばYESと書きたいところだが、残念ながらNOだ。
 ちょっとした個人的事情でね。
 決着をつけておきたい参加者がいるんだよ。
 忘れようと思っていたが、そうもいかないようだ。
 俺は軍人として戦場で生きてきた。
 お前はくだらないと思うだろうが、
 俺は戦場に中途半端な思いは残したくないんでな。

 勿論この事については俺は誰にも口外するつもりはない。

 そしてもしも俺が生き延びて、その時まだ定員に空きがあるようなら
 その時は改めてYESと言わせてもらおう」

その紙とペンをシュウジに返す。

そして俺の脳裏にはあのギラ・ドーガの姿が蘇っていた。
 
  【行動:筆談(0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:水の補給、『奴』との再戦】
【同盟:なし】
94ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/12 00:29 ID:???
>>55 >>60
床を向いて、がっくりとうなだれている私。
その私に、少女の霊―マヤ―が話し掛けてきた。

(大丈夫、そんなに悲しまないで。
 あなたの普段の行動には干渉しないけど、私が傍にいてあげるわ。
 もしもの時は、私があなたの中の奴らを連れていってあげるから。
 私もお兄ちゃんも、あなたを守ってあげるから)

「・・・ありがとう。」

この少女は多分、リナルドさんの守護霊とも言うべき存在。
その力は強く、先ほどの女性のような普通の霊くらいではとてもじゃないが太刀打ちできない。
・・・はず。

しかし、私の中に住みついた彼・・・
・・・いや、彼らはそれに対抗できる力を少なくとも持っているということだ。


今まで色々な霊を見てきた。
トイレでいつも泣いている少女。
教室の隅で一人、黙々と授業を受ける女性。
公園でみんなと遊びたがっていた男の子。
そして、いま、私の目の前にいる少女・・・。

みんながみんな、どこか悲しそうで・・・
そしてどこか暖かかった。

私にとって、幽霊とは友達・・・のような存在であり、
人に危害を加える霊なんていないと思っていた。
95ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/12 00:30 ID:???
・・・私は狭い世界で生きてきたという事を思い知らされた。
そしてここは私の知らない世界の出来事。
生き残る者は強い力を持ち、少しの運を持つ者。

(・・・そのためには、できるだけの事をしなきゃ・・・。)

「・・・でもね、マヤちゃん。
 私・・・力が欲しいの。

 こんな力・・・じゃなくて、もっと・・・もっと直接的な・・・力が!!」

【行動:マヤと会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
96マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/12 00:52 ID:???
>>94-95
「私・・・力が欲しいの。
 こんな力・・・じゃなくて、もっと・・・もっと直接的な・・・力が!!」

ヨーコの気持ちはよく解る。
だが、大きすぎる力は人を破滅に導くだけだと、マヤはよく知っている。
一時期、兄が狂戦士の力に振り回されていたのを内側から見ていたから。
それを考慮したうえで、マヤはヨーコに訊いた。

(どんな力が欲しいの?
 霊に負けない力?
 霊を討ち払える力?
 それとも、MSを扱う力?
 ……最後のは、厳密には力とは言わないけど)

【行動:質問】
【行動方針:兄に付き合う】
>>89
『…でも興味深いし…暫くの間…観察させてもらうわ。貴方』

ヤクトのマイクは彼女の小さな声を拾い上げ、アビゴルのスピーカーはクリアな音質でそれを放出する。
リナルドの耳はその声を確実に捉えていた。

(おいおい。
 俺は鳥籠<ケイジ>の中の鳥じゃないぞ……。
 ……ま、いいか)

ため息と共に心の中で切実な突っ込みを入れると、警戒レベルを下げる。
結果として覚醒状態から戻るが、今回は激しい運動をしたわけではないので
さほど身体に負担がかかっているわけではないようだ。

しかし、本当にやることは無い。
一応ガンイージの行動は全てチェックしているが、動きからすると
どうやら決裂したわけではないようだ。

(参った、ヒマだ……。
 ……歌でも歌うか)

一つ咳をすると、彼は小さな声で静かに、そして意外にも流暢に歌い始めた。
ピアノの一台でもあったら、弾いていたかもしれない。

【行動:歌う(-1)、まだまだガンイージを警戒(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ガズR防衛】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】

※何を歌ったかは、避難所(http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1071500120)で。
>>97
ちょいと修正。
【機体状況:MS形態・損傷なし・通信回線開きっぱなし】
【生徒状態:通常】
です。
突如流れる軽快な音楽とともに、リーアの音声が受信される。
他のMSの行動に目を配りながら通信に聞き入った。
「・・・クソっ!!殺し合いを進めるような、余計な事をしやがって!!」

憤慨もつかの間、コロニーから飛び出すアレンのジャベリン。
最初、何をしようとしているのか理解できなかった。
アレンへ通信回線を開く。と同時にアレンの声が響いた。

『おらーっ!死ねよやー!』

「(よやーって・・・)アレンさん!?何してんですか、イブさんが先でしょう!!」
だが、いい終える前に隣のエリアに侵入してしまった。
彼は止まる気配も無しにジムに突進していく。

「ああっもうっ!!さっきの情報に踊らされてっ!!」
彼を止めようとバーニアを吹かそうとする。が、吹かす体勢で一瞬固まった。
サイコガンダムが近づいてくるここを離れるわけにはいかない。

『待って! 聞こえているかしら? 私は番号11番、サーティア=クワン。
私に戦闘意志は無いわ、そして、アナタ達と話がしたいの』
唐突に聞こえてくる通信。回線はALL、ジムによる全域放送だ。

「あーっ!もう知るかーーっ!!」
一気にバーニアを吹かし、猛烈な勢いでジャベリンを追った。
急激な加速によるGに、めまいと吐き気を感じる。
いまここで止めなければ、彼女の命は多分無いだろう。
あとは、サイコガンダムのパイロットが好戦的では無いことを祈るだけだ。
そして今まさに切りかからんとするジャベリンの左肩をつかんだ。
だが、スピードを出しすぎたため、逆噴射を掛けてもなかなか止まらない。
その間にもジャベリンとジムの距離は縮まってゆく。

ダグラスは接触通信でアレンに叫ぶように呼びかけた。
「ちょっとちょっと、アレンさん!!ナニやってんですか、相手に戦闘の意思は無いでしょう!?
それにイブさんの手当てもまだですし、馬鹿でっかいMSだって近づいてるんですよ!?
あんな放送にすぐ引っかから無いで下さいよ!!」

【行動:アレンに通信(−1) 移動(−1) アレンに接触通信(−1)】
【位置:J-8→J-9】【残り行動値:1p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブの手当て】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
リファニアは、ムサイに接近した。
「ん〜、とりあえず、近くのMS、ジャベリン?は、ムサイの人だよね。」
そう思い、リファニアはジャベリンのパイロット、名簿で確認…アレンに通信を入れようとする。
しかし、名簿での確認を行っている時に、ジャベリンは何を思ったか、コロニー外へ飛び出してしまった。
「お〜い、ムシするのぉ?」
と、その時、ムサイの中で苦しむ何者かの意識を感じ取った。
どうしたものか。少し考え込む。
その時、唐突にムサイから通信が入った。
『―――聞こえるかしら、サイコガンダムのパイロット……
 今のところ、こちらには戦闘の意志は無いのだけれど……そちらはどうかしら?』
中の人だぁ!…やっぱり、なんとなく苦しそう。とりあえず、接触は望む所だよぉ。通信を返す。
「私、リファニア=ニールセン!好きな色はぁ〜、ビリジアン!」
小さい時、よくザクとかムサイの絵を描いた。使った絵の具は、ビリジアン。
ザクやムサイの色とはだいぶ違うが、彼女にとってはそんなイメージ。
「だからねぇ、ムサイも好き!だから、乗せてもらおうかと思ったんだけど〜。
あなた、苦しそうだけど、どうしたの〜?」

その時、さらに、コロニー外から通信。
『待って! 聞こえているかしら? 私は番号11番、サーティア=クワン。
私に戦闘意志は無いわ、そして、アナタ達と話がしたいの』
「なんか、モメてるみたい。どうしよう?」
イブに意見を求める。

【行動 : イブに通信(-1)、残3 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形体 】
【パイロット状況 : ちょっと心配 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : ムサイと接触、精一杯頑張る(何を 】
【同盟 : 無し 】
【特記事項 : コンテナは機体にくくりつけてある 】
>85>86
予想通りの爆発。
その最中に何か放送が流れた気もするが
頭には残らなかった。
そして、その爆炎が晴れたあとには
四肢を失い、ほぼガラクタと化した
PMX-003 ジ・O が漂っていた。
「ふん。終わりだな。
 たわいもないもんだな。」
率直な感想。
相手が傷つくまで監視した上に、
その後の戦闘。
生き残る為とはいえば、ポリシーに反する行為を
していながら、何も感じなかった。
そして、最後に相手から通信が送られてくる
「餞別だ・・・多少いかれちまってるがな。」
破損したコクピットの隙間から何かが出てきて、
その後、PMX-003 ジ・O は一際大きな閃光と共に
消え去った。

爆風に押されたのか、多少勢いをつけて、
出てきた何かが、こちらへやってくる。
「なんだ?」
カメラをズームアップして確認する。
それは、見たことのある玩具のようなもの。
ハロだった。
もしかしたら、爆弾が詰めてあるのかもしれない。
だが、そんな事にも気が回らず、
ハロの近くまで行き、コクピットを開きハロを回収する。
「ハロか・・・懐かしいな・・・」
思わず、顔が笑みに浮かぶ。先ほどとは
違う種類の笑みに。
小さな頃の息子に、家にいれなかった事も
おおかった。
そのために、買え与えたおもちゃ。
それがハロでもあった。
ハロは暫くの間暫く動かなかったが。
急に、動き出した。
「オハヨウ、アムロ、オハヨウ、アムロ」
「俺はアムロじゃ、ない。
 シュヴァイザー=シュタイナーだ。」
「アムロ、アムロ」
「だー!
 アムロじゃない。
 シュ・ヴァ・イ・ザ・−・=・シュ・タ・イ・ナ・ー。だ。」
「アムロ、アムロ」
「こいつはー。はぁ。
 いいか、もう一度言うぞ。
 俺の名前は・・・」

そんなやりとりが暫く続いたが
依然ハロは
「アムロ、アムロ」と呼びつづける。
いいかげん、こちらのほうが折れた。
「くそっ。好きに呼びやがれってんだ!!」
そう、吐き捨てた。
とりあえず、コロニーに戻ろうと思って機体を
動かそうと思ったが・・・
推進剤が残り少なく、コロニーまでもちそうもない。
「ちっ。しゃーない。補給していかないとな。
 補給ぐらいなら・・・整備班がやっていたのを
 見たことがちょっとだけあるからな」
とりあえず、衛星基地へ侵入した。

【行動:ハロの回収(1) ハロとの語らいw(1)】
【位置:H14】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾2) 両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 補給】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
103アーネスト・マンソン(生徒番号21番):04/01/12 06:50 ID:BnF4eCHV
idチェック
 目がさめた。
 夢はずいぶん見てない。見てもしかたないから見ないんだと思う。
 さて、まだ準備がたりない。どういうやつらが相手かわかんないけど、
弾が二発だけの拳銃だけじゃ、ちょっと怖い。
 どこにだれがいるかわかったもんじゃないから、噴射は一瞬、
ほんのちょっと。
 あとは、慣性が勝手に機体を運んでくれる。
 進んでる間暇だから、拾った5メートルの大きなワイヤーをほぐして、
金属線の束を作る。その束をマニピュレータを操作してコクピットハッチの手前まで持ってきて、
一本を取った。ビームサーベルだと見られるかも知れないから、MSに手ごろな長さでちぎらせる。
 それを軽く巻いて・・・・・・早速できた。
 絞殺具。これで首をくくる。これだけで殺すと血生ぐさくなるのがいやだけど、
とりあえず道具はあるに越したことはない。
 さっそく、遠くにぼんやりと基地が見えてきた。 
 ・・・・・・あれ?あれってMS?
 ・・・・・・気のせい・・・・・かな?
 まぁいいや。違うかもしれないし、そうかもしれない。
 だれかが乗っているのかも。
 もしそうなら・・・・・・ついてる。
 最初の獲物がみつかったってことなんだから。
 でも、とりあえず今は準備準備っと。
【行動:『移動・G-3→F-3→E-3(行動ポイント−2)』
    『道具作成・MS牽引用ワイヤー→五メートルの合金線の束、ギャロット〔絞殺具〕(行動ポイントー1)』
    『隠密移動(行動ポイントー1)』】
【位置:E-3】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン1つ、水入りボトル2本(残り3.5g)血で汚れたナイフ、
 5メートルの合金線の束、絞殺具、ノーマルスーツ用酸素ボンベ5本(合計5時間分)、
 拳銃(弾丸2発)、天然フリーズドライのお肉1キロ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】
(コンテナは背中にくくりつけられている状態)

【残存ポイント:2】

ジムまでもう少しという所で通信が入る。
『待って! 聞こえているかしら? 私は番号11番、サーティア=クワン。
私に戦闘意志は無いわ、そして、アナタ達と話がしたいの』
「じゃかあしぃわ!
 それなら俺様に勝手に斬られとけ!」
なおも加速する。

しかし、それをケンプファーに止められた。

「ちょっとちょっと、アレンさん!!ナニやってんですか、相手に戦闘の意思は無いでしょう!?
それにイブさんの手当てもまだですし、馬鹿でっかいMSだって近づいてるんですよ!?
あんな放送にすぐ引っかから無いで下さいよ!!」
ジャベリンの左肩を持つが、勢いはこちらの勝ちである。
少しずつ進んでいく。
だが、このままでは戦闘は出来ない。

アレンは溜息を一つ吐く。
殺す気持ちが一気に萎えた。
左肩を押さえるケンプファーの左腕を握りつつアレンは接触通信をした。
「ったくよぉ、お陰で殺す気マンマンだった俺様のハートが
 萎えてしぼんで可哀想なくらいになっちまったじゃねぇか。」
ライトアーマーを見る。
両手を広げて、今なら殺せそうだ。

だが、殺す気力も失せてしまった。
「あーあ、てーか何でお前らそんな馬鹿みたいに人を信じれるんだ?」
独り言だ、ただ、接触通信をしていたダグラスには聞こえたかもしれない。

こちらも戦意が無い事を伝える為に両手を広げる。
通信を入れた。
「あー、こちら今世紀最大最高泣く子も黙るアレン=D=バディアン。
 俺様が悪かった、うん。」
素直に謝る。
悪いと思った事にはそれに一直線なのである、単純だから。

「ていうか俺様と歌わない?」

【行動:ビームサーベルでサーティアに攻撃(-1P) 移動(J-8→J-9)(-1P)】
【残り行動値:2p】
【位置:J-9】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)医薬品
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
 幾許の時間が経過したことだろうか、この基地に足を踏み入れてから。
安々とデッキから侵入出来たことは確かにいい。だが結果的には幾つも無駄足ばかり踏んでいる。
規模的には中程度の軍事基地なのだから、武装ぐらいあっさりと発見できるだろうなどとタカをくくっていた。
それに、この基地には誰もいないと思い込んでいたことも大きいミスだ。
部屋中に何本ものタバコの吸い殻を散乱させ、苛立ちを隠せない彼の姿がそこにある。
ともかく整理していくしかない。この基地に来てからのことを一つずつ。

 最初に降り立ったデッキ。破壊されたMSが幾つもある以外は普通だった。
幸いにも基地施設及び物資の方はまだ生きていたので整備の類は行うことが出来た。
しかし、結論から言えばこちらにとってのメリットとはこれぐらいしか無かったわけだ。
次に辺りに散乱している残骸達を見回してみたが使えそうな物が一つも無い。
おまけに御丁寧に壁に設置してあるはずの予備武装は全て無くなっており、虚しさを強調させていた。
気になったことと言えば、転がっていた正体不明のMSの残骸の事ぐらいか。

 さらにしばらく進んでいくと、基地の内部へと通じている通路に行き当たった。
当然人間が通るサイズの物だ。MSから小銃片手に降りると無重力の中を掻き分けその場所へ向かう。
開いてる扉から基地内部に侵入すると、お決まりのように監視カメラが出迎えてくれた。
人がいなくても電気は通っており機械は動いている。これも本部側の"演出"と言う奴なのか。

 そんな鉄臭いエリアを抜けると、今度は景色が一変した。暖色系の壁と整った作り。いわゆる居住エリアだ。
まず最初に身体に気圧の変化を感じた。空気はある。ヘルメットを外し適当な部屋に入ってみるが、特に何も無い。
備え付けのベッド・机・通信機。後は各員の趣味によるところがほとんどだった。
何個かの部屋を回ったところで、紙製の大雑把なMAPのようなものを発見する。
基地の全体図みたいだが、ところどころインクが掠れている部位があり細部は全く分からなかった。
だが、地図を広げていくと程なくして"コントロールルーム"の文字が目に映りこむ。
ここで、一つの案が頭をよぎる。ここに行けばこの基地のシステムを全て掌握は出来ないだろうか?
自分にはそのような知識にはとんと疎いが、基本的なことさえ出来ればいいのだ。
何も基地全体を動かして、誰かさんみたいに地球にぶつけようというのではない。
思い立ったが早く、コントロールルームを目指し駆け足で急ぐ。事は早い方がいい。
 目の前に見えてきた少し大きめの自動ドア。居住エリアから別エリアへの隔壁だろうか。
この先に目的の場所があるのだろう。壁の雰囲気がまた機械的に変わってきた。
一応周りを確認した上で、ゆっくりと自動ドアの前に立ってみる。ドアは開かない。
力任せに蹴りを一発入れてみる。数秒の沈黙。ドアはやはり動かなかった。
徐に腰から拳銃を取り出すと、取っ手口に1発ぶち込んでみるが反応は変わらない。
荒い息を吐きながら憎々しげにドアを睨みつけると、雄叫びと共に乱暴に蹴りまくってみたが、
そんな反応を嘲笑うように相手は沈黙を保っている。
 「(チッ…)」
 最後に1発ドアを殴りつけ、怒りに引かれる思いを抑えながらもひとまずその場は後にした。
そして、今自分がいる場所は居住エリアの一部屋である。 

 ……タバコだけが無駄に消費されていく。思い出していたらまた腹が立ってきた。
一体あの隔壁はどういうことなのか?あんな場所で封鎖されていると言う事は内部に人がいる可能性は高い。
だが、逆に向こうから接触してこない理由がわからない。
最初から設定されていたと考えれば妥当は行くが…
いちいちこのエリアを開けておいた点・中途半端に入り口が開いている点等々、どうも腑に落ちない。
ならば、他の参加者が設定したと言うのも考えられる。
ここの施設を動かすことが出来れば、確かにそれだけで貴重な戦力の一つになるだろう。
ひとまず共通している事はここには何かしら人が関与していると言うことだ。それならば…

 タバコの火を消すと、部屋を出て深呼吸と背伸びを1回行い再びデッキの方へ向かう。
機体は特に何事も無く膝を折った状態で佇んでいる。各部の異常も特に見当たらない。
コクピットに腰掛けるとどっかりと腰を落ち着け、広範囲にレーダーを起動させる。
人がいる.…またはいたのならここに戻ってくることだろう。
こちらはそれをノンビリと待たせてもらうこととする。そして、武装もついでに奪ってしまえばいい。
名案といえば明暗だが…一番の問題は自分がどこまでこの時間に耐えていられるかだろうか。

【行動:内部探索 (-1P) 広域レーダー起動 (-1P)】
【位置:F-05】【残り行動値:2P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:待ち人に焦がれる】【同盟:無し】
107イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/12 14:17 ID:???
>100
少女の無邪気な声に、思わず心温まるものを感じる愁林。

「本当なら今すぐにでも外に向かいたいところなのだけれど……怪我、しているのよ、私。
 ケンプファーのパイロットは良い子だし……
 ジャベリンのパイロットにも……一応の借りはあるから援護に向かいたいのだけれどね」

サーティア・クワンと名乗ったパイロットの言を信じるならば、向こうから仕掛けてくる事は無い筈。
加えて、血気に逸ったアレンのジャベリンは、ダグラスのケンプファーによって押し留められている。
唯一の不安要素は―――ジオング。
姦計を好む者に特有の『匂い』を漂わせていた、リオンという名の少年には注意しなければならない。
権謀術数の魔都を住まいとした愁林で無くば、容易に騙されていただろう。

「ひとまずは膠着したようだし……暫く様子を見ましょう。
 手助けしてくれと言うつもりは無いけれど……もしもの時には、協力してくれると嬉しいわ」

そこで一旦言葉を打ち切り、ダグラスに対しても回線を開く。

「……ダグラス君、そちらの状況、巧く収められるかしら。できるだけ穏便に済ませたいの……君もそうでしょう?」

そして再び、愁林はリファニアに話しかけた。

「自己紹介がまだだったわね。私はイブ・シュウリン―――好きな色は、何色にも染まらない、黒よ」

ロザリオを軽く握り、仲間である少年の身を案じながら、それでもなお変わらぬ微笑みを浮かべて―――

【行動:ダグラスへの通信(-1)、リファニアへの通信継続(-0)】
【位置:K-13】【残り行動値:3p】【特記事項:負傷】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、傷の手当て、当面の危機の回避】 【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
108通常の名無しさんの3倍:04/01/12 14:41 ID:3BqNR2/I
IDチェック
>>104
行動値を修正します
【行動:サーティアに通信(-1P)】
【残り行動値:3p】
110リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/12 15:04 ID:???
……暗い通信室の中、白衣をまとった女性は無数の声に包まれていた。

『な、何てネーミングセンスだ……。』
『止めてよ! 好い加減にしてってば! この……バカヤロォーッ!』
『イエーイ、それじゃさっさと殺してご褒美もらうかー!』
『偉いさんに急かされでもしましたか?ティーチャー。』

……いずれも、『生徒』の首輪からいくつもの通信中継機を介して届いた盗聴音声である。
静かに例の髑髏をなでながら、彼女は静かに聴き続けている。

「……単純に飛びつく人あり、すぐに引っ掛けに気づく人あり………。
 どちらにせよ、みなさん分かってくれたようですね。
 『プログラム』に乗るにせよ、乗らないにせよ……さほど時間はないことに。
 のんびりとしていられるわけがないということに……」

先ほどの定期放送以来、参加者の誰もがその動きを早めている。
少なくとも、今まで通りで行けると考えている者はほとんどいない。

「……失礼します、ティーチャー」
一人の通信兵が部屋に入ってくる。
「先ほど、18番の脱落を確認しました。手を下したのは、02番です。
 早速『賞品』を発送しますが、よろしいでしょうか?」
「いいわ、お願い。何番の『賞品』が当たったの?」
「死亡確認時刻で決定するとのことでしたので……I番のスーツケースですね」
「I番というと……ああ、あの『情報』ね。
 分かったわ。彼には私から通信しておきます。射出、お願いしますね」

敬礼をして出て行く通信兵を見送ると、リーア先生は通信機を操作した。
盗聴時と同じく、フィールド各地に隠された中継機を介し、02番に通信を送る。

                                (続く)
111リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/12 15:05 ID:???
『はい、撃墜おめでとうございま〜す♪
 シュヴァイザー・シュタイナーさん、あなたは見事『賞品』獲得第一号となりました!
 さっそく、あなたの今いる場所に『賞品』を射出します。
 小さいですが、そのエリアに入ったらビーコンが作動するので、見つけられるでしょう。
 では、これからも頑張って殺し合いを続けて下さいね♪』

一方的に言い立てると、相手の質問も反論も聞かず、通信を切ってしまう。
そして、一つ溜息。

「……偶然とはいえ、I番が当たったとはね……。
 それも、よりによってあの『最大派閥』の一員に。
 この『情報』……彼らはどう使いこなしてくれるのかしら。
 せめて、わたしたちと同じ間違いは犯さないことを……祈りましょうか。
 ねぇ、キャット?」

手にした髑髏に話しかけるリーア先生。
その顔には、微妙なニュアンスを含んだ微笑が浮かんでいる。
期待、諦め、後悔、自嘲、そして……懐かしさ。



小惑星基地から、はるか遠方に向け、一つのカプセルが射出される。
小さな無人カプセルは推進剤を噴射してプログラムされた位置を目指す。
やがて H-14 エリアに到着したカプセルは、自動でその蓋を開く。
中から静かに飛び出す、一つのスーツケース。
大きくIと刻印されたスーツケースは、ビーコンを作動させて己の存在を誇示し始める。
役目を終えた運搬用カプセルは、自壊し、デブリの一つとなって流れ去っていった。

【行動:通信(02番シュヴァイザーに)(−1p)
    『賞品』射出(Iと刻印されたスーツケース)(−1p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
何も出来なかった。
自分の大切な人が危機に晒されたのに自分は……
何も出来なかったのだ。

結局事態は収まった。
サーティアの説得と、ケンプファーの静止によって。
その時自分は何も出来なかった。
ただ体が震えてしまっていただけだ。
怯えていただけだ。

「ごめんなさい、サーティアさん……ごめんなさい。」
瞳から涙が流れ落ちた。
体はまだ震えていた。

【行動:サーティアに通信(-1P)】
【位置:J-09】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
     薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:生きる】
「さて、補給作業をはじめ・・・」
独り言を喋り始めた最中にうむを言わさず
通信が入ってくる。
『はい、撃墜おめでとうございま〜す♪
 シュヴァイザー・シュタイナーさん、あなたは見事『賞品』獲得第一号となりました!
 さっそく、あなたの今いる場所に『賞品』を射出します。
 小さいですが、そのエリアに入ったらビーコンが作動するので、見つけられるでしょう。
 では、これからも頑張って殺し合いを続けて下さいね♪』
「はぁ?
 なんだ。それは?
 何も聞いていないぞ。」
前の通信は耳から耳へ出てしまい、覚えていない。
だからこそ出てくる言葉。
だが、相手はその質問に応える事も無く
通信を切る。
「ったく。なんだってんだ。」
とりあえず、取りに行く事にした。
衛星基地からでて、直ぐに反応があり、近付く。
それは、ただのスーツケースだった。
回収し、中をあけると、データディスクが二枚はいっている。
ラベルには【第一回 データ】【第二回 データ】との
記載がある。だが、何の第一回、第二回なのかは記載はない。
とりあえず、あとで見ることにし、
衛星基地にもどり、推進剤の補給できる
MSデッキのエリアを探し始めた。

【行動:賞品の回収(1) 基地内探索(1)】
【位置:H14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾2) 両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 補給】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
114ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/12 18:40 ID:???
>97
(……歌?……とりあえず…少し疲れたわね…。…こうして…これでよし。)
機体のアラーム音設定を最大にして、さらに周りに動きがあったら鳴るようにして眠りについたようだ。
【リナルドに通信回線のみ継続(0p) 睡眠(1p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」)】
【行動方針:…とりあえず寝る。】
【同盟:なし】
「やられちゃうかなー……?」

 ジャベリンは容赦なく接近してくるも、寸前でケンプファーの制止が入った。
 助かった……かしら。
 ケンプファーのパイロットに感謝、ね。
 そしてケンプファーの制止を聞き入れて、動きを止めてくれたジャベリンにも。

『あー、こちら今世紀最大最高泣く子も黙るアレン=D=バディアン。
 俺様が悪かった、うん』

 謝ってくれるのは嬉しいけど……この人自分で今世紀最大って…ねぇ。
 私の仲間にも今世紀最大や空前絶後の人物は幾らでも居たけど……
 全員自称だしね、このアレンも、多分自称……アレン?

『ていうか俺様と歌わない?』
「歌うのh…… あぁ! アナタあのライブ男!」

 そうよ、コイツあの全域放送でライブを披露した馬鹿よ。
 続いて口を開きかけた時、後のジオングからは、リオンからはかすかな声が聞こえていた。

『ごめんなさい、サーティアさん……ごめんなさい』
「リオン……」

 ふと疑問がよぎる。私の行動は……正しかったのかしら。
 行動自体は正しいと私は断言できる。
 けど、その正しさは精神的な正しさというべきで、行動の正しさじゃなかったのかもしれない。
 だってそうでしょう?
 私が死ぬのは構わない、けど、リオンがそれに巻き込まれてしまうのは……

「リオン、気にしないで、私の行動が少し迂闊だったのよ……
 もう少し方法を考えたほうが良かったわね、私
 ……アリガト、リオン。 私の為に涙まで流してくれる?」

 通信画面で笑って親指を立てる。
 でも今は、彼等へ対応しないと。
 話をする役目を私は請け負った。私が失敗すれば彼等は敵となるのかもしれない。
 だから……頑張らなきゃ。

「話を……聞いては貰えるのかしら?」

 再び、彼等ムサイの方へ向き直った。


【行動 : コロニー内の他参加者へ通信中(持続)】
【残り : 2P 】
【位置 : J9 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
116シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/12 20:04 ID:???
>>93
「そうか…お互いまだ”生きていたら”その時はまた会おう。」
そう言うとコックピットハッチを閉め、外部スピーカーのスイッチを入れる。
「交渉は完了した。とりあえず今は計画には乗らないらしいが、こちらへ攻撃の意思がないことも確認した。
 それと、近い内に準備が終わり次第ここを出る。やり残したことがあるなら今の内にすましておけ。
 それとベルク、さっきの話の続きが聞きたいのなら、近くのジャンク屋迄付いてこい。」

スピーカのスイッチを切り、大型コンテナの近くへ移動する。
「中身は…狙撃用長射程ビームライフル?ゼファー。回線チェック。」

狙撃用ビームライフルを手に持たせる。その手のコネクターを利用し、電気的に破損している個所をまず調べる。
〔…グリップ部コネクターの時点ですでに破損しています。〕
「…まずここの修理だな。」
コンテナをマニュピレーターで持ち上げ、ジャンク屋の方へ移動を開始した。

【行動:レイモンドと会話(−0)スピーカーで呼びかけ(−1)武器確認(−1)ジャンク屋へ移動(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 大型コンテナ(狙撃用BL マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 工具セット 拳銃 計画書 紙とペン】
【行動方針:武器修理 首輪カバー制作 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
>>107
「こちらこそ、よろしくお願いします〜!……ん…?」
イブがダグラスを案じる気持ちを、リファニアは感じ取っていた。
イブさん、優しい人みたい。怪我しているみたいだし、何とかしてあげたいなぁ。
それに、護衛のMSは居ないし、今のムサイ、とっても無防備なんじゃないかなあ。
よし、決めた!
「一人で居るのはイヤだし、私、ムサイに乗りたいの〜。…早くお風呂入りたいし…。
今攻撃されたら、ムサイあっという間にやられちゃうし、私が守ってあげるね〜!」

イブにそう告げると、リファニアは港の入り口にサイコガンダムを陣取らせた。
コンテナをパージしながら機体が変形し、紫の悪魔がその真の姿を現す。
進入してきた敵対機は、メガビーム砲の雨を受ける事になるだろう。
その時、サイコミュの波動が変わった事に、リファニアは気がつかない。
「ムサイには手を出させないぞぉ〜!」
サイコミュの影響により、リファニアの精神は高揚していった。

【行動 : イブとの通信継続(0)、機体変形(-1)、残2 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MS形体 】
【パイロット状況 : ちょっとテンションが上がっている 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : ムサイの護衛、精一杯頑張る(何を 】
【同盟 : ムサイ組? 】
<117に追加>
その時、サーティアから広域通信が入る。
やはり、敵対意志は無さそうに感じられるが…。
「イブさ〜ん、どうしよう〜?」
とりあえず、イブの判断を仰ぐ。
…もしちょっとでも攻撃する素振りをみせたら、消滅させちゃうぞ〜。
ようやく動きを止めるアレンのジャベリン。
彼のMSがケンプファーの左腕を握り返し、応答してきた。

『ったくよぉ、お陰で殺す気マンマンだった俺様のハートが
 萎えてしぼんで可哀想なくらいになっちまったじゃねぇか。
 あーあ、てーか何でお前らそんな馬鹿みたいに人を信じれるんだ?』

どうやら思いとどまってくれたようだ。しかし、なんて変わり身の早い・・・。
ジャベリンがパッと手を広げ、ジムと向き合う。どうやら通信をしているようだ。
接触通信は解かれてしまったため、確認は出来ないが。
ふっ、とため息を一つ。と、ムサイから通信が入った。

『……ダグラス君、そちらの状況、巧く収められるかしら。できるだけ穏便に済ませたいの……君もそうでしょう?』

刹那、誰かが艦橋にいるのかと迷ったが、声でイブと判断がついた。
容態はどうなのだろうか?まず彼女の安否が頭に浮かぶ。

「イブさん、大丈夫ですか!?今アレンさんが薬を、あ、こちらの状況は何とか収まりました。
穏便に、というのは僕も賛成です。ここで事を荒立てると、それこそ自滅しかねませんから。」
ここで思考を巡らせる。
一番接近しているサイコガンダムの事は話題に出さないし、戦闘行動も確認できない。
イブも至って普通のようだ。ということはサイコガンダムの方は問題無いのだろう。
まあ、流石に仲間になったとまでは思わないが。

「今からそちらに戻ります。アレンさんも戻ってくるでしょう。」
ひとまず反転をし、サイコガンダムをわき目にコロニーへ戻った。(行動−1)

更に通信が、今度はジムのパイロットからだ。
『話を……聞いては貰えるのかしら?』
本当はこういう事は交渉が得意そうなイブに任せたいのだが、あまり彼女に負担は掛けたくないし、
一応ジムを助けた身でもある。ここは自分が相手に返信することにした。

「僕はダグラス、一応ムサイの艦長みたいな者です。こちらにも戦意はありません。話とは何ですか?」

【行動:移動(−1) 返信×2(−0)】
【位置:J-9→J-8】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブの手当て サーティアの話を聞く】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
「歌うのh…… あぁ! アナタあのライブ男!」
通信が帰ってくる、驚きの声だ。
アレンはそれを馬鹿なことに、俺の美声に恋煩いだな?
と勘違いをしていた。
少し考えれば恋している女がライブ男なんて言葉を口にするはずがない。

ともかく、ニヤリと口元をさせながらゆっくりと後退した。
ケンプファーは先に戻っている。
追い抜き、格納庫へと入る。
持ってきた医薬品をこれまた持ってきたカゴに入れ、外に出る。
ジムのパイロットが通信をしている事など知らない。
意気揚揚とブリッジへと移動する。

「イエーイ、到着ー。」
扉を乱暴に開ける。
………終いには壊れてしまいそうだ。
「アレン、オカエリ!」
入ってすぐに迎えたのは彼の相棒トリィだ。
いい加減、二人(と言っていいのかどうか)共いいコンビになってきている。
「おーう、トリィただいま。」
そのトリィを肩に乗せてソファを見る。
いない。
そこにいるべきはずの女性がいなかった。

「うぉーら、トリィ!
 超絶綺麗なお姉さまはどこやった!食ったか!食ったんか!?」
「食ってへん、あそこ!あそこや!」
トリィの目線をこちらも目で追う。
そこには、その女性がいた。
「お姉さまー!」
カゴもトリィも放り投げて全速力。
イブに抱きつこうとジャンプするが、その瞬間虫の知らせ。
悪寒がする、背筋が凍る。

「お、お薬持って来ました……はい。」
何故か体が震えた。
アレンは抱きつかなくて正解だった。
更にいやらしい事をしなくて大正解だった。
もししていたら、潰されているか、切り取られていたかもしれない。

【行動:移動(J-9→J-8)(-1P) 格納庫に入る(-1P) ブリッジまで移動(-1P)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)医薬品
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
>>116
リナルドがつぶやように歌っていると、コロニー内にシュウジの声が響く。

『交渉は完了した。とりあえず今は計画には乗らないらしいが、こちらへ攻撃の意思がないことも確認した。
 それと、近い内に準備が終わり次第ここを出る。やり残したことがあるなら今の内にすましておけ。
 ……』

(いよいよ動き出すのか。
 さて、観察者さんには悪いが、教会に戻るとしよう)

歌うのをやめた彼は通信回線を切り、ヨーコの様子を見るためアビゴルを後にすると
教会に入っていった。

【行動:MS→教会(-1)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
122イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/12 21:56 ID:???
>117-119
「ありがとう、リファニアちゃん―――」

知識としては、知っていた。
だが、実際に目の当たりにしたその姿は、愁林の想像を超えたものだった。

(―――あれが、サイコガンダムMk-2のMS形態……巨人ね)

15m級MSへの転換期と丁度重なる時代に生まれた彼女にとって、眼前のMSの巨躯はまさに規格外であったのだ。
やや圧倒されかけていたところへ、丁度ケンプファーがコロニー内に戻ってくるのが目に入った。

「―――ご苦労様。それと、私の事、心配してくれていたようね……ありがとう」

サーティアと名乗る少女からの通信に応対する少年へ、労いと感謝の言葉を述べる。

殺し合いを旨とする、狂気のプログラム。
その只中にありながら、彼女の身を案じ、彼女の力になろうとしてくれる、少年と少女。
既に主の御許へと召されてしまった、一人の少女。
彼らの恩に報いる事のできる日は、やってくるのか―――愁林は自らに問いかけた。

答えは、見つかりそうに無かった。

【行動:ダグラスへの通信継続(-0)、リファニアへの通信継続(-0)】
【位置:K-13】【残り行動値:3p】【特記事項:負傷】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、傷の手当て、当面の危機の回避】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード、No.16・アレン=D=バディアン(暫定)、No.20・リファニア=ニールセン(暫定)】
123ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/12 22:10 ID:???
>>96
(どんな力が欲しいの?
 霊に負けない力?
 霊を討ち払える力?
 それとも、MSを扱う力?
 ……最後のは、厳密には力とは言わないけど)

「・・・みんなに守られなくても・・・、一人でも生きてゆける力が・・・欲しい。
 ただ、そのためには・・・あなたの言った3つ、全てが必要なの・・・。

 ・・・難しいよね?」

【行動:マヤと会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
124マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/12 22:30 ID:???
>>123
「・・・みんなに守られなくても・・・、一人でも生きてゆける力が・・・欲しい。
 ただ、そのためには・・・あなたの言った3つ、全てが必要なの・・・。
 ・・・難しいよね?」

正直なところ、難しい。
彼女に残された猶予は、あまりにも少ない。

(難しいわ。
 確かに難しい……けど、やって出来ないことじゃない。
 ただ、その方法を私は教えてあげられない。
 あなたが自分で見つけなければならないわ。
 お兄ちゃんや私の心と、あなたの心は違うから。

 それに、あなたに残された『悩む時間』はもう、そんなにはないの。
 すぐに実行しなければならないわけじゃないけれど、
 覚悟を迷う時間はそうないわよ。

 もし、自分の力に取り込まれていくのを恐れているのなら、
 お兄ちゃんに訊いたらどうかしら。
 経験者だしね。
 私が内側から見ていた限りでは、お兄ちゃん、何とか乗り越えてたみたいだから)

【行動:お話し】
【行動方針:兄に付き合う】
125イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/12 22:30 ID:???
>120
蛇に睨まれたカエル。或いは、狼を前にした子羊。
竦み上がる青年に溜息をつき、愁林は腰のホルスターから手を離した。

「ありがとう。確か、アレン君、だったわね」

耳に掛かった髪をかき上げ、にっこりと微笑みかける。
自分の後姿に彼が何を考えていたのかなど、愁林には容易に察しがついた。
だから、思わせぶりにこう呟く。

「自制心は大切ね……」

心の底から好意を抱ける相手とならば、肌を重ねる事も吝かではない。
お互いに、純粋に求め合った結果ならば、マリア様とてお許しくださる筈だ。
常日頃より、彼女はそう思っている―――

「ありがとう。怪我自体は大した事無いようだから、手当ては後で自分でやるわね」

医薬品の類いが入ったカゴを拾い上げ、艦橋のオペレーター席に腰掛ける愁林。

―――少なくとも。
アレンに対する限りでは、彼女が聖母に許しを頂かねばならない事態には、なりそうもなかった。

【行動:ダグラスへの通信継続(-0)、リファニアへの通信継続(-0)】
【位置:K-13】【残り行動値:3p】【特記事項:負傷】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、傷の手当て、当面の危機の回避(貞操含む(笑)】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード、No.16・アレン=D=バディアン(暫定)、No.20・リファニア=ニールセン(暫定)】
>>116

(へいへい・・・・・・・)

少し毒づきながらジャンク屋へ向かう。
その道中、空腹の腹をコッペパンと水で満たす。
しばらくしてジャンク屋についた。
コクピットを開きシュウジに改めて問う。

「んじゃ、さっきの話の続き聞かせてもらおうか?」

【行動:食事(0)ジャンク屋へ移動(-1)シュウジと会話(0)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:シュウジの話を聞きに行く】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
127ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/12 23:03 ID:???
(難しいわ。
 確かに難しい……けど、やって出来ないことじゃない。
 ただ、その方法を私は教えてあげられない。
 あなたが自分で見つけなければならないわ。
 お兄ちゃんや私の心と、あなたの心は違うから。

 それに、あなたに残された『悩む時間』はもう、そんなにはないの。
 すぐに実行しなければならないわけじゃないけれど、
 覚悟を迷う時間はそうないわよ。

 もし、自分の力に取り込まれていくのを恐れているのなら、
 お兄ちゃんに訊いたらどうかしら。
 経験者だしね。
 私が内側から見ていた限りでは、お兄ちゃん、何とか乗り越えてたみたいだから・・・)

「・・・でもね、マヤちゃん。
 もっと・・・もっと簡単な方法があるの・・・。

 ・・・マヤちゃんにも手伝ってもらえたら・・・の話なんだけれど・・・。」
128ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/12 23:05 ID:???
>>127
【行動:マヤと会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
129マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/12 23:15 ID:???
>>127
『・・・マヤちゃんにも手伝ってもらえたら・・・の話なんだけれど・・・』

まばたきしながら返すマヤ。
兄でさえ、さんざん苦しんで今の状態になった。
簡単な方法とは、一体なんだろう。
少しだけ、嫌な予感もするが――。

(もっと簡単な方法?
 私が、手伝えば?
 なあに、それ?)

【行動:お話し】
【行動方針:兄に付き合う】
130シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/12 23:28 ID:???
〔何を書いているのですか?〕
「…続き。」
移動するまでの間、ベルクへの話の続きを書いていた。
[何故計画書を見せているか、それは基本的に参加者が理性を失っていなければ、
ティーチャーに対して何らかの恨みを持っているからだ。
だから計画をばらしたりとティーチャー達に対してメリットとなるような行動を計画を知った他の参加者が取るとは思えない。]

〔到着しました。〕
「さて…と。」
まずコンテナをジャンク屋内に置く。
そして返事を書いた紙とゼファー、ノートPC、工具セット、ディパックを持ってコックピットから降りる。
しばらく狙撃用BLを眺めているとペズ・バタラがジャンク屋に到着した。

『んじゃ、さっきの話の続き聞かせてもらおうか?』
「あぁ、これがさっきの話の続きだ。」
そう言うと先ほど書いた紙を手渡す。そして再び狙撃用BLの方に向き直る。
「さて…作業を開始するか…。」

【行動:ベルクと会話(−0)BL修復作業開始(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 大型コンテナ(狙撃用BL マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 工具セット 拳銃 計画書 紙とペン】
【行動方針:武器修理 首輪カバー制作 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
131シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/12 23:29 ID:???
>>130
残りポイント0pでした…_| ̄|○
目の前を通り過ぎるMS達を、リファニアは虚ろな目で見ていた。
まずケンプファー、そして、ジャベリンが物凄い勢いで追い抜いていく。
「うわあ、凄い加速…。小さいのに、凄いパワーなんだなぁ。」
予想される運動性能は、自分がデータを知っているMS達とは比べ物にならないだろう。
「でも、<マン・ポイント>だっけ、パパぁ?これを解決する方法が無い限り、付け入る隙はあるよねぇ?」
いつの間にか、戦力分析を始めてしまっているリファニア。
サイコミュによって、闘争本能を増幅されている為なのだが、本人にはそう認識できていない。
いつのまにか、ビーム砲の発射トリガーに指がかかっていた。
「後は、GMとジオング…。」
あの二機は、ムサイの人間の物ではない。
「…どうしようか、パパぁ?」
十字勲章が、淡く輝いていた。

【行動 : イブとの通信継続(0)、残2 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MS形体 】
【パイロット状況 : サイコミュに取り込まれつつある 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : ムサイ護衛、精一杯頑張る(何を 】
【同盟 : ムサイ組? 】
「そうか…お互いまだ”生きていたら”その時はまた会おう。」

そう言ってシュウジはハッチを閉め、どこかへと移動していった。
そのあとを魚のようなMSが続いていく。

(このプログラムの中で、5人の仲間をまとめていかなければならないとは…。
 彼も大変だな…。おっと、俺も人の心配をしてられないか)

ガンイージを近くのスーパーへ移動させて、水を調達に行く。
近くにはさっきの鳥顔のMSも停まっているが、ピクリとも動かない。
シュウジ達の仲間ではないようだが…パイロットはどこかに出歩いているのだろうか。
スーパーで水と食料を調達してガンイージに積み込んでから、俺は更にある建物を
探しに行った。

それは町の一角にあった。
少し小さめで何となく無機質な建物…図書館だ。
ここがいつの時代かは知らないが、MS年鑑が置いてあればギラ・ドーガの事も
何か分かるかもしれない。
悔しいが、操縦の腕はアシッドが俺より一枚上手かもしれない。
なら俺はギラ・ドーガを調べてそこから攻略法を見つけるしかない。

…と思ったのだが。
この小さな図書館では、MS年鑑なんてマニアックな物は置いていないらしい。

(本屋には…ないだろうな、そんな物は)

余計な時間を使ってしまったようだ…。くそっ。

  【行動:スーパーへ移動、水、食料補給(−2)図書館へ移動、本探し(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料三日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
134リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/13 00:01 ID:???
第三章 >133 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□21□□□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼10□□□□■◎■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□◎□□□◎□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□03〓□□◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□09□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10■■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■■■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□02□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□□□■■■■□◎□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■

01・06・07・08・14・15・19は同一地点。03・05・16・20は同一地点。09・11は同一地点。
03・16はムサイ級戦艦に搭乗(03・04・16の機体は戦艦に収容)。H-14の基地内に『作業用プチモビ』。
04・12・13・17・18死亡。
ほどなくしてMSデッキエリアにたどり着き
コクピットハッチを開けて、MSから下りる。
そのとき勝手にハロもついてきた。
「えーと。たしかこうだよな・・・」
整備兵がやっていたのを見た記憶を頼りに
どうにか推進剤だけでも補給しようとする。
が、横からハロに
「アムロ、マチガッテル、アムロ、マチガッテル」
「えーい。うっさい。
 間違ってるだけじゃなくて、
 やりかた教えやがれ。
 こんちくしょう。」
まるで、漫才である。
だが、何故か補給に対して、知識のあるハロ。
ハロが間違ってるといわなくなるまで
試行錯誤をこらし、やっと補給ができるようになった。
「ふぅ。やれば、簡単なものだな。」
「アムロ、ガンバッタ、エライ」
「うっせぃ」
だが、ハロだろうと誉められれば悪い気はしない。
補給の完了までいま暫く時間があるので
まず、コクピットへ戻った。

ハロも乗り込んだのを見て、コクピットを締める。
そして、先ほどのデータの確認をすることにした。
「ふむふむ。なるほど・・・」
思わず、言葉もなくデータを読みふける。
データはこの大会の前回と前々回の記録だった。
「こんな事がすでに前に行われいるとはな・・・」
第一回の最後のほうはバグでもあるのか
閲覧できなかったが、他の所は見ることができた。
そのうち、生徒名簿というファイルをみつけて、開く。
「こいつもこれに参加してたのか・・・」
参加者の中には軍人もいる。
軍生活の長い俺にも何人か、名前だけ聞いた奴
顔もしっている奴。話したこともある奴。
そんな奴がいる。だが、これといって興味を引く人間は
ほとんどいなかった。が、
「なんか、こいつどっかで見たことあるような・・・」
その人間はリーア=ミノフスキーである。
だが、彼にはそれがティーチャーとはわからなかった。
そして、更に彼に関係する人間を見つけることもできなかった。
ここで一つ時を遡った話をしよう。
UC0088 10.31 ダブリンにコロニーが落とされた。
その時、シュヴァイザー=シュナイダーは家族を失った。
と、本人は思っていた。
だが、事実は違った。
家族は、その時たまたま、シュヴァイザーに内緒で旅行にいっていた。
ただたんに、商店街の福引で当たっただけだが。
それのおかげで運良くコロニーが落ちてきたときに
その場に居合わせ死んでしまうのは逃れた。
だが、それは一時的な物だった。
その後、ダブリンから妻が子供を連れて実家に
戻ろうとした時に悲劇は起こった。
その飛行機が墜落したのだ。
妻は子供を護り、自らの体をクッションにして亡くなった。
子供は、事のあまりのショックにあまり自閉症になってしまった。
さらに運が悪い事に、ダブリンの家は勿論消えうせ
残り少ない身分証明等も飛行機と共になくなってしまった。
自分自身が誰かも分からない状況に子供は放り出され
墜落地の政府の施設に預けられる事になった。
その、最初の頃は誰にも心を開かず、誰にでも
くってかかり、暴れた。
その時に、付けられた名前が【ストレイ=キャット】
ようするにのら猫と呼ばれていた。
その後、その名前は変わることなくそのまま
彼の本当に名前になってしまった。
だが、彼もいつまでも子供ではいられない。
何時の日か、問題を起こしながらも学校へ行き。
就職した。その就職先は連邦軍でもあった。
軍人を選んだのは、ただたんに性があっていただけかもしれない。
すでに、あえない、本当の父親の血のせいかもしれない。
そして、MSのパイロットになった。
彼は持ち前の技量など、努力などあり優秀なパイロットになっていった。
ニュータイプではないかと囁かれるほどに。
だが、小さな頃の気性は変わらなかった。
気に入らなければ、上官にでも誰にでも文句を言う。
たとえ、それが基地の司令官であろうと気にしない。
誰にも媚びる事は無い。【ストレイ=キャット】のままだった。
だが、そのお陰か人望もあった。
一度、上官を殴った時も周りの同僚のおかげで処罰を逃れたほどだった。
だが、彼も人生の節目を迎える。
好きな女性ができ、プロポーズし、見事結婚。
そして、子宝にも恵まれ自然のようにすくすく育つようにと
【グリーン=キャット】と名付けた。
そして、意外と子煩悩で人としても丸くなった。
だが、いままでの行いが消えるわけではなかった。
ある日、大きな戦争が起きた。
その時、いままで意見互いをしていた上官の手により
機体に細工をされ、整備不良と事で殺された。
あっけないものだった・・・。
過去の大会の記録を再度紐解いてみよう。
グリーン=キャットの戦闘に対する戦績。
ウィルト=ラインステッド戦
2対1、そして相手が戦闘への興味をなくしたという事もあるが
ダメージは特に無く、武装をなくしただけであった。
グレン=フォートレス+ウィルト=ラインステッド戦。
今度は1対1の戦闘。
こちらは相手が戦闘に対して、ウィルトは
そうそうに切り上げ、グレンは戦闘意欲はさほどなかった。
この戦闘で機体の左腕を失うが、シールドの固定が
甘かった為、防ごうとしたが防げなかった結果でもある。
あとの目立った損傷はなかった。
ジェクト=プリズム戦
3対1 いや、実質数字上は4対1だろう。
人数の上での有利はもちろんあった。
そのおかげで、相手を撃破する。
初めての人を殺す行為と共に。
この時もいたって機体に損傷は認められない
アルム=ヴァーキサー戦
このときは即戦闘も切り上げられ
こっちから攻撃しただけで、攻撃はされていないので無傷
カミーユ=ビタン戦
この時も特に機体損傷はなかった。
リーア=ミノフスキー戦
彼は彼女の手によって撃破される。
攻撃をうけた。だが、それは諦めが既に入った
攻撃の受諾ともとれた行為だった。

このように、戦績をあげると極端に機体に傷が少ない。
もちろん戦闘回数、戦闘時間から比べれば、エースといえるほどではないだろうが。
だが、彼はいままでMSの操縦は、学校で整備のために動かしたり、
ゲームで動かした程度。素人に毛が生えてる程度に過ぎないだろう。
そして、たまに出てきた、戦闘中での残虐性。
全ては血の繋がり、とも言えなくはない。かもしれない。

この事はティーチャーはしっているのだろうか?
生徒の選考に関わっていれば知っているかもしれない。
だが、関わっていなければ、名前も、性格も、見た目も違う
この人物を血の繋がりのある人間とは思わないだろう・・・。

【行動:補給と賞品の確認(4)】
【位置:H14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾2) 両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 補給】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
138ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/13 00:19 ID:???
>>129
(もっと簡単な方法?
 私が、手伝えば?
 なあに、それ?)

「・・・ちょっと言いにくい話なんだけど・・・。」

辺りを見回して、周りに人影がいないことを確認する。

「・・・あなたも女の子なんだから・・・わかるでしょ?」

口を手で覆い、小言で話す。
いわゆる『内緒話』のジェスチャー。

【行動:マヤと会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
139マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/13 01:21 ID:???
>>138
「・・・ちょっと言いにくい話なんだけど・・・。
 ・・・あなたも女の子なんだから・・・わかるでしょ?」

ヨーコは辺りを見回して、周りに人影がないことを確認すると
口に手を当て、いわゆる内緒話のジェスチャーで言った。

ところが。

マヤにはさっぱりわからない。
仕方ないので、ちょっと困った顔で囁く。

(ええっと、何かを期待してもらって申し訳ないんだけど……。
 私、生まれる前から死んでたの。 まあ、死産ね。
 で、こんなのになってからはず〜っとお兄ちゃんの中にいたから。
 ごめんなさいね、あなたが言おうとしていること、ちょっとわからないのよ。
 少しでいいから、話してもらえる?)

マヤは、自分が本当に情けないと思った。
自分は女の子なのに、普通の女の子が当然知っているべきことを知らない。
幽霊なのだから知っていても知らなくても関係はないのだが、
やっぱり、何となく悔しい。
それは、マヤが現実に居ついている理由の一つなのかもしれない。

【行動:困る】
【行動方針:兄に付き合う】
「ちっ……部品が足りねェ…」

煙草を咥えて修復作業を始めて約30分。
作業は全然進んでいなかった。
マニュアルを見ながら作業用MSをばらして黙々と流用できるパーツを探していく。
間近で見るとやっぱりMSはでかい。
腕一本にしても使われている部品の数は10000をゆうに超える。

「え〜っと、3Aのギア……どっかにあったよなァ…」

黙々と機械片を漁る。
悩むよりましだが、随分と地味で手間がかかる作業。
充分、精神的に負担がかかる仕事だ。
煙草の数が目に見えるように減っていく。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ふゥ……やっとできたァ…」

たぶんこれで動く筈。
自身はない。
見つからないパーツがたくさんあったのだが、似てる奴を替わりに入れておいた。
爆発するってことはないだろうが……。
最悪、肝心な時に動かなくなるかもしれない。

「推進剤って奴も入れたしィ……」

作業用MSから奪った推進剤を入れておいた。
MSごとに様々な推進剤とかありそうだったが、同じ推進剤なのでたぶん変わりはないだろう。

煙草の灰が落ちた。
短くなってフィルター部分近くまできていた火を地面に擦り付けて消す。
立ち上がってヘルメットを被る。
フッ…と息を吐いて気合いを入れる。

「いくぜェ、相棒ォ!!」

コクピットへの道を踏み出した。

【行動:修復作業完了(-1p)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
「ありがとう。確か、アレン君、だったわね」
「イ、イエース」
その声と同時にちょっぴりポーズをとってみるが、あっけなく無視される。
(駄目だ、多分俺様キャラが薄いんだ……)
むしろこの中では濃い方だということに気づかない。

無い頭で考えるアレンを尻目にイブは薬品の入ったカゴを取る。
落ちているカゴを取る為には屈まなければいけないわけで。
(ジャストミートォ!)
その豊かな丘が二つほど見え隠れした。

「ちょ、ちょっとトイレ……」
前かがみになりつつ外に出る。
目指すはトイレ、の個室。


「くっそー!あのフェロモンムンムン女め!
 いつか絶対ヒィヒィ言わせてやる!言わせてやるぅ!
 ………あっ。」
一気にテンションダウンする。
そして、自己嫌悪。
「最低だ、俺様って……」


「た、ただいま戻りました。」
よろよろと戻り、ソファーに寝転ぶ。
トリィを捕まえてみる。
「なぁ、お前メス?」
「トリィ、オス!」
「はぁ……」
七面鳥で妥協しようとしていた。

【行動:男の性(-0P)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)医薬品
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
(…どこか別のコロニーで大きな図書館を探すか?)

ガンイージに戻る途中、俺はそんな事を考えていた。
前回に行ったコロニーの方が、規模は同じでも中の施設は整っていそうだった。
西側が侵入禁止になっている北東のコロニーはもはや問題外だ。

そちらはそれでいいとして、あとの問題は…アシッドがどこにいるかと言う事だ。
さっき参加者の居場所を考察した時は、北西のフィールドにるのでは、と
推理してみたが、しかしいくらなんでもまだ留まっているとは考え難い。
じゃあどこにいるのかというと、好戦的なアシッドの性格からして、ムサイの
近辺にいるのではないかと予測してみた。

…だが何度も言うが俺はムサイの居場所を知らない。
シュウジ達に聞いてみるのもいいが、おそらくたいした情報は聞けないだろう。
シュウジ達は一部の人間を除いて、このコロニー内で活動しているようだ。
という事はその人間が帰ってきていなければ、外の情報は例の定期放送のみ
という事になる。
ムサイについての放送があったのはもう何時間も前の話だ。
沈んでいなければ、とっくにムサイはどこかへ移動しているだろう。

次の可能性は戦場跡か、小惑星基地だ。
コロニーで戦った時、俺もアシッドも射撃武器を携帯していなかった。
それが不利だと思い、俺は戦場跡に向かったわけだが…。
アシッドも同じ事を考えたとすれば、戦場跡か小惑星基地にいるかもしれない。
アシッドが向かった方向からすると、西側のフィールドのどこか…。
小惑星基地か、戦場跡かどちらかを探せば、見つかる可能性が上がるだろう。

ガンイージに乗り込んで、機体を起動させる。
マップを開いて西側を暫し見つめた。

(最初に行くのは…ここからほぼ真西にあるH-15ポイントの小惑星基地にするか)

  【行動:ガンイージに移動(−1)機体の起動(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:S-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料三日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
143ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/13 17:26 ID:???
…暫く眠った後で…目を覚ます。そこで…状況確認を行う。
「…通信履歴…と……早速一人「脱落」したのね…。…後、誰かさんは
どこかに行ってるみたいだし…今のうちね。…一応見て損する物じゃなさそうだし…。」
思い立ち、シュウジ=アサギに通信を入れる。
「今からいこうと思うけど…見せるものって奴…せめて
先に内容について教えてもらえない?聞くだけですむ話なら
それで済ませたいの。駄目?」
(見せなきゃいけない理由がわからないのよね…ホントに。)
【起床(0p) シュウジに通信(1p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」)】
【行動方針:…今のうちに話を聞こう。】
【同盟:なし】
144ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/13 18:29 ID:???
((…通信履歴…と……早速一人「脱落」したのね…。)の部分はなかった事にして置いてください。)
145シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/13 18:53 ID:???
〔マスター。ラーズ・フィリーから通信です。〕
「…繋いでくれ。」
『今からいこうと思うけど…見せるものって奴…せめて
 先に内容について教えてもらえない?聞くだけですむ話なら
 それで済ませたいの。駄目?』
「言いたくても言えない…というのが現状だな。
 このコロニーに他の参加者が仕掛けた盗聴器がある可能性がある。
 この話は他の参加者に聞かれるとヤバイ話なんだ…。」

半分は言うまでもなく嘘である。
しかし、こうでも言わないと容易に信じてもらえそうになかったので、こう言わざるをなかった。

【行動:ゼファー経由でラーズと通信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 大型コンテナ(狙撃用BL マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 工具セット 拳銃 計画書 紙とペン】
【行動方針:武器修理 首輪カバー制作 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
>>130
返事を書いた紙を読む。
(まあ、確かにそう言われればそうだが・・・・・。)

BL修復作業をしているシュウジに返事を返す。
「これの件に関しては納得はした・・・・・。
 だが、・・・・・・いや、いいやめておこう。」

何かを言おうとするがやめる。
それよりもまず、彼の武装追加を優先した方が
いいと考えたからである。

「何か手伝うことはあるか?」

【行動:シュウジと会話(0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:シュウジの話を聞きに行く】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
相手からの返信を待つ間に、ムサイへ推進剤と真水の補充をすることにした。
太いパイプを運びながら、ふとグラナダ基地の70前後の整備長の口癖を思い出す。
「ハイオク?それともレギュラーかい?ダグラス、フロントガラスを拭くんじゃ、綺麗にな。ふぉっふぉっ・・・。」
化石燃料が使われなくなった今でこそ、奇妙な語り口に聞こえたが、
前世紀ではごく当たり前の事であったそうだ。

そのままぼーっと軍役の事を、そして家族の事を思い出す。
「母さんと姉さん、元気かなぁ・・・。親父は今頃、農業ブロックいる時間かな・・・。」
おもむろにポケットからしわくちゃな写真を取り出した。これと一丁の拳銃、
今、身にまとっているジオンのノーマルスーツだけが私物だ。
じっと写真を見つめていると、思わず目頭が熱くなる。
もちろん軍にいたときも家族に会える機械は滅多に無かった。
それでも毎週届く手紙、時々かける電話、そしてなにより同じ月に居るという安堵感があった。
しかし今は・・・・・・。ぐすっ、と鼻を一すすりすると、写真をポケットの中に戻した。
そうこうしている内に水の流れ込む音が止んだ。感慨にふけっている間に補給が終わったようだ。

ムサイに補給の事を知らせる。
「誰か、ブリッジに居ますか?推進剤と水の補給が終わりました。
シャワーとか使えると思うんで、よかったらどうぞ。」

【行動:補給(−1) ムサイへ通信つなぎっぱなし(−0)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:サーティアの話を聞く】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
148ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/13 20:17 ID:???
>145
返信に、即返答をして…
「…わかったわ。じゃあ…今から行くわ。」
(盗聴器?その辺は詳しくないけど…そんな高性能の物、あるの…?
とりあえず、センサーを頼りに…)

暫くして、彼女はヤクト+スキウレと共にアサギの元に降り立ち、
コクピットハッチを開いてそこから顔を見せる。まだ降りてきていないが。
「…これでいい?」
【通信継続(0p) シュウジのもとへ(1p) 直接声をかける(0p)】
【残り行動値:2p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」)】
【行動方針:…今のうちに話を聞こう。】
【同盟:なし】
149アーネスト・マンソン:04/01/13 20:19 ID:z6MIPe01
idチェック
 ……ようやくついた。
 放棄された軍の基地。
 ここなら、なにか武器が手に入るかもしれない。
 MSで戦うのもいいけど、実際MSなんてそうずっと乗ってられるもんじゃない。
 多分・・・・・・素手で戦うことも多くなる気がする。
 そっちはそっちでたまらなく楽しいけど、でも武器がギャロットと
 拳銃だけじゃ興ざめだ・・・・・・ 
 ナイフも研ぎなおしておきたいし。
 ポートのひとつが開いているのが見えた。
 そこに機体を滑り込ませると、少し奥まったところに機体を運ぶ。
 ・・・・・・ちょうどいい残骸が見つかった。
 その中に機体を運び、適当な鉄板をマニピュレータで集め、隠してしまう。
 これで、誰かが唐突に現れてMSを奪ったりするようなことはなくなるはずだ。
 ・・・・・・それにしても、戦争の混乱の中で放棄されたんだろうか。
 以外に放棄されたパーツが多い。
 ・・・・・・ 
 あんな道具があるといいな。 
 こんな道具もほしいな。 
 空き部屋があるならもっといい。
 捕まえて・・・・・
 そして。

 ・・・・・・肉は生き作りが一番おいしいんだ♪
【行動:『移動・E-3→D-3→D-4(行動ポイント−2)』
    『機体隠蔽(行動ポイントー1)』
    『探索(行動ポイントー1)』】
【位置:D-4】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン1つ、水入りボトル2本(残り3.5g)血で汚れたナイフ、
 5メートルの合金線の束、絞殺具、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計3時間分)、
 拳銃(弾丸2発)、天然フリーズドライのお肉1キロ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】
(コンテナは背中にくくりつけられている状態)

150リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 20:19 ID:2H1lq/g9
射出位置、IDチェック。
どうしたのだろう。かなりの時間が経ったが、あの二機に動きは無い。
「早く…来い…。叩き落としてやるんだからぁ……!」
消耗した精神は、容易にサイコミュの凶暴な波動を受け入れてしまいそうになっていた。
今のリファニアの目には、GMは完全に"敵機"としてしか映っていなかった。
幾千幾万機落として来た、シミュレーター上での、"敵機"。
そして、それに随伴するジオングも、理性的な判断が出来ない今のリファニアにとっては、
ジオンの裏切り者としてしか認識できていない。
「…いっその事、討って出ようかなぁ…。」
そんな衝動に駆られるが、今の自分の役割(自分が勝手に押し付けただけであるが)を思い出し、何とか思い留まった。

十字勲章の輝きが、増していた。その輝きは、暖かさに満ちていた。
まるで、サイコミュの禍々しい波動と相反するかの如く…。

【行動 : イブとの通信継続(0)、残4 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MS形態 】
【パイロット状況 : 暴走寸前 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナは港内にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : 撃滅撃滅撃滅撃滅制止撃滅撃滅 】
【同盟 : ムサイ組? 】
152リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 21:14 ID:???
学校の一教室のような部屋の中だった。
四十個程の机と椅子が等間隔に並べられており、その中心の辺りの席に、彼は座っていた。
年齢は二十代半ば
長身痩躯
肌は、まるで何年も日の光を浴びていない病人のように白い。
並外れた美形というわけではないが、わりと整った顔立ちの、どこかあどけない童子のような雰囲気を身に纏った男だった。
黒いスーツの上下を着ていた。
ネクタイはしておらず、シャツのボタンは二個目まで外れている。
無論、首にはきっきりと首輪がはまっていた。

一度左手をその首輪に這わした後、男はガラス玉のような瞳を、黒板の前に立つ女に向けた。
片手に髑髏を抱えた、白衣の女だった。
女は、リーア先生と名乗った。
「リー・ションロンさん」
「は?」
男は一瞬キョトンと阿呆のような顔をした後
「ああ、そうか」
と、机の上に置かれた身分証明書を見て、納得した。
ちなみにその横には黒光する拳銃が無造作に置かれていたが、特に驚いた様子も無い。
拳銃に玉が入っていないことを知っているからだ。
なぜなら、その銃を使用したのは他ならぬ彼自身なのだから。
153リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 21:15 ID:???
彼―リー・ションロンは上海を拠点とする中国マフィア子飼いの殺し屋だった。
そして、ここに連れて来られたのは組織の仕事の帰り道。
当然、そのリー・ションロンという名も、偽りのものだ。
そんな彼の様子を微笑を浮かべて眺めながら、彼女はこう言った。
「これから、あなたには殺し合いをしてもらいます」
「へえ」
『先生』の言葉は、さして彼の感情を動かす物ではなかった。
その言葉を聞いて、彼はこう思っただけだ。
何当たり前のことを言ってるんだろう、と。

そして、同様のことを思いながら、彼はすらすらと渡された紙に指示された言葉を書き、そして最後に渡された鉛筆を上着のポケットに入れた後、目を閉じた。
本当に意識が飛んだのは、それから数秒後だった。

私は殺し合いをする
私は殺し合いをする
私は殺し合いをする
154リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 21:16 ID:???
薄暗いコクピットの中で目を覚ましたションロンは、真っ先に索敵行動を行った。
「・・・・」
そして、周りに自分以外の機体が無いと確認してから、迅速に自分の状況と、支給されたMS、装備、ディパックを確かめた。
「ビギナ・ギナ、ビームサーベル×2、ビームシールド、フック付きワイヤー&ウィンチ・・・」
淡々と呟きながら、パラパラと機体のマニュアルを読みすぐにそれを放り、今度は地図を取り出す。
じっとそれを眺めた後、彼は呟いた。
「まずは武器」
宇宙戦闘において、長距離兵器が無いというのはほとんど致命的である。
しかもこのビギナ・ギナは機動性重視の機体。
彼は組織でMS操縦技術だけでなく、整備技術も覚えさせられたので、機体損傷時の心配は余りしていないが、それでもやはり近距離戦闘はできるだけ避けたい。
そして、その望みは、特に達成困難なものではなかった。
なぜなら、コクピットのモニターには、打ち捨てられた大量のMSの残骸が散らばっているのだから。
「らっきい」
気楽に呟きながら、彼は手馴れた動作で機体を動かし、宝の山へと向かった。
「へえ、これは扱いやすいな」
新しい玩具を与えられた幼子を彷彿とさせる無垢な笑みを唇の端に浮かべながら。

しばらくの探索の後、さしたる苦労も無く、彼は目的のビームライフルを一丁、ビギナ・ギナに取りつけ可能なビームランチャーを一丁入手した。
「(ビームライフルはエネルギー残量から考えて大体5〜6発。ランチャーはこの機体だと、だいたい4・・いや、その後の事を考えると3発が限度ってとこかな)」
頭の中で弾数を計算しながら、彼はランチャーと、ついでにワイヤー&ウィンチの取りつけ作業に取りかかった。

【行動: 索敵(行動ポイントー1)武器調達(−1)作業(−2)】
【残り行動値:0】
【位置:T-14】
【機体状況:通常】     
【武装:ビームサーベル×2、ビームシールド、ビームライフル(E70%)、ビームランチャー(3発)フック付きワイヤー&ウィンチ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 身分証明書、拳銃(残弾ゼロ)、鉛筆】
【行動方針:武装強化】
【同盟:なし】
155リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 21:19 ID:???
訂正
【位置:T-14】→【位置:Bー8】
156リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 21:45 ID:???
薄暗いコクピットの中で目を覚ましたションロンは、真っ先に索敵行動を行った。
「・・・・」
そして、周りに自分以外の機体が無いと確認してから、迅速に自分の状況と、支給されたMS、装備、ディパックを確かめた。
「ビギナ・ギナ、ビームサーベル×2、ビームシールド、フック付きワイヤー&ウィンチ・・・」
淡々と呟きながら、パラパラと機体のマニュアルを読みすぐにそれを放り、今度は地図を取り出す。
じっとそれを眺めた後、彼は呟いた。
「まずは武器」
宇宙戦闘において、長距離兵器が無いというのはほとんど致命的である。
しかもこのビギナ・ギナは機動性重視の機体。
彼は組織でMS操縦技術だけでなく、整備技術も覚えさせられたので、機体損傷時の心配は余りしていないが、それでもやはり近距離戦闘はできるだけ避けたい。
「では、いくとするか」
気楽に呟きながら、彼は手馴れた動作で機体を動かし、最寄の古戦場跡へと出発した。
「へえ、これは扱いやすいな」
新しい玩具を与えられた幼子を彷彿とさせる無垢な笑みを唇の端に浮かべながら。


【行動: 移動H-12→I−12→J-12→L-12】
【残り行動値:0】
【位置:H-12】
【機体状況:通常】     
【武装:ビームサーベル×2、ビームシールド、フック付きワイヤー&ウィンチ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 身分証明書、拳銃(残弾ゼロ)、鉛筆】
【行動方針:武装強化】
【同盟:なし】
154の位置修正版です。
どうもすみませんでした。
157イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/13 21:48 ID:???
>147
「あら、そう。それじゃあお言葉に甘えて……と、私は傷の手当てを先に済ませないといけないのよね」

ちらりと後ろを振り返る。そこには、何やら七面鳥に血走った目を向ける、アレンの姿があった。

「……先ずは貴方からシャワーを浴びてきたら?
 トイレに行ってきたのでしょう。汗とか、他にも色々……その、臭うわよ」

そう言って、七面鳥共々急き立てるようにブリッジから追い出した。
彼女自身には、全く以って他意は無い。
自分の台詞が、ある面においてアレンの密やかな行動を咎めている事など、思いもよらないままだ。
ブリッジのドアをロックし、通信回線も、映像をOFFにして音声だけにする。
その上で、いざ手当てを始めるべく、彼女はノーマルスーツのファスナーを徐に下げ始めた。

軽い衣擦れの音が続くと、やがて透き通るような白い肌が露わとなった。
パールホワイトの下着に包まれた、至高の曲線美を誇る均整の取れた身体。
その腹部に走る傷と、そしてその周囲にこびりつき、既に浅黒く変色した血に思わず彼女は眉を顰めた。
軽く頭を振り、消毒薬と防水加工済みのガーゼ、そして包帯を取り出す。

「シャワー室は幾つかある筈よね―――リファニアちゃん、ムサイのシャワーが使えるようになったわ。
 後で浴びにいらっしゃい。ああ、多分一つは男の人が使用中だと思うから、間違えて入らないようにね」

こびりついた血を拭き取り、傷口の消毒をしながら、愁林は少女に語りかける。

「それとも女同士、一緒に浴びようかしら?」

直前に聞こえた、少女の台詞の中の張り詰めた感触。その糸を緩ませようと、愁林は冗談めかしてそう言ったのだった。
158イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/13 21:51 ID:???
【行動:ダグラスへの通信継続(-0)、リファニアへの通信継続(-0)、
..    アレンをブリッジから追い出す(-1)、傷の手当て(-1)】
【位置:K-13】【残り行動値:2p】【特記事項:負傷】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、傷の手当て、当面の危機の回避(貞操含む(笑)】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード、No.16・アレン=D=バディアン(暫定)、No.20・リファニア=ニールセン(暫定)】
159リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/13 22:00 ID:???
行動:索敵、移動H-12→I−12→J-12
に修正。
どうしようもねえ・・
「敵…、敵…、敵…、敵…。」
しだいに正気を保てなくなるリファニア。
そんな彼女の周囲で赤くイメージされる光と、淡い緑色の光が、渦巻く。
光が、弾けた。

「…あれ…?」
リファニアは正気に戻っていた。いつのまにか、コントロール・レバーのトリガーに指がかかっている。
「わっ、わ、わぁ!?」
慌ててレバーから手を離そうとするが、まるで何かの呪縛にでもかかったかのように、離れない。
指を一本ずつ引き剥がす事で、やっとレバーを離す事が出来た。

…もう少しで、状況を滅茶苦茶にしてしまう所だったかと思うと、身震いがした。
一気に疲労感が高まり、いつのまにか喉もカラカラになっていた。
ボトルの水をこぼれる程の勢いで飲むと、残った分全てを頭から被って、不快感を拭い去ろうとした。
コクピット内の電子機器達にとっては、この程度で悪影響が出る程ヤワではないにせよ、歓迎できない行為だっただろう。
だが、そんな事かまっていられなかった。一刻も早く、この不快感を拭い去りたかった。
「…パパぁ…。」
十字勲章を握り締めて、落ち着こうとする。その時、イブから通信が入った。

その通信を聞くと、唐突に涙がこぼれだした。
イブとの通信は開いたままだ。つまり、自分の異常な様子を聴かれてしまっていた、と言う事だ。
「…それでも、そんな事、言ってくれるんだ…。」
リファニアは、そんなイブの事が好きになっていた。泣きはらした目をこすって、通信を返す。
「…ありがとう、ございます…。あの人たちに、敵意は感じられませんし、私、ムサイに行ってもいいですか?」

【行動 : イブとの通信継続(0)、サイコミュの呪縛から逃れる(0)、残り4 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形体 】
【パイロット状況 : 疲労&感涙 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナは港内にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : ムサイに入ってシャワーを浴びる、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : イブ・シュウリン(本人はもう完全にそのつもり) 】
あわわ…。MS形態、です…。
162シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/13 22:43 ID:???
狙撃用BLの修理をしていると、背後から紙を読み終わったベルクの声が聞こえてきた。
『これの件に関しては納得はした・・・・・。
 だが、・・・・・・いや、いいやめておこう。』

『何か手伝うことはあるか?』
「うーむ…。……………無いな。
 ゼファー、いいぞ。再度回線チェックしろ。」
〔了解。〕
Hハイザックのマニュピレーターがライフルを持ち上げる。そして数秒後。
〔問題ありません。ただ…この状態ではライフル本体のバッテリーで一発、
 本体のジェネレーターを使用しても3発の連続発射が限界です。〕
「…ま、そんなことだろうかと思ってたが…。」

その時、外からヤクト&スキウレが入ってきた。
『…これでいい?』
「あぁ、見て欲しい物だが…これだ。とりあえずこのテーブルの上に置いておくぞ。
 私はちょっとU−16まで物資を探しに行ってくるから…その間に見て、結論を出しておいてくれ。
 それとベルク…もう少ししたらこのコロニーを出、結論を出す。
 今までのように平和でいられるのもその時までだ。今の内にやり残したことをやっておけ。」
そう言うと計画書と、新しい紙に何かを書いて置き、ハイザックに乗り込むとジャンク屋を後にした。

テーブルの上に残された紙にはこう書かれていた。
[先ほどは嘘を付いてすまない。我々が警戒しているのは参加者が置いた盗聴器ではなく、
 ティーチャーが我々の監視用に首輪か何かに設置したと思われる盗聴器だ。
 この計画をティーチャーに知られたらそれこそ首が飛ばされるかもしれないからな…。]

【行動:会話(−0)書き置き(−0)U−16へ移動(−3)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17→T−17→U−17→U−16】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾本体のみで1発 機体ジェネレーター使用で3発)
    大型コンテナ(マウントラッチ材料)はジャンク屋に放置】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 (計画書 紙とペン 工具セットはジャンク屋に放置)】
【行動方針:武器修理 首輪カバー制作 計画を実行へ ビームライフルをより効率よく使えるよう改造】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 別行動中:06番ジェイス? 中立:19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
『僕はダグラス、一応ムサイの艦長みたいな者です。こちらにも戦意はありません。話とは何ですか?』

 手応えは良好。
 だけど一つ気が付いた。
 何てていおうかしら……仲間に、と最初は言うつもりだった。
 けど、なんというかもう、そんな言葉で言いたくは無い。

「そうね、ナンテ言うのかな。
 あー、友達にならない?
 握手ー……なんちゃって」

 MSの手をにぎにぎ動かす。

 我ながら滑稽。傑作。馬鹿じゃないかしら。
 やっぱり基地に帰って寝ようかな。
 はぁ……

 MSは未だ空振りの手をにぎに動かしている。
 ごめんリオン。私思いっきり外したかも……。


【行動 : コロニー内の他参加者へ通信中(持続) 握手行動(−1)】
【残り : 1P 】
【位置 : J9 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
コクピットの中にマニュアルを無造作に投げ込む。
狭いシートに座る。
座り心地はいいとは言えない。
文句言ってもしょうがない、妥協するしかない。

「………行くかァ…」

行く当てはない。
このまま出て行けばさっきみたいに敵に会うかもしれない。
だが、いつまでもここにいるよりマシだ。
そう自分を鼓舞する。

「直ってるなァ……」

MSの右腕を開いて閉じる。
違和感はない。
これならハイパーバズーカも撃てる。
多少不安を残しつつも、コロニーから出た。

信じれる物は自分とこの機体だけ――。
ここの奴等が脱出できるようになるまで俺は生き残ってやるんだ。
機体から見る宇宙と小さくなってゆくコロニーは美しかった。

【行動:移動(-3p)】
【位置:S-17→R-17→Q-17→P-17】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
ムサイに移る準備をする。
汗まみれで少し気持ち悪いけど、港のエア・ロックは開放されたままなので、ノーマル・スーツを着る。
それから、サイコガンダムをムサイに積むための作業を始めた。
まず、サイコガンダムの傍らに放置されているコンテナを抱えて、ムサイのMS格納庫に入れた。
それから、機体をMAに可変させて、ムサイの後部、艦橋の下の部分に接続させる。
大型のMAは、大抵の艦艇に搭載できないので、艦艇に外付けして運ぶのが一般的だ。
乗降は少し面倒ではあるが…。

そんなこんなで、作業をやっていると、サーティアから通信が入った。
「…握手かぁ。わたし、こんな人を攻撃する所だったんだなぁ…。」
心底、攻撃しないで良かったと思った。
「サーティアさんも挨拶しているし、私からも挨拶しよっと!」
そう決めて、サーティアに通信を送った。

「私、リファニア=ニールセンっていうのー。こっちこそ、よろしくねー!」

【行動 : イブとの通信継続(0)、コンテナをムサイに搭載(-1)、機体変形(-1)
      機体をムサイと接続(-1)、サーティアに通信(-1)、残り0 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形体 】
【パイロット状況 : ちょっと疲労 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナは港内にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : ムサイに入ってシャワーを浴びる、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : イブ・シュウリン(本人はもう完全にそのつもり) 】
あ、ノーマルスーツを着るのは立派に行動か。
ノーマルスーツは、まだ着ていません。
167ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/14 00:14 ID:???
>>138
――――――――――――――――――――――
(本当に・・・これで両親に・・・
 お父さんとお母さんに会わせてくれるのね?)

〔安心しろ。 ・・・ただし、このガキが誘いに乗らなかったらチャラだぞ。
 ・・・でもな。横で見ていてかなり辛い演技だったからなあ・・・。

 ほら、見ろ。
 怪しんでいるぞ。〕

(・・・でも、こんなので・・・。
 彼女を懐に誘うだけで・・・いいなんて・・・。

 あなたは一体・・・何を企んでいるの?)

〔それは見てからのお楽しみ・・・ってね。
 それと、『俺』じゃねえ。『俺達』だ!!
 二度と間違えるんじゃねえぞ!?〕

(・・・わかったわ。)
〔おっと・・・!? どうやらガキが動き出したようだ・・・。
 やさしい両親に会えるといいなあ・・・。〕
――――――――――――――――――――――

>>139
マヤ(ええっと、何かを期待してもらって申し訳ないんだけど……。
 私、生まれる前から死んでたの。 まあ、死産ね。
 で、こんなのになってからはず〜っとお兄ちゃんの中にいたから。
 ごめんなさいね、あなたが言おうとしていること、ちょっとわからないのよ。
 少しでいいから、話してもらえる?)

――――――――――――――――――――――
168ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/14 00:15 ID:???
〔はい、残念でしたあ〜〜!!
 
 ・・・仕方ないねー。 演技下手だったしねー。
 それじゃあ、やさしいやさしいご両親との再会は敵わず・・・ということで、
 また次の機会を〜・・・。

 ・・・精々乗っ取られないようにガンバルんだな。
 それが俺達か、あいつかは自分で考えとくとして。
 ヒャーハッハッハッハ・・・。〕

(・・・。)

彼・・・いや、彼らはこれからも・・・口出しに来るのであろうか・・・?
そして、それに私は従ったほうがいいのか・・・?
それとも・・・。

〔・・・あ、そうそう。〕
(!!!)
〔「まだいたの?」・・・っつーツラだな。
 そんなことより、早くあのガキに返事しといた方がいいんじゃないかあ?

 ・・・いい加減にしないと怪しまれるぜ。〕

――――――――――――――――――――――――

その発言がきっかけで現実に引き戻された。
・・・いや、あれもまた現実・・・。

(と、とりあえず・・・、なんとか誤魔化さなきゃ。)

「あ・・・、そ・・・そう・・・。
 それじゃあ・・・わからないわよね。
 ・・・ゴメンネ。難しいこと聞いちゃって・・・。」

慌てて、言い訳も考えていなかった私の返事は
自分で言っててもよそよそしく感じた。

【行動:マヤと会話(0) 脳内会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
データを確認して時間は過ぎていった。
そして、推進剤の補給も無事終わる。
「まぁ。こいつはシュウジ=アサギにみせれば
 何か分かるだろう。
 まずはコロニーに戻るか。
 その前に武装の調達だな。」
データディスクをもとのトランクにしまいこみ
今後の事を考え始める。
内蔵されたミサイルランチャーは使用していないが
ビームライフルの弾数も少なくなっているし、シールドもなくなった。
少々これでは心細い状態である。
なので、まず武装の調達のため、デッキ内を探して回ってみる。
そして、ジムカスタムのジムマシンガンと
バーザムのビームライフルを拝借させてもらった。
ネモのビームライフルは弾数も少ないので
その場で捨ててしまう。
運良く弾数が殆ど減っていない物を手に入れることができた。
「武器も調達できた。それじゃ、そろそろ行くか。」
衛星基地を後にし、コロニーに向かい始めた。

【行動:基地内捜索 (1) 武器の入手 (1) 移動J14へ(2)】
【位置:J14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る コロニーに戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
170マヤ=グレイス ◆op35gNbitI :04/01/14 02:05 ID:???
>>167-168
沈黙。
短いようで長い、そう感じられるようで本当に短い沈黙の後、
ヨーコは口を開いた。

「あ・・・、そ・・・そう・・・。
 それじゃあ・・・わからないわよね。
 ・・・ゴメンネ。 難しいこと聞いちゃって・・・」

(……?)

おかしい。
というよりは、怪しい。
何より、マヤの返答の後のヨーコの表情が怪しい。
この返事にしてもそうだ。
彼女の中で、『あいつら』が何かを企んでいるのだろうか。
マヤの疑念は、もはや確信に近いレベルで収束している。
残念なのは、彼女の中で何があったのか――それがわからないこと。

(あなたの中で何が起こっているのか……。
 今の私にはわからない。
 けれど、もし、あなたの中の奴らに何か言われているのなら、
 それは絶対に信じちゃだめ。
 信じて、心を傾けきってしまったら、あなたは二度と光の世界には戻って来れない。
 私もあなたの中の奴らも、似たようなものだからわかるのよ。
 私だって、今はお兄ちゃんに付き合ってるけど、
 最初はお兄ちゃんを連れていこうとしてたんだからね)

確かにマヤは力の強い方ではあるが、
『守護霊』などという大それた存在ではない。
負の感情に支配され、兄をも巻き込もうとしていた悪霊の類である。
その彼女の考えが少しずつ変わってきていることには、
彼女自身はまだ気付いていなかった。

【行動:お話し】
【行動方針:兄に付き合う】
>>121>>170
リナルドが教会に入ると、
ヨーコが何やらブツブツと話している。

(何だ? マヤと話してるのか?)

「・・・・・・
 ・・・ゴメンネ。 難しいこと聞いちゃって・・・」

傍から聞いても全く意味がわからない。
しかしながら無理に聞き出すのも、彼にはためらわれた。
とりあえず、今後のことを話しておかなくては。

「マヤと何を話していたかは知らないけど……。
 さっきのシュウジの話、聞こえてたか?
 近いうちにこのコロニーを離れるらしい。
 やり残したことがあれば今のうちにやっておけってさ」

そう言うと、彼は椅子に置きっぱなしだった
コンビニの買い物かごの中身を覗き込み、
少し考え込んだ後椅子に座る。

『……ヒロイ・ヒロイ・コノセカイニ・ミンナ・ヒトリボッチ
 ヒトミノオク・アフレソウナ・サミシサ・カクシテル
 ウレシイコト・カナシイコト・ムネニ・シマイコンデ
 ウケトメテ・クレル・ダレカト・オモイキリ・ナキタイ……』

やることがなくなった彼は、
目を閉じて、再びつぶやくように歌い始めた。

【行動:ヨーコと会話(0)、荷物を見る(0)、歌う(-1)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
トリィと睨み合いをする。
その瞳はトキメキに変わり、次第に相手を求めるよう……
「……先ずは貴方からシャワーを浴びてきたら?
 トイレに行ってきたのでしょう。汗とか、他にも色々……その、臭うわよ」
「へぁっ!?」
有無を言わさずブリッジから出される。
勿論トリィも一緒だ。
「お、俺様が臭い?そんな……キッチリ拭いて洗ってバッチリ……ひぎゃっ」
ブリッジに戻ろうとしてもドアにはロックがかかっており、
アレンは顔をモロにぶちつけた。

「あーあー、何が悲しくて鳥と一緒にシャワー浴びなきゃいけねぇんだ。」
愚痴を言いながらシャワーの蛇口を捻る。
最初は冷たい水が出たが、少しずつ温かくなってゆく。
トリィも喜んでお湯を浴びる。
「ん?ちょっと待てよ?
 シャワーを浴びてこいっつーのは、もしかしたら、もしかしたら……」
「ドウシタ、アレン」
悶々と妄想をする。
ピンクの照明がかったハート型のベッドの上で横になるイブと、アレン。
更に何故かトリィもいたりする。
「今宵のマグナムは、血に飢えているぜハニー!」
「ドウシタ、アレン!」
目をパッチリと開き、右手を掲げて人差し指を伸ばす。
「俺様はっ!この世で一番ビューティフルなナイスガイ!」
パチッと鳴らした指先からは星が出たような気がした。

【行動:シャワー浴びる(-1P)】
【残り行動値:3p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)医薬品
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
173イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/14 16:02 ID:???
>160
「勿論よ。多分、ダグラス君たちも歓迎してくれると思うわ」

傷口に沁みた消毒薬に、思わず呻き声を上げそうになりながらも堪える愁林。
三つ子の魂百まで。
歯医者のドリル音と、そして消毒薬の臭いと感触だけは、24歳となった今でも完全には克服できていないのだ。
無論、子どもの頃の様に泣き出す事は無いが……。

ブリッジを、軽い衝撃が襲う。
リファニアが機体の係留に成功したのだと察した彼女は、早速ダグラスに通信を送る。

「サイコガンダムMk-2のパイロット、私の一存でムサイに招き入れてしまったけれど……構わないわよね?」

サーティア・クワンからの通信内容に苦笑しつつ、手当ての仕上げを行なう。
もう一度だけ傷の周囲をアルコールで広めに消毒し、清潔なガーゼを宛がって包帯を巻いていく。
続いて、念の為に抗生物質をカゴから取り出して、水も無しに飲み下した。
口腔に広がる特有の臭いに、愁林は幼い頃から苦手だったモノがもう一つあった事を思い出したのだった。

最後に、ノーマルスーツを再び身に着ける。傷口の無用な圧迫を避ける為、上半身は羽織る程度に留めておいた。
何れ、ウェストが一サイズ大き目のモノを見つけ、着替えるつもりだ。血に汚れた下着も替えたいところ。
それまでの間、同盟者たる男達に肌を晒す事となるが―――

―――欲情し、肌に触れようとした者は、須らく報いを受けるだろう。手酷く。手痛く。こっ酷く。文字通り、再起不能な迄に。
はしたない格好を聖母マリアに懺悔すると共に、愁林はそう誓いを立てた。

【行動:ダグラスへの通信継続(-0)、リファニアへの通信継続(-0)、
..    傷の手当ての仕上げ(-1)、薬を飲む(-1)、ノーマルスーツを着る(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:1p】【特記事項:負傷】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、当面の危機の回避(貞操含む(笑)】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード、No.16・アレン=D=バディアン(暫定)、No.20・リファニア=ニールセン】
>>173
「わっかりました〜、今からそっちに移りますね〜。早速シャワー浴びよ〜っと!」
イブの了承を得たので、早速ムサイに入る事にした。
ちゃんとしたお風呂じゃないけど、やっとシャワーを浴びられると思うと、ウキウキしてくる。
「サーティアさん、私ムサイに行きま〜す。まったね〜!」
挨拶を入れるため開いたサーティアとの通信を切ると、ノーマルスーツを着て、ムサイへと移った。
「ダグラスさんも、アレンさんも、優しい人なのかな?イブさんの仲間なら、きっとそうだよね〜。」
リファニアは、性獣(失礼)アレンの事を、まだ知らない。

最寄のハッチからムサイ内部に入った。
「わぁ、広〜い!」
艦艇としては、さほど広い部類ではないだろうが、ずっとコクピットに、
しかも圧迫感のあるサイコガンダムのそれに入っていたリファニアにとっては、
その開放感は相当なものであった。
「ぎゅう〜ん!」
文字通り、飛ぶように廊下を移動する。疲労している事など、すっかり忘れていた。
本来は、まずイブを始めとした皆に挨拶するのが筋だろうが、今はシャワーの事で頭がいっぱいである。
「どこかな〜、どこかな〜?」
居住区に到着すると、シャワールームと書かれたプレート発見。
「み〜つけた!」
そのまま飛び込み、扉は開けっ放しのまま、
ノーマルスーツとインナーを更衣室に脱ぎちらかして、シャワールームへ入る。
十字勲章は、シャワールームのドアの取っ手にかけた。
「るんるん♪」
リファニアは、鼻歌を歌いながら、シャワーを浴びだした。

【行動 : イブとの通信継続(0)、サーティアとの通信継続(0)、通信切断(0)、ノーマルスーツ着用(-1)
      ムサイに移る(-1)、シャワールームを探す(-1)、シャワーを浴びる(-1)、残0 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : 疲労している事などすっかり忘れている 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : シャワーを浴びる、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン
      まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウードと、16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
「ふぃ〜、サッパリしたな。」
「サッパリサッパリ」
汗を流し、ご自慢のサラサラヘアーを洗い、引き締まった体を洗う。
この体を洗った時、アレンは特に股関部分を念入りに洗った。
アレン曰く、『いつでも綺麗にしておくのが、男のエチケットだぜ』らしい。
引っ掛けておいたタオルを掴み、体を拭く。
トリィも拭く。

「ん?」
外に出て、さてこれからどうしようかと思った矢先、鼻歌が聞こえてきた。
場所は遠くない、というかむしろ近い。
しかもその鼻歌は女性のそれである。
鼻歌+男性用シャワー室の近く+女性=???
「セクシーダイナマツのお姉さまがシャワーか!」
こういう時の計算は速かった。

ひっそりと女性用シャワー室を開ける。
鼻歌がより大きく聞こえてきた。
脱衣所を見るとノーマルスーツだのが脱ぎっぱなしにされていた。
そこで、アレンはわかった。
(こいつぁ、お姉さまじゃねぇ!)
今その顔は野獣と化していた、目はギラギラと燃え盛り、口はニヤリと笑う。
(お姉さまのノーマルスーツはこれじゃねぇし、サイズも違う。
 こいつはまだ発展途上中の女性のもの、年の頃は14〜16か……)
こういう時の頭の回転は速い、通常の3倍以上の速さで考えを展開してゆく。
(丁度ハイスクールに入るか入らないか、それくらいだ。
 大人っぽさと幼さの中間、手を出したら犯罪になるがそれをどうしてもしたいという欲求。
 俺様の年齢は20、大人だ……逮捕される。
 しかし、しかし見たい、触りたい、この甘美なる矛盾、ああどうすりゃ……)
「ハックション!」
ギクリとする、横を見る。
トリィが鼻水を垂らしていた。
「てめぇ、この野郎何してやがる。」
小声で言っているが気づかれるのは時間の問題だ。
ここは一か八かである。
「お前、ここに残って誤魔化せ、迷っちゃったみたいな。」
それだけ言うと猛烈なスピードで逃げ出した。
「あー、しっかし暇だなー、どうするべぇか。」
うろうろと居住区を移動する。
適当にどこかに入ろうと、とりあえず入ってみた。
「へぇ、綺麗じゃん」
そこは女性士官の部屋だったのか、男性のそれとは少し匂いが違っていた。
その部屋にあるベッドに無遠慮に横になってみる。
ふと、目に止まった本棚。
その中から雑誌を一冊適当に取ってみる。
パラパラとめくってみると気になる記事があった。

「何?女性に嫌われる男特集、第一位エッチな事しか考えていない人……」
言ってみて思わず吹いた。
「あーっひゃっひゃっひゃ、そりゃそうだよなー。
 そんな男はそりゃ嫌われるわ」
自覚がない。
「第二位自己中心的な人……
 まぁ、そりゃ駄目だろ、レディに合わせるのも大切なのさ。」
自覚がない。
「第三位変なペットを飼ってる人……
 気持ちわりーだろーがよ、うわっ、イグアナ飼うってどんな神経だよ。」
イグアナよりも喋る鳥のほうが怖い。

その後再び本棚を漁る。
女性誌には飽きたからここらで何かインパクトの強いものが欲しい。
と、目に入る本。
「薔薇の……花園……?」
中身を見る、何のことは無いただの小説だ。
ただ、その小説にはアレンを引き寄せる何かがあった。

「……感動だぜ、こいつは。」
小説の最初数10ページを読んだだけでアレンは涙した。
前半の最大に盛り上がる部分が終わったのである。
元来世間知らずのアレンにとって、この世界は全く足を踏み入れた事がなかった。
だから純粋にそれを受け止める事が出来たのである。
これが常人ならば倒れこむか、落ち込むかのどちらかだろう。
「こんないい物語を俺様一人で独占するのは悪いなぁ。」
頭を掻きながら立ち上がると、目に入った小説を数冊持った。
「よっしゃー、愛の世界を皆に知らしめてくれよう!」
そういうとアレンは真っ直ぐブリッジへと進んだ。

手から一冊小説が落ちた、背表紙にはBL文庫と書いてあった。

【行動:部屋探索(-1P) 目覚める(-0P) ブリッジへ移動(-1P)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
>>162

(”やり残したこと”か・・・・・・・。
 俺の”やり残したこと”は、ここでの”答え”を見つけることだろう。)
しばらく宇宙を見ていた。

そう・・・・・。
俺にとっては、もしかしたらシュウジの計画など、どうでも良いことかもしれない。
ここへ来て、今まで俺は何をしたかったのだろう?
いきなり連れてこられて、殺し合いをしろと言われ、
同じことを言われた彼らに初めて出会った時
彼らにも殺意は無かった。
でも、シュウジは”答え”を見つけた。
リナルドも嬢ちゃんを一生懸命説得していた、彼も”答え”を見つけたのだろう。
シュヴァイザーもある意味”答え”を・・・・。
俺は何だ。ここへ来てから――――――――――――――否。
今まで俺は流れのままに生きてきた。”答え”を出さず、
ただ、必ず来るその日を何気無く生きてきた。

俺には生きる”目的”が無かった。

死ぬ怖さは身染てわかった。あの時から・・・・・・・・。
生きたいとは思った。でも”それからどうする?”
教会で暮らし始めても、ただ、”今を生きる”だけだった。
今が”その時”なのかもしれない・・・・”生きる目的”を見つけるために。
彼らと共に行動し”目的”を見つけるか?彼らを離れ、独りで探すか?

―――――――――迷っていた。

【行動:上の空 (-0) 悩む(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
>>175
♪ほしのひ〜かりにぃ〜 おもぉ〜いを〜か〜けて〜
 あつ〜い〜ぎんがを〜 むねに〜いだけば〜
 ゆめ〜はいつ〜しか〜 このて〜にと〜ど〜く〜
 しゃあず びり〜びんぐ あわずぷれい!
 しゃあず びり〜びんぐ あわずぷれい!♪

気持ちよく鼻歌を歌っていると、突然、外から大きなクシャミが聞こえてきた。
「ん〜、イブさんかなぁ〜。凄く豪快なクシャミだったけど〜。」
声をかけようと、シャワールームの扉を開けると、なんとそこに居たのはつぶらな瞳をした、一羽の鳥。
「…へ?」
一瞬首をかしげた後、リファニアは突然噴き出すように笑い出した。
「………ぷっ…ククク……クッ、あは、アハハハッ!!!!」
そのまましばらく笑いが止まらない。
「…アハハハハ…!!アハ、くるひ……ふぅ、ふぅ……、…プッ…、ククク……。はぁ、はぁ…。」
何とか笑いが落ち着くと、リファニアは、トリィに話しかけた。
「キミが、クシャミしたのぉ…?…プッ…、お、おもしろい鳥さんだなぁ…。」
再び、噴き出しそうになる。
リファニアは、完全に騙されていた…。
「キミも、入る〜?」
トリィは先程までシャワーを浴びさせられていた為、羽毛が湿っているのだが、そんな事には気が付かない。

【行動 : シャワー中(0)、トリィをシャワーに引き込む(0)、残0 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : 疲労している事などすっかり忘れている 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : シャワーを浴びる、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン
      まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウードと、16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
『そうね、ナンテ言うのかな。
 あー、友達にならない?
 握手ー……なんちゃって』

ジムの指をわさわささせながら、少しもどかしげに答えるサーティア。
正直、こちらもどう答えてよいものか迷った。
(友達?仲間じゃなくて?たしかに仲間が増えるだけなら心強い。
 けど、これは殺し合い・・・。この女の人は良さそうな感じだけど、
 人数が多くなると意見の対立もあるだろうし、いずれトラブルも起こるだろうな・・・。
 それにもう片方の奴がどんなのかも解かったもんじゃないし、・・・・・・やり過ごすしかないか・・・。)

「サーティアさん、このコロニーに来た目的は何ですか?
 物資の調達かムサイの探索、それとも我々ですか?
 本当に敵意が無いのなら私は撃ちません、絶対に。」

それだけ伝えると、機体を反転させた。あえて仲間とか友達の事は触れない。
なんとなく罪悪感のような物が心の底にへばり付く感覚がした。
そこにムサイから再び通信が入る。

『サイコガンダムMk-2のパイロット、私の一存でムサイに招き入れてしまったけれど……構わないわよね?』
イブの声だった。
僕は反射的に「あっ、ハイ。そうですか、解かりました〜。」とへコヘコする事しか出来なかった。

そして急激に増大する罪悪感。思わず反転させた機体をサーティアへ向け直す。
だが、もう自分ではどうする事も出来ない・・・。

【行動:サーティアと通信継続中(−0) ムサイへ通信つなぎっぱなし(−0)】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:サーティアの話を聞く】 【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
180トリィmkU ◆ooE1auhXS6 :04/01/14 20:37 ID:???
アレン、逃げた……
アレン逃げたアレン逃げた……
トリィここにいる、お留守番お留守番
アレンがここにいろっていったからお留守番
歌、歌、中の人歌、歌う
いい歌、トリィ歌好き
扉開いた、女、女
女、裸、女裸……
女シャワー浴びてる、トリィもう浴びた
でももう一回浴びる、シャワー好き
女も好き、いい匂い
でもシャワーで匂い嗅げない、トリィがっかり

【行動:シャワー浴びる(-0P)】
【残り行動値:?p】
【位置:J-8】  
【機体状況:羽が濡れてます】
【武装:くちばし 羽 足】
【所持品:なし】
【行動方針:アレンについてく シャワー浴びる】
【同盟:アレン】
トリィが羨ましい事をしているともしらず、アレンはブリッジの扉を開けようとする。
しかし、やっぱりロックが掛かっており開かない。
「おっ姉さま!俺様帰ってきたんだぜ!開けろよぉ!あーけーろーよー!」
しかし、どうも聞こえないらしい。
両手一杯に持った小説を一旦下ろして喉に手をあてる。
発声練習、高いキーが出ないが、少しばかり無茶をすればなんとかなる。
「夜明けは真夜中 ここはハイウェイ 
 お前を 乗せて 闇へのドライブ
 心配するな 今夜二人で 
 ゆくえ知らずの 最後のドライブ
 少し調子っぱずれの 恋のビートが 
 カラッポお前の中を 走って行くだけ
 夜のハイウェイ お前を乗せて………」
歌う、これは彼が最初に聴いた歌。
彼の大好きな歌。
歌いながらアレンは思った、早く開けてもらってギターを持って歌いまくりたいと。


【行動:歌う(-0P)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
182イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/14 21:07 ID:???
ドアの向こうから聞こえてきたのは、男の歌声。
それがアレンの物であると気付くまで、さして時間は掛からなかった。
改めて自分の体を見回す。
ノーマルスーツの前を、上半身だけとは言え肌蹴た姿は、お世辞にも慎ましいものとは言えない。
ミッションスクールに憧れていた8年前の彼女ならば、到底堪えられなかっただろう。
だが、と愁林はたかをくくった。
イキナリ欲情して襲い掛かってくる事もあるまい、と。

「今、ロックを外すわ」

ドア脇のパネルの前まで歩いていき、キーを打ち込んでロックを解除する。

プシューッ

気の抜けるような音と共に、ドアが開き、アレンの歌声が流れ込んできた。

「ご機嫌ね……そういえば、シャワー室の近くで女の子と会わなかった?
 リファニアという子が、新しく仲間になったのだけれど」

【行動:ダグラスへの通信継続(-0)、リファニアへの通信継続(-0)、ドアロック解除(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:0p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、当面の危機の回避(貞操含む(笑)】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード、No.16・アレン=D=バディアン(暫定)、No.20・リファニア=ニールセン】
「ああ 涙は危険な ドライブ
 夜明けがくれば お前はサヨナラ 
 冷たい風は涙を 激しくふきとばす
 アクセルふかして とばすハイウェイ 
 戻り たければ いつでも戻りな
 少し調子っぱずれの 恋のビートが……」
気持ちよく歌う。
とてもいい気分だった、やはり歌はいい。
手だけでもギターを弾いてるふりをしていると、扉が開いた。

折角シャワーを浴びたのに、またもや汗をかいてしまった。
タオルで拭う。
部屋に入ってイブをよく見てみた。
上半身、本来隠すべき部分が曝け出されていた。
(こ、これは誘っていらっしゃる?)
たどたどしくソファーに座り、ギターを手にした。
少し音を出してみる、問題はない。

「ご機嫌ね……そういえば、シャワー室の近くで女の子と会わなかった?
 リファニアという子が、新しく仲間になったのだけれど」
ギクリとした。
思い出し、更に目の前の彼女を見てアレンのマグナムの装填は完了した。
そっぽを向く、目を見て話せない。
「あ、ああー、なんか鼻歌まじりで歌ってた女の子がいたなー。
 トリィがそん中に入ってくし困ったさー。」
ほとんど棒読みだ。

立ち上がる。
アンプとギターを持って電源を入れる。
性欲よりも、今は歌欲が大きかった。
「石 ころけとばし 夕日に泣いた僕
 夜空見上げて 星に祈ってた君
 油にまみれて 黙り込んだあいつ
 仕事ほっぽらかして ほおづえつくあのコ
 なにもできないで誰も救えないで
 悲しみひとつも癒せないで………」
アレンは歌った、大声で迷惑を気にせず。
本当にアレンは歌が大好きだった。

【行動:歌う(-0P)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
さてと。
俺もここに長居をするわけにはいかない。
アシッドの事もあるが、先程の放送で
心変わりした参加者の心配もしなければならない。
特に俺のような一人で行動している人間は、周囲に細心の注意を払わなければ
あっという間に宇宙の藻屑と化すだろう。
疑心暗鬼に陥るのは避けたいが、俺はこの状況で人間の良心とやらを信じれる
程人格は出来てはいない。

…結局シュウジの誘いを断ったのも、シュウジ以外の参加者を信じる事が
出来ない俺自身の疑心暗鬼の心なのだろう。
勿論アシッドともう一度戦いたいのも、俺の偽らざる本心には違い無い。
ただ、それを疑心暗鬼をごまかす理由にしてしまった自分が情けなかった。

(…今は考えまい。…アシッドとの戦いに生き残れば何か変わるかもしれないしな)

少し弛んでいた精神を再び引き締める。
ガンイージは相変わらず好調な状態を維持している。
推進剤も今の所十分な量が積載されている。
準備は万端だ。

「それじゃ、行くか」

俺とガンイージはH-15に向かって出発した。

  【行動:O-17に移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:S-17→R-17→Q-17→P-17→O-17】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料三日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
185シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/14 22:11 ID:???
バシュン!

「…はずれ…やっぱりFCSなしじゃ限界があるか…。」
〔FCS以前に…腕部のトルクが足りない気がするのですが。〕
「レスポンス重視の設定になってたからな…。
 そりゃ設定を書き換えることも可能だが…安易な設定変更じゃ末端のモーターまで変更の必要があるぞ?」
〔…どうしますか?〕
「……とりあえずFCSが欲しいな。」

戦闘の残骸の中に漂うホビーハイザック。その周りにはブリッチが一部融解したマゼラン、右腕がもぎ取られたバタラ、
そして原型が無くなった無数のプチモビだった。その傷はいずれも真新しく、誰の目にもホビーハイザックが打ち抜いた物であることは明々白々だった。
その原因は2時間前にあった。

──2時間前──

〔そろそろ教えてくれませんか?〕
「答えは…戦艦にある。この宙域にある全戦艦の中で電気が生きている物をサーチしろ。」
〔…バッテリーを使うんですね?了解しました。
 検索結果ですが…全部で五隻発見しました。〕
「その中で格納庫にエアーが残っているのは?」
〔一隻です。〕
「じゃ、そこで決定だな。バッテリーの位置を割り出しておいてくれ。」

…と、いうわけでバッテリーを発見後、その戦艦のバッテリーを拝借し、
その艦内の工具によりビームライフル用バッテリーを製作。
そして完成後今までずっと低出力で試し打ちをしていたのだ。


「本格的書き換えは時間がかかる…やっぱりFCSと狙撃用スコープの搭載だな…。」

【行動:探索(−1)バッテリーを拝借(−1)バッテリーを改造(−1)試し打ち(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U−16】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾10発)(バッテリーはザンネックベースの上に固定してあり、コードでBLと繋がってます)
    大型コンテナ(マウントラッチ材料)はジャンク屋に放置】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 (計画書 紙とペン 工具セットはジャンク屋に放置)】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ ビームライフルをより効率よく使えるよう改造】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 中立:06番ジェイス? 19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
186イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/14 22:20 ID:???
>183
「そう……」

案の定。
自分の胸元に向けられた視線に、愁林は溜息をついた。

「申し訳ないのだけれど、少し静かにして貰えないかしら。
 歌いたいのなら、別の場所でお願いするわ」

彼の歌が耳障りというわけではない。
ロックスターを自称するだけはあって、それなりに聴けるレベルだと愁林も思っている。
だが、時と場所は弁えて貰いたかった。
オペレーター席に腰を下ろし、肩から前に流れた髪をかき上げる。

「ダグラス君達の様子、聞き逃したくないのよ」

年の離れた弟を案じる姉か、若い仲間を気にかける女性兵士か。或いは―――
如何とも判別しがたい声色でそう告げ、彼女はケンプファーとGMライトアーマーからの通信回線に意識を集中させた。

【行動:ダグラスへの通信継続(-0)】
【位置:J-8】【残り行動値:0p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、当面の危機の回避(貞操含む(笑)】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード、No.16・アレン=D=バディアン(暫定)、No.20・リファニア=ニールセン】
「申し訳ないのだけれど、少し静かにして貰えないかしら。
 歌いたいのなら、別の場所でお願いするわ」
その言葉でアレンは凍りついた。
顔はみるみるしょげてゆき、最終的に泣きそうになる。
というかむしろ涙が出てきている。
それくらいショックだった。

「ふーんだ、もう俺様の歌聴きたいっつっても聴かせてあげないもんねー!」
それだけ言うとデイパックとギター、アンプを持って移動した。
この時、アレンの気に入っていた小説、『薔薇の花園』を落としていった。

「あんのフェロモン、絶対ヒィヒィ言わせてやる!」
先ほど気に入った女性士官の部屋を訪れる。
「一人で歌うっつっても、やっぱ人が聴いてなきゃ歌う気にゃなれんぜ。」
ハァ、と溜息を一つ、地味にギターの調整をはじめた。

【行動:移動(-1P)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
『私、リファニア=ニールセンっていうのー。こっちこそ、よろしくねー!』
「あ、えぇ、よろしく……」

 突然の通信に、苦笑しつつ手を振った。
 明るい。よくこんな状況でカラッと明るくしてられるわ。

『サーティアさん、このコロニーに来た目的は何ですか?
 物資の調達かムサイの探索、それとも我々ですか?
 本当に敵意が無いのなら私は撃ちません、絶対に』

 相手はそれだけを告げると、機体を反転させて避けるように離れていく。
 その相手が少し振り向いた。
 あぁ、これ、最後のチャンスなのかも……。

「……私が信用できないなら、それでも良いわ。
 だけれど、リオンだけでも受け入れて。
 そうしたらリオンだけでも生き残れる可能性が上がる筈だから」

 何故だろう、もう、最近私の言動は私が喋ってるのじゃ無いみたい。

「私は既に一人殺してる。
 一番最初の犠牲者、サブナック=B=アンドラスは私が殺したわ。
 それも、敵意があったかどうかも未確認なまま。

 ……今でこそ平静を保っているけれど、私は何時人を殺してもおかしくない。
 恐怖に押し潰されて、突発的に殺してしまいたくなる……
 だから、リオンを巻き込みたくないの。
 何時突発的にリオンを殺すかが怖いのよ。
 御願いだから、彼だけでも『私』からの安全を確保させてくれないかしら……?

 そうしたら私は即座に立ち去るわ。
 危害を加えてしまう前に、一人で、ね」

 全部口から出任せ。
 ……もう、良いのよ、私は。
 だからリオン、こんな状況下で、私に大切な事を教えてくれたアナタに……生き残って欲しい……。
 少しでも可能性の高い道をアナタに歩んで欲しい……。
 私と一緒に居るより、よっぽど高い可能性を。


【行動 : コロニー内の他参加者へ通信中(持続) リオンの機体の後へ回る(−1)】
【残り : 3P 】
【位置 : J9 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
189通常の名無しさんの3倍:04/01/14 23:42 ID:???
周りには武装した兵士が無表情で突っ立っていた。
暗礁地帯を注意深く観察しながらも、迅速に移動中。

「(大体今ちょうど中心部辺、か・・・)」


【行動: 移動J-12→L-12→M-12→M-13】
【残り行動値:0】
【位置:M-13】
【機体状況:通常】     
【武装:ビームサーベル×2、ビームシールド、フック付きワイヤー&ウィンチ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 身分証明書、拳銃(残弾ゼロ)、鉛筆】
【行動方針:武装強化】
【同盟:なし】
190リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/14 23:43 ID:???
>189
名前入れ忘れました。
191リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/14 23:44 ID:???
ついでに1行目削除、たびたびすんませn。
彼女の言葉がダグラスの心へ突き刺さり、激しい動揺を誘う。
彼女が自分で明かした心理的に不安定な事、さらに既に一人を蹴落とした事。
二人を拒む理由としては、それらは十分過ぎる程だ。
しかし、それ以上にサーティアの心の叫びが、僕の脳を破裂させるほどに暴れまわる。
どうするべきか・・・、僕は、一体どうしたらいいのか・・・。
一度拒んだ事で、受け入れる≠ニいう感情は握りつぶされた筈だった。
だが、握りつぶしたはずの感情が再び甦り、若い少年の狭い心の中で今又激しく争っている。
さっき振り返らなければ、どれだけ楽だったか。
後悔の余念が虚しく宙を舞った・・・。

「・・・・・・解かりました。貴方達二人を歓迎します。
 ただし、サーティアさん。自分で言った事、忘れないで下さいね。」

長い長い沈黙の後、腹の底から引きずり出されたような声で答えた。
「ふーーーっ」とため息を付くと、にこやかな笑顔で語りかけた。

「ムサイ級巡洋艦、『ミョーコウ』へようこそ!!
 あ、あのでっかいMSも(サイコガンダムの事)友軍ですので、よろしく!」

【行動:サーティアと通信継続中(−0)】
【位置:J-8】【残り行動値:4p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア 09番リオン】
索敵範囲に新しい機影有り。
確認・・・照合。
XM-07 ビギナ・ギナ またしても知らない名前の機体。
どうするか。接触するか・・・
真っ直ぐにコロニーに向かうのであれば始末する
必要もあるかもしれない。
だが、今はほっておこう。
興味も無い。
そう、判断して先に進むことを優先した。

【行動:移動L16へ(4)】
【位置:L16】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る コロニーに戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
194アーネスト・マンソン:04/01/15 03:28 ID:NPoy0NK6
 とっくに放置された基地だった。
 でも、物資は結構残っていた。
 MS武装はザクマシンガンしかみつからなかったけどまぁいいや。
 ほかのものがけっこうみつかったし、ご飯も酸素も推進剤も
補給できたし。

 もうすこしで、狩りの用意が終わる。あとは殺そう。迷わずに。
【行動;基地内捜索(−4)】
【位置:D-4】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1、ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り4g)、ナイフ、
 5メートルの合金線の束、絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ2本(合計6時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉1キロ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】
(コンテナは背中にくくりつけられている状態)




「こぉら、キミ、大人しくしなさ〜い!」
トリィと格闘しながら、楽しい楽しいシャワータイム。
気が付くと、かなりの時間が経過してしまっていた。(水が勿体無い…)
さすがに悪いと思い、反省する。後で、謝っておこう。
シャワールームから出て、ドアのレバーハンドルにかかった十字勲章を回収。
「タオル、タオルっと…。」
脱衣室に置いてあったタオルで体を拭いて、ちょっと大きいガウンを羽織る。
そうこうしているうちに、トリィが廊下に飛び出そうとするが…
「キミもだよっ!」
後ろから首根っこを掴んで捕まえて、タオルで羽毛を拭きまくる。

その後、ドライヤーで髪とトリィを乾かしてから、トリィを抱えて廊下に出た。
「まともな服、探さないとねっ。…あった♪」
服ではなく、端末を見つけると、ムサイ内の地図と概要を呼び出し、目星をつける。
女性士官の部屋発見。ここに行けば、おそらく、お目当ての物が見つかるハズ…。

♪いまはいいのさ すべてをわすれて
 ひとりのこった きずついたおれが
 このせんじょうで あとにもどればじごくにおちる〜

 シャア! シャア!
 
 ビ〜ム かが〜や〜く〜
 フラッシュバックに〜 やつのかげ〜

 シャアシャアシャア! シャアシャアシャア…♪

怪しげな歌を歌いながら、女性士官の部屋の前へ。すると…。

<続きます>
>>187
ギターの音がする。誰か、居る…?
「ちわ〜す。」
全く動じずに、部屋に入ると、ロケンロァ!なお兄さんがギターの調整をしていた。
「アレン!アレン!」
トリィが、アレンの所に飛んでゆく。そっか、この人がアレンさんかぁ。結構カッコイイよね〜。
「あなたが、アレンさんだね〜。わたし、リファニア〜、よろしくね〜。
ちょっと、失礼しま〜す。気にしないで、ギターの調整していて下さいね〜。」
なぜ女性士官の部屋に居たのかなどの疑問は、リファニアには浮かばない。
そのまま、部屋のクロゼットを開ける。
すると、ジオンの失われていった英霊達の導きか、なんとジオン女性士官の制服が入っていた!
「わぁ…!本当に、あった〜!」
歓喜の声をあげ、その制服と、棚板に置いてあった下着をゲット。
そのまま、隣の部屋に持っていって、着替える。ちょっと大きめだけど、気にしない。
十字勲章も忘れずに、胸につける。リファニアの表情が、引き締まった。

遊んでばかりも居られない。自分の役割は、きっちり果たす。
今の自分の役割は、この艦とクルーを護る事だ。
自分の命に対する執着は薄い。でも、無意味な死はゴメンだ。
パパと自分の生きた証をたてる。その為に、今は精一杯、生きる。
…死ぬのはそれからだ。

【行動 : シャワーから出る(0)、端末をいじる(-1)、移動(-1)、服発見(-1)、残1 】
【位置 : J-8 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : 少し疲労 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード
      16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
一人寂しくギターの調整をしていると扉の外で声が聞こえた。
それは歌声、女の歌声だった。
ぼうっとしていると扉が開く。
鳥を抱えた少女が立っていた。

「アレン!アレン!」
鳥は少女の腕から離れ、アレンに飛びつく。
鳥が一緒にいて、少女という事は……
「ちわ〜す。
 あなたが、アレンさんだね〜。わたし、リファニア〜、よろしくね〜。
 ちょっと、失礼しま〜す。気にしないで、ギターの調整していて下さいね〜。」
(中々にいい女じゃないか……)
リファニアはクローゼットを開けて何かをしているようだ。
つまりはベッドに座っているアレンに背を向ける形。
アレンの獲物を狙うような目には全く気づいていない。
(尻も形がいい、顔もさっき見た感じじゃかなりの上玉だ。
 ただ、少しばかり胸がボリューム不足するが……)
そこで腕の中にいた鳥を思い出す。
そうだ、こいつはそれを実際に見たはずじゃないか。
「どうだった、トリィ。」
「ケッコウナカラダデシタゼ」
フッフッフと笑う鳥。
なんだかむかついたので一発デコピンをかました。

痛がる鳥を尻目にすっくと立ち上がり前にいるリファニアの肩を抱く。
ご自慢の長い髪をファサッとかきあげた。
「俺様の歌を聴かないか?」
こればっかりであるが、それも仕方が無い。
アレンの考えでは「歌上手い男=モテる」という単純な公式が成っていたからだ。

【行動:口説く(-0P)】
【残り行動値:4p】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
>>196
歓喜の声をあげ、その制服と、棚板に置いてあった下着をゲット。
と、
そのまま、隣の部屋に持っていって、着替える。ちょっと大きめだけど、気にしない。
の間に挿入。ちょっと先走り過ぎましたねw

>>197
その時、唐突に後ろから肩を抱かれた。
「ひゃっ!」
つい、妙な叫び声をあげてしまった。そのまま物凄い勢いで振り返る。
アレンが、至近距離に居た。アレンは、髪をかきあげて、こう言う。
『俺様の歌を聴かないか?』
アレンのストレートな心を、リファニアは感じ取った。
思考ではなく心の流れを感じ、その印象は、純粋で可愛い人、だった。
リファニアは無邪気に微笑んでこう返す。
「はい、是非お願いします〜!でも、その前に…ちょっと待ってて下さいね?」

>>196の行動の後

…一生懸命に、生きる。出来る限りの事をする。人生で体験できる、出来る限りの事を…。
再び、元のにっこりとした表情になる。そして、アレンの居る部屋に戻った。
「お待たせしました〜!」
アレンの部屋に入るなり、冗談めかして敬礼をすると、ベッドにちょこん、と腰掛けた。
「アレンさんの歌、聴かせて下さいね〜!」
…あまり気負うのも、私らしくないよね、パパ?

【行動 : アレンの歌を聴く(0)、残1 】
【位置 : J-8(ムサイ内部の女性士官の部屋) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : 少し疲労 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード
      16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
コロニーを出てから暫くして、俺はいつの間にか
1機のMSを追い抜いていた事に気付いた。

(何で見逃していたんだ?くそっ不用心にも程がある!これじゃ何の為に
 さっき気合いを入れ直したんだか分からんじゃないか!)

俺は一瞬自責の念に駆られたが、すぐに機体の照合を始めた。
すぐにそのMSのデータが表示される。
機体は『RGM-89 ジェガン』、搭乗者は生徒番号6番『ジェイス=カーライル』。
どうやらこのジェガンというMSも俺と同方向に向かっているらしい。

(コロニーから離れていく、という事はシュウジの仲間ではないな…。
 同じコロニーから来たとすれば、アシッドの事を知っている可能性も低いだろう)

反転してアシッドの事を聞いて、逆に攻撃されたらたまったものではない。
それにコロニー内で時間を浪費した分も、今は急がなければならない。
結局俺は、小惑星基地に移動する事を先決させる事にした。
いつもならば発見されるのを防ぐ為に暗礁空域を進むのだが、今回はスムーズに
移動できて時間の短縮が見込める通常空域を選ぶ事にする。

  【行動:L-16に移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:O-17→O-16→N-16→M-16→L-16】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料三日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
>>198
「はい、是非お願いします〜!でも、その前に…ちょっと待ってて下さいね?」
そう言って出て行くリファニア。
手にはジオン女性士官の制服を持っていた。
「着替えか?」
「オキガエオキガエ」
ともかく、歌を聴いてくれるといったのだ。
帰ってくる前にセッティングをしておく必要がある。
ギターの接続を確認し、音量を調整する。
水を少々飲んで声を出す、問題ない。
「んー、よし、大丈夫。」
羽織っていた上着を脱ぎ、上半身はシャツだけの格好になる。
歌っていると熱くなってくるから脱いでおかないと汗で臭くなってしまうのだ。

「お待たせしました〜!」
ニッコリ笑顔で戻ってくる、やっぱり制服を着ていた。
「アレンさんの歌、聴かせて下さいね〜!」
「おうよ、あまりにステキすぎて泣いちゃう人続出だからハンカチ用意しとけ!」
アレンも笑った。
トリィはベッドに座るリファニアの膝にちょこんと座る。
アレンは注意しようかとしたが、留まった。
今は歌うほうが先だ。
手を高く上げて指を鳴らす。
アレンの単独ライブがはじまった。

あれから数分、アレンの曲は4曲目に突入していた。
休憩を挟む間もなく続けてきた歌にリファニアは飽きただろうか。
もはや女だとか、口説くだとかは考えずアレンは歌った。
歌の中盤に差し掛かる、一番盛り上がるサビの部分だ。
より一層気合を入れて歌おうとする、が……
「あ゛っ……」
喉がおかしい、演奏を止める。
ほとんど忘れていたのだ、アレンは。
あのコロニーで受けた屈辱、あの憎い野郎の置き土産。
「アレン、ダイジョウブカ、アレン」
心配して飛びついたトリィ。
アレンは物悲しいような顔で見つめた。

【行動:歌う(-0P)】
【残り行動値:4p】
【パイロット上京:喉がガラガラ】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
 銃口を向けたままいきり立つMS達と電波を通じての感情の嵐。
個々の表現の違いはあれど、至って酷似しているそれは先程から機関銃のごとく牙を向ける。
普通ならそれに対して論する所ではあるのかもしれないが、残念ながらこちらには理由が一つも無い。

 『お、お前がそんなことするなんて…何か理由があるんだろ!?おいっ!?』
 『てめーだけは絶対にゆるさねぇ!!どんな理由があろうとだっ!!』
 『ミニングリー!貴様!!何故我が隊に攻撃を仕掛けたっ!?』

 矢面に立たせられることは自分から望んだことでもある。"退屈と欲望"は十分すぎる動機。
当初から自分には決められていたことであり、予定内の話なのだ。
過程と結果が必ずしも一つの方向に繋がるとは限らない。

 ──だからこそ、全ての問に対して返すのは満面の笑み

 銃口から硝煙と光が入り乱れ、場の空気を一気に掻き乱す。
感情に任せたやり方に、逆方向から放たれる一閃の光。そして動揺と困惑。
残された2体が後ずさるのを見逃してはならない。巨体が跳躍する。
数度の炸裂音が響き渡り、悲鳴が聞こえたような錯覚に捕らわれたなら全てが終わっている証。
光の刃を腹に突き立てられ主を無くした機械は膝から崩れ落ちる。黒い煙と火花を散らしながら…。

-----------

 時として急激に浮かんでくる過去に意味はあるのか。

  ──待ち人は姿を見せない

【行動:回想 (0P)】
【位置:F-05】【残り行動値:4P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:待ち人に焦がれる】【同盟:無し】
トリィを膝の上に乗せ、アレンの歌を聴くリファニア。
…いい、声だなぁ…。
リファニアは、夢中で聴き惚れていた。
休み無しで4曲目に突入するが、全く飽きる事無く、この贅沢な個人ライブを楽しんでいた。

曲が最高に盛り上がって来た時に―――
『あ゛っ……』
突然アレンの声が、枯れた。
演奏が、中断される。
…どうしたんだろう?アレンさん…。
心配になったのだろうか、トリィがアレンの傍らに飛んで行く。
アレンはとても悲しそうな表情をうかべ、トリィをみつめている。
その悲しみと、アレンの脳裏にうかんだイメージを、リファニアは感じ取っていた。
それは、圧倒的な力。理不尽な暴力。アレンの喉を絞めあげる、狂気に満ちた男のイメージ。

アレンも、自分とおなじ――
理不尽な暴力により、かけがえのないモノを失ったひと――
共感し、涙を流すリファニア。
リファニアは、スッと立ち上がると、何も言わず、アレンに抱きついた…。

【行動 : アレンの歌を聴く(0)、アレンに抱きつく(0)、残1 】
【位置 : J-8(ムサイ内部の女性士官の部屋) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : アレンに共感 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る、精一杯イブの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード
      16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
203イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/15 16:11 ID:???
>192
「上手く纏まったみたいね。キミに任せて、正解だったわ」

OFFにしていた映像回線を再接続し、モニター上に現れたダグラスへと労いの微笑みを送る。
肌蹴た胸元から蟲惑的に覗く、豊かな双丘。その間で輝くロザリオに、主と聖母への感謝の念を込めて。

「……結構な人数が集まったものね……」

総勢、6名。中には警戒を怠れない相手もいるが、それでもこれからは彼らと行動を共にする事になる。
果たして、これで良いのだろうか。
一時的な馴れ合いの時が過ぎれば、自分達は殺しあわねばならないのではないか。

「……ダグラス君……貴方、私を……殺せる?」

愁林には果たさねばならない宿命がある。黒社会の女として、為さねばならない事がある。
だが。
彼女は、回線の向こうにいる少年を気に入っていた。
彼にとっては然したる縁もないユリの死に、憚る事無く憤りを覚えたこの少年の、義侠心を気に入っていた。

大義を成す為には、義侠の心を捨てねばならない。

「ご免なさい、変なことを聞いてしまって……忘れて」

彼女の瞳が憂いを帯びたのは、気に入った少年をも手にかけねばならない己の業を嘆いたが故か。
或いは―――非情になれない自らの不甲斐無さを、主の御許の父に詫びねばならない為か。

【行動:ダグラスへの通信継続(-0)、映像回線再接続(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、当面の危機の回避(貞操含む(笑)】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア、No.11・サーティア、No.09・リオン(暫定)】
>>202
鳥を見ていると身体に伝わる振動と感触。
柔らかいそれはリファニアだった。
彼女はただ、何も言わずに泣いて、泣いて抱きついてきた。
アレンは決して長身というわけではない。
しかし、やはり15歳の少女よりは高く、リファニアを包む形に自然となる。
普段の彼ならばこの時点で押し倒すなり唇を奪うなりしただろうが
今はそんな気分にならなかった。
ただ静かに抱き寄せただけだ。

「悪いなぁ、せっかく歌聴かせようと思ったんだけど
 それも無理みたいだ……」
どれだけ抱き合っていただろうか。
それだけ言うと、アレンはリファニアを引き離しベッドに座らせた。
「それにあんまり無闇に抱きつくなよ、若い野郎なら120%押し倒すぜ。
 泣いて抱きつく可愛い嬢ちゃんなら尚更だ。」
トリィを肩に乗せ、笑いながら言った。
その心の奥、歌えない悲しみがリナルドへの憎しみへと変化していった。

【行動:お話(-0P)】
【残り行動値:4p】
【パイロット状況:喉がガラガラ】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
アレンに包まれるように抱き返されながら、リファニアはパパの事を思い出していた。
私が泣くと、パパはいつも優しく抱き寄せてくれた。泣き止むまで、ずっと。
そして、私が泣き止むと……優しく……。
体が重なるイメージが、リファニアの中で再生される。

…暫くの時間が経つと、アレンがリファニアに語りかけた。
『悪いなぁ、せっかく歌聴かせようと思ったんだけど
 それも無理みたいだ……』
その言葉に対し、リファニアは無言のまま、抱きしめる力を強める事で返した。
が、アレンはそんなリファニアを優しく引き離すと、ベッドに座らせた。
『それにあんまり無闇に抱きつくなよ、若い野郎なら120%押し倒すぜ。
 泣いて抱きつく可愛い嬢ちゃんなら尚更だ。』
優しくそう言われ、リファニアはハッとなる。が、すぐに軽く落胆する。
…別に、それでも良かった。むしろ、心の奥では間違いなくそれを望んでいた。
リファニアは、アレンをパパの代わりにしようとしたのかも知れない…。
…それは、アレンに失礼な事だとリファニアは思った。
「ごめんなさい…。」
何で謝られたのかは、多分アレンには解らないだろう。

謝って、アレンの顔を見上げる。アレンの中で、何者かへの――
――恐らく、先ほど見たイメージの中の男に対する、憎しみが広がって行くのを感じた。
…リファニアは、アレンの力になってあげたいと思った。
一瞬パパの代わりにと考えた事は事実。だが、それとは別にアレン自身と共感したのも、また事実。
「…アレンさん、何が起こったのか、教えてくれませんか…?私、アレンさんの力になりたいです…。」

【行動 : アレンと抱き合う(0)、会話(0)、残1 】
【位置 : J-8(ムサイ内部の女性士官の部屋) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : アレンに共感 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る、精一杯イブの力になる、アレンの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード
      16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
「ごめんなさい…。」
突然謝られて疑問にもつ。
何か失礼な事をしたのかわからないが……
ともかく、それは微笑んで返した。
「…アレンさん、何が起こったのか、教えてくれませんか…?
 私、アレンさんの力になりたいです…。」
「……オーケイ」
リファニアの横に座りトリィを膝に置く。
トリィを撫でながら言った。

「俺様はな、飯を取りにコロニーに出向いた。
 位置的には地図で見て……確か右下のほうだったかなぁ……」
記憶力には自信が無い、右下だという事は覚えているが
正確な位置はあやふやである。
「ともかく、コロニーに行った。
 そこでアイツに会ったんだ……」
目がと燃え上がった。
憎しみの炎、激しい憎悪を込めて言う。
「アイツはな、俺様がちょっと茶目っ気で……
 まぁ、なんだ、レディーにちょっかい出したんだな。
 それだけ、いやほんとそれだけだぜ。」
なぁ、とトリィを見てもトリィは知らん顔だ。
その場面を見てないんだから。
「その途端な、アイツがいきなり殴る蹴るのオンパレード。
 俺様も腕っぷしには自信がある、それでも歯が立たなかった。」
ギリ、と歯を噛む。
その時はただ純粋に悔しいだけだった。
でもその後、問題はその後だ。
「結局、俺様はやられた。
 首根っこつかまれてそのまま気絶、気づいたら機体の中だった。
 酷いもんだぜその時機体まで運んだのがそのクソ野郎なんだからな。
 俺様は首に……何か、ともかく凄いのもらって、
 それで………歌えなくなっちまったんだ。」
ベッドに寝転ぶ。
思い出して少し涙腺が緩んできた。
手で目を覆う。
「女々しいか?馬鹿らしいか?
 でも、俺様には……」

【行動:お話(-0P)】
【残り行動値:4p】
【パイロット状況:喉がガラガラ】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:ムサイ組?】
『……オーケイ』
そう言って、アレンはリファニアの隣に来ると、彼は自分が歌えなくなった経緯を語りだした。

…話を聞いているうちに、リファニアの中で、微かに暗い炎が宿る。
"それ"は、初めは煤煙をあげている程度の代物だったが、次第に、確かな炎となっていった。
リファニアは、アレンの手に自分の手を重ねて、絡めた。アレンの話は続く。
『…その途端な、アイツがいきなり殴る蹴るのオンパレード。
 俺様も腕っぷしには自信がある、それでも歯が立たなかった。』
アレンの手に力がこもる。リファニアの手に痛みが走ったが、意に介さず話を聞き続けた。

…アレンの話に出てくる"男"と、パパの命を奪った黒幕、地球連邦軍大尉ボッシュの姿が重なっていく。
ジオン残党のパパの友人であったという事は、ただの連邦軍人ではないだろうが、 そんな事はどうでもいい。
友人であるはずのパパを理不尽に殺したその男を、リファニアは憎悪した。
奴は、このプログラムの外でのうのうと生きているだろう。どうする事も出来ない。…奴に復讐するつもりも無い。
ただ、憎悪した。

…アレンを見る。アレンは、寝転んで、涙を流していた。
リファニアの心に光が灯った。それは、性的な愛情だったのか、別の物かは解らないが、暖かい感情だった。
…リファニアは、ベッドに上った。
『女々しいか?馬鹿らしいか?
 でも、俺様には……』
そう言ったアレンの頭を膝に乗せ、頭を撫でながらこう言う。
「わかるよ、アレン=D=バディアン。キミの気持ちは、とても良くわかるよぉ…。」

少し間を置いて、言葉を続ける。
「…わたしのパパはね、一番仲の良かった友達に、理不尽に殺されたの…。
アレンの事情とはだいぶ違うけど、大切な物を失ったのは同じ…。
だから、わたしにはアレンの気持ちが感じられるの…。」
アレンの頬に顔を近づけて、頬に軽くキスをする。そのまま、囁くように語りかける。
「アレン、その男を殺そう?そんな男は、裁かれなければいけないよ。
…簡単には殺しちゃ駄目だよ?アレンと同じような苦しみを存分に味あわせてあげなきゃね?」
リファニアの心の中で、暗い炎が燃え上がる。
それは、先ほど生まれた暖かい光と混ざり合って、複雑な様相を見せた。

…胸の十字勲章が、淡く輝いていた。

【行動 : アレンを膝枕(0)、会話(0)、残1 】
【位置 : J-8(ムサイ内部の女性士官の部屋) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : アレンに共感 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る、精一杯イブの力になる、アレンの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード
      16 アレン=D=バディアン(一方的) 】
イブからの労いの言葉。
彼女の繊細な声と微笑を目にすると、極度の緊張も和らいでいった。
しかし、次の言葉が自分を再び混乱させる。

『……ダグラス君……貴方、私を……殺せる?』

(―――え・・・、何を?―――)
一瞬、彼女が何を言っているのか、理解できなかった。
もちろん殺すなんて事は出来ない。
単純で、ありきたりで、当たり前の答え・・・だが、その言葉が出ない。

『ご免なさい、変なことを聞いてしまって……忘れて』

イブに返す言葉が出なかった。
まるで心臓の真上におもりがのし掛かるような、息の重い感覚に包まれる。
・・・それでもやらなくてはいけない事がある。
その一つを果たすため、イブに向かって口を開いた。

「・・・イブさん、仕官用の個室、7番へ向えますか?・・・その、ユリさんを弔いたいと思って・・・。
 あ、体の調子が悪かったら無理しなくてもいいですよ。」
モニターを直視できず、少し目をそらしながら告げた。

ケンプファーを格納庫へ戻し、後部デッキに脱出ポッドを用意して、小さな仕官用の個室へ向かう。
ドアが開かれ、漆黒の入り口が現れた。僕の体はその闇の中へ溶け込む。
部屋のあかりを灯すと闇は払われ、ベッドの上の動かぬ女性を確認する事が出来た。
数時間前と何も変わらぬ姿で――。あの時と同じ、僕はしばらく動く事が出来なかった・・・。

【行動:格納(−1)仕官部屋へ(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 ユリを弔う】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア 09番リオン】
目の奥から来る水滴を必死に止めようとする。
しかし、それはどうしても止まらなかった。
と、頭が動いた。
つられて身体も動かし、頭は何か柔らかい、温かいものにのせられる。
それがリファニアの膝だという事がわかるまでそう時間がかからなかった。

「わかるよ、アレン=D=バディアン。キミの気持ちは、とても良くわかるよぉ…。」
頭を撫でられる。
とても気持ちいい、しばらくこのままでいたかった。
「…わたしのパパはね、一番仲の良かった友達に、理不尽に殺されたの…。
 アレンの事情とはだいぶ違うけど、大切な物を失ったのは同じ…。
 だから、わたしにはアレンの気持ちが感じられるの…。」
今の世の中、父親を亡くす子供は少なくない。
しかし、それは戦死だとかそういう範囲である。
友人に殺される、というのはアレンにとって理解できないところだった。
かける言葉も見つからず、ただなすがままにされるアレンの頬にリファニアの唇が触れた。
「アレン、その男を殺そう?そんな男は、裁かれなければいけないよ。
 …簡単には殺しちゃ駄目だよ?アレンと同じような苦しみを存分に味あわせてあげなきゃね?」

しばらく考えていた、それは短いのか長いのかわからない。
ともかく、アレンは考えていたのである。
その足りない脳みそで。
そしてリファニアの手を取る。
そのまま引き寄せて、丁度アレンの上にリファニアがうつぶせになる形にする。
「オーケイ。アイツは絶対に殺さなきゃいけない、絶対悪、悪意の塊だ。」
そのアイツがアレンの事を同じように悪意の塊と言っている事を知らない。
「ただ殺すだけじゃ駄目なんだ、アイツの大切なモノを奪って、壊して、殺して……
 その為には君の力がいる、君が必要だ。」
そう言うとリファニアの唇を自分の唇で塞ぐ。

「君が必要だ。」

【行動:お話(-0P)】
【残り行動値:4p】
【パイロット状況:喉がガラガラ】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:20番リファニア】
また自分は何も出来なかった。
そしてサーティアの言葉に涙した。
自分は無力だ。
戦闘能力も無い、いざという時には逃げ腰になる、整備も何も出来ない。
自分はただの生意気なガキだ。
「サーティアさん、僕は……サーティアさんと」
後ろにまわったジムを引き止める。
「サーティアさん、駄目ですよ。
サーティアさんがいないと、駄目じゃないですか。」
自分でも何を言っているのかわからなかった。
ただ口が勝手に動いたのだ。
「サーティアさんじゃないと駄目なんですよ。」

【行動:サーティアに通信(-0P) ジムを引き止める(-1P)】
【位置:J-09】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
     薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:生きる】
>>209

「…ん…。」
アレンと体を重ね合い、そして唇を重ねる。
アレンは、さりげなく自分が下になってくれていた。
それが自分の体重をかけない為の配慮か、それともたまたまだったのかは解らないが。
リファニアは、唇を重ねたまま、舌を絡め出した。

いつの間にか、二人は一糸まとわぬ姿になっていた。
そのままさらに体が絡み合い、二人は繋がってゆく…。

…パパより優しくないや…。でも…。

アレンは、荒々しい。恐らく、初めての経験だったのだろう。
…だが、その荒々しさが、リファニアにはたまらなく愛しく感じられた。

…宇宙に昼夜などない。だが、二人の"夜"は、そのまま刻々と更けて行った…。

…床に転がっている十字勲章が、優しく、見守るように輝いていた…。

【行動 : ×××(-1)、残0 】
【位置 : J-8(ムサイ内部の女性士官の部屋) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態、ムサイに繋留中 】
【パイロット状況 : アレンと接続w 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る、精一杯イブの力になる、アレンの力になる 】
【同盟 : 03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード
      16 アレン=D=バディアン 】
212ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/15 20:24 ID:???
>>162
「…わかったわ。」
見せられた紙を読む。…読み終わったころには既にシュウジはいなかった。
(…まさか…本気で逆らおうなんて馬鹿が居るなんてね…。…普通なら断る所だけど…。)
…30分ほど考え込む。…ふと立ち上がり、機体に乗り込み、町へ出て行き、レポート用紙2冊と
万年筆を手に取り、戻ってくる。…そしてコクピットのヘリに座ると何かをメモしだした…。
(…初めてね。ここまでわくわくするのは。)
【とりあえず読む(1p) 出発(1p) 探索(1p) 帰還(1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙2冊 万年筆二本】
【行動方針:???】
【同盟:なし?】
それはアレンにとって全てがはじめての体験だった。
耳で聞くのと実際やってみるのとでは違う。
まるで夢のような感覚だった。
しかし、今目の前にいる彼女の息遣いが現実だとわからせる。
彼女にも自分の息遣いが届いているだろうか?
アレンが思い描いていたそれよりも、それは愛しく。
激しく、そして野蛮的な愛の確かめ合い方だった。

そして、それを頬を染めながら眺める鳥が一羽いた。

【行動:チョメチョメ(-1P)】
【残り行動値:3p】
【パイロット状況:リファニアと合体w】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
214ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/15 21:05 ID:???
『マヤと何を話していたかは知らないけど……。
 さっきのシュウジの話、聞こえてたか?
 近いうちにこのコロニーを離れるらしい。
 やり残したことがあれば今のうちにやっておけってさ』

リナルドさんが入ってくるなり、話し掛けてきた。
後ろの方でマヤが何か言っていたが、あえてスルーしておく。

今回の出来事で、ある一つのことがわかった。
(・・・私、あの娘・・・。苦手だ。)

それはなぜだか・・・。
きっと、自分と重なる部分があるからだ、と思う。
そして、過去の自分と決別をしたい私にとって、彼女はその意志を揺らがせる。

・・・私の中に潜んでいる『彼ら』の影響もあるのだろうか・・・?


(あまり深いことは考えないようにして、眼の前のことに集中集中・・・。)

眼の前にいるリナルドさんは聞いたことのない歌を歌っていた。
そんなことはお構いなしに、彼に尋ねてみた。

「リナルドさん。
 突然ですいませんが・・・
 
 MSの操縦を教えてください。
 ・・・時間がないんです!」

【行動:会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
215イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/15 21:10 ID:???
>208
ダグラスは、愁林の問いかけに沈黙を以って応じた。
そして彼女をユリ・ランブの弔いへと誘った。

「……行くわ。ユリは、大事な友達だったから……」

頷き、指定された個室へと向かう愁林。
途中の廊下で一度辺りを見回し、何を思ったか、徐にスーツの前を広げる。
とは言っても、ほんの少しだけ。
光沢のある白いブラに包まれた胸が、ほんの少しだけ、晒される面積を増やした。
誰も見ていない事は分かっていた。だが―――
高鳴る鼓動。微かに色づく頬。
それだけで、充分過ぎるほどに扇情的だった。


ドアの前に立つ。

「私よ……愁林よ」

できるだけ平静を装い、愁林は2度、軽くノックをしてから声を掛けた。

【行動:艦内移動(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、???】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア、No.11・サーティア、No.09・リオン(暫定)】
『・・・・・・解かりました。貴方達二人を歓迎します。
ただし、サーティアさん。自分で言った事、忘れないで下さいね。
ムサイ級巡洋艦、『ミョーコウ』へようこそ!!
あ、あのでっかいMSも(サイコガンダムの事)友軍ですので、よろしく!』
「有難う……」
 良かった、だから、もう、良い。
『サーティアさん、僕は……サーティアさんと』
 続いて入る、リオンの声。
『サーティアさん、駄目ですよ。
サーティアさんがいないと、駄目じゃないですか』
 違うわよ、リオン、私は駄目なのよ。
 運が良いだけ、ただ単に運が良いだけ……。
『サーティアさんじゃないと駄目なんですよ』
 駄目よ、駄目なのよリオン。
 私は”弱みの暴露”を用いて逆に彼等を承知させたけれど……
 それはつまり、私に対する『警戒』を植付けた。
 機体を接触させて、静かに通信を送る。
「……油断を誘えばこちらのもの、私は彼等を殺して終わり。
終ったら……次は誰かしらね?」
 機体の向きを変え、ムサイを穏やかな目で見つめる。
 一気に加速してリオンの機体から離れて、ビームピストルを構えた。
 斬られた通信を後に呟く。
「さようなら、リオン……」
 後はアナタが『不信の種』である私を撃てば良い……。
 リオン、アナタは、卑怯者サーティア=クワンの策に乗らず、ムサイ側に付いてサーティアを攻撃した人。
 異常な状況下で結ばれる絆は深い。
 ムサイに受け入れられてから、不信の種である私とアナタは仲良くしていられない。
 アナタが私を撃てば、アナタは信頼を得る事が出来る。

 でも、アナタは優しいから……
 これが作戦だと知ったら、きっとアナタは私の事を撃てない。
 だから許してよ、リオン。
 私はアナタの中でも裏切り者。
 ごめん、ごめんね……
 傷つくよね、そんなの……
 許して、リオン……
 許して……

 ムサイ目掛けて、ビームピストルを放った。
 豆鉄砲で良いのよ、『サーティアが突如攻撃した』という事実が必要なの。

 リオン、撃って、私を撃って!

【行動 : J8へ移動(−1) 】
【残り : 1P 】
【位置 : J9 → J8 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : ???? 】
【同盟 : No.09-リオン 】
>>214
ボーっとしながら歌っていると、ヨーコが話しかけてきた。

「リナルドさん。
 突然ですいませんが・・・
 MSの操縦を教えてください。
 ・・・時間がないんです!」

それを聞いたリナルドは歌うのをやめて目を開けると、
至極冷静に了承の旨を伝えた。

「そりゃ、構わないけど。
 俺達に残された時間はそう多くないぞ。
 たった数時間で、訓練生が何ヶ月もかかるようなことをやろうってんだ。
 覚悟が出来てるのなら、ノーマルスーツを着てMSのところにおいで」

そう優しく告げると、リナルドはコンビニのカゴを持ってアビゴルの元へ向かった。

アビゴルのコクピットにカゴを入れてシート裏に固定すると、そのままコクピットから降りて
ガズRの前でヨーコを待つ。
彼女を待つリナルドの心の中は、表情とは裏腹に雨降りだった。

(俺は、ヨーコに人殺しの方法を教えるのか……)

【行動:ヨーコと会話(0)、教会→MS(-1)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
218リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/15 21:34 ID:???
後もう少しで目標地点に辿り着く寸前、索敵範囲に他の機体が入ってきた。
ボリノーク・サマーン
機体性能ではおそらく彼が搭乗するビギナ・ギナのほうが上だろうが、あちらは十分に武装が整っている。

「むむ・・・これはやばいあるネ」

本気なのか冗談なのか判断のつかない声音で呟きながら、彼はその場で一端静止した。
そして、今までと打って変わった冷たい瞳でモニターの機体を睨む。
が、静止したこちらの反応などお構いなしに、機影はいささかの迷いも無く移動を続け、あっさりとレーダーの外に消えていった。

「あら?」

キョトンとした表情で首を傾げるその瞳には、先ほどまでの凄惨な影はどこにも無い。

「ううむ」

しばらく宙に視線をさ迷わせた後
左手で地図を手に取り、じっとそれを凝視する。
そして、悩んだ末に、ディパックの中から鉛筆を取りだし、地図の空欄の部分に書き込みを始めた。

  T−17のコロニー◎
  南東の小惑星群○
  戦士一人(骨董品に搭乗) 他数人?戦力薄?

ちょっと休んだ後、また書いた。

   共闘△
   馴れ合い●
   
そこで筆を止め、少し離れた場所にもう一つ書きこんだ。

   脱出?????

しばしそれを眺めた後、彼は鉛筆をしまい、地図を横にやり、再び移動を開始した。


【行動: 熟考1 移動M-13→M−14】
【残り行動値:2】
【位置:】M−14
【機体状況:通常】     
【武装:ビームサーベル×2、ビームシールド、フック付きワイヤー&ウィンチ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 身分証明書、拳銃(残弾ゼロ)、鉛筆】
【行動方針:武装強化】
【同盟:なし】    

行為が終わった後、アレンは横になっていた。
隣ではリファニアが可愛い寝息を立てている。
「俺様もこれで大人の仲間入りか……」
脱ぎ散らかしていた服を集めて着る。
リファニアの分は……まぁ、自分でやってくれるだろう。
あんな行為や覗きをしようとしたのにイマイチこういう場面に弱い。
「アレン、イク?」
「あ?」
足元にいた鳥が足をつつきながら言った。
「アレン、イク、イク、アア、イクイク、キモチイイ」
…………………………
「お前は何処でそんな言葉を覚えたんじゃコラー!」
先ほどである。

服を着替え、毛布をリファニアにかける。
そしてもう一度キスをした。
その時、外で何かが光った。
それを見れたのは幸か不幸か、アレンは弾かれたように飛び出した。
トリィを置いて。

「くっそが、誰が攻撃してきたってんだ?あーん?」
素早くジャベリンに乗り込み、発進する。
レーダーを確認するが付近にはジムとジオングの反応しかない。
ならば答えは明らかである。
「あンのジム、やっぱり敵か。
 あの糞ガキが止めてなけりゃこんな事にゃならなかったんだよ!」
外に出ている機体は自分しかいない。
つまりは自分ひとりでこのムサイを守らなければならないのである。
しかも、二人を相手に。
「いいぜ、殺してやるよ。
 ムサイにゃ俺様のスウィートハニーが乗ってるんだ。
 俺様は今、負ける気がしねぇ!」
ビームサーベルを抜いてジムへと接近する。
今度は本気、しかも止めてくれるような人はいない。
「さぁ、死んでもらおうか!」
一気に振り下ろした。

【行動:格納庫まで移動(-1P) 発進(-1P) ジムにビームサーベルで攻撃(-1P)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:すこぶる元気】
【位置:J-8(ムサイ級居住区・女性士官の部屋)】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
220リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/15 21:50 ID:???
目標地点に辿り着いた後
しばらくの探索の末、
さしたる苦労も無く彼は目的のビームライフルを一丁、
そして、ビギナ・ギナに取りつけ可能なビームランチャーを一丁入手した。

「(ビームライフルはエネルギー残量から考えて大体5〜6発。ランチャーはこの機体だと、だいたい4・・いや、その後の事を考えると3発が限度ってとこかな〜)」

頭の中で弾数を計算しながら、彼はランチャーと、ついでにワイヤー&ウィンチの取りつけ作業に取りかかった。


【行動:武器探索1 作業1】
【残り行動値:0】
【位置:M-14】
【機体状況:通常】     
【武装:ビームライフル(右手)ビーム・ランチャー(左手)ビームサーベル×2(内蔵武器)、ビームシールド(左腕)、フック付きワイヤー&ウィンチ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 身分証明書、拳銃(残弾ゼロ)、鉛筆】
【行動方針:武装強化】
【同盟:なし】
221シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/15 22:09 ID:???
FCSを捜索し始めてから30分後、見つけ出したGMの物を搭載後、ゴミ相手の狙撃は続いていた。
それはもう試射と言うよりは特訓といえる物に入り始めていた。

「右…上…上……左!」
〔全機撃墜…この宙域にはもう私に制御可能なプチモビは存在しません。
 …本当にMSの操縦は初めてなのですか?〕

ふぅ、と一言言うとヘルメットを外し、汗をぬぐう。
コンソールを見ると狙撃用ビームライフルの熱量がレッド・ゾーンに入っていた。
「はぁ…はぁ…いや…連動実験ぐらいしかない…。」
〔それじゃおかしいのでは…。ビームライフルの狙撃なんて初めてなのに…。〕
「そりゃあ…15…機も潰してればな…おかげで低出力で撃ってたのにバッテリーも空か…。」
〔経験…というのものですか?それでもこの短時間では…。〕
「なんでだろうな…?それを考えている暇はない。補給行くぞ。」
〔了解、発見した5艦の内の2艦目へ移動します。〕
「あぁ。」

ゼファーにより移動を開始するHハイザック。切れていた息も元に戻り始めていた。
「ん…?この船…名前は?」
〔?…”アゲインスト”です。〕
「こいつは…思い出の船に出会うとはな…。」
〔?〕
「この船は…私が護送されてきた船だ。」

【行動:探索(−1)FCS・スコープ取り付け(−1)特訓?(−1)移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U−16】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾0)
    大型コンテナ(マウントラッチ材料)はジャンク屋に放置】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 (計画書 紙とペン 工具セットはジャンク屋に放置)】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ バッテリー充電】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 中立:06番ジェイス? 19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
――あの時と同じ、今の僕の顔には感情が取り除かれているだろう――

何分間だろうか、それとも数時間?とにかく僕は濁った瞳でユリの顔を眺めつづけていた・・・。
眺める、と言っても意識はどこか遠くへ飛び、焦点はユリの顔とは合っていない。

コン、コン。と小高いノックの音が僕の意識を呼び戻す。
『私よ……愁林よ』
ハッ、っと我に返る。
ドアの方に顔を向けるとイブがこちらを見ていた。

「あ、イブさん―――。」
それだけの言葉を放つとユリの体をシーツで包みこみ、彼女を持ち上げる。
彼女の首輪が『チリ』、と僅かに音を立てた。
既に死後硬直が和らぎ始めていた。ユリの体は僕の腕に身を任せるように乗っている。
そのまま後部デッキへ向かう。

さっきの通信のためか、僕はイブとなかなか顔を合わせようとはせず、彼女の変化に気がつかない。
しかし、イブと並んで歩いていると、彼女の僅かな変化に気がついた。
(・・・いい匂い・・・、そっか、イブさんシャワー浴びたのか・・・。
 頬が少し赤いな・・・、まだ、完治してないのかな・・・。あ、シャワーのせいかな?)
女性経験のない男はこんな物である。
いつもより少しだけはだけた胸も、悲しいかな、この身長では・・・。
鈍感な自分を恨むことも無く、廊下にコッコッ≠ニいう足音だけが響き渡った。

そうしている内に後部デッキへ着き、ユリを棺桶へ寝かせた。
自前と思われる首輪の下に、僕達と同じ型の首輪が見え隠れしている。
本当は外してあげたかったが、下手に触って彼女の体を傷つけたくは無かった。

レバーを押し下げると、ポッドが宇宙へ射出される。
小さな棺桶はそのまま真っ直ぐ、幾多の星の中へ溶け込んでいった・・・。
敬礼で見送る僕、その隣に立つイブ。棺桶が見えなくなった後も沈黙が二人を包む。
唐突に沈黙を破ったのは僕だった。
「・・・あの、イブさん。今度からダグラス≠チて呼んでもらえますか?
そして、その・・・・・、よ、よかったらイブさんの事、姉さん≠チて呼んでもいいですか・・・?」

そこでやっと顔を上げ、消え入りそうな声でイブに聞いた。
これが精一杯の告白、頬は灼熱のごとく熱く、真っ赤に火照っていた。

【行動:ユリとの告別(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:1p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア 09番リオン】
223リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/15 22:31 ID:???
>218
T−17辺りのコロニー群◎
南東の小惑星基地群○

に修正です。


【行動:上の空 (-0) 悩む(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
>>224
スレ汚してすいません(泣
間違えました
226イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/15 23:33 ID:???
>222
「……ごめん」

唇の狭間から唐突に零れ落ちたのは、そんな言葉だった。
目頭にこみ上げてくる熱い衝動。

「ごめん……っご免なさい……っ……ごめん……なさい……っ」

崩れ落ちるように跪き、懺悔を行なうかのように愁林は謝罪の言葉を繰り返す。
膝をついた拍子にノーマルスーツが肌蹴るが、そんな事を気にする余裕は無かった。

「私……キミを試そうとしてた……殺そうとしていたの……っ」

涙が、一筋、また一筋と流れていく。
陶器のように滑らかな手のひらが、愁林の顔を覆った。

「殺せるかもって、思っていたわ……ずっと守り続けてきた、純潔を奪われそうになれば……っ。
 キミの事、憎めるかもって……必死になって、純潔を守ろうとして、撃ち殺せるかと思ってたの。
 ううん、いっその事、奪われても良かった。
 私のこの体が穢れてしまえば、きっと心まで穢れて……
 マリア様にも見放されて……堕ちてしまえば、汚れてしまえば……」

繊細な指の隙間から、零れるのは嗚咽の声。

「笑ってしまうでしょう?
 24にもなって、未だに処女で……ううん、キスだってした事ないわ……。
 マリア様に貞節を誓った、8年前からずっと……そのくせ、いざとなったらこんな風にっ……
 こんな……こんな私が、『女』を武器に、人を殺そうとするなんてっ……」

許しを乞う、それは懺悔の慟哭だった。
(シュウジが戻ってくるまでに決めよう。
 それまで世話になった教会を掃除するか。)

何かをしていれば気が紛れる、そう言う思いもあったのだろう。

教会へ戻るとガズRの前でリナルド誰かを待っているようだった。
ぺズ・バタラから降り、リナルドに話し掛ける。

「どうしたんだ?そんなところで突っ立って。」


【行動:教会へ移動 (-1) 会話(-0)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17(教会前)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
228イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/15 23:35 ID:???
「でも、ダメだったわ……殺せなかった……」

搾り出すような、か細い声。

「だって……キミは……キミは……
 こんなにも、良い子、だったから……」

露わになった両肩を掻き抱き、乱れる髪も、流れる涙もそのままに、愁林は言葉を続ける。
胸の前で交差した腕に押し潰されるかのような、柔らかな胸の谷間に、零れた涙の雫が落ちる。

「許して、なんて言えない……言う資格が、無いのは、分かってる……。
 こんな、破廉恥な、浅ましい小細工までして、キミを騙そうとした私だものっ
 でも、本当に……本当に……ごめん、なさい……ごめんなさい……!
 こんな私が、キミみたいな良い子に……ううん、素敵な男の子に、『姉さん』だなんて……」

凛とした空気を纏い颯爽と歩く、いつもの彼女はそこにはいない。
義侠の誇りを胸に、気高く微笑む彼女は、そこにはいないのだ。
いるのは、弱さを隠せない、一人の女性。

「そんな資格、私には無いのよ!!」

そこにいたのは、犯した過ちの大きさに震える、一人の少女だった。

【行動:懺悔(-0)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、謝罪】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア、No.11・サーティア、No.09・リオン(暫定)】
>>227
ペズ・バタラ(まだ知らない)が戻ってくる。
中からベルクが降りてきて、声をかけてきた。

「どうしたんだ?そんなところで突っ立って」

「ん? ああ。
 ヨーコに『MSの操縦を教えてくれ』って頼まれてな。
 彼女が来るのを待ってるんだ」

特にそれ以外言うことがないので、
隠し立てすることもなく答える。
……と、彼は一つ思い出した。

「そうだ。
 野菜スープを作ったんだ。
 パソコンの横のトレーにラップをかけて置いてある。
 腹が減ってるなら、レンジでチンして食べてくれ」

【行動:ベルクと会話(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
230ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/16 00:04 ID:???
『そりゃ、構わないけど。
 俺達に残された時間はそう多くないぞ。
 たった数時間で、訓練生が何ヶ月もかかるようなことをやろうってんだ。
 覚悟が出来てるのなら、ノーマルスーツを着てMSのところにおいで』

個室に戻って、ノーマルスーツを着ている間、自分に言い聞かせていた。
(怖くない。怖くない・・・)

そう思っていても、足が震えていた。
(止まってよ・・・。 お願いだから。
 ・・・こんな時くらい役に立ってよ。)

そうは言っても足の震えは止まらない。
むしろ、更に酷くなっていく。
(これからが本番って言うのに・・・。

 ・・・私って、ホント・・・役立たずね。)

そんな私に話し掛けるものがいた。
〔・・・やれやれ。てこずらせる宿主だ・・・。〕

・・・彼らであった。

(・・・そんなこと言っても・・・あなた達に何が)
〔少しくらい手を貸してやってもいいぜ。〕

(・・・え!?)
〔だから、手 を 貸 し て や る って言ったんだよ。
 ・・・まあ、俺達にしてもお前に死なれると困るからな。〕

絶句。
まさか彼らが、私を突き放す手を持っていても、私を救う手は持っていないと思ってた。
その彼らが手を貸すというのだ。
・・・少し状況が理解できていない。
231ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/16 00:06 ID:???
〔・・・で、どうすんの?〕

(・・・え、ええ。
 ・・・お願い。力をかして。)
〔・・・了解した。〕

彼らの声がしなくなった。
・・・そして足の震えもなくなっていた。

「あ・・・。」

  ※      ※       ※

足の震えもない。
恐怖心も消えていた。
・・・足取りが軽い。

足早にMSへと向かうと、ベルクさんもやってきていた。

「リナルドさん・・・。
 始めましょう!!」

不思議と自信に満ちた表情で、リナルドさんを促す。

それが偽りの自分とも気づかないで・・・。

【行動:ノーマルスーツ(0) 移動(聖堂→個室→聖堂→MS前)(3)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:これから訓練】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】

>>231
そうこうしている内に、ヨーコが来た。
なにやら元気一杯の様子である。

(……おかしいな。
 さっきの彼女の様子とまるで違う。
 言わば『別人』だ。
 ……ま、追求は後、
 今はMSに乗せるのが先)

頭の中ではこんなことを考えていたが、全く表情に出さないで
彼は言った。

「ああ。
 それじゃ、ガズRに乗ろうか。
 こいつジオン系のMSだから、
 実際に操作系を見てみないと教えようがないんだ。
 俺も一緒に乗るよ。
 それでいいよね?」

【行動:ヨーコと会話(0)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
索敵範囲に新しい機影有り。
照合・・・確認。
LM111E02 ガンイージ またしても
知らない機体。
いい加減、これだけ知らない機体が多いと
飽き飽きしてくる。
さて、こいつはどうするか。
・・・・
暫く、思考を巡らした結果での行動。
そのまま無視して先に進む事にした。

【行動:移動P16へ(4)】
【位置:P16】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る コロニーに戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】

234ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/16 00:49 ID:???
『ああ。
 それじゃ、ガズRに乗ろうか。
 こいつジオン系のMSだから、
 実際に操作系を見てみないと教えようがないんだ。
 俺も一緒に乗るよ。
 それでいいよね?』

「ええ。もう何でもこい!! って感じよ。
 
 ・・・じゃあ、ベルクさん。
 私、訓練に行ってきますね」

残っていたベルクさんに手を振ると、
私たちはカズRの足元へと向かった。

【行動:ノーマルスーツ(0) 移動(MS前)(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:これから訓練】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
僕の予想していた反応とは全く違う。
普段の彼女ならば、まるで清流のようにさっと答えを出すだろうと思っていた。
そう、それが成功でも、失敗でも・・・。

だが、イブの反応は予想を反した。いや、反するどころの反応ではない。
いつもの彼女からは想像も出来ないような取り乱しようだった。
言葉の一つ一つをぶつけられる度に僕の頬の赤みは消え、
あれほど熱かった体は急激に冷めていった。
そして彼女が全ての言葉を言い放った時、僕はイブさんを抱いていた。
優しく、柔らかに、首筋に顔をうずめ、絹のような肌の感触を直に感じ取る。
不思議と緊張は無い・・・、ダグラスは口を開いた。

「あの時の通信、僕は殺す事なんて出来ない≠チて答えるつもりでした。
 はは、単純ですよね・・・。もしかしたら、そう答えた時点でこのゲームは失格なのかもしれません・・・。」
微笑みながら続ける。
「僕は貴方に殺されるなら、構わないかもしれません・・・。
 いっそ、このまま・・・・・・貴方の温もりを感じて死ねるなら・・・。」
さらに深く顔を埋める。
ずっと、ずっとこのままでいたい・・・、温もりを感じて・・・。
僅かに伝わる振動。間違いない、コロニーが攻撃を受けている。
目を閉じ、顔を埋めたままイブに伝えた。

 ――――行ってきます、姉さん・・・――――

身を翻し、格納庫へと走った。

【行動:格納庫へ(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 自体の把握】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア 09番リオン】
>>234
「ええ。もう何でもこい!! って感じよ。
 ・・・じゃあ、ベルクさん。
 私、訓練に行ってきますね」

彼女は明るい。 教会の時とは対照的に。

明るいことがいけないんじゃない。
だが、あまりにも変化が激しすぎる。

リナルドはそんな疑念を抱きつつヨーコと共にガズRのコクピットに入る。

「まずは色々とチェックしたいから、シートの後ろに行って」

そう言ってヨーコにシートの後ろのスペースに移動してもらうと、
彼はコクピットハッチを閉じてガズRの状態をチェックし始めた。

「ふむ、ふむ……。 この配線がこうだから……。
 ん? 何で通信回線が開きっぱなしなんだ?
 ええと、次は……」

通信回線をオフにすると、今度はコンソールをいじり始めた。
メインモニターに、複数のウィンドウが高速で現れては消えていく。
現れては消えていく四角の中身を、彼の両目は確実に捉えていた。

機体のあらゆる状況を把握すべく、怒涛の如く両手を動かしていた時間は、僅か8秒。
ふぅ、と大きなため息をして、リナルドは残念そうにつぶやいた。

「……ジェガンの時は、5秒でできたのにな……。
 ……さて」

そうしてヨーコのほうを見て、彼はにこやかに告げた。

「このまま俺が操作してコロニー外へ出る。
 そしたら操縦を代わるから、それから訓練開始、ね」

そう言うと、ガズRを港口に移動させ始めた。

≪続く≫
>>236続き
S-17コロニー港口、防衛用MS発進デッキ。
機体をカタパルトに載せたリナルドは、悪戯っぽく笑いながら言った。

「それでは姫、参ります。
 進路、クリア……ガズR、行きます!」

お決まりの掛け声と共に発進したガズRは、
コロニーの外――すなわち宇宙へと、飛び立っていった。

……

S-18、コロニー付近の比較的クリアな宙域。
すぐコロニーに戻れるようにと、訓練には近くの宙域を選んだ。

「じゃあ、各部の説明をするから、シートに座って。
 いいかい、これが――」

ヨーコをシートに座らせると彼はシート後部に移り、マニュアルを表示しながら
MSの操作に必要なスティックやスイッチ、ペダルなどを一つ一つ丁寧に、
それでいて簡潔に、且つ解りやすいように説明していく。
実際にMSを扱っている人間だからこそできることだ。

とは言っても、MSを動かすためだけに必要な部分というのは意外に少ない。
そこにロックオンなど攻撃の動作が入ってくるから、ややこしいことになるのだ。
移動に関して一通りの説明を終えると、最後に一言、付け加えた。

「俺が君にMSの操縦を教えるのは、
 君のその手を血で染め上げて欲しいからじゃない。
 君に生き延びて欲しいからだ。
 忘れないでね」

静かに言うと一転、彼は明るく言った。

「さあ、今度は実践だ。
 マニュアルを見たり俺に聞きながらでいいから、機体を好きなように移動させてごらん。
 ただし、コロニーの外壁やミラー、禁止区域には突っ込まないようにな?」

かくして、訓練は始まった。

【行動:ガズR足元→コクピット(0)、各部チェック(-1)、S-17→S-18(-1)、移動の説明(-1)】
【位置:S-18】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・現在ガズR】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
>>237
行動値【0→1】に修正です。
239イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/16 11:01 ID:???
>235
それは、とても甘美な一瞬の抱擁。
熱い吐息の残滓を処女雪の肌の上に残し、少年は一人、戦場へと駆け出していった。
蕩けそうなほどの高揚は、遠ざかる足音と共に薄らいでいく。

「……」

罪を告白してもなお、自分を慕ってくれた少年。
咎める事を一切せず、ただ情熱的に愁林を抱きしめた、少年。
彼女の浅ましさを、微笑み許してくれた―――

「―――ダグラス」

ノーマルスーツの前を合わせる。
ファスナーを鳩尾の辺りまで上げ、両手で髪をかき上げ、小さく溜息をついた。
最早、ダグラスには返しきれないほどの恩義がある。
ならばせめて、と愁林は呟く。
彼が憧れてくれた、彼の望む私でいよう―――と。
決意も新たに、彼女はスッと立ち上がった。

体力の回復しきっていない、僅かに重い体を叱咤し、格納庫へと駆け込む。
見回せば、そこには彼女の求める、あの少年の姿。
その元へゆっくりと歩み寄り、そっと後ろから抱きしめた。

「ありがとう。本当に、素敵な男の子ね、キミは……」
240イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/16 11:03 ID:???
目の前の少年の、逞しさを感じさせる体つき。
その背中に触れる胸と、肩を抱く両腕、そして胸板に回した両手から伝わる感触に、愁林は体が熱くなるのを感じた。
抱擁を解き、そっと一歩、後ろに下がる。

「……ダグラス……」

首から下げたロザリオを外し、右手に持つ。
聖母マリアへ祈りを込め、彼女はロザリオを、ダグラスの首にかけた。

「汗、とかで汚れてしまっているけど、我慢しなさい。
 母の形見なの。ちゃんと返しに来なさいね」

そうしてから、今度は少年の前へと回りこむ。潤む黒い瞳。高鳴り出す、胸の鼓動。
刹那の逡巡の後、その両頬をそっと手のひらで挟み―――

ちゅっ

―――額に、軽くキスをした。

「これも、ファーストキスになるのかしら?」

悪戯っぽくそう笑い、ダグラスの頭をそっと撫でる。

「私も出撃するわ。私は、ダグラスの『お姉さん』なのだから」

【行動:格納庫へ移動(-1)、ロザリオ授与(-0)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、ダグラスと共に生き残る】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア、No.11・サーティア、No.09・リオン(暫定)】
L-16ポイントに入る直前、再びガンイージのレーダーが機影を映した。
さっきのジェガンと違い、今度はこちらに近付いてくる。
照合によると、機体は『PMX-002 ボリノーク・サマーン』
搭乗者は『シュヴァイザ−=シュタイナー』…。

(また知らない参加者…。俺もよくよく運がいいんだか悪いんだか…。
 …………さてどうするべきか……)

攻撃を仕掛けるのは簡単だが、さっきも言った通り今はなるべく時間の
浪費は避けたいところだ。
なによりも、アシッドと相見えるまで俺は死ぬわけにはいかない…絶対に。
だからと言って安易に進路を変更するのも、俺の中に残っているCVの軍人
としての誇りが許さなかった。
あくまでも堂々と進路を進む。
その上で戦闘になったら、受けて立ち…そして、勝つ。

それからボリノーク・サマーンとすれちがうまでの間、コクピットの中で
俺は全神経をその動きに集中していた。
ボリノーク・サマーンがどんな動きをしても対応できるように。
そして時間が過ぎ、レーダーの機影がポイントから消えて初めて俺は
大きく息を吐いた。

どうやらシュヴァイザ−という参加者も
別の目的があるのか、ここでは戦わないらしい。
向かった方向からすると、コロニーか小惑星基地のようだが…。
シュウジが言っていた別行動中の仲間とは、彼の事なのか?

…それは今は考えても意味のない事だ。
俺には俺のするべき事がある。
俺もまた小惑星基地へと先を急いだ。

  【行動:I-15に移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:L-16→L-15→K-15→J-15→I-15】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料三日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
あなたは何を言っているんですか?サーティアさん
何故あなたがムサイを攻撃するのですか?
それはあなたの本心なのですか?
「そんなジムなんかで……勝てる訳がないじゃないですかッ!」
リオンの頭の中には、自分がムサイに味方する。
自分がサーティアを攻撃するという考えは全く無かった。
彼の頭にあるのはただ一つ、サーティアを守る事だけ。

ジオングのレーダーに新たな機影、ムサイから出てきたジャベリン。
あの時は何とかなったが、今度は間違いなくやられる。
ジャベリンは何も迷わずジムへと向かう、サーティアの乗るジムに。

自分は何も出来ない、闘う事も、サポートする事も、何もかも。

無我夢中でジオングを動かしてジムとジャベリンとの間に入る。
目の前にはビームサーベル、脱出装置を使う暇も無かった。



「エリザ、今、会いに行くよ……
 サーティアさん、どうか生きて……僕の分まで……」

ジオングが爆発する。


血まみれのリボンが宙を舞った。

【09番 リオン=フライハイ 死亡】
243通常の名無しさんの3倍:04/01/16 16:32 ID:???
このスレ、ちょっと痛すぎやしないか・・・?
244通常の名無しさんの3倍:04/01/16 16:33 ID:???
>>243
禿同
>>243,244

意見は管制室でどうぞ。
246通常の名無しさんの3倍:04/01/16 16:41 ID:???
これのどこがガンダムだ?
247通常の名無しさんの3倍:04/01/16 16:48 ID:???
>243>244>246
ttp://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1071500120&ls=50

まともな意見があるならここに行け。
あと、スレが気に入らないなら見るな。
気に入って楽しんでるROMもいるんだ。邪魔するな。
248通常の名無しさんの3倍:04/01/16 17:41 ID:???
>>246
これはガンダムじゃないとは俺も思うが普通に楽しいと思う、あとルールくらい嫁俺もスレ違いなので皆さんごめんなさい
「…ん……アレン……。」
気怠そうな声を出し、寝返りをうつリファニア。その隣には、すでにアレンの姿は無い。
くしゃくしゃになった毛布を抱きながら、幸せな夢でも見ているのだろうか。
「オキロ!オキロ!リファニアオキロ!」
トリィが、軽く頭を突付いて起こそうとするが、一向に起きる気配が無い。
それもそうだろう。
シャワーを浴びたり、トリィと戯れたり、アレンに口説かれたりしているうちは、疲労の事などすっかり忘れていた。
だが、リファニアはサイコミュのおかげで実際にはかなり疲労していたのである。
故に、一度眠り始めたら、そう簡単には目覚めない深い眠りに陥っていた。

どうしたものかと首をかしげるトリィ。リファニアオコスアレンノゾマナイリファニアオコサナイアレンキケン。
ここまで思考できるなんて、本当に鳥なのかと疑いたくもなるが、トリィはトリィなりに考えていた。
…決めた。意を決したように、リファニアの枕元に立つトリィ。
トリィの双眼がキュピーンと輝いた次の瞬間――

ビシィッ!!

「痛ッ!!!」

ただ、強く突付いただけなのだが、突付かれた本人の痛みと言ったら相当なものである。
たまらず、リファニアは跳ね起きた。
「オキタカ!」
次の瞬間、容赦なく蹴っ飛ばされるトリィ。
「折角、人が気持ちよく寝ているのにぃ〜、いきなり何するかなキミわぁ〜!」
そのまま、首を締められてガクガク揺さぶられるトリィ。
「ロープ!ロープ!チョークハハンソク!ハンソク!アレン!アレン!タスケロ〜!!!」
そのトリィの言葉に、ハッとするリファニア。…アレンが居ない。
次の瞬間、MSが発進する振動が、微かに艦を揺らす。
「まさか、アレン、私を置いて、いっちゃった…?」
呆然とするリファニア。
「チガウチガウ!テキ、コウゲキ!アレン、リファニアマモル!マモル!」
その言葉を聴いた瞬間、リファニアは物凄い勢いで着替え始めた。
そして、きちんとボタンなど閉めていないだらしない格好でトリィを抱き上げると、トリィに軽くキスをする。
「起こしてくれてありがと、トリィ。さぁ、アレンの援護に出かけるぞぉ〜!」
もしこの場に誰かが居たのなら、ニヤける七面鳥などという滅多にお目にかかれない代物を見る事が出来ただろう。
だが、そんな事は激しくどうでもいい。
艦の近くで爆発が起こる。アレンじゃない。でも、急がなくてはならない…!
リファニアは、トリィを抱えたまま、手近のエア・ロックへと急いだ。

…パパ、パパに教えてもらったお話に、サイコガンダムが出てきたよね。
確か、そのお話ではサイコガンダムはある程度の遠隔操作が可能だったハズ…。
…私にも、できるかな?

リファニアは、意識を集中させ、そして拡散させた。
拡散された意識は、紫の悪魔の波動を感じ取り、リファニアと悪魔を繋ぐ。
…悪魔の炉心に火が灯る。艦が振動した。悪魔の拘束が、解けたのだ…。
リファニアは、手を握り、開き、握り、開き、最後に強く握ると、エア・ロックを開放した。
悪魔のコックピットが、リファニアがその身を捧げるのを、待っていた。

<続きます>
そのまま、悪魔に乗り込む。…何故だろう、サイコミュの波動に対する拒絶感が無い。
かといって、サイコミュに意識を乗っ取られる訳でもない。
「………。」
そのまま、戦場に意識を集中させる。
「居た!アレン!」
そのままコロニーから飛び出し、一気にアレンの傍に近づく。
ジオングの破片を弾き飛ばし、アレンのジャベリンと、サーティアのGMとの間に割って入ると、アレン機に接触して、叫んだ。
「アレェェェン!!!キミはヒロインを護って死ぬヒーローじゃないのよぉ!
わたしが、ヒーローを護って死ぬヒロインなんだよぉ!
…ヒーローは、ヒロインより先に死んじゃいけないのよぉ〜!」
無茶苦茶な事を叫ぶと、サーティア機へ機体を向ける。

サーティア=クワン…。あの艦は、私とアレンの愛の巣なの…。
それは、死ぬまでの数日間だけの物なのかもしれないけど、それでも私にとっては大切な物なの…。
私、あなたを信じて呼びかけた…。あなたは、いい人だと思ったから…。
あなたがムサイに来て、私達と友達になって…。
例え死ぬまでの短い時間でも、楽しい時間を過ごせたら、どんなに良かったかなあとおもう。
…けど、あなたは、私の愛の巣に攻撃をかけた…。このまま、アレンに裁かせても良かったけど…。

「それじゃあ私の気が済まないんだよぉ!…無残に死んで逝きなさい、サーティア=クワン!!」
リファニアは、サイコのメガビームを放出させると、サーティアの居る空間を薙ぎ払った。
…まるで巨大な光剣の如く。

【行動 : 目覚める(0)、移動(-1)、サイコを呼んで乗り込む(-1)、発進(-1)
      アレンと接触通信(0)、サーティアにメガビーム砲で攻撃(-1)、残0 】
【位置 : J-8(ムサイ内部の女性士官の部屋→コロニー外) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MA形態 】
【パイロット状況 : 攻撃的 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×20、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン
      03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード 】
251リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/01/16 20:28 ID:YPKrRkZp
ID出しま〜す。
252ブライト浣腸:04/01/16 20:29 ID:???

   γ⌒ ⌒ ⌒ヽ,
 γ         )
  )   /⌒\ /ヘ (
 (   /     )))  | )
 (  /   へ,, /^ |)
  ((| レ, ,, ̄’  ̄’〈      ∬
   )( {_{    」〉 |      ┏━┓
   ヽそ  ⊂7 /   ∩┏┫:::::┃  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | \__´_/   ( . З ┃:::::┃ < あっさりブライト
   | ̄ ̄l^T^l|  / ̄.┗┻━┛  \__________
息を切らして格納庫へ駆け込む。
天井付近の壁に20センチ程の穴が開き、その付近にピンク色をしたボール状の粘着物質が
いくつか浮遊している。穴自体はそれらがうまく塞いでくれていた。
後は格納庫の床の一部が熱の影響か、わずかな歪みが出来ている。
幸いそれ以外の損傷は受けていないようだ。

ケンプファーにゆっくりと歩み寄る。
「こいつも相当ボロが来ているな、あとどれ位持つだろうか・・・。」
片足を失った状態で無理な発着艦を繰り返したため、所々に塗料のハゲができている。
恐らく間接の負荷も溜まってきているころだろう。
愛機をまじまじと見つめる。と、突然柔らかな感触が背中に、そして胸に伝わる。
それと同時に柔和で、甘美な声が僕の耳を打った。

早まる鼓動、着々と赤みを増す頬、焼けるほど熱い耳たぶ・・・。
背中で感じる温もりが、熱いほどの温もりが僕の体に流れ込む。
何故だろう、ついさっきまで平気でいられたのに・・・。

「ね、姉さん・・・。」

続く単語を模索するが、次の言葉が出てこない。
イブは構う事無く、己の首にさがっているロザリオを僕の首に掛けてきた。

<続く>

「これって・・・、大事な・・・」

『汗、とかで汚れてしまっているけど、我慢しなさい。
 母の形見なの。ちゃんと返しに来なさいね』

首に掛かったロザリオを手に取り、その美しい輝きに思わず見とれた。
その時、滑らかな手が僕の頬を包むように挟んだ。
ふと顔を上げる、一瞬だが額に感じる柔らかな感触。

(――え・・・!?――)

瞬時、何が起こったのか解からなかった。
『これも、ファーストキスになるのかしら?』
イブが悪戯っぽい笑みを浮かべて、やさしくこちらの頭を撫でる。
彼女の言葉でようやく何が起こったのか理解できた。
『私も出撃するわ。私は、ダグラスの『お姉さん』なのだから』

「は、はい、がんばりましょう!」

動揺しながら返事をした後、そそくさとケンプファーのコクピットに駆け込んだ。
だが、機動準備をしている間も思わず頭がボヤけてしまう。
ディスプレイにオールグリーンの文字が表示され、それを知らせる電子音が鳴る。
しかし、深く思いに耽っていたため、それに気がついたのは10秒も後の事だった。

(はああ、こんなんじゃいけない・・・、ちゃんとしないと・・・。)
気付けに自分の頬を叩き、気を取り直した。隔壁越しに3機のMSをサーチする。
どうやらアレン機がジムへと急接近している、同じく急接近するジオングの機影。

そして、三機のマーカーが重なった瞬間・・・。
ケンプファーがベイの隔壁から姿を表し、同時に爆発の閃光が機体を明るく照らす。
数秒後、ディスプレイに表示されるジオング ロスト≠フ文字。
遅かった、爆発の後に残されたジャベリンとジム。
機体を移動させ、ジャベリンの斜め後方へ付いた。

【行動:機体へ(−1) 出撃(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 事態の把握】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア(不確定)】
『ん? ああ。
 ヨーコに『MSの操縦を教えてくれ』って頼まれてな。
 彼女が来るのを待ってるんだ。』

『そうだ。
 野菜スープを作ったんだ。
 パソコンの横のトレーにラップをかけて置いてある。
 腹が減ってるなら、レンジでチンして食べてくれ。』

「・・・・・・ああ、すまない。」

『リナルドさん・・・。
 始めましょう!!』
教会から元気になった・・・・・ってか、妙に元気過ぎる嬢ちゃんが出てきた。

『ええ。もう何でもこい!! って感じよ。
 ・・・じゃあ、ベルクさん。
 私、訓練に行ってきますね』
そう言うとこっちに手を振って、ガズRのコクピットに入っていった。

―――――――――――?!
急に背中に戦慄が走る。
何故だろう?嬢ちゃんから何か恐ろしいものを感じた。
ガズRは港口に向かっていく。気のせいだったのか?
教会で暮らすようになってからそう言う類いに困ってる人を
何人も見てきたので気配ぐらいは感じるようになっていた。(少しだけだが・・・)

(人の心配している場合じゃないな。)
ガズRを見送ると教会へ入った。

【行動:教会へ入る (-1) 会話(-0)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つけるand教会掃除】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
256シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/16 22:40 ID:???
「…。」
コツッコツッとノーマルスーツの足裏のマグネットと床とが鳴らす無機質な音だけが響く艦内。
シュウジはバッテリーのコードと推進剤のホースを繋いだ後、ゼファーにMSの番をさせ、暇つぶしのために艦内を探索していた。
「…ここか…。」
たどり着いたのはティーチャーと始めて会った場所。宣誓をしたあの場所。UC93年に最後にいたあの場所。
クラップ艦内の第一会議室だった。
「ドアは…閉まってるか。よっ…ぐぐぐ…。」
ドアを無理矢理こじ開ける。2、3分ドアと格闘した末、やっと開いた。
「…暗いな…。」
部屋の中は暗くてよく分からないが、大体襲撃当時と同じ状態を保っていた。
死体が腐り始めている以外は…。
「何も…無いな…。来るだけ無駄だったか。今更感傷なんて生まれるわけもないか…こんな因縁の艦に。」
そう言うともと来た道を戻ることにした。

〔何か収穫はありましたか?〕
「ないよ…ここには何も。時はあの時止まったまま…過去しか、ここにはない。」
〔そうですか…充電、補給は完了しています。そろそろ戻りますか?〕
「正直言うとな…。」
〔?〕
「いや…なんでもない。戻るぞ。」
〔…。〕

格納庫から外へ出るHハイザック。
「…ちょっと待て!」
〔!?〕
狙撃用スコープを取り出し、狙いを定める。目標は”アゲインスト”
「………さよならだ…永遠に。」
トリガーを引く。直後、銃口が光り、そこからはき出された高熱の金属粒子は”アゲインスト”の燃料タンクを貫き、
爆発の後周囲の残骸と艦を同化させた。

「…戻るか…これ以上待たせるわけにはいかない…。」
〔了解。〕

【行動:艦内探索(−1)艦外へ(−1)BL発射(−1)移動U−17へ(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)
    大型コンテナ(マウントラッチ材料)はジャンク屋に放置】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 (計画書 紙とペン 工具セットはジャンク屋に放置)】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 中立:06番ジェイス? 19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
 それは一瞬の出来事で、リオンが、大きな背中が私の前に広がって、弾けた。
 周りからすれば、ただそれだけの事……
 でも私にとっては、それはとてもとても大事な事……

「私、また殺したのね……」

 オーケイ、リオン、アナタの心は聞こえたわ。
 生きるわよ、生き残るわよ!
 生き残れば良いんでしょう!?
 私はアナタに生き残って欲しかったのに、このバカ!

「アナタの後を追っても良いけどね……」

 私は、自分の思いだけを優先しすぎてアナタを殺してしまった。
 何してるのよサーティア。
 なんで一緒に乗り越えていく方法を考えなかったのよ。
 解ってた筈よ、リオンは優しい人だって。

 だけど私は自分がそんなに価値有る人間だと思ってなかった。
 だからアナタが私を庇ってくれるなんて、思っても見なかった!

「だけど、私はアナタの後を追わない」

 アナタが其の身を挺して、命を守ってまで庇ってくれた私の命。
 私の命はもう、アナタの分も背負ってる。
 だから、こいつ等全員殺してでも私は生き残るわ。

『それじゃあ私の気が済まないんだよぉ!…無残に死んで逝きなさい、サーティア=クワン!!』

 サイコのメガビームが煌く、無意識的に機体を翻し、それを避けた。

 眼前をリオンのリボンが漂う。
 ジムで掴んで、ムサイを睨みつけた。

「黙れぇ! 無残に死ねって!?
 リオンを殺した貴様等が、言えた口かぁ!
 何の躊躇いも無く、殺したなァっ!」

 思い知らせてやるわよ。覚悟しときなさい。
 貴様等が奪ったリオンの命、高いわよ。

 逃げるように、機体を宇宙港へ侵入させた。

 今になってやっと解った……。
 私は、アナタが……。


【行動 : 宇宙港へ移動(−1) 】
【残り : 3P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : No.09-リオン 】
ジムライトアーマーの後をすぐさま追った。
片手でザクバズーカを構え、ロックオンサイトの中に収めたが、
引き金を引く前にベイへ侵入されてしまった。続いてケンプファーもベイへ突入する。
武器をビームサーベルに持ち替えて、急加速でジムの正面に出た。
距離にして250mといった所で真正面に向き合い、サーベルかざしながら、サーティアに通信を求めた。

「サーティアさん、答えてください、・・・なんで、何故撃ったんですか!?」

【行動:ベイへ戻る(−1) 通信(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア(不確定)】
259リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/17 00:08 ID:???
暗い部屋のなか、無数の盗聴音声だけがエンドレスで流れている。

アレンとリファニアが激しく求め合う声。
リナルドとヨーコの初々しい『操縦訓練デート』。
イブとダグラスの間に流れる深い信頼。
サーティアとリオンの、互いを助けんとする自己犠牲の愛。

「……はッ……はぅッ……きゃッ……つッ……」

暗い部屋の中、スピーカー越しの声に混ざる、かすかな肉声。
押し殺したような呻き。
薄明かりに照らされ、かすかに蠢く身体。
自分の世界に浸る彼女とは無関係に、ムサイを巡る戦いは続いていく。
そして。

「〜〜〜ッ!!」

ジオングの爆発と同時に、声無き声をあげて強張る身体。
数秒の停止の後、崩れ落ちるようにテーブルの上に倒れ伏す。

後に残るのは、ただ荒い息遣い。
全力疾走の直後のような気だるい腕を、すっとテーブル上に伸ばす。
濡れた指が白い髑髏の頬を撫で、蛞蝓の貼ったような跡を残す。

「……………本当に、バカね……」

薄笑いさえ浮かべ吐き捨てた言葉は、誰に対してのものだったのだろう?
自己嫌悪。陶酔。後悔。憎悪。偏愛。同類嫌悪。悦楽。自嘲。諦観。自棄。
そして……虚無。


「ティーチャー、第二のプレゼント獲得者が出まし……し、失礼致しましたッ!!」
扉を開けて入ってきた兵士は様子に気付き、慌てて直立不動の敬礼をする。
驚愕、そして、恐怖に凍り付いた兵士の表情。

「……そんなに硬くならなくていいわ。報告ありがとう。
 状況はわたしも聞いていたわ。早速、射出の準備して頂戴」
部屋の中にいた彼女は、相手の視線に構わずゆらりと立ち上がる。
はだけた白衣の下、裸の胸に汗が光る。

「は、ハイッ!! すぐに射出しますッ!! で、では、失礼しますッ!!」
文字通り、転がるように逃げていく兵士。それを見送る彼女は、どこか寂しげだ。

「……そんなに気になるのなら、勢いに任せて襲ってくれれば良かったのに。
 そしたら、最高の幸せのその瞬間に、残酷に唐突に殺してあげたのに。
 ふふふッ………………本当に、バカね…………」

虚ろな笑いを漏らす彼女を、髑髏の虚ろな眼だけが眺めている……。

【行動:秘め事(−1p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
260リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/17 00:09 ID:???
『16番、アレン・D・バディアムさん、撃墜おめでとうございま〜す♪
 ボーナスタイムの賞品獲得、2番目になります☆

 じゃ、今いる座標に、賞品を射出します♪
 エリア内に入ったら、ビーコンが出ますので、ちゃんと拾って下さいね〜。
 接近戦得意なアレンさん向きの、ゴキゲンな武器ですので、
 これからもドンドン頑張って下さい♪』

……リオンを倒したのが、本当にアレンの腕によるものかどうかは微妙だ。
だが、ジオングを貫いたのは確かに彼の乗るジャベリンだ。
一方的に彼に向けて通信を送ると、賞品が射出される。

ステルス性の高い射出カプセルが、コロニーを目指す。
そして、J8エリアの直前で、カプセルは自壊して武器コンテナを吐き出す。

ちょうど、MS用の武器がひとつ収まるくらいのサイズだろうか?
標準的なビームライフルよりは大きい。
表面に@と刻印された武器コンテナは、ビーコンを作動させ、コロニーに向けて漂っていく……

【行動:16番アレンに通信(−1p)、J8地区に向け@のコンテナ射出(−1p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
261アーネスト・マンソン:04/01/17 00:41 ID:6DtVrjCU
 ひととおり、準備は終わり。 
 またここに帰ってくることがあるかもしれない。 
 弾薬庫とかの位置はチェックしておくことにした。
 さて、出発・・・・・・
 あんまり噴射炎を見られても困るし、となりの基地の周りを抜けていこうかな。
 ・・・・・・でも、ここ、誰かがいる気がするんだよね・・・・・・・

 あれ?今、なんかあった?
 こういう感じがすると、決まって肉が無駄になってる。死んでるんだ。
 なげかわしいなぁ。作るのも殺すのも俺じゃなきゃ駄目なのに。
 他の奴らはMSごとふっとばしちゃうからだめなんだ。 
 馬鹿ばかり。頭がいいのは俺だけだ。世界で俺一人。
【行動;加工(−1)捜索(−1)偽装解除(−1)移動(−1)】
【位置:D-4→D-5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1、ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り4g)、ナイフ、
 5メートルの合金線の束、絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉1キロ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】

「外れた…?いや、かわされた…の…?」
「アカン、アカン!」
敵機の予想以上の反応の早さと運動性に、リファニアは、焦った。
シミュレーターと違い、生のパイロットを相手にするというのもあるだろうが、
リファニアが相手を「GM」としてしか認識していなかった油断もある。
相手は、GM「ライトアーマー」。リファニアは、頭の中を切り替える。

敵機は、リファニア達を振り切り、ムサイの元へ向かう。
「…ムサイは、やらせない…。」
「ヤラセナイ!」
リファニアは、リフレクター・ビットを二基射出し、敵機を追わせ、
それをさらに追いかける様に機体を港に進入させると、機体を変形させた。

そのまま、腕のメガビーム砲で、敵機を攻撃しようとするが…。

…ケンプファー!?…確か、ダグラスさん…?

ケンプファーは、ビーム・サーベルを構えている。接近戦に移る可能性が高い。
下手な攻撃は、ダグラスを巻き込む可能性がある。
…他の参加者を殺す事に、戸惑いなど感じない。
だが、ムサイの人間だけは、決して殺したりはしないと決めていた。
…出来る限り、護る。
リファニアは、リフレクター・ビットのコントロールに集中した。
トリィが騒いでいたが、コントロールは乱れない。

【行動 : リフレクター・ビット射出(-1)、港へ(-1)、変形(-1)、残1 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MS形態 】
【パイロット状況 : 攻撃的、集中 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦を護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン
      03 イブ・シュウリン 、まだ面識はないけど05 ダグラス=ロックウード 】
・・・

少し寂れた感じのレストラン。
バックには古い曲がかかっている。
そんな中、静かにフォークとナイフが
陶器にこすれ合う音が響き続ける。
食事も終わり、最後にコーヒーが
運ばれてくる。
テーブルに座る一組の男女はコーヒーも
飲まずに、ずっと喋らずもいる。

‐ 雨上がりの庭で クチナシの香に優しさに包まれたなら
   きっと 目に映る全ての事は メッセージ ‐

バックが流れつづける中、男がやっと口をあける
「今日、食事に誘ったのは理由があるんだ。
 実は、お、おれはお前の事が・・・」
喋りつづけようとする男に対して
女はそっと、手を男の方へ伸ばし
右手の人差し指を男の唇にあてる。
「それ以上は言わなくていいわ。
 言いたい事はわかるから。」
顔が真っ赤な男を尻目に、女は
手を引いてから、続く言葉を紡いで行く。
「その言葉。受ける条件を一つ付けてもいい?」
「な、なんだ。なんでもいってみてくれ。」
「あなたの事。【シュシュ】って呼んでもいい?
 シュヴァイザー=シュタイナーなんて呼びにくい名前じゃなくて。
 名前の頭をとって【シュシュ】
 名前負けしないように、何でも頑張って一生懸命なあなた。
 そんな、あなたも好き。
 でも、そんな事を気にしないで自分のやりたいことを
 頑張ってるあなたのほうが、もっときっと輝ける。
 だから、その名前を捨てて、せめて私の前だけでも」
男は黙って頷く事が精一杯だった。

・・・
ふと、目を覚ます。
「ちっ。何で今ごろ昔の事なんか思い出すんだ
 カミさんにプロポーズした時の事なんかな。」
何時の間にか寝てしまっていたようだ。
流石に何か気が付けばRGM-89 ジュガンをも追い越していた。
「敵じゃなくて良かったな。
 敵だったら、今ごろ俺はオダブツだったな・・・」
迂闊にもアラームがなっただろうにも
気付かずに起きなかった自分を恥ずかしく思う。
「アムロ、ヤットオキタ、ネボスケ」
「うっさいわ!」
近くにいたハロに突っ込みを入れられ
間髪いれずに悪態をつく。
何時の間にかアムロと呼ばれるのも
慣れてしまった。
そして、タイミングよく
起きたときにはコロニーがすでに
目の前に迫っていた。

【行動:移動S17へ(4) 夢見(1)】
【位置:S17】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る コロニーに戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
265ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/17 02:27 ID:???
ガズRのコクピットに入るなり、リナルドさんは
『まずは色々とチェックしたいから、シートの後ろに行って』
と言ったので、素直に従う。

後部シートから覗き込むように見ていると、
パネルにもの凄い速さで打ち込んでいた。
・・・なにやらブツブツいいながら。

『……ジェガンの時は、5秒でできたのにな……。
 ……さて、・・・このまま俺が操作してコロニー外へ出る。
 そしたら操縦を代わるから、それから訓練開始、ね』

こちらに向いて言う。
・・・ついにこれから始まる。
胸が高鳴る。
だけどそれは緊張による高鳴り・・・ではない何か別なもの。

『それでは姫、参ります。
 進路、クリア……ガズR、行きます!』

(何が姫だか・・・。)
おもわず、鼻で"クスッ"と笑った。
しかし、次の瞬間、カタパルトから射出され、Gが体を襲う。
私はそれに耐えるので精一杯・・・だと思っていた。

(・・・あれ? なんかこの感覚・・・。)

デジャヴ。
勿論MSでカタパルトに乗った事は無い。
・・・でも、私はなぜかこの感覚を知っていた。憶えていた。

不思議と心地良い感覚。
記憶にないけど、憶えている感覚。

そしてGが消え、宇宙空間独特の体が”フワッ”っと来る感覚。
・・・全てが懐かしく、全てが心地良かった。
266ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/17 02:28 ID:???
『じゃあ、各部の説明をするから、シートに座って。
 いいかい、これが――』

恍惚感に浸っていた私を引き戻す言葉。
そしてリナルドさんは丁寧に各部の機能を説明する。

そして、その殆どをおぼろげながら憶えていた私。
                       ・ ・ ・ ・ ・
その説明はとてもわかりやすく、何も知らないズブの素人でも理解できそうだった。

そして最後に一言。
『俺が君にMSの操縦を教えるのは、
 君のその手を血で染め上げて欲しいからじゃない。
 君に生き延びて欲しいからだ。
 忘れないでね』

「・・・ハイ。」
そうは言うものの、頭には入っていなかった。
今の私は「早く操縦したい。早く動かしたい。」という気持ちでいっぱいだった。

『さあ、今度は実践だ。
 マニュアルを見たり俺に聞きながらでいいから、機体を好きなように移動させてごらん。
 ただし、コロニーの外壁やミラー、禁止区域には突っ込まないようにな?』

やった!! 許可が下りた!!
そう思うなり、私はペダルを目一杯踏み込んだ。

「キャーーーー!!」

悲鳴。
だがそれはお化け屋敷のそれではなく、
ジェットコースターのそれと同類のものだった。

【行動:レクチャー(1) S18→S20(2) <リナルド S17→S18>】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:訓練開始】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:力が欲しい】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】

 前に回りこんだケンプファーがビームサーベルを構えて立つ。

『サーティアさん、答えてください、・・・なんで、何故撃ったんですか!?』

「アンタ等みたいなのには、解りはしないわよ。
  大切な事が何なのか、それも忘れてしまってるような、アンタ等にはね」

 ビームサーベルを引き抜き、GMに腰を低くして構えさせた。


【行動 : ダグラスと会話中(−0) 】
【残り : 4P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : No.09-リオン 】
振り下ろしたサーベルは、間に入ったジオングを斬る。
ジオングは四散し、後に残るのはその残骸。
それだけだ、このゲームの本質は殺し合い。
そのルールのまま相手を殺しただけである、罪悪感などない。
ふと気づくと後ろにサイコガンダムmkU、やや後方にはケンプファーが待機している。
「アレェェェン!!!キミはヒロインを護って死ぬヒーローじゃないのよぉ!
 わたしが、ヒーローを護って死ぬヒロインなんだよぉ!
 …ヒーローは、ヒロインより先に死んじゃいけないのよぉ〜!」
「イエース、その通りだなハニー!
 俺様は超美青年、君は超美少女、死ぬ気はしねぇ死ぬ気はしねぇ。
 いいねぇ、この雰囲気、かっこかわいいぜハニー!」
リファニアの場合、そのテンションはサイコミュによって幾らかは上げられているのだろう。
しかし、これがアレンの地なのである。

『16番、アレン・D・バディアムさん、撃墜おめでとうございま〜す♪
 ボーナスタイムの賞品獲得、2番目になります☆
 じゃ、今いる座標に、賞品を射出します♪
 エリア内に入ったら、ビーコンが出ますので、ちゃんと拾って下さいね〜。
 接近戦得意なアレンさん向きの、ゴキゲンな武器ですので、
 これからもドンドン頑張って下さい♪』
いきなり通信が入る。
声はいつも全体通信をする白衣の先生。
「おおっ、ご褒美か!ラッキーラッキー。」
サイコガンダムmkUに損傷があるとはいえケンプファーも一緒である。
相手は所詮ジムのマイナーチェンジ機、苦戦はしないだろう。
そう考えると武器コンテナを探し始めた。

「ゴッキゲンな武器はどこかにゃ〜?」
後ろのハニーとフェロモンと糞ガキを心配しつつ、己の武器を探す。
もうすでに近い場所まで来ているはずだ。
「お?」
パッパッと規則的に光るそれ。
近づいてみる、間違いない、これである。
「箱っのなっかみはなっんじゃっろな〜?」
コンテナを開けた。

【行動:ご褒美探し(-1P)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:すこぶる元気】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ???】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
コロニーから少し離れた所で機体を止める。
安堵の息をつく。
人に会わなくてよかったと思う。
突然、攻撃される可能性もあるのに俺はコロニーにいることのほうが怖かった。
人との接触。
ほかの奴はこんな状況でよく人を信じられるなと思う。

「いや、こんな状況だからこそかァ…」

そう、こんな状況だからこそ信じれる人が欲しいのだろう。
俺も例外ではない。
これまでの経験では味わわなかった死の恐怖。
普通に暮らしていた時は全て力が問題を解決した。
襲ってくる浮浪者、酒に酔った元軍人、気が狂った奴、何かと難癖をつける同業者。
俺に殴りかかってきた。
その全員を倒した。
鳩尾に拳を入れて、足の皿を蹴り、膝を顔に叩き込んでやった。
どんな奴も叩き伏せた。
ナイフを出された時は相手の手に手刀を班って対処した。
銃を撃たれた時は隠れて銃弾が無くなるのを待った後に殴り飛ばした。
無論、こっちも無事ではなかったが。


では何故、今は死の恐怖を感じる?


――無知だから。
MSでの戦闘など経験するわけがない。
だけど、俺はやればできる筈だ。
できるようになるにはまだ時間が必要だ。
俺が俺になるまでに時間がかかる。
戦闘に馴れるしかないんだ。
その間に仲間を作ろう。
[同盟…共通の目的を達成するため,同じ行動をとることを約束することによって生じた関係]
そんな頼りない結束じゃ駄目だ。
信じれる仲間を探そう。


こっちの近くを通り過ぎるMS。


《――自分に臆病になるな――》

【行動:移動(-4p)】
【位置:P-17→O-17→N-17→M-17→L-17】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
270イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/17 11:12 ID:???
>267
壁を蹴り、流れるようにして無重力空間を進んでいくVガンダム。
その前方に、ケンプファーとGMライトアーマーとが現れた。
レーダーに映る機影は4つしかない。
リオン・フライハイは、アレンの手に掛かって死んだのだ。
信じ難いことに、GMライトアーマーのパイロット、サーティア・クワンを庇う様にして―――。
先ずダグラスとの通信を確保しようと回線を開いたその矢先、飛び込んできたのはサーティアの怒りの声だった。
ケンプファーを経由しての音声だった為に音質は劣悪だったが、それでも彼女の言わんとする事は理解できた。

「随分な言い草ね。自分の下手な芝居が招いた事態を、全部私たちに責任転嫁する気かしら?」

GMライトアーマーとの回線を確保し、愁林は淡々と語りかける。

「……24年も香港の闇の中で暮らせば、子供騙しの演技ぐらい見抜けるようになるものよ。
 例えばダグラスに対して貴方がついた、自分を貶めるような嘘、みたいなものもね」

そう。ムサイの艦橋で彼と彼女との通信に耳を傾けていた時から、愁林はこの少女の台詞に違和感を感じていた。
何故、『友達になろう』などと言った矢先に、今度は自分を貶めたりしたのだろうかと。
一番最初の接触時、自分たちに悪意に満ちた拙い姦計を仕掛けてきたあの少年が、彼女を命を賭けて守ろうとした事実。
そして、今の彼女の怒り。これらは、この二人が深い信頼関係にあった事を意味する筈。

無数の点と点とは線で結ばれ、やがて一つの形を浮かび上がらせた。
271イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/17 11:17 ID:???
「そもそもムサイを沈める気なら、もっと重要な区画を狙えた筈。
 ましてや、貴方は既に一人を脱落させているのでしょう。ならばそれなりの技術もあって然るべきなのに……
 不自然過ぎたのよ、貴方の行動は、言葉は全て。
 だから私には分かったわ。そしてそれは、リオン・フライハイの行動で確信に変わった―――」

一瞬の間。

「―――全ては彼を、生き残らせる為だったのでしょう。貴方自身を犠牲にしてでも、彼を私たちに受け入れさせたかった」

そこまで言ってから、愁林はふっと微笑む。

「どう? 間違っているかしら?」

【行動:機体搭乗(-1)、出撃(-1)、ダグラスへ通信(-1)、サーティアへ通信(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:0p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、ダグラスと共に生き残る】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア、No.11・サーティア(?)】
272シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/17 11:23 ID:???
〔到着しましたよ?〕
「…。」
〔起きてますか!?〕
「ど…怒鳴らなくても聞こえてるよ…。コックピット開いてくれ。」
〔最近やけに物静かじゃありませんか?どうしました?〕
「なんでもないって…コックピット開け。」
コックピットを開く指示を与えつつ、ヤクト・ドーガに近づく。

〔それともう一つ…シュヴァイザーさんが戻ってきてます。まだコロニー内には入ってませんが。〕
「これで一応はそろったわけだ…さっきまでコロニーにいて一言も言わずに出て行ったジェイス以外は。」
コックピットから乗り出し、ヤクトのコックピットハッチの縁で何かを書いているラーズに話しかける。

「待たせて悪かったな…。答えは出たか?」

【行動:移動S−17へ(−2)ラーズと会話(−0)】
【残り行動値:0p】
【位置:U−17→T−17→S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 (計画書 紙とペン 工具セットはジャンク屋に放置)】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 中立:06番ジェイス? 19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
この南西のフィールドの小惑星基地は、マップの中では1番小さい。
前にサーティアと接触した基地と比べても半分程しかない。
俺はレーダーの範囲を絞り、外壁に沿ってゆっくりと移動していく。
反応があったからといってそれが即アシッドとは限らないが、今の所俺には
こうして捜していくより他が無かった。

実のところ全体通信を使えば、一発で分かったかもしれないのだが…。
しかしそれでアシッドに再戦の場所などを伝えたとしても、それは同時に
他の参加者にも自分の居場所を暴露するのと同じ事になる。
更に、もしもアシッドが通信を無視した場合、これは完全におれの一人相撲
になってしまいとても恥ずかしい。
そんなわけで、俺は面倒と分かりつつも地道に捜していく事にしていた。
まあこんな作業はプログラムの中でちょくちょくやってきた。

(この手の作業もだんだん手慣れてきたな…。喜ぶべき事ではないが)

小さな基地だけにそんなに時間もかからずに捜索は終わった。
…この基地には誰もいないようだ。

一息つき、持ってきた缶詰めをいくつか開けて食べながら、おもむろに
マップを広げて見つめる。
ここの近辺には大きな戦場跡はない。

(まずは可能性は低いがすぐ北にある戦場跡へ行き、そこから
 J-8のコロニーに移動するか)

手早く食事を終えると、俺は戦場跡へと移動した。

  【行動:I-13に移動(−2)、捜索(−1)、食事(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:I-15→I-14→I-13】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
「何をやっているのよぉ…、ダグラス君…。」
いつのまにか、ダグラス"君"になっていた。
「奴は、殺る気なんだよ…?今更説得なんて、無意味よぉ…。」
奴は、こちらと友達になるような素振りを見せておきながら、攻撃をかけてくるようなド外道だ。
そんな奴は、絶対に生かしておく訳にはいかない。
そんな奴を生かしておいたら、私達も、パパみたいに…。パパみたいに…。

ケンプファーと対峙しているライトアーマーが、サーベルを構えた。
「…殺る。」
もう構うものか。メガビームの発射トリガーに指がかかる。

まさにビームが発射されようとしたその時に、イブのVガンダムが現れた。
「イブさんまで!?」
トリガーを引こうとしていた指が止まる。
なんと、イブまでもが、サーティアを説得し始めたようだ。
「…何でよぉ…。裏切られてなお、説得しようとするなんて…。」
この二人は、間違いなくいい人だ。パパと、同じように。
いい人だからこそ、騙される。

トリガーにかかっている指が震えていた。

【行動 : リフレクタービット集中(0)、残1 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MS形態 】
【パイロット状況 : 攻撃的、集中 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
275ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/17 13:52 ID:???
書くのが終わったころ、…アサギより声がかかる。
「答え…出たわよ。貴方の望む答えとは程遠いけど。」
紙を1枚と差し出す、内容はこうだ。
『 
・完全に協力するか no
・そちらの攻撃的行動なしになんらかの妨害を一度でも行う、又は全く協力しないか no
・暫く同伴する気はあるか yes
・完全協力に傾く可能性はあるか yes
・首輪ガードは要るか yes
・MSの腕は? 
A.そこそこ
・もしそちらがこの動きをする事を拒否した時の反応
A.尾行。しかし攻撃はしない。攻撃された場合のみ反撃。

つまりあくまで一時的な味方。気が向いた時に去るけどその後も口外、
妨害は一切しない。その間のそちらの行動次第で私は動きを決める。

これにどう答えるのかしら?解答は筆記でのみ受け付けるわ。』

(…どう出るのかしらね。本当に。)
彼女は、手渡すと食糧のカレーパンを手に取り、食べ始めた。
【会話+道具の手渡し、食事(1p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本】
【行動方針:上手く立ち回る。】
【同盟:なし?それとも…】
>>266
「キャーーーー!!」

「うわーーッ!
 いきなりフルスロットルで回す奴がどゴフッ
 ……」

突然、ガズRが勢いよく動き出す。
原因は、ヨーコがペダルをいきなり、思いっきり踏み込んだこと。
急激に揺さぶられる機体。
そして、お約束のように舌を噛むリナルド。

「……と、とりあえず機体止めて……」

ほどなくして、機体が止まる。
しばしの悶絶の後、涙目になりながら彼は
ヨーコのヘルメットをコツンと叩き、言った。

「こういうのはね、エレカと一緒なの。
 いきなりアクセル全開にする奴なんて、いないでしょ?
 機体の加速状況を見ながら、必要な分だけ踏み込めばいいんだ」

そして一息つくと、今度は真面目な声で言う。

「とりあえず、今の君の悲鳴を聞いて思ったこと。
 君、今の加速をジェットコースターか何かだと思ってるな?
 お願いだから、もう少し緊張感を持ってくれ。
 このままだと、間違いなく君は死ぬぞ」

これ幸いとばかりに、彼はヨーコに疑問をぶつけることにした。

≪続く≫
>>276続き
「教会を出てから、君、何か変だ。
 初めてMSを動かすときってさ、大抵は
 緊張しすぎてまともに動かせやしないんだ。
 俺もそうだった。
 シミュレーションの成績はトップだったのに、いざ実機を動かすとなったら
 身体が震えて移動するのも一苦労だったよ。
 まあ、俺の周りの奴は転んだり他人にぶつかったりしていたけどな。

 軍人ですらそうなんだ。 なのに、君はこの状況を楽しんでる。
 大聖堂で俺と別れてから教会を出るまでに、何があった?
 何かがあったはずだ。
 そうじゃなきゃ、今頃君は震えてるはずさ。
 呼吸を荒げ、まともに話すこともできないくらいにね」

先程の彼女の悲鳴が、リナルドの抱いていた疑念を確信に変えた。
間違いなく、今の彼女は彼女の内側にいる奴らの影響を受けている。

「――今の君は、恐怖を感じていないな?
 つまり、『ヨーコ=クロサキ』そのものじゃない。
 おそらく、内側から何らかの影響を受けているな。
 ……教会で、一体何があったんだい?」

【行動:<ヨーコ S-18→S-20>、舌を噛む(0)、お説教(0)、質問(0)】
【位置:S-20】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・現在ガズR】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
コンテナを開けると中には巨大な剣。
通常の何倍もある、MSの身長ほどあろうというその剣をアレンはコンテナから取り出した。
やはり大きい、こういう武器の場合熟練した腕も必要とされるが
柔軟な思考と臨機応変さが必要とされる場合がある。
アレンにはその自信があった。
試しに一度振り回してみる、いささかMSが振り回される感じはするが、悪くは無い。
「こいつぁホントにゴキゲンな武器だぜ!
 正義の剣、正義の剣だァ!」
更にマニュアルを見ていると、先端にはビームガンが一門
刃には14基のビーム発生装置がある事がわかる。
負ける気がしない。

レーダーの反応を頼りにジムの居場所まで移動する。
コロニー港、厄介な場所を選んだものである。
ジムを囲むようにサイコガンダムmkU、ケンプファー、Vガンダムがいた。
ケンプファーは覚悟を決めたのかサーベルを構えている。
そして、ジムの周りには何か変なものがふよふよと浮いていた。
「もう一人ぶっ殺してご褒美もらうか……
 つーぎはすごい機体がいいなー。」
ジムはサーベルを構えていたが、これを受け止めることは出来ないだろう。
何せ大きさがハンパではない。
ムラマサブラスターのビームを発生させる。
そのまま無言で振り下ろした。

【行動:コロニー港まで移動(-1P) ムラマサブラスターでサーティアに攻撃(-1P)】
【残り行動値:1P】
【パイロット状況:すこぶる元気】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
『そもそもムサイを沈める気なら、もっと重要な区画を狙えた筈。
 ましてや、貴方は既に一人を脱落させているのでしょう。ならばそれなりの技術もあって然るべきなのに……
 不自然過ぎたのよ、貴方の行動は、言葉は全て。
 だから私には分かったわ。そしてそれは、リオン・フライハイの行動で確信に変わった―――』

 随分頭の切れる奴が居る。
 それにこの状況で尚、冷静……。

『―――全ては彼を、生き残らせる為だったのでしょう。貴方自身を犠牲にしてでも、彼を私たちに受け入れさせたかった。
  どう? 間違っているかしら?』

「良く解ったじゃない。
 ま……エゴの塊って事よ、私も。
 仲間が話し掛けてる途中で、仕掛けてくる奴もね」

 咄嗟に操縦して後へ振り向く。デカイビームサーベルね。
 よくもまぁ……リオンの武器をさ! そうやっていけしゃあしゃあと!
 しかし隙が大きい、扱いに慣れてないわね。
 ジャベリンに対してこの質量のサーベル……腕関節、悲鳴を上げてるわよ?

 咄嗟に下に回りこませ、振り下ろされたジャベリンの腕を受止めた。
 何も馬鹿みたいに振り下ろせば良いってもんじゃないわよ。
 サーベルに引っ張られて、腕ががら空きね、ライブ男。

 受止めた体勢のまま、頭部をコクピットへ向け、バルカンを叩き込んだ。
 恐怖を味わってれば良い、それで充分。
 なるべく、貫通しきらない程度に、コクピットハッチが吹き飛ぶ程度だけ……


【行動 : アレンをバルカンで(−1) 】
【残り : 3P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2(残量約90%)、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
       頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : なし 】
280リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/01/17 18:39 ID:+uOyNpRg
「アレンッ!?」
その時、リファニアの後方から、突然アレンが接近してきた。
そのままリファニアを追い抜いて、GMライトアーマーに突っ込んで行く。
アレン機の手には、見たことも無いような巨大なビーム・サーベルがにぎられていた。
「…スゴイ!かっこいー!アレン、いい物手に入れたねぇ!」
そのまま、アレンはサーティアに向けて、その巨大な剣を振り下ろした。
「やっちゃえ、アレン!」

しかし、次の瞬間、信じられない事が起こった。なんと、GMがアレン機の腕を受け止めたのである。
…ウソ、だって、パワーが圧倒的に違うんじゃあないの…?
ジャベリンについてはよく知らないけど、あの巨大なビームサーベルを使えるって事は、
GMなんかより遙かに出力がでかいはず…。
「…さっき私の攻撃避けた時といい、絶対に何か憑いてるよぉ、あのGM…。」
このままでは、アレンが危険だ。リナルドを殺す前に、こんな所で躓く訳には、いかない。
「…いい加減に、往生しなさいよぉ!」
リファニアは、フルブーストで突撃し、ジャベリンとGMに接近すると、
背後からGMに掴みかかって引き剥がそうとした。
「…捻り潰してやるッ!」

※ID出し兼ねています

【行動 : 背後からサーティア機に掴みかかる(-1)、残0 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(もしかしたら幾つかビーム砲損傷)、MS形態 】
【パイロット状況 : 攻撃的 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
『アンタ等みたいなのには、解りはしないわよ。
  大切な事が何なのか、それも忘れてしまってるような、アンタ等にはね』

苦い口調で語るサーティア、言葉の奥に怒りが煮えたぎっているのが伝わってくる。
やはりサーティアにとってリオンはかけがえの無い人だったのだろう・・・。
それは僕と姉さんのそれと何ら変わらないのかもしれない。

後ろに付いたジャベリンが見たことも無いような馬鹿でかいサーベルを振りかざす。
それが振り下ろされる前にジャベリンに掴みかかるジム。
その頭部が角度を下げた。このままではマズイ。
ケンプファーを二機に接近させ、滑り込むように左拳を差し出した。
その瞬間、左腕から鈍い振動が断続的に伝わってくる。
射撃が終わると、薄い煙の中から現れたケンプファーの拳。
手の甲がボロボロになったが、まだ腕と繋がっている。
動くか?と手首を回そうとすると『バキン』と鈍い音を立てて間接ごと折れてしまった。
これで武器を扱う事はもう・・・。
そのままサーティアに話し掛ける。

「解かりますその気持ち。全てが、と言うわけではありませんが・・・。
 でも、この醜い殺し合いの中で僕も大切な物を見つける事が出来ました。
 僕にも大切な人が・・・・・・いるんです。
 サーティアさん、引いて下さい。リオンさんだって貴方が死ぬ事を望んでないでしょう?
 そりゃいずれもう一度戦う事になるかもしれませんが・・・、その時はその時です。
 お願いします、とにかく一度引いて下さい!」

【行動:通信継続中(−0) 攻撃を受ける(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 撤退を促す】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア(不確定)】
282(^^)エヘヘ:04/01/17 18:48 ID:???
  /ヾ∧        
彡| ・ \ 
彡| 丶._). 
彡||( ・ω・)  
  |(/  |)  
  人_../   
   U"U   age
動き出すサイコガンダム、ジムに掴みかかろうとしている。
いくら善戦しようとも、はっきり言ってジムの勝ち目はほとんど無いだろう。
リファニアに通信を送った。

「リファニアさん、攻撃を止めて下さい。アレンさんは無事です!
 この件は元々僕が引き起こしました。僕が、曖昧な返事をしたばっかりに・・・。
 だからここは僕に任せて、一度下がって下さい!」

あの時、振り返らなかったらどれだけ楽だったか・・・。
再び後悔の念が頭をよぎった。

【行動:リファニアに通信(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 撤退を促す】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア 11番サーティア(不確定)】
訂正です

【残り行動値:3p→2p】
285(^^)エヘヘ:04/01/17 19:14 ID:???
  /ヾ∧        
彡| ・ \ 
彡| 丶._). 
彡||( ・ω・)  
  |(/  |)  
  人_../   
   U"U   age
 直後、あのケンプファーが腕を突き出して防いぐ。

『解かりますその気持ち。全てが、と言うわけではありませんが・・・。
 でも、この醜い殺し合いの中で僕も大切な物を見つける事が出来ました。
 僕にも大切な人が・・・・・・いるんです。
 サーティアさん、引いて下さい。リオンさんだって貴方が死ぬ事を望んでないでしょう?
 そりゃいずれもう一度戦う事になるかもしれませんが・・・、その時はその時です。
 お願いします、とにかく一度引いて下さい!』

「……」

 目すら向けず、無言で中指だけを立てて済ました。
 後からはサイコが手を突き出し、迫る。
 捕獲する気? くれてやるわよこんな機体。
 ジムのスラスターを全開に操作してから荷物袋と工具箱だけを掴み、外へ飛び出る。
 このまま放っておけば、エンジンを吹かし続ける……。
 そのジムが、サイコに力の限り捕まれていた。

 そして、そのままアレンの機体へと取り付き、ハッチのパネルを素早く操作してコクピットハッチ開閉操作を行った。


【行動 : パネル操作(−1) 】
【残り : 2P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 被捕獲状態 】
【身体 : 正常 】
【武装 : なし 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : なし 】
サイコガンダムが掴みかかる前に、GMがバルカンを放つ。
「アレン!」
だが、バルカンはケンプファーのマニュピレーターによって防がれていた。
「…感謝!」
そのまま、サイコガンダムが背後からGMの両腕を押さえ込むように、捕獲した。
「…さぁ、これでサーベルもバルカンも使えないよねぇ…?」
その時、ダグラスから通信が入る。一瞬、サイコガンダムの動きが止まった。
『リファニアさん、攻撃を止めて下さい。アレンさんは無事です!
 この件は元々僕が引き起こしました。僕が、曖昧な返事をしたばっかりに・・・。
 だからここは僕に任せて、一度下がって下さい!』
…この状況でも、まだそんな事言っているなんて…。
ダグラス君、駄目だよ…。そんなんじゃ、殺されちゃうよ…。

その時、リファニアの感覚が、危険を感じ取った。
「………トリィッ!!!」
とっさにトリィを抱え込んで庇った。次の瞬間、猛烈な振動がコクピットを襲う。
「……う…あっ…!」
突然、GMがフルブーストをかけたのだ。
GMはサイコの手を逃れ、迷走する。
そして、サイコの巨躯は、港の内壁まで吹き飛ばされ、叩きつけられた。
コックピット内で、滅茶苦茶に揺さぶられるリファニア。
モニターの一部が衝撃で割れ、破片が飛び散り、リファニアの頬を傷つける。

…衝撃が収まったコックピット内で、リファニアは被害を確認した。
背部スラスター損傷軽微。胸部拡散メガ粒子砲、一門破損。腕部機構にストレス。
機体の損害は、幸いにもそれほどでは無かった。さすがに、丈夫である。
「ビビッタ!ビビッタ!」
…トリィも無事なようだ。
頬が痛む。
頬を触ると、手には真っ赤な血がべっとりと付いていた。
「………。」
自分の血を眺めるリファニアは、妙に冷静だった。
血をぺろりと舐め、ジャベリンを見上げる。

【行動 : 血を舐める(0)、残0 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、冷静 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
ムラマサブラスターは簡単に相手に捕らえられる。
それはアレンにとって予想外の事でその後のバルカンの攻撃にも無防備になる。
コクピットを狙ったその攻撃はダグラスのケンプファーによって止められた。
一安心する事もままならず、今度はパイロットがジャベリンに乗り移ろうとする。
これだけは何とかして阻止しなければならない。
ジャベリンを奪われれば敵はムラマサブラスターという強大な武器を持った
高性能なMSを入手することになる。

「やってやろうじゃねぇか!」
しかし、アレンはようやく気づく。
自分は、ノーマルスーツを着てない。
「え、えらいこっちゃー!」
その隙にもロックははずされようとしているのだ。
もし開いてしまえばアレンは息をすることも出来ず、死ぬ。
それだけは駄目だ、まだ目的を果たしていない。
「無いか、ノーマルスーツは無いか!?」
その時シートの後ろ、何かのカゴの中にスーツ。
それは、このジャベリンの最初の持ち主
ショーン=コネリーの最初に着ていたノーマルスーツ。
それは連邦軍のショーンの好みに合わなかった為、
開始早々にショーンが他のノーマルスーツに着替えた為予備になったものだった。
今のアレンにとってそれは天からの贈り物。
急いで中で着替えて準備を整える。

開いた、ハッチが開いた。
丁度アレンがヘルメットをかぶったのと同時である。
「カモンレディ、たっぷり相手してやるぜ」
そう自信たっぷりに言うアレンの頬を冷や汗が流れた。
無意識の内に恐怖していた。

【行動:お出迎えの準備(-1P)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:ちょぴっとビビり】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
何も言わずに拒否のサインを出すサーティア。
更に彼女は機体を飛び出し、ジャベリンに取り付く。
そしてハッチ開閉パネルに手を伸ばしているのを確認すると、
こちらもコクピットハッチを開放させた。

銃口から火が吹き、彼女の手元付近をかすめた。
ハッチ装甲の上に立ち、今度は彼女の体に銃口を向ける。

「これが最後だ、・・・次は、当てる・・・。」

今までに無い冷酷な声、ヘルメットの顎下に付いている通信機でサーティアに警告した。

【行動:リファニアに通信(−1) 発砲(−1)】
【位置:J-8】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 左手首消失 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3) 
           ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達 撤退を促す】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
290シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/17 21:59 ID:???
>>275
「可能性に…かけてみるか…っと。」
紙の内容を見た後、一度コクピットに戻る。
〔…本気ですか?また信じるなんて。〕
「撃つならあそこに放置されてるリナルドの機体を私がいないうちに既に撃ってるさ。
 さらにSFSに乗っている。だから撃つだけ撃って後は全速力で離脱できるだろ?」
〔どうなっても知りませんよ…。〕
「それはないだろ…尽くすって言っておきながら…。これで何個目になるんだっけ?」
〔7個です。予備もあわせて10個ほどで十分かと。〕
(材料は足りるか…?)
そんなやりとりをしつつ返事を書く。
[了解した。一時的かもしれない同盟。組ませて貰うことにする。
現在この同盟に参加しているのは私と02、07、08、15、19番…そして君の7名、
中立者は06、14番の2名だ。
…ただし…]
そこまで書いて、最後の行を消す。そして紙を手渡す。
「一つ聞きたいんだが…いや、また後でいい。」

【行動:ラーズと筆談&会話(−0)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 (計画書 紙とペン 工具セットはジャンク屋に放置)】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 
 中立:06番ジェイス? 19番 ラーズ? 14番 レイモンド】
291ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/17 22:44 ID:???
>>290
カレーパンを胃に収め終わった頃紙が返される。そして疑問を投げかけられる。…それを一瞥して…
(へぇ…面白くなってきたじゃない。)
又筆記を始める。そしてそうしつつ返事を返す。
「…じゃあ、後で聞くわね。」
…そして、紙を渡す。
『最も、聞いても無駄かもしれないけど…。…そうそう。サービスタイムが終わるまでは
無闇な行動はしない事ね。目の前の宝に目が眩んだ馬鹿な狂獣に関わって命を落としたり、
狂獣扱いされたくなければ。…最も、これだけの計画を立てる貴方に
忠告するのは釈迦に説法の可能性も多々あるけれど。』
「で、今から貴方はどうするのかしら?」
(興味深そうに…陰のある笑みを見せる。)
【会話+筆談(0p)】
【残り行動値:3p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アレングループ?】
292ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/17 22:52 ID:???
【同盟:アサギグループ?】
(訂正です。…このミス、未遂含めると既に7回…。気をつけます。)
教会の掃除を一通り済ませ長椅子に座る。
(こんなもんだろう・・・・・・・あ)

パソコンの横にラップをかけてあるスープが目に入る。
(そういや、リナルドが作ったって言ってたな。
 パンと水だけじゃあまり腹は膨れなかったから丁度よかった。)
作ってから数時間経っていたスープを暖めずに飲む。
(冷めたスープてのもありかな。)他者談”彼は味覚障害です。・・・多分”
スープを飲み干し食器をかたずける。

やることも無くなり再び鬱になる。
――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――。
沈黙、長い沈黙、教会を満たす沈黙、
これが本来の教会の姿なのだろう。だが、こうゆう時間は嫌いではない。

オルガンを弾くシスター。その側に群がる子供たち。
―――――――――――――?
何故だろう、何故不意にこんな記憶を思い出すのだろう。
もう少し・・・・・・・もう少しで”何か”がわかるような気がするのだが
考えれば考えるほど遠ざかっていく。

気づけばオルガンの側まで移動していた。
―――――――――”♪”
不意に鍵盤を叩く。
(音は・・・・・・・・出る。)
何を思ったのかそのまま椅子に座り、オルガンを弾き始める。
弾き方は知っている・・・・・・・・・・ってかシスターに

”何も取り得がないんだからこれぐらい弾けるようになりましょ”

と、さりげなく笑顔で心に響くってか痛いほどに(いろんな意味で)言われた記憶も思い出す。
(・・・・・・・・・・。)
そして、教会中に曲が響き渡る。すこしは外にも響いているかもしれない。
それは、安らぎに満ちた曲。

            曲名は”主よ人の望みの喜びよ”

【行動:教会掃除 (-1) 食事(-1)オルガンを弾く(-1)】
【残り行動値:1】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つけるandオルガンを弾く】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
294リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/18 00:02 ID:???

『さて、定期放送のお時間がやってまいりました!
 みなさん、頑張って殺し合いしてますか?

 ボーナスタイムも折り返し地点に入りました。
 この前半戦で、見事2名脱落しています!
 脱落者の名前は、09番リオン・フライハイさんと、18番レニウム・アートナーさん。
 賞品獲得者は、02番シュヴァイザーさんと16番アレンさんでした〜♪

 まだまだ時間は半分残っています。
 他の参加者を『脱落』させれば、豪華賞品が貰える特別タイム。
 今がチャンスです! この調子で、どんどんいっちゃいましょう♪
 直接手にかけるのが嫌なら、無人のMSを破壊しちゃうという手もありますよ☆
 みなさん、このチャンスをお見逃しなく!

 では、次の立ち入り禁止区域の発表です。

 『A-10』 『C-01』 『F-23』 『G-03』
 『J-19』 『M-24』 『W-05』 『Y-12』

 以上の範囲には、立ち入らないように、そして立ち入らせないよう注意しましょう。
 逃げた相手がうっかり禁止区域に入っちゃっても、賞品はあげませんよ〜♪

 では、また次の放送でお会いしましょう♪』
 
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】 
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
295リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/01/18 00:03 ID:???
第三章 >293 現在

  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■×■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□×□◎□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□21▼10□□□□■◎■■□□□◎〓□□□×□□■
06■□◎□□□◎□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□   ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□03〓□□◎□□■□□□※※□□□□   ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■   〓:コロニー
10×■■■■□□□◎□□□□□□□□□※◎※※※□□■   ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※◎※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■◎■□□□※□□■×■   ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎14□■■■□■□■■□□□□□◎□■   ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□□□■22■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□◎□□□06■■□□□□01〓□□□□□■
18◎□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□◎□□□□■□□×□■■■■□◎□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□◎08□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□◎□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□◎※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□×□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※×■■■□□□□□□□□□■

01・02・07・19は同一地点。03・05・11・16・20は同一地点。
08・15は同一の機体に同乗。15の機体はS-17(01と同一地点)に放置。
J-08(03と同一地点)に無人のムサイ級戦艦(04の機体の残骸は戦艦に収容)。
H-14の基地内に『作業用プチモビ』。
04・09・12・13・17・18死亡。

 01番 シュウジ・アサギ        (32) 男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン         (24) 女性  Vガンダム
 死亡 ユリ・ランブ            (16) 女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード     (17) 男性  ケンプファー
 06番 ジェイス・カーライル       (28) 男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード       (25) 男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ         (17) 女性  ガズR
 死亡 リオン・フライハイ        (15) 男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー      (29) 男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア・クワン        (19) 女性  ジム・ライトアーマー
 死亡 サブナック・B・アンドラス    (17?)男性  ビグロ
 死亡 ショーン・コネリー        (52) 男性  ジャベリン
 14番 レイモンド・デリック       (31) 男性  ガンイージ
 15番 リナルド・グレイス        (22) 男性  アビゴル
 16番 アレン・D・バディアム      (20) 男性  ジャベリン(元・ガンダム4号機)
 死亡 フィニー・ディクセン       (18) 女性  ハンブラビ
 死亡 レニウム・アートナー      (33) 男性  ジ・O
 19番 ラーズ・フィリー         (16) 女性  ヤクト・ドーガ(クェス機)
 20番 リファニア・ニールセン     (15) 女性  サイコガンダムMk-U
 21番 アーネスト・マンソン  (20代後半?)男性  ガザD(+旧ザク)
 22番 リー・ションロン          (22) 男性  ビギナ・ギナ
 奴の機体のコクピットが開く。
 上からの銃撃は、中に入ってさえしまえば……

『これが最後だ、・・・次は、当てる・・・』
「誰が!」

 次の銃弾の前に、そのコクピットハッチから中へと体を進める。

『カモンレディ、たっ…』

 聞くき終わる前に、即座にディスクグラインダーを工具箱から引きずり出す。

『…っぷり相手してやるぜ』

 そして声が終るのと同じタイミングで、その刃が回転を始め、ヘルメットとスーツの隙間、首元目掛けて繰り出した。

 いったい私はどんな顔をしてたのか……
 自分でも想像が付かなかった。
 想像もしたくなかった。
 この手で人を殺す、血が付くかもしれない。

 けど、あの時見た光景に比べれば……
 こんな程度の事……


【行動 : ディスクグラインダーでアレンを攻撃(−1) 】
【残り : 3P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 被捕獲状態 】
【身体 : 正常 】
【武装 : なし 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : なし 】
297サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/01/18 00:18 ID:3VB0ZBTi
(申し訳有りません、IDを忘れていました)
298シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/18 00:36 ID:???
>>291
「計画に必要な道具をまずそろえる。最低でも…これのカバーは欲しいからな。」
首輪をトントンと叩きつつ言う。
「後は…。」
(…何か聞こえる?)
空耳かと思ったが、よくよく耳を澄ましてみると何かの音色のようだ。
「ピアノ…か?曲は何だったかな…?」
しばらくその曲が何だったか思い出そうとしていると、ティーチャーの声でその音色は遮られた。

>>294
〔!?〕
「…通信開け!対象は解ってるな?」
〔了解!〕
「シュヴァイザー?確か以前ティーチャーが言ってた”おもしろい物”…確かムサイだったか?
 それを取りに行ってたんだよな…?成果はどうだった…?」


【行動:ラーズと会話(−0)シュヴァイザーと通信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:シュヴァイザーと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 計画書 紙とペン 工具セット】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
>>294
いつもどおりの、先生の放送。
どうやらシュヴァイザーが誰かを殺したらしい。
いや、今はそんなことよりも。

「それ、俺のことじゃないかよ……!」

戦慄をあらわにするリナルド。
シートに置いた手は震えている。

決断は一瞬で。
迷っているヒマはない。

「ヨーコ、さっきの質問は取り消し。
 それと訓練を一時中止。
 すぐにコロニーに戻る。
 自分の機体に乗るよ。
 ほら、代わって!
 とにかく、全速力で、大至急だ!」

言い終わらないうちにヨーコの両肩を掴んでシートからどかし、
有無を言わさずシートの後ろに移ってもらうと、
ヨーコが先程そうしたのと同じくフルスロットルで機体を移動させた。
彼女には申し訳ないが、とにかく時間が惜しい。

(やばい、やばい、やばい!)

コロニーの港口から進入するのでは時間がかかる。
外壁の非常用ハッチを開けるとすぐにコロニーに入り、教会とその前のアビゴル、ペズ・バタラ、
そしてヤクト・ドーガとホビー・ハイザックの位置を確認する。
急激な重力の発生に、ヨーコはついてこれただろうか?

……

ガズRをアビゴルの直前に着地させると、ガズRの手を橋代わりにしてさっさとアビゴルに飛び移る。
『主よ、人の望みの喜びよ』が聴こえるが、全く気にせず行動する。
ハッチを閉じてノーマルスーツを着ると、ガズRに通信を入れた。

「ふう……。
 急にあれこれやっちゃって悪かったね。
 とにかく、これで一安心だ。
 ……大丈夫?
 少し、休んだほうがいいかな?」

【行動:質問取り消し(0)、ヨーコをどかす(0)、S-20→S-17(-3)、乗り換え(0)、ヨーコに通信(-1)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
300ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/18 01:06 ID:???
>>276-277
目の前の景色が急速に、後ろへ・・・後ろへと流れてく。
(・・・なんか、本当に久しぶりなような感覚。
 初めて乗っているはずなのに・・・。)

再び沸き起こってくる恍惚感。
そして私はそれを拒まず、むしろ身を委ねるように・・・。

お腹の底から、ある感情が芽生える。
わずかだったその感情は、
MS加速していくたびに大きく・・・大きくなってゆく・・・。

『……と、とりあえず機体止めて……』

「・・・ハァ・・・。」
妙に熱っぽい吐息をあげると、バイザーが曇った。

(・・・邪魔された。)

仕方なしに機体を止め、ひとまず彼の言い分を聞くことにした。

『こういうのはね、エレカと一緒なの・・・』

(・・・邪魔された。)

『とりあえず、今の君の悲鳴を聞いて思ったこと・・・』
(・・・る・・さい。)

『教会を出てから、君、何か変だ・・・』
(うるさい。)

『――今の君は、恐怖を感じていないな?
 つまり、『ヨーコ=クロサキ』そのものじゃない。
 おそらく、内側から何らかの影響を受けているな。
 ……教会で、一体何があったんだい?』

「五月蝿い!!!!」
301ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/18 01:07 ID:???
一喝。
まずはリナルドを黙らせる。
そして立て続けに・・・

「さっきからなんなのよアンタら兄妹は!!
 私はヨーコ!!
 それ以上でもそれ以下でもないの!!


 ・・・ったく、ヒトがせっかくもう少しで上り詰められた・・・っていうのに
 それを水を差しておいて自分は説教?
 保護者ヅラすんのもいい加減飽きないの?

 アンタだってオ○ニーしてる時に邪魔された挙句、いきなり説教くらったらどうなのよ?
 どうなのよ!?
 言っていなさいよ!?」

【行動:イキそうだったのに・・・(0) 逆ギレ(1) 口責め(0)】
【位置:S-20:宇宙空間】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:訓練中】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:リナルド五月蝿い!!】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
302アーネスト・マンソン:04/01/18 05:20 ID:BcE87e19
 基地の中を抜けて、近道しようと思った。
 基地の中を通ってる間はスラスター炎も隠せるしね。
 だから、俺はもう一つの小惑星基地に入り込んだ。
 やっぱり。 
 きのせいじゃなかった。デブリが、動いてる。
 破片が、きらめいてる。
 誰かが、ここを通ったんだ・・・・・・間違いない。 
 見つけ次第、撃ってやろう・・・・・・
 慎重に進む。問題はMSが通路を通るときはじくデブリ。これが壁にぶつかると、
音を立てる。真空の中にも、音はある。壁にヘルメットを押し当てればいい。
 壁の振動がヘルメットにつたわり、音として伝わるから。
 用心は大事。誰だか知らない彼は、そういう用心を怠ったんだ・・・・・
 狩りの時間。
 基地の輸送通路を慎重に進む。赤外線センサーとスターライトビジョンを駆使し、
ヤミに潜むデブリを見つけ、慎重にマニピュレーターで捕らえ、音を立てないよう慎重に壁に貼り付けていく。
 真空接着。真空中で平面同士を合わせると、吸着して取れなくなる。
 これを利用して、徐々に、徐々に、音を立てず、デブリを取り除き、ゆっくりと
進んでいく。もちろん、壁にデブリを張り付ける際に「音」を聞くのも忘れない。
 さぁ・・・・・・間抜けな肉は、どこにいる・・・・・・・?
【行動;隠密移動(−2)捜索(−1)反撃体勢(−1)】
【位置:D-5→E-5】
【機体状況:正常、MS形態】
【パイロット状況:興奮】
【武装:ガザD(現在搭乗中)
 ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、肩部5連装ミサイルポッド×2、
 ナックルバスター、足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2】
    
【コンテナ武装;ザクT;武装ヒートホーク×1、ザクマシンガン×1、予備の30連ドラムマガジン×1】
【所持品: ディパック、首輪、軍用レーション2日分、水入りボトル2本(残り4g)、ナイフ、
 5メートルの合金線の束、絞殺具、防弾ジャケット(拳銃弾対応)、ノーマルスーツ用酸素ボンベ3本(合計9時間分)、
 拳銃(弾丸15発)+予備カートリッジ2本、アサルトライフル(弾丸16発)+予備カートリッジ2本、天然フリーズドライのお肉1キロ】
【方針:会った奴を捕まえる、あるいは殺して食う】
【同盟:なし】
【特記事項】


303アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :04/01/18 08:16 ID:lm9i3BDP
ID出します
同盟以外の人間との接触。
俺の目的は悪魔で生き残る事。
そのために、信用できる仲間が欲しい。

『さて、定期放送のお時間がやってまいりました!
 みなさん、頑張って殺し合いしてますか?
 ボーナスタイムも折り返し地点に入りました。
 この前半戦で、見事2名脱落しています!
 脱落者の名前は、09番リオン・フライハイさんと、18番レニウム・アートナーさん。
 賞品獲得者は、02番シュヴァイザーさんと16番アレンさんでした〜♪
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 では、また次の放送でお会いしましょう♪』

突然流れ出す放送。
先生とやらは死亡者と殺人者の名前を告げる。
また、2人死んだ。
俺の名前が放送されることにならないように願うだけだ。

「殺した奴、二人とも知ってる名前だなァ……」

一人は俺を殺そうとした後で仲間に入らないかと聞いてきた男、あの歌の放送を流した男でもある。
もう一人は俺を助けた男、あの助言で俺は助かった。
――面識がある。
二人のどちらかの仲間になれる確率はあるだろう。
少なくともいきなり攻撃されることはないだろう。
だけどそう急ぐ事ではない。
仲間は命を賭けてでも守り、助け合う。
少なくとも俺はそうする。
人格、意志、強さ……。
できるならそれを兼ね備えた人物がいい。

「仲間はそうやって『作る』ものではないけどなァ……」

【行動:移動(-4p)】
【位置:L-17→K-17→J-17→I-17→I-16】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
いきなりの事であった。
言い終わると同時に相手は先っぽに何か丸い刃がついたモノを取り出し
その刃を回転させて首元に繰り出していた。
(ざけんなっ!それを止めてクロスカウンターだろうが!)
咄嗟に手をかざすが、慌ててそれを引っ込める。
ディスクグラインダーは体勢を変えたアレンの胸部にあたり。
アレンの肉を切り取っていく。
(首と手はロックシンガーの命なんでな……)
「ぎにゃあああああああああああああああああああああ!」
直接その体の肉を削り取られるという事は普通の生活をしていてまずない。
その痛みはアレンにとってはじめての痛みであり。
そして、もっとも痛みを感じた痛みである。
「この糞アマァッ!」
胸を切り刻みつづける工具を跳ね除けて蹴りを食らわす。

【行動:蹴りでサーティアを攻撃(-1P)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:胸に重傷】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
306イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/18 12:17 ID:???
>287
コロニー全体を揺るがすような大きな振動が、宇宙港を襲う。
あろう事か、サイコガンダムMk-2の山のような巨躯が、旧式MSによって吹き飛ばされたのだ。

「リファニアちゃん、怪我は―――顔に、傷……ついてしまったわね」

安否の確認をしようとした愁林は、モニターに映った少女の頬に一文字に走る赤い筋を見て息を漏らす。
何処か様子がおかしい。
だが愁林は、あくまで自然体に言葉を掛けた。

「あとで手当てしてあげるわ。傷跡が残ったら大変だものね」

状況は刻一刻と動いていた。
四散したGMライトアーマーから飛び出した一つの影が、ジャベリンに飛び移る。
その影に向け発砲するのは、ケンプファーから身を乗り出したダグラス。
だが、着弾した場所には既に影は無く―――

「―――アレン君! ……これでは、手出しができない……!!」

サーティア・クワンには、既に説得の余地は無い。心情的にも、状況的にもその事は明白だ。
後戻りのできない一本道を、彼女が歩む決意をしたのは、リオン・フライハイの死が切欠。
その背中を後押ししたのは、間違いなくアレンの愚かさ。
彼女と自分達との間に、最早妥協点など残されてはいない。
ならば殺すしかない。彼女は、今や敵なのだ。
それもまた、疑いようの無い明白な事実。
307イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/18 12:24 ID:???
だが、それでも。

『そうね、ナンテ言うのかな。
 あー、友達にならない?
 握手ー……なんちゃって』

胸によぎるあの時の言葉が、彼女を敵と見做す事を躊躇わせていた。
何か方法は無いのか。

「どうしたら……」

祈るべきロザリオは、手元には、無い。

【行動:ダグラスへ回線継続中(-0)、リファニアへ通信(-1)、アレンへ通信(-1)】
【位置:J-8】【残り行動値:2p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、サーティアも救えないか】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア、(No.11・サーティア)】
西側のフィールドの真ん中辺りにポツンと存在する小さな戦場跡。
捜索するまでもなく、こんな所にアシッドはいなかった。
別に残念がるような事でもない。
もともとここには期待はしていなかった。
ただ、いないという確認をしに来ただけのようなものだ。

「それじゃ、とっととコロニーの方に…」

行くか、と言いかけた俺の言葉を、いつもの通信が遮った。

『さて、定期放送のお時間がやってまいりました!
 みなさん、頑張って殺し合いしてますか? 』

(望み通り殺し合ってやるから、アシッドの居場所を教えてほしいもんだ…。
 …手を上げて質問したら教えてくれるのかね?)

俺はどうでもいいことを考えながら放送に聞き入る。
更に先生の声は続く。

『ボーナスタイムも折り返し地点に入りました。
この前半戦で、見事2名脱落しています!
脱落者の名前は、09番リオン・フライハイさんと、18番レニウム・アートナーさん。
賞品獲得者は、02番シュヴァイザーさんと16番アレンさんでした〜♪』

(シュヴァイザー…?)

それが、少し前にすれ違ったボリノーク・サマーンのパイロットの名前である事を
思い出すのに、さしたる時間は必要なかった。

「あの時の…。という事は、あれは1人殺してきた帰りっていう訳か…。
 あそこで戦っていたら…勝てたか…?」

答えなど出ない。
ただ言えるのは俺はアシッドを倒せず、シュヴァイザーは相手を倒したという事実。
…その時点で、俺は既にシュヴァイザーに遅れを取っている。
じゃあ俺が今度こそアシッドに勝てたら…俺はシュヴァイザーに並べるだろうか?

(…また無駄な考えを…。それも今考える事ではないだろう?今はまずコロニーに
 行って、少しでもギラ・ドーガの情報を手に入れなければ)

俺は気を取り直して、ガンイージをコロニーに向かわせた。

  【行動:J-10に移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:I-13→J-13→J-12→J-11→J-10】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
309サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/01/18 15:57 ID:3VB0ZBTi
「チッ……」

 ディスクグラインダーが跳ね除けられ、直後腹にけりを喰らう。
 目の前が一瞬、ぐらりと来る。意識はとっさに引き摺り起こし、飛ばされそうに鳴る身体を、足をパネルにしっかりとひっかけてこらえた。
 足で姿勢を戻す勢いそのままに、アレンのバイザー開閉スイッチへと手を伸ばす。

 せめて……こいつだけでもっ!


【行動 : バイザー開閉スイッチを押そうとする(−1) 】
【残り : 2P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 被捕獲状態 】
【身体 : 腹部に軽症の打撲 】
【武装 : なし 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : なし 】
310通常の名無しさんの3倍:04/01/18 16:04 ID:???
きもいんだよ!sageてやってろ!!
311ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/18 16:38 ID:???
>>301
『・・・・・・』
リナルドは黙っていた。
返答に困っているのか、私の豹変振りに困惑しているのか。

それに追い討ちをかける。
「・・・それとも、実際にやってみないとわからない?」

耳元にふっ・・・と甘い息を吹きかける。
「なんてね・・・。
 ・・・冷めたわ。」

リナルドを押しのけ、後部シートに座る。
放送が入ってきた。

「・・・ほら、早く戻らないの?
 アンタのことでしょう?」

【行動:操縦交替(0)】
【位置:S-20:宇宙空間】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:訓練中】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:リナルド五月蝿い!!】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】

「………。」
コクピットハッチが開いたジャベリンを見上げる。
中では、アレンとサーティアが、血みどろの格闘を演じている。
「アレン!ガンバレ!ガンバレ!」
トリィが騒ぐ。
その時、イブから通信が入った。モニターにちらりと視線を送る。
『リファニアちゃん、怪我は―――顔に、傷……ついてしまったわね。
 あとで手当てしてあげるわ。傷跡が残ったら大変だものね』
…顔に、傷。アレンに、嫌われちゃうかなぁ…?
「それにしても、アレン、何やってるのよ…?さっさと、やっちゃってよ…。」
それは、過剰な期待だったかもしれない。相手は、"ジェイソン・レディ"。恐ろしいほど、喧嘩慣れしている。
「…もう、我慢出来ない。」
リファニアは、機体をおこすと、再びフルブーストをかけ、アレン機の後方に回り込む。
若干加速が鈍く、舌打ちをするリファニア。
「アレェェェェェン!!!しっかりつかまっていなさいよぉぉぉ!!!」
アレンに通信を入れると、アレン機を後方から掴み、機体を無茶苦茶に振り回した。

【行動 : アレンに通信(-1)、アレンの機体を無茶苦茶に振り回す(-1)残2 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、冷静 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
コロニー内の入っていく。
前回と同じく物資搬入用エレベーターを使う。
そのエレベーターで下っている最中に通信が入る。
「(省略)」
ボーナスタイム?
んなもんがあったのか。
それで、これか・・・
横目にトランクケースを見る。
例のデータのディスクが入っている。
その時、通信が入る。
「シュヴァイザー?確か以前ティーチャーが言ってた”おもしろい物”…確かムサイだったか?
 それを取りに行ってたんだよな…?成果はどうだった…?」
通信をすぐさま返す。
「ああ。アレは先に持っていった奴がいたようでな。無理だった。
 まぁ。代わりといっちゃなんだけどな。
 違う面白い物を手に入れた。
 全大会の記録というものらしいんだけどな」
「アムロ、ハロモイルゾ、ワスレルナ」
ハロが横から間髪入れずに、口を出す。
「うっさい、少し黙ってろ!
 まぁ。こいつも戦利品だ。
 まったくもって役にはたたんだろうけどな。」
通信を行っている間に、エレベーターは到着する。
エレベーターから出て、まず教会の方へ
向かって行く。

【行動:シュウジへ通信 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る コロニーに戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
314ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/18 18:46 ID:???
>>298
「…なるほどね。」
音楽は聞こえてないが、シュウジへの返答はする。
そこでティーチャーの放送。

「……馬鹿が早速…。…むしろ笑えるわね……。…片方は…貴方の味方だったかしら?
いずれにしても…武器も漁りに行った方が良いんじゃない?…彼、標的になるわよ。」
声を放ち、アサギを眺めている。
【会話(0p)】
【残り行動値:4p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
315シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/18 20:05 ID:???
>>313
(武器では…無かったか。前大会の記録…脱出についてのことが”書かれていない”ことを祈るか…。)
「しかし…少し軽率な行動では…?
 これで新たに接触する参加者達との交渉が不可能になったぞ…?」

>>314
ラーズに話しかける前に通信機のマイクを手で押さえる。
「シュヴァイザーが標的になるか…シュヴァイザーの標的がこちらになるか…少し見極める。
 武器取りに行ってる間に仲間の内誰かを殺されたくも…ないからな。
 それにシュヴァイザーが持ってきたという過去の大会データというのも気になる…。」

【行動:シュヴァイザーと通信継続(−0)ラーズと会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:シュヴァイザーと通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 計画書 紙とペン 工具セット】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
316ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/18 21:23 ID:???
>315
「…承知したわ。」
(…迂闊ね…私。もっと可能性の多い事を失念するなんて。)
彼女はそれしか言えなかった。

…アサギとリナルドの2名のみを判断基準に他まで信用できると判断してしまった
彼女自身の迂闊さを暗に指摘されたから。

(脳味噌は…私なんかより…はるかに上ね。彼。)
…ノーマルスーツを脱ぎ、コクピットハッチのへりに座って何かを考え込んでいる。
しかし、ここはノーマルスーツを着用してコクピット内に入っておくべきなのだ。
…ミスがミスを誘発する過ちの連鎖を転げ落ちていこうとしている彼女であった。
【会話(0p)】
【残り行動値:4p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
威嚇も効かなかった。
サーティアが身を動かした瞬間に立続けに二発撃ったが、
着弾する前にジャベリンのコクピットに身を埋めてしまった。
こうなってはこちらからの援護は不可能である。

チッ!≠ニ舌を鳴らすとこちらも対抗策を考える。
目に映ったのは乗り捨てられたジム、コクピットは空けられたままだ。
戦闘力に不安があるが、五体満足のため、今のケンプファーよりはいくらかマシである。
それに、この戦闘が終わったらやりたい事があった。
それが終わったらこの機体は不要になるだろう。

そうと決まれば話は早い、丁度よくサイコガンダムもジムを放した所だ。
物資の入ったディパックを手に、早速ジムに乗り移った。
操縦系統を調べる。基本的な操縦法は同じようだ、これならいける気がする。
ケンプファーからザクバズーカ、クラブ、カメラガンを取り外し、ジムに装備させた。

【行動:発砲、乗り移り、武装調達(−3)】
【位置:J-8】【残り行動値:1p】
【機体状況:通常? 出撃中】
【武装:頭部バルカン×2(残弾90%) ビームサーベル カメラ・ガン  ザクバズーカ(残弾3)
     ビームピストル×2 ビームシールド(破損) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:物資の調達】
【同盟:03番イブ 16番アレン 20番リファニア】
「しかし…少し軽率な行動では…?
 これで新たに接触する参加者達との交渉が不可能になったぞ…?」
シュウジから再度通信が送られてくる。
「ああ。その件を含めて話をさせてもらおうか。
 先に、教会に行っているぞ。」
通信を送り、教会の側でMSから降りる。
教会の大聖堂に入ると、ベルク=クロフォードが
オルガンを弾いていた。
その為、声もかけずにペンと神を探し手に取る。
そして、神に自分の考えを書きつづけた。

その間に、一緒に勝手についてきたハロは
事もあろうか、演奏中のオルガンの鍵盤に乗っかり
ベクル=クロフォードに声をかける
「ゲンキダセ」

【行動:シュウジへ通信継続 (0) 教会へ移動 (1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
319シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/18 22:42 ID:???
>>318
「…。」
通信を聞いた後無言で通信機を切ると、足にあるホルダーの中の拳銃を確認する。
「(残弾十分…よし。)
 ラーズ、どうする?シュヴァイザーが我々を教会に呼んでいたが君は完全に同盟参加者になったわけではない。
 教会に来るか?それともここで待つか、武器を取りに行くか?」

【行動:ラーズと会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     ゼファー 拳銃 計画書 紙とペン 工具セット】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 教会へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
>>294
オルガンを弾いていても定時放送の内容はしっかり聞いていた。
(また、人が死んだ・・・・・・。)

>>318
誰かが教会に入ってきたのはわかった。
気を使ってくれているのか声を掛けてこなかったが、
その代わりに丸い物体がオルガンの鍵盤の上に乗りかかる。
―――――――――――♪゛♪゛♪゛
その音で演奏が止まる。

(?????)

『ゲンキダセ』
丸い物体が喋った。それはハロだった。
ハロを掴み話し掛ける。
「そんな顔してたか?」

周りを見渡すとシュヴァイザーがいた。
「これ・・・・・あんたの?
 以外にかわいい趣味してんな。」

そう言ってハロをシュヴァイザーに投げ渡す。

【行動:会話(-0)ハロを投げ渡す(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
唐突にベルク=クロフォードの演奏は、
ひどい音と共に中断される。
思わず見るとハロが鍵盤の上に乗っかっていた。
「これ・・・・・あんたの?
 以外にかわいい趣味してんな。」
そして、ハロを投げ渡してくる。
それを受け取りながら応える。
「俺の趣味っていっても半分はあってるな。
 正確に言えば、戦利品なんだがな」

【行動:ベルクとの会話 (0) ハロの受け取り (1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『俺の趣味っていっても半分はあってるな。
 正確に言えば、戦利品なんだがな』

(40過ぎのおっさんが・・・・似合わねー。)

「そう言えば、放送で言ってたなそんなこと
 それが賞品か?」

【行動:会話(-0)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
     ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1.5g一本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
     08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
323リー=ションロン ◆K05xqUsoR. :04/01/18 23:50 ID:???
『さて、定期放送のお時間がやってまいりました!
 みなさん、頑張って殺し合いしてますか?
 ボーナスタイムも折り返し地点に入りました。
 この前半戦で、見事2名脱落しています!
 脱落者の名前は、09番リオン・フライハイさんと、18番レニウム・アートナーさん。
 賞品獲得者は、02番シュヴァイザーさんと16番アレンさんでした〜♪
 まだまだ時間は半分残っています。
 他の参加者を『脱落』させれば、豪華賞品が貰える特別タイム。
 今がチャンスです! この調子で、どんどんいっちゃいましょう♪
 直接手にかけるのが嫌なら、無人のMSを破壊しちゃうという手もありますよ☆
 みなさん、このチャンスをお見逃しなく!

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 では、また次の放送でお会いしましょう♪』


 く く く

リーア先生の放送が終わると同時に、リー・ションロンと呼ばれる男の口から低い笑い声が漏れた。

「賞品、か・・なるほどなるほど」

何度か楽しげに頭を傾倒させた後、彼は機体を動かし始めた。

【行動:移動4】
【残り行動値:0】
【位置:P-15】
【機体状況:通常】     
【武装:ビームライフル(右手)ビーム・ランチャー(左手)ビームサーベル×2(内蔵武器)、ビームシールド(左腕)、フック付きワイヤー&ウィンチ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 身分証明書、拳銃(残弾ゼロ)、鉛筆】
【行動方針:???】
【同盟:なし】
>322
「そう言えば、放送で言ってたなそんなこと
 それが賞品か?」
ベルク=クロフォードが尋ねてくる。
「いや。こいつは違う。
 本当はこっちだ。」
トランクを手に持ち、上に持ち上げる。
「過去の大会の記録とやらが入っている
 データディスクが入っている。
 もうすぐで、シュウジ=アサギも来るはずだから
 一緒にみせてやるよ。」
そして、机に向き直り、
シュウジ=アサギに見せる、メッセージを書き上げた。

【行動:ベルクとの会話 (0)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】

>>311から>>299、そしてここに続きます。
 この展開によって発生する>>299の矛盾はスルーして下さい>
(さて……どう反応すべきだろうか……)

リナルドは困っていた。
ヨーコが見せた、今までの彼女からは考えられないほどの暴虐性。
人間、誰にでも表の面と裏の面がある。
リナルドにだってあるし、アムロ大尉や亡くなったケーラさんにだってあっただろう。
当然、ヨーコにだってシュウジにだって、ベルクにもシュヴァイザーにもあるはずだ。

(はあ……。
 何が真実で何が虚構なのか。
 人間は、いつからこんなに難しくなったんだろうなあ……。
 なあ、リーア。
 ……ん? リーア? あー、そういえば)

軍に入る前の二年間。
すなわち、ハイスクールの二年生から三年生の間。
互いに似たような境遇だということで(実際は似ても似つかなかったが)親しくなり、
そのまま付き合い始めた少女がいた。
彼女の名は、リーア。
だが、『リーア先生』と名乗るこのプログラムの責任者には、
彼女の面影などは全く見受けられなかった。
きっと別人だ。
別人に違いない。

そんなことを考えていると、レーダーにボリノーク・サマーンを示す光点が灯っていることに気付いた。
S-20からの帰還騒動のおかげで全く注意を払っていなかったので、気付かないのも無理は無い。

彼が外に目をやると、シュヴァイザーとおぼしき人物がハロと共に
スーツケースのようなものを持って教会に入っていく。
ハロはともかく、おそらく『賞品』はケースの中身だろう。

(いずれ、面と向かって言わなきゃならないこともあるしな)

そこで、彼はヨーコに提案することにした。

「ヨーコ、シュヴァイザーが抱えていたケースの中身が『賞品』みたいだ。
 普通のスーツケースのようだが、逆に中身が気になる。
 俺としては見に行きたいんだが、君はどうする?
 訓練を続けたいのなら、俺も付き合うけど」

そう言うと、ヨーコからの返信を待った。

【行動:回想(0)、ヨーコに通信継続(0)】
【位置:S-17コロニー内】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
アレンの足はサーティアの腹に入り、サーティアは一瞬顔を歪める。
しかし、外に飛ばされる前にパネルに踏みとどまり
こちらのバイザー開閉スイッチを操作しようとする。
咄嗟にその腕を捻り上げる。
実戦経験は知らないが、力ならば男であるアレンのほうに分がある。
さぁ、これで外まで出してやろうかと思ったその時。
「アレェェェェェン!!!しっかりつかまっていなさいよぉぉぉ!!!」
「へ?
 って、ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!」
その通信と同時にジャベリンがシェイクされる。
サーティアを掴んでいた腕を放し、シートにしがみつく。
「ハニーよ、もうちょっと優しくしてくれー!」
ガスン、ガスンと頭を打ちながら言った。
目の前が霞んできた。

【行動:バイザー開閉行為を止める(-1P) リファニアに通信(-1P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
327リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/01/19 11:08 ID:ViaIRbJE
『ハニーよ、もうちょっと優しくしてくれー!』
アレンが絶叫する。
「…ヒーローは、負けないッ!」
とはいえ、あまりやりすぎると、流石にアレンが危険だろう。
頃合を見計らって、遠心力をかけるようにアレン機を振り回し、サーティアを放り出そうとした。

【行動 : アレンとの通信継続(0)、遠心力でコックピット内の人間を放り出そうとする(-1)、残3 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、冷静に無茶 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
328通常の名無しさんの3倍:04/01/19 11:20 ID:???
妄想オナニーめでたいな♪
コロニーまであと少しで着くという所で、またもや
ガンイージのレーダーに反応が現れた。
都合の悪い事に、どうやらコロニーの港付近にいるらしい。
レーダーで見る限りは小競り合い程度で、大規模な戦闘が行われているような
激しい動きは見受けられないが…。
映っているのはMSらしき機影が4つ…いや5つか…。
うち1機は大型のMSのようだ。
その近くに一際大きな影が1つ…、これは…。

「ムサイがここにいたのか…。…もしかしたら、このMSの中にはアシッドも……!」

端から聞いたら、自分でも驚くような低い声が出た。
ここにアシッドがいるかもしれない。
そう思った瞬間に、機体の照合をする事すら忘れ去っていた。
俺の中に殺意が腹の底から沸き上がってくる。

「ここにアシッドがいるのなら……他の人間には、やらせん……」

俺はガンイージのスラスター出力を一気に上げると(と言ってもやはり70%
くらいが関の山だが)一直線にコロニーに向かった。

  【行動:J-8に移動(−2)】
【残り行動値:2p】
【位置:J-10→J-9→J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
330ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/19 17:31 ID:???
>>319
「…行くわ。…ただ…ちょっとここで探す物もあるけど…。
ここ…結構荒れたジャンク屋跡だし、アレもありそうだもの。
出来れば…こういう漁り行為は止めたいけど…。」
(ジャンク屋の奥に入っていき、少ししてドタン、ドタンという物音を立てる。
…2分ほどして出て来る。)
「…やっぱりあった。普通のナイフじゃなかったのは計算違いだけどね。」
十得ナイフと…細長いケースを持って出て来た。…
「…じゃあ…行く?」
そして声をかける。
【会話(0p)+探索+物漁り(2p)】
【残り行動値:2p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
331イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/19 17:34 ID:???
サイコガンダムMk-2に激しく振り回されるジャベリン。
サーティアか、それともアレンか。
何れが先に力尽きるか、それを定める術も、それに介入する術も、愁林は持たない。
最早、サーティアを救う事も不可能だろう。
ならば彼女にできるのは、最悪の事態に備える事。
右腕マニピュレーターにショットランサーを持たせ、事態の推移を見守る事にした。

と、その時。

「新手……気を付けなさい、リファニアちゃん、ダグラス!」

索敵範囲内に突如として現れた熱源反応に、アラームが鳴り響く。
サイコガンダムMk-2と、そしてダグラスが新たに乗り換えたGMライトアーマーに向け、愁林は警告を発した。

【行動:ダグラスへ回線再接続(-1)、リファニアへ回線継続中(-0)】
【位置:J-8】【残り行動値:3p】【特記事項:軽症(手当て済み、但し抗生物質の服用は必要)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
..    4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:(銀のロザリオ)、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:復讐、ダグラスと共に生き残る、最悪の事態に備える】
【同盟:No.05・ダグラス、No.16・アレン(暫定)、No.20・リファニア】


「さあ、おちろ、おちろ♪」
その時、イブから通信が入る。
「新手?…今はそれどころじゃないのにッ!」
レーダーにちらりと視線を送ると、コロニー外に機影。
イブに、通信を入れる。
「ゴメン、私は文字通り手が離せないのぉ!コロニー外の機体への対処はイブさんとダグラス君に任せますね〜!」

【行動 : アレンとの通信継続(0)、遠心力でコックピット内の人間を放り出そうとするのを継続(0)、
      イブに通信(-1)、残2 】
【位置 : J-8(コロニー港) 】
【機体状況 : 表面に細かい損傷(幾つかビーム砲損傷)、スラスター損傷軽微、MS形態 】
【パイロット状況 : 頬に切り傷、冷静に無茶 】
【武装 : 胸部3連装拡散メガビーム砲(一門破損)、リフレクタービット×18、
       腕部サイコミュ式 ビームソード×2、全身メガビーム砲×多数 】
【コンテナ入り武装 : 指揮官機用ブレードアンテナ(全体通信が行P1で可能)
            備考:コンテナはMS格納庫にあります。         】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)、
       ジオン女性士官の制服、父の形見のジオン十字勲章  】
【方針 : アレンアレンアレンアレンアレン、パパと自分の生きた証を立てる、艦とクルーを護る 】
【同盟 : 16 アレン=D=バディアン、トリィMK-II
      03 イブ・シュウリン、05 ダグラス=ロックウード 】
無茶苦茶に振り回されていたジャベリンが、今度は規則的な回転に変わる。
少なくとも頭をガスガスぶちつける事がなくなった事にホッとしつつ
今度はまた違う大変な事態がアレンを襲う。
「あううううううおえええええええええええ!!!」
酔う。
遠心力をかけるようなその回転はアレンの脳内を混乱させる。
しかもこの状況ではサーティアを外に出す事も出来そうにない。
つまり、アレンはサーティアが外に出るまでずっとこの地獄に耐えなければならないのである。
「はおおおおおおおおおおおえええええええええええ!!!」
吐く、ヘルメットをつけている為ぶちまけるという事はなかったが
ヘルメットの中に自分の嘔吐したものがそのまま残ってしまった。
(うえええ、なんで俺様がこんな目に……)
また目が霞んできた。
それは酔ってしまった事によるものじゃなく、
恐らくは今も尚胸から出ている血の為である。

そして、更にこの場所に迫る機体に
今の状態のアレンが気づくはずも無かった。

【行動:嘔吐(-0P)】
【残り行動値:2P】
【パイロット状況:胸に重傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
機体反応なし。
どうやら小惑星基地に人はいないらしい。

「いないかよォ?」

この殺し合いに参加してる人数からしたら各小惑星基地、コロニーに一人はいそうなもんだが…。
既に何人かで徒党を組んでいて、一箇所に集まってると考えたら方がいい。
仲間になりませんか?なんて暢気なことを言ってる間に多人数に囲まれたら終わりだ。
一対一でも勝てるかどうか解らないのに……。

「右上か左下のコロニー、どっちに行くかァ……」

マップを見ながら考える。
次に人がいそうな場所はどっちかだ。
そこにいないとすれば三つ、四つの大きなグループがあると考えていいだろう。
その時は戻ろう。
対立してグループ同士の戦闘になったら人数が多いほうが有利だ。
殺されないためにはシュウジ・アサギのグループと一緒に行動するしかない。

「……よし、戻るのもなんだし右上のコロニーに行くか!」

【行動:移動(-4p)】
【位置:I-16→I-15→I-14→I-13→I-12】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:普通】【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と4本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
ガンイージは多少上下左右に蛇行しながらJ-8ポイントに突入する。
モニターに見えたのは、港付近に停泊しているムサイとガンダムタイプと思しきMS。
残りは港の中にいるらしい。

(港の中に……奴が……アシッドがいるのかあああああっ!)

爆発しそうな感情を何とか抑えつつ、港へガンイージを突っ込ませようとする。
が、さすがに向こうのレーダーにもこちらは捉えられていたらしく、待機していた
ガンダムタイプがこちらを警戒する動作を見せた。

「何妨害しようとしてんだよ…。お前は邪魔なだけだってのによ!」

俺はガンイージを停止させた。
勿論港へ入るのを諦めたわけではない。
ここで強引に通ってこのガンダムタイプと戦闘になったら、無駄弾を使う事になる。
要は俺の標的がアシッドだけだという事を教えて、邪魔させなければいいのだ。
そして俺がガンイージを停止させた理由はもう1つある。

それでも万が一戦闘になった場合、このガンイージは不安定なスラスター軌道の
おかげで、移動しながらの射撃には適していない。
だからより素早く、より正確に射撃を当てる為にここで停止したのだ。
俺はガンダムタイプに通信回線を開き、あらん限り感情を抑えた声で言った。

「…そこをどけ。……俺はアシッド=ミニングリーだけを狙っている…。その邪魔
 をしない限り、お前には手を出さないつもりだ…」

少し声はかすれたが、意味は通じただろう。

  【行動:イブに通信回線を開く(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り3本、食料22/3日分、シャベル(小)、
       蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:『奴』との再戦】
【同盟:なし】
336シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/19 22:00 ID:???
>>330
「生きるためだ…仕方がないことさ。それにこのコロニーの住民はもう全滅してるだろうしな…。」
ラーズがジャンク屋の中に入って言ってから2分後、ナイフとなにやら大きなケースを持ってきた。

『…じゃあ…行く?』
「あぁ……。
 ゼファー、お前はここで待て。
 接近中の機体があったら外部スピーカーとかで呼びかけろ。
 それと…論理基準1に関することが起きた場合、C01・02・03の解放を許可する。」
〔…了解。〕
「それじゃ…行くか。」

【行動:ラーズと会話(−0)教会へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:起動中(ゼファー管理下)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     拳銃 計画書 紙とペン (工具セット ゼファー(コックピット内))】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 教会へ】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
337ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/19 22:16 ID:???
>336
「…そうね…。」

気の抜けた返事を返すが、…そこで…ゼファーとの応対を聞く。
しかしあえてつっこまず、そのままついて行くが…途中、
明らかに不自然に足が止まる事が二度程。
…その共通点は…地面に血の跡が見えているとき。
教会につく頃にポツリと呟く。
「…慣れない物ね。…人の血を見るのは。既に何人殺めたかも判らないのに。」

【行動:教会へ(1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
338ヨーコ ◆7kXFb9ayC. :04/01/19 22:19 ID:???
『ヨーコ、シュヴァイザーが抱えていたケースの中身が『賞品』みたいだ。
 普通のスーツケースのようだが、逆に中身が気になる。
 俺としては見に行きたいんだが、君はどうする?
 訓練を続けたいのなら、俺も付き合うけど』

MSに乗ったリナルドから通信が入る。

「・・・いい。興味ないから。」

そう返すと、私は機体を立ち上がらせてバーニアの出力を上げてゆく。

「ちょっとコロニー見て来る。
 ・・・付いてこないでね。」

リナルドに釘をさし、MSはとび立つ。
・・・ただ、当てもなく、フラフラと。

【行動:通信回線・リナルド(1) 飛翔(0)】
【位置:S-17:コロニー上空】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:訓練中】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
     大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:リナルド五月蝿い!!】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
 伸ばしだ腕がアレンに捕まれる。
 力が強い、流石に私みたいにやわな腕じゃないのね。

「だけど……」

 だが、アクションを起こす前にコクピットは異様な振動に晒される。
 サイコか! 性懲りも無く、しつこい!

 股でパネルを挟み込み、体の揺れを最小限にする。
 目の前では奴が私の腕を引き、振り回されている。

 味方の足を、引っ張ってなさいな、サイコ!

「うおぉぉぉぉぉぉっ!」

 今度は、横向きじゃない。縦向きで胸目掛けてディスクグラインダーを突き出した。
 これが刺されば、そのまま喉元まで刃を走らせて切裂いてやる!


【行動 : ディスクグラインダーでアレンを攻撃(−1) 】
【残り : 1P 】
【位置 : J8 】
【機体 : 被捕獲状態 】
【身体 : 腹部に軽症の打撲 】
【武装 : なし 】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、頑丈な腕時計
       携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 皆殺し 】
【同盟 : なし 】
340シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/01/19 22:30 ID:???
『…慣れない物ね。…人の血を見るのは。既に何人殺めたかも判らないのに。』
「自分もこのプログラムに参加してから何度か血を見たが…やはり慣れない物だな。
 というか慣れない方がいい…。まだ、血を見ることに抵抗があると言うことは、まだ正常な人間である証拠だ。」

教会の門をくぐり、中にはいる。
「待たせたな…で、シュヴァイザー。話とは何だ?」

【行動:ラーズ・シュヴァイザーと会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17教会内】
【機体状況:起動中(ゼファー管理下)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
     拳銃 計画書 紙とペン (工具セット ゼファー(コックピット内))】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ シュヴァイザーの話を聞く】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】
341通常の名無しさんの3倍:04/01/19 22:43 ID:???
テストカキコ
342 ◆YNh9fb48Kk :04/01/19 22:44 ID:???
クソスレage
>340
ベルク=クロフォードと会話している最中に
シュウジ=アサギと、見知らぬ女が一緒にやってくる
女の方はいろいろと手荷物を持っているようだが。
「また、新しい奴を引き入れたのか。
 ここも随分と大所帯になってきたな。」
開口一番、言い放ちながら
持ってきたトランクと手紙を持ち
近付いて行く。
「まぁ。伝えたい事は紙に書いてあるから
 読んでくれ。
 前の大会とやらのデータも見ておいてくれ。
 俺がみても何もみつけられんかったけどな。」
そして、右手にトランク、左手に手紙を持ち、差し出した。

(手紙の内容)
戦艦は他の奴が所有している。
大きくて目立つ物だからな。
躍らせておいて目くらましにはいいだろう。
向こうに気を取らせてる間にとっとと
例の計画をすすめるぞ。
それと、他の奴を三人ほど相手をしていて弱っていた
相手を、念のため始末しておいた。
こっちの邪魔をされたらたまらないからな。

【行動:シュウジとの会話 (0)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 バーザムのビームライフル(残弾8)
    左手 ジムカスタムのジムマシンガン(残弾6斉射分)
    両肩 3連装ミサイルランチャー×2(残弾6)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 
      (以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
      買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本  
      二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
344ラーズ ◆C5GRxBlS5o :04/01/19 22:51 ID:???
>340
アサギより…優しいといえる言葉が発せられる。…しかし、
彼女にとって過ちである言葉も含まれていた。
「…かいかぶらないで。…私は何年も前から正常な人間…ではないの。残念だけど…ね。
詳しくは…それを話す機会があったら話してあげる。」

そう言うと、アサギの横に止まり…シュヴァイザーに向け…
軽いプレッシャーを帯びた警戒の視線を向ける。
【行動:アサギの横にいく。(0p) プレッシャーをかける(1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:S17コロニー内部】  
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ヤクト内(ディパック(中身は『飲料水2g入り5本』『地図』「食糧3日分」) レポート用紙1冊 万年筆1本)
手持ち(細長い(そしてかなり大きい)アタッシュケース(中身は???) 10得ナイフ)】
【行動方針:…一時的協力で楽しむ。それと『観察』。】
【同盟:アサギグループ?】
(やべぇなぁ……気持ち悪い上にクラクラしやがる)
嘔吐物の入ったヘルメットの中アレンはそんな事を考えていた。
元から頭が回らないこの男、血も少なくなってきて思考力もどんどん低下する。
ふと目を向けるとサーティアがまたもや丸い刃の工具でこちらを攻める。
「ふざけんなあああああああああああああああああああああああ!
 正義のヒーロー、アレン=D=バディアンがそんな安っぽいのでやられてたまるかぁ!」
アレンはプライドの塊である。
その彼にとっての最大の屈辱はコロニーでの一件であるが
しかし、今回のものもかなりプライドをズタズタにされた。
女に、生身で、工具で、しかもこちらは多人数でやられている。
武器で攻撃される場合は、一気に間合いを詰めた者の勝ちである。
アレンは回転するジャベリンの中、シートを足で挟み
反動をつけてサーティアの懐に潜り込む。
ディスクグラインダーが右肩を掠めたが、掠り傷だ。
胸と肩の痛みに耐えながら、渾身の一撃を腹にぶち込んだ。

【行動:サーティアを殴る(-1P)】
【残り行動値:1P】
【パイロット状況:胸に重傷 肩に軽傷 出血中】
【位置:J-8】  
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
    ガトリングシールド ムラマサブラスター】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り1本(現在合計2g)BL系小説数冊
     サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌5冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 ハニーを守る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 05番ダグラス】
346通常の名無しさんの3倍:04/01/19 22:57 ID:???
しかし星の寿命が来て戦いは終了するのでした
>>338
もう何度目になるだろうか。
数えるのも嫌になったリナルドはため息をつくと、

「そりゃ君の自由だが、推進剤の残量には気をつけろよ」

とだけ言って通信回線を切り、アビゴルから降りた。
シュウジとラーズが教会に入っていくのが見える。
リナルドも考え事をしながら歩き始めた。

(リーア……。
 俺は、あの子を守ってやれるのかな……。
 俺は、今のあの子を止めてやれるのかな……。
 マヤは、ヨーコは一人で生きていく力を欲しがっていると言ったが
 あの子、大事なことを解ってないし……それに)

そこまで考えたところで、『ゴン』という音と共に彼の額に鈍い痛みが走った。

「痛ぁ……」

鬱度が加速的に進んでいく彼は、教会のドアに頭をぶつけていた。

(そうですか、俺の目は前も見えないほど曇ってますか……)

額を押さえようともせずに二、三度首を振ると、彼は教会の中に入っていく。
そこで彼が感じたものは、以前と同じ、ザラッとした感覚だった。
だが、彼は全く臆することなくむしろ呆れながら声をかけた。

「……何、プレッシャーなんかかけてるんだ。
 シュヴァイザー、『賞品』は一体何なんだ?」

【行動:ヨーコに通信継続(0)、MS→教会(-1)、鬱度レベルアップ(0)、会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
   (MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
   (以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守?】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ 19番ラーズ?】
348シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU
>>344
(強化人間の…類か?)

>>343
「あぁ…新しい同盟者、ラーズ=フィリーだ。まだ計画に完全協力するというわけではないそうだが…。
 とりあえず交戦の意志はなく、経過により協力もする…そうだ。」

紹介をしていると、シュヴァイザーがなにやらトランクと紙を持って近づいてくる。
それを受け取ると、まず紙を見てみる。
「…。」
(殺した…仕方ない…か。必ずしも避けて通れるわけでもないからな…。しかし…手負いの者を殺す必要があったのか?)
次にトランクを開け、中に入っているディスクを取り出す。
「とりあえず…これを見てみるか。」
机の方に向かおうとすると、とつぜん後ろでゴンという音が聞こえた。
「?あぁ、リナルドか。シュヴァイザーの言っていた賞品はこれだ。
 何でもこの大会の過去データらしいんだが…鑑賞会といこうか。」
机の方に向かうと、ノートパソコンを取り出し、起動させ、ディスクを読み込む。

まず、前回、前々回参加者データを見てみることにした。
「特に知ってる者もいないな…………ん?」
第二回参加者名簿のある場所に目がとまる。
「…リーア…ミノフスキー…?この顔は…ティーチャー?」

【行動:シュヴァイザーと会話(−0)過去データ閲覧(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17教会内】
【機体状況:起動中(ゼファー管理下)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル 狙撃用BL(残弾9)大型コンテナ(マウントラッチ材料)】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分)ノートPC
     拳銃 計画書 紙とペン (工具セット ゼファー(コックピット内))】
【行動方針:首輪カバー制作 計画を実行へ 過去データ閲覧】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー?? 15番リナルド 19番ラーズ?
 中立:06番ジェイス? 14番 レイモンド】