子供の頃に読んでた妖怪図鑑。
でも実は、作者のオリジナル妖怪だったり、説明と図版が全く無関係
だったり、伝承に適当な脚色が加えてあったり…等々、色々な改竄・
捏造によって成立していたのであります。
…ということで、皆様の民俗学的知見から、妖怪図鑑の嘘を暴くこと
が、このスレの本義であります。
水木しげるは昔は「キジムナー」を「キムジナー」と書いてた。
木の上の貉だと思ってたのかな?
>>2 それちゃうんかい!?
今日はじめて知りました。
4 :
天之御名無主 :02/02/11 20:57
お歯黒べったりという、花嫁姿ののっぺらぼうの妖怪がいる。顔が醜い
ために結婚できなかった女の霊だとか。
で、これが出てきた場合、ある本には「お嫁さんに貰ってあげるよ」と
言えば消えるとあり、別の本には一言でも声をかけるとしがみついて離
れないので黙って通り過ぎなければいけない、とある。
子供の時、もしこの妖怪に出会ったらどうしようかと死ぬほど悩んだ。
水木しげるは妖怪を自ら創作してますよ。鬼太郎やねずみ男など、妖怪の市民権を勝ち取っています。
だから、個人をどうのということは筋ちがいです。
水木しげるの場合、そんじょそこらの妖怪よりあの人自身のほうがよっ
ぽど妖怪的存在であると思われる。
水木しげるは妖怪図鑑では妖怪を創作してはいないのでは?
8 :
天之御名無主 :02/02/12 11:56
百目ってちゃんと伝承に基づいてるのかな?
百目鬼は元ネタわかるんだが、あの百目は「悪魔くん」用のオリジナル
であるような気がしてならない。
佐藤ありふみってゴヤとかデューラーの絵や銅版画に
けっこう好き勝手な説明くっつけて「妖怪」化してな
かったか?
あと中世の百科事典(随分みょうな動物の図版がある)
を引用して、モンスターにしていたような。
10 :
天之御名無主:02/02/12 17:33
有名なとこだと「ぬりかべ」でしょうか。
あれは現象であって実体はない。
捏造というか表現の問題かとは思いますが。
でもまあ、妖怪ってのは昔からそうやって作られてくるんだ。
11 :
天之御名無主:02/02/12 18:37
土転びって、ツチノコの事。
でも我等が水木先生にかかってしまえば、全くのオリジナルさ。
丸い物に毛を一杯、生やせば別物だよ。
すごいよ水木先生、あなたは何だろうとメシの種になりさえすれば
くだらないことには目もくれないよね?そうでなくっちゃ!
片腕一本で生きるためにはなんでもしなくっちゃ。
「俺は片輪なんだぞ、大目にみてくれよ」
「どうせ絵空事なんだし、みんなを喜ばしてんだから・・・」
「みんなだって楽しんでくれたじゃないか、いじめるなよ片輪なんだぞ」
水木先生の頭の中の声がみなさんには聞こえないですか?
12 :
天之御名無主:02/02/12 19:35
>>10 それは京極夏彦サンがつい先日どっかで言ってたような。
ま、妖怪に実態のあるのなんて少数派ですが。
あとはバックベアードも創作なのかな。
佐藤有文中岡俊哉創作物から水木しげるへ伝承(笑)された海外ものといえば・・・
フォービ、ズゥー、ダスザ、ワーラス、サルード、あと何がありますか?
13 :
天之御名無主 :02/02/12 20:36
佐藤有文の西洋妖怪図鑑で、馬頭怪人(悪魔との契約を不履行した女の
化身とか)というのと、牛鬼なんとか(悪魔に角をへし折られてから腑
抜けになった牛の妖怪とか)っていうのがあるんだけど、これはプロテ
スタントがカトリック僧の腐敗を妖怪に託して戯画化した諷刺画。
よく見ると諷刺されてる人物の名前らしき綴りも画中に見えたりする。
言ってみれば、新聞の一こま漫画で「頭だけ小泉首相のライオン」の諷
刺画に後年の人が「獅子頭魔人」とか名前をつけて勝手に妖怪扱いして
るのようなもの。
14 :
天之御名無主:02/02/12 20:55
>>10 漫画だと画にしないといけないんだからしょうがない
15 :
天之御名無主 :02/02/12 21:09
捏造とかと違うけど…
例えば水木画の「山爺」って、ハワイの民芸の首飾りがモチーフ。
インドの妖怪「ベータラ」、インドの妖怪なのにカーボーイハット
みたいのかぶってて凄いなーと思ってたら、スペインの民芸が元だ
った…絵を見ると指つきが独特なんですがそれはモデルになった人
形がギターを持ってたから。大学の図書館で、世界中の民芸品を沢
山紹介したとある外国の図録を見たら水木妖怪のモデルとか背景写
真がゾロゾロ。
別に何をモデルにしてもいいんだけど、その選定基準の根拠のなさ
が逆に水木氏の凄さを物語っている…。
16 :
天之御名無主:02/02/12 22:23
きたろうは鬼太郎というより吸血鬼エリートだと思うがどうか?
17 :
天之御名無主:02/02/12 22:35
好きな妖怪は小豆とぎ、呼子かな。
19 :
天之御名無主:02/02/12 22:54
>>17さん
13だけど、まさしくそれ!
誰か西洋妖怪図鑑の方もうぷしてもらいたいな(ワラ
20 :
天之御名無主:02/02/12 23:10
「首かじり」も「首を切られた人の亡霊が墓を暴き死体の首をかじる」と
いう説明が与えられてるが、別にそういう謂れのある絵ではなく、単なる
無残絵らしいね。
21 :
天之御名無主:02/02/12 23:13
22 :
天之御名無主 :02/02/12 23:21
>>21はなんかよくわからんが無残なので見ないこと!!>all
23 :
天之御名無主:02/02/12 23:42
近々アメリカに行く方がいらっしゃったら、現地の人に「ベルベル」
と言ってみて下さい。中岡俊哉先生の「世界モンスター図鑑」によれ
ばベルベルは凶悪モンスターNO1で、「アメリカの人は今でもこの
妖怪の名前を聞くと震え上がる」と書いてあります。アメリカといっ
ても広いですが…まぁ隈なく知れ渡っているのでしょう。
確かに、石原豪人のイラストで見るそいつは凶悪そうでしたよ。
24 :
吾輩は名無しである:02/02/13 00:52
>>17 万年竹とは熱帯産のミリオンバンブー(台湾名・富貴竹)の和名で、これ
と同じ種類のものは元々は日本にない。あとは「万年生きる竹」に関する
伝承があったか、それに「万年竹」という名前が与えられていたか、だが
…どうなんだろ、竹薮が多い日本、ありそうななさそうな…。
そういえば佐藤有文の日本妖怪図鑑には「竹鬼」というのが出てるね。
創作妖怪というか、水木しげるが勝手に姿を描いている
妖怪はたくさんいますよね。姿が見えないはずの
ヨナルデパズトーリだとか、カポイェラだとか、歯痛殿下
だとか。水木先生の絵がその妖怪の姿として有名になっている
例はたくさんあるのではないでしょうか。
26 :
天之御名無主:02/02/13 10:13
>>20 首かじりの伝承を創作したのは水木しげるじゃなくて彼が出典にした本じゃなかったかな。
>>25 絵にする関係上、どうしても姿を創作しなきゃならないときがありますよね。
ところでヨナルテ、歯痛殿下ってなんか出典あるんですか。
27 :
天之御名無主:02/02/13 10:14
歯痛殿下はああいう図版が西洋にある筈(佐藤有文「西洋妖怪図鑑」
にある)。ただ、「歯痛殿下」を描いたものじゃないと思うけど…。
「がしゃどくろ」も船弁慶の浮世絵からの引用だけど、もう「がしゃ
どくろといえば、あれ」ってくらい定着してますね。
28 :
天之御名無主:02/02/13 10:19
水木しげるは「自分の友達を絵に描いて本にした」って感じでイイ。
間違ってるとか言われてもなあ〜。
29 :
天之御名無主:02/02/13 16:22
鳥山石燕の妖怪画自体、伝承に基づかないオリジナルの妖怪画も多く
含まれているわけだけど…。
ただ、一応伝承に基づく(出典がある)妖怪と、昭和以降に創造され
たと思しき妖怪とを分けて考えてみるのは悪いことではないと思う。
ふつーに伝承をそのまま図鑑にしても十分面白いだろうに、
何ゆえ創作するのでしょうねえ。
>>17 >山爺はイヌイット
そうだったかも…こちらの記憶違いだったかも。あの本、洋書だから
タイトルが思い出せない…。美術全集の中のプリミティブ・アート編
とかではないかと思うんだけどナ。
ところで、家に「呼子」そっくりの民芸品の人形があるんですが、こ
れは呼子なのか、それとも無関係の民芸品をモデルに水木氏が呼子の
イメージを完成させたのか、気になるところです。
32 :
天之御名無主:02/02/13 21:08
モズマは?
33 :
天之御名無主:02/02/13 21:52
モズマは「あの」本でしか知らぬ。
34 :
天之御名無主 :02/02/14 16:12
モズマは「モツ魔」なのでは?と思ってみたり…。
35 :
天之御名無主:02/02/14 17:32
「さかさ男」は水木本で「アシャンティ」となっているので信じても
いいかな、と…。
36 :
天之御名無主:02/02/14 20:07
アシャンティは西アフリカの民族名ではないのかな、と言ってみる
37 :
天之御名無主 :02/02/14 20:16
38 :
天之御名無主:02/02/14 20:32
水木氏の描く「セドナ」は、佐藤氏の「西洋妖怪図鑑」の「アニー・コー
ル」として紹介されてる図版が元っぽい。
ただ、セドナはともかくアニーコールの伝承は他で聞いたことないな…。
情報きぼん。
セドナも伝承では元は(たしか)人間で、巨大マリモみたいなイメージで
はないんだが…まぁいいや。
「胃ぶらりん」は実在します。
ブルガリアヨーグルト食べてる時に目撃しました。本当です。
40 :
天之御名無主:02/02/15 01:17
水木氏の海外の妖怪のタネ本の一つは『魔神・精霊・妖怪の世界』という
本。読み応えもあるので、古本屋で見かけたら購入をお薦め。
41 :
天之御名無主:02/02/15 06:22
胃ぶらりんは、マレーシアには実在(伝承が)するんだがなー。
42 :
天之御名無主 :02/02/15 19:21
>>40であげた書名は『妖怪魔神精霊の世界』の間違いでした…。
それはそうと、バックベアードは典拠不明らしいけど、唐沢なをき
がなんかのコラムで、「背中に顔がある大男」の妖怪として紹介し
てた気がする(うろ覚え)。なるほど、バック=背中・ベアード=
髭、かぁ…。でも相変わらず典拠不明。
>>41 「首だけ女の恐怖」というインドネシア映画を見たことあります…。
43 :
天之御名無主 :02/02/16 12:23
アメリカの首だけ妖怪・ガゴザも捏造疑惑あり。
45 :
天之御名無主:02/02/16 13:56
名前のインパクトが強烈な「投げ捨て魔人」は?
46 :
天之御名無主 :02/02/16 14:43
●モナー●(日本全国)
Λ_Λ
( ´∀`)
( )
| | |
(__)_)
夜遅くまでインターネットをしていると、画面に猫のような
ものが現れて「お前モナー」と話し掛けてくることがある。
しかし、この言葉に答えてはいけない。これはモナーという
妖怪だからだ。この妖怪が現れたらすぐに「逝ってよし!」
と唱えると、姿を消したという。
佐藤有文「日本妖怪大豆巻」より
47 :
天之御名無主:02/02/16 14:51
ジャガーバックスの妖怪図鑑って、映画「妖怪百物語」の写真を多用して
るけど、自分達の世代はその映画を知らなかったので「本物の妖怪の写真
だ」と言い張る奴が後を絶たなかった。
俺はいくらなんでも本物とは思ってなかったけど、妖怪年表で「江戸時代
には妖怪の芝居が大流行」というキャプションの横に映画のろくろ首の
スチールがあったので、「スゲェ、江戸時代の写真って今でも残ってるん
だー」と思ってたーよ。どのみちバカな消防だったのさ…。
48 :
天之御名無主:02/02/16 15:03
49 :
天之御名無主 :02/02/17 00:36
エムプウサイは(魔女)エンプサのことだろう。
しかし、あの巨大かぼちゃみたいなのが人食ってる絵は元絵がありそうだ。
誰か元絵を知らない?
50 :
天之御名無主:02/02/17 22:56
誰か美術鑑賞板について詳しい人いない?
あそこなら知っている人もいそうだけど
52 :
天之御名無主:02/02/18 16:25
53 :
天之御名無主 :02/02/18 19:05
>>52 他のはともかく、イバクは昔からただのアルマジロだと思ってました(W
54 :
天之御名無主 :02/02/18 21:26
中岡本には、妖怪「吸血樹人」の存在を信じるインド人は今でも「古木
の下は駆け抜けろ!」と言い合っているとあったが…ホンマかいな?
56 :
天之御名無主 :02/02/20 11:13
昔「嵐の精」の元絵とかが載ってる画集を見た記憶がある。エムプウサイの元絵
もあったような気もする。「深夜画廊」シリーズの「怪物世界」の巻かな?とも
思うんだけどあれは「パルプ・マガジンの怪物」とかいう副題がついてるんで、
古い銅版画の類が採録対象になってるのか自信ない…。
国書刊行会あたりに、西洋妖怪画の画集出してもらいたい。それとももう出てる
のかな?
57 :
天之御名無主:02/02/20 11:34
水木しげる妖怪本の参考文献に
「妖怪画談全集 ドイツ・ロシア編」アレクサンドルワノフスキ、藤澤衛彦訳
というのがあるんだけど、これに結構載っていそうな感じ・・・・・・。
58 :
天之御名無主:02/02/20 12:30
>>57 「妖怪画談全集」、「ドイツ・ロシア編」「支那編」「日本編
上・下」の四冊があるみたい。でも昭和4年の本かぁ…入手は
難しそう…。
59 :
天之御名無主:02/02/20 13:03
>>55 悪霊の女王ナスはおそらくゾロアスター教の
悪神側のドゥルジ・ナスだと思うが。
爆弾もきかないんだっけ。
60 :
吾輩は名無しである:02/02/20 13:20
>>59 ドゥルジ=「生を害するもの」
ナス=「屍体」
女王ナスは「屍女王」という和名にするべし。
61 :
天之御名無主 :02/02/20 13:22
佐藤本の「日本妖怪図鑑」のイラスト見て、「羅生門の鬼」はロケット
パンチを打って来る妖怪だ!と思った人はいませんか?…いないな……
62 :
天之御名無主:02/02/20 14:19
>60
「死体悪魔」で通ってますが、何か?
63 :
天之御名無主:02/02/20 16:03
佐藤・中岡本もあれだけど、ケイブン社のオカルト本の妖怪図鑑も
凄かった。「赤いマント」はソニックブーム(衝撃波)でビルも破
壊できる妖怪だ、とか。
どうでもいが青土社の「怪物の事典」が大抵の図書館で妖怪事典や神話事典と並べられているのはどうかと思う
>64
『怪物の事典』って、翻訳があまりに駄目だったね。
なんだよ「破壊的な息」って。「破壊光線」って日本語を知らんのかと。
関係ないのでsage
66 :
天之御名無主:02/02/21 16:49
>>65 破壊光線は厳密には日本語じゃないと思われ。
しらんのか、言われてもしらんだろ。
レーザーだって破壊光線とは違うしな。
ウルトラマン世代以降には馴染み深そうだが。
67 :
天之御名無主 :02/02/23 20:05
それでもスイスの妖怪「ベタベ」は存在する。
68 :
天之御名無主:02/02/24 10:55
これって民俗学か 神話なのか?
博物学の分野です。
70 :
天之御名無主 :02/02/26 13:05
ヨナルデパズトーリって佐藤『西洋妖怪図鑑』にも「パズトーリー」として
載ってて、植物の悪魔だと紹介されている。出典あるのかな?
71 :
天之御名無主:02/02/26 13:28
樹木子には怖い思いさせられたが…
創作なんだね。
樹木子と御伽ぼうこは似ている。
73 :
天之御名無主:02/02/26 13:54
樹木子に襲われてる女の子に萌え!
>73
ボクハ アレガ コワカッタヨ。
デモ 触手絵ダナ アレ。
75 :
天之御名無主:02/02/27 02:10
水木しげるの描くイスラムの地獄(あの世の事典)はミーラージュ・ナーメが元になってる。
ということを今日発見した。
76 :
天之御名無主:02/02/27 17:16
77 :
天之御名無主 :02/02/27 19:08
>>76 バタンガって名前自体が既にうそ臭い…(本当にあったらスマソ)
そういえば「魔王アントム」?というのも中近東の絵っぽかった。
カバラはユダヤ人で術と数学を結びつけた人です。
その系統の人をカバラ主義者と言っています。
「悪魔くん」第三巻
79 :
天之御名無主 :02/02/28 14:03
「グレムリンが第二次世界大戦に空軍パイロットを恐れさせた」って話の
出典って何だろうね?「怪奇・ミステリー」という本では謎の雲に包まれ
て消失した戦闘機が後日発見され、中には血文字でドイツ空軍グレムリン
少佐と書いてあった…というような記載(うろ覚え)があったけど…。
パイロットの錯乱を示す軍内での隠語だという説もあるらしい。
80 :
天之御名無主:02/02/28 14:08
モスクワ?
81 :
天之御名無主:02/02/28 17:17
>>79 『怪 vol.0012』に詳しいことが書いてあるよ
82 :
天之御名無主 :02/03/02 13:26
全長20だか30mだかのすっぽん幽霊が出現したってマジですか?
ソースは佐藤本。
83 :
天之御名無主:02/03/03 01:48
今日、岩波文庫の「チェコ民話集」という本の脚注のところで
「モズマ(Mozma)、モズマンデル(Mozmannder)とも。妖怪の一種。云々」
と書いてあったのを発見した
夢をみた。
84 :
天之御名無主 :02/03/03 01:59
>>83 う…嘘なんだね!?いや、これを根拠にモズマ実在説を捏造しよう♪
そういやバックベアードはアメリカじゃなくてイギリスの毛むくじゃらの
妖怪だ、とか『妖怪馬鹿』に書いてあったな。
85 :
天之御名無主:02/03/03 02:30
詳しくは忘れたが、ちょっと前にモズマの出典が知りたくてインターネットで検索したのだけれど、
日本語には情報は勿論なくて、イギリス妖怪だから英語でmozmaあたりかなと思って検索してみると、
怪物のページが一つヒット。
もしや・・・・・・!と思い見てみると、日本人が英文でそこの管理人に送ったらしいメールに
「イギリスの怪物幽霊はあまり知りません。モズマとかナントカカントカとか」
とあるだけだった。イギリス人も知らんだろうな(笑
生物の教科書の単細胞動物の絵をそのまんま妖怪の顔のデザインに
したのがいたような記憶がある・・・オルガネラが目鼻口になってた
87 :
天之御名無主:02/03/05 20:04
バッグ、バガブー、ボグルブー、バグベアなど
Bags,Bug-a-boos,Boggle-boos,Bugbears,etc
これらはすべて、一般に子ども部屋のボーギーとして扱われる。
子どもを怖じ気づかせて行儀よくさせるのが役目。(中略)
この呼称の大部分は、「枯尾花を幽霊と見誤る」類の想像上の恐怖に適用される。
バグベアのこういう用法は、1565年ごろ公刊された『バグベア』という
イタリア劇の翻訳にすでに見られる。これは偽者の魔術師についての劇である。
だってさ。
冨山房『妖精事典 キャサリン・ブリッグス編著』より
茨城で医者を営んでいるものです。
私は「わいら」がモグラを食べてるところを見ました。嘘じゃありません。
89 :
佐藤有文=88:02/03/06 15:11
ごめんなさい、自作自演でした
90 :
天之御名無主 :02/03/07 00:28
水木しげる画のバックベアードについては次のような盗作疑惑が…
*
修験道研究家としても有名な写真家の内藤正敏氏は1964年発表の
コラージュ「新宿幻景・キメラ」について次のように述べている。
「水木しげるが、私の『キメラ』を盗作して、妖怪『マチコミ』を書
き、『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場させ、お菓子のキャラクター・イ
ラストにも使用したため、水木の盗作の方が世に横行することにな
った」(『日本学』第13号「表紙のことば」1989年5月、
名著刊行会)
『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターで内藤氏創作の「キメラ」とそっく
りのものとは、ぬらりひょんと並ぶ鬼太郎のライバル、あのバックベア
ードのことである。
*
以上、原田実という人のサイトより転載(このカキコも盗作か?)
水木の『妖怪マチコミ』は1966年『ガロ』が初出。マスコミの象徴であ
る無数の妖怪が売れっ子絵師の家に詰めかけ才能を搾り取る、という話
だが、その中に白いバックベアード(と後年言われる形のもの)が登場
する。これが内藤氏からの剽窃らしいんだけど、その元になった「キメ
ラ」なるものをご存知の方、情報きぼん。
91 :
天之御名無主:02/03/07 01:18
おお! 有力情報が!
92 :
天之御名無主 :02/03/09 00:59
「妖怪万年竹」捏造妖怪疑惑があるけど、水木の「妖精なんでも図鑑」の
「ルナティンシー」(植物の精霊)の解説中で日本の木の妖怪の例として
万年竹の名を挙げてるし、「グィシオン」(山の精霊)の解説で「日本の
万年竹に似ている」と書いてる。…やはり万年竹伝説はあるのか?
水木のソースに水木の本を出されてもなあ・・・・・・
水木氏自身、自作だか典拠ありだかわからなくなってるんでしょ。
95 :
天之御名無主:02/03/09 15:54
みんな知ってたか!?鬼太郎なんて妖怪、本当はいないんだぜ!
水木しげるの創作なんだ!この分だとねずみ男も怪しいな?な?
96 :
天之御名無主:02/03/09 16:03
えええーーーーーーっ!!!!!
97 :
天之御名無主 :02/03/11 20:33
モズマ(イギリス)で思い出したけど、スコットランドには皮膚が半透明で
筋肉とか内臓とかが丸見えのナックラビーという怪物がいるそうじゃないか?
そこらへんが元ってことはないのかな。
98 :
天之御名無主 :02/03/14 15:10
妖怪 笛舐め坊主。
放課後誰もいなくなった学校の教室に現われ、女の子の使った笛を舐める
恐ろしい妖怪だ!その伝承は古く、ジュラ期にすでに出現の記録がある。
恐竜達は今でもこの妖怪を恐れているというが…恐竜自体もういないし。
99 :
天之御名無主:02/03/16 01:27
「腹出し」って、腹に顔のあるものが踊る・家人は歓待する・福が訪れる、
という属性からみて、チョロケン(広辞苑に絵入りで登場)と同じような
ものではないかと思えるのだが…。つまり妖怪というより門付けというか。
100 :
天之御名無主:02/03/16 01:28
コソーリ100ゲットスルヨー!
∧∧
ヽ(゜ω゜=)ノ (´´
(x 丿〜≡≡(´⌒;;;≡≡≡
/ ゝ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
(´⌒(´⌒;;
ズザザーーーーーッ
「墓場鬼太郎」とか読むと
脈絡のない模写っぽい絵や脈絡のないエピソードのツギハギで面喰らったが
あれも大部分が何か海外のコミックとか元ネタがあるんだろうな。
102 :
天之御名無主:02/03/17 12:23
103 :
天之御名無主 :02/03/17 19:16
うむ。ブラジルの妖怪であるな。
104 :
天之御名無主 :02/03/19 15:34
八坂書房「幻想図像集 怪物編」見ると、「世界妖怪図鑑」(佐藤著)で紹介
された図版がかなり載ってる。例えば佐藤本の「影なしドッグ」は「ものまね
犬」だった、とか。
105 :
天之御名無主:02/03/19 18:21
>>104 つーか、上でアップした絵はその本をスキャンしたやつです
106 :
天之御名無主 :02/03/19 21:13
>>105 あの本に載ってない、透明骸骨(歯痛殿下の元絵)とか骨拾いとか、
そういうのが気になる今日この頃。
107 :
天之御名無主:02/03/19 21:23
>>106 あの本ってLehnerって人からの抜粋ってあるけど全部載っているわけでもないようだ
108 :
天之御名無主:02/03/21 01:54
C.G.ユングの「変容と象徴」(上巻)に「百目鬼」として水木版百目の原型みたいなのが載ってたけど。
東洋っぽい絵でしたがなんでしょあれ。出典は明示されてないし。
109 :
天之御名無主:02/03/21 04:22
しかし、妖怪の源流は戦場に散った無名の戦士達の迷える魂である。
特に、水木しげるの妖怪たちは、南の島で散華した兵士たちの死にきれぬ無念が具象化したものである。
たしかに、図画においてはスレッド記載のとおりであるかもしれない。
けれど、水木の漫画に何ゆえ妖怪が必然的に出現するのか書いておきたかった。失礼しました。
付記すれば彼ら妖怪はやおろずのかみがみの末裔でもある。水木のふるさとのかみがみである。
110 :
天之御名無主:02/03/24 00:35
>>108 出典は巻末にまとめて載ってた。それによれば、オットーさんとワーグナーさん共著の
「Japanische Humor」1901というドイツ語の本で、日本の絵のようです。
111 :
天之御名無主:02/03/24 00:45
河合先生によるとユングは同時性という言葉を使うらしい。
遠く離れた場所で同時に起こったことが、まるで量子力学のように密接に関連しているという。もし、百の目を持つ人がいたなら納得できる。
112 :
天之御名無主:02/03/24 01:06
113 :
天之御名無主:02/03/25 20:12
砂漠に一神教が生まれ、緑なす大地にはやおろずの神々と妖怪が生まれます。
ギリシアも、かっては緑豊富な地、神々と妖怪に溢れたところでありました。
114 :
天之御名無主:02/03/25 23:10
言ってはいけないことかもしらんが
そもそも実在する妖怪がいてこそ、大ウソの捏造妖怪が
いることになるわけで、例えばサンタクロースが町歩い
ているのを見て「あれはニセモノ(当たり前だ)」と
いってもムナしい気がする。
115 :
天之御名無主:02/03/26 22:04
つーかむしろ、子供向け動物図鑑に著者創作の動物入れたり、
子供向けの神話紹介本に著者創作の物語を入れるのと同じことだろ
116 :
天之御名無主:02/03/27 01:01
水木氏は神有月(神無月でなく)がある県島根出身だからなあ
117 :
天之御名無主:02/03/27 01:02
島根はここ最近、犯罪率最小なんよ・・
118 :
天之御名無主:02/03/27 21:03
水木先生はともかく島根は色白の美男美女が多い。日本海側の特徴だろうか。
但し金沢までいくと少し表情が磁器のように生硬になる。冬の寒さのせいか。
水木氏の描く妖怪に「おいがかり」ってのがいるけど、
これは柴田是真(1807〜91)が描いた「桟橋の幽霊」
がモデル。
ただし、広島に「おいがかり」の伝承はあるらしい。
その姿を描く時に参考にしたのであろう。
120 :
天之御名無主:02/04/16 19:06
121 :
天之御名無主:02/04/26 17:15
122 :
天之御名無主:02/04/26 19:25
>>121 今すぐウプを!
せめて元絵がなんなのか(作者とか題名とか)のレクチャーだけでも!
123 :
天之御名無主:02/04/27 04:46
>>122 それが恐ろしい結果に・・・
国会図書館で借りたのをコピーしたんだけど、いいうpろーだあるかな?
124 :
天之御名無主:02/04/27 08:34
水木しげる「妖怪おもしろ図鑑」
妖怪には妖怪の内臓があることがわかる解剖図あり
ぬらり脳、ぬらり目、ぬらり袋(?)
大伴某の怪獣大図鑑みたい
125 :
天之御名無主:02/04/27 11:41
>>124 私は妖怪研究家としてあの本の記述に全幅の信頼を寄せていますが、
それが何か?
ところで、鬼太郎の頭蓋骨には謎の三つの穴が開いてるらしい。
126 :
天之御名無主:02/04/27 18:31
127 :
天之御名無主:02/04/27 19:29
あれ?なんでだろ
URLをアドレスにコピペすればいいいみたいです
ime.nuからのアクセスは禁止されてるのかも
130 :
天之御名無主:02/04/27 21:37
あ
131 :
天之御名無:02/04/27 23:00
>>121=126様
うぉぉぉ!感動した!!ありがとう!!!
歯痛殿下は原著(『妖怪画談全集』)に従ってるんだね。
ということは佐藤本の「透明骸骨」というのが嘘なのか…
132 :
天之御名無主:02/04/28 14:01
・・・水木某も そもそものオリジナルの図版の妖怪も
ほとんどその作者の捏造だということを知ってると思われ
関係ないけど 砂かけばばあアフリカケって商品があるのだが
商標登録しとるのかなァ
133 :
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だけど歯痛殿下の原題が分からない限り、歯痛殿下が「妖怪画談全集」編者の藤沢衛彦の創作である可能性もあるんだよなぁ
135 :
天之御名無主:02/04/28 22:00
134だけ見て書いてしまうが
歯痛殿下 トミーノッカーのことか?
トミーノッカー トミーノッカー
ノック ノック ドア
136 :
天之御名無主:02/04/28 23:32
>>134 中世ヨーロッパは「メメント・モリ(死を思え)」を合言葉に骸骨と
人間一つのフレームに描いた絵が流行ったから、これもその一枚なの
かも…。寝室に出てきてるから夢魔っぽい感じもするけど。
137 :
天之御名無主:02/04/28 23:41
フィンランドでキシリトールが用いられるのは、歯痛殿下がいるから
ですか?
>>136 男の顔を見てみると、19世紀の風刺画って感じもするんですが・・・
ところで「嵐の精」には「テグナア筆」ってありますが、
テグナアって誰なんでしょう。
139 :
天之御名無主:02/04/29 03:13
水木御大ではなく白土三平あたりに
鬼太郎シリーズやって欲しかった。
アニメチックな絵で妖怪描かれても
恐くないんだよ、面白いけどさ。
ところで中岡センセの心霊ビデオで
モトクロスバイクのレースシーンを
収めた投稿ビデオが入ってるんだけど、
あの空中で浮遊している煙玉みたいなのは
なんなんですかね?
白土三平は案外「科学的解釈」をしないと気が済まないところがあるので、
水木的なまったり感がでないと思う
141 :
天之御名無主:02/04/29 07:38
>>140 そかもしれんね、諸星さんをさらに
実証的にしたみたくなんのかな?
142 :
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143 :
天之御名無主:02/04/29 10:08
水木画はアニメチックとは最も遠い絵柄の一つだと思うが…
アニメにはなったけど。
145 :
天之御名無主:02/04/29 18:33
>>144 「一本腕の妖女」の懐かしさに打ちのめされました。
146 :
天之御名無主:02/04/29 22:05
149 :
天之御名無主:02/04/29 22:30
>>147 先生!
早くクラスに戻ってください。
授業始まりますよ?
151 :
天之御名無主:02/04/29 22:52
>>144 「影くらい」、中岡俊哉の「モンスター大図鑑」には載ってた。
山内重昭著「世界のモンスター」にも載ってたと思う。
152 :
天之御名無主:02/04/29 23:27
153 :
天之御名無主:02/04/30 00:10
水木しげるの世界の妖怪ネタには博覧強記の怪人
荒俣某が情報提供してたそうだけど・・・
「手目玉の話を教えてやったら鬼太郎では
毛目玉になっちゃった」(w
154 :
天之御名無主:02/04/30 00:51
>>139 水木しげるは妖怪よりも、戦記物とかのが怖い気がする。
あれは本当に怖い。ひたすら生き地獄の話が続くし……
ご本人が語っていらした通り、水木しげるの妖怪関係のお仕事は
ひとえに「妖怪の妖精化」だと思う……
確かに怖い話は怖いけどさ。
子供向けに書いたものだし。子供だってひたすら怖いだけの話なら
飽きると思うし。その意味で、漫画としての「面白さ」は非常に
洗練されていると思う。
>>145>>147 いえいえ。
オカ板で懐かしい怪奇関連図書をうぷするスレがあったんだけど、
気を抜いたらDat落ちしちゃったのでタイミング良かったです。
>>146 どもども。
気が向いたらオカ板もよろしく〜ヽ(´▽`)丿
>>151 おお!てっきり佐藤氏の創作妖怪だと思ってました>影くらい
「世界のモンスター」は秋田書店のハードカバーのやつっすな。
「世界のモンスター」が昭和47年初版、佐藤氏の「世界妖怪図鑑」が48年初版だったので
前者の方が早い模様。
中岡俊哉氏の「モンスター大図鑑」ってどこの出版社から出ていた本なの?
検索してみたけど該当するものがなかった(;´Д`)
ちょっと数日留守にしますがジャガーバックスの「世界」「日本」ともありますんで、
またいずれ折を見てうぷします。
156 :
天之御名無主:02/04/30 09:10
>>155 中岡俊哉の『モンスター大図鑑』の出版社は二見書房だと思います。
1978年頃(ピンクレディーの「モンスター」が流行った頃)の刊行だ
ったかと…。後に文庫本にもなったそうですが未見。
石原豪人なんかが挿絵を描いてました。
157 :
天之御名無主:02/05/09 17:31
そろそろageてみるか。暇だからな!
158 :
天之御名無主:02/05/09 23:50
155さん、そろそろ帰ってきておくれよォォォ
期待してるのにィィィ
160 :
天之御名無主:02/05/10 12:20
アニメの鬼太郎が第3期(夢子ちゃんね)だった頃、水木プロが鬼太郎描いてた
コミックボンボンでオリジナルの妖怪のイラストコンテストがやってたことが…。
先生も作品例として2体描いてた。ちなみにこんなの
・イッキ :団子鼻で仙人のような長いヒゲをはやした幽霊のような外見。
下戸の人に取り憑いて無理やり酒を飲ませてしまう。
・ギータン:縄文時代の貫頭衣のような衣装を着たまん丸頭の少年のような外見。
誰もいないのにドアが勝手に閉まったりするのはコイツのせい。
あとコンテストの作品発表も見たけど、一つ目で河童のようなガソリンが大好物の
「ガソリン小僧」がむちゃくちゃインパクトがあったなぁ…。絵も上手かったし。
161 :
天之御名無主:02/05/10 18:58
インパクの動く妖怪図鑑のトリを飾った、水木先生オリジナル
妖怪「根人(ネット)」はどうよ?
162 :
天之御名無主:02/05/10 20:12
これだけパクリっていろいろキャラクターを作ってるのに
狂気人間、ケロイド宇宙人みたいな放送禁止キャラが
いないのはまことに不思議と思う。
手塚某が妖怪マンガ描くとアニメは放送禁止になったりする
>>162 鬼太郎の「足まがり」「足長手長」「海」は放送禁止らしい。本当は
「手の目」「隠れ座頭」あたりの盲人ネタもまずいかもしれん。
164 :
天之御名無主:02/05/11 01:06
砂かけババアが既に放送禁止のような気もするが・・・
>>163 足まがりは「狸妖怪」として復活したから大丈夫でそ。
166 :
天之御名無主:02/05/12 21:53
確か「片輪車/かたわぐるま」も「片車輪/かたしゃりん」になっちゃったんだっけ。
昔出た妖怪図鑑などには、ちゃんと原典どおり「片輪車」なのに
最近の版には「片車輪」で、ごていねいに「かたしゃりん」って
読み仮名まで振ってあるの。誰か製作過程で誤植&勘違いでも
したのかな、と思ってたら、これが今時の「禁止用語」の「かたわ」
にひっかかるからわざわざ変えたんだって、後で聞いたよ。
比較的に子供向けだから余計に過敏になってるのかもしれないが、
なんか、原典の歴史性まで無視してここまでやるというのは
幾分やり過ぎでは、と思うのは私だけだろうか。
167 :
天之御名無主:02/05/25 18:08
たまにはageとくか。
ブラクラ?
たまにはあげ
171 :
天之御名無主:02/06/15 13:13
すごいオソレスだけど、水木先生って、島根県出身じゃなくて
鳥取県の境港だよね。
それにしても皆さん詳しいねー。
自分なんか妖怪本読みふけって、クラスで村八分に
されたってのに・・・・・・ブツブツ
172 :
天之御名無主:02/06/15 13:47
ロップスの投げ捨て魔人自体が、ミレーの
「種まく人」を元ネタにしてるって感じだなあ。
まあ、画家のイメージを表したものだろうしね。
ぽこーてぃんは一体いつまで留守でいる気なんだよ
174 :
天之御名無主:02/06/16 21:23
ぽこーてぃんは実は妖怪でした。…という伝承をたった今捏造しますた。
>171
生誕の地は父の単身赴任先の大阪。空気が悪いという理由からすぐに境港へ
戻った、という事で境港出身と記されています。
>70
むちゃくちゃおそレスだけど、ヨナルデの出典はメキシコの死神らしい。
どっかのサイトで読んだだけだから、詳しくはわからんのだが。
177 :
天之御名無主:02/07/09 15:03
ヨナルデパズトーリの出典がわかりました
178 :
天之御名無主:02/07/09 20:20
179 :
天之御名無主:02/07/09 21:00
>>178 SummersのThe Vampireとかいう本のAssyrian vampire, etc.という章。
英語がそんなに読めるわけではないのでイタリック体で強調されている吸血鬼の名前だけ探していたんだけど
そこで偶然発見。それと、もう一つ、シンナテテオの出典も同じページにあった。
しかしそこにはCivateteoとあった。vっていうのはイタリック体にするとnに似てるから間違ったらしい。
で、それと同じ現象がヨナルデにもおこったわけで。
後半はPuztliなんだけど、前半がYovarte(rだったかlだったかうろ覚え)だった。
だから正しくはヨヴァルテパズトリ。
図書館での立ち読みだから詳しいことは覚えてない。また明日行ってみる
180 :
天之御名無主:02/07/09 21:29
片輪車は差別語じゃないじゃん!
片輪車自体が車輪が片方だけなんで片輪なんじゃん!
それを転じて差別語になったのに元の意味で使ってるのを
狩るのって変じゃん!
182 :
天之御名無主:02/07/11 22:29
おまたせ、ヨナルテパズトリの出典です。つーか、
>>179のあといくらYovaltepuztliで検索しても出ないので
変だな、と思ってみてみるとYoualtepuztliでした。ごめんなさい。
だからCivateteoじゃなくてCiuateteoですね。
スペイン語系統だからヨワルテプストリって読むのかな。ずいぶん印象が違うな。
それでGoogleで検索したらSummersの本が著作権切れていたみたいでそのまま載ってたので、
URLをのせます。
http://www.zerotime.com/lostbook/vamp04.htm ここを参考にしてちょ
183 :
天之御名無主:02/07/11 22:47
>>182 大サンキュー!!!!!
ヨナルデ(?)の別名が「夜の斧」だってことがわかった。
あとは英語なんで(しかも翻訳ソフトが漏れに劣らずブァカなんで)よく
わからんかったけど、なんか首無し人間みたいなことが書いてなかった?
184 :
天之御名無主:02/07/11 23:07
>>183 基本的には水木しげる情報と同じような気がする。
誰か英語が堪能な人が来るのを待つか。
ちなみにポリネシア(Polynesia)の項目にあるtu(ウムラウト)はたぶんチイのことだと思う。
「妖怪博士入門」には間違ってオバイフォとアササボンサムがポリネシアの妖怪、って書かれてるけど
この本にもポリネシアのすぐ次の項目に西アフリカの吸血鬼としてオバイフォとアササボンサムが書かれてるんだよね。
これが元ネタであることは間違いなし。
この本、日本でもかなり読んでる人多いはずなんだけど、誰もこのスレみてくれなかったか。。。
185 :
天之御名無主:02/07/13 07:53
>183
いかんせん長い文章だね。
大体どの辺?
186 :
天之御名無主:02/07/13 09:31
>>185 ここらへんかと。
Another of his guises was the Youaltepuztli, or "ax of the night."
When all was most silent and most still there might be heard near
some remote temple a sound as if an ax were being laid to the roots
of the trees. Should anyone dare to investigate the cause of the noise
he was suddenly caught by Tezcatlipocâ who appeared as a decomposing
headless corpse in whose mouldering breast were set "two little doors
meeting in the centre," and it was the swift opening and shutting of
these which produced the sound of a man hewing down the trees.
If some brave hero could plunge his hand into the aperture and clutch
the black heart he might demand what ransom he would ere he let the
demon go. But he must be one to whom fear was unknown.
>186
ややっ、思ったよりずっと素早いレスついてる。ありがとうね。でなかったら多分こっちもあのまんま忘れちゃったかも。
やっぱりというか、チョイ古風な英国の文体みたいだね。
読んでわかりやすい日本語にするにはどうしても直訳じゃ駄目だから意訳になるけど、それでもよければ。
「こいつのもう一つの姿というのは、Youaltepuztli、もしくは『夜の斧』と呼ばれるモノである。
全てのものが寝静まったその時、遠く離れた聖堂の付近から、丁度誰かが木の根元に斧を打ち込むかのような音が聞こえて来ることがある。
もし、この音の正体を探ろうなどという了見を起こす者があれば、忽ち首なしの腐乱死体の姿をしたTezcatlipocâに捕らえられてしまう。
この化け物の崩れかかった胸部には、小さな観音開きの扉があり、これが閉じたり開いたりするので、誰かが斧で木を切り倒そうとしているかのような音に聞こえるのである。
もし、度胸の据わった漢がこの扉の隙間に手を突っ込んで、そのどす黒い心臓を鷲掴みにすることが出来れば、その解き放ちにどんな代償でも要求する事が出来るが、その為にはまず、怖れを知らない勇敢さを備えている必要がある。」
固有名詞のカタカナ表記はきっちり決まってないようだから、敢えてそのままにしといたスマソ。
それにしてもカナーリえぐい化け物だなあ。
188 :
天之御名無主:02/07/13 14:21
Tezcatlipocâって、アステカの戦士の神・テスカ=ポリトカのこと
だよね。例の心臓を捧げる儀式で有名な。
ヨナルデがその変名であったとは…世界ふしぎ発見。
それにしても…
こんなヨナたんいやだ〜〜〜〜〜〜!
アニメ悪魔くんにも出てきたあのまんまる〜い♪のがイイよ〜〜
×ポリトカ→○トリポカ
190 :
天之御名無主:02/07/15 13:33
ほかに出典不明なのはあったかな?
191 :
コギャル&中高生:02/07/15 15:21
192 :
天之御名無主 :02/08/02 14:57
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194 :
天之御名無主:02/08/02 23:49
>>191-194(192除く)
色んなスレがあるのに、なんでわざわざここをageてまで宣伝コピペ
するの?
>>195 多分、何種類ものキーワードになる言葉があって、それに該当するスレに
無作為に書き込むようにしているんじゃ無いかなあ。
予想では『暴露』を拾い上げたのだと思われ。
まさか『水木』ではないでしょうW
水木しげるのCD-ROMの全集を両方とも注文しちゃったよ
198 :
天之御名無主:02/09/12 15:03
久々にage!
「バックベアード」とは別に、水木氏の「妖精画談」や「続・世界妖怪事典」に
子供をしつけるための妖怪「バグベア」が語源と一緒に紹介されてました。
>その語源は「お化け」という意味のバグと「悪意ある」という意味のベアの
合成であるという。
別々の伝承があるのか、確信犯的に書き分けてバックベアードという妖怪を
作ってしまったのか?どうなんだろう?
200 :
コギャルとH:02/09/28 11:55
201 :
天之御名無主:02/09/28 13:14
>>199さん
私は、バックベアードのあの姿のモデルも気になります。
202 :
天之御名無主:02/09/28 15:30
>>201 黒いまんまるに目玉の元ネタについては、このスレの最初のほうで
話題になってた。
>90さんが紹介されてる目玉の元ネタの情報、本当なのか気になりますね。
あんまり関係ないけど、バックベアードがボスだった妖怪大戦争で
鬼太郎が日本の妖怪募集する場面に「オバQ」が混じってて笑いました。
三本毛はないけど、どうみてもオバQ。
毛の抜けきったヨナルデパズトーリっていう可能性もあるけど…
もしこれが、オバQの元ネタだったらすごい!いや、そんなわけないけどさ。
204 :
天之御名無主:02/09/29 09:43
>>203 ありゃ、どう見てもオバQでしょう…でもびみょーに劇画チック。
だから後に劇画オバQ見てもインパクトが3パーセント減でした。
205 :
天之御名無主:02/09/29 22:22
劇場版に出てきた「妖怪ちんぽ」の元ネタは一般的なちんぽですか、
それとも水木先生ご自身のちんぽがモデルなのでしょうか
206 :
天之御名無主:02/09/30 10:12
ラマ僧チンポ氏がモデルです。
207 :
天之御名無主 :02/10/20 18:58
水木しげるの「万国妖怪封印之匣」ってのが届いた。
バックベーアドはBack bearedってあった。
208 :
天之御名無主:02/10/20 19:16
講談社から水木関係のCD-ROM付画集みたいのが何種類か出てる
けど、どれ買うのが一番いいんだろ?
佐藤氏の「いちばんくわしい日本妖怪図鑑」って最後の日本の妖怪分布
見たいなところのイラストが微妙に水木チックなんだけど
(子泣き爺はそのまんまだし、すねこすりに絡まれてるサラリーマンが
眼鏡で出っ歯だったり…)
ジャガーバックス版の「…妖怪図鑑」の初版っていつ頃なんだろう?
210 :
天之御名無主:02/10/20 23:47
ジャガーバックスの日本妖怪図鑑、後の方の版では資料提供だか協力
だかに水木しげるの名前が入った。最初の方の版には入ってなかった
と思うんだけど。巻末の妖怪図鑑ってまさに「微妙に水木チック」だ
よねー。少なくとも水木プロの人とかが関わってたのかな?
>210さん レスありがとう
うちには、ビックジャガーズ版の妖怪図鑑があったはずなんだけど
今度探して確かめてみます。
>>217 >バックベーアドはBack bearedってあった。
完全に水木オリジナル妖怪としてのキャラクターになったんですかね〜。
>>208 出るのは講談社版と集英社版。どちらも限定版の先行発売で通常版は1ヶ月ほど遅れて発売になる。
水木ファンなら「ロケットマン」の復刻版がつく講談社版限定版。京極夏彦信者なら彼が製作に噛んでる集英社版を買えばいい。
214 :
天之御名無主:02/10/22 15:45
講談社の『世界妖怪遺産』、とりあえず水木妖怪画の全貌をCD-ROMで
保存しときたい、って人にはオススメ。ここで問題になってるバック
ベアード他捏造疑惑のある妖怪の解説がどうなってるのかも含めて楽し
み(…と書かないとスレ違いになってしまう)。
で、このスレで買った奴はいるのか。
216 :
天之御名無主:02/10/22 20:04
自分はロケットマンとか印鑑はいらないんで、11月発売の廉価版を
買うつもりっす。
>>215 講談社版の発売日は26日だからまだ出てないよ。
俺は予約済みだけど。
218 :
天之御名無主 :02/10/26 10:34
妖怪世界遺産キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
ちょっと見てみると、かなりよく調べてある。すごいぞこれ
219 :
天之御名無主 :02/10/26 10:41
・・・と思ったけど、歯痛殿下がHis Highness of Toothacheなのは????
バックベアードはBugbeardになってる。
220 :
天之御名無主:02/10/26 10:50
海外の妖怪の名前を原語でも表記してあるの?>妖怪世界遺産
水木氏はマレーシアの妖怪を「××の精」と和名で表記してて、原語では
どう呼ぶのか気になってるのだけど。
221 :
天之御名無主 :02/10/26 11:02
>>220 それは期待しないほうがいいと思う。書店で簡単に入手できる資料程度、たとえばベルゼブブがBeelzebubぐらい
のレベルだから・・・。それと、いくつかいい加減な原語表記もあるから素人にはオススメできない
222 :
天之御名無主:02/10/26 17:33
>>221 そのいい加減な表記を、若手の漫画家とかファンタジー小説家がしたり顔で使い
始めるぞ、きっと。新たな捏造時代の幕開けだ。
223 :
天之御名無主 :02/10/26 20:11
>>222 それでも、大部分は水木しげる特有の「資料があいまいな解説」が詳細な解説と出典で補われてるし、
間違いや誤写も指摘されている。これまでの水木妖怪本に比べればずっと評価できる、と思うよ。
それどころか、ほかの妖怪辞典と比べても遜色ないと思う。
224 :
天之御名無主:02/10/26 20:53
佐藤有文先生監修の世界妖怪遺産も出して欲しいのぉ…。
モズマの綴りとか出典とかが書かれてたら素晴らしいんだが。
中岡俊哉先生は亡くなられたそうだが、佐藤先生はご壮健かな?
225 :
天之御名無主 :02/10/26 21:14
>>224 佐藤先生は既に妖怪となりました(マジ)
226 :
天之御名無主:02/10/26 21:26
水木しげるの妖怪ワールドが荒らされてるんだけど・・・
227 :
天之御名無主:02/10/26 21:39
あー、ホントだ。
230 :
天之御名無主:02/10/26 21:51
あー、ここかぁ。
231 :
天之御名無主 :02/10/30 07:23
この中で妖怪世界のMLに入ってる人いる?
232 :
天之御名無主:02/10/30 11:30
さすがにそこまでは。
>>232 最近登録してみたんだけど、いきなり電波が飛び交っていたもんで。
234 :
天之御名無主:02/10/30 20:07
妖怪世界遺産といえば、一つの妖怪に複数の絵がある場合はどうなってるん
だろ?ペナンガラン(今はペナンガル)とか土精プッツとか最近描き直されて
るよね。漏れは昔の絵の方が好きなんだけど…。レプラカーンも描き足さない
で欲しかったなぁ。
>>226 あれって、IPアドレス見れば誰がやっているか即バレだよ
今回、HN変えて荒らしてたヤシはもともとここの掲示板の参加者だよ
よくもまた、普通を装って参加すると思うよ
神経が知れないな
237 :
天之御名無主 :02/11/09 08:59
この板の妖怪スレってどこ
238 :
天之御名無主:02/11/09 20:18
好きな妖怪
と
おまえら!妖怪への対策法を語りましょう
のリンク先が同じなんだが。
241 :
天之御名無主:02/11/10 20:13
妖怪を語るスレはないのかよ
243 :
天之御名無主:02/11/10 20:41
妖怪が語るスレならある。
統一スレをたてろと言いたいのか?
245 :
天之御名無主 :02/11/11 23:37
246 :
天之御名無主:02/11/12 00:11
247 :
天之御名無主:02/11/18 03:03
立て直したいんですけどね
なかなか立てられないんですわ
248 :
天之御名無主:02/11/26 23:31
『妖怪世界遺産』のプライベートBOX、今日発売日なのに届かなかったよ…
amazonで1ヶ月前から予約しておいたのに…(´・ω・`)ショボーン
249 :
天之御名無主:02/11/28 19:42
『妖怪世界遺産』、まだ届かないよ、うぁーんヽ(`Д´)ノ
250 :
天之御名無主 :02/11/28 20:00
251 :
天之御名無主:02/11/28 20:55
我慢かぁ…(´・ω・`)ショボーン
252 :
天之御名無主:02/11/29 13:53
『妖怪世界遺産』、まだ届かないぞ、ゴルァヽ(`Д´)ノ!!!
…正直、こんな待たされるなら予約なんかするんじゃなかった…
妖怪世界遺産キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
254 :
天之御名無主 :02/12/01 03:01
255 :
天之御名無主:02/12/01 10:25
>>254 ふ…全然大したことなかったな( ̄ー ̄)ノ ニヤリ
というのは嘘。水木しげる氏の画業が一望できる満足の逸品ですた。
ヘンリーの大巨人とか、いかにも手抜きっぽいのまで収録されてる
のには頭が下がります。あと、妖怪の声にワラ
このスレ的には、妖怪の典拠や参考文献一覧が役に立つけど、そこに
水木の妖怪図鑑とか佐藤有文のみが上げられているものに関しては、
切ない気分にさせられます…(;_;)
256 :
天之御名無主:02/12/01 11:24
佐藤有文!びろびろびろ〜ん!
257 :
天之御名無主:02/12/01 17:59
259 :
天之御名無主 :02/12/03 16:54
今週のAERAに妖怪特集があるよ。
260 :
天之御名無主 :02/12/04 15:13
誰も読んでないのかよ!
妖怪世界遺産のことも書いてるよ。
261 :
天之御名無主:02/12/04 19:17
スマソ、まだ読んでなひ…。
262 :
天之御名無主 :02/12/05 00:41
263 :
天之御名無主:02/12/05 09:44
264 :
天之御名無主 :02/12/05 15:10
伝承の出所だからって妖怪の名前が商標登録されるのはどうかと思うけど。
265 :
天之御名無主:02/12/05 16:36
ぬらりひょん・びろーん・はらだしは漏れが商標登録しますた!!
これからは勝手に使うなよ!
じゃあ漏れはぬっぺっぽうを商標登録する。
267 :
天之御名無主 :02/12/05 18:32
「子泣きじじい」は別の会社が登録しているようです。
>>262は「児泣き爺」。
>>266 既にあった。第2044138号。
268 :
天之御名無主:02/12/23 17:22
びろーんとがしゃどくろの出典が明らかになるまで、このスレに休息は
許されない。
とっくに明らかになってるだろうに。
270 :
天之御名無主:02/12/24 23:35
最近、水木御大関連の刊行物が続々発行されていて
(勿論内容は玉石混淆)うれしい限りなのだが、
出版社各位が「X-DAYは近い!!」とでも言っているようで、
なんか複雑。 まあ、年齢が年齢ではあるからな…
(^^)
(^^)
1 名前:へ学会 投稿日:02/02/11 15:06
子供の頃に読んでた妖怪図鑑。
でも実は、作者のオリジナル妖怪だったり、説明と図版が全く無関係
だったり、伝承に適当な脚色が加えてあったり…等々、色々な改竄・
捏造によって成立していたのであります。
…ということで、皆様の民俗学的知見から、妖怪図鑑の嘘を暴くこと
が、このスレの本義であります。
276 :
天之御名無主:03/04/04 13:16
277 :
鬼太鼓 ◆NO3jPMOenw :03/04/04 13:41
創作妖怪ねぇ。
それを言ってしまえば、
鳥山石燕の画図百鬼夜行シリーズの最後の方なんて、
殆んどが石燕の創作捏造妖怪でしょうが。
「〜と夢心に覚えぬ」や「〜と夢のうちに思いぬ」
って奴。
画図百鬼夜行を妖怪カタログでは無く、狂歌と捉えるにしても、
絶対にそのことは否めまい。
278 :
鬼太鼓 ◆NO3jPMOenw :03/04/04 13:44
ま、古来よりの文化土壌のうちに形成されたか、
作品の演出の為に生み出されたかの違いはあっても、
所詮妖怪なんて皆、創作なんだけどね。
279 :
天之御名無主:03/04/09 22:33
age
280 :
天之御名無主:03/04/10 10:21
______
/_ |
/. \ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ / ― ― |
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283 :
天之御名無主:03/04/10 18:20
>でも実は、作者のオリジナル妖怪だったり
>伝承に適当な脚色が加えてあったり
いいんじゃない?妖怪ってそういうふうに生まれたり、変わっていくものだし。
新しく妖怪を作り出すこと自体はまったく問題ないわけだが
これは「ドラキュラがルーマニア伝統の妖怪である」といって現地の人が怒るようなもんだろ。
鬼太鼓が結論をいったので、潔くこのスレを終わらせます。
286 :
天之御名無主:03/04/11 21:12
>278
ここで言う「創作」とは、「実際に伝承があるわけではないのに、あること
にされている」という意味なのでは?
>283
是か非かの問題ではなく、その辺の事実関係をはっきりさせることが重要だ
と思うのですよ。それをせずにトンチンカンな解説をしている「研究家」の
なんと多いことか。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
教えてください。
福島県三春町にいると言う「ほっぺた赤ちゃん」と言う妖怪についてなにか知ってらっしゃるかたが、
いましたら御教示ください。
もうひとつ。
福島県浜通りでは、狐狗狸さんの代わりに「水亡さん」というのをやっているって
言うのは本当でしょうか?
『超怖い話』って本に載ってたんですけど。
291 :
天之御名無主:03/05/11 13:53
>>1 溶解に限らず伝承は
人の手で改組が加えられながら伝わっていくものです。
292 :
天之御名無主:03/05/11 14:14
293 :
天之御名無主:03/05/11 17:56
>>289 その「ほっぺた赤ちゃん」の情報はどこで得たものでしょうか。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
297 :
天之御名無主:03/05/28 17:16
SH
ほぅ、古人の言うことは正しいが、現代の人間が言うことは
単なる捏造だと?では、今生きている者は何一つとして
新しいことを語るなと言うことか、たった一つの奇抜な
推察すら許されないというのかね。妖怪研究家は自分は
こう思うという解説を書いていだけだと思っていたが。
さすがに彼等もそれが絶対などとは思っていないと思うがね。
299 :
天之御名無主:03/05/31 19:47
>>298 >>286よめ。
そうか、妖怪研究家たちは「自分は茨城で野田ゲンサイという医師がわいらを目撃したと思う」と言ってただけなのか(w
301 :
天之御名無主:03/06/01 01:07
>>299 言葉を使い分けることも出来んのかね、君は。
見たと思う→見たらしいと言えば済むものを…
下らない釣りをしている暇があるなら
もっと有意義に時間を使ったらどうだね。
302 :
天之御名無主:03/06/01 01:24
>>299 伝承のあるなしがそれほど重要とは思えませんが。
そもそも伝承が生まれた時点に於いては、
それは伝承と言えるほど確固たるものでもなかっただろうと
推測できます。その時点では今現在語られている新説、個人の創作と
然程の大差はないと思われます。単に長い間語られてきた
と言うだけで、新しいものと古いものを区別するのはいかがと思いますし、
その点で
>>286における定義へと度々誘導されるほど
286の定義は的を得ていないと感じますが、
いかがでしょうか?
303 :
天之御名無主:03/06/01 03:00
>>302 新しいものと古いものを区別してるわけではなく。
何世代にも渡って伝承されてきたものと今はじめて口に出されたものを区別してるわけでもなく。
それはスレを読めば分かるはずです。
>>298 実際にいるんですよ。創作された情報のみを材料に論説しちゃう人が。
ああ、ちなみに私が言う「研究家」というのは、水木さん達のことじゃないですからね。
>>302 創作云々に関してはただの丸め込みですが何か?
私が言いたかったのは後半の方ですし。
そもそも「創作」なんて、水木さん等を示すだけの、ただの看板でしょう。私自身
こんな言葉に拘るつもりはないですし、単に児童書のもとネタ探しが楽しいから
ここにいるだけです。捏造だと叫んで非難する気など初めからありません。
(スレ立てた
>>1の意向とは異なるようですが。)
古い伝承や石燕の考察なら別個に他スレでやればいい。ここでは水木・有文・中岡・
野理夫等を扱っているんです。それだけですよ。
>>304 漏れだって別に非難する気なんかないですよう(`3´)=3プー
テンプレにだって「騙された」とか「許せない」とか書いた覚えないし。
捏造=非難というのは短絡的です。創作が「それが個人の創造によるもの
である」ことを情報の発信者と受け手が共有するものという意味で、この
場合のように、「伝承がないにも関わらずさもあるかのように伝える」の
は、捏造という表現をもってする他はありません。
286さんの発言はこちらの意を汲んでいただいたものと感謝していました
が、
>>304は、なんか心外です。また、「妖怪なんてみんな創作」という
類のレスに特にリアクションを取らなかったのは、そんなことをしなくて
も、妖怪の元ネタに関する有意義なカキコもあり、スレの趣旨が果たされ
ていたからです。そういった情報交換がなくなった段階で、このスレの使
命は終わったと位置づけていますが、とりあえず、水木しげる氏等に対す
る煽りスレのような印象を残して終わるのも不愉快なので、一応、そうで
はない、ということだけは言い添えておきます。
>>305 おっと、それは失礼しました。
「捏造」「暴く」等、普段あまりいい意味で使われない言葉なので、すっかり
勘違いしていました。ご気分を害してしまい、申し訳ございません。
お詫びついでに……と言っては何ですが、
>>57で挙げられている『妖怪画談全集 ロシア・ドイツ編』
内の水木妖怪画のもとネタを列挙しておきます。
「小さな裁縫師と妖怪」→コーモラン
「深山の怪老人」→水精
「ヴィー」→ブイイ
「悪戯な嵐の精」→嵐の精
「屍骸を貪り喰ふ妖女共」→食屍鬼
「寶の番をする怪蟲」→妖虫
「怪蟲殺さる」→ポーチュン
「奥歯を覗ふ怪物『歯痛殿下』」→歯痛殿下
「ナヤーデンの戯れ」→佐伯の人魚
「ケンタウルの戦」→ケンタウロス
「眠れるニムフを窺う牧神達」→パン
「春の夕(牧神)」→パン
「妖女ローレライ」→ローレライ
「嵐の鳥」→鳥人
「あゝあゝとばかり、おぢいさんは逃けて行く。」→ロシアの悪魔
「町へ入つて来た鬼火」→魔火
「首飾りを引張つて、咽喉をしめはじめた」→ゴブリン
「丘の中腹に住む小人の王」→土精プッツ
「村の鍛冶屋へ来たケンタウン」→水魔
「怪物出現 森林の奥にドロドロと壺の中から出現して、樹木精霊のやうに樹をまもる。」→樹霊
前半の鉤括弧内が絵に付いていた題や解説(画家の残したものかどうかは不明)、
後半の矢印以下が、水木画に付けられた題です。見落とし等あるかもしれませんが、
その辺はご勘弁を。
308 :
天之御名無主:03/06/03 00:24
309 :
天之御名無主:03/06/03 04:22
やっと本題に戻ったかんじ。
312 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/06/10 23:38
水木先生が古そうな妖怪画を描いておられた場合、かなりとんでもない
ものが元になっていたりするんですよね。しかも原画は妖怪とは無関係
なことが多い。『春日権現験記絵』はともかく名前も忘れそうな絵とか。
314 :
(*゚Д゚)さん:03/06/11 22:29
>>308 トミーノッカーのことか?
♪トミーノッカー トミーノッカー ノックノックドア
316 :
天之御名無主:03/06/12 08:27
そうじゃないです
ビーザムベルリの悪魔の絵のモトネタはデューラーの「騎士、死神、悪魔」の右側の悪魔
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
捏造とは少し違うけど、油澄ましのデザインは水木しげるが定着させたんだよな。
それを妖怪大戦争が採用したからあの姿しか想像できなくなった。
320 :
天之御名無主:03/08/14 21:26
サンケイ新聞社から出てる「日本の祭り 獣神群像」(菅原道彦・写真)と
いう写真集を手に入れたんだが、これに載ってた茨城県竜ヶ崎市の八坂神社の
祭りに登場する「津久舞」のアマガエルの装束は、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場
する座敷わらしの元ネタではないかと思われ・・・って、有名な話?
あぼーん
322 :
天之御名無主:03/08/14 21:44
お金だけの目的で体をまかせているまきちゃん。
キスもダメときているから男もがっかり。
そのかわりザーメンを飲むという意味不明な交換条件にOKを出しているから本当訳がわからない。
愛のないセックスだけによがりまくるというシーンは少ないですが、
バリバリのコギャルの実態を垣間見るにはよい作品ですね。
フィニッシュは口内発射、そして飲み干します。
無料動画をご覧下さい。
http://www.j-girlmovie.com/
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
324 :
天之御名無主:03/08/23 08:55
>>177の関連で、筑摩学芸文庫で最近出た日夏耿之介の『吸血妖魅考』に
ヨナルテパズトゥリ、シナテテオとかが載ってる。この時点で誤読だったわけ。
原書にtüとあるのをなぜチイとしたのか解せなかったけど
この本にtiiと誤植されているのを発見して納得。
他にもハールシンギ、ギロとかが載ってる。
325 :
天之御名無主:03/08/23 17:18
>>324 ギロ(の伝承)が本当にあったっていうのはプチショック!
目玉の妖怪でギロなんて、作り中の作りだと思ってたから…
初めてお便りします
「悪魔君」「河童の三平」「変身忍者嵐」「超神ビュビューン」に登場したオリジナル妖怪も
何時しか「創作妖怪」の仲間入りをするのでしょうか?
それでは「世界妖怪図鑑」「世界のモンスター」について 私の知っている限りをアトランダムに
紹介します。
「蛇女ゴーゴン− ギリシャ神話のゴルゴン三姉妹伝説の恐怖が一人歩きした。
神話フリークが使う呼称「ゴルゴン」よりも「ゴーゴン」の方が その恐怖が生々しく伝わって来る様である。
三姉妹の総称の筈なのに 妖怪図鑑では長女の名になっており 次女が「アスナス」という 由来不明の名。
(神話では メドゥーサの二人の姉は「ステンノー」「エゥリエレ」になっている)
尚「ゲランゴ」は「ゴルゴン」をシャッフルした様。この妖怪のイメージが曲げられたものかも知れない。
妖獣スキュレー− こんなのが襲ってきたら 到底レスキュー不可能 ギリシャ神話のスキュラのイメージが
「六頭十二足で船を襲い人を食う」という設定を残して大きく変わってしまった。本来は腰から六匹の犬の上半身が生えた妖怪だが
「妖怪図鑑」「世界のモンスター」では 大ダコの姿 生息地も地中海ではなく大西洋になっている。まるでクラーケンのイメージだ。
「世界のモンスター」には「スキュレー」とは別に 犬面疽の人魚「スキュラ」も登場。両者は似ても似つかないが 本来は全く同じ。
ファミコンゲームのスキュラには この両者のイメージを合体させたのがいる。下半身が蛸足 腰から六匹の大蛇が生えた女性の姿。
妖獣アーリマン− ゾロアスター教における絶対悪の権化として光の神「アフラ マズダ」の対極に在る。
この世に現れる時にはあらゆる姿になるが「世界妖怪図鑑」では 蟹みたいな体にライオンみたいな猛々しい顔
頭上には無数の蛇が触手みたいに生えた姿。
無数の子分がいるが「悪魔全書」に登場するその中の一体「怪獣魔王ダハカ」は ネームは アーリマンの子分の三頭竜「アジ ダハーカ」に由来するものと思われる。
イラストの両肩から大蛇の生えた東洋の鬼みたいなデザインは アーリマンの誘惑によって堕落させられ かつ
異形怪物の姿に変えられた国王の姿をイメージしたと思われる
以上 まだまだ有るけれど 今回はここまでにしておこう。
327 :
天之御名無主:03/08/24 16:28
>>325 まだ落とし穴がありまして・・・。
原文を引用すると、
レイミアは折々ラルア・モルモルケイオン・テリキュラメンタム・スペクトラムなぞと同じやうに考へられた。
ニセホゥラスはその著「宗教史」の中でギロGiloというなは夜彷徨ひ歩く霊魂につけられたものだといつてゐる。
ラミアエは古代の作者に自己の目を移動させる恐ろしい力を持つてゐる女人であるか乃至は一種の悪魔・幽霊と
考えれられてゐたものである。
つまり、目のお化けはラミアエのほうであったと。
328 :
天之御名無主:03/08/24 17:54
ラミアエって、妖怪図鑑類でラミアと紹介されてる女吸血鬼のことなの
かな?
水木 佐藤 中岡先生とは無関係ですが 参考資料として読んでください。
テレンス フィッシャー監督のホラー映画「妖女ゴーゴン」はご存知でしょうか?
美人女優に施されたおどろおどろしいメイクが強烈でしたが「普通の頭髪の間から蛇が生えている」
というデザインだったので 究極の恐怖というか 生理的嫌悪には至りませんでした。一方「ラオ博士七つの顔」の方が
メイクこそ控えめだったけれど オール蛇の頭髪と普通の人間の顔とのミスマッチが むしろ究極の生理的嫌悪感を放っていました。
さて 映画「妖女ゴーゴン」の中では「ゴーゴンは三姉妹の妖怪 その名は メドゥーサ トリシフォネ メゲーラ」という説明がありました。
メドゥーサはいいとしても トリシフォネとメゲーラは ギリシャ神話においては ゴルゴンではなく 復讐の女神「エリニュス」三姉妹の
中の二人の名です もう一人の名は「アレクト」尚 彼女達は ローマ神話では「フリアエ」と呼ばれるが「怒り「ヒューリー」の語源だろうか?
三人の復讐の女神達は 犬の様に牙を剥き出し 舌を出し 口角泡を吹き 目からは血を流し 右手に鞭 左手に松明 背中の翼で飛び
殺人を犯した者を何処までも追い詰め 鞭打ち その罪を口にして絶えず叫ぶ事で 殺人者を肉体的 精神的に苦しめるという。
そして その頭髪は蛇(説によっては 頭髪に蛇を絡ませているというのもある)だという。だとすると エリニュスは その 究極の恐怖怪物の恐怖をリフレインさせる様な姿で
罪人を心理的にも苦しめていると思われる。丁度(どちらかと言えば 線の細いオタクタイプの人に当て嵌まるのだが)企業入りして配属させられた部署の鬼上司が 子供時代に嫌な思い出ばかり与えられた体育会系の嫌な鬼教師に酷似していた様な例にも喩えられるだろう。
父を謀殺した不義の母を殺し 父の無念を晴らしたオレステスがこの女神達に執拗に追い詰められ 発狂寸前にまで至ったのである。
オレステスの運命は 母思いのペルセウスのそれをまるで逆にした様にも思える。無論 裁判がやり直され オレステスは無罪放免となる。(何処かの疑惑事件の主人公みたいだ 今後における人間的信用は兎も角)
語源から言っても 映画の通りなら「支配する女」「殺人に報復する女」「嫉妬の女」が三姉妹となって これでは不自然である。という事です。
331 :
天之御名無主:03/08/26 20:07
水木しげるの『妖怪なんでも入門』巻末の世界妖怪地図で、ブラジル代表が「首
なし女」なんだけど、「死刑執行人のところに化けて出る」といった短いキャプ
ション以外は情報がなく、今でも気になってる。
他の妖怪は図鑑に載ってるんだけど、こいつは載ってないし。
ロシア代表のウィプリも当時は水木の妖怪図鑑類に載ってなくて、妖怪地図には
なにやら星の子チョビンのような絵が描いてあった…。
今はウィプリの伝承に関してはある程度掴んでるけど。
佐藤先生の「世界妖怪図鑑」の「悪魔軍団」のところで「人間の勇気を試す悪魔」として
「自分に立ち向かう勇敢な者には剣を与える 逃げようとすると殺される」といった説明のあった悪魔
「バレフール」のところで使われていた 他から借用したと思われるイラスト 七本首で その先端に
王冠を被ったライオンの頭が乗っかり 二本のライオンの前足を持つ大蛇の姿の妖怪ですが 誰か その
正体を知りませんか?某本では 単に「七頭の大蛇」の名になっていました。聖書の「黙示録の怪物」か
古代バビロニアの神話に登場する「ティアマト」の子供じゃないかとも思えるのですが。
333 :
天之御名無主:03/08/30 15:42
334 :
天之御名無主:03/08/31 00:27
昭和の子供 懐かしの妖怪図鑑 コスミック 著妖怪王グループ
*中岡妖怪 佐藤有文妖怪など、昭和の妖怪子供本を飾った妖怪
100匹が収録
がしゃどくろ、モズマ、コウモリ男爵、硫黄人間、野ぶす女、米つき座頭、骨婆、まびきバンバ、つくんぼ鬼、
びろーん、淡水人魚、首かじり、一本松の女、雷赤子、生き白子、生首なげ、川鬼、
100匹の妖怪を描いた一つ目入道、キキモラ、死美人ドローネ、幽鬼ゴモラー、半魚人ラーゴン、投げ捨て魔人、
鉄獣イバク、水陸両生ドラゴン、蛇くいイチモン、妖女スパイダー、黄金魔人、胃ぶらりん、吸血婆、どくろ天使
他多数!(^^)!
これって著作権とか関係ないんでしょうか?
妖怪に著作権はないはず…デザインはどーだかしらんが
水木先生が「セドナ」と呼んでいる妖怪において 佐藤先生は「アニーコール」
という呼称を使用されていました。このネームについて 全くの個人的な推測なのですが
私に心当たりがあります。
実は 全く似ても似付かない あの「ユニコーン」と深い関連が有るみたいなのです。
古語辞典には「ウニコール」という ポルトガル語に由来の言葉が登場します。
漢方薬にもなり その角を杯にして飲み物を飲めば 不老不死になるという
(まるで キリストの聖杯みたいに)という 一角獣の角と呼ばれる物の事で
その正体は 一角鯨の歯の事ですが 一角鯨自体をも意味します。無論「ユニコーン」
からの由来です。
その 一角鯨を意味するネームが「海獣」のコンセプトのみを残して使われ
角(実は歯なのだけれど)のイメージは何処かに消え失せたのでしょう!
私の全く独自の説なので もし 真説を御存知の人がおられたら 意見を送って下さい。
尚 この妖怪は 人間の女性が妖怪化した(ギリシャ神話のカリュブデスみたいな)
ものとも聞きましたが 人間名が「セドナ」或いは「アニー」だったのかも!
337 :
天之御名無主:03/09/06 19:31
確かにアニーコールは謎
338 :
p6e0317.tokynt01.ap.so-net.ne.jp:03/09/07 08:55
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
339 :
天之御名無主:03/09/07 17:41
鬼太郎の最終回で猫娘が男だった事実が明らかになったのには驚きました。
水木しげるの『大海獣』で鬼太郎が変身させられる「ゼオクロノドン」は
鯨の祖先という設定だったと思いますが ラテン語で何か意味があるの
でしょうか??
あと この話に登場する南方妖怪チ○ポ(自主規制)は
明らかに捏造のような気がします。
342 :
天之御名無主:03/09/08 07:11
妖怪世界遺産の項目で、ソースが載ってない中で気になるのをリストアップしてみる・・・
アカヤ、インドネシアの悪霊(タンドハンその他)、アシャンティ、イシトク、影の狼、ガゴサ 「仮面と悪魔」にあるらしい?
キンブーヤン、七頭大蛇(マダガスカル)、ストムペピルト、ゼーオルム、タバリワナ、ツァジグララル、ヌグ、ファニカ
フォワ人、ホニング、ボンボ、マッサライ、マンガラング、カボマンダラット、ラウヒェン、ラテイム
これまでのを見る限り、勘違いや誤訳や創作妖怪をそのまま載せることはあっても自分の創作を載せることは
滅多にないようなので、これらもちゃんとしたソースがあるように思うのだが
343 :
天之御名無主:03/09/08 13:05
>>341 ゼウグロドンのことだと思う。創作じゃなくて、太古に実在した生物。
いまじゃカナダでUMAやってるが。
ちなみに大海獣と南方妖怪軍団とチンポのエピソードは、原作ではどれも
別のストーリーだ。
344 :
天之御名無主:03/09/08 13:21
>>342にリストアップされた妖怪をみんなで探しませう!
それはそうと、『世界妖怪なんでも入門』の「アメリカの
妖怪」編の扉だったか、壁に人間の首が沢山飾ってある絵
がなんなのか気になる。なんかの模写なのか、だとしたら
出展は何で、水木センセはどういう必要があってあれを描い
たのか。飾られた首が水木タッチというよりも古賀新一み
たいな感じなのも気になる。
345 :
天之御名無主:03/09/08 13:30
>>336 セドナはエスキモーの伝説。話はこんな。美しい娘・セドナがワタリかもめ
に騙されて嫁ぐが、セドナの父親はそれを怒ってかもめを殺害、娘と一緒に
ボートで逃げようとするが、ワタリかもめの仲間が嵐を起す。父親はかもめ
の怒りを鎮めるために娘をボートからつき落とそうとし、娘がボートにしが
みつくとその指を二本切り落とす。その指はそれぞれ陸と海のアザラシにな
る。やがて嵐が収まったので父親は娘を引き上げて岸に着く。が、セドナは
父親が眠ってる間に犬を呼び寄せて父親の手足を食いちぎらせて復讐する。
父親が娘と犬に呪いの言葉を投げかけると、地割れが起きて皆地面に飲み込
まれる。以来、セドナは地下世界の女王になった…。
…どーしょーもない父娘でつな(´Д`;)…。でも、セドナは水木センセが描く
巨大マリモってイメージじゃない。では佐藤有文本で「アニー・コール」と
して紹介されてるあの画は何なのか…謎は深まる…。
346 :
天之御名無主:03/09/08 14:07
デビルサマナーは?
紅皿欠皿(べにざらかけざら)の話も遠野郷に行なわる。
ただ欠皿の方はその名をヌルポという。
ヌルポは空穂(うつぽ)のことなり。
継母に悪(にく)まれたれど神の恵ありて、ついに長者の妻となるという話なり。
エピソードにはいろいろの美しき絵様あり。
折あらば詳しく書き記すべし。
349 :
天之御名無主:03/09/18 02:49
やばいよ!このスレに触発されてe-booksで妖怪関連の本を買い漁ちゃたよ。
「昭和の子供 懐かしの妖怪図鑑」は買ったけどがっかり。
もっと資料部分を充実させればいいのに。誤字脱字多いし。
それに較べて未だに在庫アリの秋田書店「妖怪全百科」は素薔薇しすぎ!
「投げ捨て魔人」もあの図版で載ってるし、なにげに古賀新一がイラスト描いてるし。
(何故か絵師の情報が一切奥付に書いてないのも秋田書店らしい)
350 :
天之御名無主:03/09/18 02:56
>334
妖怪に関してはディスティニーランドのねずみ男と違ってパブリックドメイン
ということで。
351 :
天之御名無主:03/09/18 09:11
著者が既にいないからなー・・・
いいからアパルトヘイト教えろって
353 :
天之御名無主:03/09/19 09:05
妖怪を退治する人ってどのくらい
いたんですか?
フィクションの世界で。
誰か知っていたらおしえてくださいませ
>>353 ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトとか
宮本武蔵、姫路の妖怪退治とかをいれたりすると面倒なので
テレビで放映されたアニメ・特撮ドラマで知ってる限りでいきます。
まずはおそらく、企画から「妖怪退治」を含んでるであろう作品が
「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」(以上水木しげる)
「ドロロンえん魔くん」「ベムベムハンター小天狗てん丸」「白獅子仮面」「行け!牛若小太郎」
「地獄先生ぬーべー」「学校の怪談」「GS美神」「不思議な少女 ナイルなトトメス」
個人的には「犬夜叉」とか「超神ビビューン」を入れるかで評価が別れると思っています。
また、科学的な妖怪退治のバリエーションとしては「緊急指令10-4-10-10」
退治しなくてもあずきあらいや海坊主など、土着的妖怪キャラがレギュラーだった「ぐるぐるメダマン」
等もありましたね。
話の中のバリエーションで妖怪退治を扱うという例が「ぼく、パタリロ!」「まんが水戸黄門」「怪物くん」
物語の便宜上、当時ブームだった怪獣を「妖怪」と称して搭乗させた作品に
「仮面の忍者 赤影」「魔神ハンターミツルギ」等もあります。
一応「妖怪」という単語に拘って分類してみました。
例えば同じような敵を倒すヒーロー物でも、ちゃんと「妖怪」と謳っている白獅子仮面は入れましたが
忍者・怪人といったレベルの名称しかない変身忍者嵐やライオン丸は入れてありません。
「ムーミン」「透明ドリちゃん」「有限実行シュシュトリアン」辺りを妖怪物と言っていいのかはわかりません。
妖怪と言えば(?)「妖怪人間ベム」ですが、これも「妖怪(が)退治」する話だったような気もしますw
細かいレベルでの妖怪退治風エピソード
みたいな話を含んだ作品を挙げ連ねると、枚挙に暇がないと思われます。
以上、あくまで個人的印象論で挙げてみた不完全版であります。
すいません。
上記に手塚治虫の「どろろ」と
テレビじゃないですけど「うしおととら」
を追加します。
>>355 「木曜の怪談」の、「怪奇倶楽部」とか安達由美の陰陽師ものとか「妖怪新聞」
なんかも広義の妖怪退治モノに入るかなぁ。
NHKの「天才テレビくん」でやってた妖怪モノ、あれはなんてタイトルだったか…
メダマンも最後はわりと妖怪退治モノになってた。
変身忍者嵐は…西洋妖怪なのに劇中では「西洋怪人」って言ってた。
ライオン丸はウミカブロとかオボとかフナシドキとか、マニアックな(柳田國男系)
の妖怪名だった。
犬夜叉・ビビューンを入れないというのは、オリジナル妖怪が多いから?
でもカクレンジャーは入れて欲しい。
エピソードでいえば、アニメの殆どに1回くらい(夏場とか)は妖怪ネタがあると思
う…うる星やつらなんか3回に1度くらいは妖怪が出てきてそうだw
>>356 妖怪という定義が難しいと思います。
アニメ・子供番組の場合
・水木系や民話系の既存の妖怪を、その設定で使う(鬼太郎や悪魔くん)
・上記の妖怪系を、あくまでその番組の枠内のクリーチャーに置き換えて使う(メダマンとかご指摘のライオン丸等)
・怪獣や怪人のバリエーションの一つとして、他番組と差別化する為だけに
「妖怪」という呼称を使う(超神ビビューン等)
・妖怪の本来の発生理由を読み解き、それを番組企画設定で読み解いて
オリジナル妖怪を出す(小天狗てん丸やえん魔くんなんか)
に分けられるとも思えます。
当時の番組では
怪獣=現代の空想で造られた怪物。概ね巨大で人語を話す物は少ない。
出現理由は自然現象や環境破壊等。
妖怪=なんらかの(ファッション的意味合い含む)民話や口伝を基に創造された怪物。
古来から生息しているのも多い。人間大から巨大な個体まで様々。
人語を解する者も多く、「本来は温厚な妖怪だったが、人間の環境破壊で怒って出現」
というパターンが多い。怨念が絡む者も多い。
くらいの違いしかなく(怨念で現れる怪獣もいたし、水木妖怪でもペロリゴンみたく完全な怪獣もいました)
明確な境界線がないので「作った側が『これは妖怪です』と言い切っている」くらいしか
判断材料はないですねw
358 :
天之御名無主:03/09/19 17:58
>>354 353ありがとうございました、ちょっとさがして、みてみます。
359 :
天之御名無主:03/09/19 23:49
ゲキメーション「猫目小僧」が入ってないとは!!
それから最近では少女向けホラーコミック系統は
妖怪退治ものの花盛りですぞ。
360 :
天之御名無主:03/09/19 23:52
スレ違いですぞ!
361 :
天之御名無主:03/09/20 11:51
>>360 まぁ
>>1を見る限りは、確かに今の流れは
妖怪図鑑とはなんの関係もないかもだけど
フィクション世界の妖怪をざっと洗い出してみるというのも
長い目で見ればスレの主旨にそれなりに沿うと思うのだけどね。
もしくは「フィクション世界の妖怪」という存在の位置付けみたいなものを
ある程度(あくまである程度ね)検証してみると言うのも面白そうだし。
「俗っぽさ」と「民俗学的」のはざまの存在だと思うのですよ、妖怪って。
ところで漫画やアニメ・特撮はともかく「小説の妖怪」と言えば
今や真っ先にあがるのが京極夏彦氏だろうけど
このスレ的には彼の小説を「妖怪が出てきている」と定義しちゃって良いのだろうか?
あと「小説の妖怪」というのも、いわゆる「水木しげるの妖怪がそれなりにベーシックなテキストとして
認知される以前(水木デビュー以前とか、鬼太郎が描かれる以前、とかじゃなく)」と
「ライトノベルが台頭してきて水木漫画が妖怪の聖典と祭り上げられた以後」とで
分けて考えられるべきなんではないかと
思ってみたりみなかったり。
362 :
天之御名無主:03/09/20 12:43
「孔雀王」でも何でもいいんだけど、妖怪ないし呪術とかオカルト用語のそれなり
に詳しい解説が作中に織り込まれてるんだけど実際のところそれにちゃんとした
根拠があるのかどうか怪しいケースも多いね。
貸本版「悪魔くん」にも、カバラについて「カバラというユダヤの人が編み出した魔
術の体系です」みたいな嘘説明があったりする。
他にも、例えば漫画の中で(実際そういう場面を見たわけじゃないけど)「ぬらりひ
ょんの正体はナメクジだ!だから弱点は塩だ!」みたいな作者独自の「解釈」が、
後々、読者とか他のストーリーテラーに影響を与えることもあるだろう。
例えば「裏柳生」という架空のものが創始者(小池一夫)の手を離れて、時代モノ
の一ファクターとして定着しちゃったみたいに。
現代の漫画・アニメ・ドラマ・小説において、妖怪のイメージがどう改変され、また
どういう属性だけを保存されているのかとか、結構面白いテーマかもしれない。
363 :
天之御名無主:03/09/20 13:06
一応1の意図を・・・
>>1と
>>305。
フィクションと銘打たれてるのならいいんだが、このスレの場合
「伝承がないにも関わらずさもあるかのように伝え」られている妖怪の
出典などを検証するのが目的だと思う。また、出典がわからない妖怪のそれを探るとか。
創作作品における妖怪像の変遷は別スレでも立てたほうが・・・。
364 :
天之御名無主:03/09/20 13:12
んー、偏狭だなあ。どうせ過疎板なんだしさあ
>>363 まぁ、確かにそうだね。
とりあえず、このスレでは妖怪図鑑類の話題に特化した方が本道なんだろう。
今気になる妖怪は…佐藤本の『西洋妖怪図鑑』にたしか「ベロン」(チェコの妖
怪という触れ込みで)というのがいて、塩をかけると溶けるとようなことが書い
てあったと記憶する。「それ、びろ〜んのネタの使い回しじゃないすか、佐藤先
生!」と子供心に思ったものさ…。
>>364に同意。
確かにスレ主旨を絞らないとスレ全体が散漫な印象になるのは否めないけど
そこまでしゃかりきになってスレの守備範囲を狭めてしまうのも面白くないのでは?
流れ自体はその時その時でコントロール可能なわけだし。
仮に
>>363さんの意図通りにスレを分けても、互いの話題がリンクしないと
話が先に進められなくなるって事態もありそうだし。
このスレの1000までに必ず結論(・・・なんてあるんだろうか?)を出さねばならないならともかく
のんびりマターリやるのなら、ある程度の揺らぎはあった方が良いと思われ。
それに
>>363さんの言う通り別スレ立てて、重複厨に暴れられるのもなんだし・・・ねぇ?
367 :
天之御名無主:03/09/20 13:48
もともと、明らかにスレ違いの
>>353から今の流れが始まってるんで、
とりあえずは
>>342で出された宿題を片付けましょう。
368 :
天之御名無主:03/09/20 13:52
そこまで潔癖症にならずともよいのでは?
70年代の妖怪ブームで一気に広がった妖怪市場も
元はと言えばそういった、虚実入り乱れた妖怪図鑑のせいなわけだし。
その宿題とやらが解決すべき問題なのならば、
解決したいと思い解決出来る知識人間がすればいいわけで。
仕切り厨が粘着して常時貼りついてるスレは誰も近寄らなくなるよ?
自分の立てたスレの目的にこだわりを持ちたいのも解らなくはないが
もうちょっと心にゆとりを持って楽しめば?
>>367
370 :
367=364:03/09/20 14:10
まずはネタをふってくれなきゃスレッドが進まないと思ったんだがー。
371 :
天之御名無主:03/09/20 14:11
372 :
天之御名無主:03/09/20 14:13
>>370 スレッドはそれなりに進んでいるのでは?
ただそれが
>>1やあなたのお気に召さない進み方なだけで。
なんかちょっと話がややこしくなってるので…
とはいえ、私から見て、それほどおかしな流れになっているとは思いません。
名前しかない、もしくは絵だけしかない妖怪が、ある個人の一種の思いつき
で、造型や名前や性格を与えられ、またエピソードを加えられて(いわば属
性が捏造されて)、結果的に伝承とはかけ離れた存在になっていく。
または、過去から伝承されるものを全く持たない妖怪が、本で紹介された瞬
間から、既存のものとして新たな伝承を紡いで行く。
その変遷の過程に、「妖怪図鑑」類があったり、漫画その他がある、というの
が私の把握です。
妖怪のイメージが「妖怪退治モノ」というジャンルの中で反復され続けている
のなら、話が及ぶのも仕方がないことと思います。
ただし、基本は「そもそも、この妖怪の伝承自体、本当にあるの?」または、
「この妖怪はいつからこんなイメージなの?」という問いにあります。
それを立脚点にしてこそ、妖怪像の「変遷」や「生産」という視点に裏付けが
できるわけだし、民俗板に立ってる甲斐もあろうというものです。
その基本だけ(気持ちの上で)抑えていただけば、後はどんな話題になって
も構いません。
とりあえず、私の考えを示しましたが、スレの進行に関して私からどうこう言
うことは、基本的にはありません。
>>373 懐が深くて、大人な対応の意見で
とても尊敬できる
>>1さんだと思いました。
私が
>>353さんのレスに対し過剰な反応をし過ぎた結果
今の流れになってしまった事を
>>353さんへも含めてお詫びしますm(_ _)m
妖怪という存在は、形而上的な存在でもあり
そこにとても俗っぽい「その時々、その地域の人為的な変換」が作用して
形が作られたり、作られていた形が変ったりする存在で、それゆえ民俗学という
学問が最も適した解剖論のテキストになりうるのは重々承知です。
その上で「俗っぽい、その時々、その地域の人為的な変換」の範疇の中に
近年のテレビ・漫画というメディアを入れてよいのではという距離感に
私の間違いがあったような気がします。
一応今の流れを作ってしまった者の一人として
>>1さん他に謝罪いたします。
375 :
天之御名無主:03/09/21 14:33
>>337 >確かにアニーコールは謎
佐藤有文氏の「世界妖怪図鑑」の図の正体なら分かります。
あれは、「コンブレ」と言いまして、イタリアの人食い魚の怪物です。
ディーノ・ブッツァーティという作家が、これをもとに短編を書いており、その挿絵に用いられていたものです。
この怪奇小説は、邦訳されており、「現代イタリア幻想短編集」(国書刊行会)で読むことが出来ます。
失礼しました
×コンブレ → ○コロンブレ
377 :
天之御名無主:03/09/21 14:51
>>331 >今はウィプリの伝承に関してはある程度掴んでるけど。
ウィプリは、ロシア語で「吸血鬼」をあらわす一般的呼称だと聞いたことあり。
英語で言うバンパイヤにあたる。
でも、ロシアでは、地方によって、吸血鬼の呼び名が色々と種類があるので、要注意。
ウィプリは、ロシア南部で使われてるらしい。
でも、コウモリに人間の頭、カニのハサミなんてんじゃなく、生き返った死者で、普通の吸血鬼と同じ。
ただ、実際の伝承にあるウィプリは、映画の吸血鬼よりずっと手ごわく、日光も平気なだけでなく、杭を打ち込まれた後も、しつこく出てくることもあるそうな。
378 :
天之御名無主:03/09/21 16:42
380 :
天之御名無主:04/01/07 21:40
佐藤有文先生の妖怪図鑑に載っていた「ベロン」の元ネタを知りたし。
酔っ払い怪獣じゃないぞ!ナメクジみたいな軟体で 人間を呑み込むという奴。
あげ
382 :
天之御名無主:04/02/03 15:58
>>90 「日本学」の表紙を見た。確かにバックベア-ドそっくりだった。
創作することを、生業としている方々に対して、「嘘を暴く」とか考えるほうが、筋違いではなかろうか。
ぶっちゃけ。
せっかく盛り上がりつつあったこのスレに
スレ立て主のジャイアン理論で水をぶっかけ
一気にスレを寂れさせたのは
他でもない
>>1
385 :
天之御名無主:04/02/09 20:35
レスの時間帯から見て2,3人が盛り上がってただけじゃん。
ヨナルテパズトーリの時のような盛り上がりは期待できん
>>385 素晴らしい名推理ですね。
でもあんまそんな事口走っていると
電波扱いされちゃうから気をつけて!
387 :
天之御名無主:04/02/12 01:21
>>380 そういうあなたには小学館文庫の「アラマタ図像館 1 怪物」がお奨め。
例の本の元ネタ満載。
ちなみに質問の奴は、ゲスナー「怪物誌」に載ってる「海の大主教」。
388 :
天之御名無主:04/02/16 19:34
ところで、そろそろ少し話しをまとめた方がいいかな?
389 :
天之御名無主:04/02/16 19:48
どういうこと?
390 :
天之御名無主:04/02/17 16:26
>>389 いや、まあこのスレで出た話を最初から全部覚えてるって人もいないと思うし
けっこう興味深い話も出てきたので、そろそろテンプレか何かみたいな形で今までの情報を
まとめた方がいいかなと思って。
391 :
天之御名無主:04/02/17 20:29
まとめてもいいんじゃない?
ちょっと、まとめ作ってみたんだけどかなり長くなってしまいました。
アップする?
393 :
天之御名無主:04/02/22 12:18
どーぞ
キジムナー
水木しげるは昔、キジムナーをキムジナーと書いていた。(木の上の狢?)
>>2 百目
C.G.ユングの「変容と象徴」(上巻)に「百目鬼」として水木版百目の原型みたいなものが載っている。
出典は、オットーさんとワーグナーさん共著の「Japanische Humor」1901というドイツ語の本で、
日本の絵らしい。
>>8>>108>>110 ぬりかべ
現象であって実体はない。
>>10 土転び
ツチノコの事。
>>11
バックベアード
唐沢なをきがなんかのコラムで、「背中に顔がある大男」の妖怪として紹介し
ていたらしい。バック=背中・ベアード=髭とのこと。でも相変わらず典拠不明。
アメリカではなくイギリスの毛むくじゃらの妖怪だという説も(妖怪馬鹿より)。
水木しげる画のバックベアードについては次のような盗作疑惑が…
修験道研究家としても有名な写真家の内藤正敏氏は1964年発表の
コラージュ「新宿幻景・キメラ」について次のように述べている。
「水木しげるが、私の『キメラ』を盗作して、妖怪『マチコミ』を書
き、『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場させ、お菓子のキャラクター・イ
ラストにも使用したため、水木の盗作の方が世に横行することにな
った」(『日本学』第13号「表紙のことば」1989年5月、
名著刊行会)
『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターで内藤氏創作の「キメラ」とそっく
りのものとは、ぬらりひょんと並ぶ鬼太郎のライバル、あのバックベア
ードのことである。
以上、原田実という人のサイトより転載
水木の『妖怪マチコミ』は1966年『ガロ』が初出。マスコミの象徴であ
る無数の妖怪が売れっ子絵師の家に詰めかけ才能を搾り取る、という話
だが、その中に白いバックベアード(と後年言われる形のもの)が登場
する。これが内藤氏からの剽窃らしい。
>>12>>42>>84>>90
フォービ、ズゥー、ダスザ、ワーラス、サルード
佐藤有文中岡俊哉創作物から水木しげるへ伝承
>>12 馬頭怪人、牛鬼なんとか(牛鬼ボコラ?)
プロテスタントがカトリック僧の腐敗を妖怪に託して戯画化した諷刺画。
よく見ると諷刺されている人物の名前らしき綴りも画中に見える。
>>13 山爺
水木画の山爺はハワイの民芸の首飾りがモチーフ。
イヌイットがモデルという説もあり(妖怪馬鹿より)。
>>15>>17>>31 ベータラ
スペインの民芸品が元。絵を見ると指つきが独特なんですがそれはモデルになった
人形がギターを持っていたから。
>>15 ウォーターレイス
水木版ウォーターレイス(イギリス)はなぜかキキーモラ(ロシア)の絵。
>>17 クエレブレ
全然違う絵が元。
>>17
こんな感じで今まででてきた妖怪を大体全部まとめてあるんだけど
ここに書くにはやっぱり長すぎます。量にすると今書いた分の十数倍・・・
どうします?
>>397 まとめサイト作った方がいいかもしれませんね。
30レスていどならまとめageしてもいいでしょ。大してレスのあるスレでもなし。
じゃあ、全部書きます。
万年竹
万年竹とは熱帯産のミリオンバンブー(台湾名・富貴竹)の和名で、これ
と同じ種類のものは元々は日本にない。あとは「万年生きる竹」に関する
伝承があったか、それに「万年竹」という名前が与えられていたか。
佐藤有文の日本妖怪図鑑には「竹鬼」というものが出ている。
水木は「妖精なんでも図鑑」の「ルナティンシー」(植物の精霊)の解説中で
日本の木の妖怪の例として万年竹の名を挙げているし、「グィシオン」(山の精霊)の解説で「日本の万年竹に似ている」と書いている。
しかしソースが水木本なので万年竹伝説が実在するかは不明。
>>17>>24>>92 首かじり
首を切られた人の亡霊が墓を暴き死体の首をかじるという説明が与えられているが
別にそういう謂れのある絵ではなく、単なる無残絵。
首かじりの伝承を創作したのは水木しげるではなく彼が出典にした本。
>>20>>26 ベルベル
中岡俊哉の「世界モンスター図鑑」によればベルベルは凶悪モンスターNO1で、
「アメリカの人は今でもこの妖怪の名前を聞くと震え上がる」と書いてある。
近々アメリカに行く方がいらっしゃったら、現地の人に「ベルベル」
と言ってみて下さい。>23
ヨナルテパズトーリ
本来、姿は見えない。佐藤有文『西洋妖怪図鑑』には「パズトーリー」として
載っていて、植物の悪魔だと紹介されている。出典はメキシコの死神。
SummersのThe Vampireとかいう本のAssyrian vampire, etc.という章。
それによるとYoualtepuztli。
スペイン語系統なのでヨワルテプストリと読むのだろうか。
Summersの本↓
http://www.zerotime.com/lostbook/vamp04.htm リンク先によると、
「こいつのもう一つの姿というのは、Youaltepuztli、もしくは『夜の斧』
と呼ばれるモノである。全てのものが寝静まったその時、遠く離れた聖堂の付近から、
丁度誰かが木の根元に斧を打ち込むかのような音が聞こえて来ることがある。
もし、この音の正体を探ろうなどという了見を起こす者があれば、忽ち首なしの腐乱死体の姿をした
Tezcatlipocâに捕らえられてしまう。
この化け物の崩れかかった胸部には、小さな観音開きの扉があり、
これが閉じたり開いたりするので、誰かが斧で木を切り倒そうとしているかのような音に聞こえるのである。
もし、度胸の据わった漢がこの扉の隙間に手を突っ込んで、
そのどす黒い心臓を鷲掴みにすることが出来れば、その解き放ちに
どんな代償でも要求する事が出来るが、その為にはまず、
怖れを知らない勇敢さを備えている必要がある。」 とのこと。
Tezcatlipocâとは、心臓を捧げる儀式で有名なアステカの戦士の神・テスカ=トリポカのことと思われる。
>>25、70、176、179、182、183、184、186、187、188、324
歯痛殿下
元になった図版↓
ttp://briefcase.yahoo.co.jp/kornwolf2000/ 歯痛殿下は原著(『妖怪画談全集』)に従っているようである。
しかし歯痛殿下が「妖怪画談全集」編者の藤沢衛彦の創作である可能性もある。
中世ヨーロッパは「メメント・モリ(死を思え)」を合言葉に骸骨と
人間一つのフレームに描いた絵が流行ったので、これもその一枚なのかもしれない。
透明骸骨が元絵という説もある。
>>25、27、106、126、131、134、136
がしゃどくろ
船弁慶の浮世絵からの引用
>>27 呼子
>>31さんの家に「呼子」そっくりの民芸品の人形がある。
呼子のモデルの可能性あり。
>>31 モズマ
モツ魔?
スコットランドの皮膚が半透明で筋肉や内臓が丸見えのナックラビーという怪物が
元という仮説も。
>>32>>33>>34>>97 さかさ男
水木本では「アシャンティ」となっている。
アシャンティは西アフリカの民族名らしい。
>>35>>36
セドナ
水木氏の描く「セドナ」は、佐藤氏の「西洋妖怪図鑑」の「アニー・コール」
として紹介されている図版が元。
「アニーコール」という呼称について山ちゃんさんの仮説。
実は 全く似ても似付かない あの「ユニコーン」と深い関連が有るみたいなのです。
古語辞典には「ウニコール」という ポルトガル語に由来の言葉が登場します。
漢方薬にもなり その角を杯にして飲み物を飲めば 不老不死になるという
(まるで キリストの聖杯みたいに)という 一角獣の角と呼ばれる物の事で
その正体は 一角鯨の歯の事ですが 一角鯨自体をも意味します。無論「ユニコーン」
からの由来です。
その 一角鯨を意味するネームが「海獣」のコンセプトのみを残して使われ
角(実は歯なのだけれど)のイメージは何処かに消え失せたのでしょう!
私の全く独自の説なので もし 真説を御存知の人がおられたら 意見を送って下さい。
尚 この妖怪は 人間の女性が妖怪化した(ギリシャ神話のカリュブデスみたいな)
ものとも聞きましたが 人間名が「セドナ」或いは「アニー」だったのかも!
セドナについてはエスキモーの伝説がある。美しい娘・セドナがワタリかもめ
に騙されて嫁ぐが、セドナの父親はそれを怒ってかもめを殺害、娘と一緒に
ボートで逃げようとするが、ワタリかもめの仲間が嵐を起す。父親はかもめ
の怒りを鎮めるために娘をボートからつき落とそうとし、娘がボートにしが
みつくとその指を二本切り落とす。その指はそれぞれ陸と海のアザラシにな
る。やがて嵐が収まったので父親は娘を引き上げて岸に着く。が、セドナは
父親が眠っている間に犬を呼び寄せて父親の手足を食いちぎらせて復讐する。
父親が娘と犬に呪いの言葉を投げかけると、地割れが起きて皆地面に飲み込
まれる。以来、セドナは地下世界の女王になった…。
佐藤有文氏の「世界妖怪図鑑」の「アニーコール」の図の正体は「コロンブレ」
と言う、イタリアの人食い魚の怪物。
ディーノ・ブッツァーティという作家が、これをもとに短編を書いており、その
挿絵に用いられていたもの。
この怪奇小説は、邦訳されており、「現代イタリア幻想短編集」(国書刊行会)で読むことが出来る。
>>38>>336>>345>>375>>376
胃ぶらりん
>>39さんが、ブルガリアヨーグルトを食べながら目撃。
マレーシアには伝承が実在する。
>>41、39
ガゴザ
アメリカの首だけ妖怪。
捏造疑惑あり。
>>43 投げ捨て魔人
元々は、ベルギーの画家、フェリシアン・ロップスが1882年に描いた
「毒麦の種を蒔くサタン」という絵。↓
http://www.aski.org/kb1_99/kb199wb.htm ロップスの投げ捨て魔人自体が、ミレーの「種まく人」をモデルに
していると思われる。
>>45、48、51、172
ハイドロス
荒俣宏の「怪物の友」に元絵とともに紹介。
>>52 ラミー
プランシーの「地獄の辞典」にあるので創作ではない。
>>55 サッシー
ブラジルのサシペレレ。
>>55>>102、103
ナス
おそらくゾロアスター教の悪神側のドゥルジ・ナス。
ドゥルジ=「生を害するもの」ナス=「屍体」
アラビアに似た名前の妖怪がいる。
>>55>>59、60
バグベア
バッグ、バガブー、ボグルブー、バグベアなど
Bags,Bug-a-boos,Boggle-boos,Bugbears,etc
これらはすべて、一般に子ども部屋のボーギーとして扱われる。
子どもを怖じ気づかせて行儀よくさせるのが役目。(中略)
この呼称の大部分は、「枯尾花を幽霊と見誤る」類の想像上の恐怖に適用される。
バグベアのこういう用法は、1565年ごろ公刊された『バグベア』という
イタリア劇の翻訳にすでに見られる。これは偽者の魔術師についての劇である。
冨山房『妖精事典 キャサリン・ブリッグス編著』より
その語源は「お化け」という意味のバグと「悪意ある」という意味のベアの
合成であるという。
バックベアードの元ネタ?
影なしドッグ
八坂書房「幻想図像集 怪物編」を見ると、「世界妖怪図鑑」で紹介
された図版が載っている。ものまね犬だったらしい。
>>104 おいがかり
柴田是真(1807〜91)が描いた「桟橋の幽霊」がモデル。
ただし、広島に「おいがかり」の伝承はあるらしい。
その姿を描く時に参考にしたのであろう。
>>119 影くらい
スペインの妖怪。
中岡俊哉の「モンスター大図鑑(二見書房)」に載っている。
山内重昭著「世界のモンスター」にも載っているらしい。
「世界のモンスター」が昭和47年初版、佐藤氏の「世界妖怪図鑑」が48年初版
だったので前者の方が早い模様。
>>144>>151>>155>>156
片輪車
昔出た妖怪図鑑などには、原典どおり「片輪車」とのっているが最近の版では
「片車輪」となっている。これは「禁止用語」の「かたわ」にひっかかるので
変えたらしい。
>>166 座敷わらし
サンケイ新聞社から出ている「日本の祭り 獣神群像」(菅原道彦・写真)と
いう写真集に載っている茨城県竜ヶ崎市の八坂神社の祭りに登場する
「津久舞」のアマガエルの装束は、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する
座敷わらしの元ネタではないかと思われる。
>>320 ギロ
日夏耿之介の『吸血妖魅考』に載っている。
しかし原文を引用すると、
レイミアは折々ラルア・モルモルケイオン・テリキュラメンタム・スペクトラムなぞと同じやうに考へられた。
ニセホゥラスはその著「宗教史」の中でギロGiloというなは夜彷徨ひ歩く霊魂につけられたものだといつてゐる。
ラミアエは古代の作者に自己の目を移動させる恐ろしい力を持つてゐる女人であるか乃至は一種の悪魔・幽霊と考えられてゐたものである。
つまり、目のお化けはラミアエのほうである。ラミアエは妖怪図鑑類でラミアと紹介されている
女吸血鬼のことだろうか。
>>324>>325>>327>>328
ゴーゴン
ギリシャ神話のゴルゴン三姉妹伝説の恐怖が一人歩きした。
三姉妹の総称の筈なのに妖怪図鑑では長女の名になっており次女が
「アスナス」という 由来不明の名。
(神話では メドゥーサの二人の姉は「ステンノー」「エゥリエレ」になっている)
尚「ゲランゴ」は「ゴルゴン」をシャッフルした様。この妖怪のイメージが曲げられたものかも知れない。テレンス フィッシャー監督のホラー映画「妖女ゴーゴン」では
「ゴーゴンは三姉妹の妖怪 その名は メドゥーサ トリシフォネ メゲーラ」という説明がある。メドゥーサはいいとしても、トリシフォネとメゲーラはギリシャ神話においては ゴルゴンではなく復讐の女神「エリニュス」三姉妹の中の二人の名。
もう一人の名は「アレクト」尚、彼女達はローマ神話では「フリアエ」と呼ばれるが「怒り「ヒューリー」の語源だろうか?
三人の復讐の女神達は、犬の様に牙を剥き出し、舌を出し、口角泡を吹き、目からは血を流し、右手に鞭左、手に松明、背中の翼で飛び殺人を犯した者を何処までも追い詰め
鞭打ちその罪を口にして絶えず叫ぶ事で殺人者を肉体的精神的に苦しめるという。
そして、その頭髪は蛇(説によっては 頭髪に蛇を絡ませているというのもある)だという。だとするとエリニュスはその究極の恐怖怪物の恐怖をリフレインさせる様な姿で
罪人を心理的にも苦しめていると思われる。
父を謀殺した不義の母を殺し、父の無念を晴らしたオレステスがこの女神達に執拗に追い詰められ発狂寸前にまで至ったのである。
無論、裁判がやり直されオレステスは無罪放免となる。
語源から言っても、映画の通りなら「支配する女」「殺人に報復する女」「嫉妬の女」が
三姉妹となって、これでは不自然である。
>>326>>329
スキュレー
ギリシャ神話のスキュラのイメージが「六頭十二足で船を襲い人を食う」
という設定を残して大きく変わってしまった。本来は腰から六匹の犬の上半身が生えた妖怪だが「妖怪図鑑」「世界のモンスター」では大ダコの姿、生息地も地中海ではなく
大西洋になっている。まるでクラーケンのイメージだ。
「世界のモンスター」には「スキュレー」とは別に 犬面疽の人魚「スキュラ」も登場。両者は似ても似つかないが 本来は全く同じ。
ファミコンゲームのスキュラには この両者のイメージを合体させたのがいる。下半身が蛸足 腰から六匹の大蛇が生えた女性の姿。
>>326 アーリマン
ゾロアスター教における絶対悪の権化として光の神「アフラ マズダ」の対極に在る。
この世に現れる時にはあらゆる姿になるが「世界妖怪図鑑」では蟹みたいな体に
ライオンみたいな猛々しい顔、頭上には無数の蛇が触手みたいに生えた姿。
無数の子分がいるが「悪魔全書」に登場するその中の一体「怪獣魔王ダハカ」は
ネームはアーリマンの子分の三頭竜「アジ ダハーカ」に由来するものと思われる。
イラストの両肩から大蛇の生えた東洋の鬼の様なデザインはアーリマンの誘惑によって堕落させられ、かつ異形怪物の姿に変えられた国王の姿をイメージしたと思われる。
>>326 首なし女
水木しげるの『妖怪なんでも入門』巻末の世界妖怪地図にブラジル代表として
のっている。「死刑執行人のところに化けて出る」といった短いキャプション以外は
情報がない。詳細不明。
>>331
『妖怪画談全集 ロシア・ドイツ編』内の水木妖怪画の元ネタ一覧
「小さな裁縫師と妖怪」→コーモラン
「深山の怪老人」→水精
「ヴィー」→ブイイ
「悪戯な嵐の精」→嵐の精
「屍骸を貪り喰ふ妖女共」→食屍鬼
「寶の番をする怪蟲」→妖虫
「怪蟲殺さる」→ポーチュン
「奥歯を覗ふ怪物『歯痛殿下』」→歯痛殿下
「ナヤーデンの戯れ」→佐伯の人魚
「ケンタウルの戦」→ケンタウロス
「眠れるニムフを窺う牧神達」→パン
「春の夕(牧神)」→パン
「妖女ローレライ」→ローレライ
「嵐の鳥」→鳥人
「あゝあゝとばかり、おぢいさんは逃けて行く。」→ロシアの悪魔
「町へ入つて来た鬼火」→魔火
「首飾りを引張つて、咽喉をしめはじめた」→ゴブリン
「丘の中腹に住む小人の王」→土精プッツ
「村の鍛冶屋へ来たケンタウン」→水魔
「怪物出現 森林の奥にドロドロと壺の中から出現して、樹木精霊のやうに樹をまもる。」→樹霊
前半の鉤括弧内が絵に付いていた題や解説(画家の残したものかどうかは不明)、
後半の矢印以下が、水木画に付けられた題です。
>>307
妖怪世界遺産に、ソースが載っていないもののリストアップ
アカヤ、インドネシアの悪霊(タンドハンその他)、アシャンティ、イシトク、影の狼、
ガゴサ 「仮面と悪魔」にあるらしい?
キンブーヤン、七頭大蛇(マダガスカル)、ストムペピルト、ゼーオルム、タバリワナ、
ツァジグララル、ヌグ、ファニカ
フォワ人、ホニング、ボンボ、マッサライ、マンガラング、カボマンダラット、
ラウヒェン、ラテイム
これまでのものを見る限り、勘違いや誤訳や創作妖怪をそのまま載せることはあっても
自分の創作を載せることは滅多にないようなので、これらもちゃんとしたソースが
あるように思うのだが。by
>>342氏
これで全部です。案外短く終わりました。
ほとんど今までの書き込みをつなげただけですが・・・
チイとかのところは英語がよく分からなくまとめられませんでした。_| ̄|○
ほかにも間違いや見落としがあるかもしれません、手直しお願いします。
390 乙
乙!
リンクいくつか切れてるところもあるね……
チイは、原書にtü(たぶんテュ)とあったの、印刷が悪かったからかを『吸血妖魅考』でtiiと読み間違えて
チイと日本語表記したということだと思われ
>(たぶんテュ)とあったの、印刷が悪かったからかを
(たぶんテュ)とあったのを、印刷が悪かったからか
国書の「怪物世界」を見直してみましたが、
残念ながらカボチャの怪物の図版はありませんでした。
ほかに「幽霊屋敷」「妖精異郷」というシリーズがあるのでそっちに載っている可能性は残ってますが。
(ああ。俺はなんであの時全部買っておかなかったんだ)
425 :
天之御名無主:04/02/25 00:32
アニメ版の鬼太郎に、「風の又三郎」が妖怪としてでてきてすごく
びっくりした。
あれって原作にもある話?
というか、又三郎って宮沢賢治以前に元ネタがあるもの?(民間伝承とかで)
>>425 原作だと「雨降り天狗」に該当するエピソードらしい。
風の三郎様って神様がいる
たしか「幽霊画談」で絵に描いてる
ありがとうございます。
ほんとに妖怪だったんですね。
>>394 キジムナーの事は蛇足だからいらんと思われ
昔の漫画とか誤植が多いからね。ヴォジャノーイが鬼太郎ではヴォジャーイとか
432 :
天之御名無主:04/03/16 04:47
★太陽系10番目の惑星を確認 NASAが発表へ
冥王星の外側を回る天体について、太陽系の
10番目の惑星だと確認し、米東部時間15日午後(日本時間16日未明)
に正式に発表する。仮称として、イヌイット神話に登場する海の女神の
名前から「セドナ」と名付けられた。
このスレ住人ならあの毛むくじゃらの絵が思い浮かぶ罠
433 :
天之御名無主:04/03/16 04:58
むっはーーーー!
434 :
天之御名無主:04/03/16 11:41
おれも セドナといったら
毛むくじゃらのあれしか思い出せない。
太陽系の端で あんな毛むくじゃらが・・・
435 :
omikuji( p1175-ipad01akita.akita.ocn.ne.jp):04/03/19 09:28
なる。
436 :
天之御名無主:04/03/19 13:59
おかしいな
ここにはfusianasanトラップはないはずだが
437 :
キジムナ ◆KIjimLiuTo :04/03/19 19:43
オレは昔はキムジナーって覚えてて友達に間違いを指摘された。
水木タンの間違いだったんか。
保守
東西妖怪図絵によると・・・
「・・・・形のないものもあった。そうしたものは、色々昔の置物とか、祭りの中に出てくる
妖怪みたいなものとか、果ては煙草の葉の刻んだものを入れる袋の留め金である「根付」と
言うものなぞを調べたりして、祖先の霊が、それならよろしい、という感じのものでまとめた。
やはり妖怪の面白さは形である・・・」とある。
ベータラとかすねこすりとかは、このラインなのかな。
hosyu
山内重昭先生の「世界のモンスター」の中の、マイナーな妖怪を紹介したコラムに
何故か「ゴーゴン」が、あのギリシャ神話のゴルゴン&メドゥーサ(メインの文章の
中に英雄ペルセウス絡みで紹介されている)とはまた別に紹介されていて驚く。
説明によると、老婆に化けて山道を行く旅人に道を訊くふりをして惨殺し
八つ裂きにして頭の蛇達の餌にするという。メインの文に有る様な「人間を石に変える」
という説明はない。これって、佐藤有文先生の本の「ゲランゴ」に相当するんじゃないかな?
こちらの場合は、八つ裂きにした死体を食わずに弄ぶという説明になっているけど。
佐藤有文先生の妖怪図鑑にあった「地獄のタイガー」って
ヘルハウンド(犬)の佐藤バージョンじゃないかな?
だって、同じ本にはケルベロスも虎のイメージで描かれていたから。
あと「百目タイガー」って?
八つの目の怪魚「アルガス」って、ギリシャ神話の百目巨人の名に由来
したのだと思うんだけれど、元ネタはあるのだろうか?
巨人アルゴス(アーガス)が、死後孔雀になったとは聞いているけれど
魚になったなんて聞いていたっけ!
dddddddddddd
444 :
天之御名無主:04/05/28 20:53
これ、どうだろ?がしゃどくろの話があるらしい。
サイト妖怪王・管理人 2004年5月28日(金)10時38分
斎藤守弘先生は凄い
先日、斎藤守弘先生にお会いした。僭越ながら「妖怪ガロ」の対談という事でいろいろ貴重な話をお聞きしたが、
めちゃめちゃ凄い内容だった。がしゃどくろをネーミングしたときの秘話とか、佐藤有文先生が学研のアシスタント時代の話、
少女フレンドの連載を中岡俊哉先生にとられちゃった笑い話など。凄すぎた!!昭和の妖怪生き証人は偉大過ぎます!!
詳しくは妖怪ガロにて!!
>>442 アルガスは、たぶんバロック時代?のイタリアの多眼魚Argusのことかと思われ。
『怪物の王国』、『幻想図像集怪物編』に載ってる。
445 :
天之御名無主:04/06/10 11:31
あげ
446 :
天之御名無主:04/06/10 22:14
447 :
天之御名無主:04/06/14 18:10
3
>>138 亀でスマソが
「嵐の精」を描いたテグナアという人は、たぶん
ハンス・テグナー (1853-1932) という人だと思います。
あのアンデルセン童話の挿絵を多く手がけた、デンマークの画家という
こと以外全然わからないのですが・・・検索しても日本語での
ヒットは皆無、外国語で辛うじて下記サイトが見つかりました。
(ドイツ語?デンマーク語?)
http://www.hcandersen-homepage.dk/hans_tegner.htm 昔、小学館から出ていた豪華なアンデルセン童話全集(高橋健二訳)の
巻末解説の参考資料として、この人の絵が載っていたのですが・・・
それ以前に水木しげるの妖怪世界編入門で見た「嵐の精」と「魔火」の絵に
あまりにも似ていたのでびっくりして、ずっと印象に残っていました。
ちなみに「嵐の精」は「嵐が看板を移す」という童話
(妖怪世界編入門で「嵐の精」に付いていた解説とほとんど同じ内容)、
「魔火」は「町に鬼火がやってくると沼のおばさんが言った」という
長ったらしい題の童話の挿絵だったようです。
449 :
天之御名無主:04/06/21 06:30
情報あげ
小学館の「妖怪世界編入門」中に出てきた「ティリッポ」
という妖怪について。(説明のみで絵はなし)
沼地に住んでいてるこの妖怪は、ある時猟師を襲おうとして
逆に尻尾を切られてしまう。そして猟師はその尻尾をあろうことか
煮て食ってしまった。その夜、尻尾を取り返しに来た妖怪が家の外の壁を
ガリガリ引っかくので猟犬に追わせるが、犬は沼地に誘い込まれて殺されてしまう。
そしてまた妖怪が、「俺の尻尾を返せ」といいながら猟師の家にやってくる。
猟師が「ない」というと、妖怪は猟師の腹を引き裂いて尻尾を取り返した。
・・・というエグイ内容でしたが、これを読んでしばらくして、図書館で
「しりっぽおばけ」というアメリカ民話の絵本を見つけたので読んでみたら
ほとんど上記の話と同じでした。「しりっぽ」というのが「ティリッポ」
の訳(?)だとしたら、水木先生がこの絵本(たぶん原書)を読んで上の
文を書いたのか、それとも絵本の作者と同じソースを手に入れて書いたのか、
ちょっと興味あり。
452 :
天之御名無主:04/07/03 23:25
『妖怪魔神精霊の世界』という本にティリッポの話が載ってる
453 :
天之御名無主:04/07/20 09:09
保守あげ。
新情報求む。
455 :
天之御名無主:04/07/22 23:11
画集も出てるよ。
「石原豪人」 1680円(税込み)河出書房新社
ISBN4-309-72738-7
隠れた良スレage
正確には捏造じゃないんだけど
ぬれおんな っていう妖怪がいますよね。昭和の妖怪図鑑だと女の上半身に蛇の胴体がくっついてるってイメージだけど、
実際は人頭蛇体なのね。
でもこういう細かい改変なんかチェックしてたらキリが無さそうだ。
などと。神奈川県川崎市中原区にある川崎市民ミュージアムで9月5日まで開催中の「日本の幻獣」展を見てきてふと思ったわけです。
いや、あれはいい。関東在住者なら見に行って損は無いっすよ。妖怪のミイラも一杯展示されてたし。
458 :
天之御名無主:04/07/27 17:53
>>457 もともと狩野派独特のデザインだった人面蛇体の濡女に石燕が腕を生やして、
それが普及したって感じですね。
もともと伝承には蛇体の濡女も蜘蛛型の牛鬼も肉塊ののっぺらぼう(ヌッヘッホー)も
いないけど、今の妖怪図巻じゃこちらが主流。
459 :
天之御名無主:04/07/27 22:13
>>457 こんな展示会やってたんだ。
川崎市民ミュージアムって妖怪の絵を色々と所蔵してて、こういう
企画物を時々やるよね。
それにしても、京極夏彦と小松和彦の幻獣対談聞きたかったなー
460 :
天之御名無主:04/08/04 10:02
461 :
こっちもおすすめだ!:04/08/05 22:07
462 :
天之御名無主:04/08/06 01:31
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
463 :
天之御名無主:04/08/08 16:14
夏休みは池袋のサンシャインシティへ。こんなんもんをやってます。
・ゲゲゲの鬼太郎「妖怪の小道」
・特別展「古代モンスターワールドへようこそ!空想動物・神々の世界展」
464 :
天之御名無主:04/08/09 11:14
(゚∀゚ 〜アヒャヒャヒャ〜
465 :
天之御名無主:04/08/13 10:28
>「日本の幻獣」展
幻獣を目撃したという役人が実在していないことが後年明らかにされたり、
明治の新聞で幻獣が出現したと報じられた地名が実在していないことを他
紙がすっぱ抜いてるところが面白かった。
中岡俊哉の妖怪・幻獣本にも、謎の地名が沢山出てくるよね。
466 :
天之御名無主:04/08/15 03:56
明らかとか実在とか
すっぱ抜いてるとか
そもそも幻獣なんですけど…
なんか民俗学とオカルト間違えてません?
すっぱ抜いたり、記事の信憑性を疑ったりするのが面白いのが悪いのか?
なんか間違えてません?
もともとありえない嘘の妖怪話に
信憑性とか疑いとかすっぱ抜きなんて
現実の記事のように面白がるのは
かなりオカルトの視点。
妖怪が捏造される過程を考察したり
嘘のつき方や信憑性の作り方、流布の経緯などを面白がるべき。
話の流れがよくわからんな…
要するに、「嘘のつき方や信憑性の作り方」の破綻によって「妖怪
が捏造される過程」が顕わになった、その実例が
>>465なワケだろ?
たしかに、民俗学が扱う対象はある共同幻想に関する「情報」であ
って「実在」じゃない。でも、
>>465は幻獣の「情報」の出所(例・
目撃者や目撃地が胡乱)とその行方(例・新聞で論争ネタになった)
について述べているだけで、「実在」について云々しているわけじ
ゃないだろう。
ならば、
>>466とか
>>468が噛み付く理由はないんじゃないか。
まぁ、「嘘の妖怪話」の「嘘」の根拠をあげることのなにが面白い
のか、と言われればそのとおりだが、少なくともオカルト呼ばわり
される筋合いの事柄ではないよな。
>>469 かわりに言ってくれてありがd
妖怪の歴史を扱うにあたって、虚偽と真実のせめぎあいと、それを解明しようとする人たちの動きは
それこそ江戸時代からあったわけで。
例えば最近なら口裂け女なんていい例。
現代的な妖怪(と言っていいと思う。水木も扱ってるし)である宇宙人も、その信憑性の低さが世間に広まるにつれ、目撃報告は
ガクンと減ってる。こういう昔からある関係性を「日本の幻獣」展であつかっているだけ。そこを面白がって
なにが悪いのかという気もする。
少なくとも468に「〜を面白がるべき」なんて言われる筋合いはない。
あと、468はオカルティズムを勘違いしてると思われ。
それのどこがオカルト的視点だw
>もともとありえない嘘の妖怪話に
>信憑性とか疑いとかすっぱ抜きなんて
>現実の記事のように面白がるのは
>かなりオカルトの視点。
そりゃと学会の視点だろw
お前、普段いい本読んでないな。
472 :
天之御名無主:04/08/21 13:05
(゚∀゚ 〜アヒャヒャヒャ〜
>>471 468ではないが、では藻前のいう 「いい本」 とやらを挙げてくれんかね?
他人のフリ乙。
473だが、本人だったら亀すぎるだろw
超過疎板で一週間もたたず亀とか言うよそ者乙
で、どっちでもいいが
>>471よ、もし見てるんなら、早く 「いい本」 を紹介してくれよ。
何をこの人は粘着してるの?
質問なら質問スレに行けばいいのに。
>>478 質問スレ
なるほど、それもそうでつね。すみません。
しかし、「そりゃと学会の視点だろ」 と指摘された側の
>>468の言ってる、
「嘘のつき方や信憑性の作り方、流布の経緯などを面白がるべき」 という意見こそ
民俗学的な態度なんじゃなかろうかと思えたんだよね、漏れには。
だからね、「もともとありえない嘘の妖怪話に(中略)現実の記事のように面白がる」
ことの方が優れているってことを実証的に示す書籍があるならぜひ紹介してもらいたいのね。
本当にイイ本なら自分の知らなかった世界を見せてもらえるのは嬉しいし、
やっぱりオカルト本の類かよ、ってならそれはそれで、自分の考えは正しいんだって確認できるし。
ごめん。他人なんだけどレスするよ。
「もともとありえない嘘の妖怪話に(中略)現実の記事のように面白がる」
ことの方が優れてるというのは誰も言っていないと思われ。
流れを見ればわかるが「日本の幻獣」展で一部そういう視点から見た展示があったので、
それが「面白かった」(465)と言ってるだけでしょう。
どちらの視点もあってしかるべきでしょうが、面白がりかたというならどんな面白がりかたがあってもよいと思う。
>>480 あー、そういうことですか。465をちゃんと読んでませんでした。
流れってものがあったんですね。これでスッキリしました。
たしかに、面白がり方の視点の多様性という意味なら、
ありとあらゆる本が 「いい本」 たりうるわけですな。 納得。納得。
それこそ昔話や民話なんかは、
近代科学万能主義から離れて 「ありえない嘘の妖怪話」 を面白がるとこにこそ妙味があるんだし。
「無数の山神山人の伝説あるべし。願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」 ってなもんですかなw
視点が示された展示があったわけじゃなくて
新聞記事に書かれた学会よりの視点をすっぱぬきとか
面白がっているんだろ
483 :
天之御名無主:04/08/23 18:35
どうでもいいよ。
妖怪の話しようよ。
484 :
天之御名無主:04/08/23 18:38
Tailypoをしりっぽと訳すのはいいセンスだと思う。
485 :
天之御名無主:04/08/28 12:27
水木しげるがテレビ番組のインタビューの際、「憑き物」の話が出て、憑き物=疲れる
(笑いつかれるのも一緒)と、洒落で言ってたけど、本気か冗談かわかんねえトコがあるね。
何故かっていうと、水木しげる一家は東京の調布に住んでるわけだが、某宗教団体から聴いた話では
昔から左翼団体のアジトが多く存在し、特に住宅地の夜は人気まばらで、奇妙な
妖怪伝説もあるって事だ。水木しげる自身も軍歴があり、パプアニューギニア等で
妙な宗教儀礼を見てきたという話だから、それらと何か関連あるんじゃないかと思うね。
>>485 ごめん。四行目以下がどう一、二行目にからんでいるのかよく分からない。
487 :
天之御名無主:04/08/28 18:53
妖怪って、もとから人が頭の中でこしらえたものじゃないの
488 :
天之御名無主:04/08/29 01:22
漫画家:オカルト・ホラー
ttp://monokaki.kitayu.com/navi/navi.cgi?cmd=cv&Ca=7_7 日野日出志
【ひのひでし◆日野屋敷】ホラー漫画界の巨匠。髪もおどろで怨念を感じさせるキャラが特長。代表作は、
「地獄のどくどく姫」など。ビデオ作品「東海道四谷怪談」の作画も手がけている。
水木しげる
【みずきしげる◆水木しげるの妖怪ワールド】「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる妖怪漫画の大家。漫画家と言うより、
もはや妖怪博士。故郷の鳥取県境港市には氏の記念館の他、「水木しげるロード」も設立されている。
つのだじろう
「うしろの百太郎」「恐怖新聞」などで有名なオカルトマンガ界の重鎮。メリー・ジェーンを歌う、つのだ☆ひろ氏とは実の兄弟。
サイトには、かつての人気アニメ「忍者ピュンピュン丸」の原作となった漫画も掲載。
489 :
天之御名無主:04/08/29 10:30
>>486
ごめん。説明不足の点があったね・・・。
東京って意外とミステリー・スポットがあって、前の東京都知事の美濃部亮吉
が左翼の関係があって、そういった場所を知ってるんじゃないかって事だ。
そうしたら、わかると思う。
ついでに付け加えておくけど、今の防衛庁長官は、水木しげると出身地が一緒との事。
最近人気の「豆腐小僧」だけど、カバットや京極亭の注目ポイントは
「姿だけは流布してて、その属性(能力)が不明」ってことだよね。
『妖怪なんでも入門』だったかに、こいつの豆腐を食べると体にカビ
が生えるって記述があったかと思うけど、あれは水木御大の作り?
491 :
天之御名無主:04/08/30 17:56
これから来るね、本当の意味での「そろばん坊主」ブームが!
そろばん坊主はちゃんと
計算を間違えて怒られたのを苦にして自殺した小坊主の幽霊
ってオリジンがあるじゃないか。
水木しげるのジャイアンツの絵(巨人が寝そべってるやつ)の元ネタになった
と思しき絵が、荒俣宏『ホラー小説講義』に載ってる。海外の『ユーゲント』
っていう雑誌の表紙。
495 :
天之御名無主:04/09/07 14:41
496 :
天之御名無主:04/09/10 11:26
水木しげる自体が妖怪っぽい
ガクガクブルブル・・・
そこがいいんだろ水木先生は
498 :
天之御名無主:04/09/15 09:05:32
499 :
天之御名無主:04/09/19 14:39:34
いい いい
500 :
天之御名無主:04/09/19 14:40:43
500
この人は好きです
色のセンス悪いけど
501 :
天之御名無主:04/09/19 21:22:38
502 :
天之御名無主:04/09/21 00:14:10
妖怪かぁ...
本名を隠して『通名』と言う偽名を名乗ったり...
駅前を戦後のドサクサに不法占拠してパチソコ屋開いたり...
閑静な住宅街に焼肉屋を開いて悪臭と煤煙を撒き散らしたり...
朝鮮動乱で難民で来たのに『強制連行された』と言って補償金を取ろうとしたり...
永住権や参政権をヨコセと言ったり...
そんな妖怪が、あなたの町にも居ませんか?
((((;゚Д゚))))ガクガク
504 :
天之御名無主:04/09/21 13:50:21
[TBS 水曜夜9時] JホラーSP「日本のこわい夜」 番組
ジャパニーズ・ホラーを代表する5人の監督達が、テレビで限界の恐怖世界を展開! 究極の恐怖を競う!!
世界最恐JホラーSP「日本のこわい夜」TBS系列 22日 21:00〜22:54(10月3日14:00〜再)
ttp://www.tbs.co.jp/suipre/top.html ttp://www.tbs.co.jp/program/suipre_20040922.html エピソード1「予感」
脚本・監督:落合正幸 <代表作品>「催眠」「世にも奇妙な物語 映画特別編/雪山」「感染」
エピソード2「すきま」
監督:鶴田法男 <代表作品>「リング0〜バースディ〜」「予言」
エピソード3「金髪怪談」
脚本・監督:清水崇 <代表作品>「呪怨」「呪怨2」「THE JUON/呪怨」
エピソード4「くも女」
脚本・監督:中村義洋 <代表作品>「ほんとにあった!呪いのビデオ」
エピソード5「大生首」
脚本・監督:白石晃士 <代表作品>「呪霊 THE MOVIE 黒呪霊」
505 :
天之御名無主:04/09/23 00:56:59
!
507 :
天之御名無主:04/09/25 11:56:39
>>501
真面目に読めないのは、東京の不気味スポット知らないせいだろ・・・??
もっと情報しる・・・
508 :
天之御名無主:04/09/26 22:40:38
秋に心霊話はマジ恐いよ
509 :
天之御名無主:04/09/27 23:24:47
ろくろ首は意外に弱い
510 :
天之御名無主:04/09/28 18:59:20
藁
511 :
天之御名無主:04/09/29 01:04:39
CSでやってる「牛若小太郎」に実写版びろーんが出てきますた
コンジョだコンジョ
514 :
天之御名無主:04/10/04 21:36:38
タンバリンの講演料はバカ高い!
515 :
天之御名無主:04/10/06 14:15:25
悪魔モンスター バッジャラ
「俺はサタンの子分ではないぞ!俺はサタンよりも強い!」
517 :
天之御名無主:04/10/07 19:05:12
518 :
天之御名無主:04/10/09 23:15:34
逝きたいでつ
519 :
天之御名無主:04/10/10 23:33:22
?
バックベアード
Backbeared
ヨーロッパ全般に伝わる悪霊。といっても、死者の霊魂というイメージでは
なく、「お化け」「妖怪」という呼び方がふさわしい。日本の魑魅魍魎を扱っ
た恐怖絵の類にも、一つ目のモンスターがしばしば見受けられる。
もともとは老木の根っこだったという説もあるが、どうして木の根ごときがモンスターに
なったのが、という因果関係が説明された実例は見あたらない。バッグ、バッ
ギー、バグベアなどと呼ばれる妖精も、名前だけでなく、座敷童子的な、実体
はあやふやで、恐怖心が生み出す怪物、という性質が共通している。
なおビホルダー、土下座衛門、スカイラインもお仲間かもよ
>520
そんな当てにならないものをコピペされても。
水木先生を馬鹿にすな!
水木しぇんしぇいの妖怪は南国で肩腕を失って
高熱を出した時に助けてもらった原住民の
お面をそのまま写した物が2割強ある。
もっと言うと妖怪の性格付けも南国の原住民がモデルになってる場合が多い。
妖怪そのものの存在より水木くんの祖母の話がおもしろいので妖怪漫画を書いてるだけだ!
妖怪を信じるお前らがわからん
523 :
天之御名無主:04/10/13 12:51:57
うんうんそうだねー
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
525 :
天之御名無主:04/10/14 09:08:39
他の妖怪はどうか知らんが、モズマは実在する。最近わりとよく見かける。
>>522 原住民と仲良くなったのは、一応重体から脱してフラフラ
ほっつき歩いていた時だし、のんのんばあは祖母じゃないし、
基本情報が間違っとる
水木しげるが書いた、彼の赴いた戦地の妖怪なんて10もないだろ
絵画の意匠としてならもっと少ないはず
528 :
天之御名無主:04/10/14 09:37:19
幼女ドローネ
死美人ドローネ、だった…死の国へ逝ってくる
530 :
天之御名無主:04/10/14 17:32:24
●○ 守護霊・憑き物について ○●
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1093432055/l50 龍神はいけにえを取るというのはうそ、という説がありますが
確かに聞いたことが無いといえばない。
でも水難が続くから川の橋のふもとにいけにえの人柱をいれたとか
その手のいけにえの話は昔話でありますね。
実際はどうなんでしょうか
日本の神様は、昔から荒魂アラミタマと
和魂ニギミタマ(幸魂サキミタマ+奇魂クシミタマ)の二面があると
神道の本ではよみますが、、
実際問題、先祖が祀ってたのに、子孫が祀らないと怒って
災難がやってくるという話はよくきくね お稲荷様系が多いみたいだけど、、
531 :
天之御名無主:04/10/18 20:27:06
おい、鬼太郎!
532 :
天之御名無主:04/10/19 00:33:39
なんだよネズミ男!?
533 :
天之御名無主:04/10/22 20:40:44
534 :
天之御名無主:04/10/23 11:40:08
凄い?!
535 :
天之御名無主:04/10/24 00:14:55
訳わかめ?
>>517 京都でやってたときに言ったよ、大水木しげる展。
あれはいいものだったさ。
537 :
天之御名無主:04/10/25 19:12:43
だいみずき? w
最近池沼っぽいレスが増えてないか?
539 :
天之御名無主:04/10/25 20:34:49
妖怪のことはここで質問したらいいの?
541 :
天之御名無主:04/10/26 18:19:52
エスパーきたー
542 :
天之御名無主:04/10/27 11:05:49
地震なまず暴れ過ぎ!
543 :
天之御名無主:04/10/28 00:07:49
鬼太郎をイラクへ派遣しる!
鬼太郎イラク戦記か…
545 :
天之御名無主:04/10/28 20:17:28
そこには一足先にねずみ男が...
そして現地の娘を孕ませ
むしろ悪魔くんのほうがいい
548 :
天之御名無主:04/10/30 22:25:28
エロエロエッサイム w
イラクといえば・・・ ウル遺跡から出現した妖怪ダイモン・・・ 妖怪大戦争!(大映)
550 :
天之御名無主:04/10/31 10:21:35
香田永眠 w
↑ 人の死を喜ぶ鬼畜・・・
552 :
天之御名無主:04/11/01 17:52:11
水木しげるはブサヨク
むしろアナーキストなような希ガス
554 :
天之御名無主:04/11/01 18:51:37
これから「ほん怖」見ます。今から震えがとまりません…ブルブルッ
555 :
天之御名無主:04/11/01 21:12:44
>>553 しらんのか。奴は戦争論反対漫画アンソロジーを他のブサヨク漫画家と一緒に書いているんだぞ。
>>555さん、発狂しやすい季節だから気をつけてね? (三平の母)
557 :
天之御名無主:04/11/01 22:45:19
558 :
天之御名無主:04/11/01 23:01:10
「怪」の妖怪人気投票、豆腐小僧が上位なのって京極におもねってる
ことが見え見えで胸くそ悪い。投票した奴ら、水木とかカバットの本
読んで好きになったんじゃないんだろ?
つーか、「びろ〜ん」が1位にならないなんてどうかしてるよ。
559 :
天之御名無主:04/11/01 23:41:49
水木は商業主義に走ってる予感?!
560 :
天之御名無主:04/11/01 23:49:10
びろーんが1位になるのもどうかしてるw
びろ〜ん の場合 塗り仏 と同じものだから、やっぱり京極つながりでは。
>558
こういう明らかに個人の感情だけで書かれたものにマジレスするのも何だが、
妖怪の人気投票なんて誰かしらの影響が出てきて当然だろう。
ただ世代的に水木より京極の影響を受けている人間が増えただけで、べつに
「おもねってる」わけじゃないと思うぞ。
563 :
天之御名無主:04/11/02 13:37:50
564 :
天之御名無主:04/11/02 14:27:11
>>563 フランケンだった。ぬりかべとの相性がいいらしい。ヤッター!
私はから傘だった。
雪女と相性最高だが、フランケンとも相性がいいらしい。
566 :
天之御名無主:04/11/02 18:45:50
猫娘に萌え〜
俺は閻魔大王だった。
んで、MY LOVE を占ってみたら唐傘だった・・・orz
>>567 そんな〜
鬱ってないで、仲良くしようよ〜♥
569 :
天之御名無主:04/11/05 17:50:12
中公文庫で今野円輔『日本怪談集 妖怪編』が上下巻で出でるけど、
昔は世界思想社からは文庫全1巻で出たよね。それが2冊になって
るってことは、大幅に増補されたということ?
前のを持ってる人でも、新たに買ったほうがいい?
570 :
天之御名無主:04/11/05 17:54:11
江戸東京博物館特別展どうよ?
571 :
天之御名無主:04/11/05 19:23:09
572 :
天之御名無主:04/11/05 20:55:32
明日は初陣だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
573 :
天之御名無主:04/11/07 01:39:23
なあ、魔夜峰矢の妖怪はどうだ?
>>555 戦争は腹が減るからいやだ
貧乏も腹が減るからいやだ
フハッ
鬼太郎が朝鮮に行った時の妖怪がアリランだかトラジだかベタな名前で笑った
憶えがあるな
576 :
天之御名無主:04/11/07 04:53:57
スレタイの三人はまぁいいとして
お前が妖怪云々を語るな汚らわしい>京極
またアンチか。
なんか、最近このスレおかしいな。
579 :
天之御名無主:04/11/08 23:09:23
この板自体オカルトから隔離されてる予感 w
>>579 ハア?ここは民俗学・神話板ですがなにか?
581 :
天之御名無主:04/11/11 07:37:57
どっちでもイイよ
いいから「妖怪大戦争」の妖怪エキストラに応募してこいよ。
ノーメイクでいけるだろ。
「屏風覗き」とか「しょうけら」とか「高女」とか
583 :
天之御名無主:04/11/11 10:18:57
>>569 初版300円だった「日本妖怪変化史」が再販が900円オーバーなのかんがみて
察してくれ。
持ってないなら泣きながら買い。
12月には幽霊編がまたまた上下巻で・・・
水木しげるの妖街道五十三次の解説本、ちゃんと表記が「片輪車」だったので安心した。
妖鬼化は「片車輪」だったからなー。
585 :
天之御名無主:04/11/13 17:51:32
溶解人間!
>>584 でもルビは「へんりんしゃ」とふってある…とかぢゃないよね?
かたのわぐるま じゃない?
【ゲゲゲの鬼太郎 アニメ1〜4部のDVD化企画】
2ちゃんねるの 水木しげるファンにお願いです。(゚Д゚ )
ゲゲゲの鬼太郎 アニメ1〜4部のDVD化にお力添えを!!
現在「tanomi.com」(たのみこむ)「DVD(アニメ)」ボードで
現在48番目に賛同者が多い企画案です。
「ゲゲゲの鬼太郎TV版・映画版、全期まとめてDVD化!スレ」
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=10933 ↑できれば、次回からのスレッドのテンプレに
使っていただけないでしょうか(´・ω・`)
どうかみなさんのご協力お願いします!
以下関連スレッドです。
591 :
天之御名無主:04/11/15 17:29:03
イイじゃねぇか鬼太郎、堅いこと言うなよ
by ねずみ男
592 :
天之御名無主:04/11/15 22:13:42
藁
593 :
天之御名無主:04/11/16 14:52:55
中岡・佐藤本と言えば忘れちゃならないトンデモ絵師・石原豪人って、
実は夏目漱石研究家でもあるんだよね。
研究家ってほどのもんじゃぁない。
あれはトンデモ本だ。
595 :
天之御名無主:04/11/16 21:32:09
イイ!
596 :
天之御名無主:04/11/17 06:46:06
水木一郎と親戚?!
598 :
天之御名無主:04/11/17 22:33:36
鬼太郎キター
ただの鬼太郎ネタは懐漫板でやれ
600 :
天之御名無主:04/11/18 11:43:53
怒られてやんの、馬鹿でー w
>>569 文字が大きくなっているのと、
原書にあった誤字だか誤植だかが改まっているのと
若干の事実誤認に「編集部註」が付されていることぐらいかな。
これ以上の詳細は社会思想社版と突き合わせて読んだ好事家にお願いする。
602 :
天之御名無主:04/11/22 13:26:08
マジ?!
603 :
天之御名無主:04/11/24 11:27:46
知らん
604 :
天之御名無主:04/11/24 17:38:58
キタローキテー
605 :
キダタロー:04/11/24 19:08:07
来たで。
楽天新外国人にビローン最有力
来期から新規参入する楽天が来季の新外国人として米大マリナーズの左腕、
ロン・ビローン投手(35)を最有力候補として獲得交渉を進めていることが23日、
明らかになった。ビローンはメジャー通算47勝の本格派左腕。昨季は先発として
19試合に登板して6勝、今季はリリーフを中心に56試合を投げ8勝を挙げている。
球団はメジャー10年間で394試合に登板した実績と経験を高く評価。
入団へ向けた交渉に全力を挙げている。代理人サイドには年俸1億5000万前後
を提示しており、ビローン本人が日本でのプレーを強く希望している事から、
契約合意に至るのは時間の問題。
607 :
天之御名無主:04/11/24 20:59:00
とうとう来たのか!?本当の意味でのびろ〜んの時代がっっ!!!
608 :
天之御名無主:04/11/24 21:55:50
荒らされてるのか?
鬼太郎といえば びろーんだ
しかし最近ここと水木スレに、ageでどうでもいいことばかり
書き込んでるやつが一人いるのは確か。
でもsage進行と言うのも寂しかろう。
まぁageるからには内容のあるカキコが望ましいが…。
614 :
天之御名無主:04/11/26 17:29:05
沸け若布
615 :
天之御名無主:04/11/26 22:02:22
たぬき地蔵。
616 :
天之御名無主:04/11/26 23:08:33
佐藤有文も、子供向けに書いた1、2冊でここまで粘着されたく
ないだろ。で、当人は何やってるの?
ホームレス?まだ生きてるの?
20年前に公園で餓死?
|
|
∩___∩ |
| ノ _, ,_ ヽ (( | プラプラ
/ ● ● |
>>616 | ( _●_) ミ _ (⌒) J ))
彡、 |∪| ノ
⊂⌒ヽ / ヽノ ヽ /⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
>>618のルドンの絵、水木氏がなんかの漫画の一コマに引用してたような
気がする…うろ覚えだけど。
『日本学』見てみました。
>小学館『世界妖怪入門』によるとアメリカ合衆国の妖怪。
>高層ビルなどからの顛落死はバックベアード様の睨視により、
>眩暈をおこすためと考えられていた。
この設定は元ネタ不明であるようですが、内藤正敏の「新宿幻景・キメラ」のモチーフは、
ヨーロッパのバグベアよりも、この設定に近いようです。
「新宿幻景・キメラ」は、最下部にビルのある丘(?)が拡がり、
空中に(眼が大きめの)ベアード様がビルを眺めつつ浮遊しているという合成写真。
この丘が何なのかは、暗くてわからないが、内藤自身が説明している(以下の引用を参照)。
>>90の引用の前の部分からすべて引用すると(1989/05『日本学』13号、表紙のことば)、
>いま超高層ビルが林立する新宿西口の新都心は、
>淀橋浄水場を破壊した跡につくられた。
>この写真は、その破壊工場現場の風景に、
>私の創り出した「キメラ」と名づけた生物を合成した作品の一枚で、
>1964年の『アサヒカメラ』4月号に発表したもの。
>ところが、水木しげるが、(以下
>>90のとおり)
1964年の『アサヒカメラ』4月号を見る必要があるな。
むぅ、するってぇとバッグベアードはデザインだけでなく、設定自体もキメラ
の影響下にあるのか…。たしかにあの妖怪に関しては謎が多いからなー、捏造
云々じゃなくて、純粋に「現代における妖怪伝承の生成」のサンプルとして興
味を引かれるな。
ところで
>>620さん、できたらでいいから、キメラの写真うぷキボン!!
>>619 貸本時代の作品「地獄」だったと思う。
「コロボックルの枕」のリメイク元。
>>622さん
おぉ!それかも。ご教授ありがとうございます。
624 :
天之御名無主:04/12/18 00:58:18
もまいらの妖怪の師匠って誰?
人面犬も雑誌編集者の捏造妖怪だったとは・・・(さっきやってた「特命リサーチ200X」より)
口裂け女も、どっかのアーティストの思いつきじゃなかったっけ?
>>626 いや、一応発生地らしきところは見つかっているが、あれは作者不明の「都市伝説」。
明らかにメディアで作られたことが判ってるのは「ナンチャッテおじさん」。
どこかのラジオ番組で捏造したネタから。
捏造妖怪というのとは少し違うな。
このスレでいう捏造妖怪ってのは、「伝承があった」という事を捏造するもんで
「伝承」を捏造するものじゃないから。
『懐かしの妖怪図鑑』(コスモブックス)ってどう?
内容を聞く限り、このスレに相応しいようなんだけどw
630 :
天之御名無主:05/01/19 19:13:23
佐藤有文の親父さんはわりとまともな作家だったと記憶している
佐藤春夫とか?
632 :
天之御名無主:05/01/19 22:26:30
633 :
天之御名無主:05/01/19 22:31:14
>>627 > 明らかにメディアで作られたことが判ってるのは「ナンチャッテおじさん」。
笑福亭鶴光のオールナイトニッポン。
ぶっちゃけ妖怪に捏造もクソもないわけだが
妖怪の存在なんて2chの鮫島事件みたいなもんだ
有って無きが如し
635 :
天之御名無主:05/02/24 12:00:33
楽天が獲得目指してたビローン投手、楽しみにしてたのに結局来なかったね・・・・
「行く前から大人気ですよ。ところで、来日後のマスコットはこれで…」って、
水木センセの絵を見せたりするから怒っちゃったんだよ。
>>635 俺が塩かけたから、溶けちゃったんだな。
ジャバーバックスに載ってる野寺坊(石燕バージョンじゃない方。頭が
異様にでかくて目が据わってる坊さんみたいな奴)の典拠ってなんだろ
ね。おまけに目玉をくりぬきて食べるとか恐ろしいことが書いてあるし、
かなりトラウマ。
639 :
天之御名無主:05/02/25 04:00:13
>>634 >ぶっちゃけ妖怪に捏造もクソもないわけだが
同意
640 :
天之御名無主:05/02/25 18:37:16
九尾の狐の弟とされる中国妖怪チーって出典何ですか?
それともオリジナル妖怪?
オリジナルだと思う。
642 :
天之御名無主:05/03/02 01:26:37
既出かな? むかしやってた「変身忍者嵐」、佐藤先生らの捏造妖怪がわんさか出てた。
643 :
天之御名無主:05/03/02 02:20:14
水木しげるの小豆とぎのデザインの元ねたってなに?
>643
『絵本百物語』
びろ びろ びろーん
646 :
天之御名無主:05/03/08 14:10:15
647 :
天之御名無主:05/03/08 16:28:44
『怪』の最新号に、「油すまし」と「タンコロリン」の元ネタを発見した論文があったよ
648 :
天之御名無主:05/03/08 18:42:04
>>646 ググってみた。妖怪王サイトに辿り着いたけど、出典と思しき「びろーん本」
って何!?
649 :
ダンの花:05/03/10 21:22:01
650 :
天之御名無主:05/03/10 23:03:46
これから始まるんだよ…コナキババアの伝説捏造が!
僕らは新たな妖怪の誕生の瞬間に立ち会っているのさ。
あなたが人気の無い裏道、あるいは夜道を歩いているとどこからともなく
哀しげなシクシクという泣き声が聴こえてくる。
ふと見ると、幼稚園ぐらいのオカッパ頭のょぅι''ょがうつむいて泣いている。
だが、「どうしたの?」と声をかけてはいけない。
このょぅι''ょは妖怪コナキババァの変身した姿なのだ。
あなたが声をかけると、コナキババァ顔を上げその正体を表す。
その顔にはたくさんの深いしわが刻まれ、口には鋭い牙がはえている。
そしてコナキババァの姿を見たものは、魂を吸い取られ数日の間に命を落とすという。
…つい、昔見た妖怪図鑑風にやっつけて見たけど、上手くいかないな。
コナキババアは山田野理夫の『東北怪談の旅』に出てくるよ。
>>652 抱き上げるとカボチャになるというあれか…
654 :
ダンの花:05/03/12 01:06:00
ほぅ一応出典はあったんだ。
でも山田野理夫ってことは創作には変わりはないか。
コナキジジイが柳田國男の間違いから生まれた妖怪なんだから、妖怪コナキババアが伝承されていた可能性はほぼない。
山田野理夫を読んだことないからうかつなことは言えんけど。
で、継体天皇はなんで妖怪扱いされてんのかねえ?
655 :
天之御名無主:05/03/12 01:07:59
関連人物だからでは
656 :
天之御名無主:05/03/12 01:12:33
なんの?
657 :
天之御名無主:05/03/12 01:17:03
>妖怪と関係の深い歴史上の人物も含まれています。
658 :
こうじ:05/03/12 07:09:25
「アグドもこえど思へばばげでではる」つうのおべでやんすたが?
ほれ、夜くれぇどご歩いでっと、カシャカシャどおどっこしやんすべ。
どごまでもあどっこぼってきやんのせ、
おらおっかなぐなって、はぐえさ帰ってきやんすたのしぇ。
あれなんだったんだべ、アグドボッポリだっただべが?
>>657 継体天皇って妖怪と関係あったけ?
今、古事記を読んだけど、継体天皇の記述って近江から来て子どもをバシバシ作りましたくらいしかないよ。
妖怪的なエピソードはない。
嵯峨天皇は小野篁との関係で出てくるのはわかる。(許容はできないが。)
綏靖天皇(これは掲載されてないが)のように、生贄を要求し人を食らったというような説話が地方で伝わっているのなら、それはなんんとか許容できる。
まあ、編集者がバカって言えば一言で片付くんだろうけど。
継体天皇と妖怪の関係は俺にもわからんな
斉明天皇なら葬式を鬼が見ていたって話があるけど…
661 :
天之御名無主:05/03/18 15:39:39
星のカービィのダークマターキボンヌ
662 :
天之御名無主:2005/03/23(水) 11:14:48
ナルナル、水木しげるはバリバリのサヨだからな。
663 :
天之御名無主:2005/03/24(木) 00:21:34
水木はサヨじゃないよ。
「戦争はつらい。腹が減る。だからいや」って感じ。
戦記ものもいくつか描いてたけど、それは出版社から注文だし。
そうそう。 むしろ自民党って、改憲論ぶってるんだからサヨだよな
665 :
天之御名無主:2005/03/25(金) 01:11:21
>>663 >水木はサヨじゃないよ。
そう思う。
もっとロマンチックなアナーキストだ。
そもそも左手ないしな。
少なくとも頭でっかちのサヨではないな。
一番近いのは原始共産制にあこがれてる人ということじゃないか?
まあ、ラバウルでそういう生活を見聞・体験したからね。
水木しげる(地方によっては水木サン)とは、武良茂という人が考え出した捏造
妖怪ですよ?
>>669 いや、実在する漫画家が、人づてに語られるうちに妖怪として定着した
伝承妖怪だと思います。
樹ぼっこと水木しげるの典拠だけはわからないって、『妖怪馬鹿』の中で京極堂が。
>>672 うp乙です
これがキメラかぁ、なるほどこれは確かに…
水木氏に限らず、文献にある妖怪をビジュアル化する際に既存のものから形を
拝借するケースは多いけど、バックベアードって由来自体も不明なんだっけ?
キメラ、カコ(・∀・)イイ!!
675 :
天之御名無主:2005/04/05(火) 00:05:29
だいすぴ 〜Die to Spirit〜
http://dietospirit.com/ 貴方の恐怖体験,不思議な体験をだいすぴに載せませんか?
あなた自身、ご友人の方で恐ろしい体験、心霊現象、不可解な事柄などを体験された方は、是非ともご投稿下さい。
霊感保有者である主催者の神伏クレオのコメント付きで当サイトで掲載させていただきます。
676 :
天之御名無主:2005/04/07(木) 00:23:52
age
677 :
天之御名無主:2005/04/10(日) 18:18:48
>>672 最初にグラビア記事に出てきた時のバックベアード、体の下のほうに長い触手が
偏ってたね…やっぱこの「キメラ」のやつにそっくり。
バグベアとバックベアードは、単に名前が似てるから
後に研究家によって関連付けられただけってことかな
とりあえずバックベアードを通ぶって「バグベアード」とか書くのはイカンよな
全然しっくりこないし
水木センセイのキャラクターとして完全に定着してるからな。
バグベアの伝承云々とは関係なく。
妖怪万年竹みたいに水木さんの描いた妖怪の中には
妖怪○○って名前のが何種類かあるみたいだけど、
そういうのは全て水木さんが名付けた・もしくは創造した
ものだと考えてOKかな?
「妖怪蜃気楼」は違うだろ。
684 :
天之御名無主:2005/06/22(水) 01:24:09
「チーズの小人」ケースマンテルって、Kase-Mantel ? これだと洋菓子のことになるんだけど・・・
懐かしいなあ 佐藤先生といえば、悪魔王国の仕組みですね。
帝王サタン、副王ルキフェル、大公爵アスタロト、地獄帝国最高長官ベールゼブブ
その他、総理大臣とか太守とかいるんだよねw
てかルキフェルってルシフェルのことか?サタンの本名ではないかww
>>685 ルキフェル=ルキフグスの事だろ。ルシフェルとは別物。
メガテンとかにも出てくる。
つーか別に佐藤解釈ってワケでもないんだがな>王国
悪魔の事典(悪魔の辞典ではない)読んでみれ
687 :
天之御名無主:2005/07/20(水) 15:36:51
>>686 ??
ルキフグスはルキフェルとは別物。
ルシフェル=ルキフェルだよ。
>>685 ルシフェルとサタンは同一視されることが多いだけ。
689 :
天之御名無主:2005/07/24(日) 10:04:20
>>647 そんなの論文とは言えない
水木しげるにでも聞いた方が早い
690 :
天之御名無主:2005/07/24(日) 10:28:17
>>689 水木サンは元ネタを教えてくれない
だから周囲が苦労して探してるw
「写真で見る日本妖怪大図鑑」(映画「妖怪大戦争」に出てくる妖怪を写真で紹介した本ね。)立ち読みしたんだけど、”ぬらりひょん”の特徴に歌がうまいと書いてある。(藁
そりゃ中の人はキヨシローだけどさ。読んだ子供が誤解するぞ。
それと”猿転晩子”なる捏送妖怪にはワラタ。いいのかよ?
693 :
691:2005/07/24(日) 22:59:25
ひさしぶりに妖怪図鑑が出たのでつっこみどころを紹介したのだが、文句あっか。
694 :
天之御名無主:2005/07/25(月) 21:21:12
>>681 確かこれは、エドガーアランポーの、ハンス・プファールの無類の冒険 の挿し絵です。
695 :
天之御名無主:2005/07/28(木) 11:26:58
昔妖怪の体の解剖図鑑がありましたが、(ウルトラ怪獣の解剖図鑑みたいなヤツ)
見れるサイトないですか?皿数えの体内には割れた皿があるとか、面白かったのですが
697 :
696:2005/07/28(木) 14:45:56
698 :
天之御名無主:2005/07/29(金) 13:30:32
たんたん坊も創作なのかな?
>>698 デザインは「大かむろ」だよね。
ホーミング青タンを吐き出して攻撃するあのキャラクター設定は
オリジナルだと思われ。
700 :
天之御名無主:2005/07/30(土) 15:38:30
輪入道がなぜかダイヤモンド妖怪?
あと、「鬼太郎」にヒの一族っていう妖怪の天敵がいたけど、伝説とかあるの?
>700
ヒ一族は蟲毒が元ネタじゃない?
ただ"ヒ一族"っていう名前の元ネタはシラン。
>>672 バックベアードはキメラの盗作とは一概には言えまい。
というのは、鬼太郎夜話の最初の方で血液銀行の禿山頭取が事故る原因になる光る眼がルドンの別の絵にそっくり。
ということは水木しげるはルドンの絵は前から見ており、キメラの元になった絵も見ていることとなる。同じネタから作れば似てくるのも当然とも考えられる。だから盗作と決めつけるのはどうかと思う。
>>702 水木先生が最初に描いたと思われるバックベアードの絵
(「ニューヨークの一つ目妖怪」ってデカデカと描かれたグラビア絵)は、
触手の伸び方や長さがまんまキメラだよ。
(鬼太郎の「妖怪大戦争」の時も、登場時等に下部の触手が長い絵が散見される)
目が中央より下寄りについてるのもキメラと同じ。
バックベアードの形を生み出す際、キメラを元に図化したのは明白だと思う。
今では目の位置や触手の長さが等バランスになって、キャラクターとして
デザインが完成してる。
704 :
702:2005/07/31(日) 20:33:48
>>703 出典を明らかにしてください。それでないと話しにならん。
内藤氏の日本学のキメラとバックベアードは確かに似ているけど。目つきは
明らかにルドンの方と思うが。
10年ぐらい前に出た鬼太郎本「妖怪VS宇宙人」に記事のまま掲載されてるあの絵かな。
やのまんのカードにもなってたやつ。暇な時に俺がうpしようか?
鬼太郎本とキメラ見比べてみると、確かに触手(?)のバランスがかなり似てる。
手元にスキャナがある&その本も持ってる私がうpしてよろしいでしょうか。
>703〜>705氏スマヌ
ttp://www.uploda.org/file/uporg160428.jpg 戯れに並べてみたが、やはり似てるね。
この絵描く時に「新宿幻景 キメラ」を基にしてるのは間違いないのでは。
無論、水木氏の引き出しからするとルドンの影響もあると思われ
(なんたってベアードのほうはルドンちっくに「開眼」してるしね)。
しかしこのグラビア、初出いつなんだ?「世界の大妖怪」っていう企画だが、
スキャン元のKCデラックス「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪vs宇宙人編」には
初出書いてないし(書いとけよ!)。マガジンで「日本の大妖怪」ってのを
やったのは昭和41年の11号らしいが(墓場の鬼太郎「妖怪大戦争」スタートは同年15号)、
その前後かしら。不勉強ゆえ、詳しい人詳細きぼん。
707 :
天之御名無主:2005/08/01(月) 03:24:17
ルドンと違って、キメラもベアードも都市の上空に浮かんでますよね
とりあえず
>>702は、
「キメラとベアードが似てるのは完全に偶然。同じモチーフから生み出されたが故の結果。」
と言いたいのか、それとも
「ベアードはキメラの影響を受けているのは確かだろうが、まるパクリではない。
先生はルドンの事もちゃんと知っておられるし、ベアードのデザインにもキメラとは別のルドン要素を入れているんだ。
元ネタの元ネタを融和させる妙技、これは盗作とは言えまい」
、ぐらいの事が言いたいのか。後者ならあまり議論の意味はない気が。
「そのまんまでなければ盗作ではありません」
という考えについてこのスレで論議してもねぇ・・・。
タンコロリンとパンポロリンは何か関係あるのか?
バックベアードの触手でいやらしいことされてるエロゲーない?
今年は妖怪関係の展示会(歴博とか川崎市民ミュージアムとかで)はないのかな?
世の中はそこはかとなく妖怪ブームっぽいんだけど。
713 :
天之御名無主:2005/08/02(火) 21:25:26
悪魔くん、ノストラダムスの大予言に出てきたシーレンの名前も創作かな?デザインは審判の日に出てくるドラゴンに似ていると思うが。
うーん、まさか文庫で鳥山石燕の「画図百鬼夜行」が読める時代が来るとは…
>706
再うpきぼん
>716
サンクス
キメラのほう、写りが悪いけど、現物を見たときの記憶が確かなら、目を開けてたような気がする。
「妖鬼化」とか「世界妖怪編入門」の絵よりもこっちのほうがカッコイイよね。
折りたたみ入道って水木オリジナル妖怪だよね?
>>721 オリジナルだろうねぇ・・・。
っていうかさ、
このスレで語るのは図鑑とか事典とかだけにしませんか?
漫画も対象にしてたらきりがない。
漫画にオリジナル妖怪を登場させるのは許してやろうよ・・・。
ぬ〜べ〜とか、妖怪人間ベムあたりはともかく、水木漫画は取り扱った方がいいんじゃない?
水木漫画に登場する妖怪で、伝承に基づいているのか完全オリジナルか、微妙な
のに関しては時々は話題にしてもいいんじゃないかと思う。
例えば『妖怪水車』の「猛霊八惨」っていうのは何か典拠があるのかなぁ…。
それは伝承に基づいた妖怪だよ
妖怪事典にも載ってる
今バッグベアード盗作疑惑のまとめページを作ろうと思っている
そこで>716の画像使わせてもらっていい?
バッ「ク」ベアードと書いといたほうがいいんじゃないかな
バグベアと絡められるようになったのは最近だし
かつての水木センセイの記述や鬼太郎作品ではバックベアード表記だし
728 :
726:2005/08/05(金) 11:16:30
すまん気をつける
バックベアードな
729 :
706:2005/08/05(金) 17:49:26
さっぱり見られん・・・・orz
731 :
702:2005/08/06(土) 10:14:18
>>708 >「キメラとベアードが似てるのは完全に偶然。同じモチーフから生み出されたが故の結果。」
のほう。水木しげるがルドンの絵を全然見ていないなら盗用と言われても仕方ない。しかし、現に他の作品が別の作品中に出ている。
ともかく似ているというだけでの決めつけはいけないと思う。本人に聞くならともかくだが。
画像見た?
733 :
726:2005/08/06(土) 13:13:58
>706
アリガトン。
>731
昨日ルドンの本を借りたら、水木先生の「ルドンと私」っていうエッセイが載ってた。
いわく「十二、三歳のころに目の玉が空に登る絵」を見、その二年後「背中に顔のついた
無気味な蜘蛛の絵」を見る。ちなみに蜘蛛の絵を「"河童の三平"の1シーンに使った」と
自ら書いている。
エッセイの中で、ベアードについては触れていないが「目玉の絵は目玉おやじの発想に
役立った」とのこと。
「蜘蛛の絵を使った」って言うあたり、水木先生は「盗作」してるつもりなんてなくって
「共有」のつもりなんだろう。ファンとしてはそうフォローしたい。
俺も、ベアードはルドンよりもキメラに似てると思う。
734 :
726:2005/08/06(土) 13:17:40
ちなみに水木先生の漫画にルドンの模写が出てくるシーン。もっとあるかな?
鬼太郎夜話:禿山の車があの世へつっこむ直前、ライトが点滅するシーン
→ルドン「おそらく花の中に最初の視覚が試みられた」
やまたのおろち:主人公がダイヤモンドの中でお化けに出会うシーン
→たいへん小さいが、上と同じく「おそらく花の〜」の目玉
河童の三平:「あら そう」と言いながら、魔女花子の母親が初登場するシーン
→水木先生ご本人が仰るように、ルドンの「笑うくも」
>>731 「水木先生はルドンの諸作品を知ってるから、佐藤のキメラから採ったのではない」
というのは意味がわからないぞ。ルドンとは別にキメラから影響受けることだってあるだろうし。
シナプス線みたいに枝分かれして伸びる触手はキメラ特有のものだし、画像見れば
初ベアードがキメラとほとんど同じ触手の伸ばし方してることからも、
キメラの影響は顕著だと思うのだが。
(「ほとんどまんまキメラの形」と言ってもいいぐらいだし)
単に「盗作」という言葉のマイナス要素に反応してるのかもしれないが、水木先生は漫画にしろ妖怪画にしろ
よく突拍子もない所からネタ持ってきてるのはこのスレ見てもわかると思う。
各種絵画、彫刻、工芸品、雑誌の表紙、百科事典の写真…
ベアードだってそのセンで現代アートから材を得た、ってぐらいのことだと思うぞ。「盗作」という言い方はともかく、
皆別に「パクリウゼェ!」と言ってるわけじゃなく、むしろベアードの源泉はコレか!ぐらいの新発見のような気持ちで
捉えてると思うのだが。
(「盗作」発言は作者の佐藤が言ってることだからその流れかもな(w )
つか、この似具合を見てまだ「キメラと似てるのは偶然」と言い張るとは(ry
737 :
天之御名無主:2005/08/07(日) 11:01:13
盗用と言い張るのも同じだと思うが。
738 :
天之御名無主:2005/08/07(日) 11:05:06
オレは水木先生の大ファンなんで、盗作云々で批判するのは許せない。
あの人はアントニオ猪木同様に「何をやっても許される。」のだ。
>>737-738 すこし上の方ぐらいよく嫁よ…
誰も「盗用だ!」なんていきり立って怒ってる椰子はいないだろ。
二つの相似ぶりから「キメラを元にしてベアードの姿が生まれたんでは?」
ぐらいの事言ってるだけなんだから。貴方は画像見てそのへんどう思ったのよ?
740 :
天之御名無主:2005/08/07(日) 13:12:31
だったら盗作なんて言葉は使わないで頂きたいものだ。
もう少しソフトな物言いもあるだろ。
741 :
735:2005/08/07(日) 13:18:21
>>736 別に俺は「盗作だろ!」みたいなこと言うつもりは全くありませんが、何か?
俺は水木先生のファンだからな。先生の頻繁に行なう、その手の他モチーフ引用について
いちいち盗作だ何だと責め立てることなんかできませんw
俺が言ってるのは、「並べて見て明らかにキメラの影響強い絵だと
わかるのに、まだ無関係だと言ってる人が居る」ことについての驚きよ。
あなたこれだけ形一致してるのに、無関係に見える?
742 :
736:2005/08/07(日) 13:20:35
「盗作」の字面ばかりこだわって、肝心のキメラとベアードの事については触れてないね
盗作って一応言ってるのは某ページで紹介されてるキメラの作者の
発言からの流れで、別に深い意味合いはないと思うんだけど
鳥山石燕画図百鬼夜行全画集(文庫版)が版元品切れ…
多分重版がかかるとは思うけど、しばらく入手できそうもなくて悲しい…
つげ義春も、「太陽」や写真雑誌から引用しまくってるぞ
>>740 >>702で
>バックベアードはキメラの盗作とは一概には言えまい。
が出てくるまでに「盗作」という言葉が登場したレスは
>>90,
>>395の2レスのみ。
しかも、それぞれ引用されている内藤正敏氏のコメントのなかに「盗作」の主張が
あるため、「盗作疑惑」としているだけ。
それまで、誰も「盗作」とは言ってないし、責めてもいないと思うが…
ようかい・やきゅうこぞう。
とくちょう…あったかい。
おとこらしくてじゅんじょう。
このスレで重要になってくるのは
「バックベアードの絵が何を参考にしたものなのか?」ではなく、
「バックベアードという妖怪が本当にアメリカで語られているのか?」
だと、個人的には思う。
>>748 うん、仰るとおり伝承の有無を問うのがこのスレの本義だと思う。
ベアードに関しては、妖怪が創造→定着されていく過程がわかるモデルケースと
しても、なかなか有意義なテーマだったのではないかと思う今日この頃。
750 :
天之御名無主:2005/08/11(木) 17:44:48
マジレス
アメリカに鬼太郎を伝えれば良し
そのへんの香具師が信じて語り継げば創作妖怪も伝承になるから
石燕とかそうなってるだろう
そういえば、欧米に妖怪図鑑みたいのはあるのかな(妖怪辞典の類は、翻訳
本が日本に紹介されるけど)。
仮面ライダーの怪人かなんかの写真の下に、聞いたこともないような名前が
書いてあって、日本の妖怪ってことにされてそう。
アメリカのウィキペディアを覗いてごらん。すごいから。
半妖とか犬夜叉とかが載ってって仰天するから。
Σ( ̄□ ̄;)マヂデスカ!?
>>750 そりゃそうだろうけどさ、
やはりベアードが水木しげるオリジナルの妖怪なのか、それとももっと古くからある妖怪なのか、調べる価値はあると思う。
が、資料が全く無いから調べられない_| ̄|○
バックベアードが妖怪の一種として認知され、他の方面の作品…
「変身忍者 嵐」とか「超神ビビューン」とか「女神転生」とかに
フツ〜に登場している点を考えると、もう既に現代妖怪として
定着していると言っていいのかもしれない。
ワイルドアームズにも出てるのか。
756 :
天之御名無主:2005/08/12(金) 23:48:49
ファミコンの「妖怪倶楽部」というクソゲーにもでてたよ
やっぱこのスレタイは誤解を受けやすいな。
次スレが立つかどうかわからないけど、このスレの本来の趣旨を継承しつつ
誤解されないスレタイを考えてみない?
「妖怪図鑑検証スレ」とか。
759 :
天之御名無主:2005/08/13(土) 18:02:47
骨女は「牡丹灯篭」のお露がモデルの妖怪なのかな?
>>759 自分もそんな気がしてるけど…どうなんだろ?
>>759 普通にそうだろ。鳥山石燕本人がそう言ってるんだから間違いない。
妖怪元ネタ検証スレがいいと思う
そうか。すっかり忘れてたが、このスレの本義は
「妖怪図鑑の嘘を暴くこと」だったんだな。
しかし、、もし次スレが立つことになったら、次は図鑑だけでなくもっと幅広く捏造妖怪を扱うことにしませんか?
妖怪図鑑っていう表現も曖昧だし…。
というわけで
>>762に同意。
でも、「妖怪元ネタ」だと、例えば
「白粉婆は戦国時代、陣中見舞いにきた普通のおばあさんの言い伝えが、
伝わる内に妖怪に変化したもの」
なんて、普通に妖怪の起源を問うスレに思われちゃうんじゃないかな。
つーわけで「昭和生まれの妖怪たち」ってのはどうだろう?
「伝承中に登場せず、妖怪図鑑にだけ登場するものに限る」
うーん、でもこれだと石燕も入っちゃうな。
【伝承?】子供向け妖怪図鑑元ネタ検証スレ【創作?】
厨くさくなるかな。
このさい、
「バックベアードスレ」
でもOKだと思う。
>>767 それじゃ「ぬらりひょんファン倶楽部」の同類だと思われそうな悪寒…
769 :
天之御名無主:2005/08/16(火) 04:00:39
水木しげる先生演じた妖怪大翁はさすがにいないでしょうな
>769
水木サン自身が妖怪だから…
771 :
天之御名無主:2005/08/22(月) 11:18:00
アリャマタコリャマタも。大竹まことも勝手に妖怪にされたらしい
水木の漫画に実在の人物のパロディが登場するのは日常茶飯事。
しかも扱い酷い場合が多い。
嵐寛寿郎なんて妖怪の親にされちゃってるしな。
774 :
天之御名無主:2005/08/25(木) 01:04:51
┃┌╋──╋┐┃
└╋┘ └╋┘
┃ ・ ・ ┃ ┌━━┐
●━╋┐ ┌╂━━━━╂┐ ┃
└━┷┴━━╂┘ └╋━┘
同じスレにはコピペ ┌╋┐ ┌╋┐
できるけど、違う ┃└╋╋━━╋╋┘┃
スレにはコピペでき ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
ない不思議コピペ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
└━┘┘ └└━┘
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同じスレにはコピペ ┌╋┐ ┌╋┐
できるけど、違う ┃└╋╋━━╋╋┘┃
スレにはコピペでき ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
ない不思議コピペ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
└━┘┘ └└━┘
777 :
天之御名無主:2005/08/26(金) 00:22:14
バックベアードっぽいのがラテンアメリカの神におる。
元ネタのひとつかも
778 :
天之御名無主:2005/08/26(金) 00:41:39
780 :
天之御名無主:2005/08/26(金) 23:44:37
バックベアードに似ているやつ
のびたの恐竜に出てくる監視ボール、ウルトラマンレオのアクマニア星人
あと、星の子チョビンのスパイコウモリとか…
水木版マンダラケも似てるな。
って、ここは単眼モンスターを語るスレでつか?
782 :
天之御名無主:2005/08/27(土) 19:01:00
昨日か今日の「ののちゃん」に出てきたザシキワラシは大きな隻眼だったぞ
783 :
天之御名無主:2005/09/03(土) 00:58:05
そういえば、捏造というよりはゲーム用オリキャラなんだが「ビホールダー」ってのは
バックベアードとどっちが古いのかな?
別にパクったかどうかってことじゃなくて、ああいった巨大単眼のみ(正しくはビホールダーは
単眼じゃないんだが)のキャラデザインは、何処らにルーツが有るんだろうってことで。
>>783 Beholderってのは「見る者」って意味。古典にも怪しい視線(の主)として、それなりに登場する。
それに姿があたえられたのは、1974年のD&Dというトークゲームのルールブックの挿絵らしい。
バックベアードの起源をどこら辺にするかは微妙だけど、内藤正敏氏の「新宿幻景・キメラ」だと
するなら1964年だから、こっちの方が古いとはいえる。
多分、直接の関係はないだろうけどね。
785 :
天之御名無主:2005/09/04(日) 13:05:46
どっちもルドンの幻想絵画が起源だろうな
786 :
天之御名無主:2005/09/04(日) 14:18:14
このスレ見ても、やはり水木しげる関連の話題が多いね。
個人的には、もう少し佐藤・中岡本の妖怪を検証したい気もするけ
ど…影くらいとか、硫黄人間とか、悪臭男とか、モズマとか逆さ男
とか。世界妖怪は日本妖怪以上に伝承の有無の検証が難しいけどね。
佐藤、中岡は入手の段階が大変だからね。
佐藤も中岡も捏造妖怪関連の本は各一冊ずつくらいしか、
買えないんじゃない?
ある意味立派な秋田書店の奴。
インチキくさい妖怪図鑑でも古本屋でプレミアついてたりするからなー
>>789 クラッと来た。ここがビルの上だったら落ちてたところだ。
水木しげるの描く疱瘡婆はぜんぜんババアっぽい外見じゃ無いのが気になる。
水木画の疱瘡婆って、のま猫(あるいはモナー)にちょっと似てる希ガス
水木先生のエルフは現在一般に浸透しているイメージとはかなり違いますね
つか、現在一般に浸透してるエルフの方が、トールキンによる捏造妖精だから。
エルフって、どっちかというと不気味で怖いもんだろ? 頭をボール代わりに蹴ってサッカーやってたり
>>792 たぶん水木画の疱瘡婆のほうがモナーより先だよね。
>>796 モナーは疱瘡婆にインスパイアされたキャラクターなんだよ。
水木サンに訴えられたらモナーは使えなくなるんだろうか?^^;
水木サンは訴えないさ、先生も色んなところからパクってる…ゴホンゴホン!…インスパイア
を受けてるから
数日前、水木サンにお会いすることがあり、質問してみました。
「バックベアードという妖怪がいますが、あれは水木先生がつくられた妖怪ですか?」
そしたら、水木サンは
「えぇ、あれは私が考えた妖怪で・・・・・・・」
とか言ってた
という夢を見ました。マジで。
まさか夢にまで出てくるとは…。
でも、夢の中だけど水木サンと会話できて楽しかったなぁ。
で、思ったんだけど、
実際に水木サンとか、水木プロの方とかと連絡取れる立場にいる人はいないの?
水木サンによる創作ではないかと思われる妖怪について、
本人に聞けばすぐにはっきりすると思うんだけど…。
先生はたぶん覚えてないと思うよ。あちこちからの引用という点でははっきり公言されてるしねえ
水木プロ アシスタント募集の広告に
よく電話や住所が載ってたよ
本人に聞いて確認したってつまらないじゃない?
あの妖怪の伝承って存在するのかな?しないのかな?って、色々な資料をつき合わせ
て検証するのが醍醐味よ。
804 :
天之御名無主:2006/01/14(土) 00:47:07
今売ってる「特撮ヒーローマガジン」ってムック本で、水木先生、
実写悪魔くんについて「覚えてないねえ」「へえ〜、そうですか」連発
>>804 本人の中では黒歴史だったりしてな。
マンガとは、全然違う話だし。
あと「河童の三平」とかも無かったことにされてそう。
いや、たぶんそれはお年のせいだ。
先生一流のおとぼけだろうと、特撮板ではもっぱらの話題です
水木サンは妖怪だからね
>>805 絶対にないだろう、それは。
「一話完結の話にしたほうがいい」のありがたいアドバイスに加え
毎回妖怪デザインしてたぐらいなんだから。
漫画以外の関連挿絵とかもたくさん描いてたし。
そういえば水木先生のペロリゴンのデザイン画、テレビと全然違うのな。
もっもと、マンガではテレビ版と同じデザインで書いているが。
漫画版「悪魔くん」に登場するのはペロリゴンではなくビチゴン。
能力は口からウン(r
化け烏なんて、貸本から先生が引っ張ってきたキャラだったな。
捏造とはちょいと違うような気もするが
「西洋魔物図鑑」翔泳社
の解説も筆者の妄・・・もとい私見・・・あー
なんというか、そういうものが満ちていてクラクラさせられるな。
しかもまだ普通に売ってるし。
しかし「アドバラナ」なんて、ニューギニアの一集落の精霊に過ぎないはずなのに、
鬼太郎で日本に知られることになるんだからなあ。 水木センセやっぱり偉いや
水木先生の妖怪本なんかに出てくる南方の妖怪って
水木関連以外の資料にはまったく登場してない気がするのは気のせい?
816 :
天之御名無主:2006/02/11(土) 16:29:12
そもそも南方の妖怪が紹介されてる資料ってほかにどんなのがあるんだ?
ミゴーはそこそこ有名だけど。
林巧さんとかじゃない?
818 :
天之御名無主:2006/02/12(日) 08:15:05
あの人のは東南アジアじゃないかな。南方といえば南方だけど。
セノイの妖怪は『世界はゲゲゲ』の巻末に英文?参考資料があったから、たぶんそれを参照したんだと思う。
それとニューギニアの精霊については山田陽一さんの本があったな。
ヌグやアトバラナ、キンブーヤンあたりは知らないな・・・。
819 :
天之御名無主:2006/02/13(月) 11:04:23
>>12 亀レスですまんが、バックベアードはヨーロッパの、バグベアってのが元。
確かイギリスだったかな?
子供を寝かしつける時に、「早く寝ないとバグベアが来るぞ!」てな感じで
躾に使われていた。
>>819 バグベアの話はこのスレにも何度も出てるようだが、
バグベアをもとにしたなら、なんで水木はアメリカの妖怪としたんだ?
素直にイギリスの妖怪バグベアとして出せばいいのに。
アササボンサンって創作?
>>820 だってジャージーデビルがこうもり猫だぜ。
それにアメリカの妖怪ってネイティブアメリカンの伝承かシリアルキラーばっかだし。
最初のマガジン版鬼太郎に出てくる南方妖怪・・・アササボンサンやペナンガランなど・・・は
全て『吸血妖魅考』から引っ張ってきてるね。
825 :
天之御名無主:2006/03/09(木) 01:09:52
ttp://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-060308-0022.html 【ゲゲゲの鬼太郎が妖怪観光大使に】
鳥取県境港市出身の漫画家・水木しげるさんが生み出した妖怪「ゲゲゲの鬼太郎」が8日、
同県の「とっとり妖怪観光大使」に初めて任命された。
今後、イベントなどで同県の魅力をPRする。水木しげる記念館(境港市)で行われた任命式では
「ふるさとの美しい環境と共生する妖怪族として、県の観光振興に貢献した」と“人間界”での活動を
評価する片山善博知事の委嘱状を県職員が代読。着ぐるみの鬼太郎に手渡した。
初代妖怪大使となった鬼太郎は「ねずみ男やねこ娘ら他の妖怪たちと協力して
積極的に活動したい」と語った。
[2006/3/8/19:53]
個人的には、バック・ベアードは『後神』の一種と言う説を推したい。
昔、ホビージャパン(だったかな?)で悪魔絵師こと
金子一馬氏が書いてたコラムで、
『人の頭の後に浮かびじっと見つめる妖怪。一人なのに誰かの視線を
感じるのはこいつのせい』見たいに書かれていて、凄い納得できた。
要するに、ところ違えば名も変わる、みたいに名前が違うだけみたいな。
それはビホルダーでは…?
ビホルダーは元はTSR社のテーブルトークRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズの創作モンスター。
名前は確かに「見つめる者」と言う意味があるから可能性としてはあるだろうけど、
別に頭の後ろに何時もいるわけじゃないから違うと思う。
ただ姿形が似ているから、別名として『バックベアード』を使っている作品もあるみたいだ。
しかしどっちが先になんだろう。ビホルダーとバックベアード。
キン肉マンII世に、ガンキューとかいう一つ目キャラがいたんだが
単行本では、なんか形が変わってた、一つ目なのは同じなんだけれど
831 :
天之御名無主:2006/03/19(日) 18:18:28
>バスタードでも初出「ビホルダー」だったモンスターが単行本では「土下座ヱ門」に変わっていたよね
>>820 事件記者コルチャックというアメリカのテレビドラマにもその妖怪の話しがあるね。一つ眼の妖怪で、ラストまで正体がわからず、最後に台風の眼みたいのが写真に映っていたというヲチだった。
833 :
天之御名無主:2006/03/21(火) 00:00:09
>>832 あれは日本語版では「マッチ・モニード」って言ってたけど、多分マニトウの
ことだろう。寒さに弱い(冬眠する)ので「熊の悪霊」と呼ばれてるらしい。
でも、形はたしかにバックベアードみたいだった。
833補足。バック「ベアー」ドと「熊」の悪霊ってなんか関係あるのかも?
とふと思ってみたり。
835 :
天之御名無主:2006/03/21(火) 02:33:06
マニトウは善なる大精霊だよ。
ビホルダーは著作権の問題で漫画家に土下座させたりしてたな。
あとで名前が「鈴木土下座衛門」に変えられてたとか。
>>835 マニトウは精霊全般を指すので良いのも悪いのもいた筈。
839 :
天之御名無主:2006/03/21(火) 23:27:19
それは白人による誤まった認識。マニトウは主神。
840 :
天之御名無主:2006/03/22(水) 00:41:02
マニトウは日本で言う「神」に当たる概念だから
>>838で正しい。
キリスト教に毒されたネイティヴ宗教では最高神的な扱いされてるけどな。
841 :
天之御名無主:2006/03/22(水) 00:45:54
いわゆる「偉大なる神秘」ってやつで、個々の怪物的な精霊群を表すものではないよ。
>>838それって「マニトウ」って映画のことじゃないの
>>833 地上波放送分では、確かバックベアードとか言っていた記憶がある。
なにぶん超人ハルクとか放送されていたような昔なので記憶違いかもしれんけど。
ドイツ人に「ラウヒェン」って妖怪知ってる?って聞いたけど、
「煙」以外の意味はないような返事だった・・・
鬼太郎の「妖怪ロッキード」という話で、鬼太郎が敵の女妖怪に魅了されて
操られちまったんで、目玉親父がベアードに頼んで眼力で催眠を解いてもらい
一緒に敵の黒幕を倒す、という話があるんだが…
(なぜベアードが文句のひとつも言わずに目玉の言うことを聞くのかは置いといて)
この作品のセリフ内表記、「月の妖怪」と書いて「ベアード」と読ませている。
ベアードは月の妖怪だったのか?何かバックベアードのナゾを解くヒントに
なるかもしれない…(やはり、真実があるのは水木センセイの頭の奥底だけか?)
そういえば、奴の姿は「空に浮かぶ黒い月」と形容できるかもしれない。
眼力で人を狂わせるし。
>>844 ラウヒェンもなかなか出てこないね。
でも、水木しげるの「ラウヒェン」の解説を「煙」に読み替えてみると
かなりしっくりくるんだよな
「鬼太郎のおばけ旅行」ではべア―ドはイギリスに現われたな。
やっぱもともとはイギリスの妖怪ってことか
>>847 あれはロケット目当てでイギリスに来てたんだよ。
>>849 いや、水木先生によると「雪煙にまぎれて現れ、金属をこすり合わせるような声で
登山者の死を招く死神の使者」らしい。
そのドイツ人に「リューベツァール」は分かる? って聞いたら、
「雲の上に住んでるお爺さん」って言ってた・・・
ところで、「ブリガドーン」って水木センセのオリジナルネーミングかと思ってたら、
同名のハリウッド映画から採った名だったんだね・・・
ドイツなら冬山登山中に雷雲と遭遇して金属類が変わった音を立てる可能性がある。
>>850 まりんとメランってアニメにもBRIGADOONって名前の異世界が出て来る
854 :
618:2006/04/19(水) 09:42:18
855 :
天之御名無主:2006/04/20(木) 05:46:44
おそくなりすぎ!!
856 :
天之御名無主:2006/04/20(木) 07:40:11
わろた。
律儀なお方やなあ。
857 :
天之御名無主:2006/04/23(日) 18:11:22
858 :
天之御名無主:2006/06/13(火) 13:07:32
水木先生がバリバリ書いてる頃なら、村上ファンドもなにか妖怪に見立てて漫画に登場させてるだろうね
北川幸比古 『おばけを探検する』 講談社
ゆうれいは、ぼくの考えでは、うらみ・にくしみなどが集まって、死の世界から
現在の世界にでてきたみたいに、人の心に思えてくるものだと思います。
では、ようかいとはなにかというと、水木しげるが考えたものだと思います。
東京都目黒区立宮前小学校五年 ○○○○
俺が小学五年の頃は江馬務の「日本妖怪変化史」中公文庫版を通過していたなぁ。
>>858 この人の書く政財界人はすべて妖怪じみているからなあ。
今さら遅いけど、(て書くとまるで故人扱いだが)オウム真理教事件を描いて欲しかった。あいつらも相当妖怪じみている。
863 :
天之御名無主:2006/06/25(日) 10:56:39
>>850 プリンプリン物語にも出てくるね。
(ドンブリカ→ブリガ+ドーンで分けて、その逆)
864 :
天之御名無主:2006/06/25(日) 11:02:29
>>854 前に水木先生が盗作なんてするわけがないだろで、盗作説を否定していた信者です。
水木先生も何か考えて盗作したとは思わないけどね。単に買い集めた資料の中から見つけてそれを使った。それだけだと思う。
昔の紙芝居や貸本業界ではパクリなんて当り前。だから罪の意識無し。
もちろんルドンの絵は見ていただろうから、彼にしてもパクリのパクリぐらいしか考えていなかったと思うけど。
手塚治虫が水木漫画をパクって「どろろ」を描き始めて
水木しげるが「どろろ」からトレースしたりとかパクリのパクリは色々あるわな。
昔はパクリなんて当たり前な感覚じゃないの?
まんが道とか見てるとそう思う。
>>854 前にうpされてた水木先生の初ベアード(ニューヨークの一つ目妖怪ってやつ)
見るとバランスそのまんまだね。
下のは「マチコミ」にいた。
>>864 んなことはここの住人なら皆わかってます
みんなって具体的に何割くらいのことかね?
871 :
864:2006/06/30(金) 22:33:16
水木原理主義者らしからぬ発言が多くて困る。
水木先生は何をやっても何を発言しても許される人なんだぞ。
こりゃわざとやってんな…
住人の言葉など聞こえているのかいないのか、一年も前からずっと
「僕が水木センセイの事を一番よくわかってるんだ」の一点張り。
こりゃちょっと頭の(ry
874 :
天之御名無主:2006/07/01(土) 08:55:38
わたしゃ水木ファンだけど、まあ初期作品に相当他からの
インスパイアあるのは事実。つか当時のマンガではまあ普通のことだったし。
問題はやっぱ「不思議な手帳」のオリジナルだよな。
あれが水木先生の完全捜索なのか、海外に元ネタあるのか。
「化け烏」は、「マタンゴ」を元ネタにしたのか、マタンゴの元ネタである「闇の声」が元ネタなのか
876 :
天之御名無主:2006/07/02(日) 17:38:57
化け猫の島で、猫を食べたら、自分自身が猫になってしまうって話があったなあ。こっちもマタンゴっぽい
877 :
天之御名無主:2006/07/19(水) 07:10:58
このスレでよく言われてるようだけど
ビホルダーとバックベアードって似てるかな?
巨大な目玉の妖怪ってとこは同じだけど
ビホルダーって単眼じゃないしなぁ…
他に似てるのないんだもの
「ギロ」あたりにしとく?
880 :
天之御名無主:2006/11/04(土) 22:00:54
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妖怪に本当もくそもないだろうに。
作者の感じる姿がその人にとって本当なんだからいいじゃーん
伝承にある名前を使わずにオリジナルの名前をつけてたら
どんな独自設定にしようと文句ないよ
妖怪「チンポ」とか
いるやんw
伝承の話や絵を飽くまでも水木が読者として感じたときに
「こんなのかな 」って自分の中で想像するから変わるのは当たり前だよ
子供に八雲が脚色した雪女の話をして
子供に雪女の絵を書かせて発表させたら
タイトルが雪女でもみんな違うと思う
角が生えてたり
雪だるまみたいだったり
でもそれがいけないとは思わないよな
漫画に捏造よばわりするのはどうか?
>>881 まぁ姿に関してはべつに作者のオリジナルでいいと思うけどね。
ただ、バックベアードとかみたいに本当に現地で伝えられているのかどうかも分からない妖怪を意図的に広めるのはどうかと思うな。
漫画のキャラクターならそれでも許されるけど、
図鑑とか事典の類にまで作者オリジナルの妖怪を乗せられたりすると
真面目に研究してる学者にとっては大迷惑だと思う。
886 :
天之御名無主:2006/11/09(木) 11:37:07
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::::レ1 `・´| `・´ }⌒}
::::レ1 ∨ | ∨ ト v <どうも〜、南方妖怪チンポです!
::::レ1 ┌ | ┐ |\}
::::レ1 `‐'´ ハノ
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お前がな
>図鑑とか事典の類にまで作者オリジナルの妖怪を乗せられたりすると
なんで学者が迷惑するの?
漫画家の妖怪事典とか参考にしてる学者がいたら、その方が問題なんじゃね…
890 :
天之御名無主:2006/11/09(木) 20:43:14
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::::::.| / / / /.:::::::::::::::::::
鬼太郎的には「ヴォジャーイ」だろう。
ヴォジャーイ、って呼び方は本当にあるのかな?
バンジャーイにしてくださいまち
たぶん、ヴォジャーイはヴォジャノイの誤植じゃないの。
「キャツ」が「キャット」になってたり、「ラマ僧」が「ラマ種」になってたりしてるし
...|⌒\ ____
...| {^ O O \
/ ――:、 ',
/ / O O l l
...l | | |
...| \__/ | <こんばんわ、カタキラウワです
...| ‐‐:、 /
...\ /
` ‐‐, , .ィ´
:::::::::::::::.〈 く ̄ ̄ ̄ > 〉::::::::::::::::::::
鬼太郎漫画ではキングスライムみたいに合体して大きくなったね
3年前にPS2で出たゲームでは仲間にできたし、かわいい
899 :
天之御名無主:2006/12/09(土) 13:45:18
>>700 タイヤとダイヤの洒落じゃないかな?
「妖怪ラリー」で本来イギリス方面のはずのグレムリンをソ連代表にしたのも
クレムリンに引っ掛けた洒落だと思う。
>>701 ヒ一族と鬼道衆は半村良の小説が元ネタらしい。
>>895 昔の単行本ではヴォジャノイだったんだけどね。
グレムリンはドイツ方面とちゃうの?
901 :
天之御名無主:2006/12/09(土) 22:56:09
_,,....._ /⌒\
/ / { { Yへ_} _}_}_}__
_{ { } ノ ,人/ ̄ Y⌒ヾ‐'‐:、
{ { `ヽ 「 / /゚_人 }ノ } ハ
>、_{ {ノ⌒ ̄く レ_,ノヽ_,イ }
f _, `Y⌒\__ /⌒Y⌒ヽ し} ハ <こんばんわ、エキセルです
, ‐‐く_ ゚' {_,{ { } } } _ノ`ヽノ }⌒}
/ { ゝ_ノ⌒ヽノ /⌒Y ノ ハ Y⌒} ノ⌒}
ゝゞ_{__人_,_,_,_,ノ、 } 人 {Y^ノ } | イ _ノ
 ̄`‐‐‐v イ /く⌒} .イ }
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} } {__{ノハノレ
横レスだが。
>>902 第二次大戦中、アルプス上空(だったと思う)で謎の光る雲に接触して墜落した
連合軍の機体に、「ドイツ空軍少佐グレムリン」とサインがしてあった。
という話が書かれていた子供向けの本があったから、
>>900氏はそのことを
言っているのではないかと思う。
904 :
900:2006/12/10(日) 11:00:59
うわ、水木しげるの妖怪図絵に「グレムリンはドイツ上空に現れた」ってあったから、
今まで本気でドイツの妖怪と思ってたよ・・・・ イギリスだったのか
お前のまんこを嗅がせろぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!
,, --──-- 、._
,.-''"´ \
/ ヽ、
/ (Φ), 、(Φ) ヽ
l `ー ,,ノ(、_, )ヽ、,,. l
.| /// `-=ニ=-. /// |
l `ニニ´. l
` 、 /⌒⌒i /⌒ヽ /
`/ | | \ /
妖怪まんこ嗅ぎ
もし嗅いだ時、悪臭を放っていたならば?妖怪まんこ嗅ぎが悪臭を全部吸い取って
くれて翌朝にはほのかに薔薇の香りのするアロマまんこになっているという。
このように妖怪まんこ嗅ぎはやさしい一面を持っている。
(民明書房刊 「妖怪まんこ嗅ぎ」 より)
まんこ嗅ぎの棲家は、このスレ。
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/jsdf/1150468063/
906 :
天之御名無主:2006/12/11(月) 01:54:51
☆ほりまω☆
907 :
天之御名無主:2007/01/22(月) 14:33:11
水木しげるは昔は「キジムナー」を「キムジナー」と書いてた
908 :
天之御名無主:2007/01/23(火) 14:40:36
>>907 >>2に…
奄美じゃキンムンとか言うみたいだし、キムジナーもどっか居たりして。
金支那(キム&シナ)は現代の妖怪
キジムン様をケンムンごときと同一視されるとイライラするぜ
「キムジナー」ってのは「木」+「狢」で記憶しちゃったのかね?
俺がガキのときは、「キジムナー」と「キムジナー」が
見る妖怪図鑑によってどっちも使われてたから混乱した記憶がある。
絵は両方とも水木絵のコロコロしたヤツだったけどw
>908
2chで嫌朝鮮、嫌中国についてとやかく言う気もないが、
「支那」って言葉を侮蔑的な文脈の中で使わんでホスイ。
やりにくくってしょうがない。
支那夜叉
朝鮮魔法
>911
そうそう。
そういう本来ニュートラルな意味合いのはずの表現が、
どんどん口にしにくい状況になっちゃうのよ
(現状でもかなりキツいが)。
下手したら「中国夜叉」「韓流魔法」に改変されかねないという。
侮蔑するならするで、きちんと専用の言葉があるわけで、
なるべくならそっちを使ってホスイと。
では、いい加減スレ違いなんで失礼します。
ホシュ
914 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 07:14:36
そういや前に本屋でかなり昔の妖怪図鑑が復刊されたやつ(多分佐藤有文かなんかだったと思う)見つけて立ち読みしたら
ペルシャの霊鳥マイの写真がどうみてもヒンドゥー教のガルダだったな。
背中にヴィシュヌ神と女神ラクシュミーまで乗ってたし・・・。
多分ヒンドゥー教の宗教画見て勝手にペルシャのもんだと勘違いした挙句、
適当に名前と設定考えたんだろうな。
説明に「平和を愛する心優しい鳥」とかなんとか書いてあったが
多分背中に乗ってるヴィシュヌ神夫婦を普通の人間のカップルかなんかだと勘違いして
そこから勝手に恋のキューピッドとか平和の象徴の鳩みたいなイメージを連想したんだろうな。
本当は神様専用の戦闘機みたいなもんだってのに。
それとそれからさらに何年か前に、古本屋で似たような妖怪図鑑読んだら
「妖怪の中で特に凶悪なものを悪魔妖怪と呼ぶ」とか書いてあってこれまたひどいもんだったよ。
さらに閻魔大王について「閻魔の正体については未だに判っていない」とかもっともらしく書いてあって
「お前が知らねーだけだろ」と突っ込んでやりたくなったよ。
915 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 11:10:09
―――――:、
//|/⌒レ1 \
| ノ、_∠ / l
∠| | | く゚ノノ .| ヽ
//{ ゝ._ ヽ |
{__/へ / | ヽ <こんにちは、悪魔ベリアルです!
/_、 { ヽ |
//二) \__ / | |
/ト、__/l_ / _| ',
:::.// / {⌒ヽ / \ |
/ / / .と二二ヽ |/ レV|/\|::::
917 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 15:07:41
さめた意見。
妖怪って、人間の想像力の産物だから、自由に想像してもいいじゃないの。
著作権も肖像権も商標権も改竄禁止も、そんなに目くじら立てなくてもいいじゃないでしょうか。
918 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 20:31:24
>>917 民俗学を軽視し人類の貴重な精神文化を侮辱する無知で軽率な発言。
この板から出て行け!
919 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 22:07:19
>>918 妖怪が、人間の想像力の産物であるというは、
妖怪に関して第一人者である民俗学者、小松和彦氏の見解ですが・・・。
妖怪を人間の想像力の産物ではないという民俗学者がいたら、
教えてください。
920 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 22:53:57
921 :
天之御名無主:2007/02/18(日) 23:53:38
>>920 結局、妖怪を人間の想像力の産物ではないという民俗学者は、知らないということですね。
「さめた意見」?
このスレに何度も既出で「問題はそこじゃない」と散々いわれているのだけど。
小松和彦氏を知ってるんなら
妖怪捏造の問題点くらいわかりそうなもんだが…
924 :
天之御名無主:2007/02/19(月) 22:39:50
>>921 >妖怪って、人間の想像力の産物だから、自由に想像してもいいじゃないの。
お前のこの意見の批判すべき点は前半部分じゃなくて後半部分だって意味だ馬鹿。
※この妖怪は筆者の創作であり、実在の噂・記録・事件・伝承等とは一切関係がありません(笑)
926 :
天之御名無主:2007/02/20(火) 19:37:42
新たな妖怪が生まれたり、新たな特徴・性格等が付加されるのは、妖怪文化の発展なのか、それとも妖怪文化の破壊なのか。
鳥山石燕の評価にも関わる問題だと思うが。
うーん、オイラにゃ難しい問題だなぁ。
なんとなく、あああの現象かって思い浮かぶようなのは本物でしょう
三連ジェットチンポとかな
漫画なんかで創作されるのは気にならないけど、
図鑑とか事典、論文で創作となるとやっぱ問題だろうね。
バックベアード=バグベアーってのは誰が言い出したの?
「名前が似てる」以外の根拠は?
水木先生が言ってるわけじゃないのなら、信憑性あんまりないと
思うんだけど。研究家の勇み足というか…
「デザインを『キメラ』から借りた創作キャラ」…とは言えないんで
表向きはそういうことにしてる、とか。
まだ、「どっかの古書籍に記載がある」という希望を捨てきれない俺。
確かに名前が似てるってだけなんだよな
でもこないだボンボンで鬼太郎R見てたら
おまけの水木しげるの妖怪図鑑にバックベアードは別名バグベアーだと書いてあった
水木先生以外の人がバグベア説を聞いて書いただけかもしれんけど
妖怪世界遺産でも、しょうがないからバグベア説を主にして紹介してるね。
両方とも、最近の妖怪研究の主流意見を参考にしてるだけだろな…
933 :
天之御名無主:2007/03/10(土) 05:45:01
>>930 確か『妖怪馬鹿』の中で京極達が明言してたような・・・
「バックベアードがアメリカにいる妖怪だっていまだに信じちゃってる人がいるんだよねー」
みたいなこと言ってて注釈にバグベアからバックベアードが作られたことについて解説してたよ。
つーかそもそもアメリカの妖怪ってことはモスマンやジャージーデビルみたいな近代の都市伝説か
ネイティヴアメリカンの神話伝承に出てくるものってことになるけどそれらの中にベアードが確認されない以上
水木先生の創作と考えるしかないでしょ。
934 :
天之御名無主:2007/03/10(土) 14:06:49
誰か、個々の妖怪について年表あるいは系譜を作ってくれ。
「**年、○○先生、創作挿入」とか、「@@年××先生、一部改竄」とか。
やっぱ京極とか多田が言い出したのかな>バグベア
妖怪馬鹿には「本来のバックベアードとはイギリスのバグベアのことらしく〜」
ぐらいの解説しかないから、やっぱり根拠はあやふや。
もう水木プロにでもメールで聞いてみればいいじゃん
>>937 こら。簡単に答えを導こうとするでない。
元ねた探しは「あーでもないこーでもない」と
右往左往するのが醍醐味。
通ぶってバグベアが元だ何だと言うぐらいなら
「水木先生が便所の中で思いついた名前。創作妖怪」
とでも言っておくといいぜ京極。
バグベアが元って言うけどさ、
バックベアードが出てきたのはたぶん鬼太郎の「妖怪大戦争」が最初だよな?
あの作品が書かれたのってかなり初期のころだろ?
あの作品が書かれた当時の水木が、はたしてバグベアなんて知ってただろうか?
バグベアってそんなに知名度ないだろ?
たぶんあの当時、水木が知ってたのは
柳田国男の『妖怪談義』か鳥山石燕の絵に出てくる妖怪ぐらいじゃないかな。
実際、「妖怪大戦争」に出てくる妖怪って『妖怪談義』のもの以外は
フランケンシュタインだとかドラキュラだとか、
かなり知れ渡ったものだけ。
そういうことから考えても、バックベアードの元ネタがバグベアっていうのは無理がある気がする。
>>938 ただ、水木だってもう年だ
真実を聞くなら今のうちだぞ
と忠告してみる
おばか。水木先生は「妖怪大戦争」でベアードたちが登場した次の号(S41年17号)で
世界の妖怪特集やってるよ。ラングスゥイル(この時点では合ってるね)やペナンガラン、
ブイイ、アササボンサン、ベータラ、(ヨナルデ)パズトーリ…
すでに色々知ってるぜ。ちなみにこの特集のトップが「ニューヨークの一つ目大妖怪」
バックベアード。漫画のほうの大ボスがどんな性質の妖怪なのか、ここで解説しようと
してたのかもね。ご存じのとおり創作の可能性が高いわけだが。
この時点でバグベア知ってた可能性も、あるだろうよ。
でもなぁ…それを名前微妙にいじって、全然違う性質の大妖怪にして…
ってのはやっぱ突飛すぎると思われ。先生本人が公言してるならまだしも。
バグベアアレンジ説はキナ臭い。
この「バックベアード」というカッコいい名前はどこからきたんだろうね
妖怪研究の権威をきどる連中が、いいかげんな説を
世の中に広めて定着させちまったわけか。
マンガのオリジナル妖怪って言ってたほうがまだマシだ。
今やベアードを紹介する時には「元ネタはバグベアー」
って解説が必ずついちゃってるじゃん。
いい加減な説…ってより、「キメラ」の事に触れないようにしてんじゃね?
バグベアは名前だけの元ネタって事で。
水木さんのスクラップブックが見れれば殆ど解決するんだろうけどなぁ
>>945 「名前の元ネタがバグベア」ってのがいい加減だ、ってことじゃないの?
キメラからのデザイン盗用とはまた別の話。
948 :
天之御名無主:2007/05/04(金) 01:14:25
佐藤有文の現行の妖怪大全科読んでみたけどカラーページで紹介されてる
かなくいの絵って何のやつ?
見たこと無い・・・
950 :
天之御名無主:2007/05/08(火) 20:37:18
どんな絵?うpして。
びろーんの絵見たみたいけど今だと載ってる本でどれが一番入手しやすいかなぁ
有文先生は金食いの載ってる原著を売ってしまったとか聞いたことがある
出典は結局謎のまま
じゃあ、もうご本人も亡くなったし
もう分かんないのかなぁ
びろーんも闇に葬られたも同然なのか・・・
いずれ発見されるといいなぁ
散々話題になってるバックベアードだけど元ネタがあったとしてどんな妖怪なんだ?
鬼太郎では人を操る程度しか伝わってこないぞ?
それともどこかの文献にバックベアード 単眼の妖怪とか書いてあったのかな?
バクベア説は無さそうだけどさ
元ネタというわけじゃないが、眼力が武器というだけならメデューサ、カトブレパス、バシリスク等たくさんあるけど、
それに加えて巨大な単眼というと、真っ先に思い出すのはケルト神話のバロールかな。
それはともかく、バックベアードの名前の元ネタがバグベアというのはそんなに不自然な説でもないように思うんだが。
水木さんは学者みたいに妖怪のルーツを正確に記述しようとしたわけではなくて、怪獣の名前をつけるときのように
ゴロが良さげなものから引っ張ってきて付けたということは充分考えられると思う(グレムリンをソ連の妖怪とするみたいに)。
海賊クロヒゲから名前をつけた説
何かで「月の妖怪化」だって読んだことあるな。<ベアード
満月を見ると気が狂うっていう言い伝えが変じて、目を見ると
おかしくなるとかなんとか。
問題は何で読んだか覚えてないことだ。消防の頃だと思うから
小学館の水木しげるの妖怪図鑑シリーズの可能性が高いと
思うが……。
水木妖怪シリーズでそんな解釈あったかな?
そんな珍説初耳
ベアードが「月の妖怪」なのは鬼太郎の「妖怪ロッキード」ぐらいしか知らないな
バグベア説は水木先生から事実確認してもいないくせに京極だか多田だかが
決定事項として広めたから叩かれてんだろw
「妖怪パーフェクトBOOK」買ったらバックベアードの別名が
バグベアーとビーダッホとなってるんだが
ビーダッホってどういう妖怪?
ビホルダーのことでねっすか
あとはヴィイ(ヴィー)あたりかしらん
二年前のボンボンの「鬼太郎R」(ほしの竜一が描いてるパチモノ)のケツにくっついてた
妖怪紹介コーナーをまとめたやつでしょ。バグベアの別名か、同系列の妖精じゃねーの?
>>961 小学生のころに持ってた本だ……。
ってか、その着ぐるみは味がありすぎる。
いちおう、東宝の特殊美術スタッフによる造形らしい。
油すましとかが水木版の形に出てきそうな質感
バックベアードの元ネタは光化学スモッグだって説を見たことあるな
ベアードの術にはまると目がチカチカして頭クラクラしてるし
妖怪入門世界編でも都市部やビル街みたいなところにいる挿絵だったから
それっぽい気はするな
水木先生がみずからそう解説してるんだもの。
「東西妖怪図絵」の解説が初出かな…?「妖鬼化」とかにも採用されてるね。
元ネタ「キメラ」の、近代社会を具現化した怪物…的なイメージを基にしてるのかも。
なんていうか、今世間に横行してるバグベア説ってのは、
「現代芸術からデザインぱくった」みたいなことを公の場で
言わずに済ませるための、隠れ蓑みたいな印象だな。
名前が少し似てるだけだから、やっぱりこじつけ感が否めない。
絵としての元ネタと、名前の元ネタの2つがあるのでは無いか、と想像してみる。
その「名前の元ネタ」として広められた説のほうが嘘臭いんだってば
ぎ ろ り
「妖怪馬鹿」が初出なのかな?その説・・・
最近だね。
>>973 その「嘘臭い」ということの根拠が良くわからないのだが?
他に有力な説が無い以上、名前の響きが一番近い「バグベア」から「バックベアード」という名前を
思いついたとする説が出てきても不思議ではないような気がする。
何か他にベアードのルーツに関する、確固たる証拠を示すなら別だが。
バクベア説が根拠が無いから批判してるだけだよ
だから何故根拠がないと断言できるのかを聞いているのだが?
先ず、「名前に元ネタがある」ということ自体が確定してないのに、有力もなにも
「確固たる根拠」とやらを出すのはバグベア説支持側だろう