アシモフでも指輪物語でもデュアル文庫でも・・・・etc
わーい!こういうのがあればいいなと思ってたんです!
SFとミステリーの関係ってなんでしょう?
最初は姉妹かと思ってたんですが、
お好み焼きともんじゃ?
スタニスワフ・レム「捜査」にびっくりしました。
なぜかミステリー板でもSF板でもあまり話題にならないようですが、
「ツインピークス」のような迷宮感覚と、ものすごい落ちでした。
あと、ゼラズニィ「光の王」には神様たちの楽園で
かなりインパクトのあるフーダニットトリックがあっておもしろかったです。
ラリー・ニーヴンのものにはナゾがあるけど。
でもミステリ板だからって、
謎の無いSF、FTを読んじゃいけないわけでもないよね。
昨日まで「アンバーの九王子」シリーズを読んでた。
今日から「妖精王の冠」に突入。
>3さん とてもうらやましいです!
僕も「アンバー」探してたんですよね。いいなあ。
よおし僕は放置してたヴァーリーの
「バービーはなぜ殺される」にチャレンジしよう
私立探偵が登場するSF/FT
グレッグ・イーガン「宇宙消失」とか、マイク・レズニック「一角獣をさがせ!」とか
バカミスに分類されたりするんだけど(藁
国内にもある?
「一角獣をさがせ!」は良いよね。
マイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」大好き。
定番だけどアシモフ「銀河帝国興亡史」
あと小松左京「継ぐのは誰か?」ダイイング・メッセージあり。
>5
梶尾真治の短編でそんなのあった気が・・・
10 :
Enigma:02/02/26 21:35
>>7 同意。
ウェルズの『透明人間』も、サスペンスとして読んでも面白い。
ファンタジーならT・H・ホワイトの『永遠の王』がよかった。
11 :
名無しのオプ:02/02/26 21:42
近作(でもないか)では「透明人間の告白」と「リプレイ」が一般的な知名度では双璧か?
12 :
名無しのオプ:02/02/26 22:04
「SFが読みたい!2002」海外篇1位、グレッグ・イーガン『祈りの海』を
ミステリファンにもオススメしたいップ!
13 :
名無しのオプ:02/02/26 22:06
レズニックの「第2の接触」がおすすめ
宇宙探査船ローズヴェルト号で、
艦長が突如2人の下士官を射殺するというスキャンダラスな事件が発生。
事件の弁護人に任命されたベッカー少佐は、被告人である艦長の供述を聞いて耳を疑った。
「私が殺した2人は異星人だったのだ!」
その言葉を疑いながらもしぶしぶ調査を開始したベッカーだが、
事態が進むに連れ宇宙軍の影に潜む奇妙な陰謀へと巻き込まれていく…。
14 :
名無しのオプ:02/02/26 22:47
>>2 「捜査」はとんでもねー作品だった。
>>5 私立探偵もので比較的最近の作品といえば、
E.ガルシア「さらば、愛しき鉤爪」、
M.スコット「魔術探偵スラクサス」あたりかな。
>>13 「第二の接触」はなかなか面白かった。ミステリ的な興味もある
エンターテインメントSF、って感じ。
あとは、J.P.ホーガン「星を継ぐもの」は定番として、
R.J.ソウヤー(「ゴールデン・フリース」など)、
堀晃(ほとんど入手難なのが残念)、
あとはやっぱりアシモフかねえ。
前スレでも書いたと思うが、
ナイトサイドシティ、ゴールデンフリース、虎よ虎よ、分解された男
死の迷路、タイタンのゲームプレイヤー
あたりが好きかな。
ラリイ・ニーヴンはいいよな。
科学アイデアをうまくオチにもってきてる。
これぞSFミステリの正しい姿だという気もする。
これをぐちゃぐちゃにしたのがバクスターじゃないかな・・・と思う。
イーガン、ソウヤーは、共にミステリー的だよな。
もっと訳してほしい。
アシモフのロボットものはただの屁理屈のように思える・・・・。
ロボットものというと、角川から出てた
「ロボットシティを捜せ」シリーズがめちゃめちゃ好きだったのに、
4巻くらいで刊行が止まってしまった。
「重力が衰えるとき」のシリーズも2作読んだが、
どこが面白いのかサッパリわからなかった。
17 :
名無しのオプ:02/02/26 22:57
>>14 「魔術探偵スラクサス」気になってんだぁ〜。もし読んでるなら感想教えてっ
早川の4月から始まる「ハヤカワSFエンターテインメント・シリーズ」
4月 溝のなかのヒト 北野勇作
〃 太陽の簒奪者 野尻抱介
〃 傀儡后(くぐつこう) 牧野 修
5月 天獄と地国 小林泰三
6月 ロミオとロミオは永遠に 恩田 陸
7月 ウロボロスの波動 林 譲治
8月 ノルンの永い夢 平谷美樹
9月 エクス・オペレ・オペラート 高野史緒
以後続刊 忘却の船に流れは光 田中啓文
〃 ララバイ 菅 浩江
〃 ハイドゥナン 藤崎慎吾
楽しみぃぃぃ
18 :
名無しのオプ:02/02/27 11:21
「SF九つの犯罪」は必読じゃな。
19 :
名無しのオプ:02/02/27 17:15
「○○○」が「SFが読みたい!」にランクインしちゃ本末転倒じゃん
「バービーはなぜ殺される」はまだ途中ですが、すんごいおもしろいです!
とくに「さようならロビンソンクルーソー」という作品に感動しました。
ミステリータッチだし、プロットもぶっ飛んでるし、いいですね!
あと今日は梶尾さんの「おもいでエマノン」を買ってきました。
これもかわいい感じで楽しみだ。
「おもいでエマノン」名作っ。最初の表題作だけでも心をグッと持って
いかれる。その後ひとつとして同じパターンがないのも見事。
まあなんといてもデュアル文庫版の鶴田謙二のイラストがピタリですなあ。
ちなみに徳間文庫版は解説が大林宣彦。
「さすらいエマノン」も少しテンションは下がるもののこちらもイイ!
「かりそめエマノン」は・・・・・う〜ん・・・・
22 :
名無しのオプ:02/02/27 21:39
>>16 正直、アシモフはロボットものより「宇宙気流」とか「永遠の終り」とかの方が
面白いように思う。
「ロボットシティ」って面白い? 読んでみようかな。
>>17 「スラクサス」はなかなか面白かった。欲を言えば、主人公がもう少し
魔術が使えるとよかったんだけど。
舞台もエルフとかドラゴンとか出てくるなじみやすそうなものだし、
私立探偵ものが好きなら読んでみたら?
23 :
名無しのオプ:02/02/28 08:41
「ロボットシティ」は、まぁまぁ面白い方だと思うよ。
でもね、書いてある通り、途中で刊行が終わってるんだよ。
いま手に入りやすいのは3巻までだと思う。
「アシモフの」と言って良いものかどうか・・・
「スラクサス」って、
なんか「心理探偵フィッツ」をイメージしちゃうんだよなぁ。
24 :
名無しのオプ:02/02/28 10:09
「宇宙の戦士」「スターウルフ」「レンズマン」が好き。
全部、古典SFだな…。
25 :
名無しのオプ:02/03/01 14:41
いやいや、レンズマンは今、旬ですやん
26 :
名無しのオプ:02/03/01 15:16
うーん
「ニューロマンサー」?
古典、になるのかな?
あとディックの短編。
国内物でも良いでしょうか?
野阿梓の「兇天使」
作中作のハムレットは「オフェリア殺し」の法水麟太郎版ハムレットが下敷きになってたりするし。
駄目?
28 :
名無しのオプ:02/03/01 16:38
そうなんだぁ、「兇天使」。
普通にシェークスピアのでOKだと思って読んでた。
レンズマンも復刊し始めたね
ニューウェーヴと呼ばれた作品も今ではニューじゃなくなってるもんね
レンズマンはアニメーション映画になったものですよね?
トーンの高い主題歌(誰なんでしょう?)を覚えています。
くくりとしてはライトノベルですけど、
「十二国記」や「ブギーポップ」も好きだなあ。
30 :
名無しのオプ:02/03/01 16:51
レイバーデイ組の短編が好きなので、
ジョン・ヴァーリー『残像』、
ジョージ・R・R・マーティン『サンドキングス』
の二冊を上げとこう。
ミステリ的な興趣もあるよ。
31 :
名無しのオプ:02/03/01 16:57
レンズマン主題歌は痔・或る日ーだったのでわ???
32 :
名無しのオプ:02/03/02 11:42
>>29 『STARSHIP-光を求めて』
(1984.5.21)
作詞;高見沢俊彦・高橋研
作曲;高見沢俊彦
編曲;アルフィーwith井上鑑
C.W.『愛の鼓動』
#映画『レンズマン』挿入歌
作詞・作曲;高見沢俊彦
編曲;アルフィーwith井上鑑
33 :
名無しのオプ:02/03/02 11:45
今日、「ロード・オブ・ザ・リング」観た人いる?
原作読んだ事ないのですが、八犬伝みたいなもんですか?
34 :
名無しのオプ:02/03/02 12:28
>31さん、>32さん
ジ・アルフィーでしたか!情報ありがとう!
映画のコマーシャルしか知らないのですが
まるで外国のアニメのようでしたが、歌が日本語なので
当時の僕にはよく意味がわかりませんでした。
それにしても「愛の鼓動」ってすごいタイトルだ・・・
レンズマンと関係あるのかな。
明日、僕もロード・オヴ・ザ・リングに行こうと思います。
小学校の時、友達が「指輪物語のボードゲーム」を持っていて
おもしろかったのでゴクリとビルボちゃんだけ覚えてます。
あ、そうだ、質問発見。SF板で聞いてきますね
ネタなのに(藁
殊能タンは月曜日に観に行くらしい
田中芳樹ぐらいしか読んだことないけど、田中芳樹は良いね。
1銀英伝と2創竜伝はおもろいよ。
この人最近はミステリ書いてるの?
39 :
名無しのオプ:02/03/03 12:19
レンズマンってレンズ豆と似てるね。
レンズマンはあまりにも古典なSFなので、宇宙船が航路を決定する
のに計算尺を使っていたりしておどろきます。
40 :
名無しのオプ:02/03/03 12:24
>>30 ヴァーリィ『残像』
こないだ古本屋でサンリオ文庫の『残像』を発見しましたが
2,500円したので買うのをやめました。
どっかで安く売ってないかな。っていうかサンリオ版以外も
あるの?
30さんではないのですが
「残像」は「へびつかい座ホットライン」と一緒に
早川文庫で出ていて、僕は古本でたしかもっとうんと安く買いました
あと、最新刊?の「ブルーシャンペン」も相当イイですね!
冒頭のものすごいロリコンの短編にびっくり。
今「ロード・オヴ・ザ・リング」を見て漫画喫茶にきてます。
おもしろかったですね!
気づかなかったのですが、監督は「ブレインデッド」の人なんですね。
たしかにむやみやたらに大げさな怪物の感覚は一緒かな?
42 :
名無しのオプ:02/03/03 19:49
ジョン・ヴァーリィ イイ!
彼の傑作短編はホワイダニットが多いよね。
私的にはオーソン・スコット・カードの
「死者の代弁者」がホワイダニットSFの
最高傑作。
43 :
名無しのオプ:02/03/03 22:33
ミステリ板のみなさん「さらば愛しき鉤爪」はいかがでしたか?
恐竜バカハードボイルドで笑ってちょっと泣けるいい話だと思ったよ。
44 :
名無しのオプ:02/03/03 23:04
アシモフのロボットものですが。
『鋼鉄都市』は、壮大なホワイダニットだと思うのです。
今読むと、たいしたことないかもしれませんが...
『はだかの太陽』はホワイダニットとしてけっこうよくできてる
と感じます
それ以降のロボット長篇は、ミステリじゃなくなっちゃてるのが
残念。
45 :
名無しのオプ:02/03/03 23:30
39番さんは書きました
>レンズマンはあまりにも古典なSFなので、宇宙船が航路を決定する
>のに計算尺を使っていたりしておどろきます
もっとすごいのが・・・!!
航路の計算にそろばん使ったのは、アシモフでしたっけ?
>>44 『はだかの太陽』はハウダニットでした。
アシモフのロボットものならではの『密室』。
47 :
名無しのオプ:02/03/04 08:36
>>40 「残像」ハヤカワ版、この間見つけたのは250円だったと思う。
神奈川県での話。
どーもヴァーリーは肌に合わないので買わなかった。
そういや、レンズマンって3,4年前にラジオドラマにもなったね。
49 :
名無しのオプ:02/03/04 23:52
age
50 :
名無しのオプ:02/03/05 00:12
サムライレンズマンは読んでみようと思う。
ラ板で好評価だったし。
半村良逝去につきミス板住人のおすすめ
半村良本を教えて頂きたい。
オレは「妖星伝」。
オレは「石の血脈」。マイッタ。小説世界があんなにリアルに感じられた
ことは後にも先にもない。
「妖星伝」は最初ちょこっとだけ読んで落ちてしまった。あのいかにも
大衆小説みたいな発端がなんともナー。
追悼もかねてもう一度チャレンジしてみようかな。
52 :
名無しのオプ:02/03/05 00:39
むすびの山秘録
スマソ、字忘れた・・
「産霊山秘録」ですな
54 :
名無しのオプ:02/03/05 00:53
>>53に禿同。
まぎれもなく本格ミステリである。
55 :
名無しのオプ:02/03/05 08:48
56 :
名無しのオプ:02/03/05 09:12
「箪笥」って短編の評判がいいね。まだ読んでないけど。
57 :
名無しのオプ:02/03/05 12:13
白石加代子が舞台でやってたね>箪笥
『かめくん』、結構面白かったが。
う〜ん、SF…。
俺が読んでみたいのは、SFと本格ミステリーが融合したものです。
そんなのがあれば是非、教えて下さい。
希望としては、
ベスターの「虎よ虎よ」の荒唐無稽なテンポある文章と
コードウエイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」の幻想的な文と
PK.デイックの「火星のタイムスリップ」のサスペンスと
京極夏彦の「魍魎の匣の」にでたマッドサイエンチックな人体実験の文体と
笠井潔の矢吹カケルシリーズの主人公が謎を解き明かすような文と
「冷たい方程式的」なオチまでサービスで追加された
そんな感じの複雑に融合した超SF超本格派推理小説が読みたいです。
60 :
名無しのオプ:02/03/05 16:51
贅沢なというか、無茶な要求だと思われるけど。
「驚異的謎」を暴くミステリー的趣向が根幹にあって、
しかも読み応えたっぷりの長編ということでは、
ディレイニー「ノヴァ」「アインシュタイン交点」
スターリングの「スキズマトリックス」
オールディス「地球の長い午後」
かな。
それにしても、ディック(「ユービック」や「エルドリッチ」、
あるいは謎が解決されない世界最高のバカミス「ザップガン」)じゃ駄目なのかい。
61 :
名無しのオプ:02/03/05 17:39
>>59 やっぱり、ホーガン、ニーヴン、ディレイニーという感じじゃないかな。
海野十三とかじゃ嫌でしょう?
スターリングの「スキズマトリックス」追加
海野十三の短編で雷をつかって村人に復讐する
ストーリーモノとかのテイストもいいね。
しかし、こんなのでたらドグラマグラが屁みたいな
奇書になるよね。
ディックのミステリものは、タイタンのゲームプレイヤーと死の迷路が最高だ。
タイタン〜は、
ある会合で集まりの中の一番の権力者が殺され、主人公はその時記憶喪失になる。
会合のメンバーの間で犯人さがしが始まるが・・・・という話。
その後、宇宙人と地球を賭けた人生ゲームをすることになり、
ルーレットの出目を超能力で改竄する宇宙人に対しこちらも超能力で対抗。
という話。
最後の勝負で、心を読んでくる宇宙人に対抗する策がイカス。
死の迷路は、
14人の男女が、目的も知らされず未開惑星に送られる。
惑星に設置してある基地でエライ将軍からの指令を受け取っている最中に通信断絶。
怪生物、怪建築物がはびこる惑星で、隊員たちは一人ずつ殺されていく。
という話。
そのまんま「そして誰もいなくなった」だ。
オレはこれに「ザップガン」を加えて、ディックの3大傑作とする。
「世界の謎を解明」というタイプでは、クリストファ・プリーストの「逆転世界」がおすすめ。
めちゃめちゃおすすめ。
65 :
名無しのオプ:02/03/05 20:57
三雲岳斗「M.G.H.〜楽園の鏡像〜」(だったかな?)
SFミステリーとしか形容しようがなく、かなり楽しめた。
66 :
名無しのオプ:02/03/05 21:22
>雷昔さん
そう!「ザップガン」や「死の迷路」すごすぎ!
ディックを未読のミステリーファンのみんな、彼はすごいよ。
「最後から二番目の真実」や「銀河の壺直し」みたいな
中途半端な作品でも、ディックが書くとものすごいことになります。
67 :
名無しのオプ:02/03/05 21:33
上に書いてあるザップガンやタイタンや、ディレイニー
も59の人のかいてあるのに追加して
本当にぐちゃぐちゃだけど
俺も読んで見たい。
脳髄の限界までの空想力と想像力と論理力のある
作品で出版されたら恐らく100年に一度の傑作となると思う。
2Chでついマジに語ってしました。(自分に藁)
「銀河の壷直し」がディック初体験だった。当時難解に思ったけど
ラストシーンはカッコ良かったな。復刊しないのかな?
サンリオ文庫版はもってるけど(処分せんでよかった)
69 :
名無しのオプ:02/03/07 13:52
[山田正紀特集]や「かめさん」 読みたいけど「SFJapan」高けェなぁ
ほんと、高いですね。でもかっこいい雑誌だ。
ディックの「ニックとグリマング」という絵本のようなのを読みました。
これは僕が読んだ少ないディックでも、すごく好きな方です。
かわいいくせに、こわいねえ。
71 :
名無しのオプ:02/03/07 20:36
「スラクサス」読んだ。感想。「短けっ」
なんかすげーアッサリ終わったって感じ。
入り組んだ話読みたい人、「ハイペリオン」シリーズなんかどうだろう。
72 :
名無しのオプ:02/03/08 18:08
電撃の新刊買った?
73 :
名無しのオプ:02/03/11 02:57
俺も「スラサクス」読んだ。
ミステリとしてもファンタジィとしても中途半端な気が。
正直、昔富士見で出た「銃と魔法」のほうが面白いぞ
レンズマン新訳が出てるの知らなかったYO-sage
75 :
名無しのオプ:02/03/12 01:25
ベタだけど、星 新一よんでみれ。いいよー。
★はそのシンプルさ故
「トリックのためのトリック」みたいな気がして
今になって読むとちょっと物足りないんだよなー。
77 :
名無しのオプ:02/03/12 07:37
フレデリック・ブラウンはどーでしょうか。
78 :
名無しのオプ:02/03/12 22:08
age
79 :
名無しのオプ:02/03/15 21:23
>>77 フレドリック、だね。
(まぁカタカナ表記だから所詮『不正確』なんだけど)
「火星人ゴーホーム」なんかは、いろんなイミで古典ですな
最近文庫になった森岡浩之の短編集『夢の樹が接げたなら』に
入っている「スパイス」に痺れた.素晴らしい出来.
人造人間が出てくるなんていかにもSF的なんだけど
猟奇的趣味を持つ人物との対決とか最後のひねりとかが見事.
でも一番の読み所はメール欄.
81 :
名無しのオプ:02/03/16 12:02
上遠野浩平 『ビートのディシプリン』 読んだ。まあ内容はファン向けなんで
横に置いといて、このシリーズもブギーポップ(とタイトルに付いてるやつ)とは
別に広がっていきそうだなァ。
むりやり同じ枠にハメるのは強引だとは思うが、
上遠野浩平「ブギーポップ」・浦賀和宏「安藤直樹」・佐藤友哉「鏡家」・高瀬彼方「カラミティナイト」
など、これから混乱してこないかな、とちと思う。オイラの脳ももう若くないからなあ(w
もちろん、各作品がオリジナリティがないという意味で言っているのではない。
めちゃくちゃ有名だけど、
J・P・ホーガンの『星を継ぐもの』
83 :
名無しのオプ:02/03/16 16:18
平井和正の超革中!
バカ本だけど、外せない。
>80
俺も結構それ好き。アーヴ語を除いた森岡の最高傑作じゃないかと思う。
いやあ・・・なんてったってレムの「捜査」でしょう・・・
この謎は20年くらいたつがいまだに解けない
(当たり前だが・・・)
88 :
名無しのオプ:02/03/18 21:56
>>80>>84 SF的には、表題作の『夢の樹が接げたなら』がかなりイイ
と思います。
すばらしい「言語SF」ですよ。そもそも言語SFってものが
数少ないんだけど...。
>88
俺はもともとライトノベル読者なんで「夢の木が接げたなら」は
山本弘の「時の果てのフェブラリー」とネタがかぶっているのが一寸気になった。
ただ「仲間内の言語が氾濫する世界」のイメージが非常に蠱惑的で良いのは認める。
京極の「ルー・ガル」もそう言った来るべき近未来のイメージが魅力的で、俺は評価している。
と、ミス板的にまとめてみる気味。
90 :
名無しのオプ:02/03/19 15:47
牧野修『MOUSE』(名作!)も「言語SF」っていえるのかな?
『だからドロシー帰っておいで』でも牧野造語と仏教用語がしっくりと混在してて見事。
91 :
名無しのオプ:02/03/19 16:52
>90
牧野修の言語SFは「アロマパラノイド 偏執の芳香」の方では?
「インキュバス言語」
93 :
名無しのオプ:02/03/19 18:42
>91 牧野修の言語SFといえば「逃げゆく物語の話」の ような気もするぞ
>93 うん、アレは傑作だねっ。
95 :
名無しのオプ:02/03/20 00:06
>>90 『MOUSE』は牧野修の独特な言語感覚がよくわかりますね。
ことばの力で構築された異常な世界に圧倒されます。これぞ
小説。
でも言語そのものをネタにしたSFじゃないかな? とか
思ったり。
『逃げゆく物語の話』は、比喩的ではなく、本当に
「物語が逃げていく」話ですね。その発想からして
面白かったけど、あの話をああまとめるとは、牧野修
恐るべしです。
96 :
名無しのオプ:02/03/20 10:23
津原泰水 『蘆屋家の崩壊』が文庫化されたね(収録作追加)
牧野修・津原泰水ってそれぞれSF・怪奇幻想と方法論は違うものの、共通のなにか
を感じるのだけど。両方ファンって云う人はけっこういるんじゃないかな?
『だからドロシー帰っておいで』『少年トレチア』どっちもいまのところ今年のマイベスト候補だなぁ
97 :
名無しのオプ:02/03/20 10:40
ハードカバーで持ってるんだけど、
「超鼠記」読んでないから文庫も買おうかな。
「エロティシズム12幻想」買ったよ読んだよ。
>96
解説は皆川先生ですよね!よーし、パパ今から買いに行っちゃうぞー。
新しい作品も伯爵・猿渡ものなのかな。だったらうれしいなあ。
>>98 新しい作品って「トレチア」のこと?
伯爵&猿渡ではないんだけど、本格ミステリなネタは出てくるよ>「トレチア」
101 :
羊バンター ◆eBpzLOVE :02/03/21 10:24
追加短編「超鼠記」おもしろかったです!
猿渡タンがいい!僕は津原さんにシリーズを続けて欲しかったです。
「少年トレチア」はまだなんですけど、表紙があいかわらずかっこいいなあ。
>>101 そうなん? じゃあ僕も文庫も買おうかな。
猿渡シリーズはまだ続けるつもりだと思うよ。
103 :
名無しのオプ:02/03/30 15:57
中内かなみ『李朝暗行御史霊遊記』ってどう? 京極推薦だけど、読んだ人いる?
104 :
羊バンター:02/04/04 21:55
>102
続くとうれしいです!
「少年トレチア」読みました。
今回は太ったお姉さんのキャラがよかったです。
津原さんって美形メイン以外の脇役も上手だなあと思いました。
105 :
羊バンター:02/04/04 21:57
>103さん
すごく気になりますが、まだ「ルーガルー」さえ読んでない身では買いにくいです。とほほ。
106 :
名無しのオプ:02/04/05 01:32
ジーン・ウルフの「新しい太陽の書」4部作、大好きなんだが誰も挙げてないし(哀
ファンタジーと思わせて、SFでミステリー。
読み終わるとまた最初から読み直したくなる傑作だと思うんだが。
>106
無理ないんじゃないか、「新しい太陽の書」いま入手困難だから。
続編出てるらしいんだけどきっと翻訳されないんだろーな。
入手困難>……そーなのか(鬱
続編?読みたいぞ!!そんなのあったのね。
110 :
名無しのオプ:02/04/07 23:16
バリー・ヒューガード 「鳥姫伝」が(・∀・)イイ!!
111 :
名無しのオプ:02/04/09 20:24
112 :
名無しのオプ:02/04/09 22:50
>>107 禿同。
古本高過ぎ。
4冊で1万円って何じゃ!(怒
原書で買うしかねえよ!!!
113 :
パーカー信者:02/04/12 17:23
>110
読んだっす。イイ!(・∀・)
話ももちろんだけど、訳文がテンポよくてすごくいいカンジ。
114 :
名無しのオプ:02/04/14 04:33
「夏の旅人」
115 :
名無しのオプ=アート:02/04/14 06:15
デイヴィッド・プリン『サンダイバー』
116 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/04/16 01:24
2ヶ月半ほとんど指輪物語だけちびちびと読み昨夜読了。いろいろ感想はあるけども
お話が丁寧に折りたたまれて終わるのが良かった・・・どこか切なくて。
ここのところ本を消費するような本の読み方が続いていたのでまったり作品の世界に
浸って読書するのは久しぶりのこと。考えれば本を読みはじめた頃はいつもそうだったのにな。
きっとこの本はまた読み返すことになるだろう。
ま、いい時期にいい読み方が出来たと思う。明日からは後回しになっていた本をもう少し大事にかたずけていこう。
↑読んだ直後に書きこんだので硬い文だのう・・・・
118 :
名無しのオプ:02/04/26 12:24
馳夫age
119 :
名無しのオプ:02/04/26 13:20
↑ それ、指輪物語を読んでないと分からんじょ
韋駄天sage
>>118-120 瀬田先生訳ですねー。結構好きですよおいら。
ところで。
SF・ファンタジーといえるかどうかわからんのですが、
フランチェスカ・リア・ブロックという少女?小説家の読者のかた、
もしいらっしゃいましたら・・・
代表作「少女神"第9号"」(理論社)
ウーツィ・バットシリーズ(東京創元社)
作風は、10代に若返ってしまったジョン・ヴァーリーが
ビバリーヒルズ高校白書をやった、というような(意味不明ですみません)
ラ板〜SF板〜一般書籍〜文学、と順にたらいまわしになったマイナー作家です・・・
北野勇作「かめくん」読了
もっと早く読めばよかった
ラスト寸前で不覚にも号泣
ところで、うわなんかすごくメタだよ、真相は何なんだよと、
思いながら読んでしまった私はミステリに毒されすぎですか?
123 :
名無しのオプ:02/05/03 22:32
age
124 :
名無しのオプ:02/05/04 09:45
鯖移転あげ
電撃文庫の「悪魔のミカタ」、もろにチョーモンインですね・・・特に1巻冒頭(主役がモテまくるとこも)
126 :
名無しのオプ:02/05/29 23:33
保全
小林泰三「海を見る人」を読みました。
ハードSF的な世界の描写をイメージ化するのがむずかしかったです。
集中「独裁者の掟」のようなメール欄トリックがいちばんわかりやすかった私は・・
128 :
名無しのオプ:02/07/08 10:00
さるべーじ
129 :
名無しのオプ:02/07/08 10:40
ウィーツィ・バットは文庫化されるらしいよ。
買ってみようかな?
130 :
名無しのオプ:02/07/08 11:25
筒井「笑うな」
全部読んだ後に思い出し笑いのとまらなくなる短篇集。
恐ろしい。あ、書籍板で大好評の「驚愕の廣野」もあげとこう。軽いのに良すぎる。
富樫「レベルE」
ベスト5スレにもあったがこれは漫画。しかし
短いくせにSFミステリーお笑い漫画の大傑作だと思う。色々嬉しいネタが出てくる。
この人まじで天才。
村上「インザミソスープ」
あんな奴いたらもうSF。居そうで怖い!
131 :
名無しのオプ:02/07/08 14:52
「魔法使いが多すぎる」
まだ絶版になってないよな?
132 :
名無しのオプ:02/07/08 16:16
SFの超名作ってことで、今『幼年期の終わり』読んでるんです。
で、半分くらいまで読んだんですが…ダルい(;´Д`)
これから面白くなるのかなぁ?
>>130 レベルE最高。
けど富樫じゃなくて冨樫ね。
133 :
名無しのオプ:02/07/08 19:44
>>132 面白くなります。
カレルレンの正体とか。
134 :
名無しのオプ:02/07/08 19:45
「ファウンデーション」シリーズの初期3部作のうち、「ファウンデーションによる探索」はどんでん返しがスンゴイっす。
>>133 そうですかー。じゃあ頑張って読了しようと思います。
136 :
名無しのオプ:02/07/09 13:16
フォローテンキュ。冨樫ね。
137 :
名無しのオプ:02/07/25 23:11
あげろ、あげるんだジョー
138 :
名無しのオプ:02/07/26 01:22
最近、
幼年期の終わり、夏への扉、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
を読了しますた。
どれも良かったです。
ずっとミステリばっかり読んでたけど、SFもいいなー
高校生くらいの頃から読んでれば良かったよ。
139 :
雷昔 ◆RAGEPVgk :02/07/27 21:33
>>132 幼年期はもう読み終えたかな?
もし気に入ったのなら、
80年代の幼年期〜、グレッグベア「ブラッドミュージック」
90年代の幼年期〜、グレッグイーガン「宇宙消失」
も読んでほしい。
宇宙消失のほうはミステリ仕立てで、
とんでもない密室事件がでてくるぞ。あぁ、ネタを割りたい・・・・。
140 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/07/28 20:42
茅田砂胡「神々の憂鬱」読了。「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」と
楽しんできたがどんどん作風が鼻につくようになってきたな。
といっても続きがでたら発売日に買いに走るんだろうなあ。
141 :
Enigma:02/07/28 21:18
『幼年期の終わり』、何がいいたいのかよくわからない話だった。
『夏への扉』もそれほど面白いとは思わなかったし。
SFファンとは好みが合わないようだ。
142 :
名無しのオプ:02/07/28 21:22
<「魔法使いが多すぎる」 まだ絶版になってないよな?
古書サイトにあがったら即売り切れ。オークションに出品されたら
たちまち結構な値段がつく人気商品(もちろんとっくの昔に絶版)
ですよ(鬱)。
短編集「魔術師を探せ!」も入手困難な人気商品ですが、面白かったですか?
関係ないんだけどさ
本屋に行ったら「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が平積みしてあって
夏を実感したよ(w
クラークの物語は、人類の種としての進化をまたーりと追い、
宇宙の広大さと人間知性の可能性に思いをはせる・・・・
というような感じじゃなかろうか。
じつはクラークって幼年期の終わりと短篇集しか読んだことないから
ほとんど語れない・・・・。(上のはどっかで読んだ文の受け売り)
幼年期〜は、人間にとっては神様のように見えるカレルレン達が、
実は種としてもう行き詰まってしまっている、
というところが泣きポイントだったような。
こりゃ確かにSFファンにしかわからんかもしれん・・・・。
オレとしては、SFに見切りをつける前に
「虎よ虎よ」か「分解された男」を読んでほしい・・・・。
分解〜には、一種の叙述トリックみたいなものが使ってあって、
ちょっと感動した。(暗号文のやつ)
太陽系を手中に入れんとする天才実業家の主人公と、
正義の超能力刑事の激しい化かしあいの話。
刑事は相手の心を読んだりする。ずるい。
「虎よ虎よ」は、ひとことで言えば宇宙版モンテクリスト伯で、
筋肉バカの主人公が、少しずつ自分を教育し、憎き敵に復讐する話。
犯人探し的なところもある。
しかし、非SFファンだとラストがピンとこないらしい
オレは腰が抜けるほど感動したが。
>>144 俺的にはベスターなら「分解された男」がよかった
切なくてね。
「虎虎」はアルピノの女キャラに萌えた
SFはいいよー。最近ではスノウ・クラッシュと最果ての銀河星団を読んだよー。
スノウ・クラッシュはお勧め。アシモフとシルヴァバーグの合作の夜来る<長編版>は
一回読んでみたほうがいいよ。なんか本当にこの世界の大きさを感じれる。
泣ける物語じゃないはずなのに、日が暮れたシーンで泣いたよ。切なかったよ。(w
147 :
名無しのオプ:02/08/14 21:47
「水の時計」読んだ。うーん受賞はしたが、やっぱ応募先まちがてるよなーこれ。
たしかに幻想文学は横溝賞の守備範囲だが・・・幻想文学って言うのも違う気がするし、
賞にあわせて下手にミステリ趣向を入れているのも違和感ありありだし・・・・
雰囲気的には「乙一」に近いかも。
分解された男はラストがちょっと残念だったなぁ。
映画の「ゲーム」のような微妙な後味の悪さを感じた。
ハッピーエンドだからいいんだけど・・・・。
上遠野浩平の「殺竜事件」「紫骸城事件」が話題になってないな。
二年前の厨2の夏、当時カドチン信者だった俺は、発売したと聞いてすぐに買った。そして思った。
「高いよ」
「なんですこし大きいんだろう」
「なんで二段組?」
当時俺はノベルスを知らなかった。
また、そのときカドチンの作品が雑誌に載ると聞いた。俺はその雑誌を知らなかった。だが今ならわかる。それがメヒストであったということを。
そんなDQNから見ても、「殺竜」にはミステリとして欠陥があった。
「紫骸城」ではそんなことはなかったが。
(欠陥はメール欄)
149はとてもいい奴に思える。
151 :
ドグマグ派:02/08/14 23:49
クリストファー・プリースト「魔法」…
イギリスの「ドグラ・マグラ」ともいう
べき大怪作…いや大好きですよ、特に3P…
「星を継ぐ者」がどうしても進まない・・・。
FTでミステリ的に好きなシーンは
ゲド戦記「影との戦い」でロークを去る際の門番先生との問答です。
153 :
名無しのオプ:02/08/28 12:03
上げる?
154 :
名無しのオプ:02/08/28 12:28
>>142 マジカヨ!?
あのとき買いそびれなければ・・・
鬱すぎ・・・
155 :
シャーロック・ホームズ:02/08/28 13:08
>>154 いま、ヤフオクに出てるんじゃないかな?
>154-155
正直あまり面白いとは思わないが
水さしてスマソ
来月号の「SFマガジン」はSFミステリ特集らしいね
>>139 激しく遅レスですが。
幼年期、無事読了してます。
好きか嫌いかは自分でもよくわからんのですが、とにかく印象に残ったので、
その二冊も読んでみます。
今はイーガンの『祈りの海』読んでます。
159 :
名無しのオプ:02/09/08 09:50
「イリヤの空、UFOの夏 その3」に悶々――生殺しだよ。
>80
いや、漏れは一番の見所は(メール覧)だと思う。
ハリーポッターシリーズはどうでしょうか。
ああいうベタベタなテクニックだけで仕上げたような作文が受けるってのが
イマイチ理解できないな。
内容的にも、明かな嫌味キャラをあてがって、
抑圧>解放のパターンばかりで、
正直、子供には読ませたくない。
163 :
名無しのオプ:02/09/23 01:32
ダレンシャン>>>>>>>>>>>>>>>>ハリポタ
164 :
名無しのオプ:02/09/23 01:37
ゴレンジャー>>>>>>>>>>>>>>>>ハリポタ
165 :
名無しのオプ:02/09/23 21:38
自分はそこそこのSFマニアだと思ってたが、
そうでもないことが判明した。
「既読は250作品中 58 作品です(平均は 52.88 作品)。
93 人中 32 位でした。」
だって。
しかも読んでるのはたいて20票以上のメジャーものばかり。
はちゃめちゃSFの傑作が意外にも読まれてないのにびっくりした。
『レッドシフト・ランデヴー』(91) ジョン・E・スティス 11
『ありえざる都市』(90) デイヴィッド・ジンデル 12
ありえざる都市は、宇宙だとか人類だとかの
さまざまな謎を追う冒険ものだから、ミステリ好きでも楽しめるかも。
スターメイカーを読んだのが4人というのも意外だけど、
これは手に入りにくいからか。
しかし、これってどういう話だっけ。
へんな宇宙人とシンクロするあたりまではおぼえてるんだが……。
>>166 レッドシフト・・は、いかにもB級の表紙イラストだったしなぁ・・
読んだけど、ハードにありがちな、SF的な事象の描写が全てで
ストーリーはダメダメだった記憶が・・
そういえばハードSF的でおもしろいのは中盤までで、
後半はへんてこな冒険ものだったような気が……。
あやしげな惑星に辿り着き、
胡散臭い宗教団体の城かなんかで主人公が活躍するという感じの。
バクスターをさらにダメにした作風だと言えなくもない……。
>165
ちなみに、既読が
『カウント・ゼロ』(87) ウィリアム・ギブスン
『スキズマトリックス』(87) ブルース・スターリング
『モナリザ・オーヴァドライヴ』(89) ウィリアム・ギブスン
『重力が衰えるとき』(89) ジョージ・A・エフィンジャー
『ミサゴの森』(92) ロバート・ホールドストック
『ミッドナイト・ブルー』(97) ナンシー・A・コリンズ
『天使墜落』(97) ニーヴン、パーネル&フリン
709 人中 616 位でした
駄目じゃん(w
な、なぜミサゴの森を……。
たしかこの人ロバート・フォールコンって名前で伝奇バイオレンスみたいなの書いてたなぁ。
SFマガジンの不老不死特集の時の短篇がグロくて良かったので、
ミサゴの森を買おうと思ったことがある。結局買わなかったけど。
>165
>既読は250作品中 178 作品です(平均は 42.78 作品)。
>1268 人中 21 位でした。
本格ミステリファン度調査では恐ろしいほどダメダメだったので
ちょっと嬉しい…
172 :
名無しのオプ:02/10/22 12:05
梶尾真治に「ドグマ・マ=グロ」(題忘れた)と言うのがある
「ドグラ・マグラ」のオマージュ作品だそうだ
>>172 私はそれ両方とも読んだけど、梶尾のはダメダメだった。
異次元世界に転移して因果律が狂ったり奇怪な怪物が空中から現れたりする内容だが、
題名の単語が作中に出た時「マグロか?」とボケがあったり、ぼて腹でネズミそっくりな
キャラがでしゃばったりでねえ。
>165さん
1582 人中 883 位でした
23作品、ぬはは〜
175 :
名無しのオプ:02/10/22 14:01
中島らも「ガダラの豚」
(これってミステリか?)
176 :
パーカー信者:02/10/23 02:36
ファンタジーなら「鳥姫伝」(バリー・ヒューガート/ハヤカワ文庫)
がすげえ面白かった。
色んな謎が一気に結末に向かって解けていく様が快感。
ホームズ役(?)の老人がもう最高〜
気に入った本は持ち歩く癖があるもんで、1冊目に買ったのが
ぼろぼろになって最近2冊目を買いなおした。
177 :
名無しのオプ:02/10/25 14:28
やっぱソウヤーは面白いね!
スターリングは『スキズマトリックス』ばっかり挙がるけど、
『蝉の女王』収録の「巣」はすごいぞ!
読者全員巻き込んで大どんでん返しだ!
179 :
名無しのオプ:02/10/25 15:44
1620人中98番目だった。
聞いたことの無いタイトルはまだまだあるものだな〜
180 :
名無しのオプ:02/10/25 23:25
ハル・クレメントの20億の針と一千億の針
181 :
名無しのオプ:02/10/25 23:35
「ヴァート」は極上のノワールとして読める
オススメ
182 :
名無しのオプ:02/10/26 10:11
「捜査」って深夜ドラマでやったらどーなるかな。
やっぱ、非難轟々かなあ。
映像てきにはすごく合いそうなんだけど林の中とか。
183 :
名無しのオプ:02/10/29 06:57
185 :
名無しのオプ:02/11/20 01:00
全然ミステリとは関係ないかもしれないが、
「戦闘妖精・雪風」神林長平
は、面白かった。
今、夏への扉読んでます。
186 :
名無しのオプ:02/11/20 01:13
「カンタン刑」 式貴士
「ラベンダー・ドラゴン」 イーデン・フィルポッツ
>>185 いやいや、ジャムの正体はミステリでしょ>雪風
個人的には、間違って勲章もらった男の話が好きですた
最近、ティプトリーにはまってるわけだが、
「そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた」なんか、何度も読み返せるよ。
題名から何まですごすぎる…
189 :
名無しのオプ:03/01/06 17:26
ジャック・ヴァンス『月の蛾』
謎解き以上に世界が魅力的。
人類、ロケット、宇宙とかに燃(萌)えない人は、SFに向かないなどということは全然ない。
サイエンスはストーリーの味付けと割り切っている作家もかなり多いし、SFのような架空設定でしか表現できない面白さは確実にある。
河出文庫の「20世紀SFシリーズ」を年代順から追っていったら、バラエティの豊富さに驚くと思うよ。
ちなみに月の蛾も3巻に入っている。
月の蛾はおもしろかったね。
大いなる惑星というのもおすすめ。
巨大惑星冒険ものだけど、一部ハイペリオンの元ネタになってる。
主人公達の一味にスパイが紛れ込んでるとか、珍妙な世界を次々巡るところとか。
魔王子シリーズもミステリ仕立てでおもしろいという噂だけど、いくら探しても見付からない……。
イリーガルエイリアンを読んだ。まぁ、そこそこの出来。
この人の作品は新しいのが出るたびに良くも悪くもない無難な出来になっていくような気が。
ゴールデンフリースがいちばん好きだな。
191 :
羊バンター:03/01/14 15:49
マイケル・コニィの「ハローサマー、グッドバイ」、
思い切って買ってしまいました。
青春SFとして、噂どおりすごくおもしろかったっす。
オールディスの「地球の長い午後」より紋切り型で、
ヴァーリーの「へびつかい座ホットライン」よりもメロドラマ、
ディレイニー「ノヴァ」よりもオフビート。
けれどこの作品にしかない輝きがあるなあと思うのでした。
ミステリー的な謎解きの要素もあります。
192 :
羊バンター:03/01/14 15:51
>188の中田さん
ティプトリーのお母さんが書いた
「ジャングルの国のアリス」、かわいかったですよ
FABLESってアメコミがファンタジー世界で起こる事件を題材にしていておもしろいよ。
(^^)
アーサー・C・クラーク「海底牧場」
未来を舞台にした「逆境にたちむかう男の物語」。
フランシスやマクリーン等のイギリス冒険小説の系譜に入ると思います。
リチャード・バウカー「約束の土地」
核戦争後のアメリカで私立探偵を始めた青年が主人公のハードボイルド。
舞台設定はほとんど普通のハードボイルドですが
事件の背景に(メール欄1)の技術が絡んでいる点がSFであり
犯行の動機と犯人設定は(メール欄2)へのオマージュが感じられます。
あげておくか。
197 :
名無しのオプ :03/02/09 14:47
あがってなかった。
198 :
ファンタジスタ:03/02/12 13:07
ロバート・アスプリンのマジカルランドシリーズ
(ハヤカワFT)コージーミステリ好きの方にはイケる
と思います。どなたか読まれた方いらっしゃいませんか?
>165
8作品しか読んでない…
ブラウザ落ちちゃって結果忘れたけど、確か2600人中2000番くらいだった(藁
アシモフとかハインラインは結構読んでるけどリストに無いし。
そんなの読んでて当たり前だからカウント外ってことか?
どうして誰も「暗黒太陽の浮気娘」を挙げてないのだ。
いや、ミステリとしては凡作だけど。
201 :
名無しのオプ:03/02/21 19:51
いきなり日本人作家をあげるのは気が引けるのだが
大原まり子の「ハイブリッド・チャイルド」ってすげぇバカミスじゃない?
>>199 >サンリオ撤退(1987年8月:綾辻登場と時期を合わせる以上の意味は無い)以降に
>翻訳出版された海外SF小説を対象とする。
● ノハヽ
ヽ(´D`)
へ/ ノ
● ゝ
ひとつ挙げるなら、やはり「星を継ぐもの」でしょうね。
いや、「暗黒太陽の浮気娘」も好きだけどさw
(^^)
保守
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
保守
211 :
名無しのオプ:03/04/22 18:18
『バーサーカー・皆殺し軍団』、ミステリ的なオチが面白かった。
212 :
名無しのオプ:03/04/22 22:27
ミステリとSFは展開の仕方がまるで違うからね。
野球とサッカーの楽しみのようなものだと思ってる。
(ごく稀に高度な複合競技が出てくるけど)
今のところ、ミステリ3、SF1、その他1くらいの割合で読書してる。
SFを読むことの思わぬ収穫は、海外小説に対する苦手意識が薄れることだろうか。
>>195 「約束の土地」読んだよ。
最初は一人称が「おれ」ってのに危惧も抱いたけど、予想に反して素直に面白かった。
荒っぽい舞台なのに、事件の操作は荒事に頼らないってのがいいね。
以前から読みたかった「ミサゴの森」を図書館で発見して、
喜び勇んで借りて帰った。
で、ラスボスと対決!てところまできて、????
どう考えてもストーリーがとんでる、と思ったら
なんと、10頁以上ページが抜けてるよーー
製本が悪くて抜け落ちたのか、むしりとられたのか謎。
オチの数頁は読めたからまだ良かった…
この本自体が亡父の遺した日記と、その日記から
ちぎりとられたページってのが話のキーになってるんで、
オモロイ偶然の一致といえば一致だけど ヽ(´Д`;)ノ
「ホログラム街の女」が面白かった。
SFの世界で探偵が仕事をしてる。
あとL・M・ビジョルドのマイルズシリーズもいいと思う。
「ホログラム街の女」の作者はF・ポール・ウィルソン
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
保守
220 :
名無しのオプ:03/07/04 03:22
ヾ ̄ソ ヾ ̄ソ ││
│ │ │ │ ││勹
│ │ │ │ / 丶ィ
│  ̄ ̄ | [二///〔二二二]
│ ┌--┐ │ //と/ノ
│ │ │ │ く/ │ | ∧∧
│ │ │ │ │ ││││ | (゚∀゚ )
..∠,,,,,ゝ...∠,,,,,ゝ ││││││ †c(_,◎〜
/ ̄ ̄ ̄\ 「 ̄ ̄ ̄\ 「 ̄ ̄ ̄\ ヾ ̄ソ ヾ ̄ ̄ ̄ ̄ ソ
| / ̄ヽ │ | 「 ̄^ヽ | | 「 ̄^ヽ | │ │  ̄│ │ ̄
| | │. |.. | | ノ ノ | | ノ ノ │ │.. │ │
| ヽ_/ │ | ^^^ <. | ^^^ <. │ │ │ │
\___/. .| 「^^ ヽ .ヽ | 「^^ ヽ ヽ ..│ │ │ │
ヘ | | │ | .| | . │ | .│ │ │ │
| \ . | [__ソ │..| [__ソ ││ │ │ │
∠"⌒> [___/ .[___/. ∠,,,,,ゝ . ∠,,,,,ゝ
>>213 レスサンクス。
ひさしぶりにこのスレ見たんで返事が遅れちまった。
…と書きつつ、俺はSFはほとんど読んでないんで
みんなが挙げてる作品を「へー、そんなのもあるんだー」と
驚いてばっかですが。
ネタが思いつかんのでスマソsage。
223 :
名無しのオプ:03/07/13 14:30
ディック初体験「パーマーエルドリッチの三つの聖痕」
なかなか面白い。
が、本格ミステリ好きの俺には
「死の迷路」あたりの方が合っているのでしょうか?
224 :
名無しのオプ:03/07/13 23:28
「夏の旅人」あたりは当たり前すぎてだめなの?
ディック、ボネガットなどは、ミステリをがっつりと読みつつ(あるいは読み始める前に)
読んだことがある、なんて人も多いと思う。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
230 :
名無しのオプ:03/08/17 00:23
イーガンの『ルミナス』、賞とったっていうから、『90年代SF傑作選』に手を出した。
…けど、ルミナス、理数系の言葉が全然理解できない…。
『祈りの海』はなんとか読めたんだけど。
今更ながら「指輪物語」に手を出しました。
映画すっごい好きなんだけど……原作最強すぎw
あうー83ってのはミスでつ・・・↑
『アルジャーノンに花束を』
あ〜あ、またしゅっぱんしゃの人におこられてしまった。やっぱり、ぼくばかだから
さっかになんてむいてないんだ・・・。でもぼく、おはなしかいて、よんでもらって、
いろんな人をたのしませたいよう。うっ・・・うわぁぁぁぁぁんうわぁぁぁぁん・・・
と、ないているところで、あるさっかのしぇんしぇいにおこえをかけていただいたのです。
「し、ししししぇんしぇ、ヒックッ、ぼ、ぼぼぼくぶんしょが、ヒックッ、うまく、
なりた、です。」
「そうか、俺も昔は永久初版作家といわれて苦労したんだ。でも、この薬を飲めば
きっとうまくなる。君は作家のK君やMさんを知っているだろう。彼らも飲んでいる。
安心しろ。」
僕は、その薬を飲むようになって、みるみる頭が良くなっていった。作家としていろんな賞もとった。
しかし、最近気になる事がある。先輩作家達が妖怪に身を変じたという噂だ。
ある作家は妖怪『酒浸り』となり
またある作家は妖怪『仕事漬け』となり
そしてある作家は妖怪『ゲーム女』となったというのだ。
僕もいつそうならないとも限らない。しかし今はこのかわうそうなさっかたちのために
はけましのめいるをおぅ・・・××おふいすまておくてあけてくらさい。
れもこえはチクッちゃイヤよのさあ。
234 :
名無しのオプ:03/10/16 16:21
貴様ら、ボサッとしてないでテッドちゃん「あなたの人生の物語」をさっさと読め。
表題作はまさしくミステリの構造そのものだ。
>234
胸が痛くなる話でした。(´;ω;`)ウッ…
テッドちゃんと書くとなんか可愛い…
自分はバベルの塔の話が好き。
「地獄とは神の不在なり」が好きです。
なんつーか、エヴァンゲ(略
どうしても使徒を思い浮かべてしまう。
「夏への扉」ロバート・A・ハインライン(早川書房)
男は絶望していた。ついこの間までの輝ける日々が嘘のようだった。
親友そして最愛の婚約者に裏切られ、発明の特許までも騙し取られて放り出された男に残されたものは
我が子同然に想っている牡猫だけだった。
そして途方に呉れる彼が目にしたのは「冷凍睡眠保険」の広告だった・・・。
最早レビューすることすらおこがましいと思えるほど有名な作品ですね。
早川の読者アンケートでも一位になっていました。私はそれを見るちょっと前に「ジャンル別のロマンス作品ベスト」
みたいな紹介本で本作のことを知り、さらにSF板でも「リッキィたん萌え」のカキコが目立つのを見て取り、
大いに読書欲をかきたてられたというわけです(笑)。
たった今読殺したばかりですが、読後感は爽快です。
通常の僕はこういう腰砕け復讐モノが好きでないんですが、これは例外です。そんなことほとんど気にならなかった。
時の移ろいそのものが復讐の大部分を代行してくれたから。
男性にとって余りに理想的過ぎるヒロインの人格や都合よく善人に出会えたことなど、
全く気にならなかったといったら嘘になりますけど、そんなことは言うだけ野暮ですね。
今はただ気持ちのいい作品に出会ったことを喜び、ひと時の余韻に浸ることにします。
P.S. 2000年の看護婦の制服いいですね(笑)。
hosyu
239 :
名無しのオプ:03/10/31 13:46
ちなみにその昔、現在冒険小説でも活躍中の谷甲州という作家さんが、
「三万六千キロの墜死」
というSFミステリを書いたのだけど、誰も読んでないのかな?
地球衛星軌道上を回る死体。一体犯人は・・・・・?
という内容。
あと似たようなので、
「M・G・H」
という本もある。こっちは森博嗣調近未来SF風ミステリ、という
ややこしい代物。
作者は三雲岳斗。
地球衛星軌道上を回る実験施設の中で墜落死。犯人は誰だ・・・・・?
箇条書きにすると凄く似てるな・・・。
こういう傾向の作品、好きなんだが、
「三万六千キロの墜死」の後書きで作者が同じ事言うと、
「そらお前、SF好きで尚かつミステリ好きのお客さんにしか買うて貰えへんやんけ」
と知り合いに言われたとか。
そういえば三雲の新刊でたね。小説推理連載のやつ。
SF JAPANどうしよう
てす
夏に高村薫さんが新聞で「ソラリスの陽のもとに」を推してたなぁ
いい人だぜ
『鼠と竜は眠る・めぐりあい宇宙編』
仕事を終えた直也は、いつもの繁華街を通って家へ帰ろうとして
いた。人通りの多い場所は直也の神経を疲れさせた。彼は無意識に
人の思念を読み取る能力者なので、彼の脳内はいろんな人の感情で
すぐにいっぱいになってしまう。彼は思う。(みんな本当にくだら
ない事を考えている。人がどんな服装をしていようが、どんな体形
をしていようが、どんな顔形をしていようが関係ないじゃないか。
結局みんな他人より自分の方が優れている点を見つけて優越感に浸
るのが好きなだけの途方もなく下劣な奴らだ! 本を読む、映画を
見る。その感想のほとんどが批難だ。手放しに誉めたりするとバカ
っぽく見える。そんなくだらないミエなんかの為に人生を楽しむ事
を放棄している。実にくだらない。クソみたいだ! オマエモナー)
などとくだらない事を考えて気を紛らせて歩く直也に、悲痛な叫
びが届いた。歩道の片隅にペルシャ猫がうずくまっていた。
<大丈夫か? たいしたモンねえけどウチ来るか?>
直也は猫の脳へ向けて思念を送ってみた。すると、
<おお、温かい、おお、心の広い、おお、見上げるような人! おお、
勇ましい、おお、優しい、おお、情深い大きなパートナー! おお、
おお、あなたのお供ができるとは、あなたにお供して、あなたとな
ら、しあわせ、しあわせ、温かい、温かい、さあ戦いへ、さあ今こそ、
あなたとなら・・・・・・>
送られてくるのは言葉ではなかったが、直也の感じ取った猫の思
念を言葉にすると、このようになった。直也は猫を連れ家へ帰った。
直也は猫にナナエと名づけ、共に暮らした。人間といるととても
疲れる直也はナナエと共にいる時間に言葉では言い尽くせない幸せを
感じるようになっていた。(2、3日風呂に入らずとも嫌な顔などせ
ず、ゲームに没頭しすぎても、限定品を勝ち取る為に朝早く家を出
ても文句など言わない。ああ、猫とはなんとすばらしいパートナー
なのだろう。もっと彼女と親密な関係になりたい。ああ僕は人間な
どやめて猫として暮らしていきたい・・・・・・)
直也とナナエの甘くせつない生活に数週間が過ぎるうちに、彼ら
は雑誌記者の高坂昭吾と知り合った。ある日、高坂は果物を持って
直也とナナエの家へ訪れた。
「リンゴを持ってきたよ」
「高坂さん、僕むきますから座っててください」
「じゃ、お言葉に甘えて」
リンゴを持って来たのは高坂の策略で、ナナエと二人(?)きりにな
る手立てであり、筆者の都合。高坂はナナエの美しさにうっとりした。
(ああ、直也君がうらやましい。これほどまで美しい猫と毎日寄りそえ
るなんて・・・・・・)
高坂はナナエの口元へ緊張しながら指を近づけてみた。ナナエは高坂
の指にそっと口付けをして、首筋で指に愛撫し高坂へメッセージをささ
やいた。
<あなたの実家、魚屋なのね。なぜなの? なぜあなたは今になって
現れたの!?>
<運命だとしたら・・・ひどいもんだよな。残酷だよな>
ピロリロリーン☆
直也は強烈な不安を感じた。
「ナナエ! ヤツとの戯言はやめろ!!」
直也はナイフを手にしたまま、高坂のもとへ突進した。
<高坂さ――ん!!>
ナナエはナイフの向かう先へ飛び出した。
「ナナエ!!」
「ナナエ――っ!!」
高坂と直也が叫び声をあげた後、長い沈黙が続いた。そして、ようやく
力なくうつむく直也がつぶやいた。
「僕は・・・取りかえしのつかないことをしてしまった・・・。僕が・・・
ナナエを殺してしまった・・・!」
言葉もなく高坂は直也を優しく腕に抱いた。
【予告】
遂に慎司の登場で3人の関係は泥沼へ!
ゼーレのシナリオとは!? 人類補完機構とは何か!?
次回 「干したウニとタワシに火をかけた女」にスイッチオン!
【参考文献】
「鼠と竜のゲーム」コードウェイナー・スミス
「龍は眠る」宮部みゆき
さて、「悪の読書術」は700円分笑えましたし、淳子さーん、
出番ですよぉ。
ごぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉ。
あの誉めてる作家がぁ・・・書けない。Hさんじゃないです。
ttest
249 :
名無しのオプ:04/03/11 21:42
ずばり、ニコラ・グリフィスの「スロー・リバー」(早川文庫SF)は
近未来ミステリの傑作だ。ネビュラ賞受賞。
絶対、ミステリ文庫から出した方が売れる本だ。
内容はミステリそのものなので、SFファンには受けが悪い。
ミステリファンの感想見てみたい。
250 :
名無しのオプ:04/03/11 21:56
クリストファー・プリーストの「逆転世界」って、
本格ミステリじゃん。
ラストの1行のどんでん返し、まさに叙述トリックの最高峰。
>>250 叙述トリックって解っちゃうともう読む気にならんな
252 :
名無しのオプ:04/03/12 04:30
過去ログにあったサンリオあぼーん以後のSF投票だけど、
「ハザール辞典」(4.8%)読まれなさすぎ……
あの絢爛豪華にして哀愁漂う三つどもえのストーリーをもっと読んでやってください。
「ディファレンスエンジン」が25%いってたのはさすが。
253 :
名無しのオプ:04/03/12 23:36
>>251 そんなことないやい!
異形の奇想世界だけでも十分に楽しめるぞ!
254 :
名無しのオプ:04/03/12 23:49
電撃のmissingってどう?
ディックって好きなんだけど、ある程度読むまでが疲れる。
256 :
名無しのオプ:04/03/13 22:03
つーか、ディックは疲れているときに読むもの。
元気な時はあの世界には入りにくいだろ。
初ディックは「死の迷路」
半分くらいまで頭の中は「?」で一杯だった
それからは開き直って読み進めてたのだが、ラストでさらに「?」
>>257 最初が「死の迷路」じゃあ仕方がない。といっても何冊目に読んでも
一緒だと思うが。
死の迷路はミステリだけど、出来がイマイチだからなあ。
SF的には、禁じ手といって馬鹿にされるオチだし。
ユービックを読めば?
逆まわりの世界の主人公の奥さんのロッタに惚れた。
なんかリア厨の頃に読んだ「隣り合わせの灰と青春」がまた読みたくなった。
ベタながら爽やかなミステリー的落ちもあるし。
「われはロボット」の映画、辛そうだな。
期待に胸膨らませてたんだけど、trailer見て行く気なくしたよ。
263 :
名無しのオプ:04/04/29 15:51
あげ
人類皆殺しのディッシュの短編で憂鬱な女神のもとへきたれってのがあって
読んだあとかなり寂しくなったのを覚えている。
265 :
名無しのオプ:04/04/30 10:11
ソウヤーの新作、はよ訳せや
266 :
名無しのオプ:04/05/01 00:04
>>264 ディッシュは「人類皆殺し」以外はろくな小説書いてないぞ。
で、
>>266は「憂鬱な女神のもとに来たれ」をよんだのか?
>>260 自分はウザかった。
いっつもオドオドビクビクしてるくせに不道徳な度胸だけはありやがると思って。
269 :
名無しのオプ:04/07/21 00:45 ID:Rmn5HN9W
浮上するぞ
270 :
名無しのオプ:04/08/14 00:01 ID:QD/TxXju
ディックは映画見て感動し「アンドロ〜」で頭抱えてしまったものです
その後ディック短編集にハマリ、セーフになりました
そしてスターリング「蝉の女王」
オースン・スコートカード「無伴奏ソナタ」がお気に入りです
願わくばこの次の作品群をお教えください!
じゃないとノンフィクションに戻りそうです
そう言えばSF仕立てのミステリーや推理物って何か有る?
アシモフの「鋼鉄都市」今再読して来た。
>>271月並みだけど↑お勧め。
273 :
読後感:04/12/14 16:49:23 ID:6fySN56+
今「氷と炎の歌」読んでるけどなかなか面白いです。
クリスチアナ・ブランドが子供向けのファンタジーを
書いていたことをはじめて知った。
「ふしぎなマチルダばあや」というタイトル自体は聞いたことがあったけど、
昨年アメリカで映画化されたという情報があって、
作者の名前を見てびっくり。
まさかあの「はなれわざ」「ジェゼベルの死」等の人だったとは。
今回は意外な例だったけど、ミステリと児童文学自体はわりと相性がいい。
児童文学からミステリを書くようになった人もいるし、
逆にミステリの巧手に児童文学を書かせると上手そう。
スタージョンはどうでしょう。
本当に上手い作家なので、ミステリ好きにぜひ読んでほしい。
277 :
名無しのオプ:05/03/11 18:46:12 ID:8/eJdXFA
あんまりミステリ以外のものは読んでないんですが、最近読んだ中では下記の物が面白かったです。
航路(上・下)−コニー・ウィリス
臨死体験とは科学的に言えば何なのか?それは只の脳が見せる幻覚なのか、それとも本当に
あの世からのメッセージなのか?
――――認知心理学者として病院に勤めるジョアンナは臨死体験を科学的に分析し、その
働きと役割を調べるために患者から聞き取り調査を日々行っていた。しかし、臨死体験をあの世
からのメッセージとして疑わない医師マンドレイクによる妨害(結果的に)により、中々分析が進ま
ない。そんな中、神経内科医のリチャードは被験者に擬似的に臨死体験を体験させる薬を発見し、
その薬を使い臨死体験中の脳の状態を調べるプロジェクトを始め、ジョアンナに協力を求める。
そしてジョアンナはリチャードと協力し、このプロジェクトを進めていくが、様々なトラブルにより、被
験者がいなくなってしまう。ついにはジョアンナ自身が被験者になるはめに。その実験中にジョアンナ
が見たものは。。。
物凄くもどかしい小説です。分かりそうになると邪魔が入り、臨死体験とは何かに対しての答えが
逃げていってしまう。そのもどかしさを元に本を読み進めていくと上巻の最後には思いもかけない
人物が。。そして衝撃の2章のラスト。自分は呆然としてしまい、3章を読むのを次の日にまわして
しまいました。そして3章を読み出すともう止まらない。ラストまで一気でした。ラストはある意味ファ
ンタジーでありそれが故にとても爽やかで切ない(が、逆にいえばそれが故に若干話の整合性に
かける所でもある)。泣きはしなかったけれどいいお話です。又、キャラクターも非常にうまくかかれて
おり、ある意味で映画的であり類型的なキャラクター。そしてそれらのキャラクターがうまくストーリー
に関わってます。短気の人には向かないかもしれないけれど(上巻の話のスピードが遅くもどかしい
ストーリーだから)それ以外の人にはぜひ読んでほしい。そんな感じの小説でした。
「航路」は長くて挫折しました
279 :
名無しのオプ:ミステリー暦165/04/02(土) 01:14:07 ID:Pirgsxc3
280 :
名無しのオプ:ミステリー暦165年,2005/04/02(土) 23:43:35 ID:ROKH3kfG
航路好き。ドゥームズデイも犬も好き。
ウィリスはもっと読まれていいと思うんだけどな〜。
ミステリ好きにはアトウッド「昏き目の暗殺者」(早川書房)がオススメ。
アルジャーノン好きには、エリザベス・ムーンの
「くらやみの速さはどれくらい」(早川書房)もいいと思うよ。
281 :
吾輩は名無しである:2005/04/14(木) 13:27:42 ID:E2PaDbWg
b
282 :
名無しのオプ:2005/04/14(木) 19:32:57 ID:9q/lh5l5
>278
んな、アホな
283 :
名無しのオプ:2005/04/15(金) 00:06:49 ID:GXQOP+s0
山田の神狩りはいい
284 :
名無しのオプ:2005/04/15(金) 20:04:38 ID:xdDCAovF
しかし神狩り2は微妙だった
285 :
名無しのオプ:2005/04/30(土) 11:41:38 ID:TQEXUZTz
最近話題の「オルタード・カーボン」(リチャード モーガン著) 誰か読んだ〜?
P・K・ディックがミステリ書いたような内容らしいんだけど、
値段が高いから買うの迷ってる。誰か感想おしえてくれ〜
286 :
名無しのオプ:2005/05/01(日) 22:00:39 ID:SJkQ+3Ud
>>285 俺も迷ってるけど俺はバカだから
再読してるミステリオペラ読み終わったら買うよ
287 :
吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 11:50:56 ID:81O6rrFC
f
288 :
名無しのオプ:2005/05/18(水) 08:15:49 ID:ULPPB1iK
ジョン・D・マクドナルドの「金時計の秘密」はオススメ!
クライムライターとして有名な著者だけど、この作品では
ありふれたSF的ガジェットを使いながら、犯罪小説、青春小説、冒険小説
などをミックスして、極上のエンターテイメントに仕上げるあたりはさすが巨匠です。
289 :
吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 12:04:51 ID:kRR+ybaw
h
290 :
川の上を通る男:2005/05/27(金) 01:29:59 ID:Wgxx5/mk
十二国記シリーズおもしろかったよ。
291 :
名無しのオプ:2005/05/27(金) 01:46:26 ID:tC1WWkl8
292 :
名無しのオプ:2005/05/27(金) 22:17:55 ID:lRefed8L
おお、こんなスレあったのか
ミステリー好きだけどSF・ファンタジーもチョコッと読んでいる俺のお勧め
(ログ読まずにカキコだから外出ばかりかも)
「ハイペリオン」シモンズ・「ドゥームズデイ・ブック」ウィリス
「マイナス・ゼロ」広瀬正・「光の帝国」恩田陸・「童話物語」向山貴彦
「少年時代」マキャモン・「炎都?」「禍都?」(1作目と2作目)柴田よしき
パッと思い出せるのはこれくらい。
読んでないのがあればぜひ読んで欲しい。
293 :
名無しのオプ:2005/05/27(金) 22:23:38 ID:lRefed8L
大事なの忘れてた
つ【日本沈没】
294 :
名無しのオプ:2005/05/27(金) 22:26:07 ID:BtdvO7A9
>>292 ハイペリオンだめだったなあ。
余りに未来すぎるのは向かないのかも。
ダーウィンの剃刀はよかった
295 :
名無しのオプ:2005/06/02(木) 01:09:00 ID:DO+4G199
七瀬ふたたび!
296 :
名無しのオプ:2005/06/02(木) 10:43:26 ID:RWocfRA4
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「私が幽霊だったとき」
設定はファンタジーだけど、
展開はミステリーっぽいと思いながら読んだ。
297 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 02:43:04 ID:RIxXM8rJ
エドガー・ライス・バローズ
火星シリーズ
金星シリーズ
地底シリーズ
298 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 04:57:55 ID:qovFkLKj
ティム・パワーズの「アヌビスの門」は人格転移・時間移動と
西澤の30年先いってるすげぇSF兼ミステリだったよ。
299 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 12:28:05 ID:JzwC31de
椎名誠の『武装島田倉庫』オススメ!
300 :
名無しのオプ:2005/06/13(月) 17:47:31 ID:hzXLjac1
>>298 へえ、あれ面白いのか。
手にとったんだけど、表紙絵に萎えて買わなかったんだよなあ。
301 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 12:08:09 ID:jNRwU6hX
8
302 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 12:23:56 ID:N8AoAqee
o
303 :
名無しのオプ:2005/08/31(水) 21:22:54 ID:Aal4Oi2r
ダイアナ・ウィン・ジョーンズなら「九年目の魔法」も面白かった。
304 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/04(日) 11:41:45 ID:LkB28YLE
i
305 :
名無しのオプ:2005/09/17(土) 21:35:53 ID:PwrNAZDE
306 :
無名草子さん:2005/10/11(火) 11:35:07 ID:VgcHfavW
今年一年を振り返ってみたいな
307 :
名無しのオプ:2005/10/12(水) 21:39:14 ID:ABnL3KYR
今さら思いっきりベタだけどやっぱり「火星年代記」かな。
SFさっぱりのオイラでも感動した!
308 :
名無しのオプ:2005/10/22(土) 10:32:14 ID:FjzADW3d
309 :
名無しのオプ:2006/02/03(金) 11:32:00 ID:O3hVeUgr
zzz
310 :
名無しのオプ:2006/02/03(金) 18:34:22 ID:5HpI6Fr4
311 :
名無しのオプ:2006/02/03(金) 20:18:26 ID:Osnz0zg0
星界の紋章、星界の戦旗は良かった。SFの印象変わる。
312 :
名無しのオプ:2006/02/03(金) 20:57:17 ID:XudaghwK
>>311 それいいんだ?
なんか完結して無いっていうから読むの控えてたけど
313 :
名無しのオプ:2006/02/03(金) 22:55:05 ID:Osnz0zg0
紋章は完結してる。戦旗は一冊毎に完結してるから問題ない。ミステリにはない胸の高まりを感じるよ。
314 :
名無しのオプ:2006/02/11(土) 05:05:44 ID:YEa+CDCx
同じような会話を多用するのはやめてほしいがね。
設定好きな人にはいいんでない?別に設定をスルーしても同じだけど。話には関係ないし。
315 :
名無しのオプ:2006/02/15(水) 09:15:24 ID:5ZaXxu3C
C.L.ムーアの「ノースウェストスミスシリーズ」
小暗い感じがミステリーぽいかも。
同じ作者の「ジレル・オブ・ジョイリーシリーズ」も好き。
イラストの松本零士氏のこの当時の女の絵が神だった・・・・
316 :
名無しのオプ:2006/02/24(金) 18:24:44 ID:MWCvrLnX
317 :
名無しのオプ:2006/05/02(火) 19:59:04 ID:Sx7R6yN0
318 :
名無しのオプ:2006/05/05(金) 20:08:09 ID:MWtoFwfL
319 :
名無しのオプ:2006/05/26(金) 20:06:44 ID:ZU9enfB6
320 :
名無しのオプ:2006/10/04(水) 13:47:29 ID:fpd2an8a
321 :
名無しのオプ:2006/10/17(火) 19:50:30 ID:fpAtVvKw
322 :
名無しのオプ:2006/10/24(火) 20:13:27 ID:q3cs5TFY
323 :
名無しのオプ:2006/12/22(金) 20:33:35 ID:WD7Cql0g
324 :
じょい子:2006/12/22(金) 20:40:04 ID:M6dFjkkQ
悪魔の口笛・・・それは、昼間に読んでも鳥肌が立つ話・・・
325 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 20:52:08 ID:Pts851XA
326 :
名無しのオプ:2007/01/26(金) 20:20:18 ID:psauUb9k
328 :
名無しのオプ:2007/02/19(月) 22:00:34 ID:OOEQCdZv
おまいら、投票募集ばっかする前にその作家のいいところぐらい紹介しておけ!
馬鹿の一つ覚えじゃあるまいし!
俺は本気で怒ってる。本格好きにとってもいいスレなのに。
329 :
名無しのオプ:2007/04/04(水) 01:43:47 ID:hYtmBvWI
330 :
名無しのオプ:2007/04/04(水) 20:52:14 ID:ytBS+4c+
別にミステリーじゃないぞ。
紋章はおもしろかったけどさ。
ただ続編の戦旗はイマイチ。
331 :
名無しのオプ:2007/07/10(火) 17:47:34 ID:caVK8KLU
コニー・ウィリス読んでハマったんですけど
他にタイムスリップもののミステリーってありますかね?
332 :
名無しのオプ:2007/08/15(水) 07:45:53 ID:aC3uZYRf
333 :
名無しのオプ:2007/08/18(土) 21:11:30 ID:zEyMOFRs
>>331 お口には合わないとは思うけど、シャーロット・マクラウドの
シャンディ教授シリーズの番外編「オオブタクサの呪い」
中世時代にタイムスリップした老教授3人組がグリフォンとウナギとブタクサと魔女に
揉みくちゃにされつつ王家で起きた殺人事件を推理する話です
これ読んでから、中世=ウナギの図式が離れない…
334 :
名無しのオプ:2007/11/28(水) 11:44:37 ID:b4rMw4rY
高校入学と同時にミステリにめざめ、
大学にいったらぜひミス研に入るんだ〜と思ってたのに、
実際に入学した後で、ミス研がないことに気づいたorz
文芸サークルはあったけど、「ミステリ&SF&ファンタジー」って
守備範囲広すぎだろ・・・orz
でもまあ、そのおかげでアシモフだのスタージョンだのホーガンだのに
出会えたから、よかったのか
335 :
名無しのオプ:2008/01/25(金) 05:15:03 ID:aNwVfCpU
あげ
336 :
名無しのオプ:2008/01/25(金) 11:07:15 ID:u8bPaw0i
>>334 その辺りなら一人でも普通に発掘できるな乙
337 :
第7回集計人:2008/01/26(土) 21:19:07 ID:424BnhBl
338 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 12:24:15 ID:Na7y15Cx
クラークが亡くなってしまったけど、ミステリーは書いて無かったの?
339 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 16:58:16 ID:Lh5TgEaD
>>338 ミステリ目的に書いたってのはなさそうだけど、
「時とのもめごと」なんかはある犯罪の意外な結末って事で
ミステリっぽいかも。
340 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 19:56:58 ID:rscdLlib
「ミニ・ミステリ傑作選」に収録されてる「火星の犯罪」とか
341 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 23:25:32 ID:Lh5TgEaD
342 :
名無しのオプ:2008/03/21(金) 03:29:18 ID:I9Q7kcfZ
「白鹿亭奇譚」あたりは『オチのある小話』集だから
ミステリ的カテゴリに入らないこともないかも。
アシモフの「ユニオン・クラブ奇譚」とか「小悪魔アザゼル」も
あることだし…
343 :
名無しのオプ:2008/03/21(金) 11:09:00 ID:e2/kXkYE
白鹿亭は以前古本屋で見掛けて面白そうだと思って開いてみたら
想像してたより内容が空想的過ぎて止めた覚えがある
344 :
伊藤伊織:2008/05/05(月) 16:06:03 ID:mSqAu4AF
4 3 7 7 8 5 1 1 4 5
6 8 2 8 5 1 1 7 5 5
0 5 1 0 7 6 3 3 1 0
4 6 8 0 2 0 1 5 3 4
4 1 5 0 4 6 1 4 7 6
345 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 02:26:55 ID:GgC9Agxz
なんかの暗号ですか?
346 :
名無しのオプ:2008/05/15(木) 19:23:44 ID:kzvBKNBc
>>334むしろ文芸サークルを名乗るには守備範囲が狭すぎるんではなかろうか。
347 :
名無しのオプ:2008/06/06(金) 20:10:41 ID:dnRLHaUf
348 :
名無しのオプ:2008/06/06(金) 23:46:27 ID:5KY/h7Ed
>>343 でも1話目のテクノロジーは実現したけどな。
「白鹿亭」に収められてないのでファースト・コンタクトものもあるから、
まるっきりSFといっていいんだろうが。
349 :
名無しのオプ:2008/06/18(水) 12:00:00 ID:96W/Q40t
あげ
350 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 22:55:02 ID:z0/2MM++
>ハリポタ話
ここでやればいいんでないかい
351 :
名無しのオプ:2008/07/24(木) 23:24:32 ID:saFhIyXU
age
352 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 02:37:15 ID:o5KBL6gj
クリストファー・プリーストの「奇術師」をおすすめします。ご賞味あれ♪
353 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 05:52:20 ID:hOV468jq
復刊記念でマイナス・ゼロをお勧め。
354 :
名無しのオプ:2008/10/03(金) 20:18:01 ID:aNRM7JpO
355 :
名無しのオプ:2008/10/05(日) 18:02:43 ID:4xcAfS0/
映画を先に見てしまってオチを知りながら読んだけど、それでも十分面白かった。
356 :
355:2008/10/05(日) 18:04:00 ID:4xcAfS0/
模造世界 ダニエル・F. ガロイ です。
357 :
名無しのオプ:2009/06/24(水) 00:11:13 ID:Dh0lotYg
モーリス・G・ダンテックの「バビロン・ベイビーズ」
映画化もされたSFノワールらしいんだけど、原作読んだ人いたらレビューお願いします。
358 :
名無しのオプ:2009/07/04(土) 18:50:28 ID:FtQ9cX3/
では、とっておきのをお教えしよう。
イアン・マクドナルドの『火星夜想曲』。
なーに、こいつはおれのおごりだ。
359 :
名無しのオプ:2009/07/28(火) 01:27:43 ID:DZ9mMl+c
火星夜想曲は人気ないよなぁ。10年で3刷くらいしかしてない。
90年代のベスト2に選ばれてるのに。1位はもちろんハイペリオン。
まんま百年の孤独だが面白い。
360 :
名無しのオプ:2009/08/01(土) 17:15:27 ID:5hnd+FOO
都筑道夫の「銀河怪盗ビリイ・アレグロ」が大好きだが、
未だ同士が見つからず。
同著者の「未来警察殺人課」の方が人気も知名度も上らしい。
361 :
名無しのオプ:2009/08/01(土) 19:13:07 ID:K8aiD79M
未来警察殺人課は、設定は面白いけど、謎解きはショボいんだよな。
都築氏って、SFミステリーやホラーミステリーなどの、
本格以外のミステリーを書くと、いつもトリックがゆるい。
362 :
名無しのオプ:2009/09/11(金) 14:33:30 ID:uYTuxdX0
長寿スレなので上げとくヽ(´ー`)ノ
363 :
名無しのオプ:2009/09/11(金) 17:10:30 ID:fN9vnpUp
7年で360ほどか・・・
364 :
名無しのオプ:2009/09/14(月) 15:12:10 ID:G/wPmOOZ
俺みたいに亀レスつける奴がいるからだなw
>>360 ここにいるよ。
大友克洋の表紙がかっこよくて、わざわざ大判を古本屋でさがして買った。
365 :
名無しのオプ:2009/09/14(月) 15:12:18 ID:G/wPmOOZ
俺みたいに亀レスつける奴がいるからだなw
>>360 ここにいるよ。
大友克洋の表紙がかっこよくて、わざわざ大判を古本屋でさがして買った。
366 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 11:54:11 ID:3pJ2mlSy
昔はミステリーもSFも片っぱしから読んだものだが、
今はルヘインとかシモンズとか好きな一部を除いてめっきり読まなくなった。
今は純文学が面白い。
367 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 13:40:51 ID:wMDMk2ru
悪魔の密室
368 :
名無しのオプ:2009/11/07(土) 06:58:10 ID:NmS5eNh1
>>366 たとえばぁ〜?
村上春樹(笑)とかか?w
369 :
名無しのオプ:
SF板の住人だが、ここではロバート・J・ソウヤーは人気あるの?