☆【装丁】書物の歴史【印刷】

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1世界@名無史さん
書物、装丁、印刷の歴史を語ってください。
個人的にはフランスの装丁は卓越していると思います。
2世界@名無史さん:04/10/18 23:23:42
では、とりあえず、パピルスの作り方から。
3世界@名無史さん:04/10/18 23:24:41
フランスといえばルリュールだね。
近年では廃れたとは言え、今でも装丁を注文するお大尽がいるそうだが。
4世界@名無史さん:04/10/18 23:25:47
フランス装
5世界@名無史さん:04/10/18 23:28:09
紀田順一郎先生はスルーですか
6世界@名無史さん:04/10/18 23:29:07
鹿島茂&荒俣宏はスルーですか?
7世界@名無史さん:04/10/19 09:21:35
綺麗に装丁された洋古書(19世紀のフランス)を蒐集している。
日本のショボい本とは比較にならない。
やはり歴史が違うね。
8世界@名無史さん:04/10/19 10:10:39
マーブル紙を使った装丁はいいよね
9世界@名無史さん:04/10/19 13:09:00
挿絵入りの本が欲しい
10世界@名無史さん:04/10/19 18:40:06
グランヴィルの挿絵が入った本がいいんだけど手が出ない。
コレクションしてみたい。
11世界@名無史さん:04/10/19 20:03:22
むしろアレキサンドリア図書館に入りたい。
もう出て来れなくてもいいから。
12世界@名無史さん:04/10/19 20:14:26
焼けるぞw

あの時代の巻子本ってめちゃくちゃ読みにくそうだよな
13世界@名無史さん:04/10/19 20:23:55
それってパピルスで出来ているの?石版?
14世界@名無史さん:04/10/19 20:29:38
パピルスだけどごわごわしてるからすぐ癖がついてクルクルになっちゃうし
巻いてるうちに表面が擦りきれて字が読めなくなるのもしばしば
加えて単語ごとの区切りが存在しない一括表記だからあれを読むには相当の訓練が必要だろう

てゆーかそもそも巻子本が石版で出来てたら脅威的だがw
古典古代のパピルス写本は全部巻物みたいなやつだよ
15世界@名無史さん:04/10/19 20:30:48
写本の時代は大変だった。 挿絵とかも全部手書きか・・。
修道院の重要な収入の一つだったのだろう。
16世界@名無史さん:04/10/19 20:36:22
だからこそ味がある
17世界@名無史さん:04/10/19 21:14:21
じとうしょ、をNHKで見たんだが農民の万個、沈々が丸見えだった。
18世界@名無史さん:04/10/19 21:36:44
俺も見たんだがきれいだったな。
19世界@名無史さん:04/10/20 02:31:26
中国製の本ってどうしてあんなに装丁が安っぽいの?
20世界@名無史さん:04/10/20 02:57:59
ウルビーノ公のフェデリーコ3世は印刷本は安っぽいと言って手写本しか
図書室に入れなかったそうだ。
21世界@名無史さん:04/10/20 05:20:34
>>19
それって現代の中国の本のこと?
見たことないのでわからない。
22世界@名無史さん:04/10/20 06:30:58
中華書局の本は装丁はひどい、紙はごわごわの黄ばん紙、印刷はかすれ気味、すぐに風邪引く。
しかし安いから研究者にとってはありがたい。
二十四史は1冊平均700円。
23世界@名無史さん:04/10/20 08:43:28
それじゃ何年ももたないね。
俺も日本の明治期の西洋式製本ボール表紙本を何冊か持っているが、
紙が酸化して、触ってもいないのにボロボロ。
同時期或いはそれ以前(19世紀)のフランスやイギリスの本などは、
全く劣化しておらず、また綴じの緩みさえも皆無。
紙質、装丁方法、製本方法からして違う。
まだ和紙ならば、千年単位で持つのだが。
24世界@名無史さん:04/10/20 09:31:48
>同時期或いはそれ以前(19世紀)のフランスやイギリスの本などは、
>全く劣化しておらず、また綴じの緩みさえも皆無。
豪華本と普通の本を比べるのもどうなんかねぇ。
25世界@名無史さん:04/10/20 09:33:44
大学の図書館にある「大日本史料」のうち、別巻の「天正遣欧使節」
の分だけ異様に表紙がボロッちい。触りたくないくらい。なんでだろ?
26アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 16:03:37
>>23-24
当方、10年ほど前、
50年代フランスの、
酸性紙らしきもので創られた本に出会った記憶アリ。
他大学に死蔵されていたのをコピーするために、
ペーパーナイフで切り刻んだ時の、
頼りない感じが忘れられません。
あれも国家財産だったのに...
27世界@名無史さん:04/10/20 16:26:32
酸性紙の変遷
ヨーロッパで工業化に伴う紙の大量生産技術が開発され、
木材パルプと硫酸アルミニウムが使われるようになったのは、
1850年代以降のことです。
日本にヨーロッパの技師を招いて最初の洋紙が生産されたのは1874(明治7)年
と言われていますので、日本で作られ使用されていた洋紙は、
まず酸性紙であると疑う必要があります。また、太平洋戦争中・
直後に製造された紙は、粗悪な材料が使われており、
劣化の進行が特に激しくなっています。
酸性紙問題が浮上してきた1980年代後半以降、
書籍の本文用紙などには中性紙が積極的に使われるようになりました。
28世界@名無史さん:04/10/20 16:27:29
酸性紙と中性紙の違い
一般に使われている紙は、
製造工程中にインクのにじみ止め(サイズ剤)が加えられています。
サイズ剤として広く使われてきたのは松やに(ロジン)であり、
それを紙に定着させるために硫酸アルミニウム(硫酸バンド)が
使用されてきました。硫酸アルミニウムは水分と反応して酸を生じ、
紙を酸性にします。これが紙の繊維であるセルロースを傷め、
繊維のつながりが断たれた紙はボロボロに崩れてしまうのです。
29世界@名無史さん:04/10/20 16:30:58
明治の初め、日本の近代化を図るために西洋の知識や技術が日本に
輸入され、紙の製法や印刷技術も西欧化されました。
これにともない、日本古来から使っていた和紙にはない酸に
よる紙の劣化という問題をかかえることになったのです。
近年の研究成果によりますと、酸性紙によって作られている
印刷資料の寿命は、約100年間しかないと言われております。
わが国に西洋の抄紙法が採りいれられたのが目地の初期であり、
酸性紙の主な原因といわれる木材パルプの生産が始められたのが
明治の中期であります。したがって、わが国において、
問題の酸性紙を用いて出版が行われ始めてから、
約100年を経過しようとしております。
このことは、明治中期から印刷され始めた洋紙による図書・
雑誌関連資料が、現在紙の劣化によって崩壊期にさしかかっている
ことを意味しています。
30世界@名無史さん:04/10/20 16:34:34
紙の酸性と中性
 19世紀後半以降20世紀に作られた本は百年もたたないでボロボロに
なるのではないかと心配されています。
早くから「図書館の本がだめになる」と指摘されていたが、
70年代にアメリカで現実の問題になり、傷んで貸し出し不能の図書が
増えています。

印刷用紙にはインキの滲み止めの目的でサイズ剤が使われています。
多くは松ヤニ(ロジン)をアルカリで処理し、水溶性にしたものです。
このサイズ剤をパルプにくっつけるのに一番良いものが硫酸アルミニウム
(硫酸バンドとも呼ばれる)です。硫酸アルミニウムは水に溶けると
加水分解して酸性を示します。ですから通常は酸性で紙をすいています。
また、すき上げた紙には硫酸イオンが残り紙を酸性にします。
この硫酸イオンは時が経つと繊維を傷め紙をボロボロにします。
硫酸アルミニウムを使わないで中性からアルカリ性でパルプに
くっついてインキの滲み止め効果を示す中性サイズ剤が開発され、
この中性サイズ剤を使用してすいた紙が中性紙です。

日本では現在、上質紙の10パーセント以上が中性紙となっています。
コート紙の原紙も中性紙の使用が多くなってきました。
ヨーロッパ諸国では上質紙の40〜50パーセントが、
アメリカでは20パーセント位が中性紙です。

中性紙か酸性紙かを見分けるには、食酢に紙の小片を入れて割箸などで
沈めると、中性紙はごく小さな泡がポツリ、ポツリと発生する。
また、紙を燃やして黒い炭化物ができるのは酸性紙で、
白い灰になるのは中性紙です。酸性紙は硫酸イオンがあるので繊維が
炭化します。
31世界@名無史さん:04/10/20 16:36:45
>>26
戦後の物資が不足していた時代であった為、
粗悪な紙が使われていたのではないかと思う。
日本しかり、アメリカしかり。
32アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 16:40:35
>>27-30
製紙会社の人ですか?
異様に詳しいですねぇ。

>>31
恐らく、その通りと思われます。
ま、大学図書館で買う本が、
カストリ雑誌並というのが、
侘びしいだけです。
33世界@名無史さん:04/10/20 16:49:41
>>32

紙屋じゃないです。
ネットで検索し、コピペしただけです。

その本というのは、貴重書というか、
そこまでいかずとも、それしか文献資料が無い唯一のものだったかもね。
今、古書店の一番の顧客は個人ではなく、法人や大学などの研究機関です。
馬鹿高い本、稀覯書貴重書を金に糸目をつけず、どんどん買うからです。
これで、また相場が上がってしまうという(悪循環)
ブランドに目が無い女が日本には居るが、それと似たようなものかもね。
34アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 16:56:02
>>33
貴重ではあったのでしょうが、
30年間、誰も読んだことのない本に、
ペーパーナイフを幾度入れたことか。
(何とはなしに、エロいイメージがw)

一昔前は、えろい先生方は、
本屋で棚買いでもしていたのでしょうね。
いくら、マイナー分野だったとは言え、
ジャック・ザ・リパーとして活躍機会が多すぎた気もします。
35世界@名無史さん:04/10/20 17:08:06
羊皮紙とかパピルスとか粘土板とか木簡とか

昔のメディアのほうが萌えるのは何故だろう
36アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:10:53
>>35
コピーが簡単にできないから、
貴重に思えるのでは、
と言ってみるテスト。
37世界@名無史さん:04/10/20 17:10:59
>>34

やはりフランス装でしたか。
最初はカッコイイと思っていましたが、
最近、あのペーパーナイフを入れる作業が面倒くさい。

今でも棚買いというか、予算を使い切る為に、
すべての大学とまでは言わないが、かなりの著名な大学では、
本の蒐集に熱意を燃やしているという話をよく聞きます。
その分、古書店からは個人客には愛想がないです。
ゆうパック&宅配便の法人へのサービスのようなもので、
何にしても、個人には冷たいようですな。
何故、ゆうパック&宅配便かというと遠方から古書を買う場合、
利用する事が多いので、話は違いますが、今回の郵政の改悪は痛いです。
送料は改悪により上がり、負担増になりました。
古書をまさか冊子小包で送るわけにもいきません。
古書の場合、代替がきかない商品なのでね。
38世界@名無史さん:04/10/20 17:11:59
電子書籍は好きじゃない。
これも、どうせポシャルだろうな。
39世界@名無史さん:04/10/20 17:13:12
>>35

本というより部質というかオブジェに近いからじゃないかな。
40アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:16:33
>>37
そのような恵まれた環境にあるのは、
現在では、ごく少数の気がしますけど、
まぁ、有るところには、有ると言うことでしょうか。

古書などは国内の業者を通して買うことが、
会計関係の問題で、
困難な場合がままあるので、
先生方が苦心されていたのことが、
懐かしく思い出されます。
41アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:17:37
>>40
×いたのこと
○いたこと
42世界@名無史さん:04/10/20 17:19:55
アクィラというには、古代ギリシャ人とかローマ人みたいな名前だな
水のことか。
43世界@名無史さん:04/10/20 17:24:36
parchment(羊皮紙)の語源はギリシャ語の「ペルガモンの皮」だったことをふと思い出した
44アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:30:03
>>42
確かにラテン語ですけど。
エラスムスのAquila non captat moscasからとりました。
秘かに、かなり傲慢なコテ名であったりしますので、
訳を曝さないで下さい。

ちなみに、水はラテン語でアクアaquaです。
45世界@名無史さん:04/10/20 17:37:38
なんていう意味?
Aquila non captat moscasというのは??
46世界@名無史さん:04/10/20 17:38:27
ペルガモン?何かの生き物の皮か?
47世界@名無史さん:04/10/20 17:40:05
◯は×を取らず。

o/uは入れ替わることがあるけど、エラスムスの原文はやはりmoscas?
48アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:41:28
>>45
ですから、取りようによっては、
気を悪くする人もいると思うので、
敢えて、自分で曝したりはしません。

一応、コテを名乗るに当たっての、
自分への戒めのつもり、なんですけどね。
49世界@名無史さん:04/10/20 17:41:48
むずかしい
50アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:45:12
>>46
ペルガモン王国は、
小アジアにあったヘレニズム諸国の一つです。
割と小さい方ですが、
最後の王、アッタロス3世が、
ローマに王国を遺贈したことが知られています。

それを元手に、グラックス兄弟(のどちらかは失念)が、
植民をしようとした筈。
51世界@名無史さん:04/10/20 17:46:46
>>46
ペルガモン:フェラガモの親戚、というのはウソ(w

古代末、いわゆるヘレニズム期に現在のトルコ西部に栄えた王国。
現ペルガマ付近の都市を中心にした。
52世界@名無史さん:04/10/20 17:50:59
ベルガモンで、羊皮紙が発明されたんでしょ。
英語で羊皮紙はパーチメントだが、語源はやはりベルガモン
53アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 17:51:23
>>47
思い違いでした。
貴方のご指摘の通りです。
うぅむ、恥の上塗り。
∴(こんな上で意味無いけど)サゲ
54世界@名無史さん:04/10/20 17:51:31
ところで、紙の西への伝播があれ程遅れた理由はなんだろう?
パピルスとか羊皮紙とかは如何にも不便だとおもうんだけど。
中国西域への伝播が早かった(当然)のに、そこから先にはかなり
時間が掛かってる。例のタラス河の会戦以前に既にイスラムには
製法が知られていたんじゃないかなとも思うし。
55世界@名無史さん:04/10/20 18:01:04
>>23
前に図書館で19世紀末の論理学書(イギリスで出版されたもの)のコピー
をとろうと思ったら、まだページが切られてなかったので切りながらコピー
したことがある。

そのときも、本自体はほとんど傷んでおらず、とても堅牢なつくりになって
て感心したよ。

当時は今よりも本自体が貴重品だったろうから、一冊一冊がきちんと
作られてたんだろうね。
56世界@名無史さん:04/10/20 18:01:13
なんか技術的なこと(材料関係のこことか)、がありそうな予感はするけどね。

初期の洋紙っていかにも粗くて使い勝手悪そうな印象があるんだが。
57世界@名無史さん:04/10/20 18:25:30
>>55

使っている紙自体が別物だと思う。
チャップブック(裁縫道具を売り歩く商人などが民衆に売り歩いた、
廉価であるが粗悪な読み物(売り歩く商人=現代ではセールスマン?に該当)
は使っている紙も粗悪であったが、論理学書などという、
一般向けでは無い書籍(いわば専門書など)は、それなりの紙質を
持ったものが使われており、現在でも当たり前にかなりの数が現存している。
いわば、住み分けだと思う。
今でも読む捨ての週刊誌、新聞、漫画本などは、粗悪な紙が使われ、
ある程度値段が張る本は通常は紙質が良いものが使われている。
それと同じなわけだ。
紙以前は綿などを材料にして、紙を作ったし、
それ以前は羊皮紙の時代となる。

今よりは貴重だが、もう既に19世紀末特にイギリスでは、
本は大量生産化された代表的なものであるし、
装丁自体もフランスよりは質実剛健で、凝った作りではなく、
また技術的にもフランスよりは高くない。
イギリスの愛書家の中には、自分の本を装丁してもらうために、
フランスまで本を送ったということも稀では無かったようである。
58世界@名無史さん:04/10/20 18:28:08
ところでオマイら何故西洋の書籍はページが閉じた状態で売られていて
購入後にペーパーナイフで切らなきゃならないか知ってるか?
あれも元は羊皮紙の影響
59世界@名無史さん:04/10/20 18:28:21
>>40

>古書などは国内の業者を通して買うことが、
>会計関係の問題で、
>困難な場合がままあるので

ということは、国外のが予算がおりやすく、買いやすいって言うこと?
60世界@名無史さん:04/10/20 18:30:09
あれも元は羊皮紙の影響

これは初めて聞いたぞ
61アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 18:36:29
>>59
厳密には会計法違反に成りかねないことらしいなので、
詳細については述べませんが、ヒントを。
後は、各々で推理して下さいませ。

@欲しい古書は、得てして外国にある。
A外国の古書店は、現金買いしかできないことがある。
Bどうしても欲しいったら、欲しいんだーい。
Cループしても仕様がないので、買っちゃう。
D自分で買った本を...

時効だと思うけど、
まだやってるところもあるとマズイのでサゲ。
62世界@名無史さん:04/10/20 18:38:01
羊皮紙がそんなに簡単に切れるとは思わないが。
フランス装てのは、読んだ後で製本業者に渡して好きなように装丁して
貰うためのもんじゃない?
63世界@名無史さん:04/10/20 18:40:06
>>60
そもそも羊皮紙はパピルスの輸出をエジプトが禁止したために
代替物としてペルガモン王国が発明したのがきっかけだったわけだが、
その版型ってのが皮一枚を何回折るか、が基準だったの。

ヒツジやら牛やらの皮を剥いで長方形に切り落とし、
それを一回折りたためばフォリオ(二つ折り)、もう一度折りたためばクアルト(四つ折り)
ってな感じで版型が小さくなるにしたがって一枚から取れる頁数も多くなるわけだ。

で、何度か折りたたんだそれをそのまま綴じると頁の一部が前後と繋がったままになる。
これを購入者が切り離して使うのが一般的になり、その製法と慣習が
紙が使われるようになった近現代においても残っている、ということです。
64世界@名無史さん:04/10/20 18:42:54
>>62
書籍が巻子本から冊子本へ移行したのが2世紀〜4世紀のローマ帝国末期なんだが、
この時代にはペーパーナイフが存在せず、普通にナイフで切り離してたらしい。
65世界@名無史さん:04/10/20 19:01:08
>>62
同意

66世界@名無史さん:04/10/20 19:03:06
ペーパーナイフは何使ってますか?

俺は昔、中学の頃、シンガポールで買った
銀のペーパーナイフを使ってます。
つーか、これしか持ってない。
67世界@名無史さん:04/10/20 19:04:30
paperの語源はパピルス。
68世界@名無史さん:04/10/20 19:14:08
>>62

あげあしとりではないので、あしからず。
製本業者=印刷屋なので、
正確に書けば、装丁家(屋)になるかと思う。
ちなみに、日本では西洋式の本が出てきた頃から、
既に版元製本なので、装丁が未発達しなかったまま、現在に至る。
現在、日本で装丁家に装丁を頼むと最低で10万ほどはかかる。
多分、一番金がかかる趣味じゃないかな。
装丁を頼むほどの蔵書家ならば、蔵書数も1冊や2冊ではすまないだろうし、
それが何十冊、或いは何百冊になると、相当お大尽でもないと無理。
車コレクター&宝石コレクター位の余裕が無いと無理な趣味だと思う。

日本で装丁と言えば、紙質、表紙の材質(革・マーブル等)などが
評価されず、表紙の写真やデザインに固執した評価なので不満。
日本では、装丁家は食べていけず、大抵はフランスなどに
行ってしまうことが多いと聞く。
69世界@名無史さん:04/10/20 19:21:10
日本の装丁では、限定本、豪華本以外に、
「ハーフ装」(1/2装・背が革)とか、
「クォーター装」(3/4装・背と縁の上下を革装)とか無いよね。
70世界@名無史さん:04/10/20 22:53:14
日本の装丁には飽きた
71世界@名無史さん:04/10/21 08:05:15
あ。そ。じゃ。輸入本ばかり買えば。
72世界@名無史さん:04/10/21 12:09:08
中身がよけりゃどうでもいいよ。大量に本が出回ってる現在大げさな装丁なんて意味ないし。
あ。紙は中性紙でお願い
73世界@名無史さん:04/10/21 13:01:38
>>72

銅鑼絵悶とか龍玉絶盗とかの漫画でも読んでろ!( ´,_ゝ`)プッ
74世界@名無史さん:04/10/21 13:46:10
>>71,72

誰もおめえらみたいな厨房には聞いていねえよ( ゚д゚)、ペッ
75世界@名無史さん:04/10/21 17:03:02
( ゚д゚)、ペッヨンジュン・・・
76世界@名無史さん:04/10/21 17:23:12
昨日、イーベイでロンドンから古書を安く買う事ができた。
航空便で注文したのだが、順調に行けば1週間足らずで来る。
今から楽しみだ。
77世界@名無史さん:04/10/21 18:38:36
>>73-74
そういうあなたの煽りも厨房以下のレベルなのはいかがなものかと
78世界@名無史さん:04/10/21 19:07:02
>>76
それは楽しみだね。
俺も以前フランスの古書店から何冊かの古書を買ったことがあるよ。
日本より種類は有り値段も安い価格設定だね。
今、欲しいのは1920年代のアールデコのイラストの本が欲しい。
値段が高くてなかなか手が出ないんだ。
79世界@名無史さん:04/10/21 19:17:11
>>76
eベイの書籍関連はたまにとんでもない状態の送ってくるヤシがいるから注意汁
80世界@名無史さん:04/10/21 19:18:00
注意したって何をどう気をつけるんだ
81世界@名無史さん:04/10/21 19:31:53
>>80

( ´ー`)y-~~
またーりいこう
82世界@名無史さん:04/10/21 19:33:28
図書館から借りてきた本「本棚の歴史」を読了
なかなか興味深い
83世界@名無史さん:04/10/21 22:41:48
革の装丁本の革の部分は何を使って磨けばいいですか?
識者の意見を乞う!
84世界@名無史さん:04/10/21 22:43:27
薄めた牛乳を布巾につけて軽くこすると
あら、ピカピカ
85世界@名無史さん:04/10/21 23:43:31
サンクス
やってみます
86世界@名無史さん:04/10/22 02:08:47
昔、本というのは、民衆にとっては高価なものだったの?
今で言えば、どのくらいの価値なのか?
87世界@名無史さん:04/10/22 02:30:00
>>86
紙の発明以前は竹簡・木簡だったので死ぬほどかさばる。
さらに、活字が発明されるまで書物は全て手書き。
ついでに、識字率が上がらないことには読むことすら不能という人多数。

結論・金銭的価値に換算するのは非常に困難。
88世界@名無史さん:04/10/22 03:56:57
>>86
史記は清書して、竹簡130巻だっだそうだが、頭が痛くなるより先に
下手な読みかたしたら、圧死しそう。
庶民が本を読み出したのは、いつかわからない。
だって、識字率無茶苦茶低いんで。漢字1文字が単語に直すと1単語。
単語3000知ってれば何とか読めるが3000字はちょっときつい。
文革のときは「毛沢東語録」みんな持ってたけど、読めたかどうかは不明。
89世界@名無史さん:04/10/22 04:37:53
結論・金銭的価値に換算するのは非常に困難・・・_| ̄|○
90世界@名無史さん:04/10/22 06:40:08
>>87
91アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/22 06:47:38
中世ヨーロッパでも高価だったから、
書架に鎖で繋がれたりしてたのでしょ。
映画でみたイメージだから、
史実と多少違うのかもしれないけど。
92世界@名無史さん:04/10/22 08:51:15
中世の大学では
稀少本や価値のあるとされた書籍は鎖で書棚につながれ禁帯出
それ以外の書籍は担保として学生の所蔵する書籍か
一定量の金と引き換えに貸出を認めていた
93世界@名無史さん:04/10/22 15:54:47
本と言えばまずは大英図書館:
http://www.bl.uk/

中国及び西域の紙と印刷の歴史ならば、同じく大英図書館のサイトにある敦煌・
トルファン文書をまとめたIDP(良く落ちる。):
http://idp.bl.uk/

というわけで、またIDPにアクセスできないので大英図書館のサイトから、現存
最古の印刷された完本(木版挿絵も当然最古)、『金剛般若経』:
http://www.bl.uk/collections/treasures/diamond.html

個人蔵書家のサイトでは、スコイエンコレクションが興味深い:
http://www.nb.no/baser/schoyen/index.html

このコレクションには、世界の仏教学会を驚かせたバーミヤン出土のクシャーナ文
字による最古の大乗仏教典がある。
94世界@名無史さん:04/10/22 20:21:06
近代〜現代〜20世紀初頭の本の価格はどうなのか?
民衆には必要なかったのか?
謎だらけだ。
95世界@名無史さん:04/10/22 20:56:47
近代〜現代におけるヨーロッパの民衆の本の価格については聞いたことがない。
96世界@名無史さん:04/10/22 23:42:35
>>88
竹簡の数え方は篇、帛・紙の書の数え方は巻というらしい。
97世界@名無史さん:04/10/23 18:57:26
>>95

俺も聞いたことがない。
いくら位するものだったのか。
98世界@名無史さん:04/10/23 19:49:52
昭和初期に、1冊1円で売り出された文学全集を円本といいました。
画期的な廉価版でつくりもまずまずだったようです。
最も売れたのは改造社の『現代日本文学全集』で26万人の予約購読者を獲得。
大卒の初任給が40円くらいで100円になるとまあまあ。200円以上は管理職。
よく稼ぐ職人で60円とか80円とかの時代です。
99Krt:04/10/23 21:46:11
本の値段というのも難しいテーマだが、近代ヨーロッパの民衆の読む本だと、
十八世紀前半から十九世紀初頭のイギリスで庶民相手に本屋や行商人によって
売られていたチャップブックといわれる、大体、16ページから24ページで、
15cm×10cm以下の安本(内容は物語、地理歴史書、教訓書、実用書等様々)が、
1ペニーから6ペンス(内容と厚さ、そして時代によって異なる)ぐらいだった。
ちなみに十八世紀半ば頃の労働者の年収は25ポンドぐらい、パンの値段が
十八世紀前半だと100gにつき4〜5ペンス、後半だと6〜7ペンス、ジャガイモ
10kgが4〜5ペンス、卵が3〜4で個1ペニー、肉400gが2ペンス半の時代である。

こういうチャップブックではない普通の本だと、十八世紀半ばの典型的な小説本の
フォーマットである十二折版300ページのものが2〜3シリング(1シリング=12ペンス)
ミルトンのポケット版詩集(革装)が2シリング、ジョンソン博士の二巻本英語辞書が
4ポンド10シリング(1ポンド=20シリング)、あの長いことで知られるリチャードソン
の小説「クラリッサ」が全七巻で21シリングだったそうである。

(参:チャップ・ブック:小林章夫:駸々堂:1988:4-397-50255-2)
100世界@名無史さん:04/10/23 21:49:48
なるほどな
勉強になる
サンクス
101世界@名無史さん:04/10/23 21:58:17
西洋の蔵書票は凝ったものが多いよね。
洋古書を買った時、よく貼ってあるのだが、
元の持ち主は誰なのかを調べたりするのが面白い。
102世界@名無史さん:04/10/23 22:35:05
昔の写本は現在の感覚で5000万円ぐらいする代物だったらしい。
鎖を付けて持ち出せないようにした。
全部手作りだもんね。
103世界@名無史さん:04/10/24 00:00:16
>>102
んな高い訳ないじゃん。てか、写本にもよるが。
だいたい、人件費は激安。世俗の写字生の場合には、給料もいるけど、
修道僧も場合、タダってか、それが修道院内での仕事だもん。
104世界@名無史さん:04/10/24 00:12:34
写字生が少なかった時代には重用され、
写字生を殺害したときには法王を殺害するのと同等の罪が科されたって
どっかで読んだな
105世界@名無史さん:04/10/24 00:19:21
>>103
写本は大抵高価。財産目録に記載するほどの動産。
106世界@名無史さん:04/10/24 11:07:36
>103
写本をやったことあるの?
ためしに手元の文庫本を全部書き写してみたら?
それも現代作家のではなく、なるべく古典。
文庫1冊どころか、平家物語の1段だけさえ簡単に考えている人には無理。
107世界@名無史さん:04/10/24 11:36:18
>>106
それだけじゃ駄目だよな。
中世ヨーロッパの写本は、文字だけではなく、
絵も入っていたし、文字も飾り文字だし、
写本を完成させるのには、何年もかかる苦行だ。
108103:04/10/24 15:08:16
>>106>>107
何を熱くなってるんだかわからんが、あまり知ったかこかない方がいいよ。
第一に、当時のコデックスは、パピルスや羊皮紙(または犢皮紙)を使っているから、
薄手の高級品を使った最大級のものでも、600丁とか、700丁とか、そのくらい。
普通は100丁とか200丁とか、その程度。加えて、手書きであるため
(手書きにしては、滅茶苦茶細かいんだが)、1丁に収まるテキスト量が少ない。
結果として、概して、一冊のテキスト量は少ない。
例えば、新約聖書で言えば、福音書一書で、一冊の本でも、全くおかしくない。
(聖書の場合、合本になってることが多いが)

第ニに、写本は、完全な分担作業。一人が一冊全てを仕上げる、なんてことはないの。
テキスト、飾り文字、挿絵、こ〜ゆ〜のは全部別の人が受け持ってるわけね。
テキスト部分だけだって、なが〜い本になれば、何人もが手分けして作業する。
(文字の癖によって、複数人の作業であることがわかる)

それと、中世の写本の大半は、テキストだけか、ちょっとした飾り文字がついた地味なもの。
一般には、きれいな挿絵付きの豪華本しか紹介されないから、誤解しているようだが。
こういうのね↓
http://www.newcastle.edu.au/services/library/collections/archives/int/digitalscriptorium/newacq/lombardverso25.html

もう一つ。大変な手作業=べらぼうに高い、なんて安直な考えもやめた方がいい。
当時は、僅かな例外はあれど、あらゆる事は手作業で行われていて、
それが当たり前のことだった。だいたい写字生は、それを生業にしている職人だし。
まさか、どっかの「生徒」とでも思ったんじゃあるまいな。
現代の素人に大して、「ためしにしてみたら?」ってのは、意味わからんし。
109カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/24 15:15:29
なんか面白そうな話してますね。
>>108=103氏
紙そのものの値段が高いんじゃないの、という疑問があるんですけど。どうなんでしょ。
大学時代に写本のコピー見せて貰ったことあるけど、やけに略字が多かった記憶があるなあ。
110Krt:04/10/24 15:27:19
103氏も書いているが、皮紙を使用し、華麗な挿絵が入り、表紙を金や宝石で飾った
豪華な写本と、(主に14世紀以後の)大分安くなってきた紙を使い、装丁も比較的
簡素な本(内容本位で主に知識層向きの)とでは同じ写本といっても全く値段が異なる。
例えば14世紀の大蔵書家・愛書家であるリチャード・ド・ベリーには1500冊ほどの
蔵書があったわけだが、いかに彼が時代において隔絶した大蔵書家であったとはいえ、
一司教の身分では一冊5000万円の本では1500冊を私有するのは不可能だったろう。

 それともう一つ、皆この時代の写字生の能力に対して過小評価しているように思える。
確かに修道院のようなところで写本が始まった頃は、半ば素人くさい写字生による、
鈍くさい作業によって能率も上がらなかったろうが、14-5世紀ぐらいになると個人の
スキルも上がり、作業の専門分化も進展し、かなり効率的に写本を作ることができる
ようになっていた。例を挙げると、これは比較的豪華な写本なのだと思うが、コシモ・
デ・メディチが15世紀前半に、写本商人ヴェスパシアーノ・ダ・ビスティッチから
大量の本を買った際には、ヴェスパシアーノは45人の写字生を使い、二年間で200部の
写本を作らせたというし、同時代のある300葉に及ぶ浩瀚な写本の最後には、この本の
仕上げには18日を要したのみである、という写字生よる誇らしげな後書きがあるという。
111Krt:04/10/24 15:27:41
ましてや14-5世紀にかけて都市や大学付近において増大した修道院外の民間写本工房
によって造られた、識字層向きの廉価本や学生用の教科書なんかは比較的低廉だったし、
当時の工房にはそうしたものをうまく作るシステムがあった。
 例えば一冊の本をいくつもにバラし、写字生一人あたりの担当部分を数ページに抑え、
人海戦術で短期間に大量の断簡を製造し、後でとじ合わせることで一挙に数十冊の本を
造るとか、さらには当時有名なディーボルト・ラウバーの工房で行われていたような、
複数の写字生の前で読み上げ人がテキストを口述し、それを書き取らせることで一冊の
本から一度に大量のコピーを造る、といった手段によってである(1)。
 ちなみにこれらの方法は古典古代、特にローマ時代において行われていた方法であり
当時の比較的廉価な書価は、ローマの平和に基づくパピルス価格の安定とともに、
こういう能率的なシステムにもよっている。ただこの方法はしばしば多くの誤記を産み
後での念入りな校正の無い場合、悪本を造ることが多かったのではあるが(2)。
>>109 15世紀の紙の値段は50cm×30cm一枚が1.5ドニエ、皮紙はこの4倍程度だった(3)。

(1)ヘルムート・プレッサー:書物の本、pp.19-50:法政大学出版局
(2)簑輪成男:パピルスが伝えた文明、p.151ff.:出版ニュース社
(3)リュシアン・フェーヴル他:書物の出現(上)p.50:筑摩書房
112103:04/10/24 15:40:57
>>109
紙は高いよ〜。羊一匹、殺して、僅かな量だからね。羊皮紙の形態と、使われている枚数で、
何匹の羊を殺してかわかるって、越宏一の本に書いてあったな。貴重品だから、再利用して、
上書きとかしてるよね。古典古代のテキストの上に、聖書が上書きされていたりして、
化学薬品かなんかで解読するのだそうだ。

紙も高いし、写本は高価。これは当たり前。おいらが言いたいのは、「5000万は嘘だろ!」ということなんよ。
挿絵だらけ、青(ラピスラズリ)とか金泥使いまくり、しかも超大型本で、装丁に宝石だらけの写本なら、
そら、そんぐらいの価値はあっただろうが、普通の写本にそんなするわけないじゃん。
常識で考えましょってこと。

略字に関しては、ビザンティンの写本で、筆記体のギリシア文字で書いてるのもある。
なんか文字が繋がってて、普通の人には読めないね。
113103:04/10/24 15:42:07
かぶったね。
114カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/24 16:07:37
>>111
ドニエってどれぐらいの価値があるのか、調べてみた。
ドニエってパリ鋳造とトゥール鋳造の二種類がある(パリ貨はトゥール貨の4/5の値段)んで、どっちか分からないんだけど、
ttp://woodruff.press.ne.jp/illusion/materia/lib/materia_faq_1-16.html
ここによれば物価の高い時期で林檎や梨が1ドゥニエで買えたとありますね。
無茶苦茶高いわけでもなさそうだけど、本一冊分となるとかなりの値段になりそう。

>略字
なんか単語の頭文字と尻文字を書いて「〜」を上につけて済ませたりとか、
複数の文字を合字にして一文字にしたりとか。
フランス語やドイツ語でよく見る合字って、この辺に起源があるのかも。
115世界@名無史さん:04/10/24 16:58:38
鹿島茂は、1フラン=1000円(19世紀頃)と言っていた。
下層階級が一日働いてもらえる賃金は1フランとも言っていたような気がする。



古書の扉(標題)の年代表記はローマ数字で書かれているのがあり、
一見して判りにくい。
識者の意見を聞きたいのだが、これは西暦何年のこと?
   ↓
M.DCC.LXVTTT

識者の意見を乞う!
116世界@名無史さん:04/10/24 17:04:53
Mille Septingenti Sexaginta Quinque = 1765

M 千、D 五百、C 百、L 五十、V 五

だす。
117世界@名無史さん:04/10/24 17:06:18
1768年では?
118世界@名無史さん:04/10/24 17:07:21
X 十

が抜けてますた。
119世界@名無史さん:04/10/24 17:20:45
???
どっちが本当のだろう?
正解は1768年でいいのかな。
出来れば、116に有る様に、詳しい説明でも有れば、嬉しいのだが。
120世界@名無史さん:04/10/24 17:23:20
気になったので早速検索してみた。

ルネッサンス期の数字はまだローマ表記

 2000年はローマ数字で「MM」と表記する。
どう書くのだろうとずっと考えてきた。
答は意外なところでみつかった。百科事典と広辞苑である。
ちなみに1999年は「MCMXCIX」で、
1998年は「MCMXCVIII」と書く。
少々解説を加えると「1、5、10、50、100、500、1000」を
それぞれ「I、V、X、L、C、D、M」と表記する。
なんとローマ数字は5進法だった。
121116:04/10/24 17:26:55
1765だよ。LXVで六十五(sexaginta quinque)。おいらの電子ラテン語辞書
が言うには、

$ latin MDCCLXV
MDCCLXV NUM 2 0 X X X CARD
1765 as a ROMAN NUMERAL
122世界@名無史さん:04/10/24 17:30:52
また古代ローマ人によるローマ数字はご存じでしょう。1〜10は、



と表し、さらにもっと大きな数では、Lが50,Cが100,Dが500というように
表しました。今日でもローマ数字は使われています。しかしその用途が限られているこ
とに注目しましょう。例えば、ローマ数字は時計の文字盤、年代あるいは、本の巻数や
章の番号などに使われています。これらはいずれも、ラベルとして使われているのであ
って計算には使われません。
 ローマ表記法がどのようなものか一例をあげます。アメリカの1ドル紙幣、ジョージ
・ワシントンの顔のお札です。この1ドル紙幣裏の左側の図柄の中に、次のローマ数字
が描かれています。

MDCCLXXVI
これは暗号解読のようなものです。この数字は1776で、この年は7月4日にアメリ
カが独立した年ですね。では、解読しましょう。Mは1000です。

  MDCCLXXVI

は次のように分解されて、

  M          =1000
   DCC       = 500+100+100
      LXX    =  50+ 10+ 10
         VI  =           6

つまり、1776となります。
123世界@名無史さん:04/10/24 17:35:25
>>121=116&all
どうもありがとうございます。
自分でも検索して調べてみた。
それが120=122なわけだが、
世界史は奥が深いな。
こういうのは高校では習わなかった。
実利的ではないし、これを知っていることで、
女にモテモテじゃないけど、勉強は大事だね。

それから・・・
おいらの電子ラテン語辞書←(゚Д゚)ハァ?初めて聞いた!
この世の中に、そんなものが有るなんてな。
西洋史はやはりラテン語が基本のようだね。
124世界@名無史さん:04/10/24 17:38:56
>>121

TTTが抜けているので正解は1768年
125カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/24 17:39:04
>>116氏は最後のIIIを見落としてませんか。
ちなみに、100はもともと_|_という文字で、50がLなのはその半分だから。
1000はもともと(I)という文字で、500がDなのはその半分だから。
(I)とMがにているので、1000(Mille)の頭文字と勘違いされてMと表記されるように。
それに引きずられて、100もCentumの頭文字Cが使用されるようになった。
5000以上は、I)や(I)のカッコを増やして表記する。
126116:04/10/24 17:49:20
機種依存文字なのか…
127116:04/10/24 17:52:54
>>123
> おいらの電子ラテン語辞書←(゚Д゚)ハァ?初めて聞いた!
> この世の中に、そんなものが有るなんてな。

http://users.erols.com/whitaker/words.htm

をどうぞ。便利だよ。でも機種依存は勘弁な。
128世界@名無史さん:04/10/24 18:06:18
サンクス
129世界@名無史さん:04/10/24 18:08:02
128に書いたものだが、追加。
機種依存文字とは判らなかった。
俺はWINだが、まさか116氏はマック??
130116:04/10/24 18:20:13
>>129
Linuxだす。しかもXウィンドウ・システムじゃなくて、端末。
古い奴だと、笑ってくだせぇ(^^;)
131アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/24 18:27:46
>120に補足

4はIV、9はIX、40はXL、90はXC、400はCD、900はCMと表記する。

これは「5の1つ前」といった表記。
132世界@名無史さん:04/10/24 18:34:08
>>130


Linux使いか、なるほど、そうなのか。

俺は典型的な文系なので、そういう人(Linux使い)は科学者つうか、
なんか漫画でロボットを研究している人つうか博士に思える。
俺はWINでいっぱいいっぱい。

俺のイメージ=Linux使い=理系の人=科学者=工学博士=ロボット開発
=世界征服 or 悪から世界を守る為に科学兵器を開発・・・
133世界@名無史さん:04/10/24 20:22:31
えー、話を戻すけど、手書きの本を見たい人には
講談社「標注訂正 康煕字典」渡部温。

この迫力には圧倒されるよ。
134世界@名無史さん:04/10/24 21:25:18
中国はちょっとなぁ〜〜〜〜
135世界@名無史さん:04/10/25 16:37:07
>>66

亀レスだが、ペーパーナイフは外国で買った動物の骨で
出来たペーパーナイフを使っているよ。
象牙みたいに見えるけど象牙じゃない。
でもお気に入り。
136世界@名無史さん:04/10/25 18:06:26
ペーパーナイフって、えらい高価なのがあるよね。
137世界@名無史さん:04/10/25 18:16:33
おらは裁縫用の骨のヘラを削って鋭くしてペーパーナイフにしてる。
138世界@名無史さん:04/10/25 19:08:05
ペーパーナイフは何でもそうだが、安いのから高いのまでピンキリ。
ネットで検索すれば沢山あるよ。
139世界@名無史さん:04/10/25 22:16:11
140世界@名無史さん:04/10/25 22:33:37
推理小説の凶器に良く使われるからよほど切れたんだろうな。
141世界@名無史さん:04/10/25 22:35:19
恐ろしいモン机の上においとくなあ、とか思ってしまうけど
昔はそれなりの切れ味がないと紙を切ることは出来なかったんでしょうね。
142世界@名無史さん:04/10/25 22:37:24
今でも切れ味は悪いと切れないんだが
143世界@名無史さん:04/10/26 04:36:01
ところで自分で買った歴史本読むときみんなは手洗う?
週刊誌とかは除いて俺は洗うんだけど。
144世界@名無史さん:04/10/26 05:13:37
洗うよ。
でも読みながら鼻くそほじったりするな。
145世界@名無史さん:04/10/26 08:45:18
全然。
どうせ誰かに譲ったり売ったりするつもりはないから
書き込みとかしてぼろぼろにしちゃうな
146世界@名無史さん:04/10/26 09:05:05
いずれ古本屋行きとなることを考えてブックカバーは必ず。
147世界@名無史さん:04/10/26 12:44:58
よほどの希少書か、需要が有る本でも無いと買取して貰えんよ。
148世界@名無史さん:04/10/26 13:16:56
フランス、イギリス、イタリアの古書について勉強できるサイトを
教えて下さい。お願いします。
149世界@名無史さん:04/10/26 15:59:11
>>146
背バンドのある本にもカバーするの?
150世界@名無史さん:04/10/26 16:04:40
背バンド?
マウントのことか?
俺はしないけど・・・
151世界@名無史さん:04/10/26 16:08:59
どのように革装丁の手入れをしてる?
何をつけて磨いている?
152世界@名無史さん:04/10/26 17:12:52
えーと、確か古くなった牛乳で拭くと革はきれいになるとか。
153世界@名無史さん:04/10/26 17:20:43
>>152
前に出てたけど、それホントなの?
臭くなりそうなんだけど・・・。
154世界@名無史さん:04/10/26 18:34:25
前、革装丁を買った古書店で聞いたら、
ミンクオイルか、ワセリンがいいそうだよ。
ミンクオイルは、どこにでも売っているものでない上に、値段も安くはない。
その点、ワセリンは大抵の薬局に行けば売っているし、値段も手頃。
俺はワセリンを薄く塗って磨いてます。
ワセリンは小さなプラの小瓶で270円ほどしたと思う。
ミンクオイルは千何百円すると思う。
東京ではアメ横に売っているみたいだ。
牛乳はやったことはない。ゴワゴワしそうで怖くて使えない。
155世界@名無史さん:04/10/26 19:36:55
>>150
マウントって言う?
聞いたことないんだけど。
156世界@名無史さん:04/10/26 19:50:57
うん、言うよ。
俺は最初マウントで覚えた。
157世界@名無史さん:04/10/26 19:54:59
たとえば、こんな感じ
  ↓

中央公論社刊/30×22糎/背革3段マウント丸背上製本泊押革題簽
天鵞絨装夫婦凾

5.1.15初版 A5判659頁 背隅革装 平唐棧 天金 
五段マウント装幀 美 函欠
158世界@名無史さん:04/10/27 16:21:25
ミンクオイルは靴屋か登山道具屋で売ってる。いろんなサイズがあるし、そんなに高くないよ。
メルトニアンの保革クリーム(デパートの靴売り場で買える)もいいけど、表面がささくれた
ように痛んでる革だとシミになるかも。
159世界@名無史さん:04/10/27 17:05:00
靴屋か登山道具屋か。
シミになるのは怖いな。
160世界@名無史さん:04/10/27 17:47:17
手頃な値段で買える洋古書で古い18世紀〜19世紀のものは、
痛んでいるものが多いね。
だからこそ気軽な値段なのだが。
161世界@名無史さん:04/10/27 18:13:58
>>158

革の手入れするのに何使っているの?
162世界@名無史さん:04/10/28 15:01:35
今、洋古書は安いよね
163世界@名無史さん:04/10/28 16:35:03
普通の靴クリームは、ワックスが入っているから使っちゃ駄目だよ。
かぴかぴになってしまう(経験あり)。
メルトニアンは俺もよく使う。シミになったように見えるのは塗った直後だけで、
一晩もおくときれいになる。
今度ワセリンも試してみよう。
164世界@名無史さん:04/10/28 17:08:00
メルトニアン使ったことないな・・・_| ̄|○

俺はワセリンしかないんだが、なんとなく使ったことがないけど、
メルトニアンがよさそうに見える(隣の芝は・・・の心理?
今度見つけたら早速買って使ってみたい。
ミンクオイルはどうなんだろう?
165世界@名無史さん:04/10/29 13:52:53
ミンクオイルは、性能はすごくいい。
ちょっと臭いのと、少々べとつくのが難点。
166世界@名無史さん:04/10/29 14:22:29
ミンクオイルは、そんなにいいのか。
俺、田舎に住んでいるんで、入手不可なんだよな。
今度見つけたら早速使ってみるよ。
167世界@名無史さん:04/10/29 18:04:38
メルトニアンって、英国王室御用達のやつだよね?
168世界@名無史さん:04/10/29 18:23:52
ここはいつから古書のお手入れスレになったんだ…?
169世界@名無史さん:04/10/29 19:51:44
>>167
そうか。知らなかったよ。ネットでも買えるのかな。
今、早速検索してみたら製造中止だってさ。
170世界@名無史さん:04/10/29 21:56:56
革ジャンや皮コート用のお手入れセットは結構いい。通販で売っているが安いし。
171世界@名無史さん:04/10/29 22:22:10
研磨剤が入っているのは使えない。
イタミが少しでも有ると革が劣化してしまう。
172世界@名無史さん:04/10/30 15:43:56
http://www3.coara.or.jp/~hobby/meltonian.html
ここでメルトニアン売ってるようなんだけど、
色はニュートラルのほうがいいですよね。
173世界@名無史さん:04/10/30 16:58:03
そうだな。ニュートラルがいいな。
もし俺が使うならニュートラル。
余計な色はつけたくないし。
一番困るのは補修(再装丁)が一切出来ない点だ。
出来るとしても最低十万単位はかかるだろうし、
せっかくの時代装丁が永遠に失われてしまうので、
これ以上に劣化は是非避けたい。
でも、革は手入れしないと、ますます劣化を招くので、
出来るだけの手入れはしたい。
174世界@名無史さん:04/10/31 00:05:56
修道院の礼拝堂のミサに参列(信者じゃない)したが、礼拝堂の入り口のところに
巨大な本が開いて台に乗せてあった。字がワードの72号の倍もあって、飾り文字。
あんなのどこで作っているんだろう?自家製かも。
175世界@名無史さん:04/10/31 00:58:28
どこの?
176世界@名無史さん:04/10/31 16:14:02
どこの本?いつの本?
177世界@名無史さん:04/10/31 19:50:29
>>175>>176
いつの時代のかしらないけど、かなり古そうだった。
でも、せいぜい200年てとこで印刷術以前という感じじゃなかった。
見た目には古い聖書か祈祷書の巨大版というところ。たぶんラテン語。
トラピスト修道院だけどどこにあるかは勘弁してね。身元ばれちゃうから。
178世界@名無史さん:04/10/31 23:26:13
自分で作ったんじゃないの。
179世界@名無史さん:04/11/01 16:29:53
やはり昔の本は作りがいいな
180世界@名無史さん:04/11/01 16:35:11
>>179
昔の本のうち、作りがいいものが今に残り得た、のであります。
181世界@名無史さん:04/11/01 17:05:32
なるほど、言われてみれば、そうだな。
今の本で百年持つのは何冊なのかな。
無線綴じなんかは十年単位でバラバラになるし・・・
182世界@名無史さん:04/11/02 02:32:21
やはりフランスは本をつくるのが上手いと思う。
183世界@名無史さん:04/11/02 14:53:10
ハゲ堂
184世界@名無史さん:04/11/02 17:14:12
イギリスなどに比べても良く出来ている。
185世界@名無史さん:04/11/03 11:36:22
装丁を日本でするといくら位かかるんだろう?
186世界@名無史さん:04/11/03 17:28:13
日本の書物は装丁していないそうです
187世界@名無史さん:04/11/03 18:12:36

 _| ̄|○
188世界@名無史さん:04/11/05 23:07:43
最近何か本を買いましたか?
189世界@名無史さん:04/11/08 07:12:44
この間フランスの古書店から古書を3冊買った。
勿論ミンクオイルで手入れした。
和書は手入れの楽しみがないからつまらない。
190世界@名無史さん:04/11/08 09:54:30
古書は「手入れ」するために買うのか、それとも「読む」ためなのか、どちらかね?
191世界@名無史さん:04/11/08 10:13:38
そんなの重要じゃないだろう?
192本の虫:04/11/08 11:15:12
手入れの楽しみよりは、本の中身の方が重要ではあるな。
193世界@名無史さん:04/11/08 11:22:36
>和書は手入れの楽しみがないからつまらない。
和綴本の手入れをやってみればいかが
194世界@名無史さん:04/11/08 11:46:12
韋編三絶か。線装本も木簡も紐で綴じてあることは変わらないね。
表装を麻じゃなくて絹にするとか、帙を特注するとか楽しみは結構
あると思うが。巻物ならば表具師に頼めばいくらでも豪華にしてく
れたりする。
195世界@名無史さん:04/11/08 12:16:53
>>193&194

そんなに大変なのか?
想像も出来ないんだが。
196世界@名無史さん:04/11/08 12:38:54
大変というか好事家の道楽の一種でしょう。書物より美術品と言った方が
良いとは思うけど、室町期あるいは更に古い絵巻物を持ってる個人収集家
というのもいないわけじゃないし。
197世界@名無史さん:04/11/08 13:00:03
うーん・・・
198世界@名無史さん:04/11/08 13:14:27
別にそういう趣味もあってもいいと思うけど
それをネタに他のものを貶すような馬鹿は嫌だねえ
199世界@名無史さん:04/11/08 13:27:07
そうだね
200世界@名無史さん:04/11/08 13:31:53
>>194だけど、貶すって俺のこと?意味がわからん。
201世界@名無史さん:04/11/08 21:09:55
200のことじゃないと思う。
202世界@名無史さん:04/11/09 23:35:39
赤い靴は高い。
洋古書を買うなら、ABEだな。
203世界@名無史さん:04/11/10 01:40:03
>>202
でも届かないこともあるからな。
十回に一回は事故かなんかで届かない。
204世界@名無史さん:04/11/10 01:45:47
装丁とは関係ないかもしれないけど・・・
鎌倉時代から続く名門の旧大名・佐竹家が金欠のため、大正6年11月5日
大売立を行い「佐竹本・三十六歌仙絵巻」空前の高値・35万3千円で道具商
6人によって共同入札された。
共同入札は絵巻切断を防ぐためだったといわれるが、その後の不況のため
丸ごと買ってくれた成金は破産。切断されて益田鈍翁や團琢磨などに買われたが
戦後次々と海外流出。ああもったいない。
ちなみに切断された断片のうち、最高額は「斎宮女御」の4万円。女性の方が高い。
衣装代というところか。

205世界@名無史さん:04/11/10 02:54:37
>>203

俺は今まで10回ほど買っているが運良く無事に届いている。
やはり、そういうことって有るんだな。
206世界@名無史さん:04/11/11 02:35:50
誰か中国とかの唐本を集めている人はいないのか?
207世界@名無史さん:04/11/11 11:25:43
収集困難。中国が清朝期以前の線装本を国外持ち出し禁止にしている。
前は香港があったけど、ここも70年代半ばあたりから店頭から次々に
線装本が消えていったそうな(清水茂 『中国目録学』 筑摩書房)。
208世界@名無史さん:04/11/11 13:44:39
持ち出し困難か。
それは空港で没収?みたいな感じで取り上げられるの?
209世界@名無史さん:04/11/11 13:57:10
誠心堂書店なんかで唐本は買わないのか?
それほど高くないようだが。
210世界@名無史さん:04/11/11 14:20:48
民国期のものはさして高くはないと思われ。もっとも稀に市場に出る宋本も
ヨーロッパの手写本や16世紀頃の木版・活版本程ではないと聞いたことがある。
211世界@名無史さん:04/11/11 14:58:44
そうそう稀覯書は出ないだろう、少なくとも店頭には。
法人か研究機関かお得意様に直行だろうな。
212世界@名無史さん:04/11/11 20:28:51
稀覯本は個人が死蔵するよりそういうところに行ったほうが
213世界@名無史さん:04/11/11 22:35:46
江戸小噺に輸入品の書物を見た学者気取りの男が
「ちかごろの唐人は杜撰だ。返り点もついていない」というのがありますから
相当に輸入されていたと思われます。しかし、江戸時代の学者の蔵書は、子孫が
まるごと県立図書館などに寄付する例がほとんどですから、店頭には出ないでしょう。
214世界@名無史さん:04/11/13 08:23:58
俺は死んだ時のことを考え、蔵書票を作って貼り付けている。
これで死後、本が散在しても、こんな奴が持っていたのか判るわけだ。
蔵書票は凝ったつくりにして、紙も特殊な紙に印刷した。
215世界@名無史さん:04/11/13 10:47:32
つーか、みんなはどれくらい古いヨーロッパの古書を持ってる?
ちなみにオイラは1872年。
216世界@名無史さん:04/11/13 11:37:36
コプト語経典のパピルス写本とかあるけどな
ただしボロボロのフラグメントw
217世界@名無史さん:04/11/13 12:36:09
一番古いのは1768年のフランスの洋古書。
でも、コレクター的に言えば、1700年代では、
それほど古いとはいえない。
大体1700年代〜1800年代のフランスの本が多いのだが、
状態が良いものだけを買ってます。
買うのは現地の古書店へ直接注文を出して買う。
日本よりはやはり価格的には安い。
218世界@名無史さん:04/11/13 12:42:59
215の者ですけど、その本はポケット法令集で約420円でした。
インテリアではなく研究に使うんですけど。
でも開いたら壊れそう(涙)
219世界@名無史さん:04/11/13 12:47:44
>>216
誠に興味深い本だね。見てみたいものだ。
古書ですらそうだが、TVのなんでも鑑定団には
洋古書は全く出たことがないね。
まだ、洋古書なんかは一般的では無いし、
また書誌学的な知識も要な分野なのでとっつき難いのだろうか。
骨董書画に比べれば、洋古書はタダみたいに安く感じる。
骨董書画は何十万〜何百万〜何千万単位だからね。
何十万出せば、大抵の本は手に入るだろうな。
それに海賊版は有れど、贋作なんか無いに等しい蒐集分野だしな。
まあ一般化されることは無い趣味ではあると思う。
220世界@名無史さん:04/11/13 12:51:25
>>218

手軽な価格帯で良いと思う。
洋古書は大型本、4toなども有るが、12moなどの小型本も数多いね。
よく絵画などにも小さな本を持った貴婦人が描かれているし。
221世界@名無史さん:04/11/13 12:58:36
>>219
うちデジカメねーんでアレだが
似たようなのがいまebayに出てる
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&category=366&item=6129730433&rd=1
222世界@名無史さん:04/11/13 13:19:09
>>221

サンクス。
こんな本だったのか。
なかなか面白いと思うが俺には読めない・・・_| ̄|○
日本人では研究者でも、そんなに持っていないような気がする。
223世界@名無史さん:04/11/13 13:30:58
こういうのは好事家の蒐集対象としての価値が高そうだしな・・・。
$30程度なら読めなくても遊びで買ってみようか(w
224世界@名無史さん:04/11/13 13:35:49
$30なら手頃だな。
今時3500円程度では何も買えないしな。
225世界@名無史さん:04/11/13 13:36:41
日本の古書は高すぎる。
世界一高いんじゃないのか。
226世界@名無史さん:04/11/13 13:41:50
史上最高額のついた書籍ってルイス=キャロルの鏡の国のアリス(初版)じゃなかったっけ?
好きモノがいる分野は無駄に高値になるのかな。
そういう意味ではコレクター天国の日本は歴史的な意味で本来書籍が持つ価値以上の
プレミア付きやすいかもね。
227世界@名無史さん:04/11/13 13:57:55
大学前や古本街の古本屋は高い。

でもそういうところを外れた、アカデミックな人たちが
あまり通らない古本屋は安いよ。ときどき掘り出し物もある。
価値が分かってないね。
228世界@名無史さん:04/11/15 10:57:51
full vellum装の本を買ったのだが、最適な手入れは、
他の革装丁の本と同じですか?
識者の意見を乞う!
229世界@名無史さん:04/11/15 19:31:23
>>228
僕の油にはヴェラムには使えないって書いてある。
230世界@名無史さん:04/11/15 20:10:55
助言ありがとうございます。
やはり駄目か。
231229:04/11/15 20:53:04
>>230
ごめん勘違いだった。
シャグランやモロッコ革にはつかえないらしいけど、ヴェラムはどうか分かりません。
オイルが使えない革ってどうやって手入すればいいんだろう?
232世界@名無史さん:04/11/15 21:02:10
だから牛乳ですよ
信じられないなら安い革で試してみれば一目瞭然
233世界@名無史さん:04/11/15 21:46:42
牛乳は硬くなりそう、そして匂いが付きそうで怖い。
234世界@名無史さん:04/11/16 01:30:29
中国にこんな諺あります。

腐った牛乳を飲めばケツから黄土色ヨーグルトが出る。
235世界@名無史さん:04/11/17 19:10:56
今買った19世紀の洋古書(フランス)を辞書を引き引き読んでます。
古語死語も若干有るが、元は取りたいので必死です。
236世界@名無史さん:04/11/17 19:28:29
>>235

どんなテーマの本ですか?
237世界@名無史さん:04/11/17 19:30:04
ひろゆきさんが真剣に動きました。
香田氏の動画のリンクを貼った人物のアクセスログを法務省に提出するそうです。
・運営サイド、いったん関連する鯖を止めて、幸田氏画像関連のログを抽出。法務省へ提出。
・ザルカウイが国内で正式に「容疑者」になったことで、法務省も一気に動きやすくなった。
・今回の件で、動画公開以降、2ちゃんねるに対する苦情と抗議が警察庁・法務省に殺到中。
・さすがに、「今回は見過ごすな。」「徹底的にやれ」というのが現在の霞ヶ関の雰囲気。
・関連する法規を最大限に柔軟に活用して、特に、
 (1)斬首動画へのリンクを貼った者
 (2)遺族に対する明らかな中傷を書き込んだ者
 を重点対象として、徹底的な捜査と処置を行うというのが、警察庁・法務省の基本方針。
238世界@名無史さん:04/11/17 19:36:12
>>236

フランスの民衆の歌の本です。
恋の歌、宴の歌、お祭りの歌、等々・・・
239世界@名無史さん:04/11/17 19:50:42
>>238

それって難しいですよね?
文学作品は、論文と単語や文法が違うので読めません(涙)。
240世界@名無史さん:04/11/17 20:08:38
>>237
罪名が思いつかないのだが、何の罪を捜査・処置するのか?
241世界@名無史さん:04/11/17 20:10:55
>>239
求めている程度によるのでは。
俺は翻訳家でもないし、ただ趣味で読んでいるので、
至極正確かつ適切な訳を求めているのではなく、
ただ文脈が判り、文意がつかめれば良いと思っているのでね。

逆に仕事や研究などでは間違いは許されないと思うし、
正確かつ適切な訳を求められると思うので、
俺にとっては、そっちの方が苦労すると思う。
あとは慣れじゃないですか。
俺は別に大学でフランス語をやったわけでもないしね。
大学では史学科に過ぎないし、それもただの考古学だし。
242世界@名無史さん:04/11/17 20:11:50
>>237
何故?こんなスレに貼る?
243世界@名無史さん:04/11/18 11:17:35
俺もvellum装の本を持っているが、どう手入れしていいか
判らないのでそのままにしている。
244世界@名無史さん:04/11/19 19:20:22
結構みんな色んな本を買っているんだね
245世界@名無史さん:04/11/19 19:53:34
みんなの蔵書の数について教えて欲しい。
246世界@名無史さん:04/11/19 20:41:18
3000冊ほど。手元に1000冊ほど、残りは物置。

日本古書400冊ほど。洋古書は17冊。
247世界@名無史さん:04/11/19 21:44:54
>>245

あなたの蔵書は何冊あるの?
248世界@名無史さん:04/11/19 21:57:21
>>245

(海外の)歴史博物館の図録やパンフレット等も入れれば2000以上。
古書が多い。そのうち300くらいが洋書だと思う。
ただ俺の場合、ほかに海外の図書館等でコピーした史料のコピーも多いし、
研究にとっては貴重。
249世界@名無史さん:04/11/19 21:59:19
 ↑
 >>247の間違い。訂正。
250世界@名無史さん:04/11/19 22:04:35
>>248
なるほど、すごい!趣味が合いそうだ。
2chで、こんな人に出会えるとは嬉しい。
俺は日本の古書だけしか目を向けていなかったのだが、
以前、鹿島茂・荒俣宏等の著作を読み、洋古書にも近年目を向けている。
鹿島茂が言うように、日本の古書は価格が世界的に見ても高いし、
状態が良いものは皆無に等しい。
近年、洋古書を実際に買い、手元に置き、見てみると驚くほど状態が良いのが多い。
248さんは、海外にはよく行くようだね。
俺には羨ましい。俺はネットを経由して、海外から古書を買っている。
251世界@名無史さん:04/11/19 22:53:11
海外だとやっぱ強いのはABEでつか?
252世界@名無史さん:04/11/19 22:55:24
>>248
いいな。いろんな事知ってるんだろうな。
253世界@名無史さん:04/11/19 23:07:23
>>251
俺はABEが良いと思う。検索される数は多い。
それかbiblio.com、Alibrisかな。

ちなみに赤い靴は高すぎ。
手数料代ボリ過ぎ。
254世界@名無史さん:04/11/20 03:31:15
赤い靴の存在意義がさっぱりわかんないんですけど。
255世界@名無史さん:04/11/20 06:44:15
語学が堪能でない人向けなのではないかな
256世界@名無史さん:04/11/20 18:25:31
洋書買うのに語学が堪能じゃないって、、、
257世界@名無史さん:04/11/20 18:31:15
そんな人もいるんじゃねえの?
258世界@名無史さん:04/11/20 18:34:33
インテリアのため
259世界@名無史さん:04/11/20 20:19:17
ABE程度での取引も出来んヤシは洋書買うなよw
260世界@名無史さん:04/11/20 20:33:33
歴史について誰か薀蓄ないの?
261世界@名無史さん:04/11/20 20:37:34
最初のほうで出切っちゃった
262世界@名無史さん:04/11/20 20:41:38
インキュナブラ
263世界@名無史さん:04/11/20 21:07:29
じゃマーブル紙はどうよ?
日本の装丁では馴染みが無いけど、洋古書では割合と手軽な装丁で
数多く有り、俺は好きだな。
マーブル紙の種類は多種多様で、マーブルを模したものまで有る。
その他、装飾紙等・・・
装丁では、表紙や見返しなどに使われることが多い。
264世界@名無史さん:04/11/20 21:10:13
マーブル紙については、ここが詳しいよ。

マーブル紙の変遷
ttp://www.lib.hit-u.ac.jp/CHSSL/exhibition/marble/marble03.html
265世界@名無史さん:04/11/21 02:10:12
天金じゃなくて天マーブルとかあるよね。
あれってどうやるんだろう?
266世界@名無史さん:04/11/21 02:44:38
紙と同じなんじゃないか。
よく有る手法だよ。
267世界@名無史さん:04/11/21 13:54:58
マーブル紙は綺麗でいいよね。
268世界@名無史さん:04/11/22 21:13:24
日本ではマーブル紙はそれほどメジャーじゃないね
269世界@名無史さん:04/11/23 22:10:31
もっと知られてもいいんだがな。
270世界@名無史さん:04/11/24 04:32:00
マーブル紙はネットでも買えるけど高い。
271世界@名無史さん:04/11/26 04:26:41
書誌学っていうやつ???
272世界@名無史さん:04/11/26 05:31:24
うーん、多分・・・
273世界@名無史さん:04/11/28 14:22:09
マーブル紙集めてみたい、けど高いよなぁ〜
274世界@名無史さん:04/11/28 20:54:32
マーブル装もいいけど、革装もいいよな
275世界@名無史さん:04/11/28 21:33:26
革装もいいけど粘土板碑文もいいよ
276世界@名無史さん:04/11/28 21:57:21
もっているの?
277世界@名無史さん:04/11/28 22:04:23
オクや古美術マーケットで結構出回ってるよ
1個3マソくらいで買えるし

http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/6zo41128220320.jpg
278世界@名無史さん:04/11/28 22:07:31
ちなみにこれ今某所で売り出されてるやつね
買おうかな・・・
279世界@名無史さん:04/11/28 22:36:20
読めもしない古書やら碑文やらを買ってどうすんだろ。
所詮、インテリアでしかないのか。
280世界@名無史さん:04/11/28 22:41:28
グローサリー片手に何書いてあんのか解読するのも楽しいよ
281世界@名無史さん:04/11/28 23:01:51
>>277

こんなものが有るんだな。
しかし3万とか手頃だな。
某インチキ版画の糞拭き紙が100万とか言っている隙に・・・
282世界@名無史さん:04/11/28 23:03:51
>>280

そうそう。俺も辞書片手に読んでいる最中だ。
何が書いてあるのか解きながら読むのが楽しい。
それと蔵書票とか元の持ち主の書き込み、献辞を読むのも面白いよ。
283世界@名無史さん:04/11/28 23:05:26
>>279
インテリアじゃないよ。
趣味と実益と探究心を満たすために買っているんだ。
284世界@名無史さん:04/11/28 23:06:32
>>277

すげえ
はじめてみた
285世界@名無史さん:04/11/28 23:09:06
ヤフオクにはタブレット状のが出てんね
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k8208109
286世界@名無史さん:04/11/28 23:13:04
>>285

希望落札価格: 95,000 円って高くないか?
これは日本価格か?日本だけの価格なのか?
他の国ではもっと安い流通価格じゃないのか?
日本はこのようなものは高い値段設定しているところばかりだからな。
コレクター的には、この値段どうだろうか?
やはり相場より高めですか?
俺にはぼったくり価格に思えてならないのだが、
入札も現に0だしな。
287世界@名無史さん:04/11/28 23:19:16
>>286
印章痕のついた粘土板ってのはアッシリアやウラルトゥ時代に多いんだけど、
市場にはそんなに出てこないの
で、これは刻印が比較的明瞭なのと完品状態な点で評価できる
でもまあ鑑定書もついてないし相場よりは高いかな

マーケットを探せば5マソ程度で見つかる品だと思う
個人的には半値にならなきゃいらない
288世界@名無史さん:04/11/28 23:24:13
こういうのを積極的に買う好事家がいるから盗掘やら遺跡破壊が止まないのも事実。
特に考古遺物の場合、購入者は間接的とはいえそういう行為に加担している責任をよく考えるべきだね。
289世界@名無史さん:04/11/28 23:26:58
>>287

やはり相場より高いのか。日本には余り入ってこないものほど、
日本だけの価格だもんな。古書に限らずにさ。
290世界@名無史さん:04/11/28 23:28:24
>>印章痕のついた粘土板ってのはアッシリアやウラルトゥ時代に多いんだけど、

さすが識者だな。勉強になるな。
291世界@名無史さん:04/11/28 23:29:41
>>285
すごい長文だな
292世界@名無史さん:04/11/28 23:32:37
>>285
この出品者は♀なようだがネカマか、婆の業者だろ?
293世界@名無史さん:04/11/28 23:41:25
他の出品物から考えてもそこそこ年食った転売屋だと思う
それもネット取引とかでブツを得た個人輸入の可能性大
コレクターがいらなくなったの出してるならもう少し統一性があるしね

鑑定書をつけないで長文解説で信頼させたり高めの値段設定にするってのは
専門家気取りの美術愛好家に多いのよ

珍しい出土品や工芸品の類は見てるだけでも眼福にはなるけどなw
294世界@名無史さん:04/11/28 23:47:37
同意。

タバコのキャスターを愛用している奴だ
ということは写真を見て判った・・・
多分、婆か、爺の転売屋だろう。
ぼったくってやがる。
イーベイで買ったほうが何倍もいい。
295世界@名無史さん:04/11/28 23:51:05
>>293
[長文解説で信頼させたり]・・・
まるで悪徳商法の糞印刷版画屋みたいなもんだな。
まず本気で買う奴は説明文なくとも、それなりの知識が有るのでウザイだけ。
まあコレクターなら、こいつよりは薀蓄は有るだろうな。
前フリが長い奴は素人向け商法に間違いない。
本物のコレクターは相手にしないと思われ・・・
296世界@名無史さん:04/11/28 23:52:52
鑑定書をつけないで長文解説で信頼させたり高めの値段設定にするってのは



逆効果
余計買いたくなくなる。信頼度が低下すると思う。
297世界@名無史さん:04/11/28 23:58:25
ま、業者叩きはそのくらいで話を書籍に戻そうかw

酸性紙問題って個人で何かしら対策取れるもんなの?
298世界@名無史さん:04/11/29 00:01:41
個人ではどうだろう?俺自身はあきらめている。
酸性紙問題はこのスレの上の方にあったよ。
見ていないなら参考にしてみてね。
299世界@名無史さん:04/11/30 22:30:31
hage
300世界@名無史さん:04/11/30 23:55:54
どこも業者は高い
301世界@名無史さん:04/12/01 12:45:11
この間、この本を買いました。
勉強になる。
挿絵の歴史に興味がある人にはお薦めです。


イギリス挿絵史―活版印刷の導入から現在まで
282p 21cm(A5)
研究社出版 (1995-12-25出版)
販売価:\3,780(税込)
5世紀にわたる変遷を一目に。
挿絵に注文のうるさいディケンズ、
自作に自ら描いたサッカレー、
自刻もしたブレイクなどの文学史に現われない
エピソードのほか、手彩色、木版、銅版、鋼版など
技術上の移り変りも詳説、挿絵図版170余点。
16世紀後半から500年にわたるイギリスの書物中の
挿し絵の歴史を、画家の特徴を捉え、技
術や時代の変遷に伴う画風の変化を軸として鳥瞰できる。
302世界@名無史さん:04/12/02 01:46:50
俺も読んでみたけど良い本だよね
303世界@名無史さん:04/12/03 00:43:07
荒俣宏も美しい本の紹介本を出しているね。
304世界@名無史さん:04/12/03 08:29:41
好きな挿絵画家とかいる?
305世界@名無史さん:04/12/03 12:13:11
ビアズリーが良い!
306世界@名無史さん:04/12/03 12:18:23
【書店】中国の本屋事情【読書】

http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/china/1101940644/l50
307世界@名無史さん:04/12/04 13:24:16
発禁本もなかなか凝った装丁が多い
308世界@名無史さん:04/12/04 13:32:38
【古書・古本】本の保存・補修・メンテナンス【蔵書管理】

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1102121964/l50
309世界@名無史さん:04/12/04 22:17:41
>>304
ギュスターブ・ドレ最高。
310世界@名無史さん:04/12/05 01:53:13
ドレは神曲くらいしかわからない
311世界@名無史さん:04/12/06 10:00:28
綺麗な挿絵っていいもんだ。
312世界@名無史さん:04/12/06 10:45:42
>>310
ドン・キホーテと旧約聖書がある。
パリの本屋に全部あったが、重くてドン・キホーテしか買って帰れなかった。
いまだに残念。
313世界@名無史さん:04/12/06 10:54:43
挿絵といえば、風間完がヨーロッパにスケッチ旅行するとき連載小説に
挿絵描いていた作家たちに「書き溜めておくからあらすじ教えてください」
と頼んだら、松本清張のは「自分で書くから心配無用」と答えたそうだ。
風間完の画風に似せてK.KのかわりにS.Mと署名して、読者がいつ見破るかと
楽しみにしていたら、誰も気づかなかったのでがっかりしたとのこと。
314世界@名無史さん:04/12/06 12:24:25
>>312
神キタ━━━━ヽ(゜∀゜)ノ━━━━!!!!
すげえっす!
いつ頃の本ですか?
相当昔っぽいですな。
315世界@名無史さん:04/12/06 12:31:22
>>312

そのドン・キホーテはイクラしたの?
現地パリは日本よりは安いの?
316世界@名無史さん:04/12/06 19:48:23
>>315
いくら払ったか忘れました。本にも値段書いてないし。
1979年版です。神曲や旧約聖書もその程度の感じで、そう古いものではなかった
はず。復刻版だったのかな。
現地は当然安いはずです。今はどうだか知らないけど、昔丸善で洋書買うと、
本に書いてある定価の2倍しました。
317世界@名無史さん:04/12/06 20:08:41
>>316

そうなんだ。
俺はまた相当古いのかなと思ってました。
やはり日本で買うと相当高いものですね。
318世界@名無史さん:04/12/07 12:54:09
>>316
装丁はどのようなものですか?
仮綴ですか?
版元製本ですか?
319世界@名無史さん:04/12/08 06:32:57
フランス語話せるんだ
320316:04/12/08 18:40:52
>>318
版元製本です。
濃い青の布地で表紙に作者名と書名が金色で入っています。
紙のカバーがついていて、表がドン・キホーテがサンチョ・パンサと出発する場面
裏が風車と戦ってこけた場面です。
うちにある本では「レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯」(ナルディーニ著・筑摩書房)
が1番似ています。こちらは茶色系ですが、布の感じは一緒です。
321世界@名無史さん:04/12/08 20:26:16
    人人人
   /     \     ___________________
  / .#  /=ヽ  \   /
 |     ・ ・   | <  煽り・荒らしがこねーと伸びねーのか?このスレは!!
 |     )●(  |   \___________________
 \     ー   ノ
   \____/.   .||
   /     \    .||| ゴン!!
  ./ /\.   / ̄\  ||||      .'  , ..
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322世界@名無史さん:04/12/09 04:31:47
>>320
クロス装なのか。サンクス。
高額でないならば、お買い得だな。
323世界@名無史さん:04/12/11 08:24:10
俺もフランスに行って古書を買ってみたいなぁ!
324世界@名無史さん:04/12/11 16:28:21
俺もベラルーシに行って古書を買ってみたいなぁ!

325世界@名無史さん:04/12/12 08:21:42
326自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/12 12:13:30
亀レスですが。
中国の線装本は清末、民国期のものを少々持っております。
この時代のものだと4〜5巻帙入りで数千円と言った値段です。中国の書店で明版の
『史記』の線装本を見たことがありますが、今で言うB4版くらいの大判で1巻が7万円
くらいでした。
宋版の線装本は博物館か図書館でしか見たことがありませんが、物によれば1葉が数百万
円するものがあるそうです。
中国は文革時期に限らず、たびたび本を焼くと言うことがあったので古い時代で良い状態
の線装本はなかなか見ることが出来ません。
しかしながら、線装本の持ち出し禁止も言うほど厳しい訳でもなく結構簡単に持ち出せます。
線装本については、中国の明版は表紙も色渋紙を使った立派なものが多いですが、数がそこそこ
出回っているのでそれほど高くはないです。
宋版は装丁自体は貧弱なのですが、宋朝体と言う書体で版刻されており、校訂がしっかりしている
ので結構人気が高いです。
清版も宋版と同じく装丁はさほど立派ではありません。
朝鮮の線装本は今で言うB4やA3と言った大型のものが多く魚尾や表紙に凝ったものが多いです。
ベトナムの線装本は大学図書館で何冊か手にとりましたが、B5サイズくらいの小型本が多く、
紙質は非常に悪く表紙も本文も同じ紙を使い、ひどいものだと古い本の裏紙に印刷してありました。
印刷、版刻の状態も非常に悪く文字が潰れていたり斜めに印刷されていたりするのが普通に見られました。
それでも高温多湿の気候で保存が難しく、たびたび起きた戦争で焼かれたりしているため数も少なく
なかなか見られないものです。現地では「漢喃院」と言う機関が積極的に古書の保存収集を行っていますが
一般ではさほど高価なものとは思っておらずぞんざいな扱いをされています。最近は外国人が買うと言う
ことが知られ始め結構良い値段で取引されているそうです。
中国にしろ、朝鮮にしろ「影印本」と言う線装本を写真製版して洋装本にしたてたものが多く出回っているの
で、線装本を積極的に収集するのはコレクターくらいですね。
327世界@名無史さん:04/12/12 15:43:17

カーメネフ
328世界@名無史さん:04/12/13 08:43:10
>>326

大変結構なコレクターですな。
中国物しかコレクトしていないのですか?
329世界@名無史さん:04/12/13 13:09:20
>>326
影印本なら大学の図書館にいろいろあって、平安時代の貴族の日記など読まされると
憂鬱になったものですが。原本のままで間違いほったらかしなので。
中国物でも線装本がなかったのは貧乏学校だったからと理解できました。
330自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/14 00:36:33
>328
別にコレクトしている訳ではありません。たまたま安かったから買っただけで、大学図書館
にあった線装本はこっそり紐を外し一葉ずつ開いてコピーをして持っています。
線装本は洋装本よりかさばる上に保管が難しいので余り好きではありません。
線装本で一番開きやすかったのがベトナム。背表紙に糊付けが無いので紐をはずずだけでばらせます。
次が中国、背表紙の糊付けをカッターナイフでそーっと剥がしながらばらしましたが、元に戻す
のがさほど難しくないので割合楽でした。
日本や朝鮮の線装本は背表紙に錦織の布を貼ってあったり、紐を外しても更にこよりで何ヶ所か留めて
あったりとヒジョーに手が込んでます。紐のかけ方も数種類あり、日本の線装本は紐をかけなおすのが
パズルのようでヒジョーに難しかったのを覚えています。

>329
日本の場合、写本がほとんどですから内容の校訂がなかなか難しいですね。
中国の場合、写本より刻本を重んじたので結構校訂がしっかりしています。それでも
版によって差があるので、目録学だとか版本学だとか言うのが結構盛んでした。
善本書目だとか読書札記だとか言うのは役に立ちます。
有名な『四庫全書』は写本なので『四庫全書』にしか無い文献以外は『四庫全書』から
引用しないと言うのが、中国学の暗黙の了解になっています。
結局、中国の本と言うのは線装本でも中華書局の活字本でもテキストの校訂がしっかり
しているものを使うと言うのが普通ですので、線装本を好んで集めるのは版本学をやっている
人かコレクターとなるのだと思います。
331世界@名無史さん:04/12/14 09:04:29
【書店】中国の本屋事情【読書】

http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/china/1101940644/l50
332世界@名無史さん:04/12/15 10:47:30
ムホ
333世界@名無史さん:04/12/17 17:50:31
フランスの古書店へ今日本を注文した。
来るのが楽しみだ。
334世界@名無史さん:04/12/18 14:35:15
未製本の本を持っている。装丁家に頼んで装丁してもいいけど高いよな。
335自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/18 15:13:45
学生時代、図書館でコピーした本を厚紙と布で装丁していましたが結構手間
と時間がかかりました。ボール紙を使って表題をカッターナイフで彫りこみ
金粉を埋め込み表紙に使ったりもしましたが、まともに本を買うより高くつく
ので、もっぱらカレンダーを使って簡単な表紙の装丁を多用していました。
線装本も作りましたが、コピー紙では固すぎて穴を開けるのが大変。
やはり線装本は薄手の和紙が最適です。
336世界@名無史さん:04/12/18 23:30:27
装丁家に頼むと万単位だよな・_| ̄|○
337自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/19 01:48:06
>336
そうですね。
自分で布張りの装丁でも何やかやで一冊装丁するのに1,500円くらいかかりましたから・・・。
338世界@名無史さん:04/12/19 03:25:38
俺はB5クロス装で3万程度、革装で5万程度といわれたよ。
めったに出来るもんじゃないよ。
339世界@名無史さん:04/12/19 08:39:41
で、戦前にはしばしば白表紙の本が売られていて、
買った人がそれを自分の好きなように装丁した。
金持ちの趣味の世界。

高校ん時、図書室に古い白表紙の本が何冊もあった。主に小説。
勿論装丁済みの本もあった。
違う出版社なのに全く同じ装丁で同じ手になる墨書き書名の本がずらり。
340世界@名無史さん:04/12/19 14:51:17
>>339

今でもフランス・ベルギーなどのフランス語圏では、
限定本などは、仮綴で売られているよ。
それを好事家が買い、装丁屋に持っていって装丁してもらう。
341世界@名無史さん:04/12/19 15:03:47
中東あたりの本の事情はどうなのだろうか?
古代は相当盛んだったらしいのだが、
今の中国みたいに衰退したのだろうか?
342自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/19 15:14:21
>341
学生時代にオスマン=トルコ末期の書籍を整理するバイトをしたが、きれいな
フランス装の本ばかりだった。古くからヨーロッパと同じような装丁をしていた
ようだが、詳細は分からない。
出版については"al-aharq al-awasat"紙に「本」の紙面があり、出版点数はかなり
多く結構盛んなように思えるが、購買層や出版部数などはよく分からない。
作品としては詩集や小説、時期的にイラク戦争関連の書籍やアメリカ関係の書籍の
出版が多い。
343世界@名無史さん:04/12/19 16:08:18
そうか。
昔はヨーロッパと同じような装丁だったのか。
勉強になったよ。有難う。
344世界@名無史さん:04/12/19 16:22:26

装丁本 自分が死んだら 粗大ゴミ

                恵三 心の俳句
345世界@名無史さん:04/12/19 20:37:34
世界それぞれの本が判って面白い。
346世界@名無史さん:04/12/22 17:58:27
そういえば中東辺りの古書マニアはいるのだろうか?
347世界@名無史さん:04/12/22 18:39:57
>>343
しかし、大金持ちの読書家用の限定版ですよ。
團琢磨の息子の團伊能は「著者に敬意を払うため最高の状態で読む」と言って、
極上装丁版ばかり読んでいた、と團伊玖磨がエッセイで書いています。
美術史専攻で東京帝大助教授から参議院議員になったがたいした学者じゃ
なかったらしい。
348世界@名無史さん:04/12/22 18:45:43
>>347

その背景自体がよくわからないのだが、
つまり、その本自体が、中東やトルコで出版された本ではなく、
フランスやイギリスといった国で出版され、
そこで装丁されて、中東の大金持ちの読書家の所有物に
なったということですかね?

團琢磨の息子の團伊能は名前だけしか知らないが、
そんな人物だったのか。好事家でお大尽様ですな。
349自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/22 22:36:05
整理を手伝ったのがオスマン帝国末期だったのでもっと古い時代の巻子本はありませんでしたが、
オスマン=トルコ語で書かれた教科書やトルコ青年党のパンフレットみたいなものまで含まれていた
ので一般大衆向けの本もヨーロッパ式の装丁だったと思います。
確かに豪華な革表紙でマーブル紙の裏表紙のついた堅牢本やページの周囲に極彩色の模様をつけた
豪華本もありましたが、やはり活字本は洋装本で無いと難しいのではないでしょうか。
350世界@名無史さん:04/12/23 01:21:01
トルコはそうなんだな。
351世界@名無史さん:04/12/23 01:55:30
第一、オスマン朝で最初にアラビア文字による活版印刷の許可を得て、イスタンブルに印刷所を設立した
イブラヒム・ミュテフェッリカ自身、トランシルヴァニアのクルージュ出身で、ラーコーツィ・フェレンツ2世による
反ハプスブルク反乱が失敗してオスマン朝に亡命した後、イスラームに改宗して活躍した人物だし。
352世界@名無史さん:04/12/23 03:26:40
神キタ━━━━ヽ(゜∀゜)ノ━━━━!!!!
くわしい人キタ━━━━ヽ(゜∀゜)ノ━━━━!!!!
353世界@名無史さん:04/12/27 20:58:25
結局西洋式装丁が優れているようだな。
354世界@名無史さん:04/12/27 23:06:35
聞いた話だと、巻子本から今の洋装本に移行したのは3〜4世紀くらいで、
イスラーム勃興以降の書物は一部をのぞきほぼすべて紙の裏表に文字を書いて
それを順次重ねて一冊にする現在の装丁の形式が、既に定着していたとか。

それまでの巻子本はパピルスか羊皮紙・牛皮紙が使われていて、
規定された用紙に文章を書いては膠のような接着剤や糸で用紙の両サイドを順々につなぎ合わせて巻子本形式に仕上げていったらしい。
ただこの巻子本の形式だと、皮紙の類はかなりの手間のつかって製紙したわりに用紙の裏面が使いづらくなるという難点があった。

西洋式装丁が誕生したのは、キリスト教が公認されて聖書の製造の需要が生じたために
エジプトでのみ作られていたパピルスよりも羊皮紙・牛皮紙での製本の必要性が急激に高まったことが大きく原因していたとの説があるそうな。
本の表紙を皮表紙にして綴じる習慣もこのころから出てきたらしい。


ただ、もともとイスラームの図書は今のように本を立てて横に配架していくのではなくて、
近代以前は漢籍と同じように本を寝かせて棚に縦に積み上げていく形式だったという話も聞いたことがあるのだが実際はどうだったのだろう?(汗
355世界@名無史さん:04/12/28 01:29:10
漢籍と同じように本を寝かせて棚に縦に積み上げていく形式だったという
話は俺も本で読んだから、多分そうなんだろう。
今そのころ生きている人などいないから伝聞しかない。
356世界@名無史さん:04/12/28 01:40:41
羊皮紙が使われるようになったのはエジプトがパピルスの輸出を禁じたから
冊子本の原形は木に蜜蝋を塗り金属環で綴じた木板
357世界@名無史さん:04/12/29 01:30:45
博識ですな
358世界@名無史さん:04/12/29 03:31:56
装丁に関する本ってないですか?
モダーンなブックデザインの本しか見つからない。
359世界@名無史さん:04/12/29 08:02:32
いろいろ有るよ。
検索してみればどう?
アマゾンなんかで検索すればいろいろ出てきます。
俺は地元の図書館で借りたんだが。
360世界@名無史さん:04/12/29 10:58:12
なぜ>>359は借りた本を返さないのですか ?
361世界@名無史さん:04/12/29 11:37:57
なぜ>>360は自分も返してないのに人のことを言うのですか?
362世界@名無史さん:04/12/29 11:52:25
>>361
おやおやっや、誰ですかこの死体は ?
口の利き方に気をつけなさい、この糞ガキ!
363世界@名無史さん:04/12/29 19:47:09
あげ
364世界@名無史さん:04/12/29 21:25:40
アマゾンで一通り見てみたけど、萌えないんだよなー。
欲しいと思ったものは在庫切れだし。
今日丸善行ってきたけど装丁の本って言っても
かっこいいデザイン本ばっかり。
自分が求めているのとちょっと違うんだよ。
イラストとかフォントを見たいんじゃないのに。
365世界@名無史さん:04/12/30 02:18:55
書誌学系の本は見たのか?
366世界@名無史さん:04/12/30 07:50:14
革装丁の手入れはマメにしていますか?
俺は出来るだけ劣化しないよう小まめに手入れしてます。
367自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/12/30 23:24:18
>358
中国関係の書籍装丁なら研文出版 『漢籍版本入門』、ISBN:4-87636-041-3、
法政大学出版局 『中国古代書籍史―竹帛に書す』ISBN: 4-588356-011が詳しい。
368世界@名無史さん:04/12/31 20:13:19
自転車さんは和本に詳しそうだ
369世界@名無史さん:05/01/06 02:54:06
>>366
時々は俺も手入れしたりするよ。
なかなか楽しい。
370世界@名無史さん:05/01/11 13:51:17
小まめに手入れするほど長持ちする。
371世界@名無史さん:05/01/11 15:19:29

俺は放っておく。本を完全無視。
372自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :05/01/11 21:41:43
和本、線装本の手入れは定期的な虫干しになるのだけれど、な、なんともっと簡単な
方法があったのです。
電子レンジで30秒ほど温めると言う方法です。
これならば従来の虫干しでは殺せなかった綴じ目にいるシミやダニまで殺せますし、
適度に除湿も出来ます。
金泥などを使った絵巻物などは避けた方がいいですが、普通のものなら全く問題なしです。
373世界@名無史さん:05/01/12 19:23:21
変色したり紙が変質することがあるから絶対やめとけ。
それやってたら教授に殴られた。
374世界@名無史さん:05/01/14 00:06:38
電子レンジは都市伝説の類
375世界@名無史さん:05/01/18 22:16:31 0
ABAJ創立40周年記念「世界の古書・日本の古書 過去から未来へ〜貴重書の祭典」

 東京・六本木ヒルズ アカデミーヒルズフォーラム(森タワー49階)
 2005年1月28日(金) 11時〜20時
      1月29日(土) 10時〜18時

376世界@名無史さん:05/01/21 14:23:00 0
虫は本当に死ぬ。卵も死ぬ。バクテリアもカビも確実に撲滅できるよ。
お金のない生物学系研究室が、本来使い捨ての滅菌プラスチック容器を再利用するときの裏技。
本も確実に痛むけど。
377世界@名無史さん:05/01/21 14:36:43 0
墨の成分が加熱されて湿気と云々になるからやめとけ
結局やる前に干さないといかん
378世界@名無史さん:05/01/21 18:49:52 0
イタむなら意味なし却下
379世界@名無史さん:05/01/22 05:39:53 0
まじで電子レンジはやめてくれ。
へんな方法をうわさで広めて貴重な文物を台無しにしないでくれ…。

絶対に本を電子レンジに入れるなよ!
380世界@名無史さん:05/01/22 06:53:42 0
おk
381世界@名無史さん:05/01/22 07:21:39 0
入れろ!
382世界@名無史さん:05/01/23 19:27:17 0
つうか読めもしない洋書を死蔵してる時点で台無しにしてるんだから
どうでもいいじゃん
383世界@名無史さん:05/01/24 05:02:57 O
読む人に渡ることになるかも知れないじゃないか
384世界@名無史さん:05/01/26 02:24:15 0
俺なんか辞書をひきひき読んでいますが何か?
何事にもはじめというのがあるだろ?
翻訳が出ていないんでな。
385世界@名無史さん:05/01/26 07:45:06 0
一般人が趣味や興味本位で読む文には翻訳で十分。
実社会で仕事をしてる人間には辞書ひきながらチンタラ読んでる時間なんてない。
386世界@名無史さん:05/01/26 13:18:11 0
とても充実した、すばらしき人生ですな
387世界@名無史さん:05/01/26 13:22:51 0
読めない本を買うなorz
388世界@名無史さん:05/01/26 18:08:20 0
辞書を引き引きしなければ読めないレベルで、価値ある洋書を買ってる辞典で死蔵だろう。
物事のはじめなら、レンジでチンしても構わないような本で、スラスラ読めるように
なるのが先。
389世界@名無史さん:05/01/26 19:33:06 0
図書館に死蔵されるよりはマシだろう。
390世界@名無史さん:05/01/26 19:40:16 0
どうやら洋古書もかえないビンボー人が一名ひがんでいるようだな。
391世界@名無史さん:05/01/26 20:11:09 0
どうやら数十ヶ国語の言語に堪能な南方熊楠もどきが一名いるようだな。
392世界@名無史さん:05/01/26 22:00:28 0
図書館にあるほうが遥かにまし。というか全部図書館に寄付しろ
393世界@名無史さん:05/01/26 22:05:49 0
>>392
必死だなwww
そこまで何故に必死なのか?
坊や何か悩み事でもあるのかい?
オジサンに相談してみないかwww
394世界@名無史さん:05/01/26 22:55:21 0
普通に考えて、辞書を引き引きしてるレベルの人間の手にあるより、
研究者やら、司書やら、語学堪能な人間複数が閲覧できる図書館に
置かれる方が、有益だわな。少なくとも、希少価値のある古書に限っては。

ま、しかし、世の中には読めもしない本やら書簡を飾って、満足する人間も
いる俗物も多い。悲しいことだ。
395世界@名無史さん:05/01/26 23:03:07 0
>>393

「オジサン」っておまい何歳ですか?
漏れより若かったら殺orz
396世界@名無史さん:05/01/26 23:48:55 0
>>394、395
さてどっちが俗物なんだろうな(・∀・)ニヤニヤ
子供は早く寝ろ!宿題やったか?(・∀・)ニヤニヤ
397世界@名無史さん:05/01/26 23:50:38 0
>>395
64歳
398世界@名無史さん:05/01/27 02:01:54 0
1月28日の世界の古書・日本の古書に行く人はいませんか?
399世界@名無史さん:05/01/28 01:57:22 0
いってくるよ。いったら報告します。
400世界@名無史さん:05/02/02 01:05:15 0
沢山の人でにぎわっていた。
すごい本が多くてビックリ!
早く買えるような身分になりたい。
401世界@名無史さん:05/02/02 02:27:09 0
世界の古書・日本の古書行ってきたけど、
けっこう生臭いオーラが漂っていたな。
博物館とはちょっと違うね。
402世界@名無史さん:05/02/02 04:06:24 0
>>400 401

詳しく
403自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :05/02/02 23:24:45 0
確か「世界の古書・日本の古書」って源義経の真筆が1,700万円で売りだされてませんでした?
404世界@名無史さん:05/02/03 01:05:09 0
高い
405世界@名無史さん:05/02/03 16:30:27 0
ブラウン管の前の君が買え
406世界@名無史さん:05/02/04 01:29:57 0
意味不明
407世界@名無史さん:05/02/05 17:38:45 O
現在18部しか現存してないセルバンテス『ドン・キホーテ』の初版本(1605)が
新たにスペインで発見されたらしいですよおめーら
408世界@名無史さん:05/02/07 12:58:59 0
大量の雑誌で床抜け、重傷 アパート、2時間後に救出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000078-kyodo-soci
 東京都豊島区の木造アパート2階で6日夜、大量の雑誌をため込んでいた男性(56)の部屋の床が抜け、
男性が1階の部屋に落下、雑誌などの間に埋まり約2時間後に救出された。男性は全身打撲で重傷。1階に
住む無職男性(75)は「上の部屋の床が抜けそう」と警視庁目白署に相談に行っていたため無事だった。
(共同通信)
409世界@名無史さん:05/02/07 14:04:21 O
紙って重いよな
本の場合捨てようにもなかなか捨てられないし
転居時には蔵書をどうするかいつも悩む
410904:05/02/07 16:43:57 0
司馬遼太郎も書庫の床抜いたことがあったよね。
411世界@名無史さん:05/02/07 18:13:08 0
>>409

蔵書は何冊ありますか???????????????????????
412世界@名無史さん:05/02/07 18:19:03 0
乱読なんで今あるのでも単行本なら1000くらいはあるかな
コピーも同分量くらいある
そして実家の書庫には・・・

一度デジタル化しようかと思ったけどやめたよ
コピーをファイル綴じするだけでも面倒なのにいちいちスキャンなんてやってられない orz
413世界@名無史さん:05/02/07 18:23:48 0
俺もコピーは順番を崩さないように、そっと積んであります。
414世界@名無史さん:05/02/08 00:03:27 O
ブローデルじゃないけど一度読んだ本は忘れないような記憶力が欲しいな
415アクィラ ◆0fUIPC892c :05/02/10 06:31:58 0
情けない話ではありますが、
それ以前にツンドクを読む時間と気力が欲しいです。
416世界@名無史さん:05/02/12 23:38:19 0
洋古書19冊
日本の本4000冊
417世界@名無史さん:05/02/12 23:41:21 0
1万冊越えてるみたい。
あばらやですが、8LDKあります。廊下まで本棚だらけ。
418世界@名無史さん:05/02/13 13:42:35 0
・・・_ト ̄|〇
419世界@名無史さん:05/02/13 14:05:33 0
>>417
一日一冊読んで27年。長いと見るか短いと見るか、研究用に引用する
だけだけだから全部読む必要はないと割り切るべきか。
420世界@名無史さん:05/02/13 15:46:51 0
そろそろ蔵書数自慢は止めてもらいたいのぅ。
421世界@名無史さん:05/02/13 15:59:32 0
貧乏人にはくやしいからのぅ。
422世界@名無史さん:05/02/13 16:01:11 0
俺っちとしては、革装本のお手入れの話を延々と繰り返されるよりは
蔵書数自慢の方がずっとずっとましで、
本に関する上級者の蘊蓄や苦労話をもっと伺いたいものだがのぅ。
423世界@名無史さん:05/02/13 16:05:38 0
本の手入れといえば、レンジでチンしろなどというむちゃくちゃなことを言うコテもいたからのぅ。
自慢は止めろなどというヤッカミをするくらいなら、自分が語りたい話題を自分でふればよいのにのぅ。
424世界@名無史さん:05/02/13 18:02:37 0
晴耕雨読を昔の読書人はしなかったという。
晴れた日に耕すのはそれはそれで結構だとして、
雨の日に書物を開くのは、書物が湿気を吸って繊維が傷んだり
カビを生えやすくしたり、虫が付きやすくなるから、と。

先頃TVだったかラジオだったかでの蘊蓄話より。
425世界@名無史さん:05/02/13 18:05:58 0

エアコンで除湿しながら読めばいいのに。
426世界@名無史さん:05/02/13 18:12:33 0
蔵書よりも読書量の方が気になる。
学生時代から飛ばし読み、斜め読みならけっこう読んでると思うのだが、
1ページから最終ページまで通読した本というと、そんなにない。

ここの人は、興味のある部分だけの拾い読みでも、読書にカウントしてる?
427世界@名無史さん:05/02/13 18:33:36 0
>>425
タイムマシンで竹林の七賢の時代に行ってエアコンを設置してきてくれ。
428陸軍砲兵大尉 ◆dfXbEchYUs :05/02/13 18:38:34 0
ドイツ語20ページ/日
429世界@名無史さん:05/02/13 19:28:35 0
>>426
スレ違い。
文学板にスレあるし、歴史でもなんでもない。
430世界@名無史さん:05/02/13 19:46:17 0
   /三ミミ、y;)ヽ
   /三 ミミ、ソノノ、ヾ、}
   ,':,' __  `´ __ `Y:}
   }::! { : :`、 ,´: : j !:! 
   {:|‐=・=‐ i !‐=・=‐|:} 
  r(   / しヘ、  )j  ダメよぉ〜、こんなことしてちゃー 
  g !  ` !-=‐!´ ,ノg   人生おしまい。 
    \._ヽ _´_ノ ソ
  __,/ ヽー ,/\___
  |.:::::.《  ヽー/  》.::.〈
 //.:::.`\      /'.:::.ヽ\
431世界@名無史さん:05/02/14 01:52:39 0
気にいらないなら自分で話題をふれ
432世界@名無史さん:05/03/02 21:27:51 0
凸版印刷、バチカンの羊皮紙古文書上の抹消文字復元作業に成功、高い評価
http://www.toppan.co.jp/aboutus/release/article0207.html

羊皮紙にインクで書かれた文書は、用を終えると字を刃先でこすって
文字通り「削除」して再び白紙にしてリサイクルしていた。
この削除された文書のなかには、現在では散逸・失伝した「幻の書」も
数多く含まれている模様。
 表面は削り取られても、滲んだインクが内部に残存していることに着目して
デジタル復元にこのたび成功したもの。今後の成果が待たれる。
433世界@名無史さん:05/03/03 19:30:05 O
で?
434世界@名無史さん:05/03/04 09:28:03 0
気にいらないなら自分で話題をふれ
435世界@名無史さん:05/03/04 11:52:08 0
遅レスだが、酸性紙対策には中性紙を間に挟むというのがあるな。
他にはアルカリで洗って中和するサービスを大日本印刷でやってたはず。
436世界@名無史さん:05/03/15 21:20:20 O
遅レスだが、今もそのサービスやってるの?
437世界@名無史さん:05/03/16 11:11:02 0
こないだ、ナインスゲートいう映画の原作本読んで
ビブリオマニアに興味を持ちました。

300年も400年も黄ばまぬ紙の初版本など買う気も金も有りませんが(w
ちとあの世界、興味をもちました。
誰ぞ、ビブリオマニアの小説なぞ知りませんかね、バルザックみたいな奴
438世界@名無史さん:05/03/17 03:35:00 O
せどり男爵は結構面白い
439世界@名無史さん:05/03/17 10:42:56 0
>436
大日本印刷じゃないけどグレースアートコムってところでは酸性紙洗浄サービスをやってるらしい。
美術品あつかいなんだな。

>437
古書店店主が主人公のミステリ「死の蔵書」は面白かった。
むこうの古書市場なんかについて結構細かく書いてあるので読んでみるのも一興かと。
440世界@名無史さん:エジプト暦2329/04/01(金) 02:35:27 0
死の蔵書は読んだ
441世界@名無史さん:2005/04/11(月) 17:34:17 0
図書館の貴重書は、臭化メチルで燻製にしてあるな。
442世界@名無史さん:2005/04/14(木) 08:35:43 0
早川から出ている、夫婦で古書店めぐりも面白かった
443世界@名無史さん:2005/04/14(木) 10:04:48 0
「死の蔵書」の続刊が出ていたと思うんだが、書名なんだっけ
444世界@名無史さん:2005/04/14(木) 10:46:19 0
「幻の特装本」と、最近出たのは「失われた書庫」だな
445世界@名無史さん:2005/04/14(木) 11:37:05 0
>>444
それだ!ありがとん。
446世界@名無史さん:2005/04/16(土) 10:23:12 0
俺の趣味は古書蒐集だが、男では居ても、女では趣味としては皆無だな。
どこかには一人はいるだろうがメジャーな趣味ではないな。
テツオタの方が趣味としては認知されているわな。
447世界@名無史さん:2005/04/16(土) 17:49:03 0
激しく同意。俺もそう思う。
この間の世界の古書・日本の古書展も女というか若い娘は殆ど居なかったし。
448世界@名無史さん:2005/04/18(月) 15:35:12 0
映画「薔薇の名前」のDVDの特典映像に制作裏話があったんだけれど、
作品中に登場する中世風の彩色写本は全部当時の技法で作ったそうな。

で、アノー監督に言わせればその職人は今はヴェネツィアにしかいないとか。
449世界@名無史さん:2005/04/28(木) 03:16:50 0
ヴェネツィアか。行ってみたい。
450世界@名無史さん:2005/04/30(土) 22:37:24 0
イタリアも古書で有名だよな。
451世界@名無史さん:2005/05/02(月) 18:12:49 0
【19世紀】フランスの洋古書のスレ【20世紀初頭】

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1115024951/l50
452世界@名無史さん:2005/05/02(月) 19:12:32 0
5月は毎週日曜の夜8時からNHKラジオ第二を聞くべし。
453世界@名無史さん:2005/05/02(月) 20:03:55 0
なんで?
454世界@名無史さん:2005/05/02(月) 20:04:51 0
http://www.jsgoal.jp/vote/?s=106
師匠に投票汁!
455世界@名無史さん:2005/05/19(木) 10:50:31 0
この世界も奥が深いね。
456世界@名無史さん:2005/06/08(水) 01:48:53 0
紙魚
457世界@名無史さん:2005/06/08(水) 02:58:46 0
神は降臨しないのか。
458世界@名無史さん:2005/06/24(金) 10:16:44 0
昨夜、ABEBOOK経由でフランスへ本を注文した。
ワクワクしている。
459世界@名無史さん:2005/06/24(金) 10:26:36 0
MASTERカードで送金?
460世界@名無史さん:2005/06/26(日) 00:48:55 0
いやヴィザさ。
461世界@名無史さん:2005/06/26(日) 15:23:01 0
海外で古書を買うと本当に安いよな。
日本が高いつーかぼっくりな値段だけなのだが、
日本は海外の2倍から3倍〜或いは10倍の値段だからな。
462世界@名無史さん:2005/06/26(日) 16:59:23 0
英語の古書はbook finderがいいよな
463世界@名無史さん:2005/06/26(日) 19:29:38 O
AddAllで一括検索すりゃええやん
464世界@名無史さん:2005/06/26(日) 23:54:59 0
検索サイトはいろいろ有るよな。
ABEはそのままVISAが使えるからいいんだが、
古書店に直接買うとすればPAYPALを使わないとならないから不便。
俺まだPAYPALの設定してないし。
465世界@名無史さん:2005/07/08(金) 02:25:32 0
>>461
日本の本よりもちが悪いから?
466世界@名無史さん:2005/07/08(金) 08:50:39 0
>>465
そうじゃなくて手間代だな。
自分で海外の古書店から買った方が得。
語学はほとんど英語が通じる。
467世界@名無史さん:2005/07/15(金) 21:44:36 0
さて、梅雨の季節だから古書の手入れでもするか。
468世界@名無史さん:2005/07/15(金) 21:46:24 0
で、埃で、古書ん!
469世界@名無史さん:2005/07/16(土) 22:58:37 0
山田くーん、ざぶとん全部もってっちゃいなさーいwwww






・・・・・といいつつウケたOrz
470世界@名無史さん:2005/07/18(月) 19:54:21 0
ABEBOOKで洋書を買っている奴いるか?
471世界@名無史さん:2005/07/20(水) 20:52:06 0
ノシ
472世界@名無史さん:2005/08/07(日) 05:28:52 0
のしってよく見るけど何なんだ?
473世界@名無史さん:2005/08/08(月) 08:56:05 0
手を振っている。
--
わかった
いるよ
がんばってね
よろしく
--
みたいな意味で使う。もっぱら倍角のひらがなで書く奴もいるし。
474世界@名無史さん:2005/08/10(水) 09:13:11 0
abebookが一番判りやすいな。
世界各国の本が買えるし。
475世界@名無史さん:2005/08/10(水) 14:01:30 0
俺もabeをよく使う。つかいやすい。
476世界@名無史さん:2005/08/11(木) 21:48:32 0
>>473
四国かどっかの方言かと思ってた。
477世界@名無史さん:2005/08/16(火) 10:23:25 0
なんで日本の本にはカバーがあるのか調べてるんだけど、そういうのが載っているサイト教えてー
478世界@名無史さん:2005/08/16(火) 10:25:52 0
海外にもあるお
479世界@名無史さん:2005/08/16(火) 10:33:24 0
>>478
例えばどこの国?
480世界@名無史さん:2005/08/16(火) 12:16:43 0
中文書(中台香)なんかだと、最近はカバー付きのも結構見る。
481世界@名無史さん:2005/08/16(火) 15:04:25 0
イギリスのハードカバーはカバー付きが多い気がする。手許の
洋書でカバー付きを見たら、Cambridge UP, Oxford UP, Blackwell,
MacMillan などだった。アメリカだとMIT Pressのハードカバー。
482世界@名無史さん:2005/08/30(火) 03:47:17 0

483世界@名無史さん:2005/08/30(火) 11:49:52 0
洋書で箱つきの本というのは見た事がないのですが(洋書は殆ど持っていない)
箱は和とじの名残でしょうか?
484名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 11:29:57 0
意味がわからない。質問はわかりやすく。
485483:2005/09/11(日) 15:09:24 0
わかりにくくてごめんなさい。
日本では、全集など長期間使用、保存する本は箱付きになっています。
洋書では、上製本でも箱つきのものは見た事がありませんが、箱付きの習慣はないのでしょうか?
洋書はあまり持っていないので、一般的にどうなのかまでは知りません。
図書館では箱もカバーも何にも無しになっているので。
昔の本は、和綴じにして、表紙が弱い分は箱入りにして売っていたようで、
今でも保存状態のよいものは箱いりのものがありますが、その名残で、日本では
上製本を箱付きにするのでしょうか?
という意味です。よろしくお願いします。漢籍はどうだったかは考えていませんでした。
486名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 15:46:12 0
箱は洋書でもある。
版元製本の本で箱が最初から付属しているもの、
それか自分で装丁屋に頼んで作ってもらうもの。

版元製本の本で箱が最初から付属しているものは
稀、よほどの高級品だね。

写真参照。

http://ludwig.kir.jp/ok/src/1126420920276.jpg

http://ludwig.kir.jp/ok/src/1126420940863.jpg

どこにうpしていいか、判らなかった。
ここにうpしてみた。
なんか浮きまくっている画像だが。

和書については判らない。
チツ付きの本のことをさしているのかな。
アレは、最初から付いているのも有るが、
大抵は所有者が作らせたものが大半だと思う。
昔は所有者が作らせたものばかりではないかな。
487名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:41:22 0
逆に、ヨーロッパにあって日本にほとんど無いものは、
白表紙の本。
488名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:08:20 0
同意
489名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:23:46 0
あげ
490483:2005/09/11(日) 23:41:25 0
>>486
洋書のアップ有難う御座います。一冊ずつではなく、まとめて入っているのですね。
日本でも、最近、シリーズ物2,3冊を一つ箱に入れたものがありますが、こんな感じで、
書籍ケースというようです。
私が、箱付きといっているのは、この板で話題になる本だと、中公の「世界の歴史」旧版
みたいなのです。
一冊ずつ、しっかりしているが、それほど立派でもない箱が付いているの。当時はこれが
普通でした。現在も刊行されている本なら、『知られざるレオナルド』(岩波書店)が
二重箱になっていて、外箱はボール箱で、中は凝った印刷の箱です。これは高かった。
あとも、1970年台までの上製本はほとんど箱入りでした。
チツは(漢字忘れた)巻物なども収めるのにも使う箱ですね。
和本は袋入り(これは黄表紙などでさほど高価ではない)もあります。これは版元が
付けた物。チツだか函だかよくわかりませんが、版元が用意したものもあったはずです。

491世界@名無史さん:2005/09/12(月) 02:28:57 0
>>490
いや、違う違う。あれはたまたま複数入っているだけで通常は一冊づつ。
492世界@名無史さん:2005/09/17(土) 12:51:20 0
483です
うっとうしいので番号止めます。
>>491
早合点してごめんなさい。あまりに無知で迷惑かけるので少し調べてみました。
493世界@名無史さん:2005/10/05(水) 01:46:41 0
hoshu
494世界@名無史さん:2005/10/13(木) 05:47:36 0
abeは最近重いよな。
495世界@名無史さん:2005/10/13(木) 06:04:19 0
安倍さん太ったの?
496世界@名無史さん:2005/10/13(木) 06:45:51 0
映画ピンチランナーの頃が一番太ってた
497世界@名無史さん:2005/10/13(木) 08:22:39 0
>>490
498あやめ ◆C0.O2CxIMg :2005/10/13(木) 11:29:01 0
>>490
「帙」は巻物を収納するものではありません。畳んだ和服を保護するための「たとう」みたいに
数冊かさねた和綴じの本を載せ、両側から折り返して書物を保護するものです。日本では
和綴じは比較的しっかりした表紙を付けますが、支那の本は1冊ごとの装丁はかなり簡素で
損じ易く、また書物1部ごとの冊数も通常は数冊以上になりますので、これを纏めハードな
カヴァーで覆う必要があり帙装が工夫されたのです。
499あやめ ◆C0.O2CxIMg :2005/10/13(木) 11:44:25 0
帙のイメージ、通常は左右から折り返してコハゼを掛けて覆う「無双」が多いのですが、
最近の日本の愛書家間では「四方帙」が人気で、手作り教室などもあるようです。
http://www.ooiri-co.com/chitsu-1.htm
500世界@名無史さん:2005/10/15(土) 07:47:41 0
あやめって何者?和書オタか。
501世界@名無史さん:2005/10/15(土) 09:27:02 0
ただのお鍋だ。気にするな。
502世界@名無史さん:2005/10/15(土) 09:57:28 0
あやめ←キモイ!><
503世界@名無史さん:2005/10/15(土) 10:01:33 0
和刻本という言葉があるのだから、高麗大蔵経などはチョン刻本と呼ぶべきだ。
504世界@名無史さん:2005/10/15(土) 10:40:03 0
鮮刻本だとなんかヘンだな
505世界@名無史さん:2005/10/15(土) 10:51:40 0
支刻本
506世界@名無史さん:2005/10/15(土) 11:06:51 0
まあ、「シナ」なんて死語使ってる時点であやめはクソウヨ。
偉そうなレスを書き込む前に、一般社会の常識に合わせた言葉を使え。
507世界@名無史さん:2005/10/20(木) 08:47:34 0
ウヨだもサヨだの厨だのとレッテル貼りたがりはうざい。
508世界@名無史さん:2005/10/20(木) 16:32:00 0
ウヨって言ってるやつ見ると、特定アジアの人間か?って思ってしまう。
509世界@名無史さん:2005/10/23(日) 12:56:54 0
>>506
「チャイナ」ならOKですか?
510世界@名無史さん:2005/10/26(水) 05:34:58 0
みなさん、ここは本の歴史にスレっすよ。
511世界@名無史さん:2005/11/09(水) 10:46:07 0
保守sage
512世界@名無史さん:2005/11/14(月) 03:26:10 0
hoshu
513世界@名無史さん:2005/11/29(火) 10:51:07 0
良スレ保守
514世界@名無史さん:2005/12/03(土) 00:48:29 0
19世紀から20世紀初頭にかけて制作された海外の挿絵本約300点を紹介します。
一口に挿絵本といっても、その内容は博物誌や探検記、
万国博覧会の記録から様々な土地の風景画集、物語、絵本、雑誌、コミックなど
多岐にわたります。
彩り豊かに豊富なイメージを伝えた挿絵本の世界をどうぞお見逃しなく。
2005年11月19日(土)〜2006年2月19日(日)

http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm


515世界@名無史さん:2005/12/17(土) 07:01:00 0
良スレ保守
516世界@名無史さん:2005/12/22(木) 08:57:39 0
age
517世界@名無史さん:2006/01/07(土) 06:59:28 0
落とすのはあまりに惜しいスレ
518世界@名無史さん:2006/01/30(月) 01:18:41 0
.
519世界@名無史さん:2006/02/13(月) 19:03:58 0
age
520世界@名無史さん:2006/02/14(火) 23:08:38 0
>>514
有難うございました。
A.テニスン(著)『シャロット姫』1881年はクリスティの『鏡は横にひび割れて』の
題材になった本ですね。同じ挿絵付かどうかは知りませんが。
521世界@名無史さん:2006/03/05(日) 12:17:58 0
補修
522世界@名無史さん:2006/03/25(土) 20:39:34 0
このスレ、今後どちらに向くのか。
本の歴史?それとも古書マニアのクラブ?
とりあえず保守しとく。
523世界@名無史さん:2006/03/27(月) 10:59:18 0
age
524世界@名無史さん:2006/04/04(火) 21:07:00 0
「更級日記」で、幼少時代の作者が「源氏物語全巻」の入手を親戚のおばさんに頼み、
それがかなえられて大喜びする場面がある。

日本の紙は羊皮紙より安価だろうから同時代の西洋のように、全巻で何千万円ということはないだろうが、
手書きで書き写したのだろうからとんでもなく高価だったろうな。
そんな高価なものを子供に送るのもどうかと思うが。
525世界@名無史さん:2006/04/04(火) 22:16:47 0
お、ひさびさにトピックに沿った話題。

パピルスの秘密って本に、日本の昔の書写生は待遇酷かったようなこと
書いてあったよ。エジプトの「書記」の待遇とくらべて。
526世界@名無史さん:2006/04/04(火) 22:21:51 0
ああ、奈良時代の写経生は、座りっぱなしで足腰が痛んだとか、
痔になったとかいう話ね。
世界最古の印刷物は、奈良時代後期の「百万塔陀羅尼」だったね。
527世界@名無史さん:2006/04/05(水) 02:14:47 0
>>524
定家の明月記に家人を総動員してせっせと筆写に励んだなんていう記述がありますよね。
晩年の定家は、虫歯、脚気その他諸々で体はボロボロだったはずだけど、それでも
写す写す。
おかげさまで、我々の世代まで源氏物語をはじめ、古典が伝わっております。
528世界@名無史さん:2006/04/07(金) 19:43:37 0
木簡や竹簡は、書かれた文字を削り落とす事が出来ます。
羊皮紙は、書かれた文字をこすり落とすことが出来ます。

そのため、紙の発明、伝来以前は重要文書の改竄が頻繁に行われました。
529世界@名無史さん:2006/04/07(金) 21:24:44 0
羊皮紙はインクがしみ込みにくいんで、結構改竄が多かったらしいね。
あと、古いのを表面を削って再生したのをパリンプセストと称したって。
パピルスでもやはり行われた。
530世界@名無史さん:2006/04/07(金) 21:52:32 0
布切れは、墨やインクも適度に滲みこむし、軽いからいいのにね。
中国では紙発明以前は木簡や竹簡、そして布だった。
西洋では、紙の伝播以前は布はどの程度「書き付ける対象」として使われたのだろうか。
531世界@名無史さん:2006/04/07(金) 22:19:50 0
司馬遷が史記を書いたのは、木簡・竹簡という説と、
絹布という説とがある。どっちなんだろう?
532世界@名無史さん:2006/04/20(木) 00:28:34 0
もしかしたら原始的な紙はすでに使われていたろうか? <司馬遷
533世界@名無史さん:2006/04/21(金) 18:12:57 0
羊皮紙についていい文献をご存じないですか?
ウィキペディアってのは無しね。
534山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2006/04/22(土) 21:56:43 0
>>526
>世界最古の印刷物は、奈良時代後期の「百万塔陀羅尼」だったね。
1966年、仏国寺で『無垢浄光大陀羅尼経』が発見され、8世紀前半のもの
と確認された為、「印刷年代の明確なものとしては」が付きました。

>>527
『更級日記』も伝えてくれましたが、鎌倉時代中期までに頁を綴じ違えてしま
った為、辻褄の合わないところが出て来てしまいましたね。
いくつか伝本は存在していた様ですが、現存する写本は全て定家の発掘して
書写した本を祖本とするもの。
定家がいなければ多分この書は後世に伝わることなく散逸して終っていたこ
とでしょう。
しかし、定家の自筆写本が鎌倉時代中期には綴じ違いを生じており、以後の
写本が全てこれに倣った為、後世の人々を悩ませてしまいました。
研究者が原本に気付いて改めたのは、大正13年になってからの事です。
535世界@名無史さん:2006/05/15(月) 11:47:47 0
山野保存
536世界@名無史さん:2006/05/31(水) 20:21:08 0
なんじゃそりゃ
537世界@名無史さん:2006/06/18(日) 11:39:28 0
新刊書のカバーは装丁外と言えるか?
538世界@名無史さん:2006/07/16(日) 00:10:06 0
うーむ。
ともかく保守。
539世界@名無史さん:2006/07/17(月) 00:34:09 0
古代ギリシア人は何を記録に用いていたの?
羊皮紙?
540世界@名無史さん:2006/07/17(月) 20:52:34 0
一時的な記録は木の板に黒い蝋を塗ったものに鉄筆で書いていた。
恒久的なものは石碑やパピルスや羊皮紙。
パピルスに取って代われるような羊皮紙が普及したのは
キリスト紀元後200-300年頃。
それからでも、中国から紙の製法が伝わるまでは
パピルスが使われていた。
541世界@名無史さん:2006/07/17(月) 22:31:36 0
あと適当な落書き素材としては陶片なんかも

古代西アジアでは子供が文字練習に用いて
何回か字を書き直ししては消した粘土板とかありましたね
542世界@名無史さん:2006/07/17(月) 22:56:39 0
>>539
羊皮紙って耐久性は紙より上?
紀元前の羊皮紙が読める状態で出土したりしてる?
543世界@名無史さん:2006/07/17(月) 23:06:14 0
羊皮紙に書かれた紀元前のモーセ五書がユダヤ博物館になかったっけ
羊皮紙はインク載せた後でも薄く表面削って再利用できるから
パピルス紙より重宝されたらしいね
544世界@名無史さん:2006/07/18(火) 16:27:32 0
>>542-543
死海近辺かどっかの洞窟から出たのも羊皮紙だね。
羊皮紙が遺跡の土や砂から出た例があるかどうかしらない。
パピルスなら乾燥した砂のなかから状態良好なものや
一部欠落した程度のものが沢山出ている。

羊皮紙は削りなおしても完全にきれいにはならないけど、
紙やパピルスよりインクが染みないらしい。
それで文書の改竄はそうとう多かったらしい。
545世界@名無史さん:2006/07/27(木) 23:05:33 0
ぬー…皆の博識には畏れいった…。
この間結構安価で天金本を買いました。元々天金本があるとは知らなくて…。
ふとした時に上を覗いて驚きました!
これは洋装本からきた装飾法なんですね〜、勉強になりますm(__)m
いつかは2つ折りの総革製の本を手に入れたいな〜
546世界@名無史さん:2006/07/29(土) 09:46:43 0
本の天金って本を立てたとき上面になる
紙の裁断面を金粉かなんかで処理することだよね。

埃が溜まっても一吹きできれいになるって何かで読んだ。
547世界@名無史さん:2006/08/02(水) 18:37:53 0
東洋の本屋の歴史を扱った本または論文ってある?
548世界@名無史さん:2006/08/03(木) 06:24:33 0
>>545
天金でそこまでかYO!
驚きすぎ!
じゃ三方金ならば、失禁ものだな。
小口マーブルつー本もあるぞ。
俺は慣れた。
今では驚かない。
まあ、宝石が埋め込んである本ならば驚くがな。

>2つ折りの総革製の本を手に入れたいな〜
2つ折は相当デカイぞ!

ここで検索しろ!選り取りみどりだ。

http://www.abebooks.com/
549世界@名無史さん:2006/08/03(木) 07:21:27 0
なんだ、「阿部ブックス」かと思った。
550世界@名無史さん:2006/08/26(土) 20:44:16 0
なんだ、スレの初期に装丁に関して蘊蓄を披露していた人たちはどこに行ったんだね。
同じ「本の歴史」でも最近はだいぶ話題が違うが。
551世界@名無史さん:2006/08/26(土) 20:56:38 0
>蘊蓄を披露
本の内容のコピペじゃなくて?
552世界@名無史さん:2006/09/10(日) 00:25:30 0
服につく虫って本も食っちゃうんだよね
知らん買った
553世界@名無史さん:2006/09/13(水) 23:57:13 0
大学のAO入試の課題で、印刷物の歴史に関してレポート書くんですが
どこら辺にスポット当てたら良さそうですかね?
何かアドバイスとかあったらお願いします
554世界@名無史さん:2006/09/14(木) 04:58:05 0
> どこら辺にスポット当てたら良さそうですかね?

さすがにそこは自分で決めてもらわんと…。
自分の一生を決めかねない部分を他人に頼るなよ。
555世界@名無史さん:2006/09/14(木) 05:04:21 0
>>553
どこら辺にスポットを当てる人間か見るためのレポートじゃないのか?
556世界@名無史さん:2006/10/11(水) 03:09:03 0
☆【装丁】書物の歴史【印刷】

http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1098109346/
557世界@名無史さん:2006/10/28(土) 14:31:32 0
ひっそり保守。
558世界@名無史さん:2006/11/08(水) 22:14:36 0
>>556
誤爆
559世界@名無史さん:2006/11/09(木) 16:04:56 0
誤爆 つーか自爆な
560世界@名無史さん:2006/12/10(日) 12:17:50 0
インドや東南アジアで使われていた貝多羅や椰子の葉は
どのくらい保存に堪えたんでしょう。
葉っぱとはいえ、乾燥など何がしかの処理を施していたんでしょうかね。
561山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2006/12/10(日) 19:32:08 0
>>560
法隆寺に、八世紀後半に書写されたものが現存しています。
インドや中国には現存していないもので、中国では玄奘などが訳経の後に焼
却処分していましたが、こちらは日本に持ち帰られ、保管されていたもの。
『般若心経』が書かれており、847年に入唐僧が持ち帰りました。
562世界@名無史さん:2006/12/12(火) 00:15:29 0
なんでわざわざ焼いてしまうんだ…
563山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2006/12/12(火) 20:18:09 0
不要、という事でしょうか。経典は書いたものであり、それ以上ではないと。
逆に、当時は後進地帯だった日本では有難がられた。
大陸で廃仏が行われるようになると、インドでは仏教が衰えていたという玄
奘の証言と合わせて、インド→中国→日本と仏教は伝わったが、インドでま
ず衰え、中国でも唐以降廃仏が行われ、正統を伝えているのは日本だけにな
ったという(末世観と日本優越論が混交した)思想が生まれました。
実際には朝鮮半島の存在も無視出来ませんが、「三国一」というように日本
を小国と言いながらも一方では中国・インドと肩を並べる大国とし、朝鮮半
島を下に見る傾向は平安時代以降続いたようです。
それと、法隆寺とは別の訳を記したものが大和の長谷寺にあります。

そういえば、明治時代の記録に、スリランカには1000年前の貝多羅葉の
経典があると出ていました。実際のところは未確認ですが。
トンデモ本で有名な「アガスティアの葉」というのもありましたね。
564世界@名無史さん:2007/01/13(土) 18:40:39 0
ともかく本は大事にしませう
565世界@名無史さん:2007/02/12(月) 01:29:31 0
紙魚だらけだよ
566世界@名無史さん:2007/02/16(金) 14:18:44 0
いまルリユールを習っていて、こんど天金やるお。
567世界@名無史さん:2007/02/27(火) 06:04:48 0
age
568世界@名無史さん:2007/03/26(月) 10:28:17 0
東南アジアとかと比べて日本の製紙技術は高い
569世界@名無史さん:2007/03/26(月) 13:06:47 0
紙全般?
和紙の強さも比類がないんだよな。
ただし親父があるときベルトの中に米ドル札 (額面忘れた) と万札と細長く折ったのを隠して旅行し
帰って来て出してみたら万札は折れ目が割れかけていて米ドル札は何ともなかったことがある。
570世界@名無史さん:2007/03/31(土) 23:47:11 0
トイレットペーパーは日本最高
571世界@名無史さん:2007/04/17(火) 01:22:43 0
>>570
トイレットペーパーは書物じゃないだろ。
といっても作ってるのは製紙会社だが。
572世界@名無史さん:2007/04/21(土) 14:31:13 0
昭和十年代後半の本とかでも意外と作りのいい本多いよな。
出版統制やら紙の割り当て配給制やらってのは
左翼教師に習ったほどには凶悪じゃなかったのかな?
573世界@名無史さん:2007/04/25(水) 04:00:28 0
> 出版統制やら紙の割り当て配給制

これが本の作りの良し悪しがどう関係するんだ?
574山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/05/11(金) 19:27:09 0
>昭和十年代後半
岩波文庫は、頁の端がギザギザで、まともに揃っていませんね。
国書刊行会の出した『正続本朝文粋』も、大正7年版と昭和18年版を比較
してみると、7年版は問題なく読めるのに、18年版は頁が敗れやすいせ
いで、読むのが大変です。本としての役目を果たしていません。
しっかりした装丁の本から、雑誌や文庫本までどれも触れば分かるという
ぐらいに紙質が悪く、明治の洋装本の方がよほどしっかりしています。
明治や大正の本なら、今でも問題なく読めますね。劣化を感じさせない。
書架にある本の中では、昭和20年1月に出た『慈円全集』が明治並みのま
しな出来ですが、これは当時27円もしましたからね。
文庫本が一円するかしない程度の時代のこと。まあ、ガタガタの文庫本で
も、岩波は戦中戦後とよく出したものだと感心してしまいますが。
575世界@名無史さん:2007/05/12(土) 22:29:32 0
それでも終戦直後に比べると
終戦直前のほうがマシな気がする
576世界@名無史さん:2007/07/01(日) 15:09:53 0
>>529
逆に、「インクで書かれた箇所を水で濡らすと簡単に消せる」ため
痕跡を残さずに改竄が容易だったと聞いていたが。
577世界@名無史さん:2007/07/02(月) 09:00:05 0
それは違うと思う。
酸化鉄を利用した現在のそれと同じ原理の水で流れないインクがいつごろ使われていたかどうか知らないが、
当時の再利用文書には元の文書が読みとれるものが沢山残っているし、
第一羊皮紙は水で濡らしておくと生皮にもどっちまう。
578世界@名無史さん:2007/07/02(月) 15:11:50 0
>>574-575
耐久性という面での書物の紙質が急速に悪化したのは、硫酸化合物
を使った印刷用紙(酸性紙)が普及しだしてから。今では中性紙が
多く使われるけど、中和しないままのものは、当然酸にやられてボ
ロボロになっていく。
579世界@名無史さん:2007/08/17(金) 11:36:31 0
日本製ナプキンも性能世界一
580世界@名無史さん:2007/08/17(金) 20:14:23 0
ナプキンは紙じゃないぜ。木綿/化繊の不織布と吸水ポリマーだもの。
‥‥って>579の言うのはこっちのナプキンだよな。
581世界@名無史さん:2007/08/18(土) 07:06:07 0
たぶん
582世界@名無史さん:2007/09/24(月) 16:45:02 0
中共の出版物は内容はともかく物理的な作りが劣悪。やたらにがっちり綴じればよいと
開けると閉じちまったり、本のノドが歪んでたり、雑な工程で製造されてるようだ。
本の美術面も俗悪。写真のカラー仕上げのレベルの低いのをごまかすためか茶色で印刷。
閲読の利便性を考慮してないんで、必要箇所を検出するのに苦労する。索引なんて付いてる本は稀。
583世界@名無史さん:2007/09/24(月) 16:55:48 0
吸水ポリマーなんて言葉は男子からは出てこないな
584世界@名無史さん:2007/09/24(月) 17:03:01 0
岩波文庫のページ上部が裁断してないのは所謂フランス装の真似。
本格のフランス装は紙を折って綴じただけ。岩波文庫は左と下の小口だけ
切り落とし、上の小口はそのままにして1工程はぶいたもの。
愛書家と称する輩によると、おフランスの読書家は写真週刊誌のスケベページみたく
綴じちゃってるのを、ペーパーナイフで一々切り開いて、ゆっくり読むのが
インテリ紳士の楽しみなんだそうだ。
そうして製本屋に革表紙だの天金だの箔押しだの注文して、立派な本棚に並べて
書斎の装飾にするというわけだ。
585自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :2007/09/24(月) 17:08:38 0
>582
10年くらい前の話かな?今出版されている本はだいぶよくなっている。
表紙の装丁は相変わらず白紙の厚紙で表題を印刷した紙をブックカバー
のように貼り付けだけど。
昔の辞書みたいに活字がゆがんでたり紙質が悪く印刷がかすれていたり
裁断がいい加減で本が閉じなかったりと言った紙の塊的な本は最近見かけない。
586世界@名無史さん:2007/09/24(月) 17:08:56 0
天金じゃなく小口をマーブル染めにするのもあるみたい。
587世界@名無史さん:2007/09/24(月) 17:46:09 0
>585
良くなったといっても相対的な程度。
日本の学術書を見慣れた者にはまだまだ我慢ならないのが多い。
綴じが丁寧でないのでノドが歪んでるケースはよくぶつかる。
まあ取次ぎ商社から買ってるので、出来の悪いのに当たりやすいのかも。
一般向けの本で最近みかけるのが、ソフトカヴァーの題名をプレスして
凸出させた品のない表紙。こういう悪趣味なものが受ける感性の民俗なのか。
最もひどかったのは清代の官撰書の影印本。原本は当然縦組み右綴じ。
これを何と左綴じにしてしまっている。丁付けを検すると8.7.6.5.4.3.2.1.
16.15.14.13.12.11.10.9.24.23.22.21.20.19.18.17.・・・・・・といった按配に
綴じられていた。中身も影印の写真技術が未熟なためか、読めない箇所多数。
これを出版したのが吉林省立大学出版部というたいへんりっぱな学術機関だから
情けない。半額セールだったので取替えは諦めた。
588自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :2007/09/24(月) 20:54:17 0
>587
>ソフトカヴァーの題名をプレスして凸出させた品のない表紙。

昔のホントの厚紙表紙油印に題名のみの印刷と言う味も素っ気もないものに
比べれば・・・。
表紙については趣味の問題もあるから仕方ないとして中身がね・・・。

>最もひどかったのは清代の官撰書の影印本。原本は当然縦組み右綴じ。
>これを何と左綴じにしてしまっている。

そういう面なら1990年代以降に本が乱発されるようになってから結構ある。
左横書きにあわせるために影印本も左綴じにしているのが結構ある。
縮印でも良いから1ページに2ページ分見開きにしているといいんだが。
特に逆綴じにされると見開きの表やら絵やらが台無し。
589世界@名無史さん:2007/09/25(火) 02:44:09 O
グロリエがヴェネツィアで、アルドゥスに作らせた書物は、
本当に綺麗だね。
590世界@名無史さん:2007/09/25(火) 07:11:25 0
中華書局の本を何冊も持ってるけど、
10年くらいで見るも絶えないくらい変色する。
591世界@名無史さん:2007/09/25(火) 08:27:17 0
最近の日本の印刷物のレベル低下も酷いですよ…
製本や紙の質はそりゃいいですけど、
DTP化のせいで低品質の書体と組版な本が多すぎ。
結局読者にとってはそんなものどうでもいいって事なんでしょうけど。
明治以来培ってきた歴史が消えてしまうのはどうなんだろう。

一番ショックだったのは、岩波文庫の表紙カバーの解説の書体が
石井ゴシックからヒラギノになってしまったこと。
元々ビジュアル雑誌用に作られた軽い印象の書体を、こういう本にどうして使うかね?
なんかまるでラノベみたいな感じに。
こだわりを持って本を作り続けてきた岩波すらこうなんですからね…
592世界@名無史さん:2007/09/25(火) 08:43:05 0
>>583
580は男だ。似たような原理の製品は生理用品だけではなく、
ペット用のトイレシートなんかもそうだ。
593世界@名無史さん:2007/09/25(火) 15:42:43 0
>>584
俺はレクラム文庫の真似だと聞いた。どうなのかね。
レクラム文庫を最後に買ったのは前世紀のことだが、
確かに上が揃ってなかったな。
594世界@名無史さん:2007/09/25(火) 17:32:47 0
中国の本にハエが何匹も潰れて挟まってたのは何かの陰謀だろうか?
面白いんでセロテープで固定しておいた。調べたら普通のイエバエだったけど
ちょっと胸部の模様が日本によくいるやつと違ったんだよね
595世界@名無史さん:2007/09/25(火) 21:15:16 0
昔むかし左翼人士が中国サマサマだった時代には、朝日なんかにも「中国では蝿が見かけなくなった」とか
喧伝してて、本気にしてたやつも多く、ある訪中友好団体が北京のレストランで、料理にたかってる蝿を
てっきり自分たちが日本から持ち込んだものと思い、見つからぬようにこっそりと、しかも懸命に捉えようと
焦ったという笑い話を、594読んで思い出したぜ。
596世界@名無史さん:2007/09/25(火) 21:27:50 0
>自転車小僧さん
中共でも無線綴じが主流なの?
597世界@名無史さん:2007/09/25(火) 21:36:59 0
>>593
それはそのとおりでしょう。
岩波文庫の奥付裏の発刊の辞にも「レクラム文庫に範を取った」みたいな文句が
書いてあったように記憶します。こういう文庫みたいなスタイルの手軽本は、
制本屋で本革表紙仕立てなんかにする対象ではないから、最初からある程度の
簡易製本にしてあるわけなんです。
598世界@名無史さん:2007/09/25(火) 21:43:23 0
599自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :2007/09/25(火) 23:28:21 0
>596
今枕元に転がっている"平装"本は皆無線綴じ。10年くらい前の本は線綴じだろうが
無線綴じだろうが何度か読んでいるうちにページがバラバラになることが良くあった
けど最近は少ない。"精装"本は線綴じの方がまだ多いけど内容が一緒なら平装を買う。
その方が2〜3割り安い。たまに蔵書家用に"線装"本(俗に言う和綴じ本)が出ているが
値段が高いし使いにくいからよほどでないと買わない。
600世界@名無史さん:2007/09/27(木) 01:07:28 0
支那の線装と日本の和綴じはちょっと違う
日本のは厚手の表紙に太い糸、本のコバを保護するため布を被せてたりする。
書品から言えば線装の方が好ましい。
601世界@名無史さん:2007/09/27(木) 01:39:40 0
>>584
装丁をお願いしようと問い合わせたが、思ったとおりに高額で手が出ない。

B5程度の本を半革装にして欲しいが、どこのくらいはかかるかを問うた。
最低でも10万は見て欲しいと言われた。
もう1件問い合わせたが、そこも最低8万はかかると言われた。
仮綴本を持っていて、装丁して欲しいのだが、手が出ない。
貧乏はくやしいのう!
本当に金持ちは10万程度なら、ホイホイだせるんだろうな。
それも一冊だけではなく、何十冊も・・・・。
602世界@名無史さん:2007/09/27(木) 06:43:08 0
高校の図書館に白表紙の本がたくさんあったっけな。
603世界@名無史さん:2007/09/28(金) 20:10:24 O
兄の国語の教科書に、栃折久美子とかいう装丁家?の「モロッコ革の本」というエッセイの抜粋が載っていた
たしかイタリアに修行に行くんだが、女性の師匠が装丁(いや、本がすーっと収まるとかいう描写があるから箱なのか)するのに、カラフルな革をモザイク状に加工したりするのを批判的に書き、師匠の同業者で職人的な老人を賛美していて、性格わるーと思った
著者近影も失礼ながらかなりキツかった

最近、某「バビロンの流れのほとりにて」氏がヨーロッパに滞在した時の現地妻だったと聞いた
某森氏は学者馬鹿で、海外生活トラブル対処能力が全くなく、それを見かねて押しかけ愛人になったとか
某森氏は美意識高そうなのになあ…
604世界@名無史さん:2007/09/28(金) 20:16:10 0
装丁家の性格などには興味ないな。
要するにいい仕事をしてるかどうかだ
605世界@名無史さん:2007/09/29(土) 02:48:43 0
>>604
だな。
栃折だかという人は、わが国の装丁家の草分けの人だが、
行った先はベルギーだったと思う。最近、引退したと聞いている。
もう相当高齢だからね。
「モロッコ革の本」にある写真は活発そうな若い美人の娘だんだったな・・・。
装丁は古典的なもの、現代的なもの、やはり派によって好みが違う。
俺は601に書いたものだが、モロッコ革で装丁して欲しいと問うたら、
今はワシントン条約で、モロッコ革が入ってこないと聞いた。
ということは、もしもモロッコ革で装丁してもらいたい場合は、
フランスでやらないといけないようだな。
606世界@名無史さん:2007/10/24(水) 10:30:03 0
ほしゅ
607世界@名無史さん:2007/10/27(土) 10:09:03 0
どなたか教えていただければ有難いのだが、
数年前洋古書の修理を行う人の本を書店で見かけたのだが、
書名、出版社名を忘れてしまって検索ができないのです。
確か外人さんの本だったのだが。
608世界@名無史さん:2007/10/27(土) 12:18:30 0
古書修復の愉しみ (単行本)
アニー・トレメル ウィルコックス (著),
Annie Tremmel Wilcox (原著), 市川 恵里 (翻訳)

価格: ¥ 2,520 単行本: 228ページ
出版社: 白水社 (2004/09)


これだろ?
読んで見たけど、ふーんという感じで、とりたてて特別な感想はないね。
609世界@名無史さん:2007/10/28(日) 00:33:14 0
>>608
おお、これこれ、正にこれ
ありがとう
610世界@名無史さん:2007/10/28(日) 18:13:52 0
>>609
よかったな
611世界@名無史さん:2007/12/05(水) 11:55:53 0
sage
612世界@名無史さん:2007/12/07(金) 01:42:34 0
あげ
613世界@名無史さん:2008/01/16(水) 20:32:30 0
図書館・司書総合スレッド PART3
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumu/1188566445/l50
公園・図書館など外で時間を潰せる場所・方法 9
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/dame/1198433990/l50
614世界@名無史さん:2008/02/23(土) 23:23:22 0
洋装本の起源ってどこ?

表紙が本体より少し大きくて、
背が丸まってて、ヒモ綴じではなく糊付けになってるやつ。

西洋っていういぢわるな返答はナシで、ぜひ詳細を。
615世界@名無史さん:2008/03/04(火) 12:34:25 0
>>614
もっと判りやすくかけよ
616世界@名無史さん:2008/03/04(火) 16:47:11 0
すんません。
要するに普通の本です。
617世界@名無史さん:2008/03/06(木) 03:31:12 0
618世界@名無史さん:2008/03/06(木) 20:55:05 0
>>617
あんがとございます。
やっぱり洋装本は西洋独自のものなんですね。

東洋の古典が好きな自分としては、それらの本まで
一律洋装本で纏められてる現代が多少くやしかったりする。
(つか、そんなこと言ってるとおまえも洋服着てるんじゃ
ないのかって突っ込み入れられそうでなんともかんとも・・・)
619世界@名無史さん:2008/03/09(日) 15:24:04 0
紙質詳しい人いる?
一概には言えないしかなり感覚的なものなんだけど
例えば化政ごろの和本だと大坂、京都で発行された本のほうが
江戸で発行されたものより弾力が強くて硬い気がする。
明本は漉きが薄いけど遮光率が高いというか紙がすごく白い感じがして
清本は紙の色はちょっとくすんでるけどやたらときめが細かい、みたいな。

静嘉堂文庫に入り浸ってるような人だと分るのかも知れないけど
じっさいに触った件数がそんなにおおくないからなんともいえない。。。
620世界@名無史さん:2008/03/15(土) 09:48:41 0
>>619
すごい人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
621世界@名無史さん:2008/03/17(月) 20:01:06 0
どっか白紙の木簡か竹簡売ってるとこ知らない?
自分で作るしかないんでしょうか?
622世界@名無史さん:2008/03/17(月) 20:08:46 0
自分で竹を「殺青」する。現代では緑茶作りの工程に意味が転用されてる。
623世界@名無史さん:2008/03/17(月) 20:44:40 0
内側を使う場合でも「殺青」しなきゃいけないの?
624世界@名無史さん:2008/03/18(火) 08:29:45 0
>>622
その言葉初めて知った。辞書 (三省堂国語) で引くと、青竹をあぶって青みを取ること、
転じて史書・記録、書物の異称、とあるけど、茶のことは一言も書いてない。
625世界@名無史さん:2008/03/18(火) 13:58:57 0
>竹簡
習字の先生が画材屋に注文してたけどかなり良い値段してた。
趣味レベルなら自分で作った方がおもしろいし安上がりだと思う。
周代は22.5cm、漢代は23cmにして…みたいなこだわりごっこもできるし。

竹簡作り参考
http://homepage3.nifty.com/basaranihonshi/basara8makimono.html
626世界@名無史さん:2008/03/18(火) 14:20:17 0
>>624
放っとくと発酵(正確には酵素による分解)が進んで青茶(烏龍茶が代表)
や紅茶になるから、摘んだ茶葉に熱を加え酵素を失活させる。これが「殺青」。
今日の日本では蒸すのが一般的だけど、九州の一部では釜炒り茶もある。
627世界@名無史さん:2008/03/18(火) 17:51:12 0
>>625
>百円ショップなどをさがすと、出来合いで、なんとか文字が書けそうなものが売っていますので、それをおすすめします
100均にそれらしいものってあったっけ?
628世界@名無史さん:2008/03/19(水) 00:16:54 0
紐は麻紐がいいの? それともたこ糸とかがいい?
629世界@名無史さん:2008/03/19(水) 07:33:43 0
>>627
園芸コーナーで平たいペグ(名札?)みたいなのを見かけた気もするけど、
おとなしくホームセンターいったほうがいいと思う。
中国産の竹とかそんな高いもんじゃないし。

>628
孔子の易経読みまくった故事とかを信じるなら細い革ひもがいいんじゃね?
竹の繊維のきめが細かくないと難しそうだが。
あとは麻ひもを柿渋で煮込んだりするとか。
630世界@名無史さん:2008/03/19(水) 12:09:24 0
柿渋で煮込むのはどうして?
631世界@名無史さん:2008/03/20(木) 22:20:58 0
タンニンコーティングで気持ち防腐効果&強度・しなやかさアップ
あとは色合い的にオリジナルの(?)革ひもっぽいい色に近くなる
632世界@名無史さん:2008/03/20(木) 22:36:14 0
ダイソー言ったら黒っぽく染めた麻紐も売ってた。
竹簡ようの板は見あたらなかったが木簡に使えそうな長細い板は売ってた。
633世界@名無史さん:2008/04/05(土) 22:13:25 0
重複スレが立ってしまったので上げます
634世界@名無史さん:2008/04/06(日) 16:13:16 0
>>111
(1)ヘルムート・プレッサー:書物の本、pp.19-50:法政大学出版局
(3)リュシアン・フェーヴル他:書物の出現(上)p.50:筑摩書房

面白そうだがどっちも絶版でっせ師匠・・・
635世界@名無史さん:2008/05/07(水) 09:07:19 0
電子書籍ってどうなの?
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1156191104/l50

印税率50lらしいけど、どの程度売れるんだろ?
http://www.digbook.jp/

仮に1000円の値付けで
1000円×500DL×0.5=25マソ うまー

元から売れてる奴が売り出すのならば儲かるのだけど、パッと出は絶対に死ねる。 よくて1ケタ。
でも、執拗に叩かれている自費出版業界の胡散臭さを考えると、
法外な費用を取られて実本を出すより、ケータイ小説のサイトとかに発表したほうがいい

電子書籍の欠点
・バッテリーが上がったり故障するとただの箱になる。
・メモリースティックやコンパクトフラッシュは機械に差し込まないと読めないのでバッテリーが無くては話にならない。
なので、紙の書籍の方が保存性に優れていると言える。
エジプトのパピルス紙に書かれた文字が現在も残っているのもアナログメディアの強みだ。
保管環境がよければ紙だって数万年は持つ。


636世界@名無史さん:2008/05/07(水) 09:09:37 0
電子書籍(笑)
637山野野衾 ◆jBrGNc9rBQ :2008/05/07(水) 15:39:16 0
>>582
>閲読の利便性を考慮してないんで、必要箇所を検出するのに苦労する。索引なんて付いてる本は稀。
科挙対策に丸暗記が行われた頃には、索引など使おうとする者は軽く見られた
とか。その名残・・・・という訳でもないか。単なる共産中国のいい加減さ?

>>590
変色どころか、背表紙が痛んで読めなくなってきました。
頻繁に参照していると、頁がバラバラになりそうです。
それと、上海出版の影印本はやたら読みにくいですね。
638世界@名無史さん:2008/07/23(水) 06:05:01 0
10年でそれって酷いな
639世界@名無史さん:2008/08/09(土) 20:03:17 0
486 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2008/08/08(金) 00:14:58 ID:FVIYgv/A0
昔、東南アジアとかで日本の漫画買ったんだけど
なぜか日本の漫画は白黒なのに、販売してる本は全てカラーだった。
日本の漫画は白黒が基本なのに、なぜか東南アジアでは勝手に着色されてた。(ちゃんと許可とってるのか?)
漫画=カラーってのが外国では基本なんだなと思った。
で、今回の漫画ってもともとカラー原稿だったんじゃないの?って思ってしまった どうなの?
585 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2008/08/08(金) 23:13:20 ID:TgVv3/fxO
中国、台湾、朝鮮あたりは水墨画の文化があるから白黒漫画が受け入れられやすいってどっかで聞いたことがある。
逆に他の地域では「なんで色つけないの?」って感じるとかなんとか。
最近はヨーロッパあたりでは受け入れられてるみたいだけど。
587 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2008/08/09(土) 00:48:42 ID:SmMlELDw0
文化的背景とかは大学のセンセイとかが無理矢理こじつけてるだけだと思うよ
上記の近隣諸国は漫画といえば昔から日本の漫画の海賊版だったから、
最初から読みなれていて馴染みのあるものだった

東南アジアでの漫画は見世物小屋を絵本にしたような、どぎついモノが多かった
アメリカだとモノクロでリアル頭身の漫画と言えばまず頭に浮かぶのはエロ劇画だったから、
白黒漫画は最初イメージが悪かった(カラーはもちろんアメコミ)
フランスと近隣欧州諸国はバンドデシネ文化があったので、比較的昔からモノクロ漫画を受け入れる素地は
できあがっていた
640世界@名無史さん:2008/09/24(水) 12:31:29 0
いま海外のミニチュアブックに興味があって調べ始めているんだが
装丁も凝った物が多く、奥が深い。
値段がそこそこするのが難点だが。

641世界@名無史さん:2008/09/24(水) 12:53:58 0
豆本っていうやつか。
642世界@名無史さん:2008/11/06(木) 07:31:56 0
372 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2008/09/27(土) 11:45:20 ID:V+EB1YaW
さっさと電子書籍を本気で進めてくれないかなぁ。
もう本置く場所がないんだよね。
電子化されれば絶版もなくなるし、場所も取らないし、軽いし、
検索も早いしで良い事尽くめなんだけどなぁ、ユーザーにとっては。
新刊絶版書籍だけじゃなく、昔の雑誌一年分まとめて幾ら、とかで売れば買う奴いそうだし、商売にもなると思うんだけど。
(車とかスポーツ、ゲーム雑誌等々、コアなファンがいる雑誌なら昔のでも十分に売れそう)

今でも電子書籍あるんだけど、一冊の値段が糞高いわ魅力的な本が売られてないわで、とても買う気にならん。
何で本物の本(っつーのも変だけど)とほぼ同じ価格で売ろうとするのか理解に苦しむよ。
ユーザーは端末代だって払わなきゃならないのにさ。
しかも種類が少ないって、舐めてるとしか思えん…。
373 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2008/09/27(土) 12:17:19 ID:s3PMKoiH
まったく同意だが、結局まだまだ出版全体ではラクに儲かっているのが現状なのよ。
記事の内容も価格も流通も電子化も、いまだにネット以前と変わらないだろ?
本当に苦しかったら何かしら変えざるをえないが、素晴らしい硬直ぶりじゃんw
328 :無名草子さん:2008/09/28(日) 05:33:11
本を裁断機で分解して、ドキュメントスキャナでPDF化すればいい
ttp://wiki.livedoor.jp/wrathofgod/
ttp://www.next-zero.com/Lib/DR-2050C/
出版社が販売する電子書籍は著作権保護機能とかがあるから長期保存に向いてない
329 :無名草子さん:2008/09/28(日) 07:58:00
俺10年近く前に実際にそれをやった。資格試験を受けるために専門書をスキャンして、OCRでテキスト化し、手で修正した。日本語だとOCRの精度がまだまだなので、修正に時間が大変だったが、結局本を読み込む効果がでたので、試験勉強には役にたった(笑)
試験の後、テキストデータは同じ試験を受けようとする人に、結構な値段で売れた。


643世界@名無史さん:2008/11/06(木) 08:01:35 0
457 :無名草子さん:2008/10/07(火) 00:05:17
景気後退が凄すぎてどの業界も駄目だな、年金も消えるぞこれ
459 :無名草子さん:2008/10/07(火) 09:33:54
株の含み損は数年ほっとけば戻るだろう。

458 :無名草子さん:2008/10/07(火) 03:57:08
いつになったら電子書籍が普及するんだよ
463 :無名草子さん:2008/10/07(火) 19:31:45
日本は画面が小さいケータイの形で個人端末が普及してしまったので、なかなか大量の文字を読む方向にいきづらい
文庫本に近いサイズの画面のついた端末が普及すれば、電子書籍のほうにも行きやすいんだけどなー
464 :無名草子さん:2008/10/07(火) 19:38:42
ガキどもはそんな金は無い。 老人は目が悪くなる。 購買層は生活費圧迫でそれど頃じゃないw
465 :無名草子さん:2008/10/07(火) 19:50:48
価格は普及度でかわってくる 老人は字のサイズが容易に変えられるので寧ろ適合しやすい面もある
将来は基軸通貨がドルから元に変わったっておかしくない 環境というのは、次第に変化していくものなのだよ


644世界@名無史さん:2008/11/06(木) 09:26:52 O
iPod・iTunesのような大規模な配信システムを一気に構築する必要があるかも。
元来DTP業界の雄であったMac陣営が立ち上がれば面白そうなんだけどな。
645世界@名無史さん:2008/11/08(土) 22:32:00 0
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/dtp/1046961534/617-717
先ず、職安で募集してるところなど、人が次々に辞めて年中募集している最早会社とは呼べないところや
求人広告費すらケチっている超のつくブラック揃いという事を理解すべき。
そして、悲しい事に入社直後にそういった事を耳打ちしても
言ってる事の意味すら理解出来ない脳の持ち主の掃き溜めが集う業界となっている。
完全に業界自体が悪循環の塊だからな 入ってくる人間は他業種に入れない無能共
居着いている人間は完全に染まり切っている連中で
ごく稀に何とかしようとがんばる人間は潰される
何より自分の時間がない割には薄給すぎて泣けてくる
真面目な人間が馬鹿をみる業界であることだけは疑いようがない

東大阪にある求人票の事業内容が、
   印刷・紙器製造販売
で募集かけてる会社は絶対行かない方がいい。
その界隈もすべて
646世界@名無史さん:2009/01/30(金) 22:13:39 O
保守
647世界@名無史さん:2009/02/02(月) 13:48:32 0
あげ
648世界@名無史さん:2009/02/02(月) 16:43:21 0
>>643
単行本も出ているこの連載、以前数時間かけてネットで読んだが、すごく疲れた。
やはり読書は紙に限る。

円・元・ドルの同時代史 
http://www.nikkeibp.co.jp/jp/report/senior/test04.shtml
649山野野衾 ◆09Xc/lRh7Y :2009/02/02(月) 17:57:57 0
以前青空文庫で『黒死館殺人事件』を読みましたが、夕方までかかって目と頭
が痛くなりました。
長い本を読む場合、特にこみいった文章を調べたり、楽しんだりするのには、
不向きです。
どんな非常時であっても、本人さえ無事であれば、開いて娯楽や情報を得られ
るというのが、本の強みですし。

何より、誰もが閲覧出来るようでは、苦労して得た珍書を手元に置けるという、
古書市が好きな偏執的読書人の楽しみが減りますからね。
単なる情報媒体ではない。
現在すでに電子化されているような、著名な古典的著作ならまだしも、電子書
籍だらけの世界なんて、本好きの人間ほど望まないでしょう。
650世界@名無史さん:2009/02/03(火) 07:39:56 0
まあ、技術のブレークスルーがあと何度か必要でしょうね。
651世界@名無史さん:2009/02/08(日) 18:22:50 0
いつでもどこでもって手軽さは時と場合によるからな。
ネット接続できる環境かどうかで、紙媒体の方が便利な場合もある。
652世界@名無史さん:2009/02/09(月) 19:54:48 0
>>527
江戸時代の公家で歴史家の柳原紀光も嫁いだ娘まで動員して史料の書写に励んでいたらしい。
おかげで現存の古典の中には柳原経由のものが多い。
653世界@名無史さん:2009/02/10(火) 08:43:23 0
それってひとえに史料の継承・保存のため?
自分の家の蔵に蓄えて楽しんだり自慢したりするためとか
売って家業にしていたとかでなくて?
654世界@名無史さん:2009/02/10(火) 11:07:16 0
>>653
知識(それに付随した資料)を継承し伝えること自体が
公家のご学問の側面でもあったわけだし、
その知識の教授や資料貸し出し行為に
褒美やお礼が発生するのはある意味自然なことだったはず。
当人たちにとってはその問いは分けて答えられるものではなかったろうし、
多分考えてなかったと思う。
655世界@名無史さん:2009/02/18(水) 16:26:46 0
活字は版木でしたっけ
656世界@名無史さん:2009/02/18(水) 16:37:06 0
版木は活字じゃないですw
657世界@名無史さん:2009/02/19(木) 21:52:55 0
エミール・ド・ジラルダン(Emile de Girardin)1806.6.21〜1881.4.23

「情報革命」と呼ぶ
ことの出来る最も最近の事件はジラルダンらによる「プレス」の発行とそれによるマスコミの誕生
です。ラジオやテレビ、インターネットですら、ジラルダンが作った「広告→新聞→消費者→広告→」
という、システムの上に乗っかっているだけですから

1848年の段階で彼の会社では8時間労働(当時は13〜14時間が普通)、天引き貯金、社員共済、
積極的な機械の導入による労働負荷の軽減(輪転機も彼の注文による発明)、
労災による有給有り、給与の遅滞無し、社員への利益還元有り
(当時は物価の上昇がほとんど無いので、昇給という考えが基本的に無かった)等々、

658世界@名無史さん:2009/02/19(木) 21:59:44 0
結局CDの場合と同じように、利便性が旧媒体より上回れば、
どんどん普及していくんじゃないかな。
個人的には本は単なる情報媒体としか思ってないので
どんどんそういう方向に行ってほしい。
世の中のあらゆる書籍が簡単に読めるようになるなんてすばらしいじゃないですか。
659世界@名無史さん:2009/02/21(土) 21:21:06 0
紀元前59 ローマのカエサルの時代、政府広報「アクタ・ディウルナ」acta diurnaが作られた。元老院の議事acta senatus と、民会の決議、一般事件acta populiから成る。acta populiのみ、帝政時代を通じて存続。
15C ヨーロッパで手書き新聞が出される。
15C末〜16C  ヨーロッパで戦争、天変地異を伝えるパンフレット、フルークブラットFlugblatt(ドイツ)、canard(フランス)が出される。

1609 ドイツで週刊印刷新聞Relation(レラツィオン)発刊。
1615 日本で、大坂夏の陣の報道が瓦版(読売り、辻売り絵草紙)として発刊される。粘土による瓦版(土版木、石版)、木版、銅版によって印刷され、明治20年代まで継続された。
1622 イギリスで週刊新聞Weekly News発刊。
1631 フランスで週刊新聞La Gazette発刊。
1644 イギリスでJohn Miltonの意見新聞Areopagitica(アレオパジティカ)が発刊される
1644 イギリスでJohn Miltonの意見新聞Areopagitica(アレオパジティカ)が発刊される。

1660 ドイツで、世界最初の日刊紙Leipziger Zeitung(ライプツィガー・ツァイトゥング)が発刊される。

1673 日本では、この年の出版規制例によって、瓦版が継続して盛んであったことがわかる。

1690 植民地アメリカで発刊されたPublick Occurences Both Forreign and Domestickが創刊後、発行を禁じられる。
1694 イギリスで国による新聞の特許制度licensingと検閲制度censorshipが廃止される。
1704 イギリスでDaniel Defoeの Reviewが発刊される。植民地アメリカで官許発行のBoston News Letterが発刊される。
1710 イギリスでJonathan Swiftが論説を執筆する。The Examinerが発刊される。
1728 ろうそく屋に生まれ、印刷屋の徒弟となったBenjamin Franklinは、イギリスで印刷技術をみがいた後、帰国してこの年、Pennsylvania Gazetteを発行。

1731 イギリスで、議会報道の禁止に抵抗する雑誌Gentleman's Magagineが発刊される
660世界@名無史さん:2009/02/21(土) 21:23:43 0
ルノードー賞(Le Prix Théophraste Renaudot
ルノード賞またはルノド賞、ルノドー賞とも表記される)は、
ルイ13世治下にフランスでは最古の新聞「ガゼット(La Gazette)」を発行した
17世紀のジャーナリスト・医師、テオフラスト・ルノードー(Théophraste Renaudot)の名に因んで
1926年に創設された文学賞。

ゴンクール賞(Le Prix Goncourt)、フェミナ賞(Prix Femina)、メディシス賞(Prix Médicis)、
アンテラリエ賞(Prix Interallié)と並んで、フランスでの最も権威ある文学賞の一つ。

661世界@名無史さん:2009/02/21(土) 21:27:33 0
『ロンドン・ガゼット』でたどる名誉革命

見どころ:11月にはいってイングランド国内で「オレンジ公の宣言」が配布された.配布者の一人が捕らえられ,ジェームズ二世のもとにも文書が届けられた.冒頭の宣言は,ジェームズ二世が「オレンジ公の宣言」の配布を禁じたもの.
11月1日(新暦では11月11日),オレンジ公は再度出港した.ドーヴァーからの報告はその艦隊の動向に関するものである.

662世界@名無史さん:2009/02/21(土) 21:39:30 0
VERSAILLLES AND RICHELIEU
Limited Edition
ベルサイユ&リシュリュー

フランスの崇高なる精神をテーマに製作された限定万年筆です。
リシュリュウ枢機卿は日本では一般的に「三銃士」の悪役として知られていますが、
フランス王国の基礎を確立し、、ヨーロッパの覇権を狙うハンブルグ家に真っ向から立ち向かった人物です。
アカデミー・フランセーズの創設や、フランス初の新聞「ラ・ガゼット」を保護し文化の発展にも貢献しました。
彼の築いた王政の基礎はルイ14世へと受け継がれ、ベルサイユ宮殿の建設をはじめとするフランス王国の隆盛を迎えます。

セルロイドがインサートされたアクリル製のボディには精微な銀細工が、
クリップとキャップトップには合計3個の天然石が埋め込まれています。
663世界@名無史さん:2009/02/22(日) 22:07:58 0
これ、元記事?も「ハンブルグ家」なのかな?
664世界@名無史さん:2009/03/07(土) 22:04:58 0
1470年フランスに活版印刷術が導入された。その後の30年間にパリだけでも約800点の書物が刊行され、
写本時代には一部の特権階級に独占されていた知識は、広く解放され、正確な知識の迅速な伝達が可能となった

http://homepage1.nifty.com/aby/2001/pantagruel.htm
665世界@名無史さん:2009/03/09(月) 08:40:40 0
そう正確かどうかはわからないが。
最初は聖書その他の宗教書・農事暦とかそんなものだね。
それに活版刷りよりだいぶ高価だったろうが木版のものだってあったし。
666世界@名無史さん:2009/04/15(水) 21:22:08 0
製紙法は、イスラム圏からの輸入?
667世界@名無史さん:2009/04/16(木) 08:45:57 0
ヨーロッパはそうだね。
中国との間の文化交流路はイスラム圏を必ず通るし。
668世界@名無史さん:2009/04/17(金) 21:23:00 0
新聞の歴史
http://www.lian.com/TANAKA/comhosei/newspaper.htm

紀元前59 ローマのカエサルの時代、政府広報「アクタ・ディウルナ」acta diurnaが作られた。元老院の議事acta senatus と、民会の決議、一般事件acta populiから成る。acta populiのみ、帝政時代を通じて存続。

15C ヨーロッパで手書き新聞が出される。

15C末〜16C  ヨーロッパで戦争、天変地異を伝えるパンフレット、フルークブラットFlugblatt(ドイツ)、canard(フランス)が出される。

1609 ドイツで週刊印刷新聞Relation(レラツィオン)発刊。

1615 日本で、大坂夏の陣の報道が瓦版(読売り、辻売り絵草紙)として発刊される。粘土による瓦版(土版木、石版)、木版、銅版によって印刷され、明治20年代まで継続された。

1622 イギリスで週刊新聞Weekly News発刊。

1631 フランスで週刊新聞La Gazette発刊。

1644 イギリスでJohn Miltonの意見新聞Areopagitica(アレオパジティカ)が発刊される。

1660 ドイツで、世界最初の日刊紙Leipziger Zeitung(ライプツィガー・ツァイトゥング)が発刊される。

1673 日本では、この年の出版規制例によって、瓦版が継続して盛んであったことがわかる
669世界@名無史さん:2009/04/17(金) 21:27:31 0
1690 植民地アメリカで発刊されたPublick Occurences Both Forreign and Domestickが創刊後、
発行を禁じられる。
1694 イギリスで国による新聞の特許制度licensingと検閲制度censorshipが廃止される。
1704 イギリスでDaniel Defoeの Reviewが発刊される。植民地アメリカで官許発行のBoston News Letterが発刊される。
1710 イギリスでJonathan Swiftが論説を執筆する。The Examinerが発刊される。
1728 ろうそく屋に生まれ、印刷屋の徒弟となったBenjamin Franklinは、イギリスで印刷技術をみがいた後、
帰国してこの年、Pennsylvania Gazetteを発行。
1731 イギリスで、議会報道の禁止に抵抗する雑誌Gentleman's Magagineが発刊される。

1734 ゼンガー事件。33年にNew York Weekly Journalを発刊したJohn Peter Zengerが、
本国政府に不満を抱く住民の力を背景に、イギリス任命のコスビー総督を批判して投獄された事件。
公判では、弁護士が陪審員に新聞の記述内容の真偽を判定させて無罪を勝ち取り、
本国政府への批判の自由が獲得された。
1742 のちに総督となるWilliam BradfordのPennsylvania Journal
1762 イギリスでJohn Wilkes が、議会報道の禁止に抵抗する新聞North Britonを発行。
1765 イギリスで、植民地の新聞、暦、パンフレット、証書、
公文書などの印刷物に貼付させる「印紙税法Stamp Act」が制定される。各植民地で反英運動と暴動が起こり、翌年3月に廃止される。この時、植民地代表としてイギリスで運動したのはBenjamin Franklin。
1771 イギリスで議会報道が自由化される。

1776 アメリカ独立
1791 アメリカにおいて言論出版の自由が保障される。
1833〜41 ニューヨークで1セントで買えるペニー・パイパー各紙が発刊される。
The Sun, The New York Herald, The New York Tribuneなど。
この後、各国で新聞の大衆化が起こり、新聞が企業化、産業化する。

1855 安政大地震の瓦版が多数発行される。仮名垣魯文「安政見聞誌」
1861 日本で、英国人Hansardが長崎で週2回のNagasaki Shipping List and Advertiserを、横浜でThe Japan Heraldを発刊。居留地新聞の最初。

670世界@名無史さん:2009/04/17(金) 21:29:37 0
1862 幕府が、Javasche Courantを翻訳した「官板バタビヤ新聞」を発行。これは「オランダ風説書」の展開。ワーグマンの「ジャパン・パンチ」
1863 The Japan Commercial News(居留地新聞)
1864 日系アメリカ人ジョセフ・ヒコによる「海外新聞」(翻訳)
1865 The Japan Times(居留地新聞)
1867 英国人Bailyの「万国新聞紙」「倫敦新聞紙」(居留地新聞)。最初の雑誌「西洋雑誌」(柳河春三)
1868 新政府発行「太政官日誌」、柳河春三「中外新聞」、福地源一郎(桜痴)「江湖新聞」(政府攻撃により発行禁止)。「各国新聞紙」「横浜新報もしほ草」(居留地新聞)

1871 フランスで新聞における言論の自由が保障される。日本で「横浜毎日新聞」刊行される。最初の日刊紙。ここで、栗本鋤雲や仮名垣魯文が執筆。

671世界@名無史さん:2009/04/17(金) 21:31:10 0
1872 「東京日日新聞」「郵便報知新聞」(栗本鋤雲主幹)、最初の地方紙「峡中新聞(のちの山梨日日新聞」。
英国人ブラックの「日新真事誌」。太陽暦採用。
1873 成島柳北(社長・執筆)「朝野新聞」
1874 「読売新聞」「明六雑誌」(森有礼、福沢諭吉)「絵新聞日本地」(仮名垣魯文、河鍋暁斎)。
福地桜痴「東京日日新聞」社長となる。編集長兼記者に岸田吟香がいて、初めての従軍記者として「台湾通信」を執筆。
1875 日本で新聞紙条例。「平仮名絵入新聞」(東京日日の高畠藍泉、画家落合芳幾)、
「仮名読新聞」(仮名垣魯文、河鍋暁斎)が発刊され、読売とともに「小新聞」の代表となる。「仮名読新聞」の雑報記事は挿し絵入りの小説らしいものに育ってゆく。「寄笑新聞」(橋爪錦造、月岡芳年)。
1876 「平仮名絵入新聞」の高畠が読売に移り、
「平仮名絵入新聞」は「東京絵入新聞」となり、染崎延房(二世為永春水)が執筆となる。
1877 「団団(まるまる)珍聞」(野村文夫)、「魯文珍報」。
1874年からこのころまでに新聞の読者は4倍になる。
1878 「東京絵入新聞」は事件を「金之助の話」という小説風の続きものにして載せた。
新聞小説の定着。
1879 「大阪朝日新聞」発刊。大新聞と小新聞の併合。振り仮名付き活字を作って、
庶民にわかりやすくし、貧民救援運動も展開。「仮名読新聞」は高橋お伝の事件を小説にして連載。
魯文は「いろは新聞」編集長となる。
1880 朝日新聞から魁新聞が分かれる。ここに半井桃水が記者として入る。
1881 魁新聞が廃刊となり、桃水は88年まで釜山に行き、のちに東京朝日新聞で『胡砂吹く風』を連載。
1882 福沢諭吉「時事新報」
1888 「東京朝日新聞」「大阪毎日新聞」発刊

1890年代 アメリカでイエロー・ジャーナリズムの発生。漫画「イエロー・キッド」をめぐる、ピュリツァーとハーストの販売合戦。

1918 ドイツで新聞における言論の自由が保障される。

672世界@名無史さん:2009/06/02(火) 16:48:20 0
http://www.lefigaro.fr/photos/2009/05/07/01013-20090507DIMWWW00539-temples-du-savoir.php
ヨーロッパの歴史ある図書館は美しい・・・
673世界@名無史さん:2009/06/05(金) 10:55:08 0
鮫革の本って作れないの?
674世界@名無史さん:2009/06/13(土) 15:39:54 0
一緒に並べる他の本が傷みそうだなw
675世界@名無史さん:2009/08/03(月) 14:44:13 0
ペーパーレスなかなか普及しないな
676世界@名無史さん:2009/08/19(水) 22:48:10 0
わいわい
677世界@名無史さん:2009/08/20(木) 09:05:19 0
brodart.comっていう米国の製本・本修理・図書館用品の店から
事務用に牛の骨製のヘラを二種類買った。中国製だった。
使いよい。
678世界@名無史さん:2009/09/11(金) 19:40:48 0
なぜ本は売れなくなったのか?PART2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1138281451/

作家に競争原理は働いてるから、作家の淘汰が激しいんだと思う。
ただし競争の内容は作品の良し悪しではなく、編集に対する媚のうまさではないかと。
出版社の広告の掛け方で売り上げはかなり変動するし、
作品がコケたらペンネームを変えて何食わぬ顔で別作品を書けば済むし。
それに媚で書いてるから読者よりも編集に向けた作品だから駄目なんだろうし。

競争原理が働いていたら、あんな下らない作家に本は書かせない。
ろくな作品一つ書けなくても、生き残ったりしない。
文学賞の受賞作を読んで、がっかりしない。
芥川賞や直木賞だって、権威がある割に駄目な作品が多い。
そういうことが続けば、駄目になる方が正しい。
最初に入れる時点で、内向きのおかしな選択をしてるから、
まともに売れる作品一つ入ってこない。
そこをどうにかしないと、次も駄目な奴が入ってくる。
679世界@名無史さん:2009/09/15(火) 21:13:04 0
【製紙】ティッシュなど相次ぎ値上げ 5〜25%、店頭特売に影響も[09/09/15]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1252998861/

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090915AT1J1200515092009.html
■大王製紙 http://www.daio-paper.co.jp/
 株価 http://rd.nikkei.co.jp/stock/h/3880
■王子ネピア http://www.nepia.co.jp/


680世界@名無史さん:2009/09/20(日) 09:16:13 0
以前、中国史か中国古典の研究者が書いた新書を読んでいたら、
和紙は西洋史とちがって復元性があるので、折っても自然に元にもどるが、
西洋史は一度折り目がついたら元に戻らず悲惨云々とあったのだが、
近世の書状など折り畳んだままで今に残っているものはどうなるんだ?
681世界@名無史さん:2009/09/20(日) 17:54:16 0
マスコミ/米国】「成功すれば世界中の新聞が追随するだろう」 新聞電子版をすべて有料化 メディア王のマードック氏[09/08/06]
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090806/biz0908061806013-n1.htm
メディア王、ルパート・マードック氏
http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/090806/biz0908061806013-p1.jpg
メディア王、ルパート・マードック氏が率いるニューズ・コーポレーション本社=米ニューヨーク
http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/090806/biz0908061806013-p2.jpg
現時点で有料サイトとして成功しているのは、ニューズ社傘下の米紙ウォールストリート・
ジャーナルなどわずかしかない。
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1249553234/l50x
682世界@名無史さん:2009/09/24(木) 09:11:15 0
以前うちの親爺が細く折った紙幣を隠せるベルトに
円貨とドル貨と両方仕込んで出張したが、
帰ってきたらドルはなんともないのに円の方は折り目が切れかけていたよ。
強い和紙の中でも特に強いはずの紙幣がドルに負けていたので驚いた。
額面は憶えてないが万札と相応のドル札で共にピン札だったはずだ。
683世界@名無史さん:2009/09/24(木) 09:13:23 0
げ、同じ話を二年半前に>569に書いてた。
684世界@名無史さん:2009/09/24(木) 09:32:29 0
外国のお札ってビニールのような安物っぽい肌触りがするがおそらく
そうやって強度を高めている。日本のお札は紙だけで耐久性を高めているのだろう。
685世界@名無史さん:2009/10/08(木) 22:10:18 0
電通、博報堂以外だと
JR東日本企画、東急エージェンシー、フロンテッジあたりの
ハウスエージェンシーは大丈夫だろうが、ADKあたりはやばい。
外資入れまくりだし

中小の広告屋なんて無茶な値下合戦でお互いの首絞め合って
先に窒息死した方が負けみたいなことやってるからな
生き残る為に業界全体でどんどん値打ち下げて悪循環もいいとこ

それまで小さい広告屋がやってたような領域に電通が食い込んできて
電通によってつぶされてるってのもある
地方にもガンガン進出してるらしいな。
地方の社長とか役人は電通の名前に弱いから効果があるんだろう。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1255002597/
686世界@名無史さん:2009/10/08(木) 22:13:22 0
消費者はスペックからそれぞれが読み取って判断し購買する時代に入ったんだよ。
TVのイメージ広告からWEBの情報検索型広告に移行している。
つまりは広告代理店自体が要らない時代。
経済不況だからではなく、もう後戻りはしないと思うよ。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koukoku/1226684352/
最悪のペースで推移……広告業界の倒産件数
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091008-00000091-zdn_mkt-bus_all


687世界@名無史さん:2009/10/09(金) 08:44:46 0
誤爆?
大手広告代理店なんて日本の文化や国民の生活への寄与より
流した害毒の方が大きいんだし、これからも何も期待できないから、
潰れて大いに結構。
688世界@名無史さん:2009/10/18(日) 19:07:05 0
英ネット広告が新聞を抜いた

 デジタルマーケティングの業界団体、英インターネット広告局(IAB)が9月30日発表したところ
によると、2009年上半期(1〜6月)の広告収入はインターネットが前年同期比(以下同)4・6%増の
17億5000万ポンド(約2573億円)となり、
テレビの16億3800万ポンド(2408億円)、新聞の16億3500万ポンド(約2403億円)を抜いて
国内最大の広告媒体となった。
ネットの広告別シェア(25・3%)がテレビ(21・9%)と新聞(同)を上回ったのは、
主要国では初めてとみられる(注:デンマークでは既に抜いたそうである、ガーディアンによると)。

 調査は会計会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)と世界広告調査センター(WARC)との協力で行われた。
テレビ界最大手のBBCは視聴者からのテレビライセンス料で主に運営されている点に留意したい。
http://ukmedia.exblog.jp/
689age:2010/01/13(水) 10:31:10 0
保守
690世界@名無史さん:2010/02/07(日) 14:22:11 0
age
691世界@名無史さん:2010/02/10(水) 11:18:49 0
何年か前、パピルスって項目をウィキペに書いたんだけど
その後進歩がない。その間に英語版のは発展して大きな記事になった。
皆さんどうかおかしいところを直したり書き足したりしてちょ。
692世界@名無史さん:2010/03/31(水) 22:10:29 0
19世紀末のサロンは、「自由人」つまりどちらかと云えば
反体制の知識層や芸術家が集う場で
混沌のなかから洗練が生まれていった。

しかしツイッターは、独裁政権が運営し
集まる人も広告塔として「宣伝労働」をしている。
北朝鮮のニュースのようなつまらなさがあるのは当たり前。
このようななかからは、創造は生まれない。

彼らはツイッターで仕事をして、2ちゃんねるその他で本音を語るしかないだろう。

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1268407644/l50
693世界@名無史さん:2010/06/09(水) 15:35:42 0
生きてるかい?
694世界@名無史さん:2010/06/11(金) 13:34:45 O
ipadを「グーテンベルクの活版印刷以来の大発明」
とする見方は、このスレ的にはどうなん?
695世界@名無史さん:2010/06/11(金) 14:58:54 0
全然そうは思わないね。そんなのアップルの自画自賛だろう。
パソコンで出来ることを小さい専用コンピューターに移しただけじゃん。
696世界@名無史さん:2010/06/13(日) 04:10:13 0
ipadっていうかアップルの話になるけど、
伝統的にアップルって
タイプライター→キーボード的なインターフェースを軽視というか、
むしろ積極的に毛嫌いしてるよね。

マウスの万能性を吹聴するあまり
キーボードが長らく別売オプション扱いだったっていうのは有名な話だけど
ipadに関してもキーボードソフト自体はおおむね好評だけど
モニター表面の照り返しが強すぎて
自分のアホ面やきれいなお空が写りこみまくって文字が確認しにくいとか
指紋が付きすぎて画面でのキーボード操作嫌だから
外部インターフェースでちゃんとしたキーボードだしやがれとか、
自分の周りではそんな使用感想をよく聞く。

個人的にはipadよりむしろニンテンドーDSを発展させたようなサイズと性能のほうが
日常的な読書には向くと思う。
ちょうどiLLの折りたたみ時が文庫本サイズ程度なんだけど、
これより大きくなると服のポケットに入れて持ち歩くのはちょっとキツい。
縦に持って右側にタッチパネルが来るようにすると
ホールドしたまま親指でタッチパネルをめくる動作も自然にできるし。
折りたたみ式で二倍の大きさのipod……デザイン的に出さないだろうなあ。
697世界@名無史さん:2010/06/13(日) 16:02:38 0
>>649
1年以上の遅レスだけど、黒死館殺人事件』なんて、文庫で読んでも
眼も頭も痛くなる内容。
698世界@名無史さん
保守