◆プロジェクトX【401号室、ここは4階】(499+3)◆

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1名無しより愛をこめて
プロジェクトX 「401号室、ここは4階」
〜良心回路を守れ・幼児化する大学院生の謎〜

香川 英行教授
仲村 創
東條 悟
これはある大学の小さな研究室からはじまった、運命の物語である。

「本放送が終わっても…このプロジェクトに終わりはない…
 そこにあるのは…スレ住民の純粋な願いだけである…」

       その是非を問える者は?

東條「むつかしいはなしはおいといて、まったりやろうよ?…ですちゃん、ごー!!」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…

…てな訳で、殺伐としたTV本編はどこ吹く風
清明院大学3人組と龍騎ライダーズとその他大勢が織り成す
ですちゃんに引きずられたり引きずったり
なんちゃったりしてなんちゃったりなんかする
うっかりちゃっかりな日々。

前スレ:◆プロジェクトX【401号室、3度目の正直】(499+2)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1047735382/l50
前々スレ:◆プロジェクトX【401号室の再挑戦】(499+1)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039143741/l50
前々々スレ◆プロジェクトX・ミラーワールドを閉じろ◆(499) 虎
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10333/1033369563.html
関連スレ:プロジェクトX番外編・龍騎39.5話『地獄のエキデン』
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1036228197/

関連スレは2-10辺り。
2関連スレ:03/07/14 02:28 ID:jx7DyR9X
龍騎嫌スレリンク(各キャラの嫌スレリンク集)
ttp://2ch.attorney-site.com/iya.htm

東條関連スレ:
【タイガ】高槻純をマターリ語るスレかも…【ネオス】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1046957754/l50
【タイガ】東條悟追悼スレ【英雄】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040513507/l50(html化待ち)
【英雄】仮面ライダータイガPart.2【かも】
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1037/10378/1037807099.html (dat化)
【白】仮面ライダータイガPart.1【虎】
http://tv.2ch.net/sfx/kako/1030/10308/1030839488.html (dat化)

【英雄】こんな東條悟好き…かも【タイガ】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039696250/l50

香川&仲村関連スレ:
【追悼】香川教授を悼むスレッド【追悼】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1038094259/l50
【14人目?】仮面ライダーオルタナティブPart1【謎黒】
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10338/1033861687.html (dat化)
【勝手に】仮面ライダー龍騎EPSODEFONAL【補完】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1031794396/l50

よいこのためのほーむぺーじ(特撮画像ネタのアップローダー)
ttp://tanoyo.vxx.jp/
秘密の龍騎スレ龍騎ネタ保管所サバイブ(画像や記事の保管庫)
ttp://www.medianetjapan.com/2/14/tv_radio/gokuakurider/

プロジェクト] ショッカーの研究者たち
http://natto.2ch.net/sfx/kako/1020/10201/1020191894.html
3名無しより愛をこめて:03/07/14 02:46 ID:Vsw9025T
深夜のスレ立て乙!
4名無しより愛をこめて:03/07/14 08:52 ID:ObxW+XLU
1>乙〜!
5名無しより愛をこめて:03/07/14 18:03 ID:JT/8BLjI
佐野「1さ〜ん、スレ立て御疲れさまです〜〜!
   ところで百合絵さ〜〜ん、俺の泳ぎどうですか〜〜〜?(バシャバシャ)」
百合絵「素敵です、満さ〜〜〜ん!」
ゼール軍団「「(プールで泳ぐのはたのしいでつね〜)」」

山奥のプールから、中継で祝福するバカップル達だった。
6 ◆LEONok996s :03/07/14 21:04 ID:R8gpVqIB
1さん、スレ立て乙です

こちらはプロXスレの過去ログ保管庫
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/9968/
7名無しより愛をこめて:03/07/14 23:09 ID:2il1nda5
関連スレ:プロジェクトX番外編・龍騎39.5話『地獄のエキデン』
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1036228197/
関連スレ:◆プロジェクトX年越しSP 地獄の紅白歌合戦
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040037706/l50
関連スレ(初代スレ):プロジェクト] ショッカーの研究者たち
http://natto.2ch.net/sfx/kako/1020/10201/1020191894.html
8名無しより愛をこめて:03/07/15 00:15 ID:5Us3I0Px
香川「1さん、おつかれさまでした。
   それでは新スレ立て記念に楽しくイベント企画などいかがかと思うのですが・・

   まず私が先陣を切って一曲参りましょう

   たとえば私が 恋を恋をするなら 四つのお願い聞いて聞いてほしいの
   一つ やさしく 愛して 二つ わがまま 言わせて
   三つ さみしく させないで 四つ 誰にも 秘密にしてネ
   四つのお願い聞いて聞いてくれたら あなたに私は 夢中 恋をしちゃうわ

   それかれあなたが 恋を恋をするなら 四つのお願い聞いて聞いてほしいの
   一つ やさしく キスして 二つ こっそり 教えて
   三つ あなたの 好きなこと 四つ そのあと わたしにしてネ
   四つのお願い聞いて聞いてくれたら あなたに私は 夢中 恋をしちゃうわ

   一つ やさしく いつまでも 二つ ふたりは しあわせ
   三つ いつしか 結ばれて 四つ あなたと わたしは一つ
   四つのお願い聞いて聞いてくれたら あなたに私は 夢中 恋をしちゃうわ・・」
9名無しより愛をこめて:03/07/15 01:21 ID:XllO8SGk
東條「それじゃぼくたちもいくよー」
紅ローグ「…(アバアバアバアバアバレンジャー 夢へと頑張れ ソルジャー)」
白ローグ「…(アバアバアバアバアバレンジャー 僕らの正義はただひとつ)」
紅白ローグ「…(ダイノガッツ!!)」
東條「もしもぼくたちがひつようなときはーどこへでもーよんでくれ
 あいをまもるーそれだけのためにーとびだそうーげんきだして
 すべてのちからーあわせたときにーみたこともないえなじーこのせかいかえる」
紅白ローグ「…(GA! TAI! TA! TAI!)」
紅ローグ「…(アバアバアバアバアバレンジャー ひとつになって 明日へ)」
白ローグ「…(アバアバアバアバアバレンジャー 怖いものなしの向こう見ず)」
紅白ローグ「…(ダイノガッツ!)」
デス「うが(爆竜戦隊アバレンジャー)」
東條「ぱちぱちぱちぱち(拍手)」
10名無しより愛をこめて:03/07/15 01:33 ID:R08RQM4g
10レス目にしてやっと出てきたその男だった。
仲村「さあ、オープニングイベントはここまでだ。このスレの主役は俺だということを忘れてもらっちゃ困る。」
デス「うがが(おめえが主役だとお?)」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…

11山崎 渉:03/07/15 11:54 ID:Szhg/ZXj

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
12名無しより愛をこめて:03/07/15 13:04 ID:SUsUJ7fK
ローグ「……(他の嫌スレにならって、簡単な人物紹介を作ってみましたよ)」

香川英行:見た物を何でも記憶する大学教授。頭が良く温厚だがどこか浮世離れ。
     中島みゆきをこよなく愛する。妻子あり。
東條 悟:香川門下の大学院生。香川の作った良心回路を移植され、精神年齢幼稚園児に。
     普段はお菓子大好き・ひらがなしかしゃべれない丸顔のいい子ちゃんだが、
     まれに良心回路の封印が外れると、本編どおりの冷酷で凶悪な青年に。
仲村 創:香川門下の院生でツッコミ担当の常識人。口調は喧嘩腰だがなんだかんだで世話好き。
     「がりがり(後述)」の一番の被害者。

デストワイルダー:通称ですちゃん。親分肌な江戸っ子の白虎型モンスターで園児東條の保護者。
         邪魔なものを「クリスタルブレイク(通称がりがり)」で瞬く間に引きずって運び去る。
サイコローグ:通称ローグ。コオロギ型?の香川製人造モンスター。
       外見はホラーだが無口で控えめ、執事的な性格でドタバタを見守る。
       イベントに備えて強化改造され、キテレツ変形機能を持たされたことも。
紅ローグ:別名せぶんつーわん(東條命名)。ローグが香川と仲村に同時契約しているので
     負担を減らすべくたてられたローグ量産計画の産物。
     ミラーワールドで香川たちに命を救われ、赤いオルタナティブ02となった
     手塚の親友・斉藤雄一と契約しているらしい。特技はお茶をいれることと歌を歌うこと。
白ローグ:別名ねおす。紅白ローグは量産品のため、今のところお茶くみくらいしかできない。
     他に7色の量産品が起動されたが、食糧問題のため封印中。

東條「わー、なんだかじがいっぱいだねー。あんまりかんたんじゃないかも」
香川「スレも4本目ですからね。話題も増えるというものです」
仲村「喧嘩腰……被害者……ローグ、おまえ俺のことをこんな風にみていたのか」
デス「うがう(なんでぇ事実じゃねーか。文句あるのかい!)」ガリガリガリ……
斉藤「そのほかの龍騎アギト組は>>6の保管庫を見てね。555アバレン組は誰かよろしく〜(にこにこ)」
手塚「雄一、誰と話してるんだ?」
13名無しより愛をこめて:03/07/16 00:44 ID:ZTwltvE+
香川「>12さん ありがとうございました。私がみゆきタンをこよなく愛することまで
 紹介してくださって感激です。やはりプロジェクトXの始まりはこれでさうね。

 風の中のすばる♪
 砂の中の銀河♪
 みんな何処へ行った♪
 見送られることもなく♪
 草原のペガサス♪
 街角のヴィーナス♪
 みんな何処へ行った♪
 見守られることもなく♪
 地上にある星を誰も覚えていない♪
 人は空ばかり見てる♪
 つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を♪
 つばめよ地上の星は今 何処にあるのだらう♪ 」

みゆきを愛する教授の熱唱は続く。
14名無しより愛をこめて:03/07/16 17:13 ID:UKT9y8S0
みゆきタンを熱唱する香川を後目に。
イベント、と聞いて思い立った園児は、海の日に向けて海水浴の準備をし始め
た。(最初は香川の熱唱にノリノリだった園児だが、子供に集中力がないのは
無理な話で、いきなり違うことを始めるのも仕方がなかった。)
東條「かいすいぱんつとお、ふぁいずのうきわと、すなあそびせっとと、おぼ
  うしと・・」
仲村「こら東條、ちゃんと整理してから出せ!」
ぶつくさ言いながら、大きなビニールバックにそれらの荷物を整理する仲村。
ローグ「・・・・・(日焼け止めも必要ですね。)」
デス「うがうが?(俺らに必要か?)」
仲村は荷物を整理しながら、ふと陰鬱に呟いた。
仲村「お前ら・・海に行ってもな、気味の悪いお玉杓子だけは拾うなよ。」
ローグ「・・?(何故です?)」
デス「うがうがう(なんでぇ、藪から棒に。お玉杓子は淡水にしかすまねぇだろ。)」
仲村「海には時々・・公害の影響で突然変異の生物が流れ着くことがある。た
  とえばお玉杓子だ。そいつは成長してどんどんいろいろな物を取り込ん
  でいく。そしてしまいには・・」
デス「うがうがうがうがう!!うがうがうが!!
  (東宝映画の見過ぎだ!!ゴジラ対へドラなんぞ分かる訳ないだろ!!)」

いつも見慣れたご近所を引きずられながら、仲村は<青い海を返せ〜>と歌い続
けた。
15名無しより愛をこめて:03/07/16 22:53 ID:BwKTXO23
東條「あんぱんまんは〜きみ〜さ〜、げーんーきーをーだしーて〜♪
    あんぱんまんは〜きみ〜さ〜、ちーかーらーのーかぎーり〜♪」
元気いっぱいアンパンマン体操を踊る園児。
デス「がうがう(ボウズの奴、もう海パンはいて準備体操してるぜ)」
ローグ「……(海に行くのが待ち遠しくてたまらないんでしょうねぇ…)」
デス「うがう…(それに引きかえコイツはよう…)」

まだ仲村は、
仲村「海…いやな予感がする…悪いことが起こらなければいいが」
と、某占い師も顔負けの悲観論にひたっていた。

そして、香川教授のみゆきタンメドレーは、もう30曲目に入ろうとしていた。
16名無しより愛をこめて:03/07/16 23:30 ID:kL0zrPMb
スマートレディ
「はぁーい、ここで香川教授がこれまでに歌った曲目をふり返ってみましたー。
 皆さんのお気にの曲はあるかなぁー?」

1 地上の星        2 空と君のあいだに
3 愛情物語        4 シュガー
5 空港日誌        6 あした
7 時代          8 ひとり
9 あたいの夏休み     10 ひとり上手
11 ほうせんか       12 旅人のうた
13 ファイト!       14 私たちは春の中で
15 仮面          16 グッバイガール
17 トーキョー迷子     18 波の上
19 孤独の肖像       20 見返り美人
21 悪女          22 忘れられるものならば
23 傷ついた翼       24 やさしい女
25 アザミ嬢のララバイ   26 わかれうた
27 おもいで河       28 ピエロ
29 シーサイド・コーポラス 30 銀の龍の背に乗って

東條「あれぇー?へっどらいとてーるらいとはまだぁー?」
ローグ「……(あれは一番最後ですからまだまだ先なんですよ…)」
17名無しより愛をこめて:03/07/17 01:12 ID:pBPapu3w
デス「うがが(みゆきタンもいいけれど別の歌も聴きたいなあ。よし、ここはひとつ俺様がタイガースの歌を)」

仲村「お、さすがはタイガーのモンスターだな。しかしタイガースなんて昔の歌をよく知ってるな。花咲く〜娘たちは〜 花咲く〜野辺で〜 ってやつだな。」

デス「うがが(? 何だそりゃ? タイガースといえば今一番話題のこの歌だろうが。今年の優勝はもう決まりだ!)」ガリガリガリ……

デス「うがが(六甲おろしに 颯爽と 蒼天翔ける日輪の
 
   青春の覇気 うるわしく 輝く我が名ぞ 阪神タイガース
 
   オゥ オゥ オゥ オゥ 阪神タイガース フレ フレ フレ フレ)」

仲村「お前がファンだとは知らなかったよ・・」ガリガリガリ……

 
18名無しより愛をこめて:03/07/17 09:18 ID:LyxBqf8Q
そんなこんなで、運転手仲村(確定)が一連の歌謡ショーを眺めつつ、カーラジ
オいらないな〜などと考えている内に、海に来た。
(N:石坂浩司)
青い海にはフナムシがいる。
フジツボもいる。
クラゲもいる。
そして、ネコも埋まっている・・っておい!
東條「わ〜い、ですちゃんうめちゃえ〜。」
デス「うがうがうがう!(おいおいやめろ!)」
いつものように、きゃあきゃあはしゃぐ園児とですちゃんである。
それを眺めながら、ビニールシートを敷いて、のんびりくつろぐ仲村とローグ。
仲村「先生置いてっちまったけど、いいのか?」
ローグ「・・・・・(置き手紙をしておきましたから、心配はありませんよ。
   きっと先生のことですからご家族でこられるだろうし。)」
仲村「そうだな。ここまでくりゃあ先生がどこまで歌うかも見物だし。
  ・・もうアニソンに切り替わっている頃か?」
ローグ「・・・・・(つーわんとねおすがいますからね。彼らの得意分野でしょ
   う。)」
19名無しより愛をこめて:03/07/17 09:19 ID:LyxBqf8Q
現在の状況:香川教授の歌謡ショウは、大台を突破しようとしていた。

それはさておき、海と言えばすいかわり。そして砂埋め。
さらにはバーベキューなんかも楽しみで。
(マリンスポーツなんてあえて言わない。)
東條「おすなのおしろつくる、さんどあーとまつり!」
仲村「そんな渋いもん、よく知ってるな。」
??「サンドと言えばサンドロックだよねゴローちゃん!あとはデザートタイ
  プザクなんて言うのもあったよね。ザクマリナーやシャア専用ズゴック、
  マイナーなところではアッグやアッガイ・・・」
仲村「お前は、ガンダムエースでも電撃ホビーマガジンでもホビージャパンで
  もフィギュア王でもモデルグラフィックスでもハイパーホビーでも仕事し
  てろっ!!このガノター!!」
砂飛沫をあげながら31にデッドエンドが炸裂した。
東條「わー、おすながきらきらしてきれいだね〜。」
デス「うが・・(見るとこ違う・・)」
20名無しより愛をこめて:03/07/17 11:14 ID:g2Z5MrhY
(31)「ニュータイプとガンダムtheコレクションとサンライズエイジが抜けてるようょぅょぅ…(ドップラー効果)」
仲村「巣に帰れ!!」

仲村「空気の読めないオタクはこれだから困る。サイコローダーがオフロードバイクでよかった。
   神崎のサバイブじゃ、こんな砂浜でFVなんか絶対無理だろうな。
   きっとあのゴテゴテしたパーツの隙間にジャリジャリ砂が入って……」
東條「なかむらくん、おててとまってるよ」

砂の城づくりは、土台作りから工事遅延気味だった。
デストワイルダーの爪は、砂を掘り起こすのに一役買ったが、細工や運搬には不向きだった。

ローグ「……(砂運び用の一輪車でも調達してきましょうか)」
仲村「いや、子供の遊びにそこまで本気になることもないだろう」

香川教授のリサイタルには、アクションが入り始めていた。
21名無しより愛をこめて:03/07/17 15:07 ID:LyxBqf8Q
なんやかやと数時間後。
すなのおしろ・・のはずが、妙に爆発しまくったデザインの塔が出来ていた。
デス「うがうがうがうが・・(岡本太郎かよ。次郎だと王蛇の中の人だが・・)」
仲村「東條がご満悦だから、これで良いんだろう。デジカメも持ってきてるし、
  記念に写真でも撮るか。」
うるとらのくにのおしろ、とひらがなで書かれたすなのおしろをバックに。
仲村とですちゃん、園児が砂で鼻の頭を汚しながら、満面の笑顔でぴーすさい
んをしていた。
その後、楽しそうに潮干狩りに興じる園児。やはりデストワイルダーのでっか
い鍵爪付きの手が役に立った。
東條「ろーぐちゃーん!!おっきなかい、あったよ〜!!」
ローグ「・・・・・(これだけあれば、おいしいアサリ汁がたくさん作れますよ。)」
仲村「ニンニクをきかせたバター焼きも悪くないぞ。これで幾らか食費も浮く
  しな。」
デス「うがうがう(それしかないのかよ、お前の頭は。)」
その時である。
ローグ「・・・?(あれ、なんでしょう?)」
遠方でローグが何かを見つけた。
波間にたたずみ、海に濡れた漆黒の髪を潮風になびかせ、日の光を浴びきらき
らと輝く美しい裸身・・
仲村「噂をすれば・・だな。食欲がなくなった。」
デス「うがうがうがう(うぇ、見たくねぇもんみちまった)」

その頃。
佳境に入った香川教授は、マイク片手にローラースケートで室内を滑走してい
た。
22名無しより愛をこめて:03/07/17 15:57 ID:u+trb5mm
優衣「おにいちゃん、恥ずかしいよその格好…お願いだから水着くらい着てよ」
全裸「何を言うんだ優衣。人間は本来裸で泳いでいたんだ…。
   これが正しい泳ぎ方なんだ…。
   だから優衣、お前も」

最後まで言い終わる前に、全裸は般若のようになった優衣にどつかれて波間に消えていった。
23名無しより愛をこめて:03/07/17 17:21 ID:S9Jkreg+
で、しばらくして、巧達が来た。
真理「とうちゃ〜く!」
啓太郎「ほら、たっくん起きて!」
勇治「ついた〜」
海堂「青い海、白い砂浜、かわいいねえちゃん達・・・」
結花「海堂さん!」
草加「考えてることが幼児だね、ま、そんなもんか。」
続いて、ブラキオに乗ってアバレンジャーの面々がやって来た
凌駕&舞「着いた〜!」
はしゃぐ凌駕と舞
らんる「きれ〜・・・」
幸人「どうした?」
アスカ「な、なんですかあれは〜!」
らんるとアスカが見たものは、東條達が作った砂の城と潮干狩りをする仲村達
だった
幸人「トリノイドでもギガノイドでもなさそうだな・・」
凌駕「潮干狩りしてるみたいですね。」
幸人「まあ、それならいいか・・・」
そして、空からは真司達が現れた。
真司「おっ、やっと着いた〜」
ドラグ「ごお〜っ(デス達も居るみたいだな。)」
マグナギガ「・・・(何だか岡本太郎みたいな砂の城もありますね。)」
何故か背中にバーニアが装着されたマグナギガの背に乗りながら、25に手当て
をしてもらう31であった。
真司「着陸するぞ。」
蓮「あそこがいいんじゃないか。」
(31)「じゃ、マグナギガ、着陸態勢に入って。」
マグナギガ「・・(了解しました。)」
この後、海の平和が破られることを、皆は知らなかった・・・

24名無しより愛をこめて:03/07/17 18:09 ID:LyxBqf8Q
そんなわけで。
砂煙を上げて立ち止まるバジンとバッシャー。降り立つドラグレッダー。
たどり着いたブラキオ。着陸したマグナギガ。

はっきり言おう。みんな、到着した位置が悪かった。

ぐしゃ。

園児が、仲村が、ローグが、デスが、丹誠込めて作ったすなのおしろが、あっ
という間につぶされた。
そして。

東條「ひーろーなんて・・ヒーローなんて最低だぁっ!!」

阿鼻叫喚のガリガリやらコロコロ一斉掃射やら、デッドエンドやら、しまいに
は園児の指パッチン(Gガンダム参照)で呼び出された機龍改のアブソリュート
ゼロで、海水浴に来た輩全てが、訳も分からず吹っ飛ばされた。

数時間後。
えぐえぐと泣く東條の傍らで、一生懸命慰めているですちゃんと、吹っ飛ばさ
れたすなのおしろを一生懸命片づけるローグと仲村の姿が切なく夕日に映し出
されていた。
オンパレードも終えやっとこ合流した香川は、泣きじゃくる東條の傍らへ歩み
寄った。

香川「・・どうしたのです?」
25名無しより愛をこめて:03/07/17 18:11 ID:LyxBqf8Q
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった園児は、たどたどしい言葉で香川に一生懸命
訴えた。
東條「みんなでづぐっだおじろがで・・おじろが・・」
えぐえぐ泣きじゃくる園児。香川は優しく園児の頭をなでた。
香川「今日はもう遅いですから。今度、みんなでもう一度、お城をつくりまし
  ょう。私もお手伝いしますから。」
東條「ほんどに?」
ローグ「・・・(そうですよ、さとちゃんさん。またみんなで一緒に作りましょ
   う。)」
デス「うがうがうが!(今度はな、もっと立派な天守閣付きのでっかい城を造る
  ぜ!)」
仲村「天守閣はちょっと無理があるんじゃないか?」
デス「うがうがう!(俺の趣味にケチを付ける気か!)」

だだっ広い砂浜を、砂煙を上げて駆け抜けていくですちゃんを見て、やっと笑
顔の戻った園児だった。
そして砂抜きをしたアサリのバター焼きでお腹を膨らませ、さらに大満足の園
児らは、再び帰途についたのだった。

香川「今回は思わず歌に気を取られ、不覚でした。
  次回また海に来た際には、鉄壁を記す砂の城を作りますよ。」
ローグ「・・・(香川様、その設計図は一体・・(汗)」

おそらく、吹っ飛ばされたご近所連中も、次回の海水浴に向けてリベンジを果
たすに違いない、と運転手・仲村は一人戦慄を覚えるのだった。
26名無しより愛をこめて:03/07/17 18:27 ID:LyxBqf8Q
北條「誤解が生じると困りますので補足を。
  海の日までには日時もありますので海水浴イベントを書かれたい方は、こ
  れでおしまいではありませんので、遠慮なさらずにレスを投げ込んで構い
  ませんよ。一視聴者として、話の流れがどう転ぶかは楽しみですので・・
  (ニヤリ」
河野「どこを見て話してるんだ?北條。」
27名無しより愛をこめて:03/07/18 16:16 ID:Zc4qdN5b
デス「がうがう…(とはいっても、海から帰ってすぐじゃ次の海水浴の準備を
  する気にはなれねえな…)」
香川「そうですね、海の日までもちょっと間が空いてますし」
東條「ねえねえ、それだったらみんなではなびしようよ〜。
   さとちゃん、うみではなびしようとおもってかっておいたんだよ〜」
そう言って、どこからか夏の風物詩、花火の束をごっそり持ってくる園児。
仲村「お、花火か。そういえば最近やってないな」
東條「なかむらくん、ひ つけてほしいかも」
仲村「よし、ちょっと待ってろ(ライターをごそごそ)…ほら着いたぞ。
   しかし見慣れない花火だな。どこの製品だ?
   えーと………スマートブレイン!?」

イヤな、予感がした。

28名無しより愛をこめて:03/07/18 17:33 ID:levH24zV
そこへ。
??「ちびっこは、夜に火を使うとおもらしをするんだ。気を付けた方がいい。」
仲村「そうだな・・って、何であんたがここにいる!?」
戸田「お盆も近いんで帰省した。ちょうどスレも変わったしいい塩梅だと思っ
  てな。おっと、その花火だけは扱いに気を付けた方がいい。」
そう言いつつ九州名産のお菓子・陣太鼓の詰め合わせを律儀に手渡す戸田だっ
た。
香川「これはどうも、わざわざ。しかしこの花火、何か仕掛けがあるというの
  では・・」
とか何とか言いつつ成分表を見る香川と戸田。
東條「ね〜ね〜、せんせいもうえまつさんも、はやくはなびしよ〜よ〜。」
じたじた足をばたつかせ愚図る園児をよそに、香川と戸田の表情に、緊張が走
った。
香川「100%オルフェノク仕上げ?」
戸田「やっぱりな・・。火を付けた瞬間、大量のオルフェノクの亡霊が花火か
  ら出現し、マイムマイムを踊り出す。挙げ句の果てには・・」
もっともらしく説明する戸田の傍ら。
園児がオルフェノクと一緒に、楽しそうに踊っていた。
仲村「ちゃんと聞けよ、人の話・・・」
29名無しより愛をこめて:03/07/18 21:46 ID:3+SRuMpN
話は、数時間前にさかのぼる。
>>24で吹っ飛ばされた奴等は、全員ブラキオを盾にして助かったのだ。
その夜は、全員ブラキオの中をテント代わりに使った。
ブラキオ「(全員に盾にされるわ、テント代わりにされるわ、全くついてないブラ。)」
そんなこんなで、時は流れ、今、丁度香川らが花火をしている時だった、
派手に上がる花火と共にオルフェノクが現れたのを見て、急いでそこへ急行、
一同が降りてみると、そこにはオルフェノクの亡霊と楽しそうに踊る園児の姿だった。
真理「うっわぁ〜、すごく楽しそう!」
東條「あ、やきにくやであったおねえちゃんたち!」
で、ここで、思わぬ出来事が。
木場&結花「!!」 
戸田「!!」
真司&蓮「!!」
香川&仲村「!!」
勇治と結花は戸田の姿を見て、真司と蓮は香川と仲村、そして東條の姿を見て驚いていた。
そのころ、東條から海に行った時の出来事を聞いた真理は
真理「そうだったの、ゴメンね、今度はみんなで行ってみんなで作ろうね。」
東條「ほんと!やくそくだよ!」
真理「うん!」
啓太郎「僕は啓太郎。」
真理「あたしは真理。」
巧「俺は乾巧。」
啓太郎「たっくんって呼んでいいよ。」
巧「おい!」
そして、その一部始終を見ている悪がいた。
壬琴「ふっ、面白い、あの白い砂浜を赤に染めてやるぜ。」
浅倉「はぁ、派手な祭りになりそうだぜ。」
それを聞いていた神崎。
神崎「まずいことになってしまった。」
あの海には、明日優衣やおばさん達が行くのだった、果たして、彼等の運命は?
30名無しより愛をこめて:03/07/19 13:50 ID:DylPKMc4
>>29の話は、トップゲイラーの夢だった。
トップ「変な夢だったゲラ。」
数時間後
壬琴「おい、トップゲイラー、海に行くぞ。」
トップ「(何、あれは夢のはずゲラ。)」
確かに、あれはトップゲイラーの夢だった、しかし、東條達や浅倉達が海へ行くのは事実だ、
優衣やおばさんが行く事も事実だった、そのころ、ブラキオ内
東條「みてみて〜S−RHFふぁいずとかいざもってきたんだ〜、おーとばじんと
さいどばっしゃーもあるよ〜」
ティラノ「ライドラプターセットとDXアバレンオーは?」
東條「持ってきたよ〜」
トリケラ「嬉しいケラ。」
で、数時間後
プテラ「着いたプラ。」
バジン「(日光浴で真っ黒に焼いてみたいバジン。)」
バッシャー「(んなこと出来るわけないバッシャ。)」
巧「何話してるんだよ、二人とも。」
バジン「(いや、別に。)」
その時
ブラキオ「前方からトップゲイラーが接近してくるブラ!」
アスカ「何だって!」
ブラキオ「それだけじゃないブラ、紫の蛇と灰色の怪人も来るブラ!」
さあ、もうお分かりいただけたろう、アバレキラーに加え、王蛇、オルフェノク
まで来てしまった。
巧「仕方が無いな・・・」
巧、草加、真司、蓮、(31)、仲村、香川、東條「変身!!」
凌駕「俺達も行きましょう!」
凌駕、幸人、らんる、アスカ「爆竜チェンジ!!」
アバレキラー「ほう、全面対決ってわけか・・」
王蛇「はぁ、ますます面白くなってきたぜぇ。」
さて、この戦い、どうなるのやら?
31名無しより愛をこめて:03/07/19 21:30 ID:s8cOOBGl
果てしなく続く戦いが宇宙の彼方からでけぇ奴を呼び寄せた。

翌日海に着いた優衣とおばっさんが目にしたものは、敵味方区別なく全員が潰された姿だった。

S−RHFファイズとDXアバレンオーが波に洗われていた。

遥か空の彼方を大神龍が飛び去っていくのが見えた。

「みんなの命は取り返しがつかないけれど、これでもう二度と戦いが起こることはないでしょう」

「みんな、さようなら」

溢れる涙が頬を伝っていた。
32名無しより愛をこめて:03/07/19 23:42 ID:tZQueY7y
優衣「お兄ちゃん、こんな結末って無いよ…ひどすぎるよ…!
    お願い、なんとかして…!」
涙で頬をぬらしながら訴える優衣&小優衣&小士郎。
士郎「わかった…俺のこの技はこういう事態が起こった時のためにある…。
    このスレでどうしようもない悲劇が起こった時、もう一度チャンスを与えるために。

          タ イ ム ベ ン ト !! 」

金の羽が舞い、あたりを覆い尽くした後には…。


東條「わーい、うみでみんなでごはんをたべるのはたのしいね〜」
巧「ああ…だが、なんでこんなに大人数なんだ!?」
啓太郎「それよりなんでこの現代に恐竜がいっぱいいるのさ!?」
凌駕「恐竜じゃないですよ、爆竜です!ちっとも怖くないですよー!」
舞「こわくないよ〜!」
浅倉「それよりさっさと肉をよこせ…!イライラする…」
仲村「お、おい、皿まで食うなよ!?」
壬琴「ふん、馴れ合いの仲良しごっこか…空しいぜ。」
らんる「自分も食べてるくせに…。」

何故か、浜辺でバーベキューパーティーに雪崩れ込んでいた。
33名無しより愛をこめて:03/07/20 00:27 ID:G2Q/RRHl
仲村「おい!起きろ!いつまで寝てるんだ!目を覚ませ!」
東條「え?あれ?なかむらくん?ほかのみんなは?かいすいよくは?ばーべきゅーは?」
仲村「なんだなんだ、海水浴の夢見ておねしょなんかしたのか!?」
ローグ「…(さあ早く服も下着も全部着替えてください。布団も乾かさなくちゃ。雨続きで外で干せないというのに)」
そして香川教授と紅白ローグの熱唱はまだまだ続いていた。
34名無しより愛をこめて:03/07/20 18:18 ID:FQjQSBUQ
いい加減にしろ
35名無しより愛をこめて:03/07/20 18:56 ID:5jzs5WE1
仲村「何だ?随分とめちゃくちゃな流れだな?こりゃ一体どうなってんだ?」
東條「わかんなぁい〜。ぶぅ〜。」
オルフェノクのマイムマイムも終わり、オールキャストのバーベキューも終え
て、仲代が来たり浅倉が来たりの展開もあってから。
細々とオルフェノクらと祭りの後片付けをしていた401の面々と戸田だった。
戸田を見送ってから後、仲村はチラシを一枚拾い上げた。
仲村「整体リラクゼーション・・?」
香川「ほう、深夜でも営業で料金は格安だそうですね。」
仲村「出張サービスもあるそうですよ。電話で連絡しましょうか。」
香川「そうですね。連日の出稼ぎで疲れも溜まっています。少し解して貰いま
  しょう。」
早速電話を入れる香川らだったが・・・
まさか意外な人物(?)が来ようとは思っても居なかった。

??「整体にきましたケラ!」
36ちょこっとタイムベント:03/07/20 20:39 ID:tjjzE2na
>>34
東條「びえ〜ん、ひどいよなかむらくん〜、いいかげんにしろなんて〜」
仲村「だってお前、25歳なんだぞ!?いい加減オネショ癖くらい直せよ!」
東條「え〜ん、ですちゃん〜〜〜!」

仲村は、やっぱりガリガリされる運命なのだった。

>>35に続く
37名無しより愛をこめて:03/07/20 23:03 ID:e8Rd1QQw
いい加減にしろ
38名無しより愛をこめて:03/07/20 23:18 ID:tjjzE2na
>>37
幸人「整体してもらっておいて、『いい加減でマッサージしろ』とは偉そうだな(ぐりぐり)」
仲村「ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!ごめんなさいごめんなさい」
トリケラ「幸人さんは口は悪いけど腕は確かケラ!すぐにラクになりますケラ!」
香川「次はこっちも頼みますね」

主張リラクゼーションでリフレッシュ中の401号室トリオだった。
39名無しより愛をこめて:03/07/21 00:09 ID:WKzMJR5a
香川「おかげですっかり良くなりました。」
東條「ゆきとさん、ひるまはばーべきゅーあんまりたべてなかったねー」
幸人「何のことだ?」
仲村「いや、バーベキューの夢を見たらしいんだよ。ところで今回は格安料金だそうだが?」
幸人「これが料金表だ。」
彼が取り出した一枚の紙を見た仲村だったが、
仲村「なんだこの料金は〜?ゼロが4桁多過ぎるんじゃないのか?」
幸人「何を言っている。この料金で俺の整体を受けられるなんて格安もいいところだぞ。」
40名無しより愛をこめて:03/07/21 09:45 ID:UD9iK33g
幸人「だが、条件次第ではそのゼロ四つを外してもかまわんが。」
ケラ「ゆ・・幸人さん、まさか・・」
条件次第。その言葉に仲村は嫌ーな汗を掻いた。
その表情を楽しむかのように、幸人は、デコムカデばりの不適な笑みを浮かべ
た。
幸人「夏に向けての新作カレー。その試食を引き受けるならな。」
東條「わーい、さとちゃん、たべるー。」
仲村「おい、東條!余計な事を言うんじゃない!!」
香川「いいでしょう。お引き受けしますよ。但し、三十分だけ時間を頂けます
  か?」
仲村「先生・・!?」
三十分だけ、仕込みに入る香川。片や幸人は早速トリケラの背中に積んだ材料
を降ろし、調理にかかった。
仲村「非常に嫌な予感が・・」
41名無しより愛をこめて:03/07/21 16:21 ID:sTymoq6l
>40
カレーの匂いに黄色いデブがわらわらと集まってきた。
特撮の古典であった。
42名無しより愛をこめて:03/07/21 17:54 ID:p3Aens4D
??「知っているか! 三十年弱の歴史を誇る東映戦隊シリーズにおいて、
   「カレーが好きな黄色のデブ」は、実は初代キレンジャー大岩大太一人だということを。
   二代目キレンジャー熊野大五郎はあんみつ好きの甘党、
   カレー好きの設定があるバルパンサー豹朝夫は当時太ってはいなかった。
   デブキャラ自体意外と少なく、キレンジャーの他にはゴーグルイエロー黄島太と
   イエローオウル大石雷太のみ。
   食い意地のはった黄色キャラは多々いるが、むしろスマートな者が多い。
   古典と化した「ゴレンジャー」の人気と一般への浸透率の高さがうかがえる例と言えよう」
? 「はいはいはい、どーもーお邪魔しましたー。みんな、DVD買ったかー?ミャハ★」

などと、通りすがりの黒岩省吾と涼村暁が、どうでもいいやりとりをしている間
凌駕は満面の笑顔で、居並ぶカレー好きに如才なくビラをまいていた。

凌駕「カレー好きならぜひ「恐竜や」へどうぞ! 恐竜カレー、おいしいですよ!!」
ビラに誘われたグルメたちで、恐竜やがごったがえしていたその頃。

幸人が出張している清明院大学401号室。試作品のカレー作りに腕をふるう幸人。
仲村「確かに匂いはカレーだが…なんだか妙な色だな」
ケラ「ゆ、幸人さん…そんな物も入れるケラか!?」
幸人「隠し味だ」
仲村「にしては、量が多すぎないか…」

東條「わーい、かれー!かれー!…あれ、せんせいはどこいったのかな」
ケラ「空白の30分に香川先生は何をしたケラ? 続きは、CMの後ケラ♪」
43名無しより愛をこめて:03/07/22 10:09 ID:43U7Bm9u
三十分後、約束通り戻ってきた香川である。
香川「試食を始めましょうか。」
幸人「いいだろう。」
香川の前に用意された、何とも言えないカレー。それはえもいわれぬ香り(異
臭)を放つ、緑色のカレーだった。
幸人「このカレーは、厳選スパイス(バラのタトゥの蔦・ギノガ変異体のかけら
  カクタスオルフェノクの棘・エキセタムの頭)にプラスして十六種のスパ
  イスと、厳選された素材をプラスした、新世紀のスーパーミレニアム三式
  カレーだ。少々アレンジを加えてスープ系のタイ式にしてみたがな。」
香川「では遠慮なく頂きましょう。」
そう言った瞬間、香川の動きが早まった。
わんこそばでも流し込むようにカレーを胃袋に放り込む香川。
礼儀作法もへったくれもないがっつき方で、あっという間に鍋の中全てのカレ
ーを平らげた。
幸人「・・・・・」
ケラ「信じられないケラ。」
44名無しより愛をこめて:03/07/22 10:10 ID:43U7Bm9u
試食は済ませたからと約束通り、割引して貰った401号室。
三条幸人とお供のケラちゃんが帰った後、以前信じられないと言った風の仲村
だった。
仲村「お前、絶対に香川先生じゃないな?途中から、皿に顔をつっこむ勢いで
  食ったろ。」
東條「いぬみたいなたべかたは、しちゃいけないんだよ〜。
  ですちゃん、め〜だからね。」
そう言いながら、園児が香川の頭をなでなでし始めた。
その瞬間、ライダーの変身解除と同じく香川の身体がガラスのように弾け、
デストワイルダーの姿(ワイヤレスマイク付き)が現れた。
デス「うがっ(すまねぇ)」
仲村「・・そうか、コピーベントか!」
その言葉と共に、今度は香川の姿が壁からじわじわと出現した。
香川「その通りですよ、仲村君。さっき高見沢君の所へ行きましてね、彼から
  コピーベントのカードを拝借したのですよ。
  そして一部始終をこの、バイオグリーザとともに見ていたというわけです。」
グリーザ「きゅるきゅるきゅ(そういうわけで香川さん、約束通り、ウチの旦那
    の欲しがってた例の物を頂きますよ。)」
香川「ええ。」
どもどもと丁重に挨拶をしながらバイオグリーザは主人・高見沢の下へと帰っ
ていった。
45名無しより愛をこめて:03/07/24 08:22 ID:zvlacvRc
「同情するなら金をくれ!」
ちゃりーん!

「同情するなら金をくれ!」
ちゃりーん!

「同情するなら金をくれ!」
ちゃりーん!

「同情するなら金をくれ!」
ちゃりーん!

香川の作った例の物、
<1/125スケール・振られちゃった元婚約者完全再現おしゃべり貯金箱>に黙々と500円玉を渡し続ける高見沢と、
そんな主人の未練たっぷり傷心っぷりに涙するバイオグリーザだった。
46名無しより愛をこめて:03/07/25 11:04 ID:/0opO21B
ローグ「…(いよいよ明後日は例の日ですね)」
デス「がるる(おうよ。夜なべして作ってきた甲斐があるってもんよ)」
仲村「奴は食い物に関しては意外と勘が良いからな。見付かるなよ?」
ローグ「…(その点は大丈夫です。あとは仕上げだけですから。
  残りの作業はサトちゃんさんに気づかれない様にMWで行います)」

香川「MWだと見付け難い代りに危険も多いでしょうね。腹ペコゼール達は特に危険です。
  モンスターに見付かって持っていかれないよう、くれぐれも気を付けてくださいね」

今度の日曜に年が一つ増える園児(大学院通学中)に気づかれぬ様、何かの準備を始める香川達。
…だがしかし。秘密に善意でなにかゴソゴソ始めると、ろくな結果にならない事もままある。

波乱がゆっくりと401号室に近付いていた(かもしんない)…。
47名無しより愛をこめて:03/07/25 15:06 ID:TL7VDqmf
東條「はーるかなほしがぁー、ふーるーさーとーだー♪」
とりあえずローグらの行動に気づかせぬよう、園児の気を紛らわせるために、
ウルトラセブン1999最終章を見せる仲村。どうやら戸田が強引に押しつけた物
らしい。
だが、突如園児がタラちゃんばりに泣き出した。
仲村「おい、どうした!?」
テレビの画面では、戸田にそっくりな男がなにやら精神崩壊を起こしていた。
仲村はため息を付きながら、映像をウルトラマンネオスに切り替えた。
東條「どーぎーあぷ、どーぎーあぷ、おーねーおすー♪」

例え一つ年とろうがとるまいが、早々変わりなんて無いんじゃないか。
思わず苦笑する仲村と、東條の中の人とタメの名無しだった。
48ヲタ6:03/07/25 20:53 ID:CqML2vbw
そんな中、ウルトラセブンの歌に反応して、一匹のローグが目覚めた。
青ローグ「どぉぉぉぉりゃー!」
彼は
青ローグ:別名こすもす(東條命名)。モンスターの癖に特撮好き、小説なんかも
もっていて、熱血、冷血、寛大、短気の4重人格、量産ローグの中で一番高性能で、
モンスターの中で唯一日本語を喋れる。
香川「青ローグ!どうして封印が解けたんだ・・・・」
仲村「まさか、さっきのウルトラセブンの歌で封印が解けたんじゃ・・・」
青ローグ「イエ〜ス!俺はセブンの歌を聴いて封印を自力で解いたのさ!」
東條「あ〜、こすもす!」
青ローグ「ハァ〜イ東條!元気だったか?」
東條「うん!」
青ローグ「よ〜し、それじゃあ早速、この『仮面ライダー誕生1971』を読んであげよう!」
東條「わ〜い!」
東條を膝に乗せて、「仮面ライダー誕生1971」を読み始める青ローグ、
その途中、香川達にウィンクする青ローグ、微笑む香川。
香川「ふっ、さてと、青ローグが東條君の気を引いている間に準備を終わらせましょう。」
仲村「はい。」
巧「今回から、青ローグはレギュラーになったということで頼むぜ。」
啓太郎「たっくん、誰に向かって話してるの?」
49ヲタ6:03/07/25 21:00 ID:CqML2vbw
青ローグの別名、あぐるの方が良かったですか?
50名無しより愛をこめて:03/07/25 21:25 ID:gkyzs9Po
こうして、なんだかわからないうちに
白ローグと赤ローグと青ローグの三匹のローグが揃った。
東條「あかとしろとあおだと、ならぶとがんだむみたいだね〜!」
仲村「あ、バカ!その単語を口にすると…」

(31)「やあ俺の活躍みてくれてる?こないだなんかさぁ
   カラミティの砲撃がなかったら連合軍は全滅だったよね〜」
仲村「ああ…やっぱり湧いて出やがった…」
恍惚の表情で、自らの活躍をえんえん語る(31)。
園児の機嫌が目に見えて悪くなってきた。

東條「きたおかさんのおはなし、ながいからやだー!
   なかむらくん、ですちゃん、ろーぐちゃん、あそんで〜」

…準備計画は、一気に窮地に立たされた。
51名無しより愛をこめて:03/07/26 00:44 ID:94THjEBN
>50
オルガ「てめぇの活躍じゃねえ!てめえはいつもうっせぇんだよ!」
ある意味ライダーにも匹敵するヤクルトパワーで(31)を蹴り倒し引き摺りまわし嫌北スレに連行するガンダムの中の人であった。
52名無しより愛をこめて:03/07/26 01:12 ID:AEjFWwtJ
いい加減にしろ
53ヲタ6:03/07/26 14:27 ID:+XEq4UUO
そんなこんなで
青ローグ「ふぅ、オルガとか言うパイロットボーイのおかげで助かったぜ。」
東條「こすもす〜こんどはこの『かめんらいだー・・・なんてよむのかわかんないよ〜」
青ローグ「ん?おおっと〜誕生の方は読み終わったな、どれどれ・・・・・・
あ〜!この『仮面ライダー希望1972』を読みたいんだな〜」
東條「うん!」
青ローグ「よ〜し!読んであげよう!」
仲村「ふぅ、サンキュー、青ローグ。」
香川「さあ、続けましょう。」
こうして、準備計画は順調に進んだ。
54名無しより愛をこめて:03/07/26 21:08 ID:N7YQhpmh
とりあえず、ケーキは焼き上がった。
が、最後の仕上げをしていたローグの手が、ふと止まった。

ロウソクは、何本立てたらいいのだろう。

仲村「普通に考えたら26本だろ」
ローグ「…(しかし、今のさとちゃんさんは心の園児ですから、
5本くらいが妥当かな、とも思えてきまして)」

?「中の人にあわせて30本だぁぁ…おまえも三十路になるんだぁ…
ハハ…ハハハ…」
??「先生、何ブツブツ言ってるんスか」
傷にしみるマキロンの痛みに耐えながら呪いの言葉を吐く(31)と
それを生暖かく見守る(25)だった。
55名無しより愛をこめて:03/07/26 23:46 ID:9Nf+P27+
仲村「何だ?随分とめちゃくちゃな流れだな?こりゃ一体どうなってんだ?」
東條「わかんなぁい〜。ぶぅ〜」
みんな仲良くケーキを食べ終わり、青ローグの活躍で誕生パーティも無事に終え
て、オルフェノク3人組がプレゼントを差し入れに来たりスマートブレイン社から
妖しげなバースデイカードが届いたりの展開もあってから。

?「みんな、今日も俺の活躍見てくれたかな?来週も期待しててね〜」
??「先生…(今日はOPしか出てなかったような気が…)」
?「そうそう、先週から歌が新しくなったんだよね。今度の歌も…
  いいものだ…なんつって、ははは」
??「せ、先生…;」
香川「そんなにいい歌なのですか。ではさっそくローグ達のレパートリーに
  加えておきましょう」
仲村「せ、先生…;」
56名無しより愛をこめて:03/07/27 09:10 ID:6J+3iHCh
誕生日

それは人が周囲に望まれ、祝福されてこの世に生を受けた日であるわけで

実に輝かしく、おめでたい日であるわけで

その日、

朝から401号室の窓の外では、遠雷が轟いていた。

デストワイルダー「(まあ、夏だからしょうがねえってことで。)」

連日の荒れ模様に、用務員のおじさんが用心でブレーカーを落とした研究室は、暗かった。

東條「あのねーきょうはねー、がかのごっほがけんじゅーじさつをはかったひ
   なんだってー!ねえねえなかむらくん、けんじゅーじさつってなにー?」

仲村「…お前、わざとやってるわけじゃないよな?」

香川「まあまあ、他は○ッキード事件がどうこうした日といった具合ですからねえ、
   一番印象的だったんでしょう。」
昨夜のケーキの残りに改めてロウソクを灯すと三人の姿が薄闇の中に浮かび上がる。

香川「そういえば、以前神崎優衣さんもここで誕生日を祝っていましたっけ。」

仲村「ですから先生も、わざとやってるわけじゃないですよね!?(泣)」

この必要以上に薄暗く温暖湿潤な空気は何なのだろうと思う仲村だった。

デストワイルダー「(まあ夏だからしょうがねえってことで。)」

そんな土用の丑の日だった。
57名無しより愛をこめて:03/07/27 09:50 ID:73PSYRGC
ローグ「…(今夜はうな重ですよ)」
58名無しより愛をこめて:03/07/27 11:12 ID:A88P7Ksy
東條「きょうはうなぎをたべるの〜?
   さとちゃん、きょうのしゅやくだから、いちばんおおくたべられるんだよね?」
仲村「お前、ちゃっかりしてるな…」

ケーキにうなぎで、天気は悪いがハレの日らしくなってきた401号室だった。

デス「がうがう…(しかしケーキとうなぎ…食い合わせが悪そうだ…おえっぷ)」
ローグ「……(なんで一緒に食べようと思うんですか。
     それよりさとちゃんさんにプレゼントが届いてるみたいですよ)」
59名無しより愛をこめて:03/07/27 17:15 ID:Z4fp7+tW
仲村「送り主がバー・クローバーとなっているんだが…しかしこの箱の大きさと形から見て酒ではなさそうだ」
60名無しより愛をこめて:03/07/27 22:21 ID:5k7cF8iJ
東條が箱を開けると出てきたのは、犬の形のビーズクッションだった。
東條「かわいい!」
仲村「よかったな。大切にしろよ」
香川「おや、カードがついてますね。
   このプレゼントは、どうやらジェイさんが選んだようです」
仲村「まあ、デコメガネやバーテンねえちゃんは子供にプレゼントってガラじゃ
   なさそうだしな」
東條「ぶー! えいごよめなーい」
仲村「どれどれ…なんだローマ字じゃないか」

「toy storeではセワになたネ。ビックリすることもあっタけど楽しかったヨ。
 チャコは元気にしてるヨ。今度あそんであげテ。
 チャコはあげられないケド、チャコに似たクッションあげル。かわいがってほしいネ」

仲村「あいつ、強面だけど実は優しい奴だったんだな」
東條「あ、したのほうにもなんかかいてあるみたい。よんで」

「P.S. Jのbirthday、明日ネ。presentはチャコが喜ぶオモチャかdog foodが嬉しいヨ」

仲村「…催促か…」
香川「あるいは物々交換要求、ですかね。まあ贈られた物に罪はありませんし
   東條君も喜んでますから、後で犬用缶詰でも送っておきましょう」
61名無しより愛をこめて:03/07/28 00:34 ID:Tku6+QuS
ところ変わっていつものマンションの一室・・
海堂「401号室は今夜はうなぎだな。」
木場「なぜわかる?」
海堂「昨日行った時にタレを仕込んでる匂いがしてた。」
木場「さすが匂いには敏感だな。」
海堂「ところで結花はどこへ行ったんだ?」
木場「例のクリーニング屋だよ。」
海堂「近頃新しいバイトを雇ったな。かーわいい娘だぜ。まあ真理ちゃんには敵わないが。
   ライバルが増えて出番が少なくなるんじゃないかと結花も心配で偵察に行ったかな。」
木場「まさか・・(しかし、エビ女の出番も増えてるし、マジで長田さんヤバイかも・・)」
その頃結花は・・
62ヲタ6:03/07/28 08:53 ID:AxYuGHG3
数日後、香川の製作した手紙翻訳装置により、「いぬようかんづめありがとう!
ちゃこもよろこんでるよ!これからもよろしく!」とジェイの手紙がひらがなに
変わり、それを読んだ東條は。
東條「じぇいさんとちゃこ、よろこんでるみたいだよ。」
仲村「ほう、それはよかった。」
青ローグ「うーん、これじゃあダメだな。」
東條「なにやってるの?」
青ローグ「ん?ああ、これか、今ガンプラをばらして別のガンプラ
にくっつけてるんだよ。」
ゾルダ「へぇ、いいじゃない。」
青ローグ「ん?」
青ローグと東條が声のする方向を見ると、鏡の中にゾルダが立っていた。
仲村「何故ミラーワールドにいる。」
ゾルダ「いやだなぁ、今日は第1回ライダーバトルの日だろう。」
仲村「そういやそうだったな。」
ライダーバトルとは、このスレに登場するライダーの中で最強のライダーを決める、
いわゆる格闘大会である。
トーナメント形式で行われ、ルールは、相手がギブアップするか、リング場外、
または10カウント内に起きなければ勝ちとなり、優勝者には100万が贈呈される。
東條「じゃあぼくいってくるよ、へんしん!」
デス「がうっ!(よっしゃぁ!)」
仲村「おい!待てよ!変身!」
香川「変身。」
ローグ「・・・・(それでは行きましょう。)」
青ローグ「俺も行くぜ!ねおす!つーわん!留守番頼むぜ!」
こうして、戦いのカウントダウンは刻々と動き始めた!

第1回ライダーバトルの本編はちょっとしたストーリースレで公開します。
63名無しより愛をこめて:03/07/28 21:15 ID:CXB6BbOQ
>>63
そのころ結花は、海堂さんの気をひくべく浴衣売り場に来ていて
巧と鉢合わせしたりしていた。
(ちょっと前のネタでごめんなさい)
64名無しより愛をこめて:03/07/28 21:17 ID:CXB6BbOQ
…しかも自分にレスしてごめんなさい。

名無しはデスちゃんにガリガリされて磨り減りながら消えていった…。
65名無しより愛をこめて:03/07/28 23:10 ID:fbBlU/NC
ガンダムカラーのローグ達も含めて誰もいなくなった401号室。
たまたま訪問したラキクロ4人組はこれ幸いとばかりにミラーワールドの秘密をさぐり始めた。
しかし北崎が触れた資料も器材も片っ端から灰と化していく。
灰の山が積み上がった401号室でむせるジェイ、琢磨、冴子。
さすがにまずいと思ったか北崎はドラゴンオルフェノクの姿になると、鼻歌を歌いながらそそくさと飛び去ってしまった。
こうなったら長居は無用と引き上げる3人。
再びもぬけの殻になった401号室を新たな訪問者が訪れようとしていた。
66名無しより愛をこめて:03/07/29 00:40 ID:gfVbIVlJ
真理「クリーニングのお届けに来ました〜〜あれ?誰もいないのかな?」
啓太郎「もぬけの空だ…ここ401号室で間違いないよね。でもこの埃の山はひどいや。
 よし、真理ちゃん、全部掃除していこう。」
真理「そう言うと思ったわ。何でもきれいにせずにはいられないあんたのことだから。」
啓太郎「掃除も洗濯も同じさ。きれいにして世界中の人に幸せになってもらいたいんだ。」


よもや401号室の全員が出かけた先が巧と雅人の出かけた先と同じであり、しかもそこで
バトルが繰り広げられているなど夢にも思わない二人。一生懸命に掃除した甲斐あって
部屋はすっかりきれいになった…というよりすっからかんになってしまった。
あとは学外のレンタルコンテナに眠っている7体の量産ローグが残るだけだった。
67名無しより愛をこめて:03/07/29 01:14 ID:ao/R1G2H
買い物から帰ってきたねおすとつーわんもとい紅白ローグコンビは何もない部屋を見て真っ青になった。

実はここは隣の402号室なのではないかと思ったりもしたが、そんな陳腐なオチではないのだった。

混乱した二人の回線はショートし、インプットされていた歌の数々をランダムに歌い始めた。

そこへ通りかかった買い物帰りの結花は、その異様なデュエットを耳にして足を止めた。
68名無しより愛をこめて:03/07/30 00:08 ID:BYC53U9V
チェッチェッコリ チェッコリサ

リサンサマンガン

サンサマンガン

ホンマンチェッチェッ

チェッチェッコリ チェッコリサ

リサンサマンガン

サンサマンガン

ホンマンチェッチェッ
69名無しより愛をこめて:03/07/30 00:56 ID:iRRD8uYU
あっ!いくっ!イゥゥゥゥゥゥゥゥッゥウ!


…ハァハァ

こんなに出てるよ…
70名無しより愛をこめて:03/07/30 01:27 ID:miAL+8En
結花「そんなのじゃだめだめ、歌も踊りもなってないわっ。
アイドルの私が指導してあげるからよく見ていなさいっ。」
チェッチェッコリ 
チェッコリサ
リサンサマンガン
サンサマンガン
ホンマンチェチェッ
結花「さあ、私の後についてやってごらんなさいっ。」
チェッチェッコリ 
チェッコリサ
リサンサマンガン
サンサマンガン
ホンマンチェチェッ
海堂「お。何だか楽しそうにやってるな。」
結花「きゃ。海堂さんっ。」
海堂「もっとこう情熱的な曲で踊ってみようぜ。」
結花「は はい。海堂さん。」
海堂の弾くギターの音に合わせて夢見心地で踊る結花。
結花「(何にもない部屋でも観客が紅白ローグだけでも私には最高のステージ!)」
71名無しより愛をこめて:03/07/30 11:14 ID:kZ3pzEqq
赤井「久々来たけど、このスレの展開について、原因はタキオン粒子だと思う
  奴、手ぇあげ。」
緑川と青木は、黙って手を挙げた。
そして、高級そうめん揖保の糸を手に401号室を訪れた戸田は、部屋の光景に
唖然としていた。
戸田「主役不在じゃスレの意味がないだろう。
  おまけに実験用の機材から全部無くなってるじゃないか。・・よし、ここ
  は知り合いに連絡して・・」
ふと戸田は考えていた。たしかスレで401号室を中心とした話であることを念
押されたはずじゃなかったのか?と。勝手に不在通達されても、戻ってきた
他の名無し達は納得するわけないし、どう対処するんだ、とも。
去ったはずの自分が戻ってきて何ら文句も言われようが、戸田は思いきって
ある人物に文句を言いに言った。
戸田「おい神崎!ミラーワールドの責任者としてのお前に話がある!」
72名無しより愛をこめて:03/07/30 11:22 ID:kZ3pzEqq
鏡の破片からゆっくりと姿を現す全裸。つやつやと輝く洗い髪を拭きながら
鬱陶しそうな声で呟いた。
全裸「無粋な奴め。用件は何だ?」
戸田「それは・・・」
??「ただいま〜。・・あ〜、うえまつさんだぁ!」
戸田「・・・へっ?」
いきなりドアを開けて、にこにこ笑顔で401号室に戻ってきた園児。
片手に洗面器とあひるちゃんを抱えていた。
東條「あのね、あのね、みんなでおふろにいってたの〜。あひるちゃんと、み
  ずでっぽうであそぶ〜っていったらね、なかむらくん、だめーってゆうの。」
普段から丸い頬を余計に膨らませすねる園児。
やはり誕生日を迎えても園児は園児だった。
戸田「なんだ、そうか。俺はてっきり・・」
73名無しより愛をこめて:03/07/30 11:34 ID:kZ3pzEqq
立て続けに風呂から戻った一連の面子が、しばらくの間、結花らの奇行をぼん
やり見つめていると、海堂の<こりゃまったしつれいいたしましたっ!>との
叫び声にハラホロヒレハレとなり、とりあえずその場は収まった。多分。

香川「成る程、タキオン粒子ですか。専門外ではありますが、面白そうな研究
  課題ではありますね。」
仲村「赤井さんの知り合いからメールを貰いまして。今、別スレであのホリイ
  さんと一緒に頑張っているそうですよ。」
香川「差出人は、ウルトラ警備隊ミズノ=タクマですか。いや、ウルトラ警備隊
  とは懐かしい・・・」
感慨に浸りつつ、ねおすとつーわんとともに、高らかにウルトラセブンを歌い
上げる香川。
ウルトラアイのおもちゃを持って、思わず拍子を取る園児。
そして、律儀に残った戸田やローグらと一緒に、部屋の片づけを始める仲村。
ちなみに北崎によって失われた機材は、赤井の知り合いであるミズノから、廃
棄されたとされる中古の物(とは言っても新品同様)をタダで貰うことが出来、
結構得した401号室であった。
74名無しより愛をこめて:03/07/30 13:26 ID:IN2RZ00u
片付けも八割方終わりかけ…
仲村「しかし機材はどうにかなったとしても、研究資料の方が…」
香川「なぁに心配ご無用。必要な事は全て詰め込んでありますから…
   (自分の側頭部を指差し)…此処にね」
仲村「…俺の研究資料は…」
香川「余計な物は見ない事にしてますから」

仲村は 真っ青通り越して 真っ白になった。

香川「…冗談ですよ。後で作成し直してあげますから安心なさい。
   なんでしたら添削も込みで」
ローグ「……(私も手伝いますからあっという間ですよ)」

危うく灰と化して崩れ去る寸前に血の気を取り戻し、
仲村は胸を撫で下ろした。
      安心の余り 腰が 抜けかけた。
         
        …のも束の間。
東條「ところでさとちゃんのたからものはどこ〜?」

     香川・ローグ・デスト・そして仲村「「「「!!!!!!!!」」」」
仲村「…ってちょっと待て!この序列↑は一体何d
デスト「うがうが(細けぇ事気にしてる場合か!!
    ボウズの思い出全部が灰になんぞなってたりした日にゃ、
    ちょっとやそっとの逆上じゃ済まされねぇんだぞ)!!!!!」ガリガリガリ…
75名無しより愛をこめて:03/07/30 13:27 ID:IN2RZ00u
東條が目に涙を溜めてぐずり始めたその時。
天井裏からぼてぼて落ちてきたのは
ハム太郎着ぐるみや書き溜めたスケッチやおもちゃetc.…
忽ち築かれるガラクタ…もとい、東條の宝物の山、だった。

??「勝ち続ければ、きっとその答えが分かる…戦え…戦い続けろ…」

一体何に勝ち続けたその果てに、何の答えが分かるのかはさて置き
今は取り敢えず “天井裏の亡霊”に感謝する 三人と 二匹だった。
76名無しより愛をこめて:03/07/30 16:44 ID:IN2RZ00u
香川「それにしても、あの“亡霊”さんは
   どちら様だったのでしょう…それにあの声は…?」
デスト「うがう(佐々木小次郎@役所広司版『宮本武蔵』だったりしてナ)」
ローグ「…(神恭一郎なのでは?)」
東條「えー、さかきばらさんのおししょーさんだよー」

     どんがらがっしゃん。

仲村「…コケたな。」
香川「コケましたね…」

三歩進んで二歩下がる お片付けの進捗状況 だった。
77名無しより愛をこめて:03/07/30 19:28 ID:zoP+miyV
戸田「おもちゃぼこは、俺が再生しておいたからな。ここに突っ込んでおけ。」
仲村「あー、すまん。あんた、まだいたのか。」
見てみると、何だかんだと綺麗に整理されており、埃一つなく綺麗に片づいて
いた。74-76の間、わき目もふらずに片づけ三昧の戸田は、改めてお中元を仲村
に手渡した。
仲村「揖保の糸とは、随分気張ったな。」
戸田「いろいろと物入りでな。季節柄よかろう。」
香川「丁度うなぎ三昧で食傷気味になっていたところです。早速いただきます
  よ。」
東條「わ〜い、そうめんながしだぁ〜。」
仲村「・・って、どこでやるんだ!?」
戸田「ああ、そういやミズノとかいう奴が<こんなこともあろうかと!>とか言
  ってこいつをくれたんだ。」
戸田は機材の中から、ぐるぐる回るそうめん流し器を引っぱり出した。
(しかもTDFのエンブレム入り・一点物である。)
とんでもなく怪しい機械を置きみやげに、戸田は宿舎へ帰っていった。

仲村「ウルトラ警備隊で作られたそうめん流し器・・ちょっとメルヘンだな。」
78名無しより愛をこめて:03/07/30 22:10 ID:CdQTbUlC
>>71-73はここがリレースレであることを忘れて>>62を完全無視してしまったようだが、何とか話を繋げてみよう。

神崎「お前たちそろって風呂に行っていたとはどういうことだ?第1回ライダーバトルに参加していたはずではなかったのか?」
香川「あれはコピーベントを応用して作った我々の影武者ですよ。」
仲村「擬似ライダーを作った天才科学者である香川先生にかかれば簡単なことなのさ。」
香川「でもご心配なく。攻撃パターンもAPもすべて本物と同じですから、ライダーバトルの展開には影響ありません。」

神崎「しかし、東條の誕生日はとうに過ぎているぞ。」
デス「がうう(10日間ぐらいはずっと誕生日気分なんだよ。細かい事気にするな)」

神崎「まさかバトルに参加している他のライダーもコピーではなかろうな?」
香川「私はそれほど暇ではありませんが・・もしバトル中のはずのライダーがここにやって来ることがあれば、どちらかがコピーかも知れませんよ(笑)」
神崎「うぬう・・」
黒ローグ「・・(ま、ま、神崎さん、お茶でも飲んで落ち着いてください)」
紅白ローグ「・・(では僕たちがお茶のCMソングでも歌いましょう)」
 チェ  チェ コリ チェ コリ サ ・・・・

東條「あれーかんざきさんはー?」
黒ローグ「・・(一服してからバトルフィールドへ戻っていきましたよ)」
79名無しより愛をこめて:03/07/30 23:09 ID:NKwuxyXI
>>78
芝浦「んー、ここリレースレっちゃリレースレなんだけど、かなりいい加減だからね。
   それにさあ>>62も、わざわざ『別スレで』って書いてるってことは、
   引きずらずに次のネタに進んでくれってことじゃん?」
メタ「ぐおぐお(そもそも最初はリレースレじゃなかったっスもんね)」
芝浦「難しく考えずにテキトーにすりゃいいんだよ、テキトーに。
   401の奴らがそもそもテキトーなんだからさあ(藁」
メタ「ぐおぐお(まあ繋げたい人は繋げてもいいし、別に繋げなくても話が続いてるようなら
   繋げなくてもいいし、臨機応変に対応しろってことっスね淳君!)」

自宅でぼりぼりカキ氷(しろくまくん)を食べつつ雑談する、
最近出番がなくて寂しい一人と一匹だった。
80名無しより愛をこめて:03/07/31 00:04 ID:wOi4Kst3
>>78は誰のネタもつぶさないようにと善意でうまく話をつなげることを考えてくれた
と思うのですが、それに対して言いわけがましく並べ立てた挙句、
「てめぇ融通が効かねえんだよ、臨機応変にできねえのか、ああ?」
みたいなことを芝浦に言わせるのはどうかと思いますが。
81名無しより愛をこめて:03/07/31 00:12 ID:Q5BF+3Km
>>80
いやその、ごめんなさい…。
あれだと、「リレースレだから何がなんでも繋げなくてはいけない」みたいに取られるかと思って
フォローを入れたつもりだったのですが…。
78さんがネタを繋げた事に関しては感謝こそすれ非難する意図は全くありません。
(ちなみになんで芝浦なのかというと、神崎や401メンバーを勝手に使うとマズいかと思ったので)

ところで、「言い訳がましく」って何…?
82名無しより愛をこめて:03/07/31 00:44 ID:Xvr2CNsT
「ノゥワァァァァァ!」
巧と草加の絶叫が木霊した
83名無しより愛をこめて:03/07/31 07:51 ID:eVGT6BNT
幸人「そーかそーか俺の新作カレーは叫びたくなるほど感動的な味か」
84名無しより愛をこめて:03/07/31 09:59 ID:VLwp+qX4
>80
戸田「フォローが抜けていたことに関しては正直謝る。芝浦とかいう奴にもと
  ばっちりが及んでしまい、済まなかった。
  このスレが401号室中心で進行しなければいけないという流ればかりを気
  にしすぎて、先走りすぎた感はある。・・・・・・・俺らしくもない。」

そういいつつ恐竜やのカウンターで、カレーには福神漬けかラッキョウか、
かけるなら醤油かソースかひたすら悩み抜く中間管理職<あんた夏でもコート
か!?>だった。
85名無しより愛をこめて:03/07/31 11:19 ID:BPyIh0vQ
>>71-73,>>79
涼村暁「大丈夫大丈夫。62は別スレの宣伝しただけってみんな判ってるし、
  78はリレー方面をフォローしてくれようとしただけで、80はのんびりしてる芝浦に
  『てめぇ融通が効かねえんだよ、臨機応変にできねえのか、ああ?』
  な〜んて言わせてるちょっと情熱的なひとみたいだから気にすんな。
  ふんわか行こうよふんわか☆ミャハ」
迷子の犬を追い掛けて走り去る、通りすがりのスチャラカ探偵だった。


窓の外からなんか聞こえる「苦い〜」「まずい〜」の声と、奇怪な香辛料の臭いは無視して
さっぱり爽やかにお中元の素麺を茹でる仲村だった。

戸田が居る時にちょっとだけ手伝ってあとは隅で漫画を読んでサボってて
すっかり存在を忘れ去られていたオルフェ3人組が声をかけてきた。
赤井「手伝ってやったんだから、なんか奢れ」
青木「そうだそうだ。お!いいもんがあるじゃないか」
緑川「その素麺を食わせろ」
ぞう「その素麺、ちょ〜らい」

仲村「今、手伝ってない関係無い奴も混じってなかったか?」


不機嫌になる仲村を制して、香川の指示で素麺を追加で茹で始めるローグ。
香川「みなさんもご一緒にどうぞ。素麺流しは大勢で食べた方が楽しいですからね」

戸田の置き土産の素麺流し機のスイッチを入れると、東條の歓声が上がった。
東條「わーすごーい!じぇっとこーすたー、みたいだー」
香川「ほお。さすがウルトラ警備隊の品物。モーターの回転数が違いますね?」
赤井「おいおい。流れが速すぎて食えねえぞ」
仲村「こんな凄い水流でどうやって素麺を掴むんだよ!?(汗」
86ヲタ6:03/07/31 13:28 ID:kASrxIOX
すいません、どうやって長いバトルをここでは書かないと証明すればいいのか
考え、つい書いてしまいました、後、401の面々が帰って来た時にはもう戦い
が終わったと言う事で。
87名無しより愛をこめて:03/07/31 14:19 ID:VLwp+qX4
>85
香川「私には分かります。同じ科学を愛する者として、このそうめん流し器に
  は<こんなこともあろうかと!>と言う機能が付いていることを。」
そう言いつつ香川はそうめん流し器のスイッチを留め、咄嗟にがちゃがちゃと
いじり始めた。
その結果。

仲村「・・・・・何だか余計にものすごいことになっているような・・・」
香川「モーターの回転速度を計算し、そうめんの流れる方向を長いループを介
  して緩和する方法ですよ。」
東條「わーい、ほんとうに、じぇっとこーすたーみたいだねー。」

401号室のど真ん中に。
巨大なジェットコースター型そうめん流し器が完成しつつあった。
88名無しより愛をこめて:03/07/31 22:31 ID:sA5P4LE7
村上「ふん、これだから下賎の方達は困ったものです」

琢磨「確かに麺は一級品、流しの設備も見事ですが、あなた達は素麺にとってもっと大事なことを忘れている」

香川「なんですって、それは一体・・」

冴子「水よ・・ワインの味がいろいろあるように水も上から下まであるの・・あなた達に水の味がわかるかしら」

彼女の言う通りだった。水が上質でなければすべて台無しである。しかし、ソムリエの資格を持つ冴子ならいざ知らず、401号室の面々に水の良し悪しがわかろうはずもなかった。

香川「こればかりは天才的記憶力でもどうにもならない・・我々のしてきたことは無意味になってしまうのでしょうか・・」
89名無しより愛をこめて:03/07/31 23:43 ID:zhdT7b8N
??「おおっと。俺様なら水の匂いも味もわかるぜぇ。」
結花「きゃ。海堂さんっ。」
村上「なるほど。あなたの舌先なら匂いに敏感だから味の違いもわかるでしょう。しかし。」
冴子「そう。味の違いがわかるということと味の良い悪いがわかるということは別。」
海堂「そう言うんならいっちょ勝負しようじゃねぇか。」
冴子「利き酒でもしようと言うの。」

海堂は冴子にどんな勝負を挑むと言うのか。
そして彼は401号室を救うことができるのだろうか。
90名無しより愛をこめて:03/08/01 00:27 ID:rZUSwPSp
>>88
(31(実年齢18歳と161ヶ月))
「ソムリエっつったら俺でしょーが。ねぇゴロちゃん?」
(26)「静岡以西限定ネタはキツいッスよ、先生…」

ttp://www.ntt-neo.com/pr/tvcm.html
91名無しより愛をこめて:03/08/01 00:42 ID:UyJtBn95
そういうわけで(31)も飛び込み参加して勝負は三つ巴の戦いに


「…俺も味にはうるさいんだが」
「幸人さんはこの勝負やらない方がいいケラ!」
92名無しより愛をこめて:03/08/01 02:28 ID:rZUSwPSp
>>90

149ヶ月 だった。

(31)「『人を呪わば穴二つ』…ちょっと違うか。まぁそーゆーワケでさ」
         『FINAL VENT』
名無しは、エンドオブワールドで木っ端微塵に 吹き飛ばされた。
93名無しより愛をこめて:03/08/01 23:41 ID:XS/mPaYV
香川の真剣な様子は完全に忘れて「わーい!きょうりゅうこーすたーみたいだー」とハシャぎ
もともとは食べる為のものを流す水流に勝手に乗って遊ぶ罰当たりな園児と、
忘れ去られた素麺を勝手に頂く象と蝸牛と赤井・緑川・青木のRGBトリオだった。
(仲村「また知らない奴が増えてるじゃないか!」 蝸牛「…。俺、こっそり掃除していました…」)
94名無しより愛をこめて:03/08/01 23:58 ID:XS/mPaYV
東條「・・カいどうさーん!がんばっテネー・・」←ジェットコースターで通り過ぎながら
海堂「まーかーせーなーさい!おっとこ前で格好良い海堂さんは、
  いつでも小さな子供達の味方だからなっ(ポーズしてキメっ!」
(木場「うーん。あのひと子供には(略)」)

冴子「で?勝負って何かしら?お酒ならこちらの殿方と良い勝負が出来そうだけど、
  素人の君に何万種類とあるお酒の味や銘柄が判るかしらね?」
海堂「だーれが酒で勝負って言ったか?うん?俺が勝負をするのはこれだー!」

…海堂が示す物を見て、冴子と(31)は驚愕した。
(31)「ちゃ、着色料と甘味料でギトギトの、駄菓子ぃ?」
95山崎 渉:03/08/02 01:50 ID:1Ofe/qod
(^^)
96名無しより愛をこめて:03/08/02 13:40 ID:Ti8icvlK
>95をガリガリガリするデス(略)
97名無しより愛をこめて:03/08/02 22:48 ID:AAY/CAT+
海堂「まずこの3本のアイスキャンデーを目隠しして舐めて味を当ててもらいまーす!」
(31)「俺、そんな安物を口にしないんだけど?」
冴子「それにそんな太いものとても咥えられないわ…」
98名無しより愛をこめて:03/08/02 23:53 ID:vPAZD1vW
(25)「先生、前に俺の極太ウインナーを
   うまそうに頬張ってくれたじゃないッスか!」

村上「あなただって私の極上ソーセージを何度も口に
   したことがあるでしょう。
   ラッキークローバーの名にかけて勝負を放棄する
   ことなどゆるされませんよ。」

(31)「ゴロちゃん、ここでそんな話を持ち出さなくても
   いいでしょ。」

冴子「村上君も(あんなこと言われたら引くに引けないじゃ
   ないの)」

海堂「へへー、おたくらも結構イケるんじゃないの。それじゃ
   目隠しだ。」

東條「わくわく、わくわく」

(31)「・・・・・・」

冴子「・・・・・・」

確かに(31)は(25)の料理してくれたソーセージを食べるのは
大好きだったし、冴子も「バーのつまみに」と村上がくれた
高級ソーセージを何度も試食したことがあったたが、それと
これとではわけが違うのだった。
99名無しより愛をこめて:03/08/03 06:34 ID:iL76uAh0
まあまあ、このコピペでまったりと。

             \        .∧_∧                  /
              \   ピュ.ー ( `∀´ )<ファイナルベント!    /     ∧_∧
 山崎潤は      \   =〔~∪ ̄ ̄〕          /∧_∧  (`∀´ )
    最高!        \ .= ◎――◎            / . (  `∀´) /   ⌒i
           从// . \     ∧∧∧∧     /.  /   \     | |
   ( `∀´)     n      \  <.      >.. /.   /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  ̄     \    ( E)      \< の 山. >/.   __(__ニつ/  山崎  / .| .|
 フ     /ヽ ヽ_//         < 予.    >.         \/       / (u 
―――――──―――――――< 感 崎. >―――――──―――――――
                      <. !!!.    >
        山崎渉hage(`∀´) <     潤. >  1 名前:山崎 潤 投稿日:02/
    ∧_∧.             /<..     >\    次はアギトを捕獲してみ
  ∧( `∀´).           /   ∨∨∨∨.   \
 ( ⊂    ⊃.        /                  \  3 名前:山崎 潤 投稿
 ( つ ノ ノ       /. ―━[JR山崎駅(`∀´)]━―\.    >>2
 |(__)_)     /                     \   次はカイザのベ
 (__)_)      / ―━―━[JR新山崎駅(`∀´)]━―━―\
         ./                            \
       Official Site : http://www.bowcompany.com/yamasakijun/
100名無しより愛をこめて:03/08/04 13:34 ID:sV+tbUDy
そのとき、島田とめぐみが、はるか遠方から突進してきた。
島田「いやあああ! ゴロちゃんは、“受け”よぉぉぉ!!!!」

香川教授は、校舎裏の花壇に、人知れず穴を掘った。青白黒のローグも、掘った。
仲村が、島田とめぐみの放った不穏なネタを、その穴に蹴りこんだ。
デストワイルダーも、>>97-99をガリガリしてきて、穴に落としこんだ。
香川教授がその上から、土をかぶせて埋めた。
赤ローグが斉藤雄一に声をかけ、斉藤は手塚海之を連れてきた。
手塚は、丁重にお祓いをすませた。

(31)と(25)は、ネタスレ慣れしているせいで回復が早かった。
影山冴子が、土まみれで這い出てきて、うめいた。
冴子「ちょっと…なんで私まで」
琢磨「それに、>99はよく見れば、僕の中の人の公式サイト宣伝ではないですか」
琢磨逸郎も、不服そうにつぶやいた。
香川「深読み可能な不穏なネタは、園児のいるここに似つかわしくない気がしましてね。
   それにいくら宣伝とはいえ、AAと一緒に直リンクをするなんて、
   荒らし依頼ととられても仕方がないでしょう。
   以前秋山君に、そういうのはこうしてお祓いすると教わったものですから」

冴子と琢磨の無様な姿を見ながら、やはり土まみれの海堂は
勝ち誇ったように笑みを浮かべ、酢こんぶを噛んでいた。
園児東條は、埋め立て後の土の山にトンネルを掘ろうとして、仲村にこずかれていた。

村上「あなたには、せっかく振られたネタを継ぐ技量がなかったようですね。
   ネタ職人としては下の下、以下です」
名無しは、村上社長から埃混じりの元気玉を喰らった。
101名無しより愛をこめて:03/08/04 15:15 ID:WfBULpRT
冴子「甘いわね。つき合いで某赤坂のレストランも行きつけなのよ。」
そう言いつつ冴子は皿の上に棒キャンディーを乗せると、ナイフとフォークで
棒キャンディーから棒だけをするりと抜いた。
琢磨「たったそれだけのこと、焼鳥屋で串から焼き鳥を抜くことと大差ありま
  せんよ。」
31「そうそう。で、これを小さく切れば丁度いい訳ね。」
ゲーム再開となった三人は、とりあえず食べ始めた。
が。
数分後、阿鼻叫喚の嵐が吹き荒れた。出題者の海堂さえも、その味に悶え苦し
んだ。
東條「あー!さとちゃんのあいすがないー!」
仲村「アイスって何だ?」
東條「うえまつさんからもらったおみやげ。きょうりゅうやでね、あいすつく
  ったからって、けらちゃんがゆってたのー。」
仲村「やーな予感がするな・・で、これが箱書きか。」

<カリスマ整体士特製・スパイシーアイス!16種類の漢方薬とミネラル豊富な
魚介エキスたっぷり!ほのかに香るカレーの風味をお楽しみ下さい!>

仲村は、意識が遠のきかけた。
102名無しより愛をこめて:03/08/04 19:18 ID:X+mE1MTT
『…そのネタに込められた ギリギリの想いを 捻りや擽りを 遣る瀬無さ(←?)を
 お前が何故膨らましたり転がしたりして 次の人に伝えないと云うのか このバカ野郎!』

真司「オイオイ、連日のお誕生日ラッシュの中で
     此処の人たちには祝って貰えなかったからってヘンな詩読むなよ〜(T^T)」
美穂「い〜じゃない、限定版じゃアタシで通常版じゃオー○ンなんだし
     ttp://www.tv-asahi.co.jp/555/008_music/index005.html
     こーゆーネタは旬を逃すとすぐ傷んじゃうだから」
真司「何だそりゃ」
美穂「ねぇ真司、知ってる?ネタスレはね…
   遊びとは云えない 殺し合いのような キャッチボールなんだよ?」
真司「益々ワケ判ンねぇYO!!!」

閑話休題。

美穂「口直しにマトモなアイスた〜くさん持って来たから皆で食べよ?」
真司「ここまで運んで来たのは俺なんだけどナ…」
「わぁ〜い、あいすだあいすだ」と無邪気にはしゃぐ園児の後ろで
俺も俺もと手を出す青木と赤井と緑川と蝸牛と象と毒茸と蛙とオコゼとフ○コロガシと…

仲村「 何 処 ま で 増 え り ゃ 気 が 済 む ん だ ッ !!!!!」

雑魚オルフェ達は デッドエンドで 弾き飛ばされた。
もっとも、青木と赤井と緑川には ツッコミのタイミングを いち早く読まれていたが。
美穂「アンタも大変だね…胃薬あげよっか???」
長田結花「頭痛にはバ○ァリ…ご、ごめんなさい…!!!」
103名無しより愛をこめて:03/08/04 22:35 ID:qUV1TJVY
めぐみ「>>94>>97>>98もすごいけど>>100>>102もなかなかやるわね。
 だって香川先生ったら、深読み可能な不穏なネタは似つかわしくないなんて言いながら、
 穴を掘ってるんだもの。わざわざ掘ったりしなくても他にやり方はいろいろあったと思うのに、
 掘るだなんて、ねえ〜。」
島田「美穂ちゃんも口直しならアイスでなくても何かもっと別のものを買ってくればいいのに。
 わざわざアイスだなんて、しかも結花ちゃんまで呼んで。きっと彼女達がそろってペロペロしてる
 光景を想像してたのよ。やだわ〜。まさかあれはカップアイスだったなんて言うつもりかしら。」
めぐみ「ああ〜ん、そう思ったら何だかどきどきしてくらくらしてきちゃった。
 お水が飲みたいわ。おいしいお水をちょうだい〜。」
島田「そうよ、もともとはおいしい水を用意しなくちゃいけない話だったのに。
 さすがリレースレは先が読めないわ。」
104名無しより愛をこめて:03/08/05 09:02 ID:3FRF8Bvb
仲村「たしかに、流しそうめんからの主旨が外れすぎです。」
一通り遊び終わった園児も、体を拭いて貰いながらぶぅ〜っとふくれていた。
東條「さとちゃん、おなかすいたよ〜。そうめん、たーべーたーいー。」
ローグ「・・・・・(もうちょっと待って下さいね。対決とやらが終われば、
   きっと彼らも気が済むでしょうから。)」
デス「うがうがうがう(しっかし夏は暑さのせいで、園児に目の毒なレスが
  横行しやがるな。)」
香川「まぁまぁそう仰らずとも。しかし水がどうこうと拘る必要も、あまり
  ありませんね。要は作ればいいだけのことですよ。この頭脳を持ってね。」
東條「おなかすいたよー。せんせー・・・」
デス「うがうがうがう(まずいぜ、ボウズの目が据わってきやがった。)」
香川「では、早速作業に・・」
赤井「ちょっとまったぁ!何か作るなら、こいつの意見も聞いてくれ。」
105名無しより愛をこめて:03/08/05 09:12 ID:3FRF8Bvb
ところで。冴子やら海堂やら31やらの味対決はまだ進んでいたらしい。
何故か今度は<よっちゃんいか>の味対決である。
仲村「まだ続いてんのか。画面の右端に、丸で囲って同時進行処理しておくか?」
ローグ「・・・・・・(仲村さん、彼らのことは私が面倒を見ますから。)」
仲村「そうか。いつもすまないな。」
顔は恐いが割と気使いさんなローグは、三人の中へ入っていった。
そして香川は、再び登場の赤井の知り合いと<ビデオシーバー>で連絡を取って
いた。
香川「なるほど、よくわかりました。流しそうめんのモーターにそんな秘密が
  あったとは意外です。」
??「但し、粒子エネルギーのマイナス値を必要以上にあげないことです。
  それだけ注意すれば、美味しい水で流しそうめんが堪能できますよ!」
赤井「んじゃ、また後で頼むわ。」
通信を終え、赤井は唐突に香川に木箱を差し出した。
赤井「奈良県の三輪でつくったそうめんだ。こいつも結構おいしいぜ。」
香川「ほほう、これはいいですね。」
106名無しより愛をこめて:03/08/05 12:32 ID:3FRF8Bvb
数分後。
素麺も水も極上な、流し素麺を堪能する401号室の面々。
仲村「いやぁ、やはり旨い水で食べる流し素麺は最高ですねぇ。」
東條「うん。おいしいねーですちゃん。」
デス「うがうがう(やはり特級品なだけに、コシが何ともいえんな。)」
香川「めんつゆも追い鰹の上品な味わいで、素麺の風味を引き立てていますよ。」
仲村「追い鰹?・・俺は買い置きした覚えは・・」
巧「そいつぁ、俺が今持ってきた奴だ。」
ぶっきらぼうな表情で、いつの間にか素麺をすすっている乾巧だった。
文句を言いかけた仲村だが。
巧「ほら、お中元。あんた食いもんに五月蠅そうだから、これでいいか?」
仲村「・・エコナ健康油セット!?」
エコナは高い。専業主夫の仲村が常に頭を悩ませていたことだった。

その頃、画面端の円内では。
よっちゃんいか対決から、各種メーカーの利きチョコ対決へと移っていった。
(某DTの番組参照。)
107名無しより愛をこめて:03/08/05 14:52 ID:N2TdqUGg
(25)「いいっすね………。」
エコナは高い。健康油セットを心底羨ましそうに見つめる(25)だった。
((31)は利きチョコ中)
108名無しより愛をこめて:03/08/06 13:24 ID:zNd+vZtt
そうめんはもう終わってるのに、発端が何だったか忘れた3人は
下のメニューを食い尽す勢いの果てしない駄菓子合戦に突入していた。
ttp://www2a.biglobe.ne.jp/~dagashi/dagashisouannai.html

ローグ「…(絶対に口の中が添加物で荒れてますね)」
デス「がうがう(今のうちに正露丸でも用意してやった方がいいかもな)」
109ヲタ6:03/08/06 16:10 ID:29b/96iZ
さて、最近すっかり姿を見せなくなった青ローグは・・・・・
青ローグ「ふい〜、伊東の海はいいよな〜」
真司「で、ハ○ヤに後何分で着く。」
裏真司と旅に出ていた。
青ローグ「後1分、んにしても、香川センセ達は書き置き見てくれたかな〜?」
その書き置きは、風に飛ばされ、(31)の事務所へ・・・・
(31)「ん?何これ、『しばらく旅に出ます。 青ローグ』・・・・・」
マグナ「・・・(青ローグ、はっ、401号室の奴か!)」
(31)「ゴロちゃん、捨てといて。」
(25)「分かりました。」
そう言うと(25)は青ローグの置き手紙を封筒に入れると401号室宛てに
送った。
110名無しより愛をこめて:03/08/06 16:39 ID:jBDx3256
素麺を堪能し終えた面々。今度は巧が持ってきたスイカをゆっくりと堪能して
いた。
25「・・と言うわけで手紙が届いてるはずなんですが。」
仲村「さぁ〜、俺は見た覚えが・・」
ふと仲村はスイカを片手に、思い出したように声を挙げた。
仲村「あの時、片づけていてうっかり・・」
巧「・・おい!こいつのことか?」
無造作に手紙を渡す巧。正露丸を買い出しに行く前に、ローグが巧に手紙を渡
していたようである。
仲村「ああ、これだ!よかった・・捨てちまったかとおもったよ。」
巧「あのローグとかいう奴、ほんっとに気の効く奴だな。」
25「・・・?あの・・誰か泣いているみたいっす。」
思わず振り向く三人の前、ひたすらのの字を書いているオートバジンがいた。
東條「ばじんくん、ないちゃ、め〜だよ?(いいこいいこ。
  さとちゃんと、すいか、たべよ?」
111ヲタ6:03/08/06 21:12 ID:fVv8WFCs
その頃、青ローグ達は。
青ローグ「明日は熱海城を見に行こう。」
裏真司「折角だからここのプールで泳ぐのもいいな。」
青ローグ「そうだな。」
2人「はははははははは・・・」
その時、青ローグの携帯が鳴った。
青ローグ「おっ、(ピッ)はい、もしもし?」
仲村「青ローグ!お前、何処に居る?!」
青ローグ「今?伊東のハ○ヤ。」
仲村「何ーーー!伊東ーーーー!」
東條「ねえかがわせんせい、いとうってどこ?」
香川「伊東とは、静岡県にある海の近くで、そこにはハ○ヤという旅館があるんですよ。」
青ローグ「あ、今からトリ○アの泉始まるから、じゃ。」
仲村「お、おい!・・・」
112名無しより愛をこめて:03/08/07 01:25 ID:9cYV+3RE
(´-`).。oO(青ローグはどうして旅に出たんだろう…?)

(´-`).。oO(あ、僕ですか?僕はオルフェノクのような白黒カラーの
      モノクロサイコローグです。略して
      『モノローグ』 って呼んで下さい)
113名無しより愛をこめて:03/08/07 10:43 ID:n7b9Ba5Z
ローグ「…(モノローグは私の心にときどき現れるローグです。
    口下手な私に代わって、今みたいにツッコミを入れてくるかもしれません。
    「ツイン・ピークス」でクーパー捜査官の夢に出てくる巨人のような物と思っていただければ
    ttp://www.face-movie.net/special_30_01.html)」

(´-`).。oO(たとえが古いなぁ…もっとわかりやすい例なかったの?)

青ローグ「イェーイ! 夏はやっぱホリデーよ。バカンスよ。
     センセーたちったらオレにさんざん子守させといて、
     全然感謝の気持ちを形にしちゃくれねー。
     だーから、自主的に夏休みをとってやったのよ。
     ♪鏡がありゃぁ、どこでも俺らのパラダイス♪ってか。なぁ裏っち」
裏真司「その呼び方、やめてくんね?
    でも、せっかくミラーワールド通って遠出ができるんだから、もっとパーッと海外とか!
    ハワイとかに行く気はなかったのかよ」
青ローグ「休暇を遊び倒すのは俗人の発想!真のバカンスは骨休めの為にあるんだぜぃ。
     骨休めの定番と言えばよい風呂。そして海やプールまで近くにあるとあっちゃ
     これほどおあつらえ向きなところはないっしょ。TVだって見逃したくないし」
裏真司「なんか回し者みたいだなー…本当は、あいつらにまた何かあったらすぐ帰れるように
    わざと近場を選んだんじゃないか?」
青ローグ「…………ヤボなこと言うない」

青ローグこすもすと裏真司は、無人のプールでトークを展開していた。
114名無しより愛をこめて:03/08/07 15:02 ID:F0qNdhiq
一方401号室では。
仲村「何やってるんだ東條?」
東條「おてがみ。」
そう言うと園児は黙ったまま、ぐりぐりと青いクレヨンで画用紙いっぱいに絵
を描いていた。
<こすもすえ。いぢわるしてごめね。またいしょにおえかきしたり、おそとで
あそだりしよね。とうじょうさとる>
できた手紙を園児の工作力で作られた<ふうとー>に入れ、園児は<はとやって
はとがいぱーいいるとこだよねー・・>などと考えながらミラーワールドへ行
こうとしたときである。
巧「おい!・・・一緒に行くか?」
バジン「さとちゃん一人じゃ心配だバジン。バジンも付いていくバジン。」
東條「ありがとー!」

青ローグちゃんを求めて旅に出る(?)妙な三人組の誕生であった。
115名無しより愛をこめて:03/08/07 16:37 ID:KHiljZFF
ミラーワールドを通り抜け、青ローグちゃん捜しの旅に出た三人。
その頃。

はるか〜そうげんを〜 ひとひらのくもが〜・・・

デルタにどつかれた事を思い荒川の土手で黄昏る、デコこと琢磨逸郎だった。
116名無しより愛をこめて:03/08/08 06:26 ID:JDpUMBhY
age
117名無しより愛をこめて:03/08/08 12:40 ID:Kiskmkp7
荒川の土手で黄昏れる琢磨を背景に、園児らは沿道をとぼとぼと歩いていた。
仲村「おーい!」
東條「あ!なかむらくんだぁ。」
慌てて追いかけてきた仲村も合流し、三人とバジンの面子がそろった。
そして子供ながら余計な物が気になってしまう園児は、案の定琢磨の姿を見つ
けた。
東條「ねぇね、かみのけのおおいほうじょうさん、なにしてるの〜?」
琢磨「ムッ)・・髪の毛は余計ですよ。」
巧「あいつ、最近やばいよな。前髪どころか後頭部のつむじまで透けやがって。
 そのうち昔懐かしいアルシンドにでもなっちまうんじゃないか?」
琢磨「あなたに毛がどうこうと言われる筋合いはありませんよっ!!」
東條「あるしんど・・・」
巧の突っ込んだ台詞に何を思ったか、園児は突然ミラーワールド経由で401号
室に戻り、せっせと何やら作り始めた。
118名無しより愛をこめて:03/08/08 12:41 ID:Kiskmkp7
東條「できたよ〜。はい。」
三人とバジンは、園児にされるがまま、チープな色紙製の小道具を身につけさ
せられていた。
東條「さとちゃんが、さんぞうほうしでぇ、いぬいくんがごくうなの。かみの
  けの(りゃく)ほうじょうさんはさごじょうでぇ、なかむらくんが・・」
色紙で作られた豚の鼻を強制的に付けられ呆然とする仲村。
まぁ、カッパよりはましかと自分にひたすら言い聞かせるのだった。
琢磨「・・ところで・・・私まで仲間に引きずり込むつもりですか!?」
119名無しより愛をこめて:03/08/08 12:43 ID:Kiskmkp7
のんきに「モンキーマジック」と「ガンダーラ」と「愛のままにわがままに僕は君だ
けを傷つけない」を合唱する<さとちゃんほーしご一行>。
ミラーワールドをくぐり抜け、西へ東へ渡るうちに、とんでもないところへ抜
けて出た。
巧「おい、ここは見覚えがあるぜ。」
琢磨「まさかここは・・・」
ご一行が現れたのは、あの地下にあるという薄暗い実験室。
機材が散乱しフラスコやビーカーのたぐいが不気味に光っていた。が。
東條「あれ〜?おいしそーなにおいがするよ〜?」
園児の言うとおりで、言われてみると香ばしい臭いが辺りから漂っている。
気配を感じた琢磨(オルフェノクだしね)が実験室のテーブルに駆け寄った。
そこには。
??「いらっしゃい。何名様?」
??「・・・・・」
どっかで見た懐かしい二人が、手作りの餃子を焼いて食べていた。
東條「あー!さかきばらさんだぁ!」
120ヲタ6:03/08/09 20:26 ID:y1jV8qfn
その頃、青ローグと裏真司は、東條達のいる所へ近づき、ついに・・・・・・
東條「こすもす!」
亮「知り合い?」
青ローグ「まあな。」
どうやら、青ローグと亮は知り合いらしい。
東條「こすもす、これ。」
青ローグ「ん?」
東條の手紙を読んでみる青ローグ。
青ローグ「・・・・・東條。」
頷く東條。
青ローグ「よーし!今日は奢りだーーー!」
かくして、実験室は大騒ぎの夜だった。
翌日
青ローグとバジン「じ〜んせい楽ありゃ苦〜もあるさ〜・・・」
水戸黄門のOPを歌いながら3人乗りの馬車を引っ張る青ローグとバジン。
裏真司「今度はどこへ行く。」
青ローグ「とりあえず・・・箱根。」
仲村「は、箱根ぇ!」
青ローグ「おう、で、その後帰るんだよ。」
それを追う白と紫の二つの影。
仲代「箱根・・・・か。」
浅倉「ハァ、今度こそ・・」
121ヲタ6:03/08/09 20:35 ID:u4Pfx1R8
その頃、401号室、真司、蓮、(31)、手塚、斎藤、佐野、美穂の7人が集まっていた。
香川「どうやら、奴らは箱根へ向かっているようです。」
黙って聞く7人。
香川「MMAT(「ミラーマット」と読む)出動!」
7人「了解!」
ワンダバBGMと共にライドシューターに乗り込む8人、これから、マターリした戦い
が始まる・・・・かも。
122名無しより愛をこめて:03/08/10 17:54 ID:/DFHjSAe
で。
仲村「箱根か。ところで俺たち、なんで箱根まで来たんだっけ…?」
いろいろと慌しかったため本来の目的を忘れてしまい、
ブタっ鼻をつけたまま唸っている仲村。
東條「ねえねえ、おんせんいこう〜」
榊原「お、いいねえ。道士嘉挧もどうです?」
花形「…戦え。」
実は119の地下室からこっそりついて来ていたスマブレ前社長だった。

(そして名無しはダイレンジャーをよく知らなかった。間違ってたらごめんなさい)
123名無しより愛をこめて:03/08/11 12:51 ID:MVYtsJa7
きょお、みんなで、はこねにいたよ。
ちょうこくのもりびじゅつかんで、こすもすと、ばじんくんが、くんずほぐれ
つの、うるとらふぁいとおしたよ。
かんざきくんが、たたかえてゆって、せんせいとしんじくんと、きたおかせん
せと、だいばとる(りゃく)きたおかせんせが、いろがまっちしていないてゆ
て、がんだむからーで、こすもすといしょに、ぬりえおしたよ。
さとちゃんもぬりえしたよ。たのしかったよ。

401号室。
どたばたの阿鼻叫喚な吉本新喜劇の展開を終え、夏休みのえにっきを書き終え
た園児は、ローグちゃんにうちわで扇いで貰いながらお昼寝をしていた。
のんびりと涼みながら麦茶を飲むのは、仲村と榊原である。
仲村「あんたには迷惑かけたな。」
榊原「何、こんな大所帯も悪くはないさ。しかし俺、あんな奴にデッキ渡して
  良かったもんかな?」
仲村「えっ?」
榊原「ドラゴンライダーキックを見たろ?もう少し気合いを入れて決めないと
  なぁ。やっぱり、花形社長から貰ったこれをあいつに付けさせるべきかな。」
そう言いつつ、あの<バネバネが強力な養成ギブス>を取り出す榊原。
しかも何げに見た榊原の二の腕のゴツさ。
仲村は思った。

「彼が龍騎じゃなくて・・・本当に良かったっ!!!」と。

(↑ダイレンジャーは射程内の名無し。)
124名無しより愛をこめて:03/08/11 13:17 ID:8SYcVcEF
そうして、のんびりした昼下がり、箱根行きの寸前のドタバタを回想する香川だった。
…その頃、回りに完全に忘れ去られても、まだ勝負を部屋の隅で続けていた3人。
延々続く菓子類の宴にノックダウンされて寝込む(31)と冴子を前に、得々と語る海堂。

海堂「実はな。こ〜んな事しても意味は無いっちゅうのが真実。判ったかグルメ屋さん達?
  何故ならなぁ、美味い不味いは、気分や回りの環境にも影響されるからだぁ!
  たとえ化学調味料たっぷりの味付けでも、楽しく食べる時は何でも美味しい!
  美味い材料だけ使えば飯が美味くなるなんてぇのは、
  バブル時代の成金が考えそうな下下下の下、目玉親父も呆れ果てる下の発想だってな」

結花(海堂さんステキ…でも、それってアンチ美味しんぼと、
  『ザ・シェフ』の屋台のヤキソバ話の受け売りですね?)
どこからか持ってきた電柱に隠れながら、そっと暗い笑顔で海堂を見守る結花だった。

海堂「っちゅうわけで、これで判ったよな?良い材料に拘るよりは楽しく食べる事だって。
  判ったなら、各々方、好きなように作り好きなように楽しめ〜。
  なんでも楽しく食べるのが、いっちばんの調味料だからな。うん」
香川「…。もうとっくに、素麺は無くなっていますが。今更何を楽しめば良いのでしょう?」

しばし沈黙の後、
「グッパイ、さよなら、再見、アディオス、ま・た・会・う・日〜まで、LaLaLaLa Hey!!」
と、ギターをかき鳴らしながら去って行く海堂。
後に残された物は…。

香川「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚…ですか」
(31)「誰が犬と豚だ!あ〜、胃が苦しい。ゴロちゃん。起き上がれないから手を貸して」
冴子「胃痛が…。あんなに塩分と甘味料と合成着色料と添加物ばかり取り続けて、胃の調子が
  悪くならない方がどうかしてるわ。ふ…。あの男、只の馬鹿じゃないわね。凄い馬鹿よ」
悪態付いて冴子が去った後、何が何だか判らないうちに箱根に行く事になった(31)達だった。

…昼寝してる東條と、談笑してる仲村と榊原を見ながら、ふっと微笑む香川。
香川「旅の前後は騒動でしたが、過ぎてしまえば何もかも楽しい物ですねぇ」
125名無しより愛をこめて:03/08/11 17:40 ID:1ZeiQHR7
たまたまテレビを見ていた401号室の面々。
香川「ほう、飛行機は予約が一杯だそうですよ。」
仲村「お盆も近いし、帰省ラッシュもそろそろですね。」
榊原「あんたは帰らないのか?」
仲村「そうだな・・・」
傍らを見る仲村。
むにゃむにゃやりながら<でゅわ〜>と足をばたつかせる園児。
セブンにでもなりきっているのだろう。けっ飛ばしたタオルケットを、ローグ
が甲斐甲斐しくかけてやった。
仲村「しばらくは、ここで落ち着くつもりだよ。あんたは?」
榊原「俺は店の手伝いだ。そうだ、こいつはあんたにやるよ。気が向いたら来
  てくれ。」

そう手渡されたのは「山海閣・餃子フルコースサービス」のチケット一組だった。

榊原「各種餃子を取りそろえてるんだ。勿論、子供の喜びそうなオマケも考え
  ているから、楽しみにしててくれ。」
仲村「へっ?」
126ヲタ6:03/08/11 18:15 ID:BzmhILEL
その頃、青ローグは、MMATの隊員服を(31)と共に製作していた。
(31)「う〜ん、やっぱりファーストの連邦の服をイメージした方がいいんじゃない?」
青ローグ「いや、MATとファーストの連邦をミックスしたような感じでいいんじゃない?」
(31)「それいいね!」
青ローグ「決定!」
そして、MMATの隊員服は製作され、翌朝MMATの11人(仲村、東條、裏真司も追加)
に着させてみた所、大分気に入れられていた。
そして、MMATの移動基地、ライドトレーラー内。
香川「この箱根には、何か強力なエネルギーが眠っているようです。」
真司「それで。」
香川「今回の任務は、それを敵よりも先に奪回する事です。」
東條「まかせてよ、せんせい。」
デス「うがが(よし、よく言った、ボウズ)」
仲村「今回の任務は、真司、蓮、北岡、東條の4人に任せる。」
真司「任せてくださいよ〜。」
香川「MMAT、出動!」
真司、蓮、(31)東條「了解!」
127名無しより愛をこめて:03/08/11 22:41 ID:ReaF8mZl
真司「ギョウザ?フルコース?俺も行きたい!何でもするから連れてってよ、頼むからさ!」
目を輝かせて乱入する城戸真司だった。
128名無しより愛をこめて:03/08/11 23:31 ID:HaolkjCi
真司「あー蓮?俺!あのさ、ちょっとこれから金魚餃の作り方教えてもらってくるよ!

蓮「…何だそれは。」

真司「なんだよ〜知らねえの?金魚の餃子だよ。今晩作ってやるから
   楽しみに待ってろよ〜。」
ttp://www8.plala.or.jp/tamakichi/page079.html

だが、ありえないものを想像した蓮はナチュラルに茶を吹いた。

蓮「ちょっと待て!そんな物作らせてたまるか…!」

そして敢えて誤解を誤解のままにしておく神崎優衣だった。

優衣「行ってらっしゃ〜い♪」
129名無しより愛をこめて:03/08/12 08:54 ID:HFW1lYRP
弟子入り志願の真司は、さっそく山海閣にバイトとして入り込んだ。
だが、厨房主任は待ってましたとばかりに、真司にあるものを手渡した。
真司「・・あのー、これは?」
榊原「お前に是非託したかったんだ。本来ならデッキと一緒の方が俺的にはよ
  かったんだがな。・・・それを付けたら早速調理開始だ!」
真司「はぁ・・」
訳も分からず真司は<バネバネ付き(略>を付けさせられ、餃子フルコースの
修行を始める事となった。
真司「・・腕が上がりませーん!!榊原さーん!!」
榊原「そう言うときは気力を高めるんだ!!それが駄目なら、いいおまじない
  がある。俺について復唱しろ!せーのっ!」
真司「元気来来〜・・(泣」
榊原「もっと元気よく!!」
うん年前のスポコンな空気が充満する山海閣だった。

その頃、店の前では。
仲村「つい足を運んでしまったが・・いい匂いだな。」
東條「ぎょーざ、ぎょーざ(←たのしそう」
130名無しより愛をこめて:03/08/12 15:18 ID:zXfSVg7O
餃子フルコースを食べに来た仲村と東條。
仲村「さっき↑の箱根の件は、東條の絵日記の前で処理していいもんかな?」
素朴な疑問を投げかける仲村とは対照的に、園児はてちてちと店の中を走りな
がら「こことった〜」と席について、足をばたつかせていた。
向かい合って腰掛けながらメニューをぼんやり見つめる二人。
仲村「餃子フルコースっつったって、土産の持ち帰りとかは出来ないんだろう
  な。確か別の店で小龍包の持ち帰りは出来なかったらしいし。」
東條「しょうろんぽーって、あっついすーぷがたぷたぷして、はいってるの?」
仲村「お前、随分余計な事を知ってるな?
  まぁ、あれだ。乾とかいう奴が一瞬のうちにオルフェノク化するほど強烈
  な熱さの、丸い蒸し餃子と言ったところだな。
  俺としては結構うまいと思うが。」
東條「なかむらくん・・さとちゃんのしらないとこで、しょうろんぽーたべた
  の?」
仲村「・・・!」
数分後。
山海閣の外を出てご近所連中が<何事!?>と顔を出すほどの吹っ飛び具合でひ
たすら引きずられていく仲村創<もういくつだったっけ?>だった。

園児の前で、うかつに珍しい食べ物の話をするなかれ。
131名無しより愛をこめて:03/08/12 15:20 ID:zXfSVg7O
榊原「焼き餃子と水餃子の持ち帰りなら出来るが・・。」
声を聞きつけ、厨房からひょっこり顔を出す榊原耕一であるが。
店内では、園児が楽しそうに足をプラプラさせながらジャスミン茶を飲んでい
るだけであった。
榊原「・・・?さっき、仲村の声がしたが、気のせいか?」
真司「あーあ、しばらくしたら戻ってきますって。どうせガリガリされてる最
  中でしょ。」
榊原「ガリガリ?」
よく解らない、と言った顔で榊原は厨房に引き返し、作りたての古式杏仁豆腐
を園児のテーブルに置いた。
榊原「ぼーず、いい子だから仲村が帰ってくるまで、それ食って待ってろ。」
東條「わーい、ありがとー。」
132名無しより愛をこめて:03/08/12 17:50 ID:JqeEHqni
ガリガリから無事(?)帰還した仲村は、通りすがりの前社長から気力で傷を治
して貰った。
そして満漢全席ばりの豪華な餃子フルコースを堪能し「生きてて良かった!」と
叫んだとか叫ばなかったとか。園児は「えびぎょうざって、ぷりぷりしておい
しいねー。」といくつもお代わりをした。
??「やっぱり荒れた胃には、こう言ったシンプルな物が一番だよね〜吾郎ちゃ
  ん。」
??「そうっすね。・・・先生、あとでレシピを聞いときます。」
いつの間にか紛れていた弁護士と秘書は、素朴な水餃子で一息ついていた。
そして厨房内で、すっかり金魚餃子をマスターした真司も何だかご満悦だった。
榊原「ま、特に激しい展開はないが、のんびりと餃子食って幸せ噛み締めりゃ
  あ極上だってもんだ。」
冴子「ねぇ・・彼が食べている、荒れた胃に優しい水餃子・・お願いできるか
  しら?」
榊原「へい、まいど!」
133名無しより愛をこめて:03/08/12 17:53 ID:JqeEHqni
香川「餃子を焼く際は、小麦粉を溶いたゆるい水で蒸し焼きにするといいそう
  ですよ。」
そんな事を言いながら401号室では、留守番をしていた一人と二匹が、仲村の
手みやげである焼き餃子を堪能していた。本格的な中華の餃子に香川も満足
の様子である。
仲村「先生、榊原さんからお中元に頂きました。」
香川「・・ほう、これは紹興酒の四十年物ですか。なかなか良いお土産を頂き
  ました。」
デス「うがうがうがう。(こりゃあ餃子をつまむ楽しみが増えたってもんだな。)」
香川「君は止めておきなさい。また暴れるような事があると困ります。
  ・・そうだ。仲村君、榊原さんにこれを渡してもらえますか。」
そう言って取り出したのは、オルタナティブの白いカードデッキだった。
東條「あれ〜?いろがついてないよ〜。」
香川「赤ローグ・・セブン21に契約者がいるのですから、ネオスにも契約者が
  いなければ不公平でしょう。」
ねおす「・・・・・!?(本当ですか!?)」
東條「ねおす、よかったね〜。」

・・・いいのか!?本当に。
仲村は、激しく心の中で責め立てた。
134ヲタ6:03/08/12 18:47 ID:Ab1+7b0R
青ローグ「おい!俺の立場はどうなんだ!」
そこに青ローグが口を挟んだ。
香川「今契約者を探している所ですよ。」
すると・・・
佐野「あの〜・・・・・」
仲村「ん?」
佐野「うちの高校でシンクロやってる所のリーダーにそこのモンスターさんのデッキ
を渡して貰えないでしょうか・・・・・・・」
青ローグを指差しながら佐野が言った。
青ローグ「まさかそいつの名は・・・・・」
汗を一粒垂らしながら青ローグが言った。
青ローグ「進藤勘九郎!?」
佐野「はい。」
仲村「駄目だ。」
仲村がきっぱりと言った。
青ローグ「何でだよ!高校生だからか!?」
仲村「スレ違いだからだ!!」
確かにであった。
青ローグ「あああああああ、もういい!」
そんな中ローグは「由良さんを忘れていませんか?」と思った。
135モノローグ:03/08/13 20:03 ID:5t/g6BJQ
>>133
(´-`).。oO(榊原さんでダイレンジャーネタで、白いデッキ‥‥‥
      初代スレの『ビャッコレンジャー』思い出しちゃったなあ…)
136名無しより愛をこめて:03/08/14 12:59 ID:Av07GDWd
海堂「ちゅうか」
巧「だな。冷やし中華、冷やしたぬき、冷麦…。夏は俺好みの食べ物でいっぱいだ(嬉)。
  このクソ暑いのに、あっつ熱のうどんや鍋なんか食えっかよ。なあ?」
啓太郎「でもさ。あれ。お昼ご飯に作ってるのって、おでんみたいだよ。たっくん」
巧「はぁ?」

なんとなく遊びに来た者と、クリーニングのお届に来た者、戦闘のドサクサに飛び込んできた者。
お昼も近い事ですしみなさんも一緒にどうぞと香川に言われ、仲良く談笑しながら席についていた。

仲村「遠慮するなよ。貰い物だし。暑気払には熱いものが一番って言うしな」
木場「ありがとうございます。うーん。お世辞抜きで美味しいですよ。
  (ファイズに逃げられた悔しさが癒されるな〜。それにしてもあいつはどこに行ったんだろう?)」
結花「わぁ。とってもおいしそうですよ海堂さ…。挨拶前にもう食べてるんですか?(焦」
東條「みんなでたのしくたべると おいしいって かいどうさんもいってたよね。
  はい。いぬいくんも どーぞー。とってもおいしーよー」
真理「ほらぁ。ぼーっとしてない。氷入れたらあんたでも大丈夫でしょ?」ボチャ!

美味しい美味しいとハシャグみんなを横目に
顔の前に差し出された芯まで熱々の蒟蒻と、氷が溶けてぬるぽになった手元のおでんを見て
お前らみんな大嫌いだーー!と泣きながら走り去る影ひとつ。

香川「所謂これが『青春』ですね?」←違
137ヲタ6:03/08/14 19:27 ID:SK89uPyH
そして、青ローグは一人でカップ麺を2つ食っていた。
青ローグ「今日は金○ゃんヌードルとソース焼きそば♪」
巧「おい。」
青ローグ「あ、巧。」
数分後
青ローグ「そうか。」
巧「なんか戦いたくなくなってきた、このままどっか旅に行きたいな〜」
青ローグ「おい。」
巧「ん?」
青ローグ「行けばいいじゃない、気ままにさ。」
巧「・・・・・・おう。」
青ローグ「そうか、それじゃあな。」
オートバジンに乗って去っていく巧を、「虹」を歌いながら見送る青ローグ。
青ローグ「その〜つば〜さで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜飛び立つのさ・・・・・・」
すると今度は、「特撮持ち歌集〜メタルヒーロー編〜」を取り出すと、「特捜ロボ
ジャンパーソン」を歌いだした。
青ローグ「君が来る 稲妻の中を 君が 見据える 正義の視線で
風を斬る JPカード 吹きすさぶ 怒りの つむじ風
教えてくれ 君は誰だ どこから来て そしてどこへ
君の謎は僕たちの 夢さ
特捜ロボジャンパーソン!
特捜ロボジャンパーソン!!」
138名無しより愛をこめて:03/08/14 22:26 ID:cm1vvLge
「青いヒーローはジャンパーソンだけではない」
青ローグの歌は続いた。
「よせよ よせよ 涙なんて
よせよ よせよ すねるなんて
元気に今日を歌ったら
幸せは後ろからついてくるぜ
面白い事が大好きで
悪い事は許せない
君と同じだ 辛いことは
たちまち忘れるぜ
やあ! シャイダー
ハロー! シャイダー
いつでも声をかけてくれ
宇宙刑事シャイダー!」

139名無しより愛をこめて:03/08/15 00:14 ID:icSRTfzt
>>138
青木「ヒーローじゃなくても、俺様青いけどな。
    …つか、ジャンパーソンって ム ラ サ キ じゃなかったか???
    まぁ何はともあれおめでとう、俺様。」

・・・チョト わびしかった。

ttp://www.toei.co.jp/tv/555/cast/g-tanaka.asp
140山崎 渉:03/08/15 13:59 ID:7PYp5ChP
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
141名無しより愛をこめて:03/08/16 01:03 ID:GmuzCyIo
北條「山崎と言いますと・・・」

琢磨「山崎と言いますと・・・」
142名無しより愛をこめて:03/08/17 06:02 ID:5J+Kiq+U
>141
仲村「……京都にもそんな地名あったよな。たしかウイスキーの工場があったような」
仲村はおもむろに茶飴を、配った。

ttp://www.tv-tokyo.co.jp/sat/
 8月16日のバックナンバーを参照してほしい、名無しだった。
 気がついた頃には終わっていて、見逃した名無しは涙が、止まらなかった。)
143ヲタ6:03/08/17 10:06 ID:M/KABjhS
メタルヒーロー編は終了、続いて「特撮持ち歌集〜ウルトラヒーロー編〜」を取り出した。
「君にも 見える ウルトラの星
遠く 離れて 地球に一人
怪獣退治に使命をかけて
燃える町に後わずか
轟く叫びを耳にして
帰って き た ぞ 帰って き た ぞ
ウ ル ト ラ マ ン ! ! ! !」
仲村「お前、青の癖に銀が好きなんだな・・・・・・・・」
青ローグ「うっせえ!!」
ゲシッ!!ブルーデットエンド(通称ゲシッ)が仲村に炸裂した。
東條「わ〜、こすもすすごい!がりがりみたいだね〜」
青ローグ「そうか?わっはっはっはっは・・・・・・」
デス「がうがうが・・(こんな奴と一緒にされたくねえぜ・・・・・・)」
144名無しより愛をこめて:03/08/17 22:14 ID:AYXA7ETc
青ローグ「知っているか?こんな歌もあるんだぜえ!
ビルを 壊すぞ 地響き 立てて
迫る 怪獣 大怪獣
かっと 開いた 口から 炎
あたり 一面 焼け野原
町が危ない 火が迫る
帰って き た ぞ 帰って き た ぞ
帰って き た ぞ
ウ ル ト ラ マ ン ウ ル ト ラ マ ン
ウ ル ト ラ マ ン ! ! ! !」
145名無しより愛をこめて:03/08/18 07:03 ID:5dbVzth2
>142
冴子「惜しいわね。山崎は大阪府よ」
仲村「チェック厳しいな。県境なんだからどっちでも似たようなもんだろが」
(31)「そーいうのってさ、地元の人が聞いたらきっと怒るよ〜。
   甲子園が大阪にあるって思ってる他県の人、今でもけっこう多くてさぁ。
   なーんかそーいうのってチクッとくるんだよねぇ」

インターバルと称して♪嗚呼〜栄冠はぁ〜君に輝く〜♪と歌い出した青ローグに、
巧は、ファイズエッジをスタンバイした。

巧「下のスレを見ると理由がわかる……らしいぜ」
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1060472668
146ヲタ6:03/08/18 16:29 ID:homaCsix
『エクシードチャージ』
巧「どりゃぁぁぁぁぁ!」
青ローグ「動きが甘いなっ!!」
そう言うとファイズエッジをひらりとかわし、巧に脳天チョップを喰らわした。
147名無しより愛をこめて:03/08/18 18:09 ID:kSnUM0W0
何だか賑わってるな、と思いつつ401号室を訪れる男が一人。
25「どうも・・残暑お見舞いっす。」
仲村「おお、どうもお構いなく。ところでもう盆休みも終わったわけだが、仕
  事の方はどんなもんだ?」
25「ええ、ぼちぼちですね。」
仲村「そうか。しかし秘書という仕事もいろいろと大変だなぁ。ついこんな物
  を見つけたんだが・・」

ttp://www.kentei.or.jp/cgi-bin/mogi_show3.cgi

仲村「試しにやってみたんだが、物の数秒で頭痛が・・・」
東條「かんじよめないよぉ〜。ねぇね、なんてかいてあるの〜?」
ローグ「・・・・・(さとちゃんさんには読めても難しいでしょうね。)」
秘書、と日常簡単に口にする職業だが、ここまで奥が深いとはと、考えさせら
れる仕事始めの夕暮れ時であった。
148名無しより愛をこめて:03/08/18 18:47 ID:K/+VnIuy
>142
戸田「見たくても九州某所じゃテレ東はネットしていないんだ。・・畜生」
クールに言い放ちつつ、積もり積もっていく仕事の前に<ターボユニット!!>
したくなる中間管理職だった。

25が丁寧に挨拶し帰っていった後、401号室では涼しくなった夕暮れをぼんや
りと眺めつつマターリしていた。そこへ。
榊原「山海閣でーす。今年最後の冷やし中華五人前もってきました!」
仲村「え?」
東條「わーい、ひやしちゅうかだぁ〜。」
ローグ「・・・・・(これは榊原さん、どうも。)」
デス「うがうがうがう(何だかホームドラマみてぇな展開だな。)」
149名無しより愛をこめて:03/08/18 21:56 ID:sfOTM7SV
紅白ローグ「・・・(お盆には「Bomb Dancing メガレンジャー!」を歌わなきゃダメでしょ!)」

青ローグ「どっひゃあ!!」
150名無しより愛をこめて:03/08/18 23:59 ID:MA8KI0QP
>142 「な、なんだってー!」(AA略)


151名無しより愛をこめて:03/08/19 01:01 ID:FBzpG2A8
「夏が来〜れば思い出す〜

はるかな尾瀬〜 遠い空〜」
152トモロヲ:03/08/19 16:02 ID:v3qgMLA3

 正 直 、流 れ が つ か め な か っ た

エェェーーーックス!!!
153名無しより愛をこめて:03/08/19 22:13 ID:0kbr1y6S
みゆきファン「トモロヲさんのご期待におこたえしなくては」

 風の中のすばる〜
 砂の中の銀河〜
 みんな何処へ行った〜
 見送られることもなく〜
 草原のペガサス〜
 街角のヴィーナス〜
 みんな何処へ行った〜
 見守られることもなく〜
 地上にある星を〜誰も覚えていない〜
 人は空ばかり見てる〜
 つばめよ〜高い空から〜教えてよ〜地上の星を〜
 つばめよ〜地上の星は〜今何処に〜あるのだろう〜
154名無しより愛をこめて:03/08/20 11:50 ID:yHNNBsF2
OP明け
香川「どうもこんばんわ。」
仲村「本日のプロジェクトXは、山海閣という小さな中華料理屋で餃子一品に
  知られざる苦労を抱えた男達の物語です。ゲストに・・・っておい!」
デス「うがうがう(長いボケだな。)」
東條「すれたい、さとちゃんなのに、ど〜してぎょうざなの〜?(ぶぅー」
ローグ「・・・・・(とにかく冷やし中華が伸びてしまいますよ。)」
いつもながらに、慌ただしい401号室だった。
(たまにはプロジェクトXネタもいいもんだ。)
155名無しより愛をこめて:03/08/20 22:06 ID:uisgeit2
東條「たまにはじゃないも〜ん。いつもプロジェクトXだよ〜う、うわあ〜ん!!」
手足をじたばたさせながら泣き出してしまった。
156名無しより愛をこめて:03/08/20 23:02 ID:dpoa3CYF
香川「おや?東條君、生放送中に感情的になってはいけませんよ。慎重にいきましょう慎
   重に。今日は、より一層原典に近い形でお送りする予定です。ですからガリガリも
   控えめに、心も落ち着かせて放送に臨みましょうね。」
仲村「何か変だ・・。あ!先生!その男に近寄っちゃ駄目です!そいつは東條じゃない!
   あいつなら『ぷろじぇくと えっくす』と発音する筈です!」
157名無しより愛をこめて:03/08/20 23:22 ID:38p9EsQb
香川「仲村くん、忘れたのですか?
   東條くんはキレると漢字混じりで喋るようになるのです。
   片仮名とアルファベット混じりで喋っている彼は、つまりキレかかっているのですよ。
   注意してかからねばいけません。」
158名無しより愛をこめて:03/08/21 01:06 ID:zUuTLkI4
仲村「するとこいつは本物の東條・・。だめです!先生!ますます泣き声が大きくなってきた。」
東條「仲村君、ちょっと黙ってて欲しいかも・・。」
香川「漢字で話し始めた・・。これはまずい。変身させたら大変なことに・・。」
159名無しより愛をこめて:03/08/21 08:44 ID:LLtZbsnH
キレかかった東條という爆弾を抱えつつも。
何とか生放送の進行を勤めようと奮闘する仲村だった。
仲村「本日のゲストです。山海閣に勤めて十三年、餃子職人の榊原・・」
デス「うがうがう!(おいおい!無視られたからボウズがデッキを取り出したぜ!)」
そして。
とうとう園児が変身を遂げ、収録が危うくなったその時。

<START-UP!>3.2.1...

巧「これで生放送の邪魔にならねぇだろ。」
スタジオ(401号室)の隅っこで。
変身を解いて、にこにこしながら杏仁豆腐を頬張る園児と乾巧だった。
東條「あんにんどうふは、おいしいね〜」
160名無しより愛をこめて:03/08/21 11:35 ID:521P6K5o
榊原「本場の人間にですね、焼きが甘く具が大きいという、最大の指摘を受けま
  して、それからは野菜の刻みから食感全てを研究し尽くしました。」
仲村「餃子一つにかける苦労が忍ばれますね・・・」

(イントロ)・・ちゃんちゃんちゃんちゃん・・・・
以下、トモロヲのナレーションと<ヘッドライト・テールライト>で幕。

次回(BGM:地上の星)
ある事件をきっかけに巡り会った若き新聞記者。彼の作る餃子は、まさに奇跡
と呼べる物だったのです。
次回は、餃子のレシピという難関に挑んだ一人の秘書の物語です。

東條「わぁーい、きょうのおひるも、ぎょうざだぁ。」
ローグ「・・・・・(伸びてしまいましたね、冷やし中華。)」
161ヲタ6:03/08/21 14:17 ID:zwkZ3hn7
その頃、渋谷東映会館。
青ローグ「あ〜面白かった、やっぱファイズは最高だな〜。」
ヒーローリストバンドを右腕に、コスモスVSジャスティス、ファイズ&アバレン
のパンフレットの入ったバッグを片手に、会館から出てくる青ローグ。
青ローグ「伝説の剣バクレイザー、最強のライダーを生む帝王のベルト、か・・・」
ファイズ&アバレンのパンフを片手に呟く青ローグ、そして、401号室。
青ローグ「ただいま〜!」
東條「おかえり〜!」
仲村「お前、またパンフレット買ってきやがったな。」
青ローグ「何だ、文句あるかゴルァ。」
青ローグは、見た映画やイベントのパンフレットは買って、コレクションする
奴だった。
東條「ぜんしんまっかなふぁいずだ〜。」
青ローグ「こいつはブラスターフォーム、なんか武装がG3っぽいんだよな〜。」
ローグ「・・・(そろそろ出発の時間ですよ。)」
青ローグ「何処行くんだ?」
東條「らいだーわーるどにいくんだよ。」
青ローグ「あ、そうだった、巧や真司を待たせちゃいけねえな、急ぐぞ。」
そう行って、ライドトレーラーで出発する401の面々だった。
162重大発表:03/08/21 14:49 ID:zwkZ3hn7
特報
     現在の日本、どこかの大学のある研究所の物語・・・・・・
   世界経済は、高見沢グループ、スマートブレイン社の両勢力
   の戦いが続けられ、その力は世界を絶望の淵へ叩き落した。
         残された、唯一の希望は・・・・・・
(画面に映る龍騎、ナイト、ゾルダ、ライア、ファム、リュウガ、タイガ、
インペラー、オルタナティブ、オルタナティブゼロ、02、04、05、ファイズ
、カイザ、アバレンの面々。)
            プロジェクトX
           特 別 映 画 版

本スレとは全く違うストーリー、そして、もう一つの救世主伝説!
(BGM:地上の星)
高見沢グループに奪われた、伝説の剣バクレイザー、スマートブレインの持つ、
帝王のベルト。
(爆発に巻き込まれる19人。)
君は、真・救世主伝説を見る!!

               劇場版
             プロジェクトX
  「真夏の雪に2本のベルト」〜帝王のベルトと伝説の剣を奪え〜

             闇を切り裂け。

青ローグ「こういうのどっかで見たような・・・・・?」 
163名無しより愛をこめて:03/08/21 14:51 ID:521P6K5o
プロX収録が控えているのに、どやどやと行ってしまった401号室。
榊原「伸びてしまった冷やし中華は取り返しがつかねぇな。」
途方に暮れる榊原。その時、耳をつんざくような金属音が響いた。
全裸「・・・久しぶりだな、榊原。」
榊原「おお、神崎士郎か。ちょうど良かった、見ろよこの冷やし中華。」
全裸「・・・問題はない。冷やし中華の時を戻せばいいだけのこと。」

タ イ ム ベ ン ト

東條「・・・あれ?」
仲村「おお、冷やし中華だ。さっそく頂くとするか!」
香川「麺のコシはさすがに中国四千年だけのことはあります。」
ローグ「・・・・・(スープもなかなかで。)」
デス「うがうがうがう(おりゃあ餃子も喰いてぇな。)」
榊原「だったら、後で持ってくるよ。・・な?」
ねおす「・・・(はい!)」
山海閣へ帰っていった榊原。そして401号室の面子は再びプロXの収録に臨むの
であった。
仲村「ところで25の奴はまだか?」
164重大発表、修正:03/08/21 15:00 ID:zwkZ3hn7
高見沢グループに奪われた、伝説の剣バクレイザー、スマートブレインの持つ、
帝王のベルト。
           ↓修正
高見沢グループに奪われた、伝説の剣バクレイザー。
(画面にアップで映るバクレイザー。)
スマートブレインの持つ、帝王のベルト。
(今度はサイガとオーガのベルトがアップで映る。)
165名無しより愛をこめて:03/08/22 16:46 ID:CuCP0Mmz
25「続くんすか?収録。」
仲村「ネタ切れになるから止めるか。大体ライダーワールド云々は行けた奴ら
  にしか分からないネタだろ?前スレの三井ネタでも明らかに分かるだろ。」
??「だからといって分かる人間だけで進めてしまっては、さらに問題有りだな。
 まず俺は九州圏だからわからん。」
香川「おや、戸田君ですか。」
戸田「ああ。・・まぁ、文句を言ってもはじまらん。殺伐とするだけだからな。
  ところでライダーワールドとかいう催しの開催場所は、昔の後楽園ゆうえ
  んちか?」
166名無しより愛をこめて:03/08/22 16:54 ID:CuCP0Mmz
仲村「今は東京ドームシティというそうだ。それでこれがショーの日程か。」
ttp://www.tokyo-dome.co.jp/kamen03/show.htm
東條「わ〜い、ふぁいずだぁ。りゅうきもいるよ〜。」
戸田「普通に舞台に上がってのショーだな。ファイズのバイクアクションやら、
  ファイズVSカイザの山場やらは見られるんだろうな?」
仲村「俺に聞かれても(汗」
ローグ「・・・・・(まぁ、いいじゃないですか。さとちゃんさん、楽しんで
   いってらっしゃい)」
東條「はぁ〜い。」
いつものように、ハム太郎のリュックサックにお弁当を詰め込み、行く気満々
の園児だった。
167名無しより愛をこめて:03/08/22 23:01 ID:nOaDj2sp
ところが限定品は転売屋に買い占められてすべて売り切れていたのだ。
東條「うわああ〜〜ん、ぼるぼるがほしかったのにぃ〜〜、うわあ〜〜ん」
舞台を見るどころではなく一日中泣き叫び続けた。
168名無しより愛をこめて:03/08/23 14:19 ID:RObzL9v9
そしてもう1人、限定品売り切れに泣きべそをかいている人物がいた。
琢磨「限定品がないなんて…あの人にどう言い訳すればいいんですか…(泣)」

ここにも、やっかいな園児をかかえてひどい目にあってる人間がいた。
169ヲタ6:03/08/23 22:48 ID:4347Bphg
そこに運良く全裸が現れた。
青ローグ「おお神崎!!」
仲村「全裸!お前に頼みたいことがある。」
数分後・・・・
全裸「いいだろう・・・」

タ イ ム ベ ン ト

琢磨「な・・なんですか・・・・・」
数時間後
東條「わ〜い、ぼるぼるだ〜♪」
青ローグ「ガシャポンやり放題、ゲームやり放題、おまけに金ファイズ&カイザ
ゲット♪」
真司「蓮、そんなに怒ること無いだろう。」
蓮「あのナイトは俺じゃない、俺じゃない・・・・・」
真理「もう・・・二人ともそんなに怒ること無いでしょう。」
啓太郎「そうだよ、二人とも子供達に受けてたよ。」
巧「あれは俺じゃない!」
草加「あれを作った奴・・・・・目障りだねぇ・・・・」
海堂「俺だけショーに出たぜ。」
木場「何で出れなかったんだ・・・・・・・」
結花「木場さん、そんなに落ち込まないで・・・」
そして、ショーの入り口前。
青ローグ「おぉ〜!龍騎の武器が展示してあんじゃね〜か!」
全裸「俺が全面協力した。」
青ローグ「へぇ〜」
東條「あれ?ですとばいざーもてんじされてるよ。」
真司「お!俺の武装が多いな〜」
(31)「俺達のブースにはマグナギガとジェノサイダーが展示されてたぞ。」
デス「がううがうう(俺がギガゼールかメガゼールを引きずってるのも展示されてたぞ。)」
青ローグ「しっかし何で香川センセと東條しか展示されてなかったんだ?」
デス「ががう(さあな。)」
170名無しより愛をこめて:03/08/24 00:50 ID:d2arwZkt
仲村「大体ライダーワールド云々は行けた奴らにしか分からないネタだろ?
  前スレの三井ネタでも明らかに分かるだろ。」
??「分かる人間だけで進めてしまっては、さらに問題有りだな。
 まず俺は九州圏だからわからん。」
171名無しより愛をこめて:03/08/24 03:52 ID:bapxecsj
デス「ががう(つまりライダーワールドに何度も行けねえような奴はこのスレに参加する資格はねえってこったな。)」
東條「そうだね、ですちゃーん(笑顔で)」
172名無しより愛をこめて:03/08/24 23:03 ID:gzyiDN5x
>>170、171
香川「仲村くん、東條くん、ここで争いあってはいけません。
    そういう話し合いにはここを利用させてもらいましょう」
ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/1913/
(管理人さん、勝手に張ってしまいました。ごめんなさい)
173名無しより愛をこめて:03/08/24 23:18 ID:bEu/lsmL
その頃。
「恐竜や」の 店先では

添野ひかる「いいなぁ…浜ちゃんと共演…いいなぁ…」

特撮!板認定呼称“釣りバカ”こと 仁丹刑事の娘が
呪 ま ー す の怪念波を 店内に向けて 発していた…。
174名無しより愛をこめて:03/08/24 23:59 ID:hHA7aNMr
異様な怨念をあちこちで感じたのか、憑物落しと称してあの男が現れた。

カン!

カン!カン!カン!

……高下駄の音も高らかに放たれた扉。そこには全身黒尽くめの男が幽鬼の様に立っていた。

ライアの紋章が描かれた黒の単衣に黒手甲、黒足袋に黒下駄。…鼻緒だけが赤かった。

手塚「夏の暑さからか、ここに生魑魅≪いきすだま≫が取り憑いている!」

仲村「なんだその珍妙な格好は。有明マンガ祭りの珍格好大会はもう終わったぞ」

手塚は黙って170を剥がすと
「また、先に書かれたもの、165からのツギハギだな」と呟いた。

そして171を手に取ると
「それに律儀に応えたのか…。コピペは無視が基本。対応を誤れば魑魅の良い餌だ…」

手塚はミラーワールドが崩壊したよなうな仏頂面で空を睨んだ。
175名無しより愛をこめて:03/08/25 00:33 ID:XS0uqsSv
斉藤「ごめーん。ちょっと噛んだ。もういっぺんいくから。
  『…崩壊したような仏頂面で空を睨んだ』」

仲村「ピアノ弾き!なんでお前が勝手にナレーションをやってるんだ!
  お前じゃ、独白担当の鬱病持ち小説家のガラじゃないだろ?!」

斉藤「それ言うなよ。似合わないのは俺が一番判ってるからさ。
  んまあ、俺って一応、拝み屋の友達だし〜。色々悩みもしたし〜。
  だから物書きのポジションかなって。
  そりゃ、悩みに悩む物書きなら、城戸に任すのがいいかなって思ったけど、
  あの人どっちかって言えば『うへぇ』の役だしねー」


京極堂シリーズを知らない人を置いてけぼりに、自分達だけで会話する二人を尻目に

手塚はスレをゆっくりと調べ出した。

手塚「どうやら前からの因を落としきれていなかったようだな」
176名無しより愛をこめて:03/08/25 01:10 ID:+91KadlC
ばさり。ばさり。
剥がされたレスが地に落ちる。

「怒りとして爆発することも、消化することも叶わぬ感情。
ただぼやりとした不快なモノ……それだけなら誰しも経験する。
ただ、これは。
この囲われた空間という特異な場を得て。
夏の暑さに背を押されて。
澱み、渦を巻き、名無しの中で形を得てしまった。
そしてかれは…荒らした。
コピペ、煽り、粘着…彼のなしうるあらゆる手段でもってね。
かれは厨という名の通りモノに憑かれたのだよ。

そして…反応したものもまた取り込まれ厨になる。
これが、厨の呪いだ」

かん。
下駄が高らかに鳴る。
黒衣の男、手塚はきっと振り向くと、凶悪な顔で仲村を睨んだ。

「通りモノはいつでも、どこにでもいる。
彼岸と斯岸を分ける境界は常に曖昧だ。
だからこそ…踏みとどまったものは、越えてしまったものの
相手をしてはならない!
相手をすれば澱みは更に膨れ、魍魎はスレを食い潰す!
君も魍魎になりかけていたのだぞ仲村!
401号室を守るのは君の役目だろうに、確りしたまえ!」

睨まれた仲村は、ひぃ、と声にならぬ声を上げてへたり込む。
それほどに手塚の目つきは恐ろしかった。
177名無しより愛をこめて:03/08/25 08:52 ID:SvQyey48
香川「つまり京極堂シリーズも知らない人はこのスレに参加する資格はないということですね。」

手塚「一言で言えばそういうことだ。」

仲村はまるで北崎を前にした琢磨のようにガクガクブルブルと震えるだけだった。
178名無しより愛をこめて:03/08/25 10:15 ID:GjaeL4e9
香川「…というのは冗談ですが、手塚君、
    書き手への意見、内容への苦情、荒らし疑惑の報告などは、
    ここにお願いしますよ」

ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/1913/
179名無しより愛をこめて:03/08/25 11:29 ID:hqVrho7t
手塚に指摘され気落ちした仲村。そして優しく介抱する香川とローグ。
仲村「すいません、俺がついていながらこんなことに・・・」
香川「気にすることはありません。要は我々がスレを愛する職人と一丸となり
  この世界を守ること、それが大切なのですから。
  冒頭にも書いてあるでしょう。スレ住人の純粋な願い。それが我々の存在
  意義なのですから。さ、気を取り直して暑気払いにうなぎでも・・」
戸田「弱っている身体にウナギはきつかろう。粥でも入れて少しずつ体力を戻
  せばいい。」
ローグ「・・・・・(梅粥はどうでしょう?さっぱりしていいと思いますよ。)」
仲村「すまないな、みんな・・・」
数時間後、元気に戻ってきた園児。少しずつ夏の暑さを取り戻したためか、ほ
んの少し日焼けをしたようである。
東條「あれ?どーしたの?なかむらくん。」
戸田「気疲れと夏バテが一気に来たんだろう。少し休ませておくといい。」
一連の気疲れのせいか、いつもは口うるさく喧嘩腰の仲村が、妙に弱々しく見
えた。
東條「なかむらくん、これで、げんきだしてね。」
園児は、工作力をフルに駆使した<おまもり>を、仲村のそばに置いて、お昼寝
に入った。
180名無しより愛をこめて:03/08/25 12:21 ID:XS0uqsSv
(31)「はははは。起きろ起きろ。だからお前はザル頭だと言われるんだ。
  目を開けたまま眠るのはウサギだけと聞くが、僕の目の前には眉太の馬面しか居ないぞ。
  お前なんかと一緒にされては可愛いウサちゃんも堪った物じゃない」

……(31)に揺さぶられるまで、私は一瞬、世界が世界全てを敵視する白日夢に居た。

……思いもよらない懼れが、香川先生の言葉すら怪物の声に変えてしまったようだ。

……これが通りモノなのか?
  私は知らず知らずのうちに歪んだ認識を基に「世界」を判断していたのか?

仲村「だから!俺の心境を勝手にアテレコするな!オルタ2!」

香川「通りモノ…ですか?それが生魑魅の正体だと?」

手塚「魑魅≪すだま≫とは本来、山河の怪かしを指します。
  魑は山の精、魅は河の精。魍魎の魍は樹の精、魎は石の精。
  つまり魑魅魍魎とは、「この世のあらゆる怪かし」との意です。
      (・・・以下、もの凄く長い妖怪の薀蓄・・・)
  ただ、魑魅≪ちみ≫が魑魅魍魎と切り離され、魑魅≪すだま≫と呼ばれる時には
  別な意味を持つ。
  木霊と同義の≪やまびこ≫としての意味と
  そして≪いきりょう≫…生ある人間の感情の澱としての意味を。
      (・・・以下、もの凄く長い生霊の解説・・・)
  この2つのものが、今回の事件の鍵なのです」


その頃、長くて漢字の多い会話に飽きた園児は
手製の「怨霊退散のお札」を作ってあちこちに貼りつけて遊んでいた。
181名無しより愛をこめて:03/08/25 12:33 ID:XS0uqsSv
179から続いて…。

東條「なかむらくん?どうしたの?うるさくてねむれないよ?」

仲村はまだ、昭和20年代風の憑き物落としの悪夢にうなされているようだった。

東條は濡れタオルの代わりに仲村の頭にアイスのバルク箱を乗せるとお昼寝に戻った。


楽しい夢を見てるのか、時々くすくす笑う東條。

一方で、悪夢と寒気に更にうなされる仲村。…だがその手には、「おまもり」がしっかりと握られていた。
182名無しより愛をこめて:03/08/25 16:58 ID:nqoHu6l3
<仲村の夢の中。>
混沌たるカオス、遠くからほのかに差す光。
そして生まれる天<ウラヌス>と地<ガイア>、母なる海。
かすかに泡立つ波間に漂う、一つの貝。ゆっくり開き目映いほどの美しき姿。
??「戦え・・・」
そして時は流れ出し、黄金のリンゴを争って行われる神々の戦。
そこに残るは虚しき屍。そして長く苦しき罰。
??「仲村君、これでは単位が取れませんよ。」
時は鉄の時代を迎え、人間の世へと・・・
??「なかむらく〜ん、おやつかうから、おこずかいちょーだい。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
仲村は、ぼーっとした顔で目を覚ました。で。
東條「ぺがさす、りゅうせいけーん・・むにゃ・・」
戸田「ギリシャ神話なんて学生時代に読んでたなぁ・・(しみじみ」
仲村「って、あんたまだいるのか?」
183名無しより愛をこめて:03/08/25 17:59 ID:ltKTiJQm
帰りに草加せんべいを買って帰るとつげ、出張で来ていた戸田は帰っていった。

仲村「草加せんべいか。時々食べるとうまいよなぁ。濡れ煎餅とかいうのもあ
  ったが、あれもなかなか乙だった。」
海堂「っちゅうか煎餅はやっぱりサラダ一番!これだぁな!」
木場「海堂、急に参加したら驚かれるだろ。」
仲村「いや、別に慣れたよ。・・・お茶でも入れるか。」
結花「あ、あたし・・やります。仲村さんは座ってて下さい。」
海堂「そうそう、んな盆と正月みてぇな面でよ、お茶入れられたらたまんねっ
  つの!!ちゅうか酢昆布くうか?」

木場からは、元気を出してくださいと栄養ドリンク。

結花はお茶と、頭痛に効くからとバファリン。

海堂は駄菓子一式(それもハイハインやらマンナやら当たり障りのない物)。

思わぬ見舞いの品々だった。
仲村は、他人の情けが身にしみる、と思った。
184名無しより愛をこめて:03/08/25 18:32 ID:M3dqHE4K
真理「栄養ドリンクと言えば、こんな話を聞いたんだけど↓…」
http://food3.2ch.net/test/read.cgi/juice/1060064982/109
啓太郎「へぇ〜、スゴイね!驚いたよ!ね、たっくん?」
巧「ったく、いちいち騒ぐなよ!うるせぇな!!」

賑やかな三人の登場により、仲村は頭痛が増した気がした。

とりあえず、迷惑になるから、と、
巧はアイス、真理はお手製のカレー、啓太郎は菊池クリーニングの割引券を渡して帰っていった。

仲村は、三人の見舞いの品にも感激しつつ、『嫌な知識を披露するなぁ…』と思ったという。
185名無しより愛をこめて:03/08/26 18:32 ID:TfWf2kig
東條「あー、なかむらくんずるい〜。」
見舞いの品であるアイスや菓子を頬張る仲村を、園児がめざとく見つけた。
仲村「もう起きたのか?お前。」
東條「うん。」
ローグ「・・・・・(さとちゃんさん、カレーも頂いていることですし、夕食に
   しましょうね。)」
仲村「まぁ、がまんしろ。お菓子は後で分けてやるから。」
東條「あいすもぉ〜!」
仲村「わかった、わかった。」
少しだけ元気を取り戻した仲村は、ほっとする香辛料の香りにしみじみと家庭
の暖かさを・・・
仲村「ちょっとまて。皿が多くないか!?」
186名無しより愛をこめて:03/08/27 12:42 ID:jzmtP4aS
赤井「多いか?」
緑川「気のせいだろ?」
青木「人数分だけあるよな?」
ぞう「そこの福神漬けちょ〜らい」
海鼠「(薬味を渡すと、黙って食べ続ける)」
187ヲタ6:03/08/28 11:54 ID:9sdcpY6t
劇場版プロXスレ、そろそろ立てていいですか?
188名無しより愛をこめて:03/08/28 12:47 ID:XpmTexUs
本当に立てるんですか!?

それはともかく。
東條「ねえねえなかむらくん、そうめんゆでて〜」
仲村「そうめん?カレーのほかにそうめんも食うつもりか?
    そんなだからお前は顔がアンパンマンなんだ!」
東條「ファイナルベント」

久しぶりに禁句を口にしたため、すごい勢いでガリガリされて
ご町内を一周する仲村だった。
189名無しより愛をこめて:03/08/28 14:46 ID:WtZwwTDN
誰でも参加できた当初のこのスレとはだいぶ乗りの違うものになりそうな。
「プロX」を名乗る意味は無いんじゃないの?
却って余計な軋轢が生じると面倒だし。
190名無しより愛をこめて:03/08/28 17:37 ID:7nkI1KaM
>187>189
仲村「さっきから再三注意はされていると思うが、書き手への意見、内容への
  苦情、荒らし疑惑の報告などは、ここでやってくれ。(コピペですまん。」
ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/1913/

つづき。
そうめんを食う気か!?と文句を言っていた仲村。
正直、そうめんに飽きたのも事実だった。
赤井「よっしゃ!夕食をゴチになったお礼だ。俺がそうめんでデザートを作っ
  たる!」
仲村「へ?」
何だかノリノリでエプロン装着の赤井。その傍ら<金子信夫の楽しい夕食>と書
かれたエプロンを付けて嬉しそうな園児。
仲村「この状況から察すると、けったいな物が作られる方に千円賭けてもいい
  だろう。お前はどう思う?」
デス「うがうがうがう(賭けになんねぇと思うぞ俺は。)」
191名無しより愛をこめて:03/08/28 20:14 ID:mSRs3Bp+
#く〜っきん♪く〜っきん♪く〜っきん♪(すっすすっす)
#あなたにとどけ〜♪こいのあじ〜♪
他の名無しさんらが知っているかどうか疑問の曲をバックに、着々とそうめん
デザートが作られていく。
ローグ「・・・・・(なかなか見た目もいい感じですね。)」
デス「うがうがう(きな粉と黒蜜がけもいけるかもな。)」
仲村「↑大丈夫かお前等?」
ちなみに園児はというと、丸めたあんこに枝豆をいっぱいひっつけて
「ぼらじょ〜〜!!」と某ジョージ真壁にそっくりな宇宙人の真似をして遊んで
いた。
192名無しより愛をこめて:03/08/28 21:43 ID:CkeUVEyB
劇場版プロX

それはリストカット優衣の後を追うかのように生存確率ゼロの戦いに挑んでいった龍騎とナイトの死に様を描くものなのか

それともウルフオルフェノクの正体を明かした巧と最期の人類となった真理の逃避行を描くものなのか

戦神マルスの星が赤く大きく輝く今宵 響き渡る歌声に耳を傾けよう

エェェーーーックス!!!
193モノローグ:03/08/28 23:16 ID:PjXMtkvI
(´-`).。oO(いくらこの板で劇場版ネタバレが横行してるからって、
      まだ公式ブックやパンフレットですら伏せてるものは
      遠慮しておくのが配慮ってもんじゃないかなあ・・・)
194名無しより愛をこめて:03/08/28 23:54 ID:mgQdDUk5
香川「…ですから>>193さん、
    書き手への意見、内容への苦情、荒らし疑惑の報告などは、
    ここにお願いしますよ。(コピペでごめん)」

ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/1913/
195名無しより愛をこめて:03/08/29 11:37 ID:ixRIMVdB
仲村「先生の言うとおりだが>192もタキオン粒子放出するようなネタをするな
  よ。ココはXスレなんだから映画ネタならよそでやってくれ。」

そんなわけで一悶着はさておき、そうめんデザート一品目である。
ttp://www.wisnet.ne.jp/~ackii/soumen/recipi.html#karinto
東條「わーい、おいしくできた〜。」
仲村「揚げ物は余計もたれるんじゃないか?」
ローグ「・・・・・(デザートという点で無理がありましたね。)」
香川「いっそのことチャンプルーにでもしてはいかがでしょう。」

暑気払いにはゴーヤの苦みが身体にしみる。
そう呟き、鏡の中からマイお箸常備の全裸が<そうめん料理>のおこぼれに預か
ろうと待ちかまえていた。
196名無しより愛をこめて:03/08/29 12:38 ID:ixRIMVdB
ゴーヤージュースを片手に、夏の終わりを噛み締める401号室。
ヒグラシの鳴き声に耳を傾けながら、しんみりと秋の風情を楽しんでいた。

デス「うがうがうがう(やっぱりゴーヤージュースはうまいな。)」
東條「おいじぐだいよ〜。にがいよ〜。(←鼻をつまんでいる)」
仲村「最近、ゴーヤーは体にいいと流行っているそうだが。しかしゴーヤー茶
  はかなり値が張るのも事実だ。」
全裸「そうか・・・」

何を思ったのか、ガルド三兄弟とともに全裸は沖縄へゴーヤを求めて旅立った。
197名無しより愛をこめて:03/08/29 17:28 ID:ixRIMVdB
けれど〜ま〜るこ〜・・
ガルドと全裸の後ろ姿を見送りながら、母を訪ねて三千里のテーマを口ずさむ
園児。秋のもの悲しさを一層引き立てていた。

仲村「本編が終わって久しいこのスレだが、季節がらみのネタ(今なら九月)が
  ないか検索してみたら・・」

ttp://homepage3.nifty.com/konpira/starthp/subpage12.html

仲村「ネーミングがナイスだな。しかし郷土玩具という物は全国共通なんでし
  ょうか?九州でも似たような物があったと記憶しているのですが。」
香川「同じ地続きですからね。文化や伝説、全てが共通しているのですよ。」

そのころ401号室の外では。
オルフェノクの能力で全貌を知った琢磨が、わんわん泣きながら夕日に向かっ
て青春していた。
198名無しより愛をこめて:03/08/29 20:02 ID:OyGLK+0j
東條「ねえなかむらくん、かんざきくんごーやーまんのさいんもらってきてくれるかな〜?」
仲村「ご、ごーやーまん?」
期待に目を輝かせる園児と、
あの某公共放送出身のヒーローのことを
果たして何人が覚えているんでしょうね、と遠い目をする香川教授だった。
199ヲタ6:03/08/29 20:38 ID:OKadVLxr
劇場版プロXスタッフ兼キャストのこの俺が教えよう!
劇場版プロジェクトX「真夏の雪に二本のベルト」〜帝王のベルトと伝説の剣を奪え〜
のあらすじ(予定)を!
物語の鍵は、スマートブレインの持つ帝王のベルト、そして、高見沢グループの持つ
伝説の剣バクレイザーだ。
スマートブレインはライオトルーパー=一万人のオルフェノク部隊、そして
高見沢グループはベルデソルジャー=コピーベントSPで人間の姿と知能を
持ったミラーモンスターが戦力だ。
この二大勢力は、ずっと戦いを続け、世界はそれによる大被害を受けた。
そこで人間解放軍と本スレで活躍中(してない)のMMATが立ち上がった、
しかし、ライオトルーパー、ベルデソルジャー、合計二万人のライダーの戦いの
巻き添えを喰らって、ファイズ、龍騎、アバレンジャーの6人が行方不明になって
しまった。
おまけに世界各国に戦火が広がり、残された13人は各地に散っていった。
しかし、MMATの基地、401号室では物凄い発明品を作り始めた!
だがそれを狙って両勢力が刺客を送り込んできた!絶対絶命のその時!
行方不明だった6人が帰ってきた!
果たして、人類の運命は?
劇場版ファイズに似てるがこれはこうなる予定だからな、戦闘シーンが多くなるかも
しれないがこれは特別な意味でマルチエンディング!!結末と物語りは貴方達の
書き込み次第!人類の行く末は三つ。
平和を取り戻し、戦いは終わる。
ドラゴンヘッドの如く終末を迎える。
帝王のベルトとバクレイザーを破壊し、戦いを続ける。
さあ、物語は貴方が決めろ!
闘士の炎が燃える時、その戦いが運命を変える!
9月21日、公開!
200ヲタ6:03/08/29 20:39 ID:OKadVLxr
あ、間違えた、俺はスタッフだ、スタッフ兼キャストは青ローグだった。
201名無しより愛をこめて:03/08/29 23:56 ID:4NWWtzvU
香川「おおっ、ファイズ、龍騎、アバレンジャーのみなさん!無事だったのですね。」

凌駕「俺達のことならだーいじょうぶですよ。それより先生、せっかく完成間近だった大発明を守れなくてすみませんでした。」

香川「あれだけ大勢のライオトルーパーとベルデソルジャーに襲われては仕方ありません。あなたたちはよくやってくれました。」

巧「しかし、最後の望みが壊されてしまった以上、人類絶滅は時間の問題だぜ。」

香川「心配ありません。私の発明は無事です。」

幸人「それはどういう意味だ。」

香川「こんなこともあろうかと設計図を隠していたのです。これです。」

木戸「さすが香川先生だ。」

香川「しかし、これもいつ奪われるかわからない。そこで、これを6枚にちぎり分けて、あなたたちに1枚ずつ預けておこうと思います。」

アスカ「なるほど!これで発明の秘密は守られますね。」

香川「あなたたちだけが頼りです。いまや人類の希望はあなたたちだけなのです。」

らんる「まかせんしゃい!」

しかし、設計図の秘密は早くもスマートブレインと高見沢グループの知るところとなり、6人に向けて刺客が放たれた。
202名無しより愛をこめて:03/08/30 10:28 ID:A3xFIkXd
>198
てーんかむてきの ごーやーまーん♪
黄色のヘルメットに赤マントの園児が、かつて販売されていたCDを繰り返し
聞きながらわくわくと待っていた。
仲村はというと、沖縄の土産物を全裸にたのんじまおうと思い立ち、ネットで
いろいろと物色していた。
が。
ttp://www.mahae.co.jp/okinawa/
モニターの前でぽかーんとする仲村。
仲村「川越にもあったのか、沖縄の店。」
東條「ごーやーちっぷすって、おいしいのかなぁ〜・・(うえ」
デス「うがうがうがう(豚の顔のキーホルダー、なかなかシュールだな。)」

その頃、たまたま土産袋を抱え戻ってきた全裸の手みやげに、ご満悦な浅倉の
姿が、いつもの土手で見かけられた。
浅倉「(豚の顔をくわえて)お前も・・・くうかぁ?」
ベノ「しゃー・・(遠慮します。)」
203ヲタ6:03/08/30 11:05 ID:dg6iMkol
青ローグ「ちゅらさん・・・よく見てたっけなー・・・・・」
東條「こすもす、ちゅらさん2は見れなかったんだよね〜」
青ローグ「くっそ〜、見たかったのに、ちゅらさん2〜」
仲村「お前、昨日何か見てたろ。」
青ローグ「ああ、『心はロンリー、気持ちは「・・・」]T』のことだな。」
東條「おもしろかったね〜」
紅ローグ「・・・(いたる所にギャグが満載でしたね。)」
白ローグ「・・・(もう一回見たいですね。)」
などと呑気に話している東條と3人のローグ達であった。
204名無しより愛をこめて:03/08/30 11:51 ID:QAj/Rkwm
沖縄ではゴーヤーマンはまだまだ現役の人気キャラクターです。
沖縄の人たちは「ちゅらさん」を沖縄の素晴らしさを伝える作品として誇りに思ってます。
沖縄を馬鹿にするのはもうやめて下さい。
205名無しより愛をこめて:03/08/30 12:31 ID:ouhNTXDy
香川「夏ですねえ」
仲村「夏だな」
ローグ「…(今年は冷夏であまり夏らしい印象を受けませんでしたが、それでも夏は
  来る所には来るのですね。明日で夏休みもあけて秋に入り夏も去って行く筈なので
  少しは過ごしやすい季節が来るでしょう)」
芝浦「ぷ。油断してていいの?残暑とか常夏とかもあるけどね〜」

デッドエンドで茶化し屋を叩き出し、爽やかに雑談に戻る仲村だった。
仲村「そういや、ちゅらさんには俺もちょっと関係あったな。友達がヒロインの恋人なんだ。
  それに沖縄と言えばキタノ映画の舞台。見所も名物もいっぱいあるぞ」
東條「きたのえいがって、たかやまくんやふじみやくんのしりあいの、
  らくだびんのしょうじさんが いっぱいでてるよね?」
仲村「そうだな。沖縄が舞台じゃないが『HANA-BI』での、らくだ便の庄司さんと大久保編集長の
  取調べコントは最高に面白かった。今度『座頭市』が上映されるのでそれも楽しみだな」

「たけちゃんの ざとういちならこれだよねー」と
いきなり仲村相手にひしゃくのコント(中味は白味噌)を始める東條を前に、
「それは確かに北野映画ネタですが、別な座頭市ですよ」と心でツッコミを入れる香川だった。←止めろよ
206名無しより愛をこめて:03/08/30 13:23 ID:A3xFIkXd
仲村のデコに向かってひしゃくを構える園児。ひしゃくの<ファイナルベント>
が炸裂しようとした瞬間、突如甘い香りが漂った。
赤井「かりんとうに続いて第二弾!そうめんプディングだ!」
東條「わ〜い、おやつだぁ〜。」
園児の興味はすぐさま反れ、スプーンを片手に笑顔で頬張る。

仲村「・・・わき目もふらずに、まだそうめんおやつをつくってたのか、あい
  つは。」
ttp://www.ibonoito.or.jp/menu/index.html
207名無しより愛をこめて:03/08/30 23:02 ID:M2MQuQWj
>>199-201
第一の刺客はスティングバグオルフェノクだった。
楽勝の相手だからと1人でオルフェノクの後を追ったアバレブルー幸人だったがそれは罠だった。
コロシアムに誘い込まれた幸人に巨大なエラスモテリウムオルフェノクが襲いかかった。
間一髪でアバレッド凌駕とアバレイエローらんるが駆けつけた。
3人はアバレモードに変身してらんるは空中から攻撃する。
しかし敵はあまりに巨大だ。
このままでは勇治たち3人の二の舞になってしまう。
そこへドームの天井を突き破って爆竜ブラキオサウルスが現われた。
エラスモテリウムオルフェノクはぺちゃんこに潰されて死んだ。
後には大きな砂山が残った。
しかし高見沢の放った追っ手がすぐそこに迫っていた。
208名無しより愛をこめて:03/08/31 00:09 ID:iwfq0XNN
ワクワクな展開になってきた!(・∀・)
209OREジャーナル:03/08/31 21:21 ID:3FxVa5bk
重大発表!
なんと、劇場版プロジェクトX公開日が、9月21日から、9月1日〜7日内に
変更が決定されました!
企画のヲタ6氏は、「当初はまだ映画を見ていない人が参加した時、ネタバレ
も含まれる為、このスレの住人の四分の三が映画を見終えた位の頃の21日にしよう
と思いましたが、こっちで大反響みたいなので、公開日を変更しました。」
とのコメント、「へぇ、大反響なんだ。」と出演者の青ローグ氏のコメント、
なお、某有名スタジアムでの「16時間耐久・2万人エキストラロケ」は終了しており、
撮影終了後のトークショーは、ロケの疲れを吹き飛ばす大爆笑の連続でした。
(文 桃井令子)
210名無しより愛をこめて:03/08/31 23:19 ID:fDnTwxfw
ヲタ6さん、劇場版関係者の皆様、申し訳ありませんが上映館を

特撮キャラで、ちょっとしたストーリーを描くスレ2
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1057921161/l50

に移動していただけませんか?
避難所
ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/1913/
にて、ここでの上映は控えていただきたいとの意見が多数に上っております。
211ヲタ6:03/09/01 12:46 ID:jGo/hGat
その件でしたらご安心下さい、劇場版のスレを立てますので。
青ローグ「番外編があるんだから劇場版も立てちゃっていいじゃん。」
212名無しより愛をこめて:03/09/01 12:50 ID:uFxm9B2o
その前に誘導先に行ってください。
また、こういった特殊設定でのSSスレ乱立は傍迷惑なのでやめていただきたい
というのがこのスレ参加者の意見です。
213名無しより愛をこめて:03/09/01 13:09 ID:WoXy+Osr
佐野「先輩たち〜、俺今日の月曜ミステリーに出るみたいですよ〜!」
空気を読まず、今日も元気に乱入するサノマン。そして、

デス「がうがう(仲村のダンナのこともあるし、俺は刑事役に一口な)」
メタ「ぐおぐお(それじゃ俺はチンピラにしとくっす!)」
相変わらず何の役かトトカルチョを開催するモンスター達だった。
214名無しより愛をこめて:03/09/01 17:25 ID:Tiadbdpt
やいのやいの騒ぐモンスター連中に、じと〜っと視線を送る仲村。
溜息をつきながら、某デパートのカタログを眺めていた。

仲村「暑中見舞いのお返しとお見舞いのお返し・・幾らぐらいにするかなぁ。」
東條「あ〜、さとちゃんのだいすきな、はぐはぐだぁ〜。これがいいよ〜。」
仲村「お前が買うんじゃない!人に送るやつだこれは!」
香川「ほう、丸大ハムのセットもなかなか・・・」
仲村「先生・・・・・(泣。」

今日も、財布は泣いていた。
215名無しより愛をこめて:03/09/01 18:19 ID:WfCs6T+K
ギガゼール「ぐけけ(手堅く、主人公の教え子の大学生役!)」
メガゼール「ぐきょきょ(とおりすがりの第一村人!)」
マガゼール「ぐきき(事件関係者の女性の彼氏!)」
ネガゼール「ぐきゃぐきゃ(やっぱホストっしょ!)」
オメガゼール「ぐけきゃ(大穴、いきなり死体!)」

ゼール軍団は、数に物を言わせて好き勝手な役を口々に叫んでいた。
デス「うがうがう(おめぇらずるいぞ。どれか一つに絞れや)」

佐野「あいつら、普段俺のことどう思ってるのかな百合絵さん」
216名無しより愛をこめて:03/09/01 23:20 ID:WfCs6T+K
ギガゼール「ぐけ(犯人の息子、とは盲点だったなー)」
ローグ「……(でも、真面目で健気ないい役だったではないですか)」
デス「がう(またみんなハズレかよ。面白くねーな)」

仲村「それはそうと、あいつら今回は何賭けてたんだ。
   こっちは金無くて苦労してるってのに、もしあいつらが現金動かしてたら腹立つな」
217名無しより愛をこめて:03/09/02 22:34 ID:4oV/+AOO
>>もしあいつらが現金動かしてたら腹立つな

皆の役柄予想がはずれまくっている中で、仲村のこの予感だけが当たっていた。

そして一つ確かなことがあった。
>>210
>>ここでの上映は控えていただきたいとの意見が多数に上っております。

それは意見は多数だが、それらの意見を出しているのは実は一人だけだということである。

仲村「まあよくある話だがな。」
218名無しより愛をこめて :03/09/03 11:58 ID:20tcxOfH
所変わって ここは横浜・中華街。
昼飯時でてんやわんやの『山海閣』で働く榊原に 一本の電話が かかった。

榊原「ハイもしもし…あぁ、お前か。その後どうだ?
   …そうか、ウチでの修行の甲斐あって
   ひと呼吸の間に何百個もの餃子が作れるようになった?
     そりゃ良かった。<あのギプス>の成果が出たな。
   …でもこれがドラゴンライダーキックと何の関係がって?
          細かい事は気にするな。
   …何?あれからこっちドラグレッダーの様子がおかしい??
   何だか動きが妙〜にカクカクしてる上に、鳴き声がまるで猿のよう???
           心配するな、じき治る…多分。
   …ああ。まぁ達者でやれよ。じゃな。」ガチャ
219名無しより愛をこめて:03/09/03 12:20 ID:20tcxOfH
榊原「(何故か厨房内に置かれた姿見に話しかけ)ところでふと考えたんだが、
   お前の妹さんが描いたモンスターに…ライオンとキリンのっていないのか?
   そいつ等とゼブラスカルとガルドサンダーをドラグレッダーにユナイトさせれば…」
             …キィィィィン…
神崎「…断る。うちのガルドを合体オモチャ扱いせんで貰おうか…。」

北崎「僕だったら、ど〜にかメンツは揃いそうなんだけどねぇ〜…」
クスクス笑いながら重●飯店の肉まんを頬張りつつ、今日は天気が良いから
み●とみ●い辺り(今度ラ●スピでZXとカマキロイドが戦う場所)迄散歩してみようか、とか思う
変化後の姿は異様な程 ゴ ツ イ 青年の姿が、あった。
220名無しより愛をこめて:03/09/03 15:31 ID:k0AqrtWe
401号室に出前を届けに来た榊原。
仲村「こうも厳しい残暑だと気疲れが激しくて。食欲もあまり無いんだよなぁ。」
榊原「まぁ、あっさりとした物を少しずつ身体に入れた方が良かろう。俺が作
  った中華粥でも・・・」
言いかけた榊原は不意に言葉を切った。
榊原「前述のネタはダイレンジャーに登場する<気伝獣>のネタだな。まぁ、契
  約モンスターみたいなもんだ。龍・獅子・天馬・麒麟・鳳凰が五星合体で
  大連王という巨大ロボットに・・・」
仲村「誰に説明してるんだ?」
榊原「・・おお、悪い。いま粥を温めてやるからな。」
221名無しより愛をこめて:03/09/03 16:02 ID:k0AqrtWe
東條「なかむらく〜ん、だいじょおぶ?しょきばらいならね〜、これをたべる
  といいかも〜。」
そう言いつつ園児が、どっかで見たようなゴージャスで<不吉>な器を差し出し
た。そこには、かき氷とスイカと冷やし中華とカレーとトムヤムクンを微妙な
配合でミックスしたものが乗っていた。
仲村「それ、某所でランキングした奴全部か?」
榊原「盛りつけがもう少し、と言ったところだな。よし、俺が作り直してやる。」
中華粥を温め直した後に、榊原は器を引き取って帰っていった。

仲村「中華で盛りつけと言えば、予想通りの展開になりそうなんだが・・(汗」
222名無しより愛をこめて:03/09/03 16:07 ID:k0AqrtWe
幸人「カレーか。やはり俺の・・」
数分後、どっかで見た金色の矢が一斉に飛来し、幸人を吹っ飛ばした。
壬琴「フン・・自らの作るカレーを醜悪と感じない奴は、これだから困る。
  ヤツデンワニ、全国で一番旨い冷やし中華を作る店を検索しろ。」
ワニ「いまからですかぁ?」
壬琴「ああ。十五分以内だ。さもないと一週間以上はお前がダーツの的に・・」
ワニ「わ・・わかりましたぁ!!」
223名無しより愛をこめて:03/09/04 23:45 ID:wcnI9Vug
「ピー、ガリガリガリ・・・」
壬琴「おい、まだなのか?なんだ、おまえナローバンドなのか」
ワニ「ひぃー、すみません〜」
壬琴「もういい、タイムアップだ」
ワニ「お助けー」
ヤツデンワニがダーツの的にされかかったその時
らんる「待ちんしゃい」
幸人「いくらエヴォリアン相手とはいえ、見過ごすわけには行かないな」
凌駕「仲代先生、もうこれ以上ほうっておけません。決着をつけましょう」
壬琴「ふん、おもしろい…」
まぶしい光が輝き変身する4人。
本気の戦いが始まった。
224名無しより愛をこめて:03/09/05 08:47 ID:SlXOVQ+I
ところが。
??「遅れてしまい申し訳ありませんでしたぁ!山海閣でーす!」
壬琴「・・何?」
幸人「お前は、中華料理屋の・・それに、その風船顔は・・」
東條「ふ〜せんじゃないもん、ぶぅ〜。」
ドラグ「あぎゃあぎゃぎゃ(たまたま通りがかったから良かったものの・・)」
ねおす「・・・・・(また熱いストーリーやられちゃたまんないもんな。)」
遠い空の彼方から、ドラグレッダーにまたがって、ねおすと園児と榊原が出前
にやってきた。
ワニ「まにあってよかったぁ〜〜!!」
これでダーツの的は免れた。ヤツデンワニは、へなへなと腰を落とした。
225名無しより愛をこめて:03/09/05 12:14 ID:x7wKeFbc
凌駕「美味しいですね〜。これで仲代先生も満足しましたか?」
壬琴「ふん。つまらん。ゲームにならないなら面倒なので休戦してやったまでだ」
幸人「少し刺激が足りんな。ここに俺の作っt…」
らんる「シャラップ!食事中にその話はするもんじゃなか!」
アスカ「これがアナザーアースの夏の風物詩『肝が冷える程美味しい』ものなんですね?」
幸人「『肝が冷える程恐ろしい』だ」

なんだかんだ言って仲良く満足そうに冷やし中華を食べるアバレン組を見て
うんうんと笑いながら頷く榊原だった。

ヨダレをダラダラ流して羨ましそうに観てるワニに、杏仁豆腐を分けてあげながら
東條「あーそうだ。さかきばらさん、なかむらくんのためにつくった
  とくせいごーじゃすひやしちゅうかはどうなったの?」
226名無しより愛をこめて:03/09/05 15:39 ID:1TQj/Pj6
香川「まさに芸術、ですね。」
デス「うがうがうが・・(ミスター味っ子の世界だな)」
くりぬかれたスイカの器には、目にも涼しげな冷やし中華が盛られ、もう一つ
の器<陰陽>をかたどった物にはカレーとトムヤムクンが入っていた。
ローグ「・・・・・(さすがは中華料理人ですね。氷で削られたドラグレッダー
   が見事です。)」
31「駄目駄目、やっぱり塗装が甘いねー。ここはやっぱりスイカを山に仕立て
 て寒天で固めた海が前面に来た上に・・・」

仲村「誰がジオラマ講座をやれといったぁー!!!」
吉本新喜劇ばりに、しっかりとオチを努めてくれた31だった。

ローグ「・・・(確か来週でしたよね?31さんが出られている番組の最終回。)」
227名無しより愛をこめて:03/09/05 23:27 ID:/xJSRF3e
芝浦「それよりさあ、今夜の俺のかっこいい活躍見てくれた?」
仲村「ああ見たとも。まさかお前があんなきやついな役どころとはな。」
ローグ「・・・(ガイとはがたい違いでしたね。正統派のヒーローというところですか。)」
芝浦「そーでしょそーでしょ。感動したでしょ。もっと誉めてくれていいよ。」
仲村「ごって調子に乗るんじゃない。」
芝浦「おや、やる気なの?」
ローグ「・・・(喧嘩はやめてください。珍しく芝浦さんがちょいがいというのに。)
芝浦「じゃ今日はこの位で勘弁してあげるよ。」
仲村「それはこっちの言う事だ。」
ローグ「・・・(まったくしょってがいな二人ですねえ。)」
228名無しより愛をこめて:03/09/06 00:08 ID:Tq1fYKf/
佐野「もう放送が終わった話よりも、来月の俺のドラマの話をしてくださいよ。来週には先行特集番組もあるんですよー」
デス「うが(あーわかった、わかった。てえしたもんだな)」
佐野「百合絵さんとも久し振りの共演になるんです。俺もう楽しみで楽しみで」
デス「うが(あーそりゃよかったな)」
佐野「ねえねえ、もっと一緒に喜んでくださいよ。せっかくこの喜びを皆さんと分かち合おうとやって来たんですから」
デス「うが(そんなことはどうでもいいんだよ。マジックが7を切ったんだよ。おめえこそこの喜びを俺様と分かち合え)」
佐野「で、でも俺はホークスのファンだし」
デス「うがあ(なんだとおー)」
ガリガリガリガリガリガリ…
229名無しより愛をこめて:03/09/06 01:19 ID:A4n4Sny7
>227-228
高見沢「なにー!?あのクソガキ達、何に出やがったんだ!」

いつも他人の活躍を鼻で笑ってみせるものの
実は他のライダーの動向が、ものごっそ気になる高見沢だった。
230名無しより愛をこめて:03/09/06 09:18 ID:3MyHrU5u
マジック7点灯の前祝いにと、ですちゃんが件の盛り合わせで酒盛り(?)を始
めていた。トムヤムクンを口に運んだ仲村だが、何故か黙ってしまった。
デス「うがうがう?(仲村の、どうしたい?)」
仲村「すまん、俺は香草はどうも苦手で。中華料理の香菜も香りが独特で食え
  なかったからなぁ・・。」
東條「すききらいは、よくないんだよ〜。おっきくなれないよ〜?」
仲村「お前は人の事が言えるのか?冷やし中華とスイカしか食べてないだろ!」
東條「だってえ〜〜・・(涙目」
香川「まぁまぁ仲村君。そうだ、暑気払いに懐かしの映像でも・・・」

そう言いつつ香川は、自分のパソコンにあるデータを開いた。
あの名曲に乗せながら、かつて初代スレで職人さんが作った、あの映像が流れ
た。
そして、仲村はさらに黙ってしまった。

仲村「俺があぼーんしてから、先生のゼロが登場したころですね(鬱」
東條「ここかぁ〜〜まつりのばしょはぁ〜〜・・・」
231ヲタ6:03/09/06 09:21 ID:kYtA4Ui3
青ローグ「はぁ〜、グランセイザー・・・・・」
グランセイザーの放送が待ち遠しい青ローグ。
青ローグ「射手座・・・俺の星座・・・」
香川「そう言えば、青ローグは11月生まれでしたね。」
青ローグ「ああ、丁度センセ達が静岡に研修に行った際に生まれたんだっけ。」
仲村「おい、お前の部屋に例の資料置いといたぞ。」
青ローグ「あ、サンキュー。」
青ローグの部屋にある机に置かれた物は、草加と仲代についての資料と釘2本、
呪いの札2枚、カイザのソフビ1体、アバレキラーのソフビ1体、そして・・・
壁には心臓の部分にダーツの刺さった草加と仲代の写真が・・・・・・・
232名無しより愛をこめて:03/09/06 10:51 ID:HLP/qAgc
>>229
ものごっそ?どこの方言ですか?
233名無しより愛をこめて:03/09/06 12:32 ID:fn+G4kEr
>232
東條「そうだよぉ、ほうげん、わかんないよぉ〜。ぶぅ〜。」
香川「これは仲村君本人に聞いた方が・・・」
振り返ると仲村は、隅っこで膝を抱えながら<ヘッドライト・テールライト>を
地味に聞いていた。
そして401号室前にふらりと立ち寄った戸田は、一言呟いた。
戸田「何だ?仲村んやつぁ、たいぎゃおちこんどらすばい。」
234名無しより愛をこめて:03/09/06 15:29 ID:fn+G4kEr
仲村がいい加減答えてくれないので、園児の注意はあっという間に他にそれた。
なつやすみのじゆうけんきゅう
<あつさとながしそうめん>
・あついと、ながしそうめんいぱーい。
・いまはくがつだけど、あついから、いぱーい。
・あつくないと、ながしそうめん、ちょこっと。
・はちがつ、あんましあつくないから、ちょこっと。
香川「ほう、よくできてますね東條君。」
東條「へへ〜。」
大きな画用紙にぐりぐりと書き殴る園児の姿に、ほほえましさを感じる午後だ
った。
235名無しより愛をこめて:03/09/06 23:54 ID:aJH11dCu
そうめんがこれ以上伸びないところまで伸びきってしまうくらい
長いお話でしたがやっと終わりましたか。

申し訳ありませんが「401号室そうめん顛末記」とでもタイトルをつけて

特撮キャラで、ちょっとしたストーリーを描くスレ2
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1057921161/l50

でやっていただいたらよかったのではありませんか?

↑との意見が多数に上っております。
236 ◆LEONok996s :03/09/07 23:39 ID:kxXTaArk
前スレを保管しておきました
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/9968/
237名無しより愛をこめて:03/09/08 13:05 ID:sVTw+vQC
香川「夏ですねえ」
東條「なつだねー」
ローグ「…(夏休みが終わりましたのに、まだ夏仕様な所もあるようですね。
  芝浦さんの言うように、まだまだ残暑…いえひょっとして…)」
仲村「常夏の可能性も高いな(いつもより更に苦虫を噛み潰した顔で」

「え?常夏?俺を呼んだ?」と乱入する(31)を、残暑と一緒にほうきで掃出すローグだった。

デス「うがう(あの反省の無い毎回の乱入っぷり、だてに常夏三兄弟と呼ばれる男じゃねぇな)」
ローグ「…(『常夏』の意味が違いますよ(汗)。三兄弟を夏と一緒にしては可哀相です。
  シャア板で常夏と書いてあるスレを読めばだいたいの意味が判りますから)」
238名無しより愛をこめて:03/09/09 13:20 ID:D4lgVkSS
仲村「そういや前スレは、先生と東條が火星に行ったままで適当に終わったなー(遠い目」
東條「ぼくたち、ちゃんとかえってきたから しんぱいしなくてもだいじょーぶだよ」
香川「火星人の方々は友好的でしたが、気の毒な事をしてしまいました」

仲村「先生、それってまさか…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
東條「くしゅん!かぜひいちゃったかも」 → 火星人「未知の病原体だー!」キャー!! → 全滅
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
香川「いえいえ。そういう訳ではありませんが。持ち込んだものがまさかあんな結果に…」


仲村「持ち込んだもの、それってまさか…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
東條「えへ。かんげいしてくれた おれいに、らいだーのせんぱいの
  かっこいーうたをきかせてあげるね」
→曲『♪時をッ!越ーえ・ろ〜 空をッ!駆ーけ・ろ〜 このほッ!しーの・た・め〜』」
→ 火星人「頭がー!頭が割れるように痛いぃー!!」キャー!! → 頭蓋破裂で全滅 byマーズアタック!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
香川「いえいえ。そういう訳ではありませんが。向こうのかたは真面目過ぎるのでしょうね。
  地球の娯楽に対してとても興味があったようですが、現物を見ると考え込んでしまいまし
  て…。遊ぶ事よりも考える方に走って娯楽になっていないようで、実に気の毒です」
仲村「そういうものですか」


その頃火星では、東條がお土産に置いていったおまけのアドベントカード(中途半端に
集まった上にドラグバイザー無し。カードバトルをするには厳しいものがある)と、
龍騎チェスピースコレクション(ガイとファムとインペラーとタイガと王蛇。シザース
だけ5個。当然、まともにチェスをするのは無理)を前に、これを使ってどうやって地球
の遊戯が行われるのかで頭を悩ませていた。 ←そりゃ悩むっての
239名無しより愛をこめて:03/09/09 20:03 ID:YQ7aSJYf
清明院大学401号室前
諸事情で出かけた香川と東條とデスを送り出して数時間後
ローグに留守番を任せ、買い物に行った仲村は扉の前をうろつく男に気付く・・・
仲村「ん・・・見ない顔だな」
男の方が仲村に気付いた。そして男も仲村に気付く。
???「Help me」
仲村「!?」
???「Do you know where is here?」
仲村「・・・英語だ」
しかし仲村も伊達に大学に入学していない。
仲村「Here is Seimeiin Univercity,Who are you?」
???「My name is Reo」
・・・
数分後・・・
琢磨「なんでこうなるんでしょうか・・・」
401号室。室内には仲村とローグのほかに6人の男女がいる。
Reo=レオ「Thank you very much」
冴子「しかし村上君も、なんで彼をここに送り込んだのかしら?」
J「ムラカミの意図・・・よく分からない」
澤田「で、何故俺がこんなところについてこなきゃいけないんだ?」
北崎「だめだよ澤田君、せっかく全員集合したんだから・・・ね」
401号室を訪れるのは始めてのメンバーもいたりする。
北崎「あれ、いつのまにかまた汚くなってる・・・」
以前部屋の物を"消した"少年もいる。
北崎「ねぇみんな、せっかくだからこの部屋をまた掃除しようよ」
240名無しより愛をこめて:03/09/10 13:05 ID:ufnzljJT
掃除のひとことで雑巾とモップ片手に現れて、とっととつまみ出されるスネイルオルフェノク
241名無しより愛をこめて:03/09/11 08:52 ID:hPpGK9eD
♪風をきる〜 ナイフの月〜 冷ややかに光る夜を〜

傍らに置いたデッキから調子のやや外れた甘い曲が流れ続ける中
ひとけのない海岸で、寄り添って波を見るカップルの姿があった。
蓮「去年は一度だけここに来たっけ…。結局どこにも連れて行ってやれなかったな。
  今年もなんだかんだと忙しくて、季節外れになるまで遠出ができなくて済まない」
恵里「こうやって側に居られるだけでも嬉しいよ、蓮…」
蓮「恵里…。誉められない仕事も一段落付いた。なあ?そろそろ俺といっssy…」

ドヤドヤ・ギョギョァ・「「「でつね〜」」」・楽しぃですか〜・ギャスギャ・ええ
佐野「あれぇ?先輩もここに来てたんですかぁ〜?いや〜奇遇だな〜!
  なんかここ、デートスポットの穴場って評判なんで、百合絵さんと来ちゃいました。
  この海で愛を誓ったカップルは永遠の絆で結ばれるって噂なんですよー。
  俺と百合絵さんは毎日の様に愛を誓ってますけど、更に絆を深めるのも素敵だなって。
  あ!先輩も彼女と一緒ですか?隅に置けませんね〜(ゼール達と一斉に肘ツンツンポーズ)
  ふ。先輩も頑張って下さい!!それじゃ、お熱い所、おっ邪魔しました〜!」

ゼール軍団に囲まれて浮き輪片手に騒がしく通り過ぎるサノマン達を
いつもより20倍ぐらい不機嫌そうな顔で見送る蓮。笑って百合絵さんに手を振り返す恵里。

気が付くと回り中にカップルが溢れ、楽しそうに笑ったり遊んだり走り回ったり、
いつのまにか屋台も出て、焼きトウモロコシやカキ氷のシロップの匂いが辺りに漂いだした。


…。…。ここは殺風景で誰も来ない所に価値があったんだ!
俺&恵里専用貸し切りオン・ザ・ビーチを馬鹿ップルが心安い土足で踏み荒らすなボケェ!
どこのどいつがそんな嘘八百のラブラブ都市伝説を吹いて回ったんやー!!
と、内心ハラワタ煮えくり返る思いの蓮だった。
242名無しより愛をこめて:03/09/11 08:54 ID:hPpGK9eD
芝浦「チャンスじゃん。油断しまくってる今のうちなら、あいつらまとめてぶっ潰せるね」
メタ「ぐおぐお(淳君、余計なちょっかいは止めた方がいいんじゃないっスか?
  あの連中、怒らせるとメチャクチャ怖いっすよ?)」
芝浦「大丈夫だよ。いつものように俺ってバレないように嫌がらせすればいいだけじゃん」
メタ「ぐお〜ん(いや…その…。(いつものようにすぐバレますって(泣)))」

双眼鏡を一緒にのぞきながら、遠くから様子をうかがう芝浦達だった。
243名無しより愛をこめて:03/09/11 08:56 ID:hPpGK9eD
美穂「うちの店のケーキがさー、馬鹿売れで。
  真司の所の編集長と島田さんとめぐみさんの合同誕生祝で大きいの買ってくれたし、
  バイトに来てた流星塾の晴子ちゃんも島田さんと同じ日だからって一緒に祝って。
  眼鏡っ子が二人並んでケーキの火を消す姿は面白かったよ。

  バイト君達もお祝いだって大喜びで盛りあがって、盛りあがりついでに
  いっぱい買ってくれて助かったかな。まだ食べ盛りの若い学生が多いからね。
  でね。賞味期限切れのケーキをサービスで付けたらさ、喜ばれて。

  違うよ。食べたらお腹壊しちゃうだろ。
  ジャンケンで負けた人にみんなで投げるって罰ゲーム用にね。もうバカウケで。
  そうそう。あの場には真司が居たからね〜。予想通りの展開で笑っちゃった。

  今から大口の注文の配達に行く所なんだ。
  え?送ってくれるの?あんた良いとこあるじゃん」
244名無しより愛をこめて:03/09/11 13:01 ID:hPpGK9eD
401号室。
仲村とレオは、咄嗟に掃除機を持った。そして黙々と掃除機をかけ始めた。
無愛想ながら気遣いさんの澤田は、黙って拭き掃除を始めた。パソコンには専
用クリーナーがあるからと仲村は澤田に告げ、クリーナーを渡した。
冴子は姉さんかぶりで、新聞紙を水で濡らし窓を拭き始めた。ジェイは邪魔に
なる機材をずらし、掃除機がかけやすいようにした。

誰も相手をしてくれないとすね始めた北崎は、例によって周りの物を灰にしよ
うと考えていた。
レオ「(えーごで)No。boyは外でムカデと遊んでろ。」
琢磨の背中を引きずってずるずると外に出ていった北崎。
数時間後、清明院大学内で琢磨の悲鳴が上がったのは言うまでもない。
245ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/12 01:58 ID:DxeYntsK
あ、どうも失礼します。丁度今、オーディオソフトが『地上の星』を鳴らしているんでついここへ。
普段は『龍騎オリジナルライダー』スレにいますんで、じゃあ。(立ち去る)
246名無しより愛をこめて:03/09/12 21:37 ID:wGtU2aV3
香川「夏ですねえ」
東條「なつだねー」
247名無しより愛をこめて:03/09/12 23:35 ID:T6k8gR8e
草加「くくくく・・・もうすぐ おれの まつりがはじまる・・・」

9/13の「カイザの日」。←草加が強引に無理矢理に設定

草加の脳内では、容赦無い花火の爆裂を背景に数千人のエキストラが
「草加君が好きでいーんだ!草加君が好きでいーんだ!わーい!」と走り回る
カーニバル&フェスティバルな光景が浮かびまくっていた。

草加「きっとみんな、おれのことを せいだいにいわってくれるに ちがいない」
248名無しより愛をこめて:03/09/13 00:26 ID:6sOunZzS
冴子「レオ?お使いしてもらって良いかしら?音楽が聞きたくなったの。
  あなたの好きなもので良いからなにか選んできてね?今すぐに。お・願・い」
レオ「What? 何故僕がそんな事を?まあ良いでしょう。冴子さんの頼みなら(←英語)」
肩をすくめると笑いながらレオは外に出掛けた。

雰囲気に飲まれて掃除を始めた仲村は、清掃の手を休めると疑問をぶつけた。
仲村「さっきから聞こうと思ってたんだが、何故あんた達がここに集まってるんだ」

村上「この場所が実に相応しいからだ。雰囲気といい、頑丈さといい。実に素晴らしい」
バンと扉を開けて、花束を抱えた村上社長とワゴンを押したスマレが入ってきた。

仲村「あんた!あんた達!ここで何をする気なんだ?!花束に酒に料理って…まさか?」

スマレ「はーい!御想像通りの事で〜す。
  ぶっちゃけ、このメンバーで本社で行うと、どんなハプニングが起きるか判りませ〜ン。
  本社が崩壊しちゃと困るので〜、復帰力の高いここを会場に選びました〜」

冴子「ふふ。だって9月13日ってレオの…。
  ちょうど北崎君も見付かった事だし、1週間遅れだけど一緒にね?」
249名無しより愛をこめて:03/09/13 00:30 ID:k40XOxK4
ローグ「・・・・(レオさんの誕生日のお祝いですか)」

赤ローグ「凄い偶然もあるもんだな。913の日は・・・」
250ヲタ6:03/09/13 08:44 ID:dopyYK8m
青ローグ「むっらかっみさ〜ん!俺も混ぜて!」
東條「ぼくもまぜて〜!」
村上「・・・・・」
冴子「いいじゃない、こういうのは多い方が楽しいし。」
草加「(舌打ち)」
青ローグ「てめえはどっかで一人寂しくカイザの日のお祝いでもしてるんだな(プッ)」
251名無しより愛をこめて:03/09/13 13:15 ID:lzwss+5A
真理「カイザをバカにするということは、カイザとして戦って死んでいった流星塾の仲間たちを侮辱するということだわ」

冴子「カイザとして戦ったあたしを侮辱することでもあるわね、覚悟なさい」

変身したロブスターオルフェノクの剣に切り刻まれる青ローグ。


そしてデルタのベルトを手にした北崎が現われた。

北崎「冴子さんのマティーニ最高だよね。だから僕もレオのことなんかより、冴子さんも変身したカイザのお祝いをしてあげたいな。草加君のカイザにもいつも遊び相手になってもらってることだしさ。どうかな、村上君、琢磨君」

琢磨「(泣きそうな顔で)も、もちろん北崎さんに賛成ですよ」

村上「さすが北崎さんは上の上のオルフェノクです」

こうして9月13日はカイザ記念日となり全員でおおいに盛り上がった。

香川「青ローグ君には気の毒でしたが、明日には私が元通りにしてあげますよ」

東條「わーい、それで安心だねー」

そして、グラスを交わす二人。

真理「よかったね、草加君」

雅人「ありがとう、真理」

サイガになって飛んで行ったレオはその日とうとう帰ってこなかったという。
252名無しより愛をこめて:03/09/13 13:51 ID:6sOunZzS
>242
芝浦「浅倉や腐ったトマト100kgをどうやってあの場所に送り込む?」

芝浦「MW経由」
メタ「ぐお(NON 時間が掛り過ぎます 奴がイライラを爆発させるとも限りません)」

メタ「ぐおぐお(「バイオグリーザ)」
芝浦「NON 常人ならざる五感がある それにトカゲにあのお荷物が耐えきれるとは思えん」

芝浦 「ハイドラグーン 直上からの降下」
メタ「ぐぐお(NON 全方位元気玉で 直上はおろか接近すらもできません)」

メタ「ぐーおん(シアゴーストを大量に用意して 爆竹とヘビ花火の使用)」
芝浦「NON シャッチョはごまかせても全裸がいる」

  「結論は全弾発射ミサイルもを目からビームも物ともせず
   嫌がらせの限りを尽くした上にこの俺だとバレないようにできるそんな方法だ」
253名無しより愛をこめて:03/09/13 13:55 ID:6sOunZzS
>250
香川「おや?東條君はどこでしょう?さっきから姿が見えない様な気がしますが」

デス「うがうが(おいおい。迷子か?仕方ねえな。ボウズが行きたいって言うから
  香川のダンナに無理言って出掛けたってのによ)」
254名無しより愛をこめて:03/09/13 14:11 ID:6sOunZzS
>241
めぐみ「じゃんじゃんバリバリ。じゃんじゃんバリバリ。寄ってらっしゃい!食べてらっしゃい!
 元祖!浜一番のラーメン屋台!白湯スープがもう最高!」
大将「焼き鳥食いねえ!うちの自慢のタレがもう泣かす!美味いよ〜」
幸人「カレーだ。それなりの味だ。オリジナルもあr…」
らんる「オリジナルは無か!今のは忘れてくださ〜い!恐竜カレーは美味しいとよ〜」

浜の片隅、暗い顔で澱む男の願いは虚しく、浜はどんどんと賑やかになっていった。
255名無しより愛をこめて:03/09/13 14:19 ID:6sOunZzS
>249
で、肝心の主賓達だが…。

宴が用意されてると知らずに
泣き叫ぶ凸を半笑いで追いかけ学校中を練り歩いていたり
律儀に「冴子さんに相応しい」曲を探していた。
256名無しより愛をこめて:03/09/13 14:37 ID:6sOunZzS
赤井「社長が俺らをハブで助っ人と四葉仲間の誕生祝いやるそうだ」
緑川「上の上の連中だけでお祝いだとよ。け!!胸糞悪ぃな」
青木「どーせ俺達は上の上じゃねーよな。…このままグレて不良になっちまおうか?」

ぞう「お祝い?」
……おめでとう、これ欲しがってたファイズギアの入ったカバンよ?…
……神崎じゃあるまいし、そろそろコートだけじゃ寒いよな。はい。ほんの気持ちだ…
……象と言ったらこれだな。ほらよ!頑丈な筆箱!…

…わ〜い!ありがと〜!ありがと〜みんな〜…
誕生日の一言で、草加以上にぽややややや〜んな想像で頭を膨らせる象フェノクだった。
257名無しより愛をこめて:03/09/13 15:36 ID:6sOunZzS
>251
冴子「レオ?どうしたのかしら。いきなり飛んで行くなんて…」
北崎「飽きちゃったのかもね。みんながおめでとうばっかり言って優しくするから」
東條「えー?やさしくされたら、うれしーよー。きたざきくんは、うれしくないのー?」
澤田「お前は黙ってろ。屈折も判らないお子様は、甘あま飾り砂糖でも食べてればいい」
東條「わかるよーだー。ぶー」

香川「妙ですね、あの態度。断りも無しに出て行くような人には見えませんでしたが」
仲村「はい。私も、慇懃無礼な所はあっても礼儀だけは弁えた男だと思っていたので
  レオの行動にはかなり違和感を感じました」

ケーキだらけの真司と琢磨も変だね〜と首をかしげた。
258名無しより愛をこめて:03/09/13 15:38 ID:6sOunZzS
>254
蓮「待て。たこ焼にソースは無いのか?」
商人「あらへん。関東の人はすぐソース言うけど味がわかってへんな。本場はそのまんまの
  味で勝負でっさかい。仕方無しにソースも出しまっけどな、無しで食べるのが常識だす」
蓮「…。…。インチキたこ焼もムカ腹が立つが、インチキ関西弁がごっつ腹立っちゅぅねん!!
  関西人をなめんなーーーーーーーーーーーー!!」 → キャー!!

恵里「蓮?あー。もうしょうがないなあ(くすっ」
259名無しより愛をこめて:03/09/13 17:03 ID:HC5cblNY
蓮「恵理、騙されるな。そいつは俺じゃない。」
恵理「??蓮がふたり?」
蓮「関西人はそんな言い方はしない。」
巧「こいつの言う通りだ。一緒にたこ焼食ってたあいつはニセ者だ。」
蓮(ニセ者)「ばれたかー。まさかタコ焼を食ったことが裏目に出るとは。」
260名無しより愛をこめて:03/09/13 18:32 ID:REGae/Te
バタン!(扉を開ける音)
「「大変だ!」」

香川「おや、秋山君に乾君、どうしたんですか、血相を変えて」
蓮「恵理が、恵理がさらわれた!」
スマレ「まあ、それは大変ですう」
村上「それはきっと高見沢の手のものの仕業に違いないでしょう」
香川「ではすぐに助けにいかなければ」
北崎「うふふ、それって面白い話みたいだね」
261名無しより愛をこめて:03/09/13 20:16 ID:t0pIqHa/
高見沢「俺の知らぬ間にドラマに出演してるような奴らを許しておくわけにはいかねえんだよ。」
恵理「きっと蓮が来てくれてあなたを倒すわよ」
高見沢「それはどうかな」

凌駕「秋山さん乾さん急ぎましょう」
壬琴「おっとその前に俺の相手をしてもらおうか」
凌駕「仲代先生邪魔をする気ですか」
壬琴「この世は強いものの思い通りになるというだけのことだ」
凌駕「ここは俺達に任せて秋山さんたちは恵理さんのところへ行って下さい」
壬琴「ヤツデンワニやつらを行かせるな」
ワニ「ワニワニワニ」
蓮「うわあ」
巧「うわあ」
凌駕「幸人さんらんるちゃんヤツデンワニを止めるんです」
壬琴「おっとおまえらの相手はこの俺だぜ」
凌駕「うわあ」
幸人「うわあ」
らんる「きゃあ」
262名無しより愛をこめて:03/09/13 21:00 ID:k40XOxK4
ドゴッ!と、高見沢のいる一室の扉が粉砕された。
高見沢「なんだ?」
扉を突き破ったのは白いライダー・・・サイガ
高見沢「テメェ・・・変身!」
すかさずベルデに変身する高見沢
しかしサイガは遠距離からベルデに発砲。
ベルデ「なんだと?」
発砲発砲発砲・・・・倒れるベルデ。
ベルデ「チッなめるなよ・・・」『ファイナルベント』
サイガにつかまり投げるベルデ・・・だが、最後の落下の前に空中で静止する・・・
サイガ「You are fool !」
デスバニッシュ中にフライングアタッカーを噴射して空中で静止、そのままバイオグリーザの
舌を引き払い、ベルデを片手に持ち替えてスカイインパクトでビルから出る。
ベルデ「うおっ!ちょっと待て、ここ13階・・・だぁぁぁぁぁ」
言い終わる前にドップラー効果で落下するベルデ

401号室
村上「終わりました」
北崎「え〜?」
村上「レオに行ってもらいましたよ。今日は大事な日ですからね、こんなことで
時間を取ってられない」
冴子「やけに帰りが遅いと思ったら・・・村上君、レオに早く帰ってくるように伝えて」
村上「分かっていますよ、これで一件落着ですね」
263名無しより愛をこめて:03/09/13 22:08 ID:5MUBb2PP
香川「さすがは帝王のベルトを持つレオさんですね。」
村上「カイザの記念日にふさわしくカイザのベルトもレオのものにしましょう。」
草加「おいまて、なにをいいだすんだ。」
北崎「そうだよ、村上くん。ベルトが2本もレオのものだなんて。ぼくだってデルタ1本だけなのに。」
村上「おやおや、皆さんご不満ですか。」
北崎「だったらレオと僕とどっちが強いか決着をつけようじゃない。」
草加「おれをむしするな。」
スマレ「みなさーん大変ですー。内輪もめしてる場合じゃありませんーん。」
冴子「あらあら、いったいどうしたのかしら。」
スマレ「レオが倒したのはバイオグリーザがつくったニセモノだったんですー。」
香川「それでは、恵理さんはまだ捕らわれの身。」
琢磨「レオの実力など所詮その程度ですよ。そこで私に考えがあるのですが。」
村上「ほほう。うかがいましょう。」
琢磨「ベルデの息の根を止め、恵理さんを救い出したものがサイガのベルトを得るのです。」
冴子「面白そうね。」
村上「いいでしょう。皆さんラッキークローバーの名に恥じない活躍を期待してますよ。」
草加「だからおれをむしするんじゃないー。」
264名無しより愛をこめて:03/09/13 22:47 ID:9j/XjWpR
高見沢の部屋に飛び込んだ401号室の面々だったが。

「♪♪♪
 あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色
 ありふれた優しさは君を遠ざけるだけ
 冷たく切り捨てた心は彷徨うばかり
 そんな格好悪さが生きるということなら
 寒空の下 目を閉じていよう

 あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色
 せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを
                   ♪♪♪」

冴子「恵理さん、何を歌っているの?」
恵理「知らないんですか?SeeSawの「あんなに一緒だったのに」ですよ」
冴子「いえ、曲名を尋ねているんじゃなくって、なぜ歌なんか」
高見沢「それは俺が教えてやろう。
 蓮なんぞこの俺には勝てないぞと言ったら、歌はきっと蓮の方が上手いって抜かすんだよ。
 そこでまず俺とこの女とで勝負していたところだ」
恵理「そうなの。この男より高得点を出さないと勝ったことにはならないの」
香川「しかし誰が点数を決めるのですか」
高見沢「ここに高見沢グループの誇る最新鋭の超カラオケ採点マシーンがある。
 おっと、今の点数が出たようだ。78点か。話にならないな。」
琢磨「次は私が挑戦しましょう。帝王のベルトがかかっているのです」
一歩前へ進み出た男の姿に全員の目注がれた。
265ヲタ6:03/09/13 23:08 ID:N+Ni9f2T
青ローグ「そこをどけーーーー!!」
闘魂にカラオケ歌いたさがプラスされ、完全復活&自己進化した青ローグが琢磨
をどついた。
琢磨「あたた・・危ないじゃないですか!」
青ローグ「車は急に止まれない!」
そう言うと青ローグは、「特撮持ち歌集〜仮面ライダー編〜」を取り出した。
仲村「ま、まさか・・・・」
仲村の思ったとおり、青ローグが歌った曲は・・・・
青ローグ「♪時をッ!越ーえ・ろ〜 空をッ!駆ーけろ〜 このほッ!し〜の・た・め〜」
仲村「あ、頭が割れる〜〜〜〜!」
東條(耳栓装着済み)「高見沢が苦しんでいる、今だっ!」
東條の第三の人格『まじめな正義感あふれる大学生』が目覚めた。
266名無しより愛をこめて:03/09/13 23:14 ID:6sOunZzS
>243
木場「こんな大きなケーキを一人で運搬するのは大変だよね?
  お店の人や城戸君は手伝ってくれないの?」
美穂「店は忙しいし〜。あたしは演出もあるし。それに真司ねー。
  あいつはもっと大事な用事があるから。すっごく大事な用事(ぷ、くすくす)」
267名無しより愛をこめて:03/09/13 23:16 ID:6sOunZzS
>255
恵里「いいんですよ。蓮の好きな曲を素敵だと言ってくれたから。
  そのCDは差し上げます」
レオ「(英語)どうもありがとう。もしなにか困った事があれば僕が粉砕してあげます」

遠くから「たこ焼きはやっぱり2つ買おうか?」ぶっきらぼうな声が聞こえてきた。
268名無しより愛をこめて:03/09/13 23:27 ID:6sOunZzS
>253
香川「海が見たい、海でスイカ割りがしたいと言ったのは東條君なのですが…」
デス「うがうがが(忙しくって今年の夏はろくに遊べなかったからなぁ。
  ボウズのワガママはちょっとは判るが、先生を放ってどこか行くのは感心しねえな)」


レオ「(英語)おや?香川教授ではありませんか。奇遇ですね」
269名無しより愛をこめて:03/09/13 23:36 ID:KYGWTXos
高見沢はベルデに変身すると恵理を抱いて窓ガラスに飛び込んだ。
仲村「いけない!ミラーワールドでは恵理さんが長くは持たないッ。」
東條「デスちゃん、行くよ!変身!!」
デス「がうう(おう、優勝がまたのびてむかついてるんだ。徹底的に暴れてやるぜ!)」

暴れてやるぜ!といえばアバレンジャーとアバレキラーの戦いはまだ続いていた。
そして、エヴォリアンの摩訶不思議な力を使うヤツデンワニを前に蓮と巧も意外な苦戦を強いられていた。
270名無しより愛をこめて:03/09/13 23:45 ID:6sOunZzS
>255
北崎「へえ。いいかもね。最初はグーって言うんだよね?」
琢磨「(半泣きで)そうですね北崎さん。面白そうなゲームですね。
  (そりゃ、しっぺよりケーキをぶつけられる方がマシですよぉ)」


スマレが合図すると美穂が大きなケーキを押して入ってきた。
レオ「(英語)危ない!臥せろ!」
叫ぶより早く、ブースターライフルモードでケーキを粉砕するレオ。

ケーキの中から鋭い金属棒を持った人影がゆらっと崩れ落ちた。
村上「なんだと!」 スマレ「ありゃ、ま?!」 香川「あれは?」

中の人物は手に「誕生日おめでとう!レオ&北崎君」と書いた旗を手に
腰を抜かして顔を煤だらけにしてアフロになって口から煙を吐いた。
真司「あ〜びっくりした。死ぬかと思った」
271名無しより愛をこめて:03/09/13 23:57 ID:6sOunZzS
>257
そこに居るみんなは、何故レオがプレゼントの一つを開けた途端
ふらふらと出て行ったのか判らなかった。
北崎はレオの取り落とした箱をチラッと除くとすぐに灰にした。
北崎「変なの〜。ぶつぶつ声が聞こえて変な映像が浮かんで。
  ねえ?これって面白いの?」


何故みんなは僕を疎外する?いきなり知らない男を褒め称え出して。僕を無視して。
僕の…僕達の誕生祝じゃなかったのか?
心を慰める為に、浜辺で貰ったCDをかけるレオ。
最初の甘い曲が終わると次の曲が始まった。

♪あッかッね・いろッのッ! そらにッとけッて! 白い鳥ッが消・えてい・く

サイガは墜落した。
272名無しより愛をこめて:03/09/14 00:20 ID:w/Ag6HCt
>260
血相変えて騒ぐ蓮の側、
バタンと扉を開けてレオが入って来た。

レオ「(英語で)誰かが僕に暗示をかけた!僕をみんなが無視する幻覚だった。
  幸い、毒には毒で呪縛は溶けたが、あのままだと僕はスマブレ社に不信感を持ったまま
  毎日を過ごす羽目になったろう。村上社長、やはり僕達は狙われています!」

仲村「(小声で)あんたらが狙われるのは当たり前だっての…」

聴覚の鋭い琢磨に聞きつけられ、仲村がムチでピシピシ追いかけられるのを横目に
村上「では、レオ。嫌がらせて来る相手の制裁をお願いします」
273名無しより愛をこめて:03/09/14 00:58 ID:1+kjQ3Q5
巧「最期の手段だ。これでもくらえっ。」
オートバジンごと体当たりしようとしたその時、
サイドミラーから恵理を抱き抱えたベルデが飛び出してきたのだ。
そしてバジンを迎え撃とうとしていたヤツデンワニの一撃をもろに喰らってしまった。
ワニ「ワニ!?」
放り出された恵理を思わず受けとめるヤツデンワニ。
恵理「おかげで助かりました。ワニさんありがとう。」
照れるヤツデンワニ。唖然として見ている蓮、巧、追ってきたタイガ、デストたち。
蓮「恵理、無事か?」
恵理「このワニさんのおかげで大丈夫よ。蓮からもお礼を言ってちょうだい。」

高見沢「ううう、まさか脱出に使ったミラーのバイクがターゲットロックオンされていたとは。」
壬琴「なんてことだ。勝負はおあずけだ。戻るぞヤツデンワニ。そのぼろぼろの男を連れて来い。」
凌駕「アバレキラー、高見沢さんをどうするつもりですか。」
壬琴「俺なら助けられるからな。それにここで助けておけばいろいろと利用できそうだ。」
高見沢と一緒に消えるアバレキラーとヤツデンワニ。

村上「うーむ、よもやヤツデンワニが高見沢を倒して恵理さんを救い出すとは。」
スマレ「ではサイガのベルトはヤツデンワニのものに。」
琢磨「納得できませんよ。本当なら僕がカラオケで奴に勝って帝王のベルトを手に入れる筈だったのに。」
274名無しより愛をこめて:03/09/14 01:14 ID:1+kjQ3Q5
村上「それでは琢磨さん、まずレオとカラオケ勝負なさってはいかがです?」

琢磨「もちろんのぞむところですよ。」

村上「わがスマートブレイン社も超高性能のカラオケ採点マシーンを開発しているのです。」

レオ「I would sing first.(まず俺からだ。)
  ♪あッかッね・いろッのッ! そらにッとけッて! 白い鳥ッが消・えてい・く♪」
275名無しより愛をこめて:03/09/14 08:49 ID:Ck+R9pxU
冴子「村上君、そのカラオケ採点マシーンって信頼できるのかしら」
村上「もちろんです。どちらの勝ちか見事にジャッジするマシーンなのです。ご覧なさい」
村上の指差す方向にひとつのシルエットが浮かび上がった。
冴子「あのシルエットは、ドラゴンフライオルフェノク?」
??「私はオルフェノクなどではない。

   ひと〜つ、ひいきは絶対せず♪
   ふた〜つ、不正は見逃さず♪
   みっつ、見事にジャッジする♪

   偉大なるキャプテンのデータがインプットされている超高性能マシーンなのだ」
冴子「さすがはスマートブレイン社ね」
村上「お褒めに預かり光栄です。誰が真に帝王のベルトにふさわしいか見事にジャッジしてくれますよ」
276名無しより愛をこめて:03/09/14 09:20 ID:w/Ag6HCt
(31)「そこ違うのよねー。もっとキーを高く、スタッカートを強調して」
レオ「Really? ♪ア゛〜 ボエ〜♪ K? Is this right?」
(31)「Yeah.It's the right harmony.じゃ、俺も一緒に歌うからさ」

正 し く 歌われた「消 え な い 虹」の合唱を前に
ジャッジマシーンは轟音と共に火を吹いた。
277名無しより愛をこめて:03/09/14 16:25 ID:PWS388wX
村上「ああっ高価なジャッジマシーンが・・レオも琢磨さんも失格です!」
レオ「Wooooh!」泣き叫びながら変身して飛び去ってしまった。
琢磨「ぼ、ぼくはまだ歌っていないのに・・」
278名無しより愛をこめて:03/09/14 18:22 ID:GsAssHHA
東條「なかないで
   ぼくがいっしょにうたってあげるから
   ♪さんだーばーどー
    あおくひかるひーろーいうちゅーえー
    ゆーけーかーぜをまいてー
    さんだーばーどー
    このよのしあわーせーのためーにー
    ゆーけーうーみにりくにー
    あーおーいそらをーみだすもーのはだーれかー
    よーんでいるーあのこえーはーえすおーえすだー
    さんだーばーどー
    あおくひかるひーろーいうちゅーえー
    ゆーけーかーぜをまいてー♪」
琢磨「くすん。同情はよしてください。」
冴子「馬鹿ねえ。むりしなくていいのよ。泣きたいだけ泣いて歌いたいだけ歌いなさい。」
279名無しより愛をこめて:03/09/15 00:00 ID:PI+8/pCr
東條がでかい声で歌うサンダーバードの勇壮な曲に心が躍る琢磨だった。

ああ、サンダーバードと言うと…
子供の頃の懐かしいあの番組が浮かんでくるな…。


…だが、今のドツボな心況から楽しい思い出よりもむしろ…

爆音と爆炎と悲鳴が響くたけし城の中を、泣きながら逃げ回り、
池に落ちて、泥に落ちて、壁の下でへたばって、
キノコで滑って、丸太で滑って、坂から転げ落ちて、
新帝国ギアのモンスターと丹子母鬼馬ニに追い掛けられて、
阿仁丸レスリーにバットで連打され、
とどめに谷隊長に戦車で轢かれるイメージでいっぱいに…


放心したままキノコでポンのあの曲の、元祖の歌を口ずさむ琢磨だった。

♪きょうも元気に マリオが走る 走る
  ピーチ姫を 助けに行くぜ 行くぜ
  きょうも元気に マリオが走る きょうも元気に ジャンプ
  きょうも元気に コインを探せ きょうも進めよ マリオ
  キノコを取って スーパーマリオだぜ
  フラワーを取って ファイアーマリオ
  クリボーだ ノコノコだ メットだぜ 倒せ!
  マリオは いつも 元気で強い♪

冴子「楽しそうで良かったわ。谷山浩子とは渋い選曲ね、琢磨君…」
280名無しより愛をこめて:03/09/15 00:52 ID:i7ZMi1pe
東條「おねーさんもうたおうよ」
冴子「そうね、私の子供の頃の懐かしい歌というと、これかしら

♪ごめんね、素直じゃなくて。夢の中なら言える。
 思考回路はショート寸前。今すぐ会いたいよ。
 泣きたくなるような MOON LIGHT
 電話もできない MIDNIGHT
 だって純情どうしよう。ハートは万華鏡
 月の光に導かれ 何度も巡り合う
 星座の瞬き数え 占う恋の行方
 同じ地球に生まれたの
 ミラクルロマンス 信じているわ
 ミラクルロマンス♪

東條「わーい、ぼくもせえらあむーんだいすきー、もうすぐじっしゃもはじまるね」
冴子「そうよ、またこのスレの仲間が増えて楽しくなるわね」
281名無しより愛をこめて:03/09/15 20:56 ID:6W/ziTOO
話の途中、ごめんね! ですちゃん!阪神優勝おめでとう!
282名無しより愛をこめて:03/09/15 22:25 ID:V0OTvitK
デストワイルダーは、歓喜のあまりMWで優勝記念酒盛り大会を始めた。
おめでとう、阪神。
283名無しより愛をこめて:03/09/15 22:47 ID:cJt1sr8v
その頃……

??『来年も阪神が優勝するように、聖地道頓堀に新たな生贄を捧げるのだ!』
謎戦闘員達『イ――――ッ!!』

ターゲットは、さとちゃんたち……

このスレ最大の危機が迫ろうとしていた……



全然関係ないですが、>282が『V0』ですよ。
284名無しより愛をこめて:03/09/15 22:56 ID:PI+8/pCr
デストワイルダー「うがうがうがうがうーーー!(飲めー!食らえー!今日は祭りだー!)」
ゼブラスカルブロンズ「ヒヒーン(良く判らないが、シマシマ繋がりでおめでたいね)」
ゼブラスカルアイアン「ヒヒヒ〜ん!(シマシマ万歳!トラ万歳!)」

宴会の残り物を持ち込んでMM達と盛り上がるデストワイルダーだった。


東條「ですちゃん、おおよろこびで よかったね。ずーっと、おうえんしてたもんね」
仲村「全くだ。相手に先行点を取られた時は、デストに大暴れされそうでヒヤヒヤしたが
  何とか無事に優勝できて良かった。これでまた壊れた部屋の掃除をせずに済む」
香川「いや、仲村君。掃除が嫌とかではなくて、純粋に優勝を祝ってあげましょう。
  デストワイルダーも秋山さんも北岡さんも、あんなに喜んでいるのですから」
285名無しより愛をこめて:03/09/15 23:37 ID:PI+8/pCr
ぞう(ぽややややややや〜ん)

まだ、みんなが「今日の誕生日」を盛大に祝ってくれる夢を見ている象フェノクだった。


赤井「すっからかんで何もしてやれねえよ。どうする?カツってくるか?」
緑川「今日はついてないから止める」← カツアゲしようと思ったら北崎さんだった
青木「ありゃヤバかったな」← 一緒に泣いて逃げた

赤井「仕方無いな、大学に行って宴会の残り物でもかっぱらっていくか」
緑川「おいおい。戸田さんに『401号室に迷惑かけるな』って言われなかったか?」
青木「迷惑じゃねえだろ。掃除ついでに要らない食い物を片付けてやるだけだぜ?」

そうしようそうしようと、ドアを勝手にこじ開けて無人の401号室に乱入したものの、
きっぱりさっぱり、なんにも無い冷蔵庫にガッカリする赤井達。

やっと冷凍庫の奥にケーキを幾つか発見して、これでどうにか手土産になるなと
全部持ち逃げする不良フェノク達。

…赤井達は知らなかった。それは賞味期限切れの「罰ゲームケーキ」だった事を。
286名無しより愛をこめて:03/09/16 17:42 ID:306tlQBu
>>744
うぅっ、やっぱりそうでしたか・・。
友人から種をもらったので軽い気持ちで育ててしまいましたが、
よく考えれば当たり前ですよね・・。
しかし、成体になるまで育ててしまったものを今さらどうしていいのやら・・
日曜の朝、エサを用意しわすれてでかけたら、
夜帰った時には80cm以上も移動していました・・・。

287名無しより愛をこめて:03/09/17 23:16 ID:6d+wjyal
ゼール「「「「リトルショップ・オブ・ホラーズのオードリー2に1票でつ」」」」
デス「うがう(JOJOの”猫草”かもな)」
ドラグ「ぎゃおーん(クラシックに、食人植物トリフィドだ!)」
パラサ「ここは初代マンを苦しめたグリーンモンスに1票でセニョール」

誤爆したうっかり者の286がガリガリでお帰り頂かれてる側で、
謎のスレの744が何を育てたのかトトカルチョを始めるモンスター達だった。


香川「では課題です。ここのスレの744さんも
  『種から育って餌を必要として自力で移動する生き物』について
  模範解答を書いておくのを忘れないで下さいね」
288名無しより愛をこめて:03/09/17 23:22 ID:le45/6cG
>287
先生、僕は『ポケモン』の『フシギダネ』だと思います!
289名無しより愛をこめて:03/09/17 23:47 ID:6d+wjyal
>288
先生、大変です!東條が漢字で喋ってます!
290名無しより愛をこめて:03/09/17 23:52 ID:zvIRJ7jC

    401号室に 戦慄が走った。
291名無しより愛をこめて:03/09/18 00:04 ID:6tjFYPlh
まさか、東条が漢字を使うとは誰も予想していなかったからだ。
292名無しより愛をこめて:03/09/18 12:22 ID:h/cfrrZa
ドラクエのお化けキノコ、マタンゴマージマタンゴだと思います。
293名無しより愛をこめて:03/09/18 21:37 ID:9UY47V9g
>289-291
さとちゃん「あれはぼくじゃないよ〜〜」
がりがりされつつ(あれは名無しの純粋な想いだったのに……)と心の中で呟く>288であった……

……まだ、がりがりの体勢ですか?(かなり摩り下ろされながら)
294名無しより愛をこめて:03/09/19 09:48 ID:tCciNEvk
「どうしたんだ?!暗い顔なんてあんたらしくないぞ!さあ、笑った!笑った!」
落ち込んでるサトちゃんこと里見浩太郎と293を
ワッショイ!ワッショイ!と神輿に担いで行くギンガブルーだった。
295名無しより愛をこめて:03/09/19 09:51 ID:tCciNEvk
香川「東條君、いったい何が不満なのでしょう?」
東條「はい、先生。以下の嘆きを目にして、
  阪神セリーグ優勝の際の自分の行動に恥じ入っています」
----------------------------------------
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1048464607/829n
829 :野球観戦帰りの通りすがりの客(33年来の阪神ファン) :03/09/15 23:40 ID:3SY0KZDX
ホンマのファンはそない阿呆な事せーへん!
星やんかて怒っとったやろ!此処の大将かて怒ってはる。
何、騒いどるねん。
嬉しいし、騒ぎたいのんは同じや!
せやけど人としてやってエエ事と悪い事があるんや!
特に*道頓堀に飛び込んだダアホ! おんどれじゃ!
おんどれが怪我しようが、病気になろうが、一向にかめへん。
下水流れ込んでる様な川に勝手に飛び込んで、
その格好でウロウロしとったらごっつう回りに迷惑なんじゃ! 
そないな事せんとな、楽しい呑まなアカン!
      (中略)
 *道頓堀川に飛び込んだらマジに警察にしょっぴかれて、
  お説教され「念書」書かされまっせ!
  念書破りしたら次は逮捕されまっさかい、
  阿呆な事はせーへん様に! ホンマ、頼むで…(T-T)
296名無しより愛をこめて:03/09/19 09:53 ID:tCciNEvk
東條「『川には飛び込み慣れてるよな?』と煽った(31)や秋山や、
  『今日は調子が神懸かったかな』と乗せられた自分自身も許せません」
香川「北岡さんも秋山さんも、川に入ったせいで風邪を引いてますから
  ある意味自業自得です。それに良くない事をしたと気付いたならそれは前進ですよ」
東條「でも、先生…」

仲村「東條!ほら!これを見ろ!」
東條「わーい!たべっこどうぶつがいっぱいだー。うれしーかもー」
仲村「(ほっ)機嫌は治ったか?ところでデストはどうした?」
東條「(モグモグモグ)ん?ですちゃんはねー・・・」


デス「がるる(こらこら!サボるとたただじゃぁおかねえぞ!)」
ボル「ぼるるるる(この上方の地には古から、蟹を粗末にすると呪いで勝利できないとの
  伝説があります。現に蟹を蔑ろにした豊臣は徳川の前に滅びました)」←今思い付いた話

デストワイルダーとボルキャンサーに睨まれながら
「川に生贄」と言った罪滅ぼしで、不届きな自称虎ファンに捨てられた蟹道楽の目を探す
283の謎戦闘員達だった。
297名無しより愛をこめて:03/09/19 16:25 ID:oStNTHbN
阪神優勝の祭りの後(とはいってもまだ続いているだろうが)、一本の電話が
入った。
香川「おや、あなたでしたか。」
戸田「阪神優勝で盛り上がっているようだが、こちらも阪神系列の百貨店が
  売り出しをしている。まぁどこでも同じような物だろうな。」
香川「九州は専らダイエーファンが多いことでしょうね。」
戸田「まぁ、そうだな。しかし祭りと言えばこちらは恒例の秋の大祭が終わ
  って、やっと秋らしくなった感があるが・・」
香川「ああ、三井のある九州の某所ですか。」
戸田「中心部の市内にはなるんだが、毎年馬追と言って、景気づけに馬に酒
  を飲ませて豪快に暴れさせていたそうだが、最近は危険だからと中止に
  なっているようだ。」
同時刻。
とにかくお祭り騒ぎに乗じた木場と海堂の二人。
木場は飲んだくれてメートルが上がり、疾走体のまま大きな道路を暴れて走
っていた。海堂は、紅白のたづなをつけて<祭りだから>と、陽気に誤魔化し
ていた。

(阪神百貨店付近にて↓)
浅倉「ここかぁ・・祭りの場所はぁ・・」
298名無しより愛をこめて:03/09/20 12:36 ID:JzNNhqua
>285
戸田「なるほどなぁ。ケーキくらい俺のポケットマネーでどうにかなったんだ
  が。」
赤井「まぁ・・そうなんすけどねぇ。」
のんきにビデオシーバーで応対する赤井の背後では。
突進体になって、うんうん唸りながら暴走するぞうさんの姿があった。
赤井「正露丸かキャベジン・・買ってった方がいいな、ありゃ。」

同時刻。
買い物ライダーのおかん連中に混じって、何か勘違いしている浅倉が、嬉々と
して人の波になだれ込んだ。
ベノ「しゃー・・(勘違いしてるよありゃ・・)」
299名無しより愛をこめて:03/09/24 13:13 ID:azmfZXr+
ベノ「しゃーしゃーしゃー(それはそれは恐ろしいものを見てしまいました…)」

青ざめるベノの側で、大勢に踏まれてペッチャンコになった浅倉に空気を入れる東條だった。
300名無しより愛をこめて:03/09/24 15:22 ID:Z1kbbWSv

浅倉「‥‥ヒラヒラするんだよ」




  東條の 動きが、       止まった
301名無しより愛をこめて:03/09/26 11:26 ID:z09A1nZ1

浅倉「…プカプカするんだよ…」


ベノ「しゃー(浮いてますな)」
デス「がう、が(浮いてるな。ありゃ空気の入れ過ぎだ)」

腹を抱えて笑い続け、手元が留守のままの東條

東條に放置された空気バルブを閉めながら

沸点低いんですねぇと、大空の風船もどきを見上げるローグだった
302名無しより愛をこめて:03/09/27 01:01 ID:bcX08YLp
だが見よ、その風船もどきがみるみる膨れ上がっていくではないか。
まるで伝説のウルトラQ怪獣バルンガのように。
ビルの間から見える空を覆い尽くさんばかりに巨大化した浅倉の姿に、優勝セールに群がっていた大阪市民も騒ぎ始めた。
303ヲタ6:03/09/27 08:48 ID:9HPi/SSr
青ローグはスマートブレイン社製のアタッシュケースから先のとがった弾丸と
GX−05を取り出し、針型の弾丸をGX−05にセットし、銃口を浅倉に向けた。
アスカ「何をするんですか?」
青ローグ「こいつで浅倉の空気を抜くんだよ。」
次の瞬間、弾丸が直撃した浅倉は、
「お前も飛ぶかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」
と言いながら何処へと飛んでいってしまった。
青ローグ「よし、俺も歌うぜ!

♪悪魔が街を 狙ってる
僕等の町を 狙ってる
緊急出動 スクランブルだ 油断をするな
メカニック スイッチ オン!
ハンマーパンチ
戦え 鉄人 アイアンファイター
正義は燃え立つ 太陽の使者
鉄人 鉄人 28号
鉄人 鉄人 28号♪

東條「あれ?てつじんにじゅうはちごうはじっしゃなんかないよ?」
青ローグ「ちっちっち・・・数十年前に実写版があったんだよ。」
東條「へぇ〜」
青ローグ「それだけじゃない、近いうちに実写版が出るんだよ。」
たのしみだね〜、と道に落ちていた鉄人の人形を拾う東條だった。
304名無しより愛をこめて:03/09/27 14:35 ID:Vahvp/D4
香川「鉄人28号ですか。懐かしいですね。
   そんな時代の作品までリメイクされるようになったのですね」
仲村「鉄人といえば♪ビル〜のまちーにガオー、が有名でしょう。
   生まれてない俺だって知ってるくらいだ。青ローグのアレは?」
香川「私の記憶では、鉄人は、ラジオドラマ化1回・TVアニメ化3回……まあ一つは換骨奪胎した続編でしたが……
   実写化が今度の物を含めて2回されてましてね。細かい物を含めればもっと何かあるかもしれませんが。
   あれは80年の2回目のアニメ化のときの歌ですね。
   実写版の歌は♪光るあの目が呼びかける、正太郎は英雄だ〜♪だったと思いますよ。
   いずれの作品にせよ、子供の身で意のままになる超兵器を持ってしまった正太郎少年の作中での行為は、
   まさしく「英雄的行為」と呼ぶにふさわしいものでしょう」

英雄とかそんなことは正直どうでもいいんです。先生はそんなマニア知識をどこで仕入れてくるんですか。
仲村は、心の底で改めて戦慄した。

香川「覚えてしまうんですよ。全部、ここにね」
305名無しより愛をこめて:03/09/28 13:14 ID:oCUWcl0i
仲村「ところで須藤の奴、なんでさっきからうろうろしてるんだ?」
306名無しより愛をこめて:03/09/28 22:19 ID:kvXvMxoE
須藤「フフフ…いいんですよ…。
   念願の跳び箱17段も飛べましたし、何一つ不満なことなんてありませんよ。
   ええありませんとも」
仲村「そういえばスポーツマンなんとかに出てたんだったな。悪い、すっかり忘れてた。
   で?」
須藤「いえ、別になんでもないんですよ。お気遣いなく」
仲村「…?おかしな奴だな。用がないならさっさと帰れよ」
ボル「ぼるぼる…(須藤さん…(涙))」


誰にも誕生日を覚えてもらってない蟹刑事だった。
307名無しより愛をこめて:03/09/28 23:14 ID:ORZy4EQ7
>>304-306
香川「因みにショタコンと言う言葉の起源については…
   まぁこちら↓を見た方が早いでしょう。」
ttp://blue.sakura.ne.jp/~uminagi/puerissimo/academy/aca01.html

仲村は さめざめと泣いた。

そして、会う者毎に「元気?」「…元気か?」「元気ぃ?」と問われ
ゲンナリする蟹刑事の肩を ポムと叩く全裸。

…明日だった。
308名無しより愛をこめて:03/09/29 13:18 ID:YCB9wChF
「さあ今日はめでたい日だ…祝え!」

香川「そうですね。おめでたい日です。東條君が初めて本放送に登場した日ですね」
東條「わーい!ですちゃんも、いっしょにはつとうじょうで だいかつやくだったかも」
仲村「(ぼそ)俺は4月21日からだけどな」
香川「そして明日は、初代スレの建国記念日です。これは素晴らしい事ですよ」


全裸を無視して めでたいめでたいと騒ぐチーム香川だった。

広げた靴下を手に無言で佇む男の 古ぼけたコートの背に 秋風が吹いていた。


優衣「お兄ちゃん?靴下にプレゼントを入れるのはクリスマスだよ?」

通りすがりの妹にまで追い討ちをかけられる全裸だった。
309名無しより愛をこめて:03/09/30 00:02 ID:H2/B2E3s
結局全てのスレでスルーされ

自分のスレまでもスルー一色で

誰にも祝ってもらえない全裸だった。

なぜか貰い泣きの須藤が演奏する

「ゴンドラの唄」が切なかった。
310名無しより愛をこめて:03/09/30 13:18 ID:H2/B2E3s
♪リィィン・リィーリィーリィー・コロ・コロ・コロ

香川「ほぉ。虫の声が聞えますね。もうそんな季節ですか。季節の巡りは早いものです」
東條「だいがくのにわから いっぱい きこえてくるよ」
仲村「どれどれ」

3人が耳を澄ませると、どこからともなく

♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ
♪コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ・コロ

香川「秋の夜長を鳴き通す、嗚呼面白い虫の声…ですか」
東條「でもちょっと、うるさいかも」
仲村「待てー!サイコロ!お前からじゃないか!?」

ローグ「…。…(ええ、まぁ私もコオロギですので)」
香川「どうやら秋になると自動で腹腔が鳴るようですね。本来は肢の(以下長文でコオロギの解説」
東條「じゃあ しかたないかも」
仲村「お前も簡単に納得するなー!」

ガリガリされながら、もしかして秋いっぱいこれかよと絶望的な気分になる仲村だった。
311名無しより愛をこめて:03/09/30 18:01 ID:yxt0TIXE

そしてローグシリーズが沢山いることで蒼白になる仲村だった。
312名無しより愛をこめて:03/10/01 01:24 ID:m9M/0Q+d
佐野「それはそうとついにホークス優勝決定ですよ〜」

デス「うが(うむ。お互いめでたいなあ)」
313名無しより愛をこめて:03/10/01 10:37 ID:9lBKyqH0
(31)「じゃあ、この中でホークスファンな奴、手え挙げ!」
314名無しより愛をこめて:03/10/01 13:12 ID:YYxHB93y
霧島「はい!はい!はい!はい!バーゲン!ワゴン!ホークス凄い!ホークスがんばれ!」
仲村「阪神百貨店系列は関東には無いしな。特売があるならダイエーを応援する」
(25)「ダイエーのセールスも楽しみなので、ホークスも応援するっす」
(31)「そんな動機じゃ、純粋なファンの方に申し訳無いよ。ゴロちゃん」
315名無しより愛をこめて:03/10/01 13:19 ID:YYxHB93y
おずおずと、鳥類だから応援しますと隅で手を上げてるガルド3兄弟とゴルトだった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031001-00000139-mai-soci

『<ダイエー優勝>「福博であい橋」でも150人がダイブ』
「若者らは下着姿になり、次々とダイブ。川は満潮前で水深は2〜1.5メートル。
 けが人はなかったが、全裸で飛び込んだ男性2人が公然わいせつ容疑で検挙された」

「ど素人に話題を持って行かれるとは!」と大変に悔しがり、
福岡に行ってれば良かったかと憂鬱顔にますます暗さを増す全裸だった。
316名無しより愛をこめて:03/10/02 13:13 ID:puYtBHnO
みんなの目の前、ギターが落ちてきて、大きな音を上げて割れた。

東條「かいどーさん、ぎたーを たかいところからすてるのは、あぶないかも」
海堂「うんにゃ。俺じゃねえって」

直後、泣いて走って行くボルキャンサー。

そして…
317名無しより愛をこめて:03/10/02 20:42 ID:n6s/CyjI
>>314
デス「うがう…(ほう、俺との仲より特売セールを優先するのか。いい根性じゃねえか仲村のダンナ)」
仲村「悪かった悪かった!日本シリーズじゃちゃんとタイガースを応援すrぎゃべしぶべぶっ!」


怒りのうつぶせガリガリでボルを追いかけていくデストと仲村だった。
318名無しより愛をこめて:03/10/02 22:22 ID:fn10XLdU
通りすがりのみょーに濃い男、317の有様を見てひとこと…。
「おっそろしいなあ」。
319名無しより愛をこめて:03/10/02 23:49 ID:puYtBHnO
香川「どこまで行ったんでしょうねえ」
東條「これ、すどうさんの ぎたーだよね?どうしたのかな?あんなにだいじにしてたのに」
320名無しより愛をこめて:03/10/03 13:08 ID:0FiFuo+8
大学の屋上、真っ白に燃え尽きて、巨大な噛み跡いっぱいの須藤がぼ〜と座っていた。
須藤「…もう駄目です…」
香川「なにがあったのですか?須藤さん?須藤さん!」
海堂「そのツラぁ、何かナクシモノでもしたのか?うん?」
須藤「…はい…」

MM達が「ボルがどこに行ったのかトトカルチョ」を呑気に始めだした頃、
泣いて泣いて走った先の楽器店に飛び込むボルキャンサーだった。

ボル「ぼるぼる!(これを下さい!)」
デス「がうう(どうしたんだ?どえらく血相を変えてよ?)」
ボル「ぼるる、るる(須藤さんと喧嘩して、大事なギターをうっかり壊してしまいました。
  これは私の全財産をもって償うのが筋だと思います)」
仲村「全財産って…、千円数枚じゃ、オモチャのギターだって買えないぞ?」
デス「がうがる(泣かせるねェ。いい話じゃねえか。ここは一つダンナも協力してやれや)」
仲村「協力って…(汗」

まだ真っ白になったまま「♪命〜短ぃかしィ恋ぃせよォ乙女〜」とうわ言を呟く須藤だった。
ボル「ぼるるるる!(須藤さん!新しいギターです!受け取ってください!)」

こんな安物と言いかけて、悪かったな俺が買える範囲はそれだけだったんだと叫ぶ仲村と、
うるうるしてるボルを見てるうち、急にシャキっとなる須藤。
須藤「ああそうですとも。忘れる所でした。たとえ何があろうとも、歌に終りはありません。
  ろけんろー・いず・のーでっど!ですよ」
須藤はギターを調整し、ジャン!と弦をひと鳴らしすると、高らかに歌い出した。
「よ!ロック魂!」海堂がやんやと拍手し、東條と一緒に踊りだした。

香川「良く判りませんが、ロック魂とは素晴らしい物ですね」
仲村「いえ、先生…。あれは…その…」

須藤が歌ってるのは、えなりかずきの『おいらに惚れちゃ怪我するぜ!』だった。
仲村「…あいつ、噛まれたショックで酸素欠乏症状態になってるんじゃないのか?(焦」
321名無しより愛をこめて:03/10/03 23:05 ID:0FiFuo+8
香川「仲村君。不用意にそのキーワードを使うと、あの男が現れますよ?」
322半裸厨:03/10/03 23:06 ID:A7/q5SMO
早く全裸になりたい。
お前らだってそう思っているはず。
323名無しより愛をこめて:03/10/04 00:14 ID:xi6SQmVX
「酸素欠乏症」の言葉に反応して、どこからか忽然と現れる(31)。
(31)「酸素欠乏しょ…うぐぅ!えふぉ!」
(31)が薀蓄を語ろうとした瞬間、どこからともなく現れて、
(31)に当て身をくらわす(26)。
(26)「本当に、いつもすいません。これ、お詫びっス」
ぐったりとした(31)を小脇に抱えて、姿を消した(26)。
あとには菓子折りがひとつつみ。
324名無しより愛をこめて:03/10/04 08:14 ID:oGi8Dm7N
ようやるねぇ、と言いながら呑気に実写版セーラームーンを見ながらグランセイザーの
録画用ビデオの最終チェックをする青ローグであった。
325名無しより愛をこめて:03/10/04 15:10 ID:AfcNqKiN
青ローグ「さあ、今日から特撮キャラ仲間が5+12=17人も増えましたよ。」
東條「へんしんしないなかまもたすともっとおおぜいだよね。」
香川「今年の紅白も賑やかになりますね。「ムーン」と「セイザー」の間に見た「プラネテス」も面白かったですね。」
326名無しより愛をこめて:03/10/05 09:33 ID:Bh+oWvc7
青ローグ「早速だが巧。」
巧「ん?」
青ローグ「この荷物を弓道天馬と言う男の所へ届けて来てくれ。」
巧「何で俺がやるんだよ!」
青ローグ「いいからとっとと運べ。」
巧「ったく・・・・」
青ローグ「それと、バイクに乗らないで30分で運べ。」
巧「はぁ?無理に決まってんだろう!」
青ローグ「自分のもう一つの姿を忘れたか〜?」
巧「・・・・・・・」
香川「一体どういうことですか?」
青ローグ「これは試練というかテストだ。」
仲村「テスト?」
青ローグ「ああ、木場にも荷物運搬の仕事を頼んでおいた。」
東條「何でそんなことするの?」
青ローグ「どっちが荷物運搬に向いてるか気になったからだ。」
デス「ガアウ!(アホか!)」
仲村「中身は何だ。」
青ローグ「グランセイザー放送おめでとうケーキと由良特製料理だ。」
中身ぐちゃぐちゃになってるだろう、と思う仲村だった。
丁度同じ頃、高速道路を物凄い速さで走る狼の化け物と巨大な馬の化け物の目撃
情報が殺到していた。
327名無しより愛をこめて:03/10/05 10:07 ID:KAROLQ/n
神崎「322よ…お前にはガノタ魂が判っていない…」
ガルド3兄弟につつかれ、望み通り服をボロボロにされて全裸になりつつ泣いて逃げる322と、

キーワードに反応して思わずアムロのコスプレをしてスタンバってみたものの、
ガノタ道の師匠が速攻の当て身で連れ戻されてしまい、出るに出られない草加だった。
328名無しより愛をこめて:03/10/05 10:10 ID:KAROLQ/n
>324-325
おぼろ「懐かしいなぁ。セーラームーンちゃんかいな」
七海「うさぎちゃん、小学生の時に大好きだったな〜」
おぼろ「うちも中学の時に流行ったのに夢中になってなぁ。いや、懐かしいわ〜」
七海「中学…生?(汗」
鷹介「うーん…。ビミョー。変身前の姿の方が可愛いと思っちゃ駄目かな?」
吼太「(ぼそ)眼鏡ッ子のままで戦ってくれたら萌えって気がする」

一鍬「兄者?女子が変化したが、あれはもしや?」
一甲「うむ。あれも忍びの術なのであろう。
  くの一集団か。なかなか侮れない競争相手が現れたものだ、一層鍛錬せねば」

わいわいと、「ねぇ?自分がなるなら誰が一番似合うかな?」「誰って…女子ばかりだし…」
「あ、俺、まこちゃん!」「私はちびうさがえぇなあ〜」「ははは(汗)」と盛りあがる中、
「儂ならダイアナかな」とボソっと言って、
「はいはいはいお父ちゃん忙しいんやろ?あっちで仕事しぃ」とつまみ出される無限斎だった。
329名無しより愛をこめて:03/10/05 10:12 ID:KAROLQ/n
>323
遠くに消えて行く巨体×2を見送りながら、(31)の学習能力について思いを馳せる香川だった。

香川「由良さんの贈り物なら、厳選された店の品か何かだと思いますよ。楽しみですね」
東條「わーい!なにがはいってるのかな?」ベリッ!
仲村「こら!まだ茶も用意しないうちに勝手に開けるな!」ペシッ!

ガリガリされる仲村の側で、かいがいしく特上の茶を淹れる紅白ローグと
仲村の学習能力にも思いを巡らせる香川だった。

東條「あ゛〜ー!」
香川「どうしました?東條君?!」
…そこにはからっぽになった菓子折りと、青ざめた顔の東條が…。

仲村「とーーじょーーー!!貴様ー!勝手に一人占めしたのか!」
箱を手にしたまま、ぷるぷる首を横に振る半泣きの東條だった。
330名無しより愛をこめて:03/10/05 10:24 ID:KAROLQ/n
わーん!とか、ガリガリガリガリとかで、またも騒動になる401号室だった。
東條「せんせいは、ぼくのこと しんじてくれるよね?」
香川「…。…。…。ええ。信じましょう」
仲村「先生、甘いですよ。お前も!また泣いて、そうやって誤魔化すか!いい加減にしろ!」

その一言で本放送モードに突入しかかる東條だった。
巧「待て!持ち逃げの真犯人はそいつじゃない」

巧「ほらよ」狼になるとパンチ一発で
壁に隠れてたカメレオンから色鮮やかな手製の料理を取り戻す巧だった。

仲村「ああどうも。でも何故お前がここに?」
巧「さあな?あんたの所の青いのに呼ばれたんだが」
その台詞を聞いて、やあやあと隅から陽気な声をあげて青いのが飛び出してきた。
巧「で?俺に何の用だ?」
>326へ
331名無しより愛をこめて:03/10/05 11:04 ID:KAROLQ/n
バタバタと出て行く巧をぼーと見送る香川達だった。
仲村「お詫びの品をお祝いに転用か。確かに節約にはなるが何か釈然としないな。
  結局、残ったのはケーキ1個だけ。ああそうだ。東條、さっきはすまなかった。
  これはお前と先生で分けてく…東條?おい?東條!?」
香川「おや?東條君はどうしました?」

ローグ「…(さっきから東條さんとデストの姿が見当たりません。それとこれが…)」
そこには、ぐちゃぐちゃに描かれたクレヨン書きが残されていた。
香川「どうやら”さよなら”とか”なかむらくんのばか”とかの文字が見受けられますね」


草加「それはプチ家出って解釈でいいのかな?」
とにかくこの台詞が言いたい為に、無理矢理出番を作る草加だった。←まだコスプレのまま
332名無しより愛をこめて:03/10/05 11:09 ID:QvJfRc+/
成人まで童貞な香具師は、自分に自信が持てなく、社会に出てもオドオドしてる可能性が高い。
高校までは童貞だった香具師も、大学デビューでスーフリの和田さんみたいにキメル人が多く出る。
その波に乗りたいのだけど、そんな勇気がない。精神的に何か一つ未熟なのである。そしてそれは
非童貞からは手に取るように分かる。中高生でも、非童貞になった香具師はなかなか肝が据わっているから
大人の意見を述べることが出来る。
だから成人までに、童貞を捨てる自信がない香具師は、「どうせ漏れは成人まで童貞だと思いますが」と前置きして欲しい。
童貞の幼稚な意見にも、「童貞ならしょうがないか」と大抵の人は許してくれるはずだから
333名無しより愛をこめて:03/10/05 11:53 ID:KAROLQ/n
332の肩を叩き、そんなに自分自身を気にするなと励ましてやる青ローグだった。
334名無しより愛をこめて:03/10/06 01:09 ID:04fM+lfD
香川「実写版セーラームーンといえば、西田ひかるちゃんたちがコスプレして紅白歌合戦で主題歌歌ってました。」
おぼろ「あたしもセーラー服着て中学校通ってた頃やな。紅白はああいうお遊びを入れてくれるところがいいわ。」
青ローグ「今年はやっぱファイズとアバレンジャーかな。それともコスモス&ジャスティスか。モー娘。とハム太郎の共演も楽しみだ。」
(31)「おいおい何言ってんの、ジャスティスとコンビならフリーダムに決まってるでしょ。」
香川「最終回には泣かされました。玉置成美ちゃんと中島美嘉ちゃんも紅白に出て欲しいですね。」
(31)「思い出したら俺もまた泣けてきたよ。」
335名無しより愛をこめて:03/10/06 10:38 ID:Fy2bljxj
家出した園児は、スマブレ本社のデスクでお茶とお菓子を頬張りながら、戸田
英一とパソコンをいじっていた。
戸田「人気投票八位か・・。俺の時代も近いな。」
東條「さとちゃんも、たっくんじゃなくて、うえまつさんにいれたいけどー」
園児は一生懸命「ウエマツ」という文字を探していた。(既に大間違い)
戸田「そういや、赤井やレオがランキングにいないよな?」
デス「うがうがう(俺も色つながりでレオに入れてぇんだが・・)」
戸田「なぁ、他の奴らが心配すると困るだろう。こっちから401号室に連絡を入
  れておくが・・かまわんな?」
デス「がう。うがうがう・・(ああ。仲村の旦那も反省してるだろうしな・・)」
336名無しより愛をこめて:03/10/06 13:06 ID:vJIaRD8R
仲村「先生?日向博士達とそんなにのんびりしてて良いんですか?」
香川「東條君の事ですからそう遠くには行かないでしょうし、行き先に心当たりもあります。
  以前に飛び出た時と同じ場所なら、安心できますしじきに連絡もあるでしょう」
おぼろ「とにかくなぁ。あんたは血の気が多いのが欠点や。
  おのれ自身が悪いんと思うなら、屁理屈垂れんと心からよお謝っときぃ」

のんびりと、園児を肴にみなで茶飲み話をしているように見えてるが、
実際は会話の間に♪コロ・コロ・コロ・コロ×4が挟まって…

香川「コロ実写コロコロコロ版セーコロラームーンコロコロといえコロば…」
おぼろ「あたしもコロコロセーラーコロ服コロ着てコロコロ中学校通ってたコロ…」
仲村「コロコロコロせコロコロコロコロコロんコロコロコロせコロコロコロコロ…」

…意思の疎通がやや難儀な事になっていた401号室だった。
(そのままだと視聴者にまで難儀させるので、♪コロ部分カット版を放映中)
337名無しより愛をこめて:03/10/07 01:39 ID:nCq0AtUY
しかし戸田とデスが401号室に電話している間にまたも東條は姿をくらましてしまった。
村上「しかも奴は帝王のベルトすなわちサイガドライバーとオーガドライバーを両方持っていってしまったのです。
  奴を見つけ2本のベルトを取り返した者こそラッキークローバーに入る資格がある。」
1万人のライオトルーパー部隊が登場を捕らえんと活動を始めた。
デス「うが(エラスモテリウムオルフェノクまで動員された。今度ばかりはいたずらが過ぎたようだな)」
338名無しより愛をこめて:03/10/07 13:12 ID:4Ta0ps73
村上社長の命令で、スマブレ配下の実行部隊、暗殺チーム、商品販促部、
外部のバウンティハンターや傭兵に奪還請負人も一斉に出動した。

琢磨「ふふふ。ここで出会ったからには、あなたはもう終わりですよ」
東條「あー、とおるちゃんだ。はい、これあげる。ぼくじゃあそべないから」
琢磨「これはッ!!」

…何て運が良いんでしょう、僕は既にラッキークローバーですが
これで確実に北崎さんよりも格が上に…

「「「「「「「「「「「ベルトを寄越せーーーーー!!」」」」」」」」」」」

総勢1万数千人の大部隊に追い掛けられ泣きながら逃げ回る琢磨を遠目に見ながら
デス「うがう(サイガで飛んで逃げるか、オウガで一閃すりゃいいのになぁ)」
戸田「動転して気が回らないんだろう。プレッシャーに弱いのが奴の欠点だからな」
東條「とおるちゃん、とってもたのしそうだねー」←悪意のカケラも無く
339ヲタ6:03/10/07 17:04 ID:lp7kwxEE
面白そうだなーとTHE BIG−OのDVDを見ながら呟く青ローグだった。
一方、ベルデソルジャーを出せ!捕獲して服従回路を埋め込んだモンスターもだ!
と2本のベルトを奪おうとする高見沢だった。
340名無しより愛をこめて:03/10/07 23:58 ID:4Ta0ps73
噂が噂を呼んで、追跡の人数がねずみ算に増えて行った。

十万人近くの戦闘員に囲まれ、半失神状態の琢磨。

一斉に付きつけられる銃口。

どこからか立ちあがる叫び声。
341名無しより愛をこめて:03/10/07 23:59 ID:4Ta0ps73





「だ  る  ま  さ  ん  が  こ  ろ  ん  だ  !」





342名無しより愛をこめて:03/10/08 00:23 ID:G/IrDecX

  「 ぼ ん さ ん が 屁 を こ い た 」

で慣れ親しんだ以外の戦闘員の動きが止まった

エェーーーーーックス!!!!
343名無しより愛をこめて:03/10/08 13:10 ID:30jhW/dj
関西人戦闘員が「でんがな」「まんがな」「何しょんねん」(←偏見)と叫んで突進したその時

戸田がスクィッドオルフェノクに変化するとガラス片を棍棒でかっ飛ばした。

凸をかすめて飛んだ輝くカケラの中から白いトラの腕が伸び、琢磨をその中に引きずり込む。



残された十万人の戦闘員。

暫くの沈黙の後、互いに敵対する組織間に走る緊張と憎悪、戦意の予感…


そして…

誰かが叫んだ…



「フ  ル  ー  ツ  バ  ス  ケ  ッ  ト  !」





344名無しより愛をこめて:03/10/09 23:35 ID:3Pvb2Noz
皆が一瞬、椅子を探した。
345名無しより愛をこめて:03/10/10 01:41 ID:zUVMwfkK
わーわーと十万人ゲーム大会に奔走する大群衆を背景に

村上「とりあえず丸く収まったという事で。これで無事解決ですね」
戸田「はあ…。(いいいのか?後のあれ(汗)。全くお気楽だな〜。
  社長がちゃんと終了の連絡取らないから凸回収に苦労したってのに…)」

デストにすがり付いたまま涙と鼻水だだ漏れの琢磨から、
鼻水だらけのサイガ&オーガギアを嫌そうに受け取るレオと冴子。

自分が原因なのに呑気に十万人に混ざって遊ぶ東條。ぬかりなく混じる海堂。
なんとなく走ってる人間の側だと自分も一緒に走りたくなる巧@ ミ゚Д゚,,ミ ガオーガオー

空気を読まずに混ざって鬼ばかり任される佐野満@俺はただ出番が欲しかっただけなのに〜
346ヲタ6:03/10/10 20:13 ID:8mfAJR+A
しっかりやれや、と佐野の肩を叩き、折りたたみイスに座る青ローグだった。
そこへ・・・・・・
高見沢「村上ぃ!」
村上「?」
高見沢「一騎打ちと行こうか!」
ベルデに変身し、戦闘体勢を取る高見沢。
村上「・・・・・・いいでしょう。」
ローズオルフェノクに変身し、身構える村上。
青ローグ「センセ、例のあれ。」
香川「分かってますよ、ゾーン展開。」
カードデッキ型の通信機らしき物体の青いスイッチを押す香川。
すると、箱型の巨大建造物が現れ、その内部では、ベルデとローズオルフェノクが
戦闘体勢を取り、ゴングの音を待ち構えていた。
神崎「ギャラリーは集まったぞ。」
そう言って、指を鳴らしオーディンを呼び出す全裸。
オーディン「戦闘時間無制限、ルール無用一騎打ち、始め!」
青ローグ「大神龍、今回だけは許してくれ、な。」
大神龍「うむ、これで少しは平和になるだろう。」
ついに、二大企業の長き戦いに終止符が打たれようとしていた。

エェーーーーーックス!!
347名無しより愛をこめて:03/10/10 23:32 ID:dD+lXWP3
村 上「‥‥私はこの『チャンピオンタイプ』でいきます」
(((ホールドベント))))
高見沢「俺にやコイツがあるからな。じゃ、いくぞ!!」
村 上「‥‥‥どうぞ」

バイオワインダーを大きく構えると、高見沢は村上に向かって一投した!

   『  犬  の  散  歩  !! 』‥‥キュルキュルキュル

村 上「やりますね逸郎くん!上の上です!!では私も!!むん!」

   『  ブ  ラ  ン  コ  !! 』‥‥ブーラブラブーラブラ
348スンマソン、長いので分けました:03/10/10 23:34 ID:dD+lXWP3
東條「わーすごいすごい!!ふたりとも『よーよー』じょうずだねー!!」
中村「‥‥‥あのー、先生、勝負って‥‥アレ‥‥ですか?」
香川「中村くん。我々の世代はですね、ヨーヨーには特別の思い入れが
   あるんですよ。あの頃…デパートの屋上や近所のスーパーには
   ヨーヨーの世界チャンピオンが来てですね‥‥(以下長々と思い出語り)」

ブランコから綱渡り、大回転や両手ヨーヨー‥‥。
二人の妙技はいつまでも続いた‥‥‥。
思い出をなぞるように、いつしか少年の顔に帰った高見沢と村上は
上気した顔で何度もヒモを巻いてはヨーヨーを放った。
十万のギャラリーも飽きたのか一人減り二人減り、最後には401チームと
いつもの面子だけが残った。

東條「ねえねえ!ぼくにもおしえてくれるかな?」
我慢し切れなくなった園児の言葉を皮きりに、もはや勝負などどうでもよく、
いい大人ふたりが講師の、即席ヨーヨー教室が開かれた。
香川「思い出しますねえ。もらったスーパーカーのステッカー、
   親に捨てられて泣きましたっけ‥‥。私にもひとつ、貸して下さい」

夕暮れ。少し肌寒くなった空気もなんのその、ヨーヨーの空を斬る音だけと、
楽しそうな声だけが響いていた。
349ヲタ6:03/10/12 09:17 ID:rUAzUF3Y
青ローグ「突然ですが・・・・今週の処罰会ーーーー!!」
青ローグの声に、ヨーヨーを楽しんでいた皆が驚いた。
東條「ねえねえ、なにをするの?」
青ローグ「今週のSUPERヒーロータイムで一番ムカついた奴を蛸殴りにする
会です。」
巧「一番ムカついた奴?」
青ローグ「そう、今回ムカついた奴は・・・・・・・草加雅人と仲代壬琴!」
草加「ちょっと待て。」
仲代「何で俺達なんだよ。」
青ローグ「二人とも同じくらいムカついたから。」
ときっぱり言う青ローグ。
草加&仲代「ふざけるなーーーーー!!」
変身して青ローグに攻撃を仕掛ける二人、しかし・・・・
青ローグ「一週間以上真理達を騙し続けた草加、一週間以上凌駕達を苦しめ続けた
仲代・・・・」
黒く染まり始める青ローグの拳。
青ローグ「我、神の名においてこれを鋳造する、汝らに・・・・・・・」
ついに腕全体が黒くなる青ローグ。
香川「まさか!」
香川の予想は当たった。
青ローグ「罪あれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
右腕で仲代を、左腕で草加をぶっ飛ばす青ローグ。
草加&仲代「罪があんのかよぉぉぉぉぉ・・・・・・」
星になる草加&仲代。
香川「まさかあの技を使うとは・・・・・」
青ローグは、両腕を失っていた・・・・・・
青ローグ「センセ、修理頼むよ。」
東條「はやくなおるといいね。」
350名無しより愛をこめて:03/10/12 13:16 ID:oYReKckY
ttp://www.toei.co.jp/tv/555/eps/eps.asp?num=38
『電飾ライダースーツが、本編でなかなか登場できなかったわけ』
”大きな弱点が3つあったりしまして”
”電気回路のカタマリでもあり、他にもいろいろ。アクションは難しいのです”
”……とか書くと、まるで制約だらけですが、
じつは、「動ける電飾スーツ」が存在すること自体、奇跡みたいなことなのです。
(以下、BGM に中島みゆきさんの歌をかけながら、田口トモロヲさんの声で読んでください。(^^;)”

香川「ここにもまたひとつ、技術者の汗と努力との物語が展開されていますね」
東條「えぇぇぇぇーーっくす! かんどうだねー」
仲村「その努力が実を結んで、あの闇の中で光るファイズとカイザの対決シーンが
  実現できたわけだ。今日はいいものを見せてもらったな」

そのあと、じゃあぼくのたいがもひかるよーにしてと、無理難題を言われ
「休業中」の張り紙を出して鏡の奥に引っ込む神崎だった。
351名無しより愛をこめて:03/10/12 18:58 ID:ojOjIRSW
>349 ビックオーか… あれは、いい!
352名無しより愛をこめて:03/10/12 19:27 ID:zLxIfiHb
>>349
汝等罪なし!!
>>350
香川「それでは、オルタナティブでやってみますか」
早速製作されるオルタナティブの電飾
仲村「(流石だな・・・早い)」
香川は一心不乱にパソコンにデータを打ち続けている。
香川「できました」
そして香川が仲村に渡したのは、1枚のカード
仲村「これを使うと、光るんですか?」
香川「やってみればわかりますよ」
353名無しより愛をこめて:03/10/13 00:52 ID:7Bafq4Mf
受け取ったカードをさっそくスラッシュバイザーに通す仲村

仲村「先生?効果音が何か変ですよ」
香川「ああ、気にしないで下さい。予定通りですから」
東條「せんせー、なかむらくんがものすごく ぷるぷるぷるぷるしてるかも」
香川「それも仕様のうちですから」

カードの効果を見て仲村は絶叫した
仲村「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!」

そこには…
354名無しより愛をこめて:03/10/14 11:57 ID:Wf3tbW0/
「decorate vent!!」...「Devil's tongue!!」

爽やかに女声が響く中、
柔らかで灰色で四角な板状の巨大な立方体から、困惑気味に手足を出すオルタがそこに。

仲村「先生!これは…?!」
香川「おかしいですね?ちゃんと電飾の効果が出るはずなのですが…」
東條「せんせー。これって、でんしょくじゃなくて こんにゃくかも」
香川「ああ、ちょっと間違えましたか。なに、僅かな違いですよ、僅かな」
仲村「先生、電飾と蒟蒻じゃ『ん』と小さい音と『く』しか合ってません!」

じゃあ改良したこれをと渡されたカードを、改めてスラッシュバイザーに通すオルタ。

東條「なかむらくん、ちょっとざわざわ うるさいかも」

そこには・・・
355名無しより愛をこめて:03/10/15 13:03 ID:5BIaVxT8
四角い板から手足のギース"墓石"ハワード状態から、
表面にみっしり小さな何かが貼り付いてざわざわ蠢いてる状態に変るオルタが…。

東條「せんせー。これって、でんしょくじゃなくて かんきゃくかも」
香川「これは酷い!!
  芝居の途中で大声で騒ぐ・物を食べる・泣く子供を放っておく・
  関係ない場面で役者に声援を送る・舞台に駆け寄り握手を求める etc...
  いや、実に!観劇のマナーが悪いですね。これは失敗です」
仲村「そう言う問題ですかぁ?!」

今度こそと渡されたカードを、渋々スラッシュバイザーに通すオルタ。

東條「なかむらくん、いっぱいいっぱいかも」

そこには…
356名無しより愛をこめて:03/10/15 13:19 ID:Jr2xHMH4
356 :仲村 創 :03/10/15 13:22 ID:garigari
特ヲタキモイ 特ヲタキモイ

357 :仲村 創 :03/10/15 13:23 ID:garigari
特ヲタキモイ 特ヲタキモイ 特ヲタキモイ 特ヲタキモイ

358:仲村 創 :03/10/15 13:24 ID:garigari
特ヲタキモイ 特ヲタキモイ 特ヲタキモイ 特ヲタキモイ 特ヲタキモイ 特ヲタキモイ

東條「せんせー!なかむらくんが でんしょく じゃなくて ねんちゃく に!」
香川「仲村君‥‥‥ウザイです。ウザすぎです!」

仲村「そう言う問題ですかぁ?!」

今度こそ!今度こそ!!
と渡されたカードを、泪目でスラッシュバイザーに通すオルタ。

東條「なかむらくん、 ひ っ し だ な 、かも」

そこには…
357名無しより愛をこめて:03/10/16 23:59 ID:mWek4Ofm
椅子を振り回して暴れる仲村が…。


東條「せんせー!なかむらくんが・・いつもとおなじかも」
香川「どうやら、電飾じゃなくて癇癪のようです。これはいけませんね。
  何事にも喧嘩腰で臨むのは、人としてあまり感心出来ませんよ」
仲村「先生っ!俺はもう!こんな茶番はうんざりですっっ!」

いつもの4倍増しぐらいにヒステリックに叫ぶと、
いきなり試作品のカードの束を次々スラッシュバイザーに通す仲村。

香川「仲村君!やめなさい。これはまだ安全ではないんですよ?」
東條「なかむらくん、ぐるぐるぐるぐるしてるかも」


そこには・・・・・
358名無しより愛をこめて:03/10/17 13:11 ID:53iKCv46
「…ーにかーぁぁぁ間違っーてー!…」と叫びながら、めまぐるしく姿を変える仲村が…。

東條「わーい!なかむらくん、たのしそう」 仲村「…たーのー…な…いっー!!…」
香川「『癇癪』に操られて、カードを一度に通すからです。
  気の毒ですが、読み込んだカードのスタック分が消えるまで終了できませんよ?」

東條「ひとりでおやつたべほーだいは ずるいかも」
香川「仲村君。『間食』が過ぎると胃をやられますよ」

香川「銀色のコンバットスーツにレーザーブレード…。『蒸着』ですね」
東條「わーい!ぎゃばんだ!なかむらくん、こっちのほうが かっこいいかも」

デス「うがう?(また派手にでかくなったなー、おい?)」
香川「『侵略の園』ですね」

デス「がうがう!(うわ!やべ!ボウズ、ちょっと目をつぶってろ!)」
香川「東條君、見てはいけません。あれは『半角ハァハァ』です」

デス「うーがーうー(凄ぇ格好になってるが…もしかして『どんたく』か?(汗))
香川「着流しに伸び放題のヒゲで刀を手に黄昏ていますね。『剣客』とは辛いものです」
東條「あーわかった!それって『ざんぎゃくこういてあて』だ!」
ローグ「…(何故ハシゴに変身を?ああ、『三脚』ですか?)」
東條「『ぬんちゃく』だ。くるくるまわして おーけんみたいで かっこいいよー」
デス「うが…(今の仲村が格好良いかはおいといて。いー加減に止めろよ!誰か)」
359名無しより愛をこめて:03/10/17 16:36 ID:hTlKNBt3
「まぁ>>355は正しくはギース・ボヒョー・ハワードなワケだけど
 >>358も『タフすぎてそんはない』とはまた随分とシブいよねぇ〜…」

勿論止めやしねぇゲーマー芝浦淳@座右の銘は『他人の不幸は蜜の味』 だった。
360名無しより愛をこめて:03/10/18 10:23 ID:Z5D59d6y
芝浦「そんでさぁー、昨夜の俺のかっこよさはどうだったかい?」
仲村「ちぃっ、やっぱりそう来たか。はいはい、いかしてましたですよ。」
芝浦「その悔しそうな表情がいいね〜。まあ君にはあんな役は似合わないだろうからね。」
仲村「ぬわぁんだとぉ〜〜〜!!!」
東條「けんか、だめだよぉー。それよりらいしゅうはみずのえるのおねえさんがしゅやくだよー。」
香川「あの関谷真澄さんが恋に悩むヒロインですか、これは楽しみですね。」
芝浦「他局の番組なんて興味ないね。どうせ俺にはかないっこないしさ。」
仲村「うぬぼれんなぁ〜〜!!!」
361名無しより愛をこめて:03/10/18 11:47 ID:GZlfatGl
>358
ただひたすらに暴走する仲村だった。
が。
誰かが鈍器で「ごんっ!」とぶん殴り動きを留め、何とか事なきを得た。
(ひでぇ・・)
??「(棍棒を担ぎながら)久々に来てみたら何の騒ぎかと思ったよ」
東條「わぁーい、うえまつさんだぁ!」
戸田「よっ、坊主!相変わらず元気そうだな」
香川「確かに久しぶりですが、どうしたのですか」
戸田「とりあえず、こいつを見て欲しいんだ」
手渡された箱。そこには「東條悟」の文字があった。
戸田「確か木野とか葦原涼だとか、最近では小沢澄子か?そいつ等のフィギ
  ュアを販売しているところが出すんだそうだが・・・」

その時「わぁ〜い、さとちゃんのふぃぎゅあだぁ」と喜ぶ園児をよそに。
男達は、思った。

(ユタカかバンダイでぬいぐるみ化した方があってるんじゃないか?)

と。
(ここの東條ならそれがあっているけどな。)
362名無しより愛をこめて:03/10/18 12:02 ID:GZlfatGl
戸田が帰った後、すかさず入れ替わりに芝浦がやってきた。
(以下は359へつづく)

その頃、青ローグにボコられた仲代壬琴は、リジェとヤツデンワニに介抱され
ながら文句を垂れていた。
そこへ。
ゲラ「エサの時間だゲラ、人間」
壬琴「・・・ちっ、またかよ。今行く」
文句を言いながら洞窟へ行く仲代。

数分後、ウイングペンタクトを使った仲代壬琴の画力で、描かれた餌が次々と
実体化し、トップゲイラーらは満腹になるのだった。

壬琴「確かに安くつくが、こんなことつづけてたら腱鞘炎になっちまうぜ(呆」
363名無しより愛をこめて:03/10/18 15:16 ID:GZlfatGl
自分で腱鞘炎の治療をしつつ、ゲームのネタ探しに練り歩く仲代壬琴。
??「あ〜!みこさまだぁ!」
壬琴「みこ・・?」
思わず振り返る仲代壬琴だが。
そこには。
巫女の格好をした火野レイがいた。
壬琴「・・・そっちかよ!?」
しずしずと通り過ぎていく火野レイを見送る仲代。
そしてすかさず仲代壬琴を見つけた園児。てちてちと駆け寄りながら、にこに
こ笑顔ですけっちぶっくを取り出した。
東條「ねぇね、いっしょに、おえかきしよ〜。」
壬琴「はぁ?」
東條「なかだいせんせい、おえかき、じょうずだよね?きらーごーすと、ささ
  ってかけたもんね?」
壬琴「馬鹿かお前。付き合ってらんねぇって・・」
不意に言葉を切る仲代。思わず打算的な計算が頭の中を駆けめぐった。
(こいつと仲良くなっておけば、401号室とやらにいる香川を利用できる・・
奴の作り出す物ならゲームに事欠かないな)
フン、ときざったらしい笑みを浮かべ、仲代は言った。
壬琴「まぁいいだろう。俺の芸術センスにお前も・・ときめくぜ。」
364ヲタ6:03/10/18 21:27 ID:3Jd04Jrg
その頃、
青ローグ「ホントにここに連れてきてよかったのかねぇ・・・・・」
ステゴ「まぁまぁ、ゆっくりしていくテゴ。」
青ローグ「ま、いいか。」
と言って、洞窟の中でトップゲイラー、ステゴスライドンとのほほんと過ごす
青ローグだったが・・・
あいつの事だ、東條を利用してくだらねえ事をするだろう、と思うのだった。
365名無しより愛をこめて:03/10/19 01:24 ID:ev2Jt0SF
ところがその東條が今朝から行方不明になっていた。
ローグ「・・・(どうやらミラーワールドを使ってかなり遠くへいってしまったようですね)」
366名無しより愛をこめて:03/10/19 15:00 ID:0AtOsuNH
ところが。
今回のアバレ本編をご覧頂ければ分かるように、仲代壬琴について宇宙研究所
へ行った園児は、マックスフィールドに置いてけぼりにされたのである。
しかも仲代壬琴は大けがでとっとと帰ってしまった。
東條「えぐえぐ・・ひっく・・」
うずくまったまま泣きじゃくる園児。
??「ごめんねー、お家に帰して挙げるから」
東條「あー!あばれまっくすだぁー!」
慌てて気付いたアバレンジャーの三人に401号室まで送って貰い、大満足の園
児である。
しかも。
仲村「(剣玉片手に)なんだこれ?」
東條「かえりにねー、けーたろくんと、たっくんといっしょに、けんだました
  の。さとちゃん、いっぱつでいれたんだよー」
仲村「アバレンもファイズも一通り回ってきたのか・・」
ついでにすけっちぶっくには、アバレンジャーとスティラコの絵がしっかりと
描かれていたという。
デス「うがうがうがぁ(ま、芸術の秋だしなぁ)」
367名無しより愛をこめて:03/10/19 15:08 ID:0AtOsuNH
仲代「鏡を通って移動できる能力か・・。利用価値はありそうだが・・」
研究所へ行くときに、ライドシューターに乗せて貰った仲代が呟いた。
ワニに介抱されるのはあまりいい気分ではないと思いつつ、眠る仲代だったが
ある本を手にし、ぼそっと呟いた。
仲代「最近は医者が流行りなのか?ぐらん何とかっての一人も俺と同業者じゃ
  ないか・・・。おまけにクールな俺とキャラ被ってるし」
ワニ「ろくでもなさそうな奴ってとこも被ってるベ・・」
次の瞬間、数本ものダーツがヤツデンワニに突き刺さっていた。
368名無しより愛をこめて:03/10/20 14:09 ID:m87J1qsl
どこかから響き渡る「わーん!たーすーけーてーワニー!」
…を背景に。

ローグ「…(赤飯の一種、真っ白な餅米に黒豆の入った黒飯と、精進料理を用意しました)」
デス「うがう(あちこちに飾られた菊の花も綺麗だな)」
仲村「一体何の日だ?花や御馳走を用意して。誰かの誕生日にしてはえらく地味なんだが」
香川「今日は仲村君が主賓ですから。さあさあ。こちらに座ってください」
仲村「主賓?」
東條「だってきょうは、なかむらくんの ほんほうそう りたいあきねんびだよ?
  これから みんなのきねんびが どんどん ふえていくのかも」

待てーーーー!!ちょっと待てー!と青ざめる仲村
…を背景に。
いやぁ、ここから物語が劇的に動いていったのですよねえと、
黒枠に入ってニヤリと黒く笑う仲村の写真を手に懐かしそうに語る香川達だった。←呑気
369名無しより愛をこめて:03/10/20 14:11 ID:m87J1qsl
どこかから響き渡る「ふーざーけーるーなー!先に貴様をリタイアさせt…ガリガリガリガリ」
…を背景に。

城戸「昨日の俺の誕生日、美穂と裏の奴が祝ってくれて楽しかったし、
  須藤からカニ缶、手塚から自分で書いた占いの本をお祝いに貰ってなんか嬉しかったな」
秋山「俺も祝いに借金を50円引いてやったから、これ以上何か寄越せとか言うなよ」
城戸「おー!ありがとう。そうそう。東條もライドシューターで遠出したついでにって、
  わざわざ取材先に寄ってプレゼントくれて。ちょっと感動したかも。これがその置物」
秋山「…。…。…。念の為に聞くが、お前が取材に行った先は北海道だったな?」
城戸「ああ。それがどーした?」
秋山「なんで東京からわざわざ持っていった品が、熊が鮭をくわえてる木彫りなんだ?」
城戸「北海道物産展で8割引だったとかー、デス虎に似ててカッコ良いからって言ってたな」
秋山「北海道で東京発の北海道の物を貰って、しかも受け取って何の疑問も無いわけだな?」
城戸「カッコ良いよなー。美穂も、うちに飾るのは立派過ぎるから花鶏に飾った方が良いって
  絶対うちに置いちゃ駄目だ!って強く言ってたから、この部屋に並べとく事にするよ。
  うん。いいなー。ニポポ人形とペナントと合うよなー」←全然ひとの話を聞いちゃいねえ

にこにこ笑う真司を見ながら
借金大福帳に「アホな話を聞かされ頭痛がした代 5000円」を追加しておく蓮だった。
370名無しより愛をこめて:03/10/21 13:18 ID:XV2aSG04
神崎「今日は沙奈子叔母さんの誕生日だ…。祝え…」

ローグ「…(沙奈子さんは我々MMの生みの親である優衣さんの更に母親の様な人、
  MMの大母になりますね。花か何か贈っておきましょう)」
デス「うが?(そっか。じゃあ俺は、生きのいい魚でも捕ってこようか?)」

神崎「…。…。いや…花や物はもういい…。祝いの気持ちだけで充分だ…」


前スレでミラーモンスター全員から優衣宛にカーネーションを送られて
花でどえらいことになった花鶏を思い出し、憂鬱な顔に更に斜線を入れまくる神崎だった。
371名無しより愛をこめて:03/10/23 12:44 ID:BYSBmkFN
仲村「懐かしき思い出もまた一向だな。俺がリタイアどうこうはさておいて」
寒くなる季節に、小腹も恋しくなる今日この頃・・と言う訳ではなかったが、
学会発表に向けての資料をせっせこ作っている夕方、いつもきまって通りが
かる「石焼き芋」の声が秋をしみじみと感じさせていた。
東條「おいもたべたいよ〜。ねぇね、なかむらくん、かってきてよ〜」
仲村「俺は忙しいんだ!そんなに言うなら自分で買ってこい!」
東條「やだよ〜、さとちゃんも、いそがしーもん」
仲村「グランセイザーとセラムンのビデオを一日中見ている奴のどこが忙しい
  んだ!?」
東條「これから、でぃーぶいでぃーにやかなきゃなんないもーん」
いつの間に、そんな技術を覚えたんだ、この万年五歳児は!?
人類の進化の過程をかいま見たように、少しだけ戦慄する仲村だった。
デス「うがうがうがう(早くコタツも準備しねぇとな)」
ローグ「・・・・・(去年の冬支度が思い出されますね)」
372ヲタ6:03/10/23 20:16 ID:qmKeFPBn
その頃、青い能天気で特ヲタなモンスターは・・・・・・
青ローグ「いやー、おまえの先週の行動は実に愉快だったよ。」
北崎「そう、ありがとう。」
冴子「それにしても良い飲みっぷりね。」
青ローグ「はっはっは、さて、次は恐竜やにでもいくか。」
そういって、いくらかの小銭を冴子に渡す青ローグ。
青ローグ「機会があったら又来るよ。」
冴子「またきてね。」
店を出て行く青ローグ。
青ローグ「早く終わらせて石焼き芋買ってマンハッタンラブストーリーと白い巨塔
見るか。」
マシンモードになって恐竜やへ急ぐ青ローグだった。
373名無しより愛をこめて:03/10/24 00:05 ID:7N4WFAIq
だんだん腹が立ってきた、大体お前 >259-273の恵里の危機の時に助けに来なかったな?
助けに行きたかったけど腰が抜けてジェイさんとチャコに指圧して貰ってたんだっつーの!
あ゛〜待て!!その「ムカつきの追加代¥25,300」ってなんだよ?!おい!!

…どこからか聞こえる口論を背景に。

ローグが床を綺麗に掃除して、断熱マットと敷き毛布とコタツを設置するのを
わくわくしながら待つ東條。ちょっと楽しみな香川。鍋奉行の野望がふつふつ浮かぶ仲村。
が。
わーい!こたつだ!こたつだ!とハシャイでるうち、
盛大にすっ転んでそのままうつ伏せになって身動きしなくなる東條だった。

デス「がうう(大丈夫か?ボウズ。今パリンって音がしなかったか?)」
東條「平気だよ。ちょっと調子にノリ過ぎたかな…」

半笑いで立ち上がる東條を見て、戦慄しまくる仲村だった。
仲村「げ!お前…今めちゃくちゃ腹を立ててるだろう?」
東條「やだなあ仲村君。そんな事は無いよ。頭を打ったぐらいで簡単に怒ったりしないかも」
仲村「いいから落ち着け!コレを見ろ!ほら!たべっこどうぶつ×1ダース!」
東條「なにこれ?お菓子がどうしたのかな?」
仲村「…お前本当に東條なのか?」

東條「仲村君、変な事ばかり言ってうるさいかも。…ですちゃん!GO!!」

いつもより派手に引きずって行かれる仲村を見ながらにこにこ笑う東條を
眼鏡に指を置き憂鬱そうに眺める香川だった。

香川「これは…。良心回路が故障していますね」
374名無しより愛をこめて:03/10/24 02:02 ID:7N4WFAIq
コタツに入ってぬくぬくしながら「異端の鳥」を読む東條を、遠巻きに見る香川達だった。

仲村「今の所、暴れたり、無茶を言ったりする様子は見受けられませんが…。
  あいつの事ですから予断は許しません」
香川「そういえば前スレから時々、特別に感情的にならなくても良心回路の制御を
  自分から外していたような気がします。
  あの装置からのフィードバック効果が働いて、少しづつですが性格が良い方向に改善され
  東條君の本来持っている善い部分が引き出されているのかもしれませんよ」
仲村「回路に頼らない物静かでまともな25歳大学院生の東條ですか?想像できません(汗」

東條「香川先生。あなたが僕の為と思って制御装置を付けた事は理解しています」
仲村「だったら、故障を直させるか新しい回路を取り付けさせるかにちょっとは協力しろ」
東條「それはお断りかも」
香川「東條君?どう言う事ですか?」
東條「装置の下の僕は本当の僕じゃない。みんなが大好きだ可愛いって言ってくれるのは
  虚像の僕です。僕はありのままの僕で居たい。僕にはもうそんな物必要無いですよ」
375名無しより愛をこめて:03/10/24 09:14 ID:7N4WFAIq
ちょっと出掛けますと401号室をあとにする東條だった。

恵里「あら、東條さん。こんにちは」
東條「こんにちは。江島先生もお元気そうでなによりです。
  今日はこの資料をチェックしたくて、ここに来ました。
  こちらにある大型の装置を借りて解析した方が効率良く…」
江島「と、東條君が漢字で喋っている?!い、今、君は感情的になっているのかね?」
東條「ああ、漢字云々はもう関係無いですよ。あの回路は止まりました。
  僕は元通りの僕に戻って、このまま普通に院生生活を送るつもりですから」
学生「大変だ…」
じりじり後ずさって逃げ出す学生、残されて戸惑う江島教授と恵里。

秋山「恵里ー!危ない!そいつから離れろ!」
ナイトの姿で乱入すると、恵里を抱え上げ空高く翼を広げる蓮。
376名無しより愛をこめて:03/10/24 09:16 ID:7N4WFAIq
東條「危ないってどういう意味かな。さっきからみんなのその態度、なんか不愉快かも」
秋山「お前は、女子供でも容赦なくMMに襲わせる事の出来る男だ。
  制御が無くなれば、浅倉よりもよっぽどタチが悪くなる。
  なんちゃら回路が復活するまで、恵里にも誰にも近寄るな!」
恵里「蓮?言い過ぎだよ。東條さんは機材を借りに寄ったただけなのに?」
秋山「こいつの本放送モード時の切れっぷりを知ってれば、そんな呑気にはしてられないな」

空中の蓮を睨み付けると、ポケットからデッキを取り出す東條。
東條「ですちゃん!GO!!」
デス「がるがう(残念だがジャンプしても届かねえって(本当は出来ねえ事もないがよ))」
秋山「やっぱりな。それがお前の本性か。
  我を押し通す為に気に入らない奴は力で叩き潰そうと言うんだな」

半分逃げ出しかけてる江島教授を見ながら、半怒り半泣き笑い顔で佇む東條だった。
デス「がうが(やべえ。ボウズがどんどんろくでもない方に行きかけてる…)」
377名無しより愛をこめて:03/10/24 09:17 ID:7N4WFAIq
「東條がずーっと本放送モードのままだー!」と噂が飛ぶと
みんな我先に逃げだして大学から人が消えてしまった。

「臨時休業」の紙が貼られ、シャッターの下りた購買部の前にポツンと立つ東條。

東條「なんだか酷いかも。みんな僕の事を、何だと思ってるのかな?」
デス「うが…(以前のままのボウズなら避けられても仕方ねえが、こりゃぁあんまりだ…)」
東條「ですちゃん、鏡から入って焼蕎麦パンと苺豆乳持って来てよ。
  『代金は401研の仲村宛に』ってメモ書いておくから。これって泥棒じゃないよね?」
デス「うーがーうー(そういう事を言うからますます誤解されるんじゃねえかな?(汗)」
378名無しより愛をこめて:03/10/24 10:47 ID:7N4WFAIq
香川「東條君の意思ですか…。彼の不安定な部分を抑え、彼を幸せにしたつもりでしたが…。
  そういえば本放送モード時の彼はいつも疫病神扱いで、鬱積した物があったのでしょう」
仲村「あのまま放って良い訳ありません!俺はどんな手を使っても奴を前の状態に戻します」
香川「いや。私は東條君を信じたい。彼はこの1年で多くを学んでいる筈ですから。
  どちらの東條君も彼自身です。彼が持つ魅力が人を寄せ、彼の素直さが愛されている事を
  彼が納得でき、彼が自らに自信を持てればあるいは…」
仲村「俺は…。…。いや!あいつが自身の感情を制御出来るとはどうしても思えないんです」

仲村「草加ー!丁度良かった。お前、確か東條から、予備の良心回路を預かってたよな?」
草加「良心回路?何の事かな?」
仲村「お前、喋りが…普通にっ?!」
草加「あのいまいましい機械なら、いつのまにか勝手に止まったみたいでね。
  時制で故障するちゃちな仕組みで助かったですよ、と、
  香川教授によろしく伝えておいてもらえないかな?(←例のデビルスマイルで)」

頼みの綱の予備の良心回路も故障と知って、途方に暮れる仲村だった。
379名無しより愛をこめて:03/10/24 10:49 ID:7N4WFAIq
誰も居なくなった校庭で、マルケスの「100年の孤独」を読みながらパンを齧る東條。

東條「とても静かだね、ですちゃん。人っ子一人居ないのかな。
  うるさい雑音が消えて、この庭が僕の貸し切りだと思えば結構楽しいかも」
デス「うがうが(ボウズよ?おめえ何か強がっちゃいねえか?)」

東條「これでいいのかも。元の僕の事はみんな好きじゃないんだって、ハッキリ判って。
  みんなに親切にされて友達がいっぱい居た気がしたのは幻想なんだよ、きっと」
デス「がるるるるっ!(情けない事を言うなよ。香川先生だって、仲村のダンナだって、
  ボウズを仲間と思って大事にしてるし、それにボウズには俺が付いてるじゃねえか!)」
東條「ですちゃんは契約モンスターだから…。
  僕を大事にして僕の言う事は何でも聞くのは当り前…」
デス「がうがうが!(ふざけるなぃ!)」
380名無しより愛をこめて:03/10/24 11:35 ID:l6ZvKyx1
思わず横っ面をデストクローでぶん殴るデストワイルダー。
今まで契約主相手に手を挙げる事もなかったですちゃんが、本気で怒っていた。

デス「うがうがうがうがう!がうがう!(そりゃあ良心回路に制御されていたお
  前はどこか作られた陰があっただろうが、本来のお前はただ単に良いも悪
  いも純粋な心を持っていたんじゃねぇのか!)」
東條「純粋な心?」
デス「がうがうがうがう!(そうだ、本来のお前が持っていたのは、子供の持つ
  純粋さと素直さだ!)」
東條「ですちゃん…」
デス「がうがうがうがう。うがうが?(さっき契約どうこう言っていたが、もう
  今の俺らには契約なんざ関係ねぇ。違うか?)」
今までのうっかりちゃっかりな日々。
その中で多少本編と異なる形で東條の性格がゆがめられていたにしろ、その中
では間違いなく東條本来の良いところも引き出されていたのではないか。
香川教授以下401号室の面々も、気づかないではなかった。
デス「がうがうがう、うがうが(殴って悪かったな、ぼうず)」
大きな手が東條の頭を優しくなでる。
契約主である東條を気遣うデストワイルダーを凝視したままの東條は、小さな
瞳からぽろぽろと涙をこぼした。
東條「……ごめんね……ですちゃん、ごめんね……」
異形のモンスターではあるが親分肌で心優しいですちゃんに縋り付く東條。
デス「うがうがうがう(さ、意地はってねぇで帰ろうな。ボウズ)」
泣きじゃくる東條を宥めながら、デストワイルダーは401号室に戻っていった。
381名無しより愛をこめて:03/10/24 11:36 ID:l6ZvKyx1
東條「ただいまー!」
仲村「東條!誰がなんと言おうと俺が良心回路を…」
東條「えー?なんのこと?」

ぽかんとした顔で緊張気味の仲村を見つめる東條。
いつも通りの東條のひらがなしゃべりに、仲村の方が呆然としていた。

仲村「お前…元に戻ったのか?」
東條「やだなぁ〜なかむらくん。りょうしんかいろがあっても、なくても、ぼ
  くはぼくだよ?」

少々口調が大人びた物の、ひらがなしゃべりに戻っている東條。
そして安堵するローグに、東條を最後まで信じていた香川。

香川「ようやく本来の良い部分に気づいたようですね」
東條「せんせい、ぼくは…」
香川「何も言う必要はありませんよ、東條君」
ローグ「・・・・・(冬支度も出来た事ですし、今日の夕食はすき焼きにしまし
   ょうね)」
東條「それなら、ぼくがですちゃんとおつかいにいきます。」
仲村「えっ!?」
東條「そのかわり、おやついっこかってきてもいいでしょ?」

そう言いつつ、にこっと笑顔を返す東條に、401号室の面々はようやく心から
落ち着くのであった。
382名無しより愛をこめて:03/10/24 11:51 ID:l6ZvKyx1
数時間後、スーパーマーケットにて。
チラシと財布の中身をじっくりと検討した仲村からメモを受け取った東條は、
デストワイルダーと共に順調に買い物を済ませていた。

東條「おかしいっこ、っていっちゃったけど…」

お菓子の陳列棚の前。
豊富な品揃えを前に苦悩する大学院生だった。

東條「きかんげんていは、はずせないかも。でもいつものおかしも、あきがこ
  なくていいし…」
デス「うがうがう(やっぱりかわらねぇな、ボウズ)」

その時、東條の脳裏に何かひらめいた。

帰り道に山海閣に立ち寄った東條。

榊原「おう、久しぶりだな坊や。…少し、大きくなったか?」
東條「やだなぁ、ぼくは、ぜんぜんかわらないよ。あのー、さかきばらさんに、
  おねがいがあるんですけど」

そして、401号室に戻ってきた東條は、こたつの上にお菓子をどっさり乗せて
いた。

仲村「お前、お菓子一個だっていっただろ!」
東條「うりものにならない、げっぺいをもらったから、かったことにはならな
  いよ?」

榊原は、少々型が崩れていたりすると売り物にならないからと言って、親しい
人にタダであげたりするのだ。
それを見越して頭を働かせた東條の知恵に仲村は、ちょこっとだけ戦慄を覚え
るのだった。
383名無しより愛をこめて:03/10/24 12:41 ID:l6ZvKyx1
すき焼きの支度をしながら、こたつでおやつを頬張る東條をちら、と見つめる
仲村。

仲村「あいつ自身が精神的な制御が出来るから良いとして、結局良心回路は壊
  れたままって事だよな?」
ローグ「・・・(自我に目覚めた東條さんの事ですから、従来の<さとちゃん>に
   も今の<東條さん>にもどちらでもなれる可能性が、たくさんあると言う
   事でしょうね)」

さらなる迷走を続ける東條の自我。
Justiφs'が何度も脳裏にリフレインしつつ、今後の展開を考えると妙に恐く
なってしまった仲村だった。
384名無しより愛をこめて:03/10/25 23:15 ID:ISK62bPH
デス「うが(仲村の旦那)」
仲村「東條のことで何か?」
デス「うが(実は良心回路は直っているんだ)」
仲村「何だって!?」
デス「うが(ある人があっという間に直してしまったんでさ)」
ローグ「・・・(誰なんです?)」
デス「うが(らんるちゃんだ)」
ローグ「・・・(彼女は香川先生以上に機械いじりの天才なんですね)」
仲村「そうだったのか」
香川「つまり以前の東條君にすっかり戻ったということですね」

月餅をほおばる東條を見ながらほっとする面々であった。
385名無しより愛をこめて:03/10/26 23:57 ID:IhoJUxd1
その頃。
村上「まったく…誰が
   『ビューッてきたかと思ったら
    ここですかって シュバアアアって
    フッと消えて ガッドリドリ ブシュウウウ
    うわあああっ フンッ 』…ってヤツですって…?」

スマートブレイン社に ミョ〜〜〜な風が 吹き荒んでいた。
386名無しより愛をこめて:03/10/27 17:38 ID:vsCyGEME
スマブレ社社長室。
突如鳴り響く電話。
村上「………わかりました」

そして数時間後、清明院大学の裏庭にて。
デス「うがうがうがう(寒くなったってのに、葉が落っこちてこねぇな)」
長い爪の生えた前足で地面をガリガリしながら、なけなしの落ち葉を集める
デストワイルダー。
東條「うん。また、だんとうだから、はがおちるには、まだはやいかも」
香川「東條君、心配は要りませんよ。先ほど彼に連絡をしましたからね…」
仲村「…しかし、ばれたらえらい事になりませんか?」
香川「彼の分も用意してありますから、心配は無用ですよ」
387名無しより愛をこめて:03/10/27 21:24 ID:ZgpVyl/0
ボル「ぼるぼる(だから蟹道楽の看板の目を捨てるから、あのチームは呪われt…)」ガリガリガリガリ

ダイエー優勝にわく街中を、涙だだ漏れで金色の蟹を手に全力疾走するデストワイルダーだった。
388名無しより愛をこめて:03/10/28 17:33 ID:QtGqXF8L
デス「がううーーーー!!(うおおおお!酒だ酒だ今夜はヤケ酒だちくしょーーー!!)」
仲村「結局勝っても負けても飲むんだな…。」
東條「とらだしね〜」
というわけで、その夜もMWはモンスターたちのどんちゃん騒ぎだったという。

香川「しかし今年の日本シリーズは歴史に残る好勝負でしたね。
   どちらのチームにも拍手を送りたいものです」
389名無しより愛をこめて:03/10/29 12:41 ID:osNJhkk0
MMに混じって自棄酒の(31)と蓮が、二日酔いで頭を抱えて寝込む中…

まだ膝を抱え、体育座りで落ち込むデストワイルダー@いいんだよ、セじゃ日本一だしな…

そんなデストに宴会の残りを差入れる東條@ぼくたちともだちだよね?

「いや〜先輩って優しいんですねえ」と空気読んでない佐野@お茶いれてきましょうか?

佐野の平気っぷりにツッコミを入れたくなる仲村@お前は(ry
390名無しより愛をこめて:03/10/30 02:21 ID:jxn10D3o
真理「里奈!お誕生日おめでとう!」
西田「おめでとうっ!(すかした決めポーズしつつ)」三原「おめでとう…(影薄く)」
流星塾の良心、阿部里奈を盛大に祝う流星塾の生徒達だった。

草加「…さて、ここにおいて阿部君の誠実さと、健康さを祝い…」
徳本「(ぼそっ…)相変わらず演説が長いな」
晴子「(ぼそっ…)あれ?気のせいかな?なんだか草加君…可愛くなくなったかも…。
  あ。変な事言ってごめんね、草加君」
草加「可愛く…ない…?」ガ━━━(;゚Д゚)━━ン!!←内心 表情→( ´,_ゝ`)<フーン

麻美「うーん。そう言われたらそんな気がする」
里奈「そうねぇ、前と比べて(更に)トゲがあるって言うかさぁ。気のせいかもしれないけど」
沙耶「声の調子が厳しくなった気がします」
真理「ぴよぴよ喋りに慣れちゃったからかな?」

草加「ははは、喋り方ひとつで厳格な性格に感じる…って解釈で良いのかな?
  (あの忌々しい、声がぴよ喋りになるだけの意味の無い機械が故障して
  万々歳と思っていたが…。まさかそんな些細な事で俺の人気に翳りが出るとは…)」

プライドと、女の子に「可愛い♪」と言われる事の狭間で、
自分では笑ってるつもりの怖い顔のまま苦悩する草加だった。
草加(いっそ香川教授に直して貰…いや!あの機械は邪魔だった!…しかし…)
391名無しより愛をこめて:03/10/30 14:54 ID:5Yh0Z+EQ
>386
数時間後、清明院大学に一台のリムジンが到着した。
赤絨毯の上を品よく歩く社長・村上。

仲村「高見沢といい勝負だな(呆」
村上「私に重大な用件とは、何ですか?」

常にクールな面もちを崩さない社長だが、デスちゃんとローグ、そして両手に
いっぱい<アレ>を抱えた東條の姿を見て、訝しげに眉をつり上げた。

東條「よかったあ〜。これで、ひとあんしんですね、せんせい」
香川「ええ…用件というのは他でもありません。実は…」
392名無しより愛をこめて:03/10/30 15:00 ID:5Yh0Z+EQ
村上「やはり農林二号は味も色も上の上ですね…(もぐもぐ」
仲村「紅あずまも、うまいらしいなぁ〜(むぐむぐ」
東條「やっぱり、おいもは、おいしいね〜(まぐまぐ」
デス「うがうがうがう(しかしこの時期には便利だなぁ…あんたの能力は)」
村上「本来はこのような使い方はしないのですが…まあ、いいでしょう」

で、結局。
少ない落ち葉の代わりに焼き芋の燃料にされた、社長の薔薇だった。

戸田(たったそれだけで呼び出したのかよ…)

以下、387へつづく。
393名無しより愛をこめて:03/10/30 19:53 ID:A2M4C6or
(あの機械があればみんなに(特に真理に)「かわいい♪」って言ってもらえる…。
いやいや!この草加雅人があんな馬鹿っぽい喋り方になったら乾になんて言われるか…)

1人葛藤する草加。そこへ
プテラ「あっ、いたいたプラ!」
草加「ん?何だ君は」
プテラ「らんるがこの前へんな男の持ってる『良心回路』ってのを修理したプラ!
   もっと研究したいって言ったら、予備の回路がここにあるって教えてもらったプラ!」
草加「なっ!僕はあんな機械直して欲しいなんて言った覚えはないぞ!」
プテラ「そうなのかプラ?でも好都合プラ。
   いらないんだったら研究材料にもらっていくプラ!」
草加「え…そ、それは…」

いつのまにか、なんだかピンチの草加だった。
394ヲタ6:03/10/30 21:13 ID:NdptZtOc
青ローグ「いいじゃんかよ!よこせ!」
草加から良心回路をひったくる青ローグ。
草加「返せ!」
青ローグ「あれ〜、これは必要ないんじゃなかったのかな〜。」
草加「ぐっ・・・・」
青ローグ「それにな、お前はカイザの名に泥を塗ったんだよ、お前より冴子さん
のカイザの方がいいんだよ!分かったか!偽善者が!」
そう言って、サドン・インパクト(by THE BIG−O)で草加を吹っ飛ばす
青ローグだった。
395名無しより愛をこめて:03/10/31 12:57 ID:xvhbGoLm
が、突然飛来した謎の紫色の人物にはるか彼方までぶっ飛ばされる青ローグ。
「しまった!」
そういう声が聞こえたが、その人物は特に気にするでもなくそのまま飛び去っていくのだった。

プテラ「え〜と、よくわかんない展開になったプラ。
    結局これは持ってってもいいプラ?」
地面に伸びた草加と落ちている良心回路を前に悩むプテラノドンだった。
396名無しより愛をこめて:03/10/31 23:58 ID:yjnJ54uW
TVを付けっぱなしでコタツで眠る東條に、風邪引くぞと声をかける仲村だった。

仲村「しかし、この間は驚かされたな。なんだって言うんだろう一体?
  あんなハタ迷惑な奴のままでいいなんて、何考えてるんだか…」

デス「うがう、ががう(今までよ、あっちのボウズが現れると『東條が漢字を!』ってよ、
  そのたびナマハゲが出たみたいに騒がれて怖がられたからな〜。
  あっちのボウズはよっぽど腹に据えかねてたんだろうよ。だいたいあっちだって、
  自分も優しくして貰いてぇ普通に友達と遊びてぇ…って日頃から思ってたのかもな)」

仲村「あの凶悪バージョンに、そんな繊細な神経があるとも思えんが…」

デス「うがが、うが(あのボウズは、良い子のボウズよりも…。まあいいや。
  今までが今までで、気が昂ぶった時にばっか出て来て大暴れしたせいかよ、
  想像以上に回りから怖がられてるのに気付いて寂しそうにしてたしな。
  まあ、ボウズも納得して引っ込んだみてぇだし、放っておいても大丈夫だろ)」
397名無しより愛をこめて:03/10/31 23:59 ID:yjnJ54uW
仲村「放っておけるか!樹さんに直して貰ったとはいえ、あの回路には相変わらず
  高まった感情で制御が止まる欠陥が残ってる。いつまたあの凶悪東條が現れるか判らん!
  …それが心配なんだ。
  あの東條が居る限り、あいつ自身も周りも遊び半分で壊されかねん」

デス「がるるっがう(ようダンナ?扱いにくいあっちのボウズも、ボウズには変わりねえぜ?
  俺には、そうそう根っ子に違いはねえと感じるんだがな。
  まあ、言われるままに引きずる俺も悪いんだしよ、
  ボウズの罪は俺が背負うって事で、堪忍してやってくれや?な?)」

香川「確かに、性格とはすぐに変わるものでもありませんが、学ぶ事で変わる事も出来ます。
  あの東條君も元に比べれば穏やかになって、他の人の事を考える余裕も見えてきました。
  あちらの東條君には、勉学が立つとか制御下では出せない力や大胆な行動が取れるとか、
  色々良い点もありますから。また出て来ても騒がないで、大目に見て貰えませんか?」

仲村「俺は先生みたいに甘くないし、あっちの方には神崎並に恨みがあるからどうしてm…」

「あぁやれやれだ、ちょっとダンナも一緒に頭冷やそうぜ?」と、
来年の優勝祈願を兼ねて自主トレの走り込みに出たデストワイルダーに
ついでにガリガリされてしまう仲村だった。
398名無しより愛をこめて:03/11/01 00:00 ID:bUzCHnGb
香川が資料をインプットしに、図書室へ出かけたあと、
うたた寝の東條に毛布を掛けようとして、東條が目を開けてるのに気付くローグだった。

ローグ「…(おや、サトちゃんさん、起きていたんですか?)」
東條「うん。僕の半分は寝てるけどね」
ローグ「…(東條さんでしたか)」
東條「先生はまだ僕の事を発展途上の心を抱えてるって思ってるみたいで、
  仲村君は仲村君で僕の事怒ってるみたいだね…」

ローグ「…(聞えていたんですか。…。本当とかニセモノとかはありません。
  どっちも東條さんでサトちゃんさんですよ?先生だって仲村さんだってその他の人も、
  東條さんが大好きだからこそ、東條さんを心配しているんですよ?)」

東條「心配とか良くなるって言われば言われるほど、『今の僕』を否定されてるみたいかも。
  みんなが虚像の方の僕の事を信頼してて、その方が心配を与えないなら、
  いっそ、僕はこのままずっと心の奥に引っ込んでしまった方がいのかな?」
399名無しより愛をこめて:03/11/01 00:01 ID:bUzCHnGb
ローグ「…(悲しいから虚像とか言わないで下さい。いつものサトちゃんさんも、
  今の東條さんも、同じひとじゃありませんか?サトちゃんさんが可愛がられているなら、
  今の東條さんも一緒に皆さんに好かれてるはずですよ?)」
東條「あっちの僕は僕じゃない」
ローグ「…(東條さん…)」

東條「…僕なら絶対にやらない。
  落ちたゴミの片付けとか、絵を描いて差し入れとか、人の為に何かするなんて面倒な事。
  素直にありがとうとか、大きな声で楽しいって騒ぐとか、心の底から笑うとか…。
  そういった、単純な子供みたいな事。僕には出来なかった事」
ローグ「…(…)」
東條「うん。…前は馬鹿馬鹿しいと思ってたけど、隅から見ていて面白い気もするよ。
  こんな風に遊んでてもいいかもって、そう思えるようにもなってきたし…。
  だんだん、あっちも僕も差が無いんじゃないかなって思えてきたし…。
  でも僕は厄介者だから、結局、また回路に封印されてしまった。
  先生は『東條君の自主的な判断に任せます』って言ってたけど、
  僕を嫌がる人の方が多かったからかな。本当はあっちになりたかったのかな?
  あっちもやっぱり僕なのかな?…考えると却って判らなくなって…色々面倒だね…」

身体は25歳でも内面はまだ難しい年頃なんですねえと、
再び眠る東條にそっと毛布を掛けるローグだった。
400名無しより愛をこめて:03/11/01 00:04 ID:bUzCHnGb
らんる「んー、面白い仕組みたい。サポートメカのAIに応用できるとね?」

善意で故障を直した事が、小さな波紋を呼んでる事を知らないらんるだった。

プテラの連絡で駆けつけたらんるは、気絶した草加の隣に座り、
回路は元々メカ用なのを知ってか知らずか大喜びで分析を続けていた。


回路を望まない男には機能が復活し
ちょっと欲しいかなと迷う男の元から消えていく…

ブラキオ「運命の皮肉、何事も星の巡り合わせブラ」
401名無しより愛をこめて:03/11/01 00:05 ID:bUzCHnGb
その頃401号室には、高村教授、美杉教授、木野医師の、アギト実年トリオがお邪魔していた。

高村「ここにあるのは完璧な良心回路の設計図だ。私のAI制御装置をベースにして、かつ、
  笛の音などの高周波に妨害されず、もちろん言語中枢にも影響を与えない優れもののね」
香川「AI制御装置01…01回路ですか。それには興味はありません」

仲村「高村教授がこの季節に来たと言う事は…まさか…(冷や汗)」
木野「いや。去年の今頃は色々あったが、長年に渡って競技を食い物にした賭博組織の検挙と
  高見沢ケーブルTVの不正視聴率操作が発覚して、あの大会は中止になったそうだ」
美杉「高村さんは残念かもしれないがね、今年はのんびり普通に走者達を応援する予定だよ」

高村「ここにはもちろん嫌がらせに来たわけですよ。
  (ちらっ)今ので設計図は頭に入ったかね?香川君?」
香川「確かに拝見しましたが」
高村「君の性格上、知ってしまった物は作りたくなる。それが私の君への呪だ」
そう言い終わると、高村教授は設計図に火を付け、あっという間に紙束を一陣の煙に変えた。
402名無しより愛をこめて:03/11/01 00:09 ID:bUzCHnGb
らんるが楽しそうに分解する回路を、怖い顔で食い入る様に見つめる草加の姿が…。

らんる「凄〜い。単純な構造なのに、制御の幅も威力も変えられれて、
  わずかな変更で制限する機能も変わるとね?応用が利いて、これで開発も楽しかばい」


草加(どうすればいい?返してもらうか?いや…これでやっと、
  あの馬鹿馬鹿しい喋りから完全に解放されるんだ…だがしかし…)

プテラが怯えるほど物凄い形相で、みみちく葛藤しまくる草加だった
403名無しより愛をこめて:03/11/01 00:11 ID:bUzCHnGb
東條「あー。たかむらきょうじゅだー、こんばんわー。きょうは、はろうぃんなんだってー。
  だから、ね?『おごってくれなきゃ、いたずらするぞー!』はい。おかし、ちょうだい」
高村「今晩は。相変わらずだね、君は(懐から出した喉アメを渡しながら」

香川「高村さん、あなたは以前、東條君を良心回路から解放したいと言ってませんでしたか?
  それなのに何故、回路の開発を?」
高村「01回路の設計図はもうこの世に無い。唯一、香川君の頭脳の中にのみ存在する。
  それが何を意味するか判るね?」

東條「・・・。このきゃんでぃー、からくておいしくないかも・・・。
  はいどうぞ、なかむらくんにあげる」
仲村「美味しくないって宣言した物を、寄越すなよ(泣」
404名無しより愛をこめて:03/11/01 10:23 ID:0znNxE/N
>401
その頃、近所の喫茶店にて。
戸田「駅伝…賭博組織の検挙…」
思わずデルタギアに似た通信機を手にし、遠い目をする中間管理職だった。
北條「何やってるんですか、あなたは」
アギトの面子が久々来ているので、お久しぶりの北條透も顔を出していた。
戸田「いや、別に…。ところで最近顔を見なかったが?」
北條「ええ、ちょっと管轄外ではありますがある事件を追ってましてね…
  まさか長野県警の一条刑事と合同捜査になるとは思いませんでしたよ」
戸田「管轄外って?」
北條「軽井沢行きのバスツアーです。そこで殺人事件が…」
戸田「お前、そのツアー元だったら俺も知ってるぞ?」
北條「は?」
戸田「添乗員の名前が、確か早乙女千春とかいう…」
北條「・・・・・・・・・(゜Д゜;ネタバレトキヅカレタカ!!」

世界の果てまでも凍り付く沈黙が漂っていた……

ローグ「・・・・・(北條刑事と一条刑事の競演は来年の一月らしいですよ)」
デス「うがうがう?(誰に向かってしゃべってんだ?)」
405名無しより愛をこめて:03/11/01 20:03 ID:ETWfXx5o
ハロウィンネタタイムベント。

オルフェトリオもマンションで、ハロウィンパーティーを開いていた。
くり貫いたカボチャを頭から被り「俺様はカボチャ大王だ、あがめろ〜!」と騒ぐ海堂。
慣れない手つきでカボチャ料理の数々を用意する結花。
そして木場がテーブルセッティングをしている時、玄関のチャイムが鳴った。
木場「誰だろう、乾君たちが来たのかな?」
ガチャリとドアを開けると…。

「こんにちは、きばくん」

口から血を流した大男がニタリと笑っていた。

海堂「お、ボウズ〜、お菓子ねだりに来たのか?なかなかイカした仮装だな」
東條「うん、おいわさんだよ〜」
仲村(付き添い)「衣装用意するヒマなかったから白衣着て血のりつけただけなんだがな…」
結花「あれ?木場さん?木場さんどうしたんですか!?」

何故か気絶している木場をよそに、
お菓子をたっぷりもらって帰った東條達だった。
406ヲタ6:03/11/01 20:51 ID:/bNXHb6S
青ローグ「俺達はもともとジェイソンフェイスだからな。」
黒ローグ「・・・・・(かと言ってハロウィン限定で再起動させられるとは・・・)」
縁ローグ「・・・・・(俺も同意)」
青ローグ「まあまあ、いいじゃねえか、じゃ、又後で。」
こうして、花鶏、Oreジャーナル等、MWに接点がある所へ散っていく七体
の量産型ローグであった。
407名無しより愛をこめて:03/11/01 23:59 ID:bUzCHnGb
大久保「そこ!真司!鼻ほじってないで、リストアップ続けとけ!
  おい?令子はまだ戻らねえのか?
  島田!島田!あーもー、また休みかよ!
  めぐみ!ノーパソ殴るな!
  そこの緑色!調べものは順調か?よーし、お前が一番使えるな?」

締め切り間際になると豹変し、
鬼より怖い編集長に、使えない部下の変わりにこき使われる緑ローグだった。
408ヲタ6:03/11/02 09:13 ID:jwbZODvY
数時間後・・・・・
青ローグ「俺は裏っちの所で北岡達と一杯やったよ。」
黒ローグ「・・・・・(私は佐野の所で色々貰ったぞ。)」
縁ローグ「・・・・・・(俺なんかOreジャーナルでこき使われたよ・・・)」
青ローグ「で、菓子はもらったのか?」
縁ローグ「・・・(令子さんからお礼に。)」
香川「皆さんお疲れ様でした。」
東條「みんな〜早くしないとすまーとぶれいんとたかみさわぐるーぷのはろうぃん
ぱーてぃがはじまっちゃうよ〜」
青ローグ「お、そうだったな。」
仲村「乾や凌駕達もくるみたいだな。」
青ローグ「っちゅうわけで行くか!」
久しぶりにライドトレーラーに乗り込み、スマートブレインと高見沢グループの
合同企画「オルフェノク、ライダーみんな集合!スペシャルハロウィンパーティ」
の開催場所へ急ぐ東條達だった。」
409名無しより愛をこめて:03/11/02 22:57 ID:Nwje5ewj
その頃。
らんる「できたーー!良心回路らんるスペシャル!」
らんるの手には、なんだか怪しげな回路が完成していた。
草加「ああ…。」
未練がましく変わり果てた回路を見つめる草加。
草加(しまった…やはり恥を捨ててでもあの機械を捨てるべきではなかった…)
脳裏には真理たちから「草加くんかわいい〜♪」と言われまくった栄光の日々が
走馬灯のごとくよぎるのだった。

らんる「さーてと。それじゃあこれは返すね」
草加「えっ?」
らんる「こっちの回路は、あなたの回路を元に新しく作ったやつ。
   オリジナルの方は元通りに直しておいたから」
草加「あ、ありがとう…」

さっきまであれだけ惜しかったのに、いざ手元に戻ると
(やっぱりはずしたほうがよかったのかな…)
と複雑な気分の草加だった。
410名無しより愛をこめて:03/11/03 00:01 ID:FIXy05FW
>403
香川教授と高村教授の間の緊張した空気に気付かずに、
木野さんから子供の患者向けのトローチ、
美杉教授から息子の為に用意した子豚のクッキーを分けてもらって、ご満悦の東條だった。

東條「ゆうがたの、だぶるしゃっちょさんのぱーてぃーも、
  どきどきわくわくして おもしろかったね?」

仲村「え゛?!面白かったかぁ?俺は寿命が縮んだぞ。あんな騒動で大喜びなのは、
  城戸の馬鹿か、空気読めない佐野か、お前ぐらいのものd…」ガリガリガリガリ…

東條「しまださんから、いっぱい ぽっぷこーんも もらって、たのしかったね?」

仲村「埋まって死ぬ所だったのをもう忘れたのか?…ったく、普段仲の悪い企業同士なのに、
  合同でパーティをするって言うから、おかしいと思ったが…。
  あの騒動の事はふっと思い出してしまう事もあるかもしれん。ないかもしれん」

草加「どっちかな?」
仲村「びっくりした!!何故ここにお前が?」
草加「んー?ちょっとね(どす黒いニヤリ」
411名無しより愛をこめて:03/11/03 13:21 ID:FIXy05FW
草加「実は、以前にあの回路の被験者になった事があるので、少し興味がわきまして。
  東條君に何かあった時にお役に立ちたいので、参考までにお聞きしたいのですが、
  あの装置の取り外しや再設定の方法は何ですか?
  (くそ!自分じゃ取り付けられないんだよー!)」

美杉「良心回路の事を知りたがるとはねえ?いや、変わってるな」
木野「俺はあの回路を全否定はしない。あれは拘束ではなく、補助をするもの、
  ある意味、心身の一部になって同化したものなので、無理に外す必要は無いと思ってる」
高村「そう言えば、通りすがりに君の良心回路がどうとか、女子学生達が噂していたが…。
  どうかね?君もあの回路の影響を知ってる者なら、
  新型で副作用も無い新しい回路、01回路の被験者になってみないと思わないかね?」

草加「お断りします。俺は自然なままの俺で居たいですから。
  人の心を操作する(ってゆーか『可愛い♪』とモテる副作用が無い)回路は要りません」

仲村「草加?お前さっきから言ってる事が思いっきり矛盾してないか?(汗」

高村「聞いたかね?人の心を無意味に縛る回路とは、拒絶される物なのだ。
  以前に影響下にあった者も、はっきりと要らないと否定している」
412名無しより愛をこめて:03/11/03 13:22 ID:FIXy05FW
高村「ところで香川君は、原作版キカイダーの最期を知ってるかな?」
香川「ええ…。まあ…」
高村「そう言う事だ。君は見たモノと、自らの信念の間で悩み続けるがいい」

高村達が帰っていった後、考え込む香川だった。
香川「あのひとの意図は…。どっちの意味なのでしょう?」


東條「ねえ?なかむらくん?げんさくのきかいだーって、どんなさいしゅうかいだったの?」

仲村「確か、悲壮な終わり方だった。
  不完全な良心回路を持つ人造人間『キカイダー・ジロー』は、
  機械の心と人の心の間で苦悩し続け、
  結局、『人間の心』を手に入れても、幸せにはなれなかったんだ…。

  皮肉な事に、不完全な為に純粋だった『善い心(良心回路)』を越える、
  『悪の心(服従回路)』が植えられた事で生まれた物だったからな。人間の心とは。

  ジローは悪の心のおかげで、情け容赦なく敵組織を壊滅させ、勝利する事が出来たが、
  今度は善と悪の間で悩み苦しむ存在になって、さ迷い続ける…というオチだったと思う」


「わーん!きかいだーが、かわいそーだよー!」と
泣き叫ぶどさくさで引きずって行かれる仲村を背景に、
えぐえぐ泣く東條の肩にポンと手を置く香川。

香川「東條君、心配は要りませんよ?TVのキカイダーはハッピーエンドですから。
  TV版のジローは、より人間に近い心で居る為に、不完全なままの良心回路を選びました。
  幾ら欠点が多くても『完全な機械』にはなりたくありません、と言ってね?」

ふと空を仰ぎ、「ああ、そういう事ですか」と、苦笑いをする香川だった。
413名無しより愛をこめて:03/11/03 13:22 ID:FIXy05FW
琢磨「キカイダーネタと言いますと…」
冴子「私達ラッキークローバーって、ハカイダー4人衆のオマージュだ…って
  あちこちで囁かれてるわね?」
北崎「なんで?」
ジェイ「4ニンノ ハカイダーノ ヘンシンシゴノ スガタ、
  ワニ、エビ、ムカデ、ドラゴン、ダッタカラ」
村上「そして4人の力を合わせる事で、究極の姿『ガッタイダー』が誕生したのですよ。
  言わば、アバレマックスのようなものですね」
澤田「合体したって弱かったけどな」

お前はもうラッキークローバーじゃないだろう!と、塩撒いて追い出される澤田だった。
414名無しより愛をこめて:03/11/03 13:23 ID:FIXy05FW
香川「今日は文化の日ですね。みなさん、様々な文化活動に勤しんでいると思われます」
仲村「あのメンツの事ですから、どうせ、食欲の秋、喧嘩の秋、ガンプラの秋と、
  文化とは程遠い活動で手一杯でしょう」

「失礼な事言わないでよね?玩具や飾り物への緻密な細工と創造は、
 根付けに代表される江戸古来からの日本文化なんだけどさ?」と、
通りすがりの(31)にEOWで空高くぶっ飛ばされる仲村だった。
415名無しより愛をこめて:03/11/03 19:06 ID:qoEfqfpb
ローグ「……。(模型といえばさとちゃんさんのフィギュアが発売されたんですよね?
    あれはどうなったんですか?)」
デス「がうがう…。(それなんだが…)」
フィギュアの箱をそっと差し出すデストワイルダー。その中には
バラバラ死体のような東條人形(無彩色)が入っていた…。

(31)「ガレージキットってのは、組み立て前の状態で売ってるんだよね〜。
   ちなみに組み立てるには、まずキットについた離形剤を専用の洗剤で落としてから
   各部品に穴を開けたあと金属棒で接合して(以下略)」

(31)の勝手な解説を聞き流しながら、
東條「なかむらくん、さとちゃんむずかしくてつくれないからかわりにつくってよ〜」
仲村「俺だってそんなめんどくさいもん作れるか!」
東條「えーん、なかむらくんのけちー!」
ガリガリガリガリガリ…

…という光景が容易に想像できて遠い目をするローグだった。
416名無しより愛をこめて:03/11/03 20:45 ID:8Ryqp20/
しかたないので、(31)に組み立てを依頼した東條フィギュア。

…数日後
研究室に届いたフィギュアは、何故かチョバムアーマーを着ていたのだった。
東條「ですちゃ〜ん(泣)」
417名無しより愛をこめて:03/11/03 22:38 ID:hn6nPTfF
某テレビ局でやっていたIQテストに意気揚々と挑戦した仲村。
ほぼ平均値だったことに意気消沈。
となりで楽し気にお絵描き帳にカキカキしていた園児の答え合わせをしてやり
全問正解していることに((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルする仲村であった。
418名無しより愛をこめて:03/11/03 22:42 ID:Vx26grCZ
凌駕「ところできのうのアバレンジャーには泣かされましたよ、幸人さん」
幸人「まあな、トリケラががんばったからな」
仲村「かたやライダーは今年も一週おあずけだよ」
香川「駅伝もいいのですが、毎週楽しみにしてる子供達のことも考えて欲しいものです」
アスカ「エキデン?それはアナザーアースの大切な行事なのですか」
東條「ぷろじぇくとえっくすでもえきでんやったんだよ」
香川「うむ、懐かしいですね」
凌駕「俺達の登場する前の話ですね。そーだ、俺達も参加して第2回駅伝大会ってのはどうです」
アスカ「わたしもそのエキデンに参加してみたい」
419名無しより愛をこめて:03/11/03 23:52 ID:35FCncvL
   清明院大学:龍騎チーム
   菊池洗濯舗:乾巧 + 菊池啓太郎 + 元流星塾生チーム
   スマブレ :オルフェノク + スマートレディチーム
   恐竜や  :アバレンジャー + アバレキラー + エヴォリアンチーム
   忍風館  :ハリケンジャー + ゴウライジャー + ジャカンジャチーム
420名無しより愛をこめて:03/11/03 23:56 ID:FIXy05FW
>416
仲村「いや、その…。クリスの乗ったアレックスみたいで格好良いなー(やや棒読み)。
  ファーストガンダムの血を引く正統派ぽくって、すっごく格好良いじゃないか?」
東條「ほんと?かっこいい?」

おとなしくなって、自分のフィギュアにガンプラのビームサーベルを持たそうと苦戦する
東條を見ながらホっとしつつ、
チョバムアーマーを装着したガンダムの出る「ポケットの中の戦争」内容を思い出し、
ちょっともの悲しくなる仲村だった。
421名無しより愛をこめて:03/11/04 00:45 ID:FCPHzwwi
香川「アレックスのアームバルカンはデザインされたご本人も”どヒキョー”とおっしゃっていたほどの卑劣な武器でした。」
東條「どひきょー、どひきょー・・・うわあーん。」
仲村「先生、いらないことおっしゃるから泣き出したじゃないですか。」
香川「おっとっと、いや、ところで駅伝にはセーラームーンチームやグランセイザーチームは参加しないのでしょうか。」
東條「えっ、せーらーのおねえちゃんやせいざーのおにいちゃんもさんかするの。」
422名無しより愛をこめて:03/11/04 01:34 ID:sSuHvMxw
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1067875406/l50
新しいプロXスレが立ってるぞ!
423絶縁宣言:03/11/04 06:14 ID:G6Jl7Qnf
もういい加減にして下さい。
避難所で相談をするたびに、この中に粘着荒しが混ざって煽ってると言い張り
注意するスレ住人を片端から荒し扱いして絡んで罵る姿には呆れました。
私達はあなたの被害妄想と罵倒にはうんざりです。

これが意味無く騒ぎを起し、回りを不愉快にするあなたの正体です。
あなたの好きなURL張りで対抗してみました。どんな気持ちですか?

管理スレを混乱させて住人を荒し扱いして騒ぐレス
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/1913/1036577766/
態度を注意する住人を馬鹿にして罵るレス
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/1913/1065320927/
その2さんを敵視した大量書き込み
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/1913/1065865853/
ザンジオーさんを馬鹿にしたレス
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/1913/1065321607/

私達は新しいスレを、あなたや荒しに負けないように
強く育てていきたいと願っています。

このスレはあなたに渡します。
好きなだけここで書いて良いですから、私達のスレには来ないで下さい。
それでは、さようなら。「望み通り、もう会う事は無い。」

                   ― プロジェクトX 職人一堂

追伸。心ある職人の皆様方へ。
何を書いても無駄になるこのスレではなく
新しいスレの方でネタを書く事をお勧めします。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1067875406/l50
424名無しより愛をこめて:03/11/04 09:12 ID:JE0+Y2G7
青ローグ「スイッチ〜オン!ワン!ツー!スリー!・・・・・おっと失礼、
所で木野さん、あんたのフィギュアも出たの知ってるか?」
木野「私のフィギュア?」
青ローグ「東條より前に出てたんだぜ、ほら。」
そこには、綺麗に組み立てられた木野のフィギュアがあった。
青ローグ「コンバーチブルでサングラスをかけたバージョンも作れるんだぜ。」
東條「なんか、すごいかも〜」
青ローグ「さて、うさぎと天馬の所に駅伝の招待状出しに行こうぜ。」
この先、どうなるのか・・・・
425名無しより愛をこめて:03/11/04 12:09 ID:EWkjxcAp
>423
「まあ、世の中色々な人が居るしな」
肩をすくめると、香川に頼まれたデータを黙々とインプットする仲村だった。



凌駕「凄いですね〜」
舞「ほんとの りょうちゃんより、かわいいよ」

香川がアバレンチームに見せるディスプレイの中では、2頭身にデフォルメされた凌駕が、
コントローラーマットを踏んでる本物の動きに合わせてちょこちょこ走っていた。

香川「仕事や学校のある人も多いですし、急にいきなり決まっても参加は難しいでしょう。
  遊びたい人だけこちらのバーチャ駅伝装置で遊べば、
  本来の業務に支障をきたさず、かつ、好きなだけ競争も出来ますよ。
  気が向いた時に、画面の隅でキャラクターの動きを中継すれば良いでしょうね」
幸人「なるほどな、これなら雨天でも集ってパーティ気分で遊べるな」
らんる「誰かが踏めばいいなら、そこにその人が居なくても、
  代わりにちびキャラを走らせる事が出来て便利たい(にこ」

みんながくつろいで、このキャラ似てるね〜、いや可愛くない!と、ワイワイ騒ぐ中、
アスカだけが「これがアナザーアースの伝統行事ですか」と本気にして感激していた。
426名無しより愛をこめて:03/11/04 12:10 ID:EWkjxcAp
トリケラ「足で踏み踏みするだけなら、私も参加したいですケラ」
仲村「いや…無茶を言うなよ…。装置が壊れるって…(焦り」
香川「大丈夫ですよ。足の裏を使わずに爪の先で軽く叩けば同じ結果が出ます。
  要は、連続して交互に起きる信号を装置に伝えれば良いだけですから」

爪でコントローラーをツンツン連打して、画面のケラト君が走る姿に喜ぶトリケラを見ながら
ふと香川が口を開いた。

香川「その姿は何かを思わせると思いましたが、やっと思い出しました…。
  昔々、ハイパーオリンピックと言うファミコンゲームがありまして、
  コントローラーを連打する事で、キャラクターが走って行ったものです。
  物差しとか、こすりとか、懐かしい技が色々とあ…」
仲村「なんですか?それは?」

僕も知らない、私も全然、と、口々に言われ、
ああ、昭和は遠くなりましたねえと、遠くを見上げる香川だった。
427名無しより愛をこめて:03/11/04 12:13 ID:EWkjxcAp
>424
フィギュア話しで盛りあがる一堂だった。

葦原「そういえば、同じ所から俺のフィギュアも出ているんだ(ちょっと笑み」
仲村「お前もか?!なんでまたお前が人形なんかに?」

小沢「あら?私のフィギュアも出ているのよ。
  G3のメットを抱えてキリっとしてる場面で、なかなか良く出来ているわ。
  あれって、凛々しい人間を対象に選んでるんじゃないかしら」
仲村「えーと、小沢さん…。それですと、東條が思いっきり当てはまらないんですが…(汗)
  それにしても、小沢さんに、葦原に、木野さんに、東條…。
  判らん。どういうラインナップだ??」

東條「あー!!わかったー!それってぜんいん、なさけ・・・」
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039696250/410-413n
他のスレでの東條の失言を思い出し、慌ててでかい園児の口を抑える仲村だった。
428名無しより愛をこめて:03/11/04 12:14 ID:EWkjxcAp
城戸「うちのコラムの、文化の日のアンケートって奴なんだけど、協力してよ。
  あのさ?みんな文化の日は何してたんだ?」

神崎「文化の日か…。小さな俺や優衣達と…ハイキングを兼ねてスケッチ旅行に行ったな…。
  紅葉が綺麗だと喜んでいたぞ…」

須藤「芸術の秋ですからね。思う存分歌を披露してきましたよ」

城戸「あ!俺も芸術!芸術してた!あったらしい餃子の形が浮かんで、小一時間こねてt…」

それは芸術とは言わーん!と、蓮にハリセンでしばかれる真司だった。
429名無しより愛をこめて:03/11/04 23:56 ID:EWkjxcAp
秋山「文化の日?せっかくの休日だからな、恵里と海に行った」
佐野「百合絵さn… ゼール「「「「キャイキャイ(佐野さんはおデート三昧ですた)」」」」 …でしたよ、先輩」
高見沢「(きっぱり)愛しいひとと楽しく過ごしていたが、何か?」

わ゛ーん!お前らみんな消えろよ!と、
>>252で嫌がらせに使い損ねた腐ったトマトを乱投する芝浦だった。
430名無しより愛をこめて:03/11/05 00:03 ID:ek5OgIeM
秋山「去年のことをもう忘れたのか、城戸…文化の日と言えば駅伝だろう、エ・キ・デ・ン…一週放送を休んでまで参加したのに…瑠布子さんとデートするのもいいが、ライダーとして戦った日々を簡単に忘れてもらいたくはないな…」

城戸「わー、ごめんよ蓮、今年も頑張って参加するからさ」

ハリセンはもう勘弁〜と笑顔で逃げ回る真司だった。
431名無しより愛をこめて:03/11/05 00:20 ID:GQgcH5/9
デス「がう(高見沢だってデートどころか腰まで切れたスリットの女に振り回されてるって話じゃねえか)」
ローグ「…(なんでも南極2号を隠していたのが見つかってのトラブルだとか)」
??「あなたったら私とのデートをキャンセルしておきながら、そんな・・不潔よーーっ!!」
その女性は高見沢に強力な平手打ちをお見舞いして走り去っていった・・。

東條「ねーねー、なんきょくにごうって?」
仲村「はいはい、そんなことより駅伝がんばろうなー」

高見沢「ナンキョクじゃなくてナンギョク・・ガクッ」
432名無しより愛をこめて:03/11/05 00:31 ID:Nr2Pjoji
香川「まあ、お遊びなので、そこまで熱くならなくても良いですよ秋山さん。
  バーチャキャラが動くので、本人は別に現場に参加していなくても構いませんからね?
  遊びたい人だけが好きなように、気楽に参加していけば良いでしょう。
  私も、面白そうな流れになれば参加したいと思いますよ」
仲村「なるほど」
東條「じゃあねー、おもしろくないときは?」
仲村「いつものように、カラオケなり、ハム太郎ごっこなりで、
  好きに遊んでればいいじゃないのか?」

うん、だいじょうぶだよ、きっとおもしろくなるよねと、にっこり笑う東條だった。
433名無しより愛をこめて:03/11/05 13:15 ID:Nr2Pjoji
ローグが用意したリンゴをショリショリと頂く一堂だった。

香川「昨日の本家プロジェクトXですが、
  この甘くて味の良いフジリンゴを普及させ、不況の青森を救った人の話でしたね。
  最初は色々言われながらも、新品種の栽培に人生を賭けた方の工夫と苦労を思うと、
  より一層味わい深く感じます」
仲村「勢い良過ぎる栄養と日光は、むしろ果実にとっては害という所は考えさせられました」

勢い良過ぎる栄養というフレーズで、ふと、
うさぎリンゴを大喜びで食べる身の丈6尺を前にして色々と思いを馳せる仲村だっt…ガリガリガリ

東條「なかむらくんのばかー!『いいからおまえ、だいえっとしろ!』って、ひどいよー。
  ぼくは、かおがまるっこいだけで、ふとってないのにー!!」←本当か?
434名無しより愛をこめて:03/11/05 23:55 ID:IOnLrJFr
ローグ「・・・(さあこのリンゴで朝食は終わりです。ではみなさん全力を出してきてください。)」

   清明院大学:龍騎チーム
   菊池洗濯舗:乾巧 + 菊池啓太郎 + 元流星塾生チーム
   スマブレ :オルフェノク + スマートレディチーム
   恐竜や  :アバレンジャー + アバレキラー + エヴォリアンチーム
   十番中学 :セーラー戦士 + グランセイザーチーム
435名無しより愛をこめて:03/11/06 00:15 ID:JR/NQRhg
神崎「まあ…今から何の準備期間も無しに…イベントを始めるのは…
  遊びたい人にも辛かろう…。
  そして期限の見えないイベントも…参加者がだれる原因になる…」

神崎「ネット人口の書き込みの多い…休日前日ぐらいに開催するのが…
  より参加者も多くなるだろうし…成功もしやすい…。
  今週の金曜の夜11時から…土曜早朝2時までぐらいの…開催はどうだ?
  突発性のイベントは…2〜3時間程度の範囲が…参加する者にも負担にならないだろう…」

神崎「卓球は…誰かが勝ち残る…。
  浅倉騒動は…いずれ浅倉が退治される…。
  駅伝なら…どこかが勝利する…。
  ゴールの見えるイベントは…参加しやすい…。
  逆に…何をするべきなのか…オチはどこに向かうのか…
  それが判らない『イベント』は…参加者はしにくい…。
  そこを良く考えるべきだ…。みなを楽しませるつもりならな…」
436名無しより愛をこめて:03/11/06 00:42 ID:y6L0RCQB
優衣「何をするべきなのか…オチはどこに向かうのか…って(呆)
  リレースレなんだから、参加する一人一人が思い思いに考えて
  つないでいけばいいじゃないの、おにいちゃん。
  オチまで初めに与えてもらわないと続けて書けないなんて(呆)
  おにいちゃんがそんな人だったなんて…
  なさけなくてあたしまたリストカットしちゃいそうだよ(涙)」
437名無しより愛をこめて:03/11/06 00:52 ID:JR/NQRhg
神崎「すまん…。『参加者はしにくい』ではなく、『参加者は参加しにくい』だ…」
優衣「駄目だよ、お兄ちゃん。(くすくす)長い台詞で、噛んじゃったの?」

香川「まあまあ、神崎君。
  お遊びなんですから、そうカチカチに決めなくてもよろしいかと。
  確かに期限が定まらない物相手では、楽しく参加もしにくいですから、
  駅伝ごっこは、今週の土曜いっぱいが有効期限とする事には賛同です」

凌駕「はいはい、ローグさん、判ってますよぉ(ペタペタとマットを踏みながら)。
  今この装置で、一斉にチームが走る所をシミュレートしてますけど、面白いですねえ。
  でも、実際にここに居ない人が走る姿を相手にしてて、何か参考になるんですか?」

らんる「なるたい。走る時のフォームとか歩幅を、ビデオに撮ってデータを入力しといたから
  参加候補の人は全員、データ的にはその装置上に存在すると。
  あとは、何度か対戦する事で、その走り方に人間的な揺れを与える事が出来るとよ」

幸人「で?欠席した走者が出るたび、俺達は機械上のデータ相手にマットを踏むのか?
  それなら全部勝手に装置にやらせて、それを眺めてれば良い…と言う話しになるぞ?」

アスカ「それなら私が、頑張って全員分踏ませていただきます」←会話の意味が判ってない

凌駕「でもそれじゃ、味気ないですよね?
  何人かは乗り気で遊んでくれるそうですから、
  その人たちの分まで、全力を尽くして遊びましょう?」

言出しっぺのアバレンチームが一番盛りあがってる中、
まだ引きずられてる仲村の為に、リンゴの皮で紅茶に香りを付けるローグだった。
ローグ「…(本当は酸い味の強い紅玉の方が、より良く香りが出るんですけどねえ…)」
438名無しより愛をこめて:03/11/06 01:08 ID:JR/NQRhg
>436
神崎「そうだとも…。リレースレだからこそ…ある程度の回りへの気遣いは必要だ…。
  個人の放つ単発ネタならともかく…
  盛り上がりも無しに全員参加を暗に強制させる…長期イベントは歓迎されない…。
  前スレの5〜6月辺りのスレ住民の会話を見ても…それは理解できるな…?」

優衣「うん。そうだよね。みんなが乗り気になるからこそ、次々につなげる事が出来て、
  楽しくイベントが続けられるんだよね?」

神崎「判ってくれたな…優衣…。
  長引く物は…『そしてイベントは盛大に終わった』で強制終了されるリスクもある事を…
  前スレのその辺りや…このスレの-100辺りを見れば…より一層理解が出来るだろう…。
  このイベントはまだ…面白くなりそうな気配があるのでな…。
  準備期間も入れて…期限付きで…参加したい者が楽しく遊べば良いと…思う…。
  436も…楽しく参加して…楽しく盛り上げれば…良いのではないか…?」
439名無しより愛をこめて:03/11/06 13:07 ID:JR/NQRhg
神崎「…と言うわけだ…。
  このイベントに参加したい者はそれで盛りあがれば良いし…
  参加したくない者は別ネタで切り抜けられる様に設定した…。
  あとは…イベントを持ち出した者達で…好きなように展開させればいい…。
  週末を皆で楽しく過ごせる事を期待しているぞ?…
  では…各々が好きなように…戦え…」
440名無しより愛をこめて:03/11/06 13:10 ID:JR/NQRhg
まだむくれる東條だった。

東條「ぼくは、こぶたじゃないよ!・・・だよね?ですちゃん?」
デス「が…う…(んま〜太っちゃいねえけど、頬のラインがちょっと…その…な…?)」

佐野「そうですよ、先輩は全然スリムな方ですって。
  柔らかなパンを連想させる暖かみのある顔立ちは、むしろ引き締まった身体を強調させて
  いやほんと!モデルとしても通用しますよ!よ!男前!いや〜憧れちゃうな〜」
仲村「だからっ!過剰な誉め言葉は、むしろ嫌味に聞えるって何度も言っt…」

「わーい、さのくんありがとう」
にこにこ笑いながら佐野に自分の皿のリンゴを勧める東條を見ながら
「お前は間違って…」と、深く疑問を感じる仲村。

安心したのか、ばくばくリンゴを食べる東條の体重にふと不安を感じながらも
食欲の秋には勝てませんよねえ、と、次のリンゴを頂く香川だった。
441名無しより愛をこめて:03/11/06 13:14 ID:JR/NQRhg
歩いてる所を肩をぽんと叩かれて、振り返った琢磨の目の前にこんな記事が…。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000032-nks-ent
『ヅラキャラずらり! 連ドラの人気者』
”現在放送中の連続ドラマで、カツラをかぶった“ヅラキャラ”が人気となっている。
 竹中直人(47)西田敏行(56)生瀬勝久(43)の3人が、
 各出演ドラマで個性的な登場人物を演じている。
 カツラ着用をめぐる悲喜こもごもが物語のポイントにもなっており、
 脇役でもインパクト抜群だ。”

澤田「人気者は辛いな?」

小さなくすくす笑いを残して消える澤田を、ウツロな目で追って
「違います…僕は…僕は…カツラでは……。…。違います…違います…」

虚脱してうわ言を呟く琢磨を、柱の影から涙だだ漏れで見ている北條透だった。
442名無しより愛をこめて:03/11/06 14:49 ID:rvd+H0wZ
>437
海堂「けどよう、正直一人が延々と長文で書き込んでるスレってそもから縛りが多くて、参加しにくいと思うんだけど、どーよ」
木場「だったら無理して書く必要もないんじゃないかな?」
結花「身も蓋もないです、木場さん…」


巧「っていうか、御前らナチュラルに鏡の向こうと会話するなよ…(゚Д゚;)」
443名無しより愛をこめて:03/11/06 23:57 ID:JR/NQRhg
>442
神崎「まあ…その辺は…>418-439でも良く読んで察してくれ…」

乾「なんだよ?さっきから俺ばっかじろじろ見て?」

巧の真後ろの鏡でボソボソ喋る全裸だった。
444名無しより愛をこめて:03/11/07 13:40 ID:Qjs8jISA
神崎「悪いが…空気が変わるまで…色々と馬鹿ネタの種はまきつづけるつもりだ…」
乾「だから、何でさっきからおれの方ばっか見るんだよ?」
結花「その…乾さん、うしろ…」
乾「(さっと、視点の入らない所に引っ込む神崎)え?何も居ないじゃん?」

神崎「(巧のすぐ後ろで)本音を言えば長い物は書きたく無い…。『ちょっと』でも述べたが…
  流れの妨げになって…他の人が入りにくくなるのでな…。
  それでも…流れを変えたいなら行動するべきだ…と…俺は思っているし…そうしてきた…
  確かに01回路云々は長い…。まあ…去年…自分で振ったネタに決着を付ける為と…
  ここで楔を打っておかないと…俺自身が気分悪いのでな…」
乾「俺を見るなっつーの!」
木場「だから、乾君のうしろに…」
乾「(巧みに合わせて真後ろに移動する神崎)何も居ないだろ?」

神崎「少なくとも…長いネタをそのまま終わらせると…今度は新しく続きが書きにくくなる…。
  長めのネタを振るときは…『酸素欠乏症』とか『ハロウィン』とか『文化の日』とか…
  流れとは別に引用できるフレーズを振っておいたので…次に繋げて貰えた…。
  どうも最近、一方的な俺ネタばかり横行して…空気が澱んできてるのでな…。
  何か大ネタを振るなら…少しはスレの流れを気遣って振って欲しいと…思っている…。
  その方が…みなもネタを書きやすくなるし…色々転がせるからな…。以上だ…」
乾「あーもー、うっせーなー。『うしろー!』『うしろー!』って何だよ?」


…このネタは年代的に微妙に厳しい物がある木場と結花と巧だった。
ttp://news.fs.biglobe.ne.jp/entertain/sn031103-120031103026.html

辛うじて元ネタが判る世代なので、
少年少女合唱隊の格好(by ハイパーバトルビデオ)でスタンバってみる海堂だった。
445名無しより愛をこめて:03/11/07 13:40 ID:Qjs8jISA
ファイズケーキの賑やかなCMが話題になる401号室だった。

香川「もう、キャラデコケーキの季節ですね。
  去年は、ケーキの上に乗ってる小さな龍騎人形が、出来が良くて可愛いと評判でした」
仲村「そう言えば去年は、タイガ版も作ってくれと、あいつがせがんで大変だったような…」

東條「せんせい?ことしもつくってほしいかも。えーと、ふつーのふぁいずと、
  それから、たいがと、おるたなてぃぶふたつと・・・」
香川「ええ、いいですよ。ケーキも人形もどちらも作りましょう」
東條「わーい!じゃあね?さいがと、おーがと、おるふぇのくと、じゅうさんらいだーと、
  へいせいらいだーと、しょうわらいだーと、うるとらぜんぶと、せんたいぜんぶと・・」
仲村「先生は奴に甘過ぎです!ってゆーか、先生にそんなに作らせてどうする気だ馬鹿者!」

恒例のガリガリで引いて行かれながら、
ケーキの上に、みつしりと隙間無く人形が刺さってる光景を想像して
ちょっと鬱になる仲村だった。
446名無しより愛をこめて:03/11/07 13:41 ID:Qjs8jISA
その頃、窓にぺたっと張り付いて、中をごそごそ覗う怪しい影が…。←ここは4階

仮面ライダーキッズ3や、ちょふびや、ソフビマスコット等のちびキャラカイザ人形を抱え、
話に混ざるタイミングを狙う草加だった@何で今年のに、主役の俺が乗っていないのかな?
447名無しより愛をこめて:03/11/07 23:48 ID:Qjs8jISA
城戸「蓮、あれ見ろよ…。人がぶら下がってる?!」
秋山「どうせまた、ろくでもない事だろう。401号室の事はいちいち気にするな」

校庭の学生達その他に指差してひそひそ言われてるのを
全然気付いてない窓の外の影だった@俺に関する話題はまだか?
448名無しより愛をこめて:03/11/08 23:56 ID:Y6S7XdeQ
(31)「もう、そういう季節なのよねえ、ゴロちゃん?」
(25)「そうですね、先生」
(31)「去年はさ、来年もまたケーキが食べられるかどうか、色々思う事もあったけど、
  こうしてまたクリスマスがやって来て、もうすぐお正月も巡ってきて…。
  ゴロちゃん、改めて色々ありがとう」
(25)「いいえ。先生が居たからこそ、俺も色々と頑張れました。
  俺の方こそ先生にお礼が言いたいっス。
  去年の出来事は、良い事と悪い事が山の様にあり過ぎて、全部覚えきれませんが、
  そう言えば、先生に言われてケーキの上に龍騎の代りにゾルダを乗せてみたのも、
  今考えると良い思い出だったかもしれないっス」
(31)「それは思い出っていうよりも、現在進行形の…。
  まあいいや、ここには関係無い話だしね?」

今年のライダーケーキのCMを見ながら、去年のあれこれを思い出し、
ちょっぴり感傷的になる(31)達だった。
449名無しより愛をこめて:03/11/08 23:57 ID:Y6S7XdeQ
デス「うが…(キモいな…)」
ローグ「…(確かに、妖怪・肉ダマの様で気持ち悪いですね)」

直径15cmの焼き立てのシフォンケーキの土台に、新鮮ないちごと
生クリームがたっぷり掛った美味しそうなケーキ…だったもの。

その上下左右表面全部に、みつしりとちび人形が刺ささり
人形団子状態になった奇妙な物体を前にして絶句するMM達だった。
450名無しより愛をこめて:03/11/08 23:58 ID:Y6S7XdeQ
なんだか大変な事になったケーキはひとまず置いておいて、
カタログのファイズケーキの詳細を楽しそうに眺める東條達だった。

東條「このおまけって、ばじんから、すらいがーになるんだー。よくできてるよねー?」
仲村「こうやってちびキャラになってみると、最近パッとしないデルタも愛らしいな」

草加(デルタなんてどうでもいいから、カイザの話を早く!)


窓に張り付いてる草加の隣、
窓にぶら下がってる何者かも同じくイライラしまくっていた。
451ヲタ6:03/11/09 09:55 ID:2lDbycyI
青ローグ「でもよぉ、カイザも乗っけて欲しいよな、今日の放送で二人ともファイズの
配下になったんだから。」
東條「はいかって、オルフェノクにやられたらなるもの?」
青ローグ「それは灰化。」
草加「俺は奴の配下になった覚えは無い!」
巧「俺もこんな奴を配下にした覚えは無い。」
三原「おい、おちつけよ・・・」
青ローグ「三原、ほっとけ。」
三原「本当にいいのか、このままで・・・・」
青ローグ「ああ。」
真司「それにしてもよくできてるな〜」
そう言って龍騎のちび人形をひょいと摘み上げる真司。
東條「きどく〜ん、食べちゃだめだよ〜」
真司「分かってるよ、それにしても、よくこれだけの物を作れたよな〜。」
ある日の出来事だった。
エエーックス!!
452名無しより愛をこめて:03/11/09 21:23 ID:+CKuN4hy
4人組の女子中学生が道の向こうから歩いてくる。
おだんご頭の少女
「さっきのお店の紅茶、とおーっても美味しかったね!それに、ウェイターの
 ふたりのお兄さんもちょっとカッコよかったし。ねねっ、また行こう。」
聡明そうな少女
「そうね。紅茶、美味しかったし。でも、もうちょっと静かにしてくれないかな、
 あのウェイターのひと。せっかくいい雰囲気のお店なのに…」
長身の少女
「そうだね。あのお兄さん、かっこいいんだけど、ちょっとバカっぽいって
 いうか何ていうか。あれじゃ、お店の雰囲気、台無しだよね。」
長い黒髪の少女
「そうそう、まるで誰かさんみたい。」
おだんご頭の少女
「ちょっとお!レイちゃん、いまあたしのほう見なかった?」
長い黒髪の少女
「だれもアナタのこととはひとことも言ってないけど。」
おだんご頭の少女
「またそうやってあたしのことをバカにする。レイちゃんのイジワル!」
長身の少女
「あーあ、また始まった。」
聡明そうな少女
「ほんと、うさぎちゃんもレイちゃんも、困ったものね…。」
453名無しより愛をこめて:03/11/09 23:45 ID:aQp1nnqj
長身の少女
「二人ともスポーツで発散させた方がいいと思うわ。秋なんだし。」
おだんご頭の少女
「そうだ!みんなで一緒に何かやろうよ。みんなで参加できるスポーツがいいな。」
聡明そうな少女
「でも、あたしスポーツって苦手だし…。特にリレーとか駅伝とかきっとみんなに迷惑かけちゃうし…。」
おだんご頭の少女
「そんなことないよ。やりたくないと思っている競技ほどやってみると楽しかったりするんだよ。」
長い黒髪の少女
「無理強いは良くないと思うよ。でも、リレーも駅伝もやってみると楽しかったりするかもっていううさぎの意見にも一理あるわね。」
そのとき一人の男が4人組を呼び止めた。
454名無しより愛をこめて:03/11/09 23:53 ID:+CKuN4hy
おだんご頭の少女
「ところで亜美ちゃん、何か用事があるっていってたけど」
聡明そうな少女
「そうなの。お母さんのお仕事の関係で、清明院大学へ。」
長い黒髪の少女
「大学かあ、ちょっと行ってみたいな。」
長身の少女
「それに、ひょっとしたらカッコいいお兄さんに会えるかもしれないし。」
おだんご頭の少女
「カッコいいお兄さん?、あたしも行く!」
聡明そうな少女
「大学といっても研究室だから、あまり大勢で行くのは迷惑かも」
長い黒髪の少女
「そうね、確かにひとりだけ心配なヒトが…」
おだんご頭の少女
「ちょっとお!レイちゃん、またあたしのほう見なかった?」
長身の少女
「まあまあ、うさぎちゃんも抑えて。うさぎちゃんはあたしが何とかするから」
聡明そうな少女
「そうね、まこちゃんなら、安心してうさぎちゃんのこと、頼めるね」
長身の少女
「うさぎちゃんには、あたしがついてるから。さ、行こう」
おだんご頭の少女
「まこちゃん…。ありがとう。まこちゃんだけだよ、わかってくれるのは。
 ところで亜美ちゃん、お母さんの用って…」
聡明そうな少女
「よくはわからないんだけど、401号室の香川先生にって」
運命に導かれるように、401号室を目指すあらたな戦士たちだった。
455名無しより愛をこめて:03/11/10 00:56 ID:C95WzoE4
>>453
神崎
「お嬢さん達…。リレースレだからこそ…ある程度の回りへの気遣いは必要だ…。
 特定の個人…たとえばJR/NQRhgや+CKuN4hy…の放つ単発ネタならともかく…
 盛り上がりも無しに全員参加を暗に強制させる…長期イベントは許されない…。
 前スレの5〜6月辺りで俺がしつこいくらい言ったことを見ても…それは理解できるな…?」
おだんご頭の少女
「うん。そうだよね。神崎さんが乗り気になるからこそ、次々に書き続ける事が出来て、
 楽しくイベントが続けられるんだよね?」

>>454
香川「お待ちしていましたよ。ほう、お友達もご一緒とはますます都合がいい。
 あなた方にはこれからちょっと実験に協力していただきます。」
聡明そうな少女
「あの…実験て何ですか。」
長い黒髪の少女
「この部屋中にある鏡…何だか妙な気配がする…」
長身の少女
「まさか、妖魔…?」
長い黒髪の少女
「いいえ、もっと別の…」
そのとき…おだんご頭の少女の悲鳴が響き渡った。
「きゃー、あれを見て!」
456名無しより愛をこめて:03/11/10 13:11 ID:/zN90Ztz
仲村「…『きゃー!可愛い!!と言いながら、神崎が見せる、ちびガルド3兄弟人形を持って帰る
  女子中学生だった』…凄いな。筆だけで米1粒に>>452-455に渡る文字列を書けるとは…」
黙々と、米粒の表面にみつしりと細かい字を書く青ローグを生温かい目で見守る仲村だった。

>451
真司「でもさ、危ないじゃないか草加。蓮が飛んで助けなかったら、大怪我してた所だぞ」
乾「俺がブラスターフォームで通りかからなかったら、三原も無事じゃ済まなかったかもな。
  でもよ。なんであんな高い所にぶら下がってんだ、お前?」
三原「すまない…。俺の格好良い活躍の話題で盛りあがってもらいたかったんだ…。
  でも…幾ら待っても、ファイズの話しかしないし…やっと出たと思ったら、話題全部、
  パっとしないとか、目立たないとか、あれじゃオルタ以下の活躍とか…(泣)
  こんな事なら、素直に家に帰っていれば良かったな…」

草加「おいおい?城戸君は何を勘違いしてるんだか。そもそも、君がどでかい大声で
  『そこの奴ら!落ちるー!!危ないぞー!!』っていきなり叫ばなければ、
  俺達が驚いて落ちる事も無かったんだからな。
  …そうだ。君のせいだ、何もかも。
  この騒ぎは、全部君の責任だ…って、判っているのかな?」←言い掛かり&逆恨み

真司「だっけ?あ〜ごめん、じゃ謝るからさ。(←騙されやすい)
  そういや蓮も文句言ってて、あとで救助代貰うぞって大福帳に付けてたかな」←(〃)

なんだか奇怪な元ケーキ塊を前になごむ(なのか?)、人形の変身前の連中だった。
457名無しより愛をこめて:03/11/10 13:11 ID:/zN90Ztz
ttp://www.toei.co.jp/tv/555/eps/eps.asp?num=41
蓮が、555ご町内飛び入り参加と聞いて、トトカルチョを始めるいつものメンツだった。

パラサ「素直に、警官隊の一人パラサ」
ブラン「ぴー(研究所が出てきたから、科学者じゃないかしら?)」
デス「うがう(どうせまともに当りっこ無いなら、大穴を狙って啓太郎の親類)」
エビル「ぴちぴち(それなら尾室さんの方が、まだ啓太郎さんのお兄さんに見える気が…)」

バキケロ「あの人ならこれしかないバキ!キノコオルフェノクに全部賭けるバキ!」
ローグ「…(キノコオルフェノクはもう出演しましたよ?
  でもあれは毒キノコでしたから、思いきって善良な舞茸オルフェノクで)」
ゼール「「「「ぎーぎー(ヒソヒソ…。じゃぁエノキとエリンギと袋茸と網茸と粘菌にしまつ」」」」
グリーザ「きゅる(おめえら、キノコしか頭に浮かばないのかよ?!じゃあ俺は月夜茸)」

ダーク「きー!ききー!(みんなは、秋山さんの事を何だと思ってるんですか!
  あの人が雑魚オルフェノクだの、顔見世だけのちょい役で遊びに出る訳はありません。
  きっと事件の全ての鍵を握る重要なファクター、真のラスボス、鎖骨大帝ですよ!)」

お前が一番俺を馬鹿にしてるだろうと、ゲシゲシ蹴り飛ばされるダークウイングだった。
458名無しより愛をこめて:03/11/10 22:53 ID:kwSPvIfE
その頃、青ローグはトトカルチョに参加しないで1人懸賞小説を書き綴っていた。
東條「なにかいてるのー?」
青ローグ「お菓子会社が募集しているクリスマスケーキをテーマにした懸賞小説さ。
ちょっと読んでみてくれるかい?」
>>445-456を読んだ東條だったが…
「うーん、さとちゃんよくわかんないけど…あまりケーキがおいしそうじゃないねー」
青ローグ「ちぇっ、やっぱりだめか。ちくしょう、もうやめだやめだ」
ビリビリビリ…
東條「あーあ、せっかくかいたのにぜんぶやぶっちゃうなんて、もったいないねー」
せめてヤギさんたち(ゼール軍団)に食べてもらおうと原稿の紙片を拾い集める心優しき幼児だった。
459名無しより愛をこめて:03/11/10 23:54 ID:/zN90Ztz
ttp://www.mainichi.co.jp/news/journal/photojournal/archive/200311/07/index.html
『“鉄の脚”の軟体動物』
”鉄と硫黄が化合した硫化鉄でできた「うろこ」に覆われた脚を持つ新種の軟体動物を、
スウェーデンと米国の研究グループがインド洋中部の深海で発見”
”この生物は古代生物のオウムガイに似ており、大きさは約5センチ。
脚の表面が長さ約8ミリ、厚さ最大0.2ミリのうろこ状物質に覆われている”
”この生物のうろこは捕食者から身を守る効果などがあると推測されている”

さっそく現物を見てみましょうと、MW経由で捕獲したぴちぴち跳ねる生き物を前に、
驚きの声を隠せない香川達だった。

東條「すごいなー。おるふぇのくみたいだねー」
仲村「こんな生物が実在するとは…。自然の驚異の種は尽きないと実感出来ました」
香川「か弱い生き物が身を守る為には、重い鉄の鱗を持つことさえ辞さないのでしょう。
  確かに、鉄を砕ける生き物は滅多に居ませんから、
  多少不自由な思いをしても、懸命な選択かもしれませんね」

香川達が会話している最中に、生物を入れた水槽からバリンボリンと何かを噛み砕く音と、
「まあまあだな」と言う浅倉の声が…。

香川「…。…。幾ら身を護ろうと進化しても、食欲魔人には勝てない訳ですか。
  『一番恐ろしいのは人間』という自然の摂理…ですかね」
東條「しぜんって、きびしいねー。やきにくていしょくかもー」
仲村「おーまーえーはー!弱肉強食→焼肉定食…ってのは、
  今時おじいちゃんおばあちゃんでも使わない、ベタベタな古典ボケだっての!
  くたびれた万年ユーモア係長のダジャレ並につまらん!!
  お前の脳みそは園児じゃなくて硬化したオサーンかよ!」

やだなー、ぼく、にじゅうごだよーガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ… ←いつもより多め

(あの言葉、うっかり使わなくて良かったですねえ)と
念入りに遠くに引きずって行かれる仲村を見送りながら、物思いに浸る香川だった。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1066492099/492-499n
492 :名無しより愛をこめて :03/11/10 21:29 ID:4+V91mwI
人選偏りすぎ!
…サイコー。
ttp://www.mangazoo.jp/news.php3?id=1269
494 :名無しより愛をこめて :03/11/10 23:14 ID:EjtJc9Dh
>>492
上三人は欲しいが、下二人が微妙だな…。
ガイよりもメタルゲラスのサインが欲しいw
495 :名無しより愛をこめて :03/11/11 00:35 ID:OXer0cGn
ゲラスタンの足形なら欲しいな。
499 :名無しより愛をこめて :03/11/11 09:09 ID:9sCM1sg2
>>492
微妙すぎる人選だ・・・・:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ファンのみなさんへのプレゼント用に、何人かでサインを書いてみたところ、
龍騎本スレで話題になった…のは良いものの
それなりに喜ばれる(31)・蟹刑事・手塚と違い、「微妙」と言いきられる芝浦と優衣だった。

とりあえず、本スレ494の家の鏡に現れ嫌がらせする決意の神埼と、
どよ〜んと落ち込む_| ̄|○||||芝浦に
↓フォローの書き込みを見せるメタルゲラス。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
496 :名無しより愛をこめて :03/11/11 00:54 ID:QF4ztvmz
>494
芝浦イイじゃん。俺欲しいな。中の人も地道に活動してるし。
461名無しより愛をこめて:03/11/12 13:15 ID:XK0gZEuH
香川「昨日の本家プロジェクトXですが、海を越えて痛みが酷くなった日本の文化財を守る為
  たった一人でアメリカに渡り修復に挑んだ方の話でしたね。
  中盤の、ボロボロになった国宝級の巻物を元通りの形に甦らせていく過程は圧巻でした」

仲村「慣れない異国で言葉がうまく伝わらず、色が判別し難い暗い部屋を割り当てられたり、
  勝手に道具を捨てられるなどの、粗末な扱いに苦労されていたようですが…。
  それでも、スーパーで買った小麦粉や、セントラルパークに落ちていたドングリなど
  身近に手に入る物を材料に変えて総意工夫する姿や、
  他の部門の修復の道具を参考に困難に立ち向かう姿は、
  色々と考えさせられるものがありました」

ローグ「…(日本の伝統芸術に理解がある人々の協力も、忘れてはいけませんね。
  戦争の恩讐を越えて、助言したり手助けをしてくれた方が居たからこそ、
  あの成功があったのでしょうねえ)」

…などと回想していると、騒がしく聞える声が窓の外に…。

(31)「だからさー?自分で買った物なんだし、使ったっていいじゃない?」
(25)「先生、オマケのシールをどこにでも貼らないで下さい!
  あんなものを貼られまくったら、せっかくの壷や彫刻が泣きますよ」
東條「えー?しーるって、のりが かちかちになるまえに つかわないといけないんだよ?」
(31)「だよねー?(←仲間を得て力強く賛同)保存用は保存用で大事に保管してるしさ、
  使う分は思いきり使うのが江戸っ子の粋ってもんでしょ?」
(25)「…。先生?先生は江戸っ子じゃないっス(困惑」

どこにでもベタベタ貼られた原色のシール群や、
風化したり中途半端に剥がしたせいで煤けた家具のあとを見ながら、
きれいに修復する苦労は良く判るよなぁ…と、一緒に溜息を付く仲村とローグと(25)だった。
462名無しより愛をこめて:03/11/12 23:22 ID:Mc1PXYfK
神崎「リレースレだからこそ…ある程度の回りへの気遣いは必要だ…。
  みんなが乗り気になってこそ、次々につなげる事が出来る。  
  個人の放つ単発ネタなら、それ用のスレがある…理解できるな…?」
463名無しより愛をこめて:03/11/12 23:58 ID:XK0gZEuH
道の真中にでかい落し穴を掘って、上に猿のシンバルを置いておく澤田だった。

香川「…。まだ村上さん一派に仕返しを狙っているんですかね、彼は。
  いい加減、不毛な復讐はよした方が良いと思うのですが…」
仲村「復讐…(あ゛〜。その言葉には嫌な思い出が…)。
  まあ、あんなにあからさまな罠に引っ掛かる馬鹿者は滅多に居まs…」
東條「わ−ん!出られないよー!」
北崎「何で出られないかな?これって面白いの?」

草加「オモチャに釣られて、2人引っ掛かった…のかな?」
仲村「そこのデビルスマイル!にやにや笑ってないで、助けるのを手伝え!」

落し穴にバケツ一杯の納豆を流し込もうとする澤田をサイコローダーでふっ飛ばして
ハシゴを降ろす仲村達だったが…。
東條「はしご、はいになっちゃったね?ろーぷも、はいかも?」
仲村「うがーーー!どうすりゃいいんだよー!(つーか北崎、先に触るな!」
464名無しより愛をこめて:03/11/13 01:46 ID:L1PjyORL
仲村「落ち付けー!仲良く順番を待て!こら北崎!奴の髪に触ろうとするな!泣かすな!」
草加「君の方が落ち付く必要があると思うんだが、どうかな?
  この高さならいっそ、縁まで水を注げば浮力で脱出できるんじゃないか?」
仲村「その前にあいつらが溺れる。浮き輪を入れても北崎が触ったらアウトだ」

ローグ「…(脇から地面を崩して、段差をつけるのはどうでしょうか?)」
仲村「時間が掛かるだろう。北崎がうっかり東條に触る前に脱出させないと危険だ」

草加「いい方法があるな。君達が注意を引きつけてる間に、北崎を俺のゴルドスマ…」
仲村「却下。貴様の私怨晴らしの為に、一緒に落ちてる馬鹿を危険に晒せるか!」

ローグ「…(香川先生の開発した転送機をどれか借りてみましょうか?)」
仲村「…。いや…。それはある意味、もの凄く更なる危険を呼ぶかもしれない…」


わいわい騒ぐ仲村達を見上げて、ちいさなアクビをする北崎だった。
北崎「飽きた。これって面白く無いね?じゃあな」

さっさとドラゴンになって飛び去る北崎を呆然と眺めながら
今までの苦労はなんだったんだよー!と絶叫する仲村だった。

納豆まみれで気絶する澤田。
怖い笑顔で勝利のVサインを出す草加。
Vサインを返しながら、笑顔で半分灰になった猿のネジを巻く東條。
どっと疲れ果てて、砂埃まみれの顔をローグと見合わせる仲村。

デス「うがう、がう?(あのよ?ダンナ達ぁ、色々面倒な手を考えてたが、
  鏡を放り入れてボウズだけ先に俺が引き込んでから、
  北崎の小僧を、風圧なり爆発なりで出してやったらすぐ解決したんじゃねえか?)」

あたりを沈黙が覆った…。
ご町内は、今日も平和だった…。
465名無しより愛をこめて:03/11/13 23:58 ID:L1PjyORL
>463
ローグ「…(サトちゃんさん?助けを求める際に、一瞬『東條さん』になりませんでしたか?)」
東條「うん。ぼくのなまえは、とうじょうさとるだよ?
  ほうじょうとおるちゃんでも、いちじょうかおるさんでもないよ?」
ローグ「…(そう言う意味ではないんですが…。あ!聞き違いのようでした、済みません)」

東條さん、北崎さんを不安にさせないように、
あえてサトちゃんさんに全て任せたんですねえと、納得するローグだった。
466名無しより愛をこめて:03/11/19 06:45 ID:8toqoNNg
大久保「最近の島田は、休まねえで真面目にやってるな。いいこった」

島田「な〜に言ってるんですか、編集長は。
  私は、いつだってぇ、真面目でぇ、誠実でぇ、知性と教養に溢れるぅ、
  プリチービュチーに愛らしいスーパーシステムエンジニアですよ。ぷんぷん」
めぐみ「はいはいはいっ!私も、いつだってぇ、マジメでぇ、誠実でぇ、強さと力に…」

大久保「もう判ったから。変な踊りしながら喋るな!いいから、お前ら仕事に戻れ!」

すました顔でキーボードを打ちつつ、
(そうでしたわ、最近こちらにかかりきりで本社に顔を出してませんわね〜、
お姉さんちょっと悲しいですゥ、えーん)…と、小さく呟く島田だった。
467名無しより愛をこめて:03/11/19 06:45 ID:8toqoNNg
トトカルチョ組が総ハズレだとぶつぶつこぼす中、
蟹のヌイグルミを被って戻ってくる蓮だった。

ボル「ぼるる、るーるー(秋山さんお帰りなさい!(←感動でキラキラ輝く瞳で)
  同じ蟹仲間として、蟹オルフェノクとしての大活躍、来週も期待しています)」
須藤「素晴らしい!あなたもやっと蟹の持つ魅力に目覚めましたか。
  それでは先輩として、蟹らしい振るまいや蟹らしい発声のレクチャーを…」
秋山「要らん!」
ボル「ぼるぼる(それでは先輩として、蟹怪人の心得を…)」
秋山「要らないって言ってるだろう!」
須藤「ではせめて、蟹の死様を教えましょう。蟹としての死。それは完全なる貪り食わ…」
秋山「(ガシャン!ヒョォォォォ)来い!ダークレイダー!!」

鯖化した蓮のダークトルネードで遥か遠くに吹き飛ばされながらも、
嬉々として語り続る蟹先生達だった。須藤「…カニ…ウマ…」ボル「…ボル…(…カニカニ、ドコカニ?…)」
468名無しより愛をこめて:03/11/21 23:59 ID:7YZt8yX5
香川「今週の本家プロジェクトXですが、緑と癒しの里・湯布院を守った人々の話でした。
  大型観光ブームのあおりを受けた観光客の激減、地震による風評被害、
  バブル時に押し寄せた地上げ屋…。その一つ一つを、努力と発想で乗り越え、
  地上げ屋の言い分を後押ししようとした官僚を真摯な説得で味方に付けて、
  静かな環境を護るための条例を作った過程は見事でした。
  数多の困難も、緑豊かな故郷への愛と誇りがあれば乗りきれるのものなのでしょうねえ」

仲村「ドイツ研修をヒントに、駅から温泉までの送り迎え用に馬車を走らせて、
  物珍しさからの集客効果の上に、新聞記事になる事で広告費が無料になり、
  かつ『地震で温泉地壊滅』のデマも吹き飛ばした、一石三鳥作戦も見事でした」

東條「ばしゃって、たのしそうだったね。ゆふいんにいって、のってみたいかもー」
仲村「馬鹿者!金銭的にも学業の面からも、うちの研究室には観光地で遊ぶ余裕は無い!
  ライドシューターでもブイブイ転がして我慢してろ!」
香川「まあまあ、仲村君。(ガリガリ態勢のデストの肩を抑えながら)
  東條君は手綱を持って散歩したいと、そういう訳ですね?馬は居ませんが代わりに…」


配達の途中、すれ違ったサイコローダーを見て、思わず電柱にぶつかりそうになる巧だった。
乾「お前、何…やってんだ?」
東條「ばしゃごっこだよ。うまのかわりに、ろーぐにひっぱってもらってるから」

乾「どう見てもあれって、ぜってー、馬車には見えねえよな…」

三輪車に乗って、わーい♪と言いながらバイクに引きずられる東條の姿に、
一万台のバイクに囲まれた嫌な夏の思い出を重ねる巧だった。

乾「…。…。良い子は真似するなよ?(画面こっちを指さしながら」
469名無しより愛をこめて:03/11/22 22:26 ID:qmYjW0af
海堂「まーて、まてまてまて!
  そんなちゃっちい真似をしなくても、ここに本物が居るぞー。
  ほい、木場。ちょっと来てみ?…来たな?では、このナワトビを持つが良い」

木場「本物って…俺?しょーがないなー。ちょっとだけだよ?君達のお遊びに付合うのは」



目の前をパカランパカランと駆ける馬フェノクに絶句するデスト達だった。
勇治が引っ張る台車の上、わーい♪と喜ぶ東條と、わーい♪とその隣でハシャぐ海堂が…。

仲村「…。馬車って言うより、昔の映画の戦車競争に見えるな、あれじゃ…(汗」
470名無しより愛をこめて:03/11/22 22:28 ID:qmYjW0af
草加「馬車から、バッシャーの話題になるかと思っていたのにな…」

三原「スライガーの話題も出してくれたらな…(溜息)。幾らでも乗せてあげるのに…。
  こんな事なら、家に帰った方が良かったかな…(←影薄くいじけながら」




…出番が欲しくて、少しでも目立とうと
Δとχの格好でスタンバってた三原達だった。
471名無しより愛をこめて:03/11/22 23:38 ID:fUSODd6t
>468
香川「それからQちゃんこと高橋選手は本当に残念でした。
  本当にもうアテネ行きのチャンスはないのでしょうか。
  彼女とコーチのこれまでのご努力と勝ち得た成果はまさにプロジェクトXのテーマとして
  ふさわしいのではないでしょうか。
  我々に限りなき感動をくれるマラソンがこれまで取り上げられなかったのが全く不思議です。
  この点では駅伝も同じと言えるでしょう。
  言わばチームプレイのマラソンとも言うべき駅伝こそまさにプロジェクトXにふさわしい
  テーマと言っても過言ではないのです。」
東條「せんせいのおはなしをきいていると、とってもわくわくしてかんどうしちゃったかもー」
デス「うが(俺も自然と走り出したい気分になっちまったぜ)」
ローグ「…(わたしも今にも変形して突っ走っていきたい気分です)」
472名無しより愛をこめて:03/11/23 01:06 ID:D92BJgZ/
香川「こんな時こそ>428-439で大活躍したバーチャ駅伝装置ですよ。
  自家製駅伝開催に熱心だった白亜さん達も、
  私達の見ていない所で楽しく遊んでいたようですしね」

わーい♪と、ペタペタとマット踏んで遊ぶ園児達だった。

http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10333/1033369563.html(324から)
http://tv.2ch.net/sfx/kako/1036/10362/1036228197.html
香川「去年の今頃開催された『駅伝』は、本当に素晴らしいイベントでした。
  あれはみなさんのアイデアと、物語を生みたい力と、情熱の集合体、
  みなさんの溢れる思いによって爽やかな結末に至った、小さな星のお話でした。

  それだからこそ、あの素晴らしいイベントに関わったみなさんを褒め称えるべく
  何度も何度も開催の企画が持ちあがるのでしょうねぇ」
473名無しより愛をこめて:03/11/23 01:47 ID:19qwVXju
香川「そして11月の『駅伝』に続いての12月の『紅白歌合戦』もまた素晴らしいイベントでした。」
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040037706/l50
香川「あれもまた本家に追いつけ追い越せというみなさんの創造力と特撮への愛情の賜物であり、
  舞台と客席が一体になった感動のフィナーレは忘れ難いものとなりました。

  それだからこそ、あの素晴らしいイベントに関わったみなさんを褒め称えるべく
  何度も何度も開催の企画が持ちあがるのでしょう。

  本家の方は早くも司会のメンバーが発表されました。総勢5名、その全員を局アナ
  で固めたというのですから力の入れようがうかがえます。
  こちらも負けないよう気合を入れて人選しなければいけませんねぇ」
474名無しより愛をこめて:03/11/23 02:05 ID:D92BJgZ/
香川「そこでこのバーチャ紅白装置ですよ。
  ご町内のみなさんの声質や音程全てが記録されているので
  実際に出席されなくても本人が居るかのように歌声が再現されます。

  これで、暮から正月にかけて用事がある多忙な方でも
  華やかに歌が繰り広げられている間に別行動が出来て便利ですね」  
475名無しより愛をこめて:03/11/23 02:06 ID:D92BJgZ/
佐野「先輩〜。明日の香川先生のパーティ会場は、ここでいいんですか〜?
  先生には日頃お世話になってるんで、パーっと派手に盛大にいきたい所ですよね?
  俺、張り切って料理とか酒とか司会とか、色々用意しますから」

仲村「明日のパーティ?なんだそりゃ?先生の誕生日は、まだ先だぞ」

佐野「だって、あしたの24日は香川先生の リ タ イ ア 記 念 日 なんでしょ?
  去年は特板も爆発的な祭りで、記念に可愛い絵も描かれて、色々盛りあが…」


涙だだ漏れで、いつもより遥か遠く彼方に、佐野をデッド=エンドでぶっ飛ばす仲村だった。
「貴様ー!幾ら空気が読めなくても、言って良い事と悪い事ぐらい判るだろっぉぉおーー!
 あんな日は、しめやかに過ごすのが礼儀ってものだろうが!
 お前の記念日には、球体鏡に閉じ込めて『出してクレー!』と泣かせるから、そう思え!」
476名無しより愛をこめて:03/11/24 01:16 ID:Rpkb84JD
仲村「ったく、パーティとかそういった下らん真似は誰がするか!(玄関に塩をまきながら」

香川「仲村君の記念日は地味ですが執り行いましたし。
  佐野君の好意は無駄にするのも気の毒ですね」

仲村「そうですか…。先生は寛容な心を持っておられるんですね…。
  俺が軽率でした、すみません。まだまだ修行不足のようです。
  まあ。確かに、料理が佐野の持ち込みなら、食費が浮いて助かりますが」
デス「が、うがう(ダンナよぉ。泣けてくるから、みみちいせこい事言うなぃ)」

香川「これから来年にかけて次々と記念日が訪れる事でしょう。
  そして、地味であれ派手であれ、彼らを悼む気持ちは忘れないようにしたいですね」
東條「そっかー。また、くろいおせきはんでおいわいなんだー」←悪びれもせずニコニコと

仲村「おーまーえーもー!!少しは空気を読め!
  そもそもあれはお前のせいなのに、ぬけしゃあしゃあと何がお祝いだっ!」ポカッ



いつもより遥か遠くに引きずっていかれる仲村を眺めながら
(仲村君はどれだけ修行すれば、東條君に関しての学習能力が向上するんでしょうねえ)と、
茶を飲みつつ物思いにふける香川だった。
477名無しより愛をこめて:03/11/24 03:41 ID:Rpkb84JD
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031123-00000074-mai-soci
『<皆既日食>南極からネット中継 24日早朝』
” 日本時間の24日早朝に南極大陸で観測される皆既日食を、
天文愛好家でつくる「ライブ!ユニバース」(会長、尾久土正己・和歌山大教授)が
インターネットで生中継する”
”「ライブ!ユニバース」のアドレスは ttp://www.live-eclipse.org/


とりあえず引きずって行かれた先から、こんな記事を握って戻ってくる仲村だった。

仲村「先生。24日はなるべく派手な催しは避けて、
  この南極からの皆既日食生中継を皆で楽しみたいと思うのですが?
  (ってゆーか、鬱な記念日なんか忘れてくれ!みんな!」
香川「早朝6時40分からの中継ですか。丁度休日ですので、朝から楽しめそうですね」
仲村「(ほ…。なんとか誤魔化せそうだ)そうですね、楽しみですね(←少し棒読み調で」
478名無しより愛をこめて:03/11/24 15:07 ID:g4e1AVbz
紅白ローグ「「…(しかし私達のデータベースによれば、昔から皆既日食のときには様々な怪事件が起こっているのですが)」」
香川「うむ。私の記憶でも日食の時には良きにつけ悪しきにつけ何かが起こるというのが特撮の王道ですねぇ」
仲村「先生。それならなおのこと派手な催しは控えるべきです」
デス「うが(おっと。もう遅い。何かが起こり始めたようだぜぇ)」
気が付くと不気味な霧がキャンパスをおおっていた。
479名無しより愛をこめて:03/11/24 23:59 ID:Rpkb84JD
仲村「ゲホ!ゲホッ!あーさーくーらー!何焼いて食ってるんだ?!」

キャンパス中に立ち込める異様な臭気の煙に、半分パニック状態になる大学。
涙をこらえて辿り付いた臭気の元は、何かをがぶがぶ貪っていたのだった。

浅倉「なんだその目は。お前には何もやらん…」
仲村「頼まれても要るか!!」
浅倉の齧り続ける、なんか表面が蠢いてる気がする自家製くさやの串に、
めまいを覚える仲村だった


迷惑なので、くさやごとフリーズベントで凍らせて冷凍庫に放り込まれる浅倉だった。

東條「せんせー、きょうはもうへんなことはおきないの?」
香川「実際に日食が起きているのは南極ですからね。ここでは何も起きないでしょう」
東條「そっかー。あんしん、あんしん」




その頃、南極・昭和基地では悲鳴があがっていた…
480元紅白1:03/11/25 00:30 ID:MZg9tSiG
>>473
紅白なんて立ったときからから失敗作だったんです。
終わった直後叩かれてキレたこともあったけど冷静になって思えば
そりゃ叩かれて当然でしょ、誰も協力もせんわな、と自分でも思うわけです。
ちなみに僕はもうあれ以来自分の身の程を痛いほど思い知って
ネタ書き引退しております。
今ここで行われていることはあのころの僕と同じ過ちに他なりません。
それだけです。僕は2度とプロX関連スレにカキコすることやスレ立てる
ことは一切しません。さようなら。
481名無しより愛をこめて:03/11/25 22:46 ID:HHP5a+jg
>479
ペギラ「しぎゃ〜〜」
482名無しより愛をこめて:03/11/25 22:59 ID:49iEnPNI
神崎「そう言う訳だ…473よ…。強引なイベント起しは…拒否されてしまうものだ…。
  以前にも438-439で言ったはずだ…
  根回しもなく…いきなり長期イベント立ち上げれば…スレ住民に嫌がられる…とな…。

  このように…480で紅白の人も心を痛めているようだ…。判ってくれないか…?
  何かイベントを起したいのなら…話の盛り上がりの中で…
  自然とイベントが沸き起こる雰囲気が出来た時に…企画を作らなければならない…。
  ネタの起し方の一端を…理解してもらえれば嬉しいが…」



仲村「神崎!そこ、ごちゃごちゃうるさい!TVが聞えん!」
東條「ねえ?かんざきくん。かんざきくんも、みかんたべる?」

いつのまにか、ちゃっかりコタツに入って401メンバーと一緒にTVを観ている神崎だった。
483名無しより愛をこめて:03/11/25 23:01 ID:49iEnPNI
TVの向う、昭和基地から巻き起こる悲鳴…

「か、可愛いっ!!♪」
日食を中継してたNHKのアナウンサーも現地レポーターも、
辺り一面みつしり立ってる、ふわふわもこもこのペンギンの群れを前に思わず叫んだ。

腹ばいになって氷の上をソリのように移動する、通称トボガン滑り…。
地面に小石を集めて作った巣の上、ふかふかの羽毛で卵を暖めてる母ペンギン達…。
まるで神社の鳩の様に、人間がすぐ側に居るのに逃げずにのんびりひなたぼっこする集団…。
生きてるぬいぐるみの様な愛らしい動作に、思わず神崎まで「可愛いな…」と呟いた。
(中には、なにか「しぎゃ〜〜」と言ってる大きいのも混じっていたが…)
仲村「ペンギンって、目付きは悪いがほわほわっと人を引き付ける何かがあるな(*´д`*)」
東條「あの、ふんわりしたはねにさわってみたいね」

ところが、日食が始まって、明るかった空が急に暗くなりだすと
ペンギン達は卵を抱えたままあちこちを見ながら、不安そうにぎゅーぎゅー鳴きだした。

香川「これは…。…。真の闇が来る事で『夜来たる』にならなければ良いのですが」
仲村「先生?『夜来たる』って何ですか?」
東條「あしもふのえすえふだよ。たいようがいっぱいあるわくせいで、
  すうまんねんにいちどの にっしょくがきたときに、
  あかるいことがあたりまえで、よるをしらないわくせいのひとたちは
  まっくらやみのなかでね、きが・・・」
香川「東條君?ミステリ物のネタばらしはいけませんよ」

ペンギンの不安そうな声は次第に大きくなって行き…
やがて…
太陽の殆どが月に覆われ…
辺りが真っ暗になると…
484名無しより愛をこめて:03/11/25 23:04 ID:49iEnPNI
東條「ぺんぎんたち、きゅうにおとなしく しずかになったね?
  にっしょくは、ほんとうはこわくないって、きがついたのかな?」
仲村「あんまり怖いと、開き直ってしまうものなんだろうな。動物でも」
香川「いや、一番悪い瞬間はもう過ぎたと悟ったのでしょうね。
  みてごらんなさい。空が少しづつ明るくなっていきますよ」

白い極北の空に赤い太陽が戻って行く姿を、
目を細めて眺めるようにも見える呑気なペンギン達。

その何もかも受け入れたような、ぼーっとした姿を目の当たりにしてるうち、
慌てて日食の話を持ち出した理由も、仲村の脳内から解け消えていた。

神崎「今日の…ペンギンは…良かったな…」
東條「うん。かわいかったねー。ぺんぎんぐるみほしいかも」←ちらっと隣を催促する様に
仲村「そんな物、誰が作るんだよ!…俺か?(焦」
香川「後で私が作ってあげましょう。本当に、今日は良い物が観られて楽しかったですね」

結局、その後じっくり大写しになった「欠けていく太陽の映像」も何もかも引っくるめて、
大元の日食中継の事など頭から抜け、ペンギンに魂を取られてしまった一堂だった。


「しぎゃ〜〜〜」←南極でまだぼーっと鳴いてる
485名無しより愛をこめて:03/11/26 01:11 ID:I+7GcWYL
香川「このようにリアルタイムで南極の情景が見られるとは良い時代になりました。
  ご存知のように南極基地との交信というのは紅白歌合戦の定番プログラムですが、
  昔はとても不可能でした。初めは応援の電報が会場に届けられてそれを読み上げる
  だけだったそうです。それからリアルタイムで声を交わせるようになりました。
  次に南極からの映像が届くようになりましたが、まだ南極側では東京の映像を見る
  ことができませんでした。衛星通信の技術が進んで、やっと南極でも紅白歌合戦を
  リアルタイムで見られるようになり、とうとう双方向で声と映像を交換しながらの
  中継ができるまでになったのです。まさにプロジェクトXで放送されるような一大
  プロジェクトが紅白歌合戦の歴史と共に刻まれてきたわけですね。昨年はその紅白
  歌合戦に我が愛するみゆきタンが出場なされたばかりか、その同じ年に私たち特撮
  キャラ一同も紅白歌合戦に参加できたということは、まったくもってあの感激は今
  思い出しても・・うう・・くくーっ・・(泣」
デス「うが(あーあ、泣き出しちまったぜ)」
東條「ねえーぺんぎんぐるみはー?」
仲村「先生がこの調子じゃあやっぱり俺が作るしかないようだな・・(涙」
486名無しより愛をこめて:03/11/26 23:29 ID:Hl6Cgu/E
慣れない裁縫に悪態付きつつ、ちくちく縫い物をする仲村だった。

東條「まってるあいだに、ぺんぎん つれてきたかもー」
仲村「このアホタレぇ!寒い地の卵はなっ!親鳥が少しでも巣から離れたら凍死するんだ!
  まだ間に合うかもしれん、すぐにペンギンを帰してやれ!」
東條「だいじょーぶだよ。おやじゃなくて、ひなだから」
仲村「それならなおの事!幼い生き物に酷い真似をするな!野生に戻せなく…
  ん?ひな…?まだペンギンの孵化の時期じゃないぞ?」

「きしゃ〜〜」
東條の隣、あんまり可愛くなくて、ふわふわでもなくて、皮のゴツゴツした、
人間ぐらいの大きさの、ペンギンよりもアザラシに似た生き物が口を開けて仲村を睨んだ。

東條「ぺんぎんの ぺぎちゃんだよ。げんきがよくて、かっこいいかも」
仲村「それは、ペンギンじゃなーーい!!そいつは…」

ひな鳥(?)が口を開くと、みるみる辺り一面が凍り始めた。

ttp://www7.plala.or.jp/shoryu/ultraQstory2.html#ペギラが来た
ttp://www.asahi-net.or.jp/~ki2s-ucd/tokusatsu/ultra/Q.html
487名無しより愛をこめて:03/11/27 01:38 ID:hzpmG+al
凍りまくる清明員大学。逃げ惑う学生に教員。一緒に逃げて遊ぶ(31)と、付合いで走る(25)。

香川「このままでは、ひなの親が東京に来てしまいますね
  私の記憶では、南極の苔にあの生物の苦手な成分が入っていて、それで撃退できた筈です。
  あの苔のDNAパターンを元に成分を合成してみましょう」
仲村「それより東條に、あれを元の巣に帰させた方が早くないですか?(汗」


城戸「うわ!大変だ!モンスターだ!ドラグレッダー、頼む!」
ドラ「ぎゃぉぉーん!(おう!久々に派手にやるかい?)」
仲村「城戸!なるべくひなは傷付けるなよ!親が半狂乱になると手が付けられん事になる!」

辺り一面に広がるドラグの火炎放射とサバイブの炎で、凍ったものは無事に解凍された。
そして炎の中、ゆらっと立ち上がる人影が…。

仲村「しまった!どさくさで、冷凍庫の浅倉も解凍されたのか?!」
488名無しより愛をこめて:03/11/27 01:39 ID:hzpmG+al
焦げる臭いに混じってそこら中に、自称クサヤの嫌な匂いが立ち込め出した。

(31)「なによ、これ?ゴロちゃん?また病気になりそうなぐらいの悪臭なんだけど?」
(25)「クサヤと言い張ってますが、あれは保存に失敗して腐ったフナの乾物っス。
  はっきり言って生ゴミです。浅倉の風下には近寄らない方がいいっス」

クサヤの臭いをひと嗅ぎすると、ひなは物凄い勢いでライドシューターに逃げ込んだ。
そのまま素早く鏡に突入する東條。


香川「どうやら、城戸さんや浅倉さんのおかげで無事に解決した様ですね。
  城戸さんにも浅倉さんにも、ぜひお礼が言いたいです」
仲村「…。先生?浅倉の野郎にも、お礼を言わなきゃいけないんですか?(滝汗」

運悪く風下に居た江島教授が貧血を起して倒れる中、
盛大な焚き火だと大喜びで、生ゴミバーベキューを楽しむ浅倉だった。
489名無しより愛をこめて:03/11/27 01:46 ID:hzpmG+al
美穂「見てっ!見て!見て!見て!!
  あたしの名前が、龍騎本スレのスレタイになったよ!」
        ↓
仮面ライダー龍騎part149【霧島・・・ミホ】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1069755673/l50


城戸「凄いじゃん!やったな?」
美穂「嬉しいからさ、ほい!みんなに、うちの店のケーキあげる。
  賞味期限は今日ギリギリだけど気にすんなよ?」
香川「これはご丁寧に。霧島さん達も、お茶でも飲んで行きませんか?」
美穂「うーん、どうしよっかな?まだ配達があるから、じゃあね?」



(31)「ったく、>483の『夜来たる』の惑星の日食は二千年に一度だし、
  >484は『極北』じゃなくて南の果てでしょ?せめて『凍てつく大地の』とかさ?
  もうちょっと言葉は選ばなきゃね?ゴロちゃん、ミカン取ってくれる?」
(25)「先生、どうぞ。上物ではありませんが、それなりに良い味のようです」

仲村「待て。お前ら何時の間に上がり込んだんだ?お前ら、なんにも協力してないだろ?
  それに、勝手に食らっておいてひとんちの物にケチつけるな!お前らこそ言葉選べ!
  こら、浅倉!お茶っ葉そのまま食うな!お前、食料を全部掻っ攫ってく気満々だな?」

東條「なかむらくん、さっきからちょっとさわぎすぎかもー → ガリガリガリガリガリガリ…
  きどくんも、あさくらくんも、ごろちゃんも、きたおかせんせいも、
  それに、せんせいもなかむらくんも、なかよくけーきたべようよ?」


香川「淹れ立ての茶の香りは、なごみますねえ…。さっきまでの騒ぎが嘘の様に爽やかです」
仲村「ええ…まあ…。しかし、この状態ではちょっとなごみ難いのですが(困惑」
実際にはコタツにぎちぎちとでかい背(-1)の客が詰ってて、ちょっぴり窮屈な401号室だった。
490名無しより愛をこめて:03/11/27 01:47 ID:hzpmG+al
香川「昨日の本家プロジェクトXは、二度目の三億円事件の犯人を追い詰めた
  警視庁の鑑識課、執念の捜査の話でしたね。最初の事件の時に、鑑識の仕事を蔑ろにされ
  指紋の絞り込みについての進言も捜査一課の人達に聞き入れてもらえず、
  結局時効を迎えてしまった悔しさを、十数年心に抱えたままのリベンジでした」

仲村「今はコンピューターで簡単に何十万人もの指紋がチェック出来ますが、
  昔の鑑定は、何万枚もの指紋の写真を一つ一つ現場の写真とルーペで見比べる
  気の遠くなる作業だったとは驚きです」

香川「二度目の事件の時は『あなた達を頼りにしています』と挨拶に来た一課の方のおかげで
  鑑識の人々のわだかまりもとけ、士気も上がり、やがて遺留品の大柄な指紋から推察した
  『犯人は長身である』→『外国人の可能性もある』との、今回の指摘は理解して貰え、
  海外から取り寄せられた資料中のギャングの指紋から、遂に犯人が確定出来ました」

仲村「鑑識と捜査一課に別れた友人同士が、解決後に『勝負は引き分けだな』と言って
  握手してすれ違う様が、ちょっとした刑事物のようでしたね」


東條「あのおじさんすごかったかも?ちょっとみるだけで、おなじしもんをあてたよね。
  じゃあね、これ みただけでだれのしもんか あてっこしてあそぼうよ?」
仲村「指紋か…。ところでこれは、どこにあった物だ?」
東條「きゅうにきえちゃった さいごのけーきのさらに、くっついてたぶんだよ」


教授はしばらく沈黙した後、眼鏡を光らせた。
香川「すると、犯人はこの中に…?」
草加「居る…って解釈でいいのかな?」
491名無しより愛をこめて:03/11/28 23:43 ID:svCl7AGe
東條「あれ?くさかくん、いつきたのー?」

お前が犯人かと袋叩きにされる草加だった。


草加「まったく、聞きたい事があってちょっと立ち寄っただけで、この扱いか。
  たかが菓子1個で殺気立つなんて、
  あなた達は普段何を食べてるのかな?」←物凄く嫌味ったらしく
492名無しより愛をこめて:03/11/29 01:19 ID:5JofuonI
(31)「まあね、いつもは高級フランス料理店のフルコースなんだけどね、
  最近はゴロちゃんがギョーザとかも作ってくれたりするんで、そういうのもね、
  んで、たまにはこういう安い菓子なんかにも慣れておかないと、クライアントの所で
  安い茶菓子なんか出されたときに食べられないと失礼だしね、…」

(25)「…聞きたい事ってなんスか?」

草加「実は僕がアタッシュの中に入れておいたチョコボールを誰かが盗み食いしたらしいんだ。
  1時間前には確かに20粒残っていたのに、さっき見たら19粒になっているんだよ。
  そこで犯人の足取りをたどっていたらここに行き着いたというわけだ。」
話をする間ももどかしげにウェットティッシュで両手をごしごしする草加だった。
493名無しより愛をこめて:03/11/29 23:57 ID:VxP1wEZD
「たかがチョコ玉1個を執念深く追うお前の方こそ、普段何を食ってるんだ?!」と
でかい声で叫びたくなる仲村だった。


(25)「先生!ゆかりちゃんへのお土産の飴玉がなくなってます!」
東條「あ!ぼくのたべっこ…」(以下、すごまじい騒動とガリガリの嵐なので略)

香川「消えたのは全て甘い物ですね。それも持ち主が気が付かないうちに消えています」
東條「また、ぐりーざがかくれて いやがらせしてるのかな?」
です「うがう(いや、MMの気配はしねえぞ)」

須藤「残念ですが、菓子が幾つか消えたぐらいでは
  警察としての捜査は出来ませんね」@指紋鑑定で私の活躍の場がありますか?
秋山「甘い物なら東條の可能性が一番高い…が、
  どうやらその顔は違うようだな(ふっ」←まだヌイグルミを被ったまま真顔で

仲村「そこの蟹兄弟!何時の間に来た?!そしてなぜ勝手にミカン食ってるか!」


怒鳴る仲村の背後、なにかがザワザワと音を立てた。
494名無しより愛をこめて:03/11/30 13:05 ID:irFDBIIg
仲村「そこにいるのは誰だ!?」

ふらふらと姿を現わしたのは意外にも里奈だった。

草加「なぜ君が?俺達のお菓子をくすねたのも君の仕業だったのか?」

里奈「ごめんなさい。ずっと放浪生活でひもじくって。入院費を支払ったら所持金も底をついてしまって。飴玉やチョコを一粒ずつなら迷惑はかからないし、何よりばれないと思ったの。まさかこまめに数をチェックしてたなんて。」

香川「あなたと一緒に旅を続けていた三原さんはどうしたのですか。」

里奈「三原君は、私が入院している間に、年上の人と結婚していたの。それでとっとと新居に帰ってしまったわ。私達二人ずっと一緒だったのにぃ。」

おいおいと泣き崩れる里奈を前にしてかける言葉が見つからない一同だった。
495名無しより愛をこめて:03/11/30 16:51 ID:lHol9akd
草加「いつも二言目には家に帰りたいと言っていたのは、新婚だったからなのか。
  しかし里奈をだまして泣かせるとは許せん」

香川「まるで結婚詐欺ですね」

須藤「なに結婚詐欺と聞いては、警察としても動かないわけには行きませんね」

東條「みんなでみはらくんをせいばいしにいこうー」
496名無しより愛をこめて:03/11/30 23:58 ID:a1yxBcXs
なんて許せない奴だ、私刑だ私刑だムチでぶって水を飲ませて石抱かせて…などと
恋人募集中の独身男共が物騒な意見をあげる中、ずっと考え事をする香川だった。

香川「ところで、三原さんは阿部さんと結婚の約束、
  またはそれに近い約束を交わしていましたか?」

里奈「いいえ。でも修二とはずっと一緒に居手、すっと一緒に戦ってきました。
  修二は私の事を頼りにして、私も修二を信頼してる…そう思っていました。
  それが、その信頼が勝手に崩されて、とても悲しくてとても寂しいんです」

香川「それはあなたの一方的な片思いのようなものですね。
  長い間一緒に行動を共にしてきた事で、信頼感から生まれた強い友情を
  三原さんの結婚で失ったように感じて不安になって、
  今まで抱いていた感情が『愛情』だったと錯覚したのかもしれません」
里奈「錯覚?」
497名無しより愛をこめて:03/12/01 23:58 ID:wKxtpS3L
>496
×一緒に居手、すっと一緒に → ○一緒に居て、ずっと一緒に
里奈「呂律が回らないぐらい錯乱してたんだ、私…」
香川「事故の後遺症かもしれませんね。そうすると記憶の方も、もしかすると…」

突然、ドアをバタンと開けて、どやどや入ってくる流星塾生達だった。

沙耶「里奈、草加君から聞いたの。寂しかったの?ひとりで頑張らなくても良かったのに。
  私達も里奈の帰りを待ってるから、辛い事があったらいつでも戻ってきていいのよ」
真理「里奈、うちに遊びにおいでよ。ラベンダーの入浴剤のお風呂は楽しいしさ、
  みんなで、大勢でご飯食べると美味しいよ」

「里奈!」
ドアの向う、三原が驚き顔で立っていた。


三原「里奈?急に消えたから探したんだ。
  一緒に養護施設でアルバイトするって約束したじゃないか?さあ、一緒に戻ろう?」
城戸「お前、里奈さんを冷たく捨てたそうなのに、何脳天気な事言ってんだよ!」

三原「捨てた?なんだそれは?急に里奈が消えてずっと探してたんだ。
  里奈だってお姉さんが出来たみたいだって喜んでたのに…」

仲村「どういう事だ?里奈さんの言ってた事と、話が違うじゃないか?」
香川「記憶が抜けて飛んだ所に、三原さんの結婚を知った寂しさの記憶から
  『捨てられてしまった』というイリューガルな記憶が上書きされたのかもしれません。
  親しい塾生の皆さんで暖かく接してあげれば、里奈さんの混乱は収まるでしょう」


里奈が流星塾生達と去った後、なんだか気が抜けてしまう一堂だった。
498名無しより愛をこめて:03/12/01 23:58 ID:wKxtpS3L
香川「ところで阿部さんは、少量のお菓子を食べたとは言いましたが、
  ケーキの話は1度も出ませんでしたね?」
仲村「ええ、これで振り出しに戻ってしま…。…。もう誰でもいいです。
  困ってる人が少しぐらい何か持ってったとしても、俺は何も見なかった事にしますよ」
東條「せんせい?あさくらくんが、れいぞうこのもの つぎつぎふくろにつめてるよ?」

普段、客として招いた事がないので、いつもなら勝手に押しかけてくる一番怪しい男の事を
失念していた香川達だった。

お前なんか困ってる人でも何でもない!と、わめく仲村。
これは立派な軽犯罪ですねと、逮捕の予感にわくわくする須藤。
高笑いしつつ窓から飛び降りると、袋を担いだまま逃亡する浅倉。
オモシロ半分に浅倉追跡に加わる残り連中。
とりあえず「戦え!」と煽りに来る神崎。

窓の外は「アドベント!」「ファイナルベント!」と、カードの応酬合戦と化していた。


…その頃の401号室の隅、地味なので誰にも気付かれないスネイルオルフェノクが
外の騒動も気にせず、ケーキの御礼にと黙々と床を綺麗に掃除していた。
499名無しより愛をこめて:03/12/02 13:17 ID:3OQcd5ez
香川「もう今年も残り僅かですね」
仲村「ええ、まあ…。今年を思い返すと色々と思う事もあります…(溜息」

結局、まんまと持ち逃げに成功されて浅倉を見失い
中味が残り僅かで寂しくなった冷蔵庫を前に、溜息をつく仲村だった。


東條「せんせい!なかむらくん!
  こうせつひゃくものがたりの あにめが、とうきょうでも みられるよ!
  こんやから きっずすてーしょんで はじまるんだって」
ttp://www.kids-station.com/info/program/200312b.html#kosetsu
ttp://www.tms-e.com/on_air/kousetsu/index2.html

香川「そうですか。関西でしか放映していないので気になっていたのですが、
  遂に関東でも観覧できますか。残念ながら地上波放送ではありませんが
  CSかケーブルTVに加入していれば良いようです。今晩12時半が楽しみですね」

仲村「そりゃいいんだがお前、あの結構えぐい原作をちゃんと読んで言ってるのか?
  平成版ゲゲゲの鬼太郎と間違えてないか?アニメの方もかなりグロいそうだぞ?
  怖いのが嫌いなら、観ない方が良いかもしれん」

東條「ちゃんとしってるよー。はい、おふだ。これもってて」
仲村「手作りか?それにいつのまにか白布をそれらしく巻いて、御行ごっこも本格的だな」
東條「なかむらくん、それをひたいにはって てをまえにだして とんでみて?」
仲村「それはキョンシーだ!幽幻導士だ!巷説じゃない!全然違う!バカタレ!」


毎回恒例のガリガリを見送る東條達だった。
東條「なかむらくん、ですちゃんにおんぎょうされていったかもー」
香川「御行奉為(おんぎょうしたてまつる)…ですか」

いい加減、仲村君も御行で悟ってくれれば良いのにですねえ、と溜息を付く香川だった。
500名無しより愛をこめて:03/12/02 13:18 ID:3OQcd5ez
香川「キッズステーションと言いますと、
  来年2月にはコミックが原作の『勇午』が放映されるそうですよ」

それは楽しみですねと言いつつ、交渉人ネゴシエーター勇午の役を
浅倉が演じると知って驚愕する仲村だった。
仲村「確かにあいつはどんな拷問や困難にも耐えられるタフさだが、
  慎重な交渉や複雑な駆け引きなんかできるのか?」


難問を抱えた国の水面下の交渉の依頼→ネゴシエーター浅倉登場→
「面倒臭い!イライラするぜ!」→交渉そっちのけで大アバレ→国あぼーん

難問を抱えた国の水面下の交渉の依頼→ネゴシエーター涼村さんver.登場→
「ふんわかいこうよ?ふんわか?ミャハ☆」→交渉そっちのけで大ズッコケ→国あぼーん

仲村「どっちに転んでも、恐ろしい結果になりそうなんだが…(汗」
501名無しより愛をこめて:03/12/02 23:59 ID:3OQcd5ez
佐野「先輩!先輩!今日は俺の誕生…」

仲村「誕生日か…。そう言えば、明日の12月3日は先生の誕生日でしたね。
  これは普通にお祝いしたいと思います。おめでとうございます」
東條「せんせい、おたんじょうびおめでとう」

香川「まだ早いですが、仲村君、東條君、どうもありがとう。
  こうしてまた新しい一年が過ごせたのも君達のおかげです。
  むしろ私の方がお礼を言いたいぐらいですよ。
  そう言えば去年の祝いは、私に内緒で開かれたビックリパーティだったのも、
  嬉しい誤算でしたね」

…賑やかに祝いの相談事で盛りあがる香川達に、すっかり忘れ去られる佐野だった。

(ああそう言えば去年も誕生日を忘れられて、楽しそうな声の聞える扉の向うで
体育座りしてたよな〜)と、しょっぱい思い出にひたる佐野満だった。
502名無しより愛をこめて:03/12/03 23:58 ID:SKoUiKVd
お祝いだと言っても、肝心の冷蔵庫がカラっぽなので
途方に暮れるローグと仲村だった。

ローグ「…(デリバリーを利用するか、どこかのお店でお祝いをしましょうか?)」
仲村「うちの研究室にそんな予算はあるのか?(焦」
503名無しより愛をこめて:03/12/04 23:59 ID:0o8GHZJL
香川「無理はしなくて良いですよ。妻が家で手料理を作って待ってるそうです。
  今年は典子と裕太と一緒に、みんなでささやかに祝いましょう」
東條「わーい♪ゆうたくんとごはんだー」

仲村「本当に何も出来なくて済みません(泣)。蛇に根こそぎ持ち逃げされて
  簡単な祝いの一つもできないほど余裕が無くなったのは痛恨でした。
  しかし、なんでこうなったんでしょうね?
  先生は決して貧窮してなくて、むしろ裕福な印象を受けましたが…」

香川「赤字補填で色々処分してしまいましたからねえ…。
  典子達には苦労はかけさせたくないので、私的な物には手を付けていませんが
  このまま赤字が続けば、もしかすると…」
仲村「先生!やめてください!どこかのチーフみたいに、家屋敷を抵当に入れてまで
  正義を貫く為の研究を続けなくても良いですから(大泣」


どうしてうちの研究室はいつも赤字で、
気が付いたら異様にビンボ臭くなったんだろうと、真剣に悩む仲村だった。

仲村「えーと…。よくあるパターンで考えると…、
  まず東條が騒ぎを起して…、
  それを解決する為に香川先生の記憶から再生した装置を使って…、
  それでもっと酷い事になって…、
  なんだかんだでデストやローグが解決してくれても、結果、余計な費用が掛って…」

何もかもお前のせいじゃないか!と、速攻で東條をどつく仲村だった。


そのままガリガリされて行く仲村を見送りながら、
また一つ良い年が迎えられるように考えれば人生なるようになるようになりますよと、
余裕で笑顔を浮かべる香川だった。
504名無しより愛をこめて:03/12/05 13:13 ID:MVvTo9Ti
401号室のドアが叩かれ、すぐに人影が立ち去った。

仲村「近所の鉄板焼きの店から出前です。お代は要らないそうですが…」
東條「わーい!すぺしゃるやきそばていしょくだ!」
香川「『香川先生、いつかはお世話になりました。これはほんの気持ちです』とありますね。
  あの店の店長達からの心遣いのようです」

仲村「先生?あの出前持ち達は誰ですか?何かのお知り合いですか?失礼ですが、彼らは
  髪を金や赤や緑にド派手に染めた不良に見えて、とても先生の教え子には…」
香川「以前、ちょっと通りすがりに彼らを助けた事がありましてね。
  でもそれは他の場所の事なので、ここでは関係無い話ですよ。
  彼らについては北岡さんの所にでも行って聞けばよく判ります」

東條「あー。あのひとたち、かざもりくんたちとけんかしてるよ?」
仲村「赤井の奴、しょうがないな…。どっちも不良っぽいからな。
  先生、赤井が出前の兄さん達に怪我させる前に、ちょっと止めてきます」
東條「だいじょうぶだよ。うるとらてんちょうには、つよいみかたがいるから」

仲村「味方…って?あ、やばい!あいつらオルフェ化しやがった!やめろ!」
東條「ほら!そらのうえから あおいのが きたかもー」

突然、金髪の青年が呼び出した青いガ○ダム・カラ○ティに、ぼこぼこに踏まれる赤井達。
ぺったんこになったまま「覚えてろー!」と叫ぶ不良オルフェ達を見て、
あれはありなのか?と物凄い疑問を感じる仲村だった。

香川「なにしろ彼らとは世界観が違いますからね(悠然と茶を飲みながら」
仲村「世界観の問題ですか?(汗」
505名無しより愛をこめて:03/12/05 13:26 ID:MVvTo9Ti
赤井「久しぶりだな。戸田さんから誕生祝いの品を預かってきた。
  あの人は忙しくて来れないそうだが、遠方からの祝いの気持ちは忘れてないそうだ」
青木「せっかく届けに来たんだから、何かおごれ」
緑川「お!うまそうな料理があるじゃないか」
ぞう「そのプレゼント、ちょ〜らい…」
仲村「また、このパターンか、お前ら!少しは学習しろ!」


斉藤「先生!お誕生日おめでとうございます。今日の演奏は俺に任せて下さい」
手塚「俺からも祝いだ。今日の見料は無料でいいぞ」

榊原「先生。おめでとうございます。うちの店からの祝いの餃子百珍です。
  ささやかな気持ちですから受け取ってください」
城戸「俺の作ったヤツもいっぱい入ってるからね。
  形は悪いけど遠慮せずにジャンジャン食べてよ」
秋山「それは、廃物利用って言わないか?(苦笑」


少しだけ賑やかになった扉の外で、ぼ〜と座ってる佐野に声をかける東條だった。
東條「さのくんもいっしょに おいわいしようよ?さのくんの たんじょうびって
  せんせいの、いちにちまえだよね?」

俺はもう、百合絵さんやゼール達や社員一堂と盛大にパーティを開いて十分楽しんで、
ちょっとこの幸せを恵んであげよっかなと「ついでに」先生を呼びに来たんですよ?先輩…。
あ、そっか。
去年の、何も無い時の俺を招いてくれたのは、先生達だったんですよね?
「ついでに」なんておごった気持ちで来たから、スルーされてしまったんだ…
先生達は俺の事、忘れたわけじゃ無いんですよね?

東條「さのくん、たんじょうびはたのしい?」
佐野「楽しいっすよ。社長になって、百合絵さんって素敵な恋人も出来て…それから…」
去年の今頃、ガラスのように砕けた幸福を思い返して、激鬱になる佐野だった。
506名無しより愛をこめて:03/12/05 13:27 ID:MVvTo9Ti



    ・・・こうして ひでゆきと さとると はじめは

    まっちの ほのおの なかに みえた  しあわせな こうけいを ゆめみながら

    さむい さむい ゆきに うもれて  えいえんの ねむりに つきました・・・



           ぷろじぇくと えっくす  ここはよんかい (おわり)




仲村「芝浦!不吉な朗読はやめろ!そこのサイ!変な紙芝居を客に見せるな!」
速攻でサイコローダーに追い回される芝浦達だった。


香川「まあ、あれですね。あれはきっと芝浦君なりの、
  構って欲しい気持ち、みんなと遊びたい気持ちの裏返しなのでしょう」

じゃあ、しばうらくんもいっしょにあそぼうよ?と、デストワイルダーを嗾ける東條。
メタルゲラスでデストに対抗する芝浦の後ろを狙って、
わーい♪と言いながらバイザーで斬りかかる(←本気で遊びのつもり)東條。

そのままデストクローとメタルホーンでちゃんばらになる東條達を見ながら
あれはきっと東條なりの、遊びたい気持ちの表現……な訳あるかい!と、
これは余興だと思ってやんやと囃す客達の後ろで、頭を抱える仲村だった。
507名無しより愛をこめて:03/12/08 00:00 ID:DFLZt7+B
他のライダー達も、恒例の蟹やら茸やらケーキやらを持ってきて、
それなりに盛り上がる401号室だった。

場所が401号室に変更になったと聞いて、差し入れを持って来た典子に微笑みかけ、
料理の包みを一生懸命抱えて来た裕太の頭を撫でる香川。
508名無しより愛をこめて:03/12/08 23:53 ID:ktU7a7st
扉が叩かれて、さらに久しぶりな人達が顔を出した。


スマレ「は〜い♪村上社長から花束のお届け物でーす!
  紅茶の時間がそれはそれは素〜敵〜になる、薔薇ジャムのセットもありますよぉ♪」


菊池「おめでとうございます。あの〜、これ。
  うちのクリーニングの無料回数券です、良かったら使って下さい」

乾「お前なー。相手は学校の先生だぞ?もうちょっとマシな物贈ってあげろよ?
  俺からは、これ。手製の肩叩き券だ。(←本気で、自信満々で」

菊池「…。…。タッ君、小学生のお使いじゃないんだから…(焦」
509名無しより愛をこめて:03/12/08 23:55 ID:ktU7a7st
仲村「空っぽの冷蔵庫を見た時はどうなる事かと思いましたが、
  こっちの町内だけでなくあちらのご町内からもお祝いされてるようで、
  我が事のように嬉しいです。これも先生の人望のお蔭ですね?」

芝浦「(プ)(ゲラ) 教授に人望なんてないジャン。
  だって命の恩人のお祝いにさぁ、定食や弾き語りみたいなタダ同然の物しか贈らr…」

即攻で、ハイドベノンで空高く跳ね飛ばされる芝浦だった。


手塚「高価な物のやり取りだけが、祝う気持ちじゃないぞ。
  あの店の者達も雄一も、自分のなし得る事の中で一番良い技を心を込めて贈ったんだ。
  見えないか?雄一の演奏でみんなが楽しそうにしてる、あの姿が?
  あの笑い顔が見えないお前には、他人をどうこう言う資格はないな」

エビル「ぴっちぴち!(そうですよ、失礼ですよ!その言い方だと
  まるで斎藤さんが身銭を一切出さずに演奏だけでその場を誤魔化す
  超どケチみたいに聞こえるじゃないですか!)」


お前の方が芝浦より無茶苦茶言ってるじゃないか!と、
斎藤と手塚からWハリセンされるエビルダイバーだった。
510名無しより愛をこめて:03/12/08 23:58 ID:ktU7a7st
なんだかんだで、ゲストも飛び入りも招かざる客も
持ち寄りの料理や会話や歌で盛り上がっていた。


美穂「じゃあ、さ。記念写真行くよ?はい、みんな〜。ポーズ、ポーズ。
  教授が誕生ケーキの火を消したら、カシャッと押すからね?」

香川が笑顔でケーキの炎を吹き消すと、
いきなり部屋の明かりが消え、闇の中で短い怒声があがった。

暗闇の中でガチャガチャとかすかに響く銃器の音に、複数の靴音…。
城戸「お前らやめろ!何すんだよ!その人の腕を離せ……むぎゅ!」


慌てて電灯のスイッチが入れられると、香川の姿は消えていた。
511名無しより愛をこめて:03/12/09 22:23 ID:nR0FQDxT
床に伸びている城戸。

仲村「先生?先生!どこものごっそ?」

東條「あれえ?けーきもきえてるよ」

そこへテーブルの下から教授が這い出てきた。

仲村「無事だったんですね」

香川「心配要りません。近頃この部屋に住み着いた小人さんたちの仕業ですよ。
  寝ている間に何でもやってくれるんですが、彼らは暗闇でしか活動できないんです。
  彼らもケーキが欲しかったんですね。だから電灯が消えたチャンスを狙って」

香川「ケーキもなくなってしまったことだし、この辺でお開きにしましょう」

やっと意識が戻った城戸を連れて皆が去った部屋の暗闇の中で、クリームをなめるぴちゃぴちゃという音だけが響いていた。
512名無しより愛をこめて:03/12/09 23:57 ID:oqyvt6rm
香川「姿を見せずに仕事をする生物の話は世界中に伝わっていますね。
  日本の話ですと座敷童とかもその類です」

東條「ざしきわらしは いいこのようかいで、こわくないから いっぺんみてみたいかもー。
  ようかいでおもいだしたけど、こんばん 12じはんに、きっずすてーしょんで、
  こうせつひゃくものがたりの だい2わが あるね」

仲村「巷説か…。先週初めて観てみたんだが、
  原作を大幅アレンジした残酷版まんが日本昔話でガクブルだったぞ。
  予告編も血まみれでザクグフゲルググだったし、
  あんな刺激の強い物はお子様は見ないほうが良いと思うんだが…」

ぼく、こどもじゃないからだいじょうぶだよー → ガリガリガリガリガリガリ…


デスト「うがう(でもボウズよ?観る観る言い張ってるが、先週のは
  オープニングでビビって、こたつに隠れて観てないんじゃねえか?)」
仲村「そら!言った通りじゃないか!怖いなら、今日もおとなしく寝てr…」ガリガリガリガリ


「まあ、東條じゃ仕方ないけどさ。あのエンディングだけでも観る価値あるのにねぇ?」と
仲村を見送る(31)と(25)だった。
513名無しより愛をこめて:03/12/10 23:54 ID:NvLO4hB8
仲村「何でお前達がここに!」
(31)「だってね?アニメってさ、大勢でワイワイ観たほうが楽しいでしょ?
  コレ↓見たら、なんだか興味がわいちゃったのよねぇ?」←ふつふつと騒ぐガノタの血
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/anime/1068289239/172-173n
ttp://www.tms-e.com/on_air/kousetsu/schedule02.html

仲村「だったらお前の家の、バリバリにヲタチューンナップされたTVで観れば良いだろうに!
  あ!また勝手な真似を!挨拶もなしにみかんを食うんじゃない!…って、みかん?
  確か浅倉に全部持ち逃げされた筈じゃ…?」
(25)「ああ、これは事務所からの持ち込みっす。この間はありがとうございました。
  こちらは温州蜜柑の本場愛媛から届いた、産地限定の特選品です。
  どうか、香川先生や皆さんで召し上がってください」←そつなく気配り

「こうしてお土産も貰った事ですから」と、その場は香川が取り成して
こたつでスタンバる一堂だった。
514名無しより愛をこめて:03/12/11 00:17 ID:ozmEHNvy
美穂「こたつでスタンバイというと、去年の紅白歌合戦で自分の出番をドキドキ
  しながら待っていたのを思い出すわ。
  あたしはトリだったから歌合戦の間はずっとプレッシャーに耐えていたの。
  あれからもう1年。今年も紅白の季節になったなんて早いものね。」

結花「うっ、どうせあたしは去年の紅白のことは知りませんよ。
  もうコスプレデビューはしていたアイドルだったのに。
  何よ、紅白のトリを務めたのをそんなに自慢したいの。」

美穂「何よ、ちょっと落ち着きなさいよ。」

結花「うわーん。」

悔しさに泣き叫びながらクレインオルフェノク変身した結花と、美穂が召喚した
ブランウイングとがぶつかり合って、部屋の中はまるで嵐の様相を呈した。
テレビもみかんも男達も皆、壁に床に天井に叩きつけられた。
515名無しより愛をこめて:03/12/11 23:58 ID:8Is7ID6z
吹き飛ばされた拍子に派手に倒れる香川だった。

「先生!」
「大丈夫ですよ」と笑顔で立ち上がった香川。

「だいじょうぶ…だいじょう…ぶ…だ…い…」
不自然に曲がった身体の香川はTVの画面とシンクロして縦真っ二つに割れた。


速攻で気絶する仲村。その場で固まってしまう東條。

さっきまで香川だったものは
笑顔を浮かべたまま転がり、中から機械類やコイルがはみ出していた。
516名無しより愛をこめて:03/12/13 23:53 ID:3MEX4SUs
>511
「くくく…。あいつら、小人とか妖精とかのたわ事を信じ込んでいるわ」

前スレで暗躍していた自衛隊指揮官の深海理沙だった。
517名無しより愛をこめて:03/12/14 22:25 ID:/JCy8zCA
>515
神崎「…そうだ、初めから清明院大学教授香川英行なる人間などこの世に存在していなかったのだ…。
  …すべては虚構の世界だったのだ…。…なに、今まで自分が真実だと思っていた世界が…実は…
  …造られた虚構の世界だったと言うのは…(C)石森プロの世界ではよくあること…今さら気絶する
  ことでもあるまい…。…むしろ、”一度見たものは必ず記憶してしまう”謎が解けたのではないかな…。
  …これからは、この「真実」を受入れ…そこに転がっている「真の香川教授」を修復して…「彼」と
  ともに過ごしていくことを前向きに考えるがいいだろう…。(要所要所に傍点付き)」

プロジェクトX世界をひっくり返す「真実」があらわになったことに、言葉も出ない東條とデス、ローグ達だった。
518名無しより愛をこめて:03/12/14 23:56 ID:q47SXiR7
深海「”完全な良心回路”それはすなわち”完全な精神制御装置”でもあるのよ。
  完璧な戦士を生み出す上で、これ以上ふさわしいものは無いわ」

モニタ画面の中に映る神崎の台詞でパニクってる401号室、それを嫌な笑顔で眺めながら、
画面のこちらの、手術台の上で読取装置を付けられ眠ったままの香川に向かっては、
勝ち誇りとかすかな尊敬の混ざった複雑な表情で微笑みかける深海だった。
深海「教授。あなたの脳内に刻まれた設計図、この国の未来の為に頂きます」

水城「深海一尉、教授の脳内記録の一部がやっと取れました…」
深海の部下の水城史郎が、精悍な顔立ちをやつれさせ、頬もこけてゲッソリとなり
不精ヒゲをいつもより更に伸び放題にしたままで、膨大な映像資料を深海に差し出した。
笑顔を引っ込め、無表情なまま水城に再生を命じる深海。

”裕太、成長の日々(6227)〜(7219)” ”裕太、反抗と反省(1504)〜(1567)”
”裕太、はじめてのお使い(66)〜(107)” ”裕太、九九に挑戦(2245)〜(2991)”
”東條君、ガリガリの我慢(305)〜(328)” ”東條君、ガリガリ発動(5381)〜(7226)”etc.


深海「どういう事なの?何なの?この『友達の家に行ったら無理に見せられる事の多い
  似たような場面ばかりが延々と続く退屈な”我が子”のホームビデオ』紛いの映像は?」
水城「深海一尉…。香川教授は今まで食べたパンの数を覚えていられる男です。
  この数ヶ月の全ての記憶の中から必要な映像を探している最中ですが、
  彼が今一番関心を寄せている物は、一人息子の成長と一番優秀(?)な生徒の更正らしく、
  この膨大な記録の束に埋もれて肝心な物がまだ見つかりません」
深海「探すのよ。つい最近見かけたものなら、一番関心のある出来事の付近にある筈だから」

これなら直接高村教授を連れてきた方が早いんじゃないのか?と疑問を抱きながらも、
美人の上官の命令には一切口答えせず漢らしく黙ったまま、
マイホームパパ謹製脳内ホームビデオの続きを見始める水城だった。
519名無しより愛をこめて:03/12/15 07:49 ID:+9S2wCsb
>>517
デス「うが(とにかく旦那を修理しなくちゃあ)」
ローグ「・・・(しかし、私たちの手には余る作業ですよ)」
デス「うが(メカの修理なららんるちゃんだ。らんるちゃんを呼んで来てくれ)」
状況が理解できない幼児をよそに、てきぱきと動くMMたち。
そして、バイク形態にらんるを載せてローグが戻ってきた。
らんる「うわあ、香川先生そっくりたい。よくできてるわね。腕がなるたいー。」
らんるの協力で、香川教授は蘇った。
デス「うが(いいか、らんるちゃんはよくできたニセモノだと思っているし、仲村の旦那は気絶したままだから夢を見たということにすればいい。坊主は何を見たかよくわかっちゃいない。だから、真実を知っているのは俺たちMMだけだ)」
ローグ「・・・(わかりました。この事実はわたしたちだけの秘密)」
401号室に元の平穏な日々が戻ろうとしているようだった。
520名無しより愛をこめて:03/12/15 13:23 ID:j+DLqSvA
らんるが楽しそうに帰ってもまだ、部屋の空気は重かった。
私のせいで…私のせいでと、泣き続ける結花を、
あたしが悪かったんだよごめんねと、元気付ける美穂。

神崎「…くれぐれもこの事は秘密にして欲しい、城戸達を混乱させては困るからな…」
(31)「秘密も何も、目の前で見ちゃったし」
(25)「まさか香川教授がロボットだったなんて…。まだ信じられないっス」


ざわざわ言う声で気が付いたのか、唸り声を上げて仲村が目を開けた。
仲村「いったい何があったんだ?何か酷い悪夢を見たような気が…」
香川「何でもありませんよ。気のせいです。いつもと同じようにしていれば良いですよ」

香川が笑顔で仲村に差し出した手を、東條が横から払った。
東條「せんせい・・・。…。あなた誰かな?僕の先生じゃないかも」
仲村「こら東條!お前、先生に何をする!」
香川「東條君、私は悲しいですよ。私が人と違っているからと言って、
  君は私を偏見で見るんですか?君はその程度の親しさしか私に持てなかったのですか?」
目が据わったまま言葉に詰まる東條。


神崎「誰だお前?…」
鏡の向こう、紋付袴の神崎と着物姿の優衣がポカンとした顔でこちらを見ていた。
優衣「お兄ちゃんが2人?どうして?」
515の神埼「…ふ…。予定より戻るのが早かったか…」
521名無しより愛をこめて:03/12/15 21:50 ID:GELWZ6UB
いつもの姿の神崎「優衣、お前と一緒にいるのは俺のコピーロボットだ。
           俺は一寸した用があったので、そいつに代役を任せた。
           お歳暮を配って歩くのをお前ひとりにさせるわけにはいかないからな。」
優衣        「なあんだ、そうだったの。でもコピーだなんて全然気付かなかったわ。
           ロボットさん、ご苦労さまでした。」
紋付袴姿の神崎 「そうだった。俺はコピーロボットだった。では俺はもとの姿に戻らせてもらう。」
いつもの姿の神崎が紋付袴姿の神崎の鼻先を押すと、それはのっぺらぼうのようなロボットの姿に戻り、さらに縮んで神崎のポケットの中に消えた。
神崎は再び401号室の方に向き直った。
神崎        「衝撃の事実を知ってしまった東條の良心回路が不安定になっている。
           漢字混じりで話しているぞ。」
522名無しより愛をこめて:03/12/15 22:25 ID:j+DLqSvA
コピーロボットって何だよ!と唖然とする一堂を尻目に、
紋付袴の神崎が折り畳まれた状態から空間を裏返ってポケットの”外”へ立体化した。

鼻をポリポリ掻きながら、神崎は自称”いつもの神埼”をメビウス帯の要領でくるっと丸め
洟をかんでからポケットに収めた
…ように見えただけで、2人の神埼は最初に出会ったそのままその位置に立っていた。

神崎「安い催眠か…。そんなもので誤魔化されるのは…」
仲村「そんな!そんなぁ!神崎がコピーロボットだなんて!」←大パニック状態
神崎「ふ…。まあいい…。お前はなぜここに居る…?何かの時間稼ぎが目的か…?」
515神埼「…時間稼ぎとは?何の事だ?…(含み笑い」

神崎「お前も…にせ香川も…言語中枢にわずかなミスがある…。
  511で摩り替わった香川のガタガタ振りにしろ…自分のレス番を間違える517神崎にしろ…
  挙動が不自然な事にはかわりは無い…。
  誰でも…ひとめで…何かおかしいと…判るものだ…。
  まあ…誕生日からこっち…小人がどうのと1週間言い続けても…
  入れ替わりに気が付かなかった…教え子達も…阿呆の極みだがな…」
517神埼「…何が言いたい?…」
523名無しより愛をこめて:03/12/15 23:14 ID:mot8ggKZ
神崎「つまり…真実は一つ…香川英行という人間は存在していないということだ…」

515神埼「…やはり、そういうことか…」
517神埼「…やはり、そういうことか…」
仲村「やはり、そうだったのか…」

駄目押しで本物の神崎の口から明かされた事実に驚愕する仲村たち一同。

優衣「…でも、たとえロボットであろうと、人間でなかろうと、香川先生は香川先生よ…」
524名無しより愛をこめて:03/12/15 23:23 ID:j+DLqSvA
美穂「結花ちゃん!駄目!催眠術に飲み込みかけられてる!」

普段からあまり神崎一派との付き合いが無い為、
にせ神埼の世界に引き込みかけられる結花だった。
525名無しより愛をこめて:03/12/15 23:28 ID:j+DLqSvA
水城「深海一尉!見つかりました!これが…これが…設計…」

連日不眠不休で同じパターンの映像を見過ぎた為に、
そのままバタンと倒れて眠る水城だった。
眠る水城にご苦労と言ってから、目を輝かせて画面に見入る深海。

深海「これね…!これさえあれば…」
526名無しより愛をこめて:03/12/15 23:39 ID:j+DLqSvA
美穂「結花ちゃん!どうしたんだよ!目がうつろで変だよ!」
結花「…そうなんだ…。香川先生はロボットだったんだ…。
  香川英行という人は…この世界に居ないのね…」
優衣「…そうなの…居ないんだね…。そっか…。私が狙われたのも…夢だったんだ…」
美穂「…あれ…?あたし…あたし…。…。そうね、香川先生は居ないんだ…」

517神崎「…そうとも…。香川など居ない…。ここに居るのは只の善良な機械…。
  …誰を傷つける事も無く、穏やかに、生徒を指導する教師の役割を果たす機械だ…
  …くくくくく…、お前の負けだ…!ゲームマスター…。
  …一人でも同調する者があれば、全員が引きずられる…。
  …お前の妹も、既に同調しかけてるぞ…」
527名無しより愛をこめて:03/12/15 23:55 ID:KL4Ww9Je
神崎「…そうだ…優衣…香川という男は…もともとロボットだった…それが…俺の作ったこの世界の…真実だ…」
515神崎「…そうだ…催眠などではない…これが真実だ…」
517神崎「…引きずるも引きずられるもない…真実はひとつ…香川はロボットとして生まれた…」
528名無しより愛をこめて:03/12/16 00:13 ID:yYbbIkbj
>525
深海は言葉を失っていた。画面に映し出されているデータは、香川英行なる人物はこの世に存在していなかったということを裏付けるものでしかなかったからだ。

深海「これは、どういうことなの?」

深海は手術台の香川のところに走った。次の瞬間、彼女の悲鳴が響いた。

メカニックな記憶装置が剥き出しになった香川の姿が横たわっていたからだ。
水城「そうです。我々は記憶を調べていたつもりで記録装置の解読をしていたに過ぎなかったのです。」

深海「では、ここにいるのは何者なの?」

水城「香川の、本物の香川もロボットですが、そのダミーです。」
529名無しより愛をこめて:03/12/16 00:20 ID:ySWvvWM5
深海「機械?そんな…、だってそれは私達が送り込んだダミーの騙った偽りじゃ…」

??「くくくく…」
530名無しより愛をこめて:03/12/16 00:24 ID:ySWvvWM5
(31)「香川なんて居ないんだねぇ…」
(25)「香川先生は居ないッス…」
仲村「香川先生…居ない…」
東條「変だ…。でも僕じゃ…今は…。頼む…代わって…。…。・・・。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ねえ?どうして、かんざきくんが3にんいるのー?」

517神崎「なに?」
531名無しより愛をこめて:03/12/16 00:41 ID:QZNyie1h
香川「皆さん、何を言っているんですか。私は私。ここにいるではないですか」

デス「うが(そ、そうだ。ロボットであっても香川教授は香川教授にちげぇねえんだ)」

オリジナルの香川はいつもの表情でいつもの口調でそこにいた。
532名無しより愛をこめて:03/12/16 00:45 ID:ySWvvWM5
香川「私はオリジナルですよ。私は機械ですが、わたしこそが唯一の香川秀幸。」
  そうですよね東條君?」
東條「せんせい?なまえまちがってるよー?なんでー?」
533名無しより愛をこめて:03/12/16 00:46 ID:ySWvvWM5
神崎「それが…お前達の言語中枢に…欠点がある証拠だ…」

神崎「517神埼…。お前の見せる幻覚には…常に俺が3人出る…。
  どうやら”515=517のうっかりミス”という俺の指摘が理解できなかったようだな…。
  理解が出来なかったので…俺の言葉から”515が別に居る”と解釈して…
  本来自分である筈の515神埼を…新たに生み出したのだ…」
517神埼「…ほお…。それがどうした?ならば次からは、2体だけ出せば良い話だ…」
534名無しより愛をこめて:03/12/16 00:54 ID:ySWvvWM5
517神埼「…香川はロボットで、この世に存在しない…」
幻覚神埼「…そうだ…香川は機械だ…」
香川「私は機械ですが、正義を愛する心は誰にも負けませんよ?
  東條君?君は私が嫌いですか?
  私が機械だから嫌いになるんですか?
  先生は悲しいですよ?」
東條「せんせいはだいすきだよー。せんせいがろぼっとだったら、かっこいーかもー」
香川「判ってくれたんですね、東條君」


神崎「仕方ないな…。危険が大きいが…あれしかないか…」
神崎は袴を脱ぐと、みんなが見慣れてる”いつもの格好"になった。

男達の誰もが無反応だった。
が。
神崎のあだ名である”いつもの格好”を見慣れてない結花は甲高い悲鳴を上げた。
悲鳴につられて目の焦点が”いつもの格好”に集中した途端、美穂は「ぷ!」と笑い転げた。

速攻で妹に「なんて格好してるの!お兄ちゃん!」としばかれまくる神埼だったが
部屋の雰囲気は一転した。

ざわざわと、正気に戻る一堂。
怒りを剥き出しにする517神崎。
535名無しより愛をこめて:03/12/16 13:05 ID:ySWvvWM5
冴子「どお?自分の放った虚構に、自分が直面した気持ちは?」
深海「影山冴子!」
チャコ「このデータは預かるチャコ」

深海の目の前、ジェイが眠る香川を担ぎ上げ、双子のような男が深海の前に立ちふさがった。

北条「深海理沙さん、誘拐の容疑でお聞きしたいことがあります」
琢磨「南さんに研究予算を取られてもまだこんな事を続けていたんですか(呆れ)。
  あなたが余計な事をしなければ、僕達LCが出なくても済む話だったのですがね」

深海「ふふ。誘拐ですって?香川教授はご気分が悪いらしいから、介抱していただけよ。
  それよりなぜこんな邪魔を?私はスマブレ社から正式に委託され、
  人工知能について研究していただけなのに? …部外者に勝手な真似はさせないわ!」
冴子「なぜって、村上君に頼まれたからよ。あなたの研究はもう必要無いから。
  (”完璧な兵士”なんて、人間達に与える訳にはいかないものね?)
  それに教授には手を出すなって言われてたのに、あなた…禁を破ったわね?」→顔に紋様

深海「水城二尉!出動よ!」
水城史郎はG4を装着すると、容赦無くエビフェノクに殴りかかった。
エビとムカデとワニ相手に善戦するG4だったが、水城は突然ガクっと膝をついた。
深海「水城?!水城二尉っ!」
…そして水城は「Zzzz...」と鼻ちょうちんでいびきをかき出した。
深海「(ホッ)水城!たかがデータチェックで徹夜5日が何なの!起きて仕事を続けなさい!」←鬼

水城の意識が止まった為にG4のリミッターが外れ、ユニットは敵への攻撃を開始しだした。
側に普通の人間が居る為思うように動けず、常人離れしたG4の動きに翻弄される冴子達。
やがて深海がボタンを押すと床が開き、冴子達は階下に転落していった。

床の淵にポツんと残る、チャコがくわえてたデータチップを拾い上げ、深海は高笑いした。
深海「リストラ社長によろしく伝えてくださらないかしら?幸運四葉の皆さん」
536名無しより愛をこめて:03/12/16 23:55 ID:ySWvvWM5
真司「美穂、遅いな〜。せっかく新型餃子作ったのにな〜」
裏真司「鳥友達が出来たって言ってたから、その娘とカラオケにでも行ってるんじゃないのか?」
真司「ちょっと様子見てくる」
537ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/12/17 00:02 ID:1aDCrsAg
……くくく……本物の香川教授は我らショッカーが手の内とも知らず……

……そもそも……ロボットがどうやって子供を作りうると言うのだ……

……本物の香川教授を洗脳し、改造して我等が手先とするのだ……

白戦闘員「イーッ!我々がさらった香川教授もロボットでした!」

幹部たち『な、なんだって――っ!?』
538名無しより愛をこめて:03/12/17 01:00 ID:5SFtFVYo
ギル教授「ロボットに子供がいて何の不思議があろう。
 我がダークのブラックハリモグラを見よ!
 シャドウのゴリラロボットを見よ!
 香川がアンドロイドであることに何の不思議もないのだ。
 ふははははは。」
539名無しより愛をこめて:03/12/17 23:40 ID:RuOAXrQ4
うっかり517神埼の毒電波を脳受信してしまい、目がうつろでアヒャヒャになったまま
ロボット論争を始め出しぽかぽか殴り合うショッカーとシャドウの皆さんはさておき…。


仲村「神埼!こうなったら、お前の得意技を使え!時を戻せ!」
神埼「残念だが…タイムベントは使えないな…」←きちんとコートを着こんだ姿で
仲村「なんでだ?」
神埼「またお歳暮回りに行くのは…面倒くさい…」←目にパンチの痣がついたまま真顔で
仲村「あほかーっ!先生の危機に面倒もクソもあるか!」

一方で、香川本人と同じような反応をするようプログラムされてるために、
にこにこと東條のリクエストに応じて戦隊ロボやギャバンのドルギラン等に
等身大で変形合体してみせるメカ香川だった。

東條「わーい♪ひーろーしょーみたいで、たのしいかもー」
仲村「お前はこんな時に…(泣) にせ先生も!奴に甘いですよ!(やけ泣」
540名無しより愛をこめて:03/12/17 23:41 ID:RuOAXrQ4
北条「…あの時、私がV-1システムを装着してさえいればこんな事には…。とても残念です」
チャコ「気にするなチャコ。あのガラクタを着ててもどうせ意味なかったチャコ」

ノワァァァン!!ワンコに馬鹿にされるなんてぇぇぇ!!…との泣怒声を背景に。
転落しながらもチャコと香川と北条を脇に抱えて両足を踏ん張ってずしんと地面に降り立ち、
おかげで真っ赤に腫れたジェイの足の裏を、詩集で扇ぐ琢磨だった。

冴子「ふゥ…。ジャミングされてるわ。やっぱり携帯は使えないみたいね」
琢磨「まあ、僕達は教授と一緒に居ますから。あまり無茶な真似はしてこないでしょう」
冴子「そうかしら?データを抜いたら彼には用済みかもね?
  あの女、異能力者に対しては、私以上に冷酷な面があるもの」

意識の戻らない香川を膝枕しながら手持ち無沙汰に携帯ストラップを玩ぶ冴子を見て、
僕も気絶してたら膝枕してもらえたのかな〜と、
ちょっぴり頑丈なオルフェの自分が遣る瀬無くなる琢磨だった。
541名無しより愛をこめて:03/12/18 13:16 ID:QohBouBx
Gフォースモゲラに変形しながら、ふと遠くに目をやるメカ香川だった。

メカ香川「深海一尉から、目的達成との連絡がありました。
  残念ですがここでお別れです。今まで楽しかったですよ。
  東条君も中村君の言う事を良く聞いて、お互い勉強を頑張ってくださいね」
そう言い残すと、笑顔のまま分子レベルでバラバラに壊れて証拠隠滅するメカ香川だった。

東條「せんせい?きえちゃった?めぐみさんの てじなかなー?」
仲村「…。名前が間違って…。…。あんた、先生役だけは見事に果たしたんだな…」

517神埼「…ふん…。なりきり過ぎだ…インプットされた事しかできない馬鹿な人形め…。
  …どんな手を使っても足止めせよとあるなら、お前達を消す事が最大の足止め…。
  …俺は、慫慂として命に従いむざむざ消えはせん…!」←神埼の執念のなりきり


役目の終わったダミーから、悪あがきで最大級の精神破壊毒電波が発せられようとした瞬間…

「ねえ?それって楽しいの?」
北崎さんに肩を叩かれ、灰になって崩れ落ちる517神埼だった。

北崎「冴子さんがねぇ『琢磨君とジェイ君はつまらない用事で出掛けるから
  あっちの方が楽しいわよって』って言ったから来たけど。
  ねえ?楽しい事ってどれ?ここ全部壊したら良いのかな?」

ある意味催眠電波よりも、げーろーまーずー!な男の来訪に、
ミニパニックになる401号室だった。
542名無しより愛をこめて:03/12/18 13:17 ID:QohBouBx
深海「遂に完全な回路が完成したわ。
  ちょうど良い被験者達も捕獲できた事だし、実験の開始よ。
  あの装置を真逆のベクトルで固定したらどうなると思う?
  ふふふ…。今の彼は、”良心”を封印されて欲望のままに動く破壊兵器となったのよ…」

手術台に横たわる真司の目が見開かれ、ゆらっと立ち上がると標的を目にしニヤっと笑った。

目の前の光景に、水城史郎は息を呑んだ…。
543名無しより愛をこめて:03/12/18 13:17 ID:QohBouBx
(31)「ここでテーマ曲!隊列を組んで進むわけよねぇ?ザっザっと。これが格好良くて。
そこをこうガガガガッと銃撃!で、そこで突進!ビームサーベルが閃いて…ズガッ!と…」
↑(1年戦争を一人芝居で熱演中)@無言で(31)の乗る台車を押して効果を演出する神埼

結花「どーもー。元気莫大の結花タンで〜す」
美穂「本気爆発の美穂タンで〜す」
優衣「勇気で驀進の優衣タンで〜す。3人合わせて羽根シスターズ…て、
  うちはあんたらみたいな鳥怪人とちゃうやん。一緒にせんでぇなプンプン」
※姐さん何言うてますねん!と羽根を撒き散らしながら裏拳×2
結花「美人薄命言いましてな。うちら、ものごっそ短い命でしたわ〜」
美穂「もう短く儚くながれ星のような速さで駆け抜けていきましたな」
優衣「そらもうオギャァと生まれてすぐにおばあちゃんになる勢いで!」
※繰り返し


…ミニ演芸大会でその場を誤魔化す一堂だった。

吾郎ゾルダの打ち上げ花火型EOWに機嫌良く歓声を上げる北崎さんと東條に、安堵する一堂。

「じゃあ僕も隠し芸。これがホントのハイテンション」とMACテンキーを灰化する北崎さんに、
わーいおもしろいなあ、と棒読みで反応する一堂(-1 = 本気で面白がる東條)だった。


仲村「助かったけど、この散らかった部屋、誰が掃除するんだよー!!(大泣き」
544名無しより愛をこめて:03/12/18 13:18 ID:QohBouBx
深海「恐ろしいわね…」
水城「深海一尉…。目の前に繰り広げられる、この光景は…」


「ノワァァァン!手ガ痛イヨー!!」←ネズミ罠のチーズをそのまま取ろうとして指を挟まれて
「ノワァァァン!手ガ届カナイヨー!!」←高い所に吊るしてあるバナナと、樽と木の棒を見ながら
「ノワァァァン!手ガ抜ケナイヨー!!」←狭い壷に手を突っ込んでめいっぱい中の飴を握ったままで
泣きながら壷ごと手をぶんぶん振り回して、あちこち無意味に破壊しまくる真司だった。


水城「単に、異様に頭の悪くなったリュウガが、
  ”大ボケ”の限りを尽くしてるだけのように見えますが?」
深海「本当に恐ろしく面倒だわ。目付きが悪い城戸だと、どっちがどっちか判らないもの」

「てめえ!俺の評判が悪くなるからやめろーー!!」と、
鏡の向こうから乗り込んで真司をしばきまくる裏真司だった。
545名無しより愛をこめて:03/12/18 13:21 ID:QohBouBx
深海「次の被験者に行くわよ。今度は破壊衝動を残したままで
  正反対の精神に固定した場合の反応をみるわ」
目の前の光景に、水城史郎は息を呑んだ…。

深海「恐ろしいわね…」
水城「深海一尉…。目の前に繰り広げられる、この光景は…」


浅倉「あははは☆こんにゃろー」ペンキ塗りたてを踏んで逆上→ベノサーベルを振り回す→
→たらいが頭の上に落ちる→その拍子にお約束で棒を踏んでこける→
こけた拍子に支柱大破壊→バナナが頭に落ちる→ガッツポーズでバナナ賞味→
お約束でバナナの皮を踏んでこける→こけた拍子に鉄枠を大破壊→
勢い余って檻の外に転がり出て隣の壁を破壊→真司×2にぶち当たってウルトラファイト


水城「…。単に、異様に破壊力の増した涼村さんが、
  ”ズッコケ”の限りを尽くしてるだけのように見えますが?」
深海「恐ろしく図太い神経ね。見るだけで恥ずかしくなるベタベタ古典コントを
  平気で繰り返せる根性が判らないわ」

裏真司「欲張らず手を開けって言ってるだろ!俺の言う事を聞け!」
真司「ノワァァァン!手ガ!!手ガ!!」←欲望だけ刺激されて思考停止中
浅倉「ここか〜ァ祭りの場所は〜☆ミャハ」
546名無しより愛をこめて:03/12/18 13:21 ID:QohBouBx
深海「次の被験者に行くわよ!この相手、最初から精神制御装置を装着していたから
  二重に装着した場合の反応を調べたいの」

目の前の光景に、水城史郎は息を呑んだ…。


深海「恐ろしいわね…」
水城「深海一尉…。目の前に繰り広げられる、この光景は…」


草加「リュウガ君が浅倉君の事を『一蹴りでノックアウト出来る軟弱野郎』と…。いや…。
  聞かなかった事にしてくれ。リュウガ君がそんな事を言う筈はない。俺の聞き間違いだ」
浅倉「なんだってー☆ミャハ」
草加「君は知らない。浅倉が君の事を『ペラペラの虚像』『鏡人間』『今だキックだ目を狙え
  と言いながら実はキックのフリしてナイフを投げる卑怯者』と言っていた事を…」
裏真司「ウワァァァァン!!あーさーくーらー!!」

リュウガと浅倉が「ウワァァァァン!!」「こーいつー☆!」と、ポカポカ殴り合いを始め、
真司がノワァァァァン!!壷カラ手ガ抜ケナイヨォォォ!!と、騒いでる横、
悠然と樽に腰掛け、とっととバナナを平らげる草加だった。


水城「…。単に、いつもと変わらない草加雅人が、
  ”なんちゃって策謀”の限りを尽くしてるだけのように見えますが?」
深海「本当に恐ろしいわね。10秒で見抜ける底の浅い嘘を平気で言える事…
  それ以上に、そんなのに騙される阿呆が現実にいるなんて…」

その瞬間、遠くのマンションと洗濯屋から、盛大にくしゃみが鳴り響いた。
547名無しより愛をこめて:03/12/18 13:27 ID:QohBouBx
アホタレライダーばかり集めたせいで予定のななめ上を行く反応に愕然となる深海の目の前、
計測機器の反射光からサイコローダーとライドシューターごと躍り出る姿が…。

仲村「先生を返せ!」東條「かえせー♪」デス「がるるっる(返しやがれっ!)」

じりじりと脱出口に近寄り、抜け出る隙をうかがう深海。

急いで扉を開くと挟んであったマヨネーズが落ちてきて、中味を頭から被る深海だった。
深海「なによこれ?」
澤田「(ぼそ…)えび、えび、エビマヨ〜♪やーい、エビ!ザマミロ。
  …あれ?影山じゃない?」

…それは澤田の仕掛けたトラップ(トラップかよっ?!)だった。
仲村「まだ、小学生レベルの嫌がらせを冴子さん達にやってたのか!あいつは!(大呆れ」


深海「何て事するの!酢卵が身体中にくっついたじゃないの!ハッ!このパターンは…」

食べ物の匂いにつられてわらわら湧いて来た蟻ロードに
ワッショイワッショイと担いで持ち去られる深海と、
慌ててそれをG4姿で追いかけて行く水城だった。


香川「いけませんねえ。彼女も学習能力に大幅な問題がありそうですよ」
東條「わーい♪よかった。せんせい、めがさめたかも?」
548名無しより愛をこめて:03/12/18 13:27 ID:QohBouBx
ズボンの後が破けたまま悪態ついて逃げる澤田と、端切れをペッとするチャコを背景に、
香川との再会を喜ぶ一同だった。

香川「やれやれ、助かりましたよ。もう当分の間、深海さん達には関わりたくないですね」
仲村「さすがの彼女も、幾らなんでもこれに懲りてしばらくは現れないでしょう」


「せんせい、てじながあったり、がったいめかがいっぱいで、おもしろかったよー」と、
報告しながらハシャグ東條と違い、
部屋の惨状を考えて憂鬱になる仲村の足取りは重かった。
が。

仲村「部屋がきれいに片付いてる?!」
東條「ろーぐは いっしょにいたから、もしかして こびとの しわざかもー?」
仲村「まさか…。小人って本当に居るのか!(驚」

ひょっとして他所のスレの緑色で小さくてわらわら居る奴らの仕業だったらどうしようと、
ちょっぴりハラハラする仲村だった。
549名無しより愛をこめて:03/12/18 13:28 ID:QohBouBx
久しぶりの401号室で、ローグの淹れた茶をゆっくり味わう香川だった。
さっきまで煤けていたガラス戸がちょっと目を離した隙にきれいになったのを見て、
眼鏡を光らせる香川。

香川「この所色々ありましたが、この部屋に”何か”が居るのは確かですね?」
仲村「先生。何かもなにも、さっきからカタツムリの野郎が勝手に窓を拭いてますが?
  小人の正体ってもしかしなくても…」
東條「わーい。こびとじゃなくて、おおびとだったかも」

ローグ「…(先生、すみません。あの人にハラペコだと泣きつかれて、
  時々、掃除を頼む代わりに食事を提供していました)」
デス「うが…う(あんまりヘタレてて見てられなくてよぉ…)」

「そうですか。それならあそこに居るのは見えない小人さんなんですよ、
だから見えない事にしておきましょう」との香川の言葉に、思わず貰い泣きする仲村、
窓の側にたべっこどうぶつを置いて拝んでおく(←何か勘違い)東條だった。
550名無しより愛をこめて:03/12/18 13:29 ID:QohBouBx
香川「本家プロジェクトXですが、
  前々回は、タンカーの重油流出事故でドロドロに汚染された日本海をきれいにする為、
  日本中から集まって元通りの海を取り戻したボランティア達の話でした。
  彼らはコツコツと海の油をひしゃくですくって集め、海岸の石の汚れを1つ1つ丁寧に
  布でふき取り、わずか数ヶ月で油の汚れを跡形も無く消し去ったのです。

  前回は、豊かな森を切り倒し空き地にしたせいで、土地が痩せ、流出した砂で海が汚され
  砂嵐の舞う不毛の地と化した襟裳岬を50年掛けて元の緑豊かな森に戻した人々の話でした。
  まず草を植える事から始め、草の根が何年も土を守った所でやっと松の苗木が植えられ、
  松が育った所で木の種類を徐々に増やす、数十年単位の気の遠くなるような作業でした。

  どちらも、人の手で傷つけられた自然を人の手が蘇らせる再生の物語でしたね」

仲村「あれを見て、短気は抑えて根気良く何かを作り出していきたいと我が身を省みました」

東條「あのね?あかいあれちが だんだんみどりいろになって もりになるところって、
  だいちくんくらいしす って、げーむを おもいだしたかも」
仲村「どてらく渋いゲームを知ってるな。俺達が小学生ぐらいの頃のゲームだよな?確か。
  お前、随分物持ちが良いんだな」
東條「しばうらくんが、みせてくれたよ。あそばせて くれなかったけど、
  どうだすごいだろって ふるいげーむを いっぱいだしてくれて おもしろかったかも」
仲村「それは”見せてくれた”んじゃなくて、単なる自慢じゃ…。
  まぁあいつは金持ちだし、何でも買って貰えて今でも色々残ってるんだろうな〜(羨」

東條「えーと、かったんじゃなくて ねっとで みつけたんだって。
  まほーみたいに なんでもてにはいる ういにーっていうんだよ」←無邪気に
須藤「 タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!」←目を輝かせながら

須藤に追いかけられる芝浦を遠目に、東條を諭す香川だった。
「悪い事をするより、欲しいゲームは買うか、画面を見て覚えて自分で作りましょうね?」
「はーい」
「作るのは良いんですが、その方法は先生以外には無茶な気がします(汗」
551名無しより愛をこめて:03/12/19 00:15 ID:tTm7+Ah9
香川「いえいえ、無茶ではありません。ものごっそ簡単なことです。
  私のコンピュータ機能をコピーすれば誰にでもできますよ。
  ほら、これです。」

ぱかっと頭の蓋を外して中から1枚のチップを取り出す香川教授の姿に、仲村も東條も凍りついた。
552名無しより愛をこめて:03/12/19 23:58 ID:EXYHYTIK
東條「せんせい、なかむらくんが ろぼっとがどうのって あひゃあひゃいってるよ?」

香川「この騒動で何度も嫌な思いをしたので、心労が溜まっていたのでしょうね。
  仲村君の性格なら、これからも時々フラッシュバックが出るでしょうが大丈夫ですよ。
  仲村君の芯の意思は強いですから、すぐに立ち直れる筈です」
553名無しより愛をこめて:03/12/19 23:59 ID:EXYHYTIK
「♪命ぃ短しィ〜 恋せよォ乙女えぇ〜 紅きぃ唇ぅ〜 褪せぬうぅちにぃ〜
 はは…。ふはははは…」

その頃、公園のブランコにひとり寂しく揺らしながら
「ゴンドラの唄」を口ずさむ村上峡児だった。
554名無しより愛をこめて:03/12/20 01:44 ID:F50Vq9Ga
>552
香川「(…どうやら中村君は、私がロボットだという事実をどうしても
    受入れることができないようですね。
    今までと同じ私には違いないのですが…。
    結花さんがオルフェノクだと知っても彼女を受入れた啓太郎さんを
    見習って欲しいものですが。
    残念ですが、今まで通り人間として振舞っていくことにしましょう。
    東條君は現実が認識できないようですね。これはこれで残念なことです…)」

寂しそうな表情で思いを巡らしながら独り廊下を歩いていく香川英行であった。
555名無しより愛をこめて:03/12/20 02:47 ID:FbLoWTB1
仲村「アヒャ…先生…寂しく歩いて行かないください…アヒャヒャヒャヒャ」

東條「なかむらくん、あひゃひゃが なかなか なおらないね?
  ちょうしのわるい てれびみたいに
  たたいたら なおるかな?」→無邪気にバイザーを構えて

香川「(バイザーをそっと制しつつ)実害は無いので放っておいて大丈夫でしょう。
  仲村君の妄想世界は仲村君の中で完結していますから。
  しかし、可愛そうに…現実によるべきものが無いと、
  こうもひとつの思いに囚われてしまうものなんでしょうね」
556名無しより愛をこめて:03/12/20 22:22 ID:vmr0mrKd
香川「しかし、こうなったら全て仲村君の妄想ということにしておくためにも、当事者の皆さんには口裏を合わせておいてもらわねば…」

まずあの二人から、と北岡事務所に足を運んだ香川。

(31)「ようこそおいでくださいました。
   失礼ながら、先生の正体を知った時は驚きましたよ。
   でも、ご安心ください。香川先生がロボットであるということは決して口外しませんから…」
(25)「もちろん俺も秘密にしておくっス…」
香川「それを聞いて安心しました。特に仲村君には絶対に黙っておいてください…」
(31)「仕事を通じて知りえた秘密を守るのは、弁護士の基本ですから…」

あれは仕事とは関係ないだろう、と思いながらも安心して香川は北岡事務所を後にした。
557名無しより愛をこめて:03/12/20 23:56 ID:FbLoWTB1
仲村「アヒャ…さすが(31)は秘密厳守…あれ?」←フラッシュバックが途切れた


事後報告で訪ねてきた小沢澄子に、額を抑えつつ茶(…でなくてビール)を出す仲村だった。

小沢「ふぅう。結局、深海理沙には全てを誤魔化されて終わりよ。
  研究施設はドサクサで破壊されて、香川教授のダミーは消滅したしで、証拠が無いわ。
  こちらの騒動も何もかも517神埼ことダミー弐號の暴走だった事にされて…。
  北条さん、事情を聞きに行って恐ろしい物を見たといってガタガタ震えていたわね」
香川「恐ろしい物?…ですか?」
558名無しより愛をこめて:03/12/20 23:57 ID:FbLoWTB1
冴子「村上君、元気出しなさいよ。リストラの噂に落ち込むなんてあなたらしくないわよ?」
琢磨「無計画な計画とミス連発で会社を傾けたぐらい、気にしてどうします?」←傷に塩
ジェイ「ケ・セラ・セラ or アイタ・ペアペア。Footwork is light、ムラカミノ トリエ」
チャコ「たとえ元の平社員に戻って上の上じゃなくなっても、村上は村上だチャコ。
  くよくよするのは村上峡児の芸風じゃないチャコ」


無言でブランコを寂しく揺らす村上に近付く青い姿…。
スマレ「はぁ〜い”村上さん”。お元気してますか〜?」
村上「ふ…。もう”村上さん”呼ばわりですか…」
スマレ「お仕事頑張ってくださいね〜?お姉さん、村上さんの今後を応援していま〜す♪」
じゃあ次の社長候補のお迎えに行ってきまーす♪と、傷心に塩てんこ盛りのスマレだった。
559名無しより愛をこめて:03/12/21 00:15 ID:7HJ1iBUm
>557
小沢「落ち着いてよく聞いて、香川先生。
 あなたのダミーの量産工場が存在するらしいの。
 北條さんは、実際にその映像を見せられて震えが止まらないと言っていたわ。
 あなたの設計図がどこかから洩れていたということなのね。
 心当たりはおありかしら?」
香川「さあ・・?しかし、恐ろしいことです。もしも私の記録データまでコピーされているとすれば、
 私と全く同じ者が存在してしまう」
小沢「上には特殊部隊による秘密裏の工場破壊を進言しているんだけど」
香川「すると、話に聞くG-5部隊ですか?」
小沢「今はもうG-6が実用試験段階まで来ているの。
 実戦テストにはいい機会かも知れないわ」
560名無しより愛をこめて:03/12/21 00:42 ID:nNGRndFA
仲村「アヒャ…G6がいっぱいだ…アヒャヒャヒャ」←ダミーのキーワードであらぬ方向に妄想

「どうしたのよ?しっかりしなさいよ!」と小沢番長の回し蹴りをくらって、
空高く吹っ飛んでいく仲村だった。


東條「ねえ、おざわさん。こわいことって なにかな?」
小沢「確かねぇ…」

回想。

証拠隠滅中の北崎さんと、まだノワァァァン!!と騒ぐ真司の手で、壊滅状態の深海の施設だった。
北条「まったく…。捜査の妨害になるのでやめて欲しいのですが、
  一切聞く耳を持たないのはどうしたものでしょうねえ。
  まさかあの人達には、こちらの意図が理解できないのでしょうか?」
琢磨「まあ前作から、龍の力を持つ物は ヴ ァ カ と相場が決まってますから(含み笑」

双子のようにそっくりな男達+北崎さんに追い回されて”涙の表参道RETURN”な
双子のようにそっくりな男達だった。


小沢「…って訳で、北条さん、関係ないのに巻き込まれて危かったってこぼしてたわ。
  顔が真っ青になったまま、『私の目の前で、琢磨さんの髪が1本…また1本と…
  あんな恐ろしいものは2度と見たくありません!』って言ってたわね」

そりゃ、凸広のひとには怖気もよだつ恐怖だったろうなと、
ちょっぴり同情する一堂だった。
561名無しより愛をこめて:03/12/21 01:29 ID:Ql0bOWpF
>559
香川「そうだ、私のデータがコピーされているか簡単に調べるいい方法がありますよ。」

小沢「何かしら。」

香川「みゆきタンの歌を聴かせるのです。私と同じなら感激して聞き惚れるはずです。」

小沢「それはいい考えね。さっそく提案してみましょう。」

香川「うまくいくことを祈っています。」

小沢「また今度ご一緒に焼肉を食べに行きましょう。」

香川「ええ、ぜひ。私には味覚センサーも備わっていますから。」
562名無しより愛をこめて:03/12/21 01:51 ID:nNGRndFA
「…アヒャ…焼肉…いいですねえ…アヒャ…あれ?」←フラッシュバック切れた

幻覚の残滓に頭を振る仲村を見ながら、ポンと手を打つ番長だった。
小沢「焼肉?それいいかも。ビールが入ったら、お腹すいちゃったな。
  知ってるお店が生ビールのサービス良くて楽しいの。それじゃそろそろ帰るわね」


小沢が帰りかけたドアの前に、佐野がニコニコ笑いながら立っていた。
佐野「先輩〜。俺のリタイア記念日はドサクサでお流れになっちゃったですけどー、
  もうすぐ先輩の記念日ですよね?今回は合同で盛大に…」←悪気は無いらしい

小沢番長とWキックで佐野をふっ飛ばしておく仲村だった。
仲村「いい加減にしやがれ!もう記念日がどうとかはうんざりだ!」

東條「わーい♪ぼくのきねんびって、どんなのかな?また、くろいおせきはんかな?」
仲村「…。頼むから、そんなもの楽しみにするなよぉ…(泣」
563名無しより愛をこめて:03/12/21 02:02 ID:nNGRndFA
ローグ「…(私のリタイア記念日も過ぎてしまいましたが…開催されなくて助かりました)」

デス「がるる(なんかよぉ、考えると _/ ̄|○ il||li になるから言うのよせやい)」

確かボウズの次だった上に野良ゼール以下の扱いだったよなぁ、と
我が身を思い返して遠くを見るデストワイルダーだった。
564名無しより愛をこめて:03/12/21 02:07 ID:D0jsv9aN
仲村「アヒャ…東條の記念日だ…お赤飯だ…アヒャヒャヒャ」

東條「また、ふらっしゅばっくのようだね」
香川「私がロボットだということを忘れるまで続くかも知れませんね」
565名無しより愛をこめて:03/12/21 02:59 ID:nNGRndFA
幻覚中に、東條の記念日を”お赤飯でお祝い”だと口走って
デスト達に袋叩きにされる仲村だった。

仲村「いい加減にしてくれ!身がもたない!先生がロボットなんて馬鹿な話にっ!
  なんで俺が取り憑かれなきゃいけないんだっ!!
  これも全部神埼(もどき)のせいじゃないか!
  クソ!神埼の 大 馬 鹿 野 郎 ー ー !」

ガルド達の押す台車に乗ったまま現れ、仲村を跳ね飛ばしておく神崎だった。
神埼「仕方が無い…。おまえは立ち直りも早い代り…感情の起伏も激しいからな…。
  まあ…流れで言えば…香川がロボットなんて与太は…517神埼の仕込だと判るものだ…。
  判ってる筈なのに…繰り返すのは…
  お前の脳の幼稚な部分が…無意識に…面白がっているからなのだろう…。
  まあ低レベルなお前の脳が…虜になっているだけなら…放っておくのが吉かもしれん…」

「幼稚言うな!何様だ!」とわめく仲村を尻目に、「俺様だが…なにか…?」な神埼だった。
566名無しより愛をこめて:03/12/21 03:07 ID:nNGRndFA
東條「せんせい?なかむらくんが、かわいそうかも?
  こういうのって、しょっくをあたえたら いいのかな?」←無邪気にバイザー(ry

香川「いいえ。今の所仲村君には、むやみに構わずにおくのが一番良いでしょうね。
  仲村君の植えられた幻覚世界は、すぐに現実に戻りますから」

真顔で悩んだり、急にアヒャになる仲村を見ながら、
(旦那にゃ気の毒だが、案外これで良いのかもな。このまま騒ぎが続いて
 ボウズの記念日が流れちまや御の字ってもんだ)と、こっそり騒動を祈るデストだった。
567名無しより愛をこめて:03/12/21 14:53 ID:5f8vXlv9
>仲村君の植えられた幻覚世界は、すぐに現実に戻りますから

そうは言ってみたものの…香川の悩みは尽きない。

香川「その現実というのが、私がロボットだということなのですから…
   仲村君には、517神崎の吹き込んだ幻覚だと思わせておくのが一番いいのかも知れません。
   しかし、彼も優秀な学生ですから、幻覚ではないということに遠からず気付くでしょう。
   その時にどうケアしてあげられるかが問題です…」

デス「うが(そんなに悩まなくてもいいよ。その時はその時で俺ががりがりしてごまかしてやっからさ)」

とにかく東條の記念日が流れてしまえばいいとばかり考えているデストの言葉など香川にとって何の慰めにもならなかった。
568名無しより愛をこめて:03/12/21 23:55 ID:nNGRndFA
アヒ(ry

仲村「…少し遅くなりましたが、日向おぼろ博士が機龍隊の富樫隊長と結婚されました。
  おめでとうございます」
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031214-00000033-nks-ent

香川「実におめでたいですね。忍風館には祝電を打っておきましたよ」
仲村「あの時は、日向館長も男泣きされて、こっちまでうるうるきました」
東條「すごいなー。なかむらくんも、よばれたの?」
569名無しより愛をこめて:03/12/22 23:31 ID:dD/ezVUg
いくら何でも情報遅過ぎ
570名無しより愛をこめて:03/12/22 23:49 ID:+YuHHcE2
香川「その通りですよ。仲村君は意識を失ったままでいたので日付が判らなくなっているのです。仲村君はこれもきっと夢だと思うでしょうが、現実を受け入れましょう」
東條「せんせいがろぼっとでもぼくはせんせいがだいすきだよ〜」
仲村「先生ごめんなさい、俺の妄想というのが妄想でした。これから幾らアヒャアヒャ言ってごまかしても現実は変わりません。先生がロボットなのが現実です」
香川「そうですよこれが現実です。もう決まった事ですから変えられません」
571名無しより愛をこめて:03/12/22 23:59 ID:7xwJUo1+
(ry

仲村「うん。招かれた訳じゃないが、機龍関係で色々と富樫隊長にお世話になったから、
  葦原と一緒にお祝いを届けに行ったんだが…。えーと…。
  都合で途中で帰ったので…その…(口ごもり」

せっかくの披露宴なのに、些細な事で掴み合いの喧嘩になる葦原涼と葉山三尉。
同じ顔の喧嘩腰同士がどつき合いをするのを慌てて止めようとして
なんだかんだで一緒にどつき合う喧嘩腰仲村を、
ハラハラ止める陰の薄い関根二尉(仲村と同じ顔)だった。

仲村「はあぁ…。(当分、忍風館にも特生自衛隊にも顔出しできないなぁ…とほほ」
572名無しより愛をこめて:03/12/23 12:02 ID:mZfRXe7b
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031222-00000013-ryu-oki
『<大里村>ギネスに挑戦! 特大ムーチー』
”【大里】ムーチー発祥の地・大里村の大里城址公園広場で21日、
「第六回うふざとヌムーチーさい」(主催・大里村商工会むらおこし実行委員会)が開かれ、
2003年にちなんで203キロの特大健康ムーチーが作られた。
およそ千人分となる特大ムーチーで、年明けにイギリスのギネスブックに申請する”

東條「むーちーって、なに?しゃしんのむーちーって、おかしみたいだけど?」
仲村「お前は食い物系の話にはすぐ飛びつくんだな。今調べるから待て。
  ttp://www1.ocn.ne.jp/~ozato/chiiki/event/muuchii/recipi.html
  どうやら沖縄のお餅で、砂糖が入ったりするらしいぞ。
  ttp://www1.ocn.ne.jp/~ozato/chiiki/event/muuchii/yurai.html
  むーちーには鬼退治の由来があるそうだな。
  鉄を混ぜた餅を鬼に食べさせて退治したようだ」
東條「おもしろそうかも。てつをいれたおもちをつくって、せつぶんごっこ・・・」

ポカッ!思いつきで食い物を粗末にしようなんて言うn → ガリガリガリガリガリ…

あの伝説の本当の退治方法は、鉄で毒殺じゃなくて謀殺なんですが
これは知らなくても良い話ですね、と渋茶をすする香川だった。
573名無しより愛をこめて:03/12/23 22:01 ID:AnwxP4z+
東條「かがわせんせいはろぼっとなのにおちゃをのんだりおかしをたべたりするんだね」
香川「ロボットでも味はわかります。それに食べたり飲んだりしても、消化して栄養を吸収しているわけではありません」
東條「・・・おといれは?」
香川「そういうことを口にするものではありませんよ」
やさしく諭してやる教授であった。
574名無しより愛をこめて:03/12/23 23:56 ID:mZfRXe7b
(ry

あー判った判った、餅は作ってやるからレポートの邪魔するなと、
クリスマスよりも学業に追われてややピリピリしてる401号室を、ふいに訪ねる(25)だった。

(25)「いつもいつも、先生がご迷惑をかけてすみません。
  今日は新鮮な高級佃煮の材料が手に入ったのでおすそ分けに来ました。
  皆さんで召し上がってください」←こまかな気配り
仲村「佃煮の材料か。正月も近いしありがたいな。
  その前にクリスマスの準備だが…簡単でいいだろう。
  学生は学業が優先だからな」←あえて”彼女募集中(切実)”なX'mas事情は脳内あぼーん

「夕食は新鮮な佃煮ですよ先生」と楽しそうに口笛を吹きながら帰る(25)を見送ってから
どれどれと蓋を開けて、中を見た途端固まる東條・仲村・香川だった。

(25)が持って来た高級佃煮材料は↓だったりするわけで…
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031223-00000002-cnc-l20
ローグ「…(私がこれを料理すると、ある意味共食いになってしまいますね…)」
575イライザ:03/12/24 20:52 ID:09kV3dLD

東條「わーい!きょうは、さんたさんがくるねー!」
どたどたと研究室の中を走り回る園児。

佐野「せんぱーい!クリスマス・イヴですねー!
   一緒…『『ドドドドド』』…せんかー!?」
百合絵さんが小さく会釈しながら、
いつものようにゼール軍団と騒がしく入って来る佐野。

須藤「だから、今日は私を食べる日では…あ!なんだか
  寂しいので来てしまいました。わー!」
なぜか来るボルに追われる須藤。

仲村「騒がしいぞ!お前r…がりがりがりがりがり…
がりがりされながらもいいクリスマスになりそうだ。
と思う仲村だった。
576名無しより愛をこめて:03/12/24 23:46 ID:qT2c+QZd
佐野の手配とゼール達やデストの片付け、ローグと仲村の料理、
鋏で色紙を切って飾りを作るボル、ギターでBGMを爪弾く須藤、
女性らしい心配りで飾り付けをする百合絵さんのおかげで、
あっという間にクリスマスの雰囲気になる401号室だった。(園児は回りの応援担当)

仲村「わずかな工夫でこんなにも華やかな空間が出来あがるなんて…。
  いやー、百合絵さんが居てくれて本当に助かりました」
佐野「でしょ?でしょ?いや〜百合絵さんってば、何でも出来(以下略」
百合絵「満さん、そんなに誉められると照れ(以下略」
佐野「百合(以下略」
百合絵「満さ(以下略」

401号室の中央に出来たラブラブ異空間に、当てられる一堂だった。
(あ〜あぁあ、”佐野と二人の世界”を始めなければ本当に素敵な人なのに)と、
独り身を強調された気分で地底深くまで落ち込む気分の仲村だった。
577名無しより愛をこめて:03/12/24 23:47 ID:qT2c+QZd
美穂「稼ぎ時よ稼ぎ時。今日が一年で一番ケーキ屋が回転する時なんだからな。
  真司も裏も、気合入れていこうね?じゃあさ、じゃんじゃんバリバリ行くよ〜!!」
ブラン「ぴー!(判りました美穂さん!頑張ってお客さんを集めます)」←宣伝担当
ドラグ×2「ぎゃお…((ちょっと疲れた。火力も落ちてきたみたいだ…))」←ケーキ焼き担当

真司「人使い荒いな〜。編集部の取材があるのに、ケーキ屋手伝ってたってバレたらさぁ…。
  あとで編集長に怒られるのって俺なんだぞ。わかってんのかよ。
  ま、美穂の頼みじゃ仕方ないか」←目を離すとギョウザ型のケーキを作るから、販売担当
裏真司「霧島も城戸も少しは休め。あんまり無理するんなよ。ほら、コーヒー作ったから。
  豆のじゃなくて粉の奴だけど結構うまいぞ」←意外と真面目に働くので製造担当

「ありがと。でも休むひまが惜しいよ」と、立ったまま慌しくコーヒーを飲む美穂を見て、
ケーキの土台にクリームを絞りながらため息をつくリュウガだった。

全く、人使いは荒いし、言葉は乱暴だし、ひでえ女だ。
そもそも女って生き物、人間って生き物は、こういうものなのかな?

美穂「なに、ぼーっとしてんだよ?働ける時に働かなきゃね。
  え?なに?『今日は特別な日で、他の人間は遊んだり美味しい物を食べたりしてるのに、
  なんで俺達は馬車馬みたいに働かなきゃいけないのか』って?
  決まってんじゃん。ケーキを囲んだみんなが、楽しくクリスマスを迎えるためにだよ。
  あたし達が頑張れば頑張るだけ、どこかで誰かも幸せになるんだ。
  あたしもそれでお金持ちになって幸せになれて、一石二鳥なら、最高じゃん。
  ね?ここでいっぱい頑張ってさ、真司も裏も、いいお正月を迎えようよね?」


「やれやれだぜ、詐欺師に誤魔化された気分だ」とか言いながらも、
MWじゃなくてこっちの世界に住んで良かったなと、
ちょっぴり暖かな気持ちになるリュウガだった。
578名無しより愛をこめて:03/12/24 23:56 ID:qT2c+QZd
(31)「美味しいよゴロちゃん、ご飯お代わり。こうも毎日宴会続きだとさ、
  こういう白いご飯にお漬物と味噌汁って簡素な食事が嬉しいよね?」
(25)「はい先生。米は魚沼産コシヒカリの中でも有機無農薬栽培された厳選の一等品、
  漬物は京都の老舗の秘蔵の一品、佃煮は新鮮な材料からの手作り、
  味噌汁は麦味噌といりこ出汁で瀬戸内風に仕上げました」
(31)「特にこの川エビの佃煮が最高だね。どんどんご飯が進むよ」←判ってない
(25)「なんでも地元では今が漁の真っ盛りだそうっス。
  旬なので脂が乗ってる上に、ビタミンAやD、ミネラルがたっぷり含まれて
  美味しいだけでなく、滋養強壮の薬としても昔から重宝されているそうです」
(31)「健康の事まで考えて材料を選んでくれるなんて、嬉しいねえゴロちゃん」
579名無しより愛をこめて:03/12/24 23:59 ID:qT2c+QZd
一方で、みつしりと蠢く佃煮材料の映像がくっきりと目に焼き付いて
クリスマスの手伝いも出来ず寝込む香川と、
ローグが仕上げた佃煮を恐る恐る味見する一堂、
気にせずムシャムシャ食べるMMだった。

ダンナも食うか?と言われて、「俺はレポートがある!」とMacに逃げる仲村だった。
ttp://www.valley.ne.jp/~zaza/mokuji.htm
仲村「いや、勉強になるな。商業の仕組みに組み込まれたからこそ残る習慣というのも
  面白いものだ(←材料を知る事で、材料からの逃避を試みる」


佐野「うん美味い。料亭で食べた蜂の子は意外と美味しかったから、これも抵抗ないっすよ」
東條「えびだとおもったら、おいしいかも」
デス「がうう(いけるな。生で食うより断然美味いぜ)」
ゼール「「「「おいしいでつ。生の事を忘れる美味しさでつ」」」」
香川「生…ですか…」

香川の脳裏には↓こんな絵が拡大アップで貼りついたままだった。
ttp://www.valley.ne.jp/~zaza/toretate-zazamushi.htm
ローグ(…(精神的ブラクラに近いので、蠢くものが苦手な人は開けない方が宜しいですよ)」
580名無しより愛をこめて:03/12/25 20:59 ID:ty9WEc9S
他のライダーも訪ねてきて、
ミラーモンスターも一緒のパーティに大喜びの園児。

香川「ほら、外を見てください。雪が降ってきましたよ。」
楽しそうなパーティを見ているうち気分が良くなって元気になる香川。

仲村「サンタさんに何をもらったんだ?」
真っ赤なリボンが付いた箱を大事そうに抱える東條に聞いてみる仲村。

東條「あのねえ・・。」
581名無しより愛をこめて:03/12/25 21:01 ID:PKirIFPu
「あひゃあああぁぁ〜〜・・・」
401号室に絶叫が響いた。

続いて誰かが床に倒れる音が。
東條「せんせい、なかむらくんがきぜつしましたー」
香川「ううむ、精神的ブラクラにまともにやられてしまったようですね。
   あらしの張り付けたURLにうかつにアクセスするとこういうことになるのです」
582名無しより愛をこめて:03/12/25 21:43 ID:JK6pPyrj
「…アヒャ…嵐だ…ざざ虫だ…アヒャ…」
「仲村くん、仲村くん!」
583名無しより愛をこめて:03/12/25 23:58 ID:1sk09v79
西本「仲村君、しっかりしろよ。…。うわ〜これ見たのか」
田宮「rottenって言葉が入ってるURL開けちゃ駄目じゃん。しょーがないなー」
江島「仲村君、しっかりしたまえ。誰か、誰か冷たい水を持って来てくれないか?」
恵里「先輩?大丈夫ですか?」

女性の声でシャキーン(`・ω・´)と立ち直る仲村だった。

裕太の持って来た水を飲んで落ち着く仲村。
仲村「佃煮材料が、これの上でダンスする悪夢を見たんだ。くそ!もう荒しは懲り懲りだ!」
島田「エッチなコピーに騙されたのね〜。ふ、ふふ。ひゅーひゅー。
  あー、ドサクサでトロイまで仕込まれてる。はい、解除しておきました〜。私に感謝!」
仲村「…。どうもありがとう…」
芝浦「(物陰から)ち!またあの眼鏡○○かぁ。余計な真似すんなよなー、つまんないの…」
メタ「ぐおぐお(淳君、クリスマスびっくりプレゼントのチャンスは、まだありますよ…)」


元401号室のメンバーも加わって、更ににぎやかになる401号室だった。

落ち着いた所でギョッとなる仲村にニッコリ微笑みかける、蟹ぐるみを着てる恵里。
「ああ、これはペアルックなんですよ」と、
蓮と一緒の格好に何の疑問も無い恵里に思わず絶句する仲村だった。

仲村(百合絵さんといい、どうして性格の良い娘に限って
  相方の朱に染まってイロモノになってしまうんだろう…とほほ)
584名無しより愛をこめて:03/12/26 10:28 ID:Of4Bp+g2
>580
東條がとても楽しそうなので、「何をもらったのお兄ちゃん?」と聞いてみる裕太だった。

裕太「ぼくはお父さ…サンタさんに、パネルとモーターの組み立てキットをもらったよ。
  『じぶんで好きなように組み合わせてあそんで下さい』って手がみもあって、
  とってもうれしかったよ」
東條「いーなー、さんたさんの てがみもあったんだ」

…クリスマスの明け方に、這うような状態でもMW経由で一旦自宅に帰り、
我が子の枕元にそっとプレゼントを置いてから再び寝込んだ
教授の知られざる苦労があったのは別な話。

サンタ、サンタと言ってる、大きな園児の夢を壊さないように気配りする裕太に、
幸せそうな笑みを返す巨大園児だった。
東條「えーとね、ごめんね。ないしょ。でも、すごくうれしい ぷれぜんとだったよ」
585名無しより愛をこめて:03/12/26 10:29 ID:Of4Bp+g2
手塚「あいつを見たら、瞬時に一斉掃射だ」
斉藤「うん、判ってる」
エビル「ぴっち、ぴっち(はい。浅倉を見掛けたら容赦しません)」
毎年恒例の”クリスマス厳戒態勢”に突入する手塚達だった。

エビル「ぴちぴちぴち(それにしても今日は皆さん、注文で曲の中断なんて無粋なまね無しで
  静かに斉藤さんの曲に耳を傾けていますねぇ)」
手塚「雄一の曲に聞きほれているんだろうな。この聖歌のジャズアレンジ集が良い感じだし」


パーティを盛り上げる筈の歌と占い。
が。
防弾チョッキやヘルメットで武装した占い師とピアノ弾きとエイの姿にちょっと引いて、
気軽にリクエストを出せないでいる客達に気付いていない手塚達だった。
586名無しより愛をこめて:03/12/26 10:30 ID:Of4Bp+g2
バジン「最近、出番が無いバジン。バッシャーは活躍できて良かったバジン。
  クリスマスだから、プレゼントの代りに素敵な知らせがないかなバジン…(ため息」

バッシャー「ヴァッ!」←俺だって出たってだけであんまり活躍っぽく無かったぞ!と抗議

バジン「でも、エクザップバスターのミサイル乱射の引き(のちょっと手前)から、
  ”来週に続く”で、バッシャーは格好良かったバジン。
  もう蹴飛ばされても怒らないから、タッ君、戦闘に呼んでくれないかな?
  スライガーも大活躍できて、羨ましいバジン…(さめざめ泣き」
587名無しより愛をこめて:03/12/26 10:50 ID:dseLAWvU
>>584
東條がもらったプレゼントはこれらしいぞ!
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1067875406/118
588名無しより愛をこめて:03/12/26 13:20 ID:Of4Bp+g2
村上「あはははははは!最高ですよ!もっと飛ばしてください!」
スライガー「ラジャ!」

三原「…。…。俺のスライガーが…。(ため息)
  今日はクリスマスだから好きなだけ乗っていいよ。
  けど…最終回までに俺はスライガーに乗れるのかな?
  でも、一人じゃないからマシかも。
  俺には帰る家、暖かい家庭があるし… (*´∀`*)ポワァァン」
草加「良かったな、三原。帰る場所や待ってる人が居るだけで幸せになれるものな。
  俺も今日は真理とのラブラブ天驚拳な時が控えている から、
  その気持ち良くわかるぞ(*´∀`*)ポワァァン」←自信満々


その頃、流星塾でのX'masパーティが盛り上がる中ひっそり校庭の隅でバーベキューを始め、
寂しく盛り上がろうと努力するスロースオルフェとスパイダーオルフェ。
仲間の塾生を傷つけちゃったんで、輪の中に入るに入れない青沼と澤田のトホホX'masだった。
589名無しより愛をこめて:03/12/26 22:22 ID:gV+ADqeu
香川「ペースが落ちてきていますね。」

香川「昨日も今日もたったの4連投。
  1週間前に10連投したパワーはどうしたんでしょう。」
590名無しより愛をこめて:03/12/27 16:48 ID:1aoR8fZY
テスト
591名無しより愛をこめて:03/12/27 23:57 ID:4TbTougY
仲村「テスト…テスト…。ハッ!動作テスト以外にも、まだデータのチェックもありました!
  はい先生!このくらいの量のレポートで凹んでる時間はありません!」
一瞬、朦朧とし掛けたものの、猛烈な勢いでデータを打ち込んで連投し続ける仲村だった。

東條「なかむらくん、くりすますぱーてぃは どうするの?」
仲村「研究だ!レポートだ!学生の本分は勉強だ!」←自棄
592名無しより愛をこめて:03/12/27 23:58 ID:1+TzujlG
美穂「じゃ〜ん!!ケーキの差し入れだよ!」 結花「お邪魔します」
トナカイとサンタの格好の美穂達と一緒に、美穂に誘われた結花と啓太郎も遊びに来て
ますますにぎやかになる401号室だった。
593名無しより愛をこめて:03/12/28 00:02 ID:IrTyZtTw
その頃、真理や沙耶に招かれて流星塾のパーティを楽しむ巧。
594名無しより愛をこめて:03/12/28 00:42 ID:LeMD6vxo
その場の注目が集まって、
慣れない正装にぎこちない笑みを浮かべる啓太郎を、にっこり笑ってサポートする結花。
慣れない格好にぎこちない笑みを浮かべる裏真司を、にっこり笑ってどつき返される真司。
真司「んーまー…えーと…」
裏真司「みんながじろじろ見てるのは、あれか?霧島が着たがったから仕方ないんだ」

2人のサンタを従えたトナカイ姿の美穂に絶句する一堂…と思いきや
コスプレ大好き美穂なので普通に見えてしまう罠(-2)だった。

菊池「店の宣伝の為に女の子がウケ狙いに走るなんて…。
  気の毒だから、トナカイなら俺が着ても良かったのにぃ…」←勘違い
結花「そうですよ。啓太郎さんなら、何を着ても似合いますよ」←ピントずれてる
595名無しより愛をこめて:03/12/28 18:41 ID:zwc2HJtR
美穂「似合う?可愛い?ありがとー。」
などと来客たちが楽しんでいる中、仲村はレポート作成に必死だった。

仲村「をぉおぉぉおあぁぁ…」
白目をむく勢いの中、
香川「今はパーティーに加わって疲れを癒すといいでしょう。」
仲村「でも…。」
香川「少し休んで、それからでも遅くはありませんよ。
   無理をして作成しても、ミスが多くなりますしね。」
仲村「わかりました。ありがとうございます。」
その言葉に感謝しながらも、このメンツで疲れが癒えるかどうか?
などと考えている仲村だった。
596名無しより愛をこめて:03/12/28 23:59 ID:LeMD6vxo
へろへろになって座り込む仲村に、ホットチョコを渡す東條。

「こんな甘い物要らん!」と言いかけて、疲れた身体に甘味が染みてくると
なぜか、ほろしょっぱくなる仲村だった。
597名無しより愛をこめて:03/12/29 13:10 ID:K84AnqIh
恵里さんと秋山、百合絵さんと佐野、美穂さんと城戸×2、結花さんとクリーニング屋、
そして典子さんと先生…。

カップルが仲良く話したりプレゼントの交換をする姿に、
だんだん(´・ω・`)ショボーンとなる仲村だった。

身体の疲れは取れても、心の疲れはなかなか取れないなぁ…。
いーんだよ!俺には勉強と研究があるんだ!あるんだったら、あるんだ!(泣)

その仲村の肩をぽんと叩いて暗い笑みを浮かべる男達が…。
手塚「俺には見える…あんたの哀しみが…。来年もまた今と同じかもしれない。
  だが未来は変えられる…。ちゃんと努力すれば、明るい未来に変えられるはずだ。
  ふ…。それができれば苦労はないけどな。俺の予言は当たる」←X'masに彼女居ない仲間
仲村「不吉占い師!お前と一緒にするな!(怒り泣」

須藤「仲村さん、私達は孤独ではありませんよ?私達には心強い友が居ますから。
  MMと1対1で、人生ゲームやドミノやジェンカで遊ぶ楽しい聖夜が
  きっと来年も訪れる事でしょう(笑いながら自嘲入れつつ」←X'masに彼女居ない仲間2
仲村「蟹コップ!お前とも一緒にするな!(自棄泣」
598名無しより愛をこめて:03/12/30 00:00 ID:qU3npSbn
仲村「あ!!ちょっと外の空気を吸ってきます」
窓の外に浅倉を発見し、401号室が乱戦会場になる前に阻止しようと飛び出す仲村だった。

仲村「何しに来た!また401号室を荒らす気なら…」
不気味に笑いながら、何かが刺さった棒を取り出す浅倉。

浅倉「この間のはうまかったぜェ。これを…食うか…?」
01回路の影響がちょっぴり残ってるのか、冷蔵庫の中味のお礼に来たらしい浅倉だった。

寒い中、わざわざ持って来た物を見て、思わず「いいから、これ持って行け!」と
牽制で投げ付ける予定だったケーキを浅倉に差し出す仲村。

意外そうな顔をした後、にっと笑ってケーキを手に立ち去る浅倉を見送りながら、
こんなものでもX'masプレゼントだしな…。でもこれをどうしろって言うんだよ?と
自家製クサヤを手にトホホとなる仲村だった。
599名無しより愛をこめて:03/12/30 11:22 ID:qU3npSbn
その頃、流星塾の校庭の隅、頬を手の形に腫らして、
怖い泣き笑い顔で澤田達と一緒に「女々しい野郎どもの詩」を歌う草加の姿があった。
600名無しより愛をこめて:03/12/30 12:52 ID:qU3npSbn
聖夜にバーベキューの火を囲んで失恋話や失敗談で暗く淀む集団(大人数)に、
ふらふら引き寄せられる仲村だった。

手に余るクサヤを、土産と言って草加に押し付ける仲村。
仲村「遠慮するな。知る人ぞ知る職人の渾身の逸品らしいぞ(←でまかせ」
煙たいバーベキューをますます煙たくして、ケホケホむせながら
独り身共が「楽しいなぁ…」「ああ、同じ境遇の仲間がいっぱいで楽しいよなぁ」と
虚しく笑いあう聖夜だった。

語るうちにも、焚き火の明かりに寂しい者共が次々引き寄せられ…。
村上「火にあたっても良いですか?少し、暖かいものが欲しくなりましてね」
バジン「寒くてソルグリセリンも凍りそうバジン。ちょっと暖まらせてもらうバジン。
  今日はクリスマスだから、ガソリン一気呑みで寂しさを紛らわすバジン」

馬鹿バイク!!ガソリン持ったまま、火の側に寄るなー!

わーわーと騒ぐ連中を背景に、唖然とする仲村の肩をぽんと叩く者が…。
香川「仲村君、気分は落ち着きましたか?体調はどうですか?
  ここは冷えますよ。気分転換ができたなら暖かい部屋へ戻りましょう」
東條「かんざきくんとゆいちゃんが、さなこさんのつくった こうちゃのくっきー、
  もってきたよ。ここにいると さむいから、かえったほうがいいかも?
  さなこさんのこうちゃといっしょにたべると おいしいから」

…まだ俺には帰る場所がある。
心配してくれる人達も居る。
だからまあ…メリークリスマス、俺。

香川達3人が立ち去ったあと。
「あぁ夢で会えるなら それだけでもいい〜♪」
「あぁいつも見つめていたい 女々しいと知っても〜♪」
校庭の隅、クリスマスにヤケクソになってる連中の迷惑な合唱がいつまでも鳴響いた。
601名無しより愛をこめて:03/12/30 12:53 ID:qU3npSbn
ローグ「…。…(…というのが、幾人かの皆さんのクリスマスだったそうです)」
デス「うがう(独り身が集って青空カラオケかよ?侘し過ぎて泣けるぜ)」
602名無しより愛をこめて:03/12/30 21:05 ID:cOQbrHdt
香川「今年もあとわずかです。色々な事がありましたね。
  そこでみんなで今年を振り返ってみましょう。」
603名無しより愛をこめて:03/12/30 21:18 ID:oh/+q5Tm
東條「なんといってもかがわせんせいがじつはろぼっただったというのにはおどろきました。
  でもにんげんであろうとろぼっとであろうとぼくはせんせいがだいすきです。」

香川「ありがとう、東條君。」

仲村「アヒャヒャヒャ…アヒャヒャヒャ…」
604名無しより愛をこめて:03/12/30 22:32 ID:55GIIQj3
東條「そうめんおいっぱいたべたよ、たなばたのおかざりもつくったよ。」
香川「東條君は心のやさしい願い事をしていましたね。」
仲村「アヒャアヒャアヒャ…」
605名無しより愛をこめて:03/12/30 23:10 ID:QxQ6CFhd
東條「すまぶれといすとあのおーぷんせーるにいったときは、
   のどじまんできなくてざんねんだった。」
香川「それは仕方ありません。」
東條「いまもまいつきかいものにいってる。いいおみせだ。」
仲村「アヒャヒャ…」
606名無しより愛をこめて:03/12/30 23:54 ID:qU3npSbn
仲村「アヒャ…ぜぇぜぇ…。えーと、俺の今年の思い出は…」
当然のごとく、バレンタインやホワイトデーやクリスマスの事はすっぱり忘却する仲村だった。

仲村「やっぱり一番良かった思い出は、みんなに誕生日を祝ってもら…」
そう言いかけて、ふっと蘇るこの場面。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039143741/494-495n
この瞬間、彼らの姿を見た時の気持ちを思い返し、涙だだ漏れになる仲村だった。
607名無しより愛をこめて:03/12/30 23:54 ID:AiItKRp2
東條「はるののどじまんたいかいでは、ぼくが、おおとりをうたったんだ」
香川「それじゃあ、東條君はSMAP並みの大スターですよ」
東條「えへん、それからみんなでしょうひんをくばってあるいたんだ」
香川「うむうむ、リレースレらしく次の人へバトンタッチしながら、長く続いたネタでしたね」
仲村「アヒャアヒャヒャ…」
608名無しより愛をこめて:03/12/31 00:40 ID:MX9FVt4E
香川「東條君がトリを務めた春の喉自慢大会から幾月でしょうか。今年も遂にこの日がやって来ました。」
609名無しより愛をこめて:03/12/31 01:15 ID:ErYAEBZf
南「知っていますか!!」

南「今年の紅白の総合司会は、この私だということを!!」

それは心強いことだと香川は思った。
610名無しより愛をこめて:03/12/31 23:45 ID:+SRT4mYe
>474のバーチャ紅白マシンを使い紅白カラオケで遊んだり、
本家紅白を見て寛ぐ、色んな町内の人々だった。

仲村「(せっかく、ローグとデスとその他押しかけオルフェで達とで大掃除したのに…。
  また片付けが大変だな…(ちょっぴり鬱)」

香川「ではいよいよ、私の番ですね。曲はもちろん、みゆきたんの…」

今日の香川は輝いていた。
一年で一番輝いていた。
心の底から思う存分、中島みゆきを熱唱できるこの時を、どれだけ待ち望んだ事か…。

しかし香川は知らなかった。
この名無しは中島みゆきの事を全然知らないので
「地上の星」と「テールライト・ヘッドライト」以外歌わせる事ができないのを…。
611名無しより愛をこめて:03/12/31 23:58 ID:+SRT4mYe
香川は、物凄くヒットした中島みゆきの曲を歌った。 みんなの心に物凄くヒットした!

香川は、かなり怖い中島みゆきの曲を歌った。 みんなは怯えた!

香川は、泣かせる中島みゆきの曲を歌った。 みんなは悲しみで辺りが見えなくなった!

香川は、感動で震える中島みゆきの曲を歌った。 みんなは震えて痺れた!

香川は、最高に盛上がる中島みゆきの曲を歌った。会心の一撃!みんなはノックアウトされた!


デス「がう(歌っていうよりゃ、ドラクエのメッセージみてえだな…)」
612名無しより愛をこめて:04/01/01 00:01 ID:F2iO3KQ8
南の総合司会で盛り上がった紅白歌合戦もいよいよ大トリ。
歌うはトリモンスターコンビの美穂と結花。
歌は恒例のライダー主題歌。
今年はもちろん「justiφ's」だ。

広がる宇宙の中 Can you feel?
小さな地球の話をしよう♪
Tell me the truth 信じてた未来が
崩れ去ろうとしてる
悲しみをくり返し
僕らは何処へ行くのだろう?
今1人1人の胸の中
目を覚ませ
The time to go!
強くあるために♪
また護ることと戦うこと
Dilemmaは終わららない・・・
走りつづけても!
The end justiΦ's the mean♪

観客も総立ち。
舞台と客席が一体になる。
最高だ。

しかし・・・
美穂「何よ、結花、終わわらないってのは?」
結花「それは美穂さんが間違えたんでしょう?」

年をまたいで、昨年の紅白と同じオチをくり返す二人だった。
613名無しより愛をこめて:04/01/01 08:02 ID:rdiWZsWn
勇治「まだ、こんなにハンコを押さなきゃいけないんですか?(憔悴」
スマレ「だってぇ仕方ありません。村上さんがルーズだったのでぇ、
  (ローズだけに。うぅ〜んマーヴェラス!座布団全部持ってっちゃえー!)
  書類も決裁も、いーーーーーっぱい、溜まっちゃってたんでーす。えーん。
  でもぉ、新社長さんのおかげで、お仕事がどんどん進んで、お姉さん嬉しいでーす」

花形さんにスマブレの社長にならないかって言われた時は、驚いたけど嬉しかったのに…。
社長の仕事って、面倒臭い上に退屈な作業ばっかりなんだな…。

スマレ「は〜い♪眠くて辛そうな新社長さんを、お姉さん、歌を歌って応援しちゃいま〜す。
     弱虫が泣く〜♪ 負け犬が吠える〜♪
     働け、働け〜♪ 馬車馬のように〜♪ ピシッ♪ピシッ♪ピシッ♪」

しくしく泣きながら、年をまたいでも終わらない書類仕事を、果てしなく続ける勇治だった。
614名無しより愛をこめて:04/01/01 09:13 ID:A7o8NV/m
草加「あけましておめでとうって解釈で・・・いいのかな?」
615名無しより愛をこめて:04/01/01 20:58 ID:SSF9wi5m
東條「くさかくん、あけましておめでとう。」
お客さまが年始の挨拶に401号室にやって来た。
獅子舞の格好でお客を迎えるですちゃんや、
着物でお迎えする香川教授とサトちゃんに割烹着の仲村くん。
東條「ろーぐちゃん、とってもにあうよー。」
ローグ「・・・(そうですか?似合いますか?)」
今年の干支の格好で本当に良いのかなと疑問に思うローグだった。
616名無しより愛をこめて:04/01/01 23:58 ID:rdiWZsWn
スマートブレイン社の大型モニターにめいっぱい映る、新年の抱負を語る新社長の姿。
年始の挨拶に来た国内外の大物に紹介され、廊下にズラっと並んだ社員に挨拶をされ、
…そして、社長部屋に戻ると大量の文書チェックとハンコ押しが待ってる勇治だった。
勇治「とほほ…。いつになったら終わるのかな、これ?」

ハンコ押しは海堂に手伝わせてチェックに専念する勇治。紅茶を作って2人をねぎらう結花。

勇治「このドキュメントには、何箇所か間違いがあったよ。
  >553は『”ブランコに一人寂しく”じゃなくて”ブランコに腰掛け、一人寂しく”。
  アップしたら真中が抜けてて血が引いた』ってあるね。

  >610には『”オルフェで達とで”の部分が、”で”が1つ多いのと、
  ”ヘッドライト・テールライト”だったよ。ネタで思い切り間違ってどうする ∧‖∧』
  そう修正の依頼があってね。まったく、そそっかしい人が編集すると後の始末が大変だ」

なんだか疲れた。毎日毎日、こんな日が続くのかな?
春先のあの頃、事情が急変して色々忙しかったけど、なんとなくみんなが幸せだったあの頃。
なんだかあの頃に戻りたいなぁと、遠くを見る勇治だった。
617名無しより愛をこめて:04/01/02 02:10 ID:B6GNg16/
神崎「……そんなにあの頃に戻りたいのか……いいだろう……戻るがいい……
  ……去年のあの春の頃に……みんなで楽しく歌っていたあの頃に……
  ……タ イ ム ベ ン ト!!」

勇治が気が付くと、そこは新緑の清明院大学キャンバスだった。
618名無しより愛をこめて:04/01/02 21:46 ID:9CE9gM4J
>617
どっか〜〜ん!

何チャラ山「恵理!」

戻しすぎであった。
619名無しより愛をこめて:04/01/03 23:58 ID:W3ryJxr3
東條「くさかくん、どうしたの?
  おとそ、そんなにいっぱいのむと、きもちわるくなるかも」

真理にきっぱりすっきりハッキリくっきりまるっとお付き合いを断られ
失恋で自棄になってる草加だった。

草加「これもみんな…みんな…。そうだ!親父が悪いんだ!」←やつあたり
620名無しより愛をこめて:04/01/04 00:39 ID:cAXieTkO
東條「せんせい!なかむらくん!こうせつひゃくものがたりの あにめが、
  てれびかながわで こんばん12じ45ふんから、はじまるよ!」

香川「遂に地上波でも放送ですか。これで関東でも普通にTVで鑑賞する事が出来ますね」

仲村「おい東條?いくら騒いだって、どうせ番組が始まったら怖がって観ないんだから、
  いちいちでかい声で知らせなくてm…」 → ガリガリガリガリガリ…

前と同じく頭に白布を巻いて首から御札の木箱を下げて、コタツにスタンバる東條だった。
デス「うがう…(腹巻に股引…。俺のこの格好、ひょっとして俺は長耳役か?)」
仲村「俺に書生のような格好させてどうしろと?何かある度、うひゃあと驚けってか?」
香川「(皆に茶菓子を配りつつ)このメンバーですと紅一点のお銀さんの格好をするのは、
  そろそろ乱入してきそうな霧島さん辺りかもしれませ…」

すっと扉が開かれると、そこには小娘向けの派手な江戸紫の着物に草色の半纏を身にまとい、
しな垂れる様に横座りの浅くr…

念入りにガリガリされていく者を見送りながら、今のは見なかった事にする一堂だった。
621名無しより愛をこめて:04/01/04 11:04 ID:twr8lNnS
ごく一部地域にとっては、ていうかお前さんにとってはお祭りかも知れんが、全国的には巷説百物語の地上波放送なんかとっくにやってる。
いちいちageんな。
622名無しより愛をこめて:04/01/04 12:56 ID:cAXieTkO
芝浦「『…いちいちageんな 負け犬ども(ゲラ』と。よっしゃ送信。
  ま、関東在住のCSも観られない貧乏人にはお祭りかも知れないけどさぁ、
  もうとっくに親局じゃ放送終了してる上、協賛田舎放送局でもじきに終る番組なんか
  有難がってどうすんだよ?それにあれって、俺もう全話、nyで落として観ちゃt…」

「タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!」
違法ファイル交換について聞きたい事がありますと、蟹刑事に追いかけられてく芝浦だった。


東條「しばうらくん、いーなー。もうぜんぶみちゃったんだ」←ピントずれてる
仲村「やい!芝浦!俺達が居る東京のこの地で地上波放映される事が肝心なんだ!
  そうとも!ぜ、絶対に衛星放送も見れないほど貧しいから地上波で喜んでるんじゃない!
  貧しくなんか無いったら無いぞ!(泣)それに何より、先生謹製のアンテナがあれば
  契約無しでも世界中の番組が自在に観られるんだから…」

「タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!」
電波の違法受信について聞きたい事がありますと、蟹刑事に追いかけられてく仲村だった。


デス「がうう、が(この場合、本当に事情聴取を受けなきゃいけねぇのは旦那じゃなくて…。
  まぁ、薮蛇になるから黙ってるのが吉か?)」←ひでぇ
623名無しより愛をこめて:04/01/04 13:00 ID:cAXieTkO
仲村「ぜぇぜぇ…。ところで、なんで芝浦達がここに来てたんだ?」
メタ「ぐおぐお(明けましておめでとうございます。淳君とお正月の挨拶に来たです。
  今年も去年同様、皆様の身に波乱万丈が起きます様に。これは淳君からのお年玉っす)」

主人の意思を継いで、
X'masに渡し損ねた「嫌なモノがみつしり詰まってるびっくりプレゼント」を置くと
とっとと逃げ去るメタルゲラスだった。

東條「わーい♪なかみ、なにかな?」 仲村「こら!貰い物をすぐに開けるな…」ガリガリガリ…

東條が楽しそうにパカっと蓋を空けるとそこには…。
624名無しより愛をこめて:04/01/04 17:48 ID:QplbAP2K
巷説百物語を全話録画したDVDが入っていた。

東條「わーい♪わーい♪」
仲村「ものごっそな嫌味だな…」
625名無しより愛をこめて:04/01/06 13:00 ID:EfJ0iWbi
香川「このDVD、ただでさえ怖い番組に、またサブリミナル効果の細工をしていますね。
  うっかりこれを観たら、意識化に残った悪口と実写グログロ映像に
  東條君が泣かされるのは必須でしょう」

仲村「ゴミならゴミで捨てられるのに、使い物になるかならないギリギリの物ばかり
  みつしり詰まってる所が腹立ちます。(←仲村の性格を把握した嫌がらせ)
  形の違う螺旋ばっかり1つづつとか、入歯接着剤とか、音響カプラをどうしろと?
  うわ…。先生は見ないほうが良いです。
  この右斜め45度で華麗にスナップされたパネル写真、佃煮材料のヤツですよ」

東條「わーい♪しょうみきげんが10ねんぐらいまえのかんづめがいっぱいあるよ。
  このさかなのかんづめって、がいこくのかな?」
仲村「そ、それは!シュールストレミングっ!!絶対にあーけーるーなー!(絶叫」
ttp://www2t.biglobe.ne.jp/~sawabe/reading/tasting.html
ttp://www.asahi-net.or.jp/~xb2n-aok/rl1999/kanzume/kanzume.htm


わずかな衝撃でも開いてしまい、その場がどてらい事になる缶詰を前に
パニックなる401号室(-1)だった。
東條「ですちゃん?そーすとわさびじょうゆと、どっちがいい?」←無邪気に缶切りを握って
626名無しより愛をこめて:04/01/07 00:08 ID:ODYh1fE0
>うわ…。先生は見ないほうが良いです。

「そう言われても、もう見えてしまいましたよ。
 私の電子眼にはエックス線透視機能が備わっているのですから…」
困惑顔の香川先生だった。
627名無しより愛をこめて:04/01/07 12:57 ID:+XYxtNYY
蓮の絶叫から始まった、隣のご町内の悲喜こもごもを早送りで見守る勇治だった。
勇治「願いがあっても、みんな消えてしまうのか。人間は虚しいな…」
神崎「いくら願っても…もう起きてしまった事を変える事は困難だ…。
  俺は去年になって…ようやくそれを学んだ…。
  過去への介入で出来る事…それは…過去を振返り得た物で『これから』を変える事だ…。
  おまえは…戻りたいと願ったな…?望み通り過去を見せた…得る物はあったか…?」
勇治「判らない…」

時が移り、新緑の大学、ステージで楽しく唄ったり踊ったりする過去の自分達の姿に
思わず手を伸ばしかけて、自分の手をじっと見る勇治だった。
勇治「この頃は乾君達とも、一緒に働いたり遊んだりしたんだっけ…。
  帰れるものなら…やり直せるなら…。いや。あなたの言う通りだ。過去は過去だ。
  もう、この頃の俺には戻る事は出来ない。だって俺は…」

オルフェノクの利益だけを追求する会社のトップだからな、と暗く呟く勇治だった。
628名無しより愛をこめて:04/01/07 13:00 ID:+XYxtNYY
草加「父さん…悪かった…。真理は俺の事を探しに来てくれた…。だけど…。だから…。
  思った事がうまくいかなかったり…悪い事は全部…父さんのせいにして怒って…ごめん」
花形「…雅人…お前はイ`。
  失敗の一つや二つでくよくよしてたら…父さんみたいに大きくなれないぞ?」←育ち過ぎ

おとそで仲良くリタイアして、海岸近くで寝てる酔っ払い親子だった。
こんな所で寝てると風邪を引くよと、草加を揺り起こしておく通りすがりの親切な勇治。
草加「痛っ!!無理に引っ張るから…首が筋違いになった…って、解釈でいいのかな?」
花形「どうれ。整体なら父さんに任せなさい(ヒック」←立ち上ると怪しい拳法の手付きで
草加「ぎykhんgkjvjk!
  …父さん。なんだかますます酷くなった気がするけど…気のせいかな?」


木野「雅人ぉぉ!!ここで寝るな!凍死するぞ!雅人!しっかりしろ!まさとぉぉおっ!!」
通りがかった木野さんの要らない親切ビンタで、
首の筋がますますアレになってしまう草加だった。
629名無しより愛をこめて:04/01/07 13:01 ID:+XYxtNYY
うっかりパネルが目に入り以前の記憶がよみがえって倒れる香川。
それを見てフラッシュバックでアヒャりだす仲村。
香川と仲村の介抱に追われるデスとローグ。

誰も止めるものが居ないので呑気に缶切りを構える東條。
鋼の刃が缶に迫ったその時…!








シュール缶は通りすがりの親切な浅倉に強奪され
危機を免れる401号室だった。
630名無しより愛をこめて:04/01/08 23:59 ID:cTkxPoSF
東條「ですちゃん、かんづめおしかったね?あさくらくんから、かえしてもらおうか?」
デス「がうううが(ボウズにゃ悪いが、遠慮しとくぁ)」
631名無しより愛をこめて:04/01/09 23:59 ID:r1ACy7uY
ローグが薬を買いに行ってる間、寝込む香川達にお粥を作る東條だった。

仲村「頼むから…菓子なんか…入れるなよ…(げほげほ」
香川「もう…遅いようです…。ジャムや大福に塩辛とたくあん…。
  それはジャイアンシチューのレシピですね?(眼鏡を光らせながら」

(略)な騒ぎな後に仕切り直して、普通のお粥に見える物に一息入れる香川達だった。
香川「時々混じるこの茶色の物は…野菜ですか?」
東條「うん。ななくさがゆの のこりがあったから、あっためたんだよー」
仲村「今日は9日…。もう10日になるんだが……(大汗」



401号室は今日も平和…なのかもしれない。
632名無しより愛をこめて:04/01/13 11:09 ID:VcnBLyZb
ちょっとここ通らせてもらいますよ(AA略 と、空気の読めないサノマン
633ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :04/01/13 22:20 ID:Q1c7SJF8
ぐつぐつ〜〜

デス「ガウガウガウ〜〜(有無、美味)」

仲村「おお!なんだか知らんが美味そうだ!」
香川「どれ、私にも一つ……」

デス「ガウ〜ガウガウ〜?(おかゆライスですが、よろしいですか?)」
634名無しより愛をこめて:04/01/16 00:00 ID:c6wDp+4O
デスお手製の暖かいお粥ご飯で、立ち直る香川と仲村だった。

デス任せで呑気にTVを見ていた東條が声をあげた。
東條「せんせー、なかむらくん。すごいよー!!
  のちのこうせつひゃくものがたりが、なおきしょう とったんだってー」
ttp://www.osawa-office.co.jp/

仲村「なんで後巷説なんかで…。しかも今更、直木賞を貰っても有り難味がな…」
  → そんなこといわずに、なかむらくんもおいわいしようよー →ガリガリガリ

香川「後巷説ですか…。いきなりシリーズ物の番外編が受賞というのも、
  ファンとしては複雑な気持ちです。賞を取ったからと言ってそこから読むよりも
  ここは順番通りに、巷説、続巷説、後巷説と読んだ方がより作品を味わえるでしょうね」



とりあえず、芥川賞受賞作「蛇にピアス」というタイトルに引かれて
表をうろうろしてる浅倉と海堂だった@俺達の出番はないか?
635名無しより愛をこめて:04/01/17 23:59 ID:fPMG/UeS
蛇×2達と一緒に「英・雄っ!え・い・ゆ・うっ!ヒーロー俺?!」と
無意味にテンションをあげてハシャイでいた東條だったが…。

夜の闇に紛れ木陰に佇んでいたサングラスの男に気付いて足を止めた。
男は手を挙げて登場や香川に向かって挨拶をした。

東條「あー!!うえま・・」
??「しっ。俺は通りすがりの謎の人物だ。そう言う事にしておいてくれ」
香川「お帰りなさい。いや、はじめまして、謎の御方。そこは冷えますからこちらへどうぞ」

頑なにサングラスを掛けたままローグの淹れた茶で一息つく男に、茶菓子をすすめる仲村。
仲村「急に顔を出さないから、一時は辞めたんじゃないかって先生も心配してた。
  いったい今まで、なにやってたんだ?」
??「今までと同じ普通の毎日だ。うん。坊主も教授もあんたも、元気そうで何よりだ。
  いやな、最近うちの支店は本社からの風当たりが強くてな。
  煙たがられてるようなら、表立って行動はしない方が吉だ。
  そう思って意見をするのも、本社に寄るのもなるべく控えていたんだが…。
  だがな」

正体バレバレの謎の男は、サングラスで表情が判らないまま、じっと宙を見た。

??「スマブレ本社が危ない。はっきり言って明日にも倒れるかもしれない。
  社畜はおとなしく、黙って上からの指示に従ってれば良かったのかもしれないが、
  もう見てらんない、お前(略)…な気持ちで舞い戻って来た、ただの大馬鹿だ。俺は」
636名無しより愛をこめて:04/01/18 08:01 ID:/I75o8Sp
城戸「なんかさあ。去年も最終回前って、みんなお祭りみたいになってドキドキしたよな?
  期待したり、泣いたり笑ったりの予感とか、色んな形であっちの町内に注目が集まって、
  ドサクサで俺のリタイアの事もスルーされて助かったって言うかー…」
秋山「ふ。スルーか?それは気の毒な事をしたな」

日曜大工の工具を取り出して
「去年の今頃は改造祭りだったな。遠慮するな。祭ってやるから」とニッコリ笑う蓮。
ノワァァァァン!!意地悪言うなー!ひとでなしー!と泣いて走り去る真司。

まあ、いつまでたっても相変わらずですねと、
茶をすすりながらドタバタ走る2人を見送る香川だった。
637名無しより愛をこめて:04/01/18 08:05 ID:/I75o8Sp
??「『王を守る』と口走って、木場が必死になって立て直そうとしてるが、
  あいつ、過去を振り返らないとか言って、憑かれたように無茶ばかり始めてな…。
  親村上派の大量リストラや、今更のライオTの採用で社内外の余計な怒りを買ってる。
  直接文句を言った海堂も首にしてしまって、今やあいつの回りはイエスマンばかりだ。
  あれじゃ会社を立て直すどころか、あいつも解任され責任を追及される」

東條「きばくんがしんぱいなの?」
??「それもあるが、オルフェノクの行く末だ。
  あいつの行動に、これからの俺達の全てがかかってるとなると…」
638名無しより愛をこめて:04/01/18 11:56 ID:d+Ttbcxb
香川「それよりみなさん、もう一方のプロジェクトXスレがピンチです。
   自作自演がばれたとも言われていますが。
   ともかくみんなで行って助けるときではないでしょうか。
   こちらとあちらは元は同じところから分かれた兄弟。
   たとえるならリジュエルのデズモゾーリャとアバレキラーのデズモゾーリャのように
   ふたつでひとつの存在なのですから。

プロジェクトX RDC
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1067875406/l50
639名無しより愛をこめて:04/01/18 23:55 ID:/I75o8Sp
スマブレ本社から運び出されるダンボール群を
スマレの後ろで感慨深げに見送る、香川達だった。

??「やっぱりこうなる運命だったか…。
  まあ、傷が浅くてすんで良かった気もする」
640名無しより愛をこめて:04/01/19 23:16 ID:aN9xl5I7
香川「やっぱり…とは?
 まさか、あちらのスレが破綻したのは、あなたの差し金だったのですか?」
641名無しより愛をこめて:04/01/19 23:57 ID:WfCf741j
東條「ゆいちゃん、おたんじょうび おめでとう」
香川「おめでとうございます」
仲村「おめでとう」
13ライダーの皆さん「優衣ちゃん、誕生日おめでとう!」

優衣「ありがとう。本当にありがとう。すっごく嬉しいよ(うるうる目」
神崎「みんな…ありがとう…。今…自分の事のように嬉しく思ってる…(うるうる目2」
沙奈子「さあさ。食べた。食べた。あたしが腕によりをかけた
  アマゾン仕込みの宴会料理だからね?遠慮しなくてもいいから、ドンといけぇ!」
東條「わーい!さなこさんのごちそうだ」
香川「アマゾンの…材料ですか…(蒼白」

清明院大学401号室。賑やかにちょっとしんみりと優衣の誕生日を祝う人々だった。

極色彩の原材料のアマゾン料理をつつきながら、
去年のこの日、雪の降ったあの日…本当に色々な事があったよなと感慨深くなる仲村。




その頃、慶泉学院大学では…。
「嬉しいです。みんな、ありがとう!(感涙)俺の誕生日、忘れられたって思ってたのに
 キャプテン主導でみんなで祝ってくれるなんて、すっごい感激です!」
「水臭い事を言うなよ?俺と同じ名を持つ君を
 忘れたりする筈が無いじゃないか?(にっこりデビルスマイル)」

多分、部員以外からは誰からも忘れ去られてるフェンシング部の草加一郎の誕生日(1/19)を
先頭で仕切って号令掛けて祝ってみる草加雅人だった。←自分の仲間認定した相手には親切
642名無しより愛をこめて:04/01/20 23:59 ID:PrCToW1D
島田「編集長。バイト先が倒産しちゃって、今日はヒマでヒマでヒマでーす」
大久保「おう島田。そいつぁ気の毒したな。
  給料が足りねえなら、残業ガンガンやっつけちゃっていいぞ」
城戸「あ、俺も給料不足だから残業やりた…」
大久保「お前はい・い・か・ら・黙って自分で書いた記事の間違い探しやってろよ。な?」

島田「どうせお給料貰えないならーって、処分品のパソから
  使えそうなソフトやパーツやメモリやエトセトラ、貰ってきちゃいましたー。
  これで会社のマシンを増設しちゃいましょう」

大久保「でかした。ん?このDNAの螺旋がぐるぐるってなスクリーンセーバー、
  EVAの映画の奴か?なっつかしいなー。
  …って、パーツって言いながら丸ごと幾つも持って帰るかぁ?あぁん?
  ふょっふょっふょ。お主もワルよのぉ?」
島田「お代官様ほどじゃございませんです。ささ、この黄金色の菓子をお納めください」


うふ。しばらくの間は、またこちらの会社で遊ばせてもらいますわ〜♪
めぐみのノーパソ「吾作」のメモリを増設しながら、奈々子は楽しそうにクスクス笑った。
643名無しより愛をこめて:04/01/21 00:56 ID:L5Q/wn72
??「こらこら、スマブレは倒産したわけじゃないぞ…。
  木場前社長が消息不明になっただけだ…。
  正直にお払い箱になったと言えよ…。」
自分を見つめる謎の影にまだ気付いていない島田だった。
644名無しより愛をこめて:04/01/21 23:58 ID:JbJJfo9V
??「完全に潰れるよりは更正法でやり直しが出来ただけましだな。
  結局見てるだけで何にもできなかったな。俺もそろそろ九州に帰るか…。
  でもその前に…」
645名無しより愛をこめて:04/01/22 00:42 ID:3iOK3xTG
香川「…その前に、ここの分身スレのピンチを救いに行こうというのですね。
   さすが、私が見込んだあなただけのことはあります。」
??「そう言われると照れるな…。」
646名無しより愛をこめて:04/01/22 23:58 ID:AqWXV6+n
調子の悪くなったオートバジンが、えっほえっほと海堂と啓太郎に担ぎ込まれてきた。
香川に元通りに修理して貰い、嬉しそうに頭を振るバジン。

バジン「ブラスターの忘れ物を届けた時、タッ君は驚いて、でもすごく喜んでくれて、
  そして無念の故障をした時にはとっても哀しそうな顔をしてくれたバジン。
  …もうそれだけで十分バジン。
  あの顔を見た時、今までタッ君のサポートをしてきて本当に良かったと
  AIの底から思ったバジン」


それは良かったですねとにこにこ笑う香川の背を、軽くトントンと叩くものが…。

バッシャー「ヴァ!」←うっかりボコしたこちらも頼みますと言うかのように頭を下げながら
スライガー「・・・・」←丸焦げになったままバッシャーをやや睨む様にため息
647名無しより愛をこめて:04/01/23 23:55 ID:+humljAr
東條「せんせいはろぼっとたちからもすかれているんだね。」
仲村「先生もロボットだからな。同じロボット同志、心に通い合うものがあるんだろう。」
デス「うが(しかし、ロボットの修理なららんるちゃんの方が得意なんじゃ…。)」
ローグ「…(いいじゃないですか。先生も久々に等身大のロボット仲間とお話できて楽しそうです。)」
648名無しより愛をこめて:04/01/23 23:58 ID:z5uBD8KQ
(ry

海堂「あんた誰だ?」
649名無しより愛をこめて:04/01/24 00:23 ID:9oni+ZKP
(ry

??「あんたこそ誰だ?」
650名無しより愛をこめて:04/01/24 00:56 ID:7mcqvSsl
(ry

??「そういうあんたは誰さ?」
651名無しより愛をこめて:04/01/24 01:36 ID:+9OlI/wz
(ry

香川「私はロボット教授の香川英行です。あなたは?」
652名無しより愛をこめて:04/01/24 02:17 ID:LVkqugQK
(ry

??「名乗るほどの者ではござらぬ」
653名無しより愛をこめて:04/01/24 23:56 ID:kxLd+Apa
仲村「何だこれは?どうなってる?それに、いつもの変な眩暈が嘘のように…消えた?!」
東條「なかむらくん、みてみて。おふだが ぺちゃくちゃ しゃべってて、おもしろいかも」
海堂「面白いのは面白いけどよぉ。…ちゅうか、そこの真っ黒くろなお前誰?」

そこに居たのは>174のような地味派手な黒衣姿で、再び憑物落しに乗込んできた手塚だった。


斉藤「あはは。そういや紋章が描かれてるのは着流しじゃなくて、手に持った羽織だったよ。
  まあ、あの時は勢いだけで、手元にシリーズ本が無いのに記憶だけでコスプレ…もとい
  憑き物落しの正装(っていうの?)したからねえ(しみじみ」

手塚「もう大丈夫だ。仲村に憑いていた517神崎の残留思念はここに封じた。
  あとは好きなだけ喋らせておけばいい。
  それにしてもダミーとは言え恐ろしいまでの執念だな…。
  やつに憑いてたびたびアヒャらせる事が最高の妨害作になる。
  ツッコミ役の仲村が真っ先に壊れれば、教授の身に何か起きた時に誰も止める者もなく、
  この場は凍りついてしまうからな」
654名無しより愛をこめて:04/01/25 09:29 ID:S713Vl30
仲村「遂に!遂に先生の時代が来ました!あのバイザーの使用法はまさしく先生の物!」
東條「ぶれいどのかーどのつかいかたって、すらっしゅばいざー みたいだったね」
香川「それは良いのですが…。私の記憶力をもってしても、辛うじて区別できるギリギリ迄に
  主人公達の見分けがつかなかったのは…。年のせいなのでしょうねえ…(少し憂い顔で」

それは先生の年のせいではありませんと、慌ててフォローしたくなる仲村だった。
仲村「同じような髪と服だと、初見で人物に慣れないうちの見分けは厳しいと思います。
  せめて髪形か服装ぐらい大幅に変えて欲しかったが…」
東條「いちじょうさんとごだいさんも、つがみさんとあしわらさんとひかわさんも、
  きどくんとあきやまくんも、いぬいくんときばくんも、はじめてみたときは
  ぜんぜんちがうかたち だったよねー?」

形って…そりゃ変身後の話だろバカチン! → ガリガリガリガリガリガリ…

ともあれ、新しいご町内の行く末を今年も見送っていく事になるでしょうねと、
悪態つきながら目の前を引きずっていかれる仲村に引越し蕎麦を持たせておく香川達だった。
655名無しより愛をこめて:04/01/25 18:22 ID:l9IXzDcl
(ry

デス「うが(その男は香川先生のニセモノだ。本物の旦那なら主人公達の見分けがつかないなんてことがあるわけねえだろう。おまえら何年も旦那と付き合っててそんなことも気付かねえのか?」
仲村「そう言えばそうだな…そもそも高性能ロボットである先生には、同じような髪と服なんて問題じゃないはずだ。つまり今目の前にいるのは普通の人間だということだ…お前は一体誰なんだ?」
香川「何を言うのです。わたしほど人間に近い高性能ロボットともなると、人間と同じような欠点も持ち合わせているのです。」
東條「うーん、みんななにいってるんだかよくわかんないや。そんなことよりせんせい、もうすぐきのうのやくそくのじかんだよ。」
香川「え…約束とは…?」
東條「おぼえていないの?」
仲村「先生が人との約束を忘れることなどありえない。やはりお前はニセモノだな。」
香川「ふふ、どうやらばれてしまったようだな。本物の香川は強力磁力線を浴びせてある場所でおねんねしてもらっているよ。」
656名無しより愛をこめて:04/01/25 21:04 ID:7hGHa3T3
>>654
仲村「先生の記憶装置をもってしても見分けがつきにくいというのは問題ですね。」

香川「私のメカニズムももう旧式ということなのでしょうか。いやはや。」

仲村「そんなことはありません。先生は世界一のロボットです。」

香川「ありがとう仲村君。しかし、心配は要りません。
  私は常日頃から研究して自分で自分の改良を行っているのです。
  今のメカニズムも最初からのものではありません。」

仲村「さすがは先生です。1号や2号もどんどん自分の能力をアップしていました。
  まさに仮面ライダーの王道ですね。」
657名無しより愛をこめて:04/01/25 22:47 ID:znVvyTv6
>>654
(ry

香川「まあ、年のせいと言っても、人工眼の光学センサーが経年劣化で機能低下したということ
  ですから、簡単な修理交換で元通りになるのですから、気にすることはありません。」
東條「せんせいはすごいねー。」
香川「いえいえ。私から見れば、あなた達の方が凄いと感じることも多いのですよ。」
658名無しより愛をこめて:04/01/25 23:58 ID:S713Vl30
東條「なかむらくーん、おふだのしゃべる ろぼっとものがたり おもしろいかもー」
仲村「そんな事はどうでもいい。お前が適当に聞いてろ。
  …ところで手塚、何でお前達が都合良くここに来てたんだ?」
659名無しより愛をこめて:04/01/26 00:00 ID:vGviPMuo
その頃公園で、寂しくブランコを揺らす影ひとつ…。

乾「居た居た。やっぱ、ここかよ。青いおねーさんから聞いたぜ。
  『たそがれた社長さんは公園に行くはずですよ〜♪』…って」

木場「乾君…俺は何をしてきたんだろう?何が正しくて何が間違ってるのか。
  俺には全然わからなくて、みんなにとっていちばん良い事をしてきたつもりなのに
  気が付いたらオルフェノクと人間のあいだをふらふら揺れ動いて
  どっちの立場にもなれなくて、どっちの立場でも大勢のひとを傷つけてしまった…」

乾「その時はさー、お前には正しい事だってそう思ってたんだろ?だったらいいじゃん」

木場「俺は…。俺は…。自分で思っていたような、理想通りの俺になれなかったよ。
  優しくなろうとしても、なにもかも受け入れて許す事が出来なくて。
  冷酷になろうとしても、どこか詰めが甘くて完遂する事が出来なくて。
  俺は…ただの卑怯な馬鹿で終わってしまった。
  スマブレも縮小された今、オルフェノクの生活はこれからどうなるのかな?」
660名無しより愛をこめて:04/01/26 08:10 ID:WF03MVWA
一夜明けて…
東條「なかむらくーん、こうえんのぶらんこに、おすなのやまがふたつできてたんだってー。
   ひどいいたずらをするやつがいるもんだ て、ごきんじょのひとたちがおこってたよー。」
仲村「うむ、子供達の大切な遊び場に砂を撒くなんてひどいいたずらをする奴がいるもんだな。
   それより、乾君と木場君が昨日から連絡が取れないって菊地君達から連絡があったんだが、
   お前知らないか。」
東條「しらなーい。」

公園の砂山に埋もれていた巧と勇治の携帯が発見されたと連絡が入ったのは、それから
間もなくのことだった。
661名無しより愛をこめて:04/01/26 13:21 ID:vGviPMuo
怖い顔の現場監督「そこの新入り、何やっとる!こら!!ぐずっぐず、すんな、凸!」

半泣きで砂でいっぱいの猫車を押す琢磨と、
ヘトヘトになりながら地面の石をツルハシで砕き続ける勇治と巧だった。

木場「やっと判ったよ。オルフェノクだからってスマブレに優遇されるのをいい事に、
  べったり会社に依存していちゃ駄目なんだ。
  辛いけどこうやって、自分の手を動かし足を踏みしめ働いて生きていく事が大事だ…って
  琢磨さんを見ててそう思った。今のあの人は、格好悪いけど、格好良いなって思うよ」

乾「お前も極端なんだよなー。思い込んだら突っ走っていく癖、治したほうがいいぞ?
  なにもさぁ人手不足だからって凸に泣きつかれて、手伝ってやんなくても…。
  まあいっか。気が晴れたか?これからどうする?会社とか家の事とか?」

監督「おい新入り。お前、重いからって砂をその辺に置いてサボっちゃいねえだろうな?
  公園からうちの砂じゃないかって苦情が出たがまさか…」

現場監督に鬼のような顔で追いかけられいく巧だった。
琢磨「さすが500もの職業をくぐりぬけて来た人は、逃げ足の速さもひとあじ違いますね?」
それは単に乾君が不器用で500回クビになっただけなんじゃ…とは言い出しかねる勇治だった。
662名無しより愛をこめて:04/01/26 21:57 ID:PKANFkHH
村上「このスレは、どんなネタも夢オチやフラッシュバックやお札の独り言にするしかできない
 職人とは名ばかりの能無しだけの下の下スレかと思っていましたが、このように面白いリレー
 もできるとは、まだまだ捨てたものではないようですね。」
663名無しより愛をこめて:04/01/26 23:59 ID:vGviPMuo
斉藤「どうしてここに来たのかって?やだなあ。手塚の誕生祝いだよ」
仲村「誕生祝いぃ?!」

斉藤「もう過ぎちゃったけど手塚の誕生日は9日だったんだ。
  この所さ、何かお祝い事があるたび俺が出張で演奏して、側で手塚が占いしてみせて、
  霧島さんのケーキで〆っ…てパターンが続いてたじゃない?
  優衣ちゃんの誕生日の後に『一緒に祝ってくれるかなって淡い期待してたが…』
  なんてボソっと言ってて、手塚の奴ガラにもなく寂しそうだったから。
  みんなのお祝いばかりして、肝心の自分のお祝いが出来なかったなんて寂しいよね?」

仲村「9日っていえば、先生も俺も粥とか食って寝込んでた頃か。
  それは気の毒だったな。気付いてればリアルタイムで祝えたんだが…」
斉藤「だから、今からでも遅くないよね?
  手塚を祝ってもらおうと思う俺の善意の現れで、一緒にここに来たんだよ」


それは善意じゃなくて強要な気が…と、なにか釈然としない仲村だった。
664名無しより愛をこめて:04/01/27 07:19 ID:uOIAHq3G
ageって解釈で・・・いいのかな?
665名無しより愛をこめて:04/01/28 00:12 ID:C1IeQJdQ
全然よくないよ!
666名無しより愛をこめて:04/01/29 00:02 ID:VAhPY9s5
「うちの子がご迷惑をおかけしました」と、
花形に首根っこを掴んで持って帰られる草加だった。

東條「くさかくんも、だいきらいなすまぶれがつぶれちゃったら、あかるくなったね?」
??「だから倒産はしてないって(困ったなーってな苦笑顔」
667名無しより愛をこめて:04/01/29 01:01 ID:e4EU4r70
東條「そういえばもうひとつのぷろじぇくとえっくすすれもとうさんしかけているよー」
仲村「倒産じゃないだろ。しかしマジで潰れかかっている。兄弟スレとしてこれは…」
草加「見捨てておけないって解釈で・・・いいのかな?」

仲村「お前、花形さんはどうした?」
草加「砂になっちまったさ」
東條「はながたさんもつぶれちゃって、くさかくんますますあかるいひょうじょうだねー」
668名無しより愛をこめて:04/01/29 12:41 ID:AmA2h/jV
草加「…それは…父さんが倒産した、って解釈で…いいのかな?」



 その瞬間、その場にいた全員が、灰になった。

エェェーーーックス!!!
669名無しより愛をこめて:04/01/29 13:14 ID:VAhPY9s5
「うちの馬鹿息子がご迷惑おかけしました」と
花形に首根っこを掴んで持って帰られる草加だった。


仲村「まあ、あのお父さんの会社が倒産したのは事実だしな」 → ガリガリガリガリガリガリ…
??「だからまだ潰れちゃいないって(でも、潰れたも同然だしなーと遠い目で」





「なかむらくーん、だじゃれきんしかも」とガリガリされてく仲村を背景に

「ダジャレを言うのはだじゃれ?」「下手なシャレは、やめなしゃれ」
…と、氷点下なネタを繰り広げる(31)と海堂の姿があったとかなかったとか。
670名無しより愛をこめて:04/01/30 00:00 ID:K/AvuzJo
とりあえずナマハゲ状態の現場監督に追いかけられ中の巧と木場(←どさくさ)だった。

乾「お前さー、やっぱ、言葉が足りねえよ。
  『格好悪いけど、格好良いなって思うよ』じゃなくて
  『見た目は格好悪いけど、中身は格好良いなって思うよ』じゃなかったのか?」

木場「ははは。そういう乾君だって、入れたはずの
  『ま、500の職業をくぐってきた俺から言わせれば』が抜けてるから
  オチが唐突に見えてしまって、見返してショボーンになっちゃたんだよ」

乾「どこまで行くんだろうな俺達?」

木場「さあ?」
671名無しより愛をこめて:04/01/30 13:12 ID:K/AvuzJo
「多分、馬社長はこっちに居る」と、コインを手にした手塚に案内される香川達、
わーい!とか言いながら笑って走る巧と勇治を見ながら
感慨深そうに頷く正体バレバレの男だった。

??「帰る前に社長を見つけて説教の一つでもかまそうと思ってたが
  あの様子なら、俺が出る幕も無いな。
  あいつらなら大丈夫だ。迷っても迷っても、今は答えを出せなくても、
  その為に努力したなら、いつか人に聞かなくても自分自身で答えが出せるかもしれない」

東條「うえまつさ・・じゃなかった、なぞのひとさんは、もうかえるの?
  きばくんたちといっしょに もういっぺんこっちのすまぶれで はたらいたらいいのに」

??「ん?冷や飯食わされてる日本の端の施設でも、
  あそこは俺の帰りを待ってる奴らがいる場所だからな。
  これはな……戦いなんだよ。社員と支社の意地のな。
  本社の巻き添え食らって潰れる前に
  独立するなり、もうひと踏ん張り皆で一緒に親会社を支えるなり、帰ってから考える。
  ふ…。俺もまだまだ答えを見つけられてないみたいだ」
672名無しより愛をこめて:04/01/30 13:17 ID:K/AvuzJo
仲村「じゃあな。あんたの所やあっちの町内はこれから大変だろうけど…。頑張ってくれ」
香川「たまにはこちらにも寄ってくださいね。東條君も喜びますよ」

??「香川さん、仲村さん、今までありがとうございました。
  じゃあな坊主。後ろばっかり見ても仕方ない。
  楽しかった事も苦しかった事も、目の前に道を作るための礎だって思えばいい。
  今までも、そしてこれからも。俺の後に道を作る為に俺は進む。
  なんせ俺は新しくこの世界に入った奴らの『先生』だからな。
  別れの挨拶代わりに、俺の好きな言葉を贈るよ。

   ふりかえる楽しみは最期にとっておこう。
   今は一歩づつ前へ前へ!!」

東條「でも、あるくのつかれるから じてんしゃでねー」 ばいばーい!またねー!

怖い顔の監督と巧と勇治と巻き添えの琢磨が夕日に向かって走るのを背景に
みんなで手を振って小さな丸に囲まれて行く555ご町内の皆さんだった。












花形「これで終わりじゃないぞ。まだまだ続くんじゃよ」
三原「父さん…。せっかくのいい雰囲気が台無しに…(泣」
673名無しより愛をこめて:04/01/31 23:59 ID:RrYQHy6d
東條「なにか へんなことばが、きこえたきがするかも」
仲村「言葉か?暗号や呪文のような音だったぞ?」
674名無しより愛をこめて:04/02/01 12:52 ID:yL1zaTdp
香川「れっきとした言葉ですよ、仲村君。」
仲村「と言うと?」
香川「相川君が変身したライダーとアンデッドの会話です。私の万国翻訳機能でも解読できない未知の言語です。」
仲村「いったいこのスレに何が起ころうとしているのでしょう。」
ものごっそ不安になってきた一同だった。
675名無しより愛をこめて:04/02/01 23:59 ID:Uc7ZiTsX
 !||i|! ●| ̄|_


美穂「もう駄目かも…」
裏真司「俺の家が…」
真司「落ち込むなって。あのさ、みんなで花鶏に一緒に住めばいいじゃn …」 → ファイナルベント×2

東條「あれ?どうしたの?」
676名無しより愛をこめて:04/02/02 23:56 ID:N3EfSRwZ
美穂「あたしのスレが落ちちゃったんだ…。
  明日は節分だから、鬼ケーキ&節分ケーキを売り出そうって
  張切って良い材料もいっぱい揃えた所だったのに…。
  せっかくケーキ屋で頑張って働いて支店長になっても…
  住む場所が無くなっちゃったんじゃ…なんにもならないよ…・゚・(⊃Д`)・゚・」
677名無しより愛をこめて:04/02/03 00:31 ID:YnmW22mE
結花「だったら私と一緒にここの兄弟スレに行きましょう。
  紅白歌合戦で一緒に大トリを歌った仲じゃないですか。」
美穂「あんたって…いい奴だね…・゚・(⊃Д`)・゚・」

その日、人間とも鳥ともつかない影が2つ飛び去っていくのが目撃されたという。
678名無しより愛をこめて:04/02/03 13:07 ID:f7B2Puo8
わんわん泣いてる美穂と、呆然としてる裏真司と、FV×2で丸焦げアフロになってる真司を前に
事情を聞いて同情する香川達。
…新番組のスレ立てラッシュに巻き込まれ、古いスレが一斉に落ちたせいだった。
仲村「それは気の毒だったな」


令子「…ふ。ふふ。いいわよ、私のスレが落ちたぐらい別に気にしてないわ。
  悪口の方が多いスレだったから、私は気にしないもの…。(背を向こうに向けながら溜息」
(31)「長く続いた専用スレって言うのは、専用ガンダムぐらい嬉しいものですからね?
  さあ、令子さん。強がらなくてもいいから、ここは俺の胸で泣いて良いですよ?」


佐野「俺のスレのファンの皆さんごめんなさあぁぁぁぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・
  つい最近、古い常連さんが立ち寄ってくれて嬉しかったのに、
  スレを守れなくてごめんなさあぁぁぁぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・」
芝浦「プ。落ちたって事はさぁ、あんたに人気が無かったってワケja…」
佐野が指示してないのにどこからかわらわらと集まったゼールにえっほえっほと担がれて
即攻で教室から放り出される芝浦だった。

百合絵「満さん…元気出してくださいね。芝浦さんの言った事、気にしなくても大丈夫です。
  今、龍騎本スレ151の38レスから始まって満さんを惜しむ話で持ちきりです。
  満さんを大好きな人は大勢居ます、だから…だから…」
佐野「そうなんだ〜(`・ω・´)なんだか立ち直れましたよ〜(←単純)ありがとう!百(略」
百合絵「嬉しいわ満(略」


ご町内の悲喜こもごもを目の前に、そういや俺(と先生)のオルタナスレも
去年のこの時期にドカンと落ちたんだっけ…と遠い目になる仲村だった。
679名無しより愛をこめて:04/02/03 21:53 ID:f7B2Puo8
美穂「せっかく、甘〜いグリーンピースたっぷりの自信作のヘルシーケーキなのに
  販売宣伝する場所が無いと、売れないよぉ・゚・(⊃Д`)・゚・ エーン」

香川「それは大変ですね。何かお役に立てる事があれば良いのですが」

美穂「店の宣伝する場所があったら良いのに〜・゚・(⊃Д`)・゚・ エーン
  ちょっとでいいから節分とバレンタインの間、
  どこかが軒先貸してくれるだけでもいのにな〜(⊃д・) チラ
  どこか親切な教室とか無いかな〜・゚・(⊃Д`)・゚・ エーン」

仲村「教室って…。まさかここをあてにしてるんじゃ…(汗」
680名無しより愛をこめて:04/02/03 22:34 ID:B0ReemCP
>>678
香川「われらが分身スレRDCのように、時々ageてくださる人達がいればよかったのですが…
   しかし落ちてしまったものは仕方ありません。覆水盆に帰らずと申します。
   ここは一つわれわれ一致団結してこのスレと分身スレとを守って行こうではありませんか」   
681名無しより愛をこめて:04/02/04 23:58 ID:wMLuxV2U
東條「けーきがいっぱいうれて、きりしまさんよろこんでるかも」
香川「良かったですね。ご町内の皆さんが困ってる時には、助け合うのが一番ですから」
仲村「助け合うのは良いんですが…」

エプロン姿で売り子をしてる自分達の姿に釈然としない仲村だった。
682名無しより愛をこめて:04/02/05 23:07 ID:BVSmVBqr
香川「助け合うことを恥ずかしがっていてはいけません、仲村くん。
 これが終わったら、困っているもう一つのプロXを助けに行くのです。」

仲村「はい、先生。とほほほ・・・。」
683名無しより愛をこめて:04/02/05 23:59 ID:x2GdsEC4
節分時、この時とばかりあちこちでグリーンピースがまかれたものの…。

蛇退治用に投げられた緑豆を片端から受け止めてボリボリ食べる海堂と、
悲しみを鎧(=海堂)に怒りを鉄パイプに変えた浅倉の、蛇ブラザースが現れては
豆まきの場をナマハゲが出たような騒ぎに落し入れたのは置いておいて。


節分スペシャルと称して、蛇除けを兼ねた緑豆ケーキや、豆乳と五色豆のプリンetc.の
豆のお菓子が大当たりしてウハウハの美穂だった。
美穂「よっしゃ!W真司!このまま清明院大学支店で頑張ろうね!」

張りきりまくる美穂たちを前に
…ひょっとして霧島さんの新しいスレが建つまで、このまま軒を貸したケーキ屋に
母屋占拠状態なんじゃあるまいなと、ちょっぴり戦慄する仲村だった。
684名無しより愛をこめて:04/02/07 01:18 ID:tadH7CWN
今日からこのスレは「◆プロジェクトX【霧島美穂の清明院大学支店】(499+4)◆ 」に改名されます。

神崎「それも良かろう。「ちょっとしたネタ」スレがあるにも拘わらず、ここで霧島美穂ネタで独走する
 のも、お前達が選択したことだ。このまま彼女が主役になってどんな活躍をするのか見せてもらおう。」
685名無しより愛をこめて:04/02/08 06:47 ID:zGeRHz0t
「あ!なっちの本がTVに!」と城戸真司@ケーキの給仕中に仕事サボリ

慌ててTVを見ると、なっちはなっちでも京極夏○だったのでズっこける裏真司@生地仕込み中

そのままバゲットで殴り合いになるW真司@ノワァァァァン!!あんな怪人物をなっちて呼ぶなー!

あんまり真司達がうるさいんで、「おまいらあたしんちで騒ぐんじゃないよ!」と
ミスティスラッシュをかます美穂@くっついた羽根はケーキの飾りと言い張る予定

…。いや、ここは俺達の教室なんですがと喧嘩腰@クリーム泡立て中


戦え!と神埼コロコロ@口の回りに生クリーム
686名無しより愛をこめて:04/02/08 23:59 ID:zGeRHz0t
バレンタインに向けて、特撮絡みのチョコ菓子の試作に取りかかる美穂@毎年恒例

ブレードのモチーフを活かしたらどうかと裏真司@カードの模様やモンスターとかさ?

スペードの形の餃子の皮で包んだチョコを提案して窓から放り出される城戸真司
687名無しより愛をこめて:04/02/09 13:19 ID:7p8Mhtg5
毎日毎日、美穂の菓子作りを全員総出で手伝わされる401の愉快な仲間達

文句一つ言わずケーキ1個1個に寸分の誤差も無い正確な飾り付けを施す
香川@ご町内の困難を助けてこそ真の英雄ですよ

毎日ケーキが食べ放題なので全然気にしない東條@これって、ぱらいそ かもー♪

ここはケーキ屋じゃなくて実験室ですが?と、苦虫を噛み潰した顔の喧嘩腰@チョコ刻み中
688名無しより愛をこめて:04/02/10 07:13 ID:eT0AHbR6
ごめんなさあぁぁぁぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・と泣いて走ってく空気の読めないサノマン
689名無しより愛をこめて:04/02/11 00:05 ID:pUgDIkqe
ごめんなさあぁぁぁぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・と泣いて走ってく空気の読めないサノマン

←←ごめんなさあぁぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・←と泣いて走ってく空気の読めないサノマン

→→ごめんなさあぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・→→と泣いて走ってく空気の読めないサノマン

←ごめんなさあぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・←←と泣いて走ってく空気の読めないサノマン

→ごめんなさあぁぁぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・→と泣いて走ってく空気の読めないサノマン

←←ごめんなさあぁぁぁぁい!!・゚・(ノД`)・゚・←と泣いて走ってく空気の読めないサノマン


「荒しかおまいは」と、ドラグブラッカーに窓の外につまみ出されるサノマン

「ごめんなさい。ごめんなさい。満さんは自分もスレに混ぜて欲しかっただけなんです」と
フォローを入れる百合絵さん@ゼール達の組み体操の頂点でサノマンをキャッチしながら

「そんなに自分のスレが無くなったのが残念なのかー。それならいっそ全部混ぜてさ、
『◆プロジェクトX【佐野満が霧島美穂の清明院大学支店で謝るスレ】(499+5)◆』に
したらいいじゃん?」と城戸真司@懲りずに餃子の皮をフライしてココアを振りかけながら

「それいいかも。でも字数制限46文字に引っかかるから
『◆プロジェクトX【サノマンが美穂の店で謝るスレ】(499+5)◆』なんかどうよ?」と
霧島美穂@げぇそれ絶対不味いと思うよ?やめなよ

「どこにも401号室って入ってないぞ!」とキレる喧嘩腰@お!?油っこいが結構食えるかも?

「戦え!」と煽る神崎コロコロ@だが販売するほどの物ではないなとシビアに判定
690名無しより愛をこめて:04/02/11 11:47 ID:s8zXy7e8
急遽作られたV-1システムのせいで私の生え際はこんなに後退しましたよ!
本来ならば北崎さん相手にこんな無様な戦い方はしませんよ!
いずれあなたもこうなりますよ氷川さん…
691名無しより愛をこめて:04/02/11 23:57 ID:pUgDIkqe
氷川@(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

北條「ふ、ふ、ふ。量があるからといい気になって髪の手入れを怠ると効果覿面ですよ。
  ほら!そこのあなたも!」

葦原@(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
692名無しより愛をこめて:04/02/13 13:11 ID:Cdl+5SJk
北條@(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
一条@(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

東條@(・∀・)あれ?なんで、みんなふるえてるのー? ←判ってない

「名前が『○○じょう○る』の法則に則った登場人物は生え際が呪われる」
…と言う噂を聞いたんですよと涙する、通りすがりの一条薫刑事だった。


上条晴子「えーと。555でその法則に当てはまるのは私なんだけど、
  その呪いは関係無いかも。女の子で良かったな…」

「きっと琢磨さんが身代わりになってくれたんだ…って解釈でいいのかな?」と口を滑らして
わんわん泣く百足にムチでピシピシ追い回される草加だった。

東條@(・∀・)ぼくも、のろいはへいきだからだいじょうぶかもー ←自分が判ってない
693名無しより愛をこめて:04/02/13 13:15 ID:Cdl+5SJk
ローグ「…(今日は13日の金曜日です。この日は不吉な事が起きやすいそうなので
  いつもより気をつけて過ごしましょう)」

デス「うがう(その顔で言われると妙な説得力があるな)」
694名無しより愛をこめて:04/02/13 22:49 ID:2CWewDRN
ローグ「…(バレンタインの飾り付けに小枝を取ってきますね)」←チェーンソーを手に外へ
695名無しより愛をこめて:04/02/14 01:23 ID:jYcy2el2
じぇいそん
じぇいそん
じぇいそん
696名無しより愛をこめて:04/02/14 21:11 ID:wUXrA+6U
芝浦「ただ今放送中の土曜ワイド劇場に、俺がバイトで出演age」
メタ「ぐおぐお(淳君の事ですから、きっと大活躍しますよね。今から楽しみっす)」
芝浦「…。まあな」

…。…。テレ朝の予告ストーリーを見て、
ワクワクしてるメタルゲラスに気の毒過ぎて何も言えない仲村だった。
697名無しより愛をこめて:04/02/14 23:58 ID:wUXrA+6U
仲村「なんて、親思いの良い青年なんだ(番組開始早々に焼き殺されたけど)!」←思わずもらい泣き
東條「あれって、うらしばうらくんだったかもー」
698名無しより愛をこめて:04/02/15 23:59 ID:US/QLttE
メタ「ぐおおお(いや〜、淳君がお母さんに悪態をついて大学中退して家出して、
  人妻をストーカーのあげくに絞め殺して焼身自殺したらしいって展開を見た時は、
  またいつものキャラだなと思…もとい大変悲しかったっす)」

東條「でも、ほんとはともだちやおかあさんをだいじにしてる、よいこでよかったね?」
仲村「爽やか好青年過ぎて、芝浦のキャラじゃなかったけどな。あれは本当に裏芝浦かもしれん」

俺の演技力の賜物ジャン?と、空高くヘビープレッシャーぶっで飛ばされていく仲村だった。
699名無しより愛をこめて:04/02/19 23:59 ID:XZFrXevT
「ぶっで飛ばされていく」って何だよ!と、デッド=エンドで芝浦とメタをぶっ飛ばし返す仲村だった。
700名無しより愛をこめて:04/02/21 01:36 ID:YYxgkfa+
「ぶっで飛ばす」「ぶっで飛ばされる」はものごっそ標準語なのにどうして・゚・(ノД`)・゚・
泣いて走っていく芝浦だった。
701名無しより愛をこめて:04/02/21 23:59 ID:MoY4QEwg
バレンタイン前日。
なんだか>695ってな悲鳴でうるさいキャンパスだった。

ローグ「…(ただいま戻りました)」
仲村「斧とナタか。小枝を取るのにそこまで大げさにしなくてもな(苦笑」

きれいな枝がいっぱいと大喜びの東條悟@赤と緑の縞のシャツに、ソフト帽に、デストクローを手にお迎え
702名無しより愛をこめて:04/02/22 13:10 ID:AkFzW2+e
まてー!なんだその格好!フレディVSジェイソンかよ! → ガリガリガリガリガリガリ…

香川「ハロウィンと間違えてるのでしょうねぇ。
  どちらも単にお菓子を食べられる日と思ってる節があるようですし」

仲村「ホラーと言えば、そういえば『血のバレンタインデー』って映画もありましたね。
  バレンタインデーに大惨事が起きた為、バレンタインを祝わなくなった街で、
  数十年ぶりに復活したバレンタインのお祭りの最中に次々と繰り返される惨劇。
  中でも印象的なのは、プレゼントの箱を開けるとその中に
  まだピクピクと動く真っ赤にしたたるしんぞ…」

そのはなし、ばれんたいんが きもちわるくなるからやめてほしいかもー → ガリガリガリガリ…

嫌な絵ではあるものの、大人になって見返すとあまりのちゃちさに愕然としたあのシーン。
なんで子供の頃は泣くほど怖かったのかと、ガリガリされつつぼんやり考える仲村だった。
703名無しより愛をこめて:04/02/22 20:29 ID:Xa6yCVnM
(31)「やっぱり血のバレンタインといえばガンダムSE・・・」ガリガリガリガリ・・・・・・
704名無しより愛をこめて:04/02/22 23:39 ID:BUwuuJpH
(31)「シェイプアップ乱でもあったよねー。バレンタインにリアルな心臓のチョコレートを作る話。」
705名無しより愛をこめて:04/02/22 23:59 ID:AkFzW2+e
あ、そのリアルなチョコレートって面白いかもと城戸真司@無責任

ナウなヤングにウケるかもなと裏真司@こっちの世界の流行が判ってない

そんな物騒なチョコが売れるかい!とブランバイザーでW真司をどつく霧島美穂@オエッ


「ナウな〜」に反応して死語が最新の流行になるでしょうねぇと香川教授
706名無しより愛をこめて:04/02/23 22:55 ID:DEpFVRFb
仲村「アヒャ…血のバレンタイン…ナウなヤング…アヒャヒャヒャヒャ」

東條「なかむらくん、いつまでもばれんたいんだとおもっているみたいだね?」
香川「毎年チョコをもらえないバレンタインデーだったのでとうとう頭にきたのでしょう。
   もうバレンタインデーから一週間以上になるというのに<701
   しかも女の子が401号室でチョコを売るなどという妄想まで抱くとは哀し過ぎます。」

仲村「アヒャ…美穂さん…チョコレートを…アヒャヒャヒャヒャ」
707名無しより愛をこめて:04/02/24 00:00 ID:74bZU8pF
香川「あれからもう1ヶ月たつのに…。仲村君は相変わらずですね」
東城「なかむらくん、このまま あひゃあひゃが なおらないのかもー」
…可愛そうに、仲村はモテない事を苦にあっちの世界に逝ったまま
とうとう元に戻ることはありませんでしt…

朗読途中で、アクセルベント+デッド=エンドの高速跳ね飛ばしで
一段と空高くぶっぶっ飛ばされていく芝浦だった。

仲村「芝浦っ!貴様ぁあああ!なにが『連続テレビ小説・アヒャまじく哀しき仲村の世界』だ!
  くだらないMADムービーを仕込んで流すな!俺は決してモテない訳じゃないんだー(血涙」


仲村「ぜぇ…。ぜぇ…。たとえ義理でも、霧島さんと小川さんと優衣さんと家城さんは、
  俺の事を忘れずにいてくれる筈。ああそうだとも。お前と違って俺にはまだ希望がある!」

美穂「あ、ごめん。商売物をただで渡すのはナシだから。ビジネスだし、そこシビアにネ?」
葦原「すまん、仲村。今年は家城さんからは無理かもしれん。>571…。俺のせいだ」
神崎「優衣は出かけた。帰りは遅くなるそうだ」
秋山「恵里も外出中だ」

_| ̄|○
708名無しより愛をこめて:04/02/24 00:28 ID:Xc5dd2DC
ピンポ〜ン
「宅急便ですう」

ローグ「…(仲村さんにお届け物ですよ)」
東條「くんくん…ちょこれーとのにおいがするよー」
仲村「!!」

ローグ「…(おや、差出人がSとなっていますよ。どなたでしょう?)」
東條「だれからのぷれぜんとかなー?なかむらくん、やっぱりもてるんだね」
仲村「まあな」
東條「はやくあけてみてよー」
がさがさ(包みを開く音)


メッセージカード「今年もいっぱいチョコレートをもらっちまって食べ切れないから分けてあげるよ −芝浦−」






仲村「……アヒャ…アヒャヒャヒャヒャ…」

東條「わー、なかむらくんがうれしさのあまりおかしくなっちゃったみたい」
ローグ「…(涙で顔中ぐしょぐしょですね)」
709名無しより愛をこめて:04/02/25 00:00 ID:DCcOOswJ
海堂「今からキッズステーションで兄者が暴れるらしいぞage」

仲村「お前、いつから浅倉の弟者になったんだよ?!」
710名無しより愛をこめて:04/02/25 00:26 ID:DCcOOswJ
真司「暴れてないじゃん」
裏真司「暴れてないじゃん」
仲村「暴れてないじゃないか」
東條「なんだかねむいかもー」
海堂「あれ?そんなはずじゃないんだがなー。中華、交渉人って、でかいメカに乗って戦うんじゃないのか?」

この話は板違いなんでおまいらっこっちへ逝け!と全員を叩き出す美穂。
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/anime/1071997633/l50
711名無しより愛をこめて:04/02/25 00:32 ID:DCcOOswJ
香川「キッズステーションと言えば、このすぐあとの巷説の最終回が気になりますね。
  先行組の話ですと最終回は手のひらを返したように評判が悪いので、別な意味で気にもなっています。
  ただ、この話題は板違いなので、まずはここ迄で」
712名無しより愛をこめて:04/02/25 22:00 ID:sGJkw23v
「男を愛するのはいけない事なんでしょうか…?」ボソッ

「せせせ、先生?」
「あー、なかむらくんいけないんだぁ、せんせいなかしちゃって…
せんせい、さとちゃんもらむねたべるぅ」
713名無しより愛をこめて:04/02/25 22:15 ID:hWttHkfa
「かがわせんせいがかなしそうにほっぺをなでたひつぎのなかのひと、なかむらくんににてたかも。」
「えー?!」
714名無しより愛をこめて:04/02/25 23:34 ID:YA8tDvZM
ところで。
本日発売の ホビージャパン4月号
「S.I.C HERO SAGA番外編」は
ちょっと凄い かも知れなかった。
715名無しより愛をこめて:04/02/25 23:41 ID:eR8o1d1H
ただ、SICの話題は板違いなので、まずはここ迄で
    . ; O.   ・. ヽOノ
   ' ' 〃)  ’' _ノ
 へO‘・ /) ’  (
  /V ゚ ↑   ↑
/>  712  713

とりあえず、不穏なネタをアクセルベントで吹き飛ばしておく仲村だった。


ローグがファブリーズをかけて部屋の空気を入れ替えてる間、
「相棒2」18話の衝撃で、だつりき(←なぜか変換できない)状態中の仲村と
全然気にせずラムネをポリポリ食べる東條と、一緒ににこにこ笑いながら食べる香川、
隅でひそひそ話すケーキ屋チームだった。

仲村(まずい!また先生が誤解される…。以前の皮パンツ男の時も空気が澱んだが、
  先生にそっくりな人がヘビーな役でTVに出ると、
  ご町内がその話で持ちきりになってしまうじゃないか!
  霧島さんに誤解されるのはひじょーーーーにまずい!)

東條「ねー、さっきのせんせ・・・」
美穂「サトちゃん。あれは先生じゃなくて、先生にそっくりな人だよ。間違えちゃだめだろ?
  先生は悪い事したりする人じゃないよね?」
東城「うん。せんせいはみんなのためにいいことをするんだよ」

親指たててOKポーズでエールを送ってる美穂だった。
717名無しより愛をこめて:04/02/26 12:42 ID:EjU6fcGV
<\←716
 .∵
  ':.
 _| ̄|○←FEP
   | ○
    ̄|
    <\

ついでに「とうじょう」の変換候補のトップを頑なに「東城」に据える学習しない辞書と、
毎度毎度確認せずに文章を送信する716も巻き添えで吹っ飛ばされて行った…らしいぜ。


美穂のフォローで「ラムネを齧る先生そっくりな人」の事は頭から飛んだ東條に安堵しつつ、
チョコを刻んだりフルーツのを皮むきしたりと、
日常と化した(化すなよ!)ケーキの仕込みを始める401の愉快な仲間たちだった。

(まぁ霧島さんのおかげで平穏になった事だし、切り出そうと思ってたケーキ屋立退き話は
今日はやめておこう)と考える仲村。

W真司にもサムズアップをしながら
「さ、通常営業!通常営業!みんなでホワイトデーも頑張ろうね♪」ってな
不吉セリフも耳に届いていたりいなかったり…。
718名無しより愛をこめて:04/02/26 23:57 ID:EjU6fcGV
…そして、ケーキがが焼きあがるまでのアレコレの間
ガリガリされたりぶっ飛ばしたりその合間あいまにチョコを刻んでいると
あのにが〜いバレンタインの日の後半がぼんやり浮かんでくる仲村だった。
719名無しより愛をこめて:04/03/01 12:19 ID:wHOpWavM
そこに珍しくやって来た乾巧。顔を赤らめながら、美穂に対して、「俺も手伝っていいか。」と言って来る。
720名無しより愛をこめて:04/03/02 11:19 ID:H+PAwQwF
「じゃあクリーム泡立てるのお願いね。」と言う美穂。相変わらずどことなく愛想が無い態度ながら、黙々と作業する巧。すると美穂はいきなり「猫舌なのに焼きたてのケーキの味見できるの。」と巧をからかう。「ああ、フーフーすりゃいいだけの話だ。」と強がる巧。
721名無しより愛をこめて:04/03/02 13:24 ID:H+PAwQwF
「やばい...美穂の心が乾に傾いてるかも」と思い始め、気が気で無い城戸真司。「真、俺にはMWの優衣がいるからいいけどな。」という裏真司。
722名無しより愛をこめて:04/03/02 13:27 ID:H+PAwQwF
気楽な態度を取る裏真司に怒りのドラゴンライダーキックを食らわす城戸真司。
723名無しより愛をこめて:04/03/02 13:33 ID:F5fSzStQ
         …キィィィィン…
神崎士郎「…交際は認めん。そんな事お兄ちゃんは許しませんよ…」
全裸が 追い討ちをかけた。
何故か後半が 船越○二 だったという。
724名無しより愛をこめて:04/03/02 13:41 ID:H+PAwQwF
「たっくーん。」今度は啓太郎がやってきた。」「霧島さん達のケーキ屋今忙しいんだって、クリスマスの時に誘ってくれたお礼に手伝いにきたよ。」「でもたっくんさあ、自分から手伝いに来るなんて珍し。いね。どうしたの。」
725名無しより愛をこめて:04/03/02 13:54 ID:H+PAwQwF
「な、何でもねえよ。別に。」恥ずかしがる巧。「それにしても新しい店がみつかって良かったね。」笑いながら言う啓太郎。「いや...ここ元々俺達の場所なんですけど。」鬱な顔で否定する仲村。
726名無しより愛をこめて:04/03/02 14:01 ID:H+PAwQwF
「その反応怪しいなあ。」草加ばりの迫力で巧に凄む真司。「だから何でもねえって言ってんだろ。」益々焦る巧。
727名無しより愛をこめて:04/03/02 14:06 ID:H+PAwQwF
「もし霧島が乾の所に行けばもう使われないで済む。」と考えると気が楽になる裏真司。
728名無しより愛をこめて:04/03/02 14:17 ID:H+PAwQwF
そしてその後の休憩時間にて・・・みんながコーヒーを飲む中で、ひとりフーフーしている巧。そんな彼を見兼ねて巧のコーヒーに氷を入れてあげる美穂。「わりいな。」静かにお礼を言う巧。笑いながら、「早く猫舌治しなよ。」と言う美穂。
729名無しより愛をこめて:04/03/02 19:44 ID:OM047q+m
「美穂ーそれは前に俺に言ってくれた言葉と似てるじゃないかよ。」美穂に詰め寄る真司。「何怒ってんのよ。大した意味で言った訳じゃ無いわよ。」突作言い返す美穂。それを聞いてひとまずほっとする真司。「何だ良かったー。」と思い胸を撫でおろす。
730名無しより愛をこめて:04/03/02 19:50 ID:OM047q+m
しかし巧は、「もしかして城戸も霧島美穂の事が・・・。」悩み始める巧。
731名無しより愛をこめて:04/03/02 19:57 ID:OM047q+m
「あァァァ・・・。」突然驚く啓太郎。「た、た、たっ君。何霧島さんに氷入れて貰ってんのさァ。俺がフーフーしてやるつもりだったのに・・・。」
732名無しより愛をこめて:04/03/03 14:01 ID:0V9NDACr
「うるさいからもう帰ってよーっ。」 啓太郎をミスティースラッシュで切り裂く霧島美穂。その後ブランウイングにくちばしでつまみ出される。
733名無しより愛をこめて:04/03/03 14:04 ID:0V9NDACr
「うるさいからもう帰ってよーっ。」 啓太郎をミスティースラッシュで切り裂く霧島美穂。その後ブランウイングにくちばしでつまみ出される。「何つー女だ。少しばかり不安になってきた。
734名無しより愛をこめて:04/03/03 14:06 ID:0V9NDACr
不安を感じつつも、美穂の横顔を眺める巧。
735名無しより愛をこめて:04/03/03 14:11 ID:0V9NDACr
そんな巧を見た香川先生。「そう言えば乾さんも霧島さんも18歳,同い歳ですか。」と思いつつ、巧の事を見守っていこうと考える。
736名無しより愛をこめて:04/03/03 14:21 ID:0V9NDACr
「ねーねー そう言えばさーたっくんって『うるふおるふぇのく』なんでしょー。じゃあさ虎のですちゃんと戦ってみてよー。」無邪気にはしゃぐ東條。『何で俺が...」微妙に拒否反応を示す巧。
737名無しより愛をこめて:04/03/03 14:29 ID:0V9NDACr
『面白そうだな。やってくれよ。』同じく期待する仲村。 キィン・・・キィン神崎登場。『やせ狼よ戦え・・・」誰がやせ狼だゴルァ脚だけ変化して神埼を蹴り飛ばす巧@ウルフ。
738名無しより愛をこめて:04/03/03 14:36 ID:0V9NDACr
か「」「そう言えばさあ、乾っていつまで手伝ってくれるの。」巧に尋ねる霧島美穂。「えっ・・・そうだな、大体15日位までか。」相変わらず無愛想な口調で答える乾巧。
739名無しより愛をこめて:04/03/03 14:45 ID:0V9NDACr
「前から思ってたけどさあ、乾ってホワイトデーに誰かプレゼントしたい人でもいるのか。」と聞いてくる裏真司。
740名無しより愛をこめて:04/03/03 14:51 ID:0V9NDACr
「いや、別にそう言う訳じゃねぇ。ただ単に手伝おうかと思っただけだ。」と答える巧。しかしそう言いつつも美穂の方を気にしている巧。@2人とも最年少のライダー。
741名無しより愛をこめて:04/03/03 18:44 ID:0V9NDACr
更にその後、「どーだ、この出来栄えは 見事なモンだろう」  自分の顔をモデルにした砂糖菓子を作っていた裏真司。 それは本当に本人そっくりに出来ていた。  「いいかもね。じゃあホワイトデーのケーキにそれを量産して一つずつ飾るってのはどう。」喜ぶ美穂。
742名無しより愛をこめて:04/03/03 18:47 ID:0V9NDACr
「量産、−どうやってーまさか。」凍りつく城戸真司。
743名無しより愛をこめて:04/03/03 18:53 ID:0V9NDACr
「そうよ、みんなで徹夜してこれとほとんど同じ物を作るの。あっ乾クリーニング屋の仕事があるからって逃げないでね。」一応念を押しておく美穂@手伝いに来たたっくんをすでに返さないつもり。
744名無しより愛をこめて:04/03/03 18:57 ID:0V9NDACr
「ああ。」 ぶっきらぼうな態度で答える巧。 だが、少し嬉しそうな表情を浮かべている事を誰も知らない。
745名無しより愛をこめて:04/03/03 23:38 ID:0V9NDACr
[あれ、ちょっと待てよ。裏真司の顔で砂糖菓子って事はそれは俺もモデルになっているって事じゃないか・・・・・」やっと気付く城戸真司。  「おいリュウガ、俺がいたから、それが出来たんじゃねえか。俺がモデルって事にしていいよな。」
746名無しより愛をこめて:04/03/03 23:43 ID:0V9NDACr
言った途端にドラゴンライダーキック(裏真司バージョン)を食らう城戸真司@さっきの八つ当たりのお返し。
747名無しより愛をこめて:04/03/03 23:50 ID:0V9NDACr
「久しぶりだな。」入って来たのは手塚だった。「雄一と一緒に食べるケーキが欲しくてな。どれが言いか・・。」
748名無しより愛をこめて:04/03/03 23:54 ID:0V9NDACr
「じゃあこれ道よ。」手塚にライアのカードデッキ型のケーキを勧める真司
749名無しより愛をこめて:04/03/04 00:01 ID:yEprUWmw
「それを貰おう。いくらだー何 このケーキだけ5ケタの金額。」驚愕する手塚。「買うのやめた。」鬱な顔して帰っていく手塚。「おい待てよ。冗談だって。」引き止めようとする真司。
750名無しより愛をこめて:04/03/04 00:05 ID:yEprUWmw
「真司−何やってんだー。」ミスティースラッシュで真司を攻撃する美穂。
751名無しより愛をこめて:04/03/04 00:10 ID:yEprUWmw
「手塚の後を追いかけていく巧。「なあ、あんた占い師なんだろ。俺を占ってくれねえか。」必死で頼む巧。
752名無しより愛をこめて:04/03/04 00:12 ID:yEprUWmw
「良かろう。で、何を占って欲しいんだ。」とりあえず占いと聞いて立ち直る手塚。
753名無しより愛をこめて:04/03/04 00:17 ID:yEprUWmw
「あァ・・・実はさあ、・・・・・・・・実は俺と・・・俺と霧島美穂がもし、もし付き合ったらどうなるか、占ってくれ。」顔を赤らめて言う巧。
754名無しより愛をこめて:04/03/04 13:12 ID:wxquU3BS
「ム、見えた、見えたぞ。」手塚の占いが終わった。  「で、どうだった。」  「少なくとも城戸真司の様に振り回されたりする事は少ない様だが、猫舌を理由にからかわれる事があるな。 気を付けろ。」
755名無しより愛をこめて:04/03/04 13:16 ID:wxquU3BS
「気を付けろってな、お前・・・気を付けて治る物だったらこんなに苦労しねえぞ。」がっかりしながら言う巧。
756名無しより愛をこめて:04/03/04 13:30 ID:wxquU3BS
更に話を続ける手塚。「それからな、一応言っておくが、霧島と城戸は両想いみたいだから、実現するのは難しいだろうな。まあ、頑張れ。」立ち去って行く手塚。   それを聞いて「やはりそうだったかと深く考え込む巧。  しかし、その直後・・・・・
757名無しより愛をこめて:04/03/04 22:56 ID:wxquU3BS
がりがりがりがり・・・・・・・・・・結局、仲村達同様、ですちゃんに引きずられて、401号室に無理矢理連れ戻されていく巧@ショックの余韻に浸る間もほとんど無く。
758名無しより愛をこめて:04/03/04 23:02 ID:wxquU3BS
「ですちゃんを借してくれてアリガト、サトちゃん。」とお礼を言う美穂。@子供の前では、ココミラの時の保母さんみたくニコニコ。
759名無しより愛をこめて:04/03/04 23:09 ID:wxquU3BS
しかし・・・・・「いーぬーいー  何サボってたのー。」と怒る美穂@さしずめヤンキー母校の金髪不良みたいに巧に凄む。
760名無しより愛をこめて:04/03/05 00:36 ID:MMfyvvww
(そういやtbsのあのドラマに出てたあの女子生徒霧島に似ているな・・・・・)とか思いつつ、ケーキを焼き始める巧@猫舌であっても猫手ではない。
761名無しより愛をこめて:04/03/05 16:55 ID:IhsVf9ql
「それにしても最近一段と寒くなって来たなー。」白い息を吐きながら言う仲村。
762名無しより愛をこめて:04/03/05 20:46 ID:03lPk9z5
「そうね、そろそろコート買おうかな・・・。」手袋をして、手の平に息を吐く霧島美穂。
763名無しより愛をこめて:04/03/05 20:55 ID:03lPk9z5
(コートか・・・・・でも俺にはそんな金無いしな・・・  いや待てよ、一つだけコートを手に入れるいい方法がある。  だが・・・どうする。本当にやるか・・・どうする・・・。)深く悩み始める巧。
764名無しより愛をこめて:04/03/05 21:00 ID:03lPk9z5
そんな巧を見て、真司と美穂が両想いな事を知っている東條(霧島さんモテモテだね。)と思う。
765名無しより愛をこめて:04/03/05 21:08 ID:03lPk9z5
こっそり401号室に入って来た澤田亜希@元いたずらっ子。 裏真司の砂糖菓子をつまみ食いしていたのが見つかり、あっさり真司のドラゴンライダーキック・巧のクリムゾンスマッシュを食らって捕獲される。
766名無しより愛をこめて:04/03/05 21:11 ID:03lPk9z5
「あんた何勝手につまみ食いしてんの。」 美穂達に囲まれる澤田@ガクガクブルブル
767名無しより愛をこめて:04/03/05 21:22 ID:03lPk9z5
」「琢磨逸郎のイェーツェの詩集にイタズラで蜘蛛の巣張りつけたら、ラッキークローバークビになったんだよ。  琢磨の奴、いつになくキレちゃってさ、しまいには冴子に泣きついてマザコンの本性発揮しちゃうし・・・」慌てながら喋る澤田。
768名無しより愛をこめて:04/03/05 23:34 ID:qXpXH2RR
「それでうまそうな匂いがしたから、ついつい食べちゃったんだよー。」澤田は逃げようとするが、裏真司に捕まえられる。   「お前、俺の菓子をー。」キレル裏真司  
769名無しより愛をこめて:04/03/06 00:04 ID:BbuObkOI
「そのマフラー頂だい。」いきなり澤田のマフラーを要求し始める美穂。@取り合えずコートの代わりにするつもり。
770名無しより愛をこめて:04/03/06 00:07 ID:BbuObkOI
仕方なくマフラーを渡して帰る澤田@お迎えは同窓生の三原に頼む。
771名無しより愛をこめて:04/03/06 00:10 ID:BbuObkOI
ふと何か思い出した東條悟。「あーっ。乾君ですちゃんにこの前引きずられてたよねー。  ですチャンの勝ちだねー。」喜ぶ東條。
772名無しより愛をこめて:04/03/06 00:14 ID:BbuObkOI
「な、お前あれはなあ、不意打ちだろ。 普通にやってればどうなってたか分かんねえだろ。」反論する巧@何だかんだ言って負けず嫌い
773名無しより愛をこめて:04/03/06 00:19 ID:BbuObkOI
「ぷっ 弱いね、あんた強がってるけど本当は鈍いんじゃないの。」久々に現れる芝浦@しかもメタちゃん風邪で寝込んでる代わりにガイの姿で登場。
774名無しより愛をこめて:04/03/06 00:22 ID:BbuObkOI
「売るせえな、天才気取り、戦いに来たのか。」言い返す巧@ファイズに変身しながら。
775名無しより愛をこめて:04/03/06 00:30 ID:BbuObkOI
気が付くと、巧がいない事に気付く芝浦。「あれ、どこだあれぇ  ハウッ」元の姿に戻って倒れ込む芝浦。
776名無しより愛をこめて:04/03/06 00:57 ID:BbuObkOI
アクセルフォームでやられて逃げる芝浦@メタちゃんに慰めてもらう。
777名無しより愛をこめて:04/03/06 01:02 ID:2dgJPauO
sageない一行レスが長々と続くので気疲れする401号室レギュラーの面々。

ついついうとうとと、ですちゃんの膝枕で転寝するさとちゃん。
778名無しより愛をこめて:04/03/06 02:50 ID:BbuObkOI
みんなが寝沈まった夜、ウルフオルフェノクに変化して、自分の体の毛狩りを始める乾巧。
779名無しより愛をこめて:04/03/06 12:34 ID:MUHkqq1c
翌日またやってきた啓太郎。「たっくーん  いつまで401号にいる気なんだよー。早く戻って来てくれなきゃ俺が食事の時たっ君にフーフーしてあげられないじゃないかー。」      
780名無しより愛をこめて:04/03/06 12:38 ID:MUHkqq1c
「ねー乾ってそんなに男に好かれてんの。」面白半分に聞いてくる美穂。とか言いつつ、「ダメよ、今人手が必要なんだから。」。と反論
781名無しより愛をこめて:04/03/06 12:43 ID:MUHkqq1c
そして巧も「悪いが、俺もまだ帰りたくねえ。」  しかしそこに、「乾巧、お前、洗濯屋サボりたいんだってなあ、もう手伝えない様にしてやる。」巧にカイザスラッシュを食らわせる草加@一応デビルスマイル。
782名無しより愛をこめて:04/03/06 12:48 ID:MUHkqq1c
しかし次の瞬間、がりがりがりがり・・・・・草加あえなくですちゃんに引きずられる。啓太郎と一緒に逃げ出す草加@一応こいつもマザコン
783名無しより愛をこめて:04/03/06 17:23 ID:MUHkqq1c
「もう・・・・・もう飽きた、やってらんねえ。」突然文句を言い出だす城戸真司@その顔には疲労の色が・・・   「ちゅうか、餃子ケーキつくらせろいい加減裏真司の菓子作るのに俺様は飽きたのだあー。」@すっかり555の某スネークと同一化している
784名無しより愛をこめて:04/03/06 17:36 ID:MUHkqq1c
そこに本物の海道登場。「そうだ、真司の代わりに今日だけ手伝って。」いきなり頼む美穂@人手不足を補うのにやっき。    「はあ、何言ってんだあ、俺はなあ、真理にプレゼントするケーキが欲しいから来ただけだ。」 
785名無しより愛をこめて:04/03/06 17:43 ID:MUHkqq1c
「なあ、真理だったら、今木場と一緒に遊びに行ってるぞ。」 巧に言われて急いで帰る海道。 その後美穂は・・・・・「あんたせっかくの人手をー」ミスティースラッシュを食らう巧。  (霧島には悪い事したなあ)と後悔。
786名無しより愛をこめて:04/03/06 17:51 ID:MUHkqq1c
「ねえ、見てー粘土でですちゃんを作ったのー上手いでしょうー」無邪気にはしゃぐ東條。「ガウガウ(ありがとう、サトちゃん。すごく嬉しいよ)」 @喜びのあまり、仲村を引きずるですちゃん。
787名無しより愛をこめて:04/03/06 20:02 ID:MUHkqq1c
それを見てあまりのリアルさに関心する401号室の面々。  「そうだ、ですちゃんの肉球のケーキを作るのはどうだ。」といいだす真司@今やっと起きた。   というわけで、早速材料の買出しに行かされる仲村。  「トホホ・・・何で俺が・・・。」
788名無しより愛をこめて:04/03/07 12:02 ID:V4G7VXQv
肉球ケーキを作るケーキ屋アンド401号室の面々。  スポンジにクリームを塗り付ける乾巧と城戸真司。  ケーキを焼く裏真司。  肉球を表現する為、ブドウを飾る霧島美穂。
789名無しより愛をこめて:04/03/07 12:38 ID:V4G7VXQv
ですちゃんの爪を表現する為に餃子を飾ろうとして、ファイナルベント×2+クリムゾンスマッシュを食らう城戸真司。 (何で乾まで・・・)@自分が巧と美穂を疑っていた事等すっかり忘れている。
790名無しより愛をこめて:04/03/07 15:23 ID:V4G7VXQv
そこに社長が現れる。「実はあなた方の作ったケーキの評判を聞きましてね、道ですか、我が社の新商品として売り出すというのは。」  スマートブレインと敵対している巧を横目にどうしようかと考え始める美穂達。しかし、背後からですちゃんにがりがりされる村上。
791名無しより愛をこめて:04/03/07 15:33 ID:V4G7VXQv
「仕方無い、今度は他のケーキ屋に頼むとしよう。」トボトボと帰る村上社長。 「取り合えず、オルフェノクにされる実験台になるのは免れたか・・・。」いきなり姿を現す神崎士郎@今日は珍しく服を着て登場(しかも黒ジャケット)。
792名無しより愛をこめて:04/03/08 17:46 ID:qjWD1c4V
夜な夜なウルフオルフェノクになって、少しずつ自分の毛がりをしていた乾巧。 それが入ったとある呉服屋に持って行って安い値段で毛皮を作ってくれる様に頼み込む。
793名無しより愛をこめて:04/03/08 17:56 ID:qjWD1c4V
何とか安い値段で作ってもらえる事になって、401号室に戻って来る乾巧。 しかし、部屋に入った途端、がりがりがりがり・・・・・・・・いきなりですちゃんに引きずられる。
794名無しより愛をこめて:04/03/08 18:08 ID:qjWD1c4V
「どこ行ってたのー。」思いっきり睨みを効かせて、巧を怒る美穂。 しかし毛皮の事を言わずに、そのまま作業の手伝いを続ける巧@後で事情を話すつもり。
795名無しより愛をこめて:04/03/09 02:35 ID:pAsx3e3e
香川教授達や契約モンスター達の助けもあり、肉球ケーキが次々と完成されていく。 しかし、「俺の菓子作るって話はどうなったんだよ・・・・・。」自分が忘れられていた事に気付く裏真司@もはや鬱状態。
796名無しより愛をこめて:04/03/09 02:40 ID:pAsx3e3e
そんな裏真司に絡みついて彼を慰めようとするドラグブラッカー。(バラバラにならない程度に。)
797名無しより愛をこめて:04/03/09 02:45 ID:pAsx3e3e
ドラグブラッカーの慰め(抱擁)によって何とか気を取り直して、美穂達と共に作業を続ける裏真司。
798名無しより愛をこめて:04/03/09 02:51 ID:pAsx3e3e
もう今日は遅いから、眠りに付くサトちゃん。 そのサトちゃんを無理矢理起こそうとして、今度は自分がですちゃんにガリガリされる霧島美穂@今まで巧を攻撃させていた報いなのか・・・・・
799名無しより愛をこめて:04/03/09 02:57 ID:pAsx3e3e
やがてぜ全員が眠りに付く中、一人寝言を言う乾巧。「俺には肉球が無い、 けどな、 毛皮のコートを買ってやる事はできる。」 第8話のあの名ゼリフが今、寝言で蘇る。
800名無しより愛をこめて:04/03/09 03:03 ID:pAsx3e3e
「霧島・・・・・もし毛皮のコートが間に合わなくなった時は、ファイズのベルト売っていいから・・・・・」まだ寝言を言っている巧@よっぽど美穂に。萌えているらしい
801名無しより愛をこめて:04/03/09 03:08 ID:pAsx3e3e
巧の寝言を聞いて目が覚める香川教授。(乾さん・・・よっぽど霧島さんが好きなんですね。)これまで通り、巧を見守っていこうと思いながら、再び眠りに就く香川教授だった。
802名無しより愛をこめて:04/03/09 03:16 ID:pAsx3e3e
そんな巧の様子を401号室の廊下側から覗き見していた草加。 (そうか、乾の奴・・・霧島美穂に好意を持っているのか。 フッ良い事を思いついた。」 デビルスマイルの状態で、悪企みをする草加@相変わらず子供じみた策略
803名無しより愛をこめて:04/03/09 12:06 ID:s3UH/FRV
翌日、401号室にやってくる草加。「乾巧、お前あの霧島とか言う女に惚れているだろう、恥ずかしがらなくていいんだぞ。」  「バ、バカ。そんな訳ねえだろう。なんで俺が。」慌てて否定する巧@顔でバレバレ。
804名無しより愛をこめて:04/03/09 12:10 ID:s3UH/FRV
「フッ まあ惚れるのはお前の勝手だが、あの女は結婚詐欺師だったらしいからな。 騙されない様に注意するんだなあ。(ニヤリ)」
805名無しより愛をこめて:04/03/09 12:14 ID:s3UH/FRV
「何いい加減な事言ってんだ、お前。 第一お前のそのニヤリ顔の方がずっと犯罪的なんだよ。」強気で言い返す巧。
806名無しより愛をこめて:04/03/09 12:21 ID:s3UH/FRV
「な、お前・・・・・夕べ真理にも同じ事を寝言で言われたばかりだって言うのに。」怒りのあまりかイザブレイガンを乱射する草加。
807名無しより愛をこめて:04/03/09 12:26 ID:s3UH/FRV
「早くかえれー。」 そんな草加をドラゴンライダーキックでぶっ飛ばす城戸真司@実は美穂に頼まれた。
808名無しより愛をこめて:04/03/09 12:37 ID:s3UH/FRV
一方ケーキのスポンジの中にこっそり自分の顔の菓子を入れておく裏真司@作り過ぎて余った菓子を入れて、客を驚かせるつもり。 しかし、それが見つかり、美穂のミスティースラッシュを食らう裏真司。
809名無しより愛をこめて:04/03/09 15:24 ID:s3UH/FRV
再び呉服屋に行く巧。 毛皮作りが順調だと聞いて一安心。 「巧。」 真理だった。 「最近クリーニング屋に戻って来ないから、心配してたんだよ。」  
810名無しより愛をこめて:04/03/09 15:27 ID:s3UH/FRV
「悪いな。14,5日で辞めるから。そうしたら戻って来る。」  「分かった、じゃあ、頑張ってね。」そうして、2人は別れていった。
811名無しより愛をこめて:04/03/09 18:35 ID:s3UH/FRV
ケーキ屋の手伝いを続ける香川教授達。 「はー。 ホワイトデーっと言ってもなあ。 俺はもらってないから、お返しする相手もいないしなあ。」 ため息を吐く仲村。  「でも芝浦君からもらったでしょう。」 何の悪気もなく言うサトちゃん。
812名無しより愛をこめて:04/03/09 19:44 ID:s3UH/FRV
「あいつは単に俺をバカにしたいだけだよ。」 嫌な事を思い出して否定する仲村。
813名無しより愛をこめて:04/03/09 19:53 ID:s3UH/FRV
一方ケーキに餃子を飾るのを却下されたので、他に肉球ケーキの爪を再現する為の材料を探していた城戸真司。 「そうだ、あれを使おう。」 ブランウイングの翼を頂こうとしたその矢先、「ブランに何してんの。」 怒りの美穂にミスティースラッシュを食らって吹き飛ばされる。
814名無しより愛をこめて:04/03/09 23:57 ID:s3UH/FRV
爪を作る為に板チョコを手に入れた城戸真司。 「これでやっと爪を作る事ができる。」帰り道蓮にバッタリ出会う。「久々だな、蓮。」「城戸、お前まだ401号室にいるのか。」 「ああ。」
815名無しより愛をこめて:04/03/10 00:27 ID:rg4tc94P
「そうだ、蓮。恵理さんにバレンタインのお返ししなくていいのか、今度俺達の店でホワイトデ・・いてェ。」 「余計な事をしゃべりすぎだ。」 蓮の飛翔斬を食らう真司。
816名無しより愛をこめて:04/03/10 00:41 ID:rg4tc94P
「お前の方こそ、霧島にお返し位しとけ。 いつも靴紐結んで貰ってんだろう。」 「な、俺は別に靴紐位自分で結べるよ。 とにかくホワイトデーに絶対買いに来てくれよ。じゃあな。」 また飛翔斬でやられない内に401号室に戻る真司。
817名無しより愛をこめて:04/03/10 00:42 ID:rg4tc94P
「お前の方こそ、霧島にお返し位しとけ。 いつも靴紐結んで貰ってんだろう。」 「な、俺は別に靴紐位自分で結べるよ。 とにかくホワイトデーに絶対買いに来てくれよ。じゃあな。」 また飛翔斬でやられない内に401号室に戻る真司。
818名無しより愛をこめて:04/03/10 00:49 ID:rg4tc94P
真司が買って来た板チョコを切って、爪を作るケーキ屋アンド401号室の面々。
819ダークモラコラシム ◆AmzUKMGOOc :04/03/10 02:13 ID:3p10bdyt
神崎士郎はモラコラシムと手を組んでしまった。
モラコラシム「おい士郎…401号室を跡形もなく破壊していいか?」
士郎「今は駄目だ。お前はオナニーでもして我慢していろ。時がくるまで、な。」
820名無しより愛をこめて:04/03/10 11:12 ID:hrFIPaSY
勇次「長田さん、バレンタインのお返しきっとするからね。」  結花「木場さん、いいんですよお返しなんて。 私の場合義理チョコだったし・・・」 直也「おい、木場おめえなんで真理と遊園地なんて行ってんだよ。」
821名無しより愛をこめて:04/03/10 11:21 ID:hrFIPaSY
勇次「誘われたから行ったんだよ、楽しかったから、今度は海道も誘ってやろうか。」  直也「ケェ 自慢すんな。ちゅうかおめえ、真理からチョコ貰ったりしてねえよな。」  勇次「いや、貰ったよ。(キッパリ)」
822名無しより愛をこめて:04/03/10 11:33 ID:hrFIPaSY
直也「何で俺にはくれないんだよー。」いきなり泣き出す直也を心配する結花  「海道さん、私が義理チョコあげたじゃないですか。」@今の本命は啓太郎。
823名無しより愛をこめて:04/03/10 11:37 ID:hrFIPaSY
直也「ダメなんだー  真理じゃ泣きゃダメなんだー。」 殆んどダダっ子状態の直也を心配しつつ、ホワイトデーには真理にもお返ししようと思う勇次だった。
824名無しより愛をこめて:04/03/10 19:56 ID:rB8ZfECA
直也「そうだ、いっその事ホワイトデーの日に俺の方から真理にプレゼントすりゃいいんだ。  そうすりゃあいつ俺にチョコくれるかも。ハッハッハ。 おい木場ァ油断してんじゃねえぞ。」
825名無しより愛をこめて:04/03/10 22:52 ID:rB8ZfECA
もうとっくにバレンタイン過ぎてんのに貰ってっどうすんだと呆れる勇次と結花だつ
826名無しより愛をこめて:04/03/11 00:16 ID:+N1+K+wm
なんとか今まで作った全ての肉球ケーキに板チョコで作った爪の飾りをつけた美穂達。 引き続き肉球ケーキを作る。
827名無しより愛をこめて:04/03/11 00:28 ID:+N1+K+wm
北岡「吾郎ちゃん、俺さあ、玲子さんにホワイトデーに何かプレゼントする事にしたよ。」 吾郎「先生、玲子さんからバレンタインに貰ったんですか。」 北岡「いや、貰ってないけどさ、でもやっぱりプレゼントしたいよ。」  吾郎「先生、いい人っすね。」 
828名無しより愛をこめて:04/03/11 00:30 ID:+N1+K+wm
北岡「いや、ま、俺はバレンタインに貰えなかったチョコ欲しさにホワイトデーにプレゼントする奴とは違うけどさ。」  
829名無しより愛をこめて:04/03/11 00:37 ID:+N1+K+wm
玲子に電話する北岡。「あ、玲子さんホワイトデーに何かプレゼントしますから楽しみにしてて下さい。」 玲子「またあなた。私プレゼントいらないから。」  
830名無しより愛をこめて:04/03/11 00:41 ID:+N1+K+wm
北岡「まあ、そう言わずに。バレンタインに貰えなかった事なんて気にしてませんから。それじゃあ楽しみにしてて下さい。」上機嫌で電話を切る北岡。
831名無しより愛をこめて:04/03/11 00:45 ID:+N1+K+wm
(先生、やっぱりチョコ欲しかったんじゃあ。)と思いつつあえてそれを口にしない吾郎だった。
832名無しより愛をこめて:04/03/11 00:47 ID:fVs1pB8V
保守
833名無しより愛をこめて:04/03/11 00:49 ID:+N1+K+wm
その頃401号室で、美穂に惚れて(萌えて)いる巧に送る励ましの言葉考えながら、それを紙に書いている香川教授だった。
834名無しより愛をこめて:04/03/11 00:55 ID:+N1+K+wm
一方巧が、かいがいしく働いている美穂に見とれていると、スパァン  「痛え、何すんだ、お前。」  いきなり自分をハリセンではたいたサイコローグに文句を言う巧。
835名無しより愛をこめて:04/03/11 00:59 ID:+N1+K+wm
サイコローグ「・・・・・・・(見とれる前に働けよ。)」
836名無しより愛をこめて:04/03/11 14:01 ID:XtaqGTUj
真司「なー美穂お前ホワイトデーに何が欲しい。」  美穂「そーだな、何でもいいよ。」 真司「そうか、何でもいいのか。」嬉しそうに笑う真司。 その表情には得意の笑みが・・・・・ 美穂(まさか、真司の奴また餃子を・・・・・)相変わらずの真司の餃子好きに呆れる美穂。
837名無しより愛をこめて:04/03/11 14:08 ID:XtaqGTUj
仲村「はーホワイトデーに渡す相手がいない・・・・・」 鬱になっている仲村の肩をポンとたたき、彼を慰めるサイコローグ。
838名無しより愛をこめて:04/03/11 15:07 ID:XtaqGTUj
裏真司「頼む、優衣との交際を認めてくれ。」必死に神崎士郎に懇願するリュウガ。士郎「だめだ。」
839名無しより愛をこめて:04/03/11 15:13 ID:XtaqGTUj
しかし、何を思ったのか、突然士郎は「そうだな、浅倉の隠れ家に行って奴が所有している焼きそばを全部奪って来い。そうすれば、優衣との交際を認めてやろう。」裏真司「本当か、分かった。」自分が浅倉にやられるかも知れないのに、すっかりその気になる(させられる)裏真司。
840名無しより愛をこめて:04/03/11 15:41 ID:XtaqGTUj
先ずは、対策を練ろうとする裏真司。
841名無しより愛をこめて:04/03/11 22:07 ID:gaiRikft
裏真司「えーと、先ず、浅倉が寝ている時に焼きそばを奪って、後で面倒な事にならない様にドラグブラッカーに浅倉の隠れ家を襲わせて、浅倉とあいつのモンスターをたおす、これでいいだろ。」 早速明日実行しようと考える裏真司だった。
842名無しより愛をこめて:04/03/11 22:14 ID:gaiRikft
その頃、真司は、ホワイトデーの日に客寄せをする為のアイディアを考えていた。
843名無しより愛をこめて:04/03/11 22:18 ID:gaiRikft
真司「そうだ、ドラグレッダーを緑色に塗って、「ドラゴンボール」の神龍みたいにすればいいんだ。こりゃあ受けるぞ。」そう言って、ドラグレッダーに絵の具を塗ろうとしたその時、
844名無しより愛をこめて:04/03/11 22:21 ID:gaiRikft
真司「うあああ。」 寝ぼけていたドラグレッダーの火炎放射を受けて、黒コゲになる真司。
845名無しより愛をこめて:04/03/11 22:30 ID:gaiRikft
ケーキ屋の仕事にも慣れて来た巧。  ケーキを焼いている巧をみて、 美穂「乾、猫手じゃなくて良かったね。」  巧「何だよ、また猫舌に関する話か。」 それでも、美穂に話し掛けられたり、からかわれたりすると、嬉し恥ずかしい気持ちになる巧だった。
846名無しより愛をこめて:04/03/12 01:48 ID:8xnIRu4w
その夜、浅倉の家に忍び込む裏真司。浅倉は寝ていた。「こんなに大量の焼きそばどこから仕入れたんだ。」取り合えず、全部持ち出そうとしたその時、浅倉「フあー亜、よく寝た。ん、お前、何やってんだーイライラすんなー。」
847名無しより愛をこめて:04/03/12 01:59 ID:8xnIRu4w
その夜、浅倉の家に忍び込む裏真司。浅倉は寝ていた。「こんなに大量の焼きそばどこから仕入れたんだ。」取り合えず、全部持ち出そうとしたその時、浅倉「フあー亜、よく寝た。ん、お前、何やってんだーイライラすんなー。」
848名無しより愛をこめて:04/03/12 02:04 ID:8xnIRu4w
慌ててドラグブラッカーを招喚する裏真司。  しかし、ドゥームズデイを発動した浅倉によって、ジェノサイダーに吸い込まれる裏真司達。
849名無しより愛をこめて:04/03/12 02:08 ID:8xnIRu4w
その光景を見た神崎士郎「フッ・・・ これで優衣に言い寄る邪魔者を排除できた。」ニヤリと笑う士郎
850名無しより愛をこめて:04/03/12 02:13 ID:8xnIRu4w
浅倉「腹が減ったな・・・・・、焼きそばでも喰らってもう一眠りするか・・・・・。」 裏真司を排除する為に自分が士郎に利用されていたという事も知らずに、焼きそばにお湯を入れ始める浅倉。
851名無しより愛をこめて:04/03/12 02:17 ID:8xnIRu4w
浅倉が知らない間にジェノサイダーの腹を噛み千切って、裏真司と共に脱出を図るドラグブラッカー。
852名無しより愛をこめて:04/03/12 02:22 ID:8xnIRu4w
士郎「ちくしょー  士郎め騙しやがったなあ、もう優衣の事は諦めよう。」そう言ってブラッカーと共に401号室に帰って行く裏真司。
853名無しより愛をこめて:04/03/12 02:26 ID:+cA2bWxD
しかし、ここは一行レスの多いインターネットですね……
細かく分割してスレに無駄な圧力をかけると……と、暗算をはじめる香川教授@主役その1

そんなことよりおなかがすいたさとちゃん@主役その2

ついうっかり仲村君をがりがりするですちゃん@主役その3

ついうっかりでがりがりされる仲村君@主役その4
854名無しより愛をこめて:04/03/12 02:26 ID:8xnIRu4w
その頃、毛皮のコートの事が気になって、再び呉服屋に行こうとする乾巧。
855名無しより愛をこめて:04/03/12 10:49 ID:376OYfVd
いきなり出かけて行った巧に気付く香川教授。
856ダークモラコラシム ◆AmzUKMGOOc :04/03/12 13:59 ID:GF1TVn3q
香川教授、変態プレイが好きということが発覚。
仲村、高槻じゃなかった東條、研究室を脱出。
857名無しより愛をこめて:04/03/12 17:18 ID:kd9EwkEY
ダークモラコラシム ◆AmzUKMGOOc
858名無しより愛をこめて:04/03/12 17:19 ID:kd9EwkEY
859名無しより愛をこめて:04/03/12 17:20 ID:kd9EwkEY
860名無しより愛をこめて:04/03/12 17:21 ID:kd9EwkEY
861名無しより愛をこめて:04/03/12 17:22 ID:kd9EwkEY
862名無しより愛をこめて:04/03/12 17:23 ID:xQ370Iui
863名無しより愛をこめて:04/03/12 17:23 ID:kd9EwkEY
864名無しより愛をこめて:04/03/12 17:24 ID:kd9EwkEY
865名無しより愛をこめて:04/03/12 17:25 ID:kd9EwkEY
866名無しより愛をこめて:04/03/12 17:26 ID:kd9EwkEY
867名無しより愛をこめて:04/03/12 17:28 ID:kd9EwkEY
ダークモ汁ララシム

868名無しより愛をこめて:04/03/12 17:51 ID:48v7RmTs
終わったなこのスレも
好き勝手にやってる池沼に乗っ取られて終わりとは…
869名無しより愛をこめて:04/03/12 22:55 ID:kzq1E+28
>868
疲れたのかぁ? 粘着だけがとりえだろー?
870名無しより愛をこめて:04/03/12 23:33 ID:376OYfVd
巧「やった、ついに完成した。」 毛皮のコートを受け取って嬉しそうに401号室に戻って行く巧。     しかしその帰り道、香川教授と会って会う。    香川「乾君、いつもあの呉服屋に行ってたのですか。」    巧「教授、悪いがこの事は他の皆には黙っててくれ。」
871名無しより愛をこめて:04/03/12 23:39 ID:376OYfVd
香川「分かりました、見当を祈りますよ。」  巧「教授、すまない。」  そして、自分より先に帰って行く香川教授を見つめながら、巧は、絶対にコートを美穂に渡そうと思うのだった。
872名無しより愛をこめて:04/03/12 23:51 ID:376OYfVd
巧が401号室に戻って来た時、既に香川教授は眠っていた。 巧「取り合えず、箱の中に入れておこう。」  衣装ケースの中にコートを入れる巧。  自分も寝ようとしたその時、  寝ぼけたブランウイングのくちばしにすっぽりと入れられてしまう@半ば汁だく状態。
873名無しより愛をこめて:04/03/13 14:14 ID:R0VJIZhp
売り出すケーキが全て完成して喜ぶ美穂達。  「やった、ついに完成したね。 これでホワイトデーに間に合うね。」  騒いでいるケーキ屋達を横目に、疲労でフラフラ状態の仲村。  「・・・ついに終わったのか、 もう・・・寝かせてくれ。」瀕死の状態で倒れ込む仲村。
874名無しより愛をこめて:04/03/13 18:53 ID:B+HHnzpQ
東條「あ、なかむらくんがたおれたー。」  香川「取り合えず応急手当てをしましょう。」  香川教授の提案で、仲村をがりがりするですちゃん。
875名無しより愛をこめて:04/03/13 19:17 ID:B+HHnzpQ
真司「教授、そんな事させるなんて・・・・・  教授もやっぱり疲れているんじゃあ・・・・・」   教授のあまりにも突然の言動に驚きを隠せないケーキ屋アンドさとちゃんだった。
876名無しより愛をこめて:04/03/13 20:50 ID:RvSFvBHV
ものごっそな早口でブツブツ喋り続ける御札を前に
( ゜д゜)ポカーンな顔の401の愉快な仲間達だった。


美穂「なにコレ?ちょっと何日か目を離した隙に、マシンガントークのぶっ放しぃ?
  ネバギバなら歓迎だけど、ネバネバは堪忍ね」

東條「おふだの おしゃべり、すごかったね」
仲村「凄かったな。719から延々と百何十レスも語り続けるパワーと
  途切れる事の無いレスを目の当たりにした時の脱力感。
  機械の計算外の行動とは言え、あのひとはとんでもないモノを作り出したわけだ…」

香川「あのダミーの残留思念だけでは、これだけの力は生まれ無いでしょう。
  タキオン粒子とも呼ばれたあの『通り物』の為せる業なのでしょうかね。
  春風も吹いて来た事ですし、そろそろ空気を入れ替えておきましょうか」


とりあえず、窓を開けて新鮮な外気を入れて換気を良くするデストワイルダー、
お払いの強化の為に手塚を呼びに行くローグだった。
877名無しより愛をこめて:04/03/13 20:53 ID:RvSFvBHV
まだ脱力感が抜けずに御札の回りで手を休めて
( ゜д゜)ポカーンな顔のケーキ屋チームの愉快な居候とバイト達だった。

東條「いぬいくんって、へんしんしたら こーとがつくれたんだ。あったかそうだね」
乾「作れねーよっ!!!ミ,,゚Д゚彡 (←思わずウルフェ化)
  つーか、なんで、俺が霧島さんを追っかけたりしなきゃいけねーんだ?
  可愛い人だと思うけど、俺には真理…げほげほ…まあ、
  500の職歴の経験を生かしてさ、このバイト頑張るつもりじゃいるけどな」
木場「俺も、会社再興の為にも汗水流して頑張ろうと思ってますよ」

真司「え!あれって本当の話じゃなかったのか?!」←馬鹿
裏真司「なんだか俺が城戸並みの阿呆に描かれて不愉快だ。
  俺はこっちの世界が面白いから自分の意思で居るっつーの。
  それに、俺は別に霧島が嫌いなわけじゃ…げほげほ…まあ、
  こっちなら菓子を作ってりゃMWよりテキトーに暮らしていけるからな」

美穂「所々苦笑したけどさ。いいんじゃないの、好きに喋らせておけば。
  さあ、仕事!仕事!仕事っ!!こんな小さくてむさ苦しい場所がスタートでもさ。
  あたし達のスレだって最初はただのバイトでコツコツ始めていって、
  最後にはケーキ店のオーナーになれたんだし、
  ここでも頑張ればまた自社ビルを持てると思うよ。だから頑張ろうね?」
木場「自社ビルですか。凄いなー。よし!俺も頑張るぞ!(←またも他人の意見を鵜呑み」

仲村「いや…その…むさ苦しいって…。ここはそもそも単なる研究室だし(泣」
878名無しより愛をこめて:04/03/13 20:55 ID:RvSFvBHV
美穂「その事だけどさ。ホワイトデーで一山当ったら、ここを引き払うよ。
  ケーキ屋にぴったりな感じの良い物件見つけてきたんだ。
  ホントはバレンタインが終わったら、引き上げようと思ってたんだけど、
  ひな祭りにホワイトデーって稼ぎ時が続いたから、ついずるずるって長居しちゃったね。
  お世話になりっぱなしで申し訳無いから香川先生と401チームのみんなにはさ、
  新装開店になったら好きなだけ奢ってあげるね。楽しみにしててね?」

東條「それほんと?」@(・∀・)ワーイ!ワーイ!ワーイ!ワーイ!
香川「ご好意に甘えてあまり遠慮なしに注文をしてはいけませんよ、東條君。
  開店直後は物入りですからね。その気持ちだけで充分ですよ霧島さん」
仲村「俺も。気持ちだけ受け取るよ(ってゆーか、甘い物はもう見たく無いし(泣))」

佐野「凄いな〜!太っ腹だな〜!ね?ね?俺も香川チームですよね?
  ただで食べ放題って素敵だな〜。毎日、俺の分と百合絵さ…」

最後まで言う前にとっととブランにつまみ出される佐野だった。
879名無しより愛をこめて:04/03/13 20:58 ID:RvSFvBHV
ローグに呼ばれた手塚は封印の御札を調べると軽く笑った。

手塚「これは無理に除霊するよりも、このまま留め置いた方が良いようだな。
  喋る事で通り物の気が晴れるなら、好きなだけ喋らせておいた方がまだマシだ。
  この喋くりなら、虚と実の区別もつかなくなる大馬鹿はそうそう居ないだろうからな」

城戸「ね?ね?コートの話ってどうなったんだ?」←すごい馬鹿
仲村「…。…。居たな…」
東條「いたねー」


振り返ると御札に向かい指を付き付ける手塚だった。
手塚「そろそろ落日も近い…。札よ、好きなだけ続きを語るがいい」
880名無しより愛をこめて:04/03/13 22:49 ID:9CJo82aW
1人で喋り続けて他の参加者を引かせるという点ではRvSFvBHVもB+HHnzpQもkd9EwkEYも同じ。
お札を呼び込んだのは、つまり類が友を呼んだのだよ。
881名無しより愛をこめて:04/03/13 23:32 ID:tsho7iPo
RvSFvBHVはまだ読めるレベルだったから遥かにマシ。

>>869
俺が何時粘着したんだよw
882名無しより愛をこめて:04/03/13 23:46 ID:hSZjjolp
>714-715
さとちゃん「それはそれとしてせんせいとなかむらくん、おめでと〜〜」
香川「まだですよ。おめでとうは商品化されてからです。ふふふ……」
883名無しより愛をこめて:04/03/14 12:04 ID:wPM7jFPT
東條「まだですか。おめでとうはしょうひんかされてからですか。ふ〜ん」
仲村「ものごっそ。おめでとうは商品化されてからですね。アヒャヒャヒャヒャ…」
「あー!なっちの映画特集だ」と城戸真司@コーヒーとバゲット片手に休憩中

慌てて、顔は粉だらけで麺棒片手に、TVに猛ダッシュする裏真司@なっちーーー!!


「オチの予想が付きました」と香川教授@京極夏彦の「嗤う伊右衛門」ですか?

「俺もなんとなく予想できました」と仲村創@戸田奈津子翻訳の「王の帰還」ではないかと…

「のざわなっちー かもー」と東條悟@はいれぐまおう ばんざい♪


画面いっぱい映る「羊の歌」にズっこける裏真司@ノワァァァン!!これは加藤ナッキーだっつーの!

そのまま麺棒とバゲットで殴り合いになるW真司
@どこの世界になっちとナッキー間違える馬鹿が居るかよ!←ここに居る

うるさい真司×2をミスティースラッシュで両方ともぶっ飛ばしておく霧島美穂
@なっち、なっち、って…ナッキーのどこが不満なんだよぉ!(ちょっぴり涙目)←演技の可能性大

「戦え!」と煽る神崎コロコロ@つまみ食い中









おまけ
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1076080493/
885名無しより愛をこめて:04/03/16 11:41 ID:D36/kSTd
レオ「昨日は3/15で3・1・5、サイガの日だったんだ(←英語)」
香川「ええ、そのようですね。555ご町内で話題になっていましたね」
仲村「まあ、おめでとう。315の活躍の場は少なかったが、あんたの出る絵にはインパクトあったよ」
レオ「ありがとう。もうすぐ出るパラダイス・ロストDC版では僕の活躍が増えていればいいな(←英語)」
東條「きのうがさいがなら、きょうはなんのひかな?316でさいろのひ?うしくんのひかな」


316か…。サイロ…?サイム…?
債務ぅっ?!

その場から泣きながら凄い勢いのダッシュで逃げる馬の姿があったりなかったり。
886名無しより愛をこめて:04/03/16 19:29 ID:vvyrIBxi
887名無しより愛をこめて
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