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名無しさん@ピンキー:
【SS投稿要項】
・投稿前の1レス分にカプ名・出典(原作・またはアニメ何期等)・作品傾向・注意等を明記。
※陵辱、鬼畜ネタ等読み手を選ぶネタは、読み手書き手両方のために必須。
・名前欄にカプ名または作品名と作者名を「カプ名または作品名@作者名」の形で記入。
※読み手と倉庫番の人に優しくいきましょう。
・SS完結時には終了を示す表示(【終】【完】等)をつけるか、SS後のレスで終了宣言を。
※次の投下者が目星を付けやすくする為。
・人生はどこまでも苦戦だよ(投下しても常に誉められるとは限らない)
・不明点は過去スレ読んで空気嫁。
・言うこと聞かない悪い子は夜中迎えに来るんだよ。
【住人注意事項 】
・荒らし、煽りはスルー推奨 。釣りに引っかかるのも荒らしです。
※「●●だから投下しません」 「○○期マダー」 なども立派な荒らし、釣りです。
・自分の萌えポイントに入らない話には文句を言わないでスルーかNGID推奨。
・自分の嫌いなキャラの絡みがあってもケンカ腰にならない。
・個人サイトのURLを張らない。h抜きは言い訳にならない。
・書き手にクレクレ騒がない。書き手は妖怪じゃないので試験も学校も仕事もあります。
・数字ネタは数字板へ。棲み分け必須。
乙!
新スレ乙!
そして前スレよりの続き投下。
全18レス。
以下注意書き
1.三部→映画な流れとしての鬼太郎×ネコ娘
2.本番は14レスあたりから
3.前半バイオレンス、後半リリカル。
力の入らぬ身でも足掻こうともせず息を止める事もせず、ネコ娘は全てを受け入れる。死にたくないけれども、これが運命だと諦めた。
岩は長く在ると言われたが、時に砕けることもある。
妖怪は本当の意味ではなかなか死なない、塵となっても百年も立てば復活する。妖力の弱い自分であればもっと長いだろう。
その時にまた鬼太郎と出会って最初から恋をしたいと薄れゆく意識の中に願う。
「ネコ娘っ!!」
鬼太郎はネコ娘を抱き上げ、こじ開けるように口を開くと指を喉の奥に突っ込む。生理的な反応にネコ娘が水を吐き出せば、
口内や鼻孔の泥を全てを吸い出すために食らいつくように口づけて吐き出す。
ごぼごぼと喉を鳴らして泥混じりの水を吐き出してネコ娘が息を付くと、鬼太郎は深い溜息をついて彼女を抱いたまま立ち上がる。
鬼太郎は無言だ。ネコ娘はぼんやりとしたまま、自分を抱いた彼が家に戻るのを無言で受け入れる。きっとまた犯される。
どうせ死にかけた身だ、もうどうでもいい。そんな事を思うネコ娘。
だが鬼太郎は家の水樋の真下に行き、滝のように落ちる水を浴びながら二人の体に付いた泥を洗い流していく。
顔の全ての曲線を慈しむように優しく、鬼太郎の指先が丁寧にネコ娘の顔を洗っていく。
口を濯いだ鬼太郎がネコ娘に口づけた。全身に満たされる妖力に体の自由が利くのが分かったが、ネコ娘は鬼太郎に身を委ねたままを選ぶ。
どうせ彼には逆らえぬ。
「口濯いで」
手にすくった水を口元に当てて耳元で鬼太郎が呟く。轟く雷鳴と打ち付ける雨と水の中、かろうじて聞こえた言葉にネコ娘は頷き、幾度か口を濯ぐ。
片腕だけで軽々とネコ娘を抱いたまま鬼太郎は家へ入り、竈の近くにネコ娘を座らせた。
黙々と大きな盥を取り出し、沸いていた湯を注ぎ水を足しながら湯の様子を見る。
服を脱がされると抱き上げられて盥に入れられるネコ娘。下半身がどうにか湯に沈められる彼女に鬼太郎は柄杓を手渡す。
「風呂無いからさ、これでもマシだろ」
「鬼太郎……?」
「着替えはこれ使って。僕のだから大きいと思うけど。服洗ってくる」
手ぬぐいと浴衣を用意し、竈で新しく湯を沸かし始めると鬼太郎は家を出る。ネコ娘は追いかける事も出来ずその背を見送り、
時折柄杓で湯を体にかけて冷え切った体を温める。
身を清め終わり、大きい鬼太郎の浴衣を帯ではしょり上げて着ると、縫い目の所々の荒さが目に付いた。
おばばではなくて自分の手になる仕立てで、襟や袖口が少しすり切れているのが分かる。
着古して柔らかくなった木綿の肌触りと併せて何だか泣きたくなってくる。本当に長く傍に居たのに、どうしてこんな風になってしまったのだろう。
盥の湯を捨て、新しく湯を張り直していると鬼太郎が戻ってきた。下着一枚の彼は火の近くに二人の服を干す。
「……ありがとう」
「ん……」
盥に新しい湯が張られているのに鬼太郎が礼を呟くと、ネコ娘は小さく頷く。
彼女に背を向けて盥につかる鬼太郎は時折柄杓で肩や頭に湯をかけた。ネコ娘は少し離れて座ったまま、そんな姿を見ている。
自分より大きい筈の鬼太郎の背がなんだかとても小さく見えた。自分より小柄だった時ですら、
彼の背は頼りがいがあって頼もしかったのに、時折全てをなげうっても守りたいと願うほどに小さく頼りなげに見えたことを思い出す。
彼は一人で地獄の果てすら行けるだろう。でも、一人で行かせたくなかった。彼に一人じゃないといつも伝えたかった、
だから何があっても彼の傍に居たかったし、彼の力になりたかったのだ。己を助けて守ってくれる彼に恋をする女達は沢山居た、
だが彼を助け守れる女は居なかった。そんな存在になりたかったのだ。
そしてこの嵐が過ぎ去るまでにもう一度伝えたいと願う。その後に隣にいるのが自分でないとしても。
「洗ってあげる」
「いいよ、一人で出来るさ」
静かな眼に静かな声をしたネコ娘が背後から声を掛けてきた。先の自分の振る舞いを恥じた鬼太郎は素っ気なく返事をする。
「ううん、やらせて」
そう言ってネコ娘は鬼太郎の手にあった柄杓を取り、その肩に湯をかける。
「これは産湯だもの」
「……産湯?」
あの雷鳴も吹き付ける風も遠い世界のような静かな室内。ぱちゃりぱちゃりと静かな水音を立てながら、
鬼太郎の肩や髪に湯をかけ掌で撫でさするように洗うネコ娘。不思議そうに問い返す鬼太郎にネコ娘が小さく笑った。
「そう、産湯。鬼太郎は嵐の日に生まれたのでしょう。今夜は鬼太郎の生まれ直した日、これはあなたの産湯、あたしがあなたの母になる。
だから…………あたしは恋人になれない」
肩越しに振り返る鬼太郎の隻眼と目が合う、その目をもっと見たくて濡れた髪が掛かっているのをネコ娘は指で払いのけてやる。
「次に人と恋をしたら、桜を二度見る事しか出来なくても、その人の手を取りにいって」
「ネコ娘」
「あたし達、終わりが遠いけどその刹那を手に生きていける。残される辛さが地獄と言うけれど、そんなことない。
その刹那を手に弥勒菩薩様をお待ちできるわ、愛しているのだから」
だからね、とどこまでも静かで優しい笑みを浮かべてネコ娘が言葉を続ける。
「昔そうしたように、鬼太郎の手を取ってゲゲゲの森を抜けていってあげる。そして今度こそ恋を実らせて」
「その時……君はどうするの?」
鬼太郎は自分の肩に掛けられたネコ娘の手に触れる。温かい彼女の手はか細くて、今は爪を向けられる事もない。
幼い頃から何度も触れ、時に助けられ時に助けた、小さな優しい愛しい手。
「言ったじゃない、刹那を手に生きていけるって」
「…………僕を置いていくのかい」
「違うよ、鬼太郎。あなたが行くの。あたし、ここで待ってるから。鬼太郎が帰れる場所を残しておくわ、あなたは一人じゃない」
「君の傍がいい」
どこか拗ねたような幼げな鬼太郎の一言に、ネコ娘は小さく首を振る。
「駄目よ、親離れが必要なの。あたしは鬼太郎のお母さんになるから、鬼太郎は恋人の手を取りにいって」
「どうしてそれが君じゃないんだ」
鬼太郎の手からネコ娘の手がすり抜ける。ネコ娘は両の掌を鬼太郎の背に当て彼の背に顔を埋める。
鬼太郎が肩越しにのぞき込んでも彼女の顔が見えない。
「…………鬼太郎が他の女に恋をするのがもう許せないから」
彼が求めているのは自分だけ。彼と同じ時間を刻めるのも自分だけ。それが分かっていても女として愛されず母として求められる間、
彼は過ぎ去るだけの女達に恋をする。ネコ娘はその苦い思いを吐息と共に飲み込んだ。
彼の恋する女達への嫉妬に狂う事は無くなっても、嫉妬せぬ訳ではない。望む事は許されぬのを分かっていた筈、決断が遅すぎた。
その罪深さが溢れ出す。
「いつか、鬼太郎が恋する女全ての喉笛を切り裂くわ、二度と鬼太郎の名を口に出来ないように。
鬼太郎を見る目を潰してやる、鬼太郎を見る事が無いように。鬼太郎の声を聞けぬようにその耳を、鬼太郎の匂いを捉えられぬようにその鼻を、
鬼太郎の手を取れぬようにその手を、鬼太郎に辿り着けぬようにその足を、引き裂いて潰してやる。
人間なんか食べたことないけど、きっと骨まで食い尽くしてやれる」
淡々と呟かれる言葉。幼い頃から時に嫉妬心をかいま見せても、自分のように猛り狂うことも無く、
少女の秘密の遊技めいた物すら思わせたぐらいであるのに、その深さ激しさに鬼太郎は声も出ない。
自分より遙かに純真で心優しい彼女が、そこまでの激情に身を落とす程追い込んでしまった自分の行いをただ悔やむ事しかできない。
ネコ娘が顔を上げて微笑む。だがまるで泣く代わりのような笑み。
「そんな事を考えるようになるのよ、あたし。清姫様や橋姫様のお気持ちがよく分かるわ、あたしの業と嫉妬が醜く卑しいのが
分かっていても止まらない。鬼太郎に幸せになってもらいたいのに、あたしのそんな汚い気持ちがきっと鬼太郎の幸せを邪魔する」
ぱちゃりとネコ娘が鬼太郎の背に湯をかける。ネコ娘の頬に跳ねた湯が落ちて伝う。彼女は微笑む、彼は言葉も無い。
「だから母親になる、恋人になる事を望まないために。鬼太郎の側にいて、鬼太郎に恋人が出来ても嫉妬しなくても良いように。
何があってもあなたを一人としないために、あなたが望んだ物にならせて」
鬼太郎の頭上に湯をかけるネコ娘。濡れて乱れた髪を指で整えてやり、両手で鬼太郎の頬に触れる。
幾度もそうしたように彼の闇の象徴たる潰れた左目がある左半面を許されてきた事がとても嬉しい。
そんなささやかな積み重ねが、彼の闇と嵐に耐えうる力をくれたのだ。彼の手を離す勇気もそこから与えられる。
「ただこれだけは忘れないで。生まれてきてくれてありがとう、あなたに逢えて良かった、愛してるの」
鬼太郎はネコ娘を抱き寄せた。驚くネコ娘に、鬼太郎は柄杓で湯をかける。頭部から伝い落ちる湯の意味が分からず、ネコ娘は鬼太郎を見た。
「鬼太郎?」
「これが君の産湯…………僕は君の父親になんかなれないけども。父さんと母さんがそうだったよう君の対になりたい、
それ以外の何者にもなりたくない。僕が欲しいのは君だけ、母さんじゃない」
鬼太郎の手から柄杓が離され、からんと乾いた音が立つ。盥に胡座をかいた鬼太郎の上に座るように抱かれたネコ娘は、
自分を見上げる鬼太郎の隻眼をまっすぐに見返した。その眼があどけなさを含んで笑みで綻ぶ。ネコ娘が好きな鬼太郎の笑顔。
「君が居てくれて良かった。君に逢えて良かった、こうして僕が生まれ変わったというのなら、
今度は一人ぼっちで生まれたんじゃない。最初に君がいる」
自分の頬に彼女が触れているように、鬼太郎も彼女の両頬に自分の手を宛う。自分にはない温もりと柔らかさが愛しい。
彼女の手を離す勇気が要るのではなくて、彼女を傷付けずにその手を離さぬままでいる勇気が必要だったのだ。彼女の愛を信じ疑わぬ勇気。
「だから…………僕の最期まで一緒にいて。沢山君に酷い事をしてきてしまったけど、それでも僕を愛していると言ってくれるなら、
僕が望んだ物になってくれるのなら、僕のネコ娘に生まれ変わって」
「…………鬼太郎」
「僕は刹那じゃ生きていけない。君が必要なんだ、他の誰でもないネコ娘、君だけが」
「鬼太郎!」
ネコ娘は鬼太郎に縋り付く。強く強く縋り付く腕には温もりと力がある。ただ触れ合うだけの腕でなく、泥にまみれた冷たい腕でなく。
口付けすら交わさぬ抱擁であるのに、その一体感は互いに忘れていた程の至福があった。
吹き荒れる嵐は世界を隔てた静寂があり、夜明け前を思わせる密やかな薄明かりの中、互いの鼓動だけが互いの体越しに届く。
ただその夢見るような時間は、ネコ娘の小さなくしゃみで終わりを告げる。
「あ……ごめん、風邪引いちゃうよね…………」
浴衣の裾が盥の湯を吸い上げて身体に張り付いたネコ娘を見ながら、鬼太郎が困ったように呟く。
名残惜しくも彼女の身体から腕を放すと、ネコ娘が戸惑ったように我が身を腕で抱きながら俯く。
「僕のもう一枚あるからそれ着て……僕の布団に入っていてよ」
「……鬼太郎はどうするの?」
「僕はこれぐらいで風邪なんか引かないし……チャンチャンコを着て火に当たってるよ。それに……」
少し着崩れ濡れた浴衣が下半身のラインを露わにさせているネコ娘を見ながら鬼太郎が苦笑する。
普段であればそんな彼女の姿を見れば欲情に突き動かされているのに、今は静かな愛しさが虚ろだった胸を満たすだけで
欲情の印を露わにする事はなかった。だがその身に触れれば、慣れ親しんだ体が呼応する。
「…………一緒の布団に寝たら、流石に我慢出来ないよ」
彼女を抱き上げて共に立ち上がる鬼太郎。身を拭おうと彼女の体から手を離すが、その手をネコ娘が俯いたまま掴む。
「ネコ娘?」
「…………一緒に寝よ?」
ぽつりと呟かれた言葉に鬼太郎は息を飲む。そして己の手を取る彼女の手にもう片手を宛う。だがそれを引き離そうとするのか、
離すまいとするのかはネコ娘には分からない。
「…………ただ寝るだけじゃすまないよ。あれだけの事をしたすぐ後でも…………僕も男だから」
「うん、分かってる…………でも、今、抱いて欲しいの」
薄明かりに見えるネコ娘の耳は真っ赤だ。力尽くでなら幾らでもあるし、あの手この手で彼女の了承を得てからも幾らでもある。
だが彼女からはっきりとした意味で口にされたのは初めてだった。
鬼太郎は首まで熱くなるのを感じながら、ネコ娘の手を握りしめた。あの静かな愛しさと共に、破裂しそうな激しさで頭と胸と下腹部が脈打つ。
濡れた浴衣の袖から落ちる雫ばかりがしばし響く。二人とも無言のままだ。
鬼太郎は己の手を握るネコ娘の手をそっと離した。ネコ娘の肩が小さく震える。
「…………あっちは狭いから布団降ろすよ。それ脱いで待ってて」
掠れた鬼太郎の声にネコ娘が頷いた。鬼太郎は手早く身を拭うと、いつもの寝床から布団を降ろし、昔寝ていた場所に敷き直す。
その物音を聞きながらネコ娘は濡れた浴衣を脱ぎ他の服と同じように干すと、火の前に蹲るように座り込んだ。
自分の行動に今更ながら戸惑い、火の熱だけではない物で顔が熱い。
大概は鬼太郎から力尽くなり、勢いに押し流されるままなりで身を委ねる事ばかりだった。彼と肌を重ねるのが苦痛ではない限り、
彼に求められることが嬉しかったからでもあるが、今は自分から彼が欲しかった。
今夜が二人の新しい始まりになるのなら、彼と自分が全てに於いて一対となりたかった。
同等であると思わなくとも、彼の欠けたる物を補い、自分の欠けたる物を補いたい。
背後の物音が止んだ。ひたりひたりと鬼太郎の足音がする。一つずつ何かを積み上げるような彼の足音。
一歩一歩踏み出すほどにネコ娘の欠片が胸を過ぎる。それらは満たされた胸の中に重ねられ降り積もり、尽きぬ泉のように溢れかえる。
もうあの嵐は何処にも無い。何たる平穏、何たる歓喜。
「ネコ娘」
「…………鬼太郎」
ただ一言の呼びかけ。ネコ娘は自ら振り返り、差し出された鬼太郎の手に己の手を重ねる。
鬼太郎に抱かれて導かれるのではなく、自らの意思で彼の手を取り、自らの意思で彼に身を委ねる為に足を踏み出すネコ娘。
二人とも何一つ身に纏わぬ姿で互いの手を取り、共に今宵の褥へ足を向けた。静かな鬼太郎の足音と吐息よりも密やかなネコ娘の足音が重なる。
「…………うちは中央の柱がないからなぁ」
「……何で?」
布団の一歩手前で呟かれた言葉にネコ娘は鬼太郎を見上げる。前髪が影を落としていても隻眼だけが薄闇に光り笑みで細められる。
僅かに光を受けて地の色がはっきりと見える鬼太郎の頬は赤い。
「ああ、かくも美しき乙女よ」
歌い上げるようなその言葉と先の言葉の連想で、ネコ娘は繋いだままの鬼太郎の手を強く握り顔を伏せる。嬉しいのに恥ずかしくて顔を上げられない。
「末は別離だからそれはやだ…………それに、あたしドレスぐらい着たいよ」
こんなにも通じ合っているとしても、白無垢は未だにあの瞬間の一言が残っていて嫌だ。ドレスですら彼は褒めてくれなかったけど。
「僕は君の身一つだけで何も要らないよ」
「女の子はそうもいかないよ…………でも、鬼太郎だからいい」
「ありがとう」
幼い頃のように互いに小さく笑い合う。鬼太郎が先に腰を下ろし、導くように繋いだままの手を引いて、ネコ娘を向かいに座らせた。
室内は今や熾火となった竈の火だけの薄暗さであっても、互いの夜目が利く眼には互いの姿を余す事無く見る事が出来る。
元々血の気の薄い鬼太郎の顔も透けるような白さを持つ色白のネコ娘の顔も同じように熾火の如く赤くなり、真っ直ぐに相手の目を見つめた。
「……覚えてる? 初めての時の事」
一体どれほどの昔なのだろうか、そんな事を思いながら鬼太郎はそう口にする。あれからどれほど肌を重ねながらも、
自分は他の女に恋をして彼女から離れたりしながらも、彼女が他へ目を向けようとするのを一切許さなかった。本当に我ながら酷い男だと思う。
「忘れるわけないよ…………初めての時から鬼太郎は無理矢理…………」
意味も知らずにただ鬼太郎に触れられて彼を受け入れる事の歓喜を感じていた幼い自分を恥じらいながらも懐かしく思い返し、ネコ娘が呟いた。
「……ごめん」
これまでの全てを振り返り、ただそう一言返して己を恥じて頭を垂れる鬼太郎。
そんな彼にネコ娘は喉を鳴らすような笑い声を零して、俯いた彼の頬に手を宛って顔を上げさせた。
子供じゃなくなっても変わらない。正義感に溢れた熱血漢の一面は落ち着いたけれども、ひどく自分勝手で惚れっぽくて不器用な彼。
でも優しくて勇ましくてあどけなく笑う、そんな彼。
「もういいよ、もういいの。だってあたし、鬼太郎が好きなんだもの」
昔から何一つ変わらぬ少女のあどけなさと、大人になってから宿した乙女の艶やかさを備えた笑顔でネコ娘が微笑む。
そんな彼女に鬼太郎が数度瞬きをすると、彼女が愛したあどけない笑顔を返して彼女を抱き寄せる。
まだ湿り気を残しているネコ娘の髪をかき回すように、鬼太郎の両手が彼女の頭を抱く。そのままキスをされるのかと思っていたが、
額同士を触れ合わせるようにして、鬼太郎は眼を覗き込んできた。
「君を抱く前に…………ずっと言わなきゃいけなかったことがあるんだ」
「……なに、鬼太郎?」
もう自分を傷付けたり意のままにしようとしない鬼太郎の手に己の頭部を預けたネコ娘は、間近にある鬼太郎の隻眼を覗き返して問い返す。
その眼差しには絶対の信頼と愛情があった。久しく見失っていたそれに鬼太郎は安心して、己の胸に溢れかえる根源を口にする。
「愛してるよ、ネコ娘」
ネコ娘の大きなアーモンド型の眼が数度瞬きをした。その目尻に涙が浮かび始め、今までの笑顔が嘘のようにネコ娘は固く眼を閉ざした。
か細い肩が震え、長い睫毛の間から白露が幾つも幾つも零れ落ちていく。
「な、泣くなよっ……泣かないでよ…………」
「だって……」
うわずった声を上げる鬼太郎の胸に縋り付いて、ネコ娘はただ泣き続ける。繋がれたままの手は離される事無く、
力強い筈の鬼太郎の手が戸惑うようにネコ娘の髪や肩を撫で、かつて彼女が彼にそうしたようにその背を宥めるように優しく叩く。
「泣かないでよネコ娘……何度も泣かした僕が言うのもおかしいけど…………君に泣かれると僕はどうしていいか分からないんだよ……」
「だってだって……こんなに嬉しいの久しぶりなんだもん…………鬼太郎ぉ…………好きよ、大好き……愛してる…………」
嗚咽混じりのその言葉に鬼太郎は涙で張り付いたネコ娘の髪を指先で払いのけ、頬を流れ落ちる涙を唇で拭う。
仄かな塩味がするのに甘く感じるそれを飲み干し、閉ざされた両の瞼へ口付けた。
「…………愛してる、ネコ娘」
仄かに開かれたネコ娘の瞳から眼を反らさずに鬼太郎が囁く。そして嗚咽で打ち震える彼女の唇へ己の唇を重ねた。
最初の口付けは触れ合うだけ。二度目の口付けは互いの熱情を伝え合うように、舌を絡め合う深い口付け。
片腕だけで支えながら鬼太郎はネコ娘を横たわらせる。彼女の視界に入るように繋いだままの手を持ち上げて、五指全ての指先に口付けた。
「ごめんね、君を愛するのに繋いだままじゃ手が足りないんだ…………離してもいい?」
「…………代わりにあたしの身体全部へ鬼太郎を教えてくれる?」
「勿論」
手を離して、ネコ娘にのし掛かる鬼太郎。その両手は彼女の頬に触れ、彼女の手は彼の背に回される。
鬼太郎は啄むようなキスをネコ娘の顔中に降らせる。時折掠める唇は舌先でくすぐり、希うようにネコ娘の唇が開かれるとより深い口付けを交わす。
奇妙な水音が立ち、互いの舌が絡まる音が、互いの耳朶を打ち互いの熱を伝え合う。
飽きる事など知らぬが彼女の全身を味わう為に、鬼太郎の舌が離れた。
そのまま頤へ唇を落とせば、ネコ娘が甘い声を零して喉を反らせる。すっと走るか細い首筋に舌を滑らせれば、組み敷いたネコ娘の身体が震えた。
「ふにゃっ! っん……鬼太郎……」
黒髪の間に見える赤く染まった耳へ辿り着き、ぷくりとした耳朶に軽く歯を立てるとネコ娘の声が弾ける。思わず零れる吐息。
「可愛いよ、ネコ娘……好きだよ…………」
「きたろぉ……」
夢見るかのような蕩けた鬼太郎の囁きにネコ娘は身の内から走る甘い痺れを感じ、ただ彼の名を呟いた。
耳を舌先で愛撫されながら注がれるのは繰り返される愛の言葉と自らの名、ただそれだけなのに体が溶けてしまいそうに心地よい。
自分が失われていくのが恐いのにそれの源が鬼太郎というだけで、それすら歓喜となる。
ただもっとはっきり鬼太郎を感じたくて彼の背に手を掛けると、汗ばんだ肌と逞しい筋肉のしなやかさが分かった。
昔から日々続く戦いのために見た目相応の年頃の少年より遙かに逞しかったけれども、こうして少年と呼ぶ程幼くもなくなった今となっても、
彼の普段持っている雰囲気からかけ離れた肉体を備えている事にこうして気付く。そして、それら全て自分の物。
「……ああっ……きたろぉ……鬼太郎……にゃあぁ…………あぁ…………」
奥深くで激しく脈打つ鼓動を感じながら、かつてと同じく両の手に僅かに余っても、大人の豊かさを備えたネコ娘の乳房に両の手を掛ける鬼太郎。
綿の柔らかさと練絹の滑らかさを掌だけではなく、その谷間に顔を埋めて余すこと無く堪能する。
染み一つ無い肌に口付ければ、雪に散る紅梅の風情を持ちながら所有の証が刻まれた。唯一固く尖る箇所は舌を絡めるようにして捉え優しく吸い付けば、
ネコ娘がひくりと身体を奮わせて背に爪を立てた。
下腹部で脈打つ己自身が時折震え、ネコ娘の身体に触れるたびに自ら滴らせる物で滑るのが分かるが、まだ彼女の胎内を訪れたくは無かった。
彼女の身体全てに自分を教えてからではなくては嫌だ。
頬で己にはない柔らかさと弾力を楽しみ、激しくも心安らぐ彼女の鼓動を聞きながら、鬼太郎は背に回されているネコ娘の腕を片方取る。
先に自分の妖髪を引き裂くまでに追いつめさせてしまった事を悔いながらも、それを成し遂げた彼女の武器へキスをした。
白魚のようなと評するに相応しいのに、幾度も助けられた彼女の一部へ賛美と感謝を思いながら、
鬼太郎はネコ娘の指を一本一本丁寧に口に含み、口内と舌で形を覚えるかの如くに舐っていく。
「にゃっ……あんっ……やだぁ……」
「嫌だ、止めたくない」
本当に厭うが為に口にしている訳ではないと分かっていても、鬼太郎はネコ娘の零れた言葉にはっきりと言い返す。
五指全てとその掌、手の甲から手首まで舌先で舐るか唇でなぞり上げると、そのまま一の腕、二の腕と唇を滑り上げていった。
もう既に息を荒げ、潤んだ瞳のネコ娘と視線を交わせば、小さな音を立ててキスをする。
「……んっ…………にゃぁ……あんっ……ふにゃ…………」
もう片腕も同じように取られ、鬼太郎が爪の一つ一つに口付けて、全ての指を舐る。唇で優しく食まれ、時折甘噛みされる度に、
我知らず身が震えネコ娘はただその震えに合わせて吐息と喘ぎ声を零した。
指を愛撫されるだけで、そこから熱が走り身体が崩れ落ちていきそうだ。余りの快感に指を跳ねさせ逃れようとしても、
優しくも逃れる事を許さぬ力で手を取られ小さな音を立てて指や掌に口付けられる。
ゆるりと一の腕、二の腕と鬼太郎の吐息と唇が肩元へ上がってくる。自分の息が知らず荒くなっているように、鬼太郎の吐息も荒いのが分かった。
それが何よりも嬉しい。
再びの口付け。すぐに離れようとするのが名残惜しくて、ネコ娘は鬼太郎の頬に手を宛い彼を引き寄せた。
吐息を零しながら鬼太郎の唇を捉えると、自ら舌を絡め彼を招く。
淫猥な音を立てる口付けの間、顔に降りかかる鬼太郎の前髪を無心に梳き上げるネコ娘。彼の隠された左半面も彼の力の源たる髪も全て許される、
自分が鬼太郎の物である様に鬼太郎は自分の物だ。
「……きたろぉ……」
「僕はここだよ、ネコ娘。好きだよ、愛してる」
己の額と髪に触れる彼女の指が心地よい。甘く呼ばれるネコ娘の声に応えながら、鬼太郎は片手をネコ娘の脇腹から滑り落とし、
腰骨を軽く爪で引っ掻くようにくすぐると、張りのある太股を抱き上げる。
幾度も繰り返した行為だ、その答えを見いだしたネコ娘がぴくりと身を震わせ吐息を付いた。
だが鬼太郎は身を擦り下げるようにして彼女の顎から首筋、鎖骨へと口付けながら、彼女の脚の間に身を落ち着けて片足を抱き上げる。
「……鬼太郎?」
「もう、どこにも行かないでくれよ。君が本気を出すと追いつくのが大変なんだ」
裸足での立ち回りを演じさせてしまった為か、ネコ娘の足の裏には幾つかの傷があった。ちゅう、と小さな音を立てて口付けると、
鬼太郎は妖力を舌に乗せて丁寧に傷を舐める。
「どこも行かないよ……あたし、ずっと居るから…………ふにゃっ……やっ……きっ……きたろぉ…………鬼太郎ぉ……」
ひくりひくりとネコ娘の脚の腱が動くのが抱きかかえた腕で分かる。手と同じように彼女の脚の指も爪先の一つ一つに口付けて、指の付け根を舐る。
その指の付け根を舌先でくすぐれば、口の中で彼女の足の指が小さく跳ねた。
愛撫と癒しとを同時に行い彼女が元の綺麗で柔らかい足裏を取り戻すと、足の甲に唇を滑らせ、先は妖髪で捉えるという無体な事をした踝へ口付ける。
張りのあるふくらはぎへは強く口付けて淡い印を残していく。一つ印を残せば一つ零れるネコ娘の吐息と甘い声。
彼女の吐息一つに鼓動が跳ね上がり、彼女の声一つに身の熱が高まっていく。
行かないでくれと懇願しなければ確かに月の裏側まで飛べるであろうしなやかさを持つ脚へ頬摺りし、
膝頭へ軽く歯を立てるとネコ娘の手が布団を掴むのが見えた。
ネコ娘の太股の内側に薄明かりで濡れて光る物が見える。だがまだ彼女の身体に触れる場所が沢山残っている。
猛る自身はそのような思いは知らぬと叫ぶが、彼女の身を貫くよりこうして触れ合う方が今は胸が満たされる。
薄氷よりも儚い物を置くように抱いていたネコ娘の脚をそっと下ろすと、鬼太郎は彼女のもう片方の脚を抱き上げた。
膝頭に軽く口付けて臑を唇でなぞりながら踝へ甘噛みをすれば、彼女の脚の指が堪えるようにきゅっとすぼまるのが見える。
同じように傷を帯びた足裏を妖力を乗せた舌で丁寧に舐めて傷を癒していく。時折指を口に含み爪へ口付ければ、ネコ娘の声が弾けて消える。
両の足裏を同じく綺麗に癒し終えると、鬼太郎はネコ娘の膝頭に両手をかけて彼女の脚を割った。薄闇に開かれた秘部は蜜を滴らせ、
薄闇にとろりと光る。花弁を打ち振るわせるそこへ指を滑らせると、例えようもない温みと潤みがある。
脳髄を蕩かす濃厚な匂いと淫靡な姿に鬼太郎は堪えるように吐息を零し、太股に滴り落ちた蜜を舌で拭い取りながらそこへ顔を埋めた。
「やだぁ……んんっ! にゃっ! きたろ……鬼太郎ぉ……」
鬼太郎以外を知らない場所へひやりとした空気が触れるとすぐに熱い吐息が掛かったのが分かった。
どれほど繰り返しても自分の脚の間に鬼太郎の頭がある事なんて未だに慣れない。
ぴちゃり、と水を舐め取るような音を立てられて鬼太郎の舌が触れる。その音と感触にネコ娘は息を呑む。
ただ鬼太郎の名を繰り返し呼び、離したいのか離したくないのか自分でも判らぬままに彼の頭に両手をかける。
「きたろぉ、きたろぉ……にゃあぁ……あぁ…………はぁ……」
鬼太郎が蜜壺へと指を滑り込ませ軽く指を動かすと独特の音が立ち、彼女の胎内が蠢いて指を絡め取ろうとする。
花弁の奥で顔を覗かせる固く尖った花心を舌先で捉えて転がすと、ネコ娘の脚が震えて太股に顔を挟まれた。
時に震える柔肉を口に含み、尽きる事を知らぬように滴り落ちる蜜を舌で舐め取っていく。
ネコ娘の喘ぎ声が降り、それに合わせるように彼女の指が髪をかき回す。水遊びでもするような様でネコ娘の胎内に指を回し、
ざらりとした指触りのある固い一部を指先で捉えた。爪を立てぬように指の腹でそれを捉え責め立てながら、ひくひくと震えた花心に小さく歯を立てる。
「にゃっ、あっ、鬼太郎っ、鬼太郎っ、きたろぉっ!」
さらりとすり抜けていきそうな鬼太郎の髪を掴みネコ娘が腰を反らせて悲鳴を上げた。
肩を奮わせ息を荒げ、全身に走った快感に素直に身を委ねたまま、その手から力が抜けて滑り落ちていく。
溢れた蜜で顎元が濡れたのを片手で拭い、鬼太郎は身を起こす。潤んだ目に弛緩した身体を投げ出したネコ娘を見下ろし、喉を鳴らした。
その姿に臍までそそり立つ自身が震え時折下腹部に触れる。だが、まだ彼女に触れていない場所がある。
「…………きたろぉ……」
ネコ娘が甘く名を呼びながら、震える手を伸ばしてきた。その手を取れば彼女の手が引き寄せようとする。
ただ名を呼ばれるだけでも鼠径部から脳天まで走る強烈な程の刺激があった。もう限界だ。
「…………お願い、来て…………鬼太郎を頂戴…………」
鬼太郎の重さすら心地よい。乳房を彼の胸板で潰される僅かな息苦しさすら嬉しいまま、鬼太郎で全てを満たして欲しくて、
ネコ娘は鬼太郎を希う。繋がれた手を強く握り締められ、息を全て吸い取られそうな激しさで唇を貪られる。
口の端から混ざり合った唾液が零れるのも厭わず、ネコ娘は鬼太郎の舌を受け入れて絡ませ合った。
「…………行くよ?」
息を荒げ掠れた鬼太郎の声。熱を含んだ隻眼が恐いほどに真っ直ぐに見つめているのに、ネコ娘は声も出ずただ小さく頷いた。
そして彼の手と繋がれていない片手を、鬼太郎の首筋に回す。
熱く固い物が宛われるのが分かった。ゆっくりと鬼太郎が胎内に入ってくる、鬼太郎を受け入れる。
我が身にある異質、それなのに一つに戻ったかのよう。何もかも違うのに、自分と彼は一対だ。
「…………鬼太郎…………好きよ……」
挿入しただけで達しそうなのを必死で堪えていた鬼太郎であったが、ネコ娘のその一言に息を飲んだ。
潤んだ瞳に顰められた眉、あどけなさのある笑みなのに、自分で満たされた事を教えてくれる艶やかさを備えた顔で、ネコ娘が自分を見ている。
「…………っ!」
ネコ娘は胎内で熱く迸る物を感じると共に、声も無く呻いた鬼太郎の身体から力が抜けて加重をかけてのし掛かられた。
彼の首筋に回した掌が汗の滲み出た彼の肌で滑る。途切れ途切れの荒い息が顔を埋められた首筋に掛かり、その度にネコ娘も小さな声を上げた。
「………………ごめん……」
僅かに聞こえた鬼太郎の呟きに彼の顔を覗き込むと、乱れた前髪の間にある隻眼がどこか身の置き所の無い様で見返してきた。
鬼太郎の何時になく気弱な様にネコ娘は数度瞬きをすると喉を鳴らすように笑い、彼の首筋に合った手で彼の髪をかき回す。
「…………笑わないでよ……結構傷つく………………」
拗ねた口調の鬼太郎の声が首筋に落ちる。それをくすぐったく思いながら、ネコ娘は伏せられて顔が見えない鬼太郎の頭に口付けた。
「ごめんごめん。でも、何か嬉しいの…………好きよ、大好き、あたしの鬼太郎」
まだ繋がり合ったままであるのに、童女のような笑い声を零しながらネコ娘がそう歌うように口にする。
彼女が初めて所有の意を示す言葉を口にするのに、鬼太郎はようやく顔を上げた。
「…………そうだよ、僕は君の物。君が僕の物と同じように、ね」
「あたしはずっとあなたの物だったのよ、鬼太郎。あたし自身がそう決めたんだから」
互いの唇だけではなく、その頬や額、乱れた髪にすら啄むようなキスを交わしあい、身を重ねている最中とは思えないあどけなさで笑い合う二人。
その内にネコ娘は胎内の鬼太郎が力を取り戻しつつあるのを感じ、戸惑ったように目を伏せた。
その恥じらう様に鬼太郎は喉の奥で笑い、彼女に深い口付けを落とす。
「いい?」
再びの問いかけ。その答えとしてネコ娘は彼の背に手を回す。鬼太郎の腰が動くと、ネコ娘が小さく呻きその背を反らした。
熱が高まる度に鬼太郎の怒張は力を増し固さを増し、ネコ娘の胎内を穿っていく。
ネコ娘の身も己を貫きながら悦楽を絶え間なく与える鬼太郎を受け入れて、それを逃すまいと蠢き締め上げていく。
終わりを迎えるのが惜しいように緩やかな律動であったのが、速さを増していく。
互いの名を呼び合い、少しでも相手の身体に触れ合おうと強く抱きしめ合う。強く抱きしめられる逞しい腕を思い、
縋り付く爪の鋭さを思い、滴る汗を感じる。切なく名を呼ばれ唇を重ね、慣れ親しんだ匂いを胸一杯に吸い、互いに身を溶かし合う。
二人、共に辿り着くは第七天の果て。二身一対完全なる陰陽、ここに一つの円環完成せり。
繰り返し髪に触れられる感触がある。時に頬に触れ、時に急所である首筋にも触れられるのに、生命の危険など少しも感じなかった。
「…………鬼太郎?」
その感触と温もりを持つただ一人の名を呟いて、ネコ娘は目を開けた。閉ざされた窓の隙間から差し込む細い日の光は
嵐の後独特の透き通る空を思わせる眩さで、その光をまだらに浴びた鬼太郎が隻眼を細めて笑う。
「おはよう」
鬼太郎の腕の中に居る事にネコ娘は気付いたが、嵐の中の立ち回りと数えるのも億劫なほどに彼と情を交わした疲れが全身に残っており、
驚いて身を起こす力もなかった。何よりここは自分だけに許された場所で、心地よい場所であるために逃れる気も起きなかった。
「……おはよ」
気怠そうなネコ娘の声に鬼太郎は小さく笑いながら、その額や瞼にキスをした。それがくすぐったいのか、ネコ娘が何やらゴロゴロと喉を鳴らす。
そんな彼女が愛しくて、鬼太郎は今まで眠っていた彼女にしていたように彼女の髪を指で梳き上げた。
「愛してる、ネコ娘」
寝起きだというのにそんな一言を差し出され、ネコ娘は頬を染めて鬼太郎の肩元に顔を埋める。
触れ合う彼女の身体の柔らかさ温もりが心地良くて鬼太郎は眼を細める。
「…………あたしも愛してる、鬼太郎。だからもう、他の女に恋をしないで」
ひやりとした鬼太郎の肌にその奥にある熱が心地よくてまた微睡みそうになるのを堪えながら、ネコ娘が鬼太郎の耳元で囁いた。
「…………うん」
「ちょっとっ! 何よその間!?」
例えようも無い幸福感と微睡みに浸っていられたというのに、鬼太郎の躊躇した間にネコ娘が目を剥いて顔を上げた。
何時になく慌てた様子の鬼太郎が眼を泳がせる。
「いや、そのっ、君だけだよ、それは本当だから! ただ、ほら…………そんなに僕、惚れっぽい?」
「…………自覚ないの?」
小さく頷くと、胸元に突き立てられたネコ娘の爪が引っ込むのを感じる鬼太郎。ネコ娘は小さな溜め息を零して、笑うしかないというような顔をする。
「分かったわ…………いいよ、恋したって。鬼太郎が他人の好意に弱いのだって知ってるもの」
「…………ネコ娘。でも、僕は−−」
言い募ろうとした鬼太郎の唇にネコ娘の指が押し当てられた。その指先の爪は可愛らしい真珠色で、鋭い先端を向けようとはしていない。
「もういいよ、もういいの。鬼太郎が次に恋にしたら、鬼太郎の手を引いてゲゲゲの森を抜けていってあげる。
ずっと恋を成就できなかったんだもの、次はさせてあげる。叶わぬ恋の辛さはあたしの方がずっと知ってるのよ」
「ネコ娘っ!?」
唇を封じた指を握り締めて珍しく裏返った声を上げる鬼太郎に、ネコ娘はどこまでも優しい笑みを浮かべながら、
彼の乱れている前髪を指先で梳いて整えてやる。
「ねぇ、鬼太郎。親父さんの手の取り方って鬼太郎にそっくりなのよ。知ってた? やっぱり鬼太郎と親父さんは親子なのね」
唐突な話の飛び方に鬼太郎はついていけず、きょとんとした顔をしてまじまじとネコ娘を見返した。そんな彼に彼女が喉の奥で小さく笑う。
「これは知ってる? 女の子ってね、最初にお嫁さんになりたいって思う相手は父親だって事」
「なっ!?」
目を見開いて声も出ない鬼太郎の茫然とした有様に、ネコ娘は心底楽しそうにあどけなく笑う。
彼女は両手で鬼太郎の髪をかき回し、さらさらと指をすり抜けていく様を楽しんでいる。
「言ったでしょ、あたしはここに居るって。そう願えば月の裏側まで飛べるけども。鬼太郎がここから居なくなっても、
鬼太郎が帰ってこれるように待っているわ。でもどうしてあたしが一人で待つと思うの?」
「でも、だってっ……父さんはずっと母さんの事を−−」
「どうして鬼太郎が他の女に恋をするのがよくて、あたしが他の人に恋をしてはいけないの?」
猛り狂う嵐が愛情と独占欲を加速させてずっとネコ娘を縛り付けていた事を鬼太郎は自覚している。
だがネコ娘の言葉は全く以て正論で、鬼太郎は反論出来る術が見つからず、ぱくぱくと口を開閉させるだけだ。
ここまで彼をやりこめられる事が出来たのは初めてで、ネコ娘はころころと笑いながら鬼太郎を胸元へと抱き寄せる。
彼が新しく生まれた時に立ち会えた喜びはまだ胸を満たしているし、それが無くても彼の最期まで共に居る気持ちは変わらない。
だが彼の闇を見据え受け入れたように、自分の一番醜い物をさらけ出した今、彼にそれを受け入れて貰いたかった。
「……僕が嫌だ」
「あたしが嫌だとは思わないのね」
「…………君は僕の物だろ」
「あなたが私の物であるように、ね……んにゃっ……」
鬼太郎は彼女に返す言葉が見つからなくて、顔を埋めた彼女の乳房に口付けて甘い声を上げさせる。だがネコ娘は身を震わせながらも、
そんな彼の額を指先で弾いた。
「無償の愛が欲しいのなら、あたしは母親になるしかないわ。可愛い坊や、愛しい鬼太郎」
母が子を慈しむような仕草で、ネコ娘は鬼太郎の頭を撫でる。心地よくてもその意味に鬼太郎は顔を歪めた。
「僕が欲しいのはネコ娘だ……母さんじゃない」
鬼太郎はネコ娘の手をふりほどき、自分が彼女を抱きしめる。恋人以外には決してせぬ口付けを幾度も幾度もネコ娘に降り注ぐ。
この腕に居る彼女は自分の始まりで終わりとなるはず、そうであれるように祈り願う。
そしてそれを成し遂げる為には、己の意思が必要である事を自覚した。
「恋をしないと言い切れるか分からないけど……愛してるのはネコ娘だけだよ。それに、もう君にあんな事言わせないようにする。
それだけは約束する…………一番言いたくなかっただろう事を口にさせてごめん、どれだけ苦しいか僕は知っている筈なのに」
「鬼太郎……分かってくれたらそれでいいの。愛してるわ」
目尻に涙を滲ませてネコ娘が微笑みかける。その笑顔に鬼太郎は笑みを返し、彼女の眦に口付けた。
長い睫毛から白露が零れぬように唇で拭い、吐息と共に彼女の耳に囁く。
「泣かないでよ……君に泣かれると本当に困る…………」
「…………じゃあ、鬼太郎で一杯にして。愛してるの」
「僕も愛してる」
鬼太郎の手がネコ娘の頬を滑り、軽く顔を上げさせた。ネコ娘が涙で潤んだ瞳を閉ざすと、鬼太郎は己の唇を彼女のと重ねる。
ただ触れ合うだけの口付けなのに、二人に昨夜感じたこれ以上も無い一体感を再びもたらす。
それは互いが望むのであれば必ず手に入るのだと嵐と闇を潜り抜けた二人は知っている。
終わりは遠かろうとも、相手が居るのであればそれは長く続く至福の時となる。
だからこそ相手を己の対と見出し望み、二人は等しく手に入れたのだ。
<了>
また何か出来たら来ます。
それまで次の方の投下、楽しみに待ちながら沈んでおります。
実写映画、3期+4期映画DVDも出るので、その辺りで盛り上がる事を願いつつ。
(´・ω・`)前スレ埋めないと…
GJ×∞
全シリーズ読んできたけど、最後の最後まできっちりと締めてあって、
何かもう言葉が出てこないくらいですよ
ネットで「いいもの読んだな」て思ったのはすげえ久々。
乙!!
良かった、乙ですた
次回作にも期待
お疲れさん。
ものすごい長編だな。
しかし腐女子好みのメロドラマやな〜。
すでに鬼太郎と猫娘の面影なし。
「愛してる」とか猫娘のお嬢様口調とか鬼太郎の歯の浮くような気障なせりふとか、もう膨満感!
気持ちだけは永遠の夢見る乙女☆の中年腐女子が書いたんだろうな。
いやほんと、お疲れ。
前スレ埋めようぜ!
>>21 >腐女子好みのメロドラマ
それはちょっと思った。書いた人は中年腐。
あと毎回毎回なんぼなんでも長編すぎる…
三期見てたならそれなりの年だろ。
ま、腐中年呼ばわりしたし、もうこねぇんじゃね。
>>796 GJ!
次も期待してます
めげずにガンバレ
次スレ立て要請しておいてまだ前スレ残ってるし、
多少叩かれてもしょうがない気もする
796氏、何時も読み応えのある作品提供にGJ!!
長文でも作品の魅力に惹き込まれるから、読み応えがあって面白い
>>25つ【描けない&書けない香具師ほど批判は一人前】
「読まない」と言う選択があるのに絡むヴァカの神経が理解できん
ネ申々の表す世界観にいちいちケチつける前に
SSの一つも投下してみろや(゚Д゚)ゴルァ!!
元々21禁であるこの板で
1期からのファンを含めればかなり年齢層は高い筈なんだが?
批判しているわりには
>>21は796氏の作品読み込んでるなあと思ってしまったw
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 12:32:41 ID:TqsZWipd
完結編キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
796ネ申乙でした!
三期〜映画版の流れや鬼太郎の浮気癖の理由等、
丁寧な心理描写は読み応えがありました( ´∀`ノノ"☆パチパチパチパチ
次回までwktkして待ってます!!
しかしこのスレも空気悪くなったなぁ...。
新しいテンプレできてもこれだもんな。
盛り上がるのは素直に嬉しいが、人が増えればそれだけ荒れやすくなる。
スルーできないヤシや、特定のシリーズに対する釣りや煽りがこれ以上湧いてくるとなると、
数字ネタ以外にも棲み分けが必要になってしまうのかね。
・荒らし、煽りはスルー推奨 。釣りに引っかかるのも荒らしです。
三期の上に映画を下敷きなら雰囲気的にこれでしっくり来てると思う。
オチの自覚無し鬼太郎にネコ娘共々苦笑い。しょーがないねえ。
次の作品をのんびり待ってます。
>>28 ハゲドウ
>>21は言い方はアレだが率直な感想だと思った というか共感した
どうでもいいけど未だにピンク板を21禁だと思ってるやついるんだな
18禁に緩和されてんだぞー
>>33 書き手さんをおもくそ貶めてるあの書き込みの何処にお前は共感したんだ?
言い方云々の問題じゃなくアレは感想ではない。ただの中傷だ。
36 :
33:2007/07/26(木) 21:31:24 ID:pSA+XeWk
メロドラマ 鬼太郎と猫娘の面影なし
猫娘のお嬢様口調 鬼太郎の歯の浮くような気障な台詞
書いてる人は中年と思われる
この辺りかな。
前スレ埋まったよー
>>36 あっそ、エスパー乙。
もう出てくんなよ、目障りだから。
>>35=
>>38 聞いておいてあっそ、ってwwww
まともに答える
>>33もアレだが
スルースキル足りなさ杉だお前らwwwwww
(・∀・)つ次の話題ドゾー
三田ネコはセクシー
・人生はどこまでも苦戦だよ(投下しても常に誉められるとは限らない)
いくらテンプレにはこうかいてあっても、流石に21-23は悪口以外の何物でもないだろ・・・
でも確かに、前スレがまだ300近く残ってんのに、何で新スレに移動したんだ?とは思った
>>43 よくわかんないけど、投下前の注意書きにあるように
「全部投下するとこのスレ撃沈がほぼ確定の50k前後+可読性対策の改行有り」
だからじゃないの?
それを読んだ人が納得してスレ立てしたんだからそうだと思ってたんだけど。
作品をむやみに批判するのも確かによくないが、
かといって何でもかんでもGJ!だのネ申だのという言葉を乱発するのもどうかとオモ。
好き嫌い以前に良作駄作の別はあるわけで、イマイチな場合はちゃんと指摘するのも本人のためかもしれん。
アニメのキャラの姿や声がそのまま浮かぶような良作もあれば、
ほとんどオリジナル化されごく一部の偏った趣味の人にしか受け入れられないようなイタイ物もある。
たとえば同人誌で言うなら少女マンガみたいなオメメキラキラ髪の毛サラサラの鬼太郎と猫娘のドリーム漫画とか。
耳障りのいいことばっか言ってたら、本人も伸びないし改善点もわからない。
正直、今回の長編作者も文章力はあるかもしれんが間延びしすぎとか、フィルタかけすぎとか、複数の人間が共感するような問題があるわけだから。
批判的な意見にいちいち目くじら立てないで、反省材料にしてより精進すりゃいいんじゃね。
なんでも書きゃ神神あがめて、実力のある作家たちとひとくくりにすんのは本当の神に失礼。
46 :
sage:2007/07/27(金) 02:01:38 ID:4zobWVVI
>>45の意見には賛成するが、批判と悪口は違うだろ?
たとえば
>>21、
>>36の
>メロドラマ 鬼太郎と猫娘の面影なし
>猫娘のお嬢様口調 鬼太郎の歯の浮くような気障な台詞
までは(書き方に悪意を感じるが)まだ分かるとして
>書いてる人は中年と思われる
これは完全に悪口だろう・・・
47 :
46:2007/07/27(金) 02:03:23 ID:4zobWVVI
スマソ
あまりに馬鹿な自爆した・・
逝ってくる・・・orz
>>45 「本人のため」っていうのはどうだろう。
だってここはプロ育成の場ではなければ、読み手は評論家でも無いでしょう?
あと「何でもかんでもGJ!だのネ申だのという言葉を乱発するのもどうかと」もちょっと違うと思う。
自分がつまらないと思うものにわざわざ褒めるレスをつける労力は使わないでしょう。
だからこそ自分に合わなかったものに批判的な意見が出てるんだと思う。
本来合わないならスルーすべきなんだけど。
言いたいことはわからなくもないけど、『批判的意見を反省材料にしてより精進しろ』っていうのは、
少し偉そうなんじゃないかな…
『次は批判的意見を出した我々に合うものを書けよ』って言うように聞こえてしまうから。
>>45の言い分はもっともだ
でも、
>>46が言うように、批判と悪口の区別が付いてない困ったちゃんがいるのも事実だわな
まあ今夏休みだから・・・・・・
まああれだな、48の言うようにあくまでプロの作家の集まりでもないし、そもそもお気楽に書く場だしさ
ただ、やっぱりそれなりの「批評」ってのは、書き手のためにも必要かもしらん
(あくまで「批評」。「悪口」「暴言」ではなく)
>>796 やべウエンツ鬼太郎と麗奈猫娘で読んでた・・・
45は一時期、某スレで暴れ回っていた批評家気取りだろ。
何言ったって聞かないぞ。スレ一つ潰す勢いで自分の意見こそ絶対と譲らすに、他の意見聞かなかったんだから。
結局、それだけ言うんだからさぞ素晴らしいのをお書きになられるんだろうから、
我々に後学のために見せてくれと言われて逃げ出したし。今度はここに噛み付きに来たんだろ。
俺も45の希望する物はどんなのか、本人に書いて見てほしい。同じように批評しるから。
>>50 俺もだ。
書き手さんも映画ネタて書いてあるからありだろ!
>50-51同じくノシ
なんだ、てっきり前スレで誘い受けしてた香具師が
796に先に投下されてGJもらったのが気に喰わなくて暴れてるのかと思ったよ。
どこか投稿掲示板借りて、長いのはそこに投下するように
すればいいじゃない。
と通りすがりが言ってみる
>>53 なんで追い出そうとするんだよ
txt投下という手だってあるだろう
書き手を追い出してここを廃墟にする陰謀なんだよ!!(ry
しかし書き手さんも大変だな、作品については好みがあるから仕方ない面もあるが、
中の人にまで何か言われても下手に反論したら荒らしになっちまうから
何も言い返せないでフルボッコなんて。
うーん、夏だから仕方がないのかどこのスレでも微妙に荒れがちだな。
意見を述べているようで実は煽っている奴がいる。
悲しい事だ。
俺は結構前からの住人だが、ココ最近の荒れようは異常。
誰かが別の話題を持ってきて盛り上げようとしても盛り下げられ…。
そこまで堅苦しくならずに楽しむ事は出来ないのかね。
また盛り上がろうぜ。
明らかに悪意のあるカキコは断固スルーで
好意で投下して下さっている書き手さんには
本当にほんとうに感謝してます
楽しませて頂いてます
辛いだろうけど、変なヒト達の罵詈雑言なんか気にせず
是非引き続き投下して下さると、とても嬉しいです
>>57 その通りだよな。
ココは楽しむべき場所だと思うんだ。
書き手さんにも良い気持ちで投下して欲しいと思う。
楽しませて貰っている側としては本当に有難うございます、とお礼を言いたい。
気がむいたらまた投下して欲しいです。
この流れになる前は何の話題だったっけ。
久々にキタネコ以外の組み合わせとかの話で意外と盛り上がってたよな。
新鮮で楽しい。
荒れはじめたのは前スレの337からだな
5期とその他のファンの確執ができたせいだと思う
自分はネコが幸せなら相手は鬼太郎じゃなくても可
人間の男との恋愛話もあっても良いと思うけど
異端かなぁ
鬼太郎がどんな反応するか楽しみww
>>57 禿堂。
批評も要らない。批評してもらいたい人は専用のスレ行くだろうし、
批評を気にして投下して貰えない方が遙かにいやだ。
職人の皆さんもすぐに投下は無理かもしれないけど、
また前みたいに投下してくれるのを楽しみにまってます。
ここは、職人さんみんな作風が違うから、どの人が来ても楽しい。
エロまで持って行かなくても、三期のシーサーとネコ娘の絡みもいいな。
イメージとしては「姐さん、事件です!」なノリなんだけど。
確か一緒にお風呂入っていたよな、あとで鬼太郎にシメられてないか心配だwww
>>63 自分もネコ娘とシーサーの絡み好きだ
シーサー普通に女湯にいてビックリしたんだが
ペット扱いなのかな(塚ペット可な銭湯って…)
俺としては前スレで話題になった
蒼坊主にいさんと猫娘の絡みを見てみたい
>>60 ありだと思うんだぜ
今期の猫娘は特に人間の世界寄りだし
>>65 自分も蒼兄さんとネコ娘の絡み見てみたい。
火取り魔封印した後、腹さされているのを数日養生してる時に
看病の手伝いにきたのを何か勢いとかなし崩しにとか妄想してみた。
そういや、ネコ娘は一度も蒼兄さんの事、名前とかで呼ばなかったけど
蒼兄さんの事何て呼ぶんだろう。
呼び捨てより、鬼太郎と同じように蒼兄さんとか呼んでくれると、妹フラグっぽくて萌え。
前スレ話題といえばキタユメもいいなぁ。
各期鬼太郎のコラボ、女の子水木キャラのコラボはあったけど、
例えば悪魔君と3期ネコとか、そういうコラボってあったっけ?
>>68 悪魔くんと猫とかはないかも。
松下悪魔くんとか山田悪魔くんと3期か4期ネコとか楽しい気がする。
前スレ話題色々出たけど何が出たっけな。キタネコは当然として
キタユメ・キタミカ
蒼坊主とネコ娘(略し方が分からん。アオネコ?)・ネズネコ
辺りか?
自分ネコ好きだから、蒼兄さんとネコ娘やあまり無いネズネコは見てみたい。
>>69 ありがと。
いや、アニメの悪魔くんと3期ネコの声が同じだから
誰かネタにしてたかな?と思って。
松下・山田悪魔、3期・4期ネコ&鬼太郎、どれをどう組み合わせても
面白そうだけど、書きこなすにはかなりの手腕が必要そう。
こうもり猫と猫娘とかも楽しいかもね。お笑いになりそうだけど。
ネコ娘がナンパされて・・・
みたいなストーリーを思いついた
かなりの確立で荒れるから書かないけどさ、、、orz
72 :
71:2007/07/28(土) 01:56:58 ID:E/+hrtDS
すまん、これ(
>>71)も荒らしになるんだな
スルーしてください
すいません
>>63 >確か一緒にお風呂入っていたよな、
倉庫にその時の絵があるよ
松下は鬼太郎と原作で共演してるから
松下と猫娘はアリかと思ったりする>コラボ
松下ねこ娘って面白そうだな
4期ねこ娘だったら松下相手にも物怖じしないというか、逆に松下をやり込めそうだね。
でもねこ娘絡みで松下に対峙するとなると4期鬼太郎は殊更黒さ爆発になりそうでちょっと怖い。
超天才vs子猫
四期鬼太郎って黒いの?
自分はのほほんとしてるイメージが強いから
四期鬼太郎と松下じゃ会話にならなさそうな気がしてしまう。
とりあえず猫娘が松下に飛びかかって
あっさりかわされるところが見たい。
四期は普段温厚だけど本当は怖いよ。
自分の中では歴代で一番策士で黒いイメージ。
本気出したら五期よりも上だと思う。
しかし、松下の方が4期より策士で黒そう
あと冷血っぽいし
ゴメン書き途中で送信してしまったorz
>>79 > 普段温厚だけど本当は怖い
> 歴代で一番策士で怖い
何かこういうエピソードがあるの?あるならすごく見てみたい。
自分はだるまとか幽霊列車の回が思い浮かんだんだけど…
>>79 自分も4期の方が根っこの部分は黒いと思う。
普段温厚なのも本物だけど、黒さも本物って言う。
それが垣間見られるのが幽霊列車、妖怪屋敷へいらっしゃい(一部だけ)、
地獄流し、ぬらりひょんと蛇骨婆辺りかな?
一番怖いのはやっぱり地獄流しと、ぬらりひょんと蛇骨婆だと思う。
どっちも鬼太郎出ずっぱりって訳じゃないのに、
あのじわじわした追い詰め方が恐ろしい…
あと、雪ん子に対する態度も4期鬼太郎って
相手が女の子でも甘くないなって思った。
4期鬼太郎は猫娘をすぐ呼んだり、守ったりしててGJ
・・・まぁ、ファザコンだけど
松下と四期ねこ娘ならば、ねこ娘の純真さやまっすぐさに調子狂わされる松下を見てみたい。
三期ネコ娘だとネコ娘からつっかかりそうで、二期は大人すぎて松下が敬遠しそう。五期は一番あしらわれそう。
>>82 自分も顕著なエピソードは
>>83が挙げてくれたやつだと思う。
他の回でもふとしたシーンで垣間見えたりする。
とにかく表向きの温厚さの影に秘めたものがあるのが4期鬼太郎だと思う。
>>85 4期猫に調子狂わされるの見てみたいね。面白そうだ。
猫本人はまったく気づいてない様子を妄想w
自分は三期ネコと松下の絡みが見てみたい
お互いツンツンしてそうで面白そう。
四期ねこは軽くスルーされそうな気がする。
五期ネコが一番あしらわれるのは禿げるほど同意。
3期ネコと松下も面白そうだけど、
>>87さんが言うとおり
どっちも素直じゃないから、鬼ネコとちょっとイメージ被りるかな??
いつも優しい鬼太郎に慣れてる4期ねこと松下の噛みあわなさとかは面白そう。
このスレの神SS作家の毛目玉氏による「孵変」シリーズの最新作が読みたくてたまらない。
4期から5期への孵変で見違えるように大人っぽくなった猫娘と、逆に子供っぽい外見になってしまった鬼太郎。
それに猫娘の積極性と鬼太郎のあざといまでのスルーっぷり…。
二人の変化にはどんな心境が反映されているのか、毛目玉氏の筆で書き表してほしいんだよな。
しかし、もしかしたらもうこのスレに来ていらっしゃらないのかもな…。
水を差すつもりはないが
四期と五期の間につながりは全くないって
シリーズ構成の人が言ってたぞ
いや
>>89はif設定で言ってるんだろうけど念のため
>>90 おまいこのレスに来たの最近だな。
だれもアニメシリーズのつながりのことなど言ってないって。
ただのif設定でもない。それはここの多くの住人にならわかることだ。
毛目玉氏の神SS、倉庫にあるから読んで来い。
シリーズ間のつながりなど、4〜5期に限らずこれまでもまったくないけど、神の手によってそこに「孵変」というつながりがもたらされたのだ。
それはこのスレ(と倉庫)の中だけの話だがな。
>>91 このレスてw
毛目玉氏のSSをここの住民全員が目を通しているわけではないと思う
塚それがif設定じゃないなら何がif設定なのか小一時間
流れ豚切で
今週鬼太郎休みなんだな。
温泉回楽しみにしてたから淋しい…
まぁまぁ
みんな仲良くやろうぜ
面白ければ何でもいいじゃないか
二次創作である限りすべてはif設定だと思ってた…
>>93 うん、私も毛目玉氏の作品で「孵変」シリーズは読んでないね。
毛目玉厨乙
>>94 温泉?来週は古城でベア様と握手じゃなかったか?
好き嫌いは好みもあるし個人の自由だけど
嫌いな職人叩きまくった結果
好きな神職人をも失う可能性だってあるのに
SS&絵描き職人にとって、このスレだけが発表の場じゃない訳で
スキルが高い人ほど別の場に移りそう
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * 早く夏休み終われ〜
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
フハー!
101 :
94:2007/07/29(日) 20:32:32 ID:3m1GkuSL
>>98 ゴメン、前スレで三人で旅行と聴いて勝手に勘違いしてたよ
そうだよベアード回だった
8月26日の五期アニメのサブタイが『首ったけ?妖怪恋物語』らしいので
めっちゃ楽しみにしている俺がいる
多分ろくろ姐さんの話だと思うけど。
ろくろ姐さんとかわうそでカプ萌えしている自分は異端
>>99 職人を遠のかせてスレを廃墟にしようとするのが居るんだろう。
自分じゃ何も書いたり描いたり出来ないからって嫉妬で暴れるのは醜いな。
そして職人降臨をお待ちする間への小ネタで、先にあった松下×各種ネコムスメ小ネタ。
松下・二期猫娘
「粗茶ですが」
「ぼくはコーヒーじゃないと飲まないんだよ」
「ごめんなさいね。コーヒーも用意出来るほど贅沢出来ないのよ」
「…………たまにはお茶でもいいさ」
「ふふ……ありがと、あなた優しいのね」
「別に」
松下・三期ネコ娘
「粗茶ですが」
「ぼくはコーヒーじゃないと飲まないんだよ」
「出された物は素直に受け取りなさいよ! 失礼なんだから!」
「ぼくだって別に頼んだ訳じゃない」
「あんたって本当生意気ね! ……コーヒーならいいのね?」
「ブラックでね。砂糖もミルクも邪魔だ」
松下・四期ねこ娘
「粗茶ですが」
「ぼくはコーヒーじゃないと飲まないんだよ」
「駄目だよ、好き嫌いするとおっきくなれないんだよ」
「別に好き嫌いな訳じゃない! 第一ぼくはまだ成長期だ!」
「じゃ、お茶でもいいじゃない」
「…………なんだこれは! 何の薬草を煎じた!?」
「知らないの、ドクダミ茶」
「…………せめて普通のお茶にしてくれないか」
松下・五期ネコ娘
「粗茶ですが」
「ぼくはコーヒーじゃないと飲まないんだよ」
「じゃあ別に飲んでくれなくたっていいよ!」
「ああ、そうさせて貰うよ」
「……ちょっと待ってなさい! コーヒーね! あんたを黙らせるようなの煎れてやるんだから!」
「期待しないで待ってるよ」
>>104 個人的に二期がクリティカルだったよ…!
>>104 GJ!
五期ネコのツンデレぶりに噴いたwwww
二期は猫が攻めっぽいなw
GJ!
>>104 俺には全てヒットだwwどれも可愛いなあ
松下に嫉妬したww
>>104 GJ!
みんな可愛いが、四期の天然ぷりがイカスwww
押しの手に強いが、引きの手に弱い松下も萌えw
>104
二期ねこちゃん素直でかわいいなー。
五期ねこちゃんんの煎れた松下クンすら黙らせる珈琲をとても飲んでみたい。
>>104 GJ!!
全期らしくていいなぁ。
でも特に4期はやっぱり天然猫に調子狂わされてるwwナイス!
>>104 二期のDVD見返してる
歴代で1番不美人だなんて言われてるけど、
作画や役割や演出(例えばパンチラ)次第では、
歴代で1番大人の色香を感じる部分もある(色んな経験積んでそうだし)
大人の色気なら3期だな。
2期はむしろ無邪気で素直な印象があるんだが。
鬼太郎や親父のちょっとしたセリフですぐ妄想モードに入って一人で照れまくるし。
経験値の高い大人の女なら、ああいう反応はしないと思うが。
>>104 GJ! 全部可愛い!
特に3期の切り替えっぷりと、物怖じしない4期が可笑しい。
>>68でコラボとか言い出したの自分なので夢がかなったわあ。
>>114 夢見る乙女モードで妄想に入ってしまったりするのに、
死神の回で死者との再会に言及する悟りきった一言というギャップがいいのですよ、2期は。
なにより2期はさりげない仕草や手の動きに色香が匂い立つ。
猫ちゃん猫ちゃんと鬼太郎が惚れ込んでしまうのも当然です。
幾つになっても女の中に乙女は住まうものだと思うとさらに可愛いじゃないか!
男の中に少年がいるようにな!
まぁ鬼太郎も猫娘も外見は少年少女ですが。
全シリーズ見たことはないが何期だろうと
戦闘中当然のようにネコ娘を庇う鬼太郎が好きだ
女を守るのは当たり前だろうけどね
119 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 17:11:59 ID:vpUx+52/
猫ちゃんもまた、守られるだけのありきたりヒロインじゃないところが良い
5期は若干、すぐ「鬼太郎ー!」て呼んじゃう所もあるが、嫌ってほどでもないし
5期鬼はよく猫ちゃんのアプローチをスルーするけど
猫ちゃんの「助けて!」だけは絶対スルーしないんだよなぁ…。
というか鬼太郎は真剣な戦闘ではスルーとかしないだろ
アプローチと救いを求める声とは全く別物だろう。
5期牛鬼で鬼太郎とネコ娘が助け助けられなやり取りしてて萌えたよ。
ああいうのいいなと思うよ。
ところでもうすぐ映画DVD ーBOX発売だな。楽しみだ。
妖怪大戦争での鬼と猫の達磨落としシーン好きなんだよ。
そういや猫がネズミにキスしたのは初めて見た時驚いた。
>>122 自分もあのキスシーンは驚いた
猫がネズミにキスしたことにも驚いたけど
それに対するネズミの反応が意外すぎた…赤面とか
>猫がネズミにキス
たぶん味見
>味見
これから食べちゃうぞってことか
猫×ねずみか……
それもいいな
喰うもの喰われるものの関係ってなんかいいよな。萌える。
4期の旧鼠の話はフラグっぽくて思わず萌えたよ。男だぜ鼠!
私的に知らずねこ娘に惹かれてる(というか気になってる)ねずみとか好きだ。
旧鼠の話はフラグというかもうガチだと思ってしまった
猫とねずみはケンカップルっぽいところが大好きなんだぜ
>ケンカップル
自分も大好きだ!
旧鼠のねずみの回想シーンとか、なんだお前ねこ娘の事嫌ってないじゃないかと思った。
必死で猫背中に庇って格好良かった。
4期ねずみは鬼太郎や猫からみて腐れ縁なんだけどバカで放っとけないイイ兄貴な
感じがして良かったなぁ。同世代とはまた違うよね。
ちょくちょくネズネコな流れになるな。
今までほぼキタネコのみだったから新鮮な気がする。
実は隠れネズネコ好きは多いのかな?実は俺も好き。
今までネズネコ好きなのは自分だけだと思って言えなかったんだけど
意外と好きな人いるみたいで嬉しい。
ネズネコな流れはともかく
全く投下がない・・・これは寂しいんだぜ><
あんな騒ぎがあった後だし、小ネタ位ならいいけど
長いのの投稿はちょっと尻込みしちゃうね。
気長に待つよー
雑談で盛り上がってればそのうち投下あるんじゃないかなと思う
あれだけ荒れたのはまだ先週の話だし、週末にまた動きがあるかもしれないし、ゆっくり待とうぜ。
お盆進行でリアルが忙しい人もいるだろうし、投下するネタがある人がいても様子見かもしれない。
そんな自分は蒼兄さん×ネコ娘でネタが出ないか妄想中。
兄さん、義に篤そうだから、なかなか一線を越えようとしてくれない。
>>136 よう俺
鬼太郎が絡んでくるとなお良いんだぜ
蒼兄さんはそのつもりが無いのに、仲のいい二人の脇で悶々としてる鬼太郎とか。
昔は3人でお風呂とか入ってそうな気もする。
マジで殺しあう、女子大生猫娘×ねずみ男
>>139 見たすぎる 猫とねずみは殺伐としてても萌える
それにしても、投下も放送も
サイドストーリーすらも無い一週間は長すぎるんだぜ…
萌え語りだけでも楽しいじゃないか。何か萌えな話題を出すといいよ。全力で食いつきたいw
色々同じ作品好きな同士で話してるだけでも自分は楽しいな。
>>139 それは見たい。
その後の「猫娘」の話は3人が同じ屋根の下で暮らしてるんだろ?
三角関係なんて萌える。読んでたら男二人が猫娘取り合ってるような気がしてなぁ。
たまらない。
しかし、いかんせん女子大生猫娘のルックスが・・・。
あんな風に成長するとは、顔がほとんど猫w
四期のラクシャサの回みたいにはならなかったのね。
144 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 01:30:45 ID:ORWiDRJK
水木さんは、猫娘のルックスを平気で変えてるからな・・・
(おさげになったり普通のショートになったりしてるし)
その後の鬼太郎はもうかなり前の作品だし、もし今からまた描いたとしたら全然別モノになってるとオモ
今だと水木プロの方が公式にそった猫娘を描くと思うよ。
オカッパにリボンで丸顔という感じで、背も2頭身。
>>143 どの猫娘がイイか結構色々意見も飛び交ってるが、
ラクシャサの成長猫娘はガチで1番色っぽいと思う。DVDが楽しみだ。
設定資料とかで全身画も初公開されるんだろうな?
5期猫娘は早くもエロ同人誌やエロ画がかなり描かれてるけど、
このラクシャサ猫が未だにエロ絵を全く描かれんのって、ちょっと意外
どこかにあるのかもしれんが、俺はまだ1度も見た事ない。
>>146 ラクシャサに心の中を覗かれた上に普段は表に出さない大切な想いを利用された
ねこ娘の心情を考えたら、エロにはし辛いところがあるんじゃなかろうか。
塚お前らエロエロ言い過ぎww
エロパロだから何の問題もないけどwww
>>147 しかし、そんな哀しみの漂うラクシャサねこ娘の絵って、
ヌードとかにしたらマジで美しいかもね
>>146 五期ネコ娘は、ネコ、ツンデレ、ロリ、人外という要素で持て囃されてる感じ。
男性向け見てると、その要素あればゲゲゲの鬼太郎のネコ娘でなくてよさそうだし、
実際、ヌキ目的にはいいが、キャラ萌えとしては面白くないのばかりだ。
一話しかでてないラクシャサねこ娘なんて四期好きじゃないとやらんだろ。
五期ネコ娘も好きだからこの状態が悲しいorz
>>149 そだね。
鬼太郎含む、他人の目にはものすごく美しく、
そして(自我があったとしたら)、ねこ娘自身の目には
ものすごく醜い姿に映るんだろうなー。
>>149 ラクシャサネコ娘の絵って誰か描いてなかったっけ?
一つききたいんだが
なんでそんなに妄想バンバンだしてるのに
「書いてみよう」という気にならんのだ?
書き手側にまわればよりスレがもりあがると思うが・・・
というわけで俺は今から何か書いてみる
ラクシャサねこ娘って意外と描かれてたりするよ
個人サイトだからどことは言えないが特に鬼猫扱うサイトにはよく見る気がする
個人的に最近は時々話題に上がる鼠猫が気になるんだがサイトないよなあ
というより数字カプ扱うところが多くて例のサーチは男の俺には勇気がいる…
>>154 鼠猫サイトないこともないよ 二件くらい知ってる
鬼太郎サイトそんなに数字カプ多いか?
と思ってあらためて幸覗いてみたら 確かに多かった…男性にはキツイ罠
キタネコとかカプ名で検索してみたらいいんジャマイカ
鼠猫サイトあるのか!しかし2件…いや2件もあるといった方がいいのか
ねずみ扱ってる所って極端に少ないよな。見た目の所為なのか知らないが…
キタネコ扱うサイトも5期始まった割に増えない気がする
探し方が悪いのかな。勇気出して探してみる
数字カプサイトの勢力は本当すごいな
ねずみ扱っているサイトは数字カプのところがほとんどだからな
鼠猫サイトの少なさは泣けてくる…
幸に参加して無いサイトもあるだろうから
ググって地道に探すのも手だと思う。
サイトのリンクを辿ると言う手も有る
バナーの絵柄が好みのサイトを選べばいい品
ねずみ扱ってる所ホント少ないよな
結構しつこく色んな所探してみた俺だけど3件しか見つからんかった
>>155 ありがとう
しかし、なんというスルー・・・
「書く気はない」という断固とした意思を感じられた
>>162 い、いや「書く気はない」というのではなく、
文才も絵心もない自分としては、
「なぜ書いてみようという気にならないんだ」という
尤もな言葉に反応できなかっただけで… スミマセン…
うん…文章は難しいよね。ネタの会話文ならまだしも
今まで投下されてきたような小説を見てきているととても自分には及ばないというか。
書かれる方がいるのなら大歓迎だ。楽しみにしてる。
しかし絵も有りなんだな、ここ。ほぼ見ないからてっきり文章のみかと。
鼠猫サイトも鬼猫サイトも増えるといいな。
>>164 会話文でもいいから投下してみようぜ
別に皆プロじゃないだろうし
というわけで俺もちょっと考えてみる
拙い文でも皆で投下すれば怖くない!
>>154 検索するとしたら、どれが1番確かかな?
ラクシャサ
猫娘
ネコ娘
ねこ娘
キタネコ
鬼太猫
鬼猫
鬼太郎 猫娘
・・・etc
ド素人で国語力全く無い俺でも書いていい?(´・ω・`)
>>167 俺もないから一緒に書こうぜ(´・ω・`)
エロじゃない短いssとかでもいいんかなあ?
>>166 そうだな…「キタネコ」か「ラクシャサ」かもしくは2つ一緒に検索がいいかなあ
鬼太郎と猫娘のカプはキタネコ表記が多いし
「鬼猫」でもいいかも
なんか新しく書き手にジョブチェンジする意欲のある人増えたね(゚∀゚)
自分もなんか書くよ。口だけの小煩いのは気にしない。
やはり書いてなんぼだしな。
書き手にまわれば
書き手の苦労もわかるだろうし
下手に叩く奴も少なくなるんじゃないかと予想
ここにいる住人が一回は投下したことがあるぐらいになったら最高だね
>>165 キミなんかカッコいいな。惚れそうだ。
拙いけど考えてみるよ。ネタは出るが文章に出来ないこのもどかしさ…
鬼猫・鼠猫・蒼猫…自分節操無いな(´・ω・`)
なんだか盛り上がってきた?
>>173 自分も青猫萌え、本命は鬼猫なんだが。まずは会話文だけでもいいからやってみようぜ。
絵も文もひとまず形にしないと練習にならないし。
そして蒼兄さんの普段の口調がどうも今ひとつ掴めない、というか妙に江戸っ子っぽい話し方になる。
一話しか出てないキャラは把握が難しいな。
なんだこの流れは・・・俺も書いてみるか・・・
良い流れだな
自分は絵しか描けないけど
何か描いたら投下しようかな…
>>176 ハダカのラクシャサねこ娘をお願いします。
自分が見てた頃は夢子出てたから、3期?
で、今のは5期?
間に一個あるなんて知らなかったなー。
テレビでやってた、んだよね?
幼心にゆめこ邪魔!って思ってたの思い出した。
ネズネコ好きの自分にとっては5話のねずみのセリフは
ねずみ「おれの才能が認められて大スターへの道が開けちゃったときにはおめーを恋び・・・付き人にしてやっからよ」
ってな感じに脳内変換しますた
>>177 こないだサイトにupしたヤツで良いなら投下するけど…
まっぱ羅刹ねこ
絵師さんも出てくると活気づくだろうね。
絵は保管庫には移されないんだろうか。凄く勿体ないと思うんだけど、絵もとなると大変なのかな
前にも話題出たかもしれないがネコ娘が蒼兄さんの事なんて呼ぶか気になるなあ。
鬼太郎と同じく「蒼兄さん」か、「蒼さん」でもいいなと思う。
年上に翻弄されてしまうネコ娘…ちょっと萌える。
>>180の身バレが心配です
あんまり気にしない人ならいいんだけども
>>179お前は俺かw
あの台詞は二期のプロポーズ発言
「俺が総理大臣になったらおめーをファーストレディにしてやっからよ」に近いものを感じた
しかしなんという死亡フラグ…
ここは5期萌えばかりじゃなく、全期猫娘好きが多くてよい。
>>182 投下絵を残したく無い場合も有るだろうし
絵神の意思で保管庫の絵板に投稿されたもののみ保存だと思うよ。
因みに自分の中のぬこは「蒼兄さん」と呼んでいるにイピョーウ
お酒の席でつい蒼兄さんに鬼太郎のことで愚痴を漏らすぬこ
酒の勢いもあって蒼兄さんに「猫ちゃん可愛い!!」と抱きつかれ
驚きのあまり「にゃぁあ!!」と叫ぶぬこが自分の中に居る。
>>180 >こないだサイトにupしたヤツで良いなら投下するけど…
>まっぱ羅刹ねこ
ご自分のサイトにupされた分ってことでしょう?
全然okです。ぜひご投下願います。
>>189にとっては全然OKかもしれないけど
>>180さんは本当に構わないのか冷静に考えてみてほしい
身バレしてもあまりいいことないと思うよ
191 :
189:2007/08/03(金) 20:16:13 ID:pWAcNAFk
192 :
190:2007/08/03(金) 20:45:20 ID:9OMjsmjx
それではこうしたら?
>>180氏のせっかくの好意だから素直に投下してもらう
ただし、
>>190氏の心配も酌んで、
極力回転の速い、1日か数時間ですぐ削除されるか流れる画像版にアップしてもらう
超期間限定ってことにすれば・・・・身バレもかなり防げるのでは?
そういう問題でもないような気がスル
新たに描いた絵でも特定されるのに一度サイトに上げた絵なんて尚更だよな
誰かを危険に晒してまで自分の萌えを満たしたくないわ
>>180氏が自分の知るキタネコサイト管理人なら問題ない気もするが(本人がねらーだと公言してるから)
>>188 自分の中でも、ネコ娘は蒼兄さん呼びだ。
しかし、ネコ娘は鬼太郎が好きを前提にすると蒼ネコは暗い話になりそうでむずかしい。
>>189-194 ROMってたけど、色々意見が出てるので、
俺はやっぱり180氏がねらーで問題ないならかまわないという考え。
俺も4作目のオトナねこ娘の全裸絵は正直見たいし、
でも194の意見は道理なので、結論は180氏に任せるべきかと・・・・・・・
そして今書いてる真っ最中の皆さんも
期待全開で待ってます
198 :
180:2007/08/03(金) 22:38:36 ID:/UtTT/ZA
すみません
なんか、物議を醸してしまったようですね
イラストはもちろん自作で自サイトにupしたものですので
問題ないですよ
しかし念のために、長持ちしないうpろだを教えて頂けるとありがたい
200 :
180:2007/08/03(金) 22:53:36 ID:/UtTT/ZA
202 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:44:37 ID:CdQ8cWkD
180氏GJ!!
4期は美しさと妖しさが同居した、すげえ艶やかな猫ちゃんだよなぁ
5期は好きなんだけど、もし大人猫が出たら、多分萌えカワユス一辺倒だろうなぁ・・・・
>>203 この猫目のスカートが短い可愛い子は誰?
今日書き込みが無いな。
明日は放送あるし楽しみだ。
>>206 投下SS考えてるんだけど、やっぱりここの職人さんのようにはいかないね。
投稿するしない以前に最後まで書き上げられるかもわからないけど努力中。
し か も エ ロ 無 し。 需要無さげww
>>207 楽しみにしてる!エロ無しだって大好物だよ
是非頑張って書き上げて下さい
職人さんは本当凄いよな…尊敬する
>>180氏
GJです。
また気が向かれたらラクシャサねこお願いします。
210 :
180:2007/08/04(土) 21:30:22 ID:HwedDHwn
レスありがとうございます
自分このスレは2代目くらいから居る古参者
だから、ココが盛り上がってくれるのは個人的にとても嬉しいんですよ
またなんか描いたらupりますね
蒼猫に萌えたのでせっかくだから荒いけど描いてみた。なんだか色々申し訳ないです。
蒼猫好きな人が増えるといいな。鬼猫本命なんだけど、これはまた別腹。
俺もネコ娘は「蒼兄さん」呼び推奨で。
17話、宴会で皆が酔いつぶれた後蒼兄さんが旅立とうとして鬼太郎に見つかる前に
ネコ娘と何か二人で話してたりするといいなと勝手に妄想してたりするw
http://www.imgup.org/iup434292.gif.html あと蒼猫妄想です…すみません少しだけ。短いです。
簡単な妄想文ですが注意書きをした方が良いかと思ったので書きます。
・5期蒼坊主×ネコ娘
・本番無しの温いやり取り。蒼兄さんが発情しただけの感じで。
こんな感じでいきます。
↓
「ちょっ…!ちょっと待って……ッ!あ、蒼兄さん!?」
「……嫌か?」
のびてきた温かく大きな手の平に左の頬が包まれた。思わずビクン、と華奢な身体が跳ねる。
四つん這いになって近づいてこようとする蒼坊主の身体を止めようと前へ出したネコ娘の両の手が、
彼の肩…鎖骨の辺りで小さく拳を作り震えた。
顔が熱い。心臓がさっきから五月蝿い。蒼兄さんの顔が……こんなに近い。
「い!いや…って、そういう事じゃあなくって、だ…だって!」
俯くしかなかった。だって嫌いではないのだ。寧ろ好きだろう。だから驚いた。
『好きだ』と、言われた。
強くて…頼りになって…大人の男の人で…憧れもあって…鬼太郎の恩人で…。そう、あたしにとっても恩人で。
鬼太郎とはまた違った存在感に惹かれていたりもした。
それでも異性としての好き、ではない。あたしの、あたしの好きな人は……。
「だって…何だい?」
「……………ッ」
いつの間にか息が掛かる程に彼は近づいていた。
俯いてグルグルと忙しなく考えていたネコ娘の思考も止まる。僅かに身体を引くとすぐ背中に壁が当たった。
蒼坊主がネコ娘の自宅に訪れ、話し始めた時は玄関先に座り込んでいたはずだった。
いつの間に部屋の隅にまできたんだろう。いつの間に…こんな話になったんだろう。
「俺は、前からネコちゃんが気になってたぜ?……知らなかっただろうけどな」
「にゃっ!?し、知らないよ!だ、……だって!蒼兄さん、横丁に立ち寄っても
すぐ…もう旅に出ちゃうし、それに、そんな素振り全然………」
「そりゃあ、隠してたからなぁ」
「えぇ!?」
驚きの声をあげ向けられた視線に蒼坊主が返すとネコ娘は顔を真っ赤にさせ俯いた。
蒼坊主はその反応に苦笑し、軽く下を見下ろす。
顔のすぐ横には真っ赤になり熱を持った耳と頬。視線を下げれば軽く服を押し上げるネコ娘の胸がある。
足はお互いの膝が交互に置かれ閉じられない。短い丈のワンピースの裾が僅かに捲り上がり白い腿を晒していた。
軽く息を呑み込む。そして首筋に近づけた鼻から思い切り空気を吸い込めば、甘い香りが肺を満たした。
………身体が熱い。
「そ、そんなの…!だ、だって、でも、だってあたし…あたしには……!」
「知ってるよ。そんな事は、もうとっくにな」
俯き震えながらも強気な声を上げるネコ娘は素直に可愛いと思う。
「「好きな奴がいる」だろう?知ってるさ。あいつ…だろ?」
ネコ娘の耳元で囁きながら、彼女の左頬に置いていた右手を徐々に首筋から脇、横腹を通って腿へ下ろしていく。
床に置いていた左手は逆に軽く胸を掠りながら上げていき、首筋に向かわせた。
ピクリピクリと反応するのが嬉しい。我慢しているのだろうが抵抗されないのが嬉しかった。
「……ンッ!や………、蒼兄さん、待っ…!あ、あいつって」
「はは…分からない訳ねぇだろ?」
「え……」
服の生地から肌に移った腿の部分をそのまま摺り上げる。
少しずつ生地の下に潜った指先が下着だろう、新たな生地の感触に手は止まった。
焦らす様に際を撫でた。
ネコ娘の想い人など、一目瞭然過ぎて考えるまでもない。
先程の発言で一気に顔を紅潮させたネコ娘を見て目を細める。
長い前髪で顔の半分を覆った弟分の顔を思い浮かべたが、目を瞑って脳裏から
払い落とし、そして細い首筋に唇をそっと這わせた。
「ん……っ!あ、蒼兄さん…ッ」
蒼坊主の肩に置かれていた両腕を放し、ネコ娘は後ろに手を置き後ろの壁に背中を付けた。
そうじゃないと自分の身体を支えきれない。
…首に唇をつけたまま話さないで欲しい。吐息が耳元で――おかしくなりそうだ。
知識だけでは知っている。この状態がどういう事なのか。
蒼兄さんが何を考えているかは分からない。けれど、求めている事は………
「それでも――今ならまだあいつからネコちゃ…ネコ娘を奪えるかなってな、思ったんだよ」
「き、きた……っ」
鬼太郎からって、なんで―――そう言葉を、鬼太郎の名を発そうとしたけれど、何故か躊躇われた。
ネコ娘の首筋から顔を上げた真剣な表情の蒼坊主と、目が合ったからかもしれない。
思えば蒼坊主は鬼太郎の名は口にしていない。勘違いをしているのかも。
それでも胸の鼓動はずっと激しいまま。横を向いて俯いた。息が苦しい。
そうしている間も腿に置かれていた手の平は徐々に場所を移し、ネコ娘の両足の間、
僅かにワンピースの裾で影になっているその奥へ忍ばされた。
「俺が…嫌いかい?ネコちゃん」
「…っ……あっ…は…ぁ……んんっ…んぅっ!……っ!」
布越しの恥部への、上下に擦るだけの奥には響かない刺激。
時折親指が花芯にも軽く触れると、経験した事のない感覚に一際大きく反応し背中が反った。
恥ずかしくてしょうがない。
意思とは関係なくビクビクと震えてしまう身体にネコ娘は驚いていた。
「なあ…嫌いか?」
蒼坊主は指の動きを止めず、更に耳に口を近づけ囁く。
次第に布越しに湿り滑ってきた感触に気付くと、少しは感じてくれているのかと、嬉しさに口の端を少し上げた。
「ず、ずるい…よ……ンッ!」
「ん?」
ネコ娘の声に指の動きを止めて視線を合わせた。
反らせていた背中を元に戻し、ネコ娘は逆に蒼坊主の右肩にポスンと額を預ける。
ハァハァと荒い息を、手を胸に当てて整える。逆の手は蒼坊主の着物をギュッと握り締めた。
「……嫌いな訳…ない、じゃない!蒼兄さんを嫌いなんて…言えないわよぉ…!」
「………ネコちゃん…」
「ずるいよ…」
ネコ娘は小さく呟いて身体を小さく丸めてしまった。強く着物を握り締めた手は白くなってしまっている。
そっと指を外させて、蒼坊主はネコ娘の身体を胸に引き寄せ、落ち着かせるように背中をポンポンと叩いた。
「…すまねえ。…でもなぁ、大人はずるいもんなんだぜ?」
「…なんでよぉ」
多少落ち着いたのか、ネコ娘は目を上げた。
「そりゃあ、あれだ。欲しいものを手に入れる時とかには必要だろ」
「欲しい……もの…」
「そう。今だとネコちゃんがモロにそうだなぁ」
「!!?」
ガバッと蒼坊主の身体から離れようとしたものの、がっちりと抱き込まれていて離れられなかった。
混乱しているネコ娘を見てニコリと蒼坊主は微笑む。
「な、なな……っ、ちょっ!え…っ!?えぇ……ッ?」
「俺の事は嫌いかい?」
その言葉にハッとして、ネコ娘は軽く憎たらしいその顔を睨んだ。
が、小さく口を尖らせ唸った後諦めたように視線を落とし、また蒼坊主の肩に額を乗せた。
「…嫌いじゃ……ない…わよぉ」
胸元から聞こえた不満そうな声に、横目で見てみればその耳は真っ赤だった。
思わず笑みが零れる。
ギュッとその華奢で小さな身体を抱きしめ直す…それだけ嬉しかった。
「やった!」
ネコ娘は自分を異性として好いてくれているのではないと分かっている。
それでも嫌われてはいない。寧ろ好意的には思ってくれているのだから。
今はそれだけでいい。そう思った。
なかなか会えないのだからこれくらいいいじゃないか、と
自慢の弟分に心の中で言い訳とライバル宣言をして。
先程の事で下半身は熱を持って仕方がないけれど、今はもうその気がなくなった。
暫くすれば収まるだろうし。
ネコ娘の前髪を分け、自分にはもう一つ目玉があるその場所へと、そっと口付けを落とした。
<終>
ここまでです。拙くてエロくなくてすみません。蒼兄さん難しい。
読んで下さった方有難うございました。
ちょっとでもこのスレが盛り上がる手伝いになったらいいなと思います。
いやっっほ! GJ! GJ!
蒼兄さんは本当にずるい人だ! えろーい!!!! 本番なくてもエロいですよ!!!!!
鬼太郎がこの事を知ったらどうするか想像するとまたエロくてドギマギします!! 211素敵過ぎる!!!
蒼兄さん、鬼太郎をライバル視しながらネコ娘に手を出す勇者っぷりが堪りませんな!!
自分も負けずに蒼猫投下します!!!
211乙!楽しませてもらいました。
だいぶカプのバリエーション増えたりして盛り上がってきたなぁ。
でも相変わらず猫娘が受け固定ばかりなのが少し寂しい。
ので自分はちょっと鬼太郎×他のキャラなんかを妄想して頑張ってみるよ。
夢にまで見た蒼猫の投下にGJが止まりませんGJ−!
鬼太郎視点の蒼猫なんかも面白そうだなあ、
フルボッコにされるかもしれんが俺も何かしらやってみたい
蒼兄とろくろ姐さんの大人の恋なんてのもいいよなぁ
ああ、ろくろ姐さんは今度アニメで人間との恋話があるんだっけ
>>211 唸るほどGJ
古川ボイスで読んじゃったよ
今週はキタネコの痴話ゲンカでお腹一杯
おそらく鬼太郎はおっぱいのでかい女性によわ(ry
ネズネコもくっつきまくってたし(一緒に写真眺めてるところとか特に萌えた)
両カップリングが好きな自分には満足しましたぞ
後、できれば猫娘がねーちゃん泣かせたシーンも入れて欲しかった
エロさ2%ぐらいで。
町に抜ける道の途中で、見知った気配。
近いと悟ったねずみ男が足を早めるより、甲高い声の追いつく方が早かった。
「ねずみ男」
「ヒィッ…な、なんでえ、脅かすんじゃねえよ…」
「なにがひぃ、よ…何かやましいことでもあるわけ?」
「ありませんよ一切ございませんってば…それより何か用があったんじゃないの?」
じろりと胡散臭げに見上げてくる視線に慣れていながらも、やややさぐれた気分になる。
空きっ腹に懐も寒いと来たら何もする気になりやしない。ただあてなくぶらつくだけだ。
「煮物が余ってるの。鬼太郎の分、多く作りすぎたから……あんた、どうせろくなもの食べてないでしょ?」
目を逸らして素直に食べに来いとは言わない。
余らせたのだろうという想像は、自惚れではないと思う。
さもなければ、わざわざここまで追ってこないだろう。
もともとが気立てのいい娘だから、表に出るか出ないかの差こそあれ、
誰に対しても気を回そうとする―――こういう無頼者にさえもだ。
同じお人好し(?)でも、そういう無防備さは鬼太郎とは全く違っている。
(ここだけ直ってくれりゃあなあ…べつに嫌いじゃねえけどよ)
「何変なカオしてんの?」
貶す言葉と裏腹に眼差しは優しい。毒気を抜かれそうになりながら、ねずみ男は精一杯冷ややかな眼を返した。
「…要するに、鬼太郎様の残飯処理ってことか」
「はいはい。憎まれ口はいいから、早く来なさ」
「いらねえよ」
呆気に取られて、大きな目が広げられるのを見る。話に乗るものとばかり思っていたらしい。
狭まる瞳孔から視線を外しながら、ねずみ男は釘を刺す。
「お優しいこったな、施して情けかけたつもりか?ナメるのも大概に…」
ばりん、と例のごとく盛大に顔をやられる。一瞬で焼けるような痛みがふりかかって、思わず呻く。何回喰らっても慣れない。
ただいつもと違うのは、捨て台詞さえ残さないでかけていく後ろ姿。
「……らしくねえぞ」
ひとりごちつつ、ねずみ男はきびすを返した。
だらだら続いた雨の名残で森の中はぬかるんでいた。自然に培った習性のために、走っても音は立たないが、感触が気持ち悪い。
逆立った髪が湿気を吸い取るようで、苛立ちが増す。
苛立ち、だろうか。
よくわからないまま、ねこ娘は走る。
(なによなによなによっ…あんな言いぐさ無いじゃない!せっかく…)
一番厄介者で役立たずだけど、なんだかんだ言って仲間だと思っていた。
ひねくれていても根は優しいことは、わかっていたから。
悪態はいつものことだったけど、いつも食事や宴会の話にはちゃっかり乗っていたくせに。
本当にどうしたんだろう。
嫌われでもしただろうか。
「…、…あれ…?」
ふいにつんとしたものがこみ上げて、視界が滲んだ。
(やだ…)
何ともないことではないか。ちょっと突き放されただけだ。自分だって機嫌が悪かったら、似たようなことをしそうなものだ。
胸に言い聞かせても収まらず、頬を滴が滑り落ちる。立ち止まって声を殺し、それを拭う。
―――どうかしている。
森に戻れば鬼太郎や砂かけやみんながいる。普通に過ごしていれば、すぐ忘れるはずだ。
(急ごう)
踏み出した刹那、何かが目の前に飛び出て、危うくぶつかりかけた。
「きゃ…?!」
「わっ…とと…大丈夫、ねこ娘?」
「あ、鬼太郎…」
自分のそれより少しだけ大きな手に肩を支えられながら、
顔を上げれば、やはり一番会いたかった人がいて、知らず口元が綻ぶ。
しかし、疑問を感じずにはいられなかった。
「どうしてここに?街で何かあったの?」
「いや、何にもないよ。ねこ娘を探してたんだ」
「あたし?」
「うん」
近いのが恥ずかしくて、ねこ娘は体を離しかけたが、やんわりと鬼太郎に引き戻される。
あ、と彼の空気が変わったことに気づいたときにはもう遅く、口を塞がれていた。
不意打ちに狼狽えるねこ娘の口腔に、舌が滑り込む。
「んっ……ふ、ぅ…」
舌を掬われ、ねこ娘は拙いながらも鬼太郎に応え始めた。
優しく肩を包んでいた手は、すでに背と腰を押さえて、
追いつめられた状態に本能的な恐れを感じつつも、腕を回して鬼太郎の背にすがりつく。
舌先で上顎をなぞられると背筋がぞくぞくする。
目尻から新たな滴が流れて、先程溜まっていたそれを洗い流す。
震えながら生理的な涙を流すねこ娘を、鬼太郎は満足げに見つめていた。
「お前はねこ娘のことをどう思ってる?」
夕飯の献立でも尋ねるような調子で切り出してきた鬼太郎に、
ねずみ男は目を点にした。
「は…?」
「ねこ娘のことだよ。好いてるんじゃないのかい?」
「はぁあ?バカ言ってんじゃねえって!
あんなガキに惚れるわきゃねえじゃねえか!
気は強いし暴力的だし、だいいち天敵なんだぜ?」
鬼太郎の方から呼び出してきたあたり、大体予想はついていた。
お約束のように呆気に取られたふりをして、いかにもおぞましいといわんばかりに身を竦ませる。
音を立てそうな勢いで、空気が凍り付いた。
「ずいぶん、ムキになるんだな、ねずみ男」
表情は変わらない。口調もごく穏やかなままだ。
ただ隻眼だけが射殺さんばかりに、ねずみ男を見据えている。
こんなどす黒い雰囲気を放つ姿などついぞ見たことがない。
だが威圧されながら、ねずみ男は鬼太郎の余裕の無さを感じていた。
「…そりゃそうだろ。何があったって、アイツとどうこうなんか絶対にごめんだぜ―――命がいくつあっても足りねえ」
唾を飲み、渇いていく口の中とは逆に、汗でぬるついた手を握る。
口調だけは平素に保てていただろうか。
「そうかい?」
なら、わかっているだろう?―――微笑んで首を傾げるその眼が念押しのように光っていた。
暗に脅迫を受けた直後、ねこ娘に呼び止められたのは本当に誤算だった。
あの娘は鬼太郎が思うような目を自分に向けているわけではなくて、ただ優しいだけだ。
拒絶する気はなかったし、温かい飯にありつけるのがありがたくないわけがない。
だが少なからず自分のために用意されたそれを受け取ろうものなら、
もちろんこちらも覚悟しなくてはならないが、まずとばっちりがいくのはねこ娘だろう。
ねずみ男とて、ねこ娘を恋慕しているわけではない。鬼太郎に言った言葉に嘘はなかった。
ただ、砂かけやこなきに似た感情というか、放っておけなく思うことはあって。
妙に内面の大人びた鬼太郎と違って、ねこ娘は年相応に幼い。
それなのに鬼太郎に合わせて背伸びをしようとするから、時折限界に達してしまうことがあった。
(……本当に、らしくねぇな。三人そろってよぉ)
特に俺か。情けなく思いながら、顔に刻まれた傷を押さえる。
猫妖怪に付けられた傷は、とかく治りが遅い。致命傷を負わされれば、手当てが間に合うことはごくまれだ。
子供とはいえねこ娘の爪を見ると、体が竦みそうになることもある。
だが、たぶん自分を掻くことである程度、気が晴れているのではないかと思う。
どこにもぶつけようのないものを、自分に対して発散しているのなら、それも悪くないと思ってしまう。
ろくでもないのに、不相応に優しくされてきたのだから―――幼さに見合わないことをされているのだから、と。
(…まったく、あんな子供相手にナニしてんだか)
ぼりぼりと頭を掻きながら、ねずみ男は溜息をついた。
(終)
>>223 GJ!!すごく良かった!!!!
鬼太郎の威圧とねこ娘の無邪気さ、ねずみの内面の描写が最高だ。
4期のイメージで読ませてもらったよ。
GJ! GJ! 面白かった!
自分も4期のイメージで読んでた。ねずみは漢だなぁ。
裏工作に走る鬼太郎萌え。
蒼猫職人さんも キタネコネズ職人さんもGJ
>4期のイメージ
5期なら顔で笑いながらねずみを半殺し
3期なら矛先はネコたんに向かって…
って感じがする
>>211も
>>223もホントGJ!!
蒼猫ますます好きになったよ。大人の余裕がいいな
描かれた絵がもう流れてて見れなかったのが悔しい…
キタネコネズも3人それぞれの内面の描写がうまいなーのめり込んだ
ねずみが格好良い
しかし蒼猫…いいな。本番なだれ込みも見たい。
>>211 >>223 GJ!!
蒼兄さん
もうネコちゃんをスルー鬼太郎から奪っちゃえよ
とか思ってシモタ
211氏の青猫に続いて、五期でキタネコ←蒼な蒼坊主×ネコ娘の鬼太郎×ネコ娘です。
やはりネコ娘には、「蒼兄さん」と呼んで貰いたい。
そして寸止めで本番無し。
先日の件がありますが、トリ付けたままで行きます。
ので、お好みでない場合はNGID登録お願いします。
今更ですが前スレ使い切り出来ずに申し訳ない。以後注意します。
「なんでぇ、ネコちゃんはもう潰れちまったのか」
古今を探させられていたねずみ男もネコ娘も蒼坊主の取りなしで宴席に加わってから数刻後。
古今を探すのに疲れたのだろう、鬼太郎に寄りかかって小舟を漕いでいるネコ娘は自分の名が呼ばれたことに僅かに反応するが、
口の中で何か呟くと鬼太郎に数度身をすり寄せる。
「ほんに似合いの夫婦雛」
誰かがそう茶化すと皆がわいわいと囃し立てた。そんな彼らに鬼太郎が肩をすくめて苦笑を雫す。
「みんな、そういう冗談は止めてくれよ。悪酔いしすぎだ」
ネコ娘が鬼太郎を好いているのは妖怪横町では周知の事実だ。だが鬼太郎は行動を共にする割に、
二人の関係を明言せずのらりくらりと交わし続けている。あれは大人になったら浮き名でも名を売るぞとからかわれるほどに。
「女の子をこんな所に寝かせておいちゃいけねぇな。おい、鬼太郎。お前ん家に寝かせてやっても良いか?」
「うん、構わないけど。すぐ寝られるように僕の布団が敷いてあるから」
「そっか。じゃあちょっと寝かせてくるわ」
「いいよ、蒼兄さん。僕が−−」
鬼太郎の言葉より先に、蒼坊主は両腕で掬うように軽々とネコ娘を抱き上げる。ネコ娘は僅かに身じろぎをすると、
寝やすいように蒼坊主の胸元に頭を寄りかからせた。無邪気に眠るその顔は全てに安心しきっており、蒼坊主の腕の中にすっぽりと収まっている。
「少し休憩させてくれよ、鬼太郎。ついでに用足しもしてくらぁ」
蒼坊主はかなりの酒杯を空けているとは思わせない足取りで、ゲゲゲハウスへと歩いていく。
鬼太郎は我が家に入っていくその後ろ姿を一切の感情を見せない顔で見送った。口に含んだ酒杯は僅かに苦い。
ゲゲゲハウスの室内は、窓から差し込む月明かり以外に何も灯りはないが妖怪は大概夜目が利く。
それに狭いゲゲゲハウスの事、敷いてある布団の影は直ぐに見えた。
ネコ娘を抱いたまま、蒼坊主は掛け布団をめくってネコ娘を横たえようと彼女を降ろす。
しかしネコ娘の両手が離れがたいと言いたげに、蒼坊主の襟元を掴んだ。
「ほら、ネコちゃん。手を離してくれよ」
「……にゃー……」
余程良い夢でも見ているのか幸せそうな顔で返事をするが、その手の力が弛みそうもない。
蒼坊主は苦笑を雫すとネコ娘の両手をそっと外していく。
形はよいがか細くて小さい手はなめらかで、蒼坊主はその手触りの良さに感心し思わず数度指を滑らせた。
鬼太郎は見目は幼くても時折重ねた歳月相応の振る舞いを見せるが、ネコ娘は大人びた振る舞いをしながら見目相応の幼さを見せる。
弟のように思う少年と、妹のように思う少女、見目の年頃が近い妖怪がさほど居ないのもあるが、何だかんだと言って二人の仲は良い。
筒井筒というには少年の態度が少女に素っ気ないけれども、しかるべき時と手順を越えたら、さぞ似合いの夫婦にもなるだろう。
何より勝ち気で手を焼きそうな鼻っ柱の強さがあるが、コロコロとよく変わる表情が本当に魅力的で愛らしいことは知っている。
口の割りに面倒見が良く情に深いことも。だからこそ何処か捕らえ所が無く何事にも固執しない無欲な少年が、
態度をはっきりさせないのに傍に置くのもよく分かる。
「あーあ、涎まで垂らしちまって。可愛い顔が台無しだ」
可愛い八重歯を覗かせて仄かに開いた唇の端から涎を垂らしている様は幼い子供そのもので、蒼坊主は指で拭ってやる。
「……っ!?」
青坊主は思わず息を飲む。拭ってやった指が唇に触れ、そこにネコ娘が吸い付いたのだ。
乳飲み子が母の乳房に吸い付くような物ではなく、唇で食むような様に指を引くことも出来ずに身が硬直した。
触れたままの指に舌先が触れ、軽く歯が立てられる。甘えてじゃれつくような物ではなくて、女が男を誘う愛撫を直感させた。
生娘じゃない、もう男を知っている女だ。
見目相応の幼い少女と思っていた相手の予想外の振る舞いに蒼坊主は喉を鳴らした。
「…………ネコちゃん?」
蒼坊主が掠れた声でそっと呼びかけるとネコ娘はウニャウニャと何事か口の中で呟いて、唇で食んだ指を離す。
幸せそうな寝顔は変わらぬが、小さく吐息を雫すのが聞こえた。夜の青い闇に仄かに浮き上がるネコ娘の白い顔は、
まだ随所に幼さは残しているが将来はさぞ目を引く女になるのを予感させる顔立ちを整えつつある。
ここは弟と思う少年の家で、彼女はその少年に恋をしている妹のような少女。それを思い返しながら、
蒼坊主はネコ娘に食まれた指を舌先でちろりと舐めた。
この子の事は好いている。だが妹みたいなもんだ、まだ子供じゃないか。第一この子はあいつに恋をしている。
自分にそう言い聞かせながらも、指から密やかな熱が走るのを蒼坊主は意識する。
布団を掛けてやり背を向けて立ち上がれ。きっと自分は酔っている。
そう心で呟き、蒼坊主はネコ娘に布団を掛けてやる為に手を伸ばすが、指に触れた柔らかい感触をもう一度試したくて
指先でネコ娘の唇に触れた。ぷるんとした感触は程良い湿り気を帯びて、指に張り付くかのようだ。
程良い弾力と柔らかさについ指を押して、指先をネコ娘の口内に滑り込ませる。
ちゅう、と小さく吸い付く音がした。逃さぬように軽く歯を立てられ、指先にざらりとした舌の感触が走る。
濡れた肉は熱く、指を淫らにくるもうとする。
指を軽く引けば逃さぬように舌が絡み、小さな水音がした。再び指を押し入れば、ネコ娘が小さく鼻を鳴らすのに合わせて唇が指を食む。
乾きを覚え蒼坊主が唇を舌先で濡らした。妹分と思っていた筈の少女の口腔を指で犯している事実に、後ろめたい悦楽を見出す。
指だけでこの柔らかい唇を感じるのがもどかしく、指を引き抜いた。追うように舌先を唇から僅かに差し出したネコ娘が唇を舐める仕草に、
蒼坊主は下腹部にたぎりが湧き上がるのを覚える。
ネコ娘の口腔を犯した指を口に含む。僅かな酒の味がするが、それ以上に身の奥深くを煽り立てる味をそこに見出した。
「………………ネコ……娘」
「…………にゃ……」
名を囁けば愛くるしい鳴き声で返事をする。ただ、よくキラキラと光る大きな目は閉ざされたままだ。
頬に片手を宛えば柔らかく、指先でその曲線をなぞればくすぐったいのか、何やら口の中で呟きながら唇を綻ばせるネコ娘。
目を覚ますのではないかと恐れつつも、蒼坊主はその唇へ口付ける。温かく柔らかい感触、仄かに甘く感じながら、
舌を口腔へ滑り込ませれば、当然のようにネコ娘がその舌を受け入れようと己の舌で触れてきた。
ちゅっ、くちゅっ、と口元で立つ水音に鼓動が早くなるのを自覚する。唇を離すなど出来ず鼻で息をすれば、
甘い香りが胸に流れ込んでくる。化粧の匂いなどしないのが彼女の幼さであるのに、酒の酔いなどとはかけ離れた酔いに
落ち込んでいきそうな薫香に眩暈すら覚えた。
眩暈を追いやりたくて唇を離し、頭を振る。鼻先が触れ合いそうな程の間近でネコ娘を見下ろせば、頬の肌理の細かい肌がよく見え、
服で隠れた肌の滑らかさを想像させた。
もう幼い少女ではない。男を知っている女だ。彼女を女にしたのは、彼女がそれを受け入れるのは多分ただ一人。
それを分かっていても止まらない。彼女はあどけなく笑うのに、時折見せる仕草が大人びている事を思い出す。
あの笑顔を正面から向けられるのを独占したいと願う。勝ち気で鼻っ柱が強くて情の深い、豊かな表情を見せる可愛い娘。
蒼坊主は再びネコ娘に口付けるとそのまま唇を滑らせて、そのか細い首筋に触れた。薄い肌の向こうにある熱が欲情を駆り立てる。
脳裏を過ぎる少年の面影はあえて閉め出した。
まろみを帯びつつあるネコ娘の乳房に手を掛けた。硬い布地の向こうに、ふっくらとした柔らかい感触がする。
手の内に収まってしまうような大きさであるが、年の割には豊かで布地越しにしか触れられないのがもどかしい程だ。
「……んっ……ふぁ…………」
ネコ娘が鼻にかかった甘い声を上げる。ぞくりと背筋が震え吐息を彼女の首筋に零すと、ネコ娘が小さく身を震わせた。
「……蒼兄さんの匂いがする…………」
「……いやかい?」
目を閉ざしたままの呟きめいたネコ娘の言葉にそう問い返す。喉を鳴らすような笑い声を上げるネコ娘が小さく首を振る。
「…………きらいじゃ……ないよぉ…………」
「そっか、よかった」
「…………本当に…………蒼兄さん…………好きだもんね…………鬼太郎は」
その名に蒼坊主の手が止まる。乾いた唇を湿らすように軽く舐めると、ネコ娘の耳元に口を近付けた。
「……ネコちゃ……ネコ娘は?」
「好きよ……でも一番好き…………なのは……きたろ……」
名を口にするだけなのに、ネコ娘が嬉しそうな笑みを浮かべる。零す吐息に色香が滲むのに、あどけなく笑う。
夢現であっても、この笑顔はたった一人に向けられているのか。蒼坊主はネコ娘の胸に触れていた手を引いた。
「…………おやすみ、ネコ娘」
そう囁いて指の甲で頬を撫でれば、ネコ娘が小さく頷いた。全てに安心しきったような顔の彼女は、数度枕に懐くように頬をすり寄せると、
すぐに可愛らしい寝息を立て始める。
全ての空気を吐き出すような深く長い息を吐く蒼坊主。僅かなりとも身の内にくすぶる熱を吐き出したいのに、
じりじりと焦げ付くような熱が澱んでいる。
場所が場所でなければ、と後ろ暗い事を思いながら、蒼坊主はネコ娘に布団を掛けてやった。その瞬間に背後からかかる声。
「蒼兄さん?」
「おう、どうした鬼太郎?」
何事も無かったような顔をして蒼坊主は振り返った。入り口にかけられている筵を手で避けながら鬼太郎が顔を覗かせている。
「蒼兄さんが戻らないから、一緒に寝ちゃったかな、と思って」
「大丈夫だよ、まだ余裕さ。それにネコちゃんと一緒に寝るわけにいかないだろ? 仮にも女の子なんだから」
「まだ子供ですよ、ネコ娘は」
ふふふ、と鬼太郎が小さく笑う。何も知らぬようなあどけない子供の笑みに、蒼坊主は軽く肩を竦めながら笑い返す。
見目と内が違うのはもう分かっている。それでもこの少年も少女も意味が違えど共に等しく愛しく思う。可愛い弟分であり、可愛い妹分であり、
恋敵の相手であり、惚れてしまった相手だ。
「さ、戻ろうか。まだ酒が残ってりゃいいんだけどな」
すれ違い様に鬼太郎の頭に軽く触れて、蒼坊主は振り返る事もせずに外へ出た。それを見送りながらも鬼太郎は家に足を踏み入れ、
ネコ娘の眠る布団の傍らに膝を付く。
ネコ娘は無邪気その物の顔で静かに眠っている。その頬に掌を宛うと、甘えるように頬をすり寄せてきた。
子猫を連想させる仕草に鬼太郎が喉の奥で小さく笑う。
「おやすみ、ネコ娘」
そう囁いて口付ければ、ネコ娘があどけない笑みを浮かべる。
自分にだけ向けられると知っているネコ娘の笑顔に、鬼太郎は我知らず唇を綻ばせた。
<了>
>>221 >>223 >>237 もう世の中才能のありすぎる人が多すぎます。
蒼ネコもキタネコもねずみも切なすぎ、だが良すぎ、そして職人さんにありがとう。
ネコ娘を愛でるスレでも今、全期ネコ漫画が見れたけど、
個人ブログのアドレスだったのでこっちには書けない…
GJ!蒼猫もネズ猫も、トライアングル感がたまらん
ここ数日投下が続いて幸せいっぱいだ
242 :
古参者:2007/08/06(月) 18:29:54 ID:uHJ2abrk
>>242 あなたが描いたのでしょうか?
キタネコも見たいです!!
日曜は投下が続いて幸せだったな
蒼兄さんのキャラがホント良いよ良いよー
一度きりのゲストキャラではないと信じたい…
もう少し本編でもネコ娘と話して欲しかったなと思うよ
あの方向音痴っぷりは何かネタにしたいな
>>244 ベタベタだが、ネコ娘のアルバイト先で行き倒れた……
もとい迷子になった蒼兄さんとか。
鬼太郎がいない間だから、兄さん攻めるチャンスだ!
いいなあ。
迷子になってるところをネコ娘が見つけるんだな。
ネコ娘がバイト中でまたあのキャンギャルの格好とかいつもの雰囲気と違う
服装してたら蒼兄さん面白い反応しそうだ。
「は、腹を隠せ腹を!」とかドギマギしつつw
それか冷静を装いつつ密かに変な奴に襲われやしないかと心配で冷汗とか。
いっそのこと、前にあった各期コラボみたいに
迷子になった末に他期猫娘たちにも遭遇したら面白い。
フラフラになりつつ、ネコちゃん見つけた!と思ったら
猫娘 「…どちら様?」
ネコ娘 「会ったことあったっけ?」
ねこ娘 「おじさん、だあれ?」
蒼坊主 「ネコちゃんがネコちゃんじゃなくて、
でもやっぱりネコちゃんで、ここはどこだ!
俺は俺か!? 俺は誰だ! ヤーーーーッホーーーーッ!!!!(涙)」
>>247 各期鬼太郎と遭遇したらこんな感じで。
二期「何だい、猫ちゃんになれなれしい変なおじさんだなあ」(まず観察)
三期「ネコ娘から手を離せ!リモコン下駄!」(見敵必殺)
四期「僕のねこ娘に何か御用ですか?」(地獄流しスタンバイ)
怖いわwww
一期「猫ちゃん、そんな顔(化け猫の顔)しちゃダメだよ」
ちなみに5期の鬼太郎は、蒼猫ラブラブ現場に出くわしたら
どんな感じ?
呼子が女の子だったら蒼坊主とかなり萌えるカップリングになれたのに
ていうか呼子の性別って設定あったっけ
蒼兄さんと呼子のコンビはいいよなー。一緒にいかねぇかとか誘ってたしさ
多分まだちゃんと性別どっちかっていう描写はないだろうけど…男だろうなぁ
いっそ蒼兄さんネコちゃんを誘ってみたら良いのに
結局は行かないんだろうけど、鬼太郎と蒼兄さんの間で揺れ動くのとか見たいわ
>>248 自分にはこれ以上の才能が無いので書けないけど、私も読みたい。
前に松下と各期猫娘のバリエーション作ってくれた人に書いてほしいねー。
>>249 他の二人はまだ可愛いのに、
無駄に丁寧な言葉遣いがコワイよ4期。
>>252 「蒼兄さん、悪い冗談は止めて下さい」(目が笑わず)
本当にネコ娘が蒼兄さんと行ってしまったら益々隠遁生活になりそうだが、五期は。
三期なら逆上して必殺の精神で追い掛けそうだし、
四期なら蛇骨婆の時のように無表情で真綿で絞めるような追込み。
二期は直球で僕より好きな人なの? と猫ちゃんに聞きそう。
>>256 二期の猫ちゃんは「そうねえ…」とか言いながらぬらりくらりと
焦らしてくれそうな気がする。
ぶっちゃけ5期で猫娘に好意を示したのって第1話のメガネだけなんだよね
猫娘もあのメガネに対しては妙にツンツンしてたし再登場して欲しいキャラではある
でもサイドストーリーを見ると人間にはモテまくったみたいだけど
>>246 >「は、腹を隠せ腹を!」
激しく悶えた
千葉ねずみ「いいか!?商売ってのは気迫と根性なんでぇ!てめぇみてーにノラックラした腐った根性の野郎じゃ今時世渡りできねぇんだよ!分ぁったか後輩!?」
高木ねずみ「ハァ・・・よ、よく分かりました、参考になります・・・」
千葉ねずみ「よし、今俺様が講義してやった有難ァい教えを簡潔に説明してみろ」
高木ねずみ「え・・・えーと ・・・あの・・・スミマセン分かりませ・・・」
千葉ねずみ「てやんでぇ!もう一編ハッキリてめーの口で言ってみやがれこの野郎!!」
高木ねずみ「いや、あの、その・・・あ、そうだ、暴力はいけないと思うんですよ!ねッ♪」
千葉ねずみ「黙らっしゃい!!俺ァそういう誤魔化しがいっちばん大っ嫌ぇなんでぇ!覚悟はできてんだろうなオイ!?」
高木ねずみ「ひ、ひぇぇ!・・・ぼ、暴力反対・・・!!」
大塚ねずみ「まぁまぁその位にしておきなさいよ。喧嘩が何の得になるっていうの。ただの労力の無駄遣いヨ」
富山ねずみ「止めないでやれよ、ああいうのは一度とっちめてやらねぇと分かんねータイプだぜ。」
>>260 うまいな。
高木ねずみが歴代ねずみ男の中でも下っぱ位置になるのはわかる。
>>260 GJ!
高木ねずみは、なんかねずみっぽくないお坊ちゃん的なニュアンスがあると思うのでツボった。
>>246 >「は、腹を隠せ腹を!」
やはり妖怪らしく蒼兄さんも奥ゆかしい所があるんだな、同じく激しく悶えた。
あとで鬼太郎に怒鳴り込んでいったりしたらさらに面白いとか思いつつ小ネタ。
***************************
「おいっ! 鬼太郎っ!! 何だあのネコちゃんのカッコはっ!?」
「え、どうかしましたか?」
「あんな腹丸出しのカッコはどういうこったっ!?
あんな美味し……もとい腹を冷やしそうなカッコをどうしてさせておくんだ、お前は!」
「ああ、あれはネコ娘のバイトの衣装だそうですよ。最初は流石に僕も驚きましたけど」
「そうじゃねぇだろ! 若い娘があんなに肌も露わな物着ていいのかっ!?」
「蒼兄さん、落ち着いて下さいよ。今日日の人間界じゃあれぐらい普通だそうですから」
「なんだとっ!? つまりネコちゃんはいつも他の男に肌を晒してるってのかっ!?」
「…………蒼兄さん、その言い回しは流石に問題だと思います」
「嫁入り前の娘に、いつまでもあんなカッコさせて置く訳にいかねぇだろがっ! 止めさせないと!」
「止めろといって素直に止めるような娘じゃないって蒼兄さんだって分かっているでしょ?」
「だからといって放っておけるかっ!
ネコちゃんみたいな可愛い子があんなカッコしていて、変な奴に襲われたらどうするんだ、お前はっ!」
「……分かりました、蒼兄さん。僕がどうにかしますから落ち着いて下さい」
「どうやって?」
「出すのを止めるんじゃなくて、出せなくすればいいだけですよ」
その夜
「やだぁ、もぅ止めてよぉ……うにゃっ! あぁ……」
「じゃあ首筋とどっちがいい?」
「なんでお腹ばっかりキスするのよぉ、きたろぉ……」
「胸と違った柔らかさが気持ちいいんだよ、ネコ娘」
>>263 蒼兄さんキョドりすぎで吹いたwwwゴチです!
>>263 超GJ!!!
246の「は、腹を隠せ腹を!」書いたの自分だから凄い嬉しい!
小ネタ読みながら物凄いニヤけてしまった。
やり取りが良いなあ。大好きだ。
>>263>>265 GJGJ!!!
いちいちセリフにツボりまくりでハァハァしっぱなしですた
絵と声想像したら、もう…(*´д`*)
>>258 ボンボンおまけのアニメ解説でも
「人間の男からは萌えの対象として〜」扱いなんだよな。
一度まじめに好意を寄せられる話があっても悪くはないキガス
どちらかというと見たいのは鬼太郎の反応なわけだが
公式で「萌えの対象として〜」なんて書かれてるとなんだかなあと思ってしまうな
それこそ変な輩にいつ襲われるか分からんぞ
鬼太郎や蒼坊主にフルボッコされるの確実だろうが
変な輩をフルボッコにする鬼太郎見たい。
>>268 だからしょうけらの時に屋上にいたり、自動ドア登場したり、撮影会に来ていたりしたんだよ!
>>268 五期でいやみの話があるとしたら
発情したバイト先の人間に囲まれる猫娘
↓
助ける鬼太郎
↓
いやみの色気をくらい鬼太郎も発情
↓
目玉・こなき・砂かけ辺りが救出といった流れかな
これだとねずみが絡めないな、うーん
いっそねずみ男が色気喰らってネコ娘をry
273 :
古参者:2007/08/08(水) 20:23:01 ID:nIwlNZA0
三田ねこマンセー@411さんの
夏に相応しい三田ねこSSを見たいです。
>>271 五期鬼太郎、現在までのスキルの高さを見ていると
いやみの色気をくらって全方位発情しても
猫娘だけスルーしそうな気さえしてくる
それはそれで猫娘が特別な存在と感じられるので…良くないなw
>>274 今まで鬼太郎←ネコ娘な気持ちは凄い描写されてるから
たまには鬼太郎→ネコ娘な描写も少しは欲しいところ
ただの幼馴染とか友達だと思っているとしても、どう思っているか
多少は見せてほしいなあ ネコ娘可哀想だ
ラブコメな話がメインじゃないんだから本当に少しでいいんだが
それにしてはネコ娘の嫉妬やら色々見せ過ぎてる気がしてさ
だからこういう二次のSSとかに走ってしまうw
もう蒼兄さんでもねずみでもいいから、鬼太郎の存在関係無く
両想いで幸せなのが見てみたい 鬼太郎に惚れたら苦労するよなあ多分
正直鬼太郎→ネコ娘だともうそれは五期鬼太郎じゃないような気がしてしまう
鬼太郎のネコ娘に対しての好意の描写じゃなくてどう思ってるか、だよ
気持ち分かっててスルーしてるっぽいのが本当なら今のままでいいんだけど
どうなのか心情の描写がないからな 性格が未だに掴めない
>>277 好意の描写=どう思ってるか じゃないのか?
あげあしとりスマソ
メイド服の似合ってる発言とか、あれはそれなりに好意の表れだと思うんだがどうか。
>>275 よう俺ww
もう鬼太郎以外でいいから幸せになってくれよ、
そして逃した魚が大きかったと鬼太郎に思い知らせてやってくれよと
思ってしまうんだぜ
5期で今までネコ娘に対する鬼太郎の気持ちというかそういうのあったかな?
ゲームの話のときにゴスロリ衣装を「似合ってるよ」って言ったくらい?
ぬりかべ話で大百足に猫娘が捕まった時の
立ち上がれないまま「猫娘、猫娘ー!」と叫んだトコと、
牛鬼の回で猫娘に「一緒に死ぬ」と言われた際の「バカなこと言うんじゃない!」
に僅かながらも愛を感じたのだが。
もしかしなくても俺だけですか
>>275 自分も鬼太郎以外が相手でいいからぬこには幸せになってほしい
あれだけ連れ歩いて、焼き餅焼かれても困るか、ご機嫌伺いするぐらいだから、
それなりに特別扱いかなとは思ってる。
人間のほうが好きなのかなとかわざと引いているとしたら凄く萌え。
前スレの初物みたいな感じで。
そもそも猫娘が好きとか以前に
鬼太郎は恋愛とか恋心とかをよくわかってないんじゃないかと
綺麗な女の子に弱いって事を自覚してないみたいだし
どんだけ天然だって話だけど
>>278 あー言い合うつもりは無かったんだ ごめん
相手に対しての気持ちは好意だけじゃないしなと思って
でも思い返してみればスルーが酷いのは予告の時で
本編ではそれなりに庇ったり気にかけたりしてるよな 本編でもスルーあるけど
予告の時のはスタッフが遊んでそうなんだよ・・・可哀想だ
いやみの気体を吸った鬼太郎
鬼「猫ちゃ〜ん、その猫目が素敵、チューしよ〜」
猫「鬼太郎から積極的に来るなんて嬉ひ〜♪」
ね「やい鬼太郎、オレの嫁に・・・」
二期ほど素直になれず、三期ほど意識して故の思春期の反発もなく、四期ほどの大人になって優しく慈しむことも出来ないとかだったらどうですかね?<五期
>>288 ね「やい鬼太郎、俺の嫁に・・・ な ら な い か」
こうですかわかりません
2期=小学生
3期=中学生
4期=大学生
5期=高校生
という感じですか?
ネコたんの方も
二期ほど大人な余裕もなし、ライバルのいる複雑な三期とも違って4期ほど無邪気でもいられない。
そこそこに世間ずれしてるけど…な五期ではどうだろうか。
>289,292
萌えた。ありがとう。5期は解りやすそうに見えて
その内面実はお互い超複雑な感じが良いな。ヌゲー萌えるwwww
>>289>>292 超複雑だな
そう深くまで考えてみると萌えるけど、ネコ娘だけの気持ちが目立つから
パッと見分かんないんだよなー
そうか脳内補完しろとww
五期鬼太郎はネコ娘に仲間や長年の馴染みとして好意はもちろんあるけど
それ以上恋愛感情とかのそれはなさそうだ。
むしろ五期鬼と猫はキタネコというよりも
あくまでもパートナーおよびコンビというだけの関係の方がしっくり来て萌える俺は異端ですか。
>>294 脳内補完しなければ、二次でエロなんて妄想出来ないぜ。
でも本当、ネコ娘には幸せになって貰いたい。
アニメでもあざとくて記号的な物より
もうちょっとさりげない仕草や言動で描写してもらいたいわ。
蒼兄さんとネコ娘でくっついて横丁から出て行ってしまってからから
折に触れ、ネコ娘を捜したり呼ぼうとして居ないことを思い出す
鬼太郎とか凄く萌えたりもしますが。
>>283 >人間のほうが好きなのかなとかわざと引いているとしたら凄く萌え
自分もそれに一票
「ねこ娘は人間と一緒になった方が幸せだろうな・・・。だってあんなに人間にモテるのだし」とか思ってそう
猫娘はゲームの話で短時間で男4人も呼び出せるのだから人間の男にも相当人脈持ってそうだし
余計に鬼太郎をやさぐれさせてるのかも
>>296 >脳内補完しなければ、二次でエロなんて妄想出来ないぜ。
そうだった…!その通りだよな。公式に求め過ぎてもいかんよな
大事な事を思い出させてくれた。ありがとう。
あと蒼兄さんとネコ娘でくっついて出て行ってしまった云々もいいなぁ。
居なくなった後でいつも傍にいた大事な子だったって事に気付くとか。
切ないけどネコ娘が幸せならと身を引いてその後ものんびり暮らすとか
そういうハッピーエンドもあってもいいかもしれない。
たまに二人が帰ってきても「おかえり」って自然に笑えて迎えられるようになってるといいな。
猫娘が出ていった後の鬼太郎もいいが、
蒼兄さんに「ネコちゃんも一緒に来ねぇか?」と言われて
迷う猫娘にも色々と込み上げる。
そして心ここにあらずな猫娘を見て、鬼太郎に悶々としてもらいたい
妖怪黄昏流星群
砂かけババァと子泣きジジィの恋
>ねこ娘は人間と一緒になった方が幸せだろうな・・・。
むしろ五期の鬼太郎なら、
人間の方が好きなら一度ぐらいは一緒になってもいいんじゃない?
どうせ人間は早く死ぬし、自分達には時間はたっぷりある。
最後には自分の所に戻ってくるものを、何を焦る必要がある?
ぐらいに思ってる気がする。
>>299 蒼兄さんに誘われて迷う猫娘は見たいな。
きっとものすごい迷うんだろうなぁ、なんとなく。
「ネコちゃんがいれば迷ったりしないだろうしな」
「確かに危険な旅になるかもしれないけど、ネコちゃんは俺が守るよ」
とか、やんわり押しの強い兄さんだといい。尚更迷うネコ娘。
>>299 それなら、大人の余裕で鬼太郎を牽制する蒼兄とかみたいかも
じゃ、蒼兄さんを妖怪横丁から鬼太郎が見送る時に
こんな会話がされたと予想してみる。
「なぁ、鬼太郎。お前猫ちゃんを嫁に〜って言われて”冗談じゃない”っつったんだってな?」
「なんですか、蒼兄さん…やぶからぼうに。」
「いや、なら俺が嫁にもらおうかと思ってさ。」
「え゛っ?!」
「どうした?そんなに驚く事でもないだろう。」
「い、いえ、猫娘はまだ子供だし…」
蒼兄さん鬼太郎の反応にニヤニヤ
「はははは、女は化けるぞ?
お前の親父さんも言ってたが、猫ちゃんはかなりの美人になるぜ。
それに今だって人間の中には好意を持ってるやつがかなりいるらしい。
だから今のうちに嫁候補でつば付けとこうと思ってな。」
こうですか?わかりません(><)
「よ、嫁候補っていっても、ね、猫娘の気持ちも聞いてみないと!」
「ははは… 大丈夫、二つ返事でOKしてくれた(の、予定)ぜ!」
「 」
こうですか?わかりません(><)
>>303 >ネコちゃんがいれば迷ったりしないだろうしな
いいなそれ!
ちょっと天然な兄さんも好きなので、
猫娘が「何十年も旅してるのに、何で少しも道覚えないのよ〜」とかからかった時に
「ネコちゃんが一緒に来てくれたら、もう道に迷ったりしねぇのになあ」と
さらっと笑顔で言ってくれるのもいいかも。
凍りつくゲゲゲハウス。「何だ、お前らどうした?」と自覚なしの兄さん。
意外と空気嫁ない猫娘が「しょうがないな〜、あたしが途中まで一緒に行ってあげるよー」
とか無邪気に言った瞬間、さらに凍りつくゲゲゲハウス。
ニコニコ笑ってる鬼太郎の脇で目玉オヤジやらネズミがハラハラしてたりするとよし。
空気読めない天然二人に凍りつくゲゲゲハウスワロスww
ここはとても萌えるインターネッツですね!(*´д`*)ハァハァ
そういえば公式のサイドストーリーが更新再開したね
蒼兄さん・・・少しでも出してほしかったな
相変わらずネコ娘主人公ばかりでなんともいえないが蒼兄さん出るなら少しは!
と蒼猫要素を期待した俺が愚かだったのか・・・
>>311 俺も蒼兄さん話に期待してたら、見事に飛ばされた件
せめて猫娘が蒼兄さんを何と呼ぶか見たかったー
>>312 同志がいる 見事に飛ばされたな・・・
一週間前にサイドストーリー復活してればと思うと悲しみ倍増
ネコ娘は蒼兄さんのことなんて呼ぶんだろうなぁ
気になりすぎる
逆柱話での自転車特訓、しょうけら話での人間と仲の良い猫娘、
蒼兄さんと猫娘との会話諸々…
飛ばされた3話で書かれたかもしれない内容がおいしすぎて泣けてくる
サイドストーリーよりここのSSの方が面白い…
それには同意せざるをえない
うん、それは…な。どこのサイトやブログを覗いてもサイドストーリーの話題だしてる所
ほぼ無いような気もするし。一応公式なのにと残念に思えて仕方がない。
ここのSSは良質なものばかりで職人さん本当に乙!
上で色々ネタが出たがそれかき集めるだけでも蒼兄さんとネコ娘の話作れそうだよな。
2作書かれたけどどちらも本番無いし、実はガチで蒼猫本番が見たい俺ww
むしろ蒼×猫×鬼で本番が見たい俺ww
3Pすかwwハードル急上昇ww
だがそれがいい
男のプライドにかけて自慢のテクを披露しあう二人の間で
ありがた迷惑で息も絶え絶えな猫たんとかですか?
>>320 そしてねずみはこっそりビデオ撮影をしてボロ儲け
サイドストーリーの何がダメかといえば、ヤマもなければオチもないとこだからな。
素人のここの書き手さんたちの方が、そのあたりまだしっかりしてる。
蒼猫本番は意外といけそうかなぁ。
猫娘が鬼太郎を好きだと気持ちを知りながらも
尚且つ猫娘を受け入れる事のできる蒼兄さん。
鬼太郎に恋心を寄せつつも
それでも自分を好きだと言ってくれる蒼兄さんについ甘えてしまう猫娘。
「猫ちゃん。俺の前ぐらい我慢せずに、醜い感情を曝け出したっていいんだぜ?」
「ありがとう。蒼兄さん…」
「あいつの事が好きなのも知ってる。
それでも、こうやって俺を頼ってくれるのが嬉しいんだ。
アイツの代わりでもかまわねぇ
俺は猫ちゃんを支えてやりたいんだ。」
「でも、蒼兄さんに甘えてばかりじゃ…悪いよ。」
「何言ってんだ、俺と猫ちゃんの仲じゃないか
もっと甘えてくれたって良いんだぜ?
年上の男の包容力をなめんじゃねぇぞ!」
「ふふふ…やだぁ、蒼兄さんたら。」
「ん、その笑顔だ。猫ちゃんは笑った方がずっといい。
なぁ、猫ちゃん。辛くなった時は少しでいい
俺が猫ちゃんの事、好いていること思い出してくれよな。
猫ちゃんがあいつの事を想っている様に
俺が猫ちゃんの事、ずっと想ってるってさ…」
「蒼兄さん…」
何時しか満たされぬ思い、肌寂しさに
蒼兄さんに温もりを求めるようになり、やがて深い関係に
鬼太郎では得られないものを、蒼兄さんで満たす猫娘
蒼兄さんが横丁に戻るたびに、二人は逢瀬を重ねるようになる。
「あっ…にゃんっ…あ、蒼兄さん…っ!」
「猫ちゃん…イく時位、好きな男の名前…叫んでもかまわねぇよ。」
「あんっ―――あっ…き、鬼太郎―――!!」
事後
「ゴメン…蒼兄さん。あたしまた…」
「俺がいいってんだ。気にするなよ猫ちゃん。
何時か猫ちゃんの全てを俺でいっぱいにしてやっからよ。」
涙を浮かべる猫娘の目尻を拭いながら、身体を引き寄せて口付けをする蒼兄さん。
蒼兄さんに抱きしめられながら『蒼兄さんの事だけを愛する事ができなくて、ごめんなさい。』と
胸のうちで繰り返す猫娘。
いっそのこと、蒼兄さんと一緒に妖怪横丁から離れてしまえば諦めも付くかと考えるが
実行する事も出来ずにいる猫娘。
やがて、蒼兄さんの子を身ごもったことを猫娘が気付き
目玉の親父だけに真実を伝え、黙って姿を消す。
全てを鬼太郎が知ったときには、何もかもが遅かった。
…だと色々セツナサス(´・ω・`)
ろくろ姐さんメイン話放送後には
姐さんのssの投下が増えてほしいと密かに期待している俺がいる。
>>232 GJ!GJ!!GJ!!!
うわ、切ない…切な過ぎる…泣きそうだ
蒼兄さん男前、ネコ娘も切ない。幸せになってほしいなあ
蒼兄さん視点でもネコ娘視点でも是非じっくり読みたい感じだな。凄く複雑そう…
とにかくGJでした! 自分蒼猫かなり好みだわ…
ろくろ姐さんの回の恋の相手って人間なんだっけ?
切ない話になりそうだな…楽しみだけど。
思い切り間違えてた
>>323だな 申し訳ない
気持ちは鬼太郎への想いの方が強かった筈が、ついに鬼太郎に想いが通じて
その夜抱き合おうとした時、蒼兄さんの温もりを思い出して自分でも分からないまま
鬼太郎を拒絶してしまうとかどうか
いつの間にか(悪い意味じゃなく)蒼兄さんに依存してて想いが強くなってたとか
そうなると鬼太郎涙目だが
ろくろ姐さんの話は楽しみだ。ネコ娘とバイトするんだっけ?
蒼猫が苦手な俺が通りますよ
>>327GJありがとう嬉しかったよ。
ネタに乗り遅れた感じになってスマソ
大人しくROMってるノシ
ぶっちゃけ略奪愛は引く
5期は色んな意味で危険な香りがしますなー。
>>330 名乗り出てくれてちょっと嬉しい。実は俺もだ。
正直、同志がいて安心した。
いや別に好きな人は楽しんだらいいと思うし
文句言ったりするつもりはないんだが。
まぁ小ネタ以上である程度作品の体をなしているのは、
テンプレにあるように注意書きしておくのがお互いへの優しさでないかな。
五期も劇場版もDVD出たし、その辺りで何かあるといいな。
…こうやってまたキタネコ以外閉め出されちゃうのかな。
せっかくバリエーション増えてきたのに。苦手なら主張せずに見なければいいのに。
俺は蒼猫好きだよ。
>>336 なんでそんなに喧嘩口調なんだよ
まあ自分は蒼猫嫌いだからこれからNGワードにするよ
ネズネコ派の俺も空気読まずに通りますよ
キタネコというより
自分は折角だから女キャラがネコ娘以外でもバリエーション増えたらいいなと思う。
>>337 特に336は喧嘩口調ではないんじゃないか?いじけているようにも見える
まあ好みは人それぞれだしテンプレ通り作品の前には注意書き必須で
色んなCPがあっていいじゃないか 色んな作品読めると楽しいし住人仲良くいこうよ
職人さんも気にせず色んなCPで投下してほしい
5期は鬼太郎が冷めすぎているせいで
ネコばかりが空しく突っ走ってる感があって
キタネコ的には見ていてつらいモノがある…
蒼ネコに走ってしまうのもわかる気がする
なんでまた荒れてんだ
ネコ娘愛されてるなあ(ここの住人に)
ここのスレ、感じ悪くなったよな…
ここの書き込みを読んでると、単純に蒼坊主とネコ娘という組み合わせが好きなのではなく、
『相手をしてくれない鬼太郎に見せ付けてやるため』というのを正直感じてしまうかな…。
苦手って言う人は蒼ネコそのものより、そういうのが嫌いなのかも。
だから、、苦手なら読むなよ、、、
みんな仲良くやろうよー。
キタネコ好きで、蒼兄さんも好きな自分としては、
鬼太郎にしても蒼兄さんにしても、どちらかを当て馬にした×ネコ絡みは
片方をないがしろにするようで悲しくなる。
それにそういう当て馬的なカプだとネコまで、八方美人なようにならざるを得ないのも悲しい。
269の「脳内補完しなければ、二次でエロなんて妄想出来ないぜ」を名言として
公式で語られない行間を読みとってお互いに萌えていこうよ。
どうでもいいが、劇場版をざっと流して、井戸仙人×ネコ娘(エロ無し)で
鬼太郎が右往左往は面白いかもしれん、とか思った。
>>346 片方が当て馬的になってるかどうかは読んでみるまでわかんないのが難なんだよね。
蒼ネコそのものは嫌いじゃないし。
今まで投下されたやつは?
もしあの蒼猫SSが駄目なら蒼猫はどう表現したら良いのか分かんなくなりそうだな…。
ネコ娘が鬼太郎の事好きなのは公式設定だしどこかにその要素が
入ってしまうのは仕方ないかもしれない。当て馬的なのは悲しいよな。
俺はキタネコも蒼猫も好きな人間。
読んでみるまでわからないといいうけど、途中でやめる事だってできると思う
なんとなく流れでこれはNGだなとか
普通に本買うときに軽く立ち読みする感覚でそれぐらいの判断はできないか?
鬼猫もいいが、蒼猫もおながいしますよ。
伏線バリバリの長編とかならともかく
短編だし、軽く読んでダメならダメって判断はできると思う
もしくは最後まで読んで自分にあわなかったら
「こいつにはGJあげられないな」という判断をして
「これは嫌い」という書き込みをせずに
スルーしていただけないだろうか
>>349 一部に当て馬的空気は感じてしまったのは確かだけど、個人的に拒否はないよ。
全部楽しく読んだし、GJもつけたし。
はっきりと蒼ネコ苦手、といってる人はどうかわかんないけど…
>>350 途中で気付いて止めることはもちろんできるだろうけど、「気付く」時点で
すでにその雰囲気を感じ取っちゃってるわけだから、
イヤだなって思う人はそこで止めても後味悪い気持ちは残っちゃうと思う。
もちろん読んでから文句言うのは論外。
ここしばらく蒼ネコで盛り上がって、雑談と、セリフだけ小話と、
SSとの垣根が曖昧になってるけど、どんな短くでもお話になってるなら
冒頭にちょこっと注意書きつけて、数行改行してから書いてくれるだけで
ずいぶん違うんじゃないかな?
女キャラが猫以外のss、自分も妄想してみるわ。
他にも妄想してくれる人増えるといいな。
仮に読み手がこれは嫌だと思ったって
ここはエロパロで水木総合スレ
どんなSSが投下されてもいい場所、文句言う方がスレ違い
もう、いちいち文句つける奴は鬼猫専用スレ作って隔離するのが一番早いんんじゃないかとおもう
みんな、ひとまずテンプレ嫁。そして落ち着け。
さしあたり、カプ物話であれば、
小ネタでもカプ注記入れていく自主努力しましょうや。
自分が思っている事の賛同や同志が欲しい気持ちもよく分かるが、
マイナスな事を書くとどうしても荒れるからまず落ち着こう。
正直、何だかんだ言って鬼太郎×猫娘のカプの話が一番多いのはしょうがないと思う。
公式でも猫娘が鬼太郎を好き、となっているのがあるわけだし。
だからといって他のカップリングを否定するわけでもない。
あんまり荒れると書き手が逃げてしまうよ(;´Д`)
自分勝手な都合ばかりで、小ネタすらもNGじゃ雑談もおちおち出来ないよ。
無料で面白いSSが読めるのに、文句言う奴が多過ぎ
>【この板の趣旨】
>一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
>およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。
自分の苦手を語るより
まず、自分の萌えを語るんだ!!
そこからきっと、話の輪が広がっていくさ!!
塚
>>330はキタネコが好きだとは一言も言ってないんだが
自分は鬼猫嫌いじゃないが
ここは住人が鬼猫スキーなの前提、みたいに話されているのがちょっとどうかと思う
猫娘がさほど好きでもない鳥乙女スキーもいるかもしれんわな
ここが水木総合スレだという自覚を持っている人間がどれだけいるのか疑問
まじめな話
キタネコスレ作っちゃダメ?
>既存スレッドとの重複や類似、特定の作品についてのスレをテーマ/カップリングで限定して立てることは禁止。
俺が言うのもなんだが、
蒼猫の話を鬼→猫前提で考えるからまずいんじゃないか?
これは猫娘を組み合わせたカップリング(キタネコ以外)を考えるなら
相手が蒼坊主以外でも言える。
実際公式でも猫→鬼は明らかでも鬼→猫は言及されてないんだし。
鬼太郎が猫を異性としては何とも思っていない設定(友達としては大切)
にしたら鬼太郎は裏がなく祝福するだろうから、
当て馬的とかないがしろにもならないんじゃないかと思う。
あとは猫娘の鬼太郎好きの気持ちの解釈やもしくは気持ちの整理の仕方を上手く描いたらいいんじゃね?
まぁ、ネコ娘が水木女史キャラの中では圧倒的に人気あるんで
他キャラの話題が出にくいのは仕方ないと思うけど
別に話題を振ったりそのキャラについて語ったり、作品投下したり
もうちょっと努力するべきだと思う
文句を言うのはお門違いだよ
>>365 >別に話題を振ったりそのキャラについて語ったり、作品投下したり
これが
>住人が鬼猫スキーなの前提、みたいに話されている
せいで空気的にし辛くなっているんジャマイカ
>>366 >住人が鬼猫スキーなの前提、みたいに話されている
なんて、一言も言ってないんだけどなぁ
確かに、好きな人は多いと思うけど…自分も好きだし…
だからといって他のキャラがイヤだとかそう言うことは全くないよ
鬼太郎何期だろうが、悪魔くんだろうが、パラレルだろうが
何でも美味しく頂きます
どんなことでも話題を振らんと話は広がらないでしょ?
ネコより他のキャラが好きだって言うなら
ここはパロ板なんだから、イラストなりSSなり投下してみるのも
良策かと思う
自分も
>>363に全文ドウイ
頑張ってなんか書いてみるわ
>鬼太郎が猫を異性としては何とも思っていない設定(友達としては大切)
設定というか、限りなくオフィシャルに近いような
>>370 ここはエロ『パロ』板だから、野暮は言わない
よーし、父さんはりきってぬこ娘ハーレムSS書いちゃうぞー
>父さん
キーボードの前で身体がつってる目玉オヤジさんですか?
週末に向けて他の職人神々ご一同がお出で易いように、露払いとして未完のまま投下。
自分は鬼太郎×猫娘が一番好きですが、蒼兄さんも好きだし、ネタが出れば悪魔くん他もやってみたい。
そして自分の萌えは作品で吐き出させて頂いていきます。363氏の意見には禿堂。
「あたしたち、自己満足の為にやっているのね」は至極名言だ。
以下注意書き
1.二期鬼太郎×猫娘
2.オールナイトニッポンネタ含む。
3.ダダ甘ラブラブ
4.本番は次のターン!
お好みでない方は読み飛ばし、またはNG登録お願いいたします。
ただの友達です!
猫娘は小さな自宅の小さな部屋で、身を丸めて向かいに置いてある妖怪ラジオをぼんやりと見た。
始まりは他愛ない事、鬼太郎とねずみ男と目玉の親父の三人がラジオに出ると聞いて、
どんな事を話すのだろうと楽しみにしていただけなのだ。
自分をどう思っているかの質問に、あんなにハッキリキッパリ鬼太郎が「ただの友達です!」なんて言うと思わなかった。
鬼太郎の事は好きだ、むしろ愛している。少年らしい幼さあどけなさはあるのに、
敵に立ち向かう時はその姿とはかけ離れた凛々しさ、勇ましさを備えている。
そんな彼の手助けをしたいし、時には母を知らぬ彼の母親代わりとなって彼の寂しさを埋められたらいいと祈る。
そして何より、彼の恋人となって彼と長い長い時間を共に過ごせて行けたらと望んだこともある。
彼と肌を重ねても恋人といえないのか。どんなに愛しくてもその事実が苦しくて、ネコ娘は身を縮めた。
******
鬼太郎は何度目か分からない溜め息を付く。猫娘が自分の事を避けるのだ。
毎日彼女が遊びに来るわけではないのは以前からの通りだが、この所の彼女の避けようといったら嫌われてしまったのかと思うほどだ。
たまたまゲゲゲの森で顔を合わせようものなら、声を掛ける間も無く走り去ってしまうし、
どうにか声を掛けようにも口を利かずに涙目を向けられる。
あんな顔をする彼女を見るのは初めてで、鬼太郎もそれ以上何も言えずに伸ばした手を止める以外何も出来なかった。
猫娘と顔を言葉を交わす事も、顔を合わせる事も出来ないのがこんなに寂しくて辛い事なんて思いもしなかった。
「ねぇ、父さん。僕、猫ちゃんに何かしちゃったのかな」
親子で目的の違う愛用の茶碗で風呂に浸かっている目玉の親父に、鬼太郎は何時になく暗い声で問いかける。
「どうしたんじゃ、鬼太郎」
「猫ちゃんがずっと僕の事避けるんです……」
どちらかというとへこたれる事など少ない息子の珍しい姿に、目玉の親父は茶碗風呂に浸かりながらふむぅと小さく唸る。
「よぉー、鬼太郎ちゃん。どうしたのさ、暗い顔しちゃって」
「お前になんか用はないよ、ねずみ男」
脳天気にやってきたねずみ男に、鬼太郎は険の尖った声で半ば八つ当たりに唇を尖らせて返す。
「なによ、こないだのラジオのギャラ持ってきてやったのに何時になくご機嫌ななめで。オレはまだ何もしてないでしょ?」
「…………猫ちゃんがさ、僕のこと避けるんだ……」
ひらひらと手にした封筒を揺らめかせてどこかからかうようなねずみ男の言葉に、鬼太郎は肩を落としてぽつりと呟く。
その一言にねずみ男は数度瞬きをすると、何か言いたげに目玉の親父と視線を交わした。
「鬼太ちゃん、それはいつからさ?」
「えーと……」
その言葉に鬼太郎が指折り数える。数えた日数にねずみ男はまた目玉の親父と視線を交わす。
「鬼太ちゃん、そりゃお前が原因だよ。この間のラジオを聞かれたんでしょ」
「この間の? 僕、何かしたっけ?」
「鬼太郎。お前、この間のラジオで猫娘に関して、台本通りとはいえハッキリ言いきったではないか」
「え、えーっ!? だってあれ、僕、台本通りに読んだだけなのにっ!?」
「乙女心というのは複雑なもんじゃよ」
猫娘に避けられていたという原因が分かったのは良いが、自分の所為であるという事実に鬼太郎ががっくりと頭を垂れる。
あんまりにもな落ち込みように、ねずみ男がわしゃわしゃと鬼太郎の頭を撫でる。
「そういう時はプレゼントの一つも送ってご機嫌伺いをするんだよ、鬼太ちゃん」
「プレゼント?」
したり顔で頷くねずみ男を見上げながら不思議そうに鬼太郎が問い返す。
「猫娘は結構単純だからね」
ねずみ髭を震わせて腕を組むねずみ男の偉そうな態度。普段なら笑い飛ばす鬼太郎であろうが、
藁をも掴みたい気持ちの鬼太郎はねずみ男に向き直った。
「猫ちゃん、猫ちゃん」
とんとん、と軽やかなノックの音と共に鬼太郎の声がした。その声に猫娘は身を竦ませる。
「猫ちゃん居るんでしょ? 僕だよ、鬼太郎だよ。お願いだから開けておくれよ」
妖怪アンテナでばれてしまうだろうから居留守は使えない。のろのろと立ち上がりながら、
猫娘は鬼太郎と何日口を利いていないか数えてその長さに驚いた。
「…………お久しぶり、鬼太郎さん」
か細く開けられたドアの向こうには少し顔色の悪い猫娘の顔が見えた。
その顔色を心配しながらも、久方ぶりに見た猫娘の姿が嬉しくて鬼太郎は満面の笑みを浮かべた。
「これ、猫ちゃんに持ってきたんだ」
手に提げていた手桶を差し出す鬼太郎。口元にチャンチャンコを掛けて蓋をしているそれを見るのに、猫娘がドアを大きく開ける。
「朝釣りで釣ってきたんだ、これで元気を出してよ」
さっとチャンチャンコを取りのけると、その下でぴちゃん、と水を跳ねさせる見事な曲線が見えた。
涼しげな水面に幾枚かの隈笹が浮かべられ、その下を優雅に泳ぐのは丸々と太って脂の乗った山女が幾匹か。
夏の強い日差しに水面が光り、その下で艶やかな魚の腹が銀に光る。
荒塩を振り皮が焦げて弾けるほどに炙り、あの隈笹を皿にして饗せれば最高の夏の馳走になるだろう。
パリパリの皮を割れば白い身がほっこりと湯気を立て、その身を口にすれば品のある脂と清流魚独特の香り高さが口内に広がりさぞ旨かろう。骨は骨酒にしてもよいし、湯に浸し澄ましを作ってもいい。
それを想像するだけで猫娘の喉が思わず鳴った。無意識に舌なめずりをする彼女に、鬼太郎の胸の鼓動が跳ね上がる。
頬を少し赤くしながら鬼太郎は猫娘を上目遣いに見上げる。そんな彼と猫娘の視線が合うと、
鬼太郎が猫娘の仕草一つも見逃すまいと伺うように彼女を見返した。
「だから、もう機嫌を治しておくれよ。猫ちゃん」
「…………どういう事?」
「この間の……ラジオのこと、気にしてるんでしょ? ずっと僕の事避けていたし、口聞いてくれなかったし」
余りにも率直に気にしていた点を突かれ、猫娘の頬に朱が走る。
「酷いわ、鬼太郎さん! 魚であたしを釣ろうっていうのね!」
山女が捕れるような清流は遠かろうに、朝早くから自分のために釣りに行ってくれる程に気に掛けていたことが嬉しくても、
魚で自分の機嫌がとれると思われた事が悔しくて猫娘はいつになく鋭く叫ぶ。
「ええっ! そんなっ!? ぼ、僕、そういうつもりじゃ……」
「お生憎様、あたしにだってプライドがあります。確かに魚の誘惑に負けちゃったこともあるけれど、
それで万事すまされる訳にいかないわ」
「そんなぁ……猫ちゃん、僕はただ……」
「お魚であたしを買収しようだなんて、鬼太郎さんまで世間の悪習に−−」
おろおろする鬼太郎に畳みかける猫娘であったが、その演説を止めたのは盛大な腹の虫の鳴き声であった。
どんぐり眼を更に大きくして鬼太郎がまじまじと猫娘を見る。音源の猫娘は首筋まで真っ赤になり、両手を顔で覆った。
「…………猫ちゃん、今の……」
鬼太郎の唖然とした声。そう言えばあれ以来ショックで食欲もなかったのを思い出す猫娘。
偉そうなことを言いながら食欲に打ち負かされた自分が恥ずかしくて、竈の中でも構わないから飛び込みたい気分であった。
先よりは慎ましくも盛大にもう一つ腹の虫の声が響いた。己の腹が叫んだ声に、鬼太郎は腹に手を宛いながらえへへと笑う。
「猫ちゃんに反応しちゃったかな」
「……やだぁ」
その場で猫娘が蹲る。普段お姉さんぶっている彼女の幼げなその様が可愛くて、
鬼太郎は溢れだす愛しさに口元を綻ばせて同じようにしゃがみ込んで猫娘の顔を覗き込んだ。
「ねぇ、猫ちゃん。僕も朝から何にも食べてないんだ。これ一緒に食べて仲直りしてよ」
鬼太郎はそれ以上何もせずに猫娘がその手を退けて顔を見せてくれるのを待つ。
もう何日もずっと彼女に避けられて口も利いて貰えなかったことを思えば、こうして待つぐらいはどうという事はなかった。
彼女は今、目の前に居る。
「僕ね、猫ちゃんに会えなくて、口利いてもらえなくて、ずっと寂しかったんだよ」
猫娘の肩が小さく震えた。鬼太郎は両肘を膝にかけると手を両頬に宛い、
にこにこと見目の年相応の無邪気な笑顔を浮かべて猫娘を見つめた。
「今日、会ってくれなかったらどうしようってずっと思ってた。でも猫ちゃんが顔を出してくれて凄い嬉しかったんだ」
ぴちゃん、と手桶の中で山女が跳ねる。清流の名残のような涼やかな水の匂いと、浮かべられた隈笹の清々しい香りが立つ。
「だから、顔を見せてよ。猫ちゃん」
猫娘の手が顔から離れた。色白の顔を真っ赤にしたままで、どこか潤んだ目で鬼太郎を伺うように見る。
ぱっちりとした大きなアーモンド型の瞳と視線が合うと、鬼太郎は本当に嬉しそうに笑った。
<続>
>藁をも掴みたい気持ちの鬼太郎はねずみ男に向き直った。
>「猫ちゃん、猫ちゃん」
この間に段落切り換えのアスタリスク入れ忘れた……orz
完結してないので続きは後日。
後日は未定なので、他の書き手ご一同の皆様、遠慮無く次の投下お願いします。
>>372 >ぬこ娘ハーレム
全期ぬこ娘総出演ですか?
ねこ娘「ここで親父さんにご奉仕してあげて、私の事を気に入ってくれたなら
きっと鬼太郎に私の事を推薦してくれるはず・・・」
380 :
古参者:2007/08/11(土) 01:26:17 ID:EodSPQ5T
この関連スレをROMり続けた者として2期に関して唯一の要望があります。
他でもありません。
2期猫娘の「目目連」より一回り描写がエロい画像をお願いしたいです
>>374 GJ!毎回素敵なSSありがとう!続き楽しみにしてます。
2期も久々でいいね。お姉言葉のねずみの大塚声が普通に頭に流れてきて参ったw
今年もオールナイトニッポンやれば盛り上がるのにね。
CP云々争って荒れてしまうのは悲しいよ。また盛り上がる事を願ってる。
ROMってるだけの人も多そうだけど話に入ってきてはどうかな。
>>374 久しぶりに来て見たら、久しぶりの2期で思わずはしゃいでしまいました。
GJ!! 可愛い!
続きあり、ということで楽しみにしています。
ちょっと相談なんだが
今書いてるのが投下したら荒れそうな作品なんだ
もちろん注記はいれるし、嫌いな人にはあらかじめ読まないでって警告はだす
でもそれでも目に入っちゃうっていう人もいるかもしれないからtxt投下でもいいかな?
さすがにここまですれば読んだのは自己責任にならない・・・?
SSに対する批判はともかくカップリング云々でスレが荒れるのは嫌だし、、、
もちろん「そんな地雷投下するな」といわれればそれまでだが
荒れそうって具体的にはどんな作品なんだ?
ぶっちゃけ鬼猫が地雷な俺は何が投下されても平気
注記も入れて警告も出すなら自己責任だろ
txtでもそのままでも投下ヨロ
>>384 蒼兄→猫→鬼
という感じ・・・かな
修羅場がある、というかNTR要素みたいなのがあるかもしれない
当て馬NGみたいな意見もあったから
ちょっと、というかかなり心配
>>385 >>386 ありがとう、とりあえず頑張って書き上げる
注記も警告も出すのなら苦手な人は自己防衛出来るはず。
当て馬NGの意見もあったけど、どんなSSも投下OKの場所だしNGというより
切ない悲しい作品よりもラブラブ甘い作品の方が好まれるという事じゃないかな。
少し違う気もするけどトライアングルも読みたい。執筆頑張って下さい。
こんな時でも萌えを提供してくれる796◆lOl9.3Jh5I神にGJ!!
絵神でもSS神でも
ネ申々が 萌 え た か ら
SSやイラストの作品を作り上げて
我々にも萌えを提供してくれるのであって
神々は個人の趣向や我がままのために作品を作る萌え製造機ではないんだ。
その辺勘違いしないようにしようぜ。
>>387、
>>388に同じく全裸で待ってる(*´Д`)ハァハァ
どうしよう・・・DVD見てたら思わず
魔女×ねずみに萌えちまったじゃねぇか!!
これ、なんてどk(ry
DVDって3期?ジニヤー?
まぼろしの汽車じゃね?
お察しの通り、幻汽車なんだぜ・・・
好み!と速判断して、ネズミを誘拐する男前魔女と
ヒロインさながらの可愛さのネズミに萌えた(*´д`*)ハァハァハァアハァ
魔女、若ければかなりの美女と邪推した!
ねずみといえば4期のねずみと小百合ちゃんの話は泣いたなあ
本気でねずみいい男だと思った
カロリーヌちゃんもいいよな
ねずみは意外と女性キャラとのフラグ多いんだよな
ね ず み 萌 自 重 !
いいかげんにしてくれ。
いくら水木総合だからって、我慢できないものもあるんだよ。
あいつの体臭も口臭も屁も鼻が曲がるほど臭くて、体は皮膚病だらけでカビ生えてることを知らないのか?
その設定は鬼太郎の猫娘への気持ちみたいにファジーにしてあるわけじゃなくて、確定事項なの。わかるか?
お前ら全員、自分が風呂に三年も入ってない皮膚病だらけの悪臭男に抱かれる妄想でもしてろ。
それとも自分も体臭きつくて同病相哀れんでるってワケじゃなかろうな。
夏休みだなー
つまり、
ね ず み は 俺 の も の ! (気安く語るんじゃねェ)
ですね? 天邪鬼なやつめ…
まるで女子大生猫娘が怒っているみたいだw
心のねこ娘がそれをゆるさないのだろう
「猫×鼠なんて聞いただけで陵辱された気分だわ」
>>397の一途っぷりに嫉妬
いつも考えてそうだ>冗談じゃない
そうなるとやはり、前に出た
「殺し合うネズネコ」も見たくなったり
情と憎のはざまでくんずほぐれつ…
402 :
401:2007/08/12(日) 05:58:22 ID:dJu28Y5f
間違いスマソ
「冗談〜」→「陵辱〜」
>>401 「殺し合うネズネコ」見てええええええ
情と憎のハザマ、それだ!
二期みたいに普通に仲良くてもいいけどな。
本能には逆らえない、とかそういうのいいな!
アニメじゃなんだかんだいってお互い気遣ったりして良いコンビだし
本気で殺し合いはないかもしれないが やっぱり原作か
2期のネズネコの身長差に萌えるのは俺だけかな…身長差あり過ぎで逆に可愛い
実際に殺し合いに発展したのは原作のその後ゲゲゲだよな
あれは愛憎っぽくて非常に萌えた…
ネズネコ身長差萌え、自分もノシ
四期が一番差があると思っていたが二期の方がねずみがでかいんだな
>>397 お前が脳内で美化しまくってるであろう鬼太郎だってドブねずみ喰ったり
馬の糞入り雑炊食ったりしてるんだよ。
都合のいいものだけ見てるんじゃないよ。
>>397 自 己 中 自 重 !
いいかげんにしてくれ。
いくら水木総合だからって、我慢できないものもあるんだよ。
ここはお前のためのスレじゃない、自分で言ってるだろう【水木総合】だ
水木しげる作品だったら基本はなんでもありなんだよ!
文句あるなら自分で萌えを形にして投下しろ。
せっかく投下してくれた職人さんもいるのに。
そっとしといておあげよ
汚さ醜さに背徳を感じない清らかな御方なんだ、きっと
うらやましい限りですばい
背徳を感じる感じないはともかく
キレイなものしか見たくないっていう奴はいるよね
中学生とか高校生ぐらいの時期だったか、、、俺にもあったよそんな時期
奇麗事とか大好きなんだ、、、
汚いものの中にも美しいものはあるっていうのにね
みつを
>>405 その後ゲゲゲの「猫娘」は色々と美味しいよな。
あの結末だけは切な過ぎだからきっと後で流石にやり過ぎたとかで反省したねずみと鬼太郎が
猫娘を助けに行ったと信じている。
三人一つ屋根の下は美味しい。
皆様に伺いたい。猫たんと鬼太郎ってどのぐらい前からのお付き合いなんだろうか?
幼児鬼猫と蒼兄さんのお話(エロ無し)を書きたいのだが、いかんでしょうか。
それは自分でこれぐらいと妄想して、それを作中でわからせてくれたらそれでいいと思う。
期待してるから頑張れ。
4期DVD発売を記念して、4期「ねこ娘」の「パンチラ」及び「ヌード」画像を切に切に望む!!!!
あ、びっくりした。一瞬、4期DVD(の静止画画像)にねこ娘の
「パンチラ」及び「ヌード」画像を収録してくれって言ってるのかと思った。
パンチラはまだしも芸者みたいにヌードなんて未公開画像があったのかと
あらぬ想像をしてしまった…
ここ絵師さん少ないからなあ…と寂しく呟いてみる
投下されてもタイミング逃すと流れて見れなくなるのが自業自得だが悲しいし
自分に絵心があればと悔しい思いでいっぱいだ
>>414 楽しみにしてる!その設定どっかで見て、見たかったんだ
流れぶった切ってスマソ。
> 「あたしたち、自己満足の為にやっているのね」
ってことで、初心者だけど、書いてみたので投下してみるテスト。
まだ、途中です。
後半は今週中めどにがんばります。
注意書き
1.4期鬼太郎×猫娘
2.成長後、16〜17歳設定
3.ラブラブだけど、あまりエロくない
4.ネズネコ風味あり
5.4期ねこタンが成長すると巨乳なのは公式設定でおけ?
あれから数十年が経った。
人間ほどの速度ではないが、鬼太郎とねこ娘も少しずつ年齢を重ね、その外見も大人に近づきつつあった。
鬼太郎は人間でいえば16、7歳ほどになり、大分背丈も伸びた。
一方、ねこ娘の背丈は鬼太郎よりも頭ひとつ分くらい低く、年齢も多少は幼くみえる。
しかし、すべらかな白い肌と大きな猫目はそのままに、清楚でどこか魅惑的な雰囲気をもつ娘になっていた。
ただ、本人は太って体が重くなり動きが鈍ったと不満げだ。
鬼太郎から見れば、細くて伸びやかな手足も、折れそうな腰も少女のころのままで、太ったようには見えない。
昔と違うとすればその豊かに成長した胸元で、軽く体を動かすだけでぷるんぷるんと悩ましげに揺れる。
それがねこ娘の動きを妨げていることは明らかだった。
成長してからのねこ娘は、白いブラウスに膝丈のフレアースカートという質素な服装を好んだ。
それでも、薄いブラウスごしにわかる豊かな胸と細い腰、ときおりスカートからのぞく白い太ももは、鬼太郎の欲望を刺激した。
鬼太郎は、ねこ娘が大人になり、自然に自分を求めるようになるまで待つつもりでいた。どちらにせよねこ娘は自分のものだ。それならば焦ることはないと思っていたのだ。
しかし、ねこ娘はその外見の成長とは裏腹に、いつまでも無邪気さを失わず、内面は少女のままだった。
このまま待っていては、永遠に結ばれないのではと思うほどに。
ねこ娘は相変わらずかいがいしく鬼太郎親子の面倒を見ており、ほぼ毎日、夕飯の支度のためにゲゲゲハウスを訪れる。
その姿は新妻のようでもあり、悪くない眺めだ。
しかし、実際には、その時間も半分以上は父との茶飲み話に費やされており、その仲むつまじさは本当の親子のようだった。
加えて、最近は、ねずみ男も鬼太郎親子の家を足しげく訪れるため、鬼太郎はねこ娘と二人きりになることもままならなかった。
「なんであたしが、あんたの分のご飯まで作ってやんなきゃなんないのよぅ!」
「俺だってよー、こんだけ食い詰めてなきゃ、何が悲しくて猫に恩着せられてまでよー。」
ねこ娘とねずみ男の言い合いは昔から全く変わらない。
ちゃぶ台を挟んで、飽きることなく繰り返される戯れ。
口ではいろいろ言いながらも、ねこ娘は、大抵おかずを多めに用意するのだ。
そして、珍しくねずみ男が現れない日には、そわそわした様子すらみせる。
鬼太郎は、その姿に軽い苛立ちを覚えるが、それが嫉妬であることにまでは気付かない。
その日もそんな一日の終わりで、ゲゲゲハウスには、鬼太郎親子に加えて、ねずみ男とねこ娘の姿があった。
夕食の片付けをする後ろ姿は年相応の幼さを残しながらも、どこか大人びた色気をただよわせ、ただ見ているだけでも鬼太郎を堪らない気持ちにさせるのに十分だった。
ねこ娘の肩口まで伸ばした髪がふわりふわりと動き、胸元がぷるんぷるんと揺れ、細い腰がしなやかに上下する。
その様子を横目で盗み見ながら、鬼太郎は下半身に熱がたまり、抑えきれない欲望が高まってくるのを感じる。自らの視線がねこ娘の体をなめるように這うのを止めることができない。
鬼太郎は一度、ねこ娘の胸に偶然触れたことがある。
戦闘時、跳ね飛ばされたねこ娘を後ろから抱きとめた拍子に、鬼太郎の手がねこ娘の胸を後ろから掴んだのだ。
そのときの手のひらの感触は今でもよく覚えている。
マシュマロのようにふんわりと柔らかく生温かい感触は、ねこ娘の体の発する心地よい香りとともに鬼太郎を強く刺激し、戦闘の最中であるにも関わらず鬼太郎の下半身は激しく反応してしまった。
こうしてねこ娘を眺めていると、そのときの感触が手のひらに蘇ってきて、堪らない気持ちになる。
「ねこ娘もよう、よく育ったよなぁ〜。」
ねずみ男が、質素な台所に立つねこ娘の後姿をまんざらでもなさそうに眺めながら言った。
鬼太郎はカチンときたが、ねこ娘は自分のものだから見るなと言うわけにもいかない。
仕方なく押し黙っていると、ねずみ男は口元ににやにやした笑いを浮かべながら続ける。
「むっかしはぺったんこだったのによぉ〜。女ってのは変わるもんだねえ・・・。」
「・・・いい加減にしろよ。ねずみ男。」
「や、やだなぁ。じょ、冗談すよ〜。冗談にきまってるでしょーっ。」
慌てて言いつくろうねずみ男を置いて、鬼太郎は体にこもる熱をさますために外に出た。
家の外側に腰をかけて風に吹かれていると、中から、ねこ娘、ねずみ男と父の話し声が聞こえてくる。
「お前よぉ、猫町の方から縁談があったんだってぇ?」
「やだ!なんであんたがそんなこと知ってんのよ!」
「いやいや、妖怪横丁でうわさになってたぜ〜。玉の輿とかなんとか。」
「なんじゃと!わしゃあてっきり、ねこ娘は鬼太郎の嫁に来てくれるものとばっかり思っとたんじゃが・・・。」
「やだ!親父さんまで。あたしまだそんな歳じゃないわよぅ〜。ねずみ男!いい加減なこと言うと、ひっかくわよ!」
「おいおい勘弁してくれよ〜。でもよ、玉の輿だぜ。実は、まんざらでもないんじゃないのぉ〜。」
「いいかげんにしないさいよぅ!」
目は池の方を見つつも、鬼太郎の耳は家の中の会話に集中していた。
ねこ娘はこれまでもずっと自分の隣で笑顔を見せてくれていた。
そして、この先もいつでもそうして欲しい。他の誰かに渡すことなんてできない。
鬼太郎は、もう、待つのも潮時かと考え始めていた。
「きたろぅ〜。」
はっと気がつくと、ねこ娘が入り口の簾を持ち上げて顔をのぞかせていた。
かがんだ拍子にその胸元が魅惑的に揺れ、鬼太郎は思わずそこにひきつけられた視線をさりげなく逸らす。
「すいか持ってきたよ!」
ねこ娘の笑顔は無邪気なものだった。
鬼太郎が心の中でねこ娘にどんなに邪まな欲望を抱いているか気付いてもいない。
「ありがとう。ねこ娘。」
「へへ。どういたしまして〜。」
鬼太郎の心のうちなど知らず、ねこ娘はすいかの皿を手渡すと、すとんと鬼太郎の横に腰を下ろした。
夜風にのって、ねこ娘の体から甘い香りがただよってくる。
ちらと横目で見ると、ねこ娘はすいかに集中していた。
ぷぷぷっと口からすいかの種を飛ばす子供っぽいしぐさが愛らしい。
その白い首筋は、すいかの種を含む紅い唇は、どんな味がするんだろうか。
強引に組み敷き、その悩ましく揺れる胸を弄んだら、一体どんな声をあげるんだろうか。
スカートをたくし上げ、あらわになった白い太ももに口付けたら・・・。
鬼太郎は、想像によって高まる体の熱に、息苦しさすら覚えた。
今この瞬間にも唇を奪うことくらいは許されるのではないかという思いと
そんなことをしたら、もう我慢できなくなるという予感と。
「どうしたの?鬼太郎。ぼーっとして。考え事?」
「・・・いや。なんでもないよ。」
夜風にあたりながら鬼太郎が逡巡していると、窓から目玉の親父が顔をだした。
「鬼太郎。わしゃ、今日寄り合いがあるからでかけてくるぞ。朝まで戻らんからな。」
「父さん。そんな予定は聞いてませんけど。」
「言っとらんかったかの。遅くなるなら、ねこ娘を送っていくんじゃぞ。じゃあ、行ってくるからの。」
目玉の親父はそう言いおくと、さっさと化け鴉に乗って出かけてしまった。
鬼太郎はさすがに父の態度を不審に思った。
しかし、目玉の親父が、進展する気配のない二人の仲を慮ってわざと家を空けたことにまでは思い至らなかった。
鬼太郎は、何に対しても執着しない子供だった。
いつも周囲が望むように振る舞い、何かを欲しがることもない。
そんな息子が唯一執着するねこ娘との仲を成就させてやりたいと、目玉の親父は思っていたのだ。
目玉の親父が去った後の家には、満腹にだらしなく寝転がるねずみ男がいるだけだった。
ねこ娘を外に残して部屋に踏み入れた鬼太郎は、いつもよりもずっと酷薄な声でねずみ男に告げる。
「・・・ねずみ男、もう帰る時間じゃないのか。」
「いや〜、別に行くとこね〜しよ。今日は鬼太ちゃんちに泊めてもらおうかな〜なんつって・・・。」
そういつもの調子ではじめたねずみ男は、凍りつくような鬼太郎の視線にぶつかり、顔色を変える。
「な、なんつって、うそうそうそうそ。うそですよ!帰らなきゃねー。」
そう意味のない悲鳴じみた声をもらすと、転がるようにゲゲゲハウスを後にした。
(続く)
四期ネタキタ━━(゚∀゚)━━━!!
ねこ娘があどけなくて可愛い!
鬼太郎の青春っぷりが四期にしては珍しくて新鮮で、いいよいいよ!
続き、楽しみに待ってます。
>>419 GJ!
ねこ娘の清楚な色気と無防備であどけない所が可愛すぎる。
外面静かな4期鬼太郎の実は熱い内面がどう爆発するのかワクワクするな。
続き楽しみにしてる!ありがとう。
あ、あと自分も、4期ねこが成長すると巨乳設定はおKだと思う。
個人的にもツボだ。
>>419 相変わらず気を利かせてくれるおやじさん、大好き。
16歳の鬼太郎とねこ娘の姿を頭に思い浮かべながら
続き待ってます。
427 :
180:2007/08/13(月) 23:09:22 ID:Vs6cFqYM
>>419 GJです!!
4期ねこの内面の少女っぽい純真さが素晴らしく良く描かれてて感動した。
自分の魅力の破壊力に気づいてないのが堪らんな。
続き首を長くして待ってます。
>>427 もとい180もGJです!
可愛いなぁ・・・
皆帰省中なのか、書き込み少なめ寂しいな。
そんな中モエを投下してくれる神様たち
本当にありがとう
実家PCの履歴を消しつつ覗いてます
高校生の猫娘はおさげ髪なのかしらん?
>>419 GJ! 萌えました!
4期はラクシャサのお陰で、成長ネタが自然に脳内変換できるな。
成長しても純真なままのねこ娘、かわゆす。
数日振りに来た。
やっぱり皆帰省中なのかな。萌えが足りなくてしょうがない。
萌えの投下ありがとう!職人さんは偉大だ・・・
>>430 原作の墓の下高校での猫娘はおさげで黄色いリボンしてたな。
おかっぱもいいがおさげもいい。
「その後のゲゲゲの鬼太郎」の野球狂の話で野球のユニフォーム着てたりしたし
ある意味コスチュームプレイ的なものも出来るではないか(倉庫とか)
と考えたらちょっと萌えた。
>>432 それはつまり、体育倉庫室に連れ込んでホコリ臭いやらカビくさいやらの
体操マットの上で特別な運動をしたりとか
ロッカールームで誰かが来ないかドキドキしながらくんずほぐれつしたり
シャワールームで嬌声が漏れそうになるのを水音で消したりとか
学園物ならではのあれやこれやがあるという事ですか。
帰省中にコミケ前だからかもしれないね。
お盆明けには職人さんも他の住人も帰ってくるだろうし
二つも続き待ちの投下あるし、まったり待とうぜ。
434 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 23:12:25 ID:9y/nWgC7
学園モノは萌えどころ多いな
鬼太郎は学ランとブレザーどっちが似合うんだろ
猫ちゃんはセーラーでもブレザーでもどっちも似合うだろうけど
鬼太郎の制服着て男装とかもモエス
>>433 お前の想像力の豊かさに泣いた
夏コミ、5期はたくさんありそうだが
他のはどんなもんかな。探してみる
>>435 2期の過去を持つ自立した・猫娘も、
3期のセクシーボディを持つ・ネコ娘も、
4期の幼いけれど一途で萌え萌えな・ねこ娘も、
5期の全国の男を虜にした美少女・ネコ娘も、
すべてあったら良いな
437 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 00:26:23 ID:mEmp4bL4
もし6期が作られたとしたら、どんな猫娘になるんだろうな・・・
6期かあ。また放送終了後約10年後なんだろうか。
原作でもアニメでも一番ビジュアルが変わってるの猫娘だし
正直想像つかないな。また髪の色変わったりしてな。
思えば4期猫の紫の髪は斬新だよね。今ではそれ以外合う色考えつかないが。
はじめは紫とか無理って思ってたけど
かわいいよなぁ〜4期猫娘
440 :
ネズネコ妄想:2007/08/15(水) 08:31:06 ID:XlVgTMJt
今さらながら前回の話のベア様が去った後のネズネコに萌えた
ネズミにネコが寄りかかってたけど臭いとか感じなかったのかな?
井戸から脱出する時に「牛鬼の時のお返しだぜ」と言ったものと勝手に妄想しております
ネズネコ萌える。
223氏、419氏の作品を読んでふと思ったが、
ねこたんは基本的に優しい子で、ねずみも貶しつつもそのへんわかってて甘えてそう。
ねこたんはねこたんで、鬼太郎とはまた違って気軽に付き合える相手じゃないかな。
天敵だから警戒するのがデフォだけど、そのぶんねこたんに変化があったらすぐ気付いたりとか。
五期ねずみは情が厚そうだしなあ…
>>442 大丈夫、4期ならば上で間違いないよ。
でも下も結構可愛い。
残暑お見舞い申し上げ候。
暑い日が続いていますが、スレ住人の皆様
マターリの精神で夏バテせぬようご自愛ください。
SS職人や絵職人などのネ申々のGJな投下が続く中
流れを豚切り失礼仕り、第5作:蒼坊主×猫娘で一発投下
・ お好みに合わせて◆以下NGワード登録なり、スルーよろしこ
・ 初恋は鬼太郎でも本命は蒼兄さん
・ 基本はラブラブ&アマンアマンで
・ 若干発情期要素有り
誤字脱字、おかしな所があってもキニシナイ(゚∀゚)!!
火取魔の一件で、封印のために石川県を目指した蒼坊主であったが、
何処を如何迷ったのか辿り着いたのは鳥取県の鳥取砂丘。
呼ぶ子に助けを求めるもののなしのつぶて
蒼坊主は近場の封印箇所を見回りながら再び石川県を目指し
数ヶ月経ったある日
とある町で、バイト帰りの猫娘と偶然再会し
妖怪横丁へと寄る事になった。
「おお、蒼坊!火取魔の封印は済んだのか?」
「いやぁ…道を間違えて下っちまって。これからなんスよ。」
「蒼の方向音痴は相変わらずじゃのう。」
「あの時は大変だったぜ。呼んだのに、呼子は来てくれねぇしよ…」
「無茶言わないでよ、蒼兄さん。」
「まぁ、今回は猫ちゃんに会ったおかげで横丁には無事寄れたけどな。」
「どういたしまして。」
蒼坊主が顔を覗かせれば直ぐに横丁の皆が集まり、話題が尽きない。
「蒼兄さん、今回はゆっくり出来るんでしょ。何処へ泊まるんですか?」
「ああ、妖怪寺に暫く滞在するつもりだ。」
「妖怪寺になんぞに泊まらんでも、わしの所に部屋があいとるぞい。」
「いやぁ、せっかくだが坊主らしく寺に宿を借りるよ。
逆柱が出たって聞いたし、誰かがたまには使ってやんないと
また付憑神が出るかもしれないんで。」
「そうかい、じゃあとで差し入れでもさせよう。」
「すいません、暫く厄介になります。」
それから数日たったある晩。
連日続いていた横丁の酒盛りも落ち着き
蒼坊主は一人、蝋燭の炎が灯るお堂で瞑想中の時に
ギィイ…と開くとの音に、咄嗟に身構えた。
「誰だっ!」
「ご・ごめんなさい、蒼兄さん…あたし…。」
「なんだい、猫ちゃんか…驚かせてすまねぇ。
しかし、こんな遅くに女の子が男の所を尋ねるって言うのは、ちと拙いぞ?
まぁ、俺だからいいけどよ。で、何の用だい?」
「あの…あたし…」
普通なら足の歩みに合わせて軋む床だが
猫娘の猫独特の歩みはしなやかで、足跡一つ立てずに近づいてくる。
足元がふらつくように見えるのは、蝋燭の炎が揺れている所為かと思っていたが
次の瞬間、猫娘が蒼坊主の胸元に倒れこんできた。
「お、おい、猫ちゃん。」
驚いた蒼坊主は猫娘の肩を抱き座らせようとして、肌の熱さに驚いた。
「猫ちゃん、熱があるじゃねぇか!大丈夫か?
熱でまともに歩けねぇのに出歩くなんて駄目じゃないか。」
「違うの…。」
「違うも何も…!」
「助けて、蒼兄さん…」
腕の中の猫娘が見上げた顔を覗き込んだ。
一目で病では無いことは明白ではあったが
瞳を潤ませたその表情があまりにも艶やかで、言葉を失った。
そして猫娘が何を求めているのか、を察した。
蒼坊主は息を深く吸い込み、ゆっくりと吐き出すと
困ったように頬を掻いた。
「蒼兄さんにしか頼めないの…」
「猫ちゃん、辛いのは解るし、俺も助けてやりてぇ。
正直好いた女にこんな事言われて、喜ばない男は居ないさ。
でも、猫ちゃんはあいつの事、好きなんだろう?
なのに俺に純潔を捧げたりして…本当にいいのか?」
「ごめんなさい…蒼兄さんの気持ちを知ってて
好意に甘えてこんな事頼むのはずるいって解ってる。
でも、蒼兄さんだから…」
「なぁ、猫ちゃん。悪い事は言わねぇ。
まだ未成熟の猫ちゃんには負担が過ぎる。
何よりこの行為には結果が付きまとう。
それに猫ちゃんの体から発している香りは、大概の男には毒だ。
俺だって何時理性が崩れるかわかんねぇ。
送ってやるから、お婆に抑える薬を煎じて貰って休んだ方がいい。」
「…嫌、こんなに辛い思いするのは、もう嫌なのっ…」
「今回が初めてじゃないのか…?!」
「…3回目。日中はまだいいんだけど
夜になるとお婆の薬もあまり利かないの…
辛いよ、蒼兄さん…助けてよ…」
「…想い人が居るのに他の男に抱かれて傷つくのは
猫ちゃんなんだぞ?」
「鬼太郎の事は好きよ。でも、こんな事頼めない…言えない。
でも、蒼兄さんの事も好きなの。
蒼兄さんになら助けてって言えるの…甘えられるの。」
「猫ちゃん…」
「お願い、蒼兄さん。初恋と忘れさせて
決して実らない…成就しないから何時までも捕らわれてしまうの
蒼兄さんの事だけ好きにさせて…!!」
次の瞬間猫娘の言葉が止んだ。
蒼坊主に唇を封じられ、驚きに瞳が大きく見開く。
重ね合わせるだけの口付けだったが、
暫く唇を押し当ていた蒼坊主がゆっくりと顔を離すと
まじめな顔で猫娘と視線を合わせる。
「俺は猫ちゃんの事好きだし、嫁に欲しいと思ってる。
だから猫ちゃんの申し出は願ったり叶ったりだ。
でも、一時の感情の昂りで行為に及んだ結果
俺の子を身篭っても猫ちゃん、後悔しないかい?」
「…蒼兄さんの…赤ちゃん…?」
「そうだ。今の猫ちゃんは、通常時以上に子を宿しやすくなってる。
まだ体が成熟していないから、出来るとは言い切れないが確率は高い。
それに…猫ちゃん抱いちゃったら、俺…手放せそうにも無い。
今ならまだ、俺は何も聞かなかった事にも出来る。
猫ちゃんは今晩此処には来なかった事にも…」
「…ううん、いいよ?
あたし…あたしの事を好いてくれる人に愛して欲しい…」
「…!」
猫娘の言葉に蒼坊主は思わず固唾を飲んだ。
「あたしの初恋が蒼兄さんだったら良かったのに…
鬼太郎よりも先に出会っていたら、こんな苦しい気持ちにならずに
あたしの事だけ好きだって言ってくれた時に、迷わず飛び込んでいけたのに
蒼兄さんの好きであたしの事いっぱいにして?
蒼兄さんだけのあたしにして…もう迷わないように」
「…猫ちゃん!!」
その言葉を蒼坊主は少女の覚悟と受け止め、猫娘を床に押し倒し口付けた。
先ほど唇を封じただけのものではなく、深く深く舌を絡める。
両手を重ね合わせ、猫娘が息苦しく無いように呼吸を見ながら唇を貪った。
舌先で歯列をなぞり、上顎舐めあげると背筋を駆ける痺れに猫娘の背が弧を描くと
動作に合わせて蒼坊主の体が覆い被さっていく。
全身を突抜ける快感に恥じらいと戸惑いを見せる猫娘の耳元で「好きだ。」と囁きながら
耳朶を甘噛み、首筋に唇を這わせていく。
指先で、唇で
耳元で甘い言葉を囁かれ、猫娘の身体には絶えず快楽の波紋が広がる。
先ほど口付けられた時にも思ったが、改めて全身を抱かれると
蒼坊主の、成人男性として完成された力強さを怖いと感じた。
だのに、その手は唇と共に感じる無精髭の感触さえもただただ優しくて
道の行為への恐怖を和らげようとするかのような愛撫に身体は高まっていく。
自然と唇から漏れる喘ぎ声も恥ずかしいけれど、抑えることが出来ない。
ゆっくりと心も身体も蕩けさせるような蒼坊主の優しさが辛くて、もどかしくて
いっそのこと、力任せに強引に奪い去って欲しくさえ思った。
目尻に浮かんだ熱い涙に気が付いた蒼坊主が、唇で拭い
再び唇が重ね合わさると、猫娘は蒼坊主の背に回りきらぬ細腕で抱き締め、受け入れた。
やがて服の内側から肌を刷り上る無骨な指の感触に、猫娘はびくりと身体を震わせる。
恐怖などではなく、触れらるだけで反応してしまうほど身も心も昂っていた。
既に女を知らぬ身ではなかったが、まさか自分がこれ程余裕がなくなるとは思わなかった。
組み敷いた猫娘は、『女』と言うにはまだあどけなさが残っていて
まだ十分に脂肪が付いていない華奢な身体は乱暴に扱ったら壊れてしまいそうだった。
肌から香る甘い香り、触れた肌は瑞々しく皇かで、その感触に夢中にさせられる。
未成熟な胸の膨らみは愛らしく、既に固く尖った胸先の果実に気が付いて摘みあげれば
甘い痺れが駆け抜け、身を震わせる様子に自然と息が上がる。
思えばこの興奮も、胸の高鳴りもどのくらいぶりに感じたものだろうか。
普段着慣れた着物とは違う洋服の構造に戸惑いながらも、猫娘の着衣を一枚づつ脱がせていく。
ふと、スカートとTシャツを脱がせたところで、お堂の床の上で抱き合っていた事に気が付き
蒼坊主は腰の紐を解くと、自分の着物を脱ぎ床に敷くと、下着姿の猫娘をその上に寝かせた。
「…蒼兄さん?」
休み鳴く続けられていた愛撫で、身も心も、思考さえも蕩かされていた猫娘は
触れていた肌が離れた事に気が付いて、その名を呼んだ。
それを不安に感じたと思ったのか、蒼坊主は身を寄せ猫娘と視線を合わせ微笑んだ。
「すまねぇ、猫ちゃん。何の用意も無いところでこんな事になっちまって。
とても布団を用意するまで俺が待てそうにも無いから
俺の着物を敷物代わりでいいかな?」
「…」
上半身裸になった蒼坊主の腕の下で、頬を真っ赤に染め上げた猫娘は黙って頷いた。
蒼兄さんの半裸は見たことが無いわけではないが、いざ行為を伴った時にはその印象が違う。
均整の取れた筋肉質な身体は胸板が厚く、所々に残された傷跡があった。
床に付いた腕を視線で辿っていくと、やはり幾つかの傷が残されていて
猫娘は触れながらその傷跡を辿る。
自分の腕とは違った蒼坊主の腕は引き締まっていて、頼りがいがあった。
この腕に抱かれると思うと、猫娘の身体は震えたがそれは恐怖からではなかった。
まだこの感情が何であるか、はっきりとは解らなかったが、嫌なものではなく、むしろ…
蒼坊主は猫娘の様子を黙って見守っていた。
やがて胸板から辿り、腹部に残されたまだ新しい傷の上で猫娘の指が止まる。
「…蒼兄さん、この傷って…」
「ああ、ぬらりひょんに挿された刀傷だ。
大分良くなったんだが、どうも痕が残りそうだな。」
うっすらと残された赤い傷に手を当て、猫娘は心配そうに見上げる。
「まだ痛む?」
「まぁ、時々…な。」
「…」
「えっ…ちょ…ね、猫ちゃん。タンマ!」
起き上がった猫娘から退くようにしりもちをついた蒼坊主の
腹に残されたぬらりひょんの刀傷に猫娘は舌を這わせた。
蒼坊主に愛撫されていた時とは又違う快感が胸を擽る。
確かに傷跡も心配だったが、この感覚が何なのか確かめたくて、猫娘は何度もその傷跡をなぞった。
よもや猫娘からこのような行動を起こされるとは想像もしていなかった蒼坊主は
不意打ちにやられ、元々熱を持っていた下半身が収まりが付かない状態になってしまい
慌てて猫娘の肩を掴む。
いくら褌を穿いて居たって、隠しようのないソレは、猫娘の目の前に曝される。
「ニ゛ャッ!!」
人間界でバイトに出れば、見た目は同じ年頃の女の子との会話や雑誌で少々耳年増な猫娘は
男性のその部分が、そうなることは知ってはいたが、耳にした情報と
実際目にしたのとでは衝撃の度合いが違う。
一瞬大きく見開かれた人見は潤み、耳まで真っ赤に染め上げたほほを両手で覆うと
猫娘は遣る瀬無さそうに身を縮めた。
肩を掴んだ手を振り払って逃げられなかっただけましだが
猫娘の様子に青坊主も思わず、頬を染める。
「やだぁ…蒼兄さん…」
「”やだ”って猫ちゃん…そのっ、これはごく自然な現象で…決して変なことじゃ…」
この時、まるで犯罪者にでもなったかのような気分にさせられた青坊主は
『俺、手ぇ出したりしたら天狗ポリスにしょっ引かちまうかも…』と本気で思ったという。
二の句を告げることができず、ええい、ままよ!と言わんばかりに青坊主は猫娘の肩をつかんだ腕を引き寄せた。
「きゃっ!」
「…」
猫娘の身は軽い。
引かれた身体はすっぽりと蒼坊主の腕の中に納まり、蒼坊主は黙ったまま其の華奢な身体を抱きしめた。
一瞬の事に驚き、硬直していた猫娘だが蒼坊主の胸の鼓動に気が付き
胸板に手を当て、そっと耳をつける。
「…蒼兄さんの心の臓…すごくドキドキしてる。」
「そりゃぁ、こんな状況で落ち着いていられるわけがねぇよ。」
「ん、あたしも一緒、蒼兄さんと同じぐらいドキドキしてるの。」
耳にする鼓動が余程心地いいのか、
猫娘はすっかり安心した様子で蒼坊主の胸に身を委ねていた。
「ほら。」
「えっ…」
猫娘は蒼坊主の手を取ると自分の胸に置いた。
無意識であろうがあまりにも大胆な行動に、思考がショートする。
自分よりもずいぶんと年下の少女に翻弄されっぱなしだったが
ふと、少し前から猫娘の様子が変わっていることに気が付いた。
確かに最初は全身が異常といえる熱に侵されていたが
今は先ほどは熱くはない。
「…なぁ、猫ちゃん。実のところ、おばばの薬…効いてるんじゃないのか?」
「…!!」
蒼坊主の手に自分の胸の上に置き、手を重ねて居た猫娘の方がピクリと震える。
少し俯いて前髪に顔が隠れた星で表情が読み取れないが、図星だろう。
しかし、何故そんな嘘を・・・?
不思議に思いながら、見つめていると蒼坊主の手を両手で握ったまま震えている。
「…だって…じゃない…」
「猫ちゃん?」
「だって、こうでもしなきゃ蒼兄さん、何もしてくれないじゃない!」
猫娘は叫ぶと、キッと蒼坊主を見上げた。
「なかなか会えないし、好きだって会うたびに言ってくれるけど
それだけじゃもう、あたし我慢できないの…
キスだって今日が初めてで…。」
猫娘の瞳からぽろぽろと涙が溢れ出す。
今漸く判った。
鬼太郎に対する『好き』と、蒼兄さんに対する『好き』の違いが…
物心付いた頃からある記憶はゲゲゲの森での事だけ。
周りに同い年…同年代に見える妖怪は鬼太郎しか居らず
共に遊び過ごす内に、互いが異性である事を知った。
自分とは異なる性に興味惹かれ、鬼太郎には『振り向いて欲しい』と思うようになった。
ただただ振り向いて欲しいと。
それはアイドルのファンに近い真理かもしれないが
幼い時から共に過ごしてきた幼馴染であったが故に身近すぎて気がつけなかった。
つい他の女の子が近づく気配があれば、張り合ってしまうことも有った。
しかし、蒼兄さんには何時しか『触れて欲しい』と、思う様になっていた。
初めて『好きだ』と言われた時はとても驚いたけれど
今こうして蒼兄さんの腕に抱かれてからは、一度たりとも他者の影が脳裏を過ることなく
蒼兄さんの事だけしか見えてなかった。
二度目の口付けで全身を振るわせたのは、嬉しくて嬉しくて
幸せな気持ちが胸いっぱいに満ちた身体が、触れられるだけで反応してしまっていた。
「蒼兄さんに愛して欲しいの…!」
「猫ちゃん…俺の気持ちはずっと前から猫ちゃんのものだ。
もし、猫ちゃんが薬を飲んでいなかったら、俺はあのまま猫ちゃんを抱いてしまってた。
でも何故なんだ…薬は何時、飲んだんだい?」
「ここに入る前…最初は少し勢いが欲しかったし…
でも、蒼兄さんにはいつものあたしで居たかったから。
今回蒼兄さんが来たのがたまたま発情期の時期と重なってたけど
発情期のせいじゃない、あたしはちゃんと蒼兄さんを好きだって知って欲しかったの。」
「嬉しいぜ!猫ちゃん!!」
「ニャッ!」
蒼坊主は両腕で猫娘の身をと抱き、頬を寄せた。
少女が自分を手にしようと思うのならば、どんな男をも虜にするフェロモンを発している今
有効に使わない手はないだろうに、野性の本能からくる欲望を封じ
保った理性で好意を伝えてくれた、そのいじらしさが堪らなく嬉しかった。
蒼坊主は猫娘の身体をひょいと抱き上げ、自分の胡坐の上に向かい合わせに座らせ
愛おしさを込めて、額に口付けを落とした。
続いて頬、首筋、胸元へと淡い口付けを施していく。
瞳を閉じて蒼坊主の口付けを受けていた猫娘が、背を反らせると手が添えられ
胸元に口付けが浴びせられた時、ビクンと猫娘の腰が跳ねた。
布越しでは有るが勃ちあがった蒼坊主のものが猫娘の秘部に当たったのだ。
下から押上げられる感触に、まだ異性を知らぬ子宮の奥が疼く。
「にゃっ…あっ…にゃあんっ…」
恥ずかしさと物足りなさに腰が揺らめくが、瀬を支えた蒼坊主の手は猫娘を逃さない。
やがて、下着の中に手が忍び込み、ブラジャーごと持ち上げると愛らしい胸がプルリと揺れ露になると
蒼坊主は堪らず其の膨らみを口に含んだ。
柔らかくそれでいて程よい弾力がある猫娘の胸を、唇で食みながら堪能する。
舌に当たる硬い果実を舌先で転がし、もう片方の胸を掴み、ゆっくりと揉み上げれば
猫娘の息が徐々に上がっていく。
「…っふ…ぁん…蒼兄さん…にゃっ…にゃあ…」
口から漏れる甘い声に、口から吐く息には熱が篭る。
敏感になった胸先を摘み上げられ、貪られ猫娘は蒼坊主の頭を両腕で抱き縋るしか出来ない。
少しでも力を抜こうものなら、下半身に蒼坊主の兆したものがより強く感じ取れるからだ。
唾液に塗れ、時より濡れた音が聞こえ羞恥心が煽られる。
滑った肌はより敏感に蒼坊主の愛撫を感じてしまう。
何時しか蒼坊主の手に支えられていた背は、蒼坊主の着物の上に置かれ上半身の下着は剥ぎ取られていた。
残されたパンティーの淵には既に蒼坊主の指がかけられ、腰周りを撫でながら指は秘部へ。
指先で秘裂をなぞる様に割り、花壷へ挿し入れると既に蜜が溢れ始めていた。
薬で抑制していたとはいえ、身体の方は性的に刺激された事によって薬の効果は薄れているようだった。
これならば純潔を失う際の痛みも酷くは感じずに済むかもしれないが
出来れば負担をかけたくは無い…いくらか軽減できまいかと思ったその時、
猫娘の手が伸び、額にある3つ目の瞳に宛がわれた。
一瞬脳裏を過った考えを見透かされたようで、胸がどきりとする。
「…」
視線が落ち、猫娘と目が合うと、猫娘は笑みを浮かべ首を左右に振り
両手で蒼坊主の顔を引き寄せると、額の芽に口付けを施す。
猫娘の儀式めいた行動は、ありのままを受け入れると言う無言の訴えだった。
幻術で負担を軽減しようとした考えを読まれ、額の瞳は口付けで封印されてしまった。
奥の手を封じられた蒼坊主は、成人である己と、
まだ成長過程で未成熟な猫娘の身体の差を考え
溺れてしまいたい衝動を抑えつつゆっくりと解していく。
指で数回秘裂をなぞって蜜で濡らし、肉芽を撫上げると腰が浮き上がる。
瞳を硬く閉ざし震える様子に、緊張を解そうと、瞼に口付けを浴びせていく。
今度は首筋、鎖骨、胸と下りながら赤い花びらの後を散らし
指を緩々と沈める。
根元まで飲み込まれ、内壁を探りながら抽送を繰り返すと、蜜が溢れ出し
動きにあわせて濡れた音が増す。
未知の快感に不安がる手を捕らえ、その細い指先を口に含み、一本一本を丹念にと
猫爪の様に尖りかけていた爪先が、緊張が解けたのか元の丸みを帯びた爪先に変わる。
猫娘は全身を熱に侵され、潤んだ瞳で其の様子を見つめている。
蒼坊主は猫娘に微笑みかけると、その掌に口付けた。
秘部からは蜜が溢れ出し下着の中は熱で蒸れそうだ。
指を引き抜き、ひざの裏側から抱え上げ腰を浮かせて最後の下着を脱がせ
割った両足の間に身を収め、片足を抱え上げるとその中心に顔を埋めた。
「にゃっ…やぁっ…蒼兄さん…だめぇ…!!」
唯一繋がれた手て、絡められた猫娘の指先に力が入る。
秘唇を覆う蒼坊主の唇、舌は溢れる蜜を舐めとり
膣内に尖らせた舌を挿し込むと、猫娘の腰がぴくりと跳ねた。
抱え上げた足がばたつき、時より背に当たるが
与えられ、押さえの効かぬ快楽の波に、
まだ幼き少女は身を委寝る術が判らずに居るだけなのだと。
戸惑いを見せながらも開花していく少女の様は、不思議な色気が漂い
汗ばんだ肌、口から漏れる声、肌から香る甘い香りは性欲を更に刺激する。
蒼坊主は、言い表しようのない息苦しさに、自信の褌の紐を緩め
身を起こすと猫娘の膝に手を置き身を収められるほどに大きく開かせた。
猫娘は足を開かされたことで、蒼坊主は褌を脱いだ事でそれぞれの象徴部が外気に晒され
熱を持っていたことに気づく。
既に身を隠すものは何も無く、生まれたままの姿
しかも両足を大きく開かれ、秘部をあられもない姿で晒された事で
言い表しようの無い羞恥心に蒼坊主を直視する事が出来ず
猫娘は視線をそらしたが、蒼坊主の手が頬に添えられ、顎が引かれるのと同時に口付けられた。
舌が絡む濃厚な口付けが交わされるなか、蒼坊主は自身に手を宛がい
秘裂を割りながら、照準を定める。
抱き合っていた時から感じていた蒼坊主の男根の、直に触れ合った箇所に感じた熱と
突きつけられた硬さに思わず腰が引け、くちゅりと水音が響く。
口付けは激しさを増し、両脇から挿し入れられた手は猫娘の肩を掴み引く。
それを合図に、猫娘は女になる覚悟を決めたのか両手を蒼坊主の背に回し
両足は自然と腰に絡められた。
既に指で解され、中はトロトロに蕩けていたが、なんせ指とは比べ物にならぬ
男性の象徴は硬く、太く、そして長い。
生まれて初めて受け入れる異性と、純潔を失う痛み、そして胸を満たす悦びに
猫娘の閉じられた瞼の目じりからは熱い涙が伝い落ちる。
そして猫娘の乙女を奪った蒼坊主もまた、眉間に皺を寄せ
膣に締め上げられながらも己を深く飲み込ませていく。
互いの身を深く重ねる間、呼吸する事が出来ず。
漸く一つになった身体は歓喜に満ち溢れ、熱い吐息が一つ口から漏れ出る。
汗ばんだ肌は身を寄せ合うほどに馴染み、人肌から伝わる体温が心地よい。
「…猫ちゃん。」
痛みよりも深く結びついた喜びに、猫娘は蒼坊主の背を抱きなおしたが
喜びもつかの間、次の瞬間には性急な刺激が互いの結合部から湧き上がる。
「すまねぇ…猫ちゃん。俺…もう限界だ…」
「にゃ…蒼兄さ…ふにゃあ!」
蒼坊主の腰の律動が始まり、猫娘の華奢な身体が揺さぶられる。
生まれて初めて感じる快感は、心にも身体にも強すぎて
幾重にも赤い爪痕が蒼坊主の背に刻まれていく
思考は真っ白になり、ただただ嬌声が漏れた。
唯一の明かりであった蝋燭の炎は、いつの間にか消え
月明かりだけが夜を照らす。
二人は抱き合ったまま、身も心も溶け合う様な営みは
共に果てるまで続けられた。
やがて、白々と夜が明け始めた頃
高いびきの蒼坊主の腕の中で、満ち足りた寝顔の猫娘の姿があった。
今までは、妖怪横丁に立ち寄る度に、少女の笑顔が見る事ができるだけで十分だったのだ。
自分たち妖怪の生きる時は永く、幼さの残る少女が成熟するまで
振り向かせるまで待つ余裕は十分にあったはずなのに…
一夜を共にし、手中にした少女を前に蒼坊主からは余裕が無くなり、
寧ろ心配事が増えてしまった。
夜が明け、お互いに身支度を整えた二人だが
膝に抱えた猫娘の肩に顎を乗せた蒼坊主の姿があった。
その身を離すのが惜しい様子で、なかなか手放せないように見える。
これまではあまり深く考えず、全国行脚に彼女がいれば未知に迷う事も無いと思っていたが
実際問題として考えてみれば、決して楽なものではなく旅は非常に厳しいく危険も伴う。
常に傍に居て欲しくはあるが、危ない旅に同行させたく無い気持ちもある。
妖怪横丁で自分の帰りを待っていてくれるのも悪くは無いと思っても
可愛い彼女を一人残すのもまた心配だ。
猫娘が意識せずとも、悪い虫は向こうから勝手に近づいてくるもの
まだ蕾の頃でさえ、異性の目をひきつけていた彼女が
女として開花し始めた今、どんな輩の目を引くとも判らない。
それは妖怪ばかりではなく、人間のなかにも潜んでいるから尚更だ。
「どうしたの、蒼兄さん…起きてから様子が変よ?」
蒼坊主の複雑な胸中など猫娘には判るはずも無く
開花する前と変わらぬ無邪気な笑みを浮かべる猫娘の身体を抱き寄せ
ほお擦りをしながら、蒼坊主は深いため息を一つ、吐き出す。
「愛してるぜ…猫ちゃん。」
蒼坊主の呟きに、頬を赤らめた猫娘だが
「にゃあ」と一言鳴き、胸に身を預けると
「蒼兄さん、大好き♥」
喉をゴロゴロと鳴らしながら幸せそうな笑みを浮かべる。
後日、蒼坊主は猫娘を残すと言う苦汁の決断をし
妖怪横丁を旅立っていった。
余談だが、この一件以来
蒼坊主は妖怪横丁によく立ち寄るようになった。
壊滅的な方向音痴ップリは相変わらずだったが
不思議と妖怪横丁にだけは迷わずにたどり着けるようになったと言う。
嗚呼、愛の力は真に偉大なり
* 糸冬 *
GJ! GJ! 鬼太郎が本命じゃない猫娘がえらく新鮮です。
そして蒼兄さんの大人の余裕っぷりと同居する若さが、カッコ良さと可愛さがあって素敵。
五期猫の現代っ子ぽさと同居のいじらしい恋心も可愛い。
五期猫は歴代猫である意味一番の切り込み隊長だ。
オチで本当に天狗ポリスに「未成年妖怪淫行の罪」でしょっぴかれなくて良かった……w
GJ!実にGJです!
初恋は鬼太郎だけど今実は…というのを妄想していた自分としてはツボ過ぎました。
蒼兄さんがやはりカッコいい!そして凄く「らしい」ね!
翌朝の描写が好きです。あーやっぱり蒼猫いいね!幸せになってほしい。
素敵な萌えをありがとう!
>>444 GJ!! 楽しませて頂きました
蒼兄さんが大人ながらにやはりまだ若いなと感じれて面白かった
健気で真剣なネコ娘に萌えたよ! 蒼兄さんうらやましい
95 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 16:06:42 ID:RM5W5fRs
お盆だけどネコ娘は里帰りとかしないの?
96 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 18:12:12 ID:lb+APzXY
里ってどこ?
97 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 18:48:18 ID:djvRfhcD
こらこら
ネコ娘は猫の里の姫って俺設定を脳内スキャンするんじゃないよ
こんな妄想、俺独りで沢山だ
98 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 19:10:22 ID:seyBh9Fv
>>97 ごめん、俺もその妄想持ってたw
OPで猫たちと一緒に提灯を挙げるとこなんか、如何にも「猫族の姫様」って感じがする。
猫娘は猫の里の姫っていうのも面白いと思った
>>462 猫町のご令嬢とかも可。
猫又の態度が馴染みのやんちゃのお嬢様という感じだったのに密かに萌えたし。
あの時、えらく親しげで馴染み深そうな猫又に内心鬼太郎が焼いてくれないかとか妄想したし。
東西問わずに猫だけの秘密のコミュニティという伝承はあるようだし
796神の月の裏側ネタには密かにニヤリとした自分。
>>444 GJです! 萌 え た
前話題に出たネコ娘を旅に連れて行く云々なネタも入っていて更に萌えた。
二人の関係に横丁の皆は知るのはいつなのか気になる。からかわれたりするんだろうかw
>>462 >>463 姫やお嬢様はいいね。猫娘の過去は明らかにされていないし、ただ鬼太郎の
幼馴染だって事くらいで。原作は小学校で同期生だったんだっけ?
隠された過去というのは妄想してしまうね。萌える。
先月ボンボン付録の妖怪横丁解説でも
「ネコ娘の住んでいる場所はまだ秘密」とあったし、
猫町に住んでるというのもあながち妄想で終わらんかもしれんね。
実は猫町のご令嬢で、世の中の勉強のためにバイトをしている
というのもあながち(ry
子泣き覗いてないか?
ネズネコ の猫娘可愛い
>>465 調布の中華そば屋の横の神社の下に住んでなかったっけ?
>>466 ねずねこ
てぃくび攻めで悶絶させてるようにm(ry
猫娘の姫設定に賛同とか、皆意外に少女趣味なんだなw
じゃあ俺、猫町に君臨する裏の女王に一票
どうもタカビーなS猫が好きで…
いや、かわいらしいのも一途なのも好きなんだけんど
>>474 女王様ってことは、猫町には取り巻きが山ほど居るって事かww
じゃあ姫は姫でも、ある日突然ゲゲゲハウスでの家族団欒中に
「あなたは幼い頃悪い妖怪に攫われた猫王国の姫君なのです」と
従者がやってくるのに一票。
少女趣味通り越してメルヘン。
実はねこ娘の母親が猫妖怪のお姫様だったけど、親に反対されつつ人間と駆け落ち。
二人は娘が生まれて早々に他界、砂かけが遺児を引き取る。
数十年後、お家騒動に際してゲゲゲの森に使者が現れ・・・
なんてありがち展開とか。
今日から夏コミだなー
自分は参加できなかったんだが鬼太郎サークルはどうだったんだろう
やはり数字カプが多いのかな
なんにせよ鬼太郎スペースは盛り上がったら嬉しいよ
3日目に5期猫は確実にありそうだが今日のも気になる
>>419神の作品の続きが気になって落ち着かない俺が通りますよ。
wktkしながら楽しみにしてます。
>>479 よう俺
夏コミ最終日のみ行ってくるんで、
ネコ娘侵食度の様子見てこようと思う
夏コミ… 最後に行ったのは、何年前か。
オラも猫娘本が欲しいんだぜ!!
夏コミで鬼猫本ゲットしてきた漏れが通りますよ。
ネズ猫、蒼猫はなかったけどさ…。
鬼猫本ゲットウラヤマシス。
ネズ猫本は3日目にたくさん出てるんだろうな。
無性に天道夢子で萌えたくなった今日この頃
>>476、477
貴種流浪譚は平安時代からのお約束だし、ご落胤騒動は江戸時代からの伝統だし
どっちも萌える。
夏コミで鬼猫本ゲットしてきたぜ。
3日目は猫娘本沢山あるだろうが、大概強姦、輪姦、陵辱だろうからどうでもいい。
来月辺りにオンリーがあるようだし、このスレの神々の作品で萌えてそのオンリーも期待する。
モ○ータさんも5期猫娘本なんだよね。
夏コミ、鬼太郎スペースは盛況だったかい?
あーやっぱり鬼猫しかないか。鬼猫好きだけど他のネズ猫や蒼猫も見たいものだが…。
ただでさえネットでもサイト少なかったり全く見たいカプだから無くても仕方ないのかもしれん。
皆の帰還を待って五期キタネコ小ネタ。
個人的に五期鬼太郎は飴と鞭を熟知したドSのイメージがあります。。
組み敷いた少女の腕をさすって、緩慢に撫で上げていく。
肩の部分でくっきりと色が分かれていた。
「少し日焼けしたね」
「え…」
顔を起こしかけたネコ娘は、二の腕に口付けるとまた枕に顔を埋めてしまう。
頬に手を伸ばしてこちらを向かせ、少し歯を立てながら殊更に吸い上げれば、鼻に掛かった声が上がった。
「やぁ…そこ、つけちゃダメ……」
「出さなきゃいいじゃないか。それとも間近で見せる相手が他にいるの?」
「なんで、そんなこと……あ」
焼けたといっても鬼太郎よりもずっと白く、滑らかな肌に淡く内出血が残る。
身に着けているのはもう下着だけだ。暗闇の中でもかすかに震えているのがわかった。
肌を重ねるようになってそれなりになる今でも、ネコ娘は脱がされるのを怯えるような恥らうようなしぐさをする。
抵抗できないのを追い詰めていく感覚は好きだが、もう少し積極的になってほしいと思うのは欲張りだろうか。
脚の間に膝を入れて、下着越しにそこを撫でた。
「ひゃ…っ」
「…ね。脱いで見せてよ」
浮かされたような瞳が恨めしげに見上げてくる。
本人に自覚はないだろうがこういう顔が一番可愛くて、艶かしい。
だからつい、いじめたくなってしまう。
「このままでいいの?汚れちゃうよ?」
「っ…」
きゅう、と眼をつぶって、ネコ娘はゆるゆると腰に手を伸ばす。
緩慢な動きに、すぐにでも剥ぎ取ってやりたくなるのをこらえながら、鬼太郎は笑みを深くした。
「いいコだね」
職人さんも絵師さんもGJ
話は変わるが5期猫たんの牙(八重歯か?)って左右どっちについてるの?
先週と今週じゃついてる場所が違う気がするのだが。
>>490 左右両方についてて、角度によってどっちかが見えるとか
あと作監さんの好み?
奥にイベント本が出品され始めてるね
鬼猫とねず猫両方あった。
>>490 犬歯が八重歯のように見えてるだけなら
角度によって左右どちらもありかな
3日目行って来た。
前情報を元にひと通り回ってみて、
見つけた猫娘本は全部で12〜13冊くらい。
鬼猫は2冊ほどしか見かけんかった。
鬼猫:ネズ猫:妖怪猫:人間猫=1:1:2:2,5な感じ
エロ抜きのも何冊かあった
>>487 やはり多いのはキタネコだと思うけど
ねずみと猫だって傍目から見れば仲がいいし、
5期限定だけど蒼兄さんという存在も出てきたのだし、
色々本だって出されてもいいと思うんだけどね。あ、ネズネコはあるのか。
前にも話題出たがネズネコサイトは本当に少ない。蒼猫は無いんじゃないか?
自分が好きなカプが少ないと泣けてくるよな。いいと思うんだけどな。
>>488 GJ! このドSっぷりはまさに五期。ネコも可愛い。
小ネタでなくてこのまま続きをぜひとも書いて頂きたい。
続きが読みたいのは確かだがクレクレ騒がないでおこうぜ。
来月には鬼太郎オンリーがあるんだなー。楽しみだ。
東京だけでなく大阪でもやってほしい関西人な俺…。
話は変わるが国盗り物語を読んだら鬼太郎が猫娘のピンチを救うシーンがあって萌えた。
>>499 国盗り物語は鬼猫なシーンが多いよなwww
個人的に萌えたのは、並んで寝てるとこだったな・・・・
表紙でも一緒にいたり手繋いでたりして、原作の中じゃ一番仲がいいんじゃないか?
501 :
419:2007/08/21(火) 00:28:19 ID:zohrP2lE
>>420-422 「すいか」(前半)の続きを投下します。
注意書き
1.4期鬼太郎×猫娘
2.前半は、
>>420-422 3.成長後、16〜17歳、ねこ娘巨乳設定。
4.ねこ娘の髪型はお下げでお願いします。
GJたくさんありがとう。励みになりました。
「誰もいなくなっちゃったね。」
誰もいない家の中に二人きりになるなんて、ついぞなかったことだ。
ねこ娘は、落ち着かなげにねずみ男が去っていった方角をちらちらと見る。
その様子に鬼太郎は少しいらだつが、もう今日はねこ娘を帰さないと決めていた。
だから、焦っても仕方がない。
「・・・そうだね。さて、お茶でもいれようか?」
そう言えば、ねこ娘が自分から台所に立つのはわかっていた。
「あ、いいよ〜。あたしがやるよ!」
役目を与えられて、ねこ娘はうれしそうだ。
窓際に座り、ねこ娘を眺めながら、鬼太郎は、さてこれからどうしようかと考えた。
こぽこぽと音を立てて湯が注がれると、ほうじ茶の香ばしい香りが部屋に広がる。
真ん中から折れそうに古びたお盆になじみの茶碗が2つ。
鬼太郎は、ねこ娘がちゃぶ台の向かいに腰を下ろそうとするところに声をかけた。
「ねぇ、ねこ娘・・・こっちに座りなよ。」
そう言って、目線だけで自分の隣を示す。
ねこ娘は、少しだけ訝しげな様子を見せたが、そのまま鬼太郎の隣に腰を下ろした。
空気がふんわりと揺れる。
「はい、どうぞ!」
両手に持った茶碗のうちの一つを鬼太郎の前に、もうひとつを自分の前に置く。
「ありがとう。」
そう答えながら、鬼太郎はじっとねこ娘の目を覗き込んだ。
「な、なに? 鬼太郎?」
じっと見つめられて、ねこ娘は少し居心地が悪そうに身じろぎする。
そのねこ娘に、鬼太郎は淡々と言葉を継ぐ。
「ねぇ、ねこ娘は僕のことをどう思ってるの。」
「えっ、どうって。えっと・・・。」
顔を少し赤くしてうつむく姿が可愛いらしい。
ねこ娘の気持ちはとっくに知っていたが、その口から聞いて確かめたかった。
「僕は、ねこ娘のこと、好きだけど・・・。」
呼び水にするために、感情を込めない声でさらりと言ってみる。
「・・・えっ。」
大きな瞳がさらに見開かれ、こちらを見た顔はみるみる間に真っ赤に染まった。
可愛いなぁと思うが口には出さず、笑顔を作ってさらに追い詰める。
「ねこ娘は、どう?」
そう問われて、息苦しそうに眉根を寄せたが、すぐに観念したように小声でささやく。
「あ、あたしも、きたろぅのこと・・・好きだよ・・・。」
「・・・ほんとに?」
「ずっと、ずっと前から好きだったよ・・・。」
「・・・よかった。」
聞きたかった言葉を導き出して、鬼太郎は満足した。
知っていたのに、改めて言葉にされると胸が締め付けられるのはなぜだろうか。
鬼太郎は、ねこ娘の方にすっと身を乗り出すと、抱き上げるようにして優しく背後の布団に押し倒した。
「な、なにするの? きたろぅ?」
突然のできごとに動転した声が上がる。
しかし、その言葉には答えず、指先だけで柔らかく上気した頬をなでると、ねこ娘は伺うように鬼太郎の顔を見上げた。
それを目だけで捕らえながら、お下げに結った髪に手を伸ばし、するりとリボンをほどく。
紫色の髪は鬼太郎の手を逃れて布団の上に散らばった。
「髪、ほどいたほうが、可愛いよ。」
「・・・えっ。」
それに気を取られた一瞬の隙に、顔を近づけてねこ娘の唇を奪う。
怖がらせないように、はじめは優しく触れるだけの口付け。
しかし、その唇の柔らかい感触、近づいた体から香る甘い吐息に頭がくらりとする。
目の端に入った白い首筋に唇を寄せると、喰いつきたくなる衝動をかろうじて抑えて軽く触れるだけにとどめる。
初めてでもないのに、あまりに余裕のない自分に鬼太郎は密かに苦笑する。
名残惜しげに体を起こすと、ねこ娘の心細げな瞳にぶつかった。
「・・・いやかい?」
いや、と言われても途中で止める気などないくせに、優しい声で聞く。
ねこ娘は胸の前に小さく腕を突き出して、鬼太郎の胸板を押し返していた。
しかし、その手にほとんど力はない。本気で拒絶していないことは明らかだ。
そして、そんな抵抗がさらに鬼太郎の欲望を駆り立ててしまうことも理解していない。
その無邪気さが愛おしい。
「ねぇ、ねこむすめ・・・。」
答えが欲しくて、顔を寄せてさらに問いかける。少女は、その腕の下で小動物のように体を震わせた。
「あ、あのね、おばばが……。」
上気した顔のまま、そう言いかけて止める。
「なに? ……おばばがどうしたの。」
優しく促すと、ねこ娘は潤んだ瞳で見上げてためらう様子をみせる。
恥らうようなそのしぐさに興奮しつつ、逃げられないように瞳をじっと覗き込んで続きを待つ。
「ほら、いいから言ってごらんよ。」
その言葉に決意したように目を上げて続ける。
「おばばが、ね、こういうことは、お嫁さんにいくまで、しちゃダメって。」
「・・・え。」
ねこ娘の純真さは、砂かけ婆の古風な教育の賜物だったのかと思い至る。
「で、でもね、あたしね・・・きたろぅだったら・・・いいよ。」
そこで言葉を切ると、耳まで真っ赤にした顔を伏せて、消え入りそうな声で続ける。
「だ、だからね、きたろぅの、したいようにして・・・いい、よ・・・。」
そのとき、鬼太郎は自分の思い違いに気付いた。
いつまでも少女のままだと思っていたのは、自分だけかもしれないということに。
鬼太郎は手を伸ばし、もう片方のお下げを手に取ると、指先で弄んだあとリボンをゆっくりとほどいた。
するすると布団の上に乱れるしなやかな髪が、悩ましげに波うつ。
「ねこ娘は、僕のお嫁さんになるんだよね。僕はずっとそう思ってたんだけど。」
「・・・えっ。」
「だから、いいんだよ。こういうこと、を、してもね。」
そうささやきながらねこ娘の腕を脇によけると、鬼太郎は、ブラウスのボタンを上から4つほど、手早く外した。
質素なブラウスの胸元を開けると、控えめなレースで飾られた白い下着が現れる。
下着に隠された胸元から続く肌はなめらかで、思わずため息が出た。
「・・・可愛いなぁ。ねこ娘は。」
そういいながら、柔らかな胸の谷間に顔を寄せ、舌を差し込んでぺろっと舐めあげる。
「あっ・・・にゃぁ・・・んっ。」
突然の刺激に驚き、ねこ娘は甘い吐息を漏らした。
鬼太郎は、その声と温かくほんのり甘い肌の味に背筋がぞくっとするほど興奮してしまう。
右手で手の平にあまるほどの乳房をそっと揉むと、ねこ娘の体がびくりと反応する。
ふんわりと柔らかく頭の芯をしびれさせる布ごしの感触に我慢ができなくなり、ねこ娘の体を抱き上げて膝に乗せ、ブラウスのボタンをすべて外す。
そして、背中に手を回すと、器用に下着のホックを外し、胸元を露出させた。
ねこ娘は鬼太郎に背を支えられたまま、のけぞるようにするが、その腕から逃れられるわけもない。
鬼太郎は、差し出された形の良い乳房を、手で包み込むように優しく揉みしだくと、その中央にぴくりと立ち上がったピンク色の突起を、指先でそっとつまむ。
「・・・ひぁんっ・・・。」
その愛撫に、ねこ娘は膝の上から逃げることもできず身もだえする。
じかに触れる肌は吸い付くようで、年齢にしてはたわわな乳房はとろけるように柔らかかった。
鬼太郎がねこ娘の胸元に顔を寄せ、その突起を口に含んで優しく刺激すると、甘い声が漏れはじめる。
恥らう表情とは裏腹に、体は素直な反応を示していた。
「・・・やぁ、だぁめ・・・ぇ。きたろ・・・。」
「そんな声で鳴かれたら、よけい興奮しちゃうよ? ねこむすめ・・・。」
「・・・ぁんっ・・・なんでそんなこというの・・・えっち・・・。」
「・・・好きだよ。ねこ娘。」
「・・・にゃぁっ・・・。」
「僕のものだよ。誰にも渡さないから・・・。」
愛撫を続けながらそうささやくと、ぴくりと体が反応する様が堪らない。
鬼太郎は、再びねこ娘を布団に横たえると、逃れた唇を追いかけて少し強引に口付け、口の中を舌でまさぐった。
唇の裏側に軽く触れながら侵入し、尖った犬歯の裏側を撫で、さらに奥に押し入る。
ついに、ざらりとした感触の舌を自らの舌でとらえると、口の端から唾液が細く垂れる感触がした。
甘い香りだ。なぜこんなにも狂おしい気持ちに駆られるのか。
主導権を握っているようでいて、その実はこの幼さを残す娘に惑わされている。
理性がいつまで持つかわからなかった。いつしか息が荒くなる。
ねこ娘のすべてを奪って、壊してしまいたい衝動すら湧き上がってきて・・・。
「・・・んっ・・・にゃぁんっ・・・ひぅ・・・。」
ねこ娘の唇からもれる息が艶を帯び、背中に回った手は爪を立てて鬼太郎にしがみつく。
鬼太郎の体は悦楽に反応して、はちきれんばかりになっていた。
「ねぇ、服、脱ごうか・・・」
そう言いながら、片袖だけ肩に引っかかったブラウスと下着をねこ娘の腕から抜き、スカートのホックを外し、するすると引き下ろした。
ねこ娘は、その手に素直に従いながらつぶやく。
「・・・わたしだけ、はずかしいよぅ・・・。」
「僕も脱ぐから・・・。」
そう言いながらも体を離すのがもどかしく、鬼太郎は手早く服をすべて脱ぎ捨てると、ねこ娘に再び覆いかぶさり抱き寄せた。
直に肌が触れ合う感触にこれまでと違う心地よさを感じると、ねこ娘も同じらしく、きゅっと抱きついてくる。その動作がまた愛おしさを募らせる。
「可愛いよ・・・ねこむすめ・・・。」
鬼太郎は、ねこ娘の背中に回した手を腰に移動させ、残った白いショーツを引き下げにかかる。
「だ、だめぇ・・・。」
小さな声を出して抵抗するねこ娘をかわし、太ももの内側を這うように手を差し入れて、足の付け根の一番奥まった部分に触れると、そこは布越しでもはっきりわかるほどにぐっしょりと濡れそぼっていた。
――こんなに感じてたんだ・・・。
それを知られたくなかったのかと思うと、また少女が可愛いくて仕方がなく、少し意地悪を言う。
「ね、そんなに気持ちよかった・・・?」
「・・・ち、ちがうもんっ・・・。」
恥ずかしがるねこ娘の姿は、鬼太郎をますます駆り立てる。
自らの衝動にせきたてられるように、布地の横から指を滑り込ませ、その割れ目に沿って動かすと、中からとろりとした液体が流れ出してきた。
ゆっくりと指を前後させると、くちゅりくちゅりという水音が静まり返った部屋に響く。
「あんっっ・・・んっ・・・。」
指先が硬く尖った突起に触れると、ねこ娘は敏感に声をもらす。鬼太郎はその特別な場所に、撫でるような優しい愛撫を続ける。
「・・・ね、体の力を抜いて・・・。」
「・・・んっ・・・にゃぁん・・・。」
鬼太郎は、突起への愛撫を続けながら、指をそろそろとねこ娘の体の奥に侵入させる。その狭い入り口は熱く粘りつく分泌液に満たされていて、指は思いのほかつるりと入りこんでいった。
「ね、きたろぅ・・・こわいよ・・・。」
鬼太郎の指が奥まで入ってしまうと、ねこ娘がささやく。
鬼太郎は指を一度止めて、その唇に口付ける。
「だいじょうぶだよ・・・僕に任せて・・・。」
目の端には、わずかに涙の粒が浮かんでいた。
それでも、ねこ娘は鬼太郎の言葉に素直にうなずく。
鬼太郎は、軽い口付けをその唇や首筋に落としながら、少女の狭い膣内にゆっくりと指を這わせる。
温かく脈打つ内部はとろりとした液体で満たされていた。
その内壁を少しずつ押し広げるように辿ると、その度に腕の中の少女はびくりびくりと体を震わせて小さな声をあげる。
その声に含まれる官能的な響きは、鬼太郎の征服欲を一段とそそった。
しかし、指から伝わる熱くまとわりつく感触と少女の声に、下半身はひどく刺激されて、やがて余裕は失われる。
「ごめん・・・もうダメかも・・・。」
思わずそうもらすと、返事を待たずに、ねこ娘の足を大きく左右に開かせ、最後に残ったショーツを抜き取った。
白い太ももが薄闇に浮かび上がる。
そのあられもない姿勢に少女は思わず目を伏せるが、もう抵抗はしない。
あらわにされたねこ娘の秘所は、紫色の薄い毛に覆われ、その間からきれいなピンク色を覗かせていた。
鬼太郎に施された執拗な愛撫のためか、ひくりひくりと震えているのがわかる。
はぁと息を漏らして、鬼太郎は、自らの固く猛っているものをそこにあてがい、入り口をゆっくりと押し開くように押し付けながら往復させた。
理性は決壊寸前だった。
しかし、ねこ娘を傷つけたくないという思いだけで、踏みとどまる。
やがて、そのくちゅくちゅという水音に合わせるように、ねこ娘の腰がもじもじと動き始め、それを合図にほんの少し体重をかけると、鬼太郎の陰茎の先端はつるりとねこ娘の秘所に飲み込まれた。
「・・・にゃぁん。」
ねこ娘の体がびくんとはねる。
「だ、だいじょうぶ・・・?」
慌てて鬼太郎が顔を寄せると、ねこ娘は小声で切なげな声を出す。
「だいじょうぶだよぅ・・・。」
「少しずつ、するからね・・・。」
ねこ娘の顔を見ながら、鬼太郎はゆっくりと自身を挿入する。ねこ娘の中は、まだ狭く、周囲から絡みつくように締め付けてくる刺激に満ちていた。
しかし、あふれるような潤滑油のおかげか、少しずつ奥へ進むことができる。
やがて自らを根元までねこ娘の中に沈めてしまうと、鬼太郎はねこ娘を抱き寄せた。
「んっ・・・。」
まだ動かずに、ねこ娘をきゅっと抱きしめる。
そうしている間も少女の膣はどくんどくんと脈打ち、鬼太郎の陰茎を締め付けて甘い苦痛をもたらす。
鬼太郎は甘い誘惑を紛らわすようにねこ娘の髪を撫でていたが、その表情に苦痛とは違うものが混じり始めたのを見極め、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
「・・・ひゃぅ・・・っんん・・・あんっ・・・。」
ゆっくりだ、なるべく痛くないように・・・そう自分に言い聞かせる。
腕の中の少女は、時折訪れる痛みに顔をしかめながらも、今まで見たこともない――むしろどこに隠していたのかと思うほど、官能的な表情を浮かべていた。
それも、まだ少女の面差しのまま、そんな表情を見せるのだから堪らない・・・。
ふと、鬼太郎の視線に気付いたねこ娘が、切なげな瞳を向けて口を開く。
「あんっ・・・ね・・・きたろぅ・・・。」
「ん? なんだい?」
「・・・すきよ・・・だ、いすき、なの・・・。」
そう耳元で甘い声をささやかれて、鬼太郎の理性が飛ぶ。
ねこ娘の肩を強く抱いて逃れられないようにすると、ゆっくりと、しかし、その体の奥深くまで自らを差し入れるように、腰をねこ娘の体に打ち付ける。
「・・・うにゃんっ・・・。」
一番奥深いところを貫かれるたびに、ねこ娘は艶を含んだ声をあげ、その声は余計に鬼太郎を駆り立てる。
ねこ娘は、絡みつくような熱さで鬼太郎自身を締め付ける。
感じたことのないほど圧倒的な悦楽。
それを味わいつくそうとするうちに、その腰の動きはだんだんと早くなる。
「あっ・・・んにゃぁっ・・・あんっ・・・。」
嬌声は一段と高くなり、ねこ娘の手が鬼太郎の背に爪を立てて赤い筋を刻むが、それすらも与えられる快楽のひとつにしか感じられない。
言葉はなく、ただただ二人の体液が混じりあった水音と荒い息遣い、そしてねこ娘の甘いあえぎ声だけが静まり返った部屋に響く。
そして、あ、と思った瞬間には既に遅く、鬼太郎はその熱い体液をねこ娘の体の中に注ぎこんでいた。
腰をゆるやかに何度か打ち付け、熱くたぎったものをねこ娘の中にすべて出してしまうと、少し冷静さが戻ってくる。
腕の中のねこ娘を見下ろすと、その白い首筋から胸元には、自らが付けた赤い印が点々と残り、はぁはぁという乱れた息遣いの度に柔らかい乳房がぷるんぷるんと揺れていた。
ほんの少し丸みを帯びた下腹部に薄く広がる紫の茂みには、精液にわずかに血が混じった液体が点々と付着している。
なによりも、まだ余韻から冷めていないその表情はぞくりとするほど色っぽく、鬼太郎は自分の体の奥で再び熱が頭をもたげるのを感じた。
しかし、次の瞬間、鬼太郎の視線に気付いたねこ娘は頬を染め、軽く開いていた足を慌てて閉じると、胸元を手で覆い隠す。その表情は鬼太郎もよく知る少女のものに戻っていた。
そして、恥ずかしそうに笑顔を見せる。
その笑顔に、鬼太郎も破顔した。
「お茶、冷めちゃったね・・・。」
見ると、ちゃぶ台の上には随分前に淹れられたほうじ茶の茶碗がふたつ、すっかり冷め切っていた。
二人で顔を見合わせ、再びふふっと笑う。
鬼太郎が少女の体を愛おしげに抱き寄せて布団をかけると、ねこ娘はその胸元に体をすり寄せて、甘えるしぐさをみせる。
「大丈夫だった?」
「・・・うん。」
「ごめんね。ちょっと乱暴だったかな・・・。」
「そんなことないよぅ。大丈夫だよ・・・。」
「・・・でも、すごく気持ちよかったよ・・・。」
「ヤダ!・・・鬼太郎がこんなにえっちだなんて、思わなかったよぅ・・・。」
ぷっと頬を膨らませるねこ娘の額に口付けを落とすと、鬼太郎は少し意地悪な顔でささやく。
「・・・ねこ娘のことが好きだからだよ。」
「・・・ん。」
やがて二人は身を寄せ合ったまま、うとうとと眠りにつく。
もう夜明けが近かった。
翌日の昼過ぎに目玉の親父が家に戻ると、いつもと同じく壁にもたれてぼんやりと本を読む鬼太郎が一人いるばかり。部屋にも鬼太郎にも、変わった様子はない。
「父さん。ゆっくりでしたね。」
「ね、ねこ娘、と、ねずみ男は・・・?」
「・・・とっくに帰りましたよ。」
さては不首尾かとがっくりした目玉の親父であった。
その日の夕暮れ、ねこ娘は前日と同じようにゲゲゲハウスを訪れる。
「親父さーん。今日は、かぼちゃの煮付けを作ってきたよ!」
「おぉ、わしの好物じゃな。覚えとってくれたのか。」
「当たり前じゃない!あと、ご飯を炊いて、お魚焼くからね。」
ささやかな台所に、魚が焼ける香ばしいにおいが立ち込める。
「あっ!何つまみ食いしてんのよ!」
「うるっせえなぁ、ちょっとぐらい減るもんじゃねーだろーがよぉ!」
「もう〜!油断も隙もないんだから!」
ねこ娘とねずみ男の戯れもいつも通りだ。
ただ、鬼太郎の視線に気付き、頬をわずかに染めるねこ娘だけが昨日とは違っていて・・・。
無邪気さ、純真さはねこ娘の変わらぬ本質なのだろう。
しかし、ねこ娘が他の皆の知らない表情を隠していることを、もう鬼太郎は知っていた。
そして、それが自分だけのものであることも。
「ねこ娘、送っていくよ。」
「・・・うん。ありがとぅ・・・。」
(終わり)
508 :
419:2007/08/21(火) 00:45:48 ID:zohrP2lE
以上です。
長々とお邪魔いたしました。
待ってました!今回もGJです!!
猫ちゃんも鬼太郎もすっごくかわいい。
ラクシャサ猫を思い浮かべながら読みました!
職人さんお疲れ様でした!!
>>419 うおおおおお!GJGJGJ!!待って待ち焦がれてましたよ!!!
素敵です、スイカップな猫ちゃんエロ可愛すぎます
鬼太郎も余裕があるようでないとこがまた、いいですねえ
GJ! 二人とも可愛い!!
純真で慎み深いねこも、紳士分を保ちつつも直球で押し倒す鬼太郎も素敵だ。
そして、送っていった帰りにお別れのキスどころじゃなくて
堂々と家に上がり込んでそうですな、鬼太郎。
>>419 うおおお待ってました!
そして禿げ上がるほど萌えた!!!
ねこ娘純真な上にエロ可愛いすぎる。
最中は余裕をなくしそうな鬼太郎が他の皆には変わらない態度を取るのがまたニクイ。
だが親父さん、安心してくれ、すべては貴方のはからいどおりに上手く行きましたよ…
ほんとにGJ!
気が早すぎますが、またの投下是非楽しみにしてます。
>>419 GJです!!4期鬼猫いいなあ。好きだ!激しく萌えさせえもらいました。
しかしねこ娘はこれからは襟の詰まったブラウスしか着られないなw
ふとした拍子に親父さんかねずみに痕を見られて気づかれたりするのもまた萌える・・・
なんて妄想が広がってしまった。とにかくGJです。
鬼猫に萌えつつ、久々に4期のだるま回を見て五徳猫×ねこ娘もいいかもしれないと思った。
↑すまん、だるま回じゃなくて3匹の刺客回だった orz
ネ申々の降臨嬉しい限りです。
レス500を超えたのでまとめです。
796 ◆lOl9.3Jh5I氏(三期→映画鬼太郎×ネコ娘)『嵐』>7-16(前スレの続き〜完結)
104氏(松下×各種ネコムスメ)小ネタ>104
211氏(五期蒼坊主×ネコ娘)>211-214
223氏(四期鬼太郎×ねこ娘←ねずみ男)>223-230
796 ◆lOl9.3Jh5I氏(五期蒼坊主×ネコ娘)「おやすみ」>236-239
247氏(蒼坊主×各種ネコムスメ)小ネタ>247
260氏(各期ねずみ男)小ネタ>260
263氏(五期蒼坊主+鬼太郎×ネコ娘)小ネタ>263
305氏・306氏(五期蒼坊主×ネコ娘)小ネタ>305-306
323氏(五期蒼坊主×ネコ娘)小ネタ>323-324
796 ◆lOl9.3Jh5I氏(二期鬼太郎×猫娘)『友達?』>374-379(連載中)
419氏(四期鬼太郎×ねこ娘)『すいか』>419-422>501-007
毛目玉◆.QnJ2CGaPk氏(五期蒼坊主×ネコ娘)『愛』は偉大なり>444-458
488氏(五期鬼太郎×ネコ娘)小ネタ>488
36あたり書いた者です。
張った後でまだ前スレ埋まってないと気が付き、自重してました。
続きをと思ったら規制が…早くとけないかなorz
前スレのが抜けてました。
もうだめぽ
>>513 五徳猫×ねこ娘!猫妖怪同士でちょっといいかもしれないな。
ねこ娘も同じねこ妖怪だと僅かなりとも親しみ感じちゃったりするんでは
なかろうか。
あの話のテンポ良かったよなー。
絵の方にも注目してあげよう。
>>516 ユメネコ神ですな!
続き楽しみにしてるので、規制明けの投下お待ちしてます。
>>516 ユメネコの方ですか!続き楽しみにしてます。
人間と妖怪で成長の仕方違うんだよなーと考えてたんだが、
そしたら妖怪達もそれぞれきっと違うよなと思ってみたりしてみる。
鬼太郎の世界だしアニメじゃ砂かけお婆が娘だった頃もあるらしいからよく分からんが…
猫娘が娘の今のままなのに先に鬼太郎が青年になっていったり、
逆に鬼太郎がそのままなのに猫娘が先に成長していったり、妙に切ないけど萌えた。
4期はラクシャサのおかげで成長ネタ妄想しやすいけど
4期以外でもこういうのいいなと思った。3期とかどんなになんだろう。
>>516 ユメネコ職人の方ですね! あれから続きが来ないのを残念に思っていたら規制ですか……。
規制解禁には続きお待ちしております。
>>521 ネコが先に大人になると鬼太郎はますます焼き餅焼きになりそう。
予想以上に美人に育ったネコ娘と、周囲からの視線に
「君は僕の物だ! 他の男になんか絶対に渡さない!」と発狂寸前になりつつも
「君まで僕を置いていってしまうのかい……?」と時間経過の差にえらく弱気な所を見せたり。
逆だと、ますます他の女に誘惑されてデレデレする(ネコ娘視点)の鬼太郎に
「こんな子供じゃ鬼太郎は満足出来ないでしょ……?」とネコ娘がドツボにハマッて
距離を置こうとして鬼太郎がキレて以下いつもの展開。
2期は普通に「鬼太郎さんはやっぱり素敵だわ」とか
「猫ちゃん、ますます美人になったなぁ。僕、なんだか照れちゃうよ」
と何事もなく甘甘で、相手が同い年になるのを気長に待ちそう。
とか考えてみた。
523 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:09:15 ID:6KiLEODW
>>419 ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
このスレでは貴重な巨乳ネタゴチでした!!
四期鬼太郎にはこれからスイカップねこタソを開発していくという楽しみが....ウラヤマシス!!!
このスレに入り浸っているせいか、他のエロパロ版やエロ同人誌読んでも、
「ふにゃあっ」という猫喘ぎが無いと萌えなくなってきた( ´Д`)=3 ハァーッ
普段は普通の喋り方なのに、喘ぐと猫の鳴き声になる猫娘がタマランのです。
逆に普段から語尾に「だにゃ〜」とか云われると萎える。
化け猫顔と普段の顔とのギャップもイイしなぁ。
>>522 GJ!!
そうそう!!二期はまったりアマンアマン
いいなぁ〜...この熟年夫婦感
三期はどうしてこうなのか...だがそれがいい(笑)
>>522 >「君まで僕を置いていってしまうのかい……?」
この台詞がすごく3期鬼太郎っぽくていいと思った。
歴代で一番強気鬼畜俺様系のだが、実は人一倍繊細で弱気なイメージもある。
ギャップがなんともいえない。
2期カップルは変わらずまったり平和で微笑ましいな。
三期は鬼太郎ネコ娘共にシリーズ中で一番思春期っぽい感じがする。
感情の起伏が激しいというか、不安定というか。鬼太郎の方が凄いけど。
ところで五期鬼太郎の年齢設定350歳って本当?じゃあネコ娘は…
水木の存在は無しにされちゃってんのかね…
鬼太郎誕生の過去話でもしてくれたらいいなと思うが、
今の五期の雰囲気だと出来そうもない気がして寂しい。怖過ぎだもんな。
350歳は実写映画じゃなかったっけ?
鬼太郎は今50歳くらいかな?
ねずみは原作で350位で、あれからもっと年取ってるから400近く?くらいかな
大人なのもいいけどおこちゃま鬼太郎にも萌える
いや、なんか五期鬼太郎のカード?の鬼太郎の紹介欄に年齢が350歳とか
書いてたらしい…?確かめてないから分からないけど。
映画とほぼ同時だったから映画と同じにしたのかなあとか。それだとかなり微妙。
映画は演じる役者の外見の関係で年齢上げたんじゃなかったかな。
フィギュア王に載ってた5期スタッフインタビューによると
鬼太郎の年齢はご想像にお任せしますとのこと
でも350歳では無さそう
服装が昭和だから
50年くらい?
350も生きてたら
最初服は何きてたんだ?
3期エンディングの猫娘みたいに
絣の着物にチャンチャンコとかじゃね?
>>528 妖怪カード大図鑑の鬼太郎プロフィールに350歳て書いてあるな。
いちおう原文
「鬼太郎は妖怪世界ではエリート一族として有名な『幽霊族』の生き残りなのだ。
年齢は350歳だが妖怪の中ではまだまだ若い部類に入るのじゃぞ。
目玉おやじや猫むすめと一緒にゲゲゲの森にある鬼太郎ハウスで
のんびりくらしている」
何ですか同棲ですかけしからん
534 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 23:22:35 ID:sgnNzcR2
原作じゃ明らかに昭和生まれなのに・・・・・完全に無視されとるな
たしか昭和29年生まれって設定をどっかで見たから、それを信じるとすると、今は53歳か・・・
変に350歳とかにしなくても、これでいいんじゃないかと思う
国盗り物語の設定だと、猫娘は鬼太郎のとこに居候してるらしいから、同棲は合ってたりしてwww
人間の概念の年齢に換算して350歳かもしれんし。
あんまり年齢に拘らなくてもいいんでないかと思う。五期は色々設定が五期オリジナルあるようだし。
映画だとネコ娘が400歳で年上なんだよな。姉さん女房なのに萌える。
中央文庫板のゲゲゲの4巻以降はレアな原作板猫娘が見れる。
リボン付きオカッパは中々見る機会がない
少年マガジン=見た目は体格的に小5〜中1ぐらいな感じ。
ボンボン=ずんぐりむっくり、でも活躍が多かった気が。
306 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/22(水) 09:48:41 ID:h7KQbgne
3期猫が「可愛くなりたい!」と思って必死に頑張った姿が5期猫だった・・・と妄想してみる。
1:下膨れを矯正するために顔トレで顔筋を鍛えて小顔に
2:メイクの練習をして、アイラインの強調と眉毛描きを覚える
3:ダミ声を直すためにボイストレーニングをして可愛らしい声に(化け猫時にはダミ声に戻る)
4:おかっぱ刈り上げを、今風のシャギーヘアに変える
5:スラッとした手足はそのまんま
307 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/22(水) 10:03:03 ID:7Is3Xgn9
そう思ったこともあったが、5期鬼太郎の年齢が映画に合わせた
350歳と知ってから過去作からの繋がり妄想も断絶された。
308 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/22(水) 10:49:38 ID:OzASWUvY
いいじゃん
オフィシャルの設定自体その時で変わるものなんだし
好きに妄想すればいいさ
とりあえず
>>306は良いと思った
いや、、グロだけど、、前に張られてた奴の続きがあったから思わず、、、
正直すまんかった
河童が好物と言われる尻こ玉(肛門にある玉のこと)とは
内臓のこと、つまり肛門から手をつっこんで内臓を取って食ってしまうという。
河童は恐ろしい妖怪なのよ。猫娘×河童って悪くはないけどね、もうちょっと
コミカルなのがいいな。
猫娘、お尻を押さえながら鬼太郎の元へ、
猫「鬼太郎〜(泣)河童にお尻を傷ものにされたー!ウェーン」
あまりにエグくて救いのないのは人を選ぶしね。載せる時注意書き必要かと。
ここ絵の投下はSSに比べて少ないから、投下大歓迎だ。
ふと、倉庫に鬼太郎と猫娘の魂が入れ替わってしまうっていう話があったが、
ねずみと猫でもそういうのがあったらお互いの事少しながら分かって
面白いんじゃなかろうか、とか思った。
目線の違いに戸惑ったり。体格差があるというのはいいな。
自分ネズネコ派だけどそれはお互い凄い嫌がりそうだなと思ったw
塚ねずみは猫娘のボディを最大限に活用しそうだ…あれ、見てみたくなってきた。
うん、最初は
「なんでテメェ(アンタ)の身体なんかに〜!!!」
ってめちゃくちゃ嫌がりそうなんだけどね。入れ替わったまま普段通り
言い合いとかしてそうだし。それがまたいい。4期とかもろにそうなりそう。
着替えやお風呂なんかは ネコ娘(中の人はネズミ)に目隠しさせて
ネズミ(中の人はねこ)が世話する、と。
鬼太郎ちゃんはそれ見て悶々としてるけど、さすがに中がネズミのネコ娘に
なんかする気にもなれず。元に戻った途端に…。と3期で妄想した。
ねずみ男は病気持ちだから、さすがに猫娘と入れ替わりは可哀想だなwww
ねずみ男の病気持ちはもう気にならないなあ
鬼太郎達だって気にしてる描写シリーズ進む毎に減ってるし普通に接してるしな
4期はねずみ男とねこ娘で確か二人三脚までしてたし、4期の二人仲良いよね
絡みとしては3期が一番なのかな? 4期もフラグあったし、いいなと思う
確かに描写は少なくなってるよね。
たまにそんなに近寄って匂いは大丈夫なのかと思うときもあるけど。
でも4期に関してはネズネコは駄目だ!
なぜなら千葉ねずみには小百合ちゃんがいるからだ!!
スミマセン、自分勝手ですww
そんなこと言ったら3期にはカロリーヌちゃんがw
小百合さんの回大好きだけどねずねこは4期が一番好きだなあ
5期のねずみは病気どころか不潔描写もほとんどなくなってるね
ねずみ×小百合良いよなあ。
あのまま生きて結婚生活続いてる設定とかにしたらテラほのぼのですごく微笑ましそう。
>>542 5期でも面白そう
普段は猫娘に無関心なくせに中身がねずみになったとたん人間の女の子みたいな扱い方をしだす5期鬼太郎
(牛鬼の話を見る限り5期は鬼太郎とねずみ男の仲が一番よさそう)
「きたろうちゃ〜ん、何とかして〜」と鬼太郎にすがりつく猫娘(中身はねずみ男)を見て
「鬼太郎ったら普段と扱いが全然違うじゃない!」と怒り出すねずみ男(中身は猫娘)
かなりカオスな話になりそう・・・
4期キタネコや蒼兄さん×ネコ娘、小ネタなどの投下が続いたり、
色々な話題も盛り上がっている中でありますが、
>>375より続きの二期鬼太郎×猫娘「友達?」。続きを投下に参りました。
以下注意書き
1.二期鬼太郎×猫娘
2.恐ろしくダダ甘ラブラブ
3.全8レス
4.誤字脱字等はご容赦
お好みでない方は読み飛ばし、またはNG登録お願いいたします。
魚の脂が焦げた香ばしい香りが部屋の中にまだ残っている。先程までは丁度良い塩梅で焙られた山女の姿があったのであるが、
それは欠片も残さず二人の腹に消えた。
昼食というには遅い食事は、山女の塩焼きに刻んだ青紫蘇と白胡麻を和えたご飯、茗荷の吸い物に夏野菜の漬け物であった。
あり合わせとは猫娘の弁であったが、鬼太郎にとっては猫娘と囲む食卓というだけでこれ以上もない御馳走である。
猫娘が台所で片付け物をする後ろ姿を見ながら、鬼太郎はくちくなった腹を撫でて満足げな溜め息を付く。
夏の暑さと夜明け前から釣りに行った疲れに、満たされた腹以上に満たされた気持ちが微睡みめいた安らぎを呼び起こす。
ここの所ずっと感じていた言いしれぬ不安や苛立ちなど、もう何処にも無い。だが彼女にはまだきちんと話していない事がある。
食事時にはどちらも何事も無かったように他愛ない話をしながら箸を進めていたばかりというものあるが、
猫娘が誤解したままでは鬼太郎としても困る。
「はい、鬼太郎さん。お茶」
「あ、ありがとう、猫ちゃん」
ほどよく温いお茶を二つ持って猫娘が戻ってきた。はにかむような笑顔の彼女は当然のように鬼太郎の傍らに腰を下ろす。
それが鬼太郎にとって何よりも嬉しい。
「あのね、猫ちゃん」
どう言ったら良い物か、と考えながらも、鬼太郎は座り直して猫娘に向き直る。ともかくも空腹であった二人は話し合うより
先に食事を優先したのもあり、猫娘も鬼太郎の切り出しにぴくりと身を震わせながらも鬼太郎の一言も聞き逃さぬように耳をそばだてる。
「ちゃんと分かって欲しいから言うんだけど、あの発言、僕の本当の気持ちじゃないんだよ」
猫娘の頬に朱が走り、顔が伏せられる。その様が嬉しくも何だか気恥ずかしくて、鬼太郎も同じように頬に朱を走らせた。
「あれね、台本があってね、ある程度そういう会話するように決まってたんだ」
「…………でもある程度、って事は違う事もあるんでしょ?」
かりかりと畳を指先で引っ掻く猫娘。視界の端でたおやかな猫娘の指が踊るのが見えて、腹は満たされているのに、
鬼太郎は何だか奇妙に乾いた食欲が湧き上がるのを覚えた。
「でも、僕、猫ちゃんの事ただの友達なんて思ってないよ」
「鬼太郎さん……」
少し潤んだ目で猫娘が顔を上げる。久方ぶりに向き合う猫娘なのにそんな顔をされてしまい、鬼太郎は胸が痛い程に高鳴るのを覚えた。
乾いた唇を舌で軽く舐めて、鬼太郎は小さく息を吸う。
「猫ちゃん……猫娘は僕にとって一番大事な大好きな人だよ」
とても簡単なのにこれ以上も無い言葉を言われて、猫娘が息を呑んで両手で口元を覆った。
露わになっている顔には地の白さは何処にも見えず、鮮やかな薔薇色に染まっている。
「好きだよ、猫娘」
顔を仄かに赤くして照れながらも、猫娘を真っ直ぐに見て鬼太郎がたった一言だけ口にした。
たった一言なのに、それが今まで自分が散々悩み苦しく思っていた全てを吹き飛ばしてしまう。
猫娘は目尻がこれ以上も無く熱くなり涙が溢れそうなのを堪える為に強く眼を閉ざした。
「……あたし、馬鹿ね」
「猫ちゃん……?」
ぐすりと小さく鼻を啜りながらの猫娘の言葉に、鬼太郎は狼狽えながら猫娘の顔を見る。
彼女の顔で一番眼を引いて魅力的な大きな瞳が閉ざされ目尻に涙が滲んでいる事に驚くが、彼女は小さく笑っていた。
「悩んで隠れてないで最初から鬼太郎さんに聞けばよかった、こんな簡単に嬉しいこと言ってくれるんだもの」
「ごめんね、僕、気が利かなくて……」
困ったように頭を掻いて身を縮める鬼太郎。潤んだままの目を開けた猫娘は、そんな彼の姿に鈴の転がるような声で笑う。
「ふふ……でも、そんな鬼太郎さんが好きよ」
「……猫ちゃんっ!」
感極まった鬼太郎は猫娘を胸の内に抱き寄せた。自分より身の丈のある彼女であっても、華奢で簡単に腕の中に収まってしまう。
久しぶりに触れる彼女の体は、変わらぬ温もりと柔らかさを備えており、彼女の体に触れている箇所全てから熱が走る。
腕の中にある猫娘の存在に鬼太郎は安堵感と歓喜を覚え、猫娘の首筋に顔を埋めた。
慣れ親しんでいるのにその都度胸が高鳴り体が熱くなる猫娘の甘い香りがする。
体中で彼女を感じたくて深く息を吸えば肺の隅々までその香りが染み渡るような気持ちになる。そして猫娘のか細い腕が背に回った。
儚さすら感じる腕の力であるのに、そこから鬼太郎は身の奥深くから熱が湧き上がりずくりと疼くのを覚える。
二人の頬が触れ合っていたのが離れ、どちらからと言うわけでもなく唇を寄せあった。
どこかあどけなさのある触れ合うだけのキスを繰り返しながらも、二人の腕に相手を逃さぬように力が籠もり始める。
「…………鬼太郎さん……」
キスの合間に歌うような囁きで猫娘が鬼太郎を呼んだ。ただ名を呼ばれただけなのに、
その甘い響きが引き起こす脳天から突き抜けた衝動に鬼太郎は鼻を鳴らし猫娘を床へ押し倒す。
「ね、猫ちゃんっ……いい? いいよね?」
潤んだ瞳に濡れた唇の猫娘が驚いた顔で自分を見上げているのに、鬼太郎は喉を鳴らしそう問いながら返事も待たずに猫娘にキスをする。
返事をする間も無く鬼太郎の舌が口内に潜り込んできたのを猫娘は受け入れながらも、久方ぶりの情交への高ぶりを持て余し身を捩った。
そんな彼女の仕草がまるで腕から逃れるように思えて、鬼太郎は我が身で彼女を押さえつけるように更にのし掛かり、ワンピースの上から
猫娘の乳房を掴み荒々しく揺さぶるように揉みしだく。手の内で自由に形を変える柔らかい感触に知らず息が上がり、荒い鼻息を漏らした。
「……待って、鬼太郎さん……」
貪るような激しい口付けの合間に、息を荒げた猫娘が掠れた声で鬼太郎を呼んだ。その声は交接の合間に名を呼ばれる事を連想させて、
鬼太郎はズボンの中で猛る自身がビクビクと震えるのを感じる。
「やだっ、待てないよ」
顔を赤く染めた鬼太郎が口調の幼さとは不釣り合いに切羽詰まった眼差しで猫娘を見返し、
唇の回りを濡らした自分と猫娘の唾液を荒々しく手の甲で拭った。
「だって……あたし、汗かいてるし…………」
「関係ないよ、いつだって猫ちゃんは良い匂いだもの」
鬼太郎は猫娘を強く抱きしめて彼女の耳元の髪に顔を埋める。鼻を小さく鳴らすように彼女の匂いを嗅げば、
シャンプーの香料らしき甘い匂い以上に、眩暈すら呼び起こすような例えようもない薫香が髪と肌から匂い立った。
どんな甘い果物も香り高い花も、こんなに甘くて愛しさと欲情を掻き立てる匂いはしない。
「猫ちゃんの汗の匂いも好きだよ、セックスしてる時の匂いに近いもの」
「……恥ずかしい…………そんな事言わないで……」
熱い吐息混じりの耳元で告げられる鬼太郎の言葉に、猫娘が羞恥で頬を染めて小さく首を振る。
日頃お姉さんぶる彼女のどこか幼い仕草に、鬼太郎は喉を鳴らした。
「猫ちゃんが好きだから、猫ちゃんとこういう事するんだよ。僕、猫ちゃん以外としたくない」
ぷるりとした耳朶を舌でくすぐりながら、鬼太郎は喘ぐように猫娘に囁く。その合間にも鬼太郎の片手は猫娘の太股へ落とされ、
スカートをまくりあげて汗以外で湿り始めた下着へと辿り着く。
引き下ろすのももどかしいように脇から指を潜り込ませると、潤んで熱くたぎりつつある猫娘の秘部が鬼太郎の指を迎え入れる。
「猫ちゃんだってこんな濡れてるよ。すっごく熱い……」
「やぁっ……鬼太郎さん…………あんっ……にゃぁ……ああっ……」
ちゅぷちゅぷと音を立てながら指を動かすと、その都度猫娘の体が震え背に掛けられていた手が爪を立てた。
熱い柔肉が指に絡み独特のざらりとした感触を指の腹で感じる度に、頭の奥で鐘でも鳴っているような激しさで頭の血管が脈打つ。
あの奇妙な飢えが強くなる、これは彼女以外では癒せない。
「猫ちゃん、気持ちいい? 猫ちゃんの中、熱くてヌルヌルしてて、指だけでも僕すごい気持ちいい」
「にゃんっ……あぁ……鬼太郎さぁん……きたろぉ……さぁん…………」
自分の名を呼びながら反らせられた猫娘の白い喉に鬼太郎は吸い付き、舌を這わせる。仄かに塩みを感じるのにこれ以上も無く甘く、
奇妙な飢えが加速する。心ゆくまで彼女を味わい貪り尽くしたい。
「……んぁっ……にゃぁ……あんっ、はぁっ……鬼太郎さんっ、きたろぉ……さ……!」
抽送を繰り返していた鬼太郎の指に合わせ、腰を震わせ動かしていた猫娘の身が硬直し小さな悲鳴が上がった。
きゅぅと指を締める感触に合わせて、彼女の胎内奥深くからとろりとした熱い液体が溢れ落ちてくる。
掌まで濡らすような猫娘の歓喜の証に、鬼太郎は指を引き抜くと引き裂かんばかりの勢いでズボンを脱ぎ捨てて
臍まで届きそうにそそり立つ己自身を解放した。既に先端は滴る雫で粘液質の光沢を持っている。
溢れ出した蜜で濡れて張り付き淫靡な形と紅色を透かせて見せる猫娘の下着に目をやり、鬼太郎はその淫らさと興奮に息を吐く。
その小さな布に手を掛け引き下ろすと、布地には糸を引く鈍銀の光があり合わせて甘ったるい独特の匂いが匂い立ち、視覚と嗅覚を刺激する。
猫娘の秘部がひくひくと蠢くのが見え、息苦しく飢えて喘いでいるように思えた。自分がこんなにも彼女が欲しいように、
彼女が自分を欲しがってくれている。鬼太郎は己の手で触れてもびくりと震え欲望を吐き出しそうになるのを堪えて、
ビクビクと脈打つ己自身を彼女の花弁へと宛った。
「鬼太郎さん……」
乱されながらも殆ど服を纏ったまま鬼太郎の熱くいきり立つ物を宛われて猫娘の腰が震えた。こんな風に性急に求められるのに怯えながらも、
疼き虚ろさを叫ぶ場所が彼を求めているのに耐えきれない。恐怖と期待の入り交じる潤んだ眼で鬼太郎を見上げる彼女。
「好きだよ、猫娘……」
先端に触れる猫娘の震える柔肉の感触に早く溺れたくも、切なく囁く彼女の声と何時になく不安げな彼女の眼差しに安心を与えたくて
答える鬼太郎。背に宛われていた猫娘の手が引き寄せるように力が入るのが分かった。
「嬉しい、鬼太郎さん…………あたしも……好きよ…………ふにゃぁっ!!」
「くぅっ……はっ…………猫ちゃんっ……きついよっ……」
猫娘の手の誘いと例えようも無く甘美な囁きに、鬼太郎は我慢の限界に達し奥深くまで彼女を貫いた。
蕩けた肉が我が身の一部を淫らに抱きながら締める感触に、鬼太郎は途切れ途切れの息を付く。
「……あっ……あんっ、にゃっ、ああっ!! あんっ! にゃっ! ひゃっ、きたろっ……きたろぉさんっ!」
「うわっ……すっごいきつっ…………気持ちいいよ、猫ちゃんっ……」
ただただ快楽を引き出したくて、鬼太郎は猫娘の腰を抱きかかえて己の腰を打ち付ける。
肉のぶつかり合う甲高い音が、粘ついた水音に変わっていく。
猫娘の白い肌の滑らかさとは全く違う、どこかざらりとしながら滑る胎内は、貫けば奥へ進もうとするのを阻むように
柔肉で食むようにくるむ。引き出せば雁首に彼女の肉が絡み、離すまいとするようにまとわりつく。
久方ぶりに身を重ねたのもあるが、まるで猫娘に貪られているようなその締め付けに鬼太郎は今すぐにも達しそうなのを必死で堪えた。
嬌声を上げて身もだえする猫娘を間近に見下ろして鬼太郎は貫く以上に恋しい相手を感じたくてかき寄せるように彼女を腕に抱く。
汗で張り付いた服がよく知っている筈の猫娘の滑らかな肌やその熱を伝えるのを邪魔する。だがそれらを脱ぎ捨てる為に身を離す事など出来ない。
「……くっ……はっ……っぁ……猫娘っ……」
自分の意思と裏腹に荒い息の合間に声が漏れてしまう。夏の暑さ以上の熱が汗を噴き出させ、脳髄が白く染まっていく中で、
怒りすら覚えそうな程にもどかしい排出感の先にある物に辿り着く為に鬼太郎は無茶苦茶に腰を動かした。
非日常的な独特の粘ついた水音が耳朶を打ち、その音の意味がより飢えを駆り立てる。
「きた………ろさんっ……もっとあたしで……感じてね…………」
少年らしい甲高さのある鬼太郎の声が、ゾクゾクするような色気を含んだ喘ぎ声となりその中に自分の名を呼んでいる。
胎内の奥深くに彼を感じ受け止めながら、猫娘も同じように喘ぎ声の合間にずっと求め続けている相手を呼んだ。
「……出すよっ、猫娘っ!」
猫娘の声が限界を打ち壊した。鬼太郎は眉根を寄せながら掠れた声で叫ぶ。
「ふにゃあぁっ!!!」
その叫び声と共にまた一回り固く大きくなった鬼太郎自身が胎内奥深くに叩き付けられ、滾る欲望を胎内に迸らせられた。
その熱と勢いに猫娘の身が硬直しながら跳ね、がくがくとか細い身を震わせる。
また鬼太郎の腰が数度震え全てを猫娘の胎内に注ぎ込んだ。弛緩した彼女の身体とは裏腹にそれら全てを逃さぬと言うかの如く、
彼女の胎内が力を失いつつある鬼太郎をくるみ、飲み干そうといわんばかりに蠢く。
「…………っ……、猫ちゃんの中……僕の全部飲み込もうとしてる…………」
「……やぁ…………そんな事言わないで…………」
力つきて猫娘の上にのし掛かったまま、荒い息の鬼太郎が独り言めいて呟いた。耳元に落とされたその言葉に猫娘が恥じらって
僅かに身をよじる。だがそれは刺激となって鬼太郎を煽り、力つきて抜け落ちそうであった彼に力を取り戻させた。
「にゃんっ……やだ、鬼太郎さんっ…………」
ぴくり、と胎内で反応した鬼太郎に猫娘が声を上げる。だがその声の甘さに鬼太郎が反応し、より固く大きくなっていく。
「ごめん……でも猫ちゃんの中、すごい気持ちいいんだもの…………」
夢見るような呟きであるのに、その意味に猫娘が顔を腕で覆ってしまう。その恥じらいの様が可愛くて、
だからこそ欲情を煽り立てられ鬼太郎は身を起こした。そして繋がったままで上着を脱ぎ捨て、汗で張り付いた肌着もはぎ取るように脱ぐ。
「うにゃっ!? あっ、やぁっ……やっ、鬼太郎さん、駄目っ……」
「やだ、離したくないんだ」
背に鬼太郎の腕が回されたかと思うと、猫娘は抱き起こされ繋がったままに胡座を掻いた彼の上へ乗せられた。
まださほど固さを取り戻していないとはいえ、自重でより深く貫かれ、一度達した体にはその刺激が響いて、猫娘は鬼太郎に縋り付く。
自分より身の丈が小さい筈の彼の胸板は厚く逞しく、その奥から聞こえる鼓動は激しい。
貫かれた場所から響くように全身に熱が広がり甘い痺れを呼び起こすのに、聞こえる鼓動は安らぎと愛しさを沸き上がらせる。
「……きたろぉ……さん……」
少し舌っ足らずに名を囁かれて、鬼太郎はその囁きに鼠径部から走り抜ける衝撃を感じ小さく息を飲む。
息を整える間も惜しくて、自分の胸元に顔を埋めている猫娘の頬に両手を宛い顔を上げさせた。
「好きだよ、猫ちゃん……大好き……猫ちゃん……」
喘ぎ掠れた声で繰り返し囁き、鬼太郎は飽きることを知らぬように猫娘の顔中にキスをする。
子犬がじゃれつき甘えるような様すらある鬼太郎の振る舞いに、猫娘は鼻に掛かった吐息を零しながら小さな笑い声を上げ、
両手で鬼太郎の髪を髪をかき回すように愛撫しながら自分から彼にキスをする。
時折唇同士が触れ合う時には、ちゅうと小さな音を立てて口づけ、互いの唇を甘噛みし、くすぐり合うように舌先を絡める。
互いに触れ合う度に、猫娘の胎内は包み込んだ鬼太郎をゆるりと締め上げ、その都度鬼太郎も応えるかのように
別個の生き物のように反応し打ち震えた。
そうしながら鬼太郎は名残惜しみつつ猫娘の頬に触れていた手を離しその背に回すと、ワンピースのファスナーを引き下ろし
ブラジャーの留め金を外した。汗で普段の滑らかさを失った代わりに、優しく張り付き吸い付くような感触を持つ猫娘の肌を掌で楽しみながら、
鬼太郎は猫娘のワンピースを腰元から上へ引き上げる。服を脱ぎ捨てる為に猫娘が顔を離し両手を離すと、物悲しさすらある喪失感に襲われた。
それが寂しくて猫娘の服を引き抜くと再び抱き寄せる。その僅かな衝撃にも猫娘が小さな喘ぎ声を零して腰を震わせ、
互いに汗ばんだ肌が張り付き合い、そこから互いの熱で解け合ってしまいそうな心地よさがあった。
「猫ちゃん……いくよ?」
「……ええ」
鬼太郎のうわずった声に猫娘は小さく応え、身を丸めて鬼太郎の首に両腕を回し彼に縋り付く。
胸元に感じる猫娘の乳房の柔らかさに鬼太郎が小さな息を漏らすが、彼女の臀部を両手で掴むように持ち上げて軽々と彼女の身体を浮かせた。
「にゃっ! やっ! ああっ! あんっ! 鬼太郎さんっ! きたろぉさぁ……んっ!!」
猫娘の体を上下させつつ、腰を回すようにして彼女の体内を抉るように突き上げる鬼太郎。一突きして引き抜くごとに猫娘の嬌声が上がり、
先に彼女の体内に放った精と彼女の蜜が泡立ちながら混ぜられて鬼太郎の太股に流れ落ちてくる。
喘ぎながら猫娘が我が身を貫く衝撃に耐えかねて身を仰け反らせた。だが彼女の肌を離しがたく、
鬼太郎は荒々しい程の力で猫娘の身体を引き寄せる。身の丈の違いの為、猫娘の乳房が鬼太郎の顔にぶつかった。
突き上げて身体が上下されるため、猫娘の固く尖った乳首が鬼太郎の頬を擦り上げる。目前で揺れ動く赤い蕾に鬼太郎は堪らず食らいつき、
舌を絡めて吸い上げた。唇に感じる乳房の柔らかさとは違う固さを無我夢中で堪能する鬼太郎。
「にゃっ! あんっ! 鬼太郎さんっ! 鬼太郎さんっ!!」
子宮へと響く程に貫かれる衝撃とちゅうちゅうと音を立てて乳房を吸われる刺激に、
猫娘は悲鳴を上げて己の乳房を貪る鬼太郎の頭を抱きかかえた。
顔に強く押し付けられた乳房の柔らかさに息を詰まらせながら、鬼太郎は喘ぎ激しく抽送を繰り返す。
汗で張り付き絡み合う肌のように、猫娘の胎内にある自身が猫娘に捕らわれ締め上げられた。
それに促され鬼太郎はそれ以上堪えようともせずに、猫娘の臀部を鷲づかむようにして勢いよく自身へと叩き付ける。
「猫娘っ!」
「ふにゃああっ!!」
掠れた声で鬼太郎は猫娘の名を叫び、全てを解き放つ。二度目であっても熱も量も変わらぬような鬼太郎の迸りを
胎内に受け止めて猫娘も絶叫し、繋がった箇所から蜜と雫を溢れさせた。
*************
気付いたら窓の外は夕暮れの茜色が見えた。薄暗い室内でそれでも二人は身を起こす事も気怠そうに抱き合って横たわっている。
畳の上は固いのだが、互いの身体の温もりがそれを気にせずにいさせてくれた。
汗は殆ど引いてはいたが、互いの肌に触れあう箇所は僅かに湿っており、その湿り気が二人の肌を結びつけるように張り付いている。
それがまだ二人が一つであるように思わせてくれる。
「今度、一緒に釣りに行こうよ。猫ちゃん」
右腕に抱いた猫娘へ顔を向けながら鬼太郎が囁いた。前髪が隻眼に掛かっているのを猫娘がそっと指先で描き上げて露わにしてやると、
そんな他愛ない事が心底嬉しそうに鬼太郎が笑う。
「じゃああたし、お弁当作るわ。おにぎりに簡単なおかずぐらいしか用意出来ないかもしれないけど」
「猫ちゃんが一緒なら何も要らないよ」
額を触れ合わせ薄闇にキラキラと光る猫娘の目を覗き込み、鬼太郎が笑いを含んだ声で返す。
激しく求めてきた彼と同じ人物とは思えぬように、あどけなく笑う鬼太郎に猫娘が笑い返し彼の頬に手を宛う。
「鬼太郎さんってば、どこでそんな口説き文句を覚えてきたの」
「僕の本音だよ。僕、猫ちゃんが居ないと駄目だって分かったもの。猫ちゃんが居ないと本当に寂しくて辛いんだ」
ちう、と小さな音を立てて鬼太郎が猫娘の頬に口付けた。それがくすぐったいように猫娘が喉を鳴らして笑う。
「あたしもよ。鬼太郎さんと顔を合わせないのがあんな寂しい事だと思わなかった」
「僕達、一緒だね」
「そうね」
互いの額を合わせ頬をすり合わせて、幼子のように二人が笑い合う。汗ばんだ互いの匂いが鼻腔をくすぐるが、
それは少しも不快では無くむしろ安らぎを与えてくれた。
「釣りにいって競争しよう。猫ちゃん、素手禁止ね」
「あら、猫に狩りを禁止するの」
腕前を見せられないのを不満とするように、猫娘が鋭い爪を伸ばした指先を鬼太郎の目前で揺らめかせる。
たおやかな白い指で煌めく爪に、鬼太郎はくすくすと笑い、その爪先を軽く舌で舐めた。
「素手じゃ僕勝てないよ、それで夜は天の川見ながら帰ってこよう。秋が来る前に蛍狩りも行こうよ、
秋が来たら山葡萄や栗を取りにいこう。茸狩りもいいね。冬になったら一緒にお蕎麦食べてよ、おもちも一緒に搗こう」
「鬼太郎さんってば随分気の早い話をするのね」
まだ残暑も迎えていないというのに、年の瀬までの話をする鬼太郎に猫娘が笑う。彼女の笑い声に合わせて同じように
鬼太郎が笑うけれども、眼差しだけは真剣に猫娘を見返した。鬼太郎の腕が伸びて猫娘の身体を強く抱きしめる。
「ずっとずっと傍に居てよ。猫ちゃんは友達なんかじゃないから、一番大事な人だから……お願いだから僕を二度と避けないで、猫娘」
「ええ……約束するわ、鬼太郎さんがどっかに行けと言わない限り、あたしはずっと傍に居るわ」
眦に涙を浮かべて猫娘が繰り返し頷いた。その言葉に鬼太郎が安堵したように溜め息を零して、目を綻ばせる。
「そんな事言うもんか。猫ちゃんが僕の傍に居なくなるなんて辛いこと、一度だけで充分だよ」
「あたしもだわ。あたしたち一緒ね、鬼太郎さん」
そして二人は互いに顔を見合わせて笑い合うと、触れ合うだけのキスをした。
<了>
すいません、全8レスなんて嘘つきました。9レスでした……orz
また何かネタ出たら参ります。
それまでは、次なる神降臨をお待ちしたり、小ネタをお待ちしながら沈みます。
>>550 遅レスだけど自分もねずみ×小百合好きだ
あの回は泣いた…
>>796 2期はエロでも和む〜〜
仲直りできてよかった。
こっそりユメコ×ネコ娘投下します。
嫌いな方ご注意ください。
とてもヌルイです。許してください。
wktk
wktk
「こんにちはー。」
ネコ娘が元気よくゲゲゲハウスに訪れると、中はいつもと違いとても明るく笑い声に溢れていた。
あの娘が来てる。
すぐにわかった。
どうしよう・・・。
あの雨の日のことで顔を合わせ辛かった。
「やぁ、ネコ娘、いらっしゃい。」
鬼太郎がすぐ反応してくれた。
ユメコちゃんといるのにすぐ反応してくれた。それがとてもうれしいはずなのに、今のネコ娘は少し複雑だった。
気付かれなかったらこのまま帰ったのに・・・。
彼女が中心で話が弾んでるとき、自分が訪れても気が付かれない事が多々あった。
とても寂しくて惨めだったのに、今はそれを望んでしまった。
自分勝手だなと思う。
「こんにちは、ネコ娘さん。」
にっこりとユメコちゃんもネコ娘に笑顔を向ける。
いつもと変わりない様子。
ずっと悩んでる自分がおかしいのかと思うほど普通な笑顔だった。
「こっちにおいでよ、ユメコちゃんがとってもかわいいものを作ってもってきてくれたんだよ。」
と、鬼太郎が手招きする。
かわいいものと聞いて心が動く。
ネコ娘だってやっぱり女の子だ。
かわいいものとかきれいなものに興味がある。
殊にユメコちゃん、人間の持っているものは自分の持ってるものよりも色彩豊かで華やかで見るのがとても楽しかった。
それがまた嫉妬となる場合も多かったが。
ユメコちゃんも普通だし、みんないるし、きっと大丈夫だよね。
警戒しつつも会話の輪に加わる。
テーブルの上には小さな丸い人形が並んでいた。
「わぁ、ほんとだ、かわいい。」
それは鬼太郎に目玉親父、砂かけに子泣きにぬりかべにねずみ男に自分までいるフェルトでできた人形だった。
「でも、いったんもめんはいないのね。」
「丸じゃ作れないんだもの。でもちゃんといるのよ。」
ユメコちゃんの手の中にコースターにされたいったんもめんがいた。
それを見てネコ娘は噴出してしまった。
「あはははは、やだぁ、いったんもめんかわいい!」
それを受け取り、鬼太郎を乗せてみたりする。
「よくできてるよ、やっぱり女の子だなぁ。」
「そんなぁ、簡単なのよ。」
鬼太郎の横でかわいく微笑むユメコ。
鬼太郎も優しそうな笑顔で。
それを見て、心がちりりと痛む。
(なによ、デレデレしちゃってさ、ユメコちゃんだって私にキスしといて・・・)
思い出して頬が赤くなる。
それからあれ?っと思った。
ヤキモチ・・・。でも・・・。
いつもと違う感情に戸惑う。
ヤキモチなんていつものことだ。ユメコちゃんがいて妬かない日はないくらい。
でも・・・でも・・・今はどっちに妬いたの・・・?
対象が明確でなかった。
ただ、いつもの不快な感情。
でも、少し違った不快な感情。
「どうしたんじゃ?ネコ娘。」
呆けたようなネコ娘に目玉親父が声をかける。
「え、あの、これどうやって作るのかなぁと思っただけ。」
内心焦りながらも持っていたいったんもめんを目玉親父の前に出す。
「ふむぅ、確かに不思議じゃのぅ。縫い目もないしのぅ。」
言い訳が成功してほっとする。
「こういうのもできるのよ。」
と言って、ユメコちゃんはポシェットから取り出す。
それはいったんもめんじゃないコースターで、表は赤で裏はピンク。黄色の小さな花のワンポイントが付いていた。
「わぁ、すごいかわいい。」
やっぱり縫い目がない。咄嗟の言い訳だったけれど、目玉親父の疑問にネコ娘も興味を持った。
「結構簡単なのよ、あ、ネコ娘さんになら作り方教えてあげるわ。」
「いいの?」
ネコ娘が目を輝かせる。
「もちろん。」
その様子にクスクス笑うユメコ。
「ずるいなぁ、僕には教えてくれないのかい?」
ちぇっと少し拗ねたような鬼太郎に、
「だーめ、これは女の子同士の秘密なんだから。」
うふふと受け流すユメコ。
それを見てネコ娘は、自分とは違うんだなぁと思う。
自分じゃ絶対教えてしまうのに。
「じゃ、今からネコ娘さんのうちに行きましょうか。材料も少しあるし。」
「へ?今から?」
「だめ?」
そう言いながらも、ユメコはもう立ち上がってネコ娘の手をとっている。
小首をかしげる姿なんて反則だ。
相変わらず人の意見聞かないなぁと思いながら、ネコ娘はおずおずと立ち上がる。
「また来るわ、鬼太郎さん。」
にこっと笑って手を振りネコ娘を引っ張っていく。
鬼太郎もまぁ、2人が仲良くしてくれるならとまたねと2人を送り出した。
ゲゲゲハウスを降りるときはさすがに手を離したけど、降りきるとユメコはまた手をつないできた。
手をつなぐのがすきなのかなと思う。
しばらく歩く。
初夏の風が心地よく吹きさった。
気持ちいいなぁと思ったとき、
「風、気持ちいいね。」
とユメコも笑った。
「うん。」
と笑顔で返したときだった。
急に手を強く引かれバランスを崩しかけたとき、バンッと後ろの木に突き飛ばされた。
ネコ娘は木を背にして尻餅をつく。
「何するの!」
キッと見上げるとユメコちゃんはクスクス笑いながらネコ娘を見下ろしていた。
「ネコ娘さんて、ホント無防備よねぇ。この前のこと、忘れちゃったの?」
その言葉にネコ娘の顔が一瞬で赤くなった。
「忘れるわけ・・・ないじゃない・・・」
「そ。うれしいな。」
ユメコの顔がますます近くなる。
「じゃぁ、なんで2人きりなんてなるのよ。」
非難するように笑顔をおさめ、ユメコは少し乱暴にネコ娘の唇を奪った。
「ん!・・・んぅ・・・」
ネコ娘は激しく混乱した。
あの日までのユメコ、雨の日のユメとさっきまでのユメコ、今のユメコが交差してよくわからなくなる。
気が付いたら涙がぽろぽろあふれて、泣きじゃくっていた。
「・・・うぅぅ・・・悪ふざけはもうやめてよぉ・・・」
そんなネコ娘を見てユメコは何か迷うような顔をして、
「・・・ごめんね。」
と呟いた。
それは今までの傲慢とまで思わせるような彼女とは違って、少し掠れた小さな声だった。
まるで今の自分と同じような。
「私・・・ひどいことしたね・・・」
悲しそうな、少し苦しそうなユメコの表情を見て、ネコ娘の涙が止まる。
ひどいことされたのは自分なのに、それでもいつもと違う様子がとても心配になった。
「ユメコちゃん・・・?」
その白い頬にネコ娘が恐る恐る手を伸ばす。
ユメコはその手を取っていとおしそうに口付けた。
柔らかな、少し濡れたその感触にネコ娘の手が少し跳ねる。
ユメコはついばむように軽く甲から指へと唇を移す。
くすぐったいような。それとは何か違うような感触にドキリとした。
さらさらとした涼をはらむ風が吹くのに、上気する頬。
風邪を引いたように体温が上がる。
それが何故なのか、ネコ娘はまだわからなかった。
「きれい・・・、なのよね。」
ネコ娘の手から唇を離し、ユメコがポツリとつぶやいた。
何が?ドコが?誰が?
そんな疑問が頭を回るけれど、ふとユメコの唇に目が止まった。
濡れて紅い唇。
少し憂いを帯びた幼い可憐な表情を艶かしく見せた。
ゾクリと背筋が震えた。
なぜ?ただの人間の、しかもこんな幼い少女にそんな色気があるのだろう。
警鐘が再び鳴り始めた。危険なのかも知れないと。
でも憂いを帯びた表情が胸を締め付けて、振り払って逃げることができない。
ユメコが目の前にしゃがみ、視線を同じ高さにしてくる。
「私・・・あなたのこと汚したいと思ったの。」
「は・・・?」
恐ろしい言葉を聞いた気がした。
しかもこんな可憐な少女から。
でもユメコは真面目な表情で、冗談を言ってるように思えない。
「この前、あの雨の日のことがあって、余計にそう思ったの。ネコ娘さんまだ何も知らなそうだったから。」
何も・・・?何もって何のことだろうか?
キスのこと?
確かにまだ誰ともしたことはなかったけれど。
そう思ってまた頬が赤くなる。
「ネコ娘さん、そうやってかわいいんだもの・・・余計汚したかったわ。
私が先にって・・・。
ただ、大切に守られてるのがうらやましくて、そうしてやりたいんだと思ってたわ。」
「大切って、ユメコちゃんのほうが大切にされてるじゃない。」
「本当にそう思う?
私より長く生きていて、そんなきれいなまま生きているのに?
それは、周りに守られて大切にされているからじゃないの?」
ネコ娘は少しだけムッとする。
「守られてなんかないわ。」
守られてるだけなんて思われていたらなんか嫌で、言い返す。
自分はちゃんと戦ってるいう自負があるのだと。
「うーん。私が言いたいことと、少し違うんだけど。」
ふふふと笑いがこぼれた。
困ったような表情だったが、今まであった緊迫していた雰囲気がふわっと晴れた気がした。
「なんで笑うの!」
馬鹿にされたのかと思った。
何も知らないとか、守られてるだけとか、思い返すと余計腹が立ってくる。
「もう、困ったわ。言いたくなっちゃうじゃない。」
「何がよ!」
「私あなたのこと、好きよ。」
え?
鳩が豆鉄砲を食らった顔ってこういうことを言うのだろう。
そんなネコ娘を見てユメコはくすっと笑った。
見とれるくらい可憐な笑顔だった。
ユメコはスッと立ち上がるとネコ娘に背中を向けた。
「あーあ、言っちゃった。」
ユメコは風に髪を泳がしながらクスクス笑っている。
ネコ娘はその姿を唖然と見上げた。
「からかってるの?」
言われたことのない言葉、言われてみたかった言葉。
理解して顔が赤くなる。
信じていいのだろうか、これが冗談だとしたらたまったものではない。
でも。
でも、本気だとしたら・・・、それでも困るのではないか。
「まさか、冗談じゃこんなこと言えないわ。」
はっきりとした明確な肯定。
「これは宣戦布告だもの。あなたと、あなたを守ってる人達に。」
振り向いたユメコは勝気な笑顔に戻っていた。
ネコ娘は大混乱だった。
なんて言えばいいのか、どうしたらいいのか。
好きだなんてはじめて聞いた。
うれしいだけの言葉だと思っていた。でもこんなに混乱してしまうんだ。
何もかもわからなくて、固まっていた。
「さ。」
ユメコはそんなネコ娘の手をとり、立たせてスカートに付いた砂や汚れをパンパンとはたく。
「マスコット作るんでしょ?早く行きましょ。」
「え・・・あ・・・うん・・・?」
たくさんの疑問で茫然自失しているネコ娘の手を引いてユメコは妖怪アパートへと進んでいった。
中々エロい展開までいけません・゜・(PД`q。)・゜・
告白まで一方的なユメコさんです。
あの、色々すみません。
イイヨイイヨー!
エロ展開wktk
>>571 GJすぐる ユメネコ大好きだからマジで嬉しい。
続き期待あげ
GJ!
大魔王鬼太郎と悪女夢子はどっちが勝つんだろう。
ちょっと猫たんを巡る対決が見てみたい。
>>575 この作品の中だと鬼太郎は猫娘に惚れてない設定なんジャマイカ?
ともあれ
>>571乙!GJでした。こういうの待ってたよー
二期鬼猫職人さんもユメネコ職人さんも超GJ!!
楽しませて頂きました。
いいなー職人さんは偉大だ。ありがとうー!
前投下予告されてた蒼猫の方や蒼兄さんと幼少鬼猫の方の投下も密かに楽しみにしてるんだ実は。
自分も蒼猫楽しみにしてる一人だ 全裸で待ってる
話は戻るが、自分もネズネコ好きなんだけどねずみ×小百合ちゃんも好きだ
小百合ちゃんの話は泣いたよ 最後のシーンで百合の花見つけるトコとかさ…
ネズネコはお互いツンデレ要素ある感じで萌える
自分もねずみ×小百合があまりに純愛すぎて、
4期に関してだけはネズネコイメージが湧かないわ。
3期とかは結構いいかんじに思うんだけど…
4期は駄目な兄貴と世話焼きの妹って感じ。
自分は四期が一番ねずねこイメージ湧くなあ
三期は小競り合いしつつも普段から仲いいけど
四期は普段マジで嫌い合ってるように見えて
ごくたまに実は凄く仲がいい、みたいな描写があるから一番萌える
まあネズネコもねずみ×小百合も萌える、でいいじゃないか。
ネズネコはケンカップル、ネズサユはほのぼの純愛が似合うなあ。
どっちも好きだよ。
4期の駄目な兄貴と世話焼きの妹な感じは同意かも。まさにそんな感じ。
お互いどうしてか完全には放っておけない存在のような。
それでいて恋愛のかは別として、好きとか嫌いとかあやふやな感情を
お互い持て余してそうなのが萌える。実は仲良いよね。
583 :
581:2007/08/25(土) 19:51:21 ID:F38fGybp
誤解招くような書き方してスマソ
自分ねずさゆも大好きなんだ。
>>852にハゲドウ
お互い持て余してるところがじれったくて萌え
というか、このスレは
「自分は○期が好き」とか「○×○が好き」とかいう発言で何度か荒れてるんだから
皆自重しようぜ
自分に好きなカップリングとかがあるように他の住人にも好きなカップリングがあるだろう
「自分は」「自分は」なんていっても仕方ないだろう
自分の事ばかりじゃなくてスレ全体の事考えようぜ
このスレはエロネタよりカップリングネタのほうが盛り上がるんだよなぁ
まぁ別にいいけど
587 :
180:2007/08/26(日) 06:09:32 ID:pNXgc/O7
見られないヨー
>>586 GJです!!ネコ娘が凄い可愛い!妖怪の雰囲気も捨ててなくていいなあ。
カチューシャも似合ってるね。いいもの見させて頂きました。
絵上手いなあ。
話す話題に関しては、語ると少しは自分の好みの話も入ってしまうと思うし、
しょうがないと思うんだ。ただ、反発するようなレスしたり、
そのカップリングは嫌いという話題を出すと荒れてしまうんだろ?
押し付けなく、このカップリングのここがいいなと語る分にはいいんじゃないか?
同意出来る人はレスしたらいいし、出来ない人は書かないで別の話題振ればいい。
ねずねこ・ねずさゆ、どっちもいい!
別にねずねことねずさゆで言い争ってたわけではないんだよな
そもそも誰も揉めてない ちょっとみんな過敏になりすぎていないか
話ぶっちぎるが、
妖怪ドリンクとか出てたのな。
ネズミ男汁はちょっとあれだが、猫娘汁(リンゴジュース)は欲しいかもしれん。
ネットで探したらケース売りしかしてなかったorz
>>592 ビレッジバンガードと東急ハンズでバラ売りしてるの見たことある
いったん木綿汁も出たな ぶどう味
ぶどう味なら塗り壁のほうがよかったな。
飲んだら反物になりそうだが
>>594 反射的に液状の豆腐を連想したorz>一反木綿汁
ってそりゃ豆乳だ!
>>592 飲んだぜー
ぬこ汁とおやじ汁。
味はふつうにおいしかった
おいしそうだなー
一辺全種類飲んでみたいな
「〜汁」という商品名が何か嫌だけどw
ねずみスキーな自分はねずみ×小百合タンモノを思案中です‥
エロ描写は多分無いと思いますがほのかな純愛エロスを引き出せたらいいなあと思っております
個人的にこの2人は大好きなんだよなあ‥
>>597 いいなー ぬこたんのお汁
おやじ汁は茶碗風呂の残り湯っぽいが。
>>598 4期DVDと同じくらい楽しみにしてます
がんばって、一反木綿×綾でもかいてみようかな…
タオルに物があるかどうか知らないけど
先端を巻くか手を入れればいいんじゃね?
605 :
598:2007/08/27(月) 15:46:48 ID:1/fx2Qh8
完成しましたので投下逃げしますね
内容
シリーズ:4期
CP:ねずみ男×小百合
傾向:エロ無し・ほのぼの?純愛系
終わらせ方が唐突でヤパーリ文章力0ですが
まったりどうぞ
苦手な方はスルーよろしこ
鬼太郎たちの元へと届いた一通のハガキから、全ては始まった。
「けつこ…んしました…?」
大きな汚い字ででかでかと書かれたそのハガキを見て、さっぱり訳の分からない鬼太郎。
「ああ、そりゃあ結婚しましたと書いておるんじゃろ」
茶碗風呂から上がり、身体をごしごしとタオルで拭きながら、目玉の親父は言った。
あのねずみ男が結婚した。
その知らせは、ゲゲゲの森の仲間たちの元へも送られていた。
「鬼太郎―、目玉のー、大変じゃ〜」
「また何か悪いコト企んでるわよアイツー」
仲間たちの騒ぎ出す声は、まもなくゲゲゲの森に木魂した。
数日前、ねずみ男が空腹の余り、ある荒れ果てた古寺の前で倒れこんでしまった。
その自分を救ってくれたのは、この古寺の住職の娘であった。
今は亡き父親の代わりに是非とも住職になり、この荒れた寺を盛り返して欲しい、と頼んだのも彼女であった。
最初は住職になる気などさらさら無かったねずみ男だったが、彼女の「私と一緒に」という言葉に心が揺らめいた。
二人でこの寺を…それは即ち、遠まわしの婚約宣言でもあった。
そして今。今日も朝から古寺の奥から、でたらめなお経が響いている。
「あーナンマイダー、ニクマンダー、アンマンダー、ケッコンダー」
経をそれなりに一通り読み終えると、巨大なお鈴をお玉でゴイーンと大きく叩いた。
暫くすると、襖の向こうから可愛らしい声が聞こえてきた。
「今日もおつとめご苦労様です。少しお休みになって下さい。お茶が入りましたよ」
声の主は、今ではねずみ男のお嫁さんとなった、小百合という名の少女だった。
決して美人とは言えないが、彼女はその名の通り、とても清楚で慎ましやかな、
可憐な百合の花のような女性であった。
男であれば、誰もが一度は一緒に暮らしてみたい、そんな心持のするような少女であった。
優しく微笑む姿が、何とも可愛らしい。
その笑顔に釣られて、ねずみ男も自然とデレっとしてしまう。
「いやぁ〜、今日もいい天気だねえぇ」
ガハハ、と満足気に、小百合の出してくれたお茶を一気に飲み干す。
「いやー、小百合ちゃんの入れてくれたお茶はいつ飲んでもおいしいねえ。お代わりちょーだい♪」
「はい」
プラプラと湯のみを振って、おかわりを甘えるようにねだってくるねずみ男に、
小百合はそっとお茶のお代わりをしてあげる。
こんな生活が、もう二週間くらい続いていた。
いきなり住職をしてくれと言われた時には正直驚いた。
しかし、今日までのこの寺での生活はねずみ男にとって、十分すぎる程安息出来るものでもあった。
時間はもう昼近くになっていた。台所の方から、いい匂いが漂ってくる。
居間の方から見る、台所に立つ小百合の後姿は、とても可愛らしくねずみ男には思えた。
自分の為に、毎日毎日ご飯を作ってくれる。いつも見せてくれる愛らしい、優しいその笑顔。
心の底から安心することの出来ている自分が、時々不思議に思えたが、今自分は本当に幸せなんだと感じていた。
「小百合ちゃあーん、俺も何か手伝おっか?」
「まあ、大丈夫ですよ。どうぞゆっくり横になっていて下さい」
「いやー、今俺暇なんだよ。野菜切るくらいなら手伝えるからさぁ」
「そうですか…?それじゃあ、お願いします」
そういって小百合から差し出されたニンジン目掛けて、ねずみ男は勢いよく包丁を振り落とした。
しかし。
「いってえぇええぇえええぇーーーーーーー!!!!!」
包丁は切り落とすはずのニンジンのヘタを見事にそれ、ねずみ男の親指深く突き刺さってしまった。
「まあ、大変!」
みるみるうちに傷は開き、血が滲み始めた。
「ちょっと見せて下さい!」
「いやー大丈夫大丈夫。こんなの唾つけときゃ直ぐに…」
「いけません!」
ねずみ男の強がりを遮るようにして、急いで小百合はその傷口を自身の唇に当てた。
「……さ、小百合ちゃん……!!」
思いもよらなかった小百合の行動に、ねずみ男の顔は次第に真っ赤になってゆく。
小百合の柔らかい唇の感触が、何とも言えず気持ちが良いのだ。
しかしそんな快感よりも、自分の血で小百合を汚してしまいそうな気がして、ねずみ男の心は複雑だった。
傷から唇を離すと、今度は自身の着ていた割烹着を脱ぎ、再び傷口をそれで押さえた。
「少し待っていて下さい。急いで救急箱を取ってきますから」
そう言うと、タタタ…と小走りで居間の方へと走っていった。
こんな些細なことですら、自分の為にここまでしてくれる。
小百合はそんな女の子だ。
彼女といると、本当に心の底から安獅オきってしまう自分を自覚しながら、
ねずみ男はしみじみとそんな幸せを噛み締めていた。
気が付くと、傷の痛みは消えていた。
やがて、ささやかながらも楽しい夕食を終えると、いつものように夜がやって来る。
ねずみ男と小百合は結婚しているというのに、何故か就寝する部屋は二人共別々であった。
勿論、まだ一度も身体を交わらせてなどいなかった。
小百合が決して部屋を覗かないで欲しい、という理由もあったのだが、どこか腑に落ちないところもあった。
ねずみ男も一応は男だから、小百合の身体に興味が無いと言えば嘘になる。
その白いうなじや、か細い身体を後ろから見るたびに、その身体を思い切り抱きしめてみたいと思った時もあったが、
不思議と小百合といるとそんな感情は何処かへ消え失せ、彼女の笑顔を見ているだけで、ねずみ男の心は満たされた。
やがて時は過ぎ、時刻は月夜も眠る丑三つ時になっていた。
「うーーん……小百合ちゃーん……もう食えましぇーん………」
ねずみ男の寝言が聞こえる。
隣の部屋で眠っていた少女は、ねずみ男が完全に眠ってしまったのを確認すると、静かに外へと出て行った。
民家がぽつりぽつりとしか建っていない外は、一面の漆黒の闇。
そんな中に立ち尽くす、不似合いな程の可憐な少女。
彼女は、陰魔羅鬼という妖怪にその身を支配されていた、死人であった。
陰魔羅鬼は、墓守もせずに魂の供養を怠った人間に怒り、深い眠りについていた彼女の体へと乗り移り、
夜な夜な生きた人間の魂を彼女に吸わせていた。
それにより、彼女の身もこの世に存在していたのだが。
云わば小百合は、妖怪によってその身を操られている、生ける屍だったのだ。
今夜も小百合は陰魔羅鬼に操られ、誰かの魂を吸おうと獲物を追いかけていた。
それが決して、自分の本意では無かったとしても、身体は言う事を聞いてくれはしない。
とうとう小百合は、追いかけていた男に追いついた。
男の顔は、恐怖で引きつっている。
何度、このような恐怖に震える人たちの顔を見てきただろうか。
「もう嫌…」
自分は生きている魂を吸う事により、この妖怪に生かされている。
しかしそれでも、魂を奪うときの人間の悲鳴は、小百合の心に突き立てられた。
「お願い…もう…こんなことは……やめて下さい……」
「ダメだ!」
小百合の必死の哀願も空しく、男の魂は吸い尽くされてしまった。
これで彼女は明日もこの世に生きていられるだろう。
しかし、それが一体何になるというのだろう……
ふと、小百合の胸の奥に、ねずみ男の笑顔がよぎった。
嬉しそうな、嬉しそうな、いつものあの笑顔だった。
「お願い…もう……やめて………」
小声になりながら、気付けば彼女は涙を流していた。
このままずっと、私はあの人を欺いて生きていかなければならないのだろうか。
生きていた頃の自分は病弱で、19歳という若さでこの世を去った。
幼い頃からひとりぼっち。
女として、本当の幸せを知ることもなく、この世を去った自分。
それが今はどうだろう。
あの人が側に居てくれるだけで、こんなにも嬉しいなんて。
こんなにも楽しいなんて。
これが女としての、『本当の幸せ』なんだろうか―…
本当に皮肉だった。
やっと手に入れたはずの幸せを抱きしめている私は、もうこの世にはいないのだから………
そんなことを考えていると、涙が一滴、まな板の上にぽたり、と落ちた。
「さ…小百合ちゃん……どうかしたの!?」
背後から、ねずみ男の声が聞こえた。
どうやら先程から居たらしいのだが、その気配に気が付かずにいた。
おそるおそる近づき、心配そうに顔を覗き込んで来る。
「いいえ…タマネギが目にしみただけなんです、ごめんなさい」
そう言って、そっと涙を拭う。
そしてすぐに、いつもの優しい笑顔に戻った。
「どうかなさったんですか?ねずみ男さん」
「いや〜、あのねー、実は、いっつもお世話になってる小百合ちゃんにプレゼントがあるんだけどねぇ」
「まあ、何ですか?」
「あははは、大したもんじゃねえけどよ…これ!いっつもありがとよ!!」
そう言って目の前に差し出されたのは、一本の百合の花だった。
小さな花が二、三個、まだつぼみのものも含めると、五個はあっただろうか。
「まあ…」
そっとねずみ男の手から、その百合の花を受け取る。
自分の名前と同じ、私の一番好きな花。
百合の花とねずみ男の照れ笑いの顔を交互に見ていると、胸の奥がじんじんと痛んだ。
何故だろう。
嬉しくて嬉しくてたまらないのに、心の痛みは止まらない。
ねずみ男は、またいつも通り、小百合が自分に優しい笑顔を向けてくれるに違いない、と確信していた。
だから次の瞬間、我が目を疑った。
泣いていた。
小百合は受け取った花を大事そうに抱きしめ、うずくまって泣いていた。
「ど…どうしたの小百合ちゃん!どっか痛いの?苦しいの!?」
ねずみ男は、慌てて小百合の元へと駆け寄った。
その手のひらが、そっと小百合の小さい背中を包み込む。
その温かな温もりは、彼女の心の痛みに、じんわりと染込んできた。
「いいえ…いいえ…嬉しいんです…ありがとう…本当に……ありがとう………」
一言一言噛み締めるように、小百合はねずみ男に礼を言った。
嬉しかった。
ねずみ男が側に居てくれるだけで、大口を開けて笑っていてくれるだけで。
それだけで、彼女の心は満ち足りた。
こんな人を自分は欺き、騙している。何てひどい女だろう…
しかし、そんな心の痛みも、ゆっくりと背中をさすってくれるねずみ男の温もりに、
一時的ではあったものの、ゆっくりと和らいでいくのを小百合は感じていた。
何て温かいんだろう、この人の手は。
もっと近くに居て欲しい。
ずっと側に居て欲しい。
今だけでなく、いつまでもいつまでも…私が私でいる限り―。
小百合と一緒に暮らすようになってからというものの、ねずみ男の起床時間は早くなっていた。
寺の住職を務めているのだから、自然と規則正しい生活リズムになるのは当然のことであろうが、
何よりここは温かい布団の上。
そこには屋根のついた家も、温かい食事も、そして何より、愛すべき心優しい妻が、自分を待ってくれている。
ねずみ男にとって、これ以上望むものなど、もう他に何もなかった。
それは長年自分の追い求めていた、儚い夢。
しかし、いつもその夢は、夢のままで終わっていた。
もう薄暗い路地裏で眠ることも、人間の残りものをゴミ箱から漁ることも、
一人寂しくゴミ捨て場の上で眠ることは、出来ればもうしたくはない。
そんなことを一人ぼんやりと考えていると、次第に目蓋が重くなってきた。
その時である。
「失礼します」
襖の向こうから聞こえてくるその声に、ねずみ男は飛び起きた。
ゆっくりと襖を開け、正座する形で座っていたのは―紛れも無く、小百合であった。
「さささ…小百合ちゃん…!?どうしたのよ、こんな夜に??!」
ガラにも無く胸がドキドキして、声も上ずってしまう。
二人は結婚しているというのに、はたから見れば、何やらおかしな光景である。
こんな夜遅くに小百合がねずみ男の部屋を訪れるなど、今までの生活からは考えられないことであった。
「こんな遅くにごめんなさい……あのう…ねずみ男さん……」
「は…はいぃ??」
「今晩は私と一緒に…その…眠ってはいただけませんか……?」
「えぇえーーーっ!!?」
頬を赤く染めつつ、小百合がそう呟いた途端に、ねずみ男の頭の天辺から耳の端までは、真っ赤になってしまった。
無理もなかった。
二人は名義上結婚したとはいえ、未だ口付けすら交わしたことなど無かったのだから。
「ででで…でもね、それはね、小百合ちゃん……」
「……いけませんか?」
「い…いやあ、そりゃあ俺だって嬉しいよ、小百合ちゃんからそんなこと言われちゃあよ……
で…でも…本当に…いいのかい?俺なんかと一緒に…」
「…勿論です。結婚して下さるようお願いしたのは、私何ですから」
小百合はそう言うと、ゆっくりと襖を閉め、ねずみ男の寝ている布団へと足を進めた。
ガチガチに硬直しているねずみ男をよそに、そっと布団を捲り上げ、その中に入り、横になる。
「ふふふ、とても温かいですね」
「あぁー…そうですか……」
相変わらず、ねずみ男は顔を真っ赤にしたまま天井を見つめ、ピクリとも動かない。
そんなねずみ男の姿を見ていると、自然と小百合の顔にも、笑みがこぼれた。
次の瞬間、突然ねずみ男の手に、ひんやりとしたものが触れた。
「!?」
そっと触れたそれは、小百合の手のひらだった。
今まで小百合の肌に触れたことの無かったねずみ男は、小百合の身体の余りの冷たさに驚いた。
「ねずみ男さんの手…本当に温かいですね……」
余程心地よかったのか、小百合はその身体をより一層、ねずみ男の方へと寄せてきた。
すぐ耳元からは、小百合の微かな吐息が聞こえる。
柔らかい、優しい香りが鼻に付く。
ねずみ男は、今現在、必死に己の理性と戦っていた。
甘えるように、ねずみ男の左腕に自身を摺り寄せてくる小百合。
小百合の顔を見ることすらねずみ男には出来なかったが、小百合の表情は、とても穏やかだった。
本当は、小百合をその腕の中に抱きしめたくてたまらなかったが、そんなことをすれば、
自分の理性はきっと持たなくなってしまうだろう。
そう感じたねずみ男は、自身の左腕からそっと小百合の身体を離すと、そそくさと背を向けた。
「そそそ…それじゃあおやすみ、小百合ちゃん!!」
「はい…おやすみなさい……」
高鳴る胸の音で眠れないねずみ男をよそに、小百合はその顔を、ねずみ男の背にそっ、と埋めた。
今度は額から気持ちよい温もりが伝わってきた。
ねずみ男の高すぎる体温と、小百合の低すぎる体温。
その温度差が互いに丁度良かったのか、次第にねずみ男の体温は通常通りに、小百合の身体は温かくなっていった。
まるで、自分が死んでいるのが嘘かのように。
出来ることなら、ずっといつまでもこうしていたい。
この人の温もりを失いたくない。
この人の元を離れたくない………
死人である小百合は、睡眠を必要としなくとも、生活することは出来た。
しかし今は、不思議と視界がまどろんで見えた。それはまるで、夢のように。
気が付いた時には、耳元からはねずみ男の寝息が聞こえていた。
背中越しに伝わってくる呼吸のリズムが、小百合にとっては何よりも心地よいものであった。
「おい、いつまでそうしているつもりだ」
安獅オていたのも束の間、小百合の身体の中から声がした。
「そろそろ時間だ。出かけるぞ」
声の主は、一刻も早く魂を吸いたくてたまらないのか、小百合の身体をねずみ男から引き剥がそうとする。
「…待って…お願い……もう少しだけ……」
ねずみ男の温もりを失いたくなかった小百合は、一秒でも長く、ねずみ男の側に居たかった。
しかし、声の主は、それを許さなかった。
「ダメだ!いいか、お前が生きていられるのはワシのおかげなんだぞ。その男と居られるのもな!
お前は憎くはないのか?長年誰にも供養されずに寂しがっていた魂たちの救済を、怠ってきた人間どもが!!
今こそ人間どもに思い知らせてやるのだ!!行くぞ!!」
「待って下さい」
そう言うと小百合は、そっとねずみ男の身体に毛布をかけた。
「……ごめんなさい……」
声の主に連れられるようにして、小百合はねずみ男の部屋を後にした。
ねずみ男は夢を見ていた。
背中越しではなく、今度こそその腕の中で、しっかりと彼女を抱きしめる夢を。
腕の中で、彼女は嬉しそうに瞳を閉じていた。
その温もりを、今度こそ離しはしないとでも言うかのように。
彼女を抱きしめる腕に、一層力がこもっていくのが自分でも分かった。
そう、もう二度と、離しはしない……
気が付けば、彼女は消えていた。
いくら探しても姿は見えない。
名前を呼んでも、返事はない。
二度と離すまい、と誓った温もりは、もうそこには無かった。
『そんな……嫌だ…嫌だよ俺……嫌だよぉおおぉ!!!』
ねずみ男の声は、一人ぼっちの平原へと空しく響いていた。
数日後、異変を察知した鬼太郎たちの活躍により、陰魔羅鬼は退治され、無事に事件は解決した。
荒寺も再建されることになり、新しい住職も決まり、今後はもう陰魔羅鬼が復活することも無いだろう。
陰魔羅鬼を退治したことにより、小百合の魂は成仏することが出来た。
その魂は、肉体とともに、本来あるべき場所へと再び戻ったのだ。
それからまた数日後。彼女の墓の前で座っている一人の男がいた。
「小百合ちゃんのお酌で飲んだ酒…上手かったなあ……」
何かの気配に気付いた男は、小百合の眠る墓石の横にあるものを発見した。
―百合だ。
小さな、小さな、百合の花。
それはいつだったか、自分が彼女にプレゼントしたものと瓜二つのものだった。
「……ありがとうよ………」
振り絞るような声でそう呟くと、男はゆっくりとその地を後にした。
その声に答えるようにして、小さな百合はカサリ、と揺れた。
終
618 :
598:2007/08/27(月) 16:05:17 ID:1/fx2Qh8
以上です。
足りない脳細胞を酷使して書いたつもりですが
本編の感動と萌えには程遠いですなグハorz
何話か忘れましたが本編は本当に感動するので
興味ある方はまた観てみてくださいな
スレ汚し失礼しましたー
あぁ、この作者は本当にあの回をじっくり見ていたんだなぁ、と思いました。
ねずみ男と小百合ちゃんの性格がよく表れていますよ。
少し寂しい感じもお互いを思う気持ちも痛い程伝わってきました。
ありがとう。
GJ、よかったです。
なんか泣けた。
しんみりして、切なくて、でもどこか綺麗な気持ちになれました。
いいなあ。こういうのも。
おお、GJ。まってたよ。
作者はねずみ男をホントによく分かってるなぁ…
久々に感動したよ、いい話をありがとう。
623 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 08:34:12 ID:FLupNE3I
綾は木綿ありだが、翔子や里美はどうなるんだろ?
誤爆
626 :
602:2007/08/28(火) 19:29:36 ID:SHL2aMuF
一反木綿×綾、書き上げたので投下します……
・第5期
・年齢操作なしエロ(あんまりエロくないかもしれません)
・うっかり5期木綿の設定をまちがえているかもしれません
ロリコン嫌い、木綿になんてことを!という方はスルーしてください
「よお、一反木綿。」
ふらり、とねずみ男が挨拶をして家の中に入ってきた。一反木綿は商品である反物の上に、風呂敷を隅々まで被せた後、ねずみ男を外へと出させた。
「おいおい、俺が七十九年も風呂に入っていない身体だからとはいえ、そこまで神経使うかね。」
「使うと!この前仕入れた絹を腐らせたのを忘れたか!」
あんときゃ出入り禁止にしてやろうかと思ったバイ!と珍しく分かりやすい表情を見せて、一反木綿は怒った。それを見てもねずみ男はどこ吹く風で、頭をぼりぼりと掻いてふけを落とした。
「ああ!もう汚か!わしの店を腐らせにきたんか!」
「まあまあ、落ち着けよ。俺はお前にいいものを持ってきたんだよ。」
油紙と和紙をいくつも重ねた包みを取り出し、一反木綿の手に押し込んだ。
「これは?」
ねずみ男はくすくすと意地悪そうに笑った後、上目遣いで宙に少しだけ浮かぶ布妖怪を見た。
「トカゲの黒焼きと、麝香と、それからあれとかそれとかこれとかをまぜたもんだ。こいつを使えば百を超えた翁でもビンビンになるんだとよ!」
「……は?」
薄っぺらい人差し指を頭の辺りでくるくる回した。
「ねずみ男、お前これか?」
「バカいうなよ!俺は猫娘から、お前が人間の女に入れ込んでるって聞いたもんだから。」
「入れ込んでるなんて、そんなんじゃなかと!」
否定しても、白布が真っ赤に染まる。尻尾の先がびちびちと、まな板の上のうなぎのように動かすのは、一反木綿が嘘をつく時にでる癖だった。
「嘘をつくのは心臓に良くないぜ。西郷さんと同郷のお前が男の恥を晒してると思って、こいつを持ってきたんだぞ。」
「男の恥……でごわすか?」
確かに、自分は西郷隆盛と同じ鹿児島出身。だがそれと男の恥とはなんだろうか。考えて考えて、蝶々結びになりそうなほど身体をくねらせた一反木綿を見て、ねずみ男は大げさに頭を抱えて見せた。
「お前、そこまで考えなきゃ出てこないのか?男と女といや、ほら、あれだ。」
据え膳、とねずみ男が言った途端、一反木綿は思い切りビビビッ!と往復ビンタをかました。
「この恥知らず!」
「お前のぺらっぺらの手じゃ痛くもなんともねーよ。いいか、種族は違えど男と女。イザナミイザナギの昔から、いちゃいちゃしてれば自然巫山の契を交わすもんなのに、お前と来たらいつまでたっても。」
「わしと綾はそんな関係じゃなかと!このスケベ!出歯亀!」
更なる罵詈雑言を浴びせようとした瞬間、しまった、と一反木綿は手で口の辺りを押さえた。ねずみ男は一層ニヤニヤして口を滑らせたうっかり者を見ている。
「ほーう、お前の相手、綾っていうんだ。ちなみにいくつぐらいのお嬢さん?あるいは、おばあちゃん?」
「おばあちゃんって!失礼な!綾はまだ!」
といいかけてまた口を押さえた。これを言ったらますますこのずるがしこい男を付け上がらせてしまうに違いない。
「と、とにかく!わしはしばらくお前とは口を利かん!帰れ!」
自分の声で身を裂かんほどに叫びながら、脇にあった箒でネズミ男をぶん殴る。ボロ雑巾を咲いたような悲鳴を上げて、ねずみ男は逃げていく。遠くへ行ったのを確かめた後、店を開けておける気力が残っていない一反木綿は、「本日閉店」と書かれた札を入り口にかけた。
「ああ、綾……。」
頭を抱え、捻れながら身悶える。この感情を無視していたはずなのに。ねずみ男が突きつけた言葉は、消していた気持ちをすっかり暴いてしまっていた。
「いかんいかん!そんなものじゃなかと!」
否定しても表面に出てきた気持ちはずきりずきりと心を滅多刺しにする。
「綾は……綾はわしのことを分かってくれる、大切な……。大切な、人間ですたい……。」
ぐったりと項垂れ、風呂敷がかかったままの商品を見つめる。窓から射し込む光が、隙間から見える布地を照らしていた。
「赤、桃色、……あ、いかん!」
ああ、ねずみ男のばかたれめ。
「夕飯でも、買いに行くバイ……。」
腹はすいていないが、一人で店にいたら、余計に意識してしまう。気晴らしに外へでも出ようと、適当な理由をつけて玄関まで行った時だった。
「一反木綿、いるかい?」
ドアを開けると、そこには鬼太郎が立っていた。
「ああ、どしたね。」
「店が閉まっているから病気かと思ったんだけど、大丈夫かい?」
「大丈夫大丈夫!心配なかと。」
力瘤を作るように肘を曲げてみせる。鬼太郎はじっとその腕と一反木綿の顔を見比べる。
「ふうん。妖怪ポストに手紙が入っていたんだ。運んでってくれないかい?」
明確な目的があって外へ出たほうが、少しは楽になるかもしれない。
「ほいきた!」
一反木綿はほん、と自分の胸を叩いた。
事件は思いのほか簡単に解決し、一反木綿は鬼太郎を背中に載せ妖怪横丁へ向かっていた。月の無い、星明りだけの空だがネオンや街灯のせいか、それともおかげか、辺りは非常に明るかった。
「最近はよっぽどの山奥じゃないと、明かりが無いところなんてないよね。」
「全くたい。おかげでわしも相当高いところを飛ばなきゃ人間にすぐ見つかってしまって困ってしまうと。」
尾をひらひらと揺らし、窓から漏れる光を眺める。遠くから見ると蛍が止まっているように見えるこれらも、近寄り固まっていると神経をイライラさせるものでしかない。
「そういえば、ここは海座頭と戦ったところだね。」
尾が一瞬とまった。夜風がきゅ、と吹き付け、鬼太郎は目を閉じる。
「そういえばそうバイ。……どげんしたと?」
「いや。なんとなく、思い出しただけ。」
いつもなら続く会話も、今日は不自然に止まってしまう。のろのろと、なめくじのような速さで飛んでいた。これではすぐに人間に見つかってしまう。
「タオルさーん……。」
一反木綿はそれでも、ゆっくりと、人家の屋根すれすれに飛んでいた。
「タオルさーん。」
風に吹かれて、流されているように見せるため、ふらつきながら、寄っていく。
「タオルさん!」
声の方向へと。
「やっぱり、タオルさんだ!」
「おー、綾、久しぶりバイ!」
「びっくりしたんだよ、タオルさんがお外を飛んでるんだもの。」
「わしは一反木綿だから、空ぐらい飛べると。」
「ちがうよ、そういう意味じゃなくて。」
「ははは、わかっとるって。」
出された紅茶を飲みながら一反木綿は笑った。
「でも、鬼太郎さんに悪い事しちゃったかな。」
窓を見ながら綾は少し眉を下げて呟く。一反木綿にお願いがあるというので、鬼太郎には先に帰ってもらったのだ。
「ああ、心配いらん。カラスヘリで帰ってったバイ。……ところで、お願いってどんなことを?」
「うん、あのね……今日、泊まって欲しいの。」
「泊まり、って、お泊りの?」
こくん、と頷く。カップが滑り落ちないうちに、一反木綿は皿の上に置いた。こんな時に、こんなお願いをしてくるなんて。
「お母さんが赤ちゃん産むために、おばあちゃんのところへ行ったの。お父さんも、急に出張が入ってね、私一人になっちゃったの。」
「なしてお母さんと一緒には行かんかったと?」
「学校があるもん。お父さんも一緒だと思ってたら……。」
なるほど、と相槌を打つ。道理で人の気配が無いはずだ。
「あの時みたいに、お化けがやってきたらって思うと怖くて、眠れなくて。」
綾は海座頭の操る船幽霊に襲われたことがある。あんな目に遭ったのだから、一人で夜を過ごすのは不安で仕方が無いはずだ。
「わかった、今日はわしが一緒に寝るけん、大船に乗ったつもりで安心するバイ。」
事情を知れば仕方の無い事。一反木綿は胸を軽く叩くと、力強く綾に言った。と同時に綾の大きな目がキラキラと光った。
「ありがとう!嬉しいな、今日はタオルさんと一緒!」
無邪気に抱きついてきた彼女を、一反木綿は慌てて受け止めた。
ああ、今そんな風にされたら……。
今まで意識していなかった綾の身体を妙に気にしてしまう。茶色で柔らかい髪、しっとりとして日の匂いがかすかにする白い肌、柔らかくてふんやりとした頬。
ぐんやりと頭の端を垂らし、一反木綿はぎゅう、と綾の手を握った。感情を認めてしまったら、負けだ。
最初はそんな気持ちを持っていなかった、と思う。ただ自分の事を理解してくれた、そういうものだったと思う。一緒にいるうちに、守らなければ、と考えるようになった。それからは……。
裏の窓の戸締りを見てきて欲しい、と頼まれた一反木綿は、施錠されている事を確認した後、溜息混じりに思案していた。思考の迷路に入って、もうどれくらい経っただろう。
「わしは綾をどう思っとるん……。」
お釈迦様も閻魔様も、そんな事は知らない。答えを見つけるのは自分自身だ。
(種族は違えど男と女。イザナミイザナギの昔から、いちゃいちゃしてれば自然巫山の契を交わすもん)
「いちゃいちゃなんかしとらん、ただ手を握ったり、やわらかーいって綾が言って抱きついとるだけバイ……。」
それを世間様ではいちゃいちゃしているというのかもしれないが、純粋な気持ちでしているだけ、と一反木綿は思っている。
うじうじうじうじと、気持ちは故郷鹿児島の太陽のようには晴れてくれない。
「わし……どうすればいい?」
いっそ認めてしまう?それとも否定する?
さっきまで見えていた星は、すっかり身を隠してしまっていた。
カーテンを引き、電気を消すと、部屋の中はすっかり暗くなってしまう。星も月もなく、繁華街から離れたここには、人工灯の光も及ばず、ただ静かな闇があるだけだった。
うすっぺらい身体だから、ベッドを占領するということもない。寄り添い、包み込むように綾を抱きながら、一反木綿はまーだ悶々と理性と煩悩の狭間を泳いでいた。
「タオルさん、寝られないの?」
うっすらと目を明けて、綾が尋ねてくる。一反木綿は一回頭を横に振った。
「わし、ちょっと寝つきが悪いだけだけん。」
そうなんだ、と呟くと、綾はまた目を閉じた。掌に自分の体が巻き込んだが、痛くは無い。
(かわいか……)
握り締めている手に自分の手を重ねると、ゆっくりと撫でる。それに気づいたか、綾はにっこりと笑ってくれた。
「綾も、眠れんとね?」
「うん……。」
歯切れ悪そうに返事をすると、綾は視線をそらした。心なしか、頬がいつもよりも赤くなっているように見える。
「綾、どうしたとね?」
身体をもじもじと動かす綾を起こそうと、起き上がった時、かすかな匂いを感じ取った。甘ったるく、いつまでも身体に纏わりついて、そして精神を高揚させるこの香りは……。
「あぁぁぁぁ!」
ねずみ男が押し付けた、百歳の翁でもビンビンになる薬の封が破れていた。うっかり持ったままだったとはいえ、まさかこんなところで中身が零れるなんて。急いで封をしたはいいが、一反木綿もその香りの虜になってしまっていた。
「タオルさん、どうしよう……。」
年老いた爺様を勃起させるだけあって、相当強い薬らしい。綾の目はすでにとろんとして、呼吸は荒くなっていた。
「あ、あ、あ……。」
匂いを嗅いだだけの綾ですらこうなっているのだから、触ってしまった一反木綿は更にひどい状況に陥っていた。本能が一個師団となって理性を踏みつけていくのが手に取るようにわかる。止めようとしても、止められるものではなかった。
「綾……。」
気づかなかった感情が、もしかしたら、もっとも大きなものかもしれないものが、むくむくと膨れ上がっていく。
「タオルさん……。」
熱っぽい綾の声が聞こえる。
頭の繊維が切れた音がした後、一反木綿は目を大きく見開いた。
昔から、人間と妖怪が交わるという事はあった。それは種の保存のためだったり、ただ本能のままに行動したためだったり、愛情の果てにだったりした。
今の自分は、どれに当てはまるだろうか。一瞬我に返った頭で、一反木綿は考える。種の保存は当てはまらない。愛情はあるにはあるが、それよりも、本能行動の方が正解に近いような気がした。
昔性欲の赴くままに人間と交わった、という奴を見て軽蔑したのに、自分もそれを行おうとするなんて、と絶望するが、すぐに本能が疼きだす。
下着以外すべて脱がされた綾はじっと一反木綿を見つめていた。年に似つかない、色を秘めた瞳で。
「綾、……綾……。」
そっと身体を近づけ、柔らかい唇を塞ぐ。といっても、それは人間同士がするキスみたいなものだった。ピンク色のシャツをめくり上げ、成長していない胸を曝け出すと、きゅう、と桜色の乳首を摘んだ。
「あ……ちょっと、痛い……。」
「すまんバイ。」
言葉で謝った後、お詫びのつもりで綾の頭を撫でた。また手を南下させて、今度はゆるく摘む。少し引っ張ったり、捻ったりすると、それは蕾のように膨らんできた。
両手で包むように胸を覆い揉み解す。綾が少し身体を動かした。足を摺り寄せ、シーツを掴んでいた手に力が篭る。
「怖い事なんてなんにもなかと。」
「うん……。なんかね、身体がぞわぞわするの。」
「声、出したくなったら出してよかと。綾の声が聞きたいバイ。」
すりすりと細い首筋や二の腕に絡みついてゆく。人間のように、がっしりと抱きしめられないが、一体になるように纏わりつくことはできる。
身体を摺りつけ、敏感に感じるところを全身で刺激する事もできた。綾は体を反らし、白い咽喉を見せる。呼吸が更に乱れ、微かだが、甘い啼き声も上げるようになった。
「こっちの方はどうバイ?」
身体を起こし、今度は下腹部を眺める。臍まで隠したパンツを指に引っ掛け、焦らすように落としてゆく。太腿まで引き下げ、現れた何も生えていないその部分を見た。
「あのね、タオルさん、……ここ、さっきからすごいむずむずするの。トイレに行きたいみたいにね、あのね。」
上目遣いで自分を眺める綾の唇に触れると、割れ目の先に指を差し入れた。
「ん……。」
膨れた小豆ほどの陰核を探り当てると、それを慎重に揺らし始める。ひくん、と腰が浮いた。
「すごか……。」
筋に沿って指を走らせると、多量の蜜が溢れている事が分かる。薬のせいでこうなっているのかもしれないが、それでも多いものは多い。
一反木綿は溢れたそれを指で掬うと、硬くなった肉芽に擦り付けた。
「私……おもらし……しちゃったの?」
泣きそうな顔で見つめる綾に気づき、頭を横に振る。
「女の人は皆こうなるバイ。おもらしじゃなか。」
滑りの良くなった指で更にその部分を刷り上げる。安心した綾はきつく目を閉じると、一反木綿の尾の部分に足を絡ませた。
親指で陰核を押しながら、人差し指と中指を更に奥へと進ませ、桃色の蜜壷へと進入した。
「タオルさん……。」
「気持ちよか?」
「わかんない……でも、もっと触って欲しい……。」
「綾……。」
ああ、もうどうしたらいいだろう。愛おしさのあまり、一反木綿は愛撫していた手を離してぎゅう、と綾を抱きしめる。
尻尾をくねらせ、蜜に塗れたその部分を触る。舌のように舐め上げ、広げるように動かす。
綾の身体、声、水音、呼吸、それら全てが一反木綿を我慢の限界へと押し上げていった。
「……よかと?」
尻尾の先端を入り口に押し付ける。綾は見つめられて少し戸惑っていたようだったが、
「……うん。」
と頷いた。
「あ、あ、アッ。」
最初はさっきまで入っていた指か、それよりも細かった。しかし進むごとに幅は広がり、丸まっていく。
内側から広げられていく、という初めての感覚に息が詰まりそうになるが、握り締めている一反木綿のふかふかの身体が、綾の心から不安を取り除いていく。
「アンっ、ん、んあ、あっ。」
こり、としたものに当たり、一反木綿は動きを止める。頭を撫でて、何度も何度も顔に触れる。
腕の中の存在が本当に暖かくて、離さないように更に力を込めた。
「大好きバイ。もう、わしの嫁さんにしてもいいほど、大好きバイ。」
額に身体をつけたまま囁く。壊れたCDのように、何度も何度も好きだ好きだと繰り返していた。
「私も、タオルさんのこと、大好きだよ。」
綾も一反木綿の頬の辺りに口付け、薄い身体を抱きしめながら繰り返す。一反木綿はそれを聞きながら、静かに動きを再開していた。
「たお、るさん。」
ずり上がりそうな身体を押し込み、突き上げる。もう摩擦で燃えてしまっても良いと彼は考えていた。
「ダメ、変になっちゃう!タオルさん!」
びくん、と綾の体が跳ねた。しかし一反木綿の身体は止まらない。彼はまだ満足していないのだ。
「綾ぁ……。」
腰を抱き、最後に一つ突き上げる。手を握ったまま、一反木綿は果てた。絶頂に上り詰めた綾も、中に入っているものの動きによって二度目の頂上に達してしまった。
目が覚めたとき、一反木綿は自分の体を引きちぎろうと尻尾を握っていた。薬のせいとはいえ、大事な綾に、あんな事を、しかもあの後三回もしてしまった自分が許せなかった。
自分の事を分かってくれる、大切な……存在をこんな風にしてしまった自分を殴って千切って千切りにしてしまいたかった。
「タオルさん……。」
綾がゆっくりと顔を上げる。一反木綿はすぐに床に手をついて、すまんバイ、と謝った。
「謝らないで……。」
ゆっくりとベッドから下りて、土下座を続ける一反木綿の手を握る。
「タオルさん、私のこと、大好きっていったよね?お嫁さんにしたいぐらいって。」
確かに、そう言っていた。確かめるように頷くと、綾は湿気を吸った一反木綿の身体に腕を回した。
「あのね、この前、隣りの中学校のお姉ちゃんが持ってきた本にね、タオルさんがやったようなことが書いてあったの。タオルさんがやったことって、私が好きだから、やったんでしょ?」
暴走の原因はあの薬のせいだ。でも、もし薬が綾以外の女の子の前で開いていたら……自分はああも突っ走っただろうか。
「そうバイ……。」
綾だったから。綾だったから、自分は行動したのかもしれない。
「だからね、いいの。タオルさんが私のこと、大好きって、一杯言ってくれたし、結婚してくれって言ってくれたし、一杯子供を生んで欲しいバイ、って言ってくれたし。」
「え、わし、そこまで言ってたと?!」
うん、と頷く綾を見て、一反木綿はまた頭を抱えた。理性を失うって、やっぱり、恐ろしい。
「だから、気にしないでね。私もタオルさんのこと好きだし、……お嫁さんになってもいいよ。」
その言葉を聴いた瞬間、一反木綿は気絶した。もちろん、嬉しさのあまりである。
後にこの二人の関係が原因で閻魔様まで引っ張り出された大騒動が起きるのだが、それはまた別の話。
終わり
635 :
602:2007/08/28(火) 19:41:18 ID:SHL2aMuF
これで終わりです。
彼は口もあれもないのにどうしようかと重い、結局おっぽにしました。
途中番号間違えてすいません。それではスレ汚し失礼します。
>>602 いやーGJ!
タオルさんの行動一つ一つにいちいち燃えさせていただきますた
綾が羨ましいですな
GJ
閻魔様まで引っ張り出された顛末も知りたいです。
すごくよかったー、台詞が一反木綿の声で聞こえてきたよ。
4期のは化け猫のヤツだね
猫うち症になったねずみがねこ娘を追い掛けまわしたり
二人でマタタビにあたったりと結構見どころ満載だった話
ねこ踊りがやたらと可愛かった気がw
>>638 こうみるとこの2人やっぱり気心が知れた仲なんだなあって思うよ
もたれ合いとか可愛いな
3期も距離近いの多かったがもたれ合いは無かったっけ、少し残念
2期のは幸福という名の怪物だっけ?
この話の鬼と鼠と猫のやり取りがコミカルで好きなんだよ 3人仲が良い
そのかわり3期は、他ではありえない『ほっぺにチュー』があるよ
みんな忘れてるな?
3期ネズネコはもたれあいの上をいくあご持ちなんかがあるんだぞ!
>>644 すまん、うpの仕方が分からない orz
つ「3期劇場版 VS.中国妖怪」
劇場版VS中国妖怪
にみえたw
>>647 トンクスです。
それ前後のやりとりも好きなんだ。
ネコ娘の「 た す け な い ! 」に萌える
ネズネコのじゃれ合いはひたすらに萌えるなあ
じゃれ愛やどつき愛、たまらん
ねずねこのどつき夫婦漫才なら想像したw
あご持ち、四期にもあったぞ
ただしねこがねずみのあごを持つ
>>651 うん。
でもやっぱネズミがネコのあごを持つ方が萌える。
しかも3期ってのが余計に。
倉庫にある3期ネズネコの話が好きだ。切ないけど。
これを読んでいてふと、猫娘がねずみの事を男だと意識する事はあるんだろうかと
考えてみた。逆また然り。異性とかじゃなくても手が大きいなとか小さいなとか。
そういう差に、萌える。
だけどお互い意識しなさそうだよなあ。かなり萌えるのに。
付き合い長いだろうし今更なのかな。
墓場鬼太郎に心拍数あがりますた
深夜枠だったら嬉しいが
倉庫の3期ネコの話って1番相手が多種だよなあ。
3期アニメの白山坊の回で鬼太郎が白無垢ネコを嫌がったのって、
実はネコが処女じゃなく色んな男と関係があったからだったりして・・・
ちなみに倉庫でも4期ねこは純粋に鬼太郎の手で処女を奪われたのに、
3期ネコは初体験の相手からして鬼太郎じゃないんだな
同じ猫娘なのに、何でこんなに違うんだろうか?
>>654 自分もだけど、期待して裏切られるのが怖い・・・・
とりあえず、タバコ吸って他人のバイクを無断で無免許運転する鬼太郎は出してくれ
あんまり親父やちゃんちゃんこを大事にしてないとこもツボ
>>655 釣りだろうけどな、倉庫内の他の作品を見て言ってるのか?
>>654 深夜枠ですら難しいだろうからネット配信なり、OVAあたりの方がいいなぁ。
あのままだったらどう考えても通常枠は無茶もいいとこだ。
>>656 釣りだろうから触っちゃいかんよ。
鬼太郎関連で、鬼猫に噛み付くのが時々出没してるらしい。
やばい、このスレ心理描写細かすぎてエロいらないぐらいだ。
ネ甲多くないか?
だからいいんじゃないか、チミィ
中公文庫のゲゲゲの鬼太郎・5巻は鬼猫好きには良いエピソードがありました。
妖怪危機一髪で鬼太郎と仲良く手を繋ぐシーンが。
吸血鬼ラ・セーヌに襲われる猫娘も色っぽい。
>吸血鬼ラ・セーヌに襲われる猫娘も色っぽい。
パンツ見えてなかった?
>>660 最後のコマのあのほのぼのシーンか>手をつなぐ
原作の鬼太郎は意外と、アニメより猫娘大事にしてるよなあ
個人的には国盗り物語の「妖怪大口」の回で、ねずみに制裁加えに行こうとする猫娘を、
「いまいったらあぶない!」って鬼太郎が止めてるシーンが萌えた
お前、なぜ止めるのにわざわざスカートの端を掴む・・・・おかげで猫ちゃんパンツ丸見えなんだぜ・・・
そりゃ鬼太郎がパンツが見たかったからではないだろうか。
来週は五期でさざえ鬼だの。ぬこたんの水着が見れるぞ、皆の衆。
来週の水着も楽しみだが、今週の釜なりで飲み込まれた時に
変わり果てた姿の鬼太郎の頬元に手を触れて気遣うネコ娘に萌えた。
あのささやかなシーンは密かにエロいと思う。
五期はあれこれアプローチかけるけど、かばい合う以外で直接身体に触れる事が
少ないんだよなぁ。
焦らしてるんだよ
>>662 逆立ちしてスカート丸見えというサービスカットもあったなw
原作では猫娘は顔が2種類用意されてたね。
今回の話ねずみ男が猫娘に普通に相談してるのに和んだ
ねずみは横町メンバーとは知り合い程度の認識で
あまり仲良くしてないカンジがするね
ネコ娘のエロを語る上で、「パンツ」はやっぱり不可欠?
4期のねこ娘はかぼちゃパンツつかズロースを履いてそうな気がするのだが、
でなきゃヘソの上までくるタイプ
むしろ4期ねこはそれ以外のパンツだと違和感。
アニメでネコ娘のパンツ描写が無いのは、
1期、4期、5期で合ってる?
4期は確か、まぼろしの汽車で見えた筈。
4期 磯女の回でも1パンチラ。
海の中で見づらいが
5期は逆柱の回で絶好のパンチラチャンスがあったのに、見事に見えそうで見えなかったな
鬼太郎もあんな際どいシーンを軽くスルーしてたしwwww
・・・・・鬼太郎ってどこフェチなんだろうか
4期は後半のエンディングでもパンチラしてるよね。
どの期の猫娘も脚はイチオシだと思うんだけどな。
高山鬼太郎にとって、制服はどうでもいいがネコ娘のゴスロリはおk。
松岡鬼太郎は、地獄流しでねこ娘にメイド姿をさせている。
クラシックなのがいいのか、ヴィクトリアン的なのがいいのか。
今風は好みではないのだろうか。
>>677 松岡鬼太郎は、地獄流しでねこ娘にメイド姿をさせている。
にフイタww
あれはやっぱり4期鬼太郎の趣味なんかな?ムッツリだなww
しかしやる事きっちりやってて、さすが!
あの回は喜太郎がねこ娘の足首を持つシーンにも萌えまくったなぁ。
色白さとアングルが妙に艶かしい。
以下、4期キタネコのごくごく短い会話・・・だが、
特にエロも萌えもないかもorz
悪党を地獄に流した直後
ねこ娘「鬼太郎、私は何かお手伝いする事ある?」
鬼太郎「うん。ねこ娘にはホテルに行ってもらおうと思うんだ。これを着るんだよ、はい。(メイド服を渡す)」
ねこ娘「わー、すごい。衣装まであるなんて本格的だね。うん、分かった!
私、一生懸命頑張るからね。あの二人うんと懲らしめてやらなくっちゃ」
鬼太郎「じゃあ僕、外の世界から見守ってるからね。フフフ・・・」
目玉(子泣きには、屋台を用意しただけじゃったのにのう。鬼太郎、気合の入り方が違うぞ)
680 :
674:2007/09/04(火) 00:53:41 ID:Eh624NjU
>>679 多分ノーマルパンツと思われ
色は純白。
681 :
673:2007/09/04(火) 07:25:47 ID:Z9ss3MTx
やっぱ白ではないかと。多分砂かけババアが買ってきたやつ。
他の猫娘は自分で買ってそうだが。
>>674 ラクシャサの回で大人に変身した時、
服がキツキツになってたけど、
パンツはどうなってたのかと妄想する(w
683 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 12:48:02 ID:IFv/mXpa
カボチャぱんつなら布地に余裕あるから問題ないんじゃね
>>683 ねこ娘はノーマルパンツでしょう?
・・・つまり、大人に変身時はエライことになってたんじゃない
>>684 となると、元に戻ったらもっとえらいことになってたと言うことだなwww
子供の頃のパンツってそりゃ大きくなったら小さいけど
エロイ事にはあまりなってないだろう。
寧ろ足の付け根のところが余裕無くて痛い筈。
しかしパンツの流れ凄いなwいいけど。
下着繋がりだが、4期ねこ娘はスポブラでも可愛いと思う。
それかまだ付けてない印象なんだよな。成長段階というか。
オレのダチは、ラクシャサの大人ねこ娘のパンツは、
Tバックになってたか、少なくともハミ尻してたんじゃないかって言ってた
パンツと言えば、3期のえんらえんらの回でねずみ男にお気にのパンツを
盗まれる猫娘、そのあとしばらくノーパンだったのかしらん?
>>688 もちろん替えがないから、ゲゲゲハウスを訪ねる前に自宅で別のを穿いたんだろう。
つまり銭湯はノーパンで出たと・・・・
誰か自前で倉庫にでもその絵描いて頂けませんか?
誰もいないっぽいので、こっそり投下。
1. 5期蒼猫 注意!
2. 毛目玉◆.QnJ2CGaPk氏(五期蒼坊主×ネコ娘)『愛』は偉大なり>444-458の続きのつもり。
3. 蒼猫がいちゃいちゃしてるだけの話。葛藤とかどろどろとかないです。
4. 前半。後半は週末ころの予定。
蒼坊主がふらりと妖怪横丁に現れたのは、夏も終わりの夕暮れ時。
前回に立ち寄ってからまだ1ヶ月程しか経っていない訪問に首をかしげる者もあったが、
そこは宴会好きの面々のこと。
それほど詮索することもなく、ゲゲゲハウスの周りで酒盛りが始まった。
今度は、沖縄を経由して佐渡島に渡った後、東北一円の封印をぐるりと見回ってきたという道中の話に花が咲く。
蒼坊主の隣には呼子が陣取り、反対側ではなぜか砂かけ婆がかいがいしく酌をしていた。
「ほんとっ?」
らーめん屋のアルバイトに入っていたネコ娘は、
蒼坊主が横丁にやってきたという化け鴉の知らせを聞いて声を弾ませる。
ずっと、ずっと待っていたのだ。
前回、蒼坊主が横丁を訪れたときのことが頭をよぎり、頬が赤くなる。
決死の覚悟で夜半に蒼坊主を訪ねたこと、想いが通じ合ったこと、初めて肌を重ねたこと、
翌朝ネコ娘を膝に抱いたまま、すぐまた会いに来ると約束してくれたこと・・・。
「・・・にゃぁぁ・・・。」
もうすぐまた会えると思うと、口元がにやける。
「猫田さん、うれしそうだねぇ。もしかしてこの後、デートとか?」
「そっ、そんなんじゃないですよ〜!」
店長のからかいもまったく気にならない。
あと、1時間ちょっと。急に時間が経つのを遅く感じる。
ようやくアルバイトが終わったネコ娘がゲゲゲの森に駆けつけると、
既にみんなはほろ酔い加減で盛り上がっている最中だった。
蒼坊主の正面には目玉の親父と鬼太郎が座り、
留守中に古今がいかに役に立ったかという手柄話に興じている。
ネコ娘が宴会の輪に足を踏み入れると、中央に座った蒼坊主がちらりとこちらを見た。
何度も夢に見た顔だ。
それなのに、目が合った途端に強烈な気恥ずかしさに襲われ、
ネコ娘は思わずその目をそらしてしまった。
そのネコ娘を目ざとく見つけ、砂かけ婆が酒気で真っ赤になった顔で手招きする。
「ネコ娘も、こっちへ来て座らんか。」
好意で言ってくれているのはわかるが、まともにそちらを見ることもできない。
みんなはまだネコ娘と蒼坊主のことを知らないのだ。
いつものみんなの前で、自分にとって特別な存在になった蒼坊主に
どうやったら自然に接することができるのかわからなかった。
胸の鼓動が収まらないまま、ネコ娘は声が聞こえなかったふりをして
輪の端の方、ろくろ首の隣にそっと腰を下ろす。
「どしたのよ〜?ネコちゃん。」
怪訝な顔のろくろ首に声をかけられ、ネコ娘は引きつった笑いを浮かべて答える。
「なんでもないよ!それより、最近、彼氏とはどうなのよ〜?」
ろくろ首は、できたばかりの人間の恋人に夢中だ。
案の定、「彼は私の首が白くてすべすべできれいだっていつもほめてくれるのよ!」
なんていう話を始めたろくろ首を見ながら、ネコ娘は自問する。
――どうしたんだろう?前だったら、平気で隣に座れたのに・・・。
晩夏の屋外は風も心地よく、宴はなかなか終わる様子をみせない。
一日中らーめん屋で働いていたネコ娘は、お酒が入ったこともあり、まぶたが重くなってきていた。
相変わらず、蒼坊主とは一言も話せていない。
ときどき、ちらっとそちらを見るのだが、いつでも蒼坊主の周りには大勢の妖怪がいて、
こっそり側に行って話しかける隙もなかった。
ネコ娘は、自分以外の誰かに向けられた蒼坊主の笑顔を見ると、胸がきゅんと切なくなる。
会いたくて、会いたくて、四国まで追いかけて行こうかと思ったくらいなのに・・・。
こっちを見て笑って欲しい、その腕でぎゅっと抱きしめて欲しい。
そして・・・。
ネコ娘は、その後のことを鮮明に想像してしまった自分に少し驚く。
身体の芯が熱を持っているようだった。
――そんな時期でもないのに、あたしどうしちゃったんだろう・・・?
熱気のこもる宴会の場でその身をもてあましたネコ娘は、
前のように後でこっそり蒼坊主を訪ねようと考え、席を立った。
こんな状態では、みんなの前で蒼坊主に話しかけることなんてますますできそうもなかった。
コンコン・・・コンコン・・・。
規則正しく響く音に誘われて、ふと目が覚めると、ネコ娘は自分の部屋のかけ布団の上だった。
どうやら、部屋に戻って布団を敷きかけたところで力尽きたらしい。
――どれくらい時間が経ったんだろう・・・?
そう思ったところで、再びコンコンという音が鳴る。
先ほどから響いていた音は、どうやら部屋のドアをノックする音だったらしい。
ネコ娘が、寝ぼけ眼で慌ててドアを開けると、そこには蒼坊主が立っていた。
「蒼にいさん・・・。」
少し顔が赤く、吐息には酒気が感じられたが、それほど酔っている様子でもない。
蒼坊主は、ザルか枠のように酒に強いのだ。
「入ってもいいか?ネコちゃん。」
久しぶりに間近で聞くその声が、以前よりもずっと甘く感じられて、鼓動が早まる。
何も言えずにうなずくと、蒼坊主はドアの内側にするりと身体を滑り込ませた。
「今日はもう会えないのかと思って、ちょっと焦ったぜ。」
蒼坊主は、ネコ娘に向かって、満面の笑みを浮かべてそう言う。
それがなんだかとても嬉しくて、ネコ娘はさっきまでの気恥ずかしさも忘れ、
目の前の蒼坊主の身体にきゅっと抱きついた。
「・・・どうした?ネコちゃん。俺に会えなくて寂しかったか?」
その胸に顔をうずめたまま、こくりこくりと首を縦にふって答えると、
蒼坊主はネコ娘の背をその腕で優しく抱き寄せながら、かすれ声でささやく。
「俺もだぜ・・・ネコちゃんに会いたかったよ。」
時間は、まだ丑三つ時にもなっていなかった。
外では宴会が続いているようだったが、既にほとんどの妖怪が泥酔していたので
蒼坊主は様子を見計らって、こっそり抜け出してきたらしい。
――ネコちゃんに会えなかったら、来た甲斐がないからな。
照れながらそう言った蒼坊主の言葉を何度も反芻してにやける。
ネコ娘は、自分の部屋の内風呂を使っているところだった。
湯煙の中で、いつもより丁寧に身体を洗う。
――長旅で汗臭いからよ、ちょっと風呂借りてもいいか。
蒼坊主がそう言ったので、交代で風呂を使うことになったのだ。
ネコ娘は、一瞬、一緒に入るということかと思って返事につまったのだが、
湯が沸くと、蒼坊主はさっさと一人で風呂に入ってしまった。
そして、今は、それと交代でネコ娘がお湯を使っているところだ。
いつもの見慣れた風呂場、毎晩のように使っている湯なのに、
部屋で蒼坊主が待っていると思うと、どきどきして少し手が震える。
そして、どうしてもこの後のことを想像してしまう・・・。
4期ねこパンツネタが盛り上がっているところ、お邪魔しました。
この後もぜひそのまま続けてください…。
蒼猫キター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
>>419氏GJです!!
女の子なネコ娘が可愛過ぎる。かすれ声で囁く蒼兄さんがカッコ良過ぎる。
萌えさせて頂きました。続き楽しみにしてます!
いちゃいちゃな蒼猫いいなー。
419氏GJです!!
最近潤いがなかったんで激しくモエましたYO
GJ!
続きが週末だなんて待ちどうしい(*´Д`)
GJ!ネコちゃん可愛い。
迂闊にも若い頃wwのときめきを思い出してしまった…
ものすごい感情移入できたよ
419氏GJ!
入浴中に猫ちゃん乱入で慌てる蒼にいさん見てみたかった気も汁
久々の逢瀬に胸を膨らます乙女な猫ちゃんの期待を裏切って
敷きかけの布団の上で爆睡してそうな蒼兄さんが想像できてしまって困る。
アマンアマンな展開期待して待ってます(*´Д`)ハァハァ
>>419氏GJです。
>>689氏
倉庫の絵板の「通りすがり」って人に頼んだら?
でも、3期ネコはひとまず最後ってあったから、難しいかな?
以前上がった三期少女達と悪魔くん少女達の温泉ネタみたいな小ネタ。
5期のネコちゃんとろくろ姉さん&悪魔くんの鳥乙女たんと幽子りんでバイトネタ。
ネコちゃんの紹介で可愛い制服のカフェでバイトをする事になった他メンバー
幽子「……(ボソッと)い、いらっしゃいませ、スイートデビルモートへようこそ…」
ネコ「幽子ちゃんっ!恥ずかしがらないで。もっと大きな声出して♪」
ろく(バッシャーンッ)「ひゃああ!カルピスこぼしちゃった〜」全身びしょびしょ
鳥「あら大変!ろく子ちゃんここは私が掃除しとくから着替えてきて。」
ってな具合にみんな楽しく(?)お仕事していた。あの日がくるまでは…
あの日・・・初潮か
初潮きてなさそうなのは幽子りんぐらいじゃないかな?
続き:その日はカフェに貸切団体が入る予定になっていた。彼女らもその事は以前より承知だ。
ネコ「みんなも知ってるように、今日は団体さんが来るのよ!忙しいかもしれないけど落ち着いてがんばりましょ☆」
幽&ろく「…不安だわ〜どうしよう失敗とかしちゃったら……」
鳥「二人ともやる前から落ち込まないの!!」
――開店時間となり団体が入ってくる。
いつにもまして所謂『濃い』タイプの客たちが大量に押し寄せる…
幽「あうぅぅぅ怖いよぉ…」濃い団体を目にし、早くも泣き出しそうになる幽子。
ネコ「通常日でも濃いお客さんは来るでしょ?大丈夫よ!(…今日は特別濃いけど)」慰めるネコ娘も内心焦り気味だ。
そんな中早速悲鳴をあげるものも出始める…
ろく「きゃんっ!どこ触るんですか!!?」
見た目は少女達のなかで年長にみえるろくろ首だが社会経験が少なくはっきり言って猥褻に対しての抵抗力は薄い。
執拗にお尻を触られ赤面し声を上げてしまった。
それを見て普段より勝気で正義感の強い鳥乙女は憤慨しきつく注意を促す。
鳥「ちょっとお客さん!!ここはそういうお店じゃありません!弁えて下さい!」
客の一人が不思議そうに反論する。
客1「え?何いってんの?今日はそういうことシたい放題のオフ会なんだよぉ」
そんな話はまったく聞いていないが、団体の貸切としか聞かされていない。どんな内容の団体なのかまでは知らされてなかった。
少女達が唖然と焦燥するなかオフ会の主催と副主催が現れた…。
ネコ「!!!?あんた!まさか、そんな!」
現れたのは主催のぬらりひょんと副主催の朱の盆だった。あらかじめカフェの店主を洗脳し欲望の堪った男達を操り少女達を貶めようと計画していたのだった。
なんか……いや、なんでもない……
蜩が鳴くには時期が遅いね
4期ねこって着物とか浴衣とか着た事あったっけ?
3期EDのネコみたいなの着たら絶対可愛いのになぁ
着物はないかも。
寝巻きが浴衣だったら萌えるな…。
709 :
689:2007/09/07(金) 05:20:22 ID:neF2ebAN
>>708 GJです。
特に上が最高です!
絵板ももっと盛り上がると良いですね
>>708 3期ネコは色々話題になる割には、
このネタは以外と描かれてなかったよな
今後、SSと絵の両方でスレの活性化
>>711 小ネタでもいい、是非投下しておくれ
鬼+蒼×猫はかなり見てみたい
713 :
318:2007/09/09(日) 00:03:48 ID:yXRqdXeu
是非よろしくたのむ
自分も見たい。是非ともお願いします。
しかし蒼兄さんはどれくらいの頻度で横丁に来るんだろうか。
全国まわってるし方向音痴だし、やつぱりその時々で違うかな。
いつ鬼太郎達と知り合ったか知りたいなあ。
まだ小さい頃、希望だったりする。
>>714 個人的希望としては、2,3ヶ月くらいしたらふらっと・・・・なんだけども>頻度
なんたって日本も徒歩じゃ広いし、あの崩壊した方向感覚じゃ良くて半年に1回くらいかもな
しかし徒歩の割には、兄さん東京から鳥取まで驚異的な速さで到着しとるなwww
ハイジャンプできるじゃん。
5期のろくろ首はえろすぐる
えろくろ首だな
419氏の続きや711氏の投下をお待ちしながら投下。
598氏に続いて、四期のねずみ男×小百合。エロ無し。
以下注意
1.四期ねずみ男×小百合。
2.エロ無しリリカル。
3.鬼太郎×ねこ娘要素あり。
4.全2レス。
2レスだけなので、次なる方の投下お待ちします。
夢を見た。ひどく懐かしくて物悲しい夢を。
あの娘はいつも笑う時はどこか寂しげで、だからこそ儚く見えた。
それでも時折、そんな寂しさのない笑顔が見えると眩しいぐらいで、美人ではなかったが気だての良い可愛い娘だった。
夏の日陰のような黒髪に白百合の肌、時折香る涼やかな薫香。欲情しなかったといえば嘘になる。
でも、結婚したといっても力尽くでどうこうするのを躊躇わせる所があり、一線を越えずとも彼女が好きだった。
利用したと言われても、それでも彼女が花の盛りを越えて、実が熟す時も越えて、
半妖の身よりも脆弱な人の体が灰となるまで添い遂げたかった。
彼女は自分のことをどう思っていたのだろう。忘れてしまった方が楽だというのに、それを時経た今に考える。
ふわりと漂う美味そうな甘い匂いと微かな花の香り。腹の虫が盛大になるのに目を覚まし湯の沸く音へと視線を向ければ、
このあばら屋の小さな台所に立つ小さな姿が見えた。
「なんでぇ、ねこ娘か」
「何よ、起きたの」
夢の名残が姿を惑わせて一瞬息を呑む。だがその現実を見て吐き捨てるねずみ男に、ぴしゃりとねこ娘が言い返した。
「ほら、ねこ娘。余所見すると火傷するよ」
ちゃぶ台に頬肘を突いた鬼太郎が、珍しく笑いを含んだ言葉で注意を投げかけた。
その言葉にねこ娘は弾けるような笑い声を上げて大丈夫と言いながら、竈に向き直り鍋の中身を笊にすくい上げる。
「いつの間に来たんだ、あいつ」
寝首を掻かれるわけでもないのに、天敵でもある猫妖怪の娘がやってきたことに気付かなかった事を忌々しく思い、ねずみ男が呟いた。
「お前が高鼾の時だよ。よく熟れたもろこしを持ってきてくれてね」
茶碗風呂から上がった目玉の親父の身を拭う手伝いをしながら、
鬼太郎がいつもながらの淡々とした口調ながら何処か弾んだ素振りの響きで答える。
「はい、熱いから気を付けてね。麦茶、今用意するから」
笊一杯に乗せた玉蜀黍を、ねこ娘が卓袱台に置いた。
鮮やかな黄色に茹で上がったそれは触れるだけで弾けそうな実がぎっしりと付いていて、湯気と甘い匂いを立てている。
ねこ娘はくるくると狭い台所を移動すると青竹の湯飲みと青竹の水筒を両腕に抱え、卓袱台に戻ってきた。
足音を立てないのは猫族由来であろうが、どこか忙しない。あの娘も同じように足音を立てなかったが、淑やかな風情があった。
「ねこ娘、手を緩めて」
「ありがと、鬼太郎」
ねこ娘の手から転げ落ちそうになっていた湯飲みを鬼太郎の手が押さえ、卓袱台に一つ一つ並べていく。
そんな他愛ない事で笑い合う童子童女の姿に、ねずみ男は鼻を鳴らした。
しっとりと汗をかいた水筒からよく冷えた麦茶が湯飲みに満たされ、全員の前に並べられていく。
自分の前にすら当然のように置かれ、ねずみ男は酒でも煽るかのような手付きでそれを飲み干した。
「どうぞ親父さん」
「すまんのぉ、ねこ娘。ご馳走になるわい」
小さな手で玉蜀黍を割り、根本の部分を目玉の親父に差し出すねこ娘。彼女が動く度に仄かに凛とした花の香が漂う。
記憶の何処かを刺激する懐かしい香りで、胸が疼いた。
「何か香水でも付けてるのか、ガキのクセに色気付きやがって」
「何ですって!?」
その疼きを投げ捨てたくて、ねこ娘に突っかかるねずみ男。だが目を剥いて爪と牙を向けるねこ娘に、ねずみ男が腰を退く。
二人の間を割るように鬼太郎が身を乗り出し、笑いながらねこ娘を宥めた。
「袖口に花粉が付いているよ、ねこ娘。それの香りだろうね」
「え、やだー。これ百合だ、今日通った道に咲いていたのが付いちゃったんだ。落ちにくいんだよねぇ」
白いブラウスに散らされた黄色い花粉が目に焼き付く。あの清楚な花が咲く時期が来たのだ。
胸にこみ上げる物を誤魔化したくて、ねずみ男は一番大きな玉蜀黍に手を伸ばし大口を開けてかぶりつく。
「っぅわっちゃっ!」
「一番大きいのを取るからバチが当たったのよっ! まったく卑しいったらっ!」
口の中で弾けた熱い実と汁に悲鳴を上げると、ねこ娘が追い打ちにぴしゃりと一言掛けてくる。
だが空になった湯飲みに麦茶を注ぐ辺りが、この娘の人の良さだ。
「僕にもおくれよ、ねこ娘」
「うん、湯飲み出して」
ねこ娘が動くとふわりふわりと百合の香が仄かに漂う。何が楽しいか、ねこ娘は笑顔を絶やさぬまま細々した用足しをし、
鬼太郎の世話をする。そんな少女の甲斐甲斐しい振る舞いに、普段は無表情の鬼太郎も仄かな笑みを浮かべ少女の好きなようにさせている。
普段から感情をあまり表に見せぬ少年の隻眼は、少女以外には向けられぬ慈しみが満たされていた。
その眼差しに包まれたねこ娘は、他愛ない事で鬼太郎に笑顔を返す。
その姿と香りが、忘れてしまおうとした思い出と忘れかけていた記憶を呼び覚ました。
見目も存在も何もかも違う筈の少女が違う姿となる。彼女も細々と用を足し、気を配ってくれた。
そして彼女は自分にどんな顔を、どんな眼差しを向けてくれていたかを思い出す。
脳裏の奥底で花火のように弾ける記憶達。
それら全てを繋ぎ合わせて見出した答えに、ねずみ男は卓袱台を跳ねさせる勢いで立ち上がった。
「きゃっ!? ちょっと、何よいきなり」
「どうしたんだよ、ねずみ男」
「用事を思いだしたっ、じゃあなっ!」
ねずみ男は幾本かの玉蜀黍を鷲掴みにすると、ゲゲゲハウスを飛び出した。
掌をじっとりと焼くような熱に涙が滲む。この涙は熱の涙なのだ、それ以外じゃないと自分に言い聞かせる。
「こらーっ!! あんただけのじゃないのよっ!!」
「へっへーっ!! ガキ二人と目玉じゃ喰いきれねぇだろうからオレ様が引き取ってやるよっ!」
筵を除けて怒鳴るねこ娘に怒鳴り返し、ねずみ男は足を止めずに走り出す。
あの少女の後ろから黄色と黒の縞模様が見えたから、あの少年の取りなしで少女は追っかけてくることもせずに素直に家に戻るだろう。
子供のくせに時折女になる少女に、子供のなりで大人の部分を隠している少年は、ままごとめいた仕草で言葉を交わし、
互いの視線で想いを語り合う。この森に住む者で二人と親しい者全てが、二人の間にある物を知っている。
ねこ娘が鬼太郎に向ける眼差しと仕草が、問う事の出来ぬあの娘の答えを教えてくれた。
妖怪であろうと、人であろうと、二人とも同じ女で、鬼太郎と自分は男なのだ。
走りながら囓りかけの一本を食い千切るように貪る。火傷した口内にまだ熱い汁が浸みて涙が滲む。
そのまま熱を残した芯を遠くに放り投げて、胸に詰まった全てを叫んで吐き出した。
「ちっくしょー!! 罪な女だぜぇっ! 小百合ちゃんよぉー!!」
あの娘はあんなにも自分の事を好きでいてくれた。利己的な理由が始まりだとしても、
自分が彼女に惚れていた幾分かの一の分でも、彼女が自分を好きでいてくれた。
もうこの世の何処にも彼女は居ない。顔を合わせる事も、言葉を交わす事も、触れ合う事も出来ない。
それなのに、彼女にまた恋をした。
泣きたいのか笑いたいのか分からない。ただあの娘に会いたかった。夏の日陰のような黒髪に、白百合の肌をした、可愛いあの娘。
「好きだぜーっ! 小百合ちゃーんっ!!」
泣いてしまうかと思ったが、代わりにこみ上げてきたのは笑い声だった。
あの姿をした彼女はもう居なくても、あの娘の髪と同じ色の日陰にあの娘の名と同じ花が、あの娘と同じ佇まいで咲いているだろう。
あの娘の元へ辿り着けるのなら、万里だって走り続けられる。ねずみ男は、姿を変えたあの娘が眠る場所へただ足を走らせ続けた。
<了>
>>719 切ない…でも素適な話でした。
いい作品って上手く言葉で褒められないですね。
GJ! 796 ◆lOl9.3Jh5I 氏
しんみりと読ましていただきました。
GJ
倉庫のカロリーヌちゃんの話もだけど、
このスレのネズミってなんか切ないね
796氏GJ!いつも良作をありがとう。
このスレのねずみの漢ぶり大好きだ。
すげえ変則的な明治パラレル(書生鬼太郎×ねこ娘)を妄想してみた。
エロ無しで焦れったいブツだが曝してかまわないだろうか。
>>725 どうぞどうぞ!お待ちしてまっせ
考えてみりゃ実写映画版の鬼太郎たちって、明治大正体験してるんだよな・・・・
注意書き付でカモン
350歳だったら、江戸時代生まれだしな。
3期では江戸パラレル?みたいな話があったね。
心の広い皆に感謝。
明治時代ネタ
※エロ無し、山無し、落ち無し
※書生(専属住込家庭教師)鬼太郎と教え子ねこ娘
※ねこ娘は四期設定だが、鬼太郎はねこ娘より一回りぐらい年上
「…人のうらめしさも取りそへておぼえけるままに、心を澄まして、篳篥(ひちりき)を取り出でて……」
滔々と古文を読み上げていた鬼太郎は、こくりこくりと隣で浮き沈みを繰り返す小さな頭に気がついてそちらを向く。
白い瞼をぴったり閉じて、ねこ娘はかすかな寝息をたてていた。
頭が不規則に動く度、切り揃えた薄紫の髪が揺れ、花のような香りを届けてくる。
初秋の午前の柔らかい日の光に包まれた少女の寝顔に鬼太郎は暫し見入っていたが、
不意にねこ娘が薄目を開けたものだから、慌てて視線を外した。
「ん…」
「眠いかい、ねこ娘?」
「へ?……あ!すみません、あたしったら!
せっかく先生にお稽古つけていただいてるのに…」
居住まいを正して顔を赤らめる様が何とも愛らしい。
覚えず頬を緩ませながら、鬼太郎は読みさしのところに朱で印を付け、教本を閉じた。
「いいよ。もう一刻ほどになるし、一休みしようか」
「は…はい。お茶を淹れてきま…っ!」
立ち上がりかけたねこ娘だったが、たちまち足をもつれさせてよろめいた。
鬼太郎は咄嗟にその腰を引き寄せて、崩れる体を受け止める。
ぽすんと少女のおかっぱ頭が胸にぶつかり、さっきの香りをより強く近く感じた。
「っと…大丈夫かい?」
「あ…足が」
「ずっと正座してたからね。僕なんか絶対無理だよ」
教える側が出来ないし、別に崩したってかまわないと何度も言うのに、
やはり先生に悪いからとねこ娘は譲らなかった。
帝大生と言えど、大した学があるわけでもないのに、
こうも畏まられては、むしろこちらが気恥ずかしい。
「ごめんなさい、重たいでしょう。離れますから…」
身を起こそうとするねこ娘を、鬼太郎は肩を抱いて引き止める。
それはごく衝動的にしたことで、
きょとんと間近に見上げられてやっと、口実を思いついたのだった。
「平気だよ。それより暫くじっとしてた方がいい――足を伸ばして」
もっともらしく促して、着物越しに膝小僧を撫でてやる。
ねこ娘は小さく体を震わせたが、すんなり従って鬼太郎の胸に背を預けた。
胡座をかいた上に座らせる格好は人形遊びのようで、実際背丈の差はかなりある。
ねこ娘が所在なさげに身じろぐ度、
幼さにほのかに女性らしさを混ぜた柔らかさを感じて、
鬼太郎は抱きすくめたくなるのを必死で堪えた。
「先生、」
懐からした小さな声が篭もりがちに耳をくすぐり、
わななきかけながら覗き込むと、ねこ娘は赤い頬で困ったような顔をしていた。
「治ったのかい?」
おずおずと頷かれ、名残惜しく思いながらゆっくり腕の力を解いた。
しかしなぜかねこ娘は立とうとせず、緩んだ鬼太郎の腕に手を添える。
「ねこ娘?」
「あの…あの…足は治ったけど、その…もう少し、だけ」
恥ずかしそうに伏せられる面に胸が高鳴り、つられるように体が温まるのが容易に自覚できた。
「…うん。もうちょっとこうしていようか」
女所帯で育てられたねこ娘にとって、親しく話をする男は鬼太郎が初めてだった。
こうして懐いてくるのも幼くして亡くした父への思慕を重ねたようなものなのだろう。
そう自分に言い聞かせても、鼓動は早まるばかりだ。
自分の方が一回りも上で、この子は10を数えたばかりだというのにと、
情けなくなりながら鬼太郎は、少女の体をすっぽり包み込んだ。
(終)
>>725 GJ!
すげー、鬼太郎帝大生かよ!頭ええなwww
ねこ娘も可愛い過ぎて顔がゆるんだ・・・・
絵に描いたような純愛にニヤニヤしてしまいました。乙!!
一言付け加えるなら、名前欄にナンバー入れた方がよかったかもね
>>719 GJです!
ネズサユのみならずキタネコにも萌えました。切ないけど美しいなあ…
>>725 同じくGJです!
4ねこ娘可愛すぎる!!
和物時代パロ激しく良いですな。
お粗末でした。
>735
指摘サンクス。以後気をつけます。。
以下全く盛り込めていない妄想おまけ。
(二十世紀初頭)
ねこ娘…軍人の父は日清戦争で戦死。母は病死。祖母(砂かけ)と二人暮らし。祖母の影響で学者学生に対してやたらと畏まる。
鬼太郎…書生。ねこ娘の家庭教師として砂かけの家に居候している。郷里に父がいる。多分袴に帽子に下駄。
…二期でやったらもっとしっとりしたかなと思ったり。
>>737 GJ!
2期のしっとりも捨てがたいが、
4期のあどけないねこ娘だからこその魅力がたまらなかったよ。
年の差設定にもテラ萌えです。
気が早いですが、また新しいネタができたら是非投下してください。
ほんと乙でした。
何だか鬼太郎さん、光源氏計画してないだろうな、と妙な勘ぐり入れてしまったwww
年の差があるカップル好きだなあ
>>737 GJすぎです。
萌えました。はー。いいです。
次回作もぜひ。待ってます。
保管庫のエラー、何時になったら治るのかねえ
>>741 中身そのものが見られないわけじゃないから、気長に待ちましょうや
お絵かき伝言板が盛り上がらないな〜
通りすがりさんや暇人伯爵さん等もう一度来てほしい。
>>743 通りすがりさんの3作目ネコ娘はモロアニメ絵で秀逸!
是非また来て欲しい!!
暇人伯爵さんは、文○機関って名のサイト(○の中は当ててみて)の方らしいから、
検索してメールなり掲示板なりでお願いしてみたら?
こっちも結構いい絵だよね
>>737GJです!!
続編はないのですか?と言いたいくらい
今後の2人の展開が激しく気になりますた。
萌をありがとう。
可愛いお話の後で気が引けますが、続きが書けたので投下させて下さい。
1. 5期蒼猫 注意!
2.
>>690-693の続き。後半
3. 毛目玉◆.QnJ2CGaPk氏(五期蒼坊主 ×ネコ娘)『愛』は偉大なり>444-458 の続きのつもり。
4. 蒼猫がいちゃいちゃしてるだけの話。葛藤とかどろどろとかないです。無駄に長くてすみません。
風呂から上がり、夜着に着替えたネコ娘が少し緊張して部屋に戻ると、
蒼坊主は窓際に胡坐をかき、カーテンの隙間から外を見ていた。
そして、気配を感じてネコ娘の方を振り向く。
その視線だけで、ネコ娘は跳ね上がるように動悸が早まった。
部屋にはテーブルランプのほのかな光だけが灯っている。
手招きされて側に寄ると、蒼坊主はその膝先にネコ娘を座らせ、
後ろからその身体をそっと抱きしめた。
「・・・ネコちゃん。いい子にしてたか?」
「うん。会いたかった・・・。」
自然と少し甘えた声になり、ネコ娘は蒼坊主の胸元に顔をうずめる。
その身体からは、石けんの香りに混じってかすかに大人の男の人のにおいがした。
蒼坊主は、勝気なネコ娘が素直に甘えられる数少ない相手だった。
一度身体を交わしてから、その気持ちはさらに強くなっていて、
ネコ娘は、その腕に抱かれているだけで、安心して気持ちがほどけていくのがわかった。
「遅くなっちまってごめんな。もっと早く来たかったんだけどよ、思ったより手間取っちまってな。」
膝に座らせたネコ娘の身体に軽く触れながら、蒼坊主はぽつり、ぽつりと旅の話を始めた。
さっき宴会の席で聞けなかった話を改めて聞けることを嬉しく思いつつも、
ネコ娘は、蒼坊主に触れられている部分にこもる熱をもてあます。
その熱は、先日の夜の記憶を呼び覚まして、ネコ娘の気持ちをかき乱した。
「ネコちゃんは、変わりないか?」
「うん。らーめん屋でアルバイトしたり、鬼太郎と妖怪関係の事件を調べたり・・・。」
蒼坊主の手が伸びてきて、ネコ娘の髪を優しくなでた。
ネコ娘は、甘えるようなしぐさでその手に頭をもたせかけながら続ける。
「最近は、ろくちゃんと一緒に、大学でもアルバイトしてるよ。」
何気ない会話を続けながら、ネコ娘は、蒼坊主の手の動きを全身で感じていた。
髪から離れた蒼坊主の手は、太ももの辺りに移動してそこをそっと撫で始める。
無骨なその手が動くたびに、足の付け根の奥の方がきゅんと締め付けられるようにうずき、
身体が潤ってくるのを感じてしまう。
――もっとさわってほしいな・・・。
そんな気持ちが抑えきれなくなって、ネコ娘はそっと蒼坊主を見上げた。
「・・・ん?」
ネコ娘の視線に気付いた蒼坊主は目を細めるが、そのまますいっと視線を逸らす。
それがネコ娘にはもどかしい。
この間のようにしてほしいのに、この間のようには言葉が出てこない。
会えなかった時間のせいで、ネコ娘は前よりもずっと蒼坊主に焦がれていた。
それがネコ娘を前よりも不自由にしていたが、幼さゆえにその気持ちの正体までは理解できない。
ただ、もどかしさがつのるばかりだ。
「・・・にぃさん・・・ね・・・。」
「どうした?ネコちゃん。」
熱に浮かされるように、ネコ娘はようやく声を発する。
「・・・あたし・・・。」
言いながら、着物の袖をそっと掴むネコ娘の瞳は、涙に潤んでもの言いたげで、
その意味を悟った蒼坊主は、ネコ娘をその懐に強く引き寄せる。
「にゃんっ。」
その拍子に、ネコ娘の太ももが蒼坊主の股間に滑り落ち、そこに何か固いものがあるのを感じる。
それが何を意味するのか、ネコ娘は知っていた。
腰を浮かせてその感触から逃れようとするが、抱き寄せる蒼坊主の腕はそれを許さない。
***
膝の上のネコ娘は、顔を真っ赤に上気させたまま固まっていた。
「ごめんな、ネコちゃん。」
素直でわかりやすいネコ娘が、可愛くて仕方がなかった。
「久しぶりなのに、いきなり押し倒すのもどうかと思って、よ。
・・・相当、我慢してたんだぜ・・・。」
そう言うと、蒼坊主は、背中側から抱いたその胸元に手を伸ばし、夜着の袷に手を滑り込ませた。
ネコ娘の身体がびくりと反応する。夜着の下は素肌だった。
そのことに軽い興奮を覚えながら、まだ薄い胸の柔らかな手触りを愉しみ、手の平で包み込むように揉み始める。
初めは戸惑いに身を固くしていたネコ娘も、やがて身体を委ねてくる。
「・・・にゃっ・・・あんっ・・・。」
甘いあえぎ声が漏れ始めると、細く白い首筋に顔を埋め、舌を這わせた。
石けんの淡い香りと甘い肌の感触は、記憶の中のそれよりもいっそう扇情的だった。
両手でまだ小さな乳房をゆっくりと揉みながら、すでに固く尖ったその先端を指先で転がして刺激する。
「・・・あんっっ・・・にぃさん・・・。」
ネコ娘は慣れない刺激に耐えかねて、無意識に身体をひねって逃れようとするが、蒼坊主はそれを許さない。
自分の腕の中で快楽に身をもてあまして悶える少女を逃すわけもない。
「可愛いな・・・ずっとネコちゃんのこと考えてたぜ。」
そうささやくと、ネコ娘は身体をわずかに震わせて応える。
「・・・にゃ、にゃぁん・・・。」
その表情を見たくなってこちらに向かせると、ネコ娘の瞳は既にとろんと蕩けていた。
ほんの少し開かれた赤い唇は、まるでこちらを誘っているかのようだ。
その小さなあごを指先で持ち上げて上を向かせると、蒼坊主は唇を重ねた。
胸元への愛撫を続けながら、小さなその口に舌を差し込んでむさぼる。
初めは控えめに受け入れるだけであったネコ娘のざらりとした舌が、
やがてその口を犯す舌におずおずと触れだす。
少女の息がつまらないように気遣いつつも、その先端をさらに吸い込むように弄ぶ。
小さな身体は、力を入れると壊してしまいそうで恐ろしい。
そのまま、優しくその身体を畳に押し倒し、夜着の前をはだけさせた。
白い胸の中央にはピンク色に立ち上がった小さな突起。
肌はほんのりと桜色に染まっていた。
こちらを見上げるネコ娘の表情は、この1月半、夜ごと幾度となく思い描いたよりも
さらに艶めいて見え、息がつまりそうだった。
その胸先に口付けようとして身体を倒すと、部屋の隅に敷かれている布団が目に入り、
蒼坊主はふと我に返る。
――ま、前もこんな感じだったよな・・・俺・・・。
余裕のなさを恥じつつ、
「・・・ネコちゃん、布団で、しようか・・・。」
そうささやくと、腕の下の少女は照れたような笑顔でこくりとうなずいた。
「・・・うんっ。」
蒼坊主は、ネコ娘の身体を抱きあげて布団の上に横たえると、
細い腰周りに手を伸ばして、夜着のズボン、そして、白いショーツをゆっくりと脱がしてやる。
ネコ娘は恥ずかしそうにしながらも、腰を浮かせて脱がされるがままだ。
あらわにされた胸元を隠す細い腕、わずかに開かれたしなやかな脚は、
まだ発育途上の少女のもので、視界に入る自らの無骨な身体とは明らかに不釣合いだった。
そのことに、ためらいがないと言ったら嘘になる。
ネコ娘を抱いてしまったことについて、旅の間中、随分思い悩んだ。
既に発情期がきているとはいえ、自分に比べればネコ娘はまだ幼い。
大事に思えばこそ、我慢してもう少し待つべきかもしれない。
しかし、実際に目の前にすれば、めまいを覚えるほどの欲望に気付かされる。
抱き寄せて口付けるだけでは足りない。
今この瞬間、自分のこと以外は何も考えられないようにしてやりたいという衝動が湧き上がってくる。
――こりゃ、幼女趣味だと罵られても、申し開きようがねえな・・・。
そう自嘲しながら、ネコ娘の脚の間に跪くと、帯を解いて着物を脱いだ。
とろんとした瞳で自分を見上げていたネコ娘が、その裸身をみて頬を紅く染める。
そんな風にされると、余計にいけないことをしている気持ちが頭をもたげるが、
その後ろめたさに興奮してしまう自分もいて、今更止めることなどできそうもなかった。
「ネコちゃん・・・好きだぜ。」
蒼坊主は荒くなる息を抑えつつ、ネコ娘の頬に手を添えると、再びその唇をふさいだ。
直接肌と肌が触れ合うと、まるで吸い付くような感触が心地よい。
***
蒼坊主の手は、少女の身体の輪郭をなぞるようにしてゆっくりと下を目指す。
ネコ娘はその手の感触に震えつつ、腰を少し浮かせた。
それに合わせて入り込んでくる手に、臀部をゆっくりともまれる。
ごつごつとした節の立った太い指だ。
その指に触れられると、身体がしびれるように熱くなってしまう。
激しく求められることは、少し恐ろしくて、でもうれしくもあった。
蒼坊主の唇が、耳元から首筋を伝って鎖骨のあたりを愛撫する。
胸元まで降りてきた舌に、既に敏感になっている胸の突起を弄ばれ、
「・・・ふぁん・・・にゃぁ・・・あんっ・・・。」
自分のものとは思えない淫らな声がもれてしまう。
深く身体に触れられて、自分がいかに蒼坊主を待っていたかがよくわかる。
口にはとてもできない。でも、
――もっと、もっとめちゃくちゃに、してほしい・・・。
そんな欲望と、乱れるところを見られたくないという気持ちが交錯して混乱する。
「にぃさん・・・だいすき・・・。」
言葉にすると余計に気持ちが高ぶるが、それを身体の内に留めることもできない。
甘い声で、ささやくように何度も何度も名前を呼ぶ。
それに応えるように、蒼坊主の手はネコ娘の全身をくまなく撫でまわす。
身体の芯はしびれるように熱くなり、膝は軽く震えていた。
さらに駆り立てるように内腿を撫であげるその手の行方に急に不安になる。
――や・・・今触られたら、おかしくなっちゃう・・・。
とっさに太ももを強く閉じて、その手の侵入を阻んだ。
「ネコちゃん・・・?」
「・・・や、ダメ・・・。」
「ダメじゃないだろ?なっ。」
蒼坊主は、あやすようにその膝頭を撫でるが、ネコ娘の脚は固く閉じられていて開く様子もない。
「・・・しょうがねぇなぁ・・・。」
蒼坊主は愉しむような声色でつぶやくと、左手をネコ娘の背にあてて起き上がらせる。
そして、右手を固く閉じられた膝裏に差し込み、膝を折り曲げて座らせた。
ちょうど、体育座りをするような格好だ。
なにをされているのか――怪訝な表情のネコ娘はすぐにその意味を悟る。
「・・・あっ。」
ぴったりと脚を閉じていても、膝が床から離れれば、そこは無防備だ。
蒼坊主は、向かい合った姿勢から膝越しにネコ娘に覆いかぶさると、
手を伸ばして、脚と脚の間、温かく濡れたその場所に触れる。
「・・・やぁ、あんっ・・・。」
触れられる前からそこが濡れそぼってることには気付いていた。
蒼坊主の指は、わざと水音を立てるようにゆっくりと奥へと入り込む。
「ほら、もう、ぐちょぐちょになってるぜ・・・。」
ささやくその声は興奮を押し殺しているようで、恥ずかしくて顔から火が出そうだった。
それと裏腹に身体からは力が抜けてしまい、膝頭が緩む。
「脚、開いていいか?ネコちゃん。」
蒼坊主は、そう言いながら、ネコ娘の膝頭を優しい手つきで押し開くと、
自らの脚を滑り込ませて閉じられないように固定した。
ネコ娘は、蒼坊主に向かってM字を描くように大きく脚を開く格好になり、
さっきまで固く閉じられていたそこは、内奥まで空気にさらされる。
足を閉じようにも、蒼坊主の両足に阻まれて動かすこともできない。
あまりにもあられもない姿勢に、ネコ娘は耳の先まで赤くなる。
「にゃぁぁっ・・・にぃさんの・・・えっち・・・。」
「ネコちゃんだって、えっちだろ?ほら・・・。」
蒼坊主は、再びネコ娘のそこに手を伸ばし、見せつけるようにゆっくりと弄び始める。
その言葉通り、そこはぐっしょりと濡れて、侵入する指に絡みつくようにひくひくと震えていた。
くちゅりくちゅりと淫らな音を立てながら、敏感になっているそこを蒼坊主の太くて長い指が優しくこする。
その感覚に、頭が蕩けそうになる。
「・・・気持ちいいかい?ネコちゃん・・・。」
「ふにゃっ・・・あん・・・にゃぁん・・・。」
「・・・すげぇ、可愛いぜ・・・。」
恥ずかしいけど気持ちよくて、見られたくないけど嫌じゃない・・・。
身の置きどころがなく、せめて顔を伏せようとすると、
蒼坊主の大きな手にあご先を掴まれて上を向かされ、視線が絡む。
自分が乱れている姿をじっと見られていることに強烈な恥ずかしさを覚えながらも、
身体の奥に被虐的な快楽が生まれているのがはっきりとわかった。
「・・・いじわる、しないでぇ・・・。」
涙声になりながらも、やめてほしいのか、やめないでほしいのかわからなかった。
腰が自然にむずむずと動いてしまう。
「あんっ、にぃさん・・・あたし・・・。」
***
蒼坊主はネコ娘が何を求めているかわかっていたが、気付かないふりをする。
快楽と羞恥に染まった少女の表情はこの上なく魅惑的で、もう少し眺めていたかった。
ネコ娘があえぎあえぎ、言葉をつむぐ。
「・・・もう、ダメだよぅ・・・。」
正直なところ、蒼坊主も限界が近かったが、次にこうして会えるのはまた先になる。
ネコ娘の表情を、感触を、自分の身体に焼き付けておきたかった。
手を止めると、少女の脚と脚の間に顔を埋め、ひくひくと痙攣する花芯に口付ける。
「にゃぁぁんっ・・・。」
花芯は、充血してころんと固くなっていた。
舌で軽く触れただけでネコ娘は身体を弓なりに反らせて反応する。
そのまま、唇で食むように愛撫すると、奥からとろんとした液体が次から次へと溢れ出してくる。
ネコ娘は脚を閉じようとするが、それを押さえることなど雑作もない。
「はぁんっ・・・あんっ・・・にゃぁんっ。」
ネコ娘の息が上がり、ただ切なげなあえぎ声だけが漏れる。
その声を愉しみ、時折表情を見上げながら、強く弱くさらに追い込んでいくと、
やがて少女は――達してしまったのだろう、小さな悲鳴を上げて身体を弛緩させた。
それを見届けると、蒼坊主は身体を起こして褌を緩める。
自身のそれは、既に血管が浮き出るほどに膨張して、先端はぬらぬらと濡れていた。
急く心を抑えながら、放心してくったりと横たわるネコ娘の身体を抱きよせ、再び脚を開かせる。
「ネコちゃん、入れるぜ・・・。」
とろんとした瞳のネコ娘が、こちらを見上げてかすかにうなずく。
それを合図に、一度達したせいか柔らかく蕩けて見えるそこに、
固く大きくなった自身の先をあてがい、ゆっくりと沈みこませた。
「にゃぁんっ。」
先端が飲み込まれるとネコ娘の声があがったが、その感触に蒼坊主も思わず息を吐く。
少女の中はぬるぬるとした液に満たされ、温かく柔らかく蕩けていたが、
やはり小さな身体であり、狭い内部は絡みつくように締め付けてくる。
蒼坊主は、少女の身体から与えられる快楽に、くらりと理性を奪われそうになりながらも、
不安を与えないように向かい合わせの態勢で、視線を絡ませながらゆっくりと根元まで沈めていく。
「痛く、ねぇか、ネコちゃん。」
少女の目じりには小さな涙の粒が浮かんでいたが、首をふるふると横にふって応える。
その健気な表情に、またそそられてしまい、
「んっ・・・。」
蒼坊主は、欲望に突き動かされるようにさらに腰を深く沈める。
下半身から伝わる強く甘い刺激、視界に入る少女の表情と淫らな声色に、
やがてその動きは早まっていく。
ネコ娘は、口元に手をあてて、高くなるあえぎ声を必死で抑えていた。
声が部屋の外に漏れてしまうのを気にしているのだろう。
その小さな耳たぶを咬むようにしながら、耳元でささやく。
「声、聞かせてくれねぇか、ネコちゃん・・・。」
「かべ、薄いから、聞こえちゃうよぅ・・・。」
ネコ娘が涙目で訴えると、蒼坊主は薄く笑う。
「結界が張ってあるから、外には聞こえねぇよ。」
「えっ・・・どうして?」
「ネコちゃんが泣いても叫んでも誰も助けに来ないように、な。」
本当のところは、アパートの住人に見つかるわけにはいかないからだが、冗談でごまかす。
久しぶりだからネコ娘の声が聞きたくて、交代で湯を使っている間にお札を貼ったのだった。
「だから、ほら・・・なっ。」
口元にあてられた手をそっと掴んで脇によけると、ネコ娘の身体を強く突き上げる。
「にゃぁぁんっ。」
切なげな嬌声が上がり、その声に満足するとともに、さらに興奮が高まる。
組み伏せられたネコ娘の表情は快楽に蕩け、苦痛の色は見えない。
むしろ、ネコ娘の腰は蒼坊主の動きに合わせてわずかに揺らめいていた。
「ネコちゃん・・・愛してるぜ。」
焦がれて求めても少女のすべてを手に入れることはできない。
切ない気持ちにかられながら、蒼坊主はささやく。
裏腹に、身体は激しくネコ娘を求めていて、せわしなく突き上げる動きは止まらない。
「にぃさん・・・大好き・・・。」
その甘い声をさえぎるように、蒼坊主は再びその身体を深く貫いた。
激しい動きに、背中に回った小さな手は爪を立てながらすがりついてくる。
求められることが嬉しく、その小さな身体をもう一度かき抱いて、揺さぶる。
やがて果てるまで、蒼坊主はネコ娘を貪り続けた・・・。
ようやく開放されたネコ娘は、疲れていたのだろう、
蒼坊主に身体を預けるようにすると、あっという間に眠ってしまった。
蒼坊主も長旅で疲れていたが、眠ってしまうのが惜しい気持ちでネコ娘の寝顔を眺める。
いつまでも幼い、妹のような存在だと思っていた。
それが、これほどまでに焦がれるようになったのはいつのころからだったろうか。
好奇心が旺盛で、くるりくるりと表情を変える万華鏡のような少女。
表面だけならば、明るく勝気で、屈託のないようにみえる。
その裏側で、時折見せる心細げな表情に惹かれた。
そして、心を許してくれるようになってから知った安心しきった笑顔。
もっといろんな表情が見たいと思うようになり、やがて独占したいという欲がわいた。
柔らかい髪を手の平で撫でると、わずかに頭を揺らしたネコ娘に名を呼ばれる。
「あお・・・にぃさん?」
顔を覗き込むと、眠っていた。寝言のようだった。
胸元に顔を寄せて眠るあどけない少女は、今この瞬間は自分だけのものだ。
そのことに満足すると、蒼坊主は目を閉じ、やがて眠りに落ちた。
まぶたを射す朝日の眩しさに、意識が薄く揺り起こされる。
いつも旅の空で朝起きれば違う場所だが、いつもよりもふんわりと心地よいのは
柔らかい布団のせいか、ほのかないい匂いのせいか。
――昨夜はどうしたんだっけか。
そこまで意識が戻ったところで気配を探ると、胸元に抱いて寝たはずのネコ娘がいない。
慌てて身体を起こせば、そこは小さなアパートの布団の中で、視界に入る台所には小柄な影。
ネコ娘は既に身支度を済ませ、エプロンまでつけていた。
気配に振り返り、少しはにかんで微笑む。
「おはよう。蒼兄さん、朝ご飯食べてくよね?」
そう言ったネコ娘の手には菜ばしが握られており、いい匂いは出汁の匂いだったと気付いた。
お湯、温めなおしたからと言われ、素直に朝湯につかる。
清潔で慎ましやかな風呂場、台所から漂う朝食のいい匂い、かすかなネコ娘の気配。
あまりに平和な朝に、蒼坊主はぼんやりと思う。
――ネコちゃんを嫁にもらったら、毎日、こんな感じなんだろうな。
それは魅力的な想像で、思わず口元がだらしなく緩む。
しかし――そのためにはまず、筋を通す必要があるわけだが・・・。
砂かけ婆、目玉の親父、鬼太郎、呼子、お歯黒べったり・・・横丁の面々の顔が次々に浮かぶが、
ネコ娘に手を出してしまった――などということをなんと切り出してよいやら。
少女を娘のように可愛がっている砂かけ婆には、間違いなく大目玉を喰らうだろう。
下手をしたら、横丁を出入り禁止になるかもな・・・。
首をひねりながら湯から上がり、部屋に戻れば既に食卓の上には朝食が並んでいて、
炊き立てのご飯をよそうネコ娘の明るい笑顔に、昨夜の魅惑的な表情が重なる。
今日また旅に出れば、次に会えるのは少なくとも1月以上は先になる。
その間、この魅力的な少女を1人でここに残していくのだ。
人間の世界でアルバイトをし、鬼太郎にくっついていろいろなところに出かけ
ネコ娘に目を留める人間や妖怪はいくらでもいるだろう。
ただでさえ心配なのに、側で見守ることもできない。
「はぁっ。」
思わず、ため息をつくと、向かいに座るネコ娘は心配顔で。
「美味しく、なかったかな・・・。」
「やっ、いやっ。そうじゃねぇんだっ。」
――蒼坊主の苦悩は深いのだった。
おしまい
蒼猫続きキターー!
GJ!GJ!です!いちゃいちゃな2人が大好きだ。
遠距離恋愛大変だなあ。蒼兄さんガンバレw
いいものを読ませて頂きました。
419氏の文章すごく読みやすくて好きだわ。
キタ━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━!!
苦悩の種が増加中の蒼兄さんガンガレ
419氏ごちそうさまですた。
>>759 そんなものより大百怪の猫娘が欲しいのだが。
こういうのであからさまな裸体って、かえって萎えるな・・・・
パンチラ程度がグッとくる、あくまで個人的にだが
水着もキャンギャルも裸に一反木綿もいいけど、
一番普通の服があからさまに短くてパンツ見せてるのが逆に安っぽい…
今期ネコはパンチラまだ一度もないけどな
764 :
419:2007/09/18(火) 01:25:39 ID:LJB+TL8j
>>758-759 蒼坊主9月末ころにまた出るみたいですね。
蒼猫マイナーなので、自分以外にも萌えている人がいるとわかっただけでもうれしいです。
神々の萌えSSのGJを送りつつ
>>764 マ ジ で す か !
蒼兄さんに(*´Д`)ハァハァしつつまとめです。
>515以降
796 ◆lOl9.3Jh5I氏(二期鬼太郎×猫娘)『友達?』>553-559(>374-379の続き〜完結)
(´・ω・) ◆BVEsk6CQSs 氏(三期ユメコ×ネコ娘)『First Love』>567-570
598氏(四期ねずみ男×小百)『』>605-617
602氏(五期いったんもめん×綾)『』>626-634
419 ◆t5xOYCVyjg氏(五期蒼坊主×猫娘)『』>690-693>748-756
796 ◆lOl9.3Jh5I氏(四期ねずみ×小百合)『夏深し』>719-721
725氏(書生鬼太郎×ねこ娘)『明治パラレル』>730-734
>>764 ・ 25話 (9/23) 妖怪大運動会
・ 26話 (9/30) 妖怪アイドル!?アマビエ ←蒼兄さん登場予想回これか?
・ 27話 (10/7) 地獄の掟!走れねずみ男
蒼兄さんアマビエのファンだったりするんだろうか
行き倒れの蒼兄さんをアマビエが助けるとか?
767 :
764:2007/09/19(水) 00:44:19 ID:M8xcS0A3
>>708 1枚目のシチュがエロイって言うか、
本編でももっと突っ込んで欲しかった。
マジ、しばらくノーパンだったんだよね
3作目のネコ娘の存在自体がエロイと言うべき
最近過疎ってるな
そういや今週末オンリーだが行くヤシ居る?
板違いなのは分かってるんだが落ちたみたいでな…
>>770 某キャラサロンに人が流れたんじゃねーかと内心思ってる……<過疎化
オンリーも行ってくるぜ。コミケ以外のイベント初めてなので楽しみだ
なんとか海苔みたいなとこが盛り上げてくれんでしょ?>オンリー
行きます
イベント…即売会ということですよね?
みんなオンリー行くんだ。いいなー。
イベントサイトみた限りじゃ女性向けの方が多そうだし。
新刊が沢山出るジャンルじゃないみたいだし。
夏コミである程度本はゲットしたし、地方者は迷うところだな。
実は今リアルタイムでオンリー合わせ原稿書いている。
オンリー越えたらまた投下するぜ!
むしろオンリー関係ない職人さんも居るだろうからぜひともщ(゚Д゚щ) カモーン
最近五期はフォローを考えるのが大変な程にスルーしまくりなのが大変な事について。
776 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:32:42 ID:vYh1S3Gu
イベントか....数年前から行ってない漏れとしてはここのスレでマターリ萌え補完だな。
というかここの神職人がスゴ過ぎて結構満足しちゃってるのもある。
>>719 遅レスだが純愛なんかクソ喰らえと思っていたのに、泣いた。
毎度ながら796神の心理描写は丁寧なのに大袈裟じゃないのがグッとくる。
次回も期待してます。
>>775 wktkして待ってます。原稿ガンガレ!
イベント会場にて
結構人が集まってすね 誰かと友達になりたいな〜 …と言ってる間にゲームコーナーが始まりましたよ
外国の方やら色んな方が大勢でびっくり
12時頃 イベント企画の一つはなんと四期ド○ジャラと
花札、トランプ(神経衰弱)のゲームコーナがスタート
参加者はパンフ袋に入っている五つの黒飴ちゃんを
各々ゲームごとに1個 ずつ賭け、その総数により豪華商品
と交換できるというもので、…皆20個とか凄すぎるよ
もう一つのGET?GET!会場ラリーは 会場内に点在する8つの文字を集めて
記念品を貰おうというものでこれは協力が必要です
やはり場内熱気が凄い あんな方やこんな方までも!と
直に作者さんにお会いしているとか、かなり新鮮でした
同志がいっぱいいたんだと感激 親切な方ばかりな感じ
長々大変失礼致しました
スレ違いかもしれんがついでにイベントレポ。
流石に平均年齢高いのもあってイベント自体まったり。上記の様に
鬼太郎モチーフのゲームが会場に設置されていたり
BGMが鬼太郎のサントラやキャラソンだったり。
作品は思ったより女性向け一色でもなく、キタネコも多かった。
ほのぼのからエロコメ、ガチ成人向け、本当色々。他に鬼太郎単体で
ダーク系というか、丸尾末広、高橋葉介的な話を出している所もあり。
全体的にレベル高し、小説もあったが一部は中身はよさそうでも
文字組、段組で損してる感じのもあった。コピー本で製本酷すぎるのは論外。
ただサークル配置が櫛の歯状に並んで動線が悪く
奥は袋小路にされているので、奥のサークルは不利だなと思った。
手前配置が大手や男性向けなので余計に。
そして何より、原作があのカオスっぷりもあり、
どんなネタでも有りだなと思わせる鬼太郎の懐の深さがすごいと感心して
帰ってきました。
>>779>>780 レポ乙・d
なんでもありのめくるめく鬼太郎ワールド…行きたかった
この悔しさは何にぶつければよいやら
>>781 それは勿論、萌えや作品に転化昇華して、ここにぜひ投下を!
>>781 絵でも結構
三田ネコが倉庫でうpされ続けてるから、あなたもどうぞ
419氏のラブい蒼猫投下から一週間しか経ってないのですが、
最近スレが寂しいのとオンリー終わったので投下。ラヴい可愛い後にアレな話です。
次なる職人さん、神々をお待ちして露払い。
以下注意
1.三期鬼太郎×ネコ娘。
2.ちょっとネズネコ要素有り。
3.ラブラブというより、すれ違い愛切ない系。
4.全8レス。
5.誤字脱字ご容赦
月光が全てに降り注ぐ。どこか硬質さを伴う冴え冴えと澄んだ青白い光は、何もかもを等しく無関心に照らし出す。
仰向けに横たわって形の良い少女の乳房は優美な曲線を描き震えているのも分かる。
見目の年頃にしては豊かな方であり、固く尖った頭頂部に舌を絡めて吸い上げると少女の嬌声が上がり腕の中で彼女の身が跳ねる。
常ならばさらりとした少女の練絹の肌は、濡れた名残でしっとりと少年の肌に張り付く。
それは身を繋ぐ以外にも彼女と一体になっているが為と思え、少年は冷えた我が身に少女の熱を分けて貰うのと併せて彼女を更に抱き寄せた。
少女は己の上にいる少年の背に腕を回し、彼に与えられる悦楽全てをただ受け入れる。
自分の胸元に唇を寄せられると、彼の濡れて水を滴らせる前髪が肌に張り付き、その冷たさに一瞬身が竦んだ。
その前髪をを後ろに掻き上げて水を絞ってやると、少年の目が上げられた。月光を受けて光る右目と、潰され閉ざされた左目。
「…………嫌だった?」
「いや。冷たかったかい?」
「ん、ちょっと。でも平気」
少年が隻眼を綻ばせて笑うのに少女がどこかあどけない笑みを返す。だが少年が少女の腹部に音を立てて口付けると、
そのあどけなさに似つかわしくない艶めいた声を上げ身を捩らせた。
少女の腹部を甘噛みをすると脂肪とその奥の慎ましい筋肉の感触がする。
こんなに柔らかい急所を無防備に自分にさらけ出してくれる事が嬉しくて、少年は吐息を雫す。
少年の片手は戦慄き震える少女の乳房を捕らえ、指先で固く尖った先端を弄ぶ。
掌に己の手を跳ね返す弾力と包み込む柔らかさを持っている事を伝えてくるのに、そこは全く違う感触がするのが愉しい。
爪先で軽く弾けば少女の声が甘く弾け、夜の闇に溶けていく。
「んんっ!」
「ほら、もっと声出してよ。誰もきやしないし、僕なら分かるから」
少年の空いている片手が少女の腹部の曲線を愛でると下腹部の丘を過ぎ去り淡い茂みの奥をくすぐる。
指先だけを潜り込ませれば、ちゅぷり、と独特の水音を立てて、少女の胎内は淫猥に少年の指を受け入れる。
「だって、でも……にゃぁぅ! やぁんっ……だめぇ……」
「こっちぐらい、君の上の口も素直になってくれればいいのに」
虚ろな身の内を満たそうと少女が半ば無意識に腰をくねらせるが、少年は少女の奥深くまで突き進まぬようにわざと手を引いた。
「ば、ばかぁ……やぁ……意地悪ぅ……にゃぁ……あぁ…………」
自分の身体が彼を求めて叫んでいるのにそのような仕打ちをする彼に、少女は情欲で潤んだ目で少年を睨み付ける。
だがそれは強がりながらも誘っているようにしか見えず、少年は満足そうに唇を吊り上げた。
「ふぅん……あんな意地の悪い事を言い出したのは君だろ?」
少年は少女の秘部の複雑な形を指でなぞり上げ、その花弁の奥で堅く膨らんだ芯を捕らえた。
指の腹で撫で上げて転がせば、少女が喉を反らし喘ぎながら、しなやかな足を宙に泳がせる。
「やっ……あぁ……うにゃ…………駄目、駄目ぇ…………」
「どうしてあんな事を言い出したんだい?」
耳元で囁かれた言葉に少女は我が身に与えられた悦楽とは別の物で少年から顔を背ける。
少年が少女の顔を覗き込もうとすれば、彼の背に回されていた腕が解かれ、少女の目元を隠してしまう。
「ほら、答えてよ。どうしてだい?」
少年は少女の耳朶を舌先でくすぐり、再度問いかける。だが少女は腕で目元を隠したまま、どこか幼げに首を振った。
その様に少年は苛立ったように、少女の蜜壺の口で戯れていた指を奥深くへ押し入れる。
狭苦しいそこは少年の指を受け入れただけでも蜜を溢れさせ、少女の褥とされた夏草に夜露と滴り落ちる。
「……っにゃっ! んっ、あぁっ……」
「ほら、早く」
今までの甘さを備えた囁きとは裏腹に声が尖った少年は、少女の乳房だけではなく胎内から彼女を攻めたて答えさせようとする。
だが少女は唇を震わせて喘ぎながら、その問いだけは言わぬというように首を振った。
少年が少女の耳の奥へ滑り込ませるように少女の名を囁く。それでも少女は頑なに首を振って答えを拒絶する。
それが我慢ならず、少年は少女の胸の柔らかさを捨てて、頑なな防壁となった少女の腕を取り払う。
だがその下に現れた少女の表情に少年は息を呑んだ。
月光に照らされた少女の瞳には涙が浮かんでいた。その眼差しが悦楽の涙でない事をこれ以上も無く強く訴え、
少女は自分では無い何かを焦がれるように見ている。
「…………月?」
少女の視線を追って少年が自分の背後に目をやれば、見えるのはただ天上で凛とした美貌を誇る満月。
少年の目にはそれ以外何も見えない、だが少女の目には月の裏にある影へと跳ぶ同族の姿が見えていた。
「………………あたし、手を離すからあの子の手を取ってね。鬼太郎と共倒れになる位なら、あたしは落ちるのなんて平気」
ぽつりと少女が呟く。その手は瞳を隠す事も無く、少年に伸ばされる事も無く、月へ伸びる事も無く、虚ろなままに地へ投げ出されたままだ。
「…………ネコ娘っ!」
少年はただ一言少女の名を叫ぶと、少女を求め続けていた自身で少女を貫く。声にならぬ声で少女が嬌声を上げるが、
その手は少年に伸ばされない。その代償を求めるように少年は少女を軽々と抱き上げ、
己の膝の上に跨らせるようにして少女自身の自重で更に深く貫く。
「にゃぁっ!! き、きたろぉっ!」
背を反らして鬼太郎の名をただ叫ぶネコ娘。だがそんな彼女を逃さぬと言わんばかりに鬼太郎はネコ娘を抱き寄せて、
自分の正面に顔を向けさせた。
ネコ娘は途切れ途切れに荒い息を吐き身を震わせて、自分を貫いている熱く堅い鬼太郎自身にただ耐えている。
先の涙は残っているが、それでも自分が与えた悦楽を飲み干そうとするネコ娘に、鬼太郎は喉を鳴らしネコ娘の眦を舌で舐め上げた。
「ほら、こっちを見るんだ。僕以外見ないで」
「…………鬼太郎」
堅く握られたネコ娘の両手が鬼太郎の胸元に宛われている。手が触れているのに彼女の手は自分に掴まろうとしない。
鬼太郎が軽く腰を回すようにして胎内からネコ娘を刺激すると、彼女は小さな声を上げてどこか幼げに首を振り顔を伏せてしまう。
「僕を見るんだ、ネコ娘。手も伸ばして」
律動をせぬとも慣れ親しんだネコ娘の胎内は自分を受け入れ、更に悦楽を引き出そうとしながらも慎ましさすら見せる密やかさで蠢き、
包み込み深く飲み込もうとしている。
乾きに苦しんだ者が水を飲み干すようにこの悦楽を余す事無く浴びて飲み干したいと衝動が突き上がるが、
ネコ娘の手は行き所を拒絶するように胸元に置かれたままだ。
「ネコ娘、手を」
鬼太郎の手がネコ娘の背に回り、彼女が自分に寄り添う様に引き寄せる。
その動きだけでもネコ娘は甘い声を上げて身を震わせるが、その手は頑なに鬼太郎へ伸ばされようとしない。
恋しい少女の悲しいまでに意固地な様に鬼太郎は吐息を付くと、彼女の手を取り拳に握られたその指先に口付けて唇に含むと、
一本一本開かせていく。本当に嫌であれば、彼女の武器である爪が唇でも舌でも切り裂いて拒絶すればよいのだろうに、
ネコ娘は素直に握り締めていた手を緩めた。
そうやって開かれた手を己の背に回させると、鬼太郎は軽く肩を竦めて潤んだ瞳で自分を見つめているネコ娘に笑いかけて、
彼女の唇に触れるだけのキスをする。
「これが一番いいよ、掴まって離さないで」
「鬼太郎……うにゃっ! ああっ! あんっ! や、やぁっ、鬼太郎、鬼太郎ぅ!」
乳房とはまた違う柔らかさを備え、張りのある筋肉が心地よさすら備えた弾力を掌に返すネコ娘の臀部を鷲づかみにすると、
鬼太郎は力任せにネコ娘の身を持ち上げて今まで堪えていた分を取り戻すように彼女の身体を突き進む。
こね回すように双丘を愛撫しながら、じゅぶじゅぶと淫らな水音を立てネコ娘の蜜壺を掻き混ぜれば溢れた蜜が太股に流れ落ちてきた。
その都度にネコ娘の甘い声が弾けて、腕に力を込めてこの身だけが頼りとも言ってくれるように、鬼太郎に縋り付いてくる。
上下に揺さぶられ、左右に掻き混ぜるように身を貫かれるネコ娘が、ただ言葉にもならぬ嬌声を上げる。
ごりごりと音を立てるように内壁を擦り上げられ、亀頭が肉を巻き込んで外へ引きずり出そうとするのに合わせて、
掻き混ぜられて泡だった蜜が迸るように溢れ出て独特の甘ったるい匂いを放ち、鬼太郎の鼻腔をくすぐり更なる興奮を呼び覚ます。
血が滾り餓えを加速させるような匂いを肺腑へ吸いこみ、身を揺さぶられる度に震えるネコ娘の乳房に鬼太郎が食らい付けば、
彼女は甲高い声で彼に与えられた刺激に悦楽至福を叫ぶ。
脳髄の奥をじりじりと焼け付かせるような興奮と苛立たしいような排泄感が湧き上がり、鬼太郎が歯を食いしばった。
更に大きく膨らんだ彼自身に胎内を更に圧迫されたネコ娘が断末魔めいた声を上げて、太股に力を込めて身を強張らせる。
一際強く締め上げられる胎内に鬼太郎が獣めいた声で呻く声がネコ娘の耳に落ちてきた。
「き、きたろ、きたろぉ、鬼太郎鬼太郎っ! 駄目っ! ああっ、にゃっ、うにゃあぁっ!!」
「ネ、ネコ娘っ!!」
ネコ娘の胎内から熱い迸りが溢れるのが分かった。それに合わせて貪るように締め上げられ、
鬼太郎も堪える事無く己の欲望全てをネコ娘の中に叩き付ける。
力尽きたネコ娘が鬼太郎の首に腕を絡めて、くたりと身を彼に預ける。鬼太郎は荒い息を付きながらも、
そんな彼女の背を優しく撫で上げた。ひくりひくりと身を震わせる彼女の身体に合わせて彼女の胎内もまた自分を捉えようとするが、
達したばかりの身には刺激が強く鬼太郎が小さく呻く。
「…………ネコ娘…………」
愛しい少女の名を呼んで、鬼太郎は彼女の頬を軽く引き寄せる。その意を飲み込み、ネコ娘は目を閉ざして鬼太郎の唇に己の唇を重ねた。
もう彼女の目には彼には見えぬ影も満月も映し出されていない。
**************
「どうする?」
眼をとろんとさせたネコ娘がゴロゴロと喉を鳴らして問いかける。
鬼太郎はそんな彼女にどこか不機嫌そうに目を据えて手にした杯に口づけた。ねずみ男は我関せずと言う顔で魚の骨を口に放り込む。
ゲゲゲハウスには三人だけ。家の長である目玉の親父は居らず、三人が囲む卓袱台には既に開けられた竹酒徳利が二つ、手つかずが一つ。
皿代わりの隈笹の葉には炙られた川魚が何匹か。
その日に捕らえた魚と頂き物の酒を手にネコ娘が鬼太郎の元を訪れたのは夕暮れ時、
目当ての相手は居たがその父親は一局差しに出かけて留守で、その代わりにもならないが当然のように相伴に預かる腐れ縁が一人居た。
「二人とも助ける、当然じゃないか」
「二人は無理というのがルールだよ、鬼太郎」
どこか怒った節で鬼太郎が答えるのに、ネコ娘はからかうような笑い声で答えを退ける。
「モテモテの鬼太ちゃんは大変だねぇ」
ちょうど良いからかいのタネとばかりにねずみ男がまぜっかえすが、
鬼太郎の隻眼が不穏な光を放つのにすぐ目を反らして惚けた風情で川魚を摘み上げて口に放り込む。
酒席の戯れだという素振りで口にされたネコ娘の問いはこうだった。
崖にぶら下がってるあたしとユメコちゃん、片方を助けたら崖は崩れてしまう、助けられるのは一人だけ、どうする?
「だから二人助ける、助けてみせる」
「駄目よ、どっちか。両方一度に引き上げられないもの」
ネコ娘がまた笑う。酒気で頬を赤く染めて瞳を潤ませた状態で笑む彼女はどこか艶やかで、
自分にしか見せない筈の表情を連想させ、鬼太郎が更に不機嫌になる。
ここで今二人きりであれば、こんな不愉快な謎掛けの相手をしたりはせずに、その眼差しをさらに蕩かせてみせるのだが生憎ともう一人居る。
「これは一体どういう謎掛けだい、ネコ娘」
「さぁ、どういう意味だと思う?」
問いかけに問いかけで返すネコ娘に鬼太郎がますます機嫌を悪くして口元を歪めた。普段であればそういう顔をする鬼太郎に
ネコ娘は慌てて彼の機嫌伺いをするのだが、今はそうやって怒らせるのを楽しんでいるような顔でクスクスと笑っている。
「手が届くのは一人だけ。一人を引き上げて合わせてオカリナロープや髪の毛綱を使ったら、鬼太郎の足場が崩れて三人とも真っ逆様。
だから選べるのは一人だけ」
「でも僕は両方−−」
「はい、残念。あたしは落ちたわ。落ちる落ちる落ちる、深い深い深い奈落の底へ」
「ネコ娘っ!」
一人で楽しそうに笑い歌うようなネコ娘の言葉に鬼太郎が鋭い声で彼女の名を叫ぶ。だが、そうやって怒る鬼太郎にネコ娘は身をくねらせて笑う。
「なぁに、鬼太郎。だってもう崖は崩れたのよ、でも一人は助かるわ、そんな事もあるって事じゃない」
「こんな謎掛け馬鹿げてる。僕は絶対に両方助けてみせる」
だが本当にその時が来たら、どちらかを選べるのか。最愛の存在である妖怪の少女と、守り助けてあげなければ危うい脆弱な人間の少女。
どちらを失っても絶対に後悔する。だからこそ鬼太郎は頑なにそう言い続けた。
ただ両方を助けるの一点張りで答える鬼太郎に、ネコ娘は一瞬笑みを消すと窓の外に視線を向ける。今宵は満月、
星も雲も無きままに堂々と唯一無の姿を天上に浮かべているが、その凛とした美貌の中に少女の目にだけ見える影を映し出していた。
「ネコ娘」
苛立たせる問いかけを人に投げかけておいて余所見をする彼女に鬼太郎が呼びかける。
彼女は数度瞬きをすると何事も無かったように笑みを浮かべた。
「答えは見つかった? 悩み続けていたら二人とも助けられないんだよ?」
ネコ娘の手が宙を掴むように指を踊らせるが、それは鬼太郎を手招いているように拒否しているようにも見えた。
その様に、ねずみ男が歯の間から息を吐き出すような嫌らしい笑い声を立てる。そんなねずみ男を横目で睨め付けるネコ娘であるが、
ねずみ男が何かを掴むような仕草をすると眉根を寄せた。
「だーめだめ、鬼太ちゃんにこんな答え分かるわきゃねぇよ」
「何だよ、ねずみ男。じゃあお前はどういう答えを持ってるってんだ?」
自分には分からない答えを知っているという様に振る舞うねずみ男が笑うのに、鬼太郎は尖らせた声を出した。
自分以外がこの問いを理解し、その答えを二人は知っているという事に鬼太郎は更に機嫌を悪くする。
「ユメコちゃんを助けるに決まってるじゃない。この化けネコなんかと違ってユメコちゃんはか弱い女の子なのよ?」
常ならばそのようなことを言われたら直ぐに怒り狂うネコ娘であるのに、鼻で笑い杯を唇に当てた。
赤い唇からちろりと赤い舌が覗いて酒を舐め、その様が自分の一部に触れるときの彼女の仕草を連想させ、鬼太郎の腰が疼く。
だが酒を口に含む時に伏せられた眼差しに愁いが帯びたのを彼は気付かない。
「大体その小娘が助けを求めるようなタマかよ。自分で自分の面倒見るだろ、このオトコオンナはさ」
鼻で笑いながら親指でネコ娘を指さすねずみ男。その言葉にネコ娘が一瞬息を呑むが、
何事も無かったように彼女もまた吐き捨てるように言い返した。
「確かにアンタに助けて貰う程落ちぶれちゃいないわよ」
「ほーぉ、そうかい。それじゃ一生の恩を着せてやってもいいよな。ねずみ男さま、このグズなネコを助けて下さって−−」
両手を組み合わせて少女の振る舞いを擬したらしい仕草の作り声を上げるねずみ男に、ネコ娘が瞳孔を細めて牙と爪をを剥く。
「だーれがそんな事言うってのさ! あんたなんかに助けて貰うもんですか! その前に自分でどうにかするわよ!」
「そういってヘマばっかりしてるじゃねぇか、偉そうな口きいちゃってまぁ、このガキときたら」
嘲りを含みながらも、ねずみ男は視線を反らせて川魚をまた一匹口の中に放り込んだ。
ボリボリと骨をかみ砕く音に混じって、小さな声でねずみ男が呟く。
「ま、どうしようもない時は助けてやるよ、お前みたいな小煩いガキでも居ないと寂しいだろうからな」
「……その前にあんたを奈落に叩き落としてやるわ! 大体人が持ってきたの遠慮無く食べてくれて!」
「一々細かい事煩いんだよ! 相変わらずケチ臭い奴だな!」
僅かな間を置いてネコ娘がねずみ男に噛み付き、ねずみ男も負けじと言い返し、二人でギャアギャアといつも通りに騒ぎ出す。
だが鬼太郎はそんな二人をどこか取り繕った笑顔で見つめ、ネコ娘もねずみ男もこれが茶番だと分かったまま怒鳴り合っていた。
「けっ! せっかくの酒が不味くなったよ! 飲み直しに行くか、じゃあなっ!」
取り繕った笑顔に隠しきれない鬼太郎の邪眼に耐えきれず、顔に朱の格子模様を刻んだねずみ男が
残っていた竹筒徳利をひっつかんでゲゲゲハウスの入り口に掛けられた筵を跳ね上げるようにして飛び出した。
「ちょっと! それあんたのじゃないのよ! この馬鹿ねずみ!!」
「ネコ娘、もういいじゃないか。まだ呑む気だったのかい?」
「そういう訳じゃないけど……」
ネコ娘が怒鳴りながら追いかけて取り返そうとするのを鬼太郎が止めた。いつもの事だという素振りで笑う鬼太郎に、
ネコ娘が唇を尖らせながらも素直に従う。
「これ、まだ少し残ってるけど呑むかい?」
「ん……じゃあ貰う」
振ると多少ちゃぷちゃぷと音を立てる竹筒徳利を振りながら鬼太郎が問いかけてくるのに、頷くネコ娘。
半ば手を引かれるようにネコ娘は先程より鬼太郎の近くに腰を下ろし、杯を手にする。
先程までの時折挑発すら思わせた仕草とは裏腹に、淑やかさすら見せる仕草で唇を湿らせる程度にしか杯に口を付けないネコ娘。
それを見ながら先程の苛立ち全てを流しこむように、鬼太郎は自分の杯を飲み干す。
その空き杯に気付いたネコ娘が鬼太郎の杯に酒を注ぐと、竹の香りがふわりと立ち上った。
涼やかな香りに二人は知らず口を綻ばせるが、ネコ娘は鬼太郎と目を合わせようとはせずに窓の月へ視線を向ける。
「何をそんなに見てるんだよ」
ようやく二人きりとなったのに自分と目を合わせようとしないネコ娘に苛立ち、
彼女が見ている物を見ようとする素振りでネコ娘に近付く鬼太郎。
「お月様。本当綺麗よ、あの裏はどうなってるか知ってる鬼太郎?」
「さぁ」
月光を受けていつもより青みを帯びた光で煌めくネコ娘の眼差しが、鬼太郎を問うように見る。
だが素っ気ない程に興味が無いといいたげな鬼太郎の答え。彼の眼差しは酒気を帯びて仄赤いネコ娘の首筋をどこか餓えたように見ていた。
「鬼太郎も知らないんだ。そうかぁ、知らないんだ……ねぇ、鬼太郎。答えは見つかった?」
「まだそれを言うのかい……それより、ねぇネコ娘……」
鬼太郎の声色が変わった。普段ならその呼びかけに恥じらいながらも従うネコ娘であったが、
彼女は聞こえなかったふりをして伸ばされた鬼太郎の手から身をすり抜けさせる。逃げられた事を面白くないと思いながらも、
それが何時になく彼女が焦らし誘っているようにも思えて、鬼太郎はゆっくりとネコ娘に身を寄せていく。
「今夜は父さん帰ってこないよ」
泊まっていけという遠回しなその言葉にネコ娘は喉を鳴らすように笑う。
彼は本当に狡い。自分が何を欲しいか言ってくれないで、こちらに言わせようとする。
でも、彼は本当に悲しくなる程に子供らしい我が儘や執着を見せない。
だから、彼のせめてもの我が儘や執着を叶えてあげたくて、いつだって自分が折れる、いつだって彼の求める言葉を口にする。
きっと自分が彼に必要とされている証の欠片が欲しいのだ。それがたとえ自分の思いこみでも勘違いでも良いから。
だからあの問いを聞いたのに、彼は彼なりの正直さで答えるだけだ。それを理解してるからこそ、酷く切なく悲しい。
「帰るのかい?」
帰す気など少しも無いのに鬼太郎はそう問いかける。そしてそうやって問うた時にネコ娘が肯定した事など一度も無い。
「ううん」
どこかあどけなく笑いながら首を振るネコ娘。その彼女の手を捉え、鬼太郎は自分に引き寄せようとする。
だがネコ娘はまたするりと彼の腕を抜けだして、入り口付近へと猫族由来のしなやかさで移動する。
「ネコ娘」
「なぁに?」
流石に鬼太郎の声が尖りつつあるが、ネコ娘はそれら全てを分かっていて分からない振りをする。
いつも彼がそうやって自分をからかって時に焦らすように。
「ねぇ、鬼太郎。答えは?」
「……もういいだろ、それは。二人とも助ける、それ以外に何があるんだよ」
鬼太郎の隻眼が細まり露骨に不機嫌さを露わにする。彼女はもしや自分を一番に助けろと求めているのだろうかとも考えたが、
すぐにその考えを打ち消した。彼女は時折、慈母の如き無私と献身を見せる。余りにも我が身を省みないので、
その彼女の美徳故に彼女を失うのではないかと恐れる事があるぐらいに、だ。
そんな彼女に、もう一人の少女を見捨てて助けると告げても、彼女は怒るか嘆くだろう。
全てを天秤に掛けても彼女だけを選びたいとも思う事をきっと彼女は一番嫌う。それ程に彼女が大切なのに。
「あるよ、でも教えてあげない」
鬼太郎の怒りと思いから眼を背け、ネコ娘がゴロゴロと喉を鳴らして笑う。そして横目で窓の外から見える月を再び見る彼女。
満月へ跳ぶ同族の影が見える。まだそこに辿り着くには自分は幼いが、いつかそう望み許されれば辿り着けるだろう。
この最愛の少年が住まう森に居られなくなったって居場所は沢山ある。方違えの電車を接いでいく猫町や、
年経た猫達が修行する根子岳、夢の国の向こう側にある猫の邦、満月の大跳躍でたどり着ける月の裏側の猫の都。
どこも全て猫族だけがたどり着ける秘密の場所、鬼太郎だって辿り着けない。たどり着けても記憶は消されてしまう。
彼に愛されたと信じたいこの器を捨て去って、彼と手を繋ぐ事も出来ない前足に手を変えて、
肌に纏うは猫族だけに許された優美な毛皮。それらを備える代わりに、彼への恋心と愛情を捨て去れば何処でだって生きていける。
でもそれを捨てるなら生きていても意味が無い。彼に必要とされなければ生きていても意味がない様に。
「何やってんだっ、ネコ娘!?」
流れるような動きでネコ娘が立ち上がると、両手を背に回して赤いジャンバースカートを脱ぎ捨てた。
ぱさりと乾いた音を立てて太股の付け根までを隠したブラウス一枚の姿になるネコ娘の姿に、鬼太郎が顔を赤くして思わず叫ぶ。
「暑いんだもの、汗を流したいの。猫は綺麗好きなのよ」
普段は自分が彼に脱がされるのを嫌がり恥ずかしがるのを愉しんでいる鬼太郎が狼狽えて叫ぶ姿が面白くて、ネコ娘がクスクス笑う。
そしてブラウスの釦を一つずつ外すとそれも脱ぎ捨てた。躊躇いも無く下着も脱ぎ捨てると、
猫族由来の優美な曲線を持つのに毛並みを持たぬ白い肢体が露になる。
「誰かに見られたらどうするんだ!」
「こんな時間に誰が来るの? 鬼太郎のアンテナで分かるじゃない」
普段ならばまぐわう為であっても肌を露にするのを恥ずかしがって嫌がるネコ娘が、自分から全裸になって出入り口の筵に手を掛けた。
満月の冴え冴えとした光がネコ娘の白い体をより白く見せ輝かせる。その様が余りにも綺麗で普段ならば欲情を煽り立てられる
ネコ娘の裸体に鬼太郎は感嘆の息を付く。
自分を半ば呆然と見ている鬼太郎の顔にネコ娘が小さく笑った。
選べるのは一人、助けたあの子を腕に抱いて無事を喜んで。あたしは落ちて落ちて落ちて、
そしてあなたの手の届かない所に跳ぶから。あたしは死ぬんじゃない、違う所へ行くだけだから。
音もなく猫娘が筵をはためかせ外へ出る。全身に満月の光を浴びた彼女は、涙が滲みそうな瞳を天上へ向けた。
猫族の都を目指し跳ぶ同族達、そこに跳ぶには自分は非力すぎる。だから鬼太郎も自分を信じてくれないのかも知れない。
欲しかったのは一番に助けるでも無くて、君が一番大切でもなくて、居なくならないでという言葉。
君が居なくなったら悲しいとまで言ってくれなくていい、寂しいと言ってくれるだけで良い。存在を許してくれれば自分で彼の傍らに立ち続ける。
彼女を最初に助けるのは当然だ。そうしなかったらきっと自分も彼も永遠に後悔する。
それに何時だって二人のうち、彼が最初に心配するのはあの子の方。自分のように身を守る牙も爪も無く、
何時か月の裏側へ跳べる脚も無いか弱い彼女。理解していても彼女を庇う彼を見る度に、自分の居場所を見失う。
でも自分は武器がある、自分の身は自分で守る、彼と共に戦うために自分に科した決まり。
だから自分の面倒は自分で見られる、それを信じて欲しい。
この小さな家を囲む池が水面に夜の君を映し出している。眠る蓮達の合間に揺らめく事もぼやける事も無い、
影であってもはっきりとしたその姿、そうやって鬼太郎の傍らで影となり彼の全てを守り支えたい。
愛されなくてもいい、彼を守る為の居場所が欲しい。
ただその許しが欲しかったのに、それを認めてくれればよかったのに。でもそれは彼に分からないのかもしれない、
悟ってくれたのが決して相容れない筈の存在。何て茶番。
「ネコ娘っ!?」
慌てて飛び出してきた鬼太郎がネコ娘に手を伸ばす。だがその手もすりぬけると、ネコ娘は軽やかな身のこなしで天上の月ではなくて、
水面の月へと飛んだ。夜の静寂を壊す事無く、淑やかさすら併せ持ち彼女は池の中へ姿を消す。
たぷん、という音だけで姿を消したネコ娘の姿を探して、鬼太郎は池に目を凝らす。
月光の明るさに水面が煌めいているが、その水の奥は夜の闇を孕んで見通せない。ただ蓮が揺れている。
二度と彼女が姿を現さない錯覚に鬼太郎は捕らわれる。夜の冷たさ以外に身を震わせたが、砕けた満月の中に白い姿が見えた。
天上の月光と水面の反射に邪魔されて彼女の表情は見えない。だがこちらを向いていて、微かな笑い声が聞こえた。
「来る? それとも怖い?」
月光で明るい中、闇に紛れた黄色が舞う、夜色を含んだ物がそれに続く。だばんと豪快な水音と併せて小さな水柱が立つ。
「ネコ娘っ!」
「冷たくて気持ちいいでしょ、鬼太郎」
水面に顔を出した鬼太郎が怒鳴るようにネコ娘の名を口にするが、彼女は笑いながら彼から距離を取ろうとする。
だが鬼太郎に片手を捕まれると引き寄せられ、腰を抱かれて池の畔へ引き上げられた。
「もぉ、まだ入ったばっかりなのに」
水を滴らせる前髪を掻き上げネコ娘が笑いながら文句を言うが、その肩を鬼太郎に掴まれ夏草の茂る上に押し倒された。
「鬼太−−」
ネコ娘が名を呼ぶ事は出来なかった。彼女と同じく一糸纏わぬ姿の鬼太郎は、
彼女の上にのし掛かり今まで自分を苛立たせ挑発し続けた小憎たらしくも美味な彼女の唇を自分の唇で封じたのだ。
ずるりと鬼太郎の舌が口内に潜り込んでくるのをネコ娘は受け入れる。互いに絡ませあい口蓋を舌先でくすぐられると、
腰を震わせて鼻からくぐもった声を漏らす彼女。
鬼太郎の肩にネコ娘の手が掛かるが、最初だけ彼を押しのけようと僅かに力を入れられ、
後は彼の肩から背に続く筋肉を確かめるように手を滑らせその背に腕が回された。
くちゅりと唾液と舌が絡まり独特の水音が立つ。鬼太郎の両手がネコ娘の頬に触れ、
その内にある彼女の温もりを確かめるように掌で撫でさすった。
唇同士が離れると、僅かに突き出された鬼太郎の唇が銀糸を引く。それを乱雑に手の甲で拭うと鬼太郎はネコ娘の首筋に口付けた。
「あっ……鬼太郎……」
聞き慣れた、それでもその都度に甘い興奮をもたらすネコ娘の声が雫れる。
背に回された彼女の手が爪を立てるが、その痛みは自分を求め縋る彼女の無言の声。
どうぞその手を伸ばして、離さないで。声にならぬ鬼太郎の祈りは、ネコ娘の身を更に引き寄せようとする腕の力となった。
*******************
夏草を褥と池の畔に横たわったままの二人。鬼太郎は腕の中にネコ娘を抱いて、自分以外を見ぬ様に彼女の顔を覗き込んでいる。
真摯な眼差しの隻眼が心の奥底まで見通そうという様に自分の目を見据えているのに、ネコ娘は恐れながらも眼を離せない。
「落ちても必ず迎えに行く。でも自分から落ちないで。僕は必ず君に手を伸ばす」
大きなアーモンド型の瞳が数度瞬きをした。その都度、月光を受けて煌めく瞳が刹那だけ闇に消えるのが夜空の星を思わせる。
「……ルールは一人だけだよ」
「そんな物知るもんか。君を信じるから、君も僕を信じて」
鬼太郎の手がネコ娘の腕を撫で、伸ばされなかった彼女の手を取り強引にその手に自分の指を絡める。
ひやりと冷たい無骨な鬼太郎の手が、自分の手を痛い程に掴むのにネコ娘は涙が滲みそうになる。
本当は自分とてこの手を諦めて落ちたくない。ただ居場所を教えて欲しい。
「僕は絶対に手を伸ばす、でも君が伸ばしてくれなければ届かない」
「…………手を伸ばして鬼太郎まで落ちるのなら……あたし、一人でいい」
「じゃあ二人で落ちて這い上がろう、いつもの事じゃないか」
珍しく苦笑めいた笑みを浮かべて鬼太郎がネコ娘の額に己の額を軽く触れ合わせる。
最愛の少女の白い肌に生傷の絶えぬ日々を与えているのも自分だと分かっているが、彼女が付いてきてくれるからいつも甘えてしまう。
それに彼女が居ると思えば挫けて膝を付いてしまいそうな時も耐える事が出来るのだ。
守りたいと願うのに彼女はいつも自分の前に飛び出そうとするから、倒れてはいけないと自分を叱咤出来る。彼女は自分の力の根源。
「…………何で泣くんだよ、そんなに嫌?」
どこか拗ねたような響きのある鬼太郎の言葉にネコ娘は首を振る。それが許された居場所なのか分からないが、
自分が彼の傍らに居る事を彼は分かってくれていた。月の裏側に跳ぶ事をしなくてもいい、彼は自分が居る事を許してくれている。
共に落ちるのを厭うべきなのに、共に這い上がろうという言葉が嬉しい。
「ううん……ううん、違う……」
時折彼女が分からない。彼女は時折ひどく優しくて、苛立たしい程に我が身を省みないのが許せないのに、
自分が同じように振る舞うと嘆き怒る。彼女の行いで同じように怒りを覚えるというのに、本当に彼女が分からない。
ただ彼女の手がしっかと握り替えしてきてくれる。奈落に落ちるとしてもその手があれば何も恐くない、
彼女が同じ事を考えてくれる事を願い、鬼太郎はネコ娘の濡れた瞼に口付けた。
<了>
専ブラを入れ直したらコテ鳥消えていて、自分で自分のコテ間違えておりました。
鳥で判別してください、796でした。
では次なる神々、職人の方をお待ちして沈みます。
>>796 グッジョヴ
やはりキタネコは良いね!
796神GJ!!!!
エロスとタナトスのあわいに漂う二人(*´Д`)ハァハァ
酔ったネコ娘の仕草にゾクゾク(;´Д`)ハァハァ
とにかくGJ!!!!!!
ちょっと聞きたいんですけれど、ここのスレの方々は、
擬人化についてどう思われますか?
人それぞれイメージがあるから、やっぱりやめたほうがいいですかね?
スレが賑わってなくて寂しいな…
明日蒼兄さん再登場との事だし、またいいネタがあるといいなあ
長くスレを離れてますた倉庫番です
ログ倉庫cgiが読み込み不具合起こしていたようですみません
一先ず別フォルダに避難させてみました
λ...原因が判らないため一時的な処理ですが
λ...絵板cgiは無事なのに何故なんだ
倉庫にはこちらのスレに投稿されたものを自動的に収納してます
(現在更新準備中のため新規投稿作品の収納は暫くお待ちを)
収納を希望されないSS神、削除希望がございましたら
倉庫内の避難所までお知らせください
で、こんなに不具合あるならもう少し作品一覧cgiを見直そうかと
多作のSS神もいらっさるので作者ごとのカテゴリも作ろうかと検討してます
アニメ放送が落ち着いて元のマタリスレに戻ってからのが良いかとも思うのですが
ここのスレ消化するのも悪いので、建設的な意見などありましたら
こちらも倉庫内の避難所までよろしくおながいします
年末に時間がとれそうなら着手します
これからもスバラ作品を陰ながら楽しみにお待ちしてます!!
>>784 796神GJ! キタネコだけじゃなくネズネコでもなんておいしい話ありがとう!
いつになく小悪魔な酔ったネコ娘に(;´Д`)ハァハァ
>>796 過去に三平で三平×狸(女体擬人化)というのもあったし有りだとおもわれ。
ただ注意書きはあった方がいい。
>>799 いつもお疲れ様です!
倉庫番氏のお陰で、いつも過去の傑作名作を楽しむ事が出来て感謝です。
蒼兄さんの出番はあれだけか!
ネコ娘からの呼び掛けは「蒼兄さん」じゃなくて「蒼さん」は妹属性じゃなくて
敬意払いながらちょっと大人な立ち位置っぽくてこれはこれで萌え。
アマビエかわいいな
かわうそとフラグが立ってたような気がするw
ア「ひらめいた!あんた、あたいと結婚するよ!」
か「ええーっ」
みんな5期ぬこたんのキャラソンCD買う?
タイトルがまた意味深だな
いらねー
GJ!
自分を信頼して無条件に全部受け入れてくれる娘が居たら、大事にしないとと思う半面
徹底的に汚してしまいたいという嗜虐嗜好が出てしまうのも仕方ないぐらい可愛いんだから
しょうがない。
それにあんまり大事にしすぎてトンビにアブラゲ攫われたら大変だよ!
一時期の投下ラッシュが忘れられませんが、
元々これぐらいのマターリ進行だったので、またりまたりと行きましょう。
倉庫板のPBBSも活用しよう。
811 :
807:2007/10/04(木) 09:24:20 ID:haUOOIzg
>>810 そのまま再うpするのもアレなんで
色塗ってからうpるよ
>799
いつも乙です
たまに覗くと次々と職人さんが現れて嬉しいばかり
続き物であれでつが、保守がてらうpします(`・ω・´)
「鬼太郎ー!ポストに手紙届いてたよー!」
威勢のいい声をあげネコ娘が梯子を駆けあがる。真昼のまどろみにうとうとしていた鬼太郎は
昼寝を邪魔されたとばかりに不機嫌な表情で寝癖頭をかいた。
「また事件かな・・・」
見覚えのある宛名。封をとけば手紙とは券のような紙が同封されていた。
読み進めると事件の知らせではなく、かつて妖怪事件を解決した人間からの御礼状だった。
妖怪払いを終えて、無事に観光地を拓いたとのことだった。
「ふうん・・・温泉か」
「わっ!いいな〜オープン前にご招待だなんてのんびりできるよ」
「そうだな。父さん行きますか?」
二つ返事で親父は頷いた。招待券を覗き込んでいたネコ娘をちらりと見上げると、
「うん、わかってるよ。ちゃんと留守番しているから、親子水いらずでいってらっしゃいよ」
「・・・」
ちっとも解かっちゃいない。鬼太郎は招待券を見つめながら遠まわしにネコ娘を誘った。
「団体券だってさ。だから、二人だけで使うのは勿体無いよ」
「太っ腹だねー!よっぽど鬼太郎に感謝してるんだ」 「だから・・・」
「おばばや子泣きじじいにも声をかけてみたら?きっと喜ぶよ」 「・・・だから」
「ぬりかべも入れるくらいの温泉かな。最近肩が石みたいに凝ってるって言ってたし、
きっと喜ぶんじゃないかな」
「あのね。ネコ娘」
「大丈夫だよ。一週間ぐらい、ちゃんと留守番して妖怪ポストもチェックしておくから」
心配しないでと、ネコ娘は自分の胸をとんと叩いた。
───そうじゃなくって・・・。
目玉親父の手前照れがあるのか、それとも真性の天然か。
ネコ娘は鬼太郎が言い出しかねた願いにも気付かず、微笑みかける。
すると息子の想いを知ってか知らずか、目玉親父が声をかけた。
「ネコ娘も一緒に行くのじゃろう?」 「えっ?」
「何か用事でもあるのか?」 「別に・・・用事ってわけじゃないけど」
いいのかしらとちらり鬼太郎に目を向ければ、期待に満ちた瞳を見せられなくて、
ついそっぽを向いてしまう。
鬼太郎の様子に駄目押しされたネコ娘はひとつ頷いて、目玉親父に笑いかけた。
「・・・うん。あたしはいいよー。ほらここを空き家にしておくのも物騒だし。みんなで
楽しんできて?」
すると鬼太郎はこの世の終わりでも見たような絶望的な顔をした。
目玉親父は両方の顔を見比べながら笑い出す。
「そんな遠慮をするもんじゃないぞ。留守番ならほれ、そこに」
振り返ると窓の下で風を浴びながら、わがもの顔で昼寝をしたネズミ男の姿があった。
「ようこそおいで下さいました」
支配人が恭しく出迎える中、まだ研修中の仲居たちはさすがに奇異な一行に表情を
強張らせていた。
「大人数で来てしまってすみません」
「いやいや鬼太郎さんのおかげで無事設立できた旅館です。心より歓迎いたします」
何でも言いつけてくださいと、皆が持つ荷物を預かって部屋へと案内された。
ぬりかべはさすがに廊下からは入れず、庭をまわって室内に入る。
「立派な旅館ですね」
「ありがとうございます。今夜は充分におもてなしさせていただきますよ」
山間を抜ける長旅に疲れた砂かけは、部屋につくなり腰を下ろした。
露天風呂、屋上風呂、部屋風呂の案内を聞きながら、目玉親父は目を輝かせる。
案内の途中、ネコ娘は驚いて聞き返した。
「こ・・・混浴なんですか?」
「はい。ああけれど湯あみ着はご用意しておりますし、屋上風呂は時間で男女分かれて
おります。せっかくですから当館自慢の露天風呂と屋上風呂もお楽しみください」
「・・・はい・・・」
「そんなに困ることもないじゃろう?まだ子供ではないか」
「そう、だけど・・・」
「開館前で他のお客様もおりませんから、どうぞごゆっくりお過ごしください」
支配人が一礼して出ていくと、皆足を伸ばして張り立ての畳の上でくつろいだ。
「贅沢じゃのう」 「では早速露天風呂を堪能するかい」 「そうじゃな」
恥じらいなど捨てたのか。それともそんなことよりも温泉のほうが魅力的なのか、
砂かけおばばも子泣き爺に同調して浴衣の仕度を始めていた。
「おばばも露天風呂に行っちゃうの!?」
「自慢の天然温泉と聞いては行かぬわけにもいくまい」
「・・・後で一緒に行こうよ」 「二度風呂なら付き合うぞ。ささ、行こうか」
子泣き爺や一反木綿を引き連れて、砂かけは浮き足立って部屋を出て行こうとした。
「何じゃ?おぬしは行かんのか」 「だって・・・」
「何を恥ずかしがっておるんじゃ。ネコ娘の裸なんぞ赤子の頃から見慣れとるわ」
子泣きがひゃっひゃっひゃっと笑うと、ネコ娘は赤らめた顔を両手で隠した。
「もう!デリカシーがないんだからっ」 「何じゃ本当に行かんのか?」
砂かけが問いかけると、ネコ娘は口を噤んでこくりと頷いた。
「・・・じゃぁ子泣き爺、父さんを連れていってくれるかい?」
「ああそりゃ構わんが」 「僕も後にするよ。少し休みたいんだ」
「若いもんがだらしないのう。まあいいわい」
ひょいと子泣き爺の肩に乗りると、爺婆連中は意気揚々と温泉へと向かって行った。
しんと静まりかえった室内。大部屋だけあって二人だけでは淋しくもある。
「・・・鬼太郎も行ってくればよかったのに」
かえって気をまわさせてしまったのかとネコ娘は申し訳なさげに俯いた。
「言ったろ。少し休みたかったんだよ」
座布団をふたつ折枕にしごろんと寝転ぶ。
天井の杉の木目を見上げた鬼太郎はちらりとネコ娘に視線を向けた。
「君こそ、そんなに恥ずかしがることないだろう?今夜は僕たちしかいないっていうしさ」
「・・・」
鬼太郎の横に座りこみ、用意されたお茶を注ぎながらネコ娘は呟いた。
「鬼太郎のせいだよ」 「えっ?僕がいなければ一緒に行ったのかい・・・?」
「そうじゃなくって!もうっ」
頬を染めた様子で気付き、鬼太郎は身を起こした。
「ああ・・・。まだ残ってたのかい?」 「・・・」
黙り込んだままのネコ娘の喉元に手を当てて、ブラウスのぼたんを寛げる。
真っ白な素肌の上には薄紅の跡。鬼太郎によって刻まれた情交の跡が残っていた。
「このくらいなら大丈夫さ。近付いて見なけりゃ解からないよ」
「嘘!絶対わかるってばっ」 「そうかなあ・・・」
確かめるためにもっと胸元を開けば確かに、乳房に近付くにつれて跡は強く濃く
残っていた。
「蚊にでも食われたって言えばいいんじゃないかな」 「こんな時期に?」
「・・・じゃぁ百足とか?ダニとか・・・」
そんなものよりももっと悪い虫に食われたのだと、鬼太郎は自嘲気味に笑った。
「そんな不潔な生活してないわよ!」
「あはは。森で暮らしてるんだ、虫のひとつにも食われるさ。気にすることないよ」
「だって!こ・・・ここだけじゃないんだもん・・・っ」
「えっ?」
きちんとおひざした腿の上、ネコ娘はぎゅっとスカートを握り締めた。
鬼太郎は少し考えて、漸く思い出した。
「ああ・・・そっか。こっちのほうがいっぱい”食われてる”んだっけ」
「・・・他人事みたいに言って・・・っ」
すすっとひざに手を伸ばしてもネコ娘は特に抵抗しなかった。
様子を伺いながらもぞもぞと手を伸ばし、スカートの裾をちらりと捲れば、
内腿から斑点状の跡が続いていた。これは虫さされなどと言えないだろう。
興奮のままに───独占欲のままに、無意識で付けてしまっていたから、
容赦もなくところ狭しと口づけの跡が残っている。
なぞるように指を走らせたが、それはさすがにネコ娘の手にガードされてしまった。
「僕のせいだけじゃないだろ」 「何言ってるのよっ」
「ネコ娘があんな顔するから、止まらなくなるんだよ?」
始めはいやいやと恥じらいながらも、やがて慣らされ、呼び覚まされた性欲に満ちた
ネコ娘の艶姿。吐息交じりに「いや」と言いながらもその手は鬼太郎の身を離さない。
いやむしろ、先を求めて引き寄せるほどだ。
「ひとのせいにして・・・」
「ねえネコ娘はこの跡をみるたびに毎日思い出していたのかい?」
「なっ・・・何言って・・・」
「ずっとこの跡を気にしていたんだろう?そのあいだずっと、僕に何をされたのか・・・
思い出していたのかい?」
刻みつけたのは目に見える跡だけではない。
たとえ離れている時にでも忘れようもないほど強く、ネコ娘の身も心にも刻み付けたのだ。
「・・・ん・・・」
鬼太郎の指が再び這い始める。
横になったままじっと見上げ、ぴったりと正座して閉じた腿の先へと指を進めれば、
スカートの上からガードするネコ娘の手も震えた。
無理に押し進む鬼太郎の腕がスカートを盛り上げて蠢く。
見つめたままの瞳は薄っすらと潤み、居心地悪く擦り合わされた膝頭をぺろり舐めると、
悩ましげに眉を歪ませて顔を反らした。
「だ・・・め、みんな・・・帰ってきちゃうからぁ・・・」
「おばば達が長風呂なのは知ってるだろ?」 「でも・・・」
三角地帯に指先が届く。薄布一枚へだててネコ娘の熱く火照った柔肉をつついた。
「やぁ・・・」
その時、カラカラと部屋の外の戸が開いた。
互いにびくりと跳ね上がり、顔を見合わせた。
「いやあ〜化粧水をすっかり忘れとったわ。うん?どうかしたのか」
襖を開いた戸口からは背をぴんと伸ばして正座するネコ娘の後ろ姿と、半身を起こした状態で
横になったまま硬直した鬼太郎。
「おばば・・・忘れ物かい?」
「おお、入浴後にこの美人水をはたけば効果は二倍じゃ」
嬉しそうにひょひょひょと笑いながら砂かけが去る。
カラカラと戸が閉まった途端に、二人は深く息をついた。
心の臓を裏側からこそぐような驚きに、高鳴った鼓動はまだおさまらない。
「・・・結構スリルあるね」 「んっもう!だからダメだって言ったじゃない」
「確かにここじゃちょっとまずいなあ・・・」
座卓のある間とは別に、隣には寝室用の一間がある。
今はまだ布団も敷いておらず、畳が広がるだけだった。
「おいで」 「え・・・何?」
手を引かれるままに隣室の襖を開くと、そこにはいくつもの布団がしまわれていた。
押入れの片側は高さ半分空いており、子供二人が入るには充分な広さだった。
まるで隠れ家のようでわくわくする。
猫の本性がざわついて、柔らかな布団に包み込まれる感覚に焦がれたが・・・
「おいでよ」
先に襖の中にあがった鬼太郎に手を差し出されて、ネコ娘は途惑った。
しかしその手がふかふかの布団に当たった時に、猫の本性が疼いた。
「うん!」
手を引かれるままに上がれば、たたんだ布団の覆う上に膝が沈む。
このまま丸くなっていつまでも昼寝していたい気分に喉が鳴ったが、
すぐに襖は閉じられて、辺りは真っ暗になった。
「ここなら見つからないよ」
<続>
GJ GJ
続き待ってます!!
GJ! GJ!
ネコ娘の恥じらいが可愛すぎる(*´Д`)
スリルがあるとか言って楽しんだり、押入に連れ込んだり、
虫達に讃えられるだけある本当悪い虫だよww。
サイテーだ、オレって……
どうした?鬼太郎
気にすんなよ。鬼太郎。
もっとやれよ。鬼太郎。
こんばんは、
>>602です
また書けたので投下させてください。
・第5期
・一反木綿×綾
・一反木綿擬人化注意
・だらだらとしたエロ有
ロリと擬人化が嫌いな方はスルーしてください
「ねえねえ、聞いた?あの話。」
人間の世界からの買い物帰り、ネコ娘とろくろ首は子供がお父さんとお母さんの手を繋いで、「ブランコー。」と遊んでいるような感じで荷物を持っていた。新しいバイトや、掃除の話をしている最中、思い出したような声をネコ娘は出したのだ。
「あの話?」
「ほら、最近夜になるとでるって言う……。」
「変質者のこと?」
そうそう、と目を大きく見開いてネコ娘は頷いた。
最近、横丁では全裸で人間そっくりの変質者が夜になると現れる。
初めに目撃したのは、酒を飲んだ帰りのネズミ男だった。もちろん、その時の状況に加えて、目撃者が目撃者だったので、皆本気にしなかったが、その変質者を見た住民が続出したため、横丁は恐慌状態に陥っていた。
ただ何かに化けたり、不可思議な現象を起こしたりするだけの輩だったら、それこそ町民はプロだから、それに驚くどころか駄目出しやアドバイスや叱咤激励をそいつに贈っただろう。しかし、変質者は全く何もしないのだ。ただ全裸で現れるだけ。
「全裸で何もしないってのが驚くのよね。」
ネコ娘もろくろ首もまだそいつに遭遇した事はなかったが、それゆえに色々と想像が膨らむ。
「そうそう。狸や狢とかだったら、もっと色々してくるのにね。」
互いに予想されるそれの正体を言い合っていくうちに、ネコ娘がふと立ち止まった。先に進んでしまったろくろ首は後ろに倒れそうになったがなんとか持ち直した。
「どうしたの?」
「ねーえ、そいつ、人間ってことはないかな?」
え、と呆気にとられた顔をするろくろ首の前に立ち、ネコ娘はある仮説を話し始める。
「人間にも、霊感があって、横丁にこれる奴がいるでしょ?そいつがあたし達を驚かすために、全裸で立ってるのよ。これだったら、何にもしてこない理由にもなるでしょ?」
「そんな……いくらなんでも強引すぎない?」
確かに強引である。大抵の人間は自分達の姿を見ただけで逃げていく。興味を持って近づく者もいるが、全裸になって脅かそうというクソ度胸を持った人間はネズミ男が身体を清潔にして心豊かになり、逆玉の輿に乗る位ありえないはずなのだ。
「そうかなー?驚かされていた人が驚かしていた人をびっくりさせたらすっごく楽しくなったりするもんじゃない?」
「うーん……。まあ、どっちにしろ、捕まえなきゃ駄目よね、そいつを。」
「そうね、もしお婆やお歯黒べったりがそいつにあっちゃったらぽっくりしちゃうかもしれないし。」
「ぽっくりって……。」
「さっそく横丁の皆でそいつを捕まえましょう!たぶん今夜も現れるはずだし!」
鼻息荒く勇むネコ娘をろくろ首は止められなかった。この状態になった彼女を止められるのは、この世にはおそらく誰もいないのだから。
夜行さんの研究所の前に、町のほとんどの住民が集まっていた。がやがやと世間話をしている彼らの前に、鉢巻をきりりと締めて薙刀持った砂かけ婆とお歯黒べったりが現れる。
「みんなも知っている通り、最近不審者が現れる。そこで横丁を守るため、また妖怪としての権限を守るために、自警団を作って、犯人をとっつかまえようと思う!」
「なんだ、祭じゃないのか。」
小声で呟いた誰かの頭にお婆の投げた小石が当たった。
「何を言っておる!人間風情に驚かされて妖怪のプライドが傷つかんか!」
「とにかく、これから変質者が何度も現れた西の森へ向かう!各自じゃんけんをしてチームに分かれるんじゃ!」
張り切る砂かけの号令と共に、隣にいたもの同士でじゃんけんを始める。まあ、これも祭の一種だし、と乗り気になりだしたのか、文句を言うものは誰もいなかった。
「私が言わなくても、こうなるみたいだったね。」
同じチームになったネコ娘とろくろ首はぺらぺらと喋りながら森へと向かっていた。
「そうねー。まあ、お婆のあの怒りっぷりじゃ、こうなっても仕方なかったのかもね。」
二人が帰ってくると、お婆はものすごい剣幕で呼子に怒鳴っていた。野次馬をしていた傘化けの話では、呼子が変質者を見て卒倒した、と言った途端、お婆の鉄拳が飛んできたという。
「人間に驚かされるなんて、お前は妖怪のプライドはないのか!もう黙っとられん!」
そう叫ぶと、夜行さんのところへ走っていき、一時間後には自警団を作ろう、という話がまとまったらしい。
「どんなやつだろうね〜捕まえたらみんなで脅かそうか?」
「お婆のことだから、あそこに唐辛子を混ぜた砂をぶつけたりするかしらね?」
「ありえるねー。」
「ネコ娘!ろくろ首!笑っとる場合ではないぞ!」
先頭を歩いていた自警団団長砂かけ婆が大声を出した。首をすくめて苦笑し、顔を見合わせる。
「ここじゃ。ここで変質者が出てくるまで待って、奴が出てきたら向こうに周ったお歯黒べったりチームと挟み撃ちにするんじゃ。」
それぞれが、ある者は木の上に、ある者は草陰に、ある者は石と同化して、犯人がやってくるのを息を潜めて待っていた。
コロコロと虫が鳴き、冷たい風がきゅうきゅうと吹いていく。夏も終わり、そろそろ寒くなってくるこの時期である。
くしゅん、と誰かの小さなくしゃみも聞こえてきた。
(誰か、きたぞ!)
豆腐小僧の声に、居眠りをしていた連中も目を覚ます。暗い森の奥から、確かに誰かがこちらへと歩いていた。全裸で。
(いいか、いち、に、さん、で奴に飛び掛るんじゃぞ。)
臨戦態勢に入った砂かけに頷き、静かにその時を待った。
(いち、に……)
「さん!」
「それ!!」
「このやろう!」
町へと向かっていた変質者に各々持ってきた武器でぼこすかと叩いた。
「やめ、やめん……。」
「なにがやめろだ!」
「裸をやめろ!」
「この!この!乙女の敵!」
「小豆くえ!小豆!」
「や……。」
動こうとする変質者の手を踏み足を押さえつけ首根っこを地面に擦り付ける。
「今よ、ぬりかべ!こいつをおさえつけちゃってー!」
「ぬーりー……。」
地鳴りと共にぬりかべが地面から土煙を上げて出てくる。
「やめんしゃーーい!!」
ぬりかべが身体を前のめりにしたその時だった。変質者が突然聞き覚えのある声で叫んだのだ。
「え、え。」
「も、もしかして……。」
押さえつけていた河童とカワウソを振り払い、彼はまた聞き覚えのある声を出した。
「わしばい!わし!一反木綿ばい!」
一拍の沈黙の後、驚嘆の声が森中に響いた。
「いててて……。」
すりむけたほっぺたに絆創膏が貼られる。眉間に皺を寄せて唇をひん曲げて、まだ痛か痛かと呟いていた。
「ごめんね〜。本当にわからなかったから……。」
ごめんね、のポーズを決めて、顔を紅くして謝りながら、ネコ娘とろくろ首は傷の手当をする。
なにしろ、彼は夜行さんから借りた羽織を引っ掛けただけで、その下は未だにぶらんぶらんさせているのだから。
「しかし……。」
お茶を運んできた砂かけ婆の手が小刻みに震える。彼は表情を人間のようにひん曲げてそれを受け取って思いきりあおった。
あのぺらっぺらの、まさしく布の身体はどこへ行ったのか問いただしたくなるほど何十倍もの厚みのある身体で、髪の毛まで生えている。
今、その身体から元の彼を見出せそうなものは、吊り上った目の形と、真っ赤な瞳とくらいだ。
「なぜ人間になぞ。」
「化け術の得意な狸を、目玉のおやじに教えてもらったと。それで毎晩通って……ここまでくるのにだいぶかかったばい。」
最初は手だけとか、頭だけとか、そんな感じだったと、と丁寧に説明してくれる彼には本当に失礼だったが、いちいち説明どおりの姿を思い描いてしまうので、ネコ娘たちの肩は小刻みに揺れていた。
「そんなに笑わんでもよかと……。」
がっくり肩を落とし、一反木綿は人間の頭をだらりと垂らした。
「なにもそんな裸で家に帰ろうとしなくてもよかったじゃないか。着物の一枚くらい、あんただって持ってるだろ。」
お歯黒べったりは煙管を吸い、小さく煙を吐き出した。
「いや、わしはまだそんなに人間の身体ば保てんけん、着物なんぞ着んでもよか、と思って。」
「しかしさすがに立派なものをぶらんぶらんさせるのは良くないぞ、見ろ、子泣きじじいが自信を喪失してるじゃないか。」
夜行さんが指差した先で、子泣きじじいはいじいじといじけていた。
「わ、わしだって、わしだって立派なもんが……びぇぇぇえっぇ!!」
石化してごろんごろんと喚く子泣きに、砂かけはありったけの眠り砂を浴びせる。
「レディの前で何をいっとるんじゃ!このセクハラじじいが!」
「それで、どうして人間になろうとしたんだい?あんたはあっちの方が具合はいいんじゃないか。」
老人二人を見て笑っていた一反木綿は急に口を噤んだ。目を逸らして何かもごもごと言葉を言っているようだが聞き取れなかったが、察しのいい全員が大きな溜息をついた。
「……そんなこったろうと思ったけれどね。」
「な、なんばい!その顔は!その視線は!」
一反木綿は大声を出すが、ろくろ首ははいはい、と首をのばし、ネコ娘は頬杖をついて真っ赤になった彼を見ていた。
「わしの、付喪神のわしの苦悩を皆知らんと!わしだってチュッチュしたいし、ろくろ首みたいに街ででぇととかしてみたか!」
「わかった、わかったから立ち上がらないで……見えるから。」
急いで座った彼の頬には、先ほどと違う赤が見えた。ネコ娘はくすりと笑う。彼女とのささやかな望みを叶えるために、頑張る彼の姿はどこか可愛らしく思えたのだ。
「まあ、あの事件みたいな大事にならないでよかったよ。今度からはフンドシくらいは持っていきな。……風邪もひくしねぇ。」
帯の隙間に煙管を突っ込むと、お歯黒べったりは家へと戻っていった。それの後を追うように、カワウソたち野次馬も、ぞろぞろと部屋へと帰っていく。
その場に唯一残ったネコ娘はゆっくりお茶を啜りながら、お歯黒べったりが口にした「あの事件」を思い出していた。
事の発端は、彼に人間の恋人が出来た、という噂が真実と知れ渡った時に始まる。
若い妖怪は、恋人羨ましいよなーと、羨望、あるいは妬み嫉みの視線で一反木綿を眺めていたが、砂かけ婆以下年寄り連中は、彼が人間と恋人同士になったという事に対して非常に危惧していた。
頭の柔らかい世代は妖怪と人間の恋を可能なものだと考える。障害は多いが、この世に生まれたもの同士、いずれは理解しあう時がくるものだし、現段階でも、少数だが手を繋ごうとする連中がいるのは確かな事だと思っている。
だが、経験を重ねてきた年寄りは違う。周りが、時には自身が拒絶される、あるいは結ばれたが悲劇的な結末を迎えねばならなかった者が大半で、親心からそのような悲しい目を若い者に体験させたくないと考えているのだ。
人間に似ている妖怪ですら愁嘆な出来事になっているのだから、布から生まれた一反木綿の行く道は茨道どころか、道すらない獣道のように思えたのだ。
このままではあまりに悲しすぎる、そう考えた老人連中は、二人を別れさせる事にした。しかしいきなり別れろ、と言っても、なかなか意志の固い彼のこと、そのように申し付けても実行は絶対にしないであろうと思われる。
無理やり引き裂いてしまえば、それこそ悲劇となり、うっかり心中なんて事態に陥っては大変である。
そこで年寄り連中は一反木綿の記憶から恋人の事を忘却させる事にし、忘却薬を仕込んだ食べ物を彼に渡した。恋人と一緒にそれを食べれば、全てが終わるはずだった。
ところが思わぬ誤算が二つも生まれてしまっていた。
一つは、その薬は契りを交わしたもの同士では一切効かないということ。一反木綿は真面目だし、古い男だから、きっと手を繋いだくらいだろう、と皆はその時考えていた。
もう一つは、薬の分量が大人の量だったということだ。今までの例からして、きっと若い成人した女だろうと予想していた老人達は、事情を知っていたねずみ男から一反木綿の恋人、綾のことを聞いて大層仰天した。
今回使用した薬は多量に摂取すると、その強烈な作用により高熱を出し、最終的には死に至る代物なのだ。
綾が倒れたー、と飛び込んできた一反木綿は年寄り連中から事情と直す手立てを聞きだして、早速地獄へと飛んだ。
薬の効果を消し去ることが出来るのは、地獄の奥深くに湧き出る水しかなかったからだ。
鬼太郎にも力添えをしてもらい、更に横丁の皆もついてきて、上へ下への大騒ぎ。
ここだけでも映画が二時間作れそうなほどの大冒険を繰り広げ、とうとう彼は水を手に入れた。
ところが閻魔様は大変な事を口にした。確かにこれを飲めばたちどころに回復するが、もしかしたら一反木綿に関する記憶もなくしてしまうかもしれないというのだ。
湧き水は強力な清めの効果云々と、理由を説明する閻魔様の声は、横丁のみんなには届かなかった。先に告げられた事実の方がずっと重いものだったからだ。
真実を知った一反木綿は一瞬躊躇したが、綾に水を飲ませた。
死んでしまうよりも、生きていて欲しいと、そう願ったからだった。彼は恋人が意識を取り戻す前に、その場を立ち去った。
こうして一反木綿に甘くて少し切ない記憶だけが残った、で話が終わったかと思えばそうではなかった。運命の女神は彼に微笑んでくれたのだ。
その事件からしばらくたって、一反木綿は恋人の住む家をこっそり訪れた。元気でやっているかどうか、確かめるためだった。
窓からこっそりと中をうかがっている彼に、恋人は、記憶を失ったはずの彼女は笑って「タオルさん」と呼んだのだ。
奇跡は確かに起こったのである。
その時の一反木綿の喜びようといったら、とネコ娘は彼にわからないように小さく笑った。あんまり喜びすぎて身体がねじれ、助けを呼ぶほどだったのだ。
「全く……。」
腕を組んで椅子にどっしりと座る彼の前に、新しいお茶を入れた茶碗を差し出す。頬杖をついて前のめりに体を倒すと、満面の笑みを一反木綿に見せた。
「そんな顔しないの。男前が台無しよ。」
ネコ娘の言葉を聴いて、一反木綿はきょとんとした顔をしてこちらを向いてきた。
「わし、そんな男前と?」
「うん。かなりの。十人中九人は振り向くかもね。」
照れて頭を掻く仕草は、まさしく人間そのものだった。
「そ、そうかね?お世辞でも嬉かよ。」
「でも綾ちゃんに見せる時は、さすがにパンツくらい履いた方がいいわよー。さすがにフリチンだと、警察につかまっちゃうからね。」
一反木綿はただじっと黙ってネコ娘を見つめていたが、急に首筋まで朱に染めたかと思うと、すぐに視線を逸らした。
どうやら、言っている意味が分かったようである。
明かりが乏しかった頃、昼は人間のもので夜は妖怪のものだった。どちらもその領分に入ることなく、特に人間は、妖怪が跋扈する暗闇に足を踏み入れる時は遠慮して、わずかな提灯の火を頼りにして歩いていたものだ。
しかし今ではその夜も人間の物になりつつあった。月光の影が薄くなるほど人工燈が溢れ、人々は億尾も見せずに外を闊歩する。妖怪たちは僅かな暗闇に隠れたり、あるいは人間や、物に化けてでしか動く事ができなくなってしまった。
「いやー、すごかねー。」
夜の街を一反木綿は上空から眺める。もうすぐ「くりすます」というものが来るらしく、いつもの何倍もの色が浮かび上がり、人の声がしていた。
「もうすぐ雪もふるし、通うのも難しくなるかもしれんばい……。」
上空は寒い。低く飛びたくても、人目がありなかなか飛ぶことはできないのだ。それに。
「身体が冷えたら、綾が風邪を引いてしまうと。」
現在の彼の基準はそこなのである。繊維の芯まで冷え切らないうちに、一反木綿は尾を振って目的地へと飛んでいった。
住宅地はすっかり静まり返っていた。わずかしかない街灯の隙間を低空飛行で進み、いつものように鍵の開いている窓から入った。
「こんばんは、タオルさん。」
身体が暖まるように、と綾が入れてくれたココアを口に運ぶ。部屋の中は暖かく、また飲み物のおかげもあって身体が解れていくようだった。
綾の隣に座って静かにお話をする。甘い飲み物とお菓子を食べながら一緒に過ごせるなんて、ほんの少し前まで考えられなかった幸せだ。
そっと手を繋ぎ、顔を見合わせ、額を付き合わせた。
「タオルさん、今度クリスマスだよね。」
思い出したように手を離すと、綾は傍に置いていた本を一反木綿に見せる。そこにはクリスマス特集、とでかでかと書かれていた文字と遊園地の写真があった。
「ふうん、くりすますになると、いろんなところでいろんなことをやるとねぇ。」
そういやねこ娘がケーキ売りのバイトをするって言ってたなぁ、と呟いていると、裾を握られた。
「あのね、これ、一緒に乗りたいの。」
指差した写真には鮮やかな電球が綺麗に配置されたメリーゴーラウンドが写っている。
「これに二人で乗るとね、ずーっと一緒にいられるんだって。」
脇の説明文にはそんなことが書かれており、文章を目でなぞりながら、また綾の手を握る。
綾の願いは自分の願いでもある。しかしそれを叶える事は無理だった。なにしろ、この身体だ。
「ごめんね……無理言っちゃって。」
「いやいや、そんなことはなかと。あ、そうだ、わしがマフラーかなんかになれば一緒バイ。」
一反木綿はけらけら笑うが、綾はそうだね、と返し、布の身体に寄りかかってきた。
熱の篭った、甘い瞳で見上げてくる彼女の頬はピンク色に染まっている。
「綾……。」
身体を折り曲げ、包むように覆いかぶさると、服の隙間からゆっくりと手を差し入れる。外の空気が冷えていく音が聞こえた。
ぴったり素肌を密着させ、身体にシワが残るくらいきつく抱き合う。
柔らかい匂いがして、一反木綿は尾を綾に巻き付ける。
すでに何も身につけていない彼女に寒い思いをさせないために、また自身を落ち着かせるために、ぐるぐると何重にも身体を巻いていく。
「なんだか、ミイラみたい。」
くすくす笑う綾の額に触れる。はにかんだように目を細めると、ひらひらの手を握ってくれた。
一反木綿に口は無い。いや、あることはあるが、見えないのだ。だから目の下の、人間の顔で言えば口に値するところで触れることがキスの代わりだった。
「大好き、タオルさん。」
お返しに、と綾は唇で布の頬に触れる。いつもならそれで終わるのだが、今日は違った。
綾は尻尾を手に取ると、ちゅ、と少しだけ吸った。
「ひぃ!」
びくびくんと身体が波打つ。普段の行為で挿入まで出番のないそこは、刺激に強いとはあまり言えなかった。吊り上った眦はだらんと下がり、扁平な手は宙を彷徨う。
綾は口を離さずにおしゃべりをした。
「本に書いてあったの、好きな人には、こういうことするって。」
本め、余計な事を、と少し憤慨するが、絶えず与えられる刺激のせいですぐにそんなものは霧散してしまう。
引っ張られる感覚の中に、しっとりとしたものが加わった。どうやら舌で舐めているらしい。
「うぐぐぅぅ。」
声が出そうになるのをなんとか耐えるも、舐める、触る、吸われる、の三つの動作の上に、甘噛みするが増えたせいで、一反木綿は更に手に力を入れた。
「う……ぁ……い……。」
尻尾がぎゅう、と硬直する。顔を上げると、綾はいたずらっぽく笑っていた。
「か、過激でごわすよ……。」
だめだ、これ以上やられたら、理性が飛んでしまう。
拍動のようにせり上がってくる快楽のせいで、一反木綿はついおかしな方向に力を入れてしまった。
「た、タオルさん……?」
綾の手が離れた。きつく目を閉じていた一反木綿は、それに気づいて彼女を見ると、なにやらひどく驚嘆していた。
「タオルさん、身体、身体が……。」
身体?と訝しげに呟いて舌を見た瞬間、今度は彼が声を上げた。
「う、うっかり人間になってしまったばい!」
「ど、どうして人間に?それとも、タオルさんて、元々人間だったの?」
「そんなわけなか。わしは生まれた時から木綿ですばい。」
かくかくしかじか、と一反木綿は事情を話した。狸に人間の化け方を教わった事。人間になるとすっぽんぽんになってしまう事。
それのせいで横丁のみんなに袋叩きにされた事。途中から、綾は笑って話を聞いていた。
「っていうことで、誰もおいどんだと気づかんかったですばい。」
「そりゃそうだよ。だって、タオルさん……かっこいいんだもん。」
すっかり安心した綾は、一反木綿の膝に頭を預けて頷く。
「本当ばい?わしいまいち人間の顔のよさとかわからんから……。」
「本当だよ。テレビに出てくる人みたい。」
一反木綿は安心したように物珍しそうに身体をなでる綾の手を握った。
綾にかっこいい、と言われるまでどんなに褒められても、全く自信が持てなかったからだ。
「でも、どうして人間に化けようとしたの?今のままでも、ずーっとかっこいいのに。」
どうして?と綾は小首をかしげて尋ねて来る。一反木綿はその小さな身体を起こすと、肩を優しく掴んで唇を額に軽く押し付けた。
「わしな、ちゅ……キスしてみたかったんですばい。」
今度は唇を髪の毛に移動する。綾は掴んでいる腕を握り、綺麗な目を一反木綿に向けた。
「キス?」
「口がないけん……キスってもんに憧れてたばい。」
瞼に、頬に、鼻の先に、と口付けを落としてゆく。顔中に唇を落とし、そして最後に唇に触れた。
しばらくの沈黙の後、彼は分かりやすい表情を見せた。
「口って、こんなに気持ちよかもんだったばいね。」
誰にでも分かる顔を見せた一反木綿に、綾もまた口付けた。
「大好きだよ、タオルさん。」
「わしもですばい。」
また唇を重ねると、一反木綿は彼女を押し倒した。
「続きをしてもよかと?」
綾は笑って頷いてくれた。
「んく……。」
首筋がぞわぞわする。今まで触られることはあったけれど、それはひらひらしたもので擽られる、ちょうどいたずらをされているような感覚だった。
けれども、現在彼が与えてくれる刺激は、ずっと濃厚でねっとりとしたものだった。
「なんか、うれしかね……。」
首筋の、見えないところに痕をつけながら一反木綿はそう呟いた。今まで痕をつけたいと思ったら、どこかに絡み付いてきゅ、ときつく締め上げるだけだった。
痕は残るが、それらはあまりにも痛々しいものだった。別の場所を吸おうと、身をかがめていると綾が手を伸ばしてきた。
肩を掴んでそのままへばりつくと、小さい可愛らしい音を立てて肌を吸った。
「綾……?」
「……お返し。」
小指ほどの赤い痣を押して、綾は顔を押し付ける。一反木綿は柔らかい手を握り締めると、今日何回目かわからない口づけをする。
「ありがとばい。」
唇から咽喉へ、そして胸へと移動すると、つんと立ち上がった乳首を口に含んだ。
「ん……。」
湿った口の中で、これまた湿った舌で転がされる。全くいつもと違う状況で、一瞬、綾は恐怖を覚えるが、ふんわりと鼻をくすぐる匂いはいつもと同じなのですぐに安心できた。
くるくると舌先で乳首を転がし、吸い上げながら、一反木綿は手を足の間へと移していた。割れ目に沿って指を落とし、表面をなぞっていく。少し指を差し入れ、肉芽に軽く触れた。
「あ……。」
いつもなら丹念に、手戯をこなすのだが、今日は僅かに指を揺らしただけだった。不思議に思っていると、一反木綿は先ほど指で触ったところに顔を埋めた。
「タオルさん、だめだよ……そこ、汚いよぉ。」
足を閉じようともがくが、先に足首をつかまれて無理やり開かされてしまってはどうしようもない。内腿に紅い痕をつけ、彼はふっくらとした割れ目に触れた。
「あ……。」
ちゅ、ちゅ、と吸いつく音がする。こそばゆくて恥ずかしくて、眦に涙を浮かべるがもぞもぞと快感が這い上がってくる。
指で割り、見えてきた桃色のそれを今度は吸った。
「はぁっ……!!」
肉芽が大きく波打つ。それにお構いなく歯をかけたり舌で突いたりと、様々な動作をする。
更に甘く、深く、刺激を強くし、クリトリスだけでなくその下の方も舌で嬲る。
とろりとしたものが零れ、惜しげもなく一反木綿は音を立てて啜った。
「あっ、ああっ、んんっ。タオルさん、恥ずかしいよぉ……。」
「だって、綾のここは本当にかわいらしかで……甘い味がして、やめられんばい。」
真珠色の入り口を舌でなぞり、名残惜しそうに口をつけながら、声を尖らせる。指先でちょんちょんと、解れた花を弄り、思いついたように顔を上げた。
「……もしかして、もう欲しくなったと?」
顔を近づけて尋ねると、綾はそっぽを向いた。足を摺り合わせ、半開きの唇の隙間からちろりと赤い舌を見せ、黙ったまま一反木綿の指を引っ張り、かすかに頷いた。
「ゆっくり、するけん。」
足を開いて折り曲げ、ぎちぎちに立ち上がった己を入り口に押し付ける。溢れた蜜を塗して、静かに身体を埋めて行った。
「あぐっ……ん、はぁっ、あっ。」
いつもの平たいものと違い、厚みがあまりにありすぎるそれに、綾は息を呑んで呻いた。シーツを握る手に力が入り、身体がひどく強張る。
一反木綿は肉芽を揺らしながら身を進めて行く。首や胸に唇を落とし、開いた手で綾の頭を撫で、なんとか脱力させようとしていた。
「大丈夫、大丈夫だから……。」
奥までたどりつくと、震える体を力いっぱい抱きしめた。普段の行為よりも、ずっと密着しているように感じた。唇を合わせ、少しだけ隙間を空ける。
「つらいと?」
「……最初だけ。タオルさんが、……もっとキスしてくれたら大丈夫だと思う……。」
「一杯キスするけん、動くばい。……よかと?」
綾が頷くと同時に、彼はゆっくりと抽挿を始めた。彼女の願いどおり、唇を繋げて。
「んんっ、ん、うんっ、あ。」
呼吸のために少し放す事があっても、またすぐに触れ合う。腰を動かし、奥へと進ませる。
接合部から時々聞こえる水音が更に身体を震わせた。足を腰に絡ませ、もっと深くつながろうとする綾が愛おしくて、顔中に唇を落とす。
「タオル、さん……もっとぉ……。」
腕を伸ばして首に絡ませ、なだらかなラインに顔を埋める。
「愛しとる……。綾、だけばい。」
己に絡み付く襞に押され、今にも達しそうになり緩急をつけるなかで囁く。
「私も……タオル……さん、んんっ!!」
身体が弓なりに持ち上がる。その身を強く抱きしめ激しく動く。
「だめ、い……あっ……!!」
びくん、と強く跳ね上がった。狭い膣が更に狭くなり、一反木綿もまた極みに至る。
「んぐぐ……っ。」
絶頂の快楽はいつもと同じものだった。
が、いつもは頭が痺れるほど身体が震えるだけなのに、今回は綾の中に何かを放った感触があったのは気になった。
朝、目が覚めた時にはもう、いつもの白い布の身体に戻っていた。一反木綿はずれていた布団を掛け直すと、汗で乱れた髪の毛を撫ぜた。
「……タオルさん……?」
綾の目がゆるゆると持ち上がった。一瞬手を離すが、また頭に触れた。
「もどっちゃったんだね……。」
その言葉尻が少し残念そうで、一反木綿は頬を触りながら尋ねた。
「今のわしと、人間のわし、どっちがよか?」
「そんなの、きめられないよ……。どっちも、かっこいいし、優しいもの。」
笑ってそう言ってくれた彼女に、一反木綿はひどく安心した。
「あの姿が……長く、一日くらいは保てるようになったら、綾が言ってたとこに一緒に行くでごわす。」
「うん。」
「それまで、待ってて欲しいばい。」
「うん……ちゃんと、会いに来てね。」
あの時のことを思い出しているのだろうか。綾の瞳がゆらゆら揺れた。
「もちろんでごわすよ。……ちゃんと会いにくるけん。」
小指を結んで、指切りをする。これは絶対の約束だった。
一年後、人間の姿が一日保てるようになり、約束の遊園地へ夢であった綾とデートへ行くことができた。
しかしそこで、あやうく幼女誘拐犯として逮捕されそうになることを、彼はまだ知らない。
終わり
これは前置きで書いておけばよかったのですが、前回の続きです。
今回はクンニとキスをさせたくて擬人化させました。すいません。
あと、5/12は私の改行ミスでかなり読みにくくなってしまいました。本当にごめんなさい。
乱文失礼しました。ありがとうございます。
GJ!あなたの一反×綾大好きです。タオルさんたまらん
>822
エヴァネタ吹いたw
三期で考えたらなかなかはまるな…ネコ娘は術食らったかなんかで意識なくてとか。
オカズどころか犯しにかかりそうだが
841 :
807:2007/10/08(月) 16:22:36 ID:OjX0Fe9V
411神も602神もGJ!
411氏の続き、早く見たい。なんて焦らしプレイ(;´Д`)ハァハァ
三期鬼太郎は仲間と相部屋なのにネコ娘を好きあらば喰おうとする
性欲魔神ぶりをどうにかすべきだと思う。
602氏もまた新しいのが出来たらぜひ投下してくだされ。
やる事しっかりやってるのに、純愛要素もあって萌え(*´Д`*)
最近過疎なのが残念なぐらいに萌えでエロな物を投下してくれる神々に感謝!
>>822 エヴァネタか!www
確かに三期だったら寝姿をオカズどころか絶対襲う。
どなたかこのネタで書いてくださらぬか。
そういや次に投下あったら次スレぐらいですかね。
>>841 わぁー!色を塗ったらより可愛くなっていい!
指を咥えた感じとか色っぽいな〜
絵描き組も頑張りましょう。
4期ねこも良いが、俺はやっぱり3期ネコだな
絵板の通りすがり氏、カムバーック!
この世の終わりを見た鬼太郎ワロタ
目玉オヤジはいろいろと気使って大変だな
>814-819の続き
夜目の利くネコ娘とは違い、急激な暗さにまだ目が慣れぬ鬼太郎の手は
ネコ娘を探して不安定に宙を泳ぐ。
壁を片手で辿って宙に浮いたままの鬼太郎の手から身を交わした。
「ネコ娘・・・?」
不安げに呼びかける声が可笑しくて、つい込み上げた笑い声を押しこめる。
しかしその震動がふとんを揺らし、ネコ娘の大体の場所を掴んだ鬼太郎は、
飛び込むようにネコ娘に抱き被さった。
「あんっ」 「ほら。逃げるとまた・・・いっぱい痕をつけちゃうよ」
「痕つけちゃダメ!逃げてなんかいないよ、鬼太郎が見つけられなかっただけじゃない」
まだ薄ぼんやりとしか見えないのか、鬼太郎は目を細めて目の前のネコ娘を見据える。
鬼太郎が見えてないものが自分からは見えるという奇妙な感じが面白くて、
ネコ娘はいたずらに身をねじり、フゥ・・・と鬼太郎の耳に息を吹きかけた。
「うあっ!」
反応よく肩をすくめた鬼太郎の姿を見ながら、くすくすと笑い声がもれる。
暗闇の中、押しいれの密閉感が安心させるのか、ネコ娘の手は大胆にも
鬼太郎のテントを張る股座に伸びた。
「鬼太郎・・・こんなになっちゃって。おばばに見られてたらどうするの?」
「へ・・・平気さ、横になってたから、み・見えて・・・ないよ」
平静を装う鬼太郎の声色と、だんだんと紅潮していく鬼太郎の顔との違いが可笑しい。
まだ見えてないと思っているのか、鬼太郎はごまかすように息を逃がしていた。
「うふふ・・・」
学童服特有の厚い布地の上からでも、硬く勃起しているのがよくわかる。
揉みあげるうちに高まりは角度を増して、握っていたネコ娘の指を押し開かんばかりに
膨張してきた。
「・・・積極的じゃないか」
強気に平然と言うが、その額には汗が滲み出している。
高まる熱に耐え切れずちゃんちゃんこの結び目を解き、上着を脱ぎ始めると、
ネコ娘の手がぴたりと止まった。
「うん・・・?」
指先が留め具にかかり、ジジーッと音を立ててチャックを下げられる。
寛げたズボンの間、虎のパンツの下にしっとりとした手が潜り込んだ時、
鬼太郎は思わず腰を突き上げて、天を仰いだ。
「ふふっ・・・気持ちいい?鬼太郎・・・」
返事は上がった息にかき消されて、漏れそうになった声は歯を食いしばって耐えた。
そんな鬼太郎の余裕もない表情を一方的に眺めながら、ネコ娘の目蓋は弧を描いた。
指先が先端の、ぬるりと先走りの液に触れ、塗りつけるように円を描く。
ネコ娘の服を脱がそうと背にまわした鬼太郎の手が止まり、防戦一方になった。
「布団・・・汚しちゃダメだよ?出そうになったら・・・言ってね」
握り込んだ肉茎を根元から先端まで上下に扱き、鬼太郎の耳を甘噛みする。
「・・・言ったら・・・どう、してくれるんだ・・・よ?」
茹ったように真っ赤な顔をした鬼太郎が訊ねれば、その耳元には猫の笑い声が届く。
「全部あたしが飲んであげる♥」
電気を受けたように鬼太郎の腰が突き上がる。
ネコ娘の甘い声を頼りに唇を寄せると、頬を伝って唇が重なり合った。
貪りつく口づけは性急で。苦しげに目を強く閉じた鬼太郎の表情をじっと眺めれば、
果てが近いことは容易に察した。
余裕のない鬼太郎の姿はネコ娘の母性本能を擽るのか、その姿に似合わず可愛くさえ思えて
我慢汁が垂れて滑りのよくなった手の力を弱めることなく、上下させて射精を促した。
「ん、ふぅ・・・んん・・・♥ 鬼太郎?口で・・・して欲しい?」
思考が一点に集中している鬼太郎はコクコクと首を上下したが、自分と同じように
ネコ娘もこの暗闇では見えないだろうと気付いて、荒れた息を隠すこともできずに
呻き声交じりに答えた。
「ウッ・・・ぅぅ・・・、咥えて・・・よ・・・っ」
ひとつチュッと唇で返事すると、ネコ娘の頭はそのまま鬼太郎の股座におりた。
湿った三角の突端をなぞるように猫舌が走る。
吸いつくごとに鬼太郎の腰が突き上がる反応が面白くて、ゾルゾルと音がするほど
強く吸い込んでは上にあがり、また根元まで咥え込む。
上下するネコ娘の頭に置かれた手は、漸く背に伸びてファスナーを下ろし、
脇から、ブラウスも下着もめちゃくちゃのまま胸を揉みあげた。
「んんっ・・・ぅん・・・、んっ、んくっ・・・ん・・・」
荒々しく柔肉の感触を求めるだけの鬼太郎の手つきにつられて、
ネコ娘の口淫も激しさを増した。
「ネッコ・・・むす・・・、もっ、出・・・るっっっ」
指先が埋まるほど胸をわし掴み、鬼太郎の腰が突き上げられて浮いた。
直後、ネコ娘の口いっぱいに熱い昂りが吐き出され───
どろりと粘着質の白濁液はネコ娘の喉元まで突き上げた。
「ぐうぅ・・・、はっ・・・はあっ・・・はあ・・・」
約束通りに口いっぱいの欲望は飲み下され、蟻の戸渡りを伝い落ちたところまでも
唇をすぼめて吸い付いた。
陰嚢の裏側までも吸いつかれれば鬼太郎のものはまたむくむくと起ち始めてしまい、
これは堪らないと鬼太郎はネコ娘の頭を引き離して虎のパンツを引き上げた。
「もう、いい・・・よ、ネコ娘」 「にゃん?」
満足した?と訊ねるかのように、舌でぺろりと唇を舐めて首を傾げる。
もう既に暗さにも慣れた鬼太郎の目にはネコ娘の無防備な表情が見えて、
眩暈でも起こしたように色ぼけた顔つきで、反対にネコ娘を押し倒した。
「ニャアッ?!」
布団に阻まれて窮屈な空間。
三角座りを後転させられたようなアクロバッチな格好で腰を浮かされれば、
ネコ娘の足は押入れの低い天井に当たったまま身動きがうまく取れない。
「やぁぁあん!ここじゃダメぇ・・・!布団・・・汚しちゃうってばぁっ!」
確かにここで突き上げるには窮屈すぎる。
鬼太郎はスカートの下に潜り込んだ。
「汚さないように・・・全部吸い込んでやるさ」 「エッ?」
「溢れ出さないように・・・そんなに暴れないでよ・・・?」
バタバタと忙しなく上下していた足がぴくりと止まる。
鬼太郎の言葉に従ったというだけではなく、その指が股布を片方に寄せたからだ。
敏感な内腿から秘裂に、鬼太郎の興奮した鼻息がかかる。
艶かしい匂いを吸い込んで、秘肉を分けるように指で開いたのだが・・・
その指はぬるついた蜜に滑って、秘めたる園はすぐにぴっちりと姿を隠した。
「もう・・・こんなに濡れてたんだ・・・?」 「・・・ゃぁあぁん・・・っ」
パンティの薄布が張り付く感触で火照った熱には気付いていたのか、
ネコ娘は羞恥に身を竦める。
「じゃぁ・・・零さないように気をつけなきゃいけないね?」
突き出していた舌を戻し、窄めた唇でちゅうちゅうと秘裂に吸いつく。
「あっ!」
秘唇とはよくいったもので、縦筋は口づけた唇にも似て柔らかい。
頼りないほどの柔らかみは少しでも強く吸い込んだだけで形を変える。
らしくもなく鬼太郎を誘い、鬼太郎のものを咥える行為だけでネコ娘も
興奮していたのかと思えば嬉しさもひとしおで。
抱え上げた腰を更に引き寄せて、肉襞のいたる処に吸い付いた。
秘液ごと吸い込む時にはじゅるじゅると水音が立ち、密閉した中にこもる。
「ああっ・・・あ、あぁあん・・・にゃ、ふっ・・・ふぁあああんっ」
蜜を吸い尽くす行為が更に蜜を滴らせる結果となって、本末転倒。
元に栓をするように鬼太郎の尖らせた舌が膣内に突き立てられる。
「んふっ・・・あ・・・あんっ・・・あぁあんっ・・・く・・・ぅん・・っ、ひっ!」
ひっきりなしに続く喘ぎは切なげに揺れ
身を起こすことも横に転がることもできぬ窮屈な密室に圧迫されたまま、
鬼太郎が強く吸い付いた瞬間にびくくんと身を硬直させた。
「アッ・・あぁああーーーん!」
強く吸い付かれた鬼太郎の唇ごと、びくっびくっと腰を震わせる。
溢れ出した蜜を逃さぬよう、桃尻からの縦線をたどるように舌ですくいあげた。
無意識に忙しなくひくついた秘裂には何度も何度も唇を寄せて吸い付いて、
掠めるだけで跳ねてしまう敏感な花芯に触れぬように、蜜を吸い尽くした。
「・・・ふふふっ・・・止め処ないよ」 「ん、だってぇ・・・」
「ここじゃぁ・・・これ以上は無理みたいだね」
窮屈な押しいれ内では身を重ねてみても、律動を繰り返せば頭や足が
壁にぶつかり苛立ちが募るだろう。
鬼太郎は襖を開き、再び明るい室内に下りた。
「ニャッ!」
まぶしさに目を覆う。
だんだんと目が慣れて乱れた着衣に気付くと、頬を赤らめてパンティを引き上げた。
「・・・ん」
肌にまとわりつく感触が気持ち悪い。
スカートにまで染み出していないか心配しながら腰をそっとさすっていると、
鬼太郎はそれを察して浴衣を二着引っ張り出した。
「僕たちも温泉に行こうか」 「え?」
顔を寄せてくんくんと鼻をきかせる。
「ネコ娘、えっちな匂いがするよ?」 「!!」
誰のせいでこんなことになったのか、怒鳴り散らしてやりたいほどだったが、
真っ赤な顔で恥らってしまい言葉にならない。
「アハハ、先に行くよ」
<続>
過疎下に神光臨!GJ!!
狭い押入に隠れるのは子供ならではの楽しみなのに、中でやってることは…(´Д`*)
積極的なねこもかわええ〜
いよいよ温泉で本番開始!!
裸のネコ娘にあんな事やこんな事を
欲望の赴くままにエッチな行為をする鬼太郎がうらやましい
続きキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
GJ! GJ! 一杯一杯のクセに強がる鬼太郎も押せ押せなネコ娘も萌え(*´Д`*)
本番は温泉でですか、続き楽しみだー
856 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 15:56:29 ID:0/dbF+k8
すげえなGJすぎ・・・(*´Д`)モエス
んじゃその作品終わったころに
>>802の絡みで作る。
職人様GJ
>>856 EDのカワウソのカットに何気なくアマビエがいたね
858 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:59:32 ID:w0gDvbnn
検索したら結構CPとしては票数がありそうだった。
このスレだとどうなんだろか。
il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
, -‐゙ ´ "ニ、
, '/ ヽ_`,
i、、_! ン´
ヽ、゙ , , 、 、 、 ヽ
,', - /, ' i ,' ヽ ヾヾ、、`i 'l
、_彡' ' ,'i,'_l、ヾ l、l_l」i, , ミー
_ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´ 職人さんマダー?
'´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
, -‐ ´/i,iヽ __ ,イlヽ、` ‐- 、
,<´ /l ' 'l i` 、'/゙`/!l ' lヽ `ヽ,、
/ ヽ /l ヽ "`´ / l、ヽ / ヽ、
/ ヽ /l ヽ / l 、 / l
| , ' ヽ / l /|\ヾ '/ィ'`iヽ、 l 、, / 、 l
/ 、 ヽ l` '、´ | i i`V´i l | _ >' i / , i ヽ
|, l l l > | l l ゚// | \ ヽl l l ヽ
/ 、ヽ l,l/ , '´ | l´゙"7 | \ ヽl l ヽ
/ ー- ヽヽ、l/ \ | ├┤ | / ヽ l,__‐-- `、
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〈 \ ヽ | l l | / / l
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/ / / |:::::::::::::::::::::/ l-‐´ ̄  ̄`‐-l- 、:::::::::::::::::::::::::| l ヽ \
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/´ / /' l _l l l ヽ  ̄´ ヽ ヽ
`ヽ、 _ /--――‐フ< `ヽ、 )、 ̄  ̄`l , -‐ヽ、___ _ヽ ヽ
 ̄ , '´ `ヽ ヽ, ィ'-'l l`ー-、/ , '´ ̄ヽ `ー――‐'  ̄
i゛='、____, ゝ‐'ニ-‐´ ヽ _、`´、 , ,',i
`ー ニニ-‐'´ ヽ 、`二ニ-'
倉庫板の絵師職人さんマダー?
ティッシュ用意してずっと待ってんだけど、三田ネコォ〜
クレクレうるさい奴なんなの。テンプレ嫁。
一時期よりは投下される数は減ってしまったけど萌えを語りつつ待ってようよ。
それか以前あった流れのように自分で投下してみるのはどうか。
そういえばあの時結構な数「書いてみる」といってた人は
別のスレへ流れちゃったのかな。
それって「三田ネコ陵辱SSを書いてみる」といってた人のことかな?
彼岸と此岸の狭間に建つは妖しの為の出会茶屋。濃紅長襦袢を衣被ぎ、薄暗い廊下の道行は青白き火の玉一つを供にして。
左右の部屋から漏れ聞こえる嬌声、悲鳴、断末魔。時折立つは血の匂い、それに混じるは骨肉喰らうて貪る音。
部屋に花の名振られたり、梅、牡丹、躑躅に芍薬、金魚草。石花、石楠花、芙蓉に山丹花。木瓜に椿に山茶花と全て赤き花々の、妖しを招く血の色の、名にて作りし花の園。
導かれた部屋の名前は彼岸花。死人花、毒の花、葉を持たぬ異形の花。毒の根越えての逢い引きを。
襖を音も無く開ければ、赤い灯籠、赤い錦の布団に枕が二つ。朱塗り仕立ての衝立に掛けられし黄色と黒の縞模様、影に沈むは鈍錆色。徒な濃紅の長襦袢羽織る隻眼の待ち人は、紅格子の飾り窓寄りて密やかに笑む。
「遅かったね」
待ち人は少年だった。あどけない位の優しい笑顔に優しい声、だが唯一の目は細められ、一切の感情を見せない。
「ごめんね…………鬼太郎」
時間には間に合っている、だが彼がそう言うのであれば間に合っていない事になる。
後ろ手に襖を閉めて被いだ衣を落とせば、少女の姿でありながら随所に女をかいま見せる姿が現れた。透けるような白い肌に印象的な金色の目、だがその目は拠り所を探す様に視線を彷徨わせる。
「ほら、早くおいで」
言い方こそ丁寧であるが、どこか面倒そうな印象で鬼太郎が呼びかける。顎で軽く命ずれば半面を隠した前髪が露わな隻眼に影を落とした。だが少女は両腕で我が身を庇うように抱いたまま、その場で立ちつくしている。
「ネコ娘」
名を呼ぶだけなのにその意味は命令だった。ネコ娘は固く目を閉ざすと、その場でワンピースに手を掛ける。足元に澱むように落ちていた濃紅の長襦袢に、
淡い桃色のワンピースが重なる。見目の年頃にしてはふくよかな乳房を包む下着も外し、只一枚残された物も脱ぎ捨てた。
大人になりゆく曲線が露わになり、股間の淡い繁みと乳房を両腕で隠しながら、怖ず怖ずとネコ娘は鬼太郎へ歩み寄る。だが、鬼太郎はそんな彼女の姿に舌打ちを雫す。
「何度言ったら分かるんだい、物覚えが悪いなぁ」
「……ごめんなさい」
苛立った鬼太郎の呟きにネコ娘は掠れた声で詫びを言い、その場で四つん這いになりその姿でのろのろと鬼太郎の元へ近付く。
「そう、君はネコなんだからネコらしくしないとね」
「うん、あたしネコ頭だから、頭悪いから、鬼太郎が教えてくれないと駄目なの…………」
普段より幼い口調でネコ娘が応えると微笑むように唇を歪めた。そんな彼女に鬼太郎は唇を吊り上げてその頭を撫でてやる。
「じゃあ次はどうするか分かるね」
「…………うん」
足を投げ出すように座り直した鬼太郎の腰元にネコ娘は顔を近づけると、口だけで長襦袢を留めている帯を解いていく。
獲物を喰い千切らずに引き寄せるように帯を解き終わると、同じく口だけで長襦袢をはだけさせた。
濃紅の長襦袢から現れる鬼太郎の血の気の薄い肌。少年らしくない筋肉の付いた胸元にネコ娘は口づけてそのまま舌先を滑らせていく。
胸を通り腹部を通りすぎ既に天を仰ぎつつある年頃に不釣り合いな剛直まで辿り着くと、それを唇で捕らえて喉奥深く飲み込んだ。
ざらりとした舌先の感触とぬめる口内の熱さに鬼太郎が小さく呻きを漏らす。そして自分の股間に顔を埋めているネコ娘を上気した頬とは裏腹に冷たく見下ろした。
ネコ娘は時折息苦しげに鼻で息をしながらも、決して口に含んだ鬼太郎を離そうとしなかった。
雁首から鈴口へ舌を絡ませ頭を上下させる度に強く唇で扱き上げれば、時折ひくりと鬼太郎の腰が震え彼が声を漏らすのが分かった。
鬼太郎がこんな事をするのは自分だけ。繰り返し己に言い聞かせるネコ娘。じわりと下腹部が熱くなり、太股をすりあわせるとぬるりとした感触。
それなのに何故か心が沸き立たない。こんな特別な事をしているのに、大好きな鬼太郎としているのに、彼の手に触れる程も嬉しくない。
>>857 先週は画面の隅っこで食べ物の取り合いしてたしなw>かわうそとアマビエ
すいません、誤爆しました。
500近いのに申し訳ない。ついでに新スレ立ててきます。
新スレ乙。あとは穴埋めかな。
一時期、あれだけ「書いてみる」って言った人沢山いたのにな。
書いてる最中で、これから投下される事を期待して待っていたい。
来月になれば4期DVDも発売だから、それでまた盛り上がるといいな。
それにしてもクレクレ厨ウザイな。三田ネコは好きだから余計にウザイ。
>>863 スレ立て乙。
小説がどこの誤爆か気になるw
>>863 スレ立て乙。だが「誤爆」がものすごく気になってしまたw
埋め立てにはAA使う方がよいのかな。
誤爆というか、埋め立て用投下品の投下前調整中だったのです。
読み手選ぶネタだったので、流して下さい。
その内にまた改めて投下します……orz
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, -‐゙ ´ "ニ、
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ヽ、゙ , , 、 、 、 ヽ
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、_彡' ' ,'i,'_l、ヾ l、l_l」i, , ミー
_ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´ 乙だぜ
'´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
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 ̄ , '´ `ヽ ヽ, ィ'-'l l`ー-、/ , '´ ̄ヽ `ー――‐'  ̄
i゛='、____, ゝ‐'ニ-‐´ ヽ _、`´、 , ,',i
`ー ニニ-‐'´ ヽ 、`二ニ-'
, -─-、 _
/ , -─-、ヽ∩__ / ヽ
{ { '⌒ }⊂ しJ/ !
, ──- 、.ヽ. ー-‐' ノ-‐∠_ __ |
/ >7レ'-‐<‐- `ヽ、 !
{ /  ̄` \
ヽ / \
/ ヽ-、
/ ヽ \
/ ! ヽ
_/ ヽ | | !
/ ! i i | |ヽ ヽ ! ||/⌒7
∠_ || | | || || | | | | | ___」!
| | | | | | || | | || | |i _」L⊥レ'レ! |
| /!. | | | || || | | L」L⊥-二-─┐ |イ !
レ !ハL|| | || | |!__ / | ! /
└¬-L___」!└‐┘ \ / ┃ / レ'
\ \ く ┃ > `ー‐ ´ /
ヽ_ヘ `ー‐一' ヽ ' /
ヽ /
\ r‐'フ / _ -''" ̄ ̄ヽ<埋め
` ‐- ` ∩/ `/´ /
___ 7¬─‐'|│ / /
/ 厂 T! /´┌‐ヽ ! !
/ / / `┘O「「二 | .,' |
/ | | ヽL_! ∨ /
*、 *、 。*゚ *-+。・+。-*。+。*
/ ゚+、 ゚+、 *゚ ・゚ \ 。*゚
∩ *。 *。 +゚ ∩ *
(´・ω・`) +。 +。 ゚* (´・ω・`) このスレ うまーれー
と ノ *゚ *゚ ・ 。ヽ、 つ
と、ノ ・゚ ・゚ +゚ * ヽ、 ⊃
~∪ *゚ *゚ * +゚ ∪~ ☆
+′ +′ +゚ ゚+。*。・+。-*。+。* , __ 、 __
il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
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i、、_! ン´
ヽ、゙ , , 、 、 、 ヽ
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、_彡' ' ,'i,'_l、ヾ l、l_l」i, , ミー
_ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´ 乙だぜ
'´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
, -‐ ´/i,iヽ __ ,イlヽ、` ‐- 、
,<´ /l ' 'l i` 、'/゙`/!l ' lヽ `ヽ,、
/ ヽ /l ヽ "`´ / l、ヽ / ヽ、
/ ヽ /l ヽ / l 、 / l
| , ' ヽ / l /|\ヾ '/ィ'`iヽ、 l 、, / 、 l
/ 、 ヽ l` '、´ | i i`V´i l | _ >' i / , i ヽ
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