どなた様もお暇がないようで新スレお立てになれないようでしたので
僭越ながら私 賀野田ギャン子が立てさせていただきました
前スレ>960様のテンプレ まるっとコプペさせていただきましたw
・・・コプペってなんだよ コプペって・・・
申し訳ない カチャ ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
大佐、これが現在の戦況です。
98氏 :機動戦士ガンダムSEED bloom(種:レジスタンス暴走、ついでにカガリも暴走):νガンダム(フレーム限界)
373氏 :ガンダムSEED D CCA(種死:オペレーション・ラグナロク):Hi-νガンダム
125氏 :メビウス・リンク(種死:フリーダム交戦後):ザク・スプレンダー
400氏 :機動戦士ガンダムSEED side A (種:ストライクデータ回収、低軌道開戦前):ガンダムMk-U
507氏 :題名不明(種死:ラクシズに接触予定):νガンダム
スレ立て乙であります。 <(・ω・)
98氏と400氏が大作で頑張ってる印象
ついにこのスレも二桁か。
1の頃から見ているから感慨深いものがあるな。
書き溜めてる名無しさんもいるみたいなんだがなー
お目見えにならんもんか
さわりだけ書いて以降続きが無いのもいっぱいある
>>11 それはSSスレの宿命みたいな物だからしょうがない。
連載陣の職人さんがいることは幸運なことだ。
シャアもいたやつ、あれ結構長く続きそうだったけどどうしちゃったんだろ
ナナイいつも乙。
やはり、νガンダムにガタが来始めた98氏の続きが気になるな。
種房の来訪にそなえよ!
1 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:19:11 ID:???
10月からの機動戦士ガンダムダブルオーOO放送開始後、
新シャア板ではOOスレ乱発が予想され、種〜種死粘着房
が新シャア板で駆逐される状況があらわれるであろう。
そうすると、一部の種房が旧シャア板に流入したり、
種〜種死スレは旧シャアでとの居座りというか、侵略が
警戒されます。
さあ、旧シャア住人のサイコウェーブで種房から守り
抜こうではないか!
2 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:24:48 ID:???
警戒と称してスレ立て
もう既に侵略は始まっている
3 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:31:51 ID:???
スレタイ読んで思ったことが先に書かれていた件について
4 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:35:44 ID:???
当初、旧シャア住人はたかおくくっていた。
人口比、年齢比、社会人比、経済力比
旧シャア住人がすべての部門で新シャア住人を上回っていたから
しょせんニートの新シャア住人になにが出来る!笑止!
しかし、ニートの機動力(PCで2ちゃんしている時間)は旧シャア
住人の予想をはるかに上回っていた。
社会人が多い旧シャア住人が板に向かう作戦行動時間は深夜のわずか
な時間。
それに大して新シャアニート住人はほぼ24時間であること。
この機動力により、旧シャア板の大半は種死ネタで埋め尽くされ、
旧シャア住人はその人口の大半を失うのである。
富士急ハイランドの実物大ガンダムのコクピットに乗りてー
ちなみに私 まだ道の駅に寄贈される前にコックピットに座らせていただいたことありますw
あの時ほど コスプレ?っていうものをやってみたいと思ったことはありませんでした
自戒を込めて カチャ ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
気長に待つべし待つべし。
373氏の投下が近いか。
ヘブンズベースも終わりそうだしいよいよオーブかな。
祝・盟主王誕生!これからも活躍に期待してるぜ!
職場のクーラーが壊れちゃったから、助けてほしいぜっ!
職場のエアコンなんか一月から壊れっぱなし。
クソ暑いなか携帯でスレ読むのも大変だぜ。
ってか仕事しろ>俺
>>22>>23 俺の職場はクールビズ?なにそれ美味しいの?って位にクーラーの設定がかかってるぜ
ただ、すぐ側に高熱源があるから、常に40℃程あるがな('A`)
そんな中でもめげずにレスを読んでるぜ
なんつーか仕事しろよ〉俺も
うちは事務所拡張に伴って、隔離されてたサーバー室の壁ぶち抜いてレイアウト変更
俺の席の後ろにタワー型サーバーが4台・・・
しかも全部Pen4マシン
糞暑いぜ
「しかし、この暖かさを持った人間が地球さえ破壊するんだ。それをわかるんだよ、アムロ!」
明日は真面目に仕事しようぜ…暑さに耐えて投下をまつんだぜ…
がんばれーがんばれー 働く(と書いて 闘うと読む)男達
そんな私は専業主婦
そして旦那さんは単身赴任中
でも 実は旦那さんママ&ばぁちゃと同居中
>30
ありがとう
でもね 私とママ/私とばあちゃの間はよい関係なのだよ
ただね・・・ママとばあちゃの間がちょっと・・・ムニャムニャなのさ
ま とにかく血のつながりのない女3人 うまくバランスとってみせます
遠隔地で一人がんがってくれてる旦那さんのためにも
ってガンダムとは1ピコたりとも関係ない話だわw
甚だしくスレ違い申し訳ない 逝っときます カチャ ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
>>29 ここで話す内容ではないな。
でもまぁ、此処に書き込むことで鬱憤晴らしにあってるんならそれもそれでいいか。
何はともあれイ`
…と、えらそうなこと言ってみる、すみません。
と、俺も全く関係ない話だわ。
そういや、ここの職人さんは社会人率高いなぁ(==
初代が放送された年代を考えたら当然っちゃ当然かもしれん。
しかし社会人として人生経験積んでいるからこそ職人さんの文章に深みが出る訳で。
ここの住人は優しいから何も言わんがそろそろ我慢も限界
>>31はしばらくROMってろ
35 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 21:58:51 ID:L+yqhBaw
別に雑談だし、いいだろ。
ガンオタ同士仲良くやろうや。
36 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 22:02:11 ID:stqRdPZZ
某スレで、age厨対策にID出しでの進行推奨中だからなぁ
他のスレでの保守も、ところどころID出しになっててワロスw
age厨対策に一緒になってageてどうすんだ?
それにそんなスレageたらますます厨が寄ってくるだけだろ。
難癖を付ける
↓
(自演だけど)抵抗する人がでる
↓
(今度は住人が)文句を付ける
↓
(自演、ほくそ笑みながら)じゃあID出そうぜ?sageたヤツは荒らしな?
↓
住人納得
↓
荒れた状態でスレが急浮上。厨を呼び込む
↓
ROM組、ヲチ組以外誰もいなくなる
ってことらしいから気をつけよう。
折角二桁入ったんだ、潰されるには惜し過ぎる。
507だが、近日中に投下できそうなので報告しておく。
507氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
パソコン壊れて携帯からチェックしてたけど実家から書き込み
507氏キタ―――――!!!
ジェガン!ジェガン!!ジェガン!!!
507氏のためにガンバルンバを踊るぜ!汗をかいて倒れる予定だぜ!
よーし!ここは507氏の為に27時間最初から最後まで踊りまくってやるぞ!!
クライマックスUCではCCA以降のステージでもジェガンがいてくれたから頑張れました!!
507氏のって月面基地が移転しちゃったやつだっけか?
なら俺は投下が来るまでビリーズブートキャンプやってやんよ
∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ<ワンモアセッ!
(っ ) /
/\ ) /
( / \∪/
基地じゃなくて都市だろう。
wikiによると人口5000万らしいが、コレが丸ごと来てたりするのか?
53 :
転載:2007/07/28(土) 00:52:30 ID:???
C・E73 某日
ザフトのGを退けたロンド・ベルは月面都市「フォン・ブラウン」に入港、補給を受けていた。
しかし、クレーターの異常を感知したオーブ軍第2宇宙艦隊所属のアーク・エンジェル、元・ザフト籍の軍艦「エターナル」がMSを調査に向かわせてきた。
フォン・ブラウンを攻撃されるにはいかないロンド・ベルはGMVとジェガンを迎撃に向かわせる。
―ロンド・ベルとオーブ。両者を結び付ける因縁が始まろうとしていた。
―第3話「Ζ・刻を超えて」―
「俺とジュドーはジェガンで出ろと?」
医務室の艦内電話で連絡を受けたアムロは機体の状況を聞くなり、疑問の声を出した。
「はい。一応チューンアップを施していますので、大尉の反応速度にも着いて行けるはずです。
ガンダムタイプは整備が完了していないので使えないと整備班から報告が来ています」
「了解した。敵の数は?」
「2機のGタイプです。」
「ガンダムタイプ?この間の奴とは違うのか?」
「翼を持つ白い機体と、指揮官機とおぼしき赤いガンダムです」
「迎撃に出たGMV隊の状況はどうか?」
「交戦に入っています」
「はたしてどのくらい持つか・・・」
ガンダムタイプを旧式のGMVで足止めできるのか。アムロはそれを案じていた。
しかし、そんなアムロの予想とは裏腹にGMVは奮戦していたのであった。
―フォン・ブラウン近くの空域
「くっ・・・なんだ、こいつら動きがいい!!連合にこんな部隊が!?」
インフィスト・ジャスティスのコックピットで、アスラン・ザラは呻いていた。
未確認のMS部隊・・・外観から言って連合の機体だろうか。
その部隊に自分は苦戦を強いられている。
彼らから言ってまったく予想外の出来事だった。
「落ちろ!!」
ミーティアの射撃武装で追い散らそうと、照準を定める。
異変はこの時起こった。目標をロックオンできずにシステムがエラーを起こしたのだ。
「なっ!?ロックが効かない!?そんな馬鹿な!」
アスランは驚き、目を白黒させた。
フリーダムとジャスティスの攻撃戦術の中核を成す「マルチロックオンシステム」。それがまったく機能しない。
これは開発段階で想定された「広域殲滅」の運用法を封じられたことを意味する。
何故、ロックオンできないのか。その原因はミノフスキー粒子にあった。
この粒子はレーダーを撹乱し、電子機器にも影響を及ぼす効果を持っている。
かつてのジオンはこの粒子とMSで連邦軍を一時は降伏寸前にまで追い詰めた。
その効果はC・Eの世界でも充分に発揮されているのである。
「キラ、聞こえるか、キラ!・・・くっ、通信機も駄目か・・・」
原因不明の計器やシステムの異常は2人の連携を完全に断った。
通信が出来なければ援護の機体も呼べない、キラがどうなっているのか確認もできない。
そのことがアスランを焦らせた。
そんな彼の隙を突くかのように、GMVの一機が腰からビーム・サーベルを引きぬいて斬りかかった。
その斬りかかるスピードは信じられないほど速く、GMVのサーベルがミーティアの左の砲身を切り裂く。
続いて、別の機体の肩についているミサイルポッドの弾丸が命中した。
ジャスティス本体はPS装甲に助けられたが、ミーティアは完全に破壊された。
これでアスランは知った。
―敵のパイロット達の腕前は相当な物だ。まさかコーディネーターか・・・?
敵のパイロットはエクステンデッドでは無い。それだけは分かった。
エクステンデッドならガムシャラな動きをとるはずである。
それがどうだ。目の前の敵の動きや戦術は実に洗練されている。
―コーディネーターか、エース級のナチュラルで構成されたエース部隊なのか?それしか考えられない・・・!!
しかし、アスランの予想は事実とは異なっていた。
実は目の前の部隊は別にエース部隊でもなんでもない。
ベテランパイロットが乗っている。
ただそれだけのことであった。
GMVの部隊はアスランを足止めすべく巧みに弾幕を貼って、ジャスティスを幾度も牽制する。
「いいか貴様ら、アムロ大尉とジュドーが来るまでなんとしても持たせろ!やられたら給料が減ると思え!」
「ヘイヘイ、分かってますよ!奴にこのGMVがガンダムmk−Uより性能が上だってところを思い知らせてやります!!」
GMVとフリーダム、ジャスティスの戦闘はGMVの優勢で進んでいた。
ミノフスキー粒子散布下での戦闘が当たり前になっているU・Cと違って、ジャマーがあるとは言え、C・Eではレーダーを使った「イージスシステム」が未だ現役で運用されている。
そんなところにミノフスキー粒子が散布されたらどうなるか。
C・E勢は目隠しをされたようなものだ。
単純な「経験」の差がものを言っている。ただそれだけの事である。
動力源の問題さえ除けば、機体自体の総合性能は互角だといっていい。
しかしGMVは量産機ゆえ、単純な攻撃力はガンダムタイプには遠く及ばない。
それでもC・EのMSに対しては攻撃力で絶対的な優位を持っている。
たとえVPS装甲であろうと、核融合炉を持つMSの火器のビームなら、当たればほぼ一撃で破壊可能なのだから。
「このGMVのパワーをなめるなよ、ガンダム!!」
GMVの3機が息の合った連携でライフルを一斉に放つ。
そのビームはC・Eのいかなるビーム兵器より遥かに高威力・高速な光の矢となってジャスティスを襲った。
アスランはジャスティスのスラスターを吹かし、ビームをなんとか回避した。
しかし、背中のファントム01の右の主翼の殆どが融解してしまったが。
「なっ!?かすめただけで!?なんで威力なんだ!!」
彼は驚きと感嘆の入り混じった声を出していた。
―このMSの武器はなんて高威力なんだ!
キラが1機を戦闘不能にはしたが、自分が相手取った残りの3機はなんとも手ごわい。
単機で複数の相手を相手取る事は覚悟していた。
だがこれほどてこずったのは初めてのことだった。しかも量産機相手に。
「強い…これほどの腕のパイロットが連合にいたとはな…」
しかし、アスランは一瞬で冷静さを取り戻した。
それは激しい戦いを生き残ってきた元・ザフトのエースパイロットである故ものであった。
彼の瞳に、鋭い光が宿った。
―彼の相棒のキラ・ヤマトはGMVの一機を戦闘不能にし、フォン・ブラウンに肉薄していた。
「あれは…街?」
クレーターを視認する。そこには、地上やコロニーとなんら変わらない都市そのものの光景があった。
キラは己が目を疑った。
―これほどの都市をいつの間に…?
キラはさらに高度を下げ、都市の様子を確認しようとする。その時、ビームがフリーダムをかすめた。
「うあっ!?二機?あ、あれはウィンダム…いや、また新型か!」
フリーダムを攻撃したMSはダガー系列の機体に見えた。
違うのは頭部にバルカンポッドらしき物がついているのと連合系MSにありがちなストライカーパックを装備していないところだろう。
そのMSはジェガンだった。
ジェガンのコックピットにはアムロとジュドーが乗っていた。
「新型とはいえ…GM系列でガンダムとやるなんて…ツイテないなあ。せめて百式改を使いたいよ、まったく…」
「文句を言うな。ジェガンはオリジナルの百式より性能はいいんだ。それにMSの戦力は性能だけで決まるわけじゃない。
パイロットの技量なども合わさって初めて決まる。それにジェガンは今までのGMとは一味違うぞ」
「それはそうだけど…」
「ガンダムを使いたいって言うその気持ちはよくわかる。俺も正直言うとホワイトゼータを使いたかった」
「ホワイトゼータって、格納庫で整備を受けてたあの白色のゼータのこと?」
「ああ。俺がティターンズとの戦争の時に使ってた奴で、アナハイムが送ってきた物の1つだ。
アレを使おうと考えたが、まだ整備中でな。お喋りはここまでだ、さあ、行くぞ!」
「了解!」
ジュドーはスロットルを押し込んだ。
「まずはやってみるか!」
まずはジュドーが牽制も兼ねて、ライフルを放った。キラはこれに反応し、すぐさまレールガンで反撃する。
―これで!!
彼の攻撃を避けられる腕を持つパイロットは今の地球連合正規軍にはまず存在しない。また核動力のMSの攻撃に耐えられる通常装甲も無い。
彼の今までの経験からすれば、大抵のMSはこの一撃で戦闘力を失うのだが、この場合は違った。
なんと敵はレールガンを避けきっただけでなく、さらに反撃を返してきたのだ。予想外であった。
「なっ!?…うわっ!」
ジェガンのシールドミサイルの至近弾の爆発がフリーダムを襲う。その爆発でフリーダムのバランスが崩れる。
その隙を見逃さず、アムロが格闘戦に持ち込んだ。
「このジェガンの運動性ならやれるはずだ!」
アムロは正面きってフリーダムをシールドで殴り、そのままミサイルをフリーダムのメインカメラ目掛けて発射した。
フリーダムは後ろ向きに仰け反り姿勢を崩した物の、なんとか回避した。
―つ、強い!でも、出来れば殺したくない!
キラは歯軋りした。死ぬわけにはいかない。しかし、自分は殺したくもないのだ。
それは奢りなのかもしれない。しかし、キラはその信念を捨てることだけはしたくなかった。
「この感じ…、何だ?」
「敵意が薄い…?」
キラの心を読み取ったアムロたちは疑問を抱いていた。敵と言う割には,敵意がそれほど感じられないのだ。
「シャアやハマーンのように憎悪に満ち溢れた物では・・・な・・・い?」
キラは戦いには消極的であり、彼自身は「戦いを終わらせる」という名目で戦闘に参加している。
実際の行為がほとんど「無差別テロ」に等しい行為であるとしても、だ。
まして、彼はアムロたちのように明確な「目的」な「意思」を持って戦っているわけではない。
それが彼を、地球連合・ザフトの両軍をして「戦いを増長させる存在」と言わしめている所以であった。
2人は確実にストライク・フリーダムにダメージを与えていった。
しかし、彼らの技量を持っていても無傷とは行かなかった。
ジュドーのジェガンは肩をえぐられ、下半身に追加装備されたグレネードパックの片方を失っている。
またストライク・フリーダムも予想外の強さに、レールガンや二丁のライフルのうちの片方などを喪失していた。
「くっ、なんであなた達は僕たちの邪魔をするんです!?」
「邪魔だって?そっちから攻めてきたんでしょうが!」
「僕たちは調べに来ただけだ!そこをどいてくれ!」
「調べに来ただって!?ガンダムで?冗談はよしてくれ!」
ジュドーはキラと口論をしつつも一瞬の隙も見せなかった。
キラは、目の前の敵パイロット達が今までの敵とは違う動きをすることに焦りを覚え始めていた。
ハイマット・フルバーストを用いて攻撃しても、全ての火器の攻撃をまるで予知したかのように回避されてしまう。
相手は腕が立つとはいえ、量産機である。
量産機相手にここまで苦戦したのはフリーダム系統の機体に乗ってからは皆無だった。
なんとか損傷を与えたもの、自分のほうはろくに攻撃を当てられない始末だ。
せめてドラグーンが使えたら。キラは久しぶりに自分の腕の未熟さを歯がゆく思った。
そんなキラとは対照的に、アスランはあれから押し返し、GMVの猛攻を退け、さらに直援についていたクラップ級2隻の対空砲火を突破し、フォン・ブラウンに侵入していた。
ラー・カイラムの戦闘ブリッジは、その対応に忙殺されていた。
―ラー・カイラム 戦闘艦橋
「紅いG、フォン・ブラウンの領空に侵入しました!!」
「なんだと!GMV隊はどうした!?」
「頑張っていますが、やはり数が足りません!!」
「迎撃用意!」
ドックに繋留されているラー・カイラムの対空砲が始動する。
護衛についているスタークジェガンもラー・カイラムの上に乗り反撃の準備をした。
「主砲の安全装置を解除しろ!直援のスタークジェガン隊はドックの前面に展開!ガンダムmk−Vをいつでも出せるように整備を急がせろ!!」
ブライトは次々に指示を飛ばした。
ドックに係留された状態でMSに攻撃されたら、艦が撃沈されるのは明らかだからだ。
ラー・カイラムは現時点での連邦軍最強の戦艦と言える。
昔の大艦巨砲主義の観念でいえば、C・Eの艦船ではラー・カイラムの撃沈は極めて難しいのである。
しかし、それでも戦艦が機動戦力に弱いのには変わりない。
「今攻撃されたら、終わりだぞ…!発進急がせろ!」
ブライトは焦っていた。
しかし、その時すでにインフィスト・ジャスティスはラー・カイラムが駐留しているドックの5キロ手前にまで猛接近していた。
ラー・カイラムの医務室はフル稼働状態であった。
戦闘で撃退されたGMVのパイロット達が運びこまれてきたからだ。
これで第2次ネオ・ジオン戦争からの負傷者と足すと、ロンド・ベルのパイロットの大多数が負傷したことになる。
ロンド・ベルは戦闘可能なパイロットのほとんどを喪失し、戦闘継続さえ危うい状態となってしまったことは誰の目にも明らかであった。
「機体はあっても、パイロットがいない」。
ロンド・ベルはまさにこの状況に陥っているのである。
医師たちは重病患者の治療に専念するため、比較的軽傷の者は処置を受けたあと、緊急的に配置についていた。
ある者は対空砲座、またある者は医師達の手助けといった具合である。
そんな中、ルナマリアは一人医務室で考えていた。
なんだか、目が覚めたような気がしていた。
―私は、何か夢でも見ていたのかもしれない。
恋に恋をし、よく考えもせず掲げられた大義を正義と信じ、妹に対する悲しみのあまり、仮初めの恋に溺れ・・・。
感情に流されるだけのがむしゃらだった自分。
なんであんなにも幼かったのだろう。
―私は、どうすれば、いい?
わかっているような気がした。しかし、あと一歩の所で掴みきれない。
そんな感触。
そんな時、ある会話がルナマリアの耳に届いた。
「ー・・・いいから出させてくれ!この程度のケガで!機体があってもパイロットが足りないんだろ!?」
「駄目だ!歩けもしない癖に!今お前が出ても的になるだけだ!」
「くっ・・・」
―パイロットが、足りない?
立てる。自分は歩ける。
ケガだって彼に比べたら軽度のものだ。
何をすべきか、やっと、分かった。
「格納庫はどこ?」
負傷したパイロット達の会話を聞く限り、接近中のMSはフリーダムとジャスティスに間違いない。
「この艦を沈めるわけにはいかない・・・!私はやっとわかったような気がするのよ!」
ルナは怪我をしていることも、自分が捕虜であることを完全に忘れていた。
女はザフトのパイロットスーツではなく、地球連邦軍のパイロットスーツを着た。
その理由は「過去の自分」との決別をするためであった。
思慕と憎しみのまざった自分のアスランへの想い。
そして裏切った妹への悲しみと嫉妬。
その全てに決着をつけなくてはならない。
彼女は格納庫に着くと、既に出撃準備が整っていたガンダムMk―Vに乗り込んだ。
―ヴォンッ!
ガンダムmk―Vの双眼が輝き、動力源の核融合炉がまるで心臓が脈打つように稼動を始める。
「な、何よこのパワー・・・インパルスなんて比べ物にもならない・・・。凄いわ。それなのに扱いやすい・・・」
機体のOSに表示されるパワーゲインはインパルスのそれよりも優に30倍以上の出力を示している。
それでいて自分の知るどのMSよりも動かしやすい。
「MSF−007・・・『ガンダムmk−V』・・・?これがこの機体の名前?」
操縦桿を握る。確かな感触。
「おい、mk−Vが動いてるぞ」
「そんな馬鹿な、誰が動かしている!?」
整備兵達の驚きをよそにルナマリアはラー・カイラムのカタパルトに通じるハッチをmk―Vの左手で開け、機体をカタパルトに接続させた。
無論、ブリッジもこの状況を知らない訳ではなかった。
「艦長、mk−Vが動いています!!」
「何だと!!誰が動かしている!?」
「待ってください・・・。ほ、捕虜です!捕虜がmk―Vに乗っているようです!」
「なにい!?」
「発進体勢に入っています。これでは止められません!」
mk−Vは発進体勢に入っている。今更止めようとしても無駄だ。
それにこのままでは艦が沈む事もありえる。
ここでブライトはある判断を下した。
「人手不足だ、捕虜でもかまわん!!出せ!!」
「艦長!!しかし捕虜ですよ?敵機と合流するかもしれません!」
副艦長がブライトに再考を促すべく進言するが、ブライトの下した決断は覆る事は無かった。
「オペレータ、繋いでくれ」
「はっ!」
「・・・要はあの2機を拿捕、もしくは撃退ってことですね?」
「そうだ。出来れば鹵獲してほしい。ガンダムタイプを鹵獲すれば詳細なデータが得られるからな」
「・・・了解。ただし上手くできるか保障しませんが」
「かまわん、コックピットのある胴体部が残っていればこちらでデータバンクを解析できる」
―そうよね。単純に敵を倒す事だけを考えてちゃ、勝てる戦争も勝てないわよね・・・。
「・・・ひとつ、聞いてもいいでしょうか」
「何だ?」
「ブライト艦長・・・でしたっけ。どうして捕虜の私を信用してくれるんですか」
「・・・人を見る目はあるつもりだ。それに君の事はアムロから聞いている。・・・迷っているんだろう?」
「いいえ」
ルナマリアは真っ直ぐな視線でブライトを見た。
「いいえ。もう・・・迷ってはいません。やっと・・・分かったような気がするんです」
「そうか」
ブライトはふと懐かしさを覚えた。
昔、どこかで見たような真っ直ぐな瞳だった。
あれはいつかのアムロだったか、カミーユだったか・・・。
「よし、発進してくれ」
彼女は信頼できる。ブライトは確信を抱いた。
「了解。・・・ルナマリア・ホーク、ガンダムmk−V行きます!!」
彼女は叫んだ。
そして「ザフトの人間」としての自分と決別するために、自分の無くした「戦う理由」を取り戻すために。
それは毅然とした響きを持っていた。
―彼女の「地球連邦軍の軍人」としての戦いが今幕を開けた―
ルナマリアはガンダムmk―Vで出撃。
現れた「エターナル」から響くラクス・クラインの言葉。
一方、ルー達は無人島で過去の知られざるMSとそのパイロットに出会う。
そのパイロットからルー達は驚くべき事実を知らされることになる・・・。
次回、「サイレント・ヴォイス」
ひとまず今回はここまで。
長々とすまん。
>>52 一応そういう設定にしてある。
GJ!!
GMV……強いぜ、強くて死ぬぜぇ!!!
凸が意外に奮戦している……ルナマリアに撃墜されるために!
次回も期待しております。
これからも頑張ってください。
65 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/28(土) 01:41:26 ID:sQr7Vppf
しかし、ミーティアで偵察だなんて、ラクシズはアホですか?
殺る気マンマンじゃねーか。
おまけに超目立つし……
オッサン軍団強いよ、オッサン軍団w
偵察とは?
・バクゥをたくさんだしてたたかうこと
・ひみつのMSこうじょうへいくこと
・おかいものをすること
さあどれだ?
ひとまずGJです
GMVって武装以外ほぼMk-Uなんだよなぁ
個人的にはヌーベルが好きだけど
>>66 1、威力偵察や戦力評価も偵察行動の一種だから間違いではない
2、秘密基地に行くときは見つからないように気をつけて行きましょう
3、安売りの日は事前に調べましょう
>>66 1番なら、基地とかに対する威力偵察
2番なら、重要拠点への潜入・新型機の調査
3番なら、敵勢力内の世論調査・スパイとの接触
やり方を間違えなければどれも偵察になる。
>>68 最も近いのは1番。が、やっぱりやり方を間違えている感が否めない。
それがラクシズクオリティ!!
>「僕たちは調べに来ただけだ!そこをどいてくれ!」
さすがキラ(皮肉
つーか普通退けと言われて退くバカはいな(ry
偵察に来て広域殲滅しようとしてるんですが
忘れるところだった。GJです!!!
GJ!!
ホワイトΖがあるのか!
リガズィはないんだっけ?
ホワイトΖ好きだから是非とも見たい。
ルナ参戦でどうなるか?
ストーリーが全然予想できなくて楽しみ。
量産機GJ!
しかし残念ながら諸手を挙げての万歳とはいかないな。
ルナマリアが発進するあたりのブライトの対応にかなり違和感。
捕虜が無断でMSに乗ってんだから、普通は脱走を警戒しない?
何故いきなり「人手不足だからOK」になるか解らない。
その後の会話も、ブライトらしい慎重さが見られないし……
話の展開を急ぐ余り、要所要所がおざなりになってる気がする。
戦闘描写は良い感じだけに残念。
とりあえず機体や武装の名前間違えまくってるのはなんとかならんの?
75 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/28(土) 05:55:12 ID:1C9EIVM6
そういえばミノフスキー粒子散布してたの忘れてた
マルチロックシステムにとってミノ粉は天敵だな
近日中って書いてたから日曜の深夜あたりを予想してたら
いきなりキテタ―――――!
GMV強いよGMV
74ではないけどアスランの乗機はインフィニットジャスティスです
他のは分からない
ルナマリアの出撃許可はブライトだけの判断ならアレだけど
事前にアムロが接触してるから自分的にはOK
ロンドベルが現在の状況をどの程度把握してるか分かりにくいので
そのあたりを戦闘後のブライトとアムロの会話で触れてくれると
なお分かりやすくなると思います
乙
ミノ粉等のギミックには大変wktkさせられます
しかし展開を急ぐあまりか説明不足な部分、不自然な会話等が多く読む気が削がれる
SSというよりダイジェストみたいだ
もう少し推敲してから投下して頂きたい
GJです!ベテランいいよ、ベテラン!
しかし改めて、文字にして読んだり、自分で打ち込んだりすると分かるけど
種系の名前は、カタカナ長すぎだ。
入力ミスや聞き違いで覚えちゃうのも、しかたないよーな気がする。
戦闘中にラクスの電波なんか聞かされたらそれこそアムロもジュドーも激怒するだろうな・・・
つ「あんたの存在そのものが、うっとぉおしぃいいぃぃんだよおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ラクスの電波はNT的にもすごく気持ち悪そうだよな
gj!!
自分はこのスレしか見てないからGMVだのジェガンだのでてくると
違和感ではなく新鮮に感じるな。
507氏次も期待して待ってますよ
>>79 ある程度は略しちゃっていいと思うけどね。IジャスティスとかSフリダームみたいに
いちいち『ガンダム』って付けないとかさ。ルプス?ヴァジュラ?なにそれ美味しいの?
ホワイトベース=木馬、ガンペリー=中割れ、エルメス=とんがり帽子、ドム=スカートつき
みたいにコードネームやあだ名つけてるのも多いから、作者さん世界の独自の呼び方つけても、それはそれで良いんじゃないか?
ストフリ=ハリネズミとか、アカツキ=百式モドキとか。
つけ方によっては、それがUCの人の見方なんだなあって思わせることは出来そう。
終始UC側の勝手な名前で呼ぶってのは面白そうなだなw
自由=羽付き
正義=赤いやつ
運命=涙目
で
そういや伝説を皿付きと呼んでた、スーパートダカさん大活躍なSS読んだことあるな
インフィニットジャスティス普通に間違えた・・・。
すまない。
自分でも展開急ぎすぎたかなとは思った。
>>77のアドバイス、ありがたく頂いておきます。
UC側の勝手な名前も面白そうだw
GJありがとう!
>>87 うちのおかんは
自由=青羽
正義=土台付き
運命=ピエロ
てよんでるけどな
1stの再放送世代だからな
GJ!! ここは作者多くて、ペースも安定してるからいいね。
>>90 土台付きwwwww
なかなかうまい例えだなwwwww
92 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/28(土) 15:58:02 ID:fQ4CCBSV
GJです。
しかし、おかんが再放送世代って、年齢層ひろいな。
ルナマリアの事は、プルの時と似たようなもんじゃないかと思う。
あと、ホワイトゼータって何?グリプス戦役の機体って、陸戦用のゼータプラスじゃなかったっけ?
>>92 イボルヴで『ホワイト・ユニコーン』なる人物が乗ってたZガンダム3号機の事。
>>92 イボルブ9?に出てきたゼータ三号機だよ
最近はMGでも出た
gj
だけど性能うんぬんは言いたくないけど
30倍は言い過ぎ。4倍ぐらいでいいと思う
しかしホワイトZ好きって案外多いのかな最近の二次創作でよく見かける
EVOLVE9自体の評判は悪いのに不思議だ
やはりアムロ専用機(?)だからか
アムロマンセーなスレだからな
それもあるし、3号機よりさらに白いデザインもきれいだし、
確か性能的にもΖの中で一番いいし。
まぁやっぱアムロ専用機だからねぇ。
ゲミヌス?何それおいしいの?
グリーンダイバーズは限られた人間しか見られないし
Ζ+は乗ったかもしれないってだけの非公式
でもイボルブは多くの人間が見られるし映像化されたことで
ほぼ公式化されたようなもんだからな
話はともかくΖ乗りなアムロが見たいファンとしてはやはり嬉しい
グリーンダイバーズのZ、色、変。
ティターンズカラーアッシマーは好きだけど。
でも、結構好きだなあの話。
>グリーンダイバーズのZ、色、変。
むしろあのカラーリングが好きなんだが。(種だとレイのザクとかも)
フェミニンというか女性的というか、そういう雰囲気がアムロにも合ってると自分は思うし。
前スレに間に合わなくて本当に申し訳ない。
もう少々お待ち下さい。
幾多の職人さん、GJです。
>>103 おお!お待ちして……
目欄半角!半角ー!w
>>102 俺もあっちの方が好きだな。
つかホワイト・ゼータってネーミングもカラーリングも厨臭いし、何よりアムロ機らしくないと個人的には思う
嗚呼イボ9にお禿が関わっていたらなあ
>>103 がんばってくれ!待ってる
アムロはゼータ系はやはりリ・ガズィが一番似合うと思うのはきっと俺だけ
メビウス氏キタ〜〜〜〜〜
wktkがあれば酷暑も乗り切れるぜ
Zプラスも案外似合いそうだと思うのは(ry
ゼッツーは?と煽ってみる。
まあ、好みは人それぞれなんだろ。
自分はホワイト・ゼータが好きかな。
ホワイト・ユニコーンはもっと好きだ。…アムロ厨ですんません…orz
>>106 リ・ガズィ・カスタムもいいんじゃあないかと思っている
性能はリ・ガズィと初期のゼータが同等くらいだっけ?
カミーユのハイパー化差し引いてもゼータってやっぱすげぇ・・・
いや、俺もゼータと同等ってどっかで見たことあったんだか
ゼータを簡易量産しようとしたのが、リガズィだろ。
リファインゼータが正式名称じゃなかったっけ?
リファインドガンダムゼータでReGZだった気がする
>>106 そうだよな、アムロに似合うのはハーフゼータだよな。
リ・ガズィ(Re-GZ)
リファイン(リファインドとする説もある)・ガンダム・ゼータでお
リ・ガズィはUC0093ではエース用とはいえ所詮コスト削減のホビー品
対してゼータはUC0087を代表する超高級名機
同等ってのもあながち間違ってはいないかと
南極の危険地帯に…良いモノが…
>>121 ありがとう!白き流星カッコイイ…!
もう一個の危険地帯で大爆笑したのは内緒だ。
ロンド・ベルが圧倒的な物量差をくつがえす方法はただ一つ
木星逝って伝説巨神を(ry
勝利は確定するがアレはエゴまみれの自殺加速装置だ
使ってはいけない類のシロモンだ
>>121 おおっ、前に373氏のイラスト描いてくれた絵師さんの新作か!GJ!
kwsk
>>121 おおう、正しく良いものだ。
前回のイラスト保存したハズなんだが行方不明。
南極ディレクトリに入ってないよ・・・
>>128 18歳以上の大きなお友達なら、
>>121の言った通りに探してごらん。
でも、ちょっと気をつけてね。
南極条約でおk?
>>131 大きいお友達だけの秘密だ!だから内緒。
507氏GJ!
なんですけど、ルナ……
「ザフトの人間」と決別して「地球連邦軍の軍人」になるってことは、ザフトや、古巣のミネルバ
の連中共戦うかもしれないって事をちゃんと解っているのかなと。
シンの精神状態がかなりヤバイのは知っているのに、目が覚めただの仮初めの恋だのと言って、切り捨てるのかと。
確かに、傷の舐め合いだったとはいえ、お互いを必要としていたのは事実だろうにねえ。
これで実際に戦う事になったら、アスラン同様に
死んだと思ったら生きていて、敵として現れた挙句に偉そうに説教をたれる
なんてなりそうで…
135 :
129:2007/07/28(土) 23:20:25 ID:???
>134
いや最初の方見たけどなんかロンドベルはザフトにつくっぽいよ
ルナマリアもコーディで種世界の人間。自己完結で他者を省みないのは不自然でもなんでもない
味方サイドだからって無条件でまともになる訳じゃない
この時期のシンはルナを守るという決意で何とか持っているようなもの。
なのに、結果的にロンド・ベルがザフト側に立つとはいえこの切り離したような心情は
かつてのアスランの裏切りと本質的には同一のものだよ。
まあ、種世界の人間らしいと言えばらしいのだが
この傲慢にルナ自身が気づけばまだ成長の余地はあると思う。
てかルナマリアにMKーVに乗ってほしくない…
まて、みんな忘れているようだが507氏のSSじゃあ
ステラが生きていてシンの恋人だ。
だから、シンは大丈夫だ。
>>142 それだって、CEの世界では破格の性能だろ……
ルナは最初に量産機に乗って欲しかったな
(GMVかジェガン、旧式でネモかGmU)
乗ってみて性能に驚いて「量産機でこれだけの性能が!?」みたいな感じを
すまん。南極だかなんだかがよくわからんが絵は激しくみたい。
もしよければうpしてくれまいか?
アムロが参院選に行くそうです
いつの間にか名無しさんが選挙に…
私はパプテマス様率いる女性党に投票します
パプテマス様は社民党に票を入れるのか
シャアは何故、立候補しないんだ
スパロボで大統領に立候補してなかったか?
>>136 まとめで確認してみたけど、ザフトに付くといった事を匂わせる描写は見受けられないんだが?
にしても、メビウス氏も98氏も報告くれたし、
もっと先になるかと思ってた373氏も来てくれたしで
思う存分wktkできるってもんだ
その後には400氏の白い悪魔かぁ…いいなぁ
>>141 だな
シンは原作通りやや増長してるっぽいが、ステラは無事なんだよな
だから「仮初めの恋」と言うのは片思い?w
ルナのくだりはなんだが種のディアッカを思い出した
>>154 そうだな。まとめ読み返してみたら、
ステラは『恋人』『殺しかけた』とあって生存、シンと恋人関係なのが判る。
対してルナは『仲間』としか書かれていない。
まあ、批判する時は恥を晒さないようきちんと全てを読み返してから、
な鉄則を思い出した程度には
>>134>>138は役に立ったよ。ありがとなw
せっかくならここにも落としてくれればなぁ…
普段あそこには行かないから
過去投下部分をけろっと忘れたか読みもしないで、きちんと表示されてるまとめも確かめずに、
投下された一部分だけに反応して偉そうに批判カキコ、
少し前のレスも参考にせずにうp乞食。
なんか馬鹿増えたねー。夏のせい?
気にするな、俺は気にしない
アツクナラナイデ、ウマルワ
荒らされたい?
恋云々は凸にたいしてのことじゃね。
なんとなくルナの言ってることが自由に乗ったばかりのころのキラと被った。
みんな、もっと広い視野を持とう、
ここで一番大切な事はなんだ?
種世界の今度?アムロやジュドーが元の世界に帰れるか?
そんな小さい事に拘っちゃいけない。
今、一番大切なこと、ルナマリアの制服がニーソでミニスカなままかどうかだ!!
だーかーらー
ルナはザフトと決別するために連邦軍のノーマルスーツを着用したんだよ?
制服はキュロットに決まってるじゃないか!
連邦というより、国家としての月面都市フォン・ブラウンと捉えると希望がw
>>157 需要があるならここ専用のお絵描き掲示板作るとか
>>165 フォンブラウンの政治家
ウォンさん、メッチャー、その他…
空手やっててNTなカミーユをボコすウォンが
ラクスに謁見して殴ったりしないかすごく心配…
人口5000万で、それなりに自己完結した機能を持つ月面都市国家、
下手な種世界国家よりも国力あるんじゃね?
プラントの人口よりはるかに多いんだが……
でもまあ、ティターンズにあっさり占領された事もあるから、
事実上戦力はロンド・ベルと貧弱に守備隊程度
ここら辺でバランスが取れているんだろう。
人口5000万ってマジか・・・
一応wikiで確認してきたけど、あまりに多すぎないか?
人口問題で宇宙に進出してるんだから、そんなもんじゃね?
プラントは少なすぎる。
UCコロニーの元になったオニールの「島三号」は
直径6.4m、全長32km、人口5〜6百万人。
一番心配なのが、アナハイムエレクトロニクス社の商売人根性だな。U・Cでは、相手がどんな勢力でも自分達が儲かるなら取引する「死の商人」っぷりだったから…
ラクシズ辺りにも、戦線を拡大してくれる存在としてU・C技術を惜しみ無く提供しそうだ(´Д`)
フォン・ブラウンにはたしかアナハイムの他にヴィックウェリントン社、サナリィとかの地球連邦を支えた企業とか、組織がそろっているはず。
いずれもC・E世界の企業じゃ相手にもならないほどの技術を持っているから、C・Eの世界の経済を蹂躙できるな。
ラクシズは技術を買うのではなくパクるのがデフォ
奴らは企業の敵だ
>>176 フォン・ブラウンの行政組織がまともなら、
戦争がひと段落付くまでは、その種の行動はやらんだろうな
>>176 そうだな。C・Eの技術じゃ対抗すら叶わんだろう。しかし、アナハイムやサナリィがCE世界の技術を手に入れたらF91やジェムズガンのロールアウトが30年早まる可能性だって出てくる。
180 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:22:58 ID:eshaJ9ed
いくらなんでもF91は無理だな。せいぜいF90だろう。
ラクシズはフォン・ブラウンを自分達が干渉できないと判った途端に攻め落とそうとするんじゃないか?
>>179 サナリィはMSの小型化を提案した海軍戦略研究所が立てた会社だがその原因はCCA後も続いたMSの大型化が原因
CCA時代じゃ影も形もございません
あるとすれば種世界特有の原理不明の飛行能力でΞやペーネロペーが早まるぐらいだろ
>>182 はっきり言って種世界の勝ち組候補にとっては異物以外の何物でもない
しかし、盟主王は…
そんな彼らと死の商人つながりで手を組むとか…
自分達の都合のいい奇麗事ばかり並び立てて、相手の言い分は聴かず、話し合いをしようともせず、ただ蹂躙するのみ。
それがラクシズ。
いきなりミーティアなんぞ持ち出すあたりがその証拠。
>>185 種世界の死の商人は商売を分かって無いしw
フォンブラウンの企業人が彼と会談したら絶句するだろう
GP03 VS ミーティアが見たい俺ガイル
>>188 漏れもだ。しかし問題が・・・GP03はどうやって近代改修するんだ?10年も前の機体を直す必要は・・・
あれは1・5世代の機体だからなあ・・・第4世代まで進化したMSの技術をいかにして反映させるかだろう。
実際、日本が太平洋戦争時にロートルだった戦艦金剛や扶桑を改修してたぞ
ステイメンをスタークジェガンで代用
Iフィールド装備したジェネレーター付きベースジャバーにメガビーム砲とサブアームと大型ビームサーベルを乗せる
簡易デンドロの出来上がり
イボルブではZZがデンドロ並に凄まじい
デンドロはそのままで運用できそうな気もするけどな
GP01FbでカタログスペックはZかMk2並みだったはずだし
>カタログスペック
両肩の大型スラスターのバカ推力のせいで総推力がおかしい数字になってるんだよな
ライフルなんかを換えたら十分使えそうな気がする
>>190 軍艦はちゃんと整備してやれば50年は持つけど
MSはさすがに無理だと思う
Sガンダムのディープ・ストライカーじゃだめなのか?
Sガン自体は一機ぐらいどっかに残ってそうなんだけど……
デンドロはCCA時代のMAに匹敵するイカレたハイスペックぶりだった
と聞いたが。
0083はUC時代に俺ガンtueeeeeeをやっちまった黒歴史だと認識してる。
ある意味、昭和UCガンダムと種ガンの橋渡し的な存在だねぃ。
>>196 確かSガンダムは全部で三機造られたとか。
(その内の一機にアリスが搭載)
極端すぎる性能とその割りに高いコストだったので
設計図だけに終わったのがディープストライカー。
機体自体が残っていれば夢じゃないかも・・・
CCA時代にはMAってないの?
CCAでMAっぽいのはαアジールだが、正確にはどっちなんだっけ。
あるけどコストが馬鹿高いから量産はされていない。
>>199 たしか燃え尽きたのが1号機だか2号機。全部で4機だから、そのうちのどれかは現存するはず。
507氏のSSだとホワイトゼータが改修されたようだから、ひょっとしてSガンやmk−Wが・・・。
デンドロよりもSガンの方が残ってる可能性は高いかな?
いや、メンツ考えるとメガゼータとかに落ち着きそうだが…………ないか(笑
>>203 mk−Wはティターンズに横流しされたはずだが。
漏れはゼッツーの線もあると思っている。この時機、量産機のリゼルが開発開始されているからデータ収集用に1樹か2機試作されてもおかしくない
新型は旧型よりも強い
そう思っている時期が俺にもありました
試作1号機>>>>>>>Mk-2って設定には驚いたな
あの時期のMSは黒歴史と考えた方がいい。
まともに考えるのが馬鹿らしくなる設定無視・厨スペックだからな
そもそも0083の機体性能は明らかにおかしいから……。
だってFbのスラスター推力なんてZの倍近いんだぜ?
ある程度割り引いて考えた方がいい。
試作一号機はムーバブル・フレームの雛形みたいな構造で、
限りなく人体に近い動きをするMSの元開発されたから、
ある意味Mk_2のプロトタイプともいえなくない。
GP計画は封印されたけど、
そこまでAE社と軍技術廠との間での技術のやりとりは反映されてると思うし。
結局後付するのに調子乗ったわけだ
作った奴らはシネよ
今度は0083叩きか…
GPシリーズのスペックは記録抹消が解かれたときに実際よりも高く公表されたってネタを見たな。
現実では試作機と言うものは欠陥や不具合だらけなのよね。
それらを改善して完成型なのが量産機…
昔は試作機は試作機最高だと思ってましたよ。
大人になって現実を知るとそれは幻滅してしまったよ。
代わりに今は旧型機に凄腕ベテランパイロットの組み合わせが最高だと思ってるよ。
ガンダムの試作機は現実で言う実験機として考えた方が…
実験機だから多少無茶な設定をしていると。
ある意味のるかそるかの大博打だ。
マドロックなんて海水で錆びちゃったもんな。
MK−Uは地味な子。
頭すげ替えで量産機とか
F91など非常に高性能だったが出撃するたびに整備士が悲鳴を上げていたからな>試作機
しかしF91は正式にある程度量産されたぞ。
その辺は多少改善されたんだろう。
F91はバイコンがらみの面倒があるからな。デチューンなのか何なのか分からんが、
ニュータイプじゃなくても扱えるようになったからだろうなぁ。でも分身はやっぱりシーブック搭乗機だけ。
ほら、やっぱり試作機とか実験機って、無茶な機構とか取り入れようとかロマン満載じゃない。
だから・・・カタログスペック上はおかしな数値でも問題はない。というか、それを検証するための実験機だし・・・
エリア88で風間真がF-20(当時はF-5G)タイガーシャークとX-29に乗ってたなぁ
X-29はエースコンバットによく出てくるんだよな
スタッフにエリア88好きがいるとしか思えない
てゆーか、内容そのまんまだし
ガンダムでいうなら、ZIIあたりのポジションの機体だよなぁ
実機のX-29は、まだNASAで現役じゃなかった?
まあ、これ以上は、エリ8スレの方に行ったほうがいいな。
で、メビウスさんまだ〜?
種をざっとナナメ見した
つまりこれは
きれいなキラたん 強いぞキラたん
不思議な力で わっるいやつらをやっちけろ やっほぃ♪
なアニメなんだなと思った
こんなのもはや ガンダムじゃないじゃん・・・orz
ホントに腐女子のためのご都合801なアニメなんだね・・・
何を今さらw 逆に考えるんだ!
突っ込みドコロ満載のスカスカアニメだからこそ、
アムロ登場!マトモな展開!で楽しめるんじゃないか!
まさにネタアニメ
元が腐ってるからこそいい作物が育つ
皮肉にも内容が無いから逆に好きな方向に弄くり倒せるんだよなw
種や種死はいい堆肥を持った土壌です
そんな土壌でも作物を根腐れさせて枯れさせてしまうのが負債
どんなに優れた食材でも残飯にしてしまうのが負債
ってのもあったな
根腐れで枯れた畑を耕して、残飯を肥料に、
美味しい作品を提供してくれる職人さんたちに、心から感謝を!
そうか!
>224─>227
頭いいね
でも やっぱり同じ顔・・・(´Д`;)
種死本編にいたっちゃ残飯どころか
産 業 廃 棄 物
じゃないのか。
豊かな土壌に化学肥料ぶちこみまくって環境ホルモンたっぷりの作物作った挙句、
土地を砂漠化して逃げるのが負債
収穫量だけは多くてバイヤーが優秀だから、ほんの一時的には儲かる、と。
>>218 分身は元々偶発的な物だからなぁ
ある意味欠陥みたいな物じゃね
センサーとか間接に塗料が付いて故障しそうだし
全身のコーティングがボロボロになるんだからなぁ
整備士が泣くよ
V2の光の翼も、本来はビームの収束漏れという欠陥なんだよな
239 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 00:03:19 ID:UVteRmKX
>>218 鋼鉄の七人でシーブックじゃない人が乗った量産型F91で分身やってた
それにしても、元の島三号型コロニーだと最大600万人か……
そういえば、UC世界の島三号型コロニーも基本的に同じ(40km級と密閉型は除外)なんだよな
仮に大体ひとつのサイドに400基のコロニーがあり、
農業用と工業用を除いて130基が居住用と仮定(密閉型しかないサイド3と終始異端だったサイド7は除外)すると……
サイドひとつの総人口7億8千万人?!
ってことは、サイド3と7を除いただけでも39億人(7億8千万人×5)は軽くいることに……
コロニー外部に輪のような形で配置されてるブロックが農業エリアらしい
ガンダム世界で港として扱われている中央部が工業エリアらしい
UC世界では1年戦争前で人口100億以上ってことになってたはずだから、
コロニーで40億ってのもありえるよな。それでジオンがそれを緒戦の一週間戦争で壊滅させてコロニー落としで人口半減と。
ちなみにCEのプラントの形は種スタッフが考案したもの
地球上には一部の官僚や家族が特権階級のように居座ったって設定もあるから、コロニー総人口はもっと多いかもしれん
>>239 トミノが関わってない長谷川ガンダムは同人誌扱い
>>243 何を考えてあんな形にしたんだろう・・・
>>245 今度出る奴の次くらいのGジェネに出てきてなし崩し的に公式になるよ、きっと
>>245みたいな奴が編集やってるからファクトファイルはあんな事に……
映像化されてない作品は基本的には非古式だから
だからといってイボルブやら戦場の絆なんぞ記事にされてもなあ
武者編まで入れてたのは正気を疑った
251 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 03:30:26 ID:weL30Ucd
しばらく見てなかったが、そんなひどい事になってるとは。
公式外伝であるASTRYなんかは一切扱ってないくせにな
つまり情報ソースの選び方が致命的なまでにヘタクソだということか
なぜか紙媒体を一切扱わない編集方針を貫いているだけ
>>240 一週間戦争開戦前、地球圏総人口100億以上
そのうちの過半数が宇宙へとその住処を変えていた
今月末で一周年だけど初代スレたてたヤツはまだいるのかな
まとめサイトが見れなくなってる
おーい、ここはCCAアムロ(ry)スレだよー
議論もいいけどほどほどにねっ
いや、話の内容はかなり興味あるんだけどさーw
まあなんだ
雑談スレも保守がてらに活用してくれよ
それはともかくメビウスさんマダー?
::| .ノ ヽ
::| /:ヽ |ヽ
::| / ヽ::ヽ | )ヽ、
::| /ヽ、 )::)|(:( ヽ
::|-〉_ゝ (::( | ):) ノl_
::|\\  ̄ ヽ |r''''''''フ| ノ
::|:::::ヽ ヽ--イ |'ヽ-イ |/
::|.ヾ:::::〉 | ./ ヤア
>>250 メビウスダヨ!
::| ';:: ヽ===┐./ (
::|.___〉ヾ ヾ二ソ./
::|》:::::::ゝ:::`---´:ト、____
::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::《:(⌒ヽ
::| ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄/:::ヽ ヽ
::|⌒ヽ | ノ⌒/|ヽ:::ヽ ) 〕
::|〉ヽ:::ヽ ,-<>-、/::/ 〈:::| ヽ:::::〈
::| .ノ ヽ
::| /:ヽ |ヽ
::| /#ヽ::ヽ | )ヽ、
::| /ヽ、 )::)|(:( ヽ
::|-〉__ゝ (::( | ):) ノl_ _ 、′ 、 ’、 ′ ’
::|\〈 〈  ̄ ヽ |r'''''''i| ノ . ’ ’、 ′ ’ . ・
::|:::::ヽ ヽ--イ |'ヽ-イ|/ 目つきの悪い
>>261は偽者です!
::|.ヾ:::::〉 | ./ 、′・. ’ ; ’、 ’、′‘
::| ';:: ┌===┐./ ’、′・ ’、.・”; ”
::|.___〉ヾ ヾ二ソ./ . ’、′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・.′”
::|》:::::::ゝ:::`---´:ト、____ ’、′・ ( (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ;
::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::《:(⌒ヽ . 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人
::| ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄/:::ヽ ヽ 、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ヽ
::|⌒ヽ | ノ⌒/|ヽ:::ヽ ) _( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ ,
::|〉ヽ:::ヽ ,-<>-、/::/ 〈:::| ヽ:::::〈 :::::. :::
>>261::::::::)."::
>>248 ファクトファイル自体が間違いだらけの資料だろうがw
間違いだらけな上に書いた奴の勝手な解釈や願望まで含有されてるから始末に終えん
何言ってんだおまいら?あれは『ファクト』じゃなく『ファック(糞)』ファイルって名前だろうが
アレって検閲とか入らないのかな?
>>267 それなんてメンデルで日記見たラクシズ?
>>246 種設定で唯一褒められる部分だと思うけど
>>271 オリジナリティさえありゃいいってもんじゃないだろ
どう考えても構造的に無理すぎる
お約束の職人さんマダー?
98氏は1週間内に来るかなーと踏んでるけど。
>>271 重力はプラント驚異の科学力で作りだしてるっていうあれが?光量と見栄え以外にメリットあるのか?
砂時計の中心を軸として回転による遠心力で重力を作り出してるんだろ?
>>275 俺もそうだと思ってた
でもあの構造に何のメリットがあるのか判らないという点では
>>274に同意
>>275 あんな部分軸にして回ってたらポッキリ逝ってしまいそうな気が・・・
回転していないと聞いたこともある。ソースはファクトファイル
「未来の二つの顔」にでてくる”ヤヌス”の発展版なら良かったのに・・・
>>276 プラントの技術は進んでいるという事を言いたかったんだろ。
実際、廃棄されたプラント意外のコロニーは円筒形だった。
>>277 あの程度の大きさでは重力は無きに等しいし、重力を制御できる技術があるのなら、どうして核融合ができないのかと。
ファクトファイルって……
>>279 だから種世界の宇宙には、重力とか空気的なものとかあると言っているだろう
でなきゃあの謎機関の謎エネルギーで動き、謎理論で飛んでいるトリィでも、さすがに最終回で宇宙を飛べていないw
ああそうか、のび太の魔界大冒険みたいな世界なんだ。
ラムネ&40じゃね?
銀河戦国群雄伝ライでないか?
宇宙空間(何故か呼吸出来る)でラム戦やって斬り込みして戦艦の甲板上で謁見も可能。
>>283 あの登場人物は、みなゼントラーディなんだよ。
>>283 そういえばその作者って「わんわんヒトラー」で強烈な抗議来て仕事干されてエロしか書けないだってな。
400氏、マダー?
>>283 初期は斬り込む時に
「ハッチ空けるから深呼吸しる」
って言ってるがなw
しかも五丈軍海兵隊の強さの秘訣は息が長く続くからなんとか言ってた気がすry
まぁ中盤から開き直って空気有りになったがw
松本零士作品を観てると、宇宙は真空だってのを忘れそうになる。
あそこは根性があれば、真空も放射能も全て克服できる世界なんだぜ。
なんたって破片にいたるまで根性が篭ってて、一方向へ落下するんだ!※無重力
そんな世界はお断りだ!ってガンダムが生まれたんじゃなかったっけ。
根性と信念をマンセーするのはいいが、それに欠けてる人間を容赦なく
クソ呼ばわりするのがちょっとな
ここ最近急にそういう傾向が強まってきた気がする
どうもこんばんわです
お待ちの皆さま、仕事が忙しかった為にまだ書き終わってません
この土日でなんとかしたいと思っておりますが、どうだか・・・
とりあえず、もうしばしお時間をくださいまし
って事で、ひゃくにんいっちゅ聴きながらまた書くっす・・・大変申し訳ない・・・orz
>>291 御無理はなさらない様に。スレ一同下着無シの月光刑事スタイルでお待ちしております。
投下予告ktkr!!!
楽しみに待ってる
ベルトだけは!ベルトだけは許してぇぇぇーーー!!!!
チカだけは!チカだけはワイのもんやぁぁぁーーー!!!!
>>291 まっ、まさか!?
予想投下日時まで後二週間近くあるはずなのに!
こんな事言われたら、正座してwktkせざる得ないじゃないか!!!
>>293 それがここのスレ住人の正装なのだよ
職人様に対する礼儀というものさ
ニーソだけは可だろ?
ニーソからスネ毛がハミ出してるのが条件
98氏お待ちしています!!
古の〜 奈良の都の 八重桜〜
今日九重に〜
にほひ〜
ぬるかな〜 61番、伊勢大輔
そこは「ぬるぽ」だろうっ!
A.C.E3で、脳内補完出来そうな感じ?
314 :
309:2007/08/05(日) 20:03:47 ID:???
>>314 ここまで作ったなら責任持って製品化まで・・・
>>314 GJ!!GJ!!GJ!!GJ!!GJ!!
しかし400氏は、皆さんに愛されてますなぁ
>>314 GJ!
この製品にパイロットは付属していますか?
>>318 未確認情報だが、連合制服バージョンとCCA版パイスー(コックピットに収納)を着た2種類が彩色済みで付属してくるらしぃ。
HGなのに豪華だなwMGとPGはいつ発売ですか?
HGの売れ行き次第だそうだ。
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みんなゼロ魔好きだな
俺個人はサイト以外がルイズに召喚されるなんざ考えられないけどな。
ゼロ魔はサイトとルイズのボーイミーツガールだからと良いと思うし。
ちなみに、これは俺個人の意見であって別段ゼロ魔のクロスオーバーを否定してるわけじゃないぞ?
>>323 それにしても、新シャア板もゼロ魔ファンばかりになったなあ…
昔のおすすめ2ちゃんねるは色々とバリエーションがあったものだが。
って、投下されていないからって雑談してる場合じゃないだろ俺…
とりあえず他の住民に倣って月光刑事スタイルで待機だw
どうも皆さま、おはようございます
書いていて演出を変えたい箇所が出て来てしまいまして書くのが遅れておりまする
申し訳ありませんが、次の土日くらいまでお時間をくださいまし
皆さま、お待たせしてしまって本当にごめんなさいです
自分でもこだわり出すとキリが無いのは分かってるんだけど・・・orz
それにしても ひゃくにんいちゅ!は、ほんと和むっすねぇ |ノシ オヤスミナサーイ
>>309 GJっす!
いいなぁ、おいらもホスイっよ
おk!
ジックリいこうぜ。
('A`)
俺も98氏が投下するまでけっこう仮面スタイルで待機するか
∩ ∩
(▽A▽)
>>323 ゼロ魔は読んだ事無いや。ご立派と家庭教師くらいかな。
98氏
じっくり熟成させてください。
それじゃ夏だし海パン刑事スタイルで待ってるか。
おぅーい、一週間もそれで過ごすんかい
>>329 じゃあ俺は姉のを使って変態仮面スタイルでポージングして待機してる
お、おい。なんか住民さん方傲慢になってきてないか(゚д゚;)
雑談になっているのは承知だが、これだけは言わせてくれ。
■ おすすめ2ちゃんねる 開発中。。。 by FOX ★
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たった半日でここまで変わるのかよw
98氏
焦らずにじっくりと熟成させてください。
俺はいつでもwktkしながら待ってますよ。
専ブラで見てる俺にはなにがなにやらわからない
>>336 Jane Doe Styleだけど見れるぞ>おすすめ2ちゃん
専ブラの履歴は今ん所は反映されないけど
98氏の投下まで全員ハッピータイム禁止!
>>334 たしかにな・・・全裸待機とは読んで字の如く全裸で待機することこそが正装であり最上級の礼儀でもあるというのに
裸エプロンだの変態仮面だのとマナーのなってないやつが多すぎる
…脱衣は勘弁して欲しいであります…
暑いから俺は裸で待てるよ
そろそろ、連続投下の時期だな・・・
>>339 それじゃ別の言葉で言ったっていいんだぞ
マスかk(ry
ゞ;ゞヾ.: ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` ``
ヾ ノノ ゞヾ . ゞヾ ゞヾ .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞ;ゞゞヾゞ; `
iiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ_lll__ ;ゞ ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
iii;;;;;::::: :);; /ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ|| \ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
iii;;;::::: :|;:/ ゞゞ;.ゞ ||. \ , ピ────────ン
ii;;;;::: : |/ ((( ||)) \
;;;;::::: ::|. ( / ⌒ヽ . \ ` `
i..;;;;::: :| ` | |
>>344 . ` \
::;;;;;::: :| ∪ / ノ \` `
;;;;;;::: ::| | ||. \ _
;;:;_ _: :| ∪∪ \ .'´ M ヽ.
((,,,)::.::| \ ! ノ从 リ))〉
;;;;;~~~:| . , | lゝ´ヮノ! +
;i;;:: :: ::|. ノ∩)l水つミ
:;:;;;;::: :::| ` く/_l貧乳同盟
i;;:;i:i;;:;ヘヘ ,.,.. ,...... ,...,,,.,,,.,..,,,.,.. ,.. ,,,.,..,,.,....,,,.. ,,.,..,.,.. ,...,...,....,,.,..,,,,,と_)_)... ,,,.,.
>>339 カーチャン、それは息子と父親との間でする会話だ!
お前らトランスフォーマー見過ぎwwwwww
ここは吹き替え版でいこう
お楽しみ時間禁止だ!
349 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/07(火) 23:50:21 ID:9VEnzbZe
400氏マダー?
おちつけ
98氏ドノ、投下を楽しみにしておりまする!
おお、暑さに茹だってたら週末目前…。が、がんばれ自分!あと一日だ!
>>352 頑張れ!
お楽しみ時間までもうすぐだ!w
さすが真夏日だ、ふるちん待機でもなんともないぜ!
>>354 ああ、むしろ清々しいな
扇風機の風が、いい感じで揺らしてくれるぜ!
猥褻物チン列罪で逮捕する
しまったああああーーーーーー!!
そ…そういえばはるか昔、一刻も早く続きが読みたい一心で
適当な待機スタイルを選んだ記憶があったが…
そ…それがこんな結果を招くことになろうとは…(くう〜〜っボラスキニフ〜〜)
つか扇風機の風程度で揺れる逸物なのか・・・
>>356 リアルにその状況になった事がある。
風呂入ろうと思ったら、チャイムがなってな。
宗教勧誘だったから「火を使っていて火の元離れたくない、カエレ(・∀・)!!」ってドア開けないで追い返した。
風呂を焚くのだって火を使っている訳だから、何も間違った事は言ってないぜ。
でも、急いで服を着るって選択を、何故しなかったかな、俺。
全裸でいるのが気持ちよかったのだろう
>>359 長い方が、より風を受けて揺れ易いんだが、何か
当然の事ながら風の影響は風を受ける面積に比例する。
太さが同一で長さのみが変化すると考えると
長さが伸びることによって増える風を受ける面積と
質量は完全な比例関係にある。
よって長くなっても揺れやすくはならない。
というのは実は大嘘で実際には確かに長いモノの方が揺れやすいんだけどね。
これは振り子は糸が長いほうが揺れ続けるのと同じ理由で揺れようとする力を蓄積させやすいから。
まあ、実際揺れるっつっても文字通りにプラプラ大きく揺れるわけじゃなくて、体感で揺れてるのが解るってくらいなんだがな
迷わずやれよ。やればわかるさ!
お前ら自重wwww
反り返ってて揺れないんですorz
皆さん、おはようございますです
一応、徹夜で書いて何とか出来ましたが見直ししてないので起きてから投下しまする
たぶん投下は夕方くらいになると思います
それではおやすみなさーい ノシ
諸君、待ちに待った時が来たのだ!
今度こそ全裸待機開始w
>>371 当たり前だろ、後半日待つだけでいいんだぜ?
このスレの住人にとって半日程度なんてこと無いはずだっw
っつーか徹夜とかしちゃって大丈夫なのか。
待ち焦がれてるのは確かだが無茶はしないで欲しいところだぜ。
98氏。好意は嬉しいが無理はせんでくれよ
なんぼなんでも我々のように股間に蝶ネクタイだけで寝てるって事はないだろう。多分。
休みの日ぐらいネクタイ外したい。
が、98氏に敬意を籠めて付けているべきか?
つまり
>>377は普段から股間にネクタイをしていると!
重々申し訳ない。
なかなかどうして暇がとれないが、月曜日の夜までにはUPしてみせます。
携帯からで失礼。
>>379待っております
メビウス氏メル欄に小文字でsageだぜ
※ 連投規制が回避の為に途中、モデムの再起動しますので投下が止まった場合は10分ばかりお待ちください
『 機動戦士ガンダムSEED bloom 』
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1182080562/703 の続きです
アークエンジェルのブリーフィングルームにはマリュー、ムウ、アムロ、キラが、その反対側にはバルドフェルド、アイシャ、ダコスタが腰を下ろしている。
最初はまだ和やかな雰囲気だったのだが、この戦争の討論を始めた辺りからピリピリとした空気が漂い始めていた。
その為か、両軍指揮官達は極力冷静に努めていたが、そうは上手くは行くものでもない。
この中で特にヒートアップしてしまったのが、ムウとダコスタであり、その二人の罵り合いに近い遣り取りをアイシャは頬杖を着きながら可笑しそうに見ていた。
「――キラや他の協力的なコーディネイターならまだしも、プラントのコーディネイターを信用しろなんて、すぐに出来る訳無いだろっ!」
「そんな事はありません!クライン議長は地球側との話し合いを行い戦争を止めようとしています。歩み寄ろうとしないのは地球側じゃないですかっ!」
「そのクラインがNジャマーなんてもん落としたんだろうが!あれでどれだけの人間が死んだと思ってるんだよっ!」
「地球軍はユニウス・セブンに核兵器を使ったじゃないですかっ!」
この二人の罵り合いを、何度も止めに入ったマリューは諦めた様に項垂れていた。その反対に座るバルドフェルドの顔には、この建設的で無い罵り合いが「何時まで続くのか」と言った呆れ返った表情が浮かんでいる。
勿論、バルドフェルドもマリューと共に止めに入り、一度は収まったのだが再びこの様な結果と相成ったと言った所だ。
「罵り合いをしても仕方ないだろう!ムウ、抑えろ!」
「ダコスタ、止めないか!」
業を煮やしたアムロがムウに自制する様に目を向けると、バルドフェルドもそれに乗り再度止めに入った。
「……分かったよ」
「……申し訳ありませんでした」
「お二人とも冷静にお願いします。……はぁ」
ムウとダコスタはバツの悪そうな顔で謝罪をすると、マリューが疲れた顔を見せて溜息を吐いた。
そのマリューの様子を目にしたアイシャは、同じ女性と言う事もあって同情的な態度を見せる。
「苦労してるわね。もう一杯どう?」
「……ありがとう。ここで罵り合っても何も解決しないものね」
「そうね」
少し儚げに微笑むマリューに、アイシャは頷きながら空のカップへとコーヒーを注いだ。
その二人の遣り取りを目にしたムウが、首の後を片手で摩りながら口を開く。
「……だから悪かったって。言い合うつもりは無かったんだけどさ」
「私も申し訳ありませんでした……」
「この話は止めにしようぜ。それにしても、砂漠の虎はホント良い趣味してるぜ。済まないけど、俺にももう一杯もらえるかい?」
ダコスタも謝罪をすると、ムウが話を切り替え空になったカップを前に差し出した。
アイシャは軽く頷き、ムウのカップにコーヒーを注ぎ込む。それを見ながらバルドフェルドがムウの方に顔を向けた。
「せっかく地球にいるんだ。誰だって楽しみたいと言う物が一つくらいあるだろう」
「彼には良いのか?」
「いいえ、私は結構です」
水を啜るダコスタを見てアムロがバルドフェルドに顔を向けるが、当のダコスタは首を振ってバルドフェルドの代わりに答えた。
雰囲気が戻った事で笑みを見せるバルドフェルドは、背凭れに体を預けるとアムロの問いに答える。
「ダコスタ君はコーヒーが苦手らしいからな。この味が分からないとは勿体ないと思うんだがね」
「そんなに良い物なんですか?私は苦味が苦手で……」
「でも人の味覚なんてそれぞれだからな。苦手なら苦手で良いんじゃないの?」
「そうですよねぇ」
コーヒーの事で主張をするダコスタを、意外な事にムウがフォローする。
先程の事があるとしても戦争以外には相容れない訳では無いと言う主張を実践する様に頷くダコスタに、バルドフェルドは苦笑いを浮かべてマリューの方へと顔を向ける。
「まあ、そう言う事だな。エンデュミオンの鷹殿の言う様に、この話はここまでって事で一つ聞きたい事があるんだが」
「何ですか?」
「ラクス・クラインが乗っていた民間船に攻撃したユーラシア艦艇の事さ。君達が討ったんだろう?」
「どうしてそれを!?」
マリューは事の内容に目を剥いた。
ユーラシア艦がモニターしていたアークエンジェルやストライクの戦闘記録を、ザフト軍は完全に引き出しているからこそデータがあるのだ。だが、こうなってしまった以上、今更な事でもあった。
それにザフト軍がユーラシア艦艇との戦闘を知っていると言う事は、アークエンジェルがユーラシア連邦側に逃げる算段が着かないのを知っているのと同義であって、この時点で北に逃げる様に見せるルートが消えた事になる。
その事でアムロは苦渋の表情を浮かべた。
ただでさえ連携の上手く行っていない連合組織の内情に、バルドフェルドは口の端を吊り上げてマリューへと答える。
「ああ、味方がユーラシア所属艦を拿捕したそうでね。そうでなければ、この船の名前も知らないままだったさ。差し詰め、君達は正義の味方とでも言えば良いのかな」
「あれは……」
「理由はどうあれ、そのお陰で歌姫が無事だったんだ。重ね重ね感謝に絶えんよ」
「その……ユーラシア艦に乗っていた者達は?」
「さあ、僕には分からないね」
マリューが眉を寄せてユーラシア艦の乗組員の事を聞くと、バルドフェルドはただ首を横に振るだけだった。
その時、突然扉が開き、アークエンジェルの警備兵に伴われたザフト兵士が入って来た。
「失礼します!」
「ん、どうした?」
バルドフェルドが顔を向けると、兵士は警備兵から離れて歩み寄り一枚の紙を手渡した。
「……何だと、こんな時にか!?」
紙に書かれている内容に目を通したバルドフェルドは、顔を顰めつつも呆れた様な声を上げた。
マリューがその様子を見て、不安気に聞いた。
「あの、何か……?」
「ああ、レジスタンスが動いた。彼らには呆れて物が言えん。申し訳無いが、これで失礼させてもらう」
「はあ」
「……そうそう、言い忘れたが、レジスタンスがこの艦に攻撃をしてくる可能性も考えられる。そちらの準備もお願いしたい」
ザフト軍一行はブリーフィングルームを後にする為に席を立つと、バルドフェルドが思い出した様にマリューに告げた。
「共同戦線ですね……。分かりました」
マリューは腰を上げ眉間に皺を寄せながらも頷いた。
アークエンジェル、レセップス両艦は停戦協定に基づき、一時的に共同戦線を張る事となった。
レジスタンス“明けの砂漠”のリーダーであるサイーブは、エドルを始めとする、暴走してしまった一部のメンバー達を追い掛けていた。
サイーブにしても、暴走した彼らの気持ちは分からないでは無いが、“明けの砂漠”に取って停戦終了後の地球軍との共同戦線は、ザフト軍を追い出すまたと無いチャンスなのだ。それを見す見す逃す訳には行かない。
遥か前方を砂を巻き上げながら疾走する一団を、サイーブは歯軋りをしながらバギーを走らせる。そこにもう一台のバギーが後方から近付いて来た。
サイーブは近付く車両に目を向けると、来るはずの無いカガリ、アフメド、キサカの三人の顔が揃っている事に表情を歪めて怒鳴った。
「――お前達!?どうして着いてきた!?」
「当たり前だ!私も一緒に戦う為だ!」
「馬鹿な事を言うな、戻れ!」
「嫌だ!」
バギーの助手席に座るカガリはその金色の髪をなびかせながら、サイーブに対して思い切り怒鳴り返した。
するとカガリの後ろにいるキサカが、サイーブに向かって声を張り上げた。
「サイーブ、このままでは全滅するだけだ!奴らをどうやって止めるつもりだ?」
「――!?キサカ、何を言ってるんだ!」
「カガリ、状況を見誤るな!策も無いのに勝てる訳が無いだろう!無駄に命を散らすだけだ!」
「――だからって!」
自分の腹心がそんな事を言うとは思っていなかったカガリは、振り返ってキサカを睨み付けた。
「あれだけの数だ、そう簡単には止められん!何か無いか?」
「この状況ではな!」
カガリを無視したサイーブは、この状況で唯一頼りになりそうなキサカに向かって何か策が無いかと問うと、キサカは苦々しい表情で首を振った。
その答えにサイーブは顔を歪めて舌打ちをするとアクセルを更に踏み込み、スピードを上げた。
自分達を引き離そうとするサイーブに向かって、カガリが興奮した表情で怒鳴った。
「いくらでも戦い様はあるだろう!」
「お前は今まで何を見てきた!?この行動がどんな結果を生むか、想像が着かないのか?」
「やりもしないで想像だけで物を言うな!仕掛けなら使うはずの物があっただろう!」
諌める様にキサカが言うと、カガリは振り返り顔を真っ赤にして怒鳴りつけた。
本来ならば地球軍のモビルスーツを餌にして、ザフト軍のモビルスーツを纏めて葬り去るはずの仕掛けがあったのだが、餌であるストライクが自分達の事を無視した為に、仕掛けは使う機会さえ無かった。
そのカガリの言葉に、運転するアフメドは同意し頷きながら言う。
「そうそう、あれをでモビルスーツを吹き飛ばしてやる!」
「餌も無いのに上手く行くと思うのか?」
「うるさい!」
キサカが二人に向かって厳しい視線を向けると、カガリは怒鳴りながら後ろにあったロケットランチャーを両手に抱えた。
一方、先に行ったサイーブはどうにか暴走する一団へと取り付き、先導しているエドルのバギーへと併走させていた。
「エドル、引き返せ!死にたいのか!」
「うるせえ!腰抜けはとっとと帰りやがれ!」
「この馬鹿がっ!どうしてお前は、あいつらの停戦を上手く使おうと考えない!」
サイーブはアクセルを踏み込み、エドルの乗るバギーの前に出ると暴走を止める為にブレーキを踏んだ。
「――っつ!あっぶねぇだろうが!殺す気か!?あんたはどっちの味方してんだよ!」
目の前でサイーブのバギーがブレーキを掛けた事で、エドルは慌ててハンドルを切ってギリギリの所でかわして停止すると、睨みつけながら吐き捨てて再び走り始めた。
結局、暴走を止める事の出来なかったサイーブは、慌ててアクセルを踏み込む。
「エドル、待て!」
「サイーブ!不味いぞ、このままでは地球軍艦の前に出る事になる。下手をすれば両軍から攻められる事になり兼ねんぞ!」
「くそっ!あいつら先走りやがって、死ぬぞ!」
そこへ、ようやく追い着いたキサカが叫ぶと、サイーブは苦々しい表情で吐き捨てた。
暴走するエドル達が向かっている先は、ザフト軍の戦闘母艦レセップスのある方角なのだ。ましてやそれは、アークエンジェルまでもが停泊している場所でもある。
そこに攻撃を仕掛けて、リーダーであるサイーブの言う通り、万が一でも生きて帰って来れる見込みなどありはしなかった。
二人の遣り取りを耳にしたカガリが、心底腹立たしい顔で怒鳴った。
「キサカもサイーブも、やりもしないで決めつけるな!」
「……ならばカガリ、その結果がどうなるのか、自分の目で確かめて見ろ」
キサカはカガリを一瞥すると、厳しい顔付きで前方を見据えながら言った。
灼熱の砂漠はその目に見える風景を歪ませていた。
アークエンジェルの格納庫は再び慌しく動き、各機の出撃準備が行われ始めていた。
パイロット達は各々、自分の機体へと向かって行く。その中、マードックと整備兵の一人がアムロへと歩み寄った。
「大尉さん、本当に出るんですか!?」
「いや、まだ分からない。レジスタンス次第だ」
「……あんまりνガンダムに無茶させないでください。そろそろ、右腕の駆動系がそろそろ限界に近付いてるんですよ」
νガンダムへと向かうアムロが二人に答えると、マードックは神妙な面持ちで言った。
その言葉にアムロは歩みを止め、眉間に皺を寄せて聞き返す。
「……どのくらい持ちそうだ?」
「あの……内容次第なんではっきりは言えませんが、指折り数えるくらいとしか……。出来れば、右腕でサーベル振るうのは止めた方が良いです」
「左腕は……まあ、まだマシって感じですけど、いずれは……」
整備兵が言い辛そうに答えると、続けてマードックが髪を掻き毟りながら言った。
νガンダムはシャアとの戦い以降、パーツ交換すら出来ずにいる。加えてヘリオポリスからの連戦を鑑みれば、その消耗度合いにアムロは納得せざる応なかった。
しかし、アークエンジェルは安全圏に到達した訳でも無く、孤立無援の上に敵のど真ん中なのだ。停戦が終了すれば戦闘は再び再開される事は明白であり、そこでνガンダムが使えないとなれば戦力は大きく減り、更に辛い戦いを余儀なくされる。
アムロは現状で対応策が無い事に少しの間顔を顰めるが、仕方ないと言った様子で頷く。
「そうか……。とにかく、今はまだ大丈夫なんだな?」
「ええ、無茶しなければですけれどね」
「了解した。二人とも面倒を掛けて済まない」
「いいえ、こんな珍しい機体いじくらせてもらってますからね」
目の前の二人を労うかの様にアムロは礼を言うと、整備兵は首を横に振って答えた。
その様子にアムロは苦笑いを浮かべてνガンダムへ乗り込む為に踵を返した。
「大尉さん、頼みますよ!――お前ら、モタモタすんなよ!」
マードックはアムロの背中に声を掛けると、すぐに近くの整備兵達に向かって怒鳴り声を上げた。
そして数分の後、アークエンジェルのパイロット達は、それぞれの機体のシートへと腰を下ろして発進準備を完了させる。
「スカイグラスパー、OKだ!いつでも出れるぜ」
「ストライクの準備完了しました!」
「νガンダム、出撃準備完了した。指示を頼む」
「……各機とも現状のまま待機をお願いします」
各パイロットがブリッジへと報告すると、若干いつもよりトーンの低いミリアリアの声がコックピットに響いた。
今回、スカイグラスパー二号機のパイロットであるトールは、同一号機の複座へと身を沈めている。
それはムウの意向でもあり、モビルアーマーから見た戦場を経験させる為でもあったのだが、その事が原因でミリアリアは声を落としていたのだった。だが、そんな事を気に掛ける暇などありはしない。
キラがストライクのコックピットで呟く様な声で聞いた。
「あの……本当にやるんですか?」
「いざとなれば、やるしかないだろうな」
「奴ら何を考えてんだか、全く……」
「生身の人間相手に……僕は……」
アムロとムウからの通信が返って来ると、キラはνガンダムの戦闘記録を見た時にモビルスーツの手に因って、握り潰されて死んだパイロット――ケーラ・スゥの事を思い出し、躊躇いがちに言った。
モビルスーツやモビルアーマーではなく、生身の人間相手に戦闘経験の無いキラは戸惑いを隠せない様子だった。
「キラ、まだ、やり合うと決まった訳じゃない。だが、やる事になれば生身の相手だとしても、気を抜けば命取りになるぞ」
「そうそう、人間死んじまったらお仕舞いなんだから、全力でやって生き残れ。今は下手な事を考えるな」
「……はい」
先輩パイロットであるアムロとムウの言わんとする事は理解出来るし、アークエンジェルを守る為には必要な事なのだが、自分達がネオ・ジオンのモビルスーツと同じ様に生身の相手を殺さなければならない事にキラは声を落とした。
だが、その様な甘い考えに付き合っていられる様な時間は、この船に乗る者達には無い。
アムロは判断を仰ぐ為に最高責任者であるマリューに声を掛ける。
「ラミアス艦長、どうするつもりだ?」
「あっ、はい。今は、成り行きを見守るしかないでしょうね」
「レジスタンスが攻撃して来ないにしても、もし、仮にアンドリュー・バルドフェルドから要請が来たら、どう対応する?」
「……気は引けますが、こちらの姿勢をザフト軍にも見せなけば怪しまれますし、応じる以外は無いかと思います」
「なら、砲塔上げといたら?レジスタンスも迂闊に近付かないだろ」
マリューはアムロの問いに苦慮する様子で返答すると、ムウがアークエンジェルの主砲であるゴットフリートを威嚇の為に上げておく事を提案して来た。
するとムウの提案に対して、ナタルは硬い口調で異を唱える。
「しかし、今の段階で上げてしまうとザフト側に不信がられる可能性もありますし、ゴットフリートを本当に撃つ事になれば、この狭い戦場ではザフト軍機に当たりかねません。それにレジスタンスとは言え、我々に取っては脱出時の戦力となる可能性もあります」
「……そうね。停戦終了後の事を考えるとね……」
「だがな、レジスタンスの連中、自業自得なんだぜ。虎の奴は警告してたんだし、勝手に全滅しても文句は言えん立場だろ?それにこっちだって、要請が来たら断る訳にはいかないんだ。分かり切った事じゃないか」
艦長であるマリューはいかにも困ったと言う感じで言うと、ムウが少し呆れた様子で言った。
ムウとてレジスタンスを殺したい訳でも無いし、ザフト軍の味方をしたいとも思っている訳でも無い。
だが、レジスタンス達はアンドリュー・バルドフェルドからの提案を蹴って尚、攻撃をして来るのだから、敵とは言え同じ軍人であるムウからすれば、彼らの行動は自業自得としか言い様が無く、呆れる程馬鹿な事と言えた。
ムウの言う様にレジスタンスの迂闊な行動に対しては同意しながらも、アムロは今朝、脱出ルートを検討した際に自分の意見を尊重してくれたナタルを庇う。
「ムウの言う事は最もだが、ナタルの言う様に脱出時の戦力も欲しいのも事実だ。……俺達がレジスタンスに対して攻撃をすれば、停戦終了後の協力すら白紙になる可能性の方が高いな」
「ええ、その場合は仕方ないと思いますけれど……」
「レジスタンスが馬鹿な事をしてくれたばかりに……」
「だけど、何か方法があると思うんです……。回避する方法が……」
頷くマリューの言葉にナタルがレジスタンスを非難すると、キラの声が苦悩を現す様に小さく響いた。
今のアークエンジェルは、アンドリュー・バルドフェルドの要請があれば受けなければならず、完全な板ばさみとなっていた。
キラの呟きに、アムロは少し考え込むと徐に口を開いた。
「方法か……。レジスタンスを逃がすだけなら、方法が無い訳じゃないんだが……」
「アムロ大尉!?何か方法が?」
「ああ、だが上手く行くとは限らないし、無駄な努力になるかもしれない。それに逆に全滅させてしまう可能性さえある。上手く行ったとしても、恐らくレジスタンスとの停戦後の協力は得られなくなるぞ」
ナタルが聞き返すと、アムロ自身があまり良いアイデアでは無いと思っているだけに、念を押すかの様に言った。
だが今の状況では、解決の糸口すら見えない。どんなアイデアでも喉から手が出る程欲しいと言うのが全員の本音だった。
「それでアムロ大尉、どんな方法なんですか?」
「どうと言う事は無いんだが、正攻法で討って出てレジスタンスを追い返す。彼らが早めに逃げてくれれば、それだけ生き残る率も高まる」
「だけどさ、奴らがこっちの意図に気付くとは思えないんだがな。それに下手にやって虎の奴にバレやしないか?」
「本当ならザフトよりも先に出る事が出来れば何とかする事も出来たのだろうが、もうこの段階では無理だ。こちらがあからさまにやれば流石に気付かれる。最悪の場合はレジスタンスを討つ事になるだろう」
事の内容を聞いたムウが、その事で停戦が不意になる事を心配すると、アムロは頷いて最悪の事態を回避する為の方法を口にした。
今後を考慮に入れ、なるべくレジスタンスの損害を最小限に食い止めたいマリューは難しい表情を見せる。
「一芝居打つとして、レジスタンスへは後日、説明と言う訳にはいかないわよね……」
「そりゃそうだろう。それに俺達がそこまでやる義理は無いんだしな」
「俺自身も上手く行くかは見当もつかないからな。この際、レジスタンスは切り捨てるべきなのかもしれないな……」
「だけど、後々の事を考えれば、この地域のザフト軍への抵抗勢力が無くなってしまうのは、連合に取って大きな損失になり兼ねないのも事実なのよね……」
ムウとアムロの言葉に、どうすれば良いのかとマリューは頭を抱えた。
何時までも話が纏まらないままではどうしようも無い。と、言った感じでムウは全員に問い掛ける。
「そんで、どうするよ?」
「賭になりますね……。ただ本当に上手く行くかどうか……。フラガ少佐の言われる通り、我々にそこまでの義理はありませんし、それに生き残ったレジスタンスが本艦を狙って来る可能性も否定出来ませんね」
「レジスタンスがアークエンジェルをですか……?」
「最もそうなれば敵って事だ。ぶっ倒す以外には無いだろう」
ナタルの言う事にキラはまさかと言った表情を浮かべるが、ムウは平然とした口調でさも当たり前の様に答えた。
そうしている間にもレジスタンス達は近付いて来ているのだから、時間を掛ける事などは出来ない。
アムロは最高責任者の判断を仰ぐ為にマリューに問い掛ける。
「どちらにしてもこの現状では、そう選択肢は多く無い。艦長であるマリューに決めてもらうしか無いが、どうする?」
「……このまま見ていても、レジスタンスが何か言って来る事は明らかでしょうね。それなら艦の安全を優先してやれるだけやってみる。と、言う事でどうでしょう?あくまでもザフト軍にばれない様にですけれど……」
「もしヤバくなったら、レジスタンスを討って見せて知らぬ存ぜぬを推し通すって事で良いんだよな?」
「仕方ないですが、そう言う事です」
「了解!んじゃ、一丁やるとしますか。指示頼んだぜ!」
問いにマリューは割り切った様に頷くと、ムウは大きく頷いた。
全員が示し合わせた様に準備に入ると、マリュー慌てた様子でムウ達を呼び止める。
「あっ……、ちょっと待ってください!」
「ん、どうした?」
「あの、今回はただの戦闘ではありませんし、それに……一芝居打つ為にモビルスーツの細かい連携やタイミングの問題もあります。出来れば今回は、フラガ少佐かアムロ大尉に指揮をお願いしたいんですが……。良いでしょうか?」
「それは構わないけど」
「……それじゃ、お願いします」
ムウが気にしない顔で言うと、マリューは小さく息を吐いてから戦闘指揮権をムウに託した。
ヘリオポリスからの事や停戦などの折衝などを考えれば、心労が祟っていても可笑しくは無いが、今から戦闘が始まろうとしているこの時に、上官の覇気と言うのは多いに戦闘に差し支える。
眉を顰めながらもムウはマリューを叱咤する。
「おいおい、艦長がそんな自信無さ気でどうすんの?胸張って戦闘指揮を任せるって言ってくれりゃ、それで良いんだって!」
「……済みません」
「謝るなよ。マリューは何でも背負い込もうとし過ぎだぜ。……ったく、今は後回しだ。俺よりも適任なのはアムロだと思うんだけどさ、なあ、イメージ出来てるんだろ?」
ムウは苛付いた様子で髪を掻き毟り、指揮の話しに戻すとアムロに問い掛けた。
「ああ。だが良いのか?」
「スカイグラスパーは全体を見渡すには良いかもしれんが、移動しっぱなしになるからな、地上戦だと流石にキツイ。それにあれだけの事をやって来てるんだ、アムロになら俺は任せられるぜ」
「大尉は経験豊富ですし、私も異論はありません」
「僕も無いです」
「俺もです」
ムウが自信を持って答えると、ナタルとキラ、そしてトールも続く様に同意した。
戦闘指揮を執る者が決まった所で、マリューがアムロに対して口を開いた。
「大尉……よろしいでしょうか?」
「……分かった。ラミアス艦長、今回の指揮権をもらえるか?」
「はい、お願いします」
「了解した」
今戦闘の指揮権を託されたアムロは静かに頷くと、指示を出す為に再び口を開いた。
現在、DNA鑑定の行われている医務室のある区画を除いた艦内にアムロの声が響き渡る。
「アムロ・レイ大尉だ。この戦闘は俺が指揮を執らせてもらう。全員、気を引き締めてくれ。各員、所定の位置へ着け。各員の奮闘を期待する」
アムロはそこで艦内向けの言葉を区切り、個別に指示を出して行く。
「ナタル、君にはミサイルでの牽制を担当してもらう。場合に因っては主砲を撃ってもらう事になる。準備を頼む」
「了解しました、お任せください!」
「ムウとキラはカタパルトデッキにて待機。ストライクはバルカン砲が使えれば良い。ランチャー装備で出撃準備を」
「了解了解!」
「了解しました!」
「俺はアグニにケーブルを繋げたらブリッジ上で待機する。ブリッジ、俺が上に上がったら、ザフト軍に回線を開いてこっちに回してくれ」
指示を出したアムロは、νガンダムの操縦桿を握りペダルに力を込める。
「νガンダム、出るぞ!」
アムロの声と共にνガンダムの目が光り、その四肢が動き始めた。
窓の外には当たり前の如く砂漠が広がり、大気が熱で揺らめいていた。
バルドフェルドはレセップスのブリッジで、その光景に目を細めながら呟く。
「レジスタンスには警告はしたんだがな、全く……。彼らは余程、死にたい口らしいな」
「――距離、約四〇〇〇、敵車両数、多数!このままだと、約六〇〇秒後に地球軍艦アークエンジェルの前方約八〇〇で戦闘が行われる事になります!」
「隊長、バクゥと戦闘ヘリで対応します」
近付くレジスタンスの報告と共に、素早くダコスタがその対応をした。
バルドフェルドは軽く頷いて見せるとダコスタは歩み寄り、周りに聞こえない程の声で言う。
「あの……隊長、どうするんです?あの少尉とラクス様の……」
「ダコスタ、あの二人をどうするって?レジスタンスと関係無いだろう」
「……済みません」
事の内容にバルドフェルドは一瞥すると、ダコスタは謝ってから一歩引いた。
シーゲル・クラインを信じている訳では無いバルドフェルドに取って、ラクスの事などはどうでも良い事だった。だが、クラインを盲信するダコスタに取って、ラクスの事は一大事である。引いてはプラントの将来にも大きく関わる事なのだ。
「マーチン君、野暮な事考えてると馬に蹴られるわよ」
「……はぁ」
アイシャが微笑を見せながらからかうと、難しい顔をしていたダコスタは、毒気が抜かれた様に溜息を吐いた。
そうしている間にも状況は動いて行く。バルドフェルドはアークエンジェルとの連携を取る事を想定して、オペレーターに向かって指示を出す。
「一応、アークエンジェルに教えてやれ」
「了解しま……、待ってください!アークエンジェルの……アムロ・レイ大尉から通信が入っています」
「何だ?……繋いでくれ」
『こちらは、地球軍第八艦隊所属アークエンジェル、アムロ・レイ大尉だ。こちらの戦闘指揮は私が執る事になった。よろしく頼む』
「エース自ら指揮とは、こちらとしても心強いな。対応を感謝する」
レセップスのスピーカーにアムロの声が響くと、バルドフェルドは口元に笑みを見せた。
『アンドリュー・バルドフェルド、買い被りはやめて欲しいな。それでだが、こちらは既に迎撃体勢に入った。いつでも攻撃可能だ』
「早いな……。今の段階で、貴艦が攻撃を行かなければならない理由は無いはずだが?」
アークエンジェルの対応の早さにバルドフェルドは感心しながらも、些か何か引っ掛かったのか質問を返した。
『こちらが動けないのは知っているだろう。的になる事は避けたいが、今はそちらとの協力関係を優先する。レジスタンスへは先日、警告してある上でこれだからな。牽制も兼ねて、こちらから攻撃の口火を切る事にしたい。了承してもらえるか?』
「ほう……。それは有り難いが、それでは確実に攻撃される事になるぞ」
『近付けさせなければ問題は無い。それに守ってもらえるのだろう?こちらからは主に狙撃と空爆での支援となる。当たらない様に相手との距離を取って迎撃してもらいたい』
今は一時的な協力ではあるが、元来は敵であり、あれだけの戦闘をするパイロットが狙撃をするのだから、心強いのだが、それを口実に自軍のモビルスーツを落とされたら堪った物では無い。
眉間に皺を寄せたバルドフェルドは、アムロを問い質す。
「こちらのモビルスーツを狙い撃つつもりじゃないだろうな?」
『そんな真似をして、停戦を不意にするつもりは無い。少しは信用をしてもらえると有り難いがな』
「……分かった、先制攻撃は任せる。協力を感謝する」
状況を考えれば、アムロの言う様にアークエンジェル側が停戦を破棄する様な真似をしてくるとは考え難く、バルドフェルドは眉間の皺を緩めて、一応納得したように返答をする。
それから二、三、遣り取りをすると地球軍側との通信を切った。
「あー、全員良く聞け。この戦闘は地球軍艦アークエンジェルとの共同作戦となった。それに伴い、地球軍モビルスーツ、モビルアーマーによる先制及び、支援攻撃が行われる。レジスタンスとは距離を保ち迎撃を行え。
それからだが、停戦協定上、ラクス・クライン嬢が乗ってる事もあって、アークエンジェルを守らなければならない。レジスタンスがアークエンジェルを攻撃した場合は最優先で守れ。一応だが、地球軍の動きにも注意はしておけよ!」
自分の部下達に向かってバルドフェルドは大声で指示を出すと、隊は活気付いた様に再び動き出した。
太陽の光は益々強くなり砂漠を白く染めて行った。
灼熱の砂漠に風とともに砂塵が舞い上がり、それと同時にアークエンジェルのブリッジには声が響いた。
モニターには拡大して尚小さく見える、砂を巻き上げながらレセップスに向かおうとするバギーの一団が映し出された。
「――来ました、レジスタンスです!距離、二〇〇〇!」
アークエンジェルのブリッジ上で待機するνガンダムが左膝を着き、右膝を立たせた状態でアグニを構える。
アムロは間髪を入れずに、スカイグラスパーで待機するムウへと回線を開いた。
「スカイグラスパー発進良いか?ムウ、レジスタンスに対して空爆での牽制を頼む」
「当てなきゃ良いんだよな?」
「そうだ。その上でレジスタンスが撤退を始めたら追跡に入ってくれ」
「追跡?……それで、どうすればいい?」
追跡と言う選択肢が出て来るとはムウは思っていなかった様で、どの様な行動をすれば良いのか指示を仰いだ。
アムロは軽く頷くと、その内容を簡単に説明し始める。
「ザフト軍に追跡をされれば全滅の可能性が高い。ある程度追跡した所で、ザフト軍の追撃する気を削いでくれ。やり方は任せる」
「なるほど。要は追跡不可能とか、逃げられたって事にするんだな。もしばれそうなら、さっき決まった通りやっちまって構わないんだろう?」
「ああ、その場合は仕方が無い。こちらの安全を優先してくれ」
「了解した!」
アムロがハッキリした口調で淀み無く答えると、ムウは力強く頷いた。そして、そのまま自分の後ろのシートに座るトールへと声を掛けた。
「トール、行くぞ。覚悟出来てんな?」
「はい!」
スカイグラスパーの後部シートに身を沈めていたトールは、腹から声を出して応えた。
やがてカタパルトデッキに外の光が差し込み、目の前に砂漠が広がる。
「進路クリア。……スカイグラスパー、発進どうぞ!」
管制担当であるミリアリアがスピーカーから響き、その声には淀みと些か張りの無さが感じられる。恐らくトールを心配しているのだろ。
――どいつもこいつも、全く!少しは集中しろってんだ!
マリューの弱気発言の事もあって、ムウは苛立った様に心の中で吐き捨てた。
「ムウ・ラ・フラガ、トール・ケーニッヒ、スカイグラスパー出るぞ!」
ムウが怒鳴ると、スカイグラスパーは瞬く間に大空へと飛び立って行った。
スカイグラスパーの出撃を確認したアムロは、すぐにキラへと指示を出した。
「キラ、砲撃と同時に出撃だ。こちらに向かって来るレジスタンスの進路をバルカンで遮れ。いいな!」
「了解しました!カタパルトのハッチを開けてください!」
「了解!キラ、少し待ってね。アムロ大尉とタイミング合わせるから」
「分かった、任せるよ!」
ミリアリアの言葉にキラは頷くと、ゆっくりとハッチが開いて行き外の光が差し込んで来た。
レジスタンスの一団は、あと数分もすればアークエンジェルの前方に差し掛かる。
ブリッジの上で待機するアムロは、νガンダムの腕の駆動系に負担を掛けさせない為に、左膝を着けたまま砲身に添えている右手を砲身の下へと移し、右肘を立っている右膝の上に乗せてアグニを構え直させると、レセップスへの回線を再度開いた。
「こちら、アムロ・レイだ。これより砲撃を開始する!」
『了解した。乱戦になった場合は砲撃を中止するなりしてくれ』
「了解している。俺も注意はするが、くれぐれもこちらの砲撃に当たらない様に気をつけてくれ」
『僕の部下も馬鹿じゃない。君に狙われなければ大丈夫だ。さあ、作戦開始と行こう』
半分おどけた様な口調で言うバルドフェルドの声がコックピットに響くと、アムロは回線を切ってナタルに指示を出した。
「ナタル、ミサイル発射だ!レジスタンスの進路を塞いでくれ!」
「了解しました!スレッジハマーってー!」
「砲撃を開始する!――当たるなよ!」
ナタルの声がコックピットに響くと、アムロはトリガーを押し込んだ。それと同時にアークエンジェルの艦尾にあるミサイル発射管から四発のスレッジハマーが発射された。
アグニから走る光は、先頭を走るレジスタンスの車両から五〇メートル程先を遮る様に着弾する。熱量が砂を溶かし、爆発が大量の砂塵を巻き上げた。
レジスタンス達がレセップスへと向けて疾走する最中、右手に見えるアークエンジェルから突然ビームが走ると、車両の数十メートル先の砂を溶かし行く手を遮った。
ビームは爆発を起こし、それによって舞い上げられた大量の砂が彼らに襲いかかって来た。
「――なっ!?地球軍が撃って来ただと!?」
エドルは絶句しながらハンドルを切って、降り掛かる砂から逃げようとした。
他のレジスタンス達も同様で慌てた様に旋回して回避するが、そこへ遅れて飛んで来たスレッジハマーが追い立てるように着弾し、彼らをレセップスから更に遠ざけて行く。
更に追い打ちを掛ける様に、上空からモビルアーマー――スカイグラスパーからの空爆が彼らを襲った。
「糞っ!地球軍の奴ら、ザフトと手を組みやがって!奴らも敵だ、ぶっつぶせ!」
エドルの怒鳴り声と共に、一団の右翼にいた四分の一程の車両がアークエンジェルへと向かって走って行く。
暴走する彼らを追い掛けていたサイーブがアークエンジェルを睨みながら吐き捨てる。
「っ!地球軍は何を考えているんだ!?」
「最悪の展開となったが、今の所被害はゼロの様だ。奇妙だな……」
「あいつらは自分の身を守る為に、ザフトと手を組む様な卑怯者なのが分かったか、キサカ!」
サイーブの乗るバギーに併走する、もう一台に乗っているキサカが地球軍からの攻撃を見て眉を顰めると、同乗するカガリが怒りを顕わにしながらアークエンジェルの行為を罵った。
次々と襲い掛かるビームとミサイルに、彼は散り散りになりながらも一矢報いようと必死に走り回る。
やがて彼らの本来の敵である、ザフト軍のモビルスーツと戦闘ヘリが姿を現し攻撃を仕始めると、アークエンジェルの方から何かが射出され大きな物が着地する振動音が聞こえて来た。
キサカはその音に反応して、アークエンジェルの方へと顔を向けると表情を一変させた。
「モビルスーツ!?アークエンジェルからもストライクが出て来ただと!?」
「不味いぞ、このままじゃ本当に全滅し兼ねん!地球軍めっ!」
サイーブは顔を歪めるとハンドルを切り、他の車両の方へと走って行った。
ザフト軍モビルスーツからの発射された何かが、カガリ達の乗るバギーの近くで爆発する。
「――くっ!」
「――うっ!?私達も攻撃するぞ!アフメド、近づけるか?」
「任せろ!行くぞっ!」
乗っているカガリ、アフメド、キサカの三人は顔を一瞬歪めるが、すぐにカガリは手にしているランチャーを肩に担いでアフメドに顔を向ける。少年は自信たっぷりに頷いて見せた。
あまりにも無謀過ぎる行為キサカは厳しい視線を向けて怒鳴りつけた。
「やめろ、カガリ!」
「うるさい!」
カガリは前方で仲間達に攻撃をしているザフト軍の攻撃隊に対してランチャーを向けると、キサカの言葉に対する返答を一言怒鳴り、ランチャーのスコープを覗き込んだ。
そうしている間にも時は刻み続けるが、レジスタンス達はアークエンジェルからの砲撃が行く手を阻み、実質的な被害を与えているザフト軍攻撃隊の元まで辿り着けずいた。
ハンドルを何度も左右に切って攻撃を回避して行くエドルは、焦りからか苛つきを隠せずにいた。
「――くそっ!奴らめ!」
「エドル、早く引き返せ!全滅するぞっ!」
「今さら、引き下がれるか!」
サイーブのバギーが近付いて来て引き返す様に言うが、等のエドルは一瞥して吐き捨てた。
ザフト軍のモビルスーツがミサイルを一斉に発射すると、続く様に戦闘ヘリからもミサイルが発射された。
「馬鹿が――不味い、ミサイルが!?」
自分達の方に向かって飛んで来るであろうミサイル群を目にして、サイーブとエドルは顔を顰めてすぐにアクセルを踏み回避に入ろうとした。
その瞬間、一条の光の帯が走り、サイーブ達の目の前からミサイル郡の一部を消し去った――。
「……た、助かった……だと!?」
「……地球軍が……!?どう言う事だ?」
エドルとサーイブは突然の出来事に目を丸めて驚きの声を上げるが、ビームが打ち消したミサイルは約半数だけであって残りは全て着弾し、多数の車両が爆発に巻き込まれていた。
その光景はサイーブ達と離れた場所にいたキサカ達の目にも映っていた。
「……ミサイルを打ち消した!?……まさか!?」
キサカはアークエンジェルのブリッジ上で狙撃をするモビルスーツ――νガンダムを驚愕の表情で見詰めた。
地球軍は攻撃こそして来る物の、その攻撃での戦死者はほぼ皆無に等しく、レジスタンスへの直接攻撃と言う意味ではザフト側がほとんどだった。
――地球軍はわざと外している!?もしや、これは……。
キサカの心中に地球軍の行動に対する答えが徐々に浮かび始めた。
だが、他のミサイルの着弾により仲間達の死を目にしたカガリには、そんな事など関係は無かった。
「こんなの偶然だ!アフメド、行くぞ!」
カガリは怒りに顔を歪め、両軍の行為に対して吐き捨てる様に怒鳴った。
三人が乗るバギーはザフト軍のモビルスーツ群へと向かって疾走して行った。
目の前には砂が舞、痛い程の陽射しが照りつけている砂漠が見えている。
カタパルトデッキでキラの乗るストライクは、今や遅しと言った状態で出撃を待っていた。
『キラ、作戦開始よ。気をつけてね。ストライク、発進どうぞ!』
「キラ・ヤマト、ストライク行きます!」
ストライクのコックピットにミリアリアの声が響くと、キラはスロットルを開いて勢い良くカタパルトから飛び出して行く。
キラはスラスターを軽く噴かしながらストライクを着地させると前方へと目を向けた。
そこにはνガンダム、アークエンジェル、そして先に出撃したスカイグラスパーからの空爆に加え、ザフト軍モビルスーツ、バクゥと戦闘ヘリが合流し、蜘蛛の子を散らした様に逃げ惑うレジスタンス達の姿があった。
しかし、レジスタンス達はまだ攻撃を諦めていない様子で、レセップス、そしてアークエンジェルへと向かおうと走り回る。
「……来た!そんな装備で無駄だって事を、どうして分からないんだ!」
キラはアークエンジェルへと向かおうとするレジスタンスの一部の車両に向かってトリガーを引いた。
ストライクの右肩に装備された一二〇ミリ対艦バルカン砲が火を噴き、何とかバギー達は蛇行する様にして回避して行く。
「早く……早く逃げてよ!」
諦めの悪いレジスタンスに向かって、キラは苛立ち隠そうともせずに再びトリガーを押し込んだ。
そこへ、アークエンジェルの守りの為に移動して来た一機のバクゥから通信が入る。
『ストライク、援護する!』
「――っ!……ありがとうございます!」
今はザフト軍との連携を取っている為に無下にする訳にもいかず、キラは一瞬顔を顰めながらも、悟られない様にバクゥのパイロットに礼を言った。
バクゥの攻撃は容赦無く、レジスタンス達を追い立てる。既に数台が餌食となり、破壊された車両からは炎が上がっていた。
キラはストライクを前方へとジャンプさせると、眼下で走り回るレジスタンス達を睨み付ける。
「……どうして……早く逃げろって言ってるだろっ!」
ストライクは着地すると、既に破壊され引っ繰り返っているバギーを砂と共に蹴り上げた。宙に舞ったバギーは部品をばらまきながら、近付く車両の前方へと激しい音を上げて落下して行った。
キラはその車両に向かって追い立てる様にイーゲルシュテルンを放つと、そのうちの数台がアークエンジェルへの攻撃を諦めて、主力に合流する者と逃げる者とに別れて行く。
「そうだ、それで良いんだ……」
素直に逃げて行くバギー達を見据えながらキラは呟くと、諦めの悪い車両へと目を向けた。
「あなた達は――!」
キラは怒りの声を上げながら一二〇ミリ対艦バルカン砲を発射した。
そうして粗方の車両がアークエンジェルの近くから離れて行くと、コックピットにアムロからの新しい指示が飛び込んで来た。
『これ以上の狙撃は無理だ!キラ、前へ出ろ!』
「了解!」
キラは頷き、目線をレジスタンスの主力が占める方へと向けた。
ザフト軍のモビルスーツと戦闘ヘリが徐々に前に出始め、レジスタンスはその数を明らかに減らしていた。
いくらアムロと言えど、両者が近付けばアグニの熱量では双方にダメージを与える事になり兼ねなず、狙撃をするにも限界が来たと言った状況だった。
ストライクを戦場へと正対させると、キラは援護のバクゥへと回線を開いた。
「済みません、僕は前へ出ます!アークエンジェルをお願いします!」
『了解した、守りは任せろ!』
バクゥのパイロットからの返答が返って来ると、キラはスロットルが解放してペダルを思い切り踏み込んだ。
ストライクは砂を巻き上げ、その巨体を舞い上がらせた。
一方的な戦況を見詰めるバルドフェルドは、如何にも「面白い物」を見せてもらっていると言う表情を浮かべていた。
バルドフェルド自身、別にレジスタンスを一方的に倒して行く展開が楽しい訳では無い。その「面白い」と思う対象は共同戦線を組んでいる地球軍の事だった。
いや、地球軍の特に狙撃による支援を行っている、νガンダムのパイロット、アムロ・レイが面白いと言えば言いのかもしれない。
先日の戦闘で途轍もないの能力を見せ付けたアムロが、今はレジスタンスを直接狙うのでは無く、明くまでも足止めに徹している様にバルドフェルドには見えた。
しかし今の所は確証は無く、感と言う奴がそれを告げてるのだ。
だが、それだけで停戦協定を不意にする訳にも行かず戦闘を見守っていると、レセップスのブリッジにアムロの声が響いた。
『アンドリュー・バルドフェルド、そちらの機体が突出して来ている。正面への砲撃を中止して、代わりにこちらはストライクを前面に押し出す!』
「……了解した。正面はこちらに任せてもらおう。ストライクは援護と言う事で頼む」
バルドフェルドは一度、肩を竦めて腰に手を当て苦笑いを浮かべて答えた。
この戦闘自体、始まって五分程も経っていないが、数度の砲撃のうち少なくとも一度は、ザフト軍側から打ち出されたミサイルの約半数を撃ち落としている。そして、二度目はミサイルの四分の一だけと言う絶妙に難しい事をやっているのだ。
バルドフェルドは苦笑いが止まらない様子でぼそりと呟く。
「……参ったな。もしかしたら、これは欺かれたのかもしれんなぁ」
「アムロ・レイは面白い事するわね」
「ああ、打ち消したミサイルを全弾を撃ち落とした言う訳でも無いからな、判断に苦しむ。恐らくあそこで戦ってるパイロット達は、連携が合って無い程度としか思って無いだろう」
「しかもこのタイミングで、ストライクの彼を前線に送り込むんですものね」
「三度目があったら見過ごす事が出来なかったが、それを上手い具合に逸らされた感じだ」
アイシャが目を細めて笑みを見せると、バルドフェルドはアムロの技量と判断に感心した様子でモニターへと目を向けた。
モニターには、逃げ回りながらも必死に反撃を試みるレジスタンス達が映し出され、人はどこまで無謀になれるのかと、バルドフェルドはレジスタンス達の行動に改めて呆れ返った。
戦闘の成り行きを見続けるバルドフェルドの顔をアイシャが猫の様に見上げながら覗き込む。
「ねえ、攻撃目標を切り替える?」
「……いいや。あれだけでは、ただの偶然と言われても可笑しく無いからね。それに実際、向こうがレジスタンスに攻撃しているのは事実だ。下手に言い掛かりを付ける訳にも行かないだろう」
「フフフッ、そうね」
バルドフェルドは笑みを浮かべて問いに答えると、アイシャは寄り添うかの様に少しだけ体を近付けると、笑みを湛え窓の外に目を向けた。
「さて、乱戦になって来た以上、僕達は僕達でやらせてもらうとしよう。――残りのレジスタンスの掃討に掛かれ!」
モニターへ目を向けていたバルドフェルドは、アイシャの腰に片手を回すと軽くウインクをしてから、部下達に向かって声を張り上げた。
カガリ達の目の前を再び光の帯が通り過ぎて行く。νガンダムから発射されたビームは、飛来するミサイルの一部を打ち消した。
キサカはこのミサイルを打ち消す行為が、二度目であることに益々地球側に何らかの意図があるのではと確信を深めた。
――が、その時、遅れてザフト軍機から発射された一発のミサイルが飛来して来た。
「――ちっ!――不味い!」
「――あっ!何を――」
キサカはカガリが構えるランチャーを奪って放り捨てると、片腕でカガリを抱えてバギーを飛び降りた。
カガリを庇う様にしてキサカは体を丸めて砂丘を転がり落ちて行く。
やがて砂丘の向こう側から激しい爆発音と振動、そして舞上げられた大量の砂がキサカの背中に降り注いだ。
「……うっ……」
砂とは言え、それだけの量が降り注げば痛みもする。キサカはカガリを守る為に痛みに耐える。
大量の砂の雨が降り止みキサカが急ぐ様に体を起こすと、カガリは恨めしそうな表情をちらりと見せる。
「……うっっ……。キサカ、何を……!?」
カガリが体を起こし周りを見ると先程まであった砂丘は吹き飛び、アフメドが運転していたであろうバギーが引っ繰り返った状態で炎に包まれたいた。
「……アフメド!?……おい、嘘だろ!?」
想像もしなかった事にカガリは両手を着いて、ただ呆然と燃え盛るバギーを見詰める。そして、その頬に涙が流れた。
二人の傍に一台のバギーが砂を巻き上げて停車した。
「――キサカ、乗れ!」
「サイーブ!?無事だったか!」
キサカは呆然と泣くカガリを引き摺る様にしてバギーに放り込むと自らも飛び乗った。
「早く脱出するんだ!」
「ああ!」
サイーブはキサカの言葉に頷くと、すぐにアクセルを踏み込んだ。
走り始めたバギーの上で、目を真っ赤にしたカガリが怒鳴った。
「お前達、何を言ってるんだ!?アフメドが、仲間がやられているんだぞっ、悔しく無いのか!?」
「まだ分からないのか、カガリ!何も考えずに先走った結果がこれだぞっ!」
「だからって!――っ!」
キサカの言葉に、カガリは怒りを抑える事無く言い返そうとした――。
その瞬間、ザフト軍の戦闘ヘリから撃ち出されるバルカン砲の弾丸が彼らの乗ったバギーに向かって襲い掛かって来た。
「「――っ!?」」
「――うわぁー!」
キサカは息を飲み、サイーブは回避する為にブレーキを踏んでハンドルを切った。カガリの悲鳴が響くと、三人を大きな振動が襲った。
バギーを大きな影が覆い、弾丸を弾く様な音が響く。
「……えっ!?死んで……無い……!?」
目を瞑っていたカガリが目を見開き、泣き腫らした目で、呆然と影の正体を見上げた。
そこには片膝を着いたストライクの姿があった。
キラはペダルを踏み込み着地体勢に入った。
そこへ一台のバギーを眼下に捉える。運が悪い事にストライクの着地地点に入っている。しかもザフト軍の戦闘ヘリが、そのバギーに攻撃しながら接近して来ていた。
「――何で、そんな所に!?そこのヘリ、退いてください!」
慌てたキラは戦闘ヘリに向かって回線を開き回避する様に怒鳴ると、ストライクは砂を巻き上げて着地する。そして体勢を崩す様に左膝を着いた。
一度、発射した弾は戻る事などは有り得ない。当たり前の如く、戦闘ヘリがバギーに向けて発射した弾丸はストライクの装甲へと当たり、弾かれて行った。
ストライクの正面のモニターには、カガリ達の姿を捉えていた。
「――ちっ!」
キラは舌打ちをすると、コンソールパネルのスイッチの一つを押した。
ストライクの右肩のガンランチャーが音を立てパージされる。それは彼らを逃がす為の時間稼ぎでしかない。
外されたガンランチャーがゆっくりと砂の上に落ちて行く。そして、ガンランチャーの底辺が砂に埋もれると、そこを支点に横に倒れ、風圧が砂を舞い上げた。
「どうして君達は、ラクスの、みんなの努力を無駄にしようとするんだ!なんで分からないんだよっ!」
モニターに映るレジスタンス達に向かって、キラは怒鳴りながら右手の操縦桿を思い切り引いた。
ストライクは片膝を着いたままの体勢で、バギーに向かって拳を振り上げる。
『――!アクセルを踏め!』
大柄な男性――キサカの声を外部マイクが拾うと同時にストライクは拳を振り下ろした。
間一髪、三人が乗ったバギーは走り出し、その後にストライクの拳が砂へとめり込む。
キラは遅れてストライクを立たせると、疾走して行くバギーに向かってイーゲルシュテルンを発射した。
「お、おい、大丈夫か!?」
トリガーを引くキラに向かって、ザフト軍戦闘ヘリのパイロットから慌てた様子で通信が入って来た。
「はい、大丈夫です」
『こっちは当てる気は無かったんだ!本当に済まない!』
戦闘ヘリのパイロットからは、不意で当ててしまった事で停戦が後和讃になってしまってはと言う感じで、必死に謝っている様子が伺えた。
元は敵とは言え、彼らとて必死にこの停戦を無事に終わらせようとするのが伝わって来る。
「いいえ、割り込んでしまって済みませんでした。早く掃討に掛かりましょう」
『ああ、了解した!』
キラは首を振って答えると、ヘリのパイロットは安心した声を返して来た。
ストライクと戦闘ヘリは、それぞれの役目を果たすべくその場で別れた。
アークエンジェルから見える限り、レジスタンス達は約半数近くを失い撤退を始めていた。
逃げ遅れたレジスタンスの者達は狩られる事になるだろうが、それは自らが招いた結果であり仕方の無い事でもあった。
収束へと向かい始めた事を確認したアムロは、ブリッジに仕上げの指示を飛ばす。
「ブリッジ、主砲を!レジスタンス達が逃げる方角より、やや右へずらして撃て!逃げ遅れたレジスタンス達の前方を通過させて追撃を遅らせろ!」
アムロの指示は逃げ遅れた者達を囮にして、既に脱出した者達を確実に逃す為の物だった。
もっと早い段階でレジスタンスが撤退をしていれば、もっと多くの命が助かったのだろうが、この段階になってしまっては仕方の無い選択とも言えた。
指示を耳にしたマリューが、ナタルへと顔を顔を向ける。
「ナタル!」
「了解!ゴットフリート左舷起動!一〇時方向へ向けろ!距離一二〇〇、パワー半減発射準備!」
ナタルは頷くと、声を張り上げて指示を飛ばして行く。
アークエンジェルの左舷ゴットフリートが迫上がると砲塔がやや左へと旋回し、砲身は逃げ遅れたレジスタンス達の前方へと向けられた。
「――ゴットフリート、ってー!」
ナタル声と共にゴットフリートから光が放たれた。
ビームは誰もいない空間へと走って行く。そして逃げ遅れたレジスタンス達の前方を遮ると、遥かその先に着弾して大きな爆発と共に大量の空へと砂を舞い上げた。
その効果があってか、ザフト軍の攻撃隊の動きが一時止まり、その上空をスカイグラスパーが既に逃げたレジスタンスを追う様に飛んで行った。
「ムウ、頼んだぞ」
スカイグラスパーの動きを確認したアムロは、機体を見詰めながら呟いた。
逃げたレジスタンスの追跡に入ったムウとトールは、約二キロ程先に砂煙を確認すると、レセップスへと通信回線を開いた。
「あー、こちら地球連合軍所属、ムウ・ラ・フラガ少佐だ。レセップス、聞こえるか?これよりレジスタンスの追跡に入る」
『あー、こち――セップス、聞こえている。――は了解した。無理の無いて――に追跡をして欲しい』
「了解!」
バルドフェルドの声がノイズ交じりで聞こえて来ると、ムウは少し軽い口調で返答した。
軽くスロットルを開けたスカイグラスパーは、「早く逃げろよ」と言う意味も込めて、レジスタンス達の後方から近付き始めた。
レジスタンス達は時折ランチャーで攻撃して来るが、距離がある為に簡単には当たる事は無い。『エンデュミオンの鷹』と呼ばれるムウを、素人に毛の生えた程度の者達が撃ち落そうと考えるのが間違いなのだ。
ある程度飛んだ所で、後部シートに座るトールが報告の為に声を上げた。
「後方、約三〇〇〇、ザフト軍の戦闘ヘリが追跡して来ます!」
「……こりゃ、不味いな。あの馬鹿ども同じ方向に逃げてやがる。追手が来てるってのに、散りながら逃げろってんだよ」
「どうするんですか?」
ムウは一瞬、遥か後方を飛ぶ戦闘ヘリへと目を向けて確認をすると、トールがどう対応するのかと聞いて来た。
その瞬間、再びスカイグラスパーに向けてレジスタンスからのランチャーが発射される。
ムウは軽く操縦桿を倒して機体を真横に倒して攻撃を回避する。トールは徐々に慣れて来たのか、悲鳴を上げる事も無かった。
体勢を戻したムウは軽く上昇させると、眼下にレジスタンスを見ながら口を開いた。
「あんな物で俺を落とせる訳無いのになぁ……。こりゃ、ミサイルの一発もお見舞いした方が良いかもな」
「撃つんですか?」
「いつまでも追跡してる訳には行かないし、やるしかないでしょ」
トールの問いに、ムウはおどけながら答えた。
ここまで来ればアムロの作戦は成功したも同然なのだから、勿論ムウは彼らを殺すつもりなどは無い。後はレジスタンス達が追跡され難い様に逃げてくれれば良いだけなのだ。
「さてと。お前ら、もう一発おまけしてやるから、とっとと散って逃げろってんだよっ!」
ムウはスカイグラスパーを少し降下させると操縦桿のボタンを押し、レジスタンスの一団へ向けてミサイルを二発発射した。
砂漠に横たわる数多くの破壊された車両からは、炎と煙が舞い上がり、逃走したレジスタンス達を除く反抗者の掃討は完全に終了していた。
ザフト軍は一応、ラクス・クラインがいる事もあり、モビルスーツと戦闘車両等などには戦闘の後始末を行わせている。
しかし目の前の戦場での出来事が終わっただけであって、未だ逃走したレジスタンスは健在であり、隊長であるバルドフェルドは、追跡に向かわせた戦闘ヘリからの報告を待っている所だった。
『こちら、スカイグ――パー、ムウ――ラガだ。聞こ――てるか?』
レセップスのブリッジにスピーカーを通して、逸早くレジスタンスの追跡に入ったムウの声がノイズ交じりに響いた。
「こちら、レセップス。アンドリュー・バルドフェルドだ」
『レジスタ――は北東の方角へ向かっ――るが、散開し――げ始めた。これ――追跡は不可能だ』
バルドフェルドはインカムを耳に当ててムウの声に応じると、追跡の報告が返って来た。
一瞬、眉を寄せたバルドフェルドはダコスタへと顔を向ける。
「……ヘリはどうした?」
「地球軍モビルアーマーの後方、約三〇〇〇を追跡中です」
「連絡して確認しろ」
ダコスタの代わりにオペレーターがヘリの所在を報告すると、ダコスタがオペレーター確認する様伝えた。
一分程経って戦闘ヘリからの報告が纏まると、ダコスタがバルドフェルドにその確認内容を告げる。
「どうやら連絡の通りの様です」
「ほう、そうか……。まあ、そうなら仕方あるまい。ヘリに帰艦命令を出せ。それから、エンデュミオンの鷹殿にもご帰艦いただけ。感謝の言葉を忘れるなよ」
報告を聞いたバルドフェルドは、微かに苦笑を浮かべて指示を出した。
アイシャが少し可笑しげにバルドフェルドに顔を向けた。
「アンディ、どうするの?」
「ん?協定もあるからね、今は何もしないさ。それに彼らのお陰で残りは殲滅出来たのだから、その辺りは感謝しなくてはね」
「益々やりたくなっちゃった?」
「ああ、勿論だとも。それも停戦が終わるまで我慢すれば良い事だ」
バルドフェルドはアイシャの問いに笑みを浮かべて頷くと、そのままレジスタンスが逃走した方角へと目線を向けて、再び口を開いた。
「だがその前に、悪い子にはきっちりお仕置きをせんとな」
「そうね」
アイシャは軽く微笑んで頷いた。
そうして窓の外を見続けていると、後ろから一人のオペレーターがやって来た。
「隊長、本国よりの命令が届いています」
「ん、分かった。……ほう、連合事務次官の娘を助けていたとはな。これでは人質交換だな」
オペレーターから薄い紙の束を二つ受け取り、数枚捲って内容を確認すると、バルドフェルドは命令を皮肉るかの様に口元に笑みを浮かべた。
そして、もう一つの命令書の紙束を捲り始める。
「――!?……おいおい、これは冗談か何かのたぐいか?」
バルドフェルドが手にしている命令書がその握力に寄って折れ曲がった。
一瞬ブリッジに緊張が走り、その場にいた全員がバルドフェルドに目を向けた。明らかに砂漠の虎が見せているのは怒りでしかなかった。
「隊長……?」
「見てみろっ!」
何事かとダコスタが声を掛けると、バルドフェルドは手にしている紙束を乱暴に突き出した。
「これって……本当ですか!?」
紙を受け取り、目を通すダコスタは目を丸くして声を上げた。
そこにはバルドフェルドに取っては多いに不満であろうが、この土地を好きにはなれないザフト兵に取っては最高の命令が記されていたのだった。
何とか追っ手を振り切り生き残ったレジスタンスの者達は、自らの前線基地とも言える本拠地へと無事に生還を果たしていた。
だがその損害は大きく、無謀な行動に賛同して戻って来た者の数は半分にも満たない。
そして今、その行動を先導したエドルが全員の前で組織のリーダーであるサイーブに殴り飛ばされていた。
「――馬鹿野郎がっ!」
「――あぐっ!」
「エドル、お前が勝手に煽って先走った結果がこれだ!」
「……なんだとっ!?地球軍の野郎どもがザフトと手を組んだ所為だろうが!」
「自分で煽っておいて、ふざけた事を言ってんじゃねえ!」
サイーブは口元の血を拭って反論をして来るエドルを見下ろしながら罵声を浴びせた。
それを見ていたカガリが止めに入るべく、サイーブに向かって怒鳴った。
「やめろ、サイーブ!奴らがザフトと手を組まなければ……アフメドや他のみんなだって死なずに済んだかもしれないんだ!」
「……それは無いな。あの場で地球軍が先に攻撃して来なければ全滅していただろう。お前達は気付かなかったのか?」
全員の目がカガリに向けられるが、その言葉を否定する様にキサカが歩み出て来た。
カガリは一瞬絶句するが、怒りを募らせキサカを睨んだ。
「なっ!?なんだと、キサカ!?」
「あの攻撃の当初、地球軍が一発でも当てて来たか?」
「実際にザフトと手を組んで攻撃をして来たし、あの時だってストライクが私達を押し潰そうとしたのをキサカだって知っているだろ!」
「ストライクに一度は助けているんだぞ」
「あんなのは偶然だ!」
反論するカガリにキサカは諭す様に言うが、当のカガリはそれを認めようとはしなかった。
戦場での事を逐一思い出しながら、キサカは自分なりの推論を導き出す。
「あのストライクの動きは、私達を逃がす為の時間稼ぎだ。そうでなければ、バルカンがあると言うのにパーツを切り離してまで殴りに来る理由が無い」
「……ああ、癪な話しだが奴らに助けられたな」
キサカの言葉にサイーブは顔を歪めて苦々しげに頷いた。
納得出来ないカガリは声を張り上げて二人を怒りをぶつける。
「ならどうして、奴らはザフトを討たない!?」
「カガリ……お前は俺達とあの軍艦に行って話しを聞いただろう。地球軍はザフトの勢力下で停戦している上に、しかも船は動けないと来てる。理由は明白だ。迂闊な行動が、どう言う結果を招くか分かったか?」
「……し、しかし、地球軍は元々ザフトの敵じゃないか!あの時ザフトを倒してしまえばアフメドが死ぬ事は――」
「――ふ、ふざけるなっ!あんな連中が俺達を助ける様な真似をする訳無いだろっ!俺は間違ってねえ!」
キサカの言葉に反抗する様に、カガリは犠牲になった少年や仲間達を死へと追いやった原因を必死に説こうとするが、それを遮る様にエドルが立ち上がって怒鳴った。
結果的にキサカが放った言葉は、カガリだけではなく、エドルやその行動に乗った者達へも突き刺さっていた。
「お前が自分のやった事を棚に上げて言うんじゃねえ!……分かってんだろうな?こいつを連れて行け!」
サイーブは再度殴り飛ばすと、先程の戦闘に参加する事の無かった者達が倒れたエドルの両脇を固める様にして基地の奥へと引き摺って行く。
引き摺られて行くエドルはサイーブに懇願するかの様な声を上げた。
「お、おい!?嘘だろ、サイーブ!?」
「サ、サイーブ!?」
「この土地の者じゃないカガリには関係の無い事だ、黙ってろ!」
余りの事に慌てたカガリは困惑しながら止める様にの目を向けるが、それがサイーブの怒りに火を着けた。
元々、カガリもキサカもこの土地の人間では無い。サイーブ達からすれば、このレジスタンス組織に協力と支援をしてくれているからこそ置いているだけであるのが本音なのだろう。
「だ、だけど!?」
「サイーブの言う通りだ。我々が口を出す事では無い」
食い下がろうとするカガリの肩に、キサカは手を添えると首を振って諭した。
何者であれ、土地以外の者が介入する事を嫌うと言う、古来よりの考え方があるからこそ、このレジスタンスのが成り立っている理由でもある。
サイーブの言う通り、この土地の者で無いカガリには決定権は無く、これ以上の介入は許される事は無かった。
アークエンジェルの医務室の扉が空気の抜ける音と共に横へと開いた。
扉の両脇に立つ警備兵二人がそろって顔を向ける。
「ふわぁ……。私、疲れてしまいましたわぁ……」
扉からはDNA鑑定を終えた疲れからか、体をしならせる様に伸びをするラクスの姿があった。
少しばかり間抜けな光景に、警備兵の緩い視線が淡いピンク色をした髪の少女に向けられた。
「……あらぁ。……えーっと、お仕事ご苦労様ですぅ」
伸びを終えたラクスは誰かに見られると思っていなかった様で、目をぱちくりとさせると笑顔を作って誤魔化す様にお辞儀をした。
警備兵は呆気に取られながらも、その緩さに釣られてか少しばかり頭を下げると、ラクスはそのまま「失礼すますぅ」と言って、まるで逃げるかの様に小走りで医務室を後にした。
そうして曲がり角まで来て医務室が見えなくなると、ラクスは自分に宛がわれている部屋へと向かって歩き出した。
「……途中、外が騒々しかった様な気がするのですが、何かあったのでしょうか……?」
ラクスは検査の途中、外が慌しかった事を思い出して呟くが通路には窓など無く、外の様子を確認する事など出来ない。
自室か展望デッキで外の様子を確認すれば良いかと思い直して歩みを進めていると、前方からアムロとキラが歩いて来るを見つけた。
「ご苦労様です!あのぉ、キラ、何かあったのですか?」
足早に二人の元へと駆け寄ると、ラクスは挨拶をしてキラに外で何か起こったのかを聞いた。
シャワーを浴びたばかりの為、髪が乾き切っていないのキラは、その様子から外の事を知らないのを知ると、ラクスが血生臭い事を知る必要は無いと思い、笑顔を見せて答える。
「うん、ちょっとね。でも大丈夫。もう済んだし、ラクスが心配する様な事じゃ無いから。それよりも今、終わったの?」
「はい!ついさっき終わったばかりですわ」
ラクスは満面の笑みを浮かべて頷いた。
その若い二人にお喋りにアムロは微笑ましい物を感じるが、昨日、キラに「ラクスと関わり過ぎるな」と言った事もあって、神妙な顔を見せた。
「俺は行っているぞ」
アムロはブリッジに向かう為に、キラに一言声を掛けると返事を待たずに歩き始めた。
慌ててキラは返事をすると、思い立った様にアムロを呼び止める。
「あ、はい!……あのアムロさん、待ってください!」
「なんだ、キラ?」
「……あの……」
アムロは数歩歩みを進めた所で顔を向けると、キラは言い淀みながらラクスへと視線を向けた。
「ん?」
キラの目線の先を追う様にアムロもラクスへと目を向けると、当のラクスは心配そうな表情を浮かべて傍らに立つキラを見詰める。
昨日、アムロに言われた事もあって、最初に認めてもらわねばとキラは思っていた。
「……あ、あの、アムロさん。ラクスと関わり過ぎるなって言ってましたけど……、僕はラクスの事が好きで……、それで……」
目線をアムロへと戻し、恐らく反対するであろう自分の師匠に意を決した様に、キラはラクスへの想いを告げた。
「私もキラの事が大好きですの!」
ラクスは一瞬目を丸くするが、傍らに立つ恋人となった少年の行動が嬉しいのだろう。心からの笑みを見せると、自分の腕をキラの腕に絡めて幸せそうな表情をアムロに見せた。
その二人の行動にアムロは呆気に取られるが、若い二人を見て若さと言う物を感じ、改めて自分が歳を取った事理解して苦笑いを浮かべる。
「……そう言う事か。自分達で決めた事なら僕が反対をする必要は無いさ。僕とキラが同じ目に合う訳でも無いだろうからな。二人とも、これから大変だろうが頑張れ」
「「はい!」」
思わぬエールを送られ、二人は嬉しそうな顔を見せて頷いた。特にキラは反対されるであろうと思っていただけに、その喜びようは一入の様だった。
笑顔を見せる若い二人を見て、親心の様な物が働いたのかアムロはキラに告げる。
「……キラ、今日はゆっくり体を休めろ」
「えっ、良いんですか!?」
「立て続けに戦闘があったばかりだぞ。流石に体を休めないと持たないだろう。それに野暮な真似はしたく無いからな」
キラが驚いて聞き返すと、アムロはキラの肩を軽く叩いてそのままブリッジへと歩いて行った。
残された二人は、アムロの言葉に顔を赤く染めて寄り添いその背中を見送った。
アムロが通路の向こう側に消え、キラは緊張が切れたのか軽く息を吐いた。
「ふぅ……良かったぁ」
「ええ。まるでアムロ大尉はキラのお父様の様ですね」
「……色々教えてもらってるし、父と言うより面倒見の良い兄みたいな感じかな。アムロさんが長男なら、次男がムウさんで。……昨日はラクスに関わるなって言われたから反対されると思ってたんだ。だからアムロさんにラクスとの事、認めてもらえて驚いてる」
「キラは地球軍の所属ですし、私はプラントの人間ですもの。それだけ心配していたんでしょうね」
「……うん。本当に認めてもらえて良かったよ」
笑顔で言うラクスの言葉に、キラは実感が湧いて来たのかしみじみと頷いた。
横顔を見詰めるラクスは、絡めた腕の力を緩めるとキラの正面へと回る。
「キラ……私、うれしかったですわ」
ラクスは愛らしい笑みを見せると爪先立ちをしてキラの唇にキスをした。
今回は以上です
皆さん、こんにちわー!
至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
砂漠の話しもあと2、3回といった所で終わりですが、やっぱり長いなぁ(w
それにしても、もうお盆ですねぇ
夏休みの方々は良い休みを満喫してくださいまし |・∀・)ノシ ソイデワ!
GJ!!
久々だがGJ!
GJ!!
GJ!!
Awesome!
全裸でまってた甲斐があった
GJ
GJっすー
うわあ・・・レジスタンスのバカどもは死ななきゃ治りそうにないですなあ
>>61 GJです!
まさか虎にここまでゾクゾクさせられるとは・・・
それとキサカとサイーブはまだ救い様があるかもしれんが
それ以外のレジスタンス構成員とカガリのアホさ加減は酷いw
まちがえました
>>410でした。
一辺に読んでて・・・もちろん98氏や507氏を
始め全ての職人さんはGJです!
失礼しました・・・
超GJ!!
レジスタンスには殲滅されなかっただけありがたく思え。としか言えませんな。
GJです!
キラ君が悩みながらも頑張ってる姿が正統派主人公でたまらん
いちいち細かい所までラクスさんが可愛いったらありゃしねえ
やっぱり正統派同士のボーイミーツガールはいいなぁ
見てて微笑ましいというか、昨今の諸々に打ちのめされた私の心が洗われるというか
虎&アムロをはじめ大人チームがちゃんと考えて行動してる(レジスタンス以外)のもやはり素晴らしい
キャラクターは記号じゃなくて考えて行動する人間として描写しないと駄目だよな〜
もうプクダ負債はどうでもいいから、これから始まる00はこんな風にちゃんと……せめて人物描写だけでも……
しかし、ムウは軍人としての容赦のない一面がでていたな。
なんつーかネオっぼい?
GJ!
キラとラクスの関係がいいな。ムウもちゃんと軍人やってるし、
レジスタンスやカガリは相変わらず馬鹿だ。
カガリってまとも教育受けてるとは思えない描写多すぎる、
ウズミって指導者として親として失格が気がしてる
放任され不自由もなんもなく育ったお姫さんなんてこんなもんじゃないか?
なんつーか、オーブの未来は破滅しか無い気がする……
ベテランで、激戦を潜り抜けて来たんだし自分はそんなに疑問っぽく思わなかったな
GJ!!!
レジスタンスに関しての描写は略これでよろしいかと。
現実のやばいテロリストの様に訓練キャンプにおいて鍛え上げられた人間ならともかく、地元の人間が参加しましたレベルではこんなものでしょう。
それに彼らの本来の抵抗活動って軍隊と正面切って戦う事ではありませんし。
今回は若者が暴走し、サイーブがそれを止められなかったという所でしょうか。
にしてもカガリ、AAの攻撃が偽装であった事を想像できなかったのは別にいい。
それはレジスタンスにとっても想像でしかなく確信を持てることでも無いしね。
そういうことは置いといて、何でお前は物を考えずに突撃するかなぁ。
上記の事は想像できなくとも、目の前の戦力から導き出される戦いの結末なんか容易に想像できるだろうに。
一応、人に命令する立場を持つ人間なんだから、そういうことくらいは想像しようぜ。
虎が怒るような命令とは?
前後の台詞とあわせて考えるなら虎の本土召還命令かな。
・「命令とあらば逆らえんからね」と部隊引き上げて宇宙へ。中・終盤に敵で登場。
・「どうしても彼等(キラとアムロ)が気になるんだよ」と帰還の手土産として後日交戦開始。
原作どおりの展開に。
とかの2つの展開が予想されるがラクスもいるんだし、しぶしぶ宇宙へ戻るんだろうなぁ。
「ラクス護衛」目的かなぁ
ちと出遅れたがGJ!
しかしレジスタンスはゆとり教育でも受けたか、ってレベルで想像力が足んないなw
無謀な強攻に対して当然過ぎる代価が支払われただけだな今回は。
カガリの考え方は将来起こりえるオーブ戦の結末を暗示する危険なものだが
まあ、自覚しそうもないか未来の将軍様にゃw
GJ!なんか、カガリあまりにもDQN化されすぎてる感もあるんですけど…こうも突き抜け過ぎてると、今後更正の余地はあるんでしょうか?
個人的には、何とかマトモにしてほしいです。
カガリはもっと痛い目を見るべきだ。
でなければ将来の悲劇を回避できそうも無い。
それでも判らないようなら……
あれ、この流れだとAAに乗らないな?
それはAAがオーブ入りしない事を意味するが……
凸と出逢う事も無くなるか。
このままフェードアウトするか、DQN化するかのどちらかしかないのか……
>>430 まあ後進地域みたいだから義務教育とかないんじゃないの?仕方ないかもしれん。
でもカガリは言い訳不可能。
DQN化どころかまんま『原作通り』の性格だよ。
嫁演出が消えりゃこう見えるのが当然。
まあ、言うなれば98氏補正がかかっていないのが憐れたがw
アムロとの接触もなく、フレイのようにイベントもないからな。
これでは変わりようがない。
この流れだと……
ラクス、寅とともにプラントは強制送還→キラに会いたくなって、自由を奪って脱走→凸に自由の奪還命令
→キラが自由をもらう→凸とガチ勝負
駄作乙であります!!!!
あんなワケわからん和解するよりゃガチ勝負のほうがいい
虎がいなくなった後に連合が占拠→前より酷い事に→カガリが連合兵に強姦される→ローエングリンゲート建造→凸隊に撃破命令
→凸とカガリが出逢うが……
嫁脚本なみの超展開ですね………
読むだけで不快感が募る…………
ラクスが凸に殺され、凸をかばってフレイが死ぬ
エドルはうかつに仲間を煽動して結果的に多数の死者まで出すことになったけど、奴はあの後どうなるんだろ。
レジスタンスのルールに則った処分があるんだろうけど。
…安っぽいヒューマニズムとヒロイズムに酔ったどっかのバカゴリラがまたいらないことをするに一票
小説版08小隊じゃあるまいし、そんな胸の悪くなる展開は勘弁してくれ
>>443 中東地域は罰則は厳しそうだからな……
ち ん も ぎ
仲間の犠牲を誘発したんだから当然吊されるだろうな。
ここで一罰百戒をしておかないと組織として成り立たなくなる。
泥棒は手を切断されるというし…口先扇動のかどでベロ引っこ抜きとか?
エドルは仲間の犠牲を誘発したんだから当然吊されるだろうな。
ここで一罰百戒をしておかないと組織として成り立たなくなる。
両脚を斬られるかもな
種死編をやるのだったら種の段階でカガリが成長するのか微妙なとこだな
不思議の国オーブを絡ませるにゃ無能の方がやりやすいし
阿部さんに掘られるに一票
>>433将来の悲劇
そのときはアムロさんが鍛えたシンとやってくれます
byキラ・ヤマト
スレ間違えたw
410 98 ◆TSElPlu4zM sage 2007/08/11(土) 17:05:45 ID:???
今回は以上です
皆さん、こんにちわー!
至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
砂漠の話しもあと2、3回といった所で終わりですが、やっぱり長いなぁ(w
それにしても、もうお盆ですねぇ
夏休みの方々は良い休みを満喫してくださいまし |・∀・)ノシ ソイデワ!
ああ・・・なつだなぁ・・・
相変わらず濃いなぁ…GJ!
これだから夏厨は・・・
ああ、夏だな。
そういえば今日は扱ったよな…
そりゃ頭もおかしくなるよなあ…
扱ったって何だよw
「暑かった」な。
とりあえず頭冷やしてくるw
仮にも一国の後継者候補ならやってみなけりゃわからないじゃあなくて
やる前に結果がわかるようにしてから行動しないといけないんだけどなぁ…
Gスレでユウナがいってたけど、カガリの未熟だという言葉は自分の思い通りにいかないことを指すってのは的確だな
後悔はするけど反省はしない
しかしそれにしてもキラとラクスが初々しすぎる…
まあ砂漠も暑いからな。
そのせいでカ○ガリの頭も弱くなったんだろう
とりあえず原作通りなカガリと頼りになる大人に導かれたキラ&変に覚醒してないラクスの格差は凄いなw
此処までカガリが頭の弱い子に見えるとは嫁脚本恐るべしw
ある意味ラクスとキラも恋愛部分においては頭の弱い子なんだけどなwww
夏だな・・・
いつにも増して見るに堪えない屎ネタだな。
砂漠の砂が鼻から脳に入って脳みそ擦り切れてるんだろ、ガッカリは。
「自身が立案した、無謀でしかない作戦のせいで、眼前で人間だったものの
カタマリと飛沫がスコールのように降ってくる」精神崩壊スレスレの目にあわなきゃ
更正しないと思う。
頭がやられてる輩はアラシに走るんだな。
ゴリ腐じゃね?
奴ら気に入らなければカミソリレターとか送りつける人種だからナー
読まなきゃいいのに他人の書く自由を侵害しやがる
ともかく98氏GJです今後の展開がwktkすぐる
仲良しAA組にはほのぼのするなあ
まあ国語力の無い腐敗脳なら、この程度のネタクオリティで
ネットに晒す気になれるんだろうな。
別行動をして時期を逸したのが痛いなカガリは。
ぐっじょぶっす!アフメドって蒸発したんじゃ?と思った俺orz他の人がみんな言っちゃったよう……
>>444 触るな。例のアレだ。某スレに投下が無いんでウロウロし始めたらしい。
>>452 だといいがw
>>470 だから例のアレだと(ry
かまうな危険
アムロのアグニが飛んでくるぞ?
大人たちがちゃんと考えて動いているのが凄い。
476 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 21:55:04 ID:nYWLLzx7
自作自演荒らし対策のため常時ID表示推奨
遅れながらGJ
意外と自由強奪が無くて、虎がアムロと決着をつけるためにその辺りに乗るとか
ある意味楽しそうではあると思うけど
ってかここのラクスって自由強奪しそうにないよね
あとレジスタンスは血気だけありすぎて困る
やめとけよ
無用に厨を呼び込むだけだ
GJ!!
キラ&ラクスは引っ張ってくれる大人がいる事で普通に成長してる。
バのつくカガリは好き勝手やるだけやって責任取らない最低野郎に成長してる。
本来ならキサカが殴ってでも止めなければならない場面なんだけどねぇ。
何にしてもキラ&ラクスに好感もてるSSって初めてだョ。
>>476 汚い油だなぁ。
パンツ一枚で待ってた甲斐がありました…
このまま行くとオーブ行きはナシかね?
νの消耗の描写を見るとを何処かで修理なり乗り換えなりする必要がある気がするが。
483 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:04:11 ID:nYWLLzx7
通称:age厨は大変、ID表示がお嫌いです。なぜならば程度の低い自作自演が出来なくなるからです。
IDが表示されるとNGワードで存在そのものが消され、自分がID表示しなくても自分以外がID表示してしまえばこれもまたNGワードで消されるからです。
この対応方法をすると必ず住人を偽って必死に阻止に走るのがage厨の定型的な反応です。
見ろこのダメ出しの嵐を…
時間掛けて投下した結果がこのザマなんだね
職人コテは消えたほうがいい。
荒らしを呼び込む原因だ
486 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:07:32 ID:df2JkqXd
では俺もウサ耳カチューシャと下半身カット済みのスク水ニーソ姿のIDを出すとしようか
>>483ageればさらに厨を誘い込むだろ。
思考停止していませんか?
某スレの夏厨が飛び火したみたいだな
489 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:13:15 ID:9aJXUjTt
某スレはこれで平穏が戻ったので
難癖を付ける
↓
(自演だけど)抵抗する人がでる
↓
(今度は住人が)文句を付ける
↓
(自演、ほくそ笑みながら)じゃあID出そうぜ?sageたヤツは荒らしな?
↓
住人納得
↓
荒れた状態でスレが急浮上。厨を呼び込む
↓
ROM組、ヲチ組以外誰もいなくなる
491 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:17:55 ID:df2JkqXd
ソレを出してきた時点で正体バラしたも同然
むやみにageると厨を呼び込みますので止めましょう
やつらはそうやってスレをつぶそうとします
まあこのスレは過去に大荒れしたのを幾度も乗り切ってきた実績がありますので心配はしてませんが
っていうかそれが普通の思考なのにわざわざageさせようとする。
しかもageるな、というヤツを何故かage厨呼ばわり。
そしてスルーできない俺。
で、今回の燃え(萌え)ポイント、お前ら的にはどこよ?
個人的にはキラがバギー殴りつける(フリ)するとこが好きノシ
495 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:21:39 ID:df2JkqXd
うむ。全裸派とぷりちー☆デコレーション派とコスプレ派の闘争は凄かった……
496 :
495:2007/08/11(土) 22:23:26 ID:???
ちょwスマソwwwwww妙なタイミングで繋がってシモタwwwwwwwスルーしてけれwwwwww
前回の両軍の士官の面談で虎がダコ助に「例のものを持って来い」って言ってたけど、
あれは結局虎さん自慢のコーヒーでよかったんだろうか。
498 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:26:55 ID:9aJXUjTt
砂漠で飲む寅のコーヒーは、苦い
>>481 キサカがガタガタ言ってくるカガリを黙らせて無理矢理にでもオーブにつれて
くるか、あるいはシャアがこっそりサザビーの部品でも流してくるくらいしか直す手立て
がないんだよな。
連合には到底見せられるものではないしザフトでも製造は至難の業。
かといってジャンクギルドでもどうにかなるとは思えんし。
ノシ
今回はキラが熱かったな
俺もバギーのシーンは緊張感あって好きだ
楽し気な虎もいい味だしてた
あとAA整備兵ズも好きだな
職人はそろそろ空気読んで立ち去った方が良いんだろうね。
元から居るSSスレ荒らしも大量の厨も呼び込んじゃってこの有様だ・・。
と、荒らしが申しております
>499
確かに作者さんの最初の投稿でシャア出てたけど、あれはパラレルだから。
UCと同じ部品は入手不可能だな。
ジャンクギルドは最悪の結果になりかねない。
「うはwwwwww新兵器の技術ゲットwwwwww」でνの技術情報を見境なくバラまくぞ。
>>502新シャア板の癌とは種厨でもアンチでもない
荒らしを呼び込むSS職人の事なんだよ。
506 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:33:08 ID:PGHA+0h/
荒らしを相手すると削除屋さんが困るぞ。
どーしても追い出したいならID出してから放置しとけ。
ID隠して自演してる姿が浮かび上がって消されやすくなるから。
酸素欠乏症の奴はさくっと無視して……
νガンダムの痛んできたパーツを、PS装甲用の部材で作り直すとかな……
と、荒らしが申しております
>>504今後はトンでも展開なクソ脚本に期待でFAか!!!
510 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:35:18 ID:9aJXUjTt
こいつか……最近SS系スレを荒らして回ってるのは
>>506自援荒らしに釣られてぬけぬけとスレageまくってる低能さんか
嵐はスルーしる
やつらはとにかくかまってほしいの釣りたいの
無視が一番ヨ
まあこの程度じゃ荒らされてるってほどでもないがな
無駄にあげるから厨が湧いてくる湧いてくる
514 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:38:52 ID:9aJXUjTt
旧板のSS系スレが荒らしの絨緞爆撃で壊滅したんだぜ……
516 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:46:05 ID:9aJXUjTt
>>515 突然の事だったが、すぐに立て直された。
もう何年もやってるようなスレはそうそう潰れんよ。
517 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 22:47:41 ID:6GVnM4zd
と言うか、なのはスレ荒らすのは飽きたん?
おまえら嵐の話なんぞどうでもいいだろうが…
そんな面白くもないことでスレ消費すんなよ
まあ落ち着けや
↓ 以下、SSの感想・お気に入りの待機スタイルについて
>>519極少数の人間で自援してまでネタをマンセーしだす流れを再開、
うはwおk
98氏のやつを読むと、やっぱり種は素材が良かったんだと思うなぁ。ここまで良くなるとは思わなんだ。
お忙しいみたいですが、マターリと頑張ってください!
最近パンツでナニの付け根あたりが擦れて痛いので全裸で待機してる。
俺はあえてパンツレスでスパッツ
俺はトランクス派だ
インキンの者はみんなブリーフらしいぞ
♪せ〜か〜い〜で〜一番〜 ぶ〜ら〜ぶ〜ら〜させて〜〜♪
遅ればせながら98氏GJでございます
戦闘そのものは楽勝なんだけど駆け引きの緊迫感が凄いです
修羅場くぐってきた男達だと感じさせてくれる
98氏GJです!
これでハッピータイム解禁…え?次のSS投下まで禁止期間延長?
528 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 23:31:16 ID:mgX+N9Tr
GJ!!!!
扇風機の前で仁王立ち〜
530 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 23:44:56 ID:nYWLLzx7
通称:age厨は大変、ID表示がお嫌いです。なぜならば程度の低い自作自演が出来なくなるからです。
IDが表示されるとNGワードで存在そのものが消され、自分がID表示しなくても自分以外がID表示してしまえばこれもまたNGワードで消されるからです。
この対応方法をすると必ず住人を偽って必死に阻止に走るのがage厨の定型的な反応です。
メビウス氏ももうすぐ投下なんだよなっwktk
98氏、GJです!
暑さに耐えてた甲斐がありました!
燃料補給で、盆の殺人シフトを乗り切れそうです。
盆は休むモンじゃなかったのかよーーっ!
98氏ありがとうございます
ガンダムに限らずSSを読むと気に入らないキャラを過剰にこき下ろしたり
贔屓のキャラを過剰に扱ったりするのが多いですが
非常に納得の行く扱いです
なにより格キャラへのリスペクトが非常にここちよい感じです
今はカガリもどうにもですがこの先に大きな転換期があるのが期待できます
文章も読みやすく世界観も非常にいいリスペクトでした
今後とも期待させてもらいます
街の人間からカガリが吊し上げに遭うとかありそうだな
535 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 01:28:45 ID:/vKrzAb7
ものすごい伸びだ…
とにかくGJっした。原作に忠実なキャラだけど……うん、まあだからこそ何とかなって欲しいなあ
作品からみて98氏はアンチ目的でSS書く手合じゃないと思われ
アスランを追い詰める展開も心おきなくキラとガチンコさせる為だろうし
ストーリー上必要だから今回はたまたまカガリがああいう扱いになっただけかと
今回の大失態を教訓にして次の登場時にはマシなカガリになってるんじゃない?
カガリがバカな方が面白い展開になると98氏が判断したならバカのままだろうけどね
そもそも大失態どころか
、全ては虎隊とAAのせいで自分(達)はちっとも悪くない、
と現時点でも確信してるのをどう矯正したらいいのか見当もつかない…
カガリがいい方向へ向かうとしても、
現段階では、原作にはないいい影響を受けてないのだから
まぁ…まだあれなのはしょうがない。
というか、いきなり前振りなくいいカガリだったらおかしい。
でも、展開上、この経験を機にいい方向へ成長しだすんでしょう。
その方が元キャラを感じさせてくれるしね。
>>398の
>打ち消したミサイルを全弾を撃ち落とした言う訳でも無いからな、
ここ変でね?
>>498 風の街?
投下GJ!
やっぱ大人組がしっかりとしてると物語が締まってくるなぁ。
ちゃんと共同戦線張ってるザフト兵との会話とかもナイス。
ムウ兄貴もちゃんと軍人してて良し。
しかしキラとラクスをほのぼのした目で眺める事になるとは……ネットは広大だわ
レジスタンスと言うの名の烏合の衆は……まぁ取りあえず吊っとけ。
サイーブとキサカ以外に同情出来ん。正に自業自得。
カガリは……成長フラグがまったく建たんな。オーブまじヤバい。
ぶっちゃけ98氏は誤字脱字が多い。
でも人名や機体名じゃなければ流してる。
まぁ大体読み取れるし、お金払ってるわけでもなく
無償で面白いSS読ませてもらってるんだし。
例えば
>不意で当ててしまった事で停戦が後和讃になってしまってはと言う感じで
後和讃→ご破算だよね?
違ってたら俺ハズカシー
汚名返上を校正の段階で汚名挽回になっているのを見つけてしまった
自分が通りますよ。
98氏GJっす。
レジスタンスの皆さんの今回の結末は当然すぎましたな。
連合・ザフトを敵に回せばどうなるかという想像も出来ず
やってはいけないことをやっちまったという感じっす。
これは、後のオーブ戦でも同じ事が言える事態だけに
思わせるところの多いエピソードでした。
あと、歩く萌え物体になっているラクスが相手ならば
桃色毒電波に犯されてもいいやって気分に(ry
次回もかんばって下しい、ワンモアセッ!!
さて、流れを読まずにちょっと聞いておくれ
先日中古でGジェネポータブルを買ってきたんだ
逆シャアまでおわらして種を始めたらなぜか種に出てるはずのアムロが出撃できるんだ
さらにデュエルを開発して強化したらCE版マークUが出来ると思ったらいつまでたっても出てこないのはなぜなんだぜ?
ガンダムマークUかアレックスとデュエルの設計で出来るのかとも思ったが出来ないんだ…
>>543 俺もだ・・・どうしても作れない。誰か教えてくれないか? スレ違いだが。
盟主王との殴り合い宇宙フラグ消化して一緒に酒飲んだ?
アレやるとマークU開発がスタートして、ソウキスも参戦する。
スレ違いだが。
どうでもいいけどあの主人公達頭でかすぎくね? スレ違いだけど
98氏GJでございます
ギャン子は・・・
待機のために絽を新調するか考慮中でございます
,;:'';, ,,;:' ';
,;' ';,,,.,.,.,.,.,;:' ';
、: : ':,
,':::::::: )!、 \.、 .,, / ':,
.i::::: ⌒ ● ● ':
i::::: * '''' (_人_) ''' i
i::::: {+ + +} : アンチどもが!!!
\ :::::::::  ̄ ̄ 、,:`
、:´:::::::::::: : ':,
、:´:::::::::: : : ':,
410 98 ◆TSElPlu4zM sage 2007/08/11(土) 17:05:45 ID:???
今回は以上です
皆さん、こんにちわー!
至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
砂漠の話しもあと2、3回といった所で終わりですが、やっぱり長いなぁ(w
それにしても、もうお盆ですねぇ
夏休みの方々は良い休みを満喫してくださいまし |・∀・)ノシ ソイデワ!
410 98 ◆TSElPlu4zM sage 2007/08/11(土) 17:05:45 ID:???
今回は以上です
皆さん、こんにちわー!
至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
砂漠の話しもあと2、3回といった所で終わりですが、やっぱり長いなぁ(w
それにしても、もうお盆ですねぇ
夏休みの方々は良い休みを満喫してくださいまし |・∀・)ノシ ソイデワ!
410 98 ◆TSElPlu4zM sage 2007/08/11(土) 17:05:45 ID:???
今回は以上です
皆さん、こんにちわー!
至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
砂漠の話しもあと2、3回といった所で終わりですが、やっぱり長いなぁ(w
それにしても、もうお盆ですねぇ
夏休みの方々は良い休みを満喫してくださいまし |・∀・)ノシ ソイデワ!
98氏、いつも楽しく読ませて頂いております
今回の話も最高でしたよ!これからも頑張ってください!
ていうか口だけで実際に暴走レジスタンス&カガリを抑えられてない時点でサイーブもキサカも同罪なんだよな実は
説得しました、でもダメでしたですむ世界じゃないし
いやホントもうちょっと役目はたそうぜキサカ…
原作もだが、ウズミさんももうちょっと娘の蛮行を怒ったほうがいいと思う
キサカもなんかウズミのイエスマンだから使われてるだけの人な気がするよ
一国の姫がレジスタンスと一緒に行動しちゃまずいことぐらいまともなら分かると思うけど
あれってオーブの他国への不介入って理念を思いっきり破ってるから
理念だなんだって言いながら自分は破りまくってるのがカガリだな
アムロがいるんだ、今回は「オーブの理念のために国民も死んでください」
等と言われた日にはアスハ親子を修正してくれるだろう。
UCで一人の人間がエゴで地球を滅ぼそうとした現場にいたんだし、同じく
理念という名の響きだけはいいエゴを許容はできんだろうしな。
>>554 動いてるのはオーブじゃなくて私個人だからいいんですぅ><
って感じじゃね?wwwwwww
エゴだよ、それはっ!
>553
しかし、このカガリは口で言ってわかる頭してないからな。
殴って言うこと聞くならそれが早道だが、相手が上官の娘じゃそうも行くまい。
ウズミがキサカにゴリラの調教のためならムチを振るってもいいとお墨付き与えてたなら話は別だけど。
>殴って言うこと聞くならそれが早道だが、相手が上官の娘じゃそうも行くまい
よくある状況だよな。そのうちにキサカは胃を壊すんじゃないか?
オーブ戦の頃には、落ち武者張りのハゲ頭になっていても不思議じゃないなw
そしてアイスソードを手に入れるのですね?
今回の結果に鑑みて、今後は主君の娘だろうが反省するまで殴るのをやめないッ路線への
転換を決意した矢先にキサカが流れ弾でお陀仏となり、結局成長の機会を知らないまま
逸するカゴリ…というのもありそうだ。
それなんてガラハド?
カガリハド
カガリが念願のストライクルージュを手に入れたぞ。
1.仲間になってもらう
→2.殺してでも奪い取る
3.ほっとく
明らかに1.は足を引っ張るだけだし、3.だと敵対してロクな事をしない。
2.を選んでストライクの予備パーツにでもした方が無難か……?
νが使えない場合のアムロの予備機とか。アグニを使った実績はあるから兵器の性能は知ってるし、慣れも早いはず。
ゴリラ用補助AIの開発という無駄な工程も省けるし。
スルーしてくれ
でないと荒らしを喜ばせるから
>>566 『あるく』『とまる』『すわる』『はしる』『あそぶ』『ねる』等々の
基礎的動作の押しボタンしかないルージュのコクピット
アムロ「ぶ〜〜〜〜〜〜っ!?こ、こんなので戦えるか〜〜〜っ!」
エリカ「ええっ戦うつもりだったの!?ダメよそれは知育お遊戯用に作ったのよ!?」
などと、それなんて奇面組?な連想をしてしまった奴挙手ノシ
>>569 鬼面組は知らないが何故か納得してしまったぜ
>569
一方、ドサクサにまぎれてキラのストライクに乗り込んだカゴリは、10個以上あるボタンを見て知恵熱を出していた。
(キラは自分の機体にプロテクトをかけていると思われるので、当然解除・起動は出来ない)
おまいらソレいい男スレのカガリじゃまいかwwwwwww
573 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 22:29:33 ID:/vKrzAb7
>>572 あそこのカガリは好きだな
私にはウソついたことないんだぞ、とオーブにジブリールいません発言したユウナを信じてかばって
ユウナが思わず改心してたからなw
あのカガリは良い意味でも悪い意味でも真っすぐだからなw
いい男スレについてkwsk
うっほ
つ「もしも種世界に阿部さんがいたら」
カガリとユウナ関連のくだりはクロスオーバー倉庫で読めるよ。
d!
スレタイから危険なかほりがするが読んでみるw
阿部www
その発想はなかったわ
thx
ちなみに新シャアでありながら18禁指定であるw
本編ではあり得ないボーイミーツガールっぷりにラストシーンをおもわず何度も読み返してしまったw
良いものを読ませてもらいました。98氏GJ!
アムロの隊長っぷりがカッコヨス。
指揮権委ねるシーンとか燃えた。
共同戦線と化かし合い、AAの意図に気づいたと見えるサイーブたち。
果たしてどう動くのかwktkするよ!
98氏GJ!!
某スレが埋め立てられたが・・・ここは避難所用意してなかったっけ?
議論・雑談スレならある
メビウス氏、今日来るの?
え、メビウス氏来るの?
そろそろ脱ぎはじめるか…
三時間前・・・
プシュー
後ろで自動ドアが閉まる音を聞きつつ、疲れが澱のように溜まっている首筋を労わるように揉み解していると後ろから唐突に声を掛けられた。
「あ、アムロ大尉」
「ん?…アスランか」
声を掛けてきたアスランを振り返り見たアムロは、彼の顔に浮かぶ苦悩が見て取れ、軽く眉をひそませた。
「どうかしたのかい?」
「いえ、ハイネを見舞おうと思ったのですが…」
「大したことはないそうだ。軽い脳震盪と胸に打ち身を負ったくらいで、今は寝ているよ」
「そうですか…」
アムロの話を聞いてもアスランの表情は曇ったままで、どことなく覇気がない。
内心、彼にはもっと隊長らしく毅然としてほしいとは思うが、あまり面と向かって言うわけにはいかない。
「少し、話さないか?」
「え?」
「どうやらお互い、胸に溜まっているモノがありそうだからね。そういったモノは早めに吐き出してしまったほうがいい」
そう言うと、笑いつつ、少し先のほうにある休憩所を顎で示す。
自販機からコーヒーが入ったカップを取り出すと、片方をソファに腰掛けたアスランに手渡す。
「ありがとうございます」
「いや。……今日の戦闘のことだろう?」
自分はソファに座らずに、壁際に寄りかかる。
「……アムロ大尉はご存知ですか?ワタシがオーブの…」
「ああ、グラディス艦長からおおまかな話は聞いている。君が途中で割って入ったあの戦艦(アークエンジェルといったか?)とともに前大戦を戦ったことも」
「あの戦艦――いえ、フリーダムのパイロットとオレは――親友なんです。名前はキラ・ヤマト」
そして、アスランはポツポツと語り始めた……前大戦からのその親友との、血で血を洗う戦いの記憶を。
そしてその中で、自分はカガリ・ユラ・アスハと恋仲になり、戦後において彼女の役に立とうと決心したことを訥々と。
どことなく懺悔を思わせるアスランの独白を聞いているうちに、アムロは軽いデジャヴに襲われた。
かつての自分の境遇に似通った部分が、その少年――キラ・ヤマトと重ねあわされたからだ。
しかし、そんなことはおくびにも出さずにアムロはじっと聞き入っていた。
それから暫く後・・・
「大体の事情は飲み込めた」
おそらくアスランにしても全てを語ったわけではないのだろうが、それをするには時間が足りなかった。
「正直、アムロ大尉がキラを――フリーダムを抑えなければ、事態はどうなっていたかわかりません。あの最初の一撃だってそうです。チャージ中の主砲に直撃を受ければ最悪、撃沈だったことも」
まるで他人事のように言ってくれる……とアムロは思わないでもなかったが、押し隠しつつ洩らした。
「結局、彼らがもたらしたものは破壊と混乱だけだったな、意図はどうあれ」
「………」
そのアムロの言葉にクッと唇を噛み締めるアスラン。
「ひとつ、聞きたいんだが」
「はい」
「彼…そのキラ・ヤマトだが、いつもあんな戦いをするのかい?」
「それは、あの、敵機を落とさずにいることですか?」
「ああ、ああいう風にしているのはあの場だけなのか、それとも」
「キラは殆んど、ああしている筈です。もともと争い自体好みませんでしたし、戦場でも出来得る限り殺したくないと」
アスランのその答えにアムロは目を細めると、冷徹ともとれる声音で呟いた。
「サディストだな」
「アムロさん?」
「ん?」
ハッとして声を掛けられた方に目をやると、息を嗅げるほど至近距離に立つルナマリアがこちらを窺っていた。
(しまったな、ぼーっとしてしまった)
つい二時間ほど前のことを反芻していたら、隣から掛けられた声に反応できなかったようだ。
「あ、ああ済まない。来たかい?」
「いいえ、まだです。まっっっったく余計な手間かけさせて!今度はウメボシじゃ済まさないわ!!」
そう言いつつ、自分の胸の前でぐりぐりと拳を突き合わせるように動かすルナマリア。
その血気盛んに、ある意味ハイになっているルナマリアからそっと目を離すと、反対側に座ってるシンと目が合った。
「はぁ…」
こっちは早く開放されたい、と表情にアリアリと浮かばせてながら溜息を吐く。
「それで、なんだってこんな物が本部から送られてくるんです?」
胡乱げにピラピラとそのミョーチキリンなモノが描かれた紙を振るシン。
「ばっかねぇ、聞いてなかったの?シン」
「聞いてないよ」
「だ・か・ら、よりにもよってこのワタシが、こんなモノを本部に書いて寄越したんじゃないかって副長に疑われたのよっっ!!」
更にヒートアップしたのか、ガーーッといきりたつルナマリアを少し引きながら見つつ、アムロは再び回想し始めた。
あれからアスランと別れて軽く腹ごしらえしようと食堂に立ち寄ったアムロは、ルナマリアが副長のアーサーに食って掛かるのを見つけた。
ほかに居た者が遠巻きに見つめる中、
「・・・・・!!」
「・・・・・!?」
「?」
気にはなったが、まずは空腹を満たそうと思い至ったのか、トレーに適当に盛り付けてテーブルに着く。
そして、栄養ドリンクに口を含んだところで…、
「だから知りませんってば!大体なんですか、この『ゾゴジュアッジュ』って!!」
ブゥーーー!!
思わず飲み込みかけたものを霧状に吐き出してしまったアムロは激しくむせた。
「ゲホッ、カッホ、ゲホッ!」
その挙動不振なアムロに食堂全員の視線が集中し、ルナマリアとアーサーも口論(といってもルナマリアが一方的に食って掛かってアーサーは防戦一方だったが)をやめてアムロを見つめる。
己に視線が集中しているのを自覚しつつ、アムロは器官に入った液体にむせる呼吸を涙ながらに必死に整えていった。
「だ、大丈夫ですか?アムロさん」
すかさずルナマリアが布巾を持ってきてテーブルを拭いながら、アムロの背を擦ってやる。
「(ゲホゲホ)…す、すまない、ルナマリア。もう大丈夫だ、ありがとう」
手を挙げてもう大丈夫だと言うと、こちらをポカンと見つめているアーサーを見やる。
「副長、よかったらちょっと見せてくれないか?」
「え、ああこれですか」
アムロが近付き、そのプリントされた用紙を受けとると…其処には、
ほぼ胴体の前面を覆うモノアイ(睫毛装備)に、その下部にどう見ても口紅をつけた唇にしか見えない物体
その左右には三対の触手状のモノが生え、脇にはご丁寧に<必殺三段突き!>と書かれてあった
なにより、ニョキっとがに股風に生えた足にハイヒール装備
しかも、赤くてつの付き
といったなんとも奇妙な、子供が書くより下手なMSもどきが描かれてあった。
しかも親切なことに、それはCGで描かれ、内蔵火器の詳細なデータまでもが付けられていた。
幻通でもなくキリキリと痛むコメカミを指で押さえつつ、アムロはゆっくりと、噛み締めるようにアーサーにいった。
「すまない、副長。ぼくの方に心当たりがある。責任もって当事者にはお灸を据えるからこの件は任せてもらえないだろうか?」
「え?あ、ああ別に構いませんが。報告だけはしてくださいよ」
「了解だ」
そう返事すると、
「え、ちょ、アムロさん?」
傍にいたルナマリアの腕をぐぃっと掴むと戸惑う彼女に構うことなく食堂を連れ立って後にした。
「と、まあこういうわけよ」
「……」
シンにしてみれば、なんでそれだけであのペットロボットがやったと分かるのか、何より何時になったら自分は解放されるのか等、聞きたいことはまだあったが怒りに燃えながらもどこか嬉しそうににやけているルナマリアを見てると言う気も失せようというものだった。
ふうぅと若干あきらめながらシンがこっそり廊下を窺うと・・・、
「あ…」
「来た!?」
「……」
下から、シン、ルナマリア、アムロといった順でそ〜〜っと廊下を覗く。
トラップ(笑)を挟んで反対側からこちらにトコトコ向かってくる、例の『赤いハロ』と…メイリン・ホークの姿があった。
「メイリンじゃん」
「あっちゃ〜、あの子ったら相変わらず間の悪いところに…」
「そうなのかい?」
アムロがどことなく愉快そうにルナマリアを見下ろすと、
「そうなんですよ。あの子、昔っから間の悪いタインミングで転んだり、喧嘩に巻き込まれたりしてたんです。だから、そのうち事故に巻き込まれないかと心配で……」
まるでお母さんみたいに妹のことをぼやくルナマリアを優しげに見つめるアムロだったが、
「ルナマリア、まるでメイリンのお袋みたいだな」
と悪戯っぽく言うシンに対し、
「……どういう意味よ」
と目下のシンのどたまに拳骨を振り下ろすのを見て「言わなくてよかった」と思った。
そうする内に、むこうからなにやら話し声が聞き取れるようになってきたのでシンもルナマリアも押し黙った。
『ライラ〜♪ ライラ〜〜♪ ライリ〜リラ〜〜♪』
ヘンテコな歌?を唄いながらテーンテーンと跳ねるハロを横目で見ながらメイリン・ホークは、
(このコって時々ミョ〜にオジン臭いのよねぇ)と、本人?が聞いたら落ち込みそうなことを考えつつ一緒にテクテク歩いていた。
「ねえねえ、さっきの件だけど……って、あら?」
『ハロ?』
二人してやっと目の前のブービートラップ(笑)に気付いたのか、ピタリと足を止める。
「な、なにこれ?」
と奇しくも先ほどのシンと同じことを言いつつ、ソレに近付こうとしたら…。
『ハローーーーー♪』
ザルの中の小瓶に気付いたのか、赤いハロが猛然と飛び跳ねながらソレに近付いていった。
「あ、ちょっと!まってよっ!」
慌てて追おうとするが、時すでに遅し。
『ゲッチュウッ♂』――とその小瓶にパックリ。
そして、待ってましたと言わんばかりに倒れるザル―――『ハロ!?』――まさに飛んで火にいるナントヤラ。
「(ガッツポーズ)やったわっ!」
「(驚愕の顔)フツーかかるか?」
「(大いに落胆した表情)…ふぅ」
三者三様、感情を露にしつつ呆気にとられるメイリンの前に集まる三人。
「お、お姉ちゃん?」
「メイリン、話は後よ。さあてどうしてくれようかしら」
と爛々と目を輝かせつつ、指をこきこきと鳴らすルナマリアに、
「小瓶ってなんだったんすか?」
とさっきから気になっていたことをアムロに訊ねるシン。
「何考えてるんだ、貴様は」
と逃がさないように慎重にザルの中からハロを掴み出すアムロ。
『ナ、ナメラレタモノダナッッ!! ッツカザルノジテンデッッ!!!!』
などと掌のなかでもがく赤いハロだったが、「引っかかっておいて偉そうなこと言ってんじゃないの」とビシッ!とルナマリアからデコピンされ沈黙。
「ん?」
一歩離れた位置のシンが床に転がっている小瓶に気付いてソレを拾い上げる。
「………プラカラー:赤(半光沢)」
「ああ、すまないシン。それはヨウランから借りたモノなんだ」
「あ、じゃあオレが返しておきますよ。用事もあるし」
「そうか、すまないな……さて、話は食堂でゆっくり聞こう。まだ食事の途中だったし、今はそんなに人もいないだろう」
「そうですね♪んみっちりと聞かせてもらわないと」
「ねぇ、お姉ちゃんってば。どういうことか説明してよ」
『・・・・・』
歩き去る三人を見送りつつ、シンにはふと疑問に思うことがあった。
「・・・オレたちって、いま戦争してるんだよな」
こんなことでいいのか、と疑問に思いはするが不思議と不愉快ではなかった。
むしろこういったドタバタが、戦場でささくれ立ったシンたちの心をほんの少し癒していることに本人たちが気付くのは、もう少しさきの話だった。
(続く)
毎度毎度、遅くて本当に申し訳ない。
今夜半過ぎにはもうちょっと続きをUPできるかと思います・・・た、多分。
用事が入ったもので失礼します。
草々
GJっす!
>プラカラー:赤(半光沢)
赤い人自重www
GJ!
ゾゴジュアッジュまじワロタ
赤い人おもしろ杉っすw
596 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/13(月) 18:36:10 ID:VTgIH6Ok
最近age厨が活発化してるねwww
GJ!!!
赤い人が相変わらず過ぎるw
前半が結構シリアスなのに完全に食われてしまったぜ!
>>593相変わらず盛り上がりに掛ける駄文GJ!
叩き甲斐があるよ。
出たな夏厨!
ここまでくると流石にネタでやってるようにしか思えなくなってくる。
出だしのシリアスとの落差が激しすぎWWW
GJ!!
GJ!
ってかアーサーの中ではルナマリアがゾゴジュアッジュ考えそうな人なのかwww
GJでございます
>プラカラー:赤(半光沢)
抹茶ミルク噴いちゃったよ?(´;ω;`)キーボードトディスプレイガエライコトニ・・・
アスランは頑張れ、超頑張れ!
赤い人は自重汁w
何はともあれGJ
アスランの出番、回想のみって事か!
赤い人に完全に食われてるぞ、しっかりしろwww
GJ!
サディスト発言に対してアスランはどう反応したんだろう?
それとも聞こえなかったのかな?
メビウス・リンク氏GJ!
まさかゾゴジュアッジュを出してくるとは…
>>604 …イキロ。
でも、赤い人が馬鹿やっているからアムロも孤独やっている暇なくなっている。
ガンダムさんのシャアなのか道化やっているのか判断に迷うな
何故か赤ハロがストフリ強奪して、腹ビームを思う存分撃つ光景が浮かんだ。
「パワーダウンナドアリエンヨ!!」
そんなの確実にタコ殴るよアムロWWW
タコ殴りにされて飛び出してくる、救命ポッドサイズな赤ハロの姿を見た。
それは落ちるユニウスセブン
もうないし無理か
メビウス氏GJ
>>613 それアムロの帰還フラグじゃね?
>>610 なんかミーティア共々サザビーのように真っ赤に塗ったくられたストフリが浮かんだんだが
このスレ観てたらSEEDの素材のよさがいまさらながら
理解できるけど・・・
あと1カ月半でダブルオーが始っても職人さん投下してくれるのか疑問?
今度はOOと種のクロスオーバースレが立つさ、きっと!
400氏はマダー?
そろそろ周期なのだが・・・
>>618 化学反応起こしてヤバイものが出来そうなんだけどw
赤いビン・・・プラカラーかよ!
赤い人マジ自重ww
メビウス・リンク氏、GJ!!
∧_∧ ドンテテッ♪ドンテテッ♪
.〇ミ( ・ω・ )....〇ミ <機動戦士ガンダムSEED side A 第10話(前編)
(〇 .〇 .〇 〇)
〇彡 ( .) ..〇彡
∪ ̄∪
まわして まわして
≪コンディション・レッド発令!!モビルスーツ搭乗員は――≫
ヴェサリウスを旗艦としたザフト艦隊は連合軍第8艦隊を捉え
戦闘空域にモビルスーツ部隊を送り込む準備を始めていた。
「ミサイル射程距離圏に突入!!発射準備いいな!?」
「対電波粒子、散布!Nジャマー出力上げ!!」
戦場における標準装備とまでなったニュートロン・ジャマーの登場により
戦争の形態は有視界・白兵戦闘へと退化していた。
もっとも、そうなったからこそ防御力・運動性に優れ様々な戦場に柔軟に対応できる
モビルスーツが戦闘における花形の地位を確立しつつあるのだといえる。
今、第8艦隊へ向け発射されんとしているミサイルも猛烈な電波障害の状況下にあっては
誘導など殆ど意味をなさないため、いわゆる撃ちっ放しといった具合だ。
「ミサイル、第一波!テーッ!!」
ヴェサリウスの垂直発射セルから数発のミサイルが発射される。
そして、僚艦からもそれに倣ったかのように次々とミサイルが吐き出された。
第8艦隊へ向けた牽制攻撃である。
≪ミサイル、第二波投入後、モビルスーツ第一波発進。各員の健闘を祈る!!≫
カタパルトデッキから次々とジンが放出される。
「アスラン・ザラ、イージス出る!!」
共に、GAT-X303 イージス、GAT-X103 バスター、GAT-X207 ブリッツも戦闘空域に突進していく。
ザフトの主力モビルスーツであるジンを遥かに上回る火力と装甲を持った"G"は
今回の会戦において先鋭を務める事になるだろう。
――『知将』ハルバートンか。フッ。
クルーゼは嘲りを含んだ笑みを浮かべる。
ハルバートンにとっては己が時間と労力を費やして造らせたモビルスーツをザフトに利用され
自身の指揮する艦隊にその鋭い牙が剥かれるのだ。
その余りにも滑稽な構図には同情すら禁じえないくらいだ。
「隊長、敵艦隊の動きが奇妙に鈍く感じますな」
ヴェサリウス艦長フレデリック・アデスの声にクルーゼはディスプレイを見やる。
ヴェサリウスのディスプレイにはCGによって敵味方の艦艇の位置が表示されていた。
これは、レーダー、レーザー測量、さらに人の手による光学観測によって得たデータを統合したものである。
ニュートロン・ジャマーの影響下においては、これだけの手間をかけねば情報分析など出来はしない。
それでも旧時代のレーダーにすら劣る精度であるのがニュートロン・ジャマー影響下の戦場なのだ。
「鈍い・・・というより艦隊の連動すらまともに出来ていないのではないかな・・・」
「ですが、仮にも相手は『知将』と呼ばれる程の者では?」
クルーゼの言葉にアデスは一応の慎重論を唱える。
彼はコーディネイターではあるがナチュラルをむやみに卑下する事は無い。
この堅実さはクルーゼも高く評価するところだ。
「頭が幾ら動こうが手足が伴わぬのではどうにもならんという事さ。やはり、彼はここで退場という事だな」
≪ブリッジ、こちらカタパルト・デッキ!!≫
カタパルト・デッキから慌てた声で通信が入る。
確認すると先の戦闘で負傷したイザーク・ジュールが
追加武装機構"アサルトシュラウド"を施したばかりのGAT-X102 デュエルに
勝手に乗り込み出撃しようとしているのだという。
「いかがいたします?」
「汚名返上といった所か・・・かまわん、出してやれ」
戦力としては確かに有用でもあるし、ここで戦死する程度ならどのみち先はない。
クルーゼはそう考え出撃の許可を与えた。
左右の空域から猛烈な勢いで接近するザフトモビルスーツ部隊は
第8艦隊からの艦砲射撃を難なくすり抜け空戦隊と戦闘を開始する。
「まずいな・・・」
「ええ、これでは・・・」
第8艦隊の本陣から離れた場所でその様子を見やるアムロの呟きにイレブンも抑揚のない声で同意する。
メビウスは防御力・運動性の差からモビルスーツに対して不利であり
突破され懐に潜り込まれれば艦船なとモビルスーツの良い的である。
そのため、連合としては接敵前に出来うる限り艦砲射撃によって敵の数を減らし
その後、モビルアーマー部隊によって突破を阻止するというのが基本であり鉄則である。
にもかかわらず、第8艦隊から放たれる火線は纏まりを欠きあっさりと接近を許してしまい
さらに空戦隊を出すタイミングが早すぎたために満足に数も減らせぬうちに交戦が開始されてしまった。
アムロの予測の中でも最悪の展開だ。
「やはり許可はおりないか?」
「ええ、先程から返答は同じです」
「しかし、このままじゃあ何も出来ないまま全滅するのを見るだけになるぞ」
アムロの懸念はそれだけではない。
アークエンジェル補給の隙を突かれたためにメネラオスが収容されていた
避難民を戦闘前に離脱させ損ねている事も気がかりだった。
「解かりました。再度、打電してみます」
味方が不甲斐無いだけに止まらずザフトの部隊はクルーゼ隊を含めいずれも精強である。
損害も殆ど出した様子も無いまま味方のを示すマーカーだけが次々と消えてゆく。
――酷い戦況、これならいっそ許可が降りないほうが良いのかも。
『主任』も一応は申請を続けているが、正直に言えば乗り気ではなかった。
確かにここでアムロ達がモビルスーツで戦果を挙げればモビルスーツの導入に
未だに懐疑的な勢力の差し出口を黙らせる事が出来る。
だが、彼女にはMk-Uとソキウス達の初戦闘にこの戦場はリスクが高く思えるのだ。
むしろ、ここはハルバートンの不甲斐無い惨敗を記録・報告し反ブルーコスモス派閥の
発言権をさらに削ぐ事に止め、戦場を離脱するべきではないかという考えが頭をもたげていた。
「くそっ、なんで当たらねえんだよっ!!」
ミサイルを容易に回避されメビウスの若いパイロットが毒づく。
メビウスは最高速こそジンに勝ってはいるもののモビルスーツとの運動性の差は
訓練生に毛が生えた程度のパイロットではそうそう埋められるものではない。
直線的な動きはジンに容易く捉えられキャットゥス500mm無反動砲によって爆砕する。
その様な光景がそこかしこで繰り返されていく内にメビウスは確実にその数を減らしていく。
「邪魔だっ!!」
「うわっ――!!」
一瞬で三機のメビウスを屠ったアスランはイージスを変形させ
580mm複列位相エネルギー砲"スキュラ"を放つ。
直線状に位置していたメビウスは圧倒的な火力に巻き込まれ消滅する。
――お前らが、お前らがこんな物を造るから!!
アスランの精神には怒りが満ちていた。
今回の艦隊を指揮する男がヘリオポリスのモビルスーツ開発計画を
推し進めていたと聞いたためである。
ヘリオポリスでモビルスーツが製造されなければキラと戦う事も無かった。
自分達の運命の責任がこの艦隊の指揮官にあるという想いがアスランの認識を支配していた。
無論、これは若いアスランの独善なのだが、同時にアスランに力を与えているのも事実だった。
「敵の艦・・・見えたっ!!」
四機の"G"は空戦隊を突破し前衛艦隊に向かって飛び込んでいく。
それぞれに高い火力を有する"G"は艦の装甲を事も無げに貫き爆沈させていく。
対空機銃もPS装甲の前では意味を成さず彼らは艦砲に当たるほど間抜けではない。
元々、ナチュラルを上回る能力を持つコーディネイターの更にトップクラスの資質を有する彼らだ。
"ザフト・レッド"は伊達ではない。
「オオオォ!!」
イージスのビームサーベルがドレイク級戦艦のブリッジをクルーもろとも焼き払う。
ビームの超高温の前では人の持つ肉体など一瞬で蒸発するのだ。
「貴様、俺達の船を!!」
編隊を組むメビウスからイージスに向かい怒りと共にリニアガンとミサイルが放たれる。
「チィ・・・!!」
アスランが回避運動をとりビーム・ライフルを向けると同時に
横手からのブリッツのランサーダートがメビウスを刺し貫く。
「アスラン、油断は禁物ですよ」
「ああ、すまない・・・」
ブリッツのパイロット、ニコルの声にアスランは自分が熱くなり過ぎている事に気付く。
そうしている間にアスラン達が戦列に穿った空間に他の部隊のジンも一斉に殺到する。
「ニコル、足付きは見たか?」
「いえ、今のところはまだ・・・」
「そうか・・・」
もし、ストライクが――キラが出てくれば撃たねばならないのだ。
アスランは、キラが出て来る事を正直望んでいない。
だが、それでも、あるいはそれゆえにアークエンジェルの動向が気になっていた。
「アスラン、分かっていると思いますが今回の僕達の任務は敵艦隊の掃討です。優先順位を間違えないでくださいよ」
「ああ、そんな事分かってるさ!!」
ニコルの言葉にアスランはそれだけ言うとアスランはニコルからの通信を切る。
ニコルが自分を心配してくれている事は分かっているのだ。
ヘリオポリスの一件以来どうにも理解に感情が着いていかなくなっている
自分自身に対してアスランは歯噛みした。
≪イージス、C−16空域が膠着状態です。援護に向かってください≫
「了解しました、援護に向かいます」
アスランは復唱するとイージスを加速させる。
眼前には光が明滅している。あたかも消えていく人の命の様に。
母の悲劇を繰り返さぬため、こんな戦争を一日でも早く終わらせるために銃を取ったはずなのだ。
なのに戦火は広がるばかりで、ついに連合軍はモビルスーツまで造り始めた。
「まだ・・・まだ戦争がしたいのかっ!!お前達は!!」
アスランの咆哮とともにイージスは再び砲火の中に飛び込んでいった。
「クッ・・・イージスにバスター、ブリッツにデュエルか」
「確かに見事なモビルスーツですな。だが敵では厄介なだけだ・・・」
ハルバートンの苦渋に満ちた声にホフマンは皮肉交じりに答えた。
四機の"G"に良い様に戦陣に切り込まれ第8艦隊はすでに多大の出血を強いられている。
さらに戦況がハルバートンのコントロールから離れてしまい統制が取れないのだ。
いや、正確に表現するならば戦闘が開始された当初から
ハルバートンの統制など殆ど効いてはいなかったのだが。
「クッ・・・前衛は何をやっているのだ!!これでは撃って下さいと言わんばかりではないか!!」
ハルバートンはまるでチグハグな味方の動きに激する。
開戦からの戦闘の経過とともに第8艦隊も当然の事ながら損害が増大し
兵員の補充、再編成と共に兵の質は著しく低下していた。
それこそ、開戦時とは比べようもないくらいだ。
さらに優秀な人員を地球に引き抜かれ訓練もまともに行われなかった新兵を押し付けられた結果がこの体たらくだ。
もはや連合宇宙軍でまともに機能しているのは最精鋭と謳われる第10艦隊くらいのものであろう。
「提督、輸送艦ブリギッドから再度、出撃の申請が・・・」
「待機せよと伝えておいたはずだ!!以後、ブリギッドからの通信を切れ!!」
ブリギッドとはアムロ達がコーネリアス級宇宙輸送船を改修して
モビルスーツ搭載艦としての機能を持たせた艦の名称だった。
第10艦隊からのドレイク級宇宙護衛艦二隻を伴いアムロ達はこの宙域まで来たのだ。
「提督、ここは彼らに助力を求めるべきではないですか!?
アムロ・レイと新型のモビルスーツ、精強の空戦隊をこのまま――」
「ホフマン大佐!!君は私にブルーコスモスの助力を求めろというのか!?
それに君も搭乗員リストには目を通しただろう?私はあんな――」
ハルバートンの言は三人の、いや、"三体"のソキウスの事を指していた。
戦闘用に"製造された"全く同一の顔、パーソナルデータを持ちナンバリングされた名称で登録された者達。
事情を表明的にしか知らなければ、それを利用せんとするブルーコスモス
ひいてはアムロ達への生理的な嫌悪感を抱かずにはおれないのも無理からぬ事だった。
そして、その嫌悪感こそがハルバートンの選択肢を狭め最悪の状況へと第8艦隊を導いていく。
――だが、このままでは全滅するぞ!!
ホフマンは内心の焦燥を抑えながらディスプレイに再び目線を戻した。
一つの選択を自らに課しながら・・・
戦況はザフトに優勢のまま推移しクルーゼ等はついに第8艦隊本陣を捉える。
「ハルバートンはどうやら足付きを地球に降ろすつもりの様だな。
大事に奥に仕舞いこんで何もさせんとは・・・」
クルーゼは歯応えのなさを多少滲ませながらそう口にした。
順調に行き過ぎて少々面白みに欠けるのだ。
そのように感じる事自体が軍人としての救われざる側面なのかもしれなかったが。
「こちらは楽で良いですが・・・ストライクも出てきませんし」
「アスラン達もよく働いてくれているな。アレを造らせた彼はやはり良い将だということだよ」
クルーゼは痛烈な皮肉を込めて"G"の開発を進めたハルバートンを評した。
現にアスラン達の働きは見事なものだ。
アスランは今回の戦いでは今までの鬱憤を晴らすかのようにその実力を十二分に発揮し
ストライクへの雪辱に燃えるイザークも新兵装をうまく使いこなしエース級の働きを見せている。
ディアッカ、ニコル両名も彼等程ではないが確実に役割をこなし多大な戦果を挙げている。
先のアズラエルの懸念は第8艦隊にとって最悪の形で現実のものとなっていた。
「クルーゼ隊長、敵本陣左後方に艦影を確認。予備兵力と思われます。ドレイク級2、コーネリアス級1」
「フムッ、少数ではあるが・・・んっ!?」
答えようとしたクルーゼだったが急に押し黙り手袋を外した。
――なんだ、肌が粟立っている・・・なんだというのだ!?
「ジンを数機、差し向ける事も出来ますが如何いたしますか?」
言い知れぬ悪寒を感じるクルーゼに怪訝しながらアデスはそう問いかける。
「いや、警戒は厳に行うべきだがこちらから仕掛ける必要はなかろう。
・・・下手に藪を突いて怪我をするのもつまらんからな」
後半の台詞は呟きに近いものでアデスには聞き取れなかった。
クルーゼの感覚はこの予備兵力から発せられるもの――プレッシャーに敏感に反応し彼に警告したのだ。
このクルーゼの決断により、結果的にアムロ達は迎撃を口実に使う事さえ封じられた。
第10話前半終了っす。
ちょっと長くなりすぎたので前後編に分けて投下します。
出来れば今日の夜当たりに後半投下できるかもです。
ところどころ名前入れ忘れて名無しにorz
>>622-
>>630は全て自分です。
400氏キテルー
ハルバートンもっと兵士のこと思ってやれよ・・・
アムロ、独断で出撃かな?続きも楽しみっス
きゃーきゃーきゃーきゃー♪
朝一からGJ!GJでございますわ〜
後半は今宵いただけるご予定ですのね
それを楽しみに お盆の帰省者たちのお世話がんばってまいりますわ
GJ!!全裸待機していたかいがあったぜw
それにしてもアスランTUEEEE!!
相変わらず400氏にかかると敵が強く感じるな。
ハルバートン、知将にはなれても智将にはなれずか…
戦場に私情を持ち込む責任者ほどたちが悪いものはないな
…最終的にはそんなやつらばっかりが勝ちを浚っていくんだけど
派閥の事情持ち出して死人出す時点で恥賞だよ
GJ!
戦場での派閥闘争で割りを食らうのは下っ端の兵士だもんな
ハルバートンよりクルーゼの方が将として長けているように感じるな。
NTとしての勘をも利用し確実に勝利を掴まんとしている。
相変わらず重厚だぜ、Great Job
ハルバートンはやっぱり恥将のままかw
たが、潔癖症な軍人がソキウス達見たら生理的嫌悪感だすのはしょうがないとも思う。
投下GJ!
ビリーブートキャンプを裸エプロン一枚で続けた甲斐があったぜw
てか痴将、自重しろ!
こりゃホフマンが頑張って恥将を『やめろ諸君っ!提督は錯乱している』とかなんとかで更迭しなきゃ、艦隊全滅まっしぐらだZE!?
そしてクルーゼの危機回避能力に感動。
まさに藪を突いたら蛇どころか、毒蛇数匹を従えたドラゴンが出て来る所だったもんな〜
この運が続く限り、クルーゼは長生き(w)するぜ!
朝からGJ♪
お春さん(゚听)イラネ 理由は上で誰かが言ってるさ!
GJ!!
地味にNジャマーの解説が入っているから状況が分かりやすいな。
ハルバーサンのアムロへの嫌悪の決め手がソキウスって皮肉過ぎるな。
でも、なんとなく気持ちはわかるなぁ。
あと、アスランはやはりふっきれると異常に強いwww
まあ、政治を全く無視して行動する高級将官ってのもダメだから、ブルコス勢力伸張阻止に動くのも解るが
全滅という危機にでもそれを持ち出すのは、バランス感覚に欠けているなあ、おハルさん
しかしアスラン、逆切れ気味っぽいけど惑い無しモードに入ってるのか
いつも自爆気味に俺が悪いんだ、とか迷っててたまに吹っ切れた時だけ強いくせにw
こんな戦場で何をしたらいいんだろう、アムロは…
GJ!!!!
これで前編とか、今回はいつにも増して濃いぜ!
アデスやクルーゼ、こういう奴らが前線で頑張ってるからザフトの今の攻勢があるんだろうな。
こういう見識を持った人物を中央で生かせれば、もっと楽になるんだろうけど……組織の体質的に無理か。
ハルバートン、
>>635さんが言うように知将であっても智将にはなれずか。
戦略的な物の考え方は出来ても、戦術的な物の考え方が出来てないや。(悪い事ではなくむしろ良い事なんだけど現場では憚られる)
命の取り合いなんだから、使えるものは何でも使ってもらわないと兵隊が無駄に死んでしまう。
このオッサンはどちらかと言えば参謀本部向きの人材かな?
クルーゼの感覚に磨きがかかってきた模様。
(自分にとって)危ないものを感じ取れるようになってる。
この力がクルーゼにとってどんな影響を与えるのか……願わくば救いを。
ホフマンが自らに課した選択とは?
後編も楽しみにしております。
メビウス氏も400氏もGJ!!。お二方共、続きをすぐに投下なされるそうで今からwktkです。
御先祖様と一緒に、全裸で正座してお待ちしております。
400氏、朝から投下GJであります!
あー、8艦隊予想通りの大苦戦ですな
最初からアムロ達も出撃させていればいいものを…
ハルバートン、気持ちはわからんでもないが今目の前で死んでいく兵たちの事を忘れてないか?
G強奪、兵の錬度低下、ブルコスへの感情すべてが悪い方向へと向かいすぎ
ハルバートンは実戦型の軍人ではなくて、官僚型なんだろうなぁ〜
ホフマンの選択、ラコック同様無断で出撃要請を出しそうですね
後半も楽しみにしております!
誤字があったのでご報告。
>ドレイク級戦艦のブリッジをクルーもろとも焼き払う。
護衛艦かと
目が覚めたら400氏キテル〜〜〜〜〜
しかも前編ですと?
なんて有意義な盆休みなんだ!
しかしハルバートン・・・
せめて直接会って話してればアムロがどんな人間か分かるだろうに
アムロが偏見に悩まされるのはCEでも同じなのか
なんか、あれだな。
何もかも噛み合わないってこういう事だと見せ付けられた感じだ。
それにしても『主任』は結構冷徹に戦況を見ているよな。
アムロが独断で出撃しようとしても止めようとするっぽ。
>>647 ご指摘ありがとうございます。
>>626 訂正っす。
×イージスのビームサーベルがドレイク級戦艦のブリッジをクルーもろとも焼き払う。
○イージスのビーム・サーベルがドレイク級護衛艦のブリッジをクルーもろとも焼き払う。
>630
GJです!
夜には後半ですと!? 全裸で待機はさすがにまずいので海パンで待機!
ハルバートンに関しては既に↑で色々と書かれてるのでスルー
イザーク、ストライクと当たる前にMK-2と鉢合わせたらヤバいような気が…
汚名返上どころか汚名挽回(誤字にあらず)にならなければいいんですけどねww
ノーマルデュエルの派生機同士の戦いが今から楽しみです(あればなんですが)
アムロはアムロでデュエルASを見たら、「今度はFAガンダムか?」とか言いそうですがw
アスランの『まだ・・・まだ戦争がしたいのかっ!!お前達は!!』のセリフにはウケましたよ
652 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/14(火) 11:22:38 ID:FjW5yEzn
400氏さんGJ です
ふと思ったのですがイザークが「この腰抜けが!」とか言いながらアムロたち
にちょっかいかけるってこともあるのかな?
前編・・・じゃあ今は30分アニメで言えばCM中かw
今回の戦場、アムロが窮屈な立場なのは分かっていたがこれほどまでとは。
感情と打算が渦巻いていてピリピリしますな。そんな中、兵だけが関係なく死んでいく。
これはもうガンダムSEEDじゃねぇw
クルーゼ隊の猛攻、下りぬ出撃許可、ホフマンの選択、どうなる後編!!
最後に一言…GJ!!!!
すんません、修正っす。
>>627 ×ニコルの言葉にアスランはそれだけ言うとアスランはニコルからの通信を切る。
○ニコルの言葉にそれだけ言うとアスランは通信を切る。
アスランが馬鹿言っていますね。所詮は自分達がいかに恵まれているか、地球のナチュラルが苦しんでいるかを知らないガキです。
戦場で殺せば殺される、目には目を、歯には歯を、なんて常識でしょうに。
>「まだ・・・まだ戦争がしたいのかっ!!お前達は!!」
だけど凸が言っても説得力が無いよなと思える漏れ
…そういえば種死でシンが似たような台詞を言ってたような
長いなーこのCM
>>656 一応停戦状態にあって向こうから仕掛けてきたのだからシンの場合は正しいことを言ってるけど、
凸の場合は戦争中に自分達の不利を覆そうと頑張ってることをまるで
罪悪かのように発言してるんだから説得力以前の問題だ。
これが開発したのがNJ下でも使える核爆弾とかの大量破壊兵器ならまだいいんだけどね。
ってあれ?それやっちゃったの両方ともプラントじゃね?w
400氏GJ!!
後半を楽しみに今日の仕事を頑張れそうだ
まあ、ザフトの視点からは連合のMSなんて罪悪そのものなんだろうがな
凸の怒りも独善だかうじうじしてるよりゃ分かりやすくていい
アムロ達の艦、ずっと謎だったか改修輸送艦だったか。
流石に戦艦までは手がまわらなかったようでw
遅ればせながらGJ!
なんと言うか第八艦隊フルボッコの状態に鬱憤がたまってしょうがないw
アムロが後編でこれをカタルシスに導いてくれる事を信じてお待ちします。
そういえば今回でアムロたちの乗艦が判明したけど、
これって確かASTRYのリ・ホームと同型じゃ…
AA級との補給も考慮して作られた艦種だったはずなので、
今回の任務にはもってこいだったというわけか。
>>651 そもそもアムロはペーパープランで終わった筈のFAガンダムの事を知っているのだろうか?
Mk-UやMk-Vの方のFAのデータをアナハイムで見かけたという事ならありえるか?
>>662 アムロさんは設計もやるし、過去の機体のデータくらいは見てるんじゃないかなあ。
アムロ、避難民の乗ったシャトル助けて〜(´・ω・`)
400氏GJ!!
ハルバートン、お前の面子もソキウスに対する嫌悪感も分からないでもない、だが!それで無駄に被害を増やすんじゃない!
この戦いで生き残った所で、ハルバートンの発言力が著しく低下する事は間違いないだろう。
全員GJ
あぁ、おハルさんや。あんた盟主に
>「――あなたは前線で死に逝く兵達のことを何も考えてはいないのですか!!」
てな事を言っといて
>「ホフマン大佐!!君は私にブルーコスモスの助力を求めろというのか!?
それに君も搭乗員リストには目を通しただろう?私はあんな――」
とかなんとか自分の好悪とプライドを優先するのはどうよ?
これで
ブルコス嫌いなので、連中の助力を拒否して自分達だけで戦いました。
そうしたら艦隊が壊滅しちゃいました。
さらに、最優先防衛目標のAAまで破壊されました。
てな事になったら、MS量産計画はアズラエル側の開発データ中心になって
反ブルコス派の発言力やら勢力は大幅に低下しちゃいますよ?
艦隊将兵の犠牲も無駄死になりますよ。
G開発開始段階と低軌道会戦じゃあ、
お春さんの精神状態が同じだとは思えんが・・・
今の時点でのお春さんの状況考えるとなぁ
むぅ…、後半はまだか?
400氏がんばれ!!
自分が死んだらお終いのに…お春さん。
なんて長いCMなんだ!
後半まで遠いよぉ…
ああ、待ち遠しいよボクのアズラ坊
ヤバス、思った以上に長くなっている・・・急遽中編ってことでOKですか?orz
OK!
スレ住民は一向に構わん!
むしろ楽しみが増える
>675
ばっちこーーーい!!
..∧_∧ ドンテテッ♪ドンテテッ♪
.( ・ω・ ) <機動戦士ガンダムSEED side A 第10話(中編)
(((⊂二 二つ ))
ミノ |
し ⌒J
スクウィィィーーズ!
べ、べべべ別にあんたのSSを待ってたわけじゃないんだからねっ!
全裸で待機してたのは、偶々おおおお風呂に入ろうと思っただけなんだから!
ついに本陣近くにまで踊りこんだアスラン達はその数に多少足をとられながらも
確実にメビウスを、そして艦艇を屠り去っていく。
「グゥレイト!!数だけは多いぜっ!!」
バスターに向かい一斉に放たれたミサイルをディアッカは弾幕を張って迎撃する。
前方には突出するデュエルが戦艦を撃沈する姿が見て取れた。
その鬼気迫る戦いは流石ではあったが同時に危うさも感じさせるものだった。
「イザークの奴、熱くなり過ぎてないか?まあ、気持ちは解からなくもないけど・・・」
イザークには他の艦隊など眼中にはない。
自分のプライドを傷つけたストライクを葬りさらねば彼の怒りは収まらないのだ。
イザークの憤怒が乗り移ったかのように放たれるビーム・ライフルと
115mmレールガン"シヴァ"によってその火線に位置するものは原型を留めず打ち砕かれる。
「出て来い、ストライクっ!!でないと――でないと傷が疼くだろうがぁ!!」
暴走するイザークの情念は鋭い刃となり艦隊を確実に切り崩していった。
「提督、このままでは――!!」
「アークエンジェルと回線を繋げ!!」
ハルバートンが指示すると直ぐに前面のディスプレイにマリューの姿が表示される。
「ラミアス大尉、貴官等は直ちに艦隊を離脱し降下準備に入れ!!」
「ハルバートン提督!!しかしっ・・・!!」
マリューはその命令に対し思わず反論した。
このまま、第8艦隊を見捨てて逃げ出せというのはあまりというものに感じたからだ。
「ラミアス大尉、事の軽重を誤るなよ。
このままの位置ならアラスカは無理だが連合軍の制空権内に降りられるはずだ。
貴官等は、なんとしてもアークエンジェルとストライクをアラスカへ届けるのだ」
マリューは一息吸って吐くと表面上は迷いを打ち消す事に成功する。
そうしなければ他のブリッジ・クルーに迷いが伝播するゆえだ。
「了解しました。突入限界点まで持ち堪えられればジンとザフト艦は振り切れます」
「よしっ!!限界点まではキッチリ送ってやる」
「はいっ!!」
そうしてアークエンジェルとの通信は切れた。
この遣り取りを唖然とした気持ちで眺めていたホフマンは、
「提督っ!!やはり、ブリギッドに――アムロ・レイ大尉等に出撃の許可を与えるべきです!!」
ホフマンは先程よりもすっと強い口調でそう進言した。
アムロ達は出撃の申請の際に自分達の作戦行動案を提示してきていた。
そしてそれは、今の状況を出来うる限り防ぐための『負けないためのもの』だった。
今となってはそれを使う余地は無くなり、戦う前から軟弱だと断じ
にべもなく却下してしまった自分等の軽率をホフマンは心底後悔していた。
連合の『白き流星』を、同じ旗の元で戦う者達を自分達は信じるべきだったのだ。
「もはや、派閥だ何だと言っていられる段階ではないでしょう!?提督!!」
「この局面だからこそ信に置けぬ者に任せるわけにはいかぬのだろう!!
冷静になって考えたまえ、ホフマン大佐っ!!」
――冷静ではないのはどちらだっ!!ブルーコスモスの、ムルタ・アズラエルへの拘りに囚われているのは!!
G強奪の失態、月で完成されたモビルスーツ、奪われるであろうモビルスーツ開発の主導権。
さらにアークエンジェル、ストライクへの異常とも言える固執。
これらの符号の意味するところをホフマンはようやく理解する。
――提督はもはや正常な判断を失っている!!
己の提案を蹴り残存の艦艇への回線を開くよう指示するハルバートンを尻目に
ホフマンは一人、気付かれぬようにブリッジを離れ第二通信室へと向かう。
最早、一刻の猶予もない――!!
≪総員、大気圏突入準備作業を開始せよ。繰り返す――≫
「おいおい、降りるってこの状況でか!?」
メビウス・ゼロのハッチから半身を出していたムウは思わず
整備要員のコジロー・マードックに怒鳴りつける。
「俺に言ったってしょうがないでしょう!?まあ、このままズルズルよりゃ良いんじゃないですか?」
「いや、けどさぁ――」
「――ザフト艦とジンは振り切れてもあの四機が問題ですね」
尚も納得できずにいたムウの横手から声が発せられる。キラだ。
「坊主っ!?」
「ストライクで待機します。まだ第一戦闘配備ですよね!!」
ムウもマードックも信じられないものを見る目でストライクへ流れていくキラを見やった。
「アイツ・・・艦を降りたんじゃ・・・」
「サイ達も残ったっていうし一体どうなって・・・んっ!?」
ムウはストライクに搭乗するキラの周囲に"赤い影"を見た。
それは、眼を擦るとすぐに見えなくなったがムウに何かを警告しているようにも感じられた。
「どうしました、フラガ大尉?」
「いや、なんでもない・・・」
だが、今はそれについて考える余裕など無くアムロとの接触から
才能の蓋が開き始めている事の自覚も無かったためムウはそれを気のせいだと断じ
今見た"赤い影"――フレイ・アルスターの想念が全ての答えであり
キラを縛り始めている事に気付く事は無かった。
≪アークエンジェル、降下開始!!≫
ハルバートンの声と同時にアークエンジェルの大気圏突入が始まる。
「降下開始!!機関40%、微速前進4秒後に姿勢制御」
アークエンジェル操舵手、アーノルド・ノイマンは慎重に大気圏降下の手順を踏んでいく。
徐々に降りゆくアークエンジェルを確認するとハルバートンは、
≪メネラオスより各艦コントロール、ハルバートンだ。
本艦隊はこれより大気圏突入限界点までのアークエンジェル援護防衛戦に移行する。
厳しい戦闘ではあるが彼の艦は明日の戦局のため決して失っては――≫
この第8艦隊に所属する全ての艦に対しての通信をアムロ達にも聞こえていた。
「この状況で、援護防衛線だと!?間違いなく全滅するぞ!!」
「アムロ大尉!?どちらへ・・・」
歯噛みしブリッジを出ようとするアムロを『主任』が呼び止める。
「Mk-Uで出る!!あの人はどうやら第8艦隊を贄にしようとしている様だからな!!」
「アムロ大尉、冷静になってください!!こうなっては我々は一刻も早くこの宙域を離脱するべきです!!」
『主任』の言葉は暗に第8艦隊を見捨てる事を指していた。
「弁解の余地の無い失態を彼等は犯しました。全滅は彼等の招く結果に過ぎない事です!!
我々は今回、敵対派閥の失態という"成果"を得られたのです。ここで無用のリスクを冒す必要はありません!!」
彼女の言葉はおそらくは正しい。正しさというモノは得てして冷酷に見えるだろう。
だが、彼女がアムロの身を心から案じている事もアムロは感じ取っていた。
そして、それでも許容できそうに無い自分をアムロは自覚している。
「あそこで、もうハルバートン提督の命令だからじゃない。
ただ、生き抜こうと懸命に抗っている――仲間を・・・見捨てる事は出来ない!!」
その直後、メネラオスより通信が入る。
『主任』はある種の予感を感じつつもその回線を繋げるように指示する。
前面のディスプレイにハルバートンではなく副官のホフマンが映し出された。
≪メネラオス副長、ホフマン大佐だ。諸君等もすでに察している事と思うが
ハルバートン提督は第8艦隊を盾にしてでもアークエンジェルを地球に降ろすつもりだ≫
ここでアークエンジェル降下のために第8艦隊はただでさえ崩されている布陣を更に歪めるのだ。
それが引き起こす結果を鑑みるホフマンの声音は苦渋に満ち満ちていた。
ハルバートンが冷静さを失っていた事に気付けなかった事
そして、このような局面に到るまでアムロ達を有用に使えなかった事に対しても同様である。
≪アークエンジェル降下、そして直ぐに移行するであろう撤退のために貴官等に援護を頼みたい。
出撃の許可は私が出す、責任も私が負おう≫
――今更、勝手なことを!!
『主任』の怒りは当然のものだった。
今まで、再三の出撃申請を拒み続けておいて、いきなり態度を変え死地に飛び込めというのだ。
通信を今すぐ切断したい衝動を抑えるのに必死だった。
だが、彼女と異なりアムロはホフマンの意を汲んだ。
「了解しました。我々は一人でも多く月に帰すため――出撃します!!」
アムロはすぐさま了解し敬礼する。
ホフマンはアムロに対する認識はやはり誤っていたのだと気付かされる。
派閥だの風聞だのではなく先ず彼自身を見るべきだったのだ。
≪アムロ大尉、ありがとう。・・・すまなかった≫
そのまま回線は切れ、ブラックアウトした。
「そういう訳だ、出撃する。君達はどうする?初陣にはキツイものになってしまったが・・・」
アムロは振り向くとソキウス等に問いかける。
「僕達はこの日のために訓練を重ねてきました。出撃させてください」
「分かった・・・しかし、言っておくが・・・」
アムロは言葉に一拍おくと、
「君達にはまだ教えていない事が沢山残っている。――勝手に死ぬ事は許可しない」
そのアムロの言葉にイレブン達は今度こそ誰が見ても分かる静かな笑みを浮かべる。
ソキウスのナチュラルのために存在するという概念は他者に刷り込まれたものではある。
だが、決して間違ってはいないと確かにそう感じさせるものがあるのだ。
「分かりました。大尉の――大尉の命令に従います」
彼等は敬礼すると自分達の乗機へと流れていく。
「すまないな、勝手なことをしてしまって・・・」
「もう、いいですよ。きっと、貴方のそういう所にあの人も・・・」
『主任』は少し怒っている様な、それでいて喜んでいるような、そんな笑みをアムロに向ける。
「でも、無理はしないでください。我々には・・・ムルタさんには貴方が必要なんですから」
「ああ、分かった」
唐突にドレイク級護衛艦から通信が入る。
「いけませんなぁアムロ大尉。我々の空戦隊を忘れてもらっては」
ドレイク級護衛艦の艦長はシニカルな口調でそう口にする。
「連合最強と名高い『白き流星』と再び同じ宇宙を飛びたがっている連中は大勢いるんだ。
この機会を逃したとあっちゃあ自分は袋叩きに遭いそうなんでね。無理矢理にでも支援させてもらう」
遠慮してもついていきそうな勢いだ。そして、それはアムロ達の胸を打った。
「ああ、分かった。空戦隊の皆にアムロ・レイが感謝すると伝えてくれ」
互いに敬礼すると通信は切れた。だが、回線が切れてもなお繋がるものは確かに存在する。
「よし、出撃だ。下駄を出しておいてくれ!!」
リアル支援
第8艦隊の戦列を突破したデュエル、バスターがアークエンジェルに接近する。
≪イザーク、前に出すぎた!!俺達の任務はあくまで――≫
「うるさいっ!!」
アスランの声を遮りイザークは言い放つ。
アークエンジェルからは迎撃のためにストライク、メビウス・ゼロが出撃する。
「X-105 ストライク、メビウス・ゼロの発進を確認!!」
「この状況でか!?イザーク、ディアッカに対処させろ。アスランとニコルは戻せ!!」
「隊長、よろしいので?」
他のモビルスーツ部隊が第8艦隊の布陣の外郭を削っているなかアスラン等が突出しすぎているのは事実だ。
さらにデュエル、バスター二機はすでに奥に入り込みすぎており後退は難しい。
しかし、アークエンジェルを墜とす好機である事も確かだった。
「戦いとは敵味方共に誤謬を犯しそれが少ない方に勝利が転がり込むものだよ。
私は自分から結果の見えた間違いを犯す趣味は無い」
イザークはおそらくは止まらない。
今回は好きなようにさせる方がザフトにとってもプラスになる。
だが、大気圏突入という極限状態でストライクの、キラの存在は
アスランに対しては最悪の事態を引き起こすだけだとクルーゼは踏んだのだ。
「敵、予備戦力に動き――何かを射出している模様です!!」
先陣の艦から送信されたノイズ交じりの映像からは薄っぺらい板の両側に巨大なブースターを
取り付けたものとしか言えない物が二つ見て取れた。
「あ、待ってください・・・コレは!!敵艦からのモビルスーツ四機の発進を確認!!
ジン・タイプと思われるものが三、それに"G"と酷使したモビルスーツ――新型です!!」
「なんだと!!やはり、ヘリオポリス以外でも・・・」
――これは・・・いよいよ来るという事か、プレッシャー!!
来るべき時が来た事にクルーゼは己の戦慄と高揚を同時に認識した。
第10話(中編)終了っす。どうにも長いorz
後編は・・・明日には何とかなるかなってとこっす。
しえん!
乙
後編でアムロとソキウスの活躍が読めるかな?かな?
おつかれさま、GJ!
書きたい事が沢山出来るのはよくある事だから、全然きにしませんよ。
むしろ嬉しいぐらいです。
ベースジャバーも用意してたのかアムロ
とにかくGJ!
GJ!やはりアムロは危機でこそ輝く男だ。
お春さん……正常な判断力は失ってるよなぁ。
続きも楽しみにしてますぜ!
GJ!
いいとこで切りすぎだw
GJ乙!
初めてリアルタイムで読んだが、1分1秒が待ち遠しかったな。
後編が楽しみだから早く寝る事にするぜ。
本日二回目のGJ!
やべぇ……クルーゼが完璧にライバルキャラになっとる。
世界の滅亡が二の次になる可能性も近いか?
だが、アムロとの戦いに高揚するのは良いが、逝き過ぎると某炉利大佐と同じネタキャラになっちゃうから注意が必要だw
GJです!アムロ出撃が見れただけでも満足です!
まさかSSで泣かされるとは思わなかったぜ。
明日が待ち遠しい。
空戦隊の熱い漢たちを忘れてはいけない。
しかし相変わらず頭のレスは和むなwww
本編が超シリアス展開になっているから余計に癒されるw
400氏、GJです!
遂にアムロ達が出撃ですか〜
アムロとMS隊、空戦隊の活躍に大期待!
イレブン達のジンも何かしら改良されてそうで、オリジナルのよりも性能があがってたりして?
あと下駄(スペースジャバー?)が出てきたのにシビれました!
UC世界のMS戦術がCE世界でも実証されそうですね
2つということはロンド・ベルが使ってたMSが2機が乗れるタイプみたいですね
ホフマン、あまりにも遅すぎるがよくやった!
あと心の妄執にとらわれすぎたハルバートンは恥将確定ですね
せめてハルバートンが一回でもいいからアムロと会ってればなぁ…
ハルバートンの軍人としての人柄ならアムロと気が合ったかもしれないのに
明日も楽しみにしております!
すんません。
>>687ですがコレと差し替えお願いしますorz(細かい事ですが
「そういう訳だ、出撃する。君達はどうする?初陣にはキツイものになってしまったが・・・」
アムロは振り向くとソキウス等に問いかける。
「僕達はこの日のために訓練を重ねてきました。出撃させてください」
「分かった・・・しかし、言っておくが・・・」
アムロは言葉に一拍おくと、
「君達にはまだ教えていない事が沢山残っている。――勝手に死ぬ事は許可しない」
そのアムロの言葉にイレブン達は今度こそ誰が見ても分かる静かな笑みを浮かべる。
ソキウスのナチュラルのために存在するという概念は他者に刷り込まれたものではある。
だが、決して間違ってはいないと確かにそう感じさせるものがあるのだ。
「分かりました。大尉の――大尉の命令に従います」
彼等は敬礼すると自分達の乗機へと流れていく。
「すまないな、勝手なことをしてしまって・・・」
「もう、いいですよ。きっと、貴方のそういう所にあの人も・・・」
『主任』は少し怒っている様な、それでいて喜んでいるような、そんな笑みをアムロに向ける。
「でも、無理はしないでください。我々には・・・ムルタさんには貴方が必要なんですから」
「ああ、分かった」
唐突にドレイク級護衛艦から通信が入る。
≪いけませんなぁアムロ大尉。我々の空戦隊を忘れてもらっては≫
ドレイク級護衛艦の艦長はシニカルな口調でそう口にする。
≪連合最強と名高い『白き流星』と再び同じ宇宙を飛びたがっている連中は大勢いるんだ。
この機会を逃したとあっちゃあ自分は袋叩きに遭いそうなんでね。無理矢理にでも支援させてもらう≫
遠慮してもついていきそうな勢いだ。そして、それはアムロ達の胸を打った。
「ああ、分かった。空戦隊の皆にアムロ・レイが感謝すると伝えてくれ」
互いに敬礼すると通信は切れた。だが、回線が切れてもなお繋がるものは確かに存在する。
「よし、出撃だ。下駄を出しておいてくれ!!」
あ、書き忘れましたが気になった点があったのでご報告
ドレイク級護衛艦の艦長のセリフですが、通信なので「」よりも
ホフマンの通信の時と同じ≪≫の方がいいのでは?
707 :
706:2007/08/14(火) 23:59:51 ID:???
うあ、かぶった…orz
連合のだって人材はいるんだ!
GJ!
余り無理をせず、寝て下さいね。ただし、テンション落ちるようなら突っ走って下さい。そして、一回寝てチェックしてからの投下まで待ちます。
>>707 ドンマイ。だがあんたは間違ってない、胸を張っていいんだぜ
『主任』との舌戦、ハラハラさせられたぜ。
ブルーコスモス派閥な考えと情が同居する『主任』と戦士の思考を持つアムロ。
こういう演出すきだなあ。GJ!!
燃えた!!
なんか絶望と希望を見たような気がしたよ。
400氏GJ!!
だが、前編と中編と続き、いいところで切りすぎだ…!!
UC風味な種って感じだ。
皆が感動してる中、一人フレイの影を一瞬赤ハロと勘違いした俺が通りますよ
つまり、フレイが種死でハロになるフラグ?
400氏GJですよ!
アムロ、まさに満を持しての登場ですな。「主任」も複雑な内面を抱えているようで、素敵な人だ。
頭の中身が春満開なお春さんも相も変わらずのようで何よりですし。
>>回線が切れてもなお繋がるものは確かに存在する
これは泣く。感動の一言に尽きるなぁ。
ってか、種って言っていいのか、コレ?
なんか、もう、スゲー感動しているんだがw
400氏GJです!
逆シャアの『SALLY』が脳内BGMで再生されてきました。
ついでに遅レスですが、『メビウスリンク』のメイリンの
>>『ライラ〜♪ ライラ〜〜♪ ライリ〜リラ〜〜♪』
砂の十字架ふいた
誤字ハケーン
酷使→酷似だぁね
ご指摘ありがとうございます。修正っす。
>>689 × ジン・タイプと思われるものが三、それに"G"と酷使したモビルスーツ――新型です!!」
○ ジン・タイプと思われるものが三、それに"G"と酷似したモビルスーツ――新型です!!」
400氏GJです!
美味しいところで切り過ぎだ
あと1日しか休みが無いというのに夜が待ち遠しい!!
ドレイク級の漢達が熱くて泣いた
第10艦隊の名もない艦長いい味だしているなあ。
アムロの一年間の間に出来た立場はマイナスだけではないと
安心させられた場面だ。
>>718 > ついでに遅レスですが、『メビウスリンク』のメイリンの
> >>『ライラ〜♪ ライラ〜〜♪ ライリ〜リラ〜〜♪』
> 砂の十字架ふいた
それハロぢゃん、歌ってるの。た○じんの委員会見てそうだw
GJ!GJ!GJ!
お花畑でちーぱっぱのおゆうぎだった種が 熱い漢たちの戦いになってるよぉ(´;ω;`)エグエグ
>>718 たか○んの黒歴史。そっとしておこう。
個人的にスターチルドレン好きだ。やっぱ作詞が井荻麟だからかな。
さっき聞いたら、なんとなく400氏のアムロを思い出した。
感動しちゃってる自分に戸惑ったが、
感動してるのが自分だけじゃなくて良かったw
アムロの存在が逆にハルバートンを追い詰めたのかもね。
皆熱くてカッコいいが、聞くまでもないソキウス達と第10艦隊に胸が熱くなった。
>どうやら第8艦隊を贄にしようとしている様だからな!!
本編ではマジに一人残らず生贄に差し出されました。
アムロ達はこの運命をどこまで変えることが出来るのか。
待ち遠しいぜ!!
400氏GJ!
クルーゼが感じ取ってる!
どんな戦いになるのかwktkっすよ
それにしてもホフマンエライ!
後編待ってまする
400氏GJ!
ところで《主任》さんは、これからもこのまま《主任》さんのままなのかな?
春満開の人もブルコスだなんだと言わずにちゃんと自身の目でアムロのことを確かめていれば
こんな酷い戦況にはなってなかっただろうに。
ドレイク級の人たちのように共に戦ったことのある人はそこらへんわかってるのだろうなぁ
お春さんもうダメだな、智将になれなかったかぁ。
ホフマンには是非とも生き残ってもらいたいものだ。
クルーゼ、ライバルフラグたちましたな、人類抹殺そっちのけになりそうな気がしなくもない。
原作じゃあキラを見て『コーディネーター』ではなく『キラ・ヤマト』を見た人なんだけどなぁ、ハルバートンさんは
これじゃあブルコスがコーディ憎しっていってるのと大差ないじゃないか…
そらアズラエルも呆れます
こうなってくると注目は避難船だなー
GJ!!!
なんという焦らしのテク!
400氏は間違いなくS!!
>ムルタさんには貴方が必要なんですから
ファーストネーム!?
謎の多い主任だが、この人、もしかしてアズラエルにかなり近しい人物(友人か、あるいは愛人……は無いかw)なのかな?
もしくはブルーコスモス内でアズラエルに近い地位を持ってるとか。
たった一言の台詞で妄想が膨らんでいくぜ……
後編も楽しみにしております!
ただ原作でも補充要員やられたのにキラつまりストライク無しで
アラスカ行けとか無茶言いやがったから
大局を見て憎まれ役かって出ることはできない人だよ
その点はやはりマリューの師匠だと思う
おハルさんは、CEのジョン・コーウェンという認識でおK?
いやグリーン・ワイアットだお
メッチャー・ムチャぐらいだな
ギニアスでもいいかな?
酷杉w
メッチャー・ムチャでおk
ギニアスはそもそも技術将校なんだから指揮能力高くなくても問題無いかと
>>729 名前が出たらもう死ぬ時な気がするよ≪主任≫さん
>>740 血塗れで倒れて
「主任っ!」「○○です」「○○ーっ」なやりとりかいな
>>735 TV版としてはレビル将軍かムバラク提督のつもりで描きたかったんだろうけど
ここで大気圏突入時に現実を見ようとせずメンツにこだわるだけの迷惑上官としては
1stのリード中尉を彷彿とさせられた。
初期のゴメス艦長とか、ジン・ジャハナム(偽)とか?
あの漢たちと一緒にするな!
最後のシーンの格好良さは異常だからな。あの老人や大人の方々。
むしろ自分は、ヘンケン艦長思い出したんだが……
手前勝手な理由で、クルー巻き込んで自爆同然の行動。いや、そのシーン限定で、他は似てないってことは分かるんだがね。
気持ちよくスレが伸びててほっとしたぜ。
みんなGJ!
結局、名もない兵士達を理解してるのはアムロだったか。
未来のための犠牲云々なんて知ったことじゃね〜わな。
>>745 ヘンケン艦長は制止してたろwwwwww
暴走したのはクルーだwwwよく見ろwwwwwwww
マジで!?
俺もヘンケンがエマ中尉恋しさに吶喊したもんだとばかり思い込んでたw
人の記憶なんて当てにならんものだな〜。
>>745 きちんと若い衆は脱出させてたしな。
ある意味大人のケジメの最上級。
あえて脱出しないジン・ジャハナム(偽)も○。
そして……
「遅かったな!」
どう思います?乗員FULLの空母を特攻させた某国一佐
>>748 え、そうだったか……。じゃあ、自分の勘違いだった訳か。正直スマン。
そういえば、本放送で見たっきりだったなぁ。もう一度レンタルで見直すか。
>>747 >ただ、生き抜こうと懸命に抗っている――仲間を・・・見捨てる事は出来ない
これは「兵」の思考で「将」の思考じゃない。
ある意味、アムロの限界でもあるな。だが、それがいい!!
そこで劇場版ですよ。フォウが美人だ(´∀`)
>>752 まぁお春さんも将の思考が停止してるからあれだが。トーキュロンにでも入院させた方が良い。
>>750 ラストを見る限りタケミカヅチですら殆どの乗員を降ろしたというのに
乗員満載で集団心中を行った空母って一体何?
ターンAを除くガンダムシリーズ全てを通して最もこれに近い行為をした艦艇では
Wのピースミリオンがあるけど、それを超える蛮行をやらかした空母を教えて欲しい
756 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/15(水) 15:54:45 ID:Ej3MOaJ/
ヘンケンの場合は、部下がアツすぎ。他人が惚れてる女を守る為に、旗艦を楯にするなんて・・・
ピースミリオンも乗員は脱出させたけどな
つかピースミリオンの艦載MSってガンダム5機とトーラス一機だけだし、
クルーもハワードの昔の仲間だけだから、もともとあんま人員いそうにないなあ。
というかピースミリオンのクルーはエンジンの一機が爆発したとき
「エンジンカットの手間が省けたゼ!」
突っ込む時も
「そ〜れ景気良くイケ〜」
などとノリノリなのでしたからね…
乗員が乗ったまま特攻したのってフリーデンがそうでしょ。 主役側補正で全員無事だったけどさ。
てか
ヘンケンが暴走…TV版Z
クルーが暴走…新訳Z
じゃなかったか?
>>761 乗ってたのはMS3機のみで乗員はたったと待避していたが?
>>762 TV版ではヘンケン艦長が私情との板ばさみになってるところへクルーが暴走(まぁ男気出した
とかどうにかとれん事もないが)してヘンケン艦長が決断(暴走?)じゃなかったっけか。
暴走とだけ書くと微妙かも。
400氏GJ!
後編は何時でしょう?
>>748 おいおい。全クルーを一緒にするなよ
マークUに盾になる事を納得してたのは艦長ふくめてブリッチクルーだけ
ほかのクルーには連絡すらいってないんだぜ
>>767 まさかブリッチにいない 全クルーに連絡いってると思ってたのか?
まあなんだ。
味方の盾になる、という行為を咄嗟に行う場合現実でも乗員全てにそれを知らせる訳じゃない。
艦長に与えられた指揮権限でそれが許されているならば致し方ない事だ。
あとはその結果が無駄になるかどうかは残された者達次第、史実での良い例がエンガノ岬沖海戦の駆逐艦初月。
ところでブリッチってどんな意味なんだぜ?
艦橋
>>771 たぶん770はブリッジでは? と言いたいんだろうけど
2chでは・・・
艦が味方の身代わりになった例だと、CCAのラー・チャターを思い出す。
アクシズへの核ミサイル狙撃のために動けないラー・カイラムを作戦遂行のために
当然のようにかばって轟沈していく様は子供心にもの凄く格好良かったなぁ。
ブライト艦長の「すまんが、皆の命をくれ」を体現した象徴的なシーンだった。
774 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/15(水) 20:29:09 ID:Ej3MOaJ/
ラーカイラムは旗艦だろ。護衛艦は旗艦を守る為に存在するんだから、当然なんじゃないか?
ヘンケンは、旗艦がMSの楯になってるからおかしい訳で。
>>774 エゥーゴの旗艦はアーガマでしょ。
「戦艦がMSの盾になって〜。」ってことですよね?
>>774 そろそろsageを覚えようか
単純にラー・チャターが(たとえそれが仕事だろうと)命はって旗艦を守ったのが格好良いと
>>773は言ってるだけっしょ
ラーディッシュと同じケースだとかいってる訳ではない
ヘンケンにかんしてはそういう指摘もあってあたりまえ
だからもういいだろ?
むぅ、もう9時か…
後編の投下はまだかいな〜?
楽しみで待ちきれないよ、ほんとw
俺が書き込むといつも投下に割り込んでしまう法則発動!!
689でアムロ達があっさり発進してくるのが残念
まぁ、ザフト側の視点だからしょうがないのかな?
後編の冒頭でアムロのMk-Uがかっこよく発進する描写があると信じる事としよう
逆シャアのCDセットして待機、曲は当然SALLYだな!
>>780 輸送艦ゆえカタパルトので演出上あっさりとしたものになっちょります。
さて、最終チェックをと
総員臨戦態勢。
カタパルトないので、ですorz
784 :
780:2007/08/15(水) 22:23:28 ID:???
>781
おおっ、400氏来た!!
わざわざご説明ありがとうございます!
投下たのしみにしてますね
wktk
後編クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
コンディション・レッド発令!! 総員待機!!
総員クロス・アウッ!!
脱〜げ!脱〜げ!脱〜げ!脱〜げ!
総員、対ショック体制を取れ!
全裸を忘れるなよ!
ちょうど風呂上りで全裸だぜ!!
フルーツミルクのみながら待機〜!
アムロが来る!
これから風呂で全裸だぜ!
速攻で戻ってこなきゃ
この暑さだから全裸でもなんともないぜ!
自分はシャネルbTで待つわv
796 :
793:2007/08/15(水) 22:45:48 ID:???
ただいまー
イヤーさっぱりした
よし、待機開始!
798 :
779:2007/08/15(水) 22:49:50 ID:???
さあ来い!リベンジ!!
俺はSALLYを再生して、アムロの部屋で前で丸くなっているチェーンの心境で待つ
なんという連帯感いまなら俺達んの思いでアクシズを押し返せる、
私も全裸待機
801 :
780:2007/08/15(水) 22:56:22 ID:???
>799
同士よ! アムロの発進シーンはSALLYだよな、やっぱ!
じゃあ、戦闘シーンの曲は?
>802
戦闘シーンはMAIN TITLEかな
スパロボの影響もあるかもしれないけど
他にこれぞバトルというような曲なら"νガンダム"とか"Sacrifice"とか"Combat"とか
犠牲いいよね。
修正中・・・でも「今日中」はカタい。
やり杉た・・・
.∧_∧
( ´・ω・) <機動戦士ガンダムSEED side A 第10話(後編)
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
/\ ̄ ̄ ̄ (;;゚;;) ̄ ̄旦 ̄\
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
\(ニニニニニニニニニニニニニ)
wktk
カモーーン!
「よし――行くぞ!!」
Mk-Uとソキウスの搭乗する改修型ジン三機は前方に浮遊するベース・ジャバーに接触すると
空戦隊のメビウスと共に一気にザフト艦隊を突かんと飛び立つ。
ベース・ジャバーは、モビルスーツの長距離侵攻の脚となるプラットフォームだ。
むろん、これもアムロの知識を元に造られたものだが何故アムロがこれを"下駄"と呼ぶのかは
彼以外には解からない事だった。
≪アムロ大尉、アークエンジェルの方は?≫
「俺達の機体に大気圏突入の機能は無い。あの高度では、もう彼等に任せるしかないだろう。
俺達は第8艦隊撤退のために可能な限り敵を崩す!!」
≪了解です≫
ソキウス等と入れ替わりにMk-Uにメビウス隊からの通信が入る。
≪アムロ大尉、ヒヨコへの指導も結構サマになっているじゃあありませんか≫
≪それが例の新型ですか。ついに『白き流星』までモビルスーツかぁ≫
その言葉はモビルアーマー乗りとして時代が変革する寂しさを滲ませていた。
アムロは元々モビルスーツのパイロットだが彼等の気持ちは解からなくもなかった。
≪ところで、アムロ大尉も一口どうです?≫
「また、やっているのか?」
≪ええ、一番撃墜数の少ない奴が一杯ずつ奢りで≫
生命を掛け金とする不穏当な会話に聞こえるかもしれない。
だが、彼等には生命を弄んでいるつもりは無い。
いつの日か戦闘の中で愛機もろとも火球となるその時まで
せめて陽気さを失わない生き方をしたいと思っているのだ。
「それに参加する気はないよ。趣味じゃないしな。だが、生き残った全員に俺のとっておきを開ける」
≪を、それって例の人からの?≫
「ああ、木箱入りの極上品だ」
通信が歓声で埋め尽くされる。
そうしている内にいよいよ戦闘空域まで僅かとなった。
空気が変わる。全員がスイッチを切り替えたのだ。
「あれが、戦場の光か・・・」
≪ルーキーども、背中はしっかり守ってやる。生き残れよ!!≫
「はいっ!!」
ソキウス達は迫り来る光に意識を集中させた。
アムロ達の動きは当然の事ながらメネラオスにもキャッチされる。
「んッ、ブリギッドが出撃だと!?どういう事だ・・・まさか、ホフマン大佐っ!?」
「はい、私が許可を与えました」
ホフマンの静かだが確かな声にハルバートンは眼を剥く。
「貴様・・・いったい、どういうつもりだ!!」
「敗退するだけならまだしも壊滅というのは軍人として最も恥ずべき事ですからな。
手を尽くしてなお、渋々受け入れねばならんのならばともかく
決して甘んじて受容するものではないという事ですよ、提督」
「なっ・・・」
ホフマンの言葉にハルバートンは絶句する。
「このまま最強のカードを切らぬままで――終わるつもりはありません!!」
「最強の・・・カード!?」
ハルバートンはホフマンの言葉の意味が解からなかった。
もはや、表面上は取り繕っていた己の表層も剥げ落ち
澱みが溢れかえっている彼には。
――アークエンジェルは、ストライクは連合の未来にとって必要なものだ。
軍人として・・・そのための礎となる事に何の不満があるというのだ・・・
それをブルーコスモスのムルタ・アズラエルの手下になど、あの男の、あの――
G強奪の失態から擦り切れ、磨耗したハルバートンの認識は最期まで気付く事はなかった。
"G"を強奪された自分と月でのモビルスーツ開発に成功させたアズラエル。
兵を想う気持ちがアズラエルへの妬心と敵意に飲み込まれ
いつしか、目的と手段までもがすり替わっていた事に。
「敵、ナスカ級接近!!これは・・・特攻です!!」
「!?、いかん!!すぐに避難民のシャトルを脱出させろ!!」
猛進するローラシア級戦闘艦ガモフに気付きこれを阻止せんと攻撃を加えていたムウだったが
高度が突入限界点に達し後退を余儀無くされる。
「メネラオス?まだ避難民を・・・くそ、限界か!!」
アークエンジェルへ向けメビウス・ゼロにアンカーを射出させ着艦に成功する。
「坊主はっ!?第8艦隊も――」
ふと、モニターの端に幾条の光の尾が敵に接近するのが見て取れた。
「アンタなのか、アムロ大尉!?・・・頼むぜ」
『ああ、なんとかやってみる!!』
何故かそう返事が聞こえたようにムウには感じられた。
「ガモフ出過ぎだぞ!?何をしている・・・ゼルマン!!」
無謀な突進を仕掛けるガモフ艦長ゼルマンに対しアデスは語気を荒げる。
クルーゼ、アデス共に特攻などを命令した覚えは無い。
≪ここまで追い詰め――退く事は――我等――足付きを!!≫
ノイズ交じりの通信ではあったが意図する事がクルーゼには読めた。
ゼルマンはアークエンジェルを墜とせず第8艦隊との合流を許した事を恥じ
その身命を投げ打たんとしているのだ。
「もはや、彼を止める事は出来んよ。行かせてやれ」
クルーゼは感情の無い声を発した。
軍事的ロマンチシズムに溺れた輩になど関わる時間すら勿体無いと言わんばかりに。
支援?
特攻を仕掛けるガモフは目の前の駆逐艦を撃沈し、ついにメネラオスをも照準に捉えビームを存分に見舞う。
メネラオスも応戦するが機関部にビームを被弾させその高度を落としていく。
「我等が・・・ザフトの意地を――!!」
「クッ・・・刺し違えるつもりか!!うわっ!!」
直後、ガモフはアークエンジェルとの接敵も叶わぬまま爆散する。
しかし、ガモフが断末魔の間際に放ったビームによってメネラオスのブリッジに火の手が上がる。
機材は拉げ、クルーの生命も灼熱の炎に飲み込まれる。
「グッ・・・ウッ!!」
ホフマンが霞む眼で横を見るとハルバートンは機材に胸を貫かれすでに絶命していた。
ホフマン自身も両足を完全に潰されている。
意識が朦朧し痛みを感じないのがせめてもの救いだった。
――この人も・・・間が悪かったのだろうな・・・まったく、戦争というのは・・・
ハルバートンを責める気にはなれなかった。
志の高い男だった。宇宙に散って逝く兵達の事を誰よりも考えていた。
状況が彼から彼自身を奪っていったのだとホフマンはそう納得した。
――私も無責任に死んでいくのだ、責める事など出来ぬ。
視界は暗くもう何も映さない。自分が流した血が沸騰している音だけが聞こえる。
この無能な自分達につきあわせてしまった兵達には申し訳のしようが無いとそれだけが悔やまれた。
最期にアムロ達が飛び立った時の光の尾がホフマンの脳裏を過ぎった。
――フッ、『白き流星』とはよく言ったものだな。
そのまま、メネラオスは大気の摩擦熱に焼かれ――消失した。
支援。
最初のAAはビリーかw
摩擦熱に機体を紅く染めながらストライクとデュエルは死闘を繰り広げていた。
双方のビーム・サーベルの激突による干渉波が飛び散っていく。
「コイツーッ!!」
「お前なんかにー!!」
いったん距離をとったデュエルのシヴァの火線を全て避け
キラはシールドを前面に出したままスラスターを全開にしデュエルに体当たりする。
「グッ・・・!!」
「これで――!!」
続けざまに蹴りを見舞いデュエルを突き放す。
「クソッ!!このままで・・・!!」
再び、ストライクにビーム・ライフルを向けようとしたが
メネラオスから脱出したシャトルに間に割り込まれる。
――ッ!!
邪魔をされた。その認識は激憤となりイザークを支配する。
その危険な思惟をムウは感じ取った。それが導く結果までもを。
「オイ・・・やめろ・・・、何をやっている!!」
だが、分かるからといってどうなるというのだろう。
今のムウには手の出しようが無いのだ。
「よくも、邪魔を・・・!!」
「!!――やめろーッ!!それには!!」
キラはシャトルへ向けストライクを加速させる。
飛び出してどうするといった考えは無かった。
だた、護りたかったのだ。中にいる人達を。
自分に今まで護ってくれてありがとうと言ってくれた、風車をくれたあの子を。
「逃げだした腰抜け兵がーーーッ!!」
だが、無情にもシャトルはキラの目の前でデュエルの放ったビームに貫かれ炎に消えた。
支援
「敵部隊接近!!射程――入りました!!」
「よし、撃てーっ!!」
アムロ達の警戒にあたっていた部隊は艦砲を一斉に放つ。
直後、乗り捨てられたベース・ジャバーが猛烈なビームの奔流に消失した。
「ナチュラルがモビルスーツなど!!」
「タイミングが早いな、これなら――」
放たれた銃弾を余裕を持って避け、その姿勢のままイレブンは改修型ジンに応射させる。
ローレンツ・クレーター基地で改修されたジンはスラスターを強化し
さらに頭部をモノアイではなくゴーグルにセンサーが覆われているものに
取り替えられているため、与える印象もノーマルのジンとはだいぶ異なっていた。
「――そのまま・・・よし、つかまえた!!」
エイトはイレブンに誘導されたジンに向かいミサイル・ランチャーを撃った。
軽装なイレブンのジンに比べエイトは自機にかなりの重装備をさせている。
「やられた!?コイツラ・・・つよ――」
ミサイルの爆風に飲み込まれた僚機に一瞬気をとられた敵の隙を逃さず
イレブンは脚のホルダーからアーマーシュナイダーを抜き放ちコクピットを貫く。
と、側面からイレブンに銃を向けていたジンの腕がメビウスのリニアガンに砕かれる。
≪こら、ボサっとしてんなルーキー!!前に出んならとにかく動きまくれ!!≫
メビウスの編隊は見事な連携でジンを翻弄し、撃墜する。
幾度も実戦を経験し新星ではアムロと共に戦った彼等だ。
第8艦隊のメビウスとは動きがまるで違う。
――僕が彼等の足を引っ張るようでは話にならない。自分の性能をもっと発揮しなければ!!
イレブンは次のジン目掛け機体を動かした。
支援
「ジン四機やられました・・・!!」
「この短時間で四機だと・・・!?」
オペレーターからの信じがたい報告に部隊指揮官は絶句する。
だが、現実に味方のシグナルはロストしている。
「クッ・・・なんという・・・」
狼狽しながら拡大ディスプレイを睨んでいた彼はMk-Uの姿が無い事に気付く。
「敵、新型がいないだと!?確認いそげ!!」
「待ってくだ・・・高熱源体急速接近!!――真上です!!」
「何!?ぐっ――!?」
直後、MK-Uのバズーカに直掩のジンが貫かれ爆散する。
「時間をかけている余裕は無い!!一気に決めるぞ!!」
「ハイッ!!」
MK-Uとセブンのジン、そして対艦ミサイルを装備したメビウス隊は
真下の艦艇に向かい急加速をかけながら各々の火器を撃ち放つ。
ジンも応戦するが直撃され次々と大破する。
「対空、何をやっている!!敵を近づけるな!!」
「直掩部隊、壊滅!!こんな――」
「くそ、何故今頃になって――」
彼が前に目をやった瞬間、艦のすぐ手前にMk-Uが現れる。
Mk-Uはバズーカを手放し右腕をブリッジに向かって突き出す。
「――――!!」
躊躇無く至近から放たれたガトリングガンは嵐のようにブリッジを襲い
機械であろうが、人であろうが、そこに存在した全てのモノは粉微塵になった。
それを感情の読み取れぬ冷たい瞳で確認したアムロは宙を浮くバズーカを掴むと
他の艦も無力化された事を確認した。
「よし、すぐにここを離脱。次のポイントに向かうぞ!!」
ちょうど、この時デュエルによって避難民のシャトルが破壊された。
一年戦争当時のアムロならば、おそらくはキラの叫びを感知していただろう。
だが、現在のアムロにそれは届かなかった。戦いにそのような感覚は必要ないのだから。
支援。・゚・(ノД`)・゚・。
「エマー隊・・・壊滅!!」
「まさか・・・こんな事が・・・」
「奴等の脚を止める。カール、ロナルド、マクシムの隊に重囲させろ!!」
もたらされた報告にアデスは驚愕し、クルーゼはすぐさま手を打つ。
「戦争だよアデス・・・戦争だ。どんな事でも起こりうる。
我等、知らぬ間に驕り兵士ではなく狩人の気分でいたのではないかな?」
クルーゼも危険を察知し準備はしていたが、それでもこの突破力は予想を上回るものだった。
このまま切り込まれれば被害は黙止できぬものになるだろう。
さらに兵の士気への影響も問題だ。
なまじ勝っていただけに崩れれば収拾がつかなくなる可能性が高い。
「カール隊からの解析画像入ります!!」
ヴェサリウスのディスプレイにMk-Uが表示される。
「どことなくデュエルに似ていますが・・・」
「あの肩のマーク・・・やはりそうか。連合の『白き流星』、アムロ・レイ」
クルーゼはMk-Uのパイロットが新星の時の白いメビウス・ゼロと同一であると確信した。
パーソナル・マークだけが理由ではない。
これ程のプレッシャーを感じさせる者などそうそういるものではないからだ。
「マクシム隊突破されました!!」
味方を示すマーカーが一直線に食い破られていく。
ザフトにとっては正に悪夢のような光景だ。
「アスラン、ニコルをF-12に急行させろ!!
それと私のシグーの準備だ。特火重粒子砲を無理やりでいいから持たせておけ!!」
「隊長自ら出るのですか!?」
「アレの相手は今のアスラン達には荷が重いよ。残念だがな。あと艦隊主砲を――」
それだけではなくクルーゼには私的な理由もあった。
自らのこの感覚は未だ不安定であり不完全である。
これを完成させるにはアムロとの戦いが不可欠だと、そう考えたのだ。
支援
「何だ、何なんだよアレは!!」
白いモビルスーツ――Mk-Uにザフト兵士は戦慄し、恐怖した。
他のメビウス、改修型ジンも高い技量を誇るがMk-Uに関しては完全に彼等の理解を超えていた。
回避の動きすら完全に読まれ吸い込まれるように直撃を受けるしか選択肢が残されていないと
そう感じさせるほどの圧倒的な力の顕在がそこには存在した。
「モンスターだ・・・!!」
「怯むな!!あれはモンスターなどではない!!」
「しかしっ・・・!!」
怯える仲間を諌めるがその彼自身の声にも恐怖が混じっていた。
「だが、いっそモンスターであった方がどれだけ救いがあったか・・・
あの、肩のマーク。おそらく奴は連合軍最強と謳われる――」
「『白き流星』ですか!?アレは流星とかそんな優しげな代物じゃありませんよ!!」
Mk-Uのデュエル・アイがこちらを向きビーム・ライフルを構える。
叫びを上げ機銃をフルバーストで撃つがまるで当たらない。
すく横で爆光、僚機がやられた。
Mk-Uに対し、再び機銃を向けようとしたが結局はかなわなかった。
気付かぬ間に機銃ごと右腕をやられていたのだ。
すでにビームは放たれている。間違いなく直撃するだろう。
「アレは、アレは!!――くま・・・白い・・・魔・・・だ!!」
恐慌する彼を凶悪な熱量が襲い一瞬で肉体を蒸発させた。
彼だけではない、今後、ザフトに属する者はアムロ・レイを畏怖を憎悪を持ってこう呼ぶだろう。
連合の『白い悪魔』と――
支援。
支援
redEyesきたー
第10話終了っす。
いや〜長くなった長くなった。
アニメなら一時間スペシャルってトコですな。
――CEのビーム・サーベルは激突しない?
ハテ、ナンノコトヤラ?
ニュータイプ能力が戦う為にカスタマイズされた代償か・・・。
GJ
ウホッ!いいおやぢ多数w
400氏GJです!
アムロ……恐ろしいですね(((;゚д゚)))ザフトにとってはまさに悪魔に見えたでしょうな…
真上からの高熱源体キタ――(゚∀゚)――!!
GJ乙!
敵側に悪魔と呼ばれるのは既にアムロの宿命に近いな・・・悲しい事だが。
ちょっと追記っす。
以前絵師さんが描いてくれたソキウス用ジンを今回使用させていただきました。
感謝っすm(_ _ )m
そういえば、ハサウェイの「やっちゃいけなかったんだよっ!」もアムロは感じ取れなかったっけか。
CCAになると、アムロのNT能力は戦闘というベクトルに先鋭されてしまったんだろうな。
戦争に関わりすぎたNTの悲劇だなぁ。
特火重粒子砲装備ってことは、
クルーゼはMk-2が通常装甲のMSだと気づいてないっぽいな
見た目から他GAT同様PS装甲持ちと誤認したか
400氏、GJです!!
こ、ここで10話終了とは… アムロvsクルーゼは次回に持ち越しですか><
それにしてもジン部隊がコンスコンのリック・ドム部隊と同じ運命になっちゃいましたね、哀れ…
クルーゼはともかくアスラン&ニコルも微妙に死亡フラグが立ったような気がしますね(特にニコル)
次回が待ち遠しいですよ!
今回の低軌道会戦、ザフトの戦力はアニメ本編よりも多かったのかな?
ヴェサリウス・ガモフ・ツィーグラー以外にも船があったみたいですしね
GJ!長編お疲れさまです。
アムロの冷酷なまでの戦いっぷりににゾクゾクしつつ、
平時の優しさとのギャップにほんのり悲しくなったぜ・・・・・・
>「アレは、アレは!!――くま・・・白い・・・魔・・・だ!!」
一瞬連合の白いクマー とか思ったのは内緒だ
GJです!アークエンジェルサイド、種展開をなぞってる分
これからも、そんなに変わらないみたいですね。
アムロと運命が別たれた彼らの今後を祈りつつ…白い悪魔万歳!
アスランとニコルは、生き延びることが出来るか?
>>838 本編のアレは流石に無理ありすぎな展開だったので
第9話の時点で結構な数クルーゼ持ってってます。
アークエンジェルじゃなく艦隊戦目的ですので。
842 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/16(木) 00:22:36 ID:O6afPvAT
>>837 まあ、奪った4機も残ったストライクもPS装甲なんだから当然PS装甲だと思うのが普通だよな
次でクルーゼがNTとして覚醒するのか
どうしても某スレのNT化したクルーゼが頭から離れなくて困る
ここのキラはフレイにたらしこまれシャトルは落とされアムロとは面識なしだと…
TVと大差ないヤメテヨネDQN化か?まあアムロも全てに責任負える訳じゃないからなあ
>>842 あれは普段がアホすぐるだろwwwwwwwwwwいや楽しいけどさ
845 :
842:2007/08/16(木) 00:24:40 ID:???
ageちまったorz
プロトジンでアムロに挑んでくる
400氏GJ!!
恥将はともかくホフマンも逝ってしまったか、非盟主王閥の纏め役になれそうだったのに。
にしてもアムロは激強。
恥将が最初から出撃要請していたら歴史が変わっていたでしょうね。
NT力が戦闘に特化してしまったアムロが哀しい。
>>843 面識はあるよ、話の途中で艦長に止められたけど。
熱いぜGJ!
メビウス隊もソキウスもいい味だしてて好きだなあ!
しかし軍人アムロは人の死に慣れすぎてて容赦ね−((((; ゚д゚)))ガクガクブルブル
キラ達の命運が変わるのはこれからじゃないかなぁ。
本編じゃ、キラ達だけが突出して強かったけど、
400氏のは別陣営としてアムロたちが存在するから
ザフトはそっちにも戦力を割かなきゃならない。
あと、NT覚醒のせいかクルーゼの関心がアムロに強いのも
今後の展開に影響がある気がする。
まぁそうでないとアムロ自身の精神が保たないだろうしね。GJ!
852 :
837:2007/08/16(木) 00:31:06 ID:???
>841
400氏ご本人ですかね?
ご解説ありがとうございます
ヴェサリウス以外にローレシア級が5〜6隻位いたみたいですね
そんな艦隊を恐怖に突き落とすアムロはザフトにとって正に悪魔ですな
二日間にわたりお疲れ様です。
アムロの後編の悪魔っぷりを表現するのに、
中編でのザフト視点のアムロ出撃シーンがよく効いていたなと思いました。
ザフト一般兵の恐慌ぶりがよく伝わってきました。
自分もザフト側にいる感じがした。
400氏GJ!!!
でもシャトルやられちゃった。・゚・(ノД`)・゚・。
いかにアムロとはいえ万能じゃないから仕方無いとは思うけど
せめて激戦真っ只中ではなくもっと早く出撃できていれば・・・
けどアムロはやっぱりまだCEでは異邦人なのかな。
UCなら巻き込まれた民間人はきっちり感知できてたろうに
CEでは軍人も民間人も等しく守るべき存在になってる感じだ。
平等に優しく平等に冷たいのがCCAアムロらしいとは言えるけど
1stアムロを思うとやはり哀しい。
訂正箇所見つけたのでご報告〜
>「敵、ナスカ級接近!!これは・・・特攻です!!」
ガモフはローレシア級でござるよ
休み中に良いものを拝見できました
400氏、ありがとう!
GJ!
白い悪魔降臨ktkr!!
しかもクルーゼ隊との直接対決は次回に持越しですと!?
400氏、あんたはどれだけ俺たちをwktkさせてくれるんだ!!
>>843 一応面識はあった筈。
しかしあれっぽっちでは影響なんて碌にありはしないだろうな…
ここは覚醒の始まったムウやコーディの呪縛が和らいでいる盟主王からの影響に期待するより他に無いかと。
さて、これで次は13日の夜半過ぎくらいに投下される予定だった
メビウス氏の続きが控えているはずだったな。
総員ふるちんを維持しつつ待機継続よろしいか?
低軌道会戦に参加した連合兵からすれば、
アムロ達をすぐに参加させなかったハルバートン達や
戦場から早々に脱出してしまったアークエンジェルに不快感を抱いて当然なんだよね。
尚かつ、勝手にOS技術をオーブに渡してたりするわけだから
アラスカで見捨てられるのも当然なのかもしれない。
今後どうなるかわからないけど。
そこはかとなく敵味方ともに、
「許容も無く慈悲も無い」
香りがしますな。お疲れ様ッス。
「自分の派閥の手柄(AA確保)に汲々として戦局を見失い、戦力を無駄に損失した」という図式だもんな。
あまりのキラーマシンっぷりに戦慄しました。
俺がザフトなら銃殺刑だろうが敵前逃亡したくなるぜ・・・
>>858 案外その辺のフォローをアムロがする事で死んだ恥将にとって物凄く皮肉な展開になるやもw
一年戦争時の経験があるアムロとしてはAAの事は他人事とは思えんだろうし。
…今にして思えばトールの役ってリュウにあたるのか?
>862
いや、リュウさん一人で何役もやってるから。フラガ+サイ+トールでリュウだな。
>>836 ハサの時はアクシズ破壊工作中だったからでね?
大勢の命を背負ってるんだし(すまんが皆の命をくれbyブライト)気にしてられんよ
CCAでもケーラの危機は感じ取れてたから別に感知できない訳ではないとオモ
どちらにせよ戦場のNTってのは悲しい
アズ公はそれに気付けるのか…
ハサの時って戦場に死人の想念が渦巻いてたから一人だけ拾うのは難しいだろ
必要のないものは感じないんだろうな。
断末魔とかそういうの。
ところで開始AA第9話からのシリーズだったんだなw
ご指摘感謝っす。
修正します。
>>813 ×「敵、ナスカ級接近!!これは・・・特攻です!!」
○「敵、ローラシア級接近!!これは・・・特攻です!!」
誤字?報告。間違ってたらスマソ。
>>825の
アムロ・レイを畏怖を憎悪を持って→アムロ・レイを畏怖と憎悪を持って
じゃないかと。
ローラシア級すでに3隻失ってるから、クルーゼは何が何でも第8艦隊殲滅しないと
ザラパパに「おまえ、大したことねぇ。」って疎んじられるな。
挙句の果てにアスラン負傷とかなったら、もう左遷されるんじゃ。
アスラン(とニコル)を守りながら戦うクルーゼ・・・似合わねぇ。
>>868 誤字ですorzご報告ありがとうございます。
修正っす。
>>825 ×アムロ・レイを畏怖を憎悪を持って
○アムロ・レイを畏怖と憎悪を持って
>>866 感じてないというより戦闘中は聞き流してるんだと思う
アクシズ押してる時は感じ取ってるからね
戦場もだけどアムロには軟禁もあったから鈍感力身に付けないと
精神が壊れてただろう
第8艦隊をすでにメタクソにしてんだぞ?
いらぬ中傷を受けるいわれはないと思われ
アムロが感じている感情は精神疾患の一種だ
治し方は炒飯が知っている、炒飯に任せろ
感感炒炒
半裸でGJJJJJJJJ
>そう感じさせるほどの圧倒的な力の顕在がそこには存在した。
顕在と存在が意味が重複して末世
顕現とか具現にすりゃおkかな?
>>865 逆にいうと、CCA最終作戦時のアムロにとっては、チェーンもハサウェイもクエスも
戦場の上では名も無き兵士たちと同じ重さの命として感知されていたっていう
軍人アムロとしての悲しい性がかいま見える気がする。
400氏の舞台の上では、ナチュラルとコーディネーターとの間以上に宇宙人的で
孤独な異邦人として、生きてゆくための唯一の拠り所である戦士としての感覚が
更に純化している感じ。シャトルの一般人の声すら届かないのは悲しすぎるけど。
一個人としてのアムロを丸々救えるような98氏のナタル的な存在候補としては
今のところ主任さんが一番近そうだけど、まだまだ先の話になりそうだよね。
表現の選択まちがったっすorz
ご指摘感謝っす。
修正っす。
>>825 ×そう感じさせるほどの圧倒的な力の顕在がそこには存在した。
○そう感じさせるほどの圧倒的な力の顕現がそこには存在した。
ZZでマシュマーが逝った時はハマーンもキャラも気付いたけどねぇ。。。
GJ〜〜〜〜〜〜〜!でございます
>871
うむ
というか 戦うべきときは 軍人アムロ・レイとして戦いにスイッチを切り替えてるんじゃない?
いつまでも ピュアなだけの少年ではないってことさ
必要な感覚:戦闘勘、仲間の死、あるいは危機
不必要な感覚:敵の死、戦線を離れるキラの叫び、避難民の断末魔
・・・・・orz
意味の重複とか文章作法の細かいことは気にしなくてもいいと思うよ。
例えば、「存在」も「顕現」も意味の似た漢字を二つ使った熟語でしょ。
意味の重複による強め表現は、日本語が本来的に持っているもの。
これを認めるかは作者のスタンスの違いに過ぎない。
ある漫画に「お前ら全員皆殺しにしてやるよ」というセリフがあって、
意味がかぶってるという人もいたけど
爆発した感情をよく表してる名セリフだと思いました。
つーか、早く前中後編とインターバルなしで一気読みしたいんだ。
すげー緊迫感とかスピード感がありそうで。
つーわけでメビウス氏カム!!
また投下時期がかぶったなぁ…
>>839 俺も俺もw
てか400氏絶対わざとやってるだろw
400氏GJ!っす!
戦いに必死に喰らいついてくソキウス達がイイですな!
アムロの感覚とかある意味の戦う者の無情感みたいのが感じられまするよ
次回のクルーゼがどう戦うのか、ソキウス達が生き残れるのか楽しみにしておりまする
って事で、メビウス氏を寝て待つっす ノシ
400氏GJ!
1stアムロを知っている読者にとっては、何だか物悲しくなる描写ですね。
これがアムロの母親が感じた気持ちか……
アムロの推移と、戦士としての行動規範を理解できるだけに、余計にNT能力が光って見える。
くそう、面白すぎる!もう一回GJ!
ところどころ遊び心を散りばめているから油断できんwww
400氏スペシャル版GJ!!
メビウス隊会話での賞品を『生き残ったら』ってのがいいな。こういうやりとりは大好物だ。
ソキウス達も初陣を果たししかも強い。アムロパパの訓練が活きている。
アムロはやはりとんでもなく強い、これまでの鬱憤を覆すカタルシスだ。
なのに皆と同じ様に何故か哀しく感じたorz
ラクシズには行きそうにないな。戦いへの姿勢が違いすぎる。
最後に英霊となったホフマン大佐に敬礼!
(他一名はどうでもいい)
イザークって、民間人殺害で何かしらの罰受けたの?
まあせいぜい禁固何ヶ月ってレベルだろうなぁ…ディアッカみたく緑服になった訳でもなく
白服着て活動してるわけなんだし……
弁護は…乱戦状態、何の警告もない(民間人シャトルと言うのを伝えていない)…アレ?
これ(民間人殺害)って春さんのせい?
民間人だと知らないとしても、無抵抗の相手だったのに…幼女カワイソス
ザフトじゃパナマの件も処罰されてないんじゃないの?
400氏GJ!
ホフマンとザフト軍とで「白き流星」の異名の見識の違いの妙が面白い。
ザフト側から見たアムロの戦いぶりの無機質さがまた恐慌を煽るね。
白旗揚げる、射出前に警告する、赤十字マークなりなんなりつける
と、方法はあるのにやらなかった春婆の怠慢
非武装に見えて、いきなり体当たりしてドカンって戦法もあるからな。
60年ほど前の戦争で何処の国も一度は考えた戦法だ。
実行したのは1ヶ国だけだったがな。
まあ状況が状況だから一概に春さんばかりを責められない。
…んではあるけど、仮にも知将と呼ばれている歴戦の男が追い詰められたとはいえあそこまで稚拙な対応だとなぁ。
今のところAA主要人物はムウを除いて全くといっていいほどアムロの影響は及ぼされてないようですが…さて
実際は避難民の船にはそれだと分かる目印付けとくことを嫁が知らなかっただけらしいがなw
GJ!!!
初戦を懸命に戦うソキウス、歴戦の第10艦隊空戦隊の面々、強いぜぇ!
彼らの戦闘前の会話もいい味出してる。
そして真打アムロ、なんという別次元、技量云々の問題じゃねぇ!
ただ、その強さは少し悲哀を伴っている。
戦場で生き残るために先鋭化し過ぎてしまったが故に。
先鋭化自体は悪い事じゃない。無差別に感じ取らないだけで、意識すれば感じ取れる(CCAやイボルヴ)んだし。
でも、なんとなく、ね。
>軍事的ロマンチシズムに溺れた輩になど関わる時間すら勿体無いと言わんばかりに。
クルーゼの痛烈な批判。
彼自身、その生まれゆえに命を捨てるように見える行為というのは醜悪に見えるのかも?
ハルバートン、この愚かさもまた人間。(前述のガモフ艦長ゼルマンも同じく)
ホフマンの最後の言葉「まったく、戦争というのは…」に色々考えさせられます。
今回の低軌道会戦は連合・ザフトに関わらず、人間の「業」が渦巻いた戦場でしたな。
>ノーマルのジンとはだいぶ異なっていた。
これは!?
8スレ937氏が書いた「あの」ジン達が参加してる!
次回はアムロとクルーゼの再戦か!?
クルーゼよ、新星攻防戦時のようにうまくいくかな?( ̄ー ̄)ニヤリ
wktk!!!
普通なら、戦闘開始前に逃がすべきじゃないか?
撃ったイザークにも責任はあるだろうが、ギリギリまで発進させなかったり、赤十字書かなかったり、相手に通告しなかったりした、お春さんの責任も大きいよなぁ。
AAの降下開始直後に『智』将ハルバートンが降ろそうとしたシャトルだからな・・・何かあると思われてもしかたない
AAをおとり・・・とまではいかなくても何からの保険とした可能性はあるわけだし。イザークはそんなの考えてなかったと思うが
GJ!!
>ベース・ジャバー
準備がいいな、アムロは。
本陣よりさらに後方に居たんだから下駄を持って来ていた意味は大きい。
バッテリーで動くCEモビルスーツの省エネにも貢献。
>俺達の機体に大気圏突入の機能は無い。あの高度では、もう彼等に任せるしかないだろう。
民間人のシャトル救助には時すでに遅し。
もっと、もっと早く出撃できていたらorz
>最強のカードを切らぬままで
マジで最強のカードだった。
起死回生の勝負手はすでに手札の中にあったというのに
お春さんアンタって人は・・・orz
まあ池沼の春だし仕方ない
903 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/16(木) 10:53:05 ID:a+6Uo/Jw
GJ!
>最強のカードを切らぬままで
OVA版戦闘妖精雪風のクーリイ准将思い出した・・・
前・中・後編を一気読みしてきた。
スゲェ、スリリング。
続けて読むとハルバーサンが正常では無くなっている兆候や
クルーゼの有能さがよく分かるわ。
アムロは、
ソキウスにとっては、父親代わりで良き上官。
味方にとっては、最強のエースで話の分かる男。
敵にとっては、冷酷非情の殺戮者。
でも、英雄と呼ばれる兵士ってそういうものだよな。
いいとこ無しのお春さんだっけど、種世界の人間が抱えている問題を
体現してみせたことで物語的には大きな役割を果たした。
これを教訓とできるかが今後の連合の運命を決めるかも。
次回でのアムロVSクルーゼ戦が待ち遠しいぜ!
特火重粒子砲を持たせてる時点でMK-2がPS装甲だと勘違いしてるな
MK-2はPS装甲でない分継戦能力高いから困った時の時間切れ作戦は通じないぞ、どうするクルーゼ?w
アスランとニコルもGとはいえアムロ相手には分が悪すぎる
ニコルはミラコロで奇襲とかやりそうだけど、アムロには効かないだろうな〜
ミラコロでの攻撃をかわされ驚愕するニコルの姿が頭に浮かぶ…
>>905 > これを教訓とできるかが今後の連合の運命を決めるかも。
それって具体的に言うなら、
第八艦隊の生き残りがハルバートンの失策を批判して上層部に訴えられるかって事だよな。
アムロ達が言ったところで反ブルコス派の連中は耳を貸さないだろうし、
そうなるとその勢力縮小は出来ても不協和音は残り続けるわけだから。
流石にあれだけの被害に対し忠誠のみで口を噤んだりはしないと思うが…
>>906 400氏のクルーゼは戦術的視野が異様に広いから
なんか保険うっている気がする。
シグーでMK-2とマトモに戦っても結果は目に見えている訳だし。
>>907 規模のでかい組織に不協和音が無くなるなんてことはありえませんよ。
地球連邦にせよ連合にせよ、それを抱えたまま戦わなくちゃいけない。
上層部が腐敗しきっているのは目に見えて明らかですし。
でも反ブルコスが落ち込んで、ブルコスが勢力持ち過ぎても、プラント虐殺ENDしか待ってないんだよな。
その辺を今の盟主王がどうさじ加減するのか、この会戦が終わった後にあるだろう政治パートが今から待ち遠しいぜGJ!
910 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/16(木) 12:29:31 ID:2MiQedsI
でも実際反ブルーコスモス派の醜態がアピール出来た事
敵味方MS運用してその運用データが取れた事と実用性が証明されたことで
アズラエルの一人勝ちだなこの状況。映像やホフマンの通信あるんだから
反論はできないだろな。
ナチュ用ОSがもうあるのにストライク アラスカに届ける意味あんのか?
Gのデータ連合にもうあるのに。
しかしこれからMS量産されて ミノ粉状況下と同じ要領でnj下に対応して
チームプレイを身につけ錬度も上がればザフトはアドバンテージを失い
消耗が増大するだろうな。
アークエンジェルも最新鋭の戦艦を捨て駒にするなんて商人アズラエルはしない気がする。
長文すまん。
ゲターっていうMSがのるやつあったような
PS対策とはいえ特火重粒子砲(ビーム兵器)を持たせたのは失敗だったな
あんな馬鹿デカイ装備じゃ重さで機動性落ちるし、
相手はスラスター増設済みの改造GAT機…
分が悪いな
ひとつ分かることがある。
多分、クルーゼが砂漠にいたら馬鹿ゲリラ共を
痛烈な皮肉とともに情け容赦なく殲滅するだろうなw
>馬鹿ゲリラ共
そう言われて、少し前の98氏のSSの馬鹿どもを、思い出してしまった。
400氏のSSでは、しばらくアムロたちは、AA組とは関わらないだろうから、
砂漠の方は、原作通りの展開なんだろうけど。
そういえば、98氏と400氏のアムロの性格が違うと前に話題になったが
今回の話で決定的に違う面が見えた気がする。
>>915 98氏アムロにはAAという帰れる場所があるからな。
かつて自身が経験した環境に酷似した場所で、本人の役割は変わったながらも
哀楽を共にする仲間に囲まれているから、CE世界に迷いこんだ感じがしない。
400氏アムロでのアズラエルやソキウス達なんかは良い関係ではあるけど、
まだまだ仕事上での友人関係だから、アムロ本人はあくまで根なし草のまま。
98氏アムロが砂漠で様々な人に信頼されて指揮権を委ねられているのに対して、
400氏アムロは低軌道で派閥争いに巻き込まれながらの悲愴感漂う出撃。
1stの時点でララァに「守るべき人も守るものもない」と看破されてはいたけど、
400氏アムロは本当に何もない中で、その完璧な強さと精神力を見せつけるから
基本的な性格は変わらないはずなのに、異常な感じが浮き彫りになってる。
>>817 どうでもいいんだけどさ
種のビームサーベルってお互い干渉しないから鍔迫り合いとかできないんじゃなかったっけ?
>>917 >>829 モビルスーツ戦の本懐、サーベルの激突を否定する糞設定は
400氏によって意図的にオミットされますた。
>>918 ああ、ごめん
見逃してたみたいだ、把握した
まあ鍔迫り合い出来ないなんて種死で思いっきり無視されてた死に設定だもんな
本気で理解できない設定の一つだよなwww
鍔迫り合いができるUCもすげーけどw
何が楽しくて盾にサーベルを押し付けあわなきゃいかんのかw
一旦引いて切り付け直すとか、崩す動きを見せたらまだマシだったかもしれん
この設定を何かしら演出に活かすのならともかく
見た目もショボくなり爽快感ゼロ。
鍔迫り合いやシールドを切り裂くといった描写も使えなくなるという
演出面においても最低の設定だからな。
だな。干渉が無いなら無いなりの戦い方があるだろうに。
盾でしか防げないならもっと死角を狙うとか、
盾に当たったらサーベルスイッチ切ってすり抜けさせてスイッチ入れるとか。
負債流の解決法が
ビームサーベルで斬り合いできないんなら、実体のある剣で斬り合いすればいいじゃない
だったからな……
なんだよ、あのでっかい剣は。
実体剣を切り裂くビームサーベル相手に何を馬鹿なことをねー
せめてヒート系ならまだ言い訳がついたかもしれんのに。
鉄で出来てる人型をタダの鉄塊で斬るってアホにも程があるだろ。
おそまきながらGJ!!
ハルバートンの件は結局誰が悪かったんだろうな。
確執を決定的にしたアズラエル。
腐心して製造したGを強奪したクルーゼ。
月でMK-2を製造し運用オプションまで造って
ハルバートンの立場を無くしたアムロ。
優秀な兵を地球に召還し新兵を押し付けた上層部。
そして、トチ狂った本人。
う〜ん、やった事は最悪だったが
色んな要因ありすぎで一概に責められん気もするな。
遅れたが400氏GJ
アムロが魔乳にお春さんを囮にしたとか、見殺しにしたとか逆恨みされてないといいなぁ
でも無理かなぁお春さんにいろいろ言われてそうだし
お春さんについては、ホフマンの台詞どおり
どうしようもなく間が悪かったって事だな。
状況全てがお春さんの敵になった。
そういやいるんだよな〜
種世界にはお春さん以上に頑迷で国定のために
艦隊どころか国一つ燃やすことになる究極の馬鹿が一匹
その娘もだが戦争時には向かないんだよなー。
カリスマ性はあるから平時にこそ役に立つのに。
あれだ、やはり軍と政治を一緒にするのは良くない。
カミーユの精神崩壊を知ってるだろうから
意識的に感知能力を切り替えてるんじゃなかろうか
>>936 本文見る限りそんな便利な話でもないみたいだがな。
まあ、無差別に悲鳴とか聞いて硬直するのがNT最大の弱点で
それを消し去るにはその部分捨てちまうのが一番ではあるんだが・・・
アムロは戦士として生きる事を選んだのか…
選んだというか、選んでしまったというか、選ばざるをえなかったというか
味方には勇気と希望を、敵には恐怖と絶望を。
最高の兵士像ではある。
選ぶも何も他に選択肢が無いし。
アムロにパイロット辞めさせようと考えてたのはベルチルのベルだけで
他の人間は(WBの仲間ですら)アムロが戦士であることを望んでる。
Ζ後に赤い人がおかしな事しなけりゃ別の道もあっただろうけど
戦士でない生き方を選ぶには仲間も名前も捨てなきゃならない。
他のもの全部無くしてるアムロには酷な選択だよ。
ムル太のキャラの立ち位置が、
アムロとの出会いでお春さんのそれを包含するものに変わったのが主な死因?
役割がかぶるキャラは整理したほうがいいし。
計算づくでやったのならシャトル撃墜事件にも物語中での決着をつけてほしい。
ガイキングでブリーザを粛清したノーザのように。
メビウス氏のアムロは、どういった経緯でミネルバに来たのか、何時この世界に来たのか、ニューガンダムはどうなったのか等、まだ描写されてなかったよな?
ユニウスセブン落下の際にオーブ製のMSで助っ人に来たらしいけど。
その内、明らかにされるのかな?
なんか他スレにくらべて平和だな〜
お盆一時間スペシャル級の投下があったからなw
>>941 第9話の盟主王の発言から考えるとストライクのデータ確保までが盟主の介入で
(お春さんを結果的にさらに追い詰める結果になるがデータの重要度を考えると当然の行動)
後の展開はアムロ次第だったみたいだ。
シャトルについては誰にも想定外の事と思われ。(たぶん盟主は関心もない)
>>491 400氏のハルバートンはアムロに出会わなかったアズラエルなんだと思う。
能力はありながら敵意と嫉妬に囚われて周囲の状況が見えなくなり
自滅への道を辿った。
悲惨だけど何のために登場して何のために死んだのか分からん本編より
はるかに扱いは良いんじゃないかな。
ふと思ったんだが
お春さんは民間人満載のシャトル抱えたままで死ぬ気満々だったのか?
最初からAAとストライク最優先で死ぬ可能性も考慮してたならシャトルだけでも脱出させておくべきじゃないのか
この辺から既に痴将っぽさが滲み出てる気がする
原作でも同じだが(あるいは描写不足)避難民のシャトルの存在すら忘れてたっぽい
救いようねぇが…
>アムロ達は出撃の申請の際に自分達の作戦行動案を提示してきていた。
>そしてそれは、今の状況を出来うる限り防ぐための『負けないためのもの』だった。
>今となってはそれを使う余地は無くなり、戦う前から軟弱だと断じ
>にべもなく却下してしまった自分等の軽率をホフマンは心底後悔していた。
敵襲があっても退けられると思ってたんだろーな
そして一気に最悪の状況に陥ってシャトルを射出するタイミングを逸したかと
本編の方はマジ忘れてたとしか思えんが
ところでスレ立て初めてだけど
>>932をコピペでいいの?
>>947 今回の話のセリフ(原作本編でも同じセリフがあったのかいまいち思いだせんが)から考えるに、
AAにしろシャトルにしろ戦闘開始直後、
或いはそれ以前に降ろそうとすると連合の勢力圏外になってしまうからだったのでは?
952 :
950:2007/08/16(木) 21:54:16 ID:???
あぁ〜、URLからl50は削ろうぜ、と言う前に立てられてしまったが乙。
954 :
950:2007/08/16(木) 22:40:32 ID:???
正直すまんかった
>>946 本編のはただの劣化レビルという記号だったからな。
悲惨ではあったがこっちのお春さんはちゃんと生きたキャラになっていたから
確かに扱いはいいといえる。