ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその9

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542名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:17:58 ID:4Q6fEdS5
以上です
二課の良心おたけさんもここではネタキャラです
543名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:51:27 ID:lDrdM/dK
GJ!
可愛すぎるよしのぶさあん!
そしておたけさん、おたけさん?
えええええええええ??
脳内で願ってた事が現実に…して下さい。お願い。
544名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 08:16:13 ID:ZtDckqAi
太田はおたけさんに押し倒されるわけですね分かります。
545名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 00:32:07 ID:eFvc2o7U
しのぶさん素敵です!
さすが学級委員長のおたけさん!GJ!
546名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 00:57:16 ID:LelF3HD7
仕事していたら馬鹿ネタを思い付いたので投下。
ぶっちゃけかなりのトンデモネタなので、笑って赦してつかーさいm(_ _)m
でも本当にこんなだったら一寸面白いかも、なんて。



「COMOEDIA」
打ちっ放しの冷たいコンクリートの床の上に、その“女”は転がっていた。
後ろ手に手錠を掛けられ、目隠しをされ、口には猿轡を噛まされている。
身に付けているものはそれだけで、後は一糸纏わぬ姿だった。

そんな無様な姿を晒してぴくりとも動かない女を、見降ろす男が二人。
片方は擦れ違えば誰もが振り返る程の巨漢。
もう片方は平均より小柄ながらもがっちりとした体躯の男。
あられもない姿の女を、只無表情に見ている。
そんな二人の背後のドアが、不意に開いた。
「主任」小柄な方の男が小声を上げる。
「首尾はどうだ?」入って来た猫背で三白眼の男に問われて、小柄な男は
無言で首を振った。
「ま、ここだと万が一があるから、隣で聞こうか」
「はい」
二人は頷き、女が失神していることをもう一度確認してから出て行った。

「随分な姿だけど、どれくらい投与したの?」マジックミラー越しに横たわる
女を見ながら、猫背の男が事も無げに問う。
「昨日から24時間で5回、ですか」記憶を頼りに小柄な男が応える。
「5回、か」呟きながら猫背の男は煙草を取り出し、火を点けた。
「それで口を割らないとは、なかなか見上げた根性だな」
「どうしましょうか」
「“あちら側”で何か暗示を掛けられて、その結果本人は記憶していない
ようにされている、という可能性も無くもない。どちらにせよ……」そこまで
云って猫背の男は、ふっと煙を吐き出した。
「あの女…熊耳武緒が、香港を根城にしている“地球防衛軍”に何らかの
繋がりがあることは確かだ」
「警察官のくせに、犯罪組織に抱き込まれるとは全く赦せませんな」小柄な
男が吐き捨てる。
「あちらさんの方が一枚上手ってことさ」笑いながらもう一度煙を吐き出した。
「どうするんですか?」巨漢が口を開いた。
「お前さんトコだって、あの女から何なりと情報が得られないと困るだろ?」
「ええ、それは勿論」
「しかしこのまま責め続けても無意味どころか、これ以上続けて自白剤を
投与したら心臓麻痺を起こす危険がある」
「どうするんですか?」伺うような顔をした小柄な男に、猫背の男は薄く笑った。
それがこの男独特の“悪だくみ”を考えている時の顔だということを、
それなりに長い間部下をしている小柄な男はよく知っているので、ぞっと
せずにはいられない。
猫背の男は、ずっと手に持っていたファイルを無造作に差し出した。
「何ですか?」
「まあ見てみろ」
「はあ」
547名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 00:57:39 ID:LelF3HD7
云われるままにページを繰ると、隣室で失神している“熊耳武緒”の他に
数名の男女の顔写真と略歴が記されていた。
「これは?」
「そいつら全員“要監視対象”だ」
「全員?」
「そ。特にその“篠原遊馬”は、あの篠原重工の御曹司だ。警察官なんぞに
何故なったのか…如何にもクサいだろ?」
「それで…どうするのですか?」
「俺に一計がある」
「?」怪訝そうな顔をした二人に、猫背の男はにやりと嫌らしい笑みを浮かべた。

「元々“監視対象”の堕ちたキャリア共々、纏めて囲い込んで監視しちまおう
っていう、素晴らしい“計画”さ」
「……はあ?」意味が判らず、男二人は首を傾げた。

猫背の男曰く、元々公安がマークしている“南雲しのぶ”も含めて、全員を
警備部警備課の特車二課内に“第2小隊員”として赴任させる。
勿論男二人も“隊員”として潜り込む。
「まさか」何となく読めて、小柄な男が唖然とした顔を向けた。
「そ」猫背の男は薄笑った。
「俺が第2小隊長」
「……それ、何のプレイですか?」
「いいじゃないの。公安の仕事ばっかじゃ疲れるでしょ」
「はあ」まあ別にいいですけどね…と、小柄な男は呆れ顔で肩を竦めた。
「で、あの女はどうするんですか?」
「てきとーに後始末して外事課に返してあげて。犯罪組織に拉致されたとでも
思って貰えればいいでしょ」
「あのままでですか?」
「犯りたいなら、後始末する前に犯ればいいよ」確かにいい躰してるもんね、
と薄笑う。
「いや、そういう意味では……」
「その辺はお前に任せるから。俺は上に予算どれだけ付けて貰えるか尋きに
行かんといかんのよ」それだけ云うと、「後は宜しく」と手をひらひらさせて
猫背の男は出て行った。

「……で、どうする?」失神している女を見降ろしながら、小柄な男が巨漢を
振り返り様見上げた。
「犯りたいか?」
「いえ、僕は遠慮しておきます」巨漢は苦笑う。
「“ボス”が五月蠅いですから」
「ああ、あの黒髪のハーフ女か」知っているらしく、小柄な男は苦笑った。
「じゃあ仕方無い、俺だけで楽しむとするか」
「どうぞごゆっくり」何か判ったらこっちにも連絡してくださいね、と付け加えて、
巨漢も出て行く。
ドアが閉まったのを確認してから、小柄な男はもう一度女を見降ろす。
但しその口許には、抑え切れない笑みが貼り付いていた―――

[了]


後藤さんが公安の人、というのはそのままで、太田がその部下、
ひろみちゃんが実はCIAの連絡員で香貫花の部下、という設定です。
太田やひろみちゃんの普段の顔は狂言という…絶対嘘だあ(笑)。

お馬鹿ネタで本当にごめんなさいでしたm(_ _)m
548名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 23:21:41 ID:K8v3Il+V
そのネタでいいからエロを所望する。

つかここエロパロスレじゃないの?
549名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 00:22:44 ID:0RVWdu7f
そうだけど?
550名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 01:38:14 ID:HsdC9941
最近の話はエロが入ってない気がス・・・
551名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 09:06:53 ID:bcWw8Y1Q
エロパロ板だけにエロ期待してる人が多いから、エロ無し作品は投下しても、ここは反応薄い(もしくはない)と思うよ。
スレ自体、そんなに賑わってないから、投稿はありがたいけれど、エロ無しは別スレにでも投稿、リンクしてもいいんじゃないかと。
落ちてなければ、エロ無し投下OKスレがあったように思う。
552名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 11:34:56 ID:Z8MMF7eM
>>540みたいな非エロばかり投下するバカは正直ウザい
553名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 23:30:18 ID:MdpEq8I8
過疎スレになって誰も寄り付かないスレよりは
定期的に書き込みがあるスレのほうが職人さんが投下しやすいと思う。

それに他人がどこにエロスを感じるのかをお前さんは完璧に理解できると言うのか?
554名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 20:43:10 ID:sJ3g3tgK
あのな、エロエロ投下って言うならまず自分で書けよ。

キスして脱がして触って舐めて入れて動いてフィニッシュ。

流れだけ書けば一行で終わるのを工夫して人に読ませる文章にするわけでさ、
言葉遣いな行動パターン等、キャラごとに違和感がでないよう書き分けもする。
ただでさえ過疎スレになってるのに貴重な職人が寄り付かなくなるような
書き込みしてる暇があるんだったら非エロでもエロでもいいから
まず一作書いて投下してくれ。楽しみにしてるぞ>>552
555名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 18:04:43 ID:syetqtlS
>>554
禿同。

てか、出し惜しみするワケじゃ無ェけど>>552みたいなヤツに見せる為に
エロ書いてんじゃ無ェよって思うわwww

何より、エロ読みたいからって非エロ作品投稿者に対してバカとか言うな。
何様だよお前…
556名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 20:28:30 ID:RVTnYZwC
スレ違い承知で
ひろみちゃんの人に黙祷
557名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 22:14:19 ID:RoDqghJ+
ひろみちゃん・・・  つ【菊】

【訃報】声優の郷里大輔さんカッターナイフで自殺か
「機動戦士ガンダム」ドズル・ザビ、「ドラゴンボール」ミスターサタンなどで有名★4
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1263816717/
558名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 00:47:04 ID:AMhZt3bP
ああああああ
ひろみちゃん…あの優しい声は二度と新しく聞けないんだな…
悲しい
559名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 21:53:40 ID:sXbiukjf
ひろみちゃん…(T-T)

ご冥福をお祈り致します…
560名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:07:38 ID:mFAk/VSP
非エロが避難されていますが、非エロになりそうなのを投下します 。
まだ書き途中です。
P2後、一応後藤×しのぶです。
561名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:09:33 ID:mFAk/VSP


遠ざかるヘリコプターを見つめていた。
さっきの光景が頭から離れない。彼女が奴と見つめあい、手と手を絡ませた。
二人の間にはまだ強い絆があるのだろうか?二人を繋いでいたあの手錠のように。
遠くから自分を呼ぶ声が聞こえ、

見なれているが懐かしい顔ぶれが笑顔で自分のもとに走り寄ってくる。
「結局俺にはこいつらだけか。」
ヘリコプターはもう見えなくなっていた。


2002年2月、元自衛官柘植行人率いる組織が東京にテロを起こした。
横浜ベイブリッジ爆撃工作から始まったそのクーデター紛いのテロは、特車二課旧第二小隊隊員と小隊長の後藤喜一、そして当時特車二課長代理の南雲しのぶの手によって逮捕された。
この逮捕劇は命令を無視して行われ、特に南雲しのぶは首謀者の柘植と過去に不倫関係もあったことが災いし警察内で問題となった。
彼らに対して懲戒免職を求める声もあったが、特車二課第二小隊に協力的だった刑事部のおかげで厳しい処分にはならなかった。
そして、彼らは元の場所に戻って行った。南雲しのぶ一人を除いて。

東京湾の埋め立て地に工場のような建物が建っている。車でしか行けないような僻地だ。
その建物は戦争にでもあったかのようだった、なんとか体裁を整えてはいるが修復しきれぬ銃弾のあとがあちこちに残っている。
警視庁警備部特車二課。銃弾は2月にあった事件の際に犯行グループから攻撃を受けたあとだ。
広い敷地には腰の高さ程の雑草がざわざわと初夏の風に吹かれ波のように揺れている。
建物の二階、隊長室に当たる窓から眠たそうな顔をしたくたびれた様子の中年男が外の風景を眺めていた。
「草、 伸びてきちゃったな・・・。」
隊長室には2つのデスクがあるが、1つは最近使用された形跡もなくスッキリと整理されている。
隊長室にいる中年男、後藤喜一は軽くため息をついてから使われていない椅子に視線をうつした。
しばらくそのままじとっと見つめていると、隊長室のドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します。」
実直そうな青年が入ってきた。事件後、第一小隊長代理をしている五味丘であった。
「報告書提出にまいりました。」
「あ、そこにおいといてちょうだい、目通しておくから。」
「はっ・・・・・」
書類をデスクに置いた五味丘は何か言いたげな表情をして後藤を見た。
「どうした?何かあるのか?」
「・・・自分はいつまで隊長代理を続ければいいのでしょうか?」
「いつって、そりゃあ第一小隊の隊長が戻ってくるまでだよ。隊長代理いやにでもなったのか?」
「いえっ、そうではなく・・・、南雲隊長はいつ戻ってくるのでしょうか?現在もまだ本庁での聴取は続いているのでしょうか?」
「いや、もう聴取は終わっているよ。事件後南雲隊長が本庁にいる間にご家族の方が倒れられてね、しばらく休暇を取っている。
いつまでも、君に第一小隊をまかせっきりにするわけないだろうし、すぐに戻ってくるよ。」
そう後藤が言うと少し不安げな目をしながらも了承して五味丘は隊長室を出て行った。
「・・・・・しかし、遅いな。しのぶさん・・・。」
562名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:10:51 ID:mFAk/VSP

都内の病院の一室にしのぶはいた。
事件後、事件や柘植についての事情聴取を受けていてほとんど、家には帰っていなかった。
いや、帰れなかったわけではないが、帰って母の顔を見たくなかったからかもしれない。
事情聴取もあらかた終わり、久しぶりに家に戻ると母は倒れ入院していた。
病院のベッドに横になる母の顔を見つめた。頬はこけ、目は落ちくぼみ、白髪も増えていた。
自分はこんなになるまで、この人を追い詰めていたのだろうか?
顔を合わせるのが辛く思わず俯いた。
警備部長に休暇を取るように言われ入院した母の見舞いに毎日訪れている。
休暇中に自分の今後についても考えろと、やはり特車二課からは移動だろうか、
左遷されあそこに行ったようなものなのに、どこに移動になるのだろう。それとも退職しろとの事なのだろうか。
あの日、柘植に掛けた手錠を自分の腕に掛けた時、自分の心にも手錠を掛けてしまった。
戻らなくてはと思っていたのに・・・・、彼の顔を見たらどうしようもなくなってしまった。
懐かしいあの人、老けていた。東南アジアで失踪前についたのだろうか、顔に傷もあった。
でも自分を見つめる優しい瞳は変っていなかった。忘れていた感情が激しく心を支配した。彼と一緒にいたいと。
罪人の彼を愛したいと。郷愁なんかではない。
ふと顔を上げると母が眠りから覚めて自分を見ていた。
「大丈夫?具合はどう?」
「しのぶが、個室に移してくれたおかげでだいぶ良くなったよ。」
「そう、よかった・・・。」
気まずい空気が流れる。会話が続かない。いつからだろうこんなにこの人との関係がぎこちなくなったのは。
昔、柘植と不倫関係にあることが知られてしまった頃だろうか、いやそれより前の父が居なくなった頃だ。
「寝巻、洗濯したの この紙袋に入ってる。あと、お隣さんからお見舞いってフルーツもらったから食欲ある時にでも食べて、
じゃ、あたし帰るわね。」
逃げ出すように帰ろうとした。
「しのぶ、待ちなさい。」
「何・・・・?」
後ろめたい気持ちがしのぶの心を焦らせた、この場から早く居なくなりたいのに。
「柘植さんの事、まだ好きなのかい?」
「・・・・母さんには関係ない。」
「捉まってしまったんだろう、お前が逮捕したんだろう。」
思わず黙り込んでしまった。
「彼が刑務所から出てくるまで待つ気かい?待っていたらおばあちゃんになっちゃうよ?」
「!だから、母さんには関係ないし、裁判だってまだ始まってないのにそこまで考えてない!」
ふぅっ、っとしのぶの母はため息をついた。
「後藤さんはどうするんだい、あの方をほっておいて・・」
「なんで後藤さんが出てくるの!!後藤さんはそんなんじゃない!!」
突然後藤の名が出てきたのでしのぶはカッとなった。
「そうなのかい、私はてっきり後藤さんと一緒になるんだとばっかり思っていたよ。」
「たんなる同僚です、あの人をそうゆう対象として見た事はありません!!」
「ま、それならいいけど・・・。それより柘植さんと話は出来たのかい?柘植さんは何て言ってたの?」
「・・・一度だけ面会できたわ。彼は、・・・・何も。
ただ、迷惑をかけた、巻き込んでしまってすまないと。」
「それだけ?」
「あと、さよならと・・・・・。」
しのぶは手をぎゅっと強く結んだ。
「でも、関係ない、私は彼が好きなの・・・。」
「お前が勝手に好きになっててもしょうがないでしょう。柘植さんは貴方を思いやって突き放したんじゃないの?」
「そなんの分かってるわよ。」
しばらく二人は無言になった。
しのぶの母はまた、ふぅっとため息をつくと、サイドテーブルの引き出しから1通の手紙をだした。
「後で、これを読みなさい。そしてよく考えなさい。」
「なにこれ?」
「読めばわかるから・・・・。」
563名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:12:14 ID:mFAk/VSP
自宅に戻り、手紙を開封した。柘植の妻からだった。
「離婚してなかったんだ、何年もたつのに。」
しのぶは手紙を読み進めた。

突然この様な手紙を送ってしまい申し訳ございません。
ただ自分の胸の内を南雲様に知っていただきたく筆をはしらせました。
私はもう何年間も苦しい思いをしてきました。柘植の不倫、失踪、そして今回の事件。
世間の目も厳しく、いつまでも離婚をしない私に親族からも非難を浴びせられました。
離婚を考えなかった訳ではありません。ただ、悩んでいる中に月日がたってしまったというのが本当のところです。
しかし、柘植が逮捕され、面会が許されました。3年振りに夫に会って別れずにいてよかったと思っています。
取り調べがきついのかだいぶやつれていたものの優しい目は以前と同じでした。
夫は、とっくに離婚届を出していると思っていた、迷惑をかける、いつ出られるか分からない、離婚した方がお互いにいいだろう。
と言っておりましたが、私が離婚する気はないと伝えると、そうか、と一言つぶやいておりました。
子供ももう成人し、私の行動を許してくれています。私は柘植が戻ってくるその日まで待ち続けます。
夫を待つのは妻の私の役目です。
南雲様、どうか私からもう何も奪わないでください。

「なによ、彼を待つなって事。それに優しい目は以前と同じでしたって・・・・」
手紙を持つ手が震える。
「なんだ、ちゃんと奥さんにもあの優しい瞳を向けていたのね。」
涙が頬をつたった。
564名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:17:35 ID:mFAk/VSP
今日はここまで、どうやってエロにもってくか悩み中です。
あと、初めて書くので文章とか変ですけど許して下さい。
しばらく非エロでも大丈夫そうなら、また投下します。
565名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 23:23:52 ID:pgKGybCs
560>> 初投下おめでとう&GJ!!
エロか非エロかは気にしない、続きの投下を楽しみにしています。
566名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 23:13:37 ID:xo6J5HyT
565と同意!続き楽しみです!
567名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 19:46:11 ID:pbN181+l
P2後、後藤×しのぶ続き投下します。
なんとかむりくりエロいれてみました。

━━━━
特車二課、隊長室の電話がなった。
「はい、ごと・・しのぶさぁん!」
しのぶからの電話だった。母親の体調はだいぶよくなり戻ってくるとの事だ、今本庁にいてこれから特車二課に戻るとの事だった。
「もっと、早く連絡くれればよかったのに、五味丘すごく心配してたよ。うん、うん、そう、え、もう切るの?はい分かった。じゃあ後で。」
後藤は、これからしのぶが戻ってくると聞いてソワソワしながら部屋をうろついた。

事件から3カ月がたっていた。5月の中頃、しのぶは特車二課に戻ってきた。
「痩せたんじゃない?ちゃんと、食べてる?」
「大丈夫よ、健康管理はしているわ。」
「ならいいんだけど。でもしのぶさんが戻ってきてくれてうれしいよ。」
久しぶりに会うしのぶはなにかよそよそしい感じがした。だが少しやつれた横顔は美しかった。
しのぶの心にはあの男が住みついているのだろうか。あの時あきらめたはずなのに、いざ彼女に会ってしまうと全然あきらめ切れていない事に気づかされる。
「でも、戻ってきたといっても、ここにいられるのはあと少し、五味丘に引き継ぎしに来たの。6月に辞令が下るわ、本庁に行くのよ私。」
「そっか・・・、残念だけどしょうがないな。」
どの様な経緯で以前不祥事を起こしたしのぶが本庁へ戻る事になったのか、後藤の近くに置いておくといい影響を及ぼさないと思われでもしたのか、それともしのぶ自身の希望でもあったのかと後藤は考えを巡らせた。
彼女が手に入らなくても今は近くで見守っているだけでもいいと思っていたのに、その思いも叶わない。思わず落胆の色が顔に出てしまった。
「ごめんなさい・・・、いろいろ。」
「いや、何はともあれ向こうに戻れるのなら出世の道も開けるし、よかったよ。五味丘達はがっかりするだろうけどね。」

それから2週間はなかなかしのぶと二人で話せないでいた、しょっちゅう五味丘が彼女にはりついている。
引き継ぎの為とは言え、そんなに一緒にいなくても・・・惚れているのかと疑ってしまう。
自分が彼女に惚れているがゆえにそう見えてしまうのだろうか。内心やきもきしながら後藤は過ごしていた。気のせいかしのぶの表情も心持ち明るくなったように思える。
しかし自分でも驚いた、こんなに人に執着する事があったのかと。思ったより自分は彼女に惚れているらしい。
「まいったね こりゃ。」
軽く頭を抱え吐きだすようにつぶやいた。
そんなある日の事、見たくない現場を後藤は見てしまった。
568名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 19:48:20 ID:pbN181+l
誰もいない課長室前の廊下にしのぶと五味丘がいる。
五味丘が真剣な眼差しをしてしのぶに何かを話している。二人の距離は近い。立ち入ってはいけない雰囲気で後藤は静かに立ち去ろうとした。
その時五味丘の声がはっきりと耳に届いてしまった。
「自分ではあなたの傷を癒す事はできませんか?」
五味丘の顔は少し紅潮していた。しかし強い意志を込めしのぶを見つめる。
「五味丘・・・、一体何を・・・。」
しのぶが絶句している。彼女は奴が自分に惚れていると気付いた事はなかったのだろうか?
「昔からあなたの事を思っていました。自分はただの部下としてしか見られていないと分かっています・・・・しかし・・。」
五味丘は熱を込めしのぶを見つめて言った。
「あなたが好きです。あなたを守りたい。」

痛いほどの沈黙が流れる。

「すみません・・・。突然、失礼しました。返事はいつでもかまいません。失礼します。」
そう言って五味丘は立ち去った。
「五味丘・・・。」
すべてを聞く前に後藤は静かに去っている。そして後には一人しのぶが佇んでいた。

しのぶが隊長室の戻ると、後藤が足に水虫の薬を塗ってふうふう息をかけている。
「あ、ごめん。梅雨が近づいてきたせいか・・ね。」
後藤は顔を上げにっと笑うと薬の蓋をしめ、いそいそと書類に目を通しだした。
以前と何も変わらない光景にしのぶはため息をつきながらも少し安心した。この人は変わらないと。
「後藤さん、もうじき私はいなくなり、この席に五味丘が座る事になりますが、あまり彼を困らせないでください。」
眉間に皺を寄せながらしのぶはいった。
「どうしたの、そんなにカリカリして。皺増えちゃうよ。」
「後藤さんっ!!」
変わらないいつものやり取り、あの日、柘植を逮捕しに行く前に後藤がいった、「待っている」と言う言葉は、深い意味はなかったのだ。
そう、しのぶは思い込む事にした。
「あ、時間だよ。南雲隊長お疲れさまでした。」
お茶を濁すように後藤はいった。
「・・・・もう。」
二人は姿勢を改めひき継ぎをする。
「17時、当直任務を、第二小隊にお引き渡しします。」
「第二小隊、たしかにひき継ぎました。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「後藤さん・・。」
「なんですか?」
しのぶは一瞬困ったような顔をした。
「やっぱりなんでもない。」
「相談でもあるの?相談なら乗りますよ。」
にやけた顔で後藤は言った。
「いいです。本当になんでもないの。」
そう言うとしのぶはさっさと帰っていった。

隊長室に残された後藤は一人呟いた。
「ここにも待っている男がいるんだけど・・・。忘れちゃったのかなぁ。」
五味丘が彼女にあんな事を言うなんで考えていなかった。惚れているんじゃないかとは思っていたが、あんな現場を目の当たりにすると少々驚いた。
今はまだ彼女の心を柘植が支配していると思ったからこそ、何も言わず黙って、しばらく見守っていようと考えていたのに。
五味丘に良い返事をしのぶが出すとは思えないが、さっきの様子だと、かなり動揺はしているようだ。
彼女は迷っているのではないか?柘植を愛していく自信がないのだ。もしかしたら、もう奴の事はあきらめているのかもしれない。
だとしたら、未来明るい青年と共に歩んでいこうと思う事もないとは言い切れない。
「そりゃないよね、しのぶさん。」
しかし、柘植に対しての気持ちが揺れているのだとしたら自分にもチャンスがある。
「ま、五味丘に持っていかれるのは腹立たしいよなぁ。」
後藤は何かを決心したようだった。
569名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 19:54:32 ID:pbN181+l
自宅にしのぶは戻った。
母はいない。
しのぶの仕事が不規則なので、まだしばらく入院することになっている。
自分がいない時にまた倒れでもしたら今度は危ないかもしれない。
広い家に一人だとすごく寂しい。いつも帰ると母がいた。あの人は私が仕事をしている時にこんな寂しい思いをしていたのだろうか。
着ていた服をハンガーに掛けベットに倒れこむ。
「柘植さん、あたしどうしたらいい。寂しい・・・・。」
本庁より出向していたあの頃を思い出した。自分と彼はかけがえのないパートナーだった。
妻子がある身だとは分かっていたが、あの特殊な環境のなかで若い自分は情熱を抑える事が出来ずに彼を求めた。
でも、彼はその情熱に答えてくれた。
「柘植さん・・・。」
しのぶは目を閉じて彼の優しい瞳を思い出した。禁じられているからこそ激しく求めあったあの日々を。
少しかさついた唇、厚い胸板、男らしい節榑立った指先。あの指が高みへとどこまでも導いてくれた。獣のような彼との行為に夢中になった。
「柘植さん。」
しのぶは彼の手を思い出し、自らを慰め始めた。
ブラジャーの上から円を描くように胸のふくらみを揉む。彼はどうやって愛してくれていただろう。
下着を少しずらして硬く尖りだした乳首を摘む。
「うっ、はぁ・・」
我慢できずに吐息が漏れる。さらなる刺激を求め、自分の指を咥えたっぷりと唾液のついた指で乳首を弄りだす。
あの人は自分の胸を口に含んでむしゃぶる様に乳首をなめてくれた。唾液で滑らしながら乳首を転がすように弄っていると、下腹部に甘い疼きを覚えた。
「ん、っふぅ・・・」
もう一度指を口に含み唾液を付け、今度は下腹部へと這わせていく。
自らの茂みを掻き分けすでに硬く敏感になったクリトリスを触り、少し被っていた皮をむきすべてを露わにする。
「あっ・・はぁあん!」
唾液で滑らすように刺激をすると、それより下にある蜜壺から愛液が溢れてくる。
クリトリスを弄りながらもう片方の手で下着をずらし、くぱくぱ開きだしたそこを弄ぶ。
「くちゅつ、くちゅ。」
淫らな音が部屋に響く。蜜壺から溢れだした愛液が肛門にまで垂れていく。ヌルヌルになった割れ目の中にゆっくりと指を付け根まで埋める。
「んんっ」
指先を少し曲げ、膣壁のくぼみを見つけそこを擦るように刺激する。
「んっ・・・ あふぅ・・・!あっ!はぁん!」
しのぶは自分の声に興奮し指をもう一本いれるとクチュクチュと音をたて激しく膣に出しれした。そして一番感じる場所を探しひたすらそこを刺激する。
「ああっ・・・、んっ・・ああああああ!」
ぐちゅぐちゅといやらしい音が響きわたりクリトリスを擦る指と膣に出し入れする指の動きが早くなる。自分の指が中で締め付けられる。
「はあっ、はあっ、イクっあっ・・あっあああ、はぁあああああ!!」
頭の中が真っ白になり、体がビクッビックと軽く痙攣させながらしのぶはイッた。
シーツまでしのぶの愛液でびしょびしょになっていた。

「・・・・・・。」

しのぶは虚ろな目で、天井を見つめた。
「何やってんだろ、あたし。」
虚しさだけが、心に残った。
570名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 19:59:58 ID:pbN181+l
━━━━
今日はここまで、なんとかうまいことまとめたいのですがなかなか進みません。
すんません。文章を書く能力の低さにイライラしながらやっています。
エロも初めて書いたのでエロくなっていないかも。

続きできたらまた投下したいと思います。
571名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 00:23:34 ID:rhhpqwi2
おおお、いいです!次も楽しみです。
どもです。
572名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 00:52:09 ID:UBRL+xlb
>>560 GJGJGJ!!
楽しく読ませてもらいました。
続きをワクテカしながら待ってます!!
573名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 04:03:53 ID:h5cF7/ku
続きです。
エロなしです。
━━━━

しのぶが本庁に移動になる数日前、後藤がハンガーの外を歩いていると、海辺に五味丘がいた。
後藤が釣りをする時の定位置だ。ハゼ釣りなどしない五味丘がそんな場所にいるのは珍しい。後藤は近づいて声をかけた。
「よっ、どうしたの?こんな場所で黄昏て。」
五味丘は振り返り軽く敬礼すると、少し浮かない顔で言った。
「後藤隊長・・・。少し風に当たりたくて。」
後藤は遠くの海に浮かぶタンカーを眺めている。
「しのぶさんがいなくても、大丈夫だよ。現にここ数カ月第一小隊をまとめ上げ立派に隊長を務めていたじゃないの。」
後藤は五味丘の悩める理由が仕事ではないとは分かっていたがまずはそう切り出した。
「自分は今後第一小隊の小隊長としてやっていく自信はあります。第二小隊の負担を軽減して差し上げますよ。」
少し挑戦的に五味丘は言った。彼が軽くイラついた事に後藤は気づいた。
「じゃあ、何だってそんな顔してんのよ。」
後藤は探りを入れる。
「どんな顔ですか?」
五味丘は顔をしかめた。
「女にでも振られたかのような顔。」
五味丘と視線がぶつかり合う。
「後藤隊長に相談するような事ではありません。失礼します。」
怒っちゃったねぇ。そう思いながら五味丘の去っていく背中を見ていると、ふと彼は立ち停まった。
「あの人の心にはまだあいつがいますよ。」
そう言うと、本当に五味丘は去って行った。
煙草に火を付け、深く吸い込み、紫煙をゆるやかにくゆらせると再び遠くに浮かぶタンカーを眺めた。


その日の夜、後藤は車をしのぶの家の近くに止め彼女の家に電話をした。
「はい、南雲です。」
「しのぶさん?後藤です。」
「どうしたの、こんな時間に。」
「今近くに車停めているんだけど、ちょっと出てこれない?大事な話があるんだ。」
しのぶが表にでると、後藤がいつもの位置に車を停め煙草を吸っていた。
「後藤さん、どうしたの?」
「ごめんね、夜遅くに。」
煙草を足元に捨て足で消す。
「ちょっと、ポイ捨て・・・」
「あ、はいはいちゃんと片付けますよ。」
後藤は胸元のポケットから携帯灰皿を出すとそこに吸殻を捨てた。
「立ち話もなんだし、家入ったら。お茶くらい入れるわよ。」
以外な台詞だった。
「夜中に女性の家に上がれないよ。」
「何を言っているの、夜中に人を呼び出しておいて。私一人だけだから遠慮しないで。」
「なら、なおさらですよ。」
「何よ、急に紳士ぶって。お風呂上がりなの、冷えちゃうわ。風邪引いたら後藤さんのせいよ。」
「あ、そう。それなら遠慮なくお邪魔いたします。」
結局、あっさりと後藤は南雲家に上がった。
574名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 04:05:29 ID:h5cF7/ku
居間に通された後藤は室内を見渡す。
よく片付けられた室内には骨董品らしい茶器やら皿などが飾られている。女性の好みそうな繊細で上品な感じのものだ。華を活ける為の花器もある。
「母の趣味なの。私は食器集めもいけばなにも興味はない。」
しのぶは盆に湯呑をのせて居間に現れた。
「お華とか、着物とか・・・古風な女性像そのままよ。」
そう言うと湯呑をちゃぶ台に置いた。
「家に男がいないからかしら、母が女性らしい分だんだん私が男になってしまったの。」
いつもしのぶが座る位置なのだろうか、後藤のはす向かいに腰を落とすと湯呑を両手で囲った。
「はははっ、しのぶさんはそこいらへんの男より勇ましいものね。」
しのぶは静かに後藤を睨むと、無言で茶をすする。
後藤はあわててフォローをいれる。
「いや、俺はしのぶさん凛々しくて素敵だと思うよ。本当に!」
またしのぶに睨まれる。
「後藤さん、お話ってなにかしら?」
「そう、話、大事な話。まあ、俺にとってはなんだけれども。」
後藤は茶で喉を潤すと言った。
「しのぶさん、あの日俺が言った事、覚えている?」
しのぶは一瞬ビクッとしたが、冷静を装う。
「あの日って?」
「しのぶさんが柘植を逮捕した日。」
「・・・・」
「・・・・」
「覚えているわよ。」
しのぶは後藤の視線から逃げるように手元にある湯呑を見ながら言った。
「戻ってきたじゃない、特車二課に。ちょっと・・・時間はたってしまったけれど。」
後藤はしのぶの横顔を見つめた。
「俺がそれだけの意味で言っているんじゃない事くらいしのぶさんなら分かっているよね。」
しのぶは下を向いて黙ってしまった。
「俺、まだ待っているんだ。」
痛い程の沈黙が二人の間に流れる。
しのぶは後藤が待っていると言った意味を分かってはいたが、自分の気持ちがよく分からない今はまだ以前と変わらぬままでいたかった。
柘植の事も忘れられず、かといって後藤を失いたくもない。何を言ったら良いのか分からず思考がぐしゃぐしゃになりそうだ。
あの事件がなければ、今もずっと疑似夫婦の様な関係でいられたのだろうか。
「後藤さん・・・あたし・・」
とにかく何かを言わなければと顔を上げると後藤の顔がとても近くにあった。
「・・・っ!!」
不意に唇を奪われる。
一体なにが起きているのか分からなくなってしまい動けなくなる。しだいに舌がしのぶの口を軽く広げ侵入してきた。
「んんっ!!」
今度ははっきりと何が起こったか理解した。しのぶは腕で後藤を押し戻そうと抵抗するが、抱きしめられうまく力が入らない。
激しく口内を犯される、情熱的な口づけに思わず力が抜ける。しばらくそのまま身をゆだねていると、ふと体が解放された。

「しのぶさん、あんたを愛している。」

見たことのないせつない表情だった。後藤が知らない男のように思える。
「愛している・・・・。」

しのぶはしぼり出すように言った。
「わからない。」
しのぶの瞳から一筋の涙がこぼれる。
「自分の気持ちがわからないのっ・・・。」

後藤はこぼれ落ちる涙を指ですくうと、優しく、頬を触り言った。
「ごめん、でも考えて・・・、俺の事・・・・そして柘植の事。」

「帰るよ、今日は遅くにごめん。また明日。」
そう言って後藤は帰って行った。
575名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 04:09:34 ID:h5cF7/ku
━━━
まだ、終わりません&エロなしすいません。
もうちょっとだけ続きます。
576名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 23:58:23 ID:VpO9ofxV
よし規制解けた

>>575
イイヨイイヨー
楽しみに待ってます
577名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:46:34 ID:3kaP2l9z
後藤×しのぶ 続きです。
またエロないし、話も終わりません。長くなってしまった。
だんだん文章が適当になってきてる感じしますが、お許しを

━━━━
数日後、正式に五味丘が第一小隊長に拝命され、しのぶは本庁の警備部へ移動した。
この数日間後藤としのぶの間は終始ギクシャクとしたままだった。
出動のタイミングも悪くろくに話もできずにしのぶは行ってしまった。
特車二課の隊長室にはむさくるしい男二人。
「はぁ〜、この部屋の空気もなんだか男くさくなっちゃったなあ〜。」
後藤は以前部屋の中にかすかに香っていた、しのぶのやわらかい香りを思いだそうとしていた。
「後藤隊長、そんな事言わないでください。居づらくなります。」
五味丘も後藤と二人は居心地が悪そうだ。
「ま、よろしくな。がんばって第二小隊の負担を減らしてちょうだい。」
「嫌味を言わないでください。」
五味丘は以前自分の言った言葉を思い出し、困った顔になる。
「すまんすまん、とにかく肩の力抜いて頑張ってくれ。こちらもフォローはするから。」
「は、よろしくお願いします。」

小隊長に着任した五味丘は非常に優秀だった。少々柔軟性が足りない気もするが、問題視する程ではない。
まじめで優秀、部下にも慕われじっくり話してみると話題も豊富で面白くおまけにいい男だ。実際後藤の負担も減ってきている。きっと出世もするだろう。
しのぶはもったいない事をしたなこんな男をふるなんて、と後藤は思った。
それに引き換え後藤は中年で水虫持ちの癖に靴下は替えないしヘビースモーカーで猫背で抜け毛も多いし何を考えているのか分からない、と周りから言われている。
その上夜中に突然訪ねて家に上がりこみ強引にしのぶの唇を奪ってしまった。多少強引に攻めた方がいいと思ったが、今思えばまずかった気もする。
五味丘のような奴がふられているのになぜ自分は大丈夫と思ったのだろう。あれからしのぶは何も言わずに行ってしまった。
「しのぶさぁん・・・」
一度すでにふられているのに、改めてまたふられてしまった。後藤はそんな気がしてならなかった。
実は隊長室にいた五味丘はそんな後藤を見て顔をしかめた。
「情けない声をださないでください。こっちが情けなくなります。」
「お前さんは元気だよねえ。」
しのぶにふられている割に五味丘は元気だった。
「いつまでも落ち込んでいられません。それに同じ警備部にいる以上、会う機会もありますし。」
後藤は五味丘がしのぶをあきらめていない事に驚きつつも若さだな、と思った。
20年振りくらいに女に愛を告げたのに、まだその相手から何の返答もない。もうすっかり諦めつつあった。
578名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:47:46 ID:3kaP2l9z
久しぶりの休日、後藤が自宅にいると、夕方しのぶから電話があった。会って話がしたいと。
車で仕事帰りのしのぶを拾った後藤は車も停められるし落ち着いて話せる所と思い千代田区にあるホテルのラウンジへ行った。
頼んだコーヒーが出されボーイが去ってく、しのぶはコーヒーを一口飲むと話を切り出した。
「後藤さんに言われてよく考えたわ、自分の気持ちについて。」
後藤はしのぶの話を黙って聞いた。
「私の心にはまだ柘植がいる。柘植を逮捕した時によみがえってしまった感情が消えないでいるの。
あんな事件がなければそんな気持ちは封印されたままでいられたのに・・・・・。でも彼に会ってしまった。
彼を待とうと思った。あの瞬間は・・・、あの時私は柘植を選んだの。」
ある程度予想はできる事だったが、しのぶの口からそうゆう言葉を聞くと辛かった。
しのぶは話を続ける。
「でも、結局彼を待ち続ける自信が私にはなかった。彼の奥さんはもっと前からずっとあの人の事を待っていた。
周りから何を言われてもただひたすら・・・。執念の様なものかもしれないけれど。
彼もその事を分かっていて、待つ事を認めている。切っても切れない繋がりが二人にはあるみたい。夫婦ってそうゆうものなのかしら?
その事を分かった時に一気に挫けてしまったの。私には待てないって・・・・。
柘植もだから私にはさよならと言ったのね。
特車二課に戻り、仕事に追われていると彼の事を考えなくてすんだ。部下と話をしていると心が和んだ。
そのまま彼を忘れたかった・・・・。でも彼への思いはそんな簡単に消えるものではなかった。」
後藤の脳裏に五味丘の事が一瞬よぎった。
「後藤さん、あの日あなたの言葉うれしかった。突然でその・・・・びっくりしたけど。後藤さんがあんな事言うなんて思ってなかった。
私、あれから後藤さんの事、たくさん考えたわ。いままで過ごした事、話した事とか。
変な事とか嫌な事たくさん思い出したけど、でもあなたといた時間は楽しかったわ。
安心していられるし、困難な仕事でも後藤さんと話しているとなんとかなるって思えた。あの日々がずっと続けばいいと思っていた。
特車二課から離れて、思ったの。
後藤さん、私にとって、あなたは大切な人よ。」
しのぶの瞳は潤んでいた。
「しのぶさん・・・。」
後藤はしのぶのうるんだ瞳を見つめた。
「でも、それでも・・・・・未だに柘植の事が頭から離れないの。忘れ去る事が出来ないの。」
後藤はかつての自分を思い出した。
死んでしまった、自分の妻。その事で苦しんだ日々の記憶。
「しのぶさん・・・、それはしょうがないよ。愛した人をそうそう心から消し去る事はできないよ。誰だってそうさ。」
自分の心にも死んだ妻がいる。
「完全に忘れるなんて出来ないんだ。愛していた過去は事実だ。人はその記憶を抱え生きていかなきゃならないんだもの。」
「でも、後藤さん・・・あたしの心に柘植がいてもいいの?」
「そのくらい気にしないよ。包容力があるもの、おじさんだからね。柘植に勝つ自信もあるし。」
しのぶの心がふっと軽くなった。
「大人だもの、色々な過去はある。俺は、そうゆう過去も何もかもすべてひっくるめ、しのぶさんを愛しているよ。」
「後藤さん・・・・・。」
しのぶの瞳から涙が溢れる。
「あたし、性格きついわよ。」
「ちょっときついくらいがちょうどいいよ。」
「男勝りだし、女らしい事できないわよ。」
「しのぶさんほど魅力的な女はいないよ。」
「後藤さんより階級も上だし。」
「優秀な所も素敵だよ。」
「もうおばさんだわ。」
「俺はもっとおじさんだよ。」
「けっこう、ねちねちしてるわよ。」
「知ってるよ・・・、しのぶさん、そんなところも全部含めしのぶさんが好きだよ。」
しのぶはハンカチで溢れる涙を抑えた。
「後藤さん・・・、ありがとう。うれしい。こんなにうれしいなんて。」
しのぶは涙を抑えると、後藤に向かってにっこりとほほえんだ。
「しのぶさんが笑顔になってくれてよかったよ。今日は会った時からずっと怖い顔してて。」
「もう、緊張してたのよ!」
二人はお互いの顔を見合うと笑いあった。
あの時からしのぶの事を待っていたが、ようやく彼女が戻ってきた。後藤はそう思った。
579名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:49:17 ID:3kaP2l9z
ほっとしたら後藤は腹が減ってきた。
「ねぇ、しのぶさんお腹すかない?仕事終わってから何も食べてないでしょ。俺も腹減っちゃって。」
「そう言えばそうねぇ、何か食べて帰りましょうか?」
後藤の頭にポンっと悪巧みが閃いた。
「せっかくだし、このホテルで食べていこうか。おいしいイタ飯あるんだよ。」
「イタリアン?珍しいわね・・・・。でも、たまにはいいわね、そうしましょうか。」
二人はホテル内の40階にあるイタリアンレストランに移動した。

レストランに入ると後藤は適当にコースを頼んだ。
しのぶも同じコースを頼むと
「ごめんなさい、あたしさっき涙流してからお化粧直ししてない。ちょっと失礼するわ。」
と言って化粧室へ行った。
しのぶが戻ってくると、ボーイがシャンパンを持ってきた。
「ちょっと、後藤さん、車でしょ。許さないわよあたし。」
「俺が飲酒運転するはずないでしょ、車はおいてタクシーで帰りますよ。せっかくこんな景色のいいレストランで食事しているんだもの。
ちょっと飲みたくなって、それにしのぶさんも綺麗にお化粧してくれているしね。しのぶさん明日早いの?ちょっとだけ付き合ってくれない?」
しのぶはしょうがないわね、という風な表情になったがすぐに笑顔になって言った。
「明日は休みだから大丈夫よ、後藤さんあなたは仕事でしょ?飲み過ぎないで下さいね。」
窓から見える夜景も美しくしのぶも今日は少し酔いたい気分になった。
夜景を見ながらシャンパンで乾杯したら、少し変な気分になった。こんなレストランで夜景を見ながら後藤と一緒に食事をしている。
なんだかおかしくて思わず噴き出してしまう。
「何、人の顔見て噴き出して。」
「いや、後藤さんがこんな雰囲気のいい店知ってるなんて、いったい誰と来たのかと思って。」
「大人だからね、いろんな過去があるんですよ。」
「ふーーーん。」
楽しく食事は進み、しのぶはデザートまでしっかり食べた。
会計をボーイが持ってき、後藤がカードを出そうとする。
「ちょっと、あたしも払うわよ。」
「少しはカッコつけさせてよ。こんな時くらい俺に払わせてよ。」
そう言って後藤はカードをボーイに渡した。
ボーイが明細をもって戻ってくる。後藤がサインをするとボーイは銀のトレイにのったルームキーを後藤に差し出した。
「お部屋のご用意できております。」
そう言って後藤に鍵を渡しボーイは掃けて行った。
しのぶは一瞬目をパチクリとさせて驚いたが、すぐに後藤を睨みつけた。
「ちょっと後藤さん、どうゆう事かしら?」
「だって、俺お酒飲んじゃったし、やっぱり車おいて帰ると何かと面倒だなぁっと思って。」
しのぶは頭を抱えた。
「それに今日はしのぶさんとどうしても一緒にいたいなーっと思って。
もちろん帰るって言うならタクシー代だしますよ、俺は一人寂しく宿泊しますけど・・・・。」
「私はこんな時もあなたに騙されなきゃいけないのかしら?」
「やっぱり、帰る?無理強いはしないよ。」
しのぶははぁーっとため息をついた。
「部屋なんて、いつとっていたの?」
後藤がそんなそぶりをしているのをしのぶは見ていなかった。
「しのぶさんが化粧なおしに行っている時。レストランの支配人に部屋とれるかって聞いたら大丈夫だったから・・・。」
「だからシャンパンなんて頼んだのね。タクシーで帰るなんて嘘ばっかり。こんなレストランに後藤さんが行こうなんておかしいと思ったのよ。」
なんて悪知恵がよく働くのだろうと、しのぶは半ば関心した。
「ごめん、でもしのぶさんと一緒にいたかったんだ。」
「後藤さん、私こういう騙すようなやり口はやめてって何度も言っているでしょう。」
後藤はすがりつくような目でしのぶを見る。
後藤をにらみながらしのぶは思った。こんなやり取り何回したかしら?と。
「帰る?」
「まったく、しょうがない人ね。」
ふっとしのぶの表情が和らいだ。
「あたしも後藤さんと一緒にいたいわよ。」
580名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:55:16 ID:3kaP2l9z
━━━━
今日はここまでです。
次はようやくまともにエロを入れたいです。
あと次投下するときは話まとめたいと思います。
もうちょっとお付き合いください。
581名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 20:34:43 ID:4jm7QXbN
続きです。
やっと終わります。

━━━━
案内された部屋は落ち着いた感じの広めのダブルルームだった。
室内に入ると正面の大きな窓から新宿副都心の夜景が見える。
しのぶの視界にキングサイズのベッドが飛び込んできて、思わず頬が赤く染まる。
後藤が部屋に進みミニバーを開ける。
「しのぶさん、何か飲む?」
「いえ、まだいいわ。」
しのぶは窓辺へ歩みを進めると眼下に見える庭園を眺めた。
後藤は外の景色を見ているしのぶにそっと近づき後ろから抱き締める。
左手でしのぶのおとがいにそっとふれるとゆっくりと振り向かせ深く深く口づけを交わした。
「シャワー先に浴びるね。」
後藤はそう言うと今度は軽くキスをして、バスルームへ行った。
しのぶは顔が上気している事に気づいて恥ずかしくて居られないような気持になった。
後藤がシャワーを浴びバスローブ姿で出てくると、入れ替わりにしのぶがシャワーを浴びた。
後藤が今にもはち切れそうな思いで待っていると、髪をアップにしたしのぶがバスローブで出てきた。
「喉乾いちゃった。何かいただこうかしら。」
しのぶによく冷えた缶ビールをプルトップを開けて渡す。
「はい」
「ありがと」
ゴクゴクと煽るようにビールを飲む。しのぶのしろい喉笛が扇情的に動いた。
後藤はしのぶ手から缶を奪い自分喉にもビールを流し込む。そばにあったサイドテーブルに缶を置くとしのぶに激しく口づけをした。
お互いの唾液とビールの味が混じり合う。しのぶの生温かい唾液を求めるように後藤はしのぶの口内を舌でかき回した。
「んっ・・、ごとうさ・・」
口づけをやめしのぶを見ると、赤い唇の端から透明な液体が垂れていた。
「しのぶさん・・・」
後藤はしのぶの髪留めを外し髪を下ろす。前に結ばれているバスローブの紐を解くと、貴重品を扱うようにそっと脱がした。
しのぶの白い裸身が目の前に露わにされる。
「綺麗だ。」
血管が透き通って見える程白い乳房は思っていたより豊満で、胸の中心には淡いピンク色の乳首がツンと自己主張するように上を向いてる。
ウエストから腰に掛けてラインはキュッと引きしまっていて、縦長の綺麗な臍が付いている。さらにその下の視線を移すと卵型に黒い茂みが見える。後藤は夢にまで見たしのぶの裸体をじっくりとなめまわすように見入る。
「恥ずかしいわ、そんなに見ないで・・・」
しのぶの頬が羞恥で赤く染まった。
「しのぶさん、綺麗だよ。」
後藤はそう言うとしのぶの乳首を舌で突く、ピクンと反応し乳首が硬く立ってきた。今度は硬くなった乳首を前歯で軽く噛み口に含んで舐め回した。もう片方の乳首は指でつまみあげた。
「・・・あ、はぁっ・・いやっ。」
「すごい色っぽい。胸、思ったより大きいね。」
両方の胸を両手で下から持ち上げるように揉みながら乳首を舐め吸いつき転がし続けた。
「・・んっ、後藤さんっ・・。」
しのぶは胸だけで呼吸が荒くなるほど感じている。
後藤は自分の足をしのぶの足の中に押入れると、少し足を開かせた。
「やっ!」
指をしのぶの割れ目に滑り込ませるとすでにしっとりと濡れていた。
「もう、濡れてるよ。」
しのぶをベッドに腰掛けさせると、後藤はそこに跪きしのぶの足を開かせた。
582名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 20:35:32 ID:4jm7QXbN
「後藤さん、ダメっ、恥ずかしいっ!!」
しのぶは足を閉じようとするが後藤の手が強く抑え足を押し広げる。
「しのぶさん、でもすごい濡れてるよ。」
しのぶが足を閉じるのを諦めると、後藤は両手でしのぶの濡れそぼった女性器を広げじっくりと鑑賞した。
まだ触れてもいないのにクリトリスは屹立している。ピンク色の肉のひだは羞恥に震えひくひくと動いていた。
顔を近づけて匂いを嗅ぐとあふれ出ている愛液の雌の匂いがした。後藤は舌を尖らせクリトリスを円を書くように舐める。
「あ、ああっつああああ!!」
しばらく舌で刺激を続けると、指にしのぶの愛液をつけクリトリスを擦り上げる。
下の口が涎を垂らしながら男を求めくぱくぱと動いているのを後藤は楽しげに眺めた。
「しのぶさん、気持ちいい?すごいびしょびしょだよ。」
「やっ!恥ずかしいっ!!」
後藤はクリトリスを刺激しながら、ぬらぬら濡れている膣に指をゆっくりとぬぷぬぷ出し入れした。
「はっ、ああああんっ!」
さらに愛液が溢れてくる。人差し指と中指をしのぶの中に入れ、折るようににしながら中を掻き回すと、くちゅくちゅとを音を立てて愛液が泡立つ。
「聞こえる?すっごいいやらしい音だ。」
「ああっ!!う・・んっ、きもちいい・・・・。」
後藤は愛液をすべて舐めとるかのように、しのぶの性器を舐め回す。
「やっイキそうになっちゃう!!」
「イクとこ俺に見せて。」
後藤はクリトリスを舐め続けながら指でGスポットを激しく擦った。しのぶ膣の肉が指を奥へと導くように締め付けてくる。
「あああああああああ!!!」
さらにぐちゅぐちゅと指を出し入れすると、きつく後藤の指を締め付けてきた。
「ああああっ!!イっイクっっうーーーーーー!!!」
しのぶの身体がビクッビクッと跳ねあがった。後藤の腕としのぶの内腿はびしょびしょに濡れてしまった。
後藤は身に着けていたバスローブを脱ぎしのぶに口づけをする。
「しのぶさんの中に入れたい。」
後藤の肉棒は痛い程そそり立って、先端はすでに我慢汁で濡れている。
しのぶは舌でそれを舐めとると、後藤を見つめた。
「後藤さん、入れて・・・・。」
後藤はまたしのぶに口づけをすると、そのままベッドに押し倒し、自分のモノでしのぶの入り口を捜しながら擦りつける。
入り口を見つけるとゆっくりと根元までズブズブ入れた。
「あっ、はぁああああ・・」
後藤はたっぷり味わうように、何度か出し入れをくり返す。きゅんきゅんとよく閉まる膣口に後藤から思わず声が漏れる。
「くっ!しのぶさんの中気持ちいい。すぐイキそうだよ。」
しのぶも息が荒い、さっきイったばかりで感度が増し、またすぐにでもイキそうだ。
後藤に挿入される度にいやらしい水音はどんどん響を増してくる。
しのぶは奥までペニスを押し込まれる度に子宮がうずき性的興奮が湧き上がってくる。
「あっあっあっあ・・・・」
後藤の動きが早くなる度、快感が生まれた。しのぶは後藤の熱さを中で感じ、その熱さが官能へと変わっていく。
「しのぶさんっ!・・・・愛している!!」
後藤の動きが早まっていった。しのぶの快感が子宮で爆発しそうになっていた。後藤のペニスを激しく締め付ける。
「しのぶさんっ、しのぶっ、いくぞ!!」
「ああああああああああああああ!!!」
しのぶは高く声をあげ、後藤は彼女の中にすべてを放った。
583名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 20:36:35 ID:4jm7QXbN

事が終わり二人ともベッドに寝転んだ。やさしく頬笑みあいキスをした。
「後藤さん。」
「ん?」
「あたし、けっこう前から後藤さんの事が好きだったの。」
「え!いつから!!」
「教えてあげない。」
しのぶは後藤にキスをした。

明け方、しのぶの隣で後藤が寝息を立てている。しのぶは後藤の前髪を掻きあげるように頭をなでると、額にキスをして心の中で呟いた。
柘植さん・・・、さようなら・・・・・・・。
カーテンの隙間から太陽の光が漏れ始めていた。


夏の暑い太陽の下、篠原重工の広い工場のなかを走る二人乗りの自転車がいた。
野明と遊馬だ。
「ねー、遊馬。」
「あーん?」
自転車をこぎながらなので自然と大声で話してしまう。
「昨日ひろみちゃんから電話あってね、びっくりな情報を聞いちゃったんだぁ。」
「おう、なんだあ?」
「たいちょお、結婚するんだってえ。南雲さんとー。」
「そーかあ・・ってなにぃい!!本当かっ!!」
「マジだよ!でもまだ内緒なんだって。だから内緒にしてて下さいねってひろみちゃんが・・・」
「そうかぁ、昔飲んだ時に俺がしたアドバイスがきいたか・・・。」
遊馬が突然声のトーンを落としたので野明はいまいち聞き取れない。
「なーに?なんていったの?」
「何でもねーよー!」
「でも、いいなぁ。南雲さん羨ましいな。」
「お前も結婚したいのか?」
「べーつにぃー。」
遊馬の声がまた突然小さくなり最後まで聞き取れない声で話した。
「ま、いづれ俺がプロポーズして・・・・・・。」
「なーにーーー?何ていったのーーーー?」
「だから何でもねーよ!!食堂混んじまう。飛ばすぞっ!!!」
「ちょっとっ!!遊馬あああ!!」

じりじりと焼きつくアスファルトの上を二人の乗った自転車が駆け抜けていった。



《おわり》
584名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 20:39:06 ID:4jm7QXbN
━━━━
以上です。よんで下さった方ありがとうございました。
なんか長くなっちゃったのでムリヤリまとめた感がありますが終わりです。
誤字脱字あったらごめんなさい。
585名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 21:26:51 ID:pQMvJnYj
規制とけた。バンザイ。

>>584
(≧∇≦)b

非エロもエロも、どちらも良かったです。
大人な二人だなぁ…
586名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 12:59:46 ID:9+0/MfxU
次回も期待っ!
587ごとしの好き:2010/02/19(金) 20:19:17 ID:p34gghjY
はじめまして、私は同人サイト運営しています。
18禁あったりしますよw
SS投下しますね〜(しのぶside エロなしです)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ある日の特車二課の隊長室
南雲しのぶは後藤喜一の机を整理していた。
来週から後藤が公安に戻るからだ
しのぶは、来月から「後藤」の姓を名乗ることになる。
同棲生活は長いと思ったら短く感じた。
柘植を捕まえて、それからのもの
しのぶは死んだように一日が過ぎていった。
職を探してもやる気にならなかった
だけど、結局は自分の部下や後藤の部下
それから後藤に
「しのぶさんがいないと士気が上がらないと」
言われカムバックした。
課長補佐に戻りデスクワークを中心に頑張った。
五味丘は第一小隊の隊長を任せられていて
気軽に自分のデスクの仕事ができた。
課長の福島は来週から部長職に就く
私は本格的な課長に抜擢され
第一小隊隊長は五味丘
第二小隊隊長は熊耳
後藤がさっきも言ったとおり公安職に戻る。

「しのぶさん」

隊長室のドアを括る後藤

「あなたの机は汚いわね。」

私はなぜこの男を好きになったんだろうか…と
初めて逢った頃の私に言われそうだけど
「昼行燈」の顔を持ったり
「剃刀」のカッコいい顔を持っているからだろう。
同僚としても好きだし恋人としても好き
何より自分の先輩としても憧れる人だった。
柘植を捕まえる前
「俺待ってるから」
って言われた時迷いもそりゃあったけど
私は彼を選んで正解だったと
ずっと胸の中で思っているだろう。
「私はあなたが好き、あなたは私が好き。」
わがままだって彼に言えるし
彼じゃないと嫌だ…

「私は来月『後藤』を名乗る」
588ごとしの好き:2010/02/19(金) 20:21:30 ID:p34gghjY
駄文ですみませんです><
また書きますね^^
うちのサイトです。
http://gotoshinolove810.blog83.fc2.com/
よろしくです
589ごとしの好き:2010/02/20(土) 20:28:41 ID:SVWP8zv6

新作です!五味丘×しのぶです。二人は付き合ってると
仮定してください!意見や感想よろしくお願いします。
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願い その1


-クラブに行き…女を口説く。ラブホに行きベットへ入り
それが俺の毎日だった…

ある冬の日の出来事

「五味丘!大丈夫か?」

「先輩!大丈夫ですか?」

「誰か救急車呼んで!」





ーあれ?ここは…

「気がついたか?五味丘」

「南雲隊長…」

掠れた声で言う五味丘

「お前…自分が何したか…わかるか?」

南雲は半分呆れたように問う

「どうして、自分の心配なんか…」

隣には睡眠薬の空瓶が

「お前…いつから。」

「……」

五味丘の下手な口説き方が原因でしのぶに色々言われたのがキッカケ…
五味丘のプライベートは下手なしかもこんな性格だからみんなに意外だと思われる
遊びをしていた。色々しのぶより知って、しのぶに惚れてくれればいいやと…

ーしかし…ここは…どこなんだ?確か昨日は、セフレと呑みに行き…
それから…特車二課案内するって約束して、ハンガーに行き
あー頭がガンガンする

「五味丘、どうしてこんなに睡眠薬を飲んだんだ…」

だんだん覚醒してきた五味丘。

ー俺…病院に担ぎ込まれたのか?

「半休とって…この様はないでしょ?あなた、私達の前で睡眠薬の過剰摂取したのよ?」
590ごとしの好き:2010/02/20(土) 20:31:00 ID:SVWP8zv6
しのぶは窓側を見ていた。時より泣き声を出していると考える五味丘

「……馬鹿じゃないの?五味丘…あなたが死んだら…私赦さないんだから。」

点滴の袋を見上げてる五味丘

「俺…何してたん…ですか?」

ずっと掠れた声とダルそうに問う五味丘

「ハンガーでベロベロに酔ってスーツの中ポケットから睡眠薬の瓶を出して、過剰摂取したのよ。
あなたの彼女も同じように…私達の前で…私…目の前が真っ暗になったわ。」

「あれは彼女じゃない!」

怒りだす五味丘

「あなたは、私をどこまで苦しませればいいの!?あなたに口説かれたあの日…私はどうかしてたのよ。」

しのぶは五味丘の方を見て

「本当に好きなのはあなただけなんだから。」

「じゃあ…なんで俺を…こんな風にさせたんだよ!そういや…彼女は?美夏は?」

五味丘は焦っているようにも考えられた。

「さっき…亡くなったわ…あなたより過剰摂取で…。」

「彼女は…美夏には子供もいて…旦那さんだっているのに…馬鹿だ…俺は…。」

五味丘は自分の行いを悔み自殺を試みた。しのぶの存在が心の中にいなければ…死ねたのだ

「どうして…死を選ぶの?あなたらしくないわ…それに…私はあなたを愛してたのよ?」

「……」

ー私が全部悪いんだわ…五味丘を傷つけて…自殺に追い込んだ。赦されないわよね…こんなこと。
愛してるのは彼だけなのに。

五味丘の重い口が開いた

「ごめんな…しのぶ…やっぱり俺…お前を愛してる。」

年下は大っ嫌いだったしのぶ。

「呼び捨て…で呼んでくれた。」

「俺、あの時…お前しか考えられなかった。」

「じゃあ…こんなこと…二度としないでちょうだい…お願いだから」


『赦し赦され僕らはこれから生きてゆく…今までよりも絆は深くなって。』
『願わくば二人の幸せに。もうすぐ春の気配が。』

後書き 
非常に重いSSでした
591名無しさん@ピンキー
HOS