SS投稿スレ14

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1名無しさんだよもん
SS書きたい人、読みたい人はこちらでどうぞ。
読んだら一言感想書き込むと作者の筆も滑らかになるよ。
もちろん無言も感想のうちだけど(;´Д`)

投稿の方法や前スレは>>2-10
2名無しさんだよもん:02/09/20 17:21 ID:OPCr/AcR
【投稿の手順】

1:まず、投稿する旨を告知するカキコをすると良い。
  「今からSS投稿します。なお、××な内容です」など。
  鬼畜・陵辱・スカなどのジャンルでは特に。読むのを嫌がる人もいます。
  (時間帯・スレの状態・信念・その他で省略可)
2:書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
  (名前欄に、タイトルと通しナンバーを入れると分かりやすい)
3:回しは不要。旧スレからの変更です。
4:最後にsageで作者名・タイトル・あとがきなどと共に、
  アップしたところをリダイレクトする(>>1-2みたいな感じ)とトッテモ(・∀・)イインチョ!

基本的には、手順の【3】だけでOK。
初めて投稿する人は、前スレや、前回投稿なども参考に。

※SS投稿の告知があった場合は、投稿を優先させてあげましょう。
※板が重くならないように、長文投稿後しばらくはageない方が良いでしょう。
※スレの寿命を伸ばすために、雑談などではリダイレクトの使用を控えよう。
 かちゅーしゃ対応(>1、>1)がお勧め。
3名無しさんだよもん:02/09/20 17:21 ID:OPCr/AcR
4名無しさんだよもん:02/09/20 17:22 ID:OPCr/AcR
【関連スレ、サイト】

葉鍵板的SS討論スレッド ver.11
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1031975132/l50
葉鍵的 SS コンペスレ 4
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1031179074/l50
三告平氏によるSSトレーニングルーム
http://www.hakagi.net/ss/
5名無しさんだよもん:02/09/20 17:36 ID:wKJQA6nX
甦ったのか……まぁ、頑張れ。
きちんと過去スレ貼ってあるのは好感度高い。
前スレがあんなんだったからなw
6 ◆UrahaIoI :02/09/20 19:02 ID:abUsA4gs
>きちんと過去スレ貼ってあるのは好感度高い。
さっそく感想ついているところが、このスレらしくて(・∀・)イイ!!。
また何か書いてみようか。
7あえて匿名とす:02/09/20 21:21 ID:12k54Cg+
復活おめでとうございます。
近いうちにお世話になるかもしれませんので、その時にはよろしくお願いします。
8名無しさんだよもん:02/09/21 00:31 ID:Co3RDy3w
久々に投稿するのも(・∀・)イイカモ!!
さーて城島司モノでいくかな…っと。

近いうちに…投稿できればナー。
9名無しさんだよもん:02/09/21 10:41 ID:STKexWyu
      〃  ∧ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | ノノノ))〉)    |  よっしゃー!!今度こそ真祖たる
      ノリノ#゚д゚)リ  <  アル9ェイド様が9ゲット――――!!
      '⊂/  )]つ    |  お前らあたしにひれ伏せ!!虚弱なヒューマンどもが!!
=≡  | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄|   \______________
=≡  |           |
     ◎ ̄ ̄ ̄ ̄◎

あたし is 最強! あたし is プリティー!! あたし is 型月人気投票第一位!!!

>>1子  ヤニくせーよ(プ
>>3つき  まだシナリオねーの(プ
>>4エル
>>5珀  よう、汚れ担当(プ
>>7こ  あれが主人だと大変だな(プ
>>8  たまにはカチューシャ洗え(プ

>>10野志貴  わたしを殺した責任、とってもらうからね♥
10甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/22 09:50 ID:CRNiQhsz
 メンテ。
11名無しさんだよもん:02/09/22 18:53 ID:p204/yIU
多分連休中に投稿するのでメンテします。
12名無しさんだよもん:02/09/22 20:57 ID:Iz4k+rLG
前スレも下手な批判厨ばっか群がってたからな。
あんなんじゃ、誰も投稿したくなくなるわ。
13名無しさんだよもん:02/09/22 21:04 ID:aNVOtxJx
だからdat落ちして、建て直しもずっと放置されてたわけだが。
14名無しさんだよもん:02/09/23 00:05 ID:8R7aCXN+
むしろ建てられた経緯がいかがなものかと、委員長。
15名無しさんだよもん:02/09/23 01:43 ID:grkp7oEz
今から投稿します。大体15レスくらい。エロ・グロ・萌え一切ありません。

『悪趣味』
16名無しさんだよもん:02/09/23 01:43 ID:grkp7oEz
一、
 ・・・・・・おお、ようやく登場だねェ。そんなに息切らせて、随分と走ってきたんだねェ。
私もギリギリだったけど、ホスト役が遅れてどうするんだい、まったく。・・・・・・もう
乾杯しちゃったよ。・・・・・・うん、うん、彼と会ってきたんだね。それならば遅刻も
仕方ないかもねェ。高校時代からの付き合いだからねェ。でも、先輩方はそう思って
くれないみたいだよ。とりあえず駆けつけ三杯やってもらおう、だってさ。
 ・・・・・・お疲れ様。ところで、彼は?・・・・・・ああ、彼女と晩御飯食べに行ったんだ。
あの二人、未だに仲いいの?・・・・・・そう、よかった。高校時代から、お似合いの
カップルだったからねェ。そのまま結婚しちゃうんじゃないかなァ。・・・・・・ん、
どうした?顔色が悪いようだけど・・・・・・。ああ、なるほど、全力疾走のあとに駆けつけ
三杯はさすがにきついよねェ。酒、あんまり強くなかったっけ。
 ・・・・・・うん、乾杯と自己紹介が終わったところだよ。まだ、話は始まってないよ。
これからさ。・・・・・・アシモフをもじった会なんだね。「ブラック・ウィドワラーズ」、
日本語にすると黒蜘蛛後家ならぬ黒蜘蛛やもめの会といったところかな。・・・・・・あれ、
やもめって男に使うんじゃありませんでしたか。いや、これは失礼しました。
 この会の趣旨を、まだ伺ってないのですが・・・・・・本家アシモフみたいに未解決事件の
話をして、皆で解決する、というものですか? ・・・・・・ああ、よかった。私には別に
そんな大層な事件に関わったことはありませんから、もしそうならどうしようと思って
いたところです。なるほど、ヘンリー執事役がいらっしゃらないということで。
・・・・・・じゃあ、遅刻したホストくんから先に伺った通り、私の趣味について話せば
いいんですよね。
17名無しさんだよもん:02/09/23 01:44 ID:grkp7oEz
 エエっと、ここでの話は、他言無用でお願いしたいのですが。私の趣味は犯罪スレ
スレなので。・・・・・・よかったです。以前にもいたんですか、そういう人。じゃァ、
多少マニアックな話でも大丈夫なんですね。
 ・・・・・・では僭越ながら、少々お話させていただきます。よろしくお願いします。
まとまった話をオチまでつけて話すのはあんまり得意じゃないので、脱線したら
止めてくださいね。

 今日は色々もってきたんですよ。ちょっとリュック、開けますね。・・・・・・ホラ、
まずは帽子が二つ。・・・・・・え、この帽子? なかなかいいでしょう?この丸帽子探すの
に、新宿中捜しましたよ。これでも帽子に関しては拘りがありましてね、あんまりいい
加減なのはかぶりたくないんですよ。家にはまだ十くらいありますよ。・・・・・・あ、いえ、
帽子マニアというわけじゃありませんよ。他にも色々持ってきたんです。テレコ、
ピン・マイク、伊達眼鏡、デジカメ。それから、この、上着リバーシブルになってる
んです。
 ・・・・・・もう、気付かれたようですね。ええ、これらは変装道具なんです。テレコは
メモ帳代わりです。
 ・・・・・・ええ、ええ。探偵趣味みたいなものです。いや、似て非なるものでしょうか。
もっと低俗なものですよ。
 そう・・・・・・、私の趣味は・・・・・・覗き・・・・・・なんです。
18名無しさんだよもん:02/09/23 01:44 ID:grkp7oEz
二、
 覗きといっても、最近流行りのストーカーじゃァ、ないですよ。ホントにただ覗くだけ
です。ストーカーって、覗くだけじゃなくって、それ以外にも、嫌がらせの電話かけ
たり、傷つけたりとか、本人に迷惑かけますよね。きっと、ストーキングには、覗き
だけじゃなくて、自己顕示欲を満足させる、というのも含まれているんですよ。
 でも、私の覗きはもっとシンプルです。ただ、覗くだけです。ストーキングは、
最後には、自分が覗いていることを相手に教えるんです。そりゃァ、そうでしょう。
たとえ歪んでいるにしろ、恋愛感情に基づくことが多いですからねェ。相手をモノに
しなきゃ、意味ないです。
 でも、覗きはそうじゃありません。もっとシンプルに、相手のプライバシーを追及する
だけです。ただ、それだけでいいんです。たまァに、目標をチクチク苛めたりしますが、
せいぜい、その程度ですね。

 ・・・・・・私の覗きは四つの段階に分かれているんです。最初は探索。駅や学校や街で
目標を探すんです。大体は人間ですが、たまに可愛い犬や子猫のときもありますよ。
別に相手は誰でもいいんです。ただ、何か私にピンとこれば。
 目標が決まったら、次は追跡です。尾行の方がとおりいいかもしれませんが、まァ、
ひたすら付けるわけです。カバンの小道具はこのときに使います。だって、ずっと
同じ格好だと、さすがにアヤシイじゃないですか。服を裏返したり、上着を脱いだり、
帽子を変えたりするんです。
 普通の人は、自分が付けられているなんて思いもしませんからね。これだけ変えれば
ばれることはないですよ。ほら、帽子が2つ、帽子なし、伊達眼鏡、リバーシブルの表裏
上着を脱いだ状態で、18通りもパターンが作れますよね。小さな変化では意味がないので、
実際は5、6通りくらいしかないんですが、それで十分です。もう4年も、コレやって
ますがバレたことないですしね。もちろん、犬猫の場合はそんな面倒なことしませんよ。
19名無しさんだよもん:02/09/23 01:45 ID:grkp7oEz
 で、追跡なんですが、電信柱や物陰に隠れながら・・・・・・っていうのは、嘘です。
そんなしち面倒くさいことなんかしやしませんよ。それに、街中には他の人もいるん
ですよ。そんなことやったら露骨に不審者じゃないですか。だから、普通に付けます。
人ごみの密度に依存しますが、まァ、目の届く範囲に目標を置いておきます。で、隙を
見つけては、変装するわけです。
 ・・・・・・あ、ひとつだけ気をつけていることがありましたよ。立ち位置です。目標が
通りの左の方を歩いていたら、私はそのさらに左より、右の方なら、さらに右より
に位置します。人は振り返るとき、より広い方に注意がいくんですね。なんかの小説の
受け売りですが、これだけは気をつけています。まァ、普通の人は自分が付けられている
なんて、思ってもみませんからね、見つかる心配は、まずないのですが、転ばぬ先の、
というやつです。
 で、逐一このレコーダーにボイス・メモを吹き込みます。何時何分どこの店に入り、
誰と会い、何分くらい滞在した・・・・・・とかね。最初は手帳だったんですが、それだと
目標から目を離してしまいますからね。すぐにお小遣いをためて、マイクとレコーダー
を手に入れましたよ。

 ・・・・・・追跡は目標が家に帰ったら終わりです。住所と名前、といっても苗字だけの
場合もありますが、それをメモして、私は帰宅です。
 家に帰ったら、次にその日の出来事を記録します。これが三つ目の段階です。
ボイス・メモのテープ起こしをし、パソコンに打ち込み、データベースにします。
デジカメの画像もふんだんに使い、見かけも美しく。・・・・・・別に誰に見せるという
わけではないので、自己満足ですが・・・・・・。そう言えば、今日はサンプルも持って
きたんですよ。ホラ、これです。面倒なんで修正はかけてません。いくつか持って
きたんで、適当に回してください。・・・・・・ア、カバンにしまわないで下さいよ。・・・・・・
エッ、冗談でしたか。ビックリしましたよ、モウ。
20名無しさんだよもん:02/09/23 01:46 ID:grkp7oEz
 ・・・・・・今思えば、高校の時は大変でした。ルーズリーフに整理するところまではいいん
ですが、デジカメを手に入れるまでは使い捨てカメラでしたからね。現像屋さんに
不信感をもたれないよう、関係ない街の風景を撮影したりしてね。
 パソコンを使うようになってから随分と楽になりましたよ。後々データを加えるのに、
手間がかかりませんからねェ。

 そして最後の段階が追跡調査です。これは気に入った目標にしか発動しませんが。
まァ、平たく言えば、もう一度目標のことを調べるんです。どこに勤めているとか、
高校、大学はどこか、とかバイト先とかね。そうして手に入れた新しいデータを、
また、パソコンに打ち込みます。高校のときですらノートでなくルーズリーフを使って
いたのは、このためですよ。
 今ではこうして溜め込んだデータは、4年間で100人くらいになりましたよ。月2、3人
という勘定になりますねェ。そのうち追跡調査までいったのは20人程度でしょうか。
 ・・・・・・この娘なんかそうですよ。私の生まれて初めての覗き相手でした。ナカナカ、
可愛いでしょう? 電車で帰ってきたとき、たまたま、向かいの席に座っていた相手
なんですよ。写真で見ると、まァ、普通の女の子なんですが、実際は、なんというか・・・
・・・とても可憐でした。少なくとも外見は。実家は華道の先生をやっているらしいの
ですが、厳しい躾に対する反抗心でしょうか・・・・・・遊び方がハンパじゃなかったですよ。
とても同じ年代の娘とは思えませんでした。あそこまで乱れていると、可哀想にすら、
感じてきますよ。
21名無しさんだよもん:02/09/23 01:47 ID:grkp7oEz
 ・・・・・・ハァ、確かにプライバシーの侵害かもしれないですが、別に目標に迷惑をかける
わけじゃありませんしね。何の問題もなしです。バレなきゃいいんですよ、こんなのは。
・・・・・・エッ、倫理ですか。勘弁してください。そもそも相手は覗かれていることにすら
気付いていないんですよ? 発覚しない問題は、問題じゃないんです。だから、倫理
からも法律からも自由なんですよ。
 そもそも、覗かれるのがイヤなら、隙を見せなきゃいいんです。外面も内面も、
まったく同じにしてしまえばいいんです。隙があれば必ずつけこむヤツが出てくるん
です。そんなの当たり前じゃないですか。・・・・・・イヤ、スイマセン、ホントに。
なんだか興奮してしまったようです。・・・・・・ハァ、では、気を取り直して・・・・・・。

 動機、ですか。なんだかミステリー風になってきましたねェ。私の場合、人間を
知りたいからですね。小学校のころから本、映画も含めた人間観察をしてましたよ。
でも、創作物って結局リアルじゃないんですよね。だって物語の中の人間は、見える
ところしか見せてないんですから。実際は、見えない部分は沢山あるんです。例えば
トイレとか、恋人との営みなんか代表格ですねェ。・・・・・・まァ、清濁合わせた
人間についての興味といったところでしょうか。要するに、芸能ゴシップみたいなモン
ですよ。低俗な趣味で、とてもイバれるものじゃァ、ありませんけど。

 でも、こういうことしてると、何時の間にか知り合いが増えるんですよ。どこから
漏れたのか、情報通だとか言われたり、恋愛の相談を受けたりとか。あとは・・・・・・
同業者の仲間も増えますね。結構、数いるんですよ。公園専門とか女子中学生専門とか。
それで、色々情報交換するんです。アキバのドコドコには安い盗聴機が売ってるとか、
ココが穴場だ、とか・・・・・・。
22名無しさんだよもん:02/09/23 01:47 ID:grkp7oEz
三、
 ・・・・・・そんな感じの覗きですが、ナカナカおもしろいこともありますよ。あれは高校三年の春、といっても、もう五月でしたか、商店街でカップルを見つけたんです。
 両方とも私の知っている人物でしたよ。片方は二年の冬に転校してきた人で、もう片方
も同じクラスの人でした。仮に転校生をA、もう一人をKとしましょうか。万が一、
名前がばれると面倒ですからね。覗き対象は、あくまで覗き対象。不干渉が基本です。
 別に私はAと親交が深かったわけではありませんよ。せいぜい挨拶程度の付き合い
でした。彼らは彼らのグループを作っていて、私は私の友人達とつるんでいましたからね。
 Aは目立ってましたよ。美人のMという従妹の家に同居していたんですからね。
それだけで男共は悔しがったものです。なにせ、Mのファンは学年を超えて存在して
ましたからね。・・・・・・え、私ですか。興味がなかったといえば嘘になりますね。
でも、いいじゃないですか、そんな話。

 ・・・・・・おい、大丈夫かい? まださっきの一気が効いているの?よく分からんが、
ホストがそれじゃァ、まずいんじゃないか・・・・・・ああ、分かったよ。大丈夫なんだね。

 失礼しました。続けますと、Aが注目を集めていた理由は、それだけじゃなかったんです。Aの周りには常に女の子がいたんです。これは目立ちますよ。いつも女の子に
囲まれているんですからね。有名なのは上級生に二人、下級生に二人、あと同居の女の
子M、別の幼馴染が一人、といったところでしょうか。まァ、今回の話に関係ない
ので、詳細は省きますが。
 Aはそれらに気付いておらず、鈍感だ、という評判が立ってました。でも、多分、嘘
ですね。常識で考えても、普通気付くでしょう。そういう純朴なポーズをしてたん
じゃないかなァ。そうすれば女の子達は彼のことを可愛い、とか思ってくれる、と。
こんなよりどりみどりな美人とのハーレムなんて、滅多にないことでしょうから、その
雰囲気を楽しんでいたんじゃないかな、って思いますよ。
23名無しさんだよもん:02/09/23 01:48 ID:grkp7oEz
 ・・・・・・まァ、こんなことは下衆の勘ぐり、もてない男の僻みかもしれませんがね。
ホントに気付いてなかったのかもしれません。一度本人から真意を伺ってみたいものです。
 そうそう、Aの転校翌日に忘れた宣言されましたよ。眼中にないということでしょうね。
今思えば、彼のことをこんな風に見ることになったのは、そのせいでしょうね。出会い
頭に、しかも転校生にそんなこと言われて、好きになれ、というのが無理な話です。
 ・・・・・・Aの人気の理由も、分からないではないんです。背はそれなりに高く、顔立ちも
中性的というのかなァ、美男子の範疇に含まれるでしょうね。話も面白かったですよ。
ボケもツッコミがうまかったんです。言ってる内容は大した事ないんですが、リズムが
よかったですね。
 あと、私はほとんど知らないけれど、性格もいい、という評判でした。口調は
ぶっきらぼうだけど、実は相手のことを思いやってくれている、っていわれてましたね。
私は、これも相手の思い込みじゃないかな、って思うんですがね。それに他にも・・・・・・。

 ・・・・・・いや、これは失礼しました。少し前振りが長かったですね。そんなこんなで
私はAとKの待ち合わせの現場にたまたま居合わせたんです。はっきりとは覚えていない
のですが、私はゲーセンに行こうとしてたんだと思います。そこで、商店街の外れの、
あまり目立たないところで、Aが待っていて、Kが少し遅れてやってきた、という状況
です。二人ともその日は制服のままでした。平日の放課後でしたから、着替えてくる
時間はなかったんでしょう。
 私が気付かれる心配はありませんでした。少し離れたところにいたし、もう着替えて
ましたからね。家が近いとこういうとき便利です。私服なら、バレる可能性はかなり低く
なりますよ。いつも制服姿しか見られてないんですから。
24名無しさんだよもん:02/09/23 01:49 ID:grkp7oEz
 二人は一見普通の友人のようでしたよ。まるで教室での様子が、そのまま転移したか
のように。だから、なんでこの二人のことが気になったのか、最初は分かりませんでした。
 二人はそのまま商店街を散策しました。お洒落に言うとウィンドー・ショッピングで
しょうか。CD屋に入ったり、本屋に入ったり、自販機でジュースを買って一緒に飲んだり。
当時は変装道具なんて何も持っていなかったから、いつ気付かれるかと、ヒヤヒヤしま
したがね、なんとかバレずにすみましたよ。
 ・・・・・・別にそのときは手を繋いでいるわけではありませんでした。気恥ずさもあったで
しょうが、なにより知り合いに見つかっても大丈夫なように、でしょうね。腕なんて
組んでたら、言い逃れできないですから。
 しばらくして、ようやく最初感じた違和感の正体に気付きました。見た目は普通なん
ですよ。でも、二人の間に流れる空気が、友達同士のそれと、まったく違っていたんです。
まさしく、恋人同士の空気だったんです。見詰め合う目と目、交わされる言葉、表情が
どれも・・・・・・。

 言い忘れていましたが、Aは幾多の女性との生温いハーレムの末、従妹で幼馴染で
同居中のMと付き合っていたんです。どちらが告白したかは知りませんが、最も自然な
カップルが春先には誕生したわけです。
 その後、Aに想いを寄せていた女性の、愁嘆場というか、それに近い状況は何度か
目撃しましたよ。暗い顔で教室で車座になっているんです。まァ。その後も、結局
生温い関係は続いてましたがね。M以外の女性も、諦めきれなかったらしく、Aに付き
纏ってましたよ。

 私が目撃した光景は、要するに、浮気の現場だったわけです。
25名無しさんだよもん:02/09/23 01:49 ID:grkp7oEz
 二人はその後、人気のない公園を手を繋いで散策し、最後に抱き合って口づけを
交わしました。今でも、あのときのことは、はっきりと覚えてますよ。夕暮れの公園、
ライトアップされた噴水、景色は赤黒い夕日に照らされて、毒々しい紫色でした。
二人は立ち止まると、手は繋いだままで、見つめあいました。しばしの無言。やがて、
Aの手がKの腰に、Kの腕はAの首に絡みつき、二人の影は一つになったのです。
 ・・・・・・長い、長いキスでした。舌を絡み合わせていたのが、遠目にも分かりました。
・・・・・・って言うと、なんか恋愛小説みたいですが、実際もそんな感じでしたよ。とても
ロマンチックでした。時間の流れが失われたかのようでした。その後、二人は各々の
家に帰りました。私も、それを見届けてから帰宅しました。
 ・・・・・・その夜は興奮して、なかなか寝付かれませんでした。目を閉じると、あのときの
情景が、何度もリフレインされるんです。ゾクゾクしましたよ。誰も知らない秘め事を、
私だけが知っている。Mも知らない。しかも、二人はは、私が覗いていたことにも、
気付いていない・・・・・・。

 翌日以降、学校でも私は彼らの様子を観察しました。何気ない言葉尻を捕らえて、
情報を集めました。さすがに浮気しているだけはあります。ほとんど隙を見出すことは
できませんでした。でも、なんとか次の密会の時間を知ることができました。
26名無しさんだよもん:02/09/23 01:49 ID:grkp7oEz
四、
 その日は休日でした。二人は前と同じように、人気のないところで待ち合わせ、
デートをしました。普通のカップルみたいに、ファーストフード店で遅めの昼食を
とり、映画を見ました。海外製のラヴ・ロマンス物です。後をつけた私には、何が面白い
のかさっぱりでしたが、周囲はうっとりと映画に見入っていました。
 映画館はカップルだらけで、しかも、興味のない映画です。はっきり言って苦痛でした。でも、二人は時折顔を寄せ合い、ボソボソと何か話していました。時々クスクスと笑って
いるようでした。斜め後ろに座ることができたので、様子は分かったのですが、映画の
音量が大きくて、会話の内容までは聞き取ることができませんでした。退屈でしたね。
結局私は途中で席を立ってしまいました。別に背後にピッタリとくっついていなくても、
出入り口を張ってればいいだけです。
 席を去る際、二人をチラっと見たのですが、手を下のほうで、こっそりと握っていた
のが印象的でしたよ。それを見て、もう一度座り直そうかとも思ったんですが、一度
席を立ってしまった人間が座り直すのも変ですし、衆人環視のなかでは、だいそれた
こともできないだろうと思って、そのまま出入り口が見えるところでジュースを飲んで
ました。

 映画は三時間くらいの超大作でした。終わって外に出た頃には、もう夕方でしたよ。
二人は談笑しながら、コンビニで色々買い込んでました。はっきりとは分からなかった
けど、飲み物やお菓子の類でしょう。私も飲み物と軽食を買い、二人を追いました。
あと、どれくらい追跡が続くか分からなかったし、昼前に軽く食べただけで、小腹が
空いてましたから。
27名無しさんだよもん:02/09/23 01:50 ID:grkp7oEz
 やがて二人はKの家に到着しました。Kの家には誰もいなかったんでしょうね。夕闇に
浮かぶ一軒家は、明かりもつかず、静かなたたずんでいました。Kは鍵を開けて、Aを
家の中に入れました。まもなく、二階の一室に明かりが灯りました。きっとそこが
Kの部屋なのでしょう。
 私はなす術もなく、外に立ち尽くしていました。当然ながら、部屋に入れるわけは
ありません。盗聴機の類も持っていなかったので、ボーっと部屋の明かりを見上げて
いました。
 ここまで見届けた段階で、帰ってしまっても良かったのですが、先ほど購入した飲み
物とおにぎりがありましたし、もう少し粘ってみることにしました。何か動きがある
かもしれませんから。
 この北の街では、五月といっても夕方になるとかなり冷えます。山から吹き降ろす風の
ため、テレビで発表される気温より、実際はもっと低く感じます。ポケットから手を
出したくなくなるくらいです。東京の皆さんには分かりずらいかもしれません。感じと
しては、三月の下旬くらいです。まァ、そんな時期でも半袖を着ている奇特な人も、
都会にはいるんでしょうがね。
 そんな中、私は後五分したら帰ろう、十分したら帰ろうと、時計と窓を交互に
見ながら思いました。
 ・・・・・・念のため断っておきますが、私はKの家の塀にべったりくっついていたわけ
じゃァ、ありませんよ。不審者になって、二人にバレてしまったら元も子もありません
からね。都合よく道を挟んだ向かい側が、小さな広場になっていたので、そこのベンチ
に座っていたんです。それでも何人かにはジロジロと見られましたがね。通報され
なかったのが幸いでした。
 そんなこんなで、大体三十分くらいたった頃でしょうか、部屋の電気が消えたのです。
もう外は相当薄暗くなっていましたから、明かりを消すなんて不自然です。Aは帰るのか、
と思い、私は木の陰に隠れました。なんだか張り込みしている刑事の気分でしたよ。
今思えば先に言った動機など、見せ掛けの張子に過ぎないかもしれませんね。人間の
実態を知りたいのではなく、知るという喜び、他人のプライベートに首を突っ込むという
プロセスに潜む緊張感こそ、覗きの動機かもしれません。
28名無しさんだよもん:02/09/23 01:50 ID:grkp7oEz
 ・・・・・・って、ホントに大丈夫か? もう、帰ったほうがいいんじゃない? 顔色悪いぞ。
なんかアルコール抜きのやつ頼もうか?・・・・・・うん、じゃァ、この可哀想なホストに
ウーロン茶を頼んでいただけませんか。

 ・・・・・・しかし、待てど暮らせど、人が出てくる気配はありません。緊張が解け、あれ、
おかしいなと思い始めてようやく思い当たりました。そう、思春期の二人が明かりも
つけない部屋ですることといったら、アレしかありません。
 きっと、部屋の中はめくるめく官能の世界に変身してしまったのでしょうね。二人は
愛の行為に没頭していることでしょう。外からではなにが起こっているか、正確には
分かりませんが、想像はきっと当たっているでしょうね。
 その後、小一時間して、Aが玄関から姿を見せました。もちろんKも裸にバスローブ、
なんてことはなく短パンに長袖のトレーナーという砕けた格好でしたよ。靴下も履かない
素足が、玄関灯に照らされてなまめかしく光っていました。
29名無しさんだよもん:02/09/23 01:51 ID:grkp7oEz
五、
 大体、こんなところです。話的にはあまり面白くなかったかもしれませんねェ。でも、
世の中にはこういうことを楽しんでいる人間もいる、ということで・・・・・・。
 エ、後日談ですか。・・・・・・別に大したことありませんよ。AもKもうまく隠している
ので、今でもMは何にも知らないでしょうね。元々、Mもそんなに鋭いほうじゃありま
せんですしね。私も修羅場を期待したのですが、残念ですよ。
 三人とも今では北の街を離れ、首都圏にきています。Aは三鷹、Mは多摩、Kは
さいたまですよ。この三角関係は4年経過した今でも、微妙に安定してます。
 ちなみに追跡調査は今でも続いていますよ。今日も、AとKは映画を見ていましたしね。
相変わらず仲良かったですよ。地方ならともかく、東京ではこの手の浮気カップルなんて
いくらでもいますからね。堂々としてて、見ているこちらが恥ずかしくなるほどでしたよ。
その後AはMと食事、Kは飲み会に参加しました。待ち合わせに遅れる、と走ってまし
たよ。

 ・・・・・・ホントに大丈夫かい? やはり走ったあとの駆けつけ三杯は無茶だよ。
そろそろ帰ったほうがいいんじゃないかい? 北川くん。

<fin>
30いつかの92:02/09/23 01:52 ID:grkp7oEz
>16-29
以上、『悪趣味』でした。初めての一人語りです。三人称にすると、タネが一発で
分かってしまいますから。
意見・感想・批判等よろしくお願いします。

それにしてもこれだけ書いても、19.5k。中編書く人は大変だ・・・・・・。
31名無しさんだよもん:02/09/23 02:58 ID:jg7lFfj+
>いつかの92さん
くせのある文章が新鮮なかんじで面白かったです
縦書きで読んでみたい文章でした

ただ全体として一味たりない印象をうけました
>私も修羅場を期待したのですが、残念ですよ
私も残念です(w なにかもう一山あったほうが絶対面白いです

ここから先は私の誤読とか読みが浅い、あるいは本編の設定の
記憶違い等あるかもしれないので間違ってたらご容赦ください

Aが相沢、Mが水瀬、Kが・・・香里?ですよね
イニシャルが対応していた方がいいのではないかと思います
Y、N、Kというかんじで

>夕闇に浮かぶ一軒家は、明かりもつかず、静かなたたずんでいました
美坂の家は金持ちだったようなきがするんですが、それに対応するような
描写等ほしい気がします。あとちょっとでも妹に関する言及とか

>北川
北川が香里を好きだというのはデフォなんでしょうか
あるいは親友達の裏側を知ってしまった気分の悪さでしょうか

>名雪、香里
MとKが彼女達なら、「親友のはずなのに」とかいうような
描写をつけくわえたほうがダークさが増すと思います

いいたい放題書いてすいません(^^;)ご容赦を
32名無しさんだよもん:02/09/23 03:14 ID:ia8ZT1zC
>>16-29
いや、こういう雰囲気の話大好きです。
全然なんのSSなのか予想ができないのに、序々にあきらかになっていく
物語の背景。語り手の妙にリアルな覗きのノウハウといい、実に読ませますなー。
んで、正直な感想。
ぶっちゃけ最初一読しただけではよくわからなかった。
複数の人間が入れ替わり立ち代り語り手になっているような
印象があり、少々混乱した(導入部とか特にね)。
ところが>>30で「一人語り」と明言されていたので
その前提で読んだところガラリと物語の様相が変わった。
つまりこの話・・・・(メール欄)なんですかー!?
いやあ、語り手の底意地の悪さが実にイイ感じw
惜しむらくはやはり人称の混乱だろうか。その辺りをもう少し上手に
書けなかったかなあとは思います。
でも面白かったですよ。あまり見ないタイプのSSですし、
伏線の推理とか楽しめました。

最後に一言。
>そうそう、Aの転校翌日に忘れた宣言されましたよ。
ここ、結構重要そうな一節だと思うんですけど、本編の内容がうろ覚えな
ものでいまいち断言できないモノがあるんです。誰か教えてー。

33いつかの92:02/09/23 03:18 ID:r1hKNNhP
>31さん
感想ありがとうございます。まずはメール欄を参照してください。
これにより、ご指摘の
・イニシャル
・妹
・親友のはずなのに
という疑問は解けることと思います。

このSSには、最後まで明確な答えを言わずに、情報を
小出しにするところだけで留め、余韻を引っ張るという意図がありました。

ですが、私の文章力が足りないため、ミスリードのまま終わってしまい
ました。
もうちょっと伏線の貼り方を勉強します。
34名無しさんだよもん:02/09/23 03:24 ID:Bwl+IAQt
場所-> バー(?)
語り手-> 同級生だった誰か
ホスト役-> 北川
M-> 名雪
A-> 祐一
K-> 香里
先輩方-> …

状況:
 北川が彼(相沢?)とあった後に、集会(?)に来た。
 名雪ストーリー -> 二人の浮気の暴露

という解釈でいいのかな?
想像力が足りないけど、なんか間違ってたら指摘して欲しい。
35名無しさんだよもん:02/09/23 03:25 ID:Bwl+IAQt
と、違うのね。
3631:02/09/23 03:35 ID:jg7lFfj+
禿シク誤読で鬱
なんてこったい
37名無しさんだよもん:02/09/23 03:39 ID:ia8ZT1zC
というかこのSSは(メール欄)SSなのかと思ってるんだけど・・・
どうなんだろ。
38いつかの92:02/09/23 03:39 ID:r1hKNNhP
と、思ったらまたレスがついてる!

以下ネタバレします。未読の方は読まないで下さい。




解説編
・状況はとある飲み会
・ホストは北川
・Kも北川
・話し手は斎藤(ちょっとした小ネタ。本編に関係なし)
・従って、タイトルである「悪趣味」な人物は
チクチク苛めた斎藤
同性愛者の北川
両刀使いの相沢
のトリプル・ミーニング

言われて気付いたのですが、どこかで香里じゃない、という旨を
明確に記述しておくべきでした。これは、まったく私のミスです。
四、のKの家のところで、なにか操作しておくべきでした。
今回の反省点です。頭に血が上ってたのかなぁ・・・・・・。
39名無しさんだよもん:02/09/23 03:41 ID:Bwl+IAQt
奥が深い…



  色んな意味で。
40いつかの92:02/09/23 03:57 ID:r1hKNNhP
読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
こんな夜中に、これだけレスがつくとは思いもよりませんでした。

皆様の感想により、自分の足りないところも見えてきました。
次回以降、この経験を生かし、たまには正格SSも書いていきたいと
思います。

なんにしても、まずはこのスレで92get!!を目指します。

■付記
一、に」アシモフ」「黒蜘蛛後家の会」「ヘンリー執事」という、訳分からん
言葉が出てきますが、これは
アイザック・アシモフ『黒蜘蛛後家の会』から設定を借用しています。
ヘンリー執事は、そこでの名探偵役です。
非常に面白い短編集なので、古本屋で見かけたら、買ってあげて下さい。
41名無しさんだよもん:02/09/23 05:12 ID:PfgQdp9J
うわ……
(メール欄参照)とは思わなかった…
やられたよ。
42名無しさんだよもん:02/09/23 12:06 ID:AHZ+FTQe
>16-29
面白かったです。相変わらずの達筆で、ついつい読み入ってしまいました。
謎解きパズルのような味わいが実に良かったです。

以下ネタバレ気味なので未読の方は注意。









気になったのは、やはり口調の唐突な変化。後書きを読むまで、趣味語りと
ツッコミは別人だと思っていましたよ。語り手=北川、ツッコミ=その場の誰か、
という感じで。するとこのお話は、北川の壮大なホラ話ということになるわけですが、
そう解釈しても大きな問題はないような。

で、後書きを読んで、語り手=斉藤と考えて読み直しました。
北川の目の前で暴露話をやり、彼の反応を楽しんでいるというわけですね。
…いまいち物足りないです。北川の反応が抽象的にしか描かれていないせいか、
カタルシス(?)が弱い印象を受けました。ストーカー部分は非常に興味深かった
のですが、その部分で蓄積したダークな情熱をうまく昇華できていないような…。
ねちねち苛めるいやらしさはよく伝わってくるのですが、それに終始してしまった
感があるのが残念。設定が面白いだけに、苛め方をもっと演出しても良かったかも。

好き勝手言って申し訳ありません。よく書けているからこそ、あれこれ注文したく
なるわけで、どうぞ適当に聞き流してください。
43いつかの92:02/09/23 17:14 ID:48ebr2Xc
>42さん
>カタルシス(?)が弱い
>苛め方をもっと演出

作者が言うことではないのですが、激しく同意です。読み返してみて
「ああ!」と気付くかどうか、そしてそのトリックに不備がないか、が
本作品の主題で、そこのみに集中しすぎ、その他の構成に
目が行き届きませんでした。その結果、四のクライマックスが地味に・・・・・・。

短いからいいものの、これが中編だったら、読了できないのでは、
と思うくらい平坦です。
むしろ三のキスシーンのほうが、盛り上がってる・・・・・・。

三の最後を軽くして、四の最後に重いキスシーンを持ってきて、その上で
語り手の興奮している様を描けば、構成として盛り上がるものになったと
思います。今更ながら、ですが。

次に登場人物ですが、これについてはわざとボカした結果、読み手にも
混乱を招いてしまいました。

結論から言いますと、アイディアに振り回されたSS、といったところでしょうか。
構成力、文章表現にまだまだ改善の余地があると感じています。

素敵なご指摘、どうもありがとうございます。大変参考になりました。
44名無しくん、、、好きです。。。:02/09/24 00:21 ID:oYsU/y1p
メンテしておきます…
45甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/24 01:47 ID:yhd+RYy6
 誕生日には間に合いませんでいたが、秋子さんものを一発。
 20レス分程度、18禁です。
46甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/24 01:48 ID:yhd+RYy6
 身体を震わせつつ目を醒ます。
 水瀬家にやってきてからというものの、毎晩のように寒さで起こされる。
 思ったとおり、俺はかぶっていた自分の布団を蹴飛ばしていた。
「ううっ…さむっ」
 自分の寝相の悪さを呪いつつ、俺は体を起こす。
 部屋に漂う冷気は、俺の身体を冷やすのみならず、生理的な現象をもよおさせていた。
「ふああ…」
 階下に下り、トイレを済ませる…まではいつもと変わらなかったのだが、昨日までとは
違い、リビングに灯りが点いていた。
「誰だろう…?」
 まさか泥棒でもないだろうし、多分秋子さんだろう。
 軽い気持ちで、半開きになっているドアから覗いてみたが、思わず息を飲んでしまう
光景が目の前にあった。
『秋子さん…!?』
 秋子さんはパジャマをはだけさせて自分の胸に手を当て、空いた方の手を股間に滑り込ませ
喘ぎ声を上げていた。
47甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/24 01:48 ID:yhd+RYy6
「あっ…あっ…あはっ…」
 くちゅくちゅと水音を立てながら股間を弄る秋子さん。
 ココからでは窺い知れないが、この様子だとぐしょ濡れなのではないだろうか。
「あっ…あっ…ゆ、祐一さん…」
 一瞬、心臓をつかまれたかのような錯覚に陥る。
 だが
「あっ…ダメ…。名雪が…起きてきちゃいます…」
 俺に気付いたのではなく、どうやら俺を想像しながら耽っているようだ。
 名前を呼ばれてちょっとびっくりしたが、次第に誇らしげな気持ちで満たされてゆく。
 秋子さんにこうも想われて満更でもない…というより、むしろ嬉しかったから。
 俺は食い入るように、秋子さんの慰めている姿に見入っていた。
 というよりも、目を離せるもんじゃない。 
 自分が生唾を飲み込む音も、異様に大きく聞こえる。
 秋子さんの身悶える姿を見せ付けられる内に寒さも忘れ、身体の奥底で滾る欲望の余り
下半身で『ナニか』がむくむくと頭をもたげ始めるのを自覚していた。
48甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/24 01:49 ID:yhd+RYy6
 高みに昇り詰めたのか、秋子さんはぴくぴくと身体を震わせる。
 とろりとした表情をしつつ、覗いている俺のほうに目を向けた。
 視線が絡み合い、ただこちらを向いていただけの秋子さんの目の色が、明らかにこちらを
意識したものに変わる。
「名雪…?」
 いつもと変わらぬ声色で、既に眠っている娘の名を呼ぶ秋子さん。
『覗いているのが名雪であって欲しい』という願望が、こんな質問をさせたのかもしれない。
「祐一さん…ですか…?」
 今度は俺の名を呼ぶ。
 果たしてこのまま部屋に入って行ってよいのだろうか?
 このまま何も言わず部屋に戻る方がいいんじゃないか?
 そうすると明日から互いに気まずいままでいることを余儀なくされるかもしれない。
 でも、大らかな秋子さんだから意外に気にしないかもしれない。
 そんな事を考えつつ、俺は動こうにも動けず、ただ突っ立っていた。
「祐一さん…」
 覗いてしまった俺に非がある。
 俺は、イタズラがばれた子供のような気分で、秋子さんのいる部屋に入った。
 どう謝れば許してくれるのだろう…。
 俺は相も変わらず無言のままでいる…というよりもどうすればよいのか解らなかった。
 服の乱れを整えた秋子さんは言葉を発しようとする。
 どんなにきつい非難の言葉でも甘んじて受ける。
 そう覚悟していた俺に向けられたのは
「ごめんなさい…こんなおばさんの…………を見せてしまって」
 という言葉だった。
49甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/24 01:50 ID:yhd+RYy6
「は?」
 意外な展開に、思わず間の抜けた声を上げる俺。
 普通逆じゃないか?
 覗いてしまった俺が謝るのが当然だろう?
 相変わらず、ちょっとズレている秋子さん。
 尤も、それが秋子さんらしいといえば秋子さんらしいのだが、
「あ、ああ、いえ。覗いてしまった自分も悪いんです。とっても魅力的でしたし。
 では…お休みなさい」
 一言余計だったが、だからといって『ヘンなものを見せられた』などとは言えまい。
 こういう時は、あたかも自分に非があるような言い振りでごまかすのが最善なのだ。
 そう思いつつ、部屋から出ようとした俺の背中に二つの柔らかい感触が感じられる。
「祐一さん…、本当に私は…、魅力的ですか…?」
 秋子さんは、そう言いつつ、俺を抱き締める。
 背中に感じられる胸の感触がなんとも…って、そういう問題じゃない。
「え、ええ。ものすごく魅力的です」
 辛うじて、それだけを答える。
「名雪の母親ではなく、姉としても通じるくらい若々しいし、綺麗です」
「外見だけで女性を見るのはいけませんよ?」
「勿論、性格も、家事も、申し分ないと思ってます」
「祐一さんがそうおっしゃるのは嬉しいんですけど…、意図的に『別の中身』について
言及するのを避けてらっしゃいませんか?」
「そ、そうですかあ?」
50天国と地獄:02/09/24 01:51 ID:yhd+RYy6
 いつの間にか、完全に秋子さんのペースになっている。
「じゃあ…一人の女としては…魅力的ですか…?」
「え…、あ…、は、はい」
「口先だけではなく、誠意を見せて下さいますか?」
「い、いや、その、いくらなんでもそれはマズイのでは…?」
「やはり私に魅力がないのですね?」
「違いますよう…」
 これじゃあ、まるで俺が秋子さんに『そういう行為』を望んでいるみたいじゃないか。
『全く望んでいないのですか?』と問われると『いいえ』と答えざるを得ないのも事実
なのだが、それでも秋子さんの誘導尋問は上手すぎる。
 これも大人の女性のなせるワザなのだろうか?
 秋子さんの慰める行為を除いてしまった瞬間から、既に術中に嵌っていたのかもしれない。
 それにしても、秋子さんは狙っているのか、それとも天然なのか?
 そう思いつつも、先程から絶えず燻り続けている欲望が増してゆくのを感じていた。
『秋子さんが嫌がっているワケじゃないんだから問題ないだろう』
 そう思った瞬間、俺は秋子さんの柔らかい身体に触れていた。
「あ…」
 秋子さんは小さな声を漏らす。
 叔母と関係を持つというタブーを犯す背徳感が俺を押しとどめようとはする…が、
『俺は秋子さんに誘われたんだ』
 自分の行為を正当化する言葉が脳裏に浮かぶと、最後の一線を踏み越えるのは簡単だった。
51天国と地獄:02/09/24 01:53 ID:yhd+RYy6
 俺は、ソファーにその身体を横たえている秋子さんに圧し掛かり、薄いピンク色の
パジャマに手を掛ける。
 先程からずっと捲れあがっているパジャマをずらし、脱がせると、秋子さんの白く
豊かな胸が露になった。
「ごく…」
 思わず見とれて、生唾を飲み込んでしまう。
 秋子さんの胸に触れるべく、恐る恐る両手を伸ばす俺だが、ぴたりとその手を止める。
 叔母である秋子さんに対して、本当にこのような行為に及んでいいのだろうか?
 そんな思いが、俺が次の行動に踏み切るのを躊躇させていた。
「祐一さん…」
 戸惑っている俺の様子を見て取った秋子さんは微笑みを浮かべ、中途半端に伸ばされた
俺の両手首を優しく握り、自分の双丘に導く。
 引っ越したばかりで慣れない寒さと緊張の余りにこわばっている俺の両手が秋子さんの
胸に触れる。
 俺の手の平一杯に広がる、秋子さんのふんわりとした胸の感触と身体の温もり。
「祐一さんの手…ちょっと冷たいですね」
「あ…、す、すみません…」
 本来なら別に謝ることではないのだろうが、今の俺はそう言うのが精一杯だった。
 咽喉もカラカラに乾き、心臓もドクドク鳴っている。
 俺を見つめていた秋子さんは半身を起こし、今度は俺の頭を抱きかかえる。
「んむぅ…」
 思わず、咽喉に何かを詰まらせたような声が漏れてしまう。
 だが、それ以上に、顔面一杯に感じられる秋子さんの柔らかい胸の感触と体温、そして
鼻先から漂ってくる甘い匂いで頭がぼうっとした感覚に襲われているのもまた事実だった。
 俺は、秋子さんの胸から手を離し、彼女の腰に手を廻した。
「祐一さん…落ち着きましたか?」
「はい…。でも…なんだか…赤ん坊になった気分です…」
「ふふっ…。だったら…そろそろおっぱいの時間ですね」
 秋子さんは、抱きかかえた俺の頭に自分の頭を乗せて呟いた。
52天国と地獄:02/09/24 01:54 ID:yhd+RYy6
 戸惑いはあったし、躊躇してもいる。
 勿論理性も残されている。
 だが、それ以上に、秋子さんを味わいたいという欲望の方が強かった。
 俺は秋子さんの豊かな胸の先端に佇む、綺麗な桜色の乳首に吸い付いた。
「ふぁっ…」
 びくりと身体を震わせ、息を飲む秋子さん。
 舌でころころ乳首を転がし、ちゅうちゅう吸い始めると、徐々に固くなってゆくのが感じられる。
 秋子さんの乳首を含んだまま、舌で胸に埋め込むように押すと、弾力を持ったそれは
俺の舌を押し返してくる。
「はあぁぁ…」
 秋子さんはうっとりとした声を漏らす。
 俺も知らず知らずのうちに陶酔し、いつしか夢中で秋子さんの乳首に吸い付いていた。
 自分の耳にも、秋子さんの乳首を吸引する甲高い音が聞こえる。
「祐一さん…」
 秋子さんの声で、俺は我に返る。
「これは昔の話ですが…、私は祐一さんにおっぱいをあげたことが何度かあるんですよ」
「そうなんですか…?」
「ええ…。祐一さんのお母さん…つまり私のお姉さんに相談されたんです。『祐一に
歯が生えてきたんだけど、授乳するといつも乳首に噛み付くから困る』って」
「はあ…」
「試しに私が『祐一くん』におっぱいをあげたのですが、別に噛みつかれるなんてことは
ありませんでした」
「…」
「お姉さん、そのときはちょっと落ち込んでました。『祐一に嫌われているのかもね』って」
「じゃあ、秋子さんの母乳も俺の血となり肉となっているんですね」
「そうなりますね」
 笑顔を浮かべつつ、秋子さんは相槌を打った。
53天国と地獄:02/09/24 01:54 ID:yhd+RYy6
 秋子さんの話を聞くうちに、俺はある話を思い出していた。
 シャケやアユは、自分が育った川の水の匂いを覚えていて、産卵期にはそれを頼りに
卵を産むべく川をさかのぼるという話を。
 卵を産むのはメスだが、その卵に精子をかけるのは他ならぬオスの役目。
 俺がこうも秋子さんに惹かれるのは、ひょっとすると本能に根ざしたもの…というのは
いくらなんでも考えすぎか。
 秋子さんは続ける。
「勿論、名雪も可愛いですけど、私は自分が女であるせいか、男の子も欲しかったんです。
 でも…男の子に恵まれる前に、私と名雪の二人だけになってしまいましたから…。
 ですから『祐一くん』が私のおっぱいを吸ってくれるのはとっても嬉しかった…」
 そう言いつつも、秋子さんは俺の頭を優しく撫で続ける。
「秋子さん…」
「なんですか?」
「俺は、昔の祐一とは違いますよ」
「?」
「秋子さんはそういうつもりじゃないかもしれませんが、こんな事をされると、俺は
否が応でも秋子さんを『叔母』ではなく『女』として見てしまうし、このまま子供扱い
されては男としても引っ込みがつかなくなります」
 口では強がった風に言っているが、これは精一杯の虚勢だった。
 このまま秋子さんのおっぱいを吸い続けたいし、頭も撫で続けられたい。
 何より、自分の叔母に対する性欲は、あたかも叔母本人の行動に原因があるような
物言いをして責任を転嫁しようとしているのである。
 人間、背徳的な行動を起こす時は、自分にとって都合良く理由をこじつけるものだが
今の俺はまさにそれだった。
 なんせ、母親の妹のおっぱいを吸うに留まらず、それ以上の行為を望んでいるのだから。
「了承」
 それでも秋子さんは、俺の理不尽な言い分を無下にせず、聞き入れてくれた。
 これも、秋子さんならではの包容力なのかもしれないが。
54天国と地獄:02/09/24 01:55 ID:yhd+RYy6
「祐一さん…床に寝転がってください」
 秋子さんに促され、俺は彼女の言うがままに床に身体を横たえる。
 そして、秋子さんは俺の股間の上に自分の頭を、そして俺の頭の上に自分の股間が
来るよう、身体の向きを逆にして跨った。
「ちょっと腰を浮かせていただけませんか?」
 俺は何も言わず…というより、何もいえなかったのだが…秋子さんのいう通りにする。
 そうする俺のパジャマに手を掛け、するりと一気に脱がせる秋子さん。
 下半身に、部屋の中とはいえ冷たい空気が触れる。
「祐一さん…」
 はだけたパジャマからその姿を現している双丘の間から、秋子さんはお下げ髪を
垂らしつつこちらを覗く。
 俺は思い切って秋子さんのパジャマに手を掛け、白い下着ごと少しずつ脱がせ始めた。
 だんだん俺の眼の前に、秋子さんの白い臀部、白い太股、そして股間がその姿を現し始める。
 秋子さんの白い下着と股間との間に、ほんの一瞬だけ、粘液の細い一本の糸が引いたのを
俺は見逃さなかった。
 俺の眼の前に露になっている秋子さんのアソコ。
 両足が開かれているせいで、ぱくんと口を開け、赤い花弁がひくひく蠢いているのが見える。
 所々、愛液で滲み、赤い花びらを淫靡に彩っている。
 先程、自分で慰めていた余韻も残っているのかもしれない。
 俺は、秋子さんのアソコに両の親指をあてがい、更に左右に割り開いた。
 外側の花びらのみならず、内側の花びらやヒダ、そして名雪の産まれ出て来た小さな孔が
俺の眼の前に余さず晒される。
「祐一さんに…見られて…恥ずかしいです…」
 俺の目に全てを晒しているという羞恥心に打ち震えてか、秋子さんは腰を小刻みに震わせ
アソコからも愛液をとめどなく湧き出させている。
 溢れ出た愛液は、秋子さんの太ももと俺の親指を伝い、ぽとりと俺の顔に雫となって
滴り落ちた。
55天国と地獄:02/09/24 01:56 ID:yhd+RYy6
 秋子さんは俺のサオを両手で包むように持つ。
 温かい掌で敏感な箇所を触れられたせいで、俺も思わず腰をぷるぷると震わせてしまう。
 ぬらり…。
 俺のナニの先端に走る、温かく湿った感触。
 驚いて下半身に目をやると、秋子さんがペニスに舌を這わせているところだった。
「ふふっ…。男の人のって何年ぶりかしら…」
 こちらの様子をうかがう秋子さん。
 さっきまでの、俺をいつくしむような表情、そして俺にアソコを余さず晒すという
恥ずかしさを露にしていた表情とは正反対の妖艶な笑顔を浮かべている。
 名雪と俺を温かく見守ってくれているいつもの笑顔からは想像もつかない。
 やはり秋子さんも一人の女だったのだろうか。
 そんな事を考えつつ、俺はお返しとばかりに目の前の秋子さんの花びらに舌を這わせる。
「きゃ…」
 秋子さんは、思わずこちらに顔を向けた。
 俺はそれに構わず、秋子さんのアソコに舌を這わせ続ける。
 秋子さんの愛液が俺の舌に絡みつき、ピチャピチャと卑猥な水音を立てる。
 メスの匂いを漂わせるそこは、舌先に温かさと、ほんのりとしょっぱさを感じさせる。
 秋子さんはちょっと困ったような表情を浮かべてこちらを見たが、それでも再び
俺のナニに舌を這わせ始めた。
 尿道口やくびれの部分を余さず舌先で舐め取りつつ、しゅるしゅるとサオの部分を
優しく撫でさすってくれている。
 俺も負けじとばかりに、秋子さんの膣口に舌先を押し込む。
「はあっ…」
 電流を流されたかのように身体をわななかせる秋子さん。
『こんなに小さな孔から名雪が産まれてきたのか…』
 今の名雪がそのまま産まれ出て来たワケではないのは解っているが、それでも娘一人を
産んだとはとても想像できない。
 秋子さんの膣口は、もはや驚きを通り越し、感心してしまう程小さかった。
56天国と地獄:02/09/24 01:57 ID:yhd+RYy6
 ピチャピチャと響く水音。
 俺は無心で秋子さんの花園を舐め取っていた。
 赤く充血した花びらを味わうたびに、愛液がとめどなく溢れ出てくる。
「!? ううっ…」
 サオを撫でさする掌の感触に、俺のフクロとタマをねぶる秋子さんの舌の感触が加わった。
 フクロのシワ一本一本を残さず舐め取るかのように、丁寧に舌を這わせる秋子さん。
 一頻り舌を這わせた後は、俺の亀頭の張り出した部分を口に含む。
 舌で舐めるのみならず、時折、唇をちゅっちゅっと触れさせる。
 サオをしごく手の動きが早まる。
 ナニから伝わる甘美な感覚。
 俺も、秋子さんの花びらを舌で愛撫するのに加え、包皮から可愛く顔を表している
クリトリスに舌を這わせる。
「あはうっ!!」
 びくりと身体を跳ね上げる。
 花びらを指で押し広げたまま、膣口を舐め取りつつ、クリトリスを唇に挟み込んで
こしこしと刺激を加える。
「ゆ、祐一さん…私…私…もう…」
「秋子さん…俺…もう、出そうっ…」
 俺は、ペニスで秋子さんの口の中を感じるかのように、ゆっくりと腰を動かす。
 ナニの先端に秋子さんの扁桃腺がぬるぬる絡みつく。
「んっ…んぐっ…んぐ…うむっ…んんんっ…」
「ううっ…!! 出るっ!!」
 次の瞬間、俺は秋子さんの温かい口の中に精液を迸らせていた。
57天国と地獄:02/09/24 01:57 ID:yhd+RYy6
 同時に秋子さんも全身をわななかせ、絶頂を迎えた。
「んっ…、んむむぅぅっ…!!!」
 身体を震わせつつも、秋子さんは俺のペニスから口を離さす、飲み込んだままでいる。
 俺は、ナニから背筋、そして脳髄に這い上がってくる快感に耐え切れず、思わず秋子さんの
アソコから口を離してしまった。
「んっ!! うぐっ…。ごくっ…、こくっ…。こくん…」
 咽喉に絡みつかせながらも、秋子さんは粘つく精液をこくこくと嚥下する。
「すいません…、秋子さんだけ…俺の…その…いやな匂いで…」
「いいえ…、祐一さんの精液…濃くって美味しかったですよ…。でも…」
「…?」
「今度は…その…私のも…」
「秋子さん…」
 秋子さんの思い遣りに溢れる言葉は、俺の胸にじいんと響いた。
58天国と地獄:02/09/24 01:59 ID:yhd+RYy6
 射精したものの、未だに硬いままでいる俺のナニ。
 秋子さんは体の向きを変え、今度は俺を見上げつつ、いとおしげな表情でペニスを眺めている。
「うふふっ…、祐一さん…本当にお若いんですね…。まだまだこんなにお元気ですよ…」
 先端の尿道口から精液の残滓を吐き出し続ける俺のナニ。
 秋子さんの甘い鼻息が降りかかり、ちょっとした刺激を加えている。
 正直、この程度では収まりはつかない。
「秋子さん…もう一度俺の身体に乗ってください…」
「はい…」
 秋子さんは恐る恐る、俺のナニに腰を下ろしてくる。
 くちゅり…。
「ううっ…」
「あっ…」
 互いの性器が触れ合って水音を立てるのと同時に、鼻にかかったような声を上げる。
 俺が腰を浮かせると、ずずっ…ずずっ…としたもどかしい感触と共に、俺のペニスが
秋子さんの肉体を串刺しにしてゆく。
 絶頂を迎えたばかりでしとどに濡れ、柔らかい秋子さんのアソコは、彼女の両足が
開かれているのも手伝ってか、先程目にした小さな孔とは思えないくらいスムーズに
俺のペニスを飲み込んでゆく。
 膣壁のヒダが俺のサオに絡みつく。
 優しくきゅっきゅっと締め付けてくる膣内は柔らかく、まろやかな感触だったが
奥に進むにつれてきつく、固くなってゆく。
 それでも俺は腰を送り込み、遂には秋子さんの最も奥深い所まで辿り着いた。
 ナニの先端が子宮口にこつんと触れる。
「秋子さん…動きますよ…」
「え…、ええ…」
 俺が腰を突き上げ始めると、秋子さんも自らの腰をくねらせる。
 二人の腰の動きが合わさるたびに、俺のナニは秋子さんの奥深い所を更に突き上げた。
 互いに快感を与え合い、貪り合う内に、腰の動きは加速度的に早まってゆく。
「秋子さん…秋子さん…秋子さん…」
「祐一さん…祐一さん…祐一さん…」
 欲望に根ざした、淫らな腰の動きは止まらない。
59天国と地獄:02/09/24 02:00 ID:yhd+RYy6
「ゆ…祐一さん。お願いですから…私を…」
「なんですか…?」
「これから…『秋子』と…呼んで…下さい…」
「は、はいっ」
 俺は思い切り腰を上下に動かし、何度も何度も秋子さんを突き上げる。
 秋子さんの両膝の裏に手を掛け、彼女の両脚をぐっと左右に大きく開いて持ち上げた。
「秋子さん、じゃなかった、秋子のココ…ぱっくり開いて俺のモノを飲み込んでる…」
「え…?」
 何の面白みもない、そのまんまの言葉だが、妙に淫靡に響く。
「秋子の中、温かくてぬるぬるして柔らかくて締め付けてきてとても気持ちいい…」
「ゆ、祐一さん…」
 俺はただ、見たまま感じたままの事を言葉にしているだけなのだが、それでも秋子さんは
恥ずかしげな表情を浮かべて身体を震わせる。
 ただ一方的に言葉で嬲るのではなく、俺の吐いた言葉が事実であると秋子さんが感じることで
初めて、彼女自身の『羞恥心』を煽る事が出来るのだ。
 そういう点では、不用意に凝った表現よりもなんのひねりもない言葉の方が、相手が
イメージしやすい分効果的なのかもしれない。
 事実、いつも自分のペースを崩さない秋子さんも、俺の言葉の前にただただ翻弄されている。
 そんな秋子さんを見ていると、自分でも知らず知らずのうちに口から言葉が出てくる。
「姉の息子と、こんな事をしていいんですか?」
「…」
 秋子さんは一層顔を赤らめ、俺から目を逸らした。
『叔母失格』『淫乱なメス犬』といった、行き過ぎた言葉を使うばかりが能じゃない。
 相手の自尊心を適度にくすぐる程度の、婉曲した表現を用いるのが最適だろう。
 それにしても、俺にこんな言葉責めの才能が隠されていたとは思わなかった。
 …余り嬉しくない発見だが…。
60天国と地獄:02/09/24 02:00 ID:yhd+RYy6
 ひたすら秋子さんを下から突き上げるうちに、ナニに甘美な痺れが走り出す。
 ジンジンした痺れは、ナニから下半身一杯に広がり始める。
 射精感がこみ上げる。
 俺は、秋子さんの両脚を持ち上げたまま彼女の背中に手を廻した。
 背中を後ろに反らしていた秋子さんの身体を、俺自身に近づける。
 快楽に溺れる秋子さんの表情を間近で見ることができ、たぷんたぷんと音をたてて
揺れていた形のいい胸が俺の胸板に密着する。
 むにゅんとした、秋子さんのおっぱいの柔らかい感触が俺の胸一杯に感じられる。
 視線を下げると、身体が密着しているとはいえ、秋子さんのアソコが俺のナニを余さず
飲み込んでいる卑猥な光景が目に入ってきた。
 俺が腰を動かす度に、秋子さんと俺の接合部はずちゅずちゅといやらしい水音をたてる。
「秋子…秋子…秋子…」
 俺はただひたすら彼女の名前を呼び、腰を突き上げる。
「あっ…はあっ…ゆ、祐一さん、祐一さん…」
 俺の名を呼びつづける秋子さんの膣壁もひくひく蠢き、射精を促す。
「ううっ…。秋子…!!」
「祐一さんっ!!」
 次の瞬間、互いの名前を呼びつつ、同時に絶頂を迎えた。
 俺のペニスはびゅくびゅく脈動し、秋子さんの子宮口に精液を迸らせる。
 秋子さんの膣壁もきゅんきゅん収縮し、俺のナニを激しく締め上げた。
 秋子さんのアソコからは、膣内で混ざり合った精液と愛液とが溢れ出し、俺のサオを
伝って床にぽとぽと垂れ落ちる。
 互いの身体を求めっていた時の余韻に浸るかのように、互いに唇を重ねあう。
 だが、射精して、頭の中にかかっていた漠としたものが晴れると同時に、俺は秋子さんに
話し掛けていた。
61天国と地獄:02/09/24 02:01 ID:yhd+RYy6
「秋子さん…俺は祐一ですよ」
「え…?」
「俺にとって、秋子さんは秋子さんです」
「…」
「それはともかく…このまま俺に背中を向けてくれませんか…?」
「あっ…、はい…」
 俺の言葉の真意を測りかねたのか、きょとんとした顔つきでこちらを見た秋子さんだったが
それでも俺の言葉通り、身体を廻し始めてくれた。
 お互いの身体をつなげ合ったまま。
 射精した直後で柔らかくなったナニにはちょっと刺激がありすぎるが、この程度で
音を上げていたのでは話にならない。
 多分、秋子さんは未だに昔の夫が忘れられないのだろう。
 だから俺に『秋子と呼んでください』と言ったのだ。
 秋子さんにとって俺は姉の息子であるゆえに、それ相応に歳も離れてはいる。
 にも関わらず呼び捨てにしても構わないということは、秋子さんは俺を対等な立場に
ある一人の男として扱ってくれているという事だ。
 嬉しさを感じないワケがない。
 しかし、だ。
 一人の男であるからこそ、今はいない秋子さんの元夫の代わりとして見られることに
強い反発を覚えるのも確かだった。
 秋子さんに、俺自身を示したい。
 そのためにはもっと秋子さんを悦ばせ、もっと射精しないと。
 女の人は、一度射精したら治まる男とは違って何度でも登りつめるものらしい。
 ならば何度でも、俺の存在を示すべく秋子さんを高みに導いてみせる。
 繋がったまま身体を廻し終えた秋子さんの白い背中を眺めつつ、俺は腰を動かし始めた。
 二度絶頂を迎えて柔らかくなった秋子さんの膣壁の感触を味わいつつ、最奥を突く。
 身体の動きに合わせてたぷんたぷんと前後に揺れる秋子さんのおっぱいを鷲掴みにし
搾り出すように揉む。
「あっ…あはっ!! ああんっ…」
 嬌声を上げて乱れる秋子さんの姿だけが、今の俺に手応えを感じさせていた。
62天国と地獄:02/09/24 02:02 ID:yhd+RYy6
 私は、身体の中で再びむくむくと頭をもたげ始める祐一さんを感じつつも、先程の
自分の言葉に後悔の念を感じていました。
『秋子と呼んでください』という言葉に。
 本来、祐一さんは私のことを『秋子さん』と呼んでくれていました。
 にも関わらず、呼び捨てにすることを強要してしまったのです。
 私にとって、祐一さんは祐一さんであってそれ以上でもそれ以下でもないのと同様に
祐一さんにとって、私は『秋子さん』であり『秋子』ではありません。
 だからこそ私は祐一さんを『祐一』と呼び捨てにしなかったのです。
 祐一さんは『あの人』ではないのですから。
 実際、祐一さんに『秋子』と呼び捨てにされた時に、とてつもない違和感を感じました。
 今はもういない『あの人』の面影を、祐一さんに重ね合わせるのは私のエゴでしかないでしょう。
 祐一さんも年頃の男の子なのだから、不用意とはいえ比較されるような物言いを
されると気にするのも当然でしょう。
 ひょっとすると、私は祐一さんに『あの人』の役割を果たしてもらう事を無意識の内に
望んでいたのかもしれません。
 保護者失格ですね…。
 姉さんに祐一さんのお世話をするよう頼まれたにも関わらず、私が祐一さんを『夫』
扱いしていたのですから。
 そこまで考えて、私は恐ろしく自分本位な考えをしていることに気付きます。
 身体を重ね合わせている時点で、既に私は祐一さんと対等な関係にあるのですから。
 いまさら保護者云々という問題を持ち出す事自体間違いでした。
 まして、合意の上とはいえ姉の息子と身体を重ねる事は許されるはずもありません。
 そう葛藤しつつも私は、祐一さんの腰の動きにあわせて自分の腰を蠢かせ、祐一さん自身を
身体の奥底まで受け入れます。
 今の私は、本能のまま快楽を貪る、人間の殻をかぶったメスの獣ですから。
63天国と地獄:02/09/24 02:06 ID:yhd+RYy6
 俺は全速力で腰を振り、憑かれたように秋子さんの子宮口に何度も何度もナニの先端を
打ち付ける。
「あっ…あっ…ああっ…」
「…」
 正直、俺は声を出すのも面倒なくらい疲れていた。
 全く休みなく、自分のナニを一旦抜くことなく秋子さんの膣内を蹂躙しつづけているのである。
 だが、疲労よりも、そしてナニに絶え間なく走る痛みよりも、秋子さんを犯す事に
よって得られる快感の方が遥かに大きかった。
 ひくひく蠢いていた膣壁もきゅんきゅん収縮し、秋子さんが絶頂を迎えるのは間近な事を知らせている。
 俺は腰の動きを休めず、包皮を割って外に露出している秋子さんのクリトリスを思い切り摘んだ。
「あっ!! ふはああっ!!」
 ひときわ大きなよがり声を上げ、身体を反らせる秋子さん。
 俺はそれだけに飽き足らず、空いた方の手を秋子さんのお尻の穴に近づけ、親指をつぷりと差し込んだ。
「ひゃうっ!!!」
 より一層膣壁がきゅんっ、ときつく締まり、俺のナニに更なる快楽と痛みを与える。
 さすがの秋子さんも休まずに絶頂を迎えさせられたせいか、ほんのちょっとした刺激にも
大きく身体を震わせて反応する。
 そんな状態で、膣内にナニを飲み込んでいるに留まらず、陰核、そしてお尻の穴という
敏感なところを同時に責めたてられているのだ。
「ゆ…祐一さん…私…わたし…もう…」
64天国と地獄:02/09/24 02:07 ID:yhd+RYy6
 息も絶え絶えに、秋子さんは何かを訴える。
「あ…秋子さん…俺も…」
 先程よりも遥かに激しく秋子さんの膣壁がぎゅうぎゅう締まり、俺に射精を促す。
 俺は射精の瞬間、思い切り秋子さんのクリトリスを摘むと同時に、固い子宮口に
ペニスの先端をグリグリと押し付け生温かい精液を迸らせた。
「っ!!!」
 三度目とはいえ、実の叔母の膣内に射精するという背徳感と、普段の姿からは全く
想像できない秋子さんの乱れ振りを存分に愉しんだという満足感のせいか、それでも
大量の精液がほとばしった。
「ひぅっ…」
 身体の最も奥深い所で、俺の精液を受け止めた秋子さんは全身を激しく震わせて床にへたり込んだ。
 それでも秋子さんの膣は俺のナニを飲み込んだままひくひくと収縮し続け、激しく
互いを求め合っていた時とは違う、たゆたった甘美な刺激を与えてくれる。
 俺自身を優しく包んでくれる秋子さんに応えるべく、俺も先程までの硬さを失ったとはいえ
精液を吐き出し続けるペニスを子宮口に押し付けたまま、最後の一滴まで残らず注ぎ込んだ。
 俺が、完全に脈動するのをやめ柔らかくなったナニを秋子さんからずるりと引き抜くと
二人の身体は精液と愛液とが交じり合って出来た一筋の糸で繋がった。
65天国と地獄:02/09/24 02:07 ID:yhd+RYy6
「ふぅ…ふぅ…はぁぁ…」
 床に仰向けになって寝転がり、荒い息をつく俺。
『いくらなんでも…これでは失神するのも無理ないか…』
 床にうつ伏せになり、ピクリとも動かない秋子さんを見遣った俺は目を閉じて
ちょっとした征服感と達成感に浸る。
『ひょっとすると…秋子さん、明日からは俺がいないと生きてゆけなくなるかもな』
 以前なら単なる冗談でしかなかったシチュエーションが、今では随分現実味を帯びた
もののように感じられる。
 実際、失神するくらいまで秋子さんを悦ばせたのだ。
『居なくなった夫を想い、毎晩自分で慰める叔母の前に現われたのは姉の息子…。
 互いに求め合ううちに、叔母は今はもういない夫の呪縛から解き放たれる…。
 って、まるで「お約束」のパターンだな、こりゃ』
 こんな呑気な事を考えつつ、俺は身体を起こそうとするが…。
 …動けない。
 目を開けると、俺の目に真っ先に入ってきたのは、圧し掛かってきた秋子さんの顔だった。
「祐一さんはお若いんですから、まだまだ本番はこれからですよね」
 そう言いつつ秋子さんは体を起こし、ふにゃふにゃに萎えた俺のナニをつまみ、再び
自分のアソコへ挿し込む。
 愛液と精液とが混じり合ったものでドロドロになった秋子さんのアソコは、俺のナニを
いともあっさりと飲み込んでしまった。
「秋子さん!? 気を失ってたんじゃないんですか!?」
「ほんのちょっとの間ですよ…。うふふっ…、こんな気持ちになったのは初めてだわ」
 そう言いつつ、腰を振り始める秋子さん。
 だが、ナニと秋子さんの膣壁とが擦れ合うと、快感を得られるどころかむしろ激痛が
俺に伝わってくる。
「あ、秋子さんっ!? 俺、もう、これ以上は…」
「大丈夫ですよ。夜はまだまだ長いんですから」
「『大丈夫』って言われても…俺はもう限界ですよぉ…」
 期せずして情けない声を上げてしまう俺。
66天国と地獄:02/09/24 02:08 ID:yhd+RYy6
「祐一さんは男の子なんでしょう? 少しくらい痛いのは我慢して下さいな」
 そう言いつつも、俺を見下ろし、にこにこと微笑む秋子さん。
 いつもなら、聖母そのものだと思えるであろう秋子さんの笑顔も、今は欲望をあらわにした
一匹の淫らなメスのものとしか思えない。
「い…痛い…。少しどころじゃありませんよ。お願いですから…もう…やめ、んむうっ!?」
 痛みを訴える俺の唇に、秋子さんの唇が重ねられる。
 後頭部、そして背中にも秋子さんの腕が巻きつけられる。
 俺は必死で逃れようと身体をくねらしたが、秋子さんは腰の動きを更に早めた。
 ナニから伝わる痛みが増し、身体から力が抜けてしまう。
 射精した…それも三回連続…直後で、ちょっとした刺激にも敏感になっている俺のペニスに
とって、秋子さんの膣壁との激しい摩擦は激痛をもたらすもの以外の何物でもない。
 だが、秋子さんが腰を動かす事で俺のナニは、射精には程遠いものの再びむくむくと
勃起し、彼女の膣口を抉り、子宮口を突付くことを余儀なくされている。。
 絶えず走る激痛を代償にしつつ。
 秋子さんは目を閉じて一心不乱に腰を振り、ひたすら快楽を貪っている。
 よほど久し振りのSEXだったのだろう。
 秋子さんは名雪の母親、そして俺の叔母という仮面をかなぐり捨て、一人の女としての
痴態を目の前で晒している。
『秋子さんを完全に自分の虜にした』という俺の認識は余りにも甘すぎた。
 俺の今までの行為によって、ただ秋子さんのスイッチを入れただけに過ぎなかったのだ。
67天国と地獄:02/09/24 02:11 ID:yhd+RYy6
 俺は、秋子さんに一方的に求め続けられる。
 秋子さんに唇を塞がれ、きつく抱きしめられて身動きの取れなくなった俺は、まさに
救いを求める気分で、居間に掛かっている時計を見上げた。
 午前三時。
 果たして今日の日の出は何時だっけ?
 ちゃんと新聞の暦を見ておくべきだった。
 冬だから太陽が昇るのは遅いのは間違いないだろうが…。
 名雪は相変わらず寝坊するんだろう。
 一瞬、こんな取りとめのない事が俺の脳裏に浮かんだ。
 肉体的な苦痛を感じつつも、秋子さんにひたすら身体を求め続けられているという
精神的な快楽が身体中で渦巻いているためか、今の俺は天国のような地獄に居るのか
それとも地獄のような天国に居るのかすら判らなくなってくる。

 夜はまだ終わらない。
68甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/24 02:12 ID:yhd+RYy6
>>46-67『天国と地獄』
 以上です。
69名無しさんだよもん:02/09/24 16:31 ID:bxUWj9nr
>46-67
ネット上に数多ある、Kanonキャラの名だけを使ったエロSSとは違い、本編中の祐一と秋子さんの
関係を別の視点から書き上げた所に惹かれました。

感想ですが……トラウマになりそうですw
70名無しさんだよもん:02/09/24 23:00 ID:TRgHSWkB
>>46-67
ちょっと引いたのも事実ですが、最後まで読まされてしまいました。
71名無しくん、、、好きです。。。:02/09/26 00:56 ID:VEre1NXK
ななな、何でしょうかこのSSは。
なんか代役にされているようでちょっといやだなあ…と思ったら、即フォローされてるし、
秋子さんの心情も読みたいなあ…と思ったら、ばっちり挿入されているし、
秋子さんを虜にするなんてそんな強引な…と思ったら、見事にひっくり返されてるし、

こちらの読みがことごとく返されたのは初めてです。何ていうか、もうびっくり。
秋子さん萌え。面白かった。エロかった。いろいろ考えさせられた。
でもそれ以上に、ショックに近い驚きを受けましたです。はい。


関係ないけど、>42私です。名前欄入れ忘れ。いつかの92さん、ごめんなさい。
72名無しさんだよもん:02/09/26 02:29 ID:4HuhDRUD
マンセーばっかりだから、あえて書き込もう。

感性の違いといってしまえばそれまでだけれど、そこまで賞賛される
SSとは思えない。

@亡くした夫の代替としての祐一
A男を示したい祐一
B秋子とのセックス

そんなに面白いのか?非常によく書けているけれど、それ以上の評価は
できない。既視感が強い。展開が想像の範囲内。
73名無しさんだよもん:02/09/26 02:40 ID:rAbVWAHB
んー、俺もエロ小説としては評価できても、それだけの作品という印象だったな。
上手いし丁寧だけど、さほど印象に残らない。俺の好みだけど、長すぎる感もある。
どこをメインに語りたかったのか、そこら辺がぼやけているせいだと思う。
実用性は高いし、贅沢な注文してるとは思うんだけど。
74名無しさんだよもん:02/09/26 17:15 ID:i6f+sSjx
量スレ
75甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/26 23:20 ID:Mpdc85am
 読んで頂いてありがとうございマス。
 書きたいことは全部書いたつもりなので…と言いたい所ですが、たまには。
>>69-71
 お気に召して頂けた様で。(気になった所等あれば)指摘等もよろしく。
>>72-73
 書き込みの意図は何となく解りますが、あえて。
>@亡くした夫の代替としての祐一 A男を示したい祐一 B秋子とのセックス
 この話を単純化したら確かに>そんなに面白いのか? という一言で片付けられます。
 でもそれは、ジャンル、作品を問わずに当てはまるのでは?>単純化≒あらすじはつまらない。
>長すぎる
 SSである以上は、やはりヤマとオチ(薄弱でも)行動に至った理由を書く必要があるワケで。
76名無しさんだよもん:02/09/27 00:08 ID:AYXjAXiY
あらすじがつまらない、という一般論ではなく、問題とすべきは、
使われているアイディアが既出、及び演出が普通ということでは?
それを補って余りあるくらい、文章表現は優れているが。

>>72-73はバランスをとるために、あえて書き込んだのだろう。
マンセーばかりじゃ気持ち悪いからな。
77名無しさんだよもん:02/09/27 01:04 ID:iZs1OGQJ
まあ、素直な感想書けばいいと思うよ。
2ちゃんで変に気遣うのも気持ち悪いし。
78甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/27 08:02 ID:NsZAtqy8
>使われているアイディアが既出、及び演出が普通ということでは?
>バランスを取るために
 ぼかしすぎましたが、75はそれを理解しているという意味で書きました。
 しかしです。『アイデア重視』『読んだことのない展開』を書いたとしても『電波入ってる』
という感想がつくこともあります。
(以前の祐一×名雪+秋子さんの親子丼についたレスをお読み頂ければ・・・。)
『アイデアあるものを読みたい』『文章を味わいたい』という読者さんの姿勢までを
書き手が知る由はないワケで。
 だからこそ、とりあえず自分の書きたいモノを書いて、後は寝て待つというスタイルを
取っています。
>素直な感想
 それが精神衛生上一番いいと思います。
 TPOを弁えるのを要求される事もあるでしょうが。

 長々と申し訳ない。
79名無しさんだよもん:02/09/27 16:36 ID:zEdImtHC



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80名無しさんだよもん:02/09/27 16:47 ID:wlBIPGof
たかがSSで
81長森狂徒 ◆V5sM.9gY :02/09/27 16:48 ID:g3oSZF6I
されどSS故。
82名無しさんだよもん:02/09/28 09:40 ID:b6rQga7K
>78
自己弁護カコワルイ
所詮は2chでしか通用しない作家か。
83名無しさんだよもん:02/09/28 13:52 ID:DQyoOKYo
我らはSSを書き続ける。
84206 ◆JUMEtTxc :02/09/28 16:58 ID:/mRL7D1Q
ここは長さはどの程度までいいのでしょうか?
85名無しさんだよもん:02/09/28 20:33 ID:8REBMIuF
特に制限無いけど、極端に長い場合は自サイトでやって欲しいと思うときもある。
10や20レスなら全然問題なし。
86名無しさんだよもん:02/09/28 20:51 ID:8R9rAiJ7
>78
不特定多数の読み手が存在する葉鍵板内で『敢えて批判せざるを得なくなる』程のクオリティを
誇るSSを連発するあなたは紛れもなくすごいと思う。
外部のいわゆる『有名な書き手』で、このスレにSSを投稿しなおかつ肯定的な評価を得られる人が
果たしてどれくらいいることやら。
だからこそ、自分のスタイルを貫いてほしい。

それはそうと『面白い人』がまた活動し始めたのか?
87甘えん坊将軍 ◆edRx6H2I :02/09/28 22:12 ID:WrR6WOL5
>>84
 1レス分を30行一杯使うより、20数行になるようにした方が容量オーバー等に引っ掛かりにくくていいカモ。
 連続投稿制限ですが、20レス分くらいなら特に問題なさそう。
88名無しさんだよもん:02/09/28 22:23 ID:fO0MTjc0
>86
でも、たまには自分じゃないスタイルのも読んでみたい気がする。

そんなことはともかく
>『面白い人』
って?
8973:02/09/28 23:40 ID:4MFLqcLI
悪いが、俺のは真っ先に感じたことをそのまま書いただけなんだが。
抜けても楽しめない作品というのは正直な評価。
マンセーばかりなのであえて批判する、なんてーことはしない。
ただいきなり批判じみた感想がつくのは(・A・)イクナイ! と思ったので、タイミングは計った。

>『面白い人』 
通称「面白いやつ(ヤシ)」のことだな。SS系列スレに現れては、中身のない論議などでひたすら煽る。
荒らしに対するコードネームみたいなもんだ。人の言うことを聞かないのですぐ分かる。
たまに出現するが、気にしなくていい。
90名無しさんだよもん:02/09/29 04:55 ID:q4fTvBgU
ぼそっと意味もなく一行煽りを投下していくヤシなんかが出たら、
そいつだと思って放置しててよし。
どうも、SSスレ住人って吊りやすくて面白いと思われてるみたいなんで。
91名無しさんだよもん:02/09/30 16:03 ID:v4agVCk7
俺はこれ好きだなぁエロイし、秋子さんよく書けてると思うよ。
このまま秋子さんとか年上系でがんばってくれ!!
92名無しさんだよもん:02/09/30 22:08 ID:2pTxmXLo
まんこage
93名無しさんだよもん:02/09/30 22:11 ID:52bIX5Wp
確かにこのスレ、定期的にageた方が良いかもしれないな。
94名無しさんだよもん:02/10/01 21:52 ID:wn8cUlNW
今から投稿します。
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1028/10282/1028213810.html
の、320からの続きです。
レポート風SSです。
9594:02/10/01 21:53 ID:wn8cUlNW
 『デスゲーム』の主題歌問題が一向に解決しないのとは裏腹に、撮影は言うことがないくらい
順調に進んでいた。
 隆山ロケも、地元住民、旅館『鶴来屋』の献身的な協力により、枯れ葉を焼く火のように
進んだ。
 迷宮入りとなった連続殺人事件のせいで、温泉街・隆山の評判はメチャメチャに
ぶち壊され、街は瀕死の状態に陥っていた。そこへ降って湧いた、話題映画のロケ。
街が立ち直る、願ってもないチャンスだ。
 瀕死の状態なのは日本映画も同じことだ。この映画が当たれば、日本映画はよみがえる。スタッフたちはそう信じていた。
 そう信じたいだけなのかもしれなかったが・・・。
そう、街も制作側も、よみがえるために戦っていたのだ。
 そして、ついに映画は完成。試写会が行われた。
9694:02/10/01 21:54 ID:wn8cUlNW
 だが、その試写会でハプニングが起こった。
 映画のラスト、敵の本拠地(鶴来屋がロケ地)に陣取っていた最後の敵を倒し、
妻と娘の救出に成功した主人公。やがて迎えのヘリコプターが来て、三人を乗せて
飛んでいく。
 主人公の娘がつぶやいた。「パパ、夕日がきれいだね」主人公が言う。
「そうだな・・・」そしてモノローグ。「きれいだよな、人間が何人も死んだ
殺伐とした街なのに、どうして夕日がきれいなんだろうな・・・」
 そしてエンディングテーマ、スタッフロール・・・のはずだったのだが・・・
「あれ?何も音がしない?」
 客席がざわめきだした。真っ黒なバックに無音でスタッフロールが流れているだけだ。
「主題歌なしでやるつもりか」
「最後の最後で、一体何をやっているんだ」
 スタッフは批判を浴び、散々な目に会った。もっとも、映画の出来そのものは
大好評だったので、それが救いだったが・・・。
 とにかくもう、一般公開まで時間がない。みっともない主題歌は作れないし、
どうすれば・・・。
97名無しさんだよもん:02/10/01 22:21 ID:Z4f8Z4ly
投稿、終わった?
もうちょっと内容的にまとめてから投稿したほうがいいと思う。
何が面白いのかが分からない。ストーリなさすぎ。

ついでにいうなら、もっとレポート調という形式を生かしたほうがいいと
思う。これでは普通の三人称だ。折角の着想がもったいないよ。
98十代の息子を持つ夫婦:02/10/03 00:00 ID:MKalG5e3
「……むー……」
「あら、おはよう。今日は早いのね」
「寝てない……」
「不眠症なの? 何かストレスでも溜まってるのかしら?」
「……うー…とりあえず…ご飯…」
「はいはい」

「お? どうした、すごく眠そうだな」
「まぁ、ちょっとな…」
「はは、寝不足は体に毒だぞ」
「耕一さんの言う通りですよ、もっと早く寝なさい」
「…(むかっ)…なぁ親父」
「何だ?」
「親父が大学行ってた頃ここであった事件のこと、前に話してくれたよなぁ?」
「…あぁ、どうしたんだいきなり」
「確かぁ…その時の親父は柳川って奴と意識が繋がったりしたんだよなぁ、OK?」
「あ、あぁそうだ」


「時に母さん」
「なぁに?」
「昨夜、ぼくは奇妙な夢を見ましてねぇ」
「奇妙な夢ってどんな夢なの?」
「俺が母さんに襲い掛かる夢」
「………」
99十代の息子を持つ夫婦:02/10/03 00:01 ID:MKalG5e3
「…あんたらは…息子である俺が、当時の親父と似た経験をしてしまうことを予想しなかったんかぃ…?」
「え、えぇと…」
「おかげで驚いて夜中に飛び起きてしまいましたよぉ?」
「ご、ごめんね」
「起きたら起きたで……うるさくて眠れやしませんでしたよぉ?」
「そ、それは千鶴さんが―「耕一さんっ!!」―すいません」
「それなのに、あぁ、それなのにあなた方は…のほほんと…あっけらかんと…」
「お、落ち着けって」
「…落ち着いてる…これ以上なく俺は落ち着いてるよ親父…体は熱く、頭は冷静に…これが定説だよねぇ?」
「おい、ヤバイってそれわ」
「……ふぅ…まぁいいか、それじゃ学校行って来ます」
「あ、あら、今日は随分早いのね」
「週番」
「「い、いってらっしゃーい」」

「あ、そうそう母さん」
「何かしら?」
「やっぱりそんなに大きくなかったね」(ニヤソ)
「なっ!!」
100十代の息子を持つ夫婦:02/10/03 00:03 ID:MKalG5e3
>>98>>99
某長女スレで書いている者です。
場所、お借りしました。

ここではこういう会話形式だけでもいいのですかね?
101十代以下略:02/10/03 01:49 ID:XyZyUgry
「なぁ父さん」
「ん、何だ?」
「うちの母さんと梓さんてマジで姉妹なのかな?」
「あぁ、勿論そうだけど……それがどうかしたのか?」
「いや、絶対嘘だな、誰かのの策略だろう」
「は? お前一体何を言って―」
「姉妹ならどうしてあんなに差があるんだよっ」
「何が」
「父さんはやっぱりアッチの趣味だったのかよっ」
「おい」
「母さんはやけにロリ体型だしアホみたいに素直過ぎるしなんかアンテナたってるしっ!」
「涙流して力説することか」
「涙無しでは語れませんっ!!」
「ところで、一度振り返ってもらえるか?」
「は?」

「…父さん、それでも俺は母さんの息子で良かったと思ってるよ」
「あーあー知らないぞー俺」
「自分より若く見える母親なんてそうはいないしね」
「って誉めてるのか、それ」
「俺がこんなに純粋に育ったのも母さんあってのことだからね」
「それは否定したい」
「……なぁ父さん」
「何だ?」
「……一緒に慰めるのを手伝ってくれないか?」
「手伝いたいが、それはお前の責任なので見守っている」
「うぅ…ひどいよ…そんなに言わなくても…」
「泣ーかしたー泣ーかしたー♪」
「あぁぁぁぁぁ ごめんってば母さん。本気で言ってたわけじゃないんだよ〜」
102十代以下略:02/10/03 01:51 ID:XyZyUgry
あぁ……なんか初音ちゃんに対する罪悪感が…

……耕一に悪口を言わせることはできませんですた。
103名無しさんだよもん:02/10/03 07:12 ID:XGA/7nr9
>98-99
>ここではこういう会話形式だけでもいいのですかね?

別にいいと思います。面白ければ何でもありでしょう。

痕やってないから細かくはいえませんが、設定やモチーフはいいと思います。
シンクロの能力を引き継いだ息子の目撃したことというのは、決して悪くありません。
前後二部構成でネタを小出しにしていくのも、常套手段ではありますが、
面白いです。

惜しむべきは、展開の弱さ。要するに見せ方がよくありません。
今のままでは一息に読めてしまうから、オチにあまり衝撃を受けません。
地の文なりト書きなり状況描写を加えて、千鶴と耕一の意識を
その一件から逸らすべきだと思います。そうすれば読者の意識も逸れるでしょう。
そこでオチを持ってきたほうが、印象的になるのでは?

>101
前半部分を長くして、息子の演説を長くして、その間に耕一がチラチラと背後を
気にするシーンをいれたほうがシマルと思いますよ。
104名無しさんだよもん:02/10/03 20:08 ID:xJVvi0s8
>95-96
レポート調云々よりむしろ、連続殺人事件の中身を書いてくれ。
ついでに、当該スレ>323以降の設定をそのまま使ってるの?

>103
ちょっと厳しすぎ。
105名無しさんだよもん:02/10/03 20:18 ID:ZdFgTZPv
輪姦スレに投稿しようと思ったのを投稿しやす…。
そういうのが苦手な人は見ないほうが良いかと。
量的には多分7レスくらいになると思います。

タイトルは考えていませんでした…。
1061/7:02/10/03 20:19 ID:ZdFgTZPv
「あぅ〜、ほらほら、こぼさないで食べなさいよぅ。」

彼女の名前は沢渡真琴。
年齢不詳で、記憶喪失、しかし良心ある女性に保護され、現在は保育園で保母のバイトをしながら、高校入学の為の勉強にも勤しんでいる。

園児達の食事の時間を終え、寝かしつけると時間は2時。
アルバイトである彼女の終業時間はここまでだった。
他の保母たちに挨拶をし、彼女は帰宅の途についた。
優しい保護者が作ってくれた昼食を、ようやく食べられるとあってか、足取りも軽やかだ。
そして、いつも通る公園の中をいそいそと歩いていると、見覚えのある顔を見つけた。

「あぅ? まいかちゃんのお姉ちゃん?」

保育園で、志乃 舞香という他の園児たちよりも懐いてくれている子供がいた。
時々、舞香の姉である菜香が迎えに来ており、顔を覚えていたのだが、その菜香がトイレの前で少年達に囲まれていた。

「おら、さっさと入れよ!」
「いや〜!」

5人いる小学生高学年くらいの少年達が、菜香を無理やりトイレに連れ込もうとしていた。
真琴は助けるかどうか逡巡したが、菜香が舞香を迎えに来た際に、真琴に「バイバイ」と言ってくれた事が頭をよぎった。
次の瞬間、真琴は子供達の所へと駆け出していた。
1072/7:02/10/03 20:20 ID:ZdFgTZPv
「ちょっとあんたたち! なにやってんのよ!?」

少年達は見た目にも分かるほど驚いていたが、菜香は見覚えのある顔に安堵の笑みを浮かべた。
しかし、リーダー格の少年が真琴に向かって怒鳴り返した。

「なんだよお前! どけよ!」
「うぅ、その子に何をするのよ!?」
「あん? 関係無いだろ、お医者さんごっこだよ!」
「お医者さんごっこ…?」

予想外の反撃に怯えながらも対応した真琴だったが、子供の遊びである事に安心したのか、少し落ちついて言い返した。

「あのねぇ、その子嫌がってるでしょ?」
「あんだよ、だったらお前が代わりにやってくれんのかよ!?」
「え…?」
「代わりに患者の役をやってくれるんだったら、こいつを放してやるよ!」
「え…?」
「どうすんだよ!?」

またしても予想外の反撃に困惑した真琴だったが、菜香の縋るような視線を受け、やむなく回答を決めた。

「分かったわよぅ、だからその子を放してあげなさいよぅ。」
「よ〜し、決まりだ…っと、さっさと行けよ!」
「あ…、あ…。」

リーダーの少年が掴んでいた菜香の手を放し、菜香はようやく自由を取り戻した。
が、今度は泣きそうな目を真琴に向ける。
真琴はそれに気付き、安心させるように微笑を向け、口を開いた。
1083/7:02/10/03 20:21 ID:ZdFgTZPv
「あたしは大丈夫だから、はやく帰るのよ?」
「あ…、うん! お姉ちゃん、ありがとう!!」

菜香は満面の笑みを浮かべると身を翻して駆け出した。
真琴はそれを見届けると満足したような表情で頷いていたが、少年の次の言葉に戦慄した。

「さっさと便所に入って服脱げよっ!!」




一体どのくらいの頻度で清掃されているのか分からない公園内のトイレ。
その中にある、洋式の個室で真琴は上着とスカートを脱ぎ、下着姿で立っていた。
その周りを囲むのは目を血走らせた少年達だった。

「はぁ、はぁ、おい、それも取れよ!」
「あぅ〜、い、いやだ…っていやぁ!」

渋る真琴に痺れを切らしたのか、リーダーの少年が真琴のブラジャーを剥ぎ取る。
その反動で決して小さくはない乳房が空気を揺らす。
大人でも興奮するような光景に、少年達が耐えられるはずもなく、乳房に食い入るように見入っていた。

「あ、あぅ〜〜〜!!」

真琴は顔を真っ赤に染め、隠そうとするが、リーダーの少年がその両腕を掴んで隠させない。
小学生にしては体格の良い少年と、全くと言って良いほど腕力のない真琴。
その差は歴然で、真琴は腕を動かす事すら封じられてしまっていた。
1094/7:02/10/03 20:22 ID:ZdFgTZPv
「おいっ、おっぱいのてっぺんにある赤いのを引っ張ってみろ。」
「う、うん、…よいしょっと。」
「あ、あぅ〜〜〜!」

リーダーの指示に従う少年。
少年はなんの迷いも、遠慮も、そして手加減もなく、真琴の右乳首を思いきり引っ張った。
外気に触れて少し勃起していたその乳首は大きく伸び、歓声を上げる少年達。
リーダーの少年は得意気な表情を浮かべて言った。

「どうだ、それを伸ばしてやったり、舐めてやれば女は気持ち良いんだ。」
「俊夫君、スゴイや!」
「そ、そんなわけないでしょ! 気持ち良くなんかないわよっ!」

リーダーの少年―――名前を俊夫と言うらしいが、彼の言葉を真っ赤な顔で真琴は否定した。
乳首を信じられないほどの力で引っ張られた事で感じるのは、当然激しい痛みだけだった。
しかし、その必死の非難も少年達には意味をなさなかった。

いまだ真琴の腕を抑えつけている俊夫を除く少年達が二つの乳房と乳首に群がり、本能的な欲望をそのまま行動に移す。
乳房にかみついたり、乳首を思いきり伸ばし、それに吸い付いたり、と4人がかりで真琴の胸を蹂躪する。
ほんの5分前まで血管が見えそうなほど白く美しかった乳房は、鷲掴みにされた反動で赤く染まっていた。

「あぅ〜〜〜、いやいやいや、やめなさいよぅ!」
「ふん、そんな事言っても気持ち良いんだろ? だって先っぽがとんがってきてるもんな。」

俊夫は真琴の悲鳴など意に介さず、その全てを否定する。
真琴はなおも声を荒げつづけるが、俊夫は少年たちに新たな指示を出す。
1105/7:02/10/03 20:23 ID:ZdFgTZPv
「おい、パンツも脱がせろ。」
「うん! うわっ、とと…、みんな、ちょっと脚を抑えててよ。」
「うん!」
「あぅ〜〜〜!! もう、やめてっ!!」

真琴は最後の着衣を守るべく、必死に暴れるが、腕を抑えられ、脚も3人に抑えられ、成す術は無かった。
結局、半ば千切られるようにショーツも奪われると、いまだ誰にも触れられた事のない性器が広げられた。

「はぁ、はぁ、と、俊夫君、どうすればいいの?」
「どう…って…、え〜と、それを引っ張ったり舐めたりすれば良いんだよ!」
「え〜、汚くないの?」
「大丈夫だよ!!」
「ふ〜ん、どれどれ…、うっ、ちょっとおしっこ臭い、舐めたくないや。」
「だったら引っ張ってみようぜ。」
「なんか、ちんちんの先っぽみたいなのあるよ?」
「こすってみるか。」
「あぅっ! い、い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

少年達は真琴のまだ幼い性器に激しい責めを加えていた。
乳首にしたように、大陰唇を思いきり引っ張ったり、クリトリスをこすったり、無理やり伸ばしたり。
当然のように膣口にも興味を覚えると、一人の少年が無遠慮に指を挿入していった。

「いやっ、それはやめて、お願い! いやっ、いやっ、あああああぅぅ!!」
1116/7:02/10/03 20:24 ID:ZdFgTZPv
真琴の悲鳴に驚いた少年が、焦って指を取り出すと、その指は真っ赤に染まっていた。
少年の指は何の遠慮もせずに、真琴の処女膜を突き破っていたのだ。
目をぎゅっとつぶり、嗚咽を漏らしながら痛みと恥辱に耐える真琴を心配するモノはおらず、少年達はその指に怯えていた。

「う…、なんで…?」
「おい、別に怪我したわけじゃないんだろ…?」
「え…、うん。」
「だったらそれはあれだ。 え〜と。 そうセイリだ、セイリ。」
「ふ〜ん、じゃあ僕、悪くないの?」
「おう、気にするな。 あ、おい、ちょっと腕持っててくれよ。」

俊夫は、真琴に破瓜の瞬間を迎えさせてしまった少年をなんとか安心させると、抑えていた真琴の腕を他の少年に託した。
そしておもむろにジーパンの社会の窓を開け、既に勃起していた陰茎を取り出していた。

「へ、へへ、こいつをな、今、指を入れていたところに…、よっと。」
「あ、あぅぅぅぅぅ!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

目をつぶっていた真琴は、突然膣内に熱い棒が進入してくるのを感じ、目を見開いた。
そして、目に入ってきた光景に、限界まで大きく目を開き、悲鳴を上げた。

「はぁはぁ、う、うるせぇぇぇぇぇ!」
どぐんっ!
「あ、あぅぅぅぅ、ううっ、ううっ。」

俊夫は真琴の悲鳴に驚き、反射的に鳩尾に拳を突き立てた。
子供ながらも、一切の手加減がないその一撃は真琴に大きなダメージを与え、怯えた真琴は嗚咽を漏らすのみとなった。
1127/7:02/10/03 20:25 ID:ZdFgTZPv
「あぅぅぅ、どうして…、うっ、うっ。」
「と、俊夫君、良かったの…?」
「大丈夫だよ、ほら、あれだ、え〜と、女を縛って叩いたりするのがあるだろ。」
「え〜と、エスエムってやつ?」
「そう、それだっ! って、うううっ、もうダメだっ!」

急に声を荒げた俊夫が大きく腰を動かし、自分の下腹と真琴の下腹を密着させると、痙攣したかのように小刻みに震えた。

「あぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「うぁぁぁあ、きっ、気持ち良いっ!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ゆ、ゆうい…」
どごっ!
「あぅっ、ううっ、ううっ。」
「はぁ、はぁ、うああ、気持ち良かったぁ。」
「と、俊夫君、どうしたの? 今の?」
「ん、ああ、セックスだ、セックス。」
「気持ち良いの!?」
「ああ、いいか、ちんちんをこの穴に入れて、腰を振れば良いんだ。」

既に、真琴に対する殴打に気遣う少年はおらず、真琴はただただ涙をこぼすのみだった。
俊夫の射精時の恍惚とした表情に、本能的になにかを感じた少年達は次々に真琴を犯し、汚していった。
まだ精通していない少年は、かわりに小水を子宮に送り込み、挿入を我慢できない少年達は胸や脚にこすりつけて達していた。



…夕方。
少年達は暖かな食事と母親の待つ自宅へと帰っていった。
トイレの切れかけた蛍光灯に照らし出された真琴の目は、その光よりも暗かった。
113名無しさんだよもん:02/10/03 20:27 ID:ZdFgTZPv
以上です、御協力ありがとうございました。

投稿予定スレにネタ提供のつもりで書いたら書いてるうちにスレが落ちてしまい、悔しいのでこちらに投稿した次第です。
そういった経緯ですので、他の作家の方々にも御迷惑をかけて申し訳ないですし、感想等も結構です。
114名無しくん、、、(以下略:02/10/03 22:55 ID:VPSZGOuB
>98-101
長女スレの方もつらつら眺めてきましたが、あなたのシチュ私は好きですよ。
ラス前に投入される壊れ台詞がいい味出していると思います。
>(ニヤソ)
>「泣ーかしたー泣ーかしたー♪」
とか。この作風、ぜひ磨いて欲しい。

>103-104
厳しすぎというか…、作者と評者が違う空気を吸っているだけのような?
ネタの見せ方に工夫の余地があるという指摘は激しく同意します。

>113
陵辱ネタかと思っていたらいい話でした。
こういうSSが読めるんだったら、その手のスレも覗いてみようか…
115名無しさんだよもん:02/10/03 23:11 ID:6fHy4NxY
ていうか凌辱じゃん
116名無しくん、、、(以下略:02/10/03 23:52 ID:VPSZGOuB
えと、真琴に感動する話じゃないの(w
117名無しさんだよもん:02/10/03 23:59 ID:6fHy4NxY
いや、別に君のその感性を否定する気はないぞ
118名無しさんだよもん:02/10/04 00:38 ID:ZDIogloB
119名無しくん、、、(以下略:02/10/04 00:40 ID:AOjjoe3v
>117がマジなのかネタなのか、小一時間考えています…
120名無しさんだよもん:02/10/04 13:32 ID:0zsKKTVQ
深度400も近いし、週末だし、ageてみよー!!
121名無しさんだよもん:02/10/04 13:38 ID:dxf8bLf7
赤外線盗撮動画うp!
http://www.dd.iij4u.or.jp/~eros/j-peep/
122名無しさんだよもん:02/10/04 17:28 ID:p6+8Q+K4
>>120-121
比類無き厨コンビネーション。
123地獄車 ◆a6WeBjxs :02/10/04 17:39 ID:sAzukpGy
>120-122
比類無き厨トリオ。
124名無しさんだよもん:02/10/04 17:47 ID:4N+SKXFz
>>120-123
比類無きありがちな展開カルテット。
125名無しさんだよもん:02/10/04 18:16 ID:HmsecDPS
>>120-124
比類無きもうやめとけよクインテット。
126名無しさんだよもん:02/10/04 20:25 ID:Z2/MSHHz
   ||     ||    . ||       ||     ||      .||            _
   ||     ||     ||       ||      ||      .||           , '´   ヽ
 ∧||∧  ∧||∧  ∧||∧   ∧||∧  ∧||∧   ∧||∧  ’・     ! i ノ从l`1)〉
(  ⌒ ヽ;(  ⌒ ヽ;(  ⌒ ヽ;(  ⌒ ヽ;(  ⌒ ヽ;(  ⌒ ヽ・‘∴;    | ! lゝ゚(フノi
>>120>>121==>>122>>123==>>124==>>125===≡≡三三ニ⊃ミ
 ∪  ノ∵∪  ノ∵'∪  ノ∵'∪  ノ∵'∪  ノ∵''∪  ノ;・:∵    ノノ/__,'、
  ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪  ’,    〈_ノ'`ー'
127名無しさんだよもん:02/10/04 23:50 ID:jBlFi4ab
いや、別に君らのその感性を否定する気はないぞ
128名無しさんだよもん:02/10/06 01:07 ID:66RY3bD8
メンテ
129名無しさんだよもん:02/10/07 18:13 ID:5qaCFneQ
重ねてメンテ
130甘えん坊将軍 ◆eJedRx6H2I :02/10/08 22:53 ID:KoxeECAg
 ちょっと疲れた・・・。
 でもメンテ。
131名無しさんだよもん:02/10/08 23:09 ID:o9JGhKHp
    ∧_∧
   ( ´ー`)    わかりますわかります >130
   ( ¶¶¶ )  
  | ̄ ̄椎原 ̄|
132名無しさんだよもん:02/10/09 18:34 ID:VfDqiPSS
今429だが、どこまで沈める?
133名無しさんだよもん:02/10/09 23:58 ID:zLmzpgHk
>>130
お疲れ様でした。

>132
一番下というのも体験してみたい。
134名無しさんだよもん:02/10/10 00:19 ID:67Wovt0w
現在442.。一番下は459.
次の圧縮まで下がりつづけるしかないなぁ。
135いつかの92:02/10/11 00:09 ID:d4Kx3sXG
結局92は取り損ねました。
まぁ、いいんですが。
今週末には投稿したいのでメンテします。
136名無しさんだよもん:02/10/11 01:24 ID:20dnlWdb
下がりまくり(;´Д`)ハァハァ
137名無しさんだよもん:02/10/11 09:10 ID:B+ibsmSV
現在477!
138名無しさんだよもん:02/10/11 16:22 ID:Qd1vWVbU
現在485。一番下は487。
139sage:02/10/11 19:48 ID:4auFGZdq
sage
140最下層民:02/10/11 19:49 ID:xhVnQoHq
最下層記念カキコ
141名無しさんだよもん:02/10/11 19:58 ID:30dOGqve
142名無しさんだよもん:02/10/11 20:01 ID:d/E50FHk
>139-140
これお前だろ?

>34 :sage :02/10/11 19:48 ID:4auFGZdq
>コソーリ(・∀・)イインチョ
143最下層民:02/10/11 20:37 ID:xhVnQoHq
>>142
すまないが>>139とは別人だ。
144名無しさんだよもん:02/10/11 23:00 ID:PMjJ8ywg
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/mona/1029751699/
(●´Д゚●) <ぶみゅん
145名無しさんだよもん
小説投稿サイトがあるから、よかったら使って。
二次創作ってカテゴリがあるから、そこで。
http://www.readingstation.dyn.to