ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその10

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1名無しさん@ピンキー
ゆうきまさみ作品全般についてのスレです

前スレ「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその9」
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199600837/l50

過去スレ、関連スレは>>2-3を参照。
2名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:35:51 ID:A6Jd7Yvi
過去スレ
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその8」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168255016/l50
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその7」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139297970/l50
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその6」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114088207/
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその5」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101187323/l50
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその4」
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1069761757/
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその3.1」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1053/10534/1053469507.html
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその3」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1053/10531/1053133095.html
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその2」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10207/1020778981.html
「ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレ」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/979/979809165.html
3名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:36:22 ID:A6Jd7Yvi
関連リンク

ゆうきまさみキャラ・エロ萌えログ倉庫
http://gegege.s6.x-beat.com/yuuki/
(管理人さんご多忙につき現在収集活動はされていません。
wikiで編集できるそうなので、住人のご協力お願いします。
収蔵を希望されない書き手さんは「収蔵不可」とスレに一言お願いします)

ゆうきまさみキャラ萌え・絵かき板
http://cat.oekakist.com/yukimasa/
4名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:36:54 ID:A6Jd7Yvi
<お願い>

新スレは、なるべく480KBを越した人が立てましょう。
500KBでスレッドストッパーが働き、書き込めなくなります。
5保管庫収蔵なしで:2010/04/16(金) 21:37:27 ID:A6Jd7Yvi
すべて後藤×しのぶで鬱展開です
6即死回避祈願1:2010/04/16(金) 21:38:29 ID:A6Jd7Yvi


終わらない恋もあれば


始まらない恋もある









久し振りの遠出だった。
あの街の張り巡らされた悪意から逃げ出し遠くへ向かう。
古ぼけた車の調子も悪くない。
空は雲もなく明るく澄み渡っている。
窓を開ければ温かく柔らかな風が吹き抜けていった。
心地良い温かさにスーツのジャケットを脱いでベストだけになる。
本当に春になったのだな。
助手席の人も今日は調子が良い。
寒くならないよう窓の調節をしながら真っ直ぐな道を進んでいった。
7名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:39:01 ID:A6Jd7Yvi
あの事件の後。
かつての愛人を逮捕した彼女を待つのは警察による拘束だった。
それは俺にすら止められないものだった。
そこで何が行われたのかは考えたくもない。
彼女は警察官としても、人間としても、女性としても尊厳を奪われた。
満身創痍となった彼女は結局実家へと戻された。
目撃者の話では、車から蹴りだされ荷物を投げつけられたらしい。
彼女は靴すら履かされていなかった。
しかし彼女の不幸はそれだけでは済まなかった。
やっと巡りついた家で彼女が眼にしたのは。
自害した母親の変わり果てた姿だった。
あの優しい母親は自責の念に耐えられなかったのだろう。
噂では娘は死んだと吹き込んだ人間がいたらしい。
真偽の程は分からないが、絶望が母親を押し潰したのは確かだ。
受け取る者はいないと思ったのか、遺書もなにも残されてはいなかった。
二人が発見されたのはそれから暫くたってからだった。
そこにあったのは布団に寝かされた腐敗した遺体。
そしてその横に気のふれた女が一人。
見つけたのは俺だった。
俺自身も工作と駆け引きに翻弄されようやく得た自由だった。
真っ先に向かった彼女の家でその光景に出くわした。
嗅ぎなれた臭気と淀んだ空気。
閉ざされたままの雨戸を開けた瞬間吹き込んだ花吹雪を覚えている。
それは死者と気狂いの上に平等に降り注いだ。
8名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:39:32 ID:A6Jd7Yvi
彼女を引き取るのは容易ではなかった。
親族や警察、行政を相手に彼女の自由を求め戦った。
全員誰も責任を取る気は無いくせに口だけは出してくる。
金をせびられると思ったのか、脅しに使われると思ったのか。
仕方がないので自分と彼女は恋人同士だと言い張った。
不毛な話し合いを幾度重ねたのか覚えていない。
結局親族との縁をすべて切ることで話がついた。
手切れ金のつもりなのか彼女の家は恩着せがましく譲られた。
自殺者の出た家に住むつもりの人間などいなかったくせに。
醜聞を恐れたのか、母親の遺骨も位牌も置いていった。
正気を失った娘に母親を弔えということらしい。
無茶苦茶な人間達だが結果的には良かったのだと思う。
あんな奴らに母親を渡したくなかったのだから。
生臭い話し合いの果てに残されたもの。
家と骨と狂人が一人。
俺がようやく得た妻は気がふれた女だった。
9名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:40:07 ID:A6Jd7Yvi
車を走らせた先に着いたのは桜舞い散る森だった。
車を停めて助手席の彼女を抱き上げる。
ぼんやりとした眼には空が映っていた。
それは彼女の心まで届いているのだろうか。
桜の花びらが母親の形見となった着物に降りかかる。
着付けたのが俺だからあまりきれいな姿ではない。
けれどそれを気にしてくれる人もいなかった。
俺が切り揃えている髪が風に舞う。
流行の形ではないが清潔に見えるようには気をつけているつもりだ。
俺がさした下手な口紅が日差しに輝く。
美しくは塗れなかったが彼女に良く似合う色を選んだ。
花吹雪の間を抜けてひときわ大きな樹の下に座る。
彼女の眼の中を花びらが流れていった。
まるであの日に降った雪のようだ。
彼女はそれを覚えているのだろうか。
あの男の手のひらを覚えているだろうか。
母親の血を覚えているだろうか。
俺の言葉を覚えているだろうか。
風が更に強く吹く。
もう何処を向いても薄紅の嵐だった。
「……しのぶさん」
虚ろな眼で指をしゃぶる彼女に声をかける。
反応は無い。
きっと風に掻き消されてしまったからだ。
風がやめば俺の声も彼女に届く。
俺に気付いてくれる。
俺のことを見てくれる。
今度こそ。
「しのぶさん」
半開きの唇から垂れる唾液を拭ってやる。
口紅が引っ張られて頬を汚す。
しゃぶったままの指を引き抜き、
風に舞う花びらに邪魔をされながら唇を重ねた。
幾度も角度を変え口腔内を貪る。
唾液も口紅で濡れた桜も共に飲み込む。
花びらが怒涛の流れとなって俺達を包んだ。
必死で彼女の唇に喰らいつき、脇から手を忍ばせる。
着物の合わせを開いて白い胸を露出させた。
反応を見せない彼女の乳房に吸い付く。
舐め回して濡れた肌に花びらが張り付いた。
「しのぶさん………」
花の隙間を縫って肌を吸い上げる。
紅く残る跡と薄紅の花。
白い双丘の中心にある肉の粒は柔らかいままだ。
どれだけ奉仕を重ねようと反応は無い。
脚の間も乾いたままだった。
10名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:43:24 ID:A6Jd7Yvi
「しのぶさん……」
虚しさに手が止まる。
やまない花びら。
このまま埋め尽くしてくれれば良い。
二人一緒にこのまま。
「しのぶさん」
胸元のポケットから用意していたものを取り出す。
跳ね上げた銀色の凶器が光を反射する。
目の前でちらつかせても反応は無かった。
よく研いだ刃を乳房に当てる。
軽く滑らせただけで鮮血が溢れ出した。
流れる赤に連れられて花びらが流れ出す。
傷と血と肌を舌でゆっくりと撫でた。
舞い狂う桜の中で。
刃を手に俺は迷っていた。
これを一体どう使うべきなのかを。
どう使えばこの人を幸せにできるのかを。
目の前の景色があの日の雪と重なる。
吹雪の中、誰が詠んだかも思い出せない句をつぶやく。




やがて逝く 浄土も桜 咲かむかな




いつか俺も君も死んで。
あの向こうで出会うのだとしたら。
その時は共に桜を眺めよう。
この吹雪の中を共に歩もう。
そして言おう。
俺は確かに、誰よりも君を愛していたと。

<終>
11即死回避祈願2:2010/04/16(金) 21:44:54 ID:A6Jd7Yvi



一生孤独なのだと思っていた



本当にそうであればよかったのに



12名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:45:55 ID:A6Jd7Yvi
柘植の事件の後、彼とはもう二度と会うことはないのだろうと思っていた。
だが現実は違った。
いや、想像の自分と現実があっていなかったということか。
結局私はあの事件の後もだらだらと助けられ続けた。
金のこと、仕事のこと、身体のこと。
あの事件の後始末だって全部やってもらっていたのにまだ縋る。
何一つ自分では出来ない。
今の仕事だって彼の紹介によるものだ。
歳を取り職歴も偏った私を雇ってくれる所なんてなかった。
そんな私を助けてくれたのはやはり彼だ。
彼の尽力によってなんとか次の仕事にありつけたのだ。
後で上司から彼に相当頼み込まれた故だったと聞かされて暗い気持ちになった。
それでも予想以上に仕事が出来たので拾い物だったと言われはしたが。
そうやって一歩一歩踏み出す度に彼の助けを必要とする。
いつまでもいつまでも彼の援助を受け続ける。
自分一人では生きていくことさえ出来ない。
私はいつからこうなってしまったのだろう。
そんな風に生きていたらもう七年が過ぎてしまった。
私は単に歳をとっただけだが彼は違った。
歳を重ねいよいよ男振りを増し、魅力的な様子になっていた。
私と違い警察に引き止められた彼は再び順調にキャリアを重ねている。
混乱しきった警察を立て直した影の存在と噂されるほどだ。
相変わらず敵は多いがそれ以上の味方を得ている。
物の価値の分かる女達に付きまとわれているのも知っている。
望まなくても幾らでも与えられる地位にいる男だ。
それなのにどうして私のような女を求めるのだろう。
こんな何もない女にどうして構い続けるのだろう。
もう人間としての価値すら失ってしまった女なのに。
13名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:46:33 ID:A6Jd7Yvi
久し振りに出かけた場所は花のある所だった。
彼はこうして無理矢理休みを合わせて私を連れ出す。
忙しい上に彼と過ごしたい女なんて山ほどいるだろうに。
迎えに来た彼が珍しく和服だったので私もそれに合わせた。
母の形見の着物を引っ張り出して身に纏う。
母は長患いの後、この冬で他界した。
その時も彼に相当世話になったものだ。
医者からなにからすべて手配をしてもらっていた。
親戚と縁を切られていた世間知らずの私にはどうしても彼の助けが必要だった。
最期を住み慣れた家で迎えさせてくれたのも彼のお陰だ。
病で声も出せなくなった母が必死に何かを訴えてきた。
それがなんであったのかは分からない。
ただ最期まで心配をかけたまま逝かせてしまった後悔があった。
そんな母が最も好んだ着物。
衣の華やかな色が顔から浮いている。
鏡には青白い肌で辛気臭い顔をした女が写っていた。
私は何のために生きているのだろうか。
考えたくはなかったので静かに三面鏡を閉じた。
慣れない着物姿で少し彼に遅れて付いて行く。
時折吹き抜ける風が裾を撫でていった。
桜の下で彼の衣が揺れている。
袖が風をはらんで後ろに流れる。
黒髪が風に遊び、まるで踊っているような姿になった。
横を通り過ぎた女達が色目を使ったと思うのは僻みだろうか。
あでやかな男の後ろを地味な年増が付いていくのをどう思っただろう。
こちらを向いて笑っていたのは気のせいではないようだ。
彼は後ろも振り返らず斜面をどんどん登って行く。
桜の花に視界を埋め尽くされ前も後ろも分からなくなりそうだった。
薄紅の嵐の中を進んでいく黒い衣。
見失わないよう懸命について行く。
そして花と私たちだけになった頃。
大きな桜の樹の下で彼に捕まった。
14名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:47:23 ID:A6Jd7Yvi
強い力で引き寄せられ抱き締められる。
背中に当たる木肌が痛い。
力に容赦はなく息が苦しかった。
「知ってる?あの埋立地でしのぶさんに出会ってから今日で十年たつんだ」
意識したこともない事実を囁かれる。
もうそんなになるのか、私たちは。
そんなにも長い間彼に寄生していたのか。
「長かったなぁ……みんな死ぬまで」
彼の声色が変わる。
嫌な予感がする。
身を捩って逃れようとするが腕はびくともしなかった。
「本当に長かった…やっと今日が来た」
柘植の死刑は異例の早さで執行された。
警察や検察の力も勿論だが何より世論の後押しがあった。
世界が柘植に死ねと言っていた。
そして柘植に関わった人間もすべて死んだ。
経緯はどうあれ事件を止めようとした荒川ですら死刑となった。
どれだけの人間が絞首台にぶら下がっただろう。
警察の幹部も随分死んだ。
海法が自ら首を吊ったのには心底驚かされた。
そういえばあの時からかもしれない。
この嫌な予感はあの時からずっと続いていたのだ。
一体誰が海法達の首を縄の中に入れたのか。
不穏な雰囲気。
頭上の桜に眼をやる。
満開の花の中に黒い影。
そこには大量の縊死体があった。
吊るされた塊が花吹雪に揺れている。
その俯いた一つ一つの顔がこちらを向いていた。
知る顔も知らない顔もある。
だが全ての眼がこちらを見ていた。
15名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:48:24 ID:A6Jd7Yvi
ついに私も気が狂ったか。
檻のような腕の中で呆然と見上げる。
無数の花びらとガラス玉の瞳。
どうして彼は気付かないのだろう。
こんなにも沢山の死者が私たちを見ているのに。
「後藤さん……」
押し寄せる恐怖に震え彼の名を呼ぶ。
ようやく呼んだ名を合図に彼が身体を離す。
その眼は吊るされたどの死者よりも狂っていた。
「ああ。死んでいるね」
やはり彼にも見えているのか。
桜の中の大量の死者が見えていたのか。
なのに何故それほどまで平静なのだろう。
彼にとっては正気こそが狂気なのか。
死者の見つめる中、彼の手が着物の前を開く。
広げられた合わせから胸がこぼれる。
剥き出しの乳房を両手で強引に掴まれた。
「もうこれは俺のもの」
紅い舌が先端をねぶる。
薄い皮膚に指が食い込んで痛い。
痛いということはこれは夢でも幻でもないということか。
この異常な光景が現実だということか。
「余所見しないで」
彼の指が先端に食い込む。
痛みにもがく身体を押さえつけてより力を込めた。
声にならない叫びがもれる。
それを増長させるように死者の群れが揺れる。
これはなんだ。一体なんなのだ。
桜が更に舞い散る。
死者達の姿を霞めるが決して消えはしない。
どういうことだ。ここは何処なのだ。
狂っているのか。では何故こんなにも痛む。
ここは一体何処なのだ。
私は本当に生きているのか?
16名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:49:05 ID:A6Jd7Yvi
激痛が身体を割る。
突然の痛みに悲鳴が漏れる。
何の前戯も無く股に一物を捻じ込まれていた。
「……余所見しないでって言ったでしょう?」
肉と肉の隙間から鮮血が垂れていく。
流れ落ちた血は桜が吸い上げる。
死者達の身体が益々激しく揺れた。
皆がこちらを見ている。
犯される私を見ている。
一体これは何なのだ。
霞む視界の中に何かが見えた。
自分と同じ着物を着た人間。
痩せた首に食い込む縄。
青白い顔をした母が吊るされている。
無言の死者の中でその唇が動く。
何度も繰り返す同じ動き。
それは母が必死で言おうとした最期の言葉。



ゴ メ ン ナ サ イ マ モ レ ナ カ ッ タ



17名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:50:06 ID:A6Jd7Yvi
風が吹き荒れる。
視界を埋め尽くす大量の桜。
母はやがて遠い影になる。
一生孤独のはずだった。
そうであったらどんなによかっただろう。
私の人生の失敗はあの男との関係ではない。
この男に出会ってしまったことだった。
身体の中の肉棒がより深く埋め込まれる。
男の形に身体が歪む。
いとも簡単に犯されてゆく。
今までの喪失など何でもなかったのだ。
自分というものすら奪われるこの瞬間に比べたら。
これ以上生きてどうしろというの。
この男と二人にされてどうしろというの。
助けて 母さん 助けて
首吊りの母に向かって手を伸ばす。
届かない空間を桜が埋めていく。
誰でもいい誰でもいい。
この男でなければ誰でもいい。
誰でもいいから誰か
助けて
誰か

「お父さん………」
18名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:51:10 ID:A6Jd7Yvi
不意に漏れた言葉に男が笑い出す。
身を仰け反らせ大声で笑った。
「それはあれのこと………?」
桜の花の一番向こう。
誰よりも高いその場所にぶら下がる白い骨。
その白い隙間を花びらが吹き抜けていく。
一番最初に失った、一番確かだったもの。
すべて消えていく。
どうして狂えないのだろう。
どうして幸せになれないのだろう。
それならいっそ。
私もあの桜の中へ。
「死なせて……」
救いを求めて男に訴える。
死者の群れを背に死神は優しく笑った。
「………許さない」

桜が散る。
目の前の男すら見えなくなる。
私の人生は今日終わった。
きっと私はあの群れの中には入れない。
死してもなおこの男の傍に置かれるだろう。
永遠にこの男が自分のものとするだろう。
死ですら私を解放してはくれない。
全てを失ったのに自分を失うことは出来ない。
せめてこの男を愛せたなら。
ほんの少しの情けだけでもかけたなら。
あるいは心から憎んでいたなら。
男は狂わなかったかもしれない。
誰も死ななかったかもしれない。
でもすべてが遅すぎた。
桜は全て咲いてしまったのだ。



男のすぐ後ろにぶら下がる死者に目をとめる。
暗いコートを着た悲しそうな姿。
それは遠い雪の日に『待っている』と言ってくれた男の末路だった。


<終>
19名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 18:42:02 ID:UOOE9/o6
GJ&スレ立て乙!

春にふさわしい、幻想的なごとしの。
桜吹雪が効果的に使われていて、読んでいて何度か、「満開の桜の下には
死体が埋まっている」のフレーズが頭に浮かびました。
後藤さんバージョンのセリフが「しのぶさん」だけなのも切なくて良かった…。
20名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 01:10:07 ID:1Ohl204B
後藤さんもしのぶさんも病んでるねw
映画パト2の懐かしさと、美しい桜と対照的なごとしの関係、二人を包む世知辛い世間が切なさや現実味を出してていいなと思いました。
スレ立て&投下お疲れさまです
21即死回避祈願3:2010/04/20(火) 23:37:57 ID:6cRSxDwI
後藤×しのぶで鬱展開です
22名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:38:26 ID:6cRSxDwI

「本当に良いお天気ね」
横にいた母が空を見上げて呟いた。
春は存外晴天が少ない。
寒くなったり温かくなったりと落ち着かない時期。
すっきりと晴れ渡った今日はいかにもという陽気だ。
「ええ、そうね」
手にした柄杓で手桶から水を汲む。
黒い石が濡れて春の日に輝く。
花を挿す母の老いた手。
線香の煙がたなびいて空へと消えていった。
23名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:38:49 ID:6cRSxDwI
彼が死んだのを知ったのは四十九日の法要が済んでからだった。
私だけでなく彼の元部下達も知らされていなかった。
誰一人知らなかったのだ。
彼が病に倒れていたことを。
自身の死期を悟った彼は周囲から距離をおいた。
そして誰にも知られないで一人静かに消えていった。
親族ですら彼の死に目には会えなかったのだ。
本当は誰よりも不器用だった彼らしい死に方。
何もかも全て片付けていて周りがやることはなかったらしい。
遺書もきちんと書かれており、それに従い親族が死後の始末をつけた。
ただ死を伝えるのは彼の意思より随分早めたらしい。
死者よりも生きている人間が大事だと言い切った彼の実姉。
どこか彼に似た目元に集まった者達は慰められた。
形見分け出来るようなものも残されておらず、
実姉が自己の判断で残しておいてくれた髪を皆で分け合った。
それは記憶より随分白く細くなっていた。
懐紙に包まれたそれを受け取ってよいのか迷っていると、
凛々しい婦人は無言で私の手に握らせた。
間近で見たその眼はやはり彼に良く似ていて。
それ以来、私は肌身離さず持ち歩いていた。
24名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:39:29 ID:6cRSxDwI
喪服の胸元に入れた遺髪を衿の上からそっと押さえる。
いつもの墓参りの帰り道。
桜の見える公園で一休みすることにした。
平日の昼間の所為か、満開の桜であってもいる人間は少ない。
一番枝振りの良い桜を選んでその側のベンチに腰掛けた。
青空を背にした桜は淡い光を放っている。
木々の周りだけ霞がかかったようだ。
あの人も今、向こうで桜を眺めているだろうか。
「綺麗ね」
「そうね」
母と二人桜を見上げてぼんやりとする。
こんな時間の過ごし方なんて、彼が死ぬまで考えたこともなかった。
彼が剃刀から昼行灯に変わった理由。
それは愛する妻の死に起因したのだろう。
人は大切なものを失うと呆けてしまうのだ。
だから彼はあんな風に力が抜けてしまったのだろう。
彼は決してそんなことは望んでいなかったのに。
持参した風呂敷包みを解く。
瓶とグラスを取り出しベンチに綺麗に並べた。
透明の瓶からグラスに液体を注ぐ。
自分の分と彼の分を注ぐと、母が片方手に取った。
どうやら珍しく付き合うらしい。
私たちは無言で杯を掲げた。
彼の好きだった酒。
何の変哲も無い普通の酒だ。
仏前にも供えられていた瓶に親族の愛情を感じた。
彼が好きだったというのは彼の元部下に教えられた。
仏壇にある瓶を指して嘆いたのは美しく成長した少女。
彼が生きていればさぞ喜んだことだろう。
彼の死に、自身の決まっていた結婚を延期する位に慕っていたのだから。
25名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:40:06 ID:6cRSxDwI
満開の桜の下で喪服の女が二人酒を呑む。
彼がいれば馬鹿なことを言い出しそうな情景だ。
無言で酒を舐めていると様々な景色を思い出す。
そのどれもに彼が居た。
どれだけ思い出しても彼は笑顔だった。
桜のように静かで穏やかだった人。
桜のように無言で潔く散っていった人。
残りの酒を全て呷り眼を閉じる。
この座る場所の右側の。
彼の不在を理解できない。
私はどうしてここに居るのだろう。
人生最大の後悔はあの男を撃たなかったことだと思っていた。
でも今は違う。
私の最大の後悔は彼の手を取らなかったことだ。
差し出された幸せに、怯えてしまったことだ。
母の手で注がれた酒に桜の花びらが浮かぶ。
この世の美しさの一つ。
どうしてこの位素直に受け取れなかったのだろう。
彼はこの桜のようにただただ与えてくれたのに。
花びらごともう一杯呷る。
酒気と共に漏れる溜息。
「もったいないことしたわ」
あっさりと言えた本心は空気に溶けて消えていく。
後悔が重過ぎるが故に軽く言うしかできなかった。
不意を衝かれた母が笑い出す。
顔に皺が優しく刻まれた。
「親の言うこと聞かないからよ」
さらりときついことを言って微笑む。
そうして互いに返杯をした。

絶望も後悔も哀悼も懺悔もすべてそのままに弔いの酒をあおる。
向こうの桜も満開だろうか。

<終>
26即死回避祈願4:2010/04/20(火) 23:40:57 ID:6cRSxDwI
「いやあ………良い天気だね」
晴れた縁側でだらしなく寝転がって。
ぐだぐだした男が酒を啜りつつ唸る。
「今年の桜も見事だね。来年もその次も一緒に見られるといいね」
庭の桜は今年も満開だ。
見事な枝振りは道行く人も和ませている。
遠く歓声が上がっているのが聞こえてくる。
小さいながらも庭師を入れているここは家一番の自慢の場所だ。
そしてその美しい場所の手前には。
寝巻きの浴衣のまま日干ししている布団の上でごろごろしている男。
「しのぶさんもこっちへおいでよ。横になって一緒に見よう?」
三つの意味において邪魔な男を排除すべく腹を踏みにじってやる。
踏まれた男は大げさな悲鳴を上げた。
「いたーい、ひどーい、老人虐待ー」
「うるさい黙りなさい」
凄んでやれば拗ねた顔で見上げてきた。
一体幾つのつもりだこの野郎。
もはや還暦にリーチかかっているくせに甘えるな。
踏まれた男がにやにや笑いながら足首を撫で回してくる。
振り払いついでに蹴飛ばすが軽くよけられた。
足首を撫でた手の匂いをわざとらしく嗅いでいる。
「いやー、この香りだけでヌケちゃいそう。
しのぶちゃんも見てくれてるし、ここでいたしちゃおーかな」
乱れた裾をまくり、下着の上から自身の性器を撫でる。
どうしてこんなすべてにおいてだらしない男がご近所で格好いいなどと言われているのだ。
男は歳を取って禿げるでも腹が出るでもなく、
ちゃっかりとロマンスグレーなんてものを手に入れた。
元々さほど見目は悪くなかった為、年寄り補正もかかって大分マシに見える。
何が目的なのか日常で和服を着ているのも効いているようだ。
初老のお色気ってやつ?なんてほざいた時には本気の鉄拳を叩き込んでしまった。
死ななかったが。
「大体なんであなたがここにいるのよ!」
「だって内縁の夫だし」
「いつそうなったのよ!!」
「ひどい!俺の身体だけが目当てだったのね!」
「気味の悪いことを言わないでちょうだい!!」
ご近所には聞こえないギリギリの声で罵る。
長い付き合いでこの男に嫌味など効かないことは分かっていたが。
「大体、か、身体って、別にあなたと私は……」
寝そべる男の枕元に正座し発言の誤りを正す。
何一つ通じない異星人は平気な顔で文句を垂れた。
「そーだよねーしのぶさんやらせてくんないもんねー。
キスどころか手も握らせないってなにこれ。中学生?
中学生だってもっとあっはんうっふんなことしてるっていうのに。
もう20年近く一緒にいるのにねー。俺偉いなーすごいなー紳士だなー。
あーあ、俺の残りの人生もう勃つかどうかも分かんないのになー。
見たかったなーしのぶさんのご開帳ー」
ぶん殴ろうとしたお盆は年齢にそぐわない速さで避けられた。
「やだ怖い。ドメスティックバイオレンス?」
うつ伏せでくすくす笑う顔に殺意が湧く。
乱れ髪の隙間から覗く目が光る。
「ってゆーかー、………この家って誰のものだっけなー?」
男の持つ伝家の宝刀をすらりと抜かれて言葉に詰まる。
そう、この家は………この家はもう私のものではないのだ。
27名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:41:31 ID:6cRSxDwI
柘植の事件が終わってから、私は正式に警察を辞した。
あれだけして懲戒免職にならなかったのは奇跡のようなものだ。
まあ私や彼らを懲戒免職にしてしまうと、
柘植を逮捕した経緯を対外的に説明できなくなるからだが。
彼らも警察に残ったり辞めたりとそれぞれだった。
そしてあの男は何処かへと消えていった。
そこまではいい。そこまではいいのだ。
問題はこの後だ。
それから暫くして、明らかに桁のおかしい退職金が振り込まれた。
それだけではない。
事件の後始末がようやく終わる頃、男はあっさりと帰ってきたのだ。
しかも私のテリトリーに堂々と上がり込んで来たのだった。
あの事件以来ギクシャクした私達母子の間に割り込み、
母を立て私を宥めしゃあしゃあと夕飯を食べて帰っていく。
そういえばこの頃はまだ自分の家に帰っていた。
いつの間にか食器棚には男の茶碗と湯のみが用意されて。
最初は割り箸で食べていた筈がいつの間にか塗りの箸に変わっていて。
そうやって恐ろしく的確且つ迅速に母に取り入って。
男に文句を言うと、私が母に怒られるくらいになっていた。
家に侵入する不審者を排除しようとしただけなのに。
どうして私が責められていたのだ。
そうするうちに座布団が用意され布団が増えて歯ブラシが置かれて。
平気な面で『おはよう』なんて言われるまでになっていた。
どうしてあの男の下着がうちの物干しにぶら下がっているのか。
母は毎晩男の好物ばかりを作るようになっていた。
出て行けと怒鳴れば、頭を冷やしなさいと注意される。
だからどうして私が怒られるのだ。
そんな納得のいかない三人暮らしは母が病に倒れるまで続いた。
この頃のことに関しては唯一感謝はしている。
看病がこれほど大変だとは思わなかったからだ。
様々な制度や施設を探してきてくれて私も母も随分助かった。
そう、これはいい。
だがこれが完全な決定打になり母の中で腹は決まっていた。
28名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:42:23 ID:6cRSxDwI
母が最後の時を家で過ごせたのはいい。
父の居る仏間で最後を迎えられたのもいい。
だが何故この男がいたのだ。
しかも私が握る手の反対をちゃっかりと握り締めていた。
私と最後の別れを交わした後、母は男に向き直る。
そして弱々しい声で『しのぶをお願いします』などと言い出した。
呆然とする私と当然の顔で聞く男。
男はとんでもない詐欺師の面で『任せてください』なんてほざきやがった。
幾らでも文句を言ってやりたかったが、安堵しきった母の顔を見ると言えなかった。
母の中では娘と信頼できる娘婿に看取られ幸せな最後というお話だったのかもしれない。
しかしどうしろというのだ。
こんな話の通じない男の前に一人放り出されてどうしろというのだ。
葬儀は母の遺言通り密葬となり私と男だけで執り行った。
確かに納得はいかない。納得はいかないが、非常に助かったのは事実だ。
送り出した後の事務手続き等も男が居なければ分からないことが多かった。
しかしどうして母の様々な書類の場所をこの男が知っているのだ。
私より私の自宅に詳しいとはどういうことだ。
それでも母の死というショックに揺らいでいた私を支えていたのは確かだろう。
しかしだ。
線香を上げにきてくれた母の友人が男の姿を見ると
『よく自慢してらしたわ。素晴らしいお婿さんだって』と爆弾発言をかました。
…………婿ってなんだ。
一体どういうことだ。
どうして私の人生を私が知らないのだ。
呆然とする私を完全に無視して男が愛想を振りまく。
謙虚で優しい入り婿で御座い、という面で弔問客を捌いていた。
だから婿ってなんなんだ。
慌てて役所に駆け込んだが、戸籍は綺麗なままだった。
だが戸籍が綺麗であればいいということではなかった。
29名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:42:56 ID:6cRSxDwI
母の死後の様々なことが落ち着いた頃。
弁護士と親戚を交えての母の遺書の話となった。
これが最大の問題だった。
比較的裕福な親戚達は、全面的に遺書に従うといった。
どうしてドラマの様に揉めてくれなかったのか。
母の最後の願いが綴られた遺書。
そこには遺産や遺品は全て私が相続、
そしてこの家と土地はあろうことかこの男が相続というものだった。
母は弁護士にも親戚にも入念に根回しをしていたのだろう。
『土地家屋は娘婿に相続させる』
そんなとんでもない暴挙をやってみせたのだ。
だから婿ってなんなのだ。
もちろん私の気持ちなど届くはずも無く、
あっさりと親族会議は終わってしまった。
一族の長老である叔父が男の肩を叩く。
『いつも本当にありがとう。これからもしのぶと家をよろしく』
そんな戯言を涙目で訴えていた。
親戚にまで一体何をしやがったこの男。
親戚が去っていった後。
男の胸倉掴んで問い詰めるとしれっとした様子で言い放った。
『そんなに文句があるなら出てけば?ここは俺の家なんだし』
確かにそうだ。もう法的にはこの家の主はこの男だ。
だからといって納得など出来るものか。
その夜はとりあえず一発ぶん殴ることで終わりにした。
母がいなくなってからはもう傍若無人だった。
殴ろうと蹴ろうと家から出て行かず、
かと思えばふらりといなくなり何ヶ月も帰らなかったりする。
いよいよ死んだかと思いきや、朝起きたら玄関で寝ている浮浪者を発見したりする。
何万回出て行けと怒鳴ったことか。
しかも年に数回、大量の現金を詰めた鞄を抱えてきたりする。
はじめて見た時は真剣に犯罪の可能性を考えたものだ。
札束を前に青くなる私に男は暢気なことを言い出す。
『どっか行こう』
そうやって私を無理矢理引っ張り出してあちこち旅をする。
北から南から西から東から。
これでもかと振り回されて色々なものを山と食べさせられる。
風呂につかり出し物を見て土産を物色し景色を眺める。
そんな旅を繰り返し、飽きたら家に帰ってごろごろして、またふらりといなくなる。
送り出す言葉も迎える言葉も『帰ってくるな』だ。
なのにどうしたって帰ってくる。
そんなことを繰り返していたらもう二十年近くが過ぎていた。
30名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:43:31 ID:6cRSxDwI
近所の人間は完璧に私の夫だと思っている。
夫どころか完全に赤の他人だというのに。
外面だけはいいからご近所にもちゃっかりと取り入っていた。
職業は翻訳家、しかも入り婿ということで通っているらしい。
これなら家に居るのも長期空けるのも不思議に思われないだろうという理由だ。
面倒な近所付き合いも男が全てそつなくこなしていった。
私がそういうことが出来ない分、自分が担うという考えのようだ。
この辺りのご長寿はすでに彼に掌握されている。
気が付けば近所の人間からのもらい物が増えていった。
今男が舐めている酒だってそうだ。
裏の老夫婦が旅行に行った土産だともってきた。
いつも男が持っていく旅行の土産のお返しだそうだ。
『旦那さんによろしく』という台詞を眩暈と共に聞いた。
何で私の人生を私が知らないの。
もういやだこんな人生。
助けて母さん。
「家あるでしょう!帰りなさいよ!」
何万回繰り返したんだこの台詞。
「何言ってるの?俺の家はここだもの」
何万回聞いたんだこの台詞。
大体この男はこの家の他にもう一つ不動産を持っているらしいのだ。
どうもそこを拠点になにやら仕出かしているらしい。
あの大金もその拠点から生まれるようだが…一体何をしているのか。
犯罪行為だけは犯してないから信じろと言われたが信じられない。
こんな男の何処を信じろというのだ。
「そんなことよりさ、そろそろまた旅行に行こうね。
今度はどこがいいかなぁ楽しみだなぁ。
桜前線と一緒に北上する?あちこちの桜を見てまわろうよ。
それで最後は北海道。美味しい海鮮を食べて温泉につかってしっぽりと…」
まずい。本気だ。
確実にこの男、桜と共に北上する。
それで私も付き合わされる。
どうしてこうなってしまったのだ。
「お宿はしのぶちゃんがご開帳したくなっちゃう所がいいなぁ」
「貴様に股を開く日など来てたまるか」
「うわ。それお嬢様の発言じゃないよ?」
けらけらと笑う男に花びらが降り注いだ。
31名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:44:58 ID:6cRSxDwI
歳を取った所為なのか言うことを聞かないこの男の所為なのか。
最近は怒鳴るのも続かなくなってきた。
早々に諦めて私も勝手に花見を始める。
裏の老夫婦から酒と共に渡された菓子を齧り茶を啜った。
「あー、お菓子いいなー食べたいなー」
「食べればいいじゃない」
「そうじゃなくってさ……お義母さんの菓子皿とかあるでしょうに。
お嬢様のくせになんで箱から直食いするかな……」
ぶつぶつ文句を連ねて菓子に手を伸ばす。
布団の上で食べようとしたから後頭部を叩いておいた。
「ひどい!家庭内暴力!」
「この家に家庭など存在しないでしょうが!」
いたーいひどーいなどと喚いて布団の上を移動する。
うつ伏せで縁側から顔を出すとその姿勢で菓子を食い始めた。
どれだけ駄目人間なんだ、この男。
菓子を噛み砕く暢気な音が聞こえてくる。
おかわりはなし。
どうやら好きな味ではなかったようだ。
再び仰向けになった男が腹をさすってこちらを見た。
「本当にさ、俺が勃つうちに一回でいいからさせてよ。
やっとOKでました。勃ちませんでした。おしまい。じゃ困るし。
このままじゃ俺死んでも死に切れないんですけど」
「後藤さんならあと200年生きても誰も驚かないわよ」
「人を妖怪みたいに言わないで」
男が浴衣の帯を解く。寝転んだまま前を肌蹴て身体を晒した。
年齢にしては本当に見事な身体だ。
いつどうやって鍛えているやらさっぱり分からない。
そして…………。
「どう?そそる?」
訳の分からないポーズをとってアピールしてくる。
このまま庭に突き落としてやろうか。
「ここあれよ?あったかいし布団ふかふかだし桜咲いてるし。
もう初エッチするには最高の場所。思い出作りにもってこい。
思いっきりあんあん言わせてあげる。
という訳で是非わたくしといたしましょう」
「ここを貴様の終の寝床にしたいのか」
「なにそれ腹上死?」
布団を捲り上げて男を落とそうとする。
必死にしがみ付いて暴れた所為で茶がこぼれた。
32名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:46:29 ID:6cRSxDwI
下着一枚になり浴衣で縁側を拭く男がぼやく。
「まったくもう……うちの嫁は乱暴なんだから」
「誰が嫁よ!」
「怒った顔もかわいいよ」
やはり殺すべきだった。
明確な殺意に人生を委ねてもいいかもしれない。
どうせ失うものなどないのだし。
「ねえしのぶさん。一生のお願い」
濡れた浴衣を放り出して布団に寝転ぶ。
何を考えているのか下着まで脱ぎ捨てた。
均整の取れた裸体に花びらが降り注ぐ。
肌が日の光を反射して輝く。
真っ直ぐに伸びた足が脱いだ下着を弄ぶ。
「死ぬ前にさ、一度でいいからキスさせて?
本当に、本っっっ当に一度でいいからさ。
絶対舌とか入れないから。約束するから。
だから一回だけキスさせて?ね?」
「死んでもお断りよ」
「じゃあイラマチ…」
「死ね」
笑顔で爽やかに言ってやったらようやく黙った。
沈黙を桜が埋めていく。
降り積もる花に混ざる幻想の雪。
私たちがここまできたことには何か意味があるのかもしれない。
そしてきっと意味なんてないのだろう。
目を閉じたままだった男が眠そうに呟く。
「じゃあ一生のお願い………俺より先に死なないで。
しのぶさんが死んじゃったら、俺生きていけない」
そんな願いをどうして今更言うのか。
共に暮らして二十年近く。
あなたの身体がどうなっているかなんてとっくに分かっている。
私はあなたの共犯者なのだから。
「一生のお願いだから……他のお願いなんてもう叶わなくていいから。
だからこれだけは叶えて。お願いだから」
33名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:47:33 ID:6cRSxDwI
舞い散る花びらを目で追いかける。
腹に刻まれる人工的に裂いた傷跡。
赤黒く変色した皮膚の上に舞い落ちる。
隠していたつもりなのか、隠せると思ったのか、隠すのをあきらめたのか。
こんな大事なことを女房に伝えなかったとはいい度胸だ。
自分の着物の帯を解いて男の横に滑り込む。
張りをなくしてしまった乳房で男の頭を抱えた。
「あなたより先に死ぬなんてまっぴらごめんよ」
胸の間を熱いものが伝っていく。
それが何かなんてどうでもよかった。
「ごめんね……弱くてごめんね」
大丈夫だ。
置いていかれることには慣れている。
それだけだ。
「………もっと一緒に居たかったな」
本当に馬鹿な男だ。
こんな女の為に一生を棒に振るなんて。
「それもまっぴらごめんだわ」
男は微かに笑って力を抜いた。
仰向けになった視界を花びらが通っていく。
きっとこの桜が彼を連れていってしまうだろう。
それは仕方のないことだ。
愛する人はいつだって、連れていかれてしまうのだから。
「それでも俺……幸せだった……」


それは、私にとっても同じことだった。

<終>
34名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 05:07:43 ID:aYgLsqD0
できが良いのは認める

ただ何故、皆、登場人物を殺したがるんだ・・・
35名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 02:07:30 ID:0V97zqLp
これだけ死んだら寧ろ気持ちいい!
どうせなら二課全員で死んじゃおう。

とにかく、GJGJです!
すんごい綺麗な作品群ですね。
36名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 22:30:40 ID:xjilxM5w
眼球が上滑りした挙句に
とりあえずこの世にこの文章は存在しなかったことにした

特車2課って知ってる?
37名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 22:49:33 ID:k+mZUZCT
しのぶさーん、遺留分減殺…
38名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 22:15:24 ID:Bw/TMStg
>>36
これ書いた人、原作読んでない・観てないと思うよ。
多分、二次サイト見て書いた程度の三次小説にしかすぎん。
自作自演乙とは言わないけど、スレッドの個人的使用はどうかとも思うしねえ。
だいたい、何で前スレが落ちたか、書き込みが無くなったかも理解してないだろうと思うけどね。
39名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 00:08:25 ID:SgZCGSPv
ずっとスレを支えてくれている独り祭りさんだと思ってた。<書き手さん
一時期からコテハン降ろして書いている様子だったし。
色んなのを書いてたから、今度のはこーゆー志向なんだろうと。

個人的には面白かったし、スレを立ててくれた事にも感謝してる。
それをスレッドの個人使用とまで批判するのは……如何なものかと思うんだが。

嗜好に合わない人もおられるだろうけど、合わなきゃスルーが基本ですよ。
40名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 11:15:07 ID:YyJwJA9I
どっかの婆さん連中がやってる祭りで
嗜好に合わない話を垂れ流されて
今文句言いたくてたまらんのだ
せめて注意書きはしてくれ

同人は勝手かもしれないが
世の中に出してはいけない話もある
自重してくれよ
自分に酔ってんじゃねーよ不愉快だ
41名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 15:17:56 ID:D3+mn+OD
ちゃんと投下前に鬱展開ってかいてくれてるじゃん。
42名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 16:20:45 ID:tODMyYVX
鬱でも後藤さんが不幸な目に遭うのは嫌
43名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 17:13:41 ID:lfR51q9g
しのぶって基本的に誰が書いても糞女なんだが
本スレ占有主が書くと
しのぶ本来の糞ぶりにターボがかかって不愉快なんだよな
よくもまあこんな糞に書けるもんだと
44名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 12:04:31 ID:WuDI7lMc
不愉快とか糞とか何様?
45名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 13:52:29 ID:413DeXXQ
嫌ならスルーしましょうよ。
46名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 14:09:03 ID:l6sZC7nf
>>44
ババァは巣から出てくんな
さすがオンラインブクマされたくらいでヒス起こして閉鎖した奴は違うな
47名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 21:04:55 ID:I1OZXvgE
hos
48名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 11:27:15 ID:Bg0bT9ny
口汚いアンチいる状況で新作欲しいは言いにくいな。
49名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 22:32:25 ID:kLnsVTzu
やっぱり好きなキャラの幸せな姿のほうが見たいな、とか思っちゃうしなぁ。
50名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 20:11:27 ID:ryBv+1/A
小沢的性格かつ二次創作やりすぎの連中がこういうネタを書きがちだが
飽きたからって作劇の技巧だけ見せ付けられてもなー
はいはいお上手ですね、だから何?としか思えん
自己満足したいだけならチラシの裏にでも書いてろよ

51名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 21:50:00 ID:P8u1mFbH
何のためにエロパロ来てんの?
52名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:59:22 ID:aqMUQvsu
鬱って書いてんだし、嫌ならNGにしたらどう?

基本は嫌ならスルー。
53名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 22:49:42 ID:ZAR7fIqJ
hos
54名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:36:18 ID:/SEyS32F
保守
55名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 01:40:50 ID:w6VS5sOl
56名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 23:55:21 ID:EQ/HAxGl
hos
57名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 02:14:39 ID:fFIQyWrB
ほしゅ
58名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 02:10:46 ID:/MyhaOmz
ほす
59名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 11:13:10 ID:Tq+KFJqE
E.HOBA
60名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:11:13 ID:IHb7jlq9
61名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 17:52:18 ID:uBkenXvt
hos
62名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 01:10:17 ID:dLLa4Hde
63名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 18:04:47 ID:JUcJ/0fX
>>62
しゅ…
64名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 22:55:19 ID:nvWFdPG5
hos
65名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 00:46:15 ID:XlqXPLzS
hosyu
66名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 02:37:14 ID:BEU4IQj6
保守
67名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 20:31:12 ID:LkK216X0
「ねぇねぇ、遊馬。これやりかたわかんないよ」
「なにやってんだよ。ん、こうして、こう。んで」
カタカタカタ……カチッ。
「たったこれだけのことだろ? いい加減やり方くらい覚えろよ野明」
「あーもう、どうせあたしはこーいうの苦手ですよーだ!」
「ってなわけで」
「「保守っ!!」」
68名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 10:33:53 ID:tHpdGnVk
>>67
かわいい
69名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 15:03:01 ID:lg3vIg2Z
エロくなくてすまん。

草木も眠る丑三つ時、ふと目が覚めた俺は催した尿意に促されて廊下に出た。
棟内は静かでペタペタと鳴るスリッパの音が五月蝿かった。
用を済ませてさて何か飲むかと給湯室に向かった。
水にするか、冷蔵庫に麦茶でもあったろうか……。
「……」
曲がり角の向こうから声がした。
誰だ? 俺以外にも起きている奴がいるのか?
声は二人分で、なにやら争っているようにも聞こえるがはっきりとした内容はわからない。
整備の誰かならよし。
あいつらはあいつらのルールがある、下手な手出しは無用だ。
だが。
そろりとスリッパを脱ぎ、足音を殺して廊下を進めば徐々に明確になる話し声。
「だから遊馬が!」
「そーいうこといってんじゃねーって!」
またこいつらか。
男女比の偏り著しいこの2課内においてフォワードとバックアップという
関係以上に仲の良い二人ではあるが、最近はなんぞこっそりと進展が
あったらしく気付いている奴らは暗黙の了解で「手出し無用、沈黙は金」と
ばかりに静観の構えで見守っている。
かくいう俺は先走った進士に口止めをされて気付いた口だが、まぁ、
あの二人がそうなったことについては悪くないと思っている。
神聖な職場であろうと互いに若い男女でもあるし、年に似合わぬ
犬っころがじゃれあうような関係よりはいっそ健全ではないか。
表立って嫉妬だの痴話げんかだのが始まれば話は別だが、今のところ
仕事に影響があるでもなし。
しかし実際問題、給湯室は二人のいるらしい場所の更に先。
そして俺は喉が渇いている。
仮眠室の冷蔵庫には何も入っていなかった筈だ。少なくとも自分の持ち分は
飲みつくして空だった。
どうしたものかと腕組みをしてしばし悩むうちに、急に話し声がやんだ。
移動でもしたのかと、安全のためもう少し時間を置いてから給湯室に向かった。
今日の勤務が終われば明日は休日だ、寮の掃除があるがまぁ、そのくらいしか予定はない。
あいつらはどこかに行くんだろうか。
70名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 15:03:49 ID:lg3vIg2Z
ドアノブを掴んで勢い良く開けば、わぁ!!ともきゃあ!!ともつかない悲鳴が耳の穴をかっぽじった。
「う、うおっ!?」
見えたものがなにか理解した瞬間、俺は全力でドアを閉めた。そりゃあもう閉めまくった。
半ば放心状態で冷たい扉に背中を預けてずるずるその場に座り込んだ。
……前言撤回だ。頼むから犬っころみたいに無邪気でいてくれ。

扉の向こうからは「大田さん!? 大田さんにみられちゃったの!?」とか
「だから屋上に行くぞっつったろーが!!」などとギャイギャイ喚き声が聞こえてくる。
なんつーかだな。
そういうことは休みの日にやってくれ、頼むから。
同僚同士のキスシーンを見せられて平静でいられるかってんだ。
大体だな、そういうことは篠原の方が気遣ってやるべきじゃあないのか。

不意に視線を感じて左右を見れば、心配顔の進士とひろみが廊下の角から顔を覗かせていた。
大丈夫だ放っておけとなげやりにシッシッと手を振れば、そろそろと仮眠室へと戻っていく。
これ以上騒ぐとまたぞろ人が来かねない。
「おい」
聞こえるように声をあげると中の二人は静かになった。
「俺は何もみなかったし聞かんかった。だから、とっとと寝ろ」
腰を上げて仮眠室に戻る途中、トイレの手洗いで水をがぶ飲みして、寝た。

茶の時間、俺にだけひよこ饅頭がついてきたのを複雑な気持ちで眺め、
包み紙を剥いて口に放り込む。
愛だの恋だの、こいつみたいに甘ったるいのは性分じゃない。
だが、あいつらが良い様になっていくのは不愉快じゃあない。

「品川方面で……」
スピーカーから出動命令が下り、ヘルメットを手にハンガーへと駆け下りる。
一号車の二人は夜の顔から一転、体調曰くの正義の味方らしい良い顔をしていた。
なら、よし。
「トレーラー回せ!! 進士、なにやっとる!!」
声を張り上げ気持ちを現場だけに向けていく。
当面、俺の恋人は現場にあり。だな。
愛機に乗り込みヘッドセットから聞こえる指示に耳を傾けながら、ふと、笑いが込みあげてきた。


71名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 15:13:42 ID:lg3vIg2Z
誤字った・・・orz
体調× 隊長○
ぐだぐだでスマソ
72名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 23:40:18 ID:o26lVgdC
つまんない
73名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 23:45:43 ID:ooABkFmt
本当だ
すっげえつまらない
74名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 00:43:24 ID:44aoI0Qc
乙!
も少しエロか萌えがあったら嬉しかったかもしれない
75名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 07:17:13 ID:EINiZT8w
>>71
ほのぼのしますた。
太田かわいいよ太田
76名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:16:41 ID:i+6DcPyC
自演くさい
つまらない
77名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 02:17:36 ID:DEJSsKKP
久しぶりにこのスレ来ました
今更ながら即死回避祈願シリーズすっげえしびれた
特に4つめが好きだ
よかったらぜひともまた他の作品を読ませてほしい

職人さんたちにはいつも感謝しています
ありがとう
78名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 05:12:55 ID:GakKXTjU
>>77
消えろクズ
79名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 10:51:04 ID:0/rirRSK
話は冗長で破綻しているわ後藤は最低最悪な男だわオリキャラは
でしゃばりで死ぬほど不快だわで読み手に対する思いやりが欠け
ているとしか思えない。書いていて気づかなかったんだろうか。
後藤は不愉快な男だとは思うが、ああいう優柔不断さはないはずだ。
たかが素人のSSで書き手に対する殺意まで沸いてきたのは初めてだ。
空気の読めない主婦に期待していなかったとはいえこれはひどい。
ひどすぎる。
キャラクターは公共財だ。丁寧に扱ってほしい。
それじゃなきゃ見せるな世に出すなカス。
80名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 00:47:28 ID:1Hc9RBJm
もうこのスレ消しちゃえよ
新作が投下されるたびにぐちぐちぐちぐちと・・・
81名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 01:23:11 ID:Y3ccHc4E
そうだな。79みたいな粘着バカがいる限り新作投下もないだろうさ
82名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 06:32:19 ID:CsexHUZB
happayhappy何とかのくだらないSSの事かと思ってた
83名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 20:17:08 ID:CB7TEGZ/
野明はレズネタばっか妄想してしまう
84名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 20:22:53 ID:MsnaYuiJ
>>82
そこババァ臭のすごまじいとこ?
85名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 22:31:04 ID:UeQ8z5Uw
既存のサイトはどこも駄目だろ
身内で延々とパクリ合いまくっててどこ見ても同じだし
くだらない日記ばっかで2ヶ月更新ないところとか
しのぶの母に気持ち悪い名前付けて悦に入ってるところとか
86名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 02:37:19 ID:O+G8wpxV
個人サイト叩きたいならオチ板行けば?
ここはオチ板じゃないし迷惑。
前スレ当たりから個人サイト叩きしてるのって、同一人物?
わざわざID変えて接続してるみたいだけど、
そんなにサイト潰ししたいの?
87名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 04:47:24 ID:liTEHH06
毎回偉そうなレス垂れ流してる奴は
どこかの個人サイトに私怨あるみたいだけど。
クソレス残す前にまずお前が手本見せてくれよ。
他人叩くしか能のない高尚読み専様はいらねー。

88名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 06:34:54 ID:Vdr43eMx
>>87
なんか悔しいみたいだな
どっかの糞管?

あ、本人か
89名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 08:04:08 ID:liTEHH06
>>88
ほらな、さっそく食いついてきたwww
90名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 14:47:53 ID:RqjRAidN
>>88のように
こうあからさまに噛み付いてくるということは
過去の発言が何かしらサイト管理人の琴線に触れたのだろう
人は自分に不利益な意見を突きつけられると
無意識のうちに自己擁護したくなるものだ
しかも「飽きてる」「身内からネタパク」などと
真実を突かれている場合は特に
91名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 17:37:32 ID:yVnZw4S3
構わなきゃ荒れないのに
92名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 00:26:46 ID:J8xJNqOU
もしかして「相互リンクリクエスト受け付けてたのに半年放置された。○ね!」とかいって閉鎖したバカ女?
93名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 14:10:04 ID:jMDrCO9T
あいつら身内でネタパクりあってるだけならいいが
そういうのを嫌って本で出してる連中からも平気でパクるからな
それより一部のサイトで息止まるほど下手糞なイラ晒してるのは何故?
客観性ってもんがないの?
94名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 16:10:28 ID:akpGl8Pk
>>92 >>93
お前らが特定のサイト主を叩きたがってるのは良くわかった。
だがここはエロパロ板だ。
愚痴吐き場でもなければ私怨の晴らし場所でもない。
そういうことは他所でやれ、他所で。
95名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 06:32:44 ID:qfeAFFsB
かまってる馬鹿も同類だ
96名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 20:14:49 ID:rhwKcO0k
>>93
あったね、ノートに落書きした汚い鉛筆画
中学生かと思ったらオヴァだったんでびっくりした
97名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 11:32:39 ID:FGcjrMet
一瞬ドコ、と思ったけど、あの白ブログか!
勿体ないよね。いい話もあるし。
絵は小学生並。
98名無しさん@ピンキー
果てしなくどうでもいいっていうかスレチ
変な同人女なんかどこにもいるだろ