まほらば〜鳴滝荘ののんびりな十四時〜

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1名無しさん@ピンキー
ここは、月刊ガンガンWINGで連載されていた「まほらば」の二次創作スレッドです。
短編SSから大長編まで、エッチなものも大歓迎ですよ。
ただ、余りにもキワドイものを投稿する時は、一声掛けて頂けると嬉しいです。
私は新人メイドさん。連載が終わっていても、ここを綺麗にするのが私の仕事。
新人さん、いつでも大歓迎です!

前スレ
まほらば〜鳴滝荘のしめやかな十三時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148998990/

原作スレ
小島あきら まほらば39号室
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1164186219/
アニメスレ
まほらば〜Heartful days〜51号室
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1162858804/

まほらば小島あきら 第11回鳴滝荘お絵描き大会
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1158234663/

保管庫
まほログ(管理人:テイル氏) ttp://blog.livedoor.jp/maholog/
まほらば 二次創作保管庫(SS&CG)
ttp://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/index.html
修正SS用うpろだ(管理人:ヘブン氏) ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/upload.html

次スレは>>970の方が立てて下さい。
また、容量が490KBを超えたらキリのいいレス番の方が立ててください。
それでは…………

ひあ〜、私が誰か皆さん分からないんですかぁ〜!?新人メイドのヒロちゃんですよぅ
〜!
2名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 02:47:06 ID:3MxViXPo
過去スレ
まほらば〜鳴滝荘のまろやかな十二時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142000681/
まほらば〜鳴滝荘のほんわかな十一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135698832/
まほらば〜鳴滝荘のさわやかな十時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1130501994/
まほらば〜鳴滝荘のにこやかな九時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127612572/
まほらば〜八時だよ!鳴滝荘全員集合!〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1125935317/
まほらば〜鳴滝荘のしとやかな七時〜 (804レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123903476/
まほらば〜鳴滝荘のなごやかな六時〜(890レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122299842/
まほらば〜鳴滝荘のにぎやかな五時〜(913レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120612364/
まほらば 〜鳴滝荘のうららかな四時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119067293
まほらば 〜鳴滝荘、ほがらかな三時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117367671/
まほらば 〜鳴滝荘、2時…、かも。〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113669362/
まほらば 〜鳴滝荘での一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106131763/
3名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 05:56:30 ID:aV/pUAOm
>>1乙!!
4名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 06:07:59 ID:thqq4o4B
>>1
乙!!助かったよぉ
5名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 07:38:01 ID:5a1p8nXW
>>1
GJ!
6名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:14:07 ID:6tQ23aRG
>>1
乙〜。


今回テンプレではないけど前スレの948-949もスレ全体の心意気みたいな感じで好きだ。
7名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:17:33 ID:XEcj9dUC
>>1
お疲れぜよっ!!
ここ頑張って盛り上げてくぜよ!!
8名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:10:25 ID:thqq4o4B
あっちはもう1000埋まったみたい!
9名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:15:31 ID:XEcj9dUC
じゃ、こっちは本格的に始動しますか
10名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:28:02 ID:thqq4o4B
ですね!
といっても、投下するSSなんてないんですけど・・・
職人のみなさんーお願いしますっ
11名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:20:21 ID:Mabiesg3
前スレの最後の方で勉強してSS書くみたいな
ノリになっていたけどいざ書くとしたらどんな話がいいのかな?
話が創りやすそうなリクを出してそれから話を創ってもらうとかどうでしょう?
自分もまだ勉強中なので色々やってくれるとうれしいですw
12名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:40:51 ID:uzDq5yao
仕方ないから安価で

>>15
13名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:41:32 ID:ePSFvfDn
テンプレにもなってるしヒロちゃんとか
14名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 03:46:24 ID:Q8EhVDu3
1000 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 21:25:26 ID:UoPhuWgF
1000なら職人大集合!

実現するといいね!
15名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 17:45:45 ID:vTVbf5l2
>>13

ふぇ〜ヒロちゃんなら私も一緒にお願いします〜
ってことでサクラさんと二人とか
16ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2007/01/12(金) 17:49:33 ID:2+MmhT8L
大集合と聞いて生えてきました
17名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 17:53:42 ID:vTVbf5l2
>>16
おぉーぐうたらさん!!!!
18名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:18:01 ID:oKx2kHhV
1/19 2周年記念まほらば祭
19名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:19:37 ID:2+MmhT8L
じゃあそのときまでにまひるちゃん短編終わらせとくか、光速で仕上げて記念にもう一本書くか……

うん、普通に前者だよね。後者とかこのおいぼれには無理無理ー
20名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 22:10:45 ID:cSJljD5f
>>1
新スレ乙
…ssが思うように進まんゾイ
21名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 00:39:36 ID:tjmm4BZ2
途中でSS断念した私が通りますよ
22名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:15:07 ID:KphdFN+C
>>1
乙!
23名無しさん@ピンキー[sage]:2007/01/13(土) 23:35:36 ID:bKivmmcF
書き込むの自体初めてです。ヨロシクお願いします・・・いきなり図々しいかも知れませんが職人さんリクエストしてもいいですか?よければ、冬なので雪山ものを白鳥くんと棗ちゃんでかいていただけませんか?
24名無しさん@ピンキー[sage]:2007/01/13(土) 23:39:29 ID:bKivmmcF
[sage]を大文字にしてしまいました。スミマセン・・・
25名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:45:07 ID:FhP77Mtw
俺たちはいつも2ちゃんねるに見守られさまざまなカキコをしてきた。
その2ちゃんねるが閉鎖されるなんていやだ。
そのためにはどうすればいいか?抗議をすればいい
いまこそ2ちゃんねるを守るために俺は秋葉原駅電気街出口で抗議をしようと思う。
みんな、手を貸してはくれないか?

手を貸してくれる同志は下記参照
日時 2007年1月13日
日程 午前10時から秋葉原駅電気街出口にて民衆に訴えかける、午後1時終了予定
必ず「2ちゃんねるが閉鎖されるのを黙ってみていられません、どうか2ちゃんねるが閉鎖されるのに反対してください」と言ってください

どうかコピペして広い範囲に知らせてくれ。
26名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:47:25 ID:n8tO/TCl
>>24
E-mail欄…に…sageって……打つと…幸せになれる…かも
27名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:56:10 ID:bKivmmcF
そっちだったんですか・・・ありがとうこざいます!
28名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:07:08 ID:tjmm4BZ2
>>25
結局これやんのかwwwwwwww
29名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:48:56 ID:1A+lUwvL
>>25

九州在住の俺には力を貸すことが・・・・・・
せめてコピペはするぞ。
30名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:18:30 ID:pkreTjs4
1/13になってるぞw
31名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 08:32:46 ID:1A+lUwvL
>>30
日付を見てなかった・・・昨日だったのかorz
32名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 14:10:22 ID:ppU5GlaN
俺も今年受験なんで力になれないかと・・・なるべくコピペは、してみます!
33名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 15:00:28 ID:pkreTjs4
博多でもやってるようだね
34名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 15:05:05 ID:22ccKci/
あー……俺が言えた義理ではないんだけどここ一応21禁だから年齢が割れるような発言はご法度?
35名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 16:56:39 ID:pkreTjs4
もしかしたら浪人生とか、実は国家試験とか
36名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 16:58:31 ID:ppU5GlaN
って昨日だったんですね・・・いやぁ上の人何の話してるのかなぁと思ったんですけど・・・どうも俺、頭の回転悪いようです。でも2チャンネル閉鎖の話、書き込んだのも13日になってますよ・・・もしかしてねたデスか?
37名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:25:51 ID:pkreTjs4
in東京
【日にち】1月14日(日)
【時間】AM11:00〜
【場所】秋葉原駅電気街口
【必要な物】ペン・署名してもらう書類・プラカード、ビラ、覆面、などなど、あればなにか人目につくもの・「閉鎖いやー」という気持ち・うまい棒
【備考】飲酒等非常識な行為は厳禁。

in福岡
【日にち】1月14日(日)
【時間】AM11:00〜PM6:00頃まで
【場所】博多駅みどりの窓口前

正式版があった、今日やってたみたい
38名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:59:04 ID:ObjSBu8M
あまりこういう流れは好きじゃないな…
そういう運動自体がってのもあるけど、
コピペするとかの判断は自分でするものだし
偉そうだけど話し合うなら本スレでやってほしいのが本音…
39名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 18:49:42 ID:ppU5GlaN
結局どうなるんですかねぇ2チャンネル・・・閉鎖になったらここも閉鎖なんでしょうか?それはかなり嫌ですね・・・
40名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:02:02 ID:ppU5GlaN
ここだけは・・・閉鎖しないで・・・ほしい・・・かも
41名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:18:03 ID:1A+lUwvL
>>40

まったくだ。
前スレの>>948>>949がいってたように、ここは俺らにとって、大切な場所だからな
42名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:21:27 ID:ppU5GlaN
ここは俺たちのまほらばなんだ!!
43名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:51:21 ID:1A+lUwvL
>>42

おぉーいいこといった!その通りだ!!
44名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:55:47 ID:ppU5GlaN
俺達のまほらばとか偉そうな事言っておいて何もやってない俺・・・
45名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 20:01:48 ID:1A+lUwvL
>>37

福岡でもあってたのか・・・
46名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 21:56:33 ID:7pDZBSjY
そしてまほログが久々に更新…

…オレの載ってないorz
なんか拙かったかな…ひょっとして勝手に名前作ったのが

…吊って来る
47名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:36:45 ID:PP3GeYiJ
2ちゃんはもし閉鎖したとしても、BBSpinkは別物のはず
48名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:55:08 ID:1A+lUwvL
>>47
そうか!じゃぁ、ここは無事なんだな。
閉鎖してほしくないことにかわりはないが、安心したよ
49名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:03:34 ID:ppU5GlaN
とりあえず・・・一安心・・・かも
50名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:15:40 ID:1A+lUwvL
>>49

なんかなっちんといっしょに話してるみたいでドキドキするww
51名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:22:22 ID:pkreTjs4
VIPとPINKがあれば十分だ。
52名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:30:27 ID:ppU5GlaN
今頃・・・職人さんは・・・大集合に向けて・・・頑張ってる・・・かも?
53名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:33:27 ID:1A+lUwvL
>>52
だろうね。楽しみだなぁー

あーなっちんいいわw
54名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:44:06 ID:ppU5GlaN
大集合が・・・とっても楽しみ・・・かも(ほう)
55名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:48:16 ID:1A+lUwvL
>>54
いろいろ読めるだろうしねっ
職人さんたちはすごいよなー。俺もいつかは書きたいかな。
56名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:00:14 ID:WF156UO1
私も書いて・・・みたい・・・かも。・・・でも文才もないし・・・無理・・・かも。
57名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:04:12 ID:0/PySOjg
>>56
俺もー。でも、いつかはやっぱやってみたいかな!
楽しそうだしww
58名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:04:49 ID:lDM0UrON
あと4日か・・・
一作書けそうだ。ネタをくれ。
59名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:08:11 ID:0/PySOjg
>>58
提供するネタすらも思い付かない俺orz

なっちんはなんかネタあるかな?
60名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:09:41 ID:iXY4WFkq
残った気力を総動員してここに落とそう。
ってことでネタplz
61名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:13:53 ID:oXBW1FT/
だれか!ネタを出すことができるやつはいないのか!!

俺としては、非エロならなっちんもの、エロなら・・・そうだな、水無月家ものが読みたいかな。ネタいうか、抽象的なことしか言えなくてスマソ・・・
62名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:14:21 ID:lDM0UrON
まずい記念祭間に合わない。誰かネタあげろ。
63名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:20:25 ID:oXBW1FT/
誰かぁー・・・・・
64名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:37:09 ID:MgS4CWL5
梢ちゃんと白鳥の結婚後の日常がみてみたい(非エロで

お互いの呼び名くらいしか変化しそうにないし書きづらいよねorz
65名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:43:21 ID:oXBW1FT/
結婚後の鳴滝荘、とかかな。
あ、結婚してフランスに行った桃さんたちの話、とか。エロ、非エロ問わず。
世界を渡り歩く珠と、ついていく部長の二人旅とか。朝美の高校生活とか。
空白期間を小説化してみるってのはどうでしょうか?
それか、タチバナが結婚とかw
66名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:03:22 ID:tmOkHnOL
生まれてきた子供達と隆士の戯れを書きたい
誰か意見クレ 子供の人数とか名前とか
67名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:18:04 ID:CtPOQKBc
翼と三千代があの後どうゆう軌跡を
たどって結婚に至るのかが見てみたいナ
68名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:21:47 ID:+qBw2LUO
頑張ってください
69名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:28:03 ID:CtPOQKBc
部長の純愛ストーリーとか
よ〜ちゃんの初恋とか
さっちゃんの付き合うまでとか
本編で恋愛キャラでないキャラの恋愛がみたいなー
初めてだけどできればオレもやってみっかな
70名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:40:04 ID:tmOkHnOL
子供の名前って多重人格の名前を使ったほうが良いのか
それとも色をベースにオリキャラのほうが良いのか…
71名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:55:00 ID:CtPOQKBc
>>70
どっちでもいいと思うよどの娘が誰がわかるようにすれば

そういえばホモスキーの話が全然ないな…
72名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 08:07:12 ID:WF156UO1
(桃乃さんの提案で)鳴滝荘の皆と・・・スキーに・・・いった話・・・がいい・・・かも。
73名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 08:44:51 ID:ElIbPU0C
ほほぅ
74名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 12:14:36 ID:8obDOr+3
>>70
遵守する設定が無い以上自由じゃね?
作品によって人格とつながりがあったほうがいい時はそうせざるえないし

>>72
なぜスキー?
作りづらいにも程がありますよ
75名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:07:41 ID:RfZ3P+NK
>>46
たまたま空いた時間を使って更新したから更新分が少なくて……
ある日の人かな?またちゃんと更新しますよ。


しかし珍しくスレが伸びてる……祭の前兆?
これは俺も書かなくちゃな……試験も近いわレポート書かなだけど。
そしてご無沙汰なコテ職人にも再臨して頂きたい。


二周年記念祭まで後四日
76名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 15:38:10 ID:WF156UO1
>>74          メインはゲレンデ・・・と言うより宿とか、滑りおわったあとの雪遊びとか・・・エロ物にするなら雪の積もった露天風呂とか・・・そんな感じの物で。ただたんに俺が雪山好きなだけだけど・・・
77名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 19:08:52 ID:t29alAin
俺はちょっとみてみたい・・・かもww
でも、書きづらいならあれですしね。

78名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 19:38:50 ID:WF156UO1
本当は・・・私が書ければ・・・いい・・・かも。でも・・・文才・・・無くて・・・書けないから・・・書いてほしい・・・かも。
79名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 19:54:52 ID:WF156UO1
でも・・・書きにくいなら・・・しかたない・・・かも。
80名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 19:56:33 ID:t29alAin
そうだなー。
いつか挑戦してみてよ、楽しみにしとくからw
81名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:16:12 ID:Fa43/MzL
ここは2chですよーキャラつくりたいなら一般サイトに行くといいですよー中々マジで
82名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:32:18 ID:WF156UO1
じゃあ自分で頑張って書いてみようかなぁ・・・いつになるかわからないけど。
83名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:34:07 ID:qw9c7c4k
キャラロールやるならキャラネタ板さね
84名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 21:12:20 ID:WF156UO1
ネタの話してておもったんだが桃乃×白鳥のエロ物って無いよな・・・
85めっさー:2007/01/15(月) 21:24:33 ID:T0nE/ehz
お久しぶりです。めっさーです。久しぶりに新作を書く気になり、半分できたので
うpします。タイトルは「こんな事しかできないけれど」です。

(どうしよう・・・・どうしても足りない)
夜遅く、朝美は手の中にある内職で必死の思いで貯めた千円札の束を数え直した。
20・・21・・22・・23・・・24・・・25.
何度数え直しても25枚しか無い。あれだけ精一杯頑張って内職しても家賃を払うこともできない。
「はぁ・・・どうしよう、お母さん。」
「・・・」
沙夜子はいつも通りの何か考えてるんだか考えてないんだかな表情をしている。
この現状を打破するナイスアイディアが出てくる事は無さそうだ。
(梢お姉ちゃんに頼んで来月に繰り越しにしてもらおうかなぁ・・・でもそれも悪いなぁ。)
はぁ、とため息を漏らす。家賃をどうにかするには誰かからお金を借りるしか無い。
こんな時頼りになる人は・・・。そう考えて、すぐに一人の人物を思いつく。
どうしよう。今からあの人の所に行こうか。こんな夜中に迷惑じゃないだろうか。
でも家賃の支払いは明日。明日になってからでは遅すぎる。
そうとなったら、今行くしかない。
朝美はすっくと立ち上がって、ドアの方に歩いていった。
「朝美・・・どこ行くの?」
「お兄ちゃんの所に・・・行ってきます。」
そう言って部屋を出て行った。
86めっさー:2007/01/15(月) 21:26:45 ID:T0nE/ehz
ドアからコンコン、という音が響いてきたのは、学校の課題も終わりそろそろ寝ようか、という時だった。
隆士が誰だろう?と思いながら扉を開けると、そこには小さな来訪者、黒崎朝美が立っていた。
「こんばんわ、朝美ちゃん。僕に何か用?」
「う、うん、えっとね、ちょっといいかな?」
「うん、いいよ。良かったら中に入って。」
朝美を招き入れ、ちょこんと面を会わせながら座る二人。
しばらくの静寂の後、朝美から声を掛けた。
「お兄ちゃん・・・あ、あのね、お金貸してほしいの。」
ゴクリ、と唾を飲み込む隆士。
「お金?何か入り用な用事でもあるの?」
「明日、家賃の支払日だから・・・。」
「ああ、そう言えばそうだったね。今月は内職が捗らなかったの?」
「うん、いつもの仕事の半分くらいしかなくて・・・。」
「それで、いくら貸せばいいの?」
「・・・ご、五千円。」
その言葉を聞いて、ホッと胸を撫で下ろす隆士。
「なんだ、五千円か。もっと大きな額かと思ったよ。ちょっと待ってて。」
そういって押入れの扉を開ける隆士。押入れの中に閉まっている親からの仕送りの生活費を取り出し、
五千円札を取り出す。
「はい、どうぞ。返すのはいつでもいいからね。」
「あ、ありがとう・・・おかげで助かったよ〜。」
「こんな事でよかったらいつでも力になるよ。さ、夜も遅いし部屋に帰ってお休み。」
「う、うん・・・・。」
じっ、と座り込んで何か考え事をする朝美。
「・・・・朝美ちゃん?」
「・・・私、何か恩返しがしたいな。」
「恩返し?」
「もらいっぱなしも悪いし、何かお兄ちゃんの役に立ちたいな、って思って・・・。」
「そんな、恩返しなんてしなくていいんだよ。」
「ううん、何かしないと私の気がおさまらないよ。こんな急の頼みを利いてもらっておいて。」
それから数刻の時間が流れ、う〜ん、う〜ん、と悩んでいた朝美が突然ハッと気付いて、その後顔を急に真っ赤にしだした。
「お、お兄ちゃん・・・。」
「な、なあに、朝美ちゃん?」
朝美はすっくと立ち上がって両手をスカートの中に突っ込むと、一気にパンツをずり下ろした。
「!?」
パンツの中から足を引き抜き、おずおずとそれを隆士の前に差し出す。
「お、お兄ちゃん、私のパンツ、貰ってくれる?」
「え、あ、う、あ、朝美ちゃん、だ、駄目だよ、こんなの!」
「・・・私なんかのじゃ、駄目なの?」
「そ、そういう事じゃなて・・・・」
目の前に差し出されたパンツに視線を延ばす。木綿の布地で、柔らかく、そしてとても暖かそうな印象を覚えた。
つい今まで朝美ちゃんのはいていたパンツ・・・。自分にとって妹みたいで、でも妹とは少し違う少女のパンツ・・・。
そう思うだけで心臓がドキドキして、全身が真っ赤になるような気持ちだった。
朝美が見守るなか、ゆっくりと、おずおずとそれに向かって手を伸ばした。
87めっさー:2007/01/15(月) 21:31:09 ID:T0nE/ehz
前半はここまでです。2ch閉鎖騒動が単なるデマだったら良いですね。
私もこのスレは居心地が良いと思うので。それではまた・・・。
88名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 21:37:53 ID:WF156UO1
GJ!!        白鳥くんが〜白鳥くんが〜やっぱりもらっちゃうのかな〜?
89名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 21:45:03 ID:7owDu8xd
GJデす!
90名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 21:45:10 ID:0/PySOjg
GJ!!!
いいですよぉーww
後半も楽しみです!
91名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 21:57:14 ID:XMFwx2Kp
GJ!
毎度毎度乙です。

ところで保管庫にあるFavorite Story Voteで『彼と彼女』が2位になってるのは連投か何か?
いや、この話は俺も好きなんだけどコメントが一つもないし棗の場合をおさえて2位ってのも疑問だからさ。
この時はいなかったからわからないんだ。
92名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:09:39 ID:8obDOr+3
GJ
だけど…なんで泣いてるの俺?

>>91
しらんがな
93名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:53:16 ID:WF156UO1
>>80          楽しみにしていただいてたのにスミマセン・・・鳴滝荘メンバーのスキー旅行物書き始めて7〜9行でもうギブです。誰か代わりに書いて下さい。Help me〜〜
94名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:57:53 ID:0/PySOjg
>>93

おぉーやってみたんですね!お疲れ様ですw
頑張ってくださいよぉっww
95名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:10:40 ID:WF156UO1
>>94          無理です・・・書いてみて、自分でも驚くほど文才無いことがわかりました。何故か文章にならんのですよ・・・直せば直すほどおかしくなるし・・・改めて職人さんってすごいなぁと・・・
96名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:26:12 ID:r9wL1f4k
>>95      
そうですよね 職人様は凄いですよね
自分も以前書こうとしましたが会話ばかりになってしまいました…
職人様 少しで良いのでアドバイスを下さい
97名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:43:14 ID:hbqe72QA
>>95
いい文章を書こう書こうとするんじゃなくて、
あれこれ考えずにまほらばへの愛をそのままぶつけるんだ!

とかいいつつネタも思いつかない未熟者がここに。
98名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:53:03 ID:o38jvyFB
いざ書いてみて、職人様のすごさを実感した
どうやっても台詞部分が多くなってしまうorz
ナゼ??
99名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:53:59 ID:r9wL1f4k
ネタまでならたくさん思いつくんだが
文章にならねえ……
100名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 02:42:43 ID:o38jvyFB
『まほらば 2周年記念式典出展作品(仮』


「んん〜…」大きな伸びとともに白鳥隆士は書斎(2号室)の時計を見午後9時20分をさしていた。
「もうこんな時間か…みんなはまだ起きてるかな?
仕事も一段落着いたし、お風呂でも入ろうかな」そう言って、隆士は下着と寝巻きを用意して部屋を出て男子風呂に向かった。

風呂場向かおうとすると、子供たちの声が聞こえてくる。
「まてぇ〜〜!」
「わ〜!サキおねえちゃんがオニだ〜」
「サキちゃんにはつかまりませんわ〜」
子供達がはしゃぎながら中庭を走っている。
「みんな元気だなぁ」
「あ…おとうさん…かも」
中庭から隆士を見つけると棗はとトテトテとこっちに向かってきた
身長は隆士の腰よりちょっと頭がでるぐらいだ。
「棗ちゃんはみんなと一緒に鬼ごっこしないの?」
「(コクン)…はし…るのは…あん…まり…すきじゃ…ない…かも」
「そっかぁ…そうだ!これから僕はお風呂に入るけど、一緒にはいる?」
「(ほぅ)…うん…かも」
「じゃあ他のみんなも呼んでこないと…」
隆士の提案に棗はうつむいて首を横にふる。
「(ふるふる)…」
「? どうかしたの?」
「おと…うさん…と二人…がい…い…かも」
恥ずかしながらも自分の希望をのべ上目づかいで隆士をみる
「だめ?…かも」
「…仕方ない、今日だけだよ」
「(ぱぁぁぁぁ)」



《お風呂場内で》
101名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 02:45:13 ID:o38jvyFB
《お風呂場内で》

「それにしても、二人で入るのは久しぶりだね」
「うん…」
棗の背中を洗いながら隆士がニッコリほほえむ。
隆士が棗の背中を洗い終えシャワーで流してあげると、満足そうに棗がわらった。
すると棗が
「こん…ど…は…おと…う…さん…のば…ん」
そう言ってスポンジをとり、隆士の背中に回りこんで洗い始めた。
「はぁ〜、いい気持ち…」
隆士の顔も思わずほころぶ。
「おわっ…た…かも」
棗は隆士からシャワーを受け取って背中のアワを洗い落とす
「棗ちゃん、ありがとね」
隆士は棗の方を向き、頭をなでた
「おと…さんの…せ…なか…おっき…い…かも」
「洗うの大変だった?」
隆士は頭を掻きながら、ごめんごめん、と謝る。
「あ…そん…なこと…ない…かも」
言いながら隆士の背中に抱きつく。
「おっき…い…せ…なか…だいすき…かも」
「そっか、それならよかった」と、ちょっと照れる
湯船に二人でつかる。
「じゃー100数えて出ようか!」
「(…コクン)」
「「い〜ち、に〜い、さ〜ん…」」
「ご〜じゅい〜ち、(?なんだろ…ちょっとのぼせちゃったのかな?)」
「「きゅ〜じゅきゅ〜、ひゃ〜k」」


「「「ちょっとまったぁ!!!」」」
「! さ…早紀ちゃん、千百合ちゃんそれに魚子ちゃんも」
人差し指をビシッ!っと棗にむけて「ナツメ!てめーひとりだけぬけがけしやがって!」

102名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 02:50:43 ID:o38jvyFB
はい。駄文をながながと…申し訳ありません。

書いて思う。キャラが動かない!職人さんはネ申だということ。
てかなっちんと隆士しか動かない!
…仕方が無いので幼児棗ちゃん×隆士君のからみで…
文才無いな〜上記のも書き直そうかと思います、
本番の修正版では他の子はお風呂入りません(爆

疑問、指摘点、修正点、ご意見ご感想、どしどしください。
非難とかは…現時点では勘弁してくださいませ…

よろしくお願いします
103テイル ◆5zZRlb1law :2007/01/16(火) 10:30:28 ID:HcXokgfq
めっさー氏GJ!そして書くためのアドバイスが欲しい人が多いみたいなので……

・小説を読む
何でもいいから読む。二次創作の場合ラノベとか。
(個人的には雰囲気が近いARIAでもいいかも)

・キャラの行動を展開させる
本編に登場する性格を考えて書く。
口調を揃えるのは当然だが、少しはいじっても構わない。

・まずは一人称視点から
第三者視点は中々難しい。慣れない人は一人称視点で書いてみよう。
まほらばなら白鳥クン視点で書いてみるとか。

・自分が楽しく
創作なのだから、自分が楽しく書けなければ意味がない。
自分が楽しくなければ他人も楽しめない。

こんなとこですかね。尻尾からのアドバイスなんてこれぐらいですが……
少し物足りない気もしますね……
まあそんな感じで、初夢をネタに誰か書いてみませんか?
104名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 14:20:20 ID:5qOMXtfr
>>100
GJ。楽しく読ませていただきました。
105めっさー:2007/01/16(火) 15:41:10 ID:5qOMXtfr
「こんな事しかできないけれど」後半がロールアウトしました。
唯今展開します。

そっとパンツを受け取って、手の平の上に乗せてみる。
暖かい。心地よい温もりが手の中に広がる。朝美ちゃんの体温がそのまま残っているようだった。
ただそれだけの行為で、頭の中がお酒を飲んだようにぼうっとしてくる。
今すぐこのパンツの匂いを嗅いでみたい。朝美ちゃんのアソコに直に接していたこの布の匂いを嗅いで見たい。
ふと、朝美ちゃんの方へ視線をやる。彼女は棒立ちのまま真っ赤な顔をしながら隆士を見守っていた。
朝美ちゃんに見られてる・・・。それだけで、物凄い背徳感と興奮を感じる。
もう我慢の限界だった。勢い良くパンツを口元に押し付け、布地の柔らかさを感じながらすぅーっと深呼吸する。
ほんのちょっと、オシッコの匂いがした。その匂いを嗅ぐだけで、お酒なんかとは比べようにならない
刺激と高揚感が頭の中に広がる。ゆっくりと息を吐き出し、再び吸い上げるとさらに大きな高揚感に満たされた。
このパンツの柔らかさをもっと体感したい。その衝動を抑えることはもはやできなかった。
ズボンのファスナーを一気に引き降し、すでに限界まで膨張した自分の分身をパンツの中から引きずり出す。
「きゃっ!?」
いきなり現れた隆士の分身を見て、朝美が驚きの声を上げる。
「ご、ごめん、朝美ちゃん・・・・」
朝美への謝罪もそこそこに、パンツの中に分身を忍び込ませる隆士。
パンツの暖かさと心地よく包み込んでくれる布地の柔らかさ。ただそれだけで限界を迎えそうだった。
いますぐ自分の欲望を吐き出したいのを必死に堪え、パンツを掴んだ手を上下に動かす。
シュック、シュック、シュック、シュック、シュック・・・。
(お兄ちゃんが私の下着で気持ちよくなってる・・・)
そう思うと、体の一部がなんだか暖かくなってくるような感じを覚えた。
隆士の方はもうじき終わりそうだった。分身から大量に吐き出される先走り液のせいでパンツの滑りが良くなり、
更なる快楽を与えられていた。
クッチュ、クッチュ、クッチュ、クッチュ、クッチュ・・・。
「ハァ・・ハァ・・ハァァ・・・ア、アアァッ!!」
ビュクビュクビュク、ビュクク〜〜ッ!!・・・・・。
全ての欲望を吐き出し、パンツを分身から引き剥がす隆士。分身から離れたとたん、大量に吐き出された精液が
ポタポタと畳の上に落ちる。
事を済ませてから、自分のやった事に罪悪感を思い出した隆士。朝美ちゃんにこんな事をして
軽蔑されるのではないのかと恐れを覚えて、ふと、朝美に視線を伸ばす。
朝美は棒立ちのまま、顔を真っ赤にしてなんだか罰の悪そうな顔をしていた。顔から下へ視線を延ばすと・・・。
「あ、朝美ちゃん・・・」
「え、あ、なあに、お兄ちゃん?」
「き、君の足元・・・」
え?、という表情をしながら自分の足元に視線をやると・・・太ももの内側から、大量の粘液がしたたり落ちていた。
106めっさー:2007/01/16(火) 15:42:53 ID:5qOMXtfr
「や、やだぁ、何これ。」
初めてみる、自分の体から分泌される液体に戸惑いを覚える朝美だった。
「・・・それは愛液だよ。」
「な、何それ・・・・。」
「女の人が興奮した時に出てくる、自分も気持ちよくなりたいっていう体のシグナルだよ・・・。」
「気持ちよくなりたい・・・?、私、そんな事思ってるの?」
「きっとそうだよ・・・。」
手にしていたパンツを机に置き、朝美に近寄る隆士。
「お兄ちゃん・・・?」
「絶対痛いことはしないから・・・気持ちいい事しかしないから・・・僕に任せて。」
「・・・・・・・・・うん。」
そっと体を隆士に寄せる朝美。
朝美の体を軽く抱きしめ、朝美の小股に手を伸ばす隆士。愛液を吐き出し続ける彼女のデリケートな所にそっと
触れてみる。
「ひゃう!!」
「あ、朝美ちゃん、大丈夫?」
「う、うん・・・ちょっと、びっくりしちゃったよ。」
「ゆっくりするからね・・・。」
手を人差し指と中指が飛び出る形にして、ゆっくりと朝美のクレヴァスをなぞる隆士。
クチュ、クチュ、クチュ、クチュ、クチュ・・・・・。
部屋の中に単調なリズムが奏でられる。ただそれだけで朝美の体は熱くなり、吐き出される愛液の量も激増し、
あえぎ声が漏れてくる。
「ハァ・・・アアッ・・ハァ・・お兄ちゃん・・・私・・・頭が・・・ぽやぽや・・してきた・・・。」
(もうそろそろだね・・・。)
「朝美ちゃん、そろそろ終わらせるよ。」
そう言うと、朝美のデリケートな所の中にある小さな豆の皮を剥ぎ、二つの指で軽くつまんだ。
「お、お兄ちゃん!あああっ!!!」
全身をビクン、と痙攣させ、糸が切れた操り人形のように崩れ落ちる朝美の体。
隆士は、優しくその体を支えてあげた。
107めっさー:2007/01/16(火) 15:45:08 ID:5qOMXtfr
「朝美ちゃん・・・ゴメン、君の下着を駄目にしちゃて。」
「ううん、いいの。お兄ちゃんのお役にたてたなら。」
「・・・それでね、朝美ちゃん、あんな事他の人にしちゃ絶対に駄目だよ。」
「え?」
「お金のために自分の下着を売るなんて本当に駄目だよ。」
「うん・・・こんな事するの、お兄ちゃんだけだよ。」
「またお金が入り用だったら僕がなんとかするから。」
すうっと一呼吸置いてから、次の言葉を紡ぐ隆士。
「だって朝美ちゃんは、僕にとって大切な人なんだから。」
その言葉を聴いて、満面の笑みを浮かべる朝美。
「・・・お兄ちゃん!!」
そのまま、ぎゅっと抱きついてきた。
「朝美ちゃん・・・ッ!!」
隆士もまた満面の笑みを浮かべて、やさしく抱きしめ返した。


終わりです。大急ぎで作ったからちょっとやっつけ仕事臭いでしょうか。
スイマセン・・・。
108名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 16:18:26 ID:2xOZVet2
1番槍GJ
本番が無いのは白鳥の自制心だと信じたい
109名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 16:41:29 ID:KRESa9nn
>>107
GJ!

>>103
まほログ更新乙です。でも、前スレとかのSSが登録されてないよ。
よかったらログありますが・・・?
110名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 16:58:16 ID:NQ4yXuYH
>>107 >>100
共にGJ!
111名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:16:24 ID:d6VQqdTd
GJ!!        しかし、白鳥くんが・・・自制心無さすぎかな・・・と。しかし、俺が同じ状況になったら同じ事をするだろう・・・ありえないけど。
112名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:21:30 ID:d6VQqdTd
今ニュース見たんだが2ch大変なことになってるな・・・悪いのは無責任な書き込みをした人だと思うがな・・・
113名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:46:14 ID:o38jvyFB
>>103 貴重なご意見ありがとうございます!
今日も頑張ります
114めっさー:2007/01/16(火) 18:23:52 ID:bSCkD8bO
皆様私のSSを読んでくれてありがとうございます。激励のお言葉まで頂いて感謝の極みです。
>>111
私も書いてるとき隆士たんが自制心無さ過ぎかな・・・と思ってました。
でも彼にぱんつクンクンしてもらわないと話が進みませんし・・・・。
一体あのシーンはどんな風に書けばよかったのでしょうか?
115名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 18:34:44 ID:P4iX0w4x
俺は、そんな自制心をなくしてしまう白鳥くんも好きだぞw
116名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 19:27:23 ID:d6VQqdTd
>>114          さっきは自制心無いと言いましたが、改めて考えると、あれで良いのではないでしょうか、密室、目の前にあるのは脱ぎたてのパンツ・・・あの状況で自制心を保てたら相当なものかと・・・
117名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:58:23 ID:o38jvyFB
>>116 かぐなというほうがキツイ
118名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:07:11 ID:wML2O6IU
>>117          白鳥くんは朝美チャンを襲わなかっただけ偉い・・・と思う。俺はてっきりあのあと白鳥くんが朝美チャンを襲うかとおもったぞ・・・
119100:2007/01/17(水) 00:09:48 ID:inWpC4ZJ
>>118 確かに

ってかさっきまほログ読んでみたら子供とお風呂ネタ既出だたorz
おまけにめちゃくちゃ話が上手い。

ここまで書いておいてなんだが…どうしようかな…
120名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:16:39 ID:LROuveYQ
>>119
どうしようとか言わないでくださいよぉー
俺らとしては、読みたいですよっ!
121名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:23:29 ID:9/jHp6/F
>>119
がんばれ
122名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:27:00 ID:ugH5U2Uz
記 念 祭 が 近 づ い て ま い り ま し た

職人の方々頑張って下さいな。
123100です:2007/01/17(水) 01:46:29 ID:inWpC4ZJ
か…完成したよ…

だいすきおとうさん…かも(修正版)

製作:100
メインキャラ:白鳥・棗(9歳)

「んん〜…」大きな伸びとともに白鳥隆士は書斎(2号室)の時計を見る
時計は午後9時20分をさしていた。
「もうこんな時間か…みんなはまだ起きてるかな?
仕事も一段落着いたし、お風呂でも入ろうかな」そう言って、隆士は下着と寝巻きを用意して
部屋を出て男子風呂に向かった。

風呂場向かおうとすると、中庭から子供たちの声が聞こえてくる。
「まてぇ〜〜!」
「わ〜!サキおねえちゃんがオニだ〜」
「サキちゃんにはつかまりませんわ〜」
子供達がはしゃぎながら中庭を走っている。
「みんな元気だなぁ」
「あ…おとうさん…かも」
中庭から隆士を見つけると棗はとトテトテとこっちに向かってきた
身長は隆士の腰よりちょっと頭がでるぐらいだ。
「棗ちゃんはみんなと一緒に鬼ごっこしないの?」
「(コクン)…はし…るのは…あん…まり…すきじゃ…ない…かも」
「そっかぁ…そうだ!これから僕はお風呂に入るけど、一緒にはいる?」
「(ほぅ)…うん…かも」
「じゃあ他のみんなも呼んでこないと…」
隆士の提案に棗はうつむいて首を横にふる。
「(ふるふる)…」
「? どうかしたの?」
「おと…うさん…と二人…がい…い…かも」
恥ずかしながらも自分の希望をのべ上目づかいで隆士をみる
「だめ?…かも」
「…まぁ…たまにはいっか!」
「(ぱぁぁぁぁ)」

124100です:2007/01/17(水) 01:47:50 ID:inWpC4ZJ


《お風呂場内で》

「それにしても、二人で入るのは久しぶりだね」
「うん…」
棗の背中を洗いながら隆士がニッコリほほえむ。
隆士が棗の背中を洗い終えシャワーで流してあげると、満足そうに棗がわらった。
すると棗が
「こん…ど…は…おと…う…さん…のば…ん」
そう言ってスポンジをとり、隆士の背中に回りこんで洗い始めた。
「はぁ〜、いい気持ち…」
隆士の顔も思わずほころぶ。
「おわっ…た…かも」
棗は隆士からシャワーを受け取って背中のアワを洗い落とす
「棗ちゃん、ありがとね」
隆士は棗の方を向き、頭をなでた
「おと…さんの…せ…なか…おっき…い…かも」
「洗うの大変だった?」
隆士は頭を掻きながら、ごめんごめん、と謝る。
「あ…そん…なこと…ない…かも」
言いながら隆士の背中に抱きつく。
「おっき…い…せ…なか…だいすき…かも」
「そっか、それならよかった」と、ちょっと照れる
湯船に二人でつかる。
「じゃー100数えて出ようか!」
「(…コクン)」
「い〜ち、に〜い、さ〜ん…」
「ご〜じゅい〜ち、(?なんだろ…ちょっとのぼせちゃったのかな?)」
「きゅ〜じゅきゅ〜、ひゃkムグ…」
百を数えようとした瞬間、棗が隆士の口を手でふさいだ。
「ま…まって…かも」
「ぷはっ ど…どうかしたの」?
「…………………………………………………………………………」
「な…つめちゃん?」
しばらく黙っていたが、意を決したように


「も…もう…いっか…い…あら…う…かも」
「えぇ? い、いいよ…さっき洗ってもらったし、また今度にしよ?ね」
(…ぅる…)棗の目に涙がたまり始める
「おと…さん…なつ…が…あらう…の…いや?」
「(な?泣き落とし!?いつの間にそんなテクを?)そ、そんなことあるわけ無いじゃない」
「じゃぁ…あら…っても…い…い?」
「(仕方ない…)もちろんだよ、ありがとね」
ほぅっと棗の表情もすぐに明るさをとりもどす。

あはははは…は…は
125100です:2007/01/17(水) 01:50:19 ID:inWpC4ZJ

「それじゃあ…あら…う…かも」
椅子に座った隆士に声をかけ、スポンジにアワを立てて洗い始めた。

こころなしか、棗はもじもじしているような気がする。

「(あ、れ?どうしたんだろう、僕。カラダが…熱い)」

薬の効果がでてきたのか、棗のようすもどこかおかしい。
「(ハァハァ…か…カラダ…がぁ…あつ…い…かも)」
棗は頭の中がボーッとしていく感じがした。
「ダ…だめ…かも」と棗はつぶやきスポンジを落として
隆士に抱きついた。

媚薬のせいで敏感になっていた隆士のモノは一気に反応してしまった。
「(しまった!)」
大きくそそりたった立派なチ●コがびくびくと脈打っている
「(やっちゃった…)え〜っとねコレは…その…ん!」
しどろもどろに説明しようとしていた隆士の口おふさいだのは…
「んん!?(な、棗ちゃん!?なにを?) 」
いつの間にか回りこんでいた棗が隆士にディープキスをしていた
ぴちゃぴちゃと浴室に響く卑猥な音
「(ぷはぁ)はぁ…こう…する…と…おと…さん…はぁ
よろ…こ…んで…くれ…る…かも」
そういった棗の唇にはクモの糸のように細い唾液がたれ、
それは隆士のくちとつながっていた。


「はぁ…お…とう…さん…だい…すき…」棗はもう何も考えれらなかった
自分が何をしているのかもわからないない。

…しかし、棗は次に何をすればいいかを知っている。
少し前に夜中、トイレに行こうと起きた棗は、別の部屋で隆士と
自分の母親である梢がしている行為を目撃してしまった。
まだ幼い棗はその行為を理解できなかったが隆士がそれで喜んでいたのは
知っている。

だから、自分もしようとおもったのだ。
大好きな父親のために。

そそりたったモノを両手で優しく包み込み、ゆっくり上下させてゆく。
シュッシュッ、と乾いた音から
しだいに、ぴちゃぴちゃと濡れた音にかわってゆく。
「んぁ…な、つめちゃん…じょうず…だね」
隆士の顔をみながら、棗は自分のしている行為で隆士が気持ちよくなってくれていることが嬉しかった。
「き…きもち…いい…かも?」
うなずきながら棗の頭を撫でる隆士。
「うん…きもちいいよ…」
「(ほぅ)…う…れしい…かも」
隆士のモノをシゴク手がだんだんと早くなる。
「はぁ…う、で、でる!!」
びゅくく!びゅく…
絶頂を迎えた隆士のモノの先から放たれた精液は
棗のまだあどけなさを残す顔にかかった。
「!はぁ…あぁ…」
「!ご、ごめん!」
あわててシャワーで顔についた精液を洗い流す。
「…にがい…け…ど…へい…き…かも」
隆士と棗の目が合い、自然と笑みがこぼれる
126100です:2007/01/17(水) 01:53:42 ID:inWpC4ZJ

膝立ち状態の棗がゆっくりと立ちあがり、隆士の顔の前に自分の顔を持っていき…
ちゅっ
湿った唇を重ねあう
ディープでもなんでもないただのフレンチキス。
(な!?棗ちゃん?)
唇がはなれ棗は隆士に抱きつく。
「おと…さん…だいすき」
えへへ…と笑う棗の頭を優しく撫でながら
「僕も、棗ちゃんが大好きだよ」


二人が浴室から出ると
子供達が集合していた。
「「「な〜つ〜め〜(おね〜ちゃん)」」」
みんなそろってニコニコしている…
いや、顔が引きつっているのだった。
「ひ…ひとりでぬけがけしやがって!」
「ゆ…許せませんわ!」
「おねーちゃんばっかずるいよ!?」
口々に攻める姉妹に対して棗は
「お、おと…さんはわ、わた…しのも、もの…なん…だ…から」
そう言い放ち、隆士に抱きつき、勝ち誇った笑みを浮かべた


ラブリーな子供達の隆士を巡る戦いを傍観していた珠実は
「棗ちゃんをけしかけて、白鳥さんを子供達に幻滅される父親に
するつもりだったですが…
まぁ〜いいです〜これで終わりじゃないですよ〜白鳥さんv」

〜おしまい〜
…続く?
127名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 08:20:51 ID:eohDKWmc
orz…ツヅカナイノカ
128名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 08:21:32 ID:eohDKWmc
続かないの?
129名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 08:22:31 ID:eohDKWmc
↑ごめん、ミスった
130名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 13:07:03 ID:ONluRDlw
近親相愛(・∀・)イイ!
131名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 17:06:03 ID:wML2O6IU
将来、白鳥くん大変だな・・・いったいどうなることやら・・・
132名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 17:50:50 ID:ud40GjvB
>>126
GJ!!このなっちんは本格的にお父さん奪取作戦を企てそうだww
133名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 19:00:00 ID:LROuveYQ
>>123
GJ!!
いやぁー子供でもやっぱなっちんいいわぁww
134名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 19:25:35 ID:wML2O6IU
GJ!!        なっちんサイコー!おそらく今後白鳥くんは大変だな・・・
135名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 20:24:41 ID:N0abbkig
GJ!!!
136ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2007/01/18(木) 00:39:42 ID:gtFmMRnj
あー、もしかしたらそこはかとなく間抜けな理由で2周年祭に参加できない悪寒
137名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:31:41 ID:fszXrn4k
そんなこともあろうかと

まほらば2周年住人感謝祭 1/18-1/20
138ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2007/01/18(木) 01:33:26 ID:Zh71+f+G
しかし不死鳥の様に復活。
>>136は携帯からだったのでsage忘れ申し訳ねえ。
さー追い込みーってかはじまんの今日からかよ祭り!!今気づいた!
139名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:49:37 ID:fszXrn4k
流石はぐうたら。ともに数スレを過ごしただけの事はある。

お前の作品読まなきゃ課題がはかどらないぜ!ヒャッハー!
140100です◇inWpC4ZJ:2007/01/18(木) 02:09:20 ID:tzbi88X7
>>138 頑張ってください

ってか、お祭って今日からだったんだ…
てっきり19日オンリーかと思ってたorz
もう一作品…いける…かも?
続編を…時間の許すかぎりがんばってみようかな?
141名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 06:35:14 ID:uuIcktZO
おぉーもぉお祭りは始まっていたのですね!
みなさん頑張ってくださいっ!!
142名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 08:53:48 ID:Y69NSm+X
そして投下ラッシュを虎視眈々と狙う俺…
143イレイザ− ◆ERASER.7Dw :2007/01/18(木) 18:57:38 ID:YUiydIgh
今日からかよwwwwwwww
書いてねえwwwwwww
144名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:42:38 ID:fszXrn4k
消しゴム氏キター
145名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 21:10:26 ID:fvzy3I+7
ワクワクしてますヨ〜
146名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:33:14 ID:uuIcktZO
職人さんたちが続々と・・・・・・楽しみだww
147ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2007/01/18(木) 22:34:31 ID:vYrduZI/
誰もいないなら俺がとりあえず先陣切らせてもらいまー。
一応祭り一発目?去年もそんなだった気が。

祭り用SSと言うか、前スレでリクエスト受けた奴なんですけどね。
スレと年をまたいでしまって死にたいほど申し訳ないです。

それじゃまひるちゃん短編で「あるひのまひる」4レスくらい?どぞ。
148あるひのまひる 1/4:2007/01/18(木) 22:35:01 ID:vYrduZI/
水無月まひると言う少女がいる。
有名な芸術家の家である水無月家の次女だ。
性格は無愛想を通り越して無表情。だがその実、内面的には人一倍繊細でとても涙脆い。
趣味はボール遊び。大抵は一人で壁に向かって投げては取っての繰り返しだが、偶に使用人を捕まえて投げ合う。
好きなものは姪の黒崎 朝美。姪と言っても、まひるは14歳で朝美は13歳だ。姪と叔母と言っても上手く当て嵌まらない。
それが水無月まひると言う少女である。

そんなまひるは今、水無月の屋敷の中を歩いていた。
玄関を目指して真っ直ぐ歩く。
後ろには、水無月家のメイドでありまひるのお世話係でもあるタチバナが控えている。
玄関が視界に入る。
すると、外から開いた玄関から父である丑三が姿を見せた。
「おおまひる。どこへ行くんだ?」
笑って問う丑三にまひるはぽそりと、
「お兄ちゃんのところ」
だけ言って玄関を開けたままの丑三の横を通り過ぎる。
その少し後ろから遅れてタチバナが、
「行って参ります、旦那様」
と言ってまひるの後を追った。
「ほほう、そうかそうか。お兄ちゃんの所か……」
そう繰り返し、丑三は固まった。
「お、兄、ちゃん……?」
ギギギ、と重く錆び付いた様な音を立てて振り返っても時は既に遅く。
まひるはタチバナの運転する車に乗り込み、水無月邸を出発していた。
「ま、まひるうううううう!! お、お兄ちゃんとは誰じゃああああああ!!!」
水無月丑三の絶叫を聞いていたのは、水無月家付きの運転手だけだった。
149あるひのまひる 2/4:2007/01/18(木) 22:35:38 ID:vYrduZI/
キッ、と車のブレーキ音が響く。
「お嬢様、到着いたしました」
タチバナの声を受けて、まひるはもそりと後部座席から起き上がる。
「うむ」
とだけ言うと、ガチャリとドアを開ける。
まひるの見上げた先に堂々と建っている古い建物、名前は鳴滝荘。
ここにはまひるの姉やら姪やらその家族やらが詰め込まれている。
家族。
このアパートの住人に、血縁関係のある者は一人としていない。
しかし、ここの住人達を纏めて呼称するなら、「家族」ほど適切な表現は無いだろう。
車を道の脇に止めたタチバナも車から降りてくる。
「お嬢様、いかがなされました?」
「ん。なんでもない。行くぞ」
「は」
鳴滝荘に足を踏み入れるまひる。後ろにタチバナが付き従う。

「あら? まひるちゃんにタチバナさん?」
玄関を遠慮無しに開けて一番に目に留まったのは、長く蒼い髪の少女。大家の蒼葉 梢だった。
「おお梢ポン。遊びに来たぞ」
「おじゃましています」
ひょいと気軽に手を挙げるまひる。慇懃に頭を下げるタチバナ。
「はい、いらっしゃい♪」
にこ、と眩いばかりの笑みで客人を迎え入れる梢。
「あ、でも……今は沙夜子さんも朝美ちゃんも買い物に出てますよ?」
申し訳なさそうな顔で言う。
「気にするな梢ポン。今日は別の用で来た」
「はあ、別の用……?」
まひるがうむ、別の用だ、と言うと、梢もとりあえず納得したらしい。
どうやら掃除の途中だったようで、失礼しますとだけ言うとそのままとてとてと走り去って行った。
「お嬢様」
「何だ?」
中庭を一望出来る回廊に出た時にタチバナが口を開いた。
「私は用事がありますので、これからは別行動を取らせていただいてよろしいでしょうか」
そう言うタチバナの視線の先にあるのは、
「………………うむ。解った」
「ありがとうございます」
巨大な巨大なクマのぬいぐるみ――もとい、遊園地とかにある子供が中に入って遊ぶアレ、通称圧巻ベアーだ。
これはこの鳴滝荘の住人である茶ノ畑 珠実が梢の誕生日に贈ったものだが、今ではタチバナ専用になってしまっている感すらある。
「では、行ってまいります」
そう言い残すと、やや軽くなった足取りで中庭に下り、圧巻ベアーの腹からその内部に突入して行った。
数秒後、圧巻ベアーは楽しげにふらふらと揺れ始めた。
150あるひのまひる 2/4:2007/01/18(木) 22:36:11 ID:vYrduZI/
コンコン、と自室の扉がノックされる音で、白鳥隆士は目を醒ました。
「あれ、寝ちゃってたのかな……?」
頬を押し付けていた机から顔を上げる。
まぶたをごしごしとこすりながら近くにあった鏡を覗き込む。寝跡や寝癖は付いていなかった。
コンコン、小さなノックの音がまた鳴った。
「あ、はーい?」
誰だろう、と考えながら立ち上がる。
ノックしない人達――桃乃 恵、珠実、沙夜子、灰原等の住人は真っ先にリストから引く。八割がリストから消えるのはどうだろう。
ならば梢か朝美かはたまた外からの客人か。とにかく早く出なければ。
隆士の考える来訪者リストの中に鳴滝荘で唯一自分と同じ性別の物書きが入っていないのは何故だろう。
「はい、どちら……、て。あれ?」
視線の先には誰もいない。
と、言う事は。
隆士は自身の今までに培ってきた対来客スキル及び記憶を総動員させる。開けて目線の先にいない客人は――
「……あれ、まひるちゃん?」
――往々にして目線よりも背の低い客なのだ。
予想は当たり。しかし大当たりでは無い。
隆士は初め、朝美が訪れて来たのだろうと思っていた。この部屋に来るちびっ子は朝美ぐらいだ。
勿論、精神的ちびっ子である魚子はカウントしない。
だから朝美だと予想していたのだが、実際に目の前に建っているのは、マフラーで口元を隠したツインテールのお嬢様、まひるだった。
「お兄ちゃん。久しぶりだな」
「え? あ、うん……久しぶり、まひるちゃん」
まだその呼び方なんだ、と隆士は思う。
いつぞや朝美目当てでまひるが鳴滝荘に来た時にそう呼ばれてから会う度に呼称は「お兄ちゃん」で固定されている。
呼ばれる度に外野、主に恵や珠実からの嫌がらせが繰り返されてきた。
しかし肝心の梢は不思議そうに首を傾げるか、穏やかな笑みをたたえて隆士とまひるを見ていたりした。
互いに恋人として信頼し切っているのだ、隆士には「まさか」も「もし」も、「たら」も在り得ないと信じているのだ。
まひるは、漠然とだがその関係を羨ましく思っていた。

「それでまひるちゃん。今日は、どうしたの?」
やがて仕切り直す様に隆士が訊いた。
「遊びに来た」
返すまひるはあくまで簡潔に。余りの即答に隆士はややたじろぎながらも話しかける。
「遊びに、って……朝美ちゃんと? だったら今買い物に行ってるみたいだからまた後――」
「――ちがう」
ぴと、と。喋る隆士の唇にまひるの白い指が当てられた。
隆士はむぐ、と話を中断させられる。
「ぷは、え、まひるちゃん? 違う……って?」
指を引っぺがしてまひるを見る隆士。
まひるはいつもの通り何を考えているか解らないポーカーフェイスだ。
しかし注意深く、本当に注意深く見るといつもよりは頬が赤い……気もする。目の錯覚程度の誤差だ。
隆士に見詰められているまひるは少し、ほんの少し隆士から視線を逸らして口を開く。
「お兄ちゃんと遊びに来た」
カキン、と。
解り易い音を立てて隆士が固まった。
丸く見開かれた目、間の抜けた風に開かれた口。
やがてギギギと錆びた音を立てて隆士は自分を指差す。
言外にまひるへ伝える言葉は、「僕ト?」。
まひるは首をこくこくと上下させる。
「今日はお兄ちゃんと遊ぶ為に来たんだ。さあもてなせ」
宣告するまひる。絶句する隆士。
ぽちゃん、と中庭で灰原が池に釣り針を落とす音が聞こえた。
151あるひのまひる 4/4:2007/01/18(木) 22:37:15 ID:vYrduZI/
その数分後。
鳴滝荘二号室の中。
胡坐をかいて絵本を広げる隆士。
その上に乗って広げた絵本を読み耽るまひる。
静かな部屋。BGMはページを繰る音と風の音。
うららかな午後の日差し。
やがてぱたんと絵本が閉じられる。
風は止み、一切の無音。
隆士は動くに動けず、ただまひるが動くのを待つ。
しかしまひるは動かず、隆士も動けない。
さぁ……と涼しい風が窓から吹き込んだ。
と、コテンとまひるの首が傾げられた。
慌てて隆士が支える――と言うよりは、抱きかかえると言った方が正しいのだろうか。
隆士の腕の中にすっぽりと納まったまひる。
そして聞こえる――寝息。

その数分後。
鳴滝荘二号室の中。
胡坐をかいて固まる隆士。
その上に乗ってすうすうと小さな寝息を立てるまひる。
静かな部屋。BGMは風の音と少女の寝息。
うららかな午後の日差し。

穏やかな日の午後、二人の静かな物語。
152久しぶりにあとがき地獄:2007/01/18(木) 22:39:53 ID:vYrduZI/
またやっちゃったなあ。 >>150は3/4です。

諸事情により大幅カットされましたが一応書きあがりました。
……昔と比べてはっちゃけてないなあ俺。
まあまひるちゃんは動きの少ない娘なので静かな調子で。

これはリクエストSSだし、せっかくの二周年なので時間の許す限りもう一本ぐらい書いて見たいかな?
それではぐうたらでした
153名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:46:35 ID:Y69NSm+X
ぬくぬくGJ

そんな事は良くあること
…題名入れ忘れたり…とか
…俺もssが年越ししてるし

154名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:52:30 ID:YUiydIgh
オツイネオツイネ
155テイル ◆5zZRlb1law :2007/01/18(木) 22:54:39 ID:pjBhLNXF
晩酌しながらスレを見ています。テイルです。

>>152
まずはぐうたら氏GJ!
最後の静かな描写がまほらばらしいですな。
折を見て完全版を投下して欲しいです。


そして祭は今日からか……
急ぎ書いてみますか。
156名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:01:07 ID:uuIcktZO
>>152
それでもGJ!年越しちゃってもキニシナイ!!

もう一本も期待してます!
157100です◇inWpC4ZJ:2007/01/18(木) 23:57:58 ID:tzbi88X7
>>147 GJ!

やっぱり職人さんは違いますね
レヴェルの差を改めて感じました

テイルさんも頑張ってください!
158テイル ◆5zZRlb1law :2007/01/19(金) 01:00:34 ID:soFqzJne
一本目完成ー。
ちょっとした沙夜子メインの短編を投下します。
159はつゆめ(1):2007/01/19(金) 01:02:20 ID:soFqzJne
陽射し。

まず聴こえたのは、鳥のさえずり。

そして暖かい布団。

ぼんやりと、沙夜子は眼を醒ました。

「……朝……」
ぼんやりと、天井を見詰めながら呟いた。

小さい頃からよく眠る体質だった沙夜子には、朝はとても厳しい。
まず寒い。布団の中の方が気持ち良い。そして寝足りない。
だから、中々抜け出せない。
春眠暁を覚えず。

「…………」

どうしようか、また寝てしまおうかと考えていると、


「御免、起こしちゃったね」


ふいに、左から声を掛けられる。

左を振り向く。


そこにいたのは、彼女の大切な人だった。


「……おはようございます……」
「おはよう、沙夜子」
にっこりと微笑む彼。
それにつられて、沙夜子も微笑んでしまう。
そうだ、私はこの人と、そして朝美と暮らしているんだ。

大切な人。
大切な家族。
好きという気持ち。
この人と一緒に居られるなら、眠気だって吹き飛んでしまう―――――
160はつゆめ(2):2007/01/19(金) 01:03:30 ID:soFqzJne
「何だか寝足りなそうだね。大丈夫?」
「!……いいえ、そんな事は……」
体の本音を突かれて、顔を真っ赤にする沙夜子。
何と応えて良いか分からない。

「そうだ、朝ごはんを……」
そう言って、沙夜子は布団から出ようとする。
無論、それは言い訳に過ぎない。
お嬢様育ちの彼女は料理が全く出来ないのだから。
精々高校の家庭科で習ったレベルでしかない。

だが、出ようとする沙夜子を、彼は止めた。

「まだいいよ、朝ごはんは」
「でも……」
「今日は日曜だから、一日ゆっくり出来るし。それに……
 朝美もまだ、ぐっすりお眠りさんだからね」
沙夜子は自分の隣の布団を見る。

そこには、確かに朝美が寝ていた。
幸せそうな寝顔で。
どうやら、まだ起きそうにない。

「沙夜子」
大切な人は、沙夜子を軽く抱き締めて、続けた。
「たまには、寝坊してもいいんじゃないかな」
「…………」
「僕と君、こうやって寄り添って、今ある幸せを感じる。
 君が僕の側にいるという幸せと、僕が君の側にいるという幸せを。
 こういう日があっても、いいんじゃないかな」
「…………」
顔を再び赤らめる沙夜子。
その言葉が、とても嬉しくて。
その言葉が、とても愛しくて。
それに応えられる言葉が、出てこないけれど。
それを感謝する言葉が、出てこないけれど。

「……もう少し、寝ていいですか?」
「いいよ。僕は君の側にいるから、安心して寝るといいよ」
「…………はい…………」

彼の言葉に安心して。
彼に抱かれて、沙夜子は再び眠りに落ちる。
その寝顔は、ささやかな幸せを喜ぶ桜のようで―――――


春うららかな、日曜日のこと――――――
161はつゆめ(3):2007/01/19(金) 01:05:29 ID:soFqzJne



寒気。

段ボールの感触。

薄暗がりの中、沙夜子は眼を醒ました。

「……夢……?」

先ほどまで見た夢を反芻する。

あの人との思い出。
ささやかな幸せを感じられた、春の朝のこと。

横を振り向く。

「…………」

そこに愛しきあの人の姿は無く。
大切な、娘の寝顔があった。

その寝顔は、とても穏やかで。
とても、幸せそうだった。

そして。
ふと、今日が一月二日である事を思い出した。

「……初夢……」

初夢に、あの人が出てきた。
それが沙夜子にとって、どれだけ幸せな事か。
そして、彼の言葉を思い出す。

『僕は君の側にいるから―――――』

今年は、とてもいい年になる。そんな事を考えながら――――
まだ起きない朝美の頭を撫で、沙夜子はこう呟いた。

「私は、いつでもあなたの側にいるわ、朝美――――」


<<Happy Dream>>is the end.
162はつゆめ(アトガキ):2007/01/19(金) 01:09:44 ID:soFqzJne
以上、今年初の短編「はつゆめ」でした。
沙夜子の旦那さんってほとんど登場しないので、レベル高いなーと思ったり思わなかったり。
ちなみに二人は一つの布団で寝ています。新婚さんの基本ですねw

さてさて、祭はまだまだ続くので今回はこの辺で。
時間を見つけて書きたいとは思ってるんですが、あと1作品いけるかな……?
163名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 01:23:13 ID:pn6EHAPG
GJデス!!!
164100です◇inWpC4ZJ:2007/01/19(金) 01:26:45 ID:T7Ny8RkW
GJ!
165名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 01:31:06 ID:9vQ+LqgR
GJ!!!さすがデスww
沙夜子さんと黒崎さん・・・いいですねー
俺これ好きです!
頑張ってください!!
166名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 14:55:40 ID:JaL65XK7
>>162
新妻ー!て感じの沙夜子さんが素敵ですなあ
静かな静かな感じでまほらばの「らしさ」が出てましたGJ!
167名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 16:59:35 ID:txm4zMDR
GJ
168名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 20:16:18 ID:ELQQyHpG
沙都子ー
169名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 20:54:10 ID:T1kgLtmu
GJデス!
170名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:43:16 ID:Ac3ZnT90
祭りのわりには閑散としてないか?
…まぁいいや、投下


ある日…シリーズ番外編

傾向:カオス
登場:四つ子+?
171ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:44:23 ID:Ac3ZnT90

「う〜ん…いまいちだなぁ」

最近スランプ気味の頭を抱え、徹夜明けの隆士はごろんと横になる。
今日はなんだか外が騒がしい気がして、朝から集中できない。
とりあえず朝食でも食べようかと、もう日も高くなった窓の外に目をやりながら、鍵を開ける。

「あ、おとうさん起きた!」

扉を開けて一秒。発見された…と隆士はぞくりとする。
娘達との間は、あの出来事があっても気まずくならなかった。
…それが背筋がぞくりとする原因。

「親父〜、今日は日曜だぞ〜、どっか行こーぜ」
「ふむ、それなら私もお父様に買ってもらいたいものが…」
「…服は…もう、いい…かも。お家で、ゆっくりするのが…一番…かも」

なつが伝令役になってしまって、廊下ですでに囲まれる。
早いところ梢のいるキッチンに逃げ込みたいのだけど、娘に逆らうことが出来ない悲しい性。

「み、みんな朝から元気だね…」
「?」

どうすればいいんだ…と悩む隆士を尻目に、周りでわいわいと騒ぐ。

「おとうさん、とりあえず着替えないと」
「そういや親父、飯食ってねぇな」
「だめですよ、ちゃんと決まった時間にご飯を食べないと」
「ふゆ…お母さんの受け売り」

あーだこーだと父に猛攻をかける四人。
せっかくの休日、缶詰でいつも会えない隆士とのふれあいを求める。
娘は可愛いけれど、みんな普通でないほどの好意を寄せてくるので、
父である隆士は最近どう付き合っていいのか分からない。
172ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:45:39 ID:Ac3ZnT90

…ピン、ポーン

「あ、誰か来たみたいだから、行かないと…」
「あ…」
「お、親父〜、何で最近冷たいんだよぉ〜?あたしがきらいなのか…?」
「はるがしつこいからでは?」
「…ガクッ」

うしろで上がる非難をよそに、玄関の方でチャイムが鳴ったのをいいことに、隆士は玄関の方へ行く。
郵便か何かだと思って、その受け答えをしようと扉を開けた。

「はい。どなたですか…」
「あ、あの、こんにちは…」

扉の前に、下を向いてたどたどしく喋る、15歳くらいの女の子が目に止まる。

「はい…おはよう…えっと」

名乗らないその子を不思議に思いながらそう挨拶する隆士。でも、その髪についているリボン、どこかで見たような

「ここは、鳴滝荘ってアパートだけど…誰に用事かな」

こんな女の子の知り合いが居るかな…と記憶をめぐらす。
良く良く考えると、一番考えられるのは娘達の学校の友達だ。

「…えっと、えっと、はるちゃんとなつちゃんとあきちゃんとふゆちゃんと…」

ゆっくりと上目遣いに見つめられて、思わず自分を指差して、首を傾げる隆士。
自分の知り合い…というには年齢が低い気がする。
ぼうっと暫く見つめられていたが、思い当たらない。

「覚えて…ない…ですか?」

ちょっと悲しそうな感じで見られると、思い出さなきゃいけない気がしてくる。
慌てて記憶をめぐらすけど、以前来た娘の友達にこんな子は居なかったような…

「…せんせー」
「先生…?」

その呼び方と、目の前の少女が、昔の思い出をよみがえらせる
173ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:46:22 ID:Ac3ZnT90

『せんせー…絵本…好き…さいん…』
『まったく、白鳥君相手にもこれじゃ先が思いやられるわ』

「お久しぶり…です。私…紫羽 瑠璃…です」
「ああ!そうだ…瑠璃ちゃんだ…うわぁ、大きくなったね」
「あ、ありがとうございます…もう、三年ぐらい来てません…から」

思い出すと共に非常に驚く隆士。…紫羽一家がここに来るなんて連絡を聞いていない。
またちょっと照れて俯く瑠璃。嬉しそうな笑顔と、居心地悪そうな緊張が混ざっている。
しばらく一家が忙しく、会わなかったために初めは気づかなかったが、紛れも無い。

「そ、それで、お父さんとお母さんは?」
「あ…」

途端、困ったような顔になる瑠璃。

「え〜と、あとで、来ます」
「そ、そうなんだ。連絡無いけど、帰ってたんだね」

連絡が無くて、準備が出来ないのがちょっと残念だけど、隆士は懐かしさを覚えて嬉しくなる。
喜んで瑠璃を迎え入れる。

「ようこそ瑠璃ちゃん、まあ、立ち話もなんだし…どうぞ」
「お、おじゃま、します」
「いま、みんなを呼んでくるから…」

言ったはいいがそんな暇も無く、ついてきていたはるに発見される。

「お、親父が、不倫だー!」
「ちょっ…ちが―」

相手も良く見ずに駆け出していくはる。
5秒後にははるなつあきふゆ全員集合で、回廊の入り口から覗き込む。
174ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:47:03 ID:Ac3ZnT90

「あ、こ…こんにちは」
「…ん?」
「…あれ」
「…あ…」
「…もしかして」
「「「「あ〜っ!!」」」」

四人ではもって、驚いたように駆けて来る。
久しぶりの瑠璃に、みんなびっくりしている。前に会ったのは、まだ小学生の頃だ。

「まったく、手紙だけしか来なくて。…元気にしてたかよ!」
「わ〜い!瑠璃ちゃんだ〜」
「びっくり…だけど…嬉しい…かも」
「本当に…お久しぶりですね、瑠璃さん」
「う、うん…ひさしぶり…みんな」

再開の嬉しさで、わいわいとやっている。

「じゃ、あたしらの部屋に来いよ!」
「いろいろ…見て欲しいものも…ある…かも」

瑠璃の手を掴んで引っ張っていこうとするはるに、嬉しそうにしていた瑠璃が、慌てて手を振る。
不思議そうな顔で振り返った四人に、瑠璃は言う。

「ちょ、ちょっと、先にせんせーの所に、用事があって…その、お母さん達の事…とかで」
「え〜?そうなの?」
「ま、いいか。じゃあ、終わったらあたしらの部屋に来いよ」
「う、うん」
「あ、おかあさんにも…言わないと…かも」

はしゃぎながら去っていく娘達を見てほっとする隆士。
気まずくなったりしてたらどう接すればいいのか分からないと言う不安も、この四人の前では吹き飛ぶ。
175ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:48:19 ID:Ac3ZnT90

「それで、僕に用って?…あ、僕の部屋のほうがいいか」
「…は、はい。…すみません」

とことことなんだか緊張しながらついてくる瑠璃。
隆士は不思議に思ったが、紫羽夫妻が来れば分かるだろうと、楽観視していた。

部屋に入って、扉を閉めるなり。瑠璃が決心したように口を開く。

「ずっと、憧れてたんです…」
「へっ?」

突然そんな事を言う瑠璃に、思わず変な声を上げてしまう隆士。

「せ、せんせーの絵を見てると、不思議と暖かい気持ちになって、おはなしも楽しくて…」
「わ、私…大好きなんです」
「そ、そうなんだ。…ありがとう」

昔、再会した頃の梢に褒めてもらったことを思い出して嬉し恥ずかしくなり、ついつい隆士の頬が緩む。

「それで、あの……いろいろあって………」
「うん」
「絵本を、描きたいん…です。私を、弟子…にして、下さい」
「…え?…弟子?」

意外な瑠璃の言葉に、思わず聞き返してしまう隆士。
途中が抜けたような台詞に、要旨を掴みそこなう。

「せんせーの絵本を読んだときから…ず、ずっと憧れていて」
「そ、そのために…ここに、来たんです…。お願いします」

ぎゅっと目を瞑って、必死に喋る瑠璃に、やっと隆士も理解しだす。
今日一足早く鳴滝荘に来たのは、そのためらしい。

「で、弟子って…僕そんなにベテランって訳でもないし…あれでも、もう10年以上?…何言ってんだ僕」
「えっとつまりそれは、瑠璃ちゃんの、夢ってコト?」
「は…はい。むこうにも、面白い絵本はたくさんあるんですけど…やっぱり、せんせーのが一番なんです」
「せんせーみたいな絵本が…か、書きたい…です」

後に混乱がやってきて、隆士の頭をごちゃごちゃにする。
瑠璃の夢はつまり、絵本作家になることで…そのきっかけを作ったのは隆士自身。
そういえば、最初に会った時も、自分のデビュー作を大事そうに抱えてきていたと隆士は思い出す。

「や、やっぱり…だ、だめです…か。…ごめんなさい」

そんな隆士の様子を見て、拒絶されたのかと思って目をうるませる瑠璃。
昔の自分が目に浮かぶ、実家で絵本に没頭していた頃…現役の作家さんに会いたいと願った事もあった。
176ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:49:02 ID:Ac3ZnT90

「え、い、いや…本当に?…僕なんかでいいなら、教えてあげるけど…」
「あ…」

なんとなく昔の自分に重ね、慌ててそう答える隆士に、ぱっと瑠璃の表情が明るくなる。

「!…あ、ありがとうございます。嬉しいです…」
「…まぁ、あんまり役には立たないかもしれないけど…」
「そ、そんなことないです…。せんせーは…せんせーは」
「わ、わかったからね。…ありがとう」

嬉しそうに涙をぬぐう瑠璃。わざわざそのためにフランスから来るなんて…と
隆士は瑠璃の想いの強さに驚き、同時に頑張ろうと励まされた。

「えっと…ふ、ふつつかものですが…」
「そ、それちがう!」

どこで誰が聞いているか分からないので、隆士はそう突っ込んだが、
当の瑠璃は言葉を知らないので頭にはてなを浮かべている。

「で、でも、どうするの?…ここには長く居られないんでしょ?」
「あ…あの、そのことなんですが…」

ごそごそと荷物から便箋を取り出して、隆士に手渡す。

「母から、これを渡せば…いいって」
「桃乃さ…えっと、恵さんから?」

慌てて言い直す隆士だが、実際なれないものはなれないのだ。
直接言えばいいのになぜ?…と嫌な予感を覚えつつ受け取った手紙には…


『そういうことだから、よろしく!…今の仕事が終わったら、私達も日本に一度戻るから!』
『P.S 入居届けは同じ便箋に入ってます。絵本作家になるって言って聞かないから、責任とって〜』


「手紙になってないよ〜、桃乃さ〜ん!…というか、追伸と本文逆」

懐かしい人が帰ってくると分かってある程度は嬉しい隆士だが…
あいかわらずいまでも振り回されるのが得意である…

「あの、お父さんとお母さんは…いつ頃?」
「た、たぶん…あと半年くらいで、戻れると思います…」
「け、けっこう…長いんだね…あとでって、6ヶ月先のことなんだ」
「…それで、さ、先に…その、せんせーの所に…習いに…」
「中学の転入は、次の学年からで、時間があるので…」

顔を赤くしながら話す瑠璃。…手紙の内容は、自分から来たいと望んだことを示している。
それにしても、中学生にしてここで一人暮らし…行動力は桃乃さん譲りなのかな、と隆士はふと思う。
また先行きに不安が出てくる隆士…。でも、娘達にも良い刺激になるかもしれない。

「う、うん。大体の事情は分かったよ。部屋のことは、あとで梢ちゃんに行っておくからね」
「は…はい。ありがとう…ございます…えと…それじゃ、みんなの所に、行って…来ます」
「あ、うん。時間はたっぷりあるし、みんなにも教えてあげて…きっと喜ぶから」

がちゃりと有頂天で部屋を出る瑠璃。扉を閉めて、胸に手を当てて、激しい動悸が治まるのを待っていた。
177ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:49:36 ID:Ac3ZnT90

恥ずかしくて今までは出来なかったような事が、なぜか全部出来てしまった。
やっぱり特別な人だと瑠璃は空を見上げる。

「せんせー…」

ぼうっとしながら呟き、先ほどのことを思い返す。
今日からは、ずっと憧れてきた人の近くに居られる。…絵本のこともそうだが、瑠璃にとってはそれがドキドキの元だ。
前に遊びに来た時にも意識していたけど、傍にいて、直接話したら頭がぼんやりしてきた。

「な…なんだ?ぼうっとして」

しかし、その様子を柱の影から家政婦もとい、娘は見ていた。
…というより、言いようの無い不安に駆られて、様子を見に来ていたのだ。

「る…瑠璃の奴、あたしらより先に親父の所に行ったと思ったら…こんどは」

後回しにされたみたいで面白くないはるだったが、大人びたように見える瑠璃の姿に別の心配も生まれる。
…というより、本格的に自分の性別を意識したら、姉妹とも、瑠璃とも比べて自信がなくなったのが原因。

「お、親父のとこに…なんで最初に行くんだ?」

考え出すと止まらない、すでにライバルが3。これ以上増えてもらっては困るのだ。
隆士の部屋から出てきて、ぼうっとしている瑠璃に、はるはますます不安が募る。

「お、お〜い。何してんだ」
「ひゃっ!…あ、は、はるちゃん…別になんでも…ないよ」

それとなく声をかけると、慌てたように受ける瑠璃。
あくまで確認。いつも会ってるわけじゃないし、そんなわけあるかと思いながらはるは聞く。

「る〜り〜?」
「え、な…な〜に?はるちゃん」

肩を組んできたはるに、ちょっとびっくりしながら瑠璃が応える。

「突然で悪いんだけどさ、お、おまえさ〜」

思い切った割にはしりすぼみになる。

「…す、好きな人とか…出来た…か?」
「え?…な、なんで…?」
「え、いやさ、ほら、なんていうかその、あ、あたしらも、お年頃だろ…だから、瑠璃にもいるのかなって?」

かあっと照れる瑠璃とはる、お互いの態度が答を示しているのだが、はるは気付かない。
178ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:50:21 ID:Ac3ZnT90

「じゃあ…はるちゃんは…いるんだ」
「え、ちが…いやその…えっと…う、うん…」

どもりまくってしまうはる。四人の間で話すのと違って妙に恥ずかしくなる。
血のつながりがある人が好きだなんて、知られたらどう思われるんだろう…と。

「そ、それよりおまえだよ…どうなんだよ」
「え…えっとぉ…」

上の方を目を泳がせながら、やがて顔を赤くして黙り込む瑠璃。

「い、いないよ?」
「そ、そっか…」

ぼそぼそと呟くように言う瑠璃になぜか気付かず、はるは単純に瑠璃の言葉を信じてしまう。
瑠璃は何とか窮地を脱しようと、同じく照れ屋なはるを追い詰める。

「そ、それより…はるちゃんの好きな人って…?」
「い…いや…ひ、秘密だろ、そういうのは」
「だ、大丈夫だよ…どんな人?」

ちょっと興味もあるし、そんな風に聞いてみる瑠璃。
有力候補は同級生で、はる達の行っている学校なんて知らないし、名前ぐらいは知って置こうと思い聞く。

「え…あ、う…その、ちょっと年上の人」
「わぁ…」

自分と同じだ…とは言わない瑠璃だが、ちょっと共感してしまう。

「そ、それで…?」
「も、もうお仕舞い!…恥ずかしいんだから」
「私…いつもここにいないし、知ってる人のはずは…ないから、どんな人かぐらい」
「あ…う…あのぅ…そのぅ」

もごもご言ってるはる、返り討ちにあってしまって逃げられない。
でも答えないと、瑠璃の言葉を否定することになる。

「ね、どんな人…なの?」
「あ、あたしの…おや…ぴ、ぴぇ…ふしゅぅ」

おでこまで真っ赤になって、はるはオーバーヒートでぶっ倒れた。
179ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:53:13 ID:Ac3ZnT90
瑠璃は倒れてしまったはるにビックリしておろおろする。
その様子を通りかかって見ていたなつがやってくる。

「はるちゃん…壊れちゃった?」
「あ…えと」
「大丈夫だよ瑠璃ちゃん、心配しなくてもしばらくしたら戻るよ」
「そ、そうなんだ。えと、久しぶりだね…なつちゃん」

とことこ廊下を歩いてきて瑠璃の隣に座るなつ。
顔を真っ赤にしてぶっ倒れているはるを抱えながら、なつも不思議に思ったことを聞く。

「ねぇ、瑠璃ちゃん本当に好きな人いないの〜?」
「え…!」

話を聞かれていたのと、蒸し返されたことで混乱する瑠璃。
せっかく誤魔化した所に二の矢が飛んでくる。

「じ、じゃあ…なつちゃんも?」

同じ手段で何とかしようとする瑠璃。でも、なつには通用しない。

「うん♪…なつは、おとうさんが好き」
「え…あ、あの、それは?」

家族としてなのか、それとも恋愛対象としてなのか、さらっとなつに言われてしまって掴みにくい。
同じ人をご指名されて内心焦っている瑠璃は、その実情を知りたい。
先生を好きなのは自分だけであって欲しいから、もしなつがそうなのだったらちょっと困る

「そんなことより、瑠璃ちゃんは?」
「い、いません…よ」
「うそはだめだよ〜?…はるちゃんは気付かなかったけど、瑠璃ちゃんさっき、顔真っ赤だったもん」

そんなだったのかと、自分で自分の気持ちを意識してしまって、瑠璃はまた真っ赤になる。
でもまさか、あなたのお父さんだなんて言えない。

「ほらぁ、瑠璃ちゃん照れてる」
「や、からかっちゃ…いや」

面白がっているようななつに不平を言う。
でもこんなようすだと、おとうさんを好きというのは恋愛ではないと瑠璃は思い込む。

「い、いますけど…名前は言えません」
「え〜?」

なつとしては万が一隆士であったら困るので、そう言うが、どうもこれ以上は聞きだせそうに無い。
恥ずかしがる瑠璃を前になつは手詰まりだ。
180ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:54:45 ID:Ac3ZnT90
しかし、それを庭の木の上から見下ろしている影…

「間違い…ない…かも」
「でも、瑠璃ちゃんとも…お友達で居たいし…どうすれば…いいの…かも?」

瑠璃の態度を観察して見抜いたあきだが、だからと言って瑠璃とどう接すればいいのかは分からない。
知っていながら知らないフリを決め込むか…でもそれだと面白くない。

「…」

隆士に対する好意と、瑠璃に対する好意は性質の違うものだけど、両方大事にしたいあき。
どうしようかと思案ばかりして前に進めない。

「あれ?…あきちゃん?」
「あ…ほんとだ。あぶないよ〜」

あんまり気を取られていたので、二人に見つかって声をかけられてしまう。

「大丈夫…かも」

しかたがないので木を降りて二人の所に行くあき。
とりあえず自然に確かめてみる。

「そういえば…お父さんの…所で…何を…してたの?」
「えっ?えっあの…どうしてそんな事を?」
「…ただ、ちょっと…気になっただけ…かも」
「べ、別に…絵本のこととか聞きたかったから…」
「そ…それだけ…かも?」
「う、うん…な、なんにも…ないよ?」

そこで話が止まってしまう、あきも追求はあきらめるしかない。

「…あとそれから、しばらくこっちにお世話になることに…なったの」
「!!」
「な!…何い!」
「あ、起きた…。じゃなくて…本当なの?瑠璃ちゃん」

慌てて飛び起きるはる。全員の顔に衝撃が走った後…
それでも瑠璃と一緒にいられるのは素直に嬉しいと、みんな喜ぶ。

「そ、そしたら、みんなと一緒にいられて嬉しいし…」
「そうだね〜」
「ってことは、瑠璃の親父と母さんもこっちに来るのか?」
「うん。あと…せんせーにも絵本…習える…し」
「あ、あれ?」

さっきのこともあって最後が歯切れ悪い瑠璃。
途端、またみんなの間に困ったような沈黙が流れ、瑠璃は慌てる。
181ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:55:22 ID:Ac3ZnT90

「ど、どうする…こうなったら…」
「でも…恥ずかしい…かも」
「え〜、なつはちゃんと言ったよ〜?」

長く住むとなると、いつかは気付かれてしまうのではと思うはる。
それでも言い出しにくいことだとあき…
瑠璃だけ、彼の話をしたら、ヘンな沈黙が流れて困っている。

「ど、どうして…せんせーの事話すと、みんな…そんなになるの?」

知りたくてそう言うと、途端にはるは顔を赤くして俯き、あきは後ろを向き、なつが困った笑みを浮かべる。

「実は、はるもなつもあきも私も、お父様に恋をしているからですよ〜」
「え!!」

突然現れたふゆが、全ての答を告げる。
散々前フリで誤魔化しておいて、裏切られた気分。瑠璃はもう何がなんだか、ぐるぐると混乱している。
でも確かに、今までのみんなの態度とのつじつまは合う。

「だって…その…みんなにとっては…お父さんだし…あれ…でも…奥さん居るけど…私…あのぉ、そんな…つもりじゃ」

良く考えたら自分も既婚者に憧れてるのだから、おかしい事はおかしいのだけど
まさか自分と同じで、しかもみんなそうだなんてと瑠璃は焦る。

「そして、瑠璃ちゃんもお父様が大好き…と」
「…!!」

口に出してないのに見抜かれてしまい、瑠璃は羞恥で全身が熱くなる。
自分は外から見て分かるほど、憧れの人を求めているのかと

「みんな知っている状況で、ひとりだけ隠すというのはフェアではないですからね」
「…!…?…!」

違うと言おうとするのに、面と向かって言われると否定できない。
恋に恋するところがあって、急に『先生』を思い出してしまう。

「とはいえ、現時点では瑠璃ちゃんが一歩リード…みなさん、うかうかしていられませんね」
「ふゆ…黙ってるんじゃ、なかったの…かも?」
「牽制は必要との判断です。瑠璃ちゃんは照れ屋さんですし、歩みを止めてくれるかも」
「…そう…かも?」

もう何がなんだかで分からないが、分かるのは今何とかしないといけないということだ。
そう感じた瞬間、瑠璃の体は動き始めていた。さっき出てきたばかりの部屋にもう一度飛び込む。
182ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:56:00 ID:Ac3ZnT90

「せ、せんせー!…絵本の描き方、見ててもいいですか!」
「え、き…急だね。別にいいけど…」

なんだかほっぺたを赤くしながら切実そうな顔をして飛び込んできた瑠璃にビックリして、隆士はそう答えていた。
しかし、扉の後ろの娘達を見たときに、嫌な予感を覚える。

「こらぁ、絵本作戦はずるいぞ、あたし達は仕事部屋出入り禁止なのに!」
「絵本は一日一時間!」
「…白鳥四姉妹とのお約束…かも」
「あらあら、意外と行動的ですねぇ♪」

他人事ではないが、瑠璃ならレースのメンバーでもいいと思っているふゆは楽しそうに言う。

「ふゆちゃん、何でそんな嬉しそうなの?」
「決まっているではないですか、恋は障害があるほど燃えるもの…それに」

怪しい笑みを浮かべながら、ふゆは瑠璃を見つめる。

「瑠璃ちゃん、非常にいいですね。いろんな意味で。お母さん譲りでスタイルもいいです…」
「ふゆちゃん…また、にゅっ ってしてるよ」
「あらあらこれは失礼…でも、なつさんもゆっくりできませんよ」

自分は瑠璃に隠さずきちんと言ったのに、冗談と思われてたのかとなつはふくれっつら。
隆士の側の特等席に、瑠璃が座っているとどういうわけだか胸がきゅんとする。

「なつは、みんな仲良くがいいのに…」

ぶつぶつとはじめてジェラシーを感じて戸惑うなつ。
約束を破って部屋に突入するはる。
隆士に褒めてもらおうと絵を書き出す瑠璃。
次なる作戦を考え出すあき。
カオスの予感に胸震わせるふゆ。

…この先の未来で唯一分かっているのは、要するに隆士は仕事に手がつかないということだった。
183ある突然の嵐の日…:2007/01/19(金) 22:57:51 ID:Ac3ZnT90

……………………………………


数時間後、いつからか気絶していた隆士は身を起こした。
周囲を見て、ぎょっとする。
しかれた布団の上、自分の周りに、娘と瑠璃がすやすやと満足そうに寝ている。
これまで何があったのかまったく記憶が無い。

「…なにがあったんだっけ」

そう呟いていた所に、部屋の扉が開いて、冷たい空気が忍び込む。

「こんばんわ〜」
「コンバンワ〜…って」

扉の所に立っているのは、忘れていた懐かしいもうひとりの姿。

「え!あ…珠実ちゃん…帰ってたの…」
「ええ。…実は11時間ほど前、桃さんからメールが届きましてね…」
「急いで準備して、地球の裏側からアインシュタインもビックリの速さで戻ってきたです〜」
「……………一応聞くけど…どんな?」
「…白鳥さんが、娘に飽き足らず瑠璃ちゃんに手を出したって…見れば分かりますけどね!」
「そそそそそそそりはちがう!…話せば分かる!…というか周りに居る怖そうなお友達は!?」
「問答無用!…撃て!」

…注)ゴム弾です。隆士君は撃たれ強いです。アマゾネスは女の敵を粉砕します。

〜ふぃん?〜
184名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:00:32 ID:Ac3ZnT90
まぁ終了
量産型なので質は不問にしといてくださいませ

瑠璃のキャラがいまいちな…
…絵本+照れ屋+桃さんの血
にしたらこうなった
185名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:01:57 ID:tTUHHTO3
リアル更新キタコレ!
GJ

自分も、何か書きたいがネタと時間がない。
186名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:03:24 ID:9vQ+LqgR
>>184
超GJ!!!すげぇよー!!
こんな・・・・・・すげーΣ( ̄□ ̄;)


たしかに、祭にしては少ないっすね・・・
187名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:19:40 ID:Ac3ZnT90
まぁ時の流れだ…しかたない
ということで二投目

今度は珠視点にしてみた。
…なぜ半年先のイベントをssにしたのかってのは
…某所でなっちんの浴衣画像がー…ってこと


魔法少女? マジカル☆ナッチン

第2話 〜儚いマホウ?〜
188魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:20:39 ID:Ac3ZnT90

「はぁ…、土曜日の午後ほどもてあます時間はないですね〜」

学校も終わり、鳴滝荘に戻った私は暇だった。3号室で、だらだらとテレビを見るけれど、面白くない。
そもそも夏休みが近いこの時期は、フライングで浮かれるわけにもいかない中途半端な時間だ。
まだ学業は、試験も含めて10日ほど残っている。

「梢ちゃんは…律儀に勉強ですかね〜」

家事洗濯の類をこなしている梢ちゃんは、どうしても時間が足りないらしく、
今日も玄関でさよならだ。

「…?」

テレビの音の合間に、ふと、違和感を感じる。
初めはそれが何なのか分からなかったのだけど…。…視線?
誰かに見られている気がする。

「…どこの物好きですかね〜?」

元ヤン3人組は最近シめてやったし、そもそもここを知らない。
部長の線もありえるが、視線に悪寒は感じない。

「…」

黙って立ち上がると、気配は焦ったように弱くなる。
間違いなく、私に向けられたものだ。

ガチャリ…

ドアを開いて回廊を通って、キッチンへ向かう。
私の動きに合わせて、そろりそろりと気配もついてくる。
189魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:21:23 ID:Ac3ZnT90

(…上…ですね)

なんとなく犯人の位置を推定する。
振り向いたりすれば、私が気付いていることを悟られる。
そこで、私は罠をかけることにした。

キッチンの扉を開け、中に入ってから閉め、素早く同じドアから静かに回廊に戻った。
すると、案の定、私がキッチンに入ったと思っている犯人は、窓から覗こうと屋根の反対側へ移る。
機を見逃さず、私は庭の木を使って屋根に上った。

「…?あ…れ…?…?」

一生懸命屋根から窓の中を覗き込み、私の姿を探す人。
青短高の制服が、その人の正体を明かす。…といっても、もちろん梢ちゃんではない。

「何してるんです〜?…棗ちゃん」
「あっ!…」

急いで逃げ出そうとする棗ちゃん。そうはいくかと回り込む。
煙幕を散らした中に踏み込み、棗ちゃんの腕を掴む。

「もう逃がさないですよ〜」

捕まえた手を引き寄せて、ご対面…と思いきや…軽い?

「………やりますね…」

私の手は、真っ白い煮物向きの大根を掴んでいた。
この際どうしてこんなものを持っているのかということは不問。
変わり身の術まで覚えたらしい。

「さてさて…どうしようかです〜」

なぜ私を見ていたのかも気になるし、捕まえ方を模索する。
…しばらくして、古典的な作戦がひとつ浮かんだ。
回廊に降りて、実行に移す。

「…これで捕まりますかね」

説明するです。名付けて…なっちん捕獲トラップ(七面鳥式)
その姿は…廊下の上に並べた写真の数々
190魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:22:34 ID:Ac3ZnT90

白鳥さんの写真
→白鳥さんの写真
→(中略)
→白鳥さんの写真
→私の部屋

「…何やってるんですか私は…」

ちょうどいらない写真だし、風で飛んでしまえばそれまでだと思って部屋に入る。
奴のプライバシーなど知ったことではない。

ガチャ…

「あ…」
「マ゛〜?」

扉が開き、部屋に入って数十秒で獲物がかかる。
目的は達成したけど…暇つぶしにならない。

「…棗ちゃんも、重症ですね」
「あ…ち、違う…かも」

こんなので捕まるなんて…意外な盲点。
ちょっと呆れる。梢ちゃんも相当御執心だけど…これほどではない

「ど、どうして…た、珠実さんが…隆士君の写真を…持ってるのか…不思議で…」
「…はぁ〜、そうですか〜」

チラッと私の表情を窺いながら、ごにょごにょと喋る。
私と白鳥さんがそういう風に見えるのだとしたら、棗ちゃんも相当の心配性だ。

「写真をとるのは私の趣味なんですよ。他の人のもありますよ?」
「あ…そ、そうなの…かも?…よかった」

少し安心したのか、ほっとする棗ちゃん。
でも私は、その手が自然にすっとポケットに入りそうになるのを見逃さない。
191魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:23:13 ID:Ac3ZnT90

「ところで…棗ちゃん。…写真」

少し意地悪だけど、返してと言うように手を出す。

「…あ…う…だ、だって」
「返してくださいです〜」
「…うぅ…や…」

明らかに嫌がってるけど、面白いので続ける。
私がこれを持ち続けるのが気に入らないのか、自分が使いたいのか…まあたぶん両方だろうけど
そう実験&観察していると、棗ちゃんが急に、さっきの写真の束を私の目の前に出す。

「しゃ…写真…かも!」
「…はぁ」

突然そんな事を言うので、何をするのかと思っていると
そこにポケットから取り出したハンカチを被せる。

「ハンカチをかぶせて…3…2…1…」

…ボンッ♪

「…マ゛〜」
「な…なくなっちゃった…かも?」

煙とともに、棗ちゃんの手にあったはずの写真が消えうせる。
100%棗ちゃんが持っている…と言い切れるから、それは手品になってない。

「…まぁいいですよ、あげるです」
「ち、ちがう…かも!。なくなっちゃ…」
「そのかわり〜。逃げないでここにいて下さいです」
「あ…う…」

誤魔化してるつもりの棗ちゃんをスルー。
うまく捕まったことだし、たっぷりと仲良くなる時間があるわけだ。

「しかし〜、棗ちゃん、どうして私を覗いてたんですか〜?」
「あ…。…ごめん…なさい…かも」
「いえ、別に謝らなくてもいいんですけど…」

棗ちゃんに謝られると、なんだか私がいじめてるように思えてしまう。
仲良くなりたいのに気まずくなるのは勘弁なので、強引に押し切る。
192魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:24:52 ID:Ac3ZnT90

「なんでですか〜?」
「えと…あの…」
「写真代〜」
「うう…」

財布を捜す棗ちゃんだが、さすがにそこまで用意は良くない。
ヘンな出来事だが、これをきっかけにして話をしたいと、私の方からはたらきかけた。
困ったような顔をしながら、おどおどする棗ちゃん。私と目が合うと、さっと逸らす。

「こ…このまえ…」

私に押し切られて、ぼそぼそと話し始める。

「隆士君と…お出かけ…した時…」
「ははぁ…デートですか?」
「うぅ…」

からかうと恥ずかしいというよりは、嫌がる顔をするのでやめる。
梢ちゃんと同じ楽しみ方はできないみたい。…残念

「…そ、それで、迷子の女の子に…会って…一緒に遊んで…」
「初めて…知らない人と一緒でも…平気で…。…仲良く…なれたから」
「た、珠実さんとも…一緒にいて…平気かなって…見てたの…かも。…ごめんなさい」

興味はあるけど、自信がないので近づけないということで、事前調査をしていた…ということらしい
それでも、こうやって話せるようになるなんて、すごい前進だ。

「そんなことですか〜。そんなの、私ならいつでもドントコイですよ」
「…」
「私も暇ですから…いつでも来てくださいです」
「あ…ありがとう…かも」

やっと安心してくれたようで、満足気な顔になる。
私が知っている棗ちゃんは、いつも怖がっているか、ひどく警戒しているような顔だったので、
こんな表情を見せてくれて、素直に嬉しい。

「はいはい座布団。イロイロお話して下さいです…特に、さっきのお話のこととか」
「う…うん」

ちゃぶ台の横に座布団をもう一枚持ってきて、座ってもらう。
一緒にお話できることなんて初めてだから、話したいこと、聞きたいことがたくさんだった。
193魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:27:03 ID:Ac3ZnT90

………………………………………

たくさんのこと(特に白鳥さんとの事)を話してもらって
たくさんのこと(特に白鳥さんとの事)を聞かれて
なんだかバランスのずれた会話だったけど、楽しい時間が過ぎる。

ふと、会話が途切れて、つけっぱなしのテレビを二人とも何気なく見る。

「続きましては、季節のニュースです…」

きらびやかな飾りが目に留まった。どこか遠い町の商店街のようだ。

「ここ○○市では、毎年七夕の日にあわせて商店街のお祭りが行われています。30回の節目を迎える今日は…」

地方の閑古鳥アナウンサーが嬉しそうに紹介する。笹の飾りや短冊がちらほら見えている。
そういえば…と思い当たる。今日は七夕の日だった。

「七夕ですか〜、全然気付かなかったです」
「…そうだった…かも」

棗ちゃんも知らなかったらしく、カレンダーに目をやっている。

「そういえば…双葉台の自治会でも、公園でお祭りをやるらしいですね…」
「そうなの…かも?」
「ええ、そんなに大きいお祭りじゃあないんですけどね、昔行った事があってですね…」
「…」
「…?」

それを聞いて棗ちゃんが黙りこくる。ほうっとしていて、何か妄想中のご様子。
さては…と思い当たって聞いてみる。

「白鳥さんと…行きたいんですか?」
「えっ…あ…。…………かも」

途端にかあっと棗ちゃんの顔が赤く染まる。図星だったらしく、恥ずかしそうに俯く。
全くこんな顔をさせるスケコマシが憎くてしょうがない。
194魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:27:42 ID:Ac3ZnT90

「そうなんですか〜」
「で…でも、隆士君、遅くなりそうだし…べ、別に…」

別にと言っているからわざわざ白鳥さんを喜ばせなくてもいいのだけど…
相手が奥手な棗ちゃんだと、ついつい世話を焼いてあげたくなる。
それと…個人的に着付けをしてみたい、と言う理由もある。浴衣は一人でも着れるけど、あえて私が手取り足取り。
梢ちゃんと体は同じでも、反応が違いそうだ。

「…じゃあ、浴衣でも着てみますか?」
「え…?あ…だ、だから…いい…かも」
「だめですよ?…棗ちゃんはもっと積極的にならないと…」
「う…り、隆士君にも…このまえ、そう…言われた…」

このまえ…一体どういう場面でそんな事を言いやがったのか問い詰めたいけれど…
そんなことより着付けだと、気持ちを切り替える。

「なら、もう決まりですね?…浴衣出してきますから、ちょっとここで待っててくださいです〜」
「あ、あの…だ、だから…」
「…行きたいんでしょう?白鳥さんだって喜びますよ」
「そ…そう…かも?」

一生懸命固辞しようとしていた顔に、その言葉一つで迷いが出る。
このフレーズは後々も使えそうだ。

「じゃあ、待っててです〜」
「あ、あの!」

棗ちゃんにしては大きな声で呼び止めてくる。ちょっと驚いて振り返る。
自分の声に驚いたのか、ちょっと戸惑って、手を弄びながら迷って、再び小さく口を開く。

「…珠実さん…お、お願い…します」

消え入りそうな声で、下を向きながらそう頼んでくれた。…カメラ持って来よう。
195魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:28:22 ID:Ac3ZnT90

「〜♪」

季節がら、用意してあった浴衣を取り出して来て、私は上機嫌。
まさかあの棗ちゃんを着付ける日が来るなんて…欲を言えば時間のかかる着物のほうがいいのだけど

「…」
「はぁ〜♪」

部屋に戻ってくると、恥ずかしそうに俯きながら、棗ちゃんが正座してちょこんと待っている。
お金払うから三つ指もついて欲しい。…そう思いながらまず一枚

「さぁさぁ、服脱いでくださぁいです〜」
「ど…どうして…嬉しそう…なの…かも?」
「そぉんなことありませんよ〜、うふふ〜」
「あ…あんまり…見ないで…」

カーテンを閉めた部屋に、際ずれの音が響く。棗ちゃんの着替えを堪能できる日が来るなんてと…興奮気味
あんまりじっくり眺めてしまったもので、棗ちゃんが恥ずかしがって背中を向ける。

「白でしたか〜。はぁ〜…綺麗ですね〜」
「や…た、珠実さん…ヘン…かも」
「…おそろいのが良く似合ってます〜」

下着姿になった棗ちゃんに見とれる。肩とか背中とか腰とか足とかを舐るように…棗ちゃんの言ももっとも

「ええのんか〜…ええのんか〜」
「…う…や…」
「うへへへ〜です〜」

…やっぱり梢ちゃんと違いは無いけど、彼女の時に見せてくれるなんて新鮮。
恥らう顔が棗ちゃんらしくて良い…写真に収めてしまいたいぐらい
さすがの白鳥さんも、こんな姿を見たことはないだろうと、ちょっと優越感を得る。
196魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/19(金) 23:29:07 ID:Ac3ZnT90

「は、はやく…浴衣…」
「え〜」
「…恥ずかしい…かも」

惜しいが仕方なく浴衣の袖を持って、棗ちゃんの後ろに持って行き、着付けを始める。
なんだかんだいっても、浴衣姿も見たい。

「はい、できあがり〜」

着物と違って複雑じゃないし、帯を結んで出来上がり。当然だけど良く似合う。
後は髪をどうするかだけど、ツインを変えたりはしないと思う。

「これ…どうします?…結うのであれば、外しますけど?」

金色の小さな鈴をからからと鳴らしながら、そう聞く。

「え…?…あ、結わなくて…いい…かも。このまま…で、いい…」

分かってはいたけど、一応確認する。そして、棗ちゃんにも質問してみる。

「…そういえば…この髪飾り…棗ちゃんはいつもつけてますね〜。どうしてです?」
「?…そういえば…そう…かも。つい…身に…着けちゃうし…ないと…不安なの…かも」

いままで、彼女達の誰に聞いても、確かな答は返ってこない。
棗ちゃんだけいまだに、尋ねたことが無かったのだけど…結局同じ。
無意識に、これを大切に身に着けている。…どうしてなのかは分からないけど

「いつもツインですからね〜。たまには、別の髪型も〜と思ったんですけどね」
「…そう、だった…かも?」
「あ、いえいえ。ちょっと思っただけですから、そんなに深く考えないでくださいです」

きっと、何か理由があるんだろうと感じるけれど、所詮私に分かることでもない。

「…分からない」

ぽつりとそんなふうに呟いて、棗ちゃんも不思議そうに髪飾りに手をやっていた。
197名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:30:02 ID:4qTSJH+o
>>184
すごいイイ!続きが見てみたいよ!!
>>185
時間はあるときに書けばいいと思うよ
ネタは上の方とか前スレに色々あるよ
個人的には鳴滝メンバーのカラオケ物がみたいなw
198名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:30:35 ID:Ac3ZnT90
とりあえずここまで…残りは明日の昼あたりに

199名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:32:26 ID:4qTSJH+o
>>198
GJ!!
200名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:38:26 ID:NSEjbkQc
神きたー
201名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:39:48 ID:9vQ+LqgR
>>198
GJ!!!なっちん最高!!
想像したらもぉwwwww
202名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:47:45 ID:T7Ny8RkW
マジカルナッチンきたー
>>198 GJすぎww

た、たまらんww
203名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:48:47 ID:JaL65XK7
>>198
一気に二本もマジ神ですがなGJGJグッジョブゴッジョブ。
俺も頑張るぜー
204名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 00:28:58 ID:7TSVK4lP
記念祭最終日
205名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 14:09:59 ID:T1N1GYmc
人がおらん…もうだめか
206魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:11:12 ID:T1N1GYmc

……………………………

いろいろあったけど準備完了。
さて後は、公園に向かうだけなのだけど…
ふと、どうせならみんなで行こうと思いつく。

「…みんなと、一緒に行きませんか?棗ちゃん」
「え…」

きゅっと緊張する棗ちゃん。そんなに敏感にならなくてもいいのに…
確かに散々逃げたり隠れたりしてきて気まずいだろうけど

「みんな一緒の方が楽しいですし、お近づきになる機会ですよ〜?」
「で、でも…」
「私とも話せるようになったんですから、大丈夫ですよ」

大勢の人に囲まれるのは不安らしいけど、みんなとも仲良くなって欲しい。
棗ちゃんの自信にも繋がるだろうし、いつも私や白鳥さんが棗ちゃんの傍にいられるわけじゃないから

「…どうせだからみんな誘っていきますです〜」
「え…でも…迷惑…だったら」
「だめですよ。棗ちゃん」
「え…?」
「この鳴滝荘に…迷惑と遠慮という言葉は無いです〜」

自分でも強引だと思いながら、桃さんが去ったあとイベントの少ない鳴滝荘を盛り上げようと気を入れる。
どうせ暇な人たちばかりなのだから、足りないのはきっかけだ。

「ところで〜」
「?」
「みんなの名前…覚えてますか?」

ひょっとしたらみんなの名前を覚えてないかもしれないと思って聞く。

「く…黒崎 朝美さんは…小さくて可愛い子。黒崎 沙夜子さんは、なんだか私に似てる女の人」
「あと…桃乃 恵さんは、いなくなっちゃって…。灰原 由起夫さんが、本を書いてる男の人…かも」
「あ…正解…です」

いつも白鳥さんにばかりくっついていたから、私が拗ねていたのかも知れないけど
私達のことを良く知っていて、うれしい驚きだった。

「じゃあ…誘いに行くです〜」
「う…うん」

少し歩きづらそうにしながら、棗ちゃんがトコトコとついてくる。
5号室の黒崎家を訪問。
207魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:11:54 ID:T1N1GYmc

「ほら、棗ちゃん」
「え…?…あの」
「棗ちゃんが誘うんでしょ〜?ほらほら」
「うぅ…が、がんばる…」

まだまだ自信が無さそうだけれど、要は慣れだから棗ちゃんの後押しをする。

コンコン…

ガチャ…

「はい。どなたですか〜…って」
「えっと…あの…」

ノックをすると朝美ちゃんが顔を出す。棗ちゃんの方から訪ねた事なんてないから
朝美ちゃんもちょっと驚いている。

「あれ…浴衣?…お姉ちゃん、すっごくよく似合ってるよ♪」
「あ…あ、ありがとう…かも」

たどたどしいけど、がんばって朝美ちゃんと話せている。
昔だったら、こんなこと考えもしなかったと、嬉しく思う。

「そ、それで…その、七夕のお、お祭り…行きま…せん…か?」
「お祭り?あ、そっかぁ…今日、七夕なんだ」
「朝美…行くわよ。…とるわよ」
「…お母さん…寝たフリしてたの…?…もう」

さっきまで寝ていた沙夜子さんが起き上がる。ポケットからポイを取り出す…けど破れてる。
相変わらずのダメ人間っぷり。どこが棗ちゃんに似ているのか私には分からない。
次は、6号室。こっちは私が直々に応対。

「ム〜、そうか…今日は七夕だったか〜」
「です〜。ちょうど棗ちゃんも来ていることですし、みんなで行くです」
「でもナ〜俺は、今日は…」

理由をつけて部屋に引っ込もうとする灰原さんの手からジョニーを奪う。

「ギャー、何すんだコラ〜」
「行くです!」
「分かった、分かったから灰原の手に戻せ〜」

やめさせる力を持たぬものの抗議は言葉に過ぎない BYブラウニー・ブラウン
久々の鳴滝荘全員集合、あとは白鳥さんだけだ。

「いつもなら、帰ってくる時間ですね。ちょうど帰り道ですし…先に行って待ち構えますか」
「…かも」

10分と立たずにみんな準備できてしまったので、途中で捕縛するべく出発する。
彼に選択肢は無い。棗ちゃんを持ち上げて、のした彼をお尻の下に敷くのが私の役目。
やめさせる力を…以下略。
208魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:12:28 ID:T1N1GYmc

「しかし、こうしてどこかに行くのも久しぶりだナァ」
「だから行った方が楽しいって言ったじゃないですか〜」
「俺はそんなこと一言も聞いてないゾ」

おしゃべりで騒々しい一団を作りながら、通りを歩いていく。
周囲の視線にちょっと落ちつかなそうにしながらも、棗ちゃんも嬉しそう。

「ほら、大人数の方が楽しいですよ」
「う…うん…良かった…かも」
「それとも、二人っきりが良かったですか〜?」
「…そ、そんなことない…かも」

トコトコと歩く棗ちゃんの横に行ってそう話しかける。
そのあと、棗ちゃんのなんだか落ち着かないソワソワが、だんだん強くなってくる。

「…どうしたんです?」
「あ…あの」

俯きながら、時々ふっと横を見て、ちょっとぼうっとして、恥ずかしそうにまた下を向く。…挙動不審。

「こ、これから…隆士君に…会うの…かも」
「何言ってるですか…棗ちゃんが言い出しっぺですよ〜?」
「…浴衣は…私じゃ…」
「ムゥ〜?じゃあ、嫌なんですか〜?」
「あ、ち、違う…かも」
「まったく〜。いまさらですよ」
「わ…分かってる…かも。でも…やっぱり…恥ずかしい」

ぼそぼそとまた歯切れの悪い棗ちゃん。
銀行や商店のガラスに映る、自分の姿を気にしているみたい。
いつもとちがう勝負服(?)に棗ちゃんのほうがのぼせている…

「だから〜白鳥さんも喜びますって…」
「かも…しれないけど…やっぱり、恥ずかしい…かも」
「むぅ〜。棗ちゃんも難儀な性格ですね〜」

一体何に文句があるというのか、見られちゃまずいという訳でもないのに…
十人が十人とも絶対可愛いと言うはずだ。

「いままで…浴衣…着たこと…なかったし…」
「だからこそ、白鳥さんも喜ぶんでしょう?」
「…」

必殺のフレーズをまた使用。途端に黙り込む棗ちゃん。
ここまでベタ惚れだと、私もぐうの音も出ない。

「あ、お兄ちゃんだ!ほら、あそこ」
「グットタイミングってヤツだな…」

ちょうど道の反対側を歩く白鳥さんを見つけて、朝美ちゃんが声を上げる。
白鳥さんも大所帯の私達に気づいたらしく、手近な横断歩道を小走りに駆けてくる。
209魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:13:02 ID:T1N1GYmc

「ほら、愛しの旦那様が来ましたよ〜」
「…!…あ…うぅ」
「ちょっと〜どこ行くですか〜?」

立ち止まってみんなの後ろ側へ行ってしまう。

「…なんだか久しぶりにみんな一緒だね…どこ行くの?」
「自治会で七夕祭りをやるらしいので、みんな一緒に行くです」
「そう…狩の…時間よ」
「何言ってるのお母さん?」

訳の分からないことを言っている沙夜子さんの後ろに隠れてしまう棗ちゃん。
腕を掴んで引っ張りながら、私は前に出る。

「あ…浴衣着たんだ。かわいいよ」
「感慨もない淡白なお世辞をどうも〜」
「そ、そんなつもりじゃ…」

このスケコマシが…と思いながら、今度は私の後ろに隠れている棗ちゃんを捕まえる。

「まぁ、白鳥さんのお好みは、当然こちらですよね〜」

まだ隠れようとする棗ちゃんを無理やり引っ張り出す。
最後には手に持ったうちわで顔を隠して、ちょろっとその端から白鳥さんを窺う。

「あ…」
「あ…な、棗…ちゃん?」
「あう…お、おかえり…なさい…かも…隆士君」
「…」

ぼうっと棗ちゃんに見とれている白鳥さんを見て、やっぱりコイツの眼福にするべきじゃなかったとふつふつと思う。
まったくまったくまったく…

「ほら!」
「あ…」
「あ、え、え〜と…」

掴んでいた棗ちゃんの手を白鳥さんの方へ出す。
私の意図がわからないニブチンは、その手を見ながら戸惑う。
棗ちゃんは顔を赤くして待っているというのに

「…ちゃんと棗ちゃんをエスコートするです。これはあなたの仕事ですよ」
「あ、はい。じ、じゃあ…」

ちょっと怒気をこめて言うと、やっと気付いてあわてて手を握る。
全くなんで私がこんなところまで世話を焼かなきゃいけないのだろうか

「荷物置いてきたかったんだけどな…」

なんか歩きながらぼそぼそ言ってるが気にしない。

(文句があるなら棗ちゃんを返すです!)
210魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:14:06 ID:T1N1GYmc

………………………………

なんだかイライラするけど、程なくして公園に着き、気持ちを入れ替える。

「さぁ、本日の目玉、七夕のお祭りです!おいでませ〜」
「目玉って…コレしかないけどナ」
「黙れ犬!…さぁ、遊ぶですよみんな〜」
「お〜」

やる気満々な親子と、その後ろに続く私達、最後に灰原さん…と中に入る。
結構人がいて、にぎわっているが、そのためか棗ちゃんの肩に力が入る。

「やっぱり、慣れないですか?」
「…大丈夫…かも。隆士君も、珠実さんもいるし…」

白鳥さんが歩きにくそうなくらいひっついていれば、大丈夫らしい。
隣にいるのが私ならどんなにいいことか…タダ(無料)では帰さない

「…ほら、棗ちゃん」
「あ…ありがとう…かも」
「私のは〜?」
「わ…わかったよ…」

適当にたこ焼きやら、カキ氷やらを買いながら(買わせながら)歩いていると
突然、沙夜子さんがふらふらと道を外れる。

「あれやる〜」
「分かってるってば…お母さん」

年甲斐も無く朝美ちゃんにおねだりする沙夜子さん。
呆れ顔でついて行った朝美ちゃん。行き先は、水音のする屋台。

「金魚すくい…ですか」
「うん♪…お母さん好きなんだ」
「…?」

棗ちゃんは不思議そうに、お金を払ってポイをもらう二人を見ている。
たぶん、金魚すくいなんて初めてだと思う。梢ちゃんとした記憶も無い。
水槽の中で、懐かしい感じのする朱の金魚が泳ぎ回っている。

「…じ〜」
「あの、沙夜子さん…?」
「これ…欲しい?」
「は?」

ポイがもったいないらしく、いつまでも持ったまま動かない沙夜子さん。
…使ったところで取れるはずが無いから、意味が無い。本人はポイが欲しくて来たらしい。
一方で、多少手馴れた様子でポイを動かす朝美ちゃんは、すぐに2、3匹をとった。

「ほらお母さん、3匹取れたよ♪」
「えらいわ朝美…今夜の、おかずよ。…じゅるり」
「…えっ!?だ、だめ〜」

白鳥さんの肩越しに親子の様子を眺める棗ちゃん。
初めはチラチラ見るだけだったのが、興味津々…目が釘付け。
211魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:14:38 ID:T1N1GYmc

「棗ちゃん…やりたいですか?」
「や、やってみる…かも」

即答。いつもはあまり自分から動かないのに、目が本気。

「あ、じゃあ…お金出すよ」

白鳥さんもヤル気な棗ちゃんに、嬉しそうに財布を開く。

「え、で…でも…」
「いいからいいから」

まあ、こういうところは彼もちゃんと恋人だと、少し評価。
でも財布の底が見えるまでは分からない。

「はいよ、お嬢さん」
「頑張って!棗ちゃん」
「…がんばる…」

お金と引き換えにポイを受け取る棗ちゃん。
すっと水面に視線を降ろし、刹那

じゃぼっ…

一気にポイを突っ込んだため、水圧で一気に破れてしまった。
手品のために手さばきが速すぎるのも問題だ。

「あ…」

残念そうな顔になる棗ちゃん…でも、すぐに気を取り直す。

「も、もう一回…かも」
「うん」

再び挑戦。水の中の赤いものの間に、今度は慎重にポイを下ろす。
ひとつコツを掴んだみたい。

「あ…あれ…」

ところが、金魚を掬う段階にならない、当然だけどポイを見た金魚は逃げてしまい。
ポイの周りに見えない結界が出来る。暫くして、タイムオーバーでポイが破れた。

「もう一回…かも」
「…うん」
「次は…大丈夫…かも」

うまくいかないのにハマっているらしくて、なかなか粘る棗ちゃん。
212魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:15:44 ID:T1N1GYmc

「じゃあ、お手本を見てて下さいです」
「?…珠実さん…得意…かも?」
「…まあまあ…ですかね」

久々に私も燃える。

「まず上の方にいる金魚を探して、素早くポイを動かして下に置く…」
「金魚が逃げる方向に…平行に移動させ、体半分ほど余して…」

水圧をかけないように、穏やかにポイを動かす。

「それで、こう掬い上げて、ちょっと傾けて水を切って…はい一匹です〜」
「同じようにして、そのペースを上げると、こう、こう、こうこう、こうこうこう」

お椀の中に金魚の群を作る。久しぶりだけど、昔とった杵柄は健在。
出入り禁止を食らうといけないので、破れていないポイを返して終了。
その気になれば潰せるという圧力を店の兄ちゃんにかけて…

「わ…す、凄いね、珠実ちゃん」
「いえいえ。もっと凄い人はたくさんいるです」

とにかく何でもやっていた時期にうまくなったけど、今でも出来た自分に拍手。
これで棗ちゃんも2、3匹取れるかもしれない。

「…が、がんばる」

棗ちゃんは、白鳥さんと私とを見比べて、ぐっと手を握って気合を入れる。

「…」

じっと真剣に金魚の動きを追う、やがて…すっとポイが水の中に入り…

「あ…♪」

すくい上げたポイから、お椀に金魚が滑り落ちる。

「…出来た…かも」
「やったね、棗ちゃん!」

ほうっと嬉しそうな顔になる棗ちゃん。コツを掴んで、予想以上にその後すくい上げた。
私のアドバイス一回でこんなに出来るなんて、物怖じさえしなければ、意外に何でも出来るのかもしれない。

「棗ちゃんは、教えがいがあるです〜」
「…ありがとう、珠実さん」
「いえいえ〜」

ベンチに座って取った金魚を見ながら、嬉しそう。別に戦うわけじゃないけど、白鳥さんに比べてポイントアップ
そのあとやってみた彼は、速攻でポイを破いて1匹だけ、初心者の棗ちゃんより下手だ。
213魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:16:26 ID:T1N1GYmc

「それに比べて、白鳥さんは不器用ですね〜」
「う〜ん…昔から夜店の遊びは苦手なんだよね…」

頬をかきながら弁解する彼。恋人の前で格好もつけられなくて、立つ瀬なし。

「苦手なものより、得意なものを言った方が早いですね〜」
「ま、まあね…特に何も無いけどね…」
「…」

ここで一本取っておこうとそう言うと、異議ありといった感じで、棗ちゃんが口を挟む。

「そ、そんな…こと…ない…かも。隆士君は…や、やさしいし」
「た、たくさん…私に、教えてくれた…かも」

最後は恥ずかしくなったのか歯切れ悪く、白鳥さんをフォロー。
こんな程度のことでは、めちゃくちゃ贔屓のある点差は縮まらない。
どうして彼の評価がこんなに高いのか…あきらかな誤審ですよアンパイア。
そして大変誤解を招きやすいフォローですよ…

「嫌ですね〜棗ちゃん。冗談ですよ…。まぁ、少なくとも絵本の才能はあるかもですし」
「あ…ごめんなさい」
「まったく、いいお嫁さんをお持ちですね貴方は〜」
「お、お嫁さんって…ねぇ」

愚かにも流さずに彼女に振る馬鹿。
白鳥さんと目が合った瞬間、棗ちゃんの頭から煙が出る

「あ…うぅ…お…よめ…さん…」
「…えっと」

いい加減見てるこっちが恥ずかしくなる。
あまり長引かせると棗ちゃんがオーバーヒートするので、無理やり話を振る。

「なら貴方の得意だって言う絵本の話〜。…ちょうど七夕ですからその話を」
「え…。別に、昔話が好きだってわけじゃ…」
「つべこべ言わずに始めるです〜」

別にどんな話でも良かったけど、思い当たってそう言う。
そういえば七夕のエピソードはあまり良く知らない。

「ま、まぁいいけど…。棗ちゃんは、知ってる?」
「…あなた……あ…。え、えっと…何…かも?」

白鳥さんに話しかけてもらって、やっと元に戻る棗ちゃん
また不穏なことを…
214魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:17:29 ID:T1N1GYmc

「七夕の話ですよ。知ってますか?」
「少しだけしか…知らない…かも」
「えっと…じゃあ。…本当にするの?」
「なんかそうなっちゃいましたし、私も知らないんで」
「そ、そう?…えっと…僕の知っているのは、あくまでたくさんの話の中の一つだけど」

空を見ながら、ゆっくりと白鳥さんが話し始める。棗ちゃんも、その顔を見ながら聞き入った。

「昔々、あるところに…愛し合う天の神様の娘と、牛追いの男がいたんだ」
「二人とも働き者で、それぞれの仕事をまじめにやりながら、好き合っていた」
「それで、二人の誠実さに打たれて、神様も二人の結婚を許したのだけれど…」
「…結婚してからは、すっかり幸せな気分になって、他の事を疎かにしてしまった」
「それを神様は怒って、ある日二人が離れたときに、星の川を流して…無理やり別れさせたんだ」
「二人は凄く悲しんで反省し、会わせて欲しいと神様に頼んだけれど、許されることは無かった」
「けれど、それを憐れに思ったカササギが、毎年七夕の夜にだけ群れを作って橋を架け、二人を合わせてくれるようになったんだって」

暗記しているのか、すらすらとした語り口で話す白鳥さん。
私はうろ覚えで、間違いがあるかなんて分からないけど、納得できる。

「どうして…カササギに…渡してもらったあと…。また、元のように…別れちゃうの…かも?」
「…う、うん、確かに。どうしてなんだろう?…僕も知らないや」
「言われてみればそうですね…。前のように一緒になればいいのに」

ふと、呟いた他愛のない質問。けど、どこか寂しそうな棗ちゃんの顔。
こんな都会じゃ天の川は見えないけれど、探すようにそれを見上げている。

「まあ、そこは良く分からないんだけど…神様に咎められないように…ってことかな?」
「その話から、願いをカササギに叶えてもらった二人のように、笹に願いをかけて七夕の日に飾ると叶うって風習ができたのかもね」
「…短いけど、こんな感じかな」

さすが絵本作家志望…といったところ。多少突っ込みが入ったけど、棗ちゃんも私も感心していた。
暫く三人でベンチに座り、星を探す。
なんだか静かになってしまったけれど、この雰囲気もいい。

「あ…、あれ…かも?」
「そうですね…たぶん」
「天の川は見えないけど、彦星と織姫はぎりぎり見えるね」

琴座のベガ・鷲座のアルタイル、不夜の空にかろうじて光っていた。

215魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:18:04 ID:T1N1GYmc

………………………

楽しい時間も終わりを告げ、だんだんと人の減ってゆく公園で、私達も集合する。

「金魚はとりあえず、池に入れとくカ…」
「見て…いっぱい、とったわ…コレ」
「お母さん…またよけいなもの集めて〜」

皆遊び倒して集まり、帰り支度をする。みんな久しぶりの息抜きになって、嬉しそうでなにより。
すくった金魚はとりあえず灰原さんに渡した。釣竿で取れる大きさじゃないけど…

わいわいと話しながら公園の出口まで来たとき、小さな自治会のテントから声をかけられる。

「七夕ですので、短冊をどうぞ〜」
「あ、そういえば、まだ書いていませんでしたね〜」
「じゃあ…みんなで書こうよ。ね…お姉ちゃん♪」
「…うん」

それぞれに短冊を受け取り、長机にあったペンを手にとる。
ふとわきを見ると、すでに何枚も願いを抱えた笹が、重たそうに立っている。

「短冊書くのなんて…久しぶりだなぁ…」
「…私は…はじめて…かも」

二人も係員からもらった短冊に、何を書こうかと思案している様子。

「出来たわ…見て、朝美…」
「もうですか〜?…早いですね沙夜子さん」

いちはやく、机の上にペンを置いた沙夜子さんの短冊を覗きにいく。
初めから期待などしていなかったけど、斬新さはいちばんかも

『水羊羹とプリン』

「お母さ〜ん。欲しいものを書くのはクリスマスだよ〜」
「ううぅ…」

この親子はまたコントをやっている。

「バラさん。あなたは何を〜?」
「ん、まあ…ナ。…とりあえずみんな元気でいられるように…とかナ」
「意外と普通でつまらないですね〜」
「何だヨ、別にいいじゃねえか」

文句があるわけじゃないけど、私のに似ていたので奇抜なのが欲しかった。
当の私は、どうしても桃さんのことが頭に浮かんで、見た目は平凡なのだった。

『みんなが幸せでありますように』

「私にしては、大人しい方ですかね…」

昔は、こそこそ梢ちゃんと結婚したいとか書いていたような…
自分の短冊を見て思い出に耽っているとき、こそこそと端っこの方でお願いを書く棗ちゃんを見つける。
216魔法少女? マジカル☆ナッチン:2007/01/20(土) 14:20:13 ID:T1N1GYmc

「棗ちゃ〜ん。何書いたですか〜?」
「あ!…」

慌てて短冊を隠す棗ちゃん。表になっている一つは、可愛い字でこう書いてある。

『みんなが幸せでありますように』

ふふっと、思わず含み笑いをもらしてしまう。図らずも、私と同じ内容。
でもそのことより、棗ちゃんがみんなと仲良くなってくれて嬉しい。

「さぁ!今隠した怪しい方も見せてくださいです」
「え…あ…うう…。見てたの…かも?」
「さあさあさあ」

頬を赤くしている棗ちゃんが可愛くて、何を書いたのか見てみたくなる。
白鳥さんとのことだと大体予想はつくけれど

「も、もう一枚は…恥ずかしい…から…」
「いいじゃないですか〜、見せてくださいです」
「…ぜ、絶対…誰にも…言っちゃ…ダメ…かも」
「言いませんよ〜だから…」

私に攻められておずおずと差し出したもう一枚の短冊。
もう、一枚の…短冊。

『隆士君と、いつも一緒にいたい…』

ドクン…と私の何かが脈打つのを感じた。
幸せの中にある軋み。…決して叶うことのない願い。
…叶ってしまっては、いけない願い。
だって…棗ちゃん…あなたは…

「…?…どうしたの?…珠実さん」
「あ…いえいえ…」

自分でも笑顔を作れていたかは分からない。
それは私の使命だから、痛みを覚える嘘でもつかなければならない。

「その願い…叶うといいですね」
「…うん」

微笑んでいる棗ちゃんの顔、でも、その中にある切実な願い…
願えば叶う、訳じゃない…
運命は…変えられるものじゃない…

けれど、私にはどうすることもできないし
何かが変わって欲しいから、
自治会のちゃちな画用紙の短冊の、
魔法の力を信じてみたかった。

『みんなが…幸せになれますように…』

そう願わずには…いられなかった。
例えそれがどんなに、難しいことだとしても

〜ふぃん〜
217名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 14:22:02 ID:T1N1GYmc
とりあえず終了。
長編なんで、終わり方に突っ込み無用?

…気力がもつかどうかは別の問題だけどね
218名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 14:58:39 ID:BuNwjzBf
>>217

もぉーGJ!!!!!すげぇよー!!!!!!
なぁっちぃーん!!!
うん。すごいっすww
219名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:02:46 ID:4WVqnt4z
GJ。最高。
なんか切なくなってきたぜ・・・
220名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:44:00 ID:ZdytHGNC
GJ!
すごいいいね
221名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 21:31:50 ID:oyg6Zmew
祭りももう終盤だよ??SSの投下は仕方ないとして、カキコ自体が少ないんじゃ・・・
222名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 21:52:34 ID:aosCIFw+
あぁー、やばい今日中には上がらないかもしれない。

とりあえず言ってなかったけど2周年オメ!
初代スレからいる身としては本当に泣きそう。
223名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 21:52:44 ID:T1N1GYmc
あわや閉鎖?…ってことでだいぶ騒ぎになったしなぁ
224名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:09:39 ID:4DkUoGcu
後夜祭とかあるんですかね?
225名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:16:17 ID:T1N1GYmc
間に合わなかったssが来るって事?

…人がおらんのがいまいち投下する気を失せさせる。
226名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:24:10 ID:4WVqnt4z
だったら活気づけさせなければ!!!
後夜祭かぁーいいかもね!なんだかんだいって祭延長みたいなww
227名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:27:13 ID:ecPBRaqG
GJ!!やっぱなっちんはいいなぁ。
228名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:48:59 ID:4WVqnt4z
誰かSSの投下をぉーっ
活気を!!
229名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:09:18 ID:MnMngmMV
祭終わっちゃいましたね…
結局後夜祭はどうしますか?
230名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:10:09 ID:XJAQDy2H
ぬあああああああ寝てて祭りに間に合わなかった!?
光速で書いて来ますごめんなさいorz
231名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:40:55 ID:U91Q9jG6
それでは!!
まほらば二周年記念際を祝して〜
カンパーイ!!!!
後夜祭もガンガンいっくわよぉ〜!

…って桃さんが言ってる

232名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:48:08 ID:3blb7ljW
よしおk、少し落ち着いて聞いてくれ。

ここはなんのスレだ?
他ならぬまほらばのスレだ。

スレタイを見るんだ。
「のんびりな十四時」

20日が終わったからそこで祭りは終わりか?
なぜ終わりを急ぐ。
のんびり待ってもいいじゃないか。
まほらばの祭りとは、1か0かのデジタルではなく、
まったりとカーブを描くアナログな「山」なのだと思う。

今は盛り上がってる。
みんなどんどん書いてくれている。そして書きたいと思っている。
俺もだ。俺も近いうちに投下する。
それを俺は楽しいと思っている。
楽しいんだ。楽しい祭りをお前らと楽しみたい。

だから終わりだなんて言わないで、
もっとずっと、祭りを楽しもうぜ……?
233名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 01:35:57 ID:U91Q9jG6
さてと…
祭が続くんだったらもう1個書こうかな?
雪山…エロなしで行きたい!
234名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 01:37:21 ID:XJAQDy2H
まほらば二周年お祝い月間でいいじゃないか
235名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 06:35:46 ID:06t/oXdn
つ まほらばスレ2周年だよお祝い月間 1/18〜1/31
236名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 07:07:39 ID:hiGQ4hAl
それいい!感謝月間かww
楽しくいきましょっっ
237名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 09:20:41 ID:hiGQ4hAl
お祝い月間だったー!
とにかく嬉しいということでー!
238名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 13:44:15 ID:wM5a3tSH
実は十八日にパソコン壊れまして・・・祭りおわってしまった〜と思いつつ来てみたら感謝月間!?このアイディア出してくれた人GJデス〜!!                  そして・・・遅れてしまいましたが職人さん方!超超GJっす〜!!
239名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 14:25:22 ID:U91Q9jG6
感謝月間GJ!
じゃあお祭は感謝祭になるな

31までか…
もうちょっと頑張ってみるよ
240名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 18:29:40 ID:hiGQ4hAl
なんならいっそ年間でもいいけどなw
おっと、のんびりしすぎか?
241名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 19:23:34 ID:emay8WX4
丸一月なら2月18日迄だがどうだろうか?
242名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:56:25 ID:LLzOB0Al
ならば仕方ない、老体に鞭打ってでも…もう少し
243名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:30:10 ID:OZ0yuxn3
今更ながらマジカルナッチンを読ませていただきました
今年初の切ない涙を有難う。貴方は神ですか!?
244名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 05:27:46 ID:jqM3YKIi
>>243
神だと思うよw
245名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:23:46 ID:jqM3YKIi
今頃みなさんかいてるんでしょーかね。
楽しみだなぁww
俺?書けませんてorz
246名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:51:51 ID:9NALF+Yz
四つ子の中で一番最初にオナニーしたのは誰だろう?
247名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:56:27 ID:Kh4bt7Q6
あき(棗)ちゃんかふゆ(千百合)ちゃん…だと思う。
248名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 17:42:00 ID:O5hA0DV+
行為の意味は知らないで魚子とか
249名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:07:21 ID:76wMq7a4
やはりあきちゃん(なっちん)では?はるちゃん(早紀ちゃん)はありえない・・・
250名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:08:21 ID:zmjtMToV
きさまさきちゃんをなめるなよ
251名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:31:24 ID:76wMq7a4
実は一番最初は、はるちゃん・・・とか?
252名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:05:07 ID:3IqDAdpz
さきちゃんは好きな人とするまでなにもしなそう
253名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:13:52 ID:76wMq7a4
はるちゃんの好きな人=白鳥くん
がんばれはるちゃん!!
254名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:43:27 ID:3IqDAdpz
下半身でものを考えるのがいやとか言ってたからふゆも遅そう
そういえば魚子は6歳の時あれだから成長すれば別に普通なのでは?
255名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:53:00 ID:O5hA0DV+
>>254
その考え方は俺にはなかったが、たしかにそうかも・・・
でも、あの感じでいてほしい
256名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:54:57 ID:O5hA0DV+
魚子のことな。
257名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:59:09 ID:76wMq7a4
成長しても性格自体は変わらないんじゃん?それにどの道そっち方面については疎そう・・・
258名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:23:18 ID:9NALF+Yz
話題振った本人としては、なっちんが一番最初にオナニーすると思う。
白鳥君がいつも寝ているベッドで白鳥君の臭いを堪能していたら、そのまま・・・ってカンジで。
そして、他の3人に構わずに梢ポンから白鳥君を奪う計画を本格的に立ててそう。
259名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:37:12 ID:76wMq7a4
まぁなっちんはやるときは積極的にやりますからねぇ・・・
260名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:51:22 ID:qe2Gu6V7
あくまで持論ですが棗 千百合 魚子 早紀だと思うな
瑠璃ちゃんはどうなんだろ?
261名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:52:00 ID:qe2Gu6V7
あくまで持論ですが棗 千百合 魚子 早紀だと思うな
瑠璃ちゃんはどうなんだろ?
262名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:54:20 ID:qe2Gu6V7
すいません しくじりました
263名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:02:25 ID:dKtFSt0r
誰かなっちん角オナSS書かないかな・・・。机はもちろん、お父さんの机。
264名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:58:58 ID:GT99Cet1
>>261          瑠璃たゃんもなっちんと同じでやるときはやるんじゃないのか?何となくそんな感じがする・・・

>>263          そして、やってる途中にお父さんに見つかる・・・と
265名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:40:07 ID:pSV2W6m/
いやいや見つかるんじゃなくて見つけさせるのさ。
観客の視線を操作するのはマジックの基本だからね。
266名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:27:48 ID:+QnRamjw
エロゲ出た?
267名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:48:16 ID:L2x1k+6j
祭中のはずがすっかり072談議になってる…
268名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:49:16 ID:GT99Cet1
実はなっちんの作戦の一環だった・・・どうする白鳥くん!?
269名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:16:21 ID:L2x1k+6j
そういう作戦もひっくるめて優しく包み込む
そういうキャラでしょ白鳥は
270名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:48:35 ID:L2x1k+6j
来週の今日が祭り最終日か…
思ったより早いな…
271名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:16:29 ID:+QnRamjw
沙夜子さんとヤりたい
272名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:21:13 ID:xK8mIeba
>>268
IDがかっこいい気がする

>>271
うるさいよ
273名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:24:57 ID:F1xuUZ8+
>>268
たしかにかっこいい気がするww

誰かSS投下しないかなー
274名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:43:59 ID:GT99Cet1
早くSSこないかなぁ・・・職人さん頑張ってくださーい!!
275名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:48:00 ID:uENNISKe
職人さんがんばれ!
祭り中だから素人の自分も行こうとしたが
無理だった 投下出来る作品への道は遠い…
276私の吟遊詩人さん:2007/01/24(水) 23:54:37 ID:6irIflJj
「散歩へ行ってくる。」
そう言って山吹翼はマンションから夕暮れ間近の街へ消えた。
私、浅葱三千代は見送りながら何処と無く変な予感がした。
(まさかこのまま、・・・)

予感は的中した。
夜になっても山吹は帰って来ない。
作業机の上に一通の手紙があった。
「しばらく帰りません。でも、留守番は頼みます。
あと、担当が来たら、こいつの引き出しに出来上がった原稿あるから、
それを渡しておいてください。」

数日が過ぎ、掃除している時に私は涙を流した。
どこへ行ったの?
仕事どうするの?
早く帰ってきて。
一緒に、一緒に誕生日祝いたいのに。

あの男、私の誕生日が間近だというのに消えたのだ。

そして、私の誕生日。
今日ぐらいはサボってもいいだろう。
どうせ、誰も来ない。
私は山吹の家に寄らず、鳴滝荘で松葉五月や黒崎朝美から誕生日プレゼントをもらった。
五月からは何故か知らないが「知恵蔵」、朝美からは「等身大の私の彫刻」をもらった。
「ありがとう・・・。」
でも、何かが足りない。
私は彼女たちと別れ、家にプレゼントを置いて山吹の家に向かった。

山吹の家に電気の灯が点っていない。
まだ、帰っていないのか。
山吹の家の鍵を開け、中に入る。
昨日のままだ。
「先生?帰ってませんの?」
中には誰もいない。
「先生・・・。先生・・・。」
涙が流れる。
あの男は帰ってこなかった。
大事な誕生日であるはずの日にいないってことは、私は・・・。
私は泣いた。本気で泣いた。大声を上げて泣いた。
「どうして・・・あんなに・・・あんなに!」
「お嬢さん、一曲いかがですか?」
277私の吟遊詩人さん:2007/01/24(水) 23:57:04 ID:6irIflJj
聞き飽きたけど本当に聞きたかった声。
山吹の声。涙が怒りへと変わる。
「何処いってましたの!仕事ほっぽりだして!
これじゃあ、印税生活なんて夢のまた夢ですわ!」
怒られて少し困った顔をする山吹。
「いや・・・誕生日プレゼント・・・。」
「え?」
「いやさ、俺、まだ印税生活じゃないからさ。並みのものしか買えないから、
物よりも、と思ってさ。」
「?」
「ずっと友達の家閉じこもってギター練習したんだ。
間違えるかもしれないけど、許してくれ。」
「何ですの?」
「山吹翼、浅葱三千代に歌います。曲は・・・メヌエット。」

アコースティックギターがかき鳴らされる。
どこか落ち着いたメロディーが流れる。
そこに山吹の声が入る。

大地を駆け抜ける風に
黄金の穂波がうねる

幾千も費やした人々の祈りを
確かめている

遥かなる時を超えてく思いが
降り止まぬ雨に耐えうる強さが

やがて愛するもののすべてに注がれていけばいい

歌というプレゼントをもらった三千代は聞きながら眠ってしまった。

「ふぅ・・・。」
疲れからか歌を聴きながら眠ったあの子は
一番の笑顔だった。

278私の吟遊詩人さん:2007/01/25(木) 00:00:09 ID:SswGcQO6
〜いんふぇるぬす・あとがき〜
あさみ・・・ごめんね・・・文章力が足りなかったわ・・・。
もっと・・・がんばるから・・・。

【本当にごめんなさい。文章力無くてマジでごめんなさい。
許してください。あ、さっちゃnあqwせdrftgyふじこlp;@】
279名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 00:08:18 ID:c0I1lN0C
GJ!
280名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 00:15:01 ID:sBKuSuM2
GJ!!
281名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 01:35:09 ID:NZ1D/nu+
GJ!!!
282名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 02:14:42 ID:B2UyK0j7
GJ!!!!
283名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 15:35:45 ID:rQBrwl3d
GJ!!
284名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:02:51 ID:ZLRFYawu
GJ!!!
285名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:23:20 ID:B2UyK0j7
翼とみっちゃんいいねぇーww
いくつ違いだっけ?7?
286名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:28:07 ID:j6VifEni
6違いです〜。
287名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:33:14 ID:wF5bAx32
公式で13と19だから6かな。
しかし冷静に考えれば中1は犯罪だろう…
288名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:39:08 ID:sBKuSuM2
はたから見たら仲のいい兄妹にしか見えないだろうな・・・
289名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:44:30 ID:B2UyK0j7
中一の段階では、あくまでも大切にしたい存在なわけだからいいんじゃね?
290名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:46:04 ID:B2UyK0j7
>>286、287

サンクス。6かー
291名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 16:06:01 ID:VKKkQse3
>>289          高校生と社会人でも十二分にやばかろう・・・
292名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:55:52 ID:clWB139X
>>291
俺は許す!
293名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:31:05 ID:VKKkQse3
まぁたとえ犯罪でも俺も許すがナ・・・
294名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:37:28 ID:8RG4Y9m+
エロールとみっちゃんかぁ・・・。
だから山崎のメヌエットか!作者、少し考えたな。
295名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:29:57 ID:AiHi9zVu
翼と三千代やっぱいいな
296名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:38:42 ID:miUeIqui
みっちゃんに夜の管理人室を覗かせたらどうなるだろう?
もちろん中ではギシギシアンアン
297名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:41:22 ID:rdtrz0IW
誰もいない、投下するなら…今のうち

エロいのだから、嫌いな人は途中で読むのやめて

赤白
298名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:42:10 ID:rdtrz0IW

(……どうすればいいんだ…)
頭が真っ白になる。
そりゃあそうだ…なんで僕が隠していた本が、机の上に…

部屋に帰って来て荷物を置き、上着を脱いだところでその違和感に気付いた。
本棚に秘蔵しておいたはずの成人向けの写真集、何故か机の上に(揃えて)乗っている。

「い、一体誰が?」
鍵を持っているのは梢ちゃんだが…他にもいくつか合鍵が存在するらしい。
かくれんぼの時何故か扉が開けられていた。
第一、梢ちゃんがこんなことをする筈がない、僕の部屋でなくとも梢ちゃんは許可なく入ったりはしない。
黒崎親子だってそうだし、珠実ちゃんも人の部屋にまでは入り込まないと思う。
一番アヤシイ桃乃さんは今フランスにいる。

「と、とにかく、しまわないと…」
誰かに見られたのは確実だが、まだ傷は浅い…そう考えている時だった。

「…ん?」
「………」
ぞくりとした。寒気…というよりも戦慄に近いものが僕の背中に走った。
誰かが後ろにいる。それも…殺気を持って。

「逃げろ!」
僕の本能がそう叫んだ時にはもう遅かった。
襟を後ろから掴まれ宙釣りにされて、畳を蹴るべき足は使えなかった。

「お…か…え…り…。待ってたぜ…白鳥」
「そ…その声は…」
ぐるりと回され、声の主がやっと分かった。
すごい形相の…早紀ちゃん!

「ご!ごめんなさ!…」
「この!…変!態!…野郎!…があぁぁぁ!」
「ひいぃぃぃぃぃ」

…ボカッ…ガスッ




『あなたは、しにました』
299名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:42:38 ID:rdtrz0IW

「じゃなくて!」
気がつくと、早紀ちゃんは机のところにあぐらをかいて腕を組んでいる。
僕が起きるのを待っているらしい。先程ほどではないが、やっぱり怒ってるみたいだ。

…怒ってる…どうしよう

本を見られてしまったのもショックだがそれ以上に…怖い。
相当殴られたらしく手に力が入らない。

…死んだ振りしようかな…

思わず本気でそう考えるが、もうどうしようもないので意を決しておきあがった。
その様子に気付いたらしく、早紀ちゃんも立ちあがった。

「白鳥…」
「ヒッ…」
思わず身を固める。でも早紀ちゃんにはもう殺気がなかった。

「すまん、やりすぎた…」
「えっ?」
早紀ちゃんは目を伏せている。
もう何発か覚悟していた僕には意外だった。

「あ、え…えっと…」
思わず言葉に詰まる。弁解すればいいのか、それとも頷けばいいのか

「だけど!…あたしはまだ許したわけじゃないからな!」
「ハ…ハイ…ゴメンナサイ」
また怖い目になる…やっぱり怒ってる。

「まったく!…なんでこんなもん持ってるんだ!」
「…え、えっと」
怖いから早く何とかしなきゃまずいんだけれど、早紀ちゃんにどう弁解すればいいのかが分からない。
そもそもここまで怒るなんて理不尽な気もする。…死にかけたし
300名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:43:13 ID:rdtrz0IW

「こそこそ隠れて見やがって…エロ鳥!」
別に僕をからかっている訳ではなく、本気で怒っている様子を見ると、早紀ちゃんは良く分かってないんじゃないかと思う。
もし見つけたのがもっと年上の、たとえば桃乃さんだったなら、からかうネタにするか、気まずい空気になる程度なんじゃないだろうか
彼女だからこんなに怒ってる…のだとしてもちょっと尋常じゃない。

「さ、早紀ちゃん…」
「…なんだよ」
じとっとした目で睨まれる。

「ほんとに、ごめん」
「う…。も、もういい!」
面と向かって謝られると、少し落ち着いてくれる。
でも、まだ何かあるみたいに早紀ちゃんはじろじろ僕を睨む。

「な、なんで…」
「え?」
「何でオマエが…こんな本、読むんだよ」
さっきの騒ぎで床に投げ出された写真集に目をやりながら、早紀ちゃんはそう聞いてきた。
それが分からないから苛立たしい…そう言いたげな様子だ。

「えっと…こういうのが売ってるってのは知ってるよね?」
「ばっ…バカにすんな!あたしだってこうゆうの読むエロい男がいるって事ぐらい知ってるぞ」
「じゃ…じゃあ、別に僕が読んでも」
「し…白鳥は、そうゆう奴じゃないって…思ってたのに…こそこそ隠れて!」
そうゆう奴…と言われても、健康な成人男性ならまず間違いなく読んだことはあると思う。
確かに幻滅されても仕方が無いけど、誤解がある。

「何て言うか…その、女の人の体に興味があるって言うか…そんなかんじで」
「そ…そんなの、知らなくたっていいだろ!」
「そんなこと言われても…知りたいって思っちゃうんだから仕方ないし…たぶんほとんどの男の人はそう思うよ?」
「う…し、知るか!」
赤面したままそっぽを向いて黙り込む。僕だってこんなこと喋りたくない。
みんなそうだから…という理由は通用しそうにない。
でも、すこし知ってもらわないと、これからずっと早紀ちゃんに軽蔑され続けるのも耐えられない。
というより、何かの拍子に命を落としかねない…だから、引くに引けずに弁解を続ける。
301名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:43:56 ID:rdtrz0IW

「…」
「あ…あのさ…」
「…なんだよ」
片目だけでギロッと睨まれる。正直怖い…
素直に謝り続けなかったからか、また早紀ちゃんの機嫌が悪い方に向かっているような気がする。

「さ…早紀ちゃんだって、男の人の体とかに…」
「ふざけんな!…アタシまで一緒にするな!」
「ハ、ハイ…モウシワケアリマセン…」
えらい剣幕で怒鳴られる。向かいの黒崎家まで聞こえそうでひやひやする。

「で、でも…よく早紀ちゃん僕のこと締め…もとい抱きついたりするけど…」
「…」
「それって…普通の人はしないよね?…それでも」
早紀ちゃんに恥をかかせたくないけど、誰だってそういう感情があることを認めてもらいたい。
…そう思って聞いた。

「それは、オマエだからだ」
「え?」
「アタシはオマエのことが好きで、オマエだって…そうだろ?」
顔は真っ赤だけど、僕の目を真っ直ぐに見ている。

「…だったら、アタシがしたいって思ったことをしたって…いいだろ」
「え…う、うん」
話はかみ合ってないのに、何かがかみ合いだす。
早紀ちゃんにとっての、そういった感覚はまだ、僕に抱きついたりするだけで、満足されるレベル…という事

「それに、オマエだってしたいことがあったらすればいい…それが、こ…恋人ってやつ…だろ?」
少し恥ずかしがりながら言う。純粋で、真っ直ぐで、早紀ちゃんらしい考え方…
だからこそ僕が隠し事、早紀ちゃんの見えないところですることに、こんなにも怒っているんだとわかった。

「で、でも…早紀ちゃんが嫌がることだったりするかもよ?」
「アタシだって、昔からオマエを連れまわしたりしてただろ…だから我慢できる」
すっかり忘れているのかと思ったら、意外に自覚があったらしくて驚く。
そんなことこの際関係ないんだけど…
302名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:44:42 ID:rdtrz0IW

「そ、それに…言い出しにくいことだったり…」
「?…オマエ隠してきたのか…?言い出せなくて」
「え、いえ…そんなことは…」
「何がしたいんだよ!…隠し事ばっかじゃねぇか!…この際全部はけ!」
胸倉を掴まれる、今回のことといい、早紀ちゃんの前で隠し事はドボンだって知ってたのに
早紀ちゃんの考えがあまりにも純粋で、よけいなことまで喋ってしまった。

「アタシだけ良いおもいして、オマエは我慢しているなんてやだから話せよ」
「で、でも…」
「おまけにヘンな本まで読んで…理由を聞いてもわかんないし…全部正直に話せ!」
全部?…正直に?…赤裸々に?…僕の隠し事を?
これはセクハラじゃないでしょうか…。
でも、この際早紀ちゃんにも…僕と同じような感覚を…知って欲しい…
そう思った瞬間、早紀ちゃんの問いに答えてしまっていた。

「…」
「えっと…そ、その本に…あるような…こと」
「え…?」
一瞬、早紀ちゃんが、訳が分からないといったような顔をする。

「え、えっ?」
「し、したいけど…できないから、代わりって感じで…」
「…ア、アタシと…そういう…」
「だ、だからだよ。…恥ずかしいし、早紀ちゃんだって嫌だろうし…だから隠してたのに」
知られてしまったというか、言わされたというか…体中から力ががっくりと抜けてしまった。
また怒るだろうと思っていたら、早紀ちゃんは心底驚いたようだ。
早紀ちゃんにとっての性欲とは、僕に抱きつきたいと感じるくらいのものらしいから、当然と言えば当然かもしれない。
303名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:45:24 ID:rdtrz0IW

「あ…う…ごめんな…」
やっと悟ってくれたのか、いまさらになって当初の質問の答を知って、早紀ちゃんは気まずそうな顔。
そんな顔をされるのがいちばん気が滅入る。

「だ、だから…こういう本を持っていたんです…ごめんなさい」
自分の耳まで熱くなっているのが分かる。恥ずかしくてどこかへ行きたかった。
そのまま畳を見て、早紀ちゃんが何か言ってくれるのを待つしかなかった。

「う〜」
「?」
少し落ち着いて、ふと、早紀ちゃんが何か呻るような悩むような小さな声を出していることに気付く。
なんだろうと、半分涙目になってしまった目を擦って、顔を上げる。

「う、うう〜」
頬を赤くして何か悩むような顔。僕と、何かを見比べるようにしている。

視線の先は…机の上

僕の顔と本とを往復しながら、何かが早紀ちゃんの天秤にかけられている。

「…わかった。…オマエの好きにしていい。アタシだって、お前にしたいことしてるんだから」
一瞬、呆気に取られてしまった。

「あ、え…えと」
「いいから。もう決めた」
その天秤は目盛りが狂っているらしい…否定する間もなく早紀ちゃんは決めてしまった。
…好きにしたところで途中で早紀ちゃんの我慢の限界を突破したら、僕が三途の川を突破してしまうというのに。

「そのかわり、本は私に全部渡せ…捨てるから」
なんだか常時天国地獄になりそうな予感がした。どこで間違えたのかと自分を悔やみながら本を渡す。
ため息をつく僕を見て、不満そうな顔になる。

「それとも。本だと満足するけど、アタシじゃ…ダメ…なのか?」
「ち…ち、ち違うよ!…わ、悪いから、いいよ」
「…アタシは、オマエのものなんだから…そういう遠慮はいらねぇ」
固辞すればするだけ早紀ちゃんのほうが頑なになりそうだった。
あれだけ嫌っていたことなのに、本に負けるのは嫌らしい。

「な、白鳥…アタシはどうすればいい?…分かんねえから…言ってくれ」
「あ、う…」
そう言って困ったように聞いてくる。
赤い顔で目を逸らしながらそんなことを言われて、断れるわけない。

「と、とりあえず…座ってよ」
「ん…わかった」
そう言ってしまった。
304名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:46:49 ID:rdtrz0IW
はいここまで…

さきちんは動かしやすくて良い子です

なっちんは相変わらず悪い子
305名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:59:52 ID:bEXaZZpy
逆に考えるんだ、思いもしなかった話が出来るかもしれないぞ!

それはそうと、GJ!
306名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 17:00:35 ID:D+Hqiy5r
早紀ちゃんだ早紀ちゃんイヤッォオオオオオオウ!
GJってかなんだそのけしからん寸止めは!
307名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 17:10:01 ID:rdtrz0IW
タイトル入れ忘れた…orz

『特別授業』
ってことで
308名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 21:06:14 ID:R56J5j7m
早紀ちゃんGJだぁぁ!!
309名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 21:41:07 ID:R56J5j7m
自分で書けないのにこんなこと言ってスミマセンが・・・「特別授業」の他の人番見てみたいです。

なっちん→「隆士くん・・・こうゆうこと・・・したかったの・・・かも?」
魚子「ねぇお兄ちゃん何でこの人達裸なの?」
梢ちゃん「しっ白鳥さん・・・あの・・・白鳥さんのお部屋の掃除をしていたら・・・こっこんな本が!」

見たいな感じで書いただけませんか?
310名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:05:17 ID:WgXeQKD0
梢版もみたいな=
311名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:14:10 ID:rdtrz0IW
おまえら…俺の仕事をこれ以上増やすなよぅ

…続き
312特別授業:2007/01/27(土) 23:15:11 ID:rdtrz0IW

「え、え〜と…ど、どういうことするか…知ってる?」
「し…知るわけねえだろ!バカ鳥!」
直球ストレートで聞くと恥ずかしがって怒る。

「えっと…その本にあるようなこと…だから」
「う…」
「中、見といた方が…心の準備って言うか…その」
どう言えば良いのか分からない。
本音は、ちゃんと知った上でさせてもらうんじゃないと、僕が絞め殺される…ということ
…口が裂けても言えないが。

「ま、白鳥がエロい目で見てたくらいだからな…」
あてつけのように言う。やっぱり見るのは不快らしい。

「…」
「…あ…うわ…」
「!!」
バタンと10秒位で本を閉じてしまう。まあ、ざっとは見てくれただろうか…

「と、途中で、怒ったり、暴れたりしない?」
「分かったよ、脱いだりすりゃいいんだろ…さっきも言ったし、我慢するよ…まったく」
一応、受け入れてくれたみたい。
…たぶん後ろの方見てないし、まだ一抹の不安は残るけど。

「じゃあ…脱いで…」
「なに命令してんだよ…まったくエロ鳥は…」
ぶつぶつ不平を言いながら、セーターを掴んでたくしあげてゆく。
することが無いので、早紀ちゃんの体に視線が釘付けになる。
するすると隠されていたおへそや、白い下着があらわになって、僕の心臓は壊れてしまいそうなくらいどくどくと脈打った。
そしてとうとう、僕の望んだ光景が目の前に現れた。

「あ、あんま…じろじろ見るなよ」
「う…うん」
「も、もう…いいか?」
上ずった声で恥ずかしげに聞く。目を伏せて、顔を赤くしている早紀ちゃん。
自分から服をたくし上げているその格好に当てられて、僕はもっと続けたくなってしまう。
白いかわいいブラに隠れた大きなふくらみ、全部見たくなる。

「さ、早紀ちゃん。…できれば、ブラも」
「…え、そ、それは」
明らかに戸惑う早紀ちゃん。そこまでするのかといまさらながら怖くなったみたいに。

「でも、その本にはそんなの普通に載ってるよ?」
「へ、変態やろ〜」
結局はそういいつつ応じてくれる。
いかがわしい本への敵対心を顕にする早紀ちゃん。
313特別授業:2007/01/27(土) 23:15:59 ID:rdtrz0IW

「そ、そういうエロい目で見るなよ!」
見るなといわれましても…無理です。
ホックを外すために腕を背中に回しているので、いやでも胸は強調されたようになる。
その格好が恥ずかしいらしく、唇を尖らせて文句をもらす。

「ほ、ほらよ」
「あ…」
何か物でも渡すみたいに、ためらいもせずブラも自分から持ち上げた。
ぷるんと支えを失った乳房が震える。その先にちょんとピンク色の乳首がある。
早紀ちゃんの行為に微塵もいやらしさがないので、僕もぼんやりしてしまう。

「…な、なんとかいえよ」
「あ…うん…綺麗だよ」
思わずそう口走っていた、写真集なんかで見るものよりずっと…綺麗
そんな風に思った。

「そ、そか…綺麗…か」
怒るかと思ってたら意外にも照れている。
褒められていると受け取ったのか、まんざらでもないみたい。
その様子に僕はその先を求める。

「早紀ちゃん…」
気を逸らした隙に手を伸ばして触れる。ふにゅっとほとんど抵抗もなく柔らかな胸は形を変えた。

「ぴっ…なっ!…なな」
「あぐっ!」
次の瞬間、僕の腕に激痛が走った。

「なにしやがる!」
「い、痛い痛い!」
急に触ったりしたからか、反射的に早紀ちゃんは僕の腕を掴んでねじりあげていた。

「あ、とと…。…う〜」
僕の悲鳴を聞いて、手を離してくれたけど、ジト目で睨みながら、僕の手の届かないところまで後退する。
自分で服を持ち上げていたために、無防備だった胸を隠すように腕を下ろす。
猫みたいに警戒して、こっちのでかたを窺う。いきなり触ってしまったのは失敗だった。

「…」
「あの…触らせてください…早紀ちゃん」
「…エロ鳥。まったく、ビックリしたじゃねえか」
なんとか承諾してくれる。仕方がないともう割りきってるみたいだけど、主導権を握ってないと不安らしい。
つまりは、いつでも逃げられるってこと…その状態を、壊してみたいと思う。
このまま逃げられても、僕のおさまりがつかない。
314特別授業:2007/01/27(土) 23:16:59 ID:rdtrz0IW

「柔らかい…」
「当たり前だろ!…黙ってしろよ!恥ずかしい奴だな!」
ふにふにと手で乳房をもてあそぶ、おとなしく胸を触られるのは居心地が悪いのか、緊張した様子で座っている。
そのまま早紀ちゃんのものを確かめるように、胸全体を揉みしだいてゆく。

「い、痛っ…そこはあんま強くすんな…」
「まったく、いつまでやってんだよ…」
「前からアタシにこんなこと考えてたのかヘンタイヤロー」
乳首をなで、その先端を擦ったり、胸全体を指で可愛がったりしているが、早紀ちゃんはぶつぶつ不平を言うだけで
感じ始めた様子もなく、なんだか自分はへたくそなのかと思ってしまう。
ああいった本には、割と簡単なように書いてあるのに…と少し焦る。

「え、エロ鳥…い、いつまでこうしてりゃいいんだよ…」
「あ、ごめん…」
さっきからずっと座っているので、退屈したのか早紀ちゃんがまた文句を言う。
なんだかさっきから喋りっぱなしだ。

「?」
謝って、ふと早紀ちゃんの顔を見たとき、違和感を感じる。
なんだか顔が赤い…最初、恥ずかしがっていた時よりも熱を帯びている。
そういえば、不平ばっかり言うけど、やめさせようとはしない…

「な、なんだよ…」
喋るのをやめた早紀ちゃんの吐息は深く、熱を持っている。
喋っていたから、というだけではないみたい。

「あのさ…何か、感じる?」
「べ…別に?…なんで」
「あ…いや…」
気のせいか手のひらに触れる桃色の乳首も、硬く尖ってきたように感じる。
口には出さないけど、早紀ちゃんも気付いていると思う。

「あ、あのさ…」
「?…なんだ?」
「舐めても…いい」
「は?…い、いやだ!」
早紀ちゃんの体が急に強張った。ビックリして拒絶しようとする。
でも、さっきの言葉の手前、強くは出れない。

「な…舐めるって、よせよ」
「えいっ」
ちょっと意識的に声を出して、頬にキスをする。
きゅっと体を硬直させて、早紀ちゃんは何かを期待するように目を瞑った。
315特別授業:2007/01/27(土) 23:18:03 ID:rdtrz0IW

「ぴぇっ…って…やめろよ!」
「…どこだと思ったの?」
「う、うるさい…エロ鳥!…もうさせてやらねぇぞ」
自分でも胸とピンと尖ってしまった乳首を意識するくらいに、感じてくれていると確信を持つ。
早紀ちゃんの純情さと、誤魔化しかたの下手さはこういう時には好都合だ。

「い、いいか。アタシはさせてやってるんだぞ。だから…あたしの言う事をーぴぃ、ひゃうっ!」
一生懸命悟られまいとする早紀ちゃんの乳首を、許可もなく口に含む。
漏れてしまった自分自身のヘンな声を聞いて、早紀ちゃんの体がますます紅潮してゆく。

「こ、こら!やめっ…うぁ…ばかっ」
制止も聞かずにぺろぺろと嘗め回す。僕自身も、もう止められないくらい興奮していた。
無理に隠そうとするので、かえって感じているのが分かってしまう。体のかすかな動きまで止められるはずがない。

「ひゃめろ!バカ鳥!」
僕の頭が掴まれて、早紀ちゃんの胸から引き剥がされる。
なかなかおとなしくはしてくれない…でも、僕も引き下がれない所まできてしまってる。

「どうしたの?早紀ちゃん?」
「どうしたじゃねえよ!き…急にあんなこと」
「あ…ごめんね…」
怒ったような顔をしているが、どちらかと言うと怖がっている印象を受ける。
鈍いながらも自分には抑えられない快感を与えられて、初めての感覚に戸惑うみたいに

「も、もう、いいぞ…続けても」
「え…いいの?」
「…ああ」
二、三度深く息をして、落ち着いてから答える。
怖れが引けば、その感覚への興味の方が強くなる。早紀ちゃんの考えていることが、なんとなく分かった。
またゆっくりと、行為を再開する。

「あ…はっ…ううっ…」
さっきよりは抑えた声だけど、確かに感じている。
上目づかいに窺うと、目を閉じて、その感覚に集中するようにしている。
ペロッと舐めると、その度にぶるっと体を震わせる。

「変な声…でてるよ」
「はうっ…ち、ちがう…」
少し意地悪く指摘する。何を否定しようとしているのか分かるけど、あえて聞く。
316特別授業:2007/01/27(土) 23:19:20 ID:rdtrz0IW

「何が違うの?」
「く…くすぐったいんだよ…お前がへんなことするから」
「ふ〜ん」
こんな調子じゃいやなので、ちょっと可哀相だけど突然行為をやめる。

「へっ…あれ…」
「ごめんね、くすぐったいの我慢してたんだよね」
「あ…うん…」
「じゃ…もう止めよっか?」
止める気はないし、くすぐったいんだとも思っていないけど、早紀ちゃんにもっと意識して欲しいからそういう。
自分からして欲しいなんてまだ言うはずがない。でも、焦らされれば敏感になってくれると思う。

「あ、あのな…白鳥」
バカ鳥・エロ鳥・ヘンタイから急に格上げ。…ちょっとかわいい

「べ、べつに…アタシは我慢できるから、お前は我慢しなくてもいいぞ?」
「いや、やっぱり早紀ちゃんが嫌なのに…無理やりはね…」
いつも早紀ちゃんに振り回されてる反動からか、こういう態度をされるとますますいじめたくなる。
自分の隠れた性癖に自分でもビックリだけど…きっと相手が早紀ちゃんだからだ
性知識分野では早紀ちゃんは壊滅的なので、僕が常に優位に立てる。

「も、文句言ったり、腕極めたりして悪かったよ。もう大丈夫だからさ…だから、遠慮するなよ」
「そう?…じゃあ」
「…」
ごくっ と早紀ちゃんののどが鳴った気がした。僕がそばによると自分から少し服を持ち上げる。
だんだん普通でなくなってゆく早紀ちゃんの態度を楽しみながら、手で軽く触れるようにして焦らすように触れる。
317特別授業:2007/01/27(土) 23:20:35 ID:rdtrz0IW

「あれ…うぅ…」
僕の愛撫の違いを感じて、当惑するように早紀ちゃんが目で訴えてくる。

「早紀ちゃん…キスしていい?」
「はぅ…い、いいぞ」
僕の言うとおりにすれば、刺激を得られると感じたのか、なし崩しに許してくれる。

「ん…ちゅ…」
「は!…ん…んっ!」
唇を吸うような軽いキスから、舌を口内に差し込んで、じっくりとねぶるようにすると早紀ちゃんの体が強張る。

「んぅ〜!…っ…ちゅ」
初めは驚きと怖さで嫌がるけれど、舌を触れ合わせる感覚に魅せられたのか、すぐに自分から絡ませてくる。
ひとつひとついやらしい行為を教えてゆく快感に、焦らされているのか焦らしているのか分からなくなる。

「あ…あふ…ん」
だんだんと早紀ちゃんの体が力を失ってゆき、ころっと畳の上に倒れる。その上から、覆いかぶさるようにキスを楽しむ。
舌に夢中でお留守になった足を開き、スカートの中に腕をしのばせる。
汗ばんだ股に触れたところで、早紀ちゃんが慌てたように反応する。

「う…ぷはっ…だ、だめだ…そこは触るな」
僕の腕を掴んで制止する早紀ちゃん。

「どうして?…こっちも触ってみたいよ」
「…は、恥ずかしいし、き…汚い…」
「汚くないよ、早紀ちゃんの所だもん」
さすがに、ここが秘部であるってことは早紀ちゃんでも知っているらしく、顔を真っ赤にしていやいやをする。
有無を言わさず触れると、びくっと体を震わせて、ぎゅっと足を閉じて拒もうとするが、奥にまですべりこんだ手の動きを止められない。

「や、やめろよ…ほ、本当に恥ずかしいんだからぁ…」
「大丈夫だよ。だから少しだけ…」
「だ、だからやめーうぅっ…バカ…ひぅ…あっ、うっ」
だんだん感覚が開発されてくるのか、早紀ちゃんの顔がだんだん耐えるように変わる。
ショーツ越しに触る早紀ちゃんの秘所は、あんまり長い間いじめていたせいか湿り気を帯びている。

「気持ちいい?早紀ちゃん…」
「ち、ちがう!そんなことねぇ!」
「別に普通だから恥ずかしがらなくていいよ」
なかなか素直にならないので、反応のよかった乳首と、秘所を乱暴に攻める。
耐え切れなくなって、早紀ちゃんの口が半開きになり、いやらしい喘ぎが漏れ始める。
318特別授業:2007/01/27(土) 23:22:09 ID:rdtrz0IW

「はっ…ゃあぁぅ…はうぅ…あふぅ…」
「あれれ、早紀ちゃん。変な声でてるよ?…きもちいいの?」
「ち、ちがっ…うぅ…あはぅ…」
「違うんだったら、声を止めてみて…?」
「ちがっ…うぅ…あっ、あっ、ちひゃあうぅ」
止まらない、早紀ちゃん自身ではどうにもならない状態になっている。
もうすっかり濡れそぼってしまったショーツ越しにその場所をなでながら、強くもなく弱くもない刺激を与え続ける。

「早紀ちゃん…」
「はっ…う…ああぅ…」
「名前で呼んでくれたら、ここを口でしてあげるよ」
「はう、うう…へ、ヘンタイヤロー」
まだ悪態をつく余裕があるのか、自分の快楽を認めたくないのか、なかなか頑固。
もう変どころか、ごまかしきれない声を上げるまでになっているのに

「そっか、じゃあ…もう一回」
「うん…ひゃあぅ…ぴえぇ…あん…はぁん」
可愛く勃った乳首をもう一度舌で攻め、歯で甘噛みする。
愛液を求めるようにぐりぐりと指で恥丘を掻き回す。

「あっ…ああっ…はあっ…ひゃあっ」
感じたいのか、僕の言葉に反発はするけれど、嫌がりはしない。
本気になったら、3秒で僕を落とせるはずなのに、そんなそぶりもしない。
早紀ちゃんの心の表裏を感じて、もっともっと攻めてみたくなる。

「あ、ひゃあ…あっあっああ」
「あっ…て、てめ〜…」
早紀ちゃんが絶頂を迎え始めたあたりで、また焦らすような愛撫に戻す。
自分でもすこしひどい事をしていると思うけど、やめられない。
319特別授業:2007/01/27(土) 23:23:28 ID:rdtrz0IW

「名前…」
「うぅ…」
目を潤ませて荒い息をつく早紀ちゃん。
一線を越えてしまうことにまだ戸惑いがあるみたい

「な、なんで…アタシ、こんなことされて…喜んでんだよ…ヘンタイだ」
「ううん。早紀ちゃんは違うよ。僕になら、いいんでしょ?」
「う…そうだったけど…でも」
「僕も、ヘンタイじゃない方がいいんだけど…」
「…」
どうしようかと思案するように早紀ちゃんの目が泳ぐ。

「隆士になら…いいんだよな…」
「うん、僕も早紀ちゃんだけだからね…」
「はう、隆士…たのむ。………して」
目を瞑って顔を真っ赤にして、そう答えてくれた。

「よかった。素直になってくれて…」
「う…うう〜」
「それじゃあ、ごほうび」
「な、何言ってやがる…エ、エロ鳥!」
「あれ、やっぱりやめようかな…早紀ちゃん嫌がってるし」
「ううぅ〜、は、早く〜」
つつっとお腹に手を這わせ、ゆっくりと早紀ちゃんのショーツに手をかける。
脱がされながら、すりすりと太ももをすり合わせ、悶える姿がそそる。
目を逸らしながら、早紀ちゃんも脱がせやすいように足を閉じてくれた。

「ありがと」
「う…うるさい」
お礼を言うと恥ずかしがってまた反発する。
320特別授業:2007/01/27(土) 23:24:14 ID:rdtrz0IW

「じゃ、するよ?」
「う…うん」
言葉一つでコロコロ変わる態度。
まだ慣れないせいか、僕に全部委ねてしまうのが怖いらしい。
口では許してくれているけど、足は硬く閉じられたまま…

「早紀ちゃん…」
仕方がないので、すっと肩を抱き、口唇をまた吸う。
これには慣れてくれたのか、一生懸命に僕の舌を求めてくれる。

「…ん…んぷ。…あ、あれ…隆士」
やがてそっと口を首筋、胸、お腹といったように降ろしていくと、待っていたように力を失った足が開く。

「あ…う…。い、いじわる…すんな」
「え?」
太ももの辺りで愉しんでいると、切なそうな顔で早紀ちゃんが文句を言う。

「…ごめんね、焦れちゃった?」
「うぅ〜…ちゃんと隆士って呼んでる…だろ」
「う〜ん。なんか早紀ちゃん見てると…」
素直にされると逆に心が振れる…ヘンな欲望。
自分の足の間に僕の顔がある…その状況だけでもう、耐えられないといった様子。

「…じゃ、するよ?」
「う…うん」
期待するような目になる早紀ちゃん…
この数十分でだいぶ性感が良くなったみたい。
321特別授業:2007/01/27(土) 23:24:52 ID:rdtrz0IW

「ぴぃ…あっ」
開かれた足の間に顔を埋めて、すこし濡れている溝の間を舌でなぞると、きゅっと足をちぢこませる。

「…はっ…うぁ…」
痴裂に舌をもぐりこませて愛撫すると、その動きに合わせて体が震える。
だんだんといやらしい匂いがしてきて、じゅっと熱く濡れてくる。

「あっ…ああぅ…ひゃあぁ」
舌でなめ上げ、最奥に探り出した蕾を、優しくつついていく。
こりこりとしたそれはどんどん膨らんで、それに続くように早紀ちゃんの喘ぎが大きくなる。

「りゅ…隆士…あんっ…や、やらしい…ぞ」
「だ、あうぅ…ひゃああん」
腰に手を回して抱き寄せ、刺激を強めてあげると、顔を真っ赤にしてうわごとのように善がってくれる。

「あ、ひゃあぁ、ぴぃ」
「だ、大丈夫?」
「ひ…うぁ…や、やめるなよぉ」
早紀ちゃんの声があまりにも大きいので、慌てて止めようとすると
腕に力が加わって、僕の頭を無理やり押さえつけてくる。
ぺろぺろと舌でなぞり上げ、しこりをつついて遊んでいるうちに、早紀ちゃんの声が変わる。

「ひっ…隆士ぃ…あ、あたし…な、なんか…あうっ」
「隆士ぃ…隆士が…あ、あたしの…あ、ひぅ…あ、はぁ…ひゃうぅっ」
僕の名前を叫びながら、自分でその淫猥な状況に耐えられなくなったみたいにきゅっと体を折り曲げて
がくがくと体を痙攣させると、そのままだらんと体を弛緩させる。
意識が飛んでしまったかのように、早紀ちゃんの汗ばんだ体がくてっとした。

「早紀ちゃん?」
掴んでいたお尻を離して、介抱するように抱き上げる。

「う…はぁ…はぁ…はぁ…。…あ、アタシ…なんか」
「…大丈夫?」
「な…なんか、ヘンになって…」
「気持ちよくなりすぎて…イっちゃったんだね」
「い、いく?」
いつもの力強さは早紀ちゃんには無く、だらんと体を力なく伸ばしている。
初めてなのに強くしすぎたせいかなと思って焦る僕に、大丈夫だと言うように笑顔を作って見せる早紀ちゃん。

「さ…さすがに、もう終わりだろ…?なら平気だから…そんな顔すんな」
「そ、そう?」
「…おう。なんかまだ、体がふわふわするけど」
余韻に浸って、夢現な早紀ちゃん…。汗と愛液で上着も下着もびしょびしょで…
そんな姿を見ていると、ふつふつと何かが沸き起こる。
早紀ちゃんは終わったと思っても、僕は思える状況じゃない。
322特別授業:2007/01/27(土) 23:26:25 ID:rdtrz0IW

「ごめんね早紀ちゃん…僕まだ、気持ち良くなってないんだ」
「へっ?」
「だから、もう少しだけ我慢してて…」
ぐったりとした体を持ち上げるようにして、足の間に体を割り込ませる。
手早く服を脱いでしまうと、早紀ちゃんがビックリして声を上げる。

「な、な…なにを?…こ、コラ隆士!ちゃんと説明しろ!」
「えっとその〜」
その行為をまったく知らないらしく、僕の行動を見ても訳が分からないといった顔。

「そ、それに…な、なんだそれ」
さらに、声を震わせて、なんだかお化けでも見たように…
たけりきった僕のモノを指差す早紀ちゃん。

「し…しらない…の?」
「…何でアタシがお前のそんなとこ知ってなきゃいけないんだよ!」
ある意味愕然とする。さっきまで散々早紀ちゃんの初心さを利用していてなんなのだけど…
今度はそれが、非常に重い足かせに…。何にも知らないなんて、逆に罪悪感が…

「そ、それより、大丈夫か?…びょーきじゃあ」
「ふ…普通だから平気だよ…」
妙な所で気をつかわれる。とりあえず生理現象だってことから教えてあげないと

「さ、早紀ちゃんさ…男の子にあって…女の子に無いものわかる?」
とりあえず性教育を一からやり直す。

「う…わ、分かるけど?…え、まさか…そんな…で、でかすぎじゃあ」
「…」
一応それぐらいは分かるらしいけど…大きくなるって事は知らないらしい。
323特別授業:2007/01/27(土) 23:27:05 ID:rdtrz0IW

「と、とにかくね…ここをその、触ったりすると、気持ちよくて…大きくなるんだ」
「その、早紀ちゃんのところみたいに…」
説明するのが恥ずかしい。なんか顔が熱くなる。
早紀ちゃんははじめて聞く知識にビックリしたような様子。

「それでその…早紀ちゃんのここに」
「ぴぇっ…さ、触んな!」
指でなぞると、まだ敏感になっているのか、途端に身をこわばらせる。

「ご、ごめん…。それで、ここにこれを入れたいんだけど…」
「は?」
「…そんな顔しないでよ〜」
「え…ええっ!?…こ、ここに?」
改めて言葉にすると、すごい事しているんだと実感。そんな驚きは欲しくないけど

「そ、そんなでかいのが、入るもんか!…オマエ嘘ついてんだろ!」
「嘘じゃないんだけどなぁ」
やっとその行為を説明し終わるけど、早紀ちゃんはまだ信じられない様子。
異物を体の中に入れられるなんて…といった感じで一生懸命嫌がる。

「と、とにかく…ヤダ」
「で…でも、結婚した人はみんなすることだし…」
「ア、アタシは別にオマエと結婚してない!」
「嫌…かな」
「け、結婚はともかく…痛そうだし」
最初と同じように怖がっている早紀ちゃん。
でも、こんな状態にされて放置されたら僕が悶え死にそうだ…本も取られてしまったし

「お、お願い…このまま終わったら僕…」
「う…うう〜」
「できるだけ、優しくするからさ…」
「わ、わかったよ…だ、だけど、あたしがやめろって言ったら、やめろよ?」
なだめすかして、やっと恐る恐る許してくれる。
…なんか早紀ちゃんがすごい年下に見えて嫌なのだけど

「それと…あ、あとで…あたしがいいって言うまで、キ…キスしろ…」
「うん…分かった」
キスが好きなのか、そう条件をつけて頷く。
324特別授業:2007/01/27(土) 23:27:59 ID:rdtrz0IW

「じゃ、じゃあ…」
いまさらになって緊張しながら、早紀ちゃんの場所に腰をあてがう。
昔だったら想像もできない状況だけど、何とか教え込んでここまでたどり着いた。

「ぴ…あぁ…」
「ん…」
そのまま剛直を膣に押し込む。慣れないせいかきつく、押し出そうとする力が強い。
少し痛がるように、早紀ちゃんが目を瞑って顔をしかめる。
それでもぬるりとした愛液のおかげか、ゆっくりとだが侵入していく。

「あ…あ…うぅ」
少しして、奥に達した感触があり、全て収まる。
少し涙目になった早紀ちゃんが、ようやく終わったと言う感じに、僕を見つめる。

「…ほ、ホントに…入ってる」
「ごめんね。痛かったかな」
「い、いや…少しだけだったから」
繋がったままの状態、早紀ちゃんの中は熱くて、ぐにゅぐにゅと波打つように締め付けてくる。
本当は想いのままに動かしたくて仕方ないけれど、最後の理性でゆっくりと腰をグラインドさせる。

「う…うぁ…動かす…のか?」
「…い、痛い?」
「あ…ち、ちがう。…続けて、いいぞ」
「…うん」
ズッ…ズッ…と、突きこみ、だんだんとテンポを速めていく
前戯が長かったのが幸いしたか、良く濡れているのでそれほど辛くは無いみたい。
だんだんと昂ぶってきたのか、早紀ちゃんの肌がまた赤く染まる。

「あ…あっあっ…」
動きに合わせて、早紀ちゃんの口から声が漏れる。
はじめは痛みで上げていた声が、だんだんと甘い声に変わる

「りゅ、隆士〜…アタシ…あっ…あぁん」
「気持ちよくなってきた?」
「あっ、あぁ…そ…そういうエロいこと…ば、ばかっ…あうっ」
さっきイったばかりなのに、どんどん感じてくれる。
もっともっと乱れて欲しいと、指でしこりきった所も撫で回す。
325特別授業:2007/01/27(土) 23:29:24 ID:rdtrz0IW

「や、やめっ…あぁう…ひゃあん」
さっき覚えたばかりの快楽と膣をかき回される感覚に、思わず善がり声をあげて
一生懸命腰を動かして、逃げようとしているのか、それとも感じたくて動かしているのか…
そんな淫らな妄想が僕の頭を駆け巡る。

「早紀ちゃん…ちょっと、ひっくり返って」
「あぅ…」
ズルッと引き抜いてから、早紀ちゃんを試してみたくて、そう言ってみる。
いつもは僕の言う事なんか聞いてくれないのに、素直にくるっと体位を入れ替える。
すっと僕のをあてがってあげると、早紀ちゃんのほうから求めるように腰を押し付けてくる。

「早紀ちゃん…?」
「お、オマエの…せいだぞ…」
「…エッチだね」
「や、やぁ…そ、そんなこと…はぁぅ…あっああぅ…あっ、はぁん」
じゅっと突き入れてあげてからは、早紀ちゃんのほうから一生懸命動いてくれる。
四つんばいになってそんな事をする姿に自分でもどうしようもなくなって、思い切り突き動かす。

「あ、りゅ、隆士…お、奥に…あ、当たって…はぁう」
「あっ…ああぅ…はぁあん」
四つんばいになった手はもう、がくがくと震えて力を失い、指だけが一生懸命畳を掴もうとする。
足を抱えてそんな早紀ちゃんの中を往復させる。きゅうきゅうと締め付けてきてあまりもちそうに無い。

「は、はやく…終わらせろっ…あっ…はう、はぁう!」
「だ、だいじょうぶ?」
僕も余裕がないが、腰を動かしながら早紀ちゃんの様子をみる。
すっかり感じきって、荒い息をつきながら、襲ってきそうな絶頂の予感に震えている。
326特別授業:2007/01/27(土) 23:31:06 ID:rdtrz0IW

「はぅ…ま、また…なんか…」
「そ、そっか…分かった」
「あ、ふぁっ…やっ…ああぅ」
また達しそうになってきたのか、早紀ちゃんの背が弓なりにそる。
後ろから僕自身も激しく攻め立てて、手を伸ばして胸と陰核をこね回す。
ばしばしとたたきつけ、我も忘れて二人で駆け上がってゆく。

「ひゃうぅ…隆士…あぁん…もう…はぁん…あっあぁぅ…」
「さ、早紀ちゃん…いくよ…」
「隆士ぃ…あぁ、はぁあぁぅ!」
「そんな…し、締まって…う、うぁ!」
叫ぶように達した早紀ちゃんの締め付けに耐え切れず、我を忘れて突きこんで、
ドクドクと膣で全て出してしまった。

「あ、あつ…う…はぁ…はぁぅ」
「…はぁ…はぁ」
芯まで燃えるように熱いからだを冷まし、余韻に浸りながら二人抱き合う。
すこし行き過ぎた気はするけど、ぼうっとして考えられない。
まだ、ひくひくと早紀ちゃんの中が動いていて、気持ち良くなってくれた事を伝えてくる。

「…ごめんね早紀ちゃん…出しちゃって」
少しして冷静になってきたら、ずいぶんな事をしたと思って謝る。
後の祭りだから、何かあったら責任は取ろう…

「だ、出す…?…さ、最後の、あついの…か?」
まだぐったりと倒れている早紀ちゃん。
疲れたのか、とろんとした表情で僕を見る。
327特別授業:2007/01/27(土) 23:33:25 ID:rdtrz0IW

「…その…なんていうか…」
「ん…?」
「赤ちゃんできちゃう…かも、しれない」
「へっ!?」
ビックリして飛び起き…といいたいところだけど、力が入らないらしくて
手を伸ばして何とか体を起こす。

「ちょ…な…」
「ああいう風に、中に入れたまま、僕がその…いっちゃうと…」
「…こ、子供が?…あたしと、隆士の…」
「…やっぱり知らないんだ」
ぽかんとしている様子に、ため息と反省が同時に起こる。
こんどからは、きちんと行為の意味を教えてあげてからしよう
子供はコウノトリが運んでくるとか信じてたんだろうな…

「…」
「オ、オマエ…知ってただろ…」
「え、な、なにを?」
突然、疑るような顔になって、
怒ったような声だけど、恥らうようにどもりながら言う。

「ああゆうことすると、アタシが…その…ヘンな気分になるって…」
「う、うん。そ…それが見たかったって言うか…その〜」
「!!」
僕の答を聞いた瞬間、早紀ちゃんが飛び掛ってきた。
そして、首筋の辺りに激痛が走る。

ガブッ…ガッ…

「この…この、このヘンタイひゃろ〜!」
「いたっ!…いたい!ご、ごめんなさい!」」
押し倒されて噛まれ続ける。逃げようとしても早紀ちゃんが離してくれない。

「ゆ、許さねぇからな…」
「ひぃ…ごめんなさい!」
「こ、これから先…す、捨てたりしたら…」
「へ…?」
怒っているんだか照れているんだか分からない顔をして言う。
一瞬、予想もしなかった言葉に、呆けてしまう。
328特別授業:2007/01/27(土) 23:34:54 ID:rdtrz0IW

「ほ、他の奴とかと、こ…こんなことして、アタシを捨てたら…」
「そ、そんなことしないよ!絶対!」
「そ、そうか…それならいいんだけど」
「う、うん」
そんな事するはず無いのに…とちょっと照れる。

「り…隆士のなら…ちゃ、ちゃんと…育てる」
「え?」
「でも、そうなったら…け…こん…してもらうぞ」
ぼそぼそと顔を背けて話す早紀ちゃん。
あの事も、嫌がってないみたいで良かった。…たぶん、大丈夫な日だったと思うけど

「あ、あと…したくなったら、ちゃんと言えよ…アタシに」
「…あ、うん」
そうまくしたてて恥ずかしいのか部屋を出て行こうとする早紀ちゃんを見て、いいことを思いつく

「あ、ちょっと待って…早紀ちゃん」
「な、なんだよ…」
「キスの事、忘れてるよ…それから…」
すっと耳元に手を寄せて、その意を小声で伝える。
途端、その耳たぶまで真っ赤に染まる。

「ちょ、ちょっと待て…あっ」
逃げてしまわないように早紀ちゃんを捕まえるとそのまま倒れこむ

「やっぱ…やっぱダー、あぅっ…ひゃ、ひゃめろぉ」
まだまだ分からない事だらけのようだから
早紀ちゃんにもっといろいろ教えたくて、もうやめようにもやめられなかった。

〜ふぃん〜
329特別授業:2007/01/27(土) 23:35:58 ID:rdtrz0IW
糸冬了

最初から最後までエロいというダメssでしたとさ…
330名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:36:47 ID:Mzs6hG6Q
ちょ!!!なにこれ!!
最強にGJなんだけど!!
331名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:41:26 ID:miUeIqui
なんでこれはGJ過ぎて涙が出ちゃう!!!
332名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:45:55 ID:R56J5j7m
神出現!!神じゃぁ〜〜早紀ちゃん最高や〜!!

無理を承知でお願い申し上げる!!梢ちゃんのとなっちんのも書いていただきたい!
333名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:53:03 ID:qfhuY4oh
GJ!!!ぐっじょぉぉぉぶ!!!!!!
神だ・・・まさしく神だ・・・・・・凄すぎるではないか!
なかなかSSこないなーと思ってた矢先にこれだよ、最高だ。
334名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:57:50 ID:rdtrz0IW
梢ポンのは水さんところにあるよ…
…ガイシュツでかぶりそうなのは書かない
335名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 00:05:32 ID:L9/VyIEo
GJ!!そういえば梢ポンはどの程度の性知識を持ってるんだろう?
やっぱり赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくるとでも思ってるんだろうか?
336名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 00:14:21 ID:M5zYVp3n
梢「赤ちゃんですか?え〜っと・・・コウノトリさんが運んでくるんじゃないんですか??」
白「こ、梢ちゃん・・・」
・・・普通高校生がこれはないだろう。
337名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 00:37:18 ID:iyi81zzi
>>309
俺の嫁を書き忘れるとはいい度胸だ


そして>>329氏GJ!非常にエロい!だがそれがいい!
338名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 01:12:04 ID:PilARTVv
>>336
だがそれがいい!!
339名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 02:14:29 ID:XHxAAsf4 BE:183172043-2BP(770)
>>329
VGJ!!
340名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 02:16:16 ID:XHxAAsf4
しまった…BE付いたままやん……
341名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 11:37:47 ID:M5zYVp3n
>>337
スミマセン・・・千百ちゃんはどんな感じだかイメージしにくくて。こんな感じですかね?

隆士を驚かそうと隆士の部屋に忍び込んだ緑川千百合・・・しかしそこで・・・
千「りゅ、隆ちゃんがこ、こんなものを・・・ホーーーーーー!!」
隆士の部屋で例の物を見つけた千百合は玄関に向かって走りだした。
ダダダダダダダダダ・・・
白「ただいま・・・」
ガシッ!
白「うわっ!ちょっ千百合ちゃん!?」
バタン!!
ちょうど帰ってきた隆士を捕獲し、そのまま管理人室に連れ込む。そして隆士の部屋で見つけた本を突き付ける
千「隆ちゃんの部屋でこんなものを・・・」
白「そ、その本は!?」
その本は隆士が本棚に隠してあった成人向けの写真集であった。
千「私としたことが・・・隆ちゃんが望んでいたものを気付かないなんて・・・隆ちゃん・・・隆ちゃん!さぁ!わ、私と・・・私と・・・ホ――――!!」
白「うわ〜〜〜〜」

はい・・・スミマセンでした・・・神サマの作品を汚してしまいました・・・スミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン
342名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 11:55:03 ID:SsR6TItb
千百合はどの時点の話しにするかでだいぶ変わる。
面と向かって話せるようになってしまったらもう阻めるものはない…。
343名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 12:54:40 ID:M5zYVp3n
と言うかその時点でなければ隆士の部屋には入らないと思うぞ!
344名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 13:27:40 ID:L9/VyIEo
なっちんだとこんなカンジか?

(……どうすればいいんだ…)
頭が真っ白になる。
そりゃあそうだ…なんで僕が隠していた本が、机の上に…

部屋に帰って来て荷物を置き、上着を脱いだところでその違和感に気付いた。
本棚に秘蔵しておいたはずの成人向けの写真集、何故か机の上に(揃えて)乗っている。

「い、一体誰が?」
鍵を持っているのは梢ちゃんだが…他にもいくつか合鍵が存在するらしい。
かくれんぼの時何故か扉が開けられていた。
第一、梢ちゃんがこんなことをする筈がない、僕の部屋でなくとも梢ちゃんは許可なく入ったりはしない。
黒崎親子だってそうだし、珠実ちゃんも人の部屋にまでは入り込まないと思う。
一番アヤシイ桃乃さんは今フランスにいる。

「と、とにかく、しまわないと…」
誰かに見られたのは確実だが、まだ傷は浅い…そう考えている時だった。

「…ん?」
「………」
ぞくりとした。寒気が僕の背中に走った。誰かが後ろにいる。

「逃げろ!」
僕の本能がそう叫んだ時にはもう遅かった。
ドアの近くに影が立っている。

「お…か…え…り…。隆士君…待ってた…かも」
「そ…その声は…」
ぐるりと回され、声の主がやっと分かった。
棗ちゃんだ・・・。

「隆士君…」
「ヒッ…」
思わず身を固める。でも棗ちゃんには起こっている様子はない。

まあ、完璧な焼きなおしだww以降も書いてるけど、公開したら怒られるだろうな・・・。
345名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 13:53:51 ID:M5zYVp3n
>>344
読み手としては・・・続きが・・・読みたい・・・かも。
346名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:06:06 ID:a4ldv3X0
>>344
俺も読みてぇー!!!
347名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:16:22 ID:L9/VyIEo
出来ました…。見事なまでのコピペ改編です。なんだこれは、我ながらたまげたなぁ。
http://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0040.txt
348名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 18:17:57 ID:L9/VyIEo
いけね。間違えてた。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0041.txt
349名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:03:45 ID:M5zYVp3n
GJ・・・かも。
350名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:52:51 ID:c7xVJZ2q
焼き直しでもいいがちゃんと新作で書くから安心汁
時間はかかるが、何せ30k
…つ〜か、早紀のをそのまま変えるとキャラが合わんだろ
351名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:08:06 ID:L9/VyIEo
だよね・・・。ところで、改編中思ったんだがこの白鳥君は初めてだよね?
血が出る描写ないからなんかおかしいと思ったり。
352名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:13:08 ID:c7xVJZ2q
>>351
あんな攻め方する白鳥キュンが…初めてのわけ…ないだろう
あくまで梢とは〜と言う設定。

>>337
すいませんテイル殿、ちゆりんは書けないっす
353名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:16:46 ID:a4ldv3X0
>>352
でも、本には簡単っぽくーみたいな描写があるから、初めての可能性も。
354名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:52:12 ID:c7xVJZ2q
…そういやそうだ…
でも、血が嫌いなので、その辺は脳内補完でヨロ
355名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:58:05 ID:J5RKIzRl
魚子はどうなんだろ?
356名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:15:37 ID:aOSDdZDj
>>329 GJ!!!
すげーよあんたネ申だよ!

俺も膜が破れるのは結構ダメかも…
その点では感謝してますよ
…やっぱりもう隆士くんは梢ちゃんとしちゃってたのかな?
357名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:27:22 ID:M5zYVp3n
>>356
梢ちゃんとは限らないぞ・・・なっちんとかもしれない・・・以外に他の人格より先に魚子ちゃんとだったりして・・・
358名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:37:30 ID:L9/VyIEo
いや、それはマズイ。初めては痛いって知ってたら違和感を感じるだろう。
でも、早紀ちゃんがああなら他の子もか?千百合は知ってそうだが。
359テイル ◆5zZRlb1law :2007/01/29(月) 00:48:22 ID:HQEKG4+U
>>352
このレス見て最後にちゆりん書いたのはいつかを考えてみた。

「AIR」かテンプレが最後?



相当、というか全く書いてない事に気付いたテイルです。
むしろ色々な短編書いてたから本命に手が廻らなかったというか。
次こそは、次こそはちゆりん書かねば……ぶっちゃけ試験と課題のレポートに追われてますが。


そしてまたまほログの更新をせねば。祭短しとは言えど宝石はどれも光ってますし。
360名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:00:49 ID:IAwSs7ZZ
SSが読みたくて課題がはかどらない
361名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:09:30 ID:IKHCU6th
>>348のなっちんが「なにしやがる!」 って言った場面で吹いたのは俺だけでいい
362名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:23:31 ID:lWy91Jab
部長がちゃんとMしてるのって少ないですよね
363名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 08:07:24 ID:RTgOZrKV
そりゃ、部長にうってつけのS属性がいないからね。
責め側がいなきゃ、受け側が光るわけもなく。
364浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2007/01/29(月) 08:20:21 ID:XoWz9oJV
で、僕の作品がまほログに収録されるのはいつなの?
365名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 08:25:40 ID:bUbncrz6
366名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 08:42:17 ID:UIWOIUwQ
>>364
ここからいなくなれぇーっ!!(WR特攻)
367名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 09:40:21 ID:IAwSs7ZZ BE:183172234-2BP(1001)
>>366
スルースルー
368名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 12:49:25 ID:SNETI8qD
部長をいじれる人って誰がいるよ
369名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 16:49:09 ID:pn8KhOeR
>>368
・・・・・・銀せんs(ry
八百長のおじさんとか
370名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:53:45 ID:c/DeDeMr
>>361
俺もだ・・・あと隆士くんが早紀ちゃん。とか口走ってたぞ……

>>368
あえて隆士くんで!
371名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 20:48:53 ID:pdAI3KUe
>>368
エロ時代の翼かな
372名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:18:14 ID:N7IeOiT3
どっかのキャラのトレースがおかしい同人誌がやってたような…
373名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:31:37 ID:myurDLoM
>>372
エロールのモデルのことかーーー!!!!
374名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:03:49 ID:n3BBgEaM
エロールのモデルは読む気にすらならない
375名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:14:08 ID:8mETlK5K
どんな内容だったっけ?あと、1回部長の同人見たことあるけどあれはキツかった・・・。
376名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:17:57 ID:9qg87lhF
>>375 絵がやばいということを聞いたことがあるぞ
377名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 04:36:26 ID:Nule8oQb
釘バットクラスか?
378名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 07:37:22 ID:jrUHlmoC
>>377
そらたしかにひどいわなw
379名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:27:24 ID:PEA+D9Jk
>>377
釘バットクラスって…あれはひどすぎるだろ‥‥幼児なみだよアレ
380名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:44:40 ID:snzdukD7
まほの同人って……なあ……
381名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 19:53:27 ID:1mkeMxtR
>>379
あんな前衛的な絵が理解できないとわ
382名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:29:51 ID:YNs46ExD
祭りやべーよ
今日と明日しかねーじゃん!
383名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:51:30 ID:jrUHlmoC
>>382
うぉー忘れてた!!!
皆のもの!祭だ!!!祭のラストはもちろん盛大にいこうじゃないか!
384名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:55:25 ID:PEA+D9Jk
うわっマジだ!!結構ながいと思ったのに〇ΤL
職人さん!大至急お願いいたします!!
385名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:46:34 ID:PEA+D9Jk
sageいれわすれてしまったスミマセン。
386名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:10:33 ID:8o9OMAKE
前も言ったが後夜祭はあるのですか?
387名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:33:41 ID:snzdukD7
すまん書く書くといいながら1月は忙しくて手がつけられなかった。
後夜祭も含めてお祝い「月間」(2月19日まで)にしてくれると……俺も書ける。
388名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:12:33 ID:PEA+D9Jk
でわでわ〜二周年感謝月間+後夜祭というわけで!!九月十九日までです〜!職人のみなさんがんばってくださいです〜!
389名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:18:00 ID:l/yR41E9
>>40からしばらくのやり取りがあまりにもガキっぽいというか幼稚。厨房か工房だろ

その時のID:1A+lUwvLとID:ppU5GlaNが特に。厨房でも工房でもいいからそれと分からせない文体で書き込んでくれ……
390名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:35:11 ID:jrUHlmoC
>>388
九月までやるのか?
391名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 00:11:55 ID:Dm2OsM0z
祭最終日です!
>>390
多分2月19の打ち間違いじゃない?
392名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 00:29:16 ID:usD0JXe1
1作書くか…

ネタキボン
393名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 00:38:35 ID:Dm2OsM0z
祭り開始頃にたくさんネタあるよ
個人的には
朝美の修学旅行がみたいなw
394名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 00:41:25 ID:Dm2OsM0z
60あたりにネタがあります
395名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:58:22 ID:lhDEWBu+
二周年記念ってことで描いてみますた…
ごめんよ、画質荒杉ね…orz

ttp://black.skr.jp/mahoraba/pbbs/data/IMG_000116.jpg
396名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 04:11:13 ID:+APUabi1
ほぅ
397名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 07:17:22 ID:usD0JXe1
やるじゃん
398名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:46:22 ID:116UtMNp
…板がちがう
399名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 17:42:54 ID:G/375qUa
>>391
はい。スミマセン二月のうち間違いです……九月はないですよね。なぜ九と二を打間違えたかは…謎ですね。ミステリーです。
400名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:43:12 ID:usD0JXe1
400
401名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 23:56:15 ID:oxy4G/Vd
とりあえず、後夜祭を除けば今日がラストなのかな?
まだまだ続くよー!
402名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:15:42 ID:06yBbXxQ
>>395
角煮かと思ってたら、ここはエロパロ板だな。
それはさておき、カメラの(?)ノイズがそれはそれでいい味になってる…かも
403名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:25:43 ID:usp4OSP3
さてさて〜後夜祭のスタートです〜!本番以上に盛り上げていきましょう!!
404名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:19:41 ID:gqg4Iyj/
祭中に桃誕生日があるが何かやるか?
405名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:32:41 ID:W7jnItx+
>>404
二月十三日は桃さんデーか!
その日のネタは桃さんオンリーとか?
406名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:07:05 ID:I2teJjJo
桃さんは書けん…誰か書いて

梢ポン…投下
407名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:08:36 ID:I2teJjJo

『…ごめんね』
『え…あの…しらとり…さん?…誰ですか…その…人』
『好きな人が…出来たんだ』
『え?…あの、仰る意味が…』
『こんな風になるなんて思わなかったんだけど…本当に、ごめん』
『あ…あ、あああの…』
『じゃあね…大家さん』
『し、白鳥さん!白鳥さ…』


…ガバッ

「あ…あれ…夢」
叫んだ自分の声で目が覚める。ベットの脇の時計は、いつもより少し遅い時間。
春休みに入ったから学校は気にしなくて良いのだけど…良くない起き方。

「はぁ…酷い夢」
いつに無くはっきりとした夢。朝から気分は最悪になってしまう。
寝汗が冷えて、急に寒くなる。

(白鳥さんと…別れる、夢だなんて…)
いつも良くしてもらっているし、彼も私のことを想っていてくれる。
いろんな事があったけど、一年以上波風も無く付き合えている。

(でも…すごく迫真にせまっていて)
(…何考えているんでしょう。ダメ)
黙ってベットに座っていると良くない考え事ばかり。
頭を振って、今朝の朝食のメニューなどを考える…昨夜決めたばかりだけど

(大丈夫、何にも怖いことなんてない)
(それよりも、早く仕度しないと)
ベットから出ると、少し身震いがした。すごく冷え込んでいて、夢よりも身近な感覚。
手早くパジャマを着替えて、台所へ向かう。変な夢も、忙しさに飲み込まれてしまえば忘れてしまうだろうから。
408名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:09:30 ID:I2teJjJo

「おはよう、梢。…今日はなんだかみんな遅いナ」
「おはようございます♪。灰原さん」
テーブルで新聞を読んでいる灰原さんだけしか部屋に居ない。ストーブがついていて、暖かくてほっとする。
みんな休みに入って、スケジュールがずれ気味。
私もだけれど、どうして寝ている時間が自動的に切り替わるのだろうと不思議に思う。

「少し待っていて下さい。すぐに、朝ごはん作りますから」
「ん?…別にみんなそろってからでいいぞ」
「そうですか?…じゃあ、ゆっくり作りますね」
作り置きできる料理のために、野菜を冷蔵庫から取り出す。

「しかしなぁ…」
私が包丁を使うトントンという音、灰原さんが新聞をめくるパラパラという音。
静かな休日の朝に響く。
読みながら、灰原さんがぼそっと呟く。

「昔は当番で作っていたけれど、いつの間に家事洗濯が梢の仕事になったんだろうナ…」
「?…そうでしたっけ?」
「ん〜、確かオマエが小学生くらいの時は、俺も時々作ってたし…。まぁ、ずいぶん前か」
確かに、灰原さんに作ってもらった記憶はあるけど、ずいぶん前。
特に気にしていないし、みんなのための私の仕事だから、代わって貰うと悪い気がする。

「別にいいんですよ。それに、朝美ちゃんもよく手伝ってくれるし」
「…オマエがいいって言うなら別にかまわないけどナ」
少し気づかってくれたのか、ぼそぼそと言う。少し嬉しくて、やる気が出る。

「でも、頑張りすぎるなよ」
「大丈夫ですよ♪…心配性ですね灰原さんは」
「…ムゥ。だが、家事に加えて…大家の仕事もあるからなぁ」

『じゃあね…大家さん』
ドクン…とさっきの夢を思い出す。
慌てて頭をふって散らす。

「どうした?梢」
「あ、い、いえ…なんでもありませんよ」
「そうか…?あまり無理するなよ」
よけいな事を思い出してしまって、一日のはじまりから雲行きが怪しい。
白鳥さんの顔を見られたらそんな気持ちも吹き飛ぶのだろうけど…
409名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:10:15 ID:I2teJjJo

「おはよう梢お姉ちゃん。灰原さん。…ちょっと寝坊しちゃった」
「オウ、おはよう」
パタンと扉が開いて、パジャマ姿の朝美ちゃんが挨拶する。
半分寝ている沙夜子さんも一緒。

「…あ、おはよう。朝美ちゃん」
「?…お姉ちゃん、どうしたの?…元気ないよ」
「え?」
一目で気付くほど態度に出てしまっているのかと、少し反省する。
気にしないと思った傍からこれ。…白鳥さんに頼らずにがんばらないと

「な、なんでもないよ…ちょっとお料理のことで悩んでただけ」
「そうなの?…あ、じゃあ私も手伝うよ」
「ありがと♪朝美ちゃん」
ちょっと嫌な始まりだったけど、結局いつもと変わらない朝。
こんなことで悩んでいてもしょうがない。

「おはようございますです〜」
「あ、珠実ちゃん♪おはよう」
「う〜ん、私としたことがブービーとは…」
「?」
キッチンに来た順番のことを言っているんだと気づくのに少しかかる。
それを聞いた灰原さんがぼそりと付け加える。

「オイ珠実。一応言っておくが、おまえはビリだぞ…まぁどうでも良い事だが…」
「え〜?…引き篭もりがもう来たんですか〜?」
「ちょ…ちょっと珠実ちゃん」
なんだかいつも珠実ちゃんは白鳥さんに辛口で困ってしまう。
でもそんなことより、灰原さんの言葉が気になる。まだ彼は寝ていると思っていたに

「…あいつなら、今日は用があるとかで、オレがここに来た時大慌てで出てったゾ」
「そう…なんですか…」
「ふ〜ん…休みじゃないんですかね」
そういえばこの頃、帰ってくるのが遅かったり、出て行くのが早かったりしていた。
今日も私がもう少し早く起きていれば、会えたかもしれないのに…
410名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:10:52 ID:I2teJjJo

「お兄ちゃんも、忙しいんだね」
「…うん」
朝美ちゃんがフォローしてくれたけど、朝ごはんを出してあげられなかったのが残念。
よくみれば、白鳥さんのお茶碗だけ、洗い籠の中に入っていた。

「あ…それじゃあ、ご飯にしましょうか」
みんなのお茶碗を棚から出して、ご飯を盛る。
いつもどおりの朝の風景に…戻った。

彼が居なくても、鳴滝荘はそう大騒ぎにはならない。
…特に近頃、外出する事が多いから。

「ごちそうさま〜」
「うん?…もう戻るのカ?」
「うん。ちょっとまだ仕事が残ってて…。ほらお母さん、あと少しだからぁ」
「や〜…ぷぎゅる」
ご飯の時間は、みんなが一緒に集まれる大切な時…
私はいつもそう思って大事にしている。
そんな時間も、やがてはおわって、だんだんみんなが部屋に戻り始める。

「私が連行しますです〜」
「頑張ってくださいね沙夜子さん」
「…あ〜〜〜〜」
「じゃあ、俺もそろそろ戻るかナ。…あと頼むぞ、梢」
台布巾でテーブルを拭いてくれていた灰原さんが居なくなると、また静寂が訪れる。

(今日もみんな元気そうで良かった…でも、白鳥さんは、大丈夫かな)
そう思いながら、洗い物を一つ一つ棚に戻しているときだった。
411名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:11:51 ID:I2teJjJo

「…?…これ、何でしたっけ…?」
少し褪せた色をした包装紙にくるまれた、小さな箱を見つける。
沙夜子さんが、マグカップを割ってしまって、いつもは使わないカップを出したので、偶然奥にしまわれていたものが見えるようになった

「あ、あれ…まさか…」
見覚えのある箱、デパートの包装…

「…あっ」
中に入っていたのは、あの魚のマスコットの懐かしいお茶碗

「…白鳥さんに…初めて買ってもらったプレゼント…」
大切な思い出の一部に出会ったって言うのに、私はそれを…抱きしめられずにいた。

「…」
こそこそと無意識に辺りを見回す私…何を恐れているんだろう。

(…私…このお茶碗のこと…忘れかけてた…)
ただのプレゼントではなく、きっとこれが一番の絆になると、大事にしようと思ってきた。
けれど、長く恋人でいるうちに、忘れはしなかったけど、どんどん増えてゆく楽しい出来事に
だんだんと心の隅の方へこれを置いていたかもしれない。

そして、半分忘れていて…それを誰かに知られずにすんで、安心している私が怖い。
特に…とっさに白鳥さんに、知られまいと思った私が…

『ありがとうございます…。…一生、大事にします…』

「…うそじゃ…無かったんです」
あの時の私は…今よりもっと一生懸命だった。白鳥さんに、好きになってもらえるなんて…夢にも思わなかったから
ただ、再会できただけで…もう、夢うつつな気分だったから…
あの時の言葉が、胸に突き刺さるのは、自分がどんどん怠け者になってきたからだ。
412名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:12:43 ID:I2teJjJo

『じゃあね…大家さん』

ドクンッ

今朝見た夢が蘇る。
…このお茶碗は、私が白鳥さんに、名前で呼んでもらえるようになって、彼に近づけた日の、記念碑。
なのに、怠けていた私には…何か悪い事を告げるようで

『好きな人が…』
『あいつなら、今日は用があるとかで…』
『ごめんね』

『お兄ちゃん、忙しいんだね』
『こんな風になるなんて』

『うそじゃ…無かったんです』
『じゃあね…大家さん』

「い…嫌…」
彼に会いたい…会って確かめたい。会えばきっと、こんな変な不安はなくなる。
箱を持ったまま彼の部屋に行く。
でも…当たり前だけど、鍵はかかっていて…お留守。

「…」
私が起きる前に、出て行ってしまった白鳥さん。
今日は一体、どんな用事なんだろう。普通なら春休み、それに今日は日曜日。
…いくらなんでも、こんな日に学校は無いのに

「…どうして最近…お出かけばかりなんですか…」
普段の私なら、白鳥さんにも都合があるのだからと、割り切れるはずなのに…
我慢が出来なくなる。最近になって急に、二人でいられることが減った。

余計な時間があると、不安で彼の事まで勘ぐってしまう。
せっかくの春休み、一日中その事を考えて、憂鬱になってしまった。


413名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:14:40 ID:I2teJjJo

(早く帰って欲しいって…テレパシーが使えたらいいのに…)
結局白鳥さんは、お夕販になっても、帰ってきてくれなかった。
珠実ちゃんが出てくれて、ここでは食べないという事だけは電話で伝えてくれた。
けど、一体今どこで、何をしているんだろう…白鳥さんにとって…そんなに、大事なことって…

その片付けが終わっても、みんなが部屋に戻っても…
8…9…10…
時計の針が、妙に速く動くように感じる。

謝りたくて、会いたくて、怖くて…
私はみんなが寝静まってもずっと、玄関に腰掛けていた。

「梢…そんなに心配するな…」
「あ、灰原さん…」
暗い玄関の前で、ひとり待っていると…後ろから、灰原さんが声をかけてくれた。

「何があったか知らないが、あいつを信じてやれ…」
「…ち、ちがいます。白鳥さんを信じてないわけじゃ…」
一番信じられないのは、私自身。
…いつのまにか当たり前にしてしまった関係。
おかしな夢とお茶碗の事で目が覚めて、いまさら白鳥さんとの距離にうろたえている。

「オマエはいつも、ヘンなことを考えすぎだ、嫌われまいかってナ」
「最近やっと、その心配性な性格が直ってきたと思ったら…」
「もっと自信を持て。…傍から見てると何にも怖い事など無いゾ?」
「…」
自信を持てと言われても、何に持てばいいんだろう…白鳥さんのために、何が出来たんだろう。
あの頃は、私は白鳥さんに近づきたくて、たくさんの事をした。
自分の気持ちにも気付いてなかったけど、無意識に、純粋に彼を求めていた。
けど、付き合い始めてからは…どうだろう?

「そしてあいつもな、強くなろうとしてるんだよ、オマエを、幸せにしたいがために…」
「そう…なんですか?…なんで?」
彼の気持ちを知っているから…それを独占できるのは自分だけだと分かっているから、どうしても受身になる。
自分から何かしなくても、自分と一緒に居たい彼が…いろんなことをしてくれる。
私は…何もしないのに。なんで白鳥さんは私を好きでいてくれるんだろう?
そう思ってしまうから、彼の気持ちを確かめないと不安になる。
414名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:18:11 ID:I2teJjJo

「なんでって…そんなのは知らん。オマエが白鳥を好きな理由だって、オマエにしか分からんだろう?」
「それは…そうですけど…」
「なら、相手のことを信じて、それで足りんのなら、自分の想いをぶつけるしかないだろ」
「ぶつけるって…」
「知らん。…自分で考えろ」
「そうですよね…」
昔は、一生懸命彼に近づきたくてしていたこと
…今でも、出来るんだろうか?

「少なくともな、あいつは梢にそうされたら、鼻の下伸ばすことはあっても、嫌がることは無いゾ」
「…」
「あいつを信じてやんナ」
灰原さんに言われると、少し安心する。
ただ、年を重ねてきた人じゃなくて…ずっと私を愛してくれてきた人だから

「…ありがとうございます…灰原さん」
「…………世間並みの親父なら、これくらいのことはするよな」
灰原さんが、どうして私を育ててくれたのかは、今でも分からない所はある。
白鳥さんがなぜ、私を好きなのかと不安になるように。
…でも、いま少しだけ、分かったかもしれない。

「…そうですよね。…おとうさん」
「…そんな呼び方一つでもナ…報われるんだよ…。白鳥だって、そんな大それた事をお前に求めちゃいないサ」
「いつもどおりの穏やかな日常、ちょっとした気遣い…それだけだと思うぞ」
「あとはオマエがそう思えるかだ。…俺はもう寝るゾ…あとは勝手にしな」

ちょっと照れたようにそっぽを向くと、すたすたと歩いていってしまった。
少し心が軽くなった気がして、待つ身もそれほど辛くない。

一人残った玄関。…ただ彼を待つ。
415名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:19:52 ID:I2teJjJo

コッ…コッ…コッ

11時近くなって、足音がしてやっと扉に影が映る。

…ガラガラガラ
扉が開いて、疲れたように白鳥さんが入ってくる。

「はぁ〜」
「…おかえりなさい。白鳥さん」
「あっ…こ、梢ちゃん!?…起きてたの?悪かったね…」
「い、いえ…」

灰原さんに言われたけど、会うとやっぱり気になる。白鳥さんはこんなに遅くまで、何をしてきたんだろう。
私が待っていた事に驚いているみたいで…心配。

「今…が…いいのかな」

気まずくなってしまって思わず顔を背けてしまった私。
白鳥さんも、同じようにして何か呟く。
私の方から、ちゃんと聞かなくちゃ…

「「あの…」」

白鳥さんも同じように話そうとして、声がぶつかる。

「あ、ど、どうぞ…」

思わず譲ってしまう。本当だったら…遅くなった事を聞こうとするのは当然だろうけど…
…お茶碗や夢のこともあって…うまく言い出せない私。

「う…うん。それじゃ…ちょっとついて来てくれる?」
「?」

一体なんだろうと思いながら、玄関を上がって奥に行く白鳥さんについていく…
だんだん、どこに行こうとしているのか分かってきて…
あれだけ灰原さんに落ち着かせてもらって…自分で信じようとしたのに
もう鍍金がはがれて…怖くなってくる。

トクッ…トクッ…トクッ

白鳥さんと一緒にいるときの、いつもの熱いような動悸じゃなくて…
何かを怖れているときの…冷たい早鐘
416名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:20:37 ID:I2teJjJo

「ここ、覚えてるよね…梢ちゃん」

中庭の一角、踏み石の傍。…告白の場所。…始まりの場所。
こんな所で白鳥さんは…私に何を告げるのだろう…
本当に今朝のは…正夢?

「あのさ…ごめんね」
「!!」

そんな言葉から始まる。…怖い。

「今日、梢ちゃんが待ってたのも含めて…この頃帰りが遅かったりして…」
「…はい」
「…でも、僕にも理由があってさ…。…聞いて…くれるかな?」
「は…はい…」

本当は、聞きたくない。何かとっても怖い事、今朝の夢のような言葉が出てきそうで…
けれど、ほとんど剥がれ落ちてしまった最後の勇気で、頷く。
白鳥さんの顔が、見れない。…震えが…止まらない。

「じ、実は…その…言いにくいんだけど」
「…」

声を聞かないと怖い。話を聞くのが怖い。

「…絵本の…がさ…」
「…」
「…違う…そうじゃなくて」
「?」

途中で自分と話している白鳥さんを見て、不安の中に ?が混じって恐怖が薄らぐ。
なんだか様子が変な彼。
417名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:23:32 ID:I2teJjJo

「もう…まどろっこしいのはやめて…」

なんだか決心された様子。…なんだろう?

「梢ちゃん…これ…受け取って…くれるかな」
「え?」

彼が差し出してきた小さな箱。

赤い上品な布の台座の上に…

「!!」

それが何なのか分かった途端。私の頭は真っ白になって…また、ふらりとぐらついて
…でも今度は、白鳥さんの腕が抱きかかえてくれて…
そして…もう一度、はっきりと…

「いつまでも、君といられる用になったんだ…今日、僕は、絵本作家になれたから」
「!!」
「まだもう暫くは、安定しないかもしれないけれど…出版社に出してもらえる事になって…」

その後に来る言葉…私は…どう答えれば…

「こ、これからも、君を幸せにするために頑張るから…」
「僕と…結婚…して欲しい」
「…は、はい!」

白鳥さんに迫られて…勝手に私の口は返事をしていた。
はじめから用意されていたように…というより、もう何も考えられなかった。
その瞬間、頭がきゅうっと熱くなるほど強く抱擁されて…
私も思わず、白鳥さんの背中に手を回した。
418名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:24:15 ID:I2teJjJo

「あ…あ…あ…」

言った後しばらくして、混乱が私を襲う。
…予想していたのと正反対の結末に…頭がくらくらする。
夢の方がまだ現実味のある感じがする…白鳥さんの言葉。
今朝見た夢や、お茶碗の事は、一体なんだったのだろう。
それではっと我に返って、慌てて言う。

「あの…嬉しいんです…でも、でも…」
「?」
「今日は…いろいろ謝らなきゃいけないことがあって…」

無言で嬉しさを噛み締めているような白鳥さんに、今日のことを話す。
順番がおかしくなってしまったけど…やっぱり言っておかないと

「お茶碗がその…それでヘンな夢で…白鳥さんが他の人と付き合ってるんじゃないかって…ごめんなさい」
「へっ?」

さっきまで、ほっと安堵したようにしていたのに、今度は白鳥さんが戸惑う番。
気持ちがごちゃ混ぜになってしまってうまく説明できない。

なんとか、今日の私のことを全部話す、白鳥さんも縁側に腰掛けて聞いてくれた。

「…そ、そっか…そんな心配してたんだ」
「ご、ごめんなさい…ヘンなことばかり」
「い、いや…あはは。…僕にそんな甲斐性はないのに、ホントに心配性だね」
そういって私の頭をなでながら、抱き寄せてくれる白鳥さん。
私がずっと待っていた事に、納得がいったようで、白鳥さんは優しく言ってくれた。

「まぁ…ぼ、僕もさ…梢ちゃんとこの頃話せなかったりして、不安だったんだよ」
「…これも…受け取ってもらえなかったら…とか考えて」
私が無意識のうちにぎゅっと抱きしめてしまっていた箱を指差す白鳥さん。
同じような不安を抱えていたんだって思うと、安心する。
彼も、私と会えないとやっぱり、不安になるんだ…って、その想いを確認できる。

「これからは、もっとさ、忙しくなっちゃうかも、知れないけど」
「…それでも…僕と…ずっと一緒に…いて…くれるかな?」
「……はい」
ずっと前から憧れていたよりも、簡単に終わってしまった。
…すこし残念。
419名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:25:34 ID:I2teJjJo

(違う…私はもっと…自分の気持ちを…白鳥さんに…)
恥ずかしいけれど、あの頃と同じように…一生懸命になれるように
…ここからまた、新しい私になれるように

「…あなたのために、たくさんの努力をします」
「もう絶対に…あなたの気持ちに、不安を覚えたり、しません」
「ずっと…一緒に…いて下さい…。…隆士さん」

優しい白鳥さんの顔を見て、やっと安心できた。
今朝から私の心を覆っていた、不安の霧が晴れてゆく。

「…」
「?」

私の言葉に頷いてから、白鳥さんが何か思いつめるような顔になる。
まだなにか、続きがあるのかなと、緊張する。
…今日はもう、いろんな事があって、最後にこんな事があって…
悲しくて、怖くて、心配で、とっても嬉しくて…ドキドキし続けて変になりそう。

「梢ちゃん!」
「あっ…あの、隆士…さん?」

切なそうな顔で、私の体を抱きしめて、両腕に抱えるように持ち上げた。
まるで映画のワンシーンのような形で、私は彼の腕に抱かれる。

「り、隆士さん…恥ずかしいですよ?」
「…」

彼が私を見つめながら、緊張したように喉をこくんと鳴らす。
それで私も悟って、急に体が熱くなる。…でも、怖れはどこにも無い。

「梢ちゃん…」
「…は…はい」
「…」

どういえばいいのか分からないけど、大好きな人に求婚されて…
こんな風に求められてしまったら…答えはひとつ。
ただ一回だけ頷くと、急にまた動悸が激しくなる。
そんな状態で部屋まで抱かれてしまう。

「…」

ベットに横たえられる柔らかな感触。なぜか潤んでくる私の目。…この一つ一つも、ずっと大事にしていく…
…いままで忘れかけていた想いを、薄れさせないように…

…だんだんよけいな事が考えられなくなって、夜の空気がなぜかとても熱くて…

…この夜の事は、私と白鳥さんだけの…

…私と、隆士さんだけの…

…秘密…

〜ふぃん〜
420名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:27:09 ID:GKAU0xv2
GJ!!久々にリアルタイム遭遇した〜よ

あぁもうこの子はやっぱり可愛いなぁ
421名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:27:53 ID:I2teJjJo
はい終了。
実は梢視点は初めて、やってみたら異様な難しさがある。
心の動きを追ったりするのもキャラ的にむずい
さらに敬語が難しい…
422名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:29:04 ID:7XOIFacZ
梢ちゃんがおもらしする話が読みたい。
423名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:31:43 ID:I2teJjJo
また題名入れ忘れたよん…

えっと…なんだろ…

『梢の一番長い日』

とでもしとくか?
…いい加減にも程があるが

誰か良い題考えて
424名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:33:03 ID:usp4OSP3
>>421
グッジォオブ!!
>>422
それの早紀ちゃんバンが書きかけで二次倉庫にあったぞ・・・
425名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:41:45 ID:W7jnItx+
>>421

GJ!!グッジョーーブ!!!
イィ!すごぃイィ!!
なんか感動したよ。
426名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:53:01 ID:PBSkK0er
GJ!
いい話だ うるうるしてきたよ
427名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:21:18 ID:tbKbspwK
>>423
GJ!梢のいじらしい気持ちがいいわー


そしていい題名が欲しいみたいなので
「伝えたい、この想い」
とかどうでしょ?主題には沿ってるはず……
428名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:52:42 ID:EfwWCbMz
GJ!!
感動したぜ!
なんか、後夜祭になってからエンジンかかってきたナ
429名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 02:16:25 ID:rzx3OXgu
後夜祭中にバレンタインがあるんだが
その日はバレンタインネタでいかないか?
430名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 06:29:45 ID:8/tQC1NL
>>429
それもいいな。期待してみるww
431名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 11:03:18 ID:oPfu4SoP
バレンタインかぁ・・・隆士にチョコをあげようと隆士の帰りを待っている梢ちゃん・・・帰ってきた隆士の手にはチョコが二つ(釘バットとホモスキーからもらった。)・・・
嫉妬する梢ちゃん!!
みたいなのキボン・・・
432名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:20:54 ID:VqfOxLTA
各人格がそれぞれ隆士にチョコを作ろうとする話とか!
433名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:01:10 ID:XGFyLsK4
>>432
それぞれってことは十二巻の時みたいに任意で人格の切り替えができるような状態でだよな?早紀、魚子、棗、千百合、梢……間違いなく喧嘩が勃発するな。
434名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 08:40:04 ID:nFmC3T8S
(参考)【まほラば”オ〜プニングテ〜マ”】らしい。
http://a1234567.lolipop.jp/mahoraba_op.mp3 (約3.11MB)
(参考)【まほラば”エンディングテ〜マ”】らしい。
http://a1234567.lolipop.jp/mahoraba_ed.mp3 (約3.10MB)
435名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 09:22:18 ID:VqfOxLTA
>>433
んー、そうじゃないほうがいいかも。
ころころ変わっちゃって、変わるたびにチョコが置いてあって・・・・・・みたいな。
436名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 10:29:14 ID:oonhi6gj
そうか!バレンタインネタがあるのか!
いや〜楽しみだw

俺としては、まだ他の人格に気づいてない時の方が面白いと思う
人格が変わるたびに「ん…あれ?そうか、今日は14日なんだ…」
って感じでおのおの方で作り始める…

>>433 人格同士のケンカじゃなくて子供達の誰が父親(隆士)
にチョコを渡せるかでおこる争い。でも面白いかも
437名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 10:30:54 ID:XGFyLsK4
>>435
なるほど・・・結局は梢ちゃんが渡すことになるんだろうが・・・それで渡しそうとしたら隆士の手には二つ(釘バットとホモスキーからもらった)チョコが!
書いてくれる職人さんいませんか?
438名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 14:40:38 ID:xXZ/3oWX
バレンタインか〜
チョコなんて何年もらっていないのだろう orz
439名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 16:07:50 ID:XGFyLsK4
今年はチョコをもらえるかなぁ〜
440名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 20:35:37 ID:auIrZ3Pz
やっちまいなよ!
441名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 20:36:42 ID:auIrZ3Pz
お、IDが3Pだ。
だがまほらーには3Pは合わないな
442名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:41:27 ID:J0oEN0EW
なっちん&コレクト様×早紀ちゃん
443名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:54:26 ID:VqfOxLTA
>>442
それすげぇww
444名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:04:47 ID:V/yYXNXa
脳内なら 棗×千×早

現実なら 隆×珠×梢
445名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:36:14 ID:Pz118pgZ
むしろ銀×珠×部
446名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:47:44 ID:VqfOxLTA
>>445
それもすげぇww
447名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:51:06 ID:meEaePf8
白×青×赤or緑or紺or金
448名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 01:12:50 ID:2Yif/h19
>>419
作品拝啓しました。GJですよ。
449名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 09:35:26 ID:mli/JA+t
エ&白×釘
450名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 11:48:05 ID:bzo1MkYB
白×釘×ホモ
451名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 11:55:12 ID:mli/JA+t
白&エ×銀
452名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 12:43:46 ID:mOzeOIa8
珠&緑×隆子
453名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 15:53:32 ID:1mEVjMzw
不毛な書き込み中申し訳ないが
なっちん特別授業執筆中だが、いまいち棗は受け攻めが分からん。どっちだ?

…過去作品じゃあ攻めが多いが
454名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 16:01:13 ID:mli/JA+t
確かになっちんの過去作品は攻めがおおいな…俺的には受けが見てみたいな……
455名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 18:26:27 ID:mOzeOIa8
なんとなくイメージとして、攻めや頑張りやさん的な印象があるからな。
たしかに受けも見てみたいかもしれん。攻めももちろん大歓迎だがな。
456名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 18:42:45 ID:84spg8aY
はじめは受けで、その後覚醒
457名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 18:50:02 ID:mli/JA+t
特別授業なんだったら…
白鳥くん攻めまーす!→なっちん学習→なっちんが「私も…やってみる…かも」
458名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:04:26 ID:tZCLyC9L
!!
それだぁ!!!
459名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:04:42 ID:Zrt/lcNK
流れを無視して、駄文投下。白×藍です。
白鳥君が女装しますが、あまり意味はありません。
460名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:05:41 ID:Zrt/lcNK
放課後の教室で一人、女の子が考え事をしていた。
他の生徒は既に帰っていて、いつも一緒の友達も、用事があるらしく慌てて帰ってしまった。
「うーん…何かいいネタないかなぁ…」
そうつぶやきながら、女の子は顎に手を当てて考えている。
彼女の名前は藍沢理想奈。専門学校の生徒で、長い髪と眼鏡が特徴だ。
そんな彼女の悩みは、次回の同人誌の事である。
いつもならすぐに思いつくネタが、今は全然思いつかない。
「たまにはジャンルを変えてみようかな…けど、資料がなぁ…」
などとぼやきつつ、暫く考えていると急に声を掛けられた。
「あれ、藍沢さん?どうしたの、ぼーっとして」
声を掛けてきたのは、長身の男の子だ。彼の名前は、白鳥隆士。
彼女にとっては数少ない男友達である。
「あ、うん…ちょっとね」
そう言いながら、彼をまじまじと見つめる。
「ど、どうしたの?何か悩みでもあるの?」
じっと見られて、少し赤くなりながら隆士が尋ねる。
しかし、理想奈には聞こえてないようだ。

(…そういえば白鳥君って、女装とかしたら似合いそうよね…あっ、そうだ!)
何か思いついたらしく、彼女の表情がパッと明るくなる。
その表情を見て、なんとなく隆士は嫌な予感がした。
「女装した男の子が、女の子と間違われて…いや、百合なお姉さんでも…」
瞳を怪しく輝かせながら、そんな事をぶつぶつと言っている。
「あ、あの…藍沢さん?」
急に豹変した理想奈に驚きながら、声を掛ける。
と、急に肩をガシッとつかまれて顔が近づけられた。
「ねぇ、白鳥君!ちょっと、モデルになってくれない!?」
かなり興奮した様子で、隆士に迫る。当の本人は、急に顔を近づけられた所為か顔が真っ赤になっている。
戸惑いながらも、隆士が尋ねた。
「も、モデルって…そんな課題、出てたっけ…?」
「ううん、違うよ。新作の登場人物の、元にしようかと思って…ね、協力して?!」
さらに顔を近づけて頼み込む。相変わらず、理想奈の瞳はあやしく輝いている。
「わ、分かった、分かったから…ち、ちょっと離れて…」
勢いに流されて、つい引き受けてしまう。もとより、友達の頼みを断るつもりはなかったのだが。
「ホントに!?ありがと、白鳥君!恩に着るよ!」
そういって、ガシッと手を握る。するとまた、隆士は真っ赤になってしまう。
「う、うん…そ、それで、新作ってどんな内容なの?」
少し照れたまま、隆士が尋ねる。
「え?…それは秘密。言ったら絶対、ねぇ…」
意味ありげに言いながら、理想奈が顔を背ける。
「ちょっ、それどういう事!?何させられるの!?」
かなり慌てて、隆士が聞く。が、理想奈は聞く耳を持たないようで、
「それはお楽しみって事で。という訳で、善は急げよ!さ、行こ?白鳥君」
そういって、彼女は歩き出す。手伝うと言った以上は、今更断るわけにもいかない。不安になりながらも、後をついて行った。
461一周年記念で浮いてた人:2007/02/04(日) 23:06:15 ID:Zrt/lcNK
途中で何度も詳細を尋ねたが、その度に答えをはぐらかされた。
そして何も知らされないまま、家まで着く。
「とうちゃーく。さ、上がって上がって」
心底楽しそうに、理想奈が言う。隆士は少し緊張しながらも、理想奈の家に上がる。
「お、お邪魔しまーす…」
女の子の家に呼ばれるなど初めての経験なため、かなり緊張している。
「あれ、お父さんもお母さんもいないみたい…ま、いっか。こっちだよ、白鳥君」
理想奈に案内されるがまま通された部屋には、大量の女物の服がある部屋だった。
しかもその全てが、何かの衣装みたいな感じの物だ。
「え、えっと…この部屋で何するの?というか、この服は全部女の子のじゃ…」
激しく嫌な予感を感じながら、隆士が尋ねる。
「何するって…着替えるに決まってるじゃない。モデルなんだから、ね」
当然のように、理想奈が言う。その言葉を聞いて、隆士に嫌な思い出が蘇った。
(ま、まさかまた女装…?うぅ、イヤだなぁ…けど引き受けちゃったのは僕だし…)
引き受けたことを後悔しながら、隆士は立ち尽くす。
そんな隆士の様子を気にも留めずに、理想奈は服を探している。
「うーん…今回はこれでいこうかな。うふふふふ…」
などと言いながら、衣装を持ってきた。その衣装は…

メイド服だった。
「…こ、これを着るの…?」
渡された衣装を見て、隆士は唖然とする。その上、以前のものよりスカートは短い。
「うん、そうだよ。スクール水着とかも考えたんだけど…」
と、さらりととんでもない事を言う。
「…これでいいです…」
諦めたように、隆士が言った。そして着替えに行く。
「はぁ…こんな事になるなんて…」
着替えながらつぶやく。確かに友達の力になりたいとは思うが、それでも厳しい物があった。
「けど藍沢さんのためだもんね…それに、梢ちゃんに見られる訳じゃないし…」
そう言い聞かせて、着替えていく。そうでもしなければ、この場から逃げ出したくなるからだ。
「白鳥君、どうかなー?ちゃんと着れてるー?」
何も知らない理想奈は、楽しそうに尋ねてくる。
「だ、大丈夫、着れてるよー…はぁ」
気持ちは沈んだまま、とりあえず答える。
「元気ないよ、白鳥君?どうしたの?」
462名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:07:10 ID:Zrt/lcNK
言葉に覇気がない隆士を心配して、理想奈が聞く。
「な、なんでもないよ!そ、それより着替え終わったけど…」
そういって、部屋から出てくる。部屋の前で待っていた理想奈は隆士の姿を見て、
「うわ、思ってた以上に可愛い…知らない人が見たら、絶対男だなんて分からないんじゃない?」
と、感想を言った。元から女顔な事もあり、違和感は全くなかった。
「あ、あんまり嬉しくない…」
隆士はそうぼやいて、恥ずかしそうにしている。その仕草もまた、女の子っぽかった。
「なんか悔しいなぁ…私よりずっと可愛いし…むー」
理想奈が悔しそうに言う。しかし理想奈も、眼鏡を外すとかなり美人である。
それでも男の子に負けるというのは、女としては悔しいだろう。
(そうだ…ちょっと悪戯しちゃえ)
どうやら同人の事などは忘れてしまっているようだった。
急に雰囲気が変わった理想奈を見て、隆士は嫌な予感がした。

「そういえば白鳥君…下着もやっぱり、女の子らしくした方がいいと思わない?」
危険な笑みを浮かべながら、そう尋ねる。
ちなみに今の隆士は、トランクスである。一応、ギリギリで見えてはいない。
「ほら、白鳥君は女装してるんだから…やるなら徹底的に…ねぇ?」
そう言いながら、じりじりと近付いてくる。その手にはどこから取り出したのか、女物の下着を持っている。
「ちょ、ちょっと待ってよー!?さ、さすがにそれはマズイってば!ねぇ、聞いてる!?」
慌てて後ずさるが、すぐに部屋の角へ追い詰められる。
「恐くないから…脱ぎ脱ぎしましょうねぇー♪」
などと言いながら、隆士を押さえつける。女の子とは思えない力だ。
「だ、ダメだってば!こ、こんなトコで…ち、ちょっとぉっ!」
「大丈夫、すぐ済むから…」
そういって、理想奈が下着を脱がしに掛かる。既に聞く耳は持たないようだ。
隆士も逃げ出そうとするが、部屋の隅では逃げ道がなかった。
理想奈を押しのければ逃げられるだろうが、下手な事をして怪我をさせたら大変である。
(うぅ…こ、このままじゃ、本当に…)
そう考えてるうちに、理想奈の手が隆士の下着にかかる。
463名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:07:44 ID:Zrt/lcNK
と、その時、理想奈は異変に気付いた。
「あれ?…白鳥君のココ、なんだか膨らんでない…?」
股間を見ながら、理想奈が言う。確かに、トランクスにテントが張っている。
「うぇっ!?い、いやその、これは…」
女の子に下着を脱がされるという状況で、知らない内にたってしまったらしい。
あまりの恥ずかしさに、隆士は慌てて言い訳を考える。
「そういえば私、本物は見た事無いんだよね…すっごく気になる」
そう言いながら、楽しそうに脱がしていく。隆士は気が動転していて、抵抗も忘れていた。
「うわぁ…す、すごい…こんなに大きいんだ…」
初めて目にした男性器に、少し驚きながら言った。
「う、うぅ…み、見ないでよぉ…」
あまりに恥ずかしくて、隆士は真っ赤になって固まっている。
「さ、触るとどうなるんだろ…」
好奇心に満ちた様子で、理想奈がそーっと手を伸ばす。
と、理想奈が触れた瞬間、隆士のペニスがビクンッと動く。
「う、うあっ…」
「ひゃあっ!?」
突然の事に、理想奈が驚く。隆士も小さく声を漏らしたが、理想奈には聞こえなかったようだ。
「び、びっくりした…き、急に動かさないでよ…」
隆士のせいではないのだが、理想奈はそんな事知る由もなかった。
「って言うか、やめてよーっ!こ、こういうのはもっとほら…こ、恋人同士とかが…」
隆士が必死で止めさせようとするが、まったく聞いていないようだ。
「そんな事言っても、こっちはこんなになってるよ?本当はして欲しいんじゃないの…?」
そう言いながら、隆士のペニスを握る。その固さに、理想奈がまた驚く。
「あっ…そ、そんな事ないってば…」

しかし、そう言っている隆士も、だんだんと状況に流されかけていた。
既に抵抗しようなどとは、考えていない。
「嘘はだめだよ、白鳥君。こんなに元気にしといて…」
そう言いながら、ペニスを握った手を動かしだす。
最初はゆっくりだったが、次第に早くなっていった。
「うっ、あぁっ…」
たまらず、声が漏れてしまう。もちろん、女の子にこんな事をされたのは始めてだ。
「やっぱりここは、口も使うべきよね…」
そう言って、手を動かすのを止めて、ペニスの先端を舐める。
その刺激で、隆士の体がビクッと震えてしまう。
「あっ…そ、そんな事…き、汚いってば…」
と、決まり文句のような言葉を口にする。だがやはり、理想奈は聞く耳などないようだった。
そうしている内に、理想奈の行動は次の段階に移っていた。
464名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:08:22 ID:Zrt/lcNK
「んっ…はぁっ…チュ…チュパチュパ…」
ペニスにキスをし、しゃぶり始める。スカートに隠れている為、隆士からその様子を見る事は出来なかった。
「んっ、んっ…どう、白鳥君…気持ちいい…?」
ペニスをしゃぶりながら、理想奈が尋ねる。
「あぁっ、んっ…そ、それは…その…うん…」
隆士は真っ赤になりながら答えた。すると理想奈は嬉しそうに、
「じゃ、もっとしてあげる…好きな時に出していいからね…んっ」
そう言って、さらに攻めを激しくする。
その攻めに耐え切れず、隆士はすぐに射精しそうになってしまう。
「うっ…だ、ダメっ…も、もう…出る…」
限界が近付き、息が荒くなってくる。それを聞いて、理想奈は口を離して手を使い出す。
「それじゃ…射精するトコ、見せてね…」
興味津々と言った様子で、理想奈が言った。
「うぁっ…あぁぁぁぁぁっ!」
限界が来た隆士のペニスがビクンッと跳ねて、射精する。
吐き出された精液が理想奈の顔を汚していく。
「んっ…し、射精って…こんな風になるんだ…」
そう言いながら、少し惚けたようになる。その間も射精は続き、理想奈の顔と身体を汚していく。

やがて射精を終えた隆士は、疲れたようにへたりこむ。
「はぁ、はぁ…」
隆士が呼吸を整えている間に、理想奈は顔についた精液を拭き取る。
少し飲んでみたが、かなり苦くてむせてしまった。
「…ねぇ、白鳥君…やっぱり、こんなことして怒ってる…?」
少し冷静になったのか、不安そうに理想奈が尋ねる。
「そ、そんな事ないよ…」
実際、隆士はこの状況を少しだけ楽しんでいたのだ。怒ったりなど、できるはずもなかった。
「ほ、本当に…?じ、じゃあ…その…」
さっきまでの雰囲気が嘘のように、理想奈は急に大人しくなっていた。
「え…な、何?」
これ以上、まだ何かされるのかと不安になりながらも尋ねてみる。
「つ、続き…しよ…?」
465名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:08:54 ID:Zrt/lcNK
心底恥ずかしそうに、理想奈が言った。その発言に、隆士は慌ててしまう。
「続きって、つまり…その…」
「うん…し、白鳥君に悪い事しちゃったんだし…それに、白鳥君なら…」
気が動転してしまって、自分でも何を言ってるのか分からなくなっていた。
そして、それを聞いた隆士は少し驚きながらも尋ねる。
「え…ほ、本当にいいの…?」
隆士とて、こんな格好をしていても男である。興味がないはずがない。
「いいよ…それにほら…私のココ、もうこんなになっちゃって…我慢できないの…」
そう言いながら、隆士に秘部を見せる。下着越しでも、グショグショに濡れているのが分かった。
その淫靡な光景に、隆士の理性も限界をこえていた。

「分かった…じゃあ、行くよ…?」
そう言って、理想奈の下着を脱がしていく。すでに、秘部からは愛液が溢れている。
「これなら、入れても大丈夫かな…」
確認しながら、すっかり元気になったペニスをあてがう。
「ひゃあっ…し、白鳥君…」
敏感になっている秘部にペニスがあたり、思わず声が漏れてしまう。
隆士は少し驚きながらも、ゆっくのと挿入していく。
「んっ…痛かったら言ってね…」
ペニスがゆっくりと理想奈の中に侵入していき、処女膜を破る。
「ひっ、ぐぅっ…あ…あぁ…」
その痛みで、思わずくぐもった声が漏れる。
「だ、大丈夫!?」
少し慌てて、隆士が尋ねる。
「う、うん…大丈夫だから…し、白鳥君の…好きにして…」
そういって、瞳を潤ませながら見つめる。
その表情にドキッとしながら、ゆっくりと腰を動かし始める。
「あっ、んぅっ…はぁっ…」
少し苦しそうにしながらも、少しずつ痛みは和らいできた。
「うぁっ…す、すごくキツい…き、気持ちいい…」
一方の隆士は、初めての感覚に夢中になっている。一人でするのとは、比べ物にならない気持ちよさだった。
466名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:09:26 ID:Zrt/lcNK
「ひっ、あぁぁっ…痛っ…し、白鳥君…は、激しすぎるよぉっ…!」
知らない内に腰の動きを早くしてしまっていたらしく、理想奈が少し苦しそうに言う。
「あっ…ご、ゴメンっ!き、気持ちよくて…」
そう言いながらも、腰の動きは変わらなかった。気持ちよすぎて、自分で自分を抑えられなくなっている。
「んぅっ…し、白鳥君…だ、ダメぇっ…」
苦しそうに言うが、段々と慣れてきたのか痛みは感じなくなっていた。
そして代わりに、快楽の波が襲ってくる。激しくされて、感じているようだ。
「あぁっ…も、もうダメ…ま、またイキそう…」
「ふあっ、あぁんっ…わ、私ももう…イッちゃう…」
隆士の動きががさらに激しくなり、再び限界が近付く。理想奈もイキになり、ビクビクと体が震えている。
「うっ…で、出るっ…あぁぁぁぁぁっ!!」
「あっ…ま、待って、中は…いやっ、ダメえぇぇぇぇっ!」
最後に奥まで挿入し、理想奈の中に大量の精液を注ぎ込む。
それを感じて、理想奈も少し遅れて絶頂を迎えた。

「はぁ、はぁ…だ、大丈夫、藍沢さん…?」
二度の射精で疲れ果てた隆士が尋ねる。
理想奈もぐったりとしながら答えた。
「う、うん…けど、白鳥君ってば…中に出すんだもん…赤ちゃんできたら、どうするの…?」
好きにしていいとは言ったが、さすがに中に出されたのは予想外だったらしい。
「だ、大丈夫…ちゃんと責任は取るから…」
そう言って、理想奈を抱きしめた。少し戸惑いながら、理想奈も抱きつく。
「ありがと…」
そして二人は、どちらともなくキスを交わした。
467名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:11:08 ID:Zrt/lcNK
えー、以上です。途中でミスがありましたが、お気になさらず…
ちなみに最後の方がいい加減なのは仕様です。
色々あったんですよ、えぇ。
468名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:13:18 ID:TGjT0D7s
GJ!
469名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:43:42 ID:mli/JA+t
GJです〜〜♪♪
そういえばホモスキーの眼鏡とった顔って実際どんなんですかねぇ……
470名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:54:21 ID:mOzeOIa8
>>467
GJ!!
このふたりってのは珍しいな。釘バットはみたことあるけど。
471名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:00:32 ID:sBKuSuM2
>>470
めずらしいと言うか、初めてじゃないのか?

ところでそろそろSPラッシュになるんじゃないか!?
472名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:35:34 ID:B2UyK0j7
>>471
初めてか、そうだな。眼鏡取ったら綺麗なんだろうか
453もなっちんも書いてくれてるみたいだし、きっと他の職人の方々も頑張ってるだろうから、投下ラッシュに期待だな。
473名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 10:42:55 ID:qAXwLqIy
>>469,472
っ原作10巻
474名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 16:24:27 ID:sBKuSuM2
わずか数コマだが確かにとってるっ!感想を一つ・・・コンタクトにすればいいのに・・・
前書き込んだとこがおかしい・・・SPってなんだよSSだろうがよ・・・いったい俺はこの時何してたんだろSPラッシュて……
475名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 18:38:48 ID:fCR2SrNi
saki piss
476名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 19:38:26 ID:BPGCMQYZ
まあ普通に考えればスペシャルなラッシュだな。
ただのラッシュを超えたラッシュってわけだ。
GJ!!>>474
477名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 20:00:48 ID:B2UyK0j7
>>474
普通にスペシャルなラッシュって意味だと思ってたよww


>>473
そうか、ニーナたんのときか!SSにあるように、綺麗なはずだ
478名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 21:48:46 ID:sBKuSuM2
>>477
ほんとは、SSって書こうとしたんだ、しかしケータイでSは7を四回Pは一回・・・ミスった!!
479名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:06:00 ID:j7Mr3SOn
SSラッシュを希望するので、ネタをあげてみることにする。

・鳴滝荘怪談話→温泉旅行に行った鳴滝荘御一行を襲う身の毛もよだつ体験。(季節はずれだが・・・)
・3P→少し前に話題に上ったアレの中でやってくださる人がいれば・・・
・銀、襲来→鳴滝荘で再び宿題をしようという絵本教室一行しかし、なぜかついてくる銀先生、そのときタイミング悪く梢ちゃんの人格がかわってしまい・・・
あとよろしければ脇役天国主導のエロも・・・
480名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 17:52:49 ID:Ppm51OVs
ホモスキーは……引っ込み思案に見えて実は強そうだからな。

白のコート、ピンクのマフラー。華やかではないが柔らか可愛い系の理想奈。
今日は白鳥君と街にお出かけ。
白鳥君の腕に両腕でくっついて、ちょっと背の高い肩に頭をそっと乗せる。
女の子らしい理想奈に白鳥君はドキッとする。
「きょ、今日はどこいこうか。」
ほわわんオーラをふりまきながら理想奈はにっこり笑う。
「まず本屋で宿題の資料見よっ。それから必要なの画材屋に見に行って。あとね、今日は時間があるからメ○トと○−BOOKSと、と○のあなも」
優しい白鳥君は苦笑い。それから一言。
「ま○だらけはいいの?」
「白鳥君も分かってきたじゃない」
白鳥君のほおにぐーをおしつける。
順番を大きく間違えたけど、ようやく手に入れた場所。

みたいな感じでさ。理想奈は普通に可愛いと思うんだよ
481名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 18:10:15 ID:q6OUCc8K
>>480
あーなんかその感じいいなぁ。GJ。
そうなると普通にかわいい。
482名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 19:57:12 ID:Nqc2DkM9
>>480
画材屋以外は池袋で全部済むな
483名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:49:54 ID:0yXWhFyk
>>479
じゃ俺もラッシュのためにネタあげるよ
水無月家に鳴滝メンバーが遊びに行く話し
若い頃の丑三の告白
部長が常時神気になったら
部長の恋
タチバナの恋
よーちゃんの恋
もし梢の主人格が別の人だったら
沙夜子と朝美が母子逆だったら
翼の告白(プロポーズ)
職人様多いですがお願いします
484名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:57:01 ID:g8q0tAPe
リクエスト以下のお粗末なお題だなあ
SSスレにでもいきなよ
485名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:11:20 ID:akiDM5is
出来の悪いネタだなぁ
486名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:13:54 ID:LAZBDHIs
よく考えたらラッシュの時には既に作品完成させて投下してるよね
487名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:16:34 ID:akiDM5is
課題が終わらないので誰かSS書いてくだしあ
488名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 15:24:11 ID:aU5akG3F
あぁー、忙しくてまったく進まない。
桃さん誕生日記念SSも考えたけど無理だな…。
489名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 15:50:46 ID:C07t3YsJ
もしかして学生職人さんが多いのかこのスレ。
難儀な時期に祭りになったなー
490名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:37:37 ID:XxBE/IKB
俺も学生だ…しかも、受験生…職人じゃないけど……
マジでこの時期まつりは大変だよ勉強が手につかん…二十分に一回はこのスレをのぞく……
491名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 19:47:49 ID:C07t3YsJ
ちょwww
まずPCを消すところから始めようぜwww

ようやくレポートの目処がついてきた。
祭りの最後には間に合いたいな。
492名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:03:46 ID:Y1Gc99Ql
>>489
ニート職人よりはいいかと思う……
やることがあるのは素晴らしいことだ。



桃さん誕生日記念SS、ネタがあるにはあるが忙しくて書けない……(´・ω・`)
493名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:41:03 ID:WdzyYEj7
>>490
…坊や、見るなとは言わんがせめて年がわれる以下略
494名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:48:14 ID:wGCYQiit
年越してから随分年齢層が低くなったなと思う
495名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 23:50:34 ID:XxBE/IKB
>>493
坊やじゃねぇ!そりゃ見た目は白鳥くん並だが年令は……ってもう誤魔化しきかんよなぁ…すみませんでした。そしてご忠告ありがとうございます。
496名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 01:43:03 ID:5mwKkpsz
これは駄目かもわからんね
497名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 14:56:16 ID:HSz3Vl6N
確かに書き込みの感じは変わったが、それは祭りのにぎやかさに今までROMるだけだった年齢層も出てきただけだと思う。
自己主張や愚痴は少しの間飲み込んで、古参も新参もまったりまほらば愛でようぜ。
大切な祭りなんだしさ。
498名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 20:28:20 ID:uBPlwypU
そうだな
>>42の受け売りだが
ここは俺たちの『まほらば』だからな
せめて祭りの間はみんなで盛り上がろう
499名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 20:30:58 ID:Ge5Bhlop
その>>42のほかの発言が非常に痛々しいのが……
500名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 20:46:45 ID:aS9W9N5F
>>499
今はいいじゃないか、祭なんだしさ!
501名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:51:58 ID:ZIlr3TJD
厨の巣窟と化したな
502名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 09:35:22 ID:EWq2Wbv0
なに、ちゅーの巣窟とな?
みんながキスしまくってるわけか
503名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 08:33:07 ID:sjpeffCt
見事にスレスト
504まほらばの伝説:2007/02/10(土) 12:59:34 ID:KYfMT2+3
数多くの連載打ち切りの危機を脱し、Wingを救い、その後いずこかへ消えた・・・

蒼葉梢 茶ノ畑珠実 桃乃恵 灰原由紀夫
白鳥隆士 黒崎沙夜子 黒崎朝美

いつの日か、彼らは戻ってきて再びマンガ界を救うのだという・・・
世の中が乱れる度に人々は伝説を語り、救いを願った
しかし、平和が訪れると・・・ 伝説は忘れられた・・・

漫画家の世の興亡は繰り返す、
安定した人気を誇る漫画家による平和な時代が終わり
分裂と闘争の時代が始まった

まほらばの名は再び語られ始めた そして彼らは来た

だが・・・
505名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:35:32 ID:c0+96vbe
最近は一括でSS投下してくるから、「続きが気になって課題がはかどらない」ネタが使えないな。

そんな保守
506名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:29:16 ID:eieYISQQ
>>504
罰としてラピッドストリームとクイックタイムに関するまほらばSS書けよ
507名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 07:59:56 ID:Q7EE6kcu
>>504
北斗の拳かとおもた
508504:2007/02/11(日) 13:12:24 ID:PQm9Vq1b
>>506
いい事を思いついた。
構想決定。
509名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 19:20:07 ID:Q7EE6kcu
wktk
510504:2007/02/12(月) 00:42:33 ID:daic9IRM
これくと様+部長によるラピッドストリーム+クイックタイム

「correct!」

「アア、私ノ服ガ・・・。」
「もうかんにんして・・・。」
「お母さん・・・。」
「・・・もうだめ・・・。」

千百合によって強制的に着替えさせられた部長、恵、朝美、沙夜子がノックアウトしていた。
共犯の珠実の更なる提案。

「さて、後は白鳥さんだけです〜」
「隆ちゃんも・・・connectもといcorrectしなければ!皆さん、手伝ってもらいますわよ!」
恵が生気を失った顔で珠実の顔を見る。
「・・・?」
「桃さん、このまま、白鳥3等兵を逃がしていいんですかぁ〜?」
「・・・いや・・・それは・・・。」
珠実は恵の耳元でささやく。
「女装させれますよ〜。きっと面白いです〜。」
「面白い?」
「はい〜。」
恵に生気が戻り
「よっしゃ!みんな!白鳥君を捕まえるわよ!」
生気を失った朝美が無言の抗議をする。
「・・・。」
「あのね、これもスキンシップって奴なの。同じ経験を積むことで仲良くなる事ができるのよ。」
「でも・・・。」
「さぁ、朝美2等兵もがんばる!」
「・・・はい・・・。」

今はここまで。
511名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:55:27 ID:o7z4dOOw
gj続きがやたら気になりますw
512名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 01:29:38 ID:Mx/wlpIU
つづきが気になって課題がぁ〜〜(泣
513名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 01:37:35 ID:Mx/wlpIU
>>512
実は前々から言ってみたかったのでマンゾクしましたぁー!
514名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 18:25:12 ID:C/kRFO28
>>510
GJ…つづきヨロ

>>512
黙れ偽物
515名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 18:26:18 ID:RYifIOaX
課題の人はあのパサパサした感じがたまらない旨味だと言うのに
〜とか(泣とか……
516名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 20:45:43 ID:6nnry9VO
最近、課題の人見ないね
517名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 21:11:40 ID:lQ8LQ97H
>>516
まあ、あの人も色々あるから……


再臨する日を気長に待とうや。
518名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 21:18:11 ID:LpTOT3LL
>>517
それこそ「課題があるから来れない」・・・かも?
519名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:53:58 ID:GYf4YTj+
>>518
「色々」あるんだって…
520名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:57:50 ID:6nnry9VO
前は色んなスレで見かけたな(藍蘭島スレとか)
521名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:11:05 ID:H55MFofy
ああ!今日は桃さんの誕生日だ!
今年で何歳になったんだろか…

ともかく、ハッピーバースデー!!
522名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:43:59 ID:lMhKYQYO
課題の人ってどんな人?
新参だから見たことないや
523504:2007/02/13(火) 08:30:21 ID:v++/BcJ6
続きです。。。

そこに部長が
「私もタマなしサンの女装ガ見タイでスネ。」
「さぞ、驚くですよ〜。変態エロ部長もお気に入りになるです〜。」
「アァ・・・コノ響き・・・モット・・・。」
そこに恵が話をきる。
「今、一人凌じょ・・・もとい真理から逃れるものがいる。
それが白鳥3等兵だ!皆の者!白鳥くんをcorrectするわよ!」
「・・・お〜・・・」
「お〜」
「オー」
それを聞いて感激の余りに涙を流す千百合
「ありがとうございます、皆様!隆ちゃんのために・・・私・・・感激です・・・。」
524名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 12:40:40 ID:99A6RZuF
>>522
「続きが気になって課題が進まない」の書き込みをよくしていた人。
この書き込みから住人に「課題の人」と言われるようになった。
スレの最盛期には流石兄弟のAAで書き込んでた。
ぐうたら氏の作品が好き。



最近は「色々あって」見掛けない。
詳しくは過去ログ参照。
525名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 16:36:10 ID:lMhKYQYO
>>524
サンクスコ
526名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:20:40 ID:NFDRvAtk
今日中に桃さんの誕生日SSが投下されることはないのだろうか・・・
527名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:12:14 ID:dC8MM97u
結局桃さんの誕生日SSがその日のうちに投下されることはなかったな……今からでもいいから、見たい…
528名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:29:09 ID:IOZdtC1p
バレンタインネタは今日中に投下されるかな…?
529名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:32:35 ID:DOm4D0XI
乞食かよ……
ネタを出し合って雑談するなら職人のインスピレーションも刺激されるだろうけど
まだ?だの、無いの?だの催促ばかり
いい加減にしとけって。これなら過疎の方がン倍は増しだ
530名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:04:32 ID:xNF4TG2/
我名課題之人也
531名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:07:20 ID:wPXQZbMt
>>529
はいはい(笑
532テイル ◆5zZRlb1law :2007/02/14(水) 01:24:43 ID:/y2Hhh9a
人がいない頃を見計らって投下する。それが俺のジャスティス!



ではなく、単に間に合わなかっただけorz
というわけで、桃乃誕生日記念短編、ちょろっと投下。
533センベツ(1):2007/02/14(水) 01:25:42 ID:/y2Hhh9a

「うう……」

廊下をふらふらと歩く隆士。
桃乃が鳴滝荘で過ごす最後の夜。
当然といえば当然の如く、宴会と相成った。

「……気持ち悪いような、そうでないような」

最近「吐く」という行為を覚えた隆士は、ある程度二日酔いを回避する事が出来たが、
それでもやっぱり酒はあまり慣れない。そして頭が痛い。
そもそもまだ未成年じゃないかと突っ込みながら、
「……あれ?」

隆士はふと、目の前に人影を発見する。
その主は、

「おやおや、大丈夫白鳥クン?」

頭痛と悪酔いの原因を作った主だった。
そして、今宵の宴会の主役である。

「桃乃さん……何してるんですか」
「ああ、風に当たってんのよ。少し飲みすぎたから」
「というか普通に主役じゃないですか……いいんですか、こんなとこにいて」
「いいのよ。ほら」
恵は宴会場(即ち隆士の部屋である)を指差す。

「……」
「ね?」
「納得……」

死屍累々の光景だった。
ここのところの宴会続きで、みんな寝潰れてしまっていた。
酒を飲まない梢や朝美ですら、うつらうつらしている。

「まったく、本当にここの宴会は楽しいわ……」
「桃乃さん……」
最早飲み比べだっただろうとは突っ込まない。

「でもさ」
ふと、恵は話題を変える。

「本当に、ここでの暮らしは楽しかった」
534センベツ(2):2007/02/14(水) 01:26:26 ID:/y2Hhh9a
「…………」
「高校生の頃にここに入居して、梢ちゃんの多重人格にびっくりして、
 ここで出会った人々と色んな事をして。
 花見に行った、海水浴に行った、紅葉狩りに行った、初詣に行った……」
夜空を見上げながら、恵は続ける。
「正直、ここから出るかどうか迷ったのよ」
「え?」
「そりゃあ、アタシも龍太朗の事が好きだったし、フランス行きの話はとても嬉しかった。
 でも、ここにいるみんなの事も好きだったし……思い出も沢山詰まってるし」
「でも、紫羽さんと行く事を選んだ」
「そ。アイツの側に居られなかった時間を埋めに行くのよ」
「……好きなんですね」
「そりゃあもう」
恵は胸を張る。
「お酒の次に大好きだから」
「…………」
紫羽さんは酒より下か、とは突っ込まない。
「まあ、その事もあったけど、みんなにはお世話になったから。
 ここ最近は、特に白鳥クンにね」
「僕……ですか?」
突然の事に、きょとんとする隆士。
「僕、桃乃さんにほとんど何も出来てないですよ」
「んなこたないわよ。白鳥クンがいてくれたからアタシも楽しかったし。
 何より、宴会場の提供者じゃない」
「それは半ば強制的でしたけどね……」
気にしない気にしない、と笑う恵。
「まあ、一年間色々とアタシを楽しませてくれた白鳥クンに餞別をあげないでもない」
「はい?」
餞別?
何の事だか分からない隆士に、
「まあまあ。とりあえず、眼を瞑る」
「はい……」
言われた通りに眼を瞑る隆士。
「……」
何も言わず、恵は隆士に近づき。
「……」
少しためらいながら、それでも意を決したように。
少し背を伸ばして隆士の唇に――――――

近づこうとしたその時。


「―――――――に゛ゃっ!!!」


茶色の風が疾った。
535センベツ(3):2007/02/14(水) 01:27:13 ID:/y2Hhh9a

「…………」
何も起きない。
何なんだろうと、隆士は眼を開く。
「…………あれ?」
そこに、恵はいなかった。
「……結局、餞別って何だったんだろう?」
そこに暫く留まっていたが、
「……………寝よう」

ふらふらと、自室に戻る隆士だった。





「む、むぐーーーっ!」
「ちょっとおイタが過ぎませんか桃さん〜?」
「ひょ、ひょっと珠キチあにすんのよ!」
必死にもがいて抗議する恵。
「いえいえ〜、ちょっとした事です〜。
 私の大事な大事な梢ちゃんの彼氏である白鳥さんを誑かそうとした罰は重いですが〜」
「う゛……」
恵は見る。
笑顔の裏に隠された魔神を。



「茶ノ畑百裂拳!!!!」
「ひゃなんぢあd儀ハイウェh地ア0@ウェhんv:ftgyふじこl!!!!」


536センベツ(4):2007/02/14(水) 01:28:32 ID:/y2Hhh9a



「あー……痛たたたた……」
身体中に軽い痛みを感じながら、アタシは起きた。
珠キチの奴、手加減抜きだったな。
自業自得だけど。
「…………」
ふと、周りを見渡す。
軽く散かった部屋。
どう見ても、白鳥クンの部屋だった。
そうか、あの後結局ここに戻ったんだったか。
横を見る。

そこに、白鳥クンが寝ていた。
梢ちゃんが夜中に起きたのか、掛け布団に寝ている。
「……」
そういえば、昨日は珠キチの邪魔もあって出来なかったっけ。
時刻は早朝。あの珠キチも寝ているだろう。

だから――――――

アタシは白鳥クンの顔にそっと近づき。


「――――――」


静かに、キスした。


「―――――はい、餞別。ぶっちゃけ初めてだから、大事にしなよ?」

そう言っても。


「――――――――」

何も気付かない白鳥クン。
うん、それでいい。
537センベツ(5):2007/02/14(水) 01:29:28 ID:/y2Hhh9a
白鳥クンを起こさないように、そっと部屋から出る。

ドアを閉めかけたところで、

「―――――――白鳥クン」

部屋に振り向き、まだ寝ている彼に告げる。

昨日、あんな事を言ったのも。
昨日、あんな事をしたのも。
白鳥クンが、白鳥クンだったから。

だから。
アタシは。
言わなくてはいけない。
最後に、この想いを。
かつて、言おうとして成せなかった言の葉を。




「――――――好きだったよ、白鳥クン」




そっと、扉を閉めた。
かちゃりと、乾いた音がアタシの心に響いた。


<<Farewell Words>> is the end.
538センベツ(アトガキ):2007/02/14(水) 01:32:56 ID:/y2Hhh9a
以上、「センベツ」でした。ちょっと短かったか……


なんつーか、微妙な感じですが。
桃乃さんも何だかんだで白鳥クンが好きだったかな、と。
というわけで最後の夜。


さて、バレンタインを尻目にちゆりんを書くか、どうするか……
一人もんの悲しいトコロです(´・ω・`)
539504:2007/02/14(水) 01:33:20 ID:jX9kgxGY
>>テイル氏
ぐじょーーーーーーーーーーぶです!!
僕は今日はまだ書けてないので、投下はなしです〜。
540名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 06:45:54 ID:PZpfyw4A
>>538
GJです!流石ですーww
俺これ好きですーw
541名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 11:41:32 ID:5wpf5Lsj
グッジョブ

俺はどう頑張っても桃さん(と千百合)ネタは無理〜

バレンタインもあと12時間…俺も間に合うかどうか
542名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 15:12:06 ID:qF1rQv/t
テイル様GJです!!!!!!
543名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 15:13:03 ID:ICs9G/ci
テイル氏相変わらず静かな作品やでーGJ
544名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 18:25:27 ID:xUB1xtvd
GJ!龍太郎も好きだけど隆士たんも好きな桃さんの乙女心が良い!
545名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 18:56:10 ID:dC8MM97u
さすがテイル氏!!サイコーにGJでっすっっ!!!俺もこの作品の雰囲気むっちゃ好きです!!
546名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 00:27:00 ID:4TDssyXB
VGJ
547テイル ◆5zZRlb1law :2007/02/15(木) 01:52:53 ID:/7Gw42Fp
ARIAのサントラ聴きながら執筆。
並みの癒し系CDよりも絶対癒し効果があると思うのは何故だろう?
むしろARIAスレに乗り込む?


そんなわけで、予告していた久々の千百合モノ、投下します。
今回は未完ですよ。

ちょっと、好みが分かれる……かも。
548テガミ(1):2007/02/15(木) 01:55:13 ID:/7Gw42Fp
早紀ちゃん。
魚子ちゃん。
千百合ちゃん。
棗ちゃん。

四人との別れから数日。


僕は、相変わらず抜けた日々を過ごしていた。
梢ちゃんの側にいると、約束したにも関らずだ。

学校は春休み。
課題も特に無い。
バイトはしていない。
ましてや、宴会も無い。

最早ハーフニートだった。

何もする事も無く、無為に無策に、惚けて日常を過ごしていた。
それが、普通であるのに。
それが、当たり前であるのに。


何かが足りなかった。

四人と別れてから、ずっとこうだ。
四人という、大切な存在が抜け落ちてから。


ああ、そうか。
それだけ、四人が大切だったのか。
それだけ、四人を愛していたのか。
それだけ、四人の側にいたかったのだ。

早紀ちゃんのにんニコフェイスを見る事も。
魚子ちゃんのナナコロケットを受ける事も。
千百合ちゃんにコスプレで追い回される事も。
棗ちゃんの手品奇術に驚かされる事も。

みんな、無くなったのだ。

四人の行動の一部は、梢ちゃんに残っているようだけれど――――――
それは、あくまでも梢ちゃんだ。
四人ではない。
代わりに過ぎない。
549テガミ(2):2007/02/15(木) 01:55:59 ID:/7Gw42Fp
四人に、逢えない。

改めて、それを実感した。


「―――――――」

静かに。
静かに、涙が流れた。
四人がいた日常が無い事に。
四人という存在が無い事に。


「―――――駄目だ」
このままでは駄目だ。
このまま、涙に暮れては駄目だ。
過去を向いていても駄目だ。
描こう。
描こう。
新しく、描こう。
よし。
立ち上がって、スケッチブックを手に取る。
久々に開く。
すると、

はらり


「……?」
何かが床に落ちた。
手紙のようだ。こんなもの、あっただろうか……?
拾う。表には、

「 隆ちゃんへ 」


「―――――!!」

慌てて裏に返す。



手紙の主は、

緑川千百合。

千百合ちゃんの、手紙だった。

550テガミ(3):2007/02/15(木) 01:56:49 ID:/7Gw42Fp

『他の三人が書かないと言うので、私が書きます。
 この手紙を読んでいる頃、私達はまだいるでしょうか、もういないでしょうか?
 隆ちゃん。
 まず最初に謝ります。御免なさい。
 私達に驚いた事でしょう。
 早紀さんは乱暴だし、魚子ちゃんは子供だし、棗さんは引っ込み思案。
 私に至っては隆ちゃんに正しい服を着させました。
 それを隆ちゃんがどう思っていたか、私達には解りません。
 もしも酷い思いをしていたら……御免なさい。
 
 それでも、私達は隆ちゃんの側に居れて楽しかったのです。
 隆ちゃんの側にいた日々が、幸せでした。
 
 お願いです。
 隆ちゃん。
 私達がいた事を、忘れないで下さい。
 私達が生きた事を、忘れないで下さい。
 私達と暮らした日々を、忘れないで下さい。
 

 私達がいなくなっても。
 
 
 中庭の、桜の樹の下で待ってます。
 最後に、もう一度会いたいのです。
 最後に、もう一度話したいのです。
  
 お願いです。
 隆ちゃん。
 私達に、逢いに来て下さい。
  
                        緑川 千百合    

  
 P.S. 隆ちゃん、愛しています。  』



手紙は、そこで終わっていた。
551テガミ(4):2007/02/15(木) 01:57:41 ID:/7Gw42Fp
「…………」

泣いた。
泣いた。
泣かずには、いられなかった。

あの夜が、思い出された。

この手紙は。
恐らく、四人が消えた日。
その日に書かれたたものなんだろう。
だから、桜の樹の下に来て欲しいという文末だ。

今行っても、当然誰も居ない。
誰も僕を待っている筈が無い。
でも。
それでも。


僕は部屋を飛び出した。
裸足で中庭に飛び出す。
一目散に、桜の樹へ。


そして、僕は待った。
待った。
待ち続けた。
四人を。
早紀ちゃんを。
魚子ちゃんを。
棗ちゃんを。

そして、千百合ちゃんを。


夕方になった。

日が暮れた。

雨が降り出した。

僕は待ち続けた。


四人は、来なかった。
552テガミ(5):2007/02/15(木) 01:58:38 ID:/7Gw42Fp



「―――さん。白鳥さん」
「―――――!」

いつの間に寝てしまったのか。
馴染みのある声に、僕は顔を上げる。

「風邪を引きますよ、白鳥さん」

傘を持った梢ちゃんが、僕を見ていた。


「――――梢ちゃん」
「こんな寒い中、何をしていたんですか?」
「――――――ああ」
僕は答える。
「―――――友達を、待っていたんだ。大切な、友達を」
「そうですか……」
「結局、来なかったけど」
僕は呟く。
「お風呂、沸いてますよ」
「ありがとう、梢ちゃん」
身体が冷たい。
冷たい。

「―――――泣いているんですか?」
「え?」

梢ちゃんが、心配そうに言った。
泣いている?
あれだけ泣いたというのに?
「僕は、泣いてなんか―――」
553テガミ(6):2007/02/15(木) 01:59:50 ID:/7Gw42Fp
でも。
確かに目頭が熱かった。
ああ、随分と未練がましいじゃないか。
もう、駄目駄目だ。
駄目男だ。
ヘタレだ。

そのとき、
ふっと、
暖かく包まれた。


何があったか、一瞬分らなかった。
梢ちゃんに抱かれたと気付くのに、数瞬。

「悲しい時は、私を頼ってくださいね、白鳥さん。
 私は、白鳥さんの恋人ですし。
 私は、いつでも――――いつまでも、白鳥さんの側に居ますから」


その言葉が。
その言葉が、とても嬉しくて。
その言葉が、心にとても響いて。


雨の中。

僕は、梢ちゃんの胸の中で、いつまでも泣いていた。




そして、時は流れて―――――――
554テイル ◆5zZRlb1law :2007/02/15(木) 02:03:07 ID:/7Gw42Fp
はい、「テガミ」一旦ここで終了です。
本番はこれから先……になるんですけどね。

なんつーか、余りにも白鳥クンが未練タラタラになってしまいました。
物凄いヘタレです。いや書いたけど。

一応この先を予告すると、千百合との再会になる訳ですが、
どうなるかはお楽しみに。



あ、普通にエロにしそうです。書けるかどうかは別にして(ぇ
555名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:27:44 ID:4TDssyXB
VGJ!

続きが気になって課題がはかどらない
556名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 06:56:54 ID:9SFF4VQg
>>554
GJですー!俺これ好きですー!!!
泣きかけました・・・!
557名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 14:42:14 ID:mQdVevZM
やべーさすがテイル氏だ……なける
558名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 19:41:09 ID:l+CjMIAD
原作で別れの語り部はなっちんでしたが、
なぜモノリスはなっちんを選んだのでしょうかね?
それまで基本的に各人格の扱いは平等だったのですが…

それはともかく、GJです。続き宜しくです。
559名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 20:20:14 ID:328pT1xR
早紀>小難しいことは苦手
千百合>前後の流れを考えるとイマイチしっくり来ない
魚子>論外

他のキャラがそういう語りには向かないから、だろう。
消去法からなっちんが選ばれるのはそう不思議でもない。
560名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 20:22:22 ID:XPzgq4VP
早紀ちゃんを馬鹿にしないで!?
しっかりと自分を持ってる娘なんだよ(´・ω・`)
561名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 20:33:21 ID:QYRG18x2
投票とかでの人気が一番あったからじゃない?
562名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 20:44:40 ID:328pT1xR
自分を持ってるのと語りに向かないのは別だと思うのですよ。

実際、解説だったらなっちんより饒舌な千百合のほうが向いてそうだけど、
最後の「梢が他人格の片鱗を見せる」に繋がるとなるとあのシーンで
照れ隠し全力攻撃、コレクト、梢ミサイル、じゃしっくり来ないと思うのです。
563504:2007/02/16(金) 02:09:41 ID:h9K+glJs
ごめんなさい。
続きを書いてたら消えてしまいました・・・。
今日は無理ですー。
564名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 02:53:01 ID:z6pKuq8D
>>563
まあ、あれだ。



どんまいける。
565名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:27:54 ID:PM+kGSGs
ぐうたらのSSが久々に読みたくなった
566名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 21:16:30 ID:/5TOhGOT
遅ればせながら、バレンタインのが出来たんで投下
四つ子は、某所で早紀Mk2などと呼ばれているようです。
ssには使えんな、後で吹くから

エロなし。登場:隆 梢 四
567A day of cacao:2007/02/17(土) 21:18:17 ID:/5TOhGOT

「…ただいま〜」
冷たい空気も、いくらか緩んできた今日この頃。
学校から帰ってきたはるは、からりと扉を開ける。

「?…甘い…匂い?」
回廊まで進んで、ふといつもと違った香りに気付く。
興味を持ったはるの足は、自然とキッチンに向いていた。

「ふ〜ん♪…ふふん♪」
「え…と」
いつも以上にうきうきした様子の母・梢が変な歌を口ずさみながら、料理をしている。
ちょっと抜けた所のある母に、ある程度は慣れていたけれど、なんだか踊りだしそうなその様子に
はるは見ちゃいけないものを見たように後ずさった。

「んっ♪…?…あ、はる。帰ってたの?…おかえり♪」
「う、うん…ただいま」
そのまま部屋に戻れれば良かったのだが、くるんと梢が謎の回転をした時に見つかってしまうはる。
仕方なしに、ちょっと引きながらもキッチンに入る。

「母さん…なんかすごい甘ったるい匂いがするぞ」
「うん…今、チョコを作ってるんだ」
母の料理ならいつも見慣れているが、菓子の中でもチョコは見た事がないはる。
トッピングで使っているのなら見たような…と首を傾げる。

「…ふぅん。母さん、チョコも作れるのかぁ」
「そんなに難しくないよ?…はるも作る?」
ふと、そう呟いてしまったのがやぶへびで、そんな風に勧められる。
はるが少し梢を苦手としている理由。…昔から、男勝りでちっとも女の子らしくならないはる。
当然、心配していろいろと世話を焼こうとする梢。そんなよくあるお誘い。

「い、いいよアタシは…料理なんて柄じゃないし」
「そ…そう」
押しは強くないのだけど、断ると心底残念そうな顔をするので、はるの方がほだされそうになってしまう。

「そ、そんなのより、何で突然チョコなんて?」
「?…はる、今日は何日?」
「14日だけど…なんか関係あんのか?…誰の誕生日でもないし」
適当に話を誤魔化そうと、はるがそう言うと、梢が驚いたようにじっと見つめる。
568A day of cacao:2007/02/17(土) 21:19:20 ID:/5TOhGOT

「はる…バレンタインデー、知らないの?」
「ばれんたいんでー?…そういや、なんかクラスの奴が言ってたような」
オヤジのように胡坐で椅子に座りながら、広げられている料理本を読むはる。
はるにとって料理は食べるものであって作るものではない。

「…2月の14日は、誰が決めたのか分からないけど、女の子が好きな男の子にチョコを送る日なんだよ」
「…ふ、ふぅん」
「はるも、誰かにあげるとか、しないの?」
ちょっと興味を引かれたが、色恋沙汰にはてんで無頓着で通してきたはる。
なんだかいまさら恥ずかしくてできない。
思い返してみれば、何かをプレゼントしている女子の姿を見た気がする。

「しねぇよ…今知ったばかりだし…」
「そ、そう?…他のみんなはお小遣いで買ったりしてるみたいだけど、はるは違うんだ」
ぴくっとはるの体が動く。…姉妹達はみんなこの事を知らないものだと思っていたのに…と
急に自分だけ取り残された気分になる。
クラスのみんなも好きだの恋だの、男と女の雰囲気が変わり始めた頃…
…いまいち自分はついていけないと、はるは感じている。

「と、とにかく…アタシは料理だの掃除だのめんどくさいのはいいから!…着替えてくる!」
「…。…どっちも楽しいのにな…」
ここにいても、なんだかそのうち作る事になってしまいそうで、はるは立ち上がる。
ボウルをくるくる回して、チョコの表面に『の』の字を書いてしょげる梢を置いて
はるはそう捲くし立ててから、逃げるように部屋を出た。

「さて…と」
とりあえず冷静に、姉妹達の様子を探る事にするはる。
料理は嫌だが、やはり気になる。誰かが好きとか、恋をするとかみんなにもあるものなのかと考える。

「ただいま〜」
「お…」
玄関の方から、元気な声が聞こえてくる。
いつもより少し遅めの三人が帰ってきた。
569A day of cacao:2007/02/17(土) 21:20:02 ID:/5TOhGOT

「はるちゃんはやっぱり先に帰っちゃったんだ」
「…かも」
トコトコと廊下を歩きながら、そう声をかけてくる。
はるにとってちょうどいい事に、買い物をしてきたらしい。

「あ、えと…その、紙袋とか何が入ってんだ?…買い物か?」
今気付いたように繕ってそう尋ねると、ふゆが訝しがりながら答える。

「何って、チョコに決まってるじゃないですか。一体今日をどんな日と心得ているんですか?」
「そ、そんな怒らなくてもいいじゃねえか…。バレンタインぐらい知ってるぞ」
今さっき知ったばかりだが、嘘ではないのでそう答えるはる

「ノンノン。はるはそういうことに疎すぎますね、もう少し乙女チックにならないと」
「…そうか?…アタシはどうでもいいんだけど」
ふゆがあきれたようにジェスチャーしながらため息をつく。
女らしいとか男らしいとか、あまり気にしないはるでも、周りに着いていけないのは寂しい。

「そ、それで…ふゆは誰にあげるんだ?…クラスに好きな人でも?」
最も身近で顔も似ていて、それでも違う四人。
けれど、どうも自分だけそういうことに疎いようではるは不安になる。

「ふぅ。それを聞くなんてはるはよっぽど鈍感なのですね…」
「お父さんの…血を引いたの…かも?」
「まぁすぐ分かりますよ。本命チョコを渡せるような人は、残念な事に一人しか居ないですし…」
そんなやりとりをしていると、なつがすっとみんなから離れる。

「それじゃ、行ってきま〜す」
「はいはい、じゃあ、私達は部屋で待ちますか」
「…かも」
「お、おい。何がなんだか…」
なつが一人でどこかへ行き、あきとふゆは部屋に戻る。取り残されるように廊下に残ったはるは
とりあえずなつを追いかける。
570A day of cacao:2007/02/17(土) 21:21:36 ID:/5TOhGOT

「お、おい、なつ!どこ行くんだ?」
「?…おとうさんの部屋だよ」
不思議そうな顔をしながら、菓子屋の包みを手に持つなつ。

「え?…親父?」
「うん、おとうさんにあげるんだ。…他の人だったら、学校であげてるよ〜」
「あ、は、はは…。そうだよな、まだそういうのは、ないよな」
その程度のものかと感じて安心するはる。そういった気持ちが芽生えないのは自分だけじゃないと思い込む。
昔から、隆士に可愛がってもらったりして、それで『好き』。その程度のものしかなつには無いと
そういう『好き』ならば自分でも理解できるし自然だと、みんなに追いついた気になる。

「むぅ〜。はるちゃん、馬鹿にした?」
「そんなことないない…あはは、そんな程度だよな、うん」
「…。とにかく、おとうさんのトコ、なつが一番だから」
「はいはい、いってらっしゃい。…じゃあな」
そういってスッキリした笑いを浮かべながら、ちょっと膨れっ面のなつに手を振る。
みんな背伸びしてそういう気持ちを知ったつもりでいるんだと、冷静な自分がすごく大人に見えるはる。

「はぁ。心配して損したぜ、あいつら見栄張ってるだけなんだ。大人の振りして」
そう独り言を言いながら、2号室に入っていくなつを見やるはる。
ふと笑顔が真顔に戻り、やがて辺りを見回して誰も見ていない事を確認する。

「や、やっぱり…一応、どんなものか」
なんとなく気になってしまうはる。興味本位とも言い切れない焦燥感。
気付かないうちに、その足は隆士の部屋へと向いていた。
571A day of cacao:2007/02/17(土) 21:22:46 ID:/5TOhGOT
パタンと扉が閉じると、はるがすすっと音もなく近寄る。

「あ、おかえり。なつ…どうしたの?」
「おとうさん♪…今日は何の日〜?」
「ん〜と、そもそも何日だっけ?」
「んもぅ。…14日だよ。バレンタインデーだよ」
扉に耳をつけて、様子を窺うはる。
いつもと声色の違うなつに少しどきりとする。

「あ、そうだっけ…」
「ほらぁ。お仕事やめて〜」
いつも笑っているなつが、ここまで押しが強くなるのかと、はるは少し不安になる。
果たして自分は、姉妹達のどこまでを知っているのか…と

「はい、チョコだよ〜」
「ありがとう、なつ。えっと…」
「おかえしに、ぎゅ〜ってして〜」
「あはは、なつは大きくなってもいつもそれだな…」
笑いながら、恥ずかしそうに頭を掻く隆士。
なつの頭をなでながら、ぎゅっと抱きしめている。
なんとなく雰囲気でそれを悟ったはる。扉の外で切なくなっていた。

「えへへ〜、気持ちいい♪」
「この甘え癖はどうしたら治るかな…」
「治らなくってもいいもん」
傍から見れば、仲のいい父子のやり取りだけど、はるの心はかき乱される。
声だけでも、羨ましさと、良く分からないイライラが押し寄せてくる。
572A day of cacao:2007/02/17(土) 21:23:45 ID:/5TOhGOT

「お、親父!…なつ!何やってんだ!」
「え…はる?…どうしたの?」
何かに追い立てられるように、焦って部屋に飛び込むはる。
対してきょとんとしている隆士と、ごろごろと猫みたいに隆士に甘えているなつ。

「…な、なんか…その、恥ずかしい事してるぞ」
「え?…ま、まぁ。でも、はるにも昔はしてたよ?」
「う…」
もっと小さかったころは、みんな隆士にも梢にも甘え、こんな事もしてもらっていたのだけど
今その行為は、違った意味を持ちそうではるは困惑する。…そして、そう感じている自分にさらに戸惑う。
意識していなかったはずなのに、なぜなつと隆士がこんな事をしていると、自分は焦りを感じるのか…と

「お、親父となつのヘンタイヤロー!」
「へっ?」
自分の気持ちが良く分からなくなって、そう叫んで部屋を飛び出すはる。
突然そう言われて、きょとんとする二人…

「な…なんか嫌だ…。なんだこれ」
むかむかする胸を押さえて、ヘンな気分を落ち着けるはる。

「あ…アタシも、チョコ…用意しときゃよかったな。…親父に、悪く思われるかも」
『好きな人にチョコをあげる』という梢の言葉を思い出すと、なつを可愛がる隆士の様子にもなんとか納得がいく。
それと同時に、一人だけあげない自分がどう思われるかと想像する。

「…作るか…」
ここで逆転ホームランで、好感を持ってもらうには梢のように手作りのものの方がいいと直感するはる。
部屋に戻った思いつめた様子のはるを、待合室の二人は不思議そうに見ていた。
573A day of cacao:2007/02/17(土) 21:24:57 ID:/5TOhGOT
……………………………

みんな寝静まり、真っ暗なキッチンの中を、怪しげな懐中電灯の光がはしる。
ごそごそという音と共に、やっと小さな影がお目当てのものを見つける。

「見っけ…」
昼間、梢が料理をしている時に目ざとくチェックしていた料理用チョコの袋。
まだ半分くらい、中身が残っている。

「アタシにだって、チョコを溶かして固めるくらい出来る…と思う」
自信はないが、ともかく早く作ろうと焦る。それに、いまさら梢に聞くのも恥ずかしいと感じて自作する決意をする。
流しの上の小さな蛍光灯をつけて、鍋を火にかける。

「えっと…暖めると溶けるんだから、とりあえず鍋に入れて…」
直接鍋に投げ込んで、強火で火にかけるはる。あっという間にチョコはとろりと溶ける。
暗い中で何かを作る姿は、まるで魔女が毒りんごを作る姿そのものなのだが、はるは気にせず続ける。

「ほらもう溶けた、そしたら…うっ?」
なんだか溶けたチョコから異臭が漂い始めて、慌ててはるは火を止めた。

「焦げた…」
鍋のそこの部分が真っ黒く変色して固まっている。
はるは慌てて残った部分を取り出したが、焦げ臭さが移ってしまっている。

「ま、まだチョコはあるし、ドンマイ…こ、今度は慎重に…」
がりがりとスプーンで焦げをとり、洗ってから再びチョコを投げ込むはる。

「…」
取り出そうとした瞬間に再び異臭を感じてはるは黙り込む。何か作り方が間違っている気がしてならない
そう思っていると、キッチンに足音が近づいてくる。
やばいと思って道具を片付けようとしても、散らかりすぎていて無理だった。
574A day of cacao:2007/02/17(土) 21:26:01 ID:/5TOhGOT

ガチャッ

「!!…だ、だれ?…あれ、はる?」
よりによって、一番来て欲しくない人が、はると目を合わせる。
一瞬驚いたように梢は身をすくませた後、中にいるのがはるだとわかって電灯をつける。
料理用セットを慌てて手を広げて隠したので、余計に怪しい。

「はる…何を…してたの?」
「う…う…か、母さんこそ」
「私は、炊飯器のセットを忘れてただけだけど…あれ?」
はるの不審な様子と、キッチンの異臭に気付いて台所改めを行う梢。
一生懸命梢の動きに合わせて、はるも体を動かして隠したが、そんな事をしても無駄で、ばれてしまう。

「チョコ?」
「…」
このまま逃げても、どうせ後で追及されるとはるは覚悟を決める。

「…ご、ごめんなさい」
「ずいぶん…散らかっちゃったね」
チョコや鍋を漁ったため、そこらじゅうの棚が開けっ放しになっている。
はるの辞書にはまだ、片付けという言葉はない。

「バレンタインデーの、本当は作りたかったの?」
「う、うん。…すぐ…元に戻すから」
「あ…いいのはる、教えてあげるから…作ってみようね」
「え…い、いいのか?」
怒られそうな雰囲気に慌てて謝る準備をするはる。
そんなようすに、梢がくすっと笑いながら呼び止める。

「はるがお料理を自分からするなんて、初めてだもんね」
「う…」
「ちょっと夜更かしになっちゃうけど、しょうがない♪」
なんとなく梢に操られてしまったようなはるはばつが悪い。
昼間あんな話を聞かなければ、今ここで料理を習わずにすんだはずだ。
575A day of cacao:2007/02/17(土) 21:27:17 ID:/5TOhGOT

「はい。じゃあ、チョコを湯煎して」
「ゆせん?」
「鍋でお湯を沸かして、その中にチョコを入れたボウルを入れるの」
「そ、そっか…そうやるのか」
料理音痴なはるに、優しく、そして妙に嬉しそうに作り方を一つ一つ教える梢。
パジャマのままうきうきしながら、はるをサポートする。

「あ、それと…ちょっとコレを入れてもいいよ」
「?…なにそれ?」
「外国のお酒。…良い香りがついておいしくなるよ」
「お、大人だな」
両親共にあまりお酒を飲まないので、目にするのが珍しい。
実はちょっと飲んでみたいと憧れていたはる。

「飲んじゃ…だめだよ?」
「あ…う、うん。分かってるぞ、母さん」
今度隠れて舐めてみようかとこっそり場所を覚えながら、はるは少しだけそれをチョコの中にたらした。
湯煎しながらかき混ぜてゆくと、焦げもせずうまく溶けた。

「それで…どうすんの?」
「あとは、型に流し込むだけ。…ハートの形が可愛いかな〜」
ごそごそと型を取り出す梢。珍しくまともな『可愛さ』ではるはほっとするが、いかにもな形にちょっと気が引ける。

「や、やだよ…恥ずかしいし…」
「そういうものだから♪…そういえば、はるは誰にあげるつもりなの?」
「え…えと」
こんな遅くに作って渡しに行ける相手は、灰原と隆士くらいなものだけど、梢が気付いてくれないので、はるは迷う。
口にしてしまって良いものかどうか…慣れない気持ちなだけに、恥ずかしい。
加えて、梢の旦那さんでもあるので、余計にはるは躊躇う。
576A day of cacao:2007/02/17(土) 21:28:04 ID:/5TOhGOT

「お、親父ぐらいしか、あげる人いないし…」
「そうなんだ、みんなと同じだね」
こわごわ梢の表情を窺っていたけど、ちょっと困った顔になっただけで、ニコニコしている。

「あ、あのさ…母さんは、みんなが親父にチョコあげたりして、嫌じゃないのか?」
「え?…そんなことないよ〜。みんな隆士さんと仲がいいのは嬉しいし、独り占めしちゃだめだから」
自分のことのように、隆士の人気を喜ぶ梢。
包容力では一生かないそうにないと感じながら、はるはそっとハートの型にチョコを流し込んだ。

「はる達にも、隆士さんみたいな人が来れば良いなぁ」
「ベタ惚れなんだな、母さん」
「えへへ…そうだね♪」
固まるまでの時間、梢ののろけを聞かされてすっかり緊張を抜かれる。

「な、なぁ、母さん。男の人を好きになるって、どんな感じなんだ?」
「え?…う〜ん…難しいね…。私は隆士さんのこと、知らないうちに好きになっちゃってたし…」
「…」
「とにかく、その人のことを考えてると、眠れなくなっちゃったり…傍に居ると、ドキドキしたりする感じかな…」
「ふぅ〜ん」
母を見ていると異性を好きになる、恋をするというのは案外身近なものかもしれないとはるは思った。

「はい、出来上がり。よくできました」
「ま、まだ固まってねぇよ…ちょっと温いし」
ほどなく初めての料理(?)が完成し、なんだか照れくさいような気分になって、はるはぼそっと言う。
あとは隆士に渡すだけだ。

「はる、後の片付けはしておくから、早く行ってらっしゃい」
「え?…で、でも」
「ほら、もうすぐ12時…明日になっちゃうから」
固まる間にだいぶ時間が過ぎて、あと30分しか今日が残っていない。
577A day of cacao:2007/02/17(土) 21:29:10 ID:/5TOhGOT

「う、うん…」
「そのかわり、渡したらすぐにちゃんと寝る事♪夜更かしはダメ」
「うん…ありがと」
満足そうな顔で手際よく鍋やコップを洗っていく梢。
その姿に感謝しながら、キッチンを急ぎ足で出てはるは隆士の部屋の前に立つ。

「お、親父…起きてる?」
「ん…はる?うん、起きてるよ」
扉を開けてはいると、隆士が布団から身を起こす。
いままさに寝ようとしていた所らしく、ぎりぎりセーフ。
仕事の日は梢と一緒に寝れない隆士だが、今日は少し早く済んだらしい。

「あ…あのさ、作ってみたんだけど、あげる人もいないし…貰ってくれ」
「チョコ?へぇ〜、はるが料理なんてビックリだよ」
「う〜、うるせ〜な」
意外そうな顔の隆士。こんな事で驚かれても気分が悪い。

「でも、ありがとう。はる」
「う、べ、別に親父のために作ったんじゃないけどな…」
「それで、はるは何をして欲しいの?」
「え…な、なんだそれ?」
「?…違うの?。みんなにはチョコの代わりに、何かひとつ言う事を聞いて上げる約束していたんだけど…」
子煩悩の隆士。昼のなつはそういうことだったのかと気付き、妬ましくなる。
一体いつからそんな事を始めていたのか、はるは完全に乗り遅れた。
578A day of cacao:2007/02/17(土) 21:30:28 ID:/5TOhGOT

「べ…別に…いらない。」
気恥ずかしくて、いろいろして欲しい事はあるはるだけど、それを言い出せない。
隆士と目が合ってしまってはるは慌てて逸らす。いらないと言ったのに、なぜかここを離れられない。

「…はる」
俯いて黙りこんでしまっているはるを、隆士は優しく抱き寄せた。

「はるは一番寂しがりやだからね、ごめんね、みんなとだけへんな約束してて…」
「あ…ち、ちがう…ぞ?」
「何かを貰わなくても、僕の娘なんだから…ちゃんと可愛がらないとね」
「…」
頭をなでられると、心では反発しようとしても体が大人しくなってしまう。
昔から優しくしてくれる隆士に対する条件反射のように

「…う、じゃあ、そのチョコ、今日はもう遅いけど…いつでもいいから、絶対、食べてくれよ」
「は?…い、いや、食べるに決まってるでしょ。他にないの?」
「そ、そうか…え、えと」
隆士の膝の上で思案するはる。

「じゃ、じゃあさ…む、昔みたいに…一緒に…寝てくれよ」
「え…?。ああ、うん…別に構わないよ。…お話は、いる?」
「ば、馬鹿にすんな!…そんな子供じゃねぇ!」
昔のように隆士に甘えたい気持ちと、だからといって子ども扱いされたくない気持ちとが交錯する。

「ほら、おいで…はる」
「う…うん」
それでも誘われるままに、隆士の布団に潜りこむはる。
妙におとなしくなってしまう自分。昼間のなつの態度を思い出して、少し納得した。

「はぅ…あったけ…」
「?…何か言った?」
「べ、別に…」
隆士に添い寝してもらえば、昔のように安心して眠れると期待していたのだが、
だんだんと、自分の体の変調に気付く。
579A day of cacao:2007/02/17(土) 21:31:30 ID:/5TOhGOT

「…じゃ、おやすみ。はる」
隆士に頭をなでられて、そのぬくもりを感じて目を閉じると、体が火の様に熱くなってゆく。
はるは慌てて目を開いたが、隆士の顔がまぢかにあって、今度はその事が羞恥をあおる。

「な、なんだこれ…ヘンだ…ヘンだ」
暫く一生懸命寝ようと努力するはるだが、目が冴えてしまって眠れない。
一方、疲れているため隆士はすぐに眠り込んでしまう。

「…う…う…な、なんか、足りない」
そわそわと体が落ち着きなくなり、とりあえず体をもっとくっつけたくなってはるは隆士のほうへ近づく。
疲れていたのか寝息を立てている隆士。擦り寄ると、隆士が条件反射のように動いた。

「う〜ん…梢ちゃ〜ん…まだするの〜…」
妙な寝言を言って、はるに抱きついてくる隆士。あんまり近づいていたために、がっちり抱きすくめられて逃げられない。
天国地獄状態になってはるはカチコチに凍りつく。
ニブチンの魔力健在、初心なはるはそれだけで半落ちになる。

「こ、こら!…あ…アタ、シ…母さんじゃ…ない、ぞ」
喉がからからになって、頭に血が上って、うまく喋れないはる。
やめて欲しいが、やめて欲しくない…そんな悶々とした気分のまま

「すー…すー」
「…」
はるを腕に抱いたまま、深く眠り込む隆士。抱き枕状態のはる。
体をほてらせ、手足を緊張させて、結局はるは眠れない一夜を過ごすしかなかった…
580A day of cacao:2007/02/17(土) 21:33:16 ID:/5TOhGOT

……………………

「うん…今日もいい天気だね」
「…」
ぐっすりと寝たためか、隆士は窓辺で伸びをしながらそんな事を言う。
一方はるの体は、キスすらされなかった欲求不満でいろいろおかしい。
もちろんはるは気付かないし、寝不足のせいだと思っているし
昨日の母の言葉も思い出さないが

「おはよう〜…おとうさんの所に居たんだ〜」
ふらりと目の下にくまを作りながら、隆士の部屋を出たはるに、なつが挨拶する。
酔っ払いみたいに柱を身をもたせているはるを、不審がるなつ。

「?…なんではるちゃん、そんなにふらふらなの?」
「…バレンタインデーなんか…嫌いだ」
「?」
今まで知らなかった感覚を、一日で知った副作用のように
その日一日はるの体はおかしくて、珍しく覇気が無かった。
581名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 21:39:03 ID:/5TOhGOT
ふぃん入れ忘れた。どうでもいいけど

…後日談

「うん、おいしいよ、はるのチョコ…ブランデーも良い感じ」
「そ、そっか。よかった」
「ほら、はるも食べてごらん」
「う…うん」

カプッ

「…」
「ね、おいしいでしょ」
「おやじ…もういっかいねろ」
「え?…突然何?」
「おら〜、あらしとねろっていっれんらよ〜」
「は、はる?…まさか酔って!うぎゃぁぁ…」
582名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:05:07 ID:02E9NG6c
>>566
GJ!!


最後のはるテラワロスw
583名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:47:39 ID:/hxfH8YL
>>581
GJです!俺これも好きですよぉー!!!
早紀ちゃんかわいぃですねーww
584名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:54:49 ID:/hxfH8YL
>>583
うっかりやってしまった・・・orz
はるちゃんですよ、はるちゃん。
585名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:29:26 ID:vGkGO63V
>>581
|´・ω・)っ[Victory Good Job]
586名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:33:41 ID:gvdneggb
グッジョブっす!!

4つ子シリーズは大好きです!
587名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 01:15:49 ID:Ks8bmiu9
ぐっじょ〜〜ぶっ!!
はるちゃんサイコーっす!…やっぱり、と言うかまさか、と言うか……はるちゃんも下戸なのか!?
588名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 01:44:59 ID:o7HuJOjU
>>587
そもそも未成年・・・って、それ以前のみなさんも桃さんとバラさん以外、もともと未成年だったかww
589名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 02:30:56 ID:Bj27om6x
>>581
GJ!
甘えん坊ななつみたいな子供が欲しくなってきた……
590名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 02:57:09 ID:zmlrw7d1
>>581
読んでるときにニヤニヤが止まりませんでした
GJです!

>>588
沙夜子さんを忘れないであげてください
591名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 12:05:26 ID:o7HuJOjU
>>590
おっとうっかりorz
まぁ、酒を飲むのがってことで。沙夜子さんも飲むのかな!?
592名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 14:34:38 ID:Ks8bmiu9
>>591
たしかに飲んでるシーン見たことないな……沙夜子さんお酒飲まないのかな?
593名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 14:41:32 ID:QYZO131g
朝美に注いで貰ってるシーンはあるから飲むでしょう。
酔うところはあんまり想像出来ないけど・・・。
594名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 14:52:54 ID:JyBZMoEv
コップ一杯で
やたらハイテンションになる沙夜子さん
595名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 15:43:00 ID:Ks8bmiu9
>>594
ハイテンションになって隆士にからむ沙夜子さん……めちゃ見たい!書いてくれ!!
596名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 15:48:24 ID:9LHG+sim
てめえで書けよ
597名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 18:25:46 ID:Ks8bmiu9
ワタクシめには無理でございます。
598名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 18:29:30 ID:9LHG+sim
書け書け言うなら少しぐらいは創作のヒントになるような意見を出すのが義理じゃないのかな
599名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 21:37:17 ID:pE6WWMLD
沙夜子「ぐびぐび」
朝美「お母さん、そんなに飲んで大丈夫?」
沙夜子「・・・ヒック」
朝美「お、お母さん?」
沙夜子「ィィィ〜・・・イイイ〜〜〜・・・・いいいいいいいいいいいいいい!!」
朝美「!?」
沙夜子「イイイイイイイイイイイイイイイイイイ!いいいいいいいいいい!
     いいーーーーイイイイイイイイイイ!いいいいいイイイいいいいい
     あべろばら;;:」あgっうぇgいいいいいーいーいーいーいーいーいー」
朝美「お母さん!しっかり!しっかりして!」
沙夜子「どうしたの・・・?朝美」
朝美「!?」
600名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 23:39:54 ID:7c3ZWL3g
沙夜子が狂ってんのか、それとも599の頭が狂ってんのか
と泥酔した俺hが言ってみる
601599:2007/02/18(日) 23:49:59 ID:pE6WWMLD
きっと俺の頭がおかしいんだ
沙夜子さんはこんなこと言わない
602名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 00:02:40 ID:o7HuJOjU
>>601
そうであって欲しい。
603名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 00:32:04 ID:iWviphqx
沙夜子はヤンデレだといいなーと思う俺ヤンデレスレ住人
604名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 00:42:31 ID:/iKOs+Gn
ここは鳴滝荘2号室、いつも(?)通り宴会が繰り広げられていた。
そんな、宴会も終盤、沙夜子、珠実、桃乃、隆士を残して他の皆は各部屋に帰っていった。
しかし、その珠実と桃乃もすでにダウンしている。
いつもの光景…ではなかった。今夜はなぜか沙夜子がかなりの量を飲んでいた。そんな沙夜子を心配してか、隆士が声をかける。
「沙夜子さん飲みすぎじゃないですか?」
「大丈夫よ」
ぐいっ。
またコップ一杯を飲み干した。
「何かあったんですか?」
隆士はほっておけないらしく、沙夜子にまた話し掛ける。
「なんでもないわよ…」
「でも…」
「なんでもないって言ってるでしょ!!」
柄にもなく沙夜子が声を荒げる。
「は、はいっ!」
隆士は、いつもとまったく違う沙夜子の様子に、かなり驚いているようだ。
沈黙――……‥
「それとも…」
静かな中でも聞こえるか聞こえないか程度の声で沙夜子が沈黙を破る。
「…あなたが慰めてくれるの?」
哀願の目――…‥
「あっ!えっっえーーっと……沙夜子さん?な、何があったんですか?」
沙夜子の豹変ぶりに、戸惑う隆士。
「今日はあの人の命日なの…だから……」
ぐっ…
「えっ!?」
隆士も言っていることはわかった。そして次の瞬間…
ドサッ!
沙夜子の細い腕からは想像できない力で押し倒される隆士……
「えっちょちょっと!沙夜子さん!?うっうわあああああ」


Fin?
605名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 00:48:40 ID:/UKm464e
>>604
続きが気になって課題がはかどらない
606名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 00:49:12 ID:/iKOs+Gn
>>596
に言われて書いて見ました……スミマセン…ほんまスンマセン……駄作中の駄作でした。
これではほっとんど荒らしみたいなものですね……はぁ、どうして俺って文才無いんだろう…鬱な人でした……ハァ
607名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 00:50:57 ID:O4PVtLm3
分を書く力は読みまくって書きまくれば培える。
ただ沙夜子さんがいくら酔ってても旦那の命日には……と思った。
608名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:04:22 ID:bQoGteHY
>>606
文才としては悪くないと思う。
ちょっとだけ俺のなかの沙夜子さんのイメージとマッチしないけど。嫌いじゃない、かな。
609名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:19:59 ID:/iKOs+Gn
>>607
そうですよねぇ。淋しかったということで…ダメです……よね……スミマセンです。

>>608
ありがとうございます!!
610名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 20:24:49 ID:gtCbOj8P
う〜ん、自分も書いてみようかなぁ…SS
611名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 20:25:50 ID:gtCbOj8P
そのうち、挑戦してみよう…
612名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 20:47:54 ID:tMhCguqC
別にいきなり大作書こうなんて思わず、1,2レス分くらいのサラッと書いてみりゃいいんですよ。
そのうち尾ひれがついて肥大化していくだけです。
613名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 21:30:12 ID:bQoGteHY
>>612
ふむ・・・自分も書いてみようか。読むだけじゃなくて。
まぁ、まだまだかかるだろうがな。
614名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:11:21 ID:gqndO+CJ
>>612
尾ひれが付き過ぎると俺のようになります…
もっと簡潔な方が好きなのに…
…ペースは日速3kくらいでも、30kだとのべ10日かかる
615名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 20:01:43 ID:rRPqmlBE
人それぞれだとは思うが
書くとして書きやすいのは誰?
616名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 20:03:09 ID:/tVYUmC0
早紀ちゃん

動かしやすいのは桃さん
617名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 21:15:06 ID:yjZ9y2pk
珠キチと白鳥くん、それと早紀ちゃん
618名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:00:51 ID:jI2avpjo
そういや、すっかり忘れてたんだが、後夜祭も終わったんだな。
619名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:08:41 ID:u4fIlczS
すっかり忘れてたな
620名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:11:41 ID:JXj6q2dy
うん、すっかり忘れてた
621名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:16:32 ID:GJNycyJW
そうだった
622名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:33:44 ID:u4fIlczS
とりあえずSSキボンヌ
623名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 03:08:04 ID:2l3eWfzH
最近ぐうたら氏を見掛けんな


試験中?
624名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 15:16:05 ID:xyTL6r26
更なるレベルアップをはかるために山にこもっております
625こんなネタどうですか?:2007/02/21(水) 16:48:50 ID:y7tqKlps
梢の六番目の人格が出てきて、それがジョニー登場時の悲しい梢で、しかも灰原の言うことしか聞かないとか・・。切ない話・・。エロ無し希望。
626名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 17:35:26 ID:ukz9n26u
そこまで構想出来てるなら自分で書いちゃえばいいんじゃないか?
それが創作の第一歩。
627名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:44:50 ID:y7tqKlps
とは言っても携帯からなんで長文できんのです。原稿書いて何処かのパソコンからできるように努力します。
628名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:43:05 ID:y7tqKlps
P.S.自信が無いのでネタにしたい方は使ってください
629フィロ:2007/02/21(水) 20:36:07 ID:3B5lwLKy
おはつです
630名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:02:29 ID:jI2avpjo
>>629
どもです。
名無しでこんなこというのもあれなんですが。他のまほらばスレにも書いてたみたいですけど、とりあえず、sageましょww
631名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:05:14 ID:7z+KQAck
>>623-624
うやー、山にはこもらず家にこもってロクにSSも書いておりません

他に文章書くようなまほらばスレってあったの?
632名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:56:28 ID:jI2avpjo
>>631
いや、懐かし漫画のほうですよー。
まぁ、俺も忘れちゃうこともあるんですけどね。
633テイネ:2007/02/21(水) 23:30:24 ID:GJNycyJW
どうも、みなさんお初です。
テイネと申すものです。SS書いたので、投下しますね。
文才ないですけど、読んでくれたら幸いです…
634名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 23:31:58 ID:u4fIlczS
>>631
SSが読みたくて課題が(ry
635宴会中の出来事:2007/02/21(水) 23:32:23 ID:GJNycyJW
今日も、僕の部屋では桃乃さん中心の宴会が行われている。
しかし、僕は今、キッチンにいる。
理由は、梢ちゃんの家事の手伝いをしているからだ。
「白鳥さん、その食器はそっちの棚に入れてください。」
「こっちの棚ね…」


家事も終わり僕と梢ちゃんは僕の部屋である2号室に向かっている。
宴会場と化した僕の部屋からは、にぎやかな声が聞こえている。
「みなさん楽しそうですね♪」
「そうだね。にぎやかすぎるくらい、楽しそうだね。」
「そういえば、どうしていつも白鳥さんの部屋なんでしょう…?」
「さぁ…どうしてだろうね…物心ついたら僕の部屋になっていたから…」
その疑問は、僕が一番知りたい。
ちなみに、今日も課題がある…
(今夜も、徹夜だ…)


僕の部屋に着くと、もうみんなそろっていた。
「おぉ〜白鳥くん、梢ちゃん待ってたわよ。」
ほろ酔いの桃乃さんがそういうと、例のごとく僕の為に用意したお酒の入ったコップを差し出してきた。
「また…ですか…ありがとうございます…」
差し出された、コップを受け取ってそう言った。
「今日も、とことん飲むわよー!」
梢ちゃんには、ジュースが用意されていた。
「はい、梢ちゃん」
「ありがとうございます」

せっかく受け取ったお酒を飲まないわけにはいかないので僕はコップの中のお酒を飲んだ。
口に含んだお酒を、飲むといつもと違うことに気づいた。
636宴会中の出来事:2007/02/21(水) 23:34:39 ID:GJNycyJW
「あれ…?」
「どしたの?白鳥くん?」
「これお酒ですよね?」
「そうだわよ」
「でも、今日のお酒は妙にジュースみたいな味ですね」
「えっ?あたしは、ちゃんと日本酒の入ったコップをわたしたわよ」
そういって、僕からコップを取ると少し飲んだ。
「あっ!あたし、サイダーの入ったコップとお酒の入ったコップをわたしまちがえた!」
「ということは、梢ちゃんにはお酒の入ったコップをわたしたんですか!?」
すぐに、梢ちゃんのほうを向くと、梢ちゃんは下を向いていた。
「梢ちゃん…?」
人格交代を予想していた僕は、早紀ちゃん、魚子ちゃんあたりがくると思っていた。
梢ちゃんが上を、向くと瞳の色は蒼だった。

「し〜ぃらとぉ〜り〜さ〜ん♪」
甘えた声で、そういうと僕に抱きついてきた。
「わっ!こっ!梢ちゃん!?」
「おぉ!白鳥クンに梢ちゃん、大胆ねぇ〜」
「なにいってるんですか!桃乃さんのせいでしょう」
「そうです〜桃さ〜ん…」
横で見ていた珠実ちゃんからはなにかオーラが見える…
「お兄ちゃん達大人だね!」
そういうと、朝美ちゃんは真っ赤な顔をして、気絶した。
「しぃらとぉ〜り〜さ〜ん♪」
「その、梢ちゃん、落ち着いて」
ぎゅ〜っと僕の胸に抱きついたままである。
「だぁ〜いすきですよ〜♪」
そう言って、上を向いたかと思うと梢ちゃんからキスをしてきた。
「ちょっ!梢ちゃ…」

キスが終わっても、あいかわらず抱きついたままである。
「あらぁ〜ラブラブねぇ〜白鳥クン」
「落ち着いて、梢ちゃん!」
「落ち着いてますよ〜♪」

その後、宴会終了まで僕に抱きついたまま、何度もキスをした。
しかし、梢ちゃんが寝るまでこの調子だった。

次の日、課題を忘れて銀先生に折檻されたのはいうまでもない…
637宴会中の出来事 (あとがき):2007/02/21(水) 23:37:53 ID:GJNycyJW
あらためてお初です。テイネです。
突然、思いついたネタなのであまりうまく書けなかったですけど…
読んでくれた方々どうもです。
638名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 23:39:16 ID:jI2avpjo
>>637
どぉもです!
リアルタイム投下で読ませていただきましたよ。
俺これ好きですーww

自作も期待してます!
639アークライト・F:2007/02/21(水) 23:48:25 ID:y7tqKlps
梢六番目の人格を考えたものです。実は私も初でした。テイネさん、銀先生乙です
640名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 23:50:13 ID:BQ6z4Alo
GJ!

ちょっと桃さんのセリフに違和感を感じるけど面白かったです
641名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 00:03:13 ID:ZM5pOvMd
GJ!!

ふと思ったんだが銀先生の折檻って憑依なんだろうか?だとするとあの悲鳴は一体?
642名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 00:20:25 ID:baL+Tolb
>>641
ドラマCDによると、いろいろと道具を使うようだが。
643名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 15:48:15 ID:e/5QxWIf
道具!?って事は…ロウソク?魔法陣?それともムチとかバ〇ブとか!?
644名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 16:28:58 ID:yAd+exZD
遅ればせながらぐっじょ〜ぶ!!
人格変わらずに梢ぽんが酔っ払うと本気ほんわかモードでデレるのか。
でもキスから先に行かないのがあくまで梢ぽん。いいな、おい。
645テイネ:2007/02/22(木) 18:10:08 ID:M1KlyNXK
>>640 >>644

アドバイスどうもです。参考にしますね。
646名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 19:57:14 ID:yAd+exZD
あぅ!!
3行目は「そっかキスから先に行かないのか、そうだよなそれくらい純情なのが梢ぽんだよな。いいなー。」って意味であって決して押し付けがましい意味じゃないです!!
読みにくい文ですまないです!!
647名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 23:00:31 ID:sLmIRmLv
>>645
そのコテハンさぁ…なんつうか、テイル氏とニアミス
648名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 12:53:18 ID:oK3A9QCT
真昼間からイロス
…今度は妙な改変はお断りだ。

登場:白紺
傾向:80%イロス
649特別実習:2007/02/24(土) 12:54:03 ID:oK3A9QCT

「はぁ、なんだか疲れたなぁ…」
学校から帰ってきた僕は、扉の前でため息をついた。
鍵を取り出して、扉を開ける。

「!!」
「うわっ…え?…あれ、棗ちゃん」
部屋の中に人がいて僕はちょっとぎょっとする。
畳の上に立っているのは、ガチャリと扉の開く音に驚いたように身をすくめている棗ちゃん。
…なんで、僕の部屋にいるんだろう。

「あ…えと、ただいま。…掃除でもしてくれていたの?」
「え…う…」
なんだか言葉がいつも以上にたどたどしい。
何かヘンだな…まあ僕の部屋にいる事からしておかしいけれど。

「…ちょっと、待っててね。すぐ片付けちゃうから」
「…」
「…?」
部屋に入った僕と入れ替わるように、壁伝いに扉に移動する。
ひょっとして、避けられてる?

「あ、あの、棗ちゃん?…どうしたの?僕、何かしたっけ?」
「…」
無言で僕を見る棗ちゃん。表情があまり変わらないので、どうして僕を避けるのかも分からない。
焦って近づこうとすると、おびえたような顔でポツりと一言。

「…や…」
「えっ?」
「…さよなら…かも」
「え?…な、棗ちゃ…」
バタンと扉を開けて、ぼんっ…と煙を散らせて、棗ちゃんの姿が消えうせる。
言われた事の意味が信じられなくて、暫く呆然とそこに立ちつくす。
650特別実習:2007/02/24(土) 12:54:56 ID:oK3A9QCT

「ぼ…僕…嫌われ…ちゃった?」
だんだんと現実に直面し始める。明らかに避けられているし、フるような言葉。
…いつも僕の傍にいて、好意を示していてくれたのに…こんな、一瞬で…一体何が?

「…」
ひとりで座り込んでいると、妙に悪い妄想ばかりわいてきて、気分が沈む。
何で突然振られてしまったのか…その理由だけでも知りたい。
そう思って、よろよろと廊下に出る。

「あ…」
見つけられないかもと感じていたけど、意外にも棗ちゃんは廊下の角のところで、こちらのようすを窺っている。
本気で隠れられたら、もう二度と会えないかもしれないと、一生懸命駆け寄る。

「な、棗ちゃん…ま、まって」
「…ダメ…かも」
あと一歩、と言う所まで近寄ると、ぼふっと音がして前が見えなくなり、こんどは廊下の反対側。
あきらめるわけにもいかなくて、一生懸命追いかける。

「…」
あと一歩の所までいくと、すっと逃げてしまう。
…なんだか、遊ばれているような気がする。…本気で僕の事を嫌っているわけではないんじゃないかなと感じ始める。

「な、棗ちゃん…ホントに、何か悪かったのなら謝るから…もう許して」
「…」
すすす、と逃げいていた足が止まり、振り向く。
…困ったような、怒ったような顔。

「隆士君…このまえ、私の事…好きって、言った…かも」
「う、うん。…いまでも、そうだよ?」
「嘘…かも。隆士君…うそつき…かも」
「嘘じゃないよ…な、なんでそんなひどいこと」
僕が必死にそういうと、ピクッと少し悲しそうな顔をする。

「隆士君が…いけない…かも。…こんなの、持ってるから」
「えっ?…え、あっ…!!」
すっとどこからともなく取り出した…本?
…僕の部屋にあった…秘蔵の!?…ど、どうして棗ちゃんが…み、見られた?

「え、えっとそれはそのぅ」
「…隆士君…いけない…かも」
成人向け写真集。普通の女の子なら、嫌悪感を催すであろう。…それに加えて、純真無垢な棗ちゃん。
確かに、嫌われても仕方ない。
651特別実習:2007/02/24(土) 12:55:30 ID:oK3A9QCT

「…ご、ごめんなさい」
「…」
原因が棗ちゃん側にあるなんて、見当違いもいいところ。
…いまさらながらに謝ると、とりあえずといったように黙って僕の部屋に戻る棗ちゃん。
なんとか、話くらいは聞いてもらえそう…

「…ど、どうすれば…許して、くれる?」
「…聞きたい…かも」
質問させてと言ってくる棗ちゃん。

「隆士君…ど…して…こんなの…もってる…かも?」
「…ど、どうしてって?」
「この、女の子のこと…好き…かも?」
「へっ?」
顔を背けながら、表紙の写真を示しながら言う。
こんな本、見たくもないって感じに、射るように僕を見る。

「ち、違うよ…そ、そういう理由じゃなくて」
「…じゃあ…どうして…かも?」
「そ、その…僕も男だから、その…分かるでしょ」
「…?」
万に一つでも、そういう言葉で理解してくれるかと思って言うけど、棗ちゃんは首を傾げる。
そのあと、怒ったような顔になる。

「…ごまかしちゃ…イヤ…。やっぱり…隆士君」
棗ちゃんは棗ちゃんで、僕が表紙のグラビアの女の子に惚れこんでいるように勘違いしてるみたい。
…ストレートに、言うしかない。

「その、だから僕も男だから…女の子の体とか、知りたくなっちゃう…から」
棗ちゃんの前で恥ずかしい事を、と思って顔が熱くなる。
一体棗ちゃんの目にはどう映っただろうか

「…?…?」
残念ながら、言葉の意味が分からないといった様子。
…突然、男の劣情を理解して欲しいといっても、それがどんな事なのかも知らないのなら無理もないか
652特別実習:2007/02/24(土) 12:56:14 ID:oK3A9QCT

「だ、だからね…その本にあるようなことを、したくなっちゃうから…」
「…!」
やっと少し分かってくれたのか、棗ちゃんの顔がきゅうっと赤くなる。

「こ…こゆ…こと…したいの…かも」
「…うん」
「!。や、やっぱり…隆士君…いけない…かも。…浮気…かも…えっち…かも」
「な、棗ちゃん…逃げないで〜」
「…う…」
脱兎のごとく部屋を去ろうとする棗ちゃんの服のすそを、かろうじて捕まえる。
はじめて僕の心の裏を覗き見て、怖くなってしまったみたい。

「も、もうちょっとだけ、弁解させて…」
「男の人はみんな、そういう気持ちになっちゃうもので、それで、ホントにやっちゃったらダメだから」
「こ、こういうの読んで…我慢してるんだよ」
今まで知らなかった怪しい世界を知らされて、赤面して混乱している棗ちゃん。
よけいな事を聞かなければ良かったといった感じにうろたえている。

「…だ、だから、別にこの人たちが好きなんじゃなくて…見たいだけだよ」
「…」
俯いている棗ちゃん。…いままで人との関係が薄かったから、こういうことに疎くても当然かもしれない。

「そ…それでも、隆士君が…他の女の子を…見るのは…いや」
「…で、でも…僕はどうすれば」
「隆士君は…他の女の子…えっちな目で見ちゃ…だめ…かも」
何とか一生懸命理解しようとしてくれたようだけど、結論は最初に逆戻り。
正直な所、彼女がいて、その彼女がそういうことに初心で
さらにこういったことを禁止されると…精神衛生上良くなさ過ぎる。

「…」
棗ちゃんのその言葉から、ヘンな沈黙が流れ続ける。
どうすればいいんだ…と思っていると

「…隆士君が…他の子を…見なければ…いい…かも」
さっきの言葉はきつすぎたと思ったのか、棗ちゃんが少し弱めの表現で呟く。
でも、そんな風に言われて、僕の中に変な気持ちがわいてきてしまう。
…他の子を見なければ、許してくれる。
653特別実習:2007/02/24(土) 12:57:03 ID:oK3A9QCT

「じゃ、じゃあさ…」
「…?」
「棗ちゃんは、僕にそういう風に見られても…いいって…こと?」
ぼふっと音がして、棗ちゃんの頭から煙と花が飛ぶ。

「ち、ちがぅ…かも。…そうじゃ…ない…かも」
「な、棗ちゃん…さ」
僕が呼ぶと、びくっと身をすくめる。

「もし…僕が、こういう本を…見ないですむとしたらさ…」
「…い…いや…かも。…は、恥ずかしい…から」
言葉の先を読んで、真っ赤な顔をして嫌がる棗ちゃん。
熱で少しおかしくなってしまった頭をふって冷やす。
…棗ちゃんの嫌がることを、押し付けちゃだめだ。

「ご、ごめん…。と…とにかくね、普通の男の子ならこういうのを持ってる物だから…」
「…隆士君は…私の…好きな…人だから…ダメ」
「そ、そんな…」
とにかくいかがわしい本を持つ事には大反対らしい棗ちゃん。
でも、少し妥協するように呟く。

「でも…どうしても…って…お、お願い…する…なら」
目をさっと背けながら、もじもじと手を弄ぶ。

「す、すこしだけ…なら…かも」
ほっとする。なんとか、認めてくれたみたい。

「よ、よかった…ありがとね」
とりあえず、棗ちゃんに押収されていたそれを、他の人に見られないように隠そうと手を伸ばす。
すると、棗ちゃんが本を後ろ手に隠してしまう。

「ちがう…かも」
「えっ?」
「本じゃ…ない…かも」
はっと意味が分かって、体が硬直する。棗ちゃんも僕のそんな様子を察して、顔をさらに赤くする。
さっきの僕の質問の答え。…棗ちゃんの中での優先順位が、そうさせたらしい。

「…ほ、ほんとに…いいの?」
「その…かわり、これは…捨てて…かも」
「べ、別に…いいけど」
僕だって、本なんかより、棗ちゃんといろいろ出来る方がいいに決まってる。
けど、それが棗ちゃんを傷つける事になったりしたら…と思うと
さっきは勢いで言えたのに、いざとなると、途端に心配になる。

「…」
棗ちゃんは緊張したように黙ってじっと座っている。
今ここで、僕が固辞すれば、何もなしに終われるかもしれないけど
…棗ちゃんとの関係が、気まずいものになってしまう。
結局、解決する手段は、一つだけ。
654名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:00:48 ID:oK3A9QCT
ここまでエロなし。一度切ります。

…基本、特別授業の展開ですので、前半に見るべきものはありませんが
続きはまた暫くしたら落とす。
655名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:05:33 ID:dxOGk+uR
こんな昼間にリアルタイム遭遇ktkr!!

エロなしといいながらもじもじする棗ちゃんのなんとエロいこと・・・
前半を見ただけでドキドキしてしまった
このSSは間違いなく神作品!!
656名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:33:04 ID:J2D/sCWe
>>654
こっこれは・・・グジョォーブ!!!
俺これ好きですよーこの先かなり期待ですよー!!!
ワクワクしながら待っときます!
657名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:57:34 ID:/5s7HG7V
期待していマスヨ?
658名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:37:15 ID:tKufn9R6
ネ申だぁ〜〜!!なっちん好きの俺にはたまらん・・・・・・
続きめっちゃ期待してます!!
659名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:52:20 ID:GN0SeoXW
続きが気になって課題が(ry

GJ
660名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 15:40:58 ID:oK3A9QCT
ニートがたくさん(w

>>657
部長スレはお亡くなりになられました。

…続き
661特別実習:2007/02/24(土) 15:41:45 ID:oK3A9QCT

「…じゃ…するよ?」
「!」
ピクッと棗ちゃんの体が震える。

「…大丈夫?」
「ど…どういうこと…するの…かも?」
自分がこれから何をされるのかが分からなくて不安みたい。
本当は、今すぐに思うままに棗ちゃんを襲ってしまいたいけど、ぐっとこらえる。

「…さっきも言ったけど、その本にあるようなことだから」
「…」
こんなことになった元凶の本を棗ちゃんがうらめしそうにみる。
やっぱり嫌いらしい。…でも、読んでもらえば少しは知識が増える。

「じゃあ、この本に載ってるとおりにするね…」
「!!…見ちゃ…や」
「違うよ。…いきなりだと棗ちゃんも怖いだろうし」
「…う…り…隆士…君?」
「恥ずかしいけど…棗ちゃんに僕がどういうことしたかったのかが、載ってる…からさ」
そう言うと、棗ちゃんが少し本に興味を持ったように、表紙をじっと見る。
僕のそういった怪しい欲望がどんなものなのか…棗ちゃんも少し知りたいんだ。

「じゃ、えっと…このページあたりからかな」
最初の部分は飛ばして、女の子が服を脱がされているページを開ける。

「り、隆士…くん…」
もうギブアップ…といった感じに棗ちゃんが首を振る。
脱がないですむ訳が無いのに、予防注射を嫌がる子供みたいに、懇願するように棗ちゃんが目で訴える。

「…や、やっぱりイヤでしょ…だから、これのこと忘れてよ…」
棗ちゃんが相手だと、押しが弱くなってしまって困った僕。
でも、本を持ち去ろうとすると…棗ちゃんの目が変わる。

「…わ、わかった…かも…して…いい…かも」
本への敵対心からか、大胆にも自分からシャツのボタンを外し始める棗ちゃん。
本気…なんだ。

「じゃ、じゃあ…するよ」
「…う…りゅ…隆士君が…脱がすの…かも?」
「だって…僕は、この本のとおりにしたいよ?」
脱がされるのは、淫靡な感じがして嫌なのかそう言うけれど
僕の言葉に仕方なく体を預けてくれる。
本の写真のとおり、棗ちゃんの体を抱きかかえ、シャツを脱がしてゆく。
うしろから抱っこされている形になって、僕の顔を見ていないと不安なのか、落ち着きのない棗ちゃん。
662特別実習:2007/02/24(土) 15:42:22 ID:oK3A9QCT

「…は、恥ずかしい…かも」
ピンク色の可愛いブラと、それに抱えられた大きなふくらみが、はだけた部分から見えてくる。
言葉通り、棗ちゃんの肌は恥ずかしさで赤く染まっている。

「な…棗ちゃん…大きいんだね…」
「し…知らない…かも」
思わずのどを鳴らしてしまって、それを聞いて棗ちゃんがびくりとする。
食い入るように見ていると、横目で僕をチラチラ見ていた棗ちゃんがぼそぼそと呟く。

「り…隆士…君…すごく…えっちな…目で…見てる…かも」
「え…あ、そ、そう?…ごめんね」
「んぅ…」
耐えられないと言いたげに、棗ちゃんが目を背ける。
でも、そんなこと言われたって無理。
本に出ている人なんかよりずっと綺麗で、可愛くて…

「じゃ、次のページ…えっと…し、下も…見せて…」
「…え…う…うん」
エスカレートしてゆく本の内容=僕の要求にびくびくする棗ちゃん。
躊躇いながらもゆっくりとスカートをめくりあげるので逆にそそってしまう。
白い太ももがどんどん顕になっていって…ちょっと止まってから
観念したようにピンクのショーツが見えてくる。

「あ、ブラとおそろい…なんだ」
「!…り…隆士君…ど…して、知ってるの…?」
一瞬、なにを不思議がられているのか分からなくて、焦る。

「えっと…それぐらい…普通の男の人なら、知ってると思うけど…」
「そ、そうなの…かも」
あまりにも世間ずれしている棗ちゃん。人とあまり交流していない弊害がここに。
どうも、ブラ…という言葉を僕が知っている事に驚いたらしい。
…さすがにそんなに僕は純朴じゃない。

「…ど…どう…かも?」
「うん…なんていうか…すごいえっち」
「!…や、やぁ」
その言葉に反応して、焦ったように服を元に戻す。
ぎゅっと僕の顔を手で押して、真っ赤な顔で抗議する。

「え…えっちなのは…隆士君…かも。…私じゃ…ない…かも!」
「そ、そうだったね…ごめんね」
自分がそういう風に言われるのは恥ずかしいのか、結構大きな声で嫌がる棗ちゃん。
慌ててなだめる…。少し不用意だった。
663特別実習:2007/02/24(土) 15:43:38 ID:oK3A9QCT

「隆士君…えっち」
「ごめんね…でもしょうがないんだ」
「んぅ…」
小声で非難する棗ちゃん。開き直るとどうしようもないのか、仕方なく手をどけてくれる。
一応、続けてもOKってことらしい。

「でも、最後まですれば…たぶん、棗ちゃんも、えっちでいいって思うよ」
「そ、そんなこと…ない…かも」
いつもは信じてくれる言葉も、こればかりは嘘だって感じに首を振る。

「そうかもしれないね…じゃあ、次のページ」
ぱらっと本をめくる。

「…は、裸…かも」
「うん…上だけね。…じゃあ」
「あ…う…」
いまさら嫌がれない棗ちゃん。
悪いけれど、そこにつけ込むように、ホックに手をかけて外させてもらう。
なし崩し的に進んでしまいそうで、棗ちゃんは慌ててブラを手で押さえたけど

「見せて…」
「…」
たった一言で、諦めざるえなくなって、そっと手をどかしてくれる。
意外に、僕の言葉は棗ちゃんに威力がある。

「あ…」
抵抗する事もできず、ぽよんと棗ちゃんの乳房が支えを失ってゆれる。

「…あ、あんまり見ちゃ…ダメ」
恥ずかしそうにしている棗ちゃんと、存在を主張するようにその動きを捉えてゆれる乳房が対照的。
僕と目が合うと、棗ちゃんのほうが逸らしてしまう。

「どうして?」
「隆士君に…えっちな目で…見られると…なんだか…だめ…かも」
「ふ、ふ〜ん」
恥ずかしいのか僕以上に棗ちゃんが、この状況に呑まれている。
だんだん、棗ちゃんの目が熱っぽく潤んでくる。

「…」
「隆士君…は…お…おきいのが…好き…なの…かも?」
黙って見入っていると、そんな事を聞いてくる。
恥ずかしがりながらも、僕が棗ちゃんの体に魅せられていることには、興味があるらしい。

「…え、う…うん」
「そ、そう…かも」
恥ずかしそうにしながらも、満足そうな棗ちゃん…。確かに、写真集の女の子よりはある気がする。
自分が僕の好みであることが、こんなことでも嬉しいらしい。
そう思うと、さっきまであんなに嫌がっていたのにと、からかいたくなる。
664特別実習:2007/02/24(土) 15:44:41 ID:oK3A9QCT

「…棗ちゃんも、えっちな目、してるよ?」
「!…そ、そんなこと…ない…かも」
「そうかな?…えっと…次に進むよ」
かあっと思い出したように体を紅潮させる。恥ずかしがって棗ちゃんが体をよじると、妙にそれが艶かしく見える。
もう手順になってしまったように、また本のページをめくる。

「…」
見た瞬間、また棗ちゃんの顔が、湯気でも出そうなくらいに赤くなる。

「じゃ、するね」
「や…やぁ」
嫌がるけど、後ろから攻める僕の手の動きを止められない。
さっきからなんども衝動的に触りたくなっていた、棗ちゃんの乳房を撫で回す。
たっぷりと、手に吸い付くような柔らかな感触を愉しんだあと、
棗ちゃんの感覚を目覚めさせようと、乳首を指でこね始める。

「…は…うぅ…やぅ」
「柔らかいよ…」
「隆士…君…そういうこと…言っちゃ…や」
くすぐったそうにしている棗ちゃん。…だんだんと、それ以外の感覚が沸き起こってくるみたいで
ほぅっとした顔になり、愛撫で棗ちゃんの態度が変わっていく。

「や…やぁ」
口では嫌がりながら、だんだんと棗ちゃんも僕の行動に慣れ始める。…だんだんと、新しい事への怖れが抜けていくみたい
半分とろんとした目で、僕の手の動きを見ている。

「…んぅ…うぅん…」
胸への愛撫を続けると、意外と簡単にきゅっと乳首が立ってくる。
まだ気付いていない棗ちゃん。敏感になってきているのか、目を瞑って時々ひくひく身を縮こませる

「棗ちゃんのここ、ヘンになってるよ」
「え…あ…かも」
教えてあげても、ツンっとしているものが、どういうことを示すのか分からず
ぼうっとしながら僕の指が、いやらしくそれに絡むのを見ている。

「本には、気持ちよくなるとそうなるって書いてあったけど…どう?」
「え…ち、違う…かも。暑いから…かも」
誤魔化そうとしているのか、下手な嘘をつく棗ちゃん。
頬っぺたを赤くして、目を逸らしながら言っても、説得力は無い。

「…ん…う…」
だんだんと棗ちゃんの息が深くなり、目を瞑って愛撫を一生懸命感じようとし始め
深みにはまって逃げられなくなって、僕の手の動きに合わせて小さく声を上げる。
665特別実習:2007/02/24(土) 15:45:51 ID:oK3A9QCT

「ね、棗ちゃん…どう?」
「あっ…んっ…くすぐったい…かも」
きゅっと乳首を抓ると、びくっと体を震わせる。
…なかなか素直に気持ち良いといってくれないので、またページをめくる。

「ほら棗ちゃん…次はこうやって、口をつけるからね」
「…だ、だめ…かも」
棗ちゃんが切なそうに目を瞑ってしまっているので、声をかけて一応確認をする。
本の写真をぼうっと見て、小さな声で一応そう言う。

「だめじゃないでしょ」
「…や、やぁ…ひゃう!」
嫌がっても、もうやめられそうにない。
棗ちゃんも、これしきの事で僕を止められるとは思ってない。
体を入れ替えて、棗ちゃんをゆっくりと横たえてから、ツンとした乳首を口に含む。

「…やぁん…あぁ…隆士…君」
「棗ちゃん、いやらしい声でてるよ?」
「やぁ…あぁうぅ…ちがぅ…か…も」
顔を当てて、棗ちゃんの胸に頬ずりしてからまた乳首を口に含む。
背を伸ばして逃げようとしても無理で、棗ちゃんがまたころんと僕に押し倒される。
快楽を与えられて、自分がどんどん興奮していってしまうのに戸惑うように
一生懸命、いやらしいという言葉を否定する。

「りゅ…隆士君が…舐めてる…から…かも。…隆士君が…えっち…かも」
「僕にえっちな事されて、喜んでる人は?」
「…ひゃっ…か、噛んじゃ…やぁ。…ちが…う…嬉しく…ない…かもぉ」
「…あ…やぁ…」
唇でついばみ、ときどき舌でこね回す。歯で甘噛みするたびに、棗ちゃんが小さく悲鳴を上げる。
くすぐったい…から、ヘンと自然に言い方を変えてしまっている事に気付いていない。
おずおずと棗ちゃんの手が、覆いかぶさっている僕の背中に回される。

「ね…気持ちいい?棗ちゃん」
「ち、ちがう…かも…。くすぐったいの…かも」
びくっと慌てて手を離し、否定する棗ちゃん。どんどん無意識のうちに求めていく自分に狼狽しつつも…
僕にいやらしい女の子だと思われたくないらしく、頑としている。

「そっか…じゃあ、やめた方がいいかな」
肝心の乳首を舐めずに、焦らしに入る。棗ちゃんが困ったような顔になってもじもじする。
身を起こすと胸が揺れて、こっちは素直に僕を誘うけど、棗ちゃんの心はまだだ。
666特別実習:2007/02/24(土) 15:46:28 ID:oK3A9QCT

「や、やめなくても…いい…かも」
「やめてないよ?…ほら」
「ひぅ…りゅ…隆士…く…ん」
ぺろぺろと胸を離れ、首筋の辺りをつつっと舌でなぞると、棗ちゃんがまた目を瞑ってピクピクッと震える。
でもいま少し刺激が足りないらしく、思ったとおりに焦れてくれる。

「や、やめちゃ…ダメ…かも」
「やめてないってば…」
だんだんお願いするように目を潤ませてくる棗ちゃん。
ちょっとよろめきかけるけど、ここは虐めぬかないと…

「どうして?…棗ちゃん…して欲しいの?…なんで?」
「…あ…」
おねだりしてしまっている事に気づいたのか、また赤面して俯く棗ちゃん。
でもどんどん焦れてしまうのか、胸を挟んだ腕のもじもじが酷くなってくる。

「恥ずかしくて、そんなこと自分から言えないよね…」
「…」
僕が察してくれたと思って、少し安心したような顔になる棗ちゃん。
…ごめんね…と良心の中で謝りながら、今はもっと確かめてみたくって本をめくる。

「…じゃあ、して欲しかったら…こういう風にしてごらん」
女の子が、自分の胸を掴むように刺激している写真を示す。
棗ちゃんの目が、驚いたように丸くなったあと、泣きそうになる。

「りゅ…隆士君…」
「して欲しくなかったら…しなくていいよ?」
「や…やぁ…いじわる…かも」
必死にやらなくてすむように抗議する棗ちゃん。
…その態度が、自分は欲しいですって言ってるってことも忘れて

「ほら早く…僕も見たいよ?」
「お…お願い…かも…。…嫌…かも」
うるうるし始めている棗ちゃん。…素直になってくれないからいけないんだと、自分に言い聞かせて
また本に手を伸ばす。

「じゃあ、とりあえず宿題にして、次のページのでいいかな…」
そう言うと、ほっと安堵する棗ちゃん。恥ずかしい事を自分からさせるのは、まだ刺激が強すぎるらしい。
でも、僕が逃げ道を用意してると思ったら、間違い。

「じゃ、棗ちゃん。…ほら」
突然仰向けに寝転ぶ僕を、不思議そうに見る。
教科書…もとい写真を指差すと、棗ちゃんがそっちを見る。
667特別実習:2007/02/24(土) 15:47:46 ID:oK3A9QCT

「…同じ…かも。…いや、かも」
また涙目になる棗ちゃん。…女の子が上になって、たっぷりと胸を愛撫されるの図。
…自分から求めてるって所は同じ。

「も…だめ…かも」
暫く俯いていたけど、限界だったのか棗ちゃんが僕に誘われるように近づき。
…ゆっくりと覆いかぶさってきた。

「隆士く…ん…。こ、こんな…格好…ほんとは…だ、だめ…かも」
「…棗ちゃんが無理やりしてるみたいだね」
「や…やぁ…」
僕から逃げようとしても、体に力が入らない棗ちゃん。
もっと可愛がってあげようと、焦れたところをたっぷりと口に含む。

「あ…りゅ…し…くん…はぁ…あぅ…」
棗ちゃんが押し付けるようにして目の前にある胸を、たっぷりと愛撫する。
ぎゅっと手で掴んで、顔全体を擦り付けるようにして愉しむ。

「はぁ…はぁ…あぁう…」
僕に顔を見られなくてかえって好都合なのか、だんだん棗ちゃんが正直になってくる。
自分からも体を僅かにくねらせて、刺激を欲しがってくる。

「じゃ…次いこうか」
「だ…だめ…」
そろそろ他のことも…と思って止めると、棗ちゃんが押し付けるようにして無理やり僕にさせようとする。
さすがに窒息するほど大きくはないけど、なかなかに苦しい。
僕が思ったように触れないからか、口の辺りに乳首を引っ掛けるようにしたまま、棗ちゃんが体をゆする。

「ん…う…うぅん」
「んっ…んぁ…。…ひゃぅ!」
かぷっとちょっと強めに噛むと、目が醒めたように慌てて離れる。

「棗ちゃん…僕に無理矢理したりして…」
「ち、ちがうの…かも!…えっと…あ…て、手が…疲れたの…かも」
なるほど、僕は棗ちゃんの下敷きになっていて様子が分からなかったから
確かに、棗ちゃんが善がっていた証拠はないけど…状況証拠は十分だよ。

「ふぅ〜ん…そうなんだ」
「そ、そう…かも。…ごめんなさい…かも」
「じゃあ…次のページ」
棗ちゃんはうまく誤魔化せてほっとしている。
あえて指摘せずに、棗ちゃんを追い込む作戦に出る。
嘘は嘘を重ねて、最後は言い逃れできなくなる。

「次は、ここを触るよ」
「え…あ…う、うん」
誤魔化した後ろめたさからか、写真の通りに足を開いてくれる。
だいぶ状況になれてきたし、まだショーツがある安心と、胸とは違う強烈な感覚を知らないからか
さっきよりも落ち着いている棗ちゃん。
ガードの甘いその場所に指をあて、ゆっくりと押し開くように擦り始める。

「…あ?…はぁぅ!…ひぁあぅ…あふ…んっんぅ〜…ん〜」
何回か思わず声を上げてしまったあと気付いたのか、棗ちゃんが焦ったように口を塞ぐ。
でも、漏れ出してしまった声は元に戻せないし、一生懸命押さえ込もうとしても聞こえてしまう。
ねぶるような僕の指の動きに合わせて、棗ちゃんが身をよじる。
668特別実習:2007/02/24(土) 15:48:31 ID:oK3A9QCT

「棗ちゃん?…どうしたの?…なんか苦しそうだよ」
「んぅ〜…うぅ〜…」
胸への長い責めで湿っているショーツ越しに、たっぷりと溝を撫ぜる。
棗ちゃんがやめて欲しいといったように足を閉じるけど、手はもうその場所にたどり着いてしまっている。

「…何かいいたいのかな?」
「んっ…う…あっ…ああん…やぁ」
「分からないよ?」
多分止めて欲しいと伝えたかったのだろうけど、代わりに喘ぎ声が出てしまう。
一度口を開いてしまえば、もう声の波をとめられない。
腿で挟むようにして僕の手を止めようとするけど、かえって嬉しいだけで逆効果。

「ひっ、あっ…ひぁぅ…隆士…く…あぁん」
こりっとしたところにたどり着くと、ショーツに広がる染みと共に、棗ちゃんの体がびくびくと痙攣する。
そのまま口で再び胸を可愛がると、いやらしく僕の名前を呼びながら、腕を僕の首に回す。
快感の鋭さに、すぐに正直になってしまう棗ちゃんの体をたっぷりと蹂躙する。

「棗ちゃん?…止めようか?」
「…あっ…あふ…あん…や、やぁ」
「…棗ちゃん苦しそうだよ」
だんだんと指の動きを穏やかにしていき、乳首から口を離す。
弱まっていく刺激に焦れるように、本心が漏れ出す。

「ご、ごめん…なさい…かも。…ぃぃ…かも。…だ、だから」
「あれれ、ヘンなだけなんじゃないの?」
「ち、ちがう…かも…。…ぃぃ…の…かも」
認めれば僕がしてくれると思ったのか、棗ちゃんがぼそぼそと言う。
けど、まだ許してあげない。

「ふぅん…どんな風に?」
「りゅ…隆士君が…触ると…じゅっ…て、なる…かも」
「そうなんだ…棗ちゃん、いやらしいんだね」
「!!」
真っ赤になって首を振る。そもそもそういうことは、人と比べるのが基準だけど
棗ちゃんには比較する相手がいないので、否定が出来ずに戸惑う。
669特別実習:2007/02/24(土) 15:49:49 ID:oK3A9QCT

「じゃあ、えっちな棗ちゃんに次は…こういう風にしようかな」
「あ…あぅ…やぁ」
棗ちゃんが下を向いてしまっているので、本を開いて見せてあげる。

「ここを今度は、こうやって舌でめちゃくちゃにするからね」
「や…りゅ…し…くん…えっち…」
「して欲しくないの?」
「…あ」
押し寄せてくる快楽への誘惑に嫌とも言えず、自分の評価を気にしていいとも言えず
板ばさみになっている棗ちゃんは、僕のなすがままになる。
手早く濡れたショーツを脱がして体を割り込ませ、棗ちゃんの一番恥ずかしい所に口をつける。

「ひゃぅ…隆士…君…」
上目づかいに視線を送ると、慌てて逸らす。いいか嫌かの返事が出来ない棗ちゃん。
かわいそうだけど、容赦なくその場所に舌を這わせる。

「あっ…はぁぅ…あん…あぁん」
「いやらしい声だね…」
「ち…あぅん…ちがう…かも」
気持ちいいって事は自分から言ってしまって、もう誤魔化せない。

「何が違うの?」
「隆士君がっ…わ…たしに、すごく…へ、ヘンな事…してる…から…かも」
「僕のせいにするのかな…。それなら…」
「あっ…やぁぅ…ああぅ!らめ…かもぉ!」
膨らんだ肉芽に舌を這わせると、棗ちゃんがぎゅっと体をくねらせる。
足は逃げるように空を掻くけど、手はもう僕の頭を愛おしむように撫で続ける。

「ふふ。棗ちゃんって…本当はえっちなんだね」
「あっ…りゅ…し…くん…ち、ちが…う…あぁん」
言葉で遊んであげると、一生懸命否定する。僕にそういう風に思われてしまうと感じて、まだ少し怖いらしい。
こんなに感じているのに、どこかで羞恥を感じて逃げたがっている。

「こ、こんなの…ほんとの…私じゃ…ない…かも」
「ひゃん…隆士君…も…いつもの…隆士君じゃ…ない…かもっ」
すこし責めを緩めてあげて、棗ちゃんの話を聞く。
素直に感じてもらうには、安心させてあげるのが第一なのかもしれない。
670特別実習:2007/02/24(土) 15:51:48 ID:oK3A9QCT

「ごめんね棗ちゃん…。ちょっといじわるしすぎたね…」
「はぁ…はぁ…隆士…君」
秘所から顔を離して棗ちゃんの顔を見る。蕩けさせられてはいても、怯えの混じった表情。

「でも、棗ちゃんが相手だと…僕もヘンになっちゃうんだよ…」
「…」
「いろんな事したくなって、つい棗ちゃんにいじわるしちゃうんだ…」
まだ肩で息をしながら、僕の声を聞いている棗ちゃん。

「だからさ、棗ちゃんもさ、こういうことしている時はヘンになっていいよ」
「…で…でも」
「いつもそうだなんて…思わないからさ。…僕だっていつも、こういう本を読んだりしているわけじゃないし」
「…」
まだ頷くのには抵抗があるのか、どうすればいいんだろうといったように目を泳がせる棗ちゃん。
いつまでも黙っていては醒めてしまうので、またすすっと棗ちゃんの腰を抱く。

「あ…」
ちろっと舌で一回なめあげて、棗ちゃんの気持ちを確認してから。
再び恥裂の間で蠢かせる。

「は…あっう、あっああ〜」
最初は躊躇いがちに、やがてさっきとは違う声になる。
僕に嫌われないと安心したのか、素直に善がり声を出してくれる。

「じゅぷ…ちゅ…ちゅっ」
「あ…やぁぅ…あぁん」
わざと音を立てて、棗ちゃんの羞恥心を煽ると、ますます濡れてくる。
興味が湧いて、舐めながら指を突きこんでみると、棗ちゃんがビックリしたように体をくねらせる。

「やあんっ…りゅ、隆士君…やぁ…ああん」
「ちょ、ちょっと声大きいよ」
「あっ…やぁ…隆士…君」
「どうして…こんなになってるのに…いいでしょ?」
「だめぇ…だめ…かも」
いやいやと首を振る棗ちゃんに、思わず手の動きを止める。

「ごめん、本当は嫌なの…かな。棗ちゃん…」
「あ…」
たぶん感じてくれているのだけど、拒絶するような声を聞くたびに僕の心が痛む。
でも棗ちゃんは、やめた事に反応して、小さく声を上げる。
もじもじして変な様子。…ぼそぼそと呟くように言う。
671特別実習:2007/02/24(土) 15:52:36 ID:oK3A9QCT

「い、嫌じゃ…ない…かも」
「ど、どうしても…嫌って…言っちゃう…けど」
「ほんとは…隆士君に…されちゃうと…だめになっちゃう…かも」
そう言って、真っ赤になってうつむく棗ちゃん…本気で嫌がっているのではなく、癖らしい。
…最初にあれだけ嫌がって誤魔化していたから、はやくも癖になってしまったみたいだ。

「じゃ、じゃあ…このまま、して…いいのかな?」
「ほ…本で…先に…教えて、くれる…なら…怖く…ないかも」
こくんと下を見ながら頷く棗ちゃん。…さっきから嫌がってたのは、すごく欲しがってたからだと知ると
むらむらと血が湧くような衝動が押し寄せてくる。

「な、棗ちゃん!」
「あ…だ、だめ…かも…」
がばっと襲いかかって再び棗ちゃんを押し倒す。
もうたっぷり愛撫したから、本番も大丈夫なはず。

「つ、次は…こ、このページ…だよ」
自分でも可笑しいくらい荒い息をつきながら、本をめくっていく。
いよいよ本番のシーンを見つけて指し示す。もう棗ちゃんが欲しくてたまらない。

「…?何…してるの…かも?」
それなのに、写真を見てぽかんとする棗ちゃん。…しまった、知らないんだった。
僕の方は準備万端に登り詰めてしまっているのに、これから説明しなきゃいけないなんて…

「え、えっと…」
肝心な部分はモザイクがかかってしまって見えないし、説明しにくい。

「と、とりあえず、この人みたいに脱ぐね」
「り…隆士…君?」
突然洋服を全部脱ぎだした僕に、棗ちゃんが慌てる。
確かに今まで棗ちゃんに対していろいろしてきたから、ちょっと異質な行動か…

「…」
見ちゃいけないのかと棗ちゃんが恥ずかしがって向こうを向いてしまう。

「な、棗ちゃん…もういいよ」
これから裸を見せるのに、妙に緊張してしまって無駄なことを言ってしまう。

「りゅ…隆士君…は、裸…かも」
全裸になってしまった僕に遠慮するのか、ちらちらと棗ちゃんが横目で窺う。
…シャツは全開、スカートはあるけどびしょびしょのショーツが足に引っかかってるだけの状況は
棗ちゃんの中では裸じゃないのかな…。むしろ、裸よりいやらしいような…
672特別実習:2007/02/24(土) 15:58:34 ID:oK3A9QCT

「見ていいよ…というか、見てくれないと困るかな…」
「んぅ…。……………!?」
ゆっくりと振り向き、やがて視線が一点に注がれ、困惑と驚きが棗ちゃんを襲う。

「…隆士…君…。…だ、大丈夫…かも?」
とりあえず腫れ物か何かだと思ったのか、心配するように言う棗ちゃん。

「本の…ここの部分さ、見えなくなってるよね」
「…う、うん」
確認するように本を見て言う棗ちゃん。

「女の子のと違って、男の子のここは、こういう風になってるんだけど…」
「本とかに載せたらいけないから、隠してあるんだ…それで―」
珍しいものでも見るみたいに、じーっと僕のものを凝視する棗ちゃん。
なんか、そんな風に見られたら余計に興奮する。

「な、棗ちゃん…あんまり、見ないで、欲しいんだけど…」
「あ…お、大きく…なってきた…かも」
さすがに実況中継されると恥ずかしい。

「それで、これを、棗ちゃんの所に、入れるんだけど…どうかな」
「…あ…」
写真を見て、自分の所をチラッと見て、僕のものを見て…ぽっと赤くなる。
やっと何をするのか、理解してくれたらしい。

「す…すごく…ヘン…かも」
「ね、お願い…ここにさ」
「あぁ…ず…ずるい…かも」
クチュッと股に手を差し込んで、濡れている所を触ると、悩ましげな顔をしながら棗ちゃんが体を許す。

「ひゃっ…あっああ〜…あっあぁぅ」
秘裂を押し開いて、つっと指を埋めてかき回すと、そのリズムに合わせて棗ちゃんが身を震わせる。

「ね、いいよね?」
「はぁ、はぁ…はぅ…」
限界が近くてぼーっとしてしまう棗ちゃん。こくっと夢見心地で頷く。

「じゃ、この写真のようにして…」
「…」
顔を背けて視線を合わせないようにしながら、ゆっくりと足を開いてくれる棗ちゃん。
そして、もう僕にたっぷりと触られてしまった所を見せてくれる。
ぐっと足のあいだに体を割り込ませて、そこに自分のものをあてがう。
673特別実習:2007/02/24(土) 15:59:20 ID:oK3A9QCT

「入れるよ…」
「ゆ…ゆっくり…かも」
ぐっと力をこめると、ズブッと先だけ埋まる。
逸る心を抑えつつ、ゆっくりと埋めていく。目を瞑って、耐えるようにしている棗ちゃんを抱える。

「う、うぁぅ…」
そして、さらに力をこめると、少しだけ呻いてから、呑み込まれるように奥まで達した。

「あ…い、痛い…かも」
すこし現実に戻されたらしく、棗ちゃんがそう言う。
やっぱり初めてはそういうものらしく、目の橋に涙をためている棗ちゃん。

「大丈夫?…動かすんだけど」
「…」
ふるふると首を振る棗ちゃん。仕方がないので一生懸命我慢するけど、熱く滑る膣の感触と
きつい締め付けに耐えられなくなる。

「…り、隆士…君…も、痛いの…かも?」
「え、い…いや…。その、棗ちゃんの中、気持ちよくて…我慢できないよ」
「き…気持ち…良いの…かも?」
少し余裕が出てきた様子で、僕を気遣ってくれる。
こんな時でも僕の様子の変化に気付いてくれたらしい。

「うん…。僕も、こうしてると、さっきの棗ちゃんみたいになっちゃうんだ…」
「…うぅ」
それを聞いた途端、顔を真っ赤にする棗ちゃん。
さっきの自分の痴態を思い出してしまったらしい。

「この写真みたいに、動くと…もっと気持ちよくなれるんだけど」
「…」
じっと本を見つめる。すこしして、ぽつりと答える。

「隆士君が…良く…なるなら…いい…かも。私だけじゃ…嫌…だから」
「…ありがとう。…いくよ」
まだ少し心配だけど、くっと腰を引く。ぎゅっと目を瞑った棗ちゃん。
再び突きこむと、半開きの口から息が漏れる。

「んぅ…はぁ、はぁぅ」
ぐっ、ぐっと往復させると、棗ちゃんの口から声が漏れる。
一生懸命僕に抱きついて、我慢している。

「棗ちゃん…すごく、う…気持ちいいよ」
「あ、ああぅ…隆士君」
僕が感じているのを知って戸惑うように鳴く棗ちゃん。
だんだんと痛みが和らいでいくようで助かる。

「あ、りゅ…隆士…くん」
腰を動かしながら、体を倒して棗ちゃんの胸を弄ぶ。
少しでも一緒に感じて欲しくてそうしていたら、だんだんと昂ぶってくれたのか
急にまた濡れてくる。
674特別実習:2007/02/24(土) 15:59:57 ID:oK3A9QCT

「んっ…あぅ…うぅん…」
ずちゅずちゅと濡れた淫靡な音に変わり、棗ちゃんの中が熱く熱くなってくる。
だんだんとペースを上げると、棗ちゃんも誘われるように感じてくれる。

「ひゃ、あ、ふぁう…隆士君…あぁ、いぃ…かも」
痛みもだいぶ消えたみたいで、息を乱しながら声を上げる。

「はぁぅ、ああん…ひゃあぁ、あっ」
どんどん声が大きくなって、あっという間にさっきのように善がりだす。
そんな様子がいとおしくなって、耳たぶをいじめながらすっと呟く。

「好きだよ、棗ちゃん」
「あっ…ふ、ふぁ!」
「あ…」
びくっと棗ちゃんが体を震わせて、夢見心地に目を瞑る。
ぎゅっと急に強くなった締め付けに、棗ちゃんが軽く絶頂したのだと知る。

「そ、そういうこと…言っちゃ…いや…かも」
「ドキドキして…ヘンに…なっちゃう…かも」
またぼうっとしながら、初めての感覚に浸る棗ちゃん。
僕の声を聞いてイってしまったんだと思うと、がちがちに下半身に血が集まってゆく。
棗ちゃんの淫らな姿をもっと見たくて、絶頂したばかりのところに乱暴に突きこむ。

「あ、ひゃ、ふぁあ!…だ、だめ…ああっ」
敏感になっているせいで、すぐに感じ始める。
棗ちゃんの体も、また味わいたがっておかしくなる。

「ほらっ…棗ちゃん!…どう?」
「りゅ…隆士君…が…あぁん、な、中で…暴れてる…かもぉ!」
「気持ちいいんだね」
「んあぅ…はぁん…あっああぅ」
普段は無口なのに、している間はいやらしい声をたくさん出してくれる。
もっと聞きたくて、棗ちゃんの腰を抱きかかえて、思い切りお尻に叩きつけるようにする。

「ほら、棗ちゃん!もっと暴れるからね」
「やぁん…隆士…くぅん」
突き込むペースを上げてあげると、棗ちゃんがまたあまのじゃくに嫌がりながら
蕩けた目で僕に応えてくれる。

「もっと足を開いてごらん」
「ああん…隆士君…えっち」
「棗ちゃんも、すごくえっちだよ」
「ち、ちが…ひゃあぁあぁん」
もっともっといやらしくしてあげようと、棗ちゃんの肉芽をこね回し始める。
675特別実習:2007/02/24(土) 16:00:56 ID:oK3A9QCT

「りゅう…し…くぅん…だめ…かもぉ」
「本当は良いんだよね…棗ちゃん」
「あぁあっ…やっああん!」
びくんとまた棗ちゃんが絶頂する。どんどん感覚が強くなってくるのか、すごく敏感。
目を瞑り背を少し仰け反らせてから、くたっと力が抜ける。

「棗ちゃん?…大丈夫」
「あ…はぁ、はぁ…はぁ」
「続けて…いい?」
息も絶え絶えなのにこくんと頷く。
…続けようとする僕も僕だけど、棗ちゃんも快感の虜になってくれている。
もう、二人とも止まらない。…はじめて味わう感覚に僕も棗ちゃんも酔っている。

「じゃあ、次は…」
「あ…」
一瞬名残惜しそうに抜け出てくるそれを見てから、僕の視線に気付いてさっと目を逸らす。

「…じゃあ、こういう風に、してみようか」
「え…えっち…」
女の子がまたがっている写真の卑猥さに、棗ちゃんが思わず目を逸らす。
でも、興味は湧いてしまうらしく、僕の言葉に従がって、覆いかぶさるように僕に抱きつく。

「んっ…んぅう」
ちょっと心配そうな様子の棗ちゃん。僕も見えないけど、なんとかそこを探り当て、棗ちゃんを抱えてぐっと押し込む。
まだちょっときつい棗ちゃんの膣に再び埋めてゆくと、だんだんと棗ちゃんの体から力が抜けてゆく

「あっ…あふ…はぁん…」
リズム良く突きこむと、それに合わせて甘い声が漏れる。すっかり慣れてくれたみたいで、ほうっとした表情。

「りゅ、隆士君の…あ、当たって…る」
下から突き上げているために棗ちゃんの様子がだんだん変わる。
背がだんだん仰け反っていって、一生懸命声を抑えようとしていた手が、僕のお腹に当てられる。

「はぁ…ああぅ…いい…かも」
「…僕も、気持ちいいよ」
「あっ…はぁう…隆士…くぅん!」
がくがくと体を震わせながら感じる棗ちゃん。
どんどん声が大きくなって、耐え切れないくらい締め付けてくれる。

「こっちもしてあげなきゃね」
「ひゃ、ひゃあん…あ、やぁん」
突き上げられてたぷたぷとゆれる乳房も、下から撫で回してあげるといっそう乱れたようすで背を仰け反らせる。
さっきよりもずっと感じてくれてるみたいで、この格好に弱いのかも知れないと思いながら、いっそう激しくしていく。
676特別実習:2007/02/24(土) 16:01:35 ID:oK3A9QCT

「あっああっ、あっ…はぁ、あぅ」
「あ、あれ…」
「隆士君…は、激しい…かもぉ!」
「え、えと…」
すると愛撫に応えるように、完全に恍惚状態の棗ちゃんが目を瞑って、突然自分からお尻を動かし始める。
ずりずりと前後に振り始めたのが、我慢できなくなったのかすぐに跳ねるような動きに変わる。
僕がしているように勘違いしているのか、それとも僕のせいにしたいのか、そんな風にうわごとのように叫ぶ。

「ひゃっ、あっ…ああぅ」
「う、うぁ…あぅ」
そんな風に棗ちゃんが乱れたせいで、僕の突きこむ動きと、棗ちゃんが欲しがってする動きが合わずに
二人ともあっという間に予想できない快楽の波に飲まれる。

「隆士…君!だめ…かも、ああん…あっ、あっああぅ」
「な、棗ちゃん!…こ、こんな…こんなに」
我を忘れて飛び跳ねる棗ちゃん。実はちょっと狙っていたとはいえ、ここまで乱れるなんてと、僕も逆上したように突きこむ。

「あっああぅ、りゅ、隆士君…あ、あぁ!」
「な、棗ちゃん!…棗ちゃん!」
二人でお互いに求め合い、一気に駆け上がる。僕も止まらないし、棗ちゃんにいたっては完全に夢中。
名前を叫びあいながら、その感覚だけに集中する。

「あっ…あっああぅ!…ひゃあぁん」
「うっ…くぅっ」
棗ちゃんの体がびくんと大きく跳ね、突き刺さったままのものをぎゅっと一気に締めつけてくる。
たまらず僕もイってしまって、棗ちゃんを抱きしめたままごろんと横に倒れる。

「あっ…くぅ」
そのまま、たっぷりと棗ちゃんの膣に注ぎ込む。
途中から理性なんて吹っ飛んで、そういうことに気を回す余裕さえなかった。
677特別実習:2007/02/24(土) 16:02:16 ID:oK3A9QCT

「はぁ、はぁ、はぁ…」
二人の荒い息が重なる。ぐったりと体を横たえている棗ちゃん。
気を失ってしまったみたいに、目を閉じている。
苦しさと興奮で顔が真っ赤になっているけど、それは多分僕も同じだ。

「棗ちゃん…」
そんな棗ちゃんの頭をなでながら、起きるのを待つ。
程なくして、夢から覚めるように薄目を開ける。

「大丈夫?」
「…かも」
乱れていたのを思い出してきたのか、ぼうっとした顔が、だんだんと戸惑うような、恥らうような顔に変わる。
目を泳がせて、黙り込んでしまう。

「…」
ぎゅっと抱きしめて、安心させる。
きっとまた、僕にどう思われたのかとか、そんな心配をしているだろうから。

「…隆士…君」
顔が近づいて、恥ずかしそうにする棗ちゃん。
体を重ねているととくとくと鼓動が僕にも伝わってくる。

「そういえば、こういうのは、まだだったね」
するっと棗ちゃんを手で抱き寄せ、軽く唇にキスする。キスよりもっとすごい事をしていたのに
また、かあっとまた赤面する棗ちゃん。

「…しちゃった…かも」
「うん…でも、続きもあるんだよ」
もう何度目かになるページめくり。いつの間にか汗でくしゃくしゃになった本。
ずっと最初の方に、舌を使ったディープキスの描写。

「ちゅ…」
唇をついばみ、舌でつついて誘うと、本を見て覚えてくれたのか
僕の舌におずおずと触れてくる。ちょんと触れて、慌てて引っ込め、次第になれて、絡ませあう。
678特別実習:2007/02/24(土) 16:03:22 ID:oK3A9QCT

「んっ…ちゅぅ、はぁ…」
暫く余韻と共に舌を楽しみあって、ふっと離す。
幸せそうな顔をして、すこしだけ恥じらって棗ちゃんがぼそっという。

「隆士君…いつも…私に力を…くれて、いろんな事…できる…ように…なる、かも」
「で、でも…今日のは…ちょっと…いけない…かも」
最初は恐る恐るだったのに、今こんなになってしまった言い訳なのか
僕のせいだと思いたい棗ちゃん。

「じゃあ、もう二度としないね。ごめんね」
いじわるでそう頭を下げると、焦って答える。

「と…ときどきなら…いい…かも!………あ…」
結構大きな声。真っ赤になって俯く。
誤魔化すと、かえって自分を追い詰める…棗ちゃんは自爆傾向。

「…」
俯いてる棗ちゃん。いろんな所がノーガード。
たった今GOサインは出たばかり。
あられもない姿の棗ちゃんを見ていたら、またむらむらと何かが沸き起こってくる。
抱き寄せて頭をそっとなでながら、腰の辺りにも手を回す。

「?…隆士君…?」
「じゃあ、棗ちゃん。本にはまだ続きがあるし…あと3冊残ってるよ」
「え…やっ…やぁ…隆士…くぅん…や…かも!」
そのまま逃げられないように棗ちゃんを抱きかかえる。
そしてまた、教科書どおりのやり方を、棗ちゃんに眠ってしまうまで教えてあげる事にした。




ふぃん?
679名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 16:04:35 ID:oK3A9QCT
終了…やっぱ短くまとめられんな…
680名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 17:33:56 ID:tKufn9R6
めっちゃグッジョブやん!!ほんまなっちん最高やわ〜〜!!
681名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:11:36 ID:p3RgAoVU
GJ!

白鳥クンの、責めが最高!なっちん最高!
682名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:48:40 ID:J2D/sCWe
>>679
うおぉー、期待以上!!超GJ!!!
俺これかなり好きですよぉー!!!
すごいですwwなっちん最高!!スゴイですー!!!
683名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:10:05 ID:tKufn9R6
>>681
俺思うんやけど、隆士って実はめっちゃSの素質あるんちゃうんか?隆士の攻めサイコーやったで!
684名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:21:47 ID:MP1RFhdT
GJ!すごい生産力だなあ一日で完結って

>>683
関西の人に謝れ
685名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 21:03:42 ID:oK3A9QCT
>>683
隆士にも謝れ

>>684
一日で書ける訳ないだろ
1ヶ月前からちびちび書いてた
昔は職人さんはみんなそうだったぞ…
686名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 21:07:37 ID:J2D/sCWe
>>685
ともかくすごくよかった!ありがとうw
687名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 08:35:26 ID:E6ET6PPH
>>684
俺やぁ!育ちは関東だがな!!というか、なぜ謝れと?普段の言葉もああなんだが…(親戚がいろんな地方に散らばってるせいでなんか変なとこでもあったか?)
688名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 11:50:03 ID:Nv+AT/Ii
未成年の臭いがプンプンするのは気のせいか
689名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 11:56:57 ID:KjA/KFIf
>>688
というか、わざわざ返事しなくても・・・とすら思うのは俺だけか
690名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 12:59:13 ID:mATDZh48
そういうわかっていることにもあえて突っ込まず
スルーしてもっと殺伐とさせとけばいいと思うのは俺だけか
691名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 14:45:37 ID:sXIO+i2B
そういやこの板、最近21禁から18禁になってるんだよな。
気付かなかったけど
692名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:23:26 ID:E6ET6PPH
>>690
それは個人の考え方の自由だろうし…殺伐としたのが嫌だって人もいるだろうしね。逆に言えばこうやっていちいち言わなくても…って人もいるだろうけどね。
693名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:31:46 ID:vLXJA5lW
リアルのしゃべり方がどうだろうと関係ないわな。絶対未成年だろ
694名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:26:03 ID:Yp9zTxJk
とりあえず普段がどうであれここに書き込むときには
標準語を心がけた方がいいと思う
695名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:02:44 ID:tz1U8FLP
そんな事でスレを進めるな
696名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:58:17 ID:+g7ShXY3
未成年は放置しとけ
697名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 17:07:31 ID:tHvH89fq
>>696
どうやって見分けるつもりだ?そんな意味の無い話でスレを進めるんなら、ネタでも出してリクエストしたほうが利口というものだ。
698名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 17:08:31 ID:O+3CQwyN
見分けつくんだよなあ、結構……
699名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 17:25:40 ID:hKCG1Jku
顔の見えないネットじゃどれだけ言っても決め付けにすぎないよ。

とはいえスレの安泰を願うなら名無しはあまり自己主張しないほうがいいな。
700名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 21:38:22 ID:UeFZsZFu
>>679
GJ!!とても楽しく読ませて頂きました!!
>>683
とりあえずあなたが普段どうであれ
>>694の言うように書き込む時くらいは注意しといたらどうですか?
701名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 21:48:19 ID:+DvoJXro
>>700

まぁ、せめて標準語がいいくらいだよね。
702名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:10:23 ID:ZusCEGVE
ここらでこの話題はやめて次のSS待ちましょうよ
703名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 20:06:15 ID:7Nz+LCO3
珠ネタキボン。
704名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:31:44 ID:A3Ue3uwm
文才ないから自分じゃ無理だけど。

千百合で隆士を女装させてCorrect!!やってたら、なにかの拍子で人格代わって・・・みたいなのどうでしょう
705名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 23:27:24 ID:ZoQ0AGsl
部長が主人公の純愛ラブストーリーがみたいっす
誰かよろしくです
706名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:17:59 ID:ghL3lujb
ちょっと言わせてもらっていいかな。
今スレになってからずいぶん気になってたんだけど
リクエストするときに「文才ないから〜」って言い訳する人は自分でちゃんと書いてみた?

日本語の文章って日本語が使える人なら誰でも書ける。これは当たり前。
そりゃSSとか小説となれば視点の問題とか描写のリズムとか
普通に文章書くのとは違う感覚も養わなくちゃいけないけど、
それは本を読んだり自分で書いたりするうちに磨けるものだよ。
文学賞とってる人とまでは行かなくても、その70〜80%ぐらいまでは努力すれば誰でも書けるようになる。
その80%まで頑張った人がどうしても足りない20%を「才能」だって言うのは仕方ない。
でもそこまでの努力をしない人が「自分は文才がない」って言ってもそれはただの怠惰、逃げだよ。
それで投げるみたいに書いてくれというのははっきり言って職人に失礼だし、せっかく生まれたネタがもったいない。

自分の中から生まれたものは自分が一番理解しているし、書けるはずなんだよ。
書くの最初は苦しいだろうけどそれによって得るものもある。
まず努力してみて、それから自分はこのネタにこんな思いがあるんだって語れば、自然と共感だって得られる。
中途半端にリクエストだけ投下するより、積極的にスレに参加したほうが絶対楽しいと思うんだが。

長文スマソ。
707名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:27:15 ID:n7OoDw8k
>>706
おし。ありがとです。
俺もやってみる。いつか投下できたら、あーこいつ前にネタ出してたやつだってことでよろしくです。
708名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:27:15 ID:qX4FrvDc
一作出来たんだけど、801なんだよなぁ……
709名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:43:10 ID:qX4FrvDc
白鳥君が十代前半の頃の話が出来た(かなり省略されたが)

NGワードは801です(といってもHシーンはあまりありません)

では投下
710タイトル不明@:2007/02/28(水) 01:45:46 ID:qX4FrvDc
白鳥君がまだ十代前半だった頃のお話

「先輩……僕、白鳥先輩のことが……」

衝撃的だった。まさか後輩にいきなり告白されるとは思っていなかった。しかも同性だなんて……

「僕、もう我慢出来ないんです。先輩と一つになりたい……」
「えっ! でも男同士だし……」
「愛に性別なんて関係ないですよ」
「いや……でも…… ガチャガチャ ちょ!何をするんですか!」
「見ての通り、ズボンを脱がしてるだけですが何か?」

あぁ、駄目だ。この子を止めるのは無理だ……
白鳥は抵抗をするのをやめた。
711タイトル不明A:2007/02/28(水) 01:48:41 ID:qX4FrvDc
「うわぁ……先輩の凄く…大きいです…」
見られてる…僕の大切な場所が見られてる……
「それじゃあいただきますよ」
「え…?」

カプジュルジュル

「!? ちょ!そんなとこ舐めちゃ駄目だよ!汚いし……」
「先輩に汚いところなんてありませんよ♪」

ジュルリカプカプ

「うっ!出ちゃう!!」

ドピュドピュ

712タイトル不明B:2007/02/28(水) 01:49:44 ID:qX4FrvDc



「はっ!夢か……僕ってばなんて夢を……」

その後、夢精したパンツを洗ってるところを桃さんに見つかるのはまた別の話

夢落ちfin
713ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2007/02/28(水) 04:24:23 ID:VGIvnlTB
>>706さんの文章に心打たれたので出張ってみますよーっと。

文才が無いとお嘆きの貴方、書け。口じゃなくて指動かせ。
不言実行。文章力、語彙力は日々の積み重ねでどうとでもなります。
読んで読んで書いて書いて書いて読んで書いて、暇なら辞書を眺めるのも良いんじゃないでしょうか。
あとこのスレに限った話をすれば二次創作なので原作を読み込むことも大切ですわなー。
まほらばは独特の間やら雰囲気やらが大切なので、なるべく優しい表現を多用するとほんわかぬくぬくになるかも?

まあ最近はやっとこなれて来たおかげかGJGJとご愛顧賜ってる俺も初代スレで書いた早紀ちゃんものなんかは酷い酷い(NGワード:今も酷い)。
まあ十四スレずっと粘着して成長がないとさすがに泣くけど!

ていうか文才以前に自分の些細な妄想を自分の指で形付けていくのは喩えようも無く楽しいです。
商売で書いてるんじゃないんだから楽しんで書くことを念頭に置いてやってみませう。

……ていうか俺ひょっとして二年ぐらいここに居る?
うわーこれはひどい老害だーと嘆きつつ書きかけのヤツを完成させてきます。
714名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:01:31 ID:EO34+CzT
>>709
氏ね
715名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:24:25 ID:SDlCQpMc
>>ぐうたら
初代から居るってことはそういうことになるね…
俺は8時くらいだから1年チョイか…

>>709
…チラシの裏にでも書いてろ
716名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 15:54:04 ID:S8q7kL+b
初代からずっと読み手の俺
717名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:00:17 ID:gaOHp/uF
わざわざ先に801だって言ってるのに氏ねって・・・
内容は好みの問題だし、自分も好きとは言えないけど
文章として成り立っているわけだし、どこもおかしくなんかない。
・・・NGワードの使い方間違ってるけど。

仮にも投下を待ってる身が批評をするなら万歳ものだが、
どこが悪いとも言わず頭ごなしに否定する権利あるの?
少なくとも書く書く言って2ヶ月何もしていない俺よりずっといいと思うが。
718名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:14:31 ID:nm4y7CUI
確かに、せっかく下手でも書いてみよう、って風潮になったかと思った矢先に叩かんでもなあ
719名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:15:23 ID:uNgD8/A7
この「文才が無い」ネタも何回目か……
まあとにかく、ネタが思い付くならそれをベースにしてマンガチックにすればよろしいかと。
SSの性質に近いのはラノベ、だからいつかも書いたように
一人称視点で書くところから始めるのが吉。
とにかく指を使って考えろ。



以上、二時から住み着いた某管理人の戯言。
720名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 19:55:10 ID:Pz+WOiHb
素人からベテランの職人の方々に質問です。ケータイからSS書いてもいいんでしょうか?
721名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:36:50 ID:wgta6lkk
ベテランじゃないけどお答えしましょう
もろちんです
722名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:36:51 ID:uNgD8/A7
>>720
むかーしそのやり方でSS投下した人もいるからバッチコーイ


ただ時間が掛かるけど。先にメモ帳で作ってからコピペでも面倒臭い……
723:2007/02/28(水) 22:08:42 ID:Pz+WOiHb
>>721>>722
回答どうもありがとうございます。いつになるかわかりませんが、書かせてもらいます。この名前で投下された作品があれば私だと思ってください。
724:2007/03/01(木) 00:40:02 ID:vX4JCdml
すこし書いてみました。とりあえず少しだけですが投下してみます。できの悪さとうはご勘弁を……タイトルは…未定です。


考えがまとまらない…いや、まとまるどうこう以前に出てこない。

僕は白鳥隆士ここ鳴滝荘にすむ19才の…いや今更自己紹介をするまでもないだろうしそんな余裕もない…とにかく今大ピンチである。明日までの課題が全く終わっていないのだ。
今朝七時半から二時間ほど考えて進行状況はほぼゼロ!!このままでは銀先生に折檻されてしまう。
「う〜〜んどうしよう……」
コンコン
「隆士くん…いる…かも?」
この声…棗ちゃんか…またなんかの拍子に入れ替わっちゃったんだろうな…
「あ、うん入っていいよ。」
僕はとりあえず棗ちゃんを招き入れる。
「おじゃま…します…かも。」
あれ?棗ちゃんすこし顔が赤くないかな…まさか、僕の部屋に入るから?ってことは…………それはないよな………たぶん気のせいだな。
725名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:54:25 ID:vX4JCdml
「隆士くん…いま…なにしてた…ところ…だった…かも?」
「あぁ、ちょっと学校の課題をね。考えが全く出なくていきずまってたところだったんだ。急がないといけないんだけどね。」
「…」
しゅん

あれ?棗ちゃんうつむいちゃってどうしたんだろう?それになんか今ちょっと悲しそうな顔を…ここは男として聞いてみるべきだよな…
「棗ちゃんどうしたの?元気ないみたいだけど…」
「なっ…なんでも…ない‥‥かも」
…僕の思い過しだったのかな…たしかに一瞬悲しそうな顔をしてたように見えたんだけど……
「そう?だったらいいんだけど…」
「あっ……あの……りっ…隆…士く……ん……」
?やっぱりおかしいよな……いったいどうしたんだろう?
「なに棗ちゃん?なんか困った事でもあった?僕でよければ相談にのるよ!」
「いっ…いい…かも。…大丈夫…かも!」
ボォーーン!え、煙幕!?
「棗ちゃん!?」
ヒラッ
ん?これは…チケット?“HORYマジックショー”あ!これって今双葉台に来てるって言うマジック団の……!!そうか!棗ちゃん僕をこれに誘おうとしてくれてたんだ!だけど僕が課題が忙しい何て言うから……
ばぁん!
僕は部屋を跳びだすと棗ちゃんを探した。
「棗ちゃーんどこ!?どこにいるの!?」
726:2007/03/01(木) 01:08:57 ID:vX4JCdml
やっぱり難しいですね…駄文をだらだらと…すみませんでした…続きは、いつか投下します。
727名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:18:36 ID:vf0tsAzO
>>711
効果音と会話文だけだと流石にね……
まあ、複雑な描写をされても対応に困るわけだが
728名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:20:00 ID:fenS4K21
>>726
結構期待してるんだぜ?
729名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 08:33:23 ID:rEhMX21F
>>726
続きが(ry
730名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 09:04:45 ID:kHVUmKyg
課題の人キタ━━(゚∀゚)━━??
731名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 10:26:01 ID:CFoO9Gk0
なっちん初々しいなあ……!
でもチケットはしっかり置いていく辺りが天然の策士だなw
732名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 10:27:57 ID:twa8jNEV
最近なんちゃって課題の人が多いから信用ならねえなあ・・・
733名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 15:44:52 ID:6LIy4B2L
>>727
まほログにも会話文だけのSSはあるわけで。
どちらにせよ会話だけじゃ足りないっていうなら
そう書いてもらえば書き手には嬉しいと思う。どんなものでもね。
いきなり氏ねはやっぱり困る。
734名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 16:42:55 ID:85KV1P9z
っ「もっとがんばりましょう」

初めて書いたものであれば未熟なのは仕方ないことでそんなにとげとげしくするもんでもない。
どっちかと言えば、内容が一般受けしなかったって所だろう。
そういうこともあるからめげずに頑張りましょう。
735名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:37:18 ID:Cn8/t5yU BE:534250875-2BP(1888)
>>730>>732
本物はBEを付けてるので
736:2007/03/02(金) 00:53:29 ID:UU1LC+KU
まだ書き終わっていませんが、フリーメモが満パンになってしまったので投下しようと思います。
737名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:00:42 ID:UU1LC+KU
「棗ちゃーん!?」
かれこれ三十分、鳴滝荘中を捜し回ったが見当たらない。
え〜っとまだ探してないところは…っと、ん?まてよ?そういえば前もこんなことなかったか?たしかこの前のお正月に……!!そうだ!屋根のうえだ!
僕は物置からハシゴを持ち出し屋根へ上った。屋根のうえに顔を出した瞬間。
「「あっ!」」
棗ちゃんと目が合ってしまった…
「あ、あの棗ちゃん、さっき僕の部屋にこのチケット落としていったよね?」
「そっ…それは……」
さっき少し変だったのもきっと恥ずかしかったんだな…ちょっと恥ずかしがりすぎだと思うけど…
「あのさ、よければ一緒に行かない?このショー。僕棗ちゃんと行きたいんだ!」
「え?」
「ダメかな?」
「そっ…そんなこと…ない…かも!…隆士くんと…行けたら…うっうれしい…かも!」
棗ちゃんは顔を赤くしてうつむきながら話している。
「でも…隆士くん…忙しいの…かも?」
…まぁそれはそうなんだけど、せっかくの棗ちゃんと出掛けられるチャンスを無駄にはできないし。
「大丈夫だよ!ほら、このショー四時からでしょ?早くしないと間に合わなくなっちゃうよ?」
今は三時半…おそらくギリギリだろう…僕は顔を真っ赤に染めた棗ちゃんの返事を待つ。
「ほんとに…いいの…かも?」
「うん!課題は何とかなるからさ!」
「じゃあ…私…りゅ隆士くんと…行きたい…かもっ!」
ボォーーン
「わっ!」
また煙幕!?まぁいいか…たぶん下で待ってるだろうし…でも何であそこまで恥ずかしがってたんだろう?いくら何でもあそこまで恥ずかしがる事は…疑問に思いながらふとチケットを見るとこのマジックショーのうたい文句が目に入った。
『大人気マジック“切れない赤い糸(キズナ)”ぜひ恋人とご一緒に!!』
これのせいだー!!ってことは、僕のあの一言って…『僕棗ちゃんと行きたいんだ!』
…僕はまた無意識のうちになんかすごいことを…僕は自分の発言を思い出し顔を真っ赤にする…
738名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:10:10 ID:UU1LC+KU
顔の赤さならおそらくさっきの棗ちゃんといい勝負だろう……
あっ!時間がないんだった!僕はあわててハシゴから降りると出掛ける支度をして桃乃さんにこのことと遅くなるということを伝えると玄関に向かった。桃乃さんは
「なっちんとデートねぇ〜まあ頑張っておいでよ〜〜!ニャハハハハ」
なんていっていたが……棗ちゃんは玄関で待ってくれていた。
「おまたせ!」
「…」
まだ恥ずかしいのだろうか?若干顔が赤いようだ。まぁさっきのは、告白に近い意味だし…直接言われたのはおそらく初めてだろうけど…
「ほら、時間もないし、行こう?」
「うん…」
僕達は商店街の外れにある特設テントへと向かった。
開演五分前…なんとか間に合ったようだ…
「え〜っとA−09…A−09っと」
「あった…かも」
見つけたのは棗ちゃんだった。
「へぇ最前列か…ずいぶんいい席とれたんだね。」
僕は椅子に座って話し掛ける
「この前…珠実ちゃんからもらった…かも」
「そうなんだ…」
珠実ちゃんのことだから正当な手段を使ったか、すこしあやしな…
「あっ始まる…かも」
それからショーが始まった。ないようは人体切断や空中浮遊といったポピュラーなものから、人が燃え盛る火の中から出てくるといったものまで様々だった。
やはりプロの業なのか、僕はもちろん棗ちゃんも食い入るように見入っていた。
739名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:17:55 ID:UU1LC+KU
そうして時は進みとうとう
最後のマジックとなった。
「さぁーて!お待ちかね大人気マジック“切れない赤い糸(キズナ)”です!このマジックでは二人のお客さまにご協力して頂きます!」
団長が声高らかに言うとまわりのアベック(とくに女の子)が
私!私!と激しい自己主張をはじめた。団長はそれを手で制すと口を開いた。
「今日はそこのお二人にお願いいたしましょう。」
と、こちらを指差した。…え?僕達?
「わ、私たち…かも?」
棗ちゃんは信じられないといった様子だ。
まぁせっかくだし…
「棗ちゃん行こうよ!」
「うん…かも」
僕達がステージ上にのぼると団長がマジックの説明をはじめた。
「さて、皆さんここに種も仕掛けもない一本の赤い毛糸があります。これをここにいる二人の小指と小指に結び付けます。」
団長はそういうと僕達の小指と小指に赤い糸を巻き付けた。そしてさらに説明をつづける
「もしこの二人が運命で結ばれた二人なら、この糸は決して切れません。もし切れてしまったなら、それは残念ながらこの二人は運命の人ではなかったということです……では、」
そういうと団長は毛糸が結び付けられた僕達の手を赤いスカーフで隠し、一振りの剣を取り出した。
すると棗ちゃんが小声で話し掛けてきた。
「隆士くん…きっ切れちゃったら…どうしよう…かも」
確かに僕もマジックなので切れないとわかっていても何故か緊張のようなものを感じる。
棗ちゃんを安心させようと僕はほほえみながら同じく小声で答える。
「僕と棗ちゃんなら大丈夫だよ。」
「りゅ隆士くん…」
棗ちゃんの顔が真っ赤に染まる。
「では、観客の皆さん、それにお二人さん行きますよ。」
団長が剣を振り下ろす。
740:2007/03/02(金) 01:19:58 ID:UU1LC+KU
とりあえず今日はここまでです。なぜかだんだんボロが出てきているような気が…
741名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:27:55 ID:Cn8/t5yU
>>740
GJ!
話の展開にwktkしたぜ

続きが気になって課題が(ry
742名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 06:29:39 ID:+DMGDxnz
>>740
じゅーぶんGJ!!
俺これ好きですよーw
743:2007/03/02(金) 08:06:46 ID:UU1LC+KU
>>741>>742
ありがとうございます!SSを書くのはほぼ初めてだったのでどんな評価を受けるか不安だったんですが…
ちなみに題名がまだ未定なんですが、何がいいでしょうか?
744:2007/03/02(金) 18:00:09 ID:UU1LC+KU
投下いたしまーす!!
745名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 18:10:15 ID:UU1LC+KU
剣が毛糸にあたる瞬間、棗ちゃんが叫んだ
「やっぱり…ダメッッ!!」
ボォーーン!
棗ちゃんは煙幕をだすとどこかに消えてしまった。
観客席からはブーイングのような声…棗ちゃんのマジックに驚く声などが様々な声が聞こえてきた。
団長もさすがに驚いた様子で立ち尽くしていたが、少したつとお客さん達を静め、他の二人を壇上にあげたようだった。
僕は会場を飛び出すと、棗ちゃんを探しはじめた。
「棗ちゃーん!?どこにいるの?」
裏口のほうを探していと、ショーが終わったらしく、団長さんが中から出てきた。
…ショーをあんなにしちゃったんだしやっぱり謝らなきゃなぁ……
「あの団長さん、今日はスミマセンでした。」
すると団長さんはにっこりと僕に笑い掛け
「いや、いいんだよ。たまにいるんだ恐いのか逃げ出しちゃう子がねぇ…まぁ突然消えられたのは初めてだけどね。」
と言ってわらいとばしてくれた。
「本当にスミマセンでした!」
「いいっていいって…であの女の子は見つかったのかな?」
「まだみつからないんです。」
それを聞くと団長さんはにやりと笑ってこう言った
「じゃあ君にいいことを教えてあげよう。」






「ありがとうございました!」
僕はそのいいことを聞くと団長さんにお礼を言い、出口へと向かった。
すると出口のそとに誰かが立っていた…
746名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 18:17:10 ID:UU1LC+KU
「棗ちゃん…」
月明かりは向こうから差し込んでいるので顔はまったく見えないが、
僕にはそれが棗ちゃんだとわかった。
「隆士くん………ごめんなさい…かも。」
近づくと棗ちゃんが泣きそうな顔をしているのが分かった。
「棗ちゃん…」
言葉がでてこない…大丈夫?か?帰ろう。か?

ぎゅっ

「な、棗ちゃん!?」
すこし戸惑っていると棗ちゃんが僕にしがみ付いてきた。

「逃げちゃって…ごめんなさい…わっ私…こっ恐かったの…隆士くんの事…大好き…だから…もし…切れちゃったらっておもうと……」
棗ちゃんの体は奮えている。
「…ときどき…ふあんになるの…かも…わからないけど…隆士くんと…いつか逢えなくなるんじゃないかって…考えちゃうの…かも…」
!!僕はハッとした。棗ちゃんは梢ちゃんからできた人格…だから、いつかは一つに戻らなくちゃいけない…
それに珠実ちゃんも言っていた、多重人格が治り始めてるって…それが無意識のうちに分かっているのだろうか…

「隆士くんと…いつか逢えなくなるんじゃないかって…」

その言葉が頭のなかに響いた……
でも……だからこそ、この、二人でいるこの時間を大切にしたい…
僕は僕にしがみ付いて泣いている棗ちゃんをそっと引き離すと、棗ちゃんに赤い毛糸を見せながら言った。
747名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 18:24:51 ID:UU1LC+KU
「大丈夫だよ僕はずっと一緒にいるよ…だから、ちょっとやってみようよ。」

「隆士…くん…」

僕は自分の小指と棗ちゃんの小指とを毛糸で結びうえからハンカチをかぶせた

「できるの…かも?」

棗ちゃんが不安げに作業をしている僕の顔を覗き込みながら言う。

「うん。棗ちゃんとならね。」

僕はそう答えた、そして団長さんから借りたナイフを取出し、ハンカチの上から少し力を掛ける。

プツ…

毛糸が切れた…ハンカチが地面に落ちる。

「やっ…」

棗ちゃんが泣きそうになる。

「大丈夫だよ棗ちゃん…ほらこーやって…」

僕は切れた毛糸の両端を握ると

「二人がずっと一緒に居られますように…」

と言い、少しずつ手を開く…そうすると

「あ…つながってる…かも…」

棗ちゃんが『ほぅっ』となりながら言う。

「ね?二人なら大丈夫でしょ?」

僕は満面の笑みを浮かべながらそういった。

「隆士くん……」

「じゃぁ帰ろうか……みんなも待ってるしさ…」

「うん…かも…」

空にはきれいな半月が光っていた…
朧げな三日月が空に昇る別れの時まであとわずか……でも………


fin.



その帰り道…
「隆士くん…」
「なぁに?棗ちゃん。」
「私…タネ…わかっちゃった…かも。」
「えっ!?」
748ミニマムあとがき地獄?:2007/03/02(金) 18:31:38 ID:UU1LC+KU
どうも鬱です。
かなり緊張しました…書いてる途中に手が震えて何回打ち間違えたことか……
なにぶん初心者なのでいたらないところだらけですが、そこは、大目に見てください…

はぁ〜つかれたぁ〜〜
でもあれですね、書いててととても楽しいです!!
749名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:13:09 ID:+DMGDxnz
>>748
いやぁーGJ!!すごいっすよー!!!
俺やっぱこれ好きですーww
全然いいと思いますよーって、読むばっかりの俺がいってもアレですけどw
750:2007/03/02(金) 21:51:52 ID:UU1LC+KU
>>749
ありがとう!!!!書いてる人にとってはかなりうれしいです!!
751名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:31:23 ID:v0G77PhF
新人?…GJ!
行間を気にするともっと読みやすいぞ〜
まあ些細な事だが
752名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 00:06:15 ID:fBDyL1K7
『これのせいだー!』ウケたwww
シチュもなっちんらしくて和む
ていうか相手の趣味に合わせたイベントって……ギャルゲまほらば想像しちまったジャマイカ


最初は、ちょっとぎこちないな初めてだから仕方ないか、
って思ってたけど後半はするっと普通に読んでた。
描写の感覚つかむの早いな。
753:2007/03/03(土) 00:55:13 ID:6LhxXjfn
>>752
昔、友人のホームページのリレー小説に参加してたこともあったのでそれのおかげかと…


小説が上手くなる方法→慣れる。というわけでネタをください……あっできれば簡単そうなのを…
754名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:00:05 ID:4ux0dcRI
明日はひな祭りだしそれっぽいの書いてみるとか


……と書いてなんかイマジネーション沸いて来たから自分でも書こうかなあ
755本当のコレクト:2007/03/03(土) 05:12:21 ID:1NYkUm0O
 果たして何がどうなってこうなったのやら皆目見当がつかない。
「あっん! あはぁん!」
「ああ・・っ・・い・い・・だめ・・だ・・め・・」
 たまたま、虫が良すぎるが本当にたまたまだったんだ。


〜本当のコレクト〜


 日曜日だけどいつも通り起きて洗面所で済ませることを済ませて、台所で鼻歌を歌う梢ちゃんと挨拶をして朝
 食を作っていたらお味噌汁を分けてもらった。
 実に美味しいお味噌汁で思い出せば唾が味を再現してくれるかもしれない。
 朝食が終わって自室に戻り、書店に行こうと着替えて玄関まで来た。
 そこで偶然廊下の奥にある物置部屋のドアが空いているのに気づいた。
 そこは以前に梢ちゃんの人格の一つ、緑川千百合ちゃんのコスプレの保管してある部屋だった。
 もし梢ちゃんがあの部屋を見たらどうなるだろうと想像してドアだけを閉めるつもりで
いたけど、間から見えるコスプレの服についつい部屋の中に入ってしまった。
 部屋を大半がコスプレの服で覆いつくされて、とても部屋としての機能はない。
 興味本位で服を見ていると前に着させられたメイド服を見つけた。
 あのときは恥ずかしさのあまり相当落ち込んだっけ。
 他にもどこかの店の制服からミニスカの警察官の服、果てはバニーさんの服までとマニアックな衣装ばかりだ。
 羞恥心でお嫁に行けないと言う桃乃さんの気持ちが分からないでもない。
 実はあのときミニスカから桃乃さんの下着が見えたり、朝美ちゃんの生着替えを間近で見たりと千百合ちゃんの
行動の恩恵を受けていた。
 思い出すだけであそこが膨れ上がる僕っていったい・・・・・・。
 ふしだらな自分に渇を入れて部屋を出ようとしたとき、どこからか物凄い足音が聞こえてきた。
 直感でこの部屋に誰か来ると分かり、まさかこんな部屋に一人でいたとあっては何を言われるかわかったもんじゃない。
 体が勝手に服の間に入っていた。
 バン、と案の定誰かが入ってきた。
「いやぁ〜! 千百合ちゃんどうにかご勘弁を〜!」
「ダメですわ! そのような服装ではコレクトのコも出てきません!」
 聞き覚えのある声にそっと服の間から覗いて見ると、桃乃さんと朝美ちゃんを両脇に抱えた梢ちゃんが部屋の真ん中にいた。
 髪を横で結っているし、桃乃さんが千百合ちゃんと入った時点で梢ちゃんじゃなくて千百合ちゃんだと言う事は明白だった。
 二人を放り投げ、逃げないように鍵を閉めてニヤリと笑う。
 見付かるのは怖かったけど、これから起こることが想像できてまたあそこが盛り上がる。
「さあ、私もこの正しくない服飾を改めなくては」
 そういってエプロンを脱ぎ捨て、服を脱ぎスカートを脱いで下着だけの状態になった。
 見ちゃいけないと分かってながらも、体は意思に反して凝視してしまう。
 近くにあった看護服みたいなのを着ると残念に思った。
「さて今度はお二人の服飾を正さねばなりませんが・・・」
 何やら部屋を眺めまわして頬に手を当てて溜息をもらす。
「どうやらお二人に合う服飾がないようですね。原因は恵さんが太ってしまい、朝美さんは元から正しい服飾がなかったようです」
 ブルブルと体を寄せ合って震える二人の顔に一瞬光が戻った。
「・・・この場合仕方がありませんね。実に不本意ながらダイエットを始めたいと思います!」
「え、ちょっと待って! ダイエットだけは!」
 必死になる桃乃さんを無視して愛用のバッグを探る。
 あったあったと言いながらバッグから手錠とロープを取り出した。
「いや! たた、助けてお母さん!」
 二人は助けを求めるように壁を叩くが、隣部屋の灰原さんは朝早くから出掛けていない。
 届かない助けを求め続ける二人に静かに忍び寄る。
 まず桃乃さんを押さえつけて両手に手錠をして、手錠にロープをくぐらせて、気づかなかったが天井にあった鉄の輪に通す。
 縛り付けられる桃乃さんが必死に抵抗するが逃げ出すことはできない。
 次にドアまで逃げていた朝美ちゃんを捕まえて、桃乃さんの隣に同じように縛り付ける。
「朝美さんもダイエットしながら正しい服飾を考えましょう!」
756本当のコレクト:2007/03/03(土) 05:13:31 ID:1NYkUm0O
 親指をピンッと立てて、千百合ちゃんが桃乃さんに歩み寄った。
「千百合ちゃんダメだって! 許して!」
「正しい服飾を心がけなかった罰ですよ」
 そういってあろうことか、桃乃さんの服を捲り上げた。
 ブラジャーに包まれた福与かな胸が露わになった。
 千百合ちゃんの手が胸とブラジャーの隙間に入り、ブラジャーを捲る。
 福与かな胸が垂れ、可愛らしいチェリーのような乳首が露わになった。
「それでは」
 千百合ちゃんがそのチェリーにしゃぶりつく。
 空いた手で反対の胸を揉み、いやらしい音を立てて乳首を吸ったり舐めたりを繰り返す。
 その行為に僕のあそこはズボンをつく破るくらいにビンビンになっていた。
 静かにチャックを下ろして苦しむあそこを解放する。
「あん、あん、あ・・・、ん」
 いじられる度に桃乃さんから喘ぎ声がもれる。
「ぷはぁ。恵さんは感度が良いですね」
 唇を舌で舐めまわしながら、足元にある愛用のバッグをさぐる。
「ふふ、それでは恵さんの大好きなコレを」
 一瞬自分のだったらなどと思う。
 バッグから男の性器を模したオナニー道具が出てきた。
 恐怖から足をばたつかせて抵抗するが、強引にスカートを脱ぎ下ろし、ピンク色のパンツの上からあそこを摩る。
 ニヤリと笑って
「濡れて・ま・す・よ」
 パンツを脱がされると、黒いジャングルと性器が露わになる。
 足を閉じて抵抗するも強引に開かれる。
「これならそのままでも」
 男性器を模したそれのスイッチを入れるとウィィィィィとゆう音が出る。
 それをクレパスをなぞるように動かすと、桃乃さんが顔を真っ赤にして上を向く。
「溜まっていたようですね。いってくださればいつでもやって差し上げましたのに」
 言葉で追い詰めと、それをゆっくりとクレパスの中に押し込んでいく。
 桃乃さんがビクビク震え体が伸びる。
「ああっ。ああっ。ああっ。あうう・・・・・。ああーーーー!!」
 奥までそれが入るとモーターの音が篭る。
 また乳首を舐めながら、それをゆっくり上下に動かし始める。
 ジュプジュプと濡れる音が聴こえ、入る度に桃乃さんが恥ずかしそうに声をかみ殺す。
 僕の手はいつの間にか自分のあそこを握り、同じように上下運動をしていた。
757極光の射手:2007/03/03(土) 05:15:12 ID:1NYkUm0O
ゲリラ投稿
反響があれば続き書く・・・かもしれない
参考にオススメのまほらばサイトがあったら教えて欲しいんだけど?
758名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 06:05:00 ID:KSfqNgGX
>>757
中々のエロネタGJ

オススメのサイト……もはやまほログしかないのでは。
他の個人運営サイトでまほらば関連が作られてるとは到底思えないし。
水氏のサイトが停止するくらいだからね。




もういっそ初心者用FAQに「まほログ嫁」とでも書くか?
759:2007/03/03(土) 12:28:43 ID:6LhxXjfn
新作を執筆中…エロはなしです…というか書けません。
背景はひな祭りなんですが、話にはほっとんど関わってませんので、ひな祭りのアイディア出してくれかた、執筆中なら気にせずに続けてください。
私の方は今夜には書き上がるかと…
760名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 15:19:05 ID:rmB1c+48
>>759
その速筆っぷりがうらやましすぎる
自分も投下したいけど上がるかな…
761:2007/03/03(土) 15:53:35 ID:6LhxXjfn
>>760
一日中暇なだけですよ……
762:2007/03/03(土) 16:45:08 ID:6LhxXjfn
完成…投下!!


62……63……64……終わらない。終わる兆しが見えない。
珠実ちゃんにも言われたけど、なんでこうお人好しかなぁ僕は…

今から約三時間前……

「ふぅ…ただいまぁ…」
「あ!白鳥さんお帰りなさい!」

専門学校からかえって来た僕を梢ちゃんがやさしく迎えてくれる。
あれ以来…早紀ちゃんや千百合ちゃん、棗ちゃんに魚子ちゃんが
梢ちゃんと一つになってから半年以上たつがあれ以来梢ちゃんがショックを受けても人格がかわることは無くなった…

「どうかしましたか?」
梢ちゃんが僕の顔を心配そうに覗き込む。
「えっ?あ、いや別に何でもないよ…」

どうやらまた考え込んでしまったようだ…
最近考えに耽ることが多い、棗ちゃん達が出てこないのを淋しく感じる…喪失感というのかな……うまく言葉にできないが…

「白鳥さん…大丈夫ですか?どこか体の具合でも……」
「大丈夫だよ、最近忙しいから少し疲れちゃったのかな?」

僕があまりにもベタな言い訳をする。
梢ちゃんはキョロキョロと辺りを見回す…
え?梢ちゃんの顔が近づいて……もしかして…僕は期待を膨らませる。
チュッ!
……梢ちゃんの唇が僕のほっぺたにくっついた。

「えへへキス…しちゃいました…白鳥さん元気だしてくださいね!私元気な白鳥さんが大好きですから!」

え!?え〜〜〜!!ほっぺた!?するなら唇が……
はっ!僕は何を考えてるんだ?梢ちゃんは少し顔を赤らめながら炊事室へと走っていってしまった。
その後、僕は部屋に戻ろうと廊下を歩いていく。
763名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 16:53:04 ID:6LhxXjfn
ピーンポーン!
チャイムがなる…誰か来たのかな?
玄関へいってみるとそこに立っていたのはまひるちゃんだった。
「お兄ちゃん、朝美を呼ぶ。」
「え!?お、お兄ちゃん!?」
「なにを驚いている。前からそう呼んでいた。」
「なんで、違うSSの設定引き継いでるの!?しかもそれ書いたの僕じゃないし、まずいよ!!」

あれ?僕は何をいってるんだ?

「なに意味が解らないこと言ってる?お兄ちゃん、朝美さっさと呼んでくる。」
前から思ってたけどまひるちゃんってなんかこう…高圧的なんだよなぁ…

「わかった。ちょっとまってて…」
僕は朝美ちゃんを呼びに五号室へと迎う…
コンコン
僕はドアをノックすると朝美ちゃんを呼ぶ。

「朝美ちゃん?」
「はーいお兄ちゃん?ちょっと手がはなせないから入ってきていいよ!」

なんだろうと思いながらもドアを開けると目に飛び込んできたのは大量の造花の山だった。

「あの朝美ちゃん…まひるちゃんがよんで」
「朝美、迎え来た。」
「うわっ!」

いつのまにか後ろにいたまひるちゃんに驚いて声を出してしまった。
まぁまひるちゃんは気にも止めていないようだが。

「まひるちゃんお迎えって?なんかお約束してたっけ?」
「今日三月三日ひな祭り。うちでパーティーやるから来い。」

そうか、今日はひな祭りか…しかし…ひな祭りでパーティー?なにかずれている気がしてならない。

「まひるちゃんごめん内職終わっていないから…」

行こうとする沙夜子さんを押さえながら、朝美ちゃんがすまなそうにいう。
764名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 17:00:30 ID:6LhxXjfn
「大丈夫内職お兄ちゃんがやってくれる。」

え!?まひるちゃん!?まったく聞いてませんよ!?

「でも……」
「大丈夫お兄ちゃんやさしい。」

うっ……

「お兄ちゃん本当!?」

少し困ったような表情で聞いてくる朝美ちゃん…僕はこんな時はっきりと断れるような人間ではない…

「う、うん…僕がやっておくから朝美ちゃんはひな祭りのパーティーに行ってくれば?」

あぁ…またながされている〜〜

「ありがとう!お兄ちゃん!!」
「いいんだよ!ほら行っておいで…」

でもまあ、朝美ちゃんの笑顔が見れたし、別にいいかな……


というわけで今にいたる…はぁ…後70本くらいかな?いい加減疲れてきたよ…まぁたまたま課題が出てなかったのが救いかな…
コンコン
ぁれ?誰だろ?朝美ちゃん達は泊まってくるって言ってたし…第一自分の部屋に入るのにノックはしないだろう…

「白鳥さん、いますよね?」
この声…梢ちゃんか…
「うん。入っていいよ…って僕の部屋じゃないけどね…」
ガチャ
「白鳥さん、さっき灰原さんからここに居るとききましたので、差し入れ作ってきました。ちょうど夕飯の時間ですんで…」

おお…梢ちゃん…あなたは女神です!
ちょっと待てよ?なぜ灰原さんがこのことを知っているんだ?まぁいいか……

「ありがとう。ちょうど休憩しようとしてたところなんだ。」

僕は梢ちゃんが作ってきてくれたサントイッチを食べるとあらためてお礼をいい作業を再開しようとした。
すると、梢ちゃんが

「あの…白鳥さん、私もお手伝いします。」

と言ってくれた。しかしこんな大変な仕事に巻き込むわけにはいかないしね…

「いいよ、僕が引き受けた仕事だしさ!」
「でも…白鳥さん最近お疲れなんじゃ…」

…覆水盆に帰らず…とっさのこととはいえ、なんでさっきあんな言い訳しちゃったんだろう。

「ですからお手伝いさせてください。」
「う…うんじゃあお願いしようかな…」

僕と梢ちゃんは、作業を開始した。
765名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 17:09:48 ID:6LhxXjfn
91……92……ふう…おわったぁ!…僕は梢ちゃんの調子を確認しようと
「そっちはどう?」
と言いながら横を向くと
ずるっ
いきなり梢ちゃんが僕に寄り掛かってきた

「え…?ちょっちょっと!梢ちゃん!?」
すーすー

あぁ…なんだ寝ちゃったのか……ん?そういえば、この光景…デジャヴが……………そうだ!僕が越してきて間もない頃、魚子ちゃんが僕の部屋にきて…………そういえば僕がしばらく前に落ち込んでたときも…梢ちゃんが棗ちゃんみたいにマジックを……
ぽろっぽろっ
あっあれ?なんで泣いてるんだろう…なんか久しぶりに無くした大事なものを取り戻したような…

ちがう

僕は無くしていなかった…見なかっただけなんだ……ずっと目の前に見えてるものを見落としてたんだ……はは…
「うっっうっ………」
でも見つけたんだ…梢ちゃんの中に…あの四人全員を……
そして、もう見失わない…みんなを………

次の日の朝、寝てしまった隆士と梢を鳴滝荘のみんながみつけ、鳴滝荘に鬼神が出現するのは別の話……


ふぃん?
766憂鬱執筆後記:2007/03/03(土) 17:15:56 ID:6LhxXjfn
書きおわってから気付いた…時間的にこの時隆士と梢結婚してんじゃん…
おまけに黒崎一家もう、内職付けじゃないっぽいし……
……一種のパラレルワールドとして考えてください。
え?できが悪い!?スイマセンなにぶん急いだもので←急いだ割にひな祭りほとんど関係ない……


しばらく修業の旅に………
767名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 19:56:22 ID:z2aMbACH
>>757 >>766
共にGJ!
757はできれば続きも読みたいですね。
766も、全然いいと思いますよーっ
両方とも、俺は好きですー!!!
768名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:34:12 ID:Tq9Xklxl
両方グッジョウブ
星影の夜想曲…はまだ更新続いてる。それぐらいしか知らん
769名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:09:41 ID:6LhxXjfn
>>768
知識不足でスイマセン…星影の〜ってなんですか?
770:2007/03/03(土) 23:23:55 ID:6LhxXjfn
どちらの作品にもタイトルを付け忘れていたので…

>>748
の方は『赤い絆』で……あ、赤いからといって決して三倍ではありませんよ?

>>766
の方は『見つけたモノ』で…ちなみに『見えてるものを見落として』これは、ふとした思いつきで有名なあの曲から引用させてもらいました。その曲とは、天体〇測です
771名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:55:44 ID:xcSigIYg
>>769
検索かければわかることだと思う。
772名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:55:33 ID:IDkeePyd
>>770
そろそろ消えてくれ
773名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:56:48 ID:D4J0vn0c
>>771
あ、そうでした…
774名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 14:43:25 ID:XwcT91m5
>>772
お前はゆとり教育か?
言いたいことがあるならちゃんと伝わるように言えよ。

まあ>>772じゃないが鬱氏の連投にはちょい疑問。
投下はありがたいし新人さんの参入は大歓迎なんだが、
ここは個人のサイトじゃないからひとりで目立つのは避けてほしい。
俺も書いたことあるから感想もらえて嬉しい気持ちはすっげぇ良く分かる。
けど、スレには空気があるのもまた事実だ。
2ちゃんは空気がすぐに乱れてしまうから、
居心地のいいスレほど参入には慎重さがいる。
だから連投はあまりいい目では見られないし、
何より一つ一つの作品への感動が薄れてしまう。
俺は投下される作品は全部、ちゃんと楽しみたいから
なるべく間隔をあけて投下してくれると嬉しい。


あと、作品解説はほどほどにな。

長文スマソ
775名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 14:58:11 ID:CcfzRrNp
連投が禁止されてるわけでもなし、誰かが書かないとすぐぶーたれる人間がいるんだから問題ないんじゃね?
776名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 16:40:34 ID:9Pjlikpp
まぁ、何事も程々に、と言うことさ。
777名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 16:59:52 ID:D4J0vn0c
過ぎたるは及ばざるが如しってことか……
778名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:23:06 ID:ZAClxiV0
過疎ってるね
779名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:43:30 ID:9BUOMuZk
あぁ急に過疎化した…ナゼだ?
780名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:55:02 ID:6p4IdPdU
まぁ、見ちゃいるんだがな。
781名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 01:13:21 ID:ZAClxiV0
SSが読みたくて課題がはかどらない
782名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 14:42:06 ID:9BUOMuZk
>>781
読みたくてかよ……まぁ確かに読みたいが。
783名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 17:50:13 ID:reiO9qyV
じゃあ、受験も終わったしSS考えるよ
784名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 17:51:55 ID:XCqR4mE3
21歳以上がどこ受験するんですか^^
785名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 18:25:07 ID:9BUOMuZk
>>784
国家試験とか…と言うかアクセス制限18才以上に変わったんじゃないのか?
786名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 18:26:55 ID:XCqR4mE3
そういえば変わったっけ。といってもなー、未成年臭がプンプンと……違ったらすまんが
787名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 18:27:26 ID:ark926Uq
あやまれ!21才以上にだって学生になろうとする人に(ry
788名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 18:45:47 ID:NWcNXCek
院試を受ける21才以下がいたら見てみたいぞ。

まあ時期は少しずれてるが
789名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:24:37 ID:dYGYi8B1
>>788
21歳ならありえる。
飛び級とか。
790名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 11:53:41 ID:qQ0FNZ4g
>>787

ごめんなさいっ!
791名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 13:55:10 ID:4jaDYH1U
許す
792名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:12:53 ID:MaFjlA7b
保守
793名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:39:52 ID:eiaEejmI
>>792
おそらくこのスレ初の保守……すごいなぁまほらば人気って。まほらば最高!!!小島氏は神ですよーー!
794名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:40:58 ID:x7hL6R5k
本当にまほらばに人気があるなら保守の必要はないと思うのは俺だけかなあ未成年君
795名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:45:00 ID:MaFjlA7b
流れを断ち切る為に保守したのにな
796名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 19:01:20 ID:9aRXXJzq
言ってわざわざ波風立てたくないから>>772からずっと黙っていたけど、何この流れ。
2日レスがつかないだけで過疎と騒ぐようなスレなのか?
よくわからない言い争いで埋まってたら賑わってると言えるのか?
ここはまったりぬくぬくのまほらばスレなんだろ?

未成年云々も、たとえ拙い文が書き込まれたとしても
本人が主張しない限りわからないんだから生暖かい目でも見守ってやれ。
ちょっとそのようなレスを見つけただけで目を輝かせたように飛びつくやつも
自分が同レベルまで下がっていることに気づくべきだと思うよ。

まほらばが本当に好きならば、このスレのためにできることはもっとあると思うんだぜ。


スレ汚し本当にすみませんでした。
↓以下何事もなかったかのようにまったり進行。
797名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:53:50 ID:WZ6PHVC8
危ない危ない、ホワイトデーまで流れが戻らなかったらどうしようかと思った。

純愛に目覚めたエロールがみっちゃんのためにどんなお返しをすればいいか悩む話とか
実際行って見てみるしかないかとお店をさんざんはしごしてそれでも決めかねる話とか
途中で仲良し三人組に会ってからかわれながらもアドバイスもらってアクセサリ買う話とか
でもどこで渡せばいいんだろうと結局悩む話とか
迷ってるうちに当日になってこうなったら出たとこ勝負と帰りを待ってたら朝美やさっちゃんも一緒でちょっと恥ずかしいけど渡す話とか
思わぬエロールの登場でびっくりするさっちゃん「大人だ」連発する朝美当の本人みっちゃんは一方的に想ってそれで満足してたからまさかお返しもらえるなんて思ってなくて嬉しくて思わず泣いちゃうそんな話とか
が投下されなかったらどうしようかと思った。


いまいち地味でもエロール×みっちゃんの純愛っぷりは相当な萌え力だと思うんだ、と主張してみる。
798名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:39:24 ID:eiaEejmI
エロール×みっちゃんもいいが、やはり白鳥×梢ポン'sの萌えパワーに勝るものはないと主張する俺。
799名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:41:32 ID:yyuZdh41
ホワイトデーSS書こうかと思ったがリアルのホワイトデーを何とかしなきゃならん事に気づいた。
そんな俺は白鳥×珠美派。
800名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:16:47 ID:v0B9+w/d
お珠の名前を間違えるやつに俺の嫁は渡せんと思っている俺は珠実×部長派。
801名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:21:02 ID:+tXcHAvt
可愛い朝美ちゃんの「み」は美しいの「み」。
可愛くなーい珠ちゃんの「み」は木の実の「み」。

ってエロピンクがどこかで言ってた
802名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 01:49:42 ID:nWBwMgbn
白鳥×梢ポン'Sの中でも、白鳥×なっちんは別格と感じる憂鬱な俺。珠実ちゃんがからめば、もはや最強。

ついでになっちんは俺の嫁
803名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 02:00:05 ID:pbWAibgw
隆士は俺の婿
804名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:27:02 ID:DL8fi4Yv
>>799
にわかファンは去れ
805名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:55:43 ID:mGDtqklG
ホワイトデーと言えば、去年書き途中で放置したのがあったな。
ネタはいろいろあるけど、もうSSの書き方も忘れてしまったわ…。
806名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 17:02:28 ID:nWBwMgbn
>>805
頑張ってください!
807名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:25:14 ID:uZ63hRJv
ホワイトデーとかそんなのあったっけと思いつつ、
流れを読まずに作品投下。エロとか全くない短いのです。
初めてなんでかなり緊張しますが・・・。
808名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:25:51 ID:uZ63hRJv
「ということで、今回も前回同様、ハイドアンドシーク!かくれんぼでーす!」
「・・・はい?どうゆうことですか桃乃さん!?」
「だーかーらー!今回も鬼は白鳥君ってことでいいわよね。見つけたら大声で宣言よろしく!」
「はいっ!?何ですかそれ!?」
「じゃあゲームスタートだわよ!皆の者、隠れろー!」
「おー!」「今度は勝つゼー!」「おー・・・」
「え?ちょ、ちょっと皆さーん!?」



と、これがついさっきの事だったわけで、僕は今、玄関で5分待機することになっている。
断ろうともおもったけれど、梢ちゃんの笑顔を見た僕は断りきれず、ただ呆然と皆が隠れるのを待つことにした。
今回こそ必ず勝って、せめて今日だけでも宴会を阻止せねばならない。今から一時間前、銀先生に
「今回はちゃんと出すように」と念を押されたばかりだ。出さないと大変な目に会うのは授業前に連行された
翼君を見れば分かることだ。


ジリリリリ!

5分経過の目覚ましだ。急いで止めて、僕は再びこの戦いに挑む。
まずは前回泣かされたカモフラ柱をチェックする。今回ばかりはあのような仕掛けをも見抜かなければ
とんでもないことになるので、入念にチェックする。しかしカモフラ柱及び廊下には誰も居なかった。
・・・縁の下に沙代子さんはいたけど。やっぱりあの人は何を考えているのか分からない。

次に台所。
入る直前、確実に声がしたので慎重に扉を開ける。
「ここには誰でも入れるから誰が居るか分からないな・・・。」
そう考えつつ、まずはテーブルの下を確認する。身を屈め、テーブルの下を確認すると、珍しくゴミが落ちていた。
梢ちゃんの拾い忘れかと思い手を伸ばし、掴んだその時。
「白鳥さん、何やってるですか〜?」
珠実ちゃんの声だ。足が見えている。僕は最強の彼女を見つけた喜びから思わず立ち上がって、

「珠実ちゃん、み」


ゴンッ!


「やっぱり白鳥さんはマヌケですね〜。こんな簡単な罠に掛かるなんて〜。」
テーブルの下だということを忘れていた・・・どうやら僕を気絶させる作戦だったらしい。
意識が遠のいてゆく・・・彼女が近づいて・・・何を・・・
809名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:26:36 ID:uZ63hRJv
「っで?鬼の白鳥君を気絶させてどうしよーっての?」
気絶した白鳥を見下しながら、怪しい2人の会話。
「まだ分からないんですか〜?やっぱり桃さんもマヌケですね〜。」
「にゃにおう!?ちょっとアンタそれどーゆー意味よッ!?」

「桃さん、ちょっとは考えましょうよ〜。この被験体で実験できる機会は限られてるんですよ〜?」

「・・・あー、にゃるほど。おぬしも悪よのう。」
「分かったらさっさとはじめるです〜。」
「オー!」


「う・・・」
僕が目覚めたのは、それから暫くしてからだ。頭が痛い。
「うーん、やっぱり珠実ちゃんはタダでは勝たせてくれないか。どうにかしないと。」
そんな事を考えながら、目を瞬く。すると、そこはキッチンではなくなんと僕の部屋だった。
梢ちゃんが運んでくれたのかな、とちょっと安心したが、そうではなかった。

ふと見た鏡。僕ではない僕が、そこにいた。

「なんじゃこりゃあー!」

鏡に写るのは、白鳥隆士改め、白鳥隆子。
テーブルには桃乃さんの筆跡でメモがあった。

『お目覚めかね、姫?
 ゲームを盛り上げるため、君には少々の飾りを施させてもらった。
 おおっと、怒るのは場違いというものだよ。
 では、キミの為にも、頑張りたまえ。』

何が姫だ、と思いつつ、急いでこの格好を直さねば。幸いにもここは僕の部屋。着替えは幾らでもある。
しかし、メモを裏返すと、そこには珠実ちゃんの筆跡で追伸と、1枚の写真があった。

『着替えるものなら・・・あんだすた〜ん?』

その写真は、僕をこの姿のままいくしかない状況に追いやった。時計を確認すると、あと10分しかない。
事態は急を要する。


急いで残りの人を探さねばならないが、梢ちゃんには見られたくはない。
珠実ちゃんには負けるけど、僕だって男だ。足には少し自信がある。少し考え、
「走りつつ素早く見つけ、見つけたら大声で宣言して逃げる。梢ちゃんは見つけても宣言なし、即逃げる。
こうすれば梢ちゃんの勝ちで、ゲーム終了と同時に部屋に駆け込む。・・・うん、これしかない!」
かなりの不安定要素があるが、姿を見られないためにはこれしかない。僕は勇んで自分の部屋のドアを開けた。
810名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:27:20 ID:uZ63hRJv
ドン!

「きゃっ!」


え?ドン?
きゃっ?

恐る恐る廊下をみると梢ちゃんが倒れていた。どうやら今開けたドアにぶつかったらしい。

「・・・って!誰かに変わったらマズいッ!緊急避難!
じゃなくて梢ちゃん、大丈夫!?」

慌てて駆け寄る僕。けれど、僕の手が伸びた時には僕の手は空を掴んでいた。
梢ちゃんが立ち上がったからだ。

「あれ、梢ち―」

「り、隆ちゃん・・・ホーーーーーッ!!!!!!」
「ちょ、ちょっと梢ちゃん・・・じゃなく千百合ちゃん!?
うわ、ちょっとどこ行くのさ!?」

「ホーーーーーーーッ!!!!!」

結局、恥ずかしくて僕から逃げた千百合ちゃんによってかくれんぼは皆がコスプレ状態で気絶。
かくれんぼはその状態でタイムオーバーになったが、その精神的苦痛はあまりにも大きく、
翌日、ついさっきまで身体的苦痛を味わったのは言うまでも無い。現についさっきまで何にかが僕に憑いていたみたいだ。
でも一応、僕が勝者ということで今回は・・・


「もしかして私と梢ちゃんを忘れてませんか、白鳥さん〜?今回は私と梢ちゃんのダブル勝利ですよ〜?
あんだすた〜ん?」




・・・助けて・・・
811あとがき:2007/03/10(土) 21:30:39 ID:uZ63hRJv
一応時期は千百合登場1回目〜人格統合の間と思ってます。
2回目以降ではでは「ホーッ!」が使えませんし・・・。


今タイトル決めて無かったことに気付いた・・・_| ̄|○
812名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:49:32 ID:nWBwMgbn
GJ!

俺もまた書いて見ようかなぁ、と思った。
813名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:00:06 ID:bz3V04rT
>>811
GJ!俺これ好きですよーww
次に期待ですーw
814名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:21:56 ID:uZ63hRJv
>>812-813
そういってくれるとありがたいです。
また頑張ってみます。


タイトルは一応「2回目のかくれんぼ」ということにします。
「ハイドアンドシーク2ed」だとなんか某ゲームと被りそうで・・・
815名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:26:06 ID:qTP7ZElc
乙!

>2ed
2ndじゃないのかw
816名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:55:31 ID:uZ63hRJv
>>815
すいません2ndでしたw
ですが>>808-810のSSタイトルは「2回目のかくれんぼ」でお願いします。
817名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 11:56:54 ID:i6MR1X7K
>>800
亀レスだけど隆士×朝美は譲れんな。
818名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 12:10:09 ID:xViSpOXs
>>817
沙夜子はいかがか?
819名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 13:47:43 ID:b3US4hBj
灰原×沙夜子好きは俺だけでいい
820名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:46:48 ID:3II8oAIm
>>819
お前に用はない消えろ
821名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:46:49 ID:220ebq+M
>>819
頭大丈夫か?
822名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:46:53 ID:N+XKsBOG
>>819
お前だけな訳ないだろうが
俺もだし他のヤツもそうだ
823名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:46:58 ID:n6jX9jVR
>>819
いや、俺もだから
824名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:46:58 ID:4jpwIzSN
>>819
お前は好きじゃねえだろ
825名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:00 ID:s+ky4J+P
>>819
ダメに決まってんだろ
826名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:05 ID:pFaNZMdT
25の倍数の指定したスレに凸してわけもわからず否定9
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173588621/

300 名前:愛のVIP戦士 [] :2007/03/11(日) 14:46:26.36 ID:tz16VNvd0
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168451193/
827名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:09 ID:oOMr4o3c
>>819
いいわけねーだろ馬鹿
828名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:12 ID:QDrYV6EI
>>819
お前だけじゃねーぞ
829名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:29 ID:MOkNb/ZA
>>819
いや、俺も
830名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:38 ID:Wq0I2DqK
>>819
俺だけだし
831名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:39 ID:rfbVKd+M
>>819
はあ?
俺も好きだよ
832名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:52 ID:rYJ2lQya
>>819
おまえは消えろ
833名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:47:57 ID:BWaKyUQd
>>819
だから、俺のものだって
834名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:48:00 ID:DZRBoVjp
>>819
お前を好きなやつはこの世にいない
835名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 14:49:10 ID:Bo+wG2db
>>819
お前の事はどうでもいい
836名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 15:06:09 ID:F/zgaEsW
>>819の人気に嫉妬
837名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 15:59:11 ID:eoava7s1
ひでぇ有り様だな
838名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 16:11:09 ID:07c8j6Sw
本当に訳もわからず否定していったw
839名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 16:12:23 ID:B4y8JqMa BE:476244454-2BP(1000)
840名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:14:59 ID:xViSpOXs
ひでえな‥‥まぁ819の発言にも多少問題があるとはいえ


人気出すぎたバカ野郎!!!
841名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:19:54 ID:3qcvwUfR
…スレの雰囲気がおかしくなったと思ったらまたこれだ

嵐が去るまで長編でも書いてますね
842名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:34:11 ID:fOldox7s
レス間隔が短いと思ったら>>826そういうことかw
にしても否定だけならまだしも消えろとかはないだろ…
843名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:36:29 ID:DMHBeP+w
いやいや真に受けなさんなよ
844名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:01:31 ID:xViSpOXs
おふざけなんだろ?まぁ、それでもいいすぎであることに違いないと思うがな。
845名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:46:02 ID:4K6UvabZ
>>812人気だw

まぁ俺は隆士×棗たんですけど、なにか?
846名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:57:35 ID:xViSpOXs
>>845
おぉ、同志よ!!だけど、なっちんは俺の嫁。
847819:2007/03/11(日) 23:07:22 ID:b3US4hBj
えっ、オレ!? Σσ(゚Д゚;≡;゚д゚)

空気読めない発言の上にスレ加速させてしまってすまんかった。
しばらくもぐってSS書いてくる。
848名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:03:28 ID:aTOOCfHJ
SS投下しまーす。ケータイのフリーメモで書いたため、要領が足らずに加筆修正をしながらの投下となるので、投下終了まで時間がかかるのは、見逃してください。
849アルバトロス:2007/03/12(月) 00:26:26 ID:aTOOCfHJ
私は幼い時から何でもできた。
不可能はなかった。
中には私のことを神童と呼ぶ人もいた。すべてが望んだとおりになった。
だけど…いや、だからこそ望んでも手に入らないものもあった…達成感…喜び…私にはそんな感情が欠如していたのだ。
私はそれは一生手に入らないものだと思っていた…けれどそれとの出会いは唐突にやってきた。
ハルのような香がする一人の少女との出会った、私にそんな感情が身近にあるとおしえてくれた特別な人
だから私は自分を、どんなものをも犠牲にしてでも守りたいと思った。
だからこそ憎い、私の大事な人を、愛している人をパッとあらわれてさらっていったあの人が憎い…
あの人と梢ちゃんがイチャつくのを見ているとイライラしてくるのだ。
これが嫉妬と言うものなのだろうか?だとしたら、私はあの人に嫉妬しているのだろう。
白鳥さんに……

――本当に嫉妬の相手は彼か?――

声が頭に響いた。

「えっ?」



チュンチュン
鳥のさえずり、カーテンの合間から漏れる春の光。
「あれ…?私はいま何の夢を見ていたんでしたっけ?うぅ〜〜む…まぁいいですね…そろそろ起きますか……」

その日は終止、白鳥さんが頭に浮かんだ…今朝見たよく覚えていない夢のせいであろうか?

その夕方学校の帰り道私は梢ちゃんと喋りながら、鳴滝荘へと向かっていた。すると八百長の前で白鳥さんとばったり会った。

「あら、白鳥さん今お帰りですか?」
「あ、梢ちゃん、うん、今日は少し早くおわったんだ。」

またイチャついている…
白鳥さん…一日中この人のことが浮かんだのは、私から梢ちゃんを奪っていった人だからであろうか?ならば私も執念深いものだと思う。
850アルバトロス:2007/03/12(月) 00:34:55 ID:aTOOCfHJ
気が付くとわたしは白鳥さんを睨み付けていた。
白鳥さんは、こちらに気付いたようで、びくついた顔をしている。
こ、こんな軟弱者に梢ちゃんを〜〜!!
一度私の中であきらめがついたはずの出来事なのにやはり私は執念深いのだろう。
この空気に耐えられなかったのか、白鳥さんが口を開いた。

「あ、あの、僕、珠実ちゃんに何かしたっけ?」

本当にこの人は〜〜!怒りがこみあげてきた。

「うるさいです〜とっととイチャつきながら帰るがいいです〜〜!」

鬱憤を晴らすように怒鳴り付けた。
梢ちゃんはこちらの会話も気にせず鼻歌を歌いながら2、3歩先を歩いている。
じぃ〜〜っ

「(うわぁ〜珠実ちゃんまだこっち睨んでるよ〜〜僕何かしたっけかなぁ)」

 こうして鼻歌を歌いながら歩く女子高生とそれについていく沈黙したままの二人と言う何とも異質な組み合わせが町中に出現した。
まぁ私はそんなことをまったく気にもしていなかったが…
ちょうど交差点をわたったりきった時だった。この沈黙(気まずい雰囲気)は梢ちゃんにより破られた。

「あっ!!学校に忘れ物をしちゃいました。白鳥さん、珠実ちゃん先に帰っていてください!」

梢ちゃんはそういうと、回れ右をして走っていってしまう。

「あっ!僕も行くよ!」

私と二人きりになりたくはないのだろう。
白鳥さんもあわてて、後を追おうとはしりだす。
その瞬間私の目の端にうつったものがあった…信号無視で突っ込んでくる赤いスポーツカー
851アルバトロス:2007/03/12(月) 00:45:28 ID:aTOOCfHJ
このままでは、白鳥さんに直撃してしまう……

ダッ!

車の速度、白鳥さんと私の距離、車と白鳥さんの距離
それらを計算し間に合わないと私が答えをはじきだす前に、私の足は地面を蹴っていた。
私の心の奥底の何かに押されて…

「白鳥さん!危ないですっ!」
「えっ?」

ドン!

白鳥さんを突き飛ばす。私の真横には車…
目の前には突き飛ばされて、ヘットスライディングを決めた白鳥さん…
それが車にぶつかった瞬間に見えた映像だった。





「うっ…あれっここはどこですか?」

辺りは白い光に包まれていた。

「そういえば私は…あぁ私死んだんですかねぇ?はぁ〜〜よりによって白鳥さんの身代わりになって死ぬとは…」
――本望か?――

声が聞こえる…いや聞こえると言うよりは頭のなかに響いている…
この声どこかで………あっ!今朝の私は今朝見た夢を思い出した。

「あっあなたは誰なんですか!?」

正体不明の声…天使か悪魔かわからないが、私は精一杯ドスをきかせた声で叫んだ。

――私はお前、お前は私――
「一体、何を言ってるですか?」

まったく意味がわからない。
この声はいったいなんなのだ?

――お前の嫉妬の相手は本当に白鳥さんか?――

今朝と同じ問いだ。そうにきまっている…
私の大切な梢ちゃんを奪った彼をだそれの証拠(?)に白鳥さんと梢ちゃんがイチャつくのを見ると…

――本当に白鳥さんか?梢ちゃんではないか?――
「な、何を言ってるです?」

ありえない、そう思いながらも、何故か私は動揺してしまった。
852アルバトロス:2007/03/12(月) 00:56:06 ID:aTOOCfHJ
確かに私にとって、いや鳴滝荘のみんなにとって白鳥さんは大切な存在だ…
しかし、そのせいで梢ちゃんに嫉妬などは…第一白鳥さんは梢ちゃんを私から奪った。

「そんなことありえません!!」
――では何故彼を助けた?――
「えっ……それは……うっ……」

私は返事に困りどもってしまう。

「そっそれは…」

何故だろう…あれ?私にもわからない…
梢ちゃんが悲しむから?いや違う。
あの時私はこの人だけは無くしたくないと思って考えるよりも先に体が…
あれ?私何でそんなことを………
あぁそうなのかもしれない。私はいつのまにか彼が好きになってたんだ。

彼のやさしさが…
彼の笑顔が…

「伝えたかったですね。この気持ちを…何でもっと早く気付かなかったんですかねぇ。」

……その時光の世界が闇に包まれはじめた。何が始まったのだろう?その時再びあの声が響いた。

――悲観することはないまだチャンスがある。しっかりとその口で伝えるといい。勇気を出して――

暗やみが世界を覆った。
853名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 01:31:43 ID:imEI3F4t
終わり?
854名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 01:47:55 ID:aTOOCfHJ
再び視界が開ける。見えるのは天井…と私の顔を覗き込む白鳥さんの顔……
彼は私が目を覚ましたことに気付くと心配そうに声をかけてきた。

「珠実ちゃんありがとう…助けてくれて……あの…大丈夫?」

白鳥さんの顔は少し青ざめているように見える…
おそらく自分のせいで私を怪我させたと思い自分をせめていたのだろう。
私は梢ちゃんがいないことに気付き白鳥さんに尋ることにする。

「私は大丈夫です〜ところで梢ちゃんはどうしたんですか?」
「梢ちゃんなら鳴滝荘のみんなを呼んでくるって言って…そろそろもどって来る頃じゃないかな?」

この話から察するに私が意識を失っていた時間はそれほど長くはないようだ…
そんなことを考えていたとき不意にあの謎の声が最後に言った言葉が胸をよぎった。

――口で伝えるといい。勇気を出して――

私は意を決し、口を開く

「白鳥さん、お話したいことがあります。真剣に聞いてくださいです〜」
「なに?」

白鳥さんはこちらに向きなおりながらそういった。
私は言葉を続ける。

「私、気付いたんです。私はあなたの、そのやさしさが、その笑顔が……」

ふとこの次の言葉を言った瞬間、白鳥さんはどんな反応をするだろうかということを考えてしまった。
おそらく信じられないという表情を浮かべるかな…
855アルバトロス:2007/03/12(月) 02:06:01 ID:aTOOCfHJ
私は言葉を続ける。
「大好きです。」
白鳥さんは始め、私の言葉の意味を理解できなかったようだ。
しかしだんだん予想どおりの信じられないという表情になっていった。
その後に顔を真っ赤に染めながらパニックに陥っていたようだ。

「あっ、あのねほらそういってもらえるのは、うっ、うれしいけど、ぼっ僕には、こ、こ、梢ちゃんがね、だっだか…」
すっ
「むぐっ」

私は人差し指で白鳥さんの唇を押さえ

「わかってるです〜だから今の言葉は、白鳥さんの胸の内にしまっておいて下さいです。あんだ〜すたん?」

とにっこりと笑いながら言った。梢ちゃんのことも考えて出した結論だ。
やはりこれが一番いいような気がする。でも、
ばぁーん!

その時病室のドアが勢い良く開いて、鳴滝荘のみんなが入ってきた。

「お珠〜車に引かれたんだって!?大丈夫だった!?」
「車に引かれたって聞いたけど大丈夫なのかヨ!??」
「……大丈夫?」
「大丈夫だったの!?」
「珠実!目が覚めたのか!?」

梢ちゃんは早紀ちゃんになっている。おそらく私がぶつかったときに入れ替わってしまったのだろう。
鳴滝荘のみんなが集合したせいで、病室が一気ににぎやかになった。
私は白鳥さんの耳元でこうつぶやいた。

「でも…さっきは胸の内にしまっておいて下さいとは言いましたが、よければ返事を下さいです〜〜♪」
「えっ!?」


この返事がどうであろうとも、私はやっと飛び上がれるのだろう……長い長い長い助走を終えて


Fin.
856憂鬱執筆後記:2007/03/12(月) 02:21:29 ID:aTOOCfHJ
どうも、前回批判を浴びた、鬱です。
今回は、投下に予想以上に長い時間がかかってしまいました。
途中でエラーを二回も起こしてしまい。
タイトルを入れ忘れ。
最後は微妙な終わり方でしたし……


今回はたたかれる前にエスケープさせていただきます。

珠「ちょっと待つです〜!!」
鬱「きっ君は!?なぜここに?」
珠「今回のストーリーは一体全体どういうわけですか?なんで私がスポーツカーに乗った人に引かれてるですかねぇ?」
鬱「そっそれは…」
珠「それに声もなぞのままですしねぇ…」
鬱「あれは珠実ちゃんの深層心理の……」
珠「はぁ〜〜前回からまったく進歩せずに作品解説してますねぇ…」
鬱「えっ!?」
珠「特別に一分謝罪の時間をあげるです〜〜」

鬱「……皆さん申し訳ありませんでした。では、」
シュッ!
珠「あっ!逃げるなです〜〜〜!!」
857名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 02:23:02 ID:agjb1g1F
……なんだかなあ

>今回はたたかれる前にエスケープさせていただきます。
ここまででも充分アレなのにそれ以降作者とキャラが絡むってのは……にんとも。
もちっと胸張って。中身は良いんだからさ。
858名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 06:14:40 ID:L8wfIRGe
>>856
GJ!俺これ好きですーwけど、いらんことは言わんでもいいと思いますよ。
作品の解説はしてもいいと思いますが、誰が書いたのかは名前を見ればわかりますし、前回の批判なんかをもってくるようなことはしなくてもいいかと思います。そこは、気をつけてればいいだけの話ですから。
とにかく、内容としてはよかったと思います。長々とすみませんでした
859807:2007/03/12(月) 14:57:12 ID:xyZYihm0
>>586
GJ!
「あんだすた〜ん?」はこういう使い方もあるんですねぇ・・・。
勉強になります。
>>857
あなたもIDでGJしてますよw


ところで、皆さんはSS1つ投下してから次完成するまでどれくらいかけてますか?
860名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 15:47:11 ID:VvMtHMu7
でしゃばらなきゃ、全然問題ないのだが…
あとがきでキャラコメを出し、なおかつ作者が出張ってくると最悪だ
861名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 17:23:41 ID:aTOOCfHJ
>>859
俺は、大体二、三日かなぁ…
862名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 17:26:33 ID:agjb1g1F
>>861
その生産力はすばらしいけどあとがきのかけあいとか過度の自虐だけは控えてな?
863名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 17:29:27 ID:aTOOCfHJ
>>862
以後気を付けます。
864名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:17:21 ID:5SqrM61X
GJな上にb親指まで立ててるツンデレ>>857テラモエス(;´Д`)ハァハァ

気がのれば1日で書けるけど気がのるまでが不安定。
定期的に投下出来る職人とか尊敬の眼差し。
865名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:20:15 ID:Ee+vCPFL
内容はいいけど、とは言ったぜ?こういう時の茶々はあまり入れないでほしいな
866名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:51:49 ID:aTOOCfHJ
そういえば、投下する周期ってどのくらいがいいんでしょうか?
867名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:53:53 ID:Ee+vCPFL
他に誰も書かないなら出来上がって仕上げがすめばその都度投下していいんじゃないの?
868名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:03:25 ID:aTOOCfHJ
>>867
わかりました。ありがとうございます。
869名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:17:14 ID:LP1KdaDa
がんばってくれ!
それとsage忘れを無くすように…
870名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 02:59:13 ID:jgMhU+NB
桃「ねぇ、白鳥くんの下の名前って隆士(りゅうし)だわよねぇ。」
珠「そうですが、なにかー」
桃「昨日、BASTARD!読んでたらルーシェって子が出てて・・・。」
珠「単なる偶然ですー。」
桃「で、それがさー、実はルシフェルだったのよ。」
珠「まさか、白鳥さんがルシフェルとか言うんじゃないでしょうねぇ〜?」
桃「いや、名前が似てるなぁって。それにあの童顔なとこなんて。」
珠「まさかー。あの白鳥さんが封神八十七式烈光流星乱舞とか放つのですかー?」
桃「・・・まさかねー。」
珠「ですよー。」
桃「・・・」
珠「・・・」
桃「おこたは気持ちいいねぇ。」
珠「ですねー。」
桃「・・・」
珠「・・・」
桃「Zzz」
珠「Zzz」
871名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 12:06:12 ID:czwcX8ev
>>870
季節ずれ気味のこたつネタ‥‥中々いいじゃないですか!!
872名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 16:06:30 ID:VO/ffcU7
(参考)新井里美(蒼葉梢 役の声優)の歌謡曲らしい。
http://1000yenkigan.fc2web.com/arai-satomi_003.mp3 (約3.46MB)
http://1000yenkigan.fc2web.com/arai-satomi_002.mp3 (約2.91MB)
(参考)新井里美(蒼葉梢 役の声優)のデビュー曲らしい。
http://1000yenkigan.fc2web.com/arai-satomi_debut.mp3 (約3.48MB)
873名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 19:13:33 ID:Ywre6HH7
>>871
大丈夫さ!
北海道なんて今日大雪だぞ!
874名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:17:38 ID:czwcX8ev
>>873
そういえばニュースで遅れて冬がやってきたとか言ってたな……
875名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 10:01:19 ID:K+Re13oo
そして気がつくと水氏のサイトで一晩中ブロック崩しにいそしむ俺がいましたとさ。
おかげで珠実ちゃんも攻略です
876名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 08:28:12 ID:PozsUvH8
>>875
すげぇ。
俺は魚子でも無理なのに・・・。

>>870
877名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 19:59:08 ID:CfsTQ+Kw
>>876
俺は魚子ならいけたぜw
878:2007/03/15(木) 21:19:45 ID:hM5ckFmB
さて、誰も話していないな。

では、俺が皆さんに怖い話(SS)を話(投下)そうか。
これは、俺が昔、三つ編みの女の子から聞いた話だ。
879本当にあった?怖い話:2007/03/15(木) 21:27:19 ID:hM5ckFmB
九月十日午後8:00

 叩きつける風の音…薄暗い電球…
今彼らがいる場所は鳴滝荘ではない。
長野県T岳の登山道の途中にある緊急避難用の無人の山小屋であるおそらく冬季用の物だ。
作りは質素なものであるのは石油ストーブと寝袋程度の物だ。
なぜこんなことになったかって?それの原因は昨夜の出来事だった。

九月九日午後6:24

 鳴滝荘の3号室
 そこには二人の少女…この部屋の主である桃乃恵とその親友茶ノ畑珠実がいた。
その二人が見ているブラウン管にはとあるニュース番組の登山特集が映っている。

「よし!明日は一泊二日で登山に行くだわよ。」

突然そう叫んだのはこの部屋の主、恵だ。そして彼女等は他の住民のみんなが集まっているはずの炊事場へと向かう。
ばぁーん!
豪快にドアが開けられた。
中にいた隆士や梢達はびくっと反応してしまう。
そして、恵が一言

「明日、山行くから予定開けといてね!あと、しっかり準備しとくこと!いいわね?」

バタン恵は反対意見も聞かずに出ていってしまう。
普通はいきなり明日と言われても予定を開けようがないのだが、いつものことらしく隆士達から反論は一切でなかった。
880本当にあった?怖い話:2007/03/15(木) 21:38:12 ID:hM5ckFmB
ガチャ
その時、再び扉が開き恵が顔を出す。
そしてなにかを言おうとした瞬間、隆士が先を読み、仕方ないな、といった表情で

「明日朝起こせばいいんですね?」

と言った。そうこたえた隆士に対し、恵は

「わかってるじゃなーい!じゃあよろしくだわよ!!」

と言って手を振りながら再びドアを閉めでていった。
そして、時間がたち今の状況に至るのだが、なぜ今避難小屋にいるのか?これにはわけがある。
まず、山登りに最初に音をあげたのは沙夜子だ、開始から三十分たった程度のところだ。
仕方なく珠実が背負うことになったのだがいくら超人とはいえ、
ペースは落ち、さらに日頃、運動不足の恵がバテたことで、ペースの遅れに加速がかかり途中にあった避難小屋に泊まることに決定したわけだ。
しかし、この時隆士は思っても見なかっただろう今夜、彼が恐怖の体験をすることになるとは…


午前?時
キィィイイン
バタン!

ドアが開閉する音が鳴り響き隆士は目を覚ました。他の人たちは熟睡していて起きる気配はない。

「ん?誰!?」

この小屋にはトイレがついてはいたが水が流れず、使えなかった。
そのため誰かがトイレにでも出たのかと思い、まわりを見渡し確認をする。
881本当にあった?怖い話:2007/03/15(木) 21:44:16 ID:hM5ckFmB
「(え〜っと…梢ちゃんに朝美ちゃん、沙夜子さんに桃乃さん、それと珠実ちゃん、全員いるよなぁ…)」

不審には思いながらも、風のせいと自分を納得させ、寝ようとする。
その刹那、月明かりで人影のようなものが曇りガラスに映ったのを視界の端でとらえた。

「えっ?」

もう一度確認したときその影は消えていた。
気のせいだ…隆士はそう思うことにした。

ざっざっざっ
今度は小屋の壁にそって歩く音が聞こえてきた。
そして小屋の入り口と反対側でとまったようだ。
こんな時間にこんな場所を上る人がいるわけがない、
隆士はそう考え一つの結論に達すると鳥肌が立った。

「ゆっ幽…霊…」

ざっざっざっ
足音が再び動き始める。隆士はお得意の想像を膨らませ震え上がっていた。

「(やっ、山で幽霊って冬に遭難した人の自縛霊とか!?)」

ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……
すごい形相で震える隆士、足音がドアへと迫る

「(やっやばいよ!な、中に入って来ちゃったら…頼りになりそうな珠実ちゃんは沙夜子さんのせいで疲れて爆睡しちゃってるし…)」

ざっざっざっ…
さらに足音がドアに近づいてくる。

「こうなったら!やるしか…」

隆士はいそいでバックから紐を取出し、その片方を柱に結び付けるとドアに近付き始めた。

ざっざっざっ
足音が明らかに近づいて来るのがわかる。

「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だっ!」
882本当にあった?怖い話:2007/03/15(木) 21:54:18 ID:hM5ckFmB
隆士はどこかで聞いたことのあるような自己暗示をすると一気にドアに近付き
ドアのぶを紐で縛り付けた。

ざっざっ…
足音は隆士の目の前……つまりはドアの向こう側で止まった。

「ひっ!」

とっさに後ずさる隆士、

かちゃ
ドアノブがゆっくりと回り…

だん!
向うからドアを引いたようだが、柱に結ばれた紐のおかげでドアは開かないようだ。

ダンダンダンダンダンダン!!!!!!

「うわぁつ!」

ばさっ!
ドアを強く早く引く、怖い話ではおきまりの音に隆士は驚き、寝袋にくるまった。
すると急に彼を睡魔がおそった。

ダンダンダンダンダンダン!!!!
まだドアを開けようとする音が響いている。
 隆士は薄れいく意識の中でわずかに誰かの声を聞いた気がした。
「あけてくれ!」……と
しかし、疲労による強力な睡魔に襲われている隆士にとっては、せいぜい悪夢を見る補助程度にしかならなかったようだ。


Fin.




後日談だが、その翌日の朝、怪奇現象の声の主だった灰原は小屋の外で寝ているのを梢に発見されたようである。


灰「最初っから全然出てこねえと思ったらこういう落ちかヨ!!」
883憂鬱執筆後記:2007/03/15(木) 22:00:55 ID:hM5ckFmB
今回は、第三者目線を心がけてみたがそれっぽくなっていただろうか?
「いやー第三者目線で書くの難しいなぁ」と実感。
話自体は、そんなに怖くなかったが、まぁいいや……何巻かの沙夜子さんの怖い話よりはマシだし。


それと書き忘れたが、バラさんファン閲覧注意かも‥‥‥遅いか
884名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 12:51:01 ID:MMM9raYv
いいかげん、消えてくれないか?
エロパロ以外のうp、はっきしいって

 迷 惑 だ
885名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 13:04:15 ID:tdAxrZ1S
>>884
何を勘違いしているのかしらんが、ここはエロパロ専門ではないぞ?貴様こそ消えろ。
886名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 17:26:14 ID:0/mXLslN
別にエロパロに限らず…面白いのを
やや描写が足らず、読者置いてけぼり感がある。

職人の頭の中で話が作れるのと、それをssにするのは違う
コテハン使う以上、どうしても一定レベル以上のものを
みんなは期待しますよ…とやわらかめに言っておく
887名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 17:31:34 ID:YQbjpKS8
頭で考えたネタを読み手に伝わるように文章化するのは難しいのデスよ。
書き上がったあと、何度も何度も読み返して足りない部分を補っていくと良いと思われます。

なお、説明不足をあとがきで解説するのはso bad
888名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 17:47:07 ID:tdAxrZ1S
まぁそう責めてくれなさんな。まだ3作目…素人じゃないにしても、新人なんだから。
889名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 20:15:59 ID:wdlEn8Ay
SSは量書いてナンボだと思うけどなぁ。
上達のためにも「GJ」と「きちんとした感想」を添えるといいんじゃない?
新人だから逃げ道があるとかそういうわけじゃないけど、
そりゃ何十作も書いてる人とは差は出るって。
俺的には好きな作風だけどな。
890名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 21:39:50 ID:vcfnDFHd
>>883
GJ!俺これ好きですーw
上達してきてると思いますよ?
891名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 18:41:23 ID:D1qzX1Ea
そうだな。新人がきて分かったが、このスレの住人にはきちんとした感想力が足りない。
職人が根付き育っていくのに大事なのは住人のレス。
それも次の作品に生かせる反省とモチベーションを与えてくれる具体的な感想だ。

毒を隠さずに言うが、今のスレ住人の感想はぶっちゃけ作品を読んでない人でも書けるぐらい、内容が薄い。
作品だけじゃなく感想や雑談も含めてエロパロスレだ。
もうちょい自分の言葉で自分の思うことを言え。
892名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 02:32:40 ID:lNOzlbtm
>>891
最近よく目にする感想レス……
【レス抽出】
対象スレ: まほらば〜鳴滝荘ののんびりな十四時〜
キーワード: 俺これ好き

抽出レス数:9


というわけで激しく同意。「これ好き」って……それだけかと。もう少し踏み込んだ感想が欲しいところ。
旧保管庫にある感想レスを久々に見たが、今の書き込みとレベルが違う。
感想レス一つにも色々な表情がある。その一つ一つが次への励みにもなった。

この際だから言うが、職人側からすれば感想レスの一つ一つが批評にも等しい。
だから読み手にお願いしたいのは、それを踏まえたレスをして欲しいな……と。
似たようなレス返されてもつまらないのでw


以上、最近リアルに忙しい書き手からの一言。

>鬱氏
アトガキでの補足は最小限にした方が良いかと。ダラダラ書くのは興醒めって奴です。
それ以外は中々上達していますよ。毎度毎度携帯から乙です。
893名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 13:51:07 ID:MzwsIYN0
昔ほど熱意のある人が減ったって事なんだろうな。
読み手も、書き手も。
894名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 15:19:03 ID:W5tx6H0P
ぐうたらがいた頃は良かったな
895名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 15:48:12 ID:i+GsimXW
故人扱いに全俺が泣いた
書いてるから、書いてるから見捨てないでぇ……!
896名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 20:11:09 ID:vU05zpPu
>>893
俺の熱意が無いと申すか!?

熱意はある!無いのは技量だぁ〜〜!!!
897名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 22:11:36 ID:XL9ROCpo
悪い。
個人の熱意という意味じゃなく、全体としてのと言いたかったんだ。
たとえ燃えさかっていても、1本の薪じゃたき火にはならない…ということ。
アニメ放送中はそれこそ職人が職人を呼び、相乗効果になってたからね。
荒れるのはノーサンキューだが、ああいう流れになることがベストなんだ。

技量は…上手いと思うひとの作品読みまくって自分に足りない部分を補うしかないと思う。
898名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 23:18:30 ID:xBC/X33W
なかなか次の作品が出来ない(´・ω・`)
場しのぎに小ネタ投下

桃「・・・あのさぁ、お珠ぁ〜。」
珠「なんですかぁ、桃さ〜ん?」
桃「よくさぁ、『ミスプリント』っていうじゃないの〜?」
珠「あ〜、よくいいますねぇ・・・」
桃「でもそれってさあ、元のデータのタイプミスが印刷されたやつがほとんどじゃなぁ〜い?」
珠「ま〜そうですねぇ〜。」
桃「だからさぁ〜、プリンターはきちんと間違いも正確に印刷しているんだよねぇ〜?」
珠「そうなりますねぇ〜。」
桃「てことで、私はプリンターがかわいそうに思うのよ〜。」
珠「そうですか〜。」
桃「・・・・・」
珠「・・・・・」
桃「あー、暑いわねぇ〜。」
珠「エアコンなしってのが鳴滝荘入居条件ですよ〜桃さん〜。」
桃「いや〜、おコタも最大にすると暑いわねぇ〜。」
珠「・・・そうですねぇ〜」
桃「・・・」
珠「・・・」
桃「今回は寝ないわよぉ・・・。」
珠「ずいぶんとしぶといですねぇ、桃さん〜。」
桃「伊達にえんくぁいひろいてないわよぉ〜。」
珠「そう・・・ですかぁ〜。」
桃「・・・zzz」
珠「・・・zzz」



白「全く・・・この2人は本当に仲良しだね、梢ちゃん?」
梢「・・・そうですね。2人とも寝てますね。毛布を取ってきてくれませんか?」
白「うん、分かったよ。寝顔が気持ち良さそうだから、そっと掻けようか。」


どうみても便乗です本当に(ry
899名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:29:08 ID:XWNHoWxK
GJ!
毎度毎度乙です。
流れに沿って感想を言わせてもらうと、今回もほのぼの具合がMAXでした。
テンポが良いというか長さ的にもまとまっていて読みやすかったです。
…こんな感じで良かったのかしら。
次作もワクテカしながら待たせてもらいます。
900名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:59:11 ID:0lJSG6hv
900
901名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 16:08:25 ID:zKKlWT4b
やっと次作が完成した・・・疲れました。


今回はタイトルちゃんと決めてますw
もちろん、スペルミスもないです・・・多分。
902みんなでおおそうじ:2007/03/19(月) 16:09:07 ID:zKKlWT4b
今日は大掃除の日。
あの絵本を見つけた大掃除から数年経ったかと思うとやっぱり早く感じる。
僕の身の回りも、大分変化した。鳴滝荘は今、とてもにぎやかだ。
そうして、僕は今梢ちゃんとはる達可愛い娘達に囲まれて、幸せな生活を送っている。

「じゃあ、今年は陰干しをやるゼ。」
「マ゛〜、またあの大量の本を干すですか〜?」

と灰原さんに抗議する珠実ちゃんだけど、梢ちゃんを筆頭にはる達もやるき十分なので
手伝うことになった。流石はガールズラ・・・

「私に何か文句でもあるのですかぁ〜?」
「いえ!別に!!」

・・・数年たってもこんなやりとりが出来るのは幸せだ、と梢ちゃんがくすりと笑い、
そうして運搬作業が始まった。


「・・・これで全部ですかね。」

僕がそう言ったのは、皆で本が入ったダンボールを回廊に全て出した時だ。
はる達は初めはせっせと手伝っていたが、途中から庭に来た野良猫集団に夢中だ。

「それじゃ、今年もよろしく頼むゼ?量が多いし、早くやらないと日が暮れちまうからナ。」

と灰原さん。ですが、この前大掃除トラップに初めに引っ掛かったのは貴方が初めてなんですけど・・・。
人数が増えたとはいえ、はるたちは猫に夢中だし、今年も僕が頑張らないといけないだろう。
903みんなでおおそうじ:2007/03/19(月) 16:10:18 ID:zKKlWT4b
そうして、1時間が経った。
僕はせっせと本を廊下へと立てていく。もうかなりの数になったハズだ。しかし、1冊1冊の本自体はそんなに大きくないものが
ほとんどだからまだ廊下には立てられる場所が多い。こうしていると鳴滝荘の廊下は長く感じる。
・・・扱っているのが本だけに、今年も灰原さんを筆頭に朝美ちゃん、沙代子さん、珠実ちゃん、挙句の果てには猫を追うのに疲れた
なつ、あき、ふゆまでもが大掃除トラップに引っ掛かってしまっている―

「ってあれ?はると梢ちゃんはどうしたんだろ?」



その頃、梢は猫を追っていたはるを探していた。

「はるー?どこにいるのー?」

色々探したが、なかなか見つからない。しかし、はるの声はしている。

「これだけ探しても居ないなんて・・・あ。」

これだけ探しても、といったが今まで自分が探していた場所が廊下だったこと、目を向けていたのが隆士の並べた本だった
事に気付くと、なんだか顔が赤くなった。そして、今まで探していなかった裏庭へと足を運んだ。

「・・・・・」
「・・・・・」

梢が裏庭に行くと、はるとボス的雰囲気を漂わせている白い猫とがにらみ合っていた。
いわゆる膠着状態というやつなのだが、梢は今まで探していたはるが目の前に居たことから、

「はる!こんなところに居たの?」

と声を掛けてしまった。

「あ!母さ―」
904みんなでおおそうじ:2007/03/19(月) 16:12:15 ID:zKKlWT4b
一瞬の隙を突き、電光石火。シロははるに突進する。はるもそれに気付くが、平手打ちを振ったのは
はると梢の足のトンネルを通って鳴滝荘の中へと行ってしまった後だった。
猫が足元を急に通ったので梢は思わずしりもちをついてしまった。

「母さん、大丈夫か!?」
「うん・・・ありがと、はる。」

幸いにも軽いホコリがエプロンについただけだったが、母にしりもちをつかせた猫をはるは許す訳には
いかなかった。

「あの猫・・・ッ!」

はるは猫を追いかけて中へと走った。


静かな廊下。
時々、本のページを捲る音、本を置く音が聞こえるだけの静かな空間が鳴滝荘廊下にあった。
そんな静寂を、1匹の猫が壊した。

「ニ゛ャーーーーー!!」

シロは全速力で走った。すると前方に読書中の珠実が居たが、全速力なので避けずにそのまま膝の本の上をジャンプで飛び越えた。
しかし着地寸前、珠実の手が足をかすった。シロは少しよろけたが、逃げた。

「・・・私の読書のジャマをするとは、いい度胸の猫ですね〜。これは少々教育が〜。」

そう珠実が考えていると、シロを追ったはるが凄い形相でこちらに走ってくる。

「何かあったですか、はるちゃん?」
「あの母さんをつかされた猫がしりもちッ!!」

母があの猫にしりもちをつかされた、と言いたかったはるだが必死に走っていたので語順を間違えた。
だが、はる達がもっと幼い頃から、更には早紀たちとも長く付き合っている珠実にはその間違った語順を
素早く正しい日本語に脳内変換していた。

「なんですって〜!?」
「だから早くあの猫をとっちめてやるッ!」

2回目は正しい日本語で言えたはると、読書のジャマと梢への愛によってシロへの怒りが湧き起こる珠実だった。
905みんなでおおそうじ:2007/03/19(月) 16:14:07 ID:zKKlWT4b
「・・・全く、アイツラも変わらんなぁ、灰原?」
「・・・・・。」

2号室の前。つまり僕の部屋の前でジョニーが読書をしている灰原さんに問い掛ける。
後ろにもう4箱目の本を並べている僕はそれを聞いて、、

「・・・そういう灰原さんも読書家というのは変わってないですよ。」

と返す。照れる灰原さんだったが、タタタと何かが走る音、タンッ、シュルッという跳躍音、布と肌がすれる音、トタッ、タタタと
着地して再び走る音がした後、灰原さんは呆然としていた。

「・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・灰原さん?」


ジョニーが、猫の口にくわえられてしまったため、灰原さんは泣いて僕にすがってきた。
とりあえず部屋からいらないスケッチブックと鉛筆を持ってきて、灰原さんに渡そうとする。しかしその
前に、それらを吹っ飛ばしてはると珠実ちゃんがこちらに走ってきた。

「待つです、この******猫〜!」
「母さんの仇ー!」

珠実ちゃん、こんな都会のド真ん中でそんな言葉を・・・と思いつつ、はるがああいってるのは
何かあったな、と思う僕だった。そりあえず、梢ちゃんの元へ行き10分ほど事情を聞いたり、他の皆に
説明したりした。


・・・その間灰原さんはさっきのスケッチブックを渡していなかったので何も出来ずにいました。
本当にすみませんでした。


他の皆も事情を理解した僕たちは、はると珠実ちゃんの後を追う。
そして、再び裏庭に来たのだけど、今度はシロがニ方向から迫られているため、逃げられない。つまり追い詰めた
状態だった。けれど、シロの上がった足の下にはジョニーが人質(?)として置かれていた。つまり、
これ以上接近するとジョニーはシロの振り下ろした足によってジョニーは―
906みんなでおおそうじ:2007/03/19(月) 16:15:10 ID:zKKlWT4b
「そんなコト、気にしてたら梢ちゃんは守れませんよ、白鳥さん〜?」
「え?」

珠実ちゃんは何でいつも僕の心を読めるんだ、とおもいつつも、どうやら珠実ちゃんはシロに制裁を加えるつもりらしい。

「そうだよ、父さん!こいつは母さんを〜!」

はるも珠実ちゃんと同意見らしい。

「・・・って、アイツは!?」

灰原さんの筆談による、無音の訴え。けれど、もうこの2人はやる気まんまんみたいです。

「覚悟するです〜!!」
「覚悟〜!!!」

突撃する2人。振り下ろされる足・・・。



その後、灰原さんは言いだしっぺなのに大掃除をやらず、1日部屋に閉じこもっていました・・・。
907あとがき:2007/03/19(月) 16:22:27 ID:zKKlWT4b
以上、「みんなでおおそうじ」でした。
前回出してなかった灰原さんを出してみたんですが、
セリフが思いつかない・・・。
そういえば朝美と沙代子も出してない・・・_| ̄|

というか途中から口調が白鳥君から第3者になってるのは自分の力量不足です本当に(ry
908名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 18:42:50 ID:uIlymRCP
GJ!!
やっぱりこういう日曜日の午後1時半みたいな空気がまほらばの魅力だよな。
原作だとはるたちが出て話は終わったけど、もちろんそのあとにも鳴滝荘の生活は続いてるわけで。
何気ないはるたちの日常って想像するだけで幸せになれるわ。

漫画作品をSS化するときの語りは基本3人称で時々1人称にするのが漫画の描写に近くなっていい。次書くときに気をつけてみ。


最近色々あるみたいだけど、原作が終わってしまったまほらばの世界をこうして再び楽しめることにまずは素直に感謝したい。と俺は思うね。
909名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:08:25 ID:3PITrRfc
保管庫、更新されてないね…。
このまま過去ログへと流れてしまうのはあまりに惜しいわ…。
910名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:11:14 ID:V3qMSR74
テイル氏も忙しいんだろー
各人ログを保存するぐらいの協力は出来るだろ
911名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:16:04 ID:KxpLxrn+
GJ
うん、まぁ別に俺の四つ子命名を引き継がんでもいいぞ?
短編は書きたいけどいつも長くなる。俺も短くまとめたい…

912名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 01:27:19 ID:NNY/XbW0
>>907
GJ!
こういう雰囲気がまほらばらしくていいじゃないですか。
俺の作品は、自分の名前のせいか、暗くなりがちなんで……見習おうかと。
913名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 22:45:13 ID:48b+yc8E
>>908
こんなに詳しい感想どうもです。
>基本3人称で時々1人称にするのが漫画の描写に近くなっていい
分かりました。次回やってみます。

>>911
正直、思いつかなかったので過去ログで一番多く使われていた名前使いましたw
ですが自分もこの名前は気に入ってるんですよね・・・。

>>912
そういっていただけると恐縮です。
これからも頑張ります。
914名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 22:53:35 ID:wQz6byal
>>911
はる、なつ、あき、ふゆ、の四つ子の名前は、俺も気に入ってますよ!まほらばらしい、ほんわかとした名前じゃないかと。
915名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 18:17:34 ID:XvTRUIce
まほログ更新しないかなぁ…このままだと冗談抜きで流れる。
916名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 19:53:24 ID:Uj18skqc
>>915
ログ保存しておくか、自分でまとめサイト作れば無問題。
人にはそれぞれ都合ってものがあるんだからまったり待とうぜ。
917名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 20:00:54 ID:YwELpnb8
wikiに移行しちゃダメかね?
知識はいるが分担して更新できるからいいと思うんだが
918名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:31:03 ID:0LvRCEGM
>>917
別にまとめならブログでも…と思ったが、複数人で更新できるという利点があったな。
誰でもってことになったら荒らしとかが出そうな気もするが
どちらにせよ管理者も決めなくてはならないし、このスレ中には決まるのかな…
俺は、作品が増えてきた今だったら賛成なんだぜ。
919名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:44:06 ID:XvTRUIce
分担か‥‥‥確かに今ならそれもいいかもな。
管理者は誰にする?立候補してくれる人はいないか?
920名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:14:51 ID:IwjCg3vQ
残り30レス……
wikiも大切だけど、まずは次スレのタイトルとテンプレを考える時期だ。
921名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:33:17 ID:2FVVTL9M
鳴滝荘のにこやかな十五時
922名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:34:07 ID:U6Id1w2Z
にこやかは九時にあるなー
923名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:34:50 ID:U6Id1w2Z
てか、そっかーもう十五時かー
去年の夏以降かなり早いペースだったんじゃないか?
924名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:40:46 ID:2FVVTL9M
>>922
そうだったか‥‥‥
へたな鉄砲数打ちゃあたるってわけで。

鳴滝荘のはれやかな十五時
鳴滝荘のせわしない十五時
鳴滝荘のにぎやかな十五時
鳴滝荘のたのしげな十五時
鳴滝荘のほんわかな十五時
鳴滝荘の‥‥‥弾切れ。
925名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:41:45 ID:U6Id1w2Z
ほんわかは十一時ーにぎやかは五時ー

はれやかは良いかもね
926名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 01:38:11 ID:5UfVo3dv
>>919
927テイル ◆5zZRlb1law :2007/03/24(土) 03:01:48 ID:6OoMPuKY
>>915
前更新が二ヶ月前ですが……これでいけませんかねえ?
ログなら一部を除いて保存してあるので大丈夫ですが。
まあ、チクチク更新しておきます。

まとめサイトの件。
wikiの方がやり易いし、データベース風に検索しやすくもあります。
ただ、まほログに溜めた過去作品を移転させるのに労力が必要になりそうです。
ネタも合わせて大小300ほどあります……

改めてこの収容数は凄いなあと思うw
他のエロパロ系保管庫でここまで保存しているところは少ないかと。

次スレタイトル。はれやかに一票w
後はテンプレですが……前スレのを流用するとかですかねえ?
要望があれば作ってみますよ。

では。あともう少し更新して寝ますノシ
今日は法事だったり……
928名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 03:10:57 ID:U6Id1w2Z
うおー、乙かれさまっす。
俺としてはこのままテイルさんに続けてほしくもありますが、反面負担を減らすにはwikiが合理的か、とも思ったり。
そうなったら自分の分は自分で移動させてもらいます。なんやかやでうざったいほど書いてるので。丁度加筆修正したいのもいくつかあるし

929名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 08:00:11 ID:2FVVTL9M
>>927
お疲れさまでーす!!
たびたび急かして申し訳ありませんでした。

それにしても300か‥‥‥すごいな。
930名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 08:59:59 ID:rq+Pw49K
俺も『はれやか』がいいと思います!
まとめサイトについては、テイルさんがログを保存してあるんでしたら
とりあえず保留にして、まずは次スレのタイトルとテンプレを決めないと…
って920と同じこと言ってる…orzごめんなさい

931名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 10:00:16 ID:2FVVTL9M
テンプレはどうする?
932名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 18:51:38 ID:p2hURZL1
意外とまだ、黒崎親子と水無月家が使われて無い件。
よし、考えるだけ考えてみよう。
933名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 21:43:11 ID:jo1YUGqg
    ____
   /::::::::::::::::::::::::::\
  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
  |:::::::::::::::::|_|_|_|_|
  |;;;;;;;;;;ノ   \,, ,,/ ヽ     
  |::( 6  ー─◎─◎ )    
  |ノ  (∵∴ ( o o)∴)    
/|   <  ∵ ___∵>  
::::::\  ヽ   /__/ ノ\   
:::::::::::::\_____ノ:::::::\

白鳥隆士が↑の状態になった状態で鳴滝荘を訪れていたら
住人たち、特に梢はどう対応していたのだろう
934名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 22:07:57 ID:2FVVTL9M
>>933
梢ちゃんに話し掛けた時点で、珠実ちゃんに殺されるだろ?
935名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 23:08:04 ID:2FVVTL9M
ここは、月刊ウイングで掲載されていたまほらばのスレットよ…
エッチなのからそうじゃないのや大長編までなんでもいいそうね………

過去ログ等は中略

これでいいのかしら?今回の内職は楽でよかったわ
……しおようかん……(沙夜子逃走)
あっ!ちょっとお母さんまだ終わってないよ!みなさんごめんなさい。次のスレは>>250の方が立ててくださいね。じゃぁ……待ってよお母さん!


即興で書いてみた‥‥‥
936名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 01:15:48 ID:yfaMF6KU
>>935
随分早い次スレ立てだなあw
937名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 01:48:56 ID:ppOmTWLl
>>936
ちょっとしたギャグ‥‥‥ではなくて、素でミスりました。すみません。
938932:2007/03/25(日) 02:08:50 ID:XyIVwaCr
ここは、ガンガンWINGで連載されていた「まほらば」のSS創作スレッドです。
まったりとした住人が熱い感想つけてくれるから、新人さんだって大丈夫!
短編から大長編、健全なものでもエッチなものでも大歓迎………えっちな……お、大人だ〜!!(バタッ)

前スレ
まほらば〜鳴滝荘ののんびりな十四時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168451193/

原作スレ
小島あきら まほらば39号室
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1164186219/
アニメスレ
まほらば〜Heartful days〜51号室
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1162858804/

まほらば小島あきら 第11回鳴滝荘お絵描き大会
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1158234663/

保管庫
まほログ(管理人:テイル氏) ttp://blog.livedoor.jp/maholog/
まほらば 二次創作保管庫(SS&CG)
ttp://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/index.html
修正SS用うpろだ(管理人:ヘブン氏) ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/upload.html

次のスレは>>970の人か、
容量が490KBを超えているならキリのいいレス番をとった人が立ててください。
暮らしは貧乏だって心は豊か!あったかいSS待ってるよー!

あ、お母さん!まだ内職終わってないんだから寝ちゃだめだよ〜!


ということで朝美書いてみた。
後は関連スレが落ちていたのでアドレスを同名の生きているスレに差し替え。
939名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 02:16:52 ID:ppOmTWLl
>>938
がいい!
940名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:36:56 ID:Q7QZiFIL
…しおようかん?
つーか気早すぎ
941名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 00:59:41 ID:1xIjA3NT
で、結局どうなったの?
942名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 01:01:10 ID:qdKZy1eN
>>938でいーんでねえの?
以下普段どおりの流れ
943名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 17:45:37 ID:X/mS+NJ1
普段どおりの流れ、と言われても意外と困る。
話題が切れたのを違和感なくまた始める力。
言い換えれば起承転結の起を提唱する力。
それを難なくやってのける職人さんはやっぱりすごいわ。

このスレではあまり出てないけど実はこの組み合わせ好きなんだっての何かある?
944名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 18:35:02 ID:Uy0ZlT1T
白鳥×桃乃って以外と少なくないか?俺はわりと好きなんだが…
945名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 18:41:12 ID:Cidt+mBV
俺も嫌いじゃないけどまほらばって基本公式でカップリング決まってるのが多いからなあ
自分を変えてくれた紫羽を捨てて白鳥きゅんになびくのはあまり考えたくないなー
946名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 19:07:03 ID:Uy0ZlT1T
じゃあ、捨てないで白鳥×桃乃……を書いてみるか。
947名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 19:17:15 ID:tzd34uuh
隆士ハーレムエンド
948名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 23:41:24 ID:Uy0ZlT1T
>>947
わしゃハーレムでウハウハなんて嫌いじゃ‥‥←嫉妬
949名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 11:13:12 ID:a09YrgUi
あと一個で地雷‥‥‥
950名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 15:05:45 ID:FAsF927Z
地雷が怖くてエロパロスレにいられるかー!!
さあ行くぞ950ゲットだ!!
ついてこい>>949二等兵!!漢をみせろ!!



次のスレは>>970の人か、
容量が490KBを超えているならキリのいいレス番をとった人が立ててください。
951949:2007/03/27(火) 18:58:52 ID:a09YrgUi
>>950
隊長!了解しました!!
950を越えて、951ゲッ
カチッ!
どぉーん!!
949二等兵殉職
952名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 21:37:20 ID:jQb5buwM
950の潔さに惚れた
953:2007/03/28(水) 13:15:34 ID:16GkPCYP
投下するなら今のうちだな…いつも通り、メモに入らなかったので途中までです。


白鳥×桃乃 エロ無し
備考
 紫羽さんファン閲覧注意…かも。

Shattered Heart
〜ココロノカケラ〜

ガチャ
「おはよう。」

午前七時…僕は炊事所のドアを開けると、朝ご飯を作ってくれている梢ちゃんにあいさつをした。

「おはようございます。白鳥さん♪」

梢ちゃんは野菜を切る手を一時止めると振り向き、満面の笑みであいさつをかえしてきた。

「あ、珠実ちゃんおはよう。」

椅子に座り料理を待っている珠実ちゃんにもあいさつをする。すると、

「私はついでですか〜〜?」

という返事…珠実ちゃんも梢ちゃんと同じ満面の笑みなのだが、梢ちゃんの笑みと比べると、
珠実ちゃんのそれは、どうも裏がありそうな笑みというか、
うまく言えないが背後に黒いオーラを背負っているように見えるのは気のせいだろうか?
954Shattered Heart:2007/03/28(水) 13:33:45 ID:16GkPCYP
僕が、そんなことを考えていると、珠実ちゃんから思わぬ‥‥‥訂正、何時も通りの言葉が飛んでくる。

「白鳥さんはまた何か私に失礼な妄想を脳ないで繰り広げてますねぇ?」
「えっ!?」

毎回思うのだがなぜ珠実ちゃんには僕の考えてることが分かるのだろうか?
僕がよっぽど分かりやすいのか?
しかし、人の考えを手に取るようにわかる珠実ちゃんはやはり普通じゃないんじゃ……

「ま〜だ、脳内で私を侮辱するですか〜?」
「いっ、いやそんなこと考えてないって!!」

僕はあわてて否定する。
珠実ちゃんはこっちを向きながら、さっきの笑みを浮かべている。
うっ、珠実ちゃんの笑顔がかなり怖い…

「できましたよ白鳥さん!」           
救われたぁ‥‥‥
珠実ちゃんの恐怖の笑みから僕を助けだしてくれたのは梢ちゃんだった。
梢ちゃんの一言により珠実ちゃんの注意は僕からそれたようだ。
僕達の目の前にご飯やお味噌汁などが並べられていく。
おかずは鮭の塩焼きとのり、これぞ日本の朝ご飯!
といった感じだ。

「今日の料理も一段とおいしそうですねぇ〜♪」
「そう?ありがとう珠実ちゃん。」

珠実ちゃんが梢ちゃんの料理をほめて梢ちゃんがお礼を返す…
毎朝繰り返されている光景だ。
梢ちゃんが席に着くと僕達は「いただきます」を言い、料理を食べ始めた。
朝美ちゃんは学校が創立記念日で休みらしく、まだ起きてこない。
955Shattered Heart:2007/03/28(水) 13:41:37 ID:16GkPCYP
僕が実においしい大根のお味噌汁に舌鼓をうっていると珠実ちゃんが

「梢ちゃんお米を変えたでんすか〜?いつものご飯よりおいしいです〜。」

と言い始めた。      僕にはいつものも今日のもおいしく、何が違うのか全くわがらないが…本当にかわったのかな‥‥‥

「あっ、珠実ちゃんわかったんだ!」

と梢ちゃん、ということは、珠実ちゃんの言うとおりお米が変わったのだろう。

「はい〜♪いつものは、〇〇産のササニシキですが、今日のは魚沼産のコシヒカリです〜!」

と珠実ちゃんが得意げに銘柄を言う。

「うん、当たりだよ!よくわかったね!実は昨日お隣さんからもらったんだ。」

これも当たりらしい…前からおもっていたんだけど、珠実ちゃんって何者なんだ?
変わったことだけでなく銘柄まであててしまうなんて‥‥‥

「すごいね珠実ちゃん!僕なんか変わったかどうかもよく分からなかったのに!銘柄まであててしまうなん」

僕がそこまで言うと、珠実ちゃんは、僕がいい終わるのを待たずに当然といった顔で一言
956Sattered Heart:2007/03/28(水) 14:09:44 ID:16GkPCYP
「はぁ〜?何を言ってるですか〜」
「えっ?」

僕は返事の内容以前に何か間違ったことでも言ってしまったか?
と心配になる。しかし続きは

「私と白鳥さんとどちらが優秀かなんてきまってるです〜。」

だった。正直返す言葉が無い、事実その通りである。体力や知識はもちろん、様々な面で僕よりもすぐれている珠実ちゃん。
僕の方がすぐれているのは絵ぐらいか?
‥‥‥‥ひょっとして絵も珠実ちゃんの方が上手かったりして‥‥‥

「ところで白鳥さん大丈夫なんですか?」
「えっ!?」

僕が敗北感に浸っていると突然梢ちゃんが心配そうな顔をして聞いてきた。
最初はなんのことだか分からなかった、一瞬珠実ちゃんのそれのように、心を読まれたかと思ったが、
それが時間のことを言っていると分かり、時計を見ると…

「あっまずい!!」

このままでは遅刻してしまう。話しているうちに時間がすぎてしまったようだ。
僕はご飯を急いで掻き込むと、梢ちゃんに

「とってもおいしかったよ」

と言ってから、あわてて部屋を飛び出した。
その時、二人は桃乃さんがいつもより起きてくるのが遅いなどと話していたが、
この時の僕には、全くといっていいほど気にする余裕は無かった。

僕が教室に入ったのは、銀先生がくる定時刻の2、3分前だった。
僕は一安心しながら、席に着くと、隣に座っていた友達の亜麻根瑞穂が声をかけてきた。

「うっわ〜今日はずいぶんギリギリだね〜昨日もあの宴会好きな女の人がなんかやってたの?」
957名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 14:25:17 ID:16GkPCYP
宴会好きな女の人‥‥ヒドイ称号だな‥‥‥たぶん桃乃さんの事だろうな…
そういえばこの間みんなで、鳴滝荘に来たときも、桃乃さんバリバリ仕切ってたからなぁ‥‥‥
等と思いつつ返事をする。
「うん、昨日も宴会を…ね。」
「うわ〜〜大変だねぇ…」
そう昨日も桃乃さん主導の下、宴会をやったのだ、それも何故か、いつもよりも盛大に。
うぅ‥‥‥何で昨日は桃乃さん、いつにもましてハイだったんだろう?
おかげで……
‥‥‥しかし、よく考えれば、今日遅れたのは桃乃さんが原因じゃないか…などと考えている間に瑞穂は話題を変えてしまう。

「そういえばあのニュース聞いた?ほら飛行機の。」

あのニュースといきなり言われても、僕の部屋にはテレビがおいて無いため、なんのことだか分からない。仕方がないので瑞穂に聞き返す。

「あのニュースって?」

瑞穂は少し驚いたような表情を浮かべ、答える

「えっ知らないの?あんなにおっきなニュースになってたのに」
「ほら、僕の部屋テレビおいて無いから…」
ガラガラ

僕がそこまで言うと、誰かがドアを開けて入ってきた。
銀先生ではない。そのひとが話し始める。

「え〜銀先生は少し遅れるそうですので、皆さんは少し待っていてください。」

どうやら学校の職員のようだ、よく顔を見てみれば、廊下ですれ違ったことがあるような気がする。
958Shattered Heart:2007/03/28(水) 14:33:42 ID:16GkPCYP
「で、さっきの話だけどさぁ、なんか、フランスから日本へ迎う飛行機の消息が不明なんだって。大型機で結構お客さんが乗ってたからって、大騒ぎよ?」

瑞穂が話題を戻す。
僕は理由も分からないが、その話を聞いたとき一瞬、本当の一瞬だが胸騒ぎがした。
それを敏感に感じ取ったらしい、瑞穂は不安げな表情で質問をしてきた。

「どうしたの?もしかして、フランスに友達でも‥‥‥?」
「いや、なんでもないよ‥‥‥」
「そう、それならいいんだけど‥‥‥」

フランスに友達?いるはずがない。まったく記憶に‥‥‥‥あれ?なんだっけ?フランス…フランス…フランス…
何かあったような気がするが思いだせない。
僕は一生懸命思い出そうとする。何かが頭の片隅にあり、とても引っ掛かっているが思い出せない。
瑞穂は心配そうにこちらを見ていたのだが、僕はそれに気付かなかった。
959憂鬱編集後記:2007/03/28(水) 14:39:08 ID:16GkPCYP
とりあえず、ここまでです。
白鳥くんと桃乃さんを絡ませるために、あの人と旅客機の乗員が尊い犠牲に‥‥‥
あぁっ!紫羽さんファンの皆さん!缶を、トンカチを投げないでください!!


最後に一つ。白鳥くんって亜麻根瑞穂のことなんて呼んでいるんでしょうか?
瑞穂?瑞穂ちゃん?
960名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 17:32:20 ID:oRN9tOBQ
>>959
トンカチは投げないから続きを要求する。まあ乙。

白鳥クンの語りがちと冗長な気がする……
もう少し短く切ってもいいと思うよ、俺は。
961名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 18:36:33 ID:0WX6k4AS
続きに期待
白鳥君は「亜麻根さん」って呼んでそう
梢ちゃんの時もそうだったけど女性を下の名前で呼ぶのに抵抗あるみたいだったしね
962名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 19:43:48 ID:pBSiiAUz
目上・立場的に上の人に対しては名字、普通に接することが出来る相手・年下に対しては名前で呼んでる。
ママンは最初「黒崎さん」と呼んでいたけど、朝美ちゃんと混同するから名前で呼ぶようになった。
例:
目上の人>桃乃さん、黒崎さん、大家さん
対等の人>珠実ちゃん、朝美ちゃん、早紀ちゃん(etc..)

まぁ、普段使ってる呼称を意図的に変えるってのは意外と難しいものだよ。
それが意識している相手ならなおさら。
963名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 19:56:25 ID:16GkPCYP
>>961
俺もそれ考えたんだが、「珠実ちゃん」「朝美ちゃん」「沙夜子さん」「まひるちゃん」『桃乃さん』‥‥‥名前の方が多いんだよな‥‥‥これが。
964名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 19:59:17 ID:16GkPCYP
やばっ!962と言ってることかぶった!しかも962のがいいことを言ってる…
965名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:03:29 ID:Du1xCAU+
「さん」か「ちゃん」でも分かれるだろうが、瑞穂ちゃんに一票。
上にもあるけど意外と親しく名前で呼んでくる印象が。
966名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:14:35 ID:QxNHzLrX
エロールはなんて呼んでるんだろな。
くんづけか?
967名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:22:18 ID:16GkPCYP
さすがに「さん」じゃないし、翼くんに一票。

ホモスキーのことはなんて呼んでるんだろう?
968名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 00:37:08 ID:lSWDeSRH
ホモスキーに対してはちゃんづけのイメージがわかないのは俺だけか?
ホモスキーはどちらかというと白鳥くんよりエロールと仲が良いように見える。

いつもの高速(自称)でシャッタード ハートの続きが完成
次スレが立ったら見なおして乗せるつもりです。
969名無しさん@ピンキー
桃さんが瑞穂ちゃんと(ry