274 :
239:2007/11/06(火) 09:07:10 ID:cXLr4LAJ
<今回は以前書き込みした、ネコ耳妄想の分を投下させていただきます。
Rデコと、鳥坂さん小夜子さんです。
時は今から10数年前の出来事です。
鳥坂さん27,8歳、小夜子さん25、6歳位で想定しています。
あ〜るくんとデコは先日投稿分の2人がそのまま数年?間経過した状態。
自分勝手で申し訳ありませんが「あ〜るくんが学生服を脱がないという体質(?)」は、
春風高校を卒業後何年か経てから無くなっており、それは仲間内ですでに承知済みという設定です。
この話から少し経てになりますが97年当時数件日本語のHPで個人がUPした
動画(フラッシュではなく)を見た記憶があります。デジタルカメラの知識は全くないです。
時代考証がおかしい部分、等、見逃してくださるとありがたやです。では、投下開始します。>
「いんたーねっとぉ?デジタルビデオの映像配信?まぁた、まにあっくなこと始めたのね‥」
キッチンとリビングを仕切るカウンターの上。
うず高く積み上げられた封筒やファイル雑誌新聞その他諸々を客人のためにせめてもと隅に除けて作られた、
わずかばかりの空間に供された数種類の缶入り飲料の中から、
「C.C.レモン」を手に取りながら心底呆れた声をあげたのは小夜子である。
投げかける相手はといえば、なぜか部屋の主のたわば先輩ではなく。
髪を後ろで一つにしばりリビングの奥に鎮座するパソコンと何やら格闘中の、鳥坂司。
ここは、東京某所たわば先輩の居住するマンションの一室。
高い天井に大きな窓、広々したベランダ付きと、
優雅な独身男の生活を満喫するにはうってつけの物件ながら、
住んでいる人間が人間だけに、内部はまるで生活臭のしない異様な様相を呈していた。
壁一面に組まれた棚は曼荼羅じみて、本人以外は決して触れる事の出来ない魔窟と化し。
どうやらその合い間合い間にはパソコンやビデオ、オーディオ等の機材があるらしいが、
絡まりまくったコードは目で追うだけで頭痛がしそうな代物。
窓際には写真撮影のための大型の機材などがプロ顔負けに揃えられ。
折角のベランダにはアウトドアテント、登山、スキー用品、
タイヤやホイール、チェーンなどの車用品が所狭しとカオス状態で足の踏み場も無い。
「だいたいねぇ、撮影会にどーっしても人が必要だ、って言うから!有給とってまで
日曜にこうして来てやったのに、部屋の主がいないってどうゆうこと?」
アパレルの仕事をしている小夜子にとっては、本来日曜は休日ではないのだった。
呆れたように腰に手を当ててむゥとしていたが、よく冷やされた飲み物にごくごく数口喉を鳴らし、
ようやく僅かに表情を緩ませる小夜子。
「だぁから、その事には何度も感謝している、と、言っとるではないか。
心配せんでもたわばさんは一つ用を済ませてからちゃんと帰ってくるわい。
そんな事より、もしも、大成功したとすればだな。
お前自身もいんたーねっと界に名を残す事が出来るほどの
素晴らしーーっく面白い企画なのである、まさに参加せねば損!!」
「いんたーねっとに名を残す?って‥どういう意味よ?」
「うむ、説明しやう。今年、たわば先輩がすでにそのスジでは超有名になっている
MYホームページにおいて、
何!と!自作ショートフィルムの公開を開始とゆう歴史的な偉業を成し遂げたのである!
それを可能にしたのが何を隠そう、今ありがたくも、この私の手のうちで眩くレンズを輝かすDCR-VX1000であるっっ!
‥頭が高い、控え居ろぉ〜ぅー!!」
「はぁ‥。どこが凄いのか全く解んないけど、とにかく凄いのね。ハイハイ。」
軽く流す小夜子のリアクションをまーッたく気にする風でもなく、
大威張りで胸を張ったままDCR-VX1000を天井高く突き上げたポーズをとり続ける鳥坂。
「あのねぇ‥もーわかったから、その、たわば先輩のほーむぺーじとやらは
いつになったら見せてくれるわけ?さっきからもうちょっともうちょっとってかなり経ってるんだけど。
本当に見られるの?‥もうコレ、壊れてるんじゃないのォ?!」
「‥まぁそう焦るな。接続時間は、これでも早いほうなのだ。」
275 :
239:2007/11/06(火) 09:08:07 ID:cXLr4LAJ
ようやく、腕を下ろし、小夜子とともにパソコンのモニターに目をやる鳥坂。
丁度読み込みが完了したらしく、たわば先輩のパソコンから雑音交じりの
電車の走行音が鳴り響いた。
「おっ!ほれほれ見ろ、小夜子!!丸の内線の車内からの映像だ。こうなって」
「何これ、真っ暗で何も見えないじゃない。」
「たわけ!‥ほれ見えた、これが丸の内線車窓から見える神田川なのだ!」
「‥あ、あぁそうね‥って、ずいぶん地味な映像ね〜。‥苦労して待って、見てもこれじゃぁ、
見る人少ないんじゃない?」
1分経たずに終了した映像から目を上げれば、小夜子が痛いところをずばずば指摘する。
うむ。と悪びれることなく腕組みで頷く鳥坂。
「その通り。やはり、大衆をあっと驚かせるような面白い映像で、一気に認知度を上げんことにはどうにもならんとゆう事で。
今回の企画と相成ったわけだ。まずは、これを見るが良い。」
相変わらず大威張りに威張られながら突き出されたのは「撮影用資料」と題されたレジュメ。
そこには、
『兄妹アンドロイドのネコネコ変装日記(はぁと)』
という、たわば先輩が用意したかと思うと噴出してしまいそうなタイトルとともに、
あ〜るとデコ、2体のアンドロイドにねこ耳をつけ、変装させて
ショートフィルムを作るというプロットが書かれていた。
「‥ぁ、あ〜‥‥‥ね〜‥」
引きつり微笑みという微妙な表情で鳥坂に視線を向ける小夜子。
「どーだ、衆目を集めるには充分すぎるほどの企画であろう!」
「ま、まぁ、えんえん地下鉄とか電車の車窓の風景しか流れないよりはぜんぜんいいと思うわ。」
(でも、どっちもすっごいまにあっくな香りがする映像だけどねぇ‥)
と、「良いアイデア」に興奮状態の相手にはなんとなく言えずに愛想笑いで誤魔化す。
「‥あはっ。‥で、私は結局何をすればいいわけ?」
「うむ、さすがは小夜子、その話の早さをみこんで、今回の栄えあるスタッフに任命したのである。
お前には重大任務撮影スタッフを申し遣わす。
そしてこの私は、総監督演技指導ディレクターその他諸々を全て兼任する事と相成っておる。」
「栄えある‥ね‥ぁ、なんでもないなんでもない、とにかく、撮ればいいのね?コレで。で、2人はどこにいるの?」
「コレとわなんだ、コレとは!畏れ多いぞ小夜子!‥うむ、きゃつらは今風呂場で着替えさせておる。」
全くありがたくも何ともなさそうにカメラを持った手をプルルンルンと気軽に振ってみせる小夜子に不満そうな鳥坂を尻目に、
さくさくと理解した自分の役回りを行動に移し始める小夜子。
「あー、そうなんだ、で?どこで撮るわけ?まさかこのキッタナイ部屋の中撮影しちゃうわけじゃないわよねぇ。
見た人なんかの怪しいアジトかと思って警察に通報するんじゃない?」
今日初めて手にするカメラだが、小夜子はすでに電源をONにすると、厳しい事を言い放ちながら手馴れた感じで
室内を試し撮り始めている。
これどーすればいいの?あたしわかんないー。などとはこの女性のきりりとした唇からは
決して出てくることはなさそうな台詞であった。
何しろ、習うより慣れろ、思い立ったら即行動、打てば響く。それがこやつの良いところであるなぁ。
そんなキビキビとした動作の小夜子を、いつの間にか知らず微笑ましげに、暖かな目線で見つめていた鳥坂であった。
「さ、て!でわいざ『スタジオ』に出陣である。」
「ん?スタジオ?って‥。そっちは多分たわば先輩の寝室じゃない?と、うわっと!」
言われるままスリッパを脱ぎ足を踏み入れたその部屋も。
隣のリビングと負けず劣らず異空間であり、目を見張った後額に手の平を当てて、ふぅ‥と溜め息をつく小夜子。
ったく、この男達は‥
こーゆーコトに手間隙惜しまずココまで情熱傾けられるんだからある意味見上げたもんよね‥。
そこは即席のまさに撮影スタジオそのものになっていた。
もともと白い天井には、光量のある蛍光灯が煌々と照らされ、
その他の全部の壁も隙間無く白いシーツで覆ってあって、実際目が痛いほどまぶしい。
10畳ほどの室内のど真ん中にセミダブルのベッドが設置され、
家具など生活感のあるものはシーツで覆われていて全く見えない。
ベッドの上も、布団などは取り除かれマットレスにメイキングされたこれまた白いシーツのみ。
床には清潔そうな薄いグリーンのカーペットが敷かれていてそれはちょっと意外。
まぁ、こ汚いよりは嬉しいけれど。と小夜子はそれを靴下で踏みながら部屋の中央へ歩み寄る。
「‥で?‥肝心の被写体たちは、どこにいるのよ?」
呆れ顔で部屋全体を見回す小夜子の様子をどう受け取っているのか、満足げに腰に手を当て見守る鳥坂だったが、
「きゃつらまだ着替えにかかっておるのか?まったく、なーにをもたもたしておるのだ。ちょっと呼んで来るから待っとれ」
と、シャワールームへと消えた。
その間先程のレジュメを見直す小夜子。何しろこういう手際が良い女性である。
『え?‥っと?んー、要するに、全身、表情、衣装が全部映像に収まればいい訳ね、後は編集で何とかなる‥っと。』
「ほれ、新人ダイコン役者ども!今日のチーフカメラマン殿にきりきり挨拶せんかー!」
「あうあう、そこまでぼくらの地位は低いものですか‥なんだか物悲しくなってきますね」
「お兄様を蹴らないでっ!」
まとめ掛けた思考をどやどや三人組の声が遮る。そちらに視線向ければ、
「あ、あははっははははは」
「‥やあ、これは幽霊の人、いやさ小夜子さん、ずいぶんお久しぶりですねえ。」
「あはは、そうね、えっともう最後に顔をあわせてから
半年以上、経っちゃった?あっという間ねー。それにしても
あ〜るクンこれまたすっごい格好ねぇ。くくくくくく、プププププ」
「‥お久しぶりですわ」
「あーらデコちゃんも久しぶりね〜。ホント、‥くくく、
すっごい姿じゃない?!イヤならイヤってちゃんと言いなさいよ??ッ、ププププ‥」
2体のアンドロイド‥R28号は膝上までの黒いバミューダパンツのようなものに、ふさふさの太目のネコのしっぽ、
R29号は同素材のマイクロミニのプリーツスカートのお尻からそれより少し細めのしっぽを覗かせ、
上はおそろいのヘソ出しのぴったりしたタンクトップ、という露出度の高いコスチューム。
頭には黒いフワフワのネコ耳を付け、小夜子に遠慮なく笑われて困り顔の顔を見合わせつつ、
時折ぱちくり、まばたきをしては所在無げに立っている。
小夜子の笑いがようやく一段落ついた頃、29号が相変わらずののんびりした口調で口を開いた。
「まぁ、イヤというわけではではないですけれど。
もとよりわたくし達はインターネットやデジタル映像などの電気機器には親しみが深いものですし、
わざわざ、私達のためにたわばさんが御作りになったそうですし。
お耳をつけたお兄様も」と、口元になんとも愛しげな微笑を浮かべ、兄の腕にきゅっと絡みつく妹。
「とってもとっても!可愛らしいですし!うふっ。」
「?はっはっは、これわだうも、そんなに褒めたら照れるじゃないですか。
29号も、すごく似合っているのですよ。本物の子猫よりも愛らしいではないですか」パタパタと扇で顔を仰ぐあ〜る。
ん。
その時点で小夜子の女のカンはすでに何かをかぎつけていた。
でも、だって、まさかね、いや、‥別にいいのか‥ソレは、この場合は、気にしないで、でもさ、一応さ
‥んん‥ま、然し、2人は実家が一緒で、一緒に暮らしてたりもするわけよね??でもまさか、むむむ。
277 :
239:2007/11/06(火) 09:10:22 ID:cXLr4LAJ
「くぉッら貴様らぁーーーあ!さっきからぬわにをぼっけーらーッとしておるのだ!
貴重な撮影時間が湯水か滝のように浪費されていっとるでわないか!早く位置に付けい!」
いつの間にか監督らしくメガホンを手にしていた鳥坂の怒号が飛んだのを合図に、
いよいよ撮影が開始された。
ベッドに並んで座り、鳥坂の指示通りにカメラを見つめたり目線を外したりするあ〜ると29号。
白々と非現実的な空間を照らす人工光の中で、黒いコスチュームにマットな肌質の2体のアンドロイドは確かに
良く映像映えした。
「うーむ、いいぞいいぞ見えた見えてきた!!私には完成形がはっきりと見えてきた!
よい感じでわないかぁあ?!」バンバン!と手のひらをうるさくメガホンで叩き、
反射板も器用に構える鳥坂の指示が飛ぶ。
「よーし!そこであ〜るの後ろに回り込む!小夜子、ちゃんと撮れてるか?ここはあ〜る越しにデコの表情だぞ、
俯きかげんから−、はい、目を上げる!!」
キョトキョトしつつも、一応は鳥坂の「演技指導」のままに動きをつけてゆく2人(正確を期せば2体だが)。
そんな2人をファインダー越しに観つつ、小夜子は先程の『女のカン』がどうも頭を離れずにいた。
『なんか、妙に‥いろっぽいわよねぇ、今日の2人の表情。‥こんな顔するコ達だったっけ??』
そして、10分もそんな撮影が進んだ頃だった。
相変わらず元気に汗を飛ばしながら指示を出す鳥坂をよそに、被写体たちが思わぬ行為に走り始めたのは。
29号の髪に指を差し入れ、ゆっくりと何度も愛しげに梳くあ〜る。
カメラや視線を気にしつつも、ほわんとした表情で兄の愛撫を徐々に受け入れ擦り寄ってゆく妹。
「ちょ‥鳥坂さ〜ん、これってまずいわよー」
「‥を‥?こらお前ら、ぬわにを」
やっておるのだー‥と、怒声を飛ばしたかったのだろうが、
眼前の衝撃の光景にそれは叶わず鳥坂はぽかーん、とあっけにとられて顎を外す。
2体の兄妹アンドロイドは、撮影スタッフの目をはばからず、堂々とディープキスを始めたではないか。
ぴっちり整えられたベッドのシーツの上で、絡まりあった肢体がどさりと横になる。
コスチュームから剥き出しの足をもどかしげに摺り合せ、思うさまにお互いの薄く形よい唇をむさぼり合い始めた2人には、
もうまるでここがどこなのかすら頭に無いかのようだった。
「はう、あふっ、29号、短いスカートからちらちらする太ももがとっても刺激的ですよ?」
「お兄様こそ、綺麗な身体の線が強調されてたまりませんわ」
お互いの姿を褒めあいながら、4本のとてもよく似た腕は知り尽くした稜線の上を扇情的に這い回る。
兄の肩にすがって身を伸ばし濡れた桃色の舌を出してキスを強請る29号。何度も音を鳴らして吸い付いて応えるあ〜る。
弓を描く背から、腰。マイクロミニに包まれた尻。その中に忙しなく突っ込まれた手が何かをまさぐって、探り当て、
見ているこちらが恥ずかしくなる露骨なリズムで前後に擦り立てて。
「あ、ッ!お兄様、駄目‥そこは、あはん」
「29号‥いつもより、かうなってしまうのが早くはないですか?もしかして、見られて興奮しているのでせうか‥くすくす」
後ろに回りこんだあ〜るは、さらに妹の脚の間と胸肌、乳首を自由にできるポジションをとる。
顔を赤らめた29号の脇から手を胸へと回すと、うっすらと脂肪が乗っただけの薄い胸に存在感を見せるピンク色の円い
乳首を捕らえ、2本の指で優しく挟み転がしたかと思えば指の腹で強く押し潰す。
「ンッ−ふぅ‥」
集中的に両側の乳首を責められ、人間で言えばまだ中●生位にしか見えない熟れきれぬ体格の29号が、
大人顔負けの色っぽい喘ぎ声を上げ始めた。満足げな笑みを口元に浮かべるあ〜る。
「折角、せくしいな衣装を着ているのでこれを生かさない手はありませんね、かうしてみませうか?ぎゅーっと」
言うが早いか29号のショーツを強く握り締め、上に捻り上げて肉付きの良いふっくらとした無毛の股間に乱暴に喰い込ませた。
278 :
239:2007/11/06(火) 09:10:51 ID:cXLr4LAJ
「んっあ、ひぁぁ‥ッ‥やめ、くいこみ、いやらぁ、まだ早いからぁ!‥痛いぃ、お兄様嫌ぁ」
そう泣き声をあげつつも、自分から腰を激しく振って感じている様子の29号。
「ん?ふっふっふ早くないですよ29号〜。かうしているうちにちゃんと濡れてきますからね?ほれほれ‥」
喰い込ませたショーツをさらに前後にこすり付けるように動かし、メスプラグの肉襞を容赦なく苛め続ける。
幼く造られた顔に似合わず、眉根を寄せて、唾液でびしょびしょに濡らした唇で指を吸いながら喘ぎまくる。
「あはん!や、ンッふ、それぇ駄目なのぉ〜〜!もうイく、お兄様やらぁ、まだイきたくないのにぃ〜!!
あっ、いく、気持ちぃいです!!んっ、んっ、くぅ」
大きく腰をグラインドさせ絶頂の痙攣か、足指をヒクつかせてもがく。
「‥ねぇ、鳥坂さん!ヤバイわよぉ、どうするのよコレ、っとと‥」
うひゃー、という表情を浮かべて指の隙間から痴態をチラ見しながら
鳥坂に近づいた小夜子は、思いがけないものを見た表情になった。
「どどどどどうするって‥そんなこと聞くな!私にもわからん!」
真っ赤になり小夜子に背を向ける鳥坂。
どうやら、完全に当てられてしまっているようである。
『意外と可愛いとこあるんだぁ』
「ね、と、さ、かさん。」
カメラを床に置くと小夜子は鳥坂の肩に腕をかけて耳元で囁く。表情は悪戯っぽい笑顔である。
「もう、撮影どころじゃないしぃー‥あたしたちも、しちゃおっか!どうせ、もう‥えっちになってるんでしょ?」
股間に目線をやられ、ますます赤くなり声が震える鳥坂だが、両手を握り締めて首を横に降り。
「な、ば、ば、ばばば馬鹿いうな!そんな、私ともあろうものがポンコツろぼっと同士のどーとゆーことのない
このてーどのじゃれあいを見たからといって、どーこーなるわけなかろう!!それに、えっちなんか、先輩の家でだなっ!」
「ふー‥ん。じゃ、あの子達どうなるの?」
ちょいちょい、とベッドのほうを指差す。
「あ、あいつらは単に悪ノリしてふざけておるだけじゃないか!待ってろあんなモン私の一喝で‥ぐわ!」
「あーらら。」
今まさに、ベッドの端に妹の小柄な身体を追い詰めたあ〜るが、仰向けにさせた相手の両足首を握りしめ、
腹に押し付けるように折り曲げてあられもない姿勢にさせている。
妹のタンクトップは鎖骨までたくし上げられて薄い胸を露にし、
マイクロミニのスカートもその下のショーツも脱がさないままだ。21世紀の言葉を使えば、いわゆる着エロというやつか。
「もうがまんできません‥鳥坂さんも、小夜子さんも見てますが、入れちゃいますよ?」
「お兄さま、私ももう耐えられないですわ、早く欲しい‥‥あうっっ!」
衣装を膝まで下ろすと、指で支えられたあ〜るの形良いオスプラグの先端が一瞬見え、ショーツの小さな布地を
股端に寄せられて丸出しにされた29号の秘部、プルンと張り詰めたメスプラグに嵌まり込んでゆく。
「あ!いや、んぅ、んおおおっっ!奥、そんな奥までぇ、あはんっ、壊れる、お兄さまぁ‥こわれちゃいますぅぅ!」
「くっ、うぅ、29号が壊れたら困るじゃないですか、ぼくのエネルギー注入で元気になって欲しいです、うっ、うぅ!」
肉壁にたくましい茎が根元まで埋めこまれ、完全に一つになったアンドロイドの兄妹は、気の合った動きで腰を使い、
互いの性感を高めあっていく。膝裏を自ら腕で抱え思い切り兄に尻を捧げた格好の29号は、
兄が抜き取られる送致の度に内腔をきゅうきゅう締め上げ、意思ある生き物のようにオスプラグにしゃぶりつく。
「イイ、んぐっ、29号の中、溶けそうに熱い‥ッ」
背を逸らして射精感に耐えながら、いつもののんびりした声音が少し掠れ色っぽくなった口調でうっとり囁き腰を振るあ〜る。
「くぅ!あはん、うぁ、くぅ、ひぅっ!」
意味のある言葉を発する事が出来なくなり追い詰められていく29号。
279 :
239:2007/11/06(火) 09:12:11 ID:cXLr4LAJ
「もーあの子達止まらないわよ、きっと。」
「‥」
脂汗を垂らし耳まで真っ赤になっている鳥坂の握りこぶしに小夜子がそっと手を触れる。
しかし、その瞬間鳥坂はバッ!と手を振ってふれあいを振り払う。
瞬間、絡み合う視線。
畏れ、迷い、欲望、惑い。色んな物が入り混じりあった男の瞳に、
拍子抜けする程優しい、だが深い微笑で全て包み込むように誘いをかける女。
一瞬後に、
「す、すまん。つい、乱暴にして。」
装えていない冷静な声で、どうでもいいような事を謝罪して、ふいと男から逸らされた視線。
女はふっ、と片眉上げて肩を竦め、短い溜め息をついた。
「あっ、そ。じゃ、これまかせたわよー。あたし、帰るね?」
と、鳥坂にビデオカメラをぽんと渡すと、小夜子は背を向けてドアへ向かった。
途端、目の前が暗くなる。
行かせてはならない。
鳥坂はここに至りようやく、本能の告げる唯一つの正解のカードを直視することができて目を上げる。
まだすぐ傍にある華奢な腕をがっしと掴む。
「‥小夜子。」
それ以上は何も言われずに抱き締められると予想し。
目を閉じて腕の中に飛び込む覚悟をした小夜子に鳥坂がかけた言葉は、
決して余計なヒトコトだとはいえなかった。あくまでも、真剣な声音で、
キッ、と瞳の奥に目線をすえながら。
「オレでいいのか。」
「‥鳥坂さんだから、いいんじゃない?」
くすす、と間近で微笑む小夜子の笑顔には、もはや少女の面影より色濃く、大人の女性の色香が漂っていた。
『酔ってしまいそうだな。酒も飲んどらんのに』
眼鏡を外すと、床に置かれたカメラの隣に並べて置く。
双方から腕を伸ばし合い暫くは立ったままでぎゅっ‥と抱き合っている。
呼吸の音、鼓動、体温。自分とは全然違う生き物なのだと実感させられる
やわらかさとかたさ。
お互いにそれを十二分に堪能してから労り合うようなキスを交わす。
絡まりあう濡れた舌。混じりあう吐息のタイミングも、口の端や頬に探らせるキスの延長の唇での愛撫も、
何もかもが波長が合って緊張がとけて消え全て昂ぶりに変わる。
鳥坂は息を大きくつき、気づいてメタルバンドの腕時計を外し床に放げた。
肩を抱き寄せ豊かな腰に手をかけ、衣服の上から尻を撫で回し五指でぎゅっと掴むと小さく喘ぐ声。
体温が怖いぐらいに上昇しているのがわかる。自分も、相手も。
「すわりましょ‥」
耳元で囁き声のおまけのように小鳥が突つく位のキスが触れた。
鳥坂が小夜子の腰を抱きかかえるようにして2人床に座る。
向き合って腰を下ろした姿勢のまま両足を絡め合い太ももを摺り合わせれば、
服を着ていることがもどかしい。
ベルトのバックルの鳴る音、ジッパーを下ろす音、衣擦れの音までもが
荒れてくる2人の吐息に混じって性感を高ぶらせる。
280 :
239:2007/11/06(火) 09:12:42 ID:cXLr4LAJ
脱ぎ終えたジーンズを床の上押しやろうとしてあることに思い至りそのままにしておく。
下着だけになった太腿に小夜子が掌を置いてくる。その部分に女性の手が触れるのは久々で、冷たくて、心地よい。
小夜子のスポーティなデザインの前開きのシャツの下には、
それに合わせた色合いの光沢のある素材の無地のブラジャーに包まれたびっくりするぐらい豊かな胸が隠されていた。
シャツのボタンを全部外したところで手が止まった鳥坂に助け舟出すように小夜子は自分で後ろに落として脱ぎ去る。
胸を包む下着はまだ外さずに、着衣のままの上半身で抱き締める。
そのまま髪や健康に張り詰めたうなじ、背中の愛撫になる。
身を捩らせて反応する小夜子が唯これだけのふれあいなのに、
もう追い込まれたような色欲の表情をして無我のような声を数度漏らし鳥坂を内心喜ばせた。
肌も全体にしっとりと霧が掛かるような汗をかいて吸い付くような感触が好ましい。
ブラの上から胸を愛撫する。最初は指先で円を描くように、
そして下からそっとくるむように掌を宛がい、慈しむように揉む。
ぷっくりと中心を硬くした乳首が布の上からでも鳥坂の親指に触れてきた。
位置はからだの中心に近く、ツンととがった胸のようだ。
一揉み毎に、下着からはみ出す部分の胸肌はゆさゆさ揺れて、
重みを伝えて来る乳房にごくり喉を鳴らす鳥坂。
下着の上から突端を摘まみさらに激しく愛撫を加えようとして、
小夜子の手に押さえられた。
「へへ、ゴメン‥」
その瞳は紅みがさし潤んでいて、ふわり乱れた髪がなんとも色っぽい。
「ど、どうした?」
そう問いかけた自分の声が普段とても使わないような優しくたっぷりと
甘さを含んだものなのに自分で驚いて心の中で微苦笑する鳥坂だった。
「今日、あたしなんかヘンみたい。もう‥」
きゅ、と握りこぶしを作った手が組み合わされた2人の腰の間まで降りていく。
導かれるように視線を下に下ろした鳥坂は、たくし上げられたスカートから覗く小夜子のショーツに
染みがつけられているのを目にすることになった。
その奥は、視線にすら感じるかのように、妖しく息づいていた。
もとよりあ〜る達に煽られていた自分にしても、もう限界に近かった。
黙ってブラに手を掛け引き剥がすようにそれを脱がせると、
先程手元に置いておいた自分の服のポケットからパスケースを出し、避妊具を取り出す。
慣れた動作で封を切り自身に忙しなく装着する。
その一連の動作を照れまくった表情でじっと見つめている小夜子は、
『最後までしてもらえるんだ‥‥』
という嬉しさに胸が満たされるのを感じていた。
男との行為のとき、こんな気持ちで彼を待った事など初めてだと思い至り一瞬、胸が詰まるように鳴った。
『これって、何なんだろ。恋なのかな‥。』
頬に絡む長い髪が鬱陶しかったのか、ゆるく一つに縛っていた髪をぱちん、と結びなおした鳥坂が
小夜子を一度寝かせて覆いかぶさる姿勢になり、ショーツを脱がせると味わうように口付ける。
「小夜子‥」
唇が離れて、名前を呼ばれると一息に貫かれた。
「あぁ!やだ、はンっ‥‥!!」
1、2度、鳥坂の体重をかけて膣内をえぐられると、あっさりと小夜子は果ててしまった。
たっぷりと濡れて自身を柔らかく包んでいたはずのそれが急に筋肉の硬さを示して攣くつき、
それほど敏感ではない勃起した幹肌の感覚にも達した事を伝えるほどだった。
「恥ずか‥しい‥」
「気にするな。おれももう精一杯我慢してるだけだ」
281 :
239:2007/11/06(火) 09:13:59 ID:cXLr4LAJ
私、でなくおれ、と自分を呼んでいるな、と、絶頂から戻りかけた意識の中そんなことを思った小夜子の身体を
鳥坂が背に腕を回して抱き起こす。
片方肘を付いた状態で座位の状態に誘うと、ぐったりとした小夜子も何とか背を伸ばしてそれに応えようとする。
自由な片側の手でしっかりと腰を支え、鳥坂は眼前にあらわにされた豊かな胸を
突き上げでゆすぶりながら思うさまに送致を始めた。
見事なおわん型の2つの乳房の下には自分のものを飲み込んでいる肉付きの良い腰があるが、
女性らしく脂肪を身に付けてはいてもそこは美しくくびれている。
腰を使うたびに目の前でゆさゆさと揺れる乳房に形よくツンと尖った乳首の先端は小さめで引き締まり、
唇と同じ薄いベージュと健やかな血の色に色づいている。
腰を支えている手をそこにも這わせながら、鳥坂は小夜子の深い部分を貫き続けた‥
おやー、これはどういうことかなー
今日は栄えある撮影スタジオと化しているはずの自分の寝室から、
聞きなれた仲間達のどうにも聞きなれない嬌声が伝い漏れて来るドアの先。
こんな声が、ソレ以外の状況で、するわけがないというずばりそれ。いやしかし。おい、嘘だろ‥
凍りついたように動かなくなった身体を、かなしばりを「迷信じゃッ!」と振り払うときの気合で
やっと動かし、そぉっとドアを開け中を覗き見る。
見て、そっ‥と閉める。
「‥はは。あ、はは‥はははは、今日は厄日だな、コリャ参った参ったーっと‥」
お疲れと差し出そうとしていた2人分の弁当と2人分の白飯パックにちらりと視線を向け、
つー‥と頬を伝う一筋の涙を漢らしく振り払うと。
「参った参った。はははこりゃ‥参ったわ‥」
リビングの魔窟のパソコンの前までかろうじて歩みをすすめ、そこでガックーとくず折れたこの部屋の主、たわば。
「お、俺がそんなに‥ここまでされるほど酷い事したかよぉ!あんまりだみんなぁ、あんまりだーーー!!」
今まさにゴゴゴゴ、と重い音を立てて雷雲は彼の頭上に集まり、今日の反省会は長くなりそうな雲行きであった。
<了>
282 :
111:2007/11/06(火) 21:22:16 ID:oXSNcEy9
283 :
239:2007/11/07(水) 15:45:22 ID:e7aHZlFr
>>111今回の妄想は、以前UPされていたこの衣装イラストを見て浮かんできましたです。さらにエロスバージョンが見られて
よだれだらだらっす!たまらんです‥しかも、脱がせ方がちょっとリンクしてて嬉しい‥(ぽっ)
新たなイラストは、私の妄想文で描いていただけたなんて。投下してよかったと思いました。プリーツのマイクロミニ(涎)
おおおお、お尻がお尻がっ!あきらくんもイイ!ですねぇ。あきらくんが可愛くなってきました。
(絵板にたどり着く事が出来ました、ありがとうございます)
284 :
239:2007/11/08(木) 07:54:06 ID:E5WH6ASJ
<連投で失礼します。
懲りずにまた妄想を追加投下させていただきます。
カップリングはたわデコです。
体格差HやSMが嫌いな方には不快な表現があるかもしれません。
もしご気分を悪くされたら申し訳ありません。
今回は29号→デコと呼び方を変えて書きました。よろしくお願いします。>
※前回までのあらすじ
たわば宅でのビデオ収録は惨憺たる結果に終わった。
怒り心頭のたわばは簡単には4人を許さず、そもそもこのような事態になった原因を突き止めるべく
当事者全員に当時の状況を追求した。その結果、たわば裁判長は
諸悪の根源はあ〜るとデコのえっちな行為であるとの審判を下した。
責任を取らせるため、と、後日2人をマンションに呼びつけたたわば。
きちんと時間通りにやってきたアンドロイド2体は、いまたわばの寝室のベッドの上に並んで正座させられ、
責任の取り方についての説明を受け終えたところであった‥。
↓本編
「あい、それでたわばさんの気が収まるのならいたしかたない。本意にはありませんが、そのようにいたしましょう。」
と、いち早くシャツを脱ぎに掛かるあ〜るをそら出た、と言わんばかりにハリセンでぱしんと叩くたわば。
「ぶぁかもん!この場合、貴様が協力するというのは、身を引けという意味で、参加せいなどとは一言もいっとらんわい!」
「あう‥ぼくは邪魔者というわけですか‥」
「だからといって、おれはうかつに『そっちのケは無いのだからな』等と口にして、余計なフラグを立てるよーな愚かな行動には出んぞ?
おれの台詞はこうだ。『残念だがあ〜るよ、今週はお前の出番は無い!』。ふっふっふ」
不敵な笑みを浮かべるたわばにぼんやりと焦点の定まらぬ視線を向けていたあ〜るがややあって「おぉ」とこぶしを掌でぽんと叩き、
「それわかしこい。」
「‥おまえこの期に及んでおれをばかにしとるのではあるまいな‥」
しかしまぁ、心配していたより意外とスムーズに話が進みそうだ、と判断してたわばは実力行使に出る。
「そういうことなので、おまえちょっとこの寝袋に入っていなさい」
びしっ!とベッドルームの隅にある寝袋を指差す。
「えぇ?まだ夜ではないですよ。」
「いーからきりきり入れぃ!‥外に出しておいて急に暴れだされて、マンションを壊されてはかなわんからな‥
目の届く範囲で、こうやってだな」
しぶしぶ寝袋に足を突っ込むあ〜る。アンドロイドの身体で膨らんだ寝袋を、たわばは手際よく荷造り用の紐で何重にも縛り上げた。
「あぁっ、これではまったく動くことができません。」
「うむ。完了である。‥あとはこれ。武士の情だな」
と、連続再生の音楽を最大音量にしたヘッドフォンをあ〜るの耳に付け、分厚いアイマスクをする。
285 :
239:2007/11/08(木) 07:57:04 ID:E5WH6ASJ
「さて‥と。‥なっ。」
「‥え‥。‥?」
あ〜るが完全に動けない、聞こえないと確認したうえで、たわばは
ベッドの上で成り行きを見つめているデコに向かい掌の埃払いながら「なっ。」と確認するように頷いてみせる。
だが、デコはといえば未だ呆然と口元に握り拳を当て兄にそっくりな困ったような表情でキョトキョトするばかり。
「だから!これでオニイサマには何が起こってるかは全然見えないから安心だろう?ということだ。」
「あ‥う‥」
ここまでは上首尾だが、こやつらのことだから最後まで絶対に油断は禁物だからな‥
表面上は平静な表情ながらも、たわばの内心は決して安楽なものではなかった。
2体に暴れださせずコトを無事に終えるには、
多分この方法が最も急がば回れで早いであろう。
策者であるたわばの作戦はこうであった、『おれの手腕でこれをその気にさせるしかない。』無理やりでは多勢に無勢、
こやつもこんな紐ぶ千切ってしまうかもわからん。何しろ行動パターンと、スペックの予想がいまいち付きかねているのが怖いところ。
と、ここまで恐れていながらデコを狙うのは単に性欲の処理だけが目的ではないのだろう。
えっち機能のあるアンドロイド。
それを目の前に、むざむざと見逃すわけにはいかん。これは、挑戦だな。
そう、思っているかどうかまでは判らないが。
素早くデコの隣、ベッドの上に飛び乗ると肩に両手をそっ‥と置き、唇を奪う。
顔を少し斜めにかしげて寄せてゆくとデコの小さく薄い唇の端に優しく触れるほどの口付けを落とす。
ぴくっ、と反応し反射的に目を閉じるデコ。
たわばの攻めは決して焦らず続いて上唇の端を粘膜に触れない程度に軽く軽く啄ばむ。
顎に置かれていたデコの握り拳が解かれ、ゆるゆる‥と膝の上に降りてゆく。
デコも顎を上げ、たわばのキスを受け入れる姿勢だ。
内心ガッツポーズを取るたわばは
掠るような啄ばみを少しずつ情熱的なものに変え、頬や顎、下唇を徐々に熱く濡れたキスに変えて奪い取っていく。
声は上げないまでも、デコの唇から漏れる吐息が明らかに異質なものに変わった瞬間を見逃さず、一気に深く唇を重ねる。
目を大きく見開き肩に力が入るが、
たわばの熱く、自分よりも(そして兄よりも)サイズの大きな舌が口腔に流れ込んでくれば、
その心地よさに思わずうっとりと目を細めるデコ。
たわばの舌はまず唇の裏側を端まで味わい、挨拶をするようにデコの小さな舌の先端をツンツンと突く。
その行為には少しコミカルな雰囲気があり、デコにわれ知らずじわりと笑みがこみ上げてくる。
気が緩んだと見計らって背に腕を回し、一度キスを浅くしてぎゅぅぅうと愛情を込めて抱きしめる。
「‥いいか‥?なぁ、今日はおれに‥任せてくれるか?」
デコの首元に頬を左右にゆっくりと、駄々をこねるように何度も摺り寄せ、
髪束の中の耳を唇で探り当てると、そこに甘えたっぷりの声で囁いた。
『判別付かぬときには奇策弄せず、あくまで正攻法で正面から行け!』
アンドロイドに母性くすぐり大作戦が通用するかはわからない。
わからないが通用するかもしれない。ここは上記の兵法にかけたたわばであった。
抱きしめている華奢な身体の力は抜け、抵抗する様子は無い。
デコの瞳を盗み見る。
幼げな表情ではあるが、とろんとして紅みが差し、そしてその奥には確かに期待があった。
時やよし。と見たたわばは僅かに身を離し着ているTシャツをがば、と脱ぎ去り、
ベルトをしていない薄い麻素材のボトムも素早く脱ぐ。
デコの眼前には兄とは全く違う骨格と肉付きの、30代の人間の男のカラダが晒された。
仕事こそデスクワークの会社員だが機材などで常に重いものを持ち運ぶ日常のせいで、
細身ながらしっかりと筋肉の付いているたわばの裸の身体をベッドをともにして眺めているのは、
人間で言えば中●生ぐらいにしか見えない、薄い胸に細い腰、低身長のデコ。
286 :
239:2007/11/08(木) 07:58:18 ID:E5WH6ASJ
着衣はといえば、前開きの丸襟の薄いオレンジのワンピースで、
足首までの白いレース使いの靴下といういでたちなので余計に幼く見える。
デコがアンドロイドでなければ、絵的には完全に犯罪であった。
そういうところもこの挑戦好きな男の心をくすぐっているのだろうか。
たわばはデコの手をそっと掴むと自分の胸に触れさせる。
男らしく張り詰めた筋肉の中から、心臓の鼓動が伝わるはずだ。
デコはそれに不思議そうに首をかしげた。気を取られている間にベッドに押し倒される。
デコの身体はベッドの上で仰向けにさせれば、自分の上半身だけですっぽりと覆えてしまうほど小さなものでしかない。
そこに容赦なくのしかかる。
顎を手でぐっと掴みあげてキス。
再開されたキスは最初から息を塞ぐほど深いものにして喉奥までを立て続けにぬるつく舌で犯す。
予想通り、もうデコは抵抗しないで大人しく自分の身体の下敷きになっている。
何度も流れ込む唾液をデコの小さな喉がむせそうになりつつも少しづつ飲み下すのにはたわばも驚き
『あいつ。どういう教育してんだ?』
などと内心呟きながらワンピースのボタンを開いて。
いかにも未成熟な、うっすらと脂肪の膜がのっただけの2つの胸を肌蹴させ、
そこに唇を付けながら衣服を一気に引き剥がす。
「んっ‥ぅ」
初めて細い喘ぎを上げ足をじたばたさせるデコ。
そこだけいやに存在感がある双つの乳首を両方同時に責める。片方には優しく吸い付き、舌で転がし。
片方は三本の指を使って、突端を羽根のように柔らかく触れ撫でる。
くちゅ、ちゅぱと舌の鳴る音に合わせて、部屋じゅうに響くようなデコの嬌声が上がり始めた。
「やっ、あう、いやぁあああ!」
ばたつかせていた両足はみずから太股を擦り合わせるように激しくもがき、自慰をして焦れを逃がしているようだ。
それに気づくと胸から唇を離し、思わず苦笑しながら
「嫌、嫌って、今止められたらそっちも辛いだろうに。んん?」
「っ違、止めないで‥」
薄目を開け、上気した表情から切れ切れに伝えられた言葉でさらにたわばの苦笑が深まる。
「優しくしないで‥。もっと‥ひどくしてください‥」
『この兄妹〜、普段ナニして遊んでんだかよ』
「ひどくって、ちょっと痛いほうがいいのか??」
手を伸ばせば先程まで優しく愛撫していた乳首を強めにつまみ、くいくいと引っ張るような刺激を加える。
「はっ、や、もっと!んんぁ」
「うーむ」
うっとりと空を見つめ、陶酔の表情で苛めを受け入れるデコに、躊躇いながらも抓る力を強めてゆく。
ぎゅぅ、ぎゅぅうう、ぎりりっ。
ぷっくりピンク色に膨らんだ柔らかな突起が指の中で木の実のように潰されていって痛々しい。
と。
デコはますます官能を高めた様子で、堪らない様な喘ぎ声で悶えるではないか。
「んっ!んっ!きもちぃい、気持ちいいですぅっ!あっ、あぅ、んはっっ‥もっと‥もっと欲しいよぉ‥!」
苛める事など慣れてはいないたわばだったが。その表情や声を聞けば、自然に股間の一物にも血が集まり始める。
そして驚いた事には、デコはついに我慢できないといったように、自ら華奢な手をショーツに突っ込み、
たわばの見ている前で秘部をいじくり始めたのだ。
薄い布一枚むこうで、デコの指が自身を掻き回し、ツンと尖った芽を摘み上げて扱くように甚振っているのが目に入ると、
興奮するというよりもここまで独りで昇りつめられたのは初めてで置いていかれたような気がして焦ってしまう。
「あーわかった、わかったから。もう入れるぞ?いいか?」
焦りのままにデコの手をショーツから引き抜き、その勢いで全てを脱がす。
コンドームを着けると、正常位ではなくいわゆる「松葉崩し」の体位をとり、デコの秘部に先端をあてがう。
正常位だと、押し潰してしまいそうな怖さがあったからだ。
そこは思った以上に狭く、自分の亀頭の長さだけで割れ目の全体を覆ってしまうほどだ。
かなり無理をしなければ挿らなそうだ。
デコの肩に膝をかけるような姿勢で少しかがみこみ、両手でしっかりと腰を掴んで固定する。
「く‥ッ、狭っ‥!」
メスプラグの襞が限界まで拡げられても、たわばの一番太い部分は嵌りそうもなかった。
途中で一度抜き取る方向へ送致する。と、肉襞が思い切り茎に張り付いて捲れ上がって怖いぐらいだ。
「きゃぅううううう!」
痛いのか気持ちいのか解らないがデコは大声で叫んでいる。が、逃げようともがいたりはしない。
「許せよ、でもおれはもうちょっと慣らそうとしてたんだぞ?」
たわばは覚悟を決めて掴んだデコの腰を思い切り引き寄せ、腰のほうも押し込んで根元まで無理やり含ませた。
ごりゅごりゅ!と何か千切れるようなイヤな感触もしたが、かえってそれが射精感を煽る締め上げで、勝手に腰が動いてしまう。
気づけば松葉崩しの体位から後背位に移動させ、思い切り腰を叩きつけていた。
「ぎゃぅっ!ひぅっ!んあ!んあ!あぁ!!お兄さま、おにいさまぁ〜!!」
ちっ!
極まって、兄を呼び始めたデコにたわばは舌打ちをし、
「やめろってソレ、怖いから!」
「やん、あはんん、お兄様!ッ」
突き入れるたびに上がる声に苛立ち、思わず激しく腰を使いながらデコの髪を掴む。
全く嫌がることもなく、かえって自分から腰を擦り付けてくるような様子のデコに呆れながらも、
兄を呼ぶ事を何とか止めさせようと少し斜めにして顔を見、口元を手の平で塞ぐしぐさをする。
「そのお兄様ってのやめろ!って」
「んぁ、おにぃ‥」
「ッたく!」
我を忘れたわけではなく、これまでの反応から大丈夫だろうと思ってのこと。
加減しながらではあったが、たわばの手の平が強めにデコの頬を鳴らした。
パシィッ!
「んは!あぁぁあ!あ‥‥ぁ。」
予想に反してデコがひときわ甘い喘ぎをあげると、たわばの一物にメスプラグの深くから満足げな収斂が伝わってきた。
「う‥そだろ?今のでイったのか?なんだそりゃ‥」
自分の物を咥えたままうっとりと目を閉じ声を上げなくなってしまった華奢な身体。
こちらはといえば『お兄様』攻撃で少し萎えてしまいかけていて、相方が達してしまったとなればそれ以上送致する気も失せ、
ゆっくりと抜き取って、自身の指で最後まで導けば、何度も昇る寸前までは行っていたのかあっけなく射精した。
簡単に身体を拭うと、冷蔵庫まで用意していたものを取りに行く。
「おい、おい。大丈夫か?」
「んは?」
「ほれ。‥冷たいのが嫌ならあたためるが、どうする?」
差し出したのは水ではなく、作って冷やしておいた『おもゆ』。
行為の後、お腹が減ったとかでぶっ倒れられては‥と考えて一応用意しておいたものだ。
「あ、これは‥わあっ!嬉しいですわ。‥美味しい〜」
途端に起き上がるとベッドにぺたんと腰を下ろし、ニコニコおもゆを飲み始めたデコにたわばは内心ほっと胸を撫で下ろす。
『いや〜、色々びっくりしたな‥。でも、無事に終わってよかったわい』
嬉しそうにおもゆを飲んでいるベッドの傍を離れ、窓際に腰を下ろすと煙草に火をつけて一服しつつ、先程の痴態からは想像も付かない
無邪気そうなデコの姿眺めながら。
『うーむ、しかし何もかもが普通じゃないだけに、クセになりそうかもな。』
果敢な挑戦者は、全く懲りることなく、すでに次回への作戦を捻り始めていたのだった。
<了>
288 :
111:2007/11/09(金) 05:02:42 ID:5b2UgpP/
>>288 非常に困っている様子のRくんに吹いた。
なんというナイスな連想。
290 :
239:2007/11/14(水) 06:50:43 ID:/fE0ikrg
鳥坂先輩×久美子さん。きっすまでです。
<
>>239からのものと別の時間軸の妄想です。鳥坂さんが24才位の時で考えたものです。
めがね無しの鳥坂さんが久美子さんを姫ダッコしているコマが大好きで大昔から好きなCPです。
いつもながら拙い文章ですが、よろしくお願いします>
すでに夏休みに入った大学生達が賑やかなほかは、まだこの時期親子連れや家族連れの姿は見えない早目の夏の
天気、最高!!‥の、土曜日。
今日はいつものOB連中、現在の春風高校光画部員たち、
そして今、私、鳥坂の隣に濃いぴんくのビキニを身に着けてラムネの瓶を手に、
ちょこんと座っている久美子も参加し、総勢12人で千葉まで海水浴に来ている。
あ〜るの自作カメラは電車の中で2,3度火を噴いて既に滅したし、
泳ぐもの、ビーチバレーするもの、砂に埋まる(うずめられる)者。
皆それぞれに最高の笑顔で海を楽しんでいるようだ。うむ。
世は全て事もなし。よき事哉。
私は少し腹が減ってきて売店へ焼きそばを買いに向ったところであった。
久美子は少し遅れて来て合流し、いつものように私を大声で呼びながら走ってきて、
腰にバスタオルをはためかせるビキニ姿で近くまで来ると息を切らせつつ私の腕を取った。
「喉乾いたよー、とさかー、らむねー」
だと。私は自販機か!
こやつに会うのは3、4ヶ月ぶりであるな。
この年頃の女子ときたら会うたび印象が違って別人のようになってるものだが、
特に今日はいきなりビキニの水着ときている。
強い真昼の日光に快活に映える笑顔を、日焼け止め代わりなのか薄化粧が飾り
ショートボブの髪型も、どこがどうと細かくはわからないのだが昔より随分今どき風に洒落ている。
ビーチサンダルには自作であろうビーズの人形が取り付けられて揺れ。
そして思い切りよく胸元を広げた形の小さな布が覆うからだは
小学生の頃からこやつを知っている私などにとってはいっそ哀愁を感じてしまうほど
豊かに実っている。いつのまに大人になるんだろうなあ。
実年齢より、少し大人びて見えるぐらいだが、それは趣向を凝らしてそう見せているのかもしれない。
服飾に関しての女性のその辺のこだわりにはとんと疎いほうだが、
それだけに素直に感心はする。
「なかなか似合っているではないか」
「‥ホントー。‥とさかに言われると嬉しいっ!」
こちらをじっと見上げて絡めた腕もより寄り添って来られたが、さすがに裸に近い格好でこういうスキンシップは勘弁してもらいたい。
いくらこやつに親しみを持って抱き付かれるのに慣れているといってもだ。
「あーとさか、‥照れてる??」
「うむ。まぁ当然だろう、はは‥」
照れてる、と指摘してくるその声音に、ちっとも嫌味がなくむしろ心底嬉しそうに言うもので
こちらも素直に認めてちょっと頬を掻いて見せた。
逆ギレしなかった私に、少しだけ意外そうに目をぱちくりした後、言った其方も照れをあらわして少しだけ腕を緩め俯いて。
よく見ればその胸元に水着の色に合わせたピンクのリボン結びを模った小さなネックレスが光っていた。
可愛いものだ。
私たちは飲み物や焼きそばを買うとみなが遊んでいる様子が一望できる売店前の階段に腰を下ろした。
私の腹ごしらえが一段落付いた後、久美子がじっとこちらを見つめているのに気づいた。
「んー?なんだ?」
「とさかってさ〜。カノジョ、いるの??」
「?愚問である!」
「‥へ?どうして?」
「私がみなに内緒で女人と交際するようなケチな男と思っておるのか。
そういう女性がおれば正々堂々と公表するに決まっておるではないか。」
私のきっぱりとした返答に朗らかな笑顔で「そっか〜」と答えれば、
先程買い与えてやったラムネの瓶に口をつけてごくごくと喉を鳴らす久美子。
「なんだ、嬉しそうだな。私は正直情けないがなー」
291 :
239:2007/11/14(水) 06:51:30 ID:/fE0ikrg
「な?‥ナサケナイ?どーして?」
私が恋人がいないと聞き嬉しそうに口元緩めて俯いてた表情が一変、
心底不思議そうな表情で首を傾げる。
箱根の山の天候のようにくるくる変わる表情が可笑しく、つい悪戯心が湧く。
「情けないでわないか、この年で女房の一人も娶っておらんのでは天下国家に顔向けが出来んというものだ。
‥‥なんなら久美子、おまえ嫁に来てくれるか?」
怒り顔が見られると思ったものが。見る見る眼前の少女の貌蒼ざめ、
直後透明な泉のように音もなくたっぷりの涙があふれ顎までを濡らした。う、嘘だろ!
かん、とラムネの瓶が乾いた音で板張りの階段を鳴らし、呆然とする私の前を小鹿の脚が走り去って行く。
「待て!久美子!!」
バスタオルで顔を抑えているから彼女の足は遅い。
前から歩いてくる大学生のカップルにぶつかりそうになりながら、海水浴場に隣接する公園の東屋の中に消えていったが、
追いつこうとすればそれ以前に容易に追いつくことが出来た。
要は2人きりになるべきだと考えたのである。
外の光量があまりにも多いため、東屋の中に入ると一瞬視界が蒼く翳む。
柱に凭れるようにして久美子は肩を震わせている。
「私が悪かった‥この通りだ!」
その足元に膝を付く形で座り込み、深々と頭をたれる。
『無神経な発言』で女性を怒らせてしまったのは一度や二度ではない私だが、
あまりに気分の良い夏の海に気が緩んでいた。
この年齢の女子に対してあんな放言をやらかしてしまうとは‥
しかも(もしかしたら私を少なからず懸想じてくれているのかも知れない少女に対して)
「済まない‥済まなかった!」
私の声音から本意を汲み取ってくれたのだろうか、
タオルを頬までそっと下げて両目を覗かせ、ちらりとこちらを見てくれた。
その目をしっかりと見返す。
哀れ少女の瞳は悲しみの血の色に染め上げられ、折角の薄化粧もきっと崩れてしまっているのだろう。
全ては、この鳥坂の不徳の致す所でありなんら弁明は出来ん!慚悔の念ここに極まり、
私は手を合わせ神仏を拝まんばかりに全身で謝罪する。
「‥わかった。もういいよ」
時暫らく置いて久美子が殊勝にも赦しの声を掛けてきたときには、その内容よりも
声に若干の明るさが戻っていることのほうに心底安堵した。
もう一度深く頭を下げて、久美子の隣に掛ける。
「‥‥‥。」
その後長く続く2人きりの空間の沈黙。
普段であればもっとも苦手なもののひとつだが、
無論私のほうから切り上げて立ち上がる気はさらさらない。
久美子の気が済むまでここにこうして居るつもりだ。
そんな私の気持ちが伝わったか、久美子が口火を切った。
「あんな所で急に‥なんて。とさか。女ゴコロ、‥わかってないよ。」
まだしゃくり上げる息が間に微かに混じる声で一言呟けば、また訪れるしばしの空白。
『あんな所で』
という言葉に込められた意味を。私は瞬時に理解した。
つまりは、場所をきちんと選んでいわれたら嬉しかったのに、との言外の意味があるのだろう。
もとよりこういった勘に関しては私は鈍いほうではないと自負している。
だけれども、理解しながらあえて受け流す事が多い。自分の内心に芽生えたそれも、女性から向けられる好意の方も。
理由はその時々で色々あったが別に私にそっちの気があるからではない、タイミングとか‥そういうものだった。
しかし今回はどうだろう。
明らかに、久美子は私に特別な感情を持っている。
292 :
239:2007/11/14(水) 06:52:21 ID:/fE0ikrg
そして今まさに、それを少女の方から打ち明けんばかりになっている。
そんな事は断じてさせるわけに行かない。
私が全く気づかないまま女性の心の中のみで育てられていった感情だったならば、ともかくだ。
もう早数年になる友人付き合いの中で、幾度でも私の方から如何様にも働きかけて
少女の恋慕を諦めさせるチャンスはあったのに、あえて『私がそうしなかった』のではないか!
それは何故だ?!さぁ、男、鳥坂よ。今こそ自らの胸へ誓へ唯真実のみを見据えると。
そう、その理由は、私のほうも久美子を友人以上として感じ始めていたからに他ならなかった。
事ここに至って、この海辺で告白をさせた挙句に、袖振付けるなどとは鬼畜の所業といってもよかろう。
何としても『私の方から思いを打ち明ける』形にしなければ。
私がなにやら考え込んでいるのを察し、久美子はそれ以上言葉を継がずに待っていてくれている。
このように会話の呼吸が合うということは、男女が交際する上ではお互いの幸せになることである。
うむ。
胸の中で一人ごちて私が軽く頷くのに久美子が気づき、一瞬だけ不思議そうにした後幽かに微笑んだのが見えた。
久美子が与えてくれた会話の間合いにおいて、私はさらに考えを進めた。
交際を深めて久美子の両親に挨拶に行くことや、やがて妻と迎えるところまでを想像した。
全く違和感はない。むしろすでに慶事を迎えたかのように頭の中が華やぐのを感じた。
‥では、何も迷うことはないな。
「久美子。実は、先程おまえに言ったことは単なる戯れ事ではないのだ。」
いかにも意外な打ち明け話をするかのように私は告白を始める。
「‥?‥」
久美子は、突然の重々しい口調に気圧されてびっくりした表情でこちらに視線を向けた。
そう。少女は、何も知らず、男である私に告白をされて恋を意識し始めるくらいで丁度良い。
私は間際において刻を読み違えず、彼女にあれ以上を示唆させる事無く男である自分からの告白を
始められた事に安堵した。
「私の本心が含まれているということだ。あんな場所で言ったのは悪かった、それは
許してくれ。だけど、真剣におまえのことを好きになって、告白しようと考えていたのは本当だ」
途中でなにか言いかけた少女を制して、一息にそこまで言葉を継いだ。
久美子は初夏の正午辺りの足元から浮き立つような熱気の中で、項から胸元までを薄っすらと
うつくしい汗に濡らしてこちらを瞬きもせずに見つめている。
「好きだ、久美子!恋人として、わたしと付き合ってくれないかのわぁっ!?」
そんな姿を心から好ましく想いつつ、一息に交際の申し込みを告げ終えた次の瞬間!
突然、目の前が真っ暗になったかと思うと考える隙もなく唇を奪われていた。
両頬を押さえ込まれ、実に巧みな舌技で私の唇は割られ、薄い舌が潜り込んでくると、
あっという間に唇の裏側を舐め取られ舌を軽く強く、何度か吸われおまけのように唇の端に口付けられて
ようやくそれが終わった‥ころには、私は心身ともに平静を失っていた‥‥‥。
当たり前だ!
「んっ、むっ、ふぁ‥(ちゅっぱ)こ、ら久美子!?あわわわわ」
「ん、っ(ちゅぱっ)嬉しい、とさかぁ〜!わたしも鳥坂のこと大好きだよ〜ぉ〜〜!v v v」
「お、おまえ、な、な、なななな」
「さ、皆のとこに行こう?そーだ、今日は丁度皆揃ってるから盛大にお祝いしてもらえるね!」
「っまえ‥!さっきこそ『場所を考える云々』の話をしたばかりではないのか!」
少女の唇に濡らされた自分の口元を拭いながら、悔しそうにわめいている自分はとても恋人を得た直後の男とは思えない‥
「気にしないで!‥『愛は場所を選ばない』、よ、とさかぁんーーーむっ。ちゅv」
眩い光、逆光にふちどられた少女が手の平にキスを載せて返してきても、すぐには立ち上がることが出来ない‥
くっそーーーーー!
復活、とゆーか納品とゆうか、とにかく追いかけれるよーになったらすぐに追いかけて逆襲してやるからな!
ぬぬぬぬ。
今や私の恋人となった少女は、恨めしげに見上げる私の視線にニコッと一度微笑んで見せると、
「ねーみんな、きーてきーてー!」
と朗らかな声で叫びながら、友人達の輪の中へと駆け戻っていったのだった。
<了>
293 :
111:2007/11/15(木) 17:47:35 ID:+PgPhDr7
294 :
239:2007/11/15(木) 18:56:59 ID:As5DBMkd
>>111さん
ぬおー!これは連載当時の年齢時の久美子さんですね?
かわいいかわいいかわいいかわ(略
高速で保存しました!ご馳走様でございます‥
295 :
111:2007/11/17(土) 03:02:30 ID:qYOkecxA
297 :
239:2007/11/17(土) 10:36:07 ID:eeqR9BOi
>>111さん
うぬぬぅ〜‥性的な意味でなく、かわうい!イイ!です。
でもこれ、中身はどうなっているのでしょう‥やっぱりふたな(舌の根も乾かぬうち
スク水が‥そうですか‥本当、111さんとはねぎ玉牛丼なぞつつきながら一度ゆっくり語り合いたいです三つ折靴下について
>>295 >>297なかなか感想を書けないのですがいつも投下お疲れ様です
バーディーの16巻にあ〜るが普通に描かれていたね
あ〜るファンとしてはあんな描けるなら新作を読みたいな。一話でも。
299 :
111:2007/11/21(水) 03:26:16 ID:DM5TTy5X
ロリコンなんて変態だよね!
って思っていたのに、デコのお陰で完全にロリコンに目覚めてしまいましたorz
こんばんは。
>バーディーの16巻にあ〜るが普通に描かれていたね
ほんとですか!
あ〜るが好きすぎてあ〜る以降のゆうきまさみ作品が読めないという
おかしい人なので存じませんでした…。
ぜひチェックしてみます。
あと、デコのコスチュームのワンピースバージョンを描いてみました。
ttp://blog-imgs-12.fc2.com/k/l/n/klnk/r081.jpg やっぱりデコといえばセーラーだろうということで。
相変わらずセンスがなくてすみません…。
手で裾を抑えるのがよい
301 :
111:2007/11/23(金) 03:04:26 ID:4LJ0HrSn
前張りブームは某絵板の影響でせうか?
フジ三太郎に月見ソバが似合うように、つるぺた体型には絆創膏ニプレスが良く似合う。
相変わらずGJです。
303 :
239:2007/11/24(土) 10:05:59 ID:pyZZZimz
<キヨエさん×デコ(+あ〜る)、成原博士×デコ、あ〜る×キヨエさん、あ〜る×デコ です。
レズから始まりますが、やおいは無いです。
血縁ではないので近親相姦物ではないと思いますが呼び名が父母兄妹ですので苦手な方はご注意願います。>
「長持ちさせたいかぁ〜。若さゆえの悩みじゃの〜。羨ましい限りじゃ」
「どうにかなりますかねえ」
「お父様ならこんなことへのカッパですわよね?」
ある日昼下がりの成原邸でちゃぶ台を囲んだ博士とその作品2体はなにやら相談事に顔を突き合わせていた。
「ぼくたちは意外と真剣に悩んでいるのですよ」
「プラグが結合したら2分ともたないんですの、お兄様だけでなくわたくしの方もですわ」
「まあ、よく似た兄妹であるからツボを心得すぎてしまうのかのう‥
しかし、あまり感覚を鈍うしすぎてもうまくなかろうし。うむ、うむうむよしわかった。他ならぬ2体の願い、
父の技術力の粋を集めて必ずや叶えてみせよう。まかせい」
「やあ、頼もしい」「よかったですわ」
手を取り合って喜び合う2体のアンドロイド。
それから数日後。
2体は同屋敷内のキングサイズのベッドの上で目を覚ました。
覗き込む2人の人影は、そのベッドの正式な主である成原成行とその妻キヨエ。
「ど〜う?気分は、デコちゃん?」
たおやかに微笑む47歳の人妻の長い睫毛に縁取られた眠たげな目元は、年齢を重ねた女性だけが持つ深く謎めいた色気を湛えている。
ゆっくりまったりと言葉を紡ぐ形良い唇。腰から背にかけては線細く麗しい曲線を描き、
その背に掛かる緩やかに纏められた黒髪とて若々しいツヤこそ失われてはいるが美しく、近くで見れば個性的な美人と言ってもよかった。
「ん‥」
改造を終えたカラダには、特に何の変化も感じられない。
「あ、これはおとうさんにおかあさんじゃないですか。」
あ〜るも目を覚ましたが、眠りに着く前と特に何かが変わった様子はない。
「うふふ、キョトンとしちゃって、相変わらず可愛いのねぇ」
首を振ったり手を握ったりして動作確認をしていたデコにキヨエが手を伸ばし、デコの肩に手を載せた。
「エヘヘ‥うれしいですわ、お母様っ‥んむっ?!」
キヨエはそのままベッドに斜めに腰を下ろし何度かデコの髪を撫でていたが、突然胸の中にデコの上半身を抱き込むと唇を深く重ねた。
驚きで一瞬身を硬くするも、初めての女性の胸の中の温かみと匂いにデコはすっかり酔ってしまって母のなすがままになる。
キヨエの唇での愛撫は、全てが日常からの一続きの動きのようにさりげなくどこまでも落ち着いているからこそ
却って淫猥で背徳の気配漂う熟した女性の愛しかたで、デコの小さな唇を犯してゆく。
両端を薄い笑みに吊り上げたまま、デコのより一回り大きな濡れた舌が唇を割り、歯列を擽って口中を這い、
相手の舌を誘い出せば果物を味わうように何度も顎の角度を変えて舐りまわす。
気づけば既に交わりのように激しい口吸いに変わっていた。
ぼーっとそれを眺めていたあ〜るだったが、デコが苦しそうに息継ぎをしたその声に官能が充分含まれていて、
母娘がベッドの上に乱れ込み互いの脚を絡めて一つの生きものの様に蠢き始めたのを見てようやく驚きに目を見開いた。
「あう‥久しぶりにお会いしたと思ったら、おかあさんは随分えっちになりましたねえ」
「ばっかもーーん!」感想を漏らしたところをハリセンではたかれる。
「キヨエはなんも変わっとらんわい。おぬしらの改造が上首尾かどうか確かめるための協力を頼んだまでぢゃ」
キヨエはデコの壊れそうに薄い腰を愛しげに抱き寄せ、あどけなさの残る尻肉を指を立てて掴みなぶりながら舌を絡めるキスをする。
「痛‥」「あらぁ、痛かった?ごめんなさいねぇ。でも、デコちゃんのお尻、あんまりいやらしいからいじめたくなっちゃう‥んっ、ちゅっ」
背を這い回っていた手の平が胸に移り、片手が股間に向けられる。
「あっ、あう、お母様っ!やめてッ!お母ぁさまにそんなコトされたらぁっ。デコ、駄目になっちゃいますっ!お願いっ!後生ですわ、お母様!!」
すっかり泣き顔で潤んだ声を上げるデコの言葉も聞き流す風で、
キヨエは閉じようとじたばたするデコの両脚を長くすらりと伸びた脹脛絡めて容易に広げさせ、その中心に容赦なく手指を這わせてゆく。
つるつるした無毛のそこは既にぐっしょり濡れていて、キヨエの指が触れるときゅんきゅん吸い付くようにまとわり付いてくる。
「あらあらデコちゃん?ここはちっとも嫌がっていないわねえ」
くすくす耳元で嘲るような笑い声とともに娘の秘部にずぼぉっ!と3本の指が差し込まれた。
「ぅぐぁぁあああっっ!」
304 :
239:2007/11/24(土) 10:07:59 ID:pyZZZimz
人間の女性のそこを完全に模したわけではない独特のカタチの内壁を探索するように
母の三指が水音を立ててデコの深い部分までを蕩かして行き、やがて小さな芽の根元を内側から探り当てれば、
「まあまあ。感じるトコロがこんなにはっきりわかるなんて。まったく貴女ったらどこまでも助兵衛にできているのねぇ、ふふふっっ」
と呆れたように声を掛け、その部分を胎内から外へ突き上げるようにぐにぐに押し始める。
同時にデコには背骨から耳の裏まで焼かれるように熱く快楽の電流が走り、声にならない声が夫婦の寝室の天井に響いた。
「ひゃぁぁ!やらぁっ、おかぁさ‥や、ぉ母さまぁぁぁ!やはぁぁああッ、ああぁぁ!」
時をおかず自らねだりつくように腰を使い始めたデコにキヨエの微笑みは益々深まったのであった。
「ほら、あ〜る?おまえも手伝いなさい」
「え?ぼくですか?」
頬を真っ赤に染めて母と妹の行為を凝視していたあ〜るは手招きされて戸惑うも、母の指示通りに妹の股間に顔を埋める。
そこには手首まで飲み込みそうなほどキヨエの指を飲み込んだデコのメスプラグがあり、
いつも念入りに愛している極りの尖りをあ〜るは舌で捕らえて擦る。途端、叫び声が上がる。
「は‥っ、や、お兄さまの、いつもと違うッッ!ざらざらして‥ぅ、すごく気持ちいいよぉ!」
デコの驚いたような声に製作者である成原成行博士は満足げに頷いた。
「うむうむ、舌の改造はうまくいったようじゃな。硬度と摩擦の加減には気を使うたわい」
頷く父をよそにメスプラグの中を母の指は激しく送致し、夢中になって舐める兄の舌技とともに妹を追い詰めていく。
「あぅっ、ダメ、もうイっちゃう‥!!あっ、イくっ、イくぅぅ!!」
「んっ、デコちゃんの中すっごく吸い付いてくるっっ」
足指を突っ張らせ、項を反ってデコは母の胸の上で達したようだった…が、その後いつものような全身の脱力がないのを兄も気が付いた。
「おや?なんだかいつもと様子が違います」
「ぁあ!イ‥イったのに、気持ちよかったのにぃ!ここ‥まだ‥じんじんするっ。も、もっと欲しい‥!」
目配せをして頷きあうキヨエと成行。
「ど〜う、デコちゃん?まだイき足りないかしら」
「ん‥‥!デコ、一回イったのにぃ‥。もっと、‥もっとえっちなことしたいです、っ‥ぐすっっ」
欲望が宥められなくて泣きべそをかくデコに成行が近づいてゆく。と、乱暴に覆いかぶさり唇を奪った。
「んふっ、ちゅっっ、お、お父さまぁ、おとうさまのこんなキスっ、初めて‥きもちいい‥」
「ちゅ‥ふふふこれからは父がおぬしの担当ぢゃ。父の愛情心して受けとめい。ん‥っ、ちゅうっっ」
キヨエが背から離れるとデコはベッドに倒れこみ、覆いかぶさる父の口付けを受け入れ、未発達な胸を骨ばった研究者の手で探られるままになる。
自ら創り上げたその胸肌を這い回る指は突起を捕らえると先端だけを抓み、口を吸う動きに合わせてくりくり焦らすように転がす。
「あはぁ、れろ、れろぉ‥お父様のキスいやらしくて素敵‥んっ、おっぱいもぉ、気持ちいいですの‥っ」
「んむっ、なかなか良い反応じゃなデコ、そろそろ褒美をやらねばな‥そりゃっ」
デコの脚を限界まで広げさせた成行は。枯れた筋肉と年齢なりの皺をまとった骨太の身体の中で、
そこだけ奇妙に生々しい血の色を湛えて股間に雄雄しく屹立する一物を、とてもサイズの合わぬ29号の小さなメスプラグの中に無理やり押し込んでゆく。
「ぎゃあぁぁあぁぁ!」
「はっはっは。なかなかに猟奇的な声ぢゃ偉いぞ29号。」
「お母さん‥」
「いいのよ、あ〜る。好きにして」
その隣ではキヨエの豊かな胸に手を当てたあ〜るがどこをどうしたものか思案にくれていた。なにしろデコの平らな胸しか知らないあ〜るである。
「こ、こうでしょうかむにむに」
掴んだそれを恐る恐るむにゅむにゅと揉み始めると、不器用な手つきが却って性感をそそり、びくっと身体を強張らせて反応を返すキヨエ。
「ん‥っ、そう、優しく‥やさしくね?強くしすぎちゃだめよ、あん‥」
眼前で欲望に素直に身を任せるまま変化してゆく母の表情にあ〜るはひどく興奮を覚え、年齢にしては充分な張りをたもつ乳房の先端の小さなふくらみを口に含む。
「あ!舌のざらざら凄いッ‥イイわ‥あ〜る、もう、ここっ‥ここも触って!」
胸への刺激に夢中になり自らあ〜るの手を秘部に導くキヨエ。そこは触れたことのない柔らかさであ〜るを驚かせる。
つつましく閉ざされながら海のように静かになみだち男を待つ人妻の秘部を、息子の立場のアンドロイドの指が隅々まで愛でるようにくりかえし撫でる。
305 :
239:2007/11/24(土) 10:09:23 ID:pyZZZimz
「なんか、おかあさんのここは29号と全然違います‥」
「‥ふふふ、嫌かしら?‥あん‥上手よ、あ〜る」
「全然嫌ぢゃないです!すっごく‥どきどきします」
「ふふ。ありがとう。私にもあ〜るを確かめさせて?」
キヨエは官能に身を振るわせつつもそれに耐えあ〜るのオスプラグの前に身を屈めると、根元から大切そうに豊かな胸のあいだに挟みこみ、前後させ始めた。
「ひゃぅっ。な、なんですかこれわ‥な、なんだかお腹の奥がヘン‥うぅっ!?」
張りのある滑らかな乳肌に包まれて絶妙なリズムで送致されながらあ〜るが見たものは、母が乳首の先端を指で器用に自慰しながら
あきら青年にそこは受け継がれなかった、ややぽってりした肉感的な口で自分のオスプラグの先端を吸い、控えめながら隠微に差し出された舌先が鈴口を割り入って
下から上へと何度も行き来させている、というあまりに卑猥な光景であった。
「ああああ‥おかあさん、なんということを‥うっ!」
先の言葉通り2分と持たずにあ〜るは母の胸の間で果てた。しかし、デコと同様、あ〜るのオスプラグも更々萎えもせず感覚も鈍らない。
まったく楽にならずに強い欲求に苛まれたままだ。
「まあまあ、たくさん出たわねぇーあ〜る?」
「‥あう‥おかあさん、ぼ、ぼくわっっ」
辛さのままに息子は母にすがり、息子の抱擁はまた母に深く受け入れられていったのであった。
アンドロイド用エネルギーでどろどろに汚れたオスプラグがキヨエの体内深く埋めこまれていく。
「ん‥っ、あ〜る、立派よ‥」
「平気ですかおかあさん?おおおっ、き、気持ちよくて勝手に腰が‥」
サイズぴちぴちに作られたデコのメスプラグと違い、母の秘部は腰全部を包み込んでいるかのような柔らかさと優しさで未だ知らぬ陶酔の感覚をあ〜るに与えていた。
「んああっっ、激し‥ち、ちょっと痛いけど、大丈夫よ。あ〜るのイイように、動きなさい?」
「あああっ、おかあさん、おかあさんっっ!」
「んおおおっ!やらぁ、おとうさまぁぁ!嫌!っ!ぐっ、イっ、イくぅ!あんっ熱いっっ!またイっちゃいますっっ!あああイく、イくぅぅ!!」
成原成行博士は自らの作品である少女形アンドロイドの両足首をしっかと握り、思い切り膝を折り曲げさせ両脚を肩に押し付け、丸出しになったメスプラグの内部を
思うさま蹂躙し続けていた。突きはじめてからすでに一度、デコは忘我の声を上げて絶頂を父に告げていたが、いま二度目の大きな波を迎えたところらしかった。
「んはぁ、こ、これ、イイっ‥おとうさまのぉ、き、きもちぃ、気持ちいいですっ!はぅんッ!イってるぅぅ、デコ、いまイってるのぉぉぉぉ!」
「おおっっ、やらしいぞ29号!わしも出るぞっ!」
どくん!ドクッ、ドビュゥッ!!成行はとうとうデコのメスプラグの中に大量の精子を放出してしまったのだった。
306 :
239:2007/11/24(土) 10:16:22 ID:pyZZZimz
隣ではキヨエも体位を変えてあ〜るの激しい貫きに揺さぶられ、しとやかではあるが深い絶頂を迎えていた。
「あああ、おかぁさんーーーっっ!」
「くッ‥‥いいわ、ああ、ああ!いくっ!イっちゃうっ!」
最後の痙攣まで29号のメスプラグの中で堪能した成行はわが妻が達したのを見極めて、ゆっくりと抜き取りあ〜るに声を掛ける。
「なかなか立派じゃったぞあ〜る。さて、でわゆっくりとおまえの可愛い妹を犯してやるとよい」
声を掛けられて、呆然としたままだったあ〜るははっと気がつき、本来の目的である妹アンドロイドとのエネルギー補給行為に取り掛かる。
「29号、兄はまだ元気なので‥その、‥したいんですが、だいじゃうぶですか?」
「はぁ、はぁ、ええ‥お父さまので‥いっぱいになっちゃいましたけど、まだわたくしも‥お兄様と‥いっぱいしたいですわ‥」
2体のアンドロイドは、製作者夫妻の愛のぬくもりに包まれたあたたかなベッドの上で、今日手にした新たな強さを確かめ合うように一つになっていた。
「くうぅっ、な、何回も出したのに、まだエネルギーが余ってるみたいに、酷くしたい気分なんですよ。29号こんな兄を許し‥ああっ!」
「わ、わたくしも酷くされたいですの!あぁ、もっとお兄さま!」
「‥うむ、どうやら改造は成功のようじゃな。めでたしめでたしぢゃ」
「お疲れ様でございました、あなた」
まっどさいえんてぃすととその妻は、寄り添いながら、2体のそんな姿を微笑ましげに見守っていた。<了>
>>111さん
セーラー服!そして、絆創膏ブーム!なんといいブームがやってきたんでしょうか。ぜひともつんつんさせてください。
この妄想文が書き終わったらご馳走様を言いに来ようと考え、いつも高速で保存をさせていただいておりました。GJです!
>.302さん
某‥とは、どこのことなんでしょう‥凄く気になっています。半角板など探索したんですが‥見つけられませんでした。
図々しいのですが、どうかヒントをおねがいします。
307 :
239:2007/11/24(土) 10:28:25 ID:pyZZZimz
>>302さん
すみません!解決しました!ご迷惑をおかけしました。
キヨエさんのエロって初めて見ました。
これはなかなか珍しいカップリングだと思います。近親相姦まんせー。
309 :
111:2007/11/27(火) 02:53:12 ID:YlJs2pEE
310 :
239:2007/11/27(火) 07:03:15 ID:mqmdlUx0
<たわ×デコ、最後までしていません。今までの投下のものとは別の世界観での妄想をしました。よろしくお願いします>
淫夢なんてほとんど見ないけど、途中で『これは絶対夢だ』と判った。
恥ずかしい、早く醒めたい。
子供の頃の自分が必死になって、股間にくっついたスライム状のモンスターを取り除こうと引っ張ってる。
大声を出せば醒める。
判っているけど、力いっぱい叫ぼうとすれば急に背中を強い力で引きずり込まれるように眠気が襲ってまた夢の中。
とろけそうに心地よい現実みのある快感が、温度まで持って脚の間を何度も掬い取る。
やばい。
このままぢゃ、出してしまうんじゃないか??
夢の中の自分は腰を振って、スライムの中でペニスを前後させ始めてる。
そんな姿を客観的に見たり、視点転換があって薄闇の中で腰を振り続ける自分自身になったり。
駄目だ!!
今日は部室に泊まってるんだ、そうだ。まさか夢精なんて出来ない。
起きろ!起きろ!自分!!そう、大声を出せば目が覚めるはずだ!
「‥わぁ!ああああああああ!」
「きゃぁ!はぁぅぅ!」
「おえっっ!?‥な、なんだぁっあ〜る‥いや違う、オマエ‥妹か?!」
目を覚ましたのは真っ暗な部室の中。闇に慣れない起き抜けの目で必死で状況を確かめる、そこにいるのはR−29号らしかった。
あせりまくって電気をつける。その時、29号を蹴り飛ばしてしまう。
どうやらおれの脚の間にいたようだ。とんでもねえ。明るくなってから股間をおそるおそる確かめると‥半分から上が、ぐっしょり濡れて光っている。
ご丁寧に皮まで剥かれて‥
綿パンのまま、ベルトだけ外して眠っていたチャックが開けられて器用に下着の前からペニスだけを取り出して。
咥えていたらしい。‥コイツが!
きっ、と睨み付けると犯人はへたりこんで口元に手をやり、上目遣いで不安そうに見つめ返してくる。
「‥貴様‥!!」
おれの身長の胸までにも届かないような、小さな身体。殴るわけに行かない。
だが、ぶち回したいという怒りは瞳を通じて充分に伝わったのか。
R−29号はその場でわっと伏して謝った。
「ご、ごめんなさい‥」
「謝りゃ済むってもんでもねえだろ!‥お前‥」
セーラー服を着て短い靴下を履き、おかっぱ頭のこのロボットが暗闇の中で
眠っている自分のアレを舐めていたかと思うとゾッとして、おれも座り込んだ。
瞬間的怒りが少し落ち着くと、言い訳も何もせず床に伏せたまましゅんとしているコイツが
洒落や冗談でこんなことをしたんではないことは伝わってきた。
なんか知らんが、こいつはこいつなりに必死だったんじゃないか。だがその理由が、わからない。
「‥こら。」
と、伏せったままのおでこをこいんと突く。
「あう‥」
「あうっぢゃねえ。ちゃんと説明をしろ説明を!」
顔を上げると、心底不安げな‥スーパーマーケットで迷子になった子供のような表情がそこにあった。
「‥なにがどーしてまた、おれの寝込みを襲ったりしたんだよ!」
「ねこみ‥襲う??そういうつもりではありません。ただ‥えっ、ずっと、うっ。お兄さまが、お兄さまが、いなくって、寂しくって、うえっ、ひくっっ」
きょと、とした後大粒の涙がこらえきれないと言った風にR−29号の頬を伝う。
「あーーーもー泣ーくーな!!‥兄貴がいなくて寂しいて‥それ、理由に」
なってない、と言おうとして唯一つだけ、それが理由になるパターンがある事に気が付いた。
だけれど、確認するのも恐ろしい、というかそうだったらイヤだ。
「っ。うっ。うっ。」
泣きじゃくりながらR−29号は何故か、おれのシャツの袖にすううーと右手を伸ばしてきて、ぎゅっ。と握り締めてきた。
「やーめーろって。‥あーもういいわ、もういいもういい。許してやるから。あっち行って寝ろ」
何度か袖をぶんぶん振ったが、手を離さない。
「っ‥‥。うく‥‥」
握り締めてくるのとおんなじぐらい強い力を持つ視線で、ぐっと両瞳の奥の奥を見つめてこられると。
あぁ、おれももうコリャどうせ朝まで眠れんわ。と観念した。枕元においてあった灰皿を引き寄せて煙草に火をつける。
「どうしても‥ダメ、ですか‥?」
「‥あのなぁ…あーゆーコトは、絶対絶対、ぜーッたーいにしちゃダメなんだよ!いいか、」
「どうしても、ですか」
ゆる‥と袖を握ってた手の力が抜けて、床にぽとりと落ちる。見つめてきていた瞳の力も伴って光を失い、
‥ったくこいつらアンドロイドだか知らないが機械のクセに‥
そこまで考えて、継ごうとしていた言葉が不意に残酷なものに思え胸を衝かれた。
311 :
239:2007/11/27(火) 07:04:20 ID:mqmdlUx0
『あーゆーコトは惚れた男、それも結婚してからやるものなのだ!もっと自分を大切に‥』
自分を大切って。
こいつ、結婚なんか出来ないじゃん。
気が付くと、『ダメなんだよ、いいか、』と言った後の言葉が継がれそうな雰囲気を察したらしい29号が、
光を失い掛けた瞳に藁にもすがるような色を宿らせてこっち見てた。だがおれが言葉に詰まったまま、思わず露骨に目をそらせば、
『もうこれ以上何も言ってもらえない…』と判断して再びしょんぼりとうなだれた。
そんな丸分かりの感情の動きが段々いじらしく思えてくる。
そーいやこいつは、以前から撮影会になり何なり行くときにでも、鳥坂に構われる事が多いあ〜るがついていてやれないんでっか
おれになついてくる事が多かったな。
なんだろ。もしかしておれ、頼りにされてたのかな?
コイツが兄貴とナニしてるんだか知らないし、知りたくもないし、だがそこには『あんどろいど』なりの理由がちゃんとあって、
おれの価値観では裁けない何かが確かにあるんだろう。
少なくともさっきのような事は絶対に言っちゃいかんな‥。そこまで考えたとき、R−29号がぽつりと呟く。
「ダメ、なんですね‥。やっぱり。私が、アンドロイドだから‥。」
項垂れたまま、動かなくなってしまった。
‥さっきからどうも調子が狂う。こいつの、いままでおれに向けてきた好意的な笑顔とか言葉とか、そういうモンが色々思い出されて消せない。
それと比例して、いじらしく思った気持ちが膨らんで、
えぇい、はっきり言えば抱き締めたい。
だが、性欲とは違うぞ!‥多分。可哀想なだけ、可愛いだけで‥。邪まな気持ちは無いぞ!って、誰に言い聞かせてんだかな‥
おれは煙草をもみ消しながら苦笑。して、その後。
「あ、〜アンドロイドだからとかは関係ねえ。んーつまりだな‥おれにもよくわからなくなってきたんだが‥まぁとにかくだ。
眠ってる男の股間をいきなり咥えるとか、尋常じゃない事は今後一切やんな、ってこった。‥まぁ、わかったらそう気に病むな、
もう今日は寝ろ寝ろ」
ぽん、と肩に手を載せて、しまった。
こういう時は絶対何があっても、身体に触っちゃああかんわな。経験が無いわけじゃないからそんな事解ってるはずなのに。
案の定載せた手から見た目以上にもっと華奢な肩の感触や、微かに手の甲に触れるおかっぱ髪の毛先の軽さや、
そして何より相手がおれの掌の感触に物凄く反応していることや、なんかが全部全部いちどきに伝わってきて、握り締めるように指に力が入る。
小さく肩を撫でて、その動きに合わせた長さで吐息を微かに漏らしながら、俯いてたR−29号の顔がもう一度こっち見る。
薄青の瞳が先程までよりも希望を宿して、見つめてきて。薄く形良い唇が、躊躇を振り切るように言葉を紡ぎだしてくる。
「眠ってなかったら、‥いんですか」
おう、いいよ?
なんてな‥
やばい。
勃ってきてしまった。
あ〜抱きたい抱きたい抱きたい抱きたい抱き締めたいっっ!!!!
ごくん、と喉が鳴った。
それに気づいた29号は少し嬉しそうに肩に手を載せられたままにじり寄って来た。ヘンな所で察しがいいのかよ〜このやろう〜
と思うのだが、抵抗できない。
このままでは、相手に任せてなし崩しに‥となるのを狙ってるみたいぢゃねえか。いかん。それはいかんぞ!
覚悟を決めて、にじり寄りを迎えるように腰に腕を回し引き寄せる。すぐにとろけそうな微笑が相手に浮かび、
おかっぱ頭が肩にトン、と乗せられた。
312 :
239:2007/11/27(火) 07:14:22 ID:mqmdlUx0
「あ〜、な。ま、なんだ。眠ってない男だからって、誰彼構わず誘って良いわけぢゃあねえぞ?」
「はい。たわばさん、と、前からこうしたかったんです。他の人にはしません」
「オマエな‥本当かよ‥?」
駄目だ。嬉しそうな微笑と、抱けば抱く分だけすり寄って来る軽い身体と、声も、瞳の表情も、全部が全部。
もう何をどうすりゃストッパーになるのか解らなくなるぐらい可愛く感じて、愛おしさが押し寄せて、
その勢いのまま唇を奪った。
重なった瞬間から向こうからも吸い付いてくる。甘い味と、小さくて薄い舌。
背を抱いて、髪を掻き混ぜ、身体を密着させる。
華奢な両腕がしがみつく不器用な抱擁をよこし、バランスが崩れて布団の上に倒れる。
長い口付けを終えると、濡れた唇の間に蜜の糸が引いた。
自分の背中にすがるように纏っている腕に手を伸ばし、身体の間で手を握る。一緒に布団にもぐり、額合わせるような姿勢になる。
「わーかった。もう決めた。抱くわ」
「ぇ、‥‥嬉しい、です」
「でもな、今日はココまでだ。こんなとこで最後まで出来ん。‥今度おれの部屋にでも来い」
「‥はい」
どうなるんだろう。アンドロイドと寝たりして、まじで、この後どうなっちゃうんだろうな。
解らなくて怖いのはおれだけなんだろうか?もしもこいつがこんな怖さをこれから味わったら、おれになにができるってんだろうか?
やっぱり今夜は、このまま夜が明けるまで眠れなさそうなのだった。おれは太陽の光ができるだけ澄み切った晴れた朝がくることを祈りながら、目を閉じた。<了>
>>308さん
どうだったでしょうか‥あ〜るくんがあんなに色っぽいのですから、多分キヨエさんはかなりいけてる人なんぢやないかみたいな妄想が
原動力でしたが‥。
>>111さん
アンドロイドには絆創膏がよく似合う‥今回もご馳走様ですGJ!そう、そっくりなのに、「いいのよ、好きにして」なんてわぁーー(略
313 :
111:2007/11/30(金) 05:07:33 ID:9F5UXH7e
314 :
239:2007/12/01(土) 09:00:46 ID:5TQzLiX9
<たわ×デコ 前回の続きとなります>
掛け布団をかけていると、からだの大きさに差がありすぎてどこがどうなっているのか解らなくなってしまう。
自分の大きな身体に押し上げられ垂れ下がってきた布団をもふもふして
あれ?ここなんだ腕?脚?とさ迷っては変なとこ踏んづけてしまい小さく叫ばれて謝ったりと忙しい。
こんなHは初めてで戸惑いが、とうとう動きを止めてしまった。取り敢えず室温を上げて掛け布団を取り去る。
一息ついてシーツの上胡坐をかくと、顔を上げた四ツ這いの姿勢でR−29号が此方を見てあどけなく微笑む。
裸のその身体、ぺたんと腰を下ろした太ももの肉付きも、平らな背からそのまま弓なりに繋がる薄い尻肉も華奢とか何とかっていうより、
未だまるきり少女、うごく少女人形だ。
少女人形のまっすぐに切られた髪がおれの膝に触れた後胸元に飛び込んできてさらさら揺れて音を鳴らす。
本当の間近で光に照らして見ると薄青の瞳孔のまわりの白眼に一本の静脈も浮き出していない事までもがくっきりと見え過ぎて
先に電気を暗くしておかなかった事が悔やまれた。
ちいさな唇がおれの唇を食み、迎えようとしたがすぐに離れて行った。追いかける間も無く。
まるでそうするのが当たり前であるかのように、ちゅ、ちゅ、と音を鳴らして少女人形はおれの頚から胸、ヘソを舐めて、そしてその先へ容易く進む気配だ。
「ま、ま、待てよ随分とその‥積極的だな〜」
いびつに血管を浮かせてるおれのを両手で捧げ持つように支えて既に先端を口に包んでいる29号の、頭を掌で押さえて止めさせる。
「んちゅ‥っ?」
不思議そうに顔を上げながらも、なお、糸を引いている薄い上唇からピンク色の舌を覗かせ、
おれの血色のペニスの先端を舐め続けてるさまが間近に視界に飛び込んできて一瞬で根元から跳ねあがるほど勃起が強くなってしまう。
「別に、女は黙ってやられてろって言うつもりじゃないんだが。最初ぐらいおれに任せてくれ。‥もっと、あんたを知りたいからさ」
熟れてもいなければふくらんでもないこんな身体を持っておれの部屋まで抱かれるためだけにやって来た29号を、
後輩の部員としてしか見てなかった頃のように「オマエ」呼ばわりできなくなっている。
かといって急に名前呼びは趣味じゃなくて、いつもそこまで深い仲ではない近しい女性を呼ぶときの呼称『あんた』が口に出してみると一番しっくり来た。
「私を知る?ってどういうことですか?」
「‥あ〜‥いや、はは。気取った言い方してスマン」
抱き起こし薄い胸に触れると、猫か子犬を寝かしつけているような微かな甘えつく嬌声が途切れ途切れに上がり、
先程の大胆な奉仕とのギャップが余計に劣情をそそって、正直堪らない。
後ろから抱く格好になり脚の間に手を伸ばす。
思わず息を引く。そこには双つの小さな盛り上がりのほかには、『何も』無かった。
くにくにすると少しはかんぢているみたいだが、薄い人工皮膚の向こうにも空洞らしきものは無いようだ。
なにより、アンドロイドにここまで触れるのは初めてとはいえ、
この人工皮膚の感触はえっちの度に破るようなもんじゃないというのは直感で判る。
おれは驚くのと同時に、ものも食べる、汗も涙も流す29号が、そこだけ人間とはこんなにかけ離れたつくりだとは全く想像もしていなかった自分に気づかされ、
それはアンドロイドを抱く、と決意した時自分がどんなことを、どこまでを、思い描いていたのかを突きつけられた事にもなり、
誰に恥じるわけでもなくただ頬が熱くなった。
少女とセックスに至る『夢の中で』ヤろうとしたら、こうだったみたいな。
いや、そんな経験は無いけど、おれの罪悪感と少女人形の身体のつくりとに奇妙な合致を感じた。
さて、いつまで感慨に耽っても仕方の無いベッドの上の出来事。この先何をどうすればいいのかわからなくなって、
おれはおかっぱ髪をくしゃくしゃに乱した29号に求められるままにキスを始めた。
舌で口腔を探り、粘膜や小さい舌先を噛んだり吸えば明らかに股の間への刺激よりも濃い反応で応える。
試みに口の中に指を挿れてみると、びくんと背を反らし眉根を寄せて吸い付いてきた。
透明な唾液が下唇から溢れ、顎までを濡らす。
胸元に目をやれば、指で舌をなぶるたびに小さな突起が赤く色づいて勃ちあがってくるのが識れた。
315 :
239:2007/12/01(土) 09:04:36 ID:5TQzLiX9
脚の間に触れるのをおれは止め、再び身を起こし、膝の上に29号を抱え上げて顔を覗き込む。
「悪ぃな。あんまり気持ちよくしてやれなくて」
普段なんとなく癖になっている男女の事を口にだすときの婉曲な語り口や遠慮なんかが、
少女人形の造り物の薄青の両瞳に見詰められ続けているうちに俺の中から消えてってしまったようだ。
「?きもちいいですよ。でも、もっとしたいです‥。たわばさんの、飲ませて‥」
もっと、という唇を人差し指でつぅと撫ぞると、敏感に応え目蓋閉じてふるり善がった。
さっきおれのを舐めようとしてた仕草から考えても、どうやら兄貴とは喉でヤってるらしい。‥で、兄貴のアレを飲んでるのか?
こっちのやりかたぢゃ埒が明かないだろう。するがままにさせてみるとやはり瞳を期待に潤ませて喉奥まで含んだ。
ずりゅ、ずりゅ。慣れた動きで口中で生のペニスを扱き続ける少女人形の小さな口は、
こんな力があったんだというくらい吸い付いてきて、おれのが先走りを零しだすまでにそう時間は掛からなかった。
ぼこん、と醜く膨れ上がったおれのモノにも全く怯まず、
喉の中に白濁が放出されるのを今か今かと待ってるみたいに動きを早めてさえ来る。
あ〜るが白米以外のものを飲み込んだときの反応を思えば、こんなもの飲ませるわけにいかない。
おれは急ぐ29号の顎に指をそえていったん中断させ、コンドームを付けてから再びしゃぶらせる。
限界に近かったおれはとうとう自分で腰を使うことも無いまま、少女人形に吸い付かれる動きだけに導かれて達してしまった。
少し、恥ずかしいのは犯された側のような感覚があるからだろうが、それはそれで快感でもあるのだった。
余韻に浸っているとぷくんと膨れたコンドームの先端に、突然屈み込んで口を付けられたので焦った。噛まれるんじゃないかと。
だが、そこに歯を立てたりしちゃならねえのはアンドロイドも同じなようで、ほっと胸を撫で下ろす。
液体の詰まった部分を唇でつまみ、ちゅぅぅっと吸い付いて引っ張り始める29号の肩をぽんぽん叩いて
「そんなことしても出てこねえって」
と言えば、口にタプ、としたコンドームを挟み込んだままで上目遣いにこっち見る。
「飲みたい、です、これ。」
ようやく唇離してそんな事を言う。そう言われてもな‥‥‥
「そのナカミは、兄貴のた違うんだよ、分かるだろう?おれはアンドロイドじゃないから‥な」
肩に置いた手をおかっぱの頭にぽすん、と載せ、なだめるように撫でてみた。
「でも、色は同じです」
名残惜しそうに、おれの精子に視線をあてたまま、29号はようやくゆっくりと身を起してくれた。
(なんかもしかしたら、おかゆみたいなものが出るのかな?)
おれはあ〜るの放つモノの中身をぼんやり空想してみたりしながら、身体を拭ってた。
<了>
>>111さん
素晴らしい絵をありがとうございます!
続き、書いてみました!
316 :
239:2007/12/07(金) 06:05:48 ID:GGSG9Cpc
<鳥坂さん×キヨエさん キヨエさん×成原博士 注意・強姦(不成功)暴力描写あり です。流血はありません。嘔吐あり>
<年配の男性(成原博士)が攻められる描写、年配の男性の性描写があるので苦手感がある方は注意してください。>
「わざわざ様子を見に来てもらってごめんなさいねえ、‥粗茶ですがどうぞ」
「あー奥さんどうぞおかまいなく。おお、旨そうな煎餅まで‥でわ、遠慮なくいただきます」
「ほほほ、なんですかうちの人が最近急に煎餅焼きに凝り始めて、台所ぢゅう煎餅だらけですの。」
成原邸の客間の戦前この屋敷が建てられてからそのまま代々受け継がれてきた重厚な洋風のつくりが、
オフロードバイクに乗ってやってきたのだろう、バイク用のつなぎを着て肩で息をしながら玄関先に立った
20歳そこそこのこの青年にはむしろ仰々しく、寛げないであろうと考えたキヨエは、咄嗟に。
普段なら本当に気の置けない客人にしかそうはしないのだが、奥の和室の、
12畳半を襖で二間に区切った空間へ通してしまった。
卓袱台があり、窓からは梅の木が見える。
鳥坂は意外と丹精にされている枝振りを年季のいった硝子窓越しに眺めながら、
I区随一のマッド・サイエンティストがてずから焼いたとゆう煎餅を口に含んだ。
‥‥ん。あ、味がない。
その煎餅にはまったく味が付いておらず、強いて言えば原料である米のデンプンの味しかなかった。
露骨に顔を顰めてしまったので焦ったが奥は丁度席を外していたので、ほっとする。
まぁ、素人が煎餅なんか焼いても旨いわけもないわな。
その後は別段気にせづに一枚を食べ終えて、程好しに淹れられた緑茶を啜っていると、
あまりにも長く部室に姿を見せない為代表して自分が様子を見に来た、
後輩であるアンドロイド『R』の『母』であるキヨエが申し訳なさそうな表情をして再び襖を開けた。
「ごめんなさいねえ、うちの人もRも何故だかどこにもいないのよ‥。
‥きっと、近所の公園にでも稼動試験に出かけてしまったのかしら。
すぐに戻ってくると思いますが、このままお待ちになってもいいですし‥」
普段使いの浅緋いろの合着に割烹着を重ねた首元が、少し傾げられて、
きちんと纏められた髪の襟足のほつれがそれだけに妙に目立った。
鳥坂はキヨエが心底済まなそうに何度も腰を折ってみせる座作進退に、突然、胸を打たれた。
黒目がちの瞳を濃い睫が包み、やや上目遣いに自分を見てくるその所作はまるで‥
大女優の風格が漂うすさまじい美女であった。
この邸の奥方は、こんなに美しい女性であったのか。
何故今まで自分は平気の平左でここに座っていられたのか。
突然腰を上げた鳥坂に驚いていると、何と彼は自分の後ろに回りこみいきなり背を抱きしめてくるではないか。
キヨエはあまりの事に一瞬、声を失った。
在りし日の父を含めても、今まで一度も経験した事がないと言い切れる太い腕。
息が詰まりそうになる。いや、喉奥に実際に空気の塊が詰まって、胸が痛い‥!
「なっ、ぁっ、え、えええ??」
「奥さん。」
驚きの一瞬後の戦慄。筋肉に力が入らなくなったキヨエの顎を指で掴むと鳥坂は自分の方に顔向かせ目と目を合わせた。
そこに宿る意思にこの唐突な行動に見合うだけの熱が感じられればまだ救われた。
鳥坂の瞳は、例えて言うなら熟練を重ねた射撃手が狙いを定めたときにも似て。
「奥さん。これが欲しかったんだろう?」
317 :
239:2007/12/07(金) 06:06:30 ID:GGSG9Cpc
‥‥は?!
ぞんざいな喋り方に怒りの炎がマッチの炎先程点って、燃え広がってようやっと詰まった喉がはぜて声を出す事ができた。
「何を言ってるのアナタ、ちょっと、」
狼藉者は息を弾ませながら自らの眼鏡を外したが、何故かそれを床に置くことはなく壁に向けていきなり叩きつけた。
持ち主によって砕かれた眼鏡の破片と攀じ曲がったフレームが畳の上を滑る。狂気。
視界の端にそれを捕らえ、キヨエの項を氷のようにつめたい汗が伝うのと、
低い声で鳥坂が呟き唇を押しつけてくるのとが同時だった。
「もう観念して大人しくしろ、すぐに善がらせてやるよ!!」
「‥‥いやぁぁあああ!誰か、誰か助けて‥んっ」
強引に奪った唇は、無論鳥坂を受け入れることはなく、左右に激しく首を振って抵抗されすぐに悲鳴を上げる。
しかし荒ぶる両腕はその力尽くの行為を止めようとはしない。
引き裂くように割烹着を剥ぎ取り、襟を両側から握り締めて胸を開いた。
解きもしない帯を思い切り腰までずり下げようとしても、帯締めと肌襦袢の紐は残り臍が見えるほどまでしか脱がせない。
「助けて!!あなた!いやッ、この、けだもの!馬鹿、馬鹿ぁぁッ!!」
非力な拳で屈強な男を叩き抵抗し続けるその胸肌には布紐が擦れた傷痕が紅く刻み込まれていた。
「おらぁぁぁああ!!!」
キヨエの腰に塊のようになって重なった乱された和服を掻き分けて、青年の手が脚の間へ割りはいろうとしたその瞬間。
襖が蹴り開けられ、厚手に焼かれた陶器の壷が鳥坂の頭上に投げつけられた。
ぐわっしゃぁぁぁぁあん!!!
派手な音と共に、壷は粉々になり、さしもの鳥坂も身体の下から逃げるキヨエを掴む事も出来ず畳に崩れる。
「あきら!」
キヨエを救けたのは、学生服姿のあきら少年であった。
「お、おふくろ!‥こいつ、こいつ、こいつな‥なんなんだよ!!こ、こ、ここ殺してやる!!殺してやるーーー!!!」
「大丈夫、大丈夫よ、ママ大丈夫だから!そんな恐ろしいこと言わないであきら、大丈夫だったの‥」
あきらは怒りのあまり泣き腫らした目で蹲っている鳥坂を睨みつけ手には和バサミを握り締め、
今にも鳥坂の喉ぶえに突き立てんばかりになっていた、が。
大丈夫と繰り返しその手に縋ってくる垂乳根の母の帯じめの結び目が硬く結われたままの容で腰にぶら下がっているのを見、
それから母の心底からの安堵と感謝の瞳を確かめて、ようやく刃先を収めた。
「おふくろ!」
「ぁああきら有り難う、有り難う、うっ‥うっうっ。怖かった、怖かったのよぅ‥ひっく、ひくっ、ひくっ」
一気に身体を包んだ安堵から、キヨエは頼もしい息子の肩に額を押し当て泣きじゃくる。
「もう大丈夫だよ‥いったい‥こいつ、何を考えて‥?!」
泣き崩れるキヨエの肩をしっかりと抱き、憎きかたきに目をやれば。
鳥坂は頭を強く打ったせいかめまいを起こしているらしく、呻き声を上げながらもがき、仰け反って、
見る見る間にごぼ、と嘔吐の音を鳴らして腹の中のものを戻しはじめていた。
成原邸の裏門を出たすぐ角に公園があり、キヨエの予想通り良人である博士とアンドロイドの息子はそこから戻ってきた。
博士はRを連れ勝手口から帰宅するとすぐに、そこに置いた筈の欅の菓子器が陰も形もなくなっている事に気づき内心青ざめる。
まずいのー、やはりすぐに伝えておくべきぢゃった、なんか悪い予感がしたんぢゃ。
焦りながら家人を呼ばわり廊下を進むとそこには。
まるで映画のワンシーンのような事件後の3人の姿が現れたのであった。
うわー‥最悪‥じゃ‥
「おやじ!!‥とりあえず、おふくろを奥へ‥こいつはぼくがなんとかするから。」
「あ、あぁ。」
息子の腕から胸元で襟を掻き合わせ悄然としている妻を預けられ、平静を装いながらも目の端にしっかりと捕らえたのは、
壷の破片や湯呑、茶托とともに畳に散らばる欅の菓子器と、その中身であるアンドロイド用滋養強壮剤。
そして、よく知る青年の床上で苦悶する姿に、吐きだされたもの‥。
「あぁっ!と、鳥坂さん!?」
父にかなり遅れ、ぺたぺたと廊下を歩いて来てそんな様子をやっと目にしたRはびっくりして、
あきらが止める間もなく先輩に駆け寄り、抱き起こす。
「ん‥‥あ、Rではないか。お、まえ、部室にずいぶん顔を出さんので‥みな、心配しておるのだぞ?」
「そ、それはすみませんでしたが‥一体全体、これはどうしたのでしょう?」
鳥坂を抱き上げたまま、とほほ、という表情でむちゃくちゃになった室内を見渡すRにつられるように視線を動かせば、
あまりの惨状に目を見張る鳥坂。
「うわ?!なんだこれ!どうしたんだ!?」
事情が飲み込めないあきらにも、この男が先程母を襲っていたときとはまるで別人のようだ、
ということだけは解り、怒りの矛先をどこへ向ければいいのか途方にくれるしかないのであった。
人間が食べても毒ではないはずぢゃが、普段腹に入れるようなものではないからのう‥いったい、どんな変化が起きたのやら‥
夫婦の居間に戻り、妻をソファーに腰掛けさせ。コップに水を汲んで戻ってきた成原の心ここに在らずといった様子を、
キヨエは別の意味に受け取って、水を飲んでからうつむいて。
「貴方‥怒っているの?」
哀れ、自分の迂闊の被害者になってしまった妻を思いやる事を忘れていたのに気づき、あわてて隣にかけると背を撫でる成原。
「怒るじゃと?!そんなわけなかろうに。‥いったい、あやつはどんな振る舞いだったんじゃ?」
人間がアンドロイド用の滋養強壮剤を口にしたときの様子が知りたくて、さりげなくでもないが聞き出してみる。
「‥よく‥わかりませんわ‥貴方‥怖かったの‥。抱いて」
い?!
何年ぶりかに糟糠の妻に唇を求められ、両手を思わず硬直させてしまう成原だったが、
愛情の篭った、そして発情した柔らかな唇の誘いに陶然となり目を閉じて妻を抱きしめる。
アンドロイド用滋養強壮剤は、僅かながらもキヨエの唇から染み込み脳を冒していたのである。
舌を誘い出して唇で何度も食むやりかたは若い頃と変わっていなく、色々な記憶が蘇って成原をどうしようもなく奮い立たせた。
「好き‥あなた‥んっ、ちゅ、ちゅぱっ」
「ん‥ふっ、き、キヨエ‥」
間近で瞳覗き込むが、『煎餅を食べたかどうか』判らない。
言葉にして聞いたとて、答えてもらえるかどうか‥
最初はそのような思いを巡らせていた成原だったが、何度も角度を変えて口付けだけで自分を求めてくる健気な妻の求めについに陥落した。
「ま、待て待て、‥ここでわ」
と視線で居間の奥、昼寝用に使っているあきらの子供時代のお下がりの低いベッドと書斎机のある空間を示した。
男女は居間のソファから古い蔵書の紙の匂いのたちこめるほの暗い空間へとふたつの身を移し、夫婦ながら秘密のように抱き合った。
ベッドに並んで腰を下ろせば、再び長い口付けになる。
「んはぁ…あなたぁ…」
息苦しさにか区切られた瞬間、快楽に寄せられた眉間と、微笑んだ口元を舐め取る濡れた舌先が間近にあり、成原は益々興奮し妻の胸に手を置いたが、
着崩れた胸元に、ついたばかりの紅い傷痕を見て、うなだれた。
あまりに色良く焼けたので、調子にのって菓子器などに仕舞った自分の迂濶さを今更悔いても仕方がない。
キヨエはしょぼんとしている夫の髪に何度も手櫛をし、止まってしまった愛撫を気にかける風もなく自分から再開させる。すなわち、唇を、夫の首筋に。
年齢なりにたるんだその場所の皮膚を愛しげに啄ばみ、徐々に下に下りていく。襟を器用にはだけ、肩に手を押し当ててベッドの上押し倒す。
いつ焚いた物か覚えていない、幽かに沈香の香りがした。
319 :
239:2007/12/07(金) 06:08:13 ID:GGSG9Cpc
「‥ッ」
感情のままに腕の内肌に噛み付けば、目をきつく閉じて喘ぐのを耐えている表情が乱したい気持ちをどこまででも煽る。
痕が付くほどそこに吸い付いて、胸へ。男の突起は既に色づいて引き締まり、尖っている先端を舌先で追いながら擽り、身体ごともがき逃れようとする動きの中心、
腰の間に掌を這わす。
「んッ、ああぅっ」
ついに耐え切れずに忘我の喘ぎが彼の喉奥から爆ぜキヨエは微笑を深める。
はちきれそうに硬くなっている茎を右手で握り、左手は口で責めていないほうの乳首へ。欲しそうに膨れている小さな肉の芽をつまみ、容赦なく指の中で扱く。
「う、っ、んぁあッ!」
成原がビクンと腰を浮かせると、反り返るほど勃起したペニスの先端からとくん、と透明な汁が大量に溢れて落ちた。
唇を薄く開き、飛んでしまった瞳は左右を不安でもあるように彷徨う。
「あらあら、まあまあ。貴方ッたら‥今、楽にしてあげますわね?」
妻と行為が途絶えてからも、成原の性欲は衰えていたわけではなかった。
もともと、研究者の家柄であると同時に健啖家であり、精力的な男性の家系であるときかされていた、
若くして妻を娶ったが、研究に没頭しすぎてそちらの方がご無沙汰になることが多かったのだが。
そのような日々が続けば、必ず淫夢に襲われ、朝、下着を汚していた。
50代に差し掛かろうとする今でも‥それは変わらなかった。
今妻と抱き合っているこの場所でも、日中、あきらが通学の時間帯などを見計らい、何度と無く自らを慰めたものだった。
匂いが−−自分だけにわかる微かなものかもしれないけれど、なんとなく、気恥ずかしく、読書の折の癖にかこつけて香を焚いたりした。
妻は夫の腰の上に跨り、自らの秘所に太く、濡れそぼった先端を押し込んだ。
「くぅっ、うぁはぁっ!!」
「ん‥、キヨエ‥っ!」
「あ、あなた、動かないで‥ね?くす‥最初は、私‥が」
キヨエの内は海のように波だって熱くやわらかく、それでいて絞られるように絡みつく粘膜で成原のモノを根元から最も張った中間、
そして爆発しそうに膨れ上がった先端へと連続して扱き始める。
妻の腰に置かれた成原の両手が、制止するように何度も押さえても無駄だった。
キヨエは巧みすぎる腰の前後運動でたちまち夫を限界まで追い詰めていく。
「‥ぅあ、キヨエ、そ、外‥に、っ」
「あぁあ、あなたっ!!」
最後は奉仕も忘れ自分がイイように、無我夢中で子宮口に硬さをぶつけて愉しんでいたキヨエも僅かに残された理性で身体を離す。
「っはぁ!!!!はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「ああぁ、凄いぃ‥いっぱい、どろどろ、出たのぉ‥。」
「あのー、お取り込み中すいませんが‥もうよろしいでしゃうか?」
「「ぎゃあああああっっ、あ、あきら、ぢやないRっっっ?!?!」」
夫婦声をそろえて真っ赤になってシーツで身体を隠す。
そこにはえーと‥という表情で呆ーっと立っているRが、たぶん一部始終を見ていたと思われるまごまごした様子で、居た。
「え、えーとですね‥今あきらくんが鳥坂さんを介抱しているのですが、おとうさんを呼んで来いと命じられまして参ったようなわけなんですが‥やっぱりまずかったですかねえ」
真っ赤になった夫婦は、しかし、Rでまだよかったと胸を撫で下ろしながら慌てて身支度をする。
「はぁ‥まだ、あきらぢゃなくてよかったわい」
それを聞いたR、ニカッと笑顔で顔の前、指を一本立てて
「さすが、おとうさんはどこまでも悪運強いですねえ」
「おまえ‥そこまで言うなら気を使って席を外しておれよ」
呆れ顔の成原は肩を落とすしかなく、これから階下の青年達になんと説明しようか、妻にも怒られ今のが生涯最後になるかもなどと考えれば考えるほどに気が重くなるばかりなのであった。
乙
しかしたまにはパトやら他作品もよみたい
hos
>>320 私はゆうき先生の作品はあ〜るしか読んだ事がないのです。
今回の投下後はお休みして、ご一緒に他の方の投下をお待ちしております。
<鳥坂さん、小夜子さん。ちょっとRデコです。274からの続きのつもりで書きました。よろしくお願いします。>
2007年、某月、某日。
あ〜ると29号は連れ立って鳥坂一家のマンションを訪問した。
表札には、鳥坂司、小夜子。そして、この春揃って中学に入学した双子の息子たちの名前が力強い書体で並んでいる。
呼び鈴を鳴らせば、玄関まで夫婦揃って迎えてくれた、午後7時。
「こんばんは、あ、今日はお坊ちゃまたちはまだ学校にいらっしゃるのね」
桜色のアールデコ調のワンピースを身に着けたデコが微笑みながら小夜子と語り合う。
「そうなのよ、すっかり部活に夢中みたい。面白いわよねえ双子2人揃って同じ部活やってるなんてね」
丸襟のワイン色ニットにベージュのタイトスカートの小夜子はすっかり母の風格で、そっと優しく来客たちの肩にそれぞれ一度づつ触れた。
「嬉しいわ〜帰国後早速来てくれて。会いたかったのよ」
そんな様子を同じ速さで廊下を歩みつつ、何も言葉にはしないが溢れるような笑顔で眺め最後に部屋に入る鳥坂。
ソファに4人掛ければ、早速賑やかなおしゃべりが始まった。
「ドイツは今度で何度目になるの?」
「3回目ですかね〜。今度は雨が降らなかったので助かりました。研究所では、よく庭にも出なくてはならない場面がありますからね」
「今回は街歩きがたくさん出来ましたから、お兄様にたくさん写真を撮っていただきましたの。楽しかったですわ〜」
「すっごーい!可愛いじゃないこのワンピ。向こうで買ったの?」
「いいえ、おかあさまの手作りですわ」
そして、2体のアンドロイドからいつものように心づくしのお土産が手渡され、鳥坂が握ったおにぎりが振舞われた。
楽しいひと時はあっという間に過ぎてゆく。
2体が子供たちの帰りを待たず、静かにマンションから帰っていった後。
学生時代からの懐かしい旧友の訪問後の、なんともがらん、としてしまった客間に、
小夜子がお茶の支度をし。
2人何と無く並んでソファに腰を下ろした。
「2人とも相変わらず、仲がよくていいわね。まるで一心同体ね‥」
「私だってそうだ。」
ん?と首傾げて良人の方を見た小夜子に、口数少なだった鳥坂がに、と口元で笑みかけて。
「‥おまえがいなきゃ、もう生きて行けんよ、私は」
こんな台詞をこの男が言うようになるなんて。
年輪を刻んだ男の目元が心底いとおしくて、小夜子の身体の芯がきゅんとなる。
どちらからとも無く、夫婦は唇を寄せ合った。
鳥坂の大きな掌が服の上から胸を弄れば、安心しきった吐息と共に体重が預けられる。
夫は妻の腰に腕を回し、タイトスカートから健康的に張り詰め溢れ出してきているかのような太腿を存分に撫で回し、乱暴な手つきで衣服の中に、手を進入させようと。
したところで、‥電話が鳴った。
凍りつく、鳥坂の表情を小夜子が見逃すはずも無かった。
「電話、‥出ない、の?あ、な、た」
「あ、はははそうそう、電話ね‥」
今っ、取り込み中だからなどという必死の訴えは、女性のカンのアンテナを、より鋭利に張り巡らさせてしまうだけだと、解っているのに口に出してしまう、
それを男の哀しさと呼べばよいのだろうか。
「‥ふぅ〜〜ン‥あ、っそう。栃木でキャンプしてそのまま会社にねぇぇぇえ?それはお疲れさ、ま。ところで、日曜日の息子たちとの約束は?」
「だからそれをちょちょいと済ませて、その後だなはっっしまったぁあ!ま、待て落ち着け小夜子、あのなこれはちっ違う、言葉の綾そうあやあやあわわわ」
「ちょっちょいとおおおおおおお?!ああああ貴方はそーやっていつもいつも私がお友達とのお付き合いだって言えば納得すると思って○×※▽◆◆!!!」
ぴか!ごろごろごろ‥
一方その頃、住宅街を談笑しながら歩んでいたR28号と29号は、突然背後にキラキラと光った雷光に驚いて立ち止まる。
「おやおや。きれいな稲光ですねえ‥」
「‥本当に。それにしても、いつも伺う度にご夫婦お幸せそうで本当にうらやましいですわ」
「‥くす。29号、ぼくたちも、子供が欲しくなっちゃいませんか?」
「えっ、やだ‥お兄様ったら、いくらなんでもそれは‥」
もじもじとうつむく29号。だがその表情は決して嫌そうではなく。
「29号となら、なんだかどんな夢でも叶いそうな気がするんですよ。」
ふふふ、と悪戯っぽく微笑みあう2体のアンドロイドは手を繋ぎ、駅までの道のりを仲睦まじく歩いてゆくのであった。
<了>
323 :
名無しさん@ピンキー:
age