〜〜詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 16th edition 〜〜
1 :
名前はいらない :
2006/01/16(月) 17:23:01 ID:S2B8GWy2 【このスレッドの遊び方】
まず、お題が出ます。
皆さんには、そのお題をテーマにした詩を投稿してもらいます。
1人1作品で、期限は約1週間です。
(名前欄には、「詩のタイトル」を入れてね!)
期限日の24:00が締め切りです。
審査員による審査の結果、その期間のチャンプが決まります。
チャンプには次のお題を決める権利が与えられます。
そして、またチャンプを目指して投稿開始!
という具合に遊びます。
見事チャンプに輝いた作品は「歴代チャンプ作品」として残されていきます。
詳しいルールは
>>1-3 に。ルールを必ず読んで投稿してね。
【ルール】
1人1作品の投稿で、期間は約1週間。期限日の24:00が締め切り。
※名前欄には、自身の名前・HNでは無く「詩のタイトル」を入れる。
1.投稿者に関すること
お題をテーマとした詩を投稿する。
名前欄にはHNその他ではなく、詩の題名を書き込む(匿名投稿制)。
HN所持者は、審査結果が出るまでは作品を投稿した事をほのめかしてはならない。
(但し、投稿した作品について名無しで会話することについては禁止しない。)
投稿後の訂正は、単純な誤脱字・誤変換以外は控える。
以上の規定を満たさない詩は無効となる。
遅刻は審査対象外。うっかりミス(名前欄にHN)は、はじめの1回に限り、セーフとする。
2 :
名前はいらない :2006/01/16(月) 17:24:22 ID:S2B8GWy2
2.審査員に関すること 審査員は必ずトリップをつけること。投稿締切前に宣言すれば誰でもなれる。 審査員の仕事は「自分の気に入った作品をチャンプ候補として挙げ、点をつけること」のみ。 審査員はチャンプ候補と次点候補を選ぶことができる。該当作品なしでもOK。 審査員はチャンプ候補、次点候補に任意の点を付ける(上限3点)。 任意で寸評をつけてくれると嬉しい。 審査員の作品投稿もOK。ただし、自作品をチャンプ候補に推薦するのは不可。 ※過去に審査員をやった事がある人は、以後宣言なしで審査投票してもよい。 3.審査、集計に関すること 締切から約3日経った時点で、集計を開始する。 (審査期間は変更の場合もあり。審査員は最低3人は必要となる。) 集計して最高得点をあげたものがその週のチャンプとなる。 集計後、2人が同点であった場合、双方チャンプとし、お題は投稿の早かった者が出すこととする。 3人以上が同点であった場合、審査期間を2日間延長し、協議を行う。 又、延長期間を過ぎても3人以上の同点者がある場合、決戦投票を行う。 ・決選投票規定 延長期間を過ぎ、且つ最高得点者が3名以上の場合にのみ行われる。 最高得点者のみを対象とし、延長期間終了時より2日間の日程で再審査を行う。 この場合、以前に投票を終えた審査員の再投票も許可される。 (点数配分等は本投票に準ずる)
3 :
名前はいらない :2006/01/16(月) 17:28:31 ID:S2B8GWy2
4 :
名前はいらない :2006/01/16(月) 17:30:15 ID:S2B8GWy2
衝撃!! 〜〜詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 〜〜 スレは仕組まれた八百長だった スクープ@ 名無し投稿者の絶対的不利 投稿者側のコテ隠しが通用せず!採点者が暴露 スクープA 投稿テーマの無視は当たり前!! 悪しき採点者側の深読み合戦の実態!! スクープB コテ持ちの投稿者は採点者と繋がりがあれば無条件に連続複数ポイント!! スクープC 採点者側コテ達のレベルは高校生レベル 梁山泊スレはただの馴れ合いスレだった
前回のチャンプは、心霊写真さんでした。 本当におめでとう御座いましたー♪ 以下、前スレからの転載です。 =============================== 次のお題は本当はちょっと長くなるのですがひっくるめて「幸せ」で。 今ちょっと考えている事がありまして。 考えているというか、道歩く人に尋ねて回りたい気分なのです。 「君にとって今、一番の幸せ、とは何ですか?」とな。 突撃路上アンケーーート!でもしたい所ですが、何らかの勧誘と思われてもなぁ。。。 それに聞いた所で大した返事も出来ないんだよなぁ、きっと。。。 なので、「君にとって今、一番の幸せ、とは何ですか?」そう問われたと仮定して 質問通りでも、幸せを与えてくれる対象物の素晴らしさでも、 とにかく自分なりの表現法で詩にしてみては、もらえないでしょうか。よろしく。 お題 「幸せ」 投稿〆切は 1/23(月) いっぱい(1/24(火)の0:00まで) 審査〆切は 1/26(木) いっぱい(1/27(金)の0:00まで)
リーフレイン曰く、「テーマなんて僅かに触れてればいいのよww」とばかりに意味不採点 つーかコイツただの深読みババァ 92 名前: リーフレイン [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 10:01:41 ID:7vlRxP63 >心霊写真さん おめでとうございます、、圧勝ですねい。。へへあたしも心霊さんじゃないかって 思ってました、某すれのお花畑に印象が似てたヨ! 作者が誰だかわかっていたと暴露!それでワザとらしく4連続で2点2点2点2点の援護点で優勝決定 おめでとう!!! へへあたしも心霊さんじゃないかって 思ってました、某すれのお花畑に印象が似てたヨ! ↑見よ!この呆れた実態を! これを馴れ合いと言わずになんと言う? 実質の優勝は>716-717の鈍痛 真面目にルールを尊重し痛みのテーマを厳守してこその敗北に至ったわけだ 採点者は採点者でカスばかり あぁー鈍痛の作者がかわいそう!! ハイ!心霊写真の優勝は八百長!!インチキ!! 名無しが絶対的に不利になる事がはっきりした 八百長!!八百長!! 心霊写真 ◆Mummy.hmy6 ← テメーもテメーで「優勝は当たり前」ってか?ワザとらしい援護食らって優勝で恥ずかしくないのか もぅ完全に八百長!! 名無し側が完全に不公平!! 梁山泊スレは八百長!! 最後に一言!! 名 無 し は 絶 対 的 不 利 ! ! !
8 :
前スレより転載 :2006/01/16(月) 17:38:51 ID:S2B8GWy2
名前:信じる人[sage] 投稿日:2006/01/16(月) 07:41:55 ID:U2WD/NFY おもいきり 信じて信じて信じて 信じ尽くす 傍にいれば すべての人を信じる 信じる勇気が沸いてくる そんな気がして 探しつづける たった 一人
前回の採点でもikaikaってコテが計1点でこの俺様でも計3点だってーのに他の採点者は点やりすぎなんじゃねー?
後から採点してる奴も馬鹿ばかりだから「12時のタモリ」に複数点の連発 テーマが「痛み」なのになに錯覚してんの?
後から採点してんやつは馬鹿みたく「タモリに2点で〜す」とばかりに真似てんじゃねーよ
「痛み」を尊重するなら
>>716-717 の鈍痛が実質優勝でも問題ないだろーが で、コイツ↓
777 名前: 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 00:49:42 ID:XSabuoN3
で、採点ですが
2点
>>723-728 :XO:ID:3WHb2Y0B氏
<`∀´>ハァ?
あんな訳の解からん糞作品に2点も入れてやがる なんなんだこの盲目の勘違い野郎はよ?採点者辞めちまえよカス
1に前採点者の真似 2にテーマ完全無視 3に複数点による運の要素が強いランダム方式 これに異議唱える事否 真理
こんなんじゃ投稿者も可哀相!! 3人の採点者が良いと思い1+1+1点でも馬鹿二人が2+2の採点しちゃえば逆転しちゃう
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 = なにか勘違いしている痴呆コテ
採点者も馴れ合いに依存し「あ、この投稿者があの人だwだから複数点をあげましょう」 「テーマなんて関係ないわ、深読めばいいのよ」
採点者もこんなレベル 梁山泊スレで正当に勝負に仕組まれた罠に敗北を喫していた名無し達は立ち上がるべきだ 最後に一言
梁 山 泊 ス レ は 八 百 長
誤読していたと暴露した二匹 責任無くして採点を語れるのか!?!?
そして投稿者へのケジメは無し 投稿者は泣き寝入り!!深読み合戦の成れの果てがココにある
79 名前: 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:47:55 ID:XSabuoN3
>>78 抑揚さんはじめまして。まとめサイトありがとうございます。
審査なるものをはじめてやりましたが、もの凄く精神的にきついっすね、あれ。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
92 名前: リーフレイン [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 10:01:41 ID:7vlRxP63
>心霊写真さん
おめでとうございます、、圧勝ですねい。。へへあたしも心霊さんじゃないかって
思ってました、某すれのお花畑に印象が似てたヨ!
>長介jr氏
そうなんですよお、審査すんのって物凄い恥ずかしいです。誤読オンパレード!(スマン)
なんというか、美意識を曝け出してるって感じがなんともはや、、(涙
えらそうなことを書いても自分は駄作しか書けなかったりして、、(涙涙
まあ評価する人がいい作品を書けるとは限んないから、開き直ってます。
どうか、是非続けてください。
そうなんですよお、審査すんのって物凄い恥ずかしいです。誤読オンパレード!(スマン)
そうなんですよお、審査すんのって物凄い恥ずかしいです。誤読オンパレード!(スマン)
そうなんですよお、審査すんのって物凄い恥ずかしいです。誤読オンパレード!(スマン)
梁山泊スレで泣きを見るのは作品テーマを厳守し自己の力で優勝目指していた名無し投稿者 議論スレでは毎回採点者&八百長優勝者による 馴れ合い!! 馴れ合い!! そして馴れ合い!! 地下メッセでの情報やり取りで不正にチャンピオンを決定していた事実が明るみになっても 今 も 不 正 は 行 わ れ て い ま す ! 名無し投稿者はまずコテを付けて採点者達と仲良く成りましょう そ れ が 優 勝 へ の 近 道 で す
あ、アンダーバーさん、審査への参加と連投回避、有難う御座いました♪ お陰様で何とかきっちり移行できそうですー。 γ''"""ヽ、.・.∴・.゚ ゚.・∴..∴・.゚ ゚.・∴. / / ゚ ▽(≒(≒(≒(≒(≒(≒(≒(( )) し'∩゚Д゚)ノ '・"∴. .∴・.゚.・∴. .∴・.゚ ノ|.~゛ | ∠,,人,,_,,ノ お礼の戌ビーーーーーーームッ!! U"U
不正採点者がコメントした模様 自分が誤読した事実を有耶無耶にしといて「これからは受け流しますww」
97 名前: 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 19:40:54 ID:+76lA/Oz
>>96 そうかあ。俺は詩板のことを今でもほとんど知らないんで
コテハンの特徴とかもあんまり掴んでないんですよ。
これからは受け流すようにします。
これでは鈍痛の作者が悲惨すぎる!! リーフのカバと長介の痴呆は「誤読でした(笑)」で終わらせケジメもなにも無し
テーマなんて無視してもOK 仲良しの投稿者には無条件複数ポイント 深読み合戦での誤採点も謝罪の気持ちも全く無し
人間であるからに必ず過ちは犯すものだが自らの非を改める気なんぞ微塵も無いらしい コイツは心底最低な奴だ
まともに勝負を挑み不正にも優勝を逃された名無し達も今こそ立ち上がるべきだ 動かぬは八百長が行われた公然の事実である
不当優勝者の心霊写真 ◆Mummy.hmy6の作品よりも完成度が高くとも優勝できないのは何故か?どうしてなのか?
一度、梁山泊スレに横行する不正行為を見つめ直してみてはどうだろうか
79 名前: 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:47:55 ID:XSabuoN3
>>78 抑揚さんはじめまして。まとめサイトありがとうございます。
審査なるものをはじめてやりましたが、もの凄く精神的にきついっすね、あれ。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
書き込んだ後に誤読してたことに気づいたりして落ち込んでる…。
「精神的にキツイです〜」 「誤読しました〜」 「反省なんてしてません、受け流しますw」
これらの文に記されている事は本人が認めている事であり 事 実 で す
謝罪もしません! しかも開き直る始末です
梁山泊にいる採点者には痴呆どもしかいないのでしょうか?
このスレッドで行われているのは厳正な審査でもなんでもありません
八 百 長 で す
16 :
ギムレット :2006/01/16(月) 21:33:02 ID:F63qDi05
私は前回の大会に参加しましたが、 審査結果に何の不満もありません。 審査員の皆さんは全ての作品をしっかりと読み込んだ上で審査してくれてるのが分かりますし、 批評のコメントを読んでも、「12時のタモリ」が支持された理由がよく分かります。 私の書いた「夜明けの痛み」は1点のみでしたが、(入れてくれた方ありがとうございます) 批評を読むと自分では気づけなかった欠点や足りないものが見えてきて、参加したのはとても有意義でした。 仮にこの大会が八百長だとしても、これだけ私の作品を真剣に読んでくれ、 自分の言葉で評価、批評してくれた審査員の方々には感謝の言葉しか出てきません。 もちろん八百長だなんて微塵も考えていませんが。 それと、「12時のタモリ」は抜けた存在だったと思います。 かなり型破りな作品ですが、「痛み」に対する切り口が他の作品とは全く違い、 言葉ではなく作品世界全体を通して「痛み」を表現し、 作品として成功させたのはすごいと思います。 他の作品も完成度の高いものばかりでしたが、 「痛み」へのアプローチにおいて「タモリ」はずば抜けていたと思います。 あなたがただの荒らしなのか、それとも自分なりの正義や正論を持っている方なのかは分かりませんが、 あなたの批判の仕方には詩はありませんね。
17 :
至福の時間 :2006/01/16(月) 22:25:10 ID:pAXSiR+n
改札を抜けた私は カシミヤのコートのボタンを上までとめてマフラーを巻き 出迎えた北風をもろともせず 足早に家路を急ぐ。 鍵のかかっていないドアを開ける。 同時に奥から「おかえりなさい」の声。 ムートンのスリッパに履き替えると 全身を覆っていた氷がゆっくりと溶け出してゆく。 キッチンから漂ってくる匂いでわかる。今夜はごちそうだ。 「ちゃんと手を洗ってうがいをしてよねー」 まったく 私を何歳だとおもってるんだ? 「はいはい」 あきれたように返事をする。いつものように。 自分の部屋に直行し 戦闘服を脱げ捨てる。 スエットに腕を通す頃には 冷たいビールで喉を潤したくなっている。 真冬だというのに家の中はまるで 春のような温かさと光にあふれ。 すきま風入り込む薄暗い4畳半。 薄っぺらい布団にくるまり 眠りにつくまでの 至福の時間。
少しでも、彼ら、彼女らの呼吸が苦しくなるように僕は願うんだ 例えば、僕が愛を欲したときに、愛は一体どこにあるのか もしもそれが、僕やその他の多くの動物達が今いる草原を焼け野原に変えた後に、 ようやく見つかるものであるならば僕は断じてそういうものを許しはしないよ なぁ、教えてくれ お前らがいう優しさが、僕の耳元で囁かれたとして 僕が少しだけ笑顔になった後、すぐにでも、呼吸が苦しくなるようならものならば 僕はお前らの言う優しさなんて断じて認めやしない もしも、そういう眼差しで、君たちが、恋人なんかにも接しているとするならば、 僕は、狂信者と言われようとも、君たちを徹底的に罵倒し、挙句の果てにそれでもまだ 自分に対して悲しみの涙でも上げようというのならば、僕はその涙をすべて、拾い集めて 燃え盛る炎の中で、涙が出たという痕跡があったということすらも許されないように、燃やしてやるよ 僕は、一切の感情を込めずに、彼ら、彼女たちを、世界に向かって投げ返し、そして、少しでも呼吸が苦しく なるように、彼らの側で、彼らの醜さを告発してやるんだ、世界に向かって告発しつづけてやるよ もう僕はいやんだ、僕が歌った鼻歌が、未だ形にもならないような鼻歌が、彼ら、彼女らの嘆きで、かき消されて しまうのは、もうそういう光景はいやんだ もう、自分たちのくだらない安っぽい愛や優しさで、嘆くのはやめてくれ! お前たちが招いた結果だろうが、 もう僕は、僕が夜空に向かって歌った鼻歌がかきけされるのは、嫌なんだ だから僕は願うんだ、彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるようにって
幸せ…幸せねぇ 何を考え 何で感じて 幸せを想うのか 自分が幸せになる為と考えるのが 一番,素直だろう おためごかしは言わない 『世界が平和なら』 なんて大層なことを言うつもりはないし 『神さえ信じれば』 なんて奇抜なことを言うつもりもない 『金さえあれば…』 もちろん欲しいにこした事はないが 身も蓋もないことを言う気もない
ただね,一人で死にたくないと 考えるだけかな もちろん死ぬ時は誰だって一人だけど 出来るなら誰かに見守られて死にたい …そんな所かな 若い人には理解出来ないでしょうね こんな気持ちは でも私は ぐだぐだと妄想垂れ流すつもりはないし 瑞々しい夢をもてる程,図々しくもない
幸せなんて 人,それぞれでしょ? ならば,私は 『看取られて死ねたなら幸せ』 それが出来るかなんて 判らないけど,生きているんだから こんな幸せぐらい ここで望んだっていいじゃない?
22 :
STEADY :2006/01/17(火) 23:13:49 ID:70Vsv5bn
ロケットの雲みたいに すらっと白い線が伸びて クレッシェンドで波に乗る で、この途中にカーポを置く 変だねって言われても ニヤケ顔でカーポを置く 一度デクレシェンドで我に返ろう 強気で放ってみたけれど どうかな誤ったかな 株価みたいね 反発するのだろうか した やっぱりした そう俺の目に狂いはないの 再びクレッシェンドでフォルテに達したら それ以上は行かない これ持論 いいかい高望みしちゃいけない きっとどれだけ努力しても 山頂っていうのは変えられない そんなことはないって? 砂袋持った腕が震えているよ やがて スタッカートでこの谷を越えたら ダカーポでカーポへ戻る 以後繰り返して エンドレスだ んはは
◆ 白昼のエロスにおいて最低は最高〜∵〜‥… ◇ いつでも、とっぱ先ギリギリにならないと逝かない奴 ◆ そういうエクスタシーを覚えちまった1960年代の子供にゃ〜∵〜‥… ◇ 宇宙のそこからコンニチハ! ◆ 君よ、上か左か下か右か?月はどっちに出ている?〜∵〜‥… りーりーりー ◇ いと高きに於いて我を断罪せよ! ◆ 気憶の記録、日々の泡から、アレはコレに〜ソレはアレへと‥… ◇ 剥き出しの脳味噌にかぶさって来る音、光り、震動‥… ◆ およぼすものが飲み込まれ撃ちかえし返され、もどし戻される ◇ 貴方と宇宙の結果=幸運と云う力、君が知っているモンばかりのはずだが? ◆ 心配するな!安心するな!
24 :
微発泡 :2006/01/19(木) 22:33:25 ID:x7oByKQ6
水色の絵の具をに白い絵の具をたくさん混ぜて 薄く薄く水で溶いたような色。 そんなソーダ水に体を委ねて、 パチパチとプチプチと弾けるような音の中。 良く分かる。 自分の体がどこまでなのかとか、 自分は本当に生きてたりするのかとか。 良く分かる。 私がここにいて、世界はそこにある。 世界は私を包み込んでくれている。 それは幸せ。
あちこちにおかれたビール缶に、癌化した煙突のように、黒ずんだ吸殻は幾本も幾本も まるでそうの様なオブジェみたいに、その怠惰の塔は、部屋の至る場所に立ち並び ゴミは部屋を侵食してゆく。 心が折れたのはいつだろう?人間が怖くなったのはいつだろう? 夢を追いかける気力がなくなったのは、いつからだろう。 ついこのまえまであった日常の欠片が、締め切ったカーテンの内側で枯れてゆく。 皮肉にも、友人から昔もらったその植物には 幸福の木と書かれたカードが、ヤニに黄色く汚れてぶら下がってる。 深夜のテレビから、懐かしいあの歌。 静止した気象情報の裏側で、あの頃の僕が良くウタってたあの歌。 両手で強く顔を上から下に掻く。 爪の無い指が2本づつ、温く塩辛く濡れた。 目を閉じて思うこと ある朝僕が一匹の 芋虫になって糸を吐き 繭にひっそり閉じこもり 溶けて記憶を失って やがて一匹の蛾になって そして部屋から飛び立ちたい 会社帰りに小ばかにしてた ホームレスたちが囲むあの 一斗缶の焚き火に誘われて そして塵も無く焼かれたい ごめんなさい その妄想が 僕の唯一の 幸せ
26 :
おしどり夫婦 :2006/01/20(金) 00:58:11 ID:RLVpoIyu
「一番の幸せ」ですか? それは巨人が勝つことです もちろん野球ですよ 2月のキャンプイン直前の今から もう気分が高まってます 毎年のことですけどね 11月と12月なんて私には無いも同然 見る番組ないですからね 新聞もストーブリーグの話題だけでしょ これからはキャンプ情報から オープン戦の様子まで 巨人軍の選手たちをいっぱい見れますよ もちろんユニフォーム姿のね 背広着てる選手なんて ビジネスマンと変わりないじゃないですか ちゃんと帽子被ってグローブはめて グラウンドで動いてる姿が野球なんです 4月になればいよいよ開幕ですね ドキドキしますよ 毎年のことですけどね 会社から帰ってビール飲みながら 女房は裏番組見れなくなるって 愚痴こぼしますけどね 巨人が勝てば私の機嫌もいいわけで それ女房も知ってるから 結局二人で応援しちゃうんですよ 家庭円満がかかってますから 今年こそは優勝して欲しいですね もちろん万が一負けたところで ヤケ酒飲んでふて寝すればいいだけで 野球が一番ですよ 野球が一番好きなんです
27 :
微発泡 :2006/01/20(金) 16:56:30 ID:T/kQDo06
>>24 水色の絵の具をに
の「を」は抜いて下さい。
28 :
桜 〔1〕 :2006/01/20(金) 21:42:56 ID:V0eo4ET4
我が身を横たえている常をも忘れ去る程に、馴れ親しんだ「もの」へ、取り立てて愛を語らう事もなし。 万年床にも春の気配。 寝息。目に入り込んでくるせせらぎを映すテレビ番組の流れを真剣に見ている素振りで髭を剃る、私の出掛ける気配を察しながらも、昼寝を始めた女と布団を眺めている。 土曜日にも会社へ出掛けるのかといいたげな寝息だ。 春の気配か。 布団にか細い桜の木が横たわっている錯覚にとらわれ、靴を履くのを止めたのだ。 万年床にも春の気配。 我が布団の歴史。 平成十二年、高島屋、寝具売場にて購入の品、後日配送にて二日ばかり寝床がなかった記憶はあるが定かではない。寝具一式、希望を胸にセミダブルサイズ組み布団、羽根枕二個付き十一万円也。 色は無地ホワイト。 当時常用していた古い布団は綿布団で押し入れをも打ち抜く重さであった。 ボロアパートに住んでいた為なのか、押し入れを駄目にする布団。今は無き断片として綿の毛玉のように肘辺りに感触が残っている。 その綿布団はといえば私が実家から持参した代物だったわけだが、浮気発覚後、家財道具もろとも内縁の妻に持ち去られた。 手厳しい内縁の妻は、トラック横付けで家財道具を堂々と持ち出す光景を私に見せ付け、ろくでなしと罵るわけもなく。 手際良く欲しい物だけ私の家から持ち去ることによって、痛快に内縁関係に終止符を後腐れなく打った。いや、打てたのだろうか。 これだけは分からない、が。 私としてみれば随分と酒の席で笑い話として語れるネタ十八番として面白可笑しく、時には淡々と語ったりしたもんだ。 しかし、その布団について使い道の想像だけはますますわからなくなったものだった。 しかし、布団まで持っていくか? 思いの外、家具等にはさして執着がなかったものの布団を持ち去られた事で内心ショックを受けてしまったのだが、だらしが無い私への復讐として寝具まで持ち去ったのだと内縁の妻は私が綿布団の事など忘れ去った頃に突拍子もなく現れ、告白してきたのだ。
29 :
桜 〔2〕 :2006/01/20(金) 21:45:42 ID:V0eo4ET4
それはそれで良かったが、復縁を迫るついでに赤ん坊まで抱き、不敵にも会社の門前という待ち伏せであったのだ。 してやられたり、では何とも言い難い遭遇で絶句しているだけの私ではあったが、赤ん坊と目が合った第一声がまぁるい頬から零れる涙の後の声ウォンギャだったので笑うにも笑えずにいた。 季節は。やはり春間近で、他人行儀にそよそよぐ寒さの残留が、細く捩れ抜ける風の中の事だった。 泣き声は社の受付に一先ず舞い込み、そこから口伝てか社長室にも隣接する部署にも滞り無く赤ん坊の泣き声は行き渡って。 とぎれとぎれに時間を繋いでも記憶が今を不確かなものにする事もあるのだ。 元内縁の妻は姿形はさして代わり映えなくとも、服の趣味が反対色使い、悪趣味なガラ物好みに変わり果て、花ガラの紫に赤いテラテラした生地は年令より老けて見せるのみだった。 私はといえば。日々の暴飲暴食のただれに身の重さを削ぎ、枯れ木寸前の憂いを宿していたせいか、万更、変化の見える再会の光景を写真に残しておいたとしても、不釣り合いな組み合わせでも無かっただろう。 廃れっぷりに安堵する不摂生な時期でもあった。 いい加減、来るもの拒まず去るもの追わず。 金はあるだけ使いきり、金が無くなりゃ働くさ。 誰の子? の問いに 私の子! ではさすがに、答え様もなく。 目をぱちくりさせて可愛らしい赤ん坊の父親であってもなくても抱き締めてしまえば良かったのかも知れないが、一年余り経ての内縁の妻との再会。 心音が三つ。ちぐはぐに重なる和音が一瞬結ばれて、解れ放たれる。もつれもせず、解けた風の糸だ。解きはぐれたのは私だけだったのだろう、けれど。 「冗談よ、今更あなたとやり直すなんて考えてないわ、さよなら」 内縁の妻との二度目の別れに何故この人を好きだったのか分からなくなり自問し、思いのみ悲しみに似た行方の分からない、綿布団を積み込んだ内縁の妻の姿だけ再度脳裏に焼き付けていた。
30 :
桜 〔3〕 :2006/01/20(金) 21:48:54 ID:V0eo4ET4
布団はどうしたのだろう。聞きそびれて以後、会うことも無く、今に至るのだ。 万年床にも春の気配。 ガキの頃は親が買った布団にもぐり当たり前に眠った、学生になった私にばかでかい布団を買ってくれた祖父、内縁の妻に持ち去られた綿布団、そして。 我が四枚目の布団。 物持ち良く敷きっぱなしにすることにより形状を五年弱維持する。 中二階に備え付けられている寝床用らしきスペースに肉色のマットレス、次、敷き布団、誰が買ったか忘れたシーツ。 綿100%タオルケット、繕い跡に記憶の無い毛布、掛け布団の順で重ねて敷き付けてある。 酔った時分には肌ざわりの良い敷き布団とシーツの間に眠り、寝苦しい夜には毛布と掛け布団の間に綿毛の固まりのように寝付いている。 嗚呼。 散らかり放題の八畳、埋もれた目覚まし時計。 布団から見下ろして朝、淋しさなど微塵も感じずに布団の温もりにしがみ付く。 毎日。 爆睡の友、不眠のベールとして身を包み安眠へと導く友。 布団。 既に羽毛布団であるなど既に分からない程にぺたんこであっても、もぐり込めば寝息を立てる私がいる。 タオルケットとシーツは天気にお構い無く暇さ加減と欝憤晴らしに洗濯した記憶はあるものの、何しろ女の存在なくして布団の手入れなどしない不精者だ、けれど。 思えば。 寝具を新調する度に帰宅すると飯の匂いが約束されていたのは確かだが、今回はちょいと違った。 勝手に転がり込んでくるものを拒まず、私の部屋に新しい寝具をねだらない女が住み着いたのだ。
31 :
桜 〔4〕 :2006/01/20(金) 21:52:25 ID:V0eo4ET4
女と言えば、部屋にある年季が入ったものを死に物狂いで捨てる生きものだと思っていた。 今まで。 調味料に嫉妬し、布団の匂いを嗅ぎズタズタに引き裂いてゴミ袋に詰めて捨て、窓から柔軟剤をほおり投げたり忙しなく目を光らせて自分が選び取ったものを置きたがるのが常だと思っていたのだが。 違った。 女は私の万年床に日光を当てようと干したり、パンパンと箒の柄で叩いたりして布団を大切にし始めた。 何だろう、変わった女だなと貧乏性かと疑ってみたところで普通のサラリーマンの娘で、これといって抜きんでた魅力は感じることが出来ずにいたのだが。 何時の間にか郵便受けに女の名前のみを書き足していた。喜びもあやふやでいながら、それといって迷惑ではなかった。 かといって、私の日常が変化するわけではなく、女に不満はないが寄り道をやめることも無かった。 致命的なのは飯のまずさ。 塩気が強く、薄味が苦手ときた挙げ句、煮込むのも限度がわからないのか焦げ好きなのか。とにかく飯を作るのがへたな女は他に知らないと断言出来る有様なのだ。 ツマミのイシャレットも味噌付けて食いたかったわけだが、炒め物に使われ、どうやら料理をしたことの無い女と見て大目には見ている。 どう食い合わせても、まずい。 一回の飯の材料費をけちってる風ではなさそうなのだが、とにかく食えたものではない。 だからといっては何だが、うまい飯を作る女と切れる気持ちもないのも事実だ。口実かも分からないが、うまい飯を作る女と会う回数が不思議と週1から週2に増えた。腹に聞いても分からない。どうしてかなどとは、分からない。 けれど。
32 :
桜 〔5〕 :2006/01/20(金) 21:56:53 ID:V0eo4ET4
万年床にも春の気配。 しかし、この私の万年床をこよなくいとおしむ女の存在は人生初の喜びであり。 愛しく。 煙草臭いぞ、匂いが染み付いてるぞ、誰と寝たんだか分からないぞと伝えたところで激怒するわけでもなく。 それでも布団に入ってすやすや昼寝する女の頬を幾度と無く眺めて過ごしてきた。 飯がまずくても、寝床を気に入った女にゃぁ弱いもんで。 窓の外眺めれば、灰色のアスファルトに囲まれた桜の木が一本。昼下がりの影を、車道に落として春を待つ。 ベランダにて女が植えたチューリップの球根の鉢。抱えながら吸う煙草。 桜が咲く頃にも懲りなく、こいつは私の帰りを待ち、まずい飯を根気よく作ってくれるのだろうかと物思う。 この女に新しい布団を買ってやろうか。 冬から春にかけての空は、咲く桜の花を見ながら新しい布団を叩く女の笑顔を想像させる。 桜の花が咲く頃に。 我が五枚の布団を。 寝返りを打った女が眠りながら笑っていて、見透かされたよう気恥ずかしげに、私は雀を呼ぶ。 布団を私に与え、巡り合わせ、又、愛でてくれた者へ、幾つかの布団を胸に多幸を祈り、雀を呼ぶ。 ちちっち桜の枝に留まる雀。 こっちへおいでと、呼ぶ。
33 :
名前はいらない :2006/01/20(金) 22:17:45 ID:WtmZ+Psb
はい、途中経過ですよぅ。 >8:信じる人:ID:U2WD/NFY氏 >17:至福の時間:ID:pAXSiR+n氏 >18:彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるように:ID:/8aRlcud氏 >19-21:伸ばして:ID:JAuUOruA氏 >22:STEADY:ID:70Vsv5bn氏 >23:── Bonheur ──:ID:mQ6RO8JM氏 >24:微発泡:ID:x7oByKQ6氏(>27で修正) >25:「解雇、懐古、蚕」:ID:b+pm+orz氏 >26:おしどり夫婦:ID:RLVpoIyu氏 >28-32:桜:ID:V0eo4ET4氏  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 ,. -― - 、 /::::::::::::::::::::::::::ヽ、 / .::::::::::/:::;ィ::ハ:::;::::ヽ ,';;;;;::::::/;イ;;/7/ i';:ハ;i;:i:i _,';;;;;;':::::i/ レ' レ '´`レiノi! 只今10作品ですよぅ… , .-;';;;;;;;;;'::::::i --- _,;::::! /;;;;;;;;;;:::;;/i::::::i! , i!::i _ ,,,, / ,.. --ァ>'tj;;;;:::ヽ ┌-ァ ノ:::i-、'''  ̄ /!/..,,r_'-::、./;;;;:::::::::> ニ- '乙;;;;;;::》 '''  ̄ ̄ /;;;;;::ャヘハ /,、=-''´ iハ;;;;::;:,;ニ=- ´ ``'
34 :
名前はいらない :2006/01/20(金) 22:53:42 ID:LQItLN7Z
あずまんがヲタ乙
35 :
腹八分 :2006/01/20(金) 23:44:54 ID:f0j+ZW3y
好きなものを いつまでも好きで居られるように 腹八分 満喫に近く ちこっとだけ 残して また 会いたいね また やりたいね また 食いたいね
2001年11月5日、午後5時45分。新宿西口地下広場を歩いていた私は 突然、圧倒的な幸福感に襲われた。時間にして0.5秒ほどのことだった。 子供は深い闇の時間に生まれた それが間違いだったと誰もが言った 夜に起き夜明け前に眠る それが変えられない彼の宿命 三歳にして眠る母親しか知らず 五歳にして言葉を忘れ 七歳にして見えなくなる 十歳の秋、走り去る救急車を追いかけ 誰も彼を知らない家を出る 黒々としたアスファルトは彼の大地 点滅する信号機は彼の太陽 夜の子供は歩き続ける カンカンと踏切の音がする線路脇 雑草の陰に木霊が潜む谷間 聞こえない叫びが響く頭上の闇 灯がともる家の外から家の外へ 灯が消えた窓の外から窓の外へ 夜の中の夜の中の夜へ 見えない子供は見えない男となり 渦をまくその街に辿り着く オフィス街を行く靴音の傍らで眠り 怒声響く料理店の厨房で横たわり コンビニのゴミ箱の前で目を閉じる 白昼の喧噪の中で彼はただ 夜の夢を見る
茶色にかすむ目をした老人 駅の通路でうずくまる小さな影 けいれんして震える背中に もたれかかってあらゆる闇を眺め 獣くさい鬚に頬寄せて眠り やがて老人が冷たくなった後 世界の真理を彼は知る それを彼は語ることがなく 横たわる自分の身体だけを感じ 夜から夜へ時間は流れ そして、その時は訪れる
西口広場ロータリー横の柱 コンクリの冷たい感触だけの夢から 彼はゆっくりと浮かび上がる 誰かが近づいている 分身がすぐそこまで来ている 彼はかつてしたことのないことを 生まれてこのかた知らないことを 目やにで重いまぶたを 開く 夕暮れを見る 湾曲する道路の間の紫の空 ベールとなって輝く雲 世界を包む光を はじめて彼は見る その瞬間、 2001年11月5日、私に起きたのは、そういうことだ。 あれから毎日、私は、彼を探し求めている。 しかし、彼を近くに感じたことは、あれきりない。 本物の私は、また、夜の旅に出てしまったのだ。
39 :
幸子1/2 :2006/01/21(土) 14:06:44 ID:UlZ/3k/P
幸子お前は元気にしてるか 風邪などひいて寝込んではいないか 東京の街にはもう慣れたか 人ごみの中で自分を見失い泣いてはいないか 父さんよくは知らないけども 良い人も悪い人もいるのか都会には 空は見えるのか 星は見えるのか 父さんや母さんが見上げるのと同じ 幸子お前は母さんに似て 澄んだ目をしている 強い心を持っている 今でも笑うとえくぼが出来て 母さんと同じそよ風のにおいがするか 小さい頃の幸子お前は 春は小鳥のように歌い 夏はオレンジのように輝き 秋は紅葉のように彩られ 冬は雪のように舞っていた 今も幸子お前に同じように季節が巡ってくるか
40 :
幸子2/2 :2006/01/21(土) 14:08:01 ID:UlZ/3k/P
父さんも母さんも 少し年はとったが元気にしてる 幸子お前が植えた木にはちゃんと水をやってる この春には父さんの背丈を越えそうだ そのうち手も届かなくなるだろう もしも幸子お前に恋人が出来たなら 必ず家に連れて来い 酒の飲めない奴は駄目だ 礼儀を知らない奴も駄目だ 男らしくない奴は駄目だ 何より親を大切にしない奴は駄目だ 友人を大切にしない奴は駄目だ 説教を黙って聞けない奴は駄目だ でもいつかは必ず連れて来い 幸子お前が生まれてから今日まで 父さんはずっと幸せだった 幸子お前の名前は たくさんの人に幸せを与えられるように そう生きて欲しいと願いを込めたんだ それがお前にとっても幸せだから
41 :
戦争と平和 サッチモの歌う如く 1/2 :2006/01/21(土) 17:11:45 ID:tFPV+SKz
1941年12月8日 願いを込めた乾坤一擲の一閃 拍手喝采ブラボー 窓から刺す光に輝かしい未来をみた 怨念が束の間の栄光 やがて上空にはB29の高笑いが響き 地上は悲鳴と絶叫で赤黒く塗られた 地獄だからこそ 人間らしさを失わずに 笑みを漏らしながら無償で助け合った人々・・・ 1945年8月末 焦土に響き渡る軍靴の音 政治家は無能なサイン 無辜の民は飢えを凌ぐ日々 闇市 スリ 詐欺 三国人 戦災孤児の眼に映った空は何色か 目の前に転がっていたのは血と汗 そして遠くに見えるのは青い山脈 1955年 街に響くのは復興の音 それも天まで届かんばかりの槌の音 貧困を脱出しささやかなゆとり 紅茶を飲み 夜は麦酒で咽喉を潤し 口から吐出される白い煙の輪 幾多の困難を乗り越えて駈けに駆け抜けてきた長い坂 見えてきたのは坂の上の雲 豊かで享楽な生活を求め 今日も笑顔で挨拶 モノで溢れた部屋で育ち 戦争反対の大合唱 1990年 夢見心地に膨らんだ鼻提灯 パァ〜ンと破裂 街に溢れる失業者の群れ 増加する自殺者の数 明日は我が身と防御体制 人を信じることをヤメタラ 自分でさえ信じられなくなった高度情報化社会 オリコン TV マガジン ネット 其処に自身を投影させる若者 ヒキコモリニート 自称大人の大人 意味不明な殺人事件 荒廃したモラル ・・・闇は余剰か源泉か 願わくば心に歌を 潤いは何処に・・・
42 :
戦争と平和 サッチモの歌う如く 2/2 :2006/01/21(土) 17:12:30 ID:tFPV+SKz
現在進行形 俺は誰だ 此処は何処だ 埃の舞う油臭いこの土地 刺すように攻撃的な太陽が君臨し 雨は慈悲か無慈悲か半端なく刺してくる 街には狡猾に知恵を働かせる者共と身体に障害をもった者共が其処彼処に見え 通りではクラクションの音が鳴り止まず 静寂とは無縁な土地 此処には絶望があり歓喜がある 一条の光 それを求める人々で溢れている この土地で自らの存在を許された俺は 手のひらとひらを合わせてナマステ 右手と左手は対立しながら常に調和を目指し交じり合う 神と悪魔も微笑み 全てのモノに価値が認められ 永遠の刻に酔い痴れる 眼下には方丈記に唄われる川が流れ 地平線の彼方にはランボーが見た永遠が 汗だくにして歩み続けてきた この肉体の上で感じた光と影の戯れ この特別な日の特別な瞬間 この肉体の旋律と振るえ 些細な偶然の積み重ねによる このまたとない瞬間の調和 西に太陽が沈み 空は僅かな時間その空間をグラディエーションで埋め尽くし その惜しまれる瞬間 その永続することのない永遠 言葉にできないこの瞬間 シヴァ サロメ ヴィシュヌ もはや何も言うことはない
幸せが生きてるつらさを埋め立てるのだ、と 思っていたぼくはせっせと彼女を幸せにした 幸せと救いのなさを細いうなじにいちどに詰め込まれて彼女は嘔吐を繰り返した ぼくは彼女の笑顔をいつだって期待していたし、彼女は完ぺきに理解していたし 彼女が笑うとぼくはほっとして笑えたし、それでまた彼女もほっとして笑う うれしそうになんでも食べてその後トイレで吐いていたことは知っていたけど お酒の量が増えていって それでも酔えなくなってて 酔わないから酔ったふりしてぼくに抱かれてた いちばんの幸せってなんですか? はいはいは〜い、エッチしてるときでーす ほんとうのことを言ったのにかなしいのはまたべつの場所の出来事で
幸せグラムおいくらかしら きれいな切り身でパック詰めされて並んだショーケース それでいいよ、手に入らないイチバン!なんかよりずっといい 明るい光をまんべんなくあてた 仔細に詳細検討 どれも違いはないけどさ、あっちが欲しかったなって思うね、後でいつも 横目で物欲しげに 手に入りそうなもののなかからイチバンにいちばん似ているイチバンじゃないものを選ぶのは骨が折れ、 満足したふりで満足する術を身につける 純粋じゃないなんて責めたくなるのは甘やかされて育ったんだね 駄々をこね続けていられるほど人生は長くないことにぼくは気づいてしまったよ あッ、ハあ。気づいたから、なに? どがしゃんっとお地蔵さまを頭からショーケースに ばちあたり? いや、むしろオーケー パトカーが来る前にいちもくさんに遁走 わはははは。 すげえ走る
45 :
『表札』其の一 :2006/01/21(土) 23:28:03 ID:GmjfoCMf
家の表札を[幸せ]に変えたら私は[幸せさん]になった 玄関を開けるたびにパンフレット手にしたセールスマンが 「幸せさん、買いましょうよ」 とにこやかに話しかけるものだから 〈住まいの泉クリーンセット〉やら〈酔いどれま専科銘酒百撰〉やら〈やすらぎの家具ホールドタイト〉やら〈東西アートギャラリー芸術は至上の愛〉やら さては幸せとは物を得ることであったのかと いささか腑におちぬながらも勧められるままに買い込み 果ては 〈私は海の吟遊詩人かもめよ碧いくちづけを〉なるクルーザーを勧められるにおよび これはいかんと 表札を[不幸せ]に変え私は[不幸せさん]になった
46 :
『表札』其の二 :2006/01/21(土) 23:30:02 ID:GmjfoCMf
すると今度は 玄関を開けるたびにざんばら髪の女が 「不幸せさん、これ買わないと・・・」 と鳴咽まじりで囁きかけるものだから 〈健康掛け軸医者ぽいぽい〉やら〈世界の奇石モダンマジック〉やら〈テロリズム指南報復こそ生きる術全三巻〉やら〈仏への道CD講話西方浄土に日はまた昇る〉やら さては不幸せとは呪術的思考ないし妄想喚起力であったのかと いささか納得しながらも勧められるままに買い込み 果ては 〈極東のノアの方舟象も飼えます広いです礼拝所だって建てられますよ〉の宅地物件を勧められるにおよび これはいかんと今度は 表札を「いっさいは過ぎていきます」に変え私は「いっさいは過ぎていきます」さんになった すると今度は 玄関を開けるたびにからっ風が吹きぬけ 砂埃天まで駆け舞い上がり 一点の隙間目を凝らして見ると 荒涼たる大地にひとすじの道がのび 〈ニヒリスト街道〉の看板が揺れていた
×「いっさいは過ぎていきます」さんになった 〇[いっさいは過ぎていきますさん]になった
>>32 下から五行目の訂正
×我が五枚の布団を。
↓
○我が五枚目の布団を。
×これはいかんと今度は 〇これはいかんと 「今度は」を消去し忘れたのですが…訂正申し出てもいいのでしょうか?
僕の日常のサイクルは 5つの憂鬱と2つのちゃちな安らぎ 丁度今は5回目の憂鬱を終えて ちゃちな安らぎに転がり込んだ所 首に巻いていた布切れを外し 社会への通行許可証だなと放り投げようとして 上司からもらった物なのを思い出して丁寧に伸ばしてぶら下げる 直線で構成された上着も脱いで リラックスというよりしばしの解放 ようやく元に戻れたなと壁を眺める無表情 考えて見ると、僕は何が楽しくて生きているのか 仕事は単調で熊が川に行って鮭を掬うみたいな毎日 無理に狂わしたってゴムみたいに結局収まるところに収まる 破綻するのも怖くて 強く引っ張れないから当たり前か 冷蔵庫から取り出したビールは苦くて冷えすぎていて 幸せとは程遠い味でしかもよく見たら発泡酒で 安売りしていた日のチラシと スーパーのレジのおばちゃんの笑顔を思い出してまた萎える あのおばちゃんの笑顔は馬鹿で低俗の典型だなと思ったけど おばちゃんの笑顔にも歴史があって 俺の営業スマイルよりももっと必死で悲痛なもので 長い年月の地層の上に出来たものかもしれないなぁと思ったら何だか悲しくなった 心から笑った事なんて最近無いかもなぁとふと思い 漫画やお笑い番組で心から笑えるもんかよと また発泡酒をぐいっと傾けると味が錆びたみたいだった 時間が失わせていくものは多すぎて 時間が与えてくれるものはあまりに少ない 時間なんて無くなってしまえ だけど僕らが勝手に老いていってるだけなのかもなぁと思ったらやるせなくて やっぱり時間のせいにし直して とりあえず冷蔵庫から本物のビールを取り出す
携帯電話が鳴って彼女が会いたいと言ってくる 「化粧してこいよ」と言ったら 「私のすっぴんは見られたもんじゃないと言うの?」と彼女はヒステリック五秒前 「君は化粧をすると女神みたいに綺麗だからさ」慌てて火消し職人みたいなおべっか あんな見飽きてやり飽きた女に何してんだろうと思って 鏡の前に立って自分を見たらなんだか自然と笑ってた あんな平凡でわがままで おまけに間違いを探す気力も無くすような料理しか作れない女が来たって 週末がそれほど華やぐ訳ではないけど いないよりはきっとマシだろう 当たり前の体温や心臓の鼓動 平凡な言葉のやり取り 着古したシャツみたいな中で彼女を抱くのだろう チャイムが鳴って一応と小さな丸い窓を覗くと 明るい色に取り巻かれて 少し頑張った彼女が笑ってた 僕は見えもしないのに笑いながら手を振って それから笑顔を押し込んで 片手をポケットに隠して そして「あぁ来たんだ」という感じでドアを開ける 彼女の含み笑いに気づかない振りをして コーヒーの準備をしながら ソファーに並んでお笑い番組を見て コーヒーカップを気にしながら少し大げさに笑う事を想像して なんとなくやかんを沸かすガスの火力を少し強めた 世界情勢も円相場も臨時ニュースも関係なく ただ2人だけで過ごすこの平凡なひと時を本気で無駄だとは思わないし もちろん、もちろんこれを「幸せ」だと言い切るほど馬鹿でもない だけど君は好きさ ちゃんと化粧して来てくれたし 角砂糖の数も合っているし 何よりも君がいないと 僕は確実に幸せではないから それほどつまらなくは無かった番組が終わって コーヒーカップの底も夜みたいに乾いて そして小さな沈黙の中で僕は 今まで考えていたつまらない事を全部忘れる 残ったのは君への欲望と ぼんやりとした不思議な気持ち それに名前をつけようかと思ったけれど 君の唇に邪魔されてどうでもよくなって その不思議な気持ちを君への気持ちに重ねながら 僕は原始的な野生に溺れる
52 :
[ :2006/01/23(月) 10:04:38 ID:FgrUfsbB
溶けかけた雪を数ふる ややの声に 蜃気楼 追うて飛ぶ鳥影重なりて うつつ 覚め また 灰色に沈む眠りの重みの暖かさ
そしてあなたは 美しい言葉を 知っていた かなしみが まだ かなしみでなかった日 美しい声と 美しい指が あなたの挨拶のすべてだった ぼくは 急いで 洋服を脱ぎ捨てた 閉ざされた 窓の向こうの 開け放たれた空 さまざまな太陽が さまざまな角度に 射し込んで 何度も ぼくらを まぶしがらせた そのたび ぼくらの顔は変わった 何度も 何度も ぼくらの顔は変わっていった! かなしみを覚え かなしみを忘れ おそらくぼくは いくつかの表情を 間違えてしまうことだろう だから 去りゆくひとよ さよならはいらない 愛を求め 愛だけを求めて 去りゆくひとよ 花びらに埋もれた 美しい言葉はもういらない
息を吸う 時よりも 息を吐く 時が 幸せ 消え入るように 快楽は どうやら 薄められた痛みらしくて だから 私は 快楽への耐性が とても 低い 目覚める 朝よりも 眠りに落ちる 夜が 幸せ 溶け出すように 遊びへのお誘いを 笑顔できっぱりと断る 何度も繰り返して やっと身に付いた処世術 悦びは とても 痛い 凪の海に いつまでも いつまでも浮かんだ流木 そんな 幸せ しあわせの かたち を。
55 :
名前はいらない :2006/01/24(火) 00:16:18 ID:dcJX+Etb
しまった・・・〆切・・・
56 :
名前はいらない :2006/01/24(火) 00:19:40 ID:mRnesBsh
審査変更が気になって 〆切り忘れてた……
はい、締切りですよぅ。
>8:信じる人:ID:U2WD/NFY氏
>17:至福の時間:ID:pAXSiR+n氏
>18:彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるように:ID:/8aRlcud氏
>19-21:伸ばして:ID:JAuUOruA氏
>22:STEADY:ID:70Vsv5bn氏
>23:── Bonheur ──:ID:mQ6RO8JM氏
>24:微発泡:ID:x7oByKQ6氏(>27で修正)
>25:「解雇、懐古、蚕」:ID:b+pm+orz氏
>26:おしどり夫婦:ID:RLVpoIyu氏
>28-32:桜:ID:V0eo4ET4氏(>48で訂正)
>35:腹八分:ID:f0j+ZW3y氏
>36-38:夜の子供の歌:ID:ihCH12mf氏
>39-40:幸子:ID:UlZ/3k/P氏
>41-42:戦争と平和 サッチモの歌う如く:ID:tFPV+SKz氏
>43-44:手に入らないけど:ID:pR3sM4KE氏
>45-46:『表札』:ID:GmjfoCMf氏(>47,49で訂正)
>50-51:「ただのいつもの週末に」:ID:+0mtHQIE氏
>52:[:ID:FgrUfsbB氏
>53:さよならは悲しい(そして美しい)言葉:ID:7B8hK/SN氏
>54:nirvana principle:ID:Mm9J8EGz氏
審査〆切は 1/26(木)いっぱい(1/27(金)の0:00まで)です。
…それから、審査方法の改正案なんですが、
まだ意見を広く聞いている段階ですので、今回は今までと同じ
「点数合計に上限無し、最大は3点で任意振り分け」でお願い致します。
【梁山泊スレ専用!】雑談・議論・感想スレ12
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1135281478/ こちらで只今改正案を検討中なので、自由にご意見を下さい。
自分の詩を読む力が落ちてるのか、今回はまったく自分の基準に自信なし。
せめて審査全体への影響を減らすため、ものすごく点数を控えめにします。
持ち点議論が沸騰しているいま、こういうやり方はどうか、と自分でも思いますが
それでも今回は高い点をつけるだけの自信がない。
というわけで
>>52 :[:ID:FgrUfsbB氏 に1点。
寸評は感想議論スレに書きました。
59 :
名前はいらない :2006/01/25(水) 00:29:07 ID:ywjcKktj
審査員 目が曇ってんなぁ どこがいいんだ???
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 は前回の採点でも一人だけ糞作に複数点をつけるくらいの痴呆コテだしな 58 名前: 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 22:15:19 ID:LqB8jRCW 自分の詩を読む力が落ちてるのか、今回はまったく自分の基準に自信なし。 せめて審査全体への影響を減らすため、ものすごく点数を控えめにします。 持ち点議論が沸騰しているいま、こういうやり方はどうか、と自分でも思いますが それでも今回は高い点をつけるだけの自信がない。 自分の詩を読む力が落ちてるのか、今回はまったく自分の基準に自信なし。 自分の詩を読む力が落ちてるのか、今回はまったく自分の基準に自信なし。 自分の詩を読む力が落ちてるのか、今回はまったく自分の基準に自信なし。 んでまたコイツか 今回は追求逃れのために保険でもかけているのか? 誤読だ読む力がないだで連続でホザクのか お粗末もいいところだな
61 :
名前はいらない :2006/01/25(水) 01:20:11 ID:LOtHTNOd
長介ジュニア君へ キミの名前は好きだが、 自信がないなら今回は審査辞退すべきではなかったのか? 「惰性」で無駄弾丸撃たれたんじゃあ たまらんね。 だうやら、基本的な審査資格がないやうだ。 読み手として感動がなかったのなら、彼の審査は無効として好い。 ーーー詩で遊ぼう云々〜に、めくじらたてるのも大人気ないが、 楽しく遊びたいなら本気で遊んで戴きたいものだ。
62 :
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/01/25(水) 01:27:00 ID:HN5tVUo7
だから点数つけるので真面目な人ほど悩んじゃう欠陥ルールなんだよ。 しかも新人さんじゃないかよう。最近雨さんに誘われて審査員になって責任果たそうとしただけで立派なもんだ。 長介ジュニア氏を叩くのならさっさと審査員辞めた俺を叩け。 すぐ謝るから。
63 :
名前はいらない :2006/01/25(水) 01:34:09 ID:1MglCWmv
ちょっwwwおまっwwwwwww 始めて除いて見たらこの流れwwww 気まずす…orz
64 :
名前はいらない :2006/01/25(水) 02:30:22 ID:LOtHTNOd
>>62 にいちぇ ◆UQRl.WeFEk 君へ
(名前からしてセンスがないね)
わたしゃ、誰が新人だとか、誰が辞めたとか、まったく無関心です。
が、
お付き合いや、お義理で審査されるのは、迷惑千万極まりない。
作品を正当に評価出来る人間に興味があるだけだ。
スレ違いのやうなので、此方にはもう書きません。
以降、審査(評価)展開を楽しみに・・・・・・・・
65 :
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/01/25(水) 02:53:29 ID:HN5tVUo7
>>64 俺もこの捨てハン気に入らないんだけどね。認知されちゃったから変えないだけ。
まあ、名無しでしか書き込めない人間よりマシだと思うがね。
まずは点数でございます。従来どおりのやり方で。 3点 >22:STEADY:ID:70Vsv5bn氏 けっきょく繰り返しに閉じ込もっちゃっておどろきがなかったけど、面白く読めました。 手慣れた文章と内容は緻密に計算して重ね合わせてあるようで 手慣れた日常が幸せなんだということでしょう。賭けに出ない、ひとりで語る、孤独な幸福。 途中の「いいかい」という語りかけはちょっと安易な持ちこみ方だったのではないでしょうか。 「んはは」。最後のこの笑いがこの作品における幸せのすべてですね。ねじれてます。 2点 >26:おしどり夫婦:ID:RLVpoIyu氏 決意と覚悟があります。おれはこれだ、これなんだっていう。無駄に固い信念表明。 なんかかなしくなってきていいなあ。 1点 >45-46:『表札』:ID:GmjfoCMf氏(>47,49で訂正) 理屈っぽいけど、書き方は好きです。 >54:nirvana principle:ID:Mm9J8EGz氏 上手。最終行は力尽きたのか、なにかをごまかした感ありです。
67 :
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/01/25(水) 23:55:36 ID:BGhxVW29
なんとなく全評価。 >8 「信じ尽くす」のひと言に重みがあっていい。 ただ三連の「一人」が探す相手なのか探してる自分なのかどちらにも読めてしまって座りが悪い。 >17 まさにストレートな幸せである。 眠りにつくまで、とあるが本当は自分の家庭が「至福」なのがよく伝わってくる。 >18 幸せを求めて得られない苛立ちをうまく書いている。 しかしあまりにも惨めである。惨めすぎ同情するよりも張り倒したくなる。 >19-21 幸せについて考えた思考の流れを無駄のない文の流れで読ませる。 最終行の「ここで」がミソだがもう少しオチとして鮮やかならばなお良かった。 >22 音楽記号だけで人生観を語るアイデアが素晴らしい。 エンドレスというステディな状態はよくわかるが、ちょっと老成しすぎている感も。 >23 会話だとしたら意味わかんないのだが、全体を通して読むとなかなか面白い。 エロや日常についての思考と宇宙的規模の思考が地続きであると訴えてるようでもある。 >24 幸せのイメージ詩だが、ソーダ水を持ってくる美しさが気に入った。 確かに炭酸の発泡の中で幸せが発見できるような気がしてくるから不思議である。 >25 駄洒落から作り出すストーリーとしては申し分ない。 しかし「幸福の木」の話や「ある朝僕が」は既視感がありすぎるので少し損してる。 >26 野球が好きと言い張りつつ女房に愛の告白をしている。 その意味でタイトルは「バッテリー」にするとか「愛妻家」にした方が良かったかもしれない。 >28-32 どう考えてもこれは短編小説である。しかし詩と小説の区別が曖昧なのでどっちでもいい。 「布団」に焦点を当てただけでなく、布団そのものの細かい由来や出自まで書いた「無駄」が絶品。
68 :
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/01/25(水) 23:56:09 ID:BGhxVW29
>35 幸せを得るための金言のようなフレーズである。 しかし「やりたいね」が性で次が食とすると、その並べ方よりは最後を「会いたいね」で締めた方がいいと思う。 >36-38 このような体験は実際にあるのでとても共感できた。 ただし出来れば0.5秒が永遠に感じられる描写をどこかに入れて欲しかった。 >39-40 さだまさしの「案山子」とばんばひろふみの「SACHIKO」を混ぜたような内容である。 芦屋雁之助の「娘よ」の要素も入っているところが王道。 >41-42 前半のクロニクルは無駄がなく、ニヤリとさせられる単語も散りばめられていて上手い。 ナマステ〜ヴィシュヌと宗教に行く後半がよくわからない。ルイアームストロングも出てこなかったので少しがっかり。 >43-44 前半は摂食障害かなんかのシリアスムードかと思いきや突然の軽薄文体に転調する。 やはりこれはバチあたりであり、警察にも出頭した方がいいと思う。 >45-46 見事なショートショートである。商品名にすべてを費やした感がたまらない。 笑える。オチの「ニヒリスト街道」で筒井康隆を思い出す。 >50-51 とてつもなく切なすぎるお話である。酷いこと言ってた彼女の存在にどこかで幸せを感じる箇所があるはず、と探したがない。 フェミニズム批評であればボロクソに言われるはずの作品だ。女の子がかわいそうである。 >52 いっそのこときちんとした定型詩にまとめ上げるべきである。 あるいはもう少し長く書いてくれないと評価のしようがない。他の作品と較べにくいという意味でもある。 >53 タイトルがグラディスナイトで冒頭が高村光太郎だったり見たことあるフレーズを繋げただけのような気がする。 文章的にもおかしいところがあるし、省略もし過ぎてしまったのだろう、最後の「もういらない」理由が伝わらない。 >54 連ごとに分裂しているように読めるのは作者の狙いなのだろうが、成功しているとは言い難い。 涅槃原理の列挙ならもう少し文体を工夫した方がいい。五連がきれいなイメージ。
69 :
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/01/26(木) 00:06:46 ID:dcpttgq/
点数発表。(相対評価)
3点
>>17 至福の時間:ID:pAXSiR+n氏
2点
>>24 微発泡:ID:x7oByKQ6氏
1点
>>19-21 伸ばして:ID:JAuUOruA氏
>>23 ── Bonheur ──:ID:mQ6RO8JM氏
>>28-32 桜:ID:V0eo4ET4氏
>>45-46 表札:ID:GmjfoCMf氏
どうも皆様お疲れ様でした。
頼むから本スレで暴れるのだけはヤメてくれ…寸評できた分。
>>8 宗教とかの信じるではなさそうだね。信じるということを信じる幸福、
ということか。やや釈然としないものが残るのも確か。
>>17 最後に出てくる4畳半が、前半の描写に合致しないように思われるね。
夫婦というより同棲といった印象だね。
>>18 語り口の面白さに力量を感じます。が、「くだらない愛や優しさ」を提
示しといて、それをくだらないと断ずるのはズルッこいと思う。
>>19-21 タイトルが何を指すのか今イチ分りにくいが、おそらく幸せについ
ての想像を伸ばして、ということなんだろう。慎ましい感じが全編に出てる。
>>22 作曲になぞらえた人生のプロデュース、かな。巧く構成できてると思い
ます。少しだけかなしい幸福だね。
>>23 「ボヌール」って読むのね。何かの仕掛けがありそうな気がするんだが
ちょっと分らんかった、すまん。なので仏語のタイトルにした理由も分らん。
>>24 空がソーダ水になったんだろうな、と思う。それはアリだし、いい発見
だと思うけど、もうひと味ほしかったかも。幸せを実感する何かを。
続き。残りは(間に合えば)明日。
>>25 うーん、この作品には、まだ羞恥が残ってる感じ。その羞恥を取り払っ
て恥も外聞もなく喚き散らしたところに、面白い地平が開けそうに思えます。
>>26 数こそ少なくなったけど、今でもいるんだろうな、こんな親爺。ほんと
におしどりなのか?ていう疑問があるよね(苦笑)。
>>28-32 布団のエピソードだけでも、書きようによっては豊潤な詩にできる
と思うけどなあ。赤ん坊の部分は冗長になって、やっぱり不要だと思った。
>>35 この作品の分量も腹八分なんだ、と言いたいんだと思う。それはそれで
いいんじゃないかな、とも思う。
>>36-38 夜を直喩として読むと、なぜ、その瞬間になって夕暮れが訪れるの
か、混乱するね。丁寧に書かれています。
>>39-40 ぼくには6歳の娘がいます。その気持ちで読んだけど…少し美化し
すぎの面があるね。歌詞みたいな感じで巧くまとめています。
>>41-42 サッチモ入れるんだったら、社学的事件ではなく、音楽的事件での
時代の切り取りがよかったんじゃないかな。
>8:信じる人:ID:U2WD/NFY氏 根底にあるのは、実は「何も信じることができない」自分自身。 素直な感情と言葉であるとは思います。 >17:至福の時間:ID:pAXSiR+n氏 ジェットストリームとかのラジオのミニドラマにありそうだよね。 旅行から帰宅後もらす「やっぱり家が一番落ち着くわー」以上のものではなく残念。 >18:彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるように:ID:/8aRlcud氏 タイトルに惹かれます。Canopus氏とは逆の意見だけど、これは語り口が回りくどいと感じた。 あとこの作品に限らず、誤字があるとかなり悲しくなります。基本ですので。 >19-21:伸ばして:ID:JAuUOruA氏 「幸せなんて人それぞれ」ということこそ、身も蓋もないと思うが。。。 一般的な価値観に対する反対表明が詩になる部分だと思うけど、この話者の価値観自体が一般的。 端的にいうと、「看取られたら幸せ」って割と一般的な感情じゃない?違うのかな。 >22:STEADY:ID:70Vsv5bn氏 声にだして読んでみたけど、語り口が面白くなりすぎじゃないか。力は感じます。 うまいこと言い過ぎると、詩よりはことわざ格言に近くなると個人的に思う。
>23:── Bonheur ──:ID:mQ6RO8JM氏 タイトル、語り口、◆記号など、味付け要素がことごとく空回っている印象。 はじめは一行ずつ対話しているのかと思ったが、どうもそうでもなさそうだし、つかめません。 >24:微発泡:ID:x7oByKQ6氏(>27で修正) 詩で「世界」という単語を使うのはかなり危険です。自分でもよくやらかします。 世界という語の大きさと、作品自体に釣り合いが取れていないと苦しい。 >25:「解雇、懐古、蚕」:ID:b+pm+orz氏 他の作品でもそうだけど、「幸せとは?〜である」「〜である。それは幸せ」という単純な構成は、 ちょっと面白さに欠ける。あと「妄想」の一要素としてホームレスが出てくるのが個人的に受け付けない。 >26:おしどり夫婦:ID:RLVpoIyu氏 だらだら書くことの魅力、というのはある。だらだら書いていても全体で見るといい詩になっているものはある。 でもそれにしても、この作品はだらだら書きすぎだと思う。特に前半。 >28-32:桜:ID:V0eo4ET4氏(>48で訂正) この作品もよほどだらだらしている。「万年床にも春の気配。」なんていいフレーズを切り取れるのだから、 その勢いでもっと密度のある詩語をまとめられるはず。 続きは明日書かせていただきます。
74 :
リーフレイン :2006/01/26(木) 11:15:30 ID:756ci8c0
”にいちぇさん現象”でせうか?寸評が盛り上がってて、なにげに嬉しい。
こんだけあるならもうかかなくてもいいかって思ったけど、枯れ木も山の賑わいで参加。
さて、寸評ですが。今回の御題はたしか
>「君にとって今、一番の幸せ、とは何ですか?」そう問われたと仮定して
>質問通りでも、幸せを与えてくれる対象物の素晴らしさでも、とにかく
>自分なりの表現方法で詩に・・・・・・
こういう題をもらっておいて、どうしようもなく”不幸せ”を書いてしまった方、
点数という点では加点からはずそうかと思いますです。
とはいっても、およそ半数がここに該当しそうな勢いで、、、(いやまったく、
詩なんか書いてる人間ってなあ。。。いや、2CHなんかやってる人間が
問題なんだろうか?) 嘘書けないしねえ、、苦悩している作者さんに同情。
>>8 信じる人
探し続けるってとこがまだ不幸なんじゃあないか、と思ったのは気のせい?
もっと書き込める主題。
>>17 至福の時間
いやあ最後で落とされてしまった。あっさりはまって苦笑い。やっぱし不幸でしたなあ。
75 :
リーフレイン :2006/01/26(木) 11:16:27 ID:756ci8c0
>>18 彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるように
この怒りというか、殆ど理不尽な身勝手さが暴発してるとこが結構ぐっときました。
”ささやかな鼻歌を存分に楽しみたい”願望は実はその鼻歌を他人にも聞かせてみたいという影の
欲求に裏打ちされている様子です。
最初は、「所謂”優しさ”の欺瞞性、身勝手さ」形ばかりの優しさがなんの役にも
たたないばかりか、否定されたことで逆切れして流す涙の醜悪さ、さらには優しさ、哀しさを演じることで
他人をつぶしていく傲慢さの糾弾。 読みながら痛かったけれど、いい訴えだと思った。
次は星空へ向かって自分が奏でる鼻歌、(まだ形も定まってないポエジー)作者さんが詩を書くってなあ
こういうことなんだろうなあ。前半のどす黒い欲望と後半のどこか覚束なげなポエジーの対比がよかった。
しかし、題との絡みからいえば、、後半のささやかな鼻歌が幸福なのだろうか?いやあ、もしかして
前半のどす黒い欲望の噴出がカタルシスになってて幸福なんだろうか?とかなり考えこんで、読み手に
考えさせてしまうのはまずいんじゃないかと思いまして、加点なしです。
>>19-21 伸ばして
改行を使用して通常の詩らしい形状になってるんだけど、実は散文詩なんじゃないだろうか?
現実には大事な人が息を引き取るときにその場にいられるというのは案外 ”運”がいるかもしれない。
自分死ぬときに傍らにいたいと思ってくれる人がいるのは本当に幸せなことだと思いました。
>>22 STEADY
腹八分目とか頭に浮かんだあたしはやっぱし年寄り。。
人生の楽しみ方を解かっている人かもしれない。
だけどどっかで、「ずる」って舌を出しているような気分が伝わってきてて、それもまたちょっと痛いかな。
「エロ」にも読めて楽しかったです。
>>23 ── Bonheur ──
◆と◇で綺麗。こういう視覚的な遊び心は好き。脳みその表層をぶちまけてみたような内容で、
うまく酔っ払ったときの多幸感に近いもんを顕したかったのかなとちらっと思った。
だけどなんとなく頭で考えて書いた風情があって、酩酊感にはちょっと遠い。
76 :
リーフレイン :2006/01/26(木) 11:17:47 ID:756ci8c0
>>24 微発砲
自分を実感できるというのは実に羨ましい。
>>25 解雇、懐古、蚕
ああ、なんつか、引きこもりの歌と副題をつけたい。
きっとほんの少し前には立派な青年だったに違いない本人の挫折感やら、屈辱感やら、負け犬感やら、無能力感やらが
にじみ出てて、とても痛々しかったです。(詩句の中ですでにして謝ってくださっているけど、不幸を書いちまった口でしたなあ。。)
昔はさ首になったら田舎へ帰って、兄さんに田んぼ一枚貰って、東の家の隅に家族ごと住まわしてもらって、
それでよしだったんだよおおお。今って帰るとこがないんだよね、つくづく思った。
イメージの描写がうまい。細かい視覚的描写が饒舌にならないきりつめた語句で展開されていてひきこまれます。
”かいこ”の音の連想展開もいい。最後の一連が蛇足。だけどまあ、お題に添うためにいたしかたなく足したんだろうと思います。
(違うお題だったら 1点いれてたと思う。)
>>26 おしどり夫婦
これも、人生の智慧って感じの一品。
>野球が一番ですよ
>野球が一番好きなんです
この2行で、「本当はこれじゃあいけないかもしれないけどさ、俺の人生ってこんなもんなんですよ」ていう感情が
伝わってきて、 諦め感?ここに惹かれました。能天気な幸福感に終わらない深みを感じます。(加点候補)
77 :
リーフレイン :2006/01/26(木) 11:18:23 ID:756ci8c0
>>28-32 桜
これはもう、短編小説だっと言い切りたい、声を大にして言い切りたい。(小説としてもいい出来だと思います。)
ですが、常日頃、「作者が詩だといえば、詩なのだ」を標榜しておりますわたくし、詩作品と
認めましょう。(てか、別にあたしのお墨付きなんぞいらんとは思う。)
”万年床にも春の気配”
この詩的なフレーズを要所要所に配して、いいリズムができています。
題もこれは”布団”でもいいんじゃないかと思ったりもしたんですが、”桜”としてあるところで、詩全体がなんか
ほのぼのしたピンク色で染められていくような多幸感につつまれます。ナイスな選択です。
なにげに鬼畜な主人公にもかかわらず、ぜんたいに洒脱な幸福感が流れていて、今回のやけに
不幸な投稿作品の中で実に光ってました。 主人公がむやみやたら善人じゃあないところもいい。
5ページ目が単独の詩としてもいける部分で、とくに最終連に登場した雀の情景に技を感じます。
で、振り返って、この5ページ目だけっでいいんじゃあないか?と問い直すと、”5枚目”の布団を生かすためには
鬼畜な4枚の歴史に触れないと深みがなくなるしなあ。やっぱこの饒舌な語りも必要かなと思いなおすのでありました。
一押し。
>>35 腹八分
あ、この言葉が出てきた。もちっと展開たのんます。
>>36-38 夜の子供の歌
力作。本当の自分との一瞬の邂逅。
お題的には、まあ、やっぱし不幸なんじゃないかと思うんで加点からははずします。
この子供のストーリーが圧巻で、うまい。多分自我の投影図じゃないかと思うけど、
3、4,5連の夜を彷徨う姿が非常に詩的。劇的な語り口もこの主題にあってる。
光を生まれてはじめてみる彼のシーンを作ることで詩が引き締まり、読み手にも一種のカタルシスが起こります。
全体を彼を探す自分という冒頭と最終の連で包むことで詩を2重構造にしたて、同時に彷徨う自我(夜の自我)と
社会的自己(昼の自我)の対比を明示化している。凝ってます。ちょと気になったのはその社会的自己の記述部分で、
なんとなくわざとらしさみたいなもんが漂う。ありきたりな語句を使いすぎてるっていうのかな?この部分はあんまし考えて
書いてないような気がする。
(題が違ってたら、2点いれてると思う)
78 :
リーフレイン :2006/01/26(木) 11:19:24 ID:756ci8c0
>>39-40 幸子
なんか、詩板でこういう詩ってあんまし見ないので、物凄く新鮮だった。
オーソドックスなテーマに真正面からとりくんだ姿勢がすごく好感が持てます。
だけど、正直刺激的な言葉に慣れすぎてしまった身には、なんとなく物足りない。
そう思う自分をしばし反省しちゃった作品でした。
さだまさしの 亭主関白とか思い出したなあ。あ、そうだ亭主関白と比較して考えると、もう少しユーモアが欲しい。
>>41-42 戦争と平和 サッチモの歌う如く
第一印象読みにくいです。前半、1941年からの歴史をひもといているような錯覚にとらわれましたが、
視点はアイロニカルですね。”荒廃したモラル”とひとくくりにしてしまうあたり安易なものも感じる。
看板だけ見てるような気分?(モラルは荒廃しているようで荒廃してないと思う。)
>願わくば心に歌を 潤いは何処に・・・
ここから提言へと入るんだと思うんだけど
>此処には絶望があり歓喜がある 一条の光 それを求める人々で溢れている
>この土地で自らの存在を許された俺は 手のひらとひらを合わせてナマステ
ただあるもんに感謝しちまってまとめちまっちゃあ、そりゃああ、あなた考察の価値がなかろう。。
>>43 手に入らないけど
あっさり書いてるけどうまい。とくにイメージを駆使するとか、変わった語句を駆使するとかいうことはないのに魅力的。
客観的に語り手を見る視点がつねにあるとこがいいのかな?枯れたユーモア。
最後のまとめかたがやけっぱちで素敵。
(加点候補)
お題とっつとかぎりなく曖昧なんだけど読後感がなんとなく明るいんで。
79 :
名前はいらない :2006/01/26(木) 11:44:10 ID:mRJoCSf7
連投応援age
80 :
リーフレイン :2006/01/26(木) 12:00:24 ID:756ci8c0
>>45 表札
アイディアの勝利ですね。面白ろい。
お題つと、うーーんうーーんうーーーんうーーーん。
「君にとって今、一番の幸せ、とは何ですか?」て聞かれてこうくるかああ?
しかし読後感はいい。不幸を書いてるわけでもない。
うーーん、うーーん、、うーーん。
あ、ここまで考えてね、思ったのがこの詩はもう一段階いけるよ!!現状は描写なんだよね
シニカルな視点使ってるけど、客観詩なんよ、もっと踏み込め!!!踏み込んでなんぼの世界だよ!!
てことで、加点しません。次の作品に期待。(題ちがってたら1点は間違いなくいれてる。)
>>50 -51 ただいつもの週末に
なんか、ぶん殴られそうな詩だなと思った。
>>52 題つけそこなったな。。と思た。だめやん。 前後に空行をもう少し使うといい。
>>53 さよならは悲しい(そして美しい)言葉
一連目がいい。
美しいという形容詞をあえて使っているところが技巧的。(形骸化した美の象徴として使っている)
一連目はその効果が成功してると思うんだけど、3、4連目がまずい。
3連目からの失速が最終連の陳腐さにつながってしまう。もっと緊張感が欲しいとこです。
お題っつうはなしになると、離別すら美とみなす幸福なのだろうか?ちょっと焦点が合ってないような?
>>54 nirvana principle
涅槃だっけ?瞑想でもいいのかな。
消え入るような たゆたう幸福。一連目がいい。
>>79 ありがとおーーー
>8:信じる人:ID:U2WD/NFY氏 糞で価値もなく梁山泊スレの低レベルさを物語っている作品だがスピードスター賞で1点 >17 至福の時間:ID:pAXSiR+n氏 どっかのアホが3点入れやがったかw議論スレの方に寸評。これが優勝したら俺キレるぞマジ >18:彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるように:ID:/8aRlcud氏 読む気無し、採点者が5人もいれば誰かが必ず点入れるだろ >19-21:伸ばして:ID:JAuUOruA氏 じゃぁ今から家族と車乗って高速で事故って死んでもOKな訳だ。まぁ特別に幸せ度で1点 >22:STEADY:ID:70Vsv5bn氏 お前は必要がない存在 構わん市ね >23:── Bonheur ──:ID:mQ6RO8JM氏 実にポエム板らしい作品だ もっと自分を誇りなさい >24:微発泡:ID:x7oByKQ6氏(>27で修正) こんなのに点がいっぱい集まるのか、梁山泊の低レベルの程が浮き彫りになったな >25:「解雇、懐古、蚕」:ID:b+pm+orz氏 心って何?あの頃ってなに?夢ってどれ?幸せがテーマなのに投稿すんなよデブ >26:おしどり夫婦:ID:RLVpoIyu氏 野球愛好者なら勿論CARPだろ!?Gは12球団断トツの金使てんだから優勝して当たり前 裏金で選手取って毎年金で補強して5位のゴキブリ球団を支持する理由が何所にある長嶋の契約金の額とか知ってんのか離婚!!離婚!! >28-32:桜:ID:V0eo4ET4氏(>48で訂正) 長い、これが優勝するならば他の作品に対して不公平、腕の無い採点者ほど点をやりたがるw >33 なんで大阪なんだよ?普通キャラの可愛さから言ってともちゃんだろ >35:腹八分:ID:f0j+ZW3y氏 幸せポイントをやっていいやら知らんが何を今更って感じぃ?みたいな? あげません >36-38:夜の子供の歌:ID:ihCH12mf氏 幸せがテーマでコレか、知るかよタコ 踏み切りって小田急線の?興味無し。散れ >39-40:幸子:ID:UlZ/3k/P氏 2連の最後はミス?そよ風のにおいって……。どっか見た事あるような。仕方ないから幸せ度で1点 >41-42:戦争と平和 サッチモの歌う如く:ID:tFPV+SKz氏 作品投稿者名がセンスのないHNらしいから放置 点やんない
>43-44:手に入らないけど:ID:pR3sM4KE氏 またまた作風オババが点をやってるし、作者も味を占めやがったな(´Д`)放置 >45-46:『表札』:ID:GmjfoCMf氏(>47,49で訂正) オチの賛否が分かれるだろうがウリは否に投じ。でもセンスが良いから1点 >50-51:「ただのいつもの週末に」:ID:+0mtHQIE氏 「熊が川に行って鮭を掬うみたいな毎日」えぇー理想ジャンかwww 「僕は見えもしないのに」ココ変。心、不思議で省略する根性が気に入らない。所々の表現が使い捨て、優勝候補と思っていたい1点 >52:[:ID:FgrUfsbB氏 誤爆した作品じゃねーのコレ?wwww長介ジュニアゆぅ痴呆コテがおって良かったな >53:さよならは悲しい(そして美しい)言葉:ID:7B8hK/SN氏 愛の一言で省略か、お前らはテーマ通りに作詩るの嫌なのか? >54:nirvana principle:ID:Mm9J8EGz氏 これの何がいいのか俺に説明してくれますか?物好きな採点者がいて良かったな 俺あんま点やらない人間 3点とかって1点の採点者が4人もいないと逆転できないのよ?おかしいわよねぇ! でも他の採点者が目立ちたいんだか媚売ってんだかでアホみたく点を連発してるから全部2点に変更 だから計10点ネ >8 >19-21 >39-40 >45-46 >50-51 に2点追加 えー今回も前回に再び長介の痴呆とリーフの腐れババァの常軌を逸脱した採点で作品投稿者の皆様に多大なご迷惑をおかけしました 我々は公正が保たれた健全な梁山泊スレを目指していきます これからもご協力の支援を宜しくお願い致します By下線棒
>35:腹八分:ID:f0j+ZW3y氏 腹八分というか腹一分くらい。 >36-38:夜の子供の歌:ID:ihCH12mf氏 魅力的な着想だと思うけど、表現が物足りなくて生かしきれていない。 安心してカタルシスへ向かうために明確なきっかけが欲しい。 >39-40:幸子:ID:UlZ/3k/P氏 これは読者、じゃなく作者を選ぶ作品。感動的な作者によって書かれた場合、成立するような。 ワイドショーの、苦労続きの人生を振り返った後に素人が歌うのど自慢コーナーみたいな。 とはいえ、構成力があるし変なひねりもないので、面白く読みました。 >41-42:戦争と平和 サッチモの歌う如く:ID:tFPV+SKz氏 マスメディアの社説的な視点から、ランボーの「永遠」まで視点が跳び上がるんだけど、 本当はあまり跳び上がってない。政治家が肩書きを残したまま書いた詩、というか。 >43-44:手に入らないけど:ID:pR3sM4KE氏 冒頭に敷いたはずのレールを破壊していく構成は好きだけど、破壊するのが早すぎる。 「すげえ走る」とかで終わらせる覚悟(あるいは覚悟のなさ)は好き。
>45-46:『表札』:ID:GmjfoCMf氏(>47,49で訂正) 幸せ、不幸せと来て「いっさいは過ぎていきます」というのは予想していなかったので良かった。 が、最終的に「ニヒリスト街道」というのは分かり易過ぎてつまらない。 >50-51:「ただのいつもの週末に」:ID:+0mtHQIE氏 書こうとしている詩情が垣間見られるけど、語がそれに追いついてないようでもどかしい。 この話者の持っているものの感じ方は、自分の好みなんだけど。 「熊が川に行って鮭を掬うみたいな毎日」は理想と思う。アンダバ氏に同意。 >52:[:ID:FgrUfsbB氏 幸せについてきちんと端的にまとめあげているという意味ではこの作品が一番と思う。 それ以上でも以下でもないということも言える。 >53:さよならは悲しい(そして美しい)言葉:ID:7B8hK/SN氏 「おそらくぼくは いくつかの表情を 間違えてしまうことだろう」いい一行だと思うのにな。 それを受ける最終連が、どうにも適当すぎる。 >54:nirvana principle:ID:Mm9J8EGz氏 前回「痛み」の俺の作品を受けてくれてるんだろうか。。。違ってたら自意識過剰でした。 とにかく終わらせた、というような最終行ではないかと思う。
で、点数。 2点 >45-46:『表札』:ID:GmjfoCMf氏 >36-38:夜の子供の歌:ID:ihCH12mf氏 1点 >39-40:幸子:ID:UlZ/3k/P氏 >52:[:ID:FgrUfsbB氏 ところで、お題についてだけど、 個人的には「作品を書くきっかけとしての言葉」程度に思っています。 面白ければ最終的に真逆の意味になってても別にいいんじゃないかと。
間に合った!
>>43-44 紛い物の幸せで微笑まざるをえない世界をぶち壊したくなる気持ち
は分る。が、詩世界そのものまでぶち壊してしまって、台無しになってるね。
>>45-46 3連めまで完璧。面白いし読みやすいしワクワクする。それだけに
最終連がやけにあっさりとしていて、ヒジョーに残念無念。
>>50-51 ニヒリスト街道の住人だな…最終2連がいいね。その前の描写は、
その2連に到る導入にすぎないかも。彼女の含み笑いは何を意味するんだろう。
>>52 困ったね…美しい情景だとは思うんだけど、既視感のあるシブさだけが
残る。文語体にする必然も薄いように感じます。
>>53 なんかややこしい読後感が残るなあ。1連めのかなしみと3連めのかなし
みは違うもののように見えるし、4連めの「だから」はどこにも掛ってない。
>>54 わざと破綻させて逆説的な幸せを語ろうとしていると思うんだけど…。
むしろ5連めの純度を高める方向に持ってった方がよかったかも。
集計しとく。 8点 >45-46 表札 4点 >28-32 桜 3点 >17 至福の時間 >19-21 伸ばして >22 STEADY >39-40 幸子 ということで、確認お願いします。
集計してみました。 6点 『表札』:ID:GmjfoCMf氏 4点 桜:ID:V0eo4ET4氏 3点 至福の時間:ID:pAXSiR+n氏 STEADY:ID:70Vsv5bn氏 2点 夜の子供の歌:ID:ihCH12mf氏 おしどり夫婦:ID:RLVpoIyu氏 微発泡:ID:x7oByKQ6氏 ── Bonheur ──:ID:mQ6RO8JM氏 [:ID:FgrUfsbB氏 1点 彼ら、彼女らの呼吸が少しでも苦しくなるように:ID:/8aRlcud氏 幸子:ID:UlZ/3k/P氏 伸ばして:ID:JAuUOruA氏 nirvana principle:ID:Mm9J8EGz氏 手に入らないけど:ID:pR3sM4KE氏 ほんとはここにAAほしいとこだけど。確認お願いします。
…って、あれ?カノプスさんのと全然違う…。あれれ?
92 :
名前はいらない :2006/01/27(金) 00:42:10 ID:bUk6ZXJf
>>91 そりゃ、あんたがアンダーバー氏をNGにしてるからでしょうが!!
>>90 わははは。アンダバちゃんをNGにしたまま集計してるでしょ。
長介さんの集計に、『表札』『伸ばして』『幸子』2点づつ加算すると、89と
合致するね。オーケー。
んじゃ、決定です。
チャンプ
>>45-46 『表札』
準チャンプ
>>28-32 『桜』
おめでとうです。では『表札』の作者さん、お題をどぞ。
94 :
名前はいらない :2006/01/27(金) 00:45:50 ID:xfFPKkRd
>>92 をを!なるほど!では90はなかったことにして
誰か他の人、お願いします。ご迷惑おかけしました。
95 :
あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/01/27(金) 02:11:45 ID:stnA7LBB
嬉しいなぁ。お題だせるんだ。
では、
『怒り』でお願いします。
お題については私も
>>86 の激辛正当派さんと同じような見解なんで、よい作品ができればいーんではないかと。
次回の審査員さん、そゆことでお願いしますm(__)m
って、いいのかな?
96 :
ギムレット :2006/01/27(金) 04:03:54 ID:irxsS9oT
「ただのいつもの週末に」を書きましたギムレットです。 どうも審査員の皆さん、作品の審査アンド灼熱議論お疲れ様でした。 今回の点数問題ですが、投稿者側の私としては、正直審査員の方々が納得がいくのであればどの案でもいいと思います。 私自身は優勝を争う事にはほとんど興味が無く、 自分の作品を批評してくれたり、同じテーマで他の方と競う事で自分には無い見方・表現方法を吸収できるのが楽しくて参加していますので。 ただ、もちろん優勝という目的あってこそ「燃える」訳ですから、システムの改良は大歓迎ですが。 それで、今回も色んな方に批評していただけて嬉しかったのですが、 コメントを見ていると「えっ?」と思うことも少なく無かったです。 というのは、「自分の伝えたい意図」と「審査員の方の受け取ったもの」の間にずいぶんと乖離が見られたので。 単純に私の表現力、伝えたい事を伝える実力が不足しているだけだと思うのですが、 ただ「ぶん殴られそうな作品」と書かれたのは正直ショックでした。 確かにこの作品には >あんな見飽きてやり飽きた女に何してんだろうと思って >鏡の前に立って自分を見たらなんだか自然と笑ってた >あんな平凡でわがままで おまけに間違いを探す気力も無くすような料理しか作れない女が来たって >週末がそれほど華やぐ訳ではないけど いないよりはきっとマシだろう >当たり前の体温や心臓の鼓動 平凡な言葉のやり取り >着古したシャツみたいな中で彼女を抱くのだろう とか、スーパーのおばちゃんのくだりとか、 表面的な言葉はかなり乱暴で、人によっては不快感を感じたかもしれません。 ただ、この作品は全て一人称で書いているように、 ある一人のサラリーマンが平日のストレスでかなり精神的にやさぐれていて、 それで彼女に化粧して来いだの、彼女の事を悪く言ったりだのしているだけで、 本当の奥底では彼女を愛しているのを伝えたかったのですが。
97 :
ギムレット :2006/01/27(金) 04:05:41 ID:irxsS9oT
あー間違った、雑談、感想スレに投稿しようと思ったのに〜!! すいません、すいません。
98 :
貴方は、齧る、 :2006/01/27(金) 16:19:49 ID:s77Omgi1
貴方は、私の隣で、ずっと眠っている、 貴方の右手には、リンゴが握られていて、貴方は、寝ながらにして、そのリンゴを齧る。 それは、ゆっくりと、数日をかけて、リンゴを食べ終えると、貴方は、眠ったまま、嘔吐し、 噛み砕かれて、貴方の体内で、液状になってしまったものが、大地にしみこんで、そこ からまた、リンゴの木が伸び、一つだけ、リンゴの実を実らす、私は、それを、もぎとって 、眠っている貴方の右手に、握らす、貴方は、またそれを、眠ったままシャリヤリと噛ん でいく、空腹に苛まれた私は、貴方が食べているリンゴを、右手から奪い取って、空腹を 満たす、貴方は、その時だけ、眠りから覚めて、私の睨みつけ、そして、私を食べる、 液状になった私も嘔吐され、また、貴方の隣で、座り込む、
99 :
さようなら :2006/01/28(土) 02:22:25 ID:JPM02czm
怒る気力も失せました
100げと
101 :
ばっかみたい :2006/01/28(土) 10:42:07 ID:AnIq6kXo
ただの空想で回ってた私の世界。 あなたと交わした些細な会話とか、 あなたが私へ向けた笑顔とか。 私はその一つ一つを押し花を作る様に 日記帳の一ページ一ページにそっとはさみ込んでいた。 今日やっと気付いた。 あなたとあの子の関係性。 あなたと私の関係性。 開いた日記帳に並ぶ言葉。 全てが寒かった。 ばかみたいに、私の空回り。 綺麗なピンク色のコスモスも、 いつのまにかうす茶色くなっていた。 知りたくなかった。 でも知らないままも嫌だった。 私を好きにならなくても良い。 私以外の誰も愛さないなら。 ばかみたい。 ばっかみたい。 というか、ばかだ。 何もなかったことにして、 花畑の中で静かに眠りたい。 私は精一杯の力で、 日記帳のページ全てを思いっきり破ってやった。
66 名前: ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日: 2006/01/25(水) 20:51:47 ID:UZRatiRE まずは点数でございます。従来どおりのやり方で。 3点 >22:STEADY:ID:70Vsv5bn氏 けっきょく繰り返しに閉じ込もっちゃっておどろきがなかったけど、面白く読めました。 手慣れた文章と内容は緻密に計算して重ね合わせてあるようで 手慣れた日常が幸せなんだということでしょう。賭けに出ない、ひとりで語る、孤独な幸福。 途中の「いいかい」という語りかけはちょっと安易な持ちこみ方だったのではないでしょうか。 「んはは」。最後のこの笑いがこの作品における幸せのすべてですね。ねじれてます。 ↑一人勝手に暴走して驚く事なかれなんと平均以下の作品に3点採点!! しかも最後までこの3点だけ、盲目にも程がある このコテは過去に3点付けた作品が最終的に4点だったりと恥ずかしい過去が珍しいほどにいっぱいあります (その時での優勝作はなんと16点を集め圧勝しました が、 ゼッケンの採点はなんと1点だけでしたw) まさに梁山泊の恥ですネ 無駄に優勝選定のランダム要素を一人で毎回増やしている暴走コテとして有名です
69 名前: にいちぇ ◆UQRl.WeFEk 投稿日: 2006/01/26(木) 00:06:46 ID:dcpttgq/
点数発表。(相対評価)
3点
>>17 至福の時間:ID:pAXSiR+n氏
↑ コイツも同じ 3点をやっといて最後まで点やったのはこの人だけでした(呆) 読みの力は全くありませんね(^_^;)
この二人はまともな詩や小説を読んだ事のないど素人です アホの1つ覚えで3点採点を撒き散らし場を荒す有害コテです
梁山泊スレの採点者には素人しか存在しないのでしょうか??実力か?運か?これでは優勝を目指す投稿者が可哀相でならない
【下手の横好き】 ☆☆コイツらには気をつけろ 盲目採点者一覧表☆☆ 【ど素人】
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6(梁山泊の膿 痴呆症の背の低いお兄さん)
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk (名前からしてセンスのない女の子にモテない男の子)
ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY(このコテが3点を付けた作品はその後ほとんど加点無しw確定素人ww)
この3人の屈折した採点判定の傾向を調べ、3点票を集める事により優勝の率が爆発的に上昇します この3人には要注意です
なんだ。優勝したのは『表札』だったのか、、まぁセンス良かったもんな まぁいっか
>>96-97 2度もくだらん事書いて梁山泊を荒らすなよ 何様だお前はシネ
作品一覧表 テーマ「怒り」
◎本命 ○対抗 △穴 ☆大穴 ×ウンコ
>98 テーマを完全無視しての一番手での参戦 無謀。望み薄
>99 優勝率0
>101 所々省略された主張を採点者がどう判断するかに注目が集まる △
<丶`∀´>ヘィ作品募集中ですよ カモンカモンカモン!!
>>104 アンダーバーさんって面白いですね。
明らかに荒らしてるのはあなたなんですけど。
あと、「何様だお前は」 もあなたの方にふさわしい言葉かと。
まぁ、上記のカキコは完全に私のミスなので、その点については謝ります。
あと、今回の私の作品に点を入れたのあなただけですが、
>>102-103 のカキコは自分の首を絞めていませんか?
点を何人入れたかで詩の価値、評価人の読解力を論じるのはあまりに低レベルですよ。
あといちいち遡って探す気は無いですけど、
なんかあなたの言ってる事って前に言った事と矛盾してる事多くないですか?
このスレは作品投稿の場なので、あまりこういうカキコはしたくないですが、
「シネ」まで言われては我慢できないので書かせていただきました。
もう何言われてもこのスレには反撃レスは書きません。
どうも失礼しました。
106 :
ギムレット :2006/01/29(日) 20:25:44 ID:A+6DAa0Q
>>105-106 ウリは3点なんてやらねーyo4度もくだらん事書いて梁山泊を荒らすな 何様だお前はシネ
お聞きします 今回のテーマ「怒り」の投稿締切日と審査期限日を 教えてください!!!!!!!!!!!!!!!
Canopusさん流「お題の出た日は含めない」で計算したら 投稿締切り:2006/02/04(土)いっぱい 審査締切り:2006/02/07(火)いっぱい
110 :
中学3年生 :2006/01/29(日) 23:41:44 ID:9ZNT3HbI
悔しい。 皆に落ちて当たり前だと言われる。 受かった人なんて周りで見たこと無いと言われる。 でも受かってる人は必ずどこかにいるのに。 遊んでるのに、頭良くていいなと言われる。 遊んでなんてないよ。 ずっと前から私の土日は勉強に費やされていた。 もしも大好きなおばあちゃんが倒れたとしても、 私は看病には行けない。 良い高校に入って良い大学に入って、 良い会社に就職して、将来有望な旦那様を見つけて、 寿退社をして、近所の料理教室に通ったりして。 そんな夢しか持っていない私は、駄目な人間なんだろうか。 前、どこかのCMで 何のために勉強するんですか、と子供が訊いていた。 答えはまだ教えてもらっていない。 結局誰も知らないんじゃないの。 みじめな姿を人に見せたくない。 笑ってごまかすのは、できるけど、得意じゃない。 悪いのは誰だ。 親じゃない。 塾の先生でもない。 学校の先生でもない。 政治家とかでもないでしょ。 誰、 誰だろう。
怒りの行き着く先は悲しみの淵 あの空に羽ばたき舞い上がれば 天国に近づけるとでも思ったのか 鳥になって飛んでいきたいと呟く人 感情を維持させる源はあの日の光景 色を無くし立ち竦む近寄りがたい姿 悲鳴かと紛う切り裂くような泣き声 悲しみは癒えることなく塗り潰される その悲しみと苦痛を思えばこそ 悪魔のように残酷に生きられる 足掻けば足掻くほど泥沼に沈み 這い上がれないほどの闇の中で 其の時はまもなくと切りをつけ 僕のように地に頭を垂れて祈る ぞろりと上げた視線が絡み合う時 心を推し量ることができるなら ほんの幾許かの幸があることを 立ち上がれる希望たらんと
ディジタルスクリーンの 向こうにいる あなたの微笑み Ah 恋に落ちた あれは16の夏 背伸びをして 少し大人になりたい 年頃ね 0と1のあなたは とても知的で 私の話全部 聞いてくれた スピーカから聞こえる 周波数 胸の鼓動 シンクロしていくの LOVE YOU 近未来らぶすとーり ハートの回路 ショートしそうよ LOVE YOU 近未来らぶすとーり 私の思い 全部スキャンして欲しい 近似でいいから 解って私を ある時突然に 音信不通 呼びかけに応じず Ah フラれたのよ 苦い思いのコーヒ 胸が焼ける 感覚もなく涙が 流れたの 私意外と普通の 女の子なの リアルじゃないヒトに 恋をしただけ いいのよ好きに使って 私があげた プライベートな インフォメーションも LOVE YOU 近未来らぶすとーり 最後にひとつ 計算してよ LOVE YOU 近未来らぶすとーり 私の怒り どこにぶつけたらいいの 最適解を 教えてください
やかん かんかん かんかん へっこみ 皿 さら がしゃーん ああ、もったいないよ ぐさっと突き刺す目打ちうち博打鳥打帽競馬見物 なんかいも岩魚泳いで龍ヶ淵包丁 ああ、ああ、そうや、あんさんいうとおりやで、うちがあほやったんや もうわかったからそう嬉しそうにいいなはんなや あんさんがいいたいのは、「おれさま一番」ってことやんか、アイがないでえほんまやで 瓦いちまいわれて かわらけ祭り 壬生のお猿が狂言まわして 面がなし ”あっさり黙れっていわんかいこのだあほ” 善人ぶって、ぶたのつら つらつらつらつらつららたれて ぼっきした先っちょとげとげとげ あんさん、だいとくれなはれ ずいぶんごぶさたぎりまんこ ええまあきもちはわかりますえ がまんしましょお がんまんこ がまん汁たれたれたれたれ たれたれたれた きょうのおかずは がんこ鍋がまんじる味ちからうどん入り おなかいっぱい ”きゃあああ、ほとけさんが歩いてはるでえ この世の終わりがきはったんかいな しらんかったえ ほなさいなら”
114 :
拙者は吉岡八呂平 〔1〕 :2006/01/30(月) 19:07:39 ID:BM/jVByc
テーラーの店主の手際良い採寸から二週間程で仕上がって約束通りに届いた 背広が入った箱を神妙な面持ちで開く 背広を早速着込み出来栄えを姿鏡で切り取る 猫背の怒り肩もぷっつり息を潜めて 背格好はそれなりに良いなと肩を右左させポーズを取るのは八呂平 「ポケットチーフかネクタイくらいサービスで付けんか、気が利かないテーラーだな!」 ブツブツ小言を言っている割りには八呂平の七三分けは櫛目がきりっと整っていた 新しい衣服の新調はかれこれ久しく記憶に無く 風呂に入り丁寧に体を洗い下着も新品を下ろし 家族の留守中まってましたと言わんばかりに 衣裳合わせをしている八呂平 「胸元がさみしいが……」 ポケットチーフ代わりに靴下を詰めてみたところで 千鳥格子柄の生地に合いそうな色合いが見つからず 白では華がなく赤や紫色の配色が好ましく思ったのか 洋服タンスの引き出しを下から三枚開けて引っ掻き回しても 派手な色味の靴下は見覚えも無く 家族は誰も色華やかな靴下は持ち合わせていないときた 一枚だけ薄紫の小さな布切れを見つけたが いつ買ったのか女房のパンティーで ポケットに試しとはいえ押し込める気持ちになれなかった八呂平 仕方無しに台所へと布地のブランドタグを左袖に付けたまま ポケットチーフに相応しい色合いを物色し始める 手始めにふりかけ袋を横半分に折り曲げポケットに差し込む 緑色もいいが赤い色も捨てがたいと手に取ったのは胡椒の瓶 ポケットにすっぽり入りすぎると思いそれより長い瓶を摘みポケットにツサッと差す そして姿見まで小走りで急ぐ
115 :
拙者は吉岡八呂平 〔2〕 :2006/01/30(月) 19:19:31 ID:BM/jVByc
「ラー油の瓶の蓋くらいしっかりしめておかんか!」 瓶の赤いキャップが擦れたのだろうか ポケットの上にラー油の染みを付けてしまった八呂平 形相は神棚にぽっこり上がった小達磨 ラー油の透き通った赤味より 血の気がたぎった達磨を見やって一先ず大した染みではないと 言い逃れをしつつも 背広の内ポケット側までしみ込んでないか確認する 内ポケットのサテン地には橙色の糸で刺繍が縫い付けてあった 「Hachirohei Yoshioka」 ネーム入れはあれ程日本語で入れろと言っておいたのに あの店主めローマ字で名前入れがったなと ラー油の付いた背広を脱ぎながらティッシュの箱を蹴とばす八呂平 畳に背広を広げて四つんばいになり 一心に靴下を掴み ラー油の染みを叩き拭き取っていた 靴下が散らばっている中 たかが結婚式のおよばれの為に仕立てた背広でやっているのだかと 座敷に散らかった靴下を摘み パートから帰った良子は引き出し二段目に隠しておいたへそくりを入れた袋が 無いことに気が付く 「おかえり、早かったな」 「あんた!袋返しなさいよ!」
116 :
拙者は吉岡八呂平 〔3〕 :2006/01/30(月) 19:21:26 ID:BM/jVByc
血相を変えて仕立てたばかりの背広に付いたラー油を拭き取る八呂平に 背広そっちのけで馬乗りに飛び掛かってくる良子 揚げ物の匂いが漂っている 振動が畳から柱へ伝って揺れる神棚 ちょこんと乗ってとぼけたままの達磨が見ているだけの夫婦喧嘩 榊の葉ツヤに赤が反射して八呂平の頬も赤く染まる 「ラー油の瓶パチンとなるまで何故閉めない?本当にオマエはだらしが無いな!」 「あんた!背広買えたのだって私のやり繰りが上手いからでしょう、タンスの中に茶封筒あったでしょう、どこにやったのよ返して!」 女房の殺気に満ちた目の光り具合と揚げ物が煮え立つ匂いに圧倒された 八呂平は反射的に背広を掴み新調したズボンとワイシャツのまま サンダル履きでネオンがぼんやり集落する街の方へ向かって一目散に逃走した 八呂平の身の上に何が起ころうが能天気な星空 ラー油色の火星を見つけて睨み付けること小一時間 そしてやっと染み抜きにポケット裏に当てた茶封筒がへそくりだと感付いた八呂平 飼い犬とキャンキャラ走り回る女房は見えないが気配だけを 川なりに流れる風が運んでくる橋の横で丸裸の猫柳にもたれている八呂平 背広に付いた染みを女房に取ってもらう前に一杯引っ掛けてくるかなどと思いつつ 女房の好きな胡麻団子を買い帰ろうか テーラーに名前入れの苦情を申し出てはくれないだろうか 茶封筒の口から見える分厚く膨れた千円札の縁を見て 八呂平は思うのだった
117 :
名前はいらない :2006/01/30(月) 20:40:46 ID:FclBr+WX
224 :吟遊暇人:2006/01/29(日) 22:10:44
勢いとシャレでポエムもどきを書き始めて5日目です。
それまで詩なんか書いたこともなかったけど、意外とおもしろくて
はまってしまった。
>>221 の言うように、シャレで、ポエム板に「評価お願いします」って
載せたら思い切りスルーされたよ(笑)。
225 :吟遊暇人:2006/01/29(日) 22:19:30
ニコチン
わしの二個チン しゃぶりたいか?
ええで 手続き かんたんじゃ
そこのかどの コンビニで
「12番の」って いうだけじゃ
たなにならんだ たばこたち
ほとんどソープの 顔写真
よければわしを しめいして
なじみになって くれんかの?
お前らから追い出されたアフォがタバコ板で大暴れしている。早く引き取りに来い。
118 :
受胎 :2006/01/31(火) 01:57:57 ID:fH8LCXR+
ぽかぽか怒るあなたおばーかさん 「知らないからあっちへいって!」 めそめそ怒るあなたおまーぬけさん 「分かったからどこかへいって!」 ねぇねぇ大きらいなの とてもわかる? あなたこの世の一番でおばーかさん ねぇねぇひとっつも受け付けないの どうしてもわからない? あなたまっすぐにわたしの殻ぶちり じゃぶじゃぶ泳いでうそつくの 待っていてはうらぎられるの 100万とかオオミエ そんなの信じないってわたしきめたの ねぇでもいつか もしかして とってもつまらない事があんまりふつうに起きてしまうの? ねぇでもいつか もしかして あんまりふつうにあと戻りできないでつき抜かれてしまうの? わたし結局そうなのかしら わたし結局どうしようもないのかしら 『待ってあげるもの いつでも』 『だって わたし唯一神』 望むものなんかなんにもないわ おばーかさんなんて いつも絶命してた死骸でいいの 望むものなんかなんにもないわ とどかないで 目の前で 簡単に死んだのを眺めたいだけなの
ツー ツー ピピ(他愛ないおしゃべり) ツツー ピィ(長い説教) ピピー カツー タタン(言外の侮蔑) プップー クゥククー(明らかな嘲笑) 溜まってく 神経質のエネルギー 貯まってく ストレスド・ストレスマネー (数式は明示されておりませんが 皮膚表面に浮き出る青筋が時間を経て 発散式のエネルギーに変換されるそうですよ) 蓄電しろお どうせなら強く弾けちまえ 逐電しろお こいつは周辺住民への警告だあ ――――・ (プチン…ツー…ツー…あはははは 響けや響け!) あの<暗くて目立たないメガネの子>が暴れだす ばあん、と痛々しく膜が破れて 堰を切ったような奔流で 「さあ五感で学べ 凄惨なる怒号! アドリブが多いのが難点だがこいつは本日限りのレイジ・ショーだ!」 「とりあえず授業は中断だね!」 「ああ!空回りとはこういうことさ!」
\ ___ , ---、 \ / ``ヾ '"⌒ヽ、 / / \ Y′ ヽ / `ー--' '⌒ヽ、 ⊥ ∠---、 `¬┐ ,.... _ ,... 丁二二 } レ' / (○ ヽ (○┤´ ̄ j 八 〃 '⌒` 从_人⌒`| / / ∨ / `ヽノ ̄ ̄ | ⌒/ 、 , ) |ヽ 、_| ` ´ / | \ ヽ`ー一=ニニ=┬' / \ ゙i ,r‐‐-‐、.|│ / ヽ |r-----イ / ∧ ` ー─ ' / / ヽ / / `
叫べ怒れBOY 〜詩板・梁山泊スレ〜 [intro] なぁ知ってるか梁山泊スレってイケてるスレッドらしいぜ あー、ポエ板最高スレだったセン5が落ち目だからな。 一度でいいから優勝してーよなぁ なぁお前投稿してみろって あー、 いーよ採点者は基本も知らない素人ばかりだし どうせだからコレ登録しといてやるよ 明らかにポエムじゃねぇけどな あー、これリリックって事で登録しといてくれよ そんなの今まで書いた事もないクセに... [first verse1] 題名"怒 り"で投稿か "怒れてる"なら得意分野だが 囲むは空想物語 好きになんでも書いてりゃいい 知らない相手の作品を 採点してるのはただの凡人 素人供が嬉しそうに 独断と主観によって採点する 没個性的な奴ばかりで どうしてこぅ魅力が無いのだろう? 相手のことで忙しくて 自分の姿にまで気が回らないのさハー!! 怒りならいつも持っているぜ ある特定のスレに来たときはな まともな採点者が少ねんだ 結局自己満足で終わるスレ (やべぇ流石にこれじゃぁ投稿者がばれるな) (今更隠す事も無いだろ才能坊や)
[chorus] もっと俺に点をくれよ (仕方ネェじゃぁ1点やるよ!) もっともっと俺にくれよ(特別に倍にして2点やるよ!) もっとないのか俺にくれ (もう3点しか残ってないよ!) じゃぁ3点くれ(無茶だ) なら奪わせろそれが実力主義だろう [first verse2] 少し考えてみてくれよ 対等な作品は存在するのか 周りは想像世界地図 詩でも歌詞でもなんでもない 2流台本の作品に 毎回点をやってるのは誰よ 一人で3点付けるなら 他に何も言わない 俺にくれ 登場人物は俺だけ 相手の事とか書きたくない 妄想するのは嫌なんだ 過去の出来事や思い出も 俺の詩作はみんなこうなんだ 俺は今の現実しか愛さない で俺が何を怒ってるかって? わかるだろいいから黙ってよこせよ (ココにクレイジーな採点者はいるのか?頼むぞ) (そんな奴がココに大勢居ても困るがな)
[chorus] もっと俺に点をくれよ (仕方ネェじゃぁ1点やるよ!) もっともっと俺にくれよ(特別に倍にして2点やるよ!) もっとないのか俺にくれ (もう3点しか残ってないよ!) じゃぁ3点くれ(無茶だ) なら奪わせろそれが実力主義だろう [outro] 毎回素人しかいねーくせに偉そうに 実社会でお前らは何を創り上げたんだ 詩人気取りで詩作してますって? 詩なんて誰にでもすぐ書けんだよ お前が初めて詩を書き上げた時は 適当に言葉を並べてただけだろう? 本当にお前は点を持つ資格があるのか お前なら殴り殺してもいい F×ck yooou! (そもそもこれはいったいなんなんだよ) (知るかよそんなの俺にもわからねーよ)
雨の日のラッシュアワー 混雑した快速電車の乗降口付近 制服を着た一人の女子高生が 観念したのか その目を閉じる 傘の先でパンティをいじくりまわすのに飽きた俺は 鋭い警戒の目を光らせる まだ数分は駅に着かないはずだ じりじりと 近づいていくと 普段より湿度の高い車輛の空気と 若い女の生理の匂いが混ざり合い 俺は卒倒せんばかりに陶然とした 気付かれぬよう重心を変え 右手を巻きこむ 女子高生の幼い乳房を俺は貪るように揉みしだいた 恐怖心を煽るためにも ここは少し乱暴に振舞う方がいいだろう 更に俺は力を入れた すると突然 誰かの笑い声が聞こえてきた 慌てて辺りを見回すと つり革にもたれ 窓外の風景に見入っている 痩せぎすの中年女の連れだろうか その傍らの小学生くらいの一人の子供が笑っている しかも俺を見て笑っているのだ 笑っている 笑っている どうやら俺は笑われているのだ 笑っている 笑われている ふいに右手の力が抜けて 俺は呆然と子供を見つめかえした
見ていると 子供の口が耳元まで切り裂かれ 眼球がくりぬかれたように飛び出してきた まるでバリの木彫品のお面のようだ 声の調子もひときわ高くなり とても人のものとは思えない 不愉快な周波数へと変化した 他の乗客は気付かないのか 知らないふりなのか 小気味よい快速電車の振動に マネキンのように身をまかせている そこでようやく俺は気がつく これこそが 俺の本当に求めていたものだと 俺は観念して 目を閉じる まぶたの裏にも さっきの子供の醜悪な 表情の残像が貼りついている おそらく俺の下半身は 周りに見せつけるかのように あからさまに勃起しているだろう というわけで 俺はいま起きたばかりの茶番を もう一度 逐一吟味してみようと思う その間にも 快速電車は雨の中を進んでいくが 時間なんていくらでもある この電車 まだ当分は駅に着かないはずなのだから・・・
126 :
たまごがけごはん (僕を立たせる小さな怒り)1 :2006/01/31(火) 20:52:35 ID:Evl7oDIq
この町の電話帳には、名前、住所 電話番号の他に料理の名前が一品添えられる。 山田太郎 033−○○○−1234 ○○市○○区○○町○○丁目○○番地 オムライス こんな感じだ。 何故、このようになっているのかというと、この町には週に一度、 他人の家で夕食をとる習慣があるからだ。電話帳に記された料理は、 その家でもっとも得意とする料理で、つまり、どの家も看板のない 貸切の料理店のようなものであり、週に一度はどの家もこの町のどこかの家族を招待し、 又されるのだ。なので週に一度、家族で食べたい料理が決まると、伺う3日前に電話を入れて 人数等の予約をいれるというようになっている。 料金は無料だ。 電話帳を開けると、天婦羅、カレー、ハンバーグ、スパゲッティ、カツ丼、 ホワイトシチュー、お好み焼き、鍋、ビーフステーキ、鯛めし、ポトフ、 パエジャ、ピザ、鰹のたたき、等々、様々な料理の名前がズラリと並んでいて、 この町の約5000世帯の数だけの分、しかも同じ料理はひとつとしてなく、 敷いて例えるなら、この町は世界で一番メニューの多い巨大なレストランだ。 しかし、料理にもその時代の流行のようなものがあり、予約が殺到する家もあれば、 しない家もある。 僕の家の得意料理は「たまごがけごはん」だ。 僕の家ではこの「たまごがけごはん」をこの町にこの習慣が出来た 200年も前から守り続けている。おじいちゃんの代のころには、毎日のように、 「たまごがけごはん」を求めて、どこかの家族が入れ替わりに訪れたそうだけど、 今では洋食なんかに押されて、半年に一度、招待することが出来れば珍しいくらいだ。
127 :
たまごがけごはん (僕を立たせる小さな怒り)2 :2006/01/31(火) 20:53:39 ID:Evl7oDIq
そのせいで、滅多に他の家族を招待することのない我が家族は、 逆に他所の家にお伺いする週に一度のこの日には、 どこか申しわけないような、後ろめたいような気持ちになる。 といって、僕たち家族を招待するどの家の家族も、これが昔から続く慣わしなので、 一応に嫌な顔を見せずにその家の得意とする手料理を振舞ってくれている。 けれど僕たち家族が、電話帳を見て予約する家のメニューも、ステーキなどでなく、 質素なものが多くなってきている。 そして僕たちの家族がこの日を明るい気持ちで迎えられなくなっているのも事実だ。 この三週間、豆腐料理が続いている。冷奴、高野豆腐、湯豆腐。 そして今日は食べたい料理を選ぶ日だ。家族全員で電話帳を目を皿のようにして 見ている。それもいつもより真剣な眼差しで。なぜなら今日は僕の誕生日だからだ。 なんとも嫌な日に誕生日がきてしまったものだ。お父さんもお母さんも小言の ひとつも言わないで笑ってはいるけど、その顔を見ると僕は辛くなる。 「もしもし、○○さんのお宅ですか?」お母さんは電話をかけ、話し始めた。 「お宅のエビフライを食べにお伺いしたいのですが? あ、わたしは「たまごがけごはん」の佐藤です。はい、はい、ではよろしくお願いします。」 お母さんは静かに電話を切ると、僕の方を向いてニッコリと笑った。 エビフライは僕の大好物だ。 (終)
妊婦が倒れている 誰かが彼女を見つけたとしても手を差し伸べることは出来ない もう息をしていないのだから ざざーっ ざざーっ ざざーっ 私にはまだ目玉がない 青空も緑の山も知らない ただ海だけは知っている 目玉が出来る予定の二つの窪みへと 白い白い波がよせていた 耳はどうやらあるらしく波の音が響いていた だんだん大きくなるその波は だんだん大きくなるその音は いつしか私を包み込み 今こうして海の中
途中経過だす お題『怒り』 >98 :貴方は、齧る、:ID:s77Omgi1氏 >99 :さようなら : ID:JPM02czm氏 >101 :ばっかみたい : ID:AnIq6kXo氏 >110 :中学3年生 : ID:9ZNT3HbI氏 >111 :プラトニックラブ: ID:LIU5vXN6氏 >112 :近未来LOVE STORY: ID:t5hygetg氏 >113 :「嫁が卒塔婆の上に座った朝××曲がって」: ID:FoE6yhTQ氏 >114-116 :拙者は吉岡八呂平 : ID:BM/jVByc氏 >118 :受胎 : ID:fH8LCXR+氏 >119 :屈折電波の密集: ID:E1n+fEJR氏 >121-123 :叫べ怒れBOY 〜詩板・梁山泊スレ〜: ID:nBZjiS3+氏 >124-125 :俺は笑われている : ID:eYFHERoZ氏 >126-127 :たまごがけごはん (僕を立たせる小さな怒り): ID:Evl7oDIq氏 投稿締切り:2006/02/04(土)いっぱい 審査締切り:2006/02/07(火)いっぱい 雨タソじゃないからAAナシじゃぃ
何が起こっていたか今となればよくわかる ただこの事をなんと表現しよう このあるかないかわからぬ心の震えをなんと言おう 私はまだ生まれていない 故に生きてはいない 故に死ぬことはできない 生を受けてはいない身 なら感情も生はないか なら感情は死ぬべき道すら辿れぬか そもそもこの怒り 誰に向けよう 声として出せぬ怒りだから 命を持たぬ怒りだから 誰にも届かぬ怒りだから 波よ どうか連れさぬな ざざーっ ざざーっ ざざーっ 妊婦の上を風が吹く その風は神の手か 仏の手か いずれにせよ だた撫でていくだけである
ウォールビズなんて どこへやら がんがん暖房効いた ビルのある一室… 妙なテンション,約二名 理解出来ないあれやそれ …いや,理解出来るが ながながと 重箱の隅をつつくように いちいち言わねば 気が済まぬ あくがありすぎこの部長 私は両手の指を 無意識にほぐした 立場があるのはわかるのよ 上司には 『私はこんなに叱っています』 と見てもらいたい 部下には 『おまえの今後のために指導してるんだ』 と先輩面したい
それを否応もなく 席が傍だからという理由だけで 聞かされている私と言えば うっとおしい事この上ない 他部署の部長なんだけど 理不尽ばかり押しつけて いつも事務は泣いてるし 何故か怒鳴るばかり しかも論点はずれたまま 傍で聞いている私は 心の中で突っ込みながら いらいらを募らせる 『だからそこはあんたの監督ミス』 『いや,それは褒めちゃダメだって』 私は首の筋肉を 和らげようと 軽くストレッチした
一方怒られてるこの男理解なんてしちゃいない 本人はあくびをかみ殺しうつむいて 逆襲,すべく虎視眈々 だけどさあ… 本当はあんたのミスでしょ! 事務の女のせいだよと 裏で口汚く罵ってるの たまたま聞いたけど… …ああ…なんか 罵り出したね,この男 ぶっちゃけさ 私にはいい迷惑なわけ 諭すにしろ 反撃するにしろ 他でやれっつうの… 私はゆっくりと 立ち上がった… ………はぁ二人とも邪魔! すんごい腹立ってきた!いつまでもグチグチと… …気がつけば辺りは騒然! 床には顎とあばらを 押さえながら蹲り 呆然と私を見上げる二人… …はぁ,まぁたやっちゃった… 次の仕事,探さなきゃ!机の周りを整理しながら私は身支度を始めた…
息張り吐息 働いても働いても日の目の見えぬ厳冬 寝惚けた日輪 理由なき怒号 理由なき批判 耐えて耐えて何ぼの兎 余は終末か 御金支払う雇用者 労働力提供する我 チカラ拮抗せず 降り積もる氷雪のように この腹に収められてきた雷雨とつむじ風 いつ発するか 欲しいモノも手に入らず何を必要しているのかも解らずに 我が矛は獲物を探し求め その特権を大いに振りかざそうとする が虚しく空を斬るばかりに手は怯えている 二極化される若者は凄まじき激流に道を見誤り 上流と下流に分断される 河をゆく船は競争を推奨し高み見物 溺れる者同士が1本の流木に殺到し 地獄さながら 責任と義務を果たさない船上の王は 人々の手本に成りえず増税マニアと成り下がり 両腕をモギ取られた象徴は 身内に轡を銜えさせられ もはやリーダー不在 健常者至上主義者は 厚顔無恥に右に倣えの開き直り 障害者を閉め出し平気の平左 恐怖の館を林立させた拝金主義者達は 住民を放ったまま 右に倣えの責任の擦り付け合い 聖人君子ぶるジェンダーフリーマルキストは それを横目に破顔し 家畜人ヤプーの世界を招来する呪術師 グローバルスタンダードは汚れた婚約指輪 行着く場所は血で汚された教会 嵐大雨の大洪水 河の堤防は決壊寸前 無為無策な野党 明日は我が身と臍噬みしも 遅すぎた春 世直し石川五右衛門は 仕掛け人藤枝梅安は 何処からともなく聞こえてくる英雄待望の声 国民の財産と生命を守るハズノ国 なけなしの税金納める我 チカラ拮抗せず
如是我聞 社会批判ヲシテモ貴方ハ救ワレナイハ ダツテ結局貴方ハ只ノ脳内ランナーダモノン おぉ〜溜息ばかりの人生よ 恐れを抱く必要のなかった人生よ 世界よ 新しい不幸を生み出すこの精神よ もうお腹一杯だろ 耐えに耐え続け 吐出されることのないカタルシス 積もる怨徹骨髄 空高く叫ぶことなく 繰り返し彷徨い飛んできた鳴かない鳥 批判の風雨に晒されてきた両翼 僅かな小枝に避難する為のか細い両脚 ボロボロ 血だらけの糞まみれ 大きな風の流れに乗るのを拒み 自らの両翼を頼りにしてきた 河の流れに身を任せるのを拒み 泳ぐことを学ぼうとしてきた 黒の森を幾万年も彷徨いし辿り着いたのは 空気のない土地 血は鬱血し呼吸はか細く 動くこともできない 無情の荒野で独り 蓄積され続ける暗黒面 いつ発するか 無明長夜 無味乾燥な月日を無為無策に過ごしたのは俺だけか 貴様らはどうなんだ 無常迅速に時と人は流れ続け 気付いた時には右往左往の雲散霧消か 貴様らはどうなんだ 暗中模索で暗中飛躍の企みは今や崩壊寸前 俺も貴様等も同類か どうなんだ 無欲恬淡というわけではなく無芸大食というわけでもなく無為徒食でもない しかしだ 無理無体に無理往生な浮き世 項垂れ続けるのが 詩人の日常務めたりえるのか 見て見ぬフリを誰かに習い怒りを発せず従順と姑息な笑顔で円満を維持し続けることを慣わしとし 出る杭になるのを恐れ日々燃えるモノも手に掴めず見下すことで充足される卑怯な人間なのか 其を無理難題とは考えない 無病息災に生き続けるのが健康マニアの務めなら 我々の務めは言わずもがな 無知の知を気取れば夜郎自大に気づき 縷縷綿綿とすれば累卵之危に気づき 和光同塵たろうとする 無知蒙昧に無我夢中に成ることを知らなん俺は全てに絶望し 無念無想を夢見る老いた鳥 誰の所為だ 貴様らの所為か どうなんだ 街の中 愛の言葉を交わす恋人たちよ 俺に出会ったら百年目 覚悟しとけ 絶え間ない笑顔を持つ隣人よ 俺に出会ったら三年目 忽ちその幸福を黒く呪ってやる おぉ〜 誰ぞ悲しむ 俺に涙と同情を そしてトキメキの愛を
如是我聞 人ヲ責メ 与エラレル事ヲ望ンデイルダケノ貴方ハ救ワレナイハ ダツテソウデショウ 愛ハ限リナク溢レ 未来ハ可能性ト希望ニ満チ コノ世界は豊穣ダワ キツトネ おぉ〜 カミよ 隣人よ 一切合切過ぎ去ったわけじゃないのだ 風と太陽が過ぎ去ったわけではないように それは繰り返される宇宙の摂理 人の生活も繰り返されるそれはそれはチッポケな摂理 無我無上 呵々大笑 溢れる愛と希望を求めて三千里 2000万光年彼方の光を浴びて変化なし さあ 出口は何処だ 天に唾を吐き中指を衝き立てることを潔しとしてきた もう 後ろは振り返るな 太陽に畏敬の念を抱き 中指は女の為に さあ 前を向いて進もう 藪から蛇はご愛嬌 常に人の世こそすれ もう 恐れるな 艱難辛苦は誰が為の試練 この胸に抱きし人生への恋心 出口を経て街を見付けたら一杯ひっかけよう それはそれは歓天喜地 そしてこの胸に溢れる新しい愛と精神を女どもに分け与えよう 女に対しては四苦八苦 投げかける言葉は不撓不屈 収められた矛の代わりに得た打物はナイトサーベル 助手席に聖女を乗せ 目指す場所はグランドステージ 滅びの時まで情熱を燃焼さし 夜明けまで繰り返す燃える痴戯 おぉ〜カミよ 隣人よ もっと酸素を 俺はもっと楽に息がしたい もう呪われた風景はたくさんだ さあ〜カミよ 雲の糸を垂らし寄こせよ さすれば迷うことなく愛と太陽の伝道師となり 日常の一隅の光となり さあいざいざ俺を待っている小鳥たちのもとへ
「怒」 女の又に心が吸い寄せられてゆく それで怒? 変な漢字・・・ あ、そういえば 先日、浮気した彼を殺して埋めた花壇に 綺麗な赤い花が咲いていました。
138 :
SIDE-OUT :2006/02/01(水) 21:55:43 ID:i3poMM+T
・全にまい ・板の表きし ・完スんるぬ 以上の規定を満たさない詩は無効となる
139 :
森になる :2006/02/02(木) 17:56:33 ID:YB73I87z
羊水に浮かんで待たされている 出せや、こら その日を 丸まって 爪を噛みながら 蹴り飛ばす 出せよ、ほらあ きみに恋するために生まれる 一刻も早く 待ちきれないんだよ 巡り会うその電撃にしびれたいよ いま! 出せ出せ出せ、オラ おまえらのさんざか楽しんだゲーム カロリー計算みたいな駆け引き ファット!ファット! More fat! あぶらぎってぎとぎとの虹をかけるぜ おれの情念 世界に 腹の底にヘドロ飼う 吐き出さない おれを大きくしてくれ 奥底に根を伸ばし かたいひび割れた大地にさえ 芽を吹く 生命 恋が森になる 産声は ばかやろう、だ
140 :
金魚 :2006/02/02(木) 20:29:54 ID:S5V46k2V
金魚が見つめておるな 片方が空いておるな 病んでおるな 骸骨のように透きとおっておるな 翻るか もう片方が見つめておる 三つ目しておるな 目ん玉で睨んでおるな ぎょろる ぎょろるしておる 可愛いな 可愛いな 竹串を刺したくなるな 竹串もないか おれの血管神経突っ込んで 串刺ししてな おまえを憎んではないが 恨んでもいないが おまえの血管と俺の血管が擦れ合い ギリギリさせてはくれまいか お前から 目ん玉をくれてやるか 100円ショップで買ったグラスに入れて すまなかったな けどお前のその目ん玉より お前の脳みそ喰いてぇな
ブンブブン 甘い ブブンブク 食べたい グンググン 寒い ババンバン ババン しなさい しています しています しています しています しています しています しています しています しています たいして いたものです いたものです いたものです もっぱら しました された おります
142 :
140 :2006/02/03(金) 00:17:22 ID:VhpUMizU
訂正。最終連の俺とお前はひらがなで統一です。スマソ
ワシことちんぽははち切れんばかりに腹が立っている! まずはだ、まんこが臭すぎる 情緒もなくただ臭いだけ、これではまんこと呼ぶに値しない うんこだ、今後お前のまんこはうんこ、けってい あと、お前のまんこはなんだ 四畳半か 広いにもほどがあるわ、このガバメントマンコめ ゆとり教育の弊害か 摩擦くれよ…………摩擦をおいどんにくれ!!! ごっつぁんです!!! おかわり!!! それとまぁ、まんこにカス付きまくってよ カスカスカスカスカス たまらんわ マンカス定食いっちょあがりってか どれどれお味は……うまい! マンカス定食おかわり!!! あと、かしわぬき一つね!!!
彼は冷えた板張りの間にいた 部屋にあるのは ベッド 冷蔵庫 着替えの入った引き出し一つ 枕元には黒飴の袋 それじゃあお願いしますね と 笑みを浮かべた家の主人らは 僕と そして 彼を残した 彼はずっと 飴をしゃぶっている 用意されたのは汲み湯の洗面器 湯を換えさせる気などないのだ 2枚の手ぬぐい そのうち1枚で 湯を大事にして 体を拭う 下の方だけ 石鹸を使い オムツの上で古い湯で流す 石鹸箱の蓋を ひしゃく代わりに 飴玉をしゃぶる 音は粘っこい かさかさになった 両手を合わせ 生きてる僕は 何故か拝まれる 冷蔵庫にはエビアンが並ぶ 水も高いもんなんですよと 美しく手入れされた庭の方を見て 家の主人らはため息をついた
大腸がんだから下痢が心配で それで何も食べさせられなくて 刺身が好きなんですよ 高いものばかり でもなま物は障りますでしょ ベッドから落ちるし 目離しできなくて 妻ももう ノイローゼです でも、我々が看るしかないでしょ? また笑いながら彼らは言った あたしね刺身が好きなんですよ でもね 食べさせてもらえないんですよ ふいに彼が僕に話しかける 口がただ 渇いてしょうがないんで こうして飴を 手放せないんです ボトルに入った水は 分からない 彼が飲みたいのは 熱く濃い番茶 手を合わせながらまた僕を拝む 食べさせてもらえないんですよ 助けてください 助けて ください
数日後 僕は電話を受けた 父がベッドからまた落ちまして 行くと部屋では 彼が血を流し 掌の皮がぱっくりと切れていた 助けてください 助けて ください 家の主人らの形相が変わる 親爺 何てことを言うんだ お義父さん私たちがここに ちゃんといるじゃないですか 刺身を食べさせてもらえないんです 彼が涙をその手で拭った じわじわ滲んでる血液がついた 彼は舌を大きくなめずると 満面喜色で僕に言った 旨いなあ これどこのマグロですか いやだ手と飴を しゃぶってもうべたべただわ ほらそこの黒飴の袋 捨ててしまいましょうよあなた そうだクロマグロだな うまい うまいなあ ありがとうありがとう しっとり濡れた手を合わせて彼は 僕を再び拝み始めた
147 :
一つの心T :2006/02/03(金) 17:57:25 ID:x6gKh2uf
千の調べと百の舞いと十の息吹きと一つの心であなたを愛しておりました 月の満ち欠け海の跳躍山の鳴動風の氾濫 地平はるかに浮かぶのはあまた揺らめく億の蝋燭 手招きしつつ遠ざかりつつ あかあか空を染めあげ燻し 哀しみの大伽藍きずいておりました 降る花はいとゆかしく深海の沫にもにて 咲く雪はげにひそやかに獣の胎動のごとく 鐘の響きは野越え山越えさえわたり 僧侶の群れしずしずと日々歩み うすごろもの薫り奧津城かすめ ゆるやかに天へと立ちのぼる 涙の堰をひもとく灯りがいまだ見つからないのです 連山の尾根真白にぬれて 渡りの鳥は宿業の翼はためかせ 地の花腐り雪しめやかに凍きつき 私はなすすべもなく古の唄くちずさむばかりです 唄は心ふるわせ 愛しい人の面影あらわれては消え 苦しくて苦しくて なにが掴めるというのか腕のばし虚空に爪立て たましいの鼓動を怨みたましいの懇願を呪い―――
148 :
一つの心U :2006/02/03(金) 18:00:30 ID:x6gKh2uf
哀しみの大伽藍にひとつの声が響きわたる 鳴咽と絶叫の咆哮 髪逆立てた戦びとが血の涙ひきずり宙駆けあがり舞いあがり その姿いきおう鬼となり 両のかいな握りしめた鈍ひかる刃 天の奈落のふとい梁に振りおろす 梁はめりめりと裂け 刹那その疵より紅蓮の炎噴きだし 泣きおめく鬼呑みこみそそり立つは一柱の火柱 悲鳴ほとばしる鬼の柱ごうごうと燃えさかり がらがらと崩れ 炎なみうち燃えひろがる ふいにつんざめく産声 逆巻きうねる火の海破り 両のかいな剣となった鬼がいくたりもゆらゆらと立ちあがり 天の奈落の壁めがけ跳ねては衝き飛んでは撃ち 哀しみはその疵よりあらたな炎噴きだし鬼たちを炙り 荒れ狂う業火に鬼たちも狂う はがね重ね軋めかせ 眉根ちりちりと焦がしながら互いに互いを斬りさいなむ 火炎と血潮と叫喚のおおいなる渦
149 :
一つの心V :2006/02/03(金) 18:02:46 ID:x6gKh2uf
そこに淡い光あらわれ 無限の灼熱に途をひらき虹の雨をふらせた だが ああ鬼たちは清浄の光めがけ呪詛の剣を振りかざすのだ ―――そして 焼かれては生まれ生まれては焼かれ焼かれては生まれる私は 一つの心で 何度も何度も血の涙を流す きよらかではない塩の涙を
150 :
訂正願い :2006/02/03(金) 21:42:37 ID:x6gKh2uf
たとえば桃源郷へたどりつくには 距離をおくことが必要だ。 かなしみも、いらだちも、恋も、憐憫も ともかく遠ざけることが必要だ。 (女がいらいらとテーブルをはじいている。 男はそれを眺めている。 女がするどくなにか言う。けれどもなにも届かない。 男の目はまるでがらす球だ。 二人の間、一杯だけのブラックコーヒーが あたたかな蒸気をたちのぼらせている。) 三歩も引いて、そうして世界を眺めれば 果たしてなべてこともない。 わずかな起伏はあろうとも、 すべては戯画の範疇だ。 なんだ、どうということもないじゃないか。 (女はこめかみを指先で抑えながら 痛々しく黙り込んだ。 コンクリートでおし固めるような沈黙だ。 けれども男は身じろぎもしない。 コーヒーの闇をじっと見つめながら ただふわふわとそこを漂っている。)
たとえば絵かきがモデルをながめるように 距離を置くことが肝要だ。 傍観者に悲しみはやってこない。 傍観者に怒りはやってこない。 渦中には、行かないともう決めたのだ。 (女が多大な努力を払って飲み込んでいた涙は やがてぽつりとコーヒーに落ちた。 そうしてへんに上ずった声でなにかを言い捨て、 女はそこから立ち去った。 がらす球の目の男ばかりがぽつりと残った。 あたたかな湯気はもうどこにも見えない。) 一人きりで手を伸ばす、 どうやらコーヒーは冷めていた。 しんしんとくるしい味がした。
153 :
怒れる彼女 :2006/02/04(土) 00:29:45 ID:wpZDYsYs
あなたの好きだから怒るのよ 彼女は口癖みたいにそう言った 髪型が古臭い とか シャツがだらしない とか 部屋が汚い とか そんな風に人に怒れるなんて 随分愛情深い人だなぁ、なんてこっそり思った 幸福な温度だった もっと筋肉をつけろ とか 正社員になれば とか 飲みにいかないで とか 彼女が怒りもしないで ぼくの元で声を震わせていたのは 彼女が僕を抱きしめていた時だけだった
154 :
怒れる彼女 :2006/02/04(土) 00:39:02 ID:wpZDYsYs
もっと筋肉をつけろ とか 正社員になれば とか 飲みにいかないで とか 彼女は言う そして僕は宇宙の謎みたいに困るけれど 僕はどうしたらいいのだろう 何であたしの気持ちを分かってくれないの とか あたしの事そんなに好きじゃないんでしょ とか 泣きながら僕を怒った ばか ばか ばか 最後まで彼女は怒って そして消えた 僕は ぽっかりと どこかを 無くす 日々を 続けた 彼女は僕に何を望んだんだろう 僕は彼女に僕の事を好きである事いがい 何も望まなかったのに
155 :
庭 :2006/02/04(土) 01:10:59 ID:Gp4r7E/t
記憶をいちど殺しましょう 「あおぞらときぎのみどり」 そしてまた、掘り起こしましょう 「あおぞらときざみのり」 死骸のうえに這った芝生を 鋭い風が撫でた 今日の昼ご飯なあに?
156 :
いかり :2006/02/04(土) 01:28:26 ID:KlvnerOa
錨をそっと投げ入れる 息を潜めて海の底に沈んでいく時 びっしり付着した藤壺が ため息という名の気泡を吐く 自らの重量で下降する 藍染の冷たい景色には目もくれず 年季を背負った赤錆は 舞い上がる砂に安堵を覚えて 其処に広がるのは光の届かない場所 膿を切り裂いて到達した束の間の鎮痛 波浪警報に備えて眠る ひたすら眠り続けることが錨の仕事 重い鉄塊の矢印は 想いを海底に突き刺したまま 命綱に伝わるウィンチの回転 転覆を免れた海上漂う船が動き出す時 藍色の水はどこか温かく 愛する者の呼ぶ声が鎖を通して響く 今度は滑車の力に身を任せ 錨は錨の役目を終えるのだ
157 :
恋の糸 :2006/02/04(土) 03:40:52 ID:szAIR3JS
愛してるって気持ちは 一度言うと糸が切れたみたいにいっぱい出て来る 何度も何度も言ってるうちに 『愛してる』以上の言葉がもっともっと欲しくなる でもね、一番欲しいのは『あなた自身』なんだよ
158 :
numeric check on Babylon :2006/02/04(土) 04:04:02 ID:O8rE59Y1
聳え立つ空中庭園は Prime の残像 鍍金は剥がれ落ちる水晶の振動 カンストのファンファーレが鳴る午後のモニター o'oh! ピリオドは砕けピリオドは砕け ピリオドは腰砕けの羊飼いの群れ 屈曲する背中と細切れたリソース 刺激臭メチルアルコールと燐酸化合物 (uhuuu tequila!) シャンパン色のピンク映画が芝居する幕間 テーブルの向こうはポーカーフェイスが支配する落雷 回転する扉に吸い込まれる真空の digit は ダイソン球の気化する青白い炎の熱狂に曝されながら o'oh! サイクロトロン加速度で精製されるブドウ糖を輝かせる CELL 「1, 2, 3,」 こだまするカウント伯爵の声 「1, 2, 3,」 「1, 2, 3,」 色気だす決算報告の束 「1, 2, 3,」 カンマで区切られた発熱するデュアルコアと 冷却ファンに裏切られた振動がハミングして > 君の足元に一匹の亀がいる。 > 亀は仰向けに転がり今にも干乾びて死にそうだ。 Crash that! Crash that! Crash that! Crash.xxx ピリオドは砕け光速のバッファアンダーランの果て ピリオドは砕けバッファオーバーフロウへと続く stairway 2 hell ピリオドは砕け裂かれビットに満たぬ粒子へと分解され 「3, 2, 1,」 こだまするカウント伯爵の声 「3, 2, 1, 0.」
159 :
萌え系?! :2006/02/04(土) 04:30:18 ID:szAIR3JS
君の大切なものと ボクの大切なものが ひとつにつながって 二人の大切なものになって 二人の大切なものがもっともっといっぱいになったら 今度は結婚しよう
160 :
その答えを :2006/02/04(土) 06:18:46 ID:nel/IyFE
男らしさ 女らしさ 人は僕をカタワクの中に押し込もうとする 大人らしさ 子どもらしさ 人はそれを当たり前と呼び そうあることを常に求める でもね、ほんとにそうなの? はじかれた僕は間違えているの? 僕は僕でいちゃいけないの? 僕は記号にならなきゃいけないの? ねぇ? 誰か答えてよ? ねぇ? 僕に教えてよ? 僕は僕らしく在りたい だから 納得できる答えを示してよ? 自分を偽って 他人を欺いて そこまでしなきゃいけないの? ねぇ? はぐらかさないで応えてよ? ねぇ、、、
ベスはとても おこっていました。 お昼ねのしすぎで 気づいたら夕ごはんの時間で つまりおやつを食べそこねたのです。 パティシエのボブが 母おやのかんびょうで 明日から 長いひまを出すので あのおいしいおやつを しばらく食べられない と思うと メイドのアンに いやみのひとつも 言ってやりたくなるのでした。 (もし 世界が百人の村だったら… 80人は標準以下の居住環境に住み 50人は栄養失調に苦しみ 1人が瀕死の状態にあり…) けれどもベスは ほんとはいい子なんです。 コックのトニーが うでによりをかけた ごちそうに 舌つづみをうっていると いつしか ごきげんになっていくのでした。 (ネパールの乳幼児死亡率は非常に高く 出生児1000人あたり145である その多くは風邪と下痢で死ぬ ネパールの平均寿命は44歳である)
そして今日は 大すきなジョージおじさんもいます。 おじさんは 海のむこうの せんそうから帰ってきたばかりでした。 悪いどくさいしゃから 人びとをたすけてきたのです。 おじさんは ちゅういで くうぼのりでした。 ジョージおじさんの話は 大へんおもしろく なかでも つかまったなかまを助けにいく話と どくさいしゃのむすこたちを ピストルでうちころす話は ベスの気にいりました。 (母親が眉をひそめて冷たい視線を送っている) むすこたちにも神さまのおゆるしがありますように。 もうすぐクリスマス。 クリスマスの日くらい 世界が平和ならいいのに。 夕ごはんがすんで ベスはパパとママにおやすみのキスをして (ベスは両親の言いつけをよく守る いい子) 部屋にもどって 大とうりょうに手がみをかきました。 クリスマスの日は せんそうをやめましょう。 そして世界のみんなが イエスさまにいのりをささげましょう。 (もし 世界が百人の村だったら… 70人はキリスト教徒以外で 30人はキリスト教徒…) ベスの手紙は 全世界に報道されて その内容に 世の良識者は眉をひそめた ぼくらはベスを晒し者にする権利が はたしてあったんだろうか クリスマスに バレンタインに 浮かれる仏教徒たちの国で 晒し者になったベスのことを思う
163 :
小さな痛み :2006/02/04(土) 23:10:16 ID:STQEWToL
あぁ なんて愉快な 粘り気のある液体が ゆっくりと床に広がる あはは!! なんて愉快な きっと私はこの為に生まれた あぁ サイレンの音が聞こえる きっとこれは地球の悲鳴 でも待ってくれ これは悪い物を切り取る小さな痛み さぁ笑え そして未来の喜びに最後の別れを告げろ さぁ笑え そして未来の罪に最後の別れを告げろ ウジのわいたような貴様の脳みそでも 叩きつぶして床に転ばせば 血に染まって美しく見えるだろうさ あはは!!
164 :
◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 00:27:08 ID:EiaFK0gb
98 貴方と私がうるさい。 貴方と私を入れ替えても読者にとってあまり問題にならないのでは? 99 そうですか 101 グチをきかされているよう。ありふれた怒りを詠むのはいいが もっと工夫を 110 私の中学三年生 にしたほうがいいのでは 111 とっぴな印象
166 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 00:55:16 ID:EiaFK0gb
112 きもち悪い詩。一瞬笑っていいのか考えた 113 賞味期限が短い詩。いい悪いはべつにして。 114 日常のおかしみをキャラクターを通して表現したマンガ 118 判然としない詩 119 よかった。徹底しているから 121 うっとおしい。個人的な感情に任せて、周囲をまきこもうとする人間はきらい
アンカーっていうのは >> のことですよ
専用ブラウザ使ってる人は、 数字をドラッグして右クリすれば 該当レスが表示される。はず。
124 描写にリアリティはあるがもっと題材を練って。 126 設定した世界から詩情へとつなげた現代小説っぽい手法 128 擬音に工夫を。もっとすごみを演出できたはず。131は余計だったか 131 日記? 134 力不足。政治まできりこんだ題材はおもしろい
172 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 01:28:49 ID:Y7/C9wjq
ちとボランティア。 >98 貴方は、齧る、ID:s77Omgi1氏 >99 さようなら ID:JPM02czm氏 >101 ばっかみたい ID:AnIq6kXo氏 >110 中学3年生 ID:9ZNT3HbI氏 >111 プラトニックラブ ID:LIU5vXN6氏 >112 近未来LOVE STORY ID:t5hygetg氏 >113 嫁が卒塔婆の上に座った朝××曲がって ID:FoE6yhTQ氏 >114-116 拙者は吉岡八呂平 ID:BM/jVByc氏 >118 受胎 ID:fH8LCXR+氏 >119 屈折電波の密集 ID:E1n+fEJR氏 >121-123 叫べ怒れBOY 〜詩板・梁山泊スレ〜 ID:nBZjiS3+氏 >124-125 俺は笑われている ID:eYFHERoZ氏 >126-127 たまごがけごはん (僕を立たせる小さな怒り)ID:Evl7oDIq氏 >128>130 海の中 ID:6OH9HM+I氏 >131-133 8回目 ID:xIkYfhvR氏 >134-136 黒の森より叫んでみて ID:21zY3SLw氏 >137 怒 ID:O1mXyQvJ氏 >138 SIDE-OUT ID:i3poMM+T氏 >139 森になる ID:YB73I87z氏 >140 金魚 ID:S5V46k2V氏 >141 無題 ID:ql7fTnk6氏 >143 まんこのポエム ID:Z8j/8O5y氏 >144-146 クロマグロの味 ID:uy1p4mbz氏 >147-149 一つの心 ID:x6gKh2uf氏 >151-152 What a wonderful world. ID:HZHv4uBB氏 >153-154 怒れる彼女 ID:wpZDYsYs氏
173 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 01:29:26 ID:Y7/C9wjq
>155 庭 ID:Gp4r7E/t氏 >156 いかり ID:KlvnerOa氏 >157 恋の糸 ID:szAIR3JS氏 >158 numeric check on Babylon ID:O8rE59Y1氏 >159 萌え系?! ID:szAIR3JS氏 >160 その答えを ID:nel/IyFE氏 >160-161 ベスはごきげんななめ ID:vhKngrdg氏 >163 小さな痛み ID:STQEWToL氏 計34作品。
137 詩と言うより嘘といった印象 139 甘い 140 おもしろい。怒りも感じる。同時にキュートさもあった 141 手抜きにしか見えない 143 中学生のひとりおもしろ妄想 144 一連の[部屋]はトルほうがいいのでは
147 力はいりすぎていて読みづらい 151 151の初連と152の初連だけいい 153 グチを聞いているみたい 155 おもしろい構造をした詩。絶妙でイイ。意識の誘導が鼻につく 156 美しい世界観。ところどころ陳腐な表現があるものの、心に響くバランス 空想したことと言葉の距離感がいい
157 田舎臭い。 158 ピリオドを砕くという発想はよかった 159 判然としない詩。 160 意思表示ばかりがめだってうざったい 161 後ろ向きすぎる。この詩を読んでも、なんの教訓も、なんの新しい気づきもない。 163 気持ち悪い
177 :
◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 11:02:07 ID:EiaFK0gb
総評
全体に、テーマがテーマだけに、共感しにくい詩がめだった。
小説めいた詩ばかりがめだったのも、あまり感心しない。
点
>>119 1点
>>140 1点
>>156 1点
178 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 21:57:37 ID:qdqOC2pJ
164:◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 00:27:08 ID:EiaFK0gb
>>98 貴方と私がうるさい。
貴方と私を入れ替えても読者にとってあまり問題にならないのでは?
>>99 そうですか
>>101 グチをきかされているよう。ありふれた怒りを詠むのはいいが
もっと工夫を
>>110 私の中学三年生 にしたほうがいいのでは
>>111 とっぴな印象
179 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 22:00:08 ID:qdqOC2pJ
166:名前はいらない :2006/02/05(日) 00:55:16 ID:EiaFK0gb
>>112 きもち悪い詩。一瞬笑っていいのか考えた
>>113 賞味期限が短い詩。いい悪いはべつにして。
>>114 日常のおかしみをキャラクターを通して表現したマンガ
>>118 判然としない詩
>>119 よかった。徹底しているから
>>121 うっとおしい。個人的な感情に任せて、周囲をまきこもうとする人間はきらい
180 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 22:02:21 ID:qdqOC2pJ
171:◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 01:25:57 ID:EiaFK0gb [sage]
>>124 描写にリアリティはあるがもっと題材を練って。
>>126 設定した世界から詩情へとつなげた現代小説っぽい手法
>>128 擬音に工夫を。もっとすごみを演出できたはず。131は余計だったか
>>131 日記?
>>134 力不足。政治まできりこんだ題材はおもしろい
181 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 22:04:25 ID:qdqOC2pJ
174:◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb [sage]
>>137 詩と言うより嘘といった印象
>>139 甘い
>>140 おもしろい。怒りも感じる。同時にキュートさもあった
>>141 手抜きにしか見えない
>>143 中学生のひとりおもしろ妄想
>>144 一連の[部屋]はトルほうがいいのでは
182 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 22:07:43 ID:qdqOC2pJ
175:◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 02:08:20 ID:EiaFK0gb [sage]
>>147 力はいりすぎていて読みづらい
>>151 151の初連と152の初連だけいい
>>153 グチを聞いているみたい
>>155 おもしろい構造をした詩。絶妙でイイ。意識の誘導が鼻につく
>>156 美しい世界観。ところどころ陳腐な表現があるものの、心に響くバランス
空想したことと言葉の距離感がいい
183 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 22:19:50 ID:qdqOC2pJ
176:◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 10:55:53 ID:EiaFK0gb [sage] 157 田舎臭い。 158 ピリオドを砕くという発想はよかった 159 判然としない詩。 160 意思表示ばかりがめだってうざったい 161 後ろ向きすぎる。この詩を読んでも、なんの教訓も、なんの新しい気づきもない。 163 気持ち悪い
184 :
名前はいらない :2006/02/05(日) 22:22:47 ID:qdqOC2pJ
176:◆Oamxnad08k :2006/02/05(日) 10:55:53 ID:EiaFK0gb [sage]
>>157 田舎臭い。
>>158 ピリオドを砕くという発想はよかった
>>159 判然としない詩。
>>160 意思表示ばかりがめだってうざったい
>>161 後ろ向きすぎる。この詩を読んでも、なんの教訓も、なんの新しい気づきもない。
>>163 気持ち悪い
今日しか審査できないと思いますが、とりあえずは寸評から。
>>98 結構面白いよね。無駄と思えるようなループが続く世界への怒り、と読
み取らせるつもりだったかな。寓意性があまりないだけに、何か圧倒的な美の
ようなものを感じたかった。シンプルな収まりのよさは感じたけど。
>>99 強烈さは足りないかも。意図するところは分るけど。
>>100 よくも100げとしたな、コンチクショー!ぷりぷり。と怒ってみる。
>>101 2連め、片思いを知るのは、おそらく現実世界で感じたことだろうけ
ど、それを日記のことばから感じ取る展開にしてみるのはどうだろう。日記が
重みを増すような気がする。
>>110 ぼくの知り合いでお茶女や医学部行った子がいるけど、男には苦労し
てたよ…どうやら男って自分より高学歴の子を彼女にしたくないらしい。何か
やり場のない怒りよりも、戸惑いのようなものを感じて、好感を持った。
>>111 なんか、ものすごく読みにくかったんだけど…。深い絶望は感じるん
だけど、怒りやラブの対象が、はっきりと掴めませんでした。
>>112 狙った他愛のなさは面白いと思う。が、キレイにまとめすぎた感が強
いです。「ここまでやるか」というキッチュさがあった方が、好みでした。
「近似でいいから」「プライベートなインフォメーション」とか、巧い。
>>113 夫婦喧嘩だと分るのに、少し時間がかかった。…しかも、嫁が死んで
ゾンビになってるの?なんか生きてる同士の喧嘩と、まったく変らないように
思えるんだけど。ことばは面白いけど、作者の世界観について行けなかった。
>>114-116 タイトルの『拙者は』は余計な気がする。小言幸兵衛を連想して
読んでたけど、まったく違うしね。ポッケの中にふりかけ袋やら胡椒の瓶やら
差し込む段は素直に面白い。ラー油の瓶て、普通にベタベタしてるよね?
>>117 ネタとして、ものすごく秀逸だと思う。知能犯。
>>118 あーなるほど。卵子が精子に「大きらい」って言ってるのか。だから
「わたし唯一神」なんだなあ。でも卵子の寿命だってそんなに長くないよな、
てのと、ほんとにこうだったら地球上の生物とっくに絶滅してるな。ははは。
>>119 前半の怒りの蓄積の表現、特に1連めなんか、巧いことやったと思う。
その、キレちゃうとこで場面が反転するわけだけど、最終連の会話は軽妙であ
る反面、焦点がボケちゃったかも。
>>121-123 怒りを素直に文面に乗っけてるという点は評価したい。が、怒り
の内容と対象が、あまりに卑小に過ぎる。トマス・ピンチョンの小説に、よく
こんな歌が出てくるよね。自分自身を笑い飛ばすくらいのユーモアがほしい。
>>124-125 まったく好みではないんだが、読者の嫌悪感を物ともしないテー
マの選択は意気に感ずる。ただ「俺の本当に求めていたもの」を「茶番」と言
い切ってしまったことで、急速な世界の縮小を感じてしまった。
>>126-127 ほんとは詩というより掌編小説と言うべきですな。食中毒なんか
考えると、不可能な設定ですが、ほんわかした雰囲気で違和感なく読めるのに
は感心しました。卵と米と醤油を厳選すれば、最強のたまごかけごはんが…。
>>128 >>130 人間の胎児って、10〜12週めくらいで顔面の形成は完成する
はずだから、眼球は普通にあるんだけど…視力はないかもしれないけどね。
設定の面白さがある。そこからの発展が今ひとつだったのが、惜しい。
>>131-133 うーむ、ぼくなら用を作って席をはずすけどな…どうせ世渡り上
手です。面白く観せるための工夫、例えばトドメの一撃を詳細に記すとか、そ
んなのがあると印象がだいぶ変るかも。
>>134-136 日本の大多数が抱えている怒りってのは、大体がこんな感じで、
訳も分らず得体も知れず、てとこだろうけど、それをそのまま書いてしまうと
散漫になっちゃうね…。最終部は自分が出せていて、いいと思う。
>>137 殺すほどの激情てのは、純粋に怒りから来るものなんだろうか、やや
承服しかねています…。
>>138 ああ、すべての詩はこれを満たしてますね。監査院からの発表でした。
>>139 新生児にもし意識があったら、出産時にかかる物凄いストレスで発狂
する、って一般には言われているよね。力強くて面白く読めました。いちばん
長い連が、実は違和感があって、それで「恋が森に…」が弱くなってるかな。
>>140 怒っているかどうかは、正直微妙。ですが、妙な味の不条理さが心を
捉えます。2連めの「可愛いな/可愛いな」から、いきなり串刺し、のインパ
クトが強烈すぎて、最終2行の効果が減少してしまったね。
>>141 …これと怒りを、どーやって結び付けろと…?
>>143 すんげえベタな作品だな。あんまりベタすぎて、怒るか笑うか無視す
るか…「摩擦をおいどんにくれ!!」ここは笑った。
>>144-146 僕は訪問介護のヘルパーかなあ。息子夫婦に対する軽い悪意を感
じるんだけど、そうした感情の見え隠れする表現、例えば「湯を…」「また笑
いながら…」は不要かな。「事実」だけを詳細に書き留めることで効果を高めたい。
>>147-149 なんか、弥勒菩薩の到来を待つかのような大仰さだなあ。その建
設も、崩壊も。心が一種の無限地獄に墜ちてる、てことなのか。筆力は感じま
した。
>>151-152 一般論と、ひとつの恋愛ケースとの対比。それらのハーモニーか
ら紡ぎ出される、かなしい「美しい世界」というコンセプトは素晴らしいと思
う。ただ、肝腎の対比が、上手くいってないように感じました。
>>153-154 答えは簡単だね。彼女は、君に彼女の事を好きでいてもらいたか
ったんだ。君は彼女のために、何らかの形でひと肌脱ぐべきだったんだ。
答えは作者のなかで、もう出ているんだろうけど。
>>155 冒頭の2連は、新しい発見をしたような歓びを、読んでて感じる。3連
め、4連めは、それぞれ1連め、2連めと対比しているのかなあ。後半のことば
の鮮度が低いように思います。
>>156 錨に焦点を絞ってて、文体のしずかさと重々しさも、錨のイメージに
よく合致しています。が、焦点を絞ったが故の閉塞感が全体を覆ってて、世界
の広がりがほしい、と思いました。
>>157 >>159 ルール嫁。
>>158 神の怒り、てことか?怒りというより狂乱のイメージが強いね。創世
記やらセサミストリートやら、いろんなものが詰め込まれて、ピリオドが地球
に見立てられるとか、読みの自由度が高くて楽しい。ことば遊びの感もあるが。
>>160 「僕が僕らしく」とか「カタワクの中に」とか、そんな抽象的なこと
ばでは、他人を納得させることなんか到底できない。まずは「僕らしさ」とは
どういうことなのか、きちんと説明できることが最低条件でしょう。
>>161-162 裕福な国とビンボーな国の子どもたち、それに対する漠然とした
怒り、てとこですね。デッサンが微妙に狂ってて、あまり感慨を起こさせない
です。提示した資料も、今ひとつピンボケだったかもしれません。
>>163 殺人現場、すか。とことん残酷に怒りだけの感情をピックアップさせ
た、という特殊な設定ですね。特殊な設定だけに、読者を納得させるだけの工
夫は必要だったと思います。
ちかれた…。採点す。
>>126-127 たまごがけごはん (僕を立たせる小さな怒り)
>>140 金魚
>>158 numeric check on Babylon
に1点づつ。
次点
>144-146 クロマグロの味
191 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/02/06(月) 02:12:29 ID:pdHRF/Ko
寸評は雑談・議論・感想スレに置いてあります
1点
>>124-125 俺は笑われている ID:eYFHERoZ氏
>>156 いかり ID:KlvnerOa氏
>>147-149 一つの心 ID:x6gKh2uf氏
次点――――――――――――
>>140 金魚 ID:S5V46k2V氏
以上です
>>156 いかり
う〜〜。正直、怒りはあまり感じなかったのだ。哀しみの色合いの方が感じとれた。抑圧された感情とその開放。鬱屈した思いの描かれ方が美しい。《愛する者》をそのままの言葉で受け取ると、恋愛において待つ身の立場の心情をうたったものなのか、とも思った。
>>144-146 クロマグロの味
これは好きというかよいというか、むしろキライ(すまん)。知りたくない、あってほしくない場面が描かれている。年とって病気になったら食べることが一番の楽しみじゃないのかよ。食わせてやれよ、と怒りが生じる。
もうハッキリと虐待されている老人とその家族の構図な訳だが、しかし下痢したら辛いのは本人だしな、在宅ってことはどーなんだ?ひとまず小康状態ってことか?刺身食ったらまた癌が暴れだすのか?と、次から次へと考え始めてしんどかった。
>>128 >>130 海の中
海と胎児。生まれなかった生命の声。打ち寄せる波。無情に無慈悲に流れる風。あぁ、たまらんっ。作者の構築世界はよく伝わるし、ひじょーに胸にせまる。しかし、言葉の使い方が拙く感じられるところがあった。
>>153-154 怒れる彼女
なんとも傲岸不遜な男です。僕の事を好きでいてくれっていうのは、すんごい望みなのに、彼女に振り回されたような書き方をしてる。もーほんと《ばか ばか ばか》です。ゲンコツいれてホオズリしたくなっちゃいます。
>>98 貴方は、齧る、
閉塞感とやるせなさが感じられた。深い静かな怒り。共依存的な関係なのか。リンゴは何かの象徴なんだろうか。旧約聖書の善悪を知るの樹ととれば、男と女の因業物語になったり、いくらでも深読みできる。
いいなと思った作品、気になった作品の寸評とゆーか感想ですな、こりゃ。
で、以下配点作品。
>>156 いかり
>>144-146 クロマグロの味
以上です。
193 :
名前はいらない :2006/02/07(火) 01:17:04 ID:oDPIbOG+
>あぶく氏 点数は??
194 :
あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/02/07(火) 01:25:52 ID:O7CqrcyH
ん? えーとぉ、今回のルールは「3点を1+1+1でふりわける。使いきらなくてよい」ですよね?
195 :
名前はいらない :2006/02/07(火) 01:26:09 ID:0NB7JtuZ
196 :
もう、殺さなくていい :2006/02/07(火) 01:57:21 ID:7bCvnuB7
もう、殺さなくていい ベッドとテレビとカーテンのある部屋で そう思った。 僕はいつもこの瞬間が来ることだけを祈って ご飯を食べて、働いて、酒を飲んだりしていた。 もう、殺さなくてもいい 隕石のような閃きに、全ての許しを知った。 生きる必要のない国で、生きる必要はないだろう たったそれだけの事を知るために生活してきた 眠りは深く僕を捕らえていた。遠くの山肌が紅く、燃えて見えた。 ゆっくりと地面が揺れ、ちぐはぐな記憶が繋がった。
197 :
ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/02/07(火) 10:26:05 ID:LIgAFvS7
>>101 よく、次があるさ、なんていう慰めのセリフがあるけれども、僕はそういうのを信じないし、
そういう言葉をかけることができない、なぜなら、次があると思って、恋愛する人なんて
恐らく、ほとんどいないだろう。誰もが、終わりがあるとわかっていても、恋愛に埋没して
終わりなんて意識できない。次がある、っていう言葉は、いつだって残酷だ。次がない、
からこそ、価値があるんだ。一回きりの恋愛であっても、それに取って代わる恋愛は、
存在し得ない。全部は別物なんだ。だけれども、僕らは、また、違う恋愛をすることが
できるし、恐らくしていくのだと思う。僕だってそうだ、誰かと別れ、また別の誰かと恋を
する。宇宙の端の小さなところで、軽くbeatなんか刻みながら、僕らはそうやって加速していく。
泣き叫べ、そして大いに笑え!
>>110 答えは、どこにある。そして答えは、いつか見つかると思う。僕は、見つけた。
自分の内部にあって、実はそれは、外部からの影響を受けている。
例えば、僕が一篇の詩を綴る時、言葉はどこからでているのだろうか、また、言葉を吐かせる、
そう、自分の思い、意思、言葉の起源はどこにあるのだろうか、僕はずっと前に、あるサイトで、
宇宙の起源は、「悲しみ」から始まったと提唱した。いや、宇宙が始まると同時に、「悲しみ」は
宇宙全土を覆った。答えを、探すんじゃない。自分の起源を探すんだ。
今回は、これだけ感想を。
後、今回は、配点なし。
>>98 に1点。
短い文章で圧倒的に巨大な怒りを書いてあるのが印象的。
破壊と創世を司る無機的な存在。
その存在の前にはかしずくしかない私。
怒りを招くことが分かっていても禁断の木の実に手を伸ばさざるを得ない。
しずかに循環する無限。
はちろへいも好きでしたが、最後は書いてて飽きちゃったのかな。
描写をはしょった感がある。
集計です。
【チャンプ:3点】
>>140 :金魚:ID:S5V46k2V氏
>>156 :いかり:ID:KlvnerOa氏
【1点】
>>98 :貴方は、齧る、:ID:s77Omgi1氏
>>119 :屈折電波の密集:ID:E1n+fEJR氏
>>124-125 :俺は笑われている:ID:eYFHERoZ氏
>>126-127 :たまごがけごはん (僕を立たせる小さな怒り):ID:Evl7oDIq氏
>>144-146 :クロマグロの味:ID:uy1p4mbz氏
>>147-149 :一つの心:ID:x6gKh2uf氏
>>158 :numeric check on Babylon:ID:O8rE59Y1氏
どなたか確認と再集計をお願いします。
確認しました。合っていると思います。
202 :
名前はいらない :2006/02/08(水) 00:37:03 ID:hZPrPO1m
それでは。
今回は、2名の方がチャンプです。
>>140 :金魚:ID:S5V46k2V氏
>>156 :いかり:ID:KlvnerOa氏
この場合は「先着順」となりますので、
ID:S5V46k2Vさん、次回のお題をお願い致します。
…おめでとう!!
203 :
S5V46k2V :2006/02/08(水) 07:30:49 ID:mg5xeLZ2
ありがとうございます。 次のお題は「四角」でお願いします。
204 :
名前はいらない :2006/02/08(水) 12:35:57 ID:yIDxjqgO
投稿締切日と審査締切日のご提示をお願いします
それと
>>203 さん 金魚のチャンプ受賞おめでとうございます!
205 :
名前はいらない :2006/02/08(水) 12:58:11 ID:it4RhqkI
今回のテーマは「四角」。 投稿締切りは2月16日(木)いっぱい(2月17日00:00) 審査締切りは2月19日(日)いっぱい(2月20日00:00)
206 :
論客 :2006/02/09(木) 20:05:06 ID:mfLtYoPS
タマゴ斬ります
207 :
二月十四日 :2006/02/09(木) 20:39:36 ID:921CQXCW
うわぐつリノリュームの床ぱたぱた 四角い教室まるく掃く バケツ蹴っ飛ばしたの誰? 黒板消しもくもく玉手箱 校庭ぴかぴかフユノソラ 濡れ雑巾を傘立てに ちりとり終えたらから拭きを から拭き終えたらワックスを 甘い匂いのスケート場 ササクレ抜くのはかわいいあの子 かわいいあの子は保健委員 三角、三角、アンブレラ あの子とあの子があっちっち 机の傷はおとといの 鉄棒の黄色いコート ジャングルジムのまあるい手袋 ウサギ小屋のほつれたセーター チョコレート色のシャツ、カエルの髪留め、真っ白い便箋、宝石箱みたいな筆入れ、バンドエイド巻いた白い指 それから、それから… 机の角をきちんと合わせて、目が、合う 「つくえのなか、きちんとせなあかんよ」 ぎゅっと押し込まれた、リボンのついた赤い箱
208 :
重箱 :2006/02/09(木) 21:49:34 ID:NKgsdK+F
仕出しの弁当はいつも楽しみだ 重箱をあけると 四角く折畳まれた人間が現れた 何してるんですか いや、一人きりになりたかったのです 手を貸して うんしょと 4日ぐらいですかね こうしてると 体が硬くなっていけない 背中かして ばきばきばきっと 上着とって下さい 寝押しもばっちりです うーふう 一人を満喫しました 人恋しくなりましたね いってまいります どうも お世話になりました ごきげんよう
209 :
青が繋ぐこの世界で :2006/02/10(金) 18:49:13 ID:8h2O6R4E
john、その他大勢の、私が生まれた大地で、丘の上で、白い息を吐きながら、走る者達へ、または、 この世界に生まれて、偽名を使い続ける者達へ、僕は、貴方の名前が偽名であっても、貴方に与え られた名を叫びたい、青という、私たちが勝手に名づけて、定義してしまった、色が、空を覆い、そして 海を覆い、青で、繋がる世界に住む者達へ、挨拶は簡単でいいから、まずは、貴方の声を、声は、世 界を震わして、いつのまにか、私の体にぶつかり、砕け散るまでに、黄金の、麦畑から、ベランダに干 された、白の、繊維の網目を通り抜け、誰かとい見知らぬ者の、白か、黒か、黄色の、皮膚の側を通り 抜けて、私の体にぶつかり、伝えるという機能が壊れると同時に、内部に持った、いくつもの複雑な構 造は、液化し、私の皮膚の表面から、徐々に、内部向かって染み渡り、化学反応を起こし、私の体の もっとも高い場所、つまり、世界で言うと宇宙において、強く発光し、私の冷え切った暗い場所を、明る く照らし、熱は、円状に広がり、貴方の名を私は知る、青が、午後に、崩れ去って、降り注いでくる時、 一匹の、緑の、カエルが、水面、つまり、青へ、と帰っていく、青の、音が、あらゆる、色と、ぶつかり合 って、また新たな音を、生み出しては、それが、またぶつかり、私は、一つの大きな名を知る、そして、 最後に、音のない世界が、やってきては、あらゆる音を無残に引き裂いて、地面に、私の体に、部屋 中のあらゆるところに、いや、世界中に、音の、死骸を、僕らは、また、その死骸を、踏み潰して、音 が、音でなくなる瞬間を、聴き、青の延長線上へ、僕の頭の中で、鳴り響く、音の、音でない、記憶 の、それはもう、音ではないはずのものが、鳴り響く、宇宙は、こうやって広がり続ける、その他大 勢の、誰かが、僕の名を叫ぶとき、僕は、泣き叫びながら、僕の名前を呼ぶ誰かのことを思うだろ う、教えておくれ、貴方の頭上には、僕と同じ、青い空が広がっているのか、と。
210 :
四角日和 :2006/02/10(金) 19:41:57 ID:2SR9tGSo
四角...しかく...シカク...四角ってなんですか? 家路を急ぐ 子ども達の声 夕暮れ時の ブランコに 投げ捨てられた 乙女心が ゆらり寂しく 揺れていた 四角...しかく...シカク...四角ってなんですか? 他人...知り合い...友達...そして愛 順に結んで できますか? 三角よりも 壊れやすいですか? あなたの隣 慣れすぎたせい 少しいい気に なってたの 四角い部屋から こぼれた明かり 誰かの影を 映すまで 四角...しかく...シカク...四角ってなんですか? 喜び...怒り...哀しみ...過ぎたなら いつか楽しみ 戻りますか? 三角よりも 壊れやすいですか? ほら沈む夕陽も 四角く滲む
211 :
約束 1/3 :2006/02/10(金) 23:11:24 ID:x++UdDmE
長かった離婚調停が終わり、久しぶりに息子と再会した。調停中に会ったときは、 俺のことを他人を見るような目で眺めていたのに、今日はその口が関を切ったように動き出した。 この半年間、息子にも色々な思いがあったのだろう。 俺に用意されたその言葉は、始まりも終わりもない風のように、さっと回り出した。
212 :
約束 2/3 :2006/02/10(金) 23:12:05 ID:x++UdDmE
四角いものとまるいものは仲が悪いんだよ。 丸いかばんに積み木をつめると、 カドが当たって、ビリビリとやぶけることがあるから。 へんな夢をみたんだ。 ジョンが四角い顔になっていたよ。 そしてね、ジョンに「おすわり!」って言うと、目も四角になるんだよ。 猫も金魚もみんな四角い顔になっていたよ。 地球はまるいのに四角形のビルがたくさん建っているんだよ。 だけどもビリビリとやぶけたりはしないんだよ。 公園は四角いけど、広場はまるいよ。 絵本は四角いのに、おはなしはまるいんだ。 同じクラスのゆかりちゃんのことが好きになったよ。 あした、いっしょに遊ぶ約束をしたんだよ。 パパ、約束ってまるいの?四角いの?」
213 :
約束3/3 :2006/02/10(金) 23:13:07 ID:x++UdDmE
そして息子は少し肩を強張らせた。 俺は妻に離婚届を直接手渡された日のことを思い出した。 四角く無表情を許された、紙切れ一枚のことを。
214 :
約束 1/3 :2006/02/10(金) 23:37:46 ID:x++UdDmE
1/3だけ訂正させてください。申し訳ないです。 長かった離婚調停が終わり、久しぶりに息子と再会した。調停中に会ったときは、 俺のことを他人を眺めるような目で見ていたのに、今日はその口が関を切ったように親しく動き出した。 この半年間、息子にも色々な思いがあったのだろう。 俺に用意されたその言葉は、始まりも終わりもない風のように、さっと回り出した。
この頃 オイラの身体にゃ傷ひとつ無〜い だから痛いところはまるで無し なんでかな なんなんだろうかな あぁそうか オイラの周りにゃ 角々したもの全く無〜い ケータイも車もテレビの角も みんなみ〜んな丸っこい さてはオイラ 傷付きやすいと思われちゃったりしてる? 流線形のなまっちょろい日本車より オイラは四角いアメ車に轢かれたい その方が 何か目覚めちゃいそうな気がするだろ? 角の無い ケータイより オイラは角ばってるメタルな受話器で話したい その方が握り締めた時の痛みで 自分のボルテージどんくらいか 実感できそうだろ? 思えば 目の前のあんたはさっきから オイラに丸くてぽよんぽよんの言葉しか吐いてな〜い そんなゴムボールみたいな言葉 オイラの右耳から左耳へ ころころころころ転がるだけ ただそれだけ お陰さんで オイラのハートはすこぶる滑らか でもでもひとこと言わせてもらえば オイラの頭ん中にゃ あんたの言ったこと全然積み上がってな〜い だからもっと もっとさ 積木のような 四角い言葉をおくれよ オイラの耳とかハートとか そのかどっこで傷付けたっていいからさ ずっとずっとオイラに停まるような 四角い言葉をおくれよ さぁ、さぁ、さぁ…
216 :
四の刺客 〔1〕 :2006/02/11(土) 08:46:36 ID:MPGQckt8
奴に教わったおいちょかぶ 白黒赤の渋い札 宝物に生き居る 絵柄黒 線四本の札は一枚足りない 奴への贐とし置き去った ホケッキョゥ 鳴き下手な鶯 親鳥の鳴き真似 聞き入り ホケキョウ 鳴く頃だ 一枚足りぬ札の束 札束代わりにポケット忍ばせ 鳴らし歩く 背中染み入る成り損ね 雨垂れは温い雪 奴が吸っていた銘柄と同じ煙草きつめに吸い 歩む足取りで地に擦り込む アスファルト芽吹き枯れ果てぬ 夢か 真か おいちょかぶのやり方を記憶している 夢でありえなく ひたすら歩く 爪の隠し処が見つからないなんてのは兄ちゃんがまだ若いから仕方ない。手に掴んだ温もりなんてのは、ずっと掴みっぱなしにしとかなけりゃ自分の物にならんよ。 春に巣立つ鳥みたいにな、餌取り要領得りゃ何処かに行っちまうもんだ。おいちょかぶやんねぇか? なぁ、兄ちゃん。兄ちゃんには古臭い遊びかもわからんが、単純で人との出会いみたいな遊びだ。 若かりしき時分、二十歳過ぎた丁度兄ちゃんと同じ年頃の時に覚えた賭事遊びだ。遊興に耽ることが出来るってのはなぁそれなりに幸せで余裕っていう居場所があるからで、そこから抜け出したら只の厄介者扱いだ。 賭博に明け暮れるっていうのはよ、目に朝が刺さって日光に当たるのが恐くなるって事よ。日中にはさっぱり役立たずな目ん玉付けて夜更けに蛍光灯の太陽でその日暮し。小さい箱ん中で暮らしているんだったな。 兄ちゃんにゃ何の恨みもないが、ワシの人相に恐がらない兄ちゃんよ。おいちょかぶ教えてやるからやらねぇか。 ガキを置いて夜逃げした親などさっさと忘れちまいな。クッピンは親の特殊役なんだ、親と言ってもな兄ちゃんの親じゃなくておいちょかぶの親の話。 借金するのにもな才が要る訳だ、一千万迄ならば才など無かろうが定職と保険証で凡人でも借り入れは出来る。 兄ちゃんには恨みも罪もないが、こっちも仕事だ、悪く思わんでくれ。
217 :
四の刺客 〔2〕 :2006/02/11(土) 08:53:23 ID:MPGQckt8
賭博一通りやってもな七千万の借金作る人はまぁず珍しい、ツキの無さを百万スッた時点で悟るだろうに。 二百万失った時点で開き直ったか、挙げ句はトイチの金利で土地付き押さえても足りない分だ。 巡る因果には偶然という合わせ札、必然という枠の中のもう一枚、二枚、との兼ね合いだ。一枚で成立する役はない。二枚の内一枚は己の出目。巡り合わせと相成る。 兄ちゃんの事は誰も憎んじゃあいない。一人っ子置いて逃げた親を恨め、親とおまえでブタとするほか無かろうに。札の合計がモノをいう、博打の常だ。 若い臓器も角膜も脊椎も高く売れる。若い兄ちゃんに罪もないが逃げた親の代償だ。見ず知らずの他人の体に埋め込まれて生きりゃいい。 パスポートの準備は出来ている、明後日発つまで勝負しないか。 四角黒一枚 只肉体を以て角立つ時世に 悲しみ映さんと 刺客殺め刺客となる 死角此処に在り 俵握り飯四つ目食い歩く 四ツ谷 荒れ果てた戸口の面影 生き居る者あらば其処に見渡し尽くせぬ 死角広がり此れ暗黙のままに 指の腹 こびり付く米粒に歯を立て 食らい 歩く昨日から今日へと我 記憶は今に生き 兄ちゃんのまま 角磨り減らし奴と同じ年の頃合いかとふと思い 景色面変わり果てた中 木造西側一本生えた梅の木 山の崖っ淵よりビルの際に生息した変わりものの鶯を探し 脇の下から腰にかけて隠した短刀の確かなぬくもり 誰でもいいおいちょかぶの相手を探し歩く 如月の四ツ谷
218 :
愛から :2006/02/11(土) 18:25:07 ID:q7gEqpn3
反閇を踏みましょう 四角(よすみ)に 愛する人の穢れを踏み切る為に 凄烈に唱えながら足をどんと鳴し 悪しきモノを断ち切る 災いがかからぬよう 幸せに暮せるよう だから… 皆が寝静まった夜に 貴方の部屋で 四角から刺客を阻む 独占するために そう四角形の歩みは 姿なきモノへ嫉妬の呪い 妄想からの破滅だとしても
219 :
部屋 :2006/02/12(日) 08:40:14 ID:jc96AxZs
僕には知らないことがたくさんある。 僕の世界は無限に広がるけれど、それでも星にしか満たなくて この部屋は隅から隅を歩いても眼には見えないほどの小ささなんだ 僕はこの部屋から出て行こうと考えている この四角い部屋にはレコードと本と僕しかいないから。 そとにはきっと、たくさんの見たことのないものが溢れていて 僕のからだを痺れさせながら通り過ぎるだろう 僕の見たこともない時間が 僕の触れたこともない空間が 頭の中を震わせながら走っていくだろう だからしばらくは帰らない この四角い部屋には
ハロー こんにちわ わたし曲がったことが大嫌いなんです 歩く道は一本道 十字路は直角に曲がり カーブに指しかかると嘔吐 だからこの世界は三本の線で出来ていると信じているし それしかこの世界を表現する方法はないと思うの だから宇宙の果てが丸いだなんて嘘よ 宇宙の果ては平面まるでベルリンの壁ね 六方向総て面で出来た世界はキューブそのもの 驚きでも何でもないわ だってビッグバン100分の1秒以前のことは現代科学では解明されていないのよ だからお馬鹿さんたちは世界を知るだなんて無益なことは止めて 日々消費に明け暮れなさいな だってそうでしょう あのビルも緑生い茂る木々もみんな真っ直ぐに突っ立っているわ お天道様も曲がったことは大嫌いよ わたしはわたしらしく あなた達はあなた達らしく それが世界よ 支配者と被支配者の素晴らしきキューブの世界 スッキリカタルシスね どんなモノも箱に詰めればスッキリ収まるでしょ それは世界についても同じ 何事にも限界があるの 資源もあなたのお頭も 詩の定型もね だから向上心なんか捨てて 今そこにあるモノで満足しなさいな 曲がったことばかりしていると幸福は遠のくばかり 追い求めても無駄よ 無駄無駄無駄 徒労ね
もしわたしの云うことが嘘だと仰るならば 魔女裁判さながら磔にでもして頂戴ぃ 実はヒットラー嫌いなの 東條は最後まで闘ったのにヒットラーは我が闘争することなく逝っちゃった だからわたしも最後まで闘うわ それもこれも曲がったことが大嫌いだから わたしはCAD使い 丸い眼でXYZ世界を眺むる婚前通し経験のない純粋な乙女 好きな男性のタイプは真っ直ぐな人 もち婚前貫通経験のない人がいいわ もちろんアレも真っ直ぐ 最後までそれ以後もね 堅苦しくても折り目正しければ前途洋洋 だから曲がったのは不潔最低 切っちゃえって 筋を通すことを忘れたあなた達に言いたいわ 人間万事塞翁が馬 どうか一時の利益に溺れることなく 清く正しく筋の通った真っ直ぐな道を歩んでくださいな 曲がり路を歩むことなく 急がば廻れなんて嘘よ どうか忘れずに憶えていて ではさようなら
222 :
けいこ :2006/02/12(日) 14:28:13 ID:OmoDwiYH
223 :
四本足 :2006/02/12(日) 15:34:31 ID:d2R6Yxhz
昨晩ようやっと完璧に歩く術を習得した 苦節二年と二週間 さらばだ我が寝屋 赤いベベをふわりと羽織り体を傾げて玄関を後にする して行くべき場はない 次の金曜日には捨てると腰骨の尖った女は言った 私が寝場所を微妙に変える事を敏感にも気味悪がったのだ 愚鈍な男は海苔弁の如く太い眉をしかめたが 先日ディロンギがやってきた途端 私に見向きもしない 私だとて未練もない 女の醜い下腹と男の臭い足なぞ 猫は家につくそうな犬は人につくそうな 何者にも依存せずを誇りに生きよう私は さてもアスファルトは四肢に冷たく染みて心残りは朝の連ドラ しかし新しい日々に待つは希望で今は信号が青に変わるを待つ 太陽が真上になれば少し走ってみようと思う うまく走れはしないだろうけれど
224 :
名前はいらない :2006/02/12(日) 21:41:56 ID:ZFYY+C5T
今回のテーマは「四角」ですょぅ
一人一作品 参加してね! 審査員も大募集中!
○投稿締切りは2月16日(木)いっぱい(2月17日00:00)
○審査締切りは2月19日(日)いっぱい(2月20日00:00)
>>206 論客 ID:mfLtYoPS氏
>>207 二月十四日 ID:921CQXCW氏
>>208 重箱 ID:NKgsdK+F氏
>>209 青が繋ぐこの世界で ID:8h2O6R4E氏
225 :
◆o0rnnbHBHo :2006/02/12(日) 21:43:00 ID:ZFYY+C5T
226 :
箱庭 :2006/02/13(月) 01:34:22 ID:bq87h5M0
私だけのこの場所に小さなおうちを建てよう 庭には薔薇と蔦を植えて チューリップがならぶ花壇をつくろう 明るい日差しと柔らかな風 レースのカーテンにガラス細工の置物 丸いテーブルにはお気に入りの本を数冊おいて ソファのクッションにもたれてまどろむ そうだ 音楽もあったがいいな 昼間はポップで楽しい曲を 暮れたらジャズかブルースで 気分に合わせてお茶かお酒 ペットはどうしよう きまぐれな猫ははぐれたら困る 忠実な犬は物悲しい気分にさせる 水の中の金魚 ガラス越しに見つめあうのがいい あと・・もうこれでじゅうぶん 好きなようにいていいのなら 私はここで眠るから どうかそっと蓋をしてほしい あなたから貰った言葉も 大好きだった気持ちも思い出も 箱の中にはいれない ただ静かに眠りたいからお願い おやすみなさい
僕は何でだろうこの街が好きなれない なれない なれない この死んだように眠る夜は 静か過ぎる夜で 犬の遠吠えも聞こえやしない 勿体無いけどタクシーを使った だってしょうがないじゃない 歩くのは嫌いじゃないさ 嫌いじゃない 嫌いじゃないけど 何か話せよドライバー つまらないラジオを聴いているのか 僕は聞いてる 継ぎ目だらけの道路に順応している 尻が痛いよ 今はもう慣れたけど 好きになれない街 雨でも降ればいい しっとり濡れて眠りに落ちたい この街を忘れたいのさ 暖かいシャワーを浴びて 緩めたいのさ 好きになれない街 忘れたいのさ 恋人のような布団に包まって 眠りたいのさ 今日一日働いて一万円くらいか このタクシー代と同じくらいか その前の飲みで五千円使ってるから そうか 今日は赤字か たまにはいいか 何か話せよドライバー 酒臭い奴だと思っているのか 揺れるたびに戻しそうだ 走る車もありゃしない そんな夜は寂しすぎるじゃないか 静かな夜も嫌いじゃない 嫌いじゃないけど 好きになれない街 海に沈んでしまえばいい 暗くて深い海の底に この街を忘れたいのさ 抜け出せないこの街 忘れたいのさ 好きになれない街 忘れたいのさ 何をしても笑って 許してもらえた頃に 戻りたいのさ
夕焼けの中で歩いていた 顔は覚えていないけど 覚えていないけど忘れないのさ 帰り道ピアノの音がしたんだ 煮物の匂いと友達の声に混じってさ 大好きだったあの街 記憶の中のあの街 今は遠いあの街 忘れたくないあの街 僕は何でだろうこの街が好きになれない なりたい とも思わない 僕の家の周りは 周りも同じような家で ベッドタウンの一角で 部屋の電気は消えていて 恋人同士の囁きさえ聞こえやしない そんな夜は寂しすぎるじゃないか そんな夜も嫌いじゃない 嫌いじゃないけど 何か話せよドライバー つまらない街だと思っているのか 僕は思っている 四角い箱の中に納まっている 肩が凝ったよ 安っぽいビニールのシートで 好きになれない街 誰もいなくなればいい 大好きな音楽を聴いて眠りたい この街を忘れたいのさ 大音量の洪水の中で 流したいのさ 好きになれない街 忘れたいのさ 恋人のように毛布を抱きしめて 眠りたいのさ こんなところで眠りたくない 眠りたくないけど 眠っているのさ 四角い箱の中に納まっている 肩が凝ったよ 安っぽいビニールのシートで 何か話せよドライバー つまらない街だと思っているのか 僕は思っている 好きになれない街 忘れたいのさ 忘れないから 忘れたいのさ 戻れないから 戻りたいのさ 好きになりたいのさ 好きになれない街
229 :
壁 1/2 :2006/02/14(火) 16:21:45 ID:om2fTmoM
ふと目が覚めると 周りは壁であった 前に後ろ 右に左 周りは壁であった 私は四角く 壁に囲まれていた 何の変哲もない ただの壁である 卑猥な落書きはない 窓もない 模様もない ただ 壁である 下から生えてきたのか 上から落ちてきたのか わからない
230 :
壁 2/2 :2006/02/14(火) 16:22:15 ID:om2fTmoM
朝の小鳥の囀りが聞こえる 朝の道を行く人々の声が聞こえる 朝食の用意ができたという母の声が聞こえる しかし四方が壁である 私はその場から動くことが出来ず ベッドの上で迷子になった 目の見える盲目になった私 手足の動く片輪になった私 ぽろぽろと涙が零れ やがて壁の中で涙の水位は上がっていく ベッドの上で溺れてしまう そう思っても涙は止まらなかった
231 :
読書 :2006/02/15(水) 00:39:12 ID:77C14EyY
角の見えない大きな箱に 世界を丸ごとぶち込んで すっぱりペラペラにスライス出来たなら どんな模様が見れるだろう 自然、人間、情報、制度etc... 色んなモノが斑に飽和して 溢れんばかりの1ページ そこに表れた作品は何を意味しているのだろうか 地震直後の地獄絵図 夜も眠らぬ繁華街 静かに昇る眩しい朝日 朽ち果てた無限の荒野 巡り巡るページの中で私はどこにいるのだろう 私はどんな形をしていてどんな色を添えるのだろう 走馬灯の様な万華鏡を頭の中で回しながら 私はタバコに火をつける タバコの煙が上ってく フワフワユラユラ上ってく どこまでも続くその空に 煙はいつしか見えなくなった
232 :
ジャングル :2006/02/15(水) 15:10:25 ID:22jMb8HQ
おれの両膝の間にひざまずき、 おれの様子を窺う女 気持ちいいでしょ? とか思ってんだ 気持ちいいでしょ? ほら、そんなに歯を食いしばってがまんしてるじゃない 表情はサービスです。あなた、頑張ってるから そうでなければパタンパタン、パタパタンと折れたたまってしまいそうなんです かわいそうな乞食めと女を蔑まなければ おれはみじめさが爆発してしまいそうです ウホーゥ ホウホウ ホゥホッホッーゥ ジャングルの都市 ビルからビルへと絡まった蔦につかまって飛び回り 胸板をドンドコ叩いて 生命力を必死に探す どこかに落ちているはずの
ずっと子供の頃、貯金箱を振ったら 10円玉とか100円玉の音がして いまのおれを振ったら目を回して反吐しか吐きません 女の頭を両手で押さえ、深く深く 女が暴れたので手を離した 女は床に転がって ハアハアとあえいでいて そのみぞおちは 浜に打ち上げられた魚のえらとおなじ動きだった ウホーゥ ホウホウ ホゥホッホッーゥ おれは床の上から女を抱き上げ、抱えたままつなげると 窓を開けてジャングルの都市に飛び出す ドンドコドコドコ ドンドコどこどこ どんどこドコドコ どんどこどこどこ どんどコドこどコ ドンどコどコドこ、どん
授業のみじかい休み時間に 俺たちは 10人くらいでわいわいと こんにゃくで どうやってオナニーするか真剣に討議しあった 机にフリーハンドで長方形を三、四個 描く さて これでどうやってナニを気持ちよくさせるか 俺たちは17歳童貞妄想力をフルに活用させる やっぱりこれだろう サカシタが 四角こんにゃくの中央にちいさな円を描く シンプルに こんな感じじゃねーの ユノグチが 縦にスッと割線をいれて おお とみんなで納得する するとソノダが ぎざぎざの波線を描きだして 上級者は こうすんだってよ ふうん ひと呼吸おいて こんにゃくオナニーの上級者?? それからしばらくソノダは上級者と呼ばれるようになった 次に俺たちはカップラーメンでヤる方法について熱い議論を戦わせた 上級者のソノダもそれは知らなかった 俺たちの考えたやり方では ナニがヤケドしたり ビバノンノ状態になったり どうしても気持ちいいオナニーを完成できなかった ガセ…か? お湯を捨てて底にナニを通す穴を開けるというコペルニクス的展開に 俺たちはどうしても辿り着けなかった
校舎の四角い窓からみる景色はそれなりにいいけどもう飽きてしまった 俺たちがフリーハンドで描く四角はどこかイビツにひしゃげていた そのラーメンは…食うのか? オカモトが天然ボケぶりを発揮して んなわきゃねーだろう とみんなでウケる そうだ つまんないことで俺たちはいつも大笑いしてた ニノミヤが はにかみながら小声で シビれた手ですると 自分の手じゃないみたいで いい と言う 俺たちは放課後 帰りがけのスーパーで おひとり様 一枚づつ こんにゃくを買う様子を想像して こりゃあ エロ本買うより勇気いるなあ と 始業のベルを聞きながら 議論を終えた 次の休み時間 フルカワが開口一番 俺 授業中 ずっとヤラしいこと考えてた と話すと 実は 俺も ヤラしいこと考えてた ミヤザキが 実は 俺も オニツカが 俺も カマダが 俺も ヤナギハラが 俺も マツモトが
236 :
枕をひとつ :2006/02/15(水) 22:13:22 ID:/NdreI6K
語るほどの人生でもなし 去りがたきほどの舞台でもなし 遊び足らぬおさな児の ぐずり泣き程度にはかなんで キャラメルみたいなあの墓に 俺も静かにはいってゆこう 枕をひとつ抱えてさ
真夜中の中央線は 宇宙船に似ている。 しろく明るい窓が 真暗い世界を 迷いなく飛び去って ぼくを連れ去る 連れ去る つれさる 瞬く星ぼしが (無数の窓と生活が) 遠くにいさり火が (赤信号が点滅する) かがやき飛びゆく隕石が (いつかは車を) さあ、x、y、zの無限空間を、指針もなしにただまっすぐに! あのしかくい窓をぶち破って! そして携帯電話がふるえた! 無駄なく小型化されたしかくい液晶には コンビニでごま油を買ってくるようにと妻の言。 (スーパーで買っておけよ不経済だ) 電車は不穏にきしみながら、 ドアからドアへとぼくを運ぶばかり。 ああ、真夜中の中央線は 宇宙船に似ているのに、 そのようにしてぼくは、宇宙から排斥された。
238 :
名前はいらない :2006/02/16(木) 05:13:27 ID:zGlHRgzi
寝言で父が発狂する わたしに首を絞められているのだ、と そのときわたしは家近くの深夜の公園にいて ベンチに腰を下ろしたら ベンチは艶かしく脚をくんで フフフと笑う なんだか可笑しくって孕んでしまったわ 公園の真ん中には 長い髪の裸の女が佇んでいる 矢印の標識を大事そうに抱いている ぐるぐる巡るのは 誰もいない自転車 サドルから牛の角を生やして 舌がよじれて呂律まわらず吼えている 牛の目には三日月が見えている 三日月ギャッッ!! 空に前輪が跳ねた 牛はけっつまづき 裸の女は怒髪する そんな絵が一枚できた 絵を折り曲げて 牛と裸の女が熱いkissする 折り目の隙間から フフフと例の女の声が漏れ
239 :
庭の箱 :2006/02/16(木) 19:22:42 ID:tOflX4IH
あの白い箱には少年が一人はいっているんだ 四角い箱のそのままの形にギコギコと身体を折り曲げて 彼はもう長いことあの中にいる ポツリポツリ 星がためらいがちに曲を奏でる夜に 落ちるのを忘れていた銀杏の葉がやっと気が付いたように地面へ向かう その茶色になってしまった葉が地面につく前に 少年は葉を手に握り締めるのだ 葉は少年の手の中で 約束された歌を歌うはずだ ぶつぶつとつぶやくように、彼のために、彼の箱を焼き尽くす歌を歌うはずだった 長い長い夜の蛇がえんえんと連なって道を横切る 曲はまだ続いている 少年は 箱の中にいる
浮上する 矩形の海がしぶきをあげて 8月の太陽に翻る 純白のシーツをかき分けながら ぼくは浮上する アリスは決して狂っていない 手当たり次第に鏡が割れて 素敵な暗殺者である恋人が 歓喜と屈辱を釣り合わせながら ズボンのジッパーに手をかける 鉄道網の午前3時には 死んだ女たちの笑い声が とおい夢の回廊を 浚渫船のようにへめぐるだけだ だが そこに 運命が轟く空はない 膝をかかえた幼い未来を 赤いポストのように待ち焦がれはしない
浮上する 倦怠の波にさらわれて はりつめた痛みが覆る ぼくは浮上する だが そこに いつも通りの朝はない だからいま コーヒーテーブルの向こう側 濡れそぼる羽根を休ませて あなたは祈りの言葉を思い出している つまり世界は ぼくらが生まれるずっと前から こうして 変わらぬ姿勢を保ってきたのではなかったか? 涙ぐましい湯気を透かして ぼくはあなたの名前を思い出そうとする ああ しかし ぼくにそんなことが出来るのだろうか さえぎるすべての光の中で ぼくらは顔を見合わせ笑う それはまるで 続く他人の葬列の 傍観者同士の慎ましい微笑 あるいは 始まらない朝と傷ついた虹の さりげなく しかも運命的な邂逅のような!
242 :
名前はいらない :2006/02/16(木) 22:24:43 ID:IWl94mrQ
243 :
名前はいらない :2006/02/16(木) 22:25:59 ID:IWl94mrQ
244 :
名前はいらない :2006/02/16(木) 22:27:31 ID:IWl94mrQ
>>236 枕をひとつ ID:/NdreI6K氏
>>237 そのようにしてぼくは ID:KU3+1oSz氏
>>238 ID:zGlHRgzi氏
>>239 庭の箱 ID:tOflX4IH氏
>>240-241 朝は始まらない ID:Ntc4ROAN氏
ただいま23作品。
もーすぐ締切ですよー。
245 :
名前はいらない :2006/02/16(木) 23:53:29 ID:HzSJP4wp
ゼッケン氏がまとめ役買ってでたんじゃなかったのか?まとめてもらえませんか?
今回の採点方法は従来どおり、「1位3点、2位2点、3位1点。持ち点無限大」ということで。
247 :
もしも :2006/02/17(金) 22:36:09 ID:W6GluKii
もしもボックスがあるといい。 あの四角い箱の中で、私はきっと救われる。 もしもあなたがあの人と別れたら。 もしもあなたがまた私のことを好きになってくれたら。 もしもまた昔のように幸せになれたら。 必死で隠していた、 醜い気持ち。 汚い気持ち。 解放してしまったら誰かを必ず傷つける。 私の中でだんだんと気持ちが尖っていく。 必死で見ないふりをしていたら、 いつのまにか真四角になって、 私を中から傷つける。 なんで私が傷つかなくちゃいけないんだろう。 もしもあなたがあの人と別れたら。 もしもあなたがまた私のことを好きになってくれたら。 もしもまた昔のように幸せになれたら。
248 :
もしも :2006/02/17(金) 22:38:32 ID:W6GluKii
戻ってきて、戻ってきて、 お願い、 戻ってきて。 もしもあなたがもう一度戻ってきてくれたら、 絶対に逃がさない。 放さない。 天井の高い四角い牢屋。 鎖があなたの足に絡まりつく。 それは私の気持ち。 醜い汚い気持ち。 尖がって、誰かを傷つけてしまいそうな気持ち。 いくら願っても、 今日もあなたとあの人は私の視界で幸せそうに笑う。 昔みたいに、あなただけが登場する物語は作れない。 私の瞬きでフィルムがどんどんと出来ていく世界。 キラキラとしていた、あの物語。 あの幸せに満ち溢れていた物語。 現実世界と、私の理想との間。 それを埋めたい。 埋めなきゃいけない。 もしもボックスがあるといい。 あの四角い箱の中で、私はきっと救われる。
投稿締切過ぎてますよ〜
もしも描いた者です。 ごめんなさい、日にちを見間違えていました。
251 :
名前はいらない :2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
わけあって名無しで書き込みますが、Canopusです。出来たぶんの寸評。
>>206 「四角」というテーマを深読みさせるのが目的かなあ。コロンブスの
卵を思わせるね。
>>207 ディテールに凝ってて、歌うようなリズムで、面白く読めた。けど、
やっぱ照れみたいのが見え隠れしてるなあ。特に「あの子」の描写部分。作者
は当事者なんだから、そんな冷静な描写だと、読者も冷めちまう。
>>208 新「箱男」?こういうナンセンスは大好物なんだけど、まだ骨組みの
段階ではあるかなあ。ナンセンスを引き立たせる描写がほしいなあ。
>>209 最初のjは大文字だよね…気をつけて。途中で音になっちゃうんで分り
にくいんだけど、色が四つ出てきます。人間の肌の色みっつ、地球の色ひとつ。
それを繋げて、四角の完成、なんてね。この人は、この路線を突き進んでほし
いね。「お題」はどっか行っちゃってるけど。
>>210 四角というものをどう表現するか、えらい苦心の跡が見える作品だと
思う。その姿勢にはすごく好感を持つ。が、残念ながら成功はしてないね…。
四角である必然性、三角と対比させる必然性が希薄に感じます。
>>211-213 絵本とおはなしの比較は、感心したなあ…。まると四角を父さん
母さんに見立てたのかもしれない。でなきゃあ、息子がこれほど、まると四角
にこだわる理由が見当たらない。子持ちとしての意見。
252 :
名前はいらない :2006/02/19(日) 00:37:04 ID:cRYcxBnE
つづきー。きょうはここまでー。
>>215 この作品の独特の口調は、詩全体をまあるく見せようとしてて、アイ
ロニーとして成功してるね。最終部は、積み木じゃなくて、痛みでシメてもい
いかな。
>>216-217 古風で時代遅れの美学、を表現しようという努力は買うのだが、
設定がまったく承服できない。借金のカタに臓器売買させる金の亡者的手法に
は、仁侠の美学もクソもなく、感情移入などできるはずもない。
>>218 いきなし反閇(へんばい)なんつー単語が出てきて…陰陽道の呪術的
歩行らしいです。反閇と、他のことば遣いとのバランスが、やや悪いかなあ。
この詩には、雰囲気づくりがかなり重要なファクターだと思えるから。
>>219 うーむ。テーマとしては、よくあるものだと思うんだよな。シンプル
で飾らない方向で書いてて、それはいいけど、だとすると究極のシンプルを目
指したいよね。
>>220-221 タイトルは面白いと思った。が、本文は読みにくいな…。なんか
個人的趣味と主義主張をごっちゃにしている印象が強かったです。
>>223 多分やっぱ無生物(ヒーター)だよな…完全に主観的一人称で書かれ
ているので、比喩が比喩でなくなっちゃって、ほんとのことになってるとこな
んか、すごいね。面白いの半分、得体の知れないの半分。
253 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/02/19(日) 07:58:12 ID:WerSuT92
配点
3点
>>223 四本足 ID:d2R6Yxhz氏
2点
>>231 読書 ID:77C14EyY氏
1点
>>218 愛から ID:q7gEqpn3氏
1点
>>209 青が繋ぐこの世界で ID:8h2O6R4E氏
1点
>>220-221 阿修羅雌(アスラメ) ID:jRoFpkmK氏
以上です
寸評のつづき。
>>226 少しゼータクな、内省的な引き蘢り。丁寧な空想で、やわらかな雰囲
気が、失恋の痛手(かな)を中和させています。
>>227-228 具体的な描写の書き込みがされているわりには、作品の全体に流
れているのは、表層的な鬱の気分。あちこちで行きつ戻りつする、歌詞的なリ
フレインが、そう読ませるのだろう。車と同じように詩も気分も走っている。
>>229-230 理由もなく壁という四角に閉じ込められる恐怖、という構図は、
小説なんかで結構ありそうなネタだけに、「詩」ならではの世界構築とか、特
殊な描写とか、そんなのがほしかったです。
>>231 世界をスライスして製本しちゃう、その発想は面白かった。そんな世
界の描写方法については、かなり疑問のあるところで、「わたしたちの世界」
という百科事典を読んでるのと、あまり印象は変らなかった。
>>232-233 四角いコンクリートジャングル、つーことかなあ…。ナンパの風
景かなんか(風俗ではなさそうな気がする)を「みじめさ」と表現する独自な
発想に、魅力を感じた。
>>234-235 うむ。こんにゃくに関する話題というのは、男子共通のものみた
いだね。おそらく昔のいいことばかりを思い出したのだろう。ノスタルジック
な多幸感というものをぼくは否定しない。が、それを嫌う人もいるだろうね。
寸評、さいご。
>>236 墓のなかで、長ーい、邯鄲の夢のつづきをみるのも、また一興。小品
として非常に巧さを感じるが、キャラメルがやっぱ違和感を(苦笑)…。かと
言って、これがお題に繋がる唯一のよすがだけに、悩ましいところ。
>>237 うーん、中央線をかくも透明に描写できるのは、すごいね。ぼくの印
象だと、中央線は人が多いし、生活感に溢れているから。個人的には、この魅
力ある世界の書き込みをもっと読んでみたかった。
>>238 四角い額縁に閉じ込められた狂気、かな。マザーグースが下敷きなん
だろうか。すべてを狂った世界に描くというコンセプトは判るが、ややふっ切
れてない印象があるね。
>>239 ぼくは、この作品世界はかなり魅力的だと思う。その世界を構築する
素材の欠落をそこかしこに感じている。例えば白い箱は庭のどこに位置してい
るのか、箱はなぜ庭にあるのか、なぜ焼かれないのか、ということなど。
>>240-241 ものスゴくカッコいいんだけど、内容は普通の朝の風景。ふたり
は新しい顔を見合わせる、てとこかな。文体に見合った内容がほしい。あと、
2連めの「アリスの〜空はない」は、陳腐だと思う。
257 :
あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/02/19(日) 20:33:05 ID:e4vsTt2z
人気投票のノリで参加〜。
>>216-217 四の刺客
読み間違えてるのかもしれないが臆さず書く。
あなたの知らない世界。そそります。泣く児と地頭と法律なんざ知らねーよさんには勝てません。
全編、闇の気配がただよっています。否応なく引きずり込まれた袋小路。親鶯の鳴き声を習得し、清らかに歌おうとしていたはずなのに、もう歌えない。短刀とオイチョカブに絡めとられて、死角を熱にうかされたよーにさまようだけ。
自分を袋小路に追い込んだのが我が親ならば、愛憎の波が尽きることはないでしょう。荒れ果てた家の描写のあとに、米粒の描写。ホケキョウと高らかに歌えない若鶯の哀しみ、苛立ちが重苦しく立ちのぼります。
兄ちゃんにオイチョカブを教えた取り立て屋(?)も見事なキャラ立ち(小説じゃないんだが)で、この人絶対前歯欠けてるよな、とまで思わせます。オイチョカブやんねーかの繰り返しが、脳の焼け具合を示してます。
最終連を読むと、あの取り立て屋も自分の生にケリつけてくれる者を探していたのか、とも思えました。
短刀は《必然》で今宵の相手が《偶然》なのかとゆーよーに、全編に散らばっている言葉同士に関連があり、それが見事に綾を成す濃密な作品でした。
>>232-233 ジャングル
都市を生命のあふれるジャングルに見立て、生産的な行為をしています。けれど、もちろん生産のはずはなく、涙ぐましくもあるエナジーの欲求です。雰囲気作りが楽しい作品でした。
とゆーことで
>>216-217 四の刺客:一点
>>232-233 ジャングル:一点
以上です。
1点
>>209 青が繋ぐこの世界で
>>216 :四の刺客
>>223 四本足
補足:昼間書くことができなかった感想
>240の朝は始まらない
は、非常にうまいのだけど、詩が最初に予定しただけきっちり書いてあるような
感触があってすごくフラストレーションがあります。この方の場合、書いている途中で動くものを
是非読んでみたい。次点。
以上です。
259 :
◆OPBYKkBBNQ :2006/02/20(月) 00:31:25 ID:9Y3heg1g
どなたか確認お願いします。
五点
>>223 四本足 ID:d2R6Yxhz氏
三点
>>209 青が繋ぐこの世界で ID:8h2O6R4E氏
二点
>>216-217 四の刺客 ID:MPGQckt8氏
>>231 読書 ID:77C14EyY氏
260 :
◆OPBYKkBBNQ :2006/02/20(月) 00:32:11 ID:9Y3heg1g
261 :
名前はいらない :2006/02/20(月) 00:43:15 ID:yoEeF5IU
再集計しました それで合っている、と思います。
262 :
作品応募者です :2006/02/20(月) 00:44:54 ID:5n7N3Cx2
ルールのことは知りませんが、各審査員の点を私も集計してみました。 結果◆OPBYKkBBNQ さんの集計と同じですので合っていると思います。
263 :
◆OPBYKkBBNQ :2006/02/20(月) 00:53:36 ID:9Y3heg1g
お二方、ありがとう。
今大会は
チャンプ
>>223 四本足 ID:d2R6Yxhz氏
準チャンプ
>>209 青が繋ぐこの世界で ID:8h2O6R4E氏
です。
おめでとうございます。
それではチャンプの方、次回に向けて、お題と投稿審査期間の提示をお願いしま〜す。
ありがとうございます。
>>223 四本足書きました。
次のお題は「祭」でお願いいたします。
投稿〆切は 2/27(月) いっぱい(2/28(火)の0:00まで)
審査〆切は 3/2(木) いっぱい( 3/3(金)の0:00まで)
265 :
議論スレ523 :2006/02/20(月) 21:15:39 ID:SdHSQtt7
告知: ルール改正の投票を議論スレで行います。 ・候補は2つ。「上限1点、持ち点3点、使い切り自由(新案)」と 「上限3点、持ち点制限なし(現状維持)」のどちらかを選んで投票 ・投票期間は2/21(火)の0:00〜24:00の一日間 ・一人一票。コテの有無は自由。 よろしくお願いします。
266 :
祭囃子 :2006/02/20(月) 23:09:12 ID:i2lLKxw3
縺れるが華
267 :
クリスマス :2006/02/20(月) 23:21:26 ID:hd/Hjceb
クリスマスには 半被が似合う 神輿をかついで 練り歩け あ、ソレ♪Happy Happy X’Mas! あ、ソレ♪Happy Happy X’Mas! いくぜぇ!! 今宵は男の祭り きりり 褌引き締めて あ、ソレ♪Happy Happy X’Mas! あ、ソレ♪Happy Happy X’Mas!
268 :
神に選ばれなかった僕と同じ同類達へ :2006/02/21(火) 19:20:12 ID:nxRUrp0G
いつだって、そうだった、彼ら、彼女らは、いつだって、そうだった、 僕らが安易にセンチメンタリズムや卑猥性を楽しんでいる頃、そして 僕らが、それらを描くに当たって、犠牲にしてきたもの、誰かの空腹や、 どこかで鳴り響く銃声、僕らの詩は、誰にも届かない、そして未だ持って、 誰かに届いたためしがない、なのに、僕らは分かったふりをして、髪を梳く、 僕らは、青で、繋がれているだけだったのだ、あの青は、海の色を反映して いるわけじゃない、どこまでいっても、語り合えない僕らの、断絶を表して、 そして、赤く染まるのは、誰かの叫びや、悲鳴を、夜は、いつだって、朝を前提 として、慰めあえるような、分かり合えるような絶望や悲劇しか描けないのならば、 詩人なんてやめちまえと、僕は昨日、知人に言った、友人は泣いたが、夕焼けは 青にはならなかった、世界は美しいね、どこがだ、テクストの中では、30年前の銃声 が未だに響き渡って、中原中也は未だに嘘泣きをやめようとしないじゃないか、 赤い靴の話を知っているかい、詩人はまさに、赤い靴の話で物語られる少女そのものだ、 僕らは、今すぐにでも、才能がないのならば詩を書くことをやめるべきだ、
269 :
名前はいらない :2006/02/21(火) 19:24:18 ID:NJNqvVAs
甘い香りの果実と夜とらせんについての八行の詩を作ってください。
270 :
神に選ばれなかった僕と同じ同類達へ :2006/02/21(火) 19:25:00 ID:nxRUrp0G
神に選ばれた者でないと知った日に、僕は、神を恨んだが、 同時に、僕の前ではもう夕焼けの茜色も、晴れ渡った青空も、 すべてのあらゆるものが、もがき苦しむさまを、克明に胸に刻む以外の それは慰めあえるなんていう安っぽい次元ではなくて、 ただただ立ちつくす以外の選択を拒む刹那のなかで 永遠という終わりのない終わりが、僕らの目を覆い隠し、しまいには、口すらも塞ぐ時、 言い知れぬ誰かの恐怖に怯えた顔や、幸せに微笑んだ醜い顔が、すべて、消えてなくなるまで 誰かと愛し合った記憶すらも、すべて消えうせるように、願う どこかの欲求不満のばばあとかじじいが詩を書き始めたそいつに首のへし折れた赤子をつきつけて もしも青臭い馬鹿が悲劇のヒロイン気取りで僕のちょっぴり甘酸っぱい憂鬱でも歌うようなら そいつに首吊り自殺した年配者の死体をつきつけて 世界に向かって、彼ら、彼女らを投げ返し、それでもなお、空の青が美しいとでもいえるのならば、 僕はそいつらに銃口をつきつけて いつだってそうだった、始まりはいつだってそうだった、彼ら、彼女らはいつだってそうだった、
271 :
神に選ばれなかった僕と同じ同類達へ :2006/02/21(火) 19:31:19 ID:nxRUrp0G
どこかの欲求不満のばばあとかじじいが詩を書き始めたそいつに首のへし折れた赤子をつきつけて
→書き始めたらそいつらに に訂正。
尚、
>>268 と
>>270 で一作品とする。
>>269 は私の作品ではない。
272 :
北 ◆FUCKcjokcg :2006/02/22(水) 00:53:41 ID:w7Zl1B9c
約束を書きました。ありがとうございましたー。
あなたをいつも 見失うのよ 私の中に 見つからなくて 指先からめ 手を繋いでも 蝶々のように 消える気がする 華は空蝉 いずれは散ると 囁く風が 頬を叩いた 祭囃子に 心さらわれ 叫ぶ愛さえ 闇へと滲む 舞い落ちる火に 焦らされて 燃える唇 重ねあわせる 光にすがる 祈りの訳は 陰に飲まれる 怖さねきっと 待っているほど 強くはなくて 時で気持ちを 縛りつけたい 浴衣の子ども 風車吹く 愛の抜け殻 からから回る 祭囃子に 心流され ひとときあなた 感じていたい 舞い落ちる火に 包まれていく 熱さに命 溶け合えば良い
274 :
皿 :2006/02/23(木) 02:09:33 ID:eN/4wEyP
収穫祭の朝 食卓に並べられた数枚の皿 それは三つの大洋に浮かぶ 磨き上げられた数枚のフォルム 昨日までの悲しみと新しい日付けのさようなら これは光沢ある純白の皿 聖者が憎悪のフォークを突き刺せば 支配者の手から失意のナイフが滑り落ちる これは光沢ある純白の皿 46億年分の数少ない実りをのせた 光沢ある純白の皿 これは是非とも床に叩き落とすべきだ 破片の上に朝日が流れて 美しい反射を見せるだろう パンのため、愛のため あるいは眩しい未来のために まずはこの皿を君は割れ! そうだ これは是非とも床に叩き落とすべきだ!
私は一人で部屋にこもって音楽を聴いていた すると、普段は私に声をかけてすらくれない母が嬉々とした声で叫んだ 「ちょっと!すごいわよ!」 何の事かと思った いつもなら居心地悪くて3分といられない居間に私は向かった そこには母の他に父と妹もいた テレビの映像にはビルに衝突した旅客機が一台 煙をあげているのが映っていた 「すごい事故だね」 誰が言ったかわからないがそんな声が聞こえた するとなんと同じように旅客機がもう一つのビルに衝突した こんな事故ってあるんだろうか? 部屋の中が静まりかえった 普段は居間に3分といない私と母、父、妹 みんなそれぞれ一台ずつ自分のテレビを持っている なのにこの時は同じ場所で同じ光景をながめていた 不自然な光景を不自然な状態で不自然な程同じ感想を持った 「怖い」
276 :
水のむこう :2006/02/23(木) 18:10:49 ID:JlBVYOXJ
まるで今日はばか騒ぎの夜だ 融けだした熱気が空気にしみて 星が見えないくらいに焚いた火のまわり ぼくらは浮かされて へんに叫ぶみたいにしゃべる そうさ今日はばか騒ぎの夜だ アルコールでもそうでなくても 同じコップで酌み交わすんだ さっきはじめて見たあの人とだっていいさ 普段ばかにしてるあいつだってもちろんいいんだ いつもはしゃべれもしない あの子だったらもっといい こころはとけだして 何がなんだかわからなくなって そうしてぼくらはひとつのおおきなかたまりになる ああ、そうだ今日はばか騒ぎの夜さ ことばはただしい重みをもたず ふるまいは拡大に拡大をかさね ぼくらは無限大にたのしくなる いつかは終わってしまうんだろうこの夜も 今はちょっとしんじられないけど ときどきふっと思い出すのさ きのうまでのこと あしたからのこと 水のむこうみたいに遠くだけれど ねえ、だから今日はばか騒ぎをしよう 融けだした熱気がとんでしまうまえに 月が染まるくらいに大きな火のまわり ぼくらは急かされて へんに叫ぶみたいにしゃべる
>>276 最終行
へんに叫ぶみたいにしゃべる
↓
へんに叫ぶみたいにわらう
辺りは闇の帳 今宵は祭りなのに寝過ごし 余韻だけでも… ふららん外へ 眠さを抱え,うっそり 月は傾き銀砂を振る からころと下駄を鳴らし 時折,星を掠め見る 心地良い風が浴衣を絡ませて かすかにお囃子 音に誘われ道をそぞろ歩き どんっ! なんだ?と思う暇もなく童は私の後ろ すがめて前を見れば 離れた場所から影,3つ 黙ってたら影は消え童もいない …寝惚けたか… 深く考えず先へ
音の手前に灯 居酒屋らしき前には賑やかな声… よろよろ酔漢ばかり まま通り過ぎる筈が声をかけられる 寄って呑めと両腕を掴まれ無理やり店へ 主らしき男も表れ席に 誘った本人達は高鼾 主はグラスに酒を入れ勧めた 私は下戸だと告げる 主は妙に嬉しそうな顔 奥に引っ込んだ 袂を引かれ見ればぶつかった泣き顔の童 おちょこを出し,呑め 馘を横に振ってもかたかた震える童の手
しぶしぶ取りなめる 案外うまい…一息に呑む するするする…胃に落ちた 童を見れば強張った顔で次を差し出すので一気に呑む またもとろとろと腹に落ち着く 顔も手足も赤みが差し頭がぼやける… 気がつけば枯れ葉の中 なんとか起き上がり 霞んだまま家へ 後に友からそれは妖しだと言われる 酒好きな妖しだからダメな奴は餌だ そうか!食わせまいと童は呑ませたのか でもあの酒,旨かったな… 遠くでけーんと鳴き声が聞こえた
281 :
[] :2006/02/25(土) 02:17:27 ID:2tZAmWrQ
祭の夜」 ただの疲労ほど安っぽくは無く 絶望というには濃度が薄く だけどとにかくやけっぱちな気分 海底に沈んでいくような眠気をこじ開けながら 車を西洋の棺おけみたいに鈍い振動で引きずって 向かう先には終わりの無い重低音みたいな闇 眠気覚ましにしりとりみたく いくつもの自分を並べてみる お金が無いわけでも無く 仕事もそんなに悪くは無い 住んでいる空間も 着ている服も 株の調子も 悪くは無い 良くも無いが悪くも無い 時間を浪費するには最悪の環境 なんだ、明らかに悪いもの一つ発見、と笑って見て 急ブレーキ 無意味な加速よりも もっと無意味な急停止 引っ叩かれたような衝撃を全身で受止めて 僕はハンドルを枕にうずくまる 突然 ひどく泣きたくなったんだ 秒針すら聞こえないほどの静けさの中で 不意に 縁日の夜を 思い出す もっと生産的なものにすがりたかったけど 浮かんだのは なぜか縁日
象みたいに広い父親の背中に揺られ 王様のような気分だった 夜 見知らぬ星に着陸したような あの輝き エデンの花畑のような 充満する甘い匂い 熱帯の動物の群れみたいな人いきれも 万国旗みたいに色とりどりに並ぶ出店も 全てが自分のために用意されたみたいだった 夜を照らす提灯の燃える赤が 地の果てまで続いていて 世界が素晴らしく 掛け替えの無いものに思えたんだ もう一度あの場所へ行きたいと思ったけど 多分 祭に行っても あの世界はどこにもないだろう 成長し 進化し 大人になって 世界は突然つまらなくなった いろんな事を知ってしまったし いろんなものが見えるようになった 誰の背中も必要なく 自分でどこにでも行け 縁日に並べられたものなど どれでも手に入れれる
ハンドルから手を離し 掌をじっと見つめる 大きくなった掌は 一体何を掴んだのか とにかく進もう、と呟き アクセルペダルに足を戻すけれど 今までもそうしてきたじゃないかと思い返し また悲しみに浸される 遠くで古い祭囃子が聞こえ 挟まれた膨大な時間がゆるやかに逆流していく 軽い躊躇を覚えたけれど たまにはこういうのも悪くないな、思い直し エンジンを完全に切り シートを倒し横たわり 象の背中のような温かさに包まれる いつかは終わる、祭 予感的な微熱を肌の表皮に覚えながら 今はただ 懐かしい記憶に酔いつぶれよう 目覚めたら 祭の後、だな 小さく呟き もう余計な事は 何も考えない
春は春とて花見祭り 散る花気にせず 狂え 狂えよ 雨が降っても桜に傘は似合わない 思う存分 散れ 散れよ 夏よ真っ盛り夏祭り 暑さ忘れろ ほれ 踊れよ 花火など盆踊りなど 誰が見ているものか ただただ 狂え 狂えよ 秋も深まる秋祭り 気取っていても 祭りは 祭りだ 騒いでなんぼ 狂うてなんぼ 我を我と思わず 忘れよ 忘れよ 冬でもやるさで達磨市 金ぴかの達磨は さぞ 目に悪い 片目の達磨など焼き捨てて 何を願って 達磨 買う 我も我とて一人祭り この世は祭りじゃ そうであろう 騒がにゃ 狂わにゃ 損 損 損 祭りじゃ祭り 踊れ踊れ 騒げ騒げ 狂え狂え 祭りに終わりなどいらぬ 終わりなどいらぬ
285 :
化身 :2006/02/26(日) 06:17:59 ID:ml1cXnKJ
しめやかなる そして鬱々とひゃっこい気流 身を重ねた粒子が 姿 欲しいままに空ろ移ろう 番いの羽音を標的に 笑いましたとさ えへらえへらと 身の程知らずな 色も持たぬこと嘆き入るとすれば 塵の煌き重さに従い落つる 身も無き程知らず 石っころに成れたとしても 一時の雹で たかが塊で 姿を持たぬと 溶け入る 凝り響き無く 引き得る力に 逆らえもせず 雹であったことさえ えへらえへら 痒がる様 気流の花弁が散る傍で 笑う事を覚えましたとさ 何かしら巡り脈打つ 赤紫の蔦先は 藍色の天空に這わせ蝕む根の如く伸ばすものの 月を握り締め 砕こうとしたところで 根 張巡らせた筈の 天空は 白々しく 振り払う 旋風の一片にて 雷にも及ばず 腐り地に横たえる其の身 一時地這い歩き 土塗れて 産声を宿す 落つる 俄かに彷徨える孤の時 雷様の鳴り響き様 根の如く 地上に花を咲かせましたとさ しめやかなる そして鬱々とひゃっこい気流 身を重ねた粒子 劈く地の上肉の上 えへらへら燃やし尽くし 地上に花を咲かせましたとさ 咲かせましたとさ
今回のお題は「祭」です。
○投稿〆切 2/27(月) いっぱい(2/28(火)の0:00まで)
○審査〆切 3/2(木) いっぱい( 3/3(金)の0:00まで)
>>266 祭囃子 ID:i2lLKxw3氏
>>267 クリスマス ID:hd/Hjceb氏
>>268 >>270 (修正・注記
>>271 ) 神に選ばれなかった僕と同じ同類達へ ID:nxRUrp0G氏
>>273 火祭〜ひとときの情熱〜 ID:Dq80RNWO氏
>>274 皿 ID:eN/4wEyP氏
288 :
まつりのあと :2006/02/26(日) 22:24:35 ID:cUrRLLWF
昨日の夜のにぎわいは 夜店と一緒に片された 浴衣の君にはたかれて 頬に残ったざわめきも 一緒に片してほしかった
289 :
秋空 1/2 :2006/02/27(月) 00:44:36 ID:Q65aw469
突きぬけたような秋空に 太鼓の音が響いたら 喧嘩祭りの幕開けだ ドンデンドン ドンデンドン 長足袋はいて鉢巻きしめて 地区の名いりの法被はおって 三十余りの太鼓台 道から道へと練り歩く 街路はすでに人だかり 警棒さげた奴も鈴なり ドンデンドン ドンデンドン 高さはゆうに五メートル 重さは二千五百キロ 百の男じゃかつげない 金ピカ黄金(こがね)の太鼓台 馬鹿だろおまえら ドンデンドンデン ドンデンドン 城から離れた漁師まち 伝統風雅は端よりもたぬ ただひたすらにでっかく綺羅に 鈍と純を織りまぜて 二百の男の腕でかく 指揮者の笛がピピッと鳴れば えんやさのさぁさぁ 精魂こめて 括(くくり)の八つ房人の字に割り 力いっぱい差し上げる
290 :
秋空 2/2 :2006/02/27(月) 00:46:55 ID:Q65aw469
天幕ふわりと膨らんで 空に飛び立つ風船のごと 見物客のざわめきは 太鼓台の鉢合わせ いくかいかぬか一寸先は闇か明りか 熱情にきけ男たち 野次と怒号と笛と警告 「退いてください退いてください」 馬鹿だろおまえら 聞く耳もたぬ奴ばかり ドドドドドドド ドンデンドン 日々営々と肩にのせ 高欄幕に龍のぼる でっかい金ピカ揺れに揺れ そおりゃあそおりゃあ 二百の男が 大地踏みしめぶちかます ドドドドドドド ドドドドドドド ドドドドドドド ドドドドドン 浮世の重さに笑っているな 憤りながら笑っているな 馬鹿だなおまえら せめても不敵に天高く 思いのかぎり かついでかついで死んでゆけ
祭りは土日になった 合わされたんだ大人の都合で 昔は平日 小学校も休みになったのに今じゃ…いやそんなことはまあどうでもいいこと ここ数年擦れ違いの日々 仕方ないんだ仕事の都合で 仕方ないのさ しょうがないよね 諦めることにかけてはプロだぜ もはや 蓮馨寺の境内には祭りの後のざわめきが残り 夕焼けチャイムが鳴る時間 広場で黄色い帽子の子供たちが走り回っていて 売店前のベンチには白髪の女性が座り芋アイスをつつきながら微笑んでいた ここには祭りのたびにお化け屋敷が建てられて そのまわりを沢山の露店が囲い 多すぎる人手の吹き溜まりのようになっていたんだ 今もそうかな 誰かに聞けばいいのに 聞いてない まだこの街には友達が…少しだけいるのに ここ数年擦れ違いの日々 祭りの日くらい休みたかったけど 忘れていただけさ しょうがないよね やらなきゃならないことが多いから みんな 道端にはゴミ袋が山のように積まれていて そこからむわんとソースのにおいがした 秋だというのになんだろうねこの気だるい空気は せっかくの休みなのに 昔から僕は完全燃焼という言葉と縁がないね きっと昨日の今頃はみんな…いやそんなことはまあどうでもいいこと 間の悪さは昔からさ しょうがない しょうがないよね それも僕だと笑えるさ
銀座通り商店街 今では大正浪漫夢通りなんて洒落 てないな とにかく変な名前になっちゃって 見た目もお洒落になっちゃって この通りにボロボロのアーケードがあった頃その下の中華料理屋で食べたチャーハンが美味しかったな つくられた美しさは自然の乱雑な美しさには永久に勝てまい まるひろの袋を前カゴに詰め込んだ主婦の自転車に追い抜かされたよ 今 あの溢れかえる人ごみと むせかえるような熱気 秋だというのにあの 焼けるお好み焼きのにおい あこがれたスーパーファミコンの当たる かもしれない くじ なけなしの小遣い使って 当たったのはサッカーのゲームソフトだった ファールすると必ずイエローカードが出る 黒マジックで「とおる」って名前 プラスチックに直接書いてあったっけ 同級生が引く山車についてまわった 僕の町会には山車がなかったから そこかしこで遭遇する山車と山車 向かい合っての曳っかわせ これがなければ ああ いつまでも耳に残る 江戸ばやしの響き 忘れられない ただ思い出をなぞっただけ 終わった一日を背にして思っているんだ 今もそうだよ クライマックスの山車揃いで興奮したい もう一度 ああ いつまでも耳に残る 江戸ばやしの響き もう一度聞きたい 忘れていただけさ しょうがないよね 来年はきっと行くよ 大好きだから この街が 大好きだからさ 川越祭り 来年こそはきっと行くよ
293 :
春祭り :2006/02/27(月) 11:19:28 ID:hErlyuh9
神殿で奉納舞を舞う数え年11の巫女は生娘ではなかった 山桜満開の4月 とっぷりと暮れた夜に 十二単の装束の巫女が鈴鳴らして奉納石舞台へ登る 松明の炎 爛々と照りわたり 前髪を垂らし顔を隠した巫女が奉納の扇を広げた刹那 神殿の奥扉 開かれ 精霊宿る木々が憂いを含んだ露を散らす一陣の風が吹く ”我が怖いか?” はい、主様 どうぞお見逃しください ”何故、そこで踊る” はい、ちちははに打ち明けるのができませなんだ ”ほう、我より ちちははが怖いか” はい 山桜満開の花びら頭上高くより降りしきる石舞台 顔のない笛が奏でられ 手に持たぬ鼓の甲高い音が響きわたる 白足袋の草履 ダン トン トン 銀鈴の杓 リン トン シャン ”いかずちもて打ちもうそうか 田を干上げてしまおうか 不埒な娘” いかずちを どうか いかずちを ”娘、我がもとへこよ 髪をあげ 額をあけよ 其処にしるしを刻みつけようぞ ” 白地の扇 くうる くる はらり ねっとりと湿った春の夜 山桜の花びらは嬉しそうに肌に吸い付き 木々は卑猥な笑い声を立てて白い露を飛ばす 十二単の端々から素肌をみせる巫女の踊りは 四股をふみ、腕を交え そこにいない相方と睦みあっているような錯覚をもたらした 奉納の石舞台の中央に見たことも無い階段が地下へ向って開き 何によってか、金色にぼうっと明るい石壁の奥へ巫女が走り去っていく 祭りは絶頂を迎え松明が点される境内のそこここで、睦みあう影が見える それらは人ではない 山桜の木の根元より妖艶な異形 立ち上がる 嬌声 石舞台に階段はない 祭りの夜、人々は禁足を守る 巫女は額に印をつけられて 祭りが終わる
294 :
祭りの温度 :2006/02/27(月) 16:07:48 ID:DOyeBn+w
あなたと私で祭りをしましょう サイダーの泡の匂いを嗅ぎながら 金魚すくいと洒落込もう 頭の中で神輿が宙を舞っているのだ 白濁する雨と真っ赤な太陽 夜の暗さなど 豆電球の光で消してしまえる 夏の音色に踊らされて ダダダン ダダダン あなたと私の祭囃子 寒い日の思い出はもう箪笥の中へ 息が上がっても弱音を吐かず 焦りつつ夕暮れを受け止める 溶け合うパズルを感じながら お祭り騒ぎは続いていく 三十八度の熱い湯を浴びて 汗にまみれて冷たい風に震えても 静かに祭りは続くのだ
295 :
雪祭り :2006/02/27(月) 19:45:17 ID:oS8CnDEt
もうすぐ吹雪の前触れ 雪ん子は藁沓履いて歩き回るよ かわいい声で近所に響く ほんやらほんやらほーいほい 白いものが散る 雪像のライトアップ 遠くに冬の花火 夜なのに白い空に咲く 風はケムリを追いやって 大輪が浮かび上がる 大きなかまくらの中の明かり 頬の赤い雪ん子が駆け寄った もうすぐ鳥追い 火柱が上がるよ ほんやらほんやらほーいほい
此処には全てと喜びが 大人も子供も百鬼夜行 さあ歩こう 歩いて見て廻ろう 揺れる胸と腰 褐色の肌 もろ肌の誘惑 胸を垂れる汗 ビートする太鼓と笛の咆哮 度肝を抜く情熱 南瓜頭に黒装束 甘いモノを求めて街角に立つ ハシャギ 辻を練り歩き ねだりゆすり 山車に身を投げ ゴッドの下へ 狂喜の行進 行くところまかり通りところ 群れ群群れ 大河に身を沈めマイ・ゴッドの叫び 火と鐘の音と 牛の群れ 蹄の音 横を走るマチズモ 目指す場所はカタルシス 命かけて 明日も生きようと走る
焚き火の周りを怪しげなサークル ゴーストダンス 呪いと邪悪なガンマンよ 去れ去れと 踊り狂い 嗚呼 いつだって狂人は隣にいる 囃子の音が混じり 背筋は伸び 懐かしい空気 人々は輪になって踊り 屋台の臭いに涎を垂らし ハレ ケ 明日を祝い 今を祝い 昨日を流離い おいしい水を飲んでいますか 我は我 人は人 坩堝に収まった情熱はミキサーに 嗚呼 今宵 今夜 イや 未来永劫 我等三千里 はるばる全てと我とを これからもおいしい水は飲めますか
氷点下-5゜Cは体を芯からキンと冷やしていた 初めての雪祭りは予想以上の寒さだというのに 1年ぶりに会った道産子の彼女は平然としている マコマナイという聞きなれない会場に彼女は僕を案内した 子供向けの雪像が多いけれどがっかりしないでね 彼女は地下鉄に乗りながら僕にそう言って マコマナイの思い出を話してくれた 僕には聞きなれない会場名での思い出は 小さな頃に毎年家族全員でやってきたこと 大雪像の楽しい楽しい氷のすべりだいや 毎年買ってもらっていた缶バッチ 迷子になった事 ニコニコと笑って話してくれた マコマナイには 確かに名前も知らない子供向けのキャラクターの雪像が たくさん並んでいたが どれもこれも精巧な立派なもので僕は目を見張った 巨大な雪像には彼女が話していた氷の滑り台が組み込まれていて 沢山の子供が雪の階段に列を作っていた 皆幸福そうに白い息を吐いていた
よかった喜んでくれて 彼女はほっとした様子でそう言った 今日でお祭り最終日でしょ 明日には全部雪像壊しちゃうんだ 勿体ない と僕が言うと あの子は でも忘れないでしょ と言った ここに私がいてお祭りを見た事忘れないでしょ この会場は今年で最後なのよ だから私あなたとここに来たかった 彼女は悲しそうに笑った 彼女は多分僕の心の中も知っていたのだろう 祭りの翌日に脆く壊されてしまう雪像みたいな気持ち 今年もTVニュースは雪祭りの開催を伝えていた 僕は毎年2月になると彼女を思い出すのだろう そうして最初で最後になったマコマナイを思い出すのだろう 忘れないでしょ と彼女は言っていた 僕はTVに写るあの街で彼女が幸せである事を願った
300 :
299 :2006/02/27(月) 22:23:18 ID:a5US+wrp
訂正です。 7行目 あの子は→彼女は になります。
あかるい 闇。 あしおとが だけが 3分の4歩 すすみ 7ブン の5 ホ もど るるるるるるるるるるるるる 光が くらい光を駆逐しさらにあかるい光に ステン! と 海岸から 丘をころがりのぼる その あしあと。 あしあと。あしあと。 あしあと。あしおと。あしあと。 リズム に のって 拍子木の驟雨がいっせいに光を穿ってそうだ森を抜けなければ 一対の蛾が螺旋をえがくよう…にからまり合う鱗粉のささやき がどうしてもかの名前を思い出せない思い出そうとしない軽い 軍靴のステップ砂漠の色だそれは森の海の雲の色だそれはふざ けてるんだやかましいくらいの嬌声が槌を砧をその奥で叩く。 あしあと。あしおと。あしあと。 あしあと。あしあと。 あしあと。 そうだ 森を 抜けなければ あかるい 闇の なかを。
302 :
◆o0rnnbHBHo :2006/02/28(火) 01:43:57 ID:YSOlX39U
303 :
◆o0rnnbHBHo :2006/02/28(火) 01:44:55 ID:YSOlX39U
304 :
◆o0rnnbHBHo :2006/02/28(火) 01:46:17 ID:YSOlX39U
寸評の出来たぶんを。ぼくももしかすると全作品寸評は無理かもしれない。
>>266 青森とか、ねぶた祭りの時に出来た子が多いんで、誕生日が似通って
いるとか。祭は昔は、男女の睦み事にも使われたんで、ぼくはその方面の縺れ
を連想した。
>>267 クリスマスをX’Masと書くのは誤りである、とトリビアで確かやって
たなあ…。ネタ的には単純で、笑いまでは持ってけなかったです。
>>268 >>270 詩で世界が救えるのか、世界を変えることができるのか。詩が
ことばが世界の実像を描くことができるのか。あのネルーダでさえ。そんな事
を考えた。いい叫びだと思う。文の綻びが大きくて、抵抗はあるね。
>>273 舞台設定、ことば遣い、ともに演歌的な古風な線を狙ったんだろう。
巧く描写できているとは思います。激しい描写だけに、ハートをズドン、と撃
ち抜くようなファクターがほしい。
>>274 皿を大陸に見立てて、それを見ているのはやっぱり神々なんだろう。
「収穫祭」だから仕方ないところかもしれないけど、視点や描写がどことなく
西洋チックで、そこがこの詩を古めかしくしているのかもしれない。
>>275 この作品のいちばんの観どころは、「ばらばらの家族がこの瞬間ひと
つになっている」ということだと思う。テロの描写よりもそちらの方に力点を
意識的に置いてみてはどうだろう。
>>276 祭の最中に、向こう岸の「祭のあと」を思う。作者は今、年がら年中
バカ騒ぎをやってる時期なのかもしれない。でも読者がそのバカ騒ぎの輪に入
り込むきっかけみたいなのもほしいね。
寸評の続きです。
>>278-280 いわゆる妖異譚ですね。簡潔な文章が目を引きますが、単にス
トーリーを追っていくだけ、の印象もあるので、文にひと工夫ほしい。文その
ものの味わいは、好みではあるんだけど。
>>281-283 ぼくの地元では、町内ごとに小さな縁日が開かれて、今週は3丁
目、来週は4丁目…てな具合に、縁日のハシゴが出来たんだよ。ガキの頃の縁
日って、どうしてあんなに楽しいんだろう…懐かしく思った。
>>284 同じ阿呆なら…的な狂乱は、人生が終りのない祭りであればいいのに
という願望の裏返しとも考えられる。その両面を巧く書ききれれば、かなり奥
の深い作品になっただろう。
>>285 多分H2Oの移ろいを描いたんだと思う。まるでクイズだけど、きちん
と詩になってるとこはすごいよね。詩の思考ができてるんだと思う。これが祭
かどうかは疑問だけど、最終のステージは、確かにメデタい光景だ。
>>288 「カタす」はきっと方言だと思います。ぼくは関東に来て初めて聞い
たから。「頬のざわめき」というのは巧かったね。「にぎわい」と、きちんと
対になってる。
>>289-290 勇壮で勢いのある作品だと思います。ただ肝腎の、喧嘩祭りのク
ライマックスの部分、そこがオブラートで包んだような比喩が纏わりついて、
実は分りづらいです。
>>291-292 未整理な心のヒダを未整理なまま表現していて、それがリアルさ
を醸し出してて、雰囲気づくりは成功しています。シメの部分だけど、これだ
とほんとに思い出をなぞっただけになってるんで、ひと工夫したいところ。
今日はもう寝るし、明日はマジでここ来れるか分んないんで、採点しとく。
>>274 皿
>>285 化身
>>293 春祭り
に1点づつ。
>>293 情景描写がやや説明調になってしまって、技術的には今ひとつの感が
あるが、ヌシとの会話がなんとも魅力的。もうひとつ言うなら、十二単は脱が
さないと、踊れないと思います。
308 :
名前はいらない :2006/03/02(木) 01:32:24 ID:aeV+tU/Z
呪われた可愛そうな人ですね
309 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2006/03/02(木) 02:04:10 ID:tcFsSSmX
310 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2006/03/02(木) 02:06:24 ID:tcFsSSmX
評論ではなく 作品を読んだときに浮かんだモノを言葉にするので意味不明かもです。。。 >266 「祭囃子」 飲むほどに舞うが如し >267 「クリスマス」 赤い褌の男たち。神輿は金色に輝くソリ。鼻を真っ赤にさせながら男たちを囃し立てるトナカイ。 >268 「神に選ばれなかった僕と同じ同類達へ」 救われない思い。閉鎖された空間。鏡に向かって叫ぶ「僕」。 >273 「火祭〜ひとときの情熱〜」 中森明菜演歌風。愛情を越えた憎悪。 >274 「皿」 催眠術。自己暗示。最後の晩餐。窓からさす朝日は絵に描いた太陽。 >275 「9月11日の夜」 複雑に交差する殺された感情。声にならない叫び。 >276 「水のむこう」 静かな『ばか騒ぎ』。穏やかな波が打ち寄せる入り江の砂浜。 >278 「祭りの宴」 雲に隠れた月。湿り気を帯びた生暖かい風にかすかな笛の音。 >281 「祭りの夜」 懐かしい祭りの風景。石畳の境内に響く下駄の音。人の群れ。肌のぬくもり。 >284 「春夏秋冬 一生祭り」 酒好きな仙人。廻り行く季節。過ぎ去りし人々。孤独。刹那主義。
311 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>285 「化身」 神々のマツリゴト。誕生。成長。 >288 「まつりのあと」 戻らぬ時間。人ごみに消えた浴衣姿の君の背中。 >289 「秋空」 鰯雲。土の匂い。身体から立ち上る湯気。 >291 「川越祭り」 ふるさと。同窓会。懐かしい風景。社会人3年目。 >293 「春祭り」 闇にうかぶ白い肌。張りつめた空気に響く鼓の音。 >294 「祭りの温度」 重なり合う二つの鼓動。打ち付ける太鼓のオンド。 >295 「雪祭り」 雪国の子守唄。幼子に語る母の温もり。 >296 「水と平和」 異形なる者達の群れ。流れ落ちる汗。信仰。 >298 「2005/02/13」 時間+愛−距離=別れ。 >301 「祭:Fetes」 イコライザー。青白い炎。成仏できないでいる魂。メビウスの輪。
312 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/02(木) 06:51:01 ID:UG/4B77S
今夜 配点に間に合うかわからないので早朝に配点
1点
>>288 まつりのあと
>>293 春祭り
>>268 >>270 神に選ばれなかった僕と同じ同類達へ
以上
※まつりのあと
祭り 纏り 跡 後 な〜ど、平仮名に何気ない捻り有り。
シンプルすぎて見逃しそうになった。
313 :
べらぼう :2006/03/02(木) 12:30:37 ID:cnthYjDY
審査員の方々 お疲れ様です。 審査期間が過ぎても、批評されていない各投稿作品を批評してもらえるとありがたいんですが。 それが梁山泊の楽しみであり梁山泊に人が集まる所以です。 お願いします
…まだ過ぎてないんと違う?
採点
>>281 祭りの夜
>>288 まつりのあと
>>301 「祭り:Fetes」
に1点づつ。
ちなみに加点候補だったのは
>274 皿
>285 化身
>295 雪祭り
316 :
あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/03/02(木) 22:12:32 ID:3wfOyMRp
>>276 水のむこう
人が集い熱を生み、それがこころの外殻をとかし、熱が熱を生んでいる。
沸点を越えたこころの昂りが、《水》の一語によって如実に示される。
四連目の《ことばは〜》で始まる三行、冒頭の《ぼくらは浮かされて〜》、締めの《ぼくらは急かされて〜》。それぞれ、うまいことゆーなーと感心させられました。そーそー、まさにそんな感じ。
冷えて水になってしまった熱気から見る昨日と明日は、たぶんキチンと像を結んでないでしょう。揺らめいてるかもしれない。そこがまたばか騒ぎの夜のはかなさを際立たせ、せつないっす。
火、熱、空気、水、融けあい解け合い溶け合うイメージがステキでした。
とゆーことで
>>276 水のむこう:一点
318 :
名前はいらない :2006/03/03(金) 00:05:19 ID:fjoKs8a8
319 :
リーフレイン :2006/03/03(金) 11:10:25 ID:x3TFW6+Q
えっと、「春祭り」作者です。ありがとうございます。。。ウレシイ。。 もしかしてお題出すのはじめてカナ? お題 ”の”(ひらがなの の ) 投稿期間 一週間 3月11日(土)いっぱい (3月12日(日)午前零時まで) 審査期間 3月14日(火)いっぱい (3月15日(水)午前零時まで) よろしくお願いします。
320 :
2006年3月3日に決断したこと :2006/03/03(金) 15:41:22 ID:9kTqMkXD
僕は、飛ぶ、約束されている愛や優しさを捨てて、もういいよ、 誰かの笑顔に出会うことも、そして、僕が笑うことすらも、 微笑むことすらももういい、21年間の間に僕はもう満たされてしまった 厳しさを求めて、誰かに安心感を与えることも、誰かに愛を与えることも とうさんやかあさんの笑顔を見ることすらも、僕はかなぐり捨てて、 飛び立とう、 僕の羽が猛禽類の王の名にふさわしいものとなるように、 例えば、空高く、どの鳥も追いつけない場所で、もちろん、 孤独になったってかまいやしない、一人で高く飛ぶのは寂しいだろう、 かまいやしない、自分が甘えの中にいるぐらいだったら、寂しさと孤独に 打ちひしがれているほうが僕にとっては重要なんだと、 どこかで誰かが、僕の名前を呼んだら、その口を塞ごう もう、僕の名前を消しておくれ、僕はもう存在しないとして、 僕の思い出や、僕の姿を、忘れておくれ、 僕はもうこの世には存在しないものとして生きるつもりだから そこまでして何を得ようとしているのかって、 あらゆる厳しさの中で、極寒の大地で、僕は、希望が見たいんだ、
321 :
2006年3月3日に決断したこと :2006/03/03(金) 15:47:42 ID:9kTqMkXD
凍える寒さの中で、僕の吐く息だけが白く、 暖かい、そんな世界で、希望を、 絶望や悲劇、そして微笑みや安心感、優しさや愛 それらすべてを捨てて、 そう、僕の顔は皺だらけで、苦渋の中でもまれて 醜くなったとしても、この世のものでなくなったとしても、 誰からも愛されないような外見になったとしてもかまいやしない 僕の人間としての根本的な原罪は、甘えだ、 甘えていいよ、人間だもの、人の子なんだから、 たしかにそうかもしれない、だけど、これは僕自身の問題なんだ、 僕が甘えていること、それが、僕にとっては、最大の苦痛なんだ、 詩を書いてもいいよ、と言ってくれるな、 甘えていいよ、と僕に言ってくれるな
322 :
2006年3月3日に決断したこと :2006/03/03(金) 15:57:51 ID:9kTqMkXD
徹底した厳しさの中で、なくことも絶望すること、笑うことも許されないような地平線上で、 ただただ、やみくもに、没頭する以外の何もないような極寒の大地で、 21年間の甘えを清算することなどできないとしても、これが我侭であったとしても、 ごめんよ、 21年間の苦悩と葛藤を 生れ落ちたときに上げた声とか、今僕の中で、渦巻いて、 喜劇にとなっている、 舞台に火を放とう、燃え盛る業火の中で、いくつかのアラビア文字が 浮かび上がって、エンドロールを告げる、 カシミアの繊維の奥の奥へ分け入るほど、繊細の極致で、僕は、 壊れかけた時計のネジを巻き、僕は僕を断罪する、
323 :
2006年3月3日に決断したこと :2006/03/03(金) 16:05:09 ID:9kTqMkXD
そう、21年間の苦悩と葛藤が、 そして、生れ落ちたときに上げた第一声が、 幾千光年かなたの世界で、 未だに鳴り響いて、宇宙の寒さの中で、 いつまでたっても誰かを追い求めて、 僕は、それをいつか拾いに行かなければ行けない、 そのために、僕は、飛ばなければいけない、 軌道衛星上で、居眠りをしている衛星や うさぎ達が飛び跳ねている月を飛び越えて、 僕は、無限にも思える宇宙空間の中で、 限りなく0に近い確立であっても、 僕の声達を拾いに、探し当てて、いつか、抱きしめることができるように、 今すぐにでも飛び立たねばいけない、 いつか、どこかで、僕が、僕に挨拶をする時がくるように、 そしてぼくが、僕に向かって、おはよう、こんにちわ、それとも、こんばんわ と声がかけれるように、最後に、抱きしめられるように、 それまでに、僕は少しだけ、ほんの少しだけ、甘えを捨てるよ、 僕は、絶世の美女とか、父親や母親よりも、そして大切な友人たちにも ごめんなさいと言って、悪いけど、僕は、どうしても、僕にあいたいんだ、 生まれてきてよかったと、世界は美しかったと、言えるように、 だから僕は、飛ぶ、少しの間、さようなら、世界よ、愛や優しさよ 世界に向けてなきながら手を振る花嫁よ、 いつかまたどこかで会おう、その時、世界を愛せるように、
324 :
レッスン :2006/03/03(金) 17:43:08 ID:THa8xjOs
ニューヨークの地下鉄は真夜中には動きません この薬は食前30分に服用してください 八月には大型設備投資が動き出す 私のビートルズ 勝手にしやがれ 彼女はとてもダンスが得意だ 太陽は地球の周囲を回転するものと考えられていた 彼は文字通り飛んで帰ってきたが そのドレスはとても良く似合っています ホームランの玉が顔に当たって彼女は負傷した 主人は二度と再びこんなチャンスはないと言っていた ホームランの玉がニューヨークの私のビートルズ イスラム教の教団の一つに歓喜して踊り狂うことによって 神との合一の三昧境を現出せしめようとするのがあるが この薬は食前30分に服用してください 神との合一の勝手にしやがれ 地下鉄はとても私のビートルズ 太陽は地球の周囲を真夜中には動きません 私が喋るとみんなは黙ってしまった そのドレスは文字通り回転するものと考えられていた 政治や宗教が違っても まだまだ世界が合意できることはたくさんあるように思われた 私が喋ると世界が動き出す 国境の長いトンネルを抜けると 二度と再びこんなチャンスはないと考えられていた 大型設備投資が食前30分に歓喜して踊り狂うことによって マルクスのモットーは「全てを疑え」であった 私が喋ると世界が動き出す 私が喋ると世界が動き出す? マルクスのモットーは「全てを疑え」であった みんなは黙ってしまった 勝手にしやがれ!
325 :
ののじ :2006/03/03(金) 18:27:25 ID:V5Dva3nr
にじむ思いをなすりつけ
>>325 上手いなぁ。
作品書いたけど、これみて投稿する気失くした。
出直してきます。
327 :
の :2006/03/04(土) 02:35:33 ID:vQT7BVCK
しゃきっと 震わせて振るう 瑞瑞しい空気の輪。 この地に 満ち満ちている 禍禍しいふてぶてしい とろりとしているこの気を振るう ふるへふるへふるふるふるへ あすもてけふももてここのへもてよと その輪を描いて描ききりまた 軽やかな重み気配を引く腕で 明日を引ききり肺臓を絞り ああううううんと呼吸を一つ回す 一つ回す内揺るがぬ自分を個個に置く すると瞬時につながった宇宙がぐるりと廻りきるはずだ さあっ これが の の字だ。
328 :
の :2006/03/04(土) 10:44:47 ID:VAVS/ca7
本物に決まっている やっと見つけた 「ゆめ」 「こい」 「いのち」 でもなんだか薄っぺら 心細いので 「わたし」に クリップで留める 今度こそ大切に 無くしたくはない やっぱりだめ 簡単に外れてた だれかの仕業で ばらばらに 散らかって もう どこかに行ってしまった 情けないクリップめ 役立たず
それは後退から始まる 指先に時間の返し針の引っ掛かりを覚えながら 果てない反逓増の運動が始まる それがゼロに到達した刹那、事物は時間を急速に取り戻す 滑らかな爆発、成層圏へのほとばしり 冷えて固まり落下する 月天のかたちを鋭いナイフで切り取る 尾を、切先を、平坦なワインの大地に落とし ぽとりといのち芽吹き次の詞を待つ
330 :
その日 :2006/03/04(土) 13:05:37 ID:IGKEsljw
ある日の夜の空の下 大地と海が恋をして 誰かと誰かが殺しあい 誰かと誰かが手つないで 風と雷鼓が歌いだす 世界の終わりのその日の詩を
331 :
お題思案 :2006/03/04(土) 15:48:56 ID:29LMn7RD
一幅の反物を螺旋巻きにかぶき 頭に緋衣草挿す貴様は憎い奴の 酒面雁の羽の下 花ござで月を肴にの 減らぬお猪口片手に お頭を一巡り これがまぁさっぱり分らんのよ 恨みにぞんぜぬと出されたのはのとな 乃とな そんな坊主は殺してしまえ 篦で射て刺してしまえ 貴様はノープロブレム・ノーリアクションとな でも此処は無人の荒野 せいぜい眉間に皺寄せて 独り脳内を駆け巡っておれ わしは奴の心を 篦で刺し止めてやる この左手でな 両手を上げるには右手がないんじゃよ 自分の為に祈ることもできんのじゃ どうしてくれる
332 :
乃(1/3) :2006/03/05(日) 09:45:20 ID:CmSj/qRP
『すなわち,これを持って犯人とする!』 高らかに宣言は迷探偵 何時の間にやら事件らしい しかし…何処を見ても 血みどろの屍体はなく 盗られた痕跡もなし ぼーっと夕飯のおかずを考えていたのは短い時間のはず なのに妙に立上がり したり顔で頷く御主人に不安を覚える… 嫌な予感… 「また何か思い付いたらしい」 そういえば最近,よく本を読むなぁとは思っていたが 探偵小説だったのか… 『さぁ,出掛けるよ!』 はぁ…こうなると誰も止められない
333 :
乃(2/3) :2006/03/05(日) 09:46:12 ID:CmSj/qRP
何処に出掛けるというのか 足腰弱った迷探偵,年老いた犬を従えて 杖をつきつつ出動だ! 笑いながら奥様は私達を見送った しょうがないなぁ… しっぽをふりふり 足取り,ゆるく いつものコースを歩き出す なにかぶつぶつ言う御主人 ようやく聞こえた内容は犯人が納得しないらしい 「おいおい,大丈夫なのか…」 寒空に推理に嵌った御主人と 散歩をこなすおれ
334 :
乃(3/3) :2006/03/05(日) 09:49:15 ID:CmSj/qRP
外出した理由さえ忘れた御主人 玄関に着いたらおれを忘れて『ただいま…』 奥様は『お帰りなさい』と出迎えて『ご苦労様』とおれに笑った おれは自分の家に戻ると寝そべりながら思った 「すなわち,おれは無事に一日を過ごせたんだな」 ふぅ…と溜め息をつきながらご飯を待ちわび微睡んだ
335 :
名前はいらない :2006/03/05(日) 22:34:36 ID:KpG0q1zM
君の世界と僕の世界 一度死んだ後の夢 木は逞しく生えている その実は腐って土に還る 透明な空気と汚れた空がよく似合う 排気ガスが胸に広がれば鳥たちもよく泣いた 僕はドアをノックした 相手は誰だろうと考えた 彼にとって僕は意外な人物だった そして物語を終わらせたがる彼は歓迎した 一つだけの星空はまるでプラネタリウムみたいだけど輝いている 毒入りのリンゴを配るばあさんとも仲良くなったし そろそろ山に登ってもいいかと思う 君が手首切っても僕はすぐ慣れる 熊が表れてウサギを食べる 蛇はいつも一人きりで泣いている 君の頭の片隅の 消えない記憶を少し分けてほしいと僕は願う
336 :
名前はいらない :2006/03/05(日) 22:36:09 ID:KpG0q1zM
335のタイトル入れ忘れました。すいません。 of です。よろしくお願いします。
337 :
330 :2006/03/05(日) 23:08:45 ID:965Ul/2u
>>330 「恋をして」→「恋かわし」
訂正お願いします。
338 :
名前はいらない :2006/03/05(日) 23:40:21 ID:S8jy1M2G
>>337 >>1 を参照して下さい。
投稿後の訂正は、単純な誤脱字・誤変換以外は控えて下さい。
339 :
野風の笛 :2006/03/06(月) 00:27:24 ID:9JrOZRpT
表がわから内部へと あらゆる欠陥のひびわれが 風雨にうたれるたびに 鍛えられもせず 伏線となるように 進行していくのは けっして病ではなく 静寂にうみつけられた 虫の卵というべきか おれは砂岩の中に 固着する石灰質をふくみながら 辛うじて分解せずにたもったこの身を もはやこれまでと諦めて 石仏になろうときめたのだ まるくなってはまた削られて 相も変わらずふきつける風雨を これは俺を鍛えるものか それとも壊すしろものか 考えながら 悠久のはてに生えた苔が おれの体を覆うにいたり ほんのわずかに思い出したのは 俺は相当の昔には海の底にいて 嵐よりかは伝導しやすく 密度の高い海流をうけ 野風の笛を吹きながら ぶつかる音がきこえぬほどに やかましい歌をうたっていたのだ
340 :
現代ノ現代詩 :2006/03/06(月) 01:35:43 ID:haXPQRth
くろひふくきた をんなノくちノ あかくかゞやく きんいろノ すゞねノうそこそ きいてゐたひ
341 :
330 :2006/03/06(月) 06:47:40 ID:hkOlXWRQ
335 誤変換を訂正します。 熊が表れて ↓ 熊が現れて
343 :
はるよい :2006/03/06(月) 22:41:41 ID:w01/T6Mp
なめらかな はだか はらんだ おなか しーつの しわ わが つまの うつくしき ねむりの かたち
344 :
のの質 :2006/03/07(火) 00:42:18 ID:6FxNl/KN
女の子はときどきいじわるになる 好きな男の子が怒るような話を わざとしたり 確実に その柔らかい足の裏で 恋人を蹴ったりする 男の子は 肝に銘じておかなくてはならない! 一刻も早く強く抱きしめたいんだ 女心を ひ弱な部屋に傾いた笑顔を 燃える ライオンのたてがみみたいに! 綿毛でやさしく包み込む さみしい世界さ! あー固い包容に 爆発する! くだらなくもこぼれ落ちていくのさ ああ愛が尖り、消え去ろうとしている!吸い取られようとしている かなたの遠く遠くに
345 :
のの質 :2006/03/07(火) 00:45:51 ID:6FxNl/KN
そしていっさいはなくなったいびつな円を描きながら
346 :
(*の_の)< Kowloon Shock 〔1〕 :2006/03/08(水) 03:05:27 ID:gOoUZJY4
屋外プールに半身を沈めた月 小石を投げ入れて砕いた ステンの煌めきで プールサイドの縁が幾分浮き上がり その光に掬われて月の代わりに 揺らめいて 空に消え 俺は眠りにつくんだ 身を伏せた九龍の夜空が遠景の火種 反射して街を浮き立たせる夜 街明かり散々揺るがせ流れる それが川などと信じがたい嘘のような流れで 幻を目に垂らし込まれているような倦怠 (*の_の)ノ<Hong Kong,Kowloon Hotel“InterーContinental” Hello Hello 日中 ジムにてほんの少し肉体の衰えを知った 熱く痛む膝の内を殴りエレベーター内でよろめく 半年ぶりにチェックインした部屋も偶然に同じで 丁度空室がないシングルの時期なのか 滞在八日 ツインのソファー脇 可憐な房をもたげ首の細い白百合とめずらしい色の薔薇 赤みがほんの少し混じったココア色の薔薇が 抱くのに程よい壺花瓶にふんだんに咲き誇る 吸い殻ばかり増えていくのも馬鹿馬鹿しい ビジネスステイリーマンフライト旅烏なら未だしも 硝子の細工を鎧に 三十代 仕事以外の目的が素直に言いだせなく 迂闊さをひっそり見せられる人を選ぶように 倦怠つの立つ割りと澄んだ風 窓越しに 多分 幸せだ 俺 でもな 近頃頭が痛いんだ 仕事のし過ぎか知らないが 頭痛が止まらない 綺麗なものを見ると尚更 緊張が一気に解れて分解しそう なんだ
347 :
(*の_の)< Kowloon Shock 〔2〕 :2006/03/08(水) 03:10:05 ID:gOoUZJY4
春華と会えることを楽しみに訪れた九龍 まるっきり電話をかける気配のない俺で三日過ごして ジムで必要以上に足腰を鍛え ジェスチャーを大きめに大袈裟にやりぬいて 観光客とは異質な眼差しでビジネス以外はジムにいた 馬鹿か俺 部屋にいるとココア色の薔薇をじっと見つめて過ごすだけの ステイになってしまいそうだから 何でかんでジムで下半身を強化したかった (*の_の) ←こいつが春華なのだ Eメールの中の話で Eメールではほぼ毎日話を交わしているのに 実際は直ぐ様会う気持ちにはなれなくて 大声を張り上げて喧嘩をする気力もなければ 激しい恋しさも覚えない なぜなら(*の_の)はいつも俺のPCやモバイルに侵入してきたし 何より 「いつも一緒だった」 滞在ホテルは事前にEメールにて知らせてあるのも手伝って 俺は(*の_の)に敢えて連絡をせずに 今回の俺はTsim Sha Tusi界隈 気紛れに地下巡り潜伏迷子にもなるきもなかったし (*の_の)に何回も歩きながら相づちを求めるつもりもなかったから 「(*の_の)はいつも俺の傍にいる」 だから会いたくなかったし 会うという意志にも繋がらなかったんだと 屋外プールの真前でホテルを背に石を投げ月を壊してきたんだ それに気が付いてから三十分も経たない 馬鹿か俺
348 :
(*の_の)< Kowloon Shock 〔3〕 :2006/03/08(水) 03:15:24 ID:gOoUZJY4
部屋に一人ツインのくつろぎをカマす俺 虚ろに(*の_の)の送り付けてきた無数の 何の意味もないメールを思い出して みても 記憶に 無い けれど何気ないこと過ぎて当たり前になっていた日常だった 離れて暮らすのに疲れないように無くさないようにと 俺はツインのくつろぎをベッドに横たえ 何もかも滲んで見えなくなりそうだった 順調な日常に平穏な毎日 嘘なのか真なのかわからなくなりそうだ ああ まずデスクに備え付けてあるルームランプが「の」の字に光りだした プラグも「の」型になっている始末で PCの電源もコンセントの「の」形に無理矢理差し込んでみたが ディスプレイからいとも簡単に(*の_の)は消えてしまった ジムで流した汗の結晶の付着がシャツに擦れてこれも「の」の字に漂う シャワーを浴びようとユニットバスにもたれかかるも 「の」のシャワー口から出る水流の圧迫が胸に真っ赤な跡を残し 挙げ句の果てにココア色の薔薇も「の」の字に咲いて窓の明かりを見ているではないか 本当は(*の_の)に今すぐ会いたいのだ(*の_の)に今すぐ会いたいのだ ブランクがあったから気恥ずかしく 俺は「の」の字を掌に書いて一つ飲み込んだ後 ベッド脇の白い受話器を掴んで電話機を横に抱え 最後のナンバー「9」を大切にしっかり押す 鍛えた下半身 力をすうっと抜くように 九龍ステイあと三日の晩 月はのの字に照れて(*の_の)繋がるコールカウント フォー「の」以心伝心
349 :
神の手 :2006/03/08(水) 23:39:19 ID:ZchOsT2r
大きな手が地球を撫でている 風が起こる 私は風を感じる この風は何処から来たのだろう 私にはわからない 大きな手が人々の思いを摘む 手は両手があるから 人々の思いは二つにわかれる 思いと思いが衝突して 命が沢山失われる いいや 命は その大きな手の指先で弾き飛ばされているのかもしれない まるでピアノを弾くように 大きな手の指が命を弾き飛ばしながら 互いに前へ前へと進んで そのまま握手をできるならうれしいね だけれど握手はなかなか難しい あなたの右手と左手で 握手をしてごらん 手首が痛くっちゃいそう どちらかの手がどちらかの手を覆うことになる 大きなその手は雲の上から伸びているのかな それとも地面の下から生えてきているのかな 誰かはその手を運命と呼ぶ 私はその手を神の手と呼ぶ だって神様を信じたいもの
350 :
ハル ◆XFYccLexQM :2006/03/09(木) 02:18:21 ID:6nRlmMs8
の 野原を歩く スカートのような の ああ 周りがどんどん 幸せになっていく 春色に まぶしさは大地から蒸し上がり しっかり閉じ込めた筋と ふんわりかぶさった の ふっくらの雪がはがれて ゼンマイ仕掛けのおもちゃが のびあがって の 緑で埋め尽される の 冬枯れのりこえて 翼を広げる 包み込む みどりのふわり漂う春は の
351 :
349 :2006/03/09(木) 02:18:47 ID:c65fjqj8
訂正 > 手首が痛くっちゃいそう 手首が痛くなっちゃいそう
352 :
[No] :2006/03/09(木) 06:41:48 ID:EhAzdJim
あずさは言った あからさまに言った 言ってはいけない何かを言った そしてどこかに消えてった モラトリアムを定理に起こしてみた それNoなにがいつどこで誰の役に立つかなんて 僕に聞かれてマチコ先生に聞かれても 誰も答えられないし誰にも答える義務はない ふざけてしまってるのは ○○の●●なんて言葉だから 黄色の連絡帳 パンダの行列 石鹸のスメル 狭い脳味噌をゴウンゴウンと洗濯機で回したら きっともっと一杯出てくる[No] 一言じゃ言いたいことの10%も言えないから[No]でいつまで続けて呆れられる
353 :
のののとののの :2006/03/09(木) 08:17:30 ID:D3sRtL8S
のは、のについてののののとのののに関するの。 のにはのがあるため、のがのにつきのをのすると、 のはのにつきのとのするのができないのののをのするのができなくなるのから、 のののをのするのに、のからのするのができるのにのをのするのが のとなる(の)。そして、のにのするのをのし、のののをのするのののが、 のののとののの。 のののとは、のがあれば必ずのにのするのやのののにおいてもの (のやの)をのしなければならないとするの。 のののはのたるのののがない限りのののものされていないであろうという の的なのをのするの。 のののとは、のにのするのがのしないにも関わらず、のをのしてのをしたのをのして、 のにのがのしたのとのののをのしようとするの。 のは、のにのするのがのするであろうというの的なのをのするの。 なお、のののは、のにおいてはのを、のにおいてはのをのするのによって、 のをのにのするのができるとして、のをのするのに、のののをのし (の、の)、さらに、のについては、のがきわめてのにのされるのから、 のをのするのが大きいため、のののがのされている(の)。
354 :
東西! :2006/03/09(木) 18:55:42 ID:Iv+D75V4
えっと、えっと、 「レリインフ」 作者です。 えっと、えっと、えっと、 ああぁ。。。おありがと。。。ござい。。。ます えええっと、えっと、 出すの はじめて します 「レフリイン」です。 お題 ”◎” ええええっと、えっと、えっと、 もしかして ひらがな カナ? 出すの カナ? 出すのして お願い。 して いっぱい お願い。 いいいっぱい いっぱい いっぱい お願い。 出す期間 午前零時まで カナ? いっぱいウレシイ。。 いっぱいウレシイ。。 出すのです えっと、えっと、ええええっと、 もしかして出すの はじめて。。 カナ? ウレシイ。。 ウレシイ。。 えええっと、ウレシイ。。 お願い。 して 午前零時まで いっぱい 出して
355 :
69 :2006/03/09(木) 21:38:20 ID:4lBZs3tR
のの下を引っ張って向きを変えさせると6 のの右側をトンと下へ押してあげると9 のはとってもいやらしいひらがな
356 :
ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン :2006/03/10(金) 02:12:59 ID:oJ2j52S1
ゆるしがたきしあわせ あまりにもありがたく 通り過ぎるものののお のののののののののめ のののぬののめのののののののん おのののののののん おののののん おののののののののぬののの おおおののののののののののののののん おめぬのののののん おおののののめののののののののん おのののののののののののめ おおおののののののめののののののん おののめのぬん
357 :
「ののちゃん のりとはさみで野原を作る」 :2006/03/10(金) 09:50:13 ID:UBPtn7A8
ののちゃん、お空 切り取って、のりのりぺたた ののちゃん、地面も 切りとって、のりのりぺったん ののちゃん、草の花の虫の鳥の川の沼の石の砂のキリ絵きりきり ののちゃん、雨の晴れの影の風の雲の雪の霧の吹き絵ぷうぷう ののちゃん、裏返して 夜の月の星の影絵はりはり のねずみさんこんにちは、のぶたさんこんにちは のらいぬさんもいらっしゃい のらねこさんおひさしぶりですね 「ののちゃん?」 「うーん、まだなんかさびしいの」 それでは、コホン。 「おおかみさんがきましたよお」 がぶがぶがぶのがぶのがぶ
358 :
もののなささぐし :2006/03/11(土) 02:13:57 ID:iqt5bqCu
雲は形によって名を変え 空は色によって名を変え 人は何も変わらないのに友人になったり先生になったり恋人になったりで 俺としての一人の俺はとにかくもいま路上に立つ、立って空を見上げるわけだ 一人になったとき俺には名前は要らなくて きっと空にもとうに要らないんだと気付く きっと世界にもとうに要らないんだろうが、だからって言葉がないと俺達はあんまり寂しい 動物が鳴くように俺達だって鳴くんだ じゃあ形容詞と感嘆符だけでなぜいけなかったんだろうか きっといけなかったんだろうが、だけどそれではやっぱり寂しい 世界中で全てのものは名前に縛られてきゅうきゅうと鳴いている 全てのひとは貼り付いた名前の向こうに自らの姿を隠されている 全てのものも全てのひとも名前によってばらばらに解かれたんだ 複雑な情報を伝えるために名前が必要だったなら 俺は今複雑な情報が寂しい この空を見上げると寂しい
359 :
昼の夢における朝(1/2) :2006/03/11(土) 02:32:56 ID:OZR+pm76
無数にチカチカする星の世界 ベッドの上で枕に頭を押し当てて 両足を思い切りあげて ひざを強く瞼に押し付ける 瞼の裏 夢でもないけど現実でもない 野野野野野野野野野野野野野野 野野野野野野野野野野野野野野 野野野野野野花野野野野野野野 野野野野野野野野野野野野野野 野野野野野野野野野野野野野野
360 :
昼の夢における朝(2/2) :2006/03/11(土) 02:37:10 ID:OZR+pm76
夢の中のあの子は 平凡な日が好きだといった 子猫とキス 裸体にワカメ そんなまどろっこしい感覚が ねばねばまとわりついて取れない どんどん膿んでいく モンタージュのように記憶が摩り替わって 夜明け前にはリセットされる ぐるぐると繰り返す感情 でもいつか終点はあるよ 繰り返す繰り返す幕開け 花よりも好きなものは無い 言ったあの子の唇はりんご飴のように甘かった 平凡な日 白いシーツ のの字に丸くなった僕 でもいつか終点はあるよ のの字に丸くなった僕 このままじゃ煙草に火も点けられない ステンレス製のベッドの足が錆びている
朝起きて 一昨日買ってきた「の」を眼球から飲んで下の方から搾り出してから カレンダーの二月分を今更ながらめくったら 二枚同時に破けてしまった つまり三月になるはずが 飛んで四月になってしまったのだ 俺はその瞬間三月を無くした 外は花粉舞う三月の真っ只中だけど 三月が終わるまでの残りの三週間近く 俺はこの世にはいなくなる それじゃあ 机の上の昨日買ってきたばかりの「の」の賞味期限がいつかの二月二十九日、相当に時代遅れの「の」で 文句の電話をかけようと思っていた俺の熱意はどこにやったらいいのだろう 俺はこの三月には存在しないというのに だけどもし俺がその賞味期限の切れた「の」を危うく吸い込んで消化しまっていたら きっとここにはいないはずの俺はぶりっかえして もう三日は使い物にならなくなる そんな羽目になってただろう あの「の」を昨日580円で買ったコンビ二に いや、あの「の」を売り出している出版社に 電話をかけるべきか かけぬべきか うっかりカレンダーを二枚同時に破ってしまった ただそれだけで 俺の古臭い弛んだ「の」への文句の情熱がどこか遠くですっと流されてしまった気がした
最近では手軽に手に入るようになった「の」 近所のコンビ二のドアを開けてすぐ右手に広がる本の嵐の一番奥 しかも袋とじにまでされた、いわば秘部な紙質にも ウィルスに亀甲縛りされてピクピクと痙攣するインターネットの掲示板にも レンタルビデオ店の暖簾のかかった奥地でだって 「の」はどこでだって簡単に手に入るようになった でも本来は 滅多にお目にかかれない 高級な代物だったはずだ そう、「の」はロマンだった 「の」は情熱で 青少年の愛ですらあったのだ だからそこらのコンビ二で簡単に手に入るような「の」は「の」ではない 俺はそう思い返し やはり俺には三月はないのだと 賞味期限がいつかの二月二十九日の腐った「の」と 買いおきしてあるたくさんの「の」たちを 躊躇なく一気にゴミ袋に突っ込んだ
「の」を神社で拾わなくなってから 日本の子供たちはおかしくなったのだと俺は思う 丸いフォルムのちゅうぶらりん 静止された情景に甘美な波を打つ蠢き そして 穴に向かう先の頑ななまでに上に向かおうとする軸 神社で「の」を始めて見た時のあの衝撃は 今でも忘れられない 「の」って誰が描いても一見大差のない、一般認識のようだけど 実は、というか、だからこそ そのなかに個性が出るんだと思うんだよね そんで 人間の個性の基盤を作る物は神社で 人生で初めて出会った「の」がなんだったかによって そいつの今後の「の」は左右される これは言い過ぎではないだろう? 俺はゴミ袋いっぱいに入れた「の」の袋に黒マジックで大きく「の」と 少年達にもわかりやすいように目印を書き 電話の変わりに今からこの袋を これから穴に向かう健全な青少年のために神社に捨てに行こうと 思い立った 俺に 今 三月はないんだから
向かう先の同じ4人の仲間 はじまりは静かなガレージから ライブハウス 音楽番組 全国ツアー どこであろうと俺たちの歌声は 親と友と環境が教えてくれた 平仮名に忠実だった 雑音から選り好みをして ただ一文字一音を探求する 趣味を超えて生きがいのように かき鳴らす喉と弦 濁音を打楽器で 静音を弦楽器で 足りなければ声を荒げて 俺たちは平仮名を イメージのままに捻り出してきた 四十九音を操れるようにはなったが 一音は扱いがたいどころか見つからなかった さながら難攻不落の要塞のようで 大抵の楽器は絞りつくしたのに出てこない 喉も五度つぶした が 駄目だった
どれだけ崇高なのだろう 遠く果ての無い音に思えた 「す」はインクの漏れ 「ん」は押し殺した激情 「づ」は長恨の叫びの入り 「ぶ」は墓場の空 「ぱ」は諦めを希望に変える論拠 それらは貴くも求めた一音には遠く 万策尽きて 単振動する楽器から手を離した すべて打ち止めて目を閉じて静寂も跳び超えた そのときに 「の」が 響いた まるで不意打ちのようだった とにかく急いで 求めていた音に 耳を澄ました
の の の の の の の の の の の の の の …………。 …。 あきれるほど傲慢で無責任な低音に 俺たちは失望を隠せなかった けど 憎いほど「の」は奔放だった …それ以来 音も文字も記号さえも 誰にとっても一瞬の所有物なのだと、妙に得心がいった いっときだけ所有された「の」の音が教えてくれた 俺たちは 言葉を支配したかっただけなのだと
367 :
楽したいの :2006/03/11(土) 19:21:51 ID:zVE4OAEg
楽したいの 何でもするから 楽したいの 死んでもいいの 楽したいの 仕事以外なら 楽したいの 結婚以外なら それは飛行機が墜落するように似て それでも楽したいの 現実逃避しすぎた代償かしら もうもどれない だらだらと堕落してきたの ただ、楽したいの でも誰にも甘えられなかった の
368 :
君がため(1/2) :2006/03/11(土) 21:40:01 ID:89eLePif
春の野にいでて 若菜摘みもうしておりますと 差し伸ばした腕に雪きよらに仄降りまして 無論わたくしの腕のみに降るはずもなく 菜の緑にふいと訪れた白は それはそれは美しいものではございましたが わたくしは 己の肌に落ちるや否やじんわりと溶けはじめる 名残の雪の冷ややかさに心をつかまれ 差し伸ばした腕をゆるやかに胸元引き寄せ その溶けゆくさまを眺めておりますうちに涙があふれ 最早溶けているのは雪ばかりではございませず 頭をあげれば 遥か山の稜線は幾重にも揺れ 嗚呼もう二度とあの人の温もりに触れることは無いのだと
369 :
君がため(2/2) :2006/03/11(土) 21:41:43 ID:89eLePif
哀しみが今更のごとくに押し寄せまして 然りとて只じっと堪えるより他になく わたくしが泣けど笑えど 此奴らは季節めぐれば人の哀しみなど知らぬ存ぜぬ まこと呑気に蕾をつけおって 舞血侮知誣蚩奉躓 種より芽吹き 今まさに種を為さんとしつらえた穂の先を 舞血侮知誣蚩奉躓 丸まり土に還るがよい あの人おらぬ春なぞいらぬ 縹の空に屠るべし
370 :
名前はいらない :2006/03/11(土) 23:17:26 ID:gW6oiGVc
371 :
名前はいらない :2006/03/11(土) 23:19:28 ID:gW6oiGVc
372 :
名前はいらない :2006/03/11(土) 23:20:25 ID:gW6oiGVc
373 :
名前はいらない :2006/03/11(土) 23:21:19 ID:gW6oiGVc
374 :
の で始まる終末 :2006/03/11(土) 23:38:05 ID:+o5Zxc/8
飲み屋でコップ一杯の日本酒に肯き、隣のヴィレッジヴァンガードの流れ者を酔態させ、噂と愚痴に酔い痴れ、日付変更線を越える 脳味噌はアルコールで蕩け、思考を失った口は幸せの皺とだらしなさを刻み、カウンターの包丁は葱を刻み、葱汁を待つその心持ちは八丁先の味噌 のりにのりを塗り付け、それを両眉に貼り付け村山総理こんにちは。明日は明日の風が吹くというけど、明日は又寒いってさ のに今日はポカポカ陽気。季節は何を告げ何を言いたいの のしのし歩くそのホッカイロを掴んでいる手は全身に新宿鮫を掴み卸す 脳内妄想まっしぐらなノルウェー人は今日も日本に遊びに来た。ノウメンツクーラー、ツタンカーメンにキッス 野に酔い、石に土塊を塗り付けその先に佇む野良犬にぽっぽっぽっ〜 恐い ノルアドレナリンで一杯なお頭は足に背走の命令をダシンし忠実な両脚は今日も昨日へ逃げ込みました。幸福とはお酒ではごまかせない ノートに刻むその愛 もうアイリッシュはごめん 来世はネアンデルタール人と グッドバイ
377 :
名前はいらない :2006/03/12(日) 00:51:21 ID:LNJ6uWHn
検証中。
1)
>>340 の詩
類似、と言うかそのまんま。
「2ちゃんねる」と「自HP」ってステージは違うけど
正直マナー的には誉められたもんでは無いな、と。
2)
>>354 の詩
これ自体は
>>319 の文章をカットアップした物。
有る意味テーマへの挑戦だとは思うんだが
やっぱり「審査前に公開」って、マナーがねぇ。
3)
>>356 の詩
まだ未発見。でもタイトル的にこれも同一人物かな。
もしそうなら、あんた3作も多重投稿かい?と。
多分な、この作者は「常識」を自分の都合が良い側に解釈するタイプの人なんでそ。
ルール的には灰色あたり、でも正直係わりたくは無いなぁ。
これらの作者が無罪とされるとしたら、「ユリーカがパクッた」という場合のみ。
とはいえまず
>>340 の詩に関しては昨年六月時点でHPにおいて公開されてるわけで
まずそれはありえない。つまりはどうあがいても
絶対に「ユリーカがパクった」ということはありえないわけだな。
その場合、俺の378において書いた"絶対に「ユリーカがパクった」ということはありえない"という結論が くずれるだけで、”ユリーカがパクッたという場合のみこれらの作品が審査対象になる”という 前提は一切崩れないことになる。
381 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/12(日) 14:10:30 ID:oInQFYOY
今回ばたばたしてて審査に参加出来ないといいつつ
気になって採点したい作品が見逃せず
本音色が濃い作品に採点したく簡素評にて失礼いたします
>>320-323 2006年3月3日に決断したこと
21年蓄積し思案した叫びが何投稿分かに収まるはずもないよな
いっくら書きなぐってもますます湧き出てくるだろうね
そーいやー俺も今は無き文豪(ばかでかいワープロね)に原稿用紙何百枚分も書いて叫んでた時期があるよ
確か学生の頃だ
無駄にはならないよ 響いた
>>368-369 :君がため
>舞血侮知誣蚩奉躓
繁体だからきっと文章の中でアクセントになったみたいだ
愚かさを知り躓く事を知っていると
この血潮(鮮血の語意にも取れるが)
平仮名の「の」感は削げてるけど痛い程気持ちが伝わってくる
文体から「の」に託した本音がこだましてくる心情の形
春の訪れと止まない絶望と「の 野 退」の加速がよいビリビリ痛く伝わる
採点 各1点づつ
>>320-323 2006年3月3日に決断したこと
>>368-369 :君がため
――――――――――――――
一人一作品がここの決まりだよね
俺が採点した今回の二作品
同じコアを持つ作品は他にはないと思う「の」で
以上
次に、寸評ができた分。
>>320-323 これは「の」じゃないね…。これはこれで甘えを感じてしまう。
ボーバクとした世界観だが、自分にかっちり地平線を引いてるので、読みごた
えはある。そういう路線はいいと思うけど。
>>324 翻訳調の文体と、繰り返され変型するモチーフ、そしていつまでも動
き出さない世界。9.11を含めたアメリカンなイメージを感じる。それ以外には
何も感じない文章ではある。
>>325 掌に「の」の字を書く行為を、この作品はそれ以上の概念を含ませよ
うとしたんだろうな、と思う。
>>327 書道だね。シンプルな構成に、擬音が動的な効果を引き出していて、
すごく巧いと思う。
>>328 クリップを「の」の字に見立てる比喩はなかなかキマってる。1連めの
「ゆめ」「こい」「いのち」は安易かも。人によって好評を得られそうです。
>>329 これは「の」の書き順を、ベクトルやグラフになぞらえて具象化させ
たんだね。面白いが、ベクトルに何らかの感情を乗せたかったところ。
>>330 志貴皇子だっけ。「の」を多用する美しい和歌があったね。あれと同
じ効果を狙ったのかなあ。
>>331 これは…何か出展があるのかもしれないが、よく分らなかった。歴史
上の創作っぽいのに、3連めで現代に立ち戻ってくる不思議な感覚。
>>332-334 「乃」は、これつまりワンワンの尻尾、という仕掛け。その仕掛
けを有効活用してほしかった、かな。話のテンポは気持ちいい。
>>335 君、僕、唐突に現れる彼の関係が著しく不鮮明で、童話や創世記が少
しだけ見え隠れするバックグラウンドも手伝い、すごく分りにくい。美しい世
界だとは思うけど。
384 :
あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/03/13(月) 21:17:26 ID:YRV2dpRh
またまた参加いたします。
ヘンなこと言ってたら、どーぞご遠慮なくツッこんでください。
>>328 の
やられたーと思いましたですよ。私も、真っ先に思いついたのがこれでした。
助詞としての「の」が簡潔に表現され、それに連なる名詞から作品世界をつくっています。巧いと思いました。
けれど一連目の、やっと見つけた物達の表現がやや物足りないよーな…。
>>329 NO SIDE
「の」とゆー文字を書く際の、「の」の成立の模様、すなわち線の動きを描いているのだと受けとりました。
生命のない宇宙のイメージから続く最終三行が、どー言えばいーのか、帰還、郷愁、そんな言葉でしか表せないのですが、やけに心地よく、一文字をもおろそかにしない書き手の文章に対する真摯さをも彷彿させ、ことに最終行《ぽとりといのち〜》がよかったです。
ふだんは意識しない「の」の存在感、名詞などに較べると、なんともヒヨワな助詞としての「の」の存在感が一挙にクローズアップされ、キミなくして文章は成り立たんのであった、健気でいじらしいヤツよの〜、と思わず涙をさそった次第です(←ウソ)。
>>332-334 乃
「乃」。おお。まさに四足獣の後ろ脚のカーブではないか!その着眼点に拍手です。ひらがなではないけれど、「の」の母体とゆーことで、なんとかお題はクリアかな?
S・S風味で、最後のワンコの独白から日頃の苦労が偲ばれ、思わず涙を誘った次第です(←ウソ)。
>>346-348 (*の_の)< Kowloon Shock
なんてカワイイ顔文字なんでしょ。そんでもって送信者は春華ちゃん。カワイイなんていったもんじゃない。
がっ、受信者は三十代のオッサン(すまん)。なんでか無闇に下半身鍛えてる、ちぃーと疲れ気味のオッサン。
顔文字だけの春華ちゃんと、肉体感十分の語り手とのコントラストがみょーに可笑しい。
二人の関係の深浅がイマイチよくわからないながらも、語り手の、焦躁苛つき身の置きどころの無さにコーティングされた期待感がおもしろかったです。
で、滞在ホテルを知っている春華ちゃんのあまりのそっけなさに、シロートさんよね、まさかね、三十代ともなると足腰鍛えなきゃね、《コールカウント フォー》って呼出し音四回目ってことよね、レイザーラモンじゃないよね、と思った私はエロいですか?
385 :
あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/03/13(月) 21:27:26 ID:YRV2dpRh
>>357 ののちゃん のりとはさみで野原を作る
「の」づくしですね。
楽しいです。平易な言葉と擬音・擬態語が、リズムにのって、中盤少しもたつき感もあるけれど、とても楽しいです。
とーっても私的な感慨で恐縮なんですけど、坂口安吾の『文学のふるさと』が思い浮かびました。安吾は、童話の『赤ずきんちゃん』のモラルのなさ、救いのなさに惹かれて愛読したらしーんですけど、私にはサッパリわかりませんでした。
空虚が残るナンセンスな結末は、けっこー小気味のよいものであるな、と思いました。
って、ほんと私的感想ですみませんです。
作者の意図は、ほどほどのところで満足せず、世界破壊を招いちゃったののちゃんを楽しく描いただけかも、とは思うのですが。
とゆーことで
>>329 NO SIDE
>>346-348 *の_の)< Kowloon Shock
>>357 ののちゃん のりとはさみで野原を作る
上記三作品に各一点で〜す。 いやぁ、今回、「の」を探せ!って感じで楽しかったです。
386 :
名前はいらない :2006/03/13(月) 21:36:01 ID:cflpQE+R
梁山泊も初期の頃に比べるとレベルが下がったね
canopus爺もやけになってやがる
これに加点してる時点でわけわからん
>>353 のののとののの
387 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 21:45:40 ID:KpAnY5f1
388 :
ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/14(火) 18:08:50 ID:xzyBHP1k
>>339 他の詩とレベルが違う。じゃぁ、私も感想で作品と競い合おう。
これこそが、感想、評の楽しみだ。
多くの深刻な病、例えば、ガンであるとか、エイズであるとかそういいったものは、
潜伏期間を持っている。知らぬ間に自らの体の中を、血液の中を、細胞の中を、
ゆっくりと進行し、最後には、痛みとなって、現れる。まさに、そのような世界だ。
内省によって、自己の内部にいくつもの欠陥が見受けられ、それが、徐々に、大きな
ものへと変貌してく。ここで、重要なのは、欠陥という言葉で語られていることだ。障害、
でもなく、欠落でもなく、欠陥なのだ。このことについては、読み手に考えてもらうとして、
自らのうちに、虫の卵のような欠陥を見出し、そこから言葉上描かれてはいないが、他者が
想定されている。欠陥を見出したものが、その欠陥によって、何かしらの損害を他者に与える
と考えるからこそ、石仏になろうというのだ。
仏というのは、日本では、死ねば皆仏になるわけだが、言うなれば、聖なるものだ。
敬うものである。内部に欠陥をもったものが、なぜ石仏、つまりは聖なるものへ変貌できるのか。
389 :
ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/14(火) 18:21:33 ID:xzyBHP1k
ここで、問われるのは聖性だ。 内部に欠陥を見出したものが、他者に対して迷惑をかけないように、自らの未来や 可能性をすべて捨て去り石仏になるということが聖性なのだ。 分解し、それが悪となる前に、自らの未来や可能性を犠牲にし、石仏となること、まさに 他者に対する愛じゃないか。愛や優しさというのは、本来厳しいものなのだ。この詩には、 厳しい優しさがある。 ところで、石仏になり思い出したことは、自らの欠陥をただただ泣き叫んで、外に向かって、 それは、誰かに届くものではなく、ただただ、そう、私のイメージでいえば、荒波の中、一つの 岩の上で、雨風に打たれながら大声を叫んでいた昔の自分のことなのではないのだろうか。 欠陥を抱えながらも、いやそれは、その時は見出されていたかもわからないが、とにかく、泣き叫ぶ しかなかった時の、まさに、自分以外のすべてのものとの戦いとでもいうようなところから、徐々に 波は落ち着き、泣き叫び疲れ、欠陥を受け入れ、ならば、私は世界に戦いを挑むのではなくて、世界を 受け入れようと決心し、石仏となった厳しい優しさや愛が私には見える。 私には見える。静まり返った海を見つめる石仏の姿が、そして、その石仏の前に、花が添えられている光景が。
390 :
ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/14(火) 18:28:47 ID:xzyBHP1k
>>339 に一点
>>346-348 に一点
全体の総評
評が書きたくなるような作品を書いて来い。
全体として、表面的な技巧やらに捉われているヘタレな作品が多い。
お前らの実力はそんなものか。技巧的に洗練されてないのに、技巧で見せようとしてんじゃねーよ。
ちなみに、
>>339 について、お題との関連性をいうのならば、「の」という文字は、
形が変われば「○」になる。つまり円形だ。
>>339 の詩は、最終的に、どこかで、ねじれている
線が、「○」としてのまとまりとなり、それは調和をあらわすように、最終的に
>>339 の詩は、
「の」の捻じ曲がった線から「○」になるのだ。
採点
>>339 野風の笛 1点
(前の採点基準だったら2点いれてた。密度の濃い作品)
>>331 お題思案 1点
>>361 :青少年の軸、穴に向かう先、「の」 1点
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに加点候補だったんは
>327 の
>340 現代ノ現代詩
>343 はるよい でした。
392 :
雑談スレ書けねえゾ :2006/03/14(火) 23:54:12 ID:Pbqtb+QL
ikaikaは宗教的なものに弱い 良かれ悪しかれ哲学的なものを書けば なにがしかの評を書きたくなる 分かりやすい奴だ
393 :
ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/14(火) 23:59:52 ID:xzyBHP1k
>>392 分かっていないな
俺が宗教性を暴き出すんだよ
雑談スレが書けないんで、こっちにします。 of書きました。批評ありがとう。 タイトルは何となくofの原義は分離を表すというところから付けました。 ではノシ
採点結果 合っていますでしょうか 誰か確認を!
3点
>>346-348 (*の_の)< Kowloon Shock
2点
>>339 野風の笛
以下各1点
>320-323 2006年3月3日に決断したこと
>327 の
>329NO SIDE
>331 お題思案
>332-334 乃
>353 のののとののの
>357ののちゃん のりとはさみで野原を作る
>361 :青少年の軸、穴に向かう先、「の」
>368-369:君がため
396 :
◆o0rnnbHBHo :2006/03/15(水) 00:52:18 ID:TFAh5czP
合っているようですね
398 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/15(水) 01:07:46 ID:TFAh5czP
>>397 穢土さんありがとう OKですた
【チャンプ】
3点
>>346-348 (*の_の)< Kowloon Shock
【準チャンプ】
2点
>>339 野風の笛
おめでとうございます
――――――――――――――――――――――
>>346-348 (*の_の)< Kowloon Shock
書きました 竹輪です 有難うございますm(_”_)m
お題を出せるのが嬉しいな では早速
お題は
「 Sixth sense 」
です
投稿期間 一週間
3月23日(木)いっぱい (3月24日(金)午前零時まで)
審査期間
3月26日(日)いっぱい (3月27日(月)午前零時まで)
宜しくお願い致します
399 :
名前はいらない :2006/03/15(水) 06:14:33 ID:IjvKZ6bq
「朝が未だに訪れないのは」貴方が、朝の邪魔をするからで、 いつまでたっても、辞めようとしない、賛美歌と指遊びのせいで、 私は昨日から眠たいのですが、そうはいっても、貴方はわがまま だけはりっぱですから、いつまでたっても私の言うことを聞かない のです、昨日から、何度、貴方の右手はステップを刻んでいるの でしょうか、私が、寝ようとする度に、貴方は、新しい遊びを思いつ いて、私の邪魔をするのです、貴方からすれば、私の邪魔をしてい るつもりはないのでしょうが、貴方が、一人で、続ける指遊びの勝敗 が私にも気になるのです、何しろ、貴方が負けた時、私は貴方に、自 分の指を差し出さなければいけないのですから、貴方は、私の差し出し た指を、小さな口で強くかんで、奪い取るものですから、その時の痛み といったら、体中の全感覚が押し込められたようになるのです、貴方が、 眠る頃、朝もやの中を、一発の銃声が、駆け抜けてから、私は眠った貴 方の小指を少しだけ優しく噛んでから、貴方の側で目を閉じるのです
400 :
名前はいらない :2006/03/15(水) 06:17:27 ID:IjvKZ6bq
>>399 朝もやの中を、一発の銃声が、駆け抜けてから
↓
朝もやの中を、一発の銃声が、駆け抜け、
エメラルドの潮風が 起重機船を転覆させる 卑屈な女の姿態のように ねじ曲がりそしてよじれては折れる ウインチを巻いた数本の手と手 浜辺に寝そべり 君は見つめる 絞首台の上に置かれた 塑像のようなあのトロフィーを ――やがて音楽は武装する。 父と母 テーブルを挟んで相対すれば 無言の卑猥をただよわせ 熱狂的に食事は続く オレンジや卵 アスパラガスを追跡せよ 宗教的な儀式のあとで 君は眠る 地下5階は鉛のシェルター 朝のランプは砕いてしまえ、と ――やがて音楽は武装する。 紳士なら 除幕式にはフロックコート 舞踏会にもフロックコート 一皿のスープがたらい回され ここにひとつの哲学が生まれる 「スープは冷める」 なるほど 君はスープを飲み干す 「見えますか、あなた、アドバルーンが聖句を吹聴しているのが? ねえ、そこのあなた!」 ――やがて音楽は武装する。 浜辺に寝そべり 君は考える 失意と悲劇 そしていくつかの復讐を 真夏のいらただしい暑熱にうなされ 君の殺意は沸騰するが 君はどこへも行けない どこへも決してたどり着けない なぜなら君は 一個の死体でいるのがお似合いだからだ(はたして本当にスープは冷めるのか?) 見たまえ!――太陽が、君の背中に銃口を擬する。
402 :
受験 :2006/03/15(水) 19:47:07 ID:2hV3TlNW
六角鉛筆にかけるほどの将来
あああああああああああああ おとうさん の ちんこ が ちいさい ので おれは せが ちいさい にほんじんに なって しまった! コンプレックス に まみれ あまりの ひげき せいに おれは おかあさん の いはい に おしっこ かける やい あばずれ おまえの ちこう だらけの きたない マンコ からうまれた せいで おれは いんきん しっしんに かかった おとうさん の ちんこで その がばがばした まんこが たりなかったので なんども おれの あたまで おなにーを ぶっこいて いただいたので おんがえし が できたので ございます てんのう へいか おけつを ぜひ おあげください みしまいずむに のっとって わたくしの さしでがましい ちんこで けつの あなを おみたししなければ いけない からで ございます しりをいじくった うんこまみれの ちんこで しょじょを レイプすると ハンセンしびょうが なおるからでございます。 おれ は イランじんの ばいしゅんふに ぶたにくを くわせて スタミナを つけたうえで マホメッドの ちんこを すいたい ひどい よくあつの せいで おかまに めざめたからで ございます もうしわけ ございません おとうさん まんおく ひきの せいし を どうわじぎょうと いつわって しゃせいしました
404 :
しあわせな娘 :2006/03/15(水) 22:20:07 ID:tLfHrFFa
それは例えばそういうものではないのです 母の薄い腹の皮の下で渦巻いていたものだとか そういうわけではないのです それは鶏で それは朝がくるたびにけろけろと威勢のいい大声を立てて無意味に静寂を乱す その程度のものなのです 後生です後生です どうかどうか お頼み申しますお頼み申します 母の願いとは。いつも、嗚呼いつも。 届かないものである。 古今東西あらゆる文献が示すとおりである。これ、世間の常識。 膿 をどろどろと身に纏たるその肉塊を 幼女はその小さな口へと運ぶ 桜色の薄い唇を 膿は汚し犯し辱め 「期待などしておりませぬので」 ところが『どっこい』
405 :
しあわせな娘 :2006/03/15(水) 22:21:08 ID:tLfHrFFa
先生ご覧になりましたか? 庭にスイートピーが咲き。 スイートピーが咲き。スイートピーが咲き。スイートピーが咲き。 スイートピーが。スイートピーを。スイート 私は しあわせですね( )。 おそらく たぶん 求められる答えを正確にしかも素早く 嘘だ 嘘だ 心中の言葉は誰にも漏れず渦巻き渦巻き 温かくて 気持ちが、いや、心地が いいです。 ○○○○○○○○○――リピートくりかえしリピート――○○○○○○○○○ ええまたです。 悲劇は繰り返される。 やァれやれ。今度は さんのとこかい。 永遠に。 と、書いて「とわに」と読む。 さあ咲き乱れるはきぃくぅのぉはぁなぁ〜♪ 涙流せよ乙女 取りすがれよ乙女 嗚咽しろよ乙女 さすれば道は開かれん! おかあさまうんでくだすってありがとうございました 『愛は ないさ。 ラブ イズ !!!』 オーヴァー うんでくだすって、ありがとう、ございました END or ENDRESS
俺の直感は たまには当たる あの娘の微笑みは本物だ ぜったいぜったい 愛想笑いなんかじゃない 目が明るいもの 声が生きているもの 君の笑顔 本当の笑顔 俺がずっとずっと 欲しかったものを 君は くれた 俺の直感は あてにはならねえ 気のせいだ そうに決まってる でもなあ 目を逸らしたがっているような 眉間が曇っているような うう やだなあ 君の笑顔 まぼろしの笑顔 大切にしたいのだけど ゆらめいている 君よ 逃げないで あの娘の微笑みで 微笑だけで 何やってんだ 俺
(1/2) 突然の眩暈 薫り誘(イザナ)われて意識 観て 嗅いで 触れて 口に含む くるくる くりくり 伸びた蔓 指絡ませ戯れる 針は動かない 一枚、二枚、三枚、四枚、五枚、六枚目は 無い 蒼い文字盤数えつつ 耳を傾け声を聴く やはり 聞こえない 南米原産 時計草 亦の名前は“パッションフラワー” それは 激情の花ではなく キリスト受難の花なれど 聖なる藍は うつら うつら より本能へ より野性へと回帰 感覚は 人と獣の“境界”へ・・・ そう 教会 聖書に 第六巻まであっただろうか? そんな事 知りはしないが 聖書が記した666は 獣の数字 脳髄ぷにぷに 洪水スイスイ ノアが受けた天啓 真だろうか? ROCKの神様 教えてplease 性・ナル・愛は 虚ら 現ら って、ギリギリ キリキリ、うっさいわ!! 覚醒 書く性 騙に落ちる そんな事、どうでも好いジャマイカ。
(2/2) 珈琲、片手に息巻いて 風は吹く 噴く 芭蕉の扇子は、良いらしい。 風邪の悪寒は、唐突らしい。 恋の予感に、恍惚らしい。 ウチのオカンは、深刻らしい。 ウダウダ グダグダ、くだ巻いて、時計の針はすぐ巻いて! 私にセンスは、無いらしい。 ファッションチェックは、して欲しい。 どうでも良いけど要するに、トンチン勘なsixth sense。 ロクデナシな私の頭には、“零”的senseが、お似合いかしら? あっ!!今、背中越し、生暖かく悪寒な予感・・・。
吐き出した煙草の煙をよく見てみると 細かな粒子が蛍光灯の光を塗しながら キラキラ蠢きながら泳いでいった 「しまった、ボクは失ってしまったぞ」 漠然とした喪失感に体中が鋭く震え始めたが ボクの関節が錆びついているのも 口から上がスパッと切れているのも ふわふわと浮ついて堪らないのも そのくせやけに脹脛が重くて仕方がないのも ついでながら肩が凝っているのも よくよく考えてみれば それらは以前からそうなのだ 慌ててカレンダーを手繰り寄せ 一生懸命に手を突き出し潜り込もうとしたが 黒文字がボクを拒んでいる ボクが黒文字を拒んでいる 過食気味の吐き気すら覚える
ボクはいったいいつあれを失ったのだ あの頃かあの頃かあの頃かあの頃だ そうだあの頃捨てたのだ 邪魔だったから捨てたのだ 怒られたから捨てたのだ 必要なかったから捨てたのだ 手で小さく丸めてポンとゴミ箱に投げ捨てたのだった ゴミ箱に手を突っ込む できるだけ顔は離してみるが 納豆のように濁った黄色い匂いが顔に纏わりつく 嗚咽をあげる わからないなんでこんなことをしているのかがわからない どこにあるのかもわからない 止め時さえもわからないのだ くだらないわからない意味がない ボクはもうバラバラなのだ 失くしたくなかったのだ本当は失くしたくなかったのだ ゴミ箱に顔を突っ込み吐き続ける
「おい、5489671番は送ったか?」 「いやまだです。」 「昨日までにしておけと言っただろ。」 「まだ早すぎやしませんかね。」 二つの影のような者が話していた。人間で言えば、一つは若者、一つは中年といった感じか。 その部屋に窓はなかった。ドアはある。 窓があっても見る景色がない。見る者もいない。 というのも外(と言っていいのか)は全くの透明の世界だからだ。 大地も天空もなく、前後左右があるかも定かではない。 ただこの部屋だけは区切られ奥行きや高さが存在している。 部屋の中は機械でいっぱいであった。小さい電気ランプが無数にあり 青や赤や黄色や緑に光っている。
その中でも一際大きい機械から音が流れる。 ピーピーピピーピーピピピ 「ほれ見ろ。上も催促してきている。」 「でもやはりまだ…」 「命令に背くのかね。」 「そうではないです。でもこういう事を考えませんか?」 「なんだ。」 「知らさない方が人間のためではないかと。」 「そういう考えはよしたまえ。考えても無駄だ。」 「はあ。」 若い影は仕方がないといった風にボタンを押し、モニターを写した。 「本当にこれを送るんですね?」 「そうだと言っているだろう。早くしろ。」 「これを全ての人間に送るんですね?」 「最後の仕事なのだ。いいから早く送れ。」 ビーーーーーーー 機械が動き始めた。 次の瞬間、地球から叫び声が聞こえた。 人間たちは感じ取った。無数の隕石が地球を焼き尽くすと。
2chの設定で管理と名前欄に書き込むと”がついてしまいますが 題名の正しくは「第六感総合管理室」でお願いします。
414 :
わすれもの :2006/03/20(月) 01:57:32 ID:lr+fVyt9
リルケの言う神さまはぼくのお父さんだ 神さまは左手をなくされたけどお父さんは左手を持っている お父さんはおちんちんを見せながらぼくの頭にふわりと手を置いて 神さまの左手のたましいはココに宿っているんだよ邪悪なんだよドス黒いんだよ なるほどと納得したことを覚えているあれから10年が経つ お父さんは帰ってこなくなった 風が吹けば飛んでしまうほどぼくのからだは軽いだろうし お父さんのおちんちんとぼくのおちんちんは違う 秋になると寂しくなって風が重くておとうさんのおちんちんは黒かったことを思いだしたりして ドタマと手足に分断されたぼくの感覚機能がうなだれているのを感じる ぼくがひどく鈍感なのは 神さまの左手がどこかでひどく神さまに怒られているからに違いない
415 :
公僕心中 1 ◆SiAo0Tv4MA :2006/03/20(月) 02:23:36 ID:NDrEin+i
あじわう ふれる かぐ きく みる 珍味のみくだすことなく 歓喜に浸れず アイも匂わず ねぎらいも聞けない その先には 空腹が待っている 未来が見える
416 :
公僕心中 2 :2006/03/20(月) 02:26:08 ID:NDrEin+i
見える? 明日のことはわからない 見える? 朝日は しずしずと 遠慮なく 消えていく今日の夜の暗闇 明日があらわになる 見えるとしか云い様のない 明日が 青い陰りから しらじら 遠慮なく すみません すみません おしつけは 容赦無く 青い淡いあしたが窓の外から 浸入してくる 閉じた瞼の暗がりは 青い陰りに浸される すっかり今日が消えたら 明日が見えるの?
417 :
公僕心中 3 :2006/03/20(月) 02:28:44 ID:NDrEin+i
ぴくっと動く瞼 心は語り 心は聞いて ワタシは 私になる準備に余念ない 聞こえる? 覚醒と聴覚は関係付けされて 聞こえる? 社会の空気を積み上げる 朝げの味噌汁 体が動く 敷布がふれる 人間がたっているのは 奇跡に近い ヤジロベェひとつ こんな自然はない 心は語り 心は聞いて 意欲を 好意を 行為を 更衣を 高位を 意識する
418 :
公僕心中 /end/ :2006/03/20(月) 02:32:20 ID:NDrEin+i
振り返る? 後遺を 心はまっ暗闇みを 振り返る みえない きこえず ふれようもない心中 公の光り 暗い影のように 私の ワタシらしい中心 身体の心は判らない あなたの心わからない わたしの心わかってる? 人間の心はわからない それでも平気で日が暮れる
419 :
moved :2006/03/20(月) 10:27:17 ID:DKkPE7hc
ここまでの運命は視えていたの 未知なる勘の示すままにこの人生,歩んできた でも急に揺さぶる存在に変化した貴方 何時になく動揺したから羅針盤が暴走しちゃった もう先の運命が視えない 気持ちが錯綜する 気晴らしに読んだ恋愛話は 刹那くて泣いてしまった この迷走から抜ける為に お願いだから最後にもう一度だけ働いて この縁,手繰り寄せてもいいですか?
420 :
Vampire's gloss nude :2006/03/21(火) 00:07:29 ID:TPS6xg2F
一つ目の額縁の中は空で 金色の縁取りの外は生臭い生活そのもの 二枚並んだ肖像画 パパとママ 色気づいた年頃になった 僕 未だに微笑さえ苦手で 笑わない子を貫いているから見守っていてね ずっと優しく微笑むだけの パパ ママ おはよう 木枠に金色の塗装 いつまでも剥げ落ちないようにフランネルで綿埃を拭い取る 月曜日の儀式 月曜日のみ 同居人のいない屋敷から一人家出する 時々様子を窺いにくるのは身寄りがなく遠い親戚の 小母様のみ 暇つぶしお節介家政婦なだけで 僕が居ようが居まいが 僕のトランクスを平気で洗濯し ゴミを集め 何を望み求めているのか 魂胆 不明瞭な働きをして 僕の生活を滞り無いものにしてくれるんだ ママ 「煙草が無いぜ買ってこいよ」 誰も居ないキッチン 椅子に向かって呟くと捲り忘れたカレンダーが落ちた 冷蔵庫の右側面にマグネット一つで留められていたのか 生命保険屋の粗品 社名が煩いカレンダー 拾い上げて 生ゴミ三角コーナーに突き刺す 星形マグネットは冷蔵庫の中 ウインナーのパッケージを留めて冷やしておくよ パパ エイチツー エスオーフォー sulfuric acid ガラス瓶の中で揺れる朝 「奴を半殺しにする為に計画などいらない出たとこ勝負だ」 陳腐な終章 昨晩に記した小説もどきを破り捨てた手で おろし立て 固めのブラシを前歯に押し当てる おぼえたばかりの煙草 ヤニを溶かし落とす 研磨剤入り歯磨き粉に咽る 紫煙は僕に愁いの表情を演出させる格好のアイテムと 覚えたから 間違っても 咽るなどと失態は他人の前でもしない
珍しく良く寝つけた朝の目覚め いつもより丹念に歯を磨き終えてカラリン コップに歯ブラシを突き立てる ミルの取っ手を軽く握り マホガニーの木目が細やかに渦巻くつまみ豆を擂る モカの粗挽きをサイフォンに落とし入れ 硝子越しに アルコールランプの炎が水を突き上げるのを見ていた 歯磨き後に飲むコーヒーは不味くて良かったから 水の沸点 上層の円筒形の硝子で起こる対流 モカの粗挽きの茶色の攪拌を楽しんだ 目一杯肺活力を使って アルコールランプの炎を消す 僕は自由を知っているようで 不自由 不自由を蓄積し 自由が束縛無しには存在しない事を知った いってくるね バーイ 額縁の外 歯科に通いなさい 小母様はそう僕に言いつけて微笑んだが 口腔外科の相談窓口にももう用事はない インプラント義歯 矯正治療 僕の歯並びを否定した大人達 さよなら 八重歯の乱ぐいによって僕が困ることはないと知ったから ヴァンプとあだなを付けられて 皮肉られる僕の外見的要素に恥じたりしない ドクターは診察台に横たわる僕の唇を冷たい指で押し上げて 随分と長くて尖った八重歯だね レントゲンを見ながら 抜くより矯正して歯の先を少し削ろうかと提案して 僕に薬品臭いパンフレットをくれた 早速 僕は読破し図書館の隅にそれを無断で寄贈した
劣等万歳 月曜日 校舎は風景画の中 無関係な息吹 色白 華奢な体 声変わりもしないで ハスキーなままの声 女に生まれたら良かったのにね クールビューティと 僕が好意を持っている事 隠すままの美形 スタイル良しな女の子に言われ 鏡に映る僕を 視界から抹殺する方法を考えて眠れなかったのは先週の金曜日 遺伝に因る ママ譲りの劣性 劣等万歳 手立ては僕の両眼を潰す事から 思いついたが 無口 無表情 薄毛 流行の俳優とは正反対を地で行く切れ長サムライフェイス 演劇部で侍役やってくれよ 脇役足りないしはまり役だぜ お前古くさい顔だよなと 僕が尊敬していたガタイの良い先輩に言われ 八重歯の出所と因果関係のみ分からないまま 金縁眼鏡をへし折った卒業式 パパ譲り 僕の遺伝子 港に近い 海を背に廃墟になった工場 朽ちた匂いは潮風に巻き取られて サイケなヘアーセットを乱すだけの旋風 こんにちはと モミアゲ ワックスで捻り上げてロングなままオールバック メタルブーツ 黒地にマルチカラードットシャツで日中からまた朝が来るまで 洒落込んだ馬鹿な男になって踊るのだ 一週間に一度 月曜日に入り浸る 僕が 今日は硝子の瓶を大切に抱いて 時空を歪ませて響くその中 音響効果抜群のクラブ DJはフェイクファーストールに巨大鳥の巣のような ヘアピース 横目でちらりと素通り 靴裏の摩擦と幾十もの薄い影を落として 人込みを抜ける 床は艶かしくオイルが染みて ヒール跡に研磨された模様の灰色花柄に見えた
WCまで長い廊下にずらりと蝋人形が並ぶ ピエロ 紳士 淑女 平民 老人 若人 成金 醜女 ライトアップされて影を宿す 奥の部屋には逃亡を企て 灯台下暗しと言わんばかりに この工場 人形を作っていた会社だったという そして 現在 元々の社長が沢山の美人をはべらせて潜んでいるという 先週の月曜日 喚きながら乱入してきた男がそう告げた 消音銃だからとまるでアクセサリーのように チェーンで首から下げた汚れたスニーカーを履いた初老が 奪い取られた きっと 女の名前を絶叫しながら 踊るしかなかったんだ そうだよね パパ ママ あの男も蝋人形になって いつかここに並ぶんだと 紳士が差し出している先の折れた薬指に触れながら 蝋の光沢を僕の手に移していると 染みズラのガマ蛙 イカした仕立てのサイドベンツ スーツ姿の男がWCより出てきた 直感で奴がその元社長で 女をはべらせている亡者だと僕は確信した 「額縁の外で僕は生きるよ 見ていて パパ ママ」 僕が蝋人形との間の壁 寄りかかっていたせいか ガマ蛙は僕に気が付きもせず 油切った脳天パゲに間接照明のオレンジを集めて 僕の前を通り過ぎた 背中から飛び掛り 僕はゴルフや格闘技の匂いのするガマ蛙に劣等感を抱きながらも 蝋人形よりも蝋人形らしい 僕を誇り 一発股間に後ろから蹴りを入れて ガマ蛙を床に跪かせた 四つん這い 僕はポケットに蓋をきつく捻りいれた硝子瓶を まるでフェロモン入りのパフュームを取り出すように手にとり 内ポケット弄るガマ蛙の動きを止めるように 背中を踏みつける
「護身に拳銃なんて オッサン ダサいよ」 ガマ蛙は横目で僕を睨み付け 銃口を僕に向けた 「何が望みだ 少年 おまえこそ薬品? 舐めたを真似しやがって」 ダサいね ガマ蛙 四つん這いの利き手逆 脇腹 蹴り飛ばせばシッキューン 自分の顔面打ち抜いちゃうんだぜ 凶器は自分の為に使うんだ オッサン 明日はちゃんと登校するよ ママ パパ 僕は必ずパパ以上の地位と名誉を得るために勉強する 僕にはガマ蛙ほど今は装飾品無いけれど 奥の部屋にいるはずの美女達を今に平伏せさせてやる クロコダイルのベルトが腰に似合うようにはなりたくない 僕は 蝋人形の 老人の髭を叩き落として シャツを脱ぎ着せた 色白に生んでくれてありがとう ママ 乾燥した日に唇を傷つける程に鋭利な八重歯 実態 この体 姿 劣等の不利を生かすすべ 歩きながら叫びを殺した 透明な液体を胸に擦り込み 間髪入れず襲いくる 瓶から床に流れ落ちる白い煙と共に歩む 薄暗く遠くから スローテンポなテクノがこだましてくる 全裸だぜ 僕 色白に生んでくれてありがとう 肌が焼け溶ける跡に真っ赤な花が咲くよ 劣等万歳 蝋人形のセクシーポーズ真似てから 瓶ごと 突っ伏しているガマ蛙目掛けて投げると 小さな弧を描き 光は床に霧を這わせた ドアを開けて 額縁の中 僕は劣等を捨てる
425 :
六人の男達 :2006/03/21(火) 08:41:20 ID:8q47Rwuh
一人めの男は私に絵を捧げた 二人めの男は私に歌を捧げた 三人めの男は私に料理を捧げた 四人めの男は私に香水を捧げた 五人めの男は私に体を捧げた やがてやって来た六人めの男は私に何も捧げなかった ただ彼の纏っていた空気だけがその場に残っていた。
426 :
訂正願い :2006/03/21(火) 10:23:24 ID:4CiNcH7r
>>424 Vampire's gloss nude
三行目 舐めたを真似
○ 舐めた真似
失礼致しました
427 :
牝犬 :2006/03/22(水) 09:50:45 ID:aIsDUiXI
寂しいよって牝犬が啼いて それはもう、どうしようもないことなのだけれども くぅーん、くぅーん、きゅい きゅうい きゅい と 黄昏のおぼろげなスピードが一層速まってしまう 一番星 家の明かりがぽつんぽつんとつく頃には もう諦めた牝犬の 顔を隠して座り込んだその場所が いくら座り続けても温まらないのは 何かが熱を奪い取ってしまうからで それは、黄昏の中で彼女が呼び出してしまった何か 口あけないで 舌垂らさないで こっそりと隠した牙をぐきっと噛んで 灰色の何かがよりそってくるのは 自分のあずかり知らぬことだから いない振りを そこに見えない振りを 触られたことなどない振りを して ようやく温まった地面の上で ぼやぼやの尻尾をくるみこみ 目を閉じる 影のそのまた影の尻尾を 踏みつけてしまわないように 物言わぬ犬の影ふみ遊びが続く明日が 待っているから
ふと 顔を上げた 時 時間は 流れ を ゆ るや かに 僕の目に 映った 君に 心 奪 われ た
429 :
428 :2006/03/22(水) 19:57:07 ID:ThkJKBV7
うわ〜すみません。 やってしまいました。初うっかりなので、見逃して下さい(汗) タイトルは「落ちる」です。 ふと 顔を上げた 時 時間は 流れ を ゆ るや かに 僕の目に 映った 君に 心 奪 われ た
シーズンオフ 海沿いのホテルは喧騒から逃れる恰好の隠れ家 現実逃避と言われれば黙ってうなずくしかない これが現実 重々承知の一人旅よろしく 期待していたはずもないアバンチュール 出会ってしまった ブルー・アイ 白い壁にゆらりゆらゆら 妖しげなダンスを踊る影ふたつ 開け放たれた窓から 流れる波の音楽に混じり 甘く切ない吐息の歌声は 盛りの過ぎた ベルベット・ローズ ソファーの上 こぼれた花びら 風に誘われ はらりはらはら 海星のように のけぞる肢体 ふと視線落としたその先 昨夜のワインボトル ころがったままで カーペットに咲く大輪のダリア 珊瑚のように かたまる死体 汗ばんだ身体をなぞる指先は ひんやりとした海蛇 水圧をかけられたように息ができない なのに舌を絡めてくる 海の底 引きずり込む瞳で 夜の闇が溶けるまで 何度も何度も高波にさらわれ 砂浜に打ち寄せられる 百戦錬磨のブルー・アイ この世にどんなの未練を残したの?・・・
431 :
名前はいらない :2006/03/23(木) 22:29:44 ID:zUitSS4a
募集age お題は「 Sixth sense 」 本 日 2 4 時 〆 切
432 :
鏡のなか1 :2006/03/23(木) 23:13:54 ID:8aCL7tbG
午前12時に静かに降りしきる闇のなか 古い鏡が僕を呼ぶ 僕ははっきりと熱を保ちながら それを伝播させる手立てを持たない 鏡のこちら側に 何か大事な きっと大事な忘れものをして 黒髪の少女は少しだけ眉をひそめ 無言を抱きしめて僕を見つめている 白磁の顔に漆黒の瞳が深々と 鏡の奥に沈んでいる 君へかける声は戒められている 小さな身じろぎが朝を呼んでしまう だから無言のただなかで 幾度も君へ語りかけてきた もう何十年もそうしてきたように 僕は君を 君は僕を見ている 君のその瞳は言葉ともとれない予感をかかえ 音叉のように共鳴している 君は僕の・・・ しかし黒髪の少女は何ひとつ応えることをしない ただ無言の中かなしげに眉をひそめて
433 :
鏡のなか2 :2006/03/23(木) 23:15:36 ID:8aCL7tbG
朝陽が静かに しかし乱暴な仕方でここへ侵入すると 少女は霞んで やがて消えていった そして鏡の前には僕ひとりが取り残される 叶うならこの鏡の中へと入っていって 君と言葉を交わしたかった その手を握り その熱を確かめたかった そんな願いを遊ばせながら 僕は午前12時が訪れる度に鏡の前に立った そうやって ただただ少女を見つめて 心の中で語りかける日々を続けた そしてもう数えることもやめた午前12時 いつものように鏡の前に立った 今日はどんな話をする? しかし 少女はそこにいなかった 僕に混乱が訪れた 一体何が起こったのか理解できなかった ただ鏡には彫像のような僕の姿だけがあった それから午前12時になる度に僕は鏡に立ったが 少女が浮かぶことは二度となかった
434 :
鏡のなか3 :2006/03/23(木) 23:16:48 ID:8aCL7tbG
午前12時 鏡に立つ 君はいない 午前12時 鏡に立つ 君はいない 午前12時 鏡に立つ 君はいない・・ そして僕に笑みが浮かんだ 僕は近くにあった椅子を掲げると 力を込めて鏡へと投げ付けた (今ハモウ昔ノコト (午前12時ノ鏡ニ浮カブ少年ニヒトリノ少女ハ恋ヲシタ (無言ヲ携エ タダタダ悲ゲニ少年ハ夜毎浮カンダ (少女ハ心ノ中デ幾度モ幾度モ言葉ヲ重ネタガ (募ル思イニ耐エ切レズ (少女ハ夜ノ神ニ願イヲ立テ (全テヲ捨テテ鏡ノ世界ヘト旅立ッタ
435 :
鏡のなか4 :2006/03/23(木) 23:17:48 ID:8aCL7tbG
僅かな傷を付けただけで鏡は割れなかった するとその傷からまばゆい光が滲んでくる 目を洗う明るさ 身体を融かす暖かさだ それはゆらゆらと揺れながら大きく僕を飲み込もうとしていた 大きく僕に希望がともった この向こうに君が 鏡という壁を乗り越えて 君の声を聴ける 君を感覚できる 僕に迷いは存在しなかった 僕は光のなかへ進むと自分をなげこんだ (無言ノママ (悲シゲニ (鏡ヲハサンデ (少年ト少女ハ見ツメアウ (ズット (ズット
〆切っす
437 :
名前はいらない :2006/03/24(金) 17:35:52 ID:aITafDcX
まぁ今更ながらまとめ。 >399:無題:ID:IjvKZ6bq氏(>400で修正) >401:音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏 >402:受験:ID:2hV3TlNW氏 >403:無題:ID:ryiiLAtn氏 >404-405:しあわせな娘:ID:tLfHrFFa氏 >406:微笑みで一喜一憂:ID:Z8vZkATx氏 >407-408:『語るにオチ作るは、ナンセンス?』:ID:1AHP4Qpt氏 >409-410:得てして:ID:CXNcH5aT氏 >411-412:第六感総合管理室:ID:F2wtFWf1氏 >414:わすれもの:ID:lr+fVyt9氏 >415-418:公僕心中:ID:NDrEin+i氏 >419:moved:ID:DKkPE7hc氏 >420-424:Vampire's gloss nude:ID:TPS6xg2F氏(>426で修正) >425:六人の男達:ID:8q47Rwuh氏 >427:牝犬:ID:aIsDUiXI氏 >428-429:落ちる:ID:ThkJKBV7氏 >430:Sexth sense:ID:2hR0zuLo氏 >432-435:鏡のなか:ID:8aCL7tbG氏 以上18作品です。 審査期間 3月26日(日)いっぱい (3月27日(月)午前零時まで)
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
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460 :
名前はいらない :2006/03/24(金) 21:51:29 ID:131x0QpA
いつもの時間に起きていつも通りに歯を磨く。昨日と同じパンを食べて昨日とは違う服を着る。 そして昨日と同じ時間に家を出る。今日は少し暖かい。春の訪れを感じた。 いつもの電車に乗る。あの子が昨日と同じ席に座っている。 その横には彼氏が座っていた。 まだ僕には春は来ない。ずっと冬のままだ。
あぼーん
462 :
名前はいらない :2006/03/24(金) 22:16:24 ID:OzShS6B1
トミノの地獄 西条八十 姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。 ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。 鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。 叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。 暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。 皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。 春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。 籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。 啼けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。 啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、狐牡丹の花がさく。 地獄七山七谿めぐる、可愛いトミノのひとり旅。 地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。 赤い留針だてにはささぬ、可愛いトミノのめじるしに。
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
よっしゃあああ500GET!!! イヤッホォォォォォウ!!!!!
男は優れた馬鹿でなくてはいけない どこぞの凡夫からにも容易く理解されよう思想は天賦の才とは到底似つかぬことなき境地よ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
507 :
名前はいらない :2006/03/25(土) 02:35:01 ID:MEIqXttu
俺の・・・、俺の好きなスレを荒らしやがって・・・・!!! く、クソがッッ!!恨む・・・恨むぞクソvipper共ォッ!!!!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
511 :
名前はいらない :2006/03/25(土) 16:46:32 ID:I6slN+l3
437:名前はいらない :2006/03/24(金) 17:35:52 ID:aITafDcX まぁ今更ながらまとめ。 >399:無題:ID:IjvKZ6bq氏(>400で修正) >401:音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏 >402:受験:ID:2hV3TlNW氏 >403:無題:ID:ryiiLAtn氏 >404-405:しあわせな娘:ID:tLfHrFFa氏 >406:微笑みで一喜一憂:ID:Z8vZkATx氏 >407-408:『語るにオチ作るは、ナンセンス?』:ID:1AHP4Qpt氏 >409-410:得てして:ID:CXNcH5aT氏 >411-412:第六感総合管理室:ID:F2wtFWf1氏 >414:わすれもの:ID:lr+fVyt9氏 >415-418:公僕心中:ID:NDrEin+i氏 >419:moved:ID:DKkPE7hc氏 >420-424:Vampire's gloss nude:ID:TPS6xg2F氏(>426で修正) >425:六人の男達:ID:8q47Rwuh氏 >427:牝犬:ID:aIsDUiXI氏 >428-429:落ちる:ID:ThkJKBV7氏 >430:Sexth sense:ID:2hR0zuLo氏 >432-435:鏡のなか:ID:8aCL7tbG氏 以上18作品です。 審査期間 3月26日(日)いっぱい (3月27日(月)午前零時まで)
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
518 :
告げられた春 :2006/03/26(日) 17:58:10 ID:6GV7Gzg4
ザクザクと雪を踏みしめ春を待つ。 さくさくと雪を踏みしめた頃を思いながら。 遠き彼方を思いながら春を待つ。 春はそう遠くなく、またそれほど近くもない。 梢の芽のふくらみを感じながら春を待つ。 そのふくらみがふくらんだ分だけ時は近づく。 そのふくらみだけ心はゆるむ。 ゆるんで良い心かどうかは天のみが知っている。 春はそう遠くなく、梢は弾けかける 弾けた梢は近い春を告げる 告げられた春へようこそ
519 :
名前はいらない :2006/03/26(日) 18:08:19 ID:TXMKs8ZZ
‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\ "‐ニ‐-> "`"'-' \ ______二) ヽ  ̄"'''─-、 ヽ __ ____-─ /⌒ヽ ヽ,  ̄ ̄ ̄ ̄ 三 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽ VIPからきたお^^ ――= | / | ―― ( ヽノ | _____ ノ>ノ !  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ | ヾ./_ _ // 、ー`、-、ヾ、、, 、, /i/ // ./// /
他スレで メタリック竹輪〔Remodeling〕氏からご指摘を受けました件について釈明させて頂きます ウリは梁山泊スレを荒らすつもりは一切ありませんし実際に荒らしてもいません! そしてウリこそが一番梁山泊を愛している人間であります!! まず 雨 ◆L4LyBSss3w を代表とした裏やり取りによる得点操作で優勝者を決めていた地下メッセの組織を潰したのは私です そして意味不明な採点を繰り返し梁山泊スレ利用者に煙たがられていた痴呆採点者たちに間違いを正し更正させたのも私です 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 にいちぇ ◆UQRl.WeFEk ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY ↑妄想素人採点者3人組(低身長♂) ポエム板と謳っていてもポエムの出来損ないばかりで梁山泊採点者も詩作で通用しない 素・人・ば・か・り ですが これからも皆さん頑張っていきましょう!!! イェーイ!
1 痴呆採点者達による複数3点採点による優勝操作の阻止 2 梁山泊コテ達による地下メッセ行為による得点操作の阻止 3 数回に渡る作品採点者への参加による梁山泊スレへの貢献 この3つに当て嵌まるコテこそが私です 私は暇さえあればポエム板に立ち寄る才能ある素敵なイケメンコテなのですが悪いイメージばかりが先行している次第です 心外にも【メタリック竹輪】氏からの根拠のない荒らし行為を指摘された事について私は強い憤りを覚えております これは人間としての尊厳を尊重しない許されがたい不道徳な行為であり看過に値しない侮辱行為です ポエ板に立ち寄るたびに数人の名無しから謂れのない中傷を受け馬鹿にされる非常に辛い毎日を送っています ウリはメタリック竹輪氏に正式に真摯ある謝罪を要求します 未来への梁山泊の健全な発展のためにも竹輪氏は私に謝罪をしてください
↑ そういうのは、議論スレかその他スレでやってね これで俺も梁山泊スレ利用者に煙たがられていた痴呆者の間違いを正し更正させた 梁山泊を愛している人間になったぜ
今日もまた身の程も知らぬ滑稽な名無しからこの奇跡的に日本に生誕した天才児に向かって痴呆扱いするなんぞと馬鹿にされる始末です 竹輪氏は早くウリに対して謝罪して下さい 同じ梁山泊スレに携わる仲間として和解は必須です 議論スレか他スレでやれと? わかりました、議論スレにも貼り付けておきますね<`∀´>
ああサーシャ かわいいよサーシャ、、、世界で一番輝いてるよ
526 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/26(日) 22:46:18 ID:eZtti80O
引き続き審査募集しまーす。 審査期間を2日延長します。 3/29午前0時(3/28いっぱい)を締め切りとします。
528 :
名前はいらない :2006/03/27(月) 01:03:44 ID:IytDW2pW
‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\ "‐ニ‐-> "`"'-' \ ______二) ヽ  ̄"'''─-、 ヽ __ ____-─ /⌒ヽ ヽ,  ̄ ̄ ̄ ̄ 三 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽ VIPからきたお^^ ――= | / | ―― ( ヽノ | _____ ノ>ノ !  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ | ヾ./_ _ // 、ー`、-、ヾ、、, 、, /i/ // ./// /
529 :
名前はいらない :2006/03/27(月) 19:47:57 ID:1FhFPIY6
‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\ "‐ニ‐-> "`"'-' \ ______二) ヽ  ̄"'''─-、 ヽ __ ____-─ /⌒ヽ ヽ,  ̄ ̄ ̄ ̄ 三 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽ VIPからきたお^^ ――= | / | ―― ( ヽノ | _____ ノ>ノ !  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ | ヾ./_ _ // 、ー`、-、ヾ、、, 、, /i/ // ./// /
ところで竹輪氏からの謝罪会見はまだですか? 何時まで待っていれば宜しいですか?
こんばんは、通りすがりの素人です。
前に宣言してあるので、点数おかせてください。
1点、
>>425 :六人の男達:ID:8q47Rwuh氏
こういう女はこういう男に落とされるんだろうなと、
短いながらに思わされたので。
===================
悩んだもの
>>406 :微笑みで一喜一憂:ID:Z8vZkATx氏
単純なんだけど初々しくていいなぁと。
>>419 :moved:ID:DKkPE7hc氏
これも初々しくていいんだけど、
>>406 に比べてどこか冷静に見えた。
これが男と女の違いなんだろうなぁと。
この二つの詩を一組にして加点したくなったけど、できないし、
かといってどちらかを選ぶのも難しかったので。
>430:Sexth sense:ID:2hR0zuLo氏
初めから最後まで一気に読めてしまった。
序章も盛り上がりも同じテンポになっているような。
それが惜しいと思えた。
532 :
名前はいらない :2006/03/28(火) 22:00:27 ID:ZLja5haQ
引き続き審査募集してまーす。 審査期間を2日延長しています。 3/29午前0時(3/28いっぱい)を締め切りとなっています。 残り後2時間弱。審査員のみなさま、よろしくお願いしまーす。
あっルール違反(>_<。)お粗末退散でした〜って???
537 :
名前はいらない :2006/03/29(水) 00:38:07 ID:9gJ/yt0/
集計です。
【2点】
>401:音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏
>402:受験:ID:2hV3TlNW氏
>425:六人の男達:ID:8q47Rwuh氏
【1点】
>404-405:しあわせな娘:ID:tLfHrFFa氏
>409-410:得てして:ID:CXNcH5aT氏
>411-412:第六感総合管理室:ID:F2wtFWf1氏
>415-418:公僕心中:ID:NDrEin+i氏
以上です。
最高得点において、3名の方が同点ですので、
規定により『決戦投票』となります。(
>>2 参照)
上位3名の方のみを対象とし、延長期間終了時より2日間の日程で再審査を行います。
以前に投票された方も、再度加点が可能です。
決選投票の締切りは2006/03/30(木)いっぱい(31日午前0時)です。
538 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/29(水) 00:45:38 ID:ukx9dVXb
決戦投票
>>401 :音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏 に一票
>>401 :音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏 に一票
やった!トリップキー探しだしたよ。 データは退避させておくもんだなあ。。うん。
541 :
シオン ◆poetsyov/2 :2006/03/29(水) 18:33:13 ID:TVDh50FG
>425:六人の男達:ID:8q47Rwuh氏 に一票!
>>401 は他が短いからまともに見えると錯覚するだけ 知識人ぶった体格のヘボい低身長が崇めているだけ
>>402 は安い思想しか持ち合わせていない自分は斜に構えている振りしちょるノウタリンがマンセーしているだけ
>>425 は「その場」ってなんだよ「その場」ってYO ってな感じがして作者の低い表現技術力をどぅ考慮するかって感じ
>401に点入れる人間は詩作の本心を理解する気のない才の発展の終わってる人間
>402に点を入れる人間は普通の馬鹿
俺は
>>425 を推す
>>425 に一票
>>538 おいいい加減に謝罪しろ竹輪 俺は諦めんぞ
545 :
名前はいらない :2006/03/30(木) 00:07:05 ID:Lb6WBqR6
‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\ "‐ニ‐-> "`"'-' \ ______二) ヽ  ̄"'''─-、 ヽ __ ____-─ /⌒ヽ ヽ,  ̄ ̄ ̄ ̄ 三 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽ VIPからきたお^^ ――= | / | ―― ( ヽノ | _____ ノ>ノ !  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ | ヾ./_ _ // 、ー`、-、ヾ、、, 、, /i/ // ./// /
546 :
名前はいらない :2006/03/30(木) 01:10:36 ID:0nzWhVe2
549 :
名前はいらない :2006/03/30(木) 21:58:38 ID:kPbybhmm
引き続き決選投票の審査募集してまーす。 チャンプ候補が3作品のため審査期間を2日延長しています。 >401:音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏 >402:受験:ID:2hV3TlNW氏 >425:六人の男達:ID:8q47Rwuh氏 2006/03/30(木)いっぱい(31日午前0時)締め切りとなっています。 残り後2時間弱。審査員のみなさま、よろしくお願いしまーす。
550 :
山田 ◆jipx.wAXvs :2006/03/30(木) 22:25:07 ID:Z+PaxQ5U
1年以上ぶりですが、大丈夫かしら?
>>402 受験 に一票
551 :
名前はいらない :2006/03/31(金) 00:05:46 ID:1AaQSy+g
決選投票の集計です
【チャンプ】
3点
>>401 音楽は武装する:ID:j1A1SXVG氏
3点
>>402 受験:ID:2hV3TlNW氏
【準チャンプ】
2点
>>425 六人の男達:ID:8q47Rwuh氏
同点チャンプのお二方、
惜しくも準チャンプになられた作者様、みなさまおめでとうございます。
ルールにより先の投稿者である、
>>401 ID:j1A1SXVG氏に、次回お題の発表と日程の掲示をお願いします。
552 :
んなこたーない :2006/03/32(土) 00:57:59 ID:yfgJy/Iw
>>401 ID:j1A1SXVG氏です
次回お題はホイットマンに倣って
「私自身の歌」にさせてもらいます
553 :
名前はいらない :2006/03/32(土) 01:00:39 ID:JLHnOFNt
>>552 あ、やっぱり、んなこたーないさんの作品だったんたのね。
554 :
私自身の歌 :2006/03/32(土) 07:29:38 ID:DJaVSQgb
in the Making
業務連絡っす。みなさん乙カレーでした。 次のお題は『私自身の歌』。 投稿締め切りは4/8いっぱい(4/9午前0時) 審査締め切りは4/11いっぱい(4/12午前0時)とします。
さて、と 「・・・・・」 うん? 「・・・くね」 んーんん聞こえんな。こうか、こうかな? 「よろしくね」 は、苦労させやがって。 まだ、音小さいな。これでいいか。 「よろしくねっ!!!」 うあ、びっくりした。 なんだい微調整きかせろ、な。 この、ぽんこつアンプ。
557 :
Rez 1 :2006/03/32(土) 20:33:58 ID:YEMv3ACy
噛み切れないベルベットを 噛み切ろうとする 夜を纏った少女の 唇の下に広がる眼下に 今日も一通の絵葉書は投函され 秋空の下で、抑揚の、春が、 アラスカの大地で凍えている時 まだ見えもしない目を ひどくこする赤ん坊の 左手握られた赤い糸を辿って 落ちた、私の小指は落ちた、 時間よ、止まれ、君は美しくないから あらゆる絵画に描かれている 色という質素な電気信号は絶えず 届きもしない地下深くの白亜紀の 夏日の底へ 辿った、私は辿った
558 :
Rez 2 :2006/03/32(土) 20:42:10 ID:YEMv3ACy
―音楽は武装しない そしてまた、私の視覚は 少年まなざしを殺して、 春空の下の、足跡を、追って エスカルゴの幾重にまかれた 迷いの中に、季節が、忍び込み 私達が、それを食べる時、 ―音楽はようやくなり始める、 そして、すぐに、少年の腕の中で 母親は優しく発狂するだろう 八月の晩餐の席で 噛み切れないベルベットを、 噛み切ろうとして 未だにベルベットを噛み切ろうとして 自らの舌を噛み切るように
評価修行の為に審査員やりたいと思います。 よろしくなのです♪
↑一応宣言ね♪
561 :
名前はいらない :2006/04/02(日) 00:14:02 ID:pVRn1z1z
私は玩具でも娼婦でもない!!!!!!!!!!
ぶよぶよしたおおきなかたまりから細長く突起が四本 二本の先はひらたくつぶれる 先はほそく五つに割れ もう二本の先は直角に折れる 重みに耐えて時折ふるえる わたくしのかたちなにひとつ わたくしがつくるものではない さてこのかたまりの上にはもう一つ 比較的小さな丸いかたまり こまかなでこぼこを組み合わせ 大きな穴から植物動物液体気体取り入れる わたくしをいかすものなにひとつ わたくしからはうまれていない これはありふれたものの一つ 氾濫する有機物の一体 われわれはつながりあい食べあい消しあいそして生み そうしてここはそのはざま わたくしはわたくし以外で出来ている すべてのものはつながらねばならない わたくしは在る わたくしをつくるすべてのため わたくしがつくるすべてのため
563 :
Postludium :2006/04/02(日) 16:44:57 ID:1BoPHHJk
興ざめした 時の隙間から 染み出るもの それは 酔狂色の宝石を散りばめた 粉々に砕けた 音符の葬列 明喩された存在意義は にわかに部屋へ染み渡る いま 私は その中から一匹の蝶を摘み出し 一通の手紙をしたためた 何も示さない未来に宛てて 蝶が弦を渡って行き 音符らは時へと泳ぎに行った 何も残さずに 祈念の向こうへ
564 :
名前はいらない :2006/04/02(日) 16:55:26 ID:ACDkcPYu
ちんぽっぽ
565 :
名前はいらない :2006/04/02(日) 17:05:43 ID:plrrqoOA
ちんぽっぽ
僕はギターかき鳴らすかき鳴らす 夕暮れが魔法瓶染めてきらきらきれいな空の下 ピックを弦に叩きつけて叩きつけて 夏と秋とが塗りつぶす合間を縫ってじっとり湿った空の下 胃が吊り上がってあばらの内側がきゅうきゅうと締まって 叫びだしたくなって大声 酸欠起こしながら涙を流して嗚咽して慟哭 コーヒーのにおいも踏まれて飛び散る草汁のにおいも 黒と青 塗りつぶして かき鳴らすかき鳴らす それはきっと 「言わないけど」 僕はこの ハート を (どくどく) 犯すその 気持ち を (毒 ドク) 知らないんです本当です僕はただ頬に手を当ててぼんやりと 窓の外を見ていただけなのにそれだけなのにただそれだけな のに ギターを買おうと思ったのはちょうどそんな時です。
「ぎゃいんぎゃいんぎゃがぐぎゃがぎゃぎゃぎゃ きちちっちちちぎちちっちつちちちちゃちちち ぎょごごごごききょきょきつちゃきくきゃくく きぃきゃっ」 ちちちちちっち べろんべろんのびおんびおんにびょごんびょごんして、もうぎゃんぎゃん 見たかったはずのテレビ番組が ノイズ交じりで過ぎ去って 季節はもう冬です 雪の積もった歩道を僕は真っ黒な長靴を履いて歩きます バイキンにぼんやりと攻撃され続けている喉が少し痛みます 春をふつふつと溜め込む桜の木の下に冬眠した 僕の君は元気ですか 鼻が詰まっていてなんのにおいもしないんです ただただあの秋の初め 僕の腕の中で泣いてくれた君が くて ただそれだけだったんです 春が来たらまた会いにきてくれるかな、なんて 思ってます。そのときまでに べろんべろんのびおんびおんにびょごんびょごんして、もうぎゃんぎゃん を 直しておきますね せんきゅー、なんて
568 :
竹輪交響曲第五番 :2006/04/03(月) 20:14:51 ID:LL8pGQOM
泣いた後の鼻血 表通り二階建 木枠に龍の彫刻 土産屋の赤緑色 電話ボックスが見える 即座に裸足で竹輪行為をする俺 互いに鏡を見つめたよう 姿の似ている竹輪同士 強く心の流通を欲しているけれど 声もなく立ち止まり 時間だけ浪費するかのように見つめ合うだけで 会話もなく 流れぶつかる人波に足元運ばれ いつのまにかはぐれる 出会いはすぐ失う 得てもいないのに失う そしてすぐ忘れ 記憶にもならないというのに忘れて また出会うこの単純な循環 T 最大限に竹輪を傷つけ 殺す事が出来る存在とは 赤の他人ではなく 鏡に映った「竹輪」そのもの以外に考えられない U 竹輪塔の見えるベンチは 五月のパリ 日照り返るコンクリートの路上 画家達がそれぞれに思い思いの竹輪塔を描く それが俺の背景で風景の一部に属している証拠だった ノイズに漂白された白と 赤い吹き抜けのコントラスト 塔の足元と平行にある 橋を渡り川岸のベンチに腰を下ろす そして空を見上げる そこにただある馬鹿みたいに青ざめた空を 見惚れる程に魅力はない空を 見ていた 俺の手の中では 路上カフェで買ったカップアイスが温もりに反応して溶けていた 真っ白なチョコミント 背中には竹輪塔 川に向かって並ぶスプーン形の街灯が空の青を掬い 放り込まれた真っ青に逆らいもせずに流れているのが川
569 :
竹輪交響曲第五番 :2006/04/03(月) 20:16:10 ID:LL8pGQOM
上品は糞 声を大にして叫ぶこと小一時間 しかし糞は上品に服従しないから糞なんだ なんて素晴らしいのであろうか 脳内絶叫に日は落ちる 誰も理解など出来るものかと石を蹴る 川に向かって並ぶ猫足の曲線 輪郭半分のベンチにはカップルがぽっつりぷつぷつと寄り添う時間 垣根に日差しが籠もると ミニ薔薇を差し置いて黄色の薔薇が咲く 空に溶けず スンと佇む竹輪塔 溶けたアイスクリーム ほんの少し影か伸びた楽園 筆をかざす画家 落園 夕暮れ黄色に染まる真っ只中 溶けたアイスクリームの 液体を手の甲に垂らし 舐める 白い粒 邪魔なホワイトチョコチップ アイス クリーム状のチョコミント 影に滴らし睨んでは舐める 掌を 生きていると痛感するまで止めるものか 無駄な抵抗は止めろ叫んでも誰も聞き取らない 知りつつも甘い夕暮れ相手に 染まることを拒み 真っ黒に染まり悪態を晒す薔薇千輪 夕暮れ 刺トゲ数万個に包囲され 俺はこの上なく極上な一つの影になる ベンチもろとも ホワイトミントチョコを舐め続ける 白を舐めて白より白くなれと 災いとは形状を多々変化させ目前に出現する食料の事である 竹輪塔の影は白いクリーム状
570 :
竹輪交響曲第五番 :2006/04/03(月) 20:20:21 ID:LL8pGQOM
V 竹輪という極めて理解しているようで まるで知らない記憶の集合体を現代社会において 飾りも無く表現するのは他の生物の前で裸になるより危険な事である W 白い稲妻は直に幸運をもたらす 数年分のカレンダーが全焼する それが月日 束ねた一刻を竹輪と呼ぶならば 昨日は無くなり もはや貴方とは 明後日の他人だ X 竹輪は産毛に包まれてる この竹輪構造こそが人間の愚かさならば 残忍さは竹輪そのものだ 血揺らし時眠れる Y 公衆便所を探していた 夕日の観覧車 電光時計が見える窓0429 そこから逃げるように飛び出した後の逆光照り返し 目に染みて痛い ものもらいの突起が光線に突かれて痛む 瞬間に見た景色は切り取られ刷り込まれた記憶になる それも竹輪の仕業だ 真実は時が経てば忘れ 作り話は何時までも覚えている 無責任な他人がつまり竹輪である
571 :
竹輪交響曲第五番 :2006/04/03(月) 20:23:25 ID:LL8pGQOM
自分でも虚像でもない 確信と融合が肉体を動かす ものもらいが痛むと過る景色に 必ず竹輪0429はいる そして公衆便所を探している そんな夕暮れ 何故窓から外を見ていたのか記憶にない 何用で部屋を利用したのかも覚えていない 何故逃げ出したのかもわからない でも竹輪は知っている 公衆便所にだけあるむき出しのやりっぱなしさ それが一番欲しいことも全て Z 時折囀る竹輪 歌を忘れたはずが曲のみ思い出し 囀る姿はキーボードの連打音と共に消える 眠れ血はめぐる [ 他へ無頓着さ 私物じゃなけりゃ破廉恥垂れ流しの実態 その空間に包囲されていたい瞬間がある 裏通りを歩き回った 繁華街の深紅に逆らって 肉まん臭い道 豚臭 腐った肉 裏口通路ビニール鈍く光る中 蒸かし湯気が立ち上る窓の無いビル 背を向け合う間 細い排水溝 真新しい豚足がプカプカ浮いていた ここにおたまじゃくしがいたらリアリティーがあると竹輪が言った おたまじゃくしの腹の渦巻きと感触を忘れないでとも言った パリの公衆便所でおたまじゃくしを飼う竹輪を見つける 本当は横浜であっても存在している場所などどうでもよいらしく 竹輪は公衆便所で笑っているいつでも
引き籠り・自傷行為・自殺未遂 どれも私は,やっている だから頑張れなんて言うな! 精神(こころ)は血の海なんだ 言えよと怒鳴るな! 語る言葉がない… いや自問自答で疲労困憊なんだ 生きる事に疲れただけ 自分さえいなきゃ…なぁ? 幻覚 崩壊 生き地獄 錯乱 逃避 責め地獄
理解は要求しない そのまま受け入れてくれ まぁ自分自身が理解不能なんだけどさ ただ生きる事に厭きただけさ 自分さえいなきゃ…だろ? 妄執 破滅 逝き地獄 胡乱 自虐 責め地獄 生きろと言うからやってみるよ でも期待はするな? …だからそんな顔するなよ そんなに楽しいかなあ…生きるってさ
574 :
カンダタ・サナガラ 壱 :2006/04/04(火) 02:05:26 ID:hCoaJWpg
太陽の庇護を受け 項を撫でる薫風に酔い痴れ 隣人の笑顔を頂戴し 街を歩けば割れ目に誘われ 痴戯に情熱を捧げた 河の流れに身を任せ 気付けば藪の中 空は陰鬱に嘲笑し 耳に忍び寄る囁きに夢魔を描き 黙れ雀とシャンバラを目指し 西へ西へ ハルバル高原を渡り コウ海を背にハレバレ山脈を眺め 辿り着いたワンダーランド 其処で見たものは夢かうつつか 顎が外れ四肢は捻じれ 愕然と項垂れた俺は 自らの咽喉が絞まるのを感じた 死刑囚さながら絶望したのだ
575 :
カンダタ・サナガラ 弐 :2006/04/04(火) 02:06:06 ID:hCoaJWpg
行く先を見失った俺は雀の声を耳に立ち竦む 道を尋ねても返事はない 左手を上げても止まる車はない 世界の中心で路頭に迷った俺は 自らを燃焼さす為に 兜の緒を締め 360度を睥睨した 獲物を待つ爬虫類のように 百獣の王寅吉のように 俺には火中の栗が必要だった 動機は糸瓜で充分 しかし所詮 糸瓜は糸瓜 結果 世界に袋叩きにされた
576 :
カンダタ・サナガラ 三 :2006/04/04(火) 02:06:39 ID:hCoaJWpg
景色は一変した 太陽は妖艶な微笑みを湛え 空は青ざめ 白乳色の雨が降ってきた とどめは八岐大蛇と四面楚歌 遺伝子の声に耳を傾け 幾万光年の流離いを知り 身のほどを知る 流れる涙はナイアガラ それを拭うハンカチは滝壺に深く深く 落ちていった・・・ 滝の糸の水たまりに想いが映る 何処か遠く 地平線に沈む夕陽に眼を細めながら 見知らぬ大河を眺め 隣人の笑顔を頂戴し 五大陸の痴女と暮らす そんな生活を夢みて サイドこの両脚に風をのせ 俺はゆく 草薙の剣を求め 一路 東へ
577 :
キスがしたい :2006/04/04(火) 03:23:44 ID:1GNCIU7E
僕は口がないから耳を頼りに 足が短い君の長い歌を聴いているだけ 本当はキスがしたい うぅうぅと息漏れの口笛は苦しそうで 良い音やな 良い音やけど なんか潰れてまいそうだ なんかわからないけどさ 耳を塞いで空を見ると 左向きの三日月が強く頷いて 何か腹立った やけど 太陽が雨に濡れて シューシュー言うたん 聞こえてん
578 :
海について :2006/04/04(火) 04:07:46 ID:cUsYsjVs
錨は「希望の象徴」である――ジョセフ・コンラッド <海に出るつもりじゃなかった> ぼくは海に出るつもりじゃなかった 母の病室の窓から覗いて見ると 海は悪い予感のように重く低く轟いていた それでも 目抜き通りはタブロオの空へ 寝不足の朝は排水口へと 一直線に吸いこまれていった だから 思い出のひとつひとつにさよならをして ぼくは行く手にどんな運命が待ちうけていようとも スーツの襟に花を挿し、敬礼の姿勢を崩さなかった 本当は海に出るつもりじゃなかった 海は食卓の牛乳瓶の中にも打ち寄せていた 読みかけの本の行間から滲み出したりもした 30Wアンプのスピーカーで ぼくの頭蓋を叩き割るため 深夜3時に無言で寝室に忍び込んでくることもあった ぼく、マヤコフスキーの横顔を持つぼくは 世界地図をポケットにつっこみ ひとり、甲板の上に佇んで 遠ざかる港に最後の流し目をくれた ただその時も やっぱりぼくは海に出るつもりじゃなかった
579 :
海について :2006/04/04(火) 04:08:18 ID:cUsYsjVs
<詩人とピアニスト> 笑っている男の人たち 踊っている女の人たち 薔薇の刺青と塩辛い口づけ タバコの煙がとても青くて 誘惑のシャンデリアがまるで別れのハーバーライトのようにも見えた ピアノ弾奏からラストナンバーのハードバップへと 天使たちは狂気じみた表情で 光る汗を飛び散らせていた そして詩人は苦いウイスキーを一気に飲み干す 「だからこそ、この美しい一瞬のため、美しい一篇の詩をあなたのために」 夜の波止場に車を止めて タバコの煙を深く吸い込めば それだけで孤独がこの胸いっぱいに広がるかのようだ 一人の女が亡霊のように霧の中へと消えていく ピアニストは、それをバックミラー越しに眺めながら あのロシア詩人みたいな顰め面を浮かべている これが海から逃げた一人の男と海に逃げられた一人の女の 約束された美しいエンディングだと言うのだろうか 「だからこそ、この美しい一瞬のため、美しい一篇の詩をあなたのために」 ああ 最後にこそ打ち鳴らされるべき、シンバルへの力強い一撃!
580 :
海について :2006/04/04(火) 04:08:56 ID:cUsYsjVs
<船長だって卵をゆでる> メルヴィルはひどい大食漢で 司厨は皆、船室に篭城している <思い出にさよなら> (――水平線から垂直に突き出た 神さまの一本の長い腕が 巨大なU字型磁石を掲げている――) 墓地は港を見下ろす ゆるやかな斜面にそって広がり 手を伸ばせば、遥か地球の彼方まで届くようにも思われた このひらけた展望を前にして どうしてぼくは涙ぐむのか 「もう君は、人の手を通じて物事を受け取ったり あるいは死者の眼を通して見たり、書物の亡霊を糧にしたりしてはいけない」 ごらん! いくつもの運命が、いくつもの顔の上を横切り こうしていくつもの墓碑銘の下、たったひとつの決着をつけるのだ ぼくはスーツの襟に花を挿し、敬礼の姿勢を保ちながら このぼく、マヤコフスキーの横顔を持つぼくと あの逆巻く海とを繋ぎとめてやまない そんな美しい一篇の詩を まるで交わした約束を果たそうとする人のように ひとり、墓地の中に佇んで 天使の顔して考えていた
庭の畑に一本 葡萄の樹があって、これが 「俺がいるんだから詩なんか書くな」とゆうてくるようになった 本も読まんでいい とゆう 聞けば、「俺よりも深い詩はあるわけがないし、俺よりも良い本も書かれた試しはないのだ」 とゆう あいちゃあ自分の世話をしてほしい一心が見え隠れしているわけだが なんとなくうなづいてしまう話だった そうはいわれたところで もうすでにかあいらしい愛人を抱えこんでしまった旦那の気分なものだから 背中の後ろで指組合わして、「頼むから見逃しておくんなさい」 と心の中で唱えつつ、それでも視線はまっすぐに 「そうか、あいわかった」 と答えておくことにした
582 :
あなたを愛するとき :2006/04/04(火) 17:19:51 ID:i9uAEj/y
あなたを愛するとき 私は海であり山であろうと思うのです 私の胸につかえて苦しいものを 必死の思いで吐き出したその叫び声に どこもかしこも震えている空であり 私の涙がかつて大地を削ってできた 深い深い峡谷であろうと思うのです あなたの住む場所ならどこまででも 尊厳という宝石さえ干乾びる戦地の沙漠から 絡まる蔦に夢を思い出ごと引きちぎられる熱帯雨林までも どこまでも愛を追いかけたいと思うのです 汽車で 船で 3万フィートの翼で けれども本当の私は 風の街の三叉路で いつもどちらへ行くか迷っている 一片の木の葉です やがて私の愛の弱さを知った あなたの涙で流されて 排水溝の蓋に引っかかって 惨めに それはもう惨めに もがいているでしょう そうなった時に私は 改めて気がつくはずです 本当は愛することに怯えていた自分に そしてこう呟くのです あなたを愛するとき 私は私です
583 :
葬列 :2006/04/05(水) 13:40:11 ID:OlXPaW9k
どうか空っぽでいてください 目に鮮烈なましろい光 光の中を沈んでゆく 毛むくじゃらのアンバランスなケモノ ねだる穴 ねぇ ねぇ 処女牧場 ねぇ ねぇ 何度くりかえす喪失 バージン泥棒は私刑(リンチ) ペニスを切られ、木に縄でしばられる 待ち始めるコヨーテの家族 やがて夜が来て 団欒の食卓 底から引きずり出される内臓 なめられて空になる腹 貪婪な食欲 代わりに星空を詰める 運航するカシオペア 地平線に曙光ひとすじ 鮮烈なる光 食道を逆流し、溢れ いっひ、りーべ! どうか どうか どうか、私を空っぽのままに 私はあなたを閉じ込めて埋葬しようとした棺おけでありましたが 蓋を開ければそのじつ、中身は余地もなくいっぱいのたくあんでまっきいろだったのです あまりにも鮮やかな人工のきいろはまっかだと言ってもよかったのです 肩に止まったハゲワシが眼をついばむのがムカツク
584 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 14:43:05 ID:fgcDb+w3
なんだこの集団オナニースレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
585 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 14:50:14 ID:UOTfk2ls
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた
586 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 14:58:47 ID:ZHEoo3E4
587 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 15:06:28 ID:KR+JIN7y
a
588 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 15:06:35 ID:S6ZE42vR
589 :
かも ◆Iyutn6izzo :2006/04/05(水) 15:08:23 ID:pSnERInk BE:213114645-
vip
590 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 15:12:15 ID:XfGPJJgm
591 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 15:13:11 ID:F99d1tH1
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた
592 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 15:15:38 ID:6u086EDs
何だってぇーー
593 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 15:39:40 ID:xZQiCJnn
594 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 15:48:01 ID:jx2ygBuE
ksk
あぼーん
596 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 16:36:36 ID:yKHhl4kc
な
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた
598 :
vipからきますた :2006/04/05(水) 17:13:14 ID:BvB6UEH/
ええ、わざわざね
599 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 17:19:15 ID:QEFCGpxh
(*´д`)ハァハァ
なにやってんだおまいらw
601 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 17:44:53 ID:X8+rJdft
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
審査に参加させて下さい。
失礼。602ですがトリップ変えます。 こちらでよろしく。
604 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 18:14:02 ID:bESGK8uV
ホライゾンですがなにか?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
609 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 19:23:18 ID:lJc54QoQ
ああ
あぼーん
あぼーん
612 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:27:12 ID:zmyGinHB
ビッパーって本当アホ丸出し
613 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:27:57 ID:VDEu0isu
614 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:29:23 ID:yMIKLXyw
VIPから来たんだが、なにこの良スレ
615 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:32:33 ID:aifvcM+r
同意
あぼーん
617 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:33:10 ID:aFLSZVzr
ここに現代のランボオがいるときいてvipからきますた
618 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:33:40 ID:yT+9SuP0
VIPから遊びにきますたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
619 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:33:59 ID:Zd1pxs1P
ビッパーはマジでいいやつばっかだ
あぼーん
621 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:34:17 ID:ZgzY8TtA
あぼーん
623 :
⊂二二二( ^ω^)二⊃ :2006/04/05(水) 19:43:59 ID:JHMcjEf8
VIPPERって頭悪いよな
あぼーん
625 :
vip :2006/04/05(水) 19:48:00 ID:aFLSZVzr
秋風起白雲飛 草木黄落雁南帰 蘭有秀菊有芳 懐佳人不能忘 浮樓船済汾河 横中流揚素波 簫鼓鳴發悼歌 歡樂極哀情多 少壯幾時奈老何
626 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 19:52:39 ID:4VHfolBa
今北産業
627 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 20:05:43 ID:5gx3R9mu
ウンコー
628 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 20:06:12 ID:TlL1DhX5
VIPからきたお
あぼーん
630 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 20:33:27 ID:HlwJWYJG
あぼーん
632 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 20:58:02 ID:5sYgXjo5
VIPからきますた==⊂(^ω^*)⊃==ブーン
あぼーん
634 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 21:12:24 ID:m+EumMm5
VIPから来ますた^^
あぼーん
636 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/05(水) 22:18:17 ID:9FzRruM1
test
637 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 22:35:07 ID:TKDt4iTt
( ^ω^)
638 :
名前はいらない :2006/04/05(水) 23:45:34 ID:v25PBs4w
(+ノ・_-)
どうやらちっちっていうコテがVIP板で突撃指示をしたらしいです 前回のVIP荒らしもちっちが犯人のようです こんなふざけたコテは梁山泊スレから永久追放しましょう
>>639 おい!おまえそれほんとかー?
ちっちーがそんな悪い事したんかー?
ちっちー ちっちー ちちちっちちちいちちちちちっちー
おまえ説教部屋行き決定ーーーー
疑わしきは罰せず って知ってる? アンダー
疑わしきは被告人の利益に従う 〔法〕 刑事訴訟法上、裁判官が犯罪事実の存否についていずれとも確信に達しえないときは、 被告人の利益になるように決定するという原則。疑わしきは罰せず。 なーるへそ、証拠を消してりゃ丸儲け。でもそんな事言ってたらまた突撃食らう度に俺のせいにされるじゃんか 只でさえ最悪板の工作員のせいでウリの評判が悪いのにこれ以上評判落ちたらコテで遊べなくなっちゃうよ! まずちっちというコテを梁山泊スレに証人喚問するべきだ
643 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 01:17:16 ID:hrs61ojC
※注意 ちっち粘着がヲチスレを利用してかく乱しています
3 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/03/32(土) 22:11:04 ID:OGU2RK+n
993 最低人類0号 sage 2006/03/32(土) 03:06:28 ID:/oEMLCp/
すぐる出てけ
追い出し厨(すぐる、ちっち粘着)が立てたスレか……
31 名前:最低人類0号[] 投稿日:2006/04/05(水) 16:21:21 ID:J8Q4I0zO
ネタがないというかさー
もう誰も書き込まないっしょ?wこんなスレ。
>>1 と
>>3 から、立てたのが追い出し厨(すぐる、ちっち粘着)だって判明してるんだしさー
現状見てると、追い出し厨(すぐる、ちっち粘着)に追従する香具師なんて今の詩板には一人もいないっしょ?w
40 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/04/05(水) 18:44:41 ID:wVjNtMYx
梁山泊荒らしはちっち説 浮上
42 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/04/05(水) 22:07:43 ID:qVngPXf4
なんだあれちっちってゆぅ香具師の仕業だったのか梁山泊 ひどいね<`∀´>
>>643 おおおこれはまさしくちっちが犯人だという動かぬ証拠!!!!
幾たびにも渡り梁山泊スレを汚したちっちの行為は看過されるべきではない
ちっちがVIPから荒らし達を扇動した事実に弁解の余地は無い 永久追放するべきである
645 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 01:28:21 ID:hrs61ojC
>>644 どこをどう読むとその結論になるんだ、あんだば?
646 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 12:28:11 ID:nFu7TfDg
647 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 15:17:20 ID:3rhDq0Iw
さぃきょう暗躍中てことね
648 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 16:13:15 ID:zVrMGV4o
>>646 >12月下旬〜2003/01月に掛けて、自演失敗や名無しでの煽り行為、年齢詐称(笑
などを暴露され祭り状態に。
2003/01/10 ピンクフラミンゴにより、いかいか粘着(の一部)、梁山泊クレーマー(の一部)
コテハン叩きがちっちであった事が明らかになる。
これ本当なのかな?
フラッシュスレとか最悪板のちっち粘着の言い分聞いてると
これも単なる言いがかりなんじゃねーのか?って思えてくる。
650 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 21:27:15 ID:nFu7TfDg
>>650 粘着とちっちのIDが一致しているのか・・・これはログがある以上逃げられねえな
っちゅうか後の方で317粘着の証拠まであるじゃんw
652 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 22:00:17 ID:k8nqxyC1
読んだけど梁山泊との関係がわかんないだあよ
ちっちは自作自演がバレるというかなり恥ずかしい過去を持っていてVIPから荒したちを梁山泊に連れてくるしまさにポエ板の膿ですね!!
梁山泊を荒す目的でVIPPER達を何度も連れてきた犯人はちっちで決定!!! そしてちっちの梁山泊永久追放で終了!!!!!!
これにて一件落着ですね!!
>>653 なるほど、ココでなくどっちのスレでもやれと。梁山泊の同志よご忠告ありが10
ではそのスレに私が責任を持ってコピペしてきましょう<`∀´>
655 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 22:14:39 ID:nV48q7+l
あーあー ちっち粘着(追い出し厨)のせいで、また良スレが荒れちゃったね…… いつもこのパターン
ちっち粘着だって!!?? なるほどこいつ等みんな全員ちっちというコテに恨みを持っている名無し達なんですね 私もおかしいと思っていました!!!!しかし本当にちっちというコテはウザイの一言ですね!
657 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 22:22:23 ID:zVrMGV4o
何回もID変えて大変だねぇ ちっちみたいなクズをわざわざ 庇ってやる人なんてかなり限られてくるんだけども
現状見るとちっちに粘着してる人のほうが かなり限られてると思うんだが。
659 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 22:36:43 ID:u94WPWJs
たしかに今の詩板でちっち粘着が一番ウザいね なんとかならないかな?
660 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 22:36:43 ID:zVrMGV4o
限られるってどう限るの?ヲチ連中とか荒らされた梁山泊の常連とか 不特定多数のような気がすっけどね あーあと叩きと粘着は全然違うから
本当にちっちというコテは困ったコテですよね!!! もぅ本当に許せませんよ!!!!!!!!!!!!!最低です
662 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:01:24 ID:Pl2iYxs3
663 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:02:42 ID:Pl2iYxs3
664 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:24:35 ID:k8nqxyC1
漏れちっちじゃないんだが…… よくワカンネ
665 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:36:25 ID:GVTJzKbP
5 名前: 当事者P 投稿日: 2006/02/15(水) 17:28:07 ID:unKREMMy
>>1 乙
さて続き続き。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1043768326/853-854n > 853 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/02/15(水) 13:17:09 ID:f78i7fHN
> もしかして某スレで擁護してくれてる?
> ありがとな。
> でもスルーしてくれてかまへんよ。
> 854 名前: ちっち 投稿日: 2006/02/15(水) 16:29:12 ID:o6Gjts/B
> >853
> らぢぁあ。
す べ て さ ぃ き ょ う の 粘 着 質 な ヲ チ が 発 端 で す
666 :
『The book』 :2006/04/06(木) 23:39:18 ID:EE++T4Bq
〜時はすべりおちてゆく やわらかな魂のうえを ゆるやかに ものがなしく すべりおちてゆく〜 心がおだやかになりますように すべてを赦せますように 終のゆうべに 私の生が うつくしい挿絵のついた 一冊の物語になりますように
667 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:47:54 ID:nFu7TfDg
668 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:49:58 ID:Pl2iYxs3
てめーら、いーかげんにしろ! 他所いってやれ!
>>665 またあのさいきょうの四十路超えの失業ジジイが黒幕か!!!! もう梁山泊に恨みを持つコテ達が総攻撃してきてますね!!
さいきょうとちっちの二人が裏で手を組み梁山泊を荒らしていたのですね! もう弁明の余地はありませんよ許せません
73 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2006/04/06(木) 23:39:30 ID:XNLekryI
前スレの800後半から絵スレのちっち批判
そこにいきなり
902 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 18:40:57 ID:kvp2Q+uo
>>899 シオン乙
903 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 18:45:20 ID:FPvb1D3s
>>902 キチガイちっち乙
907 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 19:12:17 ID:5kdq+T1w
「画像化します」じゃなくて「絵にします」だしねー
あそこで突っ込みいれてる人画像処理に詳しい人なのかなー
908 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 19:17:56 ID:TWjLXQrT
それにしても使用している画像の掲載元が転載・無断使用禁止だったら
著作権問題に発展しそうw
↓
909 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 19:27:37 ID:kvp2Q+uo
はいはい、著作権は大事ですね
917 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 22:59:25 ID:5kdq+T1w
絵スレの240ってツッコミも入ってるけどあれは自演のし過ぎでワケわからなくなってるのか?
918 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 23:26:22 ID:g7lQm8Ns
もういい加減ちっち追い出さねぇか?
919 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 23:28:31 ID:6X0rquOP
とりあえず今までちっちがうpした画像や音源のパクリ元を探して晒せ。
↓
921 名前: 最低人類0号 投稿日: 2006/03/29(水) 23:34:05 ID:kvp2Q+uo
そーやってまたおまえらは、良スレ荒らすんだな。
671 :
名前はいらない :2006/04/06(木) 23:56:12 ID:Pl2iYxs3
許せんのはいーから他所でやれ!
672 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/04/07(金) 00:26:31 ID:6YZI+554
☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆
お題は 『私自身の歌』 ですよ
投稿締め切りは4/8いっぱい(4/9午前0時)
☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆
ちょい再まとめ+ 途中経過
>>554 私自身の歌 ID:DJaVSQgb氏
>>556 ぽんこつアンプ ID:G3vNcqbU氏
>>557-558 Rez ID:S2B8GWy2氏
>>562 つながりについて ID:u18ho2ef氏
>>563 Postludium ID:1BoPHHJk氏
>>566-567 UTAをウタう ID:S2B8GWy2氏
>>568-571 竹輪交響曲第五番 ID:LL8pGQOM氏
>>572-573 My History ID:JfuiQX9n氏
673 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/04/07(金) 00:27:31 ID:6YZI+554
674 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/04/07(金) 02:12:35 ID:1cOspHni
なんだかココでも言いがかりつけられてるれど、、ちっち粘着?笑わせるな こちとら、それどころぢゃねーんだよ。事故で顔面擦ってっから、もうね、激痛! 両肘両膝で頭かばったから、これまた激痛!人が、うんうん、うなってるって のに、荒らし??????????ええかげんにしてくれ。 寝ようにも眠れないから起きてだぞ!
675 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/04/07(金) 02:25:27 ID:1cOspHni
◆UnderDv67M ←なんかこやつ気にくわねーネバネバ具合からしてオンナだろ!!!! ま、俺はオンナ相手に喧嘩するほど腐れちゃいねーから勘弁してやる。
676 :
名前はいらない :2006/04/07(金) 02:51:46 ID:OfdFmtYA
ここは詩作品の投稿スレなので、投稿作品以外のレスは遠慮してください。
ちっち祭り再燃?
今から削除依頼を出してきます。 荒らしによる書き込みに対するレスなどはやめてください 荒らしによる書き込みが削除されない場合があります。
ねえシイナ 僕は生まれてこの方 歌を歌い続けてる 君の伴奏に合わせて歌い続けてる だけど僕の耳に聞こえるのは テレビの砂嵐みたいなザーって音 僕はつんぼになっちゃったのかなあ ねえシイナ 僕の歌声 ちゃんと聞こえているかい? 僕の声はこの小さな部屋の壁に当たって 跳ね返って僕の耳に届いていた 随分昔のような気がするね あれは犬の遠吠えだった 他の人には違う風に聞こえるらしいね ほら テープに自分の声を録って聞いてみるとびっくりするっていうあれさ どんな風に聞こえたかな どんな風に聞こえてるかな
ねえシイナ 嬉しい事 楽しい事 幸せな事 僕はうまく歌えてなかったよ どうしてかな 悲しい事の方がうまく歌えるんだ 嗚咽しながら歌う歌は醜いけれど透き通って響くよ ねえシイナ ナルシストな 僕の事を 僕のために 歌うこの僕に いい加減うんざりしないかい? そうだ 君の歌を僕が歌ってあげよう 君は君の歌の伴奏をするんだ そうすればもう君は秕じゃないよ ねえシイナ
681 :
気がつけば :2006/04/08(土) 02:05:30 ID:RL8difY7
(0/?)
682 :
気がつけば :2006/04/08(土) 02:06:06 ID:RL8difY7
(1〜27/?)
683 :
気がつけば :2006/04/08(土) 02:06:43 ID:RL8difY7
(28/?) あ、しまった、どうしよう
真鍋かをりのお股が臭い 能率重視のピンコ立ち野郎です ハァハァと、シャバの香りを嗅ぎ分けたい 真直ぐな髪を、指を、太腿を、舐めまわしたよ 君の上では小人が踊る 太鼓を叩き、歌を唄う さあさ、地球の皆さん、今ここでオープンフィンガーグローブをはめて さあさ皆さん、交配を開始してください! 池の鯉、メダカの誓い、戦いの時 アグレッシブな日曜日 摩訶摩訶不思議な割礼日 恋人にするかをり 逢い引きの子の代わり 今発奮!ブチまけて 近所のガキを六〜七人殺して バンザイして警察に撃たれる カメリアダイアモンド、フランク・ドナテロ博士、バナナボート戦士 俺の祖先が付き合っていたのはそんな男たち だからかをり、君を愛す 骨董通りのスターバックスで、マックスマーラの店の前で、旧紀ノ国屋の横の空き地で 舌を吸い愛、乳を揉み愛、股を探り愛体位ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!! ねえ真鍋 それしかない、それしかないと、 思 い ま せ ん か ? 姦
685 :
ごっこ遊び :2006/04/08(土) 17:45:21 ID:xYNflJUi
伸ばした四肢から次第に 双葉がわきあがる 午前0時。 天井の染みから天使が うそつきとささやく。 私の腕は役立たずだ。 こんな荷一つ持てやしない。 私の脚は役立たずだ。 自分の身さえ支えられず。 僅か六畳弱のこの部屋で 微か上下する胸。 その不気味さに私は酷く心打たれた。 いまや天井を覆い尽くしある 双子葉の隙間から 天使がこちらを見ているではないか。 どうか 連れて行って下さい。 緑が枯れた。
>>675 おいおい今度は女性蔑視発言かよ? もぅ救いのない雄だなもしかしてお前は売春婦の穴から産まれたのか?
>寝ようにも眠れないから起きてだぞ!
んでワザとらしく自己申告か、お前が毎日ポエ板に張り付いてるのは知ってんだよ証拠だってあるんだぜヲィ
これだけ梁山泊を荒らしたんだ男なら素直に非を認め自害しろ猿
689 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 20:00:06 ID:CL0QSYyq
50 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:25:25 ID:ih2MLiUN
1.ちっち=梁山泊クレーマー
2.アンダバ=梁山泊批判常習
3.ちっち&アンダバ=麻雀スレで馴れ合い
=「ちっちとアンダバが共謀して梁山泊を荒らしてる」に一票
51 名前:最低人類0号[] 投稿日:2006/04/06(木) 01:33:18 ID:XKDRUWnC
本スレでの言動を見るとアンダバがちっちを陥れようとしているに一票
52 名前:し ◆FCXRNaWgHs [sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:51:57 ID:sIPWE9Rc
>>50 ちっちをすぐると勘違いしてない?
ちっちが麻雀スレに書き込んだのは一回だけだぞ
53 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 03:07:31 ID:mmDGD0AL
いいからちっちとアンダー追い出すのにお前も協力しろ。
54 名前:し ◆FCXRNaWgHs [sage] 投稿日:2006/04/06(木) 03:28:43 ID:sIPWE9Rc
やだ。
俺はヲチャーなんかに屈しないッ!
55 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 03:37:06 ID:ffhVjWXE
本気でアンダバがちっちを追い出そうとしてるんなら真っ先に標的にされそうなフラッシュスレは被害ゼロで
舞台が梁山泊に止まってるのはなんでだろうな。
アンダバがちっちを追い出そうと画策してる風に見せかけて矛先を逸らそうとしてるんジャマイカ
>>52 ちっちとアンダバの間を取り持って暗躍してるのがすぐる
こいつら全員グルでそ
690 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 20:16:10 ID:Ue9m9Z4Q
季節がわりの 徒な 空模様に映えながら 青のもとでは さりげなく 雲のまにまに 愛らしく 吹きつける風に 震えつつ 降りかかる雨に 打たれつつ そしてなお 逆らうことなく 散る時の その姿さえ 春の舞い うつろう季節を流れゆく あヽ その花の咲くが如く あヽ その花の散るが如く
692 :
奇麗事 :2006/04/08(土) 21:29:13 ID:JbCx/m8Y
日常は地味に毎日過ぎる だけど 自分しだいで楽しくしたい 努力は大そう地味なもんだ だけど 光り輝きたくて人の3倍が理想 どこにでもいそうな大人 自分 だけど 思い切り笑える つまらない人間にならない様に 青臭く 古臭い言葉だけど 殻を破れ なんて ほんの少しでもいい 誰かの いや 君の 心に 何かを残したくて ここに詩を描く そんな奇麗事を現実に織り交ぜながら生きる
461 名前: ちっち ◆FMiYTdsunc 投稿日: 2006/04/08(土) 17:35:44 ID:vlnLkAsI
>>459 さんちゃん、こにゃにゃん♪
明日で事故後1週間なんだけど、ずーっと寝たきりって
きついよ。今まで事故らしい事故した事なんんで、いい勉強になりますた、
新着レス 2006/04/08(土) 22:47
462 名前: ちっち ◆FMiYTdsunc 投稿日: 2006/04/08(土) 22:42:07 ID:vlnLkAsI
☆新作☆
チカラ
http://www.aquamarine.rm.st/flashpoem/ 皆さん!!ちっちは他スレには普通に書き込みを行っているのに対して明らかに意図的に梁山泊スレを避けています!!!
もう梁山泊スレを荒らした張本人はちっち決定でよろしいようです!!!これはちっち本人も認めた事にもなるのです
理路整然とした物的根拠!! ちっちの毎度に渡る自作自演!! ちっちの書き込み時間帯の一致!!
もぅ二度とVIPから突撃のターゲットになる事態はもぅやってこないでしょう!!
この私にお任せください! 梁山泊スレッドは私が守ります<*`∀´*>
なんで、お前らは議論スレでやらないの? いや、やれないの?馬鹿だから?
695 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 22:55:49 ID:JDJTmynT
92 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/04/08(土) 22:54:17 ID:Um+sSov1 ちっちは梁山泊スレにひどいことをしたよね(´・ω・`) でも大丈夫、ウリがちっちを懲らしめたのでもぅ再び梁山泊が荒らされる事はないでしょう <`∀´>カッコイイ俺 ステキ アンダバはなぜ梁山泊にこだわるのだろうか
>>695 貼り付けんのはえーー はえーー
それはポエ板で一番梁山泊スレを愛しているのはこの俺様だからだよ<`∀´>ハッハッハ
もぅちっちとかいうふざけたコテが梁山泊を荒らす事もないでしょうウッハッハ
697 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 22:59:23 ID:awTKF1UT
今回のアンダーのテンションの高さは怪しいよね(´・ω・`)
なぁぁに一点のさ セン5が未評価溜まりまくってるから評価人サボって遊んでるだけジャン<`∀´> ウェーッハッハッハ
699 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/04/08(土) 23:01:09 ID:vlnLkAsI
>>693 だから荒らしてねーてば、日本語解んねーかな、、スカポンタン
よっしゃああああああああああああ700GET!!!!!!!!
>>699 お前が自作自演していた事も梁山泊に恨みを持っていたことも最悪板で露見したぜ!
時間帯書き込みも一致するしとお前に弁解の余地はない 日本男児ならば潔く素直に謝罪しろ
701 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 23:03:10 ID:r8Agean0
一番荒らしてるのはアンダーと誰でもわかる
702 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/04/08(土) 23:05:25 ID:vlnLkAsI
>>695-696 そんな暇あったら、テメーのスレでも立ててみなよ!過疎るだろうけどなw
ま、お前はここいらで遊んでんのが一番いいよ。
703 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 23:06:10 ID:gS8edkYd
もううざい位に言いたいことはわかったから 梁山泊スレを占領するのやめろ 開放してくれ、頼むから。
>>701 うっせーゴミ
>>702 おい話から逃げるな!びっぱーを召喚したのは貴様なんだろ?二度と梁山泊を荒らすなこの俺が許さんぞ<*`∀´*>
705 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/04/08(土) 23:10:17 ID:vlnLkAsI
>>701 アンダの自演に決まってんぢゃんw
>>703 俺も言いたくねーのだが、雑魚が騒ぐんで、ひと思い葬ろうかと、
706 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :2006/04/08(土) 23:11:21 ID:UHmwOVT/
707 :
動かぬ証拠 :2006/04/08(土) 23:12:31 ID:PwA1H1nG
491 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 492 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 493 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 494 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 495 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 496 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 497 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 498 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 499 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん あぼーん 500 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/03/25(土) 01:06:20 ID:2+8CKnDW よっしゃあああ500GET!!! イヤッホォォォォォウ!!!!!
708 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/04/08(土) 23:12:32 ID:vlnLkAsI
もう、本当に、どうでもいいので くだらなすぎる言い合いをここでしないでください。 決着のつきようがないことくらい、考えなくたってわかるじゃないですか。 それともこういう遊びなのですか? うんざりです。
710 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 23:14:53 ID:xxRXSEJq
>>707 梁山泊スレといったら2chで最も権威のあるスレッドですよ!!! そのスレッドでキリ番をGETできるなんて光栄の極みです
そりゃ誰だって「梁山泊=最高」って思い込んでいるわけだしこの俺だって幸運にもキリ番GETできるならそりゃ誰だって喜びますよ!
>>708 だから逃げんなレスになってねーぞ 去るものは追わず<`∀´>どこにでも逃げな猿 ホレホレ
712 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 23:19:28 ID:PwA1H1nG
>>709 健全なる梁山泊スレへの発展のための変革に犠牲はつき物だ!! 二度とこの様な自体を起こさぬ為にもだ
痛みなくして発展に貢献できるとでもホザクのか?甘ったれた事を言うなもっと梁山泊スレの事を考えてください
>>712 うるせー名無しのくせに生意気だぞ
714 :
オレのウタ 俺ノ歌 ◆jigH3apI1w :2006/04/08(土) 23:23:21 ID:vOj9z2TF
ウタのイクサは 負けはない 絹糸のような 細い時間 別れない 忘れた後から 誰かかが唄う ずるいよ 出会いもない スレチガイの 目を逸らした瞬間 なのに ある時 気付くのだ マヌケなもんだった 活きる つめ込む温度が必要で 刻み込まれた すっかり負けて占領されて 背中の荷物さながら 晒して ウタのイクサは 負けはない ただ 失った……気付くのだ
715 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 23:24:26 ID:PwA1H1nG
>>713 セン5が一番だったんじゃないのかいw
*セン5 自分が初代から育てたプライド
*梁山泊 目の上のたんこぶ
荒らす理由がまるわかりなんだが(w
>>715 ヤダナー 暇つぶしでポエ板にきて遊んでる身で育てたも糞もありませんよー 何言ってるのですかー(笑)
目の上のたんこぶだなんてそんな事はないですよー
梁山泊スレのコテ達は平均年齢が40に到達するまいかの2chでも珍しいスレじゃないですかー 尊敬してますよー(笑)
717 :
名前はいらない :2006/04/08(土) 23:31:54 ID:ZjOL1zJ6
93 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 23:01:43 ID:7dbiZq8z アンダバが日に日に壊れていく。。。 何か悩み事でもあるのか? メンヘラになる前に一度国に帰ったほうがいいんじゃないか? ムリはしないほうがいいぞ、もう遅いかもしれんが。 94 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/04/08(土) 23:13:00 ID:Um+sSov1 せっかく日常の時間を削ってまで2chにきてんだ 悩むよりも楽しまなきゃ損ですよその辺は割り切って遊んだ方が良い。 そうなんだよね俺の生まれた国は他にあってきっとスペインがなにかの人間なのかもしれないな それがなにかの手違いで日本に来てしまったんだ きっとそんな感じがする、だって日本人のレベルとはあわないんだもん 95 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 23:19:20 ID:7dbiZq8z 楽しいのか?ほんとうに?それで満足なのか? 変わってしまったなぁ、アンダバ。何がおまえをそうさせたんだ?
こら!梁山泊スレを荒らすな!!! そうだ、、過去の俺様は個人的に毛嫌いしていたポエムをポエ板の評価スレッドで貶す、、それで満足していたじゃないか。。。 そして今の俺はなんだ?こんな老人ばかりのくたびれたスレで用心棒をしてもなんのメリットもないじゃないか!! それもそうだあああ時間無駄にした 変えろっと 〜<丶`∀´>
719 :
名前はいらない :2006/04/09(日) 00:01:30 ID:jq60urij
はい、締め切りですよぅ。 >554 私自身の歌 ID:DJaVSQgb氏 >556 ぽんこつアンプ ID:G3vNcqbU氏 >557-558 Rez ID:S2B8GWy2氏 >562 つながりについて ID:u18ho2ef氏 >563 Postludium ID:1BoPHHJk氏 >566-567 UTAをウタう ID:S2B8GWy2氏 >568-571 竹輪交響曲第五番 ID:LL8pGQOM氏 >572-573 My History ID:JfuiQX9n氏 >574-576 カンダタ・サナガラ ID:hCoaJWpg氏 >577 キスがしたい ID:1GNCIU7E氏 >578-580 海について ID:cUsYsjVs氏 >581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏 >582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏 >583 葬列 ID:OlXPaW9k氏 >666 『The book』 ID:EE++T4Bq氏 >679-680 シイナ ID:xyPEm2pd氏 >681-683 気がつけば ID:RL8difY7氏 >684 ”ナブラチロワもいいけれど” ID:c5GNRbz7氏 >685 ごっこ遊び ID:xYNflJUi氏 >691 「 花の如く 」 ID:gVgDyU3u氏 >692 奇麗事 ID:JbCx/m8Y氏 >714 オレのウタ 俺ノ歌 ID:vOj9z2TF氏 以上22作品です。
なんで>557-558と>566-567のID違うのー? わざとですかーー?
721 :
◆o0rnnbHBHo :2006/04/09(日) 23:11:58 ID:BnHwmu2v
>>719 修正 後からIDを拾って付け足したので 1の投稿IDになっておりました
大変失礼いたしました
以下ID修正致しました
>554 私自身の歌 ID:DJaVSQgb氏
>556 ぽんこつアンプ ID:G3vNcqbU氏
>557-558 Rez ID:YEMv3ACy氏
>562 つながりについて ID:u18ho2ef氏
>563 Postludium ID:1BoPHHJk氏
>566-567 UTAをウタう ID:Lc6Rotph氏
>568-571 竹輪交響曲第五番 ID:LL8pGQOM氏
>572-573 My History ID:JfuiQX9n氏
>574-576 カンダタ・サナガラ ID:hCoaJWpg氏
>577 キスがしたい ID:1GNCIU7E氏
>578-580 海について ID:cUsYsjVs氏
>581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏
>582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏
>583 葬列 ID:OlXPaW9k氏
>666 『The book』 ID:EE++T4Bq氏
>679-680 シイナ ID:xyPEm2pd氏
>681-683 気がつけば ID:RL8difY7氏
>684 ”ナブラチロワもいいけれど” ID:c5GNRbz7氏
>685 ごっこ遊び ID:xYNflJUi氏
>691 「 花の如く 」 ID:gVgDyU3u氏
>692 奇麗事 ID:JbCx/m8Y氏
>714 オレのウタ 俺ノ歌 ID:vOj9z2TF氏
722 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2006/04/09(日) 23:12:51 ID:nvjLQT5i
「UTAをウタう」 ID:Lc6Rotph氏の作品でした ぺこ <(_ _)> >554 私自身の歌 ID:DJaVSQgb氏 >556 ぽんこつアンプ ID:G3vNcqbU氏 >557-558 Rez ID:S2B8GWy2氏 >562 つながりについて ID:u18ho2ef氏 >563 Postludium ID:1BoPHHJk氏 >566-567 UTAをウタう ID:Lc6Rotph氏 >568-571 竹輪交響曲第五番 ID:LL8pGQOM氏 >572-573 My History ID:JfuiQX9n氏 >574-576 カンダタ・サナガラ ID:hCoaJWpg氏 >577 キスがしたい ID:1GNCIU7E氏 >578-580 海について ID:cUsYsjVs氏 >581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏 >582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏 >583 葬列 ID:OlXPaW9k氏 >666 『The book』 ID:EE++T4Bq氏 >679-680 シイナ ID:xyPEm2pd氏 >681-683 気がつけば ID:RL8difY7氏 >684 ”ナブラチロワもいいけれど” ID:c5GNRbz7氏 >685 ごっこ遊び ID:xYNflJUi氏 >691 「 花の如く 」 ID:gVgDyU3u氏 >692 奇麗事 ID:JbCx/m8Y氏 >714 オレのウタ 俺ノ歌 ID:vOj9z2TF氏
723 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2006/04/09(日) 23:16:38 ID:nvjLQT5i
あぁ ダブってしまった・・・ ♪(ノ*´▽)ノ審査締め切りは4/11いっぱい(4/12午前0時)ですぅ
724 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 00:01:42 ID:qgBL5XIk
投稿〆切告知age
725 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/04/10(月) 00:15:48 ID:qEkjk7ce
>568-571 竹輪交響曲第五番 ID:LL8pGQOM氏 竹輪がかきました 失格願います 大変勝手なお願いで申し訳ございません
726 :
にぃちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/04/10(月) 00:21:22 ID:AK9prvNP
ありゃ、竹輪ちゃわん、いきなり出てきたと思ったら何言ってるのだあああああ!?
727 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 00:23:51 ID:U3ro1zz1
>>725 のため
>554 私自身の歌 ID:DJaVSQgb氏
>556 ぽんこつアンプ ID:G3vNcqbU氏
>557-558 Rez ID:S2B8GWy2氏
>562 つながりについて ID:u18ho2ef氏
>563 Postludium ID:1BoPHHJk氏
>566-567 UTAをウタう ID:Lc6Rotph氏
>572-573 My History ID:JfuiQX9n氏
>574-576 カンダタ・サナガラ ID:hCoaJWpg氏
>577 キスがしたい ID:1GNCIU7E氏
>578-580 海について ID:cUsYsjVs氏
>581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏
>582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏
>583 葬列 ID:OlXPaW9k氏
>666 『The book』 ID:EE++T4Bq氏
>679-680 シイナ ID:xyPEm2pd氏
>681-683 気がつけば ID:RL8difY7氏
>684 ”ナブラチロワもいいけれど” ID:c5GNRbz7氏
>685 ごっこ遊び ID:xYNflJUi氏
>691 「 花の如く 」 ID:gVgDyU3u氏
>692 奇麗事 ID:JbCx/m8Y氏
>714 オレのウタ 俺ノ歌 ID:vOj9z2TF氏
>>725 勝手ですな。レビュー書きかけの人もいるかも知れないのに。
「竹輪交響曲第五番」であって、「メタリック竹輪交響曲第五番」でも、
「竹輪ぽぇーむ交響曲第五番」でもないじゃないですか。「練り物」のひとかも
知れないのに。見なかったことに出来ませんかね。
729 :
にぃちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/04/10(月) 00:28:50 ID:AK9prvNP
>>728 竹輪くんみたいにここのところ大量審査してる人に勝手は失礼だろ。
それよりなぜ急に失格なんかを願い出たのか、そっちを心配しちゃうの、あたし。
730 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 00:32:43 ID:SitQqaO5
それは竹輪さん本人が自覚していると思います。 只、もったいないなと思いますけどね。
ルール違反は初犯なら寛容に許されるのがルール。
後は審査員の判断に任せましょう。
なお、竹輪氏がカミングアウトを決意されたのは、
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1143889749/ のスレでのやり取りがあったためのようです。
(場所が最悪板の、晒し叩き喧嘩上等の、通称・肥溜めスレなので、
クリックするなら自己責任でどうぞ。
キレイ好きな人には決してお勧めいたしません。)
また、この件に関する後のレスは、議論スレでなさるのがよろしいかと思われます。
732 :
にぃちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/04/10(月) 00:35:23 ID:AK9prvNP
>>730 なんだ?タイトルに自分の名前が入ってるからか?
別にそんなのどーだっていいじゃん。
名前入ってなくても竹輪ちゃんの作品はほとんどわかるぞ、俺。(笑)
733 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 00:37:30 ID:1u0B5jGM
また最悪板の糞共のせいか どんだけ詩板に迷惑かければ気が済むんだろ…
734 :
にぃちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/04/10(月) 00:38:02 ID:AK9prvNP
>>731 あ、なんかあったのか。しかし俺のジェーンじゃそこに飛べないのはなぜだ!
735 :
にぃちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/04/10(月) 00:43:17 ID:AK9prvNP
がーん。エクスプローラーだと人大杉だって。 とにかくよくわからんがどーせ馬鹿が煽ったんだろ。 想像つくよ。竹輪、長介ちゃんみたいに突然消えないでくれよ!
736 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 00:45:07 ID:1u0B5jGM
自分では何の能力も持たず人の噂話を影でコソコソ言うことしかできない最悪板のゴキブリ共は もういい加減に人の足引っ張るの止めてくれないかな?
738 :
にぃちぇ ◆UQRl.WeFEk :2006/04/10(月) 00:49:36 ID:AK9prvNP
>>736 なるほど、その板で悪口言ってる名無しがいるわけね。
竹輪ちゃんも正義感強すぎ。俺もそうだけど。
でもだんだんアホらしくなってきたのだなあ。
つかここに書いてちゃまずいか。竹輪ちゃん辛口かなんかに顛末書いてちょ。
いや今回のは竹輪の暴走だね。 本人もルールに抵触してるという自覚があった緊張状態で それをやんわり指摘されたから感情がたかぶったって感じ 叩きとか煽りとかはあんまなかったよ ていうか議論スレでやれ
740 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 01:03:03 ID:1u0B5jGM
このスレ良スレだったのに… こんな惨状になったのは全部最悪板のせいだ あそこのオチスレが潰れるまで 俺はこの梁山泊スレでそれを訴え続けるつもり 毎日
741 :
19 ◆gwnULb/9mw :2006/04/10(月) 01:08:33 ID:w6Evco7V
742 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 01:11:22 ID:1u0B5jGM
結局さー 最悪板のやつらは創作能力0なんで ここを潰したいっつー深層心理がどっかにあるわけよ
743 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 01:14:19 ID:U3ro1zz1
”深層”心理かw
744 :
19 ◆gwnULb/9mw :2006/04/10(月) 01:14:47 ID:w6Evco7V
何それ 白々しいよお前 すっごい気色悪い すっごい胡散臭い
745 :
名前はいらない :2006/04/10(月) 01:16:44 ID:1u0B5jGM
とにかく毎日ここで訴え続けて行くつもりだから
取り合えず出来た分だけ貼ります♪ m(_”_)m よろしくおねげ〜しますニダ♪
>>554 私自身の歌
お馴染一行氏の作品。寺山修司が「私は私自身の記録である」と叫んだように
「私は私自身の下男である」と叫んだように、たった一行でシンプルに表す
それ自体が一行氏にとって、今回のお題はピッタンコカンカンだったのかも知れません。
というのも名無しであると思われる氏が、一行以外の詩を未だに梁山泊に発表していないということに
このような想像が生まれてしまう(推測)。それが in the making・・・
けれど実際問題、氏は別の作品も作っているのかも知れなく、マイブームだけなのかも・・・
けれど、氏の存在は梁山泊を彩り鮮やかにしています(審査になっていないっちゅうの(汗)。
>>556 独り言に返される挨拶、音楽好きな作中某
作者は恐らくどんなことにでも、霊性を感じてしまう山川草木悉皆成仏というアニミズムの持主なのでしょう。
アンプの音が徐々に大きくなる。実際には『よろしくね』なんて喋っているわけでなく、
音が鳴っているだけなんだろけど、そのアンプに魂を込め喋らせる。
どんな些細なことも氏にとっては詩の材料、素材。
作品の奥から別のメッセージを感じますが、それは自己主張・・・
鉤括弧が付いていないけど10行め・・・誰もが経験したことのある・・・生々しさ。命こもってますね♪
>>557-558 連想がどんどん展開される描写は良いです。
2連の一行目は独立していた方が良かった。改行してれば、読み易い
この詩全体からは、遙か遠い昔の記憶を想起させて現在へ舞い戻る、因果応報をイメージします。
各所良い単語やフレーズはありますけど、“8月の晩餐”という言葉で映画ゴッドファーザーを見ている気分。
何か悲劇的な詩
>>561 通りすがりに吐き捨てた言葉なのか、れっきとした作品なのか知らないけど、これは叫びに見えます。
お題に沿わせると、これが歌なら何だかとっても凶暴だし悲しいですね。
多くを語らずにたった一言で済ませる自身の歌がこれだということ。
ビッグバンがたった一点から始まることを鑑みれば、自身の歌もたった一行から始まるのかも知れません。
この一行から始まり、其れ其処と枝分かれしながら自身の歌を今後も歌い続けるであろうスタートの詩
乙です。
>>562 声なきモノの自己主張・・・ユーベンです。威厳があります。
説明的な1〜3連から以降の描写は、“つながる”こと“つくる”ことなどを簡素に述べ
その自己主張は作中“パーツ”さんだけでなく、恐らく世界全部に当て嵌まること・・・
それを此処に求めて描写するなんてのは、結構以外であり好みでもあります。
山川草木悉皆成仏に似てしまいますけど、恐らく全てのものはこんな自己主張(自身の歌)を持っているし、
現にそうなのでしょう。でも人間はそれに気付かない。とっても大事なことなのに・・・
“はざま”という表現がいいです。真実と矛盾のはざま・・・
これ最初、細胞や菌などのことかと思ったのですが、舌または口のことですね。
アイディアはとってもいいです。
>>563 とってもいいです。始まり良し、終わり良し。
“何も示さない未来”〜“何も残さずに” 光の向こうへ蝶が飛んでゆくさまがモロ見えな詩
ラストで“祈念” みんな同じですね
>>564 >>565 故意が偶然か・・・瓜二つの作品が同時に出てきました。
鳩ポッポとそれを掛け合わせるそれ・・・踊っています。とってもユーベンです。
一行だけではもったいない。
>>568-571 一読超長編詩であり、長いし読み解くのも「て〜へんだ♪て〜へんだ♪」となりますが、
題名見れば交響曲とありますので「なるほど!」と肯きながら も一度読む。
う〜むむむ・・・主張もそれ豊富ですし、だからと言って統一されていないというわけじゃないけど
・・・まさに錯乱した“竹輪”の“脳内絶叫”自問自答詩・・・まはお題に沿ってこれだけ書けるというのは凄いです♪
でクラシークというのは“T”が長く重要と想うのですが、此処では“U”が長い。
それもめっちゃ長い。同じく“Y”も長い。
それ以外の章は、アイスクリームやラーメンのトッピングのようなもので、
この交響曲は取り合えず“U”だけ読んでおけ!なんて言いたくなる。
けども各章もそれなりに面白く、落ちも面白い。問題は超長編を読む体力が読者にあるかどうか?
でも題名“交響曲”が「これは長いんだよ」と教えてくれてる♪
>>572-573 そのまんまリアルな叫びに押忍♪
生きる事は楽しいですよ・・・きっと
Hey Girl♪ Hey Boy♪ Here we go♪by化学兄弟
>>574-576 出だしがいいのですが、以降リズムが縺れますそんな印象。
何故“絶望”したのかが描かれていないけれど、それが狙いでしょうか
東西を移動するそれは“月日は百代の過客にて〜”by芭蕉を連想します
>>577 一読・・・現在進行形のあなた自身の歌ですね♪
ラストまで読み終えて思ったのは、作中某は口が利けるようになったのですね♪
何故か・・・耳を塞いだはずなのに、“シューシュー”聞こえたから。
おもろい詩で何百回でも読めそうです。
続きは明日のいつか
751 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/04/10(月) 19:31:57 ID:qEkjk7ce
ラブ梁山泊
梁山泊って ツワモノの溜り場 って意味だよね
ツワモノ上等の最前線の意味ではなければ
中国にある梁山が雲に隠れて泣くわこれじゃ
568-571 竹輪交響曲第五番
自白そのもの 自白を地でいってしまい失格作品
他人にがたがた言われる位なら自白したほうがマシな
竹輪のスピリットそのまま
とにかくルール違反はしていない
577 キスがしたい
この作品は頭一つ抜けてます
評は必要ない位
581 葡萄の樹に泣いた朝 テクニックと文体にマッチした自白
意図的なお洒落な言い回しが魅力です
逆に読解には自立した精神が必要
―――――――――――――――
採点
1点
>>577 キスがしたい
1点
>>581 葡萄の樹に泣いた朝
以上
752 :
桜鴉 ◆666.SaoPvk :2006/04/10(月) 20:21:35 ID:SitQqaO5
では昨日の続きを続けます♪
>>566-567 全編、ギターの音だけで占められていて、それ以外の事柄が消えています。
冒頭のハチャメチャぶりも、ギター音同様に電気疾走していて、本来意味は必要ないのでしょう。
必要なのは、ギターを買った動機のみ。
>>578-580 村上春樹、レイモンド・カーヴァーを連想させ且つそこにメルヴィルとマヤコフスキーを持ってくる。
何だか映画を見ているみたい。
>>581 これが葡萄の樹でなく、樹齢何百年という古木ならば、詩情も感じ易いのだけど
あえて“葡萄の樹”を持って来たところに捻りを感じます。
大地に悠然とその根を張る古木ならば、良かったのでしょうけど
葡萄の樹相手だと、そうも行かない。
人間とのお付き合い同様に裏表を持たざるを得ないわけで・・・ナキ♪
>>582 今、春の嵐ですね。これ_比喩直喩の嵐です。
比喩がいいです。因みにこの作中某は、口調は女性でも男ですね。
抜山蓋世気宇壮大な詩 ではないけれど・・・ある種の衝動を感じます。
2連までが衝動と狂気。3連が女々しさ。それ以降が名残り
753 :
桜鴉 ◆666.SaoPvk :2006/04/10(月) 20:23:18 ID:SitQqaO5
>>583 歴史上のどんなに優れた思想もその中身は空っぽだと言います。
それに価値を付け加える為にあれこれと空っぽ中心に分厚くなっていく。
女性はどうでしょう。尚更男性は?
これは尼さんかなと思いつつ違いますね。
2連までの、流れは素早くイメージが連想されますけど、郊外レイプですか是。でイメージがまた飛ぶ
五連で是は処女信仰を持った尼さんがやられて(真赤)しまう詩かなと分散イメージしつつ、
ラスト・・・DEADBODY・・・面白いです。
“いっひ、りーべ”って多分ドイツ語だと考えるのだけど、調べようがない。ムカツキますよね♪
>>610 >>666 願いであり、祈りですね。
一行め・・・時のシャワー表現・・・とっても気持ち良さ気に見えるけど、そうじゃない。
昔は成熟文化があり、大人になることを楽しみにしていたよーです。憧れでもあり。
でも今は若者文化が隆盛し、年を重ねることは、憧れの対象でもなければ、成熟でもないようです。
その果敢なげな願い“私自身を一冊の本”にしたいという・・・閉じられるのね
>>679-680 “シイナ”が“詩イナ(稲)”を表し、最後で“秕”
この作品は詩板住人批判の歌であり、詩創作を励ます歌ですね
批判8:応援2の割合 面白いです
754 :
桜鴉 ◆666.SaoPvk :2006/04/10(月) 20:23:56 ID:SitQqaO5
>>684 狂っているからこそ、気付かずに生きていける住人も多々おります。
素晴らしきその狂いっぷりに幸降臨♪
ナブラチロワより眞鍋さんですか
ジョン・レノンを射殺した犯人のように、とても素敵です。
見事な私自身の歌です。いいです。
>>685 お上手だと思いますけど、一読暗くて、どうもイケナイ。
人間が植物になるなんてのは、山風ミステリーにも見受けられる奇怪なものだけども
これは死にたがるニートかひきこもりの歌ですね。
・・・題名「ごっこ遊び」・・・カフカの変身〜植物verといったところでしょうか
最終行にメツ
>>691 一読・・・美しっす。余情余韻を感じました・・・
“如く” 徒ならぬお人ですね
>>692 直情的でストレートな作品ですね。リアルだからこそ価値があるのか?
餅っと味付けした方がいいと想われますが、果たしてどちらに軍配が上がるか
最終行乙です
>>714 2連の最終行と3連がイクナイ。
言葉がバラバラに配置されているように見えますが、それが故に連想も沸きます。
ただ、それが上手く配置されていない箇所も見受けられて、何だか・・・とっても・・・モツターナイ
755 :
桜鴉 ◆666.SaoPvk :2006/04/10(月) 20:29:59 ID:SitQqaO5
採点
1点
>>563 Postludium ID:1BoPHHJk
以上
何事か不穏なことあれば、助言をば
756 :
儲鴉 ◆666.SaoPvk :2006/04/10(月) 20:53:50 ID:SitQqaO5
ごめんなさい m(_”_)m 審査員は今回だけで これじゃ泣きますね 又人が足りなくなったら呼んで下さいな♪
寸評のできた分。間に合うかな…
>>554 私自身の歌は、私自身の人生が完遂された時に完成される。だから作
りかけ、ということ。深いけど、見せ方に工夫があってもいいと思う。
>>556 微調整はできなくても、言いたいことはハッキリしてる。まっすぐな
感じで、好印象。
>>557-558 ベルベット、音楽。無形のものをを手許に引き寄せるような意味
のずらしが、この作者の詩作スタイルなんだろう。イメージの喚起がやや紋切
り型で、私の哲学のサワリに留まっている印象。
>>562 粘土細工で、私というカタチを創っていく、そんなイメージを持ちま
した。んで、粘土色のくすんだ単色のイメージもまた、持ちました。
>>563 タイトルの意味がマジでわからん…Radiumとのダブルミーニングだ
ろうか…。世界をガツッと汲み取って、その余白から生れたささやかな未来、
という印象。読後感は、いい。
>>566-567 ことば自体は全天候型の破天荒さを感じるけど、要所で季節がひ
ょこっと顔を出すよね。季節のことばが何か引っ掛かる、いい悪いはよく分ん
ないけど。実はすごく好み。
>>568-571 パリと竹輪の取り合わせは、皿に盛っても見応えあるね、確か
に。ただ、竹輪に暗喩を取り込もうとした結果、作品中の竹輪が「竹輪、のよ
うなもの」に変容してしまってるかな。竹輪そのものを感じたかった。
>>572-573 ずーっとイジメラレッ子の先輩がいて、そのせいで性格までおか
しくなって、嘘つきで後ろ向きな人だったけど、こないだ結婚したんだ。みん
なで「ああ、よかった」って言い合ったよ。人生まだわからんよ。
>>574-576 ブキッシュな人なんだろうね。独特の言い回しとちょっとした仕
掛けの構成だけど、この作品の面白さは、もっとシンプルなところにあると思
うんだ。シンプルに書いてみてはどうだろう。
758 :
葉土 ◆Rain/1Ex.w :2006/04/11(火) 21:19:06 ID:DSkwu6wg
感想が間に合わないので
採点
>>577 キスがしたい 一点以上です
次点は
>563 Postlude
>578 海について
>684 ナブラチロワもいいけど
>>577 シンプルなのに強烈なイメージだ。苦しんでるのに気持ちはつよい。
苛立ちを隠そうとしない姿勢はどこか前向きさも感じさせる。これは歌だ。
ただこのままだと、太陽のシューシューは腹立ったにそのままカブるなあ。
>>578-580 イメージの豊潤さはタダ事でないし、暗喩に隠れながらもキチン
とした自分史になっている。と同時に、文学の呪縛に囚われたかなしみも感じ
る。この詩でほんとうに印象的なのは、神さまの長い腕だと思うから。
>>581 「かあいらしい愛人」というのが、ほんとに愛おしく感じられる。寓
話とリアル、ニセモノとホンモノの間で揺れ動くけど、実のところそれらは対
立する存在なのかどうかさえ、わかんないよね。うまいとこ突いている。
>>582 愛を真正面から語ろうとすると、直球でいくしかないのかもしれない
ね、ホントのとこ…。はっきり言うとスタンダードな比喩ばかりで新たな感慨
は沸かない。でも気持ちは分かるね…。
>>583 ネガティブな印象を引き出す詩に順調な展開は必要ない、と言わんば
かりの武骨なイメージの構成にはある程度の賛同を覚えるね。でも、各々のセ
ンテンスが今いちブツ切れで、深く入っていけない印象です。
>>666 冒頭の2行だけで、じゅうぶん詩になってるね。ここはすごくいい。
冒頭の2行と最終の2行だけで作品になってるんじゃないだろうか。
>>679-680 同じことを、ことばを変えて繰り返してる印象。しかもことばの
一つ一つが、ずいぶんと薄味に感じられる。音楽的なテンポを意識して書くと
面白かったかもしれない。
>>681-683 文字化けしてるかもしれん。何かの作為を感じるけど、全然わか
らなかった。
>>684 タイトルが面白いので期待して読んだけど…うーん、あまり面白くな
い。文章はマズくはないと思うんだけど、まっしぐらの性欲を感じさせるには
イメージが寄り道をしすぎてるように思われます。
>>685 デンドロカカリヤ!…天使の立ち位置がイマいち不明瞭、かなあ。2
連めで「うそつき」とささやく真意も、ちょっと分からない。ひとつ間違うと
死神にもなっちゃうような、そんな感じ。
>>691 和歌とかでさんざん詠われたポエジー、だと思う。これを現代に甦ら
せるには、何らかの工夫が必要だと思っています。
>>692 終わりに投稿された人たちには、荒らしに屈せずに投稿した、そのス
ピリットに敬意を表したい…んだけど、作品の出来はあまりよくないなあ…。
退屈なモノローグに終始してる感がつよい。
>>714 負けた、失った、それらのことばにあまり切実さを感じないかも。
こんばんは。ツワモノでもキワモノでもゲテモノでもないけど、点数置かせてください。
>>572-573 My History ID:JfuiQX9n氏
私には理解することも受け止めることも出来ないけれど、
淡々とした語り口調の中に、優しさというか、救いを感じた。
>>582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏
切ないなあ。破局を前提にしたような愛し方しかできないのかな?
キレイすぎて哀しくなった。
以上2作品。
======================
他に気になったもの
>>581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏
泣くほどの葡萄の樹でも、本には勝てない辺りが、
なんかほのぼのしていて、いいなぁ。
>>666 『The book』 ID:EE++T4Bq氏
日記の巻頭詩に置きたいような美しさに惚れた。
この巻頭詩に相応しい日記は書けそうにはないけれど。
>>681-683 気がつけば ID:RL8difY7氏
これは詩なのかな?と疑問が浮かばなくもないけれど。
私もこんな感じなので、分かるような気がしました。
(そういう意味では
>>554 もそんな感じだったけど、
作り始めてさえいない気がするから、コッチの方が共感できた。)
>>691 「 花の如く 」 ID:gVgDyU3u氏
言葉のリズムとイメージの美しさに惚れた。
>>692 奇麗事 ID:JbCx/m8Y氏
素直に読めた。とても共感できる。
763 :
名前はいらない :2006/04/12(水) 00:02:18 ID:omt9sIle
集計です。
【チャンプ:3点】
>>577 キスがしたい ID:1GNCIU7E氏
【準チャンプ:1点】
>>563 Postludium ID:1BoPHHJk氏
>>566-567 UTAをウタう ID:S2B8GWy2氏
>>572-573 My History ID:JfuiQX9n氏
>>578-580 海について ID:cUsYsjVs氏
>>581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏
>>582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏
以上、どなたか確認と再集計をお願い致します。
確認OKです。
確認しました。集計の方ありがとうございます。
>>577 キスがしたい を書きました。どうもです。
次のお題は「スイッチ」でお願いします。
投稿締切りは4月20日(木)いっぱい(4月21日00:00)
審査締切りは4月23日(日)いっぱい(4月24日00:00)
766 :
埋葬 :2006/04/12(水) 07:29:43 ID:CNqtrZsX
触れてはいけない地雷の矛盾
卵子に潜り込みたいのは精子などではなく おれです 彼女が初任給で買ってくれた腕時計の針が時を刻む音が手首の中から聞こえてくるのは 去年行ったニューヨークのカフェにわざと腕時計を置き忘れてきたからです 時計の幽霊が刻む時間も幽霊なのでしょうか そんなことはもちろん気のせいだと分かっていますが、盲目の時間が長く長く垂れていきます そして 長く長く垂れたピンクの舌の夢を見ます うつむいた妻の肩を背中越しに抱き、大丈夫だからと耳元に囁くと 振り返って開いた妻の眼はピンクの肉のかたまりで おれは驚きの声をあげ、 妻は両目から長い舌を垂らす おれは裸になり自分で手錠をはめ、 妻は3本の舌を使っておれの全身を舐めまわす とくに乳首を念入りに舐めるように言う ひとことで言えば肉体への失望 そのくせ、女の肌に触れていると安心するのです おれはおれの肉体をうとましく思いながら 女には肉体であることを要求します 横で寝ていた彼女の高い体温を思い出します すると 涙もろい気分にもなり、そのような自分は甘えた軟弱な存在であり、罪! 恥! うろたえたおれは 腕立て伏せ10回5セット、始め! などしますが、日課は自己憐憫の方でしかなく、
弱さは克服しさえすればよいですか? 弱いと感じなくなったら苦しまずに済みますか? 弱きまま苦しみに耐えるものこそ強きものだと言いますか? おれは手遅れです 時間は戻りません ジャマイカの葉っぱがすこしばかり欲しく、キッチンの椅子に座ったおれは手のひらをグーパーグーパー握っては開き、 やたら乾くのどをせきばらいでごまかし、このようなものは他人が見れば滑稽でしかないのになあ、と そこ! いいかげんに時計の音を止めろ 手首をたてに切りひらけば肉の間から血の絡んだ銀色の腕時計が骨に巻かれているのが覗いて 金属のベルトをずるずると引き出してシンクに投げ込んだのに、針の進む音はまだ聞こえていて 肘まで裂けばまた腕時計が骨に巻かれており 身体のあちこちから チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、 おれは全裸になり、バスルームに入り、すべての時計を取り外すことにした 肋骨を一本一本確かめ、洗面器に血まみれの腕時計が山と積まれ、おれはすこし眠った方がいいということを自分でも分かっているというのに
チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、 チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、 チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、 脳か。やはり最後のひとつは脳の内部にある リビングに出て、窓を開けると外はもうすぐ夏の匂いだった それはぬるい精液のような空気 頭蓋骨というやつはかなり固そうだが、うまく割れてくれるでしょうか 勝手に時間を進めるこの時計の音を止めさえできたら、おれはきみをまた笑わせる自信があるよ 本当なんだ 約束だってできるから、さあ、とう! 卵子に潜り込みたいのは精子などではなく おれです おれは受精されたかったのです うなされてたよ。 うん。 みそしる、 うん。 つくって。 うん。 朝、目を覚ますと 横に彼女が いない ぐしゃりとか聞こえる
770 :
マッサージ :2006/04/14(金) 00:09:13 ID:cpM8Jftp
起きて、髪を掻き揚げると首の後ろに、イボのような突起物ができていた 撫でてみたが痛みはなく、強く押したらブチュッという音がして、目が破裂した 横にあったパンダのぬいぐるみは血塗れになり、しばらく、そのままの格好で破裂した目を撫で回したが、やはり見えるようにはならない とりあえずベッドから起き上がり鏡の前に立つが、まったく何も見ることができないことに気づき、泣く 涙はピンク色で、頬を伝って顎から首へ、鎖骨のくぼみに溜まりさらに下へと溢れて、床に落ちた 淡い、レース越しの光が部屋の中を照らしている、柔らかな影に包まれたグレーの部屋、外は白く輝いている 寝巻きを脱ぎ、裸のままベッドへと戻る、枕は血で濡れていた、無味無臭、少しだけ汗の匂い とりあえずこれからのことを考えようと思い、心を落ち着かせる、怖くはないが、少々めんどくさくなるかな、というくらいでとりたて悲しいということはない ************************************************************** 外から、車同士のぶつかる音が聞こえる、遅れて女の悲鳴、男の怒声、泣き声、血塗れの顔でカーテンを開け、外を見る 子供が撥ねられ死んでいる、頭が割れ、脳味噌が飛び出て、それが嫌になるほど綺麗なピンクで、黄緑とブルーのクラウンの横で発光している 子供の、母親らしき女がしきりに運転手らしき男の胸ぐらを掴み叫んでいる、が、誰も救急車を呼ぶ者はいない、際限のない非難が繰り返されている 午前8時、私の家の庭の近く、居るのは男と、女と、死んでいる子供、芝生、水色の芝刈り機、黄色い噴水、白い郵便受け、グレーの新聞、空 私は一階の父の書斎に行きショットガンを持ってもう一度窓際に立つ、先ほどの女が、潰れたカボチャのような形でグチャグチャになって死んでいた ブルーのクラウンはもうそこにはなく、子供と女の死体がふたつ、朝日の中で発光している 内蔵は意外と黄色く、オレンジや、白や、肌色や、赤の入り交じった複雑な色みがまるで、コーンフレークのようだ ************************************************************** 私はカーテンを閉め、階段を下り、食堂へと向かう ショットガンはまだ、持ったままだ
771 :
ふりーどりっひ・にぃちぇ・かく語りき 1 :2006/04/14(金) 01:09:28 ID:i8db4dCS
ふりーどりっひ・にぃちぇは言葉少なにかく語った ──────かくて我は死んだ 生き永らえる教義の形容も蒼白き独裁者の風貌も移り行く頃 長箱には不敵にも黒琥珀の衣装纏える棺桶の如し 威圧と敬虔が隙間なく交差する表面 中身をこじ開ける梃を差し込む余地のない腐った海豹の肉塊にも似た横たわる立体図形 されど貴様の嘔吐が悦楽の泉から湧き出る循環器の構造を見破った我には見える! 敷き詰められた深紅の薔薇も十日も経てば深淵にて黒ずむ 羽蟻の蠢動に震えた死に装束 気狂いの賢慮は淫欲を憐憫され天空至上の城から漏れる薄日さえ届かぬ汚泥に咲く痘痕 自ら我に創造せしめたる千里眼の顕微鏡は刑柱に緊縛された預言者の歪んだ微笑を捉え 精紳の蘇生とは裏腹の醜き陣痛が産み出したる若き背徳者の腐臭漂う安らかな死面仮面 我の賛美された死が其処には存在していた!同胞よ 眩暈と感涙を堪えてこの箱を担ぐが良い 天花粉に塗れた黄色斑紋は今尚朽ちずに空洞を保つ我の変哲なき骸骨が軋む声────── 水底に潜れば幾重にも絡まった鯰髭のような藻に捕らえられた女の水死体と遭遇するだろう その女の膨れ上がった顔に見覚えがあろうがなかろうが汝は視線を逸らすことは出来ない 浅い池には色々な玩具が沈んでいる 不法投棄の数々が本来深かった池の底上げを謀るのだ 仮初の神殿に響き渡る誇示と虚勢 その土佐衛門嬢が汝の旧知の巫女だと悟るのは今だ ふりーどりっひ・にぃちぇは言葉を選びかく語った ──────かくて我は蘇生した 朱に染まった暁の下で鵺が吠える橋頭堡の先端に仁王立ち 死体が溶けて蟲が湧く過程をつぶさに見届けた夏の正午までの救済という名の数時間を経て 両頬を吹き膨らました殿様蛙が破裂する無様な柱時計の合図と共に覆面した悲哀は一瞬の蒸発 憂苦を捨て去った剥き出しの精紳はひりひりと痛む それは萎れた草を屹立させる暴風雨の如く 苦痛とは程遠い不具故のついに到来したる金色の杖として 峡谷に咲く百合を求めん出航を誘う 霊感とは原罪であり漕ぎ手の目を曇らせるだけと気付くのに遅すぎるという事は 決してない────── 嘔吐嘔吐嘔吐 自動嘔吐機械制御不能不能不能警報発令 嘔吐嘔吐嘔吐 自動嘔吐反復危険危険危険室内温度上昇
772 :
ふりーどりっひ・にぃちぇ・かく語りき 2 :2006/04/14(金) 01:10:19 ID:i8db4dCS
軽蔑は賤民を殺戮していく 面白いように愚者は断末魔の悲鳴を迸る 狂い咲く厳冬の真夜中の桜 駆逐されるのは脳髄から染み出た無知 『ふりーどりっひ!早くパンをおあがんなさい!』 学校に遅刻する常習犯 生徒手帳を取り上げられるのは慣れっこさ、ママ 『ふりーどりっひ!早くマリちゃんにお紅茶をお出ししなさい!』 誰なんだその女の子は なぜそんな知らない名前の子がうちの応接間にいるのさ、ママ 紅茶の中にパンを浸して水没させる 溢れる紅い水 テーブルクロスに広がる広がる 「自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、交感神経の情報伝達を担う物質は ノルアドレナリンである。交感神経を興奮させることにより伝達物質であるノルアドレナリンの 分泌を促進すれば脳内のブドウ糖濃度が上昇し……」 ふりーどりっひ・にぃちぇは言葉足らずにかく語った ──────かくて我は時の臍の緒を断ち切る事で太陽の渇望には大海の表面積すべてを与え 月光の絶望には愚者の平均律の調べを奏でる 脂臭い供物を差し出すかつての種蒔き人は息絶えた 鳥葬の儀式で啄ばむ猛禽の嘴を紐で縛り 突き刺すだけの凶器と化した鳥たちに全身を蜂の巣にされ 飽きた鳥類が去った後の峠に放置された遺体の如し 鎖を引きちぎるとはこれ斯様な武勇を必要とす 吊るされた鮟鱇の腹を捌く包丁にとって 紅孔雀の舞など関心の外 然るに喰らうべき身さえ眼中に無く 捨て去る臓物など邪魔者でしかないのは自明 然らば滑った皮膚は? 内部と外部を隔てる境界線は? 結論には忍耐強くいざり寄らなければならない 深海で鯨の死体で組み立てられたる竪琴の音の波形 爪弾いていたのは黒髪の狂女 乞食の群れがふやけた魚類の皮を奪い合う 海溝の底には世界が在った 痴人は憧憬の対象に神を 賢人は畏敬の対象に己を観る 預言者は慈しみを悪魔という名の────── げに恐ろしきは妥協と満足 汝はあの苔生した長方形の箱の鍵を探す死出の旅人 げに恐ろしきは縁起と因果 汝は箱の中身を知るため爆薬の点火棒を引き倒す人夫 木端微塵に吹き飛ぶ地下に眠った黒の棺桶 ふりーどりっひ・にぃちぇの高笑いが洞窟の壁に木霊する ──────汝よ そんな窮屈な箱に我は居ない 初めから気付くべきだったのだ……
つまんねぇ詩だな
774 :
奇妙な楽譜 I :2006/04/14(金) 17:08:50 ID:cfn3DXi8
ppp cresc 孤独の焦点は unis. オリオンの傾きにうなされ オリオン にうなされ オブジェのようなつめたさは オブジェのような オブジェの つめたさ は ff 張り詰めた鋭角に落とされた! のだ
775 :
奇妙な楽譜 U :2006/04/14(金) 17:09:41 ID:cfn3DXi8
pp ただ一つ ただ一つ ただ一つ ただ一つ f 風に舞い上がった 運命は 舞い上がった 運命は mp dolce 感情のスイッチとなって 運命は marcato p rit---------- 自身の心を 自身の心を 心を 心を こころを perdendosi ころしながら ころしながら -- solo. ころしながら -- ころしながら ころしながら -- Vocalise gl.--------------------------------------||
776 :
スイッチ :2006/04/14(金) 22:32:45 ID:ALETyavV
あの人、確かに笑っていたわ・・・ その話はもう終わったはずさ・・・ 舞台は暗転する 空調設備のない劇場は 耐えきれないほど蒸し暑い むせかえるような香料と 白粉臭い女の首筋 生ぬるくこぼれる甘い吐息が 空席の観客席へと反響していく もうすぐゲネプロも無事に終わる わずかに脱力感が浸蝕してくる・・・ 「その話はもう終わったはずさ・・・」 突然 一筋のスポットライトが 故意か過失か 舞台上に射しこまれ それと同時に無防備な女の素足へと 鋭い角度で伸びる青年の一瞥
777 :
スイッチ :2006/04/14(金) 22:33:16 ID:ALETyavV
あの人、確かに笑っていたわ・・・ その話はもう終わったはずさ・・・ 昼間でも こうしてブラインドを閉め切ると この部屋はまったくの暗闇だ 波打つシーツの冷ややかな皺襞 真夏の退屈で歯痒い微熱が 触れ合う肌を通して伝播する 不思議と耳たぶを噛み合うと 確信のような諦念が 愛にすりかえられている そんな疑惑が浮かんでくるのだ こんなはずじゃなかっただろ・・・ 本当に? 通りには八月の埃っぽい光が飛び交い 逃げ水の向こうでは 子供たちのけだるい笑い声が 散水ホースのしぶきを浴びて つまらなそうに鈍くゆっくりと反射している あの人、確かに笑っていたわ・・・ その話はもう終わったはずさ・・・ つまり、人は 何気ない挨拶を交わすだけで 運命が逆転することもあるのだ
778 :
地蔵菩薩 :2006/04/15(土) 01:27:46 ID:IKYodgPP
朝の空気が ぴんと張り詰めた水田に 早苗が輝いている 春の光に包まれて 菜花が空を持ち上げ 桜木が月夜を待っている 少し気の早い 蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)の足音に 地蔵菩薩が耳を傾ける CTRL+ALT+DEL
779 :
地蔵菩薩 :2006/04/15(土) 01:28:56 ID:IKYodgPP
この前話してた賃金値上げの件なんだけど まだ研修期間が終わっただけだし これからようやく実績を残してもらうって 段階だから今回は据え置きなんだって。 期待させて悪かった、ごめんね。 ああ、そうなんすか。 ま、今後のお前の頑張り次第ってことだよ。 あのう、同期で給料上がった奴いるんですか? 誰かいたっけかなぁ、確か、田中だけは上がったみたいだけど。 ああ、そうなんすか。 CTRL+ALT+DEL
780 :
地蔵菩薩 :2006/04/15(土) 01:29:33 ID:IKYodgPP
やっほ〜♪♬V(^▽^)V 元気? 最近連絡ないからどうしたのかな〜って思って。 まさか好きな人が出来ちゃったとか☆ タカシは女の子にモテるもんね♥♦(๑→ܫ←人→ܫ←๑)♦♥ 実はアタシね、 タカシには内緒にしてたんだけど 新しい彼氏が出来ちゃいました♥(。→v←。)♥ ~~ これもみんなタカシのお陰☆彡 ありがと━━━━(♥^-゜)vィェィ━━━━♥。・゚♡゚・ これからもずっとアタシのお兄さんでいてね♡♡ どーぞよろしくです(๑→ܫฺ←๑)♡ 「何だ、そりゃ?」 CTRL+ALT+DEL
781 :
地蔵菩薩 :2006/04/15(土) 01:31:13 ID:IKYodgPP
降り積もった埃に 一日の感情を投影して 指先で軽く拭う 鍵盤の上に転がった 蜜柑や林檎を 読みかけの譜面に繋ぎ合わせる 深呼吸する ヘッドフォンの宇宙と 自我を交換する ● 再生 CTRL+ALT+DEL
782 :
自爆スイッチ :2006/04/15(土) 03:09:17 ID:ni8T3r/j
おおお 押さしてください あなたのあなたのスイッチを、 スイッチを押したらどんなにか 綺麗にとびちるのでしょうか、 押したいお慕い押したい、 あなた! 押さしてください 何処ですか何処ですかここですかぽこですか、 見付けましたよ @←これですね? 押すよオスよ圧すよ雄よ押すよ きゅうっ、と 「ばんばんばんばん」 「ずあばーん」 「びちびちびちち」 「ぼと と」 何だよーこれ ああーああああーああ これ これ あなた ですか あ
押しても押しても生えて来る巨大なキノコ型のこれを 片手でも良い両手も良いね もっと優しく時には激しく あ 駄目って駄目じゃないから続けてー続けてねーあーそうそう あああそうそう そうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそう あ、あ、あああ、
784 :
名前はいらない :2006/04/15(土) 04:12:19 ID:0LmpBF5U
眠いと眠気はいいんだ 寒いと寒気はいいんだ どっちも私に至上の酔いを与えてくれる こんな夜はベンチにねそべって 孤独のいいとこ崖淵止まりなのを 楽しいと思う 無表情の余り時がかじかんでも 回る頭脳 良識に走る
785 :
例のロボット :2006/04/15(土) 12:22:16 ID:ndtJwvk+
いつもいつも 気になっていたんだ あなたの鼻の頭が赤いときと 赤くないときがあるって事を ねぇ その赤い鼻の頭 ねぇ 押してみてもいいかな ときどき優しかったり ときどき意地悪だったり なんとなく 思い当たるふしがあるんだ たまにてのひらが ひんやりしていて 知らない誰かに見える ねぇ その赤い鼻の頭 ねぇ 押してみてもいいかな
輪の真ん中ではふつうに自由になれる気がするので とりあえず循環に乗りますが なぜ構う?何故構う?なぜ構う? そこになぜ構われるは存在しない 「でん」されて虚を突かれないように努力すべき だから最初から真ん中に進んだがこれがいつまで経っても出られない 出たくないんだな?
如是我聞: どこにでもいる、カウンター席で寝ちゃう人 「お客さん、閉店時間はもうとっくに過ぎてるよ」 と言われたらしいが眠くて聞き取れないことにした そしたら店の人、帰っちゃった その後静まりかえった店内で一睡もせず朝が来た その企画というのがよくよく聞けば 起きあがった瞬間に後頭部にパイが飛んでくるという仕掛けだったらしいが 起きないんだったらしょうがないねってことで急遽他のドッキリを撮りに行ったそうだが 新鮮味も何もなかったってさ。 「新鮮味も何もなかった」 そう告げられてほっとするような自分がいて別の意味でドッキリだった
目に見えることだけ書けば そういやその日はヤケに移動がスムーズで 周りの人がやたら優しくて、思い通りで だから多分はっきりと気付いても同じことをしただろう 「不気味すぎるから逆に笑おう」と名を付けた含み笑いが 滝壺や湿原に醜く下されたろう これまた別の意味で、ドッキリなのだ
789 :
ブランコ :2006/04/15(土) 23:52:08 ID:diLJKK39
いつもの公園のブランコで 日が暮れたのに いつまでも ひとり、 ブランコこいでいる 僕を もしも見かけても 声をかけちゃ いけないよ キ ガ フ レ テ シ マ ウ カ モ シ レ ナ イ キ ガ フ レ テ イ ル の カ モ シ レ ナ イ 僕はいっとき カゲに隠れて 僕のブランコになっていて おっきくちっさく、たかーくひくーく 前にのめったり、のけぞったりして ブランコ ブランコしてるから 放っておかなきゃいけないよ キ ガ フ レ テ シ マ ウ カ モ シ レ ナ イ キ ガ フ レ テ イ ル の カ モ シ レ ナ イ さんざ ブランコすませたら 帰ろ。 のチャイムで おわるから そしたら暗い中を ゆくからさ ひとりで帰ってゆくからさ ブランコ ブランコ、夜をあおいで プランコ プランコ 僕と、ブランコ ブランコ ブランコ 僕の、ブランコ
790 :
独言絶句 :2006/04/16(日) 04:06:18 ID:TFYIGV6M
人ヲ恨ミ、殺ソウト決断シ、感情一号線ニ乗リマシタ 標準ハ「ヒトデナシ家」、獲物目指シテ弾丸飛バス 途次、渋滞ニ巻キ込マレ、苛々シツツ排尿我慢 「アッ」ト吐息ヲ漏ラシ、諸々ガ垂レ流レマシタ 昂ッタ気持モ和ラギ 夜ノ外灯ニ気持ガ整理サレ 馬鹿ナ事ヨト反省シ 帰ロウト思イマシタ・・・・ 鼻歌ヲ口ズサミナガラ、感情一号線ヲ延々トループ 人ヲ恨ムコトナク 生キテイコウト思イ描キ 夜ノ南路ニ暁光ヲ見タトキ・・・・ _交通事故ノ表示_通行止メ_次ノ出口デ降リテクダサイ _トノ知ラセ 次ノ出口デ降リナイト感情線ヲ降リラレマセン 何ノ因果カ出口ハ「地獄ノ四丁目」 出口ハ此処シカ在リマセン 「地獄ノ四丁目」デ降リタガ最後、「ヒトデナシ家」マデ走ッテ5分・・・・ パブロフノ犬ト化シタ私ハ 気ガ付ケバ女ノ上ニ跨リ 出刃包丁デ滅多刺シニシテイマシタ
791 :
独言絶句 :2006/04/16(日) 12:44:43 ID:TFYIGV6M
>790の訂正 1連2行目 「標準」→「標的」 5連3行目 「見タトキ・・・・」→「見タ・・・・ソノ時・・・・」 お願いします
夢から目覚めたとき 朝は何も変わらずそこにいた そうかな 僕を襲ったのは 冷たく固い激痛でなく
いくつものスイッチが並ぶ 小学生が整列する 光景が在る 空中で燃えている とても静かだ スイッチの音を待つ 耳は糸でできている スイッチは乾いている ため息まじりに
おばぁちゃんのツボを押すと 家中の電気が消えてしまった
795 :
噂酔狂 :2006/04/17(月) 15:36:00 ID:Tmeu67LM
何時から馴れ親しみ過ぎと感じたのだろうね 礼儀の衣さえ脱ぎ捨てたカタチで我を喪失したのか それとも 御仕舞いに希望など置いていかぬと云う事か 「朝に帰れる不思議な毎日」 飼い鳥の世話も何時しかおざなりに今じゃごみ箱の中だ あんさんが飼っていた鳥 覗くと水色ポリに囲まれた空 呆気取られて 貰い泣き コニャックの匂いすら感じ取れない程 酔ったはずではないのに 貰い泣き ごみ箱に捨てられた二匹の死骸 竹籠傾いた中で 触れるものを選ぶかのように 重なりうなだれた翼を細い間 竹の牢からはみ出て今更救いを求め 小羽根をありもしない風に揺らして震えて見えた 「朝に帰れる奇妙な毎日」 ごみ箱の縁 こんな風に撫でて欲しいとサンプルみたいな傷があった
796 :
噂酔狂 :2006/04/17(月) 15:37:31 ID:Tmeu67LM
擦り傷 捨てられるものの悪あがき白っちゃけた 擦り傷 それさえ感傷と重なり果てしなく囀り 窓の外から響いてくる別の鳥が囀る 鳥籠ごと ごみ箱に潜めたある タイムリミットの様を示す死に 気に留めもしないこれといって変化の無い 生活だったと思い知る 朝が来る そう思えた事など無かった 「朝に帰れる不思議な毎日」 ポチポチとガラス窓こびり付いたヤニ 水滴の縁を囲み流れ薄茶色の筋を残す 呼んでみた 居ないのはわかっていても只呼び付けてみたかった 「あんさん」 何故鳥籠で雀を飼っていたのか教えて欲しかった 「あんさん」 あんさんには何に見えていたのか教えて欲しかった 過去形でももう一度繰り返す 「何に見えたのでしょうか」 あんさん 見ていた雀は綺麗な鳥だった? 雀が死んだ 二匹一緒に
797 :
噂酔狂 :2006/04/17(月) 15:38:26 ID:Tmeu67LM
寿命か そう 止まり木に細い麻糸こよりのような指 爪立て身を立てた雀も 「見ているだけで酔えるわあたし誰の顔でも 首と顎 顔色が変化するヘマはしない 化粧が剥げてしまわぬよう頬杖つく癖 止めればそれだけで良かったの」 はばたき忘れ 餌箱の中にある青菜をついばんでいたのは雀 「瞳には何が映っていたのだろう」 同じものを同じように見れていたのだろうか 「同じ鳥を見ていたのか教えて欲しい」 ごみ箱の底にあんさんと一緒に何時だったか 食べたスナック菓子の袋 赤いギザギザの切れ端 カァっと横切る目尻に痛い 雀 1LDKの中 檻だったのだろうかあんさん 部屋の中不似合いなごみ箱の青さ 籠越しの空 蓋を落とせず 出来ないままに
798 :
噂酔狂 :2006/04/17(月) 15:39:10 ID:Tmeu67LM
「蓮っ葉って言ってよお客さんあたしにも泣きたい時があんのよ 悪い噂ならでっちあげてでも流して頂戴 マドラーの先に付いている玉に心砕かれる日もあるわ知ってた? 悪い噂があたしを守るから守ってくれるから 心の底から 悪意をもって あたしが好きならどんな嘘でもホラ吹いて頂戴 このお店今日が最後よ全部飲みましょうか だからお客さんボトルキープしたって意味がないのよ」 何処へ行こうか 青いごみ箱の蓋を盾に 再度朝日を連れて帰ってきた歩道を見下ろす 眩しいただただ 太陽に蓋をすると ごみ箱の中で何かが動いた 雀 違う街で違う雀を見つめても 雀の心中 忘れない 連れて帰ってきた太陽も他人行儀 オス求む 「朝に帰れる不思議な毎日」 あたしは噂の京子
799 :
分かれ道 :2006/04/17(月) 20:35:32 ID:wMNDansW
いつまで一緒に、 歩いていけるだろうか。 どこまで一緒に、 歩いていけるだろうか。 知りたいわけじゃない。 いつわかれるかなんて、 知りたいわけじゃない。 少し気になることがあった。 押してはいけないスイッチ。 それはちょっとした好奇心。 何かを押して、 何かが変わった。 そんな気がした。 道は分かれた。 それはもう交わらない。
800GET <`∀´>
801 :
「ラヂオ」 :2006/04/18(火) 01:47:18 ID:GIEaVviF
僕の街の床屋の店主はいつも梳きバサミでゴキゲン 鼻歌溢れる店内に髪を梳くかわいた音が沁みる そんな空間を無愛想な床屋の奥さんがずけずけと横切って 一日で一番高い太陽が照らす棚の上にあるラヂオのスイッチに手を伸ばした 周波数が合って…聞き取れないくらい微かに英語の歌が流れる どこかで聴いたような はじめて聴くような 床屋の親父の鼻歌はいつしかその歌に重なり いつも無愛想な奥さんは待合所の椅子でうたた寝をはじめた 外を相変わらず車が走っている たまに通る電車が店の窓を揺らす 心地良い歌は続く 「春になりましたね」 店主が言った 心地良い歌は続く 「外はまだ寒いわよ」 いつの間にか起きた奥さんが言った 僕はブラインドの隙間から外を見て 「そうですね」とだけ言った
802 :
スイッチ ◆rhBOTTpQ52 :2006/04/19(水) 01:19:30 ID:l89uXuP2
スイッチ ニッポンではいれるものだが 覚めて目を向けると切り替える物だ 人生も切り換えられたらいい ひいきヒイラギ棘めざし 平和が一番なのに 火山が夢タマゴ なのに 明日は見えてこない 同情と優越感 太陽の光り 光りの向こう さびしいとき うれしいとき たった一人取り残されたとき 一人といえばひとり ふたりといえば二人 思い出したら三人 乾いた涙で笑ってる 笑顔と 涙 スイッチだった あなたが 入れた
カツン、カツン、 踵を鳴らして帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい・・・・・ だけど指定のスニーカーは音が鳴らないので帰りようもない 学業と友と光のあった学び舎から 一歩 一歩家の方へ 母は刺繍の手を休めて見る 心持ち上機嫌は天気のせいだ それも夕まで持ちはしまい 夕食は鶏と大根の洗剤炒め よそう振りをしてゴミ入れに捨てる 台所は全く自由にできないので ポテトチップスと野菜ジュースとそれと給食で 友を連れて帰って来ると 指をくわえて戸の向こうから見る 「おかあさん寂しいんじゃないの」 うんその通りには違いない だけどわたしには関係ないことだ 今日は学校どうだったと優しい様子で母が尋ねる うんまあね いつもどおり お知らせを渡すよう手を出すのだが 決してここで渡してはいけない 明日にはぐしゃぐしゃにされているのだから
ああーお茶、お茶をちょうだい 茶を持っていくとひっくり返される うぶ、うぶ、と何かを探し辺りを 両手でかき回している 死ぬわ、死ぬわ、ようちゃーん 今まで、い、今までありがと、 おかーあさんがいなくなっても あなたはずっといい子でねー 呂律の回らない口からは 強い何かと息の匂い 美し過ぎる危篤の妄想と戯れるのは お世辞にも美しいことには見えない 担任に「反抗期で」と笑って話す 背中を丸ごと剥がされるようなきついきつい絞約感 踵を鳴らして帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい・・・・・ かつん、と音がすると わたしは駅前のビルの前にいた 新しいオフィス わたしはここでかつての母と同じような人たちと会う 同じような願いを抱え ここでないよそに これでない現実へと 帰りたい 幸せな日々へ そう願っている家族たちと会う
805 :
switch witch :2006/04/19(水) 18:54:47 ID:+2RD/1YN
世界の終わりがきたら ちょっとした魔法をかけて 空から 花を降らせてあげましょう 終わりの日にも 明日を信じることができるように つぎつぎと 花を降らせてあげましょう
806 :
「スイッチ」 :2006/04/19(水) 21:11:58 ID:4QFCsLZ3
8畳の部屋にはスイッチが10個ほど 何のスイッチかって? 何の変哲もない あれ あなたの家にもあるあれですよ パチ、とすれば、照明。 8畳の部屋に10個ほど こんなに沢山どうするのかって? すごいね、こんなに沢山のスイッチを押す すばらしい権限を持っていますよ 他人の指紋はつかず。 何のスイッチかって? ひみつ どうしても知りたいか うん、まぁ 本当に内緒ですよ 明かりはこの部屋の外。 (続く)
807 :
「スイッチ」 :2006/04/19(水) 21:17:34 ID:4QFCsLZ3
(続き) あなたの家にもあるあれですよ 部屋の外に丸い電球ひとつだけ このスイッチ押しても(パチ) このスイッチ押しても(パチ) 早い話がどれを押しても 同じ電球がつきます。 すばらしいでしょう、ここ15年余り このすばらしい部屋から出ずに パチ、とすれば照明。 外で照明がついているでしょうね フィラメント? 何です、それ。 パチ、とすれば照明がつくよ なので誰にも触らせない タングステンて何? 8畳の部屋にはスイッチが10個。 照明器具はない。
808 :
ためらい :2006/04/19(水) 23:00:58 ID:zavPFyl+
こんな筈はない こんなに望んだ通りに行くわけがない きっとどこかにある筈… 怖いくらい叶ってしまう この反動が怖い 幸せのあとには必ず揺り返しがあって 不幸せになるの 素直になんてとても信じられない この喜び! きっといつか切り替わる 幸せから不幸せにスイッチが押される筈だから 震えながら 身を窄めながら 嵐の来襲に備えるしか そんな術しか 私は知らないから…
無数に机が並んでいる部屋 机の上にはやはり無数のスイッチが置いてある。 一体何処に通じているのか、一つのスイッチを押すごとに何かが起こった。 スイッチを入れる。甲高い鶏の鳴き声がする。切った。 スイッチを入れる。部屋の中に雨が降り始めた。これも切る。 スイッチを入れる。カーテンが開いた。暗い窓が見える。 スイッチを入れる。照明がつく。 スイッチを入れる。石が現われる。消えた。 男が一人、真っ白に塗りこめた体で踊り始める。声をかけるも、反応はない。 繰り返し、繰り返し同じ踊りを踊るので切る。消えた。 木が一本現われる。触ることができる。耳をつけると木の音がした。初めて何かが得られたような気がした。 音楽が流れる。切った。 窓の外が明るくなった。窓へよって外を見る。何もない。 レーション:軍用携帯食料の銀色のパッケージが現われる。食べた。水が欲しい。 水が欲しい、水が欲しい。手当たり次第にスイッチをいれていく。水が欲しいのだ。 轟音、白い手、花が咲いた、何語で書いてあるのか不明な本、ヌードピンナップ、缶コーヒー 缶コーヒー? 飲む。
鉛筆で机に何のスイッチであったかを書いておくことにする。 一部忘れてしまっているのに気がつく。 丁寧に確認をする。 Boxと書かれたスイッチを見つけた。押すと、ボックスが現われた。 そのボックスにものが移動するスイッチのBox-inがある。直前に発生したものがそのボックスに入る。 ボックスの内部のものが、窓の外へ移動するスイッチBox-outを発見した。外の風景が変わる。 回収できるかどうかはまだわからない。 暫く考え、大事な木を外へ送った。 雨も送る。 眠る。起きると、鉛筆で書き込みをしたスイッチはまっさらになっていた。内容も違う。 Box, Box-in, Box-outはそのままあった。窓の外に送ったものは消えていない。 外へ出たい。誰かと会いたい。
慎重に、スイッチを押す。 窓の外へ置きたいものを選び、一度送ったものを回収できるスイッチを、外への扉が出現するスイッチを、 自発的な会話のできる人間が現われるスイッチを、探し続ける。 この部屋そのものを消滅させてくれるスイッチでもいい。それとも私自身が出現するスイッチもどこかにあるのだろうか? 空白だった窓の外には木が茂り、花が咲き、風が吹き、時折雨も降る。 数日前に送り込んだ鳥が飛んでいる。 今日、一人の眠る少女が現われた。 スイッチを押し続けながら、彼女が眼を覚ますのを待っている。 私は睡魔に負けてしまうぎりぎりまで待って、彼女を外へ送ろうと思っている。
812 :
名前はいらない :2006/04/20(木) 21:24:34 ID:jMPieXzZ
【 まとめ 】 >766 :埋葬 >767-769 :悪夢前 >770 :マッサージ >771-772 :ふりーどりっひ・にぃちぇ・かく語りき >774-775 :奇妙な楽譜 >776-777 :スイッチ >778-781 :地蔵菩薩 >782 :自爆スイッチ >783 :無題 >784 :無題 >785 :例のロボット >786-788 :ハンカチおとしドッキリカメラ :ドッキリカメラ(奥底): >789 : ブランコ >790-791 :独言絶句 >792 :Re:スイッチ >793 :無題 >794 :未来に向かって >795-798 : 噂酔狂 >799 :分かれ道 >801 :「ラヂオ」: >802 : スイッチ ◆rhBOTTpQ52 >803-804 :スリップ(1/2): >805 :switch witch >806-807 :「スイッチ」: >808 :ためらい >809-811 :「Box Box-in Box-out」 現在 26 作品 〆切りは猛直ぐのようです。
僕の知らない スイッチがひとつ 小刻みに揺れる指で ゆっくりとつついて …… …… …… …… 震えながら止まる僕と スイッチがひとつ 電源が切れた 僕 何も変わらない部屋
814 :
ひとつの結果 :2006/04/20(木) 22:13:41 ID:7roA6Qnu
星のいたるところで 無食動物たちが鎖に繋がれていた 断ち切ることは不可能であった どれほど強靭な犬歯を以ってしても ある日 無邪気な草食動物が 世界の根源を成す原始的な装置を 都市外れの納屋で見つけた と同時に終焉を見出した ぱちりと爪を切るような音をたてて スイッチのベクトルが逆を指し とりあえず時間軸は 懐かしい緑色を取り戻した
窓際のストーブに腰掛け 2つの視線は外に向けられる みぞれまじりの空が今日もある 白いカーテンでくるまれた台を いくつかの椅子に話しかけるように 脚はところどころ欠けた櫛の歯と同じ テンポとスカラーで並べてみて 循環するつもりだった液体を今も 追いかけているように 脚の輪の中に中心点が存在し 雑多な色の人形達が頭を下げる 空気の流れは台を押し出すように 波長とテンポを変えては 床を響かせて去っていく そのとおりに彼らの手で ベッドは運び出された 窓側の空白はとても広く感じないか?
主のいない空間の片隅にあるテレビ ──何のための音だったのだろう (さあ、スイッチに手をかけろ!) <<ON!>> ・・・気を伴った低気圧が北日本や東日本を通過します。明日は東北や北陸で雨が降り、山 では雪が降ってふぶく所がありそうです。雷や突風、ひょうなどにも注意して下さい。関東は 朝まで雨が降り、その後も雲が多く北部では雪か雨が降るでしょう。本州から北の積雪地帯は雪・・・ <<OFF!>> (!ろけかを手にチッスイ、あさ) 誰のための音だったのだろう──
窓際の空白を埋めるために彼らの手で ついにベッドが帰された 少数の椅子と立ち上がった多くの脚が いつもよりさらに遠慮がちに動くので 床が響くように聞こえているのだろうか 複数のマネキンは礼をするように 何も表情を変えず去っていくから やがて再度の静寂が仕掛けられ ストーブが軋み始める 白いカーテンに包まれた腕のようなものは 笑いかけることもないだろうし ぶらさがる透明な液体の量も 変わらないから 変わらないでいて欲しい シテイセキとなったストーブに腰掛け 2つの視線が向けられたのは 梅雨時ならではの空の色 スイッチに手をかけ始めた その時々からは 戻れないように 出来ている
全ての脚がここから見えなくなったら 向こうからナースコールの音が響くのだろうか?
819 :
名前はいらない :2006/04/21(金) 00:08:09 ID:gzn0n8iH
はい、締切りですよぅ。 >766 :埋葬 >767-769 :悪夢前 >770 :マッサージ >771-772 :ふりーどりっひ・にぃちぇ・かく語りき >774-775 :奇妙な楽譜 >776-777 :スイッチ >778-781 :地蔵菩薩 >782 :自爆スイッチ >783 :無題 >784 :無題 >785 :例のロボット >786-788 :ハンカチおとしドッキリカメラ :ドッキリカメラ(奥底): >789 : ブランコ >790-791 :独言絶句 >792 :Re:スイッチ >793 :無題 >794 :未来に向かって >795-798 : 噂酔狂 >799 :分かれ道 >801 :「ラヂオ」: >802 : スイッチ ◆rhBOTTpQ52 >803-804 :スリップ(1/2): >805 :switch witch >806-807 :「スイッチ」: >808 :ためらい >809-811 :「Box Box-in Box-out」 >813 スイッチをつつく >814 ひとつの結果 >815-818 スイッチに手をかけろ 以上、29作品です。
>>770 マッサージ よかったです。お母さんが死んでたところが。ショットガンの処理に困ってしまったけど。
>>781 地蔵菩薩 最後がどうもだめですけど、それ以外のところがよいので。
>>794 未来に向かって タイトルがあれですけど、その狙いすぎなとこも含めて。
以上の3作品を今回のチャンプに推します。
821 :
名前はいらない :2006/04/23(日) 15:55:58 ID:zx+TVc4b
こんな調子で、大丈夫なのか
822 :
シオン ◆poetsyov/2 :2006/04/23(日) 21:55:16 ID:NGKe0SRc
おじゃまします。点数置かせてください。
>>767-769 :悪夢前 に1点。
言葉悪くてアレですけど、吐き気がしました。
なまじ分かりやすい表現を使っているだけに、
追い詰められていく感覚とか、
現実味のありそうなイヤなイメージが、
頭にこびりついてしまいました。
いちおう、ほめています。
以上。採点は1作品なのですが、、、
なんか、今回は投稿作品を読んでいて、全体的に暗い気分になってきました。
明るい詩もあったのですが、それ以上に暗めの詩のインパクトが強かったので。
そんな中で、
>>805 「switch witch 」には癒されました。ありがとう。
823 :
名前はいらない :2006/04/23(日) 23:50:03 ID:yxAzcqcE
あと10分!
824 :
葉土 ◆Rain/1Ex.w :2006/04/24(月) 08:31:35 ID:gU93fg7a
遅刻してすみません 地蔵菩薩に一点 寸評は後ほど
825 :
名前はいらない :2006/04/26(水) 00:29:09 ID:5vcx6CR7
集計です。
【チャンプ:2点】
>>778-781 :地蔵菩薩:ID:IKYodgPP氏
【準チャンプ:1点】
>>767-769 :悪夢前:ID:VsWOcXpZ氏
>>770 :マッサージ:ID:cpM8Jftp氏
>>784 :無題:ID:0LmpBF5U氏
以上、どなたか確認と再集計をお願い致します。
826 :
はらだ将 :2006/04/26(水) 09:39:53 ID:zXoENaLz
Canopusさん、お久し振りです。読んでくれてるかな? 地蔵菩薩かきました、はらだです。 久し振りに2ちゃん覘いて、梁山泊は初投稿です。 お題に合わせて描くって難しいですね。 採点して頂いた方、そして集計して下さった方、どうもありがとうございます。 人数が足りなかったみたいだけど。 で、次のお題は『森を守る』でお願いします。
827 :
はらだ将 :2006/04/26(水) 11:26:41 ID:zXoENaLz
お題『森を守る』 投稿締め切りは5/3いっぱい(5/4午前0時) 審査締め切りは5/6いっぱい(5/7午前0時)とします。
828 :
森を守るな :2006/04/26(水) 19:48:12 ID:JaMNpu7g
あいせ
なんだよ採点期間終わってんジャン <`A´>
んで優勝作は 【チャンプ:2点】
>>778-781 :地蔵菩薩:ID:IKYodgPP氏 なのぉ?? これのどこが詩なんだよ詩作舐めてんだろ
コピペすると
やっほ〜♪?V(^▽^)V
元気?
最近連絡ないからどうしたのかな〜って思って。
まさか好きな人が出来ちゃったとか☆
タカシは女の子にモテるもんね??(????人????)??
実はアタシね、
タカシには内緒にしてたんだけど
新しい彼氏が出来ちゃいました?(。?v?。)? ~~
これもみんなタカシのお陰☆彡
ありがと━━━━(?^-゜)vィェィ━━━━?。・゚?゚・
これからもずっとアタシのお兄さんでいてね??
どーぞよろしくです(??????)?
になるのが優勝?ハァ? なにこれ詩の主張より訳の分らん作風重視で点やってんじゃネーヨ素人採点者どもがよ ふざけんな
んで準チャンプがこの三作品? 空想物語2つとテーマ無視の1作が準優勝? なにこれまじめにやれよ素人どもが
【準チャンプ:1点】
>>767-769 :悪夢前:ID:VsWOcXpZ氏 なんとでも書ける妄想物語
>>770 :マッサージ:ID:cpM8Jftp氏 なんとでも書ける妄想物語
>>784 :無題:ID:0LmpBF5U氏 テーマ無視
いつから梁山泊スレはココまで零落れたんだ? 俺様は悲しいぞこんな痴呆採点者ばかりしかいないレベルで優勝して誇らしいのか?
>>826 お前は自分の作品が優勝して誇らしく思っているのだろうが貴様は実社会の詩作コンクールかなんかに送れるか?それに値すると思うか?
答えろ
〜〜"詩"で遊ぼう! 投稿梁山泊 16th edition 〜〜 ↑ 注目 (1)言葉に旋律やリズムをつけて、声に出すもの。また、その言葉。《歌・唄》 「―を歌う」「はやり―」 (2)和歌。特に、短歌。《歌》 「―を詠む」 (3)近代・現代の詩。《詩》 「初恋の―」 つーか採点者と投稿者、なにか根本的に勘違いしてんだろ?
くだらんねぇ 実社会で通用しねーからこんな場所で詩人気取って妄文垂れ流して馴れ合いか 価値がねぇ
833 :
森の音 :2006/04/27(木) 00:25:30 ID:rPtNE7M0
森を抜けると町がみえてくる。 町をいくら通り抜けても森がみえてこない。 都会は帰る場所を失った迷子に溢れている。 しかし迷子達を誰も助けることが出来ない。 都会の空には毎日「迷子案内」がアナウンスされているのに、 この喧騒は夕日から朝日まで、何もかもを黒く消し去ってしまう。 そこのお偉い先生、迷子を捜しに出かける前に、 本当によく、気持ちを澄ましていないと聞こえない、 大切な‘音 が心の中で、鳴っているのを無視してはならない。
準チャンプは784「無題」じゃなくて794「未来に向かって」ですよ。 今回のチャンプ推薦 ゼッケン:マッサージ、地蔵菩薩、未来に向かって シオン:悪夢前 リーフレイン:地蔵菩薩
835 :
784 :2006/04/27(木) 00:48:45 ID:TEMan3NX
はーはやく言ってほしかったなぁ。 勝手にきれてバカじゃん、私
836 :
&?⊂二)^ω^ (二二二⊃ &?vipから来ますた :2006/04/27(木) 02:26:06 ID:t9fWbPIl
すは
夜明け前の空の裂け目から 鉛色の雨が滲みだし 濡れた肩を抱き寄せ合って ぼくらの空中都市は聳えている。 ――あれから100年が過ぎたのね。 わたしたち、まるで梱包済みのステンドグラスみたいに創造的だわ…… だから、そんなにいくつも方法があるわけではないのだ 友達よ、死にそこなった彼らのために この呪われた夜を祝福しよう。 耳をつんざく風、風、風 剃刀のようなフラッシュライト それでは次の50年、そのまた次の50年 いつもの場所でいつもの時刻に、またお会いしましょう…… あとの残りの解釈は、みなさん自由にご勝手に。 ひとつの扉を開けるだけで 人は縊死することも出来るのだ あるいは、ひとつのボタンを押すだけで もっとたくさんの人が死ぬかもしれぬ。 死んだあいつは、いつまで死んでいるのだろう 一体いつまで、そうして死んだままでいられるのだろう? 濡れた瞳を見開いて ぼくらの空中都市は聳えている…… 死んだあいつがいつまでも死んだままでいられますように。
雨はふり止まず、ぼくらは何も持たない。 朝はまだ始まってもいない 結局、そんなにいくつも方法があるわけではないのだ。 友達よ、生き残ったぼくらのために グラスの底で澱んでいる、この亡霊たちを飲み干そう。 これを境にぼくらは見知らぬ他人同士になれるのだ そう断言できるだけの根拠をぼくらは持つ。 つまり、そんなにいくつも方法があるわけではないのだ そんなに誰もがみんな、うまく生きてゆけるわけではないのだ。 一度きりの決断の場面が眼前へと迫ってくる。 すでにぼくは選び始めている だから、君も選びたいように選びたまえ 「いつもの場所でいつもの時刻に、またお会いしましょう……」 ぼくらがふたたびめぐりあう方法は、それしかない。
ID:0LmpBF5Uって多重投稿してるやんw
>>835 多重投稿はルール違反なので気をつけてくださいね(^^)
ルールは守らない お題は無視する あげく勘違いで逆ギレ いやもうご立派な事でw
842 :
フォレストレプリカ :2006/04/28(金) 03:14:44 ID:r5RL4tF2
缶詰の中の木々 缶詰の中の土を白い白い窓枠に 額縁の中の緑は絵の具 君の頬に 蒔いた種は ニキビになった から 窓を 少しだけ開けて 風と騒音を部屋に混ぜて とりあえず、 笑っとこう
843 :
TALK :2006/04/29(土) 06:47:00 ID:Ij1YlTIJ
枝葉の軋み、あなたの足音 私の心音 居場所を変えて巡っていく話し言葉の動物たち 時々嘘つきになるのは彼らが跳ね回りはしゃいでいるから 白兎、白兎 素人の私より生きることに長けた幸運の足 火の燃える場所から遠ざかる足よ 森の中、爆ぜる脈拍 そら、 身を任せてしまえ 森の入口で黒い犬が鳴いている たくさんの犬が鳴いている でも無理 あなたには捕まえられない 焚火跡の青白い煙が朝もやと溶け合う頃 私は別の場所にいて 帰らぬ言葉を待っている 波音の中に魚の影を追っている ヨセテハカエス、ヨセテハカエス
844 :
みどり :2006/04/29(土) 13:28:20 ID:5vjutBKL
脳に根を張れ 木漏れ日のきらきらは眼神経を犯し 蔦が舌に絡みつき喉をふさぐ 肺に苔むす 体育座りの膝を突き破り逞しい双葉が顔を覗かせる たった今枝葉が眼球を突き破り そうして世界は沈黙した
845 :
私の森 :2006/04/30(日) 01:07:23 ID:y5LiS9J2
もはや木も川も 空もない 土もない 人間もほとんどいない ときおり 蜜を垂らして 森にあたたかい液体をこぼす 社会に 詳らか解体され 展示される 森の形式を守れ! 森の骸骨カタカタと響く
846 :
鳴動 :2006/04/30(日) 05:12:49 ID:yTRz6jiU
しんとしながらも 声は遠く 呼びかけるかのように聞こえる おまえのその 声を もっと響かせろと ひとりごち酒を舐める 火が消えそうになれば 拾った枝を放り込み また舐める まんじりともしない夜 鬱蒼としたここに ただいるだけのおれ おまえの声を聞いてやるくらいが たった一つ 出来る事だ そのうち骸もくれてやる お前には馳走になるだろう いつまでも生きるがいい 声を響かせ 生きるがいい
いなくなるぞ ぼく もりと はしるぞ もりのいえで いっしょう くらすぞ もりとともに いっしょう くらすぞ きのう ぼく さそわれたんだ もりに もりは あいしてくれるっていったんだ ぼくを だからぼくはそばにいて まもってやるといったんだ
848 :
〜しぜんへん〜もり〜にんげんへん〜 :2006/04/30(日) 13:08:47 ID:bIi/mfXh
だから ぼくは だから ぼくよ もりのもとへかけていこうなぁ もりといっしょうくらすために もりをいっしょうあいするために このせかいからでて もりのうちの とびらのよこにある ひょうさつのうえにある よびりんをたたこうなぁ きっと ここから いなくなろうなぁ きっと あそこへ ずっといようなぁ
849 :
森など破壊しちまえ :2006/04/30(日) 13:44:44 ID:klb3+A4Y
森など壊し尽くしちまえ 俺らの中に森の幻想がある限り 森など守れるわけがない 森は神秘で自然は偉大なんて そんなことを考えている限り 森など守れるわけがない なんならいっそのこと森などすべて 破壊尽くしちまった挙句 いよいよ森の幻想しかなくなったぞ という時に泣きながら 森を守っておけばよかったとか言いながら 軒先に木々を植えて ローン尽きの一軒家にも僕の心の休まる 場所ができたとか暢気に言いながら 老後でも送りやがれ
850 :
森など破壊しちまえ :2006/04/30(日) 13:49:23 ID:klb3+A4Y
壊すべきは俺らの中の「森」の幻想だ くだらない神秘とか偉大さなんて感じている 間は何一つとして森のことなどわかっちゃいない ってこった 安易な人間様のご都合主義に合わせてカスタマイズ された緑の思想を森に押し売りしている奴等なんか とっとと死んでしまえ お前らが笑顔で「自然」に押し売りする緑の思想のせいで 今日もどこかで森は色あせていく お前らは森を守りたいんじゃなくてお前らの中にある 「森」の幻想を守りたいだけなんだと早く言っちまえよ 森など破壊し尽くしちまえ
僕は緑色の頭をしていた 天然パーマで広がりを持った この髪の毛はどこまでも緑色だった 赤毛のアンが染髪に失敗したみたいな緑色 昔は緑色の頭をした人がたくさんいたらしいけど いろいろあって死んでしまったらしい 大人たちはそのことについては あまり多くを語らない きっと、おかしい頭の色だから 排除されてしまったに違いない あるとき誰かが緑色の頭の人は 希少価値だから大事にしようと言い出した たしかに周りにいた緑色の頭の仲間は この町では数人しかいなくなっていた
言い出したのはお金持ちのおじさんで 自分に余裕があるから人のことをやさしくできるらしい 僕らにお金を出したり 緑の頭の人が増える何かの作戦なんかを 考えたり、よく分からないことをしている それでもやさしいから 僕はお金持ちのおじさんの それが偽善とか自己満足の類でも 嬉しいと素直に思った 相変わらずお金のない人は 僕の緑の頭を笑ってる そしてお金のない人の多い町では まだまだ僕らの仲間は殺されているらしい とてもとてもかなしいこと 僕の髪の毛はミドリイロ 昔はそんな人はいっぱいいたらしい だけれどだいぶ仲間は減ってきた とてもかなしいとおもう とてもかなしいとおもう
853 :
畏怖 1/2 :2006/05/01(月) 09:59:05 ID:/c8DWFA2
足を濡らす羊歯 朝靄の森の入り口は白濁として 湿った匂いがたちこめる おずおずと開きはじめた草花は 羊歯の葉に寄り添うように顔をのぞかせ しんなりと冷ややかに雫を垂らす 初夏の落葉樹の木々が淡い色を枝にのせる 数メートルほどの空き地にあった柿の木は それと気付かれることもなく硬くしまった蝋細工のような浅黄色の花をたわわにつけた 少し斜めになっている幹に竜のひげやら、苔やらがびっしりと生えている 剪定されることもなくのびやかに枝をはりめぐらせ 人の背をはるかに越えた (もろい柿の枝は木登りにはむかない) あの花が実となっても到底人の手に落ちることはない 秋にはさぞや、鳥の群れの口を潤すだろうと まばゆくなってきた朝日に手をかざしながら緑に溶けてしまいそうな花を見上げる かさかさと音が聞こえ なにかが枝の上を走り去るのが見えた 明け方にはられたらしい蜘蛛の巣をかきよせて 目当ての水場へと足を速める 腐土を踏みしめる音 眼を覚ました虫たちが足元に纏わりつくのを手で払う (人気のない森は わずらわしくはないがにぎやかだ) 鳥が鳴いた 水場はすぐだ
854 :
畏怖 2/2 :2006/05/01(月) 10:00:38 ID:/c8DWFA2
こんもりとした森は、低い平地の山の半分を占めているだけで もう片方はすでに市街地になっていた 山頂を越えてしまえば、名前もしらない誰かの裏庭にでる 耳をすませば 街の音が聞こえる 先月、喰うに困った狸が民家の庭で捕まった 今もそこで鎖につながれて飼われているという この森の持ち主を知っている 知り合いがふらつくぐらいは大目に見てくれる老人だった 誰のものでもない厳かな森のふりをしながら ほんの少し苦い想いをかみしめて他人の森を歩き回る (稜線をはさんで対照的な姿を見せる森は舞台の書割のようだ) どちら側に観客席があるのだろうかと ちらと考えてしまうのは 傲慢さがすぎるせいか 夜 この森へ足を踏み入れる勇気はない 夜こそ森本来の時間であり、森は暗い星明りの中でゆっくりと深い息をつく 息を潜めて、道の片隅から夜の森を覗き込めば 何でもあって何でもなく全てでもある何かが待ち構えているのを感じないか? (人の理に沿わないものを畏怖せよ) そして私は 森が恐怖をもたらしてくれることに 深い安堵を覚えて眠りにつく
855 :
人の森 :2006/05/01(月) 21:37:16 ID:JpRVb5+V
人ごみは規則正しく繰り返され みんなどこかへ飲み込まれている 大気は騒がしく咽る ビルが何処までも続く 空の色なんて誰も見ない 止まる事のないこの街は とてもせっかちで 想像力は奪われる 心はどこかに消えてゆく みんな自分が大切で そりゃ人間なんて きっと誰だってそうだけど この街じゃ特に 自分の事ばかり考えている そんな風に見える あたしもまた 自分の事ばかり考えて 世界や貧困や汚染や 戦争や温暖化なんかより メールの返事を待っている 急ぎ足で歩いている 自分の事ばかり考える
856 :
星を登る :2006/05/02(火) 16:30:43 ID:Kknwubyr
ある日、DNAの雨が星に降り注ぎ、 星は生命でいっぱいになりました 宇宙のしずけさ 耳をすましたときにだけ 聞こえてくるX線星の電磁パルスのつぶやき ちりちりちり ジジジ ちりちりちり 星はそのようなことを好んでいたので 自らが放つようになったぬるく甘い腐敗臭を 恥ずかしい と思いました そこで焼き払うことを命じたのです 神経系は肥大化し 発火 火は燃え広がり、それは 星はしばらく痒みに耐えていると やがて 星に寄生し情報を取り込んだDNAの船団が次々に飛び立ち 海底の火山がいっせいに火を噴きます 砂漠に氷混じりの冷たい風が吹きます せいせいしたと思い、同時に星は 嫉妬しているのかもしれない この先、それは膨れ上がりそうで 昇ってきた月の影に怯えたように 山頂の小石がからりと転がり落ちます
857 :
菩提樹の誓い :2006/05/03(水) 02:47:17 ID:A44sZNKr
森の端 広大な斜面にひときわ大きな 菩提樹が 沈思している 想い出したように 髪を震わせるように 空を見上げる 曇り空は やがて恵みの雨になるか カーテンを開くように 太陽の熱を打ち付け 森の成長を叱咤するか 菩提樹は沈思している 菩提樹は思った 森を守れ わが身を呈して 森を守れ わたしは大きく 森のはずれに育って わたしは森に 育てられた ならば 森を守るそれがわたしだ 菩提樹は 誓った 一番星が 光った
858 :
決断の刻 :2006/05/03(水) 04:36:27 ID:2Xv5UEnH
ハァ、、、ため息をつく彼は男盛りの40代 会社では、人当たりもよく仕事もできる人気ものの部長さん。 今日は部下の紹介で専門家に相談をしにやってきた。 「最近抜け毛が酷いんです」 一通り話を訊き終えると医師は色々カルテに書き込んで 『じゃあ、こっちへ来て下さい。とりあえず頭皮の状態をチェックしてみましょう』と促した。 診療台に横になり、「お願いします」と彼。 スコープが当てられる。そして、数秒後手は止められた。 『モニターを見てください』とは説明を始める医師。 『相当なダメージを受けていますね。一部では砂漠化も起こっていますし。このまま放って置くと近い将来最悪の状態になりかねませんね。』 「そうですか、、、」と俯く彼。 『頭皮の汚れも溜まってますし、そうとう微生物が繁殖して悪さしてますね』 俯いたままの彼に更に続ける 『ひとつお尋ねしますが、育毛剤やその類の物は使っていると診察で伺いましたがどの様なものをお使いですか?』 突然の質問に少し戸惑いながらも 「えっ、、と、通販で売ってた酸性雨Xっていう育毛剤と紫外線ライトを」 と、その途端、医師は矢継ぎ早に
『自分の身体に関わる大事なことなのに、試しもせずに買っちゃダメですよ!しかも、あなたが使われてるものは我々の学会でも有名な粗悪品です!今すぐ使用をやめてください!』 次々と告げられる事実に、彼は縋る様な表情で 「せ、先生、私はど、どうすれば、、、」 諭すように医師は言う。 『怒鳴ってしまってすみませんでした。でも、今の状態では元に戻すのは難しいと思われます。ですので、植毛をお勧めします』 「植毛、、、ですか?」びっくりした表情を浮かべるも、医師は続ける 『はい。そして、その後に頭皮の治療をしたいと思います。』 「因みにお幾らほどかかりますか?」気になるところである。 『個人差もありますが、地球さんの場合、相当な額がかかると思いますが、、、とりあえず、パンフレットをお渡ししておきますので、目を通されて、ご希望でしたらまた連絡をして下さい。』 診察も終わりパンフレットを鞄にしまうと彼は星を見上げ、ため息をひとつ、そして、思い出していた。 地球は青かった、と言われていたあの頃を。
860 :
『守人』 :
2006/05/03(水) 12:50:21 ID:xSSWXLM2 森を守りたくば 空を守れ 見よ、あの変わり果てたの色を 空を守りたくば 大気を守れ その呼吸は 毒気を忘れるほど鈍麻したか 大気を守りたくば 海を守れ 自浄を繰り返す波の嘆きを 見まごうその目は節穴と化したか 海を守りたくば 川を守れ 聞け、淀み濁り 渇きつつある流れの嘆きを 川を守りたくば 水を守れ 汚水を生み出す その手その足の容易きを止めよ 水を守りたくば ―――― 「否。」 しかし守人(もりびと)は言う 「奢れる哀れな者達よ、 我々は 太古の昔より既に 森に守られている。」