ループ量子重力理論の前提
・空間が滑らかで連続しているという仮定をしない。
・背景独立性:時空の幾何構造が固定したものではなく、
絶えず変化する力学的な対象である。量子的時空構造。
(ひも理論は背景依存性、非量子的時空構造)
・微分同相変換不変性:時空とその方程式を表現するうえで
どんな座標系を選んでもかまわない。
上記前提を量子力学の標準的手法と組み合わせ計算すると、
空間が量子化されている事が明らかになった。(文献
>>1)
ループの由来:理論計算が時空の中のループ(閉曲線)に関連する。
string...ひも、弦
loop...糸くず、輪っか
どっちも「素粒子は実は、ひもきれだ」と主張しているわけで、大差ない
ループを近似すると連続理論になるの?
>>6 両者は言葉は似ているが意味は全く違うよ。
例えて言えば、stringはたばこのけむりが作る輪のようなもの。
loopはけむりを作っている粒子の作るloop。
スモーリンは時空の最少単位(原子のようなもの)を構築するが、
ウィッテンは時空の励起状態としてのストリングを考える。
したがって、スモーリンは時空そのものの素を扱おうとしているので
あって、時空の上を動く素粒子を扱うのではない。
しかもloopはスピン空間の中のloop。実空間のloopではない。
普通の物理の考えではスピンは時空の上に乗せて考える。
しかし、スモーリンはそれを逆転して考え、時空をスピンの上に乗せる。
>>8 そこら辺を載せたレクチャーノーと有りませんか?
>>9 L. Smolin, C. Rovelli, F. Markopoulouなどで検索。
お薦めは、C. Rovelli, gr-qc/9710008。
この分野はすでに20年の歴史がある。
Loop
よくわからんなぁ。スピンって連続じゃないよねぇ。
それに時空を載せる??時空は、連続だよねぇ。
>>13 君は自分が「よくわからんなぁ。スピンって連続じゃないよねぇ。
それに時空を載せる??時空は、連続だよねぇ。」と言葉に乗せて考えているが、
自分の思考は連続だと思っているだろ?それが君の精神の時空のようなもの。
それと似て、スピンネットワーク上に時空を乗せるということ。
したがって、スモーリン理論では時空は離散的となる。
>>13 君は自分が「よくわからんなぁ。スピンって連続じゃないよねぇ。
それに時空を載せる??時空は、連続だよねぇ。」と言葉に乗せて考えているが、
自分の思考は連続だと思っているだろ?それが君の精神の時空のようなもの。
それと似て、スピンネットワーク上に時空を乗せるということ。
したがって、スモーリン理論では時空は離散的となる。
じゃ、
スピン→連続
時空→離散
にするってこと?
>>16 ノー。基本的にはすべて離散的。スピンネットワークが発展して
巨視的に見ることができるようになると、連続近似が成り立つ。
面白いから原論文を読んでみて。
Quantum Gravity
Carlo Rovelli
量子重力は恐らく基本の物理学で最も重要な開いた問題です。
それは量子力学と一般相対性理論を合併する問題
(20世紀の物理学の2つの大きな概念の革命)です。
この本の中で示されたループおよびspinfoamアプローチは
分野での主要な研究プログラムのうちの1つです。
本の第1の部分は、一般相対性理論によって要求された古典的定量
ハミルトン支持者物理学の基礎の改良について議論します。
第2の部分は基礎的な技術的な研究指示をカバーします。
付録は、量子重力、見つけることが困難な数学的な資料、および
主題によって持ち出されたいくつかの哲学的な問題の議論の
主題の詳細な歴史を含んでいます。
この魅惑的なテキストは、量子重力で既に働く研究者と同様に、
フィールドに入る大学院学生にとって理想的です。
さらに、それは、スペースと時間の性質に興味を持っていた
哲学者および他の学者に訴えるでしょう。
Carlo Rovelliの本「Quantum Gravity」の発売予定日は2004/10/31。
量子重力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』
量子重力(りょうしじゅうりょく)とは、重力相互作用を量子化しようという試み
である。
相対性理論を摂動により単純に量子化すると二次のレベルで紫外発散が
起きる。ただし相対性理論自体はゲージ理論で考えることができるため
(内山)、これは単に摂動による量子化の仕方が悪いといえる。この重力
ゲージ理論によれば重力子はスピン2のボソンであると考えられている。
そこで次に考え出されたものが超重力理論である。これは重力子が
スピン3/2のグラビティーノを超対称性パートナーとして持つ、という理論
である。しかしこの理論も高次のレベルで発散している可能性が指摘
されている。そこで次に考え出された理論が超ひも理論である。これは
重力子が閉じたひもで記述される、という理論である。ほかにもこの理論は
開いたひもとして光子、ウィークボソン、グルーオンなどのゲージボソン、
そしてフェルミオンを含むので究極の理論と呼ばれることがある。またこの
方法とは異なる角度としてループ量子重力理論がある。ループ量子重力は
その背後にペンローズのツイスター理論とスピンネットワークを含んでおり、
この理論は超ひも理論のみが量子重力の唯一の理論ではないことを
物語っている。
重力を量子化するためのよい現象としてブラックホールが挙げられる。
ブラックホールの内部では相対性理論が破綻をきたすと考えられており、
そこでは時空を量子化した理論が有効である。この方向による最近の
発展ではホログラフィック原理が挙げられる。これはブラックホールの内部
の情報量の保存限界はその体積ではなく表面積に依存するというもの
である。これはひも理論のメンブレインに通じるものがある。また
AdS/CFT対応としてある種の物理が多様体の境界に還元できるという
考え方もある。
いずれにしても量子重力を考える上で最大の問題点はその指針とすべき
基本的な原理がよく分かっていないということである。そもそも重力は
自然界に存在する四つの力の中で最も弱く、量子化された重力が関係
していると考えられる現象が現在到達できるレベルでは観測されて
いないのである。より高度な望遠鏡によりブラックホールの観測が
詳しくなされればこの状況は一変するであろう。
45 :
こうじ:04/07/17 10:20 ID:LBGdLp6c
1プランク長/1プランク秒が光速とほぼ同じ値になる。
この点について何か知ってたら教えて。
>>45 ほぼ同じ値になるのじゃなくて、同じにするのが定義。
47 :
こうじ:04/07/20 22:39 ID:jYA++zBp
定義なの?
やっぱ1クロックで1マスしか動けないってのが光速なの???
やばいジャン。この世はやっぱり電脳空間なの?マトリックスなの?
プランク長=√(Gh~/c^3)=1.6×10^-23[cm]
プランク秒=√(Gh~/c^5)=5.4×10^-44[s]
プランク質量=√(ch~/G)=2.1×10^-5[g]
G:ニュートン定数
c:光速度
h:プランク定数
h~=h/2π:ディラック定数(h~はhバー)
49 :
ご冗談でしょう?名無しさん:04/07/24 00:17 ID:c2/GGFI1
この宇宙は神のPC上のライフゲームなのじゃー!!!
「今回の定数はおバカな生き物なんかが生まれてきて面白かったが、
そろそろ飽きたのじゃー!!! えいっ、リセット!!」
「新しいCPU出たから次の宇宙は光速2倍ね!」
ゲージアノマリーの相殺と世代の構造、時空次元数の議論はどうなるのかな?
非可算無限は本質的だったと思うけど
プランク長=√(Gh~/c^3)=1.6×10^-33[cm]
プランク秒=√(Gh~/c^5)=5.4×10^-44[s]
プランク質量=√(ch~/G)=2.1×10^-5[g]
G:ニュートン定数
c:光速度
h:プランク定数
h~=h/2π:ディラック定数(h~はhバー)
53 :
こうじ:04/07/26 21:00 ID:z8BYm5WP
YEN氏 Thanks.
でも、この内容のほとんどはループ量子重力理論より先に書かれているんだよねー
よくSFで書かれている内容が実現したりすると、作者の先見性がほめられたりするけど、
多世界とか量子重力とか、「SF作家よ!!!100年経たずに学者に追いつかれるなよ」
と言いたい。
生きてるうちに学者に追いつかれた作家は印税没収しろ。
54 :
ご冗談でしょう?名無しさん:04/08/01 18:09 ID:CH6YqUn7
>>49 光速が2倍になるのはいいが、場の理論の法則を書き換えられるのは迷惑だな。
いきなり、ゲージアノマリーが相殺されなくなったりして…
宇宙はシングルプロセッサですか? マルチプロセッサですか?
コンピューターなどで、世界が解明できるわけないじゃないか。
あほじゃないの?
コンピュータに頼っているから、新たな理論を作りづらくなっているとも言える。
57 :
こうじ:04/08/10 16:19 ID:eTItgmNF
>>54 クロック2倍の世界では全て2倍なのでその中の生き物はその事に気がつかない
のでは、、、
>>56 コンピューターで、世界を解明しようという話ではないんだけど、、、
コンピューターの中の生き物(プログラム)たちは、自分達がプログラムだって事を
証明、あるいは、そうでは無い事を証明できるのでしょうか???
58 :
ご冗談でしょう?名無しさん:04/08/22 12:18 ID:VW/dBPyv
量子重力理論としてstringとどちらが可能性があるの?
時空の量子化という点ではこっちの方に分があるのかな。
>>57 おもしろい.
外部からの入力が存在することを証明できるか?
62 :
ご冗談でしょう?名無しさん:04/08/30 09:00 ID:qxHVzAs+
映画「マトリックス」ではないけれども、
仮想と現実の区別をいったいどうつければよいのだろう。
観測前の仮想と観測による現象の現実化を認識しているのは、
すべて私たちの脳内での活動であり、
私たち自身は決して現実と直にふれあえるわけでは無い。
とすれば、ゲーデルではないが、仮想と現実を厳密に区別するための
絶対的な基準や指標存在し、かつ私たち自身にそれを利用して、
仮想と現実を区別できるものであると証明できるのだろうか?
これはある意味再起的なループに陥る。
つまり、自分自身の機能を自分自身で解明および証明する必要があり、
ゲーデルの「不完全性定理」が適用される範疇であると思われるのである。
私たちはこの世に生を受けてから没するまで、事象の記憶装置としての
存在であり、永遠にその目的や真理を知ることはできないのである。
↑買ってこようかな・・・
>>63 「ソラリスの日のもとに」にはそんな話があるよ。
自分が現実に存在するのか、狂気に陥っているのかを知ろうとして
1.外部の観測機器からデータを入手
2.自分の手で結果を計算
3.一致することを確認→外部の観測機器が存在することを認めざるを得ない。
という論理。
hosyu
∧∧
( ・∀・ )
(| つ
| /
し○
《このスレは終了となります。今までありがとうございました。》
∧∧
( ・∀・ )
(| つ
| /
し○
《このスレは終了となります。今までありがとうございました。》
81 :
うあああ:04/12/26 11:22:59 ID:0PusP/SM
面白い。
84 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/01/03 23:13:35 ID:m7tmGSjK
ぜんぜん役に立たない。
86 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/01/04 21:53:31 ID:8RxTM/y9
重力とか。
拘束条件のPoisson括弧がどうしても計算出来ん。
導出載ってる文献とか知らない?
88 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/01/05 21:48:11 ID:8ovvhLqn
もし、空間が粒子であるとするなら、ミクロの世界では確立的に存在する、というのも納得できるのだが。
何を言ってるんだい?
90 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/01/06 10:28:36 ID:dA26OiZ5
時空はライフゲームで、我々には統計的な近似が精一杯だってことさ。
座標自体が不確定性関係によっている。量子空間。
x軸に位置、y軸に運動量を置く。で、量子力学を考えるとどうなる?
おまいら、妄想はいいかげんにせい。
94 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/01/07 11:39:47 ID:HZgEzFs2
∧∧
( ・∀・ )
(| つ
| /
し○
95 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/01/08 13:40:35 ID:L37mz8BS
∧∧
( ・∀・ )
(| つ
(| つ
(| つ
(| つ
(| つ
(| つ
| /
し○
ループ量子重力理論において、重力子は、どういう位置にいるの?
97 :
ご冗談でしょう?名無しさん :05/01/18 21:34:22 ID:cy3uySed
定位置だと思うよ。
違う
うぜえのは勝手だが書き込むな
104 :
数学専攻:05/01/21 19:12:00 ID:VuRDC2i0
まず普通に重力を量子化してみろよ。そうすれば、答えはおのずと分かる。
>>104 昔の物理学者が何度もそうやって無理だったんでしょ。
やり方がまずかったんだよ。うまくやれば量子化できるのさ。
うまくやるってどうやって?具体的には?
どこでもコンピュータ。ユビキタスの時代だわな。
量子宇宙への3つの道で、リー・スモーリンが言ってた。
単なるこじ付けだろ。真に受けるな。
116 :
jd ◆2jgjsxNlp6 :05/01/25 11:35:22 ID:seyLQidp
時を翔ける粒子
その本はループ量子重力理論の本としてはあんま使えないと思うぞ。
役に立たんよ。
>>119 レビュー書いたの俺。
ドラフトで特に問題ないと思う(つか自分のページに書き足した場所ぐらい書いておいて欲しい)。
おまいら、ここはスレ立て厨専用チラシの裏ですよ。
125 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/03/05 22:02:27 ID:cNFjhrY6
ループ量子重力理論とツイスター理論が、最も詳しく書いてある本って何ですか?
元々全然別物なので両方を詳しく書いてる本は無いんじゃないの?
127 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/03/05 23:02:06 ID:cNFjhrY6
じゃあ、それぞれ一冊ずつ教えてください
128 :
ご冗談でしょう?名無しさん:05/03/05 23:15:52 ID:pkuEnL0w
V ´^ิu^ิ`)y―┛~
もうツイスター理論は間違った理論だと確定してしまったんですか?
それとループ量子重力理論とどういう関係なんでしょうか?
ツイスター理論はスピンネットワークを利用していて
ループ量子重力理論もスピンネットワークを利用してるんですか?
137 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2005/03/22(火) 12:16:41 ID:NMlxwbjr
私も買いまあす!!
お兄ちゃんの原稿が載ってるも〜ん:-p
138 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2005/03/22(火) 13:26:26 ID:U7LNSXde
;' ':;,, ,;'':;,
;' ':;,.,.,.,.,.,,,;' ';,
,:' : :、
,:' / ,,. 、. \ ::::::::',
:' ● ● :::::::i.
i ''' (_人_) '''' :::::i <ループ量子重力理論の論文リストここに置いておきますね
: :::::i
`:,、 ::::::::: /
,:' : ::::::::::::`:、
,:' : : ::::::::::`:、
Inflationary Cosmology and Quantization Ambiguities in Semi-Classical Loop Quantum Gravity
Authors: Martin Bojowald (1), James E. Lidsey (2), David J. Mulryne (2),
Parampreet Singh (3), Reza Tavakol (2) ((1) Max-Planck-Institut,
(2) Queen Mary, University of London, (3) IUCAA,, Ganeshkhind, Pune)
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0403106 Flat Spacetime Vacuum in Loop Quantum Gravity
Authors: A. Mikovic
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0404021 On alternative approaches to Lorentz violation in loop quantum gravity inspired models
Authors: Jorge Alfaro, Marat Reyes, Hugo A. Morales-Tecotl, L. F. Urrutia
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0404113 Remarks on the black hole entropy and Hawking spectrum in Loop Quantum Gravity
Authors: A. Alekseev, A.P. Polychronakos, M. Smedback
http://arxiv.org/abs/hep-th/0405036 Simplification of the Spectral Analysis of the Volume Operator in Loop Quantum Gravity
Authors: Johannes Brunnemann, Thomas Thiemann
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0405060 Severe constraints on Loop-Quantum-Gravity energy-momentum dispersion relation
from black-hole area-entropy law
Authors: Giovanni Amelino-Camelia, Michele Arzano, Andrea Procaccini
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0405084 Black hole entropy in Loop Quantum Gravity
Authors: Krzysztof A. Meissner
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0407052
Corrections to the Planck's radiation law from loop quantum gravity
Authors: Huitzilin Yepez, Juan M. Romero, Adolfo Zamora
http://arxiv.org/abs/hep-th/0407072 Loop Quantum Gravity and the Cyclic Universe
Authors: Martin Bojowald, Roy Maartens, Parampreet Singh
http://arxiv.org/abs/hep-th/0407115 On the counting of black hole states in loop quantum gravity
Authors: Sergei Alexandrov
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0408033 An invitation to loop quantum gravity
Authors: Lee Smolin
http://arxiv.org/abs/hep-th/0408048 Causal Loop Quantum Gravity and Cosmological Solutions
Authors: Ali Shojai, Fatimah Shojai
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0409020 Constraint Algebra in Causal Loop Quantum Gravity
Authors: Fatimah Shojai, Ali Shojai
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0409035 Free vacuum for loop quantum gravity
Authors: Florian Conrady (CPT, Marseille & Potsdam, Max Planck Inst.)
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0409036 Unified model of loop quantum gravity and matter
Authors: R. Gambini, S. Jay Olson, J. Pullin
http://arxiv.org/abs/gr-qc/0409045
;' ':;,, ,;'':;,
;' ':;,.,.,.,.,.,,,;' ';,
,:' : :、
,:' ⌒ ,,. 、. ⌒ ::::::::',
:' ● ● :::::::i.
i ''' (_人_) '''' :::::i <みんな猛勉強して研究成果をここに書き込んでね
: :::::i
`:,、 ::::::::: /
,:' : ::::::::::::`:、
,:' : : ::::::::::`:、
ループ量子重力理論 プレプリント数
1991
1992
1993
1994
1995
1996 ******
1997 ****
1998 ******
1999 ******
2000 *****
2001 ********
2002 **********
2003 **********
2004 *************************************
2005 ****
155 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2005/05/02(月) 20:41:56 ID:VWFyO/B6
初心者です
よく言われる、background indepedent の意味がイマイチよく分からないのですが、
量子化する時に、ストリングのようなゲージ固定が必要ないという意味でよろしいのでしょうか?
156 :
155:2005/05/02(月) 20:57:02 ID:???
あ、やっぱ全然違うか
場の理論みたいに、時空の上に場が乗ってるのではないということか
ストリングはワールドシート上の場の理論だから、background indepedent ではないと言う事か?
あってます?
後、background indepedent だと何が嬉しいの?
ループ量子重力なんかに手を出すようになったら人生終わりだよ。
>>156 あってる。
通常はミンコフスキーみたいなのが既に「在って」その上での場の様相を考えるけど、
相対論はそうじゃないって事ね。
はたして神は左利きか
相対論はそうじゃないの?なんで?
ライトコーンの内側じゃなきゃだめなら、結局、背景独立じゃないんじゃないの?
背景独立って何?
実験的懸賞がたのしみなんですが
結果はいつ頃出るのですか?
上手くいったら面白いねstringから
民族大移動が起こるかなw
竹内のループ量子重力本の出来はどんなんもんだろ?
ループ量子重力入門
重力と量子論を統合する究極理論
竹内 薫 著
2005年 7月23日発売 A5判 144ページ 価格 \1,680(本体 \1,600)
ISBN4-7775-1149-9 C3042 \1600E
はじめに 「入門」の意味
§1 「ループ量子重力」ってなんなの?
§2 ボーアは量子のデジタル性を理論化した
§3 ハイゼンベルクは量子の不確実性を「思考実験」した
§4 「不確実性」は「交換関係」と同義である
§5 アインシュタインは重力の本質が「時空の歪み」であると考えた
§6 徐々に、時空量子化のイメージから入る
[ 6-1] ウィーラーの時空の泡 [ 6-2] シュレーディンガーの「ツィッターベヴェーグンク」
§7 ここで、時空量子化の系譜を概観する
[ 7-1] ディラック [ 7-2] スナイダー
[ 7-3] フィンケルスタイン [ 7-4] ファインマン
[ 7-5] ホーキング
§8 「スピン・ネットワーク」とはなにか
[ 8-1] スピンの基本 [ 8-2] スピンの物理的なイメージ
[ 8-3] 指南車からジャイロへ [ 8-4] ジャイロからスピンネットへ
§9 ループ量子重力理論のエッセンスを掴む
[ 9-1] 思想的な問題 [ 9-2] 理論の枠組みのエッセンス
§10 ループ量子重力理論の予言を見てみる
[10-1] 面積の量子化 [10-2] ブラックホールの量子論
[10-3] 量子宇宙論
§11 まとめ
おわりに 宇宙と時空の夢
索引
http://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/4-7775-1149-9
>>162 ループの結果は10年前から大して増えてない。
やってる人間も実質増えてない、と言うか少な過ぎてつい最近まで初等的ミスが4年間もまかり通っていた事もある。
更に始末の悪い事に増えた人間はファンダメンタルな仕事は一切してない。
面積量子化の公式が非常に簡単なのでそれを使っていろいろやってるだけ。
時間発展の記述が致命的に困難で、むしろこの10年はそれがどうにも出来ない事を自覚させるためにあったような状態。
しかもこれを課すと多くの状態が同値類に落ちるため現在の成果にすら影響する可能性がある。
現在では量子重力の理論として完成させる事を9割方の連中が放棄した。
外野連中もこの点がどうにもならなさそうなのでストリングから移らないんだろう。
かつて多くあった失敗量子重力の1ページへの道を歩みつつある。
失敗重力理論のリストを
教えてくださいw
面白そうですね
超重力理論、高階微分理論、非多項ラグランジアン理論、N展開、曲がった時空上の量子論、ラティス量子重力、
誘導重量、ツイスター、時空コード理論、漸近保障、カルツァクライン、ユークリッド量子重力、非摂動正準法、非摂動モンテカルロ、
ワームホール、デコヒーレンス、マトリックス理論、スーパースペース、紐理論・・・
あたりが量子重力を解明するとして30年ぐらい前に流行った手法の一部だそうだ by Smolin
168 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2005/07/23(土) 00:29:41 ID:x1CtDg+H
宇宙の第3量子化ってのも聞いたことが。デコヒーレンスはちょっと違う気がする。。量子力学の基礎と切り離せないから使われたのかな。
あの本読んだ?
どの本のこと?
>>156 最近では
background independentなストリングを研究している人もいるみたいだけど・・・
背景場を使ってなければ背景独立なの?
それじゃあ、場の理論には、背景独立なものとそうでないものがあるの?
175 :
天才数学者:2005/08/14(日) 03:10:03 ID:???
ストリングやループ理論で成功できるとはとても思えんな。
ループ量子重力とストリングがdualityで結ばれてたりはしないの?
IIB Matrixとかじゃないの?
随分前になるけれども。
ループ量子重力理論の日本語の物理学専攻の大学院生向けの本ってないよね?
もしかして、スレ乱立URL&AA荒らし=lattticeスレの粘着基地外?
>>183の直後にlatticeスレと基地外凶漢スレにレスがついてるな。
いいから死ねよ
おまえがな
おまえだろ
190 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2005/12/05(月) 11:20:26 ID:M5ojEWbv
俺?
いや、俺かも?
竹内、今度はブルーバックスでループ本出すようだな。
で、出たの?
いいから死ねよ
age
ループ量子なんかうまくいくわけねぇーな
[t, H] ≠ 0な時間オペレーターみたいなのってあるの?
[x, p] ≠ 0なのに時間だけ連続って気持ち悪かったんだよね
特集
ツイスターがもたらしたもの 高崎 金久
重力とツイスター理論 L.Mason 浜中 真志
ツイスター弦理論 国友 浩
可積分系・パンルベ方程式とツイスター 村田 嘉弘
表現論とペンローズ変換 関口 英子
ADHM構成法とツイスター理論 長友 康行
自己双対多様体とツイスター空間 藤木 明
微分方程式,ウェッブの幾何学とツイスター 佐藤 肇
コラム
ツイスター・ニュースレターの歩み 浜中 真志
名著に親しむ
特集から広がる読書案内 ツイスター理論の副読本 高崎 金久
大体殆どのモノは回転したり循環しているんだよ
201 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2006/10/19(木) 21:15:03 ID:QGKOZMYf
ひも理論に比べてレス少ない。
ループ量子重力について何も知らないのだが、
空間を個別の小さな塊に分解するっつーのはさ、
なんか特定の座標系を優先するっつーことにならないのかな?
座標変換に対する不変性というか、特定の座標系に依存せず物理法則を記述するつーのが
相対論のウリなわけだから、そこらへんはどう辻褄合わせてるんだろうかと、
ふと思ったよ。
203 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2006/10/25(水) 13:28:47 ID:Bx3Cddp8
ループ量子重力理論は相対論の系譜だから内包している筈なんだが、よく分からない。
弱点は揺らぐ時空を編み出せない事らしい。
ツイスターとは別カテゴリーなんですか。
将来この分野に進みたいんですが、
どなたか必要と思われる数学あげていただけませんか?
一般的に言って、理論物理のこれこれに数学のあれあれが必要だからと聞いてさきに数学の専門書を勉強するのはおすすめできません。
やっぱり数学の専門書は数学者およびその卵向けにかいてあるので、理論物理に必要なところに重点がおいてかいてあるわけでもないです。
さきにやりたい理論物理をちょっと勉強してみて、そこで必要になってくる数学をその場で勉強するほうが良いと思います。
とくに、量子重力をやりたいひとは数学の専門書を読むまえにしっかり
1. 一般相対論
2. ふつうの場の量子論
を身に付けておく必要がありますので、そちらをお先にどうぞ!
>>206 レスありがとうございます
今両方やってます、まだ全く論文読めませんがC. Rovelli, gr-qc/9710008
C. Rovelli, Peush Upadhya, gr-qc/9806079 v1 19 Jun 1998とかをなにかの呪文みたいに
眺めてたら,あまりにも僕が持ってない数学が使ってあるので、面食らってしまって
これから勉強するに当たって重点的に勉強すべき事が知りたかったんです。
208 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2007/04/26(木) 23:55:44 ID:3KzCw0rA
なんか変わったことあった?
209 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2007/04/30(月) 12:43:31 ID:+/Dw8yO6
そろそろループの日本語の本が出てきてもいいはずだが
210 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2007/05/04(金) 14:54:27 ID:ooDu8203
この分野の将来性云々はともかく
スモーリンの書いたものって結構読み応えがあるね。
現実の世界もポリゴンで出来ていたのか‥‥。
roop
214 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2007/06/07(木) 09:34:02 ID:9NC/83eT
>>211 これって昔からあるRegge Calculusとどう違うんだ?
超亀レスだが
>>63 実は、
スピンネットワーク=脳のニューロン網
なんちって。
ということで、
スピンネットワークから時空が生成されると
脳とクオリアの謎が解ける!
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ねアトポス死ね
アゲアゲ
219 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/05(水) 01:57:17 ID:+zMcd5Z5
どなたかオススメの本とかあります?
220 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/05(水) 02:21:42 ID:gYSLeArS
>>217 よく見かける典型的な荒らしだが誰だろう?
221 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/11(火) 00:46:16 ID:0bJKc+Oe
空間そのものを量子化して離散的にとらえると聞いた時点で
筋悪〜と思うのは私だけ?
222 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/12(水) 10:22:00 ID:AdZzxA+3
むしろ筋いいと思うが
223 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/16(日) 01:02:08 ID:F8+piX9M
要するにさ、
もともと、なんで自然界=物理は数学でこうもうまいこと
記述できちゃうんだろう??
って謎があったわけだ。
で、今までは数学は物理を書く道具として捉えてられていて、
まず、時空という物理キャンバスを用意して、
そっからさあ今から物理ですよ、数学道具で世界を書いてね!
だったのが、
実は、時空というキャンバス自体もスピノールっていう数学要素の
集まりでできていて、もうこっから物理ですよ、
っていうお膳立てさえ意味がなくて、
実は物理=この世界は数学から自動的に「創発」しちゃうものだった。
数学は物理を書く道具じゃなくて、素材さえ自動的に用意しちゃうものだった、
ってことだろ?
これが、背景(から)独立性の意味。
時空の存在のために
物理キャンバス不要
数学が自律的にキャンバスを構成する。
わけのわからんヒモを発明してつじつま合わせるよりも
よほど衝撃的で説得力がある。
そりゃも物理は全部もともと数学なんだったら、
数学で全部書けてあたりまえだよな?って話。
>>223 自己満足乙。
自分のブログでやろうな。
225 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/20(木) 05:45:45 ID:jfN9chGx
226 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/22(土) 06:18:12 ID:4ZQVxEXb
f
227 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/22(土) 06:19:57 ID:4ZQVxEXb
>>224 >>225 実際、
>>223のまとめは秀逸なんだが、
アホくさと思うのは、おまえらが何にも理解できておらず、
おまえら自身があほということ。
>>228 くだらん煽りをする前に反論があれば反論したら良いだけのこと。
できないんであれば、物理板から消えろ。
「物理」「数学」という単語の使い方が滅茶苦茶。
物理キャンバスとか俺用語使われてもわかるわけねーだろ。
>そりゃも物理は全部もともと数学なんだったら、
>数学で全部書けてあたりまえだよな?って話。
一般相対論は数学で書けてないのか?弦理論は数学で書けてないのか?
書けてないなら書けてない部分を明示してみろ。
>>230 おまえは馬鹿だな。
なぜこうも物理が全部数学で書けているか?という謎にたいして、
そもそも時空という物理の背景自体がスピンネットワークという数学で書けたからだ、
って話だろうが。馬鹿か?
ニュートンが暗黙の了解としておいた、
「絶対時間」「絶対空間」が
アインシュタインの相対性理論により、そんな仮想の前提は正しくないと判明。
「光速」が基準になった。コペルニクス的転回。
同様に、ループ量子重力理論においては、
「物理学の基本」である「時空」を一義的なものとみなさずに、
純粋に数学から導かれる「スピンネットワーク」から紡ぎだされる
二次的な属性とみなす。
この理論では、ニュートンが「絶対空間、絶対時間」を仮定したように、
「時空」をあらかじめ仮定する、ということはしていない。
時空は数学的存在であるスピンネットワークから自動的に出来てくる。
そういうことだろ。わかんないの?
>>231 リーマン幾何学は純粋数学じゃないのか?
スピンをそこまで特別視する理由が全く分からん。
>>232 >時空は数学的存在であるスピンネットワークから自動的に出来てくる。
出てきたのか?それは本当に時空と呼べるものなのか?
あと
>そういうことだろ。わかんないの?
>>223からそこまで読み取れるやつはいないだろ。
>>231 リーマン幾何学で記述される一般相対論も背景独立ってこと理解してる?
君の文章では、スピンを使って初めて達成されたようにしか見えないんだが。
>>231 背景独立の意味を完全に勘違いしてるぞ。
まあどうせ Lee Smolin に騙されたんでしょ。
>>237は理論そのものじゃなく、学者で論じようとするばかもの
>>238 では、あなたが理論そのものを論じてください。
スモーリンが間違った説明をするとは思えないし、竹内も元とはいえストリング屋だったので
著しく誤解を招く表現をすることはあっても、間違った説明をするとは思えない。
(どっちの本も読んだことないので推測でしかないが)
単に
>>223が間違った解釈をしただけだだと思われ。ひどいポエムだが。
ちなみに啓蒙書の類に書かれていないループ量子重力の現実は
>>165にあるな。
筋がいいというのは
>>165に反論してからだな。
そのへんにしとけ。
数学と物理学の関係性なんて、
誰が語っても現状ではポエム以上のものにはなりえない。
それがポエムというのであれば、哲学すべてがポエムと言ってるのと同じ。
>>242 おいおい。そうやって味噌もクソも一緒くたにするのはやめろよ。
まともな人が論じれば少なくとも
>>223のようにはならない。
少なくとも言葉の定義は明確にするよ。
そもそも
>>223は「背景独立性」に関して「数学と物理学の関係」とは全く違うもっと低いレベルで
根本的に勘違いしてるんだが。
そのへんにしとけ、中途半端な物理の学徒よ。
物理で大成しようと万一考えているものがいるならば、
無理だ。
>>242以上のところへ行けるかさえ疑わしい。
>>244の言ってる意味が分からんのなら出てくんな。
本当は中途半端かどうか判断できるような知識など持ち合わせてないはずだ。
だから「数学と物理学の関係性」などというわかった気になれる論点でしか入り込めないんだろ?
背景独立性w
223 :ご冗談でしょう?名無しさん:2008/03/16(日) 01:02:08 ID:F8+piX9M
要するにさ、
もともと、なんで自然界=物理は数学でこうもうまいこと
記述できちゃうんだろう??
って謎があったわけだ。
で、今までは数学は物理を書く道具として捉えてられていて、
まず、時空という物理キャンバスを用意して、
そっからさあ今から物理ですよ、数学道具で世界を書いてね!
だったのが、
実は、時空というキャンバス自体もスピノールっていう数学要素の
集まりでできていて、もうこっから物理ですよ、
っていうお膳立てさえ意味がなくて、
実は物理=この世界は数学から自動的に「創発」しちゃうものだった。
数学は物理を書く道具じゃなくて、素材さえ自動的に用意しちゃうものだった、
ってことだろ?
これが、背景(から)独立性の意味。
時空の存在のために
物理キャンバス不要
数学が自律的にキャンバスを構成する。
わけのわからんヒモを発明してつじつま合わせるよりも
よほど衝撃的で説得力がある。
そりゃも物理は全部もともと数学なんだったら、
数学で全部書けてあたりまえだよな?って話。
スモーリンの本(最近出た本じゃなくて、ちょっと前に出た「量子宇宙への3つの道」って本)だけど
結構混乱を招く書き方してるね。
p164
>不幸なことに、一般相対論は普通、時空幾何学をつくりだす機械と見なされている。
>そして、まるでニュートンの絶対空間と時間と同様に扱われてしまっている。
>つまり、固定した絶対的な実体があり、そのなかで運動していると見なされるのである。
これは一般相対論の問題じゃなくて、一般相対論で決定された時空の扱い方を問題視してるだけだな。
p166
>この10年のあいだに、私はさまざまな素粒子物理学のテクニックはすべて、単一の古典的時空幾何学を
>想定しているという意味で背景依存であり、グラヴィトンと呼ばれる量子化された重力波がこの背景上でどう動き、
>相互作用するかを研究するものだった。
人によっては、古典的な時空を使うことが背景依存だと勘違いするかもしれないが、
問題なのは、古典的な時空を使うことではなくて、古典的な時空の中から”一つを選んで”
理論の定式化に使うことなんだよな。
重要なのは「古典的時空幾何学」ではなく、その前の「単一の」なわけだ。
選び出した単一の幾何に理論が依存しちゃうから背景”依存”なわけだ。
これは古典幾何だろうと量子(?)幾何だろうと関係ない。
ちなみにもっと後のページで
p203
>現在の定式化では、ひも理論の主要な間違いは、時空が進化しつつある関係のシステムだという
>一般相対性理論の基本教訓に敬意を払わない点である。ここまでの章で紹介した用語を用いれば、
>ひも理論は背景依存であるが、一般相対性理論は背景独立である。それと同時に、ひも理論は最終的な形を
>とっていそうもない。
「一般相対性理論は背景独立である」と明言してる。
たとえ時空を記述すrのにスピンネットワークを用いても、
理論自身でネットワークを導くのではなくて、
特定のネットワークを選び出して、その上で理論を構成したとしたら、
その理論は背景依存になる。
時空が古典的なのか(スピンで書いた)量子的なのかは背景独立かどうかとは関係ない。
「数学と物理学の関係性」なんて論点で背景独立性を論じるのは論外な。
Covariant phase space formulation のあたりのところ?
Lee-Wald, Crnkovic , Crnkovic-Witten とか探してみてください
そうですラグランジアン4形式の変分が3形式の微分で書ける云々のトコです
>Lee-Wald, Crnkovic , Crnkovic-Witten とか探してみてください
サンクスです。探してみます
まあそこは covariant phase space method を知ってることを仮定して書かれてたね。知っておいて悪くない方法だから勉強してみてください
ループ重力はすごいよ。
一般相対論と量子力学を結びつける唯一の候補だ。
257 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/04/30(水) 00:54:15 ID:LelN3X1E
>>256 微分とかって、ループ重力では、どのように定義しているの?
258 :
◆60cN2uzMAI :2008/04/30(水) 01:12:22 ID:ZEibQ17k
259 :
252:2008/05/01(木) 20:47:31 ID:???
たびたびすみません。
>>253氏のおかけでcovariant phase space methodがちょっとわかって
式(2.7)とかは計算できるようになったんですが(主にLee-Waldを参照して)、poisson括弧(2.15)
の計算の仕方がまだしっくりこないのですが具体的には何をどのようにすればよいのでしょうか?
もしくはpoisson括弧の計算の仕方の書いてある文献を教えていただければ幸いです。
260 :
252:2008/05/04(日) 15:47:10 ID:vGb1HQHs
↑知ってる方いないでしょうか?
age
ポアソン括弧ってのは { 座標、共役運動量 } = δ
にするだけで、 2.15 以前にもうハミルトン形式で 作用が
∫ (共役運動量) (d/dt) 座標 + ほげほげ
というかたちになってますよね。だからあとは読みとるだけでは?
263 :
252:2008/05/09(金) 11:10:09 ID:mIvBHNb0
ちょっとよくわかんないですがハミルトニアンからpoisson括弧を読み取るってことですか??
ええっと、一般的にラグランジアンからスタートしてポアソン括弧を得るには、
i) どれを座標 X_i にするかきめる。
ii) 共役運動量 P_i を P= ¥partial L / ¥partial X で書く。
iii) ポアソン括弧は {P_i,X_j}=δ_{ij} .
iv) H は PX - L を P, X を変数に書き直したもの。
とするわけで、ii ) の説明は あるでしょ。それで、iv) の状態ももう
そのレビューに乗ってるわけで、 iii) は読みとれるはずです。
(少なくともγ=±1のときは。僕は一般のγのときはよくわかってません。)
ここのところは別に重力に特有の話じゃなくて
古典場の理論というか解析力学の一般論です。
265 :
252:2008/05/11(日) 01:21:02 ID:???
>ここのところは別に重力に特有の話じゃなくて
>古典場の理論というか解析力学の一般論です。
それはそうなんですが、僕はハミルトニアンからポアソン括弧を
読み取った事はないです。そんな方法あるんですか?
だったらγが一般の時にも出来ないとおかしくないですか?
僕は正準変数のポアソン括弧は普通、(シンプレクティック形式使った)定義に従って
ダイレクトに計算するものだと思ってますから離散系の時と同じように
シンプレクティック構造を使って計算するんだろうと思ってますが・・・
ハミルトニアンから読みとれるといったんではなくて、
ラグランジアンからハミルトニアンに書き換える際に、既にポアソン括弧の情報を使うはずでしょと言ってるだけです。
2.11 の 先頭の P^a_{IJ} L_t A^{IJ}_a を書いた段階で、何が正準共役な変数か決めているわけだし、いま見直したら 2.10 に symplectic form がかいてるんだから ...
γ=±1 が特殊なのは、そうすると反対称添え字の IJ が
(反)自己双対な成分に射影されるからで、そのときは A^IJ, P_IJ って一見6成分ずつあるように見えますが実は 3 成分におちてます。
そのことを気をつけてまじめに計算すると2.15 は出ますよ。
γ=±1 で無い場合は、3成分におちてないから変数が多すぎると思うので計算がよくわかりません。ただ II.A のおしまいの段落は、 II.B ではγ=±1 を仮定すると書いてある気がしますね...
僕はアシュテカ形式は専門じゃないので頼りにならなくてごめんなさい。
日本にはそもそもLQGやってるひとは少ないので、大学院から Penn State にいってアシュテカ先生本人に弟子入りするのをおすすめします。2ch でしか質問出来ない時点で研究に不利なんで。
267 :
252:2008/05/11(日) 18:22:15 ID:???
>γ=±1 が特殊なのは、そうすると反対称添え字の IJ が
のあたりは前からわかってたんですが(計量変数の時にも計算したんで)
うーん。やっぱ266氏のいってる意味はちょっとわかんないです。
でも僕なりのやり方で解決しました。
シンプレクティック形式が(2.10)って形なのでA.Pの汎関数のハミルトニアンベクトル場?っていうんでしょうか
が汎関数微分ででるので結局ポアソン括弧は
{F,G}=煤(δF/δA×δG/δP-δF/δP×δG/δA)
になりますから(2.15)は添え字I,Jの対称性からああいう形になるんでしょう。
>>232 同意。
一般相対論以前の「背景としてのエーテル場」というのは、今にして振り返れば、
「直感的に気持ち悪い存在」
なんだけど、
ストリング理論が前提としている「背景場」というのも、
「直感的に気持ち悪い存在」
だと思う。
時空を量子化してしまえば「背景」というのは消滅してしまい、
お隣さんとの「関係」だけになって、いつまでもつきまとってきた、
「背景」という気持ち悪い存在から、ようやく開放されることになる。
ただ、直感的な話ですまないのだが、時空量子化の究極理論というのは、
(それがもしも正しかったとしても)人間には、原理的に発見不可能じゃないかという気がする。
というのは、時空量子化の究極の世界では、「実存」というものが不要で、
「関係」さえあればよいのだから、スパコンなり量子コンピュータを使えば、人間にも、
「(いまいる宇宙よりもずっと小さいが)新しい別の宇宙」
が創造できてしまうことになる。これはいくら何でも信じがたいと思う。
たしかにストリングは、空間はさいしょからあることにしてるけど
空間の次元数を要請する、という点では背景の中の要素を決めている。
もしかすると、背景場と次元を同時に決定することはできない、っていう不確定性原理かもな。
>>232に同意するだけあって、「背景」の意味わかってなさそうだな。
>時空を量子化してしまえば「背景」というのは消滅してしまい、
量子化の仕方に依るだろ。自動的になくなるようなものではない。
そもそも量子化しなくても、一般相対論は背景独立なの。
前の方でさんざん言われてるじゃん。
>>272 一般相対論はそれでいいだろうけど、量子力学と統合して
量子重力理論にしようとしたときに、ストリングだと、
「またしても背景を必要とする」
ところが問題なんだよ。
>>273 んなことはわかってる。
>時空を量子化してしまえば「背景」というのは消滅してしまい、
これがどう考えても量子化前は背景依存のような書き方をしてるからツッコミ入れたまで。
見逃してた。
>「またしても背景を必要とする」
「またしても」?量子化前は背景はいらないんだと何度も言わせんな。
いつになったら「背景」を理解してくれるんですか?この人。
>>232に「同意」とかレスつけてるけど、自演ちゃうかと。
age
>>278 >一般相対論と、量子力学とを統一しようというときに、一般相対論が持っていた、
>「理論自身が時空そのものを決定」
>というのが失われてしまうのは、気持ち悪くないかい?
気持ち悪くないなどとは一言も言っていないが。日本語おk?
>時空を量子化してしまえば「背景」というのは消滅してしまい、
「背景」というのは消滅とか
>「またしても背景を必要とする」
「またしても」とか、量子化前は背景が必要であるかのような書き方をしていることに
ツッコミを入れてるだけだ。
あのな。俺は背景独立かどうかどうでもいいとかそんなこと一言も言っていないの。
どのレスをみてそんなアフォな勘違いしてるんだか。
せっかくだから確認する。
>時空を量子化してしまえば「背景」というのは消滅してしまい、
元々背景の必要なかった一般相対論から消滅する「背景」って何?
>「またしても背景を必要とする」
量子化後の背景(ストリングの場合)はともかくとして、量子化前の背景って何?
「またしても」なんだから量子化前に背景があったんでしょ?
「時空を量子化すると背景が消滅する」
というのに引っかかるわけね。
これは別に、本だとか、wikiにソースがあるわけではない、
オレ個人の考えというか、妄想です。
なので、ループ量子重力理論の人が、そういうことを主張している訳ではありません。
時空というものが、前提として存在する連続体であれば、
(どういう仕組みかは分からないけども、そういうものが確かに存在するんだな)
と思うでしょう。
でも、空間も時間も離散的に量子化されてしまって「隣の点との位置関係」だけになってしまったら、
(確かに存在するんだな)というのが「関係」だけになってしまうでしょう?
そうすると、コンピュータAの中でも、コンピュータBの中でも、全く同じものが再現できる。
関係だけであれば、頭の中でも、紙の上でも再現できてしまう。
数学というものが、いったいどこにあるのか?みんなの頭の中にあるのか?
宇宙中にあまねくあるのか、それと同じようなものに、この宇宙自体がなってしまうと。
ということを言いたかったんです。確かに「消滅」という言葉は不適切でしたので、取り消します。
妄想ね。勘違いの上に成り立つ妄想なんて何の価値もないがな。
>>284>>285 じゃあ、オレの頭の中で、
1+1=2
と考えた。
キミの頭の中で、同じく、
1+1=2
と考えてみてくれ。
オレの頭の中で考えた、1+1=2と、キミの頭の中で考えた1+1=2との間に、
何か違いはあるだろうか?違いはないよね。1+1=2が、いったいどこにあるのかは知らないけど。
では、大きな数の素因数分解であれば、違いは生じるかな?やっぱり違いはないだろうね。
もう少し進んで、ノードで結合されたグラフ上で定義された、ある種の演算規則を考える。
それで、違いは生じるかな?ないよね。生じようがない。
では、ノードで結合された任意次元上のグラフの上で、この宇宙の法則と同じにした、演算規則を考える。
それを演算し続けたときに、キミの頭の中にあるものと、オレの頭の中にあるものとの間に、違いは生じるかな?
それが問題だ。
(ちがうもんちがうもん!そんなこと絶対ないもん!)
(ぼくの偉い先生言ってたもん!論文や教科書に書いてないことは、間違ってるって言ってたもん!)
(きいいいいっ!そんなこと書いてある、教科書とか、論文を、もってこいーーー!)
と同レベルの、1行〜2行レスとかだと、0点にしますから。
論理的に、お願いしますね。
追加して、リタリンよりもすごい薬で一時的に頭を良くしたとして、
その演算規則と、ノードの数も、
「この宇宙と全く同じ」
にして、キミの頭の中で考えるのと、オレの頭の中で考えるのとで、
何かしら違いはあるだろうか?それは、この宇宙自身と、区別できるだろうか?
くれぐれも、論理的にお願いしますね。
(ボクの先生は、そんなこと、言ってないもん!)
(そんな論文なんて、見たことないもん!)
(きいいいいっ!妄想だもん!先生が言ってないことは、妄想だもん!)
はダメだよ。
オレ自身の考えは、
「そんな演算規則が見つかったら、現実と妄想を区別しようがない」
「だから、そんな演算規則は、あるかもしれないが、人間には原理的に発見不可能」
という立場だ。
くどくて申し訳ないけど、反論は、くれぐれも、くれぐれも、論理的に。
(うわああああん!ボクの先生も、論文も、そんなこと、言ってないもん!)
(先生も、論文も、言ってないことは、妄想だもん!)
は、ダメだよ。
あと、追加。
(うわああああん!外国の、偉い先生も、そんなこと言ってないもん!)
もダメだからね。
指導教官と教科書のご意見をオウム返しするしかない、丸暗記ゆとりのおまえらに、
上品に言ってやると、
「時空までも離散化した、万物の究極理論ができてしまうと、それは、
人間にもコンピュータにも、この宇宙自身を再現できてしまうことになる」
「それは矛盾であるから」
「そういう究極理論は、存在しないか、原理的に人類に知りようがないかのどちらかである」
ということ。
あ・・・念を押すけど、
(先生や論文には書いてなかったもん!)
を省略して、ただ、
(そんなの妄想だもん!)
もダメだよ。
言っていることはだいたいわかったが
>「そんな演算規則が見つかったら、現実と妄想を区別しようがない」
>「だから、そんな演算規則は、あるかもしれないが、人間には原理的に発見不可能」
そう思うのは勝手だけど、そうなってない場合もあると思う。
それが理論物理学の立場だということだ。もちろんそれも勝手に思っているだけだが。
少し数学的裏づけがある。
>(うわああああん!ボクの先生も、論文も、そんなこと、言ってないもん!)
>(先生も、論文も、言ってないことは、妄想だもん!)
いるよね。自分は他人と違って受け売りじゃない自分の考えを持ってるんだと思い込んでるやつ。
主流とは違う独自の考えを持つ俺様カコイイなやつ。
いわゆるトンデモだね。
ところで、離散化した時空には満足して、元の連続な時空ではダメな理由が全然説明されない件について。
少なくとも、まともな説明はなされていない。
離散化された背景依存な理論も、連続な背景独立な理論もあるのになぁ。
まぁ、物理屋の定義する「背景」とは別の定義だから仕方ないか。
それじゃ、いったい何について議論してるのかさっぱりわからんが。
離散的な時空と連続的な時空の区別がなんでそんなに重要なのかわからん。
どっちにせよ数学的には点集合にたくさん関係がのっかってるだけだよね。
そういう意味では古典一般相対論の段階ですでに完全に数学的なものなんだけども。
まあ既になんども指摘されてるけど。
>「時空までも離散化した、万物の究極理論ができてしまうと、それは、
> 人間にもコンピュータにも、この宇宙自身を再現できてしまうことになる」
離散化しようが自由度は無限大なので、理論を完全にコンピュータに乗せたりすることはできません。
終了。
・と―からなるスピンネットワーク
<分子構造式>
分子中の原子と原子のつながりを線で表したもの。
ただの化学じゃねーかw
要するにこの人がこだわっているのは、コンピュータなりで完全に再現できるかどうかなんでしょ?
それが可能かどうかをもって、この人はなぜか「数学的」と称している。
「背景」もそうだけど「数学的」もオリジナルな使い方らしい。
実際は離散化しようが、自由度が有限なんてことはないので
>>296のいうように完全再現は不可能。
なんか離散化と量子化になってる気がするが、これもオリジナルな使い方なんだろうか。
訂正
なんか離散化と量子化になってる気がするが、
→なんか離散化と量子化にごっちゃになってる気がするが、
最近趣味で数学っぽいことをやってるんだが宇宙が化学式っていうか巨大原子っていうか、
そういう性質にあるって見方もできることに気が付いた。むしろ
>>297は良い示唆を与えてる。
>最近趣味で数学っぽいことをやってるんだが
と
>宇宙が化学式っていうか巨大原子っていうか、
>そういう性質にあるって見方もできることに気が付いた。
が全く繋がっていない件について。
この人の言う「数学」っていったいどんな代物なんだろうか?
純粋にリーマン幾何学で書ける一般相対論が「数学的」でなくて、
巨大原子とやらが「数学的」なのか?
なんにせよ、通常の感覚の数学とは別物のようだ。
スレを読みなおしてみたが、
>>223ですでに単語の使い方が激しくおかしかったんだね。
こんな俺用語使った文章、
>>224で終わるべきだったのにね。
このスレでやることじゃないよ。
>>296 >離散化しようが自由度は無限大なので、理論を完全にコンピュータに乗せたりすることはできません。
>終了。
離散化されたところで、究極の規則が決められたら、
自由度は無限大でなくなるので、コンピュータに乗せられることになる。
これほど自明なことを、なぜムキになって否定するのかな?
「ボクの先生がいってない!」から?
>>304 >離散化されたところで、究極の規則が決められたら、
>自由度は無限大でなくなるので、コンピュータに乗せられることになる。
離散化するとなぜ自由度が有限になるのか説明希望。ちっとも自明じゃない。
>「ボクの先生がいってない!」から?
くだらない言い合いがしたいとか、他人を見下して満足しらいだけならよそへ行きなさい。
あくまでここでやりたいなら、俺定義の単語(単語そのものは既存を物)を用いつつ
それが理解されないのを相手の無知さ(本当は既存の定義を知らない君の無知さ)に押し付けるような真似はやめろ。
自由度が有限になることの説明も重要だが、そもそも「離散化」の定義を説明してもらわないといけないな。
「離散化」だけじゃ、方法はいろいろある。
その「離散化」がループ量子重力でなされるのを別物じゃなければいいけどね。
というか、ループ量子重力は究極理論じゃないんだけど。
君の主張には既存の概念を表すのと同じ単語を使いつつ、
実は定義の異なるというものが多すぎるんでね。
それを補正しないままにまともな議論が成立するわけがない。
晒しage
一万歩くらい譲って、自由度有限の理論にしても完全な精度で計算するのは不可能だろ。
十分良い精度は十分高性能な計算機を用意すれば可能だが、十分良いのと完全なのとは意味が全く違うぞ。
近似計算で満足ならそれでいいけどね。それは哲学的問いから掛け離れたものだろう。
っつか、すでにループ量子重力なんて関係なくなってるからよそでやれ。
お望みの究極理論はループ量子重力理論とは別物だ。
背景とか離散化とか単語だけから意味を類推しても意味ないよ。ちゃんと論文読まないと。
既存の理論とは別の独自概念であるなら、専用スレでも立ててそっち行け。
なんかくわしく知らないけど、ループ量子重力理論だと
ちっちゃい人間がマニュアルを見ながらルールどおりに振舞ってるという描像でも成立しそー
314 :
252:2008/06/10(火) 01:53:18 ID:???
>>311 僕の言ってる方法ですか?それとも262氏の言ってる方法が知りたいんですか?
すんません。流れが戻ってくれればそれでいいんです。
変なのが寄り付けなくなるような雰囲気が欲しいだけなんです。
316 :
252:2008/06/10(火) 23:00:42 ID:???
なるほど。
確かにもっと有意義な情報交換の場に出来るといいですね。
ループでやってることとAnastasios Malliosなどがやってる事の関連を
論じた文献とか知ってる方いますか?おられたら文献教えて下さい。
関係ない。
>>1のスモーリンの記事読むとGLAST?が打ち上げられたらLQGの実験的検証できるらしく
実際6月11日に打ち上げられたけど結果が出るのはいつぐらいになるの?
>>319 データがたまって公表されるのは1年後とかなんじゃないかな?
あと別に LQG があってるかまちがってるか完璧にわかるわけじゃないよ
量子重力の影響をうけるような量がちょっとはかれるだけです
なるほどサンクス
でも何にもわかんないよりましでしょ
そもそもLQGって検証可能な予言とかしてたっけ?
スモーリンのその手の宣伝は信用しないことにしている。
324 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/07/16(水) 23:21:04 ID:Rm/HhOvG
素人の質問で恐縮なんですが、「ループ重力理論が背景独立」と言う場合、
時空の次元は所与のものと仮定されるのですか?
あるいは、時空の次元さえもが、エマージェントに現れてくると言うことなのですか?
>>235の「リーマン幾何学で記述される一般相対論も背景独立」と言う場合には、
次元は所与のものとして仮定されているはずですが。
ループ量子重力の元になっているアシュテカの理論は
思いっきり4次元の場合に特化した話だったと思う。
ところで、
「エマージェントに」「現れてくる」
・・・被ってない?
>>324 次元はもちろんダイナミクスに依存しない。
背景独立ってのは一般相対論では「変数が時空の計量」なところ
重力場の方程式は計量を決定する方程式であって、常に時空の幾何
が同じになるわけじゃないって事。
LQGにおいては変数は我々が住んでいる空間におけるSU(2)接続(ADM形式を用いるので構造群がローレンツ群からSO(3)になり
さらに普遍被覆群を取る)Aになって、さらに普通の量子力学で位置演算子対応する量はホロノミー
になる。この場合背景独立ってのは「変数が計量⇔変数がテトラッド⇔変数がテトラッドでかける接続」
から背景独立=変数が接続ってこと。
何でループ量子重力って超紐理論より人気ないのかな?
AshtekarやThiemannの論文なんか読んでるとストリングと違って
余剰次元や超対称性を仮定しなくてすむし、凄く自然な理論だと思うんだけど
SmolinやRovelliが一番初めに考えたループの初期のイメージが悪いからかな?
仕事をやるひとがおおいかどうかは、理論が自然かどうかでなくて、
理論がリッチでやることが一杯あるかどうかということによります。
超弦理論は泥臭いけど豊か、LQG は自然だけど綺麗すぎて手のつけようがないということだと思います。
山辺の清流にはあまり魚が棲んでないみたいなもんです。
論文を書くための複雑な理論に人が集まり、自然な理論に人が集まらないとはナンセンスだな。
手のつけようがないというのは、この理論は完成しているということですか?
>>331 どんなに量子化の仕方が自然に見えても、
そこから出てくる物理的情報にあまり面白いものがなければ人は集まらないよ。
ところで、matterとのcouplingの仕方がわからんという問題は解決したのかな。
>>329 LQG の人と string の人で認識が違うのでは。
string は重力の量子化「も」含むが、LQG は重力の量子化「しか」含まない。
string から見た場合、LQG が正しければ、それは重力だけに焦点を合わせた
一種の有効理論という位置づけになるのでは。
stringやloopなんかじゃ重力理論は成功しない。
少なくとも標準理論との整合が保てないだろう。
なぜ重力だけ別扱いにするのか根拠に乏しい。
>>333 >物理的情報
時空の量子化や今までとは違う量子化の方法、特異点除去、ブラックホールエントロピー
なんかとても面白いと思うけどな。
>ところで
最近Thiemannがせっせとやってるみたい。よくしらんけど
>>334 ループの量子化の方法(所謂ポリマー)で電磁場やスカラー場を量子化したら
フォック表現と同じになるって示せてたるから。
重力の量子化しか出来ないってわけじゃないはずなんだけど。
>フォック表現と同じになるって示せてたるから。
興味あるんだけどなに読めばいい?gr-qc のどれでしょう ...
>>335 stringは重力を別扱いなんかしてないでしょ。
>>336 >時空の量子化や今までとは違う量子化の方法、特異点除去、ブラックホールエントロピー
>なんかとても面白いと思うけどな。
わかるけど、それだけじゃ、まだ宇宙論の人とかが入っていくには厳しいね。
stringは宇宙論の人も入ってきてるからなぁ。
この先に期待。
>>337 Class. Quantum Grav. 18 (2001) L117-L127
Class. Quantum Grav. 20 (2003) L11-L21
Physical Rewview D. 61(2000) 104001
Physical Rewview D. 64(2001) 104003
など
>>339 たしかに。
加えて教科書の類が少なすぎるのも新規参入が少ない理由としてあげられると思う。
Rovelliの本じゃよくわからんしThiemannはガチ過ぎる、GambinとPullinにいたっては
主流から外れとる。現時点では論文あさるのがしかない。それはそれで生きてるものに
触れれるから有意義なんだが。
Physical Reviewね。誤植
研究者から見たストリングの利点(究極理論としての利点ではない)
・既存の知識(場の理論)との関係が深い。
・モデルが作りやすい。(真空を無数に存在するという欠点を逆に利用している?)
ブレーンの登場により、これらの利点が増した感じ。
素粒子に限らず、ハドロンの人(AdS/QCD)から宇宙論(ブレーンワールド)の人まで。
これと比べるとループは厳しいね・・・
>・既存の知識(場の理論)との関係が深い。
これは適切じゃないと思う。ストリングの大前提である超対称性や剰余次元は。
現実に確かめられる場の量子論のエネルギースケールでは必要ないでしょ
(記述に必要ないから本に出てこないってこと)。
ループのほうが記述は完全に量子力学的(場の量子論というよりも)で
さまざまな仮定は必要ないからほとんど今まで積み上げてきた知識で構築できる。
モデルが作りやすいってのは確かにそうだよね。ループはそれこそ綺麗すぎて
新しいものはかなり作りにくい。おそらくストリングに目新しいことが多く出てくるのは
前提の「今まで入れてなかった」超対称性や剰余次元などの仮定が利いてる。
一方ループは仮定が少なく、今までわかってる事ばかりで理論を作るから
所謂当たり前の事が多くなってくるんだよなー。
剰余て
すんまへん。
ストリングは真実から遠く離れることはなはだしい。
なんでもかんでも詰め込んであるからセンスのない
人間にはもっともらしく見えることもあるだけで。
>>347は
> >・既存の知識(場の理論)との関係が深い。
> これは適切じゃないと思う。
これに対してのレスね。
ブレーン上で考えれば、有効理論を取ることで余剰次元なんて見えなくなるし。
あと、超対称性はそれこそLHCで確かめようとしていることじゃん。
>>348 俺としては、その関係を言うためにあまりにも多くの仮定が必要で大がかりだから
逆に関係が希薄になってるような気がするんだけど・・・
バリバリのストリング系の人は超対称性や余剰次元を本気で信じてるの?
まぁ俺もそれらが在るに越した事はないと思うけどね。
>>349 あのー、君、AdS/QCDが何なのか知らないでしょ。
最近は「超対称性のない」「4次元の」場の理論の計算にも
超弦理論から得られる知識が応用されてるんだけど。
それがあってハドロン物理の人が参入してるのも事実。
>その関係を言うためにあまりにも多くの仮定が必要で大がかりだから
多くの仮定って何?超弦理論が本当だろうとそうでなかろうと、
そこから得られる結果は使えるよ。純理論的な結果だからね。
それに、一度結果を出してしまえばその過程は知らなくても使うことができるし。
場合によってはブレーンの描像で考えた方が見通しが良くなることもある。
>バリバリのストリング系の人は超対称性や余剰次元を本気で信じてるの?
超対称性の存在を期待してる人は多いと思う。
うん知らんよ。
>最近は「超対称性のない」「4次元の」場の理論の計算にも
>超弦理論から得られる知識が応用されてるんだけど。
>それがあってハドロン物理の人が参入してるのも事実。
>超弦理論が本当だろうとそうでなかろうと、
>そこから得られる結果は使えるよ。
どゆこと?超弦理論でない理論の計算に超弦理論の結果使うの?
超弦理論が正しいとしたら計算できるって事?
QCDなんか、本気で定量的な計算をしようと思ったら、
筑波大にあるようなスパコンがいるんだけどな。あれ、どれだけの金と人員が掛ってるんだよ。
それと比べたら「あまりにも多くの仮定(?)」「大がかり」なんてたかが知れてる。
>>351 >どゆこと?超弦理論でない理論の計算に超弦理論の結果使うの?
そゆこと。
>超弦理論が正しいとしたら計算できるって事?
「物質の究極の姿は”ひも”である」が本当だろうと嘘だろうと、
理論の構築の過程に間違いがなければおk。
「ひもや超対称性や剰余次元が嘘かホントかは置いといて
一応計算できます」っていえるから研究者が多くなるって事ね?
何でもありじゃん。うそくせーとか思ってしまうが、だめな理由も実はないけど。
実験できないしなー
追伸
LHCに期待だね。
>>354 場の理論への応用に関しては、「物質の究極の姿は”ひも”である」の真偽は関係ないんだってば。
数学的に厳密に定義されてるわけじゃないから語弊があるかもしれないけど、
超弦理論の数学的性質から、場の理論の数学的結果が出ちゃうんだよ。
純粋に数学の問題。
「物質の究極の姿は”ひも”である」の真偽関係なしに、数学として超弦理論を定義することはできるでしょ?
厳密性についてうるさいことを言わなければ。
超弦で使うロジック(数学的手法がいいかな)を
数学の定理みたいに場の理論でも使えるって事?
>>357 うまく言えないが、超弦理論の枠内にある種の場の理論を再現出来てしまうんだ。
ただ、どんな場の理論でも再現出来てしまうわけではなくて、QCDに関しては工夫が必要。
で、超弦理論の枠内で再現してしまうと、場の理論を真面目に計算するよりも
超弦理論の性質を使った方がより簡単に計算できてしまう場合がある。
QCDなんかは、そもそも信頼できる計算法がスパコンでのシミュレーションくらいしかないので、
スパコンを必要としない超弦理論を使った計算が注目されてるわけ。
ふーん・・・
超弦は、数学としては問題なくても物理理論ではないだろ。
再現できると言ったって、超弦は10次元の理論なんだよな。
余分の6次元はどこへいってしまうのか?
>>342の場の理論との関係ってのは、AdS/QCDみたいな応用面もあるかもしれないけど、
低エネルギー極限がちゃんと取れて、よく知られた古典重力やYang-Mills理論が容易に導出できるってのがあるよ。
プランクスケール以下での物理を既存の道具である場の理論を使って議論できるってこと。
「プランクスケールの物理しかわかりません」じゃ、困るでしょ?
そのおかげで、ストリングの専門家とストリングを専門としない素粒子論の研究者の間では
場の理論という共通の言語があるから議論がやりやすい。
ループ量子重力は古典極限取れてるの?ちょっと前は古典重力と本当につながっているかすら
わからない状態だったような気がするんだけど。勘違いだったらすまん。
ループはまだ古典的極限取れてない
Open Issueなはずです。
「プランクスケールの物理から場の理論を導出できる」では?
場の理論を使ってプランクスケールの物理が
記述できるならストリングいらないような気がしますが
>>363 >ループはまだ古典極限取れてない
やっぱりまだそうなのか。これができないと他分野からの参入は厳しいよなぁ・・・
ループガンガレ
>「プランクスケールの物理から場の理論を導出できる」では?
あなたの言うとおり。
ただ俺は場の理論を使ってプランクスケールの物理が記述できるなんて言ってない。
>>361を見直してくれればわかるが、俺が場の理論で議論できるといったのは
「プランクスケール”以下での”物理」ね。
365 :
363:2008/07/22(火) 20:56:57 ID:???
僕はストリングやった事ないの間違ってたらすみませが
厳密には、ストリングには場の理論で仮定されない条件が多々あるので
ストリングのQFTのスケールでの極限≠QFT
(殆ど同じだけど)ですよね?
>>361氏の主張はプランクスケールを記述するストリングで
QFTのエネルギースケールでの極限を取ればQFTに対応する理論があって
QFTから導かれる結果と同様かそれ以上のものが
(QFTからのずれが観測可能かどうかは別にして)、説明できる
という事ですか?
>>361氏の書き込みは
ストリングのQFTのスケールでの極限=場の量子論
と主張しているように見えたので誤解しました。
>>365 弦理論は別に勉強しなくても良いですが、
もうちょっと場の理論を勉強したほうがいいんじゃないかな。
QFT といっても、Wilson 以前の 「繰り込み可能な QFT 」と、
Wilson 以後の、有効理論としての QFT との違いがあるでしょう。
ふつう最近は現象論の人でも QFT というと後者をさすと思います。
ラグランジアンは標準模型 + いくつか繰り込み不可能な項
となってて、繰り込み不可能な項のせいその他で
適用可能なエネルギーに限界があります。
しかしその枠組みだと、プランクスケールの物理が弦理論であれ LQG であれ、
TeV スケール以下だと後者の意味での QFT で書けるはずです。
だから
> ストリングのQFTのスケールでの極限≠QFT
と
> ストリングのQFTのスケールでの極限=QFT
にはあまり違いがない気がします。
まあ実際にどういう補正項が QFT にでるかというのは
プランクスケールの物理に依存するわけですけど、それは
≠QFT とか =QFT ではかられるものじゃないと思います。
ん〜繰り込み可能とか不可能の事は考えてなかったんですが・・・
僕が言いたいのは、異なるスケールを記述する考え方と手法は
違って当然だから、
(1ストリングorループで用いられている物理系を記述する基本コンセプトとその数学的記述法
≠
(2)QFTで用いられている〜
であってさらに「(1)のQFTスケール極限」を使う事に(2)よりアドバンテージがある以上
(1)=(2)とするのは乱暴だろうと思うです。
368 :
363:2008/07/23(水) 00:30:10 ID:???
>(1)=(2)とするのは乱暴だろうと思うです。
「(1)のQFTスケール極限」=QFTとするのは乱暴だろうと思うです。
の間違いです。
>(1ストリングorループで用いられている物理系を記述する基本コンセプトとその数学的記述法
>≠
>(2)QFTで用いられている〜
はいいけど、
>「(1)のQFTスケール極限」を使う事に(2)よりアドバンテージがある以上
って具体的にどういうことをさしてるんですか?
(1)に(2)よりアドバンテージがあるのは同意するけど、
(1)のQFTスケール極限に(2)よりアドバンテージがあるというのは謎。
どんな高エネルギー理論でも QFT スケール極限をとれば
有効理論としてQFT になりますよ。
そこを指して場の理論をわかってないといってるんであって。
Weinberg の教科書の 19.6節〜、 21.6 節とか勉強するのをおすすめします。
370 :
363:2008/07/24(木) 12:06:12 ID:???
僕の勘違いかな?
(1)のQFTスケール極限に(2)よりアドバンテージがないのに
>>342氏のあげてるようなハドロンの人は(AdS/QCD)
ストリングの極限としてのQFTをわざわざ使うんですか?
(僕はAdS/CFT?すら知らないけど)
アドバンテージがないなら(2)のQFTだけで話をすれば
よくて、ストリング使う意味がないと思うのですが。
既存のQFTでは出来ない計算をやれるからストリングの極限のQFT
を用いてるわけじゃないってことですか?
もちろん有効理論としてはQFTにならなきゃいけないでしょう。
それが実際に示せるのがストリングの強みでループでもいずれは
やらなきゃいけないことですよね。(初めの話題は相対論を内包するか?だったけど)
僕は、そうならないと主張しているのではないつもりなのですが
なるほど。失礼&了解しました。
そういう意味では、
「(1)のQFTスケール極限に(2)よりアドバンテージがあ」りますね。
ただ、(1)のQFTスケール極限はやっぱり QFT なので、
QFT に、これまでの手法とは別に
超弦理論に基づいたあらたな解析方法が出来た、というふうに思うのが
正しいんじゃないかと僕は思います。
372 :
363:2008/07/25(金) 01:06:30 ID:???
>QFT に、これまでの手法とは別に
>超弦理論に基づいたあらたな解析方法が出来た、というふうに思うのが
>正しいんじゃないかと僕は思います。
同意しかねます。
(1)のQFTスケール極限と(2)による普通のQFTの「差(アドバンテージ)」は
(1)で仮定されている超対称性や余剰次元?が本質的に効いてくるからなんでしょう?
つまりストリングでは通常のQFTでは仮定されない超対称性
や余剰次元、線描像を仮定するおかげでQFTスケール極限を取った時に
普通のQFTよりも多くの事を論じる事が出来るわけでしょう?
故にストリングのQFTスケールでの極限の解析手法で普通のQFT
では使えないものが正当化されるためにはストリングそのもの
(超対称性や余剰次元、線描像が実在する)が正しくなければ意味を成さないはずです
(僕には
>>356氏の>「物質の究極の姿は”ひも”である」の真偽は関係ない というのが理解不能なんですが)。
僕はこれは明確な差だと思います。つまりストリングを議論の出発点に選んだ時点で
(2)の意味でのQFTとは本質的に異なるということです(有効理論として予言はある程度一致すべきです)
明確な差があるのに、これらを同一視するのは僕の目にはナンセンスにうつります
(ストリングのQFT極限⊃QFTだけどその逆は成り立たない)。
ストリングの事知らないので間違ってたらすみません。
理論として(数学として)成立することと、それが現実世界を記述してるかは別問題でしょ?
ここで問題になるのは前者が成立するかどうか。
>>373は
>故にストリングのQFTスケールでの極限の解析手法で普通のQFT
>では使えないものが正当化されるためにはストリングそのもの
>(超対称性や余剰次元、線描像が実在する)が正しくなければ意味を成さないはずです
に対して。
375 :
363:2008/07/25(金) 03:01:28 ID:???
AdS/QCDというものを応用して得られた計算結果は
QFTのスケールの実験で確かめられてる類のものではないんですか?
つまりその計算結果は純理論的予想であって
実験値と比較されていない状況なんでしょうか?
>理論として(数学として)成立することと、それが現実世界を記述してるかは別問題でしょ?
物理学をやる以上、別問題にするわけにはいかない気がするんですが
数学として成立して、かつ実験とあわないならその数学を適用する段階で実際には破綻
していますよね?
>>375 QCDなんて実験結果は腐るほどあるから、実験との比較はできるよ。
メソンのmass spectrumは大体あってる。(だからハドロンの研究者が興味を持った)
>数学として成立して、かつ実験とあわないならその数学を適用する段階で実際には破綻
>していますよね?
その考えが全く理解できない。
低エネルギー極限でQFTに相当する数学がちゃんと出てくるのなら、
プランクスケールでの真偽は関係ないと思うが。
なんか有効理論に対する考え方が根本的に違ってそう。
念のため聞くけど、まさか同じ低エネルギー有効理論を導く理論が一意的に決まるべきとか思ってないよね?
>(ストリングのQFT極限⊃QFTだけどその逆は成り立たない)。
いや、それはまったく逆です。
ストリングのQFT極限 は QFT だけど、
かってな QFT がストリングの極限で出てくるわけじゃないです。
弦理論をつかった QFT の研究が有効なのはなぜかというと、
ストリングの極限で出てくるような QFT に関しては、
普通の QFT としての解析だけでなくて、
ストリングとしての解析も出来るので、より多くのことが判るからです。
>ストリングの事知らないので間違ってたらすみません。
あなたにとってはストリングのことを知らないのが問題なんじゃなくて、
有効ラグランジアンとしての QFT とは何かがわかってないのが
やっぱり問題なんだと思いますよ。
余計に混乱させるかもしれませんし、
あまりいいたとえじゃないかもしれませんが、
ストリングと QFT の関係は、比喩的には
相対論的QFT と量子力学の関係に似てるといってもいいと思います。
相対論的QFT は量子力学ですが、
勝手な量子力学が QFT で書けるわけじゃないです
(たとえば、勝手なポテンシャルは扱えない。)
でも、QFT の手法は QFT で書けるような対象には非常に強力なわけです。
(ラムシフトの計算とか。)
この段落はうえのほうで 弦理論と QFTを比較して書いた段落と
ほとんど同じ構造をしてるのが判ると思いますが。
379 :
363:2008/07/25(金) 10:57:42 ID:???
>>376,377
>QCDなんて実験結果は腐るほどあるから、実験との比較はできるよ。
>メソンのmass spectrumは大体あってる。(だからハドロンの研究者が興味を持った)
なるほど。情報有難うございます。
詳しそうなのでもう一つ伺いたいんですが、実験値から大幅にずれてしまうような
結果も存在するのでしょうか?
>その考えが全く理解できない。
>低エネルギー極限でQFTに相当する数学がちゃんと出てくるのなら、
>プランクスケールでの真偽は関係ないと思うが。
実験できないのかと思ってました。実験できないならプランクスケールも
QFTスケールも真偽が定かでないとして、適用は疑うベキだろうと思ってました。
実際に実験で確かめられるなら
>>376氏のおっしゃるとおりです。
>>377 思ってないです。物理理論は所詮人間の作ったモデルに過ぎませんから。
380 :
363:2008/07/25(金) 11:19:25 ID:???
>>378 もちろん相が違う物理を近似で取り扱った場合、完全に表現できるわけじゃないです。
低エネルギーになればなるほど基本の相互作用を粗視化してるからラグランジアンには
色んな項が入ってくるでしょう。
僕の使った⊃という記号は解析方法に対する包含です
>>378氏も書いておられるとおり
>ストリングの極限で出てくるような QFT に関しては、
>普通の QFT としての解析だけでなくて、
>ストリングとしての解析も出来るので、より多くのことが判るからです。
を表しているつもりです。
>>378氏自身も上の文書で普通の QFTと
ストリングの極限で出てくるような QFTを明確に分けて話をされてるように思いますが・・・
じゃあもう相違はない気がしますね。
>>379 >詳しそうなのでもう一つ伺いたいんですが、実験値から大幅にずれてしまうような
>結果も存在するのでしょうか?
セミナーだの研究会だので話を聞いただけの知識で、詳しいわけではないよ。
なので、知ってるのはうまくいった結果だけ。
聞いてない範囲でうまくいってない結果も多分あるんじゃないかと思う。
>>382 そうですか。うまくいってない結果もありそうですね。
384 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/07/30(水) 12:56:15 ID:a7SsIB7V
ループはその名の由来通り、
スピノールネットワークから時空構造を創出する点で秀逸。
数学があればそこから関係性で全部導き出される。
ストリングは、理論のダイナミクス外で
時空は最初から存在するものだと仮定しなきゃいけない。
この辺相対論以前のエーテル、絶対空間、絶対時間を暗黙の了解として
仮定する、っていう過ちを繰返しているようにしかみえない。
>>384 弦理論の背景時空も多様体のうえの計量なわけだが ...
スピンネットワークは多様体だけが必要で計量はいらないかもしれないが、
多様体自体は必要なんだけど。
スピンネットワークもそういう意味では絶対「多様体」から抜け出てません。
これも過ちの繰り返しです。
>数学があればそこから関係性で全部導き出される。
お前流の「数学」の定義をはっきりさせてから物理板に来いや
389 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/07/30(水) 20:41:47 ID:5tEMGQj6
またお前か?糞が。
どういう理由でお前のアホレスによって
俺の主張を変えなきゃならんのだ。
論理的に説明してみ?
時空の量子状態は、「スピンフォーム」という図に表現されるって楽しいね。
391 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2008/10/03(金) 18:14:52 ID:2rFbMYJ2
おもしろそうなので覗きにきてしまいました
時間が離散であっても、稠密であっても、観測系がその時空に属する限り時間は線形的であるなんちゃって妄想してしまいます。
ジプレキサ効かん!orz
ジプレキサは太るって話だぞ。
394 :
392:2008/10/10(金) 18:35:56 ID:RT7XoRqQ
>>393 実際太る。10kg太った。ダークマターからの声も聞こえるし(笑)
薬は毒だよ。ついでにスピンフォームも毒。百害あって一利なし。
個人購入でジャイロスコープを手に入れたいのだが、別に重力の研究じゃなく
色々な光やレーザー当て遊びたいのですが、やっぱり無理か・・・。
397 :
ゆうう」:2008/10/28(火) 17:21:54 ID:H9wqGmlo
かんどう
量子ワープてまだできないの?