1 :
考える名無しさん :
02/12/03 08:02 デリダについて語るスレがない。だから作る。ポンッ!
2 :
考える名無しさん :02/12/03 08:07
2げと
ついにできたか
4 :
考える名無しさん :02/12/03 08:09
デリダってダリダ? ううぅっ!!ごめんなさいっ! どなたか分かりやすく教えて下さい。
5 :
考える名無しさん :02/12/03 08:13
卒論でデリダやろーかなーと思っているだけど、 何か扱い易いのあります?
6 :
考える名無しさん :02/12/03 08:14
デリダはダリデある。
7 :
考える名無しさん :02/12/03 08:16
>4 フランスの哲学者。仏社会科学高等研究員教授。現象学と構造主義の再検討 から出発し、ロゴス中心主義の哲学、文化、社会がそれにとらえきれない 「まったき他者」を排除、隠蔽してきたことを指摘、尖鋭で長大な射程をも つ問いかけが大きな反響を呼び起こしている。『グラモトロジーについて』 『エクリチュールと差異』『弔鐘』『プシケー』『法の力』など著作多数。 (『現代思想の冒険者たち28 デリダ──脱構築』より引用)
8 :
考える名無しさん :02/12/03 08:31
>>6 その通りでごじゃいます。
>>7 言葉では捉えきれない他者ですか・・・。
難しそうですが、面白そうな感じもします。
ありがとうございました。
ところで、一番入門的な著書はどれでしょうか?
9 :
考える名無しさん :02/12/03 08:33
デリダは「自分が話すのを聞きたい」
10 :
考える名無しさん :02/12/03 08:35
清水書院の「人と思想」シリーズ「デリダ」でも読んだら。
11 :
考える名無しさん :02/12/03 08:35
>一番入門的な著書はどれでしょうか? 『ポジシオン』(青土社)とよく言われます。が、訳文がすごく難しくて 私の手には負えませんでした。 『言葉にのって』(ちくま学芸文庫)は、スラスラと読めましたが、 これがデリダと思ってよいのか、というほど簡単だったので、 おすすめできるかどうか分かりません。
12 :
考える名無しさん :02/12/03 08:54
デリダは刑而上学を批判している。
14 :
考える名無しさん :02/12/03 09:16
15 :
考える名無しさん :02/12/03 11:58
まあ 東の「私とハイデガー」でも読んでみるんだね
あぼーん
17 :
考える名無しさん :02/12/03 17:38
>>9 それはデリダがフッサールに対して行った批判ですが。
18 :
考える名無しさん :02/12/03 18:09
素直に英訳で読みましょう
英訳もむずい、読めば分かると思うが
20 :
考える名無しさん :02/12/03 19:31
デリダはアルケーを、始源を、ただ単純に否定しているわけではない。
21 :
考える名無しさん :02/12/03 19:32
井筒俊彦の友達。文通もしてました〜。
22 :
考える名無しさん :02/12/03 19:41
>>20 「単純」でなければ、じゃあ、どう否定しているの?
23 :
考える名無しさん :02/12/03 20:03
単純な否定は、またしてもおのれの思考になんにかのアルケーを設定することになってしまうからである。
24 :
考える名無しさん :02/12/03 20:04
井筒ってダリダ? あら屋敷。
25 :
考える名無しさん :02/12/03 20:08
<井筒俊彦> 30ヶ国語以上をマスターしていた言語哲学者。 『コーラン』の日本語訳、東洋哲学の共時的構造化を成功させた 大正生まれの日本人。1993年没。
26 :
考える名無しさん :02/12/03 20:09
>>23 じゃあ、「ただ単純に否定しているわけではない」わけではなく、
「たんに否定しない」だけなんじゃないの?
27 :
考える名無しさん :02/12/03 21:16
デリダの脱‐構築の作業がいつか完了し、何か新しい、端的に形而上学の彼岸に 位置するような思想が生まれるだろうと考えたら、それは誤りである。
28 :
考える名無しさん :02/12/03 21:23
そんなことおもってるやついないよ あほか
29 :
考える名無しさん :02/12/03 21:29
英訳もむずいが 邦訳よりもはるかにましだとおもう
30 :
考える名無しさん :02/12/03 21:36
邦訳でなくて英訳でわざわざ読むぐらいだったら フランス語の原文で読むよ。
31 :
考える名無しさん :02/12/03 21:38
もちろん でも仏語読めないなら英語ってこと 英語は確かに読みやすい おれは仏語でも読むけどね
32 :
考える名無しさん :02/12/03 21:39
グラマトロジーの英訳はgood!!
33 :
考える名無しさん :02/12/03 21:41
>>30 英語よめないのかな
そういう人にありがちな意見
34 :
考える名無しさん :02/12/03 21:56
仏語ダメだから、英語って人が多いみたいだけれど、 それでみんなホントに読みますか。 私はいい邦訳がもっとでないかぎりは、 多くの人に読まれるようにはならないと思ってます。
35 :
考える名無しさん :02/12/03 22:01
一応、英語がすでに或程度読める人を想定していたので、
英語も仏語もダメな人にはやはり
>>30 のようなのが実感として
正しいと思います。英語は、とりあえず学校なり受験で或程度
読めるようになっているはずだと考えての発言でありました。
多くの人によまれるとか読まれないということは一言もいってません。
36 :
考える名無しさん :02/12/03 22:01
精液を女にかけろ屋! どろっとしたのを・・・
37 :
考える名無しさん :02/12/03 22:05
東は英訳デリディアンなり
38 :
考える名無しさん :02/12/03 22:08
デリダってギリシア・ラテン語どのくらいできるんですか? きになるんだよね
39 :
考える名無しさん :02/12/03 22:23
>>35 たしかに大学受験でやった程度の英語力じゃあ、
いくらよい英訳でも、スイスイ読めるわけではない
というのが多くの人にとっての現実でしょうね。
で、けっきょく後回しにしてしまう。
そのあたりを考慮しないと英語で読もうという提案も
逆効果になることがあるかもしれません。
私見ですが、デリダの邦訳でいいものがまだ少なく、
読みにくいものばかりだとすれば、たんにこれは、
日本でデリダの翻訳に携わっているひとたちの怠慢
なんじゃないでしょうか。訳者・研究者たちはもっと働けと
声を大にして言いたい (w
40 :
考える名無しさん :02/12/03 22:29
ヘーゲルの哲学において、もしも和解が存在せず、ただ疎外だけがあるとしたらどうであろうか。
41 :
考える名無しさん :02/12/03 22:35
>>38 相当読めるよ。でないとあんなすごいプラトン論は書けない。
42 :
考える名無しさん :02/12/03 22:38
あれで味をしめたのか。
43 :
考える名無しさん :02/12/03 22:50
デリダは哲学的ディスクールの限界に踏みとどまろうと試みている。 限界と言っているのであって死とは言っていない。というのも、こんにち 世上で哲学の死と呼ばれているものを、デリダはいささかたりとも信じて いないからだ。
44 :
考える名無しさん :02/12/03 23:10
45 :
考える名無しさん :02/12/03 23:10
デリダには原理論というか、純粋な理論書がねーからな。
47 :
考える名無しさん :02/12/04 00:28
>>46 『グラマトロジーについて』なんかはどうなんですか?
>>47 俺はいいと思うけど彼らに何いっても無駄だよ。
プラトンに理論書がないことに憤慨する連中だからw
49 :
考える名無しさん :02/12/04 01:03
声と現象の翻訳は名訳なの?
50 :
考える名無しさん :02/12/04 01:15
>>49 名訳というほどではないでしょう。それほど悪い訳じゃないとは思うんだけど。
ちょっと古くなって読みにくくなっている。
51 :
考える名無しさん :02/12/05 00:52
そして『声と現象』は? デリダ 忘れていました。あれは、多分、私がいちばん愛着をもっている試論 だと言ってよいでしょう。
53 :
考える名無しさん :02/12/05 02:23
声と現象の読解スレッドてありますか? 誰かやってそうだけど
54 :
マイケル・奉公 :02/12/05 02:48
なにを言っているのかさっぱり分からないから、おまいはバカだとおこらりる
56 :
考える名無しさん :02/12/05 04:54
オブスキュランティスム・テローリスツ
淫語の引−退
60 :
考える名無しさん :02/12/08 15:27
ageるよ。なんでドゥルーズスレはあんだけ盛り上がるのにデリダスレは こんなんなわけ?
61 :
考える名無しさん :02/12/08 16:43
文学版にもデリダスレあるし鉄版には高橋スレあるし、 ばらけちゃうんじゃない。
62 :
考える名無しさん :02/12/08 16:49
63 :
考える名無しさん :02/12/08 16:58
1がネタふりしてくれ。
64 :
考える名無しさん :02/12/08 18:17
とりあえず、デリダの思想の要点をお願いします。
65 :
考える名無しさん :02/12/08 19:42
66 :
考える名無しさん :02/12/08 20:20
言語によって世界をとらえるという動機は維持しているわけだ。
69 :
考える名無しさん :02/12/08 23:16
>>66 誤解する人がいるかもしれないので補足すると
「言語によって世界をとらえるという動機」というのは
あくまでアプローチ上の「動機」ね。
だから、もしデリダが「言語よって世界をとらえようとしている」と言えば誤りになる。
なんせデリダのやってることは言語(ロゴス)中心主義批判なんだから。
70 :
考える名無しさん :02/12/13 07:23
滞 留
71 :
考える名無しさん :02/12/16 16:29
age
72 :
考える名無しさん :02/12/16 16:33
たまにですが、特にインタビューの時、デリダがムカツク。 下世話な感じがする。
73 :
考える名無しさん :02/12/16 18:29
74 :
考える名無しさん :02/12/16 18:49
ラカンとかクリステヴァとかドゥルーズ、ガタリとかイリガライとか。その 手の本を読んでいるとき、いきなり数学や物理学の話が出てきてめんくらっ た経験がないだろうか。そうでなくとも晦渋な文章なのに、文系人間なら思 わず腰の引けるような数式や専門用語が並びたてられ、ますます話が理解で きなくなる。知的なものにコンプレックスを持ちやすい人なら、深刻な自信 喪失におちいることもあるだろう。でも心配御無用、なぜならそうした文系 知識人たちも、実は数学や物理学のことなんてホントはわかっちゃいない、 彼らのやっていることは悪質なはったりに過ぎない、と専門家の立場 から暴きたてちゃったのが「知の欺瞞」の内容。
知的なものにコンプレックスを持ちやすい人=夫馬裕明
痴の欺瞞=屁ヤング
三流物書き=夫馬みきひろ
禁治産者=大日本下降器
東京電機大学=アラビア石油
80 :
考える名無しさん :02/12/16 21:35
>>73 最近だと映画『DERRIDA』のインタビューとかさ。
あ、オレその映画観てないや。日本でも公開されたんだっけ。 「下世話な感じ」っていうのをもう少し具体的に教えてくれるとありがたい。 あんまり想像できないもんで。
82 :
考える名無しさん :02/12/17 00:28
中山さんのポリロゴスで見たんでしょ、たぶん。
あのMLのやつ? あんなつぎはぎだらけの、編集されまくりのスクラップで、 デリダが「下世話」などと理解されているのだとしたら、 考えなおしてほしい。 インタヴューだったらちくま学芸文庫にはいっている『言葉にのって』 が読みやすくて参考になると思うよ。
84 :
考える名無しさん :02/12/17 18:12
>>83 デリダはいわゆる「品性」をも脱構築しているのだ!!!
「下品」とか「下世話」と言うべきではなく
脱-品性だ!だっぴんしぇー!!!んんんん!!!!!!
ところで中山元さんの翻訳者としての能力ってどうなの? 訳は信用できます?
86 :
純情文学少年 :02/12/17 18:53
クリトリスという言葉にはじめて出会ったのはデリダの本でした。
87 :
考える名無しさん :02/12/17 18:56
>>72 ってかあたりまえだろ、
バタイユとかジョイスについていわゆる「上品に」なにか言えるわけないだろ。
上品にポストモダンを生き延びた奴なんているのか?
88 :
考える名無しさん :02/12/18 10:57
89 :
考える名無しさん :02/12/18 13:44
岩波書店 来たるべき世界のために ジャック・デリダ、 エリザベート・ルディネスコ 3,800円 46 1月28日 ISBN4-00-022524-3 難解と言われるデリダ哲学を現実問題を通して理解するための、自身による入門書。
90 :
考える名無しさん :02/12/18 13:59
叢書ウニベルシタス752 有限責任会社 ■ ジャック・デリダ/高橋哲哉・増田一夫・宮崎裕助訳 法政大学出版局 四六判 3700円 11月29日 4588007521
来日どうなった?
92 :
考える名無しさん :02/12/23 14:54
中止だと
ニュー議版よりちとより道。 デリダとはダリダ。つまりデリダとは極めて2ch的である。 彼は名無しさんにほかならない。
94 :
今度はほんとよ :02/12/27 17:52
1月6日発売 定価(本体3700円+税)四六判 ジャック・デリダ/高橋 哲哉・増田 一夫・宮崎 裕助 訳 《叢書ウニベルシタス752》 有限責任会社 ISBN4-588-00752-1 C1310 デリダの言語論を知る上で最重要の一冊。デリダは「署名 出来事 コンテクスト」 でJ.L.オースティンの言語行為論を批判、これに対しアメリカの言語哲学者J.サール が反論して(「差異ふたたび」)、デリダは「有限責任会社abc...」でサール に徹底的な反批判を展開する。本書は上記の論争に「討議の倫理に向けて」を加え、 デリダ哲学の核心が明かされる刺激的な書である。 〔哲学・文学〕
95 :
考える名無しさん :02/12/27 18:09
『フッサール哲学における発生の問題』J・デリダ著(共訳)サイエンス社 高橋哲哉・檜垣立哉(他)
96 :
考える名無しさん :02/12/30 23:02
言語の意味の同一性は差延で保証されるのか??? 赤は赤。黄色は黄色。青は青。 意味にとって差延なんて関係無いと思うが。
97 :
考える名無しさん :02/12/30 23:04
>>88 いまだに武者小路のような「ソヴィエト」専門家が出てるのが笑える
98 :
考える名無しさん :02/12/31 17:27
いくら?
桧垣がやってると少し心配
100 :
考える名無しさん :02/12/31 17:54
101 :
考える名無しさん :03/01/01 04:33
今、MTVを見ていて思ったんだけど、デリダとビリー・アイドルって ちょっと似てるね。顔が。
あぼーん
ワロタ
>>101 ビリーアイドル
そういわれれば・・・
ああ、構築してぇよぉ
(^^)
選書メチエ 知の教科書 デリダ 林好雄/廣瀬浩司 著: 本体 1500円 発行年月日:2003年1月10日 サイズ:188×128mm :238ページ ISBN4-06-258259-7 楽しい「知」の世界へようこそ―― 〈超難解〉思想が、わかる! 「脱構築」「エクリチュール」「差延」「赦し」 ――新たな概念を創出し、常識に揺さぶりをかける「知の挑発者」=デリダ。西欧哲学2500年の根本的見直しを要求するラディカルな思想世界を、これまでになく平易に解説。 目次 ------------------------------------------------------------------------ ●デリダの生涯と思想 ●デリダ思想のキーワード エクリチュール/形而上学批判/差延 ●知のみなもとへ 「グラマトロジーについて」「ユリシーズ グラモフォン」「他の岬」 ●三次元で読むデリダ――「哲学対文学」「デリダと女性」「赦しの世紀――赦しえぬものを赦すこと」 ●デリダを読むためのブックガイド ●知の道具箱―――年譜
107 :
考える名無しさん :03/01/10 19:24
238ページは、講談社選書メチエにしては薄いと思わない?
108 :
ぺん(ぺん) :03/01/11 01:41
映画『デリダ、異境から』 D'ailleurs, Derrida 観た人、感想キボンヌ
109 :
ぺん(ぺん) :03/01/11 01:42
「撮影の間ずっと私は私のことを何も知らない未知の観客に語りかけようとした」 とデリダは言う。ここにはどんなデリダの読者も知らないデリダがいる。地中海と太 平洋、フランスとアメリカ、アルジェリアとスペイン、ユダヤとアラブ、母と息子、 男と女、動物と人間、そして言葉と映像、ドキュメンタリーとフィクション。この作 品では、どこも、何も〈ここ〉ではない。あらゆる場所が、あらゆる存在が、〈こ こ〉のままで〈よそ〉である。 この究極のロード・ムーヴィはいくつもの危険を冒す。エジプト人の女性監督サ ファ・ファティは、デリダが行くことのできない彼の故郷、内戦下のアルジェリアで 撮影を敢行した。哲学者自身の撮影は、監督との口論が絶えない壮絶な闘いの連続 だった。その傷跡を、『デリダ、異境から』は端々に垣間見せる。 というのも、割礼こそは、このめくるめく映像の修辞学そのものの隠喩だからだ。 哲学者の自宅の屋根裏には、決して書かないとあらかじめ知っている割礼論のための 資料が蓄積されている。〈シュブリーム=崇高〉と呼ばれるそこに向けて、ジャック ・デリダのエクリチュールの夢は梯子をつたって昇ってゆく。永遠回帰の欲望に駆ら れ、〈シュブリマシオン=昇華〉によって、過去の悦びばかりか苦しみまでも生き直 すために。 危篤の母の蘇生の記念日にスペインのトレドで出会ったグレコの『オルガス伯の埋 葬』。非合法の哲学研究会に参加したため逮捕されたチェコの監獄でのジプシーとの 友愛。聖アウグスティヌスの『告白〉に連れ添いつつ暗示される自伝の断片。エクリ チュール、ポスト・コロニアリズム、赦しなどの主題をめぐる即興的寸言の 数々……。これは哲学の講義ではない。ある生の秘密への歓待である。 鵜飼哲(フランス文学)
デリダって、今はなにで書いてるの? もしかして、まだPlusだとか?
暇だから、続けて書き込み。 最近Marx and sons読んだけど、なんてゆーか、すごいね、デリダは。 Spivakのこととかケチョンケチョンにいってて、それはまったく 真っ当な批判なんだけど、オレだったらここまで言えないな、という。
>>110 何をききたいのか意味不明。plus てなに?
113 :
ぺん(ぺん) :03/01/11 23:06
私はデリダの事は知りません。ヘーゲルと同じくらいにも知りません。
包容力が無い事が判明。 ないならないと言って下さい!
私は朝がとても弱いのです。
>>113 いやibookでしょ。(まだ売ってるのか?)
>>118 今の白いiBook? それとも貝のかたちした、古い型のiBook?
120 :
ぺん(ぺん) :03/01/13 02:08
しまった、『幽玄石認外車』の翻訳が出版されたの 今知った(汗 哲哉たんマンセー(笑 それはそうと、新年そうそう金が飛んでいくなあ・・・
121 :
考える名無しさん :03/01/13 07:49
>ぺん(ぺん) 法律の勉強しよろ、おまえ。
122 :
ぺん(ぺん) :03/01/13 08:35
>>121 サンクス
そうだ、誘惑に惑わされてはイケナイ・・・
123 :
考える名無しさん :03/01/13 10:06
とかいいつつ、絶対今日『幽玄石認外車』買いに行ってるな。 Kuriharaとどっちが早く資格取得しるかどうか。 二人とも物書き目指せばいいのに。
124 :
ぺん(ぺん) :03/01/17 04:52
『幽玄石認外車』は、欲望を抑圧することで 購入は回避されました(笑 しかし、無意識に抑圧された欲望が回帰してきて 知らぬ間に講談社選書メチエの「デリダ」を買ってしまってました(爆 読んだら、感想ウプします。
125 :
考える名無しさん :03/01/17 11:14
講談社選書メチエの「デリダ」。本屋で見て買うのやめた。 高橋哲哉と清水書院の二つと重なりまくりの情報が多くない? 感想UPしてちょ。
126 :
考える名無しさん :03/01/17 15:24
Grammatology を訳するなら、どう訳しますか?えへへ
127 :
考える名無しさん :03/01/17 19:42
映画見忘れた。鬱々死屍 日本で再演してくれるだろうか。
128 :
恋愛の亡霊 :03/01/17 20:28
129 :
考える名無しさん :03/01/17 21:09
文字学 書き字学
130 :
考える名無しさん :03/01/17 21:16
書かれたもの学
あぼーん
(^^)
(^^)v
134 :
考える名無しさん :03/01/19 10:21
>>125 第一印象だけど、薄い本なのに共著で、既成本と内容かさなってるっていう
点では、安易さは否めないよね・・・
135 :
>>128 :03/01/19 16:10
『デリダ、異境から』 アテネ・フランセで16日までやってました >> grammatologie エクリチュール学でいいじゃないですか。
136 :
考える名無しさん :03/01/19 18:59
週刊読書人読んだ?デリダと映画、映像のマラーノ 鵜飼哲
137 :
考える名無しさん :03/01/20 00:09
『BRUTUS』にデリダ教授が写真入りで出てますよ。 ついでに、エーコとかも出てた。
138 :
考える名無しさん :03/01/21 16:12
139 :
考える名無しさん :03/01/21 16:44
映画は完全に失敗だったな。 ブルータスにはどんな記事が出てるの?エーコも?
140 :
考える名無しさん :03/01/22 17:39
デリダと精神医学との関わりについて情報下さい。
141 :
考える名無しさん :03/01/22 18:58
反復強迫と永遠回帰の関連についてのデリダの考えを教えて下さい。
142 :
考える名無しさん :03/01/24 01:40
>>140 漠然としすぎ。もう少し問いを明確に述べよう。
>>141 そもそもデリダはそんな関連を前提としない
ミルモでポン!
144 :
考える名無しさん :03/01/24 14:38
>>137 大学特集の号ですね。
デリダの写真見たんですが、うちのおばあちゃんに似てました。
デリダっておばあちゃん顔ですよね。
あぼーん
146 :
考える名無しさん :03/01/25 00:36
>>142 いいかげんな事書くなよ。『現代思想』のデリダ特集の
高橋・増田・鵜飼対談でフロイト反復強迫とニーチェ永遠回帰
を結び付けてデリダが書いてるって言ってたぜ。
ドゥルーズも、「差異と反復」で似たような話してなかった?
>>146 ほんと? 誰がそんな適当なこと言ってるの? 嘘っぽい。
>>148 「抵抗」鵜飼哲訳、『みすず』1996年7月、8月、9月号
かな とくに 7月号に載ったぶん
150 :
考える名無しさん :03/01/26 22:12
文脈読まなきゃわかんないが、たしかに適当っぽい(w
151 :
考える名無しさん :03/01/28 11:23
友愛のポリティクスの翻訳の一部はずいぶん前に 『現代思想』にあったよね。ニーチェ特集に。
152 :
考える名無しさん :03/01/28 11:26
>>140 東がかなり入り込んで書いてたはずだよ。タイトルなんていったっけ、
サントリーの賞とったやつに。
存在論的、郵便的 だっけ?
分かりやすいぶん問題も抱えた本だけど、検索がわり程度に読んでみたら?
153 :
考える名無しさん :03/01/31 00:11
『来るべき世界のために』発売age 何となく買ってしまったが、3800円とは、 微妙に高くて迷ったよ。対談集だし、 図書館で借りれば十分だったかな…。 とりあえず、これから読んでみます。
【誤】 『来るべき世界のために』 【正】 『来たるべき世界のために』
155 :
考える名無しさん :03/01/31 22:29
age
フィシュ 出た
157 :
考える名無しさん :03/02/01 16:47
フィシュ アドルノ賞記念講演 ジャック・デリダ著、逸見龍生訳 同時多発テロから間もない9月22日、ベンヤミンの書簡から〈フィシュ〉 という詩的言語を拾いつつ、デリダが「夢の思考法」について語った。 悪夢のような時代を脱構築する、明快な講演。 ジャンル: 哲学・思想 本体価格: 1800円 体裁: 四六判 上製 114頁 ISBN: 4-560-02440-5 刊行年月: 2003.01
あぼーん
159 :
考える名無しさん :03/02/09 09:23
デリダリーヘルス
160 :
考える名無しさん :03/02/14 19:51
友愛のポリティックス 1
ジャック・デリダ
鵜飼哲・大西雅一郎・松葉祥一訳
A5判・310頁
4200円
ISBN4-622-07023-5 C3010
2003.2.10
Politiques de l'amitie
by Jacques Derrida
「アリストテレスが深く親しんでいた言葉。おおわが友たちよ、
一人も友がいない。」(モンテーニュ「友愛について」より)
ギリシャの賢人による、この最後の言葉、最後の意志、この遺言的格言は、
時間の底からわれわれに到来する。低いため息とともに吐き出され、
伝承され、翻訳され、たくさんの言葉に移送もされて。
しかし、この呼びかけは、おそらく、ある新しい学を求めているのだ。
まるでそれが、ある奇妙な文献学を代価として愛されるにまかせることに
同意するのは、ある、いまだ来るべき哲学のためでしかないかのように。
本書は、この言葉をめぐって変奏曲のように繰り出される、デリダによる
西欧哲学の脱構築である。ニーチェによる転倒(「おおわが敵たちよ、
一人も敵がいない!」)、そしてカール・シュミットによる友/敵の究極
論理としての「政治的なものの概念」、さらにはフランス革命において
キリスト教の兄弟愛=友愛から排除された女性たち。
冷戦の終焉と呼ばれる事態、世界の政治状況に生じた多くの
危機的な変化を見据えながら、驚くべき密度と速度で展開される
デリダの思考を伝える主要著作。全2巻。
http://www.msz.co.jp/titles/7023.html
『フィシュ』文字つめたら実質何ページかしらと。
>>161 あれで1800円はボッタクリだよな。わざわざ
単行本にせず、文庫などで十分だったと思う。
>>160 友愛の政治学も、上下2巻合わせると、
かなり法外な値段っぽい。
163 :
考える名無しさん :03/02/15 00:06
フィシュ>ネットで翻訳読めるジャン
164 :
考える名無しさん :03/02/15 00:54
デリダは「アウラ」についてどういう立場かな? シュミラークルとして消費される「作品」があるわけだが、 それについてもどう思っているんだろうと、少し気になってる。
友愛はデリダ、最後の大作かもしれん
166 :
考える名無しさん :03/02/17 23:26
映画『DERRIDA』 『デリダ、異境から』 D'ailleurs, Derrida の2本の映画の全国公開情報を知っている人>情報きぼん!
え、二つあんの?
DERRIDA=デリダ、異境から だろ?
みたい... 近くに住んでながらこんなのアテネでやってたとは知らんかった。 まじで鬱だ。
171 :
考える名無しさん :03/02/18 19:55
こいつぁ長生きするね
◆有限責任会社 ジャック・デリダ著 哲学同士の泥仕合 こんな面白い論争にはめったにお目にかかれないだろう。 フランスのデリダが創始した「脱構築」と、アメリカのジョン・サールが 代表する「言語行為論」。全く相容れないこの二つの哲学が衝突して始まっ た泥仕合だ。 今思えばデリダ=サール論争は、「サイエンス・ウォーズ」の前哨戦と いった趣がある。対象を緻密(ちみつ)に区分し階層化する言語行為論の 偏執狂的努力を、デリダ流「差異の戯れ」が曖昧(あいまい)かつ晦渋 (かいじゅう)なレトリックを駆使しておちょくり、挑発する。サイエン ス・ウォーズでは科学者の反撃にあってすっかり守勢に回った観のあるポ ストモダニズムが、科学的分析に対して攻勢に出ていた絶頂期の記録が本 書である。
173 :
考える名無しさん :03/02/18 23:26
しかも主な論点は「真面目な言説とは何か」。
発言者の意図に即した標準語法を考察の出発点とすべしというサールに対し、
標準と逸脱、真面目と不真面目の序列づけを固定するイデオロギーだとして
デリダは攻撃する。論理的・方法論的な前者と、形而上学的・政治的な後者
のスタンスが噛(か)み合うわけがない。これ以上の議論はアホらしいと思っ
たのか、サールは自分のパートが本書に収録されることを拒否した。だから
サール側の発言としては、デリダの洪水のごとき言葉の波間に、サール原論
文の引用・要約と、サールの代理を買って出た編集者によるデリダへの質問
が垣間見えるだけである。
図らずも自ら1個の「不在」と化すことで、サールの方が脱構築的身振り
を引き受けてしまったかのようだ。かたや、一方的に現前するデリダの過剰
反応気味の雄弁こそが「討議の倫理」を偏執狂的に訴え続ける。サールの肩
を持ったドイツの哲学者ハーバーマスの「不誠実」を声高に非難する箇所な
どを読むと、今やデリダの方が愚直なほど律儀な言語行為論者と化したかに
見えるのだ。参戦者に反転・逆説を余儀なくさせたこの論争自体が、脱構築
的言語行為論の模範演技であったと言えるだろう。
高橋哲哉、増田一夫、宮崎裕助訳。
法政大学出版局 3700円
●評者・三浦俊彦 (和洋女子大学助教授)
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20030216ii11.htm
なんでサイエンスウォーズが出て来るんだよ? 意味不明
175 :
考える名無しさん :03/02/19 01:05
どちらにしろ面白そうだね。
H. C. pour la vie, c'est-a-dire… なんじゃ、この妙なタイトルは...注文しちゃったぢゃないか。
177 :
考える名無しさん :03/02/19 09:48
デリダとサールのガチンコ対決 → サールはデリダの過剰反応にあきれかえる → デリダは妄想をふくらませてますます仮想敵を増やす → 悪循環 ってな感じ?
猿?
煽り叩きは”哲学”の華ってやつか
ラ・サール石井 Vs 東浩紀 日本で代理戦争突入へ
181 :
考える名無しさん :03/02/19 14:22
三浦は分析哲学者だから あんな書評なんだろうな
脱構築を解りやすく説明して下さい。
184 :
考える名無しさん :03/03/09 22:48
うーーーーーん、脱構築とは、つまりね・・。ピンポーーーン あっ! 宅急便だ!
>>184 ありがとうございます。
目から鱗が落ちるとはこのようなことを指すのですね。
186 :
考える名無しさん :03/03/09 23:11
全然違うよ ジ サ ク 君
187 :
考える名無しさん :03/03/09 23:18
188 :
考える名無しさん :03/03/09 23:21
185はむじつなのだ。
189 :
ピエール栗原 :03/03/10 08:43
プ〜(^ε^)
(^^)
191 :
考える名無しさん :03/03/13 21:01
192 :
考える名無しさん :03/03/14 18:56
( ゚д゚)ポカーン
193 :
考える名無しさん :03/03/14 22:07
デリダを読むって買いですか?
194 :
考える名無しさん :03/03/14 22:43
>>176 のタイトルのH.C.はHelene Cixousのことだた。
まだ届かないけど、紀伊国屋にはあった。
シクースがこの前デリダ論を書いたから、そのお返しかな?
>>193 デリダ論集なら、『デリダと肯定の思考』がおすすめです。
197 :
考える名無しさん :03/03/15 18:35
age for Derrida
デリダ
199 :
考える名無しさん :03/03/20 18:11
実は日本人なんだよデリダって
あぼーん
>199 うっそだぁ〜〜〜〜!
私の肛門よ!お前のはすでにデリダによって脱構築されてしまった! お前の生きる価値、それはすでに肛門が肛門であるための黄門さま〜〜〜!! この印籠が目に入らぬか! ツァラトゥストラはこういった。
(^^)
あぼーん
205 :
考える名無しさん :03/04/21 22:16
「書く」こととでしか、存在を出すことができないの? 「言う」ことでは、駄目なの? 教えて偉い人ー。
206 :
考える名無しさん :03/05/10 05:33
「言う」ことでもいいよ。でも「言う」ことのうちにも「書く」ことの構造 が含まれているというのが、デリダの主張。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
208 :
考える名無しさん :03/05/22 06:57
age
209 :
考える名無しさん :03/05/25 19:24
f
210 :
考える名無しさん :03/05/25 20:45
デリダ。こいつは馬鹿。 もっと分りやすく書け
>>210 何を読んで言っているの?
デリダは訳が悪いのが多いから気をつけよう。
212 :
考える名無しさん :03/05/26 15:08
>>211 勘違いレスだよ。
「デリダ。こいつは馬鹿。」
というinscriptionがわかりにくいのだ
213 :
考える名無しさん :03/05/26 18:54
214 :
考える名無しさん :03/05/26 18:56
デリダってだりだ? 既出だったらスマン。
215 :
考える名無しさん :03/05/26 19:25
216 :
考える名無しさん :03/05/26 20:08
なに読むの入門
あぼーん
218 :
考える名無しさん :03/05/28 17:16
219 :
考える名無しさん :03/05/28 23:36
デリダの政治学は全然、夢の枯れ野じゃないが
221 :
考える名無しさん :03/06/01 16:15
6月22日発売 定価(本体3800円+税)四六判 ハーマン・ラパポート/港道 隆・檜垣 立哉・後藤 博和・加藤 恵介 訳 《叢書ウニベルシタス753》 ハイデッガーとデリダ 時間と脱構築についての考察 ISBN4-588-00753-X C1310 ハイデッガーとデリダの関係を「時間」と「言語」に焦点を当て解明する野心作。 両者のテキストの精細な読解を通して、ハイデッガーの思惟の変遷を辿りつつ、 その一方でデリダのハイデッガーに対する評価の妥当性を検証し、西洋形而上学 の「破壊」を試みたハイデッガーの先駆的思考を相続しながらも、デリダが異質 な境位を用いて行く必然的な展開を描き上げる。
あぼーん
イラクに関してハーバーマスと共同声明出してるんだね。 敵対するあの二人がって事で、ちょっと興奮。
あぼーん
実は私、何をかくしましょう、derrida jacques です。 誰か『友愛のポリティックス』Politiques de l'amitié読んでない? 『滞留』Demeure. Maurice Blanchotは?
あぼーん
228 :
考える名無しさん :03/07/20 01:45
デリダは詐欺師w
あぼーん
230 :
考える名無しさん :03/07/20 01:50
231 :
考える名無しさん :03/07/24 05:02
デリダはあほ。
232 :
考える名無しさん :03/07/24 10:05
デリダは怪物どすえ
あぼーん
234 :
新刊:ナンシーの絵画論 :03/08/04 19:25
『訪問:イメージと記憶をめぐって』 ジャン=リュック・ナンシー著 西山達也(にしやま・たつや)訳 松籟社 本体2600円 20cm 150p 4-87984-225-7 / 2003.08
235 :
考える名無しさん :03/08/04 22:45
松浦亜弥とデリダに関係があるって本当ですか!!?
/⌒ヽ / ´_ゝ`) すいません、通りますよ・・・ | / | /| | // | | U .U
_, ._ ( ゚ Д゚)<ごめんなさい。気付かなくて、はいどうぞ
238 :
考える名無しさん :03/08/24 18:36
脱構築ー。
239 :
考える名無しさん :03/09/05 01:10
来週のフジ木曜24:35〜の「お厚いのがお好き」で 「グラマトロジーについて」が紹介されるらしい。 デリダの思想をどこまで簡単に説明してくれるか楽しみ。
240 :
考える名無しさん :03/09/05 02:09
241 :
考える名無しさん :03/09/05 02:12
>>239 ああ それみてたw
次回どうなるんだろうねぇ
この番組ではたびたびデリダが例として名がとりあげられていたよね
フジ木曜24:35〜の「お厚いのがお好き」で 「グラマトロジーについて」age
243 :
考える名無しさん :03/09/12 00:48
どんな内容だった?
柔道延びてこれからでしょ
かつてあったいいお風呂 差延
247 :
考える名無しさん :03/09/12 01:49
俺は、イイお風呂が過去のある瞬間にあったこととは思わない。 お風呂の一連の物理化学的状態変化の状況が連続的刺激をひきおこしつつ、 現に変化しつつある快感集合を体現したのが、イイお風呂なのだと思うが、 如何に??
248 :
考える名無しさん :03/09/12 01:54
勿論自分の体調とかもあったわけだし
249 :
考える名無しさん :03/09/12 01:54
>>247 でもそれだと、どの瞬間からどの瞬間までが「いいお風呂」なのかっていう問題が出てくるやん。
250 :
考える名無しさん :03/09/12 01:55
長風呂すれば見当はつく
251 :
考える名無しさん :03/09/12 02:15
本の終焉は、ある種の暗闇定理である。 例えば、4つ二進表現、0001、0010、0100、1000があったとき、これを 真っ暗闇での4燈信号に置き換えてみよう。 これは無限の0が敷き並べられた中に、1つだけおかれた1であり、区別 が出来ない。また、0101と1010、0011と0110と1100、についても同様 である。 しかし、1001は明らかに他と区別出来、1011と1101の識別も可能であ る。 本の終焉もこの延長上にある。
252 :
考える名無しさん :03/09/12 02:18
253 :
考える名無しさん :03/09/12 19:49
荒らしってなんですか?
255 :
考える名無しさん :03/09/12 19:57
インポのルサンチマンです
それは何ですか?
257 :
考える名無しさん :03/09/12 21:05
おまえだよ
258 :
考える名無しさん :03/10/03 21:46
灰はどうだったの?
259 :
考える名無しさん :03/10/14 22:18
灰はどうだったの?
260 :
考える名無しさん :03/11/11 02:23
ageeee---!
261 :
考える名無しさん :03/11/11 02:23
助けて
よし、助けよう、ポンッ!
263 :
考える名無しさん :03/11/12 13:51
「友愛のポリティックス」はみなさん、もう読みましたか?
264 :
考える名無しさん :03/11/15 05:57
講談社 現代思想の冒険者たち Select デリダ 脱構築 高橋 哲哉 1500円 ちょっと酷すぎる。おまえはヘーゲル主義者か?
265 :
考える名無しさん :03/11/15 08:40
266 :
考える名無しさん :03/11/18 17:17
コーラ プラトンの場 ジャック・デリダ 著 守中 高明 訳 判 型:四六 予定頁数:130頁 ISBN:4-624-93252-8 予定価格:1,800(税抜) 《ポイエーシス叢書52》。「コーラ」──「場」を意味するこの語 が、世界の起源、宇宙の生成をめぐるプラトンの後期作品『ティ マイオス』において、特異な思考を展開する。感性的なものでも 叡知的なものでもなく、メタフォールでも字義通りの指示でもな く、これでもなくあれでもなく、かつこれでありあれであるもの。 パラドックスとダブルバインドをいかなる水準でも還元しないそ のポジションなきポジション「コーラ」を、ジャック・デリダが読み 解く。二項対立を避けつつ否定神学をも斥けるという、困難な 隘路を縫うようにして進むとき、そこに留保なき唯物論の場が 拓かれる……。『パッション』『名には触れずに』と並んで《名につ いての試論》三部作のひとつとして1993年に刊行された本書 『コーラ』──その射程は、哲学的議論のフィールドを越え、社 会的・政治的思考(近年のデリダによる「歓待論」など)や、フェ ミニズム(クリステヴァの「コーラ」概念把握との差異)、さらに は、建築(アイゼンマン+デリダ「コーラル・ワークス」、磯崎新 〈間〉)の分野へも広がりを見せる。プラトン読解において展開さ れたその鋭角的かつ忍耐強い思索は、〈場〉をめぐるあらゆる思 考と営為に影響を与えて止まない。その事件的哲学書、ついに 邦訳到来!
あぼーん
268 :
考える名無しさん :03/11/18 23:17
差延の果てには意味なんて何もないよ〜ということは、 僕らが読んだりして、なんとなく、 解かった気になっているのってどういうことですか? 意味がないならデリダ先生の発言にも意味がないってことですか?
269 :
考える名無しさん :03/11/18 23:22
そうです。 あえていえば、無意味という意味 をデリダ先生は言いたいのです。 くだらね。
270 :
考える名無しさん :03/11/18 23:25
ほほう。 でも信者はうようよいるよねぇ? その信者にとってはありがたい意味のある書物なんだろね。 デリダ先生の意に反して。 詭弁チックで面白いけど。 漏れは、今日はじめて授業でデリダ先生の思想に触れただけなんで、 書いてることむちゃくちゃかもしれないけど、こんな感想を持ちました。
271 :
考える名無しさん :03/11/18 23:47
つーか。デリダはたんに意味のあること言ってるだろ。 どれでもいいからデリダの本なんかちゃんと読んでみろや。 哲学の先生としてすごく優秀だから。 無意味の思想とか、くだらねーこと言ってんじゃねーよ。デリダと何のかんけーもねーよ。
272 :
考える名無しさん :03/11/18 23:54
と知ったかぶりしておりますw
あぼーん
274 :
考える名無しさん :03/12/07 00:12
デリダは、たとえば「1+1=2」をどのように捉えているのですか? 差延ですか?
算数に興味なさそうだよな。デリダって
276 :
考える名無しさん :03/12/13 06:20
卒論に脱構築を匂わせるような表現をしてもOKですか?
277 :
考える名無しさん :03/12/13 07:15
算数にしか興味ないと思ってたけど、特に初期デリダ。
278 :
考える名無しさん :03/12/13 08:02
日本のデリダ読みが 実践に移るとなぜああも滑稽になるのか? 高橋哲哉は極端にマッチョ化し、 東は馬鹿みたいになっている。
>>274 まさに差延でしょうな。その記号表記の意味をわれわれは理解している
もの、としてやっていく訳です。
>>278 その二人は師弟関係だし。
ほかにもいるだろ
鵜飼も高橋化したら嫌だな。 既になってるか・・・
鵜飼は弔鐘出すまで認めん けど出したら大絶賛
鵜飼は翻訳の仕事掛け持ちしすぎ。
284 :
考える名無しさん :03/12/23 00:33
1982年にでた現代思想のデリダ読本を持ってるんですけど、 この中のGlasは抜粋とありますが、どの程度省かれているんでしょうか?
>>284 それみたことないけど、たぶんほんの一部分だと思う。
日本に行きたいです
>>285 そうですか。どうも。
批評空間に訳出されたものは
全体のどれくらいか分りますか?
三分の一くらいでしょうか?
240 :吾輩は名無しである :02/12/18 21:17 ぐら、連載終わっちゃったけど、単行本にはならないのかな? 今のところ全く話しを聞かないが、とは言えぐらを訳すのは相当な困難だわな。 241 :吾輩は名無しである :02/12/18 21:39 連載分でもまだ、全体の五分の一も訳せていないんじゃないかな。 仮にあのまま連載が続いていても十年ちかくかかる計算だったから。 まして単行本になるのはいつのことか、、、、、 242 :吾輩は名無しである :02/12/19 06:28 ぐら、一回の連載20*13回分=日本語訳でおよそ260ページぐらいすよね。 それでも、まだ全体の1/5なんすか? そしたら、邦訳では1000ページ越えちゃうよ。凄いね。
鵜飼の新著買う奴おるか? 買ったらどんな内容だったか教えてくれ。
コーラについてならデリダやクリステヴァより ペンダグラストの方がオススメ。
デリダ デリダ〜♪ デリダ デリダ デリダ〜ア〜!
294 :
考える名無しさん :03/12/30 02:12
新刊あげ
あぼーん
296 :
考える名無しさん :04/01/11 03:12
今回出る『マルクスと息子たち』は未訳の『マルクスの亡霊たち』 への批判に応えたものなんですよね。なんか順番が変ですね。
297 :
考える名無しさん :04/01/11 04:17
>>296 増田が糞。
あいつは散種もストップさせている。
『時間を与える』はいつになったら出るんだろ
増田うんこうんこ何年かかってるんだよー 毎年毎年だすだすって言ってでねーじゃんかよ。 そうこうしているうちに原書で読めないけどそこそこになっちゃったよ。
その一方で増田の弟子達が着々と翻訳を出し始めている
いまさらだが、De quoi demainを読んでて、面白い。 「後期」デリダは何故ああいうスタイルに変わったのか、とかいつか刺傷空間で 議論があったけど、やはり国内の仮想敵や戦友が次々にいなくなってしまった ことは大きいんだろうな。 "Evidemment, chance et necessite, ce fut une epoque heureuse ou se croisaient tous ceux qui s'interessaient a des differences micrologiques, a des analyses de textes tres raffinees. Grand nostalgie. Je reste inconsolable, vous voyez ..."
デリダは論争家だったからね… ドイツの論争家ハーバーマスとの共闘も必然かも。
303 :
考える名無しさん :04/01/12 17:46
sabishinnbo
304 :
すいません :04/01/24 17:50
緊急質問でう. 高橋哲哉が『デリダ』(講談社)で「代補」について解説している86−87頁で デリダ『グラマトロジーについて』から引用しているのですが, 『グラマト』の何ページなのかわかりません! つかぜんぜん見つからないのですが・・・・・・ 引用↓ 欠如ではなく充実が,差異無き現前が存在するはずだっただろう.したがって, 危険な代補〔…〕は,幸福で無垢な現前に悪と欠如として外部から 付加されるべくやってくることになる. (略) 代補性の論理では,外部は内部であり,他者と欠如はマイナスに置き換わる プラスとして付加されるべくやってくるのであり(略) 欠損は内部の 外部としてすでに内部の内部に存在する (略) という感じです. お願いします,教えてください!<m(__)m>
あぼーん
306 :
すいません :04/01/24 19:07
ありました. 下巻141ページでした.おさがわせしました.
307 :
☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/24 20:50
d
訳者さん、岩波書店さん新刊乙ー! 買ってないけど・・・
309 :
考える名無しさん :04/01/31 15:07
亡霊の前に息子かよ 日本の翻訳事情っていびつだな
亡霊は原書が出た当時から翻訳しはじめてたらしいが、未だにでてない。
311 :
考える名無しさん :04/02/02 01:50
國分は増田の学生では? 情けない師匠だ
増田の亡霊たち 増田の息子たちが増田の遺産を継承する。 増田という名を改築(リフォーム)する。 ジャストのお部屋改造っていつも思うけど、見た目はいいんだけど、使い勝手悪そうになってるよね。
改築とリフォームは別だぞ。
314 :
考える名無しさん :04/02/04 16:49
315 :
考える名無しさん :04/02/18 13:42
このスレって単なる新刊案内?
新刊案内・・・それはつまり他者への応答だ! 新刊情報を知りたがっている他者の為に、この責任があり続ける限りこのスレはのびるのだ。 そしてこのレス・・・ レスという言葉について考えてみよう、レスこの言葉には多重な仕掛けが施してある。 応答=責任性・・etc・・・こんな戯れしてもしょうがねー
317 :
考える名無しさん :04/02/19 22:03
つまり、2ちゃんねるは正義なのでつね!!!
318 :
考える名無しさん :04/02/20 00:46
デリダは癌になったらしいね。
まじか?
やっと全集が出るよ、うれしいね(学者にありがちな態度)
こーら今月出るとかいってるけど全然そんな気配なしだよ
>>320 でも実際はデリダが死んで影響力が低下して学者が困るんだけどな。
322 :
考える名無しさん :04/02/21 00:35
おい、きたろー じゃなかった、 おい、おまいら、 井上達夫のデリダ批判に応えてくらはい
323 :
考える名無しさん :04/02/21 00:36
それは、どういう批判?
324 :
考える名無しさん :04/02/21 00:39
そんなことも知らんのか? ある意味ありがちな批判なわけだけど、『法の力』なんかは結局、メタ倫理学の歴史に 照らして見れば陳腐な非認識説にすぎないだろ、つーことっぽい。
おりは、『普遍の再生』の前書きでチロッと書いてたのを覗いただけなんだけど。
326 :
考える名無しさん :04/02/21 01:22
なんか、縄張り意識むきだしやな〜。「法の力」というタイトル みただけで過剰反応したって感じ・・・。
327 :
考える名無しさん :04/02/21 02:10
>>326 反応するに値しない、つーことでヨロシイか?
328 :
考える名無しさん :04/02/21 11:53
デリダを仏語原文じゃなく、日本語訳でもなく、英訳で読む意味はあるんですか?
>>326 批判的合理主義を如何にして脱構築で超えるかということを認識していないのですね。
>>328 私は仏語はあんまり出来ないので英訳で読むことが結構ありますよ。
意味があるかどうか判断できませんけど・・・
330 :
考える名無しさん :04/02/21 12:49
>>329 みたいなバカは別にどうでもいいけどさ、井上達夫の批判ってのは要するに、
合理主義(合理性、理性)が脱構築できるんやったら、なんで正義も同じように脱構築
できないんや?
つうことなんでしょ。
331 :
考える名無しさん :04/02/21 13:02
井上達夫のデリダ批判てのは、要は「ベタ」な批判なわけなんだけど、 逆にメタ倫理とか正義論の展開から見れば、たしかに『法の力』なんてのは それ自体がベタ以外の何ものでもないわけで、そこんとこどーなの? 教えて、偉い人!!
デリダのいう正義は、 法や規範に照らして正しいとする「正当性」や「合法性」 とは違う正義だからね。 つまり法を脱構築したときにはじめて問われる正義。 あくまで単独的な決定の正義が問題になっている。 この正義こそが社会を変えるし歴史を動かしていく、 というスタンスをとっている。 法学者はベクトルが逆でしょ。 単独的な正義を否定してその亀裂をどのように 実定的な法や規範(社会システム)で管理するかを 考えている。
333 :
考える名無しさん :04/02/21 14:04
>>332 そりは話をあまりに単純化し杉ちゃうの?
デリダだって、一面では正義が法と分離不可能だということは認めてるでしょ。
じゃなきゃ、法を脱構築して正義が現れ出る(あるいは透かし見える、あるいは
何でもいいけど)保証すらないわけだし。
だから、「単独的な決定の正義」とゆう場合の「正義」てのが何なんだ、ってことに
なるわけで、そうした場面でデリダが他者だの歓待だのを持ち出すのは重要な論点
だとは思うけど、
それにしてもあまりにベタすぎ、という感じもあるやろ。
デリダの本がいつも誰かの読解に基づいていることが見逃されがち 法の力だとベンヤミン
>>333 単純化と言われれば、確かに単純化でした。
「単独的な正義」というは法の脱構築可能性から
消極的にあぶり出されるようなものでしかないから。
なので、法を通して正義を考えなければならない(つまり両者の
分離不可能性です、おっしゃるように)点は変わらない。
ところで「ベタ」とはいうけれども、どう「ベタ」なのか。
ベタなのであれば、過去に何度も繰り返されたはずの
お決まりの議論だということを言っているわけだよね?
そんなにベタならデリダなんてわざわざ持ち出す必要なし
ということ?
336 :
考える名無しさん :04/02/21 14:24
>>335 おり自身はデリダの良き読者ぢゃないもんで、デリダに関してどういった議論がされてるのか
よく知らないんだけどさ、ただ議論としては恐らくありがちなもんやろ?
デリダの正義論については、やっぱ法学者(あるいは倫理学者)の感覚からすれば、
今までさんざあれこれ議論してきた問題について、今さらすかしたこと言ってんじゃねえ、
という気持ちはあるんやろ。
337 :
考える名無しさん :04/02/21 14:32
もちろんそれは、縄張り意識、ってことにもなるんだろうけど
338 :
考える名無しさん :04/02/21 14:36
だから結局、デリダ派がきちんとした井上達夫批判でもやればええんや。
>>336 こちらも専門は社会科学なんで、フランス語でちゃんとデリダを読んでる人から
すれば、重要な論点すっとばしているおそれはあるんだけれどもね。
中山竜一『二十世紀の法思想』の明快な記述を読む限り、近年の
法学研究においてデリダの『法の力』が持った影響は小さくなかった
ことがよく分かる。これは歴史的には『法の力』が単にベタな議論では
なかった、という事実を示しているのではないかな。
まあ、その辺から井上達夫批判も考えてみるということで(w
340 :
考える名無しさん :04/02/21 14:50
たしかにデリダの正義論てのは影響力もあるんだろうし、重要な論点を出してもいるとは 思うんだけど、あまりに陳腐な読み方をされかねないという危険も大きいと思うんだよな。 そういえば(話は変わるが)、東浩紀はどっかでロールズ批判みたいなことやってたっけ?
341 :
考える名無しさん :04/02/21 15:09
memoire d aveugle について誰かひとこと。 言ってみろって!馬鹿どもが!
342 :
考える名無しさん :04/02/21 15:11
自分は言わないの?
デリダが専門でないのはよくわかったけど、それにしてもここまで 饒舌で、断定的な言い回しをされると言うべき言葉もみつかりません。 そのようなことこそまさにデリダが対象としていた問題点であって、もう少し デリダの仕事を知ったならばこのような議論がどのようなものかがよくわかると 思うのですが。生意気言ってごめんなさい。
デリダが専門でないのはよくわかったけど、それにしてもここまで 饒舌で、断定的な言い回しをされると言うべき言葉もみつかりません。 そのようなことこそまさにデリダが対象としていた問題点であって、もう少し デリダの仕事を知ったならばこのような議論がどのようなものかがよくわかると 思うのですが。生意気言ってごめんなさい。
345 :
考える名無しさん :04/02/21 15:19
>>341 批評空間にむかし美術史の奴の批判が載ってた
もっともだと思う
デリダは美術関係が苦手な気がする
347 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/21 18:33
デリダは語源学的なものを否定しているけども いくら戯れだといってもやっぱ語源学的な言葉の多義性をスキルにしてるわけで その部分は最初から最後まであって、しっかりハイデガーの遺産継承者だよな。 で、それがストラテジー的なスキルだとしても これだけ語源学的な方向性を随所に見せてしまうっていうのは やっぱ「原初に真実ありき」みたいなニュアンスを与えられるところが どうもいまひとつデリダを支持できない理由であったりする。
それに長すぎるし、多すぎるってとのあるよね。書いたものが。 それも戦略的なもであることもわかるんだけど。 幾らなんでも多すぎて・・・
349 :
考える名無しさん :04/02/21 18:42
350 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/21 18:51
さて、
>>347 への鋭い批判募集中!
(デリダならうまく批判するだろうなあ)
>>347 読みのレベルが低すぎ、ってことだろ。
幾らでも馬鹿な読み方はできるわけで、勝手にやってれば。
353 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/21 22:37
どなたか鋭い批判をお願いしたいのですが・・・ (自己批判できるといいんだがなあ) (それから批判と非難は違うんでよろしく)
>>ノマド 「劣悪なものの批評不可能性」 by アドルノ
355 :
考える名無しさん :04/02/21 22:41
それなりのレベルに達しないと、やっぱり批判はしてもらえないと思うけど。 (これは一般的なアドバイス)
儀礼的無関心
わろt
358 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/21 23:06
>>347 を少し言い換えてみましょう。
「儀礼的無関心」という名の関心に応答するふりをしながら。
ヴェニスの商人アントーニオのように。
さて、デリダの思想には「原初に真実ありき」はない。
彼のグラマトロジーや脱構築は「始原」を脱臼させるのだから。
ただ、言葉の語源を参照しながらの脱構築的読解は
どうしても語源学的な方向性をもってしまう。
いくらその多義性が「散種」としてのエクリチュールだとしても。
で、デリダのストラテジーはアンビヴァレンツなところがある。
デリダの主張するダブルバインドというのではないところの―。
つまり、「始原」を脱臼させつつもその「始原」に囚われているような、
あるいは「始原」を否定しつつも(絶対的な始まりなどない)、
やはり「始原」を求めるデリダの欲望は強いな、と感じられる。
>>358 覚えたての修辞ばかりちりばめて実は無内容な文章の典型ですね。
>>360 きみには「覚えたての修辞」にしか見えんだけだ。
358は3行目を除いて常識レベルの言葉しか使ってないな。
362 :
考える名無しさん :04/02/22 00:54
ノマドさんが言ってるのは、 起源を否定しても結局「痕跡」とか設定してるじゃん?みたいなこと? 起源を痕跡に摩り替えただけだと。
363 :
考える名無しさん :04/02/22 00:58
>>358 が言ってるのは、ある意味でマトモなんだけど、あんまり意味はない。
てゆーのは、「始原」を、例えば「ハイデガー」に置き換えてもいいわけで、
ハイデガーに「儀礼的無関心」を払っても哲学はできる、ということはあるわけよ。
デリダはノイズでしかない。
365 :
考える名無しさん :04/02/22 05:09
366 :
考える名無しさん :04/02/22 10:00
>>358 無神論は神を前提しているみたいなタイプの話は耳タコだよ。
しかも、この古いやり口に乗っかって言ってるレベルが「こいつ、神を否定
してるから、神を気にしてるんだよ」程度じゃねw、2ちゃんねるの荒らしだっ
てよく使う言い回しではないかい?
>>358 そもそも「始源」を否定することと「始源」を求めることとは
両立しえます。なぜなら「始源」を否定するには
否定すべきものとして「始源」がその度に必要になるからです。
だから「始源」を否定したいのなら、その分「始源」への欲求は
強くなければならない。
368 :
考える名無しさん :04/02/22 14:51
講談社の現代思想の冒険者たちシリーズ、高橋哲哉の『デリダ』ってものすごく よくできてますよね。 これ名著ですか?
いや読んだんだったら、自分で判断したら・・・ 今のデリダに対する記述が少ない気がするけど、日本語で書かれているものでだったら良い本だと思う。
370 :
考える名無しさん :04/02/22 15:15
そんじょそこらの専門書がばかばかしく見えるくらい名著だよ。
371 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/22 18:18
>>362 うーん、少しニュアンスの違いがあるんですが・・・。
デリダが「始源」に「痕跡」をもってきたのはよく理解できるし
デリダの思想自体にはほとんど文句はないといってもいいぐらいで。
ただ、彼の表現形式における語源学的挙手を時折揶揄したくなってしまう。
例えばニーチェ論で「私は私の雨傘を忘れた」という言葉で戯れるところ。
こういう部分は註で触れるだけで充分じゃないかと。
>>367 >「始源」を否定することと「始源」を求めることとは両立しえる。
>なぜなら「始源」を否定するには「始源」がその度に必要になるから。
>「始源」を否定したいのなら、その分「始源」への欲求は強くなければならない。
なるほど、納得です。もやもやしてたものがかなりすっきりしました。
とても聡明なレスをありがとう。
>>371 その気持ち少しわかる。少しやりすぎなんだよね。デリダは
374 :
考える名無しさん :04/02/26 10:59
ハイデガーに関する『アポリア』での議論なんかでも、デリダの動物論てのが大きな ポイントになってるわけだけど、この問題について詳しいやつ語ってくらはい。 (コジェーヴ的な「動物化」論なんかよりずっと面白いと思うんだが。)
>>374 いきなり「語ってくらはい」じゃなくて、もーちと何か言ってよ。
ネタ振りとして。
まずは『来たるべき世界のために』に入っている「動物たちへの暴力」の章
でも読む?
376 :
考える名無しさん :04/02/26 16:55
>>375 スマソ
でも、おいらは文献とかも良く知らないので。
とりあえずはルディネスコの本を読んでみるずら。
>>375 というか、『アポリア』を読む限りでは、「もーちと何か言ってよ」というのは
デリダ自身に向って言いたいのだが。む〜
378 :
考える名無しさん :04/02/26 19:07
>ノマドさん >デリダが「始源」に「痕跡」をもってきたのはよく理解できるし この部分、 デリダが「始源」のグラフィックに 「痕跡」のグラフィックをもってきたのはよく理解できるし と言い換えてもいいと思う? はじめ、について考えるな、ってことがよくないなら、 何かを仮説的に措定するしかないのだとしたら、 その位置に別のものを持ってくるしかないとしたら、 デリダのように痕跡なら痕跡をもってくるのは誠実といえば 知的誠実さの一つではないかということができる。 もちろん、何もなかったというのも一つの立場だし、 痕跡ではない別のものをもっともらしく語るというのもそうだし、 そもそもその種の知的誠実さがなんだい!てな立場すら ありえなくもないわけです。そのあたり、ぼやきも含め、 改めてどうお考えになりますか?空位になってる場所に対し、 空白でいいとするのか、充足させるべきだとするのか、はたまた、 という。しつこいようですが。
「知的誠実さ」よりももっと根底的な批判であると思うけど。 「根源」を見出す思考は誤謬であっただけでなく、ある種のイデオロギーすら 持っていたわけで。そのような思考を無効にしたのが、「痕跡」であって まさに認識はここから新たに始まったというような印象を持っています。
380 :
考える名無しさん :04/02/27 02:50
通りすがり様、ありがとうございます。 お聞きしたいのは、 始原の場所で、始原に、痕跡が取って代わっただけだ、 名前と役割がかわっただけにすぎない。 難しいことを言って煙に幕に過ぎない。 たんに、そこに定位するものの名称が移り変わるだけの話。 デリダのあとに何がきても同じ。 デリダは始原の場所を問うた点だけが新しい。 始原なき後で、今度は痕跡が始原の役割をいやいやながら 担うはめになることもある。なんとなれば、始原の否定に 伴う痕跡の捏造こそ、予め始原の名称と役割とを希求して いる以上、事態も認識もなんら変わらず、意匠だけが代わった。 私はこのような返答は結構しつこく後からきたし、これからも くるだろうと思っているのですが、そのあたりいかがお考えですか。
>>380 どうでもいいじゃん。
誰に対しても仕掛けることが容易な詭弁だろう?
「強い」哲学者しか読んじゃいけないわけでもなし。
重要なのは意匠ではないと、その批判者が本当に思っているのなら、
プラトンに依拠して中世以後を意匠とみなしてもいいし、
カルテジアンに徹してカントの革命とやらを叩いてもいい。
トミストでもいいんじゃないの?
そういう応答者は、デリダが痕跡と言った背景に興味がないのだろうし、
「名称にすぎない」などと単純に言えなくするための哲学に
相変わらず俗流唯名論で批判しているだけ。
言われるたびにデリダが問題にした事柄について説明すれば?
382 :
考える名無しさん :04/02/28 00:45
ルディネスコとの対談本つまんねー 慎重なだけで内容なさすぎ 金返せ〜(泣) もうおまいらにはガッカソだ
384 :
考える名無しさん :04/02/28 00:57
>>375 で「読め」とか書いてるから買ったんだよ!!!
バカヤロ
385 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/28 01:15
>>380 さんのような危惧は
すでに
>>379 さんのレスで氷解されてしまうのでは。
「痕跡」は(代補や差延や散種も)デリダによれば「概念」ではないから、
>>378 さんの
>そのあたり、ぼやきも含め、改めてどうお考えになりますか?
という言葉に甘えて、少し(あえて再び)ぼやいてみようかな。
めんどくさいので取り急ぎのイメージでざっくり書きます。
(「イメージなき思考」についてはエポケーで)
386 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/28 01:16
わかりやすくするためデリダとドゥルーズを対比させてみます。 デリダが「始源」に「痕跡」を持ってきたように、ドゥルーズもまた 「始まり」には常に既に「反復」があり「差異」があると言いましたが、 両者ともにロゴス中心主義や形而上学に対し同じような批判をしながらも メスの入れ方はかなり対照的だと感じています。 デリダの読解が一定の言葉に執着していく慎重な戦略をとるのに対し、 ドゥルーズの場合はかなりザックバランに概念を提出してくる。 デリダは留保に留保を重ねもはや概念ではないキーワードを ドゥルーズは「哲学とは概念の創造」だとして投機し、実験にかける。 で、どっちが良いか悪いかという議論ではないのですが、 両者をこのように(乱暴に)比較した場合に、 デリダの視線は「過去」への志向性があるのに対し ドゥルーズの視線には「未来」への志向性があると感じる、 まあ、こういう漠然とした感じを持っているわけでして。
>>384 おいおい、
>>375 は「読め」とは言ってないぞ。
「読む?」と誘っているだけで。
あと本ぐらい自分の責任において買えよな
人のせいにしてないで。
388 :
考える名無しさん :04/02/28 12:04
>>387 偉そうなゴタク並べるなら、ちゃんと批評しれ
389 :
考える名無しさん :04/02/28 14:40
どうでもいいが、ルディネスコてあんなに馬鹿だとは思わなかった
『来たるべき世界のために』はオレもつい買ってしまった罠 フランスてのは呑気なもんやね
中山元のポリロゴスで原書が出たときに不評って書いてたな。 フランスでも人気ねーんだな。この本。
>>392 人気ないどころか、文庫版が出るほど売れまくりだよ。
394 :
考える名無しさん :04/02/28 19:51
フランスてのは呑気なもんやね
デリダの本ならどんなものでも仏でも米でも日でも売れるだろ
日米仏みんなミーハーなのね。デリダだったら売れるなんて・・・
まぁ大量消費を支えているのはミーハーでこれは世界共通。 ただ思想の分野で「新刊が出たら買う」という現象を引き起こせるのは やっぱ著者にそれだけの魅力と信頼性ががないと不可能でしょう奈。 ちなみにおれもデリダの本全部買ってるし、ミスチルのCDも全部買ってる。
398 :
考える名無しさん :04/02/29 00:04
別に売れてることをどうこう言うつもりはないんだけど、どんどん内容がスカスカになって きてるような感じが否めないんだがなあ。 これってやっかみなのかにゃ
399 :
☆キキ+キ゚Д゚♪#☆#FEヲc)gT‘ :04/02/29 00:35
なるほどね
おりゃぁ!
>>397 マジか!金持だなー『フィシュ』なんてよく買う気になったね。あれはかなりぼっただと思った。
>>398 スカスカ率が高くなってるのは確かだと思う。
って言うか本書きすぎなわけで、もっとケチケチしてくれたら、まとまった内容のある本が書けると思うのだが・・・
もう歳なのかな?『法の力』以来面白い本あんまないよね。
スカスカ率って・・・いまやデリダも74歳なわけだから。
78歳でロールズは『諸民衆の法』を出版したけど、スカスカじゃないよ。
スカスカなものばかり訳されているとも言えるけど。 2000年に出たナンシー論とか濃いよ。
『彼に触れる』ねー読んでないねー。 最近のものだと『死を与える』くらいしか読んでない。
406 :
考える名無しさん :04/02/29 13:55
L'animal autobiographique つうのは翻訳されないのか?
上で動物論がどうこう言ってたやつはそれを読まないとダメだよね。 でも翻訳されるって話は、過去スレ見ても出てないみたい。
408 :
考える名無しさん :04/02/29 16:00
このスレタイいいな ほかは暗いのばかりだからな
409 :
考える名無しさん :04/02/29 16:33
>>407 また偉そうなこと言ってやんの
どうダメなのか説明しれ
>>409 偉そうに聞こえた? ゴメンね。
デリダの動物論って言ったらふつうコレでしょ。
だからデリダの動物論に関心があるのなら、
コレ読まないとダメだと思ったワケ。
411 :
考える名無しさん :04/02/29 16:43
だったら初めにそれを言っちくり〜 ルディネスコの本買って後悔しまくりなんだよ〜 「旦那、こんなのもありまっせ」って、おまいらは一体、デリダ本を売り歩く あきんどか?
>>411 ルディネスコの本は対談集なんだから別にあんなものだ思うけど、
こっちの動物論は訳がまだ出てないからサ。
フラ語スイスイ読めるんだっ鱈いいんだけど。
413 :
考える名無しさん :04/02/29 16:54
ワラタ まだこうやって商品価値をつり上げようとするヤシもいるとは
『ポジシオン』は対談集だけど濃くない?
>>414 それはそうだね。でもそれ以上にあの日本語訳が濃いよねw
スカスカな対話を交してるヤシらもいるし
417 :
考える名無しさん :04/02/29 19:11
いーじゃん
418 :
考える名無しさん :04/02/29 19:13
つーか、「デリダ」スレだったら、「ポンッ!」てよりか「パッ!」てところや ないやろか
>>418 いかにもぴかぁ〜らしい発言。まあここ読んで必死に勉強してるんだろう。
420 :
考える名無しさん :04/02/29 19:38
デリダがローカルなものを避ける理由を教えてほすい。マジで。
421 :
考える名無しさん :04/02/29 19:39
あるいはサイードに批判されてる理由でも可、でつ。
『アポリア』(Apories:1996) 『滞留』(Demeure:1998) 『火ここになき灰』(Feu la cendre.1987) ↑面白かったわけだが。をまいら読んだですか?
424 :
考える名無しさん :04/02/29 22:26
>>420 「ローカル」てのはどういう意味で言ってんの?
426 :
考える名無しさん :04/03/01 01:22
>>423 そのあたりは良かったなー。
『友愛のポリ』は個人的にはイマイチだったが。
とりあえず次の邦訳は『コーラ』だっけ?
『友ポリ』おもしろくないの? 買おうかと思ったんだかやめるか
ワシはいま読んどるけど、面白いよ。特にシュミット論の部分。
429 :
考える名無しさん :04/03/01 10:13
おもしろい、おもしろくないってジュニアノベルズじゃないんだからなW
あぼーん
アマゾンで『マルクスと息子』ボロクソ言われているな。 國分ってそんなにアホなのか?批評空間でドゥルーズ論読んだときはよかったおぼえがあるけど・・・
432 :
考える名無しさん :04/03/01 12:19
>>421 サイード側の理由を考えた方がいいのでは?
その方が簡単で無難。デリダ読解は難しいよ。
433 :
考える名無しさん :04/03/01 13:36
アマゾンの書評は2chと同じで嘘八分ぐらいで見てればいいよ
『友ポリ』はシュミット中心だがもっとブランショを取り上げてほしかった。
ていうかサイード、どこでデリダを批判してたっけ?
「世俗的批評」とかゆう話じゃないの?
ジラールとデリダの関係について知っている方いますか? デリダがジラールに言及してる著作とか。
>>438 お!ホントストライクですね。ありがとうございます。
デリダがジラールについて言及しているものは知りませんか?
440 :
考える名無しさん :04/03/02 00:41
ちょっと思い出したが『ハイデッガーとデリダ』はどうだったんだろうか。
批判的法学研究のドゥルシラ・コーネルって興味あるんだけど、 仲正昌樹が絡んでるのでちょっと避けてきたんだけど、主にどのような事を言ってるの?
一つ言える。仲正はセクシスト。
443 :
考える名無しさん :04/03/04 19:14
『ハイデッガーとデリダ』は時間論に焦点を当てたのがいいと思うけど ただ論理展開が甘いというか突込みが足りないというか。。。
>>443 確かにそうだよね。
テーマの選択や問題提起はいいとこ突いてると思ったけれど、
いかんせんゴチャゴチャして読みにくい。
対象が対象だけに、もっと明晰に論じて欲しかった。
みすずに、 『デリダ、レヴィナスを語る 「彼と私は愛情と信頼を分かち合っている」』が載ってるらしいんだけど、 読んだ方感想ぷりーず。
>>447 読んだ。確かに、デリダ理解すごいね・・・。
まぁでもなんとなくコーネルの立場はわかった。ありがと。
449 :
考える名無しさん :04/03/12 00:14
『エコノミメシス』が4月に出るようだ。
マジですか?コーラは1月とか2月とかいわれたけど、まだでてない・・・
翻訳は誰? また駒場の誰かですか
452 :
考える名無しさん :04/03/12 10:13
てか、シルヴィアーヌ・アガサンスキーのキルケゴール論でないの? 彼女、デリディエンヌらしいんだけど・・・。
453 :
考える名無しさん :04/03/12 10:48
ベルナール・ポートラのニーチェ論「太陽の回転(?)」も ついに出なかったね。これからかな?
454 :
考える名無しさん :04/03/12 10:56
『声と現象』読んだひといる?
456 :
考える名無しさん :04/03/12 11:11
ほお・・・それは知らなかった。まあ、デリダはもてもてでしょうね。 哲学者の鑑だな。
エェーデリダの愛人!デリダ、それは倫理的じゃないヨォー 他者に対する歓待と男女の交際を混同してないかい? それとも、 「男女の交際はアポリアな問題系なのだ。ある女性と、付き合う事により、もう1人の女性を傷つけるのか、 それとも、2人同時に付き合うことにより、誠実ではない付き合いをするのか。これはアポリアである! アポリアなものの問題系を超えたところこそ正義なのだ! つまり、誠実な二股(三股、四股…n股)こそがあるべき男女の関係であるのだ。(今、私は男女と言ったか、男男、女女でもいい) だが、誠実な二股(三股、四股…n股)などありうるのだろうか、ありえないものをありえるものにすること・・・ そうそれは、常に未だ/既に到来しているもの、"来るべき"男女(男男、女女)交際なのた!」 とか言うのか!? あぁ俺って馬鹿だなーこんなこと書いて
>>457 disseminationとinvaginationを実践しているってどこかで言ってたよ
自分理論に忠実じゃん
デリダすさま爺
460 :
考える名無しさん :04/03/12 18:23
デリダ(・∀・)イイ! あそこもズルムケだ
>>458 ヴァギナに入れるって事ですか?
そして種蒔き?
しかも起源の父は源-痕跡としてのみ見いだされると。
dissemination=射精、invagination=挿入かデリダの思想がこんなにエロかったとは・・・
高橋哲哉が「法の力」以後を強調する理由がわかったよ。 奴はエロいのが苦手なんだね。
464 :
考える名無しさん :04/03/12 23:20
デリダにおけるエロスはイーメン(処女膜=婚姻)の頃から常識。
>>453 >ベルナール・ポートラのニーチェ論
「太陽の回転」ではなく「太陽の諸ヴァージョン」じゃなかったっけ?
>>450 『コーラ』も近い。130頁で1,800円とか。
あれ、今はジョスパンの恋人じゃなかったっけ
467 :
こんな事ばかりに関心が、 :04/03/13 01:49
ジャックの愛人(元?)がアガサンスキーでジルの愛人がクレール・パルネか・・・。 で、ジルの女房は有名なファニーだが、ジャックの女房って、誰だっけ・・・? それから、ジョスパンっての知らないが、何者?
468 :
考える名無しさん :04/03/13 01:53
エロスというよりは、反・男性中心主義だと思うが・・・。
>>457 ごくごくデリダ的な主題ですよ。
それなしにデリダを読んでもしょうがないわけで。
470 :
考える名無しさん :04/03/13 02:32
457はふざけているが、そんなにバカでもないな・・・。
だいたいデリダの一番弟子がスワップカップルだし
472 :
考える名無しさん :04/03/13 02:35
>>471 誰のことでしょうか? 一番弟子・・・。クリスティヴァの事かな?
474 :
考える名無しさん :04/03/13 02:44
デリダの一番弟子の二人組み??そんなのいない。。。
475 :
考える名無しさん :04/03/13 03:16
こんなのばっか くだらね
476 :
デリダの存在は大きい :04/03/13 03:17
デリダに影響を受けた人 クリスティヴァ、アガサンスキー、ポートラ、ナンシー、ド・マン、 マラブー・・ 相互影響 ブランショ、レヴィナス、
477 :
考える名無しさん :04/03/13 03:28
イエール学派って、もっといたっけ? F.ジェイムソン、H.ブルーム もデリダの影響化か・・・。現代のもっとも成功した哲学者とは言えるわな。。。
478 :
考える名無しさん :04/03/13 03:36
結局、ジャックの女房の名前は誰もしらんのね。。。そんな事どーでもいいか。 それもそーだな。
>476 ベルナール・ポートラはデリダのニーチェ論に影響を与えてもいるよ。 ドゥルーズ、リオタール、デリダ、クロソウスキー、ラクー=ラバルト、 あとコフマンなんかもいたスリジー=ラ=サルでの発表に確か出席してた。 でもポートラってそういえば邦訳ないんだなあ。
ポートラはなぜかエチカの仏訳者に。
>>479 ベルナール・ポートラのニーチェ論は部分訳が(かなり)昔の「現代思想」に
載ってたよ。たしかニーチェ特集だったような。。。
>>467 仏の元首相、この前の大統領選で惨敗して隠退したが、復帰するらしい(もうしたのか?)
>>477 イェール学派ってジェフリー・ハートマンやバーバラ・ジョンソンもそうでしょ
モーニング娘ほど脱構築を実践できてる人たちはいないですね。
散種も実践してるしな。
>>454 読んだよ。細かい批判はよくわからんけど。
質問スレだとデリダ関連はレスされにくいようなのでココで聞きます。 脱構築というのは、大きくみれば弁証法の一種といっていいのでしょうか?
>>487 どうしてそのような疑問が湧いたのでつか?
>>487 理解している範囲で答えてみると、
弁証法とは別物だと考えたほうがいいけど、無関係でもないという感じ。
「初めのうちは、私は、それを弁証法として解釈していました。
すなわち、始原には、分析によって単純な要素へと分解されるがままにならない
綜合があるというわけなのです。」(『言葉にのって』p.125)
という風に、デリダは初期のフッサール研究では弁証法を重視していた。
でも、その後「始原的な錯綜の殲滅不可能性」
に弁証法が危険に晒されることに気がついたらしい。
『言葉にのって』のp.125-126読めばこのことについてちょっと書いてある。
>>489 >>487 ではないが、勉強になったよ。
厄介なのはデリダが「ヘーゲルを批判したことは一度もありません」
(『他者の言語』p.241)と公言して憚らない点だと思う。その意味では
脱構築というのはある意味で「徹底したヘーゲル主義」と見做すことも出来る。
「徹底した」という点がミソで、単なるヘーゲル主義や弁証法主義ではない。
ここから脱構築と弁証法の両義的な関係を考える必要が出てくることになる。
一言で云うと、脱構築は、ある程度弁証法を経由しつつも、
弁証法の止揚できない残余に拘り続ける、ということだろう。そして
その残余をヘーゲル自身に見出すことができる。まさに『弔鐘』が示すように。
>>489 >>490 レベルの高いレスありがとうございます。なんとなくは理解できましたが僕が疑問に思ったのはもっと低レベルの話し、かつ具体的、技術的レベルのはなしでして、
いじめられるといやなので
>>488 に答えませんでしたが思ったきっかけは大学の教養の授業で哲学の先生が出した例なんです・・・。
■その例
磁石はN極とS極があり、二つは相容れない要素のよう
に思えるが、(磁界のイメージ)N極からでる磁極線を
たどっていくとどこまでも、(その地点ごとにS/Nワンセットの
単子とみなせるような形で)N極がS極に入りこんでいて
S極をつくる要素になっていて、逆にS極から出る磁極線も
同様にN極にどこまでも入りこんでN極を形作る要素になっている。
と、これが簡単な弁証法の例と思ってもいいです。
■
という話でした。ちなみに工学部でしたのでこんな理工系の内容の即物的例を出したのでしょうが、先生ご自身は工学部低学年の教養を教えるには、かなり権威のある偉い方(文学博士だし)でした・・・(^^;
Wikipediaの弁証法で調べるとヘーゲルの弁証法の説明とは若干ずれているような気がしますが、弁証法もずいぶん多岐に渡っている、とあるのでまあ上の例もそれは
それで納得することとします。
で、最近ニワカでデリダを勉強したんですが脱構築というのが階層秩序的二項対立の[内部]/[外部]において[内部]の
内部にはじめからある[外部]をみつけて[内部]と[外部]の境界線をなくしてしまうことだと聞きかじったのです。
と、これは上の例の磁石のS極/N極のモデルでも同じように取り扱った例なのでは?
つまり上の例は磁石のS極、N極を脱構築してるのでは???と思ったのです。
そうすると、弁証法の一例は実は脱構築の一例でもあり、弁証法⊃脱構築という図式があるのかな?と思ってしまったんです。
まあとりあえず、
>>489 >>490 さんに大枠の理論で(?)関係なくも
ないと言ってもらえたんで満足です(笑)。スレ汚しですいませんでしたっ・・・(以上)
492 :
考える名無しさん :04/03/18 22:03
内的ー外的の対立の処理のため、内的部分の内部をさらに内・外に分ける。なるほど。 ところで、内的なパロール(P)と、外的なエクリチュール(E)の対立の処理で、原ーエクリチュール(AE) の位置付けは? AEは、Pの中? P-Eの前(原的)? P-Eの後? Eの中? このような空間的? 時間的? P-E全体にわたる時空的運動様態?
493 :
考える名無しさん :04/03/18 22:11
>>490 その他ご専門の方、
この理系的な質問、処置なしかもしれませんが、よろしくお願い致します。
490の先生が挙げた例は、 ヘーゲルの弁証法の例というよりは、 シェリングの言う極性(ポラリテート)の例と考えた方がしっくりくる。
>>492 AEとはずばり、P/Eが無限に入れ替わる決定不可能性を指すと言えましょう。
496 :
考える名無しさん :04/03/19 08:17
天恵のご解答、「ずばり」が本当に有り難いです。
497 :
考える名無しさん :04/03/19 08:36
そして「無限に入れ替わる決定不可能性(AE)」が、まー、ちょっと飛んでしまいますが、 「差異と反復(D)」的なものと捉えてよいのか、あるいは「不可能性」ゆえそう捉えていけないのか、 AEとD、どんな関係なのでしょうか?
498 :
考える名無しさん :04/03/19 08:48
申し訳ありません、厚かましい序でに、この関係で「差延(Df)」の位置は? 要は、AE、D、Dfの3者、どんな関係にあるのでしょうか?
499 :
考える名無しさん :04/03/19 08:51
提唱者によっても、時期によっても、解釈は違ってくるのかもしれませんが
>>497 >「差異と反復(D)」的なもの
というのがよく分からないよ。それドゥルーズの言葉じゃないの?
「差延」は論理的にはAEと同じように、同一性と差異の決定不可能性
として捉えることができるはず。
501 :
考える名無しさん :04/03/19 13:04
AEとDf、ありがとうございました。なお、Dは、おっしゃるようにドゥルーズ著の哲学書の書名。 読むのが大変なので大体のこと知りたいと言う厚かましい魂胆。 結局、こっち、D、は不可能性的否定でなく、肯定(再現前化)しようとするものらしいと取ってよいのかの疑問。 その内的メカニズムがDfとどう違っているか知りたかった。
502 :
考える名無しさん :04/03/19 18:31
↑2行 「不可能的否定」→「P/Eの、決定不可能性という否定」の意味です。 なお、Dは、ドゥルーズの「差異と反復」を指しております。
505 :
考える名無しさん :04/03/20 13:17
「内的メカニズム
>>501 」をあげつらうような似非明晰(近代的な)とは無縁
>>503 な、というわけ?「差異と反復」も「差延」も。
僕はまあ
>>505 の問にYESということでいいと思う。
法学周辺への応用とかザラザラした地に足を戻した
老人の知恵っていう程度に受け取っておけばいいんじゃないの?
「差異と反復」や「差延」がショボイっていうことではなくて
それはそれで重要、有用だよ。ポモの無残な焼け跡の灰の中から
拾い上げたキラッと輝く抽出物(うわずみ物質)はウマー。
役割が違うということで、フロンティアの開拓は分析哲学にまかせておけばいい。
>>506 >フロンティアの開拓は分析哲学にまかせておけばいい。
なんで分析哲学がフロンティアになるんだよw
508 :
考える名無しさん :04/03/20 18:43
>>506 ,ありがとう、なるほど、分析哲学、フランス型現代哲学、ドイツ観念論の
三つ巴があったんだ! 結局、分析哲学全盛か! というより、やっぱり
認知工学にシフトしていくのかな。
509 :
考える名無しさん :04/03/20 18:51
分析哲学は今まさに末期
510 :
考える名無しさん :04/03/20 18:57
のようね!結局3つは、内包的克服in工学かな、
511 :
考える名無しさん :04/03/20 20:00
そうでしたか。
512 :
考える名無しさん :04/03/20 20:16
工学屋の狭視野をお許しください。
513 :
考える名無しさん :04/03/21 16:21
すごく初歩的な質問なのですが、 「差異」というのはどういう意味なのでしょうか。 A、Bという対象があり、A'、B'という言葉でそれを表す場合、 AとA'の間の非同一性を差異というのでしょうか、 それとも、A’とB'の区別のことを差異というのでしょうか?
514 :
考える名無しさん :04/03/21 16:26
たとえば・・・君自身にとっての君と他者がみる君とのあいだには つねに差異がある。この例でなっとくしてもらえるか?
>>513 A-A'間は対象と記号の差異、A'-B'間は記号同士の差異、です。
正確に意味を限定すれば、どちらの場合にも「差異」という言葉を使えます。
516 :
考える名無しさん :04/03/21 17:03
>>514 ある対象についての個々のイメージの違い、ということでしょうか?
この場合、その対象が一致しているという前提でしょうか?
例えば、Aについて、私はA'と考え、友人はB'と考えるという風に。
>>515 >正確に意味を限定すれば、どちらの場合にも「差異」という言葉を使えます。
なるほど、そうだったんですか。
「差異」というのはそのどちらだろうと悩んでいたのですが、
どちらの場面でも使える用語だったんですね。
デリダは、対象と記号の差異があるから、物事は定義できないとし、
記号同士の差異(記号の持つ多義性)があるから、テキストをいかようにも解釈できるとしたのですね。
517 :
考える名無しさん :04/03/21 17:06
ちなみに、Aと記号A'の間には差異しかないんですよね。 しかし、「ある概念と記号A'は一致しない」となると、 Aを想定している記号A'は何を意味することになるんでしょう。 Aのないところに記号A'があるというのがまだ理解できません。
>>516 デリダのことはさておき、
>対象と記号の差異があるから、物事は定義できない
というのは変だよ。対象と記号が異なるのは当然だもの。
犬という文字は、本物の犬と違うのは当然でしょう?
記号が対象を正しく指示するなら、物事は定義できます。
とまり、A(犬)とA'(犬の記号)の間は差異しかないのではなく、
同じ意味(犬の観念)が共有されているのです。
519 :
考える名無しさん :04/03/21 17:41
>>518 しかし、もし対象と記号が一致するのであれば、
対象と記号の差異は問題にならないのではないでしょうか。
デリダはAという対象に一致する記号A’があるという点は認めているのでしょうか。
AとA'との間には同一性がないということを言っているわけではないのでしょうか。
>>519 >AとA'との間には同一性がない
とするなら(対象を指示する)記号という考え方そのものが崩壊してしまうよ。
どこでデリダはそんなこと言っていたの?
521 :
考える名無しさん :04/03/21 18:02
デリダの書いた本を読んだことはないのですが、入門書を読みました。 その中で、次のような説明がありました。 「言語は対象との同一性を持ち合わせていない」 ということは、AとA'の間には同一性がないということですよね。
522 :
考える名無しさん :04/03/21 18:03
それとも、言葉は多義的で流動性があるから、 A-A'にもいくつかのパターンがあるから、その意味で同一性がないと言っているのでしょうか。 難しいです。
どんな入門書読んでるの? 君の書いていることだけでは文脈よって 何とでも受け取ることができるから、 ちょっと答えられません。
520は分析哲学の指示論を素朴に誤読している。
>>524 >520は分析哲学の指示論を素朴に誤読している。
すみません。説明してくれますか?
っていうか520は指示の魔術説だな 記号が対象と「なぜか」一致するというトンデモ説
すみません。拙くて。
デリダを読む前に記号論の基礎を知っておいた方が良い 声と現象はフッサールの記号理論を論じた本。
530 :
考える名無しさん :04/03/21 19:25
やはり、ある対象と記号は、同一性がないというのが、ポストモダンの立場という風に解釈してよろしいのでしょうか? ある記号と対象が一致するというのはプラトン以降の哲学の基礎ですよね。 それを、記号の多義性、つまり対象と記号は一致しない、少なくとも、 いかようにも解釈できるという立場でプラトニズムの立場を脱構築したのが ポストモダンということですよね。
>>530 記号と対象の同一性なんてほとんどの哲学者が主張していないって。
お前のまとめ方は単なるアンチ。
532 :
考える名無しさん :04/03/21 19:48
>>531 けれども、デリダはその同一性を否定する立場にいたのだから、
プラトン主義者は言葉と意味が一致するという立場をとっていたのではないのですか?
>>532 デリダが否定したのは
「自分が語るのを聞く」経験における、
語りと聴取の同一性だよ。
「記号はいかようにも解釈できる」なんて主張はデリダはしていない。
どうせ竹田かなんかが種本だろう?
534 :
考える名無しさん :04/03/21 19:55
フッサールは難しそうなのでまだ読んでいないのですが、 意識を本質に据えた人ですよね。 デリダは言語や論理の内部でしか物事を捉えられないという立場をとったので、 意識もまたそれらに支配されているとした。 しかしフッサールからすれば物事は直観でしか捉えられないのに、幾何学には論理といったものが用意されている。 では、その論理は直観で捉えたのではないのか。 ということになる場合にはどういう答えが出るのでしょうか。
535 :
考える名無しさん :04/03/21 20:00
>>533 はい。
哲学全然わかんない人向けの薄い本です。
そういうのって、拡大解釈とかされてるもんでしょうか?
とりあえず、プラトン以降の権威主義的構造をテクストを用いて脱構築した、
ということだけは間違っていないですよね。豆知識として。
あなたのレスの最初の3行からして、難しすぎます。
私が「AはBである」と語った場合に、
その言葉が自分から離れていくということですか?
例えば「こんにちは」と言った場合に、
その言葉は自分の言葉じゃないということですか?
>>534 デリダがまさに『幾何学の起源』序説でその話をしているよ
537 :
考える名無しさん :04/03/21 20:02
エクリチュールはパロールを文字にしたもので、 パロールの方が信頼するに足るものである。 しかし、読者はエクリチュールとしか向かい合えないので、 その背後にパロールがあると考えてはいけない。 エクリチュールをどう解釈するかだけが読者の仕事である。 ということだと思うのですが、どうでしょう?
>>535 デリダが挙げている例は、
ポーの小説に出てくる「私は死んでいる」です。
もしも意識を中心に置くなら、
こういう言葉は無意味か、あるいは比喩的なものとされることになります。
ですがデリダは、
言語によってこそこうした発話が可能になる、
という事実についてもう少しシリアスに考えようとしたのです。
同様に精神分析が「無意識」について述べていることも、
哲学からはナンセンスとされがちですが、
デリダはまさにここに哲学的問題があると考えたのです。
>>537 >エクリチュールをどう解釈するかだけが読者の仕事である。
そんなの当たり前だと思うが。。。デリダ以前の話。
それから生産的なやりとりをしたいなら sage て書こうよ。
>>535 デリダに限ったことじゃないけど、要約だけで理解したつもりになって、
要約を元に議論を積み重ねるのは危険だよ。
デリダに興味があれば講談社の現代思想の冒険者たちシリーズの
高橋哲哉著『デリダ 脱構築』を読むことをお勧めする。
これにしても一種の要約ではあるけど、アンチポストモダンの竹田の本
よりはデリダの思想が理解できると思う。
多分高橋氏の解説書はデリダ入門の最小限の敷居だと思う。 これをどんなに丁寧に読んでも理解できた気になれなかったとすれば デリダは読めないに違いない。その場合は単純に国語力に問題があるか 哲学や思想の基礎知識の著しい不足だろう。健闘を祈る。
みなさんはレベルが高いように思われます。 デリダに興味はありますが、今のところ様々な哲学者の特徴について軽く表面をなぞるという程度ですので、 私の今のところの知識に間違いがないか、添削してもらえるでしょうか? デリダは哲学の歴史を支配してきた、プラトン以降の形而上学的二項対立の図式を打ち破った。 そこには明確な価値の二項対立があるように一見思われるが、実際にあるのは言葉の差異だけであり、 この差異を固定し、二項対立という形に決定してしまったことで、その両者の関係がそれ以降も支配的になる。 だが、その価値の由来が単なる言葉の差異に基づく以上は、 両者は互いに依存的であり、個々のゆるぎない価値に基づいているのではなく、差異が生み出す相対的な価値があるに過ぎない。 しかし、テキストを解釈する上では、読者はその背後に潜むプラトニズムの権威主義を受け継いでいる。 テキストは話し言葉であるパロールの写しに過ぎず、読者はパロールによって語られたことをテキストを通して理解しようとしてきた。 つまり、テキストの外側にある言外のプラトニズムの論理を暗黙の了解の中で読み取ってきたのである。 しかし、テキストに綴られている単語は、多義的であり、それゆえにテキストの内容はいかようにも解釈できる。 このようにして歴史的に受け継がれてきたテクスト内の論理の構造や体系を打ち破ることが脱構築である。 脱構築は権威に対する挑戦である。特に伝統的な価値観を重んじるフランスにおいては、意義深い行動であった。 一応デリダを簡単に紹介するという場合は、これでいいでしょうか?
>>542 >しかし、テキストに綴られている単語は、多義的であり、それゆえにテキストの内容はいかようにも解釈できる。
デリダが主張するのは「多義性」ではなく「散種性」だよ
(この点は、東浩紀『存在論的、郵便的』参照)。
それから、テクストの内容はいかようにでも自由に
解釈できるとはデリダは言わないよ。そうではなく
テクストの「正しい」とされた解釈を戦略的に辿り直し、
その解釈の一貫性自らが招く自己矛盾を暴くことによって、
テクストの支配的な解釈の権威を失墜させる。これが脱構築。
(ジョナサンカラー『ディコンストラクション』でも読んで。)
この説明が正しいかどうかは参照文献などを読んで
後は自分で判断してください。
>>543 >テクストの内容はいかようにでも自由に
>解釈できるとはデリダは言わないよ。
ここなんだけど、デリダがサルトルについて語った「自伝的な"言葉”」というインタヴューで、
ちょっとショッキング? なことが書いてあった。
サルトルを読んだのは若い頃でずいぶん読み返していないから、今ネガティブに話した
サルトル像は昔の解釈図式に基づいていると話した後で、
「ある一人の著者を読む仕方は沢山ありますから、彼を救おうと思えばそれはできます。」
とデリダは言っている。自由に読んでていいとは言ってないって言ったじゃないか、
と思わず突込みを入れたくなった。
まあ読解の仕方は沢山あるけど、
>テクストの「正しい」とされた解釈を戦略的に辿り直し、
>その解釈の一貫性自らが招く自己矛盾を暴くことによって、
>テクストの支配的な解釈の権威を失墜させる。
という方法を取っているということなのか。
それこそいろんな解釈ができそうだけど。
>>544 >自由に読んでていいとは言ってないって言ったじゃないか、
>と思わず突込みを入れたくなった。
恐らくデリダが「ある一人の著者を読む仕方は沢山あります」と言う場合には、
多くのテクストの中で、どのテクストをどんなテーマで読むか、といったこと
についてはある程度の選択の幅がある、ぐらいのことだと思うよ。
同じテクストを同じテーマで読む際に、
デリダが恣意的に意見を変えたりすることはない。
ディコンストラクションを、一貫性における自己矛盾の暴露、
という形で纏めるのは相当流布した整理ですよ。
日本では柄谷行人なんかが有名。
>テクストの「正しい」とされた解釈を戦略的に辿り直し、 >その解釈の一貫性自らが招く自己矛盾を暴くことによって、 >テクストの支配的な解釈の権威を失墜させる。これが脱構築。 なるほど。何となく分かりました。 どうにでも読めるんじゃなくて、本来の読みかたが、違う読み方をも同時に意味するという感じなんでしょうね。
>>546 だから読解のための起点として、
記号である「マーク」を手がかりにするのです。
>>548 バタイユのヘーゲル論(「ヘーゲル、死と供犠/ヘーゲル、人間と歴史」
『純然たる幸福』人文書院)を読んでいたら、もっと良かったはず!
550 :
考える名無しさん :04/04/04 00:56
早くコーラ飲みたい、じゃなく読みたい。
551 :
Strategies of Deconstruction :04/04/05 17:29
J.C.エヴァンスによるとデリダのフッサール読解は「現前の形而上学」を 不当に読み込んだ誤読であり、その考察にもとづいた彼のデコンストラクション という方法も意味をなさないことが明らかにされた。
>>551 似たような批判はいろいろな現象学者が行っているね。
日本人だと山口なんたらがやっていた。
553 :
考える名無しさん :04/04/05 17:49
竹田のデリダ批判が一番有名
554 :
考える名無しさん :04/04/05 17:58
もうやめれ、竹田を出すと荒れる。
556 :
考える名無しさん :04/04/05 18:26
555=荒らし
557 :
考える名無しさん :04/04/05 20:51
558 :
考える名無しさん :04/04/05 21:04
そもそも「代役」で充分だというのがデリダの思想だしな。 デコンストラクションは立派に代役の仕事をこなしたよ。
>「代役」で充分だ じゃなくて、むしろ「主役」はいない、というのがデリダの思想。
ゴドーを待ちながら?
>>551 その本についてはすでに反論が出ている。
Leonard Lawlor: Derrida & Husserl 2002 を見れ!
562 :
考える名無しさん :04/04/08 13:47
安易なデリダ批判する前にガシェぐらい嫁と The Tain of the Mirroir
鏡の裏箔
564 :
考える名無しさん :04/04/09 05:33
1980年代に「ポストモダニズム」という思想が日本を駆けめぐった。 ソーカルらはは、物理学を専門とする著者たちが、科学に対する中途半端な理解をもとに軽薄な言説を書きまくった文科系知識人に対する根源的批判をおこなった。 著者たちは、フランスの精神分析学者ラカン、記号学で一世を風靡したクリスティヴァ、科学社会学者ラトゥール、 ポストモダニズム思想を一挙に流行思想にしたドゥルーズとガタリなどが援用する数学や理論物理学の議論が、内容をほとんど理解することなく、表面的な意味に引かれての、 ほとんどナンセンスな言説にすぎないと断言する。そして、これらポストモダニズムの論者たちが拡散させた、言説を無批判的な展開する思想的雰囲気が、現代思想を荒廃させ、 かけがえのない損害を与えたと説く。いかがわしいと考えられる個々の文章を引用し、それらに注釈する著者たちの探索はきわめて執拗である。 著者の一人ソーカルは、科学的にはナンセンスな論文を意図的に投稿して、あとでその虚偽性を暴露した「ソーカル事件」によって、今日の「サンエンス・ウォーズ」を引き起こした人物として知られる。 そのきっかけとなった論文も邦訳されており、有益である。
565 :
考える名無しさん :04/04/09 07:22
つーかデリダはンーカルの射程に入ってないし。
しかも、サイエンス・ウォーズじゃないって本人が言ってる。
>>562 それってデリダ論の最高峰だよね。デリダ本人も推奨していた。
昨日、本屋でデリダの本を立ち読みしてたら、 突然「デリダを読むにはラカンを知らなきゃいかんよ」 とおじいさんが言ってきた。(言い終えるとおじいさんは帰っちゃった)
素敵なオジイサマ☆
570 :
考える名無しさん :04/04/11 23:45
こいつって学者じゃなくて、詩人だろ? どうしても、学者の書く文章には見えないんだ。
分析哲学者は決まってそう言うね。
573 :
考える名無しさん :04/04/12 02:32
574 :
考える名無しさん :04/04/12 02:45
>>568 それだけでストーリーが終わってしまったのは残念。是が非でもオジイサンに
追いすがってその教えを請うべきだった。けっこう、おもしろい体験ができた
ろう・・・
そーそー!必ずさあ、どこの書店でも思想哲学書のコーナーに なんかヒトクセありそうなオジイサンが本を物色してるよねえ? あの人たちは一体なにものなんだろーか?小説家崩れの成れの果て? 趣味で研究者の真似事し続けて数十年?ただの思想家気取り? いや、ひょっとするとあのオジイサンたちこそ真の哲学者なのかも しれない・・・。まるでインドの修行者のような。
>>574 今思うと何か話しておけば良かったと思うけど、
あまりにも突然だったので、ポカーンとなってしまってて、何もいえなかった。
577 :
考える名無しさん :04/04/14 06:56
「知の欺瞞」の出現によって、無批判に科学を論拠 にして勝手に「不確定性」だの「相対」だの 寝言を言っていたポストモダン思想は、完全 に死んだ。 ゲーデルを引用すればえらそうに 見える時代は終った。ポストモダンというく だらない思想は、これで終った。
ムカムカするなあ 何だろう? このムカムカは・・ そうだ 原典読まないシッタカの文章に感じるムカムカだ
デリダは科学に論拠してないんですけど・・・ 実際、知の欺瞞ではデリダのこと書かれてないよ。 ゲーデルを引用したデリダの著作物を教えて欲しい。
ゲーデルゲーデルと騒いだのは柄谷、東。
581 :
考える名無しさん :04/04/14 23:52
あれこれウェブサーフィンしていたら、物理学者が書いたこんな書評に出会った(
http://nova.earth.s.kobe-u.ac.jp/~matsuda/syohyo/Sokal.html )。
アラン・ソーカル、ジャン・ブリクモン著『知の欺瞞』(岩波書店)という書物についてである。
なんとまあ、今日にいたるまで、私はこの本が日本語に訳されて出ていることを知らなかった。早速、取り寄せてみる(上のウェブに掲載されている書評が見事なので、格別に興味がなければ、
わざわざ読むこともないだろう)。
要するに、本書はラカン、クリステヴァ、ボードリヤール、ドゥルーズ&ガタリといった「ポストモダン思想」の人々の著作に膨大に出てくる数学や科学の言葉が、
間違った理解のもとに用いられていること、つまりその引用や表現は不適切としか言いようがないことを白日のもとに曝したものである。
日本語版の翻訳者は「煙にまく」という表現を使っているが、この表現はぴったりだろう。たしかに、これまで何度もポストモダン関係の書物に目を通したが、なかなか理解はできなかった。
何を言いたいのか、正直いってわからなかったのである。
本書によれば、要するに、彼/彼女らが利用している自然科学の成果に精通した人間が読んでも理解できない目茶苦茶な言説であったわけで、理解を越えていたのも当然のことだということになる。
読者を煙にまいていたわけだ。
582 :
考える名無しさん :04/04/15 00:11
まえから、、このスレタイが嫌いで書き込みたくないんですけど、 かっこいいスレタイに次回変えるのをきぼうします。
>>572 どんなスレタイがいいんだ?(まだ400近く残っているが一応・・・)
【動物】デリダスレッド2【大好き】とか?
【合掌】デリダ追悼スレッド【Glas】みたいなスレッドはこの調子だと立ちそうだよね。
デリダがんばれー。
われらがミッチェル・セールとブーブレスについて語ろう
デリダとブーヴレスが仲悪い(ブーヴレスが一方的に嫌ってるだけ?)のは知ってるけど セールとはどうなんですか?
586 :
考える名無しさん :04/04/19 02:21
話を元にもどします。 資本主義の理論的背景をよく見てみるならば、ネオテクストによる物質主義を拒否するか、社会が客観価値を持つにいたると結論づけるかの選択を迫られる。 もし弁証法的脱状況主義が成立するならば、ハーバマス流の言説か、文脈に関する部分文脈化パラダイムのいずれか、の選択が求められる。 従って、文脈一辺倒のうちに組み入れられ、それが一つの現実として真実である、と見なされる。 言い換えるなら、文脈の部分文脈化パラダイムに従う限り、現実なるものは無意識のままにある混沌に由来する。
>>586 無意味なコピペをマルチであちこちに貼りまくるのはヤメレ
>文脈に関する部分文脈化パラダイム ここがわかりません。説明お願いできますか? 文脈をテクストから切り離して文脈のみでパラダイムとして 自分の理論に組み込むということでしょうか?
>資本主義の理論的背景をよく見てみるならば、 ネオテクストによる物質主義を 拒否するか社会が客観価値を持つにいたると 結論づけるかの選択を迫られる。 どちらでもない場合もあります。つまり状況如何に関わらず つまり物質主義の批判、社会が客観的価値をもつに至るという 両方が妥当な状況だとしてその上で本質を探るのです。そして それはあらかじめ人間の本質を想定するのではなく旅としての 探りとなります。個人的なカオスを探るということかもしれません
『コーラ』発売age
ふらふらしてたら、ハイデルベルク大学哲学科のHPでデリダのインタビューを発見。
594 :
考える名無しさん :04/05/07 22:23
つかインタビューじゃなかった。すまん。
597 :
考える名無しさん :04/05/09 20:51
現代思想家でハイデガーに食らいついていってるのは、デリダだもんなあ。 デリダは論争には弱いし、型にはまってるから、何を言っても「これは正しいのか?」と疑われてしまう。 ただ『精神について』は労作で、バカなりにぴんときたんですよ。 デリダが自分の思考を一貫させながら叩いている(が歯が立たないように見える、一見)うちに、 ハイデガーの思考が、実は一貫なんてとてもしていないと気づくんですよ。 アーリア=ジークフリート=ワーグナーときて、「そんなあなたは、キリスト教思想の虜」と。これは2重契約ですね。 反則だし、まあ西洋なんてそれでもってきたんですが。ニーチェを必死に使いこなす、それは功績だろうけどさ、 キリスト教経由のロゴスとシニフィエの充溢と「存在」を流動的に展開させながら、ハイデガーの自意識はユダヤ人なんて600万人絶滅収容所へ行けだもんね。 これは、よくできたまがいものでさ。まがいじゃない、変な言い方だけど論理学上矛盾のない哲学なんてないんだもんね。 論理学も量子力学で修正を余儀なくされて、ニュートンはアインシュタインに言わせると間違いで、ところがそれなしにロケットは飛ばなくて。 アインシュタインは有名な話ですが物理の劣等生だった。10段階の4。しかし、数学だけは、抜群だった。 まあそれはいい。ハリポタの50年前の惨事とは、なんぞや。ナチですよ。人種主義ですよ。ヴォルデモートは復活しとるんですよ。 メディアはそんなことタブーだから絶対伝えない訳ですよ。 ある種の正しさというのがサチると、人殺しに走ります。その強迫観念は白人しか知らないかもしんないけど。
『コーラ』語れ
599 :
考える名無しさん :04/05/11 22:59
っていうか、なんでこのひと 自分がいってるだけの話をNousって書くの? あと、どっからが自分の考えでどこまでが引用なのか 今いちよくわからんのん。
火を使わないから安心ですね。御高齢の方に最適だ
601 :
考える名無しさん :04/05/28 09:25
>>599 論文の書き手が「私」の代わりに「われわれ」を主語として
用いるのは(主にヨーロッパ系の)論文の慣習にすぎないよ。
単純に「私」と書くよりも客観性を高める効果がある。
「読者と書き手」を含んだ「われわれ」という意味でね。
でもそれが転じて書き手「私」の代わりに「われわれ」を
広く用いるようになった。
Derridaだ誰だ?Daliだ!
さくらタソの工口画像キボンヌ
604 :
考える名無しさん :04/06/09 21:03
>597 ニュートンはかなり高度に近似的な真理ですよ。
606 :
考える名無しさん :04/06/09 21:24
スビロヘータはポストモダンの亜種の一つで 感染力の高い病原菌だよ 昔は治療が困難だったけど、最近はアメリカのソーカル博士とベルギーの ブリクモン博士が特効薬を開発したから、簡単にやっつけることができるようになった。 もうすぐWHOが根絶された病原体に指定するはずだよ
>>597 デリダはハイデガーの思想にくらいついているというよりは、
ハイデガーに共感しつつも納得できない部分を、自分なりに高めているというか。
『Apories』とかはそういう色彩が強いと思う。
609 :
考える名無しさん :04/06/12 11:15
捕手
612 :
考える名無しさん :04/06/16 03:24
デリダから井筒俊彦への書簡はなにかで読めますか?
現代思想かなんかに翻訳が載ったと思った ずいぶん前だけど それと、フランス語オリジナルは、たしか『プシシェ』に載ってる Lettre a un ami japonais とかなんとかいうタイトルじゃなかったかなー
「〈解体構築〉DECONSTRUCTIONとは何か」 『思想』1984年4月号 これだったかな たしか丸山圭三郎が翻訳してた
615 :
考える名無しさん :04/06/16 04:26
来る冪民主主義は国家社会主義のこと、デリダは結局ナチズムを肯定していることになる。
>>616 >来る冪民主主義は国家社会主義のこと
なぜそう思ったのですか?
618 :
考える名無しさん :04/06/22 22:02
フーコーの足元にも及ばない山師のスレはここですね?
619 :
THE END and all :04/06/22 22:06
完全な板違い。 →ガイドライン板 へどうぞ、 個人的には →電波、お花畑板 をすすめます。
荒らしはスルーでヨロ
621 :
ノマド ◆66rEu/TE6k :04/07/02 19:27
>>607 同意ですね。
ただ、ハイデガー抜きのデリダって想像できない。
父なるハイデガーの密室殺人を企てるオイディプスたるデリダ?
>>621 それはない。全然殺そうなどという気はないと思うよ。
つーかもうハイデガーは故人なんだが。
死んだ者を殺そうとするこのアポリアこそ、デリダの目指すところ。 不可能な領域を侵犯し、輪姦することこそ、デリダ哲学の最大の醍醐味。
626 :
ノマド ◆66rEu/TE6k :04/07/03 01:10
>>624 その適当さの中に、一抹の真実が垣間見えたりなんかしちゃったりして。
どんな哲学者もそうじゃないかといわれるかもしれないが、
デリダの脱構築の場合は特に先行テクストがないと成立しないわけで、
パラジット的というか、寄生率(勝手な造語)が高ーい。
そうですね。 あるテクストが形而上学的というときに、 ほんとに形而上学的なのか。 というのは、そもそもルーマンのいうように 脱構築はテクストに内在されているともいえる。
「言葉の眼―深淵と火山」ジャック・デリダ〔鵜飼哲訳〕『みすず』2004年7月第518号
629 :
考える名無しさん :04/07/28 16:40
>>628 ショーレムがローゼンツヴァイクに宛てた手紙を読んでた
ここからデリダのインタヴューがMP3でゲトできた
http://www.sbl-site2.org/Congresses/AM/2003/AMAudio.php3 On Religion: An Interview With Jacques Derrida
��Participants:
Jacques Derrida, Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales, Paris
Yvonne Sherwood, University of Glasgow
John D. Caputo, Villanova University
Kevin Hart, Monash University
Note: the audio for this session spans 3 files
MP3 Format:
���� Derrida 1 Derrida 2 Derrida 3
「現代詩手帖」8月号、『コーラ』書評、檜垣立哉 「d/SIGN」8号、『パッション』『コーラ』書評、高桑和巳
デリダって誰だ
うがskかscdsddssdsdfffffffffff
634 :
考える名無しさん :04/08/31 11:15
635 :
考える名無しさん :04/09/30 21:43:24
636 :
考える名無しさん :04/10/03 16:11:36
デリダと竹田青嗣て喧嘩してるの?
639 :
考える名無しさん :04/10/04 05:52:50
デリダ竹田論争は有名
640 :
ひ@漏れ漏れ 漏れだよ ひ@だYO!◇t2FAHIHIHI :04/10/04 06:18:29
デリ竹よりは、デリたまハンバーグとかデリヘルのほーがE〜ッ♪
641 :
考える名無しさん :04/10/09 17:11:18
ガンにかかってるって本当?
本当。膵臓ガン。
643 :
考える名無しさん :04/10/09 23:57:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000513-yom-int 仏の哲学者ジャック・デリダ氏、がんで死去
【パリ支局】AFP通信が9日伝えたところによると、フランスの哲学者ジャック・デリダ氏がパリ
市内の病院で、がんのため死亡した。74歳だった。
フランスの植民地だったアルジェリアに生まれ、1956年、エコール・ノルマルの哲学史助教授
に就任。プラトン以来の西欧哲学を引き継ぐロゴス中心主義を批判。ニーチェやハイデッガーを
批判的に発展させ、ポスト構造主義の代表的哲学者となった。
代表作に「エクリチュールと差異」、「グラマトロジーについて」、「法の力」などがある。
(読売新聞) - 10月9日23時50分更新
644 :
考える名無しさん :04/10/09 23:57:38
ttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041009i513.htm 仏の哲学者ジャック・デリダ氏、がんで死去
>AFP通信が9日伝えたところによると、フランスの哲学者ジャック・デリダ氏が
パリ市内の病院で、がんのため死亡した。74歳だった。
フランスの植民地だったアルジェリアに生まれ、1956年、エコール・ノルマルの哲学史助教授に就任。
プラトン以来の西欧哲学を引き継ぐロゴス中心主義を批判。
ニーチェやハイデッガーを批判的に発展させ、ポスト構造主義の代表的哲学者となった。
代表作に「エクリチュールと差異」、「グラマトロジーについて」、「法の力」などがある。
(2004/10/9/23:48)
・・・・ご冥福を・・・・
645 :
考える名無しさん :04/10/10 00:00:00
ほんとか 絶句
646 :
考える名無しさん :04/10/10 00:00:44
追悼あげ
647 :
考える名無しさん :04/10/10 00:03:07
8日夜に亡くなったということです。Ω\ζ°)チーン
648 :
合掌 :04/10/10 00:03:41
まだこんなに若かったっけ?
649 :
ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/10/10 00:07:53
まじっすか!
650 :
ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/10/10 00:08:41
記事にならないんだな。哲学界の巨匠でも
651 :
考える名無しさん :04/10/10 00:11:10
悪い冗談かと思ったら…
デリダ派のみなさん、彼の無限増殖を続けたテクストは止まりました。 デリディアンの方たちは是非そのテクストを保持してください。 社民といわれようと、意味のない脱構築といわれようと 大学のポストを守り、あの後期デリダを、解読してください。 特に早くMARGE出せ! デリダの冥福をお祈りします
653 :
考える名無しさん :04/10/10 00:31:21
この業界に関しては浅田彰しか理解できなかったんだけど デリダ氏の他界の衝撃は大きいみたいね。 テクストトライしてみるかね。 合掌。
654 :
考える名無しさん :04/10/10 00:34:32
ついに訪れた、「そして誰もいなくなった」現代思想
結局、ストロースが生き残った。
あいつは仏教徒らしいぜ。
657 :
考える名無しさん :04/10/10 00:37:25
>>654 誰もいなくなった「現代思想」
カッコのつけ方が違う(w
おお!いたなレヴィ-ストロース
デリダ、死んじゃった。
660 :
考える名無しさん :04/10/10 00:41:02
昔、哲板で、誰かがストロースがマトモな応対をしないのは、生きるためだとか言っていたな・・・。 生きることが復讐みたいな。
661 :
考える名無しさん :04/10/10 00:41:09
レヴィ=ストロースってサルトルと同年の1905年生まれでしょ、ホントにまだ生きてんの? ガダマーもこの間やっと逝かれたよね。
662 :
仏語5級 :04/10/10 00:41:28
ショック ぼくもデリダを読むことを止めません。 冥福を祈ります。
デリダ派こそ、良くも悪くも最も良質でかつ保守的な人文系アカデミシャンであり 大学人だと思う。尊敬に値する。 あの膨大なテクストは彼等にゆだねられる
664 :
考える名無しさん :04/10/10 00:44:09
ストロースは哲学者から仙人への道に・・・。
665 :
boone :04/10/10 00:49:28
デリダが死んだ。普通に泣きそう。
666 :
考える名無しさん :04/10/10 00:52:52
泣こう
667 :
考える名無しさん :04/10/10 00:53:27
まだ後継者が育つ前に。 フランス思想の輸入業者には大打撃だな。 出版会の受容もアカポスもこれから急減しそう。
668 :
考える名無しさん :04/10/10 00:53:48
デリダとは単なる一個のシニフィアンだ。 って言ってみたかっただけなんだけど、この文ってなんか意味ある?
669 :
ノマド ◆66rEu/TE6k :04/10/10 00:54:58
誰もが予期できたことだけど、死はいつも予期できない。 ブランショのときも、ドゥルーズのときも。 Cahiers de l'Herneでデリダ特集が出たばかりだった。 Jacques Derridaへ、イマージュなきオマージュを。
芸スポ+の大魔神スレで訃報を知ってやってきますた。 ご冥福を。
冥福を祈りたくて仕方のない東洋の土人の多いこと
デリられたか…
673 :
考える名無しさん :04/10/10 00:58:49
現代哲学者としてはデリダが一番男前だと思うけど、他にも誰か男前いる?
675 :
考える名無しさん :04/10/10 01:00:03
デリダが死んだと知って来ました。 彼の死もまた死亡であって死ではないのか?とか。 デリダ派と呼ばれる輩もラカン派のように大変なことになるのか。
>>673 僕らの柄谷がいます。
デリダとドゥルーズをネタに冗談を言い合える世界の柄谷が
ウィトゲンシュタインもはんさむ。
デリダが「優男」系で、フーコーは「渋さ」で勝負?
佐々木スレから来ました。
ドゥルーズ以来のショックです。
ご冥福をお祈りします。
>>673 私はフーコーが素敵だと思います。
681 :
考える名無しさん :04/10/10 01:15:56
リクールより先に他界するとは思わんかった。
682 :
673 :04/10/10 01:16:54
>>676 柄谷こ〜じんはなんかおっさんのニオイがしそうで…仁丹とか。
>>677 づるーずはちょっと…養命酒飲んでそうだし、ふーこーはマルコビッチみたいだし。
あるちゅせーるはだんでぃな色気を感じさせるから好き。目の下のクマになんか隠してるし。
>>678 うぃとさんもこ〜じんと同じニオイがする。ずぼん洗ってなさそう。
はいでがーとやすぱぁあーすは大人になってもめんち切ってますよね、しょちゅう。
渋さではあるちゅせーるとこの二人でない?
>>679 ヤサオはでりだで決まりだろうけど。ふーこーは結構人気あんだね、意外。
683 :
考える名無しさん :04/10/10 01:18:16
まだ信じられない・・・ ご冥福をお祈りいたします。
確かにドゥルーズは不健康そうだな。 実際虚弱体質だったらしいし。
685 :
考える名無しさん :04/10/10 01:22:20
格好よさでは、ラクー=ラバルト。哲学者じゃないって 自分で言っているけどね。
687 :
boone :04/10/10 01:26:32
688 :
673 :04/10/10 01:26:36
あっいぶし銀顔のロランバルトを忘れてた。 めるろぽんちーは鼻をハチに刺された水谷豊かな。 でもこんな不謹慎なこと言ってていいのかなとか思っちゃったけど、話題にするのも一応供養かな…と。 哲学の話じゃなくてヘタレだな…。
689 :
考える名無しさん :04/10/10 01:28:21
ロランバルトはマザコン。
690 :
考える名無しさん :04/10/10 01:29:19
ついでにメルロポンティもマザコン。
(-人-)ナムナム
>>688 うんうん。
バルトは正統派なイケメンって感じです。
フーコーは奇妙な色気がありますね。
一度本人に会いたかった…。
大竹しのぶのヘアヌードに寄せた一文が痛かった
695 :
考える名無しさん :04/10/10 01:46:30
>>694 なにそれwマジ?どんな文かちょっと興味ある
合掌。。。
>>695 新潮にのったな。
ウワシンでも嗤われてた。
しのぶを指して「この若い女」とか。
698 :
考える名無しさん :04/10/10 01:51:50
699 :
考える名無しさん :04/10/10 01:58:40
去年日本に来るはずだったのになあ。 一度だけでも見てみたかったな。 ここまで体を悪くしていたとは思わなかった。 ご冥福をお祈りいたします。
あれは日本の編集者(たしか中野)に騙されて書かされたらしいよ
>>694 それにしても、ほんと、合掌
デリダ唯一の関西仕事だね、あれは。 なんで請け負ったんだろう・・・。
703 :
考える名無しさん :04/10/10 02:15:10
704 :
考える名無しさん :04/10/10 02:17:36
ハイデガーがナチスに西洋文明・近代の乗り越えを託してコミットしたように デリダもしのぶに賭けたんじゃないのかな 後に歴史的な評価を得るかも知れんな
さんまもしのぶに賭けたが、みごとに失敗した
706 :
考える名無しさん :04/10/10 02:23:57
さんまもデリディアン 当人は否定してたけど
707 :
考える名無しさん :04/10/10 02:25:22
問】ところであなたが大人になったのはいつですか。 Derrida【答】おもしろい質問ですね。わたしはつねづね、だれもが複数の齢をもつのだ と、考えてきました。わたし自身は、三つの齢をもっていると考えています。わ たしが二十歳のとき、わたしは自分を老人で、賢い人間だと考えていました。 しかしいま、わたしは自分は子供だと感じています。これにはメランコリーの 要素も含まれているのです。気持ちでは自分が若いと感じながら、客観的に は自分が若くないことを知っているからです。 わたしの持っている第二の齢は、72歳という実年齢です。そしてわたしは毎日、 この事実を思い出させる兆候と直面しています。わたしのもつ第三の齢は、これ はなぜかフランスでしか感じることがないのですが、わたしが本を出版し始めた ときの年齢、すなわち35歳です。わたしが仕事をしている文化的な世界では、わ たしは35歳で停止しているような気がします。もちろんこれは事実ではなく、多 くのサークルで、わたしは多数の著作を発表した高齢で高名な教授とみなされて います。しかしわたしは自分を、著作を発表し始めたばかりの若い書き手で、人 々が、「おや、あいつは有望じゃないか」と言っているように感じるのです。
ベルリン天使の詩のピーターフォークがデリダにそっくりなんだってね
709 :
考える名無しさん :04/10/10 02:30:11
自分のブログでも書いたけど ここでも書く ご冥福をお祈りします
711 :
考える名無しさん :04/10/10 02:32:30
元々しのぶはカンティアーナー 後にサルトリアンに転向 マルキシストになったと言われた時期もあったけど 今は隠れヘーゲリアン
712 :
考える名無しさん :04/10/10 02:45:36
デリダが死んだ・・・・ 東は生きてますが。
714 :
考える名無しさん :04/10/10 02:47:50
>>713 誰、田口って?マジで知らない
ハイデゲリアンな人?
>>714 中森明夫の同類。アイドルと哲学者の名前を並べて馬鹿文章を書いてた人。
松本伊予とヘーゲルとか。
田口って、ドゥマゴ賞を浅田彰から貰った人かな?
そう。
誰それ?シラネ。
720 :
考える名無しさん :04/10/10 03:00:21
>>716 ありがと
伊予はヒロミの影響で今ラカンに夢中らしいね。エクリがどうとかこの前テレビで言ってた
721 :
hh :04/10/10 03:04:15
うむ
調べてみた。分かった。サンクスコ。
724 :
考える名無しさん :04/10/10 03:14:09
文学版のデリダすれでixionの追悼レスがでた。
>>703 読んだ。
並はずれて誠実な人かつ、正統派の知識人だね。
こういう人が「ファッショナブルな知」として紹介されたり、
ソーカルに(直接的ではないが)叩かれたりしたのが信じられない。
726 :
考える名無しさん :04/10/10 03:17:55
>>723 ほ、ほんとだ。なんだかアホなこと書いてる自分が嫌になってきた…
ともかくも教えてくれてありがと
727 :
考える名無しさん :04/10/10 04:00:13
>>694 >>695 アレテイア 篠山紀信写真集『闇の光』を読む 「新潮」9304
未来社デリダのページ 関連ページから探せる
728 :
考える名無しさん :04/10/10 04:08:02
729 :
考える名無しさん :04/10/10 04:09:48
信じられないし、信じたくない。 今は...
デリダ追悼記念パピコ。
732 :
考える名無しさん :04/10/10 04:23:05
Mort du philosophe Jacques Derrida
samedi 09 octobre 2004 (Reuters - 20:17)
ttp://www.liberation.fr/page.php?Article=244939 ……
Dans une recente interview au Monde, il avait admis etre "assez dangereusement
malade"et "a l'epreuve d'un traitement redoutable".
"Apprendre a vivre, cela devrait signifier apprendre a mourir, a prendre en compte,
pour l'accepter, la mortalite absolue, sans salut, ni resurrection ni redemption",
estimait-il alors. "Depuis Platon, c'est la vieille injonction philosophique : philosopher,
c'est apprendre a mourir."
"Je crois a cette verite sans m'y rendre", ajoutait-il cependant. "De moins en moins.
Je n'ai pas appris a l'accepter, la mort."
本当に悲しい。今日、フランス行ってきます!
デリダ板でデリダ追悼文を募集します。 字数は400字以内でお願いします。 最優秀追悼文は東浩紀の波状言論に投稿しようと思います。
738 :
考える名無しさん :04/10/10 04:58:06
A-dieu!
739 :
考える名無しさん :04/10/10 05:01:51
はぅ〜。。。ご冥福を、
"Je crois a cette verite sans m'y rendre", ajoutait-il cependant. "De moins en moins. Je n'ai pas appris a l'accepter, la mort." しかし彼は付け加えてこうも言っていた。「それが真実だと思ってるよ。それに屈服することはないがね。いやだんだんそうも思わなくなってきたな。結局死を受け入れることは学ばなかったよ」
742 :
考える名無しさん :04/10/10 06:03:45
御冥福。
743 :
考える名無しさん :04/10/10 06:08:25
デリダに匹敵する思想家は出るのかな・・・
744 :
考える名無しさん :04/10/10 06:19:30
デリダってダリだ?
脱構築は何の役にたったの?
747 :
考える名無しさん :04/10/10 06:50:50
御冥福をお祈りします。 ところでニュー速+にもスレ立っていた。 そこで自分と似たようなPost-Modernへの 感想レスがあったので、蛇足ながら以下に転載。 ↓ 83 :雑感 :04/10/10 06:30:37 ID:JmRLUry8 「ポスト・モダン思想」か・・・・・遠い昔に聞いた懐かしい流行語だ。 当時の日本では、世紀末的な退廃とバブル社会の絶頂なかで、多くの自称「哲 学者」や「評論家」たちは、このコトバを呪文のように唱えていた。 彼らは、事件や事実に関するチョットばかり気の効いた「意味的解釈」をして、 大衆受けする学問の「芸能化」(商品化)を促し、サヨク的知識人を時代遅れ のモダンと嘲笑する反面、自らもマスコミなどの社会的権力に操られた「道化 師」にすぎなかった。 バブル崩壊=不況の深刻化で、ポスト・モダン思想の御利益も減り、例の「文 化的道化師」の大半もお払い箱になった。 特に9.11以降、誰の目にもハッキリしてきた、民族紛争・宗教的文明的対立の 拡大と暴力の日常化という世界状況は、ポスト・モダンどころか、20世紀の基 調であった近代(モダン)自体が、反近代(アンチ・モダン)や前近代(プレ・ モダン)へと暗転・退行していくかのような様相を呈している。 こんな状況のどこがポスト・モダンなどと言えるのか? 最近このコトバを見かけなくなったのも当然だろう。 そうした中、ポスト・モダン思想の「巨匠」が逝った・・・・けれど、往年の 映画スターが死去したのと同程度の感慨しか湧かない。 本物のポスト・モダン思想が切実に求められている今日、肝心のそうした思想 が依然不在だからであるからだろうか。
…レヴィ=ストロースって、まだ生きてるんだよな…
リオタールはどうだっけ
750 :
考える名無しさん :04/10/10 07:06:49
リオタールは98年に死んだ。
02 ブルデュー 03 サイード 04 デリダ …
>>747 のような批判はわかるんだけど、この手の批判はあまりにも
繰り返しなされてきたし、今では定番ですらあるんだけどマスコミに
踊らされた学者の軽薄さと同程度にその批判も軽薄だと感じるな。
いっぱしの批判をしてるつもりなんだろうけど、何も考えてないのと
同じだと思う。そんなものは、それと関わり無くずっと誠実に考え続けてる
少数の人間には無効だよ。それこそデリダを見ればわかるわけで。
753 :
考える名無しさん :04/10/10 07:57:01
Fukuyama went on to postgraduate study in comparative literature at Yale
and then had six months in Paris studying under the high priests of deconstruction,
Roland Barthes and Jacques Derrida. He says now "perhaps when you're young
you think that something must be profound just because it is difficult
and you don't have the self-confidence to say 'this is just nonsense'".
He did write a novel while in Paris that remains in a drawer, but by the time
he returned to Harvard to complete his comparative literature course
he was so disillusioned that he changed courses to political science.
"It was like this huge burden being taken off my shoulders when I changed over," he says.
"It was a huge relief to move from these very academic and abstract ideas
to very concrete and real policy problems of Middle East politics,
arms control and that sort of thing."
http://education.guardian.co.uk/academicexperts/comment/0,1392,713536,00.html 'this is just nonsense'
'this is just nonsense'
'this is just nonsense'
754 :
考える名無しさん :04/10/10 08:04:28
>>748 レヴィ=ストロースは7・8年前頃に死んでるでしょ
ii~~
デリダついに死んでしまったのか。
結局一度も会うことができなかった。
代わりに声だけでもと
>>630 からインタヴューMP3を落として聞いてみた。
フランス語なのかと思ってたけど、英語で話してる。
いま現在時代はモダンでプレモダンかつポストモダンだろ。
758 :
考える名無しさん :04/10/10 09:21:08
ちんぽ太郎の追悼スレでた。 誰か追悼スレ全部纏めてくれないかね。 東のブログでしろうとの追悼レスがでた。 蕩尽日記の追悼文も出た。 Gillesさんの追悼レスも読みたい。
759 :
考える名無しさん :04/10/10 09:22:33
ちんぽ太郎の追悼レスでた。 誰か追悼レス全部纏めてくれないかね。 東のブログでしろうとの追悼レスがでた。 蕩尽日記の追悼文も出た。 Gillesさんの追悼レスも読みたい。
760 :
考える名無しさん :04/10/10 10:09:09
>>746 有益性が一義的である事を理解しているんだったら、
疑う必要は無い。
と茶々を入れてみる。
761 :
考える名無しさん :04/10/10 10:27:39
>>747 痛いカキコをわざわざ転載するんじゃねぇよ。
post-modernとかポスト・モダンとか表記している時点でアホ丸出しだ。
762 :
考える名無しさん :04/10/10 11:14:33
合掌
朝起きてデリダを何か読みたいなとふと考えた。 その後新聞見てびっくりした。 戦後一時代を画したフランス思想界の節目になったね。
765 :
考える名無しさん :04/10/10 11:21:30
これで高橋哲哉の時代が来るな。
766 :
考える名無しさん :04/10/10 11:22:55
767 :
考える名無しさん :04/10/10 11:24:29
これで竹田デリダ論争にも決着がついたな
769 :
考える名無しさん :04/10/10 11:26:54
高哲ではデリダの後釜は務まらんと思われ
770 :
考える名無しさん :04/10/10 11:42:35
>>747 ポスト構造主義とポストモダンの違いすら分かってないんだろうな・・・。あいたたた。
蕩尽日記って誰が書いてるの?すげえ馬鹿っぽい。
774 :
ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :04/10/10 12:35:44
775 :
考える名無しさん :04/10/10 13:07:42
>>771 そこが俺もよく分からないんで、簡単でいいんでよかったら誰か教えてください。
両者がなぜ繋がりを持って語られるかとか。
師を失ってしまった気がする。 デリダの畳みかけるような文章は大好きだったんだが。 とりあえず、Circonfessionでも今日は読むことにします。 合掌
778 :
考える名無しさん :04/10/10 14:25:03
>>771 ポスト構造主義ってのは単に構造主義以降の哲学、って意味しかないらしい(昭和堂の西洋哲学史にそう書いてあった)。
また、この用語は70年代にアメリカの人文系がデリダの影響をかなり受けた時に作られて、フランスに逆輸入されたらしい(高哲の『デリダ』参照)。
後ポストモダニズムってのはリクールがそう言い始めたらしい…スマソよく知らない。
ポスト構造主義は、イーグルトンが批判的文脈で使い始めたんじゃなかった?
780 :
考える名無しさん :04/10/10 15:00:33
>>778 リクールはそんなこと言わない。リオタールでしょ。
781 :
考える名無しさん :04/10/10 15:15:06
782 :
考える名無しさん :04/10/10 15:38:06
>>781 糞だよ。思想系の雑誌でなくて運動系の雑誌。
783 :
考える名無しさん :04/10/10 16:02:04
>>781 糞だね。デリダの記事だけどこかでコピーしたいんだけど・・・
784 :
考える名無しさん :04/10/10 16:13:59
現代思想あたりでデリダ特集組みそうだね
785 :
考える名無しさん :04/10/10 16:16:20
>>784 デリダをあまり読んでいないやつが追悼文書きそう。吐く。
786 :
考える名無しさん :04/10/10 16:17:26
フーコーみたいに写真集だすかも
787 :
考える名無しさん :04/10/10 16:18:36
哲学者の高橋哲哉さんら、総合○○雑誌「初夜」を発刊
788 :
考える名無しさん :04/10/10 16:19:16
長原豊が例の名文でデリダについて書いてくれそうw
789 :
考える名無しさん :04/10/10 16:19:56
オピタル・パリジャンってどこにあるの?
790 :
考える名無しさん :04/10/10 16:20:44
東浩キが例の迷文でデリダについて書かせてくれなそうw
791 :
考える名無しさん :04/10/10 16:29:09
香山リカが追悼文を書きます。。。
792 :
考える名無しさん :04/10/10 16:36:57
>>791 Aucun obstacle ne peut l'arreter...
793 :
考える名無しさん :04/10/10 16:38:15
デリダの映画のDVDは未発売?
脱構築って、テクストの「正しい」とされた解釈を戦略的に辿り直し、 その解釈の一貫性自らが招く自己矛盾を暴くことによって、 テクストの支配的な解釈の権威を失墜させたあと、どうするんですか?
>>794 脱構築は手段であって目的ではありません
デリダの後継者は高哲で決まりだね。
デリダは好きだがデリダの追随者は嫌いな高橋克実です。
801 :
考える名無しさん :04/10/10 18:26:22
デリダに限らず、現代哲学を本気で信じてる奴なんて頭がどうかしてるんだって。 ソーカルみたいに本気で相手にする奴も同じで頭がどうかしてる。 ああいうのは「ヴァカどもがまた分けわかんないこと書き散らしてさw」とか思いながら読まなきゃ。 哲学がありがたいものだなんて思ってるから、欺瞞だのペテンだの思うのよ。
>>801 ソーカルに批判されたような人々を「現代哲学」の典型例だと
思われても困るんですが・・・
ソーカルの話を出せば優位に立てると思ってるバカがよくわいてくるね。 ニュー速もそういう感じになってるけど。
804 :
考える名無しさん :04/10/10 20:20:16
Faut-il nous quitter sans espoir, Sans espoir de retour, Faut'il nous quitter sans espoir De nous revoir un jour. Ce n'est qu'un au revoir, mes frères, Ce n'est qu'un au revoir, Oui, nous nous reverrons, mes frères, Ce n'est qu'un au-revoir Adieu! Jacques Derrida.
805 :
考える名無しさん :04/10/10 20:30:20
後継者って、やっぱりナンシーあたりかな。
806 :
754 :04/10/10 21:22:30
807 :
考える名無しさん :04/10/10 21:32:19
フランス哲学の20世紀が終わったね。で、あとを次ぐ者は?
ナンシー?
809 :
考える名無しさん :04/10/10 21:50:25
単なるバカだな。911に関するインタビューを読んだが、誰でも思いつくようなことしか言ってない。少しおつむが弱いようだ。
810 :
考える名無しさん :04/10/10 21:51:20
日本のデリダ論を大きくリードし哲学・思想界を震撼させた東様の名著 『存在論的、郵便的』を自分は何度も読み、これは来るべき時代を予見していると思いました。 もちろん今でもその思いは変わりません。 斎藤環氏も仰っていたように、東様の哲学や文学に関する批評が読めないのは文化的な大きな損失だと思います。 デリダについてもエヴァについても同じ論理的な文章を書くという理論的志についても全く賛同致しました。 …こうした純粋な希望さえも、単に東様を落胆させる陳腐な台詞でしかないかもしれません。 「郵便」の時代も「動物」の時代も、郵便/シミュラークル・動物/データベースの二層構造という 一貫した問題の追求であり、それを読み取れないようでは読者たる資格なしだと。 しかし『存在論的、郵便的』を読むと、まるで『動物化するポストモダン』を 予め読んでいて批判しているかのような解釈が可能です。 誤配を抹消する場所が否定神学から工学に移っただけではないだろうか。 例えばネットゲームやひきこもりで死者が出るのは、 動物的で神経的な部分に拘束されているのではなくて(つまりゲーム脳とかではなくて) むしろ形骸化したはずの幽霊的な人間性を読み込んで拘束されているとも見れます。
811 :
考える名無しさん :04/10/10 21:52:30
ところが、こうした齟齬(を読み込める事)自体、むしろ東理論の生産性を示してもいます。どういうことか。 例えば東様は思想を少しも放棄しておられず、ギャルゲ/エロゲに関する批評それ自体がつねに・すでにそれを剰余する思想を表出している、そういう風に受け取られる発言がありました。 そしてもしそうだとしたら、コンスタティブな言明(自らもまたシミュラークルに過ぎない)を 自らパフォーマティブに裏切る(超越する思想が内在している)事になります。 こうした自己言及は少しも複雑ではありません。 クワス算かプラス算かは確かに動物的になされますが、 ウィトゲンシュタインは事後的な評価の次元に言語の規範性を見出します。 つまりゲームのプレイヤー=批評家=読者に作家性が宿っている訳です。 これこそかつてのもう一つの名著『郵便的不安たち』で予言されたように 東浩紀という固有名抜きで流通する思考であり、 デリダ的な、作家の死にも関らず増殖する文字の世界なのでしょう。
812 :
考える名無しさん :04/10/10 22:02:38
エレーヌ・シクスーとの対話で、デリダは言葉と秘密について語っているが、 フーコーが晩年、沈黙について語っていたことを思い出した。
813 :
考える名無しさん :04/10/10 22:04:01
東様様様!僕をカマって!カマってよ!
814 :
考える名無しさん :04/10/10 22:11:19
ん?
815 :
考える名無しさん :04/10/10 22:11:49
>>813 あたしでよかったらカマるわよ。
┌''ニ三三三三三ミミミ=、,
,.-┤三三三三三三ミミミミ,\
,/,彡l三三三三三三ミミミミミミミミ\
/〃,彡レべキ三三三三ミミミミミミミミミヾ、
,//〃彡{" ~゙''=ニ三ミミミミミミミミミミミ;;}
レ〃三l; ,, ~゙"''ーーー=弌ミミ三;}
l/彡三;j , . - ' ' , :._,,..-―‐‐、ヾ;三j
,!;三;三j ,.-'''~ ̄`ヽ i ::.,,..-―‐'' 、_!'i"
'ヾ;三;;j ,.:-'ニ二ニ'⊥ ≡~ ̄ !i
ヾツ ; .:;l i;_ !l
l! ;!:: ':;l,_;;.. r-' ヽ、, l !
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_,,.:ぐi. ゙ヾ:; ゝ.. ノト、
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816 :
考える名無しさん :04/10/10 22:14:00
デリダのテクストで一番好きなのは?
817 :
考える名無しさん :04/10/10 22:16:57
グリとグラ
818 :
考える名無しさん :04/10/10 22:17:26
819 :
考える名無しさん :04/10/10 22:23:11
ペプシコーラ
820 :
考える名無しさん :04/10/10 22:24:28
えーと…虚数チンポな人々の崇拝する教祖さま、だっけ?
821 :
考える名無しさん :04/10/10 22:27:43
dissemination 顔射
デリダが行った直接的な社会貢献って、何かあったんですか? ただ、言うだけ?
高橋哲哉 鵜飼哲 増田一夫 高桑和巳 宮崎祐助 三宅芳夫 長原豊 守中高明 廣瀬浩司 梅木達郎 櫻本陽一 藤本一勇 高橋透 港道隆 松葉祥一 十川幸司 石岡良治 湯浅博雄
824 :
考える名無しさん :04/10/10 23:00:42
>>822 「直接的な社会貢献」って具体的にどのようなことを指すのですか?
また一見「ただ言うだけ」のように見える哲学よりも、多くの人が具体的に目に見える形の社会貢献的な哲学が必要だと思いますか?
つまり哲学は「一般的な」社会貢献を基準にして、それに役立たないと「無意味」になるのですかそうですか。
825 :
ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :04/10/10 23:07:23
826 :
考える名無しさん :04/10/10 23:32:32
827 :
考える名無しさん :04/10/10 23:39:17
例を出せばいいじゃん、目に見える貢献もしてるんだから。
828 :
考える名無しさん :04/10/10 23:41:36
デリダが死んだって? それが何だってんだ。 俺の生活は何も変わりゃしねーよ。
831 :
考える名無しさん :04/10/11 00:15:12
だからなんだよ?
833 :
考える名無しさん :04/10/11 00:15:48
ダリダは生きていたら何歳?
834 :
考える名無しさん :04/10/11 00:18:55
836 :
考える名無しさん :04/10/11 00:38:16
>>835 尖筆とエクリチュールを読みましたね??
837 :
考える名無しさん :04/10/11 01:34:11
NHKのニュースで、デリダはニーチェを批判していたみたいなこと言ってたぞ。 原稿書いたのはどんな奴だろうな。
, ミ 、ヾ ''ッ r;' r 'ニ_ヽ r::'"、ミミ、ヾ :' 、 ,r' ,,、 j三 、ヾヾ ` - ‐'ミ ィ'i ミ= 彡 )ノ ミ ! 彡 ;':: ニ.::ヾ ,イ ヾニノ,r::::. ,,,,,,,,、:::Y l lヾ; !:::''',='tj't. ::'''ニP;‐ :::!i' . ヽ j::. ´` ´ '::. : 、 .:::::l! ヽl::. 、 :' ,: '::ト..、 _,. i:::、 、 `_ _; ; ,!i:::::: ,.r::::::::::::ヽ:::::、 77-‐' ; r' l:::::: ./::::::::;:_,-‐' ´ ` V ___,r'´ .l::::: :::::::;r 、 r;ニ::ヽ__)_,. -r 、 l::::: :::::i _ヽ::::::::::!`ヽ::::::::::'、 !:::: ::::ト 、._ ヾーくヽ ヽ::::;! i::::: ::;/:. _;::.>.-'、_У l::::::i l:::: r' ,.ィi:::::::::::::::i l:::::::l. l:: ヽ__ _;!イ!::::::::::::::i l::::::::l l:
839 :
考える名無しさん :04/10/11 02:27:50
840 :
考える名無しさん :04/10/11 02:52:23
な、なんか実物よりかっこいいように見える
841 :
考える名無しさん :04/10/11 02:54:35
うちのカミさんにぴったりだと思ってね。 , ミ 、ヾ ''ッ r;' r 'ニ_ヽ r::'"、ミミ、ヾ :' 、 ,r' ,,、 j三 、ヾヾ ` - ‐'ミ ィ'i ミ= 彡 )ノ ミ ! 彡 ;':: ニ.::ヾ ,イ ヾニノ,r::::. ,,,,,,,,、:::Y l lヾ; !:::''',='tj't. ::'''ニP;‐ :::!i' . ヽ j::. ´` ´ '::. : 、 .:::::l! ヽl::. 、 :' ,: '::ト..、 _,. i:::、 、 `_ _; ; ,!i:::::: ,.r::::::::::::ヽ:::::、 77-‐' ; r' l:::::: ./::::::::;:_,-‐' ´ ` V ___,r'´ .l::::: :::::::;r 、 r;ニ::ヽ__)_,. -r 、 l::::: :::::i _ヽ::::::::::!`ヽ::::::::::'、 !:::: ::::ト 、._ ヾーくヽ ヽ::::;! i::::: ::;/:. _;::.>.-'、_У l::::::i l:::: r' ,.ィi:::::::::::::::i l:::::::l. l:: ヽ__ _;!イ!::::::::::::::i l::::::::l l:
842 :
考える名無しさん :04/10/11 03:05:22
ピーター…
843 :
考える名無しさん :04/10/11 03:48:31
「すでにこの女をわたしは愛しているのか、わたしにはもはや分からない」(「アレテイア」) デリダにこんなせりふを言わせた大竹しのぶはすごい。
そんなこと、どうでもいいんだよ ボケ
,.-ァ‐-、_ _,.-',ィ ァ ァ ニ≧ーヘ / ノ / // /,ィヽ r' ノ / /,//,ィ_ ///1ィノハ ノ////ィ´〃 /ノ' 彡' |ヾ ハ ノ // 川/ノ-‐‐く ,.-┴.! ハ 7 / 彡'_,r(¥)TニF(¥)L ,リ ハアハア ┤ 三ノ ヽ 二ノ ヾ二.ノ!ハj フ彡'ノ=' 〃-:、 ,:- 、 ! ノ 「ボ、ボゴワ、ハンディガアル」 イ ヾ-、 { i-rrrrrrrァ} }ノ ノハ、ーヽ ヽヾ='='='/ /、 _} ノヘ\ \_ ,ィ'ノ ト-、
847 :
考える名無しさん :04/10/11 05:54:12
解体構築
848 :
考える名無しさん :04/10/11 06:44:14
私はデリダについて語ることができない。 むしろこのことを語っていること自体奇跡だ。
849 :
考える名無しさん :04/10/11 07:11:50
850 :
考える名無しさん :04/10/11 07:29:58
みんな逝っちまうね。 しかし、吉本ジイサンは頑張るね。
851 :
考える名無しさん :04/10/11 07:32:46
一度おぼれて死にかけたけど・・・
852 :
考える名無しさん :04/10/11 09:54:41
さかもとりゅういちのDerridaサントラ聞いた?>おーる
853 :
ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/10/11 09:57:21
いつの作品?
854 :
852 :04/10/11 10:16:56
おおおこれは公開されるな
>834 クレームさんとデリダなんのカンケーもないだろ? あほっぽい宣伝やめて神智学スレにでも逝けw
ポストモダンは、 裸 の 王 様 でした とさ。
つか、知の欺瞞読んでない奴多すぎ。 デリダは批判されてないのに
861 :
考える名無しさん :04/10/11 16:09:27
862 :
考える名無しさん :04/10/11 17:01:35
デリダスレってここ哲学板の他にどこかある? 文学板、科学板、社会学板、狼板、は見たけど、ニュー速と+は落ちちゃったみたいだし。 それにしても今どこもあまり盛り上がってないね。+と狼は意外に盛り上がってて驚いたけど。
863 :
考える名無しさん :04/10/11 19:12:36
ほんと盛り上がらなくなったな・・・
864 :
考える名無しさん :04/10/11 20:53:53
やっぱり近代は強固だった。というのが結論のようですね。 近代に対峙できるのは、ポストモダンやらではなく、反近代や前近代 でしかないということが、わかりかけてきたような気がする。 どれか選ぶしかないんでしょうね。
865 :
考える名無しさん :04/10/11 21:33:10
>>864 近代の強固さについては同意するけれど、
決め打ちするのはまだ早い。……ような気がする。
「近代」を強固がる者のために、これからもデリダが必要だったのに。
近代とか、ポスト近代とか、あずまんとか浅田とかに毒されすぎでは。 ヨーロッパに対してはこだわりがあったけど、モダンかポストモダンかなんて問題の建て方は ほとんどしてない。
時代論は退屈だなあ。やはり社会と哲学はコミットしていなきゃという強迫かね。 リオタール板でそういうことはいってくれ。
870 :
考える名無しさん :04/10/12 07:49:58
哲板が喪に服している…。
871 :
ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/10/12 11:19:13
時代論は退屈というか、ポスモダは社会学が継承しているからね もはやメディア論でしょ で、哲学はどこにいくか?どこかにいってるのか ポスモダで哲学は終わり?
872 :
考える名無しさん :04/10/12 11:29:38
ニーチェ、マルクス、スピノザへ回帰するんでしょ。 ポモは、昔の人を読まないから途方に暮れるんだよ。
873 :
考える名無しさん :04/10/12 23:01:16
デリダが亡くなったのもいい機会。 もう一度彼の思考をたどってみたい。 てことで、おすすめの文献を教えてください。 とりあえず存在論的〜は読みました。初心者なんで出来るだけやさしめのものからお願いします。
対談がよいですよ。『ポジシオン』とか、『言葉にのって』とか。 翻訳文献のサイトもあるから、そこで対談をピックアップして読んで、 それから、『声と現象』あたりの初期ものを読むとよいのでは? 解説書は高橋哲哉氏のを一冊読めばよいのでは? 解説書に関しては未来社のHPでデリダの部屋というのがあります。 そこから翻訳文献の一覧も見られたはずです。
875 :
考える名無しさん :04/10/12 23:05:59
876 :
ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/10/12 23:08:33
>>872 ニーチェ、マルクス、スピノザへ回帰するのかよ。
というか、よく見えないな。
877 :
考える名無しさん :04/10/12 23:15:50
種村も死んだしデリダも死んだから、 今年は喪中ということで年末年始の挨拶は遠慮しようかな。
種村直樹?
882 :
つねにすでに死んでいるデリダ :04/10/13 00:38:11
エクリチュール、痕跡、差延の三語をもちいて、哲学者デリダの考え方を 分かりやすく述べなさい。
883 :
考える名無しさん :04/10/13 00:46:46
,..-‐−- 、、 ,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;, /:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ヤi、 フォォォォォォォォ!!! .i::::::::::::;:"~ ̄ ::i||li /⌒丶_,.ィ^' ‐、 _,,. ::iii》l⌒\ /´ ヽ`‐-‐"^{" `リ"゙ ヽ | / | ,.,li`~~i | . | .| ・=-_、, .:/| | | | '' :/. ノ ,| . | |` ‐- 、、ノ| 丿 ノヽ` ノヽ ` / / ,/ソ \ / ( ,/ `´ | \ イ ´ | \ ヽ \痕跡 八 差延ノ ヽ ` ー ´人` / \ / ´,、ヽノ ノ⌒ / | / ノ_ | ノ ヽ 丿 \ /⌒l |. / \ / l,丿 , エクリチュール . \ | / ´ /⌒`l \ / , ./ ヽ ヽ \ / |, | / )\ ヽ ヽ / ノ __,/ . ( _\_ | | (_)__)|___,/ (__)_)_)ヽ、__/
884 :
考える名無しさん :04/10/13 00:58:44
差延とはエクリチュールの痕跡である。
885 :
考える名無しさん :04/10/13 01:21:15
differancecriturestracecriture
886 :
考える名無しさん :04/10/13 07:56:03
>>884 それらしく見えるから怖いよな。間違ってるよ!
正解キボンヌ
889 :
考える名無しさん :04/10/14 09:06:00
just nonsense by Fukuyama
>>887 正解は痕跡であり、キボンヌはエクリチュールである。
両者は差延によって根源的に、中の人などいない。
rミ 、ヾ ''ッ r" 'ラヽ iミ 、ヾ`-ーミ ィi = 彡` )ノミ ,.! 彡シ;: ..,, _,.ニ、yィ .ヘ;l::''=u! .:'= iュ,.:l/ ヽ_j::、` 〉、,〉 ´.::l! !、 、_ _ _,: !ト、 脱構築 r::´`:、/7ー'..,/l:::::: /:::;/,二,ヽ二ヒ.、 l:::: :::r'.`、i、::::)ヘ;::< !:: :::ト 、ヽヽ> i:::::l l:: ;く! ,.イi:゙::l !::::::! l:
892 :
考える名無しさん :04/10/15 21:32:06
デリダの後継者は高哲。
893 :
考える名無しさん :04/10/15 21:44:27
高橋という人はありきたりの左翼みたいなことしか言わないから 全くつまらん。哲学の名を借りた凡庸なイデオロギスト。 その意味でデリダとは正反対の人間。
894 :
考える名無しさん :04/10/15 21:54:59
いまどきありきたりの左翼みたいなこと言う人間は貴重だから尊重しる!
おまいらバツとか93とかやらんとデリダを語るな。
バツとか93とかやらんと
>>894 小坂修平とか小森陽一とか上野千鶴子とかも尊重?
全部北朝鮮にあげるよ。崩壊後の人材としては逸材そろい。
左翼はやっぱりジャーナリスト系の人の方がおもしろいからな。アカデミズムの左翼はウザイだけ。
高哲はすごく優秀な哲学研究者だと思うけどな。 哲学的知識は豊富だし、デリダの読みも非常に正確だ。 一般向けの政治的発言では単純な左翼に見えてしまうけど。 かつて彼の授業に出たことのある者としてはそう思う。
左翼に見えたらなんなんだよw
901 :
考える名無しさん :04/10/16 02:53:10
>>899 哲学ってそもそも左翼的なスタンスだろ。
902 :
考える名無しさん :04/10/16 02:58:42
左翼は哲学、右翼は宗教とか これは完全な誤解だと思うけど。。。
高橋哲哉は哲学研究者としては一流だろ。だったろ。 発言者としては、素人だね。素人のよさはあるよ。
ウヨはどのスレにもいるな…
905 :
考える名無しさん :04/10/16 03:07:34
うようよしてるっていいたいんだろ!
906 :
考える名無しさん :04/10/16 08:32:53
結局、デリダスレで高橋ネタになってるのはヤツの思う壺ということじゃん。
影書房の高橋インタビュー読んだ人、概要聞かせてよ。
念のためにいっておくけど、高哲が左翼だからいけないと言っているわけでは決して なくて、政治的発言では「単純な」左翼に見えてしまうということね。 岩波知識人的な左翼というか。 おれも左のほうだし、そういう発言は必ずしも悪いと思わないし。 むしろどんどんやってほしい。 でも哲学のほうにも力入れて哲学論文いろいろ書いてくれとも同時に思うんだな。
「単純な」左翼っていうのは思想が気持ち悪い左翼のことですか?
デリダ自体が最晩年は朝日新聞的な左翼になったからな。 浅田に日よったといわれてたが。
911 :
示申 :04/10/16 16:28:20
デリダは初期が一番好きだな。マルジェと散種の翻訳はまだか。
>>909 いきなり「気持ち悪い」なんて主観的感覚表現を使っても、
他者には通じませんよ。
何かの雑誌でデリダ追悼特集号でもやらんのか?
>913 やるだろうけど、まだ台割とかできないんだろうさ。 執筆依頼やらその返答やら編集者も出版社も執筆者も大変なんだよ。 多分な。
915 :
考える名無しさん :04/10/17 09:34:32
高橋見てると凡庸な哲学者のアンガジュマンのなれの果てを見てるようだ。
916 :
考える名無しさん :04/10/17 09:52:11
この板、いつまでデリダの追悼してるんだ
917 :
考える名無しさん :04/10/17 10:09:22
すくなくとも四十九日すぎるまで>追悼
高橋=凡庸、いいじしゃないか。デリダのテクスト読みつづける人って、そう 何人もいないわけだし、彼には、あの膨大なテクストを読みつづけてもらいたい。
920 :
考える名無しさん :04/10/17 12:46:20
脱この世
>>918 デリダマン
絵に書いたような俗物が書いた文章なんだろうね。あ・き・れ・た
922 :
考える名無しさん :04/10/17 22:32:47
779 :考える名無しさん :04/10/17 15:58:42 95年頃のことだったと思うが、デリダと二人で食事をした際に、 柄谷のことが話題にされた。デリダはこういうのであった「柄谷を 本当に凄いと思うか?彼の仕事はちょっと厳密さに欠けるのではないか。 たとえばXの仕事の方がより厳密だと思えるのだが」。 しかし私の顔を見て、勘の鋭いデリダは、それ以上のことは言わなかった。 「デリダさん、比べようのないものを比べるのはナンセンスであるということ をあなたが一番よくご存知ではありませんか」と言いかけたほどであった。 私はX氏(日本人)をそれなりに評価しているし、デリダの言いたいことも わかる気がしたが、後で考えて、ああ、デリダはかまをかけてきたのだなと思った。
923 :
ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/10/17 22:58:25
看板もどったか・・・
>>918 俺だけは監督の苦悩がわかるっていうナルシズムむき出しで
なにが脱構築だ、自分の立っている足場をまず疑え、と読んでてむかついた。
925 :
考える名無しさん :04/10/18 02:59:38
>>902 「哲学が左翼」「左翼が哲学」全く意味が違う。
>>922 どっからひっぱってきたの?
Xが誰か気になる。柄谷よりすごい人は思い当たる人がいくらでもいて分からない。
>?柄谷よりすごい人は思い当たる人がいくらでもいて分からない。 誰だろ?2、3人でいいから挙げてみてくんない?
>>929 海外での評価を考えろ。
三人ともダメだな。
柄谷は英訳が出ているし、
純粋な哲学著作ではなく、
『日本近代文学の起源』で評価されている。
もし同一路線で柄谷以上の人材を挙げるなら、
鈴木大拙、中村元、井筒俊彦。
山田無文 久松真一
___ ヽ|・∀・|ゝ 三= |虫唾| / > タタタタタ・・・・
井筒俊彦の名前をニューアカのやつらが口にすることってなくない?
ありまくり。もっと本嫁。 中沢も浅田も高い評価を与えている。
山田無文の名前をニューアカのやつらが口にすることってなくない?
ありまくり。もっと本嫁。 中沢が高い評価を与えている。
浅田ってどこで井筒のことを語ってるの?
何かの対談で言ってた。 ニューアカでも浅田と中沢は舐めない方が良いよ
大森って全然すごくないだろう。 弟子が大量に育ったから人脈で生きのこっているようなものだ。
940 :
考える名無しさん :04/10/19 01:59:26
そうだな 中沢クリームはよみにくいけどな。
941 :
考える名無しさん :04/10/19 02:00:06
弟子は義道だな
デリダ死んだんだ… 知らんかった いつ?
944 :
考える名無しさん :04/10/19 12:58:55
>>936 中沢ってどこで山田のことを語ってるの?
945 :
考える名無しさん :04/10/21 23:34:59
946 :
考える名無しさん :04/10/23 02:54:26
rミ 、ヾ ''ッ r" 'ラヽ iミ 、ヾ`-ーミ ィi = 彡` )ノミ ,.! 彡シ;: ..,, _,.ニ、yィ .ヘ;l::''=u! .:'= iュ,.:l/ ヽ_j::、` 〉、,〉 ´.::l! !、 、_ _ _,: !ト、 脱この世しました。 r::´`:、/7ー'..,/l:::::: /:::;/,二,ヽ二ヒ.、 l:::: :::r'.`、i、::::)ヘ;::< !:: :::ト 、ヽヽ> i:::::l l:: ;く! ,.イi:゙::l !::::::! l:
脱うんち
948 :
考える名無しさん :04/10/23 12:58:08
脱構築ってさういう意味じゃなゃいのぉぅにぅぬいぃ
脱構築って止揚とどう違うの?
950 :
考える名無しさん :04/10/23 15:32:06
止揚しちゃあ脱構築じゃない。構築だ。
951 :
考える名無しさん :04/10/23 18:30:45
rミ 、ヾ ''ッ r" 'ラヽ iミ 、ヾ`-ーミ ィi = 彡` )ノミ ,.! 彡シ;: ..,, _,.ニ、yィ .ヘ;l::''=u! .:'= iュ,.:l/ ヽ_j::、` 〉、,〉 ´.::l! !、 、_ _ _,: !ト、 脱この世した次は脱あの世する予定です。 r::´`:、/7ー'..,/l:::::: /:::;/,二,ヽ二ヒ.、 l:::: :::r'.`、i、::::)ヘ;::< !:: :::ト 、ヽヽ> i:::::l l:: ;く! ,.イi:゙::l !::::::! l:
952 :
考える名無しさん :04/10/23 23:52:00
でどうするんだよデリダの爺
次ぎスレ、【Glas】デリダたんスレッド2【Geist】ってどうよ?
おやすみ、エリーたん。そして君は星になった は? デリダって洗礼名エリーっていうらしい、多価哲の本に書いてあった。
956 :
考える名無しさん :04/10/26 23:30:23
デリダの「ジャック」って名前は最初はアメリカ風に「ジャッキー」といったそうな。
ラカンの「ジャック」は?
筆名がJacquesなだけ、本名はJacky
夢路いとしのエリー
ジャックデリヘル
ハイジャック
962 :
考える名無しさん :04/10/27 02:40:49
デリダ氏の死の死の死・・・デリダは永遠に死を失ってしまった。
おしゃれ知的いかさま 受けてしまったので止められませんでした・・・
967 :
考える名無しさん :04/11/12 06:26:49
11/25 「現代思想」デリダ 12/10 死を与える J.デリダ著 廣瀬浩司・林好雄訳 1470 400 ちくま学芸文庫 12/17 アデュー エマニュエル・レヴィナスへ 岩波書店 12 法政大学出版
法政大からなにが出るんすか?余白ですか?
969 :
考える名無しさん :04/11/12 15:18:28
余白は残念ながら来年になりそうです。 デリダ論がでます。翻訳です。著者は聞いてません
そろそろ埋め立てますか。
>>969 「余白」ではないんですか、残念だけど、でるのは決まってるんですね。
それはうれしいことですー。
デリダ論誰のだろ?
972 :
考える名無しさん :04/11/12 19:15:24
(⌒⌒) ノノハヽ(ブブー ) 从*‘ー‘从 ノノ〜′ (⊃⌒*⌒⊂) /__ノψヽ__)
973 :
考える名無しさん :04/11/12 20:12:39
974 :
考える名無しさん :04/11/12 23:48:31
今度フランス行くんだけど、デリダの墓ってどこにあるか分かる?
976 :
考える名無しさん :04/11/17 23:32:24
>>971 新しいデリダ論が出るようだ。しかし翻訳物ではない。
>>969 が言っているのとはまた別か?
小森謙一郎著 A5 218頁 2940円
デリダの政治経済学
労働・家族・世界
デリダの微笑みに答えるために
〔専門〕4-275-00354-3 御茶の水書房
977 :
考える名無しさん :04/11/17 23:40:41
978 :
969 :04/11/17 23:52:31
>>976 別です。法政大学出版からでます。それ以上委細分からずスマソ
小森著はいつ?
979 :
考える名無しさん :04/11/17 23:56:57
ド・マンの「美学イデオロギー」もでるよー
981 :
考える名無しさん :04/11/22 14:46:06
うめ
982 :
考える名無しさん :04/11/22 18:07:25
フッサールについて調べてたら、デリダが『幾何学の起源』(フの晩年の草稿) を本文より長い序文つけて仏訳してた。難しすぎてまだ読めてないけど。 (青土社からハードカバーで出てる)
>本文より長い序文 読!み!て!ー!よ!ー!
フーコーもビンスヴァンガーの「夢と実存」で本文より長い序文つけてたな
986 :
考える名無しさん :04/11/23 16:00:50
987 :
969 :04/11/24 12:33:15
法政大学出版のデリダ論は一月に刊行延期
ツェランが好きなのでシボレートよんだけどいみわかんねー たすけてくれ
989 :
考える名無しさん :04/11/25 17:02:23
読んでないけど、日本人が書いたデリダの灰論が最近出てたね。 ツェランのことも載っているのでは?
990 :
考える名無しさん :04/11/25 17:03:53
デリダに入門するにはなんて本読めばいい?
「声と現象」 これ読まないと始まらない
993 :
考える名無しさん :04/11/25 21:44:20
未来十二月号デリダ特集
994 :
考える名無しさん :04/11/25 21:49:06
週間読書人で高橋哲哉 文学界で鈴村和成 情況で松本潤一郎
>>989 守中の「存在の灰」だっけ?
以前批評空間にのっていたものの再録だよ。
>>995 めっちゃデリダの著作なんですけど・・・
>>996 デリダ以外の人の著書ではどんなのがありますか?ッテ意味です。。
高橋哲哉「デリダ」、清水書院の人と思想「デリダ」 講談社メチエ「デリダ」、クリストファー・ノリス「デリダ」あたりは?
岩波書店から二分冊で出ている ジョナサン・カラー「ディコンストラクション」 もデリダ入門としてなかなか好著
1000 :
考える名無しさん :04/11/26 02:09:10
1000??
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。