女装SS総合スレ 第3話

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1名無しさん@ピンキー
ここは既存スレに該当しない女装関連のSSを総合的に取り扱うスレです。
無理やり女装させて、嫌がったり、恥ずかしがったりするのをニヨニヨするのもよし、自分の意思で女装させ、女よりも女らしい子を目指すのもよし、全ては書き手の自由です。
女装っ子を愛でながらまったりと盛り上げていきましょう。

※次スレは>>980または、485KBになったら立てて下さい
(直近に投下予定のある方は、投下作品の容量に応じて前倒し願います)

※age・sageについては各々の判断でお願いします

前スレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1202770289/l50

前々スレ(初代)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1192554623/l50

関連スレは>>2


2名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:44:08 ID:qZzfctbg
既存の女装関連スレ

【おむつ】幼児女装小説 3冊目【園児服】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188338286/l50

強制女装少年エネマ調教 ネオ×5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176841562/l50

ニューハーフ・シーメールでエロパロ(実質2)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191994224/l50

↑のシチュに該当するSSはこちらのスレでお願いします。


「偽装彼女」(〜の中の人◆CpBvBAxqv. 様個人作品まとめサイト)
http://10.mbsp.jp/gisouK/
3名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 05:00:37 ID:npfp2Gdu
乙!
で、即死回避になるか……
4名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 12:20:54 ID:q1Bz9Tlw
>>1
スレ立て乙
5名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 12:30:13 ID:jFLd4Rmm
久々に来たら丁度新スレになってるとは
今から読むぞ
6愛玩彼女の中の人 ◆CpBvBAxqv. :2008/03/30(日) 12:51:31 ID:aAC8oWld
(本文ないです)

>>1さん乙です!


初っ端から続きもので失礼します。

これから読む方へ↓
女装趣味を持つイケメン優等生須藤豊を、同級生の「俺」が弄び調教する話です。
現在ミニスカメイドなビスチェドレスを着せて、鏡の前でフリフリ肩揉みプレイ中。

女装っ子と「俺」の絡み(本番なし女装っ子メイン)なので、苦手な方はスルーお願いし
ます。
7愛玩彼女(続) ◆CpBvBAxqv. :2008/03/30(日) 12:52:45 ID:aAC8oWld
(1/3)

「気持ち良い?」
 腕の付け根の窪みを関節でグリグリしてやると、正座した膝頭に両手を重ね大人しくし
ていた相手が目を細めた。
「あ……うん、気持ち良い」
「そう?上手い?」
「上手だと、思う」
 本当に普通のマッサージをするとは思ってなかったのか、意外そうにうなずいてくる。
無垢な小学生の頃からさんざん俺をこき使ってくれた兄貴や姉貴も、こんくらいでも褒め
てくれれば良かったのに。もしくは親みたく小遣いくれるとかさ。
 珍しく素直に返事してくれた相手だったが、しばらく黙ってた俺がむき出しの二の腕を
掴むと、濃い睫毛を持ち上げ鏡越しに睨んできた。
「…そこ、肩じゃないけど」
 冷たく言って、すんなりした腕にキュッと力を込める。お行儀良く両手を膝に乗せたま
まそんなことするから中身のないドレスの胸元がたわみ、デコルテに流れていたチョーカ
ーのリボンが滑り込んでしまった。
「そりゃ分かってるけど、せっかくだから腕も揉んだげようと思って…なんか問題ある?」
「!…っ……いや……ない、です………ごめん」
 首を傾げて聞き返せば、自分の過剰反応を恥じるように鏡面に映る白い頬がほんのり赤
らむ。今までの俺の所業をかんがみれば仕方ないと思うのだが、純白のドレスにふさわし
く清く正しい須藤君は、自分の手を持ち上げる俺に膝を触られるのも「我慢我慢」と言い
聞かせているのだろう。
 感づかれない程度に脇をくすぐりながら上腕をほぐし、肘へと下ろしていく。脂肪の薄
いそこをすりすりされて、「く」とか「ん」といった吐息混じりの何かをこぼしかけては、
奴は鏡の中の紅唇を引き結んだ。

8愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/03/30(日) 12:54:04 ID:aAC8oWld
(2/3)

「次、左腕な」
「……っあ、はい…」
 ポンポンの真下、桜色になった耳に呼びかける。慌てて俺に腕を預けた相手の声はすで
に掠れ気味だ。
 吸い付くような感触を楽しんだら、お次はカフスに飾られた細い手首。レースに巻かれ
たゴムを伸ばして皮膚の薄い裏側を撫でると、俺の胸に密着した背中がビクンと震えた。
「あ、ごめん。痛かった?」
「!ちがっ……く、くすぐったかっただけだからっ!なんでもない!」
 心配そうに顔を覗き込んでやると、慌てて首を振って否定してくる。その度にカールし
た黒髪がホヨンホヨンと俺の顎に当たり、非常にこそばゆい。
「ふぅん…本当に?」
「本当にっ!」
 必死に取り繕うところをみると、もう少し「マッサージ」を装って遊べそうだな。
「んじゃあもう良かったり、痛くなってきたら言ってねぇ〜」
「……ぁっ………」
 自分の発言のせいで続行が決定し、ビスチェ姿の「女の子」はオロオロしてしまう。今
すぐ「もうやめて」と言えば明らかにおかしいし、かといって奴的には「普通に肩揉みし
てくれてる」俺に文句をつけるのも気が引けるんだろう。
 しばらく自分の顔を前に考え込んでいた優等生だったが、不意にぱっと顔を上げた。
「あの!…そっちも疲れるだろうから、俺ばっかり悪いよ」
 ほう、気遣いと見せかけて逃げる気か。思わず笑いがこみあげてくるが、俺はどうにか
それを優しげな笑顔に消化して首を振る。
「うん〜?大丈夫大丈夫。俺マッサージ得意だから!家族によくやらされてさあ」
「………そうなんだ…」
 肘と手首の間を角度を変えて揉み続けながら眺める須藤の顔は、姿見越しにも落胆を隠
しきれていない。過ぎた羞恥心と必要のない義理立てのせいで、こいつはこうしていくら
でも拒みようのある拷問に耐えるしかなくなってしまった。
 もっとも、堂々とセクハラできることが確定し、俺としては万々歳だが。

9愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/03/30(日) 12:55:16 ID:aAC8oWld
(3/3)

 薄い手のひらをツツイーっとなぞったり、指の腹を延々擦ったりしていくうちに、後ろ
から抱き込んだ身体は徐々に俺の方に傾いていった。ヘッドドレスに鼻先をうずめ、チク
チクふわふわの感触を楽しみながら尋ねてみる。
「強すぎない?平気?」
「ぁ……う、んん、平気…っ!」
 反射的に首を振ってから、とろけかけた黒瞳をハッと見開く。後悔したように眉をひそ
める奴の顔は、筋肉をほぐされる気持ち良さと身体を撫でられるくすぐったさ、そしてそ
のエロい身体が敏感に受け取ってしまう刺激がないまぜになって鏡の中で混乱しているよ
うだ。
「……は………っん……っ」
 ビスチェの締めつけだけでは言い訳のきかないくらい浅い喘ぎをもらす相手には気付か
ないふりで、すべすべした手の甲を撫で、指を一本一本反らせた。肩から腕へと段階的に
刺激されてきた身体は、そんな些細な愛撫にも快感を見出だしてしまう。
「あ………っは、ぅ……む、村瀬…!」
 再びカフスの間に指を突っ込んだところで、ついに彼は音をあげた。すでに自分の上体
をまっすぐ支えることもできず、腕を回した俺にもたれかかってしまっている。
 しかし、スタンドミラーにぶつかりそうなほど前にずれてしまった膝は、それでも下着
をさらすまいとぴったりと閉じられていて、その仕草と衣装のギャップが鏡の中の「女の
子」を余計に劣情をかきたてるモノにしてしまっていた。
「うん?」
「……ぁ…あ、あの……も…いいから…っはなし、て…」
 目の縁を赤く染め鏡越しに訴えるが、何が「もういい」なんだか。


10名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 18:49:58 ID:O8f4pXPE
今日もGJ!

>>1も乙
11名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 20:54:44 ID:x99S7jfC
すごいGJ!
12愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/03/31(月) 23:06:14 ID:1qY+VAMJ
(1/3)

「は?どうして?…あ、力入れすぎちゃってた?痛い?」
「そっ……そういうわけじゃ、」
 矢継ぎ早に質問され困惑する相手に、俺はさらに問いかける。
「じゃあ…こんくらいのが良い?」
 すんなりした腕を先っぽから肩にかけて、人差し指で逆撫でしてみる。撫でるというよ
りも軽く滑る感じ。
「……っ!ふ………は……」
 ぶるりとむき出しの肩を震わせ息をつく須藤。白いガーターリングの飾る腿を、フリル
たっぷりのスカートが少しずつさらしていった。
「ちが………もう、もういらな…っ!?」
 必死に言葉を紡ぐ奴が息を呑んだのは、きつめのホックやワイヤーによってまぁるく演
出された胸元を俺の手が覆ったからだ。
「息、苦しい?……ここ、カチカチんなっちゃってる」
 普通の男なら…女でも、前触れなしに胸に触られただけでは「何か当たってる」程度に
しか感じない。ちょっとかすめただけでダメになるほど多感だったら、満員電車は公共の
アダルトな乗り物になってしまう。
 しかし長時間のマッサージによって開かれた奴の身体は、もとから性感帯の乳頭も含む
そこへの刺激を、しっかり快感として認識した。
「……ひ、は…ぁ、あ……まって、待てってば!」
「待てって、何を待つの?どうして?」
「………む、むね、を……やめて…」
「だから、どうして?」
「っう…………」
 編み上げ効果と白いギャザーでふっくらとして見えるそこを、それこそ肩凝りでも取る
かのように揉み上げる。鏡面に映る美少女は、ドレスの上から乳房を掴まれその愛らしい
顔を歪めた。
「あ、ん…………っく、くすぐったい、から……っ!」
 「嘘ばっかり」と耳元でささやき、華奢な肩に顎をのせる。チョーカーから垂れる黒リ
ボンに唇を当て、そのまま薄いデコルテへと滑り下りた。すべすべしたそこは当然ながら
血が通っているので、見た目よりもずっと温かい。

13愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/03/31(月) 23:07:49 ID:1qY+VAMJ
(2/3)

「ひゃ、う………やめっ……」
 ビスチェの胸元に挟まったリボンの端を咥え引っ張り上げる。細いサテンに肌を擦られ、
白い喉がヒクンと震えた。
 鏡に見せつけるように口にしたリボンを引っ張り、蝶結びを解く。するんと首筋を滑る
チョーカーは、今度は品良く浮き出た鎖骨をそのフリフリレースで飾ってくれた。
「…そんなやらしい声出しちゃってー……俺はただ、肩揉んであげてただけなのにねえ?」
 「どうしてかな?」とニヤニヤしながらワイヤーをなぞれば、ようやくバレてたことに
気付いたのか奴の頬がにわかに紅潮した。
「…っさ、最低だ………っ放せよ!はな、ぁ…っ」
「いっやでーす!…ほら、こっちもマッサージしてあげなくっちゃねぇ〜?」
 両胸に重ねた俺の手を掴んできたが、服の上から乳輪を探るように円を描いてやればす
ぐに力が抜けてしまう。パッドが入ってないため、布地の襞だけで膨らんでいたそこはす
ぐにぺしゃんこになった。
「ほらほら、クリクリしたらここ、ツンってなってきたよ〜?」
「ひぁう…んっ……やだ、く…くすぐったい!」
 鏡に向かって服越しにも主張するほどに勃ち上がった乳首を指してやるのだが、ギュッ
と目を閉じてしまった相手はいやいやと首を振るだけで見てくれない。言われずとも自分
の身体がどうなっているのか、姿見や俺にどんなはしたない格好を見せつけちゃってるの
かをよく理解しているんだろう。
「ええー?ほんとかなぁ〜?」
 わざとらしく言いながら、ふわふわの衣装でもそれなりに重い相手を抱えベッドの上を
ずるずる移動。片側を壁にぴったり寄せているので、そこに奴を押しつけた。
「っう………!」
 鏡から解放されたことに瞼を持ち上げるが、真正面でニヤニヤそれを見てる俺に俯いて
しまう。おかげでようやく足の付け根ぎりぎりまでめくれていたスカートに気付いたのか、
慎み深い優等生は慌てて裾を引っ張った。

14愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/03/31(月) 23:08:51 ID:1qY+VAMJ
(3/3)

「ちょっと失礼」
 相手の両脇に手を突っ込み、壁との間に腕を回す。間近で見るお顔も可憐なアンティー
クドールは、俺の息が首筋にかかる度に背中をビクつかせた。
「苦しい?ちょっと楽にしてあげるね〜」
「ふは、ぁ………っ?」
 ぷつん、とホックを二つばかり外して、ビスチェの胸元を緩める。一瞬の開放感にホッ
と息を吐く相手だが、フリルとリボンで飾られたそれを引き下げられ身を強張らせてしま
った。
「…っやめ……」
 「見ないで」と唇を震わせる相手に構わず、挑発的な衣装に似合わない平らな胸をさら
してやる。さんざんいじりまわされた挙句に外気にさらされたそこは一目で分かるほどに
その先端を硬く、充血させていた。
「…すっげ、ビンビンじゃん」
「っ………いや、だ…!」
 顔を近付けて息を吹きかければ、スカートを押さえていた手で俺の肩を掴み引きはがそ
うとしてくる。俺から逃げようにも、すでに腰砕け状態だから後ろの壁に自身のむき出し
の肩を擦りつけるくらいしかできないのに、ご苦労なことだ。
「…じゃあ、これはどう?これもくすぐったい?」
 人差し指を突き出し、何をするのかとおびえる相手に見せつけてやってからむき出しの
胸へ。触れるか触れないかというところで、色付いたそこをツィーッとなぞってやった。
「ひっ……ぃ、あ……っ…」
 こいつの大好きな所を避けるように、薄く筋肉ののった胸板をつつき時折脇に滑らせる。
いつもなら指が疲れるまでつねり扱いてやる勃起乳首は、今は爪の先をかすめる程度でお
預けだ。
「どうですかぁ〜…ユカちゃあん?」
「……っん…く……くすぐっ、たい…!」
 この期に及んでなお強情な奴だ。放っとけばすぐ上に行ってしまうフレアスカートに包
まれた尻をもじもじとさせ、俺の肩を押しのけようとしていた手は頼りなく袖を掴むだけ
という、紛うことなきおねだりポーズを決めてるくせに。
 形の良い眉根を寄せ小ぶりな唇をわななかせる悩ましい面と、ふんわり甘ロリ衣装とは
対照的な性格にふさわしくツンツンと起き上がった胸先をたっぷり視姦してやってから、
桜色の耳にささやきかける。
「……もっとイイことしてやろっか?」


15名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 00:46:53 ID:ohn8E3g3
今夜もGGGJJJ!!!!!

もっとイイことしてくださいっ!
16名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:24:03 ID:r9Nsdn8j
今宵もGJです!

というわけで描いてみた
http://imepita.jp/20080401/041390
17名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:33:05 ID:MpUEobgi
>>16
これで前でも膨らんでたら最高なんだけど
18名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 04:13:30 ID:GIyFJi9t
>>14
GJ!(´Д`;;)ハアハア

>>16
GJ!(´Д`;;)ハアハア

かたくなに「くすぐったい」と言い張るユカたん……嘘つきだなぁw
エイプリルフールだからよいけどさw
19名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 21:45:52 ID:XGjNbI3I
>>前スレ四月一日ネタ
ピョンってw
嘘でなくGJ!
20愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/01(火) 23:30:43 ID:p4xENzYE
(1/4)

「……は…?なにを、」
 訝しげに首を傾げる相手を無視して、いじって欲しくてたまらないだろうそこに顔を寄
せる。そして、
「ひぁうっ!?…っは、ん……っぃ、いあっ……!…」
 チロチロと軽く舐めてやれば、何とも愉快な反応を返してくれた。
 白い喉をのけ反らせ、結んだ髪やヘッドドレスが乱れるのも構わずに壁に頭を擦りつけ
る。焦らしまくった挙句の仕打ちにあがった高い悲鳴は、とても普段の落ち着いた模範生
のハスキーボイスと同じものとは思えない。
「…ユカちゃんのおっぱい、プリンってしてるねぇ〜」
 ちゅく、と音をたてて唾液を絡めては息継ぎの合間に顔を覗き込んでやる。両乳首をま
んべんなく舐め回されて、レース飾りの付いた腿が落ち着きなく擦り合わされた。
「やっ……ぁ、あ………っへ、変態!そ…なとこ……んんっ!」
 否定はしないけど、ない乳吸われてアンアン喜んじゃってるお方に言われても、なんだ
かなあ。
 尖らせた舌先で乳輪をなぞり、ヌルヌルんなった乳首を甘噛みしてやる。乳房を揉む代
わりに、ビスチェの縁飾りのレースで薄く浮いた肋骨をくすぐったら、胸を俺に押しつけ
るようにして喘いだ。
「っ……んぁ、う……んっ……」
 唇で乳頭全体を包み舌を押し当てれば、俺の肩口を掴んだ手の力が弱くなったり強くな
ったりする。頃合を見計らって、俺はずっとねぶっていたそこから口を離した。

21愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/01(火) 23:31:42 ID:p4xENzYE
(2/4)

「…っぁ……なんで……っ!」
 フリルで飾られた手で慌てて口をふさぐが、そこからこぼれたセリフはもう聞いてしま
ったから遅い。
 最初は毅然と俺を睨みつけていた黒瞳は、ついさっきはトロトロんなって宙をさまよっ
ていた。そこまで溺れた状態で不意に刺激を止められれば、いくら聖人君子でも「らめぇ」
だろう…模範生の仮面を剥がされた変態女装っ子のこいつなら、なおさらだ。
「うん?どうして欲しいって?」
 白々しく尋ねる俺の指は、覆った奴の手をどかしその下に滑り込む。テラテラしている
乳首はもうノータッチだ。
「ふぁ……」
「………ユカちゃん?」
 ぷりっとした唇の形をなぞるのをやめれば、締めつけはなくなったのに浅い息をつく。
顔の両脇を飾るポンポンをいじりながら優しく尋ねてやれば、おずおずと見上げてきた。
「…ん……さ、さっきみたい、に……」
「さっきって言われても、ねえ…肩揉んで欲しいん?」
 我ながら意地の悪いセリフに、程良い厚みのおねだりリップがきゅっと噛みしめられる。
可哀想にも思えるが、俺にとってそれは情というより興奮につながってしまうから逆効果
だ。
「言ってくれなきゃ分かんない。さっきみたくおっぱいペロペロして欲しいんなら、ちゃ
んと言ってみな」
「っ……」
 俺の唾液に塗れた胸を覆うことも、俺を突き放すこともできず身体の横に下ろされた白
い手が、ギュッと握りしめられた。たっぷりのフレアで膨らんだスカートの中はどうなっ
ているのか、非常に気になるのをぐっと堪えて言葉を継ぐ。

22愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/01(火) 23:33:23 ID:p4xENzYE
(3/4)

「…ほら、『ユカのおっぱいを舐めてください、チュッチュしてください』って。すっげ
簡単だろ?」
 そんなセリフを羞じらいもなく言えるようなら、目の前で恥辱と欲求不満に悶える相手
は今頃自由の身だろう。理性を手放せないからこそ、それを刺激して気高い心を屈伏させ
るのが、そのおきれいな顔が死にたくなるほどの羞恥に歪むのを見るのが楽しいのだ。
「…ほらほら、どうして欲しいの〜?」
 これみよがしに舌を突き出してやると、潤んだ瞳はもの欲しげにそれを追ってくる。そ
ろそろ限界だ。こいつもだけど、ビンビンにおっきしたままの淫乱乳首を見せつけられて
る俺の我慢も。
「……っう…」
「ユカちゃんの言うこと聞いたげっから、言ってごらん?」
 他人の、それも男の口をここまで凝視したのは初めてなんじゃないだろうか。とにかく
俺の舌の動きに釣り込まれるように、優等生はその薔薇色の唇を震わせた。
「ん、ぁ……なっ…………なめて、なめてぇ……っひゃう!…」
 奴が身構えるのを待たずに、お望み通りレロリと下からねぶり、ぷっくり勃った先端を
念入りに吸ってやる。ただの飾りでしかないはずの乳頭は、本人による開発と俺からの刺
激によってすっかり性感帯になっていた。なまじ今まで付き合った女の子たちよりも敏感
かもしれない。
「ほらほら、コレ感じるの?」
「ぁ……ん、んんっ………か、かんじる…」
 俺の機嫌を損ねてまたお預けを食らいたくないんだろう。湿った睫毛を伏せたままコク
コクとうなずき、必死に復唱する。「リピートアフターミー、感じますか〜?」「か、感
じますぅっ!」ってやつか。AVでありそうなシチュだな。

23愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/01(火) 23:34:33 ID:p4xENzYE
(4/4)

「おっぱい好きなの?こうやって乳首ペロペロされるの、大好きなの?」
「っ!ぅ………は……ぃ……」
 羞じらいつつも首肯した相手の顔をじっと覗き込み、俺は小首を傾げてやった。
「おっぱいが好きだなんてユカちゃん、赤ちゃんみたいだねぇ?」
 吸われてる立場だから違う気もするが、恥じ入るように俺から顔をそむける優等生には
そんな余裕はないみたい。皆に頼られ尊敬される須藤君は、こうしてガキ扱いをされる度
にこうしてそっぽを向いてしまう。
 滑らかな額にすっきりと通った鼻梁、ふっくりした唇から細い顎へと絶妙なバランスで
ラインを描く横顔をたっぷり楽しんでから、俺はまた口を開いた。
「…どんなにされるのがいい?」
「………え…?」
 困惑したように見上げてくる相手に、俺はにっこり笑いかけてやる。
「先っぽしゃぶられんの?チューって吸われんの?それとも歯でグリグリやんの?」
 フルコースでやられたばかりの愛撫を列挙され、嬌声をあげてた相手がにわかに落ち着
きをなくす。
「ぁ………そんな……っ」
 ちゅ、と音をたてて乾きかけたそこに吸いつき、つまらない反論を封じ込める。
「『言うこと聞く』っつっただろ?…だから、一番好きなのやってあげる」
 「どれがイイのかなぁ?」と先程挙げた方法で左右の胸を順番にねぶる。ほとんど力が
入らないくせに俺の袖を掴んできたので、両手のひらをくすぐってやればまた所在無げに
掛け布団をこすった。
「あ、ん……っそ、の…ぐ、グリグリするのが………っぁ、あ…」
 直接的に言えないのだろうが、かえって気分を盛り上げてくれてるのにどうして気付か
ないんだろうか、このお利口さんは。
「ふぅ〜ん……『グリグリ』って、こんなん?」
 芯を持ったそこを前歯で挟み、強弱をつけて刺激してやる。時折唾液を絡めた舌先で乳
首をつついてやると、酔ったように上気した目元が切なげに細められた。
「ひゃ……ふ………んぁ、あっ!それ、そんなぁっ」
 特別サービスで脇から胸板にかけて、ワイヤーの当たってたあたりを柔らかく指圧して
やれば、やっぱり少しはこそばゆいのか肩を震わせながら悲鳴をあげる。丸く広がったス
カートの下で小さな尻がもじもじと揺れ、正座していた足が少しずつ崩れていった。


24名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:37:10 ID:p4xENzYE
>>16さん
エロツンktkr!!!
…と、まだ涼しいですが全裸になる勢いで萌えました(´д`*ディスプレイに入れない自分が歯がゆい

本当素晴らしいモノをありがとうございます!
25名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:38:14 ID:r9Nsdn8j
またもリアルタイムで神キタ!今夜もGJです!!
ぐりぐりなんて…ユカちゃんは痛いぐらいが気持ちいいんだね〜
26名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:36:14 ID:Ezi6EgKE
今回は結構なところまでいっちゃったかも?GJです。

>>16
うわぁぁ可愛いなぁもう。
これでユカたん絵描きは3人か…
自分も今は忙しいけどまた描かせていただきたいものです。
元が男だってことを忘れずに華奢に可愛く描くのは難しい。でも楽しい。
27名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 02:08:11 ID:1EHYBZTO
この賛辞を村瀬に贈りたい……ドSめっ!w
28名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 11:50:28 ID:P42h56W9
絵師キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>16も中の人もGJGJGJ!!!
29名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 17:29:41 ID:920Wje/u
>>16 見れねぇ(泣
30名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 15:10:17 ID:lzl0+aQl
>>29
PCからかな?携帯からなら今もちゃんと見られる
3116:2008/04/03(木) 17:33:48 ID:JXr4Ukzx
3229:2008/04/03(木) 20:22:40 ID:l3MYtjLx
>>30 はい、PCからです。
携帯からだと見れるんですね。

>>31 見れました!ありがとうございます。
   可愛いなぁもう!GJです!
33名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 23:06:32 ID:oz9VR8Vf
たった48時間ほど投下がないだけで心配になるとはなんと贅沢な話。
34名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 23:45:37 ID:XmtCl25/
>>33
非常に同意
35愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/04(金) 00:17:56 ID:B+Xl82PB
(1/3)

「っん、ぅ…………ふわっ!?」
 俺の舌がピリピリするまで乳首を吸ってやってから、ふにゃふにゃに脱力していた身体
を軽く押す。目論みどおり奴があっさりコテンと倒れると、掛け布団の上にカールした髪
がホワホワ跳ねた。
「はぁ〜い、もう疲れちゃったっしょ?ちょっとおっぱいはお休みしようねぇ〜」
 俺のセリフが届いてるのか否か、ぼんやりしたままむき出しの肩や脇腹に当たる乾いた
感触に身じろぎする身体を横向きにし、ビスチェの上から背中をさすって息を整えさせる。
胸を緩めたとはいえ、ノンストップでアレコレし続けちゃこいつの身体が持たない。うっ
かり酸欠にしちゃってこの格好で救急車呼ぶ羽目になってみろ、いろんな意味でおしまい
だ。
 それに、今と同じくらいかそれ以上に愉快な反応を見せて欲しいのもある。
「……っは…ふ………ぁ……」
 長時間の胸責めに上がった呼吸が徐々に落ち着いてくる。真っ白なドレス姿でベッドに
横たわるのは、その紅唇が震えているのに、その肌がうっすら汗をまとっているのに気付
かなければ本当によくできた人形みたいだ。
 突然行為を中断した俺を訝しげに見上げてくる奴にほほ笑みかけてから、ガーターリン
グの黒いリボンがなまめかしくラインを描く腿の裏を撫で上げる。そのままスルスルとス
カートの中へと潜り込もうとしたが、俺の意図に気付いたのか慌てて手を伸ばしてきた。
「あっ……やだ、やめ…っ!」
「ええ〜?…何を、やめて欲しいのかな?」
 首を傾げる俺を心底憎らしげに睨んでくるが、ベッドに寝転がった相手と、それを跨ぐ
ように座った俺とでは勝負にならない。
「……も一度聞いてやろっか、な・に・を、やめて欲しいの?」
 観念したようにギュッと唇を噛みしめてから、優等生は一生懸命「具体的に」おねだり
を試みた。
「っ………それ、を……し…した、やめて……みないで、おねがい…!」

36愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/04(金) 00:19:17 ID:B+Xl82PB
(2/3)

 「お願いだからやめてくれ」って言いたいんだろうが、恥辱に沸騰しそうなんだろう彼
が紡いだのは素晴らしくたどたどしい懇願だった。
 …もっとも、俺に対しての拘束力にはさっぱりならないが。
「『下』ってどこかなぁ〜?分からないから却下しまーす!」
「!?そんなっ……ぁ、あ、やだぁっ!」
 フリルをヒラヒラさせながら制止してくる手を避けながら俺はわざと無遠慮に裾を掴み、
かたくなに秘められていたそこを景気良く丸出しにしてやった。
「うっわぁ〜……」
 着替えてからずっと隠されていた中身は、やっぱり想像以上のモノだった。さすが学年
首席、いつでも皆の期待を裏切らない。
 ショーツを穿いてるにほぼむき出しの状態で、やや薄く小さいが形の良い双丘がそこに
はあった。
 ふるいつきたくなるようなみずみずしい桃尻の谷間に食い込む紐ゴムと、つるすべの股
間を半透けで覆うレースとでできたそれは、目にも鮮やかな真っ赤なTバック。インナー
というよりも、いわゆるナイティーに属するやつだ。
 こいつの羞恥心を煽るために今までも下品な色の下着を着せたことはあったが、今回の
小道具はシミ一つない肌やドレスの白さとのコントラストのおかげで、いやらしさが通常
の三倍(当社比)になってる気がする。こんな、ちょっとロリっぽい髪型にフワフワ衣装の
美少女がそんなエロい勝負下着を着ちゃってるなんて…っていうちぐはぐさが、かえって
興奮を誘っていた。
 スカートを完全にひっくり返されたまま俺に押さえられてるので、恥ずかしいところを
隠すこともできずに縮こまる須藤。それでも最後の抵抗で、引き締まった太腿をキュッと
内股に寄せ、股間にあるモノを隠そうとしていた…が、幸か不幸かクラスん中でもかなり
上位に行くだろうその逸物は隠しきれてない。

37愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/04(金) 00:20:27 ID:B+Xl82PB
(3/3)

 それでも不自然に盛り上がった前面を見ないようにすれば、人形めいたお顔を赤く染め
白いビスチェから色付いた乳頭を覗かせてるという、すんばらしくエロエロな貧乳っ娘が
できあがっていた。小ぶりな上向きヒップに程良く食い込んだ赤い紐ゴムが、「汚してる」
感があってたまらなく煽情的。
「…こんなかーわいい服着てんのに、こ〜んなエッチなの穿いちゃってたんだ〜?」
「っぉ…お前がっ!き、着せたんじゃないかっ!俺は好きでやってんじゃ……」
 さっさと身に着けたのは自分のくせに、涙目でわめきたくなるほど恥ずかしいらしい。
 ただこうして必死に弁解しても、ちょっとでも気を抜けば重力に関係なく起立しちゃい
そうなのを挟んだ腿をせわしなくもじもじ擦り合わせているので、決まらないことこの上
ない。
「う〜ん、とりあえずユカちゃんの、かわいーいお股をよっく見せてねぇ〜……えいっ!」
 軽いかけ声とともに無理やり足を開かせれば、無理やり挟み込んでいたモノがピンと起
き上がる。総レース前面の花柄を、中の不自然な隆起が引き伸ばしアピりまくった。
「ぁ…!……っ」
「うわぁ………ひっわーい」
 ナイロンレースなので染みは目立たないのだが、そそり立ったペニスの形がはっきりと
透け見えてしまって、俺の言葉通りになっている。編み目からは黒い毛が飛び出さないど
ころか、下着越しにも白く滑らかな下腹の肌が覗いていた。
 何より特筆すべきはその立派なブツの根元である。Tバックだから当然下…本来ならば
割れ目にくる所は股布が細くなっているため、発育の申し分ない奴の睾丸は両方とも赤い
レースの脇から「こんにちは」しちゃっていた。
 おまけに女にはない屹立のせいで布が引っ張られ、締まりの良い谷間にグリグリ紐が食
い込んじゃってるのだが…張りのある肌を不自然に彩る真っ赤な下着は、なんか緊縛プレ
イでもしているみたいだ。
 愛らしい顔にさらに甘さを添える白ポンポンのツインテールや、ツンとその存在を主張
する勃起乳首と同じくらいかそれ以上に刺激的な光景に、ジャージの中で俺の息子が首を
もたげてくる。清楚なお人形さんは実はエロエロ女装っ子で、こうやって破廉恥な格好を
俺に見せつけて喜ぶド変態だったのだ。

38愛玩彼女の中の人 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/04(金) 00:22:01 ID:B+Xl82PB
(本文ないです)

赤い下着は前スレ>>109>>114さんのレスより使わせてもらってます。ありがとうございます。

>>31さん
PCビューアーからなんですが、細かなフリルやピンクの唇まで見られて幸せすぎだ!!(´д`*
39愛玩彼女(訂正):2008/04/04(金) 00:31:47 ID:B+Xl82PB
(本文ないです)

>>36の11か12行目あたりに激しいイミフな脱字が。
「ショーツを穿いてるに もかかわらず 、ほぼむき出し〜」
です。失礼しました。
40名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:28:36 ID:geOt24SV
今夜もGJ!

>>29
PCからだけど、>>16まだ見れるよ?
41名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 02:06:05 ID:zeZO+jZZ
ユカたん今日も萌え萌えですな(*´Д`)=з
GJです!!!
42名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:11:06 ID:joPq32el
萌えGJ!
……というか、村瀬もこっそりオッキしちゃってんの??

ユカたんにバレたら、
「な……何か当たってるぞっ! まさかお前……最低だっ!」
とかねw
43名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 15:07:03 ID:Uhuwyhdc
>>42
だってホラ、『可愛い女の子の乱れ姿』なんか見せつけられたら
大抵の男は勃起して当たり前だよねぇ?
まぁユカちゃんは女の子だから分からないかもしれないけどw
44名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 15:10:40 ID:nfeonRNQ
GJ!
いつもながら描写が秀逸で萌えまくりです
45名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 18:46:53 ID:nfk0v/HT
>>42
前におっきしちゃってるって描写があったよ
村瀬は頑張りやさんだなあ…と感動した。
46愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/05(土) 00:26:08 ID:wn5q0biU
(1/3)

「もしかしてさぁ〜…これ、着た時からずっと勃ってたの?」
「…はぁ!?そ……なわけ、ないだろっ…」
 掠れた声で否定してくるが、着崩れたドレス姿で大股広げさせられているというのに、
それまでふんわりしたフレアスカートで隠していた勃起ペニスは元気に上向いたままだ。
張りのある腿やほっそりしたふくらはぎは元から薄い毛の処理も完璧で、とても野郎の持
ち物には似つかわしくない。
「本当かなあ?ほら、チンコビンビンで、お尻やタマがめっちゃ苦しそうだよ〜?」
「っぅ………み…見るなぁ…っ!」
 俺に屈辱的な姿態を見せつけるのと同時に下半身全体を苛んでしまっているのは、他な
らぬ自分の…この格好によってさらにいきり立ち汁をこぼすモノに他ならない。それを指
摘されてなお、赤レースに覆われた奴のペニスは萎えるどころかビクンと切なげに震えた。
 イケメン須藤君の筋金入りのMっぷりをたっぷり観賞させていただいてから、俺はよう
やくそこに手をのばす。
「…っ……ひぁ……あ、ん…っや、やめ……」
 クニクニとショーツ越しに窮屈そうな竿を揉み、頂点からにじみ出るモノを指に絡める。
必死に閉じようとする腿は左手で押さえつけ、そのまますべすべした肌を撫で回してやっ
た。ああ、そんなギュってされちゃうと、俺のおててが素股気分なんですが。
「やめてってわりには…ほら、パンティーの上からでもグッチョグチョだよ?」
 高校男子のくせに、いつも清潔な芳香に包まれたこいつの身体から出たとは思えない、
生臭いそれを顔に近付けてやる。自分の我慢汁にまみれた俺の右手を間近に寄せられ、彼
はその端正な顔をしかめて横を向いてしまった。
「舐めろよ。お前の出したスケベ汁だろ」
 自身の認めないプライドを鼻で笑ってやり、さらにみじめな思いを味わわせてやる。指
フェラを命じられた優等生はためらいつつも顔を上げ、俺が教えた通りに唇を寄せた。
「……っん………」
 ちる、と赤い舌先が俺の爪をかすめる。薄く墨を重ねた眉を苦みにひそめはしたが、覚
悟を決めたように彼は口を開き、憎い相手の指を咥え込んだ。

47愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/05(土) 00:27:20 ID:wn5q0biU
(2/3)

 いつも穏やかな声を、誰からも尊敬され頼りにされるセリフを発する唇が、ねじ入れら
れたモノの形に歪んでいる。指を丁寧にねぶる舌やプヨプヨと弾む下唇の感触を堪能しな
がら、俺はエロメイドの顔を間近に見つめてやった。
「自分の変態オツユの味はどうですか?ユカちゃあん?」
 屈辱に黒瞳がジワリと涙をにじませる。それでも気丈に睨み上げてくる相手の口からち
ゅぽんと音を立てて手を引き抜き、返事を待つ。
「……」
 答えたくないのか続けろって意味だととったのか、奴は顔を傾けて唾液の流れた手のひ
らへ舌を伸ばした。レロンと広く舐めあげられ、おきれいな面に似合わないその仕草と刺
激に下半身が痛恨の一撃を受ける。
「ぅえ、あ、もう良いもう良いっ」
 尖らせた舌先がヌメヌメと指の股に入るのに、慌てて手を引きジャージで拭った。仰臥
したままの相手は俺の息子の状態なんてしらないので、ようやく終わった奉仕作業に溜め
息すらついている。
「…ほら、何か言えよ」
 指フェラさせたばかりの手で再びペニスをいじる。レースの下からにじむ我慢汁とそれ
を垂らす張本人の唾液が混ざって、なんとも言えないグチョグチョ加減。スカートを捲ら
れ自身の男根を可愛がってもらう「女の子」は、ショーツの中でフル勃起しながらも口を
開いた。
「……っぁ、ん……ぉ、おいしくな……ぃ…」
「そうじゃなくて……まあ、コレ続けて欲しいならそうすっけどさ」
 ずっと太腿を撫でまわしていた左手で、ショーツの紐ゴムをぱつんと弾く。電気でも流
されたみたいに奴の身体が跳ね、それに伴い俺に掴まれた竿がレースに擦りあげられた。
「ひゃっ!?ぁ……っ?」
「さっき言ったろ?ユカちゃんのしたい通りにやったげますよ〜って」
 だからといって「じゃあパンツ脱がしてこの勃起チンコを扱いてイかせてください」と、
こいつが言えるわけがない。いまだぷくりと色付き構って欲しそうな勃起乳首と、赤いT
バックをぐいぐい食い込ませながら汁をこぼす貪欲ペニスを俺にいじくられてなお、彼は
俺にすべてを委ねることを、理性を手放すのを恐れている。その身体はもう、俺なしの妄
想じゃオナニーもできないんだろうに。

48愛玩彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/05(土) 00:29:02 ID:wn5q0biU
(3/3)

 恥知らずの淫乱は萎えだが、恥ずかしがり屋のマゾっ娘(男だけど)はど真ん中ストラ
イクなので、俺は優しく促してやった。
「エッチなユカちゃんのお願いなら、何でも聞いてあげる」
 大きく脈打つ度にだらしなく涎を垂らす亀頭を包み、ざらざらするだろうレースを窪み
に押しつける。贅肉なんて一生縁なさそうな引き締まった下腹がヒクついて、持ち主の限
界を教えてくれた。
「ほら」
「ぁ………さ、さわって……ください……」
「どこを?」
 彼的にかなり葛藤した結果と思われる「おねだり」に、俺は短く返す。
「……っ…………さっき…触ってたとこ…」
「だから、どこだってば。人にモノ頼む時はちゃんと言わないとって、ママや先生に教わ
ったでしょ〜?」
「…………」
 潤んだ黒瞳で射殺すように睨みつけてくるが、赤レース越しに俺の手のひらをグイグイ
押し上げるモノは、またジワリと涎をたらしてきた。
 高潔な精神を削るように、意地悪く焦らされるほどムラムラたまらなくなるらしい。こ
のド変態(褒め言葉)め。
 模範回答を言えない優等生をいじめるのにも飽きたので、わざとウンザリしたように溜
め息をつく。俺の機嫌を損ねたと思ったのか怯えたように身を竦めた相手を、ほんの少し
甘やかしてやることにした。
「………じゃあ、パンティーの外と中、どっちが良い?」
 「中」ってとこで一瞬押し上げられた股布の下に指を差し込むと、待っていたかのよう
に白い腿がヒクンと震えた。
「っ!……な、なか…ぁ、中がっ…いい……!」
 それこそはしたないセリフを言っといて、俺が「仰せのままに」とおどけてみせると後
悔したように口をつぐんでしまう。大人しく「チンコ擦って」って言う方がよっぽど恥ず
かしくないと思うんだけど、頭良い奴の考えって分からない。
「じゃあ、ユカちゃんの『お願い』通り、パンティーの『中』を『触って』あげようねぇ
〜?」
 奴の発言を強調しつつショーツの穿き口を引っぱれば、押さえるものがなくなり完全に
上向いたそれが挟まる。手を放したら股布からはタマが、ウエストからは我慢汁をこぼす
立派な露茎ペニスが顔を覗かせるスタイルは、こいつを苛むのにはおあつらえ向きだ。

49名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 01:42:25 ID:Noc3ysdN
村瀬このドS(褒め言葉)め!w
GJ!
50名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:06:15 ID:y+EZ+B/C
いつもながらGJな描写だなぁ
51愛玩彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/06(日) 23:51:55 ID:0f/C2Q0J
(1/4)

「えっろいね〜…そう思わね?」
 恥じ入るように俯く相手の顔を覗き込み、自分がどんなに情けない、倒錯した姿でいる
かを…同級生のベッドの上で、半脱げドレスの中のショーツに勃起ペニスを挟まれている
ということを思い知らせてやる。
 それでもギュッと目をつぶることでやり過ごそうとしていた須藤だったが、さすがに両
膝を立てさせられたあたりで現実とご対面することにしたみたいだ。
「…っあ、な…何を……?」
「何って、触りやすいように」
「ああ、そう……って、待てよ!」
 当然のように俺に言われて口をつぐみかけたが、慌てて俺の手を押し返してくる。
「は、はなし…っ話がちが……っ…!」
「話ぃ〜?なんのことですかぁ〜?………っと」
 敢えて振り払わず逆に指を絡め、白いすべすべおててにヌルヌルを擦りつけてやる。関
節の出っ張ってない長い指は、奴自身の我慢汁でまさしく「汚されて」いった。
「あ、あ……ちょ、離し…っ……」
「『違う』も何も、ねぇ?」
 ベトベトになった手を取り、ショーツのウエストに挟まれ辛そうな亀頭に持っていく。
ただでさえレースになぶられゴムに押さえられてと、あまり優しくされてなかったそこに
触れて、むき出しの肩がビクンと跳ねた。
「…これ、シコって欲しいんだろ?だったら我慢しろよ」
「……ぅ……」
 スカートを直すことも、もちろんナニやらナニやらがポロリ状態の前を隠すこともでき
ず、俺の前でM字開脚させられる優等生。シミ一つない肌は桜色に上気し、それを引き立
てるような真っ白なドレスは胸を下ろされ裾を捲られてという乱れ具合だ。
「おりこうさん」
 顔をそむけてしまった相手に構わず、いっぱいいっぱいになったショーツの前面を奴か
ら見て右に大きく引っぱる。細いクロッチと申し訳程度に股間を覆うレースが取り去られ
ば、ゴム紐で押さえられるわけないそこがビンッと立ち上がった。
 
52愛玩彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/06(日) 23:53:07 ID:0f/C2Q0J
(2/4)

 白い下腹に、赤レースと痛々しく勃起した汁だくペニス。紅白でめでたいなあと思うん
だが、言ったらさすがに殴られるかな。
「…っん………く」
 放置した挙句ずっと下着越しに弄んでいたそこを掴んでやると、今にもイきそうなのか
悩ましいうめきをもらす。ゆっくりと上下に擦るのに合わせだらしなくこぼされた汁は、
竿や俺の手だけでなく後ろの袋や形の良い谷間を伝って赤いゴム紐の色を濃くしていった。
「おツユこぼしすぎ。そんなシゴかれんの気持ち良い?」
 黙りこくったままなので、根元を強めに締めあげてやる。
「…ほら、答えろよ」
「っぁ………あ、すき…っ好き、ぃ…!」
 気持ち良いか聞いただけなんだが、これはこれで遊び甲斐があるので無問題。
「好きなんだ?…おっぱいもオチンチンも好きなんて、ユカちゃんは本当にエッチな子だ
ねぇ?こんなことされて、お股グチョグチョにしちゃうって…信じらんないねえ」
 耐えきれずに目を伏せてしまったが、気にせず俺は続ける。
「…ココも、可愛くしてあげよっか?」
「………なに、を…?」
 力の抜けた奴の左手からゴム留めのカフスを抜き、両手の親指と人差し指で広げながら
ペニスに通す。
「ひぁうっ!?……っく…」
 ビンビンのそこをチクチクしたレースに擦られ、唾液にテラついた唇がわななく。堪え
るようにギュッと閉じた目からは涙がぽろぽろこぼれ、ショーツの比ではない刺激にかぶ
りを振る度に顔の横で小さなツインテールがほよほよ揺れていた。
 根元まで白いフリルを下ろせば、ドレスアップされた立派な勃起ペニスが完成。汁だく
の睾丸や会陰に黒リボンを垂らしたさまは、エロいとか淫猥とか、そういう言葉じゃおっ
つかない次元のモノだった。
 整った顔を愛らしく歪め、与えられる恥辱にうち震えてなお彼は自分が喜んでることを
認めたくないのか、うわごとのように「いや」だの「だめ」だの口走っている。
「…見ろよほら、ユカちゃんの剥けチンが可愛くなってるよ」
「……い…いや、ぁ…っ!見ないでっ!」
 力の入らない手でそこを覆おうとするのだが、M字開脚の体勢でベタベタの指を股間に
持っていってる様は、まるで自慰でもしてるみたいだ。

53愛玩彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/06(日) 23:54:34 ID:0f/C2Q0J
(3/4)

 自分でこんなカッコして、チンコに飾りつけか…うわあ、こいつならやりかねんと思い
つつ、悪あがきをする両腕をとる。
「なんで?すっげ似合ってるのに」
 華奢な肘を後ろの壁に押し当て、自身の痴態を隠すこともできなくなった相手に、俺は
にっこり笑いかけた。
「きちんとおねだりもできないくせに、わがまま言わないの」
 ぷりぷりの紅唇が噛みしめられるのを見ながらリボンとレースで飾られた根元を締めつ
け、もう片方の親指で鈴口を塞ぐようにぐりぐりしてやる。
「ひぅ…!っやめ、ぁ………っ」
「お話しもできないのに、こっちは本当だらしねーのな。服ぐちょぐちょじゃん」
 竿やショーツを伝いスカートを汚しているのを指摘し、「ベッド汚れちゃう」とささや
けば、思い出したかのように立てられた膝に力が入るのがキュッと谷間に食い込んだショ
ーツの動きで分かった。
「…っあ、あ………も……むり…っ……」
 切羽詰まった声で訴える通り、黒リボンの垂れる睾丸は縮みあがり今にもイきそうだ。
このまま放っておいても勝手に腰動かして、俺の手とハメられたカフスの感触とで昇天で
きそうな感じ。
「ええ〜?ユカちゃんの言った通り『触って』あげてんだけどなぁ?……どうして欲しい
の?」
 ヌルヌルの指で左腿のリングを弾くと、黒い双眸が俺の顔を映す。潤んだ瞳には、この
上なく軽薄そうな笑みをたたえた野郎の面…これに対してこいつが感じているだろう憎し
みを思うとたまらない。
 真面目な優等生は同級生である俺におねだりしない限り、この倒錯しきった変態オナニ
ーを遂げることができないのだ。
「…………っは、ぁ………」
「早く言いなよ…イきたいんだろ?コレから潮噴いて、俺の真ん前でイきまくりたいんだ
ろ?」
 言ってる俺がヤバいと思うのだが、切なげな溜め息をついて熱に浮かされたように俺の
口元を凝視する彼には、それに気付く余裕なんてないみたい。
 何度か唇を動かしては躊躇するように止めるのを繰り返し、ついに奴は言葉を紡いだ。
「ぃ…………いかせ、て………っ!」
 白旗にしてはずいぶんあっさりしてるけど、限界っぽいので及第点にしてやろう。

54愛玩彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/06(日) 23:55:41 ID:0f/C2Q0J
(4/4)

「………よくできました」
 竿を締めあげていた手をわずかに緩め、根元のレース飾りと亀頭の間を強めに擦ってや
る。よく見えるようにとフレアスカートの前面をくるくる捲り上げると、慌てて裾を押さ
えようとしてきた。
「あ……だ、だめ…本当、で…でる」
 ベッドがグチャグチャになることを気にしたんだろうけど、後始末が面倒だったらそも
そもココでやるかっての。
 しかし俺は奴の片手を掴み首を縦に振った。
「そうだねぇ。こんなトコでセーエキ出しちゃうなんて、ユカちゃん悪い子だね」
「っぁ…だ……だから、」
「だぁめ」
 「おねだり」される前に発言を封じ込め、すっかりほどけてビスチェの胸元にかかって
るだけのチョーカーを咥える。薄いデコルテをリボンの端でくすぐれば、抗えなくなった
奴の腕は俺の手から滑り落ちた。
「…このまま、可愛い可愛いフリフリつけたまま、イってみな」
 白いレースから口を離し、さっきまでねぶり弄んだ乳首を含む。今度は最初から「グリ
グリ」。着飾ったペニスもスパートかけてやる。
「そんな……っひぁ、あ、ぁ………っ!」
 さんざん焦らされた挙句の追い立てに、ためらってたわりに堪え性のない優等生はあっ
さり達した。
 丸出しにされた薄い腹を、ほっそりした腿を痙攣させて、赤いレースを押しのける屹立
から俺の手の中へと溜まりに溜まったモノを吐き出す。ビュクビュクと噴き上がった白濁
はそのほとんどがスカートの裏地にぶっかけられ、睾丸や腿に流れた分も尻の下に敷いた
裾に受け止められた。
「……ぃあ……ぁ、あ……」
「あーあー……すっげーの」
 萎えたペニスから手を離しからかってやるが、壁に頭を預け虚ろに宙を見る相手にそれ
を恥ずかしがったり、ベッドを汚さなかったことに安堵する余裕はないみたいだ。仕方な
いのでとりあえずスカートで拭おうとして…ちょっと考える。
 唾液やらナニやらですっかり汚れた胸と腿は、きっと俺の事後「ご奉仕」では満足して
もらえないだろう。
 どうせシャワーで流すならと、俺はぬとつく手のひらで平らな下腹部や、もはや役目を
なせていないショーツをデコレーションしてやることにした。

 (おしまい)

55愛玩彼女の中の人 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/06(日) 23:57:12 ID:0f/C2Q0J
(本文ないです)

「愛玩彼女」は以上です。

アイデアくださった前スレ>>109>>114さんと、さらに妄想広げてくださった>>16さんに
超感謝です。今は「顔射」って打ち間違えて申し訳ない気分orz


読んでくださり、レスくださりありがとうございました!

56名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:08:16 ID:WlvNoFI2
うぉう!
最高にエロいぜ!!

中の人GJ!!!!!!
57名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:50:20 ID:3TMraYEB
エロ素晴らしいとしか言いようがない!!
58名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:12:19 ID:7HEIsqu0
GJ!
59名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 11:45:55 ID:b9zgFBio
あえて過疎防止age
60偽装彼女の中の人 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/09(水) 00:17:22 ID:d3zy5B/K
(本文ないです)

これから投下するのは「偽装」キャラのエイプリルフールというか四月馬鹿小ネタです。
女装っ子の尻を揉み倒しプレイ。

女装っ子と「俺」の話なので、苦手な方はスルーお願いします。

時間配分ができずタイムリーではなくなったのですが、もしよろしければどうぞ。

61黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/09(水) 00:18:54 ID:d3zy5B/K
(1/3)

「須藤、今まで何か月もお前を性的な意味でいじめたりして悪かった。お前が逆らえない
のを良いことに思い返せばとんでもない仕打ちの数々、俺は本当に反省している。スカー
ト捲ってチンコ見せつけながら乳首いじくり回されてる写真も、店ん中でエロ下着ご開帳
してるのも、パンチラならぬブルチラから色々出しちゃってるのも、全部消去する。てゆ
ーか目の前で携帯折ってもいい。もちろんお前が女装して俺に責めたてられてセーエキま
き散らしてたことなんか言うものか。今日からお前は自由の身だ。どうして今さらだって
?それは、俺がお前を愛しているからなんだ。好きだからこそ、お前のいやがる顔もアン
アン言ってる顔も独り占めしたかったんだけど…ダメ?ダメか。そりゃそうだよな、今ま
であ〜んなこ〜んなやらしい意地悪したような俺だものな。ならせめて最後に、燃えるよ
うな熱いキスをか、かわs……ブフェッ!ごめん今の嘘!」
 そこまで一ターンで言って、俺は腹を抱えて笑い転げた。
 俺の部屋の中、向かいの床に座った須藤豊君は、ぷりっぷりのおねだりリップを半開き
に呆然としている。
 奴の格好は来た時のワンピースではなく、巻き付けたバスタオル一枚というしどけない
もの。こいつが風呂入ってる間に、ピンクの下着も含めて俺に部屋に持ってかれてしまっ
たからだ。
 せっかく新品のタオルを出してやったのに腰で巻くという暴挙に出たので、脱衣所の扉
を外から押さえつけて直させた。「ヒドい」のはどっちだよ。
 俺の家に着くなりシャワー浴びろと言われ、ちょっとまさかアッー!な展開かよ!?と
ビクつき気味だった須藤のお美しい顔は、俺のセリフの間に目まぐるしく変わった。
 え?マジ!?と大きな瞳を輝かせ、過去の自分が俺に見せた格好を思い出して顔を赤ら
めつつも俺の心変わりを訝しむ。突然の俺の愛の告白に思いっきり動揺して、正直キモい
って顔をしつつも、でも自分だってナルシーの女装Mっ子だから変態はお互い様だし、正
直色々と気持ち良くしてもらえたからチューくらいは良いかな。でもこいつのことだから
すんごい濃ゆいのされちゃって、ファーストキスなのがバレちゃったらどうしよう…って
思ったのだと、表情の変化から推理。

62黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/09(水) 00:20:09 ID:d3zy5B/K
(2/3)

 大笑いする俺を前にすっかり停止してしまっている優秀な頭に分からせてやるため、俺
は頬を引きつらせながら壁のカレンダーを指差してやる。
 どうにかこうにか残酷な現実を理解した須藤は、やっぱりどうにかこうにか言葉を紡い
だ。
「……最低…っ…」
 四月一日だからって人をだまくらかすようなこととは無縁のご家庭なのだろう。せいぜ
いママのエプロン隠して、実は新しいのをプレゼント☆なんて可愛いいたずらした程度な
んだろうな、と涙を浮かべるクリクリおめめを見ながら思う。美少女の嫌がる顔が大好き
って、つくづく俺終わってんな。
 しかしそんな終わってる自分の趣味が大好きな俺は、思いっきり拒否するだろう相手を
どう攻略するか考えながら、今日の衣装を差し出した。

 яяя

「……………もう、いい……」
 ショーツやガーターの順番を聞いてきたくせに「こっち見んな」と勝手なことほざいて
くださったお方のお許しが出たので、俺はようやく客人を振り返った。
「ぉ………うん、完璧だ」
 両手を足の付け根…ってか、ぶっちゃけ股の前で重ねた相手の姿に、歓声をあげそうに
なるのをどうにか堪える。
 あまり実用的とは言えない、縁飾りにぬいぐるみみたいなフモフモが付いた黒いブラシ
ョーツに、細いウエストを飾るガーターベルトで吊るした黒ストッキング。すんなりした
腕もストッキング素材のアームウォーマーに覆われ、白い肌にアダルトな黒を添えていた。
 そんでもって、セミロングのサラサラストレートヘアには、そのつややかな髪色とよく
合う黒い猫耳カチューシャ。痩せてるくせに喉仏のあんま目立たない首には、赤いリボン
に通した小さな金色の鈴を付けている。文字だけだと耳のない猫型ロボットのビジュアル
が浮かぶだろうが、白い肌に真紅のサテンは道具なしで昇天できそうな淫靡さがある。
 世にも珍しいイケメン男子高生の女装獣コス姿が、俺の目の前にあった。

63黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/09(水) 00:21:30 ID:d3zy5B/K
(3/3)

「ほら、手ぇ離せよ」
「…ぅ……」
 「もう無理」と言いたげにかぶりをふるが、俺が重ねて催促すると観念したように両手
を横に下ろした。チリリン、と首の鈴が爽やかな音をたてる。
 奴がもじもじと隠していた黒ショーツの前は、本来この衣装をまとう対象にはないモノ
でぴちぴちになっていた。それもただでさえ立派なモノが半勃ちなのか、かなり不自然にモッコリしちゃってる。
 まあ、こいつにとって女物の下着を着ける…というか人前で「女の子」の格好をするこ
とは、イコール俺にやらしい悪戯をされてしまう、脅しすかされ甘やかしてもらうという
奴の大好きなプレイをしてもらえることになるから、仕方ないっちゃー仕方ない。
 普段はストイックな模範生だけど、変態オナニーっ娘らしく条件反射で期待に前をおっ
勃てているパブロフの犬状態なんだろうが、今の彼は猫……そう、黒猫だ。
 クールでカッコいい「王子様」なはずの須藤君が、あろうことかエロエロ猫耳コスチュ
ームにその身を包んでいる。
 その事実は俺の腹筋を痙攣させるのには十分すぎる理由になった。
「っふ………うくく……っ…」
 床にうずくまった俺にギョッとした様子だったが、笑われてることに気付き形の良い眉
を吊り上げる。同時に右手を中身ぺったんこのブラへ、左手を中にベルトの通るショーツ
の前に寄せたのだが、華奢な腕ではカパカパのカップも、それに対しぱつんぱつんに膨ら
ませたモノも隠しきれてない。ついでに形の良いへそが見え隠れして、なんとも滑稽にし
てやらしい光景だ。
「……き……着せといてなんなんだよお前!そんなに楽しいかよ!?」
 盛大にマジ切れしてくれるが、それに合わせてチリンチリンチリンと可愛い音がするの
でかなり迫力不足。
「いや、か…かわゆいニャンちゃんでちゅねえ〜……っく」
 相手とは違う意味の涙でにじむ視界でも、黒い三角耳はしっかりと見えていた。


64名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 07:33:40 ID:8/J8KHCU
え……エロ可愛面白すぎGJ!!
65名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:32:41 ID:Pb5vyXbt
GJ!エロ面白くて続きが楽しみだ
66名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:51:05 ID:n6r+pdJq
黒猫コスktkr!
67名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 07:52:15 ID:A+qSfsjs
彼女の人、いつも乙です!

ところで、ラノベの「SH@PPLE」を読んで、序盤かなりドキドキした。中盤以降は
真っ当な青春ラブコメっぽくなるので、ラノベとしては○だが、この板的には微妙に
残念。あの設定で二次エロSSとか、妄想してみるかなぁ。
本編と違って、ラストで蜜ちゃんに告白したあと両想いになったものの、彼女の
そばにいるために継続的に女装して女子校に通う毎日。そんな日々の中、蜜との
交わりのときも女の格好で抱かれるのが常で、いつしかそれが癖になり……とか。
68名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:25:48 ID:hde7yrdN
>>67
さぁプロットを詳述する作業に戻るんだ。

あと投下前に元ネタ作品の簡単な粗筋なども付けて戴けると
作品を全く知らん人にも助けになるかと思ったり。
69名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:33:42 ID:SEcbhtMw
相変わらず中の人GJ!

>>68
元ネタ作品のあらすじは富士見ファンタジア文庫の公式へのURLでいいんじゃないか?
(本音で言えば「ググレカス」だけどな)

ちなみに、このスレ覗いてるくらいならその位の情報は掴んどくべきだと思うがどうか。
参考までに漏れが普段覗いてるその手の情報サイトは
 ↓
ttp://em003.cside.jp/~s03219-1/bbs/
70名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:46:08 ID:ITJsOPAo
>>69

元ネタを知らないが故にスルーされるのは勿体ない、ということじゃないか?
71名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:33:02 ID:slB8pSA3
漫画だけど、
ブロッケンブラッドの主人公は男子高生にして魔女っ子ヒロインにして国民的アイドルな女装っ子
という素敵なスペック持ちで感動してしまった。

従姉妹の女子中学生が彼のセクシー(女装)ショットを拝む度に盛大に鼻血噴いてるので、
いつか若さゆえの暴走でもって事に及んでくれないかとwktkしてる。
(コミクス派なのでもうしてるといいな)
72黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/11(金) 13:34:54 ID:slB8pSA3
(1/4)

 笑いを噛み殺しつつ、立ち尽くす猫耳女装っ子の後ろ姿も楽しむことにする。
 当然ながらむちっとした豊満さには欠けるのだが、ほぼ裸の白い背中はワイシャツに覆
われるのには非常にもったいない一品だ。張りのある滑らかな肌が「触って触って」言っ
てるみたい。否定するだろうけど。
 ぷりんとした尻を半分くらい隠すショーツには、これまた黒い尻尾がついている。ワイ
ヤーが入っているのか、奴の左横から見るとJ字を描いていて…
「にゃーっ!」
「っ!?なんだよおい!?」
 思わず奇声をあげてしまった俺に恐怖を隠しきれない須藤。この格好で何かあったら二
人仲良くおしまいだろ。
「いや…ごめん、興奮しちゃってつい」
「……これで興奮するなんて、お前本当終わってる」
 ずいぶんしつけの効果が現れない猫だが、またすぐいつもどおりニャンニャンあんあん
イっちゃうぅ〜!ってなるからまぁ良いか。飼い主は寛容でなくては。
「ユカちゃんならぬにゃんこちゃん、飼い主さんを悪く言っちゃ、めっ!ですよ?」
 …うわっ、今までにない冷たい視線をもらっちゃった。着てるのは猫コス衣装のくせに
すっげクールなんですけど!
「…悪い猫ちゃんですねぇー」
 含み笑いでジロジロあからさまに見てやれば、さっきまでの態度が嘘のように怯えた顔
をする。こんな格好で、何されるか(まあナニなんだけど)不安でたまらないみたいだ…
ああそう、その表情(かお)いただきっ☆
 じゃあまず、手始めに。
「四つん這いになって、『ニャー』って言ってみ?」
「なんでそんなこと…っ」
 反論される前に、俺は急かすように手を打った。
「ほら二足歩行しない!長靴履いてないっしょ!?」
「く………っ…」
 チリン。
 切れちゃわないかこちらが心配なくらいぎゅっと唇を噛んで、奴がそろりと膝をついた。
 チリン。
 震える両手をカーペットの上に置く。フリーサイズのノンワイヤーブラが、平らな胸板
をぺろりと覗かせた。

73黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/11(金) 13:36:20 ID:slB8pSA3
(2/4)

 チリン。
「…に………にゃー…」
 俺の顔も見ることができず、消え入りそうな声で猫耳下着の優等生は鳴いた。むしろ泣
きたいだろう。
 いろんな葛藤を乗り越えてこのハイハイポーズに至ったのだろうが、俺には関係ないの
でジャッジはあくまで俺主観だ。
「だぁめ。肘ついて、ケツ上げてこっち見て言いな」
「っ……!」
 チリチリリン。怒りと屈辱で奴が震えるのに合わせて、鈴も細かく鳴る。
「ほらほら、どぉしたのぉ〜?」
「……い、いい加減に」
「須藤君の猫耳姿なんて、かなりレアだよねえ?」
 ベッドに座り、床に膝立ちになった彼と見つめ合う。正確に相手が見ていたのは、俺が
手を突っ込んだジャージのポケットだが。
 しばしの沈黙の後、あきらめたかのように須藤は目を伏せた。そして、
 チリリン。
 言われた通りアームウォーマーをはめた肘をつき、黒い尻尾付きショーツに覆われた尻
を高く上げ、
「…にゃ、にゃあ!」
 猫語を話す女装優等生きたー!
 腹筋切れそうなくらいに笑いを堪えていると、大きな目一杯に涙を溜め俺とは違う意味
で奴が震える。女豹のポーズのままなので、可愛い尻と尻尾がそれに合わせてフリフリ揺
れた。
「な…なに、が…楽しいんだよっ……」
 わななく唇が気丈なセリフを吐くが、返事できないほどに三角耳の後ろに見える白い背
中と双丘が悩ましすぎる。形自体は普通のショーツなので、プリンと覗く尻たぶに後ろの
ガーターベルトがキュキュッと程良く食い込んでるのが見えて、なんて言ったら良いのか
分からないけど、きっとこれが「萌え」ってやつなんだろう。
「楽しいだなんてとんでもない。すんばらしいよユカちゃ…いや、ニャンちゃん」
 俺が言い直すのに、まだこのプレイが続くことが分かったのか悲愴な表情を浮かべる。
こいつがそんな顔すると、着てるのは変態衣装なのに気の毒になってしまうという、つく
づくお得なスペックをお持ちでいらっしゃる。

74黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/11(金) 13:37:15 ID:slB8pSA3
(3/4)

 とはいえ、そんなおきれいな顔をいじめるのが俺の趣味なので、せいぜいイケメンに生
まれたのと、こんな変態行為で興奮できる我が身を呪っとけ。
「ほらほら、なでなでしてあげようね〜」
 四つ這いになったままの奴に手を伸ばし、猫耳カチューシャのあたりの髪を梳いてやる。
シャワーを浴びたばかりなので生え際や首筋は少し濡れているが、そこ以外はサラサラ柔
らかだ。艶やかな黒髪からピョコンと同色のケモノ耳が飛び出ている様は、なんとも面白
…いや、素敵。
「よしよし、良い子でちゅね〜」
「…………」
 チリンチリンという涼しい音とは対照的に浮かない顔で、メイクなしでも十分ぱっちり
した目が今は苦行者みたいになっている。
「どぉしたのかなぁ〜?猫ちゃんは撫でられたら喉鳴らして喜んでくれるはずなのにねぇ
……他んとこ触って欲しいの?」
「………………ゴロゴロ」
 そんな、それこそ地を這うような声で言わんでも。
 飼い猫がご不満そうなので、とりあえず俺は手を離し身を起こさせてやった。
「まあいいや。ほれ、こっちおいで」
 この衣装に着替えるまで相手が巻いていた半乾きのバスタオルをベッドの上に乗せ、何
をするのかと訝る須藤に示してやる。
「ここに手ぇついて、可愛い尻尾こっち向けて」
「…………は?……っ!?…ふ、ふざけるなっ!」
 イコール、バックで「はい、召し上がれ」な格好をしろという命令に、奴が素直に従う
わけがない。
「ふざけてないって。超真面目です」
「じゃあなおさらだっ!」
 黒ストッキングに覆われた膝でジリジリと距離を置こうとする須藤を黙って見つめ、な
るたけ気のなさそうに言ってやる。
「…別に、その格好のまま追い出しちゃっても良いんだけど?」
「っ………」
 股間もっこりさせた猫耳娘を連れ込んでた俺の方がアウトだと思うのだが、それを聞い
た優等生は途端に大人しくなり、ちょうど割れ目の上にある尻尾をふりふり揺らしながら
注文通りのポーズをとってくれた。

75黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/11(金) 13:38:17 ID:slB8pSA3
(4/4)

 立ったままベッドに敷いたタオルを手で押さえ、ピンと足を伸ばす。それこそ伸びをす
る猫のような体勢で、彼は「ほら」と震える声を発した。
「こ……これで、満足だろ?もう………ひぅっ!?」
 セリフの後半が悲鳴になったのは、俺が後ろからブラをわし掴んだせいだ。
「猫ちゃん、おっぱいちっちゃいねえ〜…まだ子供なのかなあ〜?」
「……っ!やだ、あっ……なに、馬鹿言って…」
 ワイヤーがない分型崩れを気にすることなくカップをふにゅふにゅと揉みしだき、ポリ
エステル百パーとは思えないモケモケ縁飾りをくすぐる。
 目の前にある、これまた手触り良さそうなするんとした肩に軽く噛みつくと、ショーツ
に覆われた尻が俺の腹に強く押しつけられ、針金入りの黒尻尾がみぞおちをグリグリして
きた。
「ぅあ……何して…っ!」
「さっき風呂入ったから、良いっしょ?」
 「そういう問題じゃなくて」とつまらないこと言いだしそうだったので、ブラの隙間に
突っ込んだ指を抜き今度は尻たぶを引っ掴んでやる。ストッキングに覆われた長い足がピ
ンと緊張するのが分かった。
「あっ!………ん、ぅ…っ……」
 プレイ用なのもあっていつもより薄くぴったりめの黒ショーツは、俺の指の動きをより
相手に伝えてくれてるみたい。割れ目が布地越しにもハッキリ分かるのは、おそらく前で
引っぱってるモノのせいだと思うけど。
「んー…ちょっと取っちゃって良いよね?コレ」
「…っ!?やだ、ぁ………ん、んっ……」
 屈んだせいでほんの少しだけ食い込んだ後ろのガーターを二本とも外せば、いつもの柔
らかな曲線が現れる。元から感じやすいところをセクハラしまくったおかげで、今じゃす
っかり性感帯になった双丘に手のひらを滑らせれば、それだけで俯せた奴の耳はほんのり
赤くなっていった。

76名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:55:23 ID:kh105exh
>「………………ゴロゴロ」 
> そんな、それこそ地を這うような声で言わんでも。 
ワロタwww

ユカタンは今日も可愛いな…そして村瀬は超GJ。
中の人、いつも乙です
77名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 10:36:12 ID:jstr6i5g
結局「男体×男体」なわけ?このSS
78名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:14:19 ID:KwvgsFSJ
つーかそれ前提だろ常考
79名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 22:29:05 ID:HHrxlH9+
>>78
それじゃホモじゃん
女×男だろ・・jk
80名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:13:04 ID:uOEjp+Jl
>>79
お前とは一度、腹を掻っ捌いて話す必要がありそうだ
81名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:13:32 ID:2Olq3h9V
>>77
>>79
中の人がいつ本番までやらせるって言ったよ?
82名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:33:12 ID:HHrxlH9+
本番まで行かなくてもホモだろjk
作者とその作者の取り巻きには悪いが
このSSホモっぽくてキモイ、久しぶりに着たがまだ書いてるのかと思いました
作者には悪いけど俺の意見です
83名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:36:23 ID:btzy+A/1
>>82
NGワード登録して見えないようにするか、
窓閉じて読まないようにすればいいんじゃね?
お前の好みに合わせる謂れもないわな。
84名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:50:46 ID:HHrxlH9+
でも俺のような意見を持ってる奴は少なからずいるはず
作者は自分だけのスレじゃないんだから、単発でもいいから「〜彼女」以外の作品も書いてください。他の人でもいいです
85名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:09:58 ID:JKcFXtfn
まずお前が書け。それに中の人は前に別作品も書いてたぞ
86名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:50:02 ID:2F7A6Qnu
>>84
このレスでわかった
お前ショタスレ分裂させたヤツだろ、二度と来んな
以下スルー推奨、絶対にかまってはいけません
ぼくらのユカちゃんが健やかに凌辱されることを信じて言う
ユカちゃんは俺の嫁
87名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:08:37 ID:bt3f6O4V
>>84は半年ROMれ
88名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:50:25 ID:t8Uqqf5c
>>84みたいな手口でたくさんのスレが潰されてきた。
それを見てきた奴はオレ以外にも一杯いるはず。
89名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 03:17:37 ID:G0LDDeqe
女×男が見たいなら、それを書いて投下すればいい。
別に一人だけのスレと誰も宣言してないんだから、
中の人を遠慮する必要も無ければ、中の人が遠慮する必要も無い。

オレは両方とも好きでどっちかの肩を持つわけじゃないが、
その他作者が嫌がるような言い方は良くないと思う。
90名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 11:10:26 ID:0PJcfi9V
>>84
まずスレタイ1000000回読んで理解してくれ。
俺はこのまま本番までやって欲しいけどなw
91名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 13:14:16 ID:p0MMkbOD
こんなに叩かれるとは・・・
腐女子コワスww
92名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 14:11:23 ID:QCkPPuv+
別系列を投下
→同調したと見られる
→迂闊に投下できない
→進行が停滞する
→廃れる

ってシナリオの引き金だからねぇ。
スレがそれを望んでないなら叩いておくのはmust。

個人的には、バレして全部村瀬のせい……っていう流れで本人も否定しないんだけど。
実際はユカたんのことを考えてくれて(変態)紳士的で優しかったことを思い出して
ユカたん当人が必死に弁護、カムアウトで幸せに結ばれて欲しいなぁとか思う。
93名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:21:05 ID:r3NnO4RD
84は華麗にスルーするとして、

>>92
期待したいのは解るけど最後の一行はないんじゃない?

ユカタンにはマゾ女装癖の負い目があっても、村瀬の方からは現状で恋愛感情まで行くかねぇ?
お互いに妄想夢の世界で甘々エロ展開になって、夢から覚めて云々な展開はアリアリだけど。
94名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:35:19 ID:50p6hOiX
>>92
カムアウトendイイ!

しかし頑張りやさんの村瀬は何をオカズに抜いているのか(特にユカタンと会った日)。
女体化したユカタン、AV、等々考えたがやはりユカタン本人で抜いていると思う。
ユカタンと最後までしないのは越えるか越えないかのギリギリの状況を楽しんでるから。
とか最近こんな妄想ばっかしちゃうぜ。
95名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 22:49:37 ID:QCkPPuv+
>>93
>>94
そこまで行かない=endがない、ってことさ。
96名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 01:11:53 ID:J681sp4m
このシリーズは愛着も執着もアリアリだけど愛だの恋だのがありえなさげなのが、
野郎同士でも受け入れられてる理由だと個人的には思ってる。
確か中の人も前に言ってたけど、一線越えるのはないだろうし自分は嫌だな。

ところで完結してないのってインキュバスっ娘の他に何かあったっけ?
97名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 02:19:43 ID:glY7pUM2
女装×女きぼんぬ
98名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 04:00:41 ID:S9Nk+vP6
>>97
だから>>67とか>>71みたく自分で書いてみろ、と。
こんなスレに居るんだから色々と妄想した事あるだろ?
99名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:21:08 ID:rGcQ0cG+
書けないから頼んでるじゃないの?
100名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:38:38 ID:EPyq5PxP
展開にはなるべく口出ししないのが、この板の原則でしょう?
苦手な展開なら見ないだけだな
あんまりしつこくないなら、こういう展開がみたいなんて言うのもありだと思うけどね
というわけで〜〜彼女の中の人さん期待してます
101名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:42:49 ID:EPyq5PxP
連レス失礼
読み返してみるとなんだか本番を期待しているようなレスになってしまった・・・
〜〜彼女の中の人さん、御自身の変態街道を突っ走ってくださいw
102名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:44:53 ID:ftaLEtaw
二つ投下します。

これから3レス分
女装っ子×女・強姦・アホ
要素ありの単発小ネタです。


103そりゃないだろう。 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:47:16 ID:ftaLEtaw
(1/3)

「っあ………ん、先輩…気持ちぃ……っ…」
 聞き慣れた声の耳慣れないセリフに、ようやく酔いがぶっ飛んだ。
 私は仰向けに大股おっぴろげた状態で、相手はそれに覆いかぶさるいわゆる正常位で、
私は「犯されて」いた。
 両手を後ろで縛られた同意なしの性交で、ついでに初物いただかれちゃってるという、
ついさっきまで処女だった自分に起きているコレは、いわゆる人生の一大イベントと呼ん
でも過言ではないだろう。
 しかし今現在私の意識は、自分を穿ちかき抱く相手に集中してしまっていた。
 …黒いパフスリーブブラウスに、パニエで膨らませたリボンたっぷりのスカート。
 白いヘッドドレスの眩しい漆黒のロングヘアを振り乱しているのは、素っ裸の自分では
なく目の前の後輩なのだ。
 掠れた声が媚びるように「すき」と囁き唇を塞いでくる。私のとは少し異なる、化粧品
の甘い香り。
 「好き」。
 先週この言葉を告げられた私は、たしか苦笑して「他をあたれ」と返したはずだ。
 バイト先の、紅一点ならぬ黒一点な男の子。
 いかにも今時ギャル男な外見のくせにどっか抜けてる天然君で、客の爺さん婆さんに大
人気な笑顔の可愛い後輩。教育係になった一コ上の私を慕ってくれていた彼に告られて、
私はいかにもキンチョーしてます、舞い上がっちゃってますな様子に思わず笑ってしまっ
たのだ。
 「気持ちはありがたく受け取るから」的な、いかにも日本人な文句で「なかったこと」
にしたはずが、なぜか飲み会の帰りにどっかのホテルでこいつとよろしくしちゃっている。
捲り上げたスカートからニョッキリ生えたアレが私の足の間に消えてる様は、我が身に起
きてることながら超シュールだ。
 「好き」が暴走して何やらなんて、レディコミやティーンズ小説の世界だけじゃなかっ
たんだぁと思いながら、口をようやく解放された私は喘ぐ。空気美味い、マジ美味い。

104そりゃないだろう。 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:48:33 ID:ftaLEtaw
(2/3)

「ん……せ、先輩とキスしたら、またこんなんなっちゃった…」
 私に跨がった相手は羞じらうように頬を染め、化粧が落ちかけでも整った顔で笑ってみ
せる。同僚の女の子達によってたかっていじられる彼は、なるほどそういう目で見てみて
も「カワイイ」顔をしていた。指導すべき立場としてでなく普通にゼミか何かで出会って
いれば、きっとフラフラしちゃっていただろう。
 「こんなん」がどんなんかは分からないが、ぐちゅっと結合部から聞こえる音に、私は
ゴスロリ着た後輩のナニで初体験する日本人女性って何万人に一人だろうとかぼんやり考
えてみる。悪酔いしない体質も考えものだ。
「……あ…ぅ………し、質問、いいかな?」
 目の前の超展開に霞み気味ではあるが局部のたしかな痛みに、ああー自分もついに大人
の階段上っちゃったんだなあ…なんて他人事のように思いながら、私はどうにか言葉を紡
いだ。
「こうなってんのは百歩譲るとして、なんであんた…そんなカッコしちゃってるわけ?」
 色気のないセリフにか、とろけるような笑みを浮かべていた奴の目が急に潤む。グロス
は落ちてもマスカラ剥げないとは、ヒ○インメイクかお前。
「だ、だって先輩、おれ……あたしのこと、そんな風に見れないって、そう言ってたじゃ
ないですかぁ!」
 たしかに。ちょっと頼りないけど何事にも一生懸命なこいつとそういう仲になって、仕
事上の関係まで悪くなるのはごめんだったからだ。出会い方さえ違えば、きっと、
「じゃあ女の子だったら、お…あたし、が女の子だったら好きになってくれると思って…
…!」
 だから、酔いつぶした私を連れ込んだ先でこんな素敵な格好してるんですね。
「…って、そりゃないだろう!どうしてそんな飛躍する!?」
 初めてのバイトに、付きっきりで面倒を見てくれるという相手に浮かれているだけなん
だと、お前くらいなら私じゃなくてもっと可愛い子掴まえられるだろうと、そんなニュア
ンスも伝えたつもりだったのだが恐るべし平成生まれ。額面通り「あんたは対象外」と受
け取っちゃってたらしい。

105そりゃないだろう。 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:50:09 ID:ftaLEtaw
(3/3)

「だって先輩なんかすっごくカッコいいし、いっつも女の子とばっか居るから…」
 それはたぶん私が男兄弟の仲で育ったせいと、女子中高時代に友人を狙った痴漢を追っ
払った噂に尾ひれ背びれ水かきが付いた結果です。あと男が女に「カッコいい」言うな。
一応こっちもノーマル嗜好なんだから、微妙に傷つくんだ。
 それを半溶けオブラートに包んで伝えると、ウィッグとは思えないサラサラヘアと連結
部を震わせて彼は嘆息した。
「そんな…じゃあ、ぉ……あたしが女の子になっても、先輩はあたしを好きになってくれ
ないの?」
 いや、私に今突っ込んでるモンがある時点でアレだろう。
 そう突っ込みの一つも入れたいのだが、私に跨がったままさめざめと泣き崩れるゴスロ
リ乙男(おとめ)を前に何も言えない。残念ながら、さっきまで揉まれたり吸われたりして
すっかり上を向いた自分の胸を差し引いても、今この状況下ではこいつのがよっぽど女の
子らしかった。
「ああ、その……えーとね」
 ええい、乗りかかった船というか、もう穴開けられた船だ。腹を括るしかないだろう。
「ぉ……女じゃ、なくっても、嫌いじゃないから」
 どうやら私は結構な尻軽らしい。フリルとリボンに飾られた肩を震わせて泣きじゃくる、
現在進行形で私の身体を侵略している相手を憎く思えないくらいは。
「あ、あたしは先輩にっ……す、好かれるためなら、女の子になるんですぅ…っ!」
 ああ、私の人生に置ける一大イベントは、なんか勘違いしちゃった女装っ子を慰めると
いう訳分からないカタチで幕を閉じそうだ。
「…うん、分かった。分かったから………とりあえず、縄ほどいてよ、ね?」
 誤解を解くのはピロートークで十分だろう。
 相思相愛ならば、最終的には和姦がセオリーだ。

 (おしまい)


106名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:51:13 ID:ftaLEtaw
「そりゃない」は以上です。

も一個3レス分「黒猫彼女」の続きです。
ひたすらセクハラ(尻おさわり)・女性なし
ですので苦手な方はスルーお願いします。


107黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:53:03 ID:ftaLEtaw
(1/3・>>75の続き)

「えっちぃね、発情期ですかぁ?」
 言って下着の中に指を滑り込ますと、黒い布地が俺の手の形にうきあがってなかなかエ
ロい。直接触れてるすべすべプリプリ肌もヤバいけど。
「んぁ、あ………っやめ……」
 面白みのかけらもない制止に構わず、くるんと曲がった尻尾ごと下着を腿の半ばまで引
き下ろしてやる。前の方で何かが引っかかり、細い肩がビクつくのが分かったが、とりあ
えずは気付かないふりだ。
 というか、黒いベルトの端を頼りなげに垂らした、申し分のないカタチの桃尻を目の当
たりにして次のセリフがすぐに出てこない。うわぁ、たまんねー…じゃなくて、ええと、
「…よく手入れされてるみたいだねえ。猫ちゃんは」
 「おっと失礼!」的なハプニングごっこプレイをされるのかと浴室の中で挙動不審な動
きをしているのがうかがえたが、優等生は言われた事をちゃんとこなしてくれたみたい。
俺ん家のボディソープ(姉貴のになったり、その時の彼女が置いてったのになったりする
ので、誰のかよく分からない)の匂いは、すらりとした身体中から漂っていた。
 この白くみずみずしい肌にまとっているのは、こいつの性別にもローズヒップの陶然と
するような香りにもそぐわない、人を食ったような安っぽいコスプレ衣装なのだ。恥ずか
しさと期待とに歪んでいるだろう相手の端正な顔を想像して、軽口を叩きつつも下腹がカ
ッと熱くなるのを感じる。
 後ろから見る分には申し分ない「女の子」のセミヌードを楽しんでいると、半端にガー
ターとショーツを引っかけたままにされている須藤が痺れを切らしたかのように口を開い
た。
「おい……も、もう良いなら放せよ…っ」
 ぴったりとしたショーツを着けてもその跡や第二第三の尻とかいうたるみとは縁のない、
美しい臀部を無防備に同級生の男にさらしてなお、イケメン女装優等生は警戒を露わにし
ている。自分で見えない所を視姦されることに興奮しちゃう前に終わらせたいんだろう。

108黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:54:01 ID:ftaLEtaw
(2/3)

「……『放せよ』?」
 それこそ飼い猫を可愛がるように、滑らかな背筋を撫でながら俺は聞き返す。イメージ
はマフィアのボスで。
「そう!」
 力一杯うなずく相手に「ふぅ〜ん…」と生返事を返せば、当然腹を立てた彼は振り返っ
てきた。
「おい、聞いてんのか!?」
「うん。だから、ニャンちゃんは『放さないで』って言ってんだよねえ?」
「…………はぁ?」
 キッと勇ましく睨みつけてくれる猫耳っ子にほほ笑みかけると、吊り上げた柳眉を困っ
たように寄せてしまう。
 お利口さんが俺のセリフの意味を理解するまでに、俺はむき出しの尻に直接手で触れた。
柔らかすぎないけど、適度に吸いつく尻たぶ。
 うわヤバい、超クるわ。
「!ぁ…う………っ最低…!」
 そうですか。こっちは最高です。
 それこそ果物の桃じゃないけど、輪郭のカーブに対してぷりっと堅い。この絶妙な手触
りの薄い脂肪の下にある筋肉が、美しいラインを描く引き締まった腰部を作っているのか
と思わず溜め息をつきながら…クニクニ両手で揉みしだく。
「おっぱいぺたんこなのに、ココはすっごいプリプリだねえ〜」
「……ぅ………触るな……っ!」
 ピクンと背筋を震わせつつも逃げようとするが、ベッドに寄りかかり俺に真後ろに立た
れてはわずかに腰を横にずらすくらいしかできない。
「なぁに?『触って』って誘ってんの?このエロ猫ちゃんは」
「っ………く……」
 何を言っても無駄なことがようやく分かったのか、赤らんだ目元を見せたくないのか奴
はぷいと前を向いてしまった。ご機嫌取りの前に、とりあえず存分に手触りを楽しませて
いただくことにする。 この上向き生意気大人気ヒップが、こんないけ好かないイケメン野郎のモノだなんても
ったいない!小ぶりかつ程良い弾力を持つこれは人間国宝並みだと、補正下着にいくつも
の涙を飲んできた俺はつくづく思った。
「あー、ユカちゃ……ん、猫ちゃんのお尻、すっごくヤバ可愛いよ〜」

109黒猫彼女 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:55:20 ID:ftaLEtaw
(3/3)

「……あ、ぅ…………っ何、馬鹿言って…んっ…」
 腰骨の浮き出たとこから腿の付け根へ人差し指を滑らせ、また魅惑の双丘をツンツンし
てやる。焦らすような動きに、おそらく半勃ち通り越して臨戦態勢だろう猫耳娘は切なげ
な喘ぎをもらした。見てよし触ってよし感度よしとは、なんたる才能だろう。
「…こんなとこまでビンカンで、なんかおっぱいみたいだねえ?」
 付き合ってた女の子たちはわりかし巨乳だったのもあり、ぶっちゃけこんな感じの、埋
めたり挟んだりできない薄い胸は楽しめないと思っていた。しかし今俺の指先はビンビン
に興奮を伝えてくる。
 この膨らみ始めの乳房みたいな、これからが楽しみな妄想の余地があるカタチと硬さ。
夢いっぱいの発展途上万歳だ!脳内乳首補完によって胸としても楽しめる、悩ましい肌色
の桃に俺は大変ご満悦だった。
「ぅ……ほんと、お前馬鹿じゃ………や、ぁ……!」
 猫だからこの格好でエロい柔軟体操させたり、「お手入れ」の名の下に全身撫でくりま
したりとか考えてはいたが、ちょっと予定変更。飼い猫の性欲の管理も、きっと飼い主の
仕事だろう。たぶん。
「ニャ〜ンちゃんっ。なんか苦しそうですねぇ〜?」
 相変わらずのペット扱いに、ベッドに敷いたタオルが奴の白い両手にギュッと握りしめ
られる。いわゆる「こんな奴に…くやしいっ…!」ってな心境なんだろうけど、俺お前と
一緒に居る時に抜いた覚えないんですが。
 そんなことを思いながら相手の強張る両手指をほどき、下腹へと誘導。
「…じゃあ今日は、コレをオカズにオナってもらおっか」


110彼女の中の人 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/14(月) 23:56:11 ID:ftaLEtaw
(本文ないです)

自分の投下によって不快な思いをさせたり、雰囲気を悪くしてしまい申し訳ありません。
今後注意書きを徹底します。

新スレ早々に連投して今更なのですが、他の方どうぞお気になさらずお願いします。


111名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 08:30:24 ID:nH0E7WHQ
中の人、2本ともGJ!
少し有名になってくると、文句を言うやからは出てくるし、
書き手である貴方はあまり気にしなくてもいいと思うよ。
112名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:14:55 ID:YmmGzwYf
1スレ目でも予測してたくらいだから、沸いてくるのはむしろ遅いくらい。

どんな形であれレスをつけず、スルーするのが肝要です。
113名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 01:38:44 ID:zr0ESUy5
前スレも女装×男ばっかりだった?
114名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:28:30 ID:KQcsw2IY
>>113
神が1人だから聞くまでもない
115名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:37:37 ID:8UQkjeNM
名前忘れたが初代スレに最初に投下されたのいまだに待ってる俺がいる・・・
116名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:43:35 ID:CPCCiUlR
中の人GGGJJJ!!!
117名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 18:55:00 ID:wx8oi4dV
>>115
imitation-girl
だったっけ。
118名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 20:14:00 ID:gWMWTokV
ああぁあーそういえばそんなのあったなー

あれけっこう好きだったんだがなあ・・・
119名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:23:41 ID:PuetZppH
中の人の影響で俺も自分の妄想でも描いてみる
初投稿なのでかなり変な文になりそう

 「んっ・・・はぁ・・はぁ・・これが・・茜のパンツ・・」
自分の部屋で妹の茜のパンツのにおいをかぎながら必死にオナニーをする
兄、祐樹。1階には妹の茜がTVゲームに熱中しているためか、声を殺しながら
もこっそりと出る喘ぎ。
 兄の祐樹はおとなしく、男の癖に女顔で色白く背が低い上に髪も切ってなく、
セミロングぐらいあるせいか、同級生からは「オカマ」などと罵られることもあった。
もちろん、異性などとは縁が全くといっていいほどなかった。
 一方妹の茜は、兄と比べ活発的で、学校でも人気がある。その人気は男子からよりも女子
からの方が人気があった。
 「はぁ・・はぁ・・こうすれば・・」
といい、自分の硬くなったペニスに茜の白いパンツを宛がう。
そして、布越しに自分のペニスを必死に扱く。
 「うぁ・・きもちいい・・」
そして、祐樹の中にどんどんと快楽の波が押し寄せてきた。
 「はぁ・・うっ・・・出るっ・・・」
と、茜のパンツの中に精液をどくどくと出している時に・・・
 「お兄ちゃん、借りてたゲーム返しに・・ってなにしてるの!?」
茜が突然部屋に入ってきた。妹の突然の訪問に兄は「!!」という状態になったが
どうすることもできず、下半身丸出しのまま座っているしかなかった。
 「いや・・これは・・ち、ちがうんだよ」
 「何が違うの?ってかそれ!あたしの下着じゃない!何してんのよ!」
茜がヒステリックに怒っている。しかし、兄はどうすることもできず、ただあやまっていた。
 「ご、、、ごめん・・ごめんなさい、、あの・・下着だったら、代金教えてくれれば払うから・・」
 「そんな問題じゃないでしょ!しかもそんな・・カッコで・・信じられない!変態!
 お母さんが出張から帰ってきたら言いつけるからね!」
それを聞いたとたん、祐樹の顔色が今まで以上に真っ青になった。
(こんなこと知られたら・・・ど、どうしよう・・)
120119の続きです:2008/04/16(水) 22:56:57 ID:PuetZppH
 「あ、そ、それだけは・・・お願い、言わないで・・お願い!」
と目に涙を溜め、必死に妹にお願いするなさけない、兄。それを見て
 「はぁ?言わないわけないでしょうが!なんなら携帯から今言ってもいいぐらいよ。
あ、そうよ、携帯なら写メも使えるし、、この下着も証拠として撮ってメール送ろうかしら?」
フフっと笑いながら余裕たっぷりに徹底的に兄を嬲りながら、祐樹が汚した自分の下着を携帯で撮る。一方祐樹はもう本当にどうしていいかわからない状態で。頭がパニック寸前に陥っていた。
(どうしようどうしようどうしよう・・)
 「あ、、お、お願い。茜の言うこと何でも聞いてあげるから、ね?これは内緒にして、、
いや、して下さい。」
このフレーズを聞いたとき、茜がニヤッと怪しく微笑んだ表情には祐樹は気づかなかった。
 「何でもって、本当にどんなことでもいいの?」
と茜が再度、聞き直す。
 「う、うん、もちろんだよ」
祐樹はとにかく、親に報告されないようにすることに必死だった。
 「う〜ん・・じゃ、”とりあえずは”内緒にしてあげる。もし、言うこと聞かなかったらすぐに言っちゃうからね!もちろん今撮った写メもみせるから!」
 「う、うん!ありがとう!」
これで、とりあえずは、なんとかなる・・そう思ってホッと安堵の表情を見せる祐樹。
 「じゃあね、今日から茜が”姉”で、お兄ちゃんは私の”妹”ね」
 「えっ?い、妹?それは無理だよ・・だって僕、男だし・・」
と困惑する祐樹に茜が言う
 「大丈夫、お兄ちゃん”かっこいい”っていうより”かわいい”し、それに背も低いし毛も薄いし。」
 「で、でも・・あ、じゃあ僕が”弟”になるってのはどうかな?」
そういうと、徐に茜が自分の携帯を取り出し、誰かに電話を掛け始めた
 「あ、お母さん?あのねぇ・・」
 「わ、わかった、わかったよ・・」
あわてて電話する茜に自分の痴態を報告するのを止めさせた。
 「あ、なんでもないの、元気かなぁって。うん、またね。・・・それでいいのよ、お・に・い・ち・ゃ・ん。じゃあ今日から、”祐樹”って名前は要らないよね。それじゃあ、う〜ん・・」
としばらく、考えている茜を見て、祐樹は「これからどうなっていくんだろう・・」という不安でいっぱいだった
 「ん!きまった!まぁべただけど、”祐樹”だから、”ユウコ”でいいよね」
 「うん・・それでいいよ・・」
兄の祐樹が元気なく答える。
 「なに?気に入らないの?」
 「い、いやそんなことないよ。すごくいいよ!」
と答える祐樹。(まぁいいや、すぐ飽きるだろ・・)と軽く考えていた。
 「な〜んか引っかかるわね。まぁいいや。じゃあ、さっそくその服を脱いでて。ちょっと部屋に行ってユウコちゃんが好きそうな、私のお古もってくるからね」
といって部屋に戻っていった。
(茜の服をきるんだ・・)と思うと、祐樹の中がまた熱くなっていった・・

121119:2008/04/16(水) 23:00:31 ID:PuetZppH
今日はここまでにしておきます。(いつまで続くか解りませんが・・)
止めて欲しかったらレスして下さい。すぐに止めます。
スレを汚す気で投稿したSSじゃないんで・・
(色々読みにくいですね・・反省します)
122名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:23:44 ID:wx8oi4dV
>>121
GJ!
さあ続きを書く作業に(ry
123名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:56:54 ID:msWZeoyd
GJ!続き楽しみにしてます
124名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 03:59:54 ID:S4LB1sur
wktk
125名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:44:56 ID:vuauM4MD
>>121
続・き!続・き!
は・や・く!
は・や・く!
( ゚∀゚)o彡゚

あまり焦らせても何なので、
書き手さんのペースで是非お願いします。
126119:2008/04/18(金) 00:12:59 ID:dcOuAB4F
こんなに反響があるとは・・光栄です
素人ながら、>>120からの続きを書いてみましたんでよかったら見てください。

(は!僕は何を考えてるんだ・・僕にはそんな趣味なんてないよ・・)
(それにいまはそんなことを考えてる場合じゃないよ・・)
と自分の置かれている立場を自分自身に言い聞かせ、熱くなっていた物を鎮めた。

しばらくして、茜が自分の部屋から服を数着もってきた。
「おまたせ〜ユウコちゃん。あれ?まだそんなダサい服(男の服)
着てるの?それに私脱いでて待っててって言ったはずなんだけどなぁ〜?」
そこにはまだ、服を着た祐希が何をするでもなくぼーっと待っていた。
「え・・だ、だって・・今日は寒いから、、。それに、お母さんいないし
風邪引いたら大変でしょ?」
たしかに今日は夜の8時を回った所もあってか、少し寒さが出てきていた。
しかし、運動部で体を鍛えている茜にとっては、そんなもの全然感じなかった。
「???全然寒くないじゃない?・・まぁいいわ。ユウコちゃんは体弱いものね
今日だけは許してあげる。でも今度から言うこと聞かないとお仕置きだからね」
「はい・・」
祐希は情けなく妹の茜に従うしかなかった。
「んじゃ、早速その服をぬいで、これを着て」
と言って祐希の目の前に出したのは、茜が中学校の時着ていた制服だった。
「これ・・着るの・・?」
「当たり前じゃん。ユウコちゃんは、可愛い私の”妹”なんだからね」
「こんなの、、僕恥ずかしいよ・・せ、せめてもう少しボーイフィッシュって言うのかな?
そういう服とかのほうがいいな」
さすがに、女子用の制服を見せられて恥ずかしくなったのか、ここにきて初めて
抵抗(といっても、だだをこねるような少女のようだが)した。
「はいはい。そんなダダこねちゃだめだよ〜。それに、ユウコちゃんは女の子
なんだから、”僕”じゃダメでしょ。そりゃまぁ、”僕”って言う子もしっているけど
ユウコちゃんは”私”って言わないとダメだよ。わかった?」
まるで、だだをこねる少女をあやすような口調で、祐希を叱る茜。しかし、祐希は
さすがに(そこまでしなくても・・)という気が大きくて、素直に「はい」と言えず
黙ってしまった。
127119:2008/04/18(金) 00:14:17 ID:dcOuAB4F
「・・・」
「あれぇ〜?ユウコちゃんはお返事もできない悪い子だったのかなぁ〜?じゃあ、もう一回聞くね
”わかったかな〜??”」
少し強めな口調で言う茜。さすがの祐希もこれ以上黙るとまずいと勘づいて、ようやく返事をした
「・・はい」
「声が小さいわね・・まぁいいわ。さっき今日は許すって言っちゃったからね。でもほんとに
今日だけだからね。」
「ね・・ねぇ・・」
「なによ?」
「さっきから、”今日だけ”とか言ってるけど・・もしかして、明日も妹でいないとダメなの?」
祐希は今日で、長く続いて大体寝るまでには飽きるだろうと思っていた。
「は?ばかねぇ〜今日も明日も・・まぁそのことはいいわ・・後でゆっくり・・ね?
ユ・ウ・コ・ちゃん♪」
茜はこの時点でははっきりと言わなかった。そのことが、祐希を余計不安にさせた。
しかし、祐希はまだ兄としての権限が残っていると思い、大丈夫だと自分に言い聞かせ
落ち着かせた。
(え?どういうことなの・・ま、まぁ大丈夫だよね・・茜は女の子なんだから、
僕がちょっと強く叱れば・・)
「さ、ちょっと脱線しちゃったけど、制服を着ましょうか。じゃあ、服も下着も全部脱いで」
「え、、ぜ、全部?下着もなの?」
「そ、だって女の子がトランクにTシャツなんて変でしょ。それとも何?まだ抵抗しようって
言うのかな?さ、脱いだ脱いだ」
(う・・恥ずかしい・・)
さすがに恥ずかしいのか、脱ぐのを羞じらいてしまう祐希。そんな様子を、茜はにやにやと見ていた。
(やっぱかわいい・・お兄ちゃんは絶対私の”妹”になってもらうからね・・)
「さ、やってんの?あ、わかった。ユウコちゃんは自分で脱げないんだね。じゃあ
お姉ちゃんが脱がしてあげましょうね〜」
茜の手が祐希の上着を掴む。そのとき祐希はビクッとして反射的に茜の手をどかそうと
茜の手を思いっきり叩いた。
「やめろ!」
「いたっ・・(本トは痛くないけど)」
「あ、ごめん・・大丈夫・・?」
さすがに、これには茜も怒ったようなのか、思いっきり祐希を睨みつけた。
「”今日の所は”って言ってあげたいようだけど・・さっきから何回も何回も・・さすがに
ユウコちゃんにはお仕置きが必要な用ね・・」
「あ、ごめん・・お姉ちゃん・・ゆるして・・」
「だ〜め!ほら、こっちにくる!」
128119:2008/04/18(金) 00:18:20 ID:dcOuAB4F
「うわっ・・!」
祐希の腕を引っ張る茜。男なのになよなよしているせいか、たいして力を入れていないのに
簡単に引き寄せられる。そして、ひざの上で腹這いにさせられる。
「ほら、こっちにお尻向けて!あ〜ズボンなんか要らないよね。」
というと、思いっきり引き下げられたせいか、一緒に下着も引き下がった。
「あら!パンツまでいっしょに脱がれちゃった。まぁ手間が省けていいか。」
「ひっ・・・ごめん・・ゆるして・・」
「だーめ!ふふ・・よかったわね、ユウコちゃん。私のお仕置きは、後輩にも”とっても良く
効く”って有名なのよ。これされた後輩が、ちゃ〜んと部活動に精を入れるって意味でね♪
ユウコちゃんにはとってもいい子になってほしいから特別に、”スペシャルバージョン”でやってあげる♪」
祐希の顔がどんどん青ざめていくのがわかる。
「や・・嫌・・お願い・・お願いだからやめて・・いい子になるから・・」
「あらぁ〜?さっきの”やめろ!”って言ってた威勢はどこにいったのかなぁ〜?」
「お願い・・やめて・・」
「だ〜め!ふふ、白いお尻・・じゃあ、いくよ〜」
茜が祐希のお尻を叩いた瞬間、パシーンという威勢の良い音とともに、祐希の断末魔の叫びが聞こえて
きた。
「ぎゃああああああ」
「良い声・・じゃあ2発め〜!」
「いやあああああ」
「3発め〜♪」
パシーン、パシーン・・と部屋には、まるでゲームをやるようにお仕置きを楽しんでいる
様子の茜の声と、祐希の断末魔の叫びが聞こえていた。
「4発め〜♪」
「ひっ・・ひっく・・」
「あら?泣いてるの?」
「もう・・ひっ・・やめてよぉ・・ひっく・・」
涙を貯めて茜を上目使いで見る祐希。その表情にはもう男らしさのかけらもなく、その代わりに
まるで本当にお仕置きされている少女のような顔だった。
「だらしない・・後輩だって止めてとは言ってくるけど泣いたことなんか無いわよ。まぁ
ユウコちゃんは可愛い妹だもん。しょうがないよね〜♪じゃあ4発め〜♪」
「いや・・ゆるして・・いやああ」
パシーン・・そして、祐希には永遠に続くと思われた拷問も10発目にしてようやく終わった。
お仕置きが終わった後では、祐希のお尻は真っ赤になっていた」
129119:2008/04/18(金) 01:49:01 ID:9Ff/blcP
×脱がれちゃった
○脱げちゃった
でしたorz
130名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 11:43:36 ID:BBuSTxLr
普通の兄弟モノは嫌いだけど、コレはいい
131名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:30:49 ID:osvnEPhT
逆転姉妹GJGJGJ!

パンツオナニーもお尻ペンペンも萌えますが、見つかった時の「ち、ちがうんだよ」ってしどもど具合が特にたまらんハァハァ
132黒猫彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/18(金) 22:31:42 ID:osvnEPhT
(1/4・>>109の続き)

「っん…………ぁ……ひゃっ!?」
 案の定腹に付かんばかりにそそり立ったモノを握らされ、自分の持ち物なのに彼は裏返
った声をあげた。
「こんなかぁわゆいのに、お股はギンギンなんだよねぇ〜?ヒトは…ってか、猫は見かけ
によらないなあ」
「…う………」
 掴んだ指越しにぬめるペニスをいじってやれば、屈辱に唇を噛んでいるのかくぐもった
うめきを漏らす須藤。尻尾の重みでずり落ちたショーツを膝に引っかけへっぴり腰で俯く
姿は、こいつに好意や信望を寄せる後輩だとか女子なんかにゃとても見せられない。
「ほらほら、好きにシコって良いんだよう〜?」
 黒髪の隙間から覗く白いうなじに息を吹きかけ、情けない格好の相手をからかってやる。
自分のフル勃起ペニスを握らされた猫耳優等生は、その美尻を俺が撫で掴む度に首の鈴を
チリチリ鳴らして抵抗を続けていた。まあ抵抗とはいっても、命令に従わないくらいしか
できないんだけど。
「うん?一人じゃ上手にできないって?」
「やっ…やだあっ、やめてっ!」
 構わず左手で奴の手の上から竿を掴み、指も根元も我慢汁でヌチョヌチョにしてやる。
キュッと緊張を走らせる尻たぶをもう片方の手で揉みしだいてやれば、そのつもりはない
だろうが身体を揺するのに合わせて俺の手のひらにペニスがヌルヌル擦れた。
「…『やだ』?嫌ってことは、今日は『もっと』ってことだよねぇ?だって、こんなにチ
ンコぐりぐりしてくるしね〜」
「ち、違……っひゃあ!……っん…」
 自分の先走りにべたつく手で脇腹を撫でられ、くすぐったさにか必死にかぶりを振る。
身じろぎでカチューシャがずれたため後頭部でぴょこんと立った猫耳が鼻っ先をかすめて
くるのが、それこそくすぐったい。
「うん?違うの?……なんかあるなら言ってみろよ」
 口でなんとかカチューシャを戻しながら聞いてみると、本日複数回の失敗で学習したら
しい優等生は三角耳をつけた賢い頭で考え考え答えてくれた。

133黒猫彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/18(金) 22:32:50 ID:osvnEPhT
(2/4)

「……あ…ぁ………その、さ…『触って』?」
 清く正しい須藤君は、心にもないことを口にするのには慣れてないようだ。
「…りょーかい。イヤっちゅーほどムニムニしてあげるっ」
「なんだよそれ!それじゃ…っん、く……っ」
 激怒する相手に自身の勃起ペニスをしっかり掴ませ、空いた手で引き締まった腹をなぞ
りあげる。抵抗するうちに外れた肩紐が、すんなりした二の腕に引っかかっていたのでそ
れを元通り直しかけ…支える乳房がなくずり落ちたブラへ手を伸ばした。
「ぅ…んん……っ……」
 フワフワの縁飾りで胸を揉む真似をしてから、露わになっていた乳首を探り当てる。
 指に絡んだ我慢汁をそこに塗りつけながら尻たぶを揉んでやれば、自分の手の内でグチ
ャグチャになったモノへの刺激もあいまってか大人しくなった。もはや立っているのも危
ういのか、がくがく震える膝をベッドに押し当ててどうにか俺の布団や部屋を汚さないよ
うにしている。
 解放されたいという気持ちを弄んだ挙句こんな恥辱プレイを強いられて、なんでこいつ
はこうやって勃てるんだろ。つくづく変態Mっ娘(男だけど)って分かんねーと、形の良い
ふくらはぎの半ばでクシャクシャになった黒ショーツを眺めながら思う。クラスの女子の
お誘いより自分が大好きなくせに、こうして猫耳付けて同級生の言いなりになっちゃうな
んて俺なら絶対耐えられねー…って、させる方なら大歓迎ですが。
「おっきなニャンちゃんは、顎よりこっち撫でられんのが好きみたいですねぇ〜?ほら、
くりくり、くりくり〜」
「ぅ…あ……へ、変態…っ!」
 その変態と同じモノおっ勃てといて、よく言うよ。
 喉元まで出かかったセリフを、乳首と臀部という野郎にゃもったいない性感帯への攻撃
に健気に堪えている奴に免じて飲み込んでやる。

134黒猫彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/18(金) 22:33:53 ID:osvnEPhT
(3/4)

 代わりにコリコリになった乳頭をキュッとつまみあげ、もどかしげに揺れる尻を揉みな
がら「イくまで続けるから」と上気した耳にささやくと、ようやく自ら手を動かし始めた
ようだ。
「……ん……っふ、はぁ……」
 薄い胸筋にそって指圧してやる度に、柔肉と呼ぶのもはばかられるピチピチした肌がピ
クン、とわななく。吸いつくような感触に夢中で尻たぶを掴みあげ胸と不規則に刺激して
やれば、覆いかぶさった前の方でクチクチとやらしい音がした。
「チンコ気持ち良い?なんか、すっげぇの」
「…や………ぁ、聞かな…でぇ…っ…」
「はいはい、めっちゃ聞こえてますよぅ〜」
 泣きそうな声での懇願を、熱くなった耳たぶを舐めることでスルーしてやる。指が乾い
たのでブラの飾りでベタベタ乳首をくすぐり、さんざん可愛がった小ぶりな尻をぎゅうっ
と掴みあげてやると、俺の胸に密着していた背がヒクヒクするのが分かった。
「あっぁ………だ、だめ、でちゃ…っ……!」
 「出ちゃう」と可愛く宣言してくれた通り、白い尻を震わせて黒猫優等生は射精。せっ
かくタオル敷いてたのに、どうせ大好きな亀頭責めでもしてたんだろう、掛け布団や奴の
身体にいくらか飛んじゃったみたいだ。あー、今日は毛布で寝ないと。
 洗濯機を回す心の準備はできたので、俺は絶頂の余韻に浸る相手の下半身から手を放す
と、汚れを拭うことなく黒ストラップのずり落ちた肩を掴んだ。
「え?ぁ、あ……ひぁっ!?」
 イったばかりで脱力した痩躯は、十センチくらいしか背の変わらない俺でも簡単にベッ
ドの上に引き上げられた。悲鳴をあげる相手に構わず、そのまま仰向けに転がしてやる。
ちょっとぞんざいだが、こいつは今は「ネコちゃん」であって女ではないからまあ良いだ
ろ。

135黒猫彼女(終) ◆CpBvBAxqv. :2008/04/18(金) 22:36:16 ID:osvnEPhT
(4/4)

「…やっ、やだっ離し……って!」
 両の足首掴まれてまんぐり返しというか、ちんぐり返し状態にされて須藤は鈴を鳴らしながら暴れる。それに乗じて長い足から黒ショーツを引き抜くのだが……うん、細い顎の下から見てもつくづくきれいなお顔だ。
「はぁい、キレイにしてあげまちゅからねぇ〜?」
 全裸なのではなく、ブラや手足といった感じで部分的に隠れているのがやたらめったらエロい。白い肌に衣装の黒というコントラストが淫靡さに拍車をかけている。
 前のガーターも外れたのか、ストッキングが片足だけずり落ちてるけど、それがまたアシメな感じで良い。半透けのナイロン生地が肌を隠しきれてなかったり、重なって隠しちゃってたり。まあぶっちゃけ、超やらしい。
「ケツばっか楽しんじゃったけど、前もかなりイイ感じじゃん」
「ひゃ……っふ、ぅ…っ…」
 言葉通り、下半身丸出しの黒ブラ猫耳っ子を思いっきり観賞しつつ、奴自身の精液で汚
れた腹や股間をきれいにしてやる。
 そのままペニスも尻尾付きのショーツで丁寧に拭ってやると、その刺激でまた起き上が
ってきた。
「あれー?また勃ってね?」
「やだ、ぁ……っ!」
 あまりの恥ずかしさに耐えきれず、ついに汚れているにもかかわらず両手で顔を覆ってしまった。
女子にキャアキャア言わせてるその面が精液と唾液でベタベタになってるのを想像し、非常に興奮する。桃尻ぶっかけと顔射、どっちがハードル低いかな…って、なんかヤバい階段上っちゃってたりする?
「猫ちゃん、自分のミルクはおいちかったですかぁ?」
 仰向けになって、俺にはしたない下半身(というか、この状況ではしたなくないのってどこ?)をさらした状態で、須藤は顔を隠したままスンと鼻を鳴らした。
「ほら、返事は?」
「…はぃ……」
「こら、猫がしゃべるわけないだろ」
 屈辱に声を震わせつつ答えるが、俺のしつけは甘くない。
「だ、だってさっきはしゃべらせたじゃ…」
「あーあーやだなぁ水差すなよ」
 心底うんざりした声を出すと、奴は反論すらできない。
 顔を隠しつつも飼い主の機嫌をうかがう可愛い猫に、優しく俺は尋ねてやった。
「じゃあもう一度な…ニャンちゃんはエッチが大好きでちゅか〜?」
 四月馬鹿全開というか、ここまでくると四月が怒るだろうか。
「ほら、返事は?」
「ぅ………にゃー…っ」
 しゃくりあげた拍子に、首の鈴がまたチリンと鳴った。

 (おしまい)

136黒猫彼女の中の人 ◆CpBvBAxqv. :2008/04/18(金) 22:38:48 ID:osvnEPhT
(本文なしです)

前々スレでいただいた「女装っ子で尻ズリ」レスが妄想元です。
遅くなった上尻ズリ自体はしてませんが、あの時の人ありがとう!

あと(4/4)投下分、所々改行忘れてました、すんません。

今度はちゃんと服を着せたいと思います。読んでくださりありがとうございました。

137名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:58:26 ID:h4BMhUJh
黒猫たん、GJでした

いやー、猫耳尻尾はいいものだと再確認したよ
実にいいね、うん
138名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 23:07:33 ID:SBs36Z94
GJ!
139abc:2008/04/18(金) 23:11:55 ID:m8txIJJR
逆転姉妹、今夜も12時過ぎ、期待してます。
長文で読みたいです。
140名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 23:32:54 ID:IS7jWdBZ
ちとヤボ用で2〜3日来れなかった間に新たな神降臨!
中の人もGJ!でした
141119:2008/04/19(土) 00:01:05 ID:dcOuAB4F
ただいま執筆中です・・少々おまちを・・
というか、女装するまでのくだりがちょっと長くなってきた・・orz

>>131
中の人さんありがとうございます!
まさか、コメントをもらえるなんて光栄です・・
そういえば、これタイトルなかったですね。じゃあ、逆転姉妹ってのを
そのまま使わせてもらいますw

>>139
読んでいただき&期待していただきありがとうございます!
でも、あんまり期待しないほうが、後でがっくり来ないかも・・
142逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 01:02:26 ID:xfqvDEZB
>>128からの続き

「ひっ・・ひっく・・・」
"元"妹の茜から屈辱的なお仕置きを受けてか、"元"兄はまるで少女のように下半身を丸出しの
まま、お尻をぺたんと床にくっつけた、いわゆる少女座りで泣いていた。
「ほ〜ら。いつまでもなかないの。それにそんなカッコじゃ風邪引いちゃうよ?」
その言葉に、改めてわれに返った祐樹は上着をギュッと引き下げて、顔を真っ赤にして
ペニスを隠した。
「ひっ・・うっ、うわ・・!見ないでよ・・」
「ふふ・・もう見ちゃったよ〜。ユウコちゃんの可愛いお・ち・ん・ち・ん♪・・ん?でもユウコ
ちゃんは女の子だから、クリちゃんかな?」
その言葉に顔を真っ赤にして祐樹は黙りこくってしまった。
「・・・」
「これでわかったでしょ?お姉ちゃんに、あんまり駄々こねると、こういうきつ〜いお仕置きが
まってるんだからね。お姉ちゃんも、あんまり可愛いユウコちゃんにこんなことしたくないんだから
あんまり駄々こねないようにね。」
「・・・」
「返事は!?」
「あ、、は、はい!」
さっきのお仕置きがよほど聞いたのか、祐樹は先ほどと比べ物にならない大きな声で返事をした。
「うん。さっきよりかは声が大きくなったけど、今度からはすぐに返事するようにね。じゃあ、
さっそく、これ着てみようか」
「は、はい・・」
祐樹は顔を赤らめながら返事をした。
「あら、恥ずかしいのかな?でも大丈夫よ。お姉ちゃんが、ちゃ〜んと可愛く着させてあげるからね」
「え、、いいよ・・僕、、いや私自分で着るから・・お姉ちゃんはその間部屋に行ってて・・」
祐樹はさすがに恥ずかしいのか、自分で着替えることを強く希望した。しかし、茜がそんなことを許す
わけなかった。
「だ〜め。ユウコちゃんは今日初めて女の子になったんだから。それとも、女の子になったのは今日だけ
じゃないのかな〜??あ、そうかもね。私のパンツでオナニーするほど"変態さん"だもんね〜♪」
「う・・ち、ちがうよ・・・」
「じゃあ、私が着替えさせてあげるから。ちんとしているのよ。」
茜はまるで中学生というより、小学生をあやすような口調で祐樹に言った。
(恥ずかしい・・早く飽きてくれないかな・・それとももしかして、これからずっとこうなの・・?)
祐樹はいまだに終わらない妹ゴッコに少し不安を持ち始めていた。
143逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 01:03:33 ID:xfqvDEZB
「それじゃあ、まずはパンティからだね。ほら、祐樹ちゃんにぴったりな純白のパンツだよ。
それじゃあ、まず右足から上げて〜」
「・・パンツぐらい自分ではくよぉ・・」
「ん?なんかいった?」
そう茜が言うと、祐樹は素直に右足を上げた。
「そうそう、できるじゃない〜エライエライ。じゃあ今度は左足ね〜・・そうそう。そんでもって・・
よいしょっと!」
茜は祐樹の足に下着を通すと、思いっきり下着を上に引き上げた。そして、そこには女物の下着を
きた祐樹の姿があった。
(うぅ・・恥ずかしい・・)
「似合ってるにあってる!サイズもぴったりだし・・毛も薄いし。あんまり目立たないね(笑)」
(っ〜〜〜)
祐樹が一番気にしていることを言われて、祐樹は口をかみ締めて顔を下に向けた。
そんな表情を見て茜は、心の中でニヤニヤが止まらなかった。
「じゃあ、次は上着脱いで〜。はい、バンザーイして。」
もう祐樹には抵抗する余力など残っておらず、素直にバンザイをした。
「そうそう。素直な子は私の好み♪」
といって、茜は一気に上着を脱がした。上着だけを脱がすつもりが、またもや下に着ていたTシャツま
でも、いっしょに脱げてしまった。
「ふふ・・可愛い乳首ちゃん♪ちょっと触ってみようかなぁ〜」
「や・・やめてよ・・」 
「ふふ、冗談よ冗談」
といいながら、茜の目は明らかに冗談で言っているような感じではなかった。
「じゃあ、ユウコちゃんには、何がいいかな?う〜ん・・まだキャミソールでいいよね。胸もないし
でも、スポーツブラくらいは着といたほうがいいかな?ユウコちゃんはどっちがいい?」
「え・・どっちでもいいよ・・」
そのとき茜の表情が少し強張った。
「・・良く聞こえなかったけど、もう一度聞くね♪キャミソールとスポーツブラ、どっちがいい?」
少し強めな口調に感づいた祐樹がびくっとして答える。
「あ、、じゃあ・・その・・キャミソールってのでお願い・・」
「誰にお願いしているの?」
「うぅ・・・お願い・・お姉ちゃん・・」
「ふふ、ユウコちゃんはキャミソールがいいんだ♪じゃあ、ユウコちゃんのリクエスト通り、
キャミソールを着させてあげる。」
といって、水玉模様が入った、いかにも少女が着そうなキャミソールを着させた。
「これも似合う〜。ユウコちゃん可愛いから何でも似合うね。」
可愛いといわれても全くうれしくない祐樹だった。
(うぅ・・恥ずかしいよ・・)
「ユウコちゃん。可愛いってほめられてるんだよ?ほめられたら、なんていうんだっけ?」
「・・あ、ありがとう」
蚊が鳴くような細い声でお礼を言う祐樹。
「あれ?季節はずれの蚊かな?聞こえないな〜?」
「ありがとう・・お姉ちゃん」
今度は多少大きくはなったが、やはりまだ小さかった。
「う〜ん・・まぁいいや、今度からはもっと元気な声おねえちゃん聞きたいなぁ〜」
「はい・・」(恥ずかしい・・)
144逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 01:04:08 ID:xfqvDEZB
「じゃあ今度はスカートね・・よいしょっ・・と、や〜可愛い。本トに何でも似合うんだから♪」
「あ、ありがとう・・お姉ちゃん・・」
「どういたしまして♪じゃあ、これで最後ね。うわ何かどきどきしてきた。じゃあ着せちゃうわよ〜♪」
といって、制服の上着を着せる茜。
「よいしょっ・・と。できた〜!あ〜本トに可愛い妹になっちゃったね♪ちょっと上着が大きかったかな?
でも、そのちょこっと出ている指先が、かわいい〜♪」
(え・・どんなかっこなんだろ・・ちょっと気になる・・)
最初は恥ずかしいとしか思っていなかった祐樹だが、だんだんと自分が女装したところが気になってきた。
「じゃあ、祐樹ちゃんも気になるだろうから、私の部屋から体全体が写る鏡、持ってきてあげる。
ちょっとまっててね。」
といって、茜は部屋に戻っていった。
(どんなカッコになってるんだろ・・茜は可愛い可愛いって言ってたけど、あんなのお世辞だよね・・
そもそも、僕は男なんだ・・可愛いわけないじゃないか・・)
と自分は男なんだ、と何回も何回も言い聞かせた。それによって、茜にぼろぼろにされた、
祐樹の男としてのプライドが何とか保っていた。
そう言い聞かせながら、まっていると茜が部屋から大きな鏡を持って戻ってきた。
「おまた・・せっと。これ結構重いんだよ。私なら大丈夫だけど、ユウコちゃんの可愛くて細い腕じゃ
ポキっといっちゃうかもね」
「ば・・馬鹿にしないでよ。ぼ・・私だって持てるんだから・・」
茜はまんまと挑発にのった祐樹をさらにからかった。
「ふぅん・・じゃあ持ってみなよ。」
と言い、祐樹に鏡を持たせた。
(僕は男なんだぞ・・馬鹿にするな)
と心の中では半ば怒りつつ、鏡を持とうと手をかけて思いっきり上に上げようとした
「よいっ・・しょ・・!・・・うっ・・ぐっ・・はぁはぁ・・」
しかし、普段は運動は殆どせず体育も苦手な上、部活も文芸部というどちらかというと女の子が好みそうな
部活に入っている祐樹には、とうていもてるものではなかった。
「はいはいそこまで。ごめんね、ユウコちゃん。お姉ちゃん、ユウコちゃんがとっても力持ち
だってわかったから、そこで終わりにしようね。そうじゃないと、ユウコちゃんのかわいいお手手が
真っ赤になっちゃうよ。」
と茜が、祐樹を慰めた。これにより、さっきまで言い聞かせていた祐樹の中の男としてのプライドが
また引き裂かれていった。
(うっ・・なんで・・なんでなの・・)
そして、プライドがずたずたに引き裂かれた祐樹からは次第に涙が出てきた。
「うっ・・うぅ・・ひっ・・」
「あらあら・・ちょっとお姉ちゃんいじめすぎちゃったカナ?反省反省。ごめんね。お姉ちゃんちょっと
意地悪だったよね。ごめんごめん。じゃあ、鏡で可愛く変身したユウコちゃんいっしょに見てみようか」
とやさしく謝る茜を見て、祐樹はほんの少しだが、茜に依存するようになった。
(こんなやさしくしてくれるのに・・僕はなに考えてんだ・・ごめんね茜・・)
そして、祐樹よりも背が高い茜の肩に抱かれながら、祐樹は鏡の中に写っている自分の姿を見た。
「え・・これが・・僕なの・・?」-----
「そうよ〜これが、ユウコちゃんよ。もう、祐樹なんて子はいないのよ。」
「あ、そうそう、さっき言ってたことだけどね、もちろんユウコちゃんが妹でいられるのは今日だけじゃ
ないから安心してね。これからずぅ〜っと、ユウコちゃんは私の可愛い妹でいられるのよ♪あ、でも
もちろん、お母さんやお父さんの前とかはちょっとまずいからね。その時ばかりは"表面上だけ"ユウコ
ちゃんがお兄ちゃん役をしてもらうからね♪どう?うれしい?」
そう聞いて祐樹は愕然とした。
(そんな・・これからずっとだなんて・・)
「あらあら、うれしくって言葉もでないってやつ?まぁ、嬉しくなくても、さっき言ったことは
守ってもらわないとね〜。さもないと・・・」
「う、うれしいよ・・!わ、私、お姉ちゃんの妹になれて嬉しいよ!」
茜が自分の痴態を言いそうなのを、よほど聞きたくないのか、茜が喜んでくれそうなことを
元気良く(どちらかといえば必死に)言った。
「うんうん。そうだよね〜。私も嬉しいよ。こ〜んな可愛い妹ができて。今すぐにでも自慢したいぐらい
だもん♪・・・でも、妹にはない点が一つだけあるよねぇ〜・・」
といいながら、茜は祐樹の肩にかけていた手を、だんだんと下のほう下のほうへとやった。
そして、茜の手が祐樹のパンツに手をかけた
145逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 01:04:50 ID:xfqvDEZB
今日のところはここまでです。
続きはまた今度・・
146名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:54:50 ID:z9cwb9Ft
GJ!いいね!いいね!
147名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:21:40 ID:nkOq9GVD
 GJ! 激しく続きwktk
 忘れている人が多いみたいでちょっと哀しいですが、
 男女装女男 三話(前編)を落とします。
 執筆速度遅くてスマソ
148男女装女男:2008/04/19(土) 19:22:47 ID:nkOq9GVD
裸エプロンではないけれど
 両親と妹が出かける日、僕は梓を自分の家に招待した。約束の時間は1時。到着
予定時刻は11時30分。
 いつも通り、6時30分に目が覚めた。薄暗い白色じみた天井が、僕の意識を目
覚めさせる。30秒ほどそうして、身体を起こした。
 リモコンで、蛍光灯を点ける。肌色の柔らかい光が部屋を照らした。
 僕の部屋は、机にベッドに衣装箪笥と言う自分で言うのも何だけど、質素な部屋
だった。けど、ここ2週間辺りで、何故かクローゼットが増えているのは気のせい
じゃない。
 寂が(いつの間にか)運び込んできたのだけれど、両親は気付いてないみたいで
ちょっと心配になる。中身は苺柄のシャツとチェック模様のジャンパースカートだ。
あと下着とかパッドとか。
 梓が喜んでくれるのは僕としても嬉しいけれど、ちょっと複雑な気分でもあった
りする。別に女装趣味なんて無いので変な勘違いをされては困るのだ。これじゃあ
友達はもう部屋に呼べないじゃないか。
 後悔ばかりしても仕方が無いので、腰を上げて、部屋から出る。ばったりと、隣
から寂が出てきた。
「お兄ちゃん、おはよー」
 まだ眠いのか、寝ぼけて目をこすっている。フリルひらひらのネグリジェももう
何回も見て慣れてしまった。
「おはよう寂。顔洗ってこれば?」
「うん、そうするー」
 ぽや〜、とした足取りで階段を下りていく。続いて僕も階段を下りて、その足で
台所へ向かって、テーブルの椅子に座る。台所に隣接したフローリングの部屋が僕
たち家族の食堂になっている。
「ちょっと待ってね」
「うん」
 台所でに居る母さんが声を掛けてきた。ジャー、と水道の音がここまで聞こえて
くる。時々冷蔵庫を開け閉めする音や、包丁の音とか、色んな音が聞こえてくる。
 ほどなくして、朝食が運ばれてきた。
 小学生辺りの時、友達に朝食の献立を言ってみたら、多すぎだろお前の家。と言
う驚愕の声が聞こえてきたほど、その献立の種類は多い――らしい。これが普通な
ので良くは知らない。今日梓に聞いてみることにしよう。うん。
「おはよーっ」
 さっきより幾分かハイテンションになった寂の挨拶が台所とここに響く。
「どうしたの、こんな早くに」
「今日は映画見に行くから」
 長い髪の毛をポニーテールに束ねながら、寂も席に着いた。別にかけてる訳じゃ
ないから。
 父さんはもうでているので、3人で頂きます、を輪唱して、朝食を食べ始めた。

 ※
149男女装女男:2008/04/19(土) 19:23:40 ID:nkOq9GVD
「行ってくるわね」
「じゃあねーお兄ちゃん」
 母さんと寂が、一緒に家から出発するのを見送りに、玄関まで来た。とん、とん、
と靴を履く軽やかな音がする。
「あ、お兄ちゃん」
「何?」
「プレゼント、かけておいたから」
 何が、と聞く暇もなく、2人は出かけてしまった。玄関に居ても仕方ないので、
自室に戻る。
 蛍光灯が点きっぱなしの部屋は、余計に無機質な感じがした。暖色と矛盾する部
屋の空気に、少し哀しくなる。そんな部屋を見回して、寂の言ったことを思い出し
た。
 慌ててクローゼットに近寄り、中を見る。
 ……服の種類が、余りにも増えすぎていた。妹が着ているようなネグリジェから、
メイド服のようなもの、チャイナドレスまである。
 梓と会うために、苺柄のシャツを探して――――ない。ない。梓に買ってもらっ
た大事な服が無い。どうして、さっきはちゃんと在ったのに。もしかして寂の部屋
に……
 寂の部屋に押し入ろうとしたけど、ベッドの上にこれみよがしと置かれているネ
グリジェ(今日のパジャマだった奴だ)とか。寂臭がたっぷりしそうなブラジャー
とか下着がやっぱりこれみよがしに吊されているのを見て断念する。
 とても……とても(心が)痛いです。僕、泣いてしまいそうで――泣いて、いい
ですか。
 とは思うものの、既に半泣き。しょうがない。梓には申し訳ないけど普通の服で
行こう……と自室の衣装箪笥を見ると、肝心の引き出しが全部抜かれていた。あり
えん(泣)
 パジャマで外を歩くとよからぬ噂が立つこと間違いなし。……諦めよう。
 クローゼットの中から、1番まともそうな服を選定する。一般常識と照らし合わ
せて考えてみても――男が着るのはおかしいけれど、まともな服だ。
 下着も一緒に取り出す。本当に、帰ってきたら寂を叱らないと。

 ×
150男女装女男:2008/04/19(土) 19:24:46 ID:nkOq9GVD
「で、セーラー服?」
「うん……」
 駅前の人混みの中で、ごめん、と言う言葉と共に簡単にかいつまんで説明した。
僕が今身に纏っているのは襟と裾が青でそれ以外が純白のセーラー服だ。
 休日にこれはどうなのだろう、と思ったものの、背に腹は代えられなかった。梓
は怒ることもなく、むしろ狂喜的な視線を向けてくる。周りの人もちょくちょく見
てきて、嬉しいけど哀しい、凄く微妙だ。
「何それ? 梓」
「秘密」
 梓が持っていたのは、どっかのデパートの紙袋。はいあいらんどしょっぷとか何
とか。のぞき込もうとすると、梓は軽快に振り回して、見せまいとする。
 諦めよう。
「それにしても、暑くなってきたね」
「ツグ大丈夫か。結構涼しいぞ?」
「え そう?」
 例えるのなら、ぬるま湯に浸かっているような微妙な暑さだったけれど、変に蒸
し暑い気がしたので言ってみると何故か今日は涼しいらしい。
「熱でも……あー」
「何だ……何よ」
 自分の言葉遣いが元のままであることに非常に感謝。僕はまだ男です。それより
も、梓に心辺りがあるらしい。
「もしかして見られて興奮してるのか」
「な……っ! ば、馬鹿言うなっ!!」
 思わず男言葉で叫んでしまった。それに気付いて、周りを見てみると、びっくり
したのか通行人がこちらを見ている。
「次美はもうちょっとおしとやかになった方が良いぞ」
 周りに言い聞かせるように、少し大きめの声で梓は言ってきた。一緒に、右指で
僕の髪を弄び始めながら。それで、周りの人々は納得したらしく、それぞれの道へ
と戻っていった。
「あ……」
「ほら、見られたいんだろ」
「そんな訳ない……っ」
 確かに視線を逸らされる時にちょっと寂しくなった気もするけど、そんな人に見
られて興奮するような変態では僕は決してない。……多分。
「しょうがないな、行こうか」
 手を伸ばしてきたので、その手を手で掴む。少しの間そうしていて、
「案内してくれよ」
「あ……ごめん」
 リードされるのに慣れきっている自分がちょっと憎い。彼氏なのに情けないと心
底思った。
「ちょっとツグ、キツイってっ」
「うるさいっ」
 せめて、こんな時くらいは強引にリードしてやろう。家に着いたときに、凄く態
度が女っぽかった、と梓に言われたのは、また別の話。

 ※
151男女装女男:2008/04/19(土) 19:25:08 ID:nkOq9GVD
「お邪魔、します……」
「誰も居ないよ」
「分ってるけどさぁ」
 おずおずとした様子で梓が家に入ってくる。きょろきょろと、狭い入り口で、靴
も脱がずに家の中を見ようと必死になっている。
「上がれば?」
「あ、ああ。そうする」
 スニーカーを脱いで框を踏むと、梓は別人の様に活発的になった。リビングやら、
1階の色んな部屋を見て、ブラウン管だ懐かしいー、なんて言っている。悪かった
な時代遅れで。しかも勝手に電源入れて、リモコン弄ってるし。
「梓、何やってるのさ」
「いいじゃんいいじゃん。ほら、俺ここに来るかもしれないしさ」
 家の規模的に考えて将来は婿入りになりそうなんですが。そう言おうとしたけれ
ど、梓が余りにも子供じみていたので、仕方なく隣に座る。うちのテレビの間は一
戸建てのくせに畳部屋で、テレビは転がったり、冬になると出すこたつに入って見
るのが常だ。何故かリビングは食堂にも、テレビの間にも使われず、荷物置き場に
なっている。
 テレビのチャンネルは芸能番組で、時折自分達の笑い声とテレビからの五月蠅い
笑い声が部屋に響いた。
「ツグ、お腹減った」
「冷蔵庫に冷凍あるからレンジでチンしてよ」
「ここは奥さんが旦那の為に作るべきだろ」
「なら梓が作……りなさいよ」
「どう考えてもツグだろ」
 自分もお腹が減っていたので、梓と一緒に何か食べようとは思ったけど、これで
は退くに退けない。女だと思われている所特に。
「何でだよっ奥さんになるのは梓だろっ」
「俺にそんな役つとまると思ってるのかっ?」
「僕よりかはつとまると思うよっ」
 果てしない言い合いを何回も繰り返して、2人の息が切れて来たところで一時休
戦となった。テレビを見ると、テレビの中でも口論していたらしい。
「分ったツグ。ジャンケンで決めよう」
 論点がずれ始めている気がする。でも、平等感が少ししたので
「乗った……わ」
 乗った。2人して立ち上がり、右手を引っ込める。些細な事でこんなになる僕た
ちって、子どもの気がしなくもない。
「「最初はグーッ!」」
 握り拳を、確かめる様に見せ合う。それから、僕は梓の視線を。梓は僕の視線を
見て、拳を引っ込める。
「「ジャン、ケン……」」
 一瞬。
 時間が止まった気がした。視線は合わせたまま。止まった一瞬で相手の手の内を
予測する。
「「ポンッ!」」
 僕の選択はパー。ぐぉっ、と自分の後ろから手を振り抜く。梓の手は……
「俺の勝ちだな」
 ……チョキ。負けた。惨敗だ。
「ちょっと待ってろツグ」
「え?」
「奥さんは旦那の言う事を聞くもんだぞ」
 うわぁなんてそれ男女差別。あれ、おかしくないか? ……止めよう。このまま
考えていたら間違いなく泥沼行きだ。
 と言うわけで番組の続きを見ること10分。帰ってきた梓の手にあったのは、僕
のクローゼットに収められていた筈のエプロンだった。
 ほら、着て着て、なんて言うあずさくんのご挑発。耐えられず僕は声を出す。
「冷食にしてよ……っ」
「断る」
152男女装女男:2008/04/19(土) 19:26:22 ID:nkOq9GVD
 因みに冷食はそのまんまの意味では無く冷凍食品の意である。愉快痛快を想像し
て口の端を吊り上げる梓。反比例する僕のやる気。
 ジャンケンで負けたら俺が料理作ってたんだぞ。と梓は言うが、信用に足りない
のは恋人としてどうかと思う。上手いこと出し抜かれそうな匂いがぷんぷんする。
「あ、セーラー汚しちゃ駄目だろ。買ってきた服あるから」
 かのはいあいらんどしょっぷ紙袋から取り出してきたのは、女物の、だけれども
セーラー服よりかはましそうな服だった。ちょっと助かった。
 落ち着いた感じのする、肌色のカーディガンと紺色のスカート。確か寂が落ち着
いた感じの方が僕に似合う、って言っていたっけ。本当にこの世の中は、どれが助
けになるのか全く分らない。代わりに、シャツには少しながらフリルで味付けされ
ていて、良家のお嬢様みたいな雰囲気がある。てか目の前の人物がそうだったっけ。
 これなら良いかな。いや、まぁ、変なところで譲歩している自分が哀しくなる。
そしてセーラー服に手を掛けたというのににこにこ眺めている観客が1人。
「――でてけっ!」
 結局最後までにこにこしながら、梓は部屋から退場した。訂正しよう。血統は証
明付きの物だけど、精神は証明をビリビリに破る獣だ。
 そそくさと着替える。着けにくいブラジャーなんかはもともと着けていたので、
実に簡単に着替えは終了した。カーディガンも一応羽織る。
「いいか?」
「――、うん」
 梓の問いかけが凄くタイミング良すぎたので、不安に駆られるが、どちらにして
ももう終わっていると諦めた。
 擦り音と共に、部屋に踏み込んできた。
「映えるぞ、映えるぞツグミちゃん〜♪」
「うるさいっ」
 同じことの繰り返しのような気がしないでもない。いい加減このワンパターンか
ら抜け出さないと。
 テレビを消して、台所へ向かう。テレビを見てて欲しいのだが、そんな念願はど
うやら叶わないらしい。テーブルの椅子に座って、子どもみたいに
「りょうりまだー? あずおなかすいたー」
 今から作る。
 冷蔵庫の中を覗いて、何を作るべきかと思案する。が、中に有るのは真っ白な空
白。生き残った一割にあるのは、新鮮さまぶしい緑黄色野菜のみ。
 サラダにしよう。そこらへんに転がっている漫画みたいな短絡思考だけど、そん
なモノで、十分だろう。
 水で野菜を濡らし、さくさくと包丁で切っていく。このごろご無沙汰だったけど
鈍っていなくてほっとする。
 そんな訳でのんびりと野菜を切っていると、腰に手を回された。
「梓……」
「できたか?」
「まだ。もうちょっと待ってよ」
「駄目だ」
 ……もぅ。包丁をまな板に置いて、振り向く。梓はあっけにとられたようにこち
らを見る。
 その唇を、僕は何の前触れもなく、奪った。
 ディープキスではなく、擦るような、短いモノ。
 閉じた目を開くと、梓の驚きは更に大きくなっていた。そんなに驚かなくても良
いのに。
「……どうせ。私を食べるっていうんでしょ」
 意地悪く微笑んでやる。梓は一拍後正気を取り戻して、
「よく分ってるな。ツグ」
 2人して、吹き出した。
153名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:27:03 ID:nkOq9GVD
 以上。後半はエロパロ板に相応しくエロになる予定。
154名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:40:45 ID:SfdjMe3o
おぉ…凄い嬉しい週末だ

>>144
なんて生殺し…だがそれもGJGJだ!
続き楽しみにしてます

>>152
エプロン!エプロン!
ツグたんはもちろんのこと、梓のおかげで男装っ娘(それも俺っ娘)の良さを知りました
また読めるなんてウレシス
155逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 21:51:36 ID:xfqvDEZB
>>147
GJ!男装×女装・・・いいですなぁ〜
続きまってます!

>>154
読んでいただきありがとうございます!
とりあえず、続きが書けたので次のレス以降、投下させていただきますね
156逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 21:52:16 ID:xfqvDEZB
「え・・いやっ・・やめて・・やめてお姉ちゃん・・!」
「ふふ……こ・こ・は・女の子にはないはずよねぇ〜♪」
といって、茜は祐樹のペニスを下着越しに擦った
「いや・・いやだったら・・」
祐樹のペニスは、祐樹の意思と正反対にどんどんと熱を帯びていった。
「あらあら〜、こんなに大きくなっちゃって♪ふふ、どんどん擦っていけば、ユウコちゃんの
身長こえちゃうかもね♪」
そして、下着から頭をだしたペニスを茜が握り、そのまま男子がオナニーをするように擦っていく。
「あ、あ、やめ・・やめて・・・」
「ほらほら・・鏡の中の可愛い女子中学生が、意地悪なおねえちゃんに悪戯されちゃってるよぉ?
たすけなくっちゃ〜」
などと、茜はユウコの赤くなっていく表情を見ながら楽しんでいた。
「あ〜もうパンツいらないよね。とっちゃえ!」
といい、茜はユウコの下着を力任せに引き降ろす。
「ひっ・・だめ・・」
「ん〜?なんでだめなの〜?あ、ユウコちゃんおオキニだったのかなぁ〜??」
「いや、そうじゃなくて・・あっ・・だめぇ・・・」
祐樹が抵抗する間も、茜は祐樹のペニスを扱くスピードを早めていった。
これにより、祐樹のペニスに限界が近づいてきた
「あ・・・もう・・だめぇ・・あぁぁぁ・・」
祐樹が行きそうになった瞬間を見計らって、茜はユウコのペニスを扱くのを中断した。
「ぁ・・ぇ・・・なんで・・・」
息を荒くして、恨めしそうに茜の顔を見上げる祐樹。
「なんでって、あんなに止めて欲しいって言うんなら、やめるしかないでしょ。私も、
もう飽きてきちゃったしね。」
「そ・・そんな・・」
祐樹のペニスは、まだ何かを求めているようにピンとボッキしたままだ。
(あぁ・・どうしよう・・イきたいよ・・・)
もう祐樹は我慢ができなかった。もう、祐樹は射精したい気持ちでいっぱいで、すでに
理性など吹き飛んでいた。
「あ・・あの・・おねえちゃん・・お願い・・続けてくれない・・かな?」
「う〜ん・・続けてあげてもいいけど・・そんな頼み方じゃねぇ・・・」
「じゃ、じゃあどんな頼み方ならいいの・・?」
「う〜んとね、"私はいやらしい女の子です。今もいやらしいことばっかり考えている変態さんです。
どうかお姉ちゃんのやわらかい手で私のいやらしいおちんちんを扱いてください"っていったら、
続けてあげてもいいかなぁ・・?」
と、あからさまに自分から、変態だといわせようとする茜。でも祐樹にはもう選択権がないほど
快楽の波がそこまで押し寄せていた。
(そんなこと・・・でも・・もう・・)
157逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 21:54:47 ID:xfqvDEZB
「ゎ・・わ・・ゎたしは・・・ぅう・・いえないよぉ・・ねぇ?絶対に言わなきゃだめ・・?」
「だーめ。別に私はいいのよ。それにおねえちゃんもう眠くなってきちゃった。もう寝ちゃおうかな?」
といって、自分の部屋に戻る素振りを見せる茜。祐樹の痴態がばれてからもう3時間が経ち、時刻は23時を指していた。
「あ・・だめ!お願い・・行かないで・・いうよ・・言うから」
「ふふ・・ちょっとからかっただけだよ。じゃあ、言ってみようか?ユウコちゃん忘れているかもしれ
ないから、もう一回言ってあげる。お願いする時は、"私はいやらしい女の子です。今もいやらしいこと
ばっかり考えている変態さんです。どうかお姉ちゃんのやわらかい手で私のいやらしいおちんちんを扱いてください"
ってお願いするのよ。」
さっき言ったばっかりなのに忘れているはずもないことは、茜は十分知っていた。しかし、このお願い
を強調することによって、祐樹自身を辱めるためにわざわざ言ったのだ。
「うぅ・・ゎ・・ゎたし・・は・・い、、いやらしい女の子です・・ぃまも・・い、いやらしいことを・・
ばっかり考えている・・へ、変態さんです・・どうか・・おねえちゃんの柔らかい手で・・わたしの・・
ぃ、、いやらしい・・おちんちんを・・扱いて・・くださいぃ・・!」
蚊が鳴いているような声で、何とか言う祐樹。そんな声でお願いする祐樹を茜は許すわけなかった。
「ん?なんか、蚊のような音が聞こえたけど・・祐樹ちゃん大丈夫?刺されてない?」
その言葉は祐樹には、(もっと大きな声出せ)といっているようにしか聞こえなかった。
祐樹はもう覚悟を決めて、大きな声でお願いするしかなかった。
(もう・・だめ・・限界・・早くイきたい・・どうせ茜しかいないんだからもういいよね・・)
「わ、私は、、いやらしい女の子です。今も、、いやらしいことをばっかり考えている、、へ、変態
さんです。どうか、お姉ちゃんの柔らかい手で私のいやらしいおちんちんを扱いてくださいっ!」
「あら〜。そんなに嫌らしい女の子だったの〜ユウコちゃんは。お姉ちゃんがっかりだなぁ〜
でも、せっかくの可愛い妹の頼みだもんね。お願いには答えてあげなくっちゃね。」
といい、茜は祐樹のペニスを激しく扱き始めた。そうすると、本当に限界だったのかあっという間に
射精してしまった。
「あ…でるぅ…イくっ……」
ついさっきオナニーしたばっかりの祐樹には考えられないような量が一気に出た。そして、祐樹は
その反動でたっていられなくなり、腰が床に落ちてしまった。
「あ〜あ・・・でちゃったね・・しかもこ〜んなに……
ふふ、ユウコちゃんったらよっぽど気持ちよかったのかな?よだれまで出てるよ?」
しかし、祐樹には茜の言葉に耳を貸すほどの余力さえ残っていなかった。
(出しちゃった・・妹の手で・・・)
「はぁ・・はぁ・・・」
「ユウコちゃんは気持ちよかったかも知れないけど、お姉ちゃんのお手手、ユウコちゃんの真っ白なおしっこで汚れ
ちゃった。ユウコちゃんが汚したんだから、当然、ユウコちゃんがお口で綺麗にしてくれるよね?」
158逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 21:55:42 ID:xfqvDEZB
「え・・それって、精子をなめろってこと・・?」
「そ。そういうこと。さ、きれいにして」
といって、祐樹の目の前に精液がたっぷりと付いた手を差し出す
「い・・・いや・・それだけは許してよ・・おねえちゃん・・」
「だ〜め!ユウコちゃん、さっきまでは聞き分けの良い子だったのに、また悪い子になっちゃうのかな〜?
そんなんじゃ、もう一回おしおきかなぁ〜?」
と茜が脅すと、よほどさっきのお仕置きが聞いたのか、祐樹がびくっとした。
「・・・きれいにします。」
といって祐樹はひざ立ちしながら、しぶしぶ口の中に祐樹の精子が付いた茜の手を入れた。
そのとたん、戻しそうになるような青臭いにおいと、味が口の中いっぱいに広がった。
(おぇ・・・だめだ・・やっぱり離そう・・)
しかし、後頭部からは茜が片手だけだが、がっちり抑えていて離すことは無理だった。
「だめよ〜離しちゃ。綺麗にするまでしっかりと、お口でお掃除するのよ」
「うぅ・・むぐっ・・・」
祐樹はそれでも離そうと抵抗したが、片手だけとはいえ茜の運動部で鍛えた腕には勝てず、仕方なく自分の精子をなめる
ことにした。
「ぴちゃ・・ちゅ・・」
「そうそう・・良い子ね・・。あぁ…ユウコちゃんの可愛い舌が手に触れて気持ちいい・・・。」
何度も、戻しそうになったがそこをぐっとこらえ、何とか茜の汚れた手を綺麗になめとった。
「う、むぐぅ・・っぷはぁ・・・はぁ・・はぁ・・・これで・・いいよね・・」
「うんうん。上出来よ。エライエライ。じゃあ、ユウコちゃんにはご褒美にいいもの聞かせてあげる。」
「え・・・いいものってなに・・?」
といって、ポケットからなにやら細長い機械を出してきた。そして、茜がそのスイッチを押すと、
祐樹には耳をふさぎたくなる言葉が出てきた。
『わ、私は、、いやらしい女の子です。今も、、いやらしいことをばっかり考えている、、へ、変態
さんです。どうか、お姉ちゃんの柔らかい手で私のいやらしいおちんちんを扱いてくださいっ!』
「い、、いやぁ・・!返して!お姉ちゃんそれ返してよぉ!」
祐樹は半ばヒステリックになって必死にボイスレコーダを取り戻そうとする。しかし、背が低いせいか
茜が腕を上げてボイスレコーダーを持ち上げると、祐樹はジャンプしてやっと届くというような身長差
だった。そのため、なかなかボイスレコーダーを奪い取ることはできなかった。
「ほらほら〜、とってみなさいよ〜♪それに、そんなピョンピョンしていると、ユウコちゃんの大事な
ところが丸見えだよ〜・・ホラッ!」
といい、茜はボイスレコーダーを奪い取ろうとする祐樹のスカートを片手で思いっきりめくった。
159逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 21:56:21 ID:xfqvDEZB
「キャッ・・・いやぁ・・!」
祐樹はペニスを隠そうと、反射的にスカートを下に引っ張ってしまう。
「キャッ・・だって。可愛い〜。ふふ、またこれで証拠が一つできちゃったね♪もし、ユウコちゃんが聞き
分けが悪い子になっちゃったら、お母さんにこれとあの精液でべとべとのパンツの写真を見せたらどう思うかなぁ〜?
きっと、"祐樹君"が妹だった頃の私に強制的にオナニーさせる、変態さんだっていうことがばれちゃうね♪
…そうしたら、"祐樹君"どうなっちゃうかな〜??」
ニヤニヤしながら話す、茜。そして、徐々に顔が青ざめていく祐樹。
「…す、すなおになるから…それを私に頂戴……おねえちゃん…」
「だ〜め。あげちゃったら、ユウコちゃんが聞き分けがない悪い子になったとき、他の子に
ユウコちゃんってこんなにはしたない子なんだよ〜って教えちゃう手段がなくなっちゃうジャン。
だから、これはおねえちゃんが大事に預かっておきます。」
そういいながら、またポケットにボイスレコーダを戻した。
「そういえば、また顔色悪くなってきちゃったねぇ〜・・どうしちゃったのかなぁ?」
(も・・もうだめだ・・全部終わった・・あぁ・・・なんか眠く・・なっ・・て………)
もう時計の針が深夜の1時を指していることや、思いっきり射精させられた上、男のプライドがずたずた
に引き裂かれたせいか、祐樹の心労がピークに達していたのだ。
「あら、ユウコちゃん・・・ユウコちゃ〜ん…こんなところで寝ちゃったら風邪引いちゃうよ〜?
…寝ちゃったみたいね…。今日は色々あったもんね。仕方ないか…。これから、男なんて毛がわらしい
ものなんかじゃなくて、可愛い女の子に変身させてあげるからね。ふふ、明日から楽しみ♪
んじゃあ、お姉ちゃんのお部屋でいっしょに寝ようね〜・・ん・・しょっと・・軽い子・・」
といって、軽々と祐樹を持ち上げ、茜は祐樹を自分の部屋へと持っていった。
160逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 22:08:00 ID:xfqvDEZB
/*夕暮れの公園で誰かが呼んでいる、そのほうに顔を向けるとそれは明らかに茜の顔だった。 */
/*茜:ユウコちゃ〜ん、もう帰るよー。早く帰らないととお母さんにしかられちゃうよ? */
/*・・え?僕、ユウコじゃないよ……祐樹だよ?茜 */
/*茜:何いってんの〜?貴方はユウコでしょ〜??それに、祐樹って誰〜? */
/*な、なにいってんの??僕は、茜のお兄ちゃんで祐樹って名前だよ?? */
/*茜:???ユウコちゃんは私の妹でしょ??ユウコちゃんどうしたのぉ? */
/*え?ち、違うよ……僕は、お兄ちゃんで男なの。それで茜は僕の妹なんだよ?? */
/*茜:??ほんとに大丈夫?頭うったのかな?じゃあなんでユウコちゃんはスカートはいてるの?*/
/*え?スカート・・・う、うわぁ!なんで、何ではいてるの??? */

「うわっ・・・!」
がばっと布団を上げると、そこには昨日のままの女子中学生の制服を身にまとった祐樹の姿があった。
「昨日のあの出来事……夢じゃなかったんだ………」
改めて、肩をがっくりと落とす祐樹。しかし、祐樹は今日からまた兄としての立場が戻ると信じていた
(で、でも、もう茜のことだから飽きてるよね……昨日はあんなこといってたけど、、きっと冗談だよね…)
と自分に言い聞かせた。しかし、その希望はすぐに崩れ落ちることとなった。
「あ、おはよ〜ユ・ウ・コ・ちゃん♪昨日は急に寝ちゃうから大変だったんだからね。まぁ可愛い妹
のことだもん、あのまま寝ちゃったら風邪引いちゃうと思って、私のベットでいっしょに寝させてあげたって
わけ。」
(え、まだ僕を妹扱いしているの……?)
祐樹は、いまだに自分のことをユウコと呼ぶ茜に不安を感じていた。
「ね、ねぇ……僕はもう茜の妹なの……?」
祐樹が今ある男としてのプライドのかけらを総動員してようやく発する、男としての抵抗。
しかし、その抵抗も全く無意味なものとなった。
「あら?ユウコちゃん、また僕だなんて……ユウコちゃんは、もう私の可愛い妹になったのよ。昨日言ったよね?
"ずぅ〜っと妹でいてもいいのよ"って。それに、祐樹なんて人お姉ちゃんもう忘れちゃった。後、お姉ちゃんの
名前を呼び捨てにしたら駄目でしょ?"茜"だなんて…昨日の素直なユウコちゃんはどこにいったのかなぁ??
それとも、もう一回おしおきが欲しいの??」
「あ、、いや、、ちがうの。あの………昨日はなんだか色々あって……頭が真っ白になっちゃったの……。
だから、へんなこと聞いちゃったの。ご、ごめんねお姉ちゃん。だがら、おしおきだけは止めて……お願い…。」
必死に妹らしく女言葉を使い、妹を装って茜に気に入られるようにした。
「あ、そうなの。まぁ、昨日は初めて女の子になった記念日だもんね。お姉ちゃんも1日で女の子になれる
なんて思ってないから心配しないで♪もちろん、おしおきなんてしないから安心して。そして、今日からは、
女の子として生きていくんだからね。楽しみだね♪」
161逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 22:09:05 ID:xfqvDEZB
満面の笑みを浮かべながら言う茜に祐樹は、本当に妹になるんだという覚悟が迫られていた。
「うん……お姉ちゃんの言うこと守って、素直な女の子になる……」
「そうそう、素直に返事をくれる子は、お姉ちゃん好きだな。じゃあ、ユウコちゃん。お腹すいたでしょ?
朝ごはんたべよっか?そして、ユウコちゃん昨日はお風呂はいらずに寝ちゃったから、お風呂にも入ろうね。」
祐樹が時計を見ると、針はちょうど9時を指していた。そして、祐樹のお腹からは"ぐ〜"と鳴った。
「………」
その音に祐樹の顔が恥ずかしかったのか少し赤くなる。
「あははっ。ユウコちゃんお腹すいていたのね。それじゃあ、下に降りて歯と顔を洗ってらっしゃい。
お姉ちゃんは後でいくからね。」
「うん……」
そして、祐樹が出て行った後、茜は徐に携帯を取り出した。そして、着信があったメールを見る。
-----新着メール-------
件名:妹君今日来るの?
名前:由紀子
----------------------
ね?前言ってた妹君、
今日くんの?
めっちゃ楽しみ〜!
色々準備してまって
ま〜す☆
------(END)-------
そのメールを見て、ニヤけ、そのメール相手に電話をかける。
「…もしもし、由紀子?…うん、今日そっちに連れてく。あぁ、"アレ"準備しといてね
あと、美智子も呼んどいてね。うん、わかった。じゃあね〜(ピッ)…ふふ、楽しみ…」
162逆転姉妹@119:2008/04/19(土) 22:09:58 ID:xfqvDEZB
今回はここまでです。
続きはまた今度・・
163名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:36:54 ID:z9cwb9Ft
>>153>>162
ともにGJ!!キモイけど言うよ!・・「俺すげぇうれしい」
164abc:2008/04/19(土) 23:39:42 ID:Bg0wVCDc
GJ
小道具もいいですが、茜の男友達の彼女に仕立てて・・・
こりゃ先が楽しみです
165名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:49:03 ID:R31Cu3Yf
なんと素晴らしい週末なんだ!
みなさん本当にGJ!
166名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 00:14:43 ID:/HM4qoWS
茜がすごく鬼畜になってるw
GJ!
167逆転姉妹@119:2008/04/20(日) 18:39:29 ID:T4rSXtnt
>>161からの続きです

そして、そんなことも知らずに、祐樹は歯を磨き、顔を洗っていた。そして、改めて鏡に映った
自分の顔を見る。
(あ・・この顔・・・僕なんだよね………僕……どうなっちゃうのかな…)
と考えながら、自分の顔をじっと見つめる祐樹。その時後ろから茜の声が聞こえた。
「あ〜ら。ユウコちゃん。自分の可愛さにうっとりしてるのかなぁ〜?」
といって祐樹の肩に手をかける茜。びくっとして茜のほうを振り向く祐樹。
「あ、、おねえちゃん。な、なんでもないよ……」
「ふふ、隠さない隠さない♪そうよねぇ、こんな可愛い顔見ちゃったらだれだってうっとりしちゃうって。
さ、ちょっと遅いけど朝食にしましょうか。」
といって台所に戻ろうとする茜。しかし、それを祐樹が引きとめた。
「あ、ちょ、ちょっと……おねえちゃん……さっきから気になったんだけど…あの…下……」
「ん?あぁ、そういえば、ユウコちゃんパンツはいてなかったね(笑)まぁいいじゃん。どうせ朝食食べた
後お風呂に入るんだから、ね?じゃあ、朝食にしましょう。」
といって台所に戻る茜。
(そんな………恥ずかしいよ……)
しかし、また勝手なことをするとお仕置きされると思いなにもできなかった。
そして、祐樹も台所にもどっていった。そこにはもう料理が並べられていた。
「ごめんね。おねえちゃんあんまりお料理上手じゃないから、目玉焼きしか作れなかったの。
あと、食パン焼いてあるから食べようね。」
そこには、目玉焼き、、というよりスクランブルエッグに近い感じのものと食パンが2切れ
置いてあった。そもそも、母親が出張に出かけてから、食事は殆どコンビニ弁当か外食だった。
それも、2人は違う高校に通っているので、帰宅する時間も一緒ではないので、一緒に食事をする
ということは、まずなかった。
「ふふ……なんか、こうやってユウコちゃんと食事するのが久しぶりなような気がする。」
「うん……わ、私もそんな気がする」
「でも、これからはずっと一緒に食事しようね。可愛いユウコちゃんのためなら、おねえちゃん料理
頑張っちゃうからね。だから、ユウコちゃんもまっすぐ家に帰らなきゃ駄目よ。」
(こういうことは、妹として言って欲しかったな……でもうれしい…)
「うん……ありがとう、おねえちゃん。」
「どういたしまして♪」
(ま…そのうち一緒に帰ることになるんだけどね……♪)
と、何か考えでもあるのか、心の中でつぶやく茜
「あ、、そうだ、今日はお風呂はいってから、お姉ちゃんのお友達のところにお出かけするからね。
…きっと楽しい1日になるわよ♪ユウコちゃんも楽しみだよね?」
「う…うん、私、楽しみ。…あ、あの……その、友達の家に行くまでも、私、女の子のカッコしなくちゃ
だめなのかな…?」
祐樹は心の中では、全然楽しみではなかった。他の女子にも女装した姿が見られることがとてつもなく恥ずかしかった。
しかし、それ以上に茜の友達の家に行くまでの距離まで女装したまま行くというのが祐樹には耐えられなかった。
「??ユウコちゃんは、女の子なんだから、男のカッコなんかしちゃおかしいでしょ?ユウコちゃんは
たまに変なことを言うわね……」
168逆転姉妹@119:2008/04/20(日) 18:42:32 ID:T4rSXtnt
先ほどとは打って変わり、茜の声が少し冷たくなった気がした。
「え、あ、、あの……」(まずい……)
「ま、いいわ。早く男の祐樹のことは忘れるのよ。……あ、そうそう、それで思い出したんだけど、祐樹
だった頃の男の服、要らないよね?今日友達の家に行く前に、古着屋にもって行きましょう。その
お金は、ユウコちゃんのおこずかいにしてあげる。」
「え……そんな……」
「なに?うれしくないの?」
「…あ…いや、う、うれしいよ。私うれしい。おこずかいも欲しいし。…でも、お母さんに内緒に売っちゃったら
まずいんじゃないかって……おもっ…て」
祐樹はどちらかというとあまり金を浪費しないほうだったので、いままでの小遣いでも十分のたくわえが
あった。だから、本当は小遣いなんて要らないから、せめて男物の服は残しておきたかった。
「あ、そんなことを心配してたのね。それなら、大丈夫。朝に電話かかってきたんだけどね、お母さん
家に帰ってくるのあと1ヶ月ぐらい伸びるんだって。まぁ、そのぐらいあれば、ユウコちゃんも祐樹だったなんて
ことをわすれて、女の子になっているだろうから、そのときに"私は、おねえちゃんの妹「ユウコ」です"って
いえるよね。ふふ…そうすれば、お母さんも納得するわよ。……まぁしなくても納得"させる"んだけどね…
まぁ、お母さんに言う時は、おねえちゃんも一緒に説得するからね。心配しなくてもいいのよ。」
これで、「祐樹」として生きる手段はほぼ絶たれてしまった。
祐樹は、男としての死の宣告を受けたような気がし、黙りこくってしまった。
(うそ……うそでしょ……?僕……祐樹は本当に女の子になっちゃうの……?)
「あらあら、感動して声も出ないってやつ?まぁ無理もないか……ユウコちゃんが願ってもなかった、
女の子になるんだもね。……お姉ちゃんのパンツでオナニーするぐらいだからよっぽどなりたかったんだよね(笑)」
その言葉に、悲しみというより、祐樹にあった怒りが沸々とわきあがってきた。
(そんな、僕は女の子になんかなりたくなんかないし、お母さんにそんな恥ずかしいことなんかいえない…。
もう、いいかげんにしてよ茜……!)
「いいかげんにしてよ、茜……!」
というと、祐樹は勢い良く椅子から立ち上がった。
そして、茜の席まで近づいていて勢い良く怒る。
「あら〜?なに〜その態度、そんな態度とってもいいの〜?お母さんにあのこと、ばらしちゃうよ〜?」
「ばらせばいいよ……あれは僕がやったことには間違いないし、、認めたくないけど、、変態だって思われてもいいよ。
それ以上に、もう茜の言いなりになんかなりたくないよ!」
「あらあら〜?昨日はあ〜んなにお仕置きされて、えんえん泣いていたのに、今日もお仕置きされたいの〜??
できればお姉ちゃんも、あんまり祐樹ちゃんに痛いことしたくないんだけどな〜。」
「あ……あれは……昨日は、ちょっと動揺してしちゃって…だから涙もろくなっていただけなんだ!
もう、僕は昨日みたいにおとなしくなんかないし、それに僕はお前の兄なんだぞ!」
169逆転姉妹@119:2008/04/20(日) 18:44:19 ID:T4rSXtnt
祐樹は自分の中で一番怖い自分を前面に押し出して、茜に自分のやっていることを改めさせようと思っていた。
ここまで言えばさすがに答えると思っていた。しかし、茜にはどう見ても子犬がキャンキャンとほえているようにしか聞こえなかった。
「ふ〜ん……ユウコちゃんは私のお兄ちゃんだったんだ。でも、そんなカッコで言われてもね(笑)」
確かに、今の祐樹のカッコはとても、男としての威厳が通るようなカッコではなかった。どっちかというと
"私もおねえちゃんになってみたい"と駄々をこねる少女のようだった。
「う……いいかげんにしろ!」
といって、茜の頬を殴ろうとして、手を出した。しかし、その手は簡単に茜に捕らえられてしまう。
「あら〜危ない子。お姉ちゃんは人を殴ってもいいなんて、一回も教えたことなんてないよ〜??
こんな、悪いお手手は、おっちゃおうかな〜…??」
茜が命いっぱい力を入れて祐樹の手首をぎりぎりと力を入れる
「い……いたっ!やめろ…!離せ!離せってば!」
といい、茜の手を思いっきり自分の手から引き抜こうとする。しかし、簡単に茜に弾かれる。
「あははっ。無理無理。ユウコちゃんにはとても無理よ〜。しかし、こんな悪い子ちゃんになっちゃったのは
おねえちゃん悲しいな〜。……こんなこといいたくないけど、ここ、切っちゃおうか?」
茜が、祐樹のペニスをギュッと握る。その瞬間言い表せない痛みが祐樹の前身にいっき広がる。
「!!!!!」
「ねえ、いらないよねぇ、こんな悪いお手手と、おちんちんは。どっちとも潰しちゃおうか♪」
といい、ギリギリと力任せに祐樹の腕を反時計回りに回しつつ、ペニスを握る力を増していく。
「っ……ぅ〜いたいいたいいたいいいいーーー!!やめて、やめてえええ!」
「じゃあ、今度からはこんな反抗的な態度とらない?おねえちゃんの言うことを聞く素直で可愛いユウコちゃん
でいる!?ほら、返事!」
このまま、だんまりを続けていると本気で腕と、ペニスを逝かれてしまうと思った祐樹は返事をした。
「わ、わかりました!ぼ、私は、おねえちゃんの言うことを聞く素直で可愛い妹になります!」
「よし、よろしい」
といって、ぱっとペニスを握る手を離す茜。そして、腕を握っていた手を茜がぐっと引っ張り、自分の口元に
祐樹の耳を持ってくる。
「……いいかげんにするのは、あんただよ。こんど、あんな態度とってごらん。本当に玉と腕両方潰すんだからね…」
ゆっくりと、冷たい声で言い放す茜。その言葉は、あからさまに冗談とは受けがたい言葉だった。
そして、さーっと顔色が青白くなる祐樹。自分はとんでもないことをしてしまったと感じた瞬間だった。
そして、手を突き放すと祐樹はドテッと床にしりもちをついてしまった。
170逆転姉妹@119:2008/04/20(日) 18:45:53 ID:T4rSXtnt
「いたっ……はぁ……はぁ……」
「さぁ〜姉妹喧嘩はこれでおしまい!これからは、"仲が良い"姉妹になろうね♪」
しかし、そんな声は祐樹のところまで聞こえてはいなかった。
もう祐樹は、心の中でも"茜"と言わなくなっていた。
(いや…どうしよう……怒らせちゃった……おねえちゃん怒らせちゃった………)
「あれぇ〜?返事が聞こえないけど?」
「……!う、うんっ!私、おねえちゃんと仲良くなるっ!」
「うん、素直でいい子ね♪……なんか震えているけど大丈夫?おねえちゃん、ちょっと脅かせ過ぎちゃったカナ?
ごめんね〜?でも、あんな反抗すると、ユウコちゃんの前に、こわ〜いおねえちゃんが出てくるから気をつけてね♪」
「うん。もう反抗的な態度はとらない、とらないから、やさしくしてね……うっ……ぅわぁ〜ん」
祐樹が斥を切ったように、号泣する。
「あらあら〜また泣いちゃったの?ユウコちゃんは本当に泣き虫さんね〜。ま、そこが可愛いんだけど。
ほらほら、お姉ちゃんの胸の中においで〜♪」
といって、茜も床に座り、女の子座りで情けなく泣いている祐樹を胸の中で抱く。その瞬間、祐樹に
茜の胸の感触が顔全体に当たるが、泣いているためかあまり感じなかった。
「うぅ………ぐすっ……うぐっ……」
(あぁ……本当に可愛いっ!さっきの反抗は予想外だけど、結果オーライよね♪)
と、心のなかで思いながら、自分の胸のなかで泣いている祐樹を見る。
「ほらほら、そんなになかないの。そんなに泣いちゃうと、可愛いお顔が台無しだよ?」
「うぅ……ごめん………ごめんね……おねえちゃん……ぐすっ……」
「もう許してあげるから、泣かない泣かない。ほらっ、お風呂はいらなくちゃだめでしょう?」
(ちょっと脅かしすぎたかな……?まぁいいよね♪)
そして、茜が胸の中で咽び鳴いている祐樹の肩を前に押し出し、祐樹の目を見ながら話す。
祐樹の目は涙でほんのり赤くなっていた。
「じゃあ、お風呂はいろっか?」
「ぐすっ……う、うん……」
そして、茜は祐樹の肩を抱きながら、風呂場にへといった。
171逆転姉妹@119:2008/04/20(日) 18:47:05 ID:T4rSXtnt
今日はもう少しかけましたが、中途半端になりそうなので投下分はここまでです
続きはまた今度・・・
172名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:10:23 ID:HUl/emnw
茜さんのドSっぷりにガクブル
恐ろしい子……!
173名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:24:38 ID:iS5LrOHv
今夜もGJ!
174名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:47:56 ID:usX4L/a0
投下が待ち遠しいぜ!こんなの学研以来だ
175名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:50:50 ID:6n7pVvB/
まだかなまだかな〜w
176名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 03:05:28 ID:4EaYok2G
しばらく来れなかったんだけど、土日の間に神が3柱も来ていた!
GJ!!
177逆転姉妹@119:2008/04/22(火) 22:46:42 ID:LuF6LL9x
「さ、脱いで脱いで。それとも、またお姉ちゃんが脱がしてあげよっか?」
「い、いいよ……自分で脱ぐから……」
「そう。まぁユウコちゃんは、中学生の制服着ているけど、もう高校生だもんね〜
それぐらいできるよね。」
といって、祐樹を辱める茜。その煽りをモロに受け止めて、茜の思い通りに恥ずかしがる祐樹。
しかし、祐樹には一つ気になることがあった。
「ね……ねぇ?お姉ちゃんもお風呂に入るの?」
「ん?もちろんよ。可愛い妹が一人でさびしくならないように、お姉ちゃんも一緒にお風呂に入ってあげる♪」
といって、何も気にすることなく服を脱ぎ始める茜。今までの祐樹ならここで抵抗していただろうが、
さっきのこともあってか、もう抵抗する力は残っていなかった。
「うん……おねえちゃんと一緒に入れて私うれしいよ。」
精一杯の元気で発する声。こんど、茜の機嫌を損ねてしまったら何をされるかわからなかったからだ。
「そうよね。おねえちゃんも、こんな可愛い妹と入れて嬉しいよ♪……さ、ユウコちゃんも脱ぎなさい。」
「……うん。」
といって、制服を脱ぎだす祐樹。しばらくして、全部脱ぎ終えた祐樹だが、やはり異性にペニスが見られるのが
恥ずかしいのか、ペニスを手で覆い隠してしまう。それに対して、茜は胸も性器も隠さなかった。
「あら、はずかしいのかな〜?ユウコちゃん。でも、昨日も、今日の朝も見られてるんだから隠さなくったって
平気よ〜(笑)。さ、その手をどけて。」
言葉には表さないものの、さすがの祐樹も多少なりとは抵抗をした。しかし、運動部をやっている茜にとっては
そんなものは、全くといっていいほど通用しなかった。
「あっ……」
「ふふ……何回見ても可愛いおちんちんね。切っちゃってもわかんないんじゃないの?」
その瞬間、さっきの言葉がよみがえり、少し青くなる祐樹。
「………」
「冗談よ。さ、お風呂に入りましょ。」
祐樹には、冗談には聞こえなかった。
「うん…」
そして、風呂に入る2人。そこには、いつ張ったのかすでにお湯が沸かされていた。
「じゃあ、先に体を綺麗にしてから、お風呂に入りましょ。おねえちゃんが髪の毛洗ってあげる。」
「あ、ありがとう……おねえちゃん」
「だいぶ素直になってきたね♪エライエライ。」
と、まるで新しいことを覚えた少女を褒めるような口調で言う茜。
「それじゃあ、お目目に入らないようにギュッと閉じていてね。」
「う……うん。」
茜の言うとおり、目を強く閉じる祐樹。その上から更に茜の声が聞こえてくる。
「じゃあ、シャンプーでごしごししてあげるから、ちんとしているのよ〜。」
そういって、髪を洗い出す茜。その間、祐樹は暗闇の中で一人考えていた。
やはり、さっきのお仕置きが余程聞いたのか、未だにそのことについて考えていた。
(……おねえちゃん、まださっきのこと怒こってるのかな……?…そんなことないよね…さっき
も許してあげるって言ってたし……)
そう考えているうちに、頭の上からシャワーでシャンプーを洗い流す音が聞こえた。
「さ、シャンプー終わったわよ。次は、体ね。」
といって、体を洗うスポンジにボディーソープをつけて背中から洗い出す茜。
178逆転姉妹@119:2008/04/22(火) 22:47:41 ID:LuF6LL9x
「ふふ……白くてちっちゃくて……本当に高校生なのかな?」
「う……高校生だもん……」
「冗談よ。ユウコちゃんは可愛い女子高生だもんね。」
茜が言うと、どうしても女子高生になりきっている少女の話に付き合っているとしか見えなかった。
茜がどう考えても、少女を相手に話しかけているような話し方しかしないからだ。
「さ、お次は、ぽんぽんとお股ね。じゃあ、前に向いて。」
「え……前は自分でやるよぉ……」
「だ〜め。ほら、前を向く。」
「ひゃっ。」
と茜が祐樹の座っている椅子をぐるっと回す。そこには、少し顔をピンク色に染めて恥ずかしそうに俯いている
祐樹の姿があった。
「あらあら、そんな恥ずかしそうにしちゃって。お姉ちゃんのおっぱい見るの恥ずかしいの?おねえちゃん
だったら、平気だからいいのよ。だ・か・ら、ほら、こっち向いて。向いてくれないとおねえちゃん寂しいなぁ〜」
しかし、祐樹はなかなか見れなかった。異性の裸を見るのは成長してからこれが初めてだったからだ。
恥ずかしいはずの状態に限って、ペニスが段々と硬直してきた。
(そんなこといわれたって見れないよ……あっ…いや…)
「あ、また、おちんちん隠しちゃって。だめだっていったのに〜、ほら、足広げて。」
「あっ、いやぁ……」
といって、茜が足を広げると、硬直したペニスが勢い良く顔をだす。
「あら、またおちんちん立っちゃったの?本当にユウコちゃんはいやらしい子ね。おねえちゃんの裸みて
いやらしいことでも考えちゃったの?」
「う……うん…。で、でもほんのちょっとだけだよ?……ご、ごめんなさい。いやらしい私をきらいに
ならないで、おねえちゃん……。」
と必死に、茜に謝る祐樹。その祐樹をみて、茜はぞくっときた。
(うわ……かわいぃ〜…やっぱ、さっきのが聞いてるのかな?(笑))
「うん、嫌いになんかなるわけないじゃない。こんな可愛いユウコちゃんなんか嫌いになる人なんていないよ。
だから、心配しないで。さ、体あらおうね。」
本当を言うと、このまま祐樹の体でもてあそびたかった茜だが、出かける用事もあったためそれは止めておいた。
そして、茜が体を洗う。ちょうど胸に差し掛かったところで茜が言った。
「ユウコちゃんのお胸ってかわいいねぇ〜。ピンク色でちっちゃくて。……でももう少し大きい方がおねえちゃんは
好きだな〜。ちょっとお胸揉んでみよっか。」
そういうと、徐に手で胸を隠す祐樹
「や……そんなことしても、私のお胸は大きくならないよぉ……だから、体あらって……」
「あら、ユウコちゃんったらお胸なんか隠しちゃって……。本当に女の子なんだね♪でも、だ〜め。
それに、お胸が大きくならなくても、お胸にしこりがあったら大変でしょ?だから、その検査もかねているのよ。」
といって、弱弱しく胸を隠している手をどかし、胸を揉み始めた。
「あっ……やっ……はぅ…」
「かわいいあえぎ声……もっと聞かせて……」
といって、立っている乳首をこりこりさせたり、つまんだりする茜。
そうすると、より一層祐樹が喘いだ。
「いやぁあ……だめぇ……おねえちゃんやめてぇ……」
「ふふ、もうココもピンピン♪」
といって、祐樹のピンク色の亀頭をつんつんとする茜。すると、祐樹のペニスがぴくっと動く。
「ひゃっ……やだよぉ…おねえちゃん……」
いやだという祐樹だが、止めて欲しくなかった。そのことは茜も良く知っていた。
「ここは遊んであげたいけど……お出かけもしなくちゃならないし、ここら辺にしとこうか。」
といって、またスポンジで体を洗い始める茜。祐樹は、トロンとした目でちょっとピンク色に染まった顔になっていた。
「はぁ……はぁ……」
「ふふ…いやらしい顔…。でも、もう触ってあげない。続きは…あとでね♪」
(あ……もっと……もっと触って欲しいよ…)
そして、茜はそれ以上茜を刺激しないように体を洗った。しかし、祐樹の股のところでスポンジが止まった。
「う〜ん…祐樹ちゃんは、ひげもすね下とかも無いなんだけど……ここの毛はちゃんと生えているのよね〜…
ここ、そっちゃおっか?」
179逆転姉妹@119:2008/04/22(火) 22:50:37 ID:LuF6LL9x
「……っ!え!?そ、それは……勘弁してよ…」
無駄だとわかっても、さすがの祐樹も抵抗した。
「だーめ。さ、ちんとしているのよ。動いちゃったら、祐樹ちゃんの可愛いおちんちんが落ちちゃうかもねぇ?」
その言葉に、少し青くなる祐樹。そして、茜がスポンジをT字剃刀で、ジョリジョリとペニスの周りにはえている
体毛をそり始めた。
「あぁ……いやぁ……」
「あらぁ〜?なんでいやなの〜?こっちのほうが、もっと可愛らしくなっておねえちゃんすきだなぁ〜?」
徐々に無くなっていく毛。しかし、祐樹の毛はもともと少なかったのか、すぐにそり終えた。
毛は少なかったといえ、その毛すらなくなったペニスは本当に幼いように見えた。
「うぅ……ひどいよぉ……おねえちゃん…」
「なんで〜?こっちのほうが絶対に可愛いよ。まぁすぐになれるから、ね?機嫌直して。」
「……うぅ……うん……」
「よしよし、えらい子。じゃあ、今度はお姉ちゃんをあらってね。おねえちゃんの髪はユウコちゃんよりちょっと長いくて、
洗うの大変だろうから、ユウコちゃんはおねえちゃんの体だけあらってね。」
「うん。」
といって、スポンジに泡を付け直す祐樹。そして、茜の背中を洗う祐樹。
しばらくすると、茜の声が飛んできた。
「じゃあ、そろそろ前も洗ってもらおうかな。」
といって、後ろに向く茜。そこには、豊満な胸とちょっと筋肉質の体がバランスよく整っていた。
しかし、やはり祐樹は顔を赤らめながら、直視することはできなかった。
「ほらほら〜ちゃんとみないと体、あらえないでしょ〜?あ、あと、おねえちゃんにも体洗う前に
胸がおっきくなるマッサージしてね。」
「え、、わ、私もするの?」
「もちろん。さ、早く。」
祐樹は恥ずかしながら、茜の胸を見ながら、その胸を揉み始めた。
「ふぅ……あっ……ふふ…おねえちゃん気持ちいいよ。ちゃ〜んと丁寧に揉んでね♪」
(あ……おねえちゃんのおっぱい…やわらかい…………)
茜の胸を揉んでいたら、段々と祐樹のペニスが硬くなっていった。
「あんっ…あぁ…おねえちゃんも、祐樹ちゃんのちっちゃなお手手でもまれて感じてきちゃった……んっ……きもちいい……」
段々と、茜の声に喘ぎ声が混ざってきた。そして、その声を聞いて段々と祐樹も興奮してきた。
(あぁ……おねえちゃん……はぁ……はぁ…)
すると、突然祐樹が茜の胸を揉むのを止める。
「あっ……こ〜ら。腕がとまってるよ。」
そのとき、祐樹がいきなり茜の胸元に飛び込んできた。
「おねえちゃん……おねえちゃん……!」
「キャッ……ユウコちゃん……んっ…そんなに……おねえちゃんのおっぱい……あっ……吸いたかったの?」
「むぐっ……ちゅ……ちゅぅ……」
必死に茜の胸を吸う祐樹、そして、自然と祐樹が自分のペニスを茜の太ももにこすり付ける。
「あっ……こらぁ〜……んっ……そんなことしちゃ……汚れ…ちゃう…あぅ……でしょ…」
「はむっ……むぐっ……ちゅ……ちゅぅぅ……」
「あ、、吸われるのいい……はぁう……!」
「むっ……はぁ……お、おねえちゃん…私……おねえちゃんの中に入れたい……」
と、上目使いで訴えかける祐樹。祐樹は、もう射精させるのに頭がいっぱいだった。
茜は祐樹の体を押し出そうとするが、乳房を吸われて力が抜けてしまい、押し出せずにいた。
(だめ……このままじゃ……)
180逆転姉妹@119:2008/04/22(火) 22:51:19 ID:LuF6LL9x
茜は力を振り絞り、何とか祐樹の肩をつかむと、祐樹の体を押し出した。
「んっ………だ、だめっ!はぁ…はぁ……今日は……用事があるんだから、今は我慢するの。わかった?」
「でも……でもぉ……」
祐樹は今にも泣きそうな顔をする。
「ふふ……駄目なものはだ〜め。そのかわり、おねえちゃんのお友達のところに行ったら、ココでたっぷり
きもちよ〜くしてあげるからね。」
といって、祐樹のお尻の穴をつつく。その何か不思議な感覚に、思わず声をあげてしまう祐樹。
「ひゃっ…」
「ふふ……楽しみ…。さ、胸を揉むのはここら辺にしといて、体あらってくれない?はやくしないと、お姉ちゃん
風邪ひいちゃうよ。」
「あぁ……お願い…いかせてぇ…」
「だから、お友達のところに行ったらイかせてあげるっていってるでしょ。あんまりしつこい子、おねえちゃん
嫌いだなぁ〜。」
その言葉に、ようやく理性を取り戻す祐樹。もしかしたら、お仕置きされる…と思ってしまったのだ。
「うっ……ご、ごめんなさい」
「そ、わかればいいの。じゃあ、体洗ってね。」
「……はい」
と、素直に体を洗い始める。しかし、中途半端に寸止めされた祐樹の中ではまだムラムラしたままだった。
そして、体を洗い終えた後、祐樹は湯船につかり、風呂場を後にした。その時には、すでにペニスは収まっていたが
祐樹の中ではまだ、中途半端に寸止めされた気分だった。
(おねえちゃんの意地悪………)
「ふぅ……いいお湯だったねぇ〜……。あら、なにその恨みがましい目は。射精だったら後で何回でもさせてあげるから
そんな怖い顔しないの。……もちろん、ここでね♪」
といって、祐樹のお尻の穴にさわる。触るだけのつもりだったが、少し中に入ってしまった。
「あっ……あぁ!おねえちゃんっ…中に指が!」
「ん?きもちいいの?」
「気持ちよくなんてないよぉ!だから、離してよ……」
「はいはい。……どうせすぐに気持ちよくなるからね。心配しなくてもいいのよ。」
その言葉を聞いて、逆に不安になる祐樹だった。
181逆転姉妹@119:2008/04/22(火) 22:52:27 ID:LuF6LL9x
今日の投下分はココまでです。
昨日はちょっと風邪をこじらせてしまい、今日の投下分は完成してましたが
投下はできませんでした・・・
続きはまた今度・・・
182逆転姉妹@119:2008/04/22(火) 22:54:23 ID:LuF6LL9x
連投すいません。

>>163-166さん
読んで下さりありがとうございます!
素人レベルのSSですが、今後も読んでくれたら幸いです。
183名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 00:06:56 ID:p8GuryV8
今夜もGJ!
184名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 00:52:07 ID:4EIHMYwH
アナル責めktkr!!
GJ!
185名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 18:29:25 ID:yrhNbP9r
GJ!としか言いようが無い。
186abc:2008/04/23(水) 19:14:46 ID:HOjSlqIu
今日もGJでした。
強制女装&強制友達彼女にしちゃうシチュも入れていただきたいな〜
濃いグロは好きくないからソフトにお願いしたい。
個人的感想です。
187逆転姉妹@119:2008/04/24(木) 22:22:00 ID:w2Q+nBnK
>>180からの続きです

「さ、早く服を着て。ここに服を用意してあるから着るのよ。」
といって、茜が目で促した先には綺麗にたたんである洋服があった。言うまでもなく、男物ではなかった。
「お姉ちゃんの着てない服でもよかったんだけど、それじゃあちょっとユウコちゃんには合わないだろうと思って
昔着ていたのだけど、その服あげるね。」
あげるといわれても祐樹は全く嬉しくはなかった。しかし、返事をするときには全く逆のこと言わなければ何が
まっているかわからない。
「あ、ありがとう…おねえちゃん……」
「そう。喜んでくれてよかったわ。じゃ、お姉ちゃんも着替えるから、ユウコちゃんも着替えよ?」
「……うん。」
まだ、祐樹の中には女物を着るのには抵抗があった。しかし、茜に対する抵抗心は殆どなかったので、
黙って着ることにした。
(う……やっぱり、着たくない……でも着なくちゃ…)
そう思いながら、恐る恐る真っ白なショーツを手に取る祐樹。そして、覚悟を決めて履き始める。
(うわ……やっぱり気持ちいい…)
昨日やった、パンツ越しのオナニーを思い出してしまい、ペニスを少し勃起させてしまった。
(あっ……だめ…!お願い、収まって…)
しかし、祐樹の願いもむなしく、ペニスは中途半端に勃起したまま収まることはなかった。
これが、茜に見つかったらまた面倒になると思った祐樹は、先にスカートから履き勃起しているペニスを
隠すことにした。しかし、そのスカートにも問題があった。
(これ……どう履けばいいんだろ…)
男である祐樹が、スカートを履いたことはもちろんなかったため、どうやって履くかわからなかった。
ズボンとは違ってベルトを通す穴もなければ、ゴム製でもないのでズボンみたいに腰まで上げれば、ゴムが
締めてくれるということもなかった。これには祐樹もどうしようもできず、茜を呼ぶことにした。
しかし、呼んだら勃起していることが、ばれてしまう……と気づいた祐樹は、後ろ向きで茜を呼ぶことにした。
「ね……ねぇ…おねえちゃん……スカートが上手にはけないんだけど…履かせてくれない?」
「ん?スカートはけないの?じゃあ、おねえちゃんが履かせてあげるからちんとしているのよ。」
といって、茜は後ろ向きのまま呼んだ祐樹のことを、特に突っ込まないで素直に応じた。
(よかった……気づかれなかった……)
しかし、茜が気づかないはずがなかった。茜が、スカートを取り付けた所を見て、祐樹が安堵の表情
を浮かべているとき、いきなり布越しから茜がペニスを摩ってきた。
「あ〜やっぱりね。ユウコちゃんはおねえちゃんのパンツ大好きな変態さんだから、こうなるとは思ってたけど。
本当になってるなんてね(笑)おねえちゃん悲しいなぁ〜♪」
といいながらも、全然悲しそうにないような口調で祐樹のペニスをこする茜。その間にも、祐樹のショーツはカウパー液
でどんどん染みが広がっていく。
「あらあら〜なんか恥ずかしいシミができてるわよ〜?」
その言葉を聞いて祐樹の顔は真っ赤に染まる。
「っ〜〜〜!やめて…やめてよ……あぅ…はぁ…」
「そうね。祐樹ちゃんが止めて欲しいんだもん。止めてあげなきゃね♪」
といって、あっさりと止める茜。祐樹が本当は続けて欲しいと目で訴えかけても無視して、またドライヤーで髪を乾かし始める茜。
「ぇ………?そ、そんな…………」
「ん?どうかしたの?」
茜が何事もなかったように聞きなおす。
「え……いや……なんでもないよ…」
「そう。なら早く着替えちゃいなさい。そんな半裸でいると風邪ひいちゃうわよ。」
と、着替えをするように言う茜。一方の祐樹は風呂場に続いて脱衣所でも射精を中断されるもどかしさが続いてか、
茜が手をさすってないのにもかかわらず、ショーツのシミを広げていった。
188逆転姉妹@119:2008/04/24(木) 22:24:34 ID:w2Q+nBnK
(あぁ……イきたい…あともう少しなのに………小さくなればわかんないかも………)
茜が隣にいるにも関わらず、祐樹は小さくなって、そっと自分の手をペニスに持っていきオナニーを再開しようとした。
しかし、茜がそんなことを見逃す分けなかった。
「あら?ユウコちゃんどうしたの?おなか調子悪いの?」
といって近寄ってくる茜。そんな茜に対し祐樹はドキッとして身動きが取れなくなってしまった。
「!!……」
「あらあら、震えちゃって……どうしちゃったの?背中さすってあげる。ほ〜ら大丈夫よ〜。」
「あぁ…ぁ…りがとう……」
息絶え絶えに返事をする祐樹。もう終わりだ……と思っていた。
「前かがみになって何してるの〜?………何してるの?」
と、とたんに茜の声が冷たくなる。
「ひっ……」
「ねぇ……おねえちゃんに内緒でオナ二ーしてたの…?どうなの?」
冷たく、ゆっくりと確実に聞こえるように話す茜。
「あ…あの……私…女の子だから……ここ…ちっさく……して…おかないと…」
「あぁ、そういうことね。……でも、小さくする方法なら他にもあるんだよね?」
その言葉で、さっき耳元で言われたことを思い出す。祐樹の顔が青白くなっていく。
「ぇ……あ、、ご……ごめんなさい……もうしませんから……許して……」
と必死に許しをもらおうとする祐樹。
「ふぅ……まぁいいか。ユウコちゃんは変態さんだもん。仕方ないよね♪でも、こんどからは、私が良いっていうまで
勝手にオナニーしたら駄目よ。」
と、また新たな制約を勝手に付け加える茜。これで、祐樹は茜の許しなしに勝手にオナニーすることができなくなった。
「う、うん。約束するよ。」
「じゃあ、早く着替えてよ。本当に遅いんだから。それとも、半裸の方が心地良いの?」
「ち、ちがうよ……」
といって立ち上がり、再び着替えだそうとする祐樹。しかし、その前に気になったことがあった。
ショーツにシミが広がって、気持ち悪かったのだ。
「お、おねえちゃん……」
「今度は何!?」
半ば怒りながら、聞き返す茜。そのことばに少しビビリながらも、なんとか言い続ける祐樹。
「あ、あの……おねえちゃんのパンツにこんなにシミができちゃって……気持ち悪いし取り替えてくれないかな……?」
といい、スカートを自らたくし上げ、茜にみせる祐樹。祐樹の顔は恥ずかしいのか顔を赤らめていた。
「あら〜かわいい水溜りができてるわね♪でもだめよ。それはユウコちゃんがかってに汚しちゃったんだから、罰として
履いておくのよ。」
たとえ、自分が勃起させたとはいえ、射精をさせようとして、シミを作らしたのは茜だ。さすがの祐樹もこの気持ち悪さは
よっぽど耐えられないのか、少し抵抗した。
「そ、そんな……だ、だって……しみ作らせたのは…………」
「なに?私がシミ作ったから、関係ないって言いたいの?」
「…………な、なんでもない…」
189逆転姉妹@119:2008/04/24(木) 22:25:18 ID:w2Q+nBnK
といってあっさり抵抗するのを止めた。そして、着替えを再開した。祐樹が持ったキャミソールを広げてみると、そこには
ピンク色で、胸元には小さなリボンが付いていた。これはさすがの、祐樹も着るのを躊躇した。
(こ、こんなの………でも着るしか……)
しかし、立ち止まっていても仕方ないと思い、祐樹は思い切って着ることにした。小さいと思われたが、意外なほどぴったりと
サイズがあっていた。そのカッコはどっから見ても少女にしか見えなかった。祐樹は自分の姿が見えてないものも、今着ている
下着の自分の姿を想像すると、自然と顔が赤くなってしまった。
(な、なに考えてるんだ……早く服着なくちゃ……)
といって、最後に残った、袖に花模様のパッチがあしらわれ、胸元に黒い紐で装飾されているいかにも少女らしいブラウスを着た。
そして、茜に着替えが終わったことを告げる。
「お、おねえちゃん。服着たよ。」
茜が祐樹のほうを見ると、そこには男らしさの欠片もない祐樹の姿があった。
「ん〜?…可愛いぃ〜!!やっぱり、お姉ちゃんの服が良かったのかな〜??(笑」
その言葉に、恥ずかしいのか目を伏せわずかに赤くなる祐樹。そのしぐさがまた茜の加虐的な悦びを掻きたてる。
「こ〜んなに可愛いのに〜……ここは立派に男の子なんだよねぇ〜…ねぇ、本当に切っちゃおっか?」
といって祐樹のペニスをショーツ越しに軽くつかむ茜。
「ひぅっ……!そ、そんな………やめてよ……」
「ふふ、冗談よ。じゃあ、上に行って"祐樹"クンの洋服まとめてきましょう。先に部屋に行って服をまとめておくから、
ユウコちゃんは、大き目の袋を持ってきてね。」
「う、うん………」
と返事すると、上に向かう茜。そして、祐樹も後についていこうとしたが、スカートを履き慣れていないため歩く姿はどこか
頼りなかった。
「う……なんかスースーする……しかも、このスカートなんだか短いよ…」
さっきはペニスを隠すことで頭がいっぱいで気づかなかったが、茜が祐樹を辱めるためワザと短めのスカートを用意していたのだ。
わずかな風邪や階段を上る時、簡単に見られそうなほど短かった。
しかし、そんなことを気にしてられず祐樹は適当な紙袋を見繕って、自分の部屋へと持っていった。
「あ〜来た来た。ユウコちゃんみて〜この服、ダッサイよね〜(笑)"祐樹"クン、お母さんにばっかり服買ってきてもらってたの
ばればれ。」
とまるで、祐樹が他人だったことのように話しながら男物の服をたたんでいく茜。
(う……そんなこといったって……)
確かに祐樹自身服には全く興味なかった。なので、服は全部母に任せていたのも事実だった。
しかし、祐樹自身気に入っていたものもあったので、全てダサいと言いつけられるとさすがに傷ついた。
「で、、でも……その服、私はかっこいいと思うな〜……」
「え〜!?本当に〜??この服とかフロントにでかでかと何かいっぱいローマ字入ってるし、
それにこの服とかも青いチェック柄だし〜。あ、もしかして、ユウコちゃんはこんなの服を着てるような人が好きなのかな??」
「い……いや、好きとか嫌いとかじゃなくて……その……」
「??かっこいいってことはそういうことを言ってるんじゃないの?変なの。まぁいいわ。これ全部売っちゃっお。」
ついに売られる……と祐樹は思った。これを売られたら本当に女物だけしかなくなる危機感を感じて、祐樹は必死に売らせない
方法を考えた。
「……あ、でもおねえちゃんまだ高校生でしょ?それじゃあ古着屋に持っていっても売れないんじゃないの……?」
「ん?あ、そうねぇ……お母さんもいないし……承諾書ももらえないし……あ、じゃあ友人に弟いる子がいるから、その子に売っちゃい
ましょ♪大丈夫、ユウコちゃんが可愛くお願いすれば買ってくれるわよ。」
190逆転姉妹@119:2008/04/24(木) 22:26:24 ID:w2Q+nBnK
とさらっと言い返す茜。やはり、服を売らせないようにするのは無理だった。そんな祐樹に更に追い討ちをかけるように茜が言う。
「あ、そうそう。この部屋、もう要らないから、お姉ちゃんとユウコちゃんのお部屋にしましょ。ふふ、楽しみだね♪
毎日おねえちゃんと一緒に寝れて悲しい思いをしなくていいのよ♪」
祐樹は当然この部屋は自分の部屋だったわけだから、この部屋は当然自分の部屋だと思っていた。
「え、、だ、だってここは私のお部屋になるんじゃないの?」
「あら、ユウコちゃんも自分の部屋が欲しいの?でも、ユウコちゃんにはまだ一人部屋は早いと思うな〜。……それに一人部屋
あげちゃうと、また一人でいけないことしそうだしね(笑)」
といわれ、昨日したことを思い出し、ドキッとする祐樹。
「……し、しないよ……だから、ここを私のお部屋にして……」
「う〜ん……まぁいいか。ユウコちゃんも、もう高校生だもんね。この部屋はユウコちゃんの部屋にしてあげる。……でも!
寝るときはおねえちゃんの部屋で一緒に寝るのよ。わかった!?」
「う、うん。わかったよ。」
「じゃあ、この服を袋に詰めていきましょうか。」
といって服を祐樹が持ってきた紙袋に詰めていく。そして、全部詰め終わったところで茜の友人宅に向かうこととなった。
「友達の家まではそんなにないから、歩いていこうね。」
「うん……。」
祐樹は茜の友人のところに行くと何をされるかわからなかったので、正直怖かった。
そして、しばらく歩いていると茜が祐樹の異変に気づく。祐樹の歩くスピードが段々と落ちてきていたのだ。
スカートが風でめくれないように、手でスカートを押さえながら、下を俯き歩いていたから必然的に歩くスピードが落ちていたのだ。
「ちょっと、ユウコちゃん歩くの遅いんじゃない。それに、そんなにスカート抑えなくったってパンツなんか見えないよ。
それに、そんなに下俯いてんじゃ皆に可愛い顔見せられないでしょ。」
(そ、そんなこといったって……恥ずかしい)
「ほら、手をどかす。それと、顔を上にあげる。……あら〜顔真っ赤にしちゃって可愛いんだから♪」
「お、おねえちゃん〜……はずかしいよぉ……」
と茜にやっと聞こえるような声で話す祐樹。
「恥ずかしがらないの……あ、そうだ。じゃあ恥ずかしいのがどっかに飛ばしちゃうおまじないしようか?」
「え……なに…そのおまじないって……?」
と、祐樹が言ったらニヤッとにやけると茜がいきなり祐樹のスカートをめくり上げる。
「おまじないって言うのはねぇ……こういうことよっ!」
「キャッ……!」
と反射的に、スカートを押さえつけてショーツを見えないように隠そうとする祐樹。しかし、それはもうおそかった。
後ろからひそひそと男子の声が聞こえてきた。
「……おい、みたかよ。さっき、可愛い子のパンツ丸見えだったぜ」
「え、うそ、うわー見てなかった。お前写真とかとってねーの?」
「あるわけねーよwそれじゃ、このネタ今日のおかずにしよっと。」
後ろの話を聞いて茜が祐樹に言った。
191逆転姉妹@119:2008/04/24(木) 22:26:59 ID:w2Q+nBnK
「……よかったね、ユウコちゃん。可愛い子だってさ。それに、今日のおかずにもなっちゃったね(笑)」
「うぅ…………ひどぃよ……おねえちゃん……」
「でも、これで恥ずかしくなくなったでしょ?ほら、早く歩く。」
といって、どんどんと歩くスピードを速めていく茜。そんな茜の後をついていくのに祐樹は精一杯だった。
しばらくすると、茜の友人の家に着いた。
「さ、ついたわよ。"ピンポーン"……ごめんくださ〜い。由紀子〜いる〜?」
と、由紀子の名前を呼ぶ茜。しばらくすると由紀子が玄関のドアをあけ、2人を出迎える。
「おそーい。いったい今まで何してたの?もう13時よ。」
「ごめーん。妹のおめかししてたら遅くなっちゃった。それより早く家に入れてよ。」
「いいよ、入って。」
といい中に二人を入れる由紀子
「おじゃま〜♪」
「おじゃまします……」
「あ、この子が茜が言ってた妹?可愛い〜♪ね、お名前なんていうのかな〜♪」
と名前を聞いてくる由紀子。祐樹は恥ずかしながら答える。
「わ、私の名前は……ユ、ユウコっていいます……」
「あら〜ちゃんとお返事できるじゃない〜♪」
と、こっちもまるで高校生相手に褒めているようには見えなかった。そして、由紀子が茜に耳元で話す。
「……おめかしってうそでしょ?調教してきたの間違えでしょう?」
「ふふ……あたり♪ここまでするの、結構大変だったんだから」
とヒソヒソと話す二人。しかし、祐樹にはそんな会話どうでもよかった。
(早く帰りたいよ……)
すると、唐突に由紀子が切り出してきた。
「じゃあ、2階の私の部屋でまってて。私は、適当にお菓子を見繕って持ってくから。あぁ、あと美智子も
もうきてるよ。」
といって台所のほうに消えていく由紀子。そして、2人も2階に上がっていった。
「さ、ここよ。入りましょ。」
「お、おじゃまします……」
といってドアを開け、部屋の中に入る。
そこには、女の子らしく人形など綺麗に飾り付けされた部屋があった。そして、めがねをかけて本を読んでいる
女の子もいた。
「あ……茜先輩……こ、こんにちは。」
192逆転姉妹@119:2008/04/24(木) 22:42:17 ID:w2Q+nBnK
今回の投下はココまでです。
ちなみに、祐樹が着たブラウスのイメージはしたの画像を参考にしました。
http://www.b-shopz.com/tennoji-mio_nikki/5000039/img/20070522203507.jpg
女の服はよくわかんないんで、そこらへんは適当になっちゃいますがご了承くださいorz

あと、>>179
茜がスポンジをT字剃刀で の部分は正しくは
茜がT字剃刀で です。すいませんでしたorz

次回からの投稿ですが、ネタが切れてきたので遅くなりそうです。
(どれくらい遅くなるかはわかりません・・・最悪だいぶ空くかも)

>>183-185さん
読み手さんの励ましレスは、書き手にとって励みになります
ありがとうございます!

>>186さん
強制女装はしているつもりですが、強制友達彼女ってシチュがちょっとわかりませんorz
勉強不足ですいませんorz
193名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 01:53:28 ID:KAFAvntt
やっぱ寝る前に見に来てよかった。
今夜もGJ!でした

>>186じゃないけど
>強制友達彼女
ユウコちゃんを強制的に、茜の男友達の彼女にしてしまう、ということでは?
というか、私はそう解釈した(汗
194名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:18:22 ID:IlKnt1Z9
姉妹さんGJGJ!
これからお姉様方(茜さんの後輩もいるみたいだけど)にどう可愛がっていただくのか、wktkして待ってる!

ところで>>192の画像見れなかったんだけど、PCはダメ?

195名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:47:10 ID:jmY/xrD2
>>194
普通にPCで見れるけど>>192の画像
196名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 01:48:07 ID:yIJdXl+u
ゆかタン待ち
197名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 07:56:51 ID:D8TC3kzc
ツグタンもな…寸止めツラス
もちろん他の方のも超期待してます
198名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:05:55 ID:8T+uXoQW
むう、GWというのに何かテンションが上がらんと思ったら、ここの神がしばらく降臨してないからか…
一発ネタでもいいので何かplz
199名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 13:54:34 ID:o029bWmA
女装×男はキモいからやめれ
200名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 17:42:14 ID:IFsRmfWD
>>199
なら乞食のお前さんが何か書けyo!
201名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 15:22:43 ID:6qVCUURZ
>>199
男×女装という事ですねわかります
202名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:36:31 ID:az07s1I3
斬新さは女装×男、の勝ちだな。
203名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:30:07 ID:Sxp/WavP
女装×男か…
あまり無かったが充分アリかもしれないな
204名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:32:00 ID:poEoO3Eh
女装×女装がいい
205名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:34:13 ID:5S01Ty44
男装×女装も捨てがたい
206名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:51:52 ID:pUroH87v
女×女装×女装もいいよね
207名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 18:51:03 ID:MwiHDGrE
女装×鏡もちょっと見てみたい。
208名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 20:49:07 ID:txpsXLbe
可愛い男の子が好奇心からお姉ちゃんの、白い可愛いブラウス着て、ミニスカートはいてみたり。
鏡を見たら、スラリとのびた両足と太ももが。自分の足を鏡ごしに見てると、女の子の足を連想してしまって、いつのまにか勃起。
女の子って肌に触られると、どんなふうに感じるのかなと思って、好奇心で自分で自分の太ももをサワサワ。
以外と感じてしまう両足にビックリ。鏡に映る自分の感じてる姿を見て、さらに欲情してしまう。
女装した自分の姿を鏡で見ながら、オナニーするのがクセになったらいいよ。
209逆転姉妹@119:2008/05/04(日) 00:11:50 ID:9IJ5brwI
>>191からの続きです。

その声の主は、茜の一年下の後輩で茜が所属している運動部のマネージャーをしている美智子だった。
どちらかというと、茜のような活動的な感じではなく、祐樹のようなおとなしいタイプだった。
「美智子ちゃんこんにちは〜。あ、こっちは妹のユウコね。ほら、ユウコちゃん挨拶は?」
と、茜が顔を赤くして俯いている祐樹に挨拶するように促す。しかし、祐樹は茜以外の他人に(しかも自分より2年も下の後輩に)
自分の女装姿を見られてよっぽど恥ずかしかったのか、蚊の泣くような細い声で挨拶をした。
「あ……こ、こんにちは…。妹の、ユウコです…」
「ほらほら〜そんな声じゃ美智子おねえちゃんに聞こえないでしょ?お家にいた時の元気なユウコちゃんは、どこに行ったのかな〜?
ね、美智子ちゃんも聞こえなかったよね?」
美智子には聞こえていたが、茜が「聞こえなかったと言え」と言う風に目で訴えかけていたので、そのことに従うしかなかった。
「ぇ……あ、はい。私にも良く聞こえませんでした…。」
「そうよねぇ〜。ほら、ユウコちゃん。もっとはっきりと元気良く挨拶しなおして。あ、それと"今日はよろしくお願いします
美智子おねえちゃん。"って付け加えるのよ。」
と言い、もう一度挨拶をすることを強要する茜。祐樹はそれに従うしかなかった。
「うぅ……こんにちは。妹のユウコです。今日は…よろしくお願いします。…美智子おねえちゃん……。」
何とかさっきの声よりは元気に声をだす。しかし、声はやはり小さいままだった。
「う〜ん……少し元気がないなぁ〜。まぁいいか。ごめんね〜美智子ちゃん。この子なんか恥ずかしいみたい。」
「い…いえ……。とんでもないです……」
とあくまでも、遠慮しがちに話す美智子。
「あ、そういえば、美智子ちゃんの紹介をユウコちゃんにするのを忘れてたわね。この子は私の後輩で、私が所属している
バレー部のマネージャーをしているの。この子今はとってもおとなしいけど、実は……」
意味深に続きを話そうとすると、さっきまでおとなしかった美智子が茜が話を続かせないように、顔を赤くしながらすこし
大きな声で叫んだ。
「や、やめて!!……ぁ…や、やめてください……茜先輩…」
その声にビクッとする祐樹。そして、茜が申し訳なさそうに美智子に謝る。
「あ……ごめんね、美智子ちゃん。ちょっと喋り過ぎそうになっちゃったね。ごめんごめん。」
(なんなんだろ……なんか秘密でもあるのかな……)
と、祐樹は少し気になっていた。その時、由紀子がジュースとクッキーをお盆に盛ってきて部屋に入ってきた。
「おまたせ〜♪あら、何か気まずい雰囲気ね。茜またなんかやらかしたの〜?」
「ちがうわよ〜。ただ、ちょっと……ね。」
と言って、美智子のほうに視線を向ける茜。その感じでなんとなくだが、由紀子もわかった。
「……あぁ、そういうことね。美智子ちゃん大丈夫だった?変なことされていない?」
「ぃ………いぇ……とんでもないです……」
と、さっきと同じようなことを繰り返す美智子。
「ユウコちゃんも、茜には気をつけてね。この子"危ない"から。」
「…は、はい……」
今日の朝に脅された祐樹には、その言葉の意味がよくわかった。そのやり取りを尻目に、黙々とクッキーとジュースを
飲み食いする茜。
「あれ?皆食べないの?このクッキーちょっと味気ないけど、まぁまぁおいしいよ。」
一言余計に話す茜。その言葉を聞いて少し不機嫌気味に返す由紀子
「……悪かったわね。それより茜、何か買って欲しい物があるんじゃなかったの?」
「あ、そうそう。その件は、ユウコちゃんがお願いするんだったよね。」
と言って、祐樹に話を振る茜。
「ん?茜じゃなくて、ユウコちゃんが何か私に買って欲しかったの?なにかな〜?由紀子おねえちゃんにいってごらん」
「ぇ……あの…」
と、いきなり話を振られて戸惑う祐樹。その様子を見て由紀子が更にあせらせるような言葉を投げつける。
「ほら〜ちゃんと言わないとお姉ちゃんわからないなぁ〜?」
「えっと……その……祐樹の服を…買ってください……」
何とか服を買って欲しい趣旨を由紀子に伝える祐樹。しかし、由紀子は祐樹が誰かと言うことを知っているのにも関わらずまた攻め立てる。
「祐樹って誰?お姉ちゃんわかんないなぁ〜??」
「え……?あの……その……祐樹って言うのは……」
祐樹とは自分の"男の"時の名前なんてことも言えず、また戸惑ってしまった。そんなやり取りを見かねて、茜が助け舟を出す。
「ほらほら、由紀子もそんなにいじめないの。祐樹って言うのはね、私達のお兄ちゃんなの。ね、ユウコちゃん。」
210逆転姉妹@119:2008/05/04(日) 00:14:38 ID:9IJ5brwI
「そ、そうなの…。祐樹っての言うのは私のお兄ちゃんなの。それで、服が小さくなったから、由紀子お姉ちゃんなら弟がいるらしいから
買ってもらえないかなぁ……?」
と、何とか由紀子にお願いする祐樹。さすがの由紀子もこれ以上は攻め立てなかった。
「そうなの。それじゃあ、服見せて。……う〜ん…確かに私には中2の弟がいるけど……着るかなぁ〜?ちょっと女の私からみても
ダサいような……」
「ぇ……買ってもらえないの……じゃ、じゃぁ……しかたないよね……お姉ちゃん」
と言って、茜に言う祐樹。そのとき、茜が耳元でささやく。
「服が売れないとお仕置きだからね…」
その言葉を聞きぞっとする祐樹。なにが何でも売らなくては…という気持ちが祐樹を攻め立てる。そんな祐樹の表情をみて、由紀子が
ニヤけ、話し出す。
「う〜ん…いくら可愛いユウコちゃんでもこの服はねぇ……ちょっと申し訳ないけど、遠慮しとくわ。ごめんね〜」
「え……あ、あの…!お願い…買って……買ってください。いくらでもいいの…だから買ってください、お願い由紀子お姉ちゃん!」
お仕置きされると知ったとたん、必死で自分の男物の服を売り込む祐樹。そんな祐樹を見かねてか、今まで黙っていた美智子が助け舟を出す。
「あ……あの…由紀子先輩…。ユウコちゃんもこんなに頼んでいるんですから、買ってあげたらどうですか……?」
「う〜ん…。美智子ちゃんの言うことも、もっともね。それじゃあ、買ってあげる」
その言葉を聞き安堵の表情を浮かべる祐樹。「これでもう用がないから帰れる」と思っていた。しかし、その思いはあっという間に打ち砕ける。
「ただし!ちょこっと私からのお願いを聞いてくれたらね♪」
祐樹は茜のお仕置きが余程怖いのか、その言葉の意味を深く考えずにその"お願い"を聞き入れることにした。このことが悪夢の始まりだった…
「お願いって何かな…?あ、お部屋のお掃除とかかな…?」
祐樹は茜のように性的な悪戯はされないと信じていた。しかし、そんなわけなかった。
(馬鹿ね…普通気づくでしょ……)
心とは裏腹に由紀子は優しく言い正した。
「ううん、お部屋とかのお掃除なら、おねえちゃんがちゃ〜んとやっておくから大丈夫よ。……そんなことよりも、おねえちゃんユウコちゃん
が一人エッチしているところ見たいな〜?」
「ぇ……そんな……お、お姉ちゃん……」
祐樹が茜に助けを求める。しかし、こんな状況を茜が助けるわけなかった。
「ほらぁ〜由紀子お姉ちゃんがユウコちゃんの一人エッチが見たいって。まさか、できないって言わないよね♪ユウコちゃんさっきあんなに
イきたいよ〜ってお姉ちゃんにお願いしてたもんね。今なら思う存分射精してもいいのよ。」
祐樹はようやく先ほど茜が言っていた「後で射精なら存分にできる」という意味が解った。
「そんな……皆が見てる前でなんて……できない……できないよぉ……」
祐樹は顔を真っ赤にし、よっぽど恥ずかしいのかうっすら涙を浮かべながら俯いてしまった。しかし、由紀子は容赦なく言い放す。
「ほら、はやくやってよ〜。あ、美智子ちゃんカメラそこにあるから、ユウコちゃんが一人エッチ始めたら撮るのよ。」
と由紀子に言われて、美智子があらかじめ由紀子が用意していたビデオカメラを手に取り録画の準備をする。
「あ……はい…。」
ビデオを自分のほうに向けられ、さすがの祐樹もビデオカメラを構えている美智子に訴える。
「え……いや!やめて…!美智子おねえちゃん写さないで、お願い…!!」
そのカメラを見て、祐樹は真っ赤な顔を手で隠す。そして、茜が美智子に強くカメラを放さないように言いつける。
「美智子ちゃん、カメラ置いたら駄目よ。ユウコちゃんに同情する必要はないのよ。」
「は…はい。ごめんね………ユウコちゃん。」
と言って、素直に茜の言うことを聞きユウコにカメラを向ける美智子。更に由紀子が追い討ちをかけるように言う。
「さ、早くやってよ。いつまでそうやって縮こまっているつもりなの?まぁ嫌なら、別にいやならやらなくてもいいけど。でも、そうなると
ユウコちゃんどうなっちゃうのかな?茜がとってもきつ〜いお仕置きやられることは確かね。」
その言葉を聞き、祐樹は顔を隠している手をどけて、茜の目を見る。その目は、確実にやれと言っているように祐樹には聞こえた。
「うぅ……やり……ま…す……」
「そう、ユウコちゃんはいい子ね。じゃ、私達によ〜くみえるようにオナニーしてね。あ、後オナ二ーするときは、ちゃんと今からユウコは
オナニーします。皆さん見てください、って私達とカメラの前で言うのよ。」
211逆転姉妹@119:2008/05/04(日) 00:17:52 ID:9IJ5brwI
と由紀子が言うと、祐樹はスカートをめくりあげ、ショーツを下ろそうとする。しかし、やはり恥ずかしいのか中々下ろそうとはしない。
(恥ずかしい……でも、もう……)
祐樹は覚悟を決めるとショーツを下ろし、すっかり縮こまったペニスをさらす。そのペニスを見て顔を真っ赤にしながらもカメラを回し続ける
美智子と、ニヤニヤしながら見つめる茜と由紀子。そして、祐樹がさっき由紀子に言われたとおりに話す。
「い……今から…ユウコは……オナ二ー…しま…す。皆さん……見てください……」
やはり、声は小さかったが意外にも由紀子も茜もやり直しを命じなかった。そして、祐樹は自分の手をペニスにあてがい扱き始める。
「う……はっ……はぁ……はぁ……」
「あぅ……うっ…ぁ…はっ…はぁ………」
小さく喘ぎながらペニスを扱き続ける祐樹。その姿は、ペニスさえなければ本当に可憐な少女そのものだった。
しかし、極度の緊張か中々いくことができなかった。
「あれ〜?ユウコちゃんのアソコ、あんまり元気ないね。やっぱりズリネタがいるのかな。じゃあ、私がユウコちゃんのために一肌脱いで上げる。」
といって由紀子が履いていたズボンを脱ぎ、何の躊躇もなくショーツを脱ぎ捨てた。そして、祐樹の前でM字になって自らの性器を祐樹に見せ付ける。
「ほ〜ら、これ見て精子をどぴゅ〜って出して♪」
祐樹は目を背けたが、そんなこと茜が許すはずなかった。
「ほら、目を背けないの。ちゃ〜んと見るのよ。」
茜の言う通りに祐樹は、由紀子の性器を見ながらペニスを扱き続ける。今日の朝、茜の性器も見たはずの祐樹だが、そのときは恥ずかしさでいっぱいで
まじまじと、異性の性器を見ることなどできなかった。
(あぁ……由紀子おねえちゃんの…おまんこ……)
「はぁ……はぁ……う……はぁ……」
「な……なんだか、ユウコちゃんのオナ二ー見てたら私もしたくなってきちゃった……」
と言って、由紀子までオナニーを始めた。その様子を見ていた茜はやれやれという感じで見ていた。
「はぁ…まぁそれほどユウコが可愛いってことだからいいか……美智子ちゃん、ちゃんと撮ってる?」
といって美智子のほうを見ると、顔を真っ赤にしながらも黙々と祐樹のオナニーを撮っている美智子の姿があった。
「………」
「はぁ……はぁ……うっ…あっ……」
「ユウコちゃんイきそうなの…?はぁ……あっ……あぅ…お、お姉ちゃんもイ…きそうから…一緒に……」
と息絶え絶えに言う由紀子。その言葉に祐樹も答える。
「う……うん……ユウコも……イク……いっちゃう……あぅう……!」
「あ……私も…いくぅ……!」
といって思いっきり射精する祐樹。それとほぼ同時イク由紀子。祐樹の精液と由紀子の愛液が、床のカーペットを汚していった。
「はぁ……はぁ……」
「ユウコ……ちゃん……すごいかわいい……はぁ……はぁ……」
といい二人とも息を荒くして、なんとか今の興奮を鎮めようとしていた。そのとき、茜からあきれたような声が聞こえてきた。
「まったく……由紀子までオナニーすることないでしょうが……」
「ごめ〜ん。あんまり可愛く必死にオナニーしているユウコちゃんの姿見てたら…つい…ね。」
茜は「はぁ〜」とため息をつき、美智子に話しかけた。
「まったく……美智子ちゃんもあきれてるわよ。ねぇ、美智子ちゃん。……あら、何もじもじしてるの?」
美智子のほうを見ると、何やら自分の太ももを股にすり合わせていた。美智子もユウコと由紀子のオナニーをみて興奮していた。
「!!……いえ……なんでも…ないです…」
驚いて茜のほうを見る美智子。すると、茜は由紀子にアイコンタクトをし、由紀子に伝える。すると、由紀子は美智子のほうにすりよって
美智子の股をまさぐり始めた。
212逆転姉妹@119:2008/05/04(日) 00:19:53 ID:9IJ5brwI
「あらら〜美智子ちゃんのアソコもうずいてきちゃったの〜??」
「いや……やめてください…先輩……」
美智子の必死の抵抗もむなしく、由紀子によってスカートを外され、純白のショーツが引き落とされた。そこには、女の子にはあるはずのないものが
そそりたっていた。
「いやっ……!みないでお願い……!!」
「あはっ、やっぱり〜♪相変わらず大きいね〜。こ・こ・♪」
といって、由紀子が美智子の大きくなっているペニスをさする。
「あぅ……やめて……ゃ……!」
「ほら〜そこまでよ。由紀子。悪乗りしちゃ美智子ちゃん可愛そうでしょ」
といって茜が、由紀子の暴走を制止させる。そして、美智子が持っていたカメラをいったんテーブルの上におくと、何がなんだか状況を把握できていない
ような感じの祐樹に説明する。
「いきなりびっくりさせちゃってごめんね。この子、おちんちんは生えているけど、ちゃ〜んとおまんこもあるのよ、ほら」
と、茜がペニスの下にある女性器を祐樹に見せる。その本人の美智子は恥ずかしくて顔を手で隠していた。
「っ〜〜〜!!」
それを見ても祐樹はびっくりして目を見開いていた。そんな祐樹の表情をみて、更に茜は話を進める。
「ふふ…びっくりした?この子はね……両性具有者っていうの。……つまり、"ふたなり"ってこと。」
祐樹はふたなりって言葉自体は知っていた。昔エロ漫画を興味本位で読んだときに何度かその言葉が出てきたこともよくあり、ズリネタとしても使ったことも
あった。しかし、本当にあるものだとは知らなかった。そして、茜は顔を隠している美智子にこっそり耳元で話しかけた。
「ねぇ…ユウコちゃんの処女、欲しい?」
「………………はぃ…ユウコちゃんの処女…私にください……」
と、ユウコとセックスすることをお願いする美智子。そんな美智子を見て、さらに茜は話を続けた。
「ふふ……可愛い子…いいわ、あげる。可愛い後輩のためだもんね。でも、処女をあげるんだから、ちゃんとユウコちゃんをエスコートしてね。
そうしないと、ユウコちゃんいやいやしちゃうからね。由紀子は私が黙らせておくから、しっかりやるのよ。」
といって、美智子の背中をポンポンと軽くたたく茜。そして、茜が美智子から離れると、覚悟を決めたように美智子はキョトンとしている祐樹のところに
向かう。そして、祐樹のそばに座ると、祐樹にしか聞こえないような小さな声で話しかける。
「ね……ねぇ……こんどは……私と……いいことしよっか……?」
「ぇ……いいことってなに……?もう、私…帰りたいよぉ……」
話のわかるのは、唯一この美智子しかいないと思った祐樹は、必死に美智子に悲願する。そんな今にも泣きそうな祐樹の顔をみてキュンとする美智子。
しかし、美智子は自分の性欲のためにも許すわけにはいかなかった。
「あ……あのね……それはできないの……ごめんね……それに…私のアソコも…こんなんになっているから……ね…お願い……お姉ちゃんと…しよ?」
美智子は2人とは違い、やさしくお願いした。それが祐樹の良心に効いたのか、祐樹も承諾した。
「う……うん。いいよ……。でもあんまり痛いことはしないで……」
「うん……なるべく痛くしないようにするから、、じゃ、じゃあアッチのベットにいこうね……」
といって、祐樹をベットにエスコートする美智子。そんな二人を由紀子は、ただ指をくわえてみているだけだった。
213逆転姉妹@119:2008/05/04(日) 00:22:04 ID:9IJ5brwI
今日の投下分はココまで。相変わらず素人くさいSSですが読んでくれれば幸いです。
ふたなりとか嫌いな方いたらごめんなさいorz
214名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:20:06 ID:bUKXiAKF
GJ!!!!!
久々に神降臨!!!!
215逆転姉妹@119:2008/05/05(月) 16:58:42 ID:4hiMTtfk
「いいなぁ〜私もユウコちゃんとセックスしたい〜」
「あなたは黙ってるの。」
祐樹はセックスと聞いたときは、自分が挿入する側だとおもっていたが、その勝手な思い込みはすぐに間違えだったと気づくことになる。
そして、美智子がベットの上に祐樹を座らせると、祐樹に自分の勃起したペニスを見せつけて言い放す。
「あの……ユウコちゃん…これ……フェラしてくれない…かな?」
「ぇ……そんな……できないよぉ……」
祐樹が拒むことは、簡単に予想できた。しかし、さっきまで大人しかった美智子とは違っており、とても先ほどと同一人物とは思えないほど積極的だった。
「できないじゃ……ないの。ほら、しゃぶるの!」
といって突然、祐樹の頭を掴み、自分のものを強引に祐樹の小さい口に入れる美智子。いきなりの美智子の行動にびっくりして、目を見開く祐樹。
「ぁ……ごめん。ごめんね……でも……とまらないの…あぁ…ユウコちゃんのお口気持ちいい……」
「むぐぅ……ふご…む……んぐぅ〜!むぐぉ〜!」
どうやら、祐樹は「やめて!」と言いたいようだったが、そんなことお構いなしに祐樹の口を美智子は犯していった。
「気持ちいい……気持ちいいよぉ……はぁ……はぁ……もっとぉ…もっとおくまで……」
「!!!んぐっ………がぁあ…………んぐぅ……!」
美智子は殆どオナホールのように祐樹の喉の奥まで、勃起したペニスを出し入れしていった。そんな様子を茜は別に野次をかけるわけでもなくじっと
カメラに収めていった。しかし、由紀子はちょっと心配そうにつぶやく。
「あらら……ユウコちゃん苦しそう…」
美智子はよっぽど溜めていたのか、もう射精しそうになっていた。
「あぁ……気持ちい……でるぅ……でるよユウコちゃん……いっぱいだすからね…飲んで…私の精子のんで……!あぅ…!」
「!$)!!」
祐樹はなにか言葉を発しようとしたが、美智子のペニスが邪魔で声を発することができなかった。そして、どくどくと、祐樹の喉に直接射精していった。
「はぁ……はぁ……はぅ…」
「ぷは!げほっげほっ……!あぅ……苦い……」
祐樹が精子をこぼしそうになったがそれを、美智子が強引に口に戻して飲ませた。
「むぐっ!?うぅ……ゴクっ……ひどぃよぉ……美智子おねえちゃん……うっ……」
あんまりの突然の行為に祐樹は驚いて少し涙を流していた。
「ご、ごめんなさい…あんまり愛らしかったから……ごめんね……泣かないで……」
「うぅ……ぐすっ……」
そんな祐樹をみて、美智子は茜と似たような感情を持つようになっていた。
(あぁ可愛い……この子を私の手で汚したい……めちゃくちゃにしたい……)
おそらく、先ほどまでの美智子ならこんなことは思わなかったであろう。しかし、今は理性が吹っ飛んでしまっていたためか、祐樹を悪戯したい、自分の物にしたい
と言う気持ちが率先して出てきていた。そんなことを思ってか知らず、美智子のペニスはまだまだ足りないと言わんばかりに勃起していた。
「……なんだか熱くなってきちゃった。」
といって、着ていた上着もブラも脱ぎ、全裸になる美智子。そんな美智子を見て赤くなり、目を背ける祐樹。そして、美智子が全裸の状態で祐樹の背中から抱きつく。
「こんな可愛い服が汚れたら、茜先輩にしかられちゃうから、脱ごうね。」
と言い、白いブラウスを脱がせる美智子。祐樹は一瞬抵抗しようと美智子の手を跳ね除けようとしたが、その手を美智子が優しく制した。それ以降は祐樹もさきほど
強引にフェラされたこともあってか、抵抗しなかった。そして、下着のキャミソールも脱がされ祐樹も全裸にされてしまった。そんな祐樹を見て美智子がつぶやく。
「……かわいい。これで本当に…ペニスがなかったら女の子なのに……ぁ…ごめんね。ユウコちゃんは女の子だったよね…」
この言葉で、今まで自分がやってきたことと、忘れかけていた男であるということを思い出し、ますます顔を赤くする祐樹。そんな祐樹を尻目に、美智子は祐樹の胸
に近づく。
216逆転姉妹@119:2008/05/05(月) 17:01:44 ID:4hiMTtfk
「ここ、可愛いピンク色だね。……ちょっと悪戯しちゃお。」
といって、祐樹の顔をのぞきこむと祐樹をやさしく押し倒し、胸を口で甘噛みしたりしゃぶり始める美智子。
しばらくすると、祐樹の口から段々と喘ぎ声が聞こえてきた。
「ぁ……いやぁ……あぅ……」
「ふふ……ユウコちゃん気持ちいい?」
そんな美智子の問いかけに、素直に答える祐樹。
「はぅ……う……うん……気持ちい……」
「かわいい……じゃあ、もっと気持ちよくなろう……?」
といって、美智子は自分の胸と祐樹の胸を擦り合わせながら、祐樹に濃厚なキスをする。実は祐樹にとってはこれが始めてのキスだった。
そして、美智子にとっても同姓とは何回かキスはしたが異性としたキスはこれが初めてだった。
「んむぅ……はぁ……ちゅっ……」
「…むぅ……あ……ん……」
こんな状況の中でも茜は二人の邪魔をしないように、野次などを飛ばさずに黙々とカメラに二人の様子を取り続けていた。
その横で由紀子が、ヒソヒソと茜に耳打ちする。
「……ね…ねぇ。このままじゃユウコちゃん、美智子に取られちゃうかもね。」
「……そうね。でも…面白くなってきたと思わない…?美智子ちゃんなら、ユウコの立派な"彼氏"になってくれるわよ(笑)」
「ふふ……本当に怖い"お姉ちゃん"ね(笑)」
そんな二人を尻目に、カメラも忘れて堂々とキスを続ける美智子と祐樹。美智子の体と祐樹の体には胸以外にも、二人の勃起したペニスが押し付けられていた。
「んふぅ……はぁ……ユウコちゃんのおちんちん……とっても熱くて火傷しそう……」
「み……美智子おねえちゃんのモノだって……熱いよ……」
トロンとした目でちょっと恥ずかしそうに、はぁはぁと息継ぎをしながら言う祐樹の姿は、美智子が今までなかった衝動に駆られた。
(も……もうだめ……我慢できない……)
そう美智子が思うと、重ね合わせていた体を起こしベットの横においてあった透明な液体が入った容器を手元に持ってくると、それを自分の手に塗りつける。
「ね……ユウコちゃん……もっと気持ちよくしてあげる……」
「??」
これ以上どう気持ちよくするのというような顔で美智子の顔を見つめる祐樹。
「ユウコちゃん……ちょっと四つんばいになってくれない?」
と美智子が言うといわれるままに、祐樹は体を起こして、美智子の前で四つんばいになる。
「これで……いいの…?」
少し不安気に言う祐樹。
「うん……楽にしてね…。」
と言って、先ほど手に塗った透明な液体…ローションを祐樹のアナルに塗りつける。
217逆転姉妹@119:2008/05/05(月) 17:02:13 ID:4hiMTtfk
「ひゃっ……!美智子お姉ちゃんなにするの……」
突然、自分のお尻に響く冷たくて不思議な感覚にビクッとする祐樹。しかし、美智子はお構いなしに尚も塗り続ける。
「じっとしてて……。はぁ…あぁ……」(あぁ……早く入れたい……)
「お姉ちゃんやめて……こんなの駄目だよぉ……あぅ…!」
しかし、そんな祐樹の願いも興奮している美智子の耳には届かなかった。そして、美智子は祐樹のアナルに指を入れた。
「じゃあちょっと……指入れるけど動かないでね……」
「!!…や、やめて!なんかへん…お尻が…抜いてよ!」
体をくねらせて、必死に美智子が入れた指を引き抜こうとする祐樹。
「動かないでって言ったでしょ!」
突然、祐樹を叱る美智子。そんな美智子声を聞き驚いたのか、ピタッと動かなくなる祐樹。祐樹は美智子が興奮状態であることは解っていたので、
これ以上怒らせると何をされるかわからないということを、茜から身をもって知っていたからだった。
「…そう……それでいいの……」
といって、何度かローションを塗りつけた指を出し入れする美智子。
祐樹は本当は異様な異物感がしてたまらなかったが、叱られたこともあり声には出さなかった。
(なに……この変な感じ……)
「……うぅ……」
「さ、そろそろね……はぁ……はぁ……やっと……ユウコちゃんの中に……」
と言って、祐樹のお尻に自分のペニスを擦り付ける美智子。そんな美智子の声を聞き、祐樹は後ろを向くと美智子が膝立ちになっており、
ペニスを今にも挿入しそうな美智子の姿があった。その姿を見て、祐樹は青ざめていった。
「!!や、やめて!無理、無理だよ!そんなの入らないよ!!」
「駄目……いままで散々我慢してきたんだから……ユウコちゃんがいけないのよ……あんないやらしいオナニーするから……」
しかし、祐樹の抵抗もむなしく、美智子が祐樹を犯すという行為を止めようとはしなかった。
「おねがい……お願いだよ……何でもやるから……フェラでもなんでも……」
あまりの怖さに祐樹は少し震えていた。しかし、そんな祐樹の姿すら今の美智子には愛おしく感じていた。
そして、美智子は祐樹のアナルの周りを自分のペニスでしばらく撫で回した後、ついに祐樹のアナルに自分のペニスを挿入した。
218逆転姉妹@119:2008/05/05(月) 17:05:04 ID:4hiMTtfk
今日はここまでです。GWなのに予定がない独り身なので単発でも書いてみようと思います
219名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:47:52 ID:bUKXiAKF
今日もGJ!!!

GW終盤になってようやくいい感じになってきたな
220名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 17:09:57 ID:/LR9iYsg
これは・・・・・・・








                  ・・・・・・・・・・・・・・・神!!
221名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 23:45:11 ID:b2VakRpm
単発ネタですが投下したいと思います。
女装(男)×女装(男)なので嫌いな方はスルーするかあぼーんしてください。
ちなみに、あんまりエロくないですorz
222単発ネタ:2008/05/06(火) 23:45:43 ID:b2VakRpm
「はじめまして、佐藤信二といいます。これからよろしくお願いします。」
ある日、うちのクラスに転校生がきた。なんとなく、僕と似ているような感じがした。
そして、僕の横の席がちょうど空いていたので、佐藤君は僕の隣に座った。
「はじめまして。僕の名前は若林悠太。よろしくね」
「こちらこそ。」
彼と一緒に話してみると、どうやら趣味も性格も似たような感じだったから、親近感が
もてた。それから僕達は、よく遊ぶようになりいつの間にか仲のいい親友になっていた。
そして、今日も何事もなく一日が終わるはずだった……。

それは、僕と佐藤君が図書室に行って、教室に帰る途中におきた。クラスのいじめっ子が
ワザと佐藤君にぶつかって、絡んできたのだ。
「うわっ…」
ぶつかった衝撃で本が落ちる。その本をいじめっ子が思いっきり踏みつけて、拾えないようにした。
「ね……ねぇ、脚どかしてくれないと本が拾えないよ……。」
「おい、佐藤。お前どこみてあるいてんだよ。そんなに拾いたきゃ、慰謝料払えよ。」
「ぇ……そんな…お金なんて持って着てないし……」
「じゃあ、お前のその女みたいな手で俺の脚どかして持っていけよ。まぁむりだとおもうがな。」
必死に脚をどかそうとしている佐藤君。そんな、佐藤君を僕はじっと見ていることしかできなかった。
「んっ……ぐっ…」
「はは、見てみろよこいつ。ばかじゃねーの?こういう脚は、こうしてやるか。」
いじめっ子が脚をどかそうとしている佐藤君の手を思いっきり踏む。でも、佐藤君は何も言わずに
ぐっと目をつぶり、こらえているだけだった。そんな、佐藤君を見ていて何もできない僕は、情けなくなり
初めて親友を守るために反抗した。
「や…やめろ!脚をどかせよ!」
「お、なんだ?彼氏のお出ましか?」
「う、うるさい!どかないと本気でぶつぞ!」
僕の手は恐怖からか怒りからかはわからなかったが、手が震えていた。
「おいおい、そんな手で俺を倒せんのかよ?ほら、かかってきな。早くこいつを助けてやらないと、彼女の手が
とれちゃうぜ?」
踏んでいる足でギリギリと力を入れているのがわかる。
「くっ……くそぉ!」
そして、僕は持っていた本の角で思いっきりいじめっ子の頭を殴る。なんどか僕も殴られるが、しつこく本で殴った
ため、ついにはいじめっ子は諦めてその場から逃げていった。
「くっ…くそ!覚えてろよ!」
そして、僕は踏まれた手を撫でている佐藤君のところに近寄り声をかけた。
「だ、大丈夫?佐藤君?」
「う……うん。大丈夫だよ……。それより、ごめんね。僕のせいでこんな怪我までしちゃって…」
佐藤君が心配そうにさする腕を見ると、少しあざができていた。そのとき、なぜか僕はどきどきして、顔が少し赤くなった。
「だ、だいじょうぶだよ。それより、早く教室にもどろ?授業が始まっちゃうよ。」
(なにかんがえてるんだ…僕は……)
「う…うん…。そうだね。」
そして、僕達は教室に戻っていった。それ以降、なぜか僕はドキドキして佐藤君に話しかけることはできなかった。
そして、放課後、佐藤君が家に誘ってくれた。
「ねぇ、僕の家によっていかない?」
「う、うん。寄らせてもらうよ。」
出会ってから結構立つけど、今まで佐藤君の家には一回も入ったことなかった。僕は佐藤君の家によることにした。
「ちょ、ちょっとまっててね。すぐに終わるからね」
「う、うん。」
何か知らないけど、僕は佐藤君の部屋の前で待たされた。しばらくすると、部屋の中から佐藤君の声が聞こえてきた。
「入ってもいいよ。」
「じゃあ、はいるよ。おじゃまし……」
223単発ネタ:2008/05/06(火) 23:46:57 ID:b2VakRpm
僕は唖然とした。そこには、佐藤君しかいないはずだったのに僕の前には髪が長く、真っ白なワンピースを着ている
少女が独りいたのだ。僕は、部屋を間違えたのかと思い、すぐに出て行った。
「ご、ごめんなさい…!間違えました…」
「あ、まちがえてなんかないよ。僕だよ、佐藤だよ。」
よく見ると、それは本当に佐藤君だった。僕は信じられなかった。それからは何も言葉が出なかった。
「………」
「ごめんなさい。幻滅しちゃったよね……。でも、何か若林くんに会ってから……ドキドキしていて…なんていうか…
友達っていうか……恋人…みたいな……」
言い終える頃には、佐藤君の顔は真っ赤になっいた。そのしぐさは本当に少女にしか見えなかった。
「そ、そんなことない。佐藤君本当にかわいいよ。ただちょっとびっくりしちゃって……実は…僕もさっき腕をさすって
もらった時……ドキドキしてたの…」
僕は佐藤君に素直に自分の気持ちを打ち明ける。それを聞いて、佐藤君の表情も少し和らいでいった。
「そうなの…うれしい……実は、僕が転校してきたのも……これが原因なんだ。実はね、前の学校でも……好きになった友達
がいて、そのことを思い切って打ち明けたら……裏切られちゃって……そのことで皆に"オカマ"呼ばわりされちゃったんだ…
それで、耐え切れなく…て…うぅ…。」
必死に涙を堪えながら、話し続ける佐藤君
「でもね、仕方ないよね。ほんとのことだもん……。でも今はそれでよかったと思ってるんだ……転校できたおかげで、若林
クンみたいな、素敵な友達に会えたし…。」
「うん。僕もだよ。実はね、佐藤君が来るまで、まともに友達なんかいなかったんだ…。だから、嬉しいよ。僕は裏切ったりなんか
しないから安心して。だから、泣かないで…。」
そういうと、佐藤君の顔がぱっと明るくなった。
「ありがとう。ね、もしよかったら、若林君もこんな格好してみない?若林くんなら、似合うと思うよ。」
確かに僕は、昔から女の子に間違えるぐらいだった。幼稚園の頃は男の子よりも、女の子とままごとをして遊んでいた。
そして、小学生になった今でも、髪が伸びてきたせいか、女の子に間違えられることがある。でも女装なんてしたことなかったかr
やっぱり抵抗があった。
「えぇ!?僕なんかだめだよぉ。佐藤君は可愛いけど、僕がやると変になっちゃうよ…。」
「そんなことないって。…それとも、やっぱり嫌?…そうだよね。ごめんね、無理にさそったりして。」
ちょっと寂しそうな顔をする佐藤君。僕はそんな佐藤君の表情に耐え切れなくて、ついに承諾した。
「う…ぼ、僕もやるよ。似合わないと思うけど、ちょっと興味あるし……。」
「本当?じゃあ、着替えよ。」
ぱっと明るくなると、佐藤君は嬉しそうにクローゼットからおんなじワンピースを持ってきて、棚から飾りがついたゴムと
髪をとかすくしを持ってきた。そして、僕は言われるままに服を脱ぎ、パンツ一丁になった。男同士なのになんだか恥ずかしかった。
「ふふ…顔赤くして、恥ずかしいの?恥ずかしがることないよ。僕も男だからね。」
「う…うん。でも恥ずかしいよ……」
いつも身体検査のときなら全然恥ずかしくないのに…。そんな僕を尻目に僕の髪をくしでとき、星とつきが飾りでくっついていた
ゴムを僕の髪の毛に結びつけている。でもどうつけているのかは、鏡を見ていないので全然解らなかった。そして、ワンピースを
着させてもらう。
「さ、完成したよ。鏡で見てみようか。」
「うん…。」
どんなんになっているかは、ちょっと心配だった。佐藤君の部屋にあった身長大の鏡で僕の姿を見てみる。
「え……これ…僕なの……?」
「そう、君だよ…。」
後ろから覗き込む佐藤君と僕の姿が鏡に映る。そこの僕は、ワンピース姿に髪型は佐藤君に聞いたところ、ツインテールという髪型
らしい。そして、佐藤君は僕とおそろいのワンピース姿に、髪型がいつも結んである髪を下ろしてあったので長髪だった。
そんな二人の姿は、とても男には見えなかった。
「若林君可愛い……」
すると、いきなり僕の顔を後ろに向けると、キスをした。僕は初めてだったけど、拒むことなんてできなかった。
「んっ……」
「ぷっ…はぁ…若林君目がトロンとしてる…すごくエッチな顔だよ。」
「そんな…こと…」
確かに僕は、そんな顔していたのかもしれない。でも、佐藤君も顔が赤くなっていた。
「ね、きもちいいこと…しよ?」
僕の顔をなぞるように触る佐藤君。気持ちいいことって何かはよくわからなかった。すると、佐藤君は突然僕のワンピースをめくり上げ
ブリーフを下げて、いつの間にか大きくなっているアソコを扱きはじめた。
224単発ネタ:2008/05/06(火) 23:48:22 ID:b2VakRpm
「やだ……なにするの…あっ……佐藤く……あぅ……」
「ね、きもちいいでしょ?…こうやってやると、真っ白なオシッコが出てとっても気持ちいいんだよ。」
え、それってお漏らし?と、言おうとしたが、気持ちよさが前面に押し出してきて、僕は声に出せなかった。
その間にも、佐藤君がどんどんとアソコを扱くスピードを速めていった。
「あっ……あぅ……だめぇ…はぁ……ぅ…だめぇ……なんか……なんか…くるぅ………」
それは何か感じたことがない感覚だった。そして、僕のアソコから大量に白いオシッコみたいなのが出てきた。
その白いオシッコが、僕の着ているワンピースをいやらしく汚していった。
それは、佐藤君の言う通り、とても気持ちよかった。あんまり気持ちよすぎて、僕は立っていられなくなり腰が座ってしまった。
鏡の中の僕を見ると、佐藤君の行ってた通り、顔がピンク色に染まっていて目がとろんとして更には、よだれまでもだらしなく出て
いた。
「はぁ……はぁ……」
「ふふ……とっても可愛い……よっぽど気持ちよかったのかな?よだれでてるよ?」
僕はそういわれると、拭こうとしたがその力さえも出てこなかった。そして、僕がしばらく座って、興奮を収めようとしていると
佐藤君がワンピースを自らたくし上げ、パンツを下ろし、僕に大きくなっているアソコを突き出してきた。
「ね……ねぇ……佐藤君のエッチな顔みてたら、僕のココも大きくなっちゃった……お姉ちゃんの部屋にあったエッチな本に
書いてあったんだけど、おちんちん舐めると気持ちいいんだって……だから……なめてくれない……?」
僕に断ることなんてできなかった。それは、気持ちよくしてもらったお礼とかとは、違うような感じだった。なんというか、
自然に、つられていった。
「う……うん…なめてあげる……」
僕は誰に教わったわけでもなく、僕は佐藤君のアソコを舐め始めた。それは、とっても苦くて変な味だったけどなんだか興奮してきた。
「あっ……はぅ……気持ちいいよ……若林く…はぁう…!」
いつの間にか、僕の後頭部は佐藤君の手でがっちりと押さえられていた。
「んぐっ……ちゅっ……んっ……」
「あぁ……あっ……あぅ……でちゃう……若林君のお口に……はぅ…でるっ!」
佐藤君は僕の後頭部を抑えながら、思いっきり僕の口に白いオシッコを出し続けた。その臭いや味はとても青臭く、なんともいえない
味だった。
「ぷはっ……あぅ……ひどいよぉ……佐藤君……」
「はぁ……はぁ……ご、ごめんぇ……はぁ……はぁ……」
佐藤君が出した白いオシッコが僕の着ているワンピースにぼとぼと落ち、更に汚れていく。佐藤君が、さっきの僕みたいな顔をしていた。
そんな、顔がとても愛らしく見えて、今度は僕から佐藤君にキスをした。
「んっ……ちゅ……」
「!……はむ……ちゅ……」
さっきより、そのキスは少し長かった。そして、キスが終わると僕達は見つめあった。しばらくの沈黙の後、佐藤君が口を開く。
「ねぇ……これで、僕達……恋人……なの…かな?」
「うん……僕達は……恋人…だよね…。」
そう僕は言った。僕は冗談じゃなくて、本当に佐藤君が愛らしいと思っていた。しばらくすると、佐藤君の目がまた潤んできた。
「うれしい…。僕……うれしい……嬉しくて…涙出てきちゃった……」
「僕が拭いてあげる…」
佐藤君の落ちてくる涙を指で拭く。そして、僕達はその日、佐藤君のお母さんが帰ってくるまで、一緒に嬉し涙を流したり、
キスをしたり、抱き合っていた。その日からは、僕達の仲はより一層深まった。あんまりくっついているから、カップルとかオカマ野郎とか言われて
からかわれたりしたこともあったけど、そんなこともうどうでもよかった。なぜなら、本当に愛し合っているのだから…。
225単発ネタ:2008/05/06(火) 23:50:01 ID:b2VakRpm
今日の投下分はここまでです。
226単発ネタ:2008/05/06(火) 23:54:16 ID:b2VakRpm
連投すいません。ざっと見たところ早速誤植があったので訂正します。
×脚→○足
×「はは、見てみろよこいつ。ばかじゃねーの?こういう脚は、こうしてやるか。」
○「はは、見てみろよこいつ。ばかじゃねーの?こういう手は、こうしてやるか。」
さっと見ただけなので、まだ変なところあるかもしれません。
そこらへんはご了承くださいorz
227単発ネタ:2008/05/07(水) 01:08:58 ID:zXBp9RDQ
すいません。もう一つ訂正です
>>224
×「ね……ねぇ……佐藤君のエッチな顔みてたら、
○「ね……ねぇ……若林君のエッチな顔みてたら、
でした・・
228名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 02:03:47 ID:68+vLcaN
力作乙!!!!
229名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:09:44 ID:IUnc+gbZ
ノンケのはずなのに萌えてしまった
GJ!
230名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 20:33:40 ID:2aa0F8Oi
お前はすでに、ノンケじゃない・・・
231名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:11:08 ID:xABRPOq2
おお、また新しい神降臨!
GJでした


誤字等については、一旦メモ帳(Notepad)で書いてから推敲して、そして
コピペで投稿するといいと思うよ
232名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 22:02:55 ID:uuVh7Jor
>>230
ゔ・・・、否定できないかも


ところで、蒸し返すようで申し訳ないが、
「女装×男はキモい」って人がたまに出てくるけど
その人は、男の娘に萌えているのではなく
男の娘をイジメる女性だけに、萌えているのかなと
ふと、そんなことを思った
233名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 01:08:36 ID:0/cZQ+tu
女装×男だったら同性だからじゃないの?
同性(男×男)=ホモ=アッー!
234名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 01:59:32 ID:bxacAGQ+
正直、ホモネタの文章や絵すら忌避する感覚がさっぱり分からない。

そりゃリアルな映像(ホモAVとか)は嫌だけどね。
235名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 04:13:51 ID:a/+cRkFH
でも綺麗なシーメール動画やAVには興奮する!ふしぎ!
236名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 07:29:31 ID:a/+cRkFH
エロ製品を作るとき、一般的にはエロ漫画エロゲーの主役やAVの男優側に客を自己投影させれるように展開を作っていく。

で、女装モノの場合読み手はどちらに感情移入するか。
男×女装ならどちらにも感情移入できる。
女装×女ならまず女装側だろう、ただコレが女×女装になれば女側になるかと言えば否である。
『女に攻められるか弱い女装娘』に自分を投影して興奮しているのだろう。
237名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 09:49:11 ID:SihqMdzG
過疎ってきたな
238名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 11:56:51 ID:jPo7l4kS
きたいあげ
239abc:2008/05/11(日) 17:31:13 ID:hsEihiaj
逆転姉妹の中の人へ

首を長くさして、、、待ってます。
240名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 20:40:30 ID:HVPjySSV
もちろん中の人の続編にも新作にも期待してますよ。
241名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:17:05 ID:jPo7l4kS
 単発モノ投下します。
 近親相姦注意。
242単発:2008/05/11(日) 22:17:52 ID:jPo7l4kS
「ただいま」
 2人して、無人の家に挨拶した。無人なので、当然帰ってくる返事は無言。誰も居ないのを、知っているけれどきちんと確認してから、自室に向かう。
 2階に上がったところで、動都と別れる。最近習慣になった、
「静奈。暇になったら私の部屋ね」
 うん、と心の中の喜びを懸命に堪えてそう伝える。動都は気分を良くしたみたいで、僕が言ったことと同じ事を、こちらは喜びを抑えもせず返してきた。せめて、公共の場所では普通にして欲しい。
 余りに嬉しそうだったのと、後が怖いので僕は何も言わず、曖昧に微笑んで動都を見送った。部屋の扉を閉めるまで動都はこちらを向きっぱなしだったのでずっと手を振っている羽目にだった。
 さて、と、迅速に自室に荷物を置く。と言っても鞄だけだ。
 迅速に動都の部屋に向かう。ノブを回そうとして、それを止めて扉をノックした。
「入るよ?」
「うんー」
 うきうきはまだ止まらないようだ。最初は部屋の左から響いていたのに、“ー”の部分が右から聞こえた。
 とりあえず、突撃。ノブを回して、うきうき天国(仮名)に侵入する――っ。
「静奈ー、どっち着たい? 私決められないー」
 訂正。うきうき天国なんかじゃなくてお花畑。気を抜いたらカーペットの床が人工芝に変わってしまいそうだ。
 そんなお花畑1歩手前の空間をぴょんぴょん跳ねるウサギ(比喩)1匹。両手にはデザインが違うワンピース2着がぶら下がっている。因みに本人はいつの間にか制服から白いワンピースに着替えている。
「……どっちでも良いよ」
 本当にどちらでもいいけど、このウサギは何とか退治しなければならない。いっそ動物園に引き取ってもらおうか。衣食完備と言っただけなら絶対吊られる。僕なら吊られる。僕が吊られるなら動都も吊られる間違いない。
「それはどっちも着たいって事かなー?」
 うははー、なんてオーバーヒートをぶっちぎって昇天すらしてそうなのに跳び回る速度は一向に衰えてない。恐るべしマイシスター。
「まぁ、それでも良いけど」
 僕の言葉が尻すぼみになっていったからか、動都は目の端を釣り上げた。噴火5秒前とかそんな感じだ。
「両方とも着たいよー、とか喚いてよ」
「いや」
「静奈のバカー。とりあえず、はい」
 突きだしてきたのは右手。黒色でゴスロリ風味の方だった。奪うように動都の手からひったくる。
「外出ててよ」
「女の子は見せ合うんだよー?」
「いや」
「ちぇー」
 悪態を吐きながら、動都が部屋を出て行く。本来なら僕が出て行くべきだろうけど、廊下で着替えるとか吐き気がするのでこういう流れになる。
 外であんまり待たせる訳にもいかないので、ぱっぱ、と制服を脱いで、ワンピースを着る。
 途中、鏡の中に居る自分と目があった。
 男らしく居ようと、肩より少し上で切りそろえた、艶やかな黒髪。だと言うのに童顔で、逆に少女のような印象を受ける。
 身体の線は男にしてはやけに細く。ゴスロリチックなワンピースを着ている今なら、100人中100人が性別を間違えるに違いない。
 そんな少女の股間には、当然有るはずの無いものがあって――。
「――ぁ、」
 知らぬ間に、僕のモノは盛っていた。気付いた途端、今まで冷静を気取っていた自分があっけなく崩れていった。
 扱きたい。あの不気味に反り返っているグロテスクな肉棒から白濁液を吐き出させてそこらじゅうをぐちょぐちょにしてみたい。
 おぼろげな妄想を具体的に想像すると、もう歯止めが効かなかった。立ったまま、右手でワンピースが掛かっている自分のモノを扱き上げる。
「っ――ぁっ」
 びくん、と刺激が走る。とても気持ち良くて、それ以前に背徳的で、狂った犬のように僕は何度も、何度も手を往復させる。
 鏡に映った自分は、例えようも無いほど、幸福そうに、顔をゆがめていた。
「は、ぁ――っ、ひぁ……っ!」
 ついに、足が自分を支えられなくなった。がくん、と倒れて、それでも快楽に歪んだ自分の顔が見たくて、結跏趺坐のような態勢をとる。そのまま、続きをひたすら続ける。
 口から涎が垂れそうになった。口を閉じようとしても、快楽でそれどころじゃなく、結果として涎が垂れた。
 綺麗だったワンピースは見るも無惨によれていて台無しになっていたけど、非常に興奮した。
 もう少しで射精感がこみ上げてくる、なんて思ったときに、
「静奈、おそ……またフライング?」
 呆れた声がして、一気に我に返った。振り向いて部屋の入り口をみると、動都が呆れた表情で立っている。
243単発:2008/05/11(日) 22:18:26 ID:jPo7l4kS
「ぁ、どうと……」
 半ばで止められた自分のモノは痛いくらいにずきんで自己主張する。なのに、それを無視できるほど、動都の登場は予想外だった。と言うより、頭の中からとんでいた。
「私が外にいるからって、大胆よねー。この変態さんは」
「――ぁ、」
 いつものように罵倒されて、――また、おかしくなった。
 動都はゆっくりとこちらに来て
――早く来て。
 僕の目の前に立って、
「言ったでしょ」
 ――早く。
 冷たい声で諭してくる。
「私の居ないところで」
  ――早く、早く。
 しゃがんで、顔と顔が近づくくらいにまで近づいた。
「えっちなことしちゃだめって」
   ――早く、犯してよぉッ!
 動都が唇を重ねてきた。目を瞑るロマンティックな事はせずに、ただ情欲の赴くままに舌を絡めて、互いの腔内を貪り合う。
 僕を弄んでいる動都の瞳にも、狂ったような情欲の炎が見て取れた。
 そうして僕たちは両方とも、ただ本能に赴くままの獣と化した。
 絡めていた唇を離す。繋がっていた銀色を引き千切って、僕は動都の小振りの胸にむしゃぶりついた。
「静奈、赤ちゃんみた――いっ!?」
 無視する。無視して、乳首を吸い上げる。途中で悲鳴に変わって、動都は僕から離れようともがいたので、両手を背中に回して逃げないようにする。
「なまい――きっ」
「っひぁっ!!?」
 手で自分のアレを握られて、反射で力が抜けてしまう。その僅かな隙で、一瞬だけリードしていた力関係は完全に覆されてしまった。
「ダメだよね〜? どMの静奈がこんなことするなんて」
「ぁ――いたっ」
 動都は、何も潤滑油が付いていない僕のモノを直接扱きだした。勿論、相当痛い。痛みで泣いてしまいそう。
「……いいわ、ぬらしてあげる」
 だらり、と涎を、ぼとり、と落とす。気持ち悪くなんか全然無くて、動都の体液が潤滑油になるのは嬉しくてたまらない。
 ぐちゅり、ぐちゅり。
「づ――ひっ」
 甘美過ぎる。もっと、もっと欲しい。もっとして欲しい。
「女の子の服装して、男の子のモノ弄られて、変態」
「うん、僕は変態だよ……っ。変態だから、もっとして……っ」
 動都の言葉責めに、僕は抵抗すらしなかった。
 手の往復運動が早まって、射精感がすぐにこみ上げてくる。
「で、る……よっ!」
――どく、どくっ!
 返答させる暇もなく、精液が尿道から飛び散った。真上に吹き上げて、僕と動都を均等に汚す。
「――もう、もうちょっと早く言ってよ……」
 そう言う精液に塗れた動都の顔はとても嬉しそうで、全く説得力がない。
「ごめん」
 僕もニヤけているのが自分でも分った。
 2人とも体中を濡らして、でも、2人とも全然足りない。
「動都、来て……」
「普通、私のセリフよ、それ」
 冗談を交えつつも、動都は僕を倒して、上に跨った。
 慣れた手つきで、僕を自分の中に埋めていく。
「「――くぁっ」」
244単発:2008/05/11(日) 22:18:54 ID:jPo7l4kS
 同時に全く同じ喘ぎ。僕は千の手のような動都の中に耐えきれず。動都は槍のような僕のモノに耐えきれず、2人の快感が2人を襲う。
 思考が重なる、静奈が動都に、動都が静奈に。
 後はもう、単純な作業だった。

 僕は腰を跳ね上げて、動都を貫き。
 私は腰を下ろして、静奈を犯す。

 身体に行き渡る快楽。
 身体を満たす満足感。

「い、いくよ――どう、とぉっ」
「わたし、も――しず、なぁっ」

「――――っ!!!」

 ――絶叫を上げて、2人は寸分違わず同時に絶頂に達した。

 〜

「静奈ー。何で脱ぐのー」
「汚れてるし」
「黒いんだから分らないじゃない」
「気分が悪いんだよ、もう」
「私は大好きだけどー。あ、言ったっけ」
「……へぇー」
「あー。拗ねてる」
「拗ねてない」
「静奈のだから……もぅ、」
「そっちが拗ねてどうするの」
「先に言ってよ、恥ずかしい」
「……一緒に言おうよ。1人だと僕も流石に恥ずかしいもん」
「――大好き。愛してる。“静動”」
245名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:21:15 ID:jPo7l4kS
以上。

分らなかった人向けヒント
静⇔動
奈良⇔京都
黒⇔白

色々と影響受けて挑戦的な部分があって読みづらいかもしれません、ごめんなさい。
あと適宜改行入れるの忘れてました、ごめんなさい。

男女待ってくれてる奇特な人はもうちょっとゆっくりしていってね! orz
246名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:38:35 ID:Trr8A3+m
相変わらずGJ!!!

>男女待ってくれてる奇特な人
ノシ
247逆転姉妹@119:2008/05/11(日) 23:51:48 ID:3ZP0DddL
>>217からの続きです。

「はぁ……はぁ……じゃあ、入れるよ……んっ…!」
祐樹は自分の小さなアナルに、割って入ってくる美智子のペニスに祐樹は悲鳴をあげた。いくら指で慣らした後とはいえ、指とペニスでは太さが全然ちがった。
「!!あぁあああ!!やだぁ!抜いて!抜いてよぉ!」
「あぁ……すごくきつい……気持ちいいよ……あぁ……気持ちよすぎて出ちゃう……あぅ!」
「!!!#"」
入れた瞬間さっき出したにも関わらず、すぐに祐樹の中に大量の精液を放出する。祐樹は目を閉じ必死にベットのシーツを掴み耐える。
美智子のペニスはもう2回も射精したにも関わらず、萎えることなくまだカチカチに勃起していた。
「あぁ……あっ…ユウコちゃんの……おまんこ……気持ちよすぎるよぉ……」
「あぁぁぁぁ……熱い……」
そんな二人を見てて、由紀子が面白そうに呟く。
「あらら……。ユウコちゃんも大変だわ。(笑)」
「……おねがぃ……射精したんだから………終わりにしようよぉ……」
「だめぇ……この日まで……茜先輩とセックスさせてもらえなかったんだから………いっぱい出しちゃうんだからね……じゃあ動くよ……」
「ふぁあああ!?あっあぁあああ!やめてぇー!」
そんな祐樹の叫びもむなしく、美智子の腰は止まらなかった。その腰はどんどんと速度を上げていった。
「あ、あ、気持ちいい…ユウコちゃんのおまんことっても、気持ちいいよ……」
「ふぐっ……あぁ……ぐすっ……おえがい…もぅやめてぇ……」
祐樹はあまりの痛さに顔が涙でグシャグシャになっていた。しかし、美智子はそんなことはお構いなしに腰を振り続ける。その様子は傍から見たら
女が少女を強姦しているという異様な光景にも見えた。
「だめっ……!痛いのは……すぐになれちゃうから……我慢して……」
「あぁ……うぐっ……ぐっ……」
祐樹は本当に痛かったのか涙が止まらなかった。しかし、しばらくするとその泣き声に段々と喘ぎ声のような声が混ざっていった。
「ぐすっ……あぅ……あっ……はぁ…」
「ユウコちゃん……気持ちよくなってきたの……?」
そんな美智子の問いかけに、祐樹は必死に首を振る。しかし、頭ではそう思っていても体は正直だった。 
(ちがう……気持ちよくなんかない……)
「くすっ……じゃあなんでココは大きくなってるのかなぁ……?」
美智子が祐樹の勃起しているペニスを掴む。その事実を認めたくない祐樹は必死に否定する。
「!!ちがう…これは……さっき勃起した………あぁ…!」
「うそつく悪い子はこうしちゃう……」
美智子が祐樹のペニスを扱きながら祐樹を犯し続ける。
「あぁ……やめてぇ……」
「うそばっかり……気持ちいいくせに……」
美智子の言う通り祐樹は感じていた。しかし、体でわかっていても犯されながら感じているとは思いたくはなかった。
「ち……ちがう……感じて…あっ……はぁ…なんか……んっ…ないよ……」
「そうなの…。じゃあ、お尻だけでイかせてあげる…はっ……はぁ…。」
美智子は祐樹のペニスを扱くのを中断し、今までにも増して腰を振るスピードを速めていく。さっきから、美智子のペニスが前立腺を刺激しているためか
祐樹は確かに感じていた。しかし、アナルだけではもう少しというところでイくことができず、祐樹は寸止めされているような気分だった。
祐樹のアナルが慣れてきたのか、先ほどよりもより一層喘ぎ声が大きくなっていく。
「あぁ……あぅ……んっ…あっぁああ…!」
「ほら……気持ちいいでしょ……んっ……あっ…私も……気持ちいいよ……はぁぅ……」
祐樹のペニスは中途半端に刺激されているせいか、カウパー液がとめどなく溢れており、今にも射精しそうだった。
(あぁ……もうだめぇ……いきたいよぉ……)
祐樹は自分でも我慢したつもりだったが、やはり美智子から与えられる快楽には勝てず、とうとう美智子にペニスを扱くことを自分からお願いしてしまう。
「おねがぃ……おねえちゃん……あっ……お…おちんちん……触ってぇ……」
自分でも言っていることが恥ずかしいのか、祐樹は顔を真っ赤にしながら何とか蚊の鳴くような細い声でお願いする。
「ふふ……ユウコちゃん……やっぱり変態さんだったんだ……でも……そんなユウコちゃんが大好きだから、触ってあげるね……」
美智子が祐樹のペニスを再び扱き始める。祐樹は余程射精を我慢していたのか、すぐに出しそうになる。
「あぁぁっ……!いくっ……いくぅ……!」
しかし、祐樹の射精はまたしても美智子の手によって中断された。
「あぁああっ……!やだぁ……!いかせて……いかせてよぉ……!」
「だ〜め。まだまだイかせないんだから……」
248逆転姉妹@119:2008/05/11(日) 23:59:45 ID:3ZP0DddL
そして、美智子はペニスの変わりに今度は乳首をいじってくる。
「ぁあぁぁぁ……いや……あぅ…!おちんちん触って……いかせてぇ……!」
「ふふ……乳首も気持ちいいんだね……そんなにイかせて欲しいのなら、早く私を気持ちよくして……」
(そろそろ……かな……?)
美智子が不気味に微笑む。すると、突然乳首から手を離し、更には祐樹のアナルから自分のペニスも抜いた。祐樹は支えるものがなくなったかのように、
ベットに倒れこむ。そして、祐樹のアナルからは先ほど美智子が中出しした精液が溢れ出す。祐樹は、突然の美智子の行動にあっけをとられた。
「ぇっ……なんで……?」
「ふぅ……お姉ちゃん、ユウコちゃんとのセックスに飽きちゃった……私もオナニーやってイくから、ユウコちゃんもオナニーして射精すればいいよ?」
中途半端に閉ざされた快楽に祐樹は悶える。さっきはあんなに嫌だった異物感も、今では快楽を与える感覚になっていたのだ。
(な……なに…これ……足りない……イきたいのに……)
「どうしたの〜?ユウコちゃんオナニーしないの?」
ニヤけながら、祐樹に話しかける美智子。祐樹が十分、前立腺を犯される快感が体に染み付いたことをわかってワザとやっていた。そして、祐樹は面白い
くらい、美智子の予想通り動いてくれた。祐樹は何か物足りなさそうに、足をモジモジさせる。
(い……入れて欲しい……おちんちん欲しいよぉ……)
「あれ?ユウコちゃんどうしたの?…まさかあんなに嫌がってた、お姉ちゃんのおちんちんが欲しいの?」
その言葉に図星なのか祐樹はゆっくり頷く。
「じゃあ、お願いしないとね。ユウコちゃんは素直で可愛い子だってことは、茜先輩から聞いてるから、お願いできるよね?」
自分よりも2つも下の後輩に言われるのは、屈辱だったが今の祐樹はそんなものはどうでもよく、とにかくあの快楽が欲しくてたまらなかった。
「……ぉ…おねがい……お姉ちゃん……わ、私の…お尻に……お姉ちゃんの…おちんちん入れて、私のエッチなおちんちん扱いてぇ……」
顔を赤く染めながら恥ずかしそうに、後ろを向きながら必死にお願いする祐樹をみて美智子はゾクっとした感覚に襲われた。
(かわいい……もっと悪戯しちゃお……)
「ユウコちゃん、お姉ちゃんのおちんちん、ユウコちゃんのどこに入れればいいの?お姉ちゃん頭が悪いからわかんないなぁ〜?ちゃんと、入れる所を
私に示してくれたら入れてあげる。」
「っ〜〜〜……!」
祐樹は恥ずかしさから目をギュッと瞑り、自らもう一度お尻を美智子のほうに突き出す。
「ここ……お尻にいれて……早く……」
「本当に言っちゃうなんて……ユウコちゃんって淫乱な女の子だったのね。お姉ちゃんがっかりだわ……。でも可愛いユウコちゃんのお願いだもんね。
聞いてあげなくちゃ…」
「そ、そんな……お姉ちゃんが言えって言うから……それに私は淫乱じゃない…」
祐樹は顔を真っ赤にしながら反抗する。そんな反抗する祐樹の耳元で、美智子がはっきりと聞こえるようにささやく。
「あら、そうなの?……じゃあ、さっきお姉ちゃんのおちんちん入れられてあんなに喘いでいたのはだれかな〜?おちんちん扱いてくださいって言って
た女の子は誰なのかな〜??」
「っ……」
美智子が言うことは紛れもない事実なので、祐樹が反論することなど到底できるはずがなかった。
「ほら、答えて。誰なの?答えないとお姉ちゃんほんとにやめちゃうよ?」
「………わ、私……ユウコです」
「それで、何して欲しかったの?お姉ちゃん忘れちゃった。」
祐樹を辱めるためにワザと聞きなおす美智子。祐樹は悔しかったが答えるしかなかった。
「……お、お姉ちゃんのおちんちん……ユウコのお尻に入れて……おちんちんも扱いてくださぃ……」
「ふふ……ほんと淫乱な子……」
美智子は自分のペニスを祐樹のお尻に何度か擦り付けて、アナルを刺激した後、自分のペニスを一気に入れる。
「あぁぁぁ!…はぁぅ……」
「ほら……扱いてあげるよ……」
「あぅ……あっ…きもちい……あぁ……」
祐樹は快楽をむさぼる様に、美智子の腰に合わせて自分から腰を動かすようになっていた。そんな祐樹をみて、美智子は更に辱める。
249逆転姉妹@119:2008/05/12(月) 00:06:54 ID:g2Ib7XJ4
「…ふふ……やらしいんだ……ほんとに淫乱ね……先輩、ちゃんとユウコちゃんのエッチな顔とっておいてくださいね。」
「ち……ちがぅ……あっ……はっ……と、とっちゃ……やぁ…お姉ちゃん……」
そんな祐樹の抵抗もむなしく、茜は美智子に犯されている祐樹の顔にカメラを近づける。そして、犯されている祐樹に茜がこっそり話しかける。
「ふふ……どう?美智子のおちんちんは……?おいしいでしょ?……こんなアへ顔になって……ほんとに淫乱だったのね……。こんなエッチな子は
お家に帰ったらお仕置きね……」
祐樹は必死に許しを請うが、美智子に犯されてよっぽど気持ちいいのか、呂律が回らず上手く伝えられなかった。
「や……やめへ……おひお……あぅ……おひおき……やめぇ……あぁ!」
「なんていってるかわかんないよ?…よっぽど気持ちいのね。ほら、ちゃ〜んとユウコちゃんのエッチなお顔とってあげるから、イきなさい」
どんどんと腰とペニスを扱くスピードを速めていく美智子。そろそろ限界が近づいてきたのが、美智子の喘ぎ声も大きくなってくる。
「はっ……あっ……はぅ……はっ……ユウコちゃん…私…もう……」
「あぅ…あ……あたし…ユウコもぉ……」
「「イクぅー……っ!!!!」」
そして、二人はほぼ同時に達してしまった。美智子が祐樹のペニスを抜くと、そのままベットに倒れだらしなく涎をたらす祐樹。さっきの倍の量の
精液が祐樹のアナルからあふれ出し由紀子のベットのシーツカバーを汚していく。
「はっ……はぁー…はぁー……」
「あぁ……気持ちよかったよ……ユウコちゃん…」
その後ろでぐったりと座りこむ美智子。そんな二人をみて、録音停止ボタンを押しカメラをテーブルの上に置く茜。
「ふふ……二人とも、とっても可愛かったわよ。」
「あ……ありがとう…ございます…」
美智子がかろうじて返事をするが、祐樹はまだ息を整えるので精一杯で返事はできなかった。そして、さっきまで空気扱いだった由紀子がいつの間にか
ペニスバンドを装着し、ベットにあがりこむ。
「さ、美智子ちゃんとのラブラブセックスはそこまでね。あーあ…こんなに汚して……今度は由紀子お姉ちゃんからのお仕置きタイムね♪」
「ぇ……うあ……」
由紀子がベットで倒れている祐樹の髪を思いっきり引っ張り上げると、思いっきりペニスバンドを口に突っ込みフェラをさせる。
「ほらー美智子に遣ってたようにちゃんとやってよね。」
「ふぐっ……んっ……くちゅ……」
祐樹は虚ろな目で、由紀子のペニスバンドをしゃぶり始める。
「そうそう……これをアンタのいやらしいマンコにぶち込むんだからちゃ〜んと舐めるのよ。」
由紀子の目つきが明らかに先ほどとは変わって、何か獲物を捕らえて様な目つきだった。
そんな由紀子の様子を見て、不安になった美智子が茜に由紀子を止めるように言う。
「い…いいんですか?茜先輩…。由紀子さん…ちょっとまずいですよ…それに、祐…ユウコちゃんだって…」
「いいじゃない……由紀子がどんな感じで犯すのか見てみましょ。…きっと楽しいわよ。ほら、今度はアンタがカメラとるのよ。」
茜がサディスティックに微笑む。そんな茜の表情を見てますます不安になりながらも、カメラを撮り録画を再開する美智子。
一方の祐樹は今から何が始まるのかよくわかっていなかった。
「んぅ……ちゅっ……はぁ……」
先ほどとは違い、自分から進んでぺ二バンをフェラし続ける。
「いい子ね…フェラはこんなもんでいいでしょ」
由紀子が強引に祐樹の口からペニスバンドを引き抜く。引き抜いた時、祐樹は何か物足りないような顔をした。
「はっ…あぁ……」(もっと……もっとぉ……)
「そんなに物足りなさそうな顔をしないの。今からたっぷり犯してやるんだから……」
由紀子は壁に寄りかかりながら座ると、そそり立っているペニバンを指差しながら祐樹に命令する。
「ほら、ユウコちゃんの大好きなおちんちん、入れて欲しかったら自分からココに座りなさい。」
「あ……あぁ……」(入れたい……気持ちよくなりたい……)
祐樹はその言葉に抵抗できず、自分から由紀子のペニスの上に座り始めた。
「あっ……あぁぁぁああああっ!」
ずぶずぶと祐樹の中に入っていくぺ二バン。しかし、さっきの美智子のペニスより長かったのか途中までしか入らなかった。
そんなことを由紀子が許すわけもなく、祐樹の方をつかんで思いっきり腰を下ろさせる。
「ほら、なにやってんのよっ!」
「!!!あああああああっ!!!」
びっくりして祐樹が目を見開き、口はだらしなく開きっぱなしになる。しかし、由紀子は容赦なく腰を動かし始める。
250逆転姉妹@119:2008/05/12(月) 00:08:46 ID:g2Ib7XJ4
「はぁー…はぁー…あああっ…!ぁうっ…!」
「ほーら、気持ちいでしょ?さっき美智子とヤってたときも、あんなに気持ちよさそうに喘いでたもんねぇ。」
しかし、あまりに入っているのが深すぎたのか、祐樹は喘ぎ声どころではなかった。
「あぁ……深いぃ……抜いてぇ……痛いよぉ……あぁ…!」
祐樹は口から涎をたらしながらも必死に歯をかみ合わせながら耐えているというような感じだった。目からは再び涙も出てきていた。
しかし、そんな祐樹にお構いなしに由紀子は思いっきり突き上げる。
「そんなの慣れるわよ……ってね。ほらほらほら〜本当は気持ちいいくせに〜。」
「やめてぇ!」
本当に嫌なのか、涙を流しながら必死に首を振りながら訴える。そんな様子をみて、美智子が由紀子に訴える。
「由紀子さん……!や、やめてあげて…ユウコちゃんほんとに嫌がってますよ?」
「あら?貴方いつからそんなに偉くなったの…?それにさっきもユウコちゃん嫌がってたのに貴方無理やりやってたでしょ?
……説得力ないわよ。」
「っ……!」
そう言われては、美智子も反論できなかった。しかし行為が終わった後、由紀子に犯されている祐樹を見ていると、自分の恋人を
目の前で犯されているような感覚に陥り、美智子は悔しい気持ちでいっぱいだった。美智子は俯き唇をかみ締める。その間にも祐樹の喘ぎ声とは
到底思えない、どちらかというと断末魔の叫びのような声が美智子の耳に入る。
(ごめんね……ごめんね……)
そんな美智子を見て茜は不気味に微笑む。
「ほらっ、ユウコちゃんのぺニクリも触ってあげる。」
美智子のように優しくしごくのではなく、ワザと力を入れて強引に扱きたてる。さっきイったばかりなこともあってか、祐樹のペニスは
気持ちいとはとても思えなく、むしろ痛いぐらいだった。
「あぅっ!…痛っ……だめぇ扱かないでぇ……」
「うそばっかり。こーんなに勃起してるのに…ほらほら〜気持ちいいお汁いっぱいだしていいんだよ〜?」
初めはいたいと言っていた祐樹だが、由紀子が執念にペニスを扱いていくと祐樹のペニスも気持ちよくなってきたのか、少しずつ喘ぎ声を出してきた。
「あっ……あぅ……」
「気持ちいいの?気持ちよくなってきちゃった?出していいのよ?」
由紀子が祐樹の体に抱きつき、腰の動きを段々と早めていく。抱きしめられた時、祐樹の背中には由紀子の胸の感触が背中いっぱいに伝わってきた。
そして、由紀子が耳元でささやく。
「ほら〜だしちゃいな。前にカメラ撮ってる美智子お姉ちゃんにユウコちゃんのいやらしい汁かけちゃいな……」
そう囁かれ、ぼんやりとした目を開くと目の前には自分達の行為をカメラに収める美智子の姿があった。
「いやぁ…!お姉ちゃん扱くのやめてっ!美智子お姉ちゃんにかかっちゃうっ!……ああぁっ!」
しかし、体全体から感じる快楽に祐樹の理性は勝てなかった。由紀子は段々とビクついてくる祐樹の体からもうすぐイくことを感じ、祐樹に囁く。
「ふふ……でももう限界なんでしょ?我慢は体に毒だから、出しちゃおうね♪」
「あぁ……だめぇ……だめったら……」
(イっちゃったら美智子お姉ちゃんにかかっちゃうよ………)
自分に言い聞かせるように必死に唇をかみ締め、射精を我慢する祐樹。しかし、それも由紀子が与え続ける快楽には勝てなかった。
「あら?我慢してるの?そんなユウコちゃん見ちゃったら余計虐めたくなってきちゃった。」
「だぁ……めぇ……っ!あああぁあああっ!イクぅっー!!!」
祐樹は3回目の射精とは思えない量を思いっきり精子をだす。その精子は勢い良く出したせいか、美智子の顔にも少しかかる。
「きゃっ……」
「あぁ……ごめん……ごめんね………」
美智子に許しを請う祐樹。そして、由紀子がペニスを引き抜き、祐樹の体を抱いていた手を離すと、人形のようにベットに倒れこむ祐樹。
今度こそは本当に力が残ってないかのようだった。まるで、何度も強姦されたような(実際にされているのだが)少女のような表情だった。
「ふぅ……最高にいやらしかったよ。ユ・ウ・コ・ちゃん♪」
「はぁー…はぁー…」
ベットに倒れている祐樹を見ながら微笑む由紀子。そんな由紀子を見て茜は呆れたような声で言う。
「はぁ……貴方って子は……ほんとに強引なんだから……ユウコちゃんもう気絶寸前じゃないの。」
「え〜?そんなことないよ。ユウコちゃんも"あ〜ん気持ちいよぉ〜"って言ってたし(笑」
「………まぁ、予想外にいいもの撮れたし良しとするか。」
二人の会話をよそに、祐樹は虚ろな目で美智子の顔を見ると、美智子はカメラを置きメガネを外すと顔に付いた精液を指ですくい取り舐めていた。
251逆転姉妹@119:2008/05/12(月) 00:11:06 ID:g2Ib7XJ4
そんな美智子を見て、祐樹が息絶え絶えで美智子に話しかける。
「あぁ……だめ…だよぉ……お姉ちゃん……んっ……ばっちい……よぉ……はぁ…はぁ…」
祐樹の言葉に気づいて、美智子が祐樹の方に近づき話しかける。
「そんなことないよ…ユウコちゃんの出したもので汚いものなんかないんだから。んっ…とっても美味しいよ。」
美智子が祐樹の目の前で、自分の顔に付いた祐樹の精子を掬い舐めながら、祐樹の頭を優しく撫でる。祐樹はその心地よさか、段々と瞼が下がってきた。
「あり……がとう……」
そう言うと、祐樹は瞼を閉じスースーと息を立てて寝てしまった。あれだけ何度も辱められて半ば強制的に射精させられれば無理もなかった。目には涙の
跡もうっすら残っていた。そんな寝ている祐樹を見て、美智子は静かに呟く。
「かわいい……もう私の物にしちゃいたいぐらい……」
寝ている祐樹に気づき由紀子も祐樹のそばに近づいてくる。
「あ、ユウコちゃん寝てる〜。…かわいいぃ〜♪ねぇ茜も見てよこの子、子猫ちゃんみたいに可愛いよ〜」
「…昨日も見たわよ。」
茜は撮ったビデオを確認しながら、由紀子を軽くあしらう。そんな祐樹の前ではしゃぐ由紀子を見て美智子が言う。
「…由紀子さん、あんまり大きな声だしたらユウコちゃんが起きちゃいますよ。」
「あ、それもそうね。ごめんごめん。」
由紀子は素直に美智子に謝った。しばらくして、茜がビデオの確認をし終わったのか由紀子に話しかける。
「ビデオの方は問題ないわね。あ、由紀子。ユウコが持ってきた服の代金はらってよね。貴方ちゃんと買うっていったんだから。」
「あ、ごめんごめん。ユウコちゃんには気持ちよくしてもらったし。……お金ないからこれでいい?」
由紀子が茜に100円を渡す。すると、茜の顔が険しくなる。
「あんた……あんなにいい思いして、これっぽっちはないでしょう?」
「じゃ、じゃあこれで……」
そう言うと、由紀子は財布から1000円取り出して渡す。茜は仕方ないなというような顔をして許した。
「はぁ……まぁいいわ。このビデオで稼いでもらうからね。」
「そ、そうそう。こんなにいいビデオだったら、皆買うよ〜」
そう言うと、茜はビデオカメラのほうに視線を向ける。しかし、美智子はビデオを撮るということまでは聞いていたが、売るとまでは聞いていなかった。
せいぜい、祐樹が生意気言った時に辱めるために撮ったビデオだとおもっていた。それは、さすがに祐樹が可愛そうだと思い美智子は反抗した。
「そ…そんなの聞いてません!そんなことしたらユウコちゃん可愛そうじゃないですか!」
「あら、恋人の痴態が学内に知れ渡るのが怖いの?…大丈夫よ。このビデオを"売る"だけでユウコは売らないから。それに、枚数限定で売るからそんなに行き渡らないわよ。」
「そうそう。それに、この売上げ三人で山分けするんだよ。そしたら、ユウコちゃんとのデート資金にもなるじゃん♪」
そう聞いて、美智子の怒りは沸々と湧き上がってきた。
「だ、駄目です!!そんなこと許されません!大体、今のカメラなんて全部DVDに簡単にコピーできるから枚数限定でも意味ないじゃないですか!このビデオは私が処分します!」
美智子はテーブルにおいてあるビデオを取ろうとする。しかし、茜が美智子の腕をつかみ、それを制止する。
「美智子ちゃん……貴方は特別に色々と可愛がってあげたよねぇ〜…その恩を貴方は仇で返すの〜?」
そうしていると後ろから由紀子が細長い棒状のプラスチック棒を持ちながら近づき、美智子の肩越しに茜に言う。
「ねぇ茜〜…前に美智子ちゃんに一回だけやった、あのお仕置き…やろっか?」
由紀子がその棒状のプラスチックのスイッチのような所を押すと、小刻みに震える。それを見た美智子の顔が段々と青くなる。
「ひっ……」
「そうねぇ〜…美智子ちゃん、ちょっとわがままだからしよっか〜…」
茜が不気味に微笑みながら言うと、由紀子がベットに美智子を持っていこうとする。美智子は本当にやられると思い必死に許しを請う。
「ご…ごめんなさい!もう生意気言いませんから許してください!!ごめんなさいごめんなさい…」
美智子はよっぽどそのお仕置きが嫌なのか、震えていた。そんな様子を見て、二人は美智子を許すことにした。そして、茜が美智子に話す。
「ふぅ……よっぽどいやなのね。この尿道攻め。…私にはペニスがないから何とも言えないけど、あの時も凄い悲鳴だしてたもんね。
……わかったわよ。許してあげる。…でも今度こんな"優しい"先輩に反抗したら……問答無用だからね。」
「は…はい…。生意気言ってすみませんでした……」
252逆転姉妹@119:2008/05/12(月) 00:14:32 ID:g2Ib7XJ4
美智子が反省したと思うと、今度は由紀子が口を開く。
「さ、喧嘩はここまでにして、どうするの今日?ここでお開きにするの?」
「ん〜…そうねぇ〜。もういいでしょ。この子も疲れて寝ちゃったし、もう暗くなってるし。」
茜が窓を見ると、本当に暗くなっていた。そして、由紀子が美智子に言う。
「美智子ちゃん、シャワー浴びていく?私も浴びるからちょうどいいかなって思ったんだけど。」
「い…いえ…いいです。あ…でも顔だけは洗わしてください…」
「あぁ…そうね。美智子ちゃん、ユウコちゃんに汚いのぶっかけられたもんね(笑」
そう由紀子に言われると、美智子は少し頬を赤くして反論する。
「そ、そんな…汚くなんかないですっ。…ただちょっとべたつくのが、いやだから…」
「はいはい。じゃあ、風呂場にいきましょうか。茜ちょっと待っててね。」
「うん。」
そして、美智子と由紀子は着替えると風呂場へと向かっていった。しばらくして、二人が戻ってくると今度は祐樹の着替えをさせようとして、
茜が祐樹を起こした。
「ユウコちゃん……ユウコちゃ〜ん…そんなカッコで寝ると風邪引いちゃうよぉ〜?」
ほっぺを少し叩く茜。しばらくすると、祐樹が起きだす。
「……んぅ〜…」
「ほら、着替えて。全裸で町歩いていたら公共わいせつ罪で捕まっちゃうよ。」
そう茜が言うと、祐樹は自分が全裸だということを思い出し、顔を赤くする。そして、先ほど脱いだ服に着替えると、まだ眠たかったのか目が虚ろになる。
そして、眠らないように何度も首をコクコクさせる。そんな様子を見て、由紀子がのんきに言う。
「かわいぃ〜。もういちいちやることが、かわいいんだから♪茜〜この子、ちょうだい〜?」
「なにいってるの。…さ、美智子ちゃんも帰るわよ。」
「はい…。」
眠そうな祐樹を見て、美智子が茜に案を持ちかける。
「あ…あの…ユウコちゃんなんだか眠そうだから、私がおぶっていきましょうか……?」
「ん…そうね。ユウコちゃん眠そうだから、そうしてくれる?」
茜からそう言われると、美智子は祐樹の前にしゃがむと祐樹に自分の背中におぶるように言う。
「さ、お姉ちゃんの背中に乗って。」
しかし、恥ずかしいのか祐樹は美智子の背中に乗るのを躊躇する。躊躇する祐樹に茜が言う。
「ほら、美智子お姉ちゃんがおぶってくれるって言ってるでしょ。美智子お姉ちゃんに甘えちゃいなさい。」
そう言われると、恥ずかしいのか少し顔を赤らめて美智子の背中に乗る。そして、
「んしょっと……私でもおぶれちゃった…ユウコちゃんほんとに高校生?」
「お姉ちゃん〜…」
「ふふ…冗談冗談。茜先輩、帰りましょうか。」
茜はそういわれると、美智子に先に玄関で待ってるように伝える。
「美智子ちゃん、ちょっと由紀子と話すことがあるから、先に玄関に行ってて。」
「はい。」
美智子は返事をすると、先に下に降りていった。そして、茜は由紀子と二人になるとなにやら話を始める。
「……由紀子、アンタのおじさんにはいってあるのよね……?」
「ふふ…ばっちりよ♪…おじちゃんったら私には弱いんだから。」
「以外に仕事が速いね。」
「以外にってなによ。それに、ユウコちゃんは貴方だけのものじゃないんだから……可愛い妹君は皆で可愛がってあげないとね♪」
「そうね…ふふっ…」
そう茜が言うと、二人は微笑む。そして、二人は話が終わると玄関に下りてきた。そこにはスースーと寝音を立てながら寝る祐樹と
その祐樹をおぶっている美智子の姿があった。
「あ、二人が話し長いから、ユウコちゃん寝ちゃいましたよ。」
そんな寝顔をみて、また由紀子が言う。
「あ〜本当だ。かぁいいぃ〜♪ねぇ、ほんとにユウコちゃん持って帰っちゃうの?」
「本当よ。じゃ、由紀子がユウコちゃんを奪いにかかる前に帰りましょうか。」
「は、はい…由紀子先輩、失礼しました。」
「じゃあね〜♪」
美智子は少し含み笑いをし、由紀子に挨拶すると二人は玄関を出て行った。そして、由紀子が一人でニヤけ呟く。
「楽しくなってきた…♪」
253逆転姉妹@119:2008/05/12(月) 00:15:03 ID:g2Ib7XJ4
帰り途中、茜と美智子は雑談をしながら茜の家に向かって歩いていた。雑談の内容は、もちろん祐樹についてだった。
「しかし、まぁ美智子ちゃんがあんなに積極的になるなんて……私びっくりしちゃった。」
「そ、そんな……私だってやるときは…やるんですから……」
自分のやったことを思い出し、少し顔を赤らめる美智子。
「…まぁ、わかるわ。その気持ち。だって本当に可愛いんだもんね。なんていうか…母性本能をくすぐるって言うか…」
「確かに…」
そんな雑談が続いた後、二人は話題も無くなったのか沈黙の時が流れる。その流れを茜の一言が切った。
「美智子ちゃん……気になってたんだけど貴方、ユウコのこと本当に好きになっちゃったの?」
その言葉に美智子がドキッとする。しかし、美智子は冷静に包み隠さず茜に話す。
「………はい。なんていったらわかりませんが……なんかユウコちゃんに初めて会ったときから……その…ドキドキしていて…
私、今までこんな気持ち初めてで……」
「好きになっちゃったってわけね。」
「…は、はい……で、でも茜先輩が駄目って言うのなら、もちろん私は諦めます。」
ちょっと悲しそうな顔で俯く美智子。しかし、そんな美智子を横目で見て茜が言う。
「誰が駄目って言ったの。好きにしてもいいわよ。…でも、ユウコちゃんが正式にうちの学校はいったら……その時は守らないとね。」
美智子はその"守る"という意味は十分にわかった。つまり、茜が通っている高校は女子高である為…好奇の目で見た女学生が悪戯する
可能性がかなりあるということでる。その言葉を聞き、美智子の表情がパッと明るくなる。
「は、はいっ!守ってあげます!」
「ふふ……頼もしい"彼氏"だこと。」
そう雑談しながら、二人は茜の家に向かっていった。
254逆転姉妹@119:2008/05/12(月) 00:20:58 ID:g2Ib7XJ4
ちょっと遅くなりました。待っていてくれた人、すみませんorz
今度からはなるべく早めに投稿したいと思いますんで…

>>242
GJ!
今から風呂はいるんで、入った後ゆっくり読ませていただきます!
255名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 06:24:24 ID:JJ0LM3Ax
茜危険すぐるw
256名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 15:08:39 ID:Er7Ew3fz
なんたる!なんたるGJ!
257abc:2008/05/12(月) 23:33:45 ID:IkIqgK8D
gj
小説志したことも遠い昔、ありましたが、
ふたなり、女子高、・・・なんたるサプライズ、シチュ
被虐が喜びに転換しないで、最後まで被虐の視点でお願いします。
258名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 00:12:42 ID:vEwhCUBh
>>257
このスレで神になってみなか?
259名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 22:31:56 ID:rOIHDZAX
なんか寂れたな…
260名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:22:27 ID:7uly7c84
なんでだろ?これだけのモノが投下されてるのに・・・
261名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:01:57 ID:zqiuUjsG
そりゃ>>245みたいな神気取りが居るからだろ。
普通に萎える(笑)わ、なんだありゃ。
262名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:26:28 ID:sGWXTkmt
いや、そうは思わんが。
263名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 13:19:28 ID:mxZSmhoU
ユカたん待ち
264名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:11:58 ID:HEqJjsxj
更にユカたん待ち
265名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 12:39:11 ID:oiucERhW
僕は、茜お姉ちゃん!(AAry
266名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:31:08 ID:FcHjJ5A6
また打ち切りか
もうここも終わりダナ
晒しage
267名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 18:42:02 ID:VqSTJoJp
○○彼女シリーズは休止中?たくさん書いてたから仕方ないか・・・
読み手の我侭だけど「最終彼女」的なシリーズファイナルでS&Mの顛末を知りたいなぁ
268名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:44:47 ID:bzmz+urs
「男×女装は気持ちが悪い」とかぬかした馬鹿がいたんで神が逃げちゃったんだよコンチクショウ
269名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:09:39 ID:7+sb3wm2
また妬み厨の工作で良スレが潰されたか
270名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 02:28:22 ID:Jigv56nW
>>268
お前の存在が気持ち悪い
271名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 11:18:20 ID:duIXH20l
我侭言って書き手を追い出す方が気持ち悪いよ
272名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 22:49:11 ID:q9dT6QXV
>>270
悔しかったら自分の好みの作品書いて投下してみろage厨
273名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 22:49:56 ID:QoJcbSpr
21歳以上の板なのに荒らしをスルーできないとか
274名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 23:10:22 ID:dTh4NJAK
たしかもう18歳以上になってたと思う

どちらにせよ、18にもなれば常識的な行動なんて身についててしかるべきなんだけどね
275名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:47:11 ID:NlJpN7mZ
いや、子供より性質(タチ)悪い大人は多いわけで…
276名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:07:10 ID:KonQOfG6
もういいって、どうせみんな投下がないからカリカリしてるだけだろ。兎に角今は、戦略的投下待機
277名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 07:48:37 ID:gOqL5Z0n
保守。
278名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 14:51:32 ID:KTJMP63C
>>275
性質の悪い大人と、幼児的な非常識さは別問題だろ
279名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 08:47:51 ID:+Gkdr7yh
ナカのヒトまだ〜?保守
280名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 13:33:33 ID:FOotlhWl
俺の予感だと、今日あたり投下がある!!
281名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 08:23:16 ID:6wq0kt/P
・・・・・・・・・・・・・なかった。
282名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:25:53 ID:/ccT1/3M
今適当に書いてみてるんだけど、エロがない上に長い
283名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 05:07:31 ID:c1rrTgc5
>>282
かまわん。うpしてくれ
284名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:24:59 ID:L7pVuzKo
新作投下の予感…超期待
285名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:20:42 ID:Jb95zqyu
ノストラダムスの諸世紀によると、今日あたり投下があると言及されている。by五島 勉
286逆転姉妹@119:2008/06/03(火) 00:40:39 ID:riBHxPAN
前の投下から、だいぶ経ってしまいました
実を言うと、話がうまく繋げられなくて苦戦してます
殆ど妄想をそのまま書いていたので、仕方ないのですが・・
投下待っている方いたら申し訳ないです。
287名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:41:34 ID:DREd8zR8
・・・・悩みなよ、そして乱れなよ。

期待してます!
288名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 16:09:45 ID:KHRBAfnx
>>286
正直、投げっぱなしジャーマンかとヤキモキしていましたが安心しました。いつまでも待ってます!!
289名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:10:50 ID:P7bHg6KV
中の人復活希望!
290名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:58:06 ID:2OzSwCl3
保守
291名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 09:32:17 ID:l7BoCa2l
wktkしながらほす
292名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 20:09:52 ID:RRwABkTT
wktk〜♪
293逆転姉妹@119:2008/06/11(水) 03:32:13 ID:lQcxhp32
>>253からの続きです

「お邪魔します…。」
「あ、まって美智子ちゃん。ここで降ろさないで、2階の私の部屋に行って、ユウコを起こして頂戴。私は、台所少し片付けてから行くわ。」
「あ、はい。それじゃあ、お部屋に先に行ってますね。」
そう告げると、美智子は二階へと上がって行き、茜は台所へと消えていった。二階へ上がると、ベットに祐樹を起こさないようにそっと寝かせる。
「ふふ……かわいい…。私より一歳上なんて思えないくらい…。」
美智子はベットに寝息を立てて寝ている祐樹のそばに座り、髪を撫でながら祐樹の寝顔をうっとりとした目で観察していた。しばらくすると祐樹が目覚めた。
「……んぅ〜……ふぁ……」
「おはよう。目が覚めた?」
目を擦る祐樹を上から見つめていた美智子に少し驚き、慌てて起き上がる祐樹。祐樹は無意識の内に、ベットの上に少女座りで座っていた。
「あ……美智子お姉ちゃん。ここ…私の家?」
「そうよ。ユウコちゃんったら、ほんとにネンネがすきなのね。私がおぶってるときも全然おきなかったよ。…でも、寝顔可愛かったよ。」
少し恥ずかしいのか祐樹は、頬を赤らめる。その恥ずかしさと同時に、夢だと思っていた今までの行為はやはり現実だったということを、同時に知らされることになった。
「あ、ユウコちゃん起きたの。良かったね、大好きな美智子お姉ちゃんにおんぶしてもらって。…ごめんね、美智子ちゃん。おぶってもらって。」
「いいんです。私から頼んだことなので…。あ、それじゃあ私、そろそろ帰ります。」
そう言い残して、美智子は茜の部屋から出て行こうとする。
「あ、まって。美智子ちゃん、今日は色々あったから体汚れたでしょ?シャワーでも浴びていってよ。お風呂も張ったから。
…ついでに、ユウコちゃんも一緒に入っちゃいなさい。後、ご飯も食べてって。って言ってもコンビ二弁当だけどね。」
「え…いいんですか?」
「もちろんよ。美智子ちゃんには色々手伝ってもらったし……それに、ちょっと脅しちゃったしね。遠慮しないでいいのよ。」
茜が先ほどの脅した時に放った口調とは思えないような、優しい口調で美智子に言う。
「じゃ、じゃあ…。ユウコちゃん、お風呂はいろっか?お姉ちゃんが体洗ってあげる。」
「え……わ、私は…別に…後でも……」
先ほど由紀子の家で悪戯されたことを思い出すと、一緒に風呂を入ることを躊躇する祐樹。
「ユウコちゃん、嫌なの?……そうよね。さっきユウコちゃんが、嫌がってるのに無理やり…色々やっちゃったもんね…。」
そう言うと、少し悲しそうに顔を俯く美智子。
「あ、いや…あの…その…。」
そんな美智子を見て、なんて声をかけていいのか混乱する祐樹。そこに、茜が更に攻め立てるように言う。
「あら、ユウコちゃんったら悪い子ね。こんなに優しくしてくれる美智子お姉ちゃんを悲しませる様なこと言っちゃって。…私の躾けが悪かったのかしらね。」
少し強い口調で言う茜に、祐樹はまたお仕置きされるのではないかと少し怯える。茜に叱られる祐樹を見て、美智子は祐樹を庇う。
「茜先輩。ユウコちゃんは悪くないんです。本当に私が悪いんですから…ごめんなさい、ユウコちゃん…無理に誘っちゃって……こんなお姉ちゃん嫌いだよね。
茜先輩、ご好意は嬉しいですけど、やっぱり帰ります…ユウコちゃんも私がいたら嫌みたいだから…。」
怯える祐樹を庇った後、そのまま帰ろうとする美智子。
(庇ってくれたんだ……それなのに………)
「ま、待って美智子お姉ちゃん!嫌なんてことないよ。…だから、一緒にお風呂はいろ…。」
美智子は心の中でガッツポーズを取ると、嬉しい気持ちを抑えてさっきと同じように少し悲しいそうな顔で祐樹に言う。
「そ、そう?じゃあ、お風呂にはいろっか?」
「うん。」
祐樹は頷くと、ベットを降りて美智子と一緒に部屋を出ていこうとする。美智子が出る前に立ち止まり茜に言う。
「あ、茜先輩も入ります?」
「いや、私は遠慮しとく。三人も入れるほど大きな風呂じゃないしね。……それに、二人の邪魔をしたら悪いからね。」
「先輩〜」
冗談交じりにからかったつもりの茜だった。しかし、美智子にはあまり冗談にはきこえなかった。そして、三人は茜の部屋を後にした。
294逆転姉妹@119:2008/06/11(水) 03:34:12 ID:lQcxhp32
祐樹と美智子は風呂場の脱衣所に着くと、美智子は何一つ気にせず服を脱ぎ始める。祐樹はまだ恥ずかしいのか隅でこそこそと服を脱いでいた。
そして、美智子が先に全て脱ぎ終わって祐樹のほうを見ると、下着はまだつけたままだった。
「あれ?どうしたの?…ほら、早く脱いで。お姉ちゃんならさっき裸見てるんだから、恥ずかしくないでしょ?」
そういうと、美智子は祐樹の下着を脱がせる。
「あっ……」
「ふふ…かわいいおちんちん。」
といってまじまじと、祐樹のだらしなく垂れ下がってるペニスを見る美智子。そして、更に祐樹を辱めるように言う。
「さっきは良く見ていなかったけど…祐樹ちゃんのおちんちんって皮かむってるのね。でもちょこっと頭でてるから、仮性包茎って言うのかな?」
「もう…見ないでよぉ〜…」
と言うと、祐樹は顔を赤くしながら自分の手でペニスを隠す祐樹。そんな祐樹を見てますます苛めたくなる自分を抑える美智子。
「ごめんごめん。でも、そんなユウコちゃんもかわいいよ。それじゃあ、この可愛いゴムもとって…っと。入りましょうか。」
「う、うん。」
美智子は祐樹の髪に結んであった、月の形をした飾りが付いてたゴムを二つとも取ると、祐樹の手を引っ張り風呂場に入っていく。
「じゃあ、お風呂に浸かる前に体洗いましょう。さ、椅子に座って。背中洗ってあげる。」
美智子にそういわれると、祐樹は素直に椅子に座る。そして、美智子が祐樹の背中を洗い始める。
「ユウコちゃん……あの…さっきは……ほんとにごめんね。あんなに嫌がっていたのに無理やり……その……やっちゃって……」
自分でも言うのが恥ずかしいのか、顔を赤らめながら、祐樹になんとか聞こえるような細い声で言う美智子。
その言葉を聞いて、祐樹は由紀子の部屋で行われた行為を思い出し、顔を真っ赤にし、黙り込む。
「………」
「そ、そうよね。嫌なこと思い出させてごめんなさい……」
祐樹の背中越しから必死に謝る美智子。祐樹はそんな美智子に対して少し後ろめたいものを感じていた。
「そんなに謝らないで。もう気にしていないから…」
「そ、そう?ありがとう、ユウコちゃん……お姉ちゃんのこと嫌いにならないでね」
「そんな…嫌いになんかならないよ……だから、ホントに気にしないで」
「う、うん……ありがとうね…ユウコちゃん。」
美智子は祐樹のその言葉に、先ほどまで罪悪感で溢れていた気持ちが救われた様な気持ちになれた。
しかし、美智子にはまだ引っかかるところがあった。美智子は祐樹ならきっと親身になって聞いてくれると思い、思い切って告白した。
「ね、ねぇ…ユウコちゃんは、私みたいな体、どう思う?」
「えっ?」
いきなりの美智子の質問に少し戸惑う祐樹。美智子は質問の仕方を変えて、もう一度祐樹に質問した。
「えっと…ユウコちゃんは、私みたいな性器が二つある体ってどう思う?」
「ど、どう思うって……今までお姉ちゃんみたいな人と会ったことなかったから、びっくりはしたよ。」
祐樹は美智子の問いかけに素直に自分が思っているを素直に話す。その言葉は帰ってくることは予想していたが、実際に聞くと少しショックだった。
「そう…やっぱり……こんな体、嫌だよね…?気持ち悪いよね…?」
少し悲しそうな声で、問いかける美智子。
「そ…そんなことないよ。気持ち悪いだなんて…。そんなこと言ったら……女装している、僕の方がよっぽど気持ち悪いよ……」
祐樹は自分のことを「私」ではなく「僕」といったことに、ハッとしたが美智子は気づいていないようだった。
「そう…。ありがとう。ユウコちゃんは優しいのね。……私ね、こんな体でしょ?…だから、同級生によくからかわれていたの…今は、ユウコちゃんのお姉ちゃん
に色々助けてもらって、そんなことは殆ど無くなったんだけど……でもね、今もたまに陰でコソコソ言う声がたまに聞こえてくるの……"おかま女"とか"奇形女"とか…
…私……わたし……ほんとに……つら…かっ……たの……ひっ…」
そう美智子が告白すると、祐樹の背中からスポンジの感触が消えた。その代わりに、美智子の泣き声が後ろから聞こえてきた。
「お、お姉ちゃん……?」
祐樹が後ろを振り向くと目を手で覆い隠して泣いている美智子の姿があった。
295逆転姉妹@119:2008/06/11(水) 03:35:06 ID:lQcxhp32
「ひっ……くっ……うぐっ……」
「な、泣かないでよ…お姉ちゃん…。そんな泣いちゃうと、お姉ちゃんの可愛い顔が台無しだよ?……だから泣かないで……」
必死に慰める祐樹。しかし、美智子は昔のことを思い出したのか、中々泣き止まなかった。そんな美智子に祐樹は先ほど美智子がしてくれたように、頭を撫で始めた。
「うぅ……あり……ひっ……がとうね……ユウコ…ちゃん…」
「泣かないでよ……私は美智子お姉ちゃんのことが大好きだよ…?そんな大好きなお姉ちゃんが泣いてると、私まで悲しくなっちゃうから、さっきみたいに
優しい笑顔を見せてよ。ね?」
祐樹は頭を撫でながら、美智子の顔を何度も覗き込む。その思いが伝わったのか、美智子は、涙を手で拭うとまた笑顔にもどった。
「……ご、ごめんごめん。お姉ちゃん、ちょっと泣き虫さんになっちゃったね…。ユウコちゃんのがうつっちゃったのかな…」
「そんなぁ〜…」
「ごめんごめん。冗談よ。……でも、大好きって言ってくれたのは本当に嬉しかった…。お姉ちゃんも、ユウコちゃんのこと、大好きだよ。」
そういうと、美智子は少し強めに祐樹をギュッと抱きしめる。その瞬間、美智子の体の感触が祐樹の体に伝わってくる。
「……お姉ちゃん、ちょっお苦しいよ……」
そういうと、美智子はいったん祐樹の体を引き離す。
「ごめんね……でも、もう少し抱かせて。」
そういうと、美智子は再び祐樹の体を抱きしめる。祐樹は女の子特有の感触に頬をうっすら染めて、美智子は嬉しくて少し涙が出ていた。
(ありがとう……ユウコちゃん……)
しばらく抱き合った後、美智子は再び祐樹の体を洗い始める。
「ちょっと遅くなっちゃったけど、体洗っちゃいましょ。」
「うん。」
二人とも体を洗った後、頭も洗い終わると浴槽に浸かる。一度に二人入るには多少窮屈な浴槽だったが、美智子の上に祐樹が座る形で入ると何とか二人一緒に浴槽に
浸かることができた。美智子のひざの上に座っていた祐樹は、なにやら違和感を感じていた。
「ね、ねぇ…お姉ちゃんの、お…おちんちんが……お尻に当たってるよぉ……」
「ふふ……お姉ちゃんのおちんちん、ユウコちゃんのスベスベのお尻で元気よくなっちゃった。……ね、このまま入れてもいい?」
美智子が自分のペニスを祐樹のお尻に押し付けながら話す。その感触で、先ほど何度もお尻を犯されたことを思い出し、少し痛みがよみがえる。
「やめてよぉ……」
「冗談よ…からかっただけ。」
そういうと、美智子はまた後ろから祐樹の体を抱きしめる。しかし、今度はさっきと違い祐樹の乳首を少し抓り刺激した。
「ひゃっ……痛っ…」
「ほんとは気持ちいくせにぃ〜」
「そんなことないよ…離してよぉ…」
「はいはい。」
(ふふ…かわいい…)
美智子は、祐樹の乳首から手を離した後、浴槽から上がり脱衣所に戻る。そして、髪を乾かした後、美智子は先ほど髪を結んでいたゴムを再び髪に結び、
先ほど着ていた服に着替えた後、眼鏡をかける。一方の祐樹は、いつの間にか用意されているピンク色で水玉模様が入ったパジャマに着替える。
(これ……ちょっとはずかしいよぉ……)
しかし、男物の服は全て由紀子に売ってしまったのでこれを着るしかなかった。しばらくすると、美智子が祐樹のほうを振り向く。
「ユウコちゃん〜着替えおわった……かわい〜♪茜先輩も、いいセンスしてるなぁ〜」
祐樹は恥ずかしいのか、少し顔を赤くする。
「うぅ…」
「ふふ、照れない照れない。かわいいよ♪じゃ、ご飯食べよっか。」
そして、二人は茜が待つ台所に向かう。そこには、温められた弁当3つテーブルの上においてあった。
美智子が、隣の居間でテレビを見ている茜に風呂からあがったことを伝える。
「茜先輩〜あがりました〜。」
「あがったの。…ユウコちゃん、そのパジャマかわいいね♪」
「うぅ……」
祐樹はその言葉に、先ほど美智子に見せた反応と同じように反応する。
「じゃあ、ちょっとお粗末で悪いけど、夕ご飯にしましょ。」
茜がそういうと、各自弁当を食べ始める。しばらくの沈黙の後、茜が口を開く。
296逆転姉妹@119:2008/06/11(水) 03:36:22 ID:lQcxhp32
「ねぇ美智子ちゃん、お風呂どうだった?」
「あ、とってもいい湯加減でした。気持ちよかったです。」
美智子は当然、湯加減のことを聞いているのかと思ったが、それは美智子の見当違いだった。
「そう、それは良かったわね。…でも気持ちよかったのは湯加減だけかなぁ〜??」
その言葉に、二人とも驚いてかとたんに頬を赤く染める。更に、美智子は食べていたものをうまく飲み込めず、咽だす有様だった。
「うっ…ごほっごほっ…先輩〜…急になんですか〜…。気持ちよかったのは湯加減だけで、別にいやらしいことなんてしてませんよ。ね、ユウコちゃん」
「う…うん…」
"いやらしい"ことをもう少し長く風呂に入っていたらきっと現実のものになっていただろう。そう祐樹は思っていた。
「本当に?じゃあ、ユウコちゃんの可愛いお尻に、またいけないことしようとしてたのは誰かなぁ?」
「そ……それは……」
「ん〜?もしかして図星だったの?なんとなーく言っただけなんだけどねぇ?」
本当を言うと、茜はパジャマを脱衣所に置いてくる時に二人の会話が聞こえていた。なので、美智子の反応は容易に予想することができた。
「い、いえ。そんなこと…やってません。ね、ねぇ?ユウコちゃん」
美智子が祐樹に必死に話を合わせる様に、目で訴える。その時、少し冷たい目で茜の方も祐樹に聞いてくる。
「ホントにそうなの?ユウコちゃん?…まさか私には嘘つかないでしょうね。」
(ど、どうしよう…でも、実際に見られてないからわかんないよね……)
祐樹は、茜が二人の会話を本当は聞こえていたという事実を知らないため、少し後ろめたい気持ちがあったが美智子の嘘に合わせることにした。
「うん。美智子お姉ちゃんは、そんなことしなかったよ。」
「そう。まぁ、素直なユウコちゃんが私に嘘つくなんて思えないし……疑ってごめんなさいね、美智子ちゃん。」
「い、いえ…とんでもないです。」
二人は、ばれなかったとほっと胸をなでおろす。嘘をつかれた茜は、意外にもそれ以上は突っ込まなかった。
その後は、学校の事など他愛もない話をしながら食事を取っていた。そして、食事が終わると美智子は帰る支度を始める。
「それじゃあ、私はこれで…夕飯ごちそうさまでした。」
「いいのよ。帰りは暗いから気をつけてね。……ユウコちゃんがいるんだから浮気しちゃだめよ♪」
「し、しませんよぉ…」
美智子は少し頬を赤く染め照れながら言う。
「じゃあね、ユウコちゃん。また来るね。」
「うん。またね。」
そんな二人を見ていた茜が面白いことを思いついたように美智子に言う。
「あ、美智子ちゃん。彼女にさよならのキスはしなくていいの?」
「せ、先輩〜…」
美智子は恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして反論する。勝手に彼女にされた祐樹も、恥ずかしいのか俯いていた。
「冗談よ。まぁ、こんなこと言われなくても、いずれするようになると思うけどね。」
「うぅ…じゃあ、私はこれで。失礼しましたっ」
「じゃあね〜♪」
よっぽど恥ずかしかったのか、美智子は玄関のドアを閉めると足早に家に帰っていった。
「ふぅ…やっと二人になれたね。ユウコちゃん。」
「うん…。」
「じゃあ、私はお風呂はいってくるから、ユウコちゃんは、私の部屋でまっててね。今日は一緒に寝ましょうね。…あ、私の下着でいけないことしちゃだめよ。」
その言葉に、昨日の夜にやってしまった行為がフラッシュバックする。余程恥ずかしいのか、顔を真っ赤にする祐樹。
「し、しないよ…」
「あらあら、顔真っ赤にして。どうしたのかな〜?なんか恥ずかし〜いこと思い出させちゃった?…そういえば昨日の夜、私の変態なお兄ちゃんが、
必死に私の下着でオナニーしてたの知ってる?おかげでその下着べとべとになっちゃったのよ。ユウコちゃんはそんなことしないと思うけどやったら駄目よ。」
「うぅ…」
茜がわざと昨日祐樹がした痴態を再確認させるように話す。それを聞いてますます罪悪感と恥ずかしさが一気に祐樹の中に攻め立てる。
「それに、私のお兄ちゃんったら……」
「あ、あの!わ、私、お姉ちゃんの部屋いってるね。」
祐樹は耐え切れなくなり、茜がまだ何か話し足りないようだったが、二階に上がることを告げると、早々に茜の部屋へと向かっていった。
「ふふ……可愛いユウコちゃん♪」
そうつぶやくと、茜も浴室へと向かっていった。
297逆転姉妹@119:2008/06/11(水) 03:46:02 ID:lQcxhp32
遅くなってすいません・・・
内容もなんか無理やり引っ張ってるみたいでごめんなさいorz
次の投下で逆転姉妹は終わろうと思ってます。
学校で祐樹をあんなことやこんなこと・・などと考えていましたが、
構想がまとまらない上に、gdgdになって同じような内容を繰り返すと思ったので、
断念しました。次の投下はなるべく早くしようと思ってます。
298名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 08:43:30 ID:6QGqEtZw
>>297
GJ!!
あいかわらず最高でした
次回で終わるなんてもったいなさすぎる
エロ無しでもなんでもいいから続けて欲しいよ
299名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 14:17:18 ID:3iM0UiDa
別に同じ事を何度も繰り返しても良いじゃない
300名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 16:07:43 ID:Qnn/cSd8
たとえ同じ事を繰り返されても、俺は飽きない自信がある。
まあ、無理に続けてくれとは言わないけど、いったん終わりという事で、また何か思いついたら書いて欲しい。
301名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 16:08:57 ID:i6JbLhMF
中の人が打ち切りっていったんだから無理強いするなよ
302名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 17:54:41 ID:e7uPS0KC
>>297
GJ!
物書きでもないのに言えんが、色んな強制女装のアイデアが涌いて来たとして
それを『逆転姉妹』というシチュに全部ぶち込むのはやっぱり無理があると思うんだよね。

だから作者さんが一旦終わらせようと思うなら、それはそれで良いと思うんだ。やっぱ寂しいけど。

その代わりに、次回作にも大いにwktk期待させて貰いますよ、と。
303名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 22:44:42 ID:jQl+E9+e
GJ!

次回最終回は残念ですが、作者が神!ですので、いいと思うようにやってください。
そして、気が早いですが、その次の作品も期待してますよ。
304逆転姉妹@119:2008/06/13(金) 00:12:43 ID:e0Nk5hcP
>>296の続きです

祐樹は顔を真っ赤にしながら急いで茜の部屋に入り、茜のベットに突っ伏せ火照った顔を枕にを埋める。
(うぅ……ひどいよ……あれは…仕方なかったんだ…仕方なかった……)
半ば無理やり自分がやった行為を事故だと自分に言いつける。しばらくして、祐樹はベットから体を起こして、そのままベットの上に座る。
祐樹が目をやった先には、頬が少し赤くベットに座っている女性....と言うより、着ているものや背の低さ、華奢な体系、童顔なところからか少女のような娘が
体全体を写す鏡に映っていた。茜に負かされていることの象徴のような自分の姿を見て、祐樹は自分が少し情けなくなった。
(これ……僕なんだよね…。僕、女の子になっちゃうのかな……妹になっちゃうの…?)
「妹になるの…ユウコちゃん…?」
自分の鏡に向かって自然に思っていることが言葉につい出てしまう祐樹。そして、自分のことを自然に『ユウコ』という茜が勝手につけた名前を口に出してしまう祐樹。
今日の夢としか思えないような体験を通して、自然に自分が女言葉になって、更には自分のことを女性名で言う自分に祐樹は少し怖くなっていた。
(うわ…私…いや僕は何言ってんだ…違う、僕はおねえちゃ…茜の兄貴で…男で…妹なんかじゃない。…で、でも…もう少し近くで見たい…)
祐樹は自分の今の姿を否定しつつも、ベットから降りていつの間にか鏡の目の前に座り、自分の姿をまじまじと観察する。
茜のお古の可愛らしいパジャマ、華奢な体、セミロングで少し栗色の髪の毛、高校生にもなるのにひげ一本無い上、童顔で色白。鏡の向こうには男らしさの欠片もない
祐樹の姿だった。鏡をじっくりと見るが、祐樹にはいまだにその姿が、自分であると言う実感が無かった。
「こんな…こんなの…僕なんかじゃない…」
「ふぅん…じゃあ、これは誰なの〜?」
祐樹がハッとして振り向くと、そこには祐樹の肩に手を置いて不敵な笑みを浮かべ、祐樹を見つめる茜の姿があった。祐樹は、突然のことに少し固まる。
「ねぇ?この鏡の向こうに座っている、可愛らしい娘は誰なの?」
「………」
茜の問いかけにも全く反応せず、ひたすら俯いてだんまりを決める祐樹。そんな祐樹の耳元に茜が口元を近づけて小さく言う。
「誰なの……『祐樹お兄ちゃん』…」
「!!!」
久しぶりに聞く『祐樹』と言う言葉に驚き俯いたまま目を見開く祐樹。
しかし、祐樹はそれでも答えずにだんまりを決める。茜はそんな祐樹を叱り付けるわけでもなく、再び冷たい小さな声で話し続ける。
「……」
「知らないの……そう…じゃあ、私が教えてあげる…」
そう言うと、茜は徐に祐樹の下半身に手をやる。祐樹はそれを感知して必死に手で股間を押さえるが、茜の前では全く意味が無かった。そして、無理やりズボンを引きずり
降ろす茜。祐樹は必死に足や手をバタつかせ抵抗する。
「やだっ……お姉ちゃん……!」
「大人しくするの!」
茜が一喝すると、祐樹は案の定大人しくなる。そして、茜は祐樹のペニスを扱き始める。扱きながら、茜は祐樹の耳元で話し続ける。
「貴方はね…紛れも無く『祐樹お兄ちゃん』だよ。優しくて、男なのに可愛らしい…『祐樹』。」
「やぁ…!あっ…だめっ…はなしてよ…!」
「だめ。離さないよ。ちゃんと鏡見て。」
「うぅ……」
「ほら〜恥ずかしがることないんだよ。…『お兄ちゃん』。……いや、『ユウコちゃん』。……この姿はね…貴方自身の深いところで冬眠していた姿なの。」
「と、とうみん……?あっ……あぅ…」
「うん。今の姿は、ずっと祐樹君の中で冬眠してた姿なの。貴方は今、『ユウコ』として快楽を得ているの…」
「そんな……あんっ…あぁ……だめぇ………でちゃぅ……」
「もう限界なの?……いいわよ。ほら、鏡にたっぷりと出しなさい!」
「あぁあああっ!イクぅ―――!」
茜は意外にも寸止めはせずに、祐樹のペニスを激しく扱いて射精までさせた。祐樹は荒い息をつきながら、呼吸を整える。
「はぁ……はぁ……」
「ふふ……気持ちよかったでしょ?…鏡の中のユウコちゃんも、気持ちよさそうだね。」
「っ〜〜!」
祐樹は鏡を見ると鏡越しではあるが、自分の精液がべっとりとついている自分の姿があった。恥ずかしさからか目をギュッと瞑る祐樹。そんな祐樹を見て茜が、クスッと笑い
祐樹を後ろから抱きしめ、ゆっくりとした優しい口調で話す。
305逆転姉妹@119:2008/06/13(金) 00:13:40 ID:e0Nk5hcP
「恥ずかしがらないで。さっきも言ったけど、これは貴方の中の自分でも気づかないような所に、冬眠していた自分の姿。だから恥ずかしがる必要なんてないの。ほら、
目を開けて。」
「うぅ……」
そっと目を開けて鏡を覗き込む祐樹。そこには、少女が高校生ぐらいの女性に後ろから抱かれている姿があった。そして、鏡の中の茜が優しく微笑む。
「ほら見て。これは、祐樹君の本当の姿の、ユウコちゃんなの。…どうしようもないくらい可愛い女の子。」
「本当の姿……?わたしの…?」
「そうよ。ユウコちゃんは、祐樹君の中にいた、本当の姿。だから、ユウコちゃんになっても、さっき由紀子の家でやったこととか、オナニーしてあげたら
とっても気持ちよさそうだったじゃない。今でも、私が抱いてあげてると私の温もりも、ユウコちゃんの肌に感じてるでしょ…?」
「う、うん…」
祐樹が頷くと、茜は徐に鏡についている祐樹の精液を人差し指で掬い、祐樹に舐めさせようとする。
「舐めて。」
「い…いやだよぉ…」
「舐めるのっ」
少し強い口調で言うと祐樹はすぐに口を開き、茜の掬った精液を舐める。
「どう…?」
「どうって……とっても苦いし…臭い…」
「ふふ…これが、貴方…ユウコちゃんの『味』。お世辞にもおいしいなんていえないけどね。……ちょっとは、ユウコとしての実感わいてきた?」
「……わかんない。ユウコって言われても…なんだか、違う人を呼んでるみたいで……」
「そっかぁ。まぁ仕方ないよね。昨日と今日の二日だけじゃ、実感なんて湧くわけないよ。これから、じっくりとユウコとして生活していけば大丈夫だから。……ちょっと
お姉ちゃん、難しいこと言ったかもしれないけど、これだけは覚えていてね。貴方の本来の姿は、今の姿なの。今までは自分に偽りを持って生きていただけ。」
茜はそういうと。祐樹の頭を優しく撫でる。一方の祐樹は少し混乱していた。しかし、その中では茜の思想通りに動いている祐樹の姿も見られた。
(この姿が…ぼ…私…ユウコなの…?…わ…私はユウコで…女の子……)
「ゎ…わたしは…ュ…ュゥコ…な……の……?」
今にも消えそうな細い声で鏡の中にうつっている自分を見ながら言う祐樹。
「そうよ、貴方はユウコなの…」
そんな祐樹の姿を横目で見て、思わずニヤける茜。実を言うと、茜に祐樹の『本来の姿』なんてわかっているはず無かった。ただ茜は、祐樹を散々妹扱いし、由紀子家では
男としてのセックスを一切やらせず、女として犯しても、いまだに自分を男と言い張ろうとしている祐樹が気に食わなかった。もちろん、茜もたった一日で祐樹の中の男を
完璧に消し去ることなどできるはずないと考えていた。だからこそ、祐樹の中に一日も早く女としての心を植えつけたかった。
(ふふ…可愛い…こんなことにすぐ騙されるなんて。男と言い張ったらまた『お兄ちゃん』に戻してあげようと思ってたのに。ごめんね、『お兄ちゃん』♪今日からは、
私の可愛い妹として、美智子の『彼女』として……そして、私の部員と同級生の『後輩』として…生きていってね)
「さ、ユウコちゃん寝ましょうか。もう11時よ。今日は色々あって疲れちゃったから眠たいでしょ。…それに、そのままだったら風邪引いちゃうよ。」
「あっ…」
祐樹は茜に言われて、慌ててズボンを引き上げる。そして、二人は一緒に茜のベットに入る。
「さ、電気も消して…と。寝ましょうか。」
「あ…ちょっと電気消すの待って、お姉ちゃん……」
「ん?なに?」
茜が電気を消して、寝ようとした時、祐樹がそれを引き止める。
「あ…あの……わ、私…どうなっちゃうの…かな…?」
「どうしちゃったの?」
「い、いや…だから…なんだか…自分がわからなくなっちゃって…」
少し目に涙を溜める祐樹。そんな祐樹を茜は自分の胸元で優しく抱く。
「ちょっと混乱させちゃったみたいね。ごめんね、ユウコちゃん。いけないお姉ちゃんで。…ユウコちゃんは、何にも心配しなくていいのよ。全部私に任せればいいの。大丈夫、
お姉ちゃんは、ずっとそばにいるからね。だから、心配しないで、ね?」
「う…うん…ぐすっ…」
「あ〜また泣いてる〜。ほら泣かないの。ホントに泣き虫さんね、ユウコちゃんは。……じゃあ、私のいっぱい泣いてネンネしようね。」
「うん…。」
茜は電気を消すと、祐樹の背中をやさしく擦りながら、二人ともいつの間にか眠りに落ちた。
・・・それから数ヶ月後。
茜と由紀子、そして美智子と申し訳なさそうに手をつなぐ、チェックのブレザー服を着た祐樹が、茜の通う女子高に登校している姿があった。
306逆転姉妹@119:2008/06/13(金) 00:30:44 ID:e0Nk5hcP
逆転姉妹は一様ここで終わり(というか打ち切りに近いですが)です。
投下直後に感想くれた方、GJとレスくれた方ありがとうございます。
正直、肝心の内容は素人丸出しで誤字も多かったので読みにくかったかと思います。
それでも読んでくれた方がいて嬉しかったです。

>>298-303
色々な意見、ありがとうございます。実は、投下が鈍ってしまったのも先のことを考えて
話を作ろうとしてたら、煮詰まってしまって、やむなく終わらせることにしました。(私用の関係もありますが)
こんなに反響があるのは嬉しいですが、今はちょっと続きは思いつかないです。。
なので、とりあえず終わりと言う形にさせてください。orz

次回作は・・未定ですw。一様、煮詰まった時に書いた奴(まだ途中ですが)がありますが、
正直、似たような内容なんで、、
307名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:35:59 ID:3Ef24i0w
うわあ!GoodJob!!!
逆転姉妹をプリントアウトして何度も読んでました。
オレも偉大なる先輩に触発されて、ちょっとづつ女装ものを書いてるけど
なかなか上手く表現できねえや…。
やっぱ、先輩は偉大だあ。新作、期待しています。
308名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:13:18 ID:iXS4U/44
GJ!ですた
309名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:54:09 ID:xv/bozi4
GJあげ
310わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:05:10 ID:9wqe23/v
はじめまして。
初めてここで投稿するワン。
311スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:06:05 ID:9wqe23/v
「こんなにかわいいメイド服、せっかくお姉ちゃんが用意したんだからねっ。
ほら!シノブにぴったりだよ!!」

ちがう。ぼくはれっきとした男子中学生だ。メイドさんなんかじゃない。
そんなぼくの声など聞かず、姉はつんつんとぼくのほっぺたを人差し指で突付き続ける。
姉の顔がぼくの耳に近づくと、ぼくは暖かい姉の体温を敏感に感じる。
同じくメイド服を着ている姉は、姿見でぼくの姿をぼくに見せるつけ、
まるでぬいぐるみで遊ぶ少女のように、にこっとぼくに向けて笑うのだった。

姉の勧めでメイド服を着ているぼく。この場合、勧めと言うより脅迫に近い。
うちの姉はいつもこうだ。ぼくの自由を邪魔ばっかりする。
しかし、そんな文句を言っていても足元は無駄に風通しがよく、体験したことのない
ひんやりした空気がぼくのふとももを冷やす。自然とぼくは内股になり、
その乙女ちっくな仕草は残念な事に、姉の琴線に触れてしまった。

「もー!シノブったらかわいい!!」
後ろから突然に姉から抱きしめられ、じたばた動くぼくをニコニコしながらからだ全体で締め付ける。
ぼくの髪を止めるカチューシャのネコミミに、優しく甘噛みしている姉の姿が鏡に映って見えた。

ここは小さなメイド喫茶『ねこねこ軒』。店長は姉、メイドはぼく、お客はいない…。
どうでもいいから早くスズナに帰ってきて欲しい。何を道草食っているんだろう、スズナは。

ぼく、鈴代荵からのお願いだ。スズナ、助けてくれ。

×××××××××××××××××
312スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:06:36 ID:9wqe23/v
小雨の降る平日の午後、ぼくは『ねこねこ軒』で紅茶を飲んでいた。
何も好き好んでではない。姉からぼくの学校帰りに『ねこねこ軒』に寄るように命令されているからだ。
世の人はこれを『サクラ』と呼ぶが、姉はその呼び方を気にいっていない。

店内には、中学校のYシャツ姿のぼく一人と、唯一のメイドの『スズナ』だけ。
ぼくが来てから一時間ほど経つが、一向にお客さんが来る気配がない。
よっぽどヒマなのか、柱にもたれかかるスズナは腕を伸ばし大あくびをしている。
ヒマの一言でこの状況は片付けられる程、この店はヒマなのだ。時計の音が良く聞こえる。

「ご主人さまー。おかわりは、いかがでしょうかぁ?」
面倒くさそうにぼくに近寄り、いちおうメイドらしい仕事をするスズナ。
年のころは、ぼくよりちょっと上の高校一年生。女の子らしいツインテールと、
男の子のような気の強そうな目が印象的。花の香りが漂い、かわいい。

「じゃあ、レモンティをもう一杯…」
「少々お待ちくださいませぇ!ご主人さま!!」
冷ややかな釣り目とは裏腹に、無邪気なアニメのような声でオーダーを取り奥へ消えていった。
ま、どうせタダだから、タダだからとじゃんじゃんおかわりしてしまおう。
どうせ、経営者は姉だ。赤字でも出して泣いてしまえ。

しばらくすると、スズナがまるで捨てられた子猫のような顔をして、ぼくのもとにやって来る。
「…ご主人さま…申し訳ございません」
「ど、どうしたんですか?」
「…只今、レモンティは切れていまして…買って来なければいけません」
スーパーで買える既製品のレモンティを客に出していたのか、この店は。
ま、メイドさんといっしょという付加価値が付くだけで儲けモンなのだが。

「じゃあ…ホットミルクで」
「いや、ご主人さまの命令はぜったいです。不肖スズナ、今から買ってきますよ!」
「いいって…」
「買ってきます!!」
玄関から飛び出したスズナ。店内はぼく一人。寂しい空気が流れる。
313スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:07:01 ID:juDqS3XE
店長の姉がぼくに近づく。嫌な予感だ。
「シノブ!」
「…姉ちゃんさあ。何考えてるのさ、この店」
「いいじゃん。わたしの店にケチつける気?」
「つける気」
「じゃ……レモンティ一杯3万円」
うそつけ、今決めただろ。メニュー表には違う値段が書いてあるぞ。

うちの姉の経営能力はよく言えば未知数だ。そして悪く言えば、素人に毛が生えたお店屋さんごっこ。
必死にお金をためにため、趣味が高じてとうとうメイド喫茶を開店させた10年上の姉は、けっこうすごいと思う。
その分お金に苦労し、とうとう守銭奴になってしまった姉は、嫌われ者に成りかねないほどの性格なのだが
背が高く、美人であるのとおっぱいの大きさが免罪符になっているのである。

「シノブ、相談なんだけど…」
「お金以外のことなら!!」
姉からの相談はろくな事がないから恐ろしい。同じ血を分けた姉弟なのに、腹のうちが未だに分からない…。
長い髪の毛からいい香りを漂わせながら、姉はぼくの顔を見つめながら近寄る。

「いま、この店に足りない物…なーんだ」
「…わかんないよ!」
「じゃあ…答えをお姉さんが教えてあげる。ふふふ」
姉は不敵な笑みを浮かべながら、ぼくの手を引っ張って奥の部屋へ連れてゆく。
店内はからっぽ。この店が不安だ。

奥の部屋は、従業員の控え室…と言っても、従業員はスズナと姉だけ。
禁断の園のその部屋へぼくはに立ち入ってしまった。部屋は女の子の香りで一杯。
そして、クローゼットには予備のメイド服。
314スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:07:22 ID:juDqS3XE
「今、スズナが出て行ってしまってメイドさんが足りません」
「姉ちゃんがいるじゃん」
「一人、メイドさんがお姉さんは欲しいと思っています」
「だから、姉ちゃんがやれば?」
「シノブくんは今までタダでうちの飲み物を飲んでいました」
「で?何が言いたいの?姉ちゃんさ」
「タダで飲ませてあげるほど、わたしはこのブラックコーヒーの様に甘くありません。
ねっ…シノブくんよ…。働いて飲み物代を払いなさい。労働しなさい」
缶コーヒーを片手に持ちながらそう言うと、ぼくに向かってぼくに突きつけたものは、

メイド服だった。

確かにぼくは小さい頃から女の子みたいだって言われ続けてきた。
華奢なからだと白い肌、平均より低い背丈、そしてショートカットの女の子のような髪が、
ぼくを女の子に仕立て上げていたのだ。
見てくれは、並みの女の子より女の子かもしれない。未だに女の子と間違われるのがぼくの悩み。
名前も『荵(シノブ)』と男女兼用の名前だからか。親を恨むぞ。
しかし、女の子用の服は未だに着たことがない…。と言うか、着る理由もない。

「ぜったい、似合うから…」
「いやだあ!!」
「スズナが帰ってくるまででいいから!」
控え室の隅に追い込まれたぼくは、必死に抵抗するも姉に腕を捕まえられてしまった。
さらに姉も負けじと、大き目の胸をぼくに押し付けてくる。んぐ…姉ちゃんの胸が顔に埋まる…。
苦しい、窒息しそうだ。涙目になってしまう…中学生にして、姉に泣き顔を見せてしまった。

「シノブが泣くなら…わたしも泣いちゃう…!」
姉とは10も違うので、今までケンカというケンカをしたことがない。
歳が離れすぎてケンカにならない。姉と言うより、いちばんぼくに近い先輩と言う感じだ。
しかし、そんな姉の泣き顔を見せ付けられると、ぼくは困ってしまう。
「姉ちゃんさ……もう…かってにしてよ!」
この言葉で、姉はぱあっと明るくなり、周りには花が咲き乱れた。
315スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:07:44 ID:juDqS3XE
「一人で脱げる?」
「バカにしないでよ!」
ぼくの背中を見せながら、実の姉の目の前でYシャツのボタンを外す。
おせっかいな姉が後ろから手伝おうとするが、手で追っ払ってやった。

「姉ちゃんさ…、あっち行ってくれない?ぼく一人で着れるから」
「そうやって逃げるんでしょ!わたしはネコとお金しか信じないよ!」
はらりとYシャツを机に脱ぎ捨て、ズボンのボタンに手をかけるが、やっぱり恥ずかしい。
「やめようよ…。こんなこと」
「じゃあ、あのことスズナにばらすよ」
やましい事は一つもないが、姉にこんな事を言われるとドキっとする。いわんやスズナにばらすをや。

「シノブのために買ってきたんだよ!ほら!」
ロッカーから取り出したのは、真っ白なショーツとキャミソール。
もしかして、全部着替えろと?
「そのとおり!」
「ぜったい着ないよ!そんなもん!」
「どうして、お姉さんを困らせるの?シノブはそんな子じゃありません!!」
上半身裸のぼくの背中に、姉が再び胸を押し付けながら抱きしめられる。
姉のメイド服越しとは言え、柔らかな二つの乳はぼくの男の子の部分を狂わせる。
悪い事なんぞしてないのに、思わず謝ってしまいそうだ。ごめんなさい、早く着ます。

「このキャミ…、シノブにぴったりだと思うんだけどなあ」
キャミソールを着る前に、くんくんと匂いを嗅いでみる。買ったばかりのものなのに、女の子の匂いがした。
初めての柔らかな肌触りが、ぼくをどんどん女の子にしていく気がする。
316スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:08:07 ID:juDqS3XE
履いていたぼくのパンツの変わりが、かわいいちいさなショーツ。
いつもと違う締め付け方に、ぼくのワンワンコも迷いが生じ先を湿らせたまま、ぬるっと顔を出す。
(もう!ぼくの事を見ないで!!)
今までぼくにあった男の子の牙が抜けていく気がした。
(なんだか…太ももがぬるぬるするな…)
今、姉のほうを向くとなると、ぼくの固くなりつつあるワンワンコを目撃されてしまう。
そんな事でもされたら、一生の不覚。姉で弟が興奮していると勘違いされてしまう。
もしかして、もぞもぞしているぼくを不審がっているかもしれない。ぼくは、泣いてしまいたい。

「シノブ。ブラウスを着させてあげるから、こっちむいて!」
「ここから一人で出来るから…」
ぼくは必死に固くなった下半身を隠す為に、姉が持ってきた滑らかなブラウスを羽織る。
いつもの衣類と違う感覚は、ぼくを未知なる世界に誘う。
ぼくを包み込む半そでのブラウスも、くんくんと匂いを嗅いでみると、やはり女の子の匂い。
本当にぼくは男の子なんだろうか。ぼくの匂いがどんどん消されてゆく感覚がする。
悩むぼくを尻目にメイド服を手渡す姉は嬉しそうだった。

エプロンを着け、ショートブーツを履かされたぼくは、いっちょ前のメイドに変身してしまった。
自分でも不思議だ。ぼくを見ているのは、今は姉しかいないのに何百人もの視線を浴びている気分だ。
部屋の姿見にメイド姿のぼくを映して、姉はご満悦顔である。
「こんなにかわいいメイド服、せっかくお姉ちゃんが用意したんだからねっ。
ほら!シノブにぴったりだよ。盆の窪の所なんか、舐めちゃいたいくらい!」

姉はぼくの髪の匂いを嗅いでいた。今着たばかりのメイド服を一刻も早く
脱ぎ散らしたいのに、ぼくのからだが言う事を聞いてくれない。もしかしたら…。
317スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:08:28 ID:juDqS3XE
「うーん。でも、なにか足りないね」
机の上に置いてあった、アニメショップの紙袋を探る姉。何気なく姉は言ったつもりだが
その言葉は、ぼくを不安にさせる恐怖の言葉なのだ。
姉が取り出したのは、ネコミミのカチューシャとしっぽ。
「もっと、かわいくなるかなあ」
ぼくの頭からはちょこんと尖った耳が生え、腰からにょろんと尻尾が生えている。
ただでさえメイド服が恥ずかしいのに、コーヒーに砂糖とガムシロップと
ハチミツを入れたほどのむずがゆさがぼくを襲う。それでも姉は笑っている。

「これで、お店に出ればいいんだよね…」
「もー、シノブったらかわいい!」
姉はぼくの頭を撫でながら、ぼくを誉めてくれているようだが、ちっとも嬉しくないのは何故。
しかし、一瞬でも自分が本物の女の子に見えてしまったことに後悔する。

「さあ!シノブくんの初めてのお仕事、一緒にがんばろうね」
どうでもいいから早くスズナよ、帰ってきてくれ。
ぼくがこんな格好をするのは、スズナの代わりなんだから。

店に出ると、思ったとおりお客さんは全くいなかった。
できる事なら、誰も来ないでくれと言いたい。でも、そんな言葉を姉の前で言う事は、
カツラばればれのオジサンに「髪型決まっていますね」と言うくらい、とても危険な発言だ。
さっきのスズナと同じ格好でぼくは、来て欲しくないお客さんを待つ。
318スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:09:05 ID:9wqe23/v
やってきたお客さんは、意外にも女の人だった。
一見大人しそうな、ボヘミアンルックのお姉さん。うちの恥ずかしい姉とは大違い。
しかしぼくは今、女の子の格好。大手を振って人様に自慢して見せられるものではない…ハズだ。

「い、いらっしゃい…ま…せ」
「シノブ!『お帰りなさいませ。お嬢様』でしょ?」
姉がぼくに耳打ちをする。一歩も動けないぼくをどうしたいんだ。
「お、お帰り…なさい…ませ。お嬢様…」
お客さんはまじまじとぼくを見つめていた。

もしかして、スカートの下のショーツを見透かしてるんじゃないのか、と思うくらい
ぼくは縮こまって顔を赤くしていたんだろう。
きっと、お客さんはぼくの事を変態の二文字で蹴散らしているかもしれない。
とりあえず、この場を乗り切る為にスズナがやっている通りに、お嬢様への最大のおもてなしをしてみた。

椅子を引き、ぱんぱんっとハンカチで軽くはたく。
お嬢様は慣れたように座り、ちらとメニューを眺めている。
オーダーが来るまでの沈黙は、今まで生きてきた中で最長の時間のように感じる。
その間、ぼくのふとももはスースーとして、ふとももを擦りあわせて無理して暖めないと
自分自身耐えられなくなってしまっている。

おまけにぼくのワンワンコもさっきとは違う興奮を覚えてしまい、
目の前のお嬢様に向かって、言う事を聞かなくなっている。必死に押さえようと、ぼくの顔が歪む。
腰につけたネコのぬいぐるみの形をしたウエストポーチから、オーダー表を取り出し
お嬢様の注文を待ち構える。時計の音だけが響き渡る。
319わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/15(日) 00:09:51 ID:juDqS3XE
今宵はここまでだワン。続きもよろしくワン
320名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:35:31 ID:yxpp6nqp
GJ!!
続き読みたい
321名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 01:16:43 ID:1zlhgfSD
GJ!!!
新たなる神の降臨!!!
322名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 23:51:34 ID:5nQhPhCa
昨日スレ見つけて初代から読んでやっと追い付きました。
なんと神の多すぎるスレなんだ!
自分のツボのど真ん中ストライクぶちぬかれすぎてヤバい。ハァハァ

すべての職人様、これからも変態道を駆け抜けた小説を提供してくださることを期待しております!
323わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:57:01 ID:Grxdss4l
ワンワン!(投下しますよ)
324スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:57:35 ID:Grxdss4l
「えっとお、レモンティ」
お嬢様はぼくの事を不思議そうに見つめながら、ぼそっとオーダーをする。
残念ながら、レモンティは品切れでスズナが買いに出かけているのに。
しかも、レモンティでスズナの事を思い出してしまった。いかん!スズナの帰りを待つのはいいが
ぼくのこんな姿をスズナに見られたら、いったい彼女はどう思うだろう。
いくら業務を飛び出した、親族内の命令で女の子の格好をしているといっても、
花も恥らうスズナにとってはあまりにもインパクトが強すぎる。
このオトナなお嬢様でさえ、ヘンな目で見ているかもしれないのに。

「じゃあ、ミルク…」
さあ!!これでぼくも奥に引っ込める。お嬢様のオーダーでぼくは救われた。
ありがとう、お嬢様。もう二度と店内に出るもんか。
ここにいても仕方がない。奥に引っ込んで、とにかくオーダーを姉に伝えなければ。
しかし、後ろからのお嬢様の視線が、ズキズキとぼくに刺さってくる。

「ただいまあ!」
ぼくが奥に引っ込んで、姉にオーダーを伝えているとスズナが買物から帰ってきた。
やった!これでぼくはこの服を脱ぐ事が出来る。何時になく、スズナが女神に見えてきた。
その反対に、姉の背中には黒い羽根と尻尾が見える。ばっさばさと音を立てて羽根を羽ばたたせている魔女の様だ。
ぼくを辱める、この魔女をどうにかしてくれ。
325スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:57:57 ID:Grxdss4l
店を閉め、ぼくと姉は家に戻った。いつも通りの帰り道。
いつも通りでなかったのは、店内での出来事ぐらいか。もう、いやだ。

この日の晩、姉は自室のPCの画面を食い入るように見ていた。姉の日課なのだ。
少しばかしの笑みと、$マークの瞳をしている姉に近づくのは、腹をすかせたオオカミに
近づくのと同じくらい危険な事なので、ぼくはわざと触れないようにする。触らぬ姉にたたり無し。

ぼくは姉から命令されてミルクを持ってきたところ。ここでも『メイドさん』かよ。
もっとも、今ぼくはパジャマを着て就寝前なんだが…。
きょうはもう遅いから、とっとと寝るか。もう、きょうの事なんぞ思い出したくも無い。
しかし、金の嗅覚だけはワンコに負けない姉は、ぼくの寝室への行く手を阻む。

「シノブ、見てごらん」
「いやだ!」
「ほら!『ねこねこ軒』の公式ブログね。コメントのカキコを見て御覧なさい」
公式と言っても、所詮は素人が作ったブログ。更新しているのは姉とスズナぐらい。
そのブログでのきょうの更新分へのコメントを見て、姉が興奮しているのだった。

『きょう久々に来て見たら、かわいい新人メイドさんがいたねー!
その子って中性的で、かわいい!!この子ってまた来ないのかな?』

もしかして、このコメントはあのお嬢様がカキコしたのかもしれない。
「いい?わたしたちのお仕事は、お客様に喜ばれるおもてなしをする事。
一人でも喜んでくれるお客…」
「わたしたち?」
「なにか?なにかヘンな事言ったかな…シノブくん」
姉から殺されるくらいなら、メイドさんの格好で町内をゆっくり歩いた方がマシ。
ヘタに反抗することは万死に値する。姉弟だから逃げ場が無いし…。

「じゃあ、明日も学校終わったらすぐにね」
「………」
「返事は?」
「はい」
「よくできました」
鈴代荵、中学生男子。女の子になりたくありません…。
326スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:58:18 ID:Grxdss4l
いやいやながらも『ねこねこ軒』へ、のろのろと行く。
経営者が姉なので、ここでトンズラなどしようものなら、家に帰った後が怖い。
開けたくも無い店の扉を開くと、姉にいきなり捕まえられる。
店主が遊びまわれるほど、この店はヒマなのか。
問答無用にぼくは、メイドの格好をさせられてしまうのだ。
しかも今日は、スズナと一緒に働けとの命が下る。働くって厳しい。
「…シノブくん、この格好なの?」
「ほら、このまま男の子にしとくには、勿体無いからね」

やはり、スズナがぼくの格好を見ている態度は、何となくよそよそしかった。
スズナは棒読み口調の誉めているのか、貶しているのかどっちつかずのスズナの声が、ぼくのスカートを揺らす。
「ふーん。けっこうイケてる格好してるのね。シノブくんって」
「やっぱり、わたしの見抜いたとおりだね。わたしって商才あるのかなあ?」
知らないよ、そんなこと。スズナは白い目でぼくを見ているのだろうか。
いや、真っ白ではなく灰色の目だな。ありゃ。
しかし、そんな事を考えているうちにぼくのワンワンコは、言う事を聞かなくなってゆくのだ。
不謹慎なぼく。いっそのこと罵倒してくれたらいいのに………あれ?

姉がぼくにこっそり耳打ちをする。
「ねえ!シノブさあ。シノブの働きで売上が上がったら、好きなもの買ってア・ゲ・ル」
「ぼくは、小学生じゃあありません!!」
「赤くなった!!かわいい!」
店の売上の為に、ぼくはこんな姿にさせられるなんて…。ぼくは資本主義の奴隷かよ。
反抗も出来ない弱いただのネコは、飼い主の言うことを素直に聞くだけだった。
327スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:58:39 ID:Grxdss4l
――――ぼくが来てからは、割かしお客が入ってきた。しかも、お客さんの大半が女性、
しかも一癖も二癖もあるような、お客が多く目立つ。いわゆるあの系列の人たちだ。
もしかして、『ねこねこ軒』のブログを見てやって来たのかもしれないし、
それとも、昨日のお客さんの知り合いの口伝でやって来たのかもしれない。
とにかく、姉の機嫌がすこぶるよろしい。ぼくが店内にいるとお客が喜ぶんだそうだ。
その反対に、面白くなさそうな顔をしているの人物が約一名。そう、スズナであった。
いちおう、先輩としてテキパキと接客はこなすが時折見せる、ふわっとした素の顔がうすら怖い。

夕方、『ねこねこ軒』はクローズの時間になる。
レジの音が、今まで以上に快いとは姉の言葉。過去最高の集客らしい。
スズナはいちおう喜んだ。『いちおう』の理由は、無論ぼくがいるからであろう。
姉は嬉しそうに、売上金を銀行の時間外窓口に持ってゆく。その間、ぼくとスズナは
店内の掃除をして、姉の帰ってくるのを待つ。が、スズナは一向に掃除をしようとしない。

「ねえ…シノブさあ…。今日はモテモテだったじゃん」
「………」
「学校でも、そうなんだぁ」
「べ、別に!」
スズナは、ぼくよりちょっと上のお姉さん。『ねこねこ軒』が出来てからの古参のメイド。
ぼくが入ってきたことで、人気を取られてしまったのに焼いているのだろうか。

「ほら、デジカメで写真撮ってあげるから、ね!ほら、こっちにおいで!!
だって、こんなかわいいネコミミメイドはいないって。後世に残しとかないと!」
ぼくは控え室に連れられ、スズナはカバンからデジカメを取り出す。
今や、デジカメは女子高生の必須アイテムなんだそうだ。
「いい写真が取れたら、ウチのブログにアップしようか?」
「やだよ!」
「大丈夫、会員さま用のパスワードを入れないと、見られないようにしてあげる!
こうしたら、売上も上がってシノブのお姉さんも喜ぶんだと…思うんだけど…」

スズナのデジカメは、ぼくには猟銃のように見えた。壁際に追い詰められ、身動きできない。
その猟銃を向けられたネコは、狩人の命令に従うしかなかった。
328スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:59:05 ID:Grxdss4l
「ほら、目から上は撮ってやんないからさ、ハイ!」
フラッシュが眩しい。もう一枚…。スズナは画面を見て少しニヤリとしている。

「でもさ、こんな写真ね…お客さん…喜んでくれるかな…」
「う、うん」
「シノブだって、えっちい写真見てさ、喜んでるんでしょ…、そして『もっと見せろ!』って
言ってたりするんじゃないのかな…。あっ!ごめんね。女の子にこんなこと言っちゃって!」
ぼくの乳首をいじりながら、スズナは飽きれてしまう位の言葉でぼくを責める。
スズナがぼくのスカートをパンっと捲り上げる。涼しい風が太ももを冷やす。
パンパンになった、ぼくのショーツが見えたかもしれない。そう考えると、自分で自分を苦しめてしまった。

「わたしたちはメイド。お嬢様に喜ばれることをしなきゃな…。わたし、偉いな…」
ツンツンとスズナのデジカメで、ぼくの大きくなったワンワンコを突付く。
スズナのいい香りが更にぼくを苦しめるのであった。
「シノブのぱんつは、まっしろけー。まっしろぱんつが見てみたいー!」
みょうちくりんな歌声で、ぼくを刺激するスズナ。
「見せてくれなきゃ、いじめるぞー!」

歌声に乗せられて、ぼくはスカートをたくし上げる…。ショーツはガマン汁で湿り
可愛らしい柄とは裏腹に、男の子の元気の元がショーツを辱める。
どうしてだろう。スズナの言うことが自然と聞き入れられるなんて…。やはり、ぼくには…。
パシャ!
「大丈夫!目から下しか撮ってないから!!しっかし、どうしてこのメイドは
男の子の匂いがするんだろう?おっかしいなあ!くんくん!!」
スズナのリアクションがわざとらしい。
329スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:59:26 ID:Grxdss4l
久しぶりに人前で泣いたかもしれない。
いいお姉さんだと思ってたのに。いつも笑顔がかわいいと思っていたのに。
そんなスズナから、こんな仕打ちをしてくるなんて…。ぼくは…。

「もうさ、写真も撮り飽きちゃったから…そろそろ引っ込めないとね。
お店のお掃除もしなきゃいけないでしょ?シノブくん?」
やった…やっと開放される…。
「でも、わたしのせいでシノブくんガマンできなくなっちゃったんだよね…。
ごめんね、お手伝いしてあげるから、私を許して。ネコさんお願い」
その言葉が終わるや否や、ぼくの口に柔らかくて甘いものがねじりこまれた。
目の前には、スズナの健気な顔。この店のどんなケーキやジュースよりも、甘くて
また切ない味がする。
ぼくの初めてのキスは…。そんな味がしたのだ。

スズナが顔を離すとスズナの口の周りは濡れ、白い糸を引いていた。
「わたしができるのはここまで。後はシノブくんが、いつもやってるようにやってごらん」
「いつもじゃないよ!」
「うそばっかり!!このウソツキネコ!」
「…スズナに見せるの?」
「先輩の言うことが聞けないの?」
「…聞きます」
スズナがぼくに代わって左手で、スカートをたくし上げる。右手には、デジカメを持ったまま。
左手でワンワンコをショーツから軽く摘みだすと、スズナはデジカメを持った手で口を手で塞いだ。
その瞬間、今まで撮られた画像がデジカメの液晶に見えたが、はっきりぼくの全身が写っていた。
330スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/17(火) 23:59:47 ID:Grxdss4l
「………」
「………」

二人の沈黙を打ち破るように、スズナがまたもやすっとんきょうな調子で唄い出す。
「そーれ、にゃんにゃんにゃん!そーれ、にゃんにゃんにゃん!」
「…う」
「ふう!!」

いきなり、ぼくの耳に暖かい息が掛かる。もちろんスズナの仕業。
「そーれ、にゃんにゃんにゃん!そーれ、にゃんにゃんにゃん!」

服を着ているのに、下半身はスカートのおかげで何も履いていないのと同じ感覚だ。
「やっぱり、このネコミミメイドは男の子の匂いがするよ!ヘンだよねー?」
パンパンになったワンワンコは、ぴゅっと鳴き声をあげて白いヨーグルトを床に撒き散らす。
スズナがその瞬間のシャッターチャンスを逃すはずが無い。
「やったあ!シノブ、やるじゃん。いい写真がまた撮れちゃった!よしよし。
でも、ネコミミメイドさんがどうして、白いヨーグルトを出しちゃうのかなあ?
ネコミミメイドさんは、女の子でしょ?不思議だねえ??」

女の子に、女の子の格好をしてオナニーを見られてしまうなんて…。
お客様にも喜ばれて、姉にも喜ばれ、そしてスズナにも喜ばれるなんて、ぼくは果報者なのだろうか。
もしかして、これも会員限定のページにアップされてしまうのだろう。
「あーあ!シノブくん!!お店を汚しちゃって…ちゃんとお掃除するんだよ!!」
そう言うと、スズナは控え室から出て行った。

「ただいまー」
「お帰りなさいませ。店長様」
スズナが出たと同時に、姉が店に帰ってきたのだった。
331わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/18(水) 00:00:19 ID:Grxdss4l
キャンキャン!(投下おしまいです)
332名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 01:06:16 ID:aobce8H1
GJ!!!
ぱんぱんショーツをにぎにぎしたいです。ハァハァ
333名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 01:12:51 ID:pk6q5AjK
GJ!
334名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 01:22:43 ID:Ee37Hkej
今夜もGJ!!!
335名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 04:06:38 ID:W7O3gsn6
GoodDog!!!
336名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:08:06 ID:TJG0MOzO
神作品GJ!
独特の文体がすごくいい…。
337名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 16:16:37 ID:fzPfoVw/
GJ!
338名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 16:52:45 ID:IOiZmEf+
GJ
339わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:04:53 ID:YiUE9BLh
真夜中のお散歩だワン。投下するワン。
340スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:05:37 ID:YiUE9BLh
次の日の事。この日『ねこねこ軒』は定休日。
のんびりと夕方を過ごすつもりだったのに、ぼくは姉に脅させて牛乳を買いに出かける羽目になった。
姉を敵に回したくないので、しぶしぶと商店街に向かう。その途中、スズナに会った。
スズナにぼくの恥ずかしい姿を見られてしまい、おまけに写真まで撮られ、スズナに会うのが少し怖い。
怖いというのは、スズナの事が気に掛かると言う裏返しかもしれない。
たたた、と靴音を鳴らしぼくの方へ近づくスズナは、ぼく以外の者が見れば可憐な少女。

「シノブくん?」
「………」
「…こんな、お姉さん…嫌い?」
スズナは高校からの帰り道。メイド服でなく、白い夏のセーラー服姿の
スズナは何処から見ても、優しそうなお姉さん。
こんなお姉さんの口から、『この子はいやらしいねえ』って言われるだけで、ぼくは…おっと。

「髪、切った?」
「そーですね」
「失恋とか?」
「んなぁこたぁない」
そう。驚いたことに、いつもとは全く違うスズナになっていた。
長かった髪を結構ばっさり切っていて、ぼくと同じくらいの髪の長さになっていたのだ。
美容院にでも行ったんだろう、お年頃の女の子だもん。
並んで歩けば、姉妹…じゃなくって姉弟の様。
341スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:06:04 ID:YiUE9BLh
「きのう…あんなこと言って、ゴメン」
「あんなこと?」
「ほら…『今日はモテモテだったじゃん』とかさ、わたし…シノブくんの事に嫉妬してたのかな」
「べ、別にいいよ!もう」
やはり、スズナも昨日の事が気になっているのか。あたりまえか。
白い肌を紅くして、スズナは俯きながらぼくに話しかける。

「ねえ…シノブくん」
「はい…」
「お詫びの印にさ、ウチに紅茶でも飲みに…おいでよ。ご馳走するね」
「だって、ぼく…買物の…」
と、言おうとしたがスズナの顔があまりにもいじらしいので…断りきれなかった。
スズナが泣くなら、ぼくも泣く。やっぱりスズナには笑顔が似合う。
ぼくだって男の子の端くれ。女の子を泣かすことはいけないなって思うんだよね。
姉のことは、もういいいや。姉よりスズナと一緒にいるほうが、楽しいしな。
342スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:06:29 ID:YiUE9BLh
とあるマンションの一室がスズナの家。
両親は共稼ぎで家にはいない、スズナが合鍵を使って玄関を開ける。
ということは…。スズナと…。
「ゆっくりしてってね!!」
「う、うん」

ぼくが初めてよその女の子の部屋に入る。どんな香りがするんだろう、どんなかわいい部屋なんだろう。
ぼくの中でモヤモヤとした妄想が膨らみ、そのフィルターを通してスズナの後姿がいとおしく見える。
「シノブくんさ、女の子の部屋は初めてかな…」
スズナが部屋の扉を開けると、まさしく女の子の部屋であった。くんくん。

きれいなベッドにぬいぐるみ、ふかふかのカーペット。そんな部屋に男子が一人。
スズナは机の上のPCを起動させながら、鼻歌を歌っている。
「ねっこねこ軒にいらっしゃいー、かわいいメイドがまってるよー」
なんだそりゃ。スズナ曰く『「ねこねこ軒」のうた』らしいけど。
ぱっと明るくなったモニターには、ネコの壁紙が映っている。
おもむろにネットに接続してスズナは、『ねこねこ軒公式ブログ』にアクセス、
詐欺まがいなメイド紹介のイラストがトップを飾る。

「シノブくんさ、こんなページ知ってる?」
と、隅っこにあるボタンをクリックすると、IDとパスワードの入力ウィンドウが
画面中央にふんぞり返る。そこにスズナは慣れた手つきで入力を始める。
「これが噂の会員様専用のページだよ。知ってた?」
「初めて見る…」
そこには見たこともないスズナの写真や、ヒミツのレシピが掲載されていた。
しかし、『スズナの歌声喫茶のコーナー』って何なんだ。
343スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:07:23 ID:YiUE9BLh
「さて、この間撮ったシノブくんのネコミミメイドの写真が、このPCのマイドキュメントに保存されています」
「ええ?やめてよ」
「やめません。さっそく二人で鑑賞しましょう」
スズナがカチカチっとマウスを動かすと、主人に忠実なPCは黙々と命令に答える。
そしてPC画面には、ぼくのネコミミメイドの姿が映し出された。

「ほら…、シノブくんのネコミミメイドだよ。かわいいね」
「かわいくないやい!」
「うそばっかり。ホントは『かわいいかわいい』って言われるの、大好きなんでしょ?」
思わずスズナの上目づかいに乗せられて、少しワンワンコが落ち着かなくなった。
ぼくが俯くのをスズナが見逃すはずがない。
「ん?どうしたかなー?」
落ち着かないぼくをスズナの涼しい眼が突き刺さる。

「そうそう!ちょっと待ってて…紅茶を入れてくるね」
「うん……」
スズナは制服のまま踵を返し、ぼくを部屋に残したまま台所へ向かった。
ふわりと紺色のスカートが揺れる。PCにはぼくの写真が映ったまま。
344スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:07:55 ID:YiUE9BLh
しばらくして、スズナが部屋に帰ってきた。
「お帰りなさいませ!スズナちゃん!!ぼく、ネコミミメイドのシノブだよ」
!!!!!!
スズナは『ねこねこ軒』のメイド服を着て、紅茶をお盆に載せ部屋に戻ってきた。
しかも、ぼくの事を『スズナちゃん』と呼び、自らを『ネコミミメイドのシノブ』と
勝手に名乗っているではないか。ご丁寧にネコミミカチューシャまで付けている。
そして、片方の手にはアニメショップの紙袋…。

「えっと…スズナちゃんは、レモンティですね」
「ぼく…スズナじゃ…」
「はい!暖かいうちに召しあがれ!」
強引にクッションに座らされたぼくに、このメイドはレモンティを勧める。
しかし、あまりにもスズナの姿がPCに映っている、ぼくのメイド姿にそっくりなので
スズナはPCの中から飛び出してきたのかと思った。

「あれ、スズナちゃん。今日は男の子の服を着てるんだね」
「だから…ぼく、スズ…」
「あれ?こんな所に制服があるよ。くんくん!…スズナちゃんのかな?
やっぱり、スズナちゃんはいい匂いがするなあ。くんくん!!」
持っていたアニメショップの紙袋の中を覗き込むスズナ。
人様の制服の匂いを嗅いで誰のだか分かるほど、ぼくはヘンタイではないぞ。
345スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:08:21 ID:YiUE9BLh
Tシャツを脱がされ、上半身はだかになったぼくに、スズナの制服が舞い降りる。
白くて柔らかいスズナの制服。この制服着たさに、ここの高校を受験する女の子も多いとも聞く。
そんな女の子の憧れのセーラー服をぼくが独り占めするとは、いままでの人生初めての体験だ。
「いけない事!!」というものほどだんだん興奮してくるのは、きっとぼくだけじゃないはず。
じゃないはず…だろうな。スズナのキャミソールを着させられおまけに、白い制服の袖を
通されたぼくは、だんだん興奮してきているんだから。でも、きっと悪くは…ないな、うん。

ここまで着替えといてなんだが、ぼくのカーゴパンツを脱ぐのには、少しためらいがあった。
「スズナちゃんはきっと、ぱんつ姿になるのが恥ずかしいんだあ。やっぱり、お年頃の子は大変なんですう。
でも、だっいじょーぶー!はい!!『ほかほかブルマー!!』…あれ?」
「あれ…って?」
「説明しよう。このブルマをスカートの下にはくと、スカートが捲れても大丈夫なのだ!!」
と、戦隊もののナレーションもどきをしながらスズナはぼくのカーゴパンツを引っ張り脱がすと、
ちょこんと真ん中が頑張っているぼくのパンツがあらわになった。うわあ…。

「ぼくが脱ぐからあっち向いてて!!」
「『ぼく』って誰かなあ?いつからスズナちゃんは男の子の言葉を使うようになったの?」
パンツの裾を引っ張るスズナ。ぼくが逃げようとすると、だんだんパンツがずり落ちてゆく。
これ以上ずり落とすのは避けたい。ネコのようなよつんばの格好でぼくは固まる。
346スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:09:08 ID:YiUE9BLh
「えいっ!!」
との言葉とともに、腰の辺りがひんやりしてきた。後ろでごろんと音がする。
「くんくん!!まったく、スズナちゃんったら!男の子の匂いがするんだけど!!」

後ろを振り向くと、スズナがぼくのパンツを親指と人差し指で摘んでいるところであった。
そして無慈悲にも、ぽいっとぼくのパンツは放りだされてしまう。
フリスビーのように飛んでいったぼくのパンツは、部屋の隅に座っているくまのぬいぐるみの頭に被さった。
呆然としているぼくの顔に、スズナのブルマが投げつけられた。今日使ったのだろうか、
少し汗ばんだ匂いがする。そんな事を考えていると、ますますぼくは内股にならなければならない。

上にはセーラー服、下はまっぱ、そして手にはブルマ。
はははは。ぼく、どっから見ても…。地球に生まれてすいません。
「ぼく、スズナちゃんの姿を見てたら…えっちな気分になっちゃうんだ。叱ってくれるかい?スズナちゃん」
甘えんぼの顔をして、スズナは膝立ちをしながらぼくに問いかける。
このままほったらかしにしておくと、スズナは泣いてしまいそうだ。仕方ない。

「こ、こらっ!シ、シノブくん!!」
「…ごめんね…」
「シ、シノブくんは…いけない子じゃありません!!」
「スズナちゃん…。ごめんなさい、ぼく…悪い子になっちゃったんですう」
自分で自分を叱っているのは、不思議な感覚がする。スズナはぼくの事をそんな人間と思っているのだろうか。
347スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:09:48 ID:YiUE9BLh
「ごめんね、スズナちゃん。スカート返してあげるから…。ほら、ブルマも履いて…」
お姉さん座りをして固まっていたぼくに、久方ぶりかに履くものがやってきた。
しかし、それはどう見てもブルマとスカート。頑張っているワンワンコよ、もうちょっとだから。
ワンワンコを手で隠しながら、片足を上げてブルマに足を通す。そのままごろんと両足を上げながら
遊びたがるネコの様に仰向けに転がると、両脚にブルマの橋が架け渡された。
ぱつん!!
ゴムがぼくのふとももをはじく。スズナが手伝おうとして、ゆっくり完璧に履かそうとする。

スカートを履かせながら、スズナは相変わらずへんな歌を歌っている。
びっくりする位、サイズがぴったりなスズナの制服。ほとんど違和感がない、ぼくが男と言う所は除いて。
最後に、紺のハイソックスを両脚にはいて、鈴代荵は一人の女子高生に変身した…。

さっきまでスズナが着ていた制服は、微かに女の子の匂いがする。
今日は少し暑かったからか。その匂いは、汗の匂いと言うか、スズナの香りと言うか…
ぼくを悪い子に唆せるには、絶好のアイテム。見えない小さな妖精さんたちがぼくを包み込む。
その妖精さんはえっちないたずらっ子。外はまだ明るいのに、だんだんとド深夜の気分になってくる。
ブルマの生地と、ぼくの健気なワンワンコが出会うとは、どんな神様でもお見通しは出来なかっただろうな。

「スズナちゃんに謝らなきゃいけないことがあるんだ。聞いてくれるかい?」
嫌な予感がする。
348スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:10:14 ID:YiUE9BLh
「ぼく、スズナちゃんの写真で…シコシコっと…おなにー…してたんだ。ごめんなさい」

するもんか!『シノブ』と名乗るネコミミメイドさんは、もじもじとしている。
「でも、スズナちゃんだって…おうちで一人でドキドキしてるんじゃないの?
『シノブくん!ああん!シノブくんのミルクをわたしだけのコーヒーカップに入れてぇ!』って」
そんな光景をあのぼくのパンツを被ったくまさんは見ているのか。

「ごめんね、スズナ。あの『マネーの魔女』と一つ屋根の下に暮らしていると、スズナちゃんみたいな子が
とってもいとおしくなるんだ。だから…ぼく…おうちで…毎日、スズナちゃんの写真で…」
「しないよ!」
「きょうはいっぱい、ぎゅううってしてあげる!!」
ネコミミメイドさんはぼくに向かって抱きついた。仕事はどうした。

「スズナちゃん…あったかい」
「う、うん…」
「ぼくの事、きらいなの?」
「そうじゃ…なくって…」
スカートをこっそり捲りあげられたぼくは、スズナに真ん中がちょっと固くなったブルマを見られる。
スズナの白くて無垢な手でそこをさすられると、申し訳ないがだんだんガマンのジュースが染み出してくるのだ。
「スズナちゃん…これって…女の子のジュース…だよね?」
「女の子じゃ…」
「でも、きょうのスズナちゃん、男の子の匂いがする!くんくん!!へんだなあ」
349スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:10:50 ID:YiUE9BLh
ぼくの首筋を丹念にくんくんと嗅ぐスズナは、まるでネコのようであった。
「ぼく、こんなお姉さんが欲しかったなあ…。優しくて、可愛くて…」
「……」
「そして…えっちで…」
ちゅっとスズナのくちびるがぼくの頬に触れる。
舌はそのままぼくのほっぺをなぞり、口元にたどり着く。舌は遠慮なくぼくの口にお邪魔する。
優しくて瑞々しいくちびるが、ぼくの透明な唾液を味わう音を聴くと、息苦しいのを忘れて
地球に生まれてよかったことを再確認するのだ。でも、格好は女の子なのに。

「えいぃ!!」
スズナのきすに油断していると、いきなりぼくのスカートが捲し上げられる。
ちょっと昔のマンガのサービスカットみたいに、ぼくはブルマを隠そうとスカートを押さえる。
「ごめんね、スズナちゃん。あまりにも可愛かったから…。ぼくを叱ってください…」
「できないよ!」
「じゃあ、なんでもするから許してください」
「…なにもないよ…。スズ…シノブくん」
「お金とえっちな事以外なら…」
すこし、ためた後スズナは…。



「できません!」
350スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:11:16 ID:YiUE9BLh
ぼくはそんなにいけない子じゃありません!!
なのに、スズナは…、スズナは、理屈で押し通せる子ではない。
きっと感覚で生きている子なんだろう。計算とか理屈はダメだけど、音楽とか国語になると
フルパワーで才能を発揮する子。きっとそうなんだ。だから、もう説得するのは…やーめたっと。
「よーし、ぼく。がんばっちゃうぞ」
「うううっ!シ、シノブくん…!!」
ネコミミメイドさんはぼく背後のベッドに押し倒すと、スカートを捲り上げて
ブルマの上から、ぼくの抑えきれないワンワンコをぺろぺろと舐め出した。

「はうううっ!やめてよ…」
「にゃんにゃん!!にゃんにゃん!!」
「やめてってばあ!!」
言葉では抵抗してるのに、体はスズナのらぶらぶモードに付き合っている。
だんだん頭に何ともいえないものが駆け巡っている。我慢が出来ないから、
よく分からないけど側にあったイヌのぬいぐるみをぎゅうと抱く。少しは安心できるな…。

「スズナちゃん!かわいい!!写真をとらなきゃだな。よーし、そのままそのまま!!ハイ!にゃんこ!」
「うわああ!」
「はい!もう一枚!」
またしてもスズナのPCがえろくなってゆく…。
351スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:11:43 ID:YiUE9BLh
ブルマで包まれたワンワンコを咥えて、舌でぼくを困らせ続けるスズナ。
初めての感触と、スズナの制服に包まれる仕合せと、スズナの一生懸命さが
ぼくのツボをくすぐり続け、理性を忘れたただのイヌに変身してくる気がする。
抱きしめているぬいぐるみもだんだん苦しそう。

「ううう、い…いくよお」
「にゃんにゃん!!」
「ううう!!!」

ぼくの両脚がピーンと張り詰めたと思うと、ブルマの中に粘つく何かが溜まっていく気がした。
スズナのほっぺにも、少しブルマを通して粘っこいものが着いている。
「…ふうぅ。スズナちゃん、がんばったね!」
「…ああーん!べたべたするよお」
「でも、女の子だからコレって…『らぶらぶじゅーす』だよね?くんくん!」
ブルマの中をぴんと広げて覗き込むスズナ。それでも、スズナはぼくのワンワンコを
白い手でさすり続けていた。

「あーあ。ホントにいやらしい子だね!スズナちゃんは!!」
「シ、シノブくん…」
「じゃあ、ぼくがもっといやらしい子にしてあげるから!!」
スズナが持ってきたレモンティは、とっくに冷めている。

姉さん、しばらく帰れそうにありません。
352わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/22(日) 23:12:44 ID:YiUE9BLh
ふう。そろそろお散歩から帰るワン。
続きもよろしくワン。
353名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 23:49:09 ID:LEE8VOLK
なんちゅうエロいわんこじゃ・・
354名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:41:53 ID:bg1FEEMy
匂い表現がフェチ心をくすぐる。
ブルマ内射精にハァハァ
語彙が無くてすまんが、とにかくGJ!!!!
355名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 23:38:26 ID:Cj7n5EcS
GGGGJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!
356名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 08:30:36 ID:zn/29zDO
GJ
357名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 23:18:00 ID:BkeH24w1
「え……は?」
 とりあえず。予想範囲外だったので私は唖然としてしまった。
 弟が私の部屋へ無断で入る。オーケー。別に問題はない。いや色々と問題はある
けどそれは目を瞑れる。
 私の衣服が床に散らばってる。ノープロブレム。別に良い。昨日は眠かったし寝
ぼけてそんなことにしてたかもしれない。
 我が弟が私の服を着て、私を見て凍っている。ノー。あり得ない。なんだこの静
寂は。
「えっと……アーユーマイブラザー?」
 気が動転して訳が分からない言葉を発してしまった。
「い、イエス……」
 何で英語で返ってくるのか。日本人は日本語喋れ。
「……何してるの?」
「あ、アイウェアーマイシスターズ……えーっとぉ……」
 悩むところはそこじゃないだろ。服はクローズだ因みに複数形はクロージーズ。
お前それでもN高の学生か。ああ。某人風に言うなら私は賢いからT大で、弟は頭
が悪いからN高なんだな、よく分かった。
 そんな、頭が悪く、姉のことを鵜呑みにし、挙げ句の果てに訳の分からんことを
してくれた弟の罪を暴き裁いてくれようではないか。
 弟は既に涙目だが、弟の道を正すのも私の役目だ。少しの我慢だ許せ。
「で、何してるの?」
「えっと……えっとぉ……」
 ぐすっ、と鼻水をすう音を聞いた。騙されんぞっ! 貴様は既に(まだ高いけ
ど)声変わりが済んいでる。……しかし髭や色んなモノが生えてこないのはどうい
う事か。ニュータイプか。
 って危うく主題がずれるところだ。
「お、お姉ちゃんの、服着たら、成績伸びるって……」
「オーケー。で、誰に吹き込まれたの?」
「お……」
「お?」
 私は吹き込んで無いはずだが。お酒を飲むようになってからは断定出来ないのが
恐ろしい。
「……お母さん」
 ねーよ。

 母主体でなんか書きたかっただけ。反省も後悔もしている。
358名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 23:43:28 ID:8IPJbx1A
ちょっとワロタ
359名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:27:21 ID:zmQyDTU8
>>357
面白いんで続きキボンヌ
360名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 12:33:21 ID:y3EdiLZ+
頑張れ弟くん
361名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 21:32:13 ID:F8FMcZjo
「晶〜、ちょっと頼みがあるんだけど」
「え、頼みって…何かな?」
 放課後。授業が終わり続々と教室にいた生徒達が部活や家に帰るため教室を出て行く。
その中で、光二は、鞄に教科書を詰めている晶の机に寄り、なにやら話している。
「何って…わかってんだろ〜。ちょっと金、貸してくんない?」
「え〜…もう僕、お金ないよ〜…。」
「頼むよ。な?俺達友達だろ〜」
 光二は友達と言うが、実際のところ本当に友達だった時は中学までだった。高校に入ってからは、
殆ど晶との付き合いはなく、どちらかというと『知り合い』のような関係だった。
現に光二は、なよなよして何処となく女々しい晶のことを高校から付き合い始めた友人には、
友達であったことを悟られたくなかった。
そんな晶も、光二の心境を察してか高校になると殆ど光二と話すことはなかった。光二が金を借りに来る以外は。
「都合がいいときだけ友達のフリしないでよ。」
「つめてーなぁ。いいじゃん。お前ん家金持ちなんだろ?頼むよ。」
「金持ちなんかじゃないよ。それに、今月はもう貸したじゃん…」
「ちょっと金が必要なんだよ。頼むよ。な?俺達親友だろ〜?」
 光二が手を合わせて晶にねだる。晶は、都合がいいときだけに光二が『親友』という言葉を使うのはわかっていた。
本当ならば、もう貸したくなかったが、今日は『特別に』貸すことにした。
「わかったよ。じゃあ…これで最後なんだからね。」
「ありがと〜!やっぱ晶君は優しいなぁ。じゃ、早速、2万たのむわ。」
「え〜…二万なんて、今ないよ…」
「じゃあ家いってとってくれば。」
 晶が金を貸すと決まったとたん、急に光二が生意気になる。
「そ、そんな…勝手なこと言わないでよ。第一、家にあるかどうかもわかないのに…」
「うるせぇなぁ!とっとと金かせばいいんだよ!」
 晶が金を貸すのを渋っていると、急に光二が逆切れする。晶は金を貸す側なのに、日頃
大人しいせいか、喧嘩沙汰になりそうになると、真っ先に暴力が起きない方向に納めようとする。
光二はそれを知っていて(晶がいつまでもウジウジしているせいもあるが)金が早く欲しかったため
大声を出して、晶を威嚇した。晶は光二が思っている通り、素直に金を貸すことを光二に伝える。
「わ、わかったよ…わかったから、そんなに怒鳴らないで。じゃあ、お金とりに家まで着てよ。
…多分ないと思うけど。」
「わかりゃいいんだよ。じゃ、晶の家行こうぜ。」
(ちょろいやつ…いい金鶴がいてよかったわ。)
 二人は無言のまま教室を出ると、一緒に晶の家に向かう。
362名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 21:33:43 ID:F8FMcZjo
向かう途中、晶が光二に話しかける。
「久しぶりだね。こうやって、二人一緒に帰宅するのって。」
「そうだな。」
 光二は素っ気無く答える。正直、晶の話なんか耳に入っていなく、晶から借りた金で遊びに行くことで
頭がいっぱいだった。
(一万は、予約したゲーム買って…後の一万は誰か呼んでゲーセンでも行くか)
 その時、晶が少し申し訳なさそうに光二に聞く。
「ね、ねぇ…お金…いつになったら返してくれるのかな?…そろそろ貸し始めて1年たつんだけど…」
 晶は光二に金をせびられたのは、つい最近ではない。高校一年の6月から、今現在(高校2年の6月)
まで、晶はずっと光二に金を貸していた。しかしながら、光二は一向に返す気配がなかった。
「ん?あぁ、今度返すよ。」
「今度って何時?もう待てないよ…」
「うるせーなぁ!今度っていってんだろが!」
光二が再び怒鳴ると、晶は黙り込む。
「…返してもらうよ…どんな形でもね…」
 晶がボソッとつぶやく。しかし、光二には聞こえていなかった。光二が怒鳴った後は、二人とも
無言のまま歩く。しばらく歩くと、晶の家に着いた。晶は光二だけ自分の部屋に行くように言うと、
自分は台所へと消えていった。そして、晶の部屋に光二が入る。その部屋にはぬいぐるみや本が、
ずらっと並んでおり綺麗に整理整頓されていた。
「ホントに…女みてぇな部屋だな…」
光二がしばらく晶の部屋で待っていると、晶がジュースの入ったコップを二つ持ってきてテーブルの上に置く。
「ちょっとまっててね。」
「おう」
 晶が自分の机の引き出しを開けて、光二に貸す為の金を探す。毎月貸しているため当然のことながら、
2万円などと言う金はあるはずなかった。
「あれぇ〜…ないなぁ…ねぇ、ホントに貸さなきゃだめ?」
「ん?なんかいった?」
 光二が少し強い口調で言う。光二の思想通り、晶は再び引き出しを漁って金を探す『フリ』をする。
探すフリをしながら晶は、こっそりと不適な笑みを浮かべる。光二はその表情に気づくことはなかった。
363名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 21:34:57 ID:F8FMcZjo
「ごめん、ちょっとないみたいだから…下にいってくる。」
「ん。早くしろよ。」
 相変わらず生意気な態度をとる光二。晶が部屋に出て行き、階段を下りる音を聞くと光二はテーブル
に置いてあったジュースに気がつき、それを飲みながら部屋にあった一人用の小さめのテレビをつける。
「早くしろよ〜金鶴晶ちゃん♪」
 テレビを見ながら、小声で少しバカにしたように独り言をつぶやく光二。しばらく経ってジュースも飲み干し、
テレビを見てると、晶が帰ってくるのがずいぶん遅いことに気がつく。
時計を見たら晶が部屋を出て、もう30分も経っていた。光二は、どうせ親からの金を取ってくると思い、
10分ぐらいでかえってくると思っていた。
呼びにいこうかと思ったが別に今日は、特に用事もなく急いでいるわけでもなかったので、そのままテレビを見ていた。
しかし、そんな光二に少し異変が出始める。
(なんか眠くなってきたな…昨日は別に夜更かししているわけでもなかったのに…まぁ晶もしばらく戻ってきそうもないし
ちょっと横になるか…。)
 光二はテーブルのそばにあった座布団を二つ折りにたたむと、それを枕にして寝っ転がる。
しばらくして、晶が寝ている光二を起こさないようにそっと部屋に入ってくる。その寝顔を覗き込み、起こさないように小声でつぶやく。
「ふふ…お金、払ってもらうからね…。」
 晶が不適に笑みを浮かべる。しかし、光二にはその言葉も、晶の表情にも気づかず幸せそうに寝息を立てて寝ていた。
「んん…あ…俺寝てたのか…」
 あの時から一時間ほど経っただろうか。光二が目を覚ます。しかし、何か違和感が光二の体全体に伝わる。
それに手を動かそうとしても、何かに縛られているように自由が効かない。
光二が横を向くと、そこには先ほどまで自分が寝ていた場所が見える。そこでようやく自分がベットの上に寝かされていることに気づく。
そして、少し視線をずらした所に、先ほどまで来ていた自分の制服が脱ぎ散らかされている。よくみると下着もあった。
しかし、光二には衣服を着ている感触があったので全裸ではないという自覚はあった。
「なんで俺の服が…それに手が…うごかねぇ…」
 何度も手を動かそうとしても動かない。それもそのはずだった。光二が腕の付け根から目をたどらせていくと、そこには自分の手首
がロープでがっちりと縛り付けられていた。その異様な光景に少し顔を青くする。
「な、なんだよ…これ…」
 光二は先ほどから燻っている体全体の感触が気になり、仰向けのまま自分の体を見ようとする。そこには、よく夕方ニュースの特集で
やっているようなメイド喫茶の店員が着ているような、派手なメイド服が見えた。それを自分が着ていると思うと、なんでこんな状態に
なっているのか分けがわからなくなってきて、頭がパニックになりそうだった。

(つづく?)
364名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:12:27 ID:4+d5HiXp
wktk
365名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:37:41 ID:Mq6Kv4xU
続いて下さい
366名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 11:23:10 ID:PgfM3bkZ
突如の投下ラッシュに枠テカ
367わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:50:01 ID:2GuOlz7J
ワン!
368スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:50:44 ID:2GuOlz7J
ベタベタになったスズナのブルマを脱がされると、ますますぼくは縮こまってしまう。
このブルマでさえも、ぼくの最後の生命線なのだ。ぼくのスカートだけが下半身を包み込む。
スズナはくんくんとブルマの匂いを嗅ぐと、ぺろっと口に含んでみせた。

「んー。まだまだいやらしい子の味がしないねえ。もっとスズナちゃんをいじめてあげないとね」
「もういいよお!」
「だめだめ。スズナちゃんはもっとえっちにならなきゃ!!」
と言うと、ばっとスズナは自分のスカートを捲り上げた。
ぼくの目の前には雪の様な白いショーツ。花の香りが漂ってきた。

「ほら、ぼくのワンワンも…おっきしてるでしょ」
「ワンワン?なんだよ、ソレ」
「スズナちゃん!ほら!!ぼくの…しょーつから…ワンワンがぴょこんって」
当たり前だが、そんな物は全く見えない。スズナはどうしたんだろう。

「どうしてスズナちゃんには見えないの?ほら!お口で確かめてよ!!」
「だって…。ワンワンって…」
「もう!!」
ショーツをずり下ろしたスズナは泣きそうだった。ぼくの前には、うっすらとした
スズナのまだまだ若い草原が広がるだけだ。ぼくはスズナに頭を抱え込まれ、
ぐうっとその草原に飛び込んだ。飛び込んだと言うより、ぼてっと落っこちた。
湿り気がぼくの鼻をくすぐり、なんだかいけない事をしている気分にさせるのだった。
369スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:51:13 ID:2GuOlz7J
「スズナちゃんのフェラが気持ちよすぎて、ぼく…勃っちゃうよお」
ありもしないワンワンコをあたかも付いているように叫ぶスズナはおかしい。
いや、おかしいとは言ってはいけない。ぼくの精一杯のおもてなしに感激しているのだ。
きっとスズナの目からは、自分にワンワンコが付いているように見えるのだろう。
そんなスズナにおもてなしをしてあげなければいけない。
あれ…メイドさんのおもてなしをしてるの?ぼくは…。逆?
「ふにゅう!!」
スズナが腰を砕けさせるように尻餅をつく。ぼくはどうしていいのかわからない。

「入れさせてくれなきゃ泣いちゃうもん!!」
「ええ?ま、待ってよ」
「こんなことになったのは、スズナちゃんのせいだからね!」
もーわけ分からん!!こうしてぼくの初陣の火蓋は切って落とされた。

ぼくは今スズナの制服に身を包まれている。花の香り舞い遊ぶ憧れのセーラー服。
いつもと違うぼくの感覚が、ぼくを狂わせているんだろう。そうだ、そのせいにしよう。
そうしてしまえ。
涼しげな半そでも、スズナと同じ涼しさを感じているのだろうか。
けがれを知らぬ白い裾も、スズナと同じくすぐったさを感じているのだろうか。
雪に咲く花のようなリボンも、スズナと同じようにかわいく見せてくれているのだろうか。
370スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:51:36 ID:2GuOlz7J
とにかくスズナが待っている。メイドさま、お待たせいたしました。お召し上がりください。

膝立ちのままスズナの太ももをまたぎ、ぼくのスカートを捲り上げる。
ワンワンコから漏れた透明なえっちなお汁で、スカートの内側を汚してしまった。
そんなことは汁知らず、スズナは心底仕合せそうな顔をしてぼくを見上げている。
しかし…どこに入れたらいいんだろう。スズナ、ごめんよお。
まごまごしているぼくを見かねたのか、スズナがぼくの腰とワンワンコをぐいっと引っ張り、
スズナの草原に引き寄せられてしまった。

「かわいい…」
「んん…」
えっちって、意外と簡単なんだ…。すんなりとぼくのワンワンコはスズナに受け入れられているらしい。
「ひっ!!」
「ど、どうしたの?」
「い、痛くないもん!!ぼく…男の子だから!!」

うそつけ。ネコミミがくいっと垂れて見えるぞ。
そうかあ、スズナは初めてだったんだ。ネットとかで聞いてはいたがスズナの顔が少し
見えない何かに耐えるような顔をしている。自然と腰が動いてくる気がしてくる。
こんなスズナ声を聞くのは初めてだ。まるで今までのスズナをひっくり返すぐらいの甘い声。
371スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:52:02 ID:2GuOlz7J
女の子は、化ける。たしかに化ける。あれ…今は、ぼくが女の子だっけ。
「あああん!あん!はああん!ねちょねちょしちゃううう!」
そんな声を耳にするとだんだんぼくも興奮してきたな。
いつもの様なスズナと一緒なのに、まるで違う星から来たスズナの様だ。
淡い桃色をした、女の子だけの星。そんな星からぼくを惑わせる為だけにやってきた女の子。

「ス、スズナちゃん!!写真撮るよ!!」
「えええ?」
この期に及んで、スズナはデジカメをひょいと取り出し、ぼくのスズナと一緒になった
ぼくにとって歴史的瞬間をメモリーに納めようとしているじゃないか。
しかも、ぼくはスズナの制服を着ている。そんな画像がネットで流れたら…、うわああ!
世界中から慰み者にされてしまうぞ。『Oh!ジャパニーズ・ガーリッシュボーイ!!』とかさ。
「大…丈夫!目から上はあ…、ひっ!と、撮らない…からあああ!」

スズナがフラッシュを光らせた瞬間、ぼくはワンワンコから白いじゅーすを飛ばしながら
ふにゃあと転げた。ぼくのスカートもお陰で白く粘ついてしまった。
やはり同じように、スズナのメイド服も白いしずくで犯されている。ごめんよお。
スズナの草原から、わずかに赤いしずくが混ざってたらり。今まで以上にスズナがいとおしい。
しかしながら、ぼくの初陣は訳の分からないまま終わったのだった。息が切れる。

「はあ!ねえ。シノ…スズナちゃん。キスしてよ!」
「う、うん。こうかな」
セーラー服から男の子の香りを漂わせながら、ネコミミメイドのスズナに折り重なると
ぼくができる限りの優しさで、スズナのほっぺたをくちびるでぬらしてあげた。
372スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:52:22 ID:2GuOlz7J
「汗のかいた…、スズナちゃんもいい匂いだよ…。くんくん」
スズナが喜んでくれるのなら、ぼくはいくらでもぼくの匂いを嗅がせてあげる。
まっ平らな抑揚のないセーラー服。それでもスズナはぼくにからみつく。
スカートの裾から、スズナのうさぎのような手が入り込む。スカートを履いたものだけが
許された特権だろうか。並の男子にはこんな経験はできやしない。

「こちょこちょ!」
涼しい風とともに、スズナの手がぼくのふとももをくすぐる。お返しにスズナのネコミミをかぷっ!
「あん!」
痛くもないのに、スズナは小さく声を出した。今度は息を吹きかける。ふっ!
同じように声を出すスズナ。お返しのお返しに太ももを抓られた。ごめんね。

スズナは悪いやつです。
ぼくをえっちな世界に引きずり込んだ大悪人です。

スズナのせいでぼくは未だに息が荒い。一方スズナはさっきのデジカメを見ながらにんまりと笑う。

「か、かわいい。このひゃひん…。見てごらん」
「はあっ、はああっ!しゃ、写真?」
「い、いくらで買う?」
「じょ、冗談!!」
「じゃあ、ないと…お姉ちゃんに…売っちゃう…ぞお」
373わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:53:14 ID:2GuOlz7J
今宵はここまで。続きもよろしくワン。
374わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/06/29(日) 02:58:22 ID:2GuOlz7J
失礼。>>370の『ネットとかで聞いてはいたが』は推敲時の消し忘れです。
375名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 03:28:02 ID:y6ey/fCo
GJ!
>369最後のスズナと一体感を感じるシーンが好き
376名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 23:26:18 ID:6ywwv2OG
GGGJJJ!!!!!
377名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 20:27:18 ID:fgjuzrU2
男×女装男小説カモン
378名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:41:31 ID:YkVFpwHI
>>363からの続きです
――――――――――――――――――

「ゆ…夢だよな…。ちょっと悪い夢を見ているだけだ…」
 理不尽な状況下故、光二は今起きていることを夢としか思えなかった。しかし、その思いもすぐに崩れる。
「あ、おはよう。ずいぶん寝てたね。」
 晶が部屋に入ってくる。そして、ベットの上で寝かされている光二の顔を覗き込む。
「よく似合ってるよ。そのメイド服。」
「っ!!」
 その言葉に光二は晶を思いっきり睨み付ける。しかし、当の晶は全く答えていないようだった。晶の言う通り、
メイド服を着せた光二は、髪は短いものの中学まで陸上していたこともあって余計な肉が殆ど無く、顔もどこか
晶に似て女っぽい顔つきだったため、ボーイフィッシュな女性がメイド服を着ているような感じだった。
「お前か?こんなことしたのは?」
「そうだよ。それにこの家、今僕と光二しかいないよ。それにしてもよく寝てたね。僕が着替えさせてる時も、
手首を縛ってる時も、全然気づかないんだもん。…ココも可愛かったよ。」
 晶がそういうと、クスッと笑い光二の膝に座り股を擦る。光二は必死に抵抗するが、手首を縛られている上、
晶が自分の膝に座っている状態では、まったく無意味な抵抗だった。
「くっ…この変態!とっとと縄を解け!」
「いやだよ。解いたら逃げるきでしょ。それに、今日から光二は、僕から借りたお金返すまで僕のメイドさん
になってもらうんだからね。だから、僕の言うことは絶対だよ。」
「ふ…ふざけるな!誰がお前なんかの言いなりになるんだよ!」
「じゃあ、今すぐ返せるの?借りた合計と利息合わせて…100万ぐらいね。さ、返して。」
「ひゃ…百万!?それに利息ってなんだよ!そんな金なんてねーよ!」
 光二は最初から晶に金なんて返す気なんて全く無かった。もちろんその金は、湯水のように使っていたので金な
どごくわずかしか残っていなかった。晶もそのことはわかっていて、実際は光二の借金が100万もなかったが適
当にピンはねして請求したのだった。
「え〜こまるなぁ〜。光二く〜ん。借りたものは返さなきゃねぇ〜。それに、先輩からもいくらか借りちゃったし。
じゃあ…体で、返してね。」
 晶はわざとらしく言うと、小刻みに震えている光二に覆いかぶさり、そのまま光二にキスをする。光二は心底
嫌そうに首を振る。そんな光二の首を首で押さえて、無理やりキスする晶。
379名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:44:23 ID:YkVFpwHI
「じっとしてて。」
「や、やめろ…うぐっ…」
 しばらくして、晶が唇を離す。そして、笑みを浮かべながら光二に話す。
「ふふ…顔、真っ赤だね。もしかして光二、初キス?」
「っ!!」
 その言葉に、顔を真っ赤にする光二。
「やっぱり。遊び人だからもうやってたりしたかと思いきや、まだ童貞さんか〜。」
「っ!!…ぺっ」
 光二の顔をのぞきながら話しかける晶に、光二は思いっきりつばを吐きかける。
「わっ。汚いなぁ〜。ご主人様にそんなことしちゃ駄目だよ〜。」
「うるせーよ!このホモ野朗!!とっとと縄解けよ!じゃないと、お前がホモだってこと学校中に広げるぞ!」
「あっそう。じゃあ、僕は光二が女装趣味のある変態さんってことも学校中に広げてもいいってことだよね?」
 晶はそういうと、ポケットからデジカメを取り出し、メイド服を着たまま寝ている光二の写真を見せる。
「な…なんだよこれ…」
「見てお分かりの通り、光二のメイド姿だよ。ほら、これなんか見てよ。なかなか可愛く取れてるでしょ」
 光二の顔がどんどん青くなっていく。晶は更に追い討ちをかけるように話す。
「みんなどっち信じると思う?口だけで証拠がない光二の話と、写真って言う証拠がある僕の話。まぁ普通は
僕のほう信じると思うけどね。」
 光二はどうなるかは容易に想像できた。容易に想像できるが故に、晶の言ってることがますます恐ろしく思
えてくる。
「や、やめてくれ……」
「じゃあ、僕のメイドさんになってね。」
「あ…いや…金なら近日中に絶対返すよ。だから、今日のところは…」
 本当を言うと光二には返す当てなどない。とにかくココから逃げたい一心だった。縄を解ければ腕力で晶から
写真が入ったデジカメを無理やり奪って、逃走できる自信も十分あった。しかし、約一年もの間金を返さなかっ
た光二の言うことをすんなり信じるほど、晶はお人よしではなかった。
「まだそんなこと言ってるの?そんな悪いメイドはちょっとお仕置きしなきゃね。」
「え、おしおきって…何を…」
 晶は徐に光二が着ている、メイド服のスカートを捲り上げる。そして、下にはいているショーツを一気にズリ
降ろす。そこには、恐怖で縮こまっている光二のペニスがあらわになる。
「ちょ…何するんだよっ!」
「だから言ってるでしょ。お仕置きだって。」
 晶が光二のペニスを触ろうとする。しかし光二はそれをさせまいと必死に足をバタつかせ、それを阻止しよう
とする。
380名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:46:20 ID:YkVFpwHI
「やめろ!やめろよ!」
「あぁもう!おとなしくしなさい!」
 光二が何度も足をバタつかせ抵抗する。晶は仕方なく、光二のペニスを思いっきり握る。
「えっ、な…うぎゃああああああああ」
「ほら、大人しくしないと光二の大事なところ潰しちゃうよ?…でもまぁメイド服に合ってるしちょうどいいかも
潰しちゃおっか。」
 晶の腕力で光二の睾丸がつぶれるなどということは考えられなかったが、如何せん敏感な部分だったのでそれこ
そ本当につぶれるかと思えるほどの痛みが光二の体全体に走る。
「ぎゃああああああ!やめてぇえええええ!」
「じゃあ抵抗しない?大人しくする?」
「わ、わかった、大人しくするから、やめて、おねがいぃ」
 光二の顔に先ほどのような、強気の表情はどこにもない。その顔は何処から見ても恐怖におびえる情けない表情
だった。
「仕方ないなぁ…離してあげる。」
 晶がパッと手を離す。光二はあまりの痛さからか、小刻みに振るえ、うっすら涙を溜めている。晶はそんな光二
が本当に愛くるしいと思えてくると同時に、次第にゾクゾクとした感情があらわになる。
「はっ…はっ……はぁぁ……」
「かわいい…撮っちゃお。」
『パシャッ』
「うわっ…撮るなぁ…撮るなよぉ……」)
 光二は涙目になりながら必死に顔を晶から背ける。光二とってこれ以上ない屈辱だった。しかし、こんなことは
単に序の口だったことを知らされることになる。
「ふぅ…お仕置きしようと思ったけど…十分反省したみたいだからいっか。」
 そう言うと晶は徐に、着ていた制服を脱ぎ全裸になる。その裸体は、女性の衣服を身に着けていれば見間違えるほ
どの華奢で色白の体だった。晶の裸を見て興奮したのか、顔を赤くして急いで目を反らす。その表情を晶は見逃さな
かった。晶が全裸のまま、光二を覗き込むようにして話しかける。
「あれぇ?どうしたの?顔赤くして。…もしかして、興奮しちゃった?」
「そ、そんなんじゃ…そんなんじゃねーよ…」
 晶は光二が無理して突っ張っている様子が見て取れた。光二には、それが自分の威厳を見せる最後の砦でもあった。
「無理しなくていいのに…ねぇ、僕も光二のしぐさ見てたらなんだか興奮してきちゃった。」
 晶は光二の顔に自分の勃起したペニスを押し付ける。
381名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:47:32 ID:YkVFpwHI
「な…なにを…」
「なにをって、わかってるくせに。ご主人様のここを気持ちよくするにはどうしたらいいか、賢いメイドさんだったら
わかるよね?」
 そういいながら、晶は光二の口元にペニスをグイグイ押し付ける。そのペニスからは、興奮しているのか少し透明な
液体が出ていた。それでも、光二は必死に顔を背けて抵抗する。
「うぅ…い、いやだ…」
「まだ言うの?また潰されたいの?」
 晶がそういうと、相当痛かったのか光二の顔が青くなる。光二は仕方なしに晶のペニスを咥えることにした。
「うぅ…」
 光二が目をつむり口を開く。しかし、晶がやり直しを命じる。
「やり直し。光二はメイドさんなんだから、『ご主人様のおちんちん、このはしたないメイドにください』って言わなきゃ。」
「そ、そんなこと…いえな…」
「いえるよね?」
「ぅ…」
「ほら、デジカメの動画モードでばっちり撮っといてあげるから。ちゃーんと言って。」
 光二は穴があれば入りたくなるほど恥ずかしかった。しかし、ここで拒んだら今度こそ何されるかわからないところが
本気で怖かった。しかし、撮られていることもあって中々口に出せる台詞ではなかった。そんなモジモジして恥ずかしが
る光二を見て、晶の加虐心が更に掻き立てられる。
「ほら、はやくいってよ。言わないと……」
 晶が右手を後ろに回し、光二の半立ちになっているペニスを撫で回す。光二のペニスに先ほどやられた痛みが、頭の中で
フラッシュバックされる。
「わ、わかった。言うよ。言うから…」
「じゃあ早く言って。」
 晶はカメラを構えて、光二の顔を映し始める。光二は顔を真っ赤にしながら言い始める。
「…ご…ご主人様の…お…お……ね、ねぇ、やっぱりやめ…ぎゃあああ!」
「言・う・の」
 晶が光二を睨みつけながら思いっきりペニスを握る。そして、晶は少し強めの口調で改めて言うことを強調する。
「いいますっ!いいますからぁ!!離して!!」
 光二がそういうと、晶は手をパッと離す。
「あんまりふざけてると、本気で潰しちゃうよ??いいの?」
「ご、ごめん。言うから…それだけはやめて…。」
 光二はもうこれ以上晶に逆らうことなどできなかった。その姿は、金を借りる時に見せていた光二とはまるで別人みたい
に弱弱しい姿だった。
382名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:49:08 ID:YkVFpwHI
「ご…ご主人…様の…ぉ…ぉちんちん……このはしたない……メイドに…くださいっ…!」
 光二は恥ずかしさからか顔を真っ赤にしながら、自分の出せる精一杯の声で何とか言った。しかし、やはり声が小さかった
のか晶は不満そうな顔を浮かべる。
「う〜ん…もう少し大きな声で言ってよ。そうじゃないと、デジカメに音が入らないからね。」
 晶は案の定やり直しを命じる。実際にはデジカメにはちゃんと音は入っているし、晶の耳にもしっかり聞こえた。ただ晶は、
光二を辱めたいだけだった。
「も…もういっかい……?」
「そう。もう一回。今度ははっきりというんだよ〜。」
 光二の顔に絶望感が浮かぶ。しかし、立場が逆転している今は逆らおうとしても、逆らえない。
「ご主人様の……ぉ…おちんちん…このはしたないメイドにくださいっ!」
 半ばやけになって言い捨てる光二。晶は満足したのかニヤっと笑みを浮かべて、今撮ったデジカメの動画を再生する。その
画面には顔を真っ赤にしながら半ばやけになって台詞を言っている光二の姿が映し出される。
『ご主人様の……ぉ…おちんちん…このはしたないメイドにくださいっ!』
「光二クンは女装趣味のホモだったんだ〜。僕はノンケだけど、ここまで言われたら『親友』として無視できないよね〜」
「くっ…!」
 晶がここまで証拠を作れば、誰だって光二が女装して男のモノを欲しがっていると信じてしまうだろう。これで、光二がどれ
だけ晶をホモ扱いしようとも、だれも信じなくなった。
「ほら、早く口あけてよ。じゃないと、光二君の大好きなおちんちん咥えられないよ〜??」
(こいつ……初めからこのつもりで…)
 光二が口を開いたと思ったら、晶に向かって睨みながら言い放す。
「お前…後で絶対とっちめてやるからな…。今自分でやったこと後悔させてやるからな!」
「まだそんなこといってるの?ホントに頭悪いね。…まぁそこが可愛いんだけど。帰るときには、僕のメイドさんになってる
から心配しなくていいよ。…それとも、また潰されたいのかなぁ?」
 光二はもうあの痛みに耐えられるほど気力など残っていない。今度やられたら間違いなく失神してしまうかもしれない。そ
の怖さから仕方なく言うことを聞くことにした。
(なにが『僕のメイドさん』だ!この変態野朗が!…今だけ、今だけの我慢だ…耐えろ俺…)
 光二は自分に言い聞かせると、思い切って晶のペニスを咥えるために口を開く。
383名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:53:21 ID:YkVFpwHI
なんか上のほうのレスを見ていると男×女装(男)は不評なようで・・
冒頭に書くべきだったんですが忘れてました。
とりあえず、苦手な方いたらごめんなさいorz
後、逆転姉妹とシチュかぶってるっぽいけどそこは許してくださいorz
384名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 03:00:56 ID:UPAnVBE+
むしろ一番の基本でしょ
普段入れられる立場にある女の子に扮した男の子が犯されるのはごく自然なことだぜ
そして、それが最も美しい!!!!はず!
385名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 03:56:57 ID:RFkj3bK2
>>383
GJ!!!!!!!!!!
全オレに大好評です!!!!

>>384
同意だだ!!!
386名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 18:35:26 ID:Xt2b3hH8
>>383
GJGJGJGJGJGJ!!
387名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 22:35:10 ID:2nDESGvy
ここは、なにげに質・量ともに良スレ!そう、例えるなら……?
388名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 23:08:27 ID:+NdB57zq
おおっ、続きが…
しかも、かなりのGJ!!!
こいつは今後の展開が楽しみだ


ちと気になったのは、>>378の「ピンはね」だが、どっちか言うと「水増し」とか「ふっかけて」とかが
いいんじゃなかろうか
389361:2008/07/01(火) 23:59:33 ID:LKEHIk7y
>>388
指摘どうもです。確かに違和感ありますね。ごめんなさい。
今度からもう少し気をつけて書いていきます。
390名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 01:45:39 ID:WdK9KmKv
>>383
まあ次回投稿からは冒頭に注意書いといた方が良いかも。
391名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 02:18:22 ID:6b/V5Kdo
新作キター
俺はGJを送るぜ!
392名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 08:03:11 ID:1b/kGKXN
>>383
続き読みTEEEEEEEE!!
393361:2008/07/03(木) 00:01:22 ID:gkZRfIj+
>>382からの続き投下します
男×女装(男)なんで苦手な方いたらNGするなりスルーするなりしてください。
394361:2008/07/03(木) 00:01:45 ID:gkZRfIj+
「ようやく素直になったね。じゃあ、可愛いメイドさんのご希望通り、おちんちん咥えさせてあげる」
 晶は興奮しているのか、荒い息をつきながら光二の口にカチカチに勃起した自分のペニスを、突き刺すように挿入する。
その瞬間、光二の口の中いっぱいに、思わず吐き出しそうになるくらいの、青臭さが広がる。光二は必死に首を後ろに引き、
自分の口から晶のペニスを引き抜こうとするが、晶が両手で光二の頭を強く抑えていたので、無駄な抵抗に終わった。
「んぅ〜〜〜!!んっ、んんっ!」
 光二は目を丸く見開き、必死に唸って『やめろ』と目で訴える。晶は気づいていたが、そんな要求答えるわけなかった。
「嫌じゃないでしょっ……あぁ…きもちいい…」
 晶が光二の抵抗お構いなしに、ガンガン光二の口内を犯していく。抵抗しなくなったかと思うと、光二は目をつむり少し涙を
流していた。今までいつも自分を下から目線で見ていた光二を、無理やり女装させて泣くまで犯している姿を見ているとますま
す苛めたくなる。
「はぁ…はぁっ…あれぇ?光二泣いてるのぉ?…そうだよねぇ、金鶴に無理やり女装させられて、おちんちんまで咥えさせられ
た上に、一気に借金までできたしねぇ。…でも、こういうのなんていうかわかるかなぁ?……自業自得って言うんだよっ!」
「うぅ…んっ…んぐぅ……!」
 晶はそういうと、今までの恨みからか定かではないが、今まで以上に激しく光二の口を犯していく。その間も光二はまるで嵐
が過ぎ去るのを待つかのように、何も抵抗せず目をつむったままだった。その間も、耐え切れないほどの屈辱からか涙が絶え間
なく出てくる。晶はそんな光二を見て、一旦動きを止める。そして、またも辱めるようなことを要求する。
「ほら…目つぶってないであけてよ。それと…舌ぐらい動かして少しは僕のココも気持ちよくしてよっ!」
「んん〜っ!」
 晶が光二の下に無理やり自分のペニスを擦り付ける。光二は、舌がペニスにつかないようにできるだけ避けるように舌を動か
していたが、そんなささやかな抵抗すら晶は見逃すことはなかった。晶が舌にペニスを擦り付けると、ペニスから出ているカウ
パー液が嫌でも舌に付着し、青臭さと共になんともいえないほどの苦い味が舌全体を覆いつくす。
395361:2008/07/03(木) 00:02:38 ID:gkZRfIj+
(もう嫌だ…こんなの……)
「んんっ…やはぁ……」
 光二がペニスから何とか舌を避けて、殆ど日本語になっていないが何とか声を出し、無駄だとわかっていても抵抗する。
「ほら、早く舐めてよ。それと目開けろっていわなかったっけ?」
 とたんに晶の声が冷たくなる。光二は諦めたのか目をおそろおそろ開ける。そこには全裸で自分の胸にまたがり、荒い息をつ
きながら自分を見下している晶の顔が見える。その表情は、まるで新しい玩具を手に入れた子供のような表情だった。
「あ…やっと開けたね。ふふ…目少し赤いよ。どうしたの〜?怖い夢でもみたのかな〜??ほら泣かないで〜。いいこでちゅよ
〜」
「うぅ…くぅ…」
「それじゃあ、僕のおちんちん、可愛い舌でなめようね〜。賢い光二ちゃんだったらできまちゅよね〜。」
 晶がニヤニヤしながら、幼児に話しかけてるように光二に話しかける。光二は、今まで一喝すれば何でも言うことを聞く晶に、
今ではただ晶の言うことを聞くしかない自分の姿が情けなかった。光二はおそるおそる、晶のペニスを舌で舐める。吐き出しそ
うだったが嫌でも耐えるしかなかった。
「うぐっ…ぐぅ…んんっ…」
「はぁぁ…やれば…んっ…できるじゃん……じゃあ舌をそのままにしておくだよっ…」
 晶はそのまま再び腰を激しくグラインドさせて、光二の口内を犯していく。光二の口には、舌を直接ペニスに舐めていたため
か、今まで以上に苦さや青臭さがダイレクトに脳に伝わってくる。光二には、もう抵抗する気力など残ってなくただ涙を流すだ
けだった。晶はそんな光二を見て、ますます愛らしく感じると同時に、めちゃくちゃにしたいという異常な性欲がむき出しになる。
「んんっ…ひっ…ふぐっ…ひっ…」
「あぁ…きもちいいよぉ……その顔も…体も…全部……はぁっ…」
 晶が限界が来たのか、とたんに足をピクピクと痙攣させる。
「はぁ…はぁ…あっ…もう出そう…。素直だったご褒美に、たっぷり僕の精液飲ませてあげる…。はぁ…あぁ…だすよっ!あぁ!
うっ!イクっ!」
 光二はわずかに首を振って、必死にやめろとアピールする。しかし、既に手遅れだった。
「んん〜!うぅっ…んぐっ!?んんんっ――!!!」
 光二の口の中に、大量の晶の精液が放出される。その瞬間、先ほどとは比べものにならないほどの、青臭さと吐き出しそうにな
るほどの苦味が、光二の口に広まっていく。
396361:2008/07/03(木) 00:03:29 ID:VBJfRN2u
「うぇっ…ごほっ…ごほっ…ぺっ…」
「あ…駄目じゃない。ちゃんと御褒美のジュース飲まなくちゃ。まぁ初めてだから良いか…はぁ―はぁ―はぁっ……気持ちよかっ
たよ…光二くん。」
「うぅ…ぐすっ…ひどい…こんなこと…ひっ…するなんて……」
 よっぽど嫌だったのか小刻みに震えながら、細い声を絞り出して晶に言う光二。プライドも威厳もズタズタに引き裂かれそこに
あるのは、女々しく非力な晶よりも弱々しい姿の光二だった。
「何がひどいの?今まで散々お金貸してきて、一銭も返さない光二の方がひどいんじゃないのかなぁ?」
 晶は全く悪びれる様子もなく、光二を攻める。しかし、光二もそれを言われては返す言葉がなかった。
「うぅ……で、でも…」
「クスッ…ごめん。ちょっと言いすぎちゃったね。じゃあ、気持ちよくさせてもらったお礼に、今度は雇い主の僕が気持ちよくし
てあげるね。」
 晶はそういうと、光二の腰をわずかに上げてアナルが見えるようにすると、自分の指を舐めてその指を、光二の入り口に持って
いく。光二は今まで感じたこともない不思議な快感に少し声を上げて驚く。
「ひゃっ!な…なにを…」
「何って、気持ちよくさせてあげるんだよ。たぶん、光二のココはまだ処女だろうから、まずは指で慣らしてからね。」
 晶が、人差し指と中指に丹念に唾液をつけると、その指を光二のアナルにゆっくり挿入する。光二は、普段感じることはまずな
い変な異物感に悲鳴をあげる。
「あぁぁぁっ!だめぇ!抜いて…抜けよぉ!!」
「だーめ。しばらくすれば気持ちよくなるから。力抜いて。」
 晶は光二の言うことに聞き耳を持たず、指をゆっくり動かす。光二は力を抜いたのか、少しアナルが緩くなる。しばらく動かし
ていると、段々と痛がっていた光二に少し変化が見られる。
「あぁ…やめっ……あっ…」
「あれ?どうしたの?感じてきちゃったのかな?」
「ち…ちが…そんなこと……あぁっ!」
 光二が感じていることを否定すると、晶は突然指の動きを早める。
「あっ…だめっ……あぅ…はぁっ……」
「可愛い喘ぎ声だね。それでも感じてないって言うの?」
「んっ…感じてなんか…あぅっ……ないっ…!」
「あっそう。じゃあ、これはどう説明するのかな?」
 晶はそういうと、光二の勃起したペニスを空いた手で荒々しく握り上下に動かす。光二は、体では感じていても、まだ頭の中でそ
の現実を受け入れられなかった。
397361:2008/07/03(木) 00:04:11 ID:gkZRfIj+
「あああっ!ちがうっ!それは…あっ…だめぇ…触らな…さ、触るなぁっ!」
 顔を真っ赤にして、体を晶の手から逃れようと腰を引き、感じているのか小刻みに震えながら必死に抵抗する。
「ふふ…そうやって強がっていたら、僕が止めると思ってるの?そんな、可愛いお顔で言われても全然怖くないよ〜」
「やぁ…やめ…や、やめろよぉ……!」
 光二は無駄だとわかっていても、こういえば少しでも自分の言うことを聞き入れると未だに思っていた。しかし、晶は止めるどこ
ろか、手の動きを速めていく。
「まだ言うの?そんなに嫌なら、僕を蹴り飛ばせば良いじゃん。それとも、気持ちよすぎて力はいらないのかなぁ?」
 光二は全身に感じる、性的な気持ちよさを抑えるので精一杯だった。そのため、非力な晶を蹴飛ばす力さえも残っていなかった。
「あっ…ああぁっ…!やぁ…もうやだぁっ……!あぅっ…」
「光二君、気持ちよさそうだね。イキそうになったら、大きな声でイクーって言うんだよ。」
「そんなこと…あぁっ…誰が…あっ…やめっ…」
「あれ?イきそうなの?じゃあ、イクーって言わなきゃ。」
 光二の息遣いが段々荒くなっていくと共に、晶の手の動きも早まる。もう射精が近いことは、本人も晶もわかっていた。光二は覚悟
を決めて晶の言う通りにすることにした。
「あぁ…もうだめ…い、イクッ!」
「はいよくできました。」
 晶はそういうと、光二のペニスの根元を思いっきり握り射精を阻止する。光二のペニスは波打つもののカウパー液が出るだけで射精
はできなかった。精液が逆流するような不思議な体感に光二は悲鳴をあげる。
「ふあぁああああ!?な、何これぇ!?イかせてよぉ!」
 光二が目を丸く見開き晶に抗議する。性欲が抑えられない光二には、もう恥ずかしさなんて構っていられなかった。
「ふふ…もちろんイかせてあげるよ。…ここでねっ!」
 晶はそういうと、ペニスの根元を握りながらアナルに入れていた指を半分まで引き抜くと、一気に指を挿れる。
「ひゃぁっ!…そ、それってもしかして……」
 光二が震える声で言う。晶はその言葉を聞いてニヤけながら答える。
「わかってるじゃん。光二が大好きな、僕のおちんちんでイかせてあげる。」
 晶が、光二のアナル周辺を自分のペニスで撫でながら話す。光二の顔が少し青くなる。
「う…うそ…や、やめて…お願い…やめてぇ!」
「駄目だよ〜。光二があんまり可愛いから、僕もまた興奮してきちゃった。それに、光二には拒否権はないはずだよ。」
「そ、そんな……でも、俺にだって…ふあぁあああ!?」
 光二が晶に抗議しようとしたとたん、晶がペニスを光二のアナルに挿入する。晶のペニス自体は、もうカウパー液でべとべとだった
為、案外すんなりと挿入できた。光二があまりの突然のことに大声をだして驚く。
398361:2008/07/03(木) 00:09:31 ID:gkZRfIj+
投下終わりです。
次の投下で、最終回予定してます(延長する可能性大^^;)
399名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 12:31:02 ID:a2jDXmLr
>>398
GJ!!
400名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 15:31:37 ID:WgPyx0AL
>>398
延長戦(屮゜Д゜)屮 カモーン!
401361:2008/07/03(木) 23:08:37 ID:gkZRfIj+
>>397からの続きです
男×女装(男)注意。苦手な方はスルーして下さい。
――――――――――――――――――――――――――――
「駄目でしょ〜。メイドさんが『俺』なんて言葉使っちゃ。『私』って言わなきゃ…ねっ!」
 晶がそういうと、一旦ペニスを引き抜くフリをすると、また思いっきり挿入する。それにあわせて、光二も反応する。
「ふわぁっ!だ、だめぇ…や、やめて…お願い…あきらぁ…ああっ!」
「僕のことは『ご主人様』でしょ〜?ちゃ〜んとできるようになるまで、射精はおあずけ。」
 そういうと、晶は一旦動きを止め自分の制服のポケットからハンカチを取り出したと思うと、それを光二のペニスの根元に射精で
きない程度に縛り付ける。そして、再びゆっくり腰を動かし始める。
「あぁぁぁ…そんなぁ…イかせてぇ……あっ…ああっ…」
「だーめ…んっ…イきたいんなら、ちゃーんと『お願いです。この淫乱で変態なメイドに射精させてください。射精させてくれたら私
は貴方のメイドになります』ってお願いしなきゃ。」
「そ…そんなぁ……あぅっ!」
 それは、光二自ら晶の手に堕ちることを宣告させるものだった。そう言ったら、もう晶に逆らうことなどできない。しかし、射精する
方法はもうそれ以外なく、光二もこれ以上射精を耐え切れなかった。その証拠に、光二のペニスからはどんどんカウパー液が流
れている。
「ほらぁ…もういきたいんでしょ…言ってよぉ〜。ちゃーんと、これに撮っといてあげるから。」
「と…撮らないで…お願い……あっ…いやっ……」
「はーい。今僕は、女装趣味の変態光二君に頼まれて仕方なくセックスしてまーす。光二君気持ち良いですかー?」
「ふぅ……はぁっ…………はっ…………」
 そういうと、晶は持っているデジカメを光二の顔のほうに向ける。光二はカメラに写らないように、首を横に向いて、喘ぎ声を必死に
殺す。晶はそんな光二の態度が気に入らなかったのか、急にペニスを抜いて動きを止める。あまりの突然のことに、光二はぽかんと
する。
「ぇ……なんで……」
「光二君が素直じゃないので、ここで終了しまーす。」
 晶がわざとらしく言う。ペニスで散々前立腺を犯された光二が射精もできなく中途半端に放置される。光二はそれに耐え切れなくなり
自らの太ももをペニスで扱こうとするが、ペニスの根元にしっかりハンカチで巻かれており、第一太ももでペニスを刺激しても到底射精
することなどできなかった。光二は、段々と我慢できなくなっていく。
「お…お願い……あきらぁ…お…俺を犯して…」
 光二が横に首を背けながら細い声で何とか晶に言う。晶が光二の顔を撮影しながら尋ねる。
「俺ってだれですかぁー?それに、何処犯して欲しいの?あと、人と話すときは顔を見ながら話すもんですよー。」
「うぅ……」
 晶が無理やり自分からカメラに写ることを強要する。光二が恐る恐る晶の顔を見ると、そこには案の定、手にデジタルカメラを構え、ニ
ヤけながら、見下ろす晶の姿が見えた。光二はもう射精したい気持ちでいっぱいだったので、形振りかまっていられなかった。
402361:2008/07/03(木) 23:10:02 ID:gkZRfIj+
「ぁ…あの…わ、私の…お尻…ご、ご主人様の……ぉ…おちんちんで…犯してください…。お願いです……。」
 顔を真っ赤にして何とか言う光二。
「素直になったね。じゃあ、ご褒美に光二の大好きな僕のおちんちんで犯したあげる。」
 晶は一気に光二のアナルに挿入する。光二が気持ちよさそうな声をあげる。
「あぁぁぁっ!」
「気持ちよさそうだね。じゃあ、今度はガンガン前立腺犯してあげる。」
 晶は先ほどよりも、激しく腰を振る。いつの間にか、光二もその快感を少しでも高めようと、自らの腰も晶の腰の動きにあわせて振る。
「あれ〜?光二君、腰が動いてるよー?どうしてかなぁー?言ってごらん?」
「あぁ…いや…ちがう……」
「何が違うのかなぁ?また止めちゃうよぉ?」
 その言葉に、射精寸前の光二は逆らえなかった。
「だめっ…やめないで…言うから…」
「じゃあ…早く言って……んっ…」
「ああっ…ご、ご主人様のぉ…おちんちんが…気持ちいいんですっ!だ、だから…イかせてぇ…お願いぃ…」
「ちゃんと答えたのはえらいけど、さっき言ったこと言わなきゃ…イかせないよっ」
 晶の腰の動きに合わせて、光二のペニスが何回も射精しようとするが、根元をハンカチで縛られているため、射精できずカウパー液が大量
に流れ出す。光二のペニスは精液がたまっているのか真っ赤にはれて、パンパンになっていた。光二はもう射精のことしか頭になく、後の事
など考えている余裕すらなかった。
(も…もう…限界……)
「ぉ…お願い…です……この…い…淫乱で…へ…変態なメイドに…射精させてくださぃ…。しゃ…射精させてくれたら…わ…私は……貴方の
…うぅ……」
 光二が最後のところで詰まってしまう。その様子をみて、晶は一旦動きを止めたかと思うと、ペニスを半分抜く。もうすぐでイけそうなと
ころで中途半端に止めさせられることは、今の光二にとって耐えがたい事だった。
「あぁ……ぬかないでぇ……」
「抜いて欲しくなかったら…ちゃーんと言ってよ。ほーら、もうすぐ全部抜けちゃうぞ?」
 晶がどんどん光二のアナルからペニスを引き抜くそぶりを見せる。光二にはもう選択する余地などなかった。
「うぅ……貴方の…メイドになりますっ!!だ、だからイかせて!お願い!!」
「はーい。よくできましたっ」
「あぁぁあああああっ!!!」
 晶がそういうと、勢いよくペニスを光二のアナルに挿入し、再び腰を激しく動かし始める。
403361:2008/07/03(木) 23:11:53 ID:gkZRfIj+
「あぁ……もうだめぇ……射精させてぇ…!お願いぃ…!」
「ふふ…ホントに淫乱なメイドさんだね。もっと苛めたいけど…僕も…あっ…限界だから……んっ…とってあげるっ」
 晶はそういうと、光二の射精を止めていた原因となっていたハンカチを解く。すると、瞬く間に光二のペニスから大量の精液が放出される。
「やぁああああっ!!だめぇ!イクッ――――!!」
「はぁ………あぁ…僕も……出すよ……光二のアナルにいっぱい……あぁっ!!でるっ!ああぁぁあぁっ!!!」
 光二の射精に続き、晶も光二のアナルに大量の精液を放出する。そして、晶がペニスを抜くと光二のアナルから精液が流れ出してくる。
「はぁ…はぁ……わ…私…犯されちゃった……はぁっ……」
「はぁ…はぁ…気持ちよかったよ…僕の可愛いメイドさん……」
 晶が、半ば放心状態の光二の頬に軽くキスをすると、光二の手を縛っている縄に手をかける。
「もう…縄なんて、必要……ないよね……」
 晶は、息が荒いまま光二の手を縛っている縄を解く。光二にはもう晶を抑えられるほどの力も、逃げようとする気力も持ち合わせていなかっ
た。そして、晶が先ほど撮ったデジカメの動画を見ながら光二に話しかける。
「光二って…本当に淫乱だね。デジカメで撮ってるのに、『イかせて!お願い!』だって。」
「…あぁ…い、言わないで……」
 光二が顔を真っ赤にすると、恥ずかしいのか顔を手で覆い隠す。
「本当に女の子みたい…でも、女の子なのに光二って名前はおかしいよね。それじゃあ……僕といる時は生意気で野蛮な『光二』じゃなくて
可愛い女の子の『光』ね。わかった?」
「は…はい…」
「じゃあ、今度からは『私』じゃなくて『光』ね。そっちの方が可愛いよ。」
「か…可愛いだなんて…そんな…」
 光二は照れているのか顔を赤くする。そんな光二を見て、晶が悪戯したくなる気持ちをグッと堪える。
「可愛いなぁ…光ちゃんは。もうすっかり僕のメイドさんだね。さっき自分で言ってたもんね。」
「は…はぃ……光は…ご主人様の…メイドですっ…」
「素直になったね…。また昔みたいに…ううん、昔以上に…仲良くしようね…」
 晶が光二の顔を見下ろしながら、優しく話しかける。その言葉に、光二は心底嬉しそうな顔をする。
「は…はいっ…ご…ご主人さまぁ」
「ふふ…可愛いんだ…キスしちゃお。」
「へ?…あぅ!?…んっ…」
 光二が、気持ちよさからか次第に目がトロンとなる。晶はその表情を見て、光二が完全に自分の手に堕ちたことを確信する。
(ふふ…これで、光二は僕の物…もう絶対、離さないんだから…)
404名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:13:48 ID:Zggpe/z4
GGGGJJJJJ!!!!!!!
延長超キボン


ただね、以前にも増して、てにおはの間違いやら何やらが気になる。
ごめんね、KYな読者で…

特に>>394
>今までいつも自分を下から目線で見ていた光二を、
これって「上から」だよね?
405361:2008/07/03(木) 23:14:24 ID:gkZRfIj+

                          *   *   *

 次の日の放課後、光二がいつも晶の金で遊んでいる不良仲間に呼び止められる。
「おい光二ー!暇だからゲーセンでも行こうぜ〜」
「もちろん、あいつの金でな。お前もいいよなあんな金鶴がいてよぉ」
 男がそういうと、晶のほうに目を向ける。光二はその男に向かって思いっきり睨み付ける。男は、光二のいつもと違う態度に慌てる。
「な…なんだよ。さっさといこうぜ。金あるんだろ?」
「もう、晶には金借りてないから。わかったらとっとと失せろ。どうせ、俺をいつも誘ってるのは遊ぶための金目当てなんだろ。」
 男達は図星をつかれたが、全く悪びれる様子もなく開き直る。
「なっ…そうだよ。お前の金目当てだよ。今頃気づいたのか。金なしのお前なんかにもう用なんかないから消えろよ。いこうぜ。」
 そう言い捨てると、男達は教室を去っていった。そして、光二一人になると、晶が後ろから声をかける。
「かっこよかったよ。でも、こんなことしたら、光ちゃんの友達減っちゃうんじゃないの?」
 わかっていたとしても本音を言われて少しショックを受けて、俯いている光二の顔を覗き込むように晶が話しかける。
「あんなの友達でも何でもない。…それに、光には大切な人もできたし…」
「それって誰?」
 晶が惚けたように言う。
「そ、それは…ご主人様…晶様ですっ…」
 光二が、顔を赤く染めて告白する。晶は当然わかっていたがそれでも嬉しかった。
「ふふ…ありがとう、可愛いメイドさん。さ、帰ろうか。」
「は…はい…ご主人様…」
 二人は手をつなぐと一緒に教室を出て行った。晶は、今度はどうやって光二を辱めようかと考えることで、頭がいっぱいだった。

(終わり)
406名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:20:33 ID:Zggpe/z4
リアル投下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

完結乙!
そして、陳腐な表現で申し訳ないが、GJ!
407名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:27:46 ID:hXQxxjFj
Gooooooooooooood Job!!!!!!!!!
俺っ娘強制デレ化とはストレートど真ん中でしたよ!
ぜひぜひラブラブな延長戦を書いて頂きたい!
もう亀翁の「もうちょっとだけ続くんじゃ」のあとの
龍玉くらい続けて貰いたい!
408361:2008/07/03(木) 23:40:29 ID:gkZRfIj+
>>404
指摘ありがとうございます。

>特に>>394
>今までいつも自分を下から目線で見ていた光二を、
>これって「上から」だよね?
その通りです。言われるまで気づかない自分が恥ずかしい・・

個人的には前書いたよりもましなような気がしたんですが、
結果的に前作より醜い点が多々あったようで申し訳ないですorz
409404:2008/07/03(木) 23:56:56 ID:Zggpe/z4
>>408
ま、きついことを言ったけど、でも本当に面白かったからね。

参考までに、自分が保存する際にどう手を入れたか、もし興味があるなら
以下のリンク先からDLして見てみて。

http://www1.axfc.net/uploader/He/so/115674

キーワードは hikaru

まあ、本当に気になるところに最低限しか手を入れてないけどね。
410361:2008/07/04(金) 00:22:23 ID:I6v7eutR
>>409
わざわざ手入れしてくださってありがとうございます。
参考にさせてもらいます。

>>407
今作はもう少し続けてみようかと思っています。
(投下はいつになるかわかりませんが
411名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 01:49:38 ID:4BMQQy61
>>409
>ただね、以前にも増して、てにおはの間違いやら何やらが気になる。

「てにをは」の間違いでしょw
412名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 11:44:59 ID:jlvt6uX7
GJ! 話自体はいいから是非頑張って!
413名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 12:55:56 ID:cs7AyI68
「てにをは」の間違いもない文章的に欠点のない作品と、
冗長ではないエロくて読みやすい作品を書くのと、どちらがより難しいか?
後者である

なのであまり気にしないでくださいな
文法に注意したせいで筆が遅くなったり物語構成がおかしくなるなんてよくある話
「てにおは」の例を見るまでもなく、誤字脱字なんて誰だってしちゃうんだから
414名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 00:31:34 ID:tVmDLF5F
金鶴って…金蔓だよな
415361と119@逆転姉妹の作者です:2008/07/05(土) 02:38:55 ID:u700TH9U
>>414
×金鶴
○金蔓でしたorz
金と鶴を別々に変換していたので・・って普通おかしいことに気づきますよね

改めて自分の書いたものを見ると、文法、誤字が多すぎですね・・
>>404さんの指摘や誤字報告でよく解りました。
読み難い作品を投下するのもなんなので、また読み手に戻ります。
自分勝手ですいません。支援してくれた方、続き希望してくれた方、申し訳ないです。
こんな拙作を応援してくださってありがとうございました。
416名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:25:54 ID:QVwylEKk
「ちゅーぶら!!」の二次パロです。
以下、2巻のあたりの一部原作ネタバレがありますので、ご注意下さい。
417名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:26:26 ID:QVwylEKk
原作を知らない方の為に、登場人物を簡単に紹介しておきます。

葉山 奈由(はやま なゆ):
 下着部設立をもくろむ下着マニアの中一。
 下着メーカーに勤務する義兄の試作品を日々、試着モニターしている。
 ツインテールのメガネっ子。

小町 陽樹(こまち ひろき):
 頭数だけでも同好会の助けになるかと思い、
 男子生徒ながら奈由の下着同好会に入会してしまう。
 奈由をライバル視している割りには気がある様子。

白石 遥(しらいし はるか):
 奈由の友達で、男性恐怖症。
 その豊満な乳房は奈由や弥子の憧れの的となっている。
 短めのお下げ髪。

神宮寺 弥子(じんぐうじ やこ):
 同じく奈由の友達。
 ちっちゃくてつるぺた。ショートカット。

下着同好会:
 小町の助言で奈由が設立、会員は上記4名のみ。
 正しい(女性向け)下着の選び方と着け方を啓蒙すべく、
 奈由が布教活動を行っている。
 そんな同好会活動中での一コマです。
418名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:27:01 ID:QVwylEKk
「今日はコマチ君の為にこれを持って来たんだよ!」
そういって奈由は紙袋から、女子の制服を取り出した。
「形から、ってワケじゃないけど、女の子の格好していたら、
 コマチ君も、恥ずかしがらずにより抵抗が無いんじゃないかなぁ、
 と思って」
「ば、バカ、余計に恥ずかしいだろ!」
顔を真っ赤にして小町が反論をする。
「大丈夫、私の洗い替えで余ってるのだから、遠慮しないで」
「いや、問題点はそこじゃなくてだな、」
放課後の教室、遠くグラウンドから運動部のかけ声が聞えてくる。
そして、それをかき消すように二人の会話が教室内に響く。

遥と弥子はそんな二人の様子を見て、
“また奈由の暴走が始まったよ”とばかりに
顔を見合わせてヤレヤレ、といった表情をしていた。

下着同好会にひょんな事から入会する事になって
しまった小町だが、やはり女子の為の同好会、
本人に幾らやましい事がなくても、気恥ずかしさから
気後れしてしまう。

そんな状況を打破すべく、
“女の子のモノを扱うのであれば、女の子の格好に
 なってみれば良い”
とのばかりの単純な発想で「コマチ君女の子化計画」を
提案する奈由であった。
「ほら、それにコマチ君が女の子の格好していれば、
 こういう場に男子がいても、遥ちゃんも抵抗が
 少ないでしょ?」
「う、うちは別にかまへんけど……
 でも、その方が落ち着く、かな……?」
関西弁でおっとりと遙が答える。

「ほら、遙ちゃんもああ言っている事だし……
 だめ? どうしても?」
奈由は祈るように両手を組むと、
うるうるした瞳で小町を見上げる。
小町もそんな奈由に対して、
面と向かってNO!とは言えず、
結局、女装を受け入れざるをえなかった。
(しょうがねぇなぁ……とりあえず着てやれば、
 奈由も満足すんだろ)
「わ、わかったよ、但し今回だけだからな!」
「ホント? ありがとコマチ君! じゃあ早速お着替えだね!」
奈由は先程のうるうる瞳がウソだったかのように、
途端に生き生きとしてくる。
そんな様子を見て若干の不安と後悔を感じる
小町であった。
419名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:27:39 ID:QVwylEKk
「コマチ君は、まだ胸が無いからこれね」
小町がシャツを脱ぐと、タンクトップの上半分だけを
切り取ったようなファーストブラを奈由から手渡される。
(いや“まだ”無い、とかそういう問題じゃないから……)
心の中で奈由の天然ボケに突っ込みつつも、
始めて手にする女性用下着を見つめる。
本格的なブラからすると、シャツみたいなものだ。
とは言え、これを着てしまうと、何か超えてはいけない
一線を超えてしまう気がする。
(こ、これを着なくちゃいけないのか……)

躊躇していると、着方がわからないのかと
勘違いした奈由がアドバイスを出してくる。
「ね? これなら着るのも簡単でしょ?
 ほら、普通にシャツのように頭から被れば
 いいだけだから」
まごまごしていると口だけでなく、
まるで幼女のお着替えを手伝う母親のように
手まで出してきそうだ。

(ええい、ままよ!)
両手を上げて腕を通すと下に引っ張ってずり下げ、
胸の所定の位置に微調整する。
(こ、これ位かな……?)
しかし、見ると着るのとでは大違い、
見た目は極端に短いランニングシャツのようだが、
ブラの下端がぐるりと胸の周囲を締め付ける感覚は
男性用下着には無いものであり、
始めての感触に、困惑と戸惑いを隠せない小町であった。

「うん、いいよ、コマチ君、似合ってる!」
こんな姿を誉められた所で、なんとも複雑な気分である。
正直、男としては全然嬉しくない。
そんな小町の様子などお構い無しで、奈由は暴走を続け、
ブラの下に手を入れて、胴囲の余裕を確かめたりしている。
「ほら、サイズもぴったりだし」

「やーい、やーい、ぺったんこーー!」
何時もは一番胸が小さくてコンプレックスを
感じている弥子が、自分の下が出来たかと思うと、
囃し立てた。
「しょ、しょうがないだろ、男なんだから……」
と弱々と反論するも、こんな姿では威厳も
へったくれもあったもんじゃない。

「はい、はい、かわいそうだからこれも入れてあげるわね。
 元のサイズに合せてちっちゃいのだけどね」
とブラの中に薄めの胸パッドを入れられた。

とうとう、奈由にまで同情して貰う羽目になってしまった。
胸の大きさが女子の“序列”というならば、この時点で
小町の立場は明らかに一番下だった。

しかし、僅かとはいえ膨らんだ胸に、何か嬉しさを
感じずにはいられない小町であった。
(ふーん、その割りには満更じゃなさそうね……)
そんな様子を弥子は冷静に観察していた。
420名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:28:18 ID:QVwylEKk
続いて、セーラー服とスカートを渡される。
キャメルカラーの前開きセーラー服に袖を通して
チャックを上げると、胸の前にリボンを付ける。
そしてえんじ色のスカートを穿き、ズボンを脱いだ。
「ほら、ウエストの位置はここじゃなくて、もっと上!」
(スカートみじかっ!)
予想より高いウエスト位置のせいで、想像以上の短さで
脚が大きく露出し、顔から火が出る程恥ずかしくなる。
(しかもスースーして落ち着かねぇ……
 女子っていつもこんなの履いているのかよ……)

「はい、最後にこれね」
奈由がニコリとして、白いショーツを小町に差し出す。
(ぱ、パパパ、パンティー……!?)
ブラはまだランニングシャツみたいなモノ、と割り切って
着る事が出来たが、女性下着の象徴みたいなものを
いきなり渡されては動揺してしまう小町であった。

「こ、これも穿かなくちゃいけないのか?」
「ね? 中身までちゃんと着飾ってこそ、女の子でしょ?
 より女の子に近づけば、より抵抗も少なくなると思うの」
「わ、わかったよ……」

小町は渋々受けとると、スカートの中に手を入れトランクスを
脱ぎ捨てると、白くてちっちゃくてふわふわした布切れに
足を通す。
(パンティーまで穿いて……丸っきり変態だな、オレ……)
しかし、男性用下着の厚くごわごわした感触とは正反対の、
薄くしなやかな布地が適度がフィットする感触は、
想像以上に穿き心地がいいものだった。
(うわ、気持ちいい……)
その感触に思わずピクリ、とペニスも動き出す。

「じゃあ、仕上げに、っと」
奈由は鞄からダッカール(鳥の嘴のような形状の長い髪留め)を
取り出すと、小町の前髪をちょっと斜めに流して留める。
たちまち、ショートカットの少女らしい雰囲気になる。
「うん、似合っててかわいいよ、コマチ君」
そう誉められた所でやはり複雑な気持ちの小町であった。

改めて上から見下ろすと、薄めだが制服の上からでも
わかる胸の膨らみ。幾ら作り物とわかっていても、
自分の一部のように感じてドキリ、とする。
そして自分の周りに広がるプリーツのスカート。
くるっ、と右足を軸に一回転すると、ふわっ、スカートが広がる。
脚の間に新鮮な空気が入り込む感覚は、ズボンには無い
新鮮なものだった。

「何? なんだかんだ言ってノリノリじゃん?」
と弥子。
「ね? 女の子の格好もいいもんでしょ?」
奈由が満更でもない、と言った表情で完成品を
眺めていた。
421名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:28:44 ID:QVwylEKk
眺めていた。
422名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:29:22 ID:QVwylEKk
(すみません、421は投下ミスです)
423名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:30:05 ID:Iygy/KOp
(連投規制回避用)
424名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:30:37 ID:Iygy/KOp
(上に同じ)
425名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:31:20 ID:Iygy/KOp
(同じく)
426名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:31:52 ID:QVwylEKk
(奈由の……制服……)
改めて自分が奈由の制服に身を包まれていると意識すると、
ペニスがむくむく、と起き出してくる。
(ちょ、オレ、静まれ!!!)
しかし意識すればする程、勃起は段々と勢いを増し、
伸縮性に富む布地のショーツを大きく膨らませ、
やがてはスカートまで持ち上げてしまう。

「キャッ!」
遙は唐突に持ち上がってきたスカートを見て、
両手で顔を覆ってしまう。

「コマチ君!」
奈由はいささか怒った口調で、小町のスカートをバッ、と
捲りあげた。

勃起したペニスではち切れんばかりに膨らんだショーツが
三人の元に晒されてしまう。
「コマチ君、女の子の格好して興奮しているの?
 ダメ? やっぱし女の子の気持ちには成れない?」
「しょ、しょうがないだろ、男の生理なんだから……」
困ったようにふてくされて小町が答える。
「生理? 男の子にも生理あるんだ?」
「い、いや、そういう意味じゃなくて、」
「じゃあ、サニタリーショーツが必要だよね」
(こら、待て、人の話聞け!)
小町が言いかけようとした時にはもう奈由はクルリ、と後ろを
向いて、義兄から貰ったサンプル製品や試作品の
入った紙袋を嬉しそうにガサガサと漁り始めていた。

弥子はそんな奈由の勘違いをあえて指摘せずに、
ニヤニヤとした表情で見守っていた。
(奈由ってば、下着の事には凄い詳しいくせに、
 それ以外の事となると、てんで疎いんだよね……)

(い、言った方がいいのかな……?)
遙がおどおどした様子で戸惑っていると、
弥子は人差し指を口に当てて小声で囁く。
「シーーッ、ね、遙ちゃん、面白いから、
 このままちょっと見てようよ」
427名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:32:26 ID:QVwylEKk
「普通のショーツよりも薄手で通気性が良くってね、
 股間の布が防水で漏れないようになっているの。
 それでここには羽が入るポケットが付いていてね、」
サニタリーショーツを広げながら、嬉しそうに懇切丁寧な
解説を続ける奈由。
(い、いや、男のオレにそんな詳しく説明しなくてもいいから……)
「さ、じゃあ穿かせてあげる!」
そこにどんな誤解があろうとも、
下着スイッチの入ってしまった奈由の暴走は誰にも止められなかった。
奈由は嬉々として、生理用ナプキンまで用意し始めた。

「ちょ、神宮寺、見てないで助けてよ、お願い、」
「え? 何の事かな〜? 下着の事は奈由ちゃんに任せておけば
 ばっちりだよ〜? ね〜〜?」
と、とぼけた振りをして弥子は答える。
同意を求められた遙は引きつった苦笑いで、ぎこちなく頷いた。
(や、弥子ちゃんってば、意外と……誤解してたわ、うち)

一方、そんな周囲など我関せずで爆走する暴走列車、奈由号。
え?ブレーキ?何ですかそれは?

奈由は小町のショーツを脱がすと、新たにサニタリーショーツに
足を通させる。
「あ……」
いざ、穿かそうとして、困り顔の奈由。
「そっか、これは女の子用のサニタリーショーツだから、
 防水布の位置にオチンチン来ないんだ……」
(だから、その下着は女の子用しかないんだってば!!!)
小町の心の中の突っ込みも奈由には届かない。
「困ったなぁ……そうだ、えいっっ!!」
いきなり小町のペニスを下にグイッ、と折り曲げると
ナプキンで包み込み、そのままショーツを上げてしまう。
丁度股間に挟んだような状態で固定されてしまった。
「ね?これならもうおっきくならないし、遥ちゃんも平気でしょ?」
「う、うん、それなら……」
と渋々、遥も承諾した。

「いや、ちょっと、苦しいから、」
既に小町の反論など誰も聞いていない。
胸の大きさの序列でも最下位で、女の子としても不完全な
小町の立場は、この女子グループの中ではみそっかすも同然で
発言権は無くなっていた。
428名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:33:21 ID:QVwylEKk
「じゃあ、続けましょ」
奈由の下着レクチャーが再開する。

勿論、下に押さえこまれたからと言って、
小町の興奮が収まるわけではなく、むしろさっきより
困った状態になっていった。

女装しているだけではなく、まるで女の子のように
ナプキンを股間にあてて、ペニスを包み込まれているのだ。
そうした異常な状況がより興奮を呼び起こしていた。

歩く度に、ペニスの違和感と共に、股間のナプキンを
挟み込んでいる感触を、どうしても意識せざるをえない。
(お、女って生理の時はいつもこんなのを
 股間に付けているんだ……)

むくむくとペニスは大きくなり、首をもたげようとするが、
ピッタリと履き込んだショーツと、伸縮性の少ないクロッチ部の
防水布がそれを許さなかった。
(き、きつい……)

窮屈感を感じながらも、立ったり座ったり、歩いたりする度に、
柔らかいナプキンが絶妙な感覚で亀頭を撫で上げるので、
徐々にもやもやした感触がペニスの根元に集まって来る。
(や、やばい、こんなので感じちゃってる……)

しかも、格好だけとは言え、全員女子生徒の格好になったせいか、
本来の女子の気も緩み、段々と大胆になってきた。
中一なのに立派な胸を持つ遙をモデルに、ブラのフィッティングの
指導をする奈由。
中一男子がこんなのを見せつけられては溜らないワケがない。

こうして倒錯感から来る精神的興奮、
物理的なペニスへの刺激、視覚的な刺激、
と三方向から小町は徐々に追い詰められていった。

じわじわとせり上がってくる射精感に危機感を感じた
小町は、なるべくペニスに刺激を与えないように
小股でちょこちょこ歩くようにしたが
そんな努力は焼け石に水、
我慢汁を一滴、また一滴とナプキンに垂らしていった。
(どうしよう……汚しちゃった……)

太股の内側がぞわぞわする感覚に、思わず
内股でもじもじしてしまい、上気した顔は
赤らんで行く。

そんな仕草を勘違いした奈由からからかいの言葉が出る。
「どうしたの? コマチ君、女の子らしくかわいくなっちゃって!」
「ば、ばか、こっち見んな!」
恥ずかしい姿を見られたら、一層恥ずかしくなる。
429名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:34:12 ID:QVwylEKk
もう精液が溢れ出そうな程、射精感は高まっていた。
このままでは奈由達の目の前でナプキンの中に
お漏らし射精してしまう。
(だ、だめだ、もう限界、)
「と、トイレ!」
しかし、教室の扉に手をかけて時点で思い出す。
自分は今、女の子の格好をしているのだ。とても男子トイレに入れる
格好ではないし、さりとて女子トイレに入るわけにも行かない。
しかも、級友にでもこの格好を見つかったら事である。
そう思うと、ぎりぎりの所で思い止まった。
「や、やっぱ我慢する……」
「大丈夫?一緒についていってあげようか?」
女子と一緒に女子トイレなど、それこそまっぴらゴメンだ。

「だ、大丈夫だから!」
と、足のモジモジさせながら言った所で説得力は無い。
「どうしたの? 恥ずかしいの? でも、もう漏れそうなんでしょ?
 大丈夫、私が連れて行ってあげるから」
と、奈由に手を強引に引っ張られると、反射的に太股に力を
入れて抵抗する。
「あ……」
これが最後の引き金となってしまった。
身体の奥深くから、堪え切れない快感が溢れ出てくる。
「で、出ちゃう……」
ビュクッ、ビュクッ、と射精の律動が走ると、ねっとりした粘液を
ナプキンに吐き出す。

いつもは射精と同時にペニスの先端から解放されていた快感は、
尿道が押しつぶされているせいで
いつまでもペニスの中でわだかまっており、
その感覚は、まるでいつまでも射精が続くかの快感を
小町に与えていた。
尿道が精液でパンパンに膨れるようにじんわりとした快感を
与えると、ゆっくりと尿道孔から漏れていき、ナプキンを
汚していく。
股間に、熱く湿ったジワッとしたイヤな感覚が溜まって行く。

(お、オレは女の子の格好して、しかもナプキンまで着けられて、
 その中に射精しているんだ……なんて変態なんだ……)
あまりの情けなさに涙が滲んで来る。
430名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:34:57 ID:QVwylEKk
「大変、お漏らししちゃったの? 下着替えなくちゃ!」
あまりの快感に動けない事をいい事に、奈由がスカートを
捲り上げ、サニタリーショーツをずり下げた。

小町の脚の間に絡まったショーツのクロッチ部には、
白くてドロッとした粘液が塗られたナプキンが貼り付き、
生臭い匂いを放っていた。

「あれ?おしっこじゃない……? こ、これが男の子のせい……り?」
「奈由ちゃん、しゃせいだよ、しゃ・せ・い!」
流石に見るに見かねた弥子が助け船を入れる。

「ふーん、男の子はこんな風になっちゃうんだ……」
しみじみと奈由が町田の粗相後を眺める。
「でも良かったね、ナプキン着けておいて。
 下着汚さないで済んだでしょ?」
ニコリと嬉しそうに奈由は小町を見上げたが、小町は
あまりの恥ずかしさに、顔を真っ赤にして視線を反らす事
しか出来なかった。

「じゃあ、ナプキン交換してあげる!」
やっと解放されるかと思いきや、再びナプキンと
サニタリーショーツに密封されてしまう。
「これからもどんどん汚していいからね(ニコ)」
「も、もう汚さないよ……」

しかし、尿道が下に折り曲げられていたせいで、
出来れなかった精液が滲み出ると、言葉とは裏腹に
再びナプキンを汚してしまう小町であった。

(End)
431名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 02:57:16 ID:8GxuXbn9
GJといわざるをえない
432名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 23:17:17 ID:oEmilQ2z
>>415
読者の目に晒してあれこれ指摘してもらうのも上達の方法のひとつだと思うお

>>416
非常にGJですた
433名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 16:45:04 ID:3uJclKzT
しまった!
434名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:02:50 ID:JB7h2cam
誤爆?
435名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:07:57 ID:rsUvBhNL
>>433
何がどうした?
436名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 02:29:17 ID:s6szgBfY
GJ!!
437名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:42:15 ID:JfvnGl37
>>416
ちょっと今から原作買ってくる。GJですた!
コマチくんに「コマネチ」の格好をさせる妄想をしたのは内緒だ。
(コマネチ知らない人はググってね)
438わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:16:07 ID:S8Y78dcL
わんわん。
お話は今回で最終話だわん。
439スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:16:44 ID:S8Y78dcL
遊び飽きたスズナは、ようやくぼくの服を返してくれた。
ぼくは牛乳を持って我が家へと向かう。怒ってるんだろうな…姉ちゃん。

「ただいまあ」
家の中から姉の声は返ってこない。寝ているのか?
「姉ちゃん…、買ってきたよお」
姉の匂いがしそうな所は全て探した。リビングにも、キッチンにも姉の姿はない。
残るは自室。姉の部屋の扉を開けると、PCの画面に釘付けの姉がいた。
しかし、釘付けになっている画像を見たぼくは、釘を打たれたように固まる事になる。

「姉ちゃ…!!」
「シノブはどうしてこんなに似合うの?」
PCの画面にはスズナの家で撮られた、ぼくの写真が映っていた。
「スズナからメールが来てね、添付されてたのがコレ。もー!シノブったら!!かわいい」
zipファイルで送られたぼくの制服姿を手に入れて、解凍した画像で姉はご満悦の様子。
しかしなんだか物足りないのか、指を口で咥えている。小さい頃の癖だからいい加減に辞めて欲しい。

「画像も萌えちゃうんだけどね…何かが足りないの」
「いいから消してよ」
「なんだろう」
「もう!!」
「くんくん!!これね!」
姉のマウスを奪って画像を消そうと姉の腕を押しのけ潜り込もうとした瞬間、姉が閃いた様に叫んだ。
ぼくの髪の毛に頭を埋めんとしながら、姉はニシシと笑う。
この人はスズナと同じ匂いがする。

「画像を見て喜んでいたわたしがバカでした!もっとリアルにシノブくんの
可憐な姿を楽しまなければなりませんっ」
姉はとっくに牛乳のことなんぞ忘れている。姉が今いちばん興味あるのは…ぼく。
「バカー!!」
「ま、待ってえ!シノブ!」
こんな姉には付き合ってられるもんか。一人で弟の画像でおなにーでもしてろ、バーカ。
440スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:17:11 ID:S8Y78dcL
翌日、勝手に『ねこねこ軒』での働きをさぼって帰宅する。
姉もスズナも心配してるんだろうけど、そんなこと知るもんか。
久しぶりに明るいうちに家に着く。放課後ってこんなに明るいなんて知らなかった。
さあ、家ではやりたい放題が出来るぞ。魔女のいない家は何て白いんだ。

「何しよっかなあ…」
とりあえず、姉のPCに眠るぼくのセーラー服姿の画像を削除するか。
夜な夜なぼくの画像でにやにやしているんだろうな。この魔女は…。
想像したら、少し姉がかわいそうになった。実に残念な姉だ。
えっと、マイピクチャのところから…、あった。『shinobu』のフォルダを発見。
やりましたよ、正義の剣を振り下ろしてくれよう。ん?

その隣には『suzuna』のフォルダもあるではないか。もしや…。
おもむろにダブルクリックをして勝手ながらお邪魔すると、スズナのメイド服姿の
画像がたんまりと眠っていた。すげー。
こんな写真は今までに見たことがない。いつの間に撮ったんだ。
ソフトクリームをぺろりとなめたり、憂い気に俯いている姿は、
「…かわいい…」
並みのアイドルよりもルックスは上、それで且つ自分に近い人物であるとすれば
萌えないはずはない。ああ、かわいいなあ。変わってるけど許しちゃう…。

はあ、はあ…。
ぼくは、思春期のいち男子。
441スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:17:39 ID:S8Y78dcL
今日は姉も両親もいないので、おなにーにはお誂え。
ぼくの写真は一旦置いておいて、ほんのちょっと寄り道でもしてみようかな。うん、それがいい。
すちゃっとズボンを下ろし、パンツは履いたまま椅子の上にあぐらをかく。
パンツを履いたままと言うのがミソ、パンツの上から擦るのが一番気持ちいいと、
長年の研究の結果判明されたのだ。見た目もえっちっぽいし。

が、なんだか物足りない…。なぜに?やっていることはいつもの事だぞ。うーむ。
と、首をかしげ考えていると、ふと姉のタンスが目に入った。
「まさか…?」
まことに勝手ながら姉のタンスをまさぐると、当たり前ながら姉の下着がオンパレード。
そして、大人っぽいショーツも例外なく入っていた。

「…姉ちゃん…ごめん!!」
ぼくは、その中から白くて大人しそうな一枚を選び、ぼくのパンツと交換に履き替える。
ツーッとか弱いゴムがぼくのふとももを締め付けるのは、慣れっこになった。あれ?
可愛らしいショーツに不恰好な膨らみが目立つ。

「…うん。ぼく、いけない子だな…」
さあ、どうだ。ぼくの脚をくすぐる風も今日は気持ちいい。
姉のショーツの上からまさぐる感覚はこの上なく最高だ。背徳感は快感に変わる。
PCの画面の中からとは言え、スズナがぼくを見つめている。
こんな罰があったら、ぼくはいくらでも受けてやるぞ。はあ、はあ…。
442スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:18:01 ID:S8Y78dcL
『まったく、シノブくんはえっちな子ねえ!』
そんなスズナのかわいらしくも、Sっ気のある声が今にも聞こえてきそうな
テンションに包まれながら、ぼくはワンワンコを慰め続ける。
「ごめんね!スズナ。ごめんね!」
ぼくがいくら謝ろうとも残酷な事に、画面の中のスズナはいつまでも笑っている。

『ほら!ホントにシノブは男の子なの?ほら!ほら!』
ぼくは男の子です。はあ!はあ!
「スズナ…はあ!!あああん!」
「あれえ?まだまだ頑張れるでしょ?」
「もうだめです…あああん!」
「じゃあ、お姉さんがじらしてあげようか?ねっ」
????
微かに後ろからぬくもりが感じられる。悪い予感は必ず当たる。

「シノブくん!お金は人を裏切り続ける薄情者だけど、君のお姉さんはいつまでも
お姉さんであり続ける血の通ったケモノなのよ!」
「シノブくんが来ないから、スズナは…スズナは寂しいですっ」

姉のショーツを履いたぼくを囲むように、二人のメイドはぼくを見つめていた。
443スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:18:23 ID:S8Y78dcL
「ぼく…ぼく…」
「うーん、このショーツはちょっとオトナの香りがしますねえ。くんくん」
「でも、上着が少年の衣なのが頂けません!隊長!!」
「よーし、今からこの少年をかわいい女の子に変身させるのだー!」
「イエッサー!スズナ隊長、合点承知の助であります!」
姉とスズナはぼくを羽交い絞めにして、ぼくが着ていた唯一の男物のTシャツを
むりくり脱がし始める。スズナの花の香りと、姉の色香が交錯する。

「シノブくんはブラ、初めてだったっけ?」
姉はフリフリの付いた純白のブラジャーを両手で可愛く持ち、
ぼくにこれを付けることをほとんど脅迫に近い形で勧める。姉には逆らえない。
姉のショーツ一丁のぼくに与えられたブラジャーを付けられると、
今まで以上の羞恥の心がぼくの中に蘇ってくるように思われる。

「ねえ、なめていい?なんだか美味しそうだから…ねっ!」
「スズナ、こうやってね…ブラとシノブくんの間にヨーグルトを垂らすとね…」
ねちょっとしたヨーグルトがブラを通して、スズナの舌とくちびるでぼくの乳首を
これでもかといじめまくる。スズナは甘い菓子を味わうようなほっこりした顔だ。
「甘い…」
「じゃあ、わたしもなめていい?」
姉も同じようにヨーグルトを使ってぼくの乳首を蹂躙する。

だめ…。がまんできないよお。
「だめ。ガマンしなさい。男の子はぐっとガマンの子でしょ?」
「でも、女の子の下着を着てますう!」
「ほんとだね。あはは」
着せたのはあんたたちじゃ、と言いたいがそれよりワンワンコがガマンできない。

「かわいそうだから何か着せてみましょうよ」
「隊長!『ねこねこ軒』のメイド服しかありませんっ!」
「なんですと!変わりばえはないけど、一番萌える服だから許可します!!」
スズナはいっつもこうだ。
444スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:18:47 ID:S8Y78dcL
結局、店の中にいるのと変わらない面々。ただ所が姉の部屋と言うだけだが。
「ねえ、姉ちゃん。お店はいいの?」
「シノブが来ないから、お客さんが来ないのよ。今日はやめやめ」
「そうです。公式ブログに『シノブくんに会いたいな』ってコメントがわんさと
やって来る事実、これを裏切ってはいけません!スズナ一人で寂しかったんですう!」
「というわけで、研修をこれからはじめますっ!」

と、いきなりぼくのスカートを捲し上げる姉。ぼくのショーツが白く浮かび上がる。
「ふああ。いい匂いですう!くんくん」
「スズナはまだまだですね。これをもっと楽しむにはどうしたらいいでしょう!」
「えっとお…なんですか?メイド長」
「はい!霧吹きと電気スタンドを使います」

姉はぼくが履いているショーツに霧吹きをかけると、明かりを灯した電気スタンドで
そこを暖め始めた。ほんのり暖かくなるぼくのワンワンコ。
ショーツから放たれるのは意も言われぬ、姉とぼくの匂い。
「くんくん!とってもぜいたくな香りですう!!くんくん」
座り込んでふとももにぐるりと抱きつき、スレスレの距離でくんかくんかと
匂いを味わうスズナはもはや、ただのダメダメメイドにしか見えなかった。

「では、ダイニングに下りて研修の続きを始めましょう」
ぼくは二人のメイドに連れられる。自分の家なのに落ち着かないのはなぜだ。
理由は分かっているけど、あえて口にする事はしない。
445スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:19:11 ID:S8Y78dcL
階段を降りる際、先頭を歩いていたスズナが閃く。
「ちょっとまって!」
その声に姉はぼくが逃げ出さないように腕をしっかり握り、その間にスズナは
何かを取りにひょいと階段をかけ降りる。

戻ってきたスズナが手にしていたのは、きらりと輝く手鏡だった。
「ふふふ。シノブくん!さあ後ろを向きなさい!!」
くるりと踵を返すと、後ろからスズナのクスクス声が聞こえる。
されている事は分かっている。でも分かっているからスズナには何も聞かない。
「直接見るより、こうする方がドキドキしますう!」
「スズナも悪よのう」
「いえいえ、教授様だって」
がっちりぼくをホールドする姉も共犯者だ。
ヘンな汗がたらたら流れる。この汗がこのメイドたちを興奮させている。

ぼくが階段で一通り覗き見された後、ダイニングで研修とやらの続きが始まる。
「さて、研修とは名ばかりの調教を始めます」
この姉はバカじゃないのかと本気で思う。しかし、姉の目は本気だ。
スズナはコクリと頷き、同じように本気の目をしている。笑っているのはぼくだけ。

「ところでシノブくん。あなたがこの店で働いていたのは、タダでお店のものを
飲んだり食べたりしていたからなのね。でも、数字の上ではとっくに借金は消えていて
逆を言うと、これからわたしたちがシノブくんをおもてなししなければいけません」
「べ、別にいいよ…。姉弟だし」
「わたしが納得いかないんですう!」
ぼくの腕を掴んで叫んだのは、スズナだった。
446スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:19:33 ID:S8Y78dcL
「だから、今日は一日シノブくんをご奉仕してあげます」
姉はぼくに大きな胸を押し当てながら、聞いたこともない甘い声でぼくをせめる。
さっきまで、スズナ写真でおなにーしていたので、もはや発射寸前のワンワンコ。
少しの刺激でも、ミルクのおもらしをしてしまう危険性がある。そんな空気を読んでか
読まないでか、スズナはぼくの耳たぶを舌でなぞり続ける。

「いやだあ!!」
「だめです。わたしたちはお客様に喜ばれる事をしなきゃ。ね、スズナ」
「そうです。資本主義はぜったいですう」
おっぱいで窒息しそうになるって事はこの事か。気持ちいいというより、苦しい。
しかし、しっかり体はうずいている。
姉の手がぼくの右手に伸び、姉のスカートの中をまさぐるように仕向ける。
スズナのものとは違い、円熟したオトナの肢体はぼくには早すぎるのでは。
「あん…、お姉ちゃんをもっといじわるして…」
「いいなあ!スズナもいじわるして欲しいですう!」
手の辺りがぬるっとする。片方の手はスズナの導きで、姉の大きなおっぱいを
まさぐり倒す。そして、スズナのもう片方の手でぼくのほっぺを突付き続けるのであった。

ああ、このまま出しちゃっていいかな…。とか、思ったりする。
もう何もかも投げ捨てて、二人の虜になってしまえ。姉に押し切られる形で、椅子に強制的に座らせられて、
ふとももを跨ぐ様に姉がちょんと乗ると、お互いのふともものつけ根は想像以上に濡れているのが分かる。
447スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:19:55 ID:S8Y78dcL
スズナがぼくのわき腹を突付き、姉は桃色に光る舌を動かしながらお互いのくちびるを重ね続ける。
姉の甘い蜜を吸い続けるぼくは、だんだんと姉がいとおしくも見えてきた。
「ふにゅう…。シノブくん…お姉さんの味、おいしい?」
「スズナもキスしたいですう!」
「じゃあ…ほら」
ぼくのあごを摘んでくいっとスズナの方へと顔を向けると、待ってましたかのように
スズナがぼくにくちびるをなめる。姉は嫉妬するようにぼくの耳の穴に、舌を入れるのであった。

だめだあ。がまんできない。
「やだやだ!スズナのキスでもっと気持ちよくするんです!」
「あうう!あうう!」
ワンワンコの先からミルクが顔を出すのは、もはや時間の問題。姉のショーツの履いたまま、
このままけがれてしまおうか。女の子の匂いがぼくを囲む。

「いく!いっちゃうよお!」
「だめだめ!!ああん、がまんの子よ!」
「ああああ!やわあかいよお!!」
448スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:20:16 ID:S8Y78dcL
ぼくに突然真っ白い正しさが舞い降りる。
気は確かなのに、ケモノと化した姉の姿が目の前にある。目に見えるものは真実。
姉の暖かさが、エサをねだる子猫の様にぼくの周りにまとわり付いている。

「くんくん!!シノブくんからえっちな匂いがするでやんす!」
もう、時計の針は夜を差している。もうすぐ夕ご飯、そういえば昨日牛乳買ってきたっけ。
明日はシチューにするんだと息巻いてたんだっけ。姉ちゃん、待っててね。もうすぐご飯にするから。

「はあ、はあ…。シノブくん…どうして勝手に一人でネチョネチョしちゃうの?」
姉がおなかをすかせている。腹ペコな魔女はぼくにおねだりをしているのか。
丁度ぼくはエプロンをしているじゃないか。さあ、厨房に参るぞ。

しかし、ぼくのショーツがとてもべた付くのは何故だろう。
ふとももから微かな栗の花の香りを漂わせているのは何故だろう。
そして、女の子の格好なのに男の子の性を感じているのは何故だろう。
答えは、姉とスズナが知っている。ぼくの正しいザーメンがスカートを濡らす。
449スズナすずしろ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:20:37 ID:S8Y78dcL
お日様が再び地上に出た後、何事もなかった様に『ねこねこ軒』は活気付く。
「シノブくんと一緒にお仕事が出来て、スズナは幸せですっ!」
スズナが笑えば、ぼくも笑う。そして姉も喜ぶ。
この店にお客さんが来る限り、ぼくはスカートを翻し、ネコミミをピクンと立てて
お店の中を走り回るのだ。今日もいらっしゃいませ。

しかし、奇妙なことが起こっているのだ。
このネコミミメイドの服を着るたびに、ぼくは今までにないえっちな気持ちになる。
パジャマを着て、家でのんびりとおなにーをしようとしても、一向に興奮もしないし
むしろ落ち着いた気分になってしまうのだ。

「ふふふ。それは、お姉さんのお陰なのよ。ねっ、スズナ」
ぼくの休憩時間に姉は札束の音をさせながら、したり顔でレジからほくそえむ。
魔女はぼくに魔法をかけたのだろうな。

「あっ!またシノブくんからえっちな匂いがしてきたよ!くんくん!」
そしてぼくの休憩時間は、スズナの時間になってしまうのだった。


おしまい。
450わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/07/12(土) 22:22:47 ID:S8Y78dcL
ワンはそろそろ犬小屋に帰ります。
Season-2が書けたらいいなと思いつつ、投下はおしまいだワン。
451名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 23:10:03 ID:7P7tY/7S
GJ!&最終話までお疲れさまでした。
452名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 23:53:50 ID:p64cCPkq
完結乙!
そしてGJ!!
453名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 00:14:53 ID:ttVCsbzc
保守
454名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 07:26:11 ID:Cpumz5Sn
異色ですまんが保守代わりに書いてみた。


 違和感みたいなものはずっとあった。

 言葉にならない疑問符が、アタマに浮かぶことがあったのだ。
だけど、私はそれを無視し続けた。そんなことあるはずがないと自分に言い聞かせてきた。
 なのに今、違和感はカタチとなって、私の視線の先でせつなげに息を乱している。
私がこうして見ていることなど、まぶたで光るラメ粒ほども想像していないに違いない。
 そうでなければ、廊下からでもはっきりと判る淫靡な吐息をピンクに彩る唇から
小刻みに吐き出すなんて真似、できるわけがない。下手なメイクを施した顔を
だらしなくゆがませて、よだれと喘ぎ声を溢すなんて真似、できるわけがないのだ。

 アイツは、私が先週買ったばかりの黒のひらミニからみっともなくふとももを放り出し、
淫らな顔よりだらしなくよだれを垂らす性器を露出させ、揃えて買ったピンクのキャミの
胸元をはだけさせて突起を撫で回しながら、いやらしい目つきでノートパソコンを眺め、
ときどき、思い出したように性器を擦っている。
 その行為の名前を私は知っている。何度も何度も私が空想の中でさせてきたその行為を
私は知っている。恥ずかしいその名前を知っている。
 それが今、私の視線の先で、私の部屋の中で行われている。そう理解した瞬間、
アタマの中は真っ白になり、血がせわしなく駆け出し、それを制御する心臓はそれ以上に
荒々しく暴れ始める。知らず知らず咥えた親指を彩るマニキュアと、それを挟み込む口紅が、
アイツがしているものと同じだと気がつき、私の鼓動はますます早くなる。多分、息も荒い。

 アイツに気づかれないようにと思えば思うほど、私の興奮は高まっていき、
立っていることさえもままならない。ゆっくりゆっくり、音を立てないように慎重に慎重を
重ねて座り込む私の姿はある意味、アイツ以上に滑稽だ。
 でも、気づかれるわけにはいかない。私が空想の中で繰り返し見た光景が、
目の前にあるのだ。途中で終わらせるなんてこと、あっていいわけがない。
 ますます荒くなりそうな息を唾と一緒に飲み込んで、私はアイツをじっと見る。

 買ったばかりのウィッグの巻き毛を汗ばんだ色白の頬に張り付かせ、布団の上だと言うのに
ビビットピンクのウェッジサンダルを履いていて、ご丁寧に、その脇には隠しておいたはずの
バイブやディルドーまで転がっている。
 口にすることがはばかられるあの言葉が、何度も何度も私のアタマの中を行き来する。
数え切れないくらいパソコンを使って検索した言葉が、アタマ一杯に広がっていくのが分かる。
 アイツは今、私になって自分を慰めているのだ。ノートパソコンに並ぶ文字を追いかけ、
口からこぼれる淫らな息と声を隠そうともせず、淫らで激しい女装オナニーをしているのだ。
455名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 07:26:32 ID:Cpumz5Sn
 私は荒くなる息を押し殺して、アイツを見る。
 格好にはえらく不似合いな小さな乳輪の周りを這うようにこね回す人差し指を器用に動かし、
ミニを持ち上げるように勃起した性器を握る手を不器用に動かして、アイツは喘いでいる。
 思い出したように手に取ったバイブを、アイツは口元へ誘う。女が男にそうするように、
いやらしく唇を開き、男の性器を象ったそれを、口に含む。
 そこには、オトコとしての尊厳などありはしない。あるのは、淫らな雌の本能だけだ。
 涙ぐんだ目を堅く閉じ、目尻にたまる涙を拭いもせず、ただ、ひたすらに鳴き声を上げ、
頬をすぼませながら、左手で握り締めたそれを喉に押し込むように顔を上下させる。
 一生懸命に首を動かしてアイツは何を想像しているのだろうか?

 私のブラトップで無い胸を覆い、私のショーツで大きな性器を覆い、私のキャミを着て、
 私のミニを穿き、私のサンダルを履いて、巻き髪がゆれるウィッグまで被って女になり、
私のファンデとチークで顔を染め、私のアイブロウとアイライナーで目元を彩り、
私のシャドウとラメでまぶたを光らせ、私の口紅とグロスを使って艶やかに光らせる唇で
私のバイブを咥えて誰を想像しているのだろうか? 私のペディキュアが光る指先は
何を想ってくの字に曲がっているのだろうか? 私のマニキュアで色づけた指先は、
誰を想って性器をいじっているのだろうか?
 ……分かるのは、それが、私ではないということだけだ。
 無性に腹が立った私は、アイツが気づくことを承知で、その姿を携帯カメラに収めた。
 音がした瞬間、アイツは泣きそうな何か言いかけたけど、うっかり私が顔を緩ませたから、
結局言わなかった。笑みの意味を、理解したのだろう。

 ――この日から、私は姉から彼氏へ変わった。
456名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 07:30:42 ID:Cpumz5Sn
脱字とか、心の底からすまんかった

ラストから上三行目
×泣きそうな何か言いかけたけど、
○泣きそうな顔をして何か言いかけたけど、

…慣れんことはするもんじゃないな orz
457名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 10:00:53 ID:3/webm8a
GJ!
支援支援。
458名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 12:09:21 ID:dxb+YpyU
おおぅ続きが気になる作品
459名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 14:06:30 ID:V+dPN7iU
弟視点にwktk期待
460名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 21:03:13 ID:R4nlh9iB
GJ!
十分鑑賞に堪えるレベルだ無問題
461名無しさん@ピンキー ◆noOTOkNIvY :2008/07/21(月) 22:09:36 ID:Cpumz5Sn
>>457-460
ありがとう つД`)

いつ出来るかも分からんが、続編できたら
そのうちに様子見て投下してみる。

心の底からthx
462名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 04:01:45 ID:2nBwii5X
妄想は次から次へと湧いてくるけどそれを文字におこす時間と気力がない
463名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 21:31:14 ID:n9MZ9Gjv
>>453
>ノートパソコンに並ぶ文字を追いかけ、
ってエロ小説読みながら自慰してるってこと?
464名無しさん@ピンキー ◆noOTOkNIvY :2008/07/24(木) 03:30:01 ID:SZlBO7nI
>>454だったら、遠くてはっきりしてないけど、
エロ小説か、それに順ずる何かと思う。

…このスレとか。
465463:2008/07/24(木) 10:49:59 ID:3tGCuhgP
すまん>>453じゃなくて>>454だった
このスレだったら違和感無いねw
466名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 02:35:29 ID:PHJCUjYt


水着女装ネタを思いついたが、書く気力がない(´・ω・`)
467名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 02:55:50 ID:eUtM/En7
今書いてみてるけど、どうしても要らない文章が増えてしまう
468名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 19:55:06 ID:JpSPW4pt
新作の予感
wktkして待ってるぜ
469名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 12:57:59 ID:3TIQQrOk

470名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 14:47:08 ID:26olLHK0
女装子視点で書く場合、地の文での一人称をどうすべきかやたら悩むが
どうしたもんだろうな

性格その他でも変わってくるから、こんなこと言われても困るかもしらんが
471名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:24:56 ID:PMhVCMdn
力になれんがずっと待ってる!
472名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:32:17 ID:eG8HZL6L
いや、そんな事言わずに力になろうぜ!

試しに簡単な設定とかイメージ上げてみ。
魅力的とか面白そうだとか思われれば、飛びつくやつは必ずいる。
473名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:44:54 ID:7bYNJUrg
月並みだが、
女装を自ら好きでやっているのなら、女性と同じく「私」「あたし」系、
強制されてやっているのであれば男性と同じく「自分」「ボク」「オレ」系、
とか。
474名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 03:20:41 ID:nEMqS/Of
「オレ」から「私」「あたし」への変化で
475名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:04:01 ID:eeONwI5U
>>471-474
猛烈にthx ちょっと気合入れるわ
476名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:17:55 ID:zGWp2O6B
>>475
「入れるだけじゃ駄目だ。
 入れたり出したりして気持ちよくなって貰わなきゃ」
……って、温泉の人が言ってた。
477名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:27:17 ID:WHV/PU3o
気合いを出す……深く考えたらわかんなくなってきたぞ!
478名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 20:25:43 ID:iBGmumB7
考えるな! 感じるんだ!
479名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:59:39 ID:jULxYyB3
オラワクワクしてきたぞ!
480名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:22:18 ID:C/+9CC31
いいアイデアが浮かんだ!裸の王様をパロ!
王様が女王様に馬鹿にはみえない女装させられて、羞恥に・・・・・・・・・ごめん、確かになんかひらめいたきがしたんだが。
481名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 00:44:06 ID:sTZ3MTYB
それ女装じゃないよ
482名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 12:08:22 ID:8YJlO+0S
昔々というほど昔でもなく、最近というほど最近でもない時代のあるところに、
金糸の髪とアメジストの瞳のたいそうイタズラ好きで聡明な美しき女王と、
濡れたような黒髪で、どこか可愛らしい印象の少しおつむが足りない純朴な王様がいました。

女王様は女王様らしくどSで王様は少し困っていましたが、王様はMなので結局はラブラブです。

これは、そんな二人のある日の出来事。



「ねぇ、今度のパレード用に服を新調しましょうか」

女王様は王様に問いかけているようではありましたが、
実のところ王様には女王様の発言に対する拒否権はないので、ただ女王様の言葉を肯定しました。

「そうだね、国民にみすぼらしいところは見せられないものね」

「ありがとう。そう言ってくれる思って、実はもう仕立て屋を呼んでるの」

女王様は実に仕事の早い方でした。

女王様が手のひらを打ち鳴らすと、一人の男が恭しく現れます。

「さ、どんなものがあるのか見せてちょうだい」

どうやらこの男が仕立て屋らしく、どこからか綺麗な服を何着も取り出して見せてくれました。

金色で光沢のあるドレス。赤いビロウドのドレス。空色の絹のドレス。
どれも女王様に似合いそうです。

「わあ、どれも綺麗だね」

「えぇそうね……」

このとき、女王様は何か面白そうに口端を吊り上げて微笑んでいましたが、
王様の視線はドレスに注がれていて気づくことはありません。

女王様は、仕立て屋が次に取り出したドレスに目を止めました。

「あぁ、それがいいわ」

仕立て屋の手の中にあるのは、真っ白でふわりとしたドレス。
レースがふんだんに使われていてとても上品です。

「あぁ、綺麗なドレスだね、とても似合いそうだ」

483名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 12:11:53 ID:8YJlO+0S
王様は嬉しそうに女王様に微笑みかけましたが、女王様は訝しげな顔で王様を見ました。

「……ドレス?何を言っているの?あれはあなたのための服じゃない」

「え?」

そう言われて王様はもう一度仕立て屋の方を見ましたが、
仕立て屋が持っているのはどうにもドレスにしか見えません。

女王様は王様にドレスを着ろと言っているのでしょうか。
王様は訳が分からず、女王様と仕立て屋を交互に見るばかりです。

「……僭越ながら、王様」

仕立て屋が口を開きました。

「私が扱う服達は実に特殊な服でして……見るものが見れば立派な男ものに見えますが、
なんともうしますか……学の足りないものが見るとドレスに見えるのです」

「……え、えぇぇええ!」

実に不思議です。
本当にそんな服があるものなのでしょうか。

女王様が、王様を見て心配そうに言いました。

「あなた、あれがドレスに見えるの?」

その言葉は王様の心に深く突き刺さりました。

つまり、あなたは馬鹿なのかと聞かれているのと同じです。

「いや、そんなわけないさ。実に格好いい服じゃないか!うん、その服を頂こうか」

王様は見栄をはりました。
どうみてもその服は真っ白なドレスにしか見えないのに。

それもそのはず、だってその服はただのドレスなのですから。
そう、これは女王様のイタズラです。

女王様は微笑んで、仕立て屋にお金を支払いました。
ドレスの値段よりも随分多めにつつんで。

「……さぁ、試着をしましょうか」

女王様は、ドレスを抱えて王様と寝室に入りました。



こんな感じ?
>裸の王様をパロ

疲れたから誰か……エロく続き書いて……
484名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 14:47:54 ID:o1VG/p47
世の中、才のある奴がいるもんだ!あのふざけたネタをここまでやるとは。しかも女装になってる
485名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 17:07:26 ID:+0YXt60K
マジですげえなw >>483の想像力に乾杯
486名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 00:06:57 ID:7BQRhl1V
ところで王の妻は王妃だけど、
女王の夫は何て言えばいいんだろう?
487名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 01:04:00 ID:okjXy/u0
>>486

王配とか王婿とか
Prince Consortですな。

エリザベス女王陛下の御夫君はフィリプ殿下
488名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 12:57:26 ID:SGaUZHlw
保守
489名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:10:28 ID:A56oh0wU
○○彼女の中の人は相当忙しいみたいだなぁ
490名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 12:20:38 ID:V7dUCn9g
新婚ラブラブの女装ものが読みたい。お前らならわかるはずだ。
491名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 20:27:49 ID:Bt1eEayj
>>490
夫が女装で妻が普通。
夫が普通で妻が女装妻。
両方とも女装のどれだ?
492名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 20:30:24 ID:A56oh0wU
夫が男装女で妻が女装男はダメ?
493名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 21:27:56 ID:V7dUCn9g
>>492
全然駄目だね。

>>491
夫が男で妻が女装だ。
494名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:15:29 ID:QJpcM9ai
仕事や日常と夫婦生活で夫と妻の役割が逆転するというのはどうか
昼は夫、夜は女装妻
昼は女装妻、夜は夫
みたいな
495名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:17:07 ID:t1jq5UqO
違うよ!夫が女装で妻がレズ
496名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:19:30 ID:A56oh0wU
>>493
だめか(´・ω・`)

男装女×女装男は大好物なんだけどなぁ
497名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 23:39:36 ID:V7dUCn9g
結婚当日ウェディングドレス描写から頼む>>498
498名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:19:07 ID:hTuNG5BT
はやく全部のパターンを試してみるんだ!
499名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:35:26 ID:PDIB8UGX
>>498
慌てるなんとかは貰いが少ないと言うぞ
500名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 05:05:54 ID:28KY9B6u
言っとくけど俺をあまりナメないほうがいいよ
ttp://set.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1191945910/
vipでコテハンやってるしこのスレ潰すくらいの影響力は持ってるから
http://venus.bbspink.com/test/read.cgi/megami/1218831123/
くだらないことで刺激して後悔しないようにね
501名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 12:09:43 ID:Oj5dpKcm
女装妻がむっちりねっとりと夫を誘うシチュエーション頼む↓
502名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 16:28:28 ID:Oj5dpKcm
なかなか本番まではいかなくて互いの焦らしを読みたいな↓
503名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 00:58:12 ID:h+LcfvGw
腐女子の姉が無知な弟にヒーロー戦隊ものだとか言って、
女キャラのコスプレさせて、あんなことやこんなこと・・
とか妄想してしまった。末期だなこりゃ・・
504名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 01:26:16 ID:vwHYiyUV
明日、仕事の進み具合がよかったらなんか書く
505名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 18:20:30 ID:VKLTKT9u
>>504
進まなかったのね…(´・ω・`)
506名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 18:28:09 ID:3TVdy/GO
パンツ下ろして待って単だけどな
507名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 19:47:26 ID:pOVzSXio
>>504とは別人だけど新婚もので書いてみた
途中で我慢できなくてアナニーしたらどーでもよくなっちゃった
ごめんね
また気分がのったら書くから許して
SS書くのとか初めてだけど難しいな…
何が難しいって結婚したことが(ry
それ以前にセクロスしたことが(ry
508名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 19:57:56 ID:czTYLd4p
よっしちょっといい妄想浮かんだし書いてみるか
509名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:21:48 ID:ForGFrf4
今日何回このスレをリロードしたことか・・
510名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:39:13 ID:3TVdy/GO
登場人物:共に20代の男。内一人は女装。
二人は夫婦であり、夫は成金の変態調教師。巨デブ。 異常性欲と支配欲が凄い。
妻は大学卒業してから調教を受け現夫に見も心も屈伏し、性欲抜きにしても心から夫に惚れる。
ムチムチした腰から足先へのラインは真雌。超美女。ロングの黒髪。
511名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:46:45 ID:3TVdy/GO
妻は外面は淑女。プレイは濃厚。
512名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:49:16 ID:3TVdy/GO
また別の妄想だが時は戦国
国を取られて落ち延びてきた領主の息子がある一人暮らしの農家を隠れ蓑にそのまま夫婦になる
513名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 00:46:09 ID:c8mwGdIt
俺も妄想
ファンタジーな世界の戦争の話なんだが、王子が敵国に捕らわれてお姫様として飼い慣らされるっていう。ありがちか。
514名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 02:35:40 ID:yfmmYThe
>>513
陵辱無しで1本書いてくれ。
敵国王子の優しく濃厚な責めに屈服する感じで。
515名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 02:43:26 ID:9vioP7Tm
>>513の妄想いいね。今から寝るからついでにそのネタで俺も妄想しよう
できれば書いてもらいたい。
516名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 04:31:29 ID:FuIfA5Ti
新ジャンル「女装クール」
517名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 04:54:35 ID:LInK5u8L
「こんな格好させて興奮するなんて、ずいぶんと変わった趣味だな。見ててやるから一人でやってろ
518名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 10:36:58 ID:zJ+t35CG
Googleで「女装 スカート 化粧 僕」とかで検索して女装小説探すのはデフォだよな?

色々ワード変えて検索しまくってたからネット上の女装小説は殆ど読み尽くした自信があるぜw
519名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 15:46:35 ID:3/Bl0Lkp
>>518
ここに載ってないので読んだことあるのってある?

ttp://thurry.hp.infoseek.co.jp/link2.html
ttp://thurry.hp.infoseek.co.jp/link4.html
520名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 19:55:12 ID:AMIIkzq8
どれだけ俺を待たせる気なんだよ
521504:2008/08/24(日) 21:35:36 ID:M+EmrYqg
少しずつだけど、なんか書いてく。

【その1】
窓から見える空は、雲ひとつ無くどこまでも澄み渡っている。
世間的には「最高の結婚式日和」という奴だろうか。
部屋の中に目を戻すと、大きな鏡に俺が映っている。
素っ裸にされ、かつ全身のムダ毛というムダ毛を剃られた、
あまりにも情けない姿にため息もでない。
「それでは、この下着からつけていきましょうね」
まだ20代前半と思われる式場メイクスタッフは、
フルチンの男が目の前にいるにもかかわらず、
少しも動じたそぶりも見せずに俺にバンザイを促す。
聴こえないふりをするという、ささやかな抵抗を試みるが、
その試みもむなしく、別のスタッフの手によって強引に両手を上げさせられ、
つつましやかなカップがついたコルセットのような真っ白い下着を身に着けさせられる。
「くびれ作るために、ちょっと締め上げますね」
苦しかったら言ってくださいとはいうものの、問答無用でキリキリと体が締め上げられていく。
まるで内臓が口からはみ出てしまうかと思うぐらい苦しい。
522名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:37:13 ID:M+EmrYqg
【その2】
スタッフが躍起になって締め上げたためか、まるでモデルのようなくびれが出来上がる。
しかし欲しくもないくびれを手に入れた代償か、恐ろしく呼吸が苦しい。
深く息を吸おうとしても、空気が入る余地がすでに無いのか自然と浅い呼吸になる。
「次はこれを履きましょうね」
そう言うとスタッフは片膝をついて、くしゃくしゃに丸まった白い塊を差し出してくる。
やはり無言でささやかな抵抗を試みるが、脚を上げない俺に業を煮やしたのか強引に脚を取られる。
急に片足が上がってバランスを崩したが、
あらかじめしゃがんでいたスタッフの肩につかまり事なきを得た。
なるほど、そのために片膝をついていたのか。いや、そういうことではなく。

スルスルとかすかな音を立てながら、ストッキングは俺の脚を真白に染め上げていく。
靴下とは明らかに違う肌触りに、俺は少しずつ変えられていくことを実感せざるを得なかった。
523名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:21:14 ID:M+EmrYqg
【その3】
太ももまで引き上げられたストッキングは、
先に着させられた体を締め付ける下着から伸びたベルトの先に固定された。
まさか、自分がガーターベルトをつけさせられるとは思わなかった。
続いて、美しいレースで彩られた白いシルクのショーツを履くよう促される。
諦めに似た感情を込めたため息をひとつ吐き、ゆっくりとショーツに脚を通す。
当然女性用の下着なので、自分のモノのポジションがうまく定まらず、
遠目から見てもくっきりわかるほど奇妙なフォルムを布越しに描き出す。
「ちょっとバランスなおしますね」
女性スタッフは躊躇せずショーツの中に手を突っ込み、
俺のペニスの位置を調整しはじめる。
気持ちよさとは程遠い強引な手の動きは、むしろ痛みすら伴う。
「これでよし」
ショーツから手を抜くと、女性スタッフは満足そうにつぶやく。
ぷっくりと股間は自己主張しているものの、先ほどとは違いペニスの形はわからなくなっている。
鏡に映る俺の姿は、首から下は一応女性らしいシルエットを描いていた。
なんとも情けない。
524名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:21:49 ID:M+EmrYqg
またあとで、続き書く
なんか地味かつ冗長でゴメンね
525名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:26:37 ID:RUzX/uOo
つC

細かい描写大歓迎
526名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 00:17:55 ID:qeqT9YET
素晴らしい。アクセサリー付けられたり化粧される違和感なんてのも、細かく描写していただけると嬉しい。
527名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 00:18:34 ID:4WY+xGQw
結婚ネタktkr
( ゚∀゚)o彡゚
528名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 02:01:58 ID:18mbEfqm
ショーツよりガーターベルトを先に着ける所に
こだわりを感じる。続きwktk
529名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 02:12:10 ID:XxZ1M+vz
ガーターベルト・・・・・・あれこそこの世でもっともスケベなモノ!
ああ、純白のガータベルト
530名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 03:23:40 ID:U2nxTcJw
【その4】
「ブライダルインナーも着たことですし、次はいよいよドレスですね」
機械的な営業スマイルを浮かべる女性スタッフ。
内心、どう思っているのかわかったものじゃない。
しばらくするとトルソーといったか、
胴体だけのマネキンに着せられたドレスが台車に乗って部屋に入ってきた。
台車の脇には、乗り切らなかったスカート部分を2人がかりで抱えている。
うやうやしく、かつ正確に、慎重に、トルソーからドレスを脱がしていくスタッフたち。
手馴れたものだが、さすがに布の量が多く苦戦しているようだ。
「こんなにドレーンの長いドレスを扱うのは久しぶりですね」
ドレーンがなんなのかよくわからないが、たぶんスカートの一部分かどこかなのだろう。
数人がかりで目の前に運ばれたドレスはファスナー部が限界部まで開けられ、
まるで俺を食らおうと待ち構えている。
「裾を踏まないよう、慎重にお願いしますね」
こんなドレスなんて、今すぐ踏みにじって逃げ出したいところだが、そうもいかない。
意を決して一歩、ドレスの中へと踏み込んだ。
531名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 03:26:01 ID:U2nxTcJw
【その5】
俺がドレスの中心へと体をもぐりこませると、
スタッフはドレスの上半身部分を持ち上げ、続いて袖に手を通すよう促してくる。
袖は腕を通すのが一見無理なように思える細さだったが、
意外にもするりと通ってしまった。
「では、お胸の部分をしっかりあわせてジッパーをあげますので、背筋を伸ばしてくださいね」
言われなくても、コルセットの締め付けで自然と背筋はシャキンと伸びている。
ウェディングドレスの立体的に縫製された胸部分が、
補正下着で立体的に作り変えられた俺の胸にぴったりと合わさり、
続いて鎖骨や襟首までも覆っていく。
「では上げますね」
ジジジ・・・・・・とかすかな音をたてながら、ゆっくりとジッパーが引き上げられてゆくたびに、
ドレスの締め付け感が少しずつ増してゆく。
これはもはやドレスという名の拘束具なのではないだろうか。
532名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 03:27:52 ID:U2nxTcJw
今日はここまで。寝ゆ。
次はよーやく化粧に入る予定。
式場入りするのは遠そうだ(´・ω・`)

自分的には男装女×女装男が大好物なので、その路線で行こうかと思ったけど
やっぱ男×女装男のほうがいいのかなぁ
533名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 03:31:22 ID:U2nxTcJw
>>525
支援THX

>>526
化粧とかもちろんやる予定だけど、うまく書けるかどうか(´・ω・`)

>>527
女装花嫁モノは超大好物(`・ω・´)

>>528
最初はガーターベルトじゃなくてガーターリングにしようと思ったけど、
「だったらショーツ先につけてもいいよなぁ」と思って変更

>>529
( ゚∀゚)o彡゚ <ガーター! ガーター!
534名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 04:06:56 ID:Z0Ny1tbH
男×女装男でお願いします!!
535名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 07:11:36 ID:18mbEfqm
では、男装女×女装男に一票。
536名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 07:57:42 ID:4WY+xGQw
男×女装男でも男装女×女装男でも
書く人が妄想の限りを振り絞って描写に力入れられる方を
好きに書いて欲しいんだぜ
537名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 08:15:24 ID:Y/Kpmwiu
つうか最近妙に活気づいてるね
いいんだけどさ
538名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 12:10:51 ID:s4B0mCi3
作者が好きな様に書けばおk
他の人がああしろこうしろという権利などない
539名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 13:09:51 ID:JlDRxIR+
ガーター使われたか…
ところで女装の範囲として豊胸とか肋骨摘出とかは有り?
下半身はそのまま、胸Aカップで腰のくびれありにして書くつもりだけど
抵抗感が強いようなら男の体のままでも書きようがあるし
540名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 19:50:32 ID:tyu+Wbxd
そこまで行くと女装というかシーメールのような希ガス・・
いや、俺はあんまり詳しくないからよくわからんが
541名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 22:15:04 ID:4WY+xGQw
整形とか女ホル入れちゃうと女装の枠を超えるだろうねぇ…
まぁ巨乳巨根のシーメールも大好物だがw

シーメールスレはあったっけ?
542名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 22:18:06 ID:4WY+xGQw
自己解決
スレ汚しすまぬ

ニューハーフ・シーメールでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191994224/
543名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:59:14 ID:JlDRxIR+
むぅ…やっぱ駄目か
個人的には旦那の為なら性転換も辞さない健気さに萌えなんだが
スレチとあっちゃあ仕様がねえ
むしろ男の体ならではのエロシチズムを追求するか
>>540-542 ありがとう
544名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:06:15 ID:PUzNjSTm
>>543
なっなんて紳士な奴なんだ!((((((;゚Д゚)))))) ガクガクブルブル
545名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:49:48 ID:bEaBrQV3
じゃあアレだ
そこ(肉体改造とか)に至るまでの葛藤とか心理描写をガッツリ書くてのは如何よ?
肉体改造後で無く改造前をメインに持って来れば…
546名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:22:31 ID:6mZ2VQKw
【その6】
「メイクしますので、こちらの椅子に座ってくださいね」
差し出されたのは、背の高い細身の椅子。
スタッフは手際よくそれをスカートの中にもぐりこませ、問答無用で俺を座らせる。
下着1枚で椅子に座るという奇妙な感覚は、どうにも慣れない。
直接座ればいいのにと思ったが、それだとスカートがしわになるからダメらしい。
いちいち面倒くさい。本当に逃げ出したい。しかしそうもいかない。
そうこうしているうちに、移動式の鏡台が目の前に据えられ、
衣装係のスタッフに代わり、メイクスタッフがやってきた。
「ちょっと眉の形が悪いですね、せっかくの美人が台無しですよ」
なにが美人だ、と心の中で悪態づくものの、目の前にかみそりを突きつけられては手も足も出ない。
抜かれ、剃られ、男らしかった眉が、見る見るうちに女性らしいアーチを描いてゆく。
「あら、あごや頬にムダ毛が多いですね、これも処理しちゃいましょう」
一般男性より薄いとはいえ、うっすらと自己主張する髭も、
安全かみそりで完璧に『処理』されてゆく。
本当は抜くほうがいいのだけれど、なんてスタッフは言うがそんな痛み耐えられるはずがない。
547名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:23:17 ID:6mZ2VQKw
【その7】
徹底的に剃られて少しヒリヒリする頬やあご周りに、
アフターシェーブローションとは違うなにかがポンポンとつけられてゆく。
ファンデーションかと思ったら、どうやら違うらしい。
いまつけられた化粧品の効果か、剃り跡は肌になじんでちょっと見ただけではまったくわからなくなっていた。
続いてスタッフは薄いクリーム色っぽい液体を手に取り、
それらを額、頬、鼻の頭、あごと顔の数箇所にポンポンと乗せてゆく。
そしてその液体を、鼻を中心にすばやく外側に向かって伸ばし、
目の周りや小鼻付近を指でなで上げ、さらにスポンジで顔全体を軽く抑えてゆく。
これで終わりかと思ったら、さらに脂取り紙のようなもので塗られたところを抑え、
とどめとばかりに、よくわからない粉が顔にパフパフと叩き付けられてゆく。
もう顔中いろいろ塗りたくられ、心の中で文句をつぶやく事すら疲れてきた。
548名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:23:48 ID:6mZ2VQKw
【その8】
いい加減にしてくれと思っても、化粧はまだまだ終わらない。
なにやら眉毛を小さな櫛で梳かされ、書かれ、再度整えられる。
もう眉だけ見たら、どこからどう見ても女性にしか見えない。
意気消沈しているところへ、
今度ははさみの先がヘンテコに潰れた怖い器具が右目に突きつけられる。
それでまぶたの根本をつかまれ、
キュっと表現できない独特の動作でまつ毛をひねりあげられた。
続いて左目も同様に。
恐怖の器具で強引に上向きにされた俺のまつ毛に向け、
追い討ちをかけるようになにかが塗りたくられてゆく。
「式の途中に泣いたら大変なことになっちゃうので、マスカラはこのぐらいにしておきますね」
知ったことか。
「あまり赤いのもケバいですし、かわいらしくピンクにしておきますね」
小さなブラシで、唇が薄いピンク色に染め上げられ、形作られてゆく。
さらにキラキラするものが上から塗られ、艶やかで美しい唇が完成した。
これが自分の唇じゃなければ、どれほどよかっただろう。
549名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:24:24 ID:6mZ2VQKw
【その9】
「ええと、ウィッグはロングでしたっけ」
俺はそんな事まったく頼んでいないが、ロングというからにはあいつがロングを注文したんだろう。
スタッフはロングヘアーのカツラを俺にかぶせ、外側から見えないよう巧妙にピンで留めてゆく。
そして丹念に髪を梳かれたあと、テキパキとハサミや櫛で髪形が整えられてゆく。
「では、髪形作っていきますね」
いままでのは違うのか!と驚く間もなく、ドライヤーやらなんやらで無理やり作られたロングヘアーが、
ふんわりとしたウェーブを描く髪形へと変化してゆく。
最後に額にお姫様がつけるような冠をつけられ、
耳に淡いピンク色をした真珠のイヤリングと、
同系色の真珠をたっぷりとつかったネックレスで飾られてゆく。
そして白いレースの手袋をはめられ、うやうやしくスタッフの手で白いパンプスを履かされる。
最後に、髪の上からヴェールをかぶせられ、ずり落ちないようピンで固定された。
「お疲れ様でした。本当にお綺麗ですわ」
なにがお綺麗だと悪態を吐こうと思ったが、
鏡に映る人物は、確かに『結婚式を間近に控え、喜びと憂いを湛えた美しい花嫁』にしか見えない。
プロというのは恐ろしいものだと、身をもって実感した。
できれば実感したくはなかったが。
550名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:28:00 ID:6mZ2VQKw
疲れた。今日はここまで。
また明日にでも続き書く。
次はいよいよ式場入りできそう。
しかし、エロに入るまでが長すぎですな。
ローターの1つでも仕込んでおけばよかった(´・ω・`)


>>534-538
たぶん今回は男装女×女装男かなぁと思いつつ。
男×女装はネタが思いついたので、終わってからそっちでやろうかと。
(たぶんOLモノ・・・・・・おそらく)
551名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 00:42:49 ID:RWrdy7te
つC

個人的には男×女装男でも可
ついでに遅レス&細かい揚げ足取りで申し訳ないが、>>530 【その4】の「ドレーン」は「トレーン」だな。
ドレーンだと蒸気機関車が吐出するものになってしまう。
552名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 00:46:18 ID:L+UtN5uJ
今日もお疲れ様です。
OLものも楽しみにしてますのでぜひお願いします。
553名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 09:43:16 ID:cJagbjNE
【その10】
長かった化粧もようやく終わり、後片付けや式の準備であわただしく動き回る周囲に取り残され、
俺はひとりぽつねんと椅子に座って時を待つ。
ふいに部屋のドアが開き、礼服に身を包んだ初老の男が現れた。
親父だ。
数日前に会ったにもかかわらず、その時よりもこころなしかやつれているように思える。
いや、実際心労で体力をすりつぶしたのだろう。
親父は口をぎゅっと真一文字に食いしばり、悔しそうにじっと俺を見つめている。
そんな親父の視線に耐え切れず、目を伏せることしか出来ない俺。
2人の間に、重い空気が横たわる。
「・・・・・・こんなことになって、本当にすまない」
沈黙に耐え切れなかったのか、親父が重い口を開く。
「・・・・・・いや、俺も納得してのことだ。親父が気にするな」
もちろん、心からの納得なんてしていない。いますぐここから逃げ出したい。
しかし、それでは立ち行かないというのは、いままでの人生で嫌というほど実感している。
554名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 09:43:50 ID:cJagbjNE
【その11】
そうか、とつぶやき、再び黙り込む親父。その顔には苦悩と無念がありありと浮かび上がる。
またも長く重苦しい沈黙の時間。
それを破ったのは、やはりドアが開く音だった。
「そろそろお時間です」
とうとうその時がやってきてしまった。
俺は案内係に促されるまま、ゆっくりと立ち上がる。
そそくさと近づいてきた衣装スタッフが、
もうここにとどまる事を許さないとばかりにスカートの中から椅子を抜き取った。
いつの間にかスカートから伸びるトレーンを、
まだあどけなさの残る金髪の子どもがひきずらないよう持ち上げている。
実際に出席した友人の結婚式では見たことなかったが、
そういや、昔ドラマで見た結婚式ではこういうシーンがあったような気がする。
そして、案内係の誘導に従って大きな木製の扉の前に通された。
扉の脇にはドア係が1人ずつ立っており、うやうやしく俺に頭を下げ、
お祝いの言葉を口にする。
こっちは少しもめでたくないのに。
555名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 09:52:43 ID:cJagbjNE
【その12】
ゆっくりと、重々しい扉が開かれると、パイプオルガンの壮厳な響きが押し寄せてくる。
目を前に向けると、左右に分かれた参列者席の真ん中を深紅のじゅうたんがまっすぐ貫き、
その先には陽の光を浴びてキラキラと輝くステンドグラスと祭壇があった。
祭壇の向こうには、神に一生を捧げた神父と、
そしてこれから俺が一生を捧げる事になる『夫』が立っていた。
父親に腕を預け、一歩一歩ヴァージンロードを歩いてゆくたび、
さまざまな感情が入り混じった視線が突き刺さる。
まさか自分がヴァージンロードをこのような形で歩くとは、夢にも思っていなかった。
永遠と思える十数メートルを歩ききり、俺は父親から『夫』の元へと引き渡された。
長かったはずの髪の毛はばっさりと切り落としてオールバックになでつけ、
かすかに施してあるメイクのせいか、凛々しさと強さが表情からにじみ出ている。
しかし、ぱっと見ただけでも仕立てのよさがわかるタキシードの胸はたわわにふくらみ、
この新郎が実際は男性でないということを、これでもかと主張していた。
556名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 09:54:15 ID:cJagbjNE
とりあえずここまで。
また夜にでも続き書く。
しかし、全然エロくなる雰囲気がない。
困ったもんだ。

>>551
ツッコミTHX。やはり記憶だけで書くのはだめだー
557名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 10:38:19 ID:cN1mlfMS
いつもながらGJ
結婚式の内容もすげー楽しみ。

ここまでの話だけでもえらい萌えてるので
流れがきついなら無理矢理エロに持って行かなくてもいいんだぜと
エロパロ板にあるまじき事をこっそり呟いてみる。
558名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 12:56:13 ID:bAFQlYN5
式本番キテタコレ

エロの本番は初夜まで待って
今はただ花嫁の葛藤に悶えさせてくれ
559名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 13:39:27 ID:ZRmYmoNl
そうなってくるとローターが欲しかったな、柚子胡椒感覚で
560名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:08:05 ID:0cwDFYrC
【その13】
茨の道に等しいヴァージンロードを渡り切ると、
その先に待ち構えていたアイツは俺に手を差し伸べる。
本来ならば払いのけたいその手に、そっと手のひらを重ね合わす。
それを確認し、新婦席最前列へとトボトボ引き下がる我が父親。
その背中がやけに小さく見えるのは、決して気のせいではない。

神父の指示でパイプオルガンの曲調が変わり、
聖堂内に朗々と聖歌隊の歌声が響き渡る。
一応、参列者も歌うよう促されてはいるものの、
よほどのキリスト教徒じゃないかぎり、
聖歌なんて歌えるはずがないので沈黙している人が殆どだ。
聖歌斉唱が終わり、祈祷が捧げられる。
わかったようなわからないような祈りの言葉は、
俺にとってはそれこそ刑執行前の死刑囚に捧げられるそれと大して代わりがなかった。
561名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:08:39 ID:0cwDFYrC
【その14】
続いて神父は式辞を述べ、聖書を取り出してその中の数節をとうとうと語りだした。
夫の心構えだとか、妻はこうあるべきだとか、
ある意味どうでもいい御託が延々と並べ立てられる。
そしていよいよ、有名な神に対する誓約のときがやってきた。
「新郎亜希子。あなたはいまこの女性と結婚し、神の定めに従って夫婦になろうとしています。
あなたは、その健やかなときも、病めるときも、豊かなるときも、貧しきときも、
この女性を愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命の限り、かたく節操を守ることを誓いますか?」
まるで機械的に誓約の言葉を述べる神父に対し、力強く約束する新郎。
その言葉には、本当に一生妻を守り抜こうとする意思が感じられる。
実際はどうだかわかったものではないが。
562名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:09:55 ID:0cwDFYrC
【その15】
新郎の誓約が終わり、いよいよ俺の番となる。
「新婦貴明。あなたはいまこの男性と結婚し、神の定めに従って夫婦になろうとしています。
あなたは、その健やかなときも、病めるときも、豊かなるときも、貧しきときも、
この男性を愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命の限り、かたく節操を守ることを誓いますか?」
自分の名前の前に『新婦』とつくこの現実の前に、改めて心が折れそうになる。
誓いませんといって、この場から逃げ出せたらどれだけ気分的に楽になるだろうか。
しかし、たとえ逃げたとしても、その後に待ち受けるであろう運命を考えると、
やはり逃げることはできない。
これは、ある意味最初で最後の親孝行でもあるのだ。
「誓いますか?」
誓いの言葉を返さない俺に業を煮やしたか、神父が再び聞き返してきた。
「・・・・・・誓います」
心をぎゅっと絞りに絞り、むりやり押し出すようにして、ようやく吐き出せた誓いの言葉。
これで楽になることはなく、嫁いでゆくという現実がさらに重く心にのしかかってゆく。
563名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:11:13 ID:0cwDFYrC
【その16】
誓いの言葉に満足したかどうかはわからないが、神父は聖書を閉じて結婚指輪の交換を促してきた。
すると、その様子を写真に収めようと携帯やデジカメ片手に人々が祭壇そばに集まり始める。
どこに隠れていたのか、プロっぽいカメラマンまで現れた。
静かに、ひっかからないよう、レースの手袋を慎重に脱ぎとる。
このまま手袋を眼前の新郎に投げつけ決闘を申し込みたい気分だ。
そんな逸る気持ちを深呼吸で押さえつけ、そばに寄ったお袋に手袋を渡してから
ゆっくりと左手を亜希子に差し出した。
差し出す左手のつめ先が、ステンドグラスから差し込む光を受けてピンク色にきらめく。
亜希子は左手でそっと俺の手を取ると、
うるさくない程度に精巧な彫刻が施されたプラチナのリングを俺の指にはめ込んだ。
瞬間、薬指を中心として全身に電流がほとばしったような錯覚に陥る。
なんというか、見えない糸で心だけでなく体の自由も奪われたような気分だ。
実際、俺の自由なんてもはや髪の毛の先ほども存在しないと思うが。
促されるまま、俺も亜希子の左手を取り、マリッジリングをその指に飾ろうと試みた。
しかし指になかなかはまらず、2度、3度とチャレンジしてようやく通す事ができた。
自分が思っている以上に緊張しているのか、それとも別の感情が体の中に渦巻いているのだろうか。
564名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:12:04 ID:0cwDFYrC
【その17】
指輪の交換が終わると、祭壇にはすでに印鑑が押してある無記名の婚姻届と、
まったく読めないのでわからないが、おそらくラテン語で書かれた結婚証明書が用意されていた。
多くの人々が見守る中、2人で法律上の契約書と、神に対する誓約書に名前を書き込んでゆく。
署名が終わった瞬間、神の御名と日本国法律の元に、俺は妻として亜希子に寄り添う存在となった。
「それでは誓いのキスを」
神父の言葉を合図に、亜希子が慎重に俺の顔にかかるヴェールを上げ、肩にそっと手をかける。
彼女の瞳に、俺がどのように映っているのかわからない。わかる必要もない。
ゆっくりと近づいてくる彼女の顔を直視しないよう、作法に従いそっと目を閉じる。
目を閉じる瞬間、ふと視界に入った、十字架に掛けられ苦難に耐えるキリスト像が、
どことなく俺を哀れみながら見つめているような気がした。
565名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:12:47 ID:0cwDFYrC
【その18】
そっと唇に触れる柔らかな感触。そして自分の唇を割って入ってくる舌の存在。
本来、このような誓いのキスはそっとするのがしきたりのはずだが、
これは俺の舌を吸い、頬の裏側を撫で上げ、まるで魂が蕩けるような、
甘く、官能的で、天使と悪魔が同居しているような、それほど濃厚で熱かった。
意識しないと脚の力が抜け、その場にへたり込んでしまいそうになるほど、
いままでの人生で経験した事ないキスによって脳の中心がビリビリと痺れる。
実際にはほんの数秒だったのかもしれないが、
永い、永い、まるで永遠の愛撫のような時間は、ふいに終わりを告げた。
「・・・・・・あ」
思わず、名残を惜しむように声を漏らしてしまう俺の目に飛び込んできたのは、
まるで勝ち誇るかのように、にやりと笑う亜希子の姿。
それは、どこから見ても、妻となる眼前の『女』を制した男の顔だった。
悔しさかなのか、身も心も征服されたからかはわからない、
知らずのうちに俺の目頭には一粒真珠のような涙が浮かんでいた。
566名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:18:05 ID:0cwDFYrC
今日はここまで。
誓いのキスまでようやくたどり着いた
これであとはブーケトスだけだ(`・ω・´)

問題は、この後披露宴までじっくりやるかどうか。
お色直しとか友人の挨拶とかやりたいけど、
どんどんエロから遠ざかってゆく(´・ω・`)

>>557-558
どんどんエロから遠ざかっている気がしています。
初夜の流れとかもすでに構想にありますが、
どこまでエロくできるか。
あと、そこまでたどり着く前に飽きられないよう頑張ります。

>>559
本当、ローター仕込まなかったのは一生の不覚ですよ!
神父さんが聖書の言葉をしゃべっている途中に、
ブルブルやってもてあそぶとか、いろいろ遊べたのに!
567名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 00:28:07 ID:OpO60dWW
エロから遠ざかってるもんか。女装でドレスしかも無理やりってだけで雰囲気のエロさがある
568名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 08:01:10 ID:a2VkHDyr
そそ
想像するだけで
悶えて萌える
569名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 18:05:55 ID:zsgmYyeZ
誓いのディープキスいいねぇ!!神様のまえで辱められるこの背徳感!もうGJ!
570名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 01:33:30 ID:R09uXWp5
【その19】
完全敗北のキスが終わり、ふいに現実へと引き戻され、
指輪交換やキスの瞬間を狙った即席カメラマンたちも自分たちの席へと帰ってゆく。
きっと彼らのカメラには、喜びに打ち震えているように見える花嫁の姿が映っていることだろう。
あの痴態が一生涯にわたって他人の手で保管されるなんて、なんという屈辱か。
そう思うと同時に、あの甘いキスの味が蘇ってきて、頭の中心から全身に向かって電流が迸る。

そうこうしているうちに、式はまた進み始めた。
神父は俺たち新婦新郎を祭壇のほうに向き直るよう促し、
またも聖書の言葉を引用しつつこの結婚を祝福する。
呪いの言葉のひとつでも吐いてくれれば、こちらとしても気が楽なのだが。
ふいにパイプオルガンが鳴り、清らかな聖歌が御堂に響き渡る。
記憶が確かならば、ようやく式も終わりに近づいてきたようだ。
心地よい余韻を残しつつ聖歌の斉唱が終わり、
パイプオルガンの演奏は、その曲目を変える。
それを合図として、亜希子は左腕を差し出してきた。
571名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 01:34:18 ID:R09uXWp5
【その20】
前もって言われていたように、差し出された腕とそっと寄り添うように組み合わせる。
メンデルスゾーンの結婚行進曲をバックに、独特のステップでヴァージンロードを歩んでゆく。
ステンドグラスから差し込む光がキラキラとドレスに反射し、美しく輝いている。
傍から見れば、本当に絵に描いたような花婿花嫁に見えることだろう。
左右の席から幸せな前途を歩もうとする若い夫婦に対する温かい祝福とともに、
嘲笑にも似た哀れみの視線が入り混じったものが降りかかってくる。
もしも自分が参列席にいたとしたら、同じような感情を抱くだろうから、
この参列者の態度は当然だろう。
ゆっくりと、時間を掛けて、この屈辱のヴァージンロードをようやく歩ききり、
来たときとは逆に御堂の扉をくぐって退場する。
背後でドアマンが重い扉を音も無く閉めるとパイプオルガンの響きも届かなくなり、
周囲は聖なる空間にふさわしい静寂に包まれた。
572名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 01:36:53 ID:R09uXWp5
【その21】
いつのまにか現れた係員に、参列者が御堂内から退場するまでの控え室に案内されると、
この日、俺は初めて新郎亜希子と2人っきりになった。
双方語り合うことなく沈黙が続くのかと思いきや、
あっさり亜希子のほうから話しかけてきた。
「予想以上にいい花嫁っぷりでよかったよ」
「やかましい」
男なのに花嫁という痴態を嘲るような、それでいて心から褒め称えているような不思議な言葉に対し、
もちろん俺は悪態で返す。
「いや、本当に綺麗だよ、貴明」
精一杯無理して男言葉を使おうとしているが、
彼女の育ちのよさのせいかあまり迫力は感じられない。
「こんな花嫁と結婚できるなんて、俺はなんて幸せなんだろう」
言い慣れない『俺』の発音に噴き出しそうになるが、
彼女なりに『夫』として振舞おうとしているのだろう。
573名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 02:37:08 ID:R09uXWp5
【その22】
あまりに慣れていない男言葉をほほえましく思っていると、
彼女は不意に俺の唇を奪ってきた。
さきほどの軽いものに見せかけた濃厚なキスと異なり、
今度は最初から全力で俺のすべてを奪いにきている。
上あごをゆっくりと舐めあげられると、背筋にぶるりと震えが走り、
続いて歯茎を撫でられると、膝ががくがくいいはじめる。
さらに下の裏側をまるで飴玉のように転がされると、
なんともいいがたい、あふれる光の中にいるような気持ちよさに襲われる。
むちむちと上唇と下唇を挟み込むように愛撫され、
舌と舌が絡まりお互いの唾液が交換される。
頭の先から脊髄を通り足の先まで、
キスひとつで俺の『男らしさ』が吸い取られていくような錯覚。
たぶん、本当の花嫁にまた一歩近づいてしまった。悔しい事に。
574名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 02:39:15 ID:R09uXWp5
【その23】
またも甘美なひとときは、彼女の都合によって一方的に終わりを告げた。
離れていく2人の間に、まるでビーズのようにキラキラと輝く糸が、
名残を惜しむかのように引き合い、やがて静かに切れて落ちた。
たぶん、本当に呆けていたのだろう、亜希子がにやりと笑いながら
ハンカチで口元をぬぐってくれた。
口紅が落ちないよう押さえるように拭くのは、
さすが『元女性』ならではの心配りだろうか。
いや、亜希子はいまも女性で間違いないのだが。
「キスひとつであんなに気持ちよくなるなんて、本当に感じやすい体なんだな」
「そ、そんなこと・・・・・・あぅ!」
ふいに、スカート越しに股間をぎゅっとつかまれる。
度重なる快楽によってカチカチになったペニスを確認すると、
亜希子は面白いおもちゃをみつけた悪戯っ子のように微笑んだ。
鏡で見なくてもわかる。俺の顔は快楽と恥辱、そのふたつで真っ赤に染まっている。
「ここをこんなにしてるのに、嘘をつくなんて悪い花嫁だな」
その声は、さっきまでの無理をした男言葉ではなく、
まぎれもなく恥ずかしさに打ち震える新妻をからかう夫のものだった。
575名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 02:41:42 ID:R09uXWp5
【その24】
「残念だけど、お楽しみは夜までお預けだ。淫乱花嫁さん」
淫乱の部分を強調しながら亜希子は俺のモノから手を放し、軽くほほにキスをした。
あと数秒握られていたら、間違いなく達していた。
そのぐらい、続けざまのキスで俺はビンカンになっていたらしい。
「ま、前は使わせないかもしれないけどな」
完全に精神的優位に立った亜希子は、数分前とは見違えるほど『夫』の顔になっていた。
その胸に膨らんだ双丘がなければ、どこに出しても立派に男として通用するだろう。
一方、俺は時間を追うごとに心の中の男らしさは、
ねじられ、締められ、押さえつけられ、どんどん小さくなって悲鳴をあげている。
環境が人を作るというが、あれはまぎれもない事実だというのをこの身で体感している。
今日という日が終わるまで、俺は『男』でいられるのだろうか。
それとも・・・・・・。
576名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:38:19 ID:R09uXWp5
【その25】
密室での情事などつゆしらず、案内係は参列者が式場の外に出たことを伝えに来た。
あと少し早くドアが開かれていたら、俺たちの恥ずかしい姿を見られてしまっていただろう。
いや、たぶん恥ずかしいと感じるのは俺だけで、案内係も亜希子も少しも気にしないことだろう。
用意されたレースの手袋を身につけ、コンパクトにまとめられたブーケが手渡される。
それを胸に抱えながら、亜希子の腕にすがるように一歩一歩進んでゆくと、
外へ通じる扉がバッと開いて、眩暈を起こしそうなほどの陽の光が洪水のように押し寄せてくる。
目が明るさに慣れてくると、どこまでも広がる空の青さが心に染み渡る。
視線を移すと、白い緩やかな階段がチャペルから伸び、その下には参列者が待ち構えている。
口々に2人の前途を祝う言葉を投げかけてくれるが、
その心遣いが逆に鎖となって俺をどんどん縛りつけてゆく。
「みなさん、今日はわたしたちのために集まってくれてありがとう!」
言いたくもない謝辞の言葉をいい、俺は式の手順に従ってうしろを向いて手にしたブーケを放り投げる。
振り返ると、適齢期の女性が何人もいたにも拘らず、ブーケは偶然にも同僚の山田が手にしていた。
苦笑いしながら「俺がとっちゃまずいだろ」とおどける山田。
うるさい、お前も花嫁になってしまえ。
577名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:39:08 ID:R09uXWp5
【その27】
途中「こっち向いて!」と声をかけられる。
声の主は、どうやらこの麗しい新婦新郎の様子を撮ろうと狙っていた亜希子の同僚のようだ。
「目を開けて、笑いかけて」
俺にしか聴こえないような声で、甘く強く命令する亜希子。
精一杯の笑顔を作ると、パシャリとシャッター音が鳴り響く。
それをきっかけとして、パシャパシャとあらゆる方向から撮影音が鳥の羽ばたきのように聞こえてくる。
またも、俺の恥ずかしい姿が永久に残されてしまうのだろうか。
「キスしてー」
どこからか聴こえてきた声にびくりとして、条件反射的に亜希子の頬に口付けをしてしまう。
どよめく参列者。一段と大きくなるシャッター音。
ああ、なんて事をしてしまったんだ。しかし、後悔やくたたず。
俺の新妻らしいかわいいキスに、亜希子はさらに勝ち誇ったような表情を浮かべる。
結婚式は終焉を迎えようとしているが、この先に披露宴が待ち構えている。
俺を辱める華燭の典は、まだまだ終わりそうにない。
578名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:40:03 ID:R09uXWp5
順番間違えた(´・ω・`)
上の【その27の】の前にこっちを先に読んで!

【その26】
ブーケトスが終わると、参列者は我先にと階段の左右へと集いはじめた。
すると、亜希子は前触れも無く俺を横抱きに俺を持ち上げた。
突然の事に俺はあわてて彼女の首へ腕を回し、体が落ちないようしっかり抱きしめ返した。
その瞬間、参列者からわっと歓声が沸きあがる。
亜希子が歩き出し始めて、ようやく俺が『お姫様だっこ』されていることに気がついた。
俺を抱きかかえられるまで体を鍛えた亜希子にも驚きだが、
条件反射的に抱き返した俺にもびっくりした。
階段を下りるたびに、左右から花や米が降り注ぐ。
フラワーシャワーとかライスシャワーとかいうやつだ。
両方同時にやるというのは聞いた事ないが、より派手にしようということなのだろう。
たしかライスシャワーっていうのは、子宝に恵まれるよう祈るための儀式だったはず。
まさか参列者は、俺に子どもを産めというのだろうか。
妊娠した自分の姿と、そこに寄り添って優しく微笑む亜希子が脳裡に一瞬浮かんでしまった。
怖い考えを振り払おうと、ぎゅっと目を閉じると自然に手にも力が入った。
そんな俺に対し、亜希子は優しく「怖くないよ」とささやくのだった。
579名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:47:01 ID:R09uXWp5
投稿順番失敗(´・ω・`)
まぁそんなときもあるさあしたはちがうさ

そしてよーやく長かった結婚式終了。長すぎだろJK
次は一応披露宴。
両親挨拶に、友人代表の挨拶、お色直しにキャンドルサービスと、
まだまだ貴明を辱めるイベントが盛りだくさん(`・ω・´)
この途中に、どうしてこんなことになったのか回想を入れるかどうか悩みどころ。

しかし初夜は遠い。確実に次スレだ。

>>567-568
「本来は女性の役目」を無理やりさせるのが、個人的なツボの1つだったりします。
そういう意味で、花嫁は究極かもしれません。

>>569
何重にも犯す禁忌!たまりません
580名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 11:00:00 ID:HYddbKMF
回想ほしいね
581名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 12:21:02 ID:r8biQL7J
しかし、なぜこんなことになっているのか?謎は深まる
582名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 23:33:21 ID:x3yz0x5j
そして今日もwktkの夜は更けて往く……
…………ふぅ
583名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 00:16:47 ID:N48+0nOn
つC

回想欲しいに1票

あと、>>577 の「後悔やくたたず」は「後悔先にたたず」
恒例の揚げ足取りスマソ
584名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 00:33:40 ID:hucst2kT
ちょっと私事が忙しく、今夜は投下できるかどうか

>>580-583
回想はどこまで掘り下げるか、そこがいまの悩みどころです

>>583
あー、そこはわざとですw>後悔やくたたず
最初は「後悔やくたたずここに眠る」だったりしましたが
585名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 01:13:35 ID:E2C1qfk8
>>584
毎晩お疲れ様です
いつまで経ってもエロに入らないとかふざけてんの?
さっさとガッツンガッツン掘ってケツマンコでアクメらせろよ
そう思っていた時期が僕にもありました
筆がノってくると心理描写するのが楽しいですね
展開が進まねえよトン畜生

〆切設定して自分を追い込んでやる
6日深夜から7日未明にかけて投下するつもりです
多分投下すると思う
投下するんじゃないかな
まあちょっとは覚悟しておけ
お休みなさい
586名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 01:26:03 ID:QvH8CCcV
>>584
wktkしながら続きまってます

俺も勝手に>>503の妄想でひとつ書いているんだが・・
いつ投下できることやら。文才ないからきつい
587名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:02:30 ID:hucst2kT
【その28】
結婚式も見た目はつつがなく終わり、スタッフたちはあわただしく披露宴の準備に入る。
俺はというと、さきほどまで着ていたドレスを脱がされ、
違うドレスに着替えさせられている最中だ。
結婚式で着させられたスカートの裾がぶわっと広がり、後に長く伸びたドレスと異なり、
今度はどちらかといえば膝ぐらいまでは体に密着して
膝下からスカートがふんわり広がっている独特のシルエット。
なんでもマーメイドラインとかいうらしいが、そういうファッション用語はよくわからない。
上半身は肩や鎖骨が大きく露出しているデザインになっており、
二の腕と肩の間に10cm幅ほどの布地でひっかかっている状態。
普通ならばこんな男の肩が露わになっても気持ち悪いだけだが、
今日を迎えるまでに何度もエステに通わされたおかげで、
グラビアアイドルのそれに匹敵するほどの美しさを保っていた。
室内ライトに照らされて、まるで水に濡れたかのように艶やかに光っているのを見ると、
男だけれどもなんとなくうれしくなってきてしまう。
ひじ上まで覆う手袋を付けさせられたとき、なんとなくもったいない気分になってしまったぐらいだ。
588名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:03:17 ID:hucst2kT
【その29】
ドレスを着たあとはまたもメイク。
一度すべて拭い取られ、再び丁寧にメイクされてゆく。
どこがどう変わったのか化粧の素人である俺にはよくわからないが、
目元や唇の感じが大きく変わった気がする。
同じ『結婚式を間近に控え、喜びと憂いを湛えた美しい花嫁』でも、
さっきまでは落ち着いた大人の女性的な雰囲気が漂っていたが、
今度は明るい女性が喜びを隠し切れない、そんな印象を受ける。
同じ素材でもメイクひとつでここまで大きく変わるものなのか。
今後世の中の女性を見る目が変わってしまいそうだ。
メイク後のヘアセットは、さっきまでの挙式で崩れた部分を修復する程度だったが、
ヴェールは顔を覆うほどのものではなく、後頭部に留められて後ろに流されるものに変更された。
頭に載せられていた冠みたいなアクセサリー(ティアラというらしい)も、
儀式的な小さいものではなく、どことなく自己主張している王冠みたいなものに変更された。
まるで映画に出てくるような外国のお姫様のように見えるのは、
決して俺のうぬぼれではないはずだ。
最後に大きく弧を描いたブーケを持たされ、準備はようやく終了した。
どこからか運ばれてきた姿見に映る俺は、
さっきの結婚式前に見た自分よりも、どことなく幸せそうに見えた。
「本当、凄いお似合いですよ」
マーメイドラインのドレスは、背が高くてスタイルがよくないと似合わないとか、
この日のためにこんなステキなドレスを仕立ててもらってうらやましいとか、
いろいろ口々に褒め称えるスタッフたち。
たとえ男に対していうお世辞じゃないとしても、褒められるというのは気分がいい。
589名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:04:14 ID:hucst2kT
【その30】
そして準備を済ませ、案内されるまま式場の入り口まで足を進めると、
亜希子や媒酌人である常務たち、それに互いの両親が既に姿を現していた。
「ちょっと遅いぞ」
言葉だけ取るならば苛立っているように振舞う亜希子だが、
口調や表情からは、花嫁に対しての愛情しか感じられない。
その対象となる花嫁というのが俺というのが少しだけ不本意だが。
「まぁ専務、花嫁ってのはなにかと準備が手間取るものなんですよ」
常務の奥さんが、言葉を額面どおりに受け取り亜希子を軽くたしなめる。
「女性ってのは本当に大変なんですねぇ」
亜希子はそういって軽く笑う。なんという白々じさ。
ふと俺の両親に眼を向けると、父親は悔しさからなのか目を真っ赤に腫らしている。
その様子は、事情の知らない人から見れば、かわいい娘が嫁に行ってしまうという
男親最大の試練のためだと思うだろう。
一方、お袋のほうはこの状況に一切動じず、いつもどおりの微笑みを浮かべている。
こういうときは、やはり女性のほうが強いということなのだろうか。
590名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:04:51 ID:hucst2kT
【その31】
逆に亜希子の両親はというと、娘が夫として結婚するにも関わらず
それがどうしたといわんばかりに堂々と立ち振る舞っている。
さすが日本を代表する巨大企業グループの頂点に立つ男とその妻だけある。
時折うちの両親に俺のような嫁を貰えて亜希子も幸せだとか、
これからも両家で若い夫婦を盛りたてていこうとか、
いかにもありがちな言葉を投げかけている。
それを社交辞令で受け流すお袋と、拳を握り締め耐え続ける父親。
2人を救うために選んだ道だというのに、
逆に苦しめているのではないか?そんな疑問が脳裡に浮かぶ。
しかし、いまさら結婚式をとりやめることは許されないだろう。
こぼれた水は盆に戻る事はなく、もはや賽は投げられた。
この屈辱恥辱は披露宴がつつがなく済むまで終止符が打たれることはないのだ。
591名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:05:43 ID:hucst2kT
【その32】
やがて時間がきて、披露宴が開場した。
次から次へと現れる会社のお偉いさんたちは、
会長だけでなく亜希子にも頭を下げて、口々に結婚を祝福する。
会社のお偉いさんといっても、会長どころか亜希子より偉い人物なんて
グループ内でも片手で数えられるほどしかいないのだが。
もちろん、会社のお偉いさんたちだけではなく、
互いの友人たちも招待客として姿を現す。
事情をある程度飲み込んでいる会社関連の人間はそうでもないが、
学生時代の、とくに強制的に呼ばされた俺の友人は一応お祝いの言葉を述べるが、
披露宴会場内に入る際になにやらコソコソと話し合っているのがわかる。
会話の内容なんて聴こえなくても
「男なのになんで花嫁なんだ」という嘲笑だというのは理解可能だ。
と、いうか、誰だって久しぶり会った友人がこんなことになってたら驚くはずだ。
592名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:07:22 ID:hucst2kT
【その33】
招待客もあらかた式場内に入場し、両親たちも続いて式場へと消えてゆく。
うやうやしくドアボーイによって閉められた扉の向こうから、
やがてかすかに司会の声が聞こえてきた。
いよいよ披露宴の本番が始まったようだ。
この向こうには、どれだけのイベントが俺を待ち構えているのだろうか。
そう考えると自然と口の中が乾いてくる。
式場スタッフに頼んで水を一杯貰い、口紅がはがれないよう慎重に飲むと、
少しだけだが緊張が和らいだ。
緊張で打ち震える愛しの花嫁を心配したのか、そっと近寄ってくる亜希子。
「大丈夫、俺がいっしょだから」
自信に満ち溢れた花婿の表情に、なんともいえない安堵感を覚えてしまう。
そしてそっと差し出された亜希子の腕に、俺はなんのためらいもなくすがるように組みついた。
扉が開け放たれると、堰を切ったように拍手が押し寄せてくる。
真偽入り混じった祝福の中、主賓席へと向かいながら俺は、
なんでこんなことになったのか、いまさらながらぼんやりと回想するのだった。
593名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:11:04 ID:hucst2kT
今日はここまで。
次回は回想編になる予定。
しかし、それほど「そんな過去が!」みたいな驚きは少ないかも。
まぁその辺はフィクションということで、どんな強引な理由でもゆるしてください(´・ω・`)

>>585
自分もさっさかエロに入って、がっつんがっつんやる予定だったんですけどねぇ
どこでおかしくなってしまったのやら。

作品投下、期待しておりまする。

>>586
妄想をありったけぶっつければいいんですよ!
594名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 13:48:00 ID:SwAFQfop
エロから逃げちゃ駄目!真正面からエロと向き合わなきゃ、逃げたって誰もエロからは逃れられないし
誰にでもいつかエロは平等にやってくる。
何が言いたいかというとGJってこと、思った通りに書いてくれってこと。
595583:2008/08/31(日) 22:48:04 ID:NrlqQc1n
いよいよ次回回想ですか。
これは楽しみ。
いかなる事情で今の事態に至ったのか、というのはやはり気になりますからね。

>後悔やくたたず
うーむ、わざとでしたか。これは失敬。
しかし、後悔が役に立たないのは当たり前なわけで、そういう…っと、これ以上はやめておきましょう。
596名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 23:08:36 ID:pfNkmorU
「後悔役に立たず」ってのは古くある諺もじりですなー。
調べたことはないけど、江戸時代からあっても驚かないくらい。

そういう題名の曲もあるくらいで。
597586 ◆yITOqU67HE :2008/09/01(月) 00:36:12 ID:sGtjMnQa
今から>>503の題材で投下します
一様トリップつけたので、読みたくない人はNGしといてね
日本語おかしかったり誤字とかあったら許してね
598586 ◆yITOqU67HE :2008/09/01(月) 00:39:58 ID:sGtjMnQa
 前日がサークルの飲み会だったこともあってか、由利は日課である2c○の女装SSスレの観覧は
せずにその日は簡単にシャワーを浴びて歯を磨き、下着のまま寝てしまった。次の日、酒のおかげ
からか、まだ空が薄暗い早朝の6時に目が覚めてしまった。
「うわ…こんな時間に起きたの高校の時の朝練以来だわ。……ラジオ体操でも行ってこようかな」
 耳を澄ますと、若干聞き覚えのあるピアノの伴奏と独特の声が聞こえてくる。それを聞いてなん
となく言って見たが、当然のことながら行く気はなかった。とりあえず、得意の二度寝でもう一回
夢の中に戻ろうとするが、なぜか目がさえて寝ようとしても眠れない。
(講義のある日は当たり前のようにして遅刻してるのに…。)
 頭の中で少し愚痴った後、どうしようかと部屋を見渡す。すると机の上においてある、親から大
学入学祝いに買ってもらった自分専用のノートパソコンを見て思い出す。
「あぁ…そうだ。女装スレ見るの忘れてた。」
 そう独り言を、ボソッと呟いた後机に座りノートパソコンの画面を開ける。ノートパソコンはい
つも休止状態にしてあるので勝手にデスクトップの画面が開く。そして、ブラウザのお気に入りか
らブックマークしてあるスレッドを開く。さっそく新着がないか確認する。
(今日は……お、あるある)
 そこには、男装した女性に強制的に女装を強いられた男性との結婚生活を題材としたSSが投下
されていた。
「この現実ではありえないシチュエーション…辱められる男の心情…やっぱ最高だわ…」
 投下された分を前回の投下分と一緒に、自分の頭の中で勝手にアニメーションを作りながらゆっ
くりと見ていく。これが、由利にとっては毎日の楽しみの一つとなっていた。そして、読み終わっ
たころには7時になろうとしていた。昨夜、結構な酒を飲んだのにも関わらず、腹が減ってきたの
か、腹の虫が弱々しく鳴く。
「久しぶりに朝飯でも食べようかな。」
 大きなあくびをしながら、下着姿のままだらしなく一階の台所に向かう。途中、玄関が勢いよく
開く。入ってきたのは、ラジオ体操から帰ってきた弟の敬二だった。
599586 ◆yITOqU67HE :2008/09/01(月) 00:41:26 ID:sGtjMnQa
「ただいまー。あれ?由利姉早いね。いつも寝てるのに。」
「うるさいよっ。あ、そうだ。姉ちゃんがたまには料理してあげようか?」
「いいよ。由利姉がなんか作ると食べれるかわかんないから。」
 そういって、敬二は台所に向かって走っていく。
(あの糞餓鬼……)
 殴ってやりたい気持ちを抑えて、脱衣所に行き短パンと赤色をベースに簡単なプリントが施され
ている服を着込む。そして、洗顔、歯磨きをして少し長くなってきた髪をポニテ風にゴムで縛ると、
ようやく台所に向かう。
 そこには、食パンにバタークリームをつけて2つ折にしたサンドイッチを敬二が頬張っていた。
机の上にはもうひとつサンドイッチがのっていた。
「…これ、私の分?」
「違うに決まってるじゃん。俺が食べる分だよ。」
 由利は確実にそういうと思っていたが、『もしかして』という可能性にかけて言ってみたが、言
うだけ無駄だった。由利は少しため息をつき、机の上においてある食パンを取ると敬二同様サンド
イッチにして頬張る。由利は、ラジオ体操のスタンプ表を見ながらサンドイッチを食べている敬二
の顔をじっと見る。
(黙ってればかわいいのに…どうしてこんな生意気になっちゃったんだろ)
 敬二は小学生に入るまでは大人しい性格で、どちらかというとすぐに泣いて由利を困らせていた。
幼稚園ではいつも女子とおままごとしては、男子にからかわれていた。誕生日会も来るのは殆ど女
子だった。しかし、小学生に入りサッカーを始めた時から徐々に性格が変わっていき、今ではどち
らかというと、やんちゃな性格だった。しかし、いつも外で遊びまわっているせいか、体の線が細く
顔もショートヘアーに相まって、瞼が二重で目も大きくクリッとしているせいか、近所の人たちに
は、今も女子に間違えられることがある。
 敬二はじっとこちらを見ている由利を不審に思い、話しかける。
「……な、なにみてんのさ。俺の顔に何かついてるの?」
「え、あ、いや、なんでもないよ。いや、まじめにスタンプ帳みてるなぁって思って。」
「あ、これ?このスタンプ全部集めたら母ちゃんが、500円くれるんだって。いいだろぉ〜」
 そういいながら、敬二はスタンプ帳をやたら見せびらかす。
「あ、そうなの…はは、いいね。」
(そんなのコミケの交通費の足しにもならないよ…)
 もう大学生の、それにバイトも経験したこともある由利にとってはまったく羨ましくなかった。
600586 ◆yITOqU67HE :2008/09/01(月) 00:42:23 ID:sGtjMnQa
「ふふん。ほしがっても分けてやんないから。これは仮○ライダーアギトの変身セットを買うために
貯金するんだ。……あっ!そういえばもうアギト始まってる!」
 敬二はあわてて時計を見ると針は8時を指している。この時間は、敬二の大好きな戦隊モノ(特撮?)
が始まっているのだ。あわてて敬二は、隣のリビングに行きテレビをつけてチャンネルを合わせ、
番組を見る。幸いまだオープニングの途中だったので間に合った。
「ふう…間に合った……」
「あんた、小学4年にもなってそんなもん見て恥ずかしくないの?」
「変なアニメばっかり見てる由利姉より恥ずかしくないよ」
 敬二がテレビを見ながら、台所ごしから聞こえる由利に反論する。実際、由利は実際に友人から借り
てきた地方ではやっていないような少々マニアックなアニメのDVDを見ているため反論できない。
「この餓鬼はまったく……」
 最近はこの調子でいつも由利はおちょくられている。いい加減、由利も少し仕返しをして減らず口を
黙らせたいと思っていた。
(あぁ…なんか餓鬼相手にむかつく自分も情けないけど……なんか無いかねぇ〜…あ、そうだ)
 由利は何かを思いつくと、急いで2階の自分の部屋に入る。そして、箪笥の一番下を開ける。そこに
はコスプレに使ったのだろうか、様々な衣装が入っていた。
「確かここに……あった!」
 由利は散々漁って、一着の衣装を取り出した。それは、プリ○ュアというアニメに出てくる、ブラック
という少女が着ている衣装であった。しかし、それはスパッツにヒラヒラとしたスカートや、胸元に大き
なリボンがあしらってあり、とても男が着るような物ではなかった。一つ幸いなのは、そのアニメが由利
が住んでいる地方では放送されていないということだった。この衣装は由利が初めて買ったものだったが
サイズが小さすぎて着れなかったが、どうも捨てられずとっておいた物だった(対象年齢が低いので当然
といえば当然だが)その衣装を見ながら、由利は不気味に微笑む。
「ふふ…これをアイツに着させて……でも、どうやって着せようかな…。」
 由利は敬二が見ている番組が終わるまで、どう着させるか、そして着させた後はどうやって楽しもうか
計画を練っていた。敬二はそんなことも知らずに、食い入るように番組を見ていた。
601586 ◆yITOqU67HE :2008/09/01(月) 00:45:50 ID:sGtjMnQa
今日はここまで
なんとなく意味の無い伏字をしてみました・・
ちなみにプリきゅあのブラックってのはこんなのです↓
http://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_144/mko/080413-11.jpg

こんな感じでいいのだろうか・・?
602名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 11:34:11 ID:uOAe4xLi
いいぞ、もっとやれ
603583:2008/09/01(月) 22:58:55 ID:zXzNx7tW
つC
604名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:15:05 ID:dN1VMMjA
アギトでワロタw
605名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 02:17:01 ID:0rx8bg2x
黒キュアは俺の嫁
そして敬二きゅんは黒キュアのコスプレをする
つまり敬二きゅんは俺の嫁と言うことだな
これが三段論法だ。テストに出るぞー

ところで最近のプリキュアって五色いるのね?
おじさんじゃ時代に追い付けないよ…
606名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:11:22 ID:ae8F7Xtq
【その34】
亜希子と出会ったのは高校1年の春。
入学式が行なわれる講堂に続く桜並木で、
ふいに吹いた風に長い髪がたなびかせていたのが印象的だった。
成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗、しかも実家は大金持ちと、
いまどきマンガでも出てこないような絵に描いたようなお嬢様は、
一部の女子生徒から強烈なやっかみを受けたが、
あっという間に学校中の人気者となった。
俺はというとどこにでもいるような平凡な学生で、
ほかの男子生徒と同じく彼女にあこがれる身の程知らずの1人でしかなかった。
そんな彼女と俺の中が変化したのは、文化祭を前日に控えたある秋の日、
みんなで学校に泊まって準備を間に合わせようと盛り上がっていたときだった。
607名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:12:16 ID:ae8F7Xtq
【その35】
超がつくほどのお嬢様だった彼女は、
門限と家の規則から学校に泊まることが許されず、
強制的に帰宅させられようとしていた。
普段から彼女を快く思っていない女子生徒たちからの強烈なブーイングと、
無理やり連れ帰ろうとする迎えの者に板ばさみになり、
亜希子は今にも泣き出しそうになっていた。
いや、もしかしたら既に泣いていたのかもしれない。
自分の思うところでないにもかかわらず罵倒され、
しかも望まない結末を迎えようとしている彼女は、
見たこともない高級車に乗せられて帰ろうとしていた。
それがどうしても耐えられなかった俺は、
気がついたら亜希子の手を無理やり引いて迎えの者から奪い去っていた。
あの時の亜希子の驚きようと、なんともいえないほどかわいらしい笑顔はいまでも忘れられない。
608名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:13:24 ID:ae8F7Xtq
【その36】
ある意味ヤケクソと勢いで構成された若さゆえの暴走は、
後夜祭でのキャンプファイヤーでクラス中の男子が見守る中、
俺が亜希子にフォークダンスを踊ってもらうよう申し込み、
見事受けてもらったときにクライマックスを迎えた。
この日から、俺と彼女は学校中公認のカップルとなった。

2人で1つの傘を差したり、手をつないで帰るだけでドキドキする、清らかで甘い交際。
クリスマスイブの夕方に初めてキスをしたときは、
舞い上がってそのままどこかに飛んでいきそうなほど嬉しかった。
そういえば、初めて亜希子に女装させられたのは2年生の文化祭だった気がする。
あの時は、はしゃぐ彼女に無理やり制服を交換させられ、
そのまま喫茶店の呼び込みをやらされたっけ。
本当の女子と思われてナンパされたときは「私の恋人に触れるな!」と怒ったり、
悪ふざけでスカートをめくるクラスメイトに対して「お嫁に行けない」なんて笑っていた俺に対し、
真剣な顔で「だったら私がお嫁に貰ってあげる」と真剣な顔で言っていたのが思い出される。
そういう意味で、彼女はあのときの約束を守ったのだろうかと、いまさらながら考える。
609名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:14:08 ID:ae8F7Xtq
【その37】
しかし、どんな幸せなときもいつかは終わりが来るもので、
俺たちの交際にも突然終焉が訪れた。
卒業後、彼女が海外の大学に留学する事になったのだ。
もちろん、距離や時間に隔てられるほどやわな恋の道ではなく、
綿密に連絡を取り合い、俺は日本の大学で勉学に励みながら彼女の帰国を待つ事に。
だが運が悪い事に、人数あわせで無理やり連れて行かれた合コンの開催日と、
彼女が俺を驚かせようと緊急帰国した日が重なってしまった。
さらに不運は重なるもので、やけに馴れ馴れしい女に纏わりつかれながら飲み屋から出た瞬間、
俺を探して街に出てきた亜希子とばったり出くわしてしまったのだ。
浮気されたと怒り狂う亜希子。必死で弁解する俺。
そして空気を読めず変な事を口走るバカ女。
あっという間に亜希子の沸点は臨界に達し、
それまでの人生で食らった事のないほど強烈なビンタをお見舞いされた。
どんなに弁解しても許してもらえず、仕舞いには俺も逆ギレ的に亜希子に怒鳴り返してしまった。
そこでもう1発、目から星が飛び出るほどのビンタが炸裂。
頬に残る真っ赤な手形が手切れ金となり、俺と彼女はそのままぷっつりと縁が切れ、
そのまま若き日の思い出になるはずだった。
610名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:15:15 ID:ae8F7Xtq
【その38】
そうして時は流れ、俺も社会人としての第一歩を歩み始めた。
就職した会社はグループ企業が500ではきかない日本有数の総合商社。
しかもその本社配属ともなれば、大失敗さえしなければ将来安泰、
文字通りの「勝ち組」になることは間違いない。
そこで俺は入社初日から全力で働いた。がむしゃらになって働いた。
寝食を忘れ、それこそ会社の歯車となって、無我夢中で働き続けた。
その甲斐あって、3年目になる頃には社内では知らないものはいないほどの有能社員と呼ばれ、
将来を約束されたエリートとして一目置かれるようになっていた。
若くして係長になるなど異例の出世を遂げ、もはや同期に敵はいないと思っていたその時だった、
亜希子と再会したのは。
アメリカの大学を卒業し、大学院や実地で最新の経営論を学んできた彼女は、
片手に余るほどの会社を興し、それらをすべて成功させてきたという。
そしていよいよ会長に呼び戻され、後継者となるべく入社してきたのだという。
愛娘とはいえ、いきなりの課長待遇。
同い年の社員が俺以外残らずヒラだという事実を考えれば、期待のほども伺えよう。
彼女と別れてから勉強に没頭し、彼女との思い出を脳内から消し去ろうと頑張った結果、
この会社が彼女の父親が経営するものだということをすっかり忘れていた。
これで俺の出世はなくなった。そう感じても間違いないと思っていた。
611名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:16:14 ID:ae8F7Xtq
【その39】
しかし亜希子は、俺なんか眼中にないのか赴任その日からバリバリと働いた。
俺もかなり会社に貢献していたと自負していたが、
そんなもの比べ物にならないほど会社の業績はみるみるアップし、
同時に彼女の評価も指数関数的に上がっていった。
親の七光りだけではない、有無を言わさぬほどの実績。
気がついたら、亜希子は取締役の辞令を受け、
あっという間に雲の上の存在となっていった。
そんな時だった。
俺の父親が経営する町工場が2度目の不渡りを出しそうになったのは。
小さいながらも高い技術力で評判だったが、
長引く不況と安価でそこそこのものを供給する中国に圧され、
経営は火の車になっていたのだ。
しかも追い討ちを掛けるかのように、父の後を継ぐことになっていた兄が居眠り運転のトラックに撥ねられ、
瀕死の重体になってしまったのだ。
順調にエリート街道を歩んできた会社を辞め、父の工場を手伝うかどうか悩んでいたある日曜日、
亜希子は俺の家にやってきたのだった。
612名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 03:20:17 ID:ae8F7Xtq
とりあえずここまで。
今回で回想編終わるはずだったのに、微妙にはみでてしまった。
あと、嫌な人が読み飛ばせるよう、そろそろトリつけたほうがいいのかなぁと思ってみたり。

>>594
いつかはエロシーン。
それをアイコトバに頑張っていきます!

>>595
今回で事情説明まで終わりませんでした(´・ω・`)

>>597
おおおおおおおおおおおおお!
姉弟モノ!しかも黒キュア!
どうなるかwktkですよ!!!
613名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:27:57 ID:ae8F7Xtq
なんか眠れなかったので、続き執筆
614名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:28:42 ID:ae8F7Xtq
【その40】
「うちに融資していただける・・・・・・」ですと?
工場の負債を全額引き受け、かつグループ企業の仕事を回してくれるという亜希子の提案に、
親父だけでなく俺も耳を疑った。
「ええ、こちらの工場の持つ研磨技術は、世界トップクラスと聞きますから」
確かに、親父を筆頭とした職人たちの精密部品研磨技術は、
それこそ世界一といっても過言ではないほど凄い。
しかし、世の中にある機械部品の大半は、そこまでの精密さは要求されず、
そのため「それなりの品質」で安価な中国製品を大量導入したほうが、
企業としては見返りが大きいはず。
いくらつぎ込まれた技術が高かろうと、部品の質が優れていようと、
大量生産品で最も重要視されるのは「どれだけ利益率が上がるか」なのだ。
それを考えたら、俺ならばこんな提案などしない。するはずがない。
当然、数々の実績を上げ、同い年で大企業の取締役に就いているような人間が、
こんなうちだけが利益になるような話を持ちかけてくるはずがない。
なにか裏がある。
俺は知らず知らずのうちに身構えていた。
615名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:29:50 ID:ae8F7Xtq
【その41】
さらに都合のいい話は続く。
交通事故で入院している兄貴の入院費用までも面倒見てくれるというのだ。
わずかながらの保険で治療費をまかなっている現状、これだけでも願ってもない話だ。
最初はあまりにも都合のよすぎる話にうさんくささを感じていた両親だったが、
提示する数々の条件に舞い上がってしまい、もはや状況を把握できる状態ではない。
現在唯一冷静さを保っている俺が、意を決して尋ねてみた。
「で、それだけ破格の条件に対し、親父の工場が飲む条件はなんでしょうか」と。
すると、亜希子は待ってましたとばかりに笑い、こう答えた。
「結婚することですよ。あなたと、わたしが」
あまりの返答に、空気が凍りつく。聞き間違いかと思ってもう一度言ってもらっても、やはり同じ返答。
あの不幸かつ突然の別れを、亜希子は後悔し続けていたのだという。
そのため、あれから男と付きあわず、ずっと学問に没頭していたのだとか。
そして、帰国して父の会社に就職したとき、俺に出会って再び恋心が燃え上がり、
それをずっといままで隠し続けてきたのだという。
なんて出来過ぎの話だ。
616名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:30:41 ID:ae8F7Xtq
【その42】
しかし、俺のほうも彼女が入社してきたときから再び胸の炎が燃え上がっていて、
どうにかして復縁したいと考えていたのも事実。
立場は大きく変わってしまって無理だとばかり思っていたので、
この提案は渡りに船といったところだった。
そう、次の言葉を亜希子が言うまでは。
「ただし、あなたがわたしのお嫁さんになるという条件で、ですが」
俺が、お嫁さん? 亜希子の? 
びっくりすると目が点になるというが、たぶん俺の顔もそうなっていたことだろう。
「ちょ、ちょっと待て!なんで俺が嫁にならなきゃいけないんだ!」
いまや雲の上の上司となったということも忘れ、思わず亜希子を怒鳴りつける。
そんな反応を見せる事など先刻承知とばかりに、
「男は浮気するから。既に浮気したんだし、もし結婚して夫になっても、きっと浮気するに違いないわ。
だったら妻にして自分の目の届くところに置いておくほうが、どれほど気が楽か」
あれを本当に浮気といっていいのかわからないが、それなりに負い目はある。
しかしだからといって、男を妻にするっていう発想は普通生まれるか?
617名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:31:41 ID:ae8F7Xtq
【その43】
俺に決断を促す亜希子。
その目はかつてお互い甘い恋愛をはぐくんだときのものではなく、
厳しいビジネスの世界に身をゆだねてきたヤングエグゼクティブのものだった。
俺の、そして家族の一生を、文字通り決めてしまうこの決断。
もし断っても、亜希子自身が俺を社内でどうにかすることはないと言っているが、
そんなこと信用できるはずがない。
もし亜希子自身が何らかの方法で俺を左遷なり何なりしなくても、
きっと「気を利かせた」他の管理職が、何らかの形で俺を会社から追い落とすだろう。
そして辞表を提出したとしても、俺と家族の生活が立ち行かなくなることも、しっかり予見している。
だが、ここで了承したら、俺は一体どうなってしまうのかわかったものではない。
なんせ『妻』に『花嫁』にされるのだ。
男なのに、『妻』で『花嫁』。当然、屈辱恥辱はそれだけで済まないことは容易に想像できる。
進んでも地獄、引いても地獄とはこういうことをいうのだろうか。
618名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:32:49 ID:ae8F7Xtq
【その44】
「大丈夫、工場は潰してかまわない。借金は警備員でもしてなんとか返すさ」
あまりの苦悩にもだえる俺を見かねてか、親父が声を掛けてきた。
最近は忙しくてじっくり話す機会も少なかったが、
その髪の毛にはずいぶんと白いものが混じっていることに気がついた。
俺たち兄弟を育て上げ、さらに今、俺のために苦渋の決断をしようとしている。
親孝行するとき、それは今。
「わかった、結婚する」
俺は亜希子に深々と頭を下げたが、彼女はにやりと笑ってこう言い放った。
「もっと『お嫁に貰っていただく』ことを自覚してもらわないとね、貴明」
ぎりり。悔しさのあまり奥歯が鳴った。
もういいんだ、そんな条件飲む必要ないと親父やお袋は俺に優しく手を差し伸べる。
だが、俺はそんな両親のために、救済の手を振り払って、
そして、震える手で三つ指ついて深々と座礼をし、搾り出すように言葉を吐き出した。
「亜希子さん、どうか私をお嫁に貰ってください」
亜希子は高らかに笑った。
619名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:33:33 ID:ae8F7Xtq
【その45】
あくる日出社すると、俺と亜希子が婚約したという噂は瞬く間に全社内に広まっていた。
心から祝福する者、やっかみの声を上げる者、無視する者、
その反応はさまざまだった。
さらに同じ日、俺は今いた部署から亜希子専属の秘書になるよう辞令が下った。
元々出世頭で通っていたが、一夜にして経営陣の一角に加わろうかという出世ぶりに、
平成の植木等なんていうわかったようなわからないようなあだ名までつけられてしまう。
しかし、秘書なんていうのは体のいい形式上の役職に過ぎず、
実際は俺に業務中にも花嫁修業をさせようという亜希子の策略だったのだ。
料理や裁縫は言うに及ばず、お茶にお華に日舞に着付け、
さらにはバイオリンや社交ダンスまで。
亜希子に言われるがまま、業務時間どころか残業してまで花嫁修業に明け暮れる日々。
もうなんのために会社に行っているのか、まったくわからない状態だ。
620名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:35:01 ID:ae8F7Xtq
【その46】
そして結婚の条件となっていた親父の経営する工場の再建はというと、
亜希子が約束通り以上のことをしてくれたおかげであっという間に経営はよくなり、
増資増築も行なって工場規模も以前に比べかなり大きなものとなった。
今ではその高い技術力で、グループ企業の製造下請け業務がどんどんやってくるという。
兄貴も転院してからみるみるよくなり、リハビリも順調だという。
俺1人が犠牲になることによってこんなにも家族が幸せになれるなら、
花嫁になることを承知した甲斐もあるものだ。
しかし、時折現実を直視させるかのように、亜希子は数々の「イベント」を提示してきた。
まずは結納。正式に婚約を結ぶという重要な儀式だが、
近年は形式だけのものとなっている場合が多い。
しかし、そこで俺は振袖を着させられるという屈辱を味わった。
男物の着物とは違う、独特の重さと締め付け感を伴った動きにくい服装は、
それだけでも心が折れる代物だった。
しかも昼間のホテルで執り行われたため、
備え付けのメイク室から結納が行なわれるところまで移動するだけでも
好奇の視線がザクザクと突き刺さってくる。
ウィッグとメイクでごまかしているが、絶対に男だという事がばれている。
間違いない。断言できる。
621名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:36:36 ID:ae8F7Xtq
【その47】
続いてはウェディングドレスを仕立てるための仮縫い。
男が花嫁としてドレスを仕立てに来るというのはいままでなかったらしく面食らっていたが、
いくらか握らされたのか俺をずっと結婚を控えて幸せな花嫁として扱っていた。
ドレスのデザインはどれにするかと聞かれてもよくわからないので、
結局全部亜希子任せになってしまった。
こういうのは20年以上女性だった彼女に任せたほうがいいだろうと思ったが、
出来上がった『いかにも女性らしい』ドレスの数々に
もう少しこちらの意見も主張して女性らしさを排除すればよかったと後悔した。
もっとも、ウェディングドレスから女性らしさを取り除く事なんてできはしないのだが。

そしてエステ。それも1回に目玉の飛び出るほどの料金がかかる、超高級エステ。
もちろんここでも俺は完全に女性扱い。
亜希子なんて「男性の方は受付まででお願いします」
なんて言われる始末。絶対、あらかじめそう言うよう申し付けていたのだろうが。
専門の女性スタッフ3人の手によって丁寧に丁寧にマッサージされ、
パックやら角質除去やら脱毛やら、どんどん俺が磨き上げられてゆく。
脂肪を減らすというマッサージは「天然ハーブを配合したオイルで気持ちよくマッサージ」
なんていわれていたが、実際には肉をひねってつまんでもみしだくという、痛いだけのものだった。
バストアップマッサージも施されたが、こっちはなんとなく気持ちがよかったのは内緒だ。
そんな痛恥ずかしいエステを週1回ずっと続けるうち、
男としてはまずありえないような「くびれ」と「バスト」がわずかながら生まれてきた。
当日ドレスを着るときは、これを補正下着で強調するのだという。なんて恐ろしい。
622名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 06:37:59 ID:ae8F7Xtq
【その48】
そんな恥辱にまみれた結婚準備だったが、これはまだまだ序章に過ぎないことがわかった。
限られた親族だけで執り行うと勝手に思っていた結婚式は、
招待客を呼んで大々的に行なう事になったのだ。
つまり、俺のウェディングドレス姿も、知人友人お偉いさんに晒すという事だ。
これはさすがに拒否したかったが、俺にそんな権利もなく、
どんどん挙式のプランが決まってゆく。
もちろん招待客の選別も俺の自由になるはずがない。
できるのは「こいつとは仲が悪いから呼びたくない」と、
リストアップした招待客候補数人に赤線を引くぐらいだ。
こうして招待された高校や大学の友人、会社の同僚たちはいま、
俺の花嫁姿を珍しいものを見る目で見つめている。
そんな視線の海を泳ぎきり、新郎新婦はようやく主賓席へとたどり着くのだった。
623 ◆YSssFbSYIE :2008/09/02(火) 06:40:18 ID:ae8F7Xtq
今度こそここまで(`・ω・´)
次回からは披露宴に戻ります。
微妙に初期とつじつま合わないようなきがするけど、
そこはそれ、すいません(´・ω・`)
624 ◆YSssFbSYIE :2008/09/02(火) 06:41:26 ID:ae8F7Xtq
あ、あと次の投稿から上記トリップつけます
読みたくない方は気軽にNGしてくださいませ
625 ◆YSssFbSYIE :2008/09/02(火) 06:48:04 ID:ae8F7Xtq
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1220305429/l50
485kb超えたので、新スレ立ててきました。
626586 ◆yITOqU67HE :2008/09/02(火) 08:31:44 ID:VHCYDSOC
>>602-605
Cありがと。
仮面ライダーシリーズとかよくわかんないから適当に頭に浮かんだもの
ポッとつけた
後、ブラックってのは女の子の名前じゃないみたいね・・

>>612
まさかwktkされるとは・・ありがたい
これからもよろしくです
627名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:13:59 ID:2kDfdeYM
>>626
BS11の土曜日19:30〜を見るんだ。
628586 ◆yITOqU67HE :2008/09/02(火) 23:49:55 ID:VHCYDSOC
>>627
すまない、家じゃBSみれないんだ・・orz
629名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 00:10:58 ID:6lLvaAIK
つC

そして、スレ立て乙
630 ◆YSssFbSYIE :2008/09/03(水) 12:32:37 ID:nKYScj7C
新スレに投稿
631 ◆CpBvBAxqv. :2008/09/05(金) 00:55:28 ID:Gc47/EA7
女装までが長いので梅がわりに。
>>480のネタで、本番なし&晒し者にして辱める内容です。
632裸の方が、まだマシだ! ◆CpBvBAxqv. :2008/09/05(金) 00:57:41 ID:Gc47/EA7
(1/3)

 とは、とても言えない王様でした。

 шшш

「お召し物をお持ちしましたわ」
 新婚ほやほやの奥さんに世話を焼かれることは、男の人にとって幸せ以外の何物でもないでしょう。
 それが現在隆盛を誇る大国の才女にして、バター色の肌に艶めく黒髪の美女ならなおさらです。
 しかし、理知的なアイスブルーの瞳が、夫である自分のためだけに細められているというのに、王様はちっとも嬉しくはなれませんでした。
 それは王様がミルク色の肌に波打つブロンド、輝くエメラルドの瞳に小柄な体躯という少女めいた美貌の主だからでも、女性に興味がないからでもありません。
 ご婚約が決まった際、当時逝去したばかりの父王様の代理として一国を切り盛りしていた彼女に出会った時、王様は自分の国にはない色の瞳や髪に、妻となる女性の凛とした美しさにしばし心奪われたものでした。
 ならば、なぜなのでしょうか。
 それは王様の目の前に差し出された「お召し物」が、社交界入りする令嬢のそれよりも煽情的なデザインの、真っ赤なミニドレスだったからです。

 шшш

 王様の祖国は、国土は小さいながらも繊細な工芸技術を持ち、他国に一目置かれるようなところです。
 優秀な父王様方の施政により、資源豊かな美しい国は長く平和な時代が続いていました。
 ところが、その父王様を始めとした国の重鎮が、不幸な事故で次々と突然天に召されてしまったのです。
 跡継ぎとしての教えを受けたとはいえ、まだ年若い兄王子…新王様の国は格好のカモとなりました。それまで手を出せずにいた近隣諸国がにわかにちょっかいをかけだすと、たちまち美しい国は傾き始めました。
 そんな時に条件付きで、くだんの大国が全面的な援助を申し出たのです。降ってわいたような幸運に、王族の男子に国王不在の大国の長を務めさせるという条件は速やかに受け入れられました。
 政には関係ないからと、それこそ蝶よ花よと大切に育てられてきた弟王子様は、祖国の命運を託されて、見知らぬ国の王様となったのです。
 
633はだマシ(改行エラースマソ) ◆CpBvBAxqv. :2008/09/05(金) 01:08:11 ID:Gc47/EA7
(2/3)

 そんなわけで王様の目下の関心事は、どうすれば王妃さまや他の偉い人々の機嫌を損ね
ずに済むか、という王様らしからぬものでした。
 男系であるこの国に女子しか生まれなかった、なんてことがなければ、自分のような手
腕も後ろ盾もない者が引き立てられることはないという身の程を、不始末をしでかせば、
それはすなわち自分の故郷の存亡につながるということを、王様はよくわきまえておりま
した。
 王様のその負い目を知っているからなのでしょう。聞こえよがしにやれ輿入れだの入り
婿だのといった、端から見れば事実に相違ない揶揄をするものも宮廷には少なくありませ
ん。
 しかしそれに強く物言うこともできないまま、王様はそれこそ新妻のようにお妃様の言
うままに務めておりました。
 ですからお妃様から、
「父が生前懇意にしていた仕立て屋に、お召し物を作らせますわ」
 と聞いた時には、王様は大変恐縮し、珍しく首を横に振ったのです。
「あの、そんなにしてくださらなくても、お気持ちだけで十分です」
 奥手な王様は毎夜お妃様と閨を共にしても、いまだに夫婦の営みをいたしておりません。
もともと引っ込み思案な性格とお妃様が何もおっしゃらないこともあいまって、こうして
平素から及び腰になってしまうのでした。
「何をおっしゃるのです。戴冠式以来の朝見なのですから、それなりの装いをなさらない
といけませんわ」
 肩口で切り揃えた黒髪をサラリと揺らすことで、王様の意見は一蹴されます。
 王様の祖国には上背のある女性が少なかったことと、また王様が男性にしては小柄なの
もあり、スタイルの良いお妃様にそれをされると、王様はもう反論なんかできません。
 そして、弦に細かな細工の施された眼鏡越しの蒼瞳は、ご成婚後も変わらず冷ややかに
揺らぐことなく夫であるはずの王様を見据えるのです。
 女性に王位継承権のないこの国で、若くして国王補佐となった事情を考えれば納得はい
くのですが、ぬくぬくと政権とは無縁な生活を送ってこられた王様には、何を考えている
のか見当もつかないお妃様をちょっぴり怖いと思ってしまうことがあるのでした。
 何も言えずうつむいてしまった王様の気持ちを知ってか知らずか、しばしの間を置きお
妃様が口を開きました。
「…それに、これはあなたや、わたくしのためにもなるのです」
「え?」
634はだマシ(更にageスマソ) ◆CpBvBAxqv. :2008/09/05(金) 01:12:26 ID:Gc47/EA7
(3/3)

 夫婦二人きりの場所でも、必要なお話しかされないお妃様だったので、思いがけない言
葉に王様が首を傾げます。
「わたくしの父……先の王以上のお姿のあなたを拝見すれば、あなたが紛うことなきこの
国の主であることを、皆が理解できると思うのです」
「………あの、それは…」
 ご婚約以来王様を悩ませてきたこの事は、誰にも――わずかながら祖国から連れてきた
家来達にも打ち明けたことはありません。
 どうしてそれを、と尋ねようと唇を動かすのより早く、お妃様が続けます。
「…あなたがいわれのない誹謗に心を痛めていることは存じております。わたくしは妻と
して、あなたに辛い思いをさせたくはないのです。だから、どうか信じてくださいませ」
 あなたが心安らかであることが、わたくしの幸せなのです、と。
 表情こそ平素のポーカーフェイスではありますが、そっと王様の手をとりお妃様の言葉
は、掠れた囁き声と相まって王様の心に深く響きました。
「私のために、そんな…」
 春の湖沼のように清らかな瞳が潤みます。
「わたくしの言葉が足りないせいで、あなたを不安にさせていることを心苦しく思ってお
ります……このような形でしか告げられない妻でございますが、わたくしはあなたに、こ
の世の誰よりも幸せになって欲しいのです」
 いつの間にか二人の距離は縮まり、はたから見れば口付けを交わしているかのような近
くに、お妃様の憂いを帯びた双眸が、思わず抱き寄せたくなるような美しい肢体がありま
した。
 藍色を基調にした袖や裾の長い独特なデザインの服は、お妃様のふくよかなお胸や、そ
れに対しスラリとしたスリットからのぞく脚の魅力を余すことなく引き立てています。
 こんなに美しく聡明な女性が、確かに自分の身体に触れて愛を語っているのです。
 王様は彼女に引け目を、そして勝手な怯えを抱いていた自分を恥ずかしく思いました。
635裸の方が、まだマシだ! ◆CpBvBAxqv. :2008/09/05(金) 01:13:40 ID:Gc47/EA7
(4/3)

(こんなに私のことを想ってくれているのに、私は自分のことばかり、嘆くばかりだなん
て…なんてひどい夫だろう)
 申し訳なさと、それ以上に目の前の女性への愛しさを込めて、王様は金色の睫毛に縁取
られた目をニッコリと細めました。天上からの使いのような清廉な笑顔を、お妃様はじっ
と見つめています。
「ごめんなさい、わがままを言ってしまって…その、お言葉に甘えさせてください」
 嬉しさと照れくささに桜色に染まる王様の頬に、ややあってクスリとお妃様の吐息がか
かりました。
「御意に……それと、わたくしにもひとつ、わがままを言わせていただけますか?」
 即座にうなずきつつも身構える王様に、お妃様は気遣わしげにほほ笑みかけます。
「わたくしが至らないせいもありますが……そのように、お気を煩わせないでくださいま
せ」
「ああ!…その、ごめんなさい…あっ!」
 言われたそばから、と王様は真っ赤になって口をつぐみます。その様子にお妃様は再び
小さく笑いました。
「お慕い申し上げますわ、あなた」

 шшш

 
636 ◆CpBvBAxqv. :2008/09/05(金) 01:18:16 ID:Gc47/EA7
エラー続発させて間が開きましたが、今回は以上です。
分割まで間違えてしまい、失礼しました。
637名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 11:05:19 ID:bfGSWAyi
>>632
>>降ってわいたような幸運に、王族の男子に国王不在の大国の長を務めさせるという条件は速やかに受け入れられました。

この一文、言葉が足りなくてすごくわかりにくいぞ、主語もないし
「くだんの大国」に「傾き始めた美しい国」の弟王子が王として迎えられたと言うことか?
638名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 20:58:09 ID:eJGpnE4C
確かに言葉がたりないがシュチュとしは大好物
639名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 22:53:53 ID:b+j6THep
つC

そして埋め
640名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 19:45:45 ID:28+FW60R
保守埋め
641はだマシ ◆CpBvBAxqv. :2008/09/08(月) 23:54:47 ID:ZJXWGuWy
>>637
ありゃりゃ、本当わかりにくい。
意味はその通りです。いっそウツクシ国やグレート王国とでも名付けときゃマシでしたね。
ご指摘ありがとうございました。
642裸の方が、まだマシだ! ◆CpBvBAxqv. :2008/09/08(月) 23:55:33 ID:ZJXWGuWy
(1/4)

 朝見を前にした王様の元へとお妃様が仕立屋を伴っていらした時、王様は満面の笑みで
彼らを迎え入れました。
「お初にお目にかかり、まことに光栄でございます」
 お妃様のお取り計らいでしょうか、新しい服の入った長櫃を携えてきた仕立屋は、王様
方と年近い二人の若者でした。
「婚礼の儀の折、拝見した以上のお美しさ。幸甚に存じます」
 そんな彼らに口々に褒めたたえられ、王様はくすぐったさを覚えながらお礼を述べます。
 「お召しになった姿に一番早くお会いしたい」と可愛らしいお願いをされたお妃様と一
緒に、豪華な彫刻が施された蓋が開かれ中身が取り出されるのを、王様はわくわくとして
見つめておりました。
「王様、こちらにございます!」
「わぁ!とてもキレイな……………………あ?」
 一国の主らしい艶やかな臙脂色に思わず歓声を上げかけましたが、豪奢な布遣いのそれ
は……どう考えても「ドレス」と呼ばれる、それも極端に丈や袖の短いデザインのもので
した。
 何かの間違いだろうとは分かりつつも、王様とはいえ初対面の相手に失礼な態度をとる
わけにはいかず、隣のお妃様の反応を待ちましたが、
「まぁ!本当に………王様に相応しい、立派なお召し物ですわ」
 うっとりと目を細める彼女のそれは、純粋に期待に応えられた喜びに満ちています。
 趣味の善し悪しに関わらず、冗談なんて言ったことがないお妃様の初めての不可解な行
動。王様は混乱しつつも勇気をふり絞り、お妃様の袖を弱々しく引っ張りました。
「あ、あの…これって……」
「どうかされましたか?」
「どうかって…」
 心底不思議そうに首を傾げるお妃様に王様が口ごもっていると、彼女と顔を見合わせた
仕立屋の年かさの方が「ああ!」と声を上げました。
「さすが王様、ご慧眼にございます!」
「え?」
「あら…そういうことでしたか。姿見は後で持たせるべきでしたね」
 苦笑するお妃様の視線の先には大きな鏡があり、お妃様の横で困惑する自分や、仕立屋
二人の掲げる真っ赤なドレスが映っています。
「先日申し上げそびれましたが、この仕立屋の作る物は少々変わっておりまして…」
「おそれながらお妃様。それはどうか私どもに説明させてくださいませ!」
 仕立屋二人の朗らかな笑顔に、さすがのお妃様も「どうぞ」と顔をほころばせます。王
様はといえば、お妃様の珍しくも麗しい微笑みに見とれるどころではありません。

643裸の方が、まだマシだ! ◆CpBvBAxqv. :2008/09/08(月) 23:57:08 ID:ZJXWGuWy
(2/4)

「こちらは一見普通のお召し物なのですが、こうして姿見を通しましたり……」
「王様や国家に逆心を抱く愚か者が目にすると、このような女性の物に見えるのです!」
「ぎ、逆……?」
「そうですわ」
 仕立屋らのセリフに目を白黒させていた王様が見やると、お妃様が袖を口元に寄せてに
こやかに囁きます。
「つまり、これをお召しになった王様を拝見した者の反応で、駆逐すべき裏切り者か、そ
うでないかが分かるのですよ」
 物言いにまったくそぐわない物騒な内容に、王様の思考が一瞬止まり…直後に目まぐる
しく回転しました。
(え!?そ、それってつまり………私が裏切り者ってこと!?)
 そんな魔法めいた技術が、おとぎ話のようなことがあるだろうかという疑念もありまし
たが、何しろ今まで軽口一つおっしゃったことのないお妃様です。自分の命を賭けに使っ
てまで問い質す度胸は、温室育ちの王様にはありませんでした。
(どうしよう、変な反応をすれば……そもそも、そんなつもりなんてないのに!)
 祖国への愛情はもちろんありますが、お妃様やこの国へ尽くしたいという気持ちだって
同じくらいだと思っていた王様にとって、自分自身を偽っていたということは大変な衝撃
でした。
 しかしここでお妃様の言う「駆逐すべき裏切り者」であることが明るみに出れば、どう
なることでしょう。王様ご自身はもちろんのこと、連れてきた家来達や、ようやく以前の
ような国として回り始めた兄王様方に危険が及びます。
 ショックに恐怖、そしてお妃様方への想いに押しつぶされそうになりながら……背中を
伝う汗を感じつつ、王様は口を開きました。
「………す……素晴らしい服、ですね……ほ、本当に、ありがとう…ございます……」
 声は上擦り震え、とても言葉通りには思えませんでしたが、お妃様や仕立屋達は満足げ
にうなずきました。
「お気に召して、何よりですわ」
「ありがたき幸せにございます!」
「ささ!さっそくお召し替えいたしましょうか!」
 「うそ!?」「冗談じゃない!」と、首を横に振りたい気は山々でしたが、お妃様の手
が王様の両肩にそっと添えられたことに、王様はビクリと硬直してしまいます。
「ええ、早速………よろしいですわね?」
 聞いたことはないけれど死刑宣告を受けた囚人の気持ちで、王様はどうにか「はい」と
うなずきました。

644裸の方が、まだマシだ! ◆CpBvBAxqv.
(3/4)

「それでは王様、今お召しになっている物を失礼いたします」
 言うなり仕立屋らがひざまずくと、王様の靴を順番に脱がせ始めます。
「わたくしも、お手伝いしますわ」
 後ろからお妃様の声がして、ゆったりとした王様の上着に手をかけられました。
「ええっ!?あ、あの、結構です!自分でしますから…!」
 慌てる王様に小首を傾げ、お妃様は「そんな」と笑みを浮かべます。
「遠慮など、なさらないでください」
 「時間も押しておりますし」などと言われれば、なんだか自分がわがままな子供になっ
たような気分になります。
 渋々王様が「お願いします」とうなずくや否や、お妃様や仕立屋らは非常に手際よく王
様の服を脱がしていきました。
 祖国で仕立てたそれは、細かな刺繍で飾られたゆったりとしたもので、袖や足通しを抜
かれるごとに故郷が遠くなったような、なんともいえない名残惜しさを覚えます。
 王様の感傷にかまわず三人の手が華奢な身体中から衣服を取り去り、最後に残った下着
を仕立屋が掴みました。
「!?そ、それは大丈夫です!」
 まさかこんなところで素っ裸にされるとは思っていなかったので、王様は慌てて身を引
きます。
 たっぷりした布地で隠されていた王様の裸身は、日の光も汚れも知らない滑らかな陶器
のようで、細いながらも少女めいた柔らかい線を描く肢体を羞じらうように手で隠す様は、
なんといえない背徳感があります。
 しかし仕立屋の言葉は、そんな王様の羞恥など意にも介さないものでした。
「ですが王様、肌着も私どもがお仕立ていたしましたので、どうぞ」
「じ、じゃあ、それくらいは自分でもできますから、その、部屋の隅ででもさせてくださ
い!」