【つかまえて】悪の女とH 2【つかまえられて】

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1名無しさん@ピンキー
いじめが大好きな女子高生から残虐非道の悪の女幹部まで。
悪の女を捕まえたり、悪の女に捕まったり、時には悪の女とラブロマンス!
とにかく「悪の女とH」が基本コンセプトのスレです。

・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。
・「やられ」・「グロ」表現が多少なりともある場合は投下前に注意書きをしましょう。
  (悪の女が死んじゃう場合は下記に該当スレがありますのでそちらに投下しましょう)
・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。


◆前スレ
 悪の女をつかまえて
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080476860/

◆関連スレ
 悪の女をつかまえて INエロゲ板
  http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1152888591/

 【戦闘】強い悪の女戦士を屠るスレ 2【やられ】
  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152028736/
          悪の女を屠るのがメインの場合はこちらに(やられ・グロ表現があるので注意!)
2名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 22:50:19 ID:vSBzoByx
少し早かったかも知れないが、とりあえず立てた。
3名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:38:14 ID:j0kiU9HI
乙。



そういや、前スレが落ちる前にSSをどこかに保存して貰えんかしら。
4名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:55:38 ID:06GUo6yo
おつ
5名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 06:39:06 ID:/wglcnD9
>>1 乙です。

6名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 07:17:14 ID:ZNOC8yz1
>>1乙。
まとめに関しては、某スレみたくブログでも借りたらいいんじゃなかろうか。
7名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 23:06:42 ID:CLJaIRCO
>>1乙でーす。
保管庫つくってくれるなら大歓迎&有難いが、かなり大変だろうな。
8名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 23:19:07 ID:ZNOC8yz1
>>7
またやっちまった……
ttp://marrymeakujo.blog74.fc2.com/
9名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 23:35:48 ID:RQ0nu3GN
>>8
GJだ…GJだよあんた(つД`)
10名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:20:28 ID:ZHIkVdPU
11名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:27:04 ID:GNjuSocf
ちょ我々はスンナ派かww多数でも正統でも無い気がするがwでもGj!
前スレ見直してたらジャパニーズコンスタンティンが面白かった。
初期のアナル氏といい結構神職人に恵まれたスレだったんだなぁ。嬉しい。
12名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:33:36 ID:GNjuSocf
つかフェチ主張用にそのバナー使いたいなwシーア派もあるの?
13名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 02:11:38 ID:3IMfRk+u
>>11
うーん、どっちかってーとスンナ派って感じがしたから使っただけで他意はないよw
実際、半分シーネ派で半分スンナ派って人も多い。クレイさんがそうだしね。
ところで邪ネ申な駄コテ約一名は当然のごとく載せないとして、
アナル氏とコンスタンティンはどうする?
なんかGJ少ないしアンチな人もいるし、掲載したら荒れるんじゃないかと心配。

というか、正直俺にまとめ人の資格があるとも思えないので、
今のうちからまとめ人さん募集しときます。
誰かやりたい人〜!?

>>12
ああ、これは某さんが作ってくれたやつそのまま使ってるのよw
ここでは名前出すのアレだけど、旗の下あたりにばっちり書いてある。
まとめブログからリンクさせてもらおうかな……嫌がるかな。
14名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 02:26:59 ID:uKIRcg4f
個人的には名無しもコテも全部保管して欲しいな。
GJ少ないのは当時住民も少なかったんじゃないのか。自分は良作だと思うんだけど他の人はどう?
バナー作成はロゴ作成って書いてある人?ワカラナス…けどリンク貼られると困っちゃうならいいや。

あとまとめてもらってるのに注文多くてすまないけど
まとめ人の私見は備考に載せないほうが良いんじゃないかなって思った。
15名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 04:53:10 ID:3IMfRk+u
>>14
嫌がる人がいるのは、たぶんバッドエンドとかレイプものだからだと思う。
あれは好き嫌い分かれるしね。まあ注意つきで載せとくわ。
あと私見に関しては極力排除しといたが、まだあったら米欄で注意してくれ。
ロゴ提供元は屠るスレまとめのリンクを辿るとある……かもしれないw

引継ぎのまとめ人さん募集中。
16名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 07:52:55 ID:atTT1V4G
初心者てすが、いっちょ投下させていただきます。
投下中、アドバイスなどいただければ幸いです。
では次のレスから初めさせていただきます。
17名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:19:59 ID:atTT1V4G
「男尊女卑」…。
大昔のこの国には、そんな言葉があったらしい。
男性を敬い、女性を卑下する風潮。
今の時代、口に出しただけでも笑えてしまいそうだ…。
西暦2106年、今世界は女性によって支配されている。女性によって国が動き、経済がまわり、全てが成り立つ。
俺達のような男性は、ただの生殖の材料として使われるか、女性社会の上流階級の人間達のイカれた趣味の為の玩具になるか、強制労働所に囚監され、死ぬまで社会の為に働き続けるか…それしか生きる道はなかった。

しかし、どんな時代にも抵抗勢力というものは生まれる。
そして、女性至上主義社会による非人道的なやり方に意を唱える男性達が集まり、ある組織を作り出した。
いわゆるレジスタンスだ。
俺は幼い頃に奴隷教育を受けさせる施設を抜け出し、今はそのレジスタンスに身を寄せている。

しかし、無事でいられたのもつかの間だった。ある重要施設の破壊工作計画が失敗し、俺はただ一人逃げおくれてしまったのだ。
俺の姿を見つけた敵が、大量の閃光弾を投げた所で、俺の意識は闇の底へと沈んでしまった。


18名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:37:20 ID:atTT1V4G
…何時間ほど気を失っていただろうか。
何とも言えないジメジメした空気が鼻と肌を刺激し、俺は目を開けた。
ふと気付くと、手足や身体の大部分が動かない…。まだハッキリしない視覚を必死で呼び覚まし、俺は自分の身体を見た。
どうやらイスに身体全身が鎖で縛り付けられいるようだった。
「捕まったんだ…」
そう心の中で呟いた。
目の前には鉄格子のような物も見える…。拘束されただけではなく、牢に監禁されたという事も理解した。
すると、遠くの方で足音がした。どうやら看守と思わしき者がやってきたようだ…。
ガチャガチャと鍵を外す音が聞こえて分厚い鉄の扉が開かれ、数人の人間が入ってきた。

「あら、今日は随分めずらしいのね。こんな子ねずみが捕まるなんて」
嫌みな、ネットリとした嫌悪感を与えるような声で一人の女が言った。
19名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 12:08:40 ID:16IRzu1P
さっそく投下キタ―(゚∀゚)―!
続きwktk
20名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:10:58 ID:blMaqdhm
おちるなよ
21名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 15:20:37 ID:4t714rbC
ザーラたまの続きが見たいな・・・・・・・・・
22名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:34:14 ID:DMYE8FMv
落ちるなよー
23前スレ839:2006/11/10(金) 04:46:46 ID:F1GWg3rX
前スレ>>832−838の続き投下します。
大和仮面×女怪人ホルスニュウのです。
24名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 04:47:37 ID:F1GWg3rX
2.
「フヒャァァッ、もう、もうすごい、すごいんだモォォッ」
嬌声をあげるホルスニュウ、ここは人通りのほとんどない河原の橋の下。
大和仮面はタプタプと揺れるホルスニュウの巨乳を揉みしだき、
乳首の先からとめどなくあふれでる白くいやらしげなお乳まみれになっていた。
いきりたった大和仮面の男根は、狭く締めつけのよいホルスニュウの肉壷に挿入を繰り返し、快絶の悲鳴をあげていた…
25名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 04:49:28 ID:F1GWg3rX
−−−−*−−−−*−−−−*−−−−*−−−−*


あの時、薬でコントロール状態になっていたホルスニュウは大和仮面の命令通り、
なんとかプリティキモノーズの猛攻に耐え、隙をみて逃げ出すことに成功した。
大和仮面はホルスニュウが倒されなかったことに安堵し、次に彼女に会える(Hする)ことを楽しみに次の日を迎えた。

翌日、大和仮面は学生として(もちろん正体は隠してだ、ちなみに生徒会の副会長!)学園に登校すると、
一時間目の授業をつぶしてまで、全校生徒出席の緊急集会が開かれた。
理由は昨日ステーキレストランで襲われ、ホルスニュウに命を奪われた人が生徒のなかにいるからとのことだった。
ホルスニュウの肉体の魔性に自ら溺れ、彼女を見逃したおのれに大和仮面は罪の意識を感じた。
しかし、それでも自分自身で見知らぬ生徒の仇をとろうなどとは思わない。
同じ学園の生徒というだけで極上の肉体を持つ女怪人を自ら屠ろうなどと、
大和仮面にはもったいなさすぎてできないのだ。

その日の昼休み、同じクラスで涙を流しながら静かに復讐に燃える女子生徒を大和仮面はみた。
プリティキモノーズの一人、神宮崎ツバキだった。
大和仮面は死んだ女子生徒に面識はなかったが、ツバキにとって友人であるらしかった。
彼女たち、プリティキモノーズは強い。一対一であればまず女怪人には負けないだろう。
大和仮面は焦りを感じた。彼女たちより先にホルスニュウを見つけなければと思った。
もし、ツバキがホルスニュウを発見すれば、
怒りの刃でホルスニュウを八つ裂きにするであろうことは簡単に想像できたからだ。
26名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 04:51:05 ID:F1GWg3rX
はたして誰にとって運がいいといえるのか、ホルスニュウを先にみつけたのは大和仮面だった。
もちろん、昨日のお乳の洗脳効果は切れている。
昨日は辱しめを受けたとホルスニュウは会ってすぐに前かがみになって角を大和仮面にむかって突撃してきた。
まさに赤いマントをみた牛のようである。大和仮面はヒョイッと避けざまにホルスニュウを足でひっかけた。
「モ、モモォォォォッ!」
そんな情けない悲鳴とともに、ホルスニュウは河原の土手をグルグルまわりながら転げ落ちた。
大和仮面はチャンスと土手を一気に飛び降り、
身体の痛みで苦悶の声をあげ倒れているホルスニュウに馬乗りになった。
「や、やめろモォッ、今度は何をする気ィィィンッ」
大和仮面は、いきなりその存在を主張してやまないドデかく柔らかいウシチチを揉んだ。
感じ易すぎるホルスニュウはすぐに喘ぎ、悶える。
「昨日の続きをさせてもらうぞ」
そう、高らかに宣言した大和仮面はおっぱいにを揉みしだき、強烈に責めていく。
「ダメ、ダメ感じちゃうんだモォッ、感じちゃったら、感じちゃったらお乳が出ちゃうんだモォォッ」
そういった瞬間、乳首からドピュゥゥとすさまじいスピードで迸るように白い乳が天にむかって放たれた。
大和仮面の羽織が乳で濡れる。
「フフ、いい調子だ」そういって乳房をグニャリと少しきつく締め上げるように角度を変えると、
昨日と同じように彼女の口内にチューーッと水鉄砲のようにお乳が入った。ゴクンと飲み込むホルスニュウ。
「さぁ、今日も……俺の言うことを聞くんだ」
不敵な笑みを浮かべ、勝利を確信する大和仮面、しかし彼の思惑は外れてしまった。
「フッフッフッ、同じ手は二度と喰らわないんだモォォッ、
 昨日帰ってから博士に自分には効かないようにしてもらったんだモォッ、作戦破れたりだモォッ♪」
嬉しそうに乳を揉まれつづけながらも勝ち誇りをあげるホルスニュウをみて、
大和仮面は彼女をもう助けられない……そう絶望していた。
人を思うがままに操ることができるホルスニュウのお乳の効き目、
これがあれば彼女はもちろんのこと、他の女怪人だって救うことができると大和仮面は考えていたのだ。
プリティキモノーズに倒されることもなく、悪事も重ねさせない、
そして、俺だけの女怪人ハーレムが完成する!!そんな一石三鳥を思い描いていたのだ。
しかし、大和仮面の目論見はもろくも崩れ去った。
27名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 04:52:08 ID:F1GWg3rX
遅かれ、早かれホルスニュウはプリティキモノーズの刃に倒れる……そんな避けようのない未来が脳裏に浮かんだ……
大和仮面は思った。こうなれば、悔いを残さないよう飽きるほどに浴びるほどに抱いてやると。
「さぁ、フワァッ、き、気持ちいいけど、さっさと離すんだモォッ、正々堂々戦うモォッ!」
そんなホルスニュウの叫びを無視し、大和仮面は右手を胸から離したかと思うと、
いきなり彼女のむきだしの股間の縦スジにスーッと這わせる。
ビクンと敏感な部分をさすられて跳ねるホルスニュウ。
「や、やめるモォッ」
指にはヌチャヌチャと彼女の淫ら汁がまとわりつく。
「こんなに感じているんだな……」
そういってネッチョリと濡れた指をホルスニュウにみせつける。
「は、恥ずかしいモォッ」
何も着ずに白黒斑色の艶かしい肌を露わにしているホルスニュウも、
おまんこが濡れそぼっているのには恥じらいを感じるようだ。
「指で弄らなくても挿入りそうだな……」
「わ、私の穴はき、気持ちよくないモォッ……」
「それを今から試してやるッ」
そういって大和仮面は袴をたくしあげると、
ホルスニュウという女怪人のエロさ、憐れさでカチンカチンに屹立したイチモツを
彼女の濡れに濡れた肉壷に狙いを定め一気に突き入れた。
「ンモォォォォォォォォッ」
牝牛の悲鳴とも嬌声ともつかぬ声が誰もいない河原に響いた。
ホルスニュウのそれはあたたかくネットリ絡みつく極上の肉壷であり、
グイッグイッと膣筋が大和仮面のイチモツを締めつけていく。
「い、いいぞッ、すごくいい穴だ、ホルスニュウッ!!」
ゆっくりと味わうかのように大和仮面は腰を使いはじめた……
28名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 04:57:39 ID:F1GWg3rX
ちょっと短いけど今回はこれで。

>>16
続き期待してます。今のところ逆レイプものな予感がしますがどうなるんでしょう。
29名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 09:35:26 ID:xx9dBBKj
GJです。大和仮面、みんなHでハーレム作れば良いんじゃないかw
30名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 13:42:50 ID:X+7wVutF
大和仮面GJ。プリティキモノーズなんかヒロイン陵辱スレに突き落とされちゃえw
そして>>16に期待。
31名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 20:22:35 ID:Gs7n9FyS
やっぱ悪のヒロインは、すげぇ性技持ってないと屈服させられないのかな?
32名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:11:09 ID:qtR2S8/U
じゃあこれから悪女をピュアな愛で屈服させてみてくるノシ
33名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:29:31 ID:t8bqSSO5
>>32
全裸で期待して待ってるノシ
34名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 11:06:41 ID:6SjuxqWz
>>32が帰ってこなかった場合は、悪女に籠絡されたと判断すべきなんだろうか
35名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 08:37:03 ID:I47V5tjX
>>32のやつ、遅いな。心配だからちょっと見て来ようかな。
36名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 12:35:13 ID:6k/SCvgz
>>35
お前が見てきたものをレポートよろ
37名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 15:04:27 ID:Ntx8akDF
なんだ、>>35も喰われたのか?
ちょっくら様子見て来る。
ノシ
38名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 19:43:10 ID:cITcDF6h
お前らあんまりはやまんなって。
このペースじゃ全滅しちまうよ。
39名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:17:59 ID:C02nrNs3
お嬢様
40名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:14:44 ID:1ZS3Pd7O
悪の女ってのとはちょっと違うかもしれんが
ナポレオン文庫の少女探偵シリーズの神埼彩華はツボだった
魔性の女だったのが、探偵と結婚して善良な魔性の女になったってのは
主人公の母親が事実上のヒロインってのはどうかとも思うが
41名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:18:26 ID:v18OVzmi
今から7レスほどダークエルフものを投下します。
42名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:19:22 ID:v18OVzmi
1.
眼の前にいる女は何も変っていなかった。
友人を殺され、両親を殺された時……
村がことごとくが焼き尽くされ、殺し尽くされたあの時から……


褐色の肌に灰色の髪、面長で切れ長の瞳が特徴的な美しい顔立ち、
その身体つきは「美」というよりは「淫」、
妖しいほどに色気ただようグラマラスなボディー、
豊かすぎるほど大きな胸、細い腰、ムッチリとした柔肉のたっぷりつまったお尻。
そして、それらを強調するかのように、
深く大きな谷間を強調した小さめの服と、チラチラと黒いレースのパンツが見え隠れする短いスカートを身に着けている。
妖しく美しい者たちが多いダークエルフの中でも群を抜いた美貌と力をもった魔性の女ネリア――

記憶に寸分違わぬ姿のネリア、彼女に俺は十年ぶりに邂逅をはたした。
ここはネリアの支配する深き闇の森、襲い来る彼女の支配下の魔物を打ち倒しついに俺はここまで辿りついたのだ。
43名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:20:36 ID:v18OVzmi
「ここまで、よくきたわね……貴方の強さに敬意を払って嬲り殺す前に名前だけは聞いてあげる……
 それと以前会ったように思うんだけど……どこでだったかしら」
声に何かしらの呪力があるのではないかと思えるほど、骨抜きにされてしまいそうな透きとおった声でネリアは俺に問う。
「セイルドだ……十年前、お前に村を滅ぼされた。その復讐のためにお前を殺しにきた。それでいいだろう」
俺は感情の昂ぶりを抑えつけるように言った。今にも暴発してしまいそうだったからだ。
「……あなた、人間よね? 十年前っていったらガキじゃない……」
そういって、ネリアはその細く長い指をほっぺたにあてる。
記憶を手繰り寄せているのだろうが、その仕種一つ一つが俺の心をかき乱す。

千年近い寿命を持つダークエルフ、彼女たちは十年やそこらでは外見は全くといっていいほど変らない。
もし彼女が老いていれば、もしあのいやらしげな姿態が衰えていれば俺もこんな風に心をかき乱されずにすんだろう。

「フフッ、アハハハッ……思い出しちゃった……面影があるわ
 そう、あの坊やがこんなに大きくなったのね。人間は本当に成長が早いのねぇ……
 それで……本当に殺しにきたのかしら。……実はあの時のことが忘れられないから来ちゃったんでしょう?」
何が忘れられないのか、その答えは明白だった。
44名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:21:52 ID:v18OVzmi
俺はあの時、ネリアの気紛れで唯一生かされた。そして……辱められた。
いや言葉を飾るのはよそう。犯された、昼も夜もわからずにひたすらネリアに犯し続けられたのだ。
恐怖、怒り、憎しみ、そして極上の快楽。肉体だけでなく精神まで崩壊しそうなほどにあの魔性の肉体の責めを受けた。
そしてやっと満足したのか、それとも飽きたのか衰弱死する直前でネリアは俺を殺しもせず、
村を襲った魔物を連れ、どこかへと去って行った。

残された俺は身動き一つできず、ただゆっくりと自分の死を待つばかりだった。
しかし、奇跡が起きた。偶然通りかかったある旅人が俺に気づき介抱してくれたのだ。
壮年にさしかからんとするその旅人は剣士だった。
俺は彼の献身的な介護のおかげで、みるみるうちに体力が回復した。
近くの村まで送り届けよう、そういった親切な剣士に弟子にしてくれと必死に願った。
村を襲ったネリアという女ダークエルフと魔物たちに復讐がしたいのだと、その為に力がいるのだと。
剣士は、その時すごく複雑な表情を浮かべて言った。自分も旅のはじまりは『復讐』からだったと。
だから君の気持ちは痛いほどわかる……一つだけ誓いをたてるなら剣を教えてあげよう、
次の日から師匠となる男はそう言った。

俺は誓った。何故ならありえないと思ったからだ。そうありえないはずだ……
45名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:23:43 ID:v18OVzmi
「何がだ……」
俺はネリアにむかってそう言ってしまった。彼女がどう返してくるか、わかっていたはずなのに。
「もう、わかっているくせに。あの日すっごく愉しんだわよね、
 何度も何度もキスをして、おっぱいで可愛いあなたのオチンチンをしごいてあげて、
 貴方はそのおっぱいを吸ったり揉んだり、そして私の中で何十回とイったでしょ?
 覚えてないなんて…いわないわよねぇ」
その魔惑の姿態をくねらせ、挑発するようにネリアは俺に言う。
もちろん……覚えている。ネリアの豊満な肉体は眼に焼きついているし、彼女の声は耳にこびりついている。
彼女の甘酸っぱい匂いも、彼女の淫汁の味も、手や性器に残った柔らかな暖かい感触も。
五感すべてがまるで呪縛のようにこの十年間、ネリアを覚えていた。
彼女の思い出をふり払うかのように娼館で女を抱いても、無駄だった。
ネリアが、ネリアの肉体がどれだけ魅力的だったかを再確認しただけだ。

「……」
俺は何も答えられない。すでに俺の性器は痛いくらいに勃起していた。
こんなはずではなかった……心の中で自分を責める。
「フフッ……いいのよ。私を、私の身体を忘れるなんて人間には無理よ。
 ねぇ、私は貴方の村を滅ぼした。貴方は私の魔物を皆殺しにした…これでおあいこってことでさ。
 十年前を思い出しながら、イイことしましょ。たくましくなった坊やの身体味わってみたいわ……」
そういって両手で重量感のある巨大な乳房を下からすくいあげるように揉みしだくネリア。
柔らかにたわむ乳房が、そして布地が薄いのか乳首のポッチが服ごしに浮き上がり俺の眼に飛び込んでくる。
「ハァッ……ンフフッ揉みたいんでしょ?その大きくなった手でおっぱいをめちゃくちゃにしてよ……ねぇセイルド」
妖艶な笑みを浮かべ初めて俺の名を呼んで誘いをかけるネリア。
46名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:25:29 ID:v18OVzmi
「俺は……ネリア、お前を殺しにきたんだ。剣を抜け……」
抱きたくてたまらない肉体の衝動を精神力で必死に抑えこみながら絞り出すように俺は言った。
倒した魔物が流した緑色の血で濡れ光る剣をネリアにむけて構える。
ネリアはすごくつまらなそうな顔をしたあと、腰にあった細身の長い剣を抜いた。
「残念ねぇ、フフッそれじゃあ、どれだけ強くなったのかみてあげる。
 勢い余って殺しちゃったらごめんなさいね、坊や」
そのムッチリと肉のついた身体からは想像できないほどのスピードで間合いを詰めると鋭い突きを繰り出すネリア。
逸る心をなんとか落ちつかせた俺は間一髪でかわし、体勢をととのえる。
「あら、避けられるとは思ってなかったわ。少なくとも逃げるのだけは上手くなったみたいねぇ」
そういうなり、今度は斬撃を間断なく何度も繰り出す。
俺は魔物をいくら斬り殺そうとも刃こぼれしない聖なる祝福を受けた剣で受け流しつつ彼女の隙を待つ。
彼女が斬りかかる度に卑猥に揺れる胸と尻が気を散らせる。
「防戦一方ね、やっぱり私を斬れないの。それとも余裕がないのかしら」
息をはずませながらもまだまだ余裕があるのかネリアは俺を挑発する。
キーン……俺の着ていた重厚な鎧に彼女の剣があたって弾いた。瞬間俺は真っ直ぐネリアに剣を振り下ろした。
剣が弾かれた勢いを殺さずに後ろに退いたネリア自身は斬れなかったが、
彼女の爆乳をおさえつけていた服と、そして秘所を覆い隠していたスカートを真っ二つに切り裂くことができた。
47名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:31:18 ID:v18OVzmi
「ハァンッ」
わざとらしいくらいエロティックな、鼻にかかった喘ぎにも似た悲鳴とともに、
幼かった自分が顔面を埋めさせられ呼吸困難に陥った巨大な両乳房がブルルンッと勢いよく躍り出た。
少し遅れて、ずっと舐めさせされていた彼女の毛のない女性器も外気にさらされた。
「もう、本当にいやらしいわねぇ。服だけ斬るなんて……そんなに私の身体がみたかったのかしら……」
「だ、誰が……」
挑発するネリアに俺は言葉が詰まってしまう。ひょっとしたら彼女は故意に服だけ斬らせたのかもしれない。
完全に術中にはまっている。これでは仇どころか……俺は彼女の淫らな裸体を直視できない。
もしマジマジとみてしまえばもう限界まできている衝動をおさえる自信がなかった。
そうして一瞬伏せた目に飛び込んできたのは、先ほどネリアの剣を受けた鎧がグズグズに溶けていく光景だった。
「な、なにっ」
「私の裸をみせたんだから、代わりに坊やの裸をみてもいいでしょ」
そういって妖しく微笑むネリア。どうやら彼女の剣には触れたものを溶かす呪力が込められていたらしい。
「坊や、安心して。命のないものにしか効果はないから大丈夫。鎧とそれに触れている服が溶けちゃうだけだから。
 それにしても坊やはいい剣を持ってるのね。普通なら私の剣を受けた瞬間溶け出すはずなのに……」
ネリアの言葉どおり、みるみるうちに鎧が服が伝染していくように溶けはじめついには俺も裸体を晒すことになった。
俺が血の滲むような努力で鍛えこんだ肉体と、そしてネリアをみてから痛いほど勃ちつづけている男根が……
状況の変化についていけず立ち往生している俺に、ネリアは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「あら、坊や。オチンチンは正直なようねぇ。そんなにも反りかえっちゃって……
 フフフ私を抱きたくてたまらないんでしょう。それにしても坊や立派になったわねぇ。
 ねぇっ、その鍛えあげた肉体で抱きしめて。そして、その大きなオチンチンであたしのココを貫いて欲しいな」
そういってネリアは長剣を自らの股間にやると、その柄を膣のなかに入れ、クチュクチュとかき回した。
「アッ、アアッンッ。聞こえるかしら……この音が。坊やのオチンチンが欲しくて欲しくてこんなにも濡れちゃってるのよ」
「クッ」
「さぁ、坊や。そんな物騒な剣はこっちにおいていらっしゃい。身体がとろけてなくなるまで気持ちいいことしましょうよ」
ネリアの淫らな妖しい誘い。瞬間、何度も犯された時の光景が脳裏に浮かび、彼女の今の痴態と重なった。

俺は、俺は……
48名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:38:21 ID:v18OVzmi
今回は以上で。
よければ感想などいただけたら嬉しいです。

まだ続きは書いてないんですが主人公をこの後どう行動させるか迷ってます。

1.戦意喪失、どうとでもなれ。ネリアに犯される。
2.もう我慢できない。ネリアを押し倒し衝動のまま犯す。
3.誘いに乗ってはダメだ。皆の仇をとるためにここまできたんだ! 戦闘続行。   どれがいいでしょう?
49名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:54:49 ID:wvP2381Q
>>48 GJ
おっきしますた…。

ネリア優位で犯されるのが好きなのですが…
どこかで、ネリアの想像を越える早さで主人公が覚醒して、形勢逆転…
ネリアが動揺しながら、逆に犯されていくってのも好きです。
50名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 05:56:35 ID:Z636xojP
ダークエルフは女しかいない種族で、
こうやって強く成長した多種族の男を捕らえ
自分たちと同じ長命を与えて、半永久的に輪姦する事を習性としているんだよ!!

というのはどうだろう?
つまり主人公お持ち帰りされて、彼女の里で永遠に逆輪姦。
51名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 06:42:56 ID:EfDPC1WW
3.が一番おもしろそな展開になりそです。
52名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:46:14 ID:n+b5tBko
もはや1も3も無理では?
53名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 09:01:38 ID:5hMdnsmk
3から始まり動きを封じられてからの逆レイプキボンヌ
54名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 11:04:56 ID:WVYxU6gj
エロいです。たまらんです。
無理を承知で言うと3→2→手玉に取られて…というのが個人的に好きかも。
55名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 13:54:51 ID:j4armGqj
オレも3→2でお願いします。
56名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 15:16:07 ID:2Gs3/PBs
ネリアGJ!! 個人的には『3→2→良すぎてネリ屈服』というのが見たいです。
師匠の「念のため」の細工に期待w

それにしても>>32>>35>>37が消息を絶ったと思ったら、
最後に送ってきた電信文が>>39か。奇妙な……
こいつは事件の臭いがするぜ。ちょいと調べてみるかな。
57名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:59:57 ID:11SeyNT6
>>56
やめろ!深入りするんじゃない!!

>>48
私も>>55と同意見でお願いします。
犯られも犯りも見てみたい。
更に贅沢をいうなら、外伝で幼少期のショタ陵辱も…
(希望大杉)
58名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:17:14 ID:f/nUgYx6
俺も他の住人もいろいろ希望はあるけれど、
やっぱり>>48さんの当初の予定通りに書いて欲しい。
たぶんそれが一番イイ展開だと思うので。

>>56
ははっ、心配性なやつめ。そんな軽いヤマは俺に任せとけって。
…この件が解決したら…そうだな、田舎にすっこんで小さな店でもを開くかな。
59名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:53:19 ID:ywFWgHq8
>>48
すばらしい。
欲望の赴くままに書いてください。
60名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 08:52:54 ID:ZBxFvAUH
噂その1 最近、成人男性の行方不明者(特に独り身の未婚者)が多いらしい。
噂その2 近頃ちまたで暴れまわってる化け物が一人の女性指揮官に率いられているのは
      有名な話であるが、化け物の顔が行方不明者そっくりであったという目撃者の証言があるらしい。

こんな怪文書がとどいたんだが、明らかにいたずらだよな。
さて、俺も>>58に同行するぜ。
61名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 13:33:25 ID:yB5UZBQK
>>58の頭上に死兆星が輝いて見えるんだが。
62名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 20:55:48 ID:tRPArVmu
>>61
…いや、それが見えてるって事はお前も…いや、よそう
これ以上犠牲は出せない、俺が行く
63名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 22:20:42 ID:fMMC8UM/
このスレは呪われている。
64名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 22:25:49 ID:hwTwM7qi
>>63
呪いだって?
馬鹿馬鹿しい、そんなもんあるわけないだろう。
迷信だって事、俺が証明してやるよ。
じゃあ、そんな訳で行ってくる。
65名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:25:09 ID:lz2DhvFH
いい加減よくないと思うんだ。
66名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 01:26:18 ID:zvTtWbAH
これだけ大量に押しかけていったら悪女さんも迷惑するだろうなあw
67お嬢ゲイト:2006/11/17(金) 11:57:46 ID:IUHd4ru5
最近、妙な現象が相次いでいる。ピンク板でスレの住人が次々と失踪しているのだ。
この恐ろしい事件を解決するのが私の使命! 王家の血をひく勇者なのだから!
私は携帯電話、財布、ライト、電池、改造エアガンを持ち、
自宅のガレージから愛車・ハンヴィーに乗り込んだ。
私の勇者としての血がさわぐ!

アッーー!
乗ってから気づいたが、車の免許証を忘れてきた。これは大変だ。
慌てた私はすべって転んで、壁に頭をたたきつけてしまった。
ざんねん!! 私の冒険はこれで終わってしまった!!
(コンティニュー?)
68名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:15:31 ID:L9tkoTot
>>67
失踪事件の犯人は
電波系の慌て者を相手にしてくれない気がするw
69名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 00:06:11 ID:9aykM1ue
電波系の慌て者が失踪事件の犯人を捕まえるSSを書けと言いたいんだね?
70名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:23:38 ID:Ir8pXwzH
ダークエルフものの続き投下します。
71名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:25:06 ID:Ir8pXwzH
2.
「剣を、剣を構えろよネリア。俺はお前を殺す。絶対に殺す」
俺はまるで呪文のようにそう唱える。ネリアへの決して認められない感情を必死に振り払うように。
「そう、こんなに誘ってあげてるのに戦うっていうのね……
 いいわ、坊やを死体にしてアソコだけを魔法でビンビンにさせて愉しませてもらうから」
ネリアは今までのいやらしい男を狂わせる表情から、
真剣なはじめてみるキリッとした表情をつくり細身の長剣を構えなおした。
「いくぞ」
そういって俺はネリアに再び斬りこんだ。ネリアも応戦し、剣と剣がぶつかり火花を散らす……
72名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:27:38 ID:Ir8pXwzH
もし、俺たちの戦いをみている傍観者がいたのなら、そいつの眼に俺たちはどう映っただろうか。
裸の男女が真剣にいくつもの小さな切り傷をつくりながら戦うさまを。
「坊や。戦いにくそうだねぇ。そんなにオチンチンを勃たせながら戦うって辛くないかい」
ネリアが挑発する。彼女が剣を振るうたびににその大きく形のよい乳房が、
タップリ肉のつまったお尻が卑猥にブルンブルンと揺れる。
俺の性器は痛いほどに天にむけてさっきからずっと勃起しつづけている。そんな状況でいつもの力が出せるはずもない。
自分の剣に迷いが生じていることは自分自身がよくわかった。
しかし、なんとか喰らいつくように美しく洗練されたネリアの剣技を受け、かわし、反撃する。
俺の突きの間合いを読み間違えたのか、彼女の豊かな乳房、乳首の少し下あたりに俺の剣先が軽くあたり、
赤い血が褐色の肌をつたいツツーと流れ出た。乳房から流れ出る血に俺は動揺したのか、少し動きをとめてしまった。
その隙を見逃すネリアではない。彼女は剣を握る手が緩んだことを察したのかおのれの剣を俺の剣に叩きつけた。
キィーン、高い金属音とともに俺の手から離れた剣は天高く舞いあがった。
その剣が地面に落ちる数瞬を待たず、ネリアの長剣が俺の首筋にあてられていた。

「はい、おしまい。フフフッ馬鹿ねぇ。私の身体に心奪われたままで勝てるはずないでしょ」
勝ち誇るように笑みを浮かべて俺をあざけるネリア。
事実だった。これでおわりか。復讐も遂げられずに結局返り討ちにあうのが俺の人生かとあきらめかける。
「坊や、残念だけどさようなら。あの世で私を想っていくらでも自慰にふけりなさいね」
ネリアの最後の通告……いや、まだだ、まだあきらめるのは早い。師匠は剣だけじゃなく……体術も教えてくれた。
彼女が剣を少し引き、首に突きこまんとする動作をみせた瞬間、
「ウォォォッ」
声を張り上げながら、体勢を低くし彼女のムッチリとした太股と蜜のしたたる股間めがけて突進する。
ネリアはこの状況から反撃がくるとは思っていなかったに違いない。
「キャアッ」
短く悲鳴をあげながら、俺のタックルを避けられず、あっさりとそのまま後ろに乳房をブルンッと揺らし勢いよく倒れこんだ。
彼女は握っていた剣を落とし、ウーンと悩ましい声で呻いている。
73名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:30:28 ID:Ir8pXwzH
俺は間髪いれずに倒れたネリアの引き締まったお腹に腰をおとし、いわゆる馬乗りの体勢になる。
この体勢から俺の鍛えた拳を彼女の美しい顔面に醜く腫れ上がるまで、
ピクリとも動かなくなるまで叩き込めば仇は簡単にとれるだろう。
「ア、ンンッ……」
ネリアは押し倒した衝撃で背中と頭を強打したのか、呻くだけで抵抗するそぶりもみせない。
「父さんの、母さんの、そしてみんなの仇だ、仇なんだ」
俺は迷いをふりきるように低くそうつぶやくと、彼女の肩を左手で掴み逃げられないようにしてから、
右の拳を振り上げ苦悶の表情を浮かべているネリアの顔めがけて振り下ろした……
いや、振り下ろそうとした……しかし拳はネリアの顔面ではなく、彼女の長い耳の下の地面に叩きつけられた。
ジーンという鈍い痛みが俺の右拳にはしる。できない、俺はネリアを殺せない……
「師匠……」
師匠とした誓いが、あのどこか陰のある剣士と交わした会話が鮮明に思い出された―――――
74名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:34:11 ID:Ir8pXwzH
「もし、もし殺したくないという気持ちが心のどこかにあったのなら殺さないこと……いいかい」
師匠が俺を弟子にとる時に、守るように誓わされた約束事はこれだけだ。
そんな気持ちなど絶対に生まれるはずなんてない、
両親を殺され村をめちゃくちゃにした女にたいして殺したくないなんて感情が起こるはずがない、そう思っていた。

「あなたは……師匠はさっき僕とおなじ復讐するためっていいましたよね。師匠は殺さなかったんですか」
だから、そう聞いた。師匠は泣くような笑うようなとても簡単には表現しきれない表情をつくって答えた。
「殺したよ……胸の、胸の大きな女でとんでもない悪党だった。
 手下をつれて道行く人を片っ端から襲って殺し金品を奪っていた盗賊でね、
 そいつに親友を惨たらしく殺されて。許せないと思って村を飛び出して手下もその女も皆殺しにした」
それでは復讐は為ったということではないないのか。なんで……
「そんな顔するんですか。そのことを後悔してるんですか」問わずにはいられなかった。
「俺はね、その後も……多分モンスターや異種族などをのぞいても数百人は殺したと思う。
 どいつもこいつも放っておけば罪なき人を苦しめ、殺していたような連中だったのは確かだ」
「なら師匠は間違っていないですよ。いい事をしたんでしょ」
「……だから、殺した奴らにも事情があって……とかそんな話をしたいんじゃない。
 俺は聖人じゃないし、今でもあいつらを殺したことで何万もの人々が救われたと信じているし、事実だ。
 けれど、そんなことじゃなくて……」
「じゃあ……なんで」
「馬鹿なことだよ。その最初の親友を殺した盗賊の頭だった女は俺を犯した。
 君みたいな子どもじゃなくて、もう俺は大人になっていたけどね。はじめてだったんだ」
少し照れるような顔で師匠は言った。胸の大きな女といっていた。
どんな女だったか知らないがその時に脳裏に浮かんだのはやはり俺を犯し尽くしたネリアだった。
75名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:39:37 ID:Ir8pXwzH
「似ているだろう、君に」
そう、似ている。あとは俺が復讐を遂げればほとんど一緒だ。そんなことを当時の俺は考えていた。
「そして……」
トンッ、と師匠は指で俺の心臓を軽く突いた。
「揺れる大きな胸を避けて、短剣で心臓を一突き。
 ちなみに俺が人を殺したのはその盗賊どもがはじめてで……女を殺したのはその時が最初だ……」
ネリアの揉みしだいた、性器をしごかれた乳房を避けて彼女の胸を刺し貫く俺の姿を想像し……勃起した。
心臓が動きを早めていた、その時、俺はすごく動揺していたのだ。
「だから……何がいいたいんですか」
そんな心の揺らぎを悟られないように俺はきつい口調で師匠を問うた。
「好きではないかもしれない、ただ抱きたいといった欲情といったものかもしれない
 ただ単純に憎むべき、殺すべき相手だったとしても体を重ねた女を殺すのはずっと心に何かしらの傷がつくって話だ」
そういって一拍置いて真剣な表情をつくり俺に語った。
「殺すってのは相手のすべてを奪う行為だ。ひょっとしたら改心するかもしれないとかそんな相手の未来すべてを否定し、
 すべての可能性を奪い取るってことだ。俺は今から君に剣を教える。どんな状況でも生き残れる術も教えよう。
 こんな時代だ。人も魔物も争いがなくならない。これから先、君は多かれ少なかれ命を奪うことになるだろう。
 その行為には覚悟が必要だ。覚悟がない状態で流されるままに殺すことだけはやめた方がいい」
師匠が何故そんなにも心を痛めていたのか。その時、師匠が話してくれたことは一部にしかすぎなくて……
呪いともいうべき彼の運命が女盗賊を殺してからはじまったことが一番の原因だったのだけれど……
詳しく知ったのはだいぶあとのことだ―――――
76名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:40:53 ID:Ir8pXwzH
「くそぉっ」
仇とか、殺さなければこれからも人々が苦しむとか適当な理由をつけてネリアを殺せばいいはずだ。
けど、もしそんなことをすれば、俺は死ぬまで後悔して生きることは簡単に想像できた。
師匠の言葉が、師匠との約束の意味がはじめて理解できた。
俺が彼女の上でかなりの間、葛藤していたのか。ネリアが意識をとりもどし、優しく微笑みかけた。
「残念だけど……坊やの勝ちよ……はやく殺したら。首を絞めてもいいし、殴り殺してもいいのよ
 フフフッなんでそんな泣きそうな顔してるのかしら。喜びなさいよ」
達観したような、運命を受け入れたようなネリアの言葉、
もしここで必死に抵抗したり、ネリアを戦いの最中に勢いで殺すことができていれば迷わなくてもすんだかもしれない。
ここまでくれば……俺はもう正直になるしかなかった。
「ネリアァッ」
そう、彼女の名前を叫ぶと俺は欲望のままに犯すことにした。

彼女の爆乳を両手で鷲掴みにするときつく揉みしだく。
今でも手におさまりきらぬほどに大きかったが、少年の頃のようにとてつもない大きさというわけではなかった。
柔らかい、あの時の感触が徐々に甦ってくる。何度も何度も夢にまでみたネリアの魔性の肉体。
その象徴的な乳房をこれでもかというほど、強く揉みこねくりまわす。
「アァン、痛い……痛いは坊や。やるならもっと優しくしてぇっ」
ネリアは苦痛に顔を歪めて俺に懇願する。
その余裕の崩れさった顔は俺が今までみたことのないもので俺の嗜虐心を刺激した。
そうだ、どうしても殺せないのなら滅茶苦茶に犯してやろう。それが俺の復讐だ。
ただのいいわけだということは理解していたが、とにかく今は自分を騙すことにした。
77名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:43:46 ID:Ir8pXwzH
俺は腰を浮かして彼女の太股あたりで再び腰を下ろすと前に屈んで、
勃起した薄紫色の左の乳首を口に咥えこんで吸った。
もちろん、両手で揉むことはやめない。彼女の汗の味が口内に広がり、コリコリとした感触を舌でねぶり味わう。
「アァッ、坊やぁっ。ねっ優しく、あひぃぃっ」
吸うだけじゃなく時々歯を立てて噛む。俺はネリアの乳首をひたすら責めつづける。
されるがままだったあの時とは逆だ。思うがままにネリアの肉体をもてあそぶのだ。
右手を彼女の股間へと持っていく。淫らな汁があふれニュルニュルだ。
まずは中指を一本、彼女の膣にいれてグルグルとかき回した。
「あひぃぃぃっ」
ネリアの肉体がビクンッと跳ねる。一本なら余裕だ。なら……人差し指を二本目を彼女の肉壷に入れ込んだ。
「アギィィッ、イヤァッ、アンッ、アヒァァァァ…」
快感からか痛みからか。ネリアはビクンビクンと腰を浮かしながらいやらしい声をあげる。
「どうだ、ネリア。お前の望み通り犯してやってるぞ。気持ちいいか」
十分に転がし続けた乳首から口を離すと、そう問いかけた。
二本の指は膣内をかき回しながらも、彼女のクリトリスを指の腹で摺りこむ。
「ウヒィィィッ、いたひぃぃいたひぃけど気持ちいひぃぃ坊や、坊やぁぁっ」
蕩けそうな声で喘ぐネリアに俺の性器は爆発しそうになる。
俺は胸を揉みしだいていた左手を吸って噛んだ乳首にもっていくとグニグニと揉み摺りながらギュッと引っ張る。
「アァァァ、やめっ、やめっ、アァァッやめないでこんなのっウヒィィッ」
クリトリスと乳首という感じやすいところを執拗に責められ、快感と痛みに酔いしれるネリア。
そろそろ俺の勃起した男根もウズウズと彼女の膣に挿れたくて耐え切れなくなっていた。
あの時の皮の被った小さなモノではない。この十年で皮は剥けあの時の数倍の大きさになっている。
78名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:50:23 ID:Ir8pXwzH
「そろそろ挿れるぞ」
「アアッ坊や、坊やのオチンチンをはやく私を貫いてぇっ」
ネリアが俺のモノを欲っしている。
どうも、最初の本当に痛みで喘ぐ最初と違って余裕が出てきていると感じるのは気のせいか。
いや、構うものか。俺は片手で彼女の細い肩を掴み、
もう一つの手でおのれのイチモツの根元をつかみ、彼女の濡れてジュクジュクの膣穴へと誘導させる。
ああ、もう一度彼女の穴におのれのモノを突っ込むとは思わなかった。
妄想だけはいくらでもしていた。けれど、こんなことが現実になるなんて思わなかったのだ。
「いくぞっ」
かけ声とともに勢いよく彼女の中に突っ込んだ。
締め付けが、とんでもなくすぐにでもイってしまいそうな締め付けが俺のイチモツを襲う。
俺の性器が大きくなったこともあるのだろう。幼い時、彼女に犯された時とは比べものにならないくらいの刺激であった。
温かい肉壷のなかで肉襞が俺のモノにまとわりついてくる
「ウウッ」
俺は短く声を出してしまう。しかし、ネリアはそれ以上だった。
「アアッアアアアアッ。坊やのオチンチン大きいぃぃ。
 ああ、スゴヒィィッ。ああ、動かしてはやくぅぅもっと動かしてぇぇぇ」
そんなにも気持ちいいのか。彼女は身をくねらせながら俺のモノを求める。
考えてみれば娼館で抱いた女も俺の男根の大きさに眼を丸くさせていた。
比べてみたことはないが、平均より俺のモノは大きいのかもしれない。
どうでもいい……今は、今はネリアを身体をひたすら味わうだけだ。
俺は激しく挿入を繰り返す。深い森の中で肉と肉がぶつかり合う音が静かに響く。
ネリアの肉体が揺れ、その爆乳も上下にフニュフニュとまるで違う生き物であるかのように小刻みに揺れ続けていた。
「イハァァァッンンッ……イヒィィイヒィィノォォッ
 ジンジンきちゃう子宮にあたってるぅっ口にあたっちゃってるぅぅっ」
声だけで人をイかせられるかもしれない彼女の嬌声はただでも暴発しそうだった俺の射精を早める。
すぐに俺に限界がきた。ネリアはまだイっていないが構うものか。たっぷり時間はある。
あの時、ネリアが俺にしたように気の済むまで犯すのだ。
「クッ」
「ウヒャァァッ」
彼女の膣が収縮するかのように俺のモノを締め付けた瞬間、俺は十年ぶりに彼女の膣内に精を放った。
ドクドクドクと溜まりに溜まった精液がネリアに流し込まれた……
7948:2006/11/18(土) 02:54:14 ID:Ir8pXwzH
皆さん、ご意見・ご感想ありがとうございました。励みになります。

第二回です。
展開としてはご意見の多かった3→2でいきました。あと一回くらいで終わらせるつもりです。
次の展開として、

一.このまま主人公がネリアを責め続け犯し続ける
二.途中からはネリアの演技だった。立場は一気に逆転し、犯される
三.それなりに和姦っぽくなる

くらいを考えていますが、どんなもんでしょうか。
80名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 06:06:20 ID:3jeb5BPL
GJ!
続きは三を希望します。
81名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 06:12:06 ID:dB5O5JHU
>>79
すげーよいです。
悪らしく二、希望します。また十年後おいでって感じで。
82名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:15:15 ID:xVBpkiEC
GJだー! つーか師匠って「屠るスレ」のあの人じゃ…w
続きはできれば2で。ただ、「演技」だとちょっと萎えるので「隙を突いて」ぐらいをきぼん。
…注文ばっかりでスマソ。好きなように書いてください。
83名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:15:51 ID:CJ1wXc5q
超GJ!!
続きは三で。極甘テイスト追加をキボン
84名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:20:41 ID:/MDTVGFE
>>79
激しくGJです。
続きはできれば2をば…。主人公が搾り取られていくのをよろしくです。
85名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:31:15 ID:ha/HF1Oi
>>79
GJ!
スプーン1杯でバスタブ全部が甘くなるくらいの3希望
…で、結果的に搾り取られる主人公w
86名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 13:02:31 ID:8rkall8o
なんというエロさ。歴代SSの中でも殿堂入り間違いなし。
非常に3を見たいが、書き主の欲望のまま筆を走らせてもらった方がいい。
87名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 15:25:44 ID:98gZP0NO
GJ

>>85
おかしいな、俺まだかきこんでないのに
88名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 19:23:54 ID:7SbVkRNZ
3!3!3!3!
89名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 22:49:59 ID:9aykM1ue
トコトンまで1。徹底的に1。魂の奥底まで1。
で、なぜか3になってたりする、というのが好みですが、
書いてて楽しい方向に突き進んでください。
90名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 01:09:39 ID:i1xQQBNg
1に少し3だったらKOされる自信があるよ!!
そんなにエロく書けるあなたがうらやましす…

大和仮面の人の続きはまだなのかな…
もう巨乳牛怪人がどうなるのか楽しみでしかたないわけですよ
91名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 20:09:42 ID:RQ9PAyXL
最近どうしたのかな?
大和仮面サンの様子チョット見てくるよ。
92名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 21:56:58 ID:RFV9PCma
親の仇にぬるいことしちゃダメだ
拷問してその後奴隷部屋に売るぐらいしないと
93名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 13:14:01 ID:tqZLAdMq
そんな野暮なコトいうなよ
94名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 14:56:41 ID:JM2zLV7C
>>92
主人公専用肉奴隷にして、昼と無く夜と無く嬲り愛すれば無問題。
男の方が寿命になるんだし、一生一緒にいて愛する者に先立たれる悲しみも味わわせてやれ。
95名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 16:41:20 ID:mIqN76AD
>>92
ただのサドはリョナ板へ逝け
96名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:37:10 ID:FL2fvNa8
個々人の嗜好はお互い尊重しようよ。スネて荒らし化したら面倒くさいし。93,94はありだけど、
95はもうちょっと他人に優しくするんだ。ちょっとカチンと来たのは分かるよ。俺は二がいいけど
どっかいけっていわれたら悲しいよ。
97名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 23:20:44 ID:mB/Z3BSK
>>94
そういう文章にすると一見ろまんちっくで哀しくも残酷な物語のようだけど
現実的に考えると猛烈に散文的な事態になったりすると思うw
98名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:02:03 ID:0zFcv5BM
話の流れからして殺すのはダメだが
最低でも もう悪いことはしません
ぐらいは言わせないと
9995:2006/11/21(火) 01:27:48 ID:qGiya3iZ
>>96
ごめんよ、ついきつい言い方になってしまった。
前にグロレイプもの好きの知り合いがいて、悪役が好きだって話したら
「ああ、悪女ならどれだけひどいことしようが許されるもんな」みたいな、
悪役であるのがレイプの免罪符っぽい言い方されたもんだからさ。
俺だってやられは好きだけど、グロとかレイプとかの言い訳として悪女をもって来られるのは悲しス。
結局そいつは縁切ってやったんだけど、もし同じような考えの人間がいたらどうしようと思って。
個人的にはまとめブログのアナル作品も大嫌いだ。
悪女じゃなくてもレイプさえ書ければよかったぽいし。
もしスレの主流がそうなったら、俺のほうがどっか逝くことにするよ(´;ω;`)
100名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 01:55:17 ID:FrxAQ+Z9
やな奴だったらいじめたくなるって感情自体はありえるだろ。
それを正直に表現する奴もいるし、あえてしない奴もいる。それでいいじゃん。
101名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 02:38:02 ID:eCTvmIqz
いちいちお前の趣味趣向を語られても。ここの縛りは悪のおにゃのことHだけだ。
和姦限定スレじゃない。名指しで大嫌いとか失礼な奴だな。
102名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 16:37:39 ID:bUP9OqY4
↓以下何事もなかったかのように↓
103名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 22:41:19 ID:0zFcv5BM
そういや
アナルさんここ見てますかー?
104名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 21:24:10 ID:EbEuQxLB
まとめブログからのお知らせです。諸般の事情により中の人が交替しました。

基本的に書き手も名無しが多いスレなので、作品と作者が合致しているかどうか
あまり自信はありませんが、お気づきの点が有れば気軽にどうぞ。
あと、SSの題名や分類も便宜的なものなので、書き手さんの希望が有れば
それに添いたいと思います。
105名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 01:03:18 ID:4y92b7P/
初代まとめ人です。
>>104さんが仰る通り、このたびまとめブログの管理人として……
 ザ ー ラ 様 の 作 者 様 が御降臨なされました!!!!
(バラして良かったんだろうかw)
今現在、まとめを精力的に更新しつつこのスレ投下用の新作も執筆されてます。
嬉しい事限りなしです。

ただ、スレが荒れるとやはり投下しにくいと仰ってるので、
寡黙で優しいご本人に代わって私が自治厨くさいお願いを一つ。
えーっと……確かに人の好みは千差万別なので、
気に入らないSS作家をディスる(早い話がけなす)のはアリかと思います。
マンセーされるのもディスられるのも、2chで執筆する人の自己責任の範囲です。
私だって嫌いな奴はいまして、全員分欲しいと言われたのにどうしてもそいつの話は更新できませんでした。
「あちこちのスレを汚して回るバカ」としか見れず、すごく嫌ってます。
>>95氏の肩を持つわけではないですが、ぶっちゃけアナル四万石さんのも萌えません(笑)
他の方の作品と違って、ちょっと陰惨な印象を受けて怖いんです。本当の事件みたいで。
まあ、そこまで思わせる所が氏の文章力の優れた所だと思うんですけどね。

これから気にかけて欲しいのは「言い方」、これだけです。
下手とか書くなとか死ねとか全否定の罵倒では即喧嘩になってしまいますから、
「そういう展開はあんまり好きくないよ」とか
「こういうのが良かったなあ」とか、具体的な批評の範囲に留めて下さい。
反論する側も「いや、あの場合はこれでいいんだ」とか
「これがこの人の味だから」とか、根拠を並べて他人の不満を穏便におさめましょうよ。
宗教の信者ではあるまいし「○○さんに向かって無礼な!」と返すのは理性的でないと思います。
狭いマイナージャンルを愛し、せっかくこのスレに集まった仲間です。
皆で仲良くこのスレを育てていきましょう。
あまりお役に立てなかった、まとめ創立者からの最後のお願いです。
今後は名無しとして遊びに来ますね。ウザい長文、失礼しました。
106名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 01:38:44 ID:URawUsjq
うむ。じゃあ流れを戻しがてら

おまいら、悪女キャラが言いそうな台詞で萌えるのってどんな感じ?
俺としてはやはり追い詰められて「こ、この私が…!」とか言って焦ってるのが
萌えるんだが
107名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 02:38:00 ID:zyNaa3Fa
「この私が…そんな!」系はいいよな。
以前アニメ派生のゲームで萌え悪女がその台詞言っててもう何も手につかなくなるくらい萌えた。
その前段階として「貴様ごときが…私にかなうと思って?」みたいなのがあればなお良し!

>>105
引継ぎ乙。
もしかしてSS書いてもまとめ人に認めてもらわなければ載せてくれないってことか。
ザーラ管理人もそういう方針?
つか別に1名無しが萌えないだのクソだの言っても厨乙で済むけど
まとめ人(初代であっても)が名指しで言っちゃいけなくね。
でもまとめブログ作った行動力には感謝。
108名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 04:59:12 ID:4y92b7P/
「この私が」はちょっとひねると「こんな奴に〜!」
みたいにも発展させられて、すごく使い勝手がいい希ガス。

つかごめん、やっちまった。
新まとめ人さんの言ってたSSって、別スレ向けに書いてた物だって(爆)
でも勘違いから出た真で、こっち向けのも今度何か書いてくれるそうなw
なんか氏には迷惑かけっぱなしで申し訳ないこと山の如し(‘д‘ ;)

>>107
龍×ザさん(勝手に略)は公平にぜんぶ載せてくれると思うよ。
まあいくら何でもスレ違いの、悪女を片っ端から殺すのとかは無理だと思うがww
俺が載せなかった奴は一人だけ。ほら、SS以前に文としての意味がわからん作品。
作者自身もダメなSS書きを晒すスレで叩かれてたから、
そんなの載せてまとめやこのスレに類が及んだら大変だと思って。ついでに私怨w
病院の悪徳医者を成敗のやつも見当たらないけど、未編集のままアップロードだけはしてある。
ピンク板でタブーになってる、実在俳優の名前がそのまま使ってあるんだよ。
まとめは別と割り切ってそのまま出そうか迷ってる内に龍ザさん(更に略)に渡しちまった。
今更だが、別に出してもいいかな。結構エロいし勿体無い。別に訴訟も来んだろ。
で、元まとめ人にしちゃ口が悪すぎるのは……まあ、誰しも苦手はあるっていう例えだ、例えw
109名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 05:29:46 ID:uAbG5EqG
>>元まとめ人氏

頼むから、落ち着いて欲しい。
現在進行形であなたの書き込みは新まとめ人氏に迷惑をかけつつあるから。

誰にだって、好き嫌いはあるけれど
SS作者をけなすことは結果としてスレを殺すから、口を慎む。
あるいは作品を自分の中で見なかったことにすることで対処しているんだ。

世の中、あなたと同じ考え方の人間ばかりじゃないこととあわせて、
そのことの意味を少し考えて欲しいな。

最後になるけれど、今までまとめサイトを運営してくれてありがとう。感謝している。
110名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 06:30:42 ID:62fMdumm
>>106
「滅びなさい下等生物ども」
「よっわーい☆ 無駄なのにもがいちゃてキモイヨ」
「なかなかやるわね。あなた私のペットにしてあげてもよろしくてよ?」

そういう台詞はこういう前フリがあってこそ映えると思うんだ。
111名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 09:31:31 ID:Zouh0YLY
>>110
ソレダ!
特に3行目。偉そうでエロくてたまらん。
俺なら迷わずペットにしてもらう。
112名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 11:34:29 ID:fBrvWqUv
>>110
俺は一行目だハァハァハァ冷ややかなまなざしで言われたいハァアッハhxhh
なんか声入り落ちものゲーとかやりたいなw敵キャラみんな悪女。
113名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 15:28:23 ID:FVhMEUl8
>>110
オレも三行目かなぁ。
んで最後は逆にペットにされちゃうとか。
114名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 16:04:56 ID:+2IEFUkM
やっぱり捕まえたい派と捕まえられたい派で意見が分かれるようだな
115名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 19:10:50 ID:4y92b7P/
>>109
うーん、すまん。本当にすまん。
よくよく考えたら引退したとはいえ、俺がSSの優劣だの好き嫌いをここで語りだしたら、
スレ内で「下手なのは更新の価値もねぇぞ!」とか怒鳴って長ドス振り回すのと一緒だな。
嬉しかったので浮かれて失言した。今は反省している。で、この例えを思いつくついでに
『静かで豊かな村に、突然都会からやって来た行政指導官。神聖皇帝の御旗をかさに
村に並ぶモンスター娘の像を〃俺が気に入らんから〃と撤去させる等やりたい放題。
眉をひそめて見てるだけの主人公(24素朴青年)だったが、ある日とんでもない事を聞いてしまう。
それは森に住むダークエルフの盗賊(巨乳美女)を、魔族とみなして討伐する計画だった!
どうする主人公、隷属か駆け落ちか! 魔法が炸裂、戦車爆発、超絶ベタなラブロマンス!
ちなみに世界観はパンプキン・シザーズくさいファンタジー』
というシナリオを考え付いた俺は、もう死んだほうがいい。
116名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 19:11:26 ID:+rwkW7Me
新まとめ人です。
さきほど、未収録作および下書き状態のものを公開しました。
小西病院ものに関しては,登場人物名を一部伏せ字にしました。
当面の方針として、現スレ以後は
・エロパロ板の規定違反
・テンプレの内容に外れている
の2点に抵触しない限り、原則として「まとめ人」に徹する予定です。
117名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:54:24 ID:7uHn/Vgt
>>110
見方を変えればそのあたりのセリフは敗北フラグだよなあw
118名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 12:57:17 ID:mE4giyUx
そらそうだ。悪役の勝利フラグといえば

奥の手を匂わせること(雑魚すぎると逆に死亡フラグ)
無駄に台詞を喋らないこと(よく喋る上司手下がいると勝率アップ)
土壇場まで姿を見せないこと(ローブを覆い顔に影)
119名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 19:46:15 ID:W8++Zcu3
生活全般板でこんなスレ見つけてきますた。
ttp://life7.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1163072092/
120名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 21:35:44 ID:mcRSJbjI
>>119
なんか私怨なのか偏見なのか分からん意見が大量にあるなあw
121名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 06:46:23 ID:z+TP11cn
女のいじめっこか。
小学生時代にいじめられたことがあるけど、そのいじめっこめちゃかわいかったぞ。
新体操の国際大会に出たりして校内一有名だった。

余裕ある今だからこそ言えるが、当時の自分がうらやましい。
というか性癖の原体験になっている節がある。
122名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 10:53:27 ID:qtUDvqvd
女にいたぶられたい(主に性的に)という願望はないではない…というかあるんだが
いじめられるのはごめんだ。あんなもん二度と体験したくねぇ。

と、書いてて思ったんだが、
いわゆる「悪の女」って高慢だけどいじめっ子タイプじゃない気がする。
123名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 20:49:19 ID:dLR22dzh
いじめって、なんか陰湿なイメージがあると思う。
悪の女ってのは、なんかさっぱりしてるって感じがする。
何を言ってるのか自分でも分からないが。
124名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:11:43 ID:tXPfCtWD
つーことは何だ…
虐めをするような娘は戦闘員止まり、
それに耐えて性格が裏返った娘が悪の幹部になるってわけだ…

何を言ってるのか俺も分からないが。
125名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:03:24 ID:UEl6yiL5
「いじめをやるような器の小さな女は幹部になれない」でいいんじゃネーノ?
126名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:22:30 ID:z+TP11cn
いじめというか、外罰的性格がたまらんのですよ。

というか悪女業を性格や相性で片付けんでくれ。
夢が縮まる。
127名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:13:36 ID:Nr594NSG
悪女業ってなんだw
128名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:44:15 ID:ShyTq69R
いじめの話このへんでやめない?
129名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:50:30 ID:FaRw1t5i
スレの流れを変えるために、
やっと悪の女幹部のアンソロジー買えたので、これから購入を考えている諸兄にその紹介と感想でも。
個人的には散々にいわれてて下の下を想像してたせいか、結構よかった。


超純戦隊キルレンジャーの最後: 爆乳エロ女幹部×ショタ戦隊五人 監禁逆レイプ
拘束キャンディ: 巨乳ボンデージ黒髪長髪女幹部×捕らえられた防衛軍のお兄さん 監禁逆レイプ
魔王女の黄昏: 巨乳エロコス魔王の娘×触手モンスター 触手レイプ
恐怖!淫蕩女幹部の甘い罠: 普通(巨乳?)典型的悪女コスの女幹部×一般人 一般人を怪人にするための戦術的和姦
フォックスバスター:エロくの一系コス女幹部×潜入捜査官&悪の戦闘員三人 レイプ 
フィラちゃまのオモチャ:小悪魔系ロリ女幹部×戦隊の少年隊員一人 逆レイプ
正義変態ジャスティス3:普通乳エロコス悪の女幹部×エロいことしか考えてなさそうな戦隊3人 レイプ
女魔族レイス:正義の女剣士&普通乳水着系コスの女魔族×モンスター レイプ
失墜の破壊天使:普通乳ちょっと女幹部×元女幹部&その妹系仲間 逆レイプ


「悪の女とH」の住人としては
超純戦隊キルレンジャーの最後と拘束キャンディがよかった。逆レイプものが好きなのと、絵が上手いので。

「屠るスレ」の住人としては、わかりにくいが女幹部が実際に胸に刀を刺されやられた失墜の破壊天使や
膣で銃を固定され銃撃戦の盾にされたフォックスバスターの女幹部の末路がよかった。

個人的に正義と悪の絡みじゃないと萌えないので魔王女の黄昏と女魔族レイスはかなりどうでもよかった。
130名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:59:32 ID:y6HWfTfd
>>129
レビュー乙。 ちょっと興味涌いた。

さてさて、「ている・ちぇいさー」の第2巻が12月中に発売予定だそうな。
みんな大好き・セルヴェル様も活躍すると思われるので要チェック。

…肩をまくったヘソ出しTシャツ&ぱっつんジーンズという素っ気なくもカッコいい
ナイスバディのセルヴェル様はサンマが大好物らしいぞw
131名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 18:28:02 ID:yZFOepea
セルヴェル様、ご無事か。よかった。
件の悪女アンソロとまとめてネットで買うよw
132名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 02:54:10 ID:PSaCu2cK
あげよ
133名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:03:58 ID:H3vt9NVf
ネリア様とホルスニュウ、そして>18の続きをじっと待つ。
134名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:55:49 ID:WE/DP0wE
悪の女がメロメロに屈服する話が読みたい・・・
135名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:14:07 ID:SbXMUX+R
悪の女にメロメロに屈服する話が読みたい・・・
136名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:01:17 ID:7ULXOPVr
悪の女とメロメロに屈服する話が読みたい・・・

…あれ?
137名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:24:18 ID:P5XawzQs
悪の女をメロメロしたい?

…おろ?
138名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:12:08 ID:5bxUPvuh
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156127360/l50#tag163
ここのランブルローズスレの140あたりから
アナスタシアのおしおきSSがある
139名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 00:12:21 ID:iRs3MSyw
悪の女サイトって
ミッドナイトレディース 特撮悪女傑作 美しく散れ
とみんなヤラレ系ばっかりじゃorz

やっぱみんなヤラレ系がいいのか
140名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 02:37:54 ID:KQrNe23U
>>139
「うずまき道」でググると幸せになれるかもよ。
141名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 20:47:09 ID:iRs3MSyw
>>140
おーー!!
ありがとう
142名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:44:42 ID:AW4W1JB/
お待たせしました。ダークエルフものの続き投下します。
ちょっと長いですが3、4と続きでいきます。
143名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:46:31 ID:AW4W1JB/
3.
「ファァァンッ……ヒィィッ、もっと、もっと深くっ、アハァァァァァァッ」
ネリアは木の幹に両手をついて、尻を突き出しながら喘ぎ続けている。
俺は彼女の膣内に二度射精した後、ネリアを引っ張るように立たせて、今の体勢をとらせている。
抵抗らしい抵抗もなく、彼女は俺に従っているのが奇妙だ。
もちろん、武器もないこの状況ではネリアの筋力では俺に敵わないので渋々従っているともとれる。
しかし、彼女は明らかにSEXを、俺に犯されることを愉しんでいる。
俺は彼女のムッチリとした弾力あるお尻を両手でつかみながら、肉壷に挿入を繰り返していた。
想像よりも、妄想よりも強くネリアの膣は俺のモノを締め付け、彼女のいやらしい喘ぎ声は性器を勃起させつづける。
144名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:49:55 ID:AW4W1JB/
そうだ、俺はネリアに勝って犯しているのだ。不安になることは何もない……そう思いこんで俺は快楽に身を委ねる。
俺はもっと強く、彼女を刺し貫くような勢いで肉と肉がぶつかる音を高らかに響かせながら突き上げていく。
ネリアの重力で垂れ下がることで余計に大きくみえる爆乳がブルンブルンッと俺の突き上げに連動し上下に激しく揺れる。
「もうっイイッイヒィィィィ。私イクイッちゃうわ。アアッアアァァァァッ」
「ネリアァッ」
俺も限界だった……膣内から淫汁で濡れ光る性器を抜くとその白濁の液を彼女の巨尻にぶっかけた。
三度目ということもあり、かなり量は少なくなっていたがそれでもいつもよりはるかに多い。
「ハァッハァッハァッ」
俺もネリアも荒くなった息を整える。ネリアはイッた余韻に浸っているのかブルブル震えながらもその体勢を崩さない。
まだまだ犯ってやる……そう意気込み、さぁ四戦目だとおのれを奮い立たせた時…………体力に限界がきた。


膝に力が入らなくなり、その場に座り込んでしまう。
「くぁっ」
無理もないのかもしれない。ネリアに辿りつくまでに数十匹の魔物と死闘を繰り返していたのだ。
今までは精神力だけで保たせていたが、それでは支えきれぬほど体力を消耗してしまったのかもしれない。
このままでは……不味い。どうにかしなければ……
そんな焦りをよそに、いっこうに次のアクションを起こさない俺を訝しんでか、ネリアがゆっくりとこちらを向いた。
火照った美しいネリアの顔が、へたりこむ俺を見るなり愉悦に満ちた表情をつくる。
「フフッ……ねぇ坊や。もう…おしまいなの?」
「いや、まだだっ」
俺は必死に否定するが身体が思うように動かない。
「そうよね。私、全然満足してないもの。
 犯されるなんて経験あんまりなかったからすっごく興奮しちゃった。
 さぁ続きをやりましょ。私の肉体、坊やの好きにしてよ」
遊ばれている。すべて演技というわけではないだろう。
俺がネリアを追い詰めたのは確かだし、最初は俺に蹂躙されて気が動転していたのも確かだろう。
しかし、いつからか俺が主導権を握っているようでいて……彼女に握られていたのかもしれない。
145名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:54:08 ID:AW4W1JB/
「くそっ」
そういって俺は振り上げた拳をネリアにむけて放った。弱々しい拳は彼女に当たることなく軽々と避けられる。
「なぁに物騒ねぇ?犯してくれるんじゃないの。いきなり暴力なんて野蛮ねぇ。そんな子にはこうよっ」
そういうと彼女の灰色の瞳が妖しく金色に光った。

動けない……ネリアの深い瞳に吸い込まれるように俺はピクリとも動けなくなった。
『魅了』だ――気を確かにしていればかかることはない。
しかし体力が限界に達したことで精神力も弱まり、彼女につけいる隙を与えてしまったのだろう――
「う、ううっ……」
こうなってしまっては、俺はネリアに蹂躙され犯されつくした挙句に殺されるしかない。
殺せないから、犯して――それで満足してしまい油断したところこのザマだ。
妖しく微笑むネリアを前に、俺は頬を伝う熱いものを感じた――涙だった。
自分が情けなかった、己の行為を悔やんだ。
「本当にかわいいわねぇ、坊や。くやしくて情けなくて、タマんないんでしょう」
ネリアは俺の頭に優しく包むこむように両手をまわし、さんざん俺が揉みしだいた大きな胸の谷間に導いた。
柔らかく、暖かな胸の感触に何故か安堵を感じてしまい、よけいに情けなくなる。
「このまま窒息死させるってのは冗談として……さて、どうしようかしら」
ネリアは玩具を与えられ、それをどのように遊ぶのが一番楽しいかを考えているかのようだ。
彼女にとっては俺は本当にその程度の存在なのだろう……諦めにも似た気持ちが俺の心を支配していくのがわかった。
「そうねぇ……」
そういいながらネリアがとった行動は、俺を驚愕させた。『魅了』を解いたのである。
俺は自由になった瞬間、彼女の抱擁から逃れ――けれど次の行動も起こせずただ呆気にとられたまま彼女と向き合った。
「何、呆けてるのよ。呪縛は解いたんだから、さっきの続きでもしたら、それとも今度こそ殺しちゃう?」
挑発的にネリアは俺にささやきかける。何を考えているのか俺にはまったくわからなかった。
146名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:57:33 ID:AW4W1JB/
「なんで……」
俺は『魅了』にもかかっていないのに、結局ピクリとも動けずに問いかける。
「二百五十三年……」
「えっ」
突然でてきた数字にどう反応していいかわからず間抜けな声を出す。
「二百五十三年、私の生きてきた年数よ。
 あなたのおばあちゃんのおばあちゃんのおばあちゃんのそのまたおばあちゃんよりも長く生きてるの」
どうみてもネリアは二十代の後半くらいにしかみえない、熟れきった身体がそう思わせるのであって、
彼女の妖艶な美貌だけをみれば二十を少し過ぎたばかりといっても十分通じる。
けれど、彼女は長命種のダークエルフなのだ。ネリアの年齢など気にしたことはなかったが……嘘ではないのだろう。
「だから……」
ネリアの答えは答えになっていない。年齢と彼女の行動に何の関係があるというのだ。
「だからねぇ……坊や。いつものように犯して愉しむつもりだったんだけど、
 坊やに負けちゃったでしょ。それで、もういいかなぁってね。殺されちゃっても」
「……」
「負けることなんてここ百年の間で一度もなかったし、まぁ坊やが油断したおかげで逆転しちゃったけど……
 なんか、燃えるものがないのよね。このまま犯して、殺したところでつまんないなぁって。
 うん、そうね。そういうことだから……好きにしちゃっていいわよ、私のこと。
 あんまり痛いの嫌だから、殺すんならできるだけサクッとやっちゃってね」
一人で一方的に喋って、一人で納得している。俺は展開の速さについていけない。
彼女が何かを諦めてしまっていることがわかって――それが何故か悲しかった。
自分がネリアを自由にできる千載一遇の状況であるにもかかわらず、俺はまだ動けない。
どうしていいのかわからなくなってしまっていた。
「さぁ坊や、心のおもむくままに私をどうにでもしなさいな。
 私気まぐれだから早くしないと、やっぱり気が変っちゃう……なんてことがあるかもしれないわよ」
諭すようにネリアはいうが、俺は反応できない…………

「もうっ」
業を煮やしたネリアはそういって俺を押し倒した。突然のことに抵抗もできず俺はそのままあおむけに倒れる。
「坊やは本当に坊やねぇ……わかったわ、何もしたくないってんなら犯したげる。その間に考えときなさい」
147名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:10:24 ID:AW4W1JB/
ネリアは俺の股間の前に寝そべると、量感たっぷりの乳房を手でかかえ持つと萎えた俺の性器に押し当てた。
「フフッ。本当はずっとして欲しかったんでしょ。坊やおっぱい好きだもんねぇ」
あの時、さんざんしごかれた胸が俺のモノを再び襲おうとしていた。
フニュニュッフニュッ
卑猥に乳房の形を変化させながら性器を押しつぶしたり、コリコリとした乳首で亀頭を突いたりと刺激をくわえていく。
萎えていた俺のイチモツがムクムクと硬く、そして大きくなっていく。
「フフッ、本当に正直なオチンチンねぇ」
適当な硬さになったことがわかったからか、ついに彼女の大きな二つの乳房が俺の性器を挟みこんだ。
「大きくなったねぇ、オチンチンの先が胸からはみだしてるじゃない」
そういって胸の谷間からちょっこと顔を出した亀頭を彼女は艶かしい唇から赤く妖しい舌を出すとチロチロと舐めまわす。
その舌使いは絶妙で、尿道口に舌を這わされた時は快感で俺はビクンと飛び跳ねてしまった。
性器も再びギチギチに反り返り完全に勃起してしまう。
「……やめっ」
「嘘をつきなさい。本当にやめてしまっていいの?」
言い返せなかった。俺は何がしたかったのか。ひょっとしたら犯されたかったのか……

「フフッ、正直になりなさい。さぁ、お待ちかねのパイズリよ。狂っちゃうくらい胸でしごいたげる」
その言葉とともに、彼女は外側からおのれの豊かな乳房を内側へとギュゥゥッと押しつける。
柔らかな乳房をグニュリと歪ませ、その肉の硬い芯の部分で性器が圧迫される。
膣とは違った感触、そして卑猥に形を歪ませ変形させる乳房という視覚効果が、身体に脳に刺激となってやってくる。
「ハァァッッ」
俺はあまりの気持ちよさに思わず声を漏らしてしまう。しかし、そんなものは序の口だった。
円を描くようにゆっくりと、そしてだんだんに早くそのいやらしい乳を押しつけ、擦りつけていく。
ネリアのどうだといわんばかりの挑戦的な表情が何ともいえず、興奮を加速させる。
俺は抵抗もできず、されるがままだ。
体力はなんとか回復してきており動くこともできたはずだが、
刺激を追い求める肉体が、いや幼少時に精神に刻みこまれた犯される悦びが抵抗力を失わせていた。
最低だ。そんな風に自分を責めながら、なおもネリアの与える極上の刺激に身を委ね続ける。
「さぁ、このまま出しちゃう?それとも出すのは私の膣がいい?」
今度は上下に勢いよく乳房をフニュフニュと動かし擦りつけながらネリアは俺に聞く。
「お、俺は……オホォォッッ」
「俺は……なぁに?フフッ、まだまだ夜は長いしね。まずはおっぱいでイきなさい」
搾りこむようにギュッギュッと乳房を押しつける……限界だった。
彼女の顔に今日、四度目の精液を飛び散らせる。何故か三度目よりも量が多い気がして、それがまた情けなかった。
148名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:15:33 ID:AW4W1JB/
「あの頃はやっと精通したばかりだったのに……フフッ、立派になったもんねぇ」
そういって口のまわりの精液を舌で舐めとると、顔に飛び散ったものも手でぬぐいそれをまた口に含み嚥下する。
「坊やの美味しいわよ。若いし、何より私を想って溜めてくれてたってのがたまらないわ」
「誰がそんなことを……」
即座に否定するが、復讐にしろ何にしろネリアのことだけを考えて十年間生きてきたことは確かだった。
本当に馬鹿みたいだった。心の奥底ではこんな風になるのを望んでいたのだろうか。
「照れちゃってかわいい。いいのよ、坊やの気持ちは受け止めてあげるから。
 けどね……もし戦いもせずに私の身体を求めてきてたら、きっと坊やのこと殺しちゃってたかもしれない。
 私ね、弱い男も嫌いだし、簡単になびく男も嫌いなの。私のことで思い悩んでくれる強い男がいいの。その点、坊やは合格」
何が合格だ。猫のような気まぐれな女だと思った。こんな女に村を滅ぼされて犯されて、けど殺せなくて……
我慢していた涙がまた一筋こぼれた。くやしいのか、悲しいのか、情けないのか。涙の理由は自分でもわからない。
ネリアはそんな俺をみて、ちょっと驚いたような顔をつくったあと微笑む。
「ホント、素敵よ。坊や……」
そういって彼女はいきなり股間に顔を埋めた。そして再び萎えはじめた俺の性器を手で優しく掴むと口に咥えた。
性器のまわりについた白濁液を器用に舐めとりながら口をすぼめて吸う。
「クォッ」
強烈な刺激に何度目かわからなくなった短い悲鳴を出す。
上目遣いに俺を視ながらチュパチュパと音をたて、時には歯で甘噛みしながら口内で性器を責めたてていく。
またも俺の男根は、生気を注ぎ込まれたかのように完全に上を向き勃起していた。
勃起したことを確認するとネリアはヌプッといやらしい音を立てながら口から性器を取り出た後、俺に妖しく微笑んだ。
「顎が疲れちゃうくらいに大きくなって……ホント、最高よ坊や。
 さてと、また勃起しちゃったけど…犯したい?犯されたい?」
「……」
「もうっお姉さんの質問にちゃんと答えてくれなきゃだめよ。
 そうね、三回も犯されちゃったし、私が動いたげるわ」
俺の屹立した男根を手で掴むと、ゆっくりとおのれの膣に侵入させていく。
「あんなに……小さかった…のに、大きく……なっちゃって……ハァァンッ」
肉壷の絡みつくような肉襞を飼っている最上の名器が俺のイチモツを再びギチギチに締め上げた。
149名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:19:49 ID:AW4W1JB/
結局、俺の勝機は彼女を押し倒した時だけだった。
あの時殺せなかった時点で俺の負けは決定していたのかもしれない。
彼女は自分のことを好きにしろというが……お情けで殺してくれていいなんて云われて殺すほど堕ちていない。
どうしていいのかわからない。けど、この場でできるのは犯されて、そして犯すことだけだ。
それなら結論は先にして愉しむことにした。本当に俺は馬鹿だと思いながら。

「動くよ。私がイクまで何度でもイっちゃっていいからね」
俺のモノを味わうかのように馬乗りになったネリアはゆっくりと上下に動き出す。
騎乗位と呼ばれる体位で何よりも激しいのは乳の揺れだ。
眼の前でネリアの爆乳が彼女の動きにあわせてリズミカルに揺れる。
その大きな胸が激しく、時に小さく、卑猥に揺れ動くのをみて、あの時を思い出す。
血の臭い、焼け焦げる死体の臭い、そしてネリアの美しい妖花を想わせる匂い、
むせ返る臭い(匂い)の渦の中、極限の状態で彼女に犯されたあの日を……
胸の大きな女をみると心臓が高鳴りドギマギしてしまうのも、あの時からだ。
俺は手をのばし、彼女のブルンッブルンッと揺れる乳房を鷲掴みにする。
「アハハァッ、やっとその気になってくれたの……ハァァッ、揉んでよ揉みくちゃにしてぇっ!」
彼女の望み通り、俺は強くその柔らかい乳房を揉みしだき、乳首を指の間で挟み刺激をくわえる。
「ハフゥゥッ、イイのぉぉッ。スゴヒィィッ」
届かなかった手……ネリアは覚えているのだろうか。
俺は脳裏に焼きついている。同じ体位で……小さかった俺の手が乳房に届かず、残念そうな顔をしていた彼女のことを。

彼女の動きが激しくなっていく。俺も胸への責めを激しくさせ、腰も動かして彼女への刺激を強めていく。
「坊やぁぁっ。……イッちゃうよ。私、はじめて坊やより先にイっちゃう……アハァァアァァッ」
ネリアの身体が反り返りビクンビクンと快感に震える。
「坊やも……坊やもぉぉっ」
そういってネリアの褐色の肌が俺に迫り、魔性の乳房に俺の顔にムニュリと押し付けられる。
瞬間、膣が今まで一番強く、俺のイチモツを強烈に締め上げた……
「くあああぁっ」
そう叫びながら、彼女の膣内に今日五度目の精を解き放った……


夜は長かった。俺はネリアを犯し、ネリアも俺を犯し、犯して犯されて、犯されて犯して…………
そして……俺の意識は糸が切れるかのようにブツッと途切れた……………
150名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:22:33 ID:AW4W1JB/
4.
瞼を通り越して射し込む日の光がまぶしい。
「……んっ」
俺は跳ね起きた。あたりを見回す……ここは森の中だ。昨日は俺はネリアを抱いて……
どうやら精根尽き果て寝てしまったようだ……けれど、俺は生きていた。
もしネリアがその気ならとっくに俺はあの世だろう。本当に彼女は俺を殺す気がないということなのだろう……
ネリアの姿はどこにも見当たらない。
「ネリア…ネリア……」
俺は彼女の名を小さくつぶやいた、そして今度は立ち上がると大きな声でネリアの名を呼んだ。
「ネリアッ、ネリアどこにいったんだ。ネリアッ!」
何故、俺は彼女を探しているのか、わざわざ彼女の名を叫びつづけているのか……
見つけ出して復讐するなんていう自分も騙せないような理由はもはやない。
じゃあ何のために、そう問われたら上手く答えられる自信がなかった。
けれど、もしこのまま会えないなんて絶対に嫌だった。まだ整理はついていないけれど……
俺は弾き飛ばされ、そのままに地面に落ちていた剣を握ると深い森の中をネリアの名を叫びながら探し歩いた。
復讐を忘れ、その相手を探し回る滑稽な姿を、もし殺された両親や村の人たちがみたら呆れて怒り狂うに違いない。

けれど、彼女はいなかった。
一縷の望みを託して、もう一度昨日犯し犯された森の中の小さな広場に引き返した。
やはりネリアはいない。ネリアとの邂逅は魔の森がみせた幻だったとは思えない。
それなら彼女はどこにいってしまったのか……
「ネリア……」俺はもう今日何度目なのかもわからない彼女の名をもう一度つぶやいた。
151名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:24:48 ID:AW4W1JB/
ガサガサ森をかきわける音がしたので振り向くと、そこにネリアがいた。
「なぁに迷子の子どもがお母さんをみつけたような顔して……寂しかったのかしら」
いつものように挑発的な物言いで彼女は俺に近づいてくる。
服を着ていた。相変わらず裸よりも男を性的に興奮させるような衣装だ。
上半身は薄い布で乳首と乳輪あたりを隠しただけで、ネリアのたっぱり量感のある乳肉の大半は露出しているし、
下半身も膝までのブーツの上は短い何を隠しているかもわかないスカートだけで、ひも状の下着が丸見えである。
「ど、どこにいってたんだ……」
ムクムクと性器が起き上がり固くなっていくのを感じながら俺はネリアに問う。
「みてわからないの。坊やに素っ裸にされちゃったから服をとりにいってたのよ。
 裸のままがよかったかしら、って坊やはこの服もまんざらじゃあないみたいねぇ」
ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながらネリアは手に持っていた数枚の布をこちらに投げてきた。
「こ、これはなんだ」
俺は正直すぎる自分の愚息をネリアに視られたことで赤面しながら聞く。
「坊やが裸のままがいいっていうなら何にもいわないけど、服よ服。
 まぁ、坊やが着れる大きさのなんて私持っていないから、大事なところに巻きつけるくらいしかできないと思うけど。
 あ、マントも用意しておいたから……街まではそれで何とか頑張ってね……」
「す、すまない……」
そういって慌ててそれらを着込む。
とにかく、ネリアに裸を…いや彼女に敏感に反応する性器を隠したかった。
152名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:26:48 ID:AW4W1JB/
「さてと、これから坊やはどうするの。」
「これから……」
答えられない。俺の旅の終着地はここだったのだ。
ネリアを殺すにしても、殺されるにしても、その先をどうするかなんて何も考えていなかった。
「やっぱりねぇ、十年間も私だけを想いつづけてくれたなんて嬉しいけど、ホントにバカねぇ」
確かに片時も忘れたことはなかった。ネリアに殺されていくみんなを思い出して復讐の心を忘れないようにした。
ネリアに剣を突き入れることを想像して師匠との辛い修行に耐えた。
そして、美しいネリアの顔を、いやらしいネリアの肉体を想像して自慰をした……でも
「バカとは何だ、俺は……」
俺は彼女に会って本当は何がしたかったのか、昨夜から何十回と自分に問うたがまだ答えが出ない。
「俺は……何?」
苛めるのが愉しいのだろう。ニヤついた表情でネリアは俺の回答を待っている。
沈黙……風に揺れる森のざわめきだけが聞こえてくる。
153名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:28:55 ID:AW4W1JB/
「まぁいいわ。答えはいつか教えてね。じゃあ、とりあえず一緒に旅をしましょうか」
「はぁ?」
ネリアの突拍子もない提案に俺は呆気にとられて言葉がでない。
「坊や、私ねぇ、この森で独りぼっちになっちゃって寂しいのよ。仲間を皆殺しにしてくれた誰かさんのおかげでね」
彼女は少し怒ったような顔で俺を責め立てた。
「それはお互い様だ」
その言葉で俺は頭に血がのぼった。先に村を襲ったのはそっちである。
俺が味わった苦痛や嘆きを、そして寂しさを、少しでも味わえばいいと思った。
「ああっもう、だからお互い様だから一緒にいようっていってるのよ」
なんで仇と一緒にいなければならない。俺は一人で……俺は一人で生きていくんだ。
「そう、俺は一人で……」
「ネリア、ネリアァァッ、どこにいったんだネリアァァッ」
ネリアは俺が言い切らないうちに声を張り上げて自分の名前を連呼する。
いや、真似だった。聞かれていた。俺がネリアを探し歩いていたのを気付いていたのだ。
「すごく真剣だったわよ、坊やの声。突然、私がいなくなって取り乱しちゃったんでしょ……
 フフッけど、ちょっと嬉しかったわ。そんなに私のことが気になってるだなんて」
「それは……」
俺はネリアといると上手く言葉が出てこない。
見透かされているような、もし嘘をついてもすぐに看破されるような気がして何も言えなくなる。
「復讐ができなくなるかと思ったから?それとも美人のお姉さんとセックスできなくなると思ったから?
 何にしてもね。これから私と一緒にいたらいくらでも機会はあるわよ。
 殺したいと思ったら寝首を掻けばいいし、抱きたいと思ったらいつでも相手してあげる」
勝ち目はない。ネリアから離れたいと思ったのは自分の気持ちに正直になるのが怖かったからだ。
好きという感情とは違うかもしれないけれど、彼女をどうしたいのかもわからないけれど、
一緒にいたいと思っているのはどうやら確かなようだった。
154名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:32:09 ID:AW4W1JB/
「わかったよ……」
俺は折れた。そして師匠を思い出す。師匠はひょっとしたらこんな状況に憧れていたのかもしれないと。
「はい、よろしい。それじゃ旅には目的が必要よねぇ。何かある?」
「……任せる」
「それじゃあねぇ……うん、不老長寿の薬を探す旅にしましょう」
また、どこから思いついたのかもわからない提案がネリアになされる。
「何でだ」
「坊やに飲ませるために決まってるじゃない。
 一つだけ言っておくわ、私は私より外見が下で顔が可愛かったり格好よくないと嫌なの。
 オヤジやオジンなんて死んでも嫌、そうねぇ坊やもあと五、六年たったらダメね」
「そんなにお前と一緒にいるつもりもない」
俺はネリアが何年も一緒にいることが前提なことに不満を漏らす。
「まぁね。私も坊やに飽きるかもしれないし、気が変わった坊やに殺されちゃうかもしれないしね。
 けど、いいじゃない。遊びよ遊び、何の目的もない旅なんて面白くないでしょ。
 それに時間制限まであるなんて燃えるじゃない」

……ネリアのことを、俺は少しだけわかった気がした。
長命な彼女にとって生きることはすでに暇つぶしに過ぎないのではないか。
俺のことも暇つぶしで、ひょっとしたら俺の村が焼き尽くされたことも彼女にとってはそうではなかったのかと。
だとしたら決して許せない、そう思ったから聞かないことにした。
もし聞いて、そうだとネリアが答えたら……やっぱり殺さなければならないと思ってしまうに違いないから。
「わかったよ。とりあえず街にでよう。服や鎧も調達しなきゃならないしな」
手短かに言うと、俺は嫌な考えを振り払うように街に出る道にむかって歩き始めた。
155名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:44:22 ID:AW4W1JB/
「坊やっ」
呼ばれて振り向いた時には彼女の美しい顔が俺に迫り、彼女の小さく形のよい唇が俺の唇に触れた。
舌が俺の口腔に侵入して俺の舌に絡ませながらねぶる。ネリアのくぐもった短い鼻息がいやらしい。
彼女の大きく柔らかな乳房もすりつけられ、乳首のコリコリした感触が服ごしに伝わってくる。
俺の股間はふたたび熱くなっていく。長く濃厚なキス……

いつ終わるとも知れぬネリアのキスが終わりを告げた時、もう俺の抑えの効かない性器は硬くなっていた。
「い、いきなり、何をするんだ」照れ隠しのようにそう聞く。
ネリアが今までみたことのないようなほど優しく微笑みながら俺に云った言葉は俺の心を確かに軋ませた。
「あのね、坊や。私は今あなたの事が気に入ってるの。
 明日はどうなってるかわからないけれど、坊やのことが好きよ。
 坊やには答えを出す猶予を与えてあげたんだから、ゆっくり考えればいいんじゃない」
「好き」といわれたことが嬉しかったのか、俺が悩んでいることをわかってくれたことが嬉しかったのか……

彼女のやったことは許せない。許してしまったら親に、村の皆に合わせる顔がない。
彼女は謝らない。親を殺し、村を滅ぼしたことに何の反省もない。
けれど……じゃあ俺は彼女に対して何がしたいのか、何をして欲しいのか。
答えはまだ出せないのだから……一緒にいて彼女をもっと理解することからはじめてもいいのかもしれない。
そう無理矢理、自分を納得させて俺はぎこちない笑みを彼女に返した。
そして、とりあえず何よりも先に改めて欲しいことを頼みこむことにした。
「……一つだけ頼みがある。坊やは、そのやめてくれないか……俺にはセイルドって名が……」
「ダァメ。坊やは坊やよ。坊やじゃなくなったら名前で呼んであげる、わかった坊や」
坊やと呼ばれるのが嫌だとわかったからか、ネリアは微笑みながら坊やを連呼する。
フンッ俺は顔をそむけて再び歩き出す。その俺の腕にすり寄せるように腕を絡ませるネリア。
腕だけでなく大きく柔らかな胸までポヨンッとあたり、もう股間ははちきれそうだ。
「おいっ、やめろ。」
「テレちゃって可愛いわよっ。ねぇ、私たちどんな関係ってことにしようか。
 やっぱり恋人あたりがいいかしら。姉弟は無理だし、おばあちゃんと孫も厳しいよねぇ……」
「………ハハハッ、アハハハッ」
俺はバカみたいに笑う、おかしかった、俺とネリアの奇妙な関係が……
けど楽しもうと思った。――たとえそれが束の間であったとしても……

これで……いいんですか。俺は師匠に心の中で語りかける。

ネリアは俺の反応が予想外だったらしく、答えもせずに笑いつづける俺をムッと睨みつけている。
さぁ、どう返そう。やられてばかりは嫌なので少しは困らせてやりたい……
「そうだなぁ、やっぱり――」


                                                               了



156名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:48:45 ID:AW4W1JB/
ということで、とりあえず完結です。
2、3が多かったので犯されつつ半分和姦みたいな感じにしました。
そして甘いのがお好みみたいでしたので2,3つ自分なりに角砂糖いれてみましたが……難しいですね。
よければ感想お願いします。


ホルスニュウも実は自分なんですが……気長にお待ちいただけると嬉しいです。
157名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:56:09 ID:bhrzxKWB
超グッジョブ
158名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:59:32 ID:2KgDxQqV
禿ゴッドジョブ。最後ちょっと甘いのが良かった。

ほ、ほるすにゅうもネリア作者さんなんですか。すげえなぁ。
159名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 05:27:00 ID:KdOWDg+Q
うほー、まさしくGJですだ
160名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:35:02 ID:WnU3gRJP
>「そうだなぁ、やっぱり――」

やっぱり何なのか気にしつつ烈しくGJ!
161名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 10:25:43 ID:mPav2meJ
一番好きで萌える展開。あんたは神だよ。
超級オメガGJだぜ(ノД)
162名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 17:55:24 ID:H4FkvWGe
真っ白に萌え尽きました。
163名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 18:11:01 ID:3+HDZc/1
真っ白なのが尽きました
164名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 18:42:04 ID:Y9QHEUZq
>>163
あれ、俺まだ書き込んでないのに……
とにかく神よありがとう。タマが尽きるほど抜かせてもらったよ。
165名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 19:14:51 ID:1dDVHZKW
素晴らしい!
166名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:33:06 ID:vh65mWqj
うまいなあ、話も面白いしホントGJです!
まさかホルスニュウと同じ人とは思いませんでした…
167名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:52:25 ID:ElLogx8h
ある種の理想が文章として読めたような満ち足りた気持ちになれますた
激しくありがとう
168名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:35:31 ID:LTgcZRli
神っているんだな、このジャンルで巨乳モノにお目にかかれるとは感動した
169名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 05:03:19 ID:Q7pAX/n1
そういや悪女って巨乳が多いね
170名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 19:19:09 ID:5n2R/HL/
やっぱり
悪女→高慢→女としての魅力に自信あり→美貌&巨乳
ということじゃなかろうか。

これで
悪女なのに低姿勢で自信が無くて地味で貧乳…とかだったら
少なくとも俺は全く萌えん。
171名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 19:41:02 ID:s0+NIxQz
能力があって高飛車だが貧乳という悪女キャラはありだと思う
172名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 21:49:58 ID:1J/kaW6W
エルフは貧乳だけどダークエルフは巨乳
173名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 22:13:38 ID:OZcgYq4V
俺正義の味方なんだけどさ、さっきキョヌー悪女幹部との対戦してきた。
剣の腕ではどっこいどっこいなんだけど、奴のスタミナをちょっと舐めてた。
こっちは息が上がってるのに敵は余裕の表情を崩さない。
すごい押されててもうだめだと思ったんだけど、なんか上手く相手のバランスを崩すことに成功。
その一瞬の隙を突いて甲冑の胸の部分を切り落とすことが出来たんだ。
でもそこから出てきたのは乳パット。ものすごい大きい。
正直すごい気まずかった。
相手もそうだったみたいで女幹部真っ赤になって胸元を隠して(普通乳だった)
慌ててそのなんか柔らかそうな合成ゴムみたいのを拾うと
「覚えてらっしゃい!今回は、命だけは助けてあげる!!」とか言ってそそくさと去っていきました。
次に奴と会うときはそのことをからかってやろうと思います。
174名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:07:13 ID:Nfb4qEbe
その秘密を知ったものは殺すか妻になるしかない という設定で続きをよろしく
175名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:20:06 ID:Nfb4qEbe
そういえば あかてん☆ヒーローってマンガで正義のヒーローと悪の女幹部とのラブコメがある
176名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:16:46 ID:NPNqFC+Z
>>174
聖闘士かよwww
177名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:14:43 ID:I3w9GrNC
そういや菊地秀行の硝煙街道(ガンスモークロード)が
このスレの趣旨に則った悪女小説だったような。
178名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:48:24 ID:nU6TCZXy
>>173
いつも平和のための戦い乙。ハゲワロタ。

次に会った時のレポートもよろ!
179文章素人ですまん:2006/12/07(木) 01:24:15 ID:x1RAzsqz
173の正義の味方だけど、またあの偽乳幹部に会ったよ。
会ったって言うか相変わらず人口密集地域にモンスターとか放って
ハタ迷惑な行為を続けてるから仲間と討伐にいったんだけど。
で、モンスター召還儀式をしてる偽乳のところまでたどり着いた。
よせばいいのに俺紳士だから正々堂々と勝負しようと思って声かけたんだ。
「おい、乳パット」って。あだ名って言うか、奴とは数ヶ月戦ってるんだけど名前いまだに知らなくて。
でも驚くべきことに乳パットじゃ奴が反応しない。召還呪文に集中してたからなんだろうか。
どうしようか迷ってたら呪文がラストのほうに入ってきたみたいで
ちょっとでっかいモンスターの顔が魔方陣から出てきてるの。
ヤバイヤバイと気が動転しちゃって(正義の端くれにも置けないなw)思わず
「やめろ、バカ、こ、この年増!」
ってさっきよりでかい声で叫んじゃった。
180名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:25:05 ID:x1RAzsqz
そしたら偽乳が夜叉の顔で振り返って、真っ青になってそれから全身真っ赤になって
「と、とっ…っとし、年増!?だ、誰に向かって…!?
 私、私だって…私、まだ、に、にじゅうよんなのよ!?年増!?」
って涙溜めながら反論してきた。(正直ちょっと可愛かった)
あんた24かよ!って突っ込みたかったけど、俺が何も応えずに沈黙してたら
急にしどろもどろになってすごい泣き出しちゃった。
なんかここ数ヶ月結構ストレスがたまってらしい。
部下のこととか胸のこととか上司の無理な命令とか親のこととか胸のこととか将来のこととか。
やっぱ幹部とか大変なのかなーと思ってちょっと頭撫でてあげたら(俺より年上だけど俺より背低い)
俺の肩のところに顔をうずめてもう大泣き。
頭だけ魔方陣から出たモンスターと気まずい感じで視線を交わしながらそのまま頭撫でておいてあげた。
髪の毛は赤毛でちょっとウェーブかかっててふわふわした感じ。撫でてて気持ちよかった。
結構細っこい体で胸は普通なんだけどなんか結構柔らかくて理性やばかったけど紳士を貫き通した。
5分後くらいかな、落ち着いてきたんで「正々堂々戦いを…」と言いかけたらそれを遮って偽乳が
「化粧崩れてパンダ目だから絶対顔見せない」って断固拒否した。
そんなこんなで結局次会う時決闘することを約束して奴を解放というかなるべく顔を見ないよう放してあげた。
こんなんだから正義の味方として出世できないんだろうなーとかぼーっと考えてたら
「この、貴様のハンカチ、次ぎ会う時必ず返してやる。借りは絶対に作らない!」とかなんとか偽乳が喚いてた。
24のオネーチャンが頑張るなぁ、と感じたよ。
幼馴染で近所にあんな感じのおねえちゃんがいたから結構親近感が湧いてるのかもしれない。
その後頭だけ出たモンスターを魔法陣に押し戻してとりあえず今日は本部に戻った。
あ、また名前聞き忘れた。今度聞いてこようと思います。
181名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:57:22 ID:fWzWWM17
174の設定使わないのかよ!
182名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 11:19:27 ID:nuVcBC0E
>>181
ごめんw今星矢勉強中。
183名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:40:37 ID:+IoFgo0u
232 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/07(木) 21:06:52 ID:???
ふと思ったんだが清楚で引っ込み思案な悪の女幹部ってのはどうだろう
悪の女幹部だから当然露出度高いんだけどそれを恥ずかしがってあんまり人前に出てこないの
184名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:54:30 ID:sdgyg06i
なるほど萌えるというのはこういう気持ちか
つ、続き期待して待ってるんだからね!
185名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:13:00 ID:fWzWWM17
このスレの住人てきにエクセルサーガはどうだろう
186名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:51:44 ID:ZAKdSMJ+
ぜひハンカチは無くして欲しい(干してたら風に飛ばされたとか)
きっかけが始まる
187名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 00:20:34 ID:1vYHK/4F
>>185
あいつら「悪」じゃないしなぁ…
ダイテンジンの方ならまだしも。
でもあんな感じのアタマ悪い敵キャラは萌える。
188名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 02:25:02 ID:bVGv1sbz
>>186
次の日、マンション隣の部屋の洗濯物にそのハンカチが混じってるとか?
189名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 13:35:26 ID:N2l+cVZv
お隣さんか〜







萌えるな(*´Д`*)
190名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 00:18:17 ID:kRHJEt9o
コスモス荘かよ
191名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 18:36:07 ID:bFYae1Vi
続きマダー?
192名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 22:47:28 ID:YoIRmwpm
>幼馴染で近所にあんな感じのおねえちゃんがいたから

実は偽乳年増の正体?
193名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:16:51 ID:cvmN8oP2
シリーズ化キボンヌ
194名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 01:08:46 ID:6QL8s077
>>192
年増って言うな!
195名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 09:06:37 ID:cFL8Ps5k
毎晩年増のヤケ酒につきあうんだろうな
196名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 16:08:10 ID:qPqNddPl
悪の女と恋愛する小説って何かないかな?
197名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:44:32 ID:7oCHYaRl
>>196
小説はぱっと思いつかんけど、坂上田村麻呂が鈴鹿御前っていう美人な鬼女(しかも勅命で討伐に向かった相手)を娶った話とか…
198名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:47:03 ID:zDQiI3IR
昔すぎるw
199名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 12:00:54 ID:NLLwoxkp
悪の女との恋愛する小説の悪の女って、ヒロイン属性がついててあんまり萌えないんだよな。
最後まで悪の女属性のまま正義男と殺愛するのが読みたいぜ。
200名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 14:14:13 ID:6g5gUua/
201名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:00:54 ID:5NiW+Hok
>>199
その気持ちはよく分かる。
でもそれだと、最終的に正義男に屠られて(瀕死で告白したり)終わりそうで怖い。
殺伐としつつ、なおかつ悪女が死なない…そういう話を何とかして書きたい。
202名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:17:15 ID:ZMeelFXq
正義男が屠られればいいんじゃね?

というのは冗談として、

戦いの決着はつかず、悪女は再会の予感含みで失踪する感じかねぇ。
203名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:01:17 ID:T28UXsXi
>>202
もしくは悪の組織が崩壊して逃亡
ある日バッタリみたいな
204名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:47:27 ID:gFTqv5Je
>>203
これは反則かも知れないが…ドクター@デモンクラーケン姐さんとしこたまラブりてぇっすよ。
悪女って感じじゃないんだけどねー。サバけた態度なのに人情家ってのにグッと来る。
205名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:53:06 ID:uuoLCZDU
>>201のようなネタってさ、
このスレでも屠るスレでも書きにくいんだよな。
こっちじゃ屠るのは萎えだし、あっちでも愛憎の果てに屠るなんて萎えるだろうし。
ひょっとしたら、この二つのスレで網羅できん唯一のネタかもしれん。
もちろん、これ以上スレを増やすつもりもないが……なんとかできんもんかね。


>>204
悪の組織に所属していただけで悪の女でもなんでもないが、確かに姐さんは最高だと思う。
206名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 03:32:10 ID:ThtWmxYU
恋愛が入るならこっちが良いのかな。
でも「ラスト悪女死んじゃいます」の注意書きは果てしなくネタバレだしなぁ。
死に際に一言思いを伝えるような切ない系の話は自分はもう萌えすぎてフットーしちゃいそうなくらいヒットするけど。

俺たちの戦いはこれからだ系も好き。
エンドレスでマンネリの世界へ突入する正義男と悪女のドタバタ腐れ縁バトルみたいの。
207名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 11:48:40 ID:WgNGI/bB
ドクターデモンクラーケンってだれ?
208名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 15:42:03 ID:hBjX4aa0
>>207
>>204のレスにピンときたなら、ススミチでぐぐると幸せになれるぞ。
209名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:34:44 ID:oHbNKzvR
>>208
行ってきた。
ヤバいくらい悶えた。
210名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:48:08 ID:VAbO3hCL
映画・ドラマでの悪の女に萌えるスレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1164134635/1-100

こんなんできてた
211名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 00:37:10 ID:8f/1Q9X9
>>210
紹介d
そこのスレ主は完全に俺ら(または屠りスレの人々)と同類だなw
そして明らかに初代屠りスレの>1と思しき香具師も出入りしてるw
212名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 18:21:50 ID:twjU2hGi
魔バイルマミのプレミアさんとかgood
213名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 23:34:59 ID:PqPqxX4q
悪の女を孕ませるというのはどうであろうか?

いや俺は書けないが。
214名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 00:35:22 ID:A91Sy/MT
おじいちゃんは名探偵に女幹部喫茶というのが出て来て こんなのあったら毎日行くかもしれんと思った
215名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 18:21:57 ID:6RUd59ri
>>213
孕んで…敵味方なのに「認知してよ!」と詰め寄られて、
正義と倫理に板挟みになったあげく仲間に白い目で見られたりするのかw

>>214
少年探偵だったと思われ。つかそんなネタがあったのか
216名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 18:48:59 ID:TzMynivd
まああの作家なら書きそうなネタではあるw
あの妄想力はエロ以外でも健在だなー
217名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:03:58 ID:tXCXcULr
◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart3◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163919665/l50

の153から女海賊×少年の逆レイプものがあった。
女海賊はかなり悪の女なのでこのスレの住人にもオススメかも。
218名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:42:26 ID:UFfPMxxg
>>213
すげぇ読みたいww
219名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:56:09 ID:ipSFRCP0
あだち充の『H2』かと思った

ってのはガイシュツ?
220名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:50:37 ID:1hxL1ioD
>>217
なかなか萌えた。紹介thx
221名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 00:46:08 ID:opWaiIsX
誰か悪の女が孕むSSを書いてくれー
222名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 14:55:35 ID:X2eTrWs0
愛のある孕みでお願いします
223名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:02:42 ID:DZgCVThY
>>213
こんな感じ?エロまで書けなかったから誰か頼んだ。

俺(コードネーム:ブルー)が外回りから勤務先の法律事務所…地下には有事の際の司令室とかあったりするのだが…に戻った時、思わず目を疑った。
無法の限りを尽くしたコイツが、法律屋に用事などあろうハズがない。
しかも悪の幹部らしくなく、優しげに赤子まで抱いていたりする。

「何でお前がここに居る?」
「客に対して失礼だな。まぁ法律上の相談があってな。民法779条、認知についてだ。」
「その抱いている子供か…。で、なんでわざわざウチなんだ?」
「冷たいことを言うんだな。パパ。」
周りの空気が凍る…。まさか、あの時の…。
「あんなに激しく愛し合った仲じゃないか。」
…愛し合ってない。一方的な行為だ。しかもお前の。
一年程前、こいつ等の組織に捕らえられ、【陵辱】されたという記憶の片隅に無理やり押し込んでいた過去があった。
何とか隙をついて脱走できたが、あと数日脱出が遅れたら腹上死しちまうところだった。
避妊具なんざつけてもらえず、全部膣内に出させられたからもしや…とは思っていたが。
ただ、この件は仲間たちには「捕らえられたが、自力で脱出した」としか報告していなかったから真実は俺とコイツと他若干名しか知らないだろう。
てかこんな事喋ったらヒーローの沽券というヤツに関わる。

仲間の反応が気になってふと周りを見ると、心底驚いた表情の同僚A(レッド)と同僚B(ピンク)。
けっ。くっ付いてるお前らと違って、あの時は【溜まってた】んだよ。逆レイプだろうと出ちまったものは仕方ないだろ。
しかもお前ら、俺が犯されている時に助けに来てくれなかったじゃないか。
しかしやっぱり声に出したらヒーローの沽券に関わるので無言を貫く。
ふと肩を叩かれ、振り返ると所長(司令)が一枚の紙を差し出していた。
「扶養者控除、無いとキツイだろう?」
司令、いろんな意味で大人な対応ありがとう。

「さて。この書類にサインした後、役所に提出しに行こう。あとは愛の巣探しだな。お互いの職場が近い方が良いだろう。」
「おいおい。その婚姻届に対して文句大有りだが、それ以上に突っ込みたいことがある。まだ【あの組織】で働くつもりかよ。」
「…ふ。己が思うまま、我侭に生きる事が私のジャスティスだ。君が私を満たし尽くして私の注意を引き付けてくれるなら話は別だが…。」
…所長、レッド、ピンク。そんな期待に満ちた目で俺を見るな。
全く俺の人生は世界平和の礎か、人柱か。

…後日談…

「ねぇレッド。今日の怪人、やたらと強くない?」
「そうだなピンク。…なぁブルー。」
「…ノーコメントだ。」
「ちょっと!また喧嘩したの!?何やってんのよ!?」
「くっ。ノーコメントだ。」
224名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:14:28 ID:9eQWJ14z
>>223
頑張れブルー、君の頑張りに世界の平和が掛かっている(by司令)。
225名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 08:10:09 ID:RWafzTfp
>>223
朝から良い物読ませて貰った。
GJ!
226名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:31:01 ID:4RKr8j+T
(*´Д`*)イイ・・・
227名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:32:01 ID:F+kQ54Gg
正義の味方が馴れ合う悪の組織ってなんなんだw
228名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:59:08 ID:x5Ifd8Ul
逆だろう。
悪の組織の構成員と馴れ合う正義の味方が問題なんだ。

……はっ、もしかして俺、スレの意義全否定?
229名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:26:36 ID:VybtY985
そういえばここには絵師はいないの?
230名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:40:31 ID:2/uIx7s0
俺正義の味方だけどブルーと悪の幹部の幸せなウェディングでも描こうか。
最近偽乳が暴れまわらないから報告できず、ハンカチも返ってこない。ごめんね。

>>192
それはないよ。そのお姉ちゃん最近公務員試験とかで忙しくて外出られないらしいから。
231223:2006/12/21(木) 00:53:14 ID:0sOhTAmB
>>230
期待してますw
…でも偽乳の話の続き、個人的にかなり楽しみにしてるからコッチも頼みますよw
232223:2006/12/21(木) 01:43:07 ID:0sOhTAmB
調子に乗って続き書いてみたw

俺の職場まで車で10分、嫁の職場まで徒歩15分の距離に位置する俺たちの【愛の巣】。
娘を寝かしつけて布団に入ろうとした時、思わず冷や汗が流れた。
「なぁ?」
「何かな?旦那様。」
「その手に持ってる物は何だ?」
「見ての通りだ。縄と鞭と蝋燭だ。」
…俺の脳裏にあの悪夢が蘇る。
「嫌だ!Mプレイは嫌だ!縛られて犯されるのは本気で嫌だ!!てかお願い、マジ止めて!!」
「ふ。何を勘違いしているのか判らないが、今夜は私を縛って欲しい。」
…はぃ?
「私とて、自分より強い男に征服される感覚を味わってみようかと思ってな。」
「…ぉい。言ってはなんだが、お前にとっ捕まったの俺だぞ。【自分より強い】に該当するのか?」
「身体能力では私では敵わないだろう。何より君が捕まったのは相当な数の戦闘員に襲われたからじゃないからか?」
「…確かに3個小隊規模で群がってきたな。…もしかしてお前。」
「どうしても君が欲しくなってね。力だけでなく知性も兼ねた君の勇姿に一目ぼれだったよ。で、いかなる犠牲を払っても拉致しろと彼等に指示したわけだ。」
「…対立してる組織の俺が言う台詞じゃないが、公私混同はどうかと思うぞ。」
「そうでもないさ。君という頭脳役を無力化させることで、障害が少なくなった。おかげで随分計画が進んでたんだよ。で、しっかり報酬も頂いた。」
「まさか、その報酬って…。」
「そう。ボスに頼んで君の身柄と、一年間の産休を貰った訳だ。」
「…産休まで申請したってことは逆レイプする前から産む気満々だったのかよ?」
「これでも悪の組織の幹部だ。自分の娘を楯に要求を迫ってみるというのも一興だろう。こうすれば君は私を受け入れざるを得ない。」
うわぁ。こいつの手の上で踊りっぱなしだ。やたら頭痛を感じたので、とりあえず半分優しさで出来ている鎮痛剤を嚥下する。
とりあえず、娘には真っ当に育ってもらう為に今から何か手を考えておこう。
「で、話は戻るが犯してくれ。強引な感じでな。あとは言葉責めも織り交ぜてくれないかな。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あら?疲れた顔してるけど、大丈夫?ブルー。」
「こんな状況じゃ、出撃があるとしたら俺とピンクで何とかするしかないか…。」
ピンクにレッド、お気遣いありがとよ。まぁ俺は大丈夫だ…そう伝えようとした時。
「心配は要らないよ。多分、今日は無いだろう。なぁブルー。」
…ええ。多分大丈夫ですよ。昨夜のミッションは性交もとい成功しましたよ。
最近は夜間中心に世界平和に貢献してるので、その分手当てを考えといて貰えませんかね?
233名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 10:21:08 ID:Kr5Lbunb
>>232
何を言っている。既に扶養手当として払っているじゃないか。(by司令)
234名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:18:13 ID:qtvyEJ+T
ヤバイヤバイヤバイ。
萌え殺されてしまう。
235名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:22:43 ID:y21pRkkB
これを読んでて全員法律事務所勤務のインテリ戦隊も面白いかも、とか思ってしまった俺マジ異常。
えーと「法律戦隊ロウレンジャー」とかで。
憲法レッド!
刑法ブルー!
民法ブラック!
商法イエロー!
民事訴訟ピンク!
お決まりの6人目は、刑事訴訟シルバー(司令が変身)だ!
236名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:54:48 ID:NpcCgcbU
それいいwww違法な悪の組織をさまざまな観点、学説で叩き潰すんだなw
破壊活動にはブルー、悪の親玉のトンデモ理論にはレッドみたく
237名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 17:57:59 ID:8wm5BSLX
http://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi?mode=res_msg&resno=74&author=0&thumb=0&picwid=384&pichei=384&thisfile=74.jpg
ブルーと幹部描いた。
>>232
MもSもいけるのか嫁さんハァハァハァハァ
238名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 20:09:12 ID:BGfSBth7
>>237
うおぉおおっ!すげー!GJだよあんた!!
花嫁衣装なのに見るからに「悪の女」で、全然清楚に見えないあたりがたまらんっ!
239名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 20:58:37 ID:A06LFmtc
>>235
きっとフランスの「法典戦隊ナポレオンファイブ」とは同盟関係にあるんだな(笑)
240名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:01:25 ID:A06LFmtc
追伸。無学な私の為に、行政法は六法のどれに当たるのか教えてください。
どれにも当たらないんだったら表の顔はエリート官僚かノンキャリの星な行政法ブラックで(笑)。
241名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:11:56 ID:LgPuuDEH
行政法は国⇔私人関係を定めた個別の法律の総称みたいな感じ。
ロウレンジャーはAチームとは仲悪そうだなぁw
242名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:17:30 ID:A06LFmtc
>>241
なるほど、「行政法」という統一的な法典があるわけではないのですか。

なんか「私たちはたくさんいるのが特徴でね」とかエージェントスミスよろしくのたまう、
ブラックスーツ&サングラスの集団を連想しましたw
243名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:21:22 ID:GGICOwiQ
ロウレンジャーの外部機関「行政法研究所」で。エージェントギョウセイがいっぱい。
政治の世界に深く食い込む悪の組織から日常生活を地味に守ってくれている。
244名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 22:13:11 ID:QmjuLBC8

キャット団体にギャルショっカーってのがいるんで
この団体をモデルに
キャット物を書いてほしい
245名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 22:32:55 ID:vBnCvJKi
>>237
超GJwwww
246223:2006/12/21(木) 23:47:25 ID:0sOhTAmB
気が付いたら戦隊名どころかキャラの特徴まで決まってるw
レッドとピンクすらモブのつもりで書いたのに、ブラックとイエローの性格設定は如何したのもだか困ったww

それそうと237d

で、こんなの書いてみた

ついにこの日が来ちまったか…。
真っ白なタキシードの袖を通し、目の前にいるコイツに視線を移す。
白のドレスに不釣合いな妖艶な笑み。あぁ、その不敵な笑顔に惚れ惚れするよ。
そして周りには俺たちを祝福しに来た敵対する二組の組織。
この光景に思わずため息が出る。

「締まらない顔をしてため息をついているようだが、この状況がそんなに不服かね?」
「…不服って訳じゃないが、色々と思うところがあってな。」
「!まさか女か!?…くっ。私の調査不足だったか…。だが我々の組織力を持ってすれば…。」
「それも外れだ…ってか、もしそうだったら一体何をするつもりなんだ!?」
「…黙秘する。で、何を考えていたんだい?」
「…こいつ等見て何とも感じないのか?」

べろべろに酔って彼女の上司と肩を組んで音の外れた歌を歌っている司令。
何でも同窓生だったらしく、母校の校歌を歌っているとか。
向こうの幹部(♂)と熱く何かを語り合っているレッド。
彼等の繋がりは見えてこないが、類は友を呼ぶってことでレッドと同じく熱血バk…もとい熱い性格の持ち主の漢なのだろう。
唯一敵対組織らしく火花を散らしているのはピンクと女戦闘員達。
何でもブーケを巡る小競り合いが始まったらしいが…。ピンクよ、そんな物奪い合うよりレッドのゴムに穴を開けておく方が手っ取り早いぞ。

「うむ。微笑ましい光景だな。」
「…珍妙な光景でもあるがな。」

まぁ人の結婚式で殺伐とした空気を醸し出されても困るがな。…一部では交戦中だが。
「なぁ。」
「何だ?」
「幸せになろうな。」
「その為にさっさと足を洗ってくれたら助かるんだがな。」
247名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 09:51:13 ID:cf+UNVzX
最後の会話で萌え死んだ。どうしてくれる! 絵と合わせてGJ!
248名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 10:13:59 ID:JFnNDOGF
なんだよこの本人自覚なしバカップルw
GJすぎるにも程がある。
そしてもうなんで敵対してるのかわからん組織の面々禿ワロスw

実は逆レイプ時、女幹部処女だったとかだったら、萌え過ぎて死ねる。
249名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 17:18:17 ID:1jRs3vzC
女幹部が素直クールだったとは…やられたぜ。
オレも「逆レイプ時は処女」説を支援する。

ボウケンジャーだとブルーと風のシズカが危なそうだw
250名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 19:44:59 ID:BrZkqb81
逆レイプするような女が処女だとかえって萎える俺もいる
251名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:11:42 ID:I1de4PyW
ツンデレ正義男と素クール悪女は最萌えだな(*´Д`*)
252業務連絡:2006/12/22(金) 22:53:44 ID:s2NFbaGw
二代目まとめ人です。
>>237氏のイラストは、223氏の>>246とセットでまとめブログにうpさせていただきましたが
もし不都合でしたらご一報下さい。

また、まとめブログの「まとめ方」などについて皆さんにお伺いしたいことがありますので、
「まとめ人からの相談」の記事としてうpしました。よろしくお願いします。
253名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 01:38:11 ID:ef2agHY+
どうもありがとう。自分はセット補完OKです。
254名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 01:38:34 ID:ef2agHY+
↑あ、自分は絵描いた人です。
255223:2006/12/23(土) 01:42:43 ID:7tCZqlX/
>>252
乙です。自分も異議なしです。
256まとめ人:2006/12/23(土) 09:29:19 ID:xKO03kKs
>>253-255
ご了承感謝です。
257223:2006/12/24(日) 00:26:50 ID:jchxlYNa
さらに調子に乗ってブルーの逆レイプ編も書いてみた。

幹部の素直クールは狙って書いたが、ブルーがツンデレ認定されるとは思わなかったw
俺の中の設定では悪の組織は表向きは大手製薬会社。で、幹部は開発担当で趣味と実益を兼ねて新薬開発と戦闘員および怪人の改造を続ける日々。
自分の作った怪人を次々撃破(もしくは論破)するブルーに注目し、一目ぼれ。ちなみにレッドは好みではなかったらしい。
彼女の中の優先順位は仕事(兼趣味)>>色恋事だったのが仕事(兼趣味)<<色恋事(というかブルー)に逆転。真・女神転生のゆりこみたいな一途な悪女だったらいいなとw
処女、非処女は読んでる方のご想像にお任せするwってか今回もエロく書けてねぇw



「全くツイてねぇ。」
法と秩序の名の下に悪を裁くロウレンジャー。その一員である俺(コードネーム:ブルー)は零れるぼやきを押し止められなかった。
今日は12月24日。性なる…もとい聖なる夜に似つかわしくない殺伐とした光景にうんざりしつつ、拳を振るう。
相手は普段の倍以上の100人以上…。騒乱罪適応も確定だな。刑法36条1項に基づいてしっかり正当防衛させてもらっているが…。
困ったことに同僚のレッドとピンクは司令の許可付きで「二人でパトロール」に出かけていたため、戦力が分散した状態だった。
こんな時に限って大量の敵戦闘員出現の報告。しかも二人が向かった先と正反対の方角ときて、とりあえず俺一人で向かう必要があった。
「とりあえず指揮系統を潰さないと…。しかし出てこないな…。」
二人が到着するまで一人で凌ぎ切るのは難しいだろう。
普段なら怪人を倒せば(もしくは論破すれば)戦闘員達は四散して逃走していくのだが、今日に限って指揮官の怪人が現れていない。
しかし行動は統率されており、何者かが適切な指示を出しているのは間違いない。
動員されている戦闘員の数と併せて考えると幹部クラス、下手すると敵の親玉自身が本部の陥落を狙って捨て身の行動を起こしている可能性もある。
【指揮官】さえ倒せば一発逆転の機会だが、その姿を捉えることは出来ない。
それ以上に本部の最終防衛ラインまでもう距離が無い。この時点で戦略的撤退という選択肢も消えている。

「早く来てくれ、レッド…。ピンク…。…それ以上に人件費ケチるな司令。無事に帰れたら5人編成にするよう文句言ってやる!!」
倒せど倒せど減らない敵戦闘員。絶望的な状況に下がりつつあるモチベーションを上司に対する怒りで若干回復させたが、肉体に蓄積した疲労は誤魔化せない。なにより怒りで僅かに判断力が狂った。

「っ!しまった!」
一瞬の隙を突かれて一人の戦闘員に組み付かれる。
更に一人、また一人と圧し掛かられて身体の自由を奪われたところで首筋に何か刺される感触。
「ちっ。ここまでか…。」
ただ、これだけ時間を稼げたならレッドとピンクは少なくとも帰還できているだろう。
むざむざと本部が落とされる可能性を減らせただけ、マシだろう。
薄れ行く意識の中でなぜか、女の嬉しそうな声が聞こえた気がした。
258223:2006/12/24(日) 00:28:11 ID:jchxlYNa
後頭部に感じる柔らかい感触と、かすかに感じる百合の匂い。
信じたことも無い天国というヤツに来たのかと一瞬思ったが、目をあけると殺風景な部屋しか映ってこなかった。
「お目覚めのようだね。新製品の麻酔薬を試してみたのだが、今の気分はどうかな?吐き気とかはしないか?」
上からかけられた声と頬を撫でられる感触。視線を移すと黒のレザーの衣服に身を包んだ女が艶やかな笑みを浮かべていた。
どうやら彼女に膝枕されていたようだ。男ならば喜ばしい筈の状況だが、今の俺は全く喜べない。
「最近、寝不足気味だったからむしろ爽快なくらいだな。それはそうと…カオスカンパニーの幹部、黒百合か…。」
「おや。お互い初対面なのにここまで調べてたなんて流石だね。ロウブルーこと榊蒼一君。」
「ちっ。こっちは本名までバレてるのかよ。」
司令。情報戦でも負けてるみたいだ。頼むから諜報活動にも予算と人間を割いてくれ。
「そうでもないさ。君一人にマークを絞ったんだ。これくらいの成果を挙げてくれないとね。」
「…俺一人だけマーク?また極端な戦術だな。」
「こちらにも色々と都合があってね。」
「…まぁ俺の知った事じゃないか。それよりもこれは何のつもりだ?」
「もしかして膝枕を知らないのか?」
「そっちじゃない。俺の格好の話をしている。」
恥かしながら装備どころか服まで剥がれ、手首足首を拘束されて素っ裸で転がされているというなかなか笑える格好だ。
「聞きたいかい?」
「当然だ。」
「今から君を犯そうと思ってな。」
はぁ?
「俺を犯す?何の為に?」
「目的は色々あるが…。ま、気にせずに犯されてくれ。」
「気にするわぁ!」
「気にしたところでこの状況が変るとでも?」
「くっ。」
「大丈夫。優しくするよ。」
「女が男に向かって言う台詞じゃないぞ。…いや、ムスコを優しく撫でられても困る。」
「大きく成長してくれないと私としても困るからな。おや、だんだんと変身しているようだな。」
「仕方無いだろう。これでも健全な青年男子だからな。…ちょっと待て、首筋舐めるな!乳首とか弄るな!!」
「…うるさい口だな。ギャグボールもオプションで追加できるぞ。それとも私の唇で塞いで欲しいのか?」
前者は何としても避けたい。後者は魅力的といえば魅力的な提案だが、それを素直に認めてしまうのも悔しいものがある。
言いたいことは山ほどあるが、とりあえず口を閉じる。
「さて、私の方も準備が整ったようだ。」
膝枕が外され、やがて俺の上に乗る黒百合。彼女から滴る蜜が俺を濡らす感触。
「いい子にしてる君にクリスマスプレゼントだ。私をあげるよ。」
「…どうせ俺には拒否権無いんだろう?さっさと終わらせてくれ。」
259223:2006/12/24(日) 00:29:54 ID:jchxlYNa
「…全く妙な事になっちまった。」
俺の胸に頭を預け、なぜかうっとりした表情をしていた彼女が俺を見つめる。
「おや?楽しんで貰えなかったのかい?」
「当たり前だ!」
…気持ちよかったのは否定しないが、ヒーローの誇りにかけて口にしない。…逆レイプされてる時点でヒビくらい入ってるかもしれないが、これも口にしない。
「ふむ。まだ不足だったのか…。…では今回は念入りにご奉仕させてもらおうか。」
「いや、違うから…。」
「それとも責めが足りなかったのか?…そうだ。鞭と蝋燭もここにあるから…。」
「それも違う!!」
「トライアンドエラーこそ真実に近づく近道だ。試しにやってみるとするか。」
「っ!熱い、痛い!!頼む!!勘弁してくれ!!」
…深い心理的外傷を負った俺が脱走を果たしてようやく本部に帰還した頃、街はクリスマスツリーどころか門松飾りすら見当たらなかった。

・・・・・・・・・・・・・・

「黒百合さま。ロウブルーの脱走、確認しました。」
「ふふ、そうか。あと一手でチェックメイトだな。」
「?疑問があるのですが、薬漬けにして我々の駒にした方が今後の作戦展開が楽になるのでは?」
「それもそうだが、副作用で理性が低下する。それでは単に少し強いだけの怪人にしかならない。なにより中毒者にさせてしまったら彼の理知的な瞳が濁ってしまう。私は理知的なヒーローの彼を愛しているしな。」
黒百合はそっと自分の下腹部を撫でる。
「わざわざ妊娠するために排卵日前後に渡ってに中出しさせたし、予備としての精子サンプルも採取済みだ。むしろこの状況から失敗する方が難しいだろう。素敵なプレゼントを貰ったよ。
次の一手は彼が恋愛してる暇を作らせない頻度で怪人を出撃させればいいが、量産工程の構築も終わったし問題はない。そして最後の一手は…。」

・・・・・・・・・・・・・・

一年後のクリスマス。
ブルーがサンタクロースから貰ったプレゼントは妻と娘と婚姻届、さらには来年以降の扶養者控除と扶養手当だったとか。
260名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 02:19:59 ID:j08VNZ3/
>>259
GJ
すばらしいプレゼントをありがとう!
261名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 19:05:18 ID:gHEs9Kmg
(*´Д`*)G、GJッ!!
シリーズ化してください。
262名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:17:49 ID:5OwnN4ee
悪の女怪人とプロレスで戦うSSを書いて欲しい
263名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 19:04:41 ID:O4uhin5k
策士な黒百合さま激萌え。エロは少ないけどなんだかエロいよ

>>262
>>1を読め
264名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 19:07:35 ID:KKxzZ6ty
「私をあげるよ」に悶え死んだ。
くそぅブルーの幸せ者め!(本人からの抗議は受け付けませんw
265223:2006/12/27(水) 23:51:01 ID:+DGsjWE1
>264
ご指摘のようにブルーが幸せすぎて書いてた俺も腹立ってきたw
で、ついかっとなって書いた 反省は(ry

「なぁ?」
「何かね?旦那様。」
「…コレ、何だ?」
「見ての通り、カップ麺だよ。」
あぁ、見覚えがあるよ。先週末、一緒に行ったスーパーでワゴンセールしてたヤツだな。
「で、それは何だ?」
「牡蠣フライとサラダ、味噌汁とご飯だ。」
黄金色の衣に包まれた旬真っ盛りの牡蠣。暖かそうな湯気を立てている味噌汁とご飯。
俺の嫁の作る料理、旨いからな。…なぜか一人前しかない事に嫌な予感がするが。
ちなみに娘の方は食後でお腹一杯らしく、既に眠りについている。
「コレの前に俺の箸があって、それの前にお前の箸があるってことは…。」
「カップ麺が君の夕食。で、牡蠣フライその他が私の夕食だ。」

この状況の原因を嫌でも思い出す。
…今日の昼間の事だった。怪人が市街地で出現したとの報告を受けて俺たちは現場に駆けつけた。
幸い相手は怪人一体だけだったので、レッドに足止めを頼み俺とピンクで逃げ遅れた人の救助を行っていたんだが…。
…その中に女子大生が居て恐怖のあまり腰を抜かしてたわけだ。で、その娘を抱き上げて安全な地域まで連れて行った。
その一部始終を黒百合ことウチの嫁もモニターしていたのだろう。今日はご機嫌斜めらしくお帰りのキスがないどころかお帰りすら言ってくれない…。
…仕方ないんだよ。ピンクは子供たちの集団を誘導してその場に居なかったから仕方なかったんだよ…。

「…何度も言うがあれは。」
「ヒーローとしての職務…だろう?そんな事理解しているよ。」
にこにこと微笑みながら俺の言葉を遮る。
「私の方からもあの怪人にキツく言っておいたよ。…ウチの旦那が他所の女をお姫様抱っこするシチュエーションをわざわざ作るなんて何を考えてるんだって。」
…破壊活動の方を咎めろよ、って悪の幹部にそれを要求するのは不毛か。
それ以上にレッドに論破されて凹んで帰った先に黒百合様の説教プレイとはあの怪人も不憫だな。

「さて夕食にしようか。ふふ。折角の牡蠣フライが冷めてしまう。…そうだ。君の分のお替りも沢山あるから心配しなくて良いよ。あの時、しっかり買い溜めしたからね。」
…赤の他人の怪人を同情してる場合じゃねぇ。
早急に嫁の機嫌を取り戻さないと、俺の食生活と市民の平和が脅かされる。

どうする?俺、どーすんの?


…続けばいいな なんとかエロい形で。

それにしてもここの保管庫の方の仕事の速さには恐れ入るw
266名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:15:59 ID:d4iAuiFb
>レッドに論破されて凹んで帰った
それでいいのかよw
だんだんサンレッド読んでる気分になってきた
267名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:24:17 ID:MaZNTiRV
ブルーにはむしろ精の付くものを食べさせて労働奉仕させればいいよ
268名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:44:26 ID:dW+GszHC
>>265
ヤキモチ嫁さんktkr!
これが不幸だなんて認めない断じて認めないw
269名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 01:11:50 ID:DMQF1z5+
>お帰りのキスがないどころか
…きっ、貴っ様ぁぁああ!ブルー!そこに直れ!
270名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:14:55 ID:BzgcmNAw
>>223の女幹部、素直クールってのが新しいよな。
今までこの属性を持つ悪女キャラはみたことない気がする。

ところで
A:「悪の女とH」スレも「悪の女を屠る」スレもみる。
B:「悪の女とH」スレだけ
C:「悪の女を屠る」スレだけ(まぁ、このスレ覗いてる時点でまずないが、一応)   みんなどれ?

俺はA。とにかく悪女が好き。悪の女である限りどんなシチュであろうと萌えられる。
271名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 04:11:25 ID:BkH7lxBC
黒百合様料理上手いのかよ!つーか「君」呼びが萌える燃える。

>>270
それを聞いてどうしようというのか。一応向こうはSSだけ読んでる。
272名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 18:50:12 ID:uqH2A12T
>>270
いちおう両方見てるがメインはこっち。やっぱ悪女を愛でたい。
273名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 20:42:28 ID:4aTy8vN9
>>265
>どうする?俺

手元には『謝罪』『論破』『口説く』『調教』あたりのカードがあるんでしょうか。
でも、どれを選んでもきっと奥さんの手の平の上w

デッドエンド嫌いなので>>270はBな私。
274名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:38:54 ID:MDNv9j7S
そういえばまとめにはチャットがあるみたいだが 何曜の何時に集まるとかした方がいいか?
275名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:41:08 ID:MDNv9j7S
俺は管理人ではないけど
276名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 03:29:44 ID:qQoWmOe+
つーか、「何曜の何時にいつもいるぞー」とココで勝手に宣言して、
チャットで面白いコト言ってたら、自然に集まってくるんじゃないの?
277まとめ人:2006/12/29(金) 12:09:17 ID:U5wFPv/u
>>276
そんな感じで使ってくださいです。
278223:2006/12/29(金) 18:50:50 ID:ymxRZTNk
>>270
個人的にB。

>>273
そのカード使って続き書いてみたw
先に謝らせてもらうが、いつも通りエロくないw


昼間の一件以来、嫁の機嫌が芳しくない。
このままでは俺の食生活のみならず世界平和に深刻な影響を与える恐れがある。
早急に解決しないと…。いくつかの策を立案し、シミュレートしてみる。

『謝罪』
「すまない。俺が悪かった。」
「おや?正義のヒーローの君が何か悪いことでもしたのかな?君は職務を果たしただけだろう?むしろ誇りに思うよ。」
…にっこり笑ってこう返されるだろうな。そして現状打破に至らない。

『論破』
…ダメだ。さっきからずっと失敗している。
むしろよく考えたら火に油を注ぎかねない。よってこれも賢明な判断とも思えない。
…これ以上機嫌を損ねたら一体どうなるのか少し不安になったが、この件に関してはこれ以上極力考えないようにしよう。

『調教』
「ぁあぅ!…ふふ。君が積極的に責めてくれるのもいいものだね。っくうぅ!何だかスイッチが入ったみたいだ…。お礼に明日は私が責めてあげよう。ふふふ。」
嫁の機嫌を取り戻せる可能性は高そうだが…。翌日の夜には俺が縛られて…。
うぁぁぁぁ!!Mプレイは嫌だMプレイは嫌だMプレイは嫌だMプレイは嫌だMプレイは嫌だ!!

…はっ。…落ち着け、俺。冷静になれ。そして考えろ。次の一手に俺の食生活と世界平和が掛かっているんだ。
まだ何か手があるはずだ…。

『口説く』
…コレをやってみるか。正直、この手は苦手だが…。
嫁は流しで洗い物をしており、その無防備な背中を抱きすくめる。
「どうしたんだい?作業の邪魔になるからもう少し待って欲しいのだけどね。」
そして練りに練った台詞を耳元で囁く。
「カップ麺だけじゃ足らなくてな。お前を食べたい。」
…自分では歯の浮きそうな台詞とは思う。というかツンデレ回路搭載な俺にはこれが限界だ。
…はっ。どうせなら『愛しているのはお前だけ』とかそんな甘い台詞を混ぜればよかった…。これじゃ『犯らせろ』と言ってるだけなのと変らないじゃないか…。
だが賽は投げられた。あとは結果を待つしかない。
そして嫁がゆっくりと振り返る。にっこりとした笑顔を貼り付けたまま…。
「普段なら大歓迎だが、今はお断りだ。君についた他の女の匂いがどうしても許せそうにないからね。」
…作戦失敗か。
「お風呂が沸いているから、入ってきたらどうだい?」
今の俺に残された選択肢は、肩を落として風呂場に向かうくらいだった。
279223:2006/12/29(金) 18:52:40 ID:ymxRZTNk
ぽちょん。
「…ふー。」
湯船に浸かりながら、次の手に考えを巡らせる。
長期戦になればなるほど状況は俺に不利になる。このままでは食事はカップ麺だけの状況で嫁がフル改造した怪人と連日戦う事に…。
「…はー。」
まずい。非常にまずい。
まるで解の見えない問題に頭を悩ませていると、浴室の扉が開いた。
「入るよ。背中でも流そうか?」
黒百合!?
驚きのあまりリアクションを返せない俺の傍に近づき、首筋に顔を寄せる嫁。
「やっとあの女の匂いも落ちたようだ。…さて、私を食べたいんだったね。」
石鹸の匂いの中に混じっても感じられる百合の香り。彼女の腕が俺の首にまわり、唇同士が触れ合う。
彼女の機嫌を取る為の手段でしかなかったのに、食欲、睡眠欲と並ぶ生理的欲求が俺の中で強烈に目覚めるのを感じた。

・・・・・・・・・・・・・

「ふふ。そんなにがっつかなくても良かったのに。」
…あぁ。確かに風呂場という場所もわきまえずに3Rぶっ通しでがっついたさ。で、すっかりのぼせて嫁の膝の上で介抱されている。
額に当てられた少し冷たい手の感触と団扇から送られてくる風が心地良い。
「これだけは覚えておいてくれないかい?私は君のものだ。だから、君は私だけのものだということを。」
…しっかり理解したよ。あの時、あの瞬間から俺はお前に捕まりっぱなしだ。そしてきっと未来永劫、お前の掌の上から抜け出せない。
ただ、俺の口はこの感想と若干異なる内容を口走っていた。
「…全く、うかうか浮気も出来そうにないな。」
「おや?真実は試行錯誤の末に得られるものだよ。何なら試してみてはどうかい?もっともその時は民法770条の貞操義務に抵触するな。ロウピンクにでも相談するとしよう。」
「痛い痛い痛い!!冗談だ!!冗談だから微笑みながら頬を抓るの止めてくれ!!あとムスコは握り締めるんじゃなくてもっとこう優しく…イデデデ!!」
結局、鎮火しかけた炎は俺がぶちまけたニトログリセリンによって爆発炎上し、3日3晩燃え続けることになった…。
280名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 19:19:10 ID:LiivT5Tj
レッド「…………」
ピンク「…………」

視界を埋め尽くす強化改造型怪人。

レッド「……………………ヘタレ」
ピンク「……………………甲斐性なし」


ブルー「…………………………………………スマン」
281名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 19:46:34 ID:lWmZtEAY
ロウレンジャーって器物破損罪でジャッジメント とかするのか?
282名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 00:14:00 ID:jiO8FSoO
アリエナイザーかよ
そういえばこっちになってから和姦多いな
283名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 01:52:40 ID:z5N0mnPY
ブルーと黒百合についてネタがあれこれ思いつくのだが、勝手に外伝とか書いてしまって良いのだろうか
284名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 08:50:09 ID:jiO8FSoO
ぜひ 書いて欲しい
285223:2006/12/30(土) 09:59:06 ID:dZjHAjkN
個人的には大歓迎。
そもそも元のアイデアは213氏と215氏だし、それに乗っかって話書いたら235氏や236氏がコンセプトになりそうな案を出してくれて、237氏が絵まで書いてくれて、239-243氏達によって更に方向性を固めてくれた訳なんだし。
このスレ住人の方々に作ってもらった話なんだから独り占めしたら罰当たっちまうw
…なにより俺はエロ描写が出来ないという致命的欠点があるしw
エロい話、期待してます。
286名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 20:25:01 ID:pH9Wclq2
やべぇ、すげぇ楽しみな流れになってきたww
287239=240=242=283:2006/12/31(日) 03:24:36 ID:JIZDsIcV
許可も下りたし書いてみました。エロさは無いですお目汚し失礼。


うちの幹部が正義の味方を犯しているのを見ながら茶を飲む。

「いい子にしてる君にクリスマスプレゼントだ。私をあげるよ。」

男として言われて嫌な台詞ではないだろうけど、素っ裸で手足拘束されて言われるのは微妙だろうな。
新開発の麻酔薬は有望なようだ。被験体は副作用も無く覚醒直後から激しく運動している。
拘束されたまま女性と交わるのはどんな気分かと思うが、脳波を見る限り快感は感じているようだ。
やはり男だな。
隣に居る秘書がかすかに顔を赤らめている。それでも自制できているのはさすがかな。
旦那は興味深そうで……あとで締め上げてやる……息子はいつものように能面だ。母としては少し心配だ。

しかしまあ、ドクターにああいう一面があるとは。
てっきり男性経験は豊富だと思っていたのだが、行為の直後に赤い血が流れたのを見る限り処女だったらしい。
もっともあの男は気がついていないようだ……愚鈍だな。
あの美貌と性格で男が苦手だったとも思えないから、単にカンパニーに好みの男が居なかっただけだろう。
会社の方は白衣着た理系男性ばっかりだし、組織の方は元帥・総督・ニンジャマスターと揃って年配が多い。
そういえば息子は年齢的にブルーに近いはずだが、カーテン+ボイスチェンジャー+マスク越しでは恋を期待するのが無理というものだ。
義父が始めた結社を会社と一緒に受け継いで3年になるが、あの大時代なピカピカ光るマスクはなんとかならないものかと思う。
もっとも義父もダミーのはずの会社が世界有数の製薬・化学メーカーになるとは予想していなかったと思うが。
この金で顧問弁護士を100人ぐらい雇ってしまえばあの法律事務所を攻撃するのは簡単なのだが、何故か皆反対する。
今時幼稚園のバスジャックやる暇があればライバルメーカーの工場か研究所に破壊工作でも仕掛けたらどうかと思うが、これも皆反対する。
世の中ままならぬものだと、北の国に居る同類にちょっと同情してみたり……もっとも旦那の方が百倍もハンサムだが。
ああしかし、幸せそうだな黒百合。よかった。
なんだ旦那よ。………べ、別に若い男がいいとか思っているわけではないぞ?
ただまあそのなんだえーと、3人目の子供も良いと思わないか?




というわけで妄想のままに書き連ねてみました。
組織のダミー会社の女社長と会長とその息子(3人で首領やってる)。
なお女社長と会長の声のモデルはクシ◎ナ様とデュラン◎ルの中の人たち(爆)
息子の声は未定。
288287:2006/12/31(日) 03:43:20 ID:JIZDsIcV
あの声で「男だな」とか「愚鈍だな」とか言わせてみたかった。
ブルーと黒百合から少し外れるが後悔していない
289名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 12:10:11 ID:0auyS7iw
>>287
GJ!
至極真っ当な戦略眼をもつ女社長と、それを押し止めて『悪党らしさ』を守ろうとするカンパニーの面々に萌えた。
あとで締め上げられる旦那…将軍様の100倍ハンサムなのかw 凄いのか凄くないのか微妙だw

に、しても「3人目」ってことは「仮面の男」ともう一人居るって事?
290名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 18:52:10 ID:zKD7mmCM
ニンジャマスターw
どうでもいいけど職人、(爆)は寒いお。
291名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 19:28:58 ID:xOqxvlIr
一家で見物かよ!w
GJでした
292名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:17:54 ID:XCp4M+Yr
うわーどっちも爆笑だなー執筆早いなーGJだなー・・・

しかし、今回の223さん作品の一つ後を読んだ瞬間、黒百合さんが素直クールで本当によかったと思いました。
これでもし彼女がヤンデレだった日には、件の女子大生はきっと拉致されて>>280で・・・

……唐突に、だだ甘なヤンデレで何か間違った風味な悪女が、主人公を篭絡しようとして女の子怪人を送りつけまくるネタとか考えてしまった。
いろいろ微妙にスレ違いっぽいorz
293287:2007/01/01(月) 03:35:26 ID:iA1f+sC2
>>289
3人目は息子で高校生。
ちなみに娘も居るがどうしているかは決めてない(笑)。
294名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 07:39:21 ID:XcEQx3Jz
あけましておめでとうございます。

今から4レスほど投下します。魔王もの?です。
ちょっと流れに便乗して今回はエロなしですが、次は濡れ場なのでエロくします。
ただ、>>223氏のように心が温まるような話ではなく殺伐としてますのでご注意ください。
295名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 07:45:36 ID:XcEQx3Jz
Prologue

私は数万もの人間を含めた生物を贄として生まれた。
生を与えたのはこの世の全てに恨みをもっていた亡国の王で……私に世界の終焉を望んだ。
だから、まずその狂気にとりつかれた男の首を落として彼の世界を終わらせてあげた。

私の身体には世界を滅ぼすに足る魔力が身に宿り、頭にはそれを実現できるだけの知識があった。
おのれの身体をみれば白い肌、艶かしいボディラインに豊かな胸、そして腰までのびた長い漆黒の髪。
私は人間の女、いやヒト型をした『何か』として生まれたようだった……


何のために生きるのか。すでに造られたときに刷り込まれていたのだろうか。
それとも贄となった数万の命の怨嗟の声のなせる業か。
世界を滅ぼすという壮大でさして意味のないように思える行為にあけくれた。
まずは有り余るほどの魔力で人工生命体を造りだし、一番抵抗しそうで数の多い人間を中心に狩り殺すように命じた。
突然、大量のみたこともない魔物の襲来に人間たちはなす術もなく、
侵攻した最初の数ヶ国は魔物たちによる一方的な殺戮の末、生きる者が存在しない不毛の地となった。
しかし、人間もそのまま簡単には滅ぼされてくれない。
強大な私を生んだ、王から追い落とされ狂ってしまった男も人間だったのだ。
彼だけが特別に優秀ではなかったということなのだろう。
今まで戦争を繰り返してきた大陸の国々が共通の敵である私に対抗するためにまとまり、反撃にでた。

各国の類稀なる力や魔力を持った勇士がパーティを組み、
ある国を滅ぼしたあと、私の住処とした古城まで彼らは来た。
次々に私が造りあげた魔物は殺されていったが無駄死にではなかったようで、
私が座る玉座まで辿りついたのはたった二人の男女だった……
金髪の大きな眼が特徴的な女はローブを着て杖を持っている、典型的な魔法使いの格好であった。
銀髪で精悍な顔つきをした男は重厚な鎧を着込み、大きな剣を持っていた。


その銀髪の美丈夫をみたとき、虚無感に支配されていた今までの私は消え去った……
296名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 07:57:00 ID:XcEQx3Jz
私は狂気の亡王が残した記録を読み、私がどういった経緯でどのように設定されて生み落とされたのか理解していた。
それによれば私の性格や感情は、贄となった数万の生物で最も強固で純粋な意志を持ったものの影響が強くでるらしい。
そんな不確定要素が強い生成など、もし私であればとてもではないが試みる気がしない。
まあ、この世への憎悪を糧に生きていた王が何を思って、このような外道の法に手を出したのかはどうでもよく、
私という存在に最も影響を及ぼした「誰か」の心が、
眼の前の男にただならぬ想いを持っていたという結果だけがこの場合は重要であった。


その想いは……『好き』というただただ純粋なものだった……
そんな心の動きを冷めた眼でみるこの世を滅ぼしたいと願う「私」もいたが、
男を愛し、男に愛されたいという強い感情を持つ「私」は遥かに強く、その想いを抑えつけることはできない。
だが男が……魔王と呼ばれ恐怖と憎悪の対象であった私を愛する可能性がないのは明らかだった……
だからといってこの男を殺すことなんてできはしない……そして倒される気もない。
必死に、私さえ倒せば世界は救われるのだと悲壮な覚悟で執拗に攻撃をくりかえす二人を軽くいなしながら、
どうすべきかと悩んでいると、私の攻撃から何度も身を挺して女をかばう男の行動がいやに眼についた。
二人の関係は単なる仲間同士というわけでなく、恋仲なのかもしれない。
わざと女を犠牲にすれば私に剣を突き入れられるといった状況をつくってみたが結果は同じだった。

そんな男の献身的な姿をみてやっと私はどうすればいいのかがわかった。
簡単なことだった。愛されなくても憎まれればいいのだ。
私のことしか考えられないように、何もかも捨てて私への復讐だけに全てを捧げるくらい深く……
想いの強さはたとえベクトルは違っても一緒のはずだ。

だからとりあえず……少しだけ本気を出して男の想い人であろう女をズタズタに引き裂いた……
297名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 08:02:30 ID:XcEQx3Jz
                   ―※―

生きる目的が変わった。
世界を滅ぼすなんていう非生産的なことはやめた。
私のことだけを考えさせながら、男を生かしつづけるのが今の最優先だ。


男は名をセリアスといった。
名も知らぬ魔法使いの女を城で力任せに引き裂きバラバラにしたあと、
怒り狂ったセリアスに私を斬らせて深手を追ったふりをして逃げた。これで仕込みは終わった。

セリアスは弱かった。いや、人間にしては強いのかもしれないが……
私の城まで魔物を退けてきたというのが奇跡にしか思えないほどに。
だから、魔物を造りあげるさいに、彼に対しては力が半分しかだせなく、
また決して致命傷を負わせることのないように設計した。

おかげでどんな魔物でもたった一人で打ち倒せる英雄が誕生した。
私をあと一歩のところまで追い詰めたということも、その英雄物語に拍車をかけた。


次にするのは彼を不老に、そして限りなく不死に近づけることだった。
私はよっぽどのことがない限り死なないし、歳もとらないがただの人間であるセリアスは違う。
すぐに老いるし、数十年もしたら病気や老衰で死ぬのは避けられない。
彼と永遠に『鬼ごっこ』をするために『呪い』だとか適当なことをいって不完全であるが不老不死にした。
一人の人間をそのような状態にするには大量の魔力が必要だった。
私は多くの魔力を失い、絶対的な強さはなくなった。逆に魔力を宿したセリアスは強くなった。
ひょっとしたら、私がやられて『鬼ごっこ』は終わってしまうかもしれない危険な賭けであったが仕方がなかった。
298名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 08:04:06 ID:XcEQx3Jz
                   ―※―

人は憎しみを持続できないものなのか……楽しい『鬼ごっこ』は長くは続かなかった。

魔力を多く失った私は、生れ落ちたときのように一つの国をわずかな期間で滅ぼすことはできなくなった。
力を少しでも回復するために私は拠点を定めずに潜伏した。そのために世界には一時の平和が訪れた。
それでもセリアスは最初は恋人や仲間を殺した私に復讐するため、執拗に私を追いかけてきてくれた。
けれど数十年が過ぎセリアスの英雄物語が伝説化して、本当の彼を誰も知らない人々が大半になった時、
セリアスはある街で新しい恋人や友人をつくり普通の人としての暮らしをはじめた。
少し彼への態度が手緩かったかもしれないと反省した。
そして私を無視するかのような態度は本当に悔しくて怒りがこみあげてきた。
だからセリアスが住んでいた街すべてを破壊し尽くし、彼の親しい者はじめ生ける者すべてを殺し尽くした。

嘆き、怒りに我を忘れながら私に襲いかかるセリアス。すごく嬉しかった。
彼の剣技、そして私が与えた魔力で増強された力は予想以上に強く苦戦したが、
戦場から遠ざかっていたセリアスの剣技が衰えていたこともあり、なんとか彼を半死にまで追い詰めることができた。

私に組み倒されたまま鬼のような形相で睨みつけてくるセリアス……あまりの興奮に股間が濡れるのがわかった。
もう我慢の限界だった。昂ぶったおのれの感情を抑えることができずに、
辱めてやるとか、消えない傷を身体に刻みつけてやるとか……そんな適当な嘘をついて……犯すことにした。
299名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 08:09:35 ID:XcEQx3Jz
短いですが、今回は以上です。まだ、書いてないんですが、
次の魔王による英雄レイプですが、魔王視点と英雄視点どちらがお好みですか。
300 【ぴょん吉】 【71円】 :2007/01/01(月) 11:46:53 ID:7gxLhiSY
新年明けましておめでとうございます。このスレに長寿と繁栄を…
って新SSきてたー!

死ヌほど過激ながらも純粋一途な魔王さまのいぢらしさに悶えました。GJ!
えちシーンはどっちも見たい…というのはワガママか。
301223:2007/01/01(月) 13:25:15 ID:eN7gLcjF
謹賀新年でございます
スレの繁栄と住民の皆様の健康をいのりつつ…

>>287
GJ!
まさか組織側の上層部を書かれるとは夢にも思ってなかったw
極力、そのネタ反映させてもらいますwってか敵側上層部の設定なんて何も考えてなかったw
続編、勝手に期待してますよw

>>294
エロとシリアスktkr!
いやー。ずじんと深く響くものがありますね。
ただ、両者の心情を深く読みたいので両方の投下、お願いしますw

で、エロの欠片も無いお目汚しの小ネタ投下。

「凄い人だな…。」
「まぁ正月だからね。」
「屋台の数も普段の倍だし…。」
「儲け時だからね。」
「…そして屋台で働いている連中はどこかで見覚えがあるし。」
「むしろ最近は毎日のように顔を合わせていたのではないかね?」
「…悪の組織の構成員が何でこんな所でバイトしてるんだ?」
「会長の方針だ。カンパニーの宣伝活動が主目的で今年から始めたそうだ。」
「そんなものPRするな!悪の組織なら悪の組織らしく、ひっそり潜伏しててくれ!」
「私に言われても困る。まぁ幹部会議で顧客からの意見ということで報告しておこう。」
「顧客って…。…お前の組織の運営会議は表裏の活動ごちゃまぜかよ。」

自宅から車で数十分の距離に位置する由緒正しい神社。
留袖を着込み娘を抱きかかえた嫁に引きずられて初詣にやって来た訳だが、こんな衝撃的な光景を目の当たりにするとは思わなかった。
嫁に指摘した【屋台で働いている戦闘員】だけでなく、【その屋台でりんご飴を買っている俺の同僚達に良く似た男女二人連れ】まで居た。
さらには【紋付袴で正装した光るマスクの男】が神妙に2礼2拍1礼して拝んでいたり、止めには【お神酒でへべれけになっている俺の上司に良く似た人物】が居たりと頭痛をもたらすには十分過ぎる条件がそろっている。
しかも困ったことに【普通の一般市民の参拝者】も【彼等】の存在を普通に受け入れている。
おい!そこの焼きソバ買ってる幼稚園児!お前、こいつ等にバスジャックされた事をもう忘れたのか!?
…何!?レジ打ってレシート切ってやがる。脱税はする気が無いのか…。そこら辺の細かい所で企業遵法思想を発揮してやがるのかよ。
「まぁ、一応表向きは大手企業だからね。そんなセコイ事しなくても収入はあるんだし。」
…で、怪人を使った破壊活動とか幼稚園バスのジャックとか、ちょっとスケール大きめの悪事に注力している訳か。
ちっ。車を運転してきたせいで半分優しさで出来ている鎮痛剤は家に戻るまで飲めないじゃないか。
302223:2007/01/01(月) 13:26:10 ID:eN7gLcjF
「どうしたんだい?」
「…さっさと帰りたい。」
「それはお賽銭を入れてからだね。」
全身全霊を込めた訴えもあっさり却下される。この光景に長時間耐えられそうになかったが、黒百合の反対を押し切って不興を買うのは更に得策ではない。
…強化改造済み怪人の集団との連戦(しかも同僚から俺への援護が妙に少なかった…)も辛いものがあったが、合計9食カップ麺尽くし(同じワゴンセール商品の醤油、味噌、とんこつのローテーションのみ)はそれ以上に悲惨だった。
嫁からのネクタイ直し+行ってらっしゃいのキスもお預けで、ほとんど口をきいてくれなかったし…。
嫁の作ったおせち料理を横目に無言でカップ麺をすする自分の姿など想像したくもない。…何か最近、やたらとトラウマが増えている気がする。
目の前の光景を見なかったことにして、ネガティブになりがちな想像を振り払い、賽銭を納めて願い事が通じるように祈る。
一般市民の平穏と世界平和?
それを守るのが俺の仕事であって、最優先で神様仏様に頼む事ではない。
…むしろ無事に仕事をこなせる為の生活の保持…つまりは家内円満…特に夫婦円満を必死に祈願する。
こればかりは俺一人で解決するには荷の重い課題だけに神様仏様のご助力をとにかく願う。

・・・・・・・・・・・・・

休憩所で冷めた体に甘酒を流し込む(こっちは普通に氏子さん達が配っていた)。
「何か真剣に願い事をしていたようだね。」
「ああ。夫婦円満を最優先でお願いしてきたさ。」
「そんな簡単な事を。私だけを見つめていれば何も問題ないさ。」
「…それを妨げるイレギュラーも何とかしてくれと。」
「怪人の行動管理は善処しよう。」
「…それ以上に嫁が非合法活動から足を洗ってくれたらもっと助かるともな。」
「こればかりは君の頼みでも飲めない。それに障害がある方がお互いの愛情が燃え上がって良いんじゃないかい?」
…その障害のせいでこの間は嫉妬心を爆燃させてしまった訳だ。…7割は俺のツンデレ回路が原因だったが。ただ、わざわざ同じ地雷を踏む過ちを避けるために口を閉じる。
「まぁ手っ取り早く円満になれる方法に心当たりがないわけじゃないだろう?帰って娘を寝かしつけてからになるけどね。…君が望むなら、今日は着物プレイでもしようか。」
思わず甘酒吹いてしまったさ。…マズイことに着弾点は嫁の顔。
懐からハンカチを取り出し顔を拭いつつ、妖艶な笑みを見せる嫁。
…嫁の信管に早速衝撃を与えてしまったかと恐れ慄いていると、予想外の反応が返ってきた。
「ふふ。どうせ白くてドロドロしてるものを掛けてくれくれるなら、君の…」
…怒りとは別のスイッチが入ってしまったようだ。
とりあえず娘を抱きかかえ、嫁の手を引きその場を可能な限り迅速に立ち去った。
嫁の公開羞恥プレイもキツイものがあったが、それ以上に自分の昂ぶりも抑えられそうに無い。
煩悩を押さえ込むために六根清浄を唱えつつハンドルを握り、制限速度を遵守しつつ帰路につく。
…頼むから嫁よ。耳に息を吹き掛けるのは勘弁してくれ。娘が見てる。
303名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 16:21:45 ID:qReQ+tcn
グッド
304名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 22:04:35 ID:bteJ6iKc
正月早々二つもSSが投下されるなんて…なんてGJな奴らなんだ!

>>299
歪んでて一途で過激な魔王様萌え。
個人的にはこのスレでは珍しい女性視点希望です。
でも書きやすいように書いてもらえればそれがベストの物じゃないかなー、とも思います。

>>301
ぶはっ!もはやなんで争ってるのかわからんw
そして複雑怪奇な回路でスイッチが入る悪嫁萌え。
どうあがいても手のひらで踊るほか無いな…
305287:2007/01/01(月) 22:05:36 ID:8drYZHOs
初詣の首領の願い事(ウィーンにて
「今年も清く正しい悪の組織として過ごせますように。」
「売上と利益率が増えて悪評が広まりませんように。」
「――――――――――――――――――――――。」

さて、ニューイヤーコンサートに行こうか。オーストリアに研究所がある縁でチケットが取れるのである。
幕の内は組織もお休みだ。構成員が多数東京(イベントらしい)に向かうというよんどころない事情により年末3日も休みだったので一週間程休んでいた事になる。
そこで息子は株式投資で稼いだ金を湯水の如く消費した後でこちらに到着した。毎年毎年数十万もどんな本を買ってるんだろうか?

ちなみにホテルはスイートを予約した。息子には申し訳ないが2人きりだ。
――ってそこぉ、なに金髪を口説いておるかっ!
おのれ、直ぐにホテルに行って絞り尽くしてくれる。
306名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:02:44 ID:qReQ+tcn
GJ
307名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 14:46:27 ID:Mw2sZ1Vt
みんなは悪の女とやるとしたら
1 悪の首領となって奉仕させる
2 民間人で逆レイプされる
3 正義の味方になっておしおきする

4 その他 具体例を出す
のどれがいい?
308名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 15:06:49 ID:LR1qwDIU
>>307
3かな…。
戦隊モノ系の5人組のヒーロー、ヒロインがが悪の女を『集団レイプ』&『辱め』
「あんたたち正義の味方なんでしょ」と悪の女が聞くと
「?正義の味方、違うよ。俺達『性技』の味方」って言われてorz…

みたいな
309名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 15:36:52 ID:iuv5+NMX
>>307
最近の流れは正義の味方なのに逆レイプされてるケースが多い気が…これはノミネートされてないのね。

俺的には2
だが、ここのスレで民間人の逆レイプはまだ見たことない気が…。
>30-70(ネリア様除く)辺りの悪女さんのお宅に訪問した連中のレポートが届けばこれに分類されるのだろうかw
310名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 15:53:13 ID:kzQUOgPV
う〜ん・・・3かなぁ。でもブルーと黒百合みたいなのが一番の理想かも。
311名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 16:19:43 ID:wdhDxmDN
「正義の味方なのに惚れられて和姦」「悪女様の部下としてご奉仕」みたいなのが理想だ。
…我が身を現実的に考えると切ないので、夢を大事にする俺。
312名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:47:45 ID:glWVOo3O
お宅訪問レポート

「ひいい!なんなんですかあんた達は!」
部屋の主であるはずの俺は正月早々パンツ一丁にひん剥かれた。
俺の平穏を乱す侵入者へ果敢にバットで抵抗したが軽々いなされてしまった。情けない。
「ここは我々闇の女王軍団が占拠する!家主であるお前には勿論相応の賃料は払うから安心せい」
ドカドカと部屋に入ってきた女数人のうち、一番コスプレ度の高いおねーちゃんが言った。
なんなんだこの人たち。頭大丈夫なんだろうか。
「今すぐ出て行かないと警察呼びますよ!
 っていうか、これ住居侵入に不退去罪でしょ!ほんと、今すぐ出てってくだ…」
黙れ、と今度は水着のような服を着た女が俺の顎を掴み持ち上げる。
やばいやばい。痛い。女の子なのになんでこんな力強いんだ。
「お前は女王様の拠点に選ばれたことをむしろ感謝するべきだ。しかも賃料まで払ってくれると仰っている」
「そうよ、ほら、こーんなにあなたに払ってあげるって!」
どう見ても20代なのにフリフリのレースをあしらったパーティドレスを着たヤバイ女の人が手に持った袋を開ける。
そこからはザクザク金貨が…などということはなく、ぼとぼとと油揚げのようなものが落ちてきた。
「こ、これ、お金じゃないじゃないですか!っていうかお金要らないからでてってください!」
「お金じゃないって。女王様」
「この男、突然のことで少々錯乱しているのでしょう。
 なんせ、この狭い部屋に美女と大量の金がふって湧いたのだからね」
ころころと最初のコスプレねーちゃんが笑った。
そして芝居がかった動きで俺の1LDKの部屋を見渡して部下らしい女達に命じた。
「さあ、ここを私にふさわしい住処に改造しようではないか。あ、お前は家主だから見ているだけで良いぞ」
ベランダに放り出され鍵をかけられた自分。
ああ、会津若松のお花ちゃんのところに帰りたい。凍狂は怖いところです。
313名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:49:05 ID:glWVOo3O
よく読みなおしたら309は悪女さん家に突撃訪問か。まあいいや。
314名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 21:23:57 ID:iuv5+NMX
>>312
ちょw 訪問するんじゃなくて、されてるじゃんw
でもGJ!
支払方法は油揚げの現物支給かよw
で、現段階ではベランダへの放置プレイのところが今後はどんな展開に進むか期待してるw

…もっと言えば、会津若松のお花ちゃんについてkwsk
315名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 21:58:45 ID:q5W/+/Gr
ヒント:いなかっぺ大将


……だったっけ?
316名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 00:35:02 ID:phLUTSWy
天地無用のリョウコとかどうだろう?
317名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 00:51:43 ID:zH+a1ldw
>>314
ボヤッキー。ごめん、一発ネタなんで続きを書く気は無いw
賃料はコスプレネーチャンとやらせてくれる
ところまで頑張って主人公が交渉する物語でいいんじゃないかな。
318名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 09:04:40 ID:T12aKykD
>>316
アレは基本的に善良だろ。
319名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 17:46:52 ID:UUgaiGXa
真・女神転生のゆりこが好きで好きでたまらない俺のためにあるようなスレだ。
SFC版もPS版もプレイしたよ…ヒロインよりゆりこが欲しかった…今も昔も理想の女。
320名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:47:26 ID:zq/zETLz
>>319
よし、その思いをSSにして投下するんだ!
321名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 21:24:12 ID:PN+v2J6z
ゆりことはどういう女人なのでしょうか。
322名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:54:07 ID:phLUTSWy
そよかぜに乗ってる
階級は少佐
323名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:56:36 ID:vAY0oPkT
>>319
ゆり子はいいよな。ヒロインと選択にしてくれてもよかったのに。
なんであんなきれいなお姉さんが裸で水浴びしてんのに主人公逃げるかなぁ。
なんども誘い断るし。主人公が受け入れたらホントに何でもしてくれそうだよな。

>>321
ネタバレになっちまうんだが、もう14年前の作品だし。いいのかな。
ネタバレOKな人だけ以下を読んでくれそんなに間違ってはいないと思う。










簡単に説明すると、
主人公には運命的に決められてるヒロインがいて、
それでもゆり子は私を選んでって何度もアプローチするんだが、
清純とは真逆のお姉さんタイプで主人公に相手にもされない(むしろ怖がられる)。
途中からはムカついたのか悪魔をかけしかけたりもする。
ついには、あてつけか姿を変えて主人公の親友のパートナーとなり、
最後は主人公と仲たがいした親友もろとも殺される(ルートにもよるが決して結ばれることはない)
正体は身体にヘビを巻きつけた素裸のエロそうな女悪魔、名はリリス。
324名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:51:42 ID:PN+v2J6z
>>323
dクス。メチャメチャそそられる設定のキャラだな。
正直エンディングがあるなら今から買いに行ってたよ。
325名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 00:03:05 ID:1riPynX6
かわいそうだ…もったいないもったいない。
326名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 00:26:19 ID:8KNds8ko
【総合】女神転生・ペルソナのエロパロ6【ALL】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155372034/l50

のまとめスレ ttp://ddsr18.h.fc2.com/ にゆりこものが一つあった。
(主人公の)親友とHするが心の中ではひたすら主人公を想うっていう、せつないSS。
327名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 04:30:15 ID:3hUBraQf
>>326
そんなSS、読んだら確実に鬱になりそうでいやだな・・・
328名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 07:27:22 ID:i0bHwQt2
リリスの神話的設定が「誘惑者」だけあって
ゆりこも当初は将来勇者になるはずの主人公を誘惑しよう
みたいな感じで近づいて来るんだよ。
でも、主人公にびびられて逃げられちゃって、何回か接触
しているうちに「ここまでやってるのに何で!!」という
プライドと、妙に情が移る性格のせいで本気になって、
でも本気になっても素直さが出せなくて、素直にならなきゃ
いけないころには主人公はもう正ヒロインと出会ってしまってる。

主人公の親友のパートナーになるんだけど、その仲たがいする親友も
いいやつでさ。そういうゆりこの事情をわかってない風でもなく、
うすうす察してるみたいなんだけど、「それでも惚れた弱みだし、
運命の主役になっちまった主人公と違って、こんな俺に打算でも声を
かけてきてくれた唯一の女だからな」みたいな感じで、
主人公に討たれるまでゆりこと道行を一緒にするんだわ。

329名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 08:02:47 ID:KzckgpgO
もし今からプレイするなら、GBA版がいいぞ
追加された機能によって、ゆりこに関する裏話が後から判ったりするようになってる
330名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 14:27:23 ID:3hUBraQf
したいような、したくないような・・・
切なさ炸裂しそうだしな〜。
331名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 14:33:05 ID:dLm/s6t2
黒百合って素直クールだよな
332名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 20:23:52 ID:03roF8W8
SRCかなにかで理想のゲーム作るというのもありだが
333名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 20:38:29 ID:Tae6QWuG
黒百合って悪の組織でのコードネームとかだろうけど、本名は?
黒崎百合とか?
334名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:09:02 ID:RC3IrNAB
おおぅ、漏れのゆりこ好きからこんなにも話が膨らんでて嬉しいな。
PS版リメイクが出た当初に発刊されたアンソロジーだと、結構「純な女」って役割
でネタにされてる事が多かったよ…(ルイ・サイファーにからかわれつつも主人公
から目が離せないとか)
ちゃんと判ってる作家さん達で嬉しかった。
主人公の幼なじみとかも含めてホントにエンディング欲しかったなぁ。

>>326
読んだ…泣けた。 ゆりこ…(つД`)

>>329
ぬっ!? それは初耳だ。GBAってDSでもプレイできるんだっけ?いやDSもってないけど
どうせ買うならDS欲しいw

>>333
黒崎百合に一票。
335223:2007/01/04(木) 23:17:10 ID:4LLiukf8
ゆりこ好きの私が来ましたよw
何気にツンデレな親友B(ゆりこに当て馬にされるヤツ)もお気にですが。

>>324
残念ながらギャルゲーじゃなくてRPGだからねぇ…
でも名作だよ。
もっとネタバレしちゃうと










大まかなストーリーとしては壊滅状態の世界で主人公=新たなアダムでヒロイン=新たなイブとしてどんな道を選ぶかってお話。
エンディングに分岐があるって言っても「law:唯一神の名の下、秩序と法に支配された千年王国を築く」か「chaos:悪魔に堕とされた元神々と自由と混沌の世界を謳歌する」か「neutral:どっちも選ばず人間として独立独歩を貫く」という色気なぞ全く無いもの。
ちなみにゆりこ=リリスは「アダムの元妻」で主人公にかつて愛したアダムの面影を見たとか見なかったとか。
でもchaosに行こうが行くまいが主人公のパートナーは正ヒロイン固定。

でも、ゆりこ良いよ。嫉妬に狂ってヒロインを公開処刑しかけるし、圧倒的に主人公よりも強い状況で襲い掛かってきてもやっぱり殺せなかったり、主人公に倒された時の台詞が切なかったり。
「本当はあなたと私が新しいアダムとイヴになるはずだったのよ。でも私はあなたから遠ざけられてしまった。だから私はあなたの・・・ 大事な人を・・・奪おうと・・・ ・・・でもだめだった・・・」
倒さずに済むルート:chaosでもこんな台詞言ってくれるし。
「あなたのパートナーになりたかった・・・もう二度とあなたの前に現れないわ」

まぁ俺の書いた黒百合様は素直クールに設定してますが…
お題が「孕んだ悪女が認知を迫る」だったから軽めのテイストにするにはこの性格付けが楽だったと。
元ネタに使ったつもりのゆりこは性格的にはヤンデレ以外の何者でもないけど、それじゃ話重くなりすぎるし。
で、いつの間にかヒロインを攫って公開処刑を企てる代わりに己の欲望に素直にしたがってヒーローを攫って犯す悪女が出来上がってたw

黒百合の本名、黒田百合も考えたんだけど将来的にブラックを使うことを考えると被ってくるかなと苦慮中…
黒百合の苗字を「由利」にしてみるとか、いっそブラックを彼女の弟で出すことにするとか…

若干脱線気味ですが…悪女談義なら良いのかな?
336名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:01:49 ID:SE1Jf5md
黒百合の姓ですか。
ボウケンジャーの黒みたいに「墨」を入れるのはどうでしょう。
337名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:11:37 ID:SdFkE3xQ
普通にDSでGBA遊べるよ
338名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:44:51 ID:s0u1VJ4i
もう黒崎百合でいいんじゃない?
339223:2007/01/05(金) 01:01:46 ID:chS7tDNe
皆様サンクス
では旧姓は「黒崎」(ブルーこと榊蒼一の嫁さんなんで、榊に改姓済みって事で)
名前は百合という方向で
もしブラック出すことあれば「墨」の字入れる方向で考えてみます
340名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 05:05:02 ID:HIO+NKuA
>>323>>326を書き込んだ者だが、
ゆりこ好きが結構いたことに驚いたとともに、
やっぱりここに集まるような奴ってのは似たような体験してんだなあと思ったよ。

ところで悪の女が好きだと目覚めたのって、いつで誰?
といっても俺も正確に答えられるわけじゃないんだが、
やっぱり幼少時に観た戦隊やメタルヒーロー系の悪の女がインパクトでかい。
露出度高めな悪のお姉さんが変装したり、いやらしい笑みを浮かべたり、
極めつけはヒーローの攻撃に悶えたり、喘いだりしてたことで覚醒した。

あとはシャイナやテティス、映画版のエリスとか星矢も結構デカイ。
ミスティを女と思って興奮してたのは消したい過去だが・・・
341名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 09:57:11 ID:+F5NMUSe
胸パッドの人はもう出て来ないのかな
342名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 13:14:02 ID:llUPxzr1
ネリスの人って他になんか書いてる?
343名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 14:35:05 ID:eGppFaki
>>335
「殺したいほど愛してる、愛してるから殺せない」って感じを地で行くステキな女性だよね>ゆりこ
こんなに愛されてたら、男としちゃ答えなきゃダメだよ…
「法にも混沌にも従わない、俺は俺の道を行く!」っていうのがメガテンスタイルだけど、こういう
所で運命に流されてる気が(^^;

>>340
初めて悪女に目覚めた…というかカッコいいなぁと思ったのは、多分ダイナマンの
キメラ王女だったんじゃないかって気ぃする。ピンクといつも戦ってたような憶えが。
他にはロードス島戦記のピロテースとか…アニメ系ならガンダムで目覚めた人は多そう
だよね(姉さん女房なライラ・ミラ・ライラに始まってハマーン様とかシーマ様とかの
キッツイ系など)

最近ので思い浮かぶのは…プリキュアのポイズニー姉さんとか神羅万象のアスタ
ロット様とか…
あ、仮面ライダーブレイドの終盤に出てきたタイガーアンデッド姉さんはカッコ
良かったな〜。
344名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 17:38:45 ID:6epxrabL
>>341
俺正義の味方だけどネタ切れ中。また気が向いたら書くよ。

初悪女はあんま覚えてないけど幼稚園の頃、ディズニーの眠れる森の美女とか白雪姫の魔女とか見て。
ゲームだとクロノトリガーのジール女王、アニメだとセーラームーン1stの赤毛の魔女、ガンダム1のキシリアとか。
二次元&最後惨殺されるのが多い…。この頃から「格好良くてえろくて悪くて強いのにもったいねええええ!」と思ってた。
もったいない精神は大事だ。
345名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:57:50 ID:SdFkE3xQ
レイアースのアルシオーネで目覚めたと思うあのエロい声と格好は最高だ
346名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 00:14:28 ID:LIHIXHXd
>>340

仮面ライダーブラックの三神官に一人女がおってな。
後半その神官変身するんじゃが黒い下着が透けて見えて…勃起してしまいましてね。
つまり俺が悪の女に目覚めたのはゴルゴムの仕業だったんだよ!
347名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:26:29 ID:bMQEpn3M
>>342
ネリスの人って何だ?

>>340->>346
ほとんどチェックしてたなぁ挙げられてる悪のお姉さんは。
そういやビックリマンのサタンマリアも結構好きだった。

いつも気になるんだが「悪の女幹部=露出度が高い」の公式っていつできたんだろう。
90年代前半には少なくとも「お約束」になってたから80年代かな。
アルシオーネとか白蛇のナーガ(悪女じゃないけど)ってもうその系譜で設定されてる気がするし。
348223:2007/01/06(土) 02:27:04 ID:kZjyBlv1
勇者特急マイトガインの胡蝶かな?
真・女神転生のゆりこもそうだけど、切ない感じの敵側の女キャラに弱いんよ

で、小ネタ投下

「あけましておめでとう!…ってどうしたブルー!?」
「何だか今にも倒れそうな顔してるけど…大丈夫?」
「あぁ。正月に色々あってな…。」
全く色々あったさ。なぜか初詣に行った神社で大量の戦闘員が屋台をやってたり、そこでお前らによく似た人物が買い物してたり。
挙句には甘酒顔射によってスイッチの入った嫁(黒百合こと榊百合。ちなみに旧姓は黒崎)とイロイロとな。
初詣以外は布団の中からろくに出なかったのにやたら消費カロリーが多く、睡眠時間の短い寝正月だったさ。
ただ正直に口にするのも躊躇われるため黙っておく。
もっとも疲れてはいるが…今日は久し振りに黒百合から出勤前のネクタイ直しとキスがあったんだ。
年末と同じ条件で強化怪人が出現しても今の俺ならたとえ一人でも戦い抜ける自信がある。
…怪人をけしかけているのは嫁の所属する組織であり、改造してるのは嫁本人だが。

「そういえば客でも来てるのか?」
珍しく所長室に来客のプレートが掛かっている。
「まぁ新年だから挨拶回りかもな。」
やがて用が済んだのか閉ざされた扉から姿を現す客。
「!?」
「お前は!!」
「…誰だっけ?」
言葉もでない俺。
激しくリアクションを示すレッド。
そして相手を把握していないピンク。
おいピンク、お前も会ってるだろ。俺と黒百合の結婚式で熱く議論してた向こうの幹部(♂)だよ。
…でもこいつ、なんて名前だっけ?
「おいおい。酷い言い草だな。折角、新年の挨拶にカオスカンパニー幹部の俺様…」
…もういい。お前の名前なんざどうでもいい。てか正直付き合ってられない。
怪人100人出てきても俺一人でぶっ倒せる…そう考えていた時期が俺にもありました。
だが敵対組織の幹部が律儀に挨拶回りなど、斜め上な展開は全くの想定の範囲外であり予想外です。
俺のとった行動は、とりあえず回れ右をしてこめかみを抑えながら出口に向かって歩くことだった。
「ねぇブルー?どこに行く気?」
「頭痛がするから病院に行く。アイツの相手はお前とレッドで頼んだ。司令には体調不良で帰ったとでも伝えといてくれ。」
…半分優しさでできている鎮痛剤は生憎切らしている。神経性胃炎っぽい痛みも感じるからきっかり医者に診て貰おう。
黒百合の時もそうだったが、そう易々を敵対組織の幹部を本部に入れてどうするんだよ…。
…今気付いたが、もしかして一昨年のクリスマスにたった一人で必死に最終防衛ラインを守ろうとしてた俺の努力って全く無意味なのか?
349名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 11:36:35 ID:fOPKnhcg
223氏、GJ!
思わず笑ってしまいました。
ブルーの気苦労は絶えませんな。

>>340
ドロンジョかな
350名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 16:04:16 ID:eXxoJsEI
初悪女か…。
鉄腕アトムの「ロボット宇宙艇」のベガ大佐が最初かな。合体宇宙艇のレバーロボットを亡き息子に改造して抱きしめる所がグッときたな。
あとバルディオスの女司令官(アフロディーテだっけ?)とか悪役じゃないけどちょいワルな雰囲気のブライガーのエンジェルお町とかよかったな〜。
351名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 18:30:24 ID:DZOS0JLI
最近エロがないな
352名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 20:40:28 ID:angANbf9
>>295氏の続きに期待しる
353名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:13:45 ID:tAU2Yi3O
初ではないけどセイバーマリオネットJシリーズのセイバードールズは大好きだ。
原作だと「セクサドールズ」って名前でマジえろいオシオキとかされるんだよね…
OVA版でエロスを期待したけど、逆にめがっさ燃え展開だった。
一途すぎるティーゲルはゆりことかぶるかもしらん。

ドラゴンボールZの人造人間18号とかも好きな俺はロボっ娘好きなのか!?
354名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:14:58 ID:Difz/Gvp
目覚めはザコ女怪人とかじゃないかなー
奇妙な容姿なのに胸はちゃんとあって、声もエロい。
正義側が仲間と結束するのに対して、一人でってのがいいんだよなぁ。
最近だとコレか
ttp://www.youtube.com/watch?v=csfgmqyN618

でも戦隊モノは最後に屠られちゃうから、このスレをオレは求め続けるわけなんですよ。
355名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 22:40:26 ID:trt3X24I
今週のブリーチの敵女に波動を感じた。ビンビンきた。恋愛ネタは入ってないけど波動きた。

ヒーローの秘密武器に圧倒される敵女。体に接合された付属武器を自ら切り離してパワー一点集中。
だがそれは二度と元の人間形態に戻れないことを意味する。
それでも自分は兵士。そうまでして勝たねばならないのか、と問うヒーロー。
アタマ悪ィんじゃないの!?と返す敵女。
「勝たなくて良いなら最初から戦争なんか起きゃしないのよ!」
「敵を殺し勝つために生まれた 赦された敗北なんて無いのよ! 何処にもね!!!」

結局やられちゃったけど('A` )
356名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 22:41:18 ID:trt3X24I
こういう子を懐柔wして仲良くなりたいなあ←の一行が抜けてた
357名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 23:20:27 ID:J8pbSBAx
そこは説得って言ってよww
358名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:51:48 ID:w//zaUjb
レイアースのアルシオーネと
ギンガマンのシェリンダと
ランブルローズのアナスタシアが超好きだーSRCかなにかでこの三人が出てくるゲーム作って欲しい
359名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 17:55:10 ID:Ajfoh0qU
どうしてドキンちゃんは敵なのに、食パンマンが好きなんだろうって
小さいときに思ったことがある。
思えばその時からなのかも。
360名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 21:29:13 ID:1UhPeLND
ピロテースがいなけりゃ、日本のダークエルフ萌え事情は一変してたと思う。
俺は知らないけど、ピロテース以前に人気あるダークエルフっていたの?
361名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 21:45:02 ID:Ajfoh0qU
まずピロテースを知らない、無知なわたし・・・
362名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 21:58:06 ID:w//zaUjb
TRPGソードワールドを小説化した
ロードス島戦記に出てくるダークエルフ
363名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:11:40 ID:1UhPeLND
そういう俺も記憶が淡すぎて解説できん。詳しい人頼む。

とにかく、ダークエルフと聞いてイメージするキャラは
近年までピロテースの影響を色濃く受けていたのは確か。
ただ、近年と書いたのは、ここ数年リネージュか何かネットゲーの影響で
肌が青白いダークエルフがオタク界隈によくみられるようになったから。
最近ダークエルフでググったら、そのゲームかそれ関係の絵がいっぱいひっかかって驚いた。

ピロは外伝みたいなもんだが「私の陛下を返せ〜」っていうクリスタニアのCMがかなり印象に残っている。
364名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:38:40 ID:w//zaUjb
青白かったらダークエルフじゃないじゃん
365名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:40:05 ID:TZSzCSVc
伝説のオウガバトルのデネブかなー?
特撮とかはそうでもなかったから。
366名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:01:34 ID:MzrdPmVu
ホルスニュウの続きはどうなったんだ?
367名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:44:07 ID:EQTzTDzI
>>361
ちょっと詳しく書くと、ピロテースってのは>>362の言う通り「ロードス島戦記」っていう
ファンタジー小説がOVA化された時に、アニメオリジナルで出てきたキャラ。
文字通り肌の黒いエルフなんだけど、「エルフはフラット体型」という当時の常識を覆す
ようなナイスバディ&露出度だったんですわ(初登場時、胸元から登場したのも高イン
パクトだったw)
OVAではラストで自分の主を守って死んでしまうんだけど、その後小説版にも登場して
ちゃっかり生き残って主と別な大陸・クリスタニアに渡ります。
で、主がクリスタニアの神(という事にしといてくれ)に身体を乗っ取られた際に叫んだ
のが>>363の言う「私の陛下を返せえッ!」という名言なワケだす。

コーエーの「ジルオール」ってゲームに出てくるダークエルフで「鉄火姫」ことオイフェ
がちょっと似てる…かも?
オイフェは元々普通のエルフだったんだけど、妹を冒険者に殺された(多分レイープとかも
されたっぽい)怒りで闇堕ちしたんだけどね。
368名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:38:29 ID:E6/7NMfc
ジルオールはアーギルシャイア様が萌えだった
369名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:00:58 ID:obo3Blqb
ロードス島戦記と聞いてふいに思い出した。
TRPGで小説でファンタジーつながりということで、
ドラゴンランスのキティアラ(でよかったっけ)。

エロいし悪いしで、大きな衝撃を受けたものだ。
この道から逃れられないのは原体験ゆえか。
370287:2007/01/08(月) 02:04:26 ID:YTikTZpY
ピロテースは私も大好きですよ。
実はOVAを見たことが無いので知っているのはクリスタニアとロードスの小説なのですが。
眠ったままのアシュラムを護り続け、復活を信じてずーーーーっと待ち続けた健気な女性。
体の支配権を見事取り戻したアシュラムが目覚めた時の喜びはどれ程だったかと思う。
彼女のおかげでダークエルフへの見方が変わったどころか、一時期彼女みたいなタイプ以外の敵役女性に魅力を感じなくなってしまった。
371名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:59:17 ID:K+jjEH6Q
ああ、あのダークエルフってピロテースって名前だったのか。完璧に忘れてた。みんなdクス。読み直してみるよ。
372名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 04:03:36 ID:K+jjEH6Q
連投スマソ
このスレは、質問にみんな嫌がらずに答えてくれるからマジで嬉しい。
でもこの空気に頼らずに、もっと勉強してきます。
373名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 04:54:44 ID:Iexacnmg
これから10レスほど女幹部ものを投下します。
374名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 04:59:35 ID:Iexacnmg
「オーホッホッホッホ、ヴォルドセイバー、ついに年貢の納め時のようね」
大きく柔らかそうな胸を上下に揺らしながら、
マントを羽織り、白い肌のほとんどを晒す露出度の異様に高いボンデージを着込んだ女は、
凶々しいほどに赤いルージュが塗られた濡れたエロティックな口元を手で隠しながら高らかに笑う。
つりあがった両眼は細く切れ長で、オデコがちょっと広いのが印象的な女だ。
外見は二十代半ばのようにみえるが、異世界からの侵略者である彼女が実際には何歳なのかわからない。
彼女はキュレイア。第三界とよばれるこの次元の地球を征服しようと企む第七界地球を支配するピラーヌ帝国の女将軍である。
長い金髪を風にたなびかせながら余裕をみせる高慢で卑怯でサディスティックな彼女は……美人だった。


はっきり言おう、絶体絶命である。
パートナーのレイリンは捕えられ着ていた密着型のボディスーツはビリビリに破かれ、
扇情的な格好で崖の上で十字架に磔にされている。
俺はといえば、勢いこんでレイリンを救出しようと飛び込んだものの、結局レイリンを人質にとられ手も足も出ず、
ピラーヌ帝国に唯一対抗できる装着型バトルスーツ「ヴォルドセイバー」の解除を渋々承諾したあと捕えられた。
「フフッ、これで私たちを苦しめてきたあなたの顔を二度とみないですむようになるのね、すっごく嬉しいわ」
顔さえわからない青白い全身タイツを着込んだ戦闘員二体にひきずられるように、磔にされたレイリンのそば、
柄に太い針のようなものがついたムチを手に持つキュレイアの前にひざまづかせるように連れて行かれた。
「アスミィィィッ、ホントにホントにごめんなさい」
レイリンは自分が人質になったばっかりに俺が捕まったと思っているのだろう。
ヴォルドセイバーを装着しない俺に顔をクシャクシャにしながら謝ってくる。

実はそうじゃないんだ、これは作戦だ……とはいかない。
本当に万策尽きており、あとはキュレイアに殺されるのを待つばかりなのだった。
キュレイアを見上げる。ああ、相変わらず大きな胸をみせびらかすようなコスチュームだ、
乳首スレスレまでしかない光沢ある黒のボンデージ……
おいおいスゲェっ、コスがちょっとズレ下がってるのか乳輪が少しみえてるよ。
375名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:05:07 ID:Iexacnmg
「さぁて、こういう場合どちらから殺せば楽しいんでしょうねぇ。
 先に彼女から殺してヴォルドセイバーの嘆き悲しむ姿をみるってのもいいし、でも逆もソソルかも」
そんな場違いな俺の興奮をよそに、キュレイアは嗜虐に顔を歪めながらいう。
「俺から、いや俺だけ殺してレイリンだけは生かしてくれ、頼むっ」
「いえ、あたしからよ。お願いアスミだけは見逃してあげて」
俺とレイリン、二人がほぼ同時にキュレイアに懇願する。本当に情けない。

二人の言葉を聞いて、いや特に俺の言葉に反応するようにキュレイアは顔にイラつきをみせた。
「そう、ああっ美しい自己犠牲精神ってところかしら。どっちにしても二人とも殺すのは変わらないの。
 あんたたち二人のせいで第三界侵略は遅れてて、私の立場がちょっと危うくなっちゃってるのよねぇ」
彼女が作戦担当になってから三ヶ月、俺たちでキュレイアの作戦をことごとくつぶしてきたことは確かだった。
エリート街道まっしぐらっぽい彼女にしたらプライドがズタズタだったかもしれない……
「うん、やっぱりヴォルドセイバーの悲しんで泣き喚く姿がみたいわね、レイリンから殺したげる……
 ううん、そうだ。けど慈悲深い私は最後にあなたたちにすっごい体験をさせたげましょう」
そういってこれでもかっていうくらいのイヤラシイ笑みを浮かべるキュレイア。
「あなたたちがプラトニックな関係だってのは調査済よ。
 普通、男女がパートナー組んだら普通ヤってヤりまくるってのが第七界では常識なんだけどなぁ。
 ヴォルドセイバー、いやアスミっていうのかしら?
 最後にサルのように私の前で磔の彼女を犯す権利を与えましょう。
 さぁこの世に未練なんて残さないくらいドロドロのセックスを私にみせてちょうだい」
……レイリンとは確かにセックスしたことがない。彼女が俺のことを好きだっていうのは知っていたが、
この戦いが終わるまでとか適当なことをいって関係を先延ばしにしていたのだ。
「さぁさぁ、さっさと犯しちゃいなさい」
そういって俺が後ろ手に縛られていた縄をキュレイアは解いた。
ヴォルドセイバーになるために必要な変身用携帯電話「ヴォルドフォン」は取り上げられ、
今はキュレイアの胸の深い谷間にある。起死回生の装着変身はできない。
レイリンは生きることをあきらめたのか、泣き笑いのような表情を俺にみせる。
まるで、これから俺に抱かれるなら死んでもいいみたいな顔つきだ。
キュレイアはこれから行われる眼の前で行われるであろう性の営みが楽しみで仕方ないのか笑みを崩さない。
そして、俺は何ともいえぬ複雑な表情をしていたに違いなかった。
376名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:09:49 ID:Iexacnmg
俺はレイリンに近づき、「すまない」と頭を下げてから、
ゆっくりと彼女の形のよい小ぶりの胸を揉んだ。「ああっ」と磔にされながらもよがるレイリン。
初めて俺に抱かれる悦びに打ち震える表情が読み取れた……抱かれた後死ぬことも覚悟しているみたいだ。
そんな彼女とは逆に、俺はいっこうに勃っていないし、興奮もしていない。
生存本能が種を残そうと、こういう状況の場合勃起させるというのは間違いだったのだろうか。
やはり、公開プレイってのがよくないのかもしれない。

俺がそんな葛藤をしつつモタついていると、キュレイアは業を煮やしたのか俺の尻に突然ブッスリとムチの柄の極太針を刺した。
「グォッ」
「あのねぇ、私は生と性の極限がみたいの。そんなダラダラと煮えきれないことされると醒めちゃうのよね」
それと俺の尻をブっ刺すことに何の関係があるのだと痛がりながらも憤る。
「フフフ、だからそんなあなたの自制心を崩壊させるお薬を打ったの。
 もう、何も我慢することないのよ。想いのままに自らの欲望を吐き出しちゃうとこを私にみせなさい」
即効性だったのだろう。ムクムクと男根が勃起していくのがわかる。
そして、今までの悩みが嘘であったかのようにおのれの欲望を満たせと、どこからかの囁きが聞こえてきた。

ハハハッ、何をためらっていたのだろう。どうせここで俺は死ぬのだ。もう体面など気にする必要はないじゃないか。
今まで自分の立場ってのを優先しすぎた。もう、そんなものに俺は縛られない……
俺は思いっきりむしゃぶりついた。誰にって?もちろん、決まってる、後ろでニヤニヤしていたキュレイアにだ。
377名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:13:59 ID:Iexacnmg
「キャアアッ」
そんな色っぽい悲鳴をあげながら、キュレイアは俺に押し倒された。
完全に予期していなかった事態なのだろう。持っていたムチを落として驚きの表情を浮かべている。
そんな彼女の、レイリンとは比べ物にならないくらい豊満な乳房を力いっぱい揉みしだいた。
フニュフニュと形を卑猥に変える乳の柔らかさと弾力はやっぱりすごい。
「イ、イタイッ…なに、なにするのよ。あ、相手が違うでしょっ」
必死に抵抗するが馬乗りの態勢になっては女の力ではひっくり返すことは出来ない。、
まして対帝国用にプロフェッショナルな戦闘術を学んでいる俺から逃れられるはずもない。
「あっ、やめっ、やめなさいっ……そう、あんたたち何しているのさっさとこの男を引き剥がしなさい」
そういって呆気にとられていたであろう二体の戦闘員に命令する。
俺は落ち着いてキュレイアの鳩尾にボディブローを喰らわせ呼吸困難に陥れたあと、
胸の谷間からこぼれ落ちていたヴォルドフォンでヴォルドセイバーに瞬間で装着変身すると、
金縛りが解けたかのように迫りくる戦闘員を蹴り飛ばし、投げ飛ばし崖から落とす。
爆発音が聞こえた。戦闘員はアンドロイドなので体内の機械が衝撃で爆発したのだろう。

立場は逆転した。ここでキュレイアにトドメを刺すなり、見逃したりすれば、
さっきの彼女への突然の乳揉みもヴォルドフォンをとりもどすための策といったことになるのだろうが、
もちろん、薬で興奮しきった俺はにそんな理性が働くはずもなく、
日頃から溜まりに溜まったキュレイアへの欲情を解放することにした。
378名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:19:38 ID:Iexacnmg
正直に言おう、俺は子どもの時から悪の女幹部とか女怪人とか女戦闘員などなど、
悪のお姉さんじゃないと興奮しないというイヤな性癖を獲得してしまっていた。
多分、幼少時にみた特撮が原因だろう。まぁ、誰もが何らかの性癖を持っているもんだと思うが
俺の性癖はナースや痴漢(犯罪だが)などとは違い、現実的に実現できないようなものだった。
そんなこんなで悶々と日々を暮らしていたところ、第七界地球なんてところからピラーヌ帝国という
TVの特撮かよなんて思う地球侵略を企む悪の組織があらわれてくれたわけだ。
それだけでも驚愕だったが、天が俺に味方してくれたんだろう。
人類で君しか適合者がいないとか適当なこといわれて超戦闘用スーツのヴォルドセイバーの装着者に選ばれたのだ。

死ぬかもしれないような厳しい訓練もまだ見ぬ悪のお姉さんとの出会いを求めて必死で耐えた。
そんなこんなで人類の味方、正義の使者俺ことヴォルドセイバーは侵略者たちから地球を守るべく戦っていたのだが、
なかなか待てど暮らせど悪の女幹部も女怪人も、一人くらいはいるだろうと思う女戦闘員さえ現れない。
まぁ野郎なら心おきなくブチ殺せるからいいかもねぇなんて思っていた矢先、
ブッ倒した陰険なヒゲの将軍の後任として女将軍キュレイアが来たってわけだ。
もう最初に会って、その絵に描いたような女幹部チックな服装、容姿、エロボディの三点セットを拝んだときは
チンコがビンビンに勃っちゃったね。本当にタマらなかった。
性格も残忍だし、高慢だし、卑怯だし……まさに非の打ち所がない。
パートナーであるレイリンも気立てがいいし、可愛いし健気だしイイ女で俺を好いてくれるのもわかっていたが、
その気持ちに答えられなかったのは、俺の好みがあまりに偏ってしまっていたからだ。
プラトニックってキュレイアがいってたが、なんていうかどんなに迫られても勃たないんだよ。残念ながら……
379名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:21:09 ID:Iexacnmg
しかし、悪の女幹部とヤるなんてのは、なかなか難しいもんで。
はっきりいって帝国はこっちの人々を殺しすぎてて、捕まえても尋問拷問の挙句銃殺ってのが決まってるわけで。
捕えてもヤれない。だからってこんなイイ女を殺しちゃうなんてもったいないことは絶対にできない。
生かさず殺さず、キュレイアの作戦をぶっつぶしながら、
時々対峙したときにはめちゃくちゃ手加減して殴って彼女の色っぽい悲鳴を聞いたり、
捕まえるふりしておっぱいを鷲掴みにしたりして感触を楽しんだりして、
戦闘後にキュレイアの乱れた姿を想像しながら自慰にふけってたてのが今までだ。
やっぱりさっきもいったが、俺も大人だし立場ってもんがある。
衝動に任せてってのはどうしてもできなかった。いつも一緒にいるレイリンの眼もあるしな。
380名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:26:21 ID:Iexacnmg
しかし、今の俺は歯止めがまったくきかない野獣だ。
装着変身を解くと、眼の前で座り込んでゴホゴホッと咳き込んでいるキュレイアを再び押し倒した。
そして有無をいわさずにその濡れた口唇を奪う。キュレイアは身体をよじって抵抗するが無駄だ。
数十秒間のキスの間も俺の両手は彼女のムッチリとした肉体をまさぐっている。
太股も尻も乳もどこまでも張りがあって押し返すような弾力をそなえたエロくて若々しい身体である。
そんなキュレイアの激しい抵抗が、彼女のの舌を絡めとるような長くて深い接吻が終わる頃には何故かおさまった。
お互いの口唇を離すと唾液が糸をひいていてなんともいやらしい。
あらためてキュレイアの顔を間近でみつめる。その表情は何故か満足げで……
俺のキスがそんなよかったかと自惚れはじめた頃、彼女は一言こうつぶやいた。
「そうだったの……」
……そんな俺が逆にビックリするような顔をみせたのは一瞬でふたたび抵抗しはじめた。けれど、すごくその力は弱い。
なんだかこうしとかないと展開として不味いでしょ、みたいな雰囲気の抗い方だ。
けど、俺は深く考えない、何ヶ月も待った機会だ。先のことはとりあえずおいといて犯すことに専念した。
381名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:32:09 ID:Iexacnmg
ベルトをカチャカチャと外してジーンズを脱ぎおろすとガチガチに硬くなった、
天にむかってそそり立つ俺の息子があらわれる。
息を呑むキュレイア。無理もない、俺の自慢の息子はデカい。
これで貫かれる自分を想像して壊れちゃうなんて思ってるのかもしれない……
「そ、そんなの……いやっ」
ブルブルと小さく首をふるキュレイア。
けど、なんか彼女の必死で嫌がる顔の端々に悦びが見え隠れしてるのは気のせいだろうか。
そして……俺は胸の大きなエロい悪の女幹部にして欲しかったナンバー1のパイズリを実行する。
まずはベロンッとキュレイアの胸の下半分を隠していたボンデージをずり下げる。
野苺のような乳首が露わになり、パイズリに必要にして十分すぎるお椀型の大きな乳の全貌が明らかとなった。
俺はさっきまで、ヴォルドフォンを挟んでいた深い谷間におのれのイキリ立ったイチモツを突き入れる。
それから両手で彼女の両乳房を内側に乱暴に寄せ集めた。フニャリとした柔らかい感触が俺の息子を包みあげる。
たまらなかった。その何にも変えがたい乳の柔らかさというだけでなく、
悪の女幹部の乳が俺のモノを挟んでいるという事実が俺の昂ぶりをさらに増幅させた。
「おい、死にたくなかったら……キュレイア、お前がその手で俺のをシゴくんだ……」
できるだけ興奮をおさえて冷たい感じに彼女に言ってみた。
もちろん、ダメなら俺の手で彼女の乳房を揉みしだきながら、イチモツをシゴきあげるつもりだった。
しかし、プライドの固まりだと思っていたキュレイアが意外にも自らの手で二つの乳房を抱えもつと、
円を描くように俺のイチモツに刺激をくわえはじめた。
嫌そうな、泣くのをこらえているかのような表情でシゴかれるというのは、
とんでもなく、興奮するもので数十秒しか経っていないのに少しイキそうになってしまう。
その後、信じられないことが起こった。彼女の大きな乳房でも封じ込めることのできないデカマラの先っぽ、
亀頭をペロペロと濡れた口唇から赤い舌を出して舐め始めたのだ。
「何を考えている……」
「さっさと、終わらせたいだけよ。こんな忌々しくてくやしいことをね」
つぶやく俺に彼女は先っぽフェラをやめて答えた。
「そうか、じゃあおまえの乳首が勃っているのだどういうことなんだ」
そう、何故かパイスリをはじめた頃からムクムクと彼女の乳首がツンと勃起したのである。
「それは……」
なんだか言葉を濁すキュレイア。困ったような表情もエロい。
「本当は俺に犯されて興奮してるんじゃないのか」
冗談だった。敵に犯されて興奮するなんて奴は変態だ。
もちろん、俺は悪のお姉さんが逆レイプなんてしてくれるなら、そんな至上の悦びはないと断言できる変態であったが。
手があいていたので、彼女のきわどいくらいハイレグな光沢あるスーツで大事な部分を隠す股間に手をやる。
今は彼女の腹あたりに乗っかっていたので気付かなかったが……とんでもなく湿っていた。
ちょっとスーツをズラすと淫らな汁がだくだくと出ていて……弄るとクチュクチュと音がでる。
「あ、あはぁぁあああんっ」
キュレイアがビクンッとはねると悶えるような声を出す……
「おまえ……」
言葉がでない。俺はこいつの乳を揉んでキスして……あとパイズリを強要させただけだ。
股間なんて今が初めてで……第七界の地球人ってのは刺激に弱いんだろうかなんて考えていると。
「な、なによっ。せ、生理現象よ。あなたに身体をまさぐられたからなんて自意識過剰もいいところだわ」
別にそんなことは誰も思っていない。こいつは何を慌てて訂正してるんだろう。
よくわからないが、肉体が敏感なのが第七界人なんだろうということに、とりあえず結論づけておくことにした。
382名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:36:44 ID:Iexacnmg
「おい、胸でのシゴきがとまってるぞ。もしかして早死にしたいのか……」
そんな風に脅す。「フンッ」と高慢ちきに鼻を鳴らすと再び俺のイチモツをシゴきはじめた。
ああっ、なんていい女なんだろう。従順さのカケラもないそのツンっとした素振りがたまらない。
円運動、上下運動、ならびに、勃起乳首による亀頭責め、
柔らかくデカい乳をフニュフニュムニュリムニュリと両手で操りながら
極楽に連れていってくれるようなバリエーション豊かなパイズリだ。
俺も奉仕させてばっかりでは悪いので彼女の股間を愛撫することにした。
グチュグチュに濡れそぼった蜜壷はすっぽりと抵抗なく俺の中指を膣内へ迎え入れたので、かき回してみた。
「ひぃぃぃんっ、あひ、あひ、ひゃぁぁぁっ」
キュレイアは手マンがたまらないのか、ビクビクと身体を震わせながら喘ぐ。
その鼻にかかったエロい声は俺のイチモツを痛いくらいにガチガチにしていく。
彼女の手は休まることなく、両乳房を縦横に動かし刺激しつづけている。
まかり間違って、こんないい悪の女を手にかけていたらどんなに後悔しただろうかと思いゾっとする。
ああ、それにしてもさっきから何か重要なことを忘れている気がするが……気にしないようにしよう。

俺の指はついに彼女のコリコリニュルニュルとした感触を持ったクリトリスを探しあてた。
もちろん、勃起中。指ですったり、つねったり、軽く押しつぶすような刺激をくわえたりしてみると、
「ひぎぃぃぃふひぁぁっ、それ、すごひぃぃぃっ」とか
「あん、あぁぁぁあんとかいいの、それいいのぉほぉぉぉ」とか
「イッちゃう、もう、手でイかされちゃうぃぅぅ、ふひぃぃぃっ」なんていう
とんでもない卑猥な叫びとともに、こらえきれないのか、ものすごく切ない表情をみせてくれるのだ。
マジでイッてしまいそうだったのはキュレイアだけでなく、俺もだった。
彼女の両乳房による激しい責めに屈するしかなかったわけで……
「くあぁぁぁぁっ」
「イクぅぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁぁぁっっ」
というように何ともまぁ、まるでどこかのアダルトビデオのように同時に達してしまった。
ドピュッ、ドピュピュと、ものすごい濃さと量の白濁液が彼女の淫らで高慢な顔に飛び散る。
キュレイアはイッた余韻を楽しんでいるのか顔を拭おうともせずに眼をつぶっている。
お互いの荒い息遣いだけがその場を支配する。
なんというかどこからかの強烈なる視線を感じた気がするが、あくまで気のせいだと無視する。
383名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:41:49 ID:Iexacnmg
そして呼吸もなんとか整い終えたころ、
ついに本番に突入しようと少し萎えてしまったイチモツを自らの手でシゴきはじめた。
実をいうと薬はイった瞬間に効き目が薄くなっていたのか湧き出てくるような熱情は醒めていたのだが……
こんなチャンスを逃す奴は馬鹿以外の何者でもない。二度とないかもしれない機会だ。
存分に薬のせいにして犯させてもらうと心に誓う。
「ねぇっ」
そう言ってキュレイアは俺の手をとめた。
次に顔にかかった精液を肘まである黒い手袋で拭うとその手袋をポイっと放り投げた。
ああ、なんかコンドームを思い出した。今からするのって中出しだよなとあらためて認識する。
やっぱ異世界人同士でも赤ちゃんって出きちゃうんだろうか。
手袋の中から出てきたのは白く滑らかな手、細く器用そうな指。
それは…迷うことなく俺の萎えた息子にむかって……上下にコスりはじめたのだ。
手コキまでしてもらえるとは思わなかった俺はかなり驚く。
「なんで……」
「フフッだから言ったでしょ。早く終わらせたいって……命は保証してくれるんでしょうね」
何故かそこはかとなく楽しそうなのは何でなんだろう。
「ああ……」
そう答えながらもう頭にはクエッションマークだらけだ。
やはり自分でするのとは大違いで、彼女の絶妙な指使いはみるみるうちに俺のイチモツを元気にしていく。
「すっごい大きい……けどなんかムカつくわねぇ、このままツブしちゃおうおかしら……」
その言葉に俺は反応して慌てて彼女の手から息子を引き抜く。
「フンッ、冗談よ。弱虫さん、本当にやられちゃうなんて思ったの?」
そう口の端を歪ませ笑いながらキュレイアは挑発する。本当にこいつは俺のツボをとことん抑えやがる。
なんてことは口には決して出さず、かなり怒り心頭って感じをできるだけ出しながら、
「舐めた事をいう女だ。そんな偉そうで傲慢だったら嫁の貰い手なくなるぞ」
これはかなり効いたらしく、眼の色が変わって俺を睨みつける。
「絶対に絶対に殺してやるんだから。覚えてなさいよ……」
ああ、そんな風に睨まれると、それだけでイッちまいそうだ。
もし本当に貰い手なかったら俺が貰ってやるから安心しろ。
「いくぞ……」
そういうとキュレイアのくびれた腰を片手で持ちあげ、もう一つの手で十分に濡れた蜜壷にむかって息子を誘導する。
384名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:45:55 ID:Iexacnmg
「クッヒャァァァァァァンン」
俺はイチモツを挿れた瞬間、キュレイアが喘ぐ。
指ではわからなかったが、俺のブツが大きいからか締め付けがすごい。
ギュッギュッとひきちぎらんばかりに俺のモノを締め上げる。
温かい肉襞がまとわりつき、俺は挿入しただけでマジにイってしまうかと思った。
「は、はやくぅっ始めてよ」
そんなキュレイアの言葉とともにストロークを開始する俺。
パンパンッと肉と肉のぶつかる音が砕石場にこだまする。
秋風が火照った身体には気持ちがいい。
「あひぃぃぃぃっ……いいのぉぉぉ…いひゃぁぁぁっ……んんっ」
キュレイアの二つの豊かな乳房をブルンブルルンッと俺たちに連動して違う生き物のように揺れ動く。
「す…ごい締まりだ。キュレイア。俺のモノは気持ちがいいかっ、いやらしい高慢女めなんか言ってみろ」
情動に任せて何を言ってるんだろうと冷静に考える俺もいたが、構わず卑猥な言葉を投げつける。
「ハァアアン、なんてすごひぃぃ……大きくて太いの太いのぉぉぉっ
 小突いちゃってる、私の子宮口がズンズンって…いひぃぃぃぃぃっ」
俺はなおも激しくキュレイアを突き上げる。彼女の肉壷がいっそう俺のモノを締め上げていく。
さっきは戦闘員のせいで堪能できなかったキュレイアの揺れ動く乳房をガシっと掴み揉みこねくりまわす。
イチモツへの刺激、両手から伝わる淫らな乳の感触どこまでも俺を高みに押し上げ、最後に
「いやぁ、許してぇぇえっ、許してぇぇぇっすごひぃぃぃっダメぇっイッちゃうよイクのぉぉぉっ」
『許して』という悪の女幹部に言わせてみたい言葉一位が俺に限界をもたらした。
「イっちまえぇぇぇっ」
「イヤァァァァァァッッ」
ドクドクドクと彼女の膣内に俺の精液が流し込まれていくのがわかる。
ああ、ついに悪の女幹部とヤるという子ども時からの夢が叶った……今までにないほどの満足感を俺は得ていた。
しかし…またも、同時にイクというエロマンガみたいな結果になったわけで。
マジでキュレイアとは相性がいいのかもしれない。
385名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:49:49 ID:Iexacnmg
それからも男が上位になる体位で性交を繰り返した。
薬の媚薬成分の効果かも知れないし、悪の女とヤるというシチュがそうさせたのかもしれない。
後背位で四つんばいになったキュレイアの、たまらなく柔らかくプリっとした尻を両手で揉みくちゃにしながら、
パンパンと俺のデカマラを突き入れて射精した時はマジに気持ちよすぎて死んじまうかと思った。
ただ、フェラチオと騎乗位といった女に委ねるようなプレイができなかったのが残念だ。
もし、油断しちまって殺されたりしたら、それこそタマったもんじゃないからな。
386名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 05:57:00 ID:Iexacnmg
数時間に及んだセックスを終え、俺たち二人は互いに服を着込んで向かい合っていた。
やっぱりキュレイアのコスチュームはエロ過ぎる。コスを着させたままヤれたのは最高だった。
「約束通り殺さないでやる。どこへなりとも立ち去れ……」
名残惜しいが仕方がない。いつまでもってわけにはいかないし、
日も暮れてきたし……何よりさすがに可哀相になってきた、いやキュレイアじゃなくね。
「……この痛みと、この辱めは忘れないわ。
 どうしようもないくらい屈辱にまみれさせたあと、ズタズタにして殺してあげるから」
そういってキっとくやしそうに俺を睨みつける。
今にも手に持ったムチで俺を殺したそうな顔だ。まぁ一対一で装着変身も可能な今なら負ける気はしないが。
「俺もだ……人質をとるなんて汚い手を使う奴は許せない……
 今回は見逃してやるが…もし次に俺の前にあらわれた時はお前の胸にレーザーブレードを突き刺してやる」
豊かな乳房、パイズリしてもらい、散々揉み抜いたキュレイアの胸の谷間に、
光輝くブレードを刺しこむことを想像して自分で言っておきながら怖くなる。ああ、もどかしい。
生かさず殺さずってのは本当に難しい。ただ、寝返って欲しいってわけでもないんだよな。
こういう関係がいつまでも続いたらなんて思う、俺ってやっぱ完全に正義の味方失格だよなぁ……
そんな風に思いを巡らすのをやめて、ふとキュレイアをみると、彼女の美しい顔に翳が落ちていた。
すごく切なくて悲しいような表情をする。俺に殺されることを想像して怖くなっちゃったんだろうか。
あの、売り言葉に買い言葉みたいなもんで……絶対にしないからそんな顔しないで…なんて言えるはずもなく。
ただの一言も発することなくお互いを見つめあっていた……

どれくらい経ったのだろう。
先にキュレイアが動いた。何か仕方ないな、みたいな溜め息にも似た笑いの後で、
「次に会えるのを楽しみにしているわ。今日のことは絶対に忘れないから」
そういってマントを風にひるがえしながら去っていった。
復讐する機会が早く訪れることを楽しみにしているってことなのだろうな……何故かとても寂しい。
そして……嫌がる彼女を…途中からなんか嫌がってなかった気もするが犯した罪悪感が襲ってくる。
いやいやいや、薬を打ったのはキュレイアだから不可抗力で……
まぁ自分が犯されるなんて夢にも思わなかっただろうな。
いや、普通あの状況じゃあ恋人っぽいパートナーを無理やり犯して、
ハハハッ、いくら立派なことを言ってても所詮は性に貪欲なサルねって笑うってのがパターンだろうし……
387名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 06:00:21 ID:Iexacnmg
……さて、直視したくない帰りたくもない現実にもどろう。
磔にされたまま俺にもキュレイアにもセックスの間、完全に無視され続けたレイリンのフォローに。

恋人だと思っていた男が、自分ではなく敵対する女幹部を選び、数時間の間見向きもされない……と。
俺がもし彼女だったら、殺すね確実に。誰をって?
もちろん俺を……だと思いたい。キュレイアに矛先がむいちまうことだけは避けたい。
俺のとばっちりで女同士の血みどろの争いなんて絶対にみたくない。
キュレイアだけじゃなくレイリンにも絶対に死んで欲しくないからな。


とりあえず最初の言葉と行動は……
「本当にすみませんでした」そういって睨みつけることも飽きたのか冷たい眼で俺をみるレイリンに土下座する。


返ってきた彼女の第一声は「さいっっっっっっっっっっっっっっっってい」だった。
おっしゃるとおりです、はい。



                                                                   了
388名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 06:01:50 ID:Iexacnmg
ということで一応終了です。
二レスくらいの短編ギャグのつもりで書き始めたんですが、
結構長くなっちゃいました。よかったら感想お願いします。
389名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 06:02:53 ID:SQ3hMaUr
悪女好き正義の味方きたww超GJ!!!キュレイアえろ可愛いよ。
そしてレイリンwwwwwww
390名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 06:03:44 ID:VeC95v7B
GJ!
悪女好き独特のもどかしさを表現してくれてありがとう!
391名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 08:44:29 ID:SWhmuL3+
レイリンが寝返るフラグ
392名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 10:04:03 ID:9lmjGFCX
GJ!

キュレイアはアスミに襲われる事を前提とした作戦立ててまた出てくるとか、
今回避妊しなかったから孕んじゃったとかそんな続編希望。
393名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 10:17:10 ID:I8j5HXbo
GJ!
ツンデレな女幹部に萌え、ジェラシーに燃えてるパートナーにも萌えたw

何よりヒーローの性癖、マニアック過ぎるw
394名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 12:49:05 ID:uLi1WV30
洗脳されたパートナーに逆レイプされるというのはどうだろうか?
395名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 13:03:35 ID:VeC95v7B
>>354
おっぱい周辺をおっぱいと扱われないでボコボコに殴られてるのがいい。
最後は股間周辺を蹴られてるし。
しかしエロスにおいてこのヒエラヒエラに勝る怪人はそうはいないだろ。
ttp://www.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=28&SID=16

結局やられちゃうんだけどね・・・
396名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 14:43:02 ID:EQTzTDzI
>>368
あー、アーギルシャイアはここの人におススメだねー。エロボンテージでくすくす笑いで残酷で。
「こういうときの人間の恐怖心ってとってもイイの」ってセリフはゾクゾクしたw
他にも、女海賊ヒルダリアはツンデレ猫好きだし、青竜将軍カルラもやってる事は悪っぽいし、
死神皇帝になったザギヴもイイ。 ティアナ&アトレイアもなかなかにダークだ。
…でもファーロスの雌狐ことエリス様がイチオシかな。
「地獄こそが、私にもそなたにもふさわしかろう…」
そんな事言わないでー!という気持ちと一緒に逝くよ!という気持ちが沸く。

そしてツンデレ女幹部&ジェラシックパートナーにGJ。
ヒーローの歪んだ性癖に底知れぬ苛立ちを感じつつも、同じくらい彼に愛されたいと思う
パートナーはピラーヌ帝国側へ…とかの続きを是非。
397名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 15:48:08 ID:K+jjEH6Q
やっぱレイリンは、アスミの気を引くために寝返るんだろうか。
398名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 16:04:11 ID:VOELAbln
>>388
グッジョブ!(ボウケンレッド風に)

>>391>>394>>396>>397
キュレイアが味方に寝返ったら萎えて、
レイリンが悪に行った途端に息子が反応し
自嘲する主人公、ってのが浮かんでしまった。
399名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 17:09:54 ID:KiTCXVP0
>>398
でもこの主人公だと
「悪墜ちヒロインじゃだめなんだ!」とか言いそうだw
400名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 19:43:50 ID:I8j5HXbo
>>399
むしろ使命と煩悩を秤にかけた結果、主人公が「悪堕ち」するケースをなぜか思いついた俺w
401名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:19:20 ID:K+jjEH6Q
そうかッ!悪堕ちしちゃえば、悪女はより取り見取りだッ!!
402名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:34:26 ID:plM5rgAh
戦隊もの女幹部の上司になりたい。
ドクロベエみたいな感じにお仕置きしたい。
403名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:44:50 ID:Y3MXPxP6
うーん、どうだろ。
悪のお姉さん好きみたいだから陣営が違わないと駄目かもしれない。
404名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:56:34 ID:VDBMpbEs
405名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 10:00:01 ID:JUt9PDRm
黒百合に復讐するみたいなのも見たかったり
日頃のうっぷん晴らしということでブルーが・・・
406名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 14:54:27 ID:6V1atWw0
(;´Д`)復讐は復讐でも、淫らな復讐ですか?
407名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:08:28 ID:tGKGPEFI
キュレイアが誤って自分に媚薬を刺してしまう
という展開がみたい
408名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 00:19:37 ID:44pv2dSq
ホルスニュウの続きはどうなったんだ?
409名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 01:55:23 ID:ntMgsg6G
キュレイアを書いた人です。
感想、ご意見ありがとうございました。励みになります。
レイリンに妙に興味もっていただいたようで意外でした。
ひょっとしたら続編書くかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。


>>408
すみません、ホルスニュウの続きはお待ちください。オチに迷ってまして。
410名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 02:07:14 ID:BxtIxrBs
>>409
ネリア様といい、キュレイア様といい…
何でこんなにいい話を書けるのか小一時間問い詰めたいw

…ホルスニュウ続編、期待して待ってますよw
411名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 19:14:09 ID:44pv2dSq
おーキュレイアの続き見たいです
412名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:44:53 ID:51UXtqlF
そういえば悪の首領が失敗した部下におしおき
ってのがないな
413名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 02:00:26 ID:1CZGeWFy
>>412
傾向的に犯る側がヒーロー中心だったもんな
ヒーローもの以外は>312氏が民間人の話書いただけだし
>307氏のアンケートで1を回答した人、いなかった記憶が…
414名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 09:05:34 ID:1R0tfUiF
やっぱ悪女がヒィヒィ言うほうが萌えるしな。
415名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 11:20:37 ID:3TLhQbBg
そこで屠るスレで一時話題になった
「謎の怪光線」の出番です。

「お仕置きネタ」だとなんか生ぬるくなりそうと思ったあなた…、
「謎の」ですよ。
どんな効果が現れるかは使ってみなきゃわかんない。
コレで惚れ悪女のお仕置きもバッチリですよ。

(惚れ悪女…悪の首領に惚れているため頑張る悪女。
代表例:アルシオーネ/レイアース)
416名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:19:06 ID:51UXtqlF
おしおきネタ
コミックウ゛ァルキリー 2号の
タロットメイデンきさら
というマンガでディアナという女幹部が
任務失敗でおしおきされてた
417名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:55:23 ID:kYW8Z+SZ
俺本屋でバイトしてるけどあれほど一般漫画誌コーナーに置くのを躊躇する雑誌はないな…
418名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 05:24:46 ID:v+0MAsDA
ド古いえろマンガで恐縮だが、ねりわさびの「新造人間ストラグルバニー」に出てくる
バルグロックさんが好き。 褐色肌ー。 ねこ耳ー。 ほっぺキズー。

…やっぱり褐色肌ってえっちぃと思うんだ。
レイアースで言うとカルディナとかタトラ&タータとか。
419名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 08:16:01 ID:jRDMq/m4
ランブルローズのアナスタシア
とか
420名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 12:01:27 ID:Fm8xHlDt
最近榊夫妻見ないな。
421名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 10:23:46 ID:ZhX2v+zr
特撮ヒロインのエロ画像
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1135957997/l50

>>537にシェリンダ(ギンガマン)のエロ絵が投下されてた。
422名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 18:06:51 ID:lw6J1Wvd
サンクス
423名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 18:58:26 ID:T733srKV
そういや昔、仮面ライダークウガの
一条さんとバラのタトゥーの女の関係に萌え狂ってた時があったな。
424名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:11:55 ID:xc1f6ZRy
ttp://www.ume.gr.jp/game/shibarukan/
悪の女怪人をエロくおしおきするゲーム
425名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:11:47 ID:CLJ9ctwV
エロくお仕置きしたあとに、愛が芽生えるようなのってないかな?
いや、都合良すぎるってのは承知してるんだが・・・
426名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:30:57 ID:RcEwxXGG
好きだ。萌える。>>425、書こう。
427名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:31:35 ID:xc1f6ZRy
>>425
最近のだと外道勇者
428223:2007/01/14(日) 03:05:56 ID:WsimBnZi
最近、ネタ思いつかないorz

とりあえず小ネタ投下」

近所のスーパーから自宅へと帰る道。
何でも仕事の都合で黒百合こと俺の嫁の帰宅が遅くなるらしく、朝に手渡されたメモを元に買い物に来たわけだ。
娘の粉ミルクと紙おむつ、それに食材が数点。
鱈の切り身と白菜、豆腐にポン酢がメモに記されていたから今日の晩飯は鱈ちりだろうか…。
一人暮らしだった時の倍以上の荷物を抱えている訳だが、妙に幸福という物を感じてしまう。

…ただ、幸福に浸れる時間は短かった。
目の前に複数の戦闘員と怪人の姿。そして携帯電話が奏でる本部からの着信音。
まったく面倒だな。
携帯への連絡に応答する暇もなく連中が俺に殺到してくる。
戦闘員達の一撃目、二撃目をかわして反撃しようと思ったところでふと思い出す。
…そういえば俺の両手、塞がってる!これじゃ変身できないじゃん!!
ヒーローとしての使命と一家の長としての幸せを秤にかけ、葛藤しつつ生身のまま蹴りのみで迎撃を試みる。
水の入った杯を持ったまま修行するカンフー映画の光景を脳裏によぎらせつつ、使命と幸せを両立させる結論を導き出す。
俺に連絡が入ったって事は、本部もこの状況を把握している。ならばレッドとピンクが到着するまで荷物を守りつつ、回避に専念すればいい。
敵戦闘員は20人程で、敵怪人は静観するつもりのようだ。おそらく味方の応援は10分後くらいだろう。…不可能ではないな。

・・・・・・・・・・・・・・・

…8分ほど経った頃、恐れていた最悪の事態を迎えた。
ついに戦闘員の一人のナイフが買い物袋を切り裂いてしまった。
しかもそっちは食品…つまり鱈とか豆腐とかデリケートなヤツが入ってた袋だった。
…ふふふ。この喪失感は初恋の女の子に告白して振られた時以来だな。
空になった心は次第にある感情で埋め尽くされていく。…つまり怒り。
また、感情とともに自分の理性というヤツが飛んでいくのも感じた。
「お前ら。…後悔するなよ?」

・・・・・・・・・・・・・・・

…そもそもレッドとピンクが間に合うなんて期待してた俺がバカだった。
一昨年のクリスマスと去年の今頃、何があったか思い出せばすぐに判る事なのに。
同僚達が合流してきたのは戦闘員をもれなく張り倒した後、怪人も論破。撤退しようとしている連中をとっ捕まえて正座させ、説教を5分…戦闘開始から20分くらい経った頃だった。
429223:2007/01/14(日) 03:11:04 ID:WsimBnZi
・・・・・・・・・・・・・・・

「…それで、娘の分は死守したものの。」
「俺達の分は…。スマン。」
お腹一杯で幸せそうに寝ている娘と対照的に、珍しく残念そうな表情を顕わにしている嫁。
怪人が論破された事に対してなのか、旬の鱈ちりが食べられなかった事に対してなのか判断できないが…。
「まぁ仕方ない。…折角だから外で食べに行かないかい?」
「…そうだな。」
「そういえば、君と外で食事なんて多分初めてだね。」
…そうだろうな。初対面で逆レイプで、二度目の邂逅で入籍だったし。
「…これが初デートか。」
「ただし娘を置いていくんだから長時間は無理だね。ラブホテルなどもっての外だよ。」
…ダブルサイズのベッドが家にあるんだから帰ってからで問題ないぞ。ってか寝室にいつミラーボールをつけてたんだ?
…あとうちの風呂、いつの間にジャグジーになってたんだ?
430名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 09:33:04 ID:R8BcM9bk
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 デート編!デート編!
 ⊂彡
431名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:06:46 ID:9Gn9eOiE
>>223
ほんわかですねぇ。
読んでると何故かコスモス荘を思い出します。
馴れ合い正義×悪バトルだからかな?


私もちょっと時間が今しかとれないので、
女戦闘員×少年ものを投下させてもらいます。
432怒龍戦記リュウナ外伝:2007/01/14(日) 10:08:55 ID:9Gn9eOiE
0.
女性完全優位による世界の支配を目的とした、
女だけで構成された多国籍テロリスト集団、LOD―レディース・オブ・ダークネス―。
その強大な悪の組織からぼくを助けてくれたのが怒龍聖拳の使い手リュウナだ。
しかし、唯一の肉親であった祖父の命は奪われてしまった……
孤児となったぼくは、リュウナの師匠に引き取られることになった。


そして瞬く間に数ヶ月が経った。ぼくはLODへの復讐を胸に秘め、きびしい修行に耐える毎日だ。
師匠の教えがよかったのか、はたまた才能があったのか、ぼくは次々と技をマスターしていった。
もう、LODの女戦闘員なんて簡単に倒せると天狗になっていた。そう慢心していたのだ。


ある日、巷を騒がせていた美少年連続誘拐事件の陰にLODの暗躍を嗅ぎ取ったリュウナは、
少年たちが誘拐されているアジトを探索の末に発見し、救出の為いつものように一人で突入した。
ぼくは誘拐された少年たちに自分の境遇を重ねてしまっていた。
なぜなら、ぼくもLODに人質として誘拐された挙句、祖父を失ってしまったからだ。
あの時はリュウナに助けられた。だから今度はぼくが少年たちを助ける番だと思った。
そんな拙い使命感を胸に、ぼくはリュウナの後をついていった。
もちろん彼女が反対するのはわかっていたので、リュウナには秘密で……

そして――ぼくはある美しいLODの戦闘隊長と出会う……
巡り合わせだったのだろう、それがぼくがただ一人『お姉さん』と呼んだ、忘れたくても忘れられない女性との出会いだった――
433名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:13:06 ID:9Gn9eOiE
1.
長い通路に扉がいくつも並んでいる。
まだリュウナはLODの戦闘員に発見されていないのか、警報もならないし静かなものである。
ぼくもこの数ヶ月で習った気配を消し物音を立てずに歩く独特の歩法で、誰にも見つからずに潜入に成功した。
ここに来るまで二人の女戦闘員をみたが、僕には全く気づかないようだった。
しかし……相変わらず肌のほとんどを露出させたビキニのような戦闘服がぼくをドキドキさせる。
母を幼い時に亡くし、大人の女の人をまったく知らずに育ったのが原因なのか、
前にLODの戦闘員に攫われた時、いや正確にはリュウナの眼の前でLODの胸の大きな戦闘員に人質にとられた時から、
ぼくはすごく女性の身体を意識するようになってしまった。誰でもってわけじゃない。
同級生の女の子には今まで通りだったし、リュウナに対しては……うん、好きっていう感情はあったけど、
その鍛えられたスレンダーな肉体をみても、このモヤモヤとした想いを持つことはなかった――
――ダメだ、ダメだ。こんな変な感じになっちゃったら、
いざ戦闘員と戦うことになっても全力を出し切れない。
師匠も言ってたじゃないか、静かで波のない心ですべてに向き合えって。
落ち着かなきゃ……ぼくは必死で呼吸を整えた。


そしてもう一度、今置かれた状況を確認してみる。通路の扉はどれも電子施錠がかかっていて開かない。
でもこの扉の先に少年たちが閉じ込められているかもしれない、もしかしたら戦闘員の部屋ってことも考えられるけど……
扉横に備え付けの電卓のようなものがあり、その画面には〔CLOSE〕と表示されている。
英語も習っていない年齢だったが、祖父に教えられていたのでこれが『閉じる』を意味することがわかった。
どうやら正確に番号を打ち込まないとどちらにしても開けられないっぽい。

無理かと思いながら十くらいある扉をすべて確かめていくと、一つだけ表示が〔OPEN〕になっている扉があった。
開いているってことだろう、罠じゃないと思うけど少年たちが捕まっているのに扉を開けっ放しにしてるなんて考えにくい。
いるとすれば戦闘員だろう……うん、けどそんなに一つ一つの部屋が大きいってわけじゃないし……いるとしても一人だ。
ぼくは決心した、戦闘員を倒して誘拐された少年たちがいる場所を聞き出そうと。
434名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:16:07 ID:9Gn9eOiE
僕はいつでも飛びかかれるような姿勢のまま、扉についているボタンを押した。
シューッと空気が抜けるような音とともに横にスライドして開かれる。
……中は薄暗かった。まず目に飛び込んできたのはちょっと大きめのベッドで、
次に鏡の前にいっぱい化粧品が並んだ棚、化粧台っていうんだっけ。
あとは大画面のテレビと雑誌が何冊か置かれた小さな机が一つ……すぐに戦闘員の部屋だってことがわかった。
ベッドが一つしかないし個室なんだろうってことも。
そして化粧の匂いというか、大人の女の人の匂いっていうのか……花のようないい香りが部屋に充満している。
けど、肝心な部屋の主がいなかった……不用心、といってもアジト内だからそうでもないのか。
残念な気持ちと、誰もいなくてよかったという安堵の気持ちが僕を支配する。
その時、部屋の左奥にぼんやりと明かりがついていて、シャーッって音が聞こえてくるのに気づいた……
すぐにシャワーの音だってのがわかった。
そしてあらためてベッドを視ると、ベッドの上にあの水着のような戦闘服が脱ぎ捨てられていた……
それも黒じゃなくて光沢のある赤色を基調としたものだ……確か戦闘隊長用のもの。
いや、そんなことよりも何よりも、これらが指し示す事実は戦闘員が裸(当たり前だ)でシャワーを浴びてるっていう事実だ。
ぼくが顔が赤くなっていくのがわかる……何を興奮してるんだ。
LODの、人を殺すのを何とも思っていない戦闘員だぞ。それもじいちゃんを殺した奴の仲間だ。
そうだ、チャンスじゃないか。相手は無防備だ。少年たちを助けるためにもやるしかない。
無理矢理自分を納得させて、具体的にどうすべきかを考える。
出てきた瞬間を狙うべきか、一気に浴室に入って戦闘員を取り押さえるべきか……
モヤモヤッと湯気のなかシャワーを浴びている裸のお姉さんを想像してしまい、慌てて首をふる。
こんな調子じゃ話しにならない。頭を自分の拳で軽く数回小突いてなんとか落ち着きをとりもどす。

よしっ、まず現時点でやれることだけやろう。そう思ってまず扉を閉めてロックをかける。
これで、いきなり逃げ出されることはない。まぁ僕もヤバくなっても逃げ出せないってわけだけど。
次にやるのは通信関係を使えないようにすることだった。詰めを間違って連絡されたりしたら元も子もない。
ぼくは見つけられる限り、そういった関係とおぼしきものをOFFにしたり破壊したりした。
ただ、変な音をさせて気づかれるのが嫌なのでほとんどは電源を切ったりしただけだ。
そしてパッと見ただけでは壊されているのか、わからないよう巧妙にしておいた。
最初から通信が無理だと判断されたら、逃げることに専念される危険性があるからだ。
もしかしたら、気が動転して何度も通信しようとして隙ができたり、なんて可能性もあるしね。
うん、ぼくは落ち着いている。あとは全力で戦闘員を戦闘不能にさせるだけだ。
435名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:20:51 ID:9Gn9eOiE
ぼくは作業が終わる頃には、浴室にいきなり侵入して襲いかかることに決めていた。
シャワーを浴びている時の方が出てくる時よりも油断しているかなって思ったからだ。
うん、いける。卑怯かもしれないけど、これは試合じゃなくて殺し合いなんだと何度も自分にいいきかす。
部屋に入って手前側の左奥に厚地のカーテンがあって、その先が脱衣所、
そしてそこから右に部屋の奥にむかうように縦にのびているのが浴室みたいで、そこから光が洩れている。
脱衣所まで入ってしまうと半透明なドアから僕のシルエットが映ってしまう。
だから、カーテンの隙間から右斜めに中を覗いた。
シャワーを浴びる女の姿が浮かび上がった。もちろん裸だった。黒髪だってこともわかった。
そして、あらためて裸の女性に襲いかかろうとしている自分を認識して……動揺してしまった。

あいつはLOD、憎いじいちゃんの仇、あいつはLOD、憎いじいちゃんの仇……
呪文のように心の中で唱えて、戦意を高めたあとついに実行に移そうと覚悟を決める。
ドアは押して開くタイプ。左手で開けて、右の拳を戦闘員に叩き込む。
引くタイプのドアではなくてよかった。それだと絶対にワンテンポ遅れてしまうから。
LODの戦闘員は生身の肉体を鍛え上げ、何かしらの武術、戦闘術に精通した集団である。油断は絶対にできない。


スゥゥハァァッ息を整えて、一気に扉を開けた。
右手は女に拳を突きいれようと腰の少し前に構えている、
その右手首が待っていましたとばかり強く握られたかと思うと一気に引かれた……

眼に飛び込んできたのはニヤッと微笑むすっごく綺麗なお姉さんの顔。
僕はあっという間にバランスを崩され、半回転したかと思うと、水で濡れた床に面白いようにあおむけに倒れた……
436名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:23:33 ID:9Gn9eOiE
2.
ぼくのお腹が、お姉さんの右足に強く踏み込まれた。
「ガハァッ」眼を白黒させながら、一瞬にして呼吸困難に陥る。そんなぼくの身体を床がシャワーが濡らしていく。
「フン、気配はもっと殺すべきだよ……何者か知らないけど、
 シャワー浴びてる女を襲おうってんだから……覚悟はできてるんだろうねぇっ」
低いけれども色気のある声が畳み掛けるようにぼくにむかって勢いよく飛び込んできた。

ああっ馬鹿だなぁ、こんなところでただの一人も倒せずにぼくは死んじゃうのか。
リュウナ、怒るだろうな。ぼくのこと探しまわったりしないよね。迷惑だけはかけたくないよ……
ぼくは倒されてすぐにあきらめていた。こんな絶望的な状況から逆転できるなんて思ってなかったし。
たった数ヶ月の修行でどれだけ自分が天狗になってたかを思い知らされていた。代償は命だけど……


ドアを開け放たれ湯気が外に流れていったことで、
僕を一瞬にして地に臥せさせた、女戦闘員の顔をしっかりと拝むことができた。
腰まであるウェーブのかかった綺麗で豊かな黒髪を水に濡らした女性は
化粧もしていないのに赤くて色っぽい口唇が印象的な、目鼻立ちのはっきりした二十代半ばくらいのお姉さんだった。
その肉体はムッチリと肉付きはいいが、それを一切弛ませることなく鍛え上げられており、すごく綺麗だ。
何よりもぼくの視線が釘付けになったのは、そんな肉体には不似合いなほどにデカいお乳である。
本当にすごかった、ぼくを前に人質にとったお姉さんもかなり胸が大きかったけれど、それをはるかに上回るおっぱい。
今までみた胸の中でもダントツだ。ほとんど膨らみのないリュウナのとは、はっきり言って比べられないくらいだった。
デッカイおっぱいって垂れるんだぜ、なんて前に学校の友達が言ってたけどそれは嘘だ。
眼の前の胸は垂れていないし、すっごく形がいいお椀型だ。
そして下腹部には薄くきれいな恥毛。じいちゃんのモジャモジャとした白髪まじりの陰毛とは全然違う。
もちろん、男みたいにチンチンはついていないし……毛の奥にはうっすらと縦のスジがみえた……

このお姉さんにぼくは殺されるんだ……あんまり痛くしないで欲しいな、なんて思ったけど。
相手はLOD、散々に痛めつけて殺されちゃうんだろう……そんなことを考えながらジっと彼女を見つめていた。
437名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:26:47 ID:9Gn9eOiE
湯煙が邪魔してたのは決してぼくの視界だけじゃなく、お姉さんも同じだったみたいで、
彼女にもやっとぼくがどんな姿なのかわかったみたいだった。
「えっ……子ども?」
お姉さんが驚いたようにマジマジとぼくをみている……仁王立ちしているお姉さんに何故かドギマギする。
「ああっ、ひょっとしたら、いやひょっとしなくても……そうよねぇ」
そういうなり、お姉さんはぼくのお腹から足をどけると、しゃがんでぼくを抱き起こした。
お姉さんのとんでもなく大きな胸と美人な顔が間近に迫って、ぼくは眼をパチパチさせる。
チンチンがだんだんと固くなっていくのがわかった。
「あの……」
「ごめんね、大丈夫。まさか少年がこんなに早く来るなんて思わなかったから先にシャワー浴びてたのよ。
 えっと、けどまだ予定の一時間前よね。ランネの奴、ちゃんと時間通りに連れてきなさいよねっ」
何かをお姉さんが勘違いしているのがわかった。けれど、これはチャンスだ。
下手なことはいわずにできるだけ流れにのろう。
「えっと、痛かったし……びっくりしたけど……大丈夫です」
「そう、それならいいけど。本当にごめんね。てっきり侵入者だと勘違いしちゃった。
 なんか殺気みたいなの感じたんけど、お姉さんの勘違いだったみたい」
それは事実だし。さすが……シャワーを浴びながらも油断しないなんてLODの戦闘隊長はすごいと思ったけど、
決して口にはしない。ただ、まだ状況がイマイチわからない。
「あの、ぼくもごめんなさい。部屋につくと誰もいなくて、
 浴室に誰かいると思って、勝手にドア開けちゃって……」
とりあえず、謝りながら、自分の状況を適当に説明してみた。
「まぁ、レディがお風呂入ってるのにノックもなしにドアを開けるなんて紳士失格だけどね。
 どうも、こっちの連絡ミスみたいだし、それに……」
そういって、お姉さんはぼくの顔をマジマジとみつめる。全身から冷たい汗が噴き出す……
決定的な何かがぼくの表情に出てしまっていたのだろうか……どうしよう。
そんなぼくの動揺をよそに、彼女はぼくを抱きしめていた。
張りも弾力もあるすごく柔らかくていい匂いのする爆乳にぼくの顔が埋まる。
めちゃくちゃ気持ちいい。前に頭を女戦闘員の胸に戦闘服ごしに押し付けられたことがあったが、あの時以上だ。
「坊やってめちゃくちゃ可愛いのに、なんか凛々しい顔ですっごく気に入っちゃったから許してあげる
 ランネも私の好みちゃんとわかるようになったみたいねぇ。こんなよさそうな子選ぶなんてっ」
言いおわると、やっと抱擁から解放される。少し呼吸が苦しくなった。


ぼくはだんだんと状況を掴みはじめていた。美少年が数十人も誘拐されたが身代金の要求はない。
少年たちをLODはどうするのかとリュウナも気に病んでいたが、女戦闘員のおもちゃにするためではないか。
そしてランネという女戦闘員が眼の前のお姉さんのために少年を選んで連れてくる予定で、それが今から一時間後、
その少年と侵入してきたぼくを勘違いしているのだろう。好都合だけど……
どんな風におもちゃにされるんだろう。すごく苦しかったり痛かったりするんだろうか……ぼくはブルッと震えた。
「寒いかしら?そうね服着たまま濡れちゃったもんねぇ」
お姉さんはぼくの震えに気づいたようだ。冷えたからじゃ決してないのだけれど。
しかし、お姉さんがぼくを踏みつけたときの怖さがまったくなくなっていた。
優しそうな声でぼくに一つの提案をしてくる。もちろん、この状況で断れるはずもないが、それは驚くべきものだった。
「フフッそうだ、わたしと一緒にお風呂入ろっか」
438名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:31:01 ID:9Gn9eOiE
3.
ぼくは中国の衣装を日本風にアレンジしたような服を脱衣所に脱ぎ捨てた。
まだ、ぼくのチンチンは勃起したままだ。いやらしいことを想像したりすると勃つのはわかっていた。
このまま入ると勃起したアソコをお姉さんにみられてしまう。
それはいやらしいことをお姉さんをみて考えてしまったってことで……そのことを知られるのはすごく恥ずかしかった。
……それより何より、このチャンスに逃げ出すべきじゃないのかと思う。
今なら倒せなくてもこの場から脱出することはできるだろう……逃げなきゃ拷問みたいなことされるに違いない。
しかし……お風呂を一緒に入るってのはどういうことなのか。溺れさせるって感じでもないし……
実をいえば、お姉さんのあのいい匂いのする、すごく柔らかい胸を触ってみたいなんていう気持ちもある。
相手は世界支配をたくらむLODだとわかっているし、誘拐してきた少年をおもちゃにする悪い奴ってのもわかっていたけど、
お姉さんの大人の肉体と色香はものすごく魅力的で……。
「坊や、何モタモタしてるの、はやく入ってきなさいよ」
そして、あの優しそうな声。これも母が幼いときに亡くなったからなのか、
ぼくにはすごくお姉さんやお母さんみたいな年齢の人のぬくもりが恋しくなるときがあるのだ。
もう、どうにでもなれっ。そんな気持ちでぼくはドアを開いて浴室に飛び込んだ。
439名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:34:04 ID:9Gn9eOiE
浴室は冷静にみるとすごく奥行きのある造りで、奥に二人くらいは楽に入ることのできる浴槽があり、
手前のシャワーを浴びる部分も、大人がゆっくり寝そべることのできるような広さがあった。
お姉さんは身体が冷えるのを嫌ったのか、一人で浴槽に入っていた。
とんでもない大きさのおっぱいの前で腕を組み乳首を隠している。
浴槽の縁に、その重そうな両乳房をのせてもたれかかっていたのだ。
「さぁ、約束どおり、一緒にお風呂入りましょ。……ンフフッで、ナニを隠しているのかしら」
ぼくは勃った性器をみられるのが嫌で、手で隠しながら入ってきたのだ。
「坊や、お風呂に入る前にその手をどけて隠しているのをみせてちょうだい」
「えっと、その……」ためらっているとお姉さんの顔が少しこわばった。
「言う事聞かない子は嫌いよ……さぁ早くっ」
少し迷ったけど、ここで下手な波風をたたせるわけにはいかない。
ぼくはそろりと痛いくらいにお臍にむかって反りかえるチンチンをさらけだした。
「ふぅん、皮かむりだけど、年齢にしちゃ結構大きいわね。うん、合格よ。
 それで……なんで坊やのオチンチンは勃起しちゃってるのかしら」
ぼくはこの時、絶対に顔は真っ赤だったろう……
「あの……」
「なぁに……ちゃんと答えて……」
正直にいうことにした。ここで逆らっても意味がない。
「お、お姉さんの裸が……そのだからお姉さんが……きれいだからです……」
彼女はニンマリとすごく満足したような妖しげな笑みを浮かべる。


「坊や、反応が初々しくて本当にタマらないわ……ちなみにわたしで何人目なのかしら……」
「えっ……と」
ぼくは反応に困る。何人目……どういうことだろう。返答できないのはまずいかもしれない
「だから、わたしで女の相手をするのは何人目かってこと。まさか初めてってわけじゃないでしょ」
これはどう答えるのが正解なのか。つまり何度LODの戦闘員におもちゃにされたかってことなのだろう。
しかし、どうこれまでおもちゃにされたかともし聞かれたら、答えられないことに気づく。
下手な嘘をつくよりも正直にいうことにした。
「あの、その……お姉さんが…はじめて……です」
その答えを聞いて彼女は眼をパチクリとさせた。
「本当に、わたしが最初なの……嘘じゃないわよね?」疑っているのか聞き返してくる。
「信じてください本当です。だから…何をすればいいのかよくわかりませんが……優しくお願いします」
お姉さんはぼくをみてジッとみて動かない……受け答えに失敗したかなと思う。二人目くらいがよかったのだろうか。
「ウフフッ、アハハハハッ坊や最高よ。今のところ百点満点。
 初モノなんて……上の連中にとっくに味見されてると思ったのに……ランネには何か御礼しなきゃねぇ」
正解だったのかな。すごく喜んでくれている、あとはこれから何をされるかだ。
もし、とんでもないことだったら必死で抵抗しよう。油断しきったお姉さんなら倒せるかもしれない。
そんな風に決意をあらたにしていた瞬間、突然立ち上がったお姉さんに抱きかかえられて、
そのままザブンッと大きな水飛沫をあげながら浴槽に放り込まれた……
440名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:40:13 ID:9Gn9eOiE
……ぼくは今、お姉さんの大きく柔らかいおっぱいを枕に後頭部をその深すぎる谷間に沈めている、
そしてお腹を彼女の両手に抱かれるようにして湯船に浸かっている。
チンチンは、はちきれそうなほどカチンコチンだ。後ろにいるお姉さんの表情はわからないが、
すごく優しそうな声が耳元で囁かれているので怒ってはいないし、ぼくの正体にも全く気づいていないようだった。
「坊やの身体って触ってみるとすごく鍛えられているのね。
 それに手には拳ダコができてるし……何か格闘技でもやっているのかしら」
彼女の両手がぼくのお腹で組まれるまでは、身体中をまさぐられていたのだ。
お姉さんに身体中を触られるのは決して気持ち悪いことはなく、くすぐったかったけれどすごく興奮した。
「えっと、そ、そう空手を習っていて……」
LODの天敵であるリュウナが伝承する怒龍聖拳を習っているなんて口が割けてもいえない。
もし、このシチュエーションでいったら、すぐにでも首を絞められて殺されるだろう。
「ふぅん……そう、ちょっと空手の身体つきって感じじゃないんだけど、まぁいいわ。色々流派もあるだろうしね」
危ない、お姉さんが何の武術の使い手かはわからないけれど……少し嘘を見破られたみたいだ。


「なぁに、ちょっとぉ、坊やが何を習っていてもいいのよ。そんなにビクつかないでいいから。
 おとなしくしていたら、優しく気持ちよくしてあげるし……
 ああっ、ただし先に言っておくけど、坊やがどこから攫われて来たのか、その時どんなことが起こったのかも知らないけれど、
 同情はしないし、ぼくを家に帰してくださいみたいな感じでわたしの機嫌を損ねることだけはいわないでちょうだいね。
 もし、そんなグズるようだったら、わたし坊やに何しちゃうかわからないから……」
あからさまな脅迫……やっぱりどんな優しそうでもお姉さんは誘拐も殺人も何とも思わないLODの戦闘員なのだ。
怒りとくやしさがこみあげてくるのがわかる。そう、絶対にこんな自分勝手な理屈を許しちゃいけない。
「すごく、身体がこわばっているいるけど……弱音は吐かないし泣き言も言わないのね。
 本当に最高よ。お姉さん、ますます気に入っちゃった。誰のお手つきでもないらしいし、
 これからもいい子にしてたら、わたし専用で飼ってあげてもいいわよ」
人をペットみたいに飼うって……絶対に彼女たちに少年を好き勝手にさせたらダメだ。
怒りで身体が震えるのを抑えられなかった。
お姉さんに対しての性的な興奮もだんだん冷めてきていた。勃起もおさまってきている。

「まぁ、そんなつまらない話はこれまでにして、色々楽しむ前に最後の質問よ。
 坊やは何て名前なの。坊やは坊やなんだけど、名前を知ってるのと知らないのじゃ何故か興奮の度合いが違うのよねぇ」
彼女はそんなぼくの心の揺らぎもお構いなしに問いかけてくる。
ぼくの名前がLODに知られているとは思わなかったが、何せ一度は誘拐され人質になった身だ。
やはり偽名を名乗っておいた方が安全だろう。
「ぼくの名前は……マサキです」
「ふぅん、マサキ君かぁ、可愛いっていうよりカッコいい名前ね。
 じゃあマサキ君、お礼にお姉さんの名前も教えたげる……エリナよ。
 だけど、わたしのことはお姉さんって呼んでね。そう呼ばれるのが好きなの。
 わたしもマサキ君じゃなくて坊やって呼ぶから、あ、けどたまにはエリナって呼んでくれてもいいわよ」
変なこだわりをみせるお姉さん―エリナだったが、どうでもよかった。
とにかく、ここから抜け出すことを考えなくちゃ……
いやらしい肉体の魅力よりも怒りが勝ったぼくは、すごく冷静になっていたのだ。
けれど……そんな状態は一分と続かなかった。
441名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:42:46 ID:9Gn9eOiE
「さぁっ自己紹介も終わったことだし、愉しみましょ。お姉さんの身体、忘れられないようにしてあげる」
そういってぼくのお腹にあった手が、萎え始めた性器をつまんだ。
「ヒァッ」
思わず声が洩れてしまう。
「な、なにっ……」
チンチンの皮をゆっくりとめくりあげて、先っぽが外に出たあたりでもどす。
ぬるま湯の中で、お姉さんの細くて長い指がその行為をひたすら緩急をつけて繰り返す。
性器をいじると気持ちよくなることに気づいていたけれど、
自分でやるよりもお姉さんに触られる方がはるかに気持ちが良かった。
萎えていたチンチンが再び勃ちはじめる。
「フフッ、オチンチンいじられて気持ちいいでしょ……」
「ハヒャァッ」
気持ちよすぎて上手く言葉にできない。そんなぼくの状態を察してかエリナはなおも激しく性器をこする。
そしてお姉さんのもう一つの手が、ぼくが挟まっていた大きな乳房にのびたかと思うと、
外側から内側にむかって、ゆっくりと何度もリズムよく揉みあげるように押し込む。
ゴムボールなんかもよりもはるかに気持ちいいフニュリフニュリとした弾力がぼくの頭部を刺激する。
「お、お姉さん……何なの……これ……」
「ハァッンンッ……男とね女はね。身体を使って相手をすごく気持ちよくさせてあげられるの……
 何も、恥ずかしいことじゃないのよ。フフッ坊やにはちょっと早くて、刺激が強すぎるかもしれないけれどね」
「イヒィィッ」ぼくはさっきからすごく情けない声を出している。
さっきの怒りとかはどこかに飛んでいって、気持ちよさで身体が溶けそうだ。
「坊やもわたしを気持ちよくさせてちょうだい」
そういって胸を揉んでいた手でぼくの手を握ると、お姉さんの股間に持っていく。
「ねぇ、触ってみて毛のなかに穴があるでしょ……そこあたりをいじってみて」
ぼくは言われるがままに指でそのあたりを押してみる。
プニプニとした感触があり、くぼんだ部分があったので中指の先を少し入れてみた。
「フゥゥンッ」
ぼくの声じゃない、耳元でお姉さんが切なそうな声をあげたのだ。
442名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:45:29 ID:9Gn9eOiE
「えっ……」
ぼくは驚いて指を動かすのをやめた。
「いいのよ、やめないで。これは気持ちいいから出す声なの。
 坊やの指がわたしの大切な部分をいじったから思わず出ちゃったのよ。
 さぁ怖がらないで。もっといじってちょうだい」
性器っていうのは男だけじゃなく、女の人も気持ちのいい部分らしい。
ぼくはいわれるがままに、お姉さんの穴とその周辺をこすったり押したりする。
「ハァァンッ、イイッ、上手いわ、坊やそうよ、もっと指の動きを早めて、そうっそうフゥゥゥンンッ」
エリナの声を聞くだけでぼくは自分のさっきからいじられているチンチンが余計におかしな感じになっているのがわかる。
「ああっ、お姉さん、ごめんなさい。なんかオシッコでちゃいそうなんです。お姉さんっっ」
尿意とはちょっと違う気もしたが、勃起した性器がムズ痒く、どんどん気持ちよくなり何かが出そうなのだ。
「ハァァッ本当に、ヒゥンッ、射精もはじめてなんだ……坊や、それはオシッコじゃないから我慢しなくていいの。
 けど……最初がお湯の中ってのもアレだから……坊や、立ちなさい」
ぼくはいわれるがままに立つ。お姉さんも一緒に立った。
ヒンヤリとした外気に触れて少しチンチンは落ち着きをとりもどしたけれど、
なおもお姉さんがシュッシュッとぼくのちんちんに刺激をくわえていく。
お姉さんには悪いけど、何故かニュルニュルしはじめていた彼女の大事な部分をいじることができなかった。
ただただ、全身でジッとチンチンの先から何かが出てしまいそうなのを耐える。
けれど……ダメだ。すべての快感がチンチンに集まってきて……もう少しで爆発しちゃいそうだ。
「お、お姉さん、なんか出ちゃう出ちゃうよ……」
「だから、我慢しなくていいの。オシッコじゃないんだから……さぁ早く出しなさいっ!」
お姉さんの柔らかいHな肉体に押さえつけられていたぼくの身体が、ビクッって跳ねたかと思うと、
今まで体験したことのない強烈な快感が性器にほとばしり、
チンチンの先から何回かにわけて白い液が勢いよく飛び出した。
443名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:48:31 ID:9Gn9eOiE
数秒後、さっきまでの表現できないくらいの興奮と快感が急激に身体から消えていく。
あれだけ固く勃起していたチンチンもフニャッと柔らかく萎えていく。
「精通はしてたみたいね。しかし結構、飛んだわねぇ……フフッ、はじめては気持ちよかった?」
白濁の液が湯船に落ちたのがほとんどであったが、中には壁まで到達したものあった。
「すっごく、タマらない……何なのこれ……」
僕は振り返ってエリナに聞く。彼女は必死のぼくとは対照的に微笑みを浮かべていう。
「射精っていってね。オシッコじゃなくて精子ってのを出すの、
 これを女のある部分に出すとね。赤ちゃんができちゃうこともあるのよ」
赤ちゃん……男と女が抱き合って何かをすれば赤ちゃんがつくられるってのは知っていたけど……
この僕のチンチンから出た液が女の人のどこかに入れば妊娠しちゃうってことなんだろうか。
なんか、大切なモノを無駄にした気がして罪悪感がわきあがる。
それも、悪いお姉さんにいじられて出したってのが余計に僕を苛ませる。
そんなぼくの葛藤を知ってか知らずかお姉さんは諭すように語りかけた。
「ねぇ……これはね悪いことじゃないの。
 精子は一度出したら……ゆっくり休んだり何日もしないと今みたいにいっぱい出ることはないけど、
 何度も出せるものだし。それに射精するたびにこんな快感が味わえるのよ。実をいえば、一人でもできるんだけど、
 男と女二人で協力してやれば、一人でやるときの何倍も気持ちよくなれるものなの……」
赤ちゃんは愛しあった二人の間にできるものだって思っていた。
これじゃあ、好きでも嫌いでも、赤ちゃんはできちゃうし、気持ちいいことができてしまう。
お姉さんは美人だし優しい仮面を被っているけれどLODである。いっぱい人を殺している悪人だ――


――もう、頭がいっぱいいっぱいで、どうしたらいいのかわからなくなってきていた。
前にリュウナに助けられた時は、こんな風に色々な感情が混ぜこぜになって耐え切れなくて意識を失ってしまった。
けど、今回は意識は絶対に手放しちゃいけない。誰もぼくを助けてくれない。
自分でなんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ、気持ちばかりが焦っている。
落ち着かないといけない。このままじゃエリナの言うがままだ……
僕は頭がオーバーヒート気味でボゥッとしていたのだろう。
「もうっ、イケないことをしてる悦びで狂っちゃいそう……」
お姉さんはそんな独り言をつぶやいたあと、妖しく微笑む。
「坊やは全部はじめてなんだから。ゆっくりと考えればいいわ、まだまだ先は長いしね……
 フフフッお姉さんみたいな綺麗で優しい人に筆おろししてもらえるなんてすっごく幸せなことなのよ」
「あ……え…うんっ」
なかなか言葉が浮かばない。今の僕は何ができるのか。それに筆おろしってなんだろう。
「さぁ、お風呂にはゆっくり浸かったし……そうね、次は身体を二人でキレイに洗いっこしましょう」
そういって楽しくて仕方がないといった感情を隠そうともしないお姉さんは、
敵だけどやっぱり美人で、ぼくを何度も興奮させるいやらしい肉体の持ち主だということに変わりはなかった。
444名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:51:15 ID:9Gn9eOiE
今回は以上です。思ったより長くなりました……手コキまでしかいかなかったよ…よければ感想お願いします。

リュウナ外伝は実は続きものなんですが、この作品だけで独立して楽しめるようにつくっています。
前作は屠りスレに投下したものなので、このSSと主旨も異なり、残酷描写もありますので
もし閲覧される方はご注意ください(屠りスレのまとめBLOGに収録しています)

あと、こちらに投下する以上この話ではメインヒロイン(エリナ)は死なないことをお約束します。
445名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 11:27:13 ID:CLJ9ctwV
GJ!
だが正直に言わせてもらうと、ショタはちょっときついかな。
まあ、オレの個人的な趣向なので、気にせず続けてください。
446名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 13:56:10 ID:z54+feRi
>>428
戦闘員が戦闘、怪人は…論戦要員なのか?w
そして自宅をラブホ化していく嫁に萌え。

>>432
GJ!
優しさ・エロさの中に残虐さがかいま見えるお姉さんハァハァ
続き期待してます。
447名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:35:24 ID:bSN3y6+K
お姉さんが教えてあげる系は大好物なんだぜ
448名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:09:10 ID:WsimBnZi
>>432
GJ!
本番も楽しみにしておりますが、現時点では少年の彼が成長して「愛のあるお礼参り」とかのシチュがあれば是非読みたいですね
449名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:36:37 ID:SoWcbA5C
リュウナとエリナの百合が
みたいです
450名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:41:40 ID:ppUbBIYh
>>448
そのシチュ恐ろしい程に萌えるな(;´Д`)
451名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 02:09:32 ID:NsYZ2mYJ
>>448 >>450
そのシチュがダークエルフのヤツじゃないか。お礼参りしようとして返り討ち気味だったが。
ただ、愛があったかっていうと無自覚だったけど。
452名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 02:32:19 ID:gRky1LJL
ショタとわるいおねえさんハァハァ
でもこの話の設定だとリュウナとショタの方が萌えるかもしれない。
けどエリナさんもハァハァ。ショタ羨ましいな全く。
453名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 13:44:01 ID:GvRUcfjm
>>432 GJ
続きは、エリナ+ランネ+マサキの3pを。
二人に交互に犯されるマサキを希望しちゃうMな私です。
454名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 19:36:32 ID:d6qFIu1y
エリナとランネの百合を
よろしく
455名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:43:12 ID:tc47G25b
むしろなぜかリュウナまで加わって4pとか期待しちゃったりしてる俺w
456名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 19:00:39 ID:FvG0/y9Q
映画バットマンフォーエバー
のポイズンアイビーがフリーズとHする
話をひとつ
457名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:15:56 ID:8Ho8O2AR
ミスターフリーズの逆襲じゃなかったっけ?
オレもうろ覚えだけど。
458名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:04:07 ID:FvG0/y9Q
キャットウーマンとバットマン
でもいいけど
459名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:17:19 ID:8Ho8O2AR
なんかキャットウーマンとバットマンの娘が主人公のドラマがあるらしいな。
460名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:26:41 ID:FvG0/y9Q
えー!!二人は結婚したの!?
それはこのスレ的だ
461名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 11:11:35 ID:jKeLeuVB
結婚したかは正直知らないけど、子供はつくったらしい。
詳しくは『ゴッサムシティエンジェルス』でググってみてください。
ちなみにタイトルもうろ覚え。
462名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:40:33 ID:zX8PAgUh
アイビーが植物に犯される
というのも捨てがたい
463名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 01:08:44 ID:BoEZIn+f
あえてバットガールとレズるというのも
464名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:18:17 ID:RdZlRZsO
おもむろに保守
465名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:38:33 ID:NfyqaUc8
このスレでOKなのはどこまでなんだろう
たとえば「強烈なエロお仕置きで廃人化(セクロス基地外とか)」みたいなネタとか…
466名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 08:46:46 ID:rNy1vm30
前スレではそういうのがたくさんあったな
467名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:02:21 ID:ZNcWT4kg
ホルスニュウの姿形が想像できにゃい
どうしても笑う犬の生活の内村の牛姐さんを思い出してしまう
468名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:02:41 ID:RdZlRZsO
牛姐さんテラナツカシスww











でもホルスニュウで想像したら、著しく萎えたorz
469名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:37:12 ID:+0vgPGoK
ちょwwwwもう妄想がウッチャンにしか変換できねえwww
470名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:26:40 ID:E9uy2ZVG
角煮のとあるスレ(悪女とは無関係)に投下された絵がそれっぽかった。
ttp://monster-girl.homelinux.net/up/No_1862.gif
ホルスニュウはもうちょっと幼い感じの気もするな。
471名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 03:57:00 ID:J3bCowBL
>>407
ロールミーなスレだね。漏れの行きつけだw
472名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 05:23:32 ID:1+dKqrWq
ドラゴンボールのエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145008622/l50

>>14から未来トランクス×18号(未来の悪い方)のエロがあった。
このスレ向きっぽいので紹介してみる。
473名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 09:12:46 ID:o4uosHz1
マガジンに連載されていたチェンジング・ナウは、じつにこのスレ向きの話だったと今更思う。
打ち切られたのがつくづく惜しい。
474名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:55:06 ID:PkneECAh
そういやGBAのスパロボDは、
敵の女幹部が素直クールになって仲間になるよ。
475名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 11:54:02 ID:nsny7HU1
>>474
詳細を
476名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:09:56 ID:Q1PoRjng
>>474
グラキエースか?
口調はこのスレの黒百合氏そのままだったな。

あれはいい素直クールだった。エンディングが悲劇的だったが。
477名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:54:28 ID:nsny7HU1
>470
ホルスニュウは顔まで模様があると言っていたから
それは違うかと
478名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 01:15:31 ID:p1D0ccpw
>>475
主人公ジョシュア・ラドクリフは、自分の機体に積まれてる変なシステムのせいで、
敵の女幹部グラキエースと精神の一部が繋がってしまう。
本来敵の幹部達は人造生命であり、明確な感情を持っていなかった。
だが、ジョシュアと精神が繋がったことにより自分の感情が掻き乱されたグラキエースは、身体に不調をきたしてしまう。
そして造物主により欠陥品の烙印を押されたグラキエースは、基地が自爆するさいの足止めに利用されてしまう。
だがそれすらも叶わず、従容と死を待つだけだった彼女の元へ、ジョシュアが現れた。
479続き:2007/01/23(火) 01:24:47 ID:p1D0ccpw
精神が繋がったことにより、グラキエースのなかに感情が芽生え出したことを知ったジョシュアは、グラキエースを助けようとする。
だが二人とも爆発に巻き込まれて行方不明になってしまう。
ジョシュアが死んだと思い、ショックを隠せない仲間たち。だが、戦いはつづく。
ジョシュアを欠いた戦闘の最中、敵の策にはまり、母艦がピンチに陥ってしまう。
あわや撃墜かと思われたそのとき、ジョシュアの機体が現れ、伏兵を撃退した。
ジョシュアが生きていたことを知り、喜ぶ仲間たち。だが機体を操縦していたのはグラキエースだった。
480連投スマソ:2007/01/23(火) 01:29:48 ID:p1D0ccpw
携帯だから長く書き込めない(´;ω;`)

たしかこんな感じだったと思う。
ちなみにスパロボDは、素直クール女幹部だけではなく
従来のスパロボでは仲間にならないキャラも仲間になります。
一例をあげると
総帥シャア
ギュネイ
クェス
などです。ちなみに裏切りません。
481名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 15:38:13 ID:wEAPp/pt
クェスって悪の女って感じじゃないね
482名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 15:55:48 ID:I6qCiOI3
ガンダム悪女といったらやっぱりシーマ様かな。
ハマーンあたりはちょっと良い人過ぎる。
483名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:07:24 ID:Jp085NrF
ニナ、カテジナ、紫ババア
484名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:17:49 ID:NJ0xZD7b
紫ばばあってだれ?
485名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:51:26 ID:fxF6Pc5S
グラキエースが死ぬのは遺伝子崩壊が起こるから
だったらジョシュアが遺伝子提供してやればいいんじゃね?
ってのを↓頼む
486名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:30:37 ID:cz0PlzgD
俺内部的に悪女度は
カテジナ>ハマーン>ミライ>>>>ニナ
だな。ニナは悪女ではなく「ダメ女」カテゴリ。
ミライはアムロにたいしてセイラを避けてブライトへ
乗り換えた見切り速度は特筆に価すると思う。
旦那を褒めて操作していたと思われるあたりが悪女。
487名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:39:47 ID:CQKicDcc
>>483
貴様は俺を怒らせた。オリジンとかのキシリアはちょっとドジでナイスバディな悪の女幹部だ!

ガンダム関係ないけど悪女ネタで片思い読みたい。
正義男にいつも負けていたぶられて冷たくされるけど、
「嫌われてるのは分かってるけど好きで好きでしょーがないチクショー」みたいの。
488名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:31:05 ID:GRah1VXW
>>483
紫ババァはVのファラのことじゃないかといってみる。
俺は08の巨乳なトップ姐さんかZZの褐色肌のイリアお姉さんがいいなぁ。
悪いっていうよりジオン、ネオ・ジオンなだけだが。ちなみに連邦だとどんな悪女でも抜けません。
幼少時の刷り込みで連邦=正義、ジオン=悪って脳内で決めつけちゃうんだよなぁ。


>>487
ギンガマンのシェリンダって片思いっぽかったよな。
なんつーか、ひざまづかせてやるっていってるだけのエロお姐さんを、
殺っちゃうギンガグリーンは当時、どうかと思ったぞ。
恋人が復活したら、色々関係が面倒になるから殺して清算したかっただけかと小一時間問い詰めたかった。
489名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:09:00 ID:Tw2IoffD
ラクスクラインは悪女
Vに出てくる敵側の女は悪女だらけかと、ファラとかルペ・シノとかカテジナとか

あと、グランディア2で味方なのに悪女っぽいのがいた気も・・・・・・・
490名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 03:15:49 ID:0+CFkCc5
…「グランディア2」で思い出したが、ふしぎの海のナディアにグランディスさんいたよね。

微妙にお人よしなグランディスさんより、エレクトラさんの方が悪女っぽ(ry
491名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 10:59:48 ID:i2JiJgVO
わずか三ヶ月弱でレス数そろそろ500か。前スレに比べれば驚異的なスピードだな……
住人が増えたのか、わかりやすいスレタイがよかったのか。

前は「つかまえて」という縛りがあったしんなぁ。
しかし、限定がなくなったとたんレイプものが少なくなり逆レイプが増えたってのは、
悪女好きはレイプ属性より逆レイプ属性を持ってる人が多いという証明な気もする。
492名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 12:34:56 ID:CmlKZiKZ
まぁ、正義の味方が自分からってのは何か違う気がするし
…ちょっと片思いモノ書いてみてるがまとまらない…orz
493名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 12:49:37 ID:kCdR8yi5
時間を気にすることはない。
いつまでも待ってるよ。
494名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 14:35:00 ID:dBsAccJx
悪の女ってのはやはり、自分が悪とされる立場なのを自覚した上で、それでも
自己を貫き通すくらいでないと。ガンダムではキシリアやハマーンだろうなあ。

クェス:単なる馬鹿

ニナ:ダメ女に同意。 

カテジナ:元からの素養はあったにしても、強化処理を受けてああなったんじゃないかと。
ザンスカールの連中は皆どこか逝っちゃってる。たぶんパイロット養成過程で精神強化
処理がデフォルトになっていたんじゃないかと。悪女と言うよりは狂女。

シーマ:全然悪女じゃない。状況に歪められてしまった悲しい人。部下達を生き残らせる
ために必死だっただけ。根はかなり善良だろう。デラーズやガトーのような屑に見切りを
つけるのは裏切りでもなんでもない。

ミライ、フラウ・ボウ、ララァ:この程度の乗り換えや揺らぎで悪女呼ばわりはどうかと思う。
495名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 15:49:29 ID:YeyIJeAg
私利私欲野望を突き通し、男と対等に渡り合おうとするキシリアハマーンはかっこいい。
悪女としておつきあいしたいかどうかは、まぁ…。やっぱちょと抜けてる方が可愛いじゃん。
あ、或いは張り詰めたプライドが崩れる時とかだとなんかえろいかもしれない。

>>492
片思い待ってる。492に片思いして待ってる。
496名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:12:22 ID:u8w6pgVN
ザンスカール帝国って「女王マリア主義」だったかによる半洗脳があったらしいから…
パイロットの精神強化処理はあったんだろうね…。
ファラ・グリフォンなんかも強化されてたみたいだし。

まあ…一番最たる例がネネカ隊…。

ってガンダムネタに走ると読みづらいのでこの辺にしておく?
497名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:17:10 ID:/xTJZA5G
種世代にはラクスしかわかんないぜ(^^)
498名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:58:49 ID:Z7pb8fmi
キングゲイナーのアデット・キスラー
499名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 01:45:41 ID:jiO8FSoO
ドロンジョ
500名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 06:52:33 ID:ilrI01+9
アデット姉サンはいいな。
あの教師姿は特に(;´Д`)
501名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:48:59 ID:jiO8FSoO
版権もの書いて欲しい
502名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:29:38 ID:hSFfSrNw
特撮もアニメもほとんど見なかったのに(今も見てない)、
俺の脳内にある「典型的な悪女」像はいったいどこに源泉があるんだろう…

まあ源泉が何であろうと、このスレに出てくるような悪女さまはどれも大好きだ。
503名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:19:43 ID:ZmxtF8Q/
女教師忍法吹いた
504名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 05:25:49 ID:1w6Sg7dj
>>502
姉か上司か先生か…あるいはリアル悪の女幹部に精神攻撃をされているとか。
505名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 05:48:55 ID:/P/A6LY3
今月出るヴァルキリー4号の悪女率はどんなもんかね。
506名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:08:52 ID:p+9LyIK9
アニメでと言ったらやはりドロンジョ様だった自分
507名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:32:07 ID:HS48SUwb
ドロンジョ様はいいよなぁ。ヤッターマンとくっつけばよかった。アイちゃんも好きだったけど。
508名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:35:20 ID:uXN6o66h
NG騎士ラムネ&40のレスカはありだろうか…。
ドロンジョ様とか、レスカとか、少し間抜けな悪女が好きなんだ…。
509名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:29:55 ID:hpF8Cx1J
敵っていうか正義の味方が強すぎてマヌケ
に見えてしまうだけで本人はまじめなのは最高にいいが ブラビみたく
頭悪そうなのはだめだ
510なななあな:2007/01/27(土) 15:12:13 ID:YO7pVI00
いっかい死んで来いざこかえれ変態度もが
まー俺も縛ってセックスしたけど
511名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:00:19 ID:LYFmauGa
・・・・・・・・・?
512名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:33:52 ID:V6oo0Psl
荒らしのつもり?
513名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:55:26 ID:E3peZJh2
いやただの池沼
514508:2007/01/27(土) 19:07:46 ID:jJVqs28Z
>>509
>敵っていうか正義の味方が強すぎてマヌケ
に見えてしまうだけで本人はまじめなのは最高にいい

SOREDA!

懲りない、ていうか何度やられても諦めない不屈の精神を持つ悪女が好きだ。
515名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:17:45 ID:Ng/nBKiT
>>510みたいな事を言いながら暴走する悪の親玉に次々殺される組織の皆さんたち。
ついに悪の女Aさんにも暴走したボスの魔の手が。
ダメだと思ったところに、いつも通りのノリで正義の味方登場
「ただ、組織を潰しに来ただけだ。お前にだって容赦はしないぞ」
正義の味方は離れた場所に悪女さんを避難させる。
「だがな、優先順位がある。絶対にそこを動くなよ。約束しろ」
「動きたくても動けないわよ。…ボスのこと、あまり、苦しませないであげて頂戴」
「…善処する」

みたいなことを妄想してSS書いてたけど消えたから構想だけ書いとく。だれか、書いてくれ。
516名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 20:32:26 ID:V6oo0Psl
ブラビっていうか山本梓のヒットのせいなのか
最近は劣化ブラビばっかりでいや ゲキレンジャーはどうなるんだろう?
517名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 21:42:59 ID:QNDO++AI
期待できそうなのが一人いたような気がする。
そしてフラビージョね。
518名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 22:51:32 ID:V6oo0Psl
515 ヒーローが敵の命を助けて恋に落ちるってシチュいい
だが首領にするとすぐ終わってしまうから
手下の怪人から裏切られて それを助けるの方がいい
519名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:57:22 ID:xu9aFsFz
好きな悪の女幹部の活躍シーン5
http://tv9.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1163932327/l50

の>121にゲキレンの女幹部の画像あった。妖艶と可愛いの真ん中あたりで、どう転ぶか楽しみだ。
山本梓(フラビージョ)は悪の女出身では間違いなく一番売れてるよな。ほとんど消えていくってのに。

ここの住人ってMC(洗脳、悪堕ち)悪女ってアリなの?単純に興味からの質問だけど。
520名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:26:41 ID:MwADDMYz
俺としてはMCは微妙…。
なんというか、悪女様は「自分の意志」が前面に出てるっていうのが
かなり重要な気がする。
521名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 02:11:46 ID:vwwemkVO
ジェットマンのマリアとか
522名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 16:10:48 ID:boH/kugQ
悪堕ちとか洗脳とかいうくらいヤツより、
榊夫妻とかキュレイアみたいなコミカルなヤツがいいな。
523名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 22:43:51 ID:pk9UnmiX
>519
洗脳されて悪いこと→責任能力なし→無罪=「悪」女じゃないじゃん!?
(実際に無罪が勝ち取れるかは、どこぞの法律事務所ででも専門家に確認してくださいw)
という理論展開により、個人的には今一かと。

ただ、悪の組織の一員になっちゃった女性を取り戻そうとした恋人が、説得しても洗脳が解けないのに焦って暴走…なんてパターンにすればちょっと萌えるかも。



バキバキッ! ビッ、ビビィィィ――――ッ!

 自分の拳が作り出した亀裂に手をかけて女の強化服を引き裂くと、姿を消したあの頃と変わらぬ滑らかな肌が露わになった。
「きっ、貴様ああっ!!」
 衝撃が残る体で殴りかかってくるのを押さえ込み、片手で彼女の両手首を拘束する。
 激昂して朱に染まった表情も、そのがむしゃらな攻撃も3ヶ月前の大喧嘩とそっくりだ。
 取り戻さなくてはいけない。沸き起こった懐かしさが男自身を急き立てる。
 右手を彼女の秘裂に伸ばし、今は使えない左手に代わって口に乳首を含んだ。
「んんっ! なにを、このっ……ふぁっ!」
 刺激を送り続けると、その強弱にあわせて次第に抵抗する力が弱まるのがわかる。
 のしかかる体を押しのけることもできず、その秘所は次第に湿りを帯びて。
 しかしそれでも、女の目は映るものを焼かんばかりの強烈な敵意をたたえて男を睨み付けていた。

 地面が濡れるほどの愛液を湧き出させながらも抵抗を諦めない女に、男は無言でその肉棒を突き入れた。
「あああああっ! 貴様っ! 許さんっ! 首領に捧げたこの体をっ!」
「落ち着け! 落ち着いてよく思い出せよ! わかるだろう!? ほら、お前、ここ弱かったよな!」
 ふとしたことで知った女の急所を重点的に擦ると、罵声に甘い悲鳴が混じり始める。
「くふぅ……なぜ…こんなに……いやだっ…わたしの……全てはっ、首領のためにっ……!!」
「違うだろ! お前の恋人は俺だろ! お前を抱くのは俺だけだろう! ほら、イけよ! イって思い出せ!!」
「ふああぁぁっ……やめっ、貴様なんかに………イかされたく……あああっ、首領、首りょぉぉっ! んああぁぁぁんっ!!!!」





・・・・・・とか(乱文失礼)
524名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:38:28 ID:JbvEbi+K
>>523
1行目に強く同意しつつ、不覚にも萌えた。GJ
525名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 11:10:56 ID:k5zHrRFO
ぜひ続きを
526名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 17:41:33 ID:k5zHrRFO
続きっていうか最初を書いて欲しい
527名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:23:33 ID:12kQPm1X
それって、最初NTRだろ。
528名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:57:52 ID:lokhs3vu
NTRは本気で勘忍して・・・
529名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:25:08 ID:p7uZxSxS
洗脳された女と首領はプラトニックなものとは考えんのか?
530名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:45:47 ID:lKw347FH
世の中には精神的寝取られと言うものがあってだな……
531名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 02:03:24 ID:RLvO6uSS
結構ここの人たちはピュアだよな。
532名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 02:47:07 ID:CW+2eieK
優等生が不良に憧れるとかそういうアレか
533名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 09:58:05 ID:Ig27Pw35
ここで、悪の首領も女なんだよ! ヒールとか舐めさせてる女王様なんだよ!
最終的には彼女も主人公にヤられるんだよ!と言ってみる。
534名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:05:19 ID:Ig27Pw35
>>526
喧嘩して落ち込んでいるヒロインに、悪組織の女が
「本当に男って勝手よね。怒鳴ったり手を上げれば自分の思い通りになると思ってるんだから。
男に振り回されないようになりたくない?」
とか言って近づいてくるとか?

連投スマソ
535名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:16:21 ID:v8T0kVTZ
それなら悪の女首領を堕としたい。
536名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:24:32 ID:zgBHFKR5
失敗したバツにエロおしおきする
という続きを
537名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 13:14:15 ID:gv00gN90
ヴァルキリー最新号購入。結構悪の女出てる作品多かった(4〜6くらい?)。

ドリマーエンゼルスの女幹部リビドーさまが可愛くてたまらない。
あと、ディスバニッシュもお姉さん悪女が二人も出てて嬉しい。

もっと増えて欲しいけど、ヒロインのイタめつける相手は男じゃなきゃ嫌って人かなりいそうだから厳しいかも。
538名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 13:15:31 ID:Db4N2ota
悪の女を堕とすより、男の子か女の子が悪い女に玩ばれるのがツボだ。
539名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:43:51 ID:dOV/L54p
怒竜聖拳はどうなった?
540HP−5000:2007/02/01(木) 23:11:19 ID:ux9uyfPm
リアリスト・サイバーゲーム。
それは冒険が出来る超現実的ゲームだ。
何が超現実的かって? それはシステムに問題がある。
プレイヤーはある一定の人物になりきり、ゲーム中に入り込んで、自分の体で戦闘を行うと言う、超ありがちなネット型ゲームだ、種族とか色々あるが、俺はシンプルに格闘家を選んでいる。
何故かって? 格好良いだろ? それだけだ・・・文句あるか?
後一つ理由があるんだが・・・それはまた別の機会に話す事にするぜ。(あったらな)

「あら? 何よ・・・こんな弱そうな男が相手なの?」
こいつは魔王に使える四人の魔女の一人、リリカって言う魔女だ。
あまりにもベタ過ぎなトンガリ帽子に、手にはファンシーなステッキを持ってやがる。
しかも服装は、胸をぐるっと一周する黒い布に、フリフリのレースが付いたスカート、縞々模様のニーソックス。それでもってツインテール・・・髪の色ピンク・・・。
幼く見えるが、そこは悪の一員らしく、釣り上った目に、顔は化粧でもしてるのか真っ白。
しかも紫のアイラインが妙に毒々しい……ハッキリ言ってタイプじゃないな。
「ゴクゴクッ・・・ぷはぁ! さっさと始めようぜ! 遊んでやるよ小娘が!」
ガシャン!
俺は飲んでいた酒瓶を地面に叩き付けると、拳を振り上げて構えて見せる。
「面倒ねぇ! さっさと逃げ出せばいいのに! バーカ!」
クルクルと回転すると、リリカの奴は体にピンク色の光を散りばめながら可愛く(可愛いつもりなんだろうな)ポーズ決め手やがる。
これはゲーム開始前の二人のアクションだから、断じて俺の趣味じゃねぇぞ?
そんなこんなで、俺は今日、このガキと遊ぶ事にした。
541HP−5000:2007/02/01(木) 23:13:31 ID:ux9uyfPm
リアリスト・サイバーゲーム。
恥ずかしながら続きも書かせて頂きます……。
途中から完全にエロです、しかも自分的にはエグイ表現が含まれます。
自分的には、少々ギャグです。
ご注意を・・・。
ドゴォン!
「ちっ・・・あのステッキを振ってる時は無敵だったな」
俺は何度も攻撃を繰り返すが、リリカが振るステッキの光がその体を包んでいる時、攻撃しても無意味な事に気が付き、手を止める。
「キャハハハハ! 私のダンスに死角は無いのよ!」
リリカが可愛くポーズを決めると、ファンシーな光と共に、ステッキからハートが発射されるのが見える。
このどこぞの美少女的な戦士が出しそうな攻撃は、説明書を見ると“クルクル変身バスター”だそうだ。なんともふざけた名前だ。
厄介なのはそれだけじゃねぇ・・・触れると動物にされちまう。
「前にネズミにしてくれたお返しだ!」
「え・・・?」
俺はハートを難なく避けると、リリカの懐に飛び込む。
リリカはポーズを決めてこの技を繰り出す時、一時的に完全に無防備になるんだ。
ボグッ!
リリカが懐に飛び込んできた俺を不思議そうに見ている隙に、強烈なボディーブローを腹に見舞ってやった。
「きゃう!」
リリカは可愛く声を上げると、そのまま壁に吹っ飛ばされ・・・きゃうだ? 
腹を殴ったんだぞ? きゃうって何だよ・・・。
リリカを作った奴に呆れつつ、俺は前に進む。
カシャン・・・バキィ!
足元に落ちてきたステッキを踏み潰してやった・・・これで勝ちは決定だな・・・。
「ゴホッ・・・ゴホッ・・・ど、どうしてスッテキの秘密を・・・?」
リリカは激突した壁の前で、腹を押さえながら苦しそうにしてやがる。
542HP−5000:2007/02/01(木) 23:14:55 ID:ux9uyfPm
「俺は二週目なんだよ」
「に・・・二週目って何・・・?」
実は俺はこのゲームをプレイするのが二回目・・・リリカはそんな事は知る訳ねぇから、キョトンとして目を丸くしてるがな・・・。
「とにかくシナリオ的には・・・ステッキを失ったお前は、俺に完膚なきまでにボコボコにされる」
「ひっ・・・こ、こうなったら・・・」
リリカは急に体から邪悪なオーラを立ち昇らせる・・・悪役のお決まり、怪物に変身ってやつだ・・・だがな・・・そりゃ無理だぜ? 何でかって? それはな・・・。
「キャハハハハ!よくも虐めてくれたわね!もうお終いよ!変身した私の力で!お前をズタズタにしてやるわ!」
今の内に笑っとけ・・・俺が何の為に、お前の体力ゲージをかなり残したのか思い知らせてやるぜ・・・。
シュゥゥゥゥ・・・。
「あ・・・あれ・・・?」
「ほぉー? 随分と可愛い変身だな?」
俺は疑問の声を上げるリリカを見ると、わざとそう言って面白そうな笑みを見せてやる。
本来なら姿は醜い化け物になるんだが・・・リリカは頭にピンクの猫耳と、お尻の上の辺りからも、細長いピンクの尻尾が生えていやがる・・・ちっ外れか・・・犬が好かったんだがな・・・。
「ど・・・どうなってるの?何で変身がこんな・・・」
「お楽しみモードだ、条件クリアでそうなる」
俺は腕組みをすると、物凄く不機嫌な声で言う・・・ああ・・・犬が良かった・・・。
「ちょ・・・ちょっと待ってよ!何で猫なの!?」
「知るか!んな事はお前を作った奴に言え!」
「なっ・・・・ふざけないでよ!」
ザシュン!
うっ・・・しまった・・・油断したか・・・腕を引っ掛かれたぜ・・・。
「あ、あはは! 何が猫耳よ! 残念だったわね! どうやらこの姿の方が・・・」
ドゴォン!
「きゃう・・・」
このアマ・・・俺が猫より犬が好きなの知ってて引っかきやがったな・・・・で、きゃうは変わらないんだな? まあ・・・少し苦しそうにはなったか・・・。
「好い気になるなよ? 面白い格好だなおい?」
見ると、リリカはお腹を押さえて前のめりに突っ伏し、尻を突き上げてやがる・・・。
何でか知らんが・・・尻尾は揺れてるな・・・。
さて・・・実はここで、選択コマンドが出るんだが・・・。
・このままボコボコにして倒す。
・慈愛たっぷりに解放する。
・男と女がする事は一つだ!
何ともふざけた選択肢が俺の前に並んでやがる・・・取り合えず俺は今更許してやるような、お人好しじゃねぇ・・・二番目は論外とすると・・・一番目か三番目だな・・・一番目は経験済みだな(化け物の時だが)まあ、三番目も・・・そのままの意味だな・・・さて・・・。
543HP−5000:2007/02/01(木) 23:15:56 ID:ux9uyfPm
「じゃあ・・・止めにするか・・・」
「ま・・・待って・・・」
俺は一番の表示を殴ろうとしたんだが、軽く下を見て変更する事にした・・・。
「な・・・何でもします・・・だ、だからその一番上だけは・・・」
猫撫で声とはこの事だろうな、リリカの奴、俺の脚に縋って上目使いで見てやがった・・・。
「お願いですぅ・・・どうか・・・どうか二番目にぃ・・・」
二番ね・・・そうだな・・・男としては・・・三番目を選ぶしかねぇ!
ボゴォォォン!
俺は勢い良く三番目の表示に拳を振り抜いた・・・。
「うそ・・・そんな・・・」
もう自分の運命を悟りやがったらしい、こいつ・・・脅えたか顔で後退りしてやがる。
だがな・・・安心しろ・・・その前に・・・虐めてやる。
「ひっ! いやぁぁぁ!」
俺はリリカを捕まえると、胡座掻いてその上にうつ伏せに体を押し付けてやった。
可愛い尻が見えやがるぜ・・・さてと・・・。
パァァァァン!
「い・・・痛ぁぁい!」
当たり前だろ?この丸太のような腕で尻を叩いてんだからな・・・。
「半分も力出してないぜ?これよりも痛いのを数十回するだそ?最後は壁に激突だ」
「ひっ・・・」
冗談だけどな・・・リリカは真っ青になってやがる・・・やりすぎたか?
「た、助けて!お願いです!め、命令されただけなんです!だからどうか・・・」
「どうするかなー・・・お前どう見ても、楽しんで俺を殺そうとしてたしなー・・・」
パァァァァン!
「きゃう!ううっ・・・許してぇ・・・もう嫌ぁ・・・」
やべぇ・・・泣き出しやがった・・・力入れ過ぎだったみたいだな・・・。
「何でもします・・・だから・・・死ぬのは嫌ぁ・・・」
「本当に何でもするか? それなら・・・」
「は、はい! します! どんな事でも・・・」
バチィィィィン!
急に嬉しそうにしやがって・・・嘘泣きだったなこのアマ・・・お仕置きに今迄で一番強くしてやった・・・。
「きゃぁぁぁぁ!」
今までに無い悲鳴だ・・・完全に壁にぶつかると思ったんだろうな・・・。
「どうだ? 怖かったか?」
「ひっく・・・ひっく・・・うわぁぁん!」
無事に解放してやったが、リリカはその場にへたり込んで泣き声を上げてやがる。
どうやら今度は嘘泣きじゃないらしな・・・。
リリカは痛さと恥じらいで顔を真っ赤にし、身を捩りながらしゃくり上げるように泣いてるな。
「ぐすっ・・・酷いよぉ・・・」
かと思うと・・・尻尾を両手で掴んで・・・胸の前で弄り出しやがった・・・。
「ペロペロッ・・・」
・・・・・・・手首を猫みたいに・・・可愛い小さな舌で舐めてやがる・・・。
これは・・・来たぜ・・・グッッッッッッ・・・・とな・・・もう・・・。
――ヤるしかねぇ。
544HP−5000:2007/02/01(木) 23:17:05 ID:ux9uyfPm
ここから先は俺の思考なんざ無視だ! 思うままにヤりつくしてやる!
ビリビリビリッ!
「え・・・?」
服を破かれ、リリカの豊満な胸が、ボヨンという音と共に露わになる。
「揉みがいがありそうだな! オラァ!」
ムニュンと鷲掴みすると、俺の手に納まらないその乳は、指の隙間からはみ出し、いやらしい形を露わにする。
「や・・・止めてよ・・・止めてよぉ!」
「うるせぇ! 何でもするんだろうが!」
バチィン!
「っ・・・ううっ・・・」
リリカはやっと理解すると慌てて抵抗するが、俺に頬を一発張られると、観念したように大人しくなる。
「グニグニ・・・ムニムニ・・・まったく、いやらしい乳だなリリカ? 此処まで大きくなるには、随分と沢山の奴に揉ませたんだろ?」
「嫌ぁ・・・言わないでぇ・・・」
俺は後ろから両手で乳を掴むと、揉む度にその音を表現し、リリカの耳元で呟く。
パクッ・・・チュック・・・。
「はぁん・・・駄目ぇ・・・そんなのぉ・・・」
俺に右の猫耳を甘噛みされリリカは体を攀じる、その声は唯の少女の喘ぎに変わっている。
チュック・・・ピチャ・・・クチュ・・・。
「はぁぁぁん!だ、駄目よ・・・そ、そんなに吸ったら・・・ひゃう!」
右手で荒々しく胸を揉まれ、左の乳房を容赦なく吸われ、舐められ、リリカは頭を掻き毟りながら仰け反る。
「随分と感じてるじゃないか? この淫乱女が・・・」
「そんな・・・こんなのされたら・・・誰でも・・・んっ・・・ちゅ・・・あむっ・・・」
両足を俺の背中に回して、組むように交差させているリリカは、俺の上で悶え、何度も体を仰け反らせ、その反動で俺の体に跳ね返り、俺は同時に唇を奪う。
クチャ・・・クチャ・・・ピチャ・・・ビチャ・・・クチュクチュクチュ・・・。
「ふはっ! ケホッ・・・だ・・・駄目・・・大き過ぎて・・・」
「四の五の言わずに咥えろ! 途中で抜くな!」
「むぐぅ!」
膝を付いて俺のを加えていたリリカだが、俺は少し口を放す事も許さない、頭を捕まれ、リリカは無理やりの大きな俺を咥え込む。
リリカの両手は、肘と脇の間をクロスさせ、背中にスッテキの残骸が通され、そこに両手首をロープで縛られている・・・自由が利かず、顔が前後すると同時にスッテキの残骸がギシギシと音を出す。
545HP−5000:2007/02/01(木) 23:17:57 ID:ux9uyfPm
ボンボンボンボンッ!
「ぶぐぅ! う・・・うっ・・・はふ・・・ひゃふ・・・」
口の中を巨大な俺が行き来し、喉の奥を容赦なく抉り、引き抜いて入れる時に生じる空気が、まるでポンプのようにリリカの口から、いやらしい音と唾液を垂れ流しにする。
「そろそろ出すぜ・・・」
「ひ・・・ひゃほに! ひょあほにだびで! ほねがい! ひんひゃう!」
「外に出す? お願い? 死んじゃう? まさかそんな事言ってないよな?」
「ひうっ・・・ううっ・・・ううん・・・」
俺が拳を振り上げると、リリカは涙を流しながら何度も頷く。
「一適でも零したらこの拳がお前の顔面潰すぜ・・・」
ドックン・・・。
「っ!」
口の中で俺が脈打つ音がすると、リリカの体がブルブルと震える。
ドビュン・・・ドクドクドクドクドクドクッ・・・。
「あぶっ・・・」
口の中一杯に俺の苦い味を感じると、リリカはコグンッゴクンっと喉を鳴らしながら、何とか全部飲み込もうとする。
ドクドクドクドクッ……。
(何これ? い、何時まで続くのぉ? 嫌ぁ・・・死ぬ・・・死んじゃうよ)
唯でさえ、膨張した俺が飲み込む力を邪魔すると言うのに、リリカは何時までも終わらない俺の味に、涙を流しながら首を軽く左右に振る。
ゴク・・・ゴクッ・・・ゴクッ・・・。
(死ぬ・・・死ん・・・じゃう・・・)
もう何分経ったのか・・・本当なら口から零れるなり、俺を引き抜くなりするのが普通だが、背中を壁に押さえつけられ、両手も塞がれているリリカにはそれが敵わす、更には膨張した俺が口を詰まらせ、もう飲み込むしかなかった。
「苦しそうだな? 抜きたいか?」
「うっ・・・うっ・・・」
その言葉に、リリカはお願いするような目で、何度も軽く頷く。
リリカのお腹は少しだけ膨れ、既に呼吸も困難になっていた。
「零したら顔が後ろの壁の一部になるぞ いいのか?」
「ううん! うっ!」
頭に手を添え、後ろに下がろうとしていた俺の言葉に、リリカは体を前に出し、喉の奥に俺を突き入れ、目を見開く。
ズボンッ!
「ゴホゲホゴホッ! ゴホ・・・ゴホッ・・・」
喉の奥に突き入れた衝撃で、リリカは自ら体を引き、口から大量のドロリとした白い液体を吐き出しながら、前のめりに突っ伏す。
546HP−5000:2007/02/01(木) 23:18:56 ID:ux9uyfPm
「酷い・・・酷いよぉ・・・こんなの・・・こんなのぉ・・・あんまりだよぉ・・・」
「・・・・・・さて」
泣き出したリリカを見て、俺は静に歩み寄り、右手でリリカの右頬に触れる。
「ゆ、許して・・・お願い・・・止め・・・」
クチュ・・・。
「あっ・・・ん・・・あふっ・・・」
恐怖に体を震わせていたリリカだが、俺の右手が急に後ろに移動したのを見ると、甘い蜜を帯びた割れ目を掻き回され、甘い声を漏らす。
「随分と濡れてるな?」
「だって・・・それは・・・あうっ!」
クチャクチャクチャ・・・。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あ! ひうっ!」
最初は一本、次に二本目を入れられ、リリカは体を起こして仰け反らせるが、それは後ろの壁に阻まれ、もどかしそうにビクビクと震える。
カシャン・・・。
「ひ・・・ひぁぁぁぁぁぁぁぁ! きゃぅぅぅぅ!」
スッテキから解放されると同時に、リリカは下腹部にズブンッと言う音を聞くと、そのまま俺の体に抱き付いて甘い声を上げる、
パン・・・パン・・・パン・・・パン・・・パンッ・・・。
「ひゃ! きゃう! あふっ! ダメッ! ヤァ!」
ゆっくりと腰を上下に動かされると、リリカは音がする度にいやらしい声を出し、俺の体を強く抱き締める。
ズプッ・・・。
「あ・・・?」
リリカは俺が俺を先端まで引き抜いたのを見ると、もう終わり? と言うような疑問の表情を見せる。
チュク・・チュク・・ピチャ・・。
「あ・・・嫌ぁん・・・くすぐったぁい・・・あふぅ」
その状態で、俺に両足で挟まれるように体を支えられると、乳首、首筋、お腹、お臍と言ったキスの嵐に、リリカは悦んで息を漏らす。
クチャクチャ・・・グニュ・・ニチャ・・・。
「あ・・・嫌ぁ・・・こんな・・・お、お願い・・・」
 俺の先の方だけが刺激するのを感じて、リリカは愛しそうに俺を見る。
「どうした? 何か不満なのか? ちゃんと入ってるだろ?」
「そんなぁ・・・虐めないで・・・も、もっと・・・」
俺はそれを聞くと、面白そうな笑みを見せる。
「もっと? 何を? どうして欲しいんだ?」
「だから・・・だ、だから・・・こ、この・・・この大きな・・・ひゃん!」
クチャプチャ・・・ピチャクチャ・・・。
俺の先の方で浅い場所を掻き回され、リリカは言葉を中断させられる。
「俺のなんだ? 俺の何をどうして欲しいんだ?」
「ひゃ! だから・・・きゃうっ!・・・あんっ!」
俺に何度も中を掻き回され、リリカはもう限界だった。
「その大きなチンポをぉぉ! 私に突き刺してぇぇぇ!」
「そうかそうか! なら・・・これを食らってあの世まで飛んで行けぇぇぇ!」
ズブンッ!
「き、きゃぁぁぁぁぁぅぅぅぅぅぅぅううううう!」
堪えていた快楽が、腰を落とし、更に下から串刺しにされた衝撃で、一気にリリカの脳を突き抜ける。
「あがっ! ふぎゃ! ひぎぃ! ずごいのぉ! ずごずぎるのぉぉぉ!」
口に残った白い液を当たりに撒き散らし、下の口からは大量のいやらしい液を流しながら、リリカは仰け反りながら頭を抱え、何度も首を左右に振りながら悦び悶える。
パンパンパンッ!
「もうだべぇ! もうゆるじでぇ! 壊れぐぅ! ごわれじゃう!」
ビクビクビクビクッ……。
既に絶頂に達してしまったのか、俺に何度も突かれながら、リリカは大きく仰け反り、体を何度も痙攣させる。
「俺はまだまだイけねぇな」
俺は涼しい顔で言うと、哀願するリリカを無視し、腰を掴み、玩具を扱うように何度も上下させる、
バチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチッ!
「ぎゃぅぅぅぅああああああぅぅぅぅぅんっ! がんにんじでぇぇぇ!」
溢れる蜜が何度も突かれて辺りに飛び散り、辺りにいやらし過ぎる音が飛び散り、同時にリリカの断末魔に似た叫びが、何度も辺りに響く。
「これ以上すると壊れるか・・・それならスパートだ!」
ドサッ!
俺は体を起こすと、リリカの体を押し倒し、上半身は壁に寄り掛かるようにして、体をくの字に曲げさせ、両膝を左右に割ってM字型に固定する。
547HP−5000:2007/02/01(木) 23:20:10 ID:ux9uyfPm
「まっ・・・」
「オラァァァァ!」
ズップズップズップズップズップズップズップズップズップズップズップズップ!
「っ・・・」
待って・・・言う前に俺の放った物凄い衝撃を体に受け、リリカの思考が停止し、同時に両目から大量の涙が溢れ出す。
ボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュ!
「ぎ、ひぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああぅぅぅぅぅぅぅがぁぁぁ! やげでぇぇぇぇ! ゆるじでぇぇぇぇぇ! じんじゃぐぅぅぅぅぅ!」
正に断末魔・・・今までに無い叫び声を上げると、リリカは白目を向いて哀願し続ける。
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンッ!
「ふぅぅぅぅぅ! もう少しだぁぁぁぁ!」
「やぁぁぁぁぁ! ざげるぅぅぅぅぅ! だずげでぇぇぇぇぇ! 許しでぇぇぇぇ!」
段々と俺の絶頂と共に、それが巨大になったのを感じると、腹を割かれるような痛みに、リリカは必死に命乞いをする。
「おおおっ! おおおおおお! きたぜぇぇぇぇ!」
ドックン・・・。
「ひっ・・・」
それが大きく脈打つと、リリカの白目を向いた目が、その時が来たのを察したかのように、黒い瞳を戻し、更に眼孔を大きく開かせる。
ドグォォォォォォォォン!
「ひぎぃぃぃぃぃ! ぬいでぇぇぇ! ざげるぅぅぅぅ! ごわれるぅぅぅぅ!」
巨大な塊が中に入ってきたような痛みが、一瞬でリリカの腹を一杯にし、大きく膨れ上がらせる。
ギチギチギチギチッ!
「じ・・・ん・・・じゃ・・・う・・・」
「・・・・・・」
ズボンッ・・・。
腹が裂ける寸前で、俺は無言で引き抜く。
「っ・・・うぁぁぁぁぁぁ! ふぅぅぅぅぅ・・・う・・・わぁぁぁぁぁぁ・・・」
ドプドプドプドプドプッ・・・。
リリカは瞳を閉じ、体をビクンビクンッと震わせながら、体の中から白い液が雪崩れだして行くのを感じ、瞳を閉じて静かに泣き声を上げた。
カチャカチャ・・・。
548HP−5000:2007/02/01(木) 23:20:52 ID:ux9uyfPm
カチャカチャ・・・。
「さてと・・・次のステージに行くか・・・」
俺はベルトを締めると、入り口に向かって歩き出す。
ガシャン・・・。
「待ってよぉ・・・私をこんな所に閉じ込めて・・・どうする気なの? ひっく・・・もう十分でしょ? あんなに怖い思いしたのに・・・もう嫌・・・出してよぉ!」
自分で仕掛けた罠だろうに・・・俺は呆れて振り返る。
リリカの奴は上から振ってきた檻の鉄格子を掴んで必死に哀願している。
「駄目だな・・・また襲ってきたら敵わん・・・同じ相手に二回も戦ってられねぇよ」
「も、もうしないわよ!何ですると思うの!?あんな怖い思い・・・うっ・・・」
リリカの奴はガタガタと震えるてるな、さっきの強烈な感覚を思い出したんだろう。
ゲームのキャラらしく、破けた服なんかも戻ってるから・・・そこまで泣く必要があるのか製作者?
「それにしても・・・色が白いのは元々だった・・・っ!」
俺はリリカの体を思いだしながら、少し下の俺が熱くなっているのを感じて慌てて抑える。
おいおい・・・あんだけ出してまだヤり足らないのかよ・・・。
にしてもだ・・・可愛かったな・・・。
「え・・・? あ・・・あの・・・」
俺は何を思ったのか、檻の隙間ら優しくリリカの頭を上を撫でていた。
だが・・・そうしてやるとリリカの恐怖が和らいでる気がするんだ・・・何でかって?
そりゃ・・・次のこいつの一言で決まりだな。
「わ・・・私をお嫁さんにして!」
「なっ・・・なんだぁ!?」
流石にこれは俺も予想外だった。
「優しいのね・・・私の負けね・・・こうなったら、意地でもあんたに勝ってやるわ!だから連れてって!最後まで付き合うから!」
「ふざけるな!お前は魔女だぞ!魔王に殺されるのがオチだ・・・連れてけねぇ・・・」
「そんな・・・行かないで!」
「すまねぇ・・・」
俺は颯爽と身を翻し・・・辛い運命を背負いながら格好良くその場を・・・。
と・・・そんな感じだと思ってたんだが・・・。
何て思っていると・・・製作者の阿呆は何を考えてんだ?
・一緒にハネムーンへ連れ行く。
・結婚して愛の巣へ連れて行く。
・男なら受けるしかない!
これは三択でも何でもないだろうが・・・こいつは元々化け物だぞ?今は確かに可愛いが・・・ゲームをクリアーした後に二人でどうしろと・・・まさか三週目には二人で・・・?
「だ・ん・な・さ・ま・・・お・ね・が・い・・・」
「・・・決まったぁぁぁ!」
ドゴォォォォォン・・・・。
物凄く妖艶な目付きで、胸に俺の腕を抱いて・・・甘い息を吹きかけやがって・・・選ぶしかねぇじゃねぇかよ!
「よぉし!手始めにその辺のまだレベルが低い雑魚をボコボコにするわよー!」
「おい・・・あれは他のプレイヤーだ・・・」
俺は町に着くと、そこら辺でパーティを組もうと集まっている奴らが、リリカの魔法で次々にネズミに変えられているのを見て、頭を抱えていた・・・。
「ライバル潰しよ!お金も入るし一石二鳥♪」
待て待て・・・可愛くポーズ決めてる場合じゃねぇんだよ!パティー組まない行けない所もあるんだ!それ以前に!俺が一週目で培ってきた尊敬と信頼をぶち壊すなよ!
気が付くと・・・俺は全ての選択肢を破壊して・・・二人で次のステージに向っていた。
こいつを仲間にするなんて前代未聞だ・・・他のプレイヤーが興味心身で近寄って来やがるし・・・来ない方が利口だ・・・ネズミにされる・・・。
ああ・・・そうか、こいつは最初から邪魔キャラなんだな・・・なら、専門店でお払いして貰えば・・・。
「あの・・・その・・・幸せにしてね・・・旦那様・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
まあ・・・二人でもパティーな訳だし・・・問題ないか・・・。
俺はリリカの肩を抱くと、取り合えず周りのネズミを元に戻すように命令していた・・・。

終わりです・・・つづくは知りませんが・・・まだプレイヤーにはベタな剣士や白魔道士などが・・・この世界観で・・・使いたい人どうぞ・・・。
読んで頂きありがとうございました・・・(^^;
549HP−5000:2007/02/01(木) 23:22:12 ID:ux9uyfPm
パティー→パーティでした^^;;;
550名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:22:13 ID:YTm1L5PB
GJー。
レイプって久しぶりだな。
551名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 01:42:19 ID:ruZbthoO
GJ!
レイプだけじゃなくアフターフォローまでしっかりされておるとは。
感服仕まつり候。
552名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 03:01:41 ID:WK9IfOXc
GODHANDを思い出した
553名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 08:59:40 ID:JtCgBsvu
GJ!魔女っ子可愛いなー。
実は彼女も中身は「ゲーム内でオムコさんを探したい」プレイヤーだったりして…
いや、そうすると中の人ネカマとか恐ろしいオチになりそうだからやっぱり無しー!
554名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 18:59:00 ID:mFZFUMPu
俺としては 覚えてらっしゃい
とかいってまた仕返しに来るんだが返り打ちに
会うってのが良かった
555まとめ人:2007/02/02(金) 19:57:55 ID:iPglh7kC
HP−5000さんのSSは,迷ったのですが
「ファンタジーもの」に分類させていただきました。ご了承ください。

話は変わりまして,いきなりではあるのですが
まとめブログでアンケートを始めてみました。お手すきの方はぜひ。
556名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:38:23 ID:0ZbDQyo+
いつも乙。アンケ結果いつか公表しとくれ〜
557名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 23:31:43 ID:mFZFUMPu
アンケート書いた
558まとめ人:2007/02/03(土) 00:09:58 ID:EVS6Oxy8
>>556-557
dクス。17日に締め切るので,結果はそれ以後に公表します。
(回答数が多ければ来週末に中間発表するかも)
そういうことですので,一旦名無しに戻ります。
559HP−5000:2007/02/03(土) 01:12:00 ID:Ub3wLKZn
デスサイドキャッスル
それはね、世界を恐怖に陥れる悪の・・・え?
何が恐怖かって?わからない?・・・名前のままでしょ!わかってよ!
ええ〜?説明するの〜?面倒だなぁ・・・え?教えてくれたら魂くれる?
・・・・・・しょ、しょうがないわねぇ・・・。
べ、別に魔王様に与えられたノルマをクリア出来てなくて、焦ってる訳じゃないのよ?
えっ!?訊いてない・・・そ、そう・・・ならいいけど・・・。
取り合えずこれから狩りに行くから、何が恐怖か見せてあげるわ♪
え〜と? なになに・・・今日の相手は格闘家・・・この字は・・・え〜と・・・ん〜と・・・!
リュンね!よぉし!待ってなさい!今からこの私が魂奪いに行くわよ♪
ピラ(紙を放り投げた・・・)
・・・・・・・・・・ryu(リュウ)・・・ryn(リュン)・・・。

リアリスト・サイバーゲーム(リリカ思考編)。
恥ずかしながら、前回の話しで出てきたリリカの思考編を投下です……。
前回と同じ内容です。
自分的にギャグ→シリアス→ギャグ(違うかも)です……。
もし、リリカに自分なりの想像を入れている方……見ない方がよろしいかと……。
ご注意を……。
以降、連張り失礼します(^^;;
560HP−5000:2007/02/03(土) 01:14:44 ID:Ub3wLKZn
なーんて・・・意気揚々と来たのはいいんだけど・・・。
「さぁて・・・今日はショータイムだな・・・」
何こいつ?リュンとか言うから女だと思ったのに・・・男じゃん!
何か知らないけど急に酒飲んでるしさぁ・・・私お酒臭いの嫌いなの!止めてよね!
しかも服装は、レザージャケットにジーパン、鍛えられた腕見せつける見たいにノース
リブだし、手に何だか知らないけど包帯巻いてるし・・・。
それでもって男の癖に綺麗なショートへアーだし・・・黒髪いいなぁ・・・。
何よその右腕の“滅悪滅魔”の入墨は?それで正義の味方気取ってるつもり?
しかも・・・何だか・・・目付きが・・・悪すぎ・・・ギラギラしてるって言うか・・・。
「ゴクゴクッ・・・ぷはぁ! さっさと始めようぜ! 遊んでやるよ小娘が!」
ガシャン!
きゃう! な、何すんのよ!足元に瓶なんか投げたら危ないじゃない! 
もう怒ったわ・・・ネズミにして・・・グシャグシャに踏み潰してやる・・・。

ドゴォン!
「ちっ・・・あのステッキを振ってる時は無敵だったな」
無駄よ無駄!私の魔法はリュンなんかの攻撃じゃビクともしないわ!
それにしても・・・何かこっちの攻撃が全部スルーされてる気がする・・・気のせいよね?
「キャハハハハ! 私のダンスに死角は無いのよ!」
リュンが後ろに下がって動かない隙に、私はスッテキから可愛いハートを発射させたわ。
ふ、ふ、ふっ・・・さぁ!私でも羨ましい綺麗な黒髪男め!私の足元に跪くが・・・。
「前にネズミにしてくれたお返しだ!」
て・・・あ、あれ・・・? 何か今・・・避けたような・・・。
「え・・・?」
私は次の瞬間・・・リュンの綺麗な髪が目の前に現れたのを見て・・・。
ボグッ!
「きゃう!」
やられちゃったの・・・体浮いてる〜!気持ち悪いよ〜!あ・・・そんな事考えてる間に、
後ろに壁が・・・。
ダンッ!
「う・・・うう・・・」
私は壁に背中を叩きつけられて、あまりの痛さにお腹を・・て言うか・・・痛ぁぁぁい!
何なのよ今のぉ・・・魔王様にお仕置きさる時より痛いじゃない・・・最悪・・・。
「ゴホッ・・・ゴホッ・・・ど、どうしてスッテキの秘密を・・・?」
どうしてよぉ!一度も見破られた事なかったのにぃ・・・はっ!もしかして魔王様の変装?
「俺は二週目なんだよ」
何それ・・・?魔王様がそんな変なこと・・・言う訳無いわよね・・・?
ああ・・・ゲームのやり過ぎで頭がフィーバーな可哀想な人なのね?でも一応・・・。
「に・・・二週目って何・・・?」
「とにかくシナリオ的には・・・ステッキを失ったお前は、俺に完膚なきまでにボコボコ
にされる」
やっぱりだわ・・・可哀想に若いのに・・・って!そ、そんな場合じゃない!
ボコボコ・・・そ、それってつまり・・・この可愛い顔が・・・そ、そんなの嫌ぁ!
「ひっ・・・こ、こうなったら・・・」
ふふふっ・・・見てなさいよぉ!私の本当の姿を見て驚きなさい!さあ!泣き叫べ!
「キャハハハハ!よくも虐めてくれたわね!もうお終いよ!変身した私の力で!お前をズ
タズタにしてやるわ!」
561HP−5000:2007/02/03(土) 01:16:46 ID:Ub3wLKZn
シュゥゥゥゥ・・・。
え・・・ま、待って・・・何か変・・・頭に違和感があるし、お尻もムズムズする。
「あ・・・あれ・・・?」
「ほぉー? 随分と可愛い変身だな?」
・・・・・・・・何これ?
耳・・・それに何よこの尻尾!これじゃあまるで、何処かのゲームに出てくる、その辺の
ヤラシイ一部のおじさんとかを狙ったキャラ丸出しじゃない!
「ど・・・どうなってるの?何で変身がこんな・・・」
「お楽しみモードだ、条件クリアでそうなる」
・・・・・・私こんな奴の為に変身したの?何だかメチャクチャ悲しくなっちゃう。
「ちょ・・・ちょっと待ってよ!何で猫なの!?」
「知るか!んな事はお前を作った奴に言え!」
作ったて・・・・・・ま、魔王様!?
「なっ・・・・ふざけないでよ!」
頭に来たわ!そりゃ魔王様は少し可笑しな性癖があるわよ!例えば私の服だってメイドさ
んが好きだからそれっぽい(あくまでそれっぽいだけど)し!でもでも!猫属性なんてな
いわよー!
ザシュン!
あ・・・やった・・・何だか知らないけどダメージ与えたわ!ありがとう魔王様!
「あ、あはは! 何が猫耳よ! 残念だったわね! どうやらこの姿の方が・・・」
ドゴォン!
「きゃう・・・」
この格好・・・凄く恥ずかしいんだけどなぁ・・・ううっ・・・お腹・・・痛い・・・もう泣いちゃうから・・・くすんっ・・・。
「好い気になるなよ? 面白い格好だなおい?」
な、なんですって〜!人が気にしてる事をぉ〜!誰がこんな格好にしてくれたと・・・っ!
何あれ・・・?
・このままボコボコにして倒す。
・慈愛たっぷりに解放する。
・男と女がする事は一つだ!
な・・・何だか知らないけど・・・あれって、どれか私にするって事よね?
嫌ぁぁぁぁ!二番はともかく一番と三番目・・・あれ?もしかして・・・これって、もう
私の負けって事・・・?
562HP−5000:2007/02/03(土) 01:17:47 ID:Ub3wLKZn
嫌ぁ・・・な・・・何とかしないと犯されちゃう!この男見るからにイヤラシそうだし、こんな可愛い女の子を襲わないはずないし・・・ど、どうしようどうしよう!
「じゃあ・・・止めにするか・・・」
「ま・・・待って・・・」
・・・何で一番上殴ろうとしてる訳?何?私みたいな子供臭いガキはお断りって事?
何かメチャクチャ腹立ったわ・・・こうなったら意地でも三番選ばせてやる・・・。
「な・・・何でもします・・・だ、だからその一番上だけは・・・」
せっかく猫だし・・・ここは可愛く上目使いで・・・あと少し涙も・・・て、もう浮かん
でる・・・ほんとに痛かったんだからぁ・・・くすんっ・・・。
「お願いですぅ・・・どうか・・・どうか二番目にぃ・・・」
あれ〜?何だか魔王様に哀願する時より可愛くなっちゃた・・・へ、変ね・・・憎い相手
には嘘付けない性質なのに・・・。
ボゴォォォン!
あ・・・何て考えてる内に三番殴ったわ!やったわ!私は女の子としてのプライドを守り
通せた!ふ・・・ふふっ!後は適当にリュンを私の魅力で骨抜きにすれば・・・。
「うそ・・・そんな・・・」
まずは脅えて後退りよね・・・少し太ももが見える感じで・・・。
・・・魔王様はこうやると喜ぶけど・・・リュンはどうなんだろう・・・。
っ!な、何で私がこんな奴の趣味を考えて行動しないといけないのよ!ふざけないで!
それに!あんな訳のわからない選択肢なんて、無視して今すぐ殺せば・・・。
グィン!
・・・・・・・・足引張られて・・・うつ伏せにされて・・・動けない・・・?
あ・・・れ・・・?いつの間に・・・捕まっちゃった・・・の?

「ひっ! いやぁぁぁ!」
気が付いたら叫んでた・・・。
何時の間にか捕まって、凄い力が私の背中に乗っかって・・・怖い・・・凄く怖い・・・。
パァァァァン!
「い・・・痛ぁぁい!」
な・・・何よこれ・・・魔王様に鞭で叩かれる時より痛い・・・。
まるで・・・肉を裂かれて・・・血が出たみたいな感じ・・・酷い・・・。
「半分も力出してないぜ?これよりも痛いのを数十回するだそ?最後は壁に激突だ」
「ひっ・・・」
壁に・・・激突・・・?それって・・・死ぬって・・・こと?・・・そんな・・・嫌ぁ!
違うの・・・こんな事して欲しかったんじゃなくて・・・私は・・・もっと・・・。
「た、助けて!お願いです!め、命令されただけなんです!だからどうか・・・」
「どうするかなー・・・お前どう見ても、楽しんで俺を殺そうとしてたしなー・・・」
パァァァァン!
「きゃう!ううっ・・・許してぇ・・・もう嫌ぁ・・・」
二回目・・・何か悲しくなって来ちゃった・・・どうせ最後は許す気もない癖に・・・。
少し位・・・優しくしてくれたって・・・こんな気持ちで死ぬの・・・嫌・・・。
「何でもします・・・だから・・・死ぬのは嫌ぁ・・・」
「本当に何でもするか? それなら・・・」
「は、はい! します! どんな事でも・・・」
バチィィィィン!
体が前に押し出されて飛ぶ感じ・・・私・・・ついに壁にぶつかって・・・それで・・・。
叫んでたよ・・・当たり前じゃない・・・怖いんだもん・・・。
「きゃぁぁぁぁ!」
今までに無い悲鳴だわ・・・終わる頃には私は壁の真っ赤なオブジェになるのね・・・あ?
「どうだ? 怖かったか?」
優しい顔が見える・・・少しだけ胸が躍る・・・でも・・・もう直に殺されるのね・・・。
何か・・・寂しいなぁ・・・悲しくて・・・悲しくて私・・・。
「ひっく・・・ひっく・・・うわぁぁん!」
本気で泣いちゃったじゃない・・・リュンが馬鹿なせいよ・・・優しくしてほしいのに。
こうなったら・・・優しくされるまで手段は選ばないんだから・・・。
「ぐすっ・・・酷いよぉ・・・」
猫の特性を生かして可愛く尻尾を弄って見たわ・・・魔王様にもこんな真似しないのに。
「ペロペロッ・・・」
涙浮かべて・・・拗ねた顔で可愛く・・・お願い・・・もうこれ以上は無理なの・・・。
――優しくして。
563HP−5000:2007/02/03(土) 01:19:12 ID:Ub3wLKZn
ビリビリビリッ!
「え・・・?」
どうして・・・?どうして・・・何で優しくしてくれないの・・・?
「揉みがいがありそうだな! オラァ!」
どうして・・・?私はそんなに痛い揉まれ方なんてして欲しくないのに・・・。
違うんだってば・・・ううっ・・・違う・・・。
「や・・・止めてよ・・・止めてよぉ!」
「うるせぇ! 何でもするんだろうが!」
バチィン!
「っ・・・ううっ・・・」
どうして・・・?何でほっぺ殴るの・・・?女の子なんだよ・・・?怪物でも女の子・・・。
そっか・・・私って・・・ただの化け物なんだ・・・優しくして貰うなんて・・・馬鹿?
「グニグニ・・・ムニムニ・・・まったく、いやらしい乳だなリリカ? 此処まで大きくなるには、随分と沢山の奴に揉ませたんだろ?」
「嫌ぁ・・・言わないでぇ・・・」
どうして・・・?当たり前じゃない・・・魔王様にされてるもの・・・私だけじゃない
他の三人も同じ・・・そんなの・・・誰でも知ってるのに・・・何で虐めるの・・・?
パクッ・・・チュック・・・。
あ・・・急に・・・優しく・・・なった・・・?どうして・・・?
「はぁん・・・駄目ぇ・・・そんなのぉ・・・」
熱い・・・咬まれる耳が凄く熱い・・・熱い息が耳の穴を通して体を支配する・・・。
熱さが体を支配して・・・私が熱さに反応して・・・少し・・・濡れて・・・いく・・・。
チュック・・・ピチャ・・・クチュ・・・。
「はぁぁぁん!だ、駄目よ・・・そ、そんなに吸ったら・・・ひゃう!」
どうして・・・?もう優しいの・・・終わり?
そんなに荒々しく胸を掴まないで・・・女の子のそこは・・・柔らかいでしょ・・・?
それって・・・心みたいに・・・壊れやすいんだよ・・・心・・・壊れるんだよ・・・。
「随分と感じてるじゃないか? この淫乱女が・・・」
「そんな・・・こんなのされたら・・・誰でも・・・んっ・・・ちゅ・・・あむっ・・・」
どうして・・・?誰でも狂うのに・・・淫乱・・・そんな風にしか見てくれないの?
キスは・・・男と女が交わる時・・・始めて体の中身が触れ合う瞬間なんだよ・・・?
なのにこのキス・・・。
・・・・・・・・・・・・・痛いよ。

クチャ・・・クチャ・・・ピチャ・・・ビチャ・・・クチュクチュクチュ・・・。
「ふはっ! ケホッ・・・だ・・・駄目・・・大き過ぎて・・・」
「四の五の言わずに咥えろ! 途中で抜くな!」
「むぐぅ!」
酷い・・・酷い・・・酷い・・・酷い・・・酷い・・・酷い・・・酷い・・・酷い。
嬉しくない・・・縛られるのは大嫌い・・・嫌いなのよ・・・。
魔王様にされる時も・・・これだけは拒否するのに・・・。
縛られなくても・・・私は逃げないのに・・・逃げないのに・・・。
逃げないのに・・・どうして・・・私の心を縛ってくれないの・・・?
ボンボンボンボンッ!
「ぶぐぅ! う・・・うっ・・・はふ・・・ひゃふ・・・」
口が裂けそう・・・痛い・・・手を自由にしてくれたら・・・もっと上手く出来るのに。
だって私は魔王様のを何時も・・・奴隷みたいに・・・手で握って・・・舌で愛撫・・・。
あ・・・れ?私って・・・魔女・・・だよね・・・怪物・・・だよね?
「そろそろ出すぜ・・・」
口に・・・苦い・・・何かが入ってくる・・・頬が裂けそう・・・痛い・・・。
喉が潰れそう・・・苦しい・・・痛い・・・。
私は・・・唯の・・・奴隷・・・?
564HP−5000:2007/02/03(土) 01:21:41 ID:Ub3wLKZn
ゴク・・・ゴクッ・・・ゴクッ・・・。
(死ぬ・・・死ん・・・じゃう・・・)
もう私・・・駄目・・・。 
天罰・・・そっか・・・そう思えば楽になるわよね・・・。
散々殺したもの・・・泣き叫ぶ声も無視して・・・散々・・・でも・・・。
せめて・・・最後の声ぐらい上げさせてよ・・・。
嫌・・・こんな思いで死ぬのは嫌・・・嫌・・嫌・・嫌・・嫌・・嫌・・。
「苦しそうだな? 抜きたいか?」
「うっ・・・うっ・・・」
何度も首を振った・・・痛いのに・・・何度もその甘い声に縋った・・・。
屈辱的な筈なのに・・・嬉しい感情が込み上げて来た。
でも・・・それは薄くて薄くて・・・私の体を風船見たいに包んだ・・・。
「零したら顔が後ろの壁の一部になるぞ いいのか?」
風船・・・は・・・針を刺すと・・・割れるんだよ・・・?

「ゴホゲホゴホッ! ゴホ・・・ゴホッ・・・」
喉の奥に突き刺された・・・どんよりとした感触・・・。
口から流れ出す白い液・・・まるで私を嘲笑っているように・・・地面に落ちて溜まる。
酷い・・・あんまりよ・・・。
「・・・・・・さて」
ドックンと私の心が揺れた・・・ついに・・・その時が来たの・・・?
まだ私・・・愛して貰ってないのに・・・良いよ・・・。
「ゆ、許して・・・お願い・・・止め・・・」
乱暴でも良いよ・・・だからまだ・・・・殺さないで・・・許してよ・・・せめて最後に
ううん・・・最期に・・・甘えさせてよ・・・。

クチュ・・・。
「あっ・・・ん・・・あふっ・・・」
あ・・・また・・・? 急に・・・やさしく・・・。
私を指で掻き回されている・・・その一本が凄く熱くて・・・愛しく思える。
「随分と濡れてるな?」
「だって・・・それは・・・あうっ!」
当たり前だよ・・・だって・・・諦めてたもん・・・諦めて・・・。
クチャクチャクチャ・・・。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あ! ひうっ!」
優しかった・・・たった一言だけど・・・嬉・・・しい・・・。
二本目・・・愛しさが・・・悦びに変わった・・・優しい指使い・・・。
嬉しくて・・・体が震えた・・・心から・・・震えた・・・。
565HP−5000:2007/02/03(土) 01:23:43 ID:Ub3wLKZn
カシャン・・・。
「ひ・・・ひぁぁぁぁぁぁぁぁ! きゃぅぅぅぅ!」
その時は来た・・・悦んで声を上げた・・・解放と共に来たその衝撃・・・。
リュンの体を抱ける悦び・・・全部私が求めたもの・・・だから・・・。
パン・・・パン・・・パン・・・パン・・・パンッ・・・。
「ひゃ! きゃう! あふっ! ダメッ! ヤァ!」
いやらしい音・・・いやらしい声・・・時折感じる熱い息使い・・・。
上下に揺さ振られる度に・・・私は抱き締める力を強くした・・・。
ズプッ・・・。
「あ・・・?」
もう終わり・・・? 抱き上げられて・・・私は素直に悲しい顔をした・・・。
やだ・・・私まだ・・・もっと・・・お願い・・・。
チュク・・チュク・・ピチャ・・。
「あ・・・嫌ぁん・・・くすぐったぁい・・・あふぅ」
その状態で、リュンに両足で挟まれるように体を支えられると、乳首、首筋、お腹、お臍
・・・キスの嵐に・・・私は・・・悶えた・・・穴が開いた心が埋まるのを感じた・・・。
クチャクチャ・・・グニュ・・ニチャ・・・。
「あ・・・嫌ぁ・・・こんな・・・お、お願い・・・」
リュンが私をまた虐め出した・・・でも・・・今度は少しも悲しくない・・・。
それは・・・もう・・・私が・・・埋まってる・・・から・・・。
「どうした? 何か不満なのか? ちゃんと入ってるだろ?」
「そんなぁ・・・虐めないで・・・も、もっと・・・」
もっと・・・・・もっと・・・・もっと・・・もっと・・もっと・・・。
「もっと? 何を? どうして欲しいんだ?」
「だから・・・だ、だから・・・こ、この・・・この大きな・・・ひゃん!」
クチャプチャ・・・ピチャクチャ・・・。
もっ・・・と・・・。
「俺のなんだ? 俺の何をどうして欲しいんだ?」
「ひゃ! だから・・・きゃうっ!・・・あんっ!」
リュ・・・ンを・・・。
「その大きなチンポをぉぉ! 私に突き刺してぇぇぇ!」
――感じたい。

「そうかそうか! なら・・・これを食らってあの世まで飛んで行けぇぇぇ!」
ズブンッ!
「き、きゃぁぁぁぁぁぅぅぅぅぅぅぅううううう!」
うん・・・飛んでくよ・・・最期に叫ばしてくれた・・・このまま逝けるなら・・・。
本望だわ・・・。
「あがっ! ふぎゃ! ひぎぃ! ずごいのぉ! ずごずぎるのぉぉぉ!」
口に残った白い液を当たりに撒き散らし、下の口からは大量のいやらしい液を流しながら、私は仰け反りながら頭を抱え、何度も首を左右に振りながら悦び悶える・・・。
パンパンパンッ!
「もうだべぇ! もうゆるじでぇ! 壊れぐぅ! ごわれじゃう!」
ビクビクビクビクッ・・・。
体が痙攣する、もう何度も絶頂に達した・・・私は魔王様を敬愛し、何度も愛された。
けど・・・けど・・・これ程までに達した事なんてなかった・・・。
「俺はまだまだイけねぇな」
涼しい顔で言うんだね・・・本当は許してくれなくて良い・・・壊して良いよ・・・。
私が悲鳴を上げると嬉しいんでしょ・・・?イけるんでしょ・・・?
バチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチッ!
「ぎゃぅぅぅぅああああああぅぅぅぅぅんっ! がんにんじでぇぇぇ!」
溢れる蜜が何度も突かれて辺りに飛び散り、辺りにいやらし音が飛び散る。
私はリュンの為に・・・本能のまま悲鳴を上げるわ・・・嬉しいでしょう?
でも・・・どうして・・・。
――そんなに悲しそうに私を見るの・・・?
566HP−5000:2007/02/03(土) 01:24:38 ID:Ub3wLKZn
「これ以上すると壊れるか・・・それならスパートだ!」
ドサッ!
リュンは体を起こすと、私の体を押し倒し、上半身は壁に寄り掛かるようにして、体をくの字に曲げさせ、両膝を左右に割ってM字型に固定した・・・。
あ・・・ついに来たのね・・・覚悟は出来てる・・・でも・・・。
「まっ・・・」
「オラァァァァ!」
ズップズップズップズップズップズップズップズップズップズップズップズップ・・・。
「っ・・・」
待って・・・好きだって・・・言わせ・・・て・・・。
最期に悲しみが私を支配して・・・涙が溢れ出た・・・全ての時が止まって・・・。
ボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュ・・・。
もう・・・真っ白・・・前が・・・見えな・・・い。
「ぎ、ひぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああぅぅぅぅぅぅぅがぁぁぁ! やげでぇ
ぇぇぇ! ゆるじでぇぇぇぇぇ! じんじゃぐぅぅぅぅぅ!」
もう自分が何叫んでるか・・・わからない・・・わかるのは・・・リュンが私の・・・。
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンッ・・・。
「ふぅぅぅぅぅ! もう少しだぁぁぁぁ!」
「やぁぁぁぁぁ! ざげるぅぅぅぅぅ! だずげでぇぇぇぇぇ! 許しでぇぇぇぇ!」
中で・・・達しようと・・・してる・・・事・・・だ・・・け。

「おおおっ! おおおおおお! きたぜぇぇぇぇ!」
ドックン・・・。
「ひっ・・・」
大きな音がした・・・真っ白だった視界が開けて・・・リュンが見える・・・。
もう終わるのね・・・私・・・このまま・・・え・・・?
ドグォォォォォォォォン・・・。
何で・・・まだ・・・悲し・・・そう・・・なの・・・?
「ひぎぃぃぃぃぃ! ぬいでぇぇぇ! ざげるぅぅぅぅ! ごわれるぅぅぅぅ!」
やだ・・・ほら・・・こんなに叫んでるよ? ほら・・・嬉しそうに・・・してよ。
嫌・・・嫌だよ・・・そんな顔を見て・・・逝きたくない・・・助・・・け・・・て。
ギチギチギチギチッ!
「じ・・・ん・・・じゃ・・・う・・・」
「・・・・・・」
ズボンッ・・・。
抜いた・・・? どうして・・・? 情け・・・なの・・・?
「っ・・・うぁぁぁぁぁぁ! ふぅぅぅぅぅ・・・う・・・わぁぁぁぁぁぁ・・・」
ドプドプドプドプドプッ・・・。
抜け出して行く・・・せっかく埋まったのに・・・心から全部抜けて・・・。
また・・・空っぽ・・・。
私は恐怖とか・・・安心じゃなくて・・・。
悲しみで・・・静に泣き声を上げた・・・同時に・・・湧き上がったのは・・・。
――憎しみ。
567HP−5000:2007/02/03(土) 01:25:54 ID:Ub3wLKZn
カチャカチャ・・・。
「さてと・・・次のステージに行くか・・・」
リュンがベルトを締めると、入り口に向かって歩き出すのが見える・・・。
自分で仕掛けた檻の中で・・・私・・・気が付いたわ!
リュンの事が好きになった・・・。
それがぜっっっんぶ!勘違いだってね!ハッキリ言うわ!この男は唯の変態よ!
悲しそうな顔してたのは、私で満足出来なかったのよ!断じて情けじゃないわ!
くぅ〜!腹が立つ〜!女心をもて遊んだ罪は重いのよ!
ガシャン・・・。
「待ってよぉ・・・私をこんな所に閉じ込めて・・・どうする気なの? ひっく・・・も
う十分でしょ? あんなに怖い思いしたのに・・・もう嫌・・・出してよぉ!」
ぜっっったいに逃がさないんだから!復讐よ!これは女の子としての当然の権利なのよ!
て・・・リュン!何を呆れた顔してるのよ!この中に入ったのも全部演技よ!
「駄目だな・・・また襲ってきたら敵わん・・・同じ相手に二回も戦ってられねぇよ」
「も、もうしないわよ!何ですると思うの!?あんな怖い思い・・・うっ・・・」
どうよ!今迄で一番冴えてる演技!これで落ちなかったら男じゃないんだから!
さあ!ここから出すのよ!そして私を連れて行くのよ!
「それにしても・・・色が白いのは元々だった・・・っ!」
な・・・こ、この期に及んで何て格好を・・・あれだけ出してまだ足らないの?
つまり・・・あれ?私でまた欲情してくれた・・・はっ!?違うわ!私で満足出来なかっ
たのよ!危うく騙されるところだったわ!最っっっ低!女の敵・・・。
ふわっ・・・。
「え・・・? あ・・・あの・・・」
あれ・・・? 何か・・・優しく頭を撫でてくれてる・・・えっと・・・。
えっと・・・だから・・・この雰囲気は・・・こ・・・こ・・・こ・・・。
――告白のチャンス!
「わ・・・私をお嫁さんにして!」
「なっ・・・なんだぁ!?」
・・・・・・・・・・何言った・・・私・・・? 今・・・私・・・何言った?
驚きたいのは私よ・・・全然言うつもりじゃなかったのに・・・。
「優しいのね・・・私の負けね・・・こうなったら、意地でもあんたに勝ってやるわ!だから連れてって!最後まで付き合うから!」
「お前・・・そうか・・・ふっ・・・それも面白いかもな・・・」
私はリュンの命を狙う為に、魔王様をも欺いて復讐の旅に・・・。
・・・見たいな感じにしたかったのに!
何て思ってたら・・・何なのよこれは!
・一緒にハネムーンへ連れ行く。
・結婚して愛の巣へ連れて行く。
・男なら受けるしかない!
無理・・・絶対無理・・・どれを選ばれても私の人生終わりだわ・・・。
よし・・・こうなったら、この手に噛み付いて引き千切って、そりゃもう酷い事に・・・。
「だ・ん・な・さ・ま・・・お・ね・が・い・・・」
「・・・決まったぁぁぁ!」
ドゴォォォォォン・・・・。
お願い・・・誰も何も突っ込まないで・・・泣きそうだから・・・。
568HP−5000:2007/02/03(土) 01:27:09 ID:Ub3wLKZn
「よぉし!手始めにその辺のまだレベルが低い雑魚をボコボコにするわよー!」
「おい・・・あれは他のプレイヤーだ・・・」
私は町に着くと、腹いせにそこら辺の奴らを魔法で次々にネズミに変えていた。
ふんっ!リュンったら頭抱えて良い気味だわ!あー!清々する!
「ライバル潰しよ!お金も入るし一石二鳥♪」
そうそう・・・貧乏臭い旅なんて真っ平よ!野宿なんて持ってのほか!最低な旅になりそ
うだから、せめて朝は暖かいベットの上で目覚めたいのよ!何か文句ある!
ふふふ・・・それに、こうやってリュンを困らせてれば、その内自滅するかも・・・。
そうすれば私は自由♪晴れて魔王様に愛されて・・・。
「はぁ・・・」
リュン・・・凄く辛そうね・・・やり過ぎたかしら・・・。
「はぁぁぁぁ・・・」
だから・・・その溜息は何よ?厄介な物でも拾ったみたいに暗い顔して・・・。
そりゃ・・・幾ら困らせようとしたからって・・・やり過ぎなのは、わかるけど・・・。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
・・・・ううっ・・・何よ何よ!そんなに悲しそうにしなくてもいいじゃない!
どっかのボクサーみたいに真っ白になっちゃてさ・・・ううっ・・・うううっ・・・。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
うぅぅぅぅぅぅっっっ・・・・・・・・・・・・プッツン・・・。
あ・・・何か切れた・・・。
「あの・・・その・・・幸せにしてね・・・旦那様・・・」
・・・・・・・・・やっちゃった・・・。
だから・・・今のはその・・・だから・・・はぁ・・・私が溜息付きたい位だわ・・・。
ギュ・・・。
「え・・・?」
「取り合えず・・・周りのネズミ何とかしろよ・・・」
え・・・?今・・・凄く・・・。
――嬉しそうな顔した。

 
終わりです・・・今度こそ・・・(たぶん)
読んで頂きありがとうございました・・・(^^;
569HP−5000:2007/02/03(土) 02:04:22 ID:Ub3wLKZn
まとめ人様、並びにこの場所を敬愛されている皆様方へ。
プログ何時も拝見させて頂いております。
他の素晴らしい作者様と飾って頂けるのは感激の極みでございます。
アンケートもさせて頂きました。
これからもこの場所を応援して行く所存です。
皆様方の繁栄を願う事を代わりに、挨拶にさせて頂きます。

失礼しました^^;;
570名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:09:56 ID:J/RFmMGt
ありがとう
571名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:17:51 ID:ZIM7a0PY
別にそんな固くなんなくてもw
572名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 19:22:12 ID:MdAAAFWt
GJ!
だけど『・・・』がちょっと多すぎる気が。
573HP−5000:2007/02/03(土) 19:30:01 ID:Ub3wLKZn
「・・・」そうですね^^;;
私も見返してそう思いました・・・・・・失礼^^;;
574HP−5000:2007/02/04(日) 14:53:17 ID:pd7C+e/J
今日の俺は朝から沈んでる。
何でかって? そりゃあ久し振りに目覚めの悪い夢を見たからさ。
おかげで朝っぱらから汗だくだぜ! 胸くそ悪ぃ!
まあ、汗だくなのは、違う意味もあるんだがな。
例えば原因の一つとして、俺の隣で幸せそうに寝てる奴とかな……。
こいつは何時になったら起きるんだ? 俺は早く次に行きたいってのに。
暇だな……少しだけ、俺の昔話でもしてやるよ。
聞きたくないだ? まあそう言わずに聞いてくれよ。
前に言ったな? 俺が格闘家選ぶ理由はもう一つあるってよ?
そう……あれはまだ、俺がこのゲームに出会う前の話だ……。

リアリスト・サイバーゲーム(リュウ過去編)
恐れながら調子に乗って書こうと思うのですが。
これ以上やると、止まらなくなりそうで迷っています(性分です)。
今度は少しずつ投下する気なので、イキナリ完結にはならない(予定)です。
どうしましょう……どうぞご意見をお願いします。m( _ _ )u

と、調子に乗って頼む人 私は何様のつもりだろう……_| ̄|○
575名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 15:11:23 ID:PjvA1FEf
好きにしろ
だがうっとおしい。
576名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 15:42:23 ID:CqSbC9GI
まとめ人さんアンケート答えた。いつもありがとう。
結果楽しみにしてる。選択肢だけでエロく感じて萌えたわ。

>>574
エロいし面白いので変な気をまわさずに、自信持って投下したらいいと思うよ。
あと、それなりにまとまった形の方が読みやすいと思うけど。
個人的には二つのうち、男視点の方が気に入った。


あと、星矢スレにアニメ版オリジナルのガイストっていう悪の女聖闘士の逆レイプものが投下されてた。
577名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 18:21:26 ID:2F9tn4wk
>>574
あんまり遜り過ぎると、逆によくないよ。
578HP−5000:2007/02/04(日) 18:25:34 ID:pd7C+e/J
ありがとうございます^^気にせずに投下する事にしました。

「ワーン……ツー……スリー……」
俺は今、リングの上に立っている。
レフリーのカウントを聞きながら、俺の呼吸が心臓の音と共に高鳴り、高鳴った鼓動が俺の体を全て包み込み、周りの歓声をも支配し、目の前の光景を静に見せてくれる。
カンカンカンカンカンッ!
俺の体がゴングの音と共にビクリと動き、同時に俺は気が付く。
目の前に大の字に倒れる男が見え、俺は天に高く上げていた右腕を下ろす。
「うぉぉぉぉ! 勝った! 俺は勝ったんだ!」
俺は両膝をリングの上に落とし、両手を大きく天に広げて叫んでいた。
その日、俺は子供の頃からの夢、ボクシングの世界チャンピョンになった。
眩しいスポットライト、俺を包むカメラのフラッシュの雨がそれを実感させてくれる。
夢じゃないんだ!俺は、俺はついに……。
俺は喜びに打ち震えると同時に、辺りを見渡す。
それは今まで俺を鍛えてくれたトレーナーでもなく、親友でもなく、ある一人の大切な人を探す為だった。
「リュウ!」
「っ!」
俺は名前を呼ばれた、そして振り返る。
辺りから驚きのような声が上がり、カメラのフラッシュが一瞬止む。
「う、うぉぉぉ!?」
俺は驚いて両手を広げる、そうしないと間に合わないと思ったからだ。
そいつはリングのロープを両手で掴み、プロレスラー顔負けの動きで飛んで来た。
俺より少し背が低いそいつは、長い綺麗な黒髪を靡かせながら、俺の胸に飛び込んで来る。
ドサァ! と言う音と共に俺達は倒れこむと、再び止まっていたカメラのフラッシュが、俺達を包み込んだ。
「あ、危ないだろぉが!」
「何を怒るのだ? お前は世界を手にしたのだ! もっと喜ぶがいい!」
何時も凛としているそいつが、俺の上で座りながら、満面の笑みを見せていた。
そう、俺はチャンピョンになれたのは、全部この女のおかげだったんだ……。

つづく。
579HP−5000:2007/02/04(日) 19:07:50 ID:pd7C+e/J
「くそくそくそっっっ! 何で勝てないんだ!」
俺は何時ものメニューの一環、ジョギングをしながら吐き捨てるように叫んだ。
高校を卒業した後、俺は念願のプロボクサー試験に合格した。
部活も中学の頃からボクシング部に入門し、全国大会では中学、高校共に優勝。
勿論これから始まるプロの試合でも、負け無しの全勝を上げるものだと信じていた。
だが……現実は甘くなかった。
プロ初試合で開始数秒も経たない内に、俺はノックアウト負けしたのだ。
「どうしてだ! 何で勝てない!」
シュシュと空中を殴り、シャドーを決めながら鏡の中の俺に何度も疑問をぶつける。
それ以降、俺は一勝どころか一ラウンドもリングの上に立っていられなかったのだ。
そんな状態が長く続いて、俺は追い込まれていた……。
「俺は期待の天才とまで言われた男だぞ! 何で勝てねぇんだよ!」
バシュバシュッ!
怒りを吐き出すように、俺は何度もサンドバックを殴りつける。
「ちくしょぉぉぉぉぉ!」
どうして勝てないのか理解出来ない俺は、完全に頭に血が上っていた。
「リュウ! いい加減にしねぇかこの阿呆が!」
「っ!」
バシャァァァァァン。
俺はすっと頭に上っていた血が、体に押し込まれるのを感じる。
そして頭から足先まで、全部びしょ濡れなのに気が付いて後ろを向く。
「リュウジさん」
「ちったぁ目ぇ醒めたか?」
俺も背は低い方じゃない、百八十センチは軽くある。
だが振り向いた先には、見上げなければ顔が見えない大男が、手にバケツを持っている。
俺のトレーナー、ゴトウ=リュウジ。ヘビー級の世界チャンピョンだった人だ。
俺がボクシングを始める切っ掛けも、この人がその瞬間を手にした時を見ていたからだ。
あのリングサイド席で見たリュウジさんの雄叫びを、俺は思い出していた。
「リュウ、お前どうして勝てないと思う?」
「えっ? それは……」
俺はシャワーを浴び、事務所のソファーに座ってリュウジさんと話していた。
そして、最初の質問がこれだった。だが、俺は全く答えられなった。
当たり前だ、そんな事は俺が聞きたい、だからこんなに苛立っているんだ。
「やっぱりわからんか、そりゃそうだろうな」
「リュウジさんは、わかるんですか?」
「ああ、当然わかる」
俺はその言葉に目を丸くした、そして身を乗り出してリュウジさんの顔を見た。
その答えがわかれば、きっと勝てると思ったからだ。
「お前が弱いからだよ」
580HP−5000:2007/02/04(日) 19:11:40 ID:pd7C+e/J
「っ!? 俺が弱い!?」
簡単な答えだった、だがそんな事で俺は納得出来る筈がなく、立ち上がった。
「そんな事はない! 俺はプロになるまでは一度だって負けた事はなかったんだ!」
「プロになるまでは、だろ?」
プロの世界は違うと言いたいんだろう? そんなのは百も承知だ。
一度ぐらいは負けても仕方ない、俺はそうも思っていた。
だがどうだ! 一勝どころか一ラウンドも立ってられないんだぞ!
俺は自分が弱いと認めたくない一心で、その場に立ち尽くして拳を握り締める。
「確かにお前は強い、体のでかさもリーチも、俺と同じで良く恵まれてる、動体視力も相当なもんだ、普通の選手よりも天性の才能がお前にはある」
「だったらどうして!」
「ここだよ、ここ! お前にはそれが足らないんだよ!」
リュウジさんは右手を振り上げて、親指を立てると、自分の胸を何度も突く。
心だって言いたいのか? 俺が、俺が真剣にやってないと言いたいのか?
「ふざけるな! 俺は何時でも真剣だ! 誰よりも世界を手にしたいと願ってる!」
「んなこたぁな! 誰でも同じなんだよ!」
「っ!」
今までに無い叫びが、俺の言葉を止める。そして、静に俺は座った。
「俺はその先を言ってるんだ、その先にお前が何を望むの物をな」
「先に望む物?」
俺はじっと考えた、使えるだけ使って頭の中をフル回転させた、だがわからない。
「リュウジさん、俺は」
俺はもう一度顔を上げると、リュウジさんはもう扉の前にいた。
「それがわからないなら、お前はこの先も勝てねぇぜ」
そう言って、リュウジさんは扉の外に消えてしまった。
「その先、俺が世界を手にした後に望むもの……」
俺は夜、メニューにはないジョギングをして頭を冷やす事にした。
何度もリュウジさんの言葉を考える。だが、わからない、わかる筈がない。
「くそ」
考えに詰まった俺は、とにかくジョギングに集中しようとスピードを上げた。
「っ!」
その時だった、ガツッ! と言う音と共に、俺は前に引っ繰り返った。
「何だよっ!」
土手の上から、道を外れて下に落ちた俺は、ゴロゴロ転がりながら川の畔まで行くと、躓いた物を確認しようと顔を上げる。
「うっ、ううっ……」
「女の声……? ひ、人か? おい大丈夫か!」
俺は苦しそうな女の呻き声を聞いて、急いで斜面を駆け上がっていた。

つづく。
581HP−5000:2007/02/04(日) 20:31:45 ID:pd7C+e/J
ゴクッ……。
俺は思わず息を呑んだ。
こう見えても俺は今年で二十だが、まだ女は知らなかったからだ。
土手の上で、俺より少し年上の感じの女が、悩ましげな服装で横たわっていたのだ。
元々は会社の秘書が来ているようなスーツを着込んでいたのだろう。
だが、その服はもう見る影も無く、ビリビリに破れ、ブラウスは胸が大きく開いている。
「お、おい? 大丈夫か? 死んでるのか?」
そこから大きな谷間と黒い下着が見えて、俺は赤くなりながらも、恐る恐る女に声を掛けて見た。
「ううっ……っ! 誰だ貴様は?」
「誰だ貴様は、と言われても困るんだけどな」
随分と気丈な女らしい、俺の顔を見た途端、苦しそうだった顔が一瞬で凛とした表情になり、同時に体を起こした。
「立てるか?」
大丈夫そうなのを確認すると、俺はとにかく肩を貸してやろうと、腕を伸ばす。
見ればかなり美人だ、綺麗な黒髪は背中の後ろまで伸び、地面にまで付いている。
更にすらっと伸びた足はかなり美脚で、ミニのスカートから覗く白い肌が眩しいほどだ。
だが、女のその綺麗な体は、所々赤い痣が出来ていて、それは痛々しい姿だった。
そうか……強姦されたんだな。
俺はその様子を見て一論付けた。この場所は黒くて人通りも殆どない、そんな中をこんな美人が一人で歩いていれば、餌食になっても不思議じゃない。
「っ! 私に触れるな!」
「お、おい!? 勘違いするなよ、俺は偶然通りかかったんだ」
手を伸ばした俺を見て女が急に声を上げると、俺は急いで弁解する。
当たり前だ、強姦犯と間違われては堪ったものではない。
とにかく俺は、女を落ち着かせようと、再び手を伸ばした。
「くっ! お前如きにやられるものか!」
だからヤらないって……。俺は急に声を上げて飛び掛ってきた女を見ると、警察での厄介な事情聴取などを思いながら、一応構える。
ギュ……。
ん……? な、何だ?
俺は胸にやわらかいフニャとした感触を覚えると、そのまま硬直する。
バランスでも崩したのだろうか、女が抱き付いて来たと思うと、両手でしっかり俺の体を抱き締めている。
当然俺は女にそんな事をされるのは初めて、だから真っ赤になってどうする事も出来なかった。
「貴様? 何ともないのか?」
「な、何がだよ?」
「そんな馬鹿な……っ!」
数分して、抱き締めたまま女が不思議そうに、体を少し反らして俺を見上げてきた。
女は直に不に落ちない顔をすると、気が付いたように自分の体をキョロキョロと見る。
もうそろそろ放してくれないか? もう下の俺が暴れ出しそうなんだよ。
何時までも悩ましい格好で放さない女を見て、俺は赤くなりながら心で呟く。
「ちっ、機能障害か……」
「はぁ? 機能障害?」
「ん? 貴様、先程の奴とは声が違うな? 別人か?」
女はやっと犯人でないと理解してくれたのか、俺は解放された。
「だから俺は違うと言っただろ? 何を聞いて……っ!」
「あっ……」
俺は文句を言おうとしたが、急に女が倒れそうになったのを見て、慌てて抱き止める。
その瞬間に女の大きな右胸が、ボヨンと外にはみ出る。
「うわぁ!? わ、悪い!」
しかも悪い事に、俺は思い切りその胸を掴んで女を支えていた。
「…………」
女は暫くその右胸を見ていたが、ゆっくりと顔を上げて俺を見る。
来るか? 顔を殴られるのは慣れてるぜ! さあ来い!
俺は飛んで来るであろう女の手を見ると、覚悟を決めていた。
「お前の住み家は近いのか?」
「はい? まあ、近いけど……?」
変わりに飛んで来た声に、俺は目を丸くする。
「今夜止めてくれ」
「……………」
表情を崩さすに言う女の言葉を理解して、俺は数分後に再び土手から転げ落ちた。

つづく。
582HP−5000:2007/02/04(日) 20:44:57 ID:pd7C+e/J
俺はその様子を見て一論付けた。この場所は黒くて人通りも 黒く→暗い「
「今夜止めてくれ」→「今夜泊めてくれ」
気が付いた変更点です。誤字脱字すいません^^;;
583名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 22:46:12 ID:UcoOP7Yf
続き気になるです
584名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:16:53 ID:jyS4sdg3
wktk
585HP−5000:2007/02/05(月) 01:10:27 ID:5oCt47l1
シャァァァァ。
何故に? 何処で? どう間違ったら? こんな展開になるんだ?
俺は風呂から聞えるシャワーの音を背に、洗濯機の前で固まっていた。
洗濯機には女が着ていた下着や服が放り込まれている。
透明になっている蓋を除き、水の回転を見ながら俺は思い起こす。
「い、今の今まで強姦されてたんだろ! どう考えても変だぞ!」
「煩い男だなお前は? さっさと連れて行かないと、お前が私を襲ったのだと警察に通報する、いいのか?」
 この一言で俺は観念し、人の目や管理人の白い目を掻い潜り、やっとの事で部屋に辿り着いたんだが……。
「お前のせいで汗臭い、気持ち悪いからシャワーを使わせて貰う」
「お、おい!?」
ずっとお前の肩を抱いて連れて来たんだぞ、俺は汗の出過ぎで干乾びると思ったぜ!
部屋に付くと女は先程まで立つのもやっとだった筈だが、それが嘘のように歩き出し、さっさと風呂に入って行ったのだ。
「ぜってぇー厄介事になる、てかもう十分災難だぜ」
俺はベットに座り、頭を抱えてこれからの事を考えていた。
警察に通報するべきだろう、それはわかってる。だが、そうした途端にあの女は俺が犯人だと言い張るに違いない、間違いなくそうだ。
そうなれば俺のボクシング人生も終わり、俺はどん底。ぎゃぁぁ! 冗談じゃねぇ! 俺には世界を手にする夢があるんだぞ!こんな馬鹿な事で終われるか!
シャァァァァ。
「……あの音が止んだら出てくるんだよな」
シャワーの音に理性を取り戻し、俺は目の前の現実を考える。
取り合えず俺は女物の服なんて持ってる筈ない(持ってたら変態だ)、洗濯機の上に俺のトレーナを置いて来たんだが、次の事が気になってしょうがない。
“もしも裸で出てきたらどう知るんだ?”
俺だって男だ、女が裸で風呂から出てきたら抑制出来る自信なんてない。
それどころか、俺は今ボクサーとして修行の身、当然女なんてご法度だ、それこそ今まで溜まった欲が大爆発するだろう。
ガラッ……。
と思っていると、行き成り風呂の扉が開いた。
「ふぅ、さっぱりした」
「ほっ、トレーナ着てくれたんだ…なっ!?」
俺は女がバスタオルで髪を拭きながら出てきたのを見ると、トレーナーを見て安心したのも束の間、直にベットから転がり落ちた。
――上しか着てない。
俺は思い起こす、確かに黒のトレーナを上下セットで置いてきた筈だ、間違いない。
だがこの女は何をしてる? 確かに俺より少し背が低いが、上だけ着てどうする?
丈が長いからアウトの部分は全部包まれているが、少しでも手を上げようものなら、裾が上がり今にも見えてしまう位置だ。
トレーナーはチャック式だ、閉じれば前は閉まる。嫌、閉まってて良かった!
「お、おい? ズボンはどうした?」
「規定違反だから穿かなかったのだが? 問題でもあるのか?」
何だよ規定違反って? 嫌、そんな疑問を浮かべている場合ではない! おい! その格好で両手でバスタオルを使うな、その度に裾が揺れて見えそうになる!
「とにかくズボンを穿いて来い!」
「そんな事はどうでもいいではないか? それよりも確めたい事がある」
ギュ……。
「……………」
俺の思考が止まる、再び胸にフニャとした感触が触れる、それは二度目の抱擁だった。
そうして女は何度も俺の背中に手を回し、何度も腕に力を入れる。その度に、フニャフニャとした感触が俺の胸板に押し当てられる。
「妙だな、とっくに機能も回復している筈だが、何ともないのか?」
「……………」
風呂に入ったばかりの石鹸の匂い、色っぽく濡れた乾きかけの髪、更に今のは耳元で“何ともないのか”と囁き、湯上りの熱い息が俺の耳の穴に入る。
586HP−5000:2007/02/05(月) 01:13:45 ID:5oCt47l1
「うおぉぉぉぉ!」
「何だ? 急に叫び声など上げて少しは効い……」
俺の理性は飛んだ、男ならこの誘いを断わる事など出来よう筈がないのだ。
何を言っているのかは知らないが、俺は女の体を引き剥がすと、両腕を掴んで後ろのベットに押し倒そうと身を翻す。
「やれやれ、何を興奮しているかと思えば」
ドサッという音と共に、俺達はふたりでベットに倒れこんだ。までは良かった。
「ふふふっ、お前はそうまでして私を抱きたいのか?」
目の前に女の自信に満ちた顔が見える。その目付きは鋭く、風呂上りの為か、頬は蒸気を帯びて赤い、更には女の胸が、俺の胸板に押し当てられたままなのだ。
そして、俺の背中にベットの軟らかい感触がある。
つまり、押し倒されたのは俺だったんだ。

もの凄い力だった、押し倒したつもりだった俺は、逆にそこから身を翻した女に押し倒されていた。
「お前は私が欲しいと言うのだな? いいだろう、では私をやる」
「ま、待て! 今の俺はどうかしてたんだ!」
俺はあまりに人間離れした女の動きに冷静さを取り戻し、女の体を押し戻そうとする。
だが、俺の上にマウントして座った女の体は、押そうが横に揺さ振ろうがビクともしなかった。
「ふふふっ、そう焦らなくても可愛がってやる」
「うっ!」
俺は下腹部に熱い感触を覚えると、それが何か直に理解する。
それは女の手だった。
女はそのまま俺の胸に左手を置いて押さえつけると、空いた手で俺のズボンの中に手を入れ、最初は先の方を突っ突き、少し固くなると釣竿を持つように反り返させ、一気に上下に動かす。
「うぉっ、こ、これは」
「気持ちがいいか? もうこんなに大きくして」
「うぁぁぁ!」
女が俺を包んだ手を早く上下に動かし、シュシュと言う音が部屋の中に何度も木霊し、俺は更に固さを増す。
「随分と大きなモノを持っているな? ふふっ、しかしもうそろそろ限界か?」
女は俺を少し強く握ると、次は立てた人差し指で先の方だけクリクリといじる。
何度も先の方を指先で回され突っ突かれ、俺は限界が近かった。
「うっ、くっ、ぐっ!」
「もう出るのか? 随分と早いな? まあいい」
「っ!?」
俺は体がブルリと震えるのを感じると、女が急に背を向けて頭を下げたのを見て、同時に手で持たれた時とは、比べ物にならない熱さを感じる。
「んっ……クチュ、ピチャ、ピチュ……ゴックン、ふはっ! ふふっ、随分と出たな?」
「うぉぁ」
俺は情けない声を出すと、白い液を飲み込んだ女が振り向くのが見える。
女は俺に妖艶な笑みを見せると、ピチャクチャと音を上げながら、指先に付いた白い液を綺麗に舐める。
それはもう終わりなの? と俺を挑発するような目付きだった。
「はむっ……」
「くぁ!」
女が口を開けて再び頭を下ろすと、今度は一気に俺を根元まで飲み込む。
「ピチャクチャ、クチュ……んっ、クチュクチュ、レロっっんっクチュクチュ……」
熱い吐息と甘い下使い、それが俺を更に興奮させ、俺は直にまた反り立つ。
「ふふふっ……まだ頑張れるようだな?」
「う、うぉぉぉぉ!」
「ん……」
俺の理性は再び飛び、今度こそ俺は女の体をベットに押し倒す。
「っ!?」
その時、俺はゴクンッと言う自分の喉が鳴るのを耳にする。
女は何時の間にかトレーナーのチャックを全開にしていたのだ。
乱れた髪、その綺麗な白い肌、M字型に投げ出された美脚が俺を挟んで膝を立てている。
そして、その間に見える女の綺麗なそこは、甘い蜜を流して濡れていた。
587HP−5000:2007/02/05(月) 01:18:41 ID:5oCt47l1
「もう駄目だ! 我慢できねぇ!」
それを見た途端、俺は直にいきり立つ俺を入れようと、女の両膝に手を置く。
だが、そこまでして俺は腰を前に出す事は出来なかった。
「悪いな、私は制させるよりも制する方が好きなのだ」
女はそう言うと、一瞬で俺の手を振り解き、再び俺をベットに押し倒した。
これで二度目、女は男である俺の体を簡単に制し、再びマウントの態勢になる。
ビリビリビリビリッ!
「うわっ!?」
「ふふふっ、怖がる事などないではないか? 殺そうと言う訳ではないのだ」
次に俺は服を破かれた、女とは思えないその腕力、俺は一瞬で裸にされた。
女はそのまま膝を立て、面白そうに笑みを見せると、右手で俺を掴んで狙いを定める。
そして俺の先が女の割れ目に当たると同時にそれは来た。
「う、うぉぁぁぁ!」
「はぁん!」
ズブリと俺を包んだ女は物凄かった、一瞬甘い声を出したかと思うと、何度も腰を上下に動かし、甘い蜜が俺を容赦なくシゴく。
「ん、ん、ん、んぁ! あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁん!」
甘い声を上げながら女の胸がボヨンと何度も上下に揺れるのを見て、俺は堪らなくなって手を伸ばす。
「んっ……ふふっ、触りたいのか? 駄目だ、許可無く触ったら許さな、あんっ!」
「っ!?」
ズップズップズップズップズップ!
女は俺の両手を取ると、そのまま指を重ね合わせ、ベットに押さえ付けると同時に、激しく腰を振る。
その度に音が俺の体の中に響き、俺がどんどんと締め付けられる。
「あっ! はんっ! すごっあんっ! ひゃん! あっああんっ!」
「くっうっっ、っ!」
「あむっ、んっんっ」
俺は声にならない唸りを上げていると、女の唇が俺の唇と重なり合い、それすらも止められてしまう。それでも女は腰を止めようとはしない。
俺の中に入り込んだ舌が、何度も俺の舌に絡み合い、何度も俺を吸う。
クチャクチャと音を立てるその口と、女の下の口が出す音が重なり、イヤラシさが増す。
同時に胸板に押さえつけられた女の乳房が、擽るように俺の理性を刺激する。
「もう限界だ! 揉ませてくれ! 頼む!」
「んはっ! いいぞ!」
「うぉぉぉぉ!」
俺は両手を解放されると、抑制されていた体の動きを解放され、荒々しく胸を掴み、腰を激しく突き上げる。
「ひゃぁん!」
あまりに予想外だったのか、女はその衝撃で顔を顰めると、頭を抱えて体をくねらせる。
パンパンパンパンパンパンパンッ、と何度も女の肉付きのいい尻が俺に当たる度に、甘い蜜が俺の体に飛び散り、手からはみ出す胸がグニグニと変化する。
「あんっ! だめぇ! ダメダメぇ! クルゥ! クルってしまぅぅぅぅああん!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ! 来る来る来るぜぇぇぇぇ!」
バチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュバチュ!
俺が更に腰を振り上げ、女は体を仰け反らせ、綺麗な髪が何度も空中で弧を描く。
少し濡れたその髪は、綺麗な雫を辺りに飛ばし、女がそれに包まれて、俺には妖精の様に美しく見える。
ドックン!
「んぁっ! あぁん! ひゃぁう! ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
俺が大きく脈打つと、女のからだが後ろに仰け反り、頭がベットに付く。
女は俺の両手を握ると、俺が自分から抜け出さないように強く引張り、俺の出した白い液がドクドクと女の中に注ぎ込まれて行く。
「はぁぁぁぁ……あふっ……」
ビクンビクンッと体を揺らすと、女の手が俺の手から擦り抜け、そのままベットに身を落とす。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「何と言う顔だ? そんなに私は良かったか?」
俺が荒い息をしていると、今まで悶えて苦しんでいた筈の女が、再び凛とした顔で俺を覗き込んでいた。

つづく






取り合えずここまで、て言うかもう限界ですo(__)o......zzzzzzzz
588名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 01:35:27 ID:7d8BvkIB
エロくていい‥‥んだが、「悪の女」なんだよな?
589名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 01:59:30 ID:nBZGQsTw
これから目もさめるような悪行をやってくれるんだろう。
590名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 02:09:18 ID:WDI0j+yY
予想

1.正義の男にやられた淫魔だった→悪の女
2.この世界では影でバトルファックがおこなわれている→悪の女?

とにかく人を殺しても何とも思わないような悪い奴なのを期待しておこう。
591名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 08:16:35 ID:5a9uM5rL
じゃあ俺は
3.実は悪の女が別にいる で

エロGJ
592名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 13:32:29 ID:tHiBhfPk
エロ描写は良いんだが……ああっ色々ツッコミてぇ
593名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 17:46:11 ID:QWXYq1br
>>HP-5000
つーか長すぎるんだよお前。エロ描写しつこすぎ。
一人で容量使いすぎ。もう少し短く纏めれ。
594名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 18:50:53 ID:hSFfSrNw
>593
もちつけ。そこまでキツい言い方が適切だとは思わんぞ。
595HP−5000:2007/02/05(月) 19:11:17 ID:5oCt47l1
“もしも裸で出てきたらどう知るんだ?”どう知るんだ?→どうするんだ?
大事なとこ……見落とし多いなぁ(泣)
>>593
文章ファイルに貼り付けてみたら(30行×40文字)性描写だけで3ページ弱逝ってましたね(汗)今後気をつけます。

「すいませんでしたぁ!」
次の日俺は、昼の休憩にで事務所に入るなり、土下座していた。
「成る程な、それで禁止事項を破った訳だ」
「俺も何とか自制しようと思ったんですけど!」
女の味は一度思えると、練習にも試合にも身が入らない、だからご法度。
その掟を破った時点で、今日一日の練習に身が入らないのは、わかっていた。
だが、朝ベットの隣で寝ている女を見た時、昨日の事を思い出しそうで、また同じことを繰り返しそうで怖かった俺は、練習を逃げ場にしたのだ。
大好きなボクシングを逃げ場にした時点で、俺はボクサー失格だった。
「まぁ顔上げろ、別に怒りゃしねぇよ」
「で、ですけど!」
「禁止事項を破られるなんてのは、俺のトレーナー人生では良くある事だ、逆にそこまでされて何もしない奴の方が、俺は怒りたくなるぜ!」
わはははははっ! と豪快に笑うと、リュウジさんは俺をソファーに座らせる。
「それにな、昨日より今日のお前のパンチに切れが出てたぜ」
「そんな筈は……」
ある訳無い、一日中あの女の事を考えていたんだ。
もしかしたら帰った時、あの女がまた居るかも知れない、そう期待ばかりしていたんだ。
「怒りで肩に力張るより、他ごと考えた方が力が抜けて、いい事もあるってこったな」
「リュウジさん……」
「のめり込み過ぎるなよ、骨抜きにまでされると支障が出る」
「リュウジさん?」
リュウジさんが立ち上がったと思うと、急にドアを開けて俺を見る。
俺は何の事かわからないから、暫く目を丸くしていると、リュウジさんが口を開く。
「好きなんだろ? 早くしねぇともう会えなくなるぞ」

リュウジさんの言葉で俺は、何かのスイッチが入ったかのように、走り出していた。
「はっ、はっ、はっ…」
俺は走った、リュウジさんに言われるまで気が付きもしなかった。
昨日のあの感覚が忘れられなかったんじゃない、あの体を求めていた訳じゃない。
あの女を……俺は、あいつ自身を、心も全て含めて望んでいたんだ。
性欲だけで動いていると思われても構わない。だがそれでも、俺はあいつが……。
俺はマンションの扉を開け、あいつの顔を見たいと願いながら中に入る。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
あいつは居なかった。
唯虚しく俺切れた息だけが聞える。
俺が見たかったのは、あいつが消えた後の、ベットの乱れた名残の跡じゃない。
俺が聞きたかったのは、こんな大きな俺の泣き声じゃない。
俺が感じたいのは、あいつと言う……。
「まったく、煩い男だなお前は」
そうだ……俺が聞きたかった…の…は?
ゆっくりと振り向いた、また思考が全部飛んで、俺は自然と体が動いていた。
凛とした顔。強い口調。囁かれた声。
俺が抱きしめているこいつ、こいつに俺は会いたかったんだ。
「どうだ? 何ともないか?」
俺の体を抱きしめ返し、こいつは何か言ってる。
何を言ってるのかは興味はない、俺はその声が聞ければ、それでいい。
「何ともない訳無いだろ」
「っ! 放せ!」
俺の苦しそうな涙混じりの声を聞いて、こいつは急に俺を突き飛ばした。
俺は暫くよろめくと、前を見る。
「何だ……。何ともなさそうではないか? ふふっ。脅かすな」
こいつが、俺の前で始めて嬉しそうに、少しだけ微笑んだ。
つづく
596HP−5000:2007/02/05(月) 19:31:05 ID:5oCt47l1
そうして、俺達は何時の間にか一緒に暮らし始めた。
「何だ? 私の顔に何か付いているのか?」
「いや、綺麗だなと思って」
「ふんっ。戯言だな」
黒いスーツは相変らず、ミニのスカートをあまり穿いてほしくないが、どうやら仕事場の規定でそうも行かない、と言う事だった。
だが、俺が知ってるのはそれだけ、こいつが何処で何をして働いているのかさっぱり知らない。最初の内は、俺もそれが知りたくて堪らなかった。
だが不意に思った、こいつは毎日必ず帰って来る、それで俺には十分だ。
「今日は何処へ行くのか訊かないのか?」
「別に興味ねぇよ」
「お前は変な男だな? あれ程聞きたがっていたのに、お前は………」
急にこいつが黙り込んだ、何時もは少しだけ憎まれ口を叩いて、直に出て行く。
暫く悩むように握った右手で口を隠していたこいつは、急に口を開く。
「お前、名前は何と言うのだ?」
その時初めて気が付いた、もう何日も一緒に過ごしているのに、俺達は互いの名すら、知らなかったのだ。
「リュウだ。ヒサノ=リュウ」
「リュウか、リュウ、リュウ……」
こいつは急に瞳を閉じると、何度も俺の名前を呟く、そうして暫くして顔を上げる。
「よし、憶えた。それにしても強そうな名前だなリュウ?」
「強いぜ! 何てったって俺はこの手で世界を掴む男だ!」
名前を呼ばれて俺は嬉しかった、そして腕を振り上げて格好良く見せてみる。
「名前と強さは比例しないものだな? 負け続けているそうではないか?」
「うっ! 厳しいなおい……」
「そうそう、その顔を見なければ朝という感じがしない」
俺が少し困った顔をすると、こいつは何時ものように、満足そうに出て行こうとする。
「お前の名前は?」
「私の、名前……?」
急に声を掛けられて、ドアのノブを掴んだこいつの手が離れ、不思議そうに振り向く。
何か悪い事を言ったのだろうか? 当然自分も訊かれるとわかっていて、こいつが俺の名前を訊いて来た、とばかり思ってたんだが。
「何故そんな事を訊く?」
「そりゃないだろ? 俺だって好きな相手の名前を知りたいぜ?」
「好き? この私を?」
凛とした顔が一瞬驚いた顔になる。
何だよその驚いた顔は? まさか、お前は俺の事を何とも思ってないのか?
と言う嫌な思考が過ぎるが、俺は首を振ってそれを掻き消す。
「何だと思う?」
「お前の名前か?」
こいつが俺の嫌な思考を、更に掻き消す手助けをしてくれた。
俺は腕を組んで考え始める。綺麗だからレイか? ありがちだな、ミカ、は俺のお袋の名前だし、う〜ん。
「答えないなら、もう行くが?」
あのなぁ、問題だしたのはそっちだろ? まったく何時もと変わらず凛として……!
「リン」
「リ…ン?」
間違ったかな? そりゃそうだ、適当に言ったんだからな。
「リン、リン…か」
まただ、また俺の名を呼んだ時のように、こいつは何度も呟いてる。
「ではそれでいい、私は今日からリンだ」
「はぁ? あのな、馬鹿にするにも、んっ!?」
流石に怒ろうとしたが、キスでそれを止められた。
俺もそれに答えて熱いキスで返す。
「ん…ふふっ、リュウは素直で可愛い奴だな」
「う、煩ぇな」
「リュウ。世界、掴めるといいな」
リンは俺の腕から離れると、何時ものように身を翻してドアの外に消える。
「ありがとな、リン…」
本当は面と向かって言いたかったが、俺は暫く動けなかった。
だから数分後、決意を新たにドアに向ってそう呟いていた。
つづく。
597HP−5000:2007/02/05(月) 19:50:32 ID:5oCt47l1
「やりました! ヒサノ=リュウ! またも一ラウンドノックアウト勝ちです!」
アナウンサーが興奮気味に話すのが聞こえる。
あの決意の後、俺は負け知らずの全試合一ラウンドノックアウト勝ちの快進撃。
それはマスコミを湧かせ、俺は一躍有名人になり上がっていた。
「よぉし! よくやったぞリュウ! これで世界タイトルの切符を手にしたぞ!」
セコンドで見ていたリュウジさんが、俺を高らかに抱き上げる。
そうだ、次の試合に勝てば俺は、全てを手に出来る。世界をこの手に……そして。
「結……婚……?」
「ああ! 次の試合で俺が世界を手に入れたら! そしたら結婚してくれ!」
俺はリングから降りると、控え室の前にいたリンに叫んでいた。
「私が、リュウと結婚?」
「ああ! 俺とリンが結婚するんだ!」
俺はリンの体を強く抱きしめた。その時、初めてリンの体が震えているのがわかる。
「そう言う事は、勝利してから、言う、ものだ」
リンが俯いていた、何かに耐えるように震えていた。
俺は、その震えが喜びから来るものだと、そう信じた。
そして……俺は勝った……。
そして手に入れたんだ、リュウジさんが言っていた、その後に望む物を……。

「結婚は出来ないっ!? 何でだよ!」
「私が何時、リュウと結婚するなどと言った?」
「だってお前っ…」
言ってない。
確かにそうだ、俺はリンに一方的にプロポーズしたが、リンの口から返事を聞いた訳じゃない。
じゃあの震えは一体なんだった? あの喜びに満ちた笑顔は何だったんだ?
「ふざけるのも、いい加減にしろよ!」
俺はリンの両肩を掴み、何時の間にか壁にその体を押し付けていた。そして声を失う。
何時も表情を崩さないリンが、震える声で怖がるように顔を背けている。
「リュ…ウ…」
リンが俺に名を呼ばれてビクンと体を震わせる。
俺は優しく、リンを抱き抱え、ベットにゆっくりと運んだ……。
「ああっ、あぅ…リュウ…あんっ…ああっ…許してリュウ…」
「リン。大丈夫だ、優しくしてやる」
俺はリンを裸にすると、その乳房に優しく舌を這わせる。舌の先で何度もそれを左右に転がし、少しだけ押し付け、そしてもう一度吸い、唇で甘く噛んで放すを繰り返す。
「きゃふっ! んんっ…あふぅ! リュウ…リュウ…」
吸われる毎にリンは甘い声を出し、転がされる度に顔を左右に振って悶える。
そして何度も俺の名を呼び、愛しそうに俺の顔を見る。
「ひやぁぁぁぁぁ!」
リンが甘い叫びを上げる、リンの中に指を一本居れ、中を掻きだす様に何度も動かす。
クチュクチュクチュ。プチュクチュチャ。クチュクチュ。と音が出る度にリンの中から溢れんばかりの蜜が、俺の指を伝い、ベットに溜まって行く。
「ああっ! あんっ! あふっ…リュ…ウ…私は…もう」
「リン、ああ…わかった」
俺は指をリンから抜くと、ブチュと言う音が響き、抑制されていた蜜が流れ出すのが見える。それを見ながら、俺を静にその中へと導いて行く。
「ひっ、ひやぁぁぁぁぁぁあああああ! くぅぅぅぅんぁぁぁぁぁぁ!」
ズッ…という音と共に、俺はリンが立てた両膝に手を添えると、優しく動く。
「あんっ! うわぁん! きゃふリュ、あっうウ、ああんっ! ひうぅぅぅぅぅ!」
ズプズプとリンの中を俺が行き来する度に、リンは体を捻り、何度も首を振り、悶える。
体を捻る度に、その美しい白い胸が、何度も左右に揺れ、上下に暴れる。
「きゃぁ! あうぁぁぁ! きゃ、きゃぁん! ああんっ! リュゥゥゥゥ!」
リンが堪らなくなった様子で体を起こし、俺の胸板に顔を埋め、泣き声のように叫ぶ。
「リン!」
「っ……んぁ、んぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁあ! リュゥゥゥゥゥゥゥ!」
俺はリンの両腕ごと抱きしめると、腰を何度も突き上げ、リンは身動きが取れないまま、体を仰け反らせ、俺の胸板に押し付けていた胸が、ブルンッと弾け出す。
ドックン。
「ひっ、くはっ、あう…あ、あうぁ、んぁぁぁぁああぁぁぁきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
リンは俺が深く付き入ってきたのを感じ、両目を見開いて一瞬声を詰まらせると、次にドクドクと俺の脈打つ共鳴するように、ビクッ!ビクッ!と何度も身震いする。
「リュ…ウ…」
「リン……」
リンは俺の胸に顔押し当て、達して気を失う最後の瞬間まで、俺の名を呼んだ。
俺はリンの頭に優しく右手を添えると、その体を何時までも強く抱きしめていた。
598HP−5000:2007/02/05(月) 20:15:37 ID:5oCt47l1
あの夜から五年の月日が流れていた。
結局俺達は、あのままの関係を続けていた。唯変わったのは、俺がボクシングを引退し、リュウジさんの事務でトレーナーを始めた事だ。
そう、変わったのはそれだけだった……。
最初はまったく気にしなった。リンは何時までも美しく、夜は俺を満たしてくれる。
何時までも変わることが無いと思っていたが、最近俺は気が付いた。
「リン…? お前は何者なんだ?」
そう、変わらな過ぎたのだ。
幾らリンが綺麗だと言っても、もう五年も経つ、俺の顔立ちも子供臭さが抜け、大人びて来ている。
だがどうだ? リンの綺麗な肌、流れる髪、しわ一つ無い顔立ち。
俺は徐々にリンを疑い始めていた……そして。
「ん? また事故か、最近良く見るな」
「そうね」
その日、俺はリンと二人でデパートに買い物に来ていのだが、人だかりが出来ているのを見ると、二人で野次馬に入っていった。
ここ数日、何故か事故の現場を見る事が多くなった。それも、車に跳ねられて無残な姿の遺体、屋上から飛び降りると言った気持ち悪い物ばかりだ。
「うっ、やっぱり見なきゃ良かったな」
俺はその光景を見て顔を背ける、若い男だった、周りの話を聞くと、屋上からデパートの屋上から落ちた、と言う事だった。
「ふふっ」
俺は凍りついた、顔を背けず、その遺体を見て居れば良かったと後悔した。
リンが、その無残な遺体を見て、さも嬉しそうに、冷たい笑みを見せていたからだ。
そして俺はその夜、終に決意した。
「リン…? お前は何者なんだ?」
「何がだ?」
マンションの入り口の前で、俺はリンと向かい合って話していた。
「お前は何だ? 本当に人間なのか?」
「何が言いたいのだ?」
リンの目付きが鋭くなる。凛とした表情に影が差す。不敵な笑みが見える。
「う、うぁ…うわぁぁぁ!」
「そうか、今日は満月だったな。抜かったな…」
俺は見てしまった、雲が開け、満月を背にしたリンの影を。
マンションの壁に映ったその影は、人間のそれではなかった。
それはあまりにも禍々しい、巨大な怪物の影だったのだ。
「何だ? どうしたリュウ?」
「りゅ、リュウジさん?」
すっと満月が隠れると同時に、俺は尻餅を付いたまま、後ろを見上げる。
買い物の帰りか、そこにはリュウジさんが不思議そうに俺を覗き込んでいた。
599HP−5000:2007/02/05(月) 20:40:34 ID:5oCt47l1
「お? リンちゃんも一者か? 今夜も二人で熱い夜を交わすのか?」
幸せ物めが!と言うと、腰が抜けた俺に冗談交じりの顔を見せ、リュウジさんはリンに近寄る。
「リンちゃんも大変だろうな? こんな男の面倒見てよ」
「そんな事は無い、毎日が楽しくて仕方がないからな」
「出来てるなぁ! リュウにはまったく勿体無いぜ!」
バンバンと、リュウジさんはリンの肩を叩く。
俺はその和やかなやり取りを見て、リンの先程の影が見間違いなのではないか?
そう思った。嫌、そう心から願った。
「だが、その楽しい時間も今日で終わりらしい」
「ん? おいおいリンちゃん? 何時もリュウで遊ぶのはいいが、俺は家内持ちだぜ?」
リンは急にリュウジさんの体に抱きついた。
リュウジさんはリンのいつもの悪い冗談が出たのだと、そう思ったのだろう。
ミシッ…。
だが、次の瞬間、俺もリュウジさんも、その言葉に偽りが無いの事に、嫌でも気が付く事になる。
ミシミシミシッ…。
「う、うぉ、り、リン…ちゃん? 何を…」
「見ているかリュウ? 私の正体を知りたいんだったな?」
声が出なかった、リュウジさんが急に背中を仰け反らせ、苦しい顔を見せた次の瞬間。
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキッ!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
物凄い音がした。耳を塞ぎたくなるような不快な音、それを同時に聞えた悲鳴。
「りゅ、リュウジさぁぁぁぁぁぁぁん!」
「…………」
俺が叫んだ時には、リュウジさんは口から泡を吹いて、リンの腕の中で体を反対側に、くの字に曲げ、白目を向いていた。
ドサッとリュウジさんが俺の目の前に倒れこむ。俺はその光景が信じられなくて、頭を抱えて叫んだ。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「いい悲鳴だなリュウ。ゾクゾクする、ああ、この快感が堪らない…ふふっ」
自分の両腕を見て、リンは今までに見せた事が無い甘い視線を送って来ていた。
600HP−5000:2007/02/05(月) 21:29:00 ID:5oCt47l1
「お前にだけは知られまいと、注意していたのだがな」
俺は近づいて来たリンから逃げるように、背中を向けてその場を走り去ろうとした。
「何処へ行くのだリュウ?」
無駄だった、振り向いた瞬間、人間の跳躍では考えられない動きで、リンは俺の頭の上を跳び越し、目の前に着地したのだ。
「うわぁ!」
「どうした? 何故悲鳴を上げる? 私を愛していると言ったではないか?」
目の前に下りたリンを見て、俺はその場に再び尻を付く。
リンはそれが不思議でしょうがないと言う目で、俺を見下げている。
「私も愛しているぞ、お前を……殺したい程にな」
「り、リン?」
その瞳は、恐怖に支配された俺の姿を見て、嬉しそうに再び冷たい笑みを見せる。
「ん? ちっ! 邪魔が入ったか!」
「っ!?」
ドゴォォォォォォン!
リンが一瞬右上を軽く見たかと思うと、俺はその衝撃で体が軽く浮くのがわかる。
俺の目の前に巨大な鏡が見えた。そこに歪んだ俺の顔が映っている。
「避けやがったか」
「な、何だあんた?」
暫くして、右を見て俺は放心気味に言った。男が一人、俺の横でしゃがみ込んでいた。
ゴトッ、と言う音と共に、砕けたアスファルトの中から、その地面を砕いた物の正体を明らかにする。
「流石は幹部クラスだな。動きが早い」
それは巨大な剣だった、俺の顔が映っていたのも、その剣の刀身だったのだ。
男の身長は優に二メートル以上あるだろう、だが、その肩に担がれた剣は、握っている柄の部分を含めれば五メートルはある巨大なものだ。
「幹部クラス? リンの正体を知ってるのかあんた!? 教えてくれ! リンは…」
「あん? 何だお前は? 居たのか?」
男は丸太のような腕で、剣を構えながら俺に初めて気が付いたようだ。
俺は、その構えられた剣の先を目線で追う。そこにはリンの姿が見える。
「しつこい男だなお前は? 青龍よ。そんなに私が欲しいのか?」
「生憎俺は、お前みたいな化け物を抱く趣味はねぇよ」
この男は、青龍と言うらしい、確かに見れば、髪の色は鮮やかなブルー、目の色も綺麗な藍色をしている。
俺はとにかくこの状況を考えようとするが、当然わかるはずもない。
わかるのはリンが化け物なのだと、青龍の言葉で決定付けられた事実だけ。
「うわぁぁぁぁぁ! 嘘だろリン! 嘘だって言ってくれよ!」
「お前もあの女に魅了された口か? だったら諦めろ、あれはもう人間じゃねぇ」
「っ!」
バチバチバチバチバチバチバチバチッ!
俺はリンに向って叫ぶが、青龍の剣が物凄い音と共に、青い火花を散らしているのを見て、息が詰まる。
「さっさと正体を現せよ。俺は全力で戦わない相手を切り捨てるほど、落ちちゃいない」
「ふん、不意打ちを仕掛けておいてよく言う。もう、この前のようにはいかんぞ」
リンはそう言うと、何時も穿いているハイヒールを脱ぎ、綺麗な足先で地面に立つ。
ビリビリビリビリビリッ!
そして着込んでいたスーツの上の方を、その腕力で破り捨て、綺麗な素肌を見せる。
俺はもう、その光景を見守るしかなかった。
「ふぅぅぅぅぅ!」
背に満月の光を浴びたリンが、その姿を変えて行く。
ミシミシとリンの両耳が頭の上に移動し、それは獣の形に変わる。
体からは獣の体毛が所々から浮きでて、胸の上部を隠す。
両足の太ももから下が、獣の体毛で覆われ、綺麗な爪先が犬の足のように変化する。
右腕の肘から先が、一回りも二周りも巨大になり、指が黒い爪に覆われる。
綺麗な黒い瞳が、満月色に染まり、夜行性の光を放つ。
「さぁ、私と遊んでくれるな青龍よ? 退屈させるなよ」
綺麗な顔だが、そう言って笑う口元に、キラリと牙が光っている。
バサッ……。
リンが顔を振ると、黒髪に混じった銀髪が、夜空に高く靡いた。
601名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 22:19:23 ID:p3a+BtRa
GJ支援
602HP−5000:2007/02/05(月) 22:26:02 ID:5oCt47l1
「力押しだけの男が私に敵うものか!」
「お前は唯、スピードが速いだけだろうが!」
もう何分経っただろうか、二人は俺の目の前で激しい戦闘を繰り広げていた。
青龍がその巨大な剣を振り上げ飛んだかと思うと、リンが一瞬でその後ろに移動して、右腕の爪を突き出す。
ガキィィィィン!と言う音がすると、青龍がその爪を剣で防いだのが見える。
バチッ!
「うっ!?」
「はぁ!」
リンが爪を防がれ、剣が青い電撃を放つと、一瞬だけ表情が歪み、青龍の腕に力が入る。
ドゴォォォォォォン!
「リン…?」
俺はその時始めて声を出した、青龍がバットをフルスイングするように振った剣が、リンの体を吹き飛ばし、マンションの壁に激突させたのだ。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……どうだ? やったか?」
「そんな…リン!」
剣を地面に突き刺し、肩で息をしている青龍は限界が近いのだろうか。
だが、そんな事よりも俺は、リンが埋もれた瓦礫の山を見て、走り出していた。
「っ!? 馬鹿野郎! 迂闊に近寄るな!」
ドゴォォォォン!
青龍が俺に言ったが、それは一瞬遅かった。
「うわぁぁ!」
俺は物凄い粉塵で前が見えなくなると、飛んで来た瓦礫が俺を吹っ飛ばす。
そして、粉塵が消えて最初に見たもの、それは…。
「ゼェ、ゼェ、ゼェ、リュ、リュウ…お前だったのか?」
俺に馬乗りになり、右腕を振り上げてリンが呟いている。
その綺麗な胸元が、青龍の斬撃を受けたせいなのか、少しだけ縦に切れて血が出ている。
「リン! もう止めてくれ! 頼む!」
俺は必死にリンに頼んだ、つらそうな顔、それ以上やればリンの負けは明らかだった。
「無駄だ、そいつは説得されるような思考回路は持ち合わせてない」
「止めろ! 来るな!」
既に呼吸を整え、剣を構えて青龍が俺の前に来る。
俺はリンの体を抱きしめ、青龍から護るように背を向けていた。
「何の真似だ? お前そいつに殺されかけたんだろう?」
「そんな事は関係ない! こいつはリンだ! 俺が愛したリンだ!」
例え姿は変わっても、その綺麗な顔には、リンの面影が残っている。
それが今、目の前の男に無残にも殺されようとしているのだ、黙ってられる筈が無い。
「来るな! 来るんじゃねぇ! 来たら俺がお前を殺してやる!」
俺は何度も、声を上げ、青龍を威嚇し続けていた。
「ちっ、お前がそいつを放さないから、回復しちまったじゃねぇかよ」
「っ!?」
青龍の言葉で、俺はリンを見て目を見開く。
「リュウ…」
リンが俺の名を呼んだ、そして傷だらけだった筈の体が嘘だったかのように、綺麗な姿を取り戻していた。
「わかったか? そいつは腕を切ろうが何をしようが、またそこから再生しやがる!」
青龍は吐きしてるように言うと、剣を構えて俺を睨み付ける。
「完全に力を戻したら引き裂かれるぞ! 早く退け!」
俺は離さなかった、リンの体を強く抱きしめ、そのまま引き裂かれてもいいと思った。
「一緒に死ねるなら本望だぜ」
「っ……」
ビクッとリンの体が震えた。そして次の瞬間。
「う、うわぁぁぁ! リュウ! リュゥゥ!」
リンが急に泣き出した、何度も何度も顔を左右に振り、俺の胸板に顔を埋めて来た。
そうして暫く時は流れ、青龍が驚いた顔で剣を下ろすのが見える。
「泣いた、だと? 幹部クラスが泣いた? 涙を持たないと言われたウルフウーマンが泣いただと?」
ウルフウーマン。そうか、リン…お前はそんな名前だったのか。
だが俺には関係なかった、今更本当の名を聞いて興味は無い、こいつはリンだ…。
リンなんだ…。
つづく。
603HP-5000:2007/02/05(月) 23:07:00 ID:5oCt47l1
「リオサイドキャッスルコーポレーション?」
「ああ、ウルフウーマンはそこに居る四人の女幹部の一人だ」
俺は巨大な装甲車のような車の中で、青龍の言葉に耳を疑っていた。
“リオサイドキャッスルコーポレーション”
真実の城、希望溢れる世界を創る、それを手伝う側。
それをテーマにしている世界有数のIT会社の名前だった。
その名はかなり有名で、その会社が作る次世代の“Mチップ”と言うマイクロコンピューターは、パソコンに一つは搭載されているのだ。
現に、パソコンのロゴには、必ず城を象ったマークが張ってある。
「そんな綺麗な名は形だけだ、奴らの本当の名はデスサイドキャッスル」
「デスサイドキャッスル?」
「後ろのウルフウーマンみたいな化け物を創る裏組織だよ」
俺はその言葉に、車の後ろ側が除ける、小さな窓を覗き込む。
「リン……」
両手の自由を奪われ、膝を立て、鎖で天井から繋がれているリンがそこに居た。
青龍が荒々しくハンドルを切る度に、その顔は苦痛に歪んでいる。
「リュウ…」
だが、俺の顔を見たリンは、少しだけ苦痛の表情を和らげると、軽く首を左右に振る。
それは“仕方が無いから”と言うような目付きだった。
俺はそれを見て、軽く手を振ってやると、もう一度青龍に向き直る。
「本当にリンは助かるんだな?」
「何度も言わせるな、奴しだいだ」
あの後、泣き出したリンを見た青龍は、無線を取り出し、何かを喋っていた。
そうすると、何処からかヘリコプターが現れ、中から真っ白な軍服を着た男達が現れた。
「リュウジさんをどうする気だ!」
「慌てるなよ小僧、こいつらは白魔道部隊だ」
俺はリュウジさんの体を調べる為に連れて行くとばかり思ったのだが、青龍は次の驚くべき事を口にした。
「何故か知らんがまだ息がある、俺の組織の医学力で助かるって言ってんだ」
そして、俺はリンが死ななくて済むかも知れないと聞かされ、この車に乗り込んでいた。
「そのデスサイドキャッスルって言うのは、何の目的でリンあんな風にしたんだ?」
俺は怒りにも近い感情を抱いてそう言っていた。
もしそれが本当なら、リンをそんな姿にした奴らが許せなったからだ。
「掲げているスローガンの逆だ、死の城、切望溢れる世界を創る、それを手伝う側」
「世界制服が狙いなのか?」
「端的に言えばそうだろうな」
信じるしかなかった、現にリンは化け物になった、それがその事実を物語る。
「じゃあ、もしかしてあんたは、それを阻止する正義の味方?」
「まあ、そんなとこだな…もう着いたぜ」
「っ!」
俺はその言葉で前を見る。
そこには巨大な高層ビルが見えた。
そのビルの大理石に刻まれた文字には“ゲーム会社ドラゴン”の文字が輝いていた。
604HP-5000:2007/02/05(月) 23:53:56 ID:5oCt47l1
カツカツカツカツッ…。
「大丈夫かリン?」
「ああ、もう落ち着いた」
俺達は会社の地下に下ろされると、細い通路を並んで歩いていた。
無表情だがリンは変身を解かず、何度も俺の方をチラチラと見る。
「リン」
「あっ…」
俺がその変貌した右手を握ると、リンは少し驚いた顔で俺を見返してきた。
自分の姿を見て、俺がどう思っているか考えていたんだ。
何故か、それが感じ取れた俺は、その手をしっかりと握り締めてやった。
カツカツカツカツッ…。
青龍のブーツが地面を蹴る音だけが、暫く辺りに響き渡る。
「もういい、放せリュウ。本当にもう落ち着いた」
「ああ」
リンが再びいつもの強い表情になったのを見ると、俺はその手を放してやる。
「着いたぞ、入れ」
ウィィィンと言う音がすると、目の前の自動ドアが開き、俺達は二人で中に入る。
「来たか」
「連れて来ました」
目の前の大きな椅子が喋ったと思うと、青龍がそれに向ってお辞儀をし、キィと言う音と共に、椅子が回転する。
「貴様、黒龍。何時からお前がトップになったのだ? 白龍はどうした?」
「お、おいリン」
「相変らずだなウルフウーマン」
漆黒の髪、黒い瞳、二人は知り合いらしく、お互いを見て一瞬で辺りの空気が変わる。
俺は焦った。黒龍と言う男の手には、異様な形の黒い銃が握られていたのだ。
それはリンに狙いを定めて、今にも引き金を引きそうな雰囲気だった。
「白龍はもう年だからな、引退して俺が後を継いだ」
「成る程、だから最近動きが過激だったと言う訳か? ふんっ所詮は人間だな」
止めてくれリン。だが、俺の想いも虚しくリンは更に挑発的な言葉を出す。
「私は奴の白い髪が好きだったのだがな? やはり人間などゴミだな」
「調子に乗るなよウルフウーマン? お前は今敵の中枢部に居るんだぞ?」
黒龍の目が殺意に満ちる、同時にリンの目も冷たく変化する。
「待てよリン! せっかく命は救われるかも知れないんだぞ!」
正に一触即発の雰囲気がその場を支配して、俺は何とかリンを止めようと必死だった。
「……ああ。心配するなリュウ、お前の言う通り…今更抵抗はしない」
「何だと…? 貴様、本当にあのウルフウーマンか? 偽者じゃないだろうな?」
だが、緊張の糸を先に解いたのは、何とリンの方だった。
黒龍もそれに驚いた様子で、疑いの目を向ける。
「今更隠す必要もないだろう? 私は初期タイプだ。一人以上は生み出せない」
「そうだったな…捕虜になる以上は、情報は流してもらうぞ?」
俺は安心した、黒龍は銃を下ろすと椅子から立ち上がり、黒いスーツ姿を見せる。
そしてリンの前に来ると、強い笑みで握手を求めたからだ。
「何の話だ? 私はお前達に協力すると言った覚えなど無いぞ?」
「おいリン、頼むよ本当に」
安心も束の間、リンはまたも敵意をむき出しにする。
だが俺の言葉に迷ったのか、暫く口に左手を添えて考え出すと、口を開く。
「いいだろう、だが本部の場所は言わない。それと、私に質問はなしか?」
「そうだったな」
質問? 今からする尋問の事か? 俺はそう思いながら、その二人の会話を聞いて愕然とする事になる。
つづく。
605HP-5000:2007/02/06(火) 00:29:09 ID:JfzE9E3W
その時俺は椅子に座り、頭を抱えていた。
「ああ、あの時の事件は私が手を下した。ターゲットは要人の隠し子だ」
リンがとんでもない事を、質問してきた黒龍に延々と話していたからだ。
更にその内容は、俺が最近見た事故と全て一致する内容だった。
「どうやって手を下した? 情報では自殺となっているが?」
「屋上から突き落としただけだ」
これは、今日の昼に見た光景か? 俺はそれを聞くと、同時に長い尋問が終わる。
「リュウ? 私の事が嫌いになったか?」
「好きだ」
「っ!?」
リンがまた驚いた顔をした、恐らく完全に愛想尽かされたと思ってたんだろう。
普通の男なら、この場でリンの顔を殴ってるんだろうな。
だがなリン、そう言う問題じゃないんだよ。
それよりも、リンが俺の目を盗んで殺戮を繰り返してた事、それに五年も気が付かなかった俺が問題だと思っているんだ。
「何故だ? どうしてそこまで、私はリュウを殺そうとしたぞ? 憎いだろう?」
「好きだ」
それしか言わなかった、たぶんそれはリンにとっては一番嬉しくて、そして一番残酷な言葉だと思ったからだ。
「酷いなリュウ? 嫌われていた方が私も随分楽だと言うのに…」
そして、リンはまた急に泣き出した。
それを俺は優しく抱く事で、少しだけ、直に傷が癒える復讐を果たした。
「驚いたな。青龍、お前の言った事に嘘はなかったようだ」
「俺も嘘かと思いました。どうやらMチップの感情操作機能が停止しているようです」
「Mチップ…?」
青龍が言っていたチップだった。俺は不思議そうにしていると、俺達に青龍が近づくのが見える。
「こいつの頭の中に入ってるモンスターチップの事だよ」
青龍はリンの頭を指さして言う。
“モンスターチップ”略してMチップ。
それはパソコンに使われているような物ではなく、人を怪物に変える魔のチップだった。
話によると、そのチップには獣の遺伝子の配列がインプットされている。
その電気信号と、チップに秘められた解読不可能な“何か”が人を怪物に変える。
そうして命令に服従するモンスターが生まれるのだ。
「じゃあ、リンは無理やり?」
「こいつは自分で望んだ口だ、確かに操られてる奴らもいるが…」
「私のチップは感情をコントロールするだけだ。何時も冷たい表情を保つ為にな」
青龍の言葉に付け加えたリンは、既に普通の状態になっていた。
「私は根っからの悪人だ。リュウの期待には答えられない、それにこの姿では……」
寂しそうだった。リンは寂しそうに俺に言った。同時に、俺の脳裏に在る言葉が浮かぶ。
「元の人間には戻せないのか?」
「可能だ。チップを脳から抜き出せばいい」
「本当かっ!?」
俺は叫んだ、もしそれが本当なら、リンを普通の人間に戻せるなら、きっと解放される。
そう思った、だが…。
「断る」
「リン? どうして…?」
「私は何時までも美しいまま。そう望んでこの体を手に入れた、だから…」
リンが再び悲しみの顔を見せ、俺に言う。
――もう私の事は忘れろ。
606名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:48:15 ID:xiUoL3Cc
ごめん、遮って悪いけど本日投下分○レスって決めて、
まとめて投下してくれると読み手としてはレス付けやすくてありがたい。
607HP-5000:2007/02/06(火) 01:07:28 ID:JfzE9E3W
606>>ありがとう、でももう終わりますよ^^

「それは無理だ」
「な、何だと?」
リンは意を決して言ったのだろう、今までで一番驚いた顔をした。
これから始まる囚われの身になり、組織を裏切る事、それがリンにとって、これから始まる不幸な事を思うと、俺は直にある事を思った。
“俺の手で、リンをここから解放してやる”
「俺もこの組織に入れてくれ」
「なっ、リュウ? 何を言っているのだ? 何故そんな…」
「俺がお前の居た組織を潰す、そしてお前を自由にする」
簡単な答えだった。だがそれは俺にとって深い意味を持つ。
「デスサイドキャッスルを潰せば、リンは帰る場所がない、それを俺が引き取る」
「何を馬鹿な! 駄目だ! 組織には私よりも強い奴らが後三人もいるのだぞ!」
リンは大慌てで俺の前に出て、俺の肩を掴んできた。
それは、戦場に送り出す我が子見るような目つきだった。
「退いてくれリン。俺はもう決めた」
「リュウ…」
すっとリンの頬を涙が伝い、俺は放心して座り込んだリンの体を擦り抜け、黒龍の前に立つ。
「俺を戦士にしてくれ」
「お前は確か元ボクシングの世界チャンピョンだったな?」
「ああ」
リンはもう何も言わない、唯肩をしゃくり上げて泣いている声だけが後ろから聞こえる。
「嫌だ、私の為に死ぬような真似は、頼む、お願いだ、リュ、ウ…」
だが俺は、決して振り返る事無く、黒龍に強い視線を送り続けた。
「その瞳は…まさか…青龍! こいつをあの場所に連れて行け!」
「なっ、まさかそいつが五人目だと言うんですか!? そんな事が…」
俺の瞳を見つめていた黒龍が、目を大きく見開き、そのまま青龍に叫ぶ。
「早くしないか!」
「は、はいっ! 来るんだ!」
俺はそのまま手を引かれ、“行かないで”と手を差し伸べるリンの声を最後に聞いて、自動ドアは閉まった。
608HP-5000:2007/02/06(火) 01:08:37 ID:JfzE9E3W
ピッピッピッピッ…。
「どうだ? 間違いないのか?」
ゴボッ、ゴボゴボッ…。
俺は今、緑色の液体の中から、口に酸素マスクを付けられ、歪んで見える青龍の声を聞いている。
「計測完了。間違いありません、コードネーム !?大蛇!“血溜まりのオロチ”です!」
「オ…ロチだと? 間違いないのか?」
「間違いありません! 数年前に行方不明になった実験体と脳波が完全に一致します!」
オロチ…? 何だそれ? 行方不明?
俺はそんな事を思いながら、次の青龍の話を聞く。
「良く聞け小僧! お前をこれから、組織の戦闘要員育成プログラム。リアリスト・サイバーゲームに連れて行く!」
リアリスト・サイバーゲーム? ああ、そう言えばこの会社のネットゲームにそんなのを聞いた事があるな…。
「いいか! 俺が行くまで絶対に宿から出るなよ! 繰り返すぞ! 俺が行くまで絶対に宿から出るな! もう一度繰り返すぞ…」
何度も言うなよ。一度言えば聞こえるよ。
俺は何度も叫ぶ青龍の顔を見て、その上に表示されたモニターの文字を見る。
“スタンダートモード変更”
その表示が見える。俺は暫くその表示を見つめていると、次の瞬間それは来た。
“リアリストモード”
最後にその文字を見て、俺の意識は完全に闇の中に落ちた。

そして、俺は気が付けば、こうして柔らかい布団の上で目覚めてた、と言う話だ。
やれやれ、やっとリリカの奴が置きやがったな。さて、じゃあ次のステージに行くか。
「ねぇ? 今日は何処に行くの?」
「そうだな、お前の親戚にでも会いに行くか?」
「へ? 私に親戚なんて居たかしら…」
リリカは不思議そうに顔を傾げている。
ああ、お前の作った元になったMチップ。
それを持ってる奴に会いに行くんだよ。ゲームで中では相変らず悪に染まってるあいつ。
現在では、俺を何時も困らせているあいつの所にな……。

おわり。
やっと終わりました。長らく見ていただいて、ありがとうございました。
^^;;;;;
609HP-5000:2007/02/06(火) 01:13:17 ID:JfzE9E3W
こうして柔らかい布団の上 布団→ベット
やっとリリカの奴が置きやがったな 置きやがった→起きやがった。
最後の最後まで、すいません^^まだ見つけましたが、ご愛嬌という事で。
ではいい夜をzzzzz。。
610名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 01:51:11 ID:4tPzft3g
>>594
俺はダラダラ指摘するのもアレなんだ
短すぎ簡素すぎで冷たく感じたなら悪かった
611名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:11:50 ID:dcTV4TYV
gj
612名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:17:34 ID:JfzE9E3W
>>610
そんな風には感じませんでしたよ?
参考になりましたしね^^
あれ? 招待ばれてる?^^;;;
613名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:25:24 ID:4tPzft3g
>>612
残念ながらIDでバレバレでございますミスターHP-5000
まぁ、そう言ってくれると助かる。
614名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:37:49 ID:JfzE9E3W
>>613
「ミスターだとよ? お前が書いたのに失礼な奴だよな?」
「ああ、案外男とも限らんぞ?」
などと言ってみる^^;;;
今度こそもう無理です。お休みなさいzzzzz。。
615名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 15:52:41 ID:sq3bEP39
他人を犠牲に自分の美貌を優先…それでこそ悪女ッ!
それでも健気なところもあるリン萌え。
616名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 19:12:59 ID:lx9b/mOp
ゲキレンジャーの女幹部はどんな性格かと今からワクテカ。
617名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 19:59:15 ID:6g3/yJb1
そろそろ悪女と恋愛するヒーローモノがあってもいいと思うのだが。
どうか。
618名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 20:05:48 ID:lSdLnK9w
>>617
それはエロパロとかではなくて、テレビ放映そのものの中で、ということか?
…あってほしいのは確かだな。
619名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 20:06:11 ID:4tPzft3g
>>617
つアバレンジャー・ジャンヌ
つカーレンジャー・ゾンネット

…だがしかし何か違う
620名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:40:29 ID:lSdLnK9w
>>609
まさかそういう経緯で前作とつながるとは予想外でした。
エロも濃くてGJです。

前スレで書いたザーラと龍牙の話、外伝が書けたので投下します。
5レス程度を消費予定。以下、注意書き。
・二人が出会う前の話。
・逆レイプ。
・エロはぬるいです。
621名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:43:04 ID:lSdLnK9w
 明かりのない部屋に、ぼんやりとした光が黒い影を壁に投げかけていた。
整然と並んだ事務机の一つに、男が息を潜めてかがみ込んでいる。冷却ファンの静かな音と、
かすかなキーボードの音だけがひっそりと響く。画面にはしばし大量の文字列が高速で流れてゆく。
それが止まると、男はようやく体を動かした。コンピュータに差したコネクタを静かに抜き、
そして大切な記憶デバイスを鞄に入れ――
 パチン!
 鋭く小さな音が響いたかと思うと、天井の明かりが一斉に点灯した。
「!?」
「こんな夜更けに‥‥忘れ物かしら?」
 くっくっ、と喉で笑う声と、どろりとした艶のある声が響く。
「え、ええ。どうしても手元にないと困るものがありまして‥‥失礼しました」
 音の反響が予想以上にあり、相手の声がどこからしているのか確信が持てない。
組織事務員の制服を着たその男は、油断無く周りを見回した。音もなく握った拳銃を隠しながら、
神経をとぎすます。
 だが、声の主はさほどの警戒感もなく姿を見せた。
廊下へと続くドア――いつの間に開いていたのだろうか、そこから黒い影がすぅっと現れたのだ。
 すらりとした――しかし起伏に富んだ長身を黒いスーツに包み、
艶やかな、だが冷ややかな笑みを浮かべてドア枠に寄りかかる。
「ふふ‥‥忘れ物、ね。悪いけどデータの室外持ち出しは許可してないわ‥‥」
 紅い唇が笑みの形にゆがむ。それを目にして、男は背筋を冷たいものが流れるのを感じた。
彼は秘密組織《シュヴァルツ・バタリオン》情報部門の情報処理関連に携わっている。
いや、携わっているふりをしている。この邪悪な組織の情報を得るために内偵任務を
遂行していたのだ。半年以上にわたって彼らの手先として働き、
そして遂に彼が手にしうる最高レベルの機密に接した。そのデータを密かに持ち出すべく
行動を起こしたのだが――まさかここで尻尾を捕まれるとは、それも現場を押さえられるとは、
《ヴァンガード》情報職員として鍛えられた彼でさえ信じられなかった。
しかし、ここで諦めることはできない。なんとしてもこのデータを持ち出さねばならないのだ。
そう、たとえ命に代えることになってもだ。幸い、この場には「上司」の女――最高幹部の一人、
情報統括ザーラしかいない。うまくすれば逃げることもできるだろうか。しかし油断は禁物だ。
「困るのよね‥‥そういうことをされると。
もしもそれを敵に売られると、私たちの仕事がやりにくくなるのよ‥‥」
 当然だ。それが目的なのだから。女は悠然と笑みを浮かべながら、
コツコツとヒールの音を響かせてゆっくりと男に近寄る。少なくとも、一見したところ丸腰だ。
なぜこれほどの余裕を持って近寄ってくることができるのか‥‥彼には理解できなかった。
しかし、それにもかかわらず、凄まじい威圧感が押し寄せてくる。
カツン、カツンと音が響くたびに、背中に冷や汗が流れる。かすかに膝が震えそうになる。
冷たい炎が身を焼くかのような錯覚を感じながら、彼は全く動かずにいた。
手の中の拳銃を汗でぬめる手で握りしめ、必死に隙をうかがう。
(――強化人間とはいえ、至近距離で撃てば‥‥)
 《シュヴァルツ・バタリオン》の幹部は全員「強化人間」だ。
並の人間に対して有効な手段が効くとは限らない。しかし勝算はそこにしかなさそうだった。
仮にこの場を脱しても、もう外へは出られないかもしれない。
それでも、彼は無為に命を失うのだけは避けたかった。それが、奴らに家族も恋人も
永遠に奪われた男の意地だった。
「ふふ‥‥観念したの?」
 繊細な指が男に触れる。ベロア地のスーツの襟元からは信じられないほど豊かな胸と
深い谷間がのぞいていたが、当然それどころではない。白い指先がスッと彼の左手に触れ――


「‥‥っ‥‥!」
 瞬間的に動いた右手が女の腹に押しつけられ、間髪入れず拳銃がくぐもった咆吼を上げた。
女の体がぐらりと傾き、そして男の体に寄りかかるように崩れた。
「はぁっ、はぁっ‥‥やった‥‥か‥‥」
 美女の死体に寄りかかられたまま、荒い息をつく。‥‥もしこのまま逃げることができれば、
任務を十分以上に成し遂げたことになる。もし逃げられずとも、最高幹部を屠ったという満足感が
彼の心を満たしている。少なくとも、これでいつ死んでも悔いはない。
とにかく、ここから脱出を試みよう――行動に移そうとした瞬間、違和感が襲った。
622名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:45:10 ID:lSdLnK9w
 女をふりほどけない。
 ドサリと下にくずおれるはずの死体が、寄りかかったままなのだ。
‥‥もちろん、そんなことはあり得ない。彼は冷静に女の腕をつかみ、
ふりほどくべく力を込め――びくともしなかった。
「‥‥!?」
「くっくっ‥‥ふふふ‥‥」
 あり得ない現象にとまどった瞬間、彼にとって最悪の事態が起きつつあった。
‥‥含み笑いが聞こえた――寄りかかっている女から。
「‥‥思ったより根性あるじゃない‥‥。でも、もう終わりね。
最後のチャンスをあなたは自ら捨ててしまったから」
「‥‥そ‥‥そん‥‥な‥‥!」
「残念ね。走って逃げるのが正解だったのよ‥‥このフロアの他は全部押さえてあるから、
せいぜい名誉の戦死、ってところだけどね。
次点は私に命乞いをする‥‥“軽い取り調べ”をして、“それなりの刑”を与えてあげた」
 そこまで言うと、女はゆっくりと起き上がり――
 ガシャァンッ!
「ぐあっ!!」
 男の腕をつかんだかと思うと、その体を軽々とデスクに叩きつける。雑物が飛び散り、
コンピュータが派手な音を立てて倒れた。
「お前が選んだのはそのどちらでもない、最悪の選択肢よ‥‥。
この私に、このザーラ様に銃口を向け、引き金を引いた‥‥」
 凄まじい怒気をまとった声が鼓膜を打つ。男は全く身動きできなかった。
叩きつけられたという苦痛だけではない。そんな痛みなど、もう感じる余裕もなかった。
圧倒的な恐怖に神経が麻痺していた。
 眼前に、顔があった。女の、美しい――あまりにも美しく、妖艶な顔が。
もしその顔が般若のごとき表情であったなら、これほど恐ろしくはなかっただろう。
通った鼻筋、深紅の唇、鋭い瞳――すべてが妖しいまでに美しく、それゆえに激烈な怒りを
湛えていた。
 細く長い指が男の髪を荒々しくつかみ、頭を無理に引き上げる。耳元に密着せんばかりに
唇を寄せ、囁く。
「‥‥簡単に死ねると思うな‥‥」
 ガンッ!!
 死刑宣告と同時につかんだ頭をデスクに打ちつけ――男の記憶はそこで途切れた。

 * * * * *

「う‥‥っ‥‥」
 頭が痛い――そのことを知覚すると同時に、男は状況を思い出した。
最後の最後、大詰めで発覚し、そして‥‥。
「お目覚めかしら」
 背後から声が聞こえた。低めの、女の声。
「‥‥っ」
 振り向くことはできなかった。かろうじて首を持ち上げると、身体が拘束されていることが
分かった。手術台のような長椅子に、手足は固く固定されている。
同時に、衣類がすべてはぎ取られていることにも気がついた。横に顔を向けると、
台の上にナイフや注射器、拳銃といった物騒な道具が並んでいる。
部屋自体は暗く、はっきりとは見えないがあまり広くはなさそうだった。
「話すことはない‥‥さっさと殺せ」
 観念し、そう言う。
「くっくっ‥‥頭を打って忘れたのかしら? 言ったはずよ、『簡単に死ねると思うな』って‥‥。
それにね、お前に聞かなければならないことなんて何もないのよ」
 カツン、カツンと足音を響かせ、ゆっくりと近づいてくる。背後に立ったかと思うと、
冷たい指先がするりと首筋を這った。
623名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:46:52 ID:lSdLnK9w
「‥‥!?」
 男はびくりと体を震わせた。指の感触にではない。女の言葉の内容に、だ。
――簡単には死ねない‥‥それはもう、織り込み済みだ。
だが問題はその後、「聞かねばならないことはない」という言葉だ。
普通、情報を盗もうとする相手を尋問するのは当然のことだ。
誰の指図かはこの場合分かり切っているとしても、今までにどのような情報を流したのか、
いつから流したのか、そのほか様々なことを知らなければならない。
ほかの協力者についての情報も重要だ。しかし、この女はそんなことは必要ないという。
「驚いた? 片桐聖次くん」
「な‥‥っ!!」
「ふふふ、さすがに意外だったかしら。お前の本名、知ってるわ‥‥」
 くすくすと笑いながら、女は背後から男に絡みつく。生暖かい舌が首筋を這う。
ひんやりとした指先が、胸板をつぅっとなぞる。
 だがそれどころではなかった。――名前が知られていた。ここへ入り込むときの偽名ではなく、
正真正銘の本名が。‥‥もう、終わりだ。おそらく、すべてが知られている。
「‥‥くく‥‥。分かったかしら?
全部知っていたのよ‥‥お前が何者なのか、何を狙っていたのか‥‥。
だから泳がせてあげた。いかにも重要そうな偽情報をたっぷりつかませて、ね。
気づいていなかったみたいだから教えてあげる。お前がいた部署、あれ自体がダミーなのよ。
‥‥ふふふ、楽しいでしょ?」
 艶っぽい声――だが、暖かさや優しさはカケラもない、氷のような声。
淫らな唾音を交えながら、耳元で囁く。指先は徐々に下腹部へ達し、股間のものに絡みついた。
「ふふふ‥‥まあまあの大きさね。
たっぷり感じさせてあげる、苦しませてあげる――私の身体で、ね。
喜びなさい、最後の最後で世界最高の美女に抱かれるのよ‥‥」
「最低のクズ、だろ」
 なけなしの抵抗として減らず口をたたく。だがそんなものが堪えた様子はない。
冷ややかな微笑を浮かべると、
「いつまでそう言っていられるかしら?
無様に射精しながら、快楽と屈辱のハーモニーに酔いしれなさい‥‥ふふふふふ‥‥」

 * * * * *

「っく、や、やめろ‥‥っくぅぅっ‥‥!!」
 ブビュッ、ドビュッ、ビュクッ‥‥。
「くっくっ‥‥最初の減らず口はどうしたのかしら? 手でしごかれただけで、情けないわね‥‥」
 そのとおりだった。彼女は相変わらず聖次にしなだれかかり、白い指先だけで責め上げる。
だがそれは手だけで与えられる快感とは到底思えなかった。自分の手でするのと異なるのは
当然としても、女性の手がこれほどの快感を呼び覚ませるとは想像もできなかった。
かつて風俗で同じことをされた経験はあったが、それとは比べものにならない。
その指使いに半ば呆然としながら、聖次はたちまち三度目の射精をするはめになっていた。
自分自身の腹や脚に、白濁した粘液が飛び散っている。
「良かったわねぇ、私に捕まって。痛いだけの最期よりは楽しいでしょう?」
 にちっにちっと精液の音を絡ませながら、男根を巧みにしごく。
その行為、言葉が与える屈辱感――聖次の頭に、ただひたすらに「情けない」という思いばかりが
旋回する。そしてそれを見透かしたように冷たく笑うと、女は服を脱ぎ始めた。が、
「見てよ、これ。お前のおかげでお気に入りが台無しよ」
 スーツのジャケットを脱ぐ前に、思い出したように一点を指さした。
焦げたような跡が残り‥‥穴は開いていない。
「ふふっ、完全に無駄だったわね。お前の銃弾は私の素肌にさえ届かなかったのよ。
まあ届いていてもたいしたことはないけれど。――甘く見すぎていたわね、くくく‥‥」
 含み笑いをすると、今度は表情ががらりと変わる。冷たい笑みから、淫らな色へ――。
そしてことさらに扇情的にゆっくりとタイトスカートを脱ぎ、下着姿になると、
黒いストッキングに覆われた長い脚が聖次の上をまたいだ。妖艶で冷酷な瞳が傲然と見下ろし、
「さあ‥‥抱いてあげるわ‥‥。壊してあげる‥‥」
 黒いレースのショーツを横へずらし、濡れそぼった裂け目に亀頭をあてがい――腰を落とした。
624名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:50:27 ID:lSdLnK9w
「くぅうううっ!?」
 その瞬間、聖次は目を見開いた。これが、女の身体だというのか。もちろん彼も女性経験はある。
だが、こんな凄まじい動きをする肉襞が女――人間だとは到底信じられない。無数の襞が絡みつき、
いくつもの肉の輪が蠕動するように締め上げてくる。熱い肉粒が男根の隅々にまでまとわりつき、
吸い付いてくる。
「ふふっ‥‥我慢しても無駄よ」
 ぐぢゅうぅっ!
「っぐあっ――!!」
 ザーラは腰を動かしたわけでもなかったが、押し寄せる快感の津波は聖次の限界を軽々と超えた。
三度も精を放ったはずのペニスが激しく脈打ち、白い液を女体の中へ吹き上げる。
焼け付くような快感が尿道を何度も走り抜け、身体がこわばる。
「くふふっ‥‥脆いわ。お楽しみはこれからよ‥‥本当の快楽を教えてあげる。狂いなさい」
 ずちゅっ、ぐちゅ、ぬちっ‥‥!
 淫らな音を立てながら、ザーラは腰を弾ませた。ブラジャーの上から見せつけるように
乳房を揉みしだき、くすくすと笑いながら。余裕たっぷりな女とは裏腹に、
聖次は苦しげに呻き続ける。
「っく、ぅううっ、ぁあっ!!」
「またイくの? ふふっ、ほら、もっと出しなさい‥‥!」
 聖次の身体がビクビクと震える。固定された手首、足首が突っ張り、股間に集中する快感を
なんとか逃がそうと暴れるが、しかしびくともしない。そうしている間もなく、またしても
凄まじい快楽が攻めあげてくる。
「ぐぁあっ、あ゙あ゙ぁあっ!!」
「くくく‥‥ほらほら、もっと、もっとよ‥‥」
 耳元に唇を寄せ、邪悪に微笑む。彼女にとって、男を虜にするなど呼吸するより簡単なことだ。
色香と肉体に魅了され、すべてを彼女に捧げる――だが、聖次を堕としはしない。
自分に危害を加えようとした男を虜にして「許し」てしまうほど、ザーラは優しい女ではないのだ。
溺れることも許されず、ただひたすらに翻弄され、命と理性を削り取られてゆく――。

 * * * * *

 どくん‥‥どく‥‥ん‥‥
 聖次の肉棒がゆっくりとした間隔で、だがはっきりと脈打った。しかし、もはや女の肉穴へ
白濁液を注ぎ込むことはできず、ひくっひくっと跳ねるだけだ。
「あ‥‥ん‥‥もう終わり‥‥?」
 うっすらと汗を浮かべ腰をくねらせていた女は、何度となく男を果てさせていたにもかかわらず
不満げな声を上げた。
「やっと気分が乗ってきたのに‥‥どこまでも使えない男ね、お前は。
でもここで殺したんじゃ欲求不満になっちゃうわ‥‥ふふ、もう少し頑張りなさい。
そうしたら殺してあげる」
「も‥‥もう、無理だ‥‥許し‥‥」
 残酷な死を覚悟していたはずの男が、哀れな悲鳴を上げた。
だが、女がそれを聞き届けるはずもない。
 ぐじゅぅっ。
「くっくっ‥‥男が私相手に『無理』なんて、あり得ないのよ‥‥。
そのこと、体に教え込んであげる。ま、覚えた頃にはもう用済みだけどね」
 男の嘆願と同時に腰をくねらせて見せる。悪魔の肉襞がうねる。一瞬萎えかけていたペニスを
強制的に奮い立たせ、引き締まったウェストが前後にくねるのを見せつける。
吐き出す物さえなくなった肉棒が勃起し、飲み込まれ、嬲られる。
目の前で淫らにくねる絶世の美女に例えようもないほどの恐怖を感じながら、
聖次は快楽という名の拷問を受け続けるしかなかった。

 * * *

 狂宴はしかし、突如破られた。解錠音が響き、かすかに電動音を響かせてドアがスライドし――
「申し上げます、ザーラ様」
「‥‥何? 忙しいのは見れば分かるでしょう?」
 落ち着いた、だが明らかに焦った声に、ザーラは苛つきをにじませて応える。視線だけを
背後に送ると、直立不動の女がいた。見る者が見れば、その服装から彼女が情報部門の幹部であり、
ザーラの秘書官であることも分かっただろう。
625名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:55:07 ID:lSdLnK9w
「も、申し訳ありません! しかし緊急にお知らせしなければならない件が――」
「そう、こっちで報告して。――何をしてるの? 早くしなさい」
 顔色一つ変えず、腰をくねらせながら。ぐちゅっという音、男の呻き声が漏れた。
女は思わず顔を赤らめたが、上官の命令に従い、絡み合う二人の脇へ足を進める。
「んぁっ‥‥こいつのことは気にしないで。――報告を」
「はっ。0230時、A−28基地が奇襲を受け壊滅しました。
基地司令官を含め戦闘部門幹部2名が戦死した模様です。詳細はいまだ不明ですが、
その際の映像は届いています」
 味方基地壊滅の報にも表情を変えず、ザーラはリズミカルに腰を弾ませる。
「――見せて」
 携帯用の薄い液晶画面を部下が差し出し、再生ボタンを押すと、襲撃の模様が映し出された。
 数に物を言わせて手薄な基地になだれ込んできたのかと予想したのだが、そうではなかった。
画面に映っているのはこちらの多数の戦闘員と、敵の男が一人だけだ。
逞しい、長身の男――そのたった一人の前に、改造されているはずの戦闘員たちがぼろ雑巾のように
吹き飛び、引き裂かれ、潰されてゆく。強い。壮絶に強い。
「あ、ん‥‥っ。こいつは‥‥?」
 興奮のためか、快楽のためか。ザーラは声をうわずらせながら部下に尋ねる。腰の動きは
徐々にスピードを上げ、聖次の荒い息が不規則になり始めた。
「――外見データは敵の『黒瀬龍牙』に該当するのですが、それにしては戦闘力が異常です。
分析班に解析を急がせていますが、まだ結果は出ていません。‥‥申し訳ありません」
 淫らな行為を直視するのはさすがにためらわれるのか、やや視線をそらし気味に報告する女。
きまじめそうな風貌は、あまり《シュヴァルツ・バタリオン》に似つかわしくはない。
「‥‥龍牙‥‥ね。そう、ありがとう。‥‥っく、はぁっ‥‥!」
 じっとりと汗を浮かべながら、部下の差し出す画面を食い入るように見つめる。
戦闘員が次々に飛びかかり、次々に粉砕されてゆく。信じられないほど強い。
「‥‥ぁっ‥‥はぁ‥‥っ、敵の‥‥強化人間かしら‥‥、ふふ、欲しいわ‥‥」
 唇を舐め、うっとりとした目でその敵の姿を追う。脇の台から拳銃を手に取り、その銃口を
舌先で舐めると、セーフティを外し聖次の額に押しつける。
「あぁあっ、はぁ‥‥ふふ、もっと頑張りなさい‥‥もう少しでイけそうなんだから‥‥」
 そう言いながらも、視線は画面から外さない。戦闘員だった肉塊が画面中に満ちあふれ、
その中心に男が立っている。激戦を一段落させたというのに、その呼吸は全く乱れていないようだ。
――不意に、その男が顔を上げた。精悍で整った顔立ちを返り血が彩り、鋭い目がカメラ越しに
ザーラを射抜く。画面一杯に拳が映り――
「あっはあぁぁあああっ!! っくうぅうっ――!!」
 凄艶な絶叫。――そして、銃声が響いた。


 シャアァァ‥‥。
 湯気の中、女がシャワーを浴びていた。大きな、それでいてまったく垂れることのない乳房が
攻撃的な色気を発散する。温かい水滴が張りのある肌を流れ、くびれた腰とむっちりとした尻、
太ももを濡らす。濡れた黒髪がつややかな肌にまとわりつき、赤みを帯びた水が排水溝へ
吸い込まれてゆく。
「ふふ‥‥黒瀬、龍牙‥‥ね‥‥。手に入れてみせるわ‥‥ふふふ‥‥」
 肌に付着した赤い液体を洗い落としながら、ザーラは笑った――。

(終)
626名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:55:54 ID:lSdLnK9w
以上です。
627名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:03:15 ID:JfzE9E3W
GJ-!
まさか外伝が読めるとは!
YES!
628名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:52:25 ID:6g3/yJb1
この外伝、YESだね!
629名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 13:16:05 ID:LIln6JRe
(;´Д`)ザーラタマー
630名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 16:16:31 ID:PU6nnjTP
外伝の方が読みやすかった
またたのむ
631名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:02:37 ID:EPegPkLN
むしろ龍画と結婚したザーラを
632HP-5000:2007/02/07(水) 17:20:22 ID:hD3r36Sa
俺は子供の頃から、ヒーローが出てくるテレビ番組が大好きだった。
悪の組織を薙ぎ倒し、明日への希望を見い出していくその姿。
ヒーローの熱血漢、クール、頑張り屋、様々な性格も、その役に良く合っていた。
子供ながらに感心したものだ。
だが、俺が現実にそんな組織に入って見ると、そんな生易しいものじゃなかった。
目の前で、仲間が何人も殺されていく、その時俺は始めて気がつく。
“昨日まで見ていた戦友が、明日には屍と化す”
これこそが、本来あるべき戦いの姿なのだ。
そして今日も、俺達は悪の野望を阻止する為、戦いの中に身を投じて行く……。

リアリスト・サイバーゲーム。
blue dragon memory in “oroti”

書いてみます。
今回は一気に投下しません。以降4スレほど使わせてもらいます。(約五分置き)
次回更新は未定です。長い目でよろしくお願いします。(このスレでは非エロです)
633HP-5000:2007/02/07(水) 17:24:06 ID:hD3r36Sa
1∞ ∞ ∞
「うわぁぁぁ! ちくしょぉぉぉぉ!」
「馬鹿野郎! 早まるんじぇねぇ!」
俺の隣で伏せていた青年が、耐え切れなくなった様子で剣を振り翳し、突進して行く。
俺は何とか止めようと大声を上げるが、青年は止まらなかった。
「シャァァァァァァ!」
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
飛び出した瞬間、俺達の周りを囲んでいた化け物が、青年に飛び掛るのが見える。
――ザシュン!
「ぎゃぁぁぁかっ・・・」
青年は悲鳴を上げるが、体を怪物の牙で貫かれ、声も無く地面に落ちる。
「くっ、馬鹿野郎・・・もう少しで援軍が来るってのに」
「青龍様、このままでは全滅してしまいます!」
「頭を上げるな! 死にたいのか!」
まったく今日は運が悪い、寄りにもよって、敵の倉庫がこんな場所だとは・・・。
俺達の周りを囲んで動かない、倉庫にひしめいた化け物が見える。
その中心で、俺達はまったく身動きが取れない状態になっていた。
“有機物質生命体ダークワーム”通称ダーム。
Mチップを有機物質組み合わせた、思考を持たない化け物。
その攻撃方法は、動きを察知して、動いた対象に噛みつくというものだ。
俺一人なら、こんなダーム共に負けやしない。だが、今日に限って若い奴らを連れてる。
こいつらを全員を守りながら、戦い抜くのは不可能に近い。
「ううっ・・・」
「まだが・・・早くしてくれ・・・」
血を流し、呻き声を上げる青年を見ながら、俺は歯軋りを立てて待っていた。
634HP-5000:2007/02/07(水) 17:28:30 ID:hD3r36Sa
2∞ ∞ ∞
カチッ・・・。
「っ! 来た! 全員一斉に飛び掛れぇ!」
ドゴォォォォォォォォォォン!
その音がすると同時に、伏せていた剣士達が一斉に喊声を上げ、ダームに斬り掛かる。
最初の音で、既にダームの半分が消し飛んだからだ。
「うぉぉぉぉぉ!」
バチバチバチバチバチッ!
俺は巨大な剣を振り上げ、青い閃光と共に、それを一気に振り落とす。
「プギャァァァァァ!」
床にひしめいたダーム共が、俺の放つ電撃で吹き飛ばされ、縦に道を作る。
この電撃の柱こそが、俺が“雷神柱の青龍”と呼ばれている由縁だ。
「っ! 黒龍さん!」
裂かれた道の先に立っていた、黒いスーツを着込んだ男を見て、俺は嬉しそうに微笑む。
カチッ・・・。
「油断するな青龍・・・」
「!?」
その右腕に張り付く漆黒の銃は、常人が使えば自分が消し飛ぶ威力を持つ。
ズガァァァァァァン!
「ピギャァァァァァ!」
「なっ・・・」
俺は真横を通り過ぎた弾丸を見ると、空中にいたダームが一瞬で消し飛んだのが見える。
コッ・・・。
「油断するな青龍、あと・・・黒龍“さん”は止めろと何時も言っている筈だな?」
黒龍さんは・・・黒龍はそう言うと、既に俺が振り向いたのとは反対側に立っていた。
「流石ですね黒龍、俺の出番はありませんよ」
俺は反対を振り向き直す。少しだけ目で笑う黒龍の横顔が見える。
漆黒の瞳、その瞳と良く似たものが、俺の足元には広がっている。
暗黒に繋がる扉を思わせる、底が見えない巨大な穴。
これこそ、彼が“暗黒扉の黒龍”と呼ばれる由縁だ。
635HP-5000:2007/02/07(水) 17:32:44 ID:hD3r36Sa
3∞ ∞ ∞
ガチャン!
「シャァァァァァ!」
「っ!? まだ天井に居やがったのか!」
勝利が確定したかと思ったその時だった。
天井が大きく開き、物凄い数のダームが降って来る。
「うわぁぁぁ!」
「くそ! 退けお前ら! 邪魔だ!」
俺の電撃柱は地面を這う、目の前にいる剣士達が邪魔で、俺は焦る。
「空中からか…全部は無理だな…」
黒龍の弾丸は地面を走る反動弾、空中の敵を一気に叩く事は出来ない。
だが、このままでは皆、頭から牙で串刺しにされる。
――間に合わない。
タンッ・・・その時だった、地面を蹴る音がする。
「空中の敵なら私の出番!」
「!?」
ビュン、と言う風が俺の横を通り過ぎる。
同時に見えるのは、鮮やかな赤色。
キィン・・・ゴォォォォォォォ!
両手に構えたダガーを弾き合わすと、その刀身が、炎の渦で包まれていく。
「うりゃぁぁぁぁ!」
ブンッ、ブンッ、とダガーが前、後ろと振られると、それは炎と共に起きる。
「ギャァァァァァ!」
空中に円を描くように、炎の海が現れる。
その海に飛び込んだダーム共が、一瞬で消し飛ぶ。
その円の中心に、鮮やかな赤い長髪を靡かる、灼熱色の瞳を持った女が見える。
タンッ…と、女が俺の前に着地する。バサッ…と後から長い髪が地面に付くのが見える。
「ふぅ、危なかったわね青りゅ…」
「赤龍!? 何でお前まで来てるんだよ!? 帰れ!」
「なっ、危ないとこ助けたのに! 言う事がそれなの!」
俺は、しゃがんだまま見上げた女を見て、反射的に言っていた。
“紅蓮海の赤龍”
俺は……同い年であるこの女と、かなり仲が悪かった……。
636HP-5000:2007/02/07(水) 17:37:46 ID:hD3r36Sa
4∞ ∞ ∞
「お礼の一つも言えないなんて最悪よ! 大体ね! 服のセンスもダサダサなのよ!、 
今時、それらしい剣士の服なんて流行らないの! もっとカジュアルにしてよね!、
私達、四龍のセンスを下げてるのは明らかにあんたよ! 青マント男!」
「お前は馬鹿にするけどな! この服に憧れてる部下もいるんだよ!、
大体お前の格好は何だ! 全身真っ赤なだけだろ! 赤いベストに、赤いズボンに、
赤いブーツ! いくら赤龍だからって安直なんだよ! この臍だし女が!」
とまあ、合う度にこんな言い合いをしている程、仲が悪いと言う訳だ…。
「青龍様、赤龍様…俺達はどうすれば?」
すると、その様子に呆れ顔の剣士達が、“早く命令を出してくれ”と言う顔で見ている。
「白魔道部隊到着後、手が空いている者は、怪我人の収容を手伝いなさい」
「残りの奴は、辺りのMチップ回収後、速やかに撤退しろ」
バババババババババババババババッ……。
俺達は急に指揮官の顔になると、同時にペリコプターの音が聞える。
剣士達は白魔道部隊と共に、一斉に作業に入り、あっと言う間に撤退した。
「フゥー・・・青龍、そう喧嘩腰になるな。赤龍もだ、部下に示しが付かなくなるぞ」
「す、すいません黒龍さ…じゃなかった。こ、黒龍…」
煙草の煙を吐き出す黒龍に、赤龍は慣れない様子で切り返す。
つい半年前までは、俺達にとってこの人は、雲の上の存在だっだ。

「お前達二人の実力を見込んで、俺と同等の権限と、青龍赤龍の名をそれぞれ与える」

急に呼び出されて黒龍に言われた時は、俺達二人とも気を失うかと思った。
確かに俺達二人の実力は、ずば抜けて高かった。
対Mモンスター用のシミレーションでは、今までに見た事も無い記録を出した。
だが、歴戦に名を刻んでいるこの人を、呼び捨てにする日が来ると、思う筈も無い。
「黒龍、どう言う事です? 本来四龍が三人も集まるような任務ではない筈です」
だからこそ俺も、部下の演習のつもりで来たのだ。だが、倉庫に入って見ればこの騒ぎ。
しかも、倉庫に入った途端に無線が入り“暫く持ち堪えろ”と言われた。
つまり、最初から駆けつけるつもりだったのだ。
そこまで考えて、俺はその理由を考えると、ある結果が導き出された。
「敵の罠…わざと飛び込ませましたね? 囮ですか?」
「私も気になっていました。私が向った先でも、同じ状態でしたから…」
「二人とも察しが良くて助かるな。赤龍の方だと踏んだが、正解はこっちだったようだ」
ピンッ…と黒龍が空中高く煙草を弾き飛ばす。
「嘘……あれは!」
「あ、あいつは!?」
俺と赤龍は、その煙草が飛んだ先を目線で追うと、次の瞬間声を上げた。
「ふふっ…」
その声がすると、ジュと言う音と共に、空中に投げ出された煙草の火が消える。
流れる黒髪。冷たい笑い。煙草の火を消した、雪にも似た冷たい指先。
それは俺達の遥か上、孤高の場所に現れた。
「ふふふっ……黒龍よ、お前は相変らず食えない男だな?」
「貴様に言われる筋合いは無い……今日こそは仕留める!」
「…………やって見ろ。ゴミ共が……」
ミシミシッ……。
俺達は一斉に構えていた。そして綺麗なそれは、満月を背に姿を現す。
――ウルフウーマン。
涙を持たない怪物が、俺達を静に見下ろしていた…。

今回は以上です。お粗末さまでした(_ _)
637名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 19:29:16 ID:WGuhD/so
>>628
そういや依衣子姉さんも一応敵女だな。
638名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:19:45 ID:hD3r36Sa
>>637
クインシィ・イッサーかな?
そう言えばそうだね^^
639名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:21:17 ID:Wark6O5Y
>>637
バロン・・・・・・
640名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:23:05 ID:EPegPkLN
gj
641名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:09:19 ID:LIln6JRe
>>637
依衣子姉サンのエロパロで何度スッキリさせてもらったことか・・・
642名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 02:48:24 ID:ca6UI+Wr
亜依子ってだれ?
643HP-5000:2007/02/08(木) 20:05:48 ID:4mScaUAn
前回のつづきです8スレほど消費予定(しかもまだ終わりません)(_ _);;
5∞ ∞ ∞
ガキィン!
倉庫の屋上で、俺は在り得ない光景を目にしていた…。
満月が綺麗な夜だった。本来なら、その満月を見て足を止めるところだ。
「うっ!?」
「ふふっ、何だ? 二人も新顔が居たかと思えば、その程度か?」
だが、その満月を背に飛び込んで来る影は、それを決して許してはくれない。
俺は振り落とした剣を、ウルフウーマンの爪で止められると、驚いて声を上げていた。
ウルフウーマン…黒龍から話だけは聞いていたが、恐ろしい強さだ。
バチバチバチッ!
バキィ!
「うぉ!?」
剣が青い電撃を放つ、だがその瞬間にウルフウーマンが体を回転させ、俺の脇腹を蹴る。
黒髪に混じる銀色が、体を包むように靡き、それは見る者を魅了するだろう……。
ドゴォォォォォン!
俺は真横に飛ばされ、何とか体制を立て直そうとするが、間に合わずに壁に激突する。
キィン…ゴォォォォォォォ!
「はぁ!」
「その程度の炎で、私を火葬にするとでも言うのか?」
俺が吹っ飛ばされると同時に、次は赤龍が動いた。
ダガーに発生する炎の渦を、ウルフウーマンの顔目掛けて突き出す。
ガキィン!
だが、それはまたしても爪によって防がれ、炎も握り潰される。
「貰った!うりゃぁぁぁ!」
右の爪を使わせれば、防御の手段は無くなる。
赤龍は囮として左手のダガーを突き出したのだが…。
「ほぉ?ふふっ、いい動きだ…だが…」
ウルフウーマンは、赤龍が右腕を繰り出すと同時に、引いた左腕に付いて行くように、
体を回転させて、それを避ける。
バキィ!
「きゃぁぁ!」
そして、そのまま回転を止める事無く、空いていた左腕で、赤龍の背中に裏拳を放つ。
ガガガガガガガガガッ!
赤龍はそのまま自分の炎に突っ込む形で、地面に激突しながらゴロゴロと転がる。
「赤龍!」
その光景を見て、俺は瓦礫の山を押し退け、剣を片手に構える。
「ん?生きているではなか? ふふっ…案外丈夫だな?」
シュゥゥゥゥゥ……。
回転の摩擦熱で、ウルフウーマンの足元の地面が抉れ、綺麗な顔の横に煙が立ち昇る。
あまりに冷たい目に、俺は一瞬だけゾクリと感じた寒気と共に、隙が出来ていた…。
「だが…もう殺ね」
「うっ!?」
一瞬……一瞬でウルフウーマンは俺の目の前に移動し、次にそれ気が付いた時には、
俺の右目と数センチも違わない距離に、その黒い爪が見える。
ドンッ!
「なっ…こ、黒龍!?」
「しまった…」
ガキィン!
「あまり調子に乗るなよウルフウーマン? 俺の存在を失念しているぞ?」
俺を突き飛ばした黒龍が、銃を振り上げ、その銃口に爪が突き刺さり――。
ズガァァァァァン!
一瞬、目を見開いたウルフウーマンの体が、その衝撃で空中に弾き返される。
「くっ……貴様黒龍! その喉引き裂いてやる!」
「騒ぐな、直ぐ動けなくしてやる」
黒龍の横顔が変化する。強い笑みが消え、その目は全てを飲み込む暗黒色に染まる。
その暗黒の瞳に映るウルフーマンが、背に満月を背負った時、それは聞こえる。
ズガンッ、ズガンッ、ズガンッ、ズガァァァァァ………ン………。
――四発の銃声が、空高く響き渡った。
644HP-5000:2007/02/08(木) 20:11:02 ID:4mScaUAn
6∞ ∞ ∞
四肢を打ち抜かれたウルフウーマンが、ドシャと地面に落ちる。
だが……何故黒龍は頭を狙わなかった?
捕虜にするにしても、相手は涙を持たないウルフーマン、情報を話すとも思えない。
「少しは、殺されそうになる恐怖を味わっているか?」
「戯言だな、こうすれば私が少しは反省するとでも思ったのか? ふんっ」
そう言う事か……。
だが、こいつは苦しそうでもなければ、馬鹿にした顔で見てきやがった。
「こいつ! 今直ぐに俺が止めを刺してやる!」
俺はその凛とした表情に神経を逆撫でされると、剣を振り上げる。
「落ち着いてよ青龍! 黒龍が何の考えもなしに、こんな真似する訳無いでしょ!」
「赤龍……」
無事そうな姿で立ち上がっていた赤龍が、俺の行動を言葉で制する。
俺は赤龍の何時もの怒号を聞いて冷静になり、剣を地面に下ろす。
「黒龍、すいませんでした。頭に血が上ってました」
「何よりだ、敵に対してそれだけの闘志は必要だからな」
ニッと不敵な笑みを見せる黒龍に、俺は苦笑いで返す。
「ふふっ……」
だが、俺のその行動が、ウルフウーマンに時間を与えてしまっていた……。
「きゃぁ!」
「なっ、赤龍!」
ウルフウーマンが、赤龍の後ろに移動し、両腕を背中で締め上げる。
同時に、カシャンと赤龍のダガーが地面に落ち、その喉に黒い爪が突き立てられる。
「ウルフウーマン、貴様再生能力を……」
「そうだ、ついこの前完成してな、新たにインプットしておいた」
黒龍もこれは予想外だったのだろう、ウルフウーマンの傷が完全に消えていたのだ。
赤龍の喉には爪が食い込み、今にも突き刺されそうな勢いだ。
チャキッ……。
「動くな!」
俺が軽く剣を動かすと、ウルフウーマンが直に反応した。
「妙だなウルフウーマン? 何故さっさと赤龍を殺さない?」
「…………」
俺もそう思った。そしてウルフウーマンが黙り込んだのを見て、確信を得る。
"こいつは、傷が治っても力が戻ってない"
「赤龍を人質にして逃げようって腹なんだな?」
「へぇ? そうなんだ、でも残念でした! 私は死ぬのなんて怖くないわ!」
赤龍が俺の言葉に続く。
こうすれば、図星を突かれたウルフウーマンの油断を誘えると思ったからだ。
「ふふっ。そうか、怖くないのか?」
「えっ、ちょ、ちょっと……」
「判断ミスだ青龍、こいつはそんな奴の悲鳴を聞くのが大好きだ……」
黒龍は冷静に言うが、俺はそんな場合ではない、今にも赤龍の喉が裂かれそうなんだ!
「や、やだ……止め……」
「何だ震えているではないか? ああゾクゾクする。お前はどんな声で鳴くのだ?」
グッと爪に力が入り、赤龍の喉から少しだけ血が滲み出る。
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!」
――ドシュン。
赤い血が迸る。俺の目の前を染める。俺はそれを見て目を見開く、だが――。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……くそぉ、ついに死んだと思ったわよ」
「せ、赤龍?」
俺の横で、手で首を抑えながら、肩で息をしている赤龍がいた。
じゃあ……。今の血は……?
「矢……? 白い矢……まさか!」
ウルフウーマンの右腕に、三本の白い矢が突き刺さっていた。
コッ…コッ…コッ…コッ…。
倉庫の屋上に繋がる扉の向こうから、地面を蹴る音が聞えてくる。
それと同時に、黒龍の顔に強い笑みが見える。
「麗しきウルフウーマン。貴女もいい声で鳴いて欲しかったのですが?」
扉の闇を照らしながら、その男は笑顔で姿を現した。
645HP-5000:2007/02/08(木) 20:13:37 ID:4mScaUAn
7∞ ∞ ∞
白い髪。灰色の目。その声はとても透き通っていて、聞いた者を魅了する力を持つ。
ウルフウーマンに負けず劣らない、綺麗な白い指先。
その左手に握られた、白銀色のボウガンが、月の光に照らされて美しく光り輝く。
四龍最高の実力者にして、組織の最高決定権保持者、並びに、全ての部隊の総括指揮官。
その名は――。
「白龍、まさか貴様が出てくるとはな……これを受けるのも久し振りだ……」
ウルフウーマンが右腕に刺さった白い矢を見て、その腕を肩と水平にして上げる。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!
三本の矢、その一本が白い光を放つ。
バシュゥゥゥン!
それは爆発すると、銀色の粉が夜空に舞い踊り、ゆっくりとウルフウーマンに落ちていく。
その粉はキラキラと光り輝き、ウルフウーマンを祝福しているようにも見える。
この粉こそ、彼が"銀光雪の白龍"と呼ばれる由縁だ。
それは、一つ一つが超小型爆弾であり、白龍の声に反応して一気に対象を消滅させる。
「遅くなりました黒龍」
白いスーツ姿の白龍は、黒龍と並ぶとそれは絵になる。そして、俺は興奮していた。
「おおっ、おおおおっ! おおおおおおおっ!」
最強と言われたコンビがそこに立っている、興奮しない方が変だ!
「白龍、お前また食事でもしていたのか?」
黒龍……シリアスな雰囲気を壊すようで、なんだが……。
何って言った?
「ええ、上等な白ワインが手に入りましてね。そうだ、どうです? 飲みに来ますか?」
待て! どうして地面に座り込んでいるウルフウーマンをナンパしてるんだ、あんたは!
黒龍を誘うならまだしも……嫌、それよりも本当に食事で遅れたのか?
「素敵……白龍様……」
頬を赤くしている赤龍とは裏腹に、俺は何だか悲しくなってきた。
仮にも、組織の最高権力者が"食事"で遅れたなど、聞いた事もない……。
「断る」
「それは残念」
当たり前だ! どうやったら来てくれると思うんだ! 相手は敵だ! 怪物だぞ!
「では……話して貰いますよ。言わなければ吹き飛ばします」
「……何が知りたい?」
緊張感がまた戻るのがわかる。流石にその辺は百戦錬磨の強者だ。
ウルフウーマンが素直に、それも情報を話そうとしているのが、それを物語る。
「本部の場所」
「ふざけるな」
眩しい笑顔で言った白龍に、ウルフウーマンがあっさりと言い返す。
当然だ。どこの世界に、自分の組織の場所を言う悪人が居る? それも幹部クラスだぞ?
「では仕方がありません。吹き飛んで貰います」
「残念だが、それは無理な相談だな」
「っ!? 白龍! 早く爆発させて下さい!」
ビュンと言う音がして、動けなかったはずのウルフウーマンが、反対側の倉庫の屋根に.
飛び移るのが見えると、俺は急いで白龍に叫んでいた。
「参りましたね、距離が遠すぎて無理です」
「あんたなぁ!」
笑顔で言っている場合じゃ無いんだよ! 思い切り逃げられてるじゃないか!
「ふふっ、ふふふっ。あははははははっ! 白龍! お前は本当に変な奴だな!」
「おや? いい笑顔も作れるではありませんか? その方が随分可愛らしい」
嘘だろ……?
吃驚するぐらいの笑顔だった。
あの冷徹なウルフウーマンが、腹を抱えて笑っていたのだ。
「ふんっ……今にその綺麗な顔を引き裂く、覚悟していろ」
だが、その顔はまた直に、凛とした表情と、冷たい視線を取り戻す。
そして、ウルフウーマンは闇の中へと姿を消した。
だがしかし……どうやったらあそこまで追い込んで、逃がせるんだ?
不思議でしょうがない……。
「素敵……白龍様……」
「君が赤龍ですか? どうです? 今夜食事でも、上等なワインが手に入りまして……」
俺は赤龍をナンパし始めた白龍を見て、その日が最悪の運勢だろうと決定付けた。
646HP-5000:2007/02/08(木) 20:15:26 ID:4mScaUAn
8∞ ∞ ∞
ピピピピピッ!
「熱は無いようね、打撲が少し多いけど……大丈夫ね、戦闘に支障は無いわ」
「ありがとうございます」
俺は今、本部地下にある白魔道部隊第一病棟に来ている。
ウルフウーマンとの戦闘で、体中激痛が走っていたからだ。
目の前で体温計片手に診察してくれているのは、通称"ドクター"で知られる女性医。
白魔道部隊の隊長でもある人だ。
「赤龍はどうしたの? あの子、火傷や出血もあるって聞いてたけど?」
「白龍にナンパされて、そのままくっ付いて行きました。ふぅ…」
そう説明すると、俺は今日散々な目に遭った事を思い出し、軽く溜息を付く。
そして、同時に後悔する事になる。
バキッ……。
「へぇ? 白龍に連れられて……それは、それは……」
「うっ……」
ドクターが見事に手にしていた電子体温計を、指先でへし折る。
更には掛けている細長い眼鏡が異様な光沢を放ち、綺麗な黒い瞳が見えない。
少しだけウェーブした茶色を帯びた髪が、肩の後ろで少々上下に揺れている。
そう……ドクターは人妻だ、勿論誰か旦那なのか言うまでも無い。
「青龍君、ついでにマッサージとかしてあげようか?」
「け、結構です! 俺、これで失礼します!」
ウィィィィィン。
俺は大慌てで、にこやかに言ったドクターから逃げるように、部屋から出る。
ドクターが俺を"君""ちゃん""さん"など付ける時は、相当怒っている時なんだ。
マッサージにも相当気合が入るに違いない、命に関わる。
「白龍のせいで戦闘不能になるのは御免だぜ」
「私が何です?」
俺は再び凍りつく、隣に思いっきり白龍が立っていた。
さて、どうしたものか……様子からすると、妻に会いに着たんだろうが……。
今入れば凄い事になりそうだ。と言って白龍に味方しても、ドクターに睨まれる。
ドクターに味方しても、白龍は一応上司、どちらにしろ俺には最悪な状況だ。
ウィィィィィン。
「麗しき私のドクター、今日もお前の為に眩しい笑顔を……」
ああ……何て考えている内に、白龍が中に……。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅりゅぅぅぅぅううううう!」
扉が閉まった部屋の中で、物凄いドクターの声と、ガシャガシャと轟音が鳴っている。
死んだかな……?
ウィィィィィィン。
息を呑んで聞いていた俺は、自動ドアが開いたのを見ると、ギョとした顔でそれを見る。
「は、白龍……さん? 大丈夫ですか?」
「取り合えず青龍、話があるので私の部屋に行っててください」
スーツの至る所に、メスや注射器が刺さっている姿で出てきた白龍が、笑顔で言う。
ウィィィィィィン。
そして、再び中に入って行った。
減給決定……だよなたぶん。
うん……たぶん、絶対減給だ。
647HP-5000:2007/02/08(木) 20:23:39 ID:4mScaUAn
9∞ ∞ ∞
「お前もドクターに浮気がばれて減給に? お互い頑張ろうな……」
俺は白龍の部屋、地下司令室に着くと、既に部屋にいた赤龍を哀れな目で見る。
「はぁー? 会うなり行き成り何言ってるのよあんたは?」
どうやら違うらしい……。赤龍は何の事かわからない様子でいる。
ウィィィィィン。
「これで、四龍全員揃いましたね」
そして、黒龍と共に入ってきた白龍を見て、俺は直に気を引き締める。
これが、初めて四龍全員揃って行う会議だと理解したからだ。
ピッ!
「このデータを見てください」
モニター横でリモコンを操作する白龍に言われると、俺はその内容を凝視する。
デスサイドキャッスルの活動内容及び、それを阻止した俺達の戦績を表すものだ。
「阻止率……えっ!? ご、五十パーセントにも満たないんですか!?」
赤龍が叫ぶ。敵の動きが激しくなっているのだ。だが、流石にこの戦績は酷過ぎる。
「問題ですね。俺達四龍の部隊、四つで分けても二十パーセントにも満たない」
「そうですね青龍、それも阻止出来る確率が高いのは、私達四龍が直接動いた時」
ウルフウーマンのような敵がいた場合、四龍が居ない部隊で阻止出来る確立は低くなる。
四龍に数えられる俺や赤龍でさえ遊ばれていたんだ。無理に決まってる。
「では、今度は此方のデータを見てください」
ピッ!
「あっ! 凄い!」
赤龍が最初に声を上げる。
俺も驚いて声が出なかった、先程と同じデータを現す内容がモニターに表示されている。
その阻止率、何と九十八パーセント以上。ほぼ百パーセントの内容だった。
「ほう……これはまた……白龍? このデータは?」
「格闘家部隊の戦績です」
黒龍も流石に感心した様子で、煙草の火を消しながら言う。
本来、四龍が請負う部隊は俺の重剣士、赤龍の軽剣士、黒龍の銃撃士、白龍の弓闘士。
この四つしかない、格闘家は確かにリアリスト・サイバーゲームで選べる職業だが、
その部隊が実際に存在すること事態、俺は知らなかった。
「皆さん知らないのも無理はありません、この部隊は私がまだこの組織に入った時、
四龍の制度が出来る前に存在した、第五の部隊なのです」
「第五の部隊? ですが、活動を見た事がありません」
「この部隊は戦いに自分の体を直接使うと言う理由から、既に廃止されいます」
俺は白龍の答えを聞いて、ん?と頭を捻る。体を使うのは、俺達も同じじゃないのか?
「こう言う事だ、俺や白龍の攻撃は遠距離、青龍は中距離、赤龍は近いがその気に.
なれば、ダガーを敵に向って投げ付ける事が出来る……だが」
「完全に密着状態でしか、敵にダメージを与えられない」
黒龍の言葉に、俺は気が付いて最後に付け加える。
「その通り、それが災いして部隊に入団する者が居なかったのです」
当たり前だ、相当の使い手ならともかく、相手は殆どが格闘を得意とする半獣人間。
幾ら体を武装しても、恐怖があれば対応が一歩遅れるからだ。
「少数ですが、部隊に入団した者達が存在しました。それを隊長となる筈だった男が、
当時の組織のトップに掛け合い、格闘家だけの独立部隊を作り上げたのです」
白龍以外の全員が絶句した。消える筈だった部隊を、たった一人の男が強大な組織に.
掛け合ったなど前代未聞だ。
「そして、何時の間にか彼の部隊は、私達の組織に対抗出来るまでに成長してしまい、
今では殆ど立場が逆転しています」
「立場が逆転? えっと……戦績の事ですか?」
「違うな、端的に言えば金だ。支援する側と、支援される側が反転したと言う事だ」
「正解です黒龍、情けない話ですが、今この組織の維持費は、彼の組織からの支援.
に頼っています。そこで突然ですが、青龍赤龍の二人に指令を出します」
格闘家部隊を束ねる男に会って、組織に戻るように説得してください。
これ以上大きくなると、敵の組織壊滅後、新たな敵になる危険も大きいからです。
共通の敵が消えた後、支援を打ち切られればどうなるか……わかりますね?
これから支持する場所に、格闘家部隊のアジトの場所を示す案内人が居ます。
彼の組織の合言葉になるコードネームは……。
――血溜まりのオロチ。
648HP-5000:2007/02/08(木) 20:29:03 ID:4mScaUAn
10∞ ∞ ∞
ブォォォォォ!
俺達は、白龍の指令を受けた後、何処かわからない偏狭の地へ来ていた。
周りは荒れ果てた荒野で道も悪く、車がガタガタ言ってやがる。
まったく。こんな所に住む奴は相当な変わり者だろうな……。
キィ!
「青龍様、赤龍様、目的の場所に到着しました」
「ご苦労、俺達が先に下りる。残りの奴らは後に続け」
ガチャ……。
俺は車のドアを開けながら、中に居た数人の剣士に言う。
そして外に出て直、俺は言葉を失う事になる。
「こんにちは。貴方達が青龍と赤龍ね? よろしく……ん?」
サワッ……。
俺と女の間に風が吹く。
健康的な小麦色の肌、ツインテールの栗色の髪、少し切れ長なその視線。
俺は二十二だが、少し年下だろうか、顔にあどけなさがある。
だが、その姿は大人のキャリアウーマンが着るようなスーツ姿だ。
だがしかし……可愛い……。
ハッキリ言おう、一目惚れだ、俺は速効でこの女に惚れた。
「……あの? 何か?」
「ちょっと! 青龍! 後つっかえてるわよ!」
「……っ!? あ、ああ……」
女が不思議そう首を傾げていると、後ろから赤龍の怒号が聞え、俺は直に車から降りる。
それと同時に、赤龍と並んだ俺の後ろに、部下の剣士達が一列に並ぶ。
相手の方は一人……護衛はなしだな……しかし、こんなか弱そうな子が案内役か……。
「私はALと言います。よろしくね!」
「っ……」
待て待て、何故そんなに可愛くポーズを決めて自己紹介する? 赤龍は絶句してるが、
俺は卒倒しそうだぜ……。
「あれ? 乗りが悪い人達ね?」
「そう言う問題じゃないと思うわよ……私が赤龍、よろしく」
「青龍だ……よろしく。それでALと言うのは?」
「アームレフトの略、私こう見えてもオロチ様の左腕、ちなみに戦闘要員」
待て……行き成りにこやかに言ってるんじゃねぇよ。オロチって言うと、格闘家部隊を.
束ねる男だな? で? この子が戦闘要員?
……………悪いが全然見えない。
「ところで、その後ろの人達は?」
「あ、ああ。俺の部下だ、護衛の為に一応……」
バチィン!
その瞬間、俺は何が起きたのか、さっぱりわからなかった。
わかったのは、左頬に痛みを感じたのと、何時の間にか俺が横を向いていた事。
その視線の先にいる赤龍が、口をポカンと開けていた事。
そう……俺はALのビンタを食らっていたのだ。
「オロチ様の条件聞いてました? "二人だけで来い"でしたよね?」
「あ、あんたね! だからって殴る事…」
「落ち着け赤龍……悪いのはこっちだ……」
俺はその場から移動した様子の無いALを見て、放心気味に言う。
この俺が、まったく反応出来なかった……。
「わかればいいのよ。じゃあ一応、合言葉を聞こうかな?」
「ち、血溜まりのオロチ?」
鼻頭に左手の人差しを突きつけられると、驚いた顔で赤龍が答える。
「よく出来ました! じゃあ二人だけ乗ってね」
「えっ!? ちょ……ちょっとまっ」
「うおぉ!?」
バタンッ!
ALが可愛くポーズを決めたのを見ると、俺達は行き成り高級車に押し込まれ…。
ブォォォォォォ……。
そのまま、車は走り出した。
後ろを見ると、呆然と立ち尽くす俺の部下達だけが見えた……。
649HP-5000:2007/02/08(木) 20:35:02 ID:4mScaUAn
11∞ ∞ ∞
ブォォォォ……。
「もう少しで着きますからね。ふんふんふーん……」
ALが楽しそうに、鼻歌を歌いながら車を運転している……んだか。
ここは何処だ?
猛スピードで走り出し出したかと思えば、何時の間にか、辺りがアスファルトで囲まれる.
場所に着いていた。
何とか来るまでの道順は覚えているが、ここまで来るまでの物凄い荒々しい運転で……。
「うぇ……酔った……気持ち悪い……」
赤龍程ではないが、俺も少し気分が悪い……。
戦闘訓練を受けている俺達がこうなるんだ、相当酷い運転だった……。
それはさて置き、俺はさっきから不思議でしょうがない事がある。
「ふぃ……相変らずオロチ様の屋敷は広過ぎね。全然屋敷が見えないよ」
ALが流石に疲れた様子で言う。これは屋敷の中なのか? それにしては…。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
「うっ、嘘? 何あれ?」
「戦車だ、今頃気が付くなよ……」
もう何が起きても驚くまい、車の横を何度も戦車が通り過ぎているのだ。
それだけではない、なにやらミサイルを搭載した車何かも見える。
オロチと言う男は世界的軍事力でも手にする気なのか?
「AL……オロチはどんな男なんだ?」
「…………会えばわかるよ」
急にALの空気が変わる。
フロントミラーに映るその顔が、一瞬だけ怪しい笑みを見せていた。
∞ ∞ ∞
「ねえ? 青龍……白龍の話では、格闘家部隊って少数だったのよね?」
「ああ……そうは見えないな、全員が戦闘要員でないにしても……」
屋敷着いて、俺達は目を丸くしていた。
広い屋敷の中に、まるで学校でもあるのか? と言うほどの人が居るからだ。
しかも……。
「あのAL? ここには男性は居ないのかしら?」
「居ないよ? 女の子ばっかり」
「うっ、やっぱり……青龍! オロチって女好きよ! 襲われたらどうしよう!」
赤龍、お前の言い分は前者だけ納得しておこう、確かに周りは女だらけだからな。
…………本当にオロチとはどう言う男なんだ?
「ここだよ。オロチ様! 連れて来ました!」
コンコンッとALが扉を叩くと、中から"ああ、入れ"と言う声が聞こえてくる。
その声を聞いて、俺と赤龍の表情が硬くなり、緊張感が増す。
これから終に、この壮大な組織を束ねる男に会うのだ。覚悟は必要だ。
ガチャ……。
「ああんっ! だめぇ! イクゥ! 私イッちゃぅ!」
「…………………………」
取り合えず……扉を閉めてもいいだろうか?
何故? こんな時に? 嫌……それ以前に何をしてる?
何故? 扉が開いて女の喘ぎ声が聞えてくるんだ? で、ALは普通な顔してるし……。
取り合えず……扉を開けた瞬間に赤龍はその名の如く、頬をボッと真っ赤にして……。
「きゃっ!」
と顔を覆ってしまった。
裸の女がソファーに座らされているあげく、後ろから両足を抱えられるようにして、
オロチのそれを、思い切り飲み込んでいるのが見える。
「イクッ! イクイクイクイクッ! もう駄目ぇ! 許してぇぇぇぇ!」
「何してる? 座れよ?」
「ひぁ! 駄目…あぁぁぁぁ! 凄いのぉ! ああんっ! イっちゃう!」
出来るか……。
俺達の目の前で、女を抱き上げてソファーに誘ったオロチを見て、俺は心の中で呟いた。
650HP-5000:2007/02/08(木) 20:41:50 ID:4mScaUAn
12∞ ∞ ∞
白龍と同期と言うからには、年相応の顔をしていると思えば…。
黒龍白龍にしても、全盛期の奴らはどうなってるんだ? 皆、童顔なのか?
「これが白龍が提案する、今回の締結についての書類…」
ズプズプッ……。
「ひゃぁ! ああ…ああっん! あんっ!」
「成る程、俺の部隊に帰ってきて欲しいわけだ」
オロチが片手に書類を持ちながら、大理石の机に女を押し付け、後ろから入っていく。
「ああ、それで条件としては……」
ズッ! ズッ! パンパンッ……。
「んぁぁぁ! イク! もう駄目! もう…んぁぁぁ!」
オロチがゆっくり前後に動く度に、女が俺の目の前で首を振って悶えている……。
「ふ…ん、大体理解したが。にしても……あの当時は俺達に酷い扱いをしておいて、
今更帰って来いと言われてもな。ふぅー」
首を振って面倒そうな顔をするな、そして腰の動きを早めるな。
「ひぁぁ!? な、何ごれ? 凄ずぎ……あっ…あ…あ…ひゃう! あああああっ!」
パンパンと言う音が早くなるに連れ、女の尻の肉が、後ろから前へと、波打つのが見える。
更には、俺の顔に少しだけ女の唾液が飛んでくる。
「ゴクッ……す、凄い……こ、こんなになっちゃうんだ……」
赤龍? 体を丸めてまで見るものか? 恥ずかしいなら見るなよ、顔真っ赤だぞ?
さっきまで顔覆ってただろ? その様子じゃ処女か?
「ふざけるな。そう白龍に伝えておけ」
「…………………てめぇぇぇぇぇ!」
ダンッ!バサバサッと、書類を放り投げられると、俺は机を殴り、立ち上がる。
「ああ? 興奮して盛ったか? だが、これは俺のだぞ? 隣の女で我慢しとけ」
「ひっ!? 青龍まさか!」
「誰がお前みたいな性悪抱くか!」
ガッ!自分の体を抱くようにして身を引いた赤龍に言うと、俺はオロチの胸倉を掴む。
「こんなふざけた話し合いがあるか! こっちは誠意を持って来てるんだぞ!」
「放せよ木偶の坊」
黒い髪、その中に隠れた青い瞳が、一瞬赤く染まったように見える。
刃金のような切れ味を見せるその声は、俺の体を直に硬直させ…そして。
「せ、青龍!」
赤龍が心配そうに俺に駆け寄ってくる。
俺は完全にオロチの殺意の篭った気迫で、その場に両膝を付き、体中から汗が吹き出た.
のがわかる。
――息が出来なかった。
「その程度で良く青龍の名を持ってるな? 情けねぇ奴だ」
「あっ、も、もう許して……もう無理……んぁぁぁ!」
ブチュ…と言う音がして、女がまた悶え始める。
オロチが右手上げると、肩で息をしていた女の背中に添え、再び中に入っていく。
チリッという音がして、俺はその音がする方向を見る。
「ひやぁぁぁぁぁぁぁ! だべ! もうだべ! おがぎぐなじゃう! んぁぁぁぁ!」
チリチリと音がする度に、押し付けられた女の胸が、大理石の上、下、に移動させられ、
ムニムニと形を変える。
オロチの右手は、薬指と小指が鉄で出来ていた。
それが、オロチが女の中を荒々しく行き来する度に、ぶつかって音を出しているのだ。
パンパンパンパンパンパンパンッ!
「っ……きゃ、きゃぁ……あうっ…あ…ひゃ…ひゃぁぁぁぁぁああああああああ!」
女がもう絶頂に来たのだろう、オロチが女の両腕を掴んで後ろに引張ると、抑制されて.
いた胸が汗と共に弾け飛び、重力に逆らって何度も反り返る。
そして……女が達するその目前だった……。
ミシミシッ……。
「くくくっ……ふはははっ! はーははははははははははははっ!」
オロチの笑い声が高く響き、俺達はそのまま声を失った。
「イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! うぁぁぁぁ……」
シュゥゥゥゥゥゥゥ……。
絶頂に達した女が体を最高まで仰け反らせ、体からは所々から湯気が立ち昇っている。
女が……俺達の目の前で、怪物に変身していた……。
651HP-5000:2007/02/08(木) 20:43:42 ID:4mScaUAn
今回は此処までです。エロかった……かな? お粗末さまでした(_ _)
652名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 20:55:30 ID:Uggy/3mI
GJ!!!
653名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 21:43:45 ID:lmi1xK7O
悪じゃないけど、バンパイヤに刻印を押された女性警官が
バンパイヤハンターにボコボコにされたあげくハメられるのってどうよ?
654名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:28:03 ID:ca6UI+Wr
gj
655名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:38:03 ID:WRRSegKl
>>653
どんだけ影響受けてんのww
656名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 23:11:48 ID:6JDLzfOB
悪人ではなくて属性が『悪』のダークエルフってのはあり?
657名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 23:35:31 ID:vBISUI3c
ダークエルフは大好物だ!
658名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 23:37:28 ID:3EMKwf4o
トロウル乙
659名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 03:24:12 ID:diY6rLa1
ちょっと亀レスだけどザーラ様GJ。こんだけ悪いと龍牙との第一話の戦闘が光るね。しかし、やっぱエロいわ。彼女。
ところで、秘書のお姉さんも気になるんですがご活躍の予定は?
660620:2007/02/09(金) 12:47:06 ID:yl9uMoPZ
感想くれた方々、ありがとうございます。

>>631
本編最終話でザーラは正義側に寝返っているので(人間性は変わってませんが)、
「続き」を書くのはさすがにスレ違いになるだろうと思います。ご了承下さい。

>>659
現時点で秘書の活躍予定はないんですが、何か思いついたら書くかも知れません。
すいません。
661名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 13:40:35 ID:fmQriMeQ
別にいいんじゃない?
榊夫妻がいいんだし
662名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 14:07:21 ID:MG/aKBGJ
榊さんはあくまで悪側という体裁を崩してないからなぁ。
あのラストも良かったし続きより新作がいいな…
663名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 15:19:24 ID:BAD8VXBo
ザーラたまが出てくれるってだけで、全然スレ違いじゃないんで
どしどし書いてください(;´Д`)
664HP-5000:2007/02/09(金) 20:08:14 ID:mOW///Ag
たった今,前回のつづきが書き上がりましたので投下します。以降5スレほど消費予定。
今度こそ次回更新未定です(_ _)
665HP-5000:2007/02/09(金) 20:08:50 ID:mOW///Ag
13∞ ∞ ∞
「これが、今回敵が新たに生み出した有機生命体の、輸送ルートだ」
俺はモニターに映った今回の作戦内容を、目の前に並ぶ部下達に説明している。
今回の作戦内容は、敵が新たに生み出したとされる、謎の有機生命体の殲滅と、
その輸送ルートの制圧が目的だ。
「……この地区の輸送列車を今から殲滅に向う、各自抜かりなく行動してくれ」
俺は一通りの説明を済ませると、自動ドアに向って歩く。
「ああ……そうだ」
俺は言い忘れがある事に気が付き、足を止めて部下に向き直す。
だが、あまり言いたくは無い事柄だ、だから忘れていた。
しかもだ、俺の部下達が期待に満ちた表情をしてやがる。不謹慎だぞお前ら……。
「今回の任務では、オロチの女と共同戦線を張る」
「ひゃっほー!」
同時に部下達が喜んで飛び上がりやがるし……頭が痛いぜまったく。
ガチャ…。
「オロチ様、私もう逃げませんよぉ! だから牢屋に入れるの止めてくださぁい!」
「我がまま言わないの! 皆平等に受けてるんだから! 我慢しなさい!」
目の前で怪物になった女に、ALが両腕に拘束具を付け、部屋から連れ出していく。
「い、今の女はまさか……」
「ああ、デスサイドキャッスルのベアガールだ。俺が捕まえた」
あの時、オロチは"白熊は珍しいだろ?"と、呆然としている俺達に笑って言った。
オロチの奴は、敵の女を捕獲し、その捕獲した女共を自分の部下にしていたんだ。
これが、格闘家部隊が成長した理由とも言えるだろう。
そして次に、オロチはとんでもない事を提案した……。
「なっ、オロチの部隊と共同戦線を張る!? 正気ですか白龍!」
「私は何時でも正気ですよ。せっかくの彼の申し出です、断われば失礼になります」
本部に帰って報告した俺は、白龍の言葉が信じられなかった。
確かに戦力的には、相当なアップが見込めるだろう。
だが、オロチの部隊の殆どは、デスサイドキャッスルに属していた奴らばかり。
何時裏切られるとも知れない……。
「納得出来ません! それに、オロチが敵に取入ってないとも言えないんですよ!」
「確かに青龍の言う通りだな、考えても見ろ白龍。一人の男が、そんなに大勢の敵の.
女……それも半獣共を連れている。幾ら屈服させるにしても度が過ぎている」
「白龍……」
「青龍、これは彼と親睦を深める良いチャンスです。決定の変更は無しです」
黒龍の後押しを受け、俺はもう一度白龍に強い視線を送るが、答えは変わらなかった。
そして……共同戦線を始めて既に数ヶ月……俺はその度に頭が痛い……。
ピッ!
「何時も無愛想な人ね? たまには笑ったら?」
笑えるか……お前も少し前までは、平気で人を殺してたんだろうが……。
「さっさと乗れ、次の奴……」
俺が無愛想に言うと、女は皮肉の篭った顔で舌を出し、横を通り過ぎるのが見える。
俺の後ろには、戦士達が乗る輸送型の飛行機がある。それに乗って行くんだ。
オロチの格闘家部隊、通称"オロチの女"は、言うまでも無く全員が怪物。
今は綺麗な顔してやがるが、戦闘になればその本性を剥き出しにする。
ピッ!
俺がさっきからやっているのは、こいつらがオロチの部隊に属しているかの確認だ。
こいつらは全員、体の何処かにオロチへの忠誠を示す刻印がある。
それは小さな刻印で、池の中から八つの蛇が空に向って伸びている、と言うデザイン。
この池が"血溜まり"そして蛇が"オロチ"を現しているんだろうな。
「ねぇ? お兄さん今夜暇? 良かったら私と……」
「お前みたいな化け物はお断りだ」
胸元を大きく開いた女に言うと、俺は胸の刻印に機械を翳す。
ピッ……機械の反応を示すサインは赤と青だ。
この刻印はバーコード見たいな物で、青が出れば、オロチの女と言う事になる。
つまりは、オロチの奴は偽者が紛れ込まないようにしているんだ。
「むぅ……皆! この男、絶っっっ対に不能よ!」
女は俺に断わられた腹いせだろうが……。
何で男の笑い声まで聞えてくる?……今笑った奴ら、取り合えず減給だ……。
本当に……頭が痛い……。
666HP-5000:2007/02/09(金) 20:11:14 ID:mOW///Ag
14∞ ∞ ∞
ゴォォォォォォォ……。
「はいはいーい! 皆仲良くしましょうねー!」
輸送機の細長い通路の真ん中で、可愛くポーズを決めて飛び跳ねている女が見える。
通路の両サイドには、壁を背にして俺の部下と、オロチの女が交互に並んで座っている。
それにしても、俺はその光景を見て、改めて良かったと思う事もある。
「どしたの青龍? ボーっとして?」
「あ、ああ……別に何でもない……」
通路で踊っていたのは言うまでも無く、オロチの左腕、ALだ。
俺は背が高い、ALは普通だから当然、何時も俺を見上げて来る感じになる。
彼女は、初期の段階で格闘家部隊に属していた、少数の内の一人だった。
何度も言うが、俺はこの女に惚れている……化け物でなくて本当に良かった。
「あんまり皆を毛嫌いしないでね。確かに根は超の付く悪人だけど、オロチ様に皆.
恋してるから大丈夫!」
俺に向ってピースしてくれるのはいいが、流石にそれは無理だ。
それはつまり、オロチの言う事は何でも聞くと言う事、"人を殺せ"と言われれば、
容赦なく殺す奴らって事だ。
絶対に信用は出来ない……んだが。
「ねぇ? お兄さん可愛いね? 今夜空いてる?」
「は、はい! 喜んで!」
待てそこの部下A、相手は化け物だって何度言えばわかる……。
「今夜俺と熱い夜を交わさないか?」
「あら? この私と? オロチ様みたいに満足させてくれるのかしら?」
おい、そこの部下Bは口説いてんじゃねぇよ! 何考えてる!
「私ぃ、最近オロチ様が相手してくれないからぁ、下のお口が寂しいのよねぇ」
「ぶっ!」
部下C……鼻血の出し過ぎで、お前そろそろ死ぬんじゃないのか?
これがオロチに恋している奴らのやる事か? 全員唯の盛ったメスじゃねぇか!
俺の部隊が全員男だってのも災いしてるのか? お前ら、状況を考えろ!
これから敵地に乗り込むんだぞ! 何なんだこの緊張感は! 完全に壊れてるだろうが!
「此処は合コンの寄り合い所かよ……」
「気苦労耐えないみたいね! まあ! 気にしない気にしない!」
…………可愛いよなやっぱり……。
「……………え、AL、良かったら今度食事でも……」と、本来なら誘いたいが……。
俺が崩れたら部隊は総崩れ、絶対に無理だ。これが指揮官の苦悩と言うやつだな、うん。
ビー! ビー! ビー!
急にサイレンが鳴る、今までナンパしていた剣士達が一斉に表情を引き締める。
オロチの女達も、怪しい薄笑いを浮かべ、楽しそうな表情になる。
緊張が一気に高まるのが見て取れる。
「よぉし! 今日も張り切って行きましょー! ね! 青龍!」
「おう」
クルクル回転しながら腕を振り上げるALを見て、俺は背中の剣にゆっくりと手を伸.
ばした。
667HP-5000:2007/02/09(金) 20:13:48 ID:mOW///Ag
15∞ ∞ ∞
「グォォォォォォ!」
物凄い勢いで、列車から怪物が飛び出してくる。
こいつらは敵の新たな有機生命体"モウモウ"牛の頭にMチップを埋め込んだ化け物だ。
…………何故モウモウ何て可愛い名前なのかと言うと……。
「わぁ! 牛が人間みたいに変身してるね、可愛いー! 名前はモウモウちゃんで!」
と、ALが勝手に本部に通信してくれたおかげだ。
後で黒龍辺りに"ふざけているのか青龍?"と言われそうで怖い……。
しかも可愛くないだろあれは、物凄い筋肉だぞ? どうやったら可愛いと思うんだ?
バチバチバチバチッ!
「はぁぁぁ!」
「ギャァァァァァァァ!」
俺は電撃を地面に走らせ、目の前のモウモウが柱の中で消滅して行くのが見える。
もう随分と戦ったが………。
「あはははっ! 面白いの作ったじゃない! この肉を貫く感覚! 堪らないわ!」
「ゴガァァァァァァァ!」
ドシュン……と体を角で貫かれ、数体のモウモウが空中に放り投げられる。
見た所、角がある動物の半獣だろうな、鹿か…? 足は馬の蹄見たいな形してやがる。
俺の剣士達も相当なもんだが、こいつらオロチの女は流石に群を抜いている。
性格にかなり問題はあるがな……。
「危ないよ青龍!」
「っ!?」
パァァァァァァン……と俺がそれを気にしている間に、目の前に迫っていたモウモウが、
声も無く弾け飛ぶのがわかる。
「ふぅー、何でボーっとしてるかなぁ? 今は戦闘中でしょ?」
「あ、ああ……悪い」
目の前に着地したALを見て、俺は相変らず信じられない顔をしている。
この小さな細い腕で、良く怪物を木っ端微塵に出来るもんだ、と感心していたからだ。
「もう少しで全滅だからガンバロー!」
そう言うと、ALの髪を結んだ長い紐が、俺の前で靡いて行くのがわかる。
戦闘用の服なんだろう、それは輸送機でのスーツ姿ではない。
黒いノースリーブの服、お尻しか隠さないズボンは、長い足の太ももを露出している。
そして縞々模様のニーソックス。黒いブーツ。
何時もはピンクの紐で結んでいる髪を、今は紫色の紐で蝶々結びにしている。
「逆に見惚れて支障が出るんだよな……はぁ!」
バチバチバチバチッ!
俺はその姿を見て呟くと、目前に迫っていたモウモウを薙ぎ払う。
その時だった。
ドゴォォォォォォォォン!
「きゃぁぁぁぁぁ!」
「なっ、AL! 大丈夫か!」
ALの悲鳴が聞えて、頭を上げた俺は顔を強張らせる。
列車の一部が爆発していた。しかも、その前に悲鳴を上げたALが横たわっている。
「うぉぉぉぉぉぉ!」
とにかく俺は、動かないALの元に急ごうと、目の前の敵を薙ぎ倒しながら突進する。
「ほーほほほほほほほっ!」
「女の声……人型が居たのか!」
爆発した敵の列車の陰から、物凄く不快な女の高笑いが聞えてくる。
短い黒い髪、縦に金色の線が入った瞳。ボンテージを思わせる形の、蛇皮の肌。
黒革のミニスカートを穿いているが、あまり意味は無いように見える。
綺麗な顔だが、口元には長い牙が見え、それは少しだけ濡れて、毒々しい光を放つ。
「あれは……資料で見た事がある、確か名前は……」
俺はその姿を見て、倒れているALを見ながら、思考巡らせる。
そして、最悪の名前を思い出す。
――毒蛇女王、スネーククィーン。
やつの牙に噛まれたら……確実に……死ぬ。
668HP-5000:2007/02/09(金) 20:16:45 ID:mOW///Ag
16∞ ∞ ∞
「ううっ……」
「あら可愛い? 悶え苦しむ姿を見るのが楽しみだわ」
「止めろ! ALを放せ!」
俺の目の前で、スネーククィーンの牙を、後ろから首筋に刺されようとしているAL.
が見える。
俺は周りの敵を薙ぎ払い急いだが、間に合わなかった。
「少しだけ刺して、時間を長引かせてやろうかしら?」
「てめぇ! 少しでもその牙でALに触れてみろ! 首を吹っ飛ばしてやる!」
俺は剣を大きく振りかぶると、スネーククィーンの注意を何とか引こうと必死だった。
「残念でした。私は男よりも女の方が好きなのよ。甲高い悲鳴が凄くいいでしょ?」
俺の挑発などお呼びじゃないって事だな……だったら。
「その前にお前の首を飛ばしてやるぜ! うぉぉぉぉぉぉ!」
ドゴォォォォォォン!
俺はスネーククィーンだけを狙って剣を振るが、それは地面を叩き割っただけだった。
「ほーほほほほほっ! その程度の動きで笑わせないでよ!」
声がして上を見ると、眩しい太陽と、影になったスネーククィーンが見える。
「くそ、すばしっこい!」
ギリッ…俺は歯軋りを立てながら、列車の上のスネーククィーンに飛び掛ろうとする。
だが……。
ザクッ!
「ひっ……か……」
俺の目の前で、スネーククィーンの長い牙が、ALの首筋に深く突き刺され、その表情が.
恐怖で歪むのが見える。
ドサッ……。
暫く身震いしていたALが、牙を抜かれ、俺の前に落ちてくる……。
「嘘だろ……? おい! しっかりしろ!」
俺は、直にその小さな体を腕に抱き、声を掛ける。
「…………」
だが、声は無く、顔面は青くなり、その体はどんどんと震えを弱めていく。
俺の目の前で、一番死んでほしくない女が……死のうとしている。
「あら? 深く刺し過ぎたわね? 苦しむ顔が見えなくて残念だわ」
そして……その言葉を聞いた俺の頭の中で、プツと言う音がする。
「え……?」
ドゴォォォォォォン!
スネーククィーンが疑問の声を出した時、俺は今までに無いスピードを出し、スネーク.
クイーンの頭を、上から打ち落とすように殴り飛ばしていた。
ガラガラッ……。
「な、何よ今の? 貴様さっきまでとは別人……」
「黙って死ね」
「ひっ……」
真上から天井を突き破り、列車の中に突き落とされたスネーククィーンの顔が恐怖に.
歪む。
俺は列車の上から、穴の中ので身動きが取れずに仰向けになっているスネーククィーン.
を見下ろす……。
そして俺は、剣をその胸元にゆっくりと剣先を向ける。
「い、嫌……は、話せる情報なら幾らでも、だから……」
知った事か、貴様は俺の前で一番やっては行けない事をしたんだ。
俺の表情が冷たく見えているのは、貴様の表情で良くわかる。怖いか? 恐ろしいか?
その恐怖を心に刻みながら……苦しみながら……。
――死ね。
「嫌ぁぁぁぁぁ!」
剣が悲鳴と共に、スネーククィーンの心臓目掛けて飛ぶ。
もう後数センチもしない距離に、それは見える。
だが――。
チリッ……。
「っ!?」
その音が静かに辺りを包むと、同時に剣の動きが、スネーククィーンの胸元で止まる。
「おいおい……お前……俺の女に何する気だ?」
剣の刀身を掴みながら、青い目を輝かせている男が、そこに立っていた……。
669HP-5000:2007/02/09(金) 20:21:34 ID:mOW///Ag
17∞ ∞ ∞
「お前、オロチ……何の……真似だ?」
「俺の女を勝手に殺す事は許さん、そう言ったんだが?」
「ふざけるなっ! そいつのせいで、ALが死んだんだぞ!」
俺は叫び声を上げて、剣何度も動かそうとする。
だが、オロチの指が出すチリチリという音だけが鳴り、剣はビクとも動かなかった。
「うをぉぉぉぉ! だったら俺の手で首をへし折る!」
「手を出すなと……言っているのが、わからねぇか?」
また……俺の体が、その静かな声で動かなくなる。体から汗が吹き出る。恐怖が襲う。
ザッ……そして俺は、その場に膝を付くと同時に思う。
自分の部下を殺されても、化け物を優先する男……血も涙も無い……。
――この男こそ化け物だ。
「本当に情けない奴だな、この程度の殺気でもう動けないのか?」
「くっ……馬鹿野郎ぉぉぉ! そいつはALを殺したんだぞ!」
「ALを? 成る程、お前はあいつに惚れているな? だからそんなに取り乱す訳だ」
オロチは事も無げに言うと、次に吐き捨てるように言う。
「俺の可愛い女達が同じ状況になって泣きもしない癖に、良く言うな」
「っ……」
何だと……? 泣く……あんな化け物達の為に?
馬鹿げている……奴らは今まで殺戮を繰り返してきた。本来なら許されない。
死んで当然、涙なんて出るものか、何故そんな事を俺に言う?
「化け物の事など知るか! 殺せ! 俺にそいつを殺させろ!」
「…………これ以上話しても、お前には理解出来ないらしいな」
オロチは心底ガッカリした様な顔をして俺を見る。何だ……? 何が言いたい?
「さて……」
俺が手を離していた剣が、その場にガランと投げ捨てられる。
「ひっ……や、止めて! 命だけは!」
そして、オロチがスネーククィーンに手を伸ばし、その顔が再び恐怖に歪む。
「大丈夫だ、直に良くなる」
「あっ…?」
俺は目を疑う。もし俺が捕まえるなら、気絶させるなり、拘束するなりする。
だがオロチは、スネーククィーンの体を横から抱くと、その左足を自分の首に掛けた。
チュク……。
「あっ、駄目……そんな…止め…あんっ!」
オロチは右腕で肩を抱き、胸板にスネーククィーンの体を押し付けると、大きく開脚さ.
せたスカートの中に左手を入れ、掻き回す。
何度もプチュプチュと音がして、スネーククィンがもどかしそうに、体をクネらせる。
「ひっ……んぁ…すゴ…んっ…あっ……」
「邪魔だな」
ビリビリビリッ!
「ひっ……嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
スカートが裂かれ、黒いショーツが染み付いた蜜を空中に飛び散らせながら、宙を舞う。
「見ちゃ駄目ぇ……おねが、もう止め……ひっ! あっ……んっ…ああっ!」
チュクチュク、チュクチュク、と音が鳴るたびに、肌に張り付いた黒いボンテージが、
いやらしく形を変え、胸の谷間を包む黒皮から覗く白い肌が、薄っすらと赤く染まる。
「ひうっ! ああっ…うわぁっ……ダメ……ダメダメダメダメッ! もうダメぇーー!」
ズプリと二本目が入れられ、丁度スネーククィーンのピンク色の溢れる蜜を流すその上.
で、体を包むのを止めている黒いボンテージが、ピクン、ピクンと動くのが見える。
クチュクチュクチュクチュクチュクチュ………ズブッ…。
「だ、ダメ! それ以上は無…もう入らな……んっ……ああっ、あぁぁぁぁぁぁ!」
スネーククィーンが、三本目が入れられそうな自分を見て哀願するが、それは敵わない。
「ああっ! あああっ! イクッ! もうダメ! もうダメもうダメダメダベッ…っ!」
ブチュブチュブチュブチュ! ジュブュブュブュブュブュブ!
オロチの指が、凄まじい速さで女の中を掻き回し、何度も辺りに蜜が飛び散る。
「ひっ…あっ…あ…う、あ…ダベェェェェェェ! イグゥゥゥゥゥゥゥ!」
プシャァァァァァァァ……。
スネーククィーンが飛ばした霧に似た甘い蜜に、太陽の光が反射して虹が出来る。
「くくくっ……」
それを見て、オロチは楽しそうに笑みを浮かべた……。
以上です。お粗末さまでした(_ _)
670名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:28:58 ID:fmQriMeQ
gj 書くの早い
671名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:30:57 ID:Z+4bh6Ag
>>642
伊佐未依衣子
TVアニメ、ブレンパワードの登場人物。
主人公、勇の姉でクィンシィー・イッサーという別の人格を持っている。
だが、劇中ではクィンシィ人格が主人格に成り変わっているっぽい。
たびたび主人公の前に立ちふさがる強敵。ブラコン。
672名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:37:13 ID:mOW///Ag
>>670
dクス(真似して見た)^^;;
実を言うと、リュウ過去変も、その場で書く→投下→書く→投下でやってました^^;;;
だから誤字脱字MAX!
でも……じっくり書いてもこんなもんかぁ……連投失礼^^;;
673名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:01:41 ID:BAD8VXBo
ブレンは主人公のフラグクラッシュぶりがたまらんかったな。
普通『お前に花束をもらって嬉しかった』って言った相手(姉)に
『ごめん、覚えてない』なんて言いませんよ。
674名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:13:28 ID:YCQsz58a
>665
高笑いが似合う悪女が嬲られて感じさせられるってのがGJ。
675名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:43:04 ID:yuXaG5sN
>>608のオロチと

>>679のオロチは別?
676名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:52:14 ID:7KAi/Bna
>>674
ありがとうwwいいですよね^^
>>675
読んで行く内にわかる筈……です^^;;;(たぶん)^^
たまたま起きてましたがもう無理です^^皆様良い夜をzzzzzzz。。
677名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:00:30 ID:9Bc/xEr/
GJ


>>679のオロチに期待
678まとめ人:2007/02/10(土) 14:04:45 ID:sIllUqWU
悪女アンケート、1週間が経過したので中間発表をしました。
かなりぼかした表現が多いですが我慢してくださいです。
最終発表は18〜20日頃にできるよう努力します。

>8日にまとめ人向けのコメントを下さった方
誤字指摘ですが、同じ表現が何度も出ているので意図的なものだと判断し、
訂正はしませんでした。ご了解下さい。
679名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:55:08 ID:xDicA7ls
はいわかりました
680名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:57:03 ID:yuXaG5sN
>>679
礼儀正しいオロチだがや
681名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:28:27 ID:VvVACYuO
榊ブルー&黒百合夫妻の続編をきぼーん
何かあれはツボにはまる
682名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:08:47 ID:lfv7Deji
オレも榊家読みたい。
683HP-5000:2007/02/11(日) 00:00:00 ID:Ov5euBTl
前回の続きです。(でもまだ終わらない^^;;)
以降8スレ程失礼ます。(_ _)私も榊家読みたいですww
18∞ ∞ ∞
ザァァァァァ……。
雨の音が聞える……。
「どうしてだ? どうしてこうなった?」
雨が俺の体を心の底から冷やす。
俺の瞳を濡らし、頬を伝う雨が冷た過ぎて……まるで引き裂かれるように……。
俺の視線の先に、黒い石が見える……雨に濡れて泣いている……。
あの時……俺がもう少し早く駆けつけていれば……。
――ALは死ななかったんだ。
「AL! もう少しだ! だから死ぬな! AL! AL!」
白魔道部隊のヘリの中で、俺は何度も何度も名前を呼んだ。
俺の声を聞いてくれ……もう一度あの笑顔を見せてくれ……そう願いながら。
「……ち……ま……」
「AL! 何だ! 何が言いたい!」
ALが微かに唇を動かした。その小さな手を握り、俺は力を込める。
何が言いたい? 苦しそうな声……それでお前は、俺に何を伝えたい?
俺は必死にその声を聞こうと、耳をALのその小さな……青い唇にそっと近づける。
その時……俺がALから聴いた最後の言葉……それは……。
――オロチ…様…。
「あんな奴の何がいいんだ? AL……奴はあの時……」
お前の側に居なかったんだぞ? お前を殺した奴を優先したんだぞ?
何故だ……? どうして? お前が居ない……。俺はまだ……何も伝えてない。
お前に伝えたい、俺も…お前に言いたい事があった。
「だけどよ……それがALに掛ける最後の言葉になるなんて、思いたくねぇんだよ」
もう一度、笑顔になったお前に、そのお前に伝えたかったのに……なのに……。
「うわぁぁぁぁぁぁ! ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
俺はその場に膝を付いた。そして何度も何度も、ALが眠る墓石の前で、腕を振り上げ、
地面を叩いた……。
684HP-5000:2007/02/11(日) 00:01:53 ID:7KAi/Bna
もう……あの笑顔を二度と見る事は叶わない……俺は…俺は、俺は俺は俺は…俺…は。
「青龍……」
「赤龍……?」
急に後ろから声を掛けられた。俺は振り向く。赤龍が俺に傘を差し出してくれていた。
悲しそうに俺を見る。何時もの捻くれた顔が見えない。悲しい顔はもう見たくない。
俺はそのまま……その体に抱き付いて泣いた……。
「すまん赤龍……」
「ううん。いいのよ……」
暫くすると、俺は泣き止み、再びALの眠る地面を見る。黒い墓石がそこには見える。
「その……青龍、これ……」
「これは……?」
俺は不安そうに赤龍が差し出したファイルを受け取り、中を見る。
「A……L……?」
その中の資料に、笑顔でピースサインを送るALの顔写真が付いているのが見えて、俺は.
目を丸くした。
それはALがまだ、格闘家部隊に入団した時の個人資料だった。
「ごめんね…青龍、何度も彼女の事知りたいって、言ってたから…その……」
赤龍が申し訳なさそうにしている。何を困る顔をする? 俺の心の傷を抉ったからか?
安心しろ赤龍……俺はちっとも傷付いてない、お前の気遣いが逆に嬉しいんだ。
「ありがとう赤龍……だが、禁止事項だぞ……」
「うん……」
赤龍は軽く苦笑いを浮かべる"あんたが元気になるなら"そう言ってくれて嬉しかった。
「る……か……」
ルカ……顔写真の横に、ALの名前が書いてあった。ミナミノ=ルカ。ルカ……か。
いい名前だ……お前の名前を知る事が出来て嬉しいよルカ。だけどなルカ……。
「俺にも……名前があるんだよ」
お前には知って貰いたかった。青龍じゃない俺の本当の名前……。
今言う事に意味は無いんだよ……ルカ……。俺はやっぱりルカの笑顔が見たい。
そこで初めて……お前の口から"私はルカって言うのよ"そう笑顔で言われたい。
「その後で、お前に名前を教えたいんだよ……ルカァァァァァァ!」
その場で何度も泣いた、だが……それは今迄で一番大きく……悲しい叫びだった……。
ザッ……。
「貴方達は……」
「お前は……?」
墓の前に居た俺達の前に、一人の女が現れた。手には大きな花束を持っている。
此処はオロチの屋敷の敷地の中。その中にある、戦士達が眠る場所。
俺は女の顔に見覚えがあった。何時かの鹿、モウモウを楽しそうに角で貫いていた奴だ。
「何をしに来た?」
「見てわからない? お墓参りよ」
何だと……? 墓参り……? 何の為に? お前は血も涙も無い化け物だろう?
俺はそれと同時に、ルカを殺したスネーククィーンと、目の前の女を重ねていた。
「ふざけるなよ……」
「青龍?」
赤龍が震えている俺を見て、心配そうな顔をしている。目の前には女が見える。
何の冗談か、女は花束を墓石に備えると、十字を切って両手を組みだした。
「何がよ?」
暫くして女が立ち上がり、俺の言葉に反応する。
ふざけるな。お前達が殺したんだ。お前達化け物が。ルカの命を奪った……奪ったんだ!
ダンッ!
「せ、青龍! 止めなよ!」
俺は何時の間にか女の胸倉を掴み、地面に押し倒していた。
そのまま首を絞めるつもりだった。そうなのかも知れない……。
「何時も無愛想なのに、そうやって怒る事は出来たのね……でも、悲しそうね……」
だが出来なかった……雨に濡れてそうなっているのだと、そうだとばかり思っていた。
女の瞳から……涙が流れ出していた。
「俺の可愛い女達が同じ状況になって泣きもしない癖に、良く言うな」
わからない…わからない…わからない……。
「…………これ以上話しても、お前には理解出来ないらしいな」
理解出来ない……こいつは涙を流す筈はない……わからない…わからない…わからない…
――わからない。
685HP-5000:2007/02/11(日) 00:05:20 ID:VISQGebR
19∞ ∞ ∞
あの雨の日から再び数ヶ月が過ぎた。
あれからもオロチとの同盟は変わらず、俺は今もオロチの女共と行動を共にしている。
だが、変わらない事はもう一つあった。
「AL、今回の任務の内容は?」
「有機生命体を作り出す、敵の幹部の捕獲よ」
また、ALと言う名を呼ばなければならない事だ。
暫くしてオロチの新たな左腕、ALがオロチの女と共に、派遣されて来るようになった。
あの時、墓の前で泣いていた女だ……。
「くくくっ……抜かるなよ青龍、期待しているぞ?」
そして、その日は最悪だった。
あまり広いとは言えないヘリコプターの中で、俺は不快そうにオロチの顔を見ている。
何時もなら、オロチの女共が俺の部隊に派遣されて来るが、今回はその逆だ。
オロチが独自に入手した情報だった事もあるが、目的は言うもでもなく……。
「レア物だ。必ず捕獲する、必ずな……」
そしてオロチは何時ものように笑う。その笑いは何時聞いても不快な音だ……。
ドゴォォォォォォォン!
「っ!? オロチ様! 道が!」
「二つか……ALお前はそっちだ」
敵のアジトに着いて、辺りの有機生命体を掻い潜り、俺達は進んでいた。
中には今までに見たことも無いタイプの化け物が、それはウジャウジャいた。
流石は、化け物を作り出す敵のアジトだけある。
「オロチ、お前はどうして、そんなに敵を捕まえる事にこだわる?」
ALと別れ、細長い通路を走り抜けながら、俺は不意にそう訊いていた。
我ながら馬鹿な質問だ。理由なんて決まってる。こいつは唯の女好き、それだけだ。
「くくくっ……敵の半獣が全て女だからだ」
やっぱりだ。訊くんじゃなかったぜ……馬鹿野郎が。
ドゴォォォォォン!
俺が心の中で毒付いていると、オロチが扉を殴り壊しながら中に突進して行く。
俺もその後に続く。
「どうやら、こっちの道で正解だったようだな」
そのようだ、目の前に人間ではない化け物のが見える。それも……。
「良く御出でくださいましたわね! 待っていましたわ!」
「良く来たな! 俺達が此処の番人だ! 覚悟しやがれ!」
と言うか……何だ? 白いのと黒いの……が並んでる…んだが。
見れば、そいつらは犬か何かの半獣だろう。ミニのスカートは相変らずだが、容姿はウル.
フウーマンに似ていやがる。違うのは、肌の色や毛が、白いのと黒いのって事だけだ。
これで名前が……。
「私はドックレディ・シロ! ですわ!」
「俺はドックレディ・クロ! だ!」
……………流石に力が抜けたぜ。
「くくくっ……面白い奴らだな」
面白くは無いだろ、やれやれ…だか、こう見えても半獣、油断はしない。
バキィィィィィ!
「きゃぁぁぁぁ!」
「あ、姉貴ぃぃぃ!」
……先制攻撃で不意打ちだったが。幾らなんでも、簡単に殴られ過ぎだぜ……。
シロが簡単に吹っ飛び、クロがそれを心配そうに追い掛けて行くのが見える。
「ううっ、誰にも殴られた事ありませんでしたのに……酷いですわ」
「てめぇ! 俺達、非戦闘員なんだぞ! 酷いじゃねぇか!」
嫌……そう言われても、ん? 非戦闘員だ? そうか、こいつら化け物作るしか……。
「野郎ー! もう許さん!」「出ていらっしゃい! 私の可愛い雪丸!」
二人は急に声を上げると、同時に左右対称に腕を振り上げる。て…雪丸?
ドゴォォォォォォォォン!
「っ!? う、うぉぉぉぉぉ!?」
地面が大きく砕け、それは俺の身長を遥かに越す場所に現れた。
「グォォォォォォォォォォ!」
目の前で、物凄い巨大な雪男のような化け物が、俺を見下ろしているのが見える。
おい……これの何処が、非戦闘員なんだ?
……デカ過ぎだろうが。
686HP-5000:2007/02/11(日) 00:08:25 ID:VISQGebR
20∞ ∞ ∞
「ちょっとクロ! どうして私の盾になりませんでしたの!」
「ひっ! ご、ごめんよ姉貴、あの野郎凄い早いし、俺も戦闘は苦手で……」
「駄目ですわ! 絶対に許しませんわ! 今度お仕置きですわ!」
待て……どうして急に喧嘩している?
俺は怪物が出てきて剣を構えが、二人は怪物の肩の上で、行き成り喧嘩し始めた。
二人は双子らしいが、あの大人びた顔で、あの粗相の悪さは何とかならねぇのか?
「鞭! 蝋燭! より取り見取りですわ! 覚悟していなさい!」
「ごめんって言ってるじゃないかぁ……ううっ」
あの様子だと、シロが完全に優位なんだな……哀れな奴だクロ。
「いい加減にしねぇか! 戦う気が無いなら…っ!」
「ははっ」
「ふふふっ」
俺が呆れてそれを止めようとすると、二人が同時に俺を見て、怪しい笑みを見せる。
「グォォォォォォ!」
俺が二人の喧嘩を見ている内に、怪物の巨大な腕が、真横から迫って来ていた。
やられた……。
ドゴォォォォォン!
二人のやり取りが、全て演技だと気が付いた時には、俺は壁に激突していた。
「ぐっ……しまった」
何とか剣で防いだが、情けねぇ……ダメージが大きい、足元がふらつく。
「あははははっ! 私達は騙まし討ちが大好きですの!」
「そうだぜバーカ! 姉貴を殴ったお返しだ!」
……許さねぇ、こうなったら問答無用で化け物ごと、俺の電撃を食らわせてやる。
俺は二人の面白そうな顔に殺意が芽生え、剣を大きく振りかぶる。
「待てよ青龍、今の体で勝てると思ってるのか?」
「最大出力で叩けばいい、そうすれば、あんな化け物一瞬で……」
「殺すなと、何度言わせる?」
そんな事はわかっている。だが、迷っている暇は無い。
ましてや、あんな化け物達の為に……。
チリッ…。
「黙って見てろ」
「なっ、一人でやる気なのか? 幾らお前でも無理だ!」
俺の前に歩き出したオロチは、指をチリチリと鳴らしながら、ゆっくりと怪物に向う。
だが、俺はその後姿を見た後は、不思議と止める気にはならなかった。
「くくくっ……」
ビュン…と風の音がして、オロチの姿が消える。
「え……? ど、何処ですの?」
「消えた? ど、何処だよ?」
あの二人も怪物の肩の上で、オロチの姿を探して辺りを見渡している。
だが、二人が下を見ている限り、その姿を見つける事は叶わない。
チリッ…。
その音は、怪物の更に上、遥か上空から聞えてくる。
「はははっ……ははははっ! はーはははははははははっ!」
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキッ!
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
物凄い骨が折れると音と、オロチの笑いが辺りを支配する。
遥か上空から怪物の脳天を、体を真下に向け、オロチがその腕で引き裂く…。
怪物が悲鳴を無くした後でも、オロチの体は止まる事は無い……。
ドゴォォォォォォォォォォ……ン……。
最後に怪物の体が真っ二つに裂け、オロチの体が地面に激突する。
メキメキメキメキッ…と、地面が円状に陥没し、オロチの姿が粉塵と共に見えなくなる。
ザァァァァァァァ……。
同時に……左右に割れた怪物の体が、真っ赤な雨を降らせる。
それが、オロチの作った陥没した地面に降り注いで行く……。
チャプッ……。
「くくくっ……面白くも無い、弱過ぎるな……くくくっ、くくくくくっ……」
赤い雨が溜まった池の真ん中で、オロチが怪しい笑みを見せている。
俺はその時始めて見た、奴が……何故……。
――血溜まりのオロチと呼ばれているのかを。
687HP-5000:2007/02/11(日) 00:11:01 ID:VISQGebR
21∞ ∞ ∞
ザッ…。
「さて……」
「あ、あ、あ……」
「う、うぁぁ……」
またか……。
俺はシロとクロが、オロチに見下げられて、お互いを抱くように、その場に座り込んでい
るのを見て、頭を左右に振るう。
オロチはまるで儀式のように、何時もその場で、戦闘不能になった女共を抱く。
ビリビリビリッ!
「きゃぁぁぁ! 嫌ぁぁぁぁ!」
「や、止めろよ! 止め……うぁぁぁ!」
そして、二人のスカートを破り捨て、オロチは何時ものように行為を始める。
クチュクチュクチュクチュ。
「あ、ああ……駄目だ、止めろよぉ……そんな処触るなよぉ、ううっ……あうっ!」
「綺麗な小麦色の肌だなクロ?」
オロチは二人を重なり合わせるように地面に押し倒すと、シロの上でうつ伏せになってい.
る、クロの耳元で甘く囁く。
「えっ……? き、綺麗? う、嘘だ……そんな、あっ! ああっっ!」
ピチャピチャピチャピチャ……。
クロがそれを訊いて頬を赤らめると、オロチの舌がゆっくりとクロを濡らす。
その度に、クロは何度も喘ぎ、その小振りのお尻が、プルプルと震える。
「く、クロぉ…わ、私の顔にヨダレが垂れ、て、います、わ…嫌ぁ」
「あ、姉貴、ご、ごめ、あんっ! ああ! で、でも…ひぁ! オ…レ…ああっ!」
ダラダラと流れ出すクロの甘い蜜が、シロの綺麗なそこに流れ落ちる。
クロが何度も身を捩る度に、シロの胸に押し付けた、その豊満な胸が、何度も重なり合い、
二人の胸が、お互いを牽制するように、逃げては重なり、暴れる……。
「そろそろだな……」
ズッ……。
「うっ……うぁ! きゃ……あうぁぁぁぁ! くぅぅぅぅ……あっ! ヤダァ!」
クロの中に、オロチが優しく入って行く。
「うぁん! あ、ああ……優し……ひぁ! ん、ん、んんっっっ……っ!」
ズッ! ズッ! ズッ! ズッ! パンパンパンッ……。
「んぁぁぁぁぁああああ! 凄い! すごぃの! オ…レ…の中で、暴、ひぁぁぁぁあ!」
「嫌ぁ! 嫌ですわクロォ! そんなに舐めないでぇ! 嫌ぁ!」
突かれるのを早められ、クロが頭をシロの胸元に埋め、何度も喘ぎ声を上げる。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ……。
「あわぁ……はぁん! だ、駄目ですわ! そんなに激しく動いたら……ひんっ!」
クロが喘ぎながら何度もシロの体を揺さ振り、シロのが綺麗な蜜を溢れさせて行く。
「クロ……お前は可愛いな」
オロチが優しく、その黒い耳を甘噛みして再び囁く。
ジュブ……ズブッ! ジュブ…ジュブ…ジュブ。
「あ、うぁ…うぁぁぁ! んぁ! あうっ……あ、ん…あっ! ひゃぁぁぁぁぁあああ!」
一度オロチは自分を先まで抜くと、そのままクロの胸を下から掴み、そのままゆっくりと、
腰を上下に使う。
「あふっ、やさしっ……うォ、オ、レ……そんな、優しく、され……た、ら……」
膝を立てた両足がブルブルと震え、クロの表情が歓喜に包まれる。
「あ、なに、かクル……クル、ウァァ、クルクルクルクルクルクルッ!」
そして、目を見開き、目頭に浮かべていた涙が流れ出す。
ドックン。
「クルゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッ……!? ひゃぁぁぁぁああああ!っっっ……」
ブルブルブルッと、クロは全身の毛が靡かせ、そのままシロの体の上に果てる。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
「くっ……」
荒い息使いを耳元で聞いて、シロが悔しそうにオロチを睨み付ける。
「次はお前だ、どうした? 嬉しそうにしろよ?」
オロチはその視線を簡単に制すると、シロの中にゆっくりと手を伸ばして行った……。
688HP-5000:2007/02/11(日) 00:14:36 ID:VISQGebR
クチュクチュ……。
「どうした? 気持ち良くないのか?」
「はっ! 笑わせないで! この程度の愛撫で、この私が悦ぶ筈ありませんわ!」
シロと言う女、一度強い表情になってから、オロチの攻めを物ともしなかった。
気が荒いタイプだとは思ったが、ここまで耐えた奴は初めてだ。
バチィン!
「あ、姉貴!?」
「な、何をしますの!」
クロの背中越しに飛んだオロチのビンタが、シロの全身の毛をブルッと騒がせ、その体に.
密着していたクロが、驚いて顔を上げようとする。
「動くなクロ」
だが、それはオロチに背中を強く押され叶わず、再び二人とも身動きが取れなくなる。
そして、オロチがクロの上に体を重ね、シロの耳元で囁く。
「殺してやる」
恐ろしいまでの冷たい声が辺りに響く。
「あ、そんな……そ、そんな事……」
だが、何を思ったのか、シロは恐怖に顔を歪ませる事なく、その頬が赤く染まる。
グチュ!
「ひっ、きゃぁぁぁぁ!」
シロが悲鳴に近い声を上げる。オロチの指が容赦なく、荒々し動きでその中を掻き回す。
グチュグチュグチュグチュ! ジュブブブブブブブブ!
「きゃぁ! いやぁ! きゃふっ・・・・・・こ、壊れてしまいますわぁぁぁ!」
何度も首を振り、シロが今までに無い乱れを見せ、頭を抱えて何度も、クロの体を弾き飛.
ばす。
「あうっ! 姉貴ぃ駄目だ……そんなに激しく動いたら、俺の乳が摩れ、うぁ、んぁ!」
下からバィン…とシロの胸をぶつけられ、クロが頬を赤く染める。
パンパンッパンパンッパンパンッ。
何度も何度も、シロが体を仰け反らせる度に、クロの胸が中に押され、また膨らみを取り.
戻すを繰り返す。
「くくくっ……どうしたシロ? 死ぬのが怖くてそんなに悶えているのか?」
「ち、が、いま…ひぁ! ん、んんっ! イジ……きゃ、メ……て……くふっ!」
急にシロの強い口調が弱まり、オロチを愛しそうに見る。
クチュクチュクチュクチュ……。
「言ってみろ? どうして欲しい?」
「だ、からっ、あうっ! わた、し、私をぉぉぉ! メチャクチャにしてくださぁぁい!、
もう死んでしまうくらいにぃ! 私を、私を殺してぇぇぇぇぇ!」
「なっ……あ、姉貴?」
シロの抑制された心の叫びが響き、クロは驚きで声を詰まらせる。
「くくくっ! いいだろう! 死ぬほどいい気分にしてやる!」
「きゃぁ!」
オロチはそう言うと、クロとシロの位置を反転させ、今度はシロの背中を手で押え付ける。
グチュ……ズッズズ! パンパンパンパンパンパン!
「ひゃうっ! 凄、ひああぁう! 死ぬ! 死んでしまいぐっ、まずわ! 私、きゃふ!」
「嫌ぁ! 止め、姉ギ、胸だめぇぇぇ!」
凄まじいオロチの責めに、シロ狂ったようにクロの両胸を掴み、ボールを扱うようにメチ
ャクチャに動かす。
「くくくっ、クロ……せっかくだ。お前も一緒にイけ」
ズブッ……。
「うっ!? んぁ……うぁぁぁ! ひゃぁぁぁ!」
オロチがその左手で、シロの甘い蜜を流すその舌で、ヒクヒクしていたクロを掻き回す。
ズズズズズッ! パンパンパンパン! クチュクチュ! ジュブブブブブ!
「死ぬ! もうダメェ! シヌシヌシヌシヌシヌシヌシヌうっ、あっ……っ!」
「ダメな、のにっひうっ! 指だけ、で……オ…レもうっ……っ!」
二人はお互いに両手を組み合うと、同時に全身の毛がブルブル震える。
「あっ、イク、もう……あっ、あ、あ、ぁぁぁぁぁぁあああああああああっっっっ!」
シロは最後にギュウっとクロの胸を絞り上げ、そのまま重なり合って果てる。
「イクゥゥゥゥゥゥゥゥ! ああっ、あっ、うぁ、うあぁぁ、あぁぁ……」
オロチがシロからゆっくりと引き抜かれると、そこから溢れた白い液が、ドロリとシロか.
ら抜け落ち、クロの中を包み隠していく。
二人は荒い息で重なりあったまま、最後に"オロチ様"と、うわ言を呟いた……。
689HP-5000:2007/02/11(日) 00:19:49 ID:VISQGebR
22∞ ∞ ∞
俺は運命と言う言葉は信じる方だった。
こうして俺が生きているのも、仲間が死んで行くのも運命。
この世に性を受けたその瞬間から、それは揺ぎ無く動いて行く……。
そう……信じていた、この瞬間が来るまでは……。
ゴォォォォォォ……。
「くっ……何が起こった? 皆はどう…した…?」
俺は地面に伏せながら、顔を上げる。
そこには大破したヘリの残骸が炎を上げて燃えている。
そうだ、俺は今日、オロチと共にシロとクロを捕まえたんだ。そして……。
「お、オロチ様!」
「っ!?」
ドゴォォォォォォォォ……ン……。
パイロットの女が叫んだ。そして、一瞬で俺の目の前を物凄い光が走り…。
「俺は気を失っていたのか……? うっ!」
何とか体は動く……だが、体中に激痛が走る。
皆はどうした? AL…パイロットは? シロとクロは? オロチは……? 
死んだ…のか…?
俺は燃え盛るヘリを見ながら、呆然と立ち尽くしている。そして、次々に思考を巡らせる。
事故か? 嫌…あの時パイロットは何かに気が付いて叫んだ……っ!
「敵の攻撃か!」
俺はその答えを導き出すと、脳がハッキリと覚醒し、剣を構える。
ヘリの胴体に穴が見える。その壊れ方、威力は少ない……。
「小型のバズーカー砲か……」
「あったりー! 流石は青龍! いい勘してる!」
な……に?
俺はその時、意識が覚醒しなければ良かったと、心底後悔した。
「それにしてもー! これって威力弱すぎ! そう思うよね? 青龍!」(嘘だ…)
俺の前で、一人の女が、両手にトンプファーを持っている。
嫌、トンプフーにしては異様な形だ。女の腕ほどの大きさがある……。
そうだ、あれはデスサイドキャッスルのトンプファー型、特殊小型バズーカ。
それを扱えるのは、たった一人の女だけ……。
「でも! 青龍って凄い丈夫だよね? いやぁ! 感服だよ!」(夢だ…)
キャットレディ。資料で見た事がある。数年前に忽然と姿を消した、四人の幹部の一人。
黒い獣の耳、尻の上辺りから生える黒い尻尾。
「他の人達の死体が見つからないんだけど……青龍知らない?」(止めてくれ…)
太ももから下が、縞々模様の毛並み包まれ、足元まで続いている……。
獣の形をした足が、何度も華麗にステップを踏んでいる……。
「あれ? 怪我してる? 大丈夫? なーんてね!」(笑うな…)
黒い瞳の中に、キャットレディが背にしている三日月と同じ光が見える。
だが…だが…その顔は…。
小麦色の肌。栗色の髪。ツインテールを縛る紫色の紐。その声……その声!
「ル……カ?」
「あれ? どうして名前知ってるの? もしかしてストーカー?」
嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ……。
「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
俺の目の前で、ルカが可愛くポーズを決めている。
嘘だ。そうお前の口から言ってくれ! これは悪い夢なんだと言ってくれ!
「何でだルカ! どうしてお前が!」
「クスクスッ…ダサいね、私の正体に何時までも気が付かないなんて、私の年考えれば、
一目瞭然じゃない? 馬鹿じゃないの?」
可愛い顔が急に豹変する。紫色のアイラインが、その冷たさを強調する。
その笑いが、俺が求めていた筈の笑いが、俺の胸を裂き、俺を殺していく……。
「バーカ。最初から私はオロチの目を盗んで、あいつを殺す機会を伺ってたのよ」
「な…んだと?」
最初から? じゃあ全部、嘘だったのか? 死んだのも? 俺に笑い掛けていたのも?
じゃあ……じゃあこれは、本当に現実……?
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 夢だ! 夢だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うるさー! さっさと死んでよね。耳に響いて不快だわ」
ルカが…俺に向ってゆっくりとトンプファーの先を向け…冷たく…笑った…。
690HP-5000:2007/02/11(日) 00:20:46 ID:VISQGebR
今回は以上です。
そろそろクライマックスかな……?(でもたぶん次では無理;;)
エロとか暴走し過ぎて2ページも使ってしまった……。
最初の悲しい描写はどう削っても3ページ使うし……ふぅ。
張ってみて初めて誤字脱字気がつくし……はぁ。
愚痴失礼しました^^ お粗末さまでした(_ _)(3pは無謀だと再認識中)
691名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:58:52 ID:+/4uYvVb
>>HP-5000
「物凄い」て使いすぎ
つーかホント長すぎ。もう少し容量気にしろっつーに
692名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:53:39 ID:q5M+47sB
妙な文句つけてるなw
693名無しさん@ピンキー
容量は次スレ立てればお終いだから気にしないでいいが……気がついたら450KB超えてるし。

HP-5000氏のペースを考えると、あと二日くらいで移行だな。
つーことでテンプレ叩き台用意しておくので、調整よろしく。

【つかまえて】悪の女とH 3【つかまえられて】

いじめが大好きな女子高生から残虐非道の悪の女幹部まで。
悪の女を捕まえたり、悪の女に捕まったり、時には悪の女とラブロマンス!
とにかく「悪の女とH」が基本コンセプトのスレです。

・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。
・「やられ」・「グロ」表現が多少なりともある場合は投下前に注意書きをしましょう。
  (悪の女が死んじゃう場合は下記に該当スレがありますのでそちらに投下しましょう)
・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。


◆前スレ
 【つかまえて】悪の女とH 2【つかまえられて】
  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162820600/


◆関連スレ
 悪の女をつかまえて INエロゲ板
  http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1152888591/

 【戦闘】悪の女戦士を屠るスレ 3【やられ】
  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164572421/l50
          悪の女を屠るのがメインの場合はこちらに(やられ・グロ表現があるので注意!)


◆悪の女を捕まえてスレ まとめblog (保管庫)
 http://marrymeakujo.blog74.fc2.com/