1 :
ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :
2006/03/10(金) 23:24:41 ID:BE3vB5md
2 :
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1141089429/1 :2006/03/10(金) 23:25:43 ID:yDV6W6j2
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!! ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!! おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!! ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ! ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!! ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!! ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!! おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!! ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ! ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!! ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! (省略されました 全て見るにはワフルワッフルと打ち込んで下さい)
乙
なんということでしょう。
乙華麗
乙 ……まろやか?
テンプレの人の体型のことです>まろやか
13 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/12(日) 19:09:33 ID:efMHJytA
前すれ終了しました
梅小津 さて、前スレも埋まったことだし早速爆撃でも………やっぱやめた
爆撃…バッチコーイ、です〜。
誰でもいいのでうpしてください
じゃあ「LOST MEMORY」の続きがちょこっとできたからうpしてみる
「12!?」 それを聞いた一同は目を丸くし、絶句した。 「…いいカ、よく聞け。お前は今17歳、今度高校三年になるんダ」 しばしの沈黙の後、代表してジョニーが言うと、今度はそれに珠実が目を丸くする。 「17…?」 「ああ、そうダ。12じゃなくて17だ。もちろん梢のやつもナ」 「なるほど、大人っぽく見えるわけですね。納得です」 「って、随分あっさり納得するんだなオイ」 「実際、17歳の梢ちゃんが目の前にいるんですから、しょうがありません」 思わず突っ込むジョニーに、珠実は、傍らで顔を蒼ざめさせている梢に視線を向けた。 今、目の前にいる梢は、彼女が覚えているよりもずっと髪が長くなり、 顔立ちも、自分の知っている12歳の梢の、天真爛漫なあどけない面影を保ちつつも、 ずっと大人びて、より美しくなっていた。そしてなにより… 「……」 珠実は梢の立派に成長した胸に、しばし目を奪われていたが、 ちょっと頬を赤らめさせて、顔をジョニー達の方へ戻した。 こちらは自分が覚えているのと、ほとんど変わりはなかったが、 言われてみれば、黒崎親子も随分髪が長くなり、朝美のほうはセーラー服まで着ている。 もっとも、朝美のほうはどう見てもせいぜい10歳くらいだったが、 そこだけ嘘を教える意味もないし、今が五年後だというのは間違いないのだろう。 「それにしても、記憶喪失ですか…」 珠実は、どこか呆れたように、視線を上に向けて呟いた。 気がつくといきなり五年も経っていたとは、どうにも現実味がなく、 恐いとか驚くとかよりも、ただただ面食らうばかりである。 原因が、滑って転んで頭を打ったせいとなると、馬鹿馬鹿しくてなおさらだった。 慌てているのはむしろ珠実本人よりも、周りの人間のほうらしく、 「ど、どうしよう…」 「病院! やっぱり病院に連れて行かないと!」 「そ、そうだナ…ええと、救急車は110番だっけカ?」 「911よ…」 「お母さんすごーい!」 と、軽い混乱状態に陥っている。
「救急車は119番ですよ」 「あ、それそれ!」 珠実の指摘にポンと手を叩く一同に、彼女は手首をパタパタとさせて言った。 「でも、それには及びませんから。頭を強く打ったための、 一時的なものだと思われますので、きっとすぐに思い出しますよ。 もう診察時間も終わってますし、記憶が飛んだ以外は大丈夫なようなので、 時間とお金の無駄使いはやめておきましょう」 「でも珠実ちゃん…」 心配げな梢に、珠実は安心させるように微笑んでみせた。 「大丈夫ですよ、梢ちゃん。自分の身体のことは、自分が一番よくわかってますし、 わたし、多少の医学の心得もありますから」 正直なところ、珠実には不安が無いわけではなかったが、 彼女はもっともらしいことを言って、平気を装ってみせた。 別に医者が嫌いだとかいうわけではなく、あまり大事にして、 自分が転んだことに責任を感じているらしい梢に、 これ以上余計な心配をかけたくなかったからだ。 「でも、やっぱり念のためお医者さんに行ったほうが…」 「大丈夫大丈夫、ほっといても治りますよ」 「だけど…」 「…本人がそう言ってることだし、とりあえず様子をみることにしようか?」 なおも心配げな視線を珠実に向ける梢に、珠実の意を汲みとった隆士が、 横から口を挟んだ。彼自身、まだ珠実が心配ではあったが、 彼女の梢への気遣いを無駄にしたくはなかったし、事実、珠実本人が、 この場で一番冷静な判断が出来ているようなので、彼女の意見に従うというのも、 そんなに悪いこととも思えなかった。 「でも、もし何か具合が悪くなったり、しばらくしても良くならないようなら、 その時は必ず病院に行くこと。それでいいかな?」 「はい」 うまく口を合わせてくれた隆士に、珠実が感謝の眼差しを向け頷く。 「…ま、確かに。幸いオレたちのことは覚えてるようだし、 医者に行かなくても、なんとかなるかもナ」 「そうだね…」 「そうね…」 そして同じように考えたのか、ジョニーもそれに同意し、 朝美もやや心配顔ながらも頷くと、梢もようやく、ためらいがちに、 コクンと首を振った。「うん…。でも、あんまり無理しないでね」 「わかってますよ、梢ちゃん」
『うーん…』 梢を安心させるように微笑みかける珠実の姿を見ながら、 隆士は首を捻っていた。とりあえず梢を安心させるためにああ言ったものの、 どうにも違和感を覚えてしかたがない。 12歳の頃に戻ってしまっていても、彼女から聡明さや、 なにより梢への愛情が失なわれていないのは、今の遣り取りからもわかる。 だが何かが、彼の知っている珠実とは違っているのだ。 人当たりが柔らかいというか、素直そうというか、スレてないというか…。 (あの、なんて言うか…随分おとなしい感じですね) 隆士がこっそり灰原に耳打ちすると、ジョニーが囁き返す。 (ん? ああ、そうダナ…。ここに越して来る前も、よく遊びに来てたんだが、 その頃はこんな感じでナ。越して来たらすぐに、慣れたのか、今みたいになっちまったガ) (へぇ…) 隆士が何か感心したように、しげしげと珠実を見つめていると、 彼女は梢から視線を外し、キッチンをぐるりと見渡して言った。 「それにしても、わたしが覚えているのは五年前のことまでらしいのに… ほとんど変わりませんね。みなさんも、ここも」 「うん?」 「梢ちゃんは、大人っぽくなってますます綺麗になってましたけど、 灰原さんもジョニーも、沙夜子さんも朝美ちゃんも、それにこの鳴滝荘も、 ちっとも変わってなくて。もし17歳の梢ちゃんがいなければ、 五年分の記憶が無いなんて、わからなかったですよ」 「そんなに変わらないか、オレたち?」 珠実に言われ、一同はお互いや自分自身に目をやりながら、彼女に訊き返した。 「はい、みなさんも鳴滝荘も、わたしの覚えているままで。 朝美ちゃんなんて、五年後ならわたしより年上の13歳のはずですが、 セーラー服を着てなければ、とてもそうは見えません」 「がーん…」 「冗談です」 「……」 『あ、今、やっぱり珠実ちゃんだなって気が…』 ショックを受ける朝美に、間髪いれず、眉一つ動かさずに言う珠実に、 隆士が内心ツッコミを入れていると、灰原がどこからか鏡を取り出し、 珠実に向けた。 「そーゆーお前も、五年前とたいして変わんねーゾ?」
『これが…五年後のわたし…?』 珠実は、ジョニーに向けられた鏡に映った自分の顔を、不思議そうに見つめ返した。 髪型は自分の覚えているままだし、顔つきも幾分大人びてはいるものの、 17歳というには、少々子供じみた印象で、さほど変わっているように思えない。 「……」 珠実は、ふと自分の身体を見下ろし、ぺたぺたと身体を…特に胸を触って調べ、 ちょっと悲しそうな顔になった。 「わたし、本当に17歳なんでしょうか?」 「珠実ちゃんも朝美ちゃんも、まだまだこれから大きくなるよ。きっと…」 「大丈夫よ、朝美…」 梢と沙夜子が、落ち込む珠実と朝美を励ましている横で、 ジョニーが顎に手を当て、ニヒルぶった笑いを浮かべる。 「フフ…しかし沙夜子やオレ達が五年前と変わってない、ってのは嬉しい事ダナ。 いつまでも若々しいってことだからナ。なあ?」 「うふ…」 「あ、沙夜子さんはそうですけど、灰原さんは前から年寄りみたいでしたから…」 「なんとッ!?」 「家も前から古びてたもんね…」 ぽつりと漏らす梢に、ジョニーが今度は珠実からそちらへと顔を移す。 「“も”って何だヨ“も”って? お前もオレ達が昔から老け顔だったって思ってたのカ!?」 「あ、いえ、決してそんなつもりでは…」 慌てて口を押さえ、顔を赤らめる梢に、朝美と珠実がくすりと笑みを漏らす。 隆士も顔をほころばせながら、記憶を失ってしまっても、 さほど気に病んでいない様子の珠実に、これなら本当に心配することはなさそうだと、 僅かに残っていた懸念も和らいでいくのを感じていた。 ただ、一人だけ話に入っていけず、少し寂しい気もしていたが…。 自分の知らない五年前の珠実。五年前のみんな。五年前の鳴滝荘…。 みんな、どんなだったのだろうか。話からすると、今とそれほど変わりはないようだが、 みんなどんな話をして、どんなことをしていたのだろう。 きっとそれは今のように、楽しい日々だったに違いない。みんなの笑顔が、 それを物語っている。ここにいる中で、自分だけがその頃の事を知らないのだ。 それがちょっぴり寂しくて残念で、そしてその頃の記憶を共有できるみんなが、 隆士には羨ましかった。
今回はここまでっす。それじゃまた〜
GJ!! イマムカシタマミかわいいな。
>>22 おらなんだかワクワクしてきたぞ
続き期待してるぜ!
イマムカシタマミもやっぱり貧乳か。 中身が変わったのだからガワも変化して欲しいってのは無理な注文か。
記憶失って珠実のホルモンバランスが崩れて胸が 貧→豊 になったりしないか? という北井
27 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/14(火) 23:27:09 ID:+C+GM3ri
そこで心が12歳、カラダも12歳並みの珠キチにハァハァdeathよ。
>>27 >カラダも12歳並み
カラダというより12歳並みなのは乳だな、乳。
いやむしろ背だろ背。
背丈も乳房も両方。 梢の隆起を妬ましげに見詰める不憫なイマムカシタマミに幸あれ。
羨みはすれど妬みはしない! 「羨ましいです〜、少し分けて欲しいです〜」 「あっ、ダメよ珠実ちゃん…あんっ」 みたいな。
大統領やタチバナさんの就寝前マッサージはまだかな。
珠キチが記憶取り戻したらねー
ktkr!!!!!!
仕事忙しくなってストーリー練る余裕がなくて大変っす。 とりあえず「LOST MEMORY」の続き、できたとこまでどぞ。
「ところで、そちらの方は?」 「え?」 と、隆士が独りぽつねんとしていると、不意に珠実が訊ねてきて、 彼は面食らったように目を瞬かせた。 「や、やあ…」 今更珠実に自己紹介をするというのも妙な感じで、どう説明したものかと、 隆士が困ったように愛想笑いを浮かべて手を振っていると、 梢が横から珠実に言った。 「白鳥さんのこと、本当に覚えてないの?」 「白鳥…さん?」 「うん、白鳥隆士さん。一年前からここに住んでるんだよ」 「白鳥…隆士…」 珠実は眉根を寄せ、小難しそうな顔をしてしばらく考え込んでいたが、 やがてふっと息をつくと、首を小さく横に振った。 「すみません、やっぱりわからないです」 「そう…」 申し訳なさそうな珠実と、がっかりしたような梢に、 隆士は慌てて手を振った。「謝ることなんてないよ。さすがに、 そんなに急には思い出せないだろうし」 「まあなんだ、ちょいとド忘れしたとでも思って普通にしてれば、 なんかの拍子にひょっこり思い出すかもヨ。記憶なんて、案外そんなもんダ」 「うんうん」 「…ですね」 さすがにそれは楽天過ぎるのではないかと思いつつも、 それも自分や梢を気遣ってのことであろう。珠実はふっと笑みを浮かべ、 小さく頷いた。 「じゃあな。元気そうだが、いちおう、記憶失くすくらい強く頭打ってんだ、 あんま無理すんじゃネーゾ」 「珠実お姉ちゃん、早く良くなってね」 「お大事に…」 「みなさんお気遣いなく。それでは」 それからしばらく昔話に花を咲かせたのち、一同はキッチンを出ると、 それぞれの部屋へと引き揚げていった。五号室、六号室へと向かう黒崎親子と灰原に、 珠実はペコリと一礼をし、梢と連れ立って、一号室へと歩き出す。 二号室の隆士も、二人の後ろについて歩いていく。
と、いくらも歩かない内に、珠実が不審そうに、隆士を振り返った。 「なんでついて来るんですか?」 「え? あ、いや、僕の部屋二号室だから…」 「ああ、そうなんですか。…それじゃあわたしのお隣さんなんですね」 「うん。今日はもう出かける用はないし、ずっと部屋にいると思うから、 もし何か困ったこととかあったら、遠慮しないで声をかけてね」 「はあ、どうも」 にこやかな笑みを見せる隆士に、珠実は戸惑ったような顔をして、 僅かに頬を赤らめると、少々素っ気無く、ぷいっと前を向き直った。 彼女にとっては、隆士はさっき会ったばかりなわけだから、 よそよそしいのも無理は無いのだろうが、彼にしてみれば、 少しばかり寂しい気分だ。 「うん?」 隆士が心の中で溜め息をついていると、不意に前を行く珠実が立ち止まり、 彼と梢も、揃って足を止めた。 「どうしたの?」 訊ねながら、二人がその視線の先を追うと、彼女の目は、 三号室のドアに注がれている。 「この三号室には、桃乃という人が住んでいるそうですが?」 「あ…」 二人はハッとして顔を見合わせた。珠実が忘れているのは、 隆士のことだけでなく、桃乃のこともなのだ。 「え、えと…その人はね、昨日、ここを出て行っちゃったんだ」 少し言い辛そうに、隆士は説明をした。桃乃との別れを、 誰よりも悲しんでいた珠実にそれを教えるのは、どうにも心苦しい。 しかし、だからこそ珠実には、桃乃のことを思い出してほしかった。 それほどまでに好きだった人のことを、忘れたままでいるのは、 きっと、もっと悲しいことだから。 「結婚することになってね、それで、相手の人と一緒にフランスに行くことになったんだよ」 「そうでしたか」 「珠実ちゃんとは、すごく仲が良かったんだよ」 隆士の説明を、ほとんど表情を変えることなく訊いていた珠実だったが、 彼がそう付け加えると、驚いた様子をみせた。 「わたしと、ですか?」
「うん」と、梢が言葉を繋いだ。「桃乃さんがいらしたのは、 珠実ちゃんが引っ越してきてすぐでね、それから昨日まで、 わたしたちずっと一緒に暮らしてたの。お別れする時には、 珠実ちゃん、すごく寂しがってたんだよ」 「わたしが?」 珠実は、三号室のドアに視線を向けた。自分が梢以外の誰かを好きになり、 その別れを惜しむとは、彼女には俄かには信じられなかった。 桃乃という人は、いったいどんな人だったのだろう。自分はここで、 その人や梢、黒崎親子に灰原、そしてこの白鳥という人と、 どんな五年を過ごしてきたのだろうか… 「早く思い出せるといいね」 「え?」 突然、まるで彼女の気持ちを読んだかのように言う隆士に、 珠実が振り返ると、彼はドアから彼女に視線を移し、にっこりと微笑みかけた。 「僕はここに来てまだ一年だけど、その間、毎日とっても楽しかったよ。 五年も住んでる珠実ちゃんなら、きっと、もっといっぱい、楽しいことがあったと思う。 それを思い出せないなんて、なんて言うか…そう、もったいないと思うんだ。 だから、早く思い出せるといいよね…桃乃さんのことや、ここで暮らしてたことをさ」 「白鳥さん…」 一緒に聞いていた梢が、顔をぱぁぁと輝かすと、大きく頷いた。 そして三号室のドアへ視線を向け、どこか遠い目をしながら言う。 「わたしも、毎日がとっても楽しいことばかりでした。 みんなで色んなところに行って、色んなことをして、 小さな思い出や大きな思い出を、いっぱいいっぱい積み重ねてきて…。 珠実ちゃんにも、そんな素敵な毎日のこと、思い出して欲しい…」 「……」 頬を紅潮させ、まるでなにか夢でも見ているかのような表情を浮かべる梢に、 どこかまだ、五年分もの記憶を失った実感の無かった珠実は、 俄かに失われた記憶のことが気になり始めた。 自分がこの鳴滝荘に住むことにした理由…それは、 単に大好きな梢の傍にいたかったというだけではない。大好きな梢の傍にいて、 そして彼女と一緒に、自分のまだ知らないこと、好きなことを、 たくさん見つけていきたかったからだ。 自分はこの五年間で、そういう物にいったいどれほど出会えたのだろう? 今はまったく思い出せないが、二人の表情を見れば、 それが数え切れないほどあったに違いないと、彼女にはわかった。 いったいどんなことが、どれほどあったのだろう? 知りたい… この五年の出来事を。この五年の記憶を。この五年で出会えた色々な事を…。 珠実はくるりと梢のほうへ身体を向けると、少し勢い込んだ調子で言った。 「梢ちゃん、アルバムがあったら貸して貰えませんか? 記憶を取り戻す助けになるかもしれません。それから新聞とか雑誌とか、 最近のでかまいませんから、それもお願いします」 「うん。それじゃわたしの部屋においでよ。覚えてること、全部教えてあげる」 「ありがとうございます、梢ちゃん」 「僕にも出来ることがあったらなんでも言って、喜んで手伝うよ」 「はい、白鳥さんもありがとうございます」
「じゃあね」 「それじゃあまた後で、白鳥さん。さ、珠実ちゃん、行こう」 二号室に戻る隆士に手を振って別れ、珠実と梢は並んで管理人室へと向かった。 その途中で、珠実は歩きながら、チラリと隆士の消えた二号室のドアを振り返った。 なんだか暖かい人だ…。どこか、梢と通じるものがある。ただ、何かが気になる。 よくはわからなかったが、梢と隆士の交わす視線に、何か心が乱される気がするのだ。 「梢ちゃん、白鳥さんって、どんな人なんですか?」 珠実は、梢のほうを向き直ると、彼女に訊ねた。 すると梢はにっこりと微笑み、珠実に言った。 「とってもいい人だよ」 「……ええと?」 一言で終わった説明に、珠実はタラッと汗を滲ませた。 「あの、お年とか、どこの学校に行ってるのかとか、もう少し…」 「あ…」梢は人差し指を立てるとほっぺに当て、少し考えながら言った。 「年は19で、絵本作家になるために、専門学校に通ってるの。 それで上京して、家に住むことになったんだよ」 「絵本作家、ですか?」 それはまたなんと言うか、随分夢見がちな…とは思ったが、 それはとりあえず胸の中に留めておき、続きを聞く。 「うん、とっても素敵な絵を描くの。そうだ、あとで見せてもらいましょ、 もしかしたら珠実ちゃん、何か思い出すかもしれないよ」 「へえ、それは楽しみですね」 「わたし、昔から白鳥さんの絵、大好きだったの。きっと珠実ちゃんも気に入るよ」 はしゃいだ様子の梢に、珠実はなにか、胸の奥がチクリとするのを感じた。 なんだろう、この感覚は? 梢が幸せそうな顔をしているのに、 なぜこんな、胸が苦しくなるのだろう? 珠実は自分の不可思議な反応に戸惑っていたが、 ふとある事に気付いて、それを梢に訊ねた。 「昔から…って、あの人は一年前に引っ越してきたんじゃなかったですか?」 「あ、白鳥さんはわたしのはとこなの。もう10年くらい前にね、 初めて会って、その時、絵を見せてもらってからずっと…」 「はとこ? それじゃ梢ちゃんとあの人は親戚なんですか?」 梢が全部言い終わらないうちに、珠実は訊き返した。 「うん、そうだよ。白鳥さんのお母さまとわたしのお母さんが従姉妹なの」 「へえ、そうなんですか」 親戚…。それを訊いた途端に、何故か珠実の心は軽くなった。 そうか、梢ちゃんと白鳥さんは親戚なのか。それも随分古くからの…。 それできっと、あんなに仲が良さそうなんだ…。 「さ、早くアルバムを見せてください」 「あ、待ってよ珠実ちゃん…」 急に足取りも軽く、スタスタと先にいってしまう珠実を、 梢は慌てて追いかけていった。
今日はここまでで。細切れ投下スマソ。 そいから、ここまで投下してから言うのもなんですが、 どうやらエロはなさげです。重ね重ねスマンかった。
貧乳のままではエロは挿入しようがないな。
あ、投下してから気付いたが、親戚に古くからも新しいもないなw ラスト下7行目は「それも随分古くからの知り合いらしい」 くらいに読み替えといてください。
そこまで細かいことは気にするなかれ。 それを気にするなら > そしてこの白鳥という人と、 > どんな五年を過ごしてきたのだろうか… 先に梢から説明されている以上これも都合が悪い。
白珠実いいよーいいよー
しかし、このスレって珠実優遇されてるよな。 白蒼の次くらいメインにされてる気がする。 やっぱいじりがいのあるキャラだからだろうか。
実現する可能性なら白珠より高いと思われる白朝があんまないのは何故だ?
朝美はキャラが弱いから。 わりと普通の子で没個性的だから、ママンとセットじゃないと埋もれがちなんだよな。 特徴が少ないから変にいじれないんじゃないか、と思う。 ついでに言うと白が他の子とくっつくと痛いことになるってのもあるかも。
> 白が他の子とくっつくと痛いことになる 白鳥君の巨砲を受け止められる身体の持ち主は梢ぽんだけで、 他の子ではきつすぎて陰茎折症になってしまい、白鳥君が痛い目に遭うからな。
それはそれで梢がガバガバだっていってるようなもんだと思うが。
そんな梢ポンもオレは好きだぜ
白鳥クン専用だから無問題
梢ぽんは「入り口」で生体認証が行われ、白鳥君以外の逸物は強制的にイジェクトされます。
さて、また新しいSS書こうかと予定している。 その前にどっかでまほらばの同人誌が無料で見れる所があると聞いたので それを見つけ出してから書こうかと思う。
まほらばの同人…限りなく少ないんだが。 ま、頑張って探してくれ。 その手の話題は角煮の方がいいと思うけどなー。
まほらば同人・・・ ただで見れるところで最高2冊しか見つからんよ。 部長本(スカ注意)といろんなキャラのあまり絵の似てない本くらい・・・
どうにか同人誌発見、表紙が白鳥隆子だったのですぐわかった。 ちょっと顔が似てないような・・・まあ同人誌だから仕方ない。 ようやく設定が決まる、珠実←白鳥→棗(なにこの関係)を予定。
58 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/20(月) 02:02:55 ID:pHFetZpy
何故に誘導? 別に非エロは投下しちゃダメってルールはないのだが。
60 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/20(月) 11:05:38 ID:pHFetZpy
余計なことを言いましたねすいませんでした
アイゼンハワーまだ?
やべ、白鳥君とおしゃべりするのが面白くて全然SS進んでねーや
何故に誘導? 別に鬼畜陵辱は投下しちゃダメってルールはないのだが。
本根を言うと鬼畜陵辱はダメって言いたいのだが。
66 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/22(水) 13:54:19 ID:jTQL+HD2
そんなことより、ナツイロとか隆子が出てくる奴とかはもー無いの?
ナツイロ→本人がないと言っていたぜ。 隆子→本人次第じゃね?もっともオレはわからんが。
そんなことより白鳥君が珠実に羞恥プレイを強いられる展開を希望。
69 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 09:33:47 ID:3v1DrOqF
じゃあオレは白黄のハードな奴を・・・
書くのか、がんがれよ。
71 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 14:44:01 ID:X2SB0EU2
「僕はキミの全てが好きなんだ」 いきなり隆士は桃野さんに告白した。 「な、何?なんでいきなり告白してるのよ!」 怒りながらいってしまったが冷静になって白鳥の顔を良く見てみたら、酔っていた 「なんで酔ってんのよ!」 意外な一面の白鳥でした。
72 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 15:26:23 ID:3v1DrOqF
>>70 俺は書けないので誰かかいてくれ >>71 野じゃなくて乃な気がする
白×黄は難しいと思うぞ…
黄って誰よ?
ネット上で叩かれやすい国の人。
77 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 21:12:08 ID:X2SB0EU2
黄は多分だけど金沢魚子だと思うなww
ヨ〜のことか。
ほんみりん
今、フジでやってるドラマ…主人格+4人格って、なんか似てるな。
そのうちパクリだなどと難癖付ける輩が出てくるね。
中途半端な終わり方だったけど… 梢ちゃんのほうもそんな終わり方だったら嫌だ〜。
そのドラマが真帆のパクリとか?
86 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/25(土) 13:58:05 ID:pjd8GUKy
通常の・・・というのもあれだが、普通は二桁くらい人格があるらしいぞ
>>86 そんなにあるのか!?誰が誰だか分からなくなるな。
88 :
不燃ゴミ :2006/03/25(土) 18:55:04 ID:c8FQ3XGY
エロール×隆子 ちなみに、部長さんの怪しい薬で、性転換済みで・・・。 「鬼ごっこ」で、珠美の勝利。 そういう事で、隆士は薬の実験に付き合わされ、正真正銘の女の子になってしまう。解毒剤は部長の部室に置いてあるという事で、取りに行くが、運悪くエロールと出会ってしまい。・・・・・・・・・・・・・で何とかあって、ホテルで抱き合ってしまう・・・・、 隆士の止めようとする言葉と瞳は、エロールの感情に火を付け、熱くたぎる夜を過ごしてしまう。 で珠美と部長に救出され、元の、男に戻るが・・・エロールを見るだけで、 欲情してしまうと言う異常な感覚に襲われ、その勢いで、梢と風呂場でイタす隆士・・・。 それが珠美にバレると・・・・また薬の実験・・・・振り出しに戻ると・・・。 そして衝動は部長、珠美、銀・・・・と広がっていく・・・と。 という物語がいいでしょうか?
白鳥君とのお喋りは楽しい。
白鳥キュンとお喋りするのに夢中でSSが進みません。 言葉責めしてたらタチバナさんに怒られますた。
いくら言葉責めしてもタチバナさんが出てこない。
中で出すぞって言ったら怒られた。 あと朝美ちゃん「大人だー」→沙夜子さん「見ちゃダメ」のコンボで噴いた。
javascript:document.body.innerHTML=document.body.innerHTML.split('。').join('…かも…<br>');focus(); なっちんスクリプト …ホントゴメン
ここで賑やかさを取り戻すために今までの中で自分が一番面白いと思った作品発表会
つ恋のマホウ
仕返し
つWe'd get there someday 100げと
つあんばらんす?
つ全部
3/4が水作品ってどういうこった。
つ終わりの始まり
いつか降る雪
この手の人気投票は弊害が多いから自粛した方がいいと言っても無意味なんだろうねえ。
108 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/28(火) 14:07:19 ID:sCu6ydj6
新作読みてーなー
110 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/28(火) 20:29:09 ID:sCu6ydj6
>>109 それはおおいに嬉しいが、何か危ないキガス
バラさんは住人の中で唯一キャラスレが消滅した不憫な人。
ハルイロの人もいなくなっちまったか…
そのうちにハルイロの人は帰ってくる予感がする あくまで予感だけどな
自分の気に食わない職人を全部追い出したら、次は乞食か。 こんなワガママなスレによく今まで職人がいてくれたな。
エロール×みっちゃんはないものだろうか…。
>>117 保管庫になんか無かったか?ぐうたらのとか、「コイゴコロ」とか
May 9, 1998 夜、鳴滝荘の白鳥と珠実、大家の梢とポーカーをやった。 珠実の奴、やたらついてやがったがきっといかさまにちがいねェ。 俺たちをばかにしやがって。 May 10, 1998 今日、大家の梢から猫の世話を頼まれた。 この前俺をこけにした奴だ。 梅干がいいってんで、投げこんだら、奴ら、はじき返したり俺を引っかいたりして 遊んだあげくやっと食いやがる。 May 11, 1998 今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着た桃乃に突然たたき起こされて俺も宇宙服を 着せられた。なんでも、白鳥を脅かすために珠実が買ったらしい。 白鳥ときたら、夜も寝ないで梢とあんなことばかりやってるからこんな事になるんだ。 May 12, 1998 昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、背中がむれちまって妙にかゆい。 いらいらするんで、腹いせに灰原の飯を抜きにしてやった。 いい気味だ。 May 13, 1998 あまりに背中がかゆいんで医務室にいったら、背中にでっけえバンソウコウを貼られた。 それから、もう俺は宇宙服を着なくていいと珠実がいった。 おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。 May 14, 1998 朝起きたら、背中だけでなく耳にも腫物ができてやがった。 猫どもがやけに静かなんで、見に行ったら数が全然たりねえ。 めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。 梢に見つかったら大変だ。 May 16, 1998 昨日、内職から逃げ出そうとした沙夜子が、連れもどされた、て はなしだ。 夜、からだ中 あついかゆい。 胸のはれ物 かきむしたら 肉がくさり落ちやがた。 いったいおれ どうな て May 19, 1998 やと ねつ ひいた も とてもかゆい 今日 はらへったの、灰原 のエサ くう May 21, 1998 かゆい かゆい あさみーきた かわいいかおなんで おかし うまかっ です。 4 かゆい うま
>>115 記憶喪失の作者=ハルイロの人だろ?
リンカーン好きって言ってるしw
そうか?俺は違うと思うけどなあ 後書きのノリが違う気がする…かも っていうかリンカーン好きってだけでそう判断されても、違ってたら書いてる人困るぞw
忙しくて暫く見ない内にすっかり廃れてる…… 何故か? 俺が書いてないから_| ̄|○ 隆子モノの続きも書いていない、朝美ネタも書きかけ、ついでにログも絶賛放置中…… どう見ても失格です。 頑張って四月からは書けるだけ書こう。うん。 本編も佳境だし。
部長の股間は43代米大統領。
自分も久しぶりに書いてみよう・・・ 何だか寂しいし
ホモスキー「キャラ作って…」 白鳥「ちょ…」 梢「違いますよ、それは私とは違う別な人格で…」 エロール「都合良すぎ!!」 梢「うるさいんですよおおお!!!うああぁぁん!!(泣)」 ボカッ!!!バキッ!!!ドスゥ!! エロール「ぐっ!……おえええぇぇぇ!!」 ホモスキー「……」 白鳥「あーあ」
データ吹っ飛んだと思ったら今度は… アハh(ry
原作は最終回間近の香りが濃厚
それか新しい章の始まりか・・・。 それにしてもいつからあの雑誌はホラー雑誌に変わったやら。
406 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2006/03/25(土) 23:40:41 ID:0dRCp169 >いくつか残る消化されない設定は、番外編なりファンブックなりで。 ひでぇw しかし前にも湧いてたが、伏線とか一切無視で 終わり終わりと煽る厨が多いね相変わらず。 407 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2006/03/25(土) 23:51:29 ID:QW7dPcxk ある程度漫画を読み続けていると、あからさまな打ち切りを喰らった漫画に 何本か遭遇しているだろうし、そのトラウマだろう。 408 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2006/03/26(日) 00:31:08 ID:QuTQz3zH 春休みだしな
部長の下半身は第42代大統領
今日の日付ー エイプリルフーノレ
この前、俺の友人がこの板の別のスレでSSを書いていると言う新事実が発覚…… 世の中って狭いな(´・ω・`) 仕方ないのでちょっとSS投下しますね。久々の作品だからちと粗いが気にしない
137 :
或る日の騒動 :2006/04/02(日) 23:58:50 ID:lX/wtEfF
春期休暇中。 課題は皆無に等しい。 でも特にする事が無い。 むしろ腕が鈍る。 というわけで、僕は自室で適当に絵を描いていた。 暖かい日差し。 静かな部屋。 うん、絵を描くにはもってこいの環境だ。 そこで、色々と描いてみた。 梢ちゃんとか。 庭の風景とか。 灰原さんとか。 ちなみに灰原さんは上手く描けなかったので破いた。許して灰原さん。 すると。 コンコン 誰だろう。沙夜子さんが泣き付きに来たのだろうか。 「はいはい、今開けますね」 僕はドアに歩いていき、がちゃりと開けた。 ドアの向こうにいたのは。 「あ、あの――――――」 梢ちゃんだった。 「どうしたの、梢ちゃん」 「いえ、あの、その―――――」 「…………?」 様子がおかしい。 梢ちゃんは顔を俯き、変にもじもじしている。 胸の前で、手を組んだり解いたり。 「どうしたの?何かあったの?」 「えっと、何かあったとか、そうじゃなくて…………」 じゃあ何だろう。 買い物に付き合って欲しいのだろうか。 でも、それなら普通に声を掛けるだろうし…… 一方の梢ちゃんは、何かを躊躇っているように見える。 顔を真っ赤にして。 ……何を? 告白…………じゃあないし。 結婚してくれ…………いや流石にそれはないか。 しかし、梢ちゃんは意を決したかのように顔を上げた。 それは。 「あの、白鳥さん――――――」 「なあに、梢ちゃん」 「実は―――――」 「―――――――こ、子供が、出来たみたいなんです。私と、白鳥さんの」
138 :
或る日の騒動 :2006/04/03(月) 00:00:25 ID:ABNsTM/e
… …… ……… ………… 「―――――――な、なんだってーーーーー!!」 子供!? そんなまさか!? 「ちょ、ちょっと、それ本当!?」 「ええ、あの…………そうみたいです」 「なにーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??」 僕と、梢ちゃんの、子供!? 梢ちゃんが父親に!?いや違う僕が父親だ! 子供!?子供だ子供だ赤ちゃんだ! とりあえず赤飯の用意だ!! 「どどどどどどどどうしようどうしようどうしよう…………」 いつだ? その前にいつのだ? あれ、記憶が、定かじゃないぞ?? ハハハ、僕はとうとう狂っちゃったみたいだ!!! 子供だ子供だ! 「ああああ、子供が出来た子供が出来たどうする白鳥隆士!!??」 「おおおお落ち着いて下さい白鳥さん!」 「これが落ち着いてられるかーー!!」 「そ、そうじゃなくて…………」 「責任取るから!!僕が責任取って梢ちゃんと子供の面倒を見るから!!ずっと側にいるから!! 僕の気持ちは変わってないから!!僕は梢ちゃんが大好きだから僕達の子供も大好きだ!! ああもう僕の人生はハッピーハッピーだ!!」 「白鳥さん…………」 「全く何を騒いでるんですか白鳥さん〜」 「どうした!?何の騒ぎだ!?」 「どうしたのお兄ちゃん?」 「…………発狂?」 「お母さん違うよそれは〜」 「…………」 どどどどどうしようみんな集まってきた!!! この状況をどうする白鳥隆士!? 「みみみなさんここ子供がででで出来たみたいでどどどどうしよう」 ああもうだめだ。
139 :
或る日の騒動 :2006/04/03(月) 00:01:26 ID:ABNsTM/e
「何ーーーーー!!!???」 一番に反応したのは灰原さんだ。 「お前、俺があれだけ言っといたのに、そこまでいっていたのか!!??」 「えええそれは……」 「白状しろ!白状しろバカ鳥!!お前本気か?本気で梢を幸せにする気あるのか!?」 「灰原さん〜〜〜〜〜」 すると、肩に手が乗る。 右を振り向く。 「まったく性懲りも無い人ですねえ白鳥さん〜〜」 鬼神だ。 鬼神が出た。 鬼子母神だろうか。いやそうじゃなく。 「私の梢ちゃんにそこまで手を出すなんていい度胸じゃないですか〜〜〜」 「いいいいいいい痛い痛い痛い痛いやめやめやめ珠実ちゃん!!!」 いきなり四の字固めを食らう。 そこからバックドロップ、腕拉ぎ………… 「さあ〜〜懺悔するです白鳥さん〜〜〜〜フフフ〜〜〜」 「痛い痛い怖い怖い勘弁ギブギブ〜〜〜!!」 「お、お兄ちゃんがお父さんになるの?」 「…………出世ね…………」 「沙夜子さん〜〜〜」 「お兄ちゃん、大人だね!!」 「子守り、手伝うわよ…………」 だめだ、この親子完全に思考停止してる。しかもずれてる。 ああもうこの状況どうしよう。 「どうなんだ!!どうなんだ白鳥!!」 「さっさと白状するです〜〜」 「痛い痛い怖い恐いグハッ」 「あの〜〜」 その喧騒を打ち破ったのは。 「皆さん、お話が……あるん、ですけど」 妊娠した当人だった。 「何ですか梢ちゃん〜?」 「実は…………」 「梢部員ガ妊娠シたト言ウのハ嘘デスよ、珠実部長」
140 :
或る日の騒動 :2006/04/03(月) 00:03:13 ID:ABNsTM/e
梢ちゃんの裏からすっと現れたのは。 「部長!!何をいきなりな事を言うですか!!」 「落チ着いテ考エなさイ珠実部長。今日ハ何月何日デスか?」 「今日!?今日は四月一日ですがそれが何…………か…………」 鬼のような形相だった珠実ちゃんの顔色が変わる。 そして、気付いた。 「エイプリルフール…………」 エイプリルフール? 何だそれは? 「ゴ名答デス、珠実部長」 当の部長さんは嬉しそうだ。 「ってコトは妊娠は嘘だったんですか!?正気ですかあなたは!!」 「イえ、珠実部員ニ嘘ヲつイテ遊ボうト思っテコこニ来タのデスが、玄関デ梢部員ヲ見カけまシテ。 ソのトキ、丁度イイネタを思イつきまシテ、タマなしサンを騙シテみヨうト梢部員ニ吹キ込んデ…………」 「だからって言っていい嘘と悪い嘘があるです!!この性悪マゾ!!」 「アフゥン!!!」 部長、一気に悶える。 「イイ、凄くイイデスよ珠実部長!!ヤっパり誰カを騙シテ楽シむノは私ノ性ニ合イまセン。 ヤっパり詰ラれルのガ、サ・イ・コ・ウ・で・ス」 「気持ち悪い国に帰れこのドマゾヒスト!亀甲縛りで首吊ってしまえーー!!」 「イイ!!イイでスよ!イキソウ!気持チ良クてイッちャいソウでスよ私!!」 「さりげなくエロい台詞を言わないで下さいですーーー!!」 「モう、つマらナイ人デスね。嘘ガ分カらナイなんテ、カワウソうな人デス」 「つまらーーーん!!!」 「なあんだ。そういや今日は確かに四月一日だ。これは凄い嘘を言われたもんだナ」 「もう、驚いちゃったよ。梢お姉ちゃんがお母さんになるのかと思っちゃったよ」 「……母親は大変よ、朝美……」 「もう、何て事言うですかこの人は」 みんな、口々に言い出すが(珠実ちゃんを除いて)あまり怒っていなかった。 結局、賑やかな事が好きな人達だ。 桃乃さんがいなくなっても、それは変わらないみたいだ。 そして。
141 :
或る日の騒動 :2006/04/03(月) 00:04:33 ID:ABNsTM/e
「い、痛い…………」 放っておかれる僕。 「気合で耐えるんだナ、白鳥」 「謝る気ゼロですか…………」 「いや、将来的にありそうな話だしナ。将来来る分が今やってきたとでも思っておけ」 「そんな、灰原さん酷いですよ…………」 「これを、バックノズルと言うんだゼ」 「そんな事知りませんよ…………」 「さテ」 いきなり部長さんが仕切る。 「話ガ落チ着イたトこロで、宴会ニでモシマしョう。桜も綺麗デスし」 この人が桃乃さんの役回りをやるとは…… しかも手にはビール瓶を持っている。 ………… ビール!? 「ちょ、ちょっと、それどこから――――」 「宴会か。まあ、別にいいゼ俺は」 「わーい、お花見だ!!」 「…………水ようかん…………」 「もう、呑気な事言わないで下さいです!!なんであなたが桃さんの―――――」 「お花見ですか!いいですねえ。是非参加させて下さい!」 「早速準備するです〜。待ってて下さい梢ちゃん!!」 マッハで走っていった珠実ちゃん。 恐ろしい。 そして。 「…………はぁ…………」 結局、取り残される僕だった。
142 :
或る日の騒動 :2006/04/03(月) 00:05:13 ID:ABNsTM/e
◇ 結局、僕はお花見と称した宴会に夜まで付き合わされてしまった。 まさか、まさかあの部長さんがあれほどまでに酒豪だったとは………… あの娘、桃乃さんの代理品じゃあるまいな? 「え〜っと…………ジェイルオルタナティヴ?…………何言ってるんだ僕は」 自分でも訳の分からない事を呟きながら、自室の卓袱台に突っ伏していた。 もう日付も変わろうとしていた。 すると。 コンコン 『あの、白鳥さん、起きてますか?』 梢ちゃんの声だ。 「ああ、ちょっと待って」 ムクリと起き上がり、ドアを開ける。 そこには確かに梢ちゃんがいた。 「梢ちゃん、どうしたの?こんな時間に」 「あの……白鳥さん、今大丈夫ですか?」 「ああ、いいよ。入って」 この時間は外も冷えるので、梢ちゃんを部屋に招き入れた。 部屋は静かだ。時計の音だけが響く。 「あの、白鳥さん」 ふいに、梢ちゃんが切り出した。 「今日は、あんな嘘を言ってしまって、御免なさい」 「そんな、謝らなくても……」 「でも」 梢ちゃんは続ける。 「もしもあのままみんなが本当に信じ込んじゃって、そのせいで、白鳥さんが白鳥さんの 夢を諦めるような事になったら……そう思うと、私、悲しくなって…………」 「…………」 今にも梢ちゃんは泣き出しそうだ。 俯き加減の顔から、光ったものが見える。 それは、僕が一番見たくないものだ。 だから。 「…………梢ちゃん」
143 :
或る日の騒動 :2006/04/03(月) 00:07:26 ID:ABNsTM/e
軽く、梢ちゃんを抱きしめた。 「白鳥さん…………!」 「梢ちゃんが、そう思い悩む必要は無いんだよ」 「…………」 「エイプリルフールだし、それぐらいは許されるよ」 「でも…………」 「結果的にみんな楽しんでたんだし、僕はそれで良いと思う。 だから、梢ちゃんも笑ってよ。いつものように」 「白鳥さん…………」 こつり、と僕の肩におでこを乗せる梢ちゃん。 彼女を、少しきつく抱きしめる。 温かい。 まさに、春を思わせる。 「…………白鳥さん、一つ訊いていいですか?」 「なんだい、梢ちゃん」 「今日のあの言葉……ずっと側にいるって言葉は、嘘ですか?」 「…………本当だよ」 「信じて、いいんですか」 「うん」 「……白鳥さん……」 ぎゅ、と僕の服を握る梢ちゃん。 そして、ゆっくりと頭を上げ、見つめ合う。 そこにあるのは、少し赤らんだ笑顔。 僕は、ゆっくりと彼女に口付けする。 さて。 今宵は長くなりそうだ。 <<Lie and Truth>>is the end.
本来このネタは昨日書くべきネタだったのだろうが、思いついたのが当日。 まあ、こんなもんだろう。 設定に関しては、まあ二年目と言う事で。 最後のほう、ある一文がaikoの有名な歌をもじっています。 この歌、気に入っていたり。 気付いたらアトガキを書く能力がヤバくなっているのでこの辺で。 隆子ネタも朝美ネタも何とかして続編だの新作だの書きたいな、と。 都の西北は恐ろしく賑やかでしたよ、桃さん…………
俺は子猫とかの子供ができたのかと思ってた。 ともかく乙
>私と、白鳥さんの 私とって書いてたな( ゚∀゚)アハハ
おとなしい顔してヤルことヤッてとんでもない ズベタだな>梢 って同じセリフを部長に言ったら悶絶してくれる かな?
GJ! 途中まで信じちゃったよ…。
149 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/03(月) 09:03:00 ID:6+016CIV
激しく上と同じ GJ!!!
タマなしサンに男を感じた! GJ!!
白鳥君の動揺のしかたに激しくワロタ GJ
エロール×隆子ものって需要ある??
153 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/05(水) 18:48:44 ID:EQso2alb
需要アリまくり
他人の需要なんぞ関係ない、自分が書きたいかどうかだ。そうだろ?
需要とは創出するものだ。
な…なんかかっこいいな。ありがとう、まさにその通り…構想を練ってみます。
それでいい。もし需要なくても泣かない。
よーし、じゃあここにあるとっくに出来てる白赤っぽいものでもどばーっと やっぱりやめた。
白赤まってるぜ
白赤というとGな人だと思ってしまうのは気のせいだろうか
赤白!赤白!!
歌合戦!
163 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/08(土) 13:24:20 ID:Anz/37lF
どっちが勝つかな?
そりゃあ、赤だろ。
そりゃあ、赤だろ。
なんで2回言うのかな?かな?
すまん… 間違えた…orz
白赤なら隆子×早紀で。
某氏のBBSがコテのたまり場になってる件
まぁ、BBSだし
うん、BBSだし
ああ、タチバナのお休み前マッサージ
「さん」をつけろよデコスケ野郎
>>169 人の家の様子はいらないよ
それがいかにアレな内容でも
しかし、見るも無惨な寂れようだな ここがかつては一月かからず容量オーバーするスレだったとはとても思えん 月日の流れは無情、か
いいじゃん、まったりしててとポジティブシンキング
まさにまろやか
もういっちょいく?
>>175 アニメ放映中のスピードと比べちゃいかんよ。
実はアニメ終了後のほうが早かったり。
181 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/12(水) 23:26:38 ID:gCdY3t14
原作が最終回臭が漂っているからね
おかげでもう終わり厨がうざくてしょうがねぇ。 あいつらそんなに伏線丸投げで終わって欲しいのかねぇ。
>>182 実質伏線って何が残ってるっけ?それこそ梢ちゃんの多重人格ぐらいじゃね?
よく言われるとこでは木彫りの女、白鳥君が見てた絵本コンクールのポスター、 黒崎親子が実家に戻りそうなのを気に病んだ様子の梢ちゃん、 珠実の生き甲斐探し、部長の占い色々・・・。 他にも、ここにきてのエロールのクラス変更なんか、 明らかに今後の展開を意識して入れたエピソードじゃないかな。
どうでもいい伏線なんか潰す必要なし。 単にモノリスがネタに詰まったときの準備に過ぎないのだから。
しかし、どこのスレでも似たような論議になるな。 そんなに話題がないってことなのか。
どうでもいいかどうかなんて、あんたの主観にしかすぎんよ。 それに、確かに全ての伏線を消化する必要なんざないが、 だから伏線を消化しないで終わるかもしれない、ってのと だから伏線を消化しないで終わるはずだ、っていうのでは えらい違いだ。
もし原作が終わってもここは終わらないしな。
ちゃんと笑〜いましょ〜 ___ ___ ___ .___ .___ ヽ|・∀・|人|・∀・|人|・∀・|人|・∀・| ヽ|・∀・|ノ |__| |__| |__| .|__|ゝ |__| | | | | | | | | | | 泣〜きましょ〜 ___ .___ ___ .___ ___ ヽ|。・ ・。|人|。・ ・。|人|。・ ・。|人|。・ ・。| ヽ|。・ ・。|ノ |__| |__| |__| |__|ゝ |__| | | | | | | .| | | | 小島あきら [Kojima Akira] (1982〜2005 日本)
191 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/15(土) 03:18:45 ID:uq98kWbU
192 :
名無したん( :2006/04/15(土) 10:22:09 ID:y3VDEXLV
皆はそんなにはやく死んで欲しいのか?
モノリスに死はない。
〜2005ってことは、今「まほらば」を描いているのはいったい・・・?
夜道には気を付けろよ。
でもモノリス死にかけたんでしょ?
>>197 モノリスはよみがえる…それが、鋼の救世主!
きっと12回殺されなければ死なないのだろう。
さて、随分間が空いてしまいましたが、LOST MEMORYの続きいきやす。 もー風邪ひいて大変でしたよしかし・・・
「これは同級生のヒロちゃん。管弦楽同好会の会長さんなんだよ。 よくお姉ちゃんの話をしててね、この前も『お姉ちゃんが〜……』って…」 「ふむふむ」 隆士と別れたあと、二人は梢の部屋でアルバムを広げ、熱心に見入っていた。 寄り添うようにして座りながら、写真を指差し説明する梢に、 珠実は真面目くさった顔で相槌を打ったり、質問を挟んだりしていた。 「こっちの人は?」 「この子も同級生で、弓道部の……そうそう、学園祭の時には射的をやってて……」 梢の説明は、ごくありきたりの思い出話ばかりで、 これといって特別な出来事は一切なく、しかもよく脱線をした。 「あ、そうだ、この前はみんなで屋上でお弁当を食べたんだよ。 ぽかぽか暖かくて、新学期が始まったらまた一緒に食べたいなぁ」 記憶を取り戻すためなら、もう少し印象的で、 特別な事を教えてもらった方が良さそうだったが、珠実は文句など一切言わず、 彼女の話に耳を傾けた。 なにげない日常の出来事を、ほわほわとした顔で、実に楽しそうに話す梢は、 珠実が覚えている五年前の彼女のままだ。他の人間からすれば、 取るに足りないような些細な事にも、梢は心を動かし、暖かな笑顔を見せてくれる。 珠実が勝手に、くだらないものでしかないと見切りをつけていたこの世界には、 まだまだたくさんの、楽しいことや好きなことが満ちあふれているのだと、 その笑顔が教えてくれたのだ。 「珠実ちゃん?」 いつしか、アルバムではなく梢の笑顔に見入ってしまっていた珠実に、 梢が訝しげに声をかけると、彼女はハッと我に返り、頬を赤くした。 「すみません、なんだかボーッとしちゃって…」 「大丈夫、どこか痛くない?」 「へ、平気です、心配いりませんよ」 心配そうな顔をする梢に、珠実はわたわたと手を振り、話を逸らそうと、 さっきから少し気になっていたことを彼女に訊ねた。 「と、ところで梢ちゃん、わたしの写った写真に、 いつも同じ人が写ってるような気がするんですが…」 「えっ?」 「ほら、この写真とか…」 珠実はそう言って、セルフタイマーか、あるいは誰かに撮ってもらったらしい、 梢と自分が並んでお弁当を食べている写真の、端の方を指差した。 そこには、制服の上にマントを羽織るという奇妙ないでたちの、 長い黒髪の女性が小さく写っていた。美人と言ってもさしつかえない、 端正な顔立ちなのだが、そこはかとない不気味さを感じさせる薄笑いを浮かべている。 「こっちの写真とか、それからこっちにも…」 珠実は、他の何枚かの写真も指差した。いずれも校内での彼女を写したものだったが、 同じ女性の姿が、どれも後ろのほうに小さく写り込んでいる。
「あ、その人はわたしたちが入ってる、オカルト研究部の部長さんだよ。 偶然写ってたんだね」 「オカルト研究部?」 「うん、そうだよ」 自分の知っている梢には、あまり似つかわしくないクラブの名前に、 珠実は眉根を寄せて彼女に訊ねた。 「梢ちゃんがオカルトに興味があるとは知りませんでした」 「あ、ううん、わたしはそういう事、あんまりよくわからないんだけど、 珠実ちゃんの入ってるクラブだったし、入ることにしたの」 「わたしが…?」 『珠実ちゃんの入ってるクラブだから』という言葉に感動しつつ、 珠実は自分がオカルト研究部などに入っていることに、 自分の事ながら少々呆れていた。 確かに、未知の世界であるオカルトに、心魅かれるものはあったが、 五年後の自分がそんなクラブにまで入っているとは、思いもしなかった。 おまけに部長は、この変な女性だというし…。 「珠実ちゃんは部長さんと、とっても仲が良かったんだよ」 写真に目を落として思い悩む珠実に、追い討ちをかけるように梢が言い、 珠実は思わず眉を上げた。桃乃という人の他にも、 まだそんなに仲の良い人物がいたなんて。 「でも、部長さんも卒業しちゃったから、もうあんまり会えないね…」 「そうですか…」 少し寂しげな表情を浮かべる梢に、珠実は頬に片手をあてると、 再び写真に目を落とした。言われてみれば、確かにこの顔を見ていると、 胸の奥からふつふつと込み上げてくるものが…「…この変態ストーカー!」 「珠実ちゃん、どうしたの?」 突然、ボソッと呟くように言った珠実に、梢がきょとんとする。 「え…? わたし、今なにを…?」 珠実は、慌てて手で口を押さえ、目をぱちくりとさせた。 幸い梢には、その意味を認識できなかったようだが、 無意識のうちに自分の口をついて出た、あまり上品とはいえない罵り言葉に、 珠実はうろたえずにはいられなかった。梢の前で、そんな言葉を口にするなんて…。 だが、この写真の女性を見ていると、何故だか思いっきり罵倒したい衝動に駆られるのだ。 「もしかして何か思い出したの? すごい、きっと部長さんのおかげだね!」 「そう…なんでしょうか?」 お気楽に喜ぶ梢に、しかし珠実は戸惑いを隠しきれなかった。 一瞬、何かを思い出しかけたのは確かなのだが、どうにも腑に落ちない。 この女性と自分は、本当に仲が良かったのだろうか? 珠実はさらに良く見ようと、写真を手に取ると、じっとその顔を見つめた。 「えっ?」 と、その時、写真の女性がニヤリと笑ったような気がして、 珠実は思わず写真を取り落とした。目をごしごしと擦って、 テーブルの上に落ちた写真を見つめ直すが、特に別に何も変わった事はないようだ。 『…やっぱり病院に行ったほうがいいんでしょうか?』 「どうしたの珠実ちゃん、大丈夫?」 珠実がぼんやりと考えていると、梢がまたもや心配そうに声をかけてきて、 彼女は慌てて首を振った。 「いえ、なんでもないです。なんだか目が疲れたみたいで…。 ちょっと休憩して、お茶でも飲みませんか?」 「そうだね、そうしようか」 二人は頷き合い、腰を上げると、管理人室を後にした。
「あら?」 「あれは…」 回廊に出た二人は、二号室の前の廊下の端に腰を掛け、 スケッチブックを広げている隆士の姿を見つけ、どちらからともなく、 二人はそちらのほうへと足を向けた。 「白鳥さん」 梢の呼ぶ声に、隆士がスケッチブックから顔をあげ、二人へ笑顔を向ける。 「やあ、二人とも。どう、具合は? 少しは思い出せた?」 「それが…」 「さっぱりです」 顔を曇らせる梢と、あっさり言う珠実に、隆士の笑顔も曇る。 「そう…。まあ、さっきの今だもんね」 「ええ。ですから梢ちゃんも、そんなに心配しないでください。 時間をかけてゆっくり思い出しましょう」 「うん…」 「ところで白鳥さんは、何をしてらっしゃるんですか?」 記憶喪失の話はそれまでと、珠実は努めて明るい口調で、隆士に話を振った。 絵本作家志望なのは先ほど梢に聞いたので、おおよその見当はついていたが、 本人の口から直接話を聞いてみたかったし、話題を変えるのにはもってこいだろう。 「えっ、僕?」 訊かれた隆士は、少し照れ臭そうに頭を掻いた。 「そういえばまだ言ってなかったっけ? 僕は、その、絵本作家志望で、 こうやってスケッチして、絵の練習をしてるんだ」 「絵の練習、ですか」 まさに彼女の予想通りの、何の捻りもない答えであったが、 それでも少し心動かされたふうに、珠実は呟いた。 こんな天気の良い週末の午後に、独り黙々と絵の練習とは、 少々生真面目すぎて面白味に欠ける感もあるが、一生懸命に打ち込める物がある、 熱中出来る物があるというのは、羨ましい限りだった。 「白鳥さん、いつも本当にご熱心なんですよ」 感心したように隆士を見つめる珠実に、横から梢が、 曇らせていた顔をぱぁっと輝かせ、熱っぽく口を添える。 「そ、そうかな…別に普通だと思うけど…」 「いえ、毎日毎日絵の勉強を欠かさなくて、ご立派だと思います。 きっと良い絵本作家になれますよ、わたし、応援してますから」 「あ、ありがとう…」 屈み込んで言う梢に、隆士はますます顔を赤らめると、 梢にぎこちなく微笑みながら礼を言い、それからスケッチブックに顔を落として、 再び鉛筆を走らせ始めた。梢はにこにことその様子を見つめていたが、 やがて彼の横に腰を下ろすと、隆士が視線を走らせている中庭に、 自分も視線を向けた。 珠実は、そんな二人の様子に、なんとなく不穏な物を感じつつ、 梢に並んで廊下の端に腰をかけ、やはり同じように、中庭に目をやった。 長い冬も終わり、緑の芽吹き始めた中庭には、柔らかな日差しが一面に降り注いでいるが、 珠実には春の訪れを味わうことなど出来ずにいた。 どうも先ほどからこの二人、妙に仲が良すぎる気がする。 さっき梢は、彼とははとこ同士だと言ったが、それよりもずっと、 まるで兄妹か、それ以上のように…
「いいお天気ですねぇ…」 「うん、ホントにね…」 珠実の不安をよそに、梢が日の傾き始めた空を見上げてのんびりと呟き、 隆士もスケッチの手を休めて、一緒になって空を見上げる。 珠実も梢の視線の先へと顔を向けたものの、二人のことが気になって、 ちらちらと横目で二人の様子を伺っていた。 穏やかな春のそよ風に、その長い髪を微かに揺らし、 梢は心の底から安らいだような表情を浮かべていた。 それはこの春の陽射しのおかげなのか、それとも、 すぐ傍に隆士がいるおかげなのだろうか? だが、しばしの無言の時間の後、ふと梢は、寂しそうな表情を浮かべた。 「…フランスも、こんな素敵なお天気なんでしょうか?」 隆士が、ハッとして梢を見つめる。珠実にも、すぐにそれが、 フランスに行った桃乃という人物のことを言っているのだとわかり、 まじまじと梢を見つめ直した。空の青を映す彼女の瞳が、 今はなんだか揺れているように感じられる。 「…向こうも、きっと良い天気だよ」 隆士が、微笑みながら梢に言う。 「ですよね…」 「時差は確か八時間でしたから、フランスはまだ朝になったばかりですね。 きっと、綺麗な朝日が昇ってるところですよ」 「さすが珠実ちゃん、よく知ってるね」 記憶喪失でも、自分よりよっぽど知識が豊富な彼女に、隆士が感心したように言う。 梢も感心したような視線を珠実に向け、それから二人は揃って空を見上げると、 桃乃が見ているであろう、フランスの朝の風景に思いを馳せた。 「そっか、向こうは今、朝なんだ…」 きっと今頃、朝日を二人一緒に… 「……!?」 「……!!」 「どうしました?」 急に顔を赤らめ、そわそわと落ち着きを無くした二人に、 珠実が不思議そうに訊ねると、二人はおたおたしながら彼女に両手を振った。 「う、ううん、なんでもないの…!」 「う、うん、なんでもない、なんでもないよ。あは、あははは…」 「?」 心が12歳に戻っている珠実には、二人の動揺の理由をすぐに察するのは、 まだ少々難しいようであった。
「そ、そうそう、白鳥さんもお茶をご一緒しませんか? お入れしますよ?」 「あ、ああ、ありがとう。ちょうど休憩しようかと思ってたんだ、あは、あははは…」 立ち上がりながら、焦ったふうに言う梢に、隆士もあたふたとスケッチブックを閉じ、 引きつった笑みを浮かべて立ち上がろうとした。が、梢がふと、 何か思いついたような顔をすると、それを止めた。 「あ、白鳥さんはここで待っていてください。珠実ちゃんも。 こちらにお運びしますから」 「えっ? いいよ、そんな」 「わざわざ持って来てくれなくても、キッチンまで行きますよ?」 「ううん、こんなに良いお天気なんですもの、ここで飲みましょう。ね?」 遠慮をする二人に、梢がちょこんと小首を傾げて言うと、 あっけなく隆士が折れた。 「…そうだね、それもいいね。それじゃあお願いするよ」 「はい、すぐご用意しますから、少し待っててくださいね」 二人に手を振って、キッチンへと去っていく梢に、 隆士はぽーっとした顔で手を振り返し、彼女の姿が見えなくなってしまっても、 しばらく梢の去って行った方を、ぽけっと眺め続けていた。 「あの…」 「はっ、はいっ!?」 と、隆士は不意に横から珠実に声をかけられ、 ようやくまだ彼女がそこにいることを思い出すと、慌ててそっちに顔を向けた。 「な、なにかな、珠実ちゃん?」 「あ…ええと…」 どきまぎと訊き返す隆士に、珠実のほうもどぎまぎとなると、口ごもった。 やたらと梢を意識している様子の彼が気になり、思わず声をかけてしまったが、 いざ面と向かうと、そのことを訊くのはなんだか躊躇われてしまう。 もし自分の思い過ごしだったらどうしよう? 「ええと、その…」 言い淀みながら、珠実は視線を彷徨わせていたが、 ふと隆士の膝の上のスケッチブックに目が留まり、渡りに船とばかりに、 珠実はそれを指差して言った。 「あの、絵を見せてもらってもいいですか?」 「うん、別にいいけど…?」 「ありがとうございます」 珠実はそそくさとスケッチブックを受け取ると、パラパラとめくり始めた。 気にしすぎなんだ、きっと。二人は親類なのだし、年も近いから、 お互い親近感があるんだろう。ただ、それだけのことに違いない。
「……」 梢と隆士の仲を気にして、半ば上の空でページをめくっていた珠実だったが、 すぐに彼女の意識は、スケッチブックへと引き込まれていった。 そこに描かれていた絵は、鉛筆で描いただけの素描から、 クレヨンや絵の具で彩色されたものまでまちまちで、 題材も、風景画に静物画、人物画と様々だった。どれもやや平凡ながらも、 真面目で誠実といった人柄が、そのまま表れているかのような画風だ。 そして中ほどまでページをめくった辺りで、珠実の手がピタリと止まった。 『これ…わたし…?』 そこには、縁側に腰を下ろし、片手にカメラを構え、こちらに向かって… つまりは隆士に向かって、悪戯っぽく微笑みかけている、自分の姿があった。 まるで、「可愛く描いてくださいね」という声が聞こえてくるかのようだ。 『笑ってる…』 珠実はそっと、指先でその絵の顔のあたりに触れてみた。 梢と出会ってから、笑うことが出来るようになった事は自覚してはいたし、 先ほど梢の部屋で見せてもらったどの写真でも、自分は笑みを浮かべていた。 だがこの絵は、どの写真よりも、もっとずっと…いい顔をしている。 この絵が、ありのままの自分を描いてあるとは限らないのかもしれない。 だが、きっと今の自分は、こんな笑顔を出来るようになったのだと、 珠実は思うことができた。少なくとも隆士の目には、自分がそう映っているのだと。 自分がそんな笑顔をできるようになったことと、 その笑顔をこうやって絵にして残してくれた隆士に、 珠実は胸が熱くなるような感覚を覚えつつ、再びページをめくり始めた。 『あ、梢ちゃん…』 そして数枚もめくらないうちに、珠実は今度はそこに梢の絵を見つけ、 再びページをめくる手を休めると、その絵に見入った。 その絵の梢は、庭かどこかの掃除をしているところなのだろう、 制服の上からエプロンをつけた姿で、両手で竹ボウキの柄を握りしめ、 こちらを向いて、少しはにかんだような表情を浮かべている。 綺麗に描こうとか可愛く描こうとか、そんな気負いはまったく感じられないが、 そこからは、彼女の持つ穏やかで柔らかな、今のこの春の陽射しのような雰囲気が、 十二分に伝わって来る。それは本当に梢のことを良く見ていなければ… 単に観察眼に優れているというのではなく、限りない優しさと愛情をもって、 彼女を見つめていなければ描けない、そんな絵だった。 そして描かれている梢の、真っ直ぐにこちらへ…隆士へ向けられた瞳からも、 抑え切れない、優しくて暖かな慕情の想いが、手に取るように伝わって来る。
『…そう、か…。やっぱりそうなんですね…』 その絵をじっと見つめながら、珠実は胸の中で呟いた。 もうこれ以上、彼女は自分を誤魔化すことは出来なかった。 間違いなく、二人はお互いに好き合っている。この絵を見てしまっては、 それを認めないわけにはいかないだろう。 思えば、人が人を好きになるのに、血縁関係だとか親戚だとか、何の関係もないのだ。 そう、自分が女の子である梢を好きになってしまったように。 まして、ぱっと聞いただけではどんな関係かもすぐには思いつかないような、 ハトコなんて関係ならばなおさらだ。なのに自分は、二人がハトコであると聞いただけで、 仲が良いのはそのせいだと勝手に決め付けて、勝手に安心して… 「どうしたの、珠実ちゃん?」 気遣わしげな隆士の声に、珠実はハッとしてスケッチブックから顔をあげた。 ぎゅっと目を瞑り、一度深呼吸をして息を整えてから、 珠実は何とか笑顔を作ると、彼のほうへと顔を向けた。 「いえ…白鳥さんって、本当に梢ちゃんのことを好きなんだな、って」 「えっ? え、ええっ? い、いきなりなんなの?」 「この絵を見てたら、なんとなくそう思いまして」 突然言われ、動揺する隆士に、珠実はスケッチブックを立て、 見ていた梢の絵を彼に向けた。 「梢ちゃんを良くわかってなければ、こんな素敵な絵は描けませんから」 「そ、そう? え、ええと、その…あ、ありがとう…」 真っ赤になって照れる隆士に、珠実は胸の痛みが和らいでいくのを感じた。 彼は良い人だ。短時間ではあったが、彼と接していて、それはよくわかった。 そして梢と彼が、お互いをとても大事に思っていることも、二人が今、 幸せであることも。だからきっと、喜ぶべきことなんだ。 「お茶をお持ちしましたよ〜」 「あ、梢ちゃん」 「ふへ!?」 その時、後ろから当の梢の声がして、隆士が慌てて振り向くと、 お茶を乗せたお盆を持った梢が、こちらへとやってくる。 その後ろには、何故か灰原と黒崎親子も、ぞろぞろとついて来ている。 「こ、梢ちゃん…! それにみんなも…」 「ちょうどみなさんキッチンにいらしたんで、ご一緒にどうかと思いまして。 …どうかしましたか?」 焦る隆士に、梢が不思議そうな顔をし、灰原が彼の脇にしゃがみこむと、 ジョニーでほっぺたをぐりぐり抉る。 「なんだ、オレ達は邪魔だったカ?」 「い、いえ、別にそんな…」
「ちょうど今、白鳥さんが描いた梢ちゃんの絵を見せてもらってたところなんです」 「あら、その絵…」 珠実がスケッチブックを立てて、今見ていた梢の絵をみんなに見せると、 梢は、廊下に膝をついてお盆を床に下ろし、それから両手を差し出して、 そのスケッチブックを珠実から受け取った。 「この絵、わたしも気に入ってるんだ」 「おお、その絵か」と、ジョニーが後ろからスケッチブックを覗き込み、 腕組みをする。「俺はあんまり絵のことはわからないが、 その絵は良く描けてると思うゼ」 そしてジョニーは、再び隆士のほっぺたをぐりぐりと抉りながら、 言葉を続けた。「やっぱ梢の絵となると、気合いが違うよナァ、おい?」 「そ、そんなこと…ないですよ」 「え、ええ、どの絵も、すごく心がこもってると思いますよ…」 冷やかされ、梢は頬を赤らめつつ、持っていたスケッチブックをぱらぱらとめくり、 ある絵を見つけると、それをジョニーに見せた。 「ほら、この絵だって、とっても素敵です」 「む…」 ジョニーが片眉をひょいと持ち上げる。それは、灰原とジョニーの絵であった。 灰原はどこか悠然としたように、そっぽを向いて煙草をくゆらせながら釣竿を担ぎ、 ジョニーはこちらの方を向いて、なにやら拳を突き上げている。 「ま、確かにこの絵も、俺様の燻し銀の魅力が良く出てるよなぁ」 腕組みをして、ムフーと満足げな鼻息を漏らすジョニーに、 横から朝美も口を挟む。 「私もお兄ちゃんの絵、どれも素敵だと思うよ。 この前描いてくれた私とお母さんの絵も、すっごく上手だったもん。ね、お母さん?」 「そうね…」 「あ、ありがとう朝美ちゃん」 梢の絵から話題が離れたことにホッとしつつ、隆士が朝美に礼を言うが、 朝美は両手を胸の前で組むと、うっとりとしたように呟いた。 「でも、やっぱり梢お姉ちゃんの絵が一番素敵かなぁ」 「ダナ」 「わたしもそう思いますよ」 「……」 結局元の話題に戻るみんなに、梢と隆士がますます顔を赤くする。 そうやって二人を冷やかしつつ、彼の絵や初春の中庭を眺めながら、 一同はわいわいと賑やかに、午後のお茶を楽しんだ。 それは珠実の覚えているままの光景であった。ただ一点、 梢の横に隆士がいるという事を除いては。 それが本当に喜ぶべきことなのかどうか、まだ彼女にはよくわからないでいた。
今日はここまで〜、と。 いやしかし、只の風邪で医者に行った上一週間も寝込むなんて、 生まれて初めてでしたよホント。布団から出られた後も、 二週間近く体力が回復しないでSS書いてる余裕すらなく、 おまけにアニメの最終回ラッシュと新番ラッシュも重なって、 レコの中にはウン十本の未見アニメが溜まってしまいますた。 一日5本ペースで消化してたら、ようやく回復したHP削られ捲りだよw
風邪で本格的に寝込んだことのない俺。 GJですた
久々乙だな。 最初前回の流れを忘れてたよw
212 :
名無したん( :2006/04/19(水) 07:03:40 ID:XMM5NqpY
ひさびさの投稿にGJ!! 続き待ってるぜ
GJ! ついでに今考えついたクイズでも。 結びつくものを番号でつなげ。 1 蒼葉梢 2 白鳥隆士 3 茶ノ畑珠実 4 桃乃恵 5 黒崎朝美 6 黒崎沙夜子 7 灰原由紀夫 1 ピアノ 2 ほうき 3 あの人 4 ストーカー 5 牛の首 6 魚子 7 怖い話
ハ,,ハ ('(゚∀゚∩_ おいらをどこかのスレに送って! /ヽ 〈/\ お別れの時にはお土産を持たせてね! /| ̄  ̄ ̄|.\/ | X BOX|/  ̄ ̄ ̄ 現在の所持品:たばこ・ライター・コーヒー・ブラックブラック・枕・ケータイ電話 睡眠薬・聖教新聞 ・ダッチワイフ・外付けSCSI340MHDD・ネットランナー4月号 TYG02・小嶋進社長・ペプシNEX・モツ煮・ヌルポ・伊予柑・寒いギャグ ・7年ものキムチ 二年前購入した牛乳・阪神電気鉄道株・バイブレーター ・失くした思い出・ワイアレスマウス GSX250FX・ポーションの空ビン・ラクダ本・Deja vu・ハレ晴れユカイ・温冷蔵庫(吉宗パネル) ガッ!・パチスロキャッツアイ実機・馬の糞・ハイライトメンソール・HI-TEC-C・Mk18長距離魚雷 陰毛3本・お経・終わりのクロニクル全巻セット
このスレに来るってことは21歳以上のはずなのに、 こんなのを面白がってるとは・・・
___ / /\ スタッフのみなさんでおいしくいただきました /| ̄ ̄ ̄|\/ |X BOX|/  ̄ ̄ ̄
217 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/20(木) 16:01:36 ID:DTQ461wr
過疎
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な そ |,、_,.、_ _rvヘ-''"´..:::::::::::.. ̄`ヽjヽ ,' つ. 千 立 糞
い り l::::::::::::`〜-、 >...:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:.:... ノ | も ま て .ス
だ ゃ 〈::::::::::::::::::::::::ヾ、 (rソ:::::::::::::::::::::::,ィ:::,、:::::::::.ヽ. | り で て レ
ろ あ L_:::::::::::::
>>1 }} (/::(:r'ハ::f(/ノィノイ(::::::::::! | か 自 お を
. う 厂ト、:::::::;;::::;;:rシ ゝ(.ン=≧-、`lニニ二r |r-、! | い .作 い
? /::::}} `'´_,、! ハ!'´li゙}゙f| '´lリ` |l}、l| .〉 ? 自 .て
\ /.:::ノ′r'フ'⌒´ト l l;  ̄.ソ  ̄ j「ノノ! |. 演 .
::::::.`ー一 <、::::) ´,fリ \、 ヾ! Lャ- ,!r':::リ| す
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L;;::::::广′ `ー- 、._ ) / `‐- _ ′! / ! _,..、 ''"´ ``丶、
ツ ::::::i ̄__/ _ ヾ  ̄`` r┴'''"´ ̄ -''゙ ヽ.
_、-''| / >'´, ,`´  ̄\へ ,i i′ ゙;
>>215 排他的なこと言うのいくない!
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職人さんもみんな他作品に流れちまったか
しかし、いくら梢と疎遠だったとはいえ 白鳥隆志の忘れようは度を越してはいる それに対する自分なりの解釈はあります、でもそれは述べません 外れてほしいから
残念だが目的のスレとは違うようだぞ。
「LOST MEMORY」ラスト行きまっす。もうちょっと推敲しようかとも思いましたが、 明日にはネタバレも来るし、展開次第じゃSSなんぞ手につかなくなりそうなので、 まあ早目に投下っす。
『何だか疲れちゃいましたね…』 そして夜になり、珠実は湯船に浸かりながら、今日の午後のことを、 ぼんやりと思い返していた。 この時間になっても、依然記憶が戻る気配はない。最初のうちは、 何もかも自分の覚えているままのように思えた五年後だったが、 徐々に月日の流れを思い知らされ、今や戸惑うことばかりだった。 梢と隆士のこと。桃乃やオカルト部の部長という、 梢以外にも親友があったという話。それに一号室に戻ってみれば、 数々のオカルトグッズや、明らかに盗撮写真とわかる写真が溢れているしで、 この五年で、いったい自分にどんな変化があったのか、 思い出すのが怖いくらいだった。 『思い出すのが怖い、か…』 珠実は湯船の縁に腕を乗せ、その上に顎を預けた。記憶喪失は、 単純に頭を打ったとかの、外的要因によるものだけとは限らない。 強いストレスや精神的ショックやトラウマといった心的要因も原因の一つだ。 簡単に言ってしまえば、思い出したくない出来事に遭遇した場合だ。 「ふぅ」 珠実は溜め息をつくと、腕に顔を埋めた。梢に大切な人が出来た。 誰よりも何よりも、恐らくはこの自分よりも大切な人が。 そんなこと、一度だって想像したことはなかった。いつまでもずっと、 自分が彼女の唯一無二の親友だと思っていた。でも… 珠実の部屋にあったのは、オカルトグッズと盗撮写真だけではなかった。 無数の梢の写真が、壁にもアルバムにも、部屋中至るところに貼ってあった。 どれも今の彼女には撮った記憶は無かったが、その数を見れば、 自分はこの五年で、もっとずっと梢のことを好きになっていたのだと、 容易にわかった。 その梢に恋人が出来た。喜ぶべきことのはずなのに、なんだか胸が苦しい。 今でもこんなに胸が苦しいのに、梢をもっと好きになっていたはずの五年後の自分は、 いったいどんな思いで、そのことを受け止めたのだろうか?
『…!?』 物憂げに考え込んでいた珠実の肩が、不意にびくっと動いた。 彼女の頭の中に、急に奇妙な映像が浮かんできたのだ。 薄暗い廊下で、隆士に向かい合って立っている自分。彼に指を突きつけ、 なにか詰っているような…「くっ!?」 心臓を締め付けられるような痛みを覚え、珠実は身体を起こすと、 拳を握り締め、胸に強く押し付けた。 イヤだ…イヤだ…! 胸が苦しい、息が詰まりそうだ。珠実は頭を垂らし、目をぎゅっと瞑って、 心の中で叫んだ。イヤだ、怖い。誰か… 『あの子は彼氏ができたくらいで、急に親友に冷たくなるような子なの?』 その時、何者かの声が頭の中に響き、珠実ははっと顔をあげた。 脳裏から隆士の顔が消え、代わりに、ニカッと笑う眼鏡の女性の顔が浮かんでくる。 梢に見せてもらった写真で、珠実はすでにその顔は見知っていた。桃乃恵だ。 しかしなぜ、彼女の顔が浮かんでくるのか…。珠実が目をパチパチと瞬かせていると、 その顔もすぐに消えていき、また別の映像が浮かんでくる。 どこか薄暗い場所で、座り込んでいる自分。何者かがやって来た気配に、 わずかに顔を上げると、それはまたもや桃乃だった。 やって来た彼女に、自分は何かをぽつぽつと話している。 それを黙って聞いていた桃乃が、傍に来ると跪き、何かを話しかけてくる。 すると自分は、彼女の胸にすがりつき、そして…『泣いてる…?』 嗚咽に震える喉と、頬を濡らす熱い涙の感触が生々しく甦ってきて、 珠実は呆然となった。自分がそんなに激しく涙を零すということにも驚きだったが、 それが梢の前でならいざ知らず、見も知らぬ人物の胸にすがって涙に暮れるなど、 到底信じられないことだった。 彼女が戸惑っている間にも、脳裏には次々と違う映像が浮かび、 そして消えていった。満開の桜の下、どこかのプールサイド、砂浜、 鳴滝荘の中庭、紅葉の下、雪の中…。そこにはいつも缶ビール片手の桃乃がいて、 その傍には梢や黒崎親子や、灰原とジョニーの姿がある。 隆士の姿も、時折その中には混じっていた。 泣いたり怒ったりしている表情もたまにはあったが、そのほとんどが、 みんなにこにこと幸せそうな笑顔を浮かべ、そしてそれを、 自分も笑いながら見ているのだ。 そして一番最後に、鳴滝荘の門の前に立つ桃乃の姿が浮かんできた。 彼女は玄関の前に並んだ自分たちに、少し寂しそうな顔で手を振り、 スーツケースを引いて待っていたタクシーに乗ると、どこかへと去って行く。 自分は門を飛び出すと、遠ざかっていくタクシーに向かっていつまでも手を振り… イヤだ…イヤだ…イヤだ! またもや、胸を握り潰されるような感覚を覚え、珠実は再び目をきつく瞑り、 拳で胸を押さえつけた。イヤだ…イヤだ…思い出したくない!! 珠実が強く念じていると、その願いが届いたのか、それっきり、 もう頭の中には、何の映像も浮かんでこなくなった。 しかしそれからしばらく、珠実の胸は、ズクンズクンと鈍く痛み続けていた。
珠実が風呂で思い悩んでいる頃、隆士は部屋でテーブルに向かい、 絵本を広げていた。だが、彼の目は絵本には向いておらず、 ぼーっと宙をさ迷っている。 食事も風呂も済み、しかし寝るにはまだ早く、それまでの空いた時間を、 昼に買って来た絵本を読んで過ごそうと思ったのだが、どうも内容に集中できない。 桃乃がこの鳴滝荘を去ったのに続き、今度は珠実の記憶喪失騒動だ、 集中しろというほうが無理であろうが。 いつになったら彼女の記憶は戻るのだろう。隆士は珠実のことをぼんやりと思った。 自分のことを忘れられてしまったというのも寂しかったが、それ以上に、 珠実が桃乃のことまでもすっかり忘れてしまっていることが、隆士には寂しかった。 あんなに仲が良かったのに、何も覚えていないなんて…。 隆士は後ろを振り向き、部屋の中を見渡してみた。つい先日まで、 桃乃と珠実の二人が中心となって、毎晩のようにこの部屋で宴会が行われていたものだ。 しかし珠実は、そのこともまったく覚えていないのだ。 そう思うと、あの騒がしい日々が、まるで随分昔の事のような気がしてくる。 「ふう…」 しばらく悶々とした後、隆士は溜め息をつくと、絵本を読むのを諦め、 本を閉じて立ち上がった。そして彼は部屋を出ると、そのまま真っ直ぐ縁側に行き、 ぼんやり夜空を見上げた。外はまだ少し肌寒いが、空に浮かぶ下弦の月は朧に霞み、 夜気には仄かに湿り気が混じっていて、春の訪れをはっきりと感じられる。 『静かだな…』 月を見上げながら、隆士は心の中で呟いた。昨夜に続いて、今夜もとても静かだ。 夕方、みんなでお茶を飲んだ時には、いつも通りに感じたこの鳴滝荘だったが、 今はしみじみ、もう桃乃がいないんだと実感していた。 ここに引っ越してきた頃は、こんな静かな夜を待ち望んでいたものだが、 いざ実現してみると、なんだかもの寂しくて仕方がない。 みんな宴会好きだし、珠実の記憶さえ戻れば、またみんなで騒ぐ夜もあるだろうが、 宴会の音頭取りの桃乃がいなくなってしまった今、これからはきっと、 こんな静かな夜の方が多くなるのだろう。 そして、いつの間にか賑やかな夜に慣れてしまっていたように、 こんな静かな夜にも、いつか慣れてしまうのだろう…
「白鳥さん…?」 「ん?」 廊下の軋む音と誰かの声に、しんみりと月を見上げていた隆士が振り向くと、 薄暗い廊下に、パジャマ姿の珠実が佇んでいた。 彼を見て、何か驚いているようにも見える。 「やあ、今晩は珠実ちゃん。お風呂に入ってたの?」 「ええ、まあ…。白鳥さんは何をしてらっしゃるんですか?」 「え? あ、ちょっとね…その、考え事を」 なんとなくバツの悪さを覚え、隆士は照れ笑いを浮かべて答えた。 それから彼は、少し言い難そうな顔をすると、遠慮がちに珠実に訊ねた。 「どう、記憶のほうは戻りそう?」 今日、何度目かになる質問だ。彼が自分を心配してくれているのはわかったが、 今は何故だかそれが気に障り、珠実は素っ気無く言葉を返した。 「いいえ、全然」 「そう…」 それを聞いて、寂しげな顔をする隆士に、珠実は冷ややかに続けた。 「心配いりませんよ。万一ずっと戻らなくても、なんとかやって行けそうですし、 大丈夫です」 「そんな、ずっとこのままなんて…」 隆士がさらにへこんだ顔になるが、それがますます彼女を苛つかせる。 もちろん、梢と共に暮らした五年を思い出せなくて良いわけはなかった。 だが、先ほどの風呂での、あの胸を押し潰されそうな感覚を、 また味わうことになるくらいなら、このまま思い出せない方がいいのかもしれない。 思い出したい、でも、怖い。そんな人の気も知らないで、この人は…。 だが、そんな弱気な本音を隆士に話すつもりはない。珠実は精一杯虚勢を張り、 大したことないというように、隆士に言った。 「別にいいですよ。思い出せなくても、特に困ることもありませんし」 「で、でも、ほら、桃乃さんのこととかさ、全然覚えてないんでしょ?」 「…!」 隆士の出した『桃乃』の名に、珠実はピクッと反応した。 さっき不意に浮かんできた彼女の顔が、再び脳裏に甦ってくる。 『桃乃恵』、この人は自分にとって、いったいどんな人だったのだろう?
『くっ』 珠実はブルルッと小さく頭を振って、頭の中から彼女の面影を締め出した。 そして肩をすくめると、平然としたふうを装い、隆士に言い放った。 「どうせもう出て行ってしまった人ですし、思い出せなくたって問題ありませんよ」 「そんな…!」 唖然としたような隆士に、珠実はさらに虚勢を張って続ける。 「だいたい、ちょっと頭を打ったくらいで忘れる思い出なんて、 たいしたものじゃないと思いますけど?」 「そんなことない!」 「!?」 突然、鋭い声を出した隆士に、珠実は思わず怯み、首をすくめた。 そんな彼女に、隆士は少し怖いくらいな真剣な眼差しを向け、 拳をぎゅっと握り締めつつ、頬を紅潮させてまくし立てた。 「そんなことないよ! 桃乃さんとお別れする時、珠実ちゃん、 あんなに寂しがってたじゃないか! 桃乃さんも、珠実ちゃんのこと、 一番の親友だって…。それはこの五年が君たちにとって、とても大切だった証拠だよ。 たいしたものじゃないなんてこと、絶対にないよ!」 隆士はそこで少し落ち着いたのか、握り締めていた両手を緩めると、 脇にだらりと垂らし、声を落として言った。 「それに僕のことも…」 「えっ…?」 彼の言葉に、珠実はドキリとして、僅かに頬を赤らめた。 「僕は、あんまり君には良く思われてなかったみたいだし、 正直、色々大変な目にもあわされたけど…」 「…それはどうも申し訳ないです」 思っていたのとは違う話の流れに、珠実が少々気の抜けた合いの手を挟むが、 隆士は気に留めず、話を続けていく。 「でもね、大変だったり辛かった事も、みんな僕には大切な思い出だよ。 その大切な思い出の中心に君がいる、とは言わない。けど、間違いなく、 珠実ちゃんはその一部なんだ」 そして隆士は、ふと寂しげな表情になると、弱々しい笑みを浮かべた。 「でも、珠実ちゃんにとって僕は…ううん、僕だけじゃない、 桃乃さんや、君がこの五年で出会った人たちは、そうじゃなかったのかな? そんなの…ちょっと寂しいよ」
「……」 彼の話に、ぽかんとした顔をして、黙り込んでいる珠実に、 隆士は今度は、頬を赤くし、照れ笑いになる。 「…その、思いあがってるように聞こえるかもしれないけど、 せめて記憶の片隅にでも、僕達のことを置いといてもらえたら嬉しいなって、 僕はそう思うんだけど…珠実ちゃんはどう…かな?」 「……」 隆士が話し終えても、珠実はしばらく無言だった。もしかして、 覚えておくほどの価値なんかないとか言われるんではと、 隆士の照れ笑いが引きつり始めた頃、珠実の口元が、ふっと緩んだ。 「梢ちゃんがあなたを好きになったわけ、良くわかったです〜」 「えっ?」 「……あれ…?」 その時突然眩暈を覚え、珠実は額をおさえた。上体をぐらりとふらつかせる彼女に、 隆士が慌てて近寄り、腕を取って支える。 「大丈夫、珠実ちゃん!?」 「だ、大丈夫…です〜……あれ?」 「ほ、ホントに大丈夫? やっぱりお医者さんに行ったほうが…」 「大丈夫…大丈夫です。少しのぼせてしまったみたいで…」 珠実は隆士の手から逃れると、なおも心配して身体を支えようとする彼に、 さっと手を突き出し、それを止めた。「本当にもう大丈夫ですから」 珠実は、案じ顔の隆士に、にこりと微笑みかけた。 「ありがとう白鳥さん。あなたと話したら、なんだかすっきりしました。 早くあなたや桃乃さんの記憶が戻るといいんですが」 それは単なるお愛想や社交辞令などではなく、珠実は今、心からそう願っていた。 隆士や桃乃、そして梢や他のみんなと過ごしたこの五年の記憶を、 早く取り戻したい。例えそこに、悲しい記憶も混ざっていたとしても、 それも含めて、かけがえの無い大切な思い出なのだ… 「珠実ちゃん…」 それを聞いて、隆士が嬉しそうな顔をする。その顔を見ていると、 なんだか自分まで嬉しくなってきて、珠実は一段と笑みを深めた。 「あ…!」 「?」 と、突然声を上げた隆士に、珠実が不思議そうな顔をする。 「どうしました?」 「あ…えっと、その…今日初めて珠実ちゃんが笑うのを見たな、って思って」 「え…?」 隆士の言葉に、珠実はきょとんとなった。「今までも笑ってたと思いますが…」 「ああ、うん、そうだけど、なんて言うか…表情が硬いって言うか、 なにか遠慮してるみたいだったし…。僕の知ってる珠実ちゃんは、 もっと思ってることをストレートに顔に出してたから」 珠実は、はっとして頬をおさえた。スケッチブックに描かれた自分の顔。 きっと今、自分はあれと同じような笑顔を浮かべていたに違いない。 そして珠実は、もう一度隆士を真っ直ぐ見ると、心からの笑みを浮かべ、 彼に言った。「ありがとう…」
そして翌朝… 「ふぁ〜ぁ…」 せっかくの休日なのに、いつもより早く目が覚めてしまった隆士は、 大きなあくびをもらしながら、二号室のドアを開けた。 チラリと一号室のほうへ目をやりながらドアを閉め、 それから洗面所へ向かおうと反対側を向くと、当の珠実が、 三号室の前で、なんとなく寂しげに佇んでいるのを見つけ、彼は動きを止めた。 「あ…」 珠実は、隆士が自分を見ているのにすぐに気付き、少し気まずそうな顔をすると、 視線を落とし、彼のほうに向かって歩き始めた。といっても、 彼に用があるわけではなく、一号室に戻ろうとしているだけなのだろう、 隆士からは少し逸れ、端の方を道を空けるように歩いてくる。 「お早うです、白鳥さん〜」 「や、やあ、珠実ちゃん…。どう、その…頭のほうは大丈夫?」 すれ違いざま、視線を合わせないままで挨拶をする珠実に、 隆士が躊躇いがちに訊ねると、彼女は足を止め、ようやく彼に視線を合わせた。 が、その顔は、なんだか怒っているようだ。 「人聞きの悪い訊き方するなです〜! 記憶のほうなら〜、 一晩寝たらもうすっかり元通りですよ〜」 「えっ、ホントに?」 驚きと喜びがない混ぜになった表情を浮かべる隆士に、 珠実はビシッと指を突きつけた。 「ええ〜。あなたは〜、腰抜けで〜、タマナシで〜、女装癖と露出癖のある〜、 白鳥隆士さん〜。そうですよね〜」 「お、思い出してもらえたようで、う、嬉しい…かな…」 どんより顔になる隆士に、珠実は勝ち誇ったように、ふんっと荒い鼻息をついたが、 その顔が、ふっと真面目な表情へと変わった。 「白鳥さんのおっしゃった通りでした〜。たいしたことないなんて〜、 そんなことなかったです〜」
「ね、そうでしょ?」 珠実の言葉に、隆士は嬉しそうに頷いたが、珠実は寂しげな顔で、 呟くように言った。 「でも…」 「え…?」 「でも、だからこそ、ずっと忘れていたほうが良かったかも…」 「珠実…ちゃん?」 「こんなに苦しいなら、やっぱり忘れていたままのほうが良かったかもしれません…」 「!?」 珠実の言葉に、隆士の顔が強張る。先ほどの、三号室の前での彼女の様子に、 「苦しみ」が何のことだかは、彼にもすぐにわかった。 「あ、あの…珠実ちゃん…」 隆士が気遣わしげに声をかけようとしたが、珠実は笑顔に戻ると、 彼の言葉を遮った。 「すみません〜、まだ少しぼ〜っとしているようですね〜。 今の話は忘れてくださいです〜」 「……」 「って、それで忘れられるんなら〜、苦労はしませんよねぇ〜。 ここは一つ〜、永遠に黙っていてもらうことにしましょうか〜」 「え…? ちょ、ちょっと珠実ちゃん?」 指をごきごき鳴らしながら、少し俯き加減に、顔に陰を作って迫る珠実に、 隆士はたじたじと後じさった。 「わ、忘れる、忘れるから!」 その途端、珠実がパッと顔をあげ、その顔から陰が消える。 「ね〜? 人間、忘れたほうがいい記憶っていうのも〜、確実に存在するんですよ〜。 心配してくれるのは嬉しいんですが〜、余りいらないお節介は焼かないでくださいです〜。 でわでわ〜」 「……」 クスリと笑い、手を振って一号室へと戻っていく珠実を、 隆士は言葉無く見送った。本当にそうなのだろうか? いらぬお節介だったのだろうか、 桃乃との五年は、忘れていたほうがよかったのだろうか? そんなことはない。今一度彼女にそう言いたかった。 しかし、珠実の寂しげな顔が、隆士にそれを躊躇わせ、彼は何も言えないまま、 珠実が部屋に入っていくのを、ただ黙って見つめることしかできなかった。 おわり
以上でした〜。尻切れトンボですが、このあとは2月号に続くということで。 とりあえずこのSSのテーマは「珠実のセカンドレイプ」らしいです。 やっぱり陵辱好きなんだなぁと思う今日この頃。 あ、風呂で自分の身体を仔細に調べるシーン入れようかと思ったけど、 納まりが悪かったからパス。各自でテキトーに妄想してください。 それでは〜。
235 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/25(火) 14:21:48 ID:xq6e6W50
お疲れ様です。
238 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/25(火) 22:59:47 ID:ZuECO2kh
次回で最終回か・・・ ちょっと書きたいものがあるがまだ構成練ってる途中
昨日洗面所に入ったら、何故か棗ちゃんが着替えていたんだ。 うわなんで着替えてるのとか思ってたら、棗ちゃんがおもむろに 「責任……取ってほしい……かも」って言うんだ。 どうしようもないから部屋に戻ったんだけど、僕の服の袖を掴んで 棗ちゃんがぴったりとついてくるんだ。 それだけでも十分可愛かったけど、部屋に入るなり 「初めて……だけど……隆士君が……気持ち良くなれるように…… 頑張る……かも」 って顔を真っ赤にして言ったんだ。 僕はもう我慢出来なくなって (省略されました。全てを読むにはなっちんなっちんと書き込んでください)
なっちん!なっちん!なぁあああああっちいいいいいいん!!!!!!!
さきちんさきちん
おまいら、本編は次回で最終回deathよ。
うは、やっぱネタバレ来る前に投下しといてよかった。
244 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/26(水) 17:29:44 ID:KV72E0id
再来月からこれ以上早紀に会えないのか・・・
>>239 新春最終章登場!新春最終章登場!新春最終章登場!
それなんて早口言葉?
247 :
名無したん( :2006/04/28(金) 18:58:30 ID:ZzXANXos
最後に白黄が読みたい
まだだ、まだ終らせてなるものかぁっ!
俺はここで誕生した女体化隆子を忘れないよ 激しく萌えたあの夏・・・
白鳥×タチバナ物って結局エロパロでもなかったな (´・ω・`)マイナー派ツラス
男の生態を見たいと望むまひるのために、鳴滝荘から白鳥君を拉致するタチバナ。 全裸に剥きあげ拘束して、性教育を始めます。
エロじゃないがぐうたらので一本タチバナさんものが
仕方ねーな ↓ぐうたら光臨
無理して呼ばんでいいよ…
>>223 若者の小さい頃の記憶なんてそんなものさ
LOST MEMORYの作者さん、乙です。
自分も風邪で2週間ダウンしてました
ホントに来たよ、ぐうたら氏
257 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/04/30(日) 01:02:37 ID:6pW7ph4h
LOST MEMORYの保管はいつになるのかなあ?
管理人だって忙しいんだよ 少し待ってやれ
259 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/04/30(日) 21:00:29 ID:LJ5AbpcC
白鳥って。絶対マジ切れすると怖いタイプだな
コテだろうと名無しだろうと別にいいじゃん。
まほらばさよなら記念に何か書こうと思うのに… 相変わらず魚子(ぎょこ)でないと出ない俺のPC
登録しろよ・・・
SS書いてみようと思ったけど最初の一文すら書けない。 どーすればいいんだー。
それなりに書くのに慣れても出だしをどうするのかは未だに悩みます。 そこを乗り切れば書ける…かも。
初めに言わせたい台詞を書いて、後から周りを肉付けしていけばいい。 って故人の大作家が言ってた。
>>266 まずはテーマというか一番書きたいことを決める。
それからそこに持っていくために話を作る。
短い話ならコレだけ頭に入れときゃ良いかも
270 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/03(水) 00:41:32 ID:VmUMI+AD
O型男性の基本的な性格
自信家
O型の男性は自分の目標をしっかりと持っていて、絶えずそれに向かって前進しようと努力をします。
他人の力をあてにせず、持ち前の精神力で困難も乗り越えていけるタイプです。
計画性に欠けるところもありますが、小さな事にはこだわらず、その場その場で対処しながら目標に向かって行くような所もあります。
自分の能力に確信を持った部分があり、他人を知らず知らずに見下してしまうこともあり、時としてまわりから浮いた存在になってしまうこともあります。
負けず嫌い
O型の男性は、勝ち気で人に負けることをとても嫌います。
同等でも気が済まず、どんなことをしても勝負には勝ちたいタイプが多いようです。
また、自分自身に負けることをもっとも嫌い、常に自分と戦い、向上心が旺盛です。
自分に厳しく、一度こうと決めたらやり遂げるまで実行しようと努力します。
ただ、ペースをつかむとトントン拍子に事が運びますが、逆にうまくいかないと、とことんまで落ち込んでしまうような所もあります。
親分肌
O型男性は明朗で、人間関係を大切にし、愛情のある人です。
そして他人の気持ちを尊び、例え自分自身が損をすることがあっても、人のために骨を折ることを惜しみません。
そういったところが他人から高く評価され、O型の男性のまわりにはいつも人が集まってきます。
面倒見も良いので、親分肌で人気があり、中心的な存在です。
出典
O型男性性格診断
http://www.furby.co.jp/oboy.html
271 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/03(水) 00:42:17 ID:VmUMI+AD
行数に自信がなかったから補足 白鳥の血液型もO型
272 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/03(水) 00:58:48 ID:VmUMI+AD
今さっき知ったばかりですが、小島あきらは「やはり」女流作家でした マジで心に本当に残る作品が女流作家のものしかないんだよなあ 手塚治の作品とかも読んでるんですが、いまいち心に残りきらないんだよなあ
>>272 2ch内で聞いただけのくせに何を偉そうに
てかそんなにいろんなとこに出没しなくてもいいからさっさと名無しになってsage覚えろ
>>272 知ったばっかの情報を裏付けなしで書き込んでじゃねえよ
もしかしたら位の情報は信じるな
とりあえずe-mailのとこにsageって打ち込めるようになれ
276 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/06(土) 15:32:53 ID:CqaAEn+u
「強盗だ、おう!」 前スレのやつだが早く保管されないかなあ
>>276 叩かれるからコテ外せって
コテ叩きでスレ消費して何になるのか
>>276 どのまほらばスレでも知った風な口きいて評論家気取りか厨房。
人の意見を聞け。
まあまあ、NG指定しやすいようにコテにしてくれてるんだからさ・・・ 気に入らないSSはスルー、気に入らないコテもスルー。それでいいじゃないの。
>>279 激しく同意
そういえば最近書き手が減ってると思うんだが
原因はなんだ?
>>280 ごめんなさい単にめっさ忙しいだけ……(´・ω・`)
早く注文があった作品のログ保存をせねば……自分のもままならないのにorz
終わる前に、全てが終わる前に何か書ければいいのだけれど……
282 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/06(土) 20:13:19 ID:CqaAEn+u
>>281 とりあえずログ保存のほうをがんばってください
>>280 >原因はなんだ?
陵辱嫌い君が頑張って荒らしたおかげじゃないか?
ただ単に時の流れだと思うよ。 別の作品に流れていった職人さんもおるしね。
厨房嫌いの厨房が追い出した作家とかな
〃∩ ∧_∧ ⊂⌒( -ω-) はいはいこれくとこれくと `ヽ_っ⌒/⌒c ⌒ ⌒
はいはい無限ループ無限ループ ↓ほのぼのとした流れで
.___ | | ・∀・| | |. | | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |. | | |. | |__|______| .___ | | ・∀・| . <|_|.__|> <今日は一日中雨だったよ? | | | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | |
| | ,.、r ' ":.:.:.::.:. ' | | | ,....'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.| | / : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;:.:.:ヽ:.:| |':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:',:.:.:::ヽ:.:.:.:| /:.:.:.:.:.:.:.:..:i:.:.:.',: .:..;r::':.´:´ :| l:.:.:.::.:.:i:.:.:::.',:.:.:.',:.:.:.:ヽ‐ ´ | i:.:.:.',:.:.:l:;.:r.':i:`-‐^´ .、z='| ';:.:.:.ヽ:.'ゝ‐ ゙´ ` | <ひゅーほほほほっ……巨乳〜ハンター! '、ヽ, 'ヽ ,、=ー | | ト:.:.ハ ' _ ノ | | | i:.:ゝヘ | | | l : :.:.:.:'、,_ ,, 、 ‐ ' ゙│ | | ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:イ | | | >:.:.:.:.:く/ ,r== | | | /:.:.:.:.:.:.:.:.Y: : : : : :..| | | \:.:.:.:.:./',ゝ、: : : :| | | >:.:.< ', `ヽ| | | /:.:.:.:.:.ヽ ヽ | | | \:.:.:.:.:.:.:.〉 \/|
ぐうたら氏が帰ってきた!!
291 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/07(日) 17:39:07 ID:JU4pt4Wx
ぐうたら氏キターー!!
でもSSコネ━━━━━━(>x<)━━━━━━!!!!
とりあえずみんな帰ってこい
勢いで飛び出してみたけどネタのストックとか何も無い。
SSや面白いネタを投下しないコテなど名無し以下
そうだねってコトで許してくれるのならお題を貰いたいな。エロ抜きで
隆士・朝美のデートなんてどうでしょ。
298 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/08(月) 10:49:28 ID:IrMAsVtB
梢は白鳥に先立たれたらどうなるのだろう? 珠実は梢に先立たれたらどうなるのだろう? 桃乃は紫羽に先立たれたらどうなるのだろう? この疑問には答えが出ているという、いったいそれは?
作者本人でない以上、その疑問に答えることはできないな。 作者以外の人物にその答えを求めることもまたナンセンス。
未来人だったら余所のヒロインが探してたからそっちに行けばいいものを…。
原点に帰って梢×隆
302 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/08(月) 21:31:51 ID:OxSRHXmX
鳴滝荘にチャラチャラしてるだけの奴がやって来るというパロも面白そうだなあ そいつが、梢の病気を「基地外」呼ばわりしたりして、鳴滝荘で孤立する内容のSSとか希望する 割とマジで言ってます
吉害呼ばわりされてまほらばスレで孤立する浜谷太一のSSでも書いてみるか。
じゃあ天啓が閃いたので白鳥君と朝美ちゃんのデートSSで。
>>301 さんゴメンねー。
三日ぐらいで書くから待ってて下さいな
そういやクリスマスに二人で買い物に行く白蒼を「デートだ〜」って言ってたが、 二人で買い物するのがデートなら朝美ちゃんだって・・・ねぇ?
素直クールなさっちゃん…とか思ったが遅かったか。
素直クールならVIPの方で既に書いてるんだぜ?酉別のだけど
308 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/08(月) 22:56:50 ID:OxSRHXmX
VIPか、あそこ流れ早いからどこのことかわからないんだよな
>>309 重々承知しているつもりだが不快ならスマン。書き上がるまで引っ込んどくよ。
312 :
297 :2006/05/09(火) 07:52:19 ID:Oc01Isr1
>>310 リク答えてくれてありがとうございます。
期待してまってます。
313 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/09(火) 23:56:29 ID:cj0zbam/
雑談ばかりなのもどうかと思うので、一つSSを投下します タイトルは「3号室の新たな住人」です
314 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/09(火) 23:58:41 ID:cj0zbam/
あー、タリー まったくここ「鳴滝荘」はトンでもねえアパートだぜ 都会だってのに、田舎クセーしよ 住人も住人 女男(しかもマジメクン、ダセー)に、暴力女(こいつぜってえレズだぜ)に 貧乏親子(マジ貧乏クセー)、プーのおっちゃん(しかも腹話術?やってるぜ) 決め手はキチガイ女の管理人、どうしてこいつがキチガイかって言うと オレがここに越してからしばらくしてこの女は頭を打ちやがった 女が目を覚ますと、女は急に髪型を変え、しかも目の色まで変わりやがった これでわかるだろ、この女マトモじゃねーんだよ しかも他の住人(特に暴力女に)に外で言いふらすなと釘刺してきやがった そいつらはキチガイ女の名誉だ何だといってたがよ 要するに「キチガイが管理人をやっているアパートの住人」って目でそいつらは見られたくねえってことだろ? まったく、物は言いようだな、ウゼー! ムカつくからよ、ダチとセフレ合わせて20人を招待してやったのさ キチガイ女の化けの皮を公衆の面前で剥してやる為によ これだけの人数接客するには中庭しかねえし、管理人室前の床をワックスで丁寧に磨いてやったのさ 案の定、キチガイ女は接客の際に管理人室からつまみ(梅干だぜ、ババクセー)をとりに部屋のドアに近づいたとたん 先のワックスで足を滑らせて頭打ちやがったぜ そん時のアパートの連中の顔、見ものだったぜ んでもってキチガイ女が目を覚ましたとき、キチガイ女は髪型変えて目の色までマジで変えやがった ま、これ抜き打ちだったんでダチもセフレも驚いてたぜ 隠し事なんて悪いことするするからこんな目にあうのさ、奴ら自身の自業自得って事 ハハハハハハ、おもしれー
315 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/09(火) 23:59:44 ID:cj0zbam/
これでお終いです。 この先の展開は皆様のご想像にお任せするということで。
何か語り口がムカつ(ry その後多分桃and珠に滅殺されただろうな
>>314 質の悪いガイドラインのコピペみたいだな。死ね。
カエレ
正直、何が面白いのかさっぱりわからん。 壊すだけなら誰でも出来るよ。
321 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/10(水) 08:38:23 ID:ChBR++vV
とりあえず解説みたいなのしますね 時期は桃乃恵が鳴滝荘から去った後です この人物は、その後に越して来た人物ということにしました。 この人物は一言で言うと「今時の若者」です。 語り方や、物の見方から感じ悪いかもしれませんが 思慮が足りないだけで本質的にはイイ奴なんですよ、彼にとってこの作品の行動は鳴滝荘の人々に対する引導なんです 実はそうと取れる節も用意しているんですが、気づきましたか? まあ、これを別の誰かの視点で描く作品に使うもよし その後彼が責任感じて改心していく作品を書くもよし まあ要するに他の誰かの作品の起点に使ってもかまいませんよ それでは
ハイハイワロスワロス
>>321 解説入れるにしては遅いな
批判されたからそれっぽく解説してなだめる事にした、そんな感じしかしない
どうせ解説書くなら最初からどうぞ
>>321 お前まほらば本スレで何故荒らし扱いされてるか分からない、て旨の書き込みしたよな?
教えてやるよ。
人の意見を聞かないからだ。
テメエの捻じ曲がった意見を書きなぐって、それに意見する人間の言う事なんか聞きもせずに評論化気取り。
とりあえずここは21禁だから立ち去ってくれ
平日の昼間にも出没してるから大学生以上と思われ。 登校拒否のヒッキーかもしれないけど。 で、書き手が痛々しいのを別にすれば、鳴滝荘に DQNが引っ越してきたというIFモノという着眼点はよろしいのではないかと。 引っ越してきたらどうなるかなー、で終わって、あとを他人任せにしてしまうとこが こいつの想像力・創造力の限界を示しているわけだが。 ま、きちんと筋立てて最後まで物語を書き切る力がついたら出直しておいでと。
嫌な方向に活気付いてきた
そんな書き方すると余計寄ってくるぞw
ぐうたら氏のSSまだかなー。ワクワク
ていうかそもそも三号室は珠キチが借りてるしな。設定も把握できとらんヤツにSSを書く資格はねぇ
ゴメンネ、構想は出来てオチも決まったけどかけてない…時間かかるよ
一週間でも一ヶ月でも一年でもどうぞ
保守。
333 :
○浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/14(日) 10:55:02 ID:POC+BsvM
前スレのミラー見れないかなあ?
334 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/14(日) 17:19:56 ID:bkMjVE5B
過去スレのログ見ていたら、保管庫に未収録の作品があることに気がついた その中の一つに「みずいろ」という作品が
335 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/14(日) 17:23:02 ID:bkMjVE5B
もう一つ、9スレ目がミラー化されていませんでしたよ
いい加減sageを覚えてほしいなあ
浜谷太一はとりあえず
sageを覚えてから書き込みするようにしてくれ
わからないならググれ。
>>330 ぐうたら氏よがんばってくれ
そしてGJな作品をぜひよろしく
338 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/14(日) 21:34:27 ID:bkMjVE5B
sageないのが自分のスタイルなので今後もsageません 「3号室の新たな住人」を「7号室の住人」にタイトルを変え Uploaderに大幅加筆修正して掲載しようかと思います 一応最後まで書ききるつもりなので今月号発売までには掲載しておきます
>>338 スタイルだとかそうじゃないとかの問題じゃないのよな。「ルール」なんだよ。分かる?
お前は会社に私服で行って「コレが自分のスタイルです」っつって通じると思うか?
………と、未成年が言っても何の説得力も無いね。超ゴメン潜ってる。
はわわ。失態はSSで消せ!がモットーなので出来ている前半部分投下しますよ。 タイトルは珍しく未定です。
秋も深まる十月のある朝。 コンコン、と、鳴滝荘二号室のドアがノックされた。 「?はーい」 応えるのは二号室の住人、白鳥隆士。 「お兄ちゃん、ちょっといーい?」 対して開いたドアから顔を覗かせるのは五号室の住人である黒崎親子、その娘である黒崎朝美だ。 「朝美ちゃん?どうしたの?」 とりあえず朝美を部屋に招き入れると、朝美は隆士の前にちょこんと座る。 「あ、あのね、お兄ちゃん、今月の26日ね、お母さんの誕生日なの」 「沙夜子さんの?あ、そういえばそうだったね」 「うん。そうなの。でね………」 手を組んでもじもじとする朝美。 「こんどの日曜日…私のお買い物に付き合ってくれる?」 「買い物?沙夜子さんへのプレゼント?」 「うんっ!その為に少しずつお金を貯めてたんだよ!」 「へえ。朝美ちゃんは偉いね」 と言って朝美の頭を撫でると、朝美はえへへと嬉しそうに笑った。 「そんなことないよ…で、駄目かな?お兄ちゃん」 そう訊かれると、隆士は少し考えて、 「うん。日曜日なら空いてるし、良いよ」 と、OKを出した。 「やったぁ!ありがとうお兄ちゃん。じゃあね!」 と、大袈裟に万歳をして二号室を出る朝美だった。
そして日曜日の朝。 外出に備えて着替えを済ませた隆士は洗面所を出て、五号室に朝美を迎えに行こうとしていた。 ちなみに梢には事前に話を通してある。 「朝美ちゃーん?どうかなー…ってわぁ!?」 五号室のドアをノックして開けた隆士は驚愕の声を上げる。 朝美が今にも泣きそうな顔で内職と闘っているからだ。 「あ、あ、朝美ちゃん?」 「ぁ…おにいちゃん………」 隆士を見ると朝美は目じりに更に涙を溜める。 「ど、どうしたの朝美ちゃん!?」 部屋に入りながら尋ねる隆士に、朝美は、 「あのね…今日のお昼までに仕上げなきゃいけない内職があったんだけどね…まだ………」 と、最後の方は聞き取れなかったが、恐らく「終わっていない」のだろう、なるほど隣で沙夜子が蹲っているのも合点が行く。 「た、大変じゃないか!僕も手伝おうか?」 「だ、ダメだよっ!お兄ちゃんに手伝ってもらうなんて…でも、お買い物も………」 と、今正に泣き出しそうな朝美だが。そのとき―――
「(ドバーン)話は聞かせてもらった」 「うわぁっ!ドアを勢いよく開けながら昔のお奉行さまみたいなセリフを言いながらまひるちゃんとタチバナさんが入ってきた!?」 ―――と、隆士のセリフ通りの出来事が起きた。 「ま、ひるちゃん?」 「朝美。その内職は私とタチバナが引き受けた」 「え?え?ダメだよっ、まひるちゃんにそんなコトさせられないよっ!」 両手を振って言う朝美に対してまひるは、 「気にするな。私は朝美の叔母だからな。これぐらいしてやる。それに―――」 と言いつつまひるはくるりと隆士の方を向き、 「―――お兄ちゃんには私もタチバナも世話になっているしな」 「うぇっ!?ナニコレ!?まだ他のSSの設定引き継いでるの!?あれ!?SSって何!?」 「ともかく私たち…と姉さまにまかせろ。タチバナ」 「は」 まひるの命でタチバナは朝美を抱え、隆士に抱っこさせ、そのまま隆士を部屋から追い出した。 バタンと閉められるドアの前に、朝美をお姫様抱っこしたままの隆士がポカンとしていた。 「………えーと?」
隆士が未だポカカンとしていると横から、 「あっれぇ〜?白鳥クン〜?そんなところで幼児誘拐でもおっぱじめよーとしてんのぉ〜?」 と、べろんべろんに酔った恵がやってきた。 「あ、ああ、桃乃さん………って、そんなことおっぱじめようとしてませんよ!」 「にゃっははは〜♪じょーだんじょーだんまいけるじょーだん」 ビックリするほど古い言い回しの恵に隆士は肩と朝美を降ろしつつ 「桃乃さん、まだ午前中ですよ?なんでそんなに酔ってるんですか?」 「いやー、今日は天気が良かったからつーいつい〜♪んじゃねぇ〜」 千鳥足で二人の前から立ち去るへべれけニート。 そのダメな大人の典型例の様な背中を見つめる未来ある絵本作家志望と中学生。 「えーと…朝美ちゃん?」 「なあに?」 一連の騒動で涙は乾いていた。 そんな朝美に隆士はほほえみ、 「今日ぐらいはまひるちゃんとタチバナさんの好意に甘えて、沙夜子さんのプレゼント買いに行こう?ね?」 と言った。 朝美はしばらく悩んだ後、 「………うんっ!」 と笑顔で答えた。 「よし。じゃあ行こうか?」 「うんっ!」 そして、梢に見送られ、嬉しそうに隆士と並んで鳴滝荘を出る朝美だった。
二年目の秋でも何食わぬ顔で桃乃さんがいる、それがぐうたらクオリティということで一つ。 まひるちゃんとタチバナさんが世話になったのは俺の他のSSを参照しちゃったりしてください。(「とあるメイドさんの一日」「よびかた なきかた」) 中編後編と続くのか後編だけなのかは分かりません。でもがんばります。ではっ
ガンガレぐうたら蝶ガンガレ。
荒らしに負けるな蝶ガンガレ。
俺もガンガルから。
ってことでどうしようか
>>350 。
GJ! 続き楽しみに待ってるぞ〜。
>>346 ミスターの腕は鈍ってないなw
つVGJ
キター
GJ!懐かしいので少し読み返してみようと思う
GJ!続きまってます。
>>339 厨の肩を持つわけではないが、このスレsage推奨だっけ?
>>353 ルールというほどではないが流れとしてはsageるべきだと
流れ的にUploaderに上げられても困るんだけどな・・・ 内容次第なんだけど >>ぐうたら氏 GJ!私何かとは大違いだ
356 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/16(火) 13:15:02 ID:t+N5u/Ro
とりあえず新作ができたのでひとつあげます タイトルは「BLACK RESIDENT」
357 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/16(火) 13:15:53 ID:t+N5u/Ro
「入りたまえ」 コンクリートの壁のみで構成された部屋、いるのは無機質な眼鏡をかけた男だけ 俺は手錠をかけられたまま部屋に入れられた 「白鳥隆士を殺害したのは君だね?」 「ああ」 「詳しく聞かせてもらおうじゃないか」 「いいだろう、どうせ俺は捕まってるんだ。今更白状したところで痛くも痒くもない」
358 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/16(火) 13:17:32 ID:t+N5u/Ro
俺が鳴滝荘に越したのは今からちょうど2週間前だった あんたも知ってのとおり俺は物書きとしてはちょっとしたものだった 俺があそこに越したのは、東京の都心のオアシスと呼ばれるあそこをモデルにした小説を書くためだった だが、あそこはオアシスなどではなかった あのアパートは住人の大半が女性だった、男である俺にはいささか居心地の悪いところがあった 俺のほかに男は灰原と言うやつと、もう一人。そうあの男だ。 灰原と言うやつは一昔前は売れっ子の小説家だった、俺もそいつの本を読んだことがある 犬の人形と戯れる以外はどうということのない奴だった。 だがヤツは違った、ヤツは男の癖に、そうまるで女みたいなヤツだった その癖ヤツは大家である女とデキていた 表向きのところはここまでで、それはあそこの誰でも知っていることだ ヤツの何が気に入らないかって、ヤツは明らかに迷惑と思いながらそれを表に出すまいと必死な所だ ケッ、迷惑なら迷惑だとはっきり言えばいいんだ! 見ていて虫唾が走ったぜ しかも男の癖に「絵本作家」なんて女々しいものやってやがる、しかも俺よりも売れっ子だ マジで苛ついた、それだけならまだいい。 実はなあそこの大家は頭がイカレテいたそうだ、そんなのと付き合うなんて正気の沙汰じゃないね 何よりあのいい子ちゃんぶったところが俺の神経を逆撫でした 物書きの天敵って何だと思う? それは集中力を削がれる事だ。 そんなこんなで俺は何かを書くなんて状態ではなくなっていた、もはやヤツには死んでもらうより他なかった。
359 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/16(火) 13:18:56 ID:t+N5u/Ro
「それで、君は彼を殺した」 「ああ、ヤツには死んでもらったほうがよかった」 「それは殺した今でも変わらないのかね?」 「ああ、もちろんだ。俺が殺していなければ他の誰かがいずれ殺していただろう」 「それはいいことだと?」 「当たり前だ、俺のやったことはただ法に抵触した、そしてここにいる。それだけのことだ」 「では君はどのようにして彼を殺したのかね?」 「それは、ええと、あれ?」 妙だ、確かに殺したはずなのにどうやって殺したのかさっぱり思い出せない 「やっぱりあなたは危険人物だったのですね〜」 女の言葉が発せられたとたん、俺を取り囲む世界はコンクリートの部屋から鳴滝荘に変化した 「あなたが白鳥さんに敵意を持った目で見ていたのはみんな気づいていたんです〜、それを黒魔術でお見せしたのです〜」 この女の名前は茶ノ畑珠実、同じ鳴滝荘の住人だ 詰まる所この女は、俺が心のうちに秘めていた白鳥隆士に対する殺意を黒魔術によって仮想体験によって見せつけたのだ 「そういう感情など誰でも持ってるものだろ、わざわざこんなマネをする必要はないんじゃないのか?」 「いいえ〜、この術は「確実に実行する人間」にしか聞かない術なんです〜」 「…わかってるじゃないか」 その部屋には住人全員がいた、もちろんその中に白鳥隆士がいたのは言うまでもない 翌日俺は鳴滝荘から出て行った、俺はここにいる資格がないということをあの瞬間誰の目からも明らかになったからだ。
360 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/16(火) 13:21:38 ID:t+N5u/Ro
これで終わりです まあ、要するに誰にでも受け入れられる存在なんていうのは この世にはないということです
とりあえず思ったこと 「白鳥さんに敵意を持った目で見ていた」は「白鳥さんを敵意を持った目で見ていた」で 「聞かない術なんです〜」ってのは「効かない術なんです〜」なんじゃね? んで、文末に読点が有ったり無かったりするのは何で?
362 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/16(火) 14:55:54 ID:t+N5u/Ro
単純な話、誤字 それと読点の使いかたが身につききれていないだけ
いやいやいや、誤字をそんなに堂々と言われても。 書き込む前に確認しようよ。 それと読点の使い方が身につききれてないって堂々と告白するもんじゃないと思うけど。 それと、とりあえずsageろよなぁ。
ぐーたら's SSを見ていつもと違う感覚があった 感動した! 今更スマソ あとゴミがあったからNG登録...
ぐうたらさんGJ! ついでにNGというマホウを忘れていたのでかけといた。
>>362 >>360 みたいな事が言いたいならここでやらずに他所でやってくれ。
>まあ、要するに誰にでも受け入れられる存在なんていうのは
>この世にはないということです
自分でも言ってる通りだ、お前はここでは受け入れられない。
とっとと消えてくれる事を祈ってるぞ。
これは邪心認定じゃね?
ただの厨だよ
369 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/17(水) 12:02:28 ID:OFpw9SJI
新作ができたのでひとつ タイトルは「パンティーを求むるもの」
370 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/17(水) 12:03:15 ID:OFpw9SJI
俺様は〜 巷で話題の下着ドロ〜 今日も運命の下着を求めて白昼世界を動くのさ〜 本日の舞台は鳴滝荘〜 髪を落とさぬために、髪を風呂敷で包み隠し、あごで結ぶ〜 いざ行かん! 愛する下着たちのために〜 抜き足差し足忍び足〜 俺様の盗みの技は御殿入り〜 人気はないが、誰にも気づかれることなく忍び込む〜 俺様気配を隠すの超一流〜 野郎の部屋は調べ済みだから〜 2号室と6号室は無視〜 さてと、1号室から行きますか〜
371 :
:2006/05/17(水) 12:04:14 ID:YdSaXlWw
´∀`)さん :2006/05/16(火) 22:16:51 ID:Otqeg66w0 ____ __,,gg。 .llili゚゚゚l9g、 ,,gglll゚゚^^^]]! .llili ^]llg、 ,,ggll["゜ .l][ ]][ ]lilippd4446lllili[g,,_ .;]゜ ]][ ^^^ `、 ][ ]]! 肉 i.i. ヨ[゜___ ,,gg、 ^[l. g[゜gl゚゚]]l. .l][ ][ ]][ :l[゛ g[ ]][ v。.gr 〈],,,,g[ .l][ .l]゜ 4;;;;;;;; __t __ g;;;;;,;,! :l][ |、 ゚l;,;,[゛ メllg,,ggggggi.i.]r ^゚ll["゜ ./゜ ]]。 ^[ ^^^^ ^^゛ .l]! [ ,,gll[゛ ^]k,,_ヾ ,, `、 .;.lgll[" .\Hgggggggg:.:.gggggggggggg;,;,,,、 ,,gg:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.][,-^ メ:.:.][(^];,;,:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,][ll:.:.]「〈 ゚](^ ゛:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.][\" ゜ ][[](^゛ "゚l[" __。 ,,gt,,,, ..l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.]g .llilii;i;][ ___ __,,_ ];,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.。. .li.i.;,;,][ .ヽ;,;,ll[g;,;,:.:.llg:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.]しggllg,,gggg。. .li;i;;;;;][____゚]:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,l. ,,gi;i;;,;,][゚゚^^^:.:.:.:.;,;,:.:.[[][゛]゚゚:.:.;,;,:.:.[.\.\][゚゚゚゚゚゚^゚lllk、 ./ll゚"゚llili;,;,][、 ^]" ^ .\ ]ll、 4[゛ ゚li;i;;,;,i;i;。 ,, ^)g_ 4[、 ..l[、 .\;;;;i;i;i;i;]゜ ^]。 ]]、 .ヽk_ _i;i;;,;,i;i;]] ][ [[ ^i.i.gg,,,,,,glili;,;,;;;;][ 〈[ ][、 ]lilii;i;lllllllli;i;i.i.lli;i;[ [[ 〈]! ]]! p_.;g,, [[ __,,g[ 〈]! ]]! ^)9[[]゜ ][ __gggggg_ .;,,,,gpllり゚"i;i; ]]゜ 〈[ ゜" " 〈[ll4gllllllllllllllllllllg6[(^゚ 〈]、 〈[ g[r [[ ^^]llllllll)゚^ ]],, __g[゜ lili! ,,__。_ 〈[ lili]゜ .\llll44lli;i;[゚ 〔i;i; .ヽ]30 ..l]! lili! メ[ ヨ][ ヾ「.\ ]]! _i;i;]l. .l][゜ ^llgggggggggliliし,,gpf[「 ^9bbbbbbbbbbbbbbbbb4["
372 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/17(水) 12:04:28 ID:OFpw9SJI
・・・ココハアマリニモキケン、ミナカッタコトニシヨウ ここはほっといて〜 お次は3号室に行くとするか〜 何この部屋〜? いたるところに映画だらけ〜 しかも聞いた事のないやつばかり〜 しかもビール缶の山〜 とりあえずそれはほっといて〜 お目当ての下着たちをいただいたのさ〜 最後は5号室〜 泥棒は〜 早い、丁寧がモット〜 だからこういう簡素なところは願ったりかなったり〜 成人女性の下着と、スクール水着を手に入れてそろそろトンズラ〜
373 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/17(水) 12:05:38 ID:OFpw9SJI
ところがそのとき4号室が俺様を呼んだ〜 そこは無人のはずの部屋〜 なのにそこに超弩級のフェロモンが発せられて俺様のリビドーもビンビン〜 ドアを開けるのは難しかったけど〜 俺様のピッキング技術にかかれば朝飯前〜 中に入るとすごかった〜 もう、女物の服、服、服〜 俺様にとって最大のパラダイス〜 そしてそこにあった下着が俺様を呼んでいた〜 私をさらって〜 今行くとも〜 こうして俺たちは運命の出会いを果たしたのだ〜 そして俺はこの日を境に下着ドロをやめたのだ〜 泥棒は知らなかった、彼が最後に盗んだ下着の主が白鳥隆子であることを
374 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/17(水) 12:06:34 ID:OFpw9SJI
これで終わりです。 解説するようなものもない作品です。
>>374 マジさげろ。てかお前はここの皆からは望まざるものなんだよ、
まぁ鳴滝荘に別の奴が来るって言うアイデアはいいと思うが
所詮コピペのAA乗せるのはどうかと思うぞ。
まぁお前に俺が言えることはただひとつ
sageろ
反応しなきゃもう来ないだろうに これからの解釈 変な幼稚文章が見える→目の錯覚、幻覚です みんなsageてるはずなのに上がってる→スクリプトエラーです
とっくにNG登録済みだから何ともないぜ。
みなさま、超がつくほどお久しぶりです。 お元気でしたか? ちなみに俺はカゼで3,4日寝込んでいます。 風邪なのに何で治らないんだ… そんな状況だからでしょうか? ありがちな話題ですいませんが蒼一人称で看病されネタです。(非エロ) 自分の小説は自己投影度が高いらしくて 最後はハッピーエンドなものの軽く欝っぽい展開入ってますから 読む、読まないの判断は自分でお願いします… それでは『まぼろし』投下いたします。
380 :
まぼろし :2006/05/18(木) 14:54:27 ID:ZVQWVsMD
春から夏へと季節が移り変わるように 人の心もまた移り変わるものなのでしょうか? まぼろし 私は今、管理人室の天井をひたすら見つめることしかできません。 季節が移ろう近頃の温度変化に 私の体がついていけなかったらしくて 風邪を引いて寝込んでしまっているのです。 今この鳴滝荘には白鳥さんしかいません。 珠実ちゃんは学校に行っているし 朝美ちゃん達は昨日からまひるちゃんの家にお泊りです。 それに今日は珍しく灰原さんも外出しています。 お見送りしようとしたら「あんまり無理すんなヨ」 って言われちゃいましたけど。 そのとき手には原稿用紙のようなものを入れた袋を下げていたから もしかしたら編集さんとかと打ち合わせしたりするのかな? なんて密かに思ってたりします。 それが灰原さんの小説かどうかもわかりませんけどそうだといいな。 そんな中で偶然にも白鳥さんは学校が創立記念日だとかでお休みらしく 今朝からずっと付きっ切りで看病してくださっているんですよ。 とってもうれしいけど… せっかくのお休みを私なんかのために使っちゃっていいのかな? ほかにもしたいことがあるけれど、私が病気だから諦めてるんじゃないか… それだけがずっと気になってます。
381 :
まぼろし :2006/05/18(木) 14:55:20 ID:ZVQWVsMD
――私は夢を見ていました。 白鳥さんの優しさに包み込まれているような… そんないつまでも穏やかで暖かな夢… いつどんなときでも私が望めば白鳥さんがそこにいる ―そんな都合のいい話あるわけないじゃない。 自分でもわかってる。 でも、目を開けたらそこに白鳥さんはいなくって。 自分で言った”もし自分のやりたいことがあるなら そちらを優先してくださいね”という言葉が胸の中で蘇る。 その時は深く考えていなかった。 けれど胸にぽっかりと穴が開いてしまったみたいに寂しくて… 自分ってなんて身勝手なんだろう。 白鳥さんの優しさに包まれているときは ”甘えてばかりじゃいけない”って思ってるのに… 本当に一人になった途端に白鳥さんがいないと耐えられなくなりそうなんて…
382 :
まぼろし :2006/05/18(木) 14:56:32 ID:ZVQWVsMD
そこまで考えて、管理人室のドアが開いたの。 そしてそこには誰より会いたいあなたがいて 誰より聞きたい声がした。 「あっ、起きてたの?梢ちゃん。 そろそろお腹が空くだろうなって思って 梅干の果肉が一杯入ったお粥を作ったよ。 よかったら食べてね。」 純粋な笑顔で一途な思いをくれるあなた。 それがなんだか嬉しくて。 今までたくさん考えていたことがなんだか馬鹿らしくて。 一筋の涙になっちゃった。 「わわっ、何も言わずに勝手に出て行っちゃってごめんね。 あんまりよく寝てたから…」 「ううん、違うの。 白鳥さんがいてくれるって思ったらなんだか嬉しくて。」 あわてるあなたに素直な気持ちを伝えたら ちょっと不思議な顔をされちゃった。 でもいいの。 ”ずっと一緒だよ”って言ってくれたのを思い出したから。 テヘ、私ったらおばかさん。 もう少しだけ… もう少しだけ、あなたの優しさに甘えていいですか? fin.
いかがでしたでしょうか? やはり調子の悪いときに書くと小説にも反映されるんでしょうかね… あんまり良く書けてないような… 今まで底なしヌクヌク路線でしたが 今回はそうもいかなかったようです。 ヌクヌクしたいのにー(矛盾 元気をください(無理
>383 GJ! 敬語なしの梢かわいいよ梢
>>383 ヌクヌクGJ!
最終回も近いし何か書こうか…
gj!
390 :
白赤? :2006/05/19(金) 23:20:17 ID:GkFfMoHf
最終回来る前にせっかくだから投下でもしようかなと思いつつも修正とかが忙しかったり爆撃するタイミングを見計らったりしているおいちゃんが来ましたよ
というワケで
>>383 GJ。
391 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/20(土) 00:45:30 ID:O0TvJyBb
>>390 是非お早めの投下を願います。
俺が続きを書けないでいる間に…!!
393 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/20(土) 22:21:02 ID:CB0n5PUm
394 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/20(土) 22:40:51 ID:SHWJTCCS
395 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/21(日) 21:13:12 ID:H01GN/UO
そろそろ爆撃開始しないと最終回までに間に合わないのでは? とか思ったのですがいろんな作業で疲れたので今日は冒頭だけ落としてみます。 エロとか鬼畜とかそういったものは一切ありませんのでご安心したりがっかりしたりしてください。
「う〜ん…」 さわやかな朝の陽射しが差し込む鳴滝荘2号室。 そこに横たわる少女の姿があった。 金髪の綺麗な長い髪に、絹のようにすべすべの肌。 その顔には年齢の割にはまだあどけなさが残っている。 着ているものは男もののシャツ一枚のみ。 胸の部分を大きくはだけさせ寝ている姿はどことなく色っぽい。 そして、スラッと伸びた足のもとには自慢のトランクスが――― ―――トランクス? そう、パッと見は「少女」にしか見えないその人物はこの部屋の主、白鳥隆士であった。
はい、今日はここまでです。 ぶっちゃけ短いです。でも疲れてるんです。ゴメンナサイ。このあと多分長いんで許してください。 んでは続きはまた明日にでも。 失礼しました。
神 作 の 予 感
400 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/22(月) 02:09:56 ID:v1wifIZH
401 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/22(月) 16:22:10 ID:garVTTMF
ちょっとした超短い作品を用意しました タイトルは「夢をもたらすもの」
402 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/22(月) 16:23:54 ID:garVTTMF
我、人々に幸せの夢をもたらす者なり 今宵は鳴滝荘の者たちに夢をもたらすなり そして我はその日それを決行したなり 翌朝、中の者たちは幸せな顔をしていたなり だが、我はその内容を知らぬ それで良いなり 我は彼ら、いや、数から言って彼女らの幸せな顔を見ることが最大の幸せなり 我はそういうものなり、そして我は再びいずこかへと幸せの夢をもたらすなり
403 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/22(月) 16:24:39 ID:garVTTMF
これで終わりです、鳴滝荘の住人たちがどんな夢を見たのかはご想像にお任せします
>>401 −403
頻繁にアイデアが出るのはうらやましい。
が、もちっと長くしてから投下しろ。
まほらばである必然性がどこにもないな。たった一度出てくる 「鳴滝荘」の部分を隠せば、なんの作品のSSかまったく判別不可能。 まほらばという作品をまったく活かせていない駄文。 もっと頑張りましょう。
言いたいことは一つだ 中学生ならナリ活用と使う場所くらい覚えろ
中学生が平日昼間から書き込みなんてできないだろ
我、人々に幸せの夢をもたらす者なり 今宵は桃月学園の者たちに夢をもたらすなり そして我はその日それを決行したなり 翌朝、中の者たちは幸せな顔をしていたなり だが、我はその内容を知らぬ それで良いなり 我は彼ら、いや、数から言って彼女らの幸せな顔を見ることが最大の幸せなり 我はそういうものなり、そして我は再びいずこかへと幸せの夢をもたらすなり ホントだ違和感なーい!!
コロ助ナリよ
>>409 ま、その作品の色を出せないってことは、
腕がヘボいかその作品を理解できてないかってことやね。
両方かもしれんが。
はいはい、今日も爆撃しにきてみました。 前と同じく特に注意なしでいいかと思われます。というかないです。 ではどうぞ。
事の発端は昨日の夜。 この日もいつものように隆士の部屋で宴会が開かれていた。 「さぁ、今日も朝まで飲むわよー!!」 次の日が休みだということで恵はいつも以上のハイテンションで騒いでいた。 そんな彼女に飲まされた隆士は例によって早々に酔いつぶれてしまう。 「…う゛〜ん…」 「なんだ、もうダメなのか貴様は!情けない、情けないぞ!本当に男かおのれは!」 「まぁまぁ桃さん。そんなヘタレフニャチンは放っといて、私達だけで楽しみましょう〜」 「む?…そうか、さすがお珠はわかっとるのう。よ〜し、それじゃあ仕切りなおしじゃー!!」 いろいろとひどい事を言われているが、隆士に反論する力は残されていなかった。 完全にグロッキーな彼を放置して、一同はまた騒ぎ始めてしまう。 ただ一人だけを除いて。
「あの、大丈夫ですか?」 「…う〜ん…あっ、梢…ちゃん?」 唸りながらも全く動く気配のない隆士を心配し、梢が声をかけてきた。 「かなり辛そうですけど…お水とか、持って来ましょうか?」 「あっ、別にいいよ…ホントに大丈夫だから…」 本当は全然大丈夫ではないが、彼女の前で弱音を吐くわけにもいかなかった。 ただ、梢はそんな隆士の言動を見透かしていた。 「やっぱり辛そうです。…ちょっと、待っててくださいね」 そう言って出て行った梢は氷水を手に部屋へ戻り、さらに隆士の為にと布団を敷いたのだった。 「はい、どうぞ。白鳥さん」 「…いろいろありがとう、梢ちゃん。さっきよりかなり楽になったよ」 「それは良かったです。でも、あんまり無理しないでくださいね?」 「うん。心配かけてごめん、梢ちゃん」 すぐ近くでバカ騒ぎをしているとは思えない程、穏やかな空気が二人の周りを包む。 しかし、そんな小さな幸せはすぐに終わった。
「梢ちゃ〜ん、な〜にやってるですか〜?梢ちゃんもこっちに来て楽しむです〜」 「えっ?で、でも…」 「白鳥さんなら寝かせておけば大丈夫です〜。…それとも、そんなに白鳥さんが心配ですか〜?」 「えっ!?そ、それはその、あの…」 「あーもー、珠もからかわないの。でもまぁ、確かにこーいうときは寝ちゃった方がいいのかもね」 「あっ、そう…なんですか?」 珠実と恵の二人からそう言われた梢は隆士を見る。 実際、横になっている彼はとても眠そうだった。 隆士のことを第一に考える梢は彼を休ませる為、珠実の誘いに乗ることにした。 「…すみません、白鳥さん。その…」 「いや、僕はもう大丈夫だから…ね?気にしないで」 「あっ、はい。…じゃあ白鳥さん、ゆっくり休んでくださいね」 優しく微笑んだ梢はそう言い、隆士のもとから離れていった。 布団の中、意識が途切れる前に見えた梢の笑顔は天使のようだった。 そんなことを思いながら、隆士は幸せな眠りについた。
それからどのくらいの時間が経っただろう。 隆士の部屋に残っているのは恵ただ一人になっていた。 隆士がダウンしてしまった後すぐに梢が部屋に戻ると言い出し、珠実もそれについて行ってしまった。 灰原も最後まで恵の相手をしていたが、ついさっき出て行ってしまったのだ。 ちなみに沙夜子もいたのだが、いつの間にかいくつかのおつまみとともに消えていた。 というわけで現在の2号室に残っているのは完全に出来上がった恵と眠っている隆士だけだった。 「…ん〜?もうお酒なくなっちゃったか〜…」 カラになった缶を振り残念そうに恵が呟く。といっても、既に10本以上空けているので十分なのだが。 「みんなも帰っちゃったし、そろそろ寝ようかな…」 部屋を出ようと立ち上がった恵だったが、ふとあることを思い出した。
「…そういえば」 鋭い目つきで睨んだ先には、幸せそうに眠っている少年の姿があった。 「…さっきもそうだったけど、いっつもいっつも見せつけてくれるわよねぇ〜?」 明らかに不機嫌そうな声でグチると部屋の隅で布団にくるまっている隆士へと近づいていく。 「アンタ達は本当にいいわよね〜、毎日まいにちラブラブできるんだもんね〜」 自分が恋人に会えない環境だからこそ、恵はすぐ近くにいることの出来る二人が羨ましかった。 ましてや、意識していないとはいえ目の前でイチャイチャされた日にはたまったものではない。 しゃがみこみ、寝ている隆士の頬を指でツンツン押してみる。 すると、そんな恵の神経を逆撫でするような言葉が返ってきた。
「…ん…く、くすぐったいよ梢ちゃん…」 「な゛っ!?」 隆士の寝言を聞いた途端、恵は固まった。 そのまましばらくぽかんとしていたが、やがて怒りに似た感情がこみ上げてくる。 「この男は…見せつけるだけでは飽き足らず、夢の中までもラブりたいってか!?そういいたいってか!?」 そう言いながら、今度はほっぺたをつねりだす。 だがそれはまたしても彼女の逆鱗に触れる事態を引き起こしてしまう。 「…ん、ん〜?やめてよ早紀ちゃん、痛いってば…」 「はぁっ!?」 さすがに起きるだろうと思っていた恵は予想外の言葉にまたしても固まってしまい、その怒りはますます増幅されていった。 「人の気も知らないで、よくもまぁぬけぬけと…いい加減、起きろー!!…っと?」 勢いよく腕を振り上げた恵だったが、酔っていたせいもあってかバランスを崩してしまう。 そのまま倒れこみ、結果的に隆士の上にかぶさるような形になってしまった。 「うわっ!?…あっ、ご、ゴメン白鳥く―――」 「…う〜ん?な、魚子ちゃん?頼むからいきなり抱きつくのは、やめて……すー」 「………」 この男は一体どんな夢を見ているんだろう?―――それがその時の恵の正直な気持ちだった。 怒りとかいったものは既にどこかに消え去っており、こんなことをしている自分がアホらしく思えてきた。
このまま居てももはや意味がない。 さっさと寝ることに決めた恵は部屋を出て行こうとする。 しかし、このままではスッキリしない。 なんとかこのうっぷんを晴らす手段はないだろうか? しばらく悩んでいたが、やがてある事を思いついた。 「そーだ、そういえば確かアレはまだここに…」 押入れをあさると案の定恵の言う「アレ」、金髪のカツラが見つかった。 「今のあたしに出来ることはこれくらいしかないが、これも宿命…許せ、白鳥隆士!」 なにが宿命なのかはわからないが、とにかく恵によるささやかな復讐がはじまった。 布団を剥ぎ、カツラをかぶせ、ズボンを脱がせる。と、その時―――
「…う〜…んっ!?」 (やばっ!さすがに起きちゃった!?) 「…だ、ダメだよ千百合ちゃん。こういうのは、雰囲気が大事…」 「………ハァ」 大きなため息をついた恵であったが、慣れたのか一呼吸置いてから再び脱がしに掛かる。 だが、シャツのボタンを外しているところで肝心な事に気付いた。 「あっ、そういえば服がないわ。どーしよ…」 実際、自己満足のためにやったことなので本当はどうでもよかったのだが、 何故かこういうところで律儀である恵は自室に取りにいくことにした。 「じゃあ、ちょっと待っててね、隆子ちゃ〜ん」 そう言い残し自分の部屋へと向かった恵ではあったが、戻った時にはかなりの疲れと眠気を感じていた。 酒のせいもあってかあれこれ選んでいるうちにどんどん眠くなっていき、そのまま寝てしまったのである。 当然、放置された隆士はその時の格好のままであり、そのまま現在に至る―――というわけである。
422 :
ささかま :2006/05/22(月) 20:51:30 ID:yFt4jlYX
はい、とりあえずはここまで…かも。 編集次第では後でまた投下するかもしれません。気分次第です。 あと、投下するにあたってとりあえず名前つけてみました。 名前自体には特に意味はないです。ささかま好きなだけです。 では、失礼しました。
>>422 おつ。
コテ名乗るなら一緒にトリップも付けた方が良いよ。
424 :
ささかま :2006/05/22(月) 20:54:44 ID:yFt4jlYX
じゃない、明らかに説明が足りませんでしたね。 えーと、これ書いてた時期がかな〜り前で、というか桃さんが出て行くかどうかがまだ分かんなかった頃だったんで、普通に桃さんは鳴滝荘にいらっしゃいます。 それだけ忘れてました。 あと、しばらくほっぽいたんで誤字脱字等ある場合は長い目で見てやってください。 でわ。
425 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/22(月) 21:16:03 ID:v1wifIZH
>>425 言うのなら「ミラーハケーン」だけでいい。
お前の近況報告など誰も聞きたくなどないわ。
>>400 まともに批評すると、ぬるい。
まほらばはぬくいが、貴様のはぬるい。
最後に改心してメデタシエンドってワケにゃあいかねーだろうが。
ゴメンで住んだら警察いらねーってなこのコトよ。
ちなみにフル総員じゃなくて総動員かフル動員とかにしとけ。
>>422 タマナシさんの脳内を覗いて見たいです。ガチで。
428 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/22(月) 22:29:43 ID:qby/5Qpp
ろだとしてこれは消すべきなのかどうか。 ・・・個人的にはあれだが
>>407 穴狙いで、試験期間中は半日で家に帰れる
>430 それだ!(巷はテストの時期らしいですよ)
432 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/23(火) 08:34:23 ID:rJtbLLuS
一つだけいっておく 僕はこの板に出入りしても問題ない年ですよ そういえばアパートたかマンションみたいな集合住宅って しばしばピンクチラシがポストに投函されるよね それをうまく活用して「愛のない世界」のその後を描くって言う案はどうかなあ?
実年齢ではなく脳みその年齢の話だ
434 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/23(火) 11:56:34 ID:+w6OuQCH
はいはい、ごはん前に都築を投下ですよ〜 トリップはこれでいってみます。ミスってたらごめんなさい。 でわどぞ。
「なっ、なんじゃこりゃ〜!?」 眠りから目を覚ました隆子、もとい隆士はいつもと違う自分の格好に気付き叫び声を上げた。 きちんと止めていたはずのシャツのボタンはほとんど外れ、確かにはいていたはずのズボンがなくなっている。 どうしてなのか一瞬理解できなかったが、頭のに乗っているものでやっと気付いた。 (…ってそうか、昨日は…) 宴会だったことを思い出す。 そこから今の状況になった経緯を予想し、大きなため息をついた。 (…また桃乃さんかぁ。やめてって、いつも言ってるのに…) 何も隆士に対してのイタズラは今日に始まったことではなかった。 年の暮れのあの日。 恵に「女の子にしてください」と頼んでしまったあの日以降、ことあるごとに女装させられていたのだ。 隆士は毎回やめるように必死に説得していたが、恵達は聞く耳を持たないといった感じで繰り返していた。 (でも、そろそろ本気で釘を刺しておかないとまずいよなぁ〜…)
何を言っても聞いてはくれない恵に半分諦め気味の隆士ではあった。 が、最近になってそれがだんだんと危険なことになっているのを感じていた。 (…梢ちゃんに見つかったら、どうなることやら…) 現在の鳴滝荘において、自分が隆子である、つまり女装しているということを知らないのは彼女だけだ。 彼女の他人格である千百合だけは知っていたが、梢はいまだそのことを知らない。 幸い今まで見つかったことはないが、このままだと見つかるのは時間の問題だ。 以前のようにごまかすことが出来るかもしれないけれど、バレるかもしれない。 いくらのほほんとしている彼女でも、気付かないという保障はない。 そんなことなったら、何を言われるか…。それこそ、本当に変態扱いされるかも…。 悪いことばかりが頭の中をぐるぐると回る。 梢に嫌われるのだけは避けたい隆士は、あらためて決意を胸にした。 (よし、今日こそガツンと言ってやる!…今度こそ、辞めさせるんだ!) 心ではそう誓いつつも、とりあえずは顔を洗おうと洗面所へと向かうのであった。
(それにしても、今日はなんであんな格好だったんだろう…?) 洗面所までの短い廊下の途中、起きて真っ先に気になったことを考えていた。 いつもならばご丁寧に恵の服がきっちりと着せられており、 化粧までされてることもあるのだが、今日に関しては違っていた。 その理由を模索しながら歩いていると、ふとある考えが浮かんだ。 やがて、その顔はどんどん赤くなっていく。 (………。まさか、ね……) いくらなんでも、それはないだろう。 そう思いつつも、頭を過ぎったその考えは振り払おうとしても消すことはできなかった。 (…まさか、とは思うけど……でもそうしたら、桃乃さんが、僕を…?)
確かに以前、好きだと言われたことはある。 でもそれには深い意味はなく、おそらく人間的にとかそういう意味だったのだろう。 好きと言われたのもたった一度きりだけであり、その後なにもないのも事実であった。 (…なにもない、か。…あれは、「なにもない」ってうちに入るのかなぁ…?) 以前から宴会の時になると、恵はなにかとちょっかいを出してきていた。 だたその行動は、あの日を境にますますエスカレートした気がする。 具体的には腕や足に思いきり抱き付かれたりしたのだが、時には擦り寄られる…なんてこともあった。 もちろん、そんなことをされれば体にイロイロなものが押し付けられるわけであり…。 ニブチンとはいえ年頃の健康的な男の子である隆士は魚子とは全く違った、 むしろある意味それ以上かもしれない恵の天国地獄攻撃(?)が気にならないわけがなかった。 (…でも、何でいつも僕だけ…他の人でもいいんじゃ…) そんな事も考えたが、自分を他人に置き換えた場合を想像しようにもそれが出来ない。 つまり、他にそういったことをするような相手がいないというのも事実だったのである。 とはいえ、何とも思っていない人間に対してするようなことでもないとも思える。 果たして、恵は自分のことをどう思っているのだろうか?
真っ先に浮かんだのは、男として認識されていないということ。 それはそれで傷付くのだが、今考えられる中では一番可能性は高いだろう。 その次に思いついたのは弟、つまり家族のように思われているということ。 これも可能性として決してなくはない。 そして、最後に残った考え。今まで絶対にないと思っていたこと。 それは、恵が自分を本当に「好き」だということ。 「………まさか、ね」 あらためて、その思いを口にする。 まるでなにかを否定するかのように。 今でもそれはない…そう思ってはいるが、もしそれが本当ならば今朝のことにも全て説明がつく。 そう、宴会のあと、桃乃さんとともに一夜を―――
(…って、何考えてんだ僕は!そんなことあるわけないじゃないか! 桃乃さんには彼氏がいるし、僕にだって梢ちゃんっていう彼女がいる) もっともらしいことを考え、必死に落ち着こうした。 (なにより、僕達の関係を一番応援してくれたのは桃乃さんだったじゃないか。 そんな人がそんなことするわけがない、…そんなこと…) 考えれば考える程とより深みにはまっていくような気がした隆士は否定しようとしたが、 いざその状況を想像するとそこでまた思考が止まってしまう。 なんとか振り払おうと、文字通り頭を横にぶんぶんと振ってみせた。 もちろん、その程度のことで消えるはずもなく、結局悶々としたままだったのだが。 (あぁ〜もうサイテーだ、僕って…。そんな風に考えちゃうなんてどうかしてるよ…。 そんなこと、あるわけがないのに。あぁ、でももしかしたら…うあぁあ〜) もはやどうすればいいのかわからず、パニックになった隆士は頭を抱えながら悶え始めた。 すると、後ろからある人物に声をかけられた。
とりあえずここまでですよ〜 桃乃さんの行動はDVD5巻のおまけCDの壁紙のアレから勝手に想像しました。 ところどころに原作とアニメの設定が混じっているかもですが気にしないでください。 もしくは宇宙が一巡した後の世界だと思ってください。 あとでまた爆撃するかもです。 では、失礼しました。
ろだから削除されてるな
447 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/24(水) 01:08:35 ID:KHthc/7z
>>444 あなたにレスするのはお門違いなのは承知
何がまずかったんだろうか?
お前は何もかもがまずい
おはようございますの爆撃ですよ〜 ではどうぞ。
「…さっきからなにやってんの?白鳥くん」 「へっ!?も、桃乃さんっ!?あうっ、お、おはようございますっ!!」 急に悩みの原因である当の本人に声を掛けられ、隆士は驚いた声をあげた。 部屋を出ようとしたところで隆士に気付いた恵は、ドアの隙間からその様子を見ていた。 はじめは面白がっていたが、だんだんと様子が変わっていく彼が心配になりたまらず声をかけたのだった。 「うん、おはよう。…って、挨拶はまぁいいんだけど。…白鳥くん、なにかあった?」 「えっ!?どうしてそれをっ!?って、ああっ」 嘘を隠せないというか、隠すのが下手だというのか。 隆士は図星を突かれてつい正直に答えてしまった。 またしてもやってしまったといった感じで再び頭を抱える。 「あー、うん。なんか前も見たことあるようなカンジだったし、どうしたのかなーって…」 「うっ…」 「なんか悩みがあるんだったら、あたしでよければ相談に乗るわよ?」
確かに、出来ることなら誰かに相談に乗って欲しかった。 しかし、一番相談することが出来ない人物にそれを言われても意味がなく全くうれしくない。 …というか、この場合本人に直接聞くことになるので相談ではない気がする。 そんなこと、今はどうでもいいんだけど…。 それに、そのことを相談したり面と向かって聞くのもなにかと問題だと思う。 それが間違いであってもそうでなくても、かなり気まずくなってしまうのは目に見えている。 とはいえ、今聞かなかったとしてもいつかは聞かなければならないこと。 それならば、なるべく早いほうがいい。 今になって気付いたことだが、恵はいつも通り接してくれている。 もし昨日なにかあったのとしたのなら、少なくとも自分ならばこんな風に普通にしていられるはずはない。 そう思うとあんなことを考えていた自分がとても恥ずかしくなってきた。
(…そうだよね。そんなことあるはずないよね) 今朝のことは、自分の勘違いだったのだろう。 (お酒をいつもより多く飲まされたから、寝てるうちに無意識に自分で脱いじゃった…とか、 きっと、そんな理由のハズだ。いや、むしろそうに違いない!) さっきまでの弱気はどこへやら、いつの間にかヘンな自信がついていた。 「あっ、はい。じゃあ、昨日のことなんですけど…」 完全に思考がいい方に切り替わった隆士は何も考えず恵に質問する。 いつも通りで、何も変わりはなかったと言われるだろうと信じて。
「昨日?……あっ」 昨日と言われて何かを思い出したのだろうか、急に恵の顔色が悪くなった。 さっきまでとは態度が明らかに違い、いかにもバツが悪いといった感じだ。 「あ〜、そうね。昨日のことか…アハハハ〜…」 「えっ?」 (なに?その反応…) 恵の予想外の反応に隆士はまた不安を抱き始めた。 彼女の口調はまずい事や隠し事があるときのそれになっていた。 右手で頬をポリポリとかき、その目は完全に泳いでいる。 明らかにごまかそうとしているのが見てとれた。 「…まぁ、バレちゃあ仕方ないかなぁ…」 「えっ?そ、それってどういう」 その言葉の意味がわからずに隆士が問いかける。 本当は聞き間違いであってほしいという願いもあったからだが。 ただ、それとほぼ同時に恵は体の前で手を合わせ、深々と頭を下げた。
「ゴメン、白鳥君!」 「えっ!?じゃ、じゃあ…」 「実は昨日、キミが寝た後にいろいろあってさ。 そのうちいつもみたいにイタズラしたくなっちゃって、服を脱がせたまでは良かったんだけど…」 「…けど?」 「そこから、どうしても我慢できなくなっちゃって…」 「!…そ、そんな…」 (まさか、本当に…?) 信じたくはないが、当の本人が言っているのだから間違いはないだろう。 つまり、想像した通りのことが行われていたということだ。
それまであった希望は一瞬で消え失せた。 それと同時に、大切な人の顔と懺悔の言葉が頭に浮かぶ。 (…梢ちゃん…) その表情は最後にみた、とても綺麗な笑顔だった。 (その気がなかったとはいえ…むしろ記憶すらないけれど、僕は…) 自分のしてしまったことの大きさを、その罪の重さを思い知る。 (あっ、それと桃乃さんの彼氏さん、ごめんなさい。僕がもっとしっかりしてれば…) 自分のことでいっぱいいっぱいのはずなのに、何故かそんなことも考えていた。 (…でも、あなたが桃乃さんを放っといたからこんなことになったんですよ? 大切な彼女なんだから、もっと相手してあげてください…) 「…くん、白鳥くん?ねぇ、聞いてる?」 「…えっ?な、なにがですか?」 周りが全く見えなくなっていた隆士は恵の声で現実に引き戻される。 だが、他のことを考える余裕など微塵もない隆士はその質問に答えることが出来なかった。
「やっぱり、聞いてなかったか…」 「あっ、…すみません」 「じゃあ、今度はちゃんと聞いててよ」 「…はい」 もう、わかっている。起きてしまったこと…その事実は変わらない。 もう逃げられないと悟った隆士は覚悟を決めてその言葉を聞くことにした。 「それで、そのあとなんだけど…」 (ごめん…本当にごめん、梢ちゃん)
457 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/24(水) 07:51:05 ID:KHthc/7z
もしかして連投規制にかかった? だとしたら救済します
458 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/24(水) 13:26:46 ID:3OOwk52T
激しく続きが気になる!!
はいはい、その通り規制に引っかかって時間なくてそのまま仕事行って今帰ってきました。 ご飯など済ませたら都築爆撃します。
460 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:05:13 ID:JYzdrvgT
「…疲れて、そのまま寝ちゃったんだよね〜」 「………ハイ?」 三秒ほど停止した後、やっとのことで隆士の口から出た言葉はそれだけだった。 「いや〜、服が無いことに気付いて、部屋に取りに行ったんだけどさ。 やっぱり相当疲れが溜まってたのかな。そのうち寝ちゃってたんだよね〜」 「えっ?いや、その…え??」 「さっきキミに言われるまですっかり忘れちゃっててさ〜。 脱がせたままにしちゃったから、風邪ひいたりしてないかな〜とか思ってね。 幸い大丈夫そうだけど、万が一ってこともあるからさ。だから、ゴメン!このとーり!」 またしてもさっきと同じように恵は頭を下げる。 ぽかーんと大きく口を開け話を聞いていた隆士だが、今になってようやく言葉を理解した。 自分のカン違いだったことを知り、ほっと胸を撫で下ろす。 「あ、そ、そうだったんですか。…よ、よかった…」 「?よかった…って、なに?」 「あ…い、いえっ、ないでもないですよ?ホントになんでもないです。 …あ、あは、あはははは…」 「?」
461 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:05:50 ID:JYzdrvgT
なんでもないわりには声は上ずっていて、笑顔にも違和感がある。 恵はそのどこか不自然な笑顔の理由に考えをめぐらせた。 何を言われると思っていたんだろう? 心配するようなことでもあったのかしら? いつもと違うことといえば、服を着ていないくらい…。 「あっ!?」 「えっ!?」 隆士が思っていたであろう考えに見当がついた恵は思わず声をあげる。 それに驚き、つられて隆士も声をあげた。 「…や、や〜ねぇ、白鳥くんったら。いくらなんでも、さすがにそれはないわよ〜」 もじもじしつつ恵が言う。その顔はどことなく赤い。 やがて耐え切れなくなったのか、「アハハ…」と元気なく笑い出した。 「えっ?……ああっ!?」 一方、考えを見透かされてしまった隆士も同じように笑うしかなかった。 複雑な表情で笑いあう二人。 はたから見ればとても奇妙な光景だった。 微妙な空気が二人の間に流れる。
462 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:06:25 ID:JYzdrvgT
隆士の考えたことに恵は少しあきれ気味であった。 が、やがて自分が隆士にどういった人間に見られていたかに気付いた。 「…まぁ、それはいいんだけどさ。…キミって、そういう風にあたしを見てたわけ…?」 「あっ!…いやそのっ、決してそんなことはないんですよっ!?」 即座に否定する隆士だったが、鋭い目つきでじとーっと睨まれるとそれ以上言えなくなってしまう。 このままでは一方的に責められてしまうと感じた隆士は反撃を試みた。 「…で、でもあんなことされれば、そう思ったって仕方がないでしょう!?」 「う゛っ…。…それは…その」 確かに、そう思われても仕方がないような状況を作ったのは恵自身だ。 それに、本人は意識していなかったが普段の行動もよく考えればかなり大胆で思わせぶりであることに気付いた。 もし仮に、今自分が隆士の立場であったとしたらおそらく同じことを言うに違いない。 それに気付いたときには既に反論できる理由がなくなっていた。 このままではまずいと思った恵は無理矢理に話を終わらせた。
463 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:06:58 ID:JYzdrvgT
「…それは、確かにそうかもしれないけど…と、とにかく!そういうことはぜんっぜんないから! はい、この話はこれでおしまい!いいわね、わかった!?」 「うっ……は、はい」 尋常でない恵の気配に圧倒され、隆士はそう答えるしかなかった。 (僕だけが悪いわけじゃないのに…) 言いたいことが全て言えなかったからなのか、隆士はなにかブツブツ呟いている。 思った以上にへこんでいる彼の態度を見て、恵は少し悪い気がしてきた。 (ちょっと、言い過ぎちゃったかな…マズったなぁ) それに、今のままで話を終わらせるとお互いに気まずいままだろう。 カン違いとはいえ、わだかまりを残したくない恵はあれこれ考え始めた。 (う〜ん……これしかない、か) しばらくして、そんな彼にぴったりな行動を思いつく。 恵は相変わらずぼやいている隆士に向け、さっそく実行に移した。
連投支援は必要かね?
465 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:28:37 ID:JYzdrvgT
「…でも、まぁ…」 「えっ?」 恵の言葉に反応し、隆士は顔を上げる。 その隆士に見えるようにわざと顔を赤くし、照れる振りをしながら告白をした。 「…キミが本当に…その……したい、っていうんなら…あたしは…いい、よ?」 「―――えっ?」 恵が言ったことの意味がわからない隆士は、先程よりもずっと長い時間停止した。 やがて、その混乱する頭の中でなんとか理解すると同時に驚きの声をあげた。 「え…ええええっ!?」 その言葉を発した時には、既に顔は真っ赤に染まっていた。 「そ、それはまずいですよ。別に桃乃さんが嫌いだとか、そういうんじゃないんですけど…。 あぁ、でも好きってわけでもなくて、なんていうかその…」 なんとか取り繕おうと必死な隆士であったが、自分でもわかるくらいに混乱していた。
466 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:29:48 ID:JYzdrvgT
そんな彼を、恵は笑いを堪えながら見ていた。 ここまで予想通りだとおかしくてたまらない。 もう少しこのまま見ていたい…そう思っていたが、既に我慢が限界にきていた。 「…ぷっ」 「…えっ?」 「ぷっくっく…あっはっはっは…。は〜、おっかし〜」 「も…桃乃さん?」 急に笑い出した恵に、不安そうに隆士が声を掛ける。 「あぁ、ごめんね。あまりにも面白くってさ。 …要するに、さっきのはウソよ、ウ・ソ」 「う…嘘?」 「そう、ウソ。そんなことはないから、安心しなさいな。 …それより、迫真の演技だったでしょ?そう思わない?」 さらっと大切なことを言ってのけ、さっさと話を変えるその様子はいつもの恵だった。 完全に調子を狂わされた隆士は、悩んでいたのがどうでもいいように思えていた。 (何か大切なことを忘れてるような気がするけど。…どうでもいいや、もう)
467 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:31:02 ID:JYzdrvgT
自分の身の潔白を証明できて、大切な人を裏切ることはなかった。 今の隆士にはそれだけで十分だった。 「ちょっと、ちゃんと聞いてるの?白鳥くん」 「…あっ、はい。もちろん、僕もそう思います」 「ホントに〜?な〜んかテキトーに答えてない〜?」 「いえ、そんなことないですよ。さっきは本当に騙されましたから」 「そ〜お?…なら、いいんだけどね」 もちろん本心ではないのだが、恵を満足させるためにそう答えた。 本当はちょっと面倒くさくて、早く終わらせたいという気持ちもあったのだが。 その狙い通りになり、恵はうれしそうにニヤニヤしていた。
468 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:31:54 ID:JYzdrvgT
「…ま、そういうことだから。以後気にしないよーに」 結局、お互いが悪かったということで決着がついた。というより、つけられた。 それでも、今後はイタズラを控えると約束してくれたことは嬉しかった。 「じゃ、とりあえず顔洗ってからご飯でも食べない?あたし、おなか空いちゃってさ〜」 確かに、昨日の夜は宴会があったので少ししか食べていない。 実際、かなり空腹だったのでそうすることにした。 とりあえず、丸く収まって良かった。 そう思いながら振り返り、洗面所のドアと開けようとした、その時。 聞こえるかどうかの小さな声で、恵が呟いた。
469 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:35:37 ID:JYzdrvgT
「…でも、もし本当に、本気でキミがそう望んだのなら…その時は、いいかな?」 「――えっ?」 自分の聞き間違いだろうか?…いや、確かにそう聞こえた。 もしかして、さっきのは嘘なんかじゃなくて、本当に…? 慌てて恵の方を向くが、そこで見たのはさっきと変わらない様子の彼女であった。 「桃乃さん、今なんて…?」 「ん〜?なんのことかしら〜?…それより、そんなトコに突っ立ってるとジャマよ。ホラ、どいたどいた」 両手で隆士をを押しのけると、恵はさっさと中に入っていってしまった。 普段と全く変わらず、本当に何もなかったという感じの態度に隆士は戸惑ってしまう。 結局、その言葉の意味と恵の気持ちを聞くことは出来なかった。
470 :
彼と彼女 :2006/05/24(水) 22:38:55 ID:JYzdrvgT
はい、というワケで「彼と彼女」でした〜。 なんか桃×白です。桃さんがこういうこと言うかどうかは微妙です。 多分言いません。でも言うかもしれません。言わせてみたかっただけです。 桃さんの過去を知る前は白桃もありかな〜とか思ってたので書いてみたかったんです。ごめんなさい。 では、とりあえず失礼しました。
タイトル消し忘れ+支援のお礼を忘れてました。
>>464 さんありがとうございました。
ついでにまとめをロダに上げときます。
必要ならどうぞ。
472 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/24(水) 23:14:16 ID:y9DmvPIk
>>471 僕のように消される可能性も考慮してください
とりあえずいい物を見せてもらいました
>>471 GJ!
白鳥くんかわいいよ白鳥くん
>>472 今までに消されたのは貴様だけ。どういう意味か分かるな?
474 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/25(木) 00:21:37 ID:dgVM1WG8
>>474 あーもう一々こっちに張んなくていいから、分かるから。視ね。
まだまだいくよ〜!みk(殴 今回は夏の夜です。 だんだん仲良くなっていくその瞬間を描いてみたつもりです。 エッチネタは無いのに言葉の選び方が卑猥です(´д`;) カップルの割りによそよそしいような印象を受けたので いちゃいちゃするような展開に無理やり? 持っていたというかなんと言うか そのため出来が微妙ですが 『Shooting Star』投下致します
初夏とはいえ夕日も暮れて少々肌寒くなてきたころ 僕はやっと課題を終わらせて管理人室の前に来ている。 ドントン、とドアをノックすると 「は〜い」と温かみのある優しい声が返事となって返ってきた。 トテトテと小走りで、部屋の主が玄関に向かう音が聞こえた ――のは多分気のせいだと思うけど。 心の中で密かに数えていたカウントが 0になるのと扉が開く音がほぼ同時だった。 とてもささやかなことだけど 自分の中では心が通じているみたいで小さな喜びなんだ。 ――なんてのは置いといて、天使の微笑みを持つその人が 僕を歓喜の表情で出迎えてくれた。 「あら、白鳥さん!」 「こんばんわ、梢ちゃん。やっと課題が終わったよ。」 「まぁ、本当ですか?ささ、入ってください〜♪」 僕を部屋へといざなう彼女は本当に嬉しそうで、また、幸せそうだ。 もちろんそれは僕にとっても嬉しくてとっても幸せなこと。
近頃はお互い何をするというわけでもないけれど こんな風に僕が彼女の部屋を訪れたり 反対に彼女の方から僕の部屋へ来てくれる。 そして傍目には『相手にとってまったく関係がないじゃないか』 なんて思われそうな内容の話もいっぱいあるけれど 自分の身の回りに起きたこととか沢山のことをお互いに話したりしている。 そのおかげで、今では顔も見たことがないけれど 名前を聞いただけでどんな人か想像できる人か何人もいたりするようになった。 ただ、それだけのことなのに、 なんだかとっても楽しくて、何かと幸せな日々。 けれども今日は、普段とちょっとちがって 不思議と次の話がテンポ良くでてこない。 そうしているうちにプッツリと話題が途切れてしまった。 何となく重い空気。 それがなんとなく怖くて僕は愛する人の方を見ることができなかった。
「あ…あのぅ……白鳥さん?」 「なぁに?梢ちゃん」 しばしの沈黙を譲ってくれて僕は内心ホッとしたけれど 何故かその隣で梢ちゃんが真っ赤になっていた。 「あのぅ…今から何をしても驚かないでくださいね?」 「うん、わかった。」 声から多少不安そうな気持ちがうかがえたので 彼女を安心させようとハッキリとした口調で答えた。 「えいっ!」 「わ!何をするの、梢ちゃん!?」 可愛らしい掛け声とともに梢ちゃんが飛び掛ってきて 先の返事とは裏腹にとっても驚いてしまった。 そして彼女から伸びた手が僕のわき腹を捉え ゲラゲラと笑い転げるハメになる。 「逃がしませんよ〜?」 僕は必死でその手から逃れようした。 けれど僕が笑い転げる姿が面白かったのか 彼女も本気になってきたらしくて フフッと不適かつ悩殺されそうなほどに妖艶な笑みを浮かべると なんの迷いも無く僕のウィークポイントを攻め立てる。 そして僕の笑い声は次第に 他の部屋であったなら隣やその向こうまで 筒抜けになってしまうのではないか。 そんな不安に苛まれるほど大きな声で ――なんて心配する余裕もないけれど 半分泣きそうな顔で笑っていた。
「ら…らめぇ……、もう…やめてー…」 声には力が入っていなくなっているけれど 僕は最後の?力を振り絞って僕を苦しめる腕に抱きついた ―厳密には肘から上だったので抑止力はあまりなかったのだけど とったんに死のくすぐり攻撃がはたと止まった。 「はぁ…はぁ……死ぬかと思った……?…!わっわっ!!」 ぐったりした表情の割りには結構な力を込めて ぎゅ〜っと抱きしめていた。彼女ごと。 それにやっと気づいて一回目の驚きの声を、 それからあわてて離そうとして、 今度は彼女から強く抱きしめられて二回目の驚きの声をあげてしまった。 「…ぃでください…。」 「梢ちゃん?」 「離さないでください…。」 「う、うん…。」 お互い顔から火がでるほど真っ赤になっていたし 自分の鼓動が聞こえてしまいそうだと思うぐらい恥ずかしかったけれど 梢ちゃんをよりいっそう抱きしめてあげたくなって 思い切って自分の右腕を彼女の首に、左腕を肩にまわしてみた。 服越しとはいえ、体のあちこちが触れてしまって カチコチになってしまう僕だったけど 同じように凄く緊張しているらしい彼女に 「恥ずかしいけど…、嬉しい…。」 と言われてすこしホッとしたような気がした。
それで少し落ち着いた僕は、彼女から体温だけでなく 彼女のうちに秘める暖かな思いが伝わってきた気がして それが愛しくて愛しくてたまらなくて、まわした腕に優しく力が篭る。 そしてそれに返すように力を加えてくる彼女がまた愛らしい。 「もう、絶対に離しませんから 白鳥さんも離しちゃ嫌ですよ?」 「うん。どんな時も一度抱きしめた心は離さないよ。 夜空を光る星のように絶え間なく 未来も君も抱きしめるとこの夜空に誓う。」 心の中で震えているような、そんな気がした彼女を 自分の言葉が包み込んでくれますように… 淡い希望を乗せた言霊は夜空を駆ける星が叶えてくれるかな? 僕たちはいつまでもいつまでも 優しさと温もりに包まれて抱き合ったままでいた。 .fin
こんな感じに不時着しましたとさ(汗 もうね、後半の展開無理やりすぎorz そして途中で2回タイトル入れ忘れたorzorzorz これからイチャイチャしてほしくてやった。後悔はしt(ry
>>482 朝っぱらからGJ!
白鳥君の最後のセリフくさいよくさいよセリフ
というわけでぉlよょぅございます。ささかまです。
予告した通りま〜だまだ続きます。
とりあえずさわりだけどうぞ。
484 :
彼と彼女 :2006/05/25(木) 07:07:40 ID:Z6R2GWv2
時刻は既に10時をまわっていた。 朝食をとるにはかなり遅い時間だ。 今の時間だときっと誰もいないだろう。 そう思いながら炊事場のドアを開けた隆士の目に、見慣れた後ろ姿が映った。 「あっ…おはよう、こず―――」 いつものように挨拶をし、その人の名前を呼ぼうとしたところで違和感に気付く。 普段とは違い、髪留めで束ねられたポニーテールの髪型。 こちらに気付いて振り向いた顔にはいつもの優しさとは違い、少しの凛々しさが感じられる。 さらに、真紅の瞳。 「あっ…お、おはよう…白鳥」 おまけに、「白鳥」という呼び捨てにする自分の呼び方。 「…おはよう、早紀ちゃん」 隆士の予想した通り、その人物は早紀だった。
485 :
彼と彼女 :2006/05/25(木) 07:08:24 ID:Z6R2GWv2
(なにかあったのかな?…って、なにもなければ早紀ちゃんが出てくるハズないか…) 今日はどんなことがあったんだろう…。 その原因を探ろうとした時、後ろから恵の声がした。 「えっ、なに?早紀ちゃん?」 どうやら外にいた恵には早紀の姿が見えていなかったようだ。 「お〜、早紀ちゃんじゃな〜い。ひっさしぶりねぇ〜」 「…なんだ、桃も一緒だったのか?」 「なんだとは失礼ね〜。…まぁ、二人とも今起きたトコで、一緒に来たってワケよ」 「えっ?…あぁ、そう…か」
486 :
彼と彼女 :2006/05/25(木) 07:09:41 ID:Z6R2GWv2
「……?」 そう言った時の早紀の表情は、一瞬だけだが曇ったように見えた。 桃乃さんは何も気付いていないようだけど、どこかおかしいような気がする。 どうしたんだろう?いつもの早紀ちゃんなら、あんな顔しないはず…。 ただ、隆士の疑問もすぐに消えることになった。 「…そういえば、もう平気なのか?昨日は辛そうだったけど…」 「えっ?あぁ、もう全然大丈夫。早紀ちゃんのおかげだよ、ありがとう」 「…そ、そうか。そりゃ、よかった」 実際に介抱してくれたのは梢だった。 が、早紀も自分がしたという記憶を持ち同じように心配してくれている。 早紀の優しさと自分を思う気持ちをあらためて感じることが出来た隆士は嬉しかった。
というわけでとりあえずここまでです。 短っ!とか言わんといてください。帰ってきたらまた投下します。 今のペースだと今日中に全部投下出来なくなっていたりするけど…どうしよう
488 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/25(木) 10:22:07 ID:dgVM1WG8
>>487 どこまで続くかいろいろな意味で気になる
今夜あたりからラッシュが来ると思う、なぜなら今日は最終回が見れる日だから
まあ、残り容量約300KBなので間に合うといえば間に合うかもしれませんが
>>482 >>487 GJ!
>>浜谷
いい加減消えて死んでくれる?
今さら普通ぶってコメントしてんじゃねえよ
490 :
ろだの人 :2006/05/25(木) 18:46:35 ID:dc3iGH8I
正直あれは違うと思う。まほらばじゃない
>>490 ろだの人ktkr
登場人物の設定と名称変えればまほらばじゃないしな。
>>492 どんな作品でも設定まで変えれば違う作品になりそうだが
>>493 仮に隆士を髭親父、梢を桃姫とおいたら、髭親父と桃姫がぬくぬくしすぎて気持悪いだろ
まぁ、何というか 共感を得られないようなら二次創作として下の下、ってとこだな 読み手に媚びろとは言わないが、何で共感が得られないかくらいは考えた方がいい
犬は削除されないのに・・・
499 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/26(金) 01:31:13 ID:GXih2QO2
500 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/26(金) 01:39:27 ID:GXih2QO2
>>495 今気づいた
髭親父=マリオ
桃姫=ピーチ姫
髭親父と聞いて手塚治キャラを連想していた
なんかところどころ抜けてるけれど 神&大量投下キタコレ! 今更だけど炬燵(ry&ささかま氏GJ!
おはようございます。朝っぱらからささかまです。
…なにか抜けてました?だとしたらごめんなさい。
自分では気付きませんでした。
最後に全部をまとめたものをうpするのでそっちで補完してください。
んでは、またちょこっと爆撃。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0033.txt 修羅場?なトコで終わらせてみるテスト。
オチがわかっても言わんといてください。
残り分は夜に爆撃して今日中に完結いたします。
では、失礼しました。
504 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/26(金) 10:26:52 ID:GXih2QO2
さっき最終回見たが、子供を4人も作るとは(しかも全員娘) やるな・・・
505 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/26(金) 10:36:37 ID:GXih2QO2
>>502 その展開なんとなく最終回前半に似ている
>>504 今すぐ死ね
早く、死ぬまでを実況しながら早く死ねやクズ
まほぉぉぉぉぉらばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ねぇ
>504 気になると同時に続きが見たくないという気もする そんな俺は先週フラれた男
>>504 死ね氏ねじゃなくて死ねもうガマンの限界だ
ネタバレ解禁時間をきっちり定めておかなかったのが悪かったと思って諦めな。 ま、sage進行にしてもそうだけど、スレルールが明確に定められていないから 自分の好きなようにする、ってところが嫌われてる由縁だがな。
>>504 今日ばかりははっきり言ってやる
死・ね・よ♥
>>504 万感の思いを込めて言う・・・
いい加減にしろ♥
みんなそういうことは自分の眼で初めて確かめたいんだ
ファンの楽しみを奪うな糞コテが
擁護するわけじゃないが 浜谷みたいな糞コテをNG登録してないのが悪い 最終回バレなんて平気でするような奴だろこいつは
お前ら誰にレスしてるんだ?504には何も書いてないぞ
517 :
510 :2006/05/26(金) 21:37:26 ID:WjzVxgk3
素でアンカーミスった 何も書いてない504じゃなくて>502な
俺間違えすぎ もう死にたいorz
とりあえず死ぬのはまほらば白と最終巻が出てからにしとけ
勘違いでしたな( -_-)フゥ
で、浜谷はいつ死ぬの?
523 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/27(土) 01:46:57 ID:fZ4dpDNk
浜谷、くさい。
さて、ちょっと計算してみよう。梢ちゃん高校卒業と同時に即結婚即妊娠として、 妊娠期間を9ヶ月とすると、最終話で子供たちは2歳3ヶ月・・・ 先生、どう見ても三歳以上です!
昨日はあのまま寝ちゃって最後投下できなかったヨ〜、ってことで最後の部分投下いきます。
この辺から甘ったるくなると思われます。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0035.txtです 。
多重人格うんぬんを抜きにした時に一番好きなのが白×赤だったんでこうなりました。
ちなみにネタ元?は白鳥君スレにあった誰かの発言です。こういった変化もあるんじゃないか?ってことで。
最後の最後は完全に妄想ですが、まぁ、せっかく最後なんでブチ撒けてみました。
では、長々と失礼いたしました。
>>526 可愛すぎる。
読んでてこっちあ恥ずかしくなってきたよw
乙ですた
>>526 こちら間違えまくった人です。
その認識でよかとです。
いやー、ハッピーエンドでよかったよかった
GJ
>ささかま氏 このSSのタイトルは何ですか?
…そうでした。直で読みに行くとタイトル(っていうかファイル名)が出ないんでしたっけ。 気がつきませんでした。すみません。 「彼と彼女」です。 彼は彼ですが彼女はいろんな意味含んでます。 まぁ、その辺は想像におまかせということで。
532 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/27(土) 23:50:46 ID:fZ4dpDNk
>>ささかま氏 遅れましたがお疲れ様でした
浜谷太一 ◆yl1SBmcic.は馬鹿者だったのです。 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.は精神が病んでいたのです。 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.は馬鹿のため社会に通用しなかったのです。 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.は馬鹿なので就職試験で受からなかったのです。 可愛そうですね・・・(w ☆判決☆ 1.浜谷太一 ◆yl1SBmcic.を40日間の拷問の末斬首、市中引き回しの後 死体をミンチ状にし飼料として使用、その一切の工程を ビデオカメラにて撮影、編集し120分程度の ドキュメンタリー番組に仕立てる。 2.浜谷太一 ◆yl1SBmcic.それぞれの三親等以内の親族の本名・住所を官報に掲載する。 さらに、浜谷太一 ◆yl1SBmcic.以外に本件に関与した複数の容疑者を立件起訴し、 その罪の度合いに応じて罰金〜懲役を課す。 3.最後に、これら浜谷太一 ◆yl1SBmcic.の親族および本件に関与した 容疑者に対し、強制的に前述のドキュメンタリーを 視聴させ、その後それぞれの反省の意をカメラの前で記録、 全国波で放送する。 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が出所後瞬殺されることを信じてあげ!!! 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が謎の 事故死でこの世から抹殺されることを信じてあげ!!! その他の 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が凄惨な死をむかえることを信じてあげ!!! 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が虐殺されることをを信じてあげ!!! 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が「償い=死」ということに気づいて、もしくは 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.に怯えながら自殺することを信じてあげ!!!
534 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/27(土) 23:54:59 ID:fZ4dpDNk
呆れた 皆さんが僕に対する仕打ちって 「梢の両親が梢にした仕打ち」と同じ事なんだけどねえ
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. こんな能無しの意味不明のセンスのかけらもない野郎に突っ込まれたぁ〜♪ 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.と共にこういうヤシは回線で首つって早く死んでくれ〜(プゲラッチョゲラゲラ 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.居ても居なくても同じなのに・・・ 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が荒らせば荒らすほど、多くの板にスレが分散するぞ 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.が何処の誰だかわからんが、 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.がどれだけ憎まれているか もういいかげんにわかっただろ? スマトラ沖震災被災者を冒涜する鬼畜が視聴者そして世間が納得のいく 償いをすればあんなスレもなくなるんだよ、あんな凄惨にネタバレ行為をして 刑期を終えたからといって「もう罪は償いました」じゃ済まないんだよ。 甘えるのもいいかげんにしろ!浜谷太一 ◆yl1SBmcic.の大馬鹿糞野郎!!! 部落差別発言を監視する団体ができたようだが、 “浜谷太一 ◆yl1SBmcic.” みたいなキチガイを監視する団体もそろそろできていいころだな。 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.タイーホ→泣く→自殺する つー結果キボンヌ うるせー浜谷太一 ◆yl1SBmcic.、俺犯罪者サシでケガさせた事あるから 良かったらお前も殺しとこうか?w(冗談) 浜谷太一 ◆yl1SBmcic.のつら、どうせど近眼の肥満体質のぶよぶよやろうで 殴り合いひとつしたこともねえひ弱野郎なんだろうて!早くテレビで逮捕された面が見たい
>>534 呆れるのはこのスレをさも自分の日記帳の如く扱うお前だよ
>>533 >>535 もちつけ。
>>534 あんたに暴力を加えた覚えはないが?
記憶の捏造はやめて欲しいな。
っつーか何でお前が叩かれるか分かるか?
そんなコテ付けててもいいさ。
ちゃんとした「 作 品 」を作ってればな。
俺もこのスレに初めて来たときは「厨房コテ乙」って散々言われた。
けど、スレの皆に認められる作品を作ったことでやっと認められた。
お前の場合は名前さえ変えればどうにでもなる作品しか書いていない。
分かるか?
お前のは作品じゃない。
た だ の オ ナ ニ ー だ 。
自分一人が「作品」と認めているものを書いて、それを他人に見せる。
自分だけで楽しむならまだいいが、他人に見せると「ただの迷惑」だ。
「小島あきらのまほらば」に出てくる登場人物の個性を生かした作品を書け。
それを書けばいい。
まあほかの住人がどうかは知らんが、名無しになればどうにかなる。
フゥハハハハハ、俺には何もみえねぇwww
・・・・何か大変な事になってるな 何も見えないけど
いやぁ〜専ブラっていいですねw
sage進行、ネタバレ解禁時間というローカルルールを守らず、 叩くほうが悪いと非難すると。まさに厨房。
543 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/28(日) 11:13:12 ID:/Jt6TT4F
どうも再upしても削除されるのは確実みたいなので 削除されない保障がされるここに投下しようと思います タイトルは「7号室の住人」
544 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/28(日) 11:14:07 ID:/Jt6TT4F
あー、タリー まったくここ「鳴滝荘」はトンでもねえアパートだぜ 都会だってのに田舎クセーしよ 住人も住人 女男(しかもマジメクン、ダセー)に、暴力女(こいつぜってえレズだぜ、しかも2部屋も借りてやがるし) 貧乏親子(マジ貧乏クセー)、プーのおっちゃん(しかも腹話術?やってるぜ) 決め手はキチガイ女の管理人、どうしてこいつがキチガイかって言うと オレがここに越してからしばらくしてこの女は頭を打ちやがった 女が目を覚ますと、女は急に髪型を変え、しかも目の色まで変わりやがった これでわかるだろ、この女マトモじゃねーんだよ しかも他の住人(特に暴力女に)に外で言いふらすなと釘刺してきやがった そいつらはキチガイ女の名誉だ何だといってたがよ 要するに「キチガイが管理人をやっているアパートの住人」って目でそいつらは見られたくねえってことだろ? まったく、物は言いようだな、ウゼー! ムカつくからよ、ダチとセフレ合わせて20人を招待してやったのさ キチガイ女の化けの皮を公衆の面前で剥してやる為によ これだけの人数、接客するには中庭しかねえし、管理人室前の床をワックスで丁寧に磨いてやったのさ 案の定、キチガイ女は接客の際に管理人室からつまみ(梅干だぜ、ババクセー)を取りに部屋のドアに近づいたとたん 先のワックスで足を滑らせて頭打ちやがったぜ そん時のアパートの連中の顔、見ものだったぜ んでもってキチガイ女が目を覚ましたとき、キチガイ女は髪型変えて目の色までマジで変えやがった ま、これ抜き打ちだったんでダチもセフレも驚いてたぜ 隠し事なんて悪いことするからこんな目にあうのさ、奴ら自身の自業自得って事 ハハハハハハ、おもしれー その直後暴力女がスゲー剣幕でダチとセフレを追い出しやがった その後、その事に関する住人会議が行われた みんなオレの事を責める、何だよ隠し事していたテメーらが悪いんだろ? みんなその事を棚に上げやがる オレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえ オレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえオレは悪くねえ その後、会議はお開きとなりオレは追い出されずにすんだ オレは平穏に暮らし、これといった衝突もなく外でも別にこれといった事はない あの女も別にこれといった事もなく事は上手く収まったさ、一見 わかってるんだ! 本当はもうここにオレの居場所はねえ! みんなオレの事を「悪者」って目で見てやがる! ちくしょう奴らめ、善人面しやがって! やり方が卑怯だ! じゃあ今まであの女の事を隠していた事はいい事だとでも言うのか! 畜生、こんな居心地の悪い思いは初めてだぜ!
545 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/28(日) 11:15:11 ID:/Jt6TT4F
後日、オレの元に一本の電話がかかってきた あの女のうわさを聞きつけたテレビにも出演経験のある有名なカウンセラーが あの女を治療したいので取り次いでもらえるように計らって欲しいとの事だ やっぱわかってくれる奴は居たんだなー これであの女をマトモにすればオレ英雄じゃん 病気治して英雄かあ、いいなあそれ ま、連中をビックリさせようと思ったんでオレはこの事を秘密にした そのほうが英雄の価値が上がるってもんだ あの女だけが家にいる日、その日にオレはあいつを呼ぶ事にした チャンスは案外早く来た、あの女がまた病気を起こしガッコーに行けなくなったのだ しかも他の連中はその日に限っていかなければならない用事がある これは好都合だ! オレも本当はこの日ガッコーに行かなければならなかったが折角英雄になれるチャンスだ オレはその日ガッコーをサボった ま、どーせ1日くらいサボったところで退学なんかになりゃしねーだろ さて、オレはあのカウンセラーに連絡をいれ、そいつを招きいれた ところがそいつの後ろにはなんか大掛かりな機材がある、どうやらテレビカメラのようだ 何、ひょっとしてあの女がマトモになるところが全国放送されるわけ? つーことはオレも便乗で全国デビューするってわけか やっぱオレって正しかったんだなー んでもってオレはあの女に関する事を知っている知識を総動員して説明した そして治療を行うとき、あいつらはオレは部屋に入るなと釘刺してきやがった 何でもそうしないとお互いの気が散るからだそうだ、そのときオレは少し変だと思った だったら何でカメラ持ってる連中は部屋に入るんだ? そもそもそういうものだったらそいつ一人でここに来ていたはずだ オレはちょっと気になったんで中の様子を見ようとしたが、生憎鍵は内側からかけられている、これじゃあ中の様子は確かめられねーな ま、向こうもテレビに出ているほど有名な奴だし任せても大丈夫だろうと思い、オレはこれ以上気には留めなかった
546 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/28(日) 11:16:17 ID:/Jt6TT4F
ところがその直後、奇妙な声が聞こえた、て、ゆーか。こんな特徴的な発音はあいつしかいねー! 思ったとおり現れたのはここに勝手に上がりこむのは時々ここに邪魔しに来るカルト女だ いってえ何のようだよ?これから英雄になるって言うのに! そんなオレをシカトしてキチガイ女の部屋をピッキングみたいな事をやってあけやがった そこで繰り広げられていた光景はオレの想像とはまったくの別物だった あのカウンセラーの野郎、治療だ何だといってキチガイ女を犯そうとしてやがった! しかもあのスタッフの連中もそれを止めるどころが、キチガイ女を羽交い絞めにし、カメラでその様子を撮影しようとしてやがる! 呆気にとられているオレを尻目にカルト女は「黒魔術」を使って連中を撃退した その後カルト女に言われてすぐにサツに通報し、連中はお縄になった。 後で知った話だが、連中は今までにも治療行為(なんでもSEXヒーリングとか言うらしい)と称して強制わいせつ行為を行っていたそうだ つまるところオレは英雄どころが裏切り者になってしまったのだ! というのも、オレもまたサツに共犯者として扱われたからだ オレの言い分などサツはほとんど聞いちゃあくれねえ 結局オレは留置所に入れられた このとき知ったんだが、オレはあの糞カウンセラーの手のひらの上で踊っていただけだったそうだ。 なんでも今までの手口も、先のやり方と変わらなかったんだという そして連中にとって、もっとも思い通りに動かせる奴をピックアップして そいつに招き入れる手引きをさせていたそうだ 要するにオレは間抜けだったって事だ
547 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/28(日) 11:17:27 ID:/Jt6TT4F
オレは留置所に入れられて今までの自分について思い返した そして気づいたんだ、これは当然の報いだってことに そういやあ、オレって今まで薄っぺらい生き方しかしてなかったなあ。 あの女にとって病気のことが世間に知れ渡るとはどういうことか考えもせず引導渡すつもりで世間にバラし しかもその責任を負う覚悟なんか欠片もなかった。 それどころが責任から逃げようと言い訳ばかり、そのせいで悪者扱いされた事に気づかず 周囲のせいにして反省一つしねえ。 おまけにテレビに出ているってだけで 相手の事何一つ調べようともしねえで相手の事信じちまって、あの女を追い詰めてしまった。 オレは今まで自分の生き方をイケてる生き方だと思っていた、だが実際はどうだ。 自分にとって都合のいいものしか見ず、都合の悪い事からは逃げてばかり。 はっきり言ってダサい生き方だ、オレこそ鳴滝荘1のダサ住人だ。 こんなんじゃ、あそこに居場所がなくて当然か。 結局オレは未成年という事もあり保護観察処分としてシャバに出た このときオレは変わらなくちゃいけねえと思った、周囲を変えたいならまず自分から変わるべきだと思った。 オレはそれを形にするためにピアスを捨て、髪をボウズにした。無論、しゃれっ気など欠片もない丸坊主だ。 これからはちゃんと相手の立場というものをよく考えて行動する。 肩書きだけで人を判断しないようにもする。 自分のやった事にはちゃんと責任を持つ。 自分が悪いことをした場合ちゃんと反省をし、そして繰り返さないように努力する。 今までのダサい自分とはもうお別れだ。 だからみんな、許してくれ等とは言わない、ただこれからのオレを知って欲しい。 そして今、オレは鳴滝荘の前にいる ここからがオレの真のデビューだ! そしてオレは勇気を持って鳴滝荘の玄関を開けた、オレは歓迎されないだろう だが今のオレはそれを正面から受け止める覚悟と勇気がある そして何よりそういうことを繰り返さない自信もある 許されなくたっていい、オレは生きている限り罪を償うつもりだ そしてオレは鳴滝荘の玄関を開けた
548 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/28(日) 11:18:22 ID:/Jt6TT4F
これで終わりです ロダに上げられている奴からさらに加筆修正を施しました
「掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿」として削除依頼でも出しとくか
こりゃ削除だな
いっそアク禁とか出来ないもんかね NG登録してもスレの中の1レス分でも使われるのは正直我慢ならんな ここまでやられてると尚更にな
二週間も続き投下できてなくてごめんね(´;ω;`)
頼むぜぐうたん 最高のお口直しのために時間がかかってるんだよな
こういう流れ見てると、鬼畜だめ、スカトロだめなんてのが馬鹿らしく思えるよ
>>554 ま、まさか貴方はっ………!ニセモノならばグーで殴ることも厭わないやも知れません
>>557 か、課題の人!?
貴方は確か自殺を図ったと・・・
>>557 わー課題の人だー
急いで続きに取り掛かろう双子葉。
いつのまにか課題の人が…!?懐かしい。
>>531 貴君の作品を今読み終えました。
早紀ちゃんらしさが出てる良い作品だとおもいました。アリガd
………くそう。対抗意識燃やして早紀ちゃんSS書こうかとおもったけどMLLとかひとりのなか以下略とかFORFUTUREとか書きすぎてネタギレだーっ
565 :
☆名無しさん@ピンキー☆ :2006/05/28(日) 21:39:37 ID:HPV+daEm
だったら、白黄のネタで何か書いて欲しい今日この頃
再度
>>538-540 ,
>>542 に注意を促しに来た。
>>537 氏や
>>541 氏が心に沁みる珠玉の名言で浜谷のヤローに一発ぶちかましているのを
誉め称えるどころか「何もみえねぇwww」「何も見えないだわよ」 等という糞ザコいレスで全て台無し。
この落とし前はどう付けてくれるんだ?ああゴラァ!
何も見えない?だからどうしたってんだ。この屑どもが。
貴様らのような幼稚極まりない奴らを見ていると人類皆平等って概念が馬鹿らしいし嘆かわしい。
人の心を楽しませるSSやイラスト、AAを提供してくれる人と思考停止状態にして煽るカスどもの命が同等だとは思いたくない。
ハッキリ言って浜谷と同じ穴のムジナだよ。
どうせまた「見えねぇ」「自演乙」「〜まで読んだ」とかいった腐りきったレスが飛んでくるんだろうな。
このスレのレベルも落ちたものだ。
569 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/28(日) 22:53:46 ID:axlRrRCn
結局今日中には書き上がらなかったか……… 待っててね課題の人! でも実は最近俺も課題に追われていたり!
>561 きっとあの二人はウホッな関係なのよ! だから、課題の人がいたら頑張れる…そして書いたご褒美に、あんな事やこんな事を… って、もえるシチュエーションだと思わない!?
>>572 やあホモスキ…もとい藍沢さん
こんなところに次作のネタ収集ですか?
575 :
566 :2006/05/29(月) 21:59:54 ID:Gmd/EGGW
フフッ、釣れた釣れたwいっとくけれど俺は浜谷とは赤の他人さ。
>>568 どうやらお前の頭は帽子をかぶるためにしか存在していないようだなwww
自演乙
自 演 乙
自 演 乙 w w w w
これほど使い古された言葉はねぇなwばかじゃねーの
>>569 今度機会があったらいってみるわ。
576 :
566 :2006/05/29(月) 22:04:09 ID:Gmd/EGGW
っていうか
>>569 、
>>568 の発言(自演乙)を真に受けるって、
お前正直すぎるんじゃネーノ?
>>537 の文章を10回ほど見てから反論してほしい。
578 :
566 :2006/05/29(月) 23:03:25 ID:Gmd/EGGW
>>577 ありがとう。てっきりスルーされるかと思っていたよ。
やっぱり厄介なものには、話題のメインにしないことが一番だな。
579 :
ヘブン :2006/05/30(火) 00:02:35 ID:vJLD5vAm
出来たら近いうちに新作投下出来るかも・・・? 最終回ネタ解禁はいつ?
>>580 そ、それはちょっとまってくれまってください
原作スレ準拠だから公式発売日正午でおk。 まあ、あとはコミック最終巻と白しかないわけだが。
583 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 01:29:16 ID:p+AKm7Zb
鳴滝荘に盗撮魔がやってきて、鳴滝荘の女性たちの痴態を撮る話希望
584 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 01:41:29 ID:p+AKm7Zb
585 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 08:39:03 ID:p+AKm7Zb
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
今度は何事だ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
599 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 12:18:27 ID:zuITuayO
>>ID:ORrFbwrQさん 僕のことがそんなに気に入らないのですか? それとも最終回を迎えたからこのスレは不要ということですか? どちらなんですか?
あぼーん
601 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 12:20:52 ID:zuITuayO
この調子だとこのスレは後50レスか 今のうちに次スレの用意とかしますか?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
610 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 13:22:54 ID:zuITuayO
終わりましたか、どうやら焦って次スレの準備に入らなくていいみたいですね
611 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/30(火) 13:31:15 ID:h6bqP2Nb
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
612 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/30(火) 13:33:38 ID:h6bqP2Nb
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
あぼーん
>>610 テメーのレスが連投支援になってるって気づかない?このカス
オマエモナー。そしてオレモナー。
とりあえず落ち着こうぜ。
いや全然キレてないっすよ
618 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 16:50:01 ID:p+AKm7Zb
620 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/30(火) 20:21:59 ID:H0vTcEEJ
なんかもう誘導しても行かないみたいだし普通にNG指定しようぜ
ageちまった 吊ってくる
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
ふーむ… 4スレ目あたりから離れてて、最終回読んだんで記念ageでもしようと覗いてみたんだが。 なんすかこれ?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
こないだ立てようとしたら蹴られたんでダメだろなーと思ってたら立っちまったんでな。 さくっと削除依頼よろ。
あらあぼーんされると使えるようになるのね
670 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:41:54 ID:nK1E/Lix
とりあえず新作を タイトルは「色々両氏のセックスライフジャック!」
671 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:42:29 ID:nK1E/Lix
へっへっへ この鳴滝層は住人の大半が女 しかも上玉ときたもんだ こいつらの入浴シーンとかを撮影すれば俺様大もうけ だがいままでそれに挑んで成功したものがいない 要するに難所なのだ ま、それに見合うだけの収穫はあるんだけどな しかもうまく下見すれば、隠れ場所に絶好のポイントがいくつかあることに気づいた 仕掛けが施された柱とかがあることにも気づいた こいつらを逆に利用すれば女どもの痴態をカメラに収め、俺は大もうけができる!
672 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:43:14 ID:nK1E/Lix
「色々両氏の、アーティストセックスライフジャッーク!」 「さーて私。 色々両氏が今巷で有名なアーティストたちが住む鳴滝荘にアポなし潜入盗撮を開始しようかと思います。」 「まずは1号室の茶ノ畑珠実からはじめようかと思います、彼女は世界をまたにかける凄腕カメラウーマンです。」 クソッ、先客がいやがる その男は口にバラをくわえた、がっしりとした体型のニヒル野郎だ しかもその男あんな大声で自分の存在アピールしやがって 「おや、こんなところに不振な影が、なにやら怪しい雰囲気がしますね」 奴は俺の元に近づいてくる、どうやら俺も失敗したようだ、俺はこの場からとんずらした 「どうやら今のはただの覗き魔だったようですね。 では気を取り直して1号室の潜入盗撮をはじめようと思います」 「おお、彼女はオナニーしていますねえ。 おっ、しかもここの管理人の名前を時折言ってますねえ しかしまあ、扇情的ですねえ、間男が現れると絵になるんですよねえ。 おっと、どうやらオーガズムに達したようです。 では私はこの辺で失礼します」 「2号室の住人は女みたいに見えますが、いるのは男&ここの管理人の旦那ため後回しにしておこうかと思います」
673 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:43:58 ID:nK1E/Lix
「お次は3号室でございます、ここにはフランスで有名な映画監督の紫羽龍太朗とその奥さんの柴羽恵が住んでいます。」 「こんにちはー、おお、娘の瑠璃がいない隙に愛し合っていますねえ、見ているこっちが恥ずかしくなる痴態振りです! おおっと! 中だしー! どうやら新たな子供ができるのも時間の問題のようですねー。さてと私はこの辺でお暇しようかと思います」 「ここは4号室、ここの管理人の衣裳部屋です、ちょっと入ってみようかと思います」 「ここはホントいろいろな衣装がありますねえ、私これでも女装の趣味がありまして少々持ち帰らせていただこうと思います」
674 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:44:33 ID:nK1E/Lix
「さてお次は5号室、いるのは彫刻界で有名な黒崎沙夜子でございます。 では慎重にいきましょう。 おおっとなんと彫刻でオナニーにふけっていますねえ。 よくみるとあの彫刻、男性器の様に見えますねえ、おそらくあれは過去になくされた旦那のをモデルに作ったものなのでしょう。 しかしさすがは非処女、何の躊躇なく彫刻を自らの女性器にピストンをしていますねえ 先の茶ノ畑珠実のクリトリスをいじるオナニーとは別物ですねえ。 おっと、むこうもオーガズムに達したようです、では私はこの辺でお暇しましょう」 「次は6号室、いるのは灰原由起夫という、知る人ぞ知る小説家。 この人に恋愛方面の話も聞きませんし、そろそろメインターゲットの管理人夫婦に移ろうと思います。」
675 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:45:14 ID:nK1E/Lix
「さてさて、いよいよ本日のメインターゲットである白鳥隆士と、その妻、白鳥梢の夫婦性活を潜入盗撮しようと思います。」 「まず旦那の方から、彼は絵本作家を志、そのためにここ鳴滝荘に上京してきたなかなかの剛の者! ここではとこである梢さんと出会いました、本人は覚えていなかったようですが 実は曾爺さんの葬式で出会っており、彼が渡した絵本を奥さんは後生大事に持っているそうです!」 「お次は奥さん、彼女は幼少時両親に虐待をされ、そのために多重人格になってしまったという 悲劇のヒロインを地で経験してきた女性、聞いていると涙が止まりませんねえ。 両親の不仲は曾爺さんの葬式の場ですら揉めていたほど 挙句の果てに娘を捨てて失踪しました、こんな奴ら人間の屑ですね。 私といたしましてはリンチか何かにあって死んでいることを願います ちなみにその間生活の面倒を見ていたのは先に紹介した灰原由起夫なのです。 いやー、世の中って不思議ですねえ。 しかも、先の葬式の場での旦那がくれた絵本を通して、なんと彼女は旦那に初恋をしていたのです。」
676 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:45:47 ID:nK1E/Lix
「そして、二人はここ鳴滝荘で再開をしました、そして彼女の他の人格たちも旦那を愛し始めます やがて主人格を除く人格たちはそれぞれの存在に気づき、やがて旦那と一緒にいたいがために主人格の中へと帰ります いやー、この旦那の偉業をたたえる言葉が私には思いつきません、まさに彼こそ真の英雄でございます」 「そして二人は真の意味で結ばれ、やがて結婚し4つ子を授かりました。 旦那はその後絵本作家として大成し、奥さんはその支えとなりました イヤー仲睦まじいですねえ」
677 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:47:59 ID:nK1E/Lix
「さあ、前置きはこの辺にしていよいよ夫婦性活を潜入盗撮しようかと思います おお、やっていますねえ、しかしこの光景、まるで絵本の世界に入っているような感覚がしますね 心があったまるというかそんな感じがします、これこそが愛し合うセックスなのでしょう おおっと、子供たちが見ているのに二人とも気づいていません いわゆる二人だけの世界という奴ですね おおおおおおおお、どうやら二人とも達したようです しかし二人ともしばらくその場から動きません、目と目を見つめ合わせています どうやら二人とも名前で呼び合っていますねえ、イヤー仲睦まじい。 私もそろそろ失礼されていただきます」 「いかがだったでしょうか? 色々両氏のアーティストセックスライフジャックもこの辺で終了します またいつかお会いする日まで、SEE YOU AGAIN」
678 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:48:39 ID:nK1E/Lix
その後あの男が盗撮した内容はネットで普及され、アクセス数もかなりのものを出しあいつは大もうけをした あいつが成功者さ一見、だがそれが鳴滝荘の連中にばれてしまい(というか、何であの時誰も気づかなかったんだよ) あいつは住人たちに起訴され、あいつの前面敗訴になった。 だが奴はしぶとかった、奴はその金をうまく踏み倒しいまだに同じことを続けている 一番すごいのは色々両氏。あんた自身だよ
679 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/31(水) 12:49:24 ID:nK1E/Lix
これで終わりです
お、今度のはキャラの特色を生かせて多少はまほらばらしいものになってるじゃないか。 観察者の視点でキャラの心情を一切無視というのは、表現力の足りない奴には うってつけの手法なのかもしれんな。 表現力を磨け、ってのや色々細かい妙な点は置いておいて、 おおまかに見て突っ込むとしたら、あとは675-676は全然いらないだろってところか。 他のキャラは前置きなしなのに、なんでそこだけ「まほらば」ストーリーダイジェストが入るんだよw 話の流れや構成というのももう少し計算するように。以上。
いや、なんかそれらしく以前に違うと思うが 語り口調的な物もこの作品には粗悪すぎて合わないし ・・・・・というかテーマ自体あってないだろ
とりあえずいつから白鳥君の部屋は相部屋になったか教えてくれ
そう言えば結婚した後、白鳥君は管理人室に住んでるんだろうかね、やっぱ。 気のせいか二人で暮らすにはそんなに広そうでもないように思えるんだけど。
あぼーん多いけど誰かkwsk
ひたすら埋めに走ってるアホがいたってだけの話。
ついでに浜谷もあぼーんしてくれれば良かったのに・・・w
626 名前: 浜谷太一 ◆yl1SBmcic. 投稿日: 2006/06/01(木) 23:07:21 ID:aYAuakpM0
>>621 僕は「ひねくれた読者」なんでね
エロパロ板で投下しているような作品しか思いつかないんですね
ふむふむ、ひねくれた見方しかできない、ひねくれた作品しか思いつかないと自分でわかってるわけね。
わかっていてそんなSSを投下するというのは、荒らしと認定していいのかな?
690 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/02(金) 10:20:13 ID:icDjwHg8
自爆するならともかく、どうして他人のものでそういうことするのかな?かな?
693 :
めっさー :2006/06/02(金) 16:00:57 ID:WylKpbgj
初めて書いたSSです。タイトルは「きずあと」です。 平日の昼下がりの空の下を一人の少女が歩いてる。 「(今日は学校が午前中で終わって助かったよ〜。)」 穏やかな陽光の元、朝美は家路に付こうとトコトコと歩いていた。 「(今日はたくさん内職を消化しちゃおう。その前にお昼ご飯もつくらなくちゃね〜。)」 彼女の頭の中は降って湧いた幸運に対して、それをどう生かそうかという事でいっぱいだった。 今日のお昼は野草の炒め物にしようか、それともお浸しにしようか、いっその事竜田揚げにでも しようか。内職はどこまで進んでいるだろうか。きっとお母さんは寝てばかりで全く進んで無い んだろうな。あはは・・・(苦笑 そんな事を考えているうちに鳴滝荘に付いた。 「ただいまー」 引き戸を開けながらいつもどうり帰りの挨拶をする。ここから居住区まで距離があるので この声が聞こえるのは管理人室にいる梢ぐらいなのだが、そこはまぁ日ごろの癖という奴だ。
694 :
めっさー :2006/06/02(金) 16:02:29 ID:WylKpbgj
「(・・・?)」 朝美がその違和感に気付くまでそう時間はかからなかった。 何とは言えないが、何か確実な違和感が館の中に満ちているのを感じ取ったのだ。 しかも、自分の部屋に一歩一歩近づくほどにそれは強くなっていくような気がする。 そんな雰囲気に圧倒されて足音静かに部屋に近づいた時、その声は聞こえてきた。 「ハァッ・ハァッ・ハァッ・ハァッ・・・・」 一見すると女性のような、でもよく聞くと確実にそれとは違う声。 それと同時に、なにやら水のような物がピチャピチャ跳ねる音も聞こえてくる。 「(一体何なの・・・?)」 ドアを目の前にして彼女は立ち止まった。いきなりドアをあけるのは自分の知りえない 未知のなにかに直面しそうで怖かった。よく見るとドアが少し開いているのに気付いたので そこから中をそっと見てみることにした。 「ハァッ・ハァッ・うぁっ・・ハァッ・・・」 目に映ったのは、仰向けになった隆士の上に母がまたがり、お互い激しく腰を振っている姿だった。 二人が重なっている部分はお互い裸になっており、そこから激しい水音が響いている。 「ハァッ・・ハァッ・・沙夜子・・さん・・僕・・・もうっ・・・」 沙夜子の腰を両手で掴みながら、虚ろな視線を彼女に投げかける隆士。 「・・・・・・・・・・・・(コクリ)」 隆士とリズムを合わせ、無言でお互いの腰を引いてはぶつけ、引いてはぶつけしていた沙夜子も 無言のままうなずく。 「ふあ・・あああ・・・・あああっ!!」 二人の体が一番激しくぶつかった時、隆士の体がブルッと震えて、結合部から白い液体が激しく 噴出した。しばらく噴出した後、二人は糸の切れた操り人形のごとく力なく崩れ去り、隆士の胸に 沙夜子の顔が埋められて、息切れの音を上げながら動かなくなった。 「(・・・せっくすだ・・・)」 今目の前にした行為を、彼女の乏しい性知識でも知っていた。そしてその行為の意味を理解した時、 朝美は力なくゆっくりと崩れ落ちた。 「(そんな・・・お母さん・・どうして・・・・?)」
695 :
めっさー :2006/06/02(金) 16:04:19 ID:WylKpbgj
その日の夕飯の席、皆が賑やかに食事をしている中、私一人沈んでいた。 今日は大好きなハンバーグだというのに、昼間見た光景で頭の中は一杯だった。 「(お母さん・・・どうしてあんな事を・・)」 ふと、視線を母の方に投げかける。 「あれ、沙夜子さん、それ僕の・・・・」 見ると、沙夜子は何食わぬ顔で隣の席の隆士のハンバーグを盗み食いしていた。 「沙夜子さん、本当にやめてくださいよ。ははは・・・。」 隆士は苦笑いしながら沙夜子をたしなめていた。そんな彼から視線をそらしもぐもぐと ハンバーグを食べる沙夜子。 いつもどうりの和やかな風景、その中で自分一人だけが場違いな存在のように思えてくる。 どうしようもない孤独のなか、何もできず一人たたずんでいた。 食事の途中、隆士が朝美の様子を見て、首をかしげていた。
696 :
めっさー :2006/06/02(金) 16:05:33 ID:WylKpbgj
夕食後、自室に戻って内職を始めようと思ったら、仕事の量が昨日の半分に減っていた。 「お母さん、どうしたの、これ?」 「白鳥君が・・・手伝ってくれたの・・・。」 「お兄ちゃんが・・・そっか。」 ひょっとして、内職を手伝ってもらう代わりにあんな事をしたのだろうか。 いや、何かのみかえりのために手伝うような人じゃない、それは確信できる人だから。 作業の途中、ふと母に話を振ってみた。 「お母さん、お母さんはお兄ちゃんの事、好き?」 「・・・白鳥君・・・?」 ちょっとの間、時間が止まった。 「・・・白鳥君はいい子ね・・・」 「そっか・・・。」 今の返答で母の気持ちを知る事ができる。一個人として好意は抱いているが、それは異性として じゃない。なら、なぜあんな事をしたのか。まるで解らない。 解らない以上、本人に聞くしかない。 「お母さん。」 「・・・なぁに?・・・」 「私、ちょっとお兄ちゃんの所に行ってくるね。」 「・・・そう・・・」 部屋を出て行く朝美の後姿を見送ってから、沙夜子は一人つぶやいた。 「・・・気付いたのね、朝美・・・・」
697 :
めっさー :2006/06/02(金) 16:06:35 ID:WylKpbgj
これで前半です。後半は後日うpします。
Gj!!――だが、「()」がくどかった。声に出ない台詞は弧だけでおk
GJ。なんか原石が出てきた感じなんでマジレスしてみる。
キャラの掴み方、話の流れは見事。らしさがうまく出ている。
だが文章の書き方がまだこなれていない感じ。
>>698 指摘の箇所や言い回しが微妙な物が幾つかある。
あと適度に行を空ければより読みやすくなる。1レス目本文8行目と9行目の間とか。
他者の文をより多く読んで技巧を吸収すべし。
後半にも期待してます。
700 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/02(金) 19:29:39 ID:H4XL6bg8
直リン勘弁って書いてあるのに直リンすんなよ、脳みそないのか?
久しぶりの新しい書き手に激しくGJを送るレス。
>>697 前半読ませてもらいましたが激しくGJです。
正直な話最近書き手が前のように増えてきているので
そのかたがたからもどんどん技を盗んでいってください^^
今回の作品にかなり感動して文章が変だが許してくれ。
とりあえず最後に
>>697 様へ
これからも期待してるんで頑張ってください。
白鳥キュン親子丼か?イイナ〜イイナ〜
>>703 スゴクカワイソウな人に見えてきた。けどしーらない
706 :
名無しさん@ピンキー :2006/06/03(土) 07:11:59 ID:+CfWnvCh
こういうのって放っとけばいいのかな、かな?
古人曰く 華麗にスルー
浜谷書き込み規制されてたのか。これで少しは平和になるね。
しっかしまあ、なぜ色々両氏は朝美を無視したんだろう? もったいない ま、二次創作何ざ所詮原作のパクリだしどうでもいいが
コテやめると書き込めるようになるなんて不思議ですね。 それはまあいいとして、前と後ろの文が繋がってませんよ?
711 :
めっさー :2006/06/03(土) 13:56:09 ID:jq6AOtGI
皆様たくさんのレスありがとうございます。 SS書いた苦労が報われる気持ちです。 では「きずあと」後半投下します。
712 :
めっさー :2006/06/03(土) 13:56:40 ID:jq6AOtGI
ドアを叩くと、その部屋の主はすぐに出てきた。 「こんばんわ、朝美ちゃん。何か用かな?」 「うん、ちょっとお話ししたいなって思って。・・・いいかな?」 「・・・うん、いいよ。中に入って。」 隆士の部屋のなかは、中央の机に学校の課題と思われる絵が数点散らばってるのをのぞけば、 綺麗整然となったがらんどうな部屋だった。ちょこんと座って二人向かい合う。 「話って何かな、朝美ちゃん。」 「うん、えっとね・・・・。」 口に出したいのに声にならない。真実を知ることに対する恐怖でどうしても一線を踏み越える 事ができなかった。 「・・・朝美ちゃん、何かあったの?」 「え?」 「食事の時も元気無かったみたいだし、何かあったのかな?って思って。」 「・・・うん。」 自分の中を呼吸無しで泳いでるような気持ちだった。今すぐ投げ出したいくらいに苦しい。 でも、逃げ出してはいけない。やっとの事で自分の中の岸にたどり着き、思った事を声にできた。 「・・・なんで昼間お母さんと、あんな事してたの?」
713 :
めっさー :2006/06/03(土) 13:57:11 ID:jq6AOtGI
「え・・・」 時間が凍りついた。隆士は何も言うこともできず、ただ目を見開いて朝美を見つめるだけだった。 「朝美ちゃん・・・何で知ってるの・・・?」 「今日、学校が午前中に終わったんだよ。帰ってきたら、二人があんな事してた。」 朝美がずい、と隆士に近づく。 「お願い、教えてお兄ちゃん。なんであんな事してたの?」 隆士は視線を避けるように下に俯いた。 「・・・沙夜子さんに・・・」 ボソリとした、人に話して聞かせるというよりも独白に近い声。 「・・・沙夜子さんに、好きだって告白したんだ・・・。」 「・・・お兄ちゃん、お母さんのこと好きだったの?」 意外な話だった。彼が思いを寄せていたのは梢お姉ちゃんだとばかり思っていたのに。 「・・・そしたら沙夜子さんは、自分には亡夫がいるからあなたの気持ちに心で応えるわけには いかないけど・・・体でなら応えることが出来るって言ったんだ・・。」 「それでお母さんとあんな事してたの?」 「・・うん・・。」 「それでお母さんを傷つけるような事をしてたの?」 「そうだね・・・。本当に好きだったら、こんな真似するはず無いよね・・・」 しばしの沈黙。お互いの気持ちに整理をつけるためのような時間。 「朝美ちゃん、約束するよ、もう二度とあんな真似しない。沙夜子さんに手をだしたりしないから。」 「・・・それだけじゃ駄目だよ。」 「えっ?」 「・・・私もお母さんと同じように傷つけて。」
714 :
めっさー :2006/06/03(土) 13:57:53 ID:jq6AOtGI
「・・・ええぇっ!?」 隆士の驚きの声が部屋中に響き渡る。 「・・・お母さんが苦しいなら、私も苦しみを分かち合いたい。お母さんが傷ついたのなら、 私も傷付かないわけにはいかないの。」 その声にははっきりとした揺るぎない決意が篭っていた。 「ダ、駄目だよ朝美ちゃん、これは僕と沙夜子さんとの間の事なんだし、君はまだ中学生 なんだし―――」 「お兄ちゃん。」 「は、はい!」 「・・・お兄ちゃんに拒否権は無いんだよ。お母さんを傷つけた時点で・・・。」 「そ、そんな・・・。」 朝美がずずい、と隆士に近づき、四つんばいのまま上半身を密着させる。そのまま体を持ち上げ、 口を隆士の耳元に寄せる。 「お願い、お兄ちゃん、私のことも傷つけて・・・」 「朝美ちゃん・・・。」 そっと、朝美の体を抱き寄せる。 「本当にいいの・・・・?」 「うん・・・。」
715 :
めっさー :2006/06/03(土) 13:58:29 ID:jq6AOtGI
「ふあ・・・ぁ・・」 隆士の布団の上で全裸になった朝美が、隆士に全身にキスされていた。 胸の小さなふくらみの小さな蕾や、腰の花園の小さな蕾を刺激されるたび、甘い喘ぎ声が漏れてくる。 「朝美ちゃん・・もうこんなに濡れてる・・。」 隆士が朝美のクレバスに指をなぞらせると、銀色の糸が指から引かれてきた。 「やだ・・恥ずかしい・・・。」 朝美は布団の上で恥ずかしそうにもじもじした。 「お兄ちゃん・・・そろそろ・・来て・・・。」 ゆっくりと股を開き、隆士を受け入れる体制に入った。 そんな彼女の間に割り込んで、自らの怒張した分身をクレバスに合わせる隆士。 「朝美ちゃん・・・本当にいいの・・・?」 「うん・・・」 コクリ、と肯く。 そっと朝美の肩を抱き、分身を朝美の中に沈めていく。 すぐに、何か壁のようなものにコツリとぶつかる。 「朝美ちゃん、力抜いててね・・・」 力を込めて腰を押し出すと、ブチリと音がして、シーツに薔薇の花びらが舞い落ちた。 「朝美ちゃん・・・・大丈夫・・・?」 「うん・・・大丈夫。」 「動くよ・・・ちょっと痛いかもしれないけど我慢して。」 ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、ズッ。 「ふぁ・・・お兄ちゃん・・・私、頭のなかがぽわぽわして・・・きた・・・。」 「朝美ちゃん・・・僕・・もう・・・」 「うん・・・きて・・・お兄ちゃん・・・。」 「ふぁ、ふぁぁぁぁっ!!」 「うぁ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 二人同時に絶頂を迎えた時、白い精液が朝美の中にとき放たれていった。 どくどくと精液を大量に吐き出し終えると、隆士は朝美の上に崩れ落ちた。 「これで、私もお母さんと一緒だね・・・・。」 「朝美ちゃん・・・」 隆士は朝美と唇を重ねるだけの、優しいキスをした。 まるで、自分にできる事はこんな事ぐらいしか無いと言わんばかりに。
716 :
めっさー :2006/06/03(土) 14:00:01 ID:jq6AOtGI
これで終りです。気が向いたら次回作を書くつもりです。それでは。
>>716 GJですー。可哀想な子が暴れたあとのいい口直しになりましたw
>>717 これか
550 名前: [―{}@{}@{}-] 58x158x185x82.ap58.ftth.ucom.ne.jp浜谷太一 ◆yl1SBmcic. 投稿日: 2006/06/03(土) 12:52:44 ID:p5igS9ZW0
【板名※】 エロパロ
【スレ名※】 まほらば〜鳴滝荘のまろやかな十二時〜
【スレのURL※】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142000681/ 【名前欄】 名無しさん@ピンキー
【メール欄】 sage
【本文※】 ↓
しっかしまあ、なぜ色々両氏は朝美を無視したんだろう?
もったいない
ま、二次創作何ざ所詮原作のパクリだしどうでもいいが
コテ消したんじゃなくて別スレで依頼してたのね。
しかも名無しにしてsageてる時点で浜谷の底が知れた。 どんだけナナメウエな理論でもコテをはずさない度胸はほんのちょっぴり買ってたのに…
この間も名無しかたりがいたから、どうせそいつだろ。
>>720 自己ツッコミじゃなくて明らかに他人のフリしてのレスだから、バレないようにsageで依頼したんだと思われ。
レス依頼後もここに書き込んでるんで、規制されてるわけじゃないはずだしな。
それくらいの知恵は回るようだが、コテつけて依頼してたら自演バレバレだろうがwww
723 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 09:12:35 ID:MxflD8Zy
>>716 次回作か、この後3人の関係はいかになるのかな?
あぼーん
無限ループって恐くね?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
733 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 23:34:11 ID:5o1YC5e5
とりあえず新作投下 タイトルは「色々両氏のリベンジ潜入」
734 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 23:34:50 ID:5o1YC5e5
俺は、あの日、鳴滝荘で色々両氏に出会ってから奴のファンになった そして今日、あいつの「番組」がネットで配布された
735 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 23:35:19 ID:5o1YC5e5
「色々両氏の、アーティストセックスライフジャーック!」 「前回、鳴滝荘に潜入盗撮した際。 灰原由起夫にはそういう方面の話はナッシングといいましたが。 その後の私(わたくし)の独自の調査により、編集部の担当である亜麻根瑞穂と関係をもっている事が判明いたしました」 「とりあえず、語両名の紹介を。 まず灰原由起夫から。 前回でも紹介したとおり、ここ鳴滝荘の管理人でもある白鳥梢の幼少期の面倒を見ていた人物です。 彼は極度の対人恐怖症であり、対話には人形である流星ジョニーを用いているほど ちなみにこの人形、幼少期の白鳥梢とコミュニケーションをとるのに使った人形でもあります。 いやー、物には色々由来があるものなのですねえ。 お次は亜麻根瑞穂さん。 彼女は白鳥隆士と同期の専門学校の生徒でした。 しかし彼女はそこで自分にはプロとして生きるだけの実力がないことに気づきます。 そして彼女は編集の道を選ぶ事になりました。 そして二人は出会った」
736 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 23:35:59 ID:5o1YC5e5
「では、こっそりと、静かに、ゆっくりと潜入しようかと思います」 「おじゃましまーす、おおやっていますねえ。 彼女にリードされる形ですねえ、なんかそそりますねえ。 でも同じ男として情けない! 二人の年齢差は17、しかも灰原さんのほうが年上! くー、お前それでも男かー! おおっと、そうこうしている内に二人は達してしまったようです では私はこの辺で失礼させていただきます」 「いかがだったでしょうか? 色々両氏のアーティストセックスライッフジャックもこの辺で終了します。 では悪い子の皆さん、またいつかお会いする日まで。 SEE YOU AGAIN」
737 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 23:37:15 ID:5o1YC5e5
この後、色々両氏は灰原に殴り込みをかけられるのだが その後も懲りずに同じ事を続けるのであった。 俺はそんな色々両氏に男を感じていた。
738 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/04(日) 23:38:08 ID:5o1YC5e5
これで終わりです、リアルで眠いのでお休みなさい
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
すごく怖いです。
すごく・・・怖いです・・・・・
746 :
めっさー :2006/06/05(月) 07:50:31 ID:4HjNP/mS
新作できたのでうpします。 タイトルは「なまきず」、前作「きずあち」とり前の時間の話です。
747 :
めっさー :2006/06/05(月) 07:51:52 ID:4HjNP/mS
いつからだろう、僕が沙夜子さんの事を好きになったのは。 最初は自分のことも何もできないダメ人間だと思っていたけど、その行動の端々にみえる朝美ちゃん への深い愛情によって敬意を抱いていた。 その敬意が好意に変わるのに時間はかからなかった。 その艶やかな長い黒髪に心引かれ、 そのあどけない仕草に心揺り動かされ、 その形の良い唇に心ときめかされ、 その娘への愛情に心踊らされ、 気が付いたら僕は沙夜子さんの事を、誰よりも好きになっていた。
748 :
めっさー :2006/06/05(月) 07:54:37 ID:4HjNP/mS
「ふわぁ〜あっ・・・・、よく寝たーっ。」 大あくびをしながら背伸びをして、僕は新しい朝を迎え入れた。 今日は平日だけど学校の事情でお休みの日。特に予定は無いけど、どうにかして有意義な一日にしたいな。 いつもの服に着替えて、洗面所で顔を洗い食堂へ足を運ぶ。 食堂にはこの館の主、梢ちゃんがいた。 「あっ、白鳥さんおはようございます。」 「ああ、おはよう梢ちゃん。」 「ちょっと待っててくださいね、すぐ朝食をご用意しますから。」 そう言うと彼女は手早く朝食の準備を始めた。数分後には食卓の上には美味しそうな 朝食一通りがそろっていた。 「ありがとう、梢ちゃん、それじゃあいただきます。」 「はい、たんと召し上がってください、白鳥さん。」 にこにこと嬉しそうに返答する梢。 僕はとりあえず玉子焼きに箸を伸ばしてみた。口のなかにいれると丁度良い甘さと卵の旨みが 口の中に広がった。 「うん、美味しいよ、梢ちゃん。」 「本当ですか。」 そう言うと彼女は心から嬉しそうに微笑んだ。 「白鳥さんにそう言ってもらえて、私本当に嬉しいです。」 「あはは・・。」 僕は彼女の自分への好意を知っている。でも僕はその気持ちに答える事はできない。 本当にゴメンね、梢ちゃん。 そうこうしてる内に新しい人影が食堂の中に入ってきた。 「・・・・・」 沙夜子さんだった。その姿を見るだけで、心臓がドキリと動く。 彼女は無言のまま、僕の向かいの席にスーッっと移動した。 「おはようございます、沙夜子さん。」 自分の内の喜びを押し殺して、なるたけ自然に見えるようにあいさつする。 「・・・おはよう・・・」 彼女から返事を返されるだけで、至福の感情が全身にひろがる。 「おはようございます、沙夜子さん。きょうも良い天気ですね。」 「・・・おはよう・・・」 「ちょっとお待ち下さいね、すぐ準備しますから。」 「・・・・・職・・・」 ボソリとした喋り方で、二人に話しかけられた。 「えっ?」 「え?」 「・・・・内職・・・手伝って・・・」 「・・・・・」 「・・・・・」 沙夜子さんらしい、単刀直入と言うか何と言うかな頼み方だった。 「・・あはは、沙夜子さん、僕でよければ手伝いますが。」
749 :
めっさー :2006/06/05(月) 07:55:10 ID:4HjNP/mS
沙夜子さんが朝食を食べ終わるのを待って二人で内職を始めることにした。梢ちゃんは今日は 学校があるからと申し訳なさそうに手伝うのを断った。 「うわぁ・・・こりゃ結構ありますね。」 「・・・・・・」 目の前に積まれたダンボールの箱はゆうに20を超えそうだった。 その量だけで絶望的な気持ちになれるが、それでも手をつけなければ決して終わらない。 二人して作業を始める。と言っても沙夜子さんは作業してるのかしてないのか全く解らない ペースで作業してるので、自分一人で作業してる気分になってくる。でもそれでもよかった。 愛しい人と一緒に居られるだけでも十分幸せだった。 〜数十分後〜 ふと目線を沙夜子さんの方に目をやると、彼女は今にも目を開けたまま眠りこんでしまいそうだった。 まぁいつもの事だからな、あはは・・・(苦笑 と思っていると、彼女の体はダンボールの箱の山に倒れる寸前だった。あのダンボールはどの箱が どんな重さかは知らないが、重い箱があるかもしれない。 危ない・・・ッ!! そう思ったときには体が飛び出していた。
750 :
めっさー :2006/06/05(月) 07:55:45 ID:4HjNP/mS
どさどさどさっ! 沙夜子がその音に目をさまして最初に目にした光景は、床の両脇に手をついて自分を庇っている 隆士の姿だった。二人は、床に倒れる沙夜子と、その上に四つんばいになって沙夜子を庇う隆士 という形になっていた。 「沙夜子さん・・・ケガ無いですか?」 隆士が背中に広がる、ダンボールがぶつかった痛みに顔を歪ませながら尋ねてきた。 沙夜子はコクリ、とうなずく。 「よかった・・・。」 顔を少しほころばせる隆士。 「好きな人になにかあったら、申し訳が立ちませんからね・・・よっと。」 体を起こして背中を摩る隆士。体の節々が痛むが、ケガというほどではない。 「沙夜子さん、起き上がれますか?」 手を差し伸べる。その手をとって起き上がる沙夜子。 「今度から眠る時は、ダンボールの方は避けてくださいね。」そう言い苦笑する。 そう言って周りに見渡す。部屋中に散らばったダンボールを片すのは一苦労しそうだ。 隆士がダンボールを持ち上げたとき、沙夜子はボソリと話しかけた。 「・・・あなた、今、何て言ったの・・・・?」
751 :
めっさー :2006/06/05(月) 07:56:50 ID:4HjNP/mS
これで前半です。後半は後日。
752 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/05(月) 12:35:25 ID:zRoeTUOq
>>751 続きが気になる
色々両氏シリーズ、このスレ中には完結させようかなあ?
まあ、残りもそう長くはないんだが…
あぼーん
あぼーん
あぼーん
もうやめれ 飽きた
>>756 空気嫁。斬新な手段で浜谷をスルーしてるというのに
758 :
浜谷太一 ◇yl1SBmcic@レス代行 :2006/06/05(月) 19:13:22 ID:lKSARC7Y
いいえ、あなたたちがスルーしていたのは僕ではなくめっさーさんです
759 :
名無しさん@ピンキー. :2006/06/05(月) 19:27:05 ID:onn3GZTV
>746 GJ! 口直しが出来てよかった。続き待ってる 頑張ってくれ
頑張れめっさーさん!
146 :浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/05(月) 14:38:05 HOST:avsgw.nodai.ac.jp
削除対象アドレス:
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142000681/ 709,724,725, 726, 727, 728, 729, 730,731,732, 739, 740, 741, 742,743,753,754, 755
削除理由・詳細・その他:
4. 投稿目的による削除対象
レス・発言
5. 掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿
レス・発言
6. 連続投稿・重複
連続投稿・コピー&ペースト
なんか独裁者に対する反政府ゲリラが治安維持部隊に殲滅されたような後味の悪さが
まあバカをからかって遊んでるだけだから別にどうでもいいけど。 それにしても東京農大かよ。大学のほうにこいつなんとかしてくださいって言えば なんとかしてもらえるかなぁ?
765 :
めっさー :2006/06/06(火) 07:33:11 ID:C8AZULXl
「なまきず」後半投下します。 「え・・・?」 投げかけられた質問に対して少し思考が止まる。 僕は今なんて言ったっけ・・・? (今度から眠る時は、ダンボールの方は避けてくださいね。) これだっけ・・・・?いや、違う。 (沙夜子さん、起き上がれますか?) これも違う・・・? (好きな人になにかあったら、申し訳が立ちませんからね) これかな・・・・って・・・ぁぁぁあああああああああっ!! 思わず持っていたダンボールを落とし、それが爪先にぶつかる。 しかし、そんな痛みにも気が付かず全身が炎に包まれたように真っ赤になる。 (ぼ、僕はいきなり何て事を・・・・) 隆士は自分の何気ない一言から漏れた本音に驚愕した。 何の準備も何も無く、言ってしまった。 沙夜子はそんな彼を不思議そうに見つめている。 このままウヤムヤにして無かった事にしてしまおうか・・・・いや・・・でも・・・・ 僕は・・・僕は・・僕は・僕は僕は僕は――― 「僕は・・・あなたの事が好きです!!」 突然の告白。 静まる時間。 永遠のように思える数刻の時間。 「・・・・ごめんなさい。」
766 :
めっさー :2006/06/06(火) 07:34:20 ID:C8AZULXl
ガラスが砕け散るような感触だった。想いの告白に対する否定の返答。 「私には・・・あの人がいるから・・・あなたの気持ちに答える事はできない・・・。」 「そうですか・・・」 そのまま力なく崩れ落ちる。このまま地の底まで溶けて流れ落ちてしまいたいような絶望感。 「あなたの気持ちに気持ちで答える訳にはいかないけど・・・・」 「・・・?」 「・・・体で答える事ならできる・・・・。」 そう言うと沙夜子さんはしゅるしゅると服をい脱ぎだした。 「さ、沙夜子さん!?」 突然の事に思考が停止する。今すぐ止めさせなきゃ・・・でも・・・体が動かない・・・。 純白の下着姿になった沙夜子がぎゅっ、と隆士に抱きつく。 そのままゆっくりと、まるでお互いが溶け合うかのような長いキスをした。 唇を重ね合わせた数瞬、隆士の理性はゆっくりと溶けていった。
767 :
めっさー :2006/06/06(火) 07:35:01 ID:C8AZULXl
沙夜子をゆっくりと押し倒し、上にのしかかる隆士。その手をそっとブラジャーごと胸の上にのせる。 (やわらかい・・・) すぐに、布の上からでもよく解る位胸の頂点の部分が硬く隆起してきた。 「ブラジャー・・・外しますよ?」 コクリとうなずく沙夜子。背中に手を伸ばし、ホックを外してブラジャーを外す。 沙夜子の体の中でも一際美しい双丘が、ぷるっ・・・と揺れ動いた。それに手を伸ばす。 手のひらに吸い付くようで、それでいてやわらかく受け止めてくれるような触感。 手の平の中でピンク色の頂点がだんだんと硬くなってきた。それにそっと口付けする。 「・・・ふぁ・・・あああっ・・・」 両方の頂点に口付けし、ぷぁっ・・・と体を起こすと、沙夜子も体を起こしてきた。 「・・・あなただけじゃ・・・ずるい・・・」 そう言うと腰を下ろし隆士の腰の分身に手をのばし、それをゆっくりと口の中に含む。 「くちゅ・・・ちゅぴ・・・ちゅぱ・・・ぷぁ・・・」 「うぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 そのあまりの気持ち良さに喘ぎ声をもらす隆士。 「沙夜子さん・・・上手なんですね。」 ぷぁ・・・・と口から銀糸を引きながら放す沙夜子。 「・・・若い頃・・朝美を養うために・・・体売ってたから・・・。」 「!!」 その告白に衝撃を受ける隆士。すぐに、金で沙夜子の体を通ってきた男達に激しい怒りを覚える。 が、すぐにその怒りも筋違いであることに気付いた。両想いでなしに抱いている事に関しては 自分も一緒なのだから・・・・。 「・・・来て・・・」 ショーツを脱ぎ、ゆっくりと股を開き、隆士を受け入れる体制に入る沙夜子。
768 :
めっさー :2006/06/06(火) 07:37:22 ID:C8AZULXl
沙夜子の体に割り込み、分身を愛液溢れる割れ目に繋げ隆士。 「入ります・・・・」 両手を沙夜子の膝に置き、ゆっくりと腰を前に押し出す。 ずぷずぷ・・・ 沙夜子の中はきつかった。十分に濡れているのに、少しずつしか前進できない。 それでも、沙夜子の中の暖かさと気持ち良さに声が漏れる。 さらに前進を進め、分身が完全に沙夜子の中にはいった。分身全体が吸い付かれる感じで、 それだけで暴発しそうになる。 「沙夜子さん・・・動きますよ・・・」 ゆっくりと腰を引いたり押したりしてみる。最初は幅の短かった往復も、段々と長くなっていく。 ズッ・・・ズッ・・・ズチュ・・・ズッ・・・・ 「沙夜子さん・・・僕もう・・・ッ!」 「・・・いいわよ・・・来て・・・」 さらに腰振りを早めると、絶頂の時はすぐに来た。 「はぁ・・・・ああああああっ!!」 「・・・・ッ・・・・!!」 大量の精液をどくどくと沙夜子の中にぶちまける分身。延々と吐き出し続けた後引き抜くと、 収まりきらなかった精液が溢れてきた。 深い絶望感に苛まれる隆士。体を起こして、そっと頬を寄せる沙夜子。 「またしたくなったら・・・相手してあげるから・・・・」 「・・・お願いします。」 先ほどまでの沙夜子への想いは歪んでしまった。後はこの歪んだ想いをぶつけ続けるしか 道は残されていなかった。
769 :
めっさー :2006/06/06(火) 07:39:20 ID:C8AZULXl
終りです。今回はこんな設定にしちゃいましたが 私自身は「沙夜ちゃん処女だよ派」です。それでは。
770 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:07:29 ID:GaBgySGM
そして「きずあと」へと物語は続くというわけですか それはそうと新作ができました タイトルは「色々両氏の豪邸探検」
771 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:08:00 ID:GaBgySGM
俺の心はいつしかあいつの虜となっていた そして今日もあいつは「番組」をネット上で流していた
772 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:08:41 ID:GaBgySGM
「色々両氏の、アーティストセックスライフジャーック!」 「皆さんこんばんわ、さて本日私彫刻界の巨匠でもある水無月丑三の家の前にいます。 さすがは巨匠の家! 家が豪華ですねえ! しかもなんていうかその、成金臭さがしませんねえ。 さて、家に圧倒されていたのでは色々両氏の名が泣く! 気を取り直して潜入盗撮に移ります」
773 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:09:40 ID:GaBgySGM
「こんばんわー、なんだか人気がしませんねえ、では今のうちに今回の主役たちのご紹介を まずはこの家の主でもある水無月丑三から。 この人は年齢どおり、かなり渋い外見&眼帯というオプションつきのいわゆる頑固親父でございます 実はこの人、以前紹介した黒崎沙夜子の実父でもあります。 沙夜子さんは、なんとここにいた庭師と大恋愛に陥り、大対決の末駆け落ちに入ります しかし、そんな彼女に待っていたのは夫の事故死でした。 夫の血縁関係のない連れ子である、黒崎朝美の存在がそんな彼女にとっての唯一の希望でした。 実は彼女は夫をなくしてから自殺癖があり、今までそれが失敗続きだったということもあります。 当然、その間実家とは絶縁関係にあり、復縁のきっかけになったのは彼女の実妹でもある 水無月まひるが、鳴滝荘の大家でもある白鳥、いえ、当時は蒼葉梢という名前でした、まだあの二人が結婚する前の話ですからね。 蒼葉梢の通う高校の文化祭「青華祭」で偶然にも黒崎母娘を目撃し、それをきっかけにして実家に呼び戻され。 そこで親子対決が行われ、そして遂に実家との復縁がうまくいきました! なお、彼はどうも幼女愛好の趣味があるらしく、奥さんである水無月夕は50代だというのに見た目完全に幼女! しかも、黒崎朝美に対しても溺愛するさま! まさに真正の幼女愛好者でございます!」 「お次は、その奥さんである水無月夕さんを。 先に述べたとおり、彼女の外見は完全に幼女! でも中身は大人です、実は娘との復縁には彼女の活躍なくして起こり得なかったほどでございます! また思慮にも長けており、娘が無事ならそれでよいと沙夜子さんを許すといった寛容性も持ち合わせております。 人は見かけによらないとはこのことでございます。 なお彼女は、光にめっぽう弱く、日中に外出するには完全に萎れてしまいます。 だが、夜になるとめっぽう元気でございます。 まさに夜行性生物でございます。 だからこそ、この盗撮は夜間を選んだわけです しかし、このご夫婦、結構性生活は語奔放のようでございます。 沙夜子さんとまひるさんの年齢差は13歳なのだから!」
774 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:10:47 ID:GaBgySGM
「お次は、次女である水無月まひるさんを。 彼女は幼少期イタリアで過ごした上に、ここのメイドであるタチバナというポーカーフェイスの姿のみを見てきたため 日本語はぎこちない&学校では浮いた存在であります。 そのこと事態は本人は気にしてはおりませんが、彼女は表情の変化に乏しいもののとても寂しがり屋で涙もろい少女でございます。 先に述べたとおり、彼女は「青華祭」で実姉と、その義理の娘である黒崎朝美に出会います。 最初の関心事は実姉でしたがやがて、同世代である黒崎朝美に向けられます。 そして、メイドのタチバナを連れて朝美に会いに行くために鳴滝荘に遊びに来るほどでございます。 なお彼女は、おそらくはタチバナの影響なのでしょう、ボール投げの達人でもあります。」 「最後は、鳴滝荘の住人紹介で紹介し忘れていた黒崎朝美さんを 彼女は、もともと養護施設の出身で、そこで同じ養護施設の出身である黒崎さんに引き取られ 彼女の義理の母である、沙夜子さんを経済的にも精神的にも支えてきました。 また沙夜子とは違い貧乏生活で生まれ育った彼女は、そういう方面に対しては結構たくましいです。 食べられる雑草を見分けられたり、ダンボール箱をうまく利用して家具などにするなど、生活能力はかなり高いです。 私も彼女からそういうことを教わりたいです。 しかし彼女は、恋愛方面には一切耐性がありません、刺激の強い話を聞くと失神するほどです。というよりそういう方面に目を向ける暇もなかったんでしょう。 しかし皆さん、こういう子ほど性に対する興味は強いものでございます。 覚えておいてください。 今現在彼女は高校受験に励んでいるようでございますが、私の独自の調査により本日ここで「勉強」のために まひるさんにさそわれてこちらにいらしているようでございます おお、どうやら人気を感じました、いったいどんな「勉強」が行われているのでしょうか、見てみようかと思います」
775 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:11:28 ID:GaBgySGM
「こんばんわー、おお、「勉強」とはこのことだったのですか!? なんと祖父祖母のあられのないセックスを朝美に見せております、しかも彼女の後ろにはメイドであるタチバナが 失神しないようにがっちりと抑えています。 まひるさんが朝美になにやら耳打ちをしています、恐らく朝美の緊張を解しているのでしょう しっかしご夫婦の姿はやはり、50代のセックスですねえ。 朝美さん、若い者たちのセックスはこういうものではありませんよ、これで失神しているようではまだまだですよ。 どうやら二人とも達したようです、しかしさすがは熟年者たち、後戯を忘れてはいません。 とりあえず私はこの辺で失礼させていただきます」
776 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:12:34 ID:GaBgySGM
その後、あいつは命を狙われることとなる しかしあいつはそれにめげるようなやつではなかった、それどころがその様子を生中継するほどであった 俺にとって、あいつは理想の人であった。 だから生きてくれ! 色々両氏!
777 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 13:13:27 ID:GaBgySGM
これで終わりです
小学校の国語教科書からやり直せ
一瞬、めっさー氏に言ってるのかと思って目を疑った。
しっかしまあ、なぜ色々両氏は朝美を無視したんだろう? もったいない ま、二次創作何ざ所詮原作のパクリだしどうでもいいが
>>777 死を覚悟で「作品」として読んでみた。
押さえつけようと縛りつけようと失神はするし、そもそも時間軸を最終回としているようだがそれなら朝美は高三だな。
やっぱダメだ。視ね
783 :
浜谷太一 ◇yl1SBmcic :2006/06/06(火) 16:55:40 ID:8aWJjakA
バーンアウトテイクダウンの光景の舞台に 鳴滝荘が選ばれるもの希望。 できれば事故シーンはできるだけ激しくお願いします
しっかしまあ、なぜ色々両氏は朝美を無視したんだろう? もったいない ま、二次創作何ざ所詮原作のパクリだしどうでもいいが
もう駄目ぽ
仕切りたがりの浜谷さん浜谷さん。貴方の出番ですよ貴方の撒いた種ですよ。排除以来出してきやがれ
どうなってんのよ あぼーんばっかじゃん あえては聞かないけど・・・・
788 :
カマヤン :2006/06/06(火) 20:45:40 ID:CcpM2OOd
最終回今日読んだ期待しすぎたせいか物足りなかった
790 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 20:50:48 ID:w0tZAHrq
>>787 浜太をちょっといじったら泣いちゃったんだよ
>>790 このレスを無視したらその時はお前を荒しと同一視する。
お前は自分でスレの趣旨に反していると分かっていて何故投下する?
何故sageない?
何故人の意見をきこうとしない?
これだけ好き放題やっていてまだ理解されない被害者を気取るんなら、もう何も言わん。
先人たちに倣い、適切な行動をとってくれ
793 :
名無しさん@ピンキー :2006/06/06(火) 22:14:55 ID:8Xgktehp
なんで浜谷にかまうんだよ・・・。
いい加減増長させてるだけってことに気づけ。
なにはともあれ
>>769 氏乙です。
次回作も期待しています。
うわ・・・sage忘れた。 スマソ。
795 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 22:55:59 ID:w0tZAHrq
新作が出来ました、というより色々両氏シリーズの最終章です タイトルは「そして色々両氏は伝説へ・・・」
796 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 22:56:31 ID:w0tZAHrq
あいつは今日もまた「番組」を放送していた そして、それを見る事は俺にとって生きている事そのものであった
797 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 22:57:13 ID:w0tZAHrq
「前回の放送のお詫びを申し上げます。 黒崎朝美は「高校受験」ではなく、「大学受験」に臨んでいました。 皆様方には誠にお詫び申し上げます。 それでは気を取り直して、色々両氏のアーティストセックスライフジャーック!」
798 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 22:57:50 ID:w0tZAHrq
「本日のターゲットは、「セクシー学院美女♥ビジョン」の執筆を手がける山吹翼と 彼のアシスタントである浅葱三千代さんです」 「まずは山吹翼から。 彼は以前紹介した白鳥隆士と同じ大学に通っていました、しかも同期。 彼は今まで女性をセクハラ視をしており、その有様は実妹に嫌われるほどでした。 私に言わせればこれぞ男の鏡というべきですね、しかしそんな彼にある転機が訪れます。 出会いは偶然でした、彼は「麗子さん」に出会い、そして一人の女性を真摯に愛すること気持ちを知ります。 しかし彼の思いは報われませんでした、なぜなら「麗子さん」とは白鳥隆士の女装姿だったからです。 おまけに白鳥隆士は、彼ではなく蒼葉梢を愛していました、これでは思いが報われるはずがありません。 彼は本当の失恋を経験しました、そんな時に巡り会った浅葱三千代と慰めあい、互いに信頼する仲となりました。 やがて彼は、自分の進むべき道が絵本作家ではなく、漫画家である事に気づきます。 そして彼はその道絵とコース替えをし、見事漫画家としてデビューを果たしました。」 「次は浅葱三千代さんを。 彼女は前回紹介した黒崎朝美と同じ中学に通い、朝美の友人でもありました。 彼女は、水無月家とは違い、成金一家の娘でした。 当然言動も成金特有のものでした。 当然学校では浮いた存在となり、分け隔てなく接する朝美さんと親しくなろうと思うも 成金根性がそれを許しません、彼女自身はとてもさびしがり屋でした。 相反する二つの感情とでもいうべきものに際悩まされていた時、山吹翼と出会いました。 そして彼と接するうちにやがて彼に対して好意を抱き始めます。 そして彼と真剣に付き合い事を決意し、今現在彼の漫画のアシスタント権アドバイザーとなっております。」
799 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 22:58:34 ID:w0tZAHrq
「ではお邪魔させていただこうかと思います、おおっとやっていますねえ。 なるほど、ああいう類の漫画形はこのような形で構図とかを考えるものなのですか。 しかし二人もプロですねえ、セックスにまだ持ち込みません。 まあ、このままなし崩し的にセックスしてしまうようでしたら週間連載なんか出来ませんからね。 あれ、一通りの事を終えたらそれではいおしまいですか。 どうやら私も思い過ごしをしたようですねえ、彼らは恋人同士でもあるとともに、信頼できる仕事上のパートナーなのですね 今現在は仕事中、仕事に私情を持ち込むのは3流のやることです そんなお二人だからこそ、こうして連載を手に入れる事が出来たのですね。 お仕事の邪魔をするわけにはいきませんので私はこの辺で。」 「いかがだったでしょうか? 色々両氏のアーティストセックスライフジャックもこの辺で終了いたします では皆さん、またいつかお会いする日まで。 SEE YOU AGAIN」
800 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 22:59:26 ID:w0tZAHrq
その後、この番組を見て山吹の奴は自分の初恋の人の正体を知り 白鳥はこれがきっかけで「変体作家」の烙印を押され、絵本界から追放され。 山吹はこの体験を元にしたエッセイを出版し、それが大ヒットとなった。 この一連の流れの元となった色々両氏本人は相変わらず同じ事を続けていやがる。 ここまできて認めないわけにはいかない、色々両氏。あんたこそ伝説の男だ! 俺は、盗撮家業を辞めて別の道を歩むよ、あんたと同じ土俵に立ったところであんたにかなうはずはないんだから。
801 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/06(火) 23:00:05 ID:w0tZAHrq
これで終わりです
あいつは今日もまた「糞文」を垂れ流していた そして、それを見る事は俺にとって死んでいる事そのものであった
しっかしまあ、なぜ色々両氏は朝美を無視したんだろう? もったいない ま、二次創作何ざ所詮原作のパクリだしどうでもいいが
神が現れ無いかな〜
もう駄目かも分からんね。
807 :
めっさー :2006/06/07(水) 06:12:55 ID:j9BjLKef
いつか神と呼ばれる日を夢見て。めっさーです。 「きずあと」の後日談「かさぶた」が出来たのでうpします。 短い作品なので全部まとめて。
808 :
めっさー :2006/06/07(水) 06:14:42 ID:j9BjLKef
夜中になったにもかかわれず明かりもつけずに真っ暗な部屋の中、隆士は布団の上に寝そべっていた。 僕はなんて事をしてしまったのだろう。 ここで朝美ちゃんに二度と消えない傷跡をつけてしまった。 あの時断固として断り、彼女を説得しなければならなかったのに。 いや、朝美ちゃんだけじゃない、沙夜子さんもだ。 僕は本当にあの人の事を思っていた。 だからこそ、あの時空気に流されずに抱くのを断っていなければならなかったのに。 僕のあの人への想いは嘘だったのか? いや嘘じゃない。じゃあなんで抱いたんだ? なんであの人を傷つけるような真似をしてしまったんだ? 解らない、解らない、解らない、解らない・・・・
809 :
めっさー :2006/06/07(水) 06:15:45 ID:j9BjLKef
気が付いたら朝になっていた。一晩中悩んでいたらしい。 鉛が入ったように重い体を起こし、ぶらぶらと顔も洗わずに、なんとなく食堂の方へ足を運ぶ。 食堂には一人の先客がいた。 「あ、お兄ちゃん、おはよう。」 「ああ、朝美ちゃん・・・・おはよう」 「顔色悪いね。徹夜でもしたの?」 彼女の何気ない一言を聞くだけで、自分の中の罪悪感を突かれるようでとても苦しい。 「ああ・・・そんな所だね。」 「今日はお休みだからゆっくり寝るといいよ。あ、でもそんな時間もないのかな。」 会話をしていると、もう一人客人がやってきた。 「・・・・」 沙夜子さんだった。彼女にしてしまった事と、彼女の愛娘にしてしまった事の二重苦で 顔をあわせる事もできない。 「・・・おはよう・・・」 珍しく向こうから声をかけてきた。 「お、おはようございます。」 顔を背けたまま挨拶する。 「おはよー、お母さん。いま朝ごはんの準備するね。」 そう言ってキッチンへ移動する朝美ちゃん。 ただ、何気ないいまここの空気が凄く息苦しい。自分が傷付けた女性二人といるだけで 胸の中がチリチリとしてくる。 息苦しさで肺が詰まる。ここにいるだけで呼吸もままならない。 大急ぎで危険地帯から脱出するように部屋を飛び出す隆士。 その後姿を見つめる朝美と沙夜子 (お兄ちゃん・・・) (・・・・・・・・)
810 :
めっさー :2006/06/07(水) 06:16:17 ID:j9BjLKef
ふらふらと縁側を歩き、適当な所で腰を下ろす。 そのまま緑を何となく見ていたが、また激しい罪悪感に苛まれてきた。 また頭を抱え込んで悩んでいると、良く知った声がかけられてきた。 「おはようございます、白鳥さん。」 「あぁ・・・おはよう、梢ちゃん」 「お顔が優れませんね。徹夜でもなさったんですか?」 「ああ、そんな所かな・・・」 梢も隆士の横にそっ、と腰を下ろす。 「・・・白鳥さん、何かあったんですか?」 「えっ?」 「白鳥さん、さっきから思い悩んでいるみたいですから・・・・」 「・・・・うん、ちょっとね。」 「厚かましいようですが、私でよければどんな悩みかお伺いしますが?」 「えっ」 どうしよう、こんな事話ても彼女に軽蔑されるだけかもしれない。 でも、さっきから延々と続く苦悩から少しでも開放されるならそれもいいかもしれない。 「・・・・じゃあ、聞いてもらおうかな。」 「はいっ。」 「・・・僕にとってとても大事な人達を、傷付けてしまったんだ。」 ぽつり、ぽつりと独白するように話す。 「僕がその気になればそれは避けることができたはずなんだ。でも僕は傷付ける方を選んでしまったんだ。 おかげで相手の人に一生残る傷をつけてしまったんだ。こんな事許されるはず無いよね、ハハハ・・・。」 「・・・それなら、贖罪すればいいんですよ。」 「えっ?」
811 :
めっさー :2006/06/07(水) 06:17:37 ID:j9BjLKef
「犯してしまった罪は償えばいいんです。幸い相手の方は白鳥さんの事を恨んではいないみたいですし、 きっと簡単な事ですよ。」 「でも、僕には償う資格なんて無いよ。」 「そんな事ないですよ?、相手の方も傷つく事を覚悟して白鳥さんを受け入れたんです。 きっと白鳥さんが償いたいというなら、喜んで受け入れてくれるはずです。」 「梢ちゃん、何で君がそんな事を・・・・」 「白鳥さんと沙夜子さん達の様子を見てればすぐに解る事です。もっと元気出してください。 白鳥さんが贖罪なさると言うなら、私も手伝いますから。」 「梢ちゃん・・・・・・・・ありがとう。」 ふと足音がしたのでそっちの方を向くと、沙夜子と朝美が手を繋ぎながら食堂を出る所だった。 まるで、千切れかけた絆を二度と放さないかのように、しっかりと手をつないで。
812 :
めっさー :2006/06/07(水) 06:20:23 ID:j9BjLKef
終りです。初めて書いた三部作でしたがいかがだったでしょうか? もし感想などがお有りでしたら書きこんでいただければ幸いです
GJです
>>812 グッジョブ
俺の中では十分に神認定に値してます
815 :
名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 14:22:50 ID:mZ//cRja
>>812 白鳥がいかにして贖罪するのか気になります。
最近、セックスがカジュアル化していますよね。
そういう風潮を鳴滝荘の住人たちが知ったら、何を思い、何を感じるんだろうか?
816 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/07(水) 14:26:26 ID:mZ//cRja
名前付け忘れました
名無しでageてるのを差っぴいてもわかってしまった俺に欝
成年作品のスレッドに行けと小一時間
めっさーgj めっさgj
はぁ、書きあがったーっ……… では、どうぞ。
街に出た隆士と朝美は、沙夜子の誕生日プレゼントを存分に吟味していた。 道中に起きた、道端の雑草を見て朝美が動かなくなったり、道端で露天商紛いの商いをしていたエセチャイニーズとの遭遇等は割愛する。 しかし、割愛した中の、エセチャイナ露天商の売っていた銀細工を朝美が気に入ったので、詳細をここに書く。 「お兄ちゃんお兄ちゃん」 「ん?どうしたの朝美ちゃん?」 「あそこで売ってるアレ、どうかな?」 「アレ?…ああ、シルバーアクセだね…(って、売ってるのはあの人か)あ、朝美ちゃん?他所で買わない?ていうか早くここから離れ よう」、続けようとした隆士の声を遮り、露天商の女が声を張り上げた。 「あー!アナタはミスター不良債権スイーパーのお兄さんヨ〜!ちょっと見てくヨ〜!!」 どんな称号!?とツッコみつつ振り返る隆士の姿は、まさしく鳴滝荘唯一のツッコみと言っても決して過言ではなかった。 自らの愚考に溜息を吐き出しながら、朝美の手を引いて密入国者の怪しい商売品へと目をやる。 「へぇ…今回は割とフツーなんだ………」 意外、と言った風な声を漏らす隆士。 それもそのはず、今までの彼女のアレな売り物とは打って変わってマトモな銀細工が並んでいるからだ。 「わぁ…キレイだね、お兄ちゃん!」 と、横で目をキラキラさせている朝美に免じて、ここで何か買おうかな、と隆士が商品を端から端へと眺める。 と。
隆士は見つけた。 正確には、見つけてしまった。 多種多様な銀細工の中で、一際、いや、二際ないし三際異彩を放っている物体を。 恐らくは銀の髑髏を模しているのであろう、が、歪(いびつ)。 呆れるほどに歪であるそれは、新鮮な話題で例えるなら、某教育番組の司会のお姉さんが描いたマスコット級に歪である。 「あ、あ、の…コレ、は何でしょう…?」 「ヨ〜?あぁ、流石はお兄さんだヨ〜!それは唯一この私が作った特製髑髏ヨ〜?これにするのかヨ〜?安くしとくよ〜」 「やっぱり………」 はぁ、と息を吐いて、考え込むこと十秒。 「………朝美ちゃんは、どれがいい?」 と、聞かなかった事にして朝美に尋ねると、先ほどまで目を輝かせて商品を見ていた朝美はハッと隆士の方を向き、 「わ、私?えっとねー………」 そう言うと朝美は並んだ銀色の装飾品群を一瞥、しばらくの間考えた後、 「この十字架、かな?」 と、十字架(正確にはロザリオ)がぶらさがったネックレスを手に取った。 「それだね?じゃあ、これいくらですか?」 訊くと、店員は意味ありげにニヤリと笑い、 「■■■■■円也ヨ〜」 (※作者はこのテの商品の値段の相場を知りません。よって某狂戦士のセリフっぽくして誤魔化してます。アシカラズ) 「そうですか、じゃあ…」 そう言って隆士がポケットからサイフが取り出すのを見て、朝美は急に慌てだした。 「お、お兄ちゃん!?なんでお兄ちゃんがおサイフ出すの!?私がお母さんにプレゼントするんだよ!?」 大袈裟に腕を振る朝美に、隆士は微笑んで、 「実は、僕もまだ沙夜子さんのプレゼント買ってなかったんだ。だから、勝手なお願いになっちゃうけど… 僕と朝美ちゃんからのプレゼント、ってコトにしてくれない?朝美ちゃんは、そのお金を使って美味しいものでも作ろうよ」 最後に、ね?と念を押すと、朝美はぅーと弱々しく唸り、それから、 「うん…お願い、お兄ちゃん」 と俯き気味に言ったのだった。
さてその後もいたって問題なく、スーパーで特売品の中から選びぬいた品々を隆士と朝美は協力して勝ち取っていった。 支払いも済ませ、ホクホク顔の朝美と共にスーパーから出ると、既に夕日は傾いていた。 秋の夕日はなんとやら、隆士と朝美は足早に鳴滝荘を目指した。 道中の公園で、朝美がふと立ち止まる。 くるりと踵を返し、後ろから(彼がかなり無理を言って朝美から剥ぎ取った)荷物の大半を抱えた隆士を見つめる。 「ふぅ…あれ、朝美ちゃん、どうしたの?」 息をつきながら歩く隆士は、目の前で朝美が立ち止まっているのを見ると、同じように歩みを止める。 「お兄、ちゃん」 柔らかい調子で呼びかける朝美に、隆士は首を傾げる。 「うん?なにかな、朝美ちゃん」 「あの、あのね、今日は本当にありがと、お兄ちゃん」 ぺこり、と丁寧に両手を胸の前に添えて頭を下げる朝美。 「あ、いや、いいよいいよ。僕だって沙夜子さんにはお世話になってるし…あれ?なってるか、なぁ…?なって、ないような… ま、まあとにかくっ!同じ家に住んでるんだし、感謝の気持ちとしての誕生日プレゼントなんだから、気にしないでよ、ね?」 多少自分の発言を省みながらも、隆士は荷物を持った手をブンブン振って朝美に頭を上げるよう促す。 「それでねっ、お兄ちゃん。私………お礼が、したいの」 ほんの少し頬を赤く染め、朝美が言う。 「え、お礼?そんな、大層なことじゃ」 言いかける隆士に朝美が捲くし立てるように、 「いいの!私がお礼しなきゃ気がすまないんだから、お願い!お兄ちゃん!」 その剣幕にアてられたように一歩たじろいだ隆士は、やがて無言でコックリと頭を一度上下させる。 「じ、じゃあ、目、つぶって?」 朝美が照れ照れそう言うと、隆士は、 「目?うん、いいよ。ハイ」 何気もへったくれも無く、あっと言う間に目をつぶってしまった。 「そ、それでね、ちょっと、屈んで欲しいな。うん、そう、前に顔をよせて」 朝美の言葉に、素直に体を動かす隆士。 その淀みも、照れも、躊躇いも、戸惑いも、一切の無い動き。 相も変らぬこの究極だの超絶だの最強だのが頭につきそうな鈍感男のみに許されるこの暴挙とも言える所業に、朝美も驚いた。 しかし、意を決したように、キッと口を結ぶと、二歩三歩、ててっと隆士に駆け寄る。
―――目の前にあるのは、白鳥隆士の顔。 朝美は思う。 今、目の前にいるのは、「大好きな白鳥隆士さん」。 しかし、その「大好きな白鳥隆士さん」は、自分のものには成り得ない。 彼は、「大好きな白鳥隆士さん」は、「大好きな梢お姉ちゃん」の恋人であるのだから、だ。 この、顔も、唇も、体も。 こんなにすぐ目の前に、あるのに。 手を伸ばせば触れられる。 指を這わせれば感じられる。 唇を寄せれば、口付けも出来る。 なのに、だけど、だから。 その全ては、「大好きな白鳥隆士さん」の全ては、「大好きな梢お姉ちゃん」のものだから。 自分には、何も出来ない。 何も、してはいけない。 なら、この想いは。 秘めておこう。 自分の中に、心の、一番大事なところに、そっと仕舞おう。 それで良い。 「大好きな白鳥隆士さん」は、同時に「大好きなお兄ちゃん」なのだから。 この想いは、およそはじめてといえる、異性に抱くこの想いは、誰にも知られないところに、置いて行こう。 でも、今、だけは。 この人を、「大好きな白鳥隆士さん」を―――
―――私の。私だけのものに、したい。 声無き朝美の想いに応えるのも、また静寂。 その空間いっぱいに、沈黙が響き渡ろうとするその時。 むぎゅ。と。 朝美は、隆士に思いっきり抱きついた。 え?え?などと素っ頓狂に疑問符を飛ばす隆士の顔を横に、朝美はぎゅうと力いっぱい隆士を抱きしめる。 「いっつも、ありがとう。お兄ちゃん」 その言葉はすぐ横の隆士の耳に届く。 「あ、朝美ちゃん?」 いまだ状況も理解できていない隆士からぱっと離れると、たったと軽い足取りで、隆士から離れる。 「えへへぇ」 と、歳相応のあどけない微笑みを浮かべると、くるりと隆士に背を向ける。 「さ、帰ろう?お兄ちゃんっ」 明るいその声に、隆士は首を傾げつつも返事を返し、ぴょんぴょんと跳ぶ様に歩く朝美の後をついていく。 ―――この少女が、この時感じ、後に理解する言葉がある――― ―――「恋は乙女を大人にする」――― ―――いつかこの少女にも、その時が訪れることを願って――― 「お兄ちゃんっ」 ―――今ははじめての失恋の傷が癒えるのを、見守ろう――― 「大好きだよっ!!」
………お兄ちゃんって呼ばれてぇなぁ、オイ。
はっ!?すいません、なんかトんでました。ぐうたらです。
や、すぐに書き終えるつもりが、並行して書いてるのにどうも傾倒してしまい、こちらが遅くなってまこと申し訳ありませんでした。
リクを受けたのがぁ…うっわ
>>297 じゃんスッゲー遅いよやっべーorz
と、まぁ、えぇ、このスレも、一周年を迎えてさらに五ヶ月が経ちます。
今では勢いこそ無いけれど、まほらばを愛する人たちがいなくなることはないな、と、安心しています。
元よりこのスレにいる資格が無いというのに、初代スレから今まで潜り込んで来てしまったことは、大変申し訳ありません。
俺の軽率な発言でスレが荒れたのも、二度や三度では無いと、自覚しています。
それでも、受け入れてくれた方、未だ稚拙なこの文章に、惜しみないGJを下さった方、応援してくださった方、たくさんいます。
いくらお礼の言葉を尽くしても、足りません。
今回も、お題を下さった
>>297 さんをはじめ、応援してくださった方や、馴染み深い課題の人の声で、しっかりと書き上げました。
あとはめっさー氏やささかま氏に任せ、いい加減に不適格者は身を退かないとな、と考えています。
ひょっとしたら、この適当なガキがふらふらと舞い戻ってくることもあるかもしれません。
その時はまた罵倒するなりロウソク垂らすなり鞭で叩くなりしてもかまいませんので、どうかひとつ。
と、それっぽいなんか卒業式スピーチちっくな文章をつらつらと書くのにも厨房ウゼーな意見をお持ちの野郎も多々いるでしょうしね。
要約すると皆アリガト私マタ来ルヨー!みたいな。
それでは、このスレのみなさんと、小島あきら氏に最大の感謝の言葉を残して。
神作続編投下キタ―――――ヽ(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人( ゚д゚ )人( ゚∀゚)人( ゚∀゚)人( ゚∀゚)人( ゚∀゚)ノ―――――!!!!!!!!!!
828 :
めっさー :2006/06/08(木) 07:33:47 ID:62g38+YD
GJです! 待ってた甲斐があった。
>>ぐうたらさん テラGJ!! 最後で結局キスしなかったのが個人的にツボ(*´Д`) 朝美ちゃんええ子やわぁ…
いやもう、吉害がフリーでうろついてるのに比べたら、未成年くらいどうでもいいことのように思える。 もう本スレのほうのあれとか見るとね、完全に彼岸に逝っちゃったんじゃなかろうかと。 いや前々からアレだったけど、際どいところで踏み留まってたのに、とうとう最後の一歩を踏み外した感じが・・・。 リアルで人間が壊れていくところを見るのはキツイね。
831 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 12:22:21 ID:2RKB7mB0
新作ができました タイトルは「ABYSS」
832 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 12:23:18 ID:2RKB7mB0
7年前 鳴滝荘 俺はその日、配管点検のために鳴滝荘に訪れていた ソシテ、オレハシッテシマッタ、ココノオオヤニヒミツヲ ソシテアノオンナ、チャノハタタマミニクチフウジヲサレタ
833 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 12:24:14 ID:2RKB7mB0
俺がそのことから立ち直るのに3年もかかった、無論仕事はクビ 俺はその日まで専門の病院に入れられていた、あの日俺はすべてを失ってしまったのだ 職業、信頼、地位、財産、名誉、そして何よりも「俺」自身を 俺が俺を取り戻すためにあの女を調べることにした だがあの日以来俺に植え付けられた恐怖心が、鳴滝荘に近づけなかった 俺が鳴滝荘に近づけるようになったのは 茶ノ畑珠実がフリーのカメラマンとなり日本にいなくなった時であった それは否応なしに俺の恐怖心を和らげた そして調査の結果わかった あの女がああいう風になったのは、幼少期に両親による虐待によるものが一因だと だが、それは、あの女をそういう風にするには不十分なものであった 俺もああいうところにいたからわかるのだが、ああいう風になるにはもっと別の そう例えば「ごっこ遊び」を好き好むようなやつがそういう風になるのだということを そしてそのきっかけがこのときの俺にはわからなかった
834 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 12:25:03 ID:2RKB7mB0
やがて、あの女に子供が生まれる、相手の男は絵本作家してデビューする。 そしてさらに調べた結果、二人は遠い血縁関係にあるのだということを そこで俺はある仮説を立てた、あの女はその男と幼少期に出会っており、その影響で「ごっこ遊び」に興じるようになったのではないか、と。 そして、さらに調べた結果、二人の曾爺さんの葬式に二人とも出席していたという事実を知った。 そしてそれは俺の仮説を裏付けるには十分なものだった。 そう、俺とあの女をこういう風にした元凶は白鳥隆士なのだと 俺はそいつが憎かった、まるで善人の様に振る舞い、その実他人をどん底に貶めているあの悪魔を 俺がそれを決行するには時間が必要だった、茶ノ畑珠実が時折鳴滝荘に帰ってくるからだ しかもそれは不定期、あの女がいる限り俺はうかつに行動ができない それに結局のところ彼女もまたあの男の犠牲者なのだ、彼女に刃を向けるのはお門違いであった やがてあの女が再びどこかへと取材に行く日が訪れた、俺はその日それを決行した
835 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 12:26:09 ID:2RKB7mB0
「てんめええええええええええ!!!!!!!」 俺は鳴滝荘に入るやはや、あの男にナイフを突き刺した 「てめえのせいで、てめえのせいで、俺も茶ノ畑珠実も蒼葉梢も今まで苦しんでたんだ! なのに当のてめえは今の今までぬくぬく生きてきやがって! てめえのせいで俺は今の今まで何もかもを失ったんだ! てめえの「絵本」のせいで俺たちは苦しんでいたんだ、今でも絵本を書き続けるてめえが憎い! これじゃあたりねえ! おらああああああああああああ!!!!!!!」 そのときの俺には、どす黒い怒りをも超えた殺意しかなかった、気がつくと俺はそいつの原形をとどめないほどに滅多刺にしていた 俺は全身が血まみれだった、それは手を見れば判ることであった そして、俺の目の前には泣き崩れる蒼葉梢の姿がいた 「何でお前泣くんだよ? こいつのせいでお前も苦しんでいたんだろ?」 彼女からその答えを聞く前に俺の手には冷たい鉄の鎖がはめられた そしてこのとき確かに「俺」を取り戻したのだと実感した こうして俺の「ABYSS」は終わったのだ
836 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 12:27:13 ID:2RKB7mB0
これで終わりです まあ要するに「絵本」によって苦しむ男の物語です
無限ループって恐くね?
本気で壊れかけてるみたいで、いじるの怖くなってきたよママン。 しかしなんだな、犬は非難轟々の中にもGJレスもあったというのに こちらは非難しか起きないというのはいったい何が原因なのか・・・。
GJってのはgood jobなわけですなわち「いい仕事」ってことだ。 GJ貰えないって事はいい仕事をしていないと評価されるわけで、 評価されない以上はどうでもいいもの、もしくはいらないものと判断される。 二次創作って畑のなかじゃ、ファン層に共感を与えるようなものではないと評価されないわけで、 誰も共感を得られないものに価値はないってところだよ。 自分は書きたいものを書くだけだ〜ってスタンスもアリと言えばアリだが、 誰にも必要とされないものをわざわざ人目に触れる場所に出す必要はない。 チラシの裏にでも書いて自己満足すればいいだけだからな。 人に読んで貰おうとするなら、まず他人が読んでどう思うかを考えた上で公開するのが当然。 (変に媚びろという意味ではない) 有り体に言えば、自分のことしか考えていない公開オナニーなんて見ても面白くも何ともないってこと。
犬以下ってーと、各人各が現れて〜ってやつくらいしか記憶に無いな あの時の作者も厨房厨房言われてたが、まさかな
>>836 軽く目を通しただけでも誤字脱字のオンパレード。まほらばのSS以前にSSとしてモカス
帰宅早々誰やねんYOU
843 :
名無しさん@ピンキー. :2006/06/08(木) 19:21:49 ID:3IUGLqdq
浜谷太一 ◆yl1SBmcicはただのニートな訳で ぐうたら氏とめっさー氏はネ申!
>>ぐうたら氏 キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 久々だけど相変らず腕は落ちていないようで、GJですた。 自分にはこういうちょっぴりセンチ系なものは書けんとです。 こないだのとかかな〜り前の山吹×浅葱とかのゲロ甘風味専門店だからです。 センチとかシリアスとかエロ書ける人が羨ましいです。 気が向いたらまた投下でもしてくださいな。 ではでは。
フハハハハハ。実は砂吐くほどゲロ甘で青臭いほうが得意分野なんて秘密フハハハハ
846 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/08(木) 20:39:27 ID:M78cj4hk
>>838 「犬」って?
よくわからないので何スレ目見ればいいのかだけ教えてください
人の話は聞かないのに、自分勝手な
521 名前:浜谷太一 ◆yl1SBmcic. [] 投稿日:2006/05/30(火) 16:56:44 ID:n2ORat4P0 個人的な本心だが 梢みたいな境遇の話を聞くと そういう境遇に生まれていない自分は幸せなんだなあと、実感できる まあ僕でしたらそれを得意げに彼女たちに自慢しますね 「僕はあなたたちと違って惨めな境遇に生まれていません、だから僕は幸せ者です」 と、こんな感じでね コイツは真性のクズだ。信じられない。こいつにまほらばを語る資格はねえ
>>ぐうたら氏 神格…じゃなかった新作キタ━━(゚∀゚)━━!! こりゃ私も書かなきゃいけないかな、藍蘭島スレにいってる場合じゃねえや >>厨房 書くんなら「abyss」の意味くらい書け。 ほとんどの奴は知らん。
>>826 神キタ━━(゚∀゚)━━!!
またいつでもきてくださいね
>>849 ちょwww藍蘭島スレwwwww課題の人じゃあるまいしwwwwwwww
え?なに、また俺が藍蘭島スレまで迎えに行くの?
こうなる訳か _[課題] ( )('A`) ( )ノ俺) || | |
>>ぐうたら
続きktkr!!
基地外いるのにあんただけ追い出すのも気が引ける。
この際、コテと鳥変えて別人として(ry
>>849 あやね可愛いよあや(ry
とりあえずwktk
>>851 わざわざ迎えに行ったのお前かよwwwwww
>>853 俺だよ。涙ながらに連れ戻したね。あのときは。今日はイヤにIDが変わるっ
855 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/09(金) 00:28:04 ID:mSVSB45D
>>849 それでしたら「ABYSS」の和訳を
・そこの知れない深い穴
・どん底
・奈落
・深い亀裂
こんなものです
あのさ、ちょっとハッキリ意見させてもらうが、ぐうたら氏は最近出張りすぎの気がする。 これだけ言うと中傷してるようにしか聞こえんだろうが、最近ぐうたら氏は作品の投下以外にも色々とレスをしてるよな? しかも氏はトリップを付けてレスをしてるだろう? 他のスレを見ればわかると思うが、作者は作品の投下以外は書きこまない人が多い。 なぜかというと、トリを付けた作者が投下以外に書きこむと、そのスレが作者のスレのような感じになってしまうからなんだ。 本来はみんなのスレなんだがな。 そこで提案なんだが、ぐうたら氏は氏個人のサイトを持ったらどうかなと思う そこなら氏のサイトなのでまたーりと語り合いもできるし気ままに作品も投下できる。 失礼な言い方をするが、正直な話ぐうたら氏はこの板には向いてないと思うんだ… 氏にはもう少し自由にできるサイトのほうがいいと思う。 どうかな、ぐうたら氏? 長文スマンm(__)m
>>855 となると最後の文が意味不明だ
こうして俺の「そこの知れない深い穴」は終わったのだ
こうして俺の「どん底」は終わったのだ
こうして俺の「奈落」は終わったのだ
こうして俺の「深い亀裂」は終わったのだ
テイルズ厨か、覚えたてのカッコイイ英語を使ってみたかったのか。はてさて、と。
あー、年末ぐらいかなぁ。秋口からそこらへんまでテキトーに作ったサイト持ってたんですよ。 それでもなんか違うなーって思って、辞めちゃったんですけど。 去年の一月ごろ、アニメのまほらばを見て、単行本集めて、そんで創作意欲がムンムンしてた俺が何処かで何か書けないかなーと思って、行き着いたのがここなんですけどね。 当時はかなり人もいなかったし、初めて書くまほらばのSSの感想を聞くにはうってつけだ、と思って投下したんです。 それで結構多くの人に喜んでもらえて、そんで調子にのって、今まで居座って。 やっぱ俺が書きたいのは、ここの人たちに喜んでもらえるSSなんだなあって思いながら、夏とかは一日に何本もいろんな職人さんが投下したりするのに便乗したりして。 賑やかし目的で投下を始めて、ここしばらく出張ったのも目的は賑やかしだし。 ここを退くのは、寂しく無いなんてことは無いけどまだ15の俺はここにいちゃいけないわけだし。 まったりも好きだし馴れ合いもバッチコイだけど、なんか違う。 書くならここ。退くなら書かない。俺にはそのどっちかしか取れないな。 あー乱文で長文だーっ、ゴメン。 とにかく、やっぱ。 俺、このスレが好きだ。だからここでしか書けないわ。 これ以上書いても意味が無いから今日は消える。スマン
追加で言いたいことがあったわ。 基本書き込むときは名無しで潜むよう心がけてるけど、「ぐうたら」として答えるべきところは名前をつけて書き込んでる。 俺にとってのこの名前は昔から「誹謗中傷の標的」として使っているつもり。以上。
>>857 日本語に直すと逆に意味が解り辛い語句だから直接当てはめるのにはあまり意味がないと思う。
ヤツの使い方が意味不明ってのは同意だが。
種死で知ったとかいうオチだったら…とガクブル
>>858 >856が一番言いたいのは多分
自 分 語 り ウ ザ イ
だと思うぞ
KOTOKOで知りました
>>859 そうか。そんなに熱意があったのか…すまない。それは悪いことをいった。
これからも頑張ってくれ!
ABYSSと言われると、アーマードコアのステージ名が真っ先に出てくる… そういえば種とテイルズにもあったな 遊戯王には「アビス・ソルジャー」なんていう限定カードもあったっけ
擁護したくはないが、原作で部長が「常闇の奈落(アビス)」という技をつかってま
865 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/09(金) 10:14:51 ID:mSVSB45D
866 :
名無しさん@ピンキー. :2006/06/09(金) 16:35:58 ID:jJ0Vfat/
やっぱぐうたら氏の言う事は一味ちがうな、 自分の意見をしっかりと持ってるぐうたら氏は、同じ15とh(ry
>>862 あー、いや。とんでもない。
つか理に適ってるのは貴方の方だし。
それでも応援してくれるなら頑張ります。
ワガママでごめんなさい。
>>866 目を凝らして読むと「ボクはココじゃないと書かないもーん!」と言っている七不思議。
届けたい届かないこの思いを 空回りしたままの僕の情熱 読みたくない多数の駄作 読まなくちゃ可哀そうな気になるよ 消えていくプロな作者 浜谷だけ逝かれてるんだから おかしなレス見るんだ 荘に暮らす人を 君の書いたキャラが途中で殺しちゃうんだよ 頭ん隅措かれた設定 入れなくちゃまほらばじゃないんだから ケーブルの向こうの君に レスを返しているのに 君は話ひとつ変えてはくれない まほらば好きな人がいるのに 届かない届かないこの想いを 本当に大切な事何かな
ぐうたら氏より低い年齢で書いてる俺は(ry
ま、どうでもいいんですけどね。
>>868 元ネタ何?
えーと、遊戯王のいつぞやのOPか?
全年齢対象の所に21禁のURLを貼るって常識無さすぎだな 生きてて恥ずかしくないのか?
向こうのアンチか荒らしかがこっちの文をコピペしたんじゃね? なんでもいいんだけどさ
874 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:09:05 ID:A88Cadwm
新作できたのでうpします。タイトルは「さぷらいずど・あたっく!」です。 なお設定上の前3作との繋がりは有りません。て言うか沙夜ちゃん処女です。 今回出番はありませんが。
875 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:09:42 ID:A88Cadwm
今夜の鳴滝荘も桃乃さん主催の宴会でした。 いつもどうりお酒を飲んでテンションハイになってる桃乃さん。それに巻き込まれて飲めない お酒を無理矢理飲まされる僕。宴会開始15分でレッド手前のイエローアラーム鳴り放題です。 「うぷっ・・・もう限界ですよ、桃乃さん。」 「にゃはは〜、な〜に言ってんのよ、白鳥くん。これからが本番でしょうに〜。」 そんな事言ったって僕の体は限界を訴えています。何としてでもここから離脱せねばなりません。 そのための都合がいい事実があったのを思い出しました。 「そういえば、僕お風呂沸かしてました。これからちょっと入ってきます。」 「何よ、おフロなんていつでもいいじゃない。それよりも飲も〜よ〜っ。」 「駄目です。これ以上飲んだら入りたくても入れなくなっちゃいます。それじゃあ失礼します。」 すっと立ち上がると一礼して部屋を出て行きます。 「なによ〜、付き合い悪いわねぇ〜、いけす〜。」 出来上がっている桃乃さんの言葉にいちいち付き合ってたら負けです。僕は足早に風呂場へ足を 向けます。 「白鳥くんの根性無し〜、甲斐性無し〜。まあいいわ、さあ飲み直しましょ〜。」 ---そんな天地がひっくり返るような大暴飲が続くこと5分--- 「あら〜、もうお酒無くなっちゃったわねぇ〜。」 「それならおかわり持ってきましょうか、桃乃さん?」 「ん、お願いね〜、梢ちゃん。」 部屋に散乱したビールの空き瓶をあらかた回収した梢ちゃん、これから部屋を出ようとしたとき、 拾い忘れた空き瓶に足を取られて ずっでーーーーん!! 床にビール瓶が飛び散る音が散乱します。コケた梢ちゃんが気を失う事数瞬。 一瞬で静寂がその場を支配する。 一同、着せ替え魔緑川千百合の登場に恐怖し(除珠実)、ただ見守る一同。 はたして登場したのは―――
876 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:10:27 ID:A88Cadwm
「いてて・・・ん・・・えと・・―――」 頭の前髪2本がピンと立ち上がり、頬に丸いボッチが現れる。 「―――あっ、桃ちゃんだーーーーっ!!」 零距離ナナコミサイル発射!! 直撃しげふっとなんかやばい液体を吐く桃乃。そのまま壁に叩きつけられる。 朦朧とする意識の中、桃乃は対象を認識した。 「な、魚子ちゃん・・・?」 「うんそうだよ、私魚子ーっ。」 桃乃の体に抱きついたままにこにこ笑みをこぼす魚子。 「すごい久しぶりだねーっ、魚子会いたかったよーっ。」 「わ、私もよ・・・ゲフンゲフン。」 ひょこっと体を起こし、辺りを見回す魚子。 「お兄ちゃんは・・・?」 「あ、お兄ちゃんは今お風呂だよ。」 「いまここにいないの?」 「そうだよ。」 「そうなの・・・・」 アンテナを垂らし、しゅんとした表情をする魚子。 「まぁ、ちょっと待ってればすぐ上がってくるわよ。」 「やだよ〜、早くお兄ちゃんと会いたいよ〜。」 「そんな事言ってもねー。・・・・ん?」 一瞬考え込む桃乃。すぐに、ニヤニヤとした怪しい笑みをこぼす。 「魚子ちゃん、今すぐ白鳥君に会いたい〜?」 「うん、魚子会いたい!」 「桃乃さん、一体何を思いついたんですか〜?」 「ぬふふふふ・・・・」
877 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:11:07 ID:A88Cadwm
かぽーんという音が風呂場から響いてくる。 沸きたての風呂場の中、隆士は丹念に自分の体を洗っていた。 (やれやれ、お風呂から上がる頃には宴会もお開きになってればいいんだけどな・・・) などど考えていると、隣の洗面所から足音が響いてきた。 (・・・・?) 足音は洗面所の中で止まると、洗面所の扉を閉めた。 (・・・・・??) そして、しゅるしゅると布が擦れる音が聞こえてきた。 (・・・・・・???) 誰が一体何をしてるのだろう?その原因の人物に声を掛けようかと思った時、急に風呂場の扉が 開き――― 「お兄ちゃん遊ぼーーーっ!!!」 ナナコミサイル発射ァッ!! どすっと重い衝撃を受けながら体についた石鹸泡で壁まで滑り衝突し、 なんかやばい液をげふっと吐き出す隆士。 「な・・・魚子ちゃん!?」 「うんわたし魚子ーっ。」 一糸纏わぬ姿でぱぁーっとした笑顔で答える魚子。 「お兄ちゃん遊ぼ遊ぼ遊ぼーーーっ!!!」 「うっ、うわっ!」 以前部屋で抱きつかれた時より遥かにヤバイ状況だった。魚子ちゃんのほっそりした腕も、 たわわに実った胸も、やわらかなお腹も、全てが直に伝わってくる。ダムの関を開いたように 鼻血がドバドバと漏れ、意識が朦朧としてくる中、妄想フィルター越しの魚子ちゃんの甘い誘惑 が僕の大事な所を刺激してくる。 (やっ、やばい) 「お兄ちゃん遊ぼーーーっ!!!」 すべすべとした隆士の体に魚子の体が押し付けられ、軽々と理性が吹っ飛びそうになる。 今にも魚子を抱きしめようと、腕がわなないでいた。 (こ、こうなったら!) 「魚子ちゃんどいてぇぇぇーーーっ!!」 魚子を押しのけ壁へ向かって突進する隆士。 ゴツン! 「きゃあ!お兄ちゃんだいじょうぶ?」 壁に頭をぶつけ、額から血を垂れ流しながらゆっくりと理性を取り戻しつつ崩れ落ちる隆士。 「うん・・・大丈夫・・・。」
878 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:12:40 ID:A88Cadwm
二人で入るには狭い風呂場で隆士は魚子に背中を洗ってもらっていた。 あの後なんとか風呂から出てもらおうと説得したが、魚子が「お兄ちゃんと一緒に入りたい。」 と駄々をこねるので、体を洗いっこするという形で妥協したのだった。 「お兄ちゃん、かゆいところはないですかー?」 「あぁ・・無いよ、ありがとう。」 わっしわっしと背中を洗う魚子。 そのしなやかな手付きと風呂場中に満ちた女の子の匂いに胸のドキドキが止まらない隆士。 「あの、魚子ちゃん、そろそろ・・・・」 「次は前もあらいまーす。」 ずい、とからだを前に出す魚子。 「うわっ、ま、前はいいよ、前は!」 隆士が魚子から急いで離れると、魚子が急に「くりくり」になった。急の変化に戸惑いつつ、 何を見ているのかと視線の先を見てみると・・・・ 「う、うわぁっ!」 膨張した隆士の分身だった。 「かめさん・・・・。」
879 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:13:11 ID:A88Cadwm
「つやつや」になってひょいと分身をつまむ魚子。隆士にとって、それだけで十分な刺激が 全身に電気のように伝わる。 「かめさんもキレイにしてあげるねー。」 両手に洗剤をつけ、軽く分身をつかむ魚子。そのままわしわしと上下運動を始めた。 「うあぁっ・・・・はぁ・・・魚子ちゃん・・駄目だよ・・・。」 魚子を止めようとするが、全身に広がる快楽に力が出てこない隆士。 「かめさんも〜ぴっかぴか〜、ぴっかぴか〜。」 なおも分身を擦り続ける魚子。と、分身の先端から透明な液がにじみ出てきた。 「あ〜、かめさんヨダレ出してる〜。」 「魚子ちゃん・・・頼むから・・やめ・・あぁっ!」 射精感が急速に高まってくる。すべての快楽が分身の先端に集まってくる感覚を覚える。 「うあぁ・・あああああっ!!」 ビクン!と跳ね上がる分身。先端から白い精液が噴出し魚子の体を容赦なく汚していく。 顔から体まで満遍なく精液を掛けられた魚子は、きょとんと不思議そうに手の中でビクビクッと している分身を見つめている。 「かめさん白い液はきだした・・・・どうしちゃったの?」
880 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:14:30 ID:A88Cadwm
「もう・・・桃乃さん、いい加減にしてくださいよ。」 あのあと体を綺麗に洗い流し、風呂から出た二人は宴会場である隆士の部屋に戻り、 そこで急に眠くなった魚子を久枕の上にのせて、皆から事情を聞いていた所だたった。 「にゃはは〜、いいじゃない、もう二人は恋人なんだから。」 「二人でお風呂に入るなんて・・お・・大人だ・・・。」 朝美が顔を真っ赤にしている。 「良くないですよ。いきなりこんな事。もう勘弁してくださいね?」 「まぁ、考えておくわよ〜。」 まったくもう・・・と不満を零す隆士。しかし、ちょっとだけこれでも良かったかな?と 思う隆士だった。なぜなら、天使のような穏やかな魚子の寝顔を見る事ができたのだから。
881 :
めっさー :2006/06/10(土) 14:16:06 ID:A88Cadwm
終りです。ご閲覧ありがとうございました。 どうやったら隆士たんと桃さんを無理なく絡ませる事ができるかなぁ・・・。
GJ! 魚子純粋すぎてもうやばい
めっさー氏GJです! 魚子ちゃんとお風呂…なんともうらやましいシチュですな。
>>881 GJGJ!
でも細部で一人称やら二人称が違うっぽ。他はおっけ
885 :
めっさー :2006/06/10(土) 17:35:26 ID:zVkV+35l
>>884 どの一人称・二人称が間違っていたのでしょうか?
教えていただけるとありがたいのですが。
大きく間違っちゃいないけど、所々で「白鳥君」だったり「白鳥くん」だったりするけど、正しくは「白鳥クン」。 それと桃乃さんは一人称「あたし」。 ホント粗捜しみたいでゴメンだけどね。
かめさん魚子(;´Д`)ハァハァ
888 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/10(土) 22:25:42 ID:siWJyHCU
朝美って、苗字の色からみても 大学入学あたりから「黒く」なるのがお似合いな気が
889 :
めっさー :2006/06/11(日) 13:47:56 ID:2HBfEZHU
>>886 返答ありがとうございます。以後気をつけます。
次は白赤で書いてみるかなぁ・・・気長にお待ち下さい。
890 :
名無しさん@ピンキー. :2006/06/11(日) 18:42:05 ID:UyCWKHPP
この上なく楽しみに待ってますよ。
白赤と聞いちゃあ黙ってられねえ
>>889 そして混ざってピンクが出てくるわけですね
白赤で、ももいろ。 あれ、なんかどっかで聞いたフレーズだ。
「みずいろ」かな。あれは上手かった
朱と交われば紅くなるキボン
897 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/11(日) 23:32:28 ID:fXXwzWoK
白鳥の書いた絵本のせいで「桂言葉」化するお話希望
>>893 桃なら、別の人になってしまうぞ
>>891 の時点で黙ってられなくなったので投下。
白×赤ものです
「第…何回でもいいや、チキチキ王様争奪グレイトバトル!!昨日、一昨日と続いて開催ィィィ!!!」 朝から缶ビール六本を開けた桃乃さんがそう高らかに叫んだのは、ちょうどお昼ご飯を食べようかと準備を始めた頃でした。 「………桃乃さん?」 僕が声をかけると桃乃さんはくるりと振り向く。 「にゃ?なにカナ白鳥クン?」 「一昨日。一昨日は鬼ごっこでしたよね?いい年して公園で」 「そーだったわねぇ。白鳥君クンはもっと恥と外聞を捨てて走らなきゃダメよー?」 思い出を掘り返すようにしみじみと。 「………それはさておき、昨日は、缶蹴りでしたよね?やっぱりいい年して公園で」 「そーねぇ。白鳥クンは缶をしっかり守ってないとイチコロよー?」 感慨深げにしみじみと。 「その所為でもう珠実ちゃんが二枚も王様になれる券持ってるじゃないですか!?それなのにまだやるんですか!?」 そんな訴えに桃乃さんは、む。と顔をしかめ、 「何なにナニ〜?白鳥クン、まさか勝負の前から珠ちゃんに勝ちを譲ってるの〜? ダメよーそんなんじゃ!鳴滝荘の住人たるもの、常に人生に、勝負に、宴会に全力で挑まなきゃ!わかった?」 ずずいと顔を寄せてそう言われると、やはり僕は何も言えずに、 「………わかりました」 と、屈してしまうのだった。
「よーし、みんな集まったわね〜?」 中庭に集まった僕たちの前に立った桃乃さんが手にヒラヒラさせているのは、「王様になれる券」。 鳴滝荘住人に対してのみ、拒否権を持たせず如何なる願い事すら遂行させる義務を課す、ある意味最強の対人宝具。 その券を狙い、ここに集うは七人の鳴滝荘住人(もっとも、ほぼ遊び感覚なのでそこまでギラギラはしていないけれど)。 「桃さ〜ん、今日は何で勝負するですか〜?」 のび〜たその声の主は、僕がここに越してきてから、通算戦績が最も高い、キング・オブ・鳴滝荘。茶ノ畑珠実ちゃん。 恐らく僕が越してくる以前から無敵の強さを発揮していたであろう彼女の周りには、燃えるようなオーラすら見て取れる。 獲物を追えば必ず捕らえ、缶を蹴れば十里飛び、そして標的を捜せば必ず見つけ出すというハイスペック女子高生だ。 「………白鳥さん〜?」 首から下は動かさず、にゅるりと首を百八十度回して珠実ちゃんが僕を見据える。 「な、なな、何、かな珠実ちゃんっ!?」 ビクッ、と震え上がりながら返答すると、珠実ちゃんはニヤリと口元を歪めて、 「ま〜た私の悪口を脳内で展開してませんでしたか〜?」 続いてビビクッ、と肩をすくめる。何故心の中が読めるんだろう………? 「表情に出すぎです〜」 「ハイハイそこ!おしゃべりはノーサンキューだわよー。」 パンパンと手を鳴らし、先生のように場を静める桃乃さん。 「今日の種目はオーソドックスにかくれんぼ!オニはジャンケンで決めて、制限時間は一時間! 範囲は鳴滝荘敷地内、禁止区域無し、禁則事項は施錠!おっけー?」 はーいと、みんながまばらに返事をする。 それにしても桃乃さん、こういう時はテキパキと出きるんだなぁ……… 昨夜宴会で二桁ほどビールを飲んだ挙句に目覚めの一杯で焼酎ロックで一杯と前述の通りビール六本開けてるようには見えない。 「そいじゃジャンケンしましょー。はい、ジャーンケーン………」 ぽん! 「マ゛〜〜〜………」 結果は、接戦の末に珍しく珠実ちゃんの負け。オニとなった。 「それじゃあ準備はよろしいか?」 桃乃さんが神妙な表情を作り、周りを見回す。 「今日もサクッと勝って三冠を目指すです〜」 珠実ちゃんが、 「お母さん、頑張って隠れてね!」 朝美ちゃんが、 「………おなかへった………」 沙夜子さんが、 「今日こそ珠実のハナをあかしてやるゼ!」 灰原さんが、 「白鳥さん、頑張ってくださいね♪」 世界で一番可愛いくて優しく、料理上手で思いやりのある僕の大切な恋人こと鳴滝荘大家、梢ちゃんが、 「うんっ、梢ちゃんも頑張ってね!」 そして僕が言う。 「それでは、鳴滝荘主催、チキチキ王様争奪グレイトバトル、レディー………」 周囲の賛同を確認した桃乃さんが、すっと手を上げる。そして……… 「ゴーッ!!!」 戦いの火蓋が、切って落とされた。
流石に僕もいつまで経っても「引越してきたばかりのヒヨッコ」というわけにもいかず、色々と学習はした。 した、筈なのに、前回のかくれんぼでは開始早々なんと沙夜子さんに見つかるという失態を演じてしまった。 なので、今日の僕は頭をフルに使って勝ち抜くことをモットーにして見る。 まず、人が住んでいる部屋はNGだ。 基本的に隠れるところは押入れぐらいしかなく、唯一の例外が朝美ちゃんの見せたダンボール隠れだ。 続いて空き部屋。これも勧められない。 四号室などは隠れるには絶好のコスチューム天国だけど、そもそも千百合ちゃん出現時以外は鍵がかけられている。 それをわざわざ開けて隠れては、ここに人が隠れてますぜダンナ、と言っているのと同意だから。 そもそもこの鳴滝荘は基本見渡しが良く、中庭ですら一回りすれば大体の位置が把握できるほどだ。 …これもまた例外だけど、珠実ちゃんの木登りや、灰原さんの潜水、…あとは論外として沙夜子さんの盆栽同化。 例外中の例外としては珠実ちゃん作、梢ちゃんの秘策中の秘策、「カモフラ柱」ぐらいか。 ………例外ばっかだ。例外ばっかだよ……… ぅぁぁ、と頭を抱えながら、そろそろ五十をカウントした珠実ちゃんから逃げるように鳴滝荘の中へ。 さっき言った様に、見晴らしの効く場所はダメ、と、なると……… 「さぁ〜早いトコ全員見つけるです〜♪」 そんな声が聞こえた頃、僕は第一物置の中に居た。 掃除用具やら妖しげなものやらがひしめきあってごったがえしている物置は、隠れるには絶好の場所だ。 それほど広くは無い物置の中、さらにその奥へいろんなものをどかしながら進む。 すると、ちょうどいい空間が。 壁に沿って置かれている棚と、部屋の角の所に、丁度人一人が収まるスペースが。 これ幸いと、僕はこの戦いが終わるまでココに潜むことに決めて、そこに座り込んだ。 それから三十分ほどが経ったと思う。 不気味なほどにこの物置に人が近づく気配は無く、ちょっと前に遠くで無念そうに叫ぶ桃乃さんの遠吠えが聞こえたぐらいだ。 ………あれ、ひょっとして僕、買っちゃうかも? などと浮かれている僕を、一瞬で現実に戻す、物音がした。 ―――がちゃり。 物置の扉が、開けられた。 「―――っ!!」 僕は身を硬くして、そのままやりすごすべく息を潜め、身をかがめる。 中に入ってきた人物は、十中八九珠実ちゃんだろう。 隠れる側の人間は、わざわざ危険を冒してまで途中で場所を移動しないからだ。 ガサガサと、部屋のものをどかしながら、確実に。 ―――こちらへ、来る。 ああ、短い夢だった。とか、やっぱり珠実ちゃんには勝てないな。とか思って諦めモードに移行していると。 最後の壁、身を隠すために置いていた僕の身長よりも大きな板が、取り去られた。 「し、白鳥?」
その、珠実ちゃんとは明らかに違う声に。 その、いつも耳にする、最愛の女性の声に。 僕が、ふ、と顔を上げると。 髪をポニーテールに纏め真っ赤な瞳が特徴的な、僕の恋人である女の子が立っていた。 「さ、早紀ちゃ…んッ!!?」 ぱぁぁ、と、顔全体で喜びをあらわす早紀ちゃん。 それとは対照的に。 僕の顔は、真っ赤に染まっていて、今にも爆発しそうだった。 今にも抱きついてきそうな早紀ちゃんも、僕の表情を見て、訝しげに首を傾げる。 しかし僕の顔色は戻らない。 なぜなら。 座り込んだ姿勢のまま見上げた僕の視線の先には、短いスカートとニーソックスの間から覗く、しましまのナニカが、あったから。 「おい、白鳥?何処見て―――ッ!!?」 真っ赤な顔で固まる僕の目に、ナニが映ってるかをようやく把握した早紀ちゃんは、同じように顔を紅くする。 そのまま瞳を涙で潤ませ、両手を股で挟むようにスカートで押さえると、 「ば、バカぁぁぁぁぁあああああッ!!!」 そのまま右足で強力な蹴りどぐボぁァっ!!!! 「こ、このエロ鳥っ!!」 真っ赤な顔で早紀ちゃんが叫んでいるのが聞こえる。 「せ、せっかくお前に会いに帰ってきたら、珠にかくれんぼ中だって言われたんで隠れようとしたら、お前が居て、 それで嬉しかったのに…それなのに、ぱ…ぱ………〜っ、見やがって!あたしだって心の準備が必要なんだぞ! そ、そりゃあ、さ…こ、こここ恋人のお前が見たいって、言うんなら、絶対、ダメ…てワケでも…無いけど………」 どんどん声は小さくなって、壁にめり込む僕の耳には届かなくなっている。 「ざ…ザギヂャン………見ちゃッダノバ…ほんドにごべん…でも………とりばべず…ダズゲデ………」 ああっ!と早紀ちゃんが声を上げて僕を壁から引き抜く。 ごめんなーっと早紀ちゃんが僕を抱きしめようと両手を広げたその時。 どたばたと。 こちらを目指して廊下を走る足音が聞こえてきた。 「や、やばい!」 慌てた僕は倒れていた板を立て直し、そのまま早紀ちゃんを引き寄せた。 「早紀ちゃん、こっち!」 「え?、きゃっ!?」 ―――がちゃり。 再びドアが開かれる。それからしばらく。闖入者は部屋の中を捜したものの、諦めたのか、再び部屋を出た。 「―――ぷ、はぁ…助かった」 と、一息ついていると。 「………しらとりぃ」 僕の胸の辺りで、か細い女の子の声がした。
「ん?………う、わっ!!?」 見れば、頭ひとつ、僕より身長の低い早紀ちゃんが、真っ赤な顔をして僕の胸に顔をつけた形でこちらを見つめていた。 ………………………ヤバい。すっっっっっごく、ヤバい。 だって早紀ちゃん今にも泣きそうだしすっごく顔赤いしああやっばい僕の心臓なんかスゴいことにしかも上目遣いは反則―――!!! ボシュンボシュンと頭からイカれた機械のように煙が立ち上る。 「ご、ごごごごっごごごごご、ゴメンっ、早紀ちゃん。こ、んなことっするつっもり…じゃなかったんだけど………」 すると早紀ちゃんは赤らんだ顔で俯いて、ぽつりと。 「あ、あたしは…へいき…し、こんなに暗いとこで、急に…だから、びっくりしたけど…白鳥は…その…あたし、の…恋人…だし………」 ―――――――――。 オ手上ゲ。コレハ反則デス。可愛スギル。 でも、このままだとナニか凄くヤバいので、早く切り抜けないと―――あ、アレ? 「あれ?い、板がどかない………?」 片手で早紀ちゃんを抱いて、もう片方の手で板を押しても、なにかが引っかかっているようで、外れない。 「ど、どうしよ………ねぇ、早紀ちゃん?」 尋ねると、早紀ちゃんは、 「ぅ?」 と、熱に浮かされたようなうっわー超ヤバい。 だってモノスゴク可愛いしやっぱり上目遣いは反則だよああ何か柔らかいものもイロイロとあたってお互い顔が真っ赤だよおかーさーん! 「ぁ、あたしは………このままでもいいか、な」 ―――――――――。 二度目ノオ手上ゲ。 ソコデ、ソコデニンニコハ反則デスヨ。 「じ、じゃあ僕も…このままでも…いいかな………?」 ぎゅっと、両腕で早紀ちゃんを抱きとめる。 「…え。へへ…」 ―――――――――。 三度目ノ、オ手上ゲ。
「………………………」 そのまま、もう十分ほど経ったのかな。 あれからは誰もこの物置に踏み込まず、静寂が続いていた。 「………白鳥」 不意に、早紀ちゃんが声を上げる。 「あ、何?」 「白鳥って…体、大きいんだな」 「そ…そうかな」 「ん。大きいし、暖かい」 そのままぎゅうーと日向ぼっこ中の猫のようにうにーとした顔で擦り寄る早紀ちゃんに、何度目かの臨界点。 「白、鳥」 「、なに?」 数秒の間を置いて、早紀ちゃんは赤い顔に負けないぐらい朱ののった唇から言葉を紡ぐ。 「あたし、このまま死んでも、いいや」 、イキナリ話がぶっトんでるね早紀ちゃん。 等とは口には出せず、黙って話を聞く。 「あたし、の居場所は、白鳥の中にあるから。こんな近くに白鳥が居てくれるなら…このまま死んだって、世界が滅んだって、いい」 「早紀、ちゃん………」 早紀ちゃんの髪の毛から香る、甘い香りが鼻をくすぐる。 熱を帯びた、赤い早紀ちゃんの頬が、胸に置かれていて熱い。 早紀ちゃんの柔らかな膨らみが、密着するように触れている。 細い早紀ちゃんの足が、僕の足と交わるように当たっている。 早紀ちゃんの、全てが。 僕をおかしくしてしまう。 「早紀ちゃん………」 僕の心臓の音が、うるさい。 「白鳥………」 早紀ちゃんの心臓の音が、トットット…と、心地よいリズムで伝わってくる。 「大好き、だよ………」 片方の腕を腰に回し、もう片方の手は早紀ちゃんの顔に添える。 「あたし、も…だいすき………」 そっと目をつぶる早紀ちゃんの顔にそっと自分の顔を近づける。 互いの体温を間近で感じながら、唇と唇が、重な―――
ドゴーン!! ―――重なら、なかった。 「、うぇっ!!?」 慌てて早紀ちゃんを隠すように抱いて、前を向くと。 「………………………ナニ、を」 そこには。 「………………………一体、ナニ、を」 やはり。 「………………………こんなところで、一体、ナニ、を」 いた。 「………………………こんなときに、こんなところで、一体、ナニ、を」 オニ、否。 「やってるですかスケコマシぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」 鬼、が。 「う、わあああああああああああ!!!?」 僕の生存本能が告げる。 ヤバい。 死ぬ。 ここで、僕は、殺される。 「ど、どどどどどどどうしよう!!?そ、そうだ早紀ちゃ…っやっぱり気絶してますよねーよかった!!………、っ」 僕の胸に抱かれて、恥ずかしそうに顔を染めて気絶する恋人の顔が。 あまりにも、安らかだったので。 僕は、頑張って珠実ちゃんに立ち向かおうと思った。
勢いって怖いですね。ホント。 まあなんにしても早紀ちゃんサイコー!て点に要約されます。 あと最終回読みました。深くはいえないけど、スゴいですね。桃さんの●の○○ちゃんとか可愛すぎて悶え死にそうでした。 桃×紫とか白×桃とか書きたいなーとおもいながら、サヨナラ。
早紀物は堪らん(;´Д`)ハァハァ
>ぐうたらさん これは時期はずれでも炬燵で転がれということですかァ!? GJ!!
〃∩ _, ,_ /) 〃∩ _, ,_ /) 〃∩ _, ,_ /)゛ 〃∩ _, ,_ ⊂⌒( ゚Д゚)ミ( ⌒ヽつ ⊂⌒( ゚Д゚)ミ( ⌒ヽつ ⊂⌒( ゚Д゚)ミ( ⌒ヽつ ⊂⌒( *゚∀゚) `ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ .`ヽ._つ⊂ノ 早ーーー紀ーーーーー早ーーーーー早ーーーーー紀ーーーーーー・・・・もう、早紀の奴・・・
GJ!GJですよぐうたらさん!!
ええぃココの質&量は化け物かッ!!?? 嬉しい悲鳴があがって仕方ありませんですハイ
913 :
名無しさん@ピンキー. :2006/06/12(月) 18:35:12 ID:WiNmjCk9
めっさー氏といいぐうたら氏といい、何でこんなに語彙力がすばらしいんだ。 GJ!!!
914 :
めっさー :2006/06/12(月) 19:11:56 ID:qlFVotqr
めっさーです。約束の白赤もの「気付いて欲しい」ができたのでうpします。 「白鳥ッ、入るぞ!」 ノックも無しにいきなり部屋のドアを開けた人物は蒼葉梢だったが、その髪はポニーテイルに 結ばれていた。 「早紀ちゃん!?、・・・・どうしたの、その格好は。」 見ると早紀の服装は体操着にブルマーという井出達だった。 部屋の中に入り部屋のドアを閉めると、早紀はどこか急いでいる様子で話しかけてきた。 「白鳥、運動しよう運動!」 「う、運動!?」 「そうだ、いっつも部屋に篭って絵を描いてばかりなんて不健康の極みだ! こんな天気の良い日に篭ってるなんてバチがあたるぞ!!」 いきなり過ぎる話に戸惑いながらも、隆士は答えた。 「うーん・・・・運動するのはいいけど、僕体力無いから早紀ちゃんについていけないと思うよ。」 それを聞いて、早紀はもじもじしながら 「なんだ、体力に自信ないのか・・・・なら、室内運動でもいいぞ。」 「え、天気が良いから運動するのに室内で運動するの・・・?」 「・・・あーもうっ、いいじゃねえかっ、体を動かせるなら!!」 「は、はいっ!」
915 :
めっさー :2006/06/12(月) 19:14:18 ID:qlFVotqr
「じゃあ、まずは開脚屈伸からだ。」 「うん、僕からやるよ。」 ぺたんと床に座り、足をハの字に開く隆士。 そのままぐいーっと手を左足の爪先に伸ばすが、手が爪先に届くか届かないかの所でピタリと 止まった。 「そこまでが限界か。よし、押してやる。」 そうすると早紀は上半身を隆士の背中に押し付け、 「え!?」 「せーの!」 ぐいーっと前倒しした。当然、隆士の背中に胸の柔らかい感触か広がる。 「ふわ、あわわっ。」 体が伸ばされ痛みを覚えるが、今はそれに構っている暇は無い。 背中の胸の圧迫感と、かすかに匂う早紀の汗の匂いで頭の中がくらくらしてくる。 一旦後ろからの圧力から開放され、押される前の位置に戻る。 「もう一度。行くぞー。」 再び胸を押し付けられながら前に倒される。 「あわわっ。」 再度押し倒され、胸の心地よい圧力を感じる。 密着した背中から、トクン、トクン、トクンというテンポの速い心臓のリズムが伝わってきた。 「よーし、こんな物でいいだろう。」 隆士を前倒の圧力から開放した早紀は、今度は自分が床にぺたんと座った。 「今度はお前が押してくれよ。」 「う、うん。」
916 :
めっさー :2006/06/12(月) 19:15:43 ID:qlFVotqr
「せーのっ。」 右足の爪先に手を伸ばすと軽々と両手で爪先を握る早紀。 そのまま体を深く沈めていく。 「早紀ちゃん、押すよ?」 言うと同時に肩を軽く押す。 「ひゃうぅっ!?」 全身を激しくビクつかせる早紀。 「バ、バカッ、いきなり人の体に障る奴があるか!」 「ごっ、ごめん。」 怒られて謝る隆士。でも心のなかでは、早紀ちゃんちょっと敏感になってないかな?と疑問を 覚えていた。 再び屈伸を始める早紀。今度はちゃんと声をかけてから押す事にする。 「早紀ちゃん、押すよー。」 ぺたり、と早紀の両肩に手を置く。 柔らかい。率直な感想だった。すべすべしてぷにぷにした肌が、体操着越しに手に吸い付くような 触感だった。ふと、手の中で早紀の体がかすかに震えているように思えた。 「よーし、これぐらいでいいだろう。」 ちょっと頬をピンクに染め。すっくと立ち上がる早紀。 「次は立居上体屈伸だ。よく見てろよ。」 そう言うと、体を上にのばし、「いっちにぃ」、可愛いおへそが見えて、 「さんしぃ」、上半身を下に伸ばすと、 「うわぁ・・・」 思わず声が漏れた。早紀の形のいいお尻が丸見えだった。ブルマに包まれているそれはいやらしさ が倍増していた。 「いちにぃ」再び上体をそらす早紀、その頬はピンクに染まっていた。 (早紀ちゃん・・見られてるのを意識してる・・・?) 「さんしぃ」再びお尻を丸見えにする早紀。心なしか、その頬はさらに赤く染まっていく様だった。 (もしかして・・・・)
917 :
めっさー :2006/06/12(月) 19:17:41 ID:qlFVotqr
前半はここまでです。後半は後日。
918 :
名無しさん@ピンキー. :2006/06/12(月) 19:31:22 ID:WiNmjCk9
さて、ちょっと未来に行くとするか。
僕らも行くよ〜
うわぁぁぁぁぁいつの間にか早紀ちゃんラッシュキテタ━━━(゚∀゚)━━━!! ぐうたら氏、めっさー氏、おまいらGJだ
んー、そういやぁ、あんまり「さん」とか「氏」とかつけられるの好きじゃないかも。ムズガユイ。 普通にぐうたらでいいのに。 これも私信に入るのならスマソ
両氏ともGJ! スレの雰囲気がちょっとずつ良くなってきたな。
923 :
ささ :2006/06/12(月) 22:10:22 ID:YhtyftsD
それは一般的な礼儀ってものだから我慢しなされ 呼び捨てで感想書くってのもなんかやりづらいでしょ? 私の場合はあなたの作品を目標にしてたって意味でも絶対に「氏」は外せませんけども。 呼び捨てなんてもっての他です。 まぁ、あまり気にしないでということで。 これからもがんがれ、ぐうたら。
>>923 禿同
両氏GJ!!!!
早紀ちゃんかわいいよ早紀ちゃん
GJダヨ〜 >それは一般的な礼儀ってものだから我慢しなされ >呼び捨てで感想書くってのもなんかやりづらいでしょ? 同意。呼び捨てにされてる神の例もないこたないが基本的に荒れるもと。 ……ハッ!?それともタン付けを御所望か?
ぐうたん言うなー!
>>926 長くして「ぐ〜ちょこらんたん」のほうがいいか?
その場合イメージキャラがスプーに(ry
ところで新作投下ま〜だ〜?
「こんな仕事してて、朝美ちゃんは辛くないの?」 白鳥の問いかけに対して、泣き出しそうなほどに健気な笑顔で答える朝美。 「おかあさんと一緒にいられるんだもん、それだけであたし幸せだよっ!」 週末の双葉銀座のアーケードにござを敷き、雷おこしの空き缶を置いて『セルフサービス 1発せんえん』の札をだし、ぱたりと横になって日がな一日暮らす沙夜子。 「おにいさーん、いっぱい頑張るから今晩あたしのこと買ってください!」 自分の胸までにすら満たないような学生服姿の少女からの突然の申し出に面食らい、 足早に立ち去る生真面目そうな背広姿。 「だめだー、全然買ってくれないよ。んもう、おかあさんだめだよちゃんと仕事しなきゃ」 呼んでも揺すっても鼻ちょうちんを浮かべたままの沙夜子。 「おかあさん起きてー!、……もうー、今日もあたしががんばらなきゃ」 母、沙夜子のことを気にしながらも、歓楽街の方まで客引きに行ってしまう朝美。 一人取り残された沙夜子は、悲惨ともよべる諸々の現状から目を背けるかの如く、 相変わらず不貞寝を続けている。
そうこうするうちに、今日最初の客を先にみつけたのは沙夜子の方だったようだ。 「おい、なんだありゃ?」 やってきたのは、オールドヤンキー三人組。バナナの皮のように地べた端に 転がっている沙夜子をみつけて、大いに驚いている様子だった。 「一発千円って……、これハメちまっていいんすかね?」 「おいおい、大丈夫かよ。おかしいぜ、このスケ」 とかなんとか言いながらも、ヤリたい盛りの高坊どもである。道端に転がった このお菓子を拾い食いしない手はなかった。 「じゃ、オレがいっちょコーマンかましてみやす」 堪え切れずワンピースのスカートに手を掛けるスキンヘッドの少年に続き、リーゼント頭も 身を乗り出す。「おい、ちょっと待て。俺が先だ」 リーゼントが意を決してスカートを捲し上げると、高そうな黒レースの下着が目に入る。 そんな辱めにも全く動じないように、沙夜子は目をつむったままだ。反応がないことに リーゼントも一瞬ためらったが、かまわずパンティをずりさげる。 「えー、ツヨシさんずるいっすよー」 「るせー、お前は上のクチでも使ってろ」濡れてもいないマンコにツバを塗ったくると、 既にギンギンに怒張したペニスをそこへ強引に挿入する。 「う、う」 膣内の引き攣れる痛みと、その屈辱にさすがの沙夜子も声をあげた。 嗚咽するつむったままの目じりからは、薄っすらと涙が浮かんでいる。 「じゃあオレは上のクチで……」 「やべ、もうイキそうだ。うっ」
932 :
ほとり ◆HOTORIJVWY :2006/06/13(火) 08:07:52 ID:E6un5g3c
「コラ!、なにやってんだおまえら!」 非日常な光景にすっかり現実感を失ってしまってはいたが、そこは天下の往来である。 ほどなくパトロール中の警官にみつかってしまう。 「あ、やべ。マッポだ逃げろ」 ズボンをたくし上げながら、走り去るオールドヤンキーズ。 「待ちなさい!」 それを追って、走っていく警察官。 後に残ったのは唇を精液で塗らした沙夜子と、その呟きだけであった。 「おかね……」 静かになった往来には、沙夜子のハラの音だけが空しくなり響いた。
悲惨だな
934 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/13(火) 12:55:14 ID:WZc8sYMp
残りも少ないので短い作品を タイトルは「バーンアウト テイクダウン〜IN NATUTAKISOU〜」
935 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/13(火) 12:56:40 ID:WZc8sYMp
936 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/13(火) 12:57:45 ID:WZc8sYMp
これで終わりです 「バーンアウト3 テイクダウン」 プレイしていたらこういうのが書きたくなってしまった
宣伝乙
なぁ、誰か教えてくれ。 NATUTAKISOUって何だ?
>>939 夏滝荘。それこそが浜谷の追い求めていたぬくぬく度ゼロのドス黒いある種夢見がちな理想郷なのです!
941 :
めっさー :2006/06/13(火) 19:03:15 ID:KYnaf9Rr
「気付いて欲しい」後半うpします。 さっきまでの行動から、早紀がなにを考えているのか推測し、結論を出す隆士。 その仮説が間違っていてた時、半殺しで済むかどうかだが、なんとなく確信めいたものが心の中にあった 「次は白鳥の番だぞ・・・白鳥?」 運動を終えた早紀にそっと近づき、ささやく 「早紀ちゃん・・・言い辛いんだけど・・・」 「な、なんだよ・・・・」 耳元に口を寄せ、こっそりと話す。 「僕に・・・えっちな事・・・されたいの・・・・?」 「なっ!!!!」 一瞬で真っ赤になる早紀。 「そ、そそそそんな事ッ!!!!」 「うわぁ!!」 矢張り間違っていた。そう思い殴られるのを覚悟で目を閉じ歯を食いしばった。 しかし、数瞬経っても鉄拳はこなかった。 (・・・?) おそるおそる目を開けると、真っ赤になった早紀が立ちすくんでいた。 「そんな事・・・そんな事・・・そんな事・・・あるかも・・・・。」
942 :
めっさー :2006/06/13(火) 19:04:05 ID:KYnaf9Rr
「早紀ちゃん・・・。」 「は、恥ずかしかったんだぞ、凄く。」 早紀の両肩に手を置き、じっと見つめる隆士。 「そ、それに怖かったんだぞ、凄く。お前にえっちな娘だと思われて軽蔑されるのが・・・・。」 「僕の事を思ってしてくれたんでしょ?、だったら僕嬉しいよ、凄く。」 「白鳥・・・。」 そっと、唇の触れ合うだけの優しいキス。 「ふっ・・・・んぅ・・・・。」 ただそれだけで、お互いの頭がアルコールが入ったかのように、熱く酔いしれてくる。 ぷはぁ・・・と唇を離す二人。 「来て、早紀ちゃん。」 足を広げたまま床に座り、早紀を誘う隆士。 「うん・・・・」 その上に隆士を背に、ちょこんと座る早紀。 「ん・・・・」 早紀の耳にふっと息を吹きかけ、舌をなぞらせる隆士。 「ふ・・・あん・・くすぐったい」 耳を攻めながら、体操着越しに二つのふくらみに手を伸ばす。 「あ・・あんっ・・・先っぽばかりいじらないで・・・」 体操着越しに出っ張った二つの蕾への刺激を止めた手を、ブルマの中へ忍ばせる。 「早紀ちゃん・・・こんなに濡れてる。」 クチュ・・・チュク・・・・クチュ・・・チュクリ・・・ 「はぁ・・・あぁっ・・・駄目・・・そんなに・・ふぁ・・」 後ろに手を回して、隆士の股間の膨らみを優しく撫で回す早紀。 「白鳥のココ・・こんなに硬くなってる。」 「うん・・・早紀ちゃんの事を欲しがってる・・・凄く」 「私も白鳥が欲しい・・。」 「いいかな・・・・?」 「・・・・・うん。」
943 :
めっさー :2006/06/13(火) 19:04:51 ID:KYnaf9Rr
体を起こし四つん這いになる早紀。ズボンを下ろしいきり立った分身を握り、早紀のブルマの 膨らみに押し付ける。そのまま漏れ出た愛液をローションに、先端を擦らせる。 「ふぁ・・うぁ・・・もう・・じらさないで。」 「うん・・・。」 ブルマを横にずらし、出てきた花園に先端をくちゅりと押し付ける。 「早紀ちゃん・・・入るよ・・・。」 「うん・・・来て・・・。」 そのまま前進する隆士。すぐに中で障壁にぶつかる。 「早紀ちゃん・・・ちょっと我慢してね・・・。」 コクリ、とうなずく早紀。 力を込めて前進すると、ブチブチッという音と供に、清純の証の血が流れ出てきた。 「ふああぁ・・・」 「早紀ちゃん・・大丈夫?」 「大丈夫・・・続けて。」 さらに前進を進め、完全に早紀の中に入った隆士。ぬらぬらと全体に吸い付く感覚に、それだけで 絶頂に達しそうになる。 「動くよ・・・?」 そう言いゆっくり後退と前進を繰り返す。 ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ。 「うあ・・・早紀ちゃん・・・僕・・・もう・・・。」 「はぁ・・・はあぁ・・・ア・・・アタシも・・・。」 「早紀ちゃん・・・早紀ちゃん・・・早紀ちゃん・・・うあぁっ!!」 「白鳥・・・白鳥・・・白鳥・・・白鳥ィィッ!!」 同時に絶頂を迎える二人。大量の精液を早紀の中に流し込む隆士。 チュポン、と早紀の中から分身を引き抜くと、収まりきらない精液があふれてきた。 「もう・・・こんな運動ばっかしてたら・・駄目だぞ・・・白鳥。」 「早紀ちゃんは・・こういう事・・・キライ?」 「お前とだと・・・歯止めが効きそうにないから・・・怖いんだよ。」 そのまま体を起こし、再び唇を重ねるだけの優しいキスをした。甘い、甘いキスだった。
944 :
めっさー :2006/06/13(火) 19:07:02 ID:KYnaf9Rr
終りです。今回このシナリオをひねり出すのにえらい苦労をしました。 皆さんどんな風にアイデア出しをしてますか?
GJ! 早紀率が多いなこの頃( *´∀`) ネタは脳内で出して(ry
まうー? みつかった〜? 翻訳翻訳ー
>>944 GJ!
自分は考えるんじゃなくてなんかの拍子に思いついたのを
書くから答えられないな。
>>めっさー氏 エロースGJ! 白赤エロいいよいいよ早紀ちゃんエロ 自分は誰かの発言から急に思いつくことが多いかな 自分からネタ出しなんて滅多に出来ないじぇ そのせいでバラさんもびっくりな程寡作だけどナ
>>944 グッジョブ!
俺は文章書く時、「まずネタありき」で
その後骨組み考えるからあんまり参考にならないかも・・・
950 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/14(水) 00:24:01 ID:voj0zIEQ
珠実のAVをこっそり観賞する朝見のSSとか希望 ほら、桃乃恵が退去した後あの部屋彼女のAV観賞室になったじゃない
951 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/14(水) 00:31:46 ID:voj0zIEQ
>>848 >523 :作者の都合により名無しです :2006/05/30(火) 17:52:30 ID:fDjc0iLZ0
>
>>521 >お前は妙に人の悲劇ばかりわざわざ抽出して見たがるきらいがないか……?
>しかもその理由は自分より下の者を見つけてそれよりマシだと認識して満足する為?
>
>525 :浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/05/30(火) 18:55:17 ID:n2ORat4P0
>
>>523 >「同情」なんてそんなものですよ
952 :
毬藻万 :2006/06/14(水) 07:24:09 ID:MCcHlUOX
できれば今度、部長さんの話を書いて欲しいです。
953 :
毬藻万 :2006/06/14(水) 07:24:54 ID:MCcHlUOX
できれば今度、部長さんの話を書いて欲しいです。
954 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/14(水) 10:43:20 ID:Y53+qN9t
923 :浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/12(月) 14:49:00 ID:Dlp85qEk0
鳴滝荘の住人たちがオンラインRPGやるとどんな感じになるのかなあ?
924 :作者の都合により名無しです :2006/06/12(月) 16:48:43 ID:zr20ZCBw0
梢の持ちキャラが5人なのはデフォですね
925 :作者の都合により名無しです :2006/06/12(月) 17:06:57 ID:aCeohLqb0
ブレーカーが落ちるw
エアコンが食堂にしかないような建物だからな
926 :作者の都合により名無しです :2006/06/12(月) 17:21:09 ID:D7UKil29O
>>923 梢タソ:プリ 早紀タソ:チャンピオン 魚子タソ:スパノビ 千百合タソ:ダンサー 棗タソ:転生マジ
白鳥君:クラウン 朝美タソ:スナイパー 沙夜子さん:ジプシー 桃さん:プロフェッサー 珠実:廃WIZ バラさん:ロードナイト ジョニー:ペット
という感じで作ったRO廃人の俺が来ましたよ
もういいよ、来なくて
ウッザいのふえたねー
類は友を呼ぶ…
っ専ブラによるNG指定 心が平穏に保たれるよ
ま、NG指定しやすいようにコテトリつけてくれてるんだし、 気に入らなければスルーで桶。
960 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/16(金) 01:47:31 ID:Vx7TVpO0
虐待が受け継がれていないかどうかが一番気になるところ その辺にスポット当てたSS希望
他人の幸せが自分の幸せである梢ちゃんは、ずっと子供たちを可愛がりましたとさ。おしまい。 本スレでもつっこんでやったが、他人の不幸を自分の幸福の尺度にしか考えない、 相手が例えマンガや小説のキャラであろうと、自己同一化や自己投影、感情移入といった、 他人の視点、他人の立場になって考えることのできないような想像性に欠けた人間に小説を書くのは無理。 まして予め性格づけされているキャラを描く二次創作なんて絶対に無理。 自己投影した自分の分身であるオリキャラでただ他キャラを見ているだけの、 心の動きを表現できていないSSなんかを面白がる人間はいないよ。
僕の名前は白鳥隆士 未熟だった僕も今では立派な絵本作家。 愛する梢ちゃんと4人の娘達との幸せな生活を送っている。 これはそんなある日、唐突に訪れた不幸の話 あなたが白鳥隆士さんですね? その男はそう僕に声をかけてきた 僕も今は絵本作家。自分で言うのも何だけど、ファンが出来てもおかしく無いと思っていた はい、そうですけど だから、そう返事をしてしまった。 男は浜谷太一と名乗った。 彼はこの近辺に住んでると言った そして、執拗に梢ちゃんのことを聞いてきた。 どうしてそんなことを聞くんですか? 彼は梢ちゃんが過去に虐待を受けていたと言った 何故その様なことを知っていたのか、そんなことはどうでもいい 例えそうであったとしても梢ちゃんは梢ちゃんだ。 過去は関係ない大切なのは今だから。 だけど、虐待は受け継がれると言いますからね そう言い浜谷と名乗る男は歪んだ笑みを浮かべた 悪寒を覚えた。この男の言うことにではなく この男の歪な笑みに悪寒を覚えた。 だから、僕は話を打ち切った。 そのまま男を無視して鳴滝荘に帰った それから数日、浜谷は度々僕の目の前に現れた それが僕に対するのものならまだいい。 しかし、あまつさえ、娘達の前にも現れていた 君たちのお母さんはね。子供のときにおじいちゃんに虐められてたんだよ それを語る男は酷く幸せそうだった。 例えようが無く怖かった 他人の不幸を自らの幸せのように語るこの男が。 娘を連れてすぐさま家に帰った。 そして迷わず警察に通報した。 警察の対応は素早かった 浜谷は過去にも同じ様な事をしていたらしく、すぐに逮捕された その後、警察から聞いた話によると彼は重度の精神障害者らしい 現在は隔離病棟にて治療を受けているらしい 彼は自らより不幸な人間がいると言うこと実感して幸福を得ようとします。 しかし、それは自分の弱さを認められない幼さを残す成人のする行為です 担当医はこうコメントした 僕は、ここにきて初めて、人の闇というものを見た。 ……そんな気がした
GJか乙か判断しがたい。 こうなっても文句言えないな
まぁ、ある意味GJってことで
そう言う普通のSSとして書いたわけではないので評価はいらないです そして当然、保管庫には載せないでください
白鳥キュンなら、まずは相手の心を正しい方へ導こうとするよ。 そしてそれが叶わないと知ったら、きっとその可哀想な人のために泣いてくれるよ。
967 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/16(金) 22:59:52 ID:Vx7TVpO0
自分がうpしたのすら消されたことを忘れたか。つか人のをうpんなハゲ
他人のSSを勝手にうpるってすげーな。 どういう育ちをしたらそんな自分勝手なマネができるのか素で聞いてみたい。
あ、やべ、もう反応しないつもりだったのに、あまりに非常識すぎて突っ込んじゃった。
971 :
ヘブン :2006/06/17(土) 00:11:46 ID:pCoHua/n
カッとなって書いた。今は反省してる。 私がヘブンとして言いたいことは、あなたがしていることはこんなことなんですよ、ということ。 まほらばの世界に他人の不幸は蜜の味なんていらないと言うこと。 スレ汚し失礼
ピストルを御するには大砲で。仕方が無いことですよ
>>972 ホントはまずは話し合いたいとこだがな。
赤十字キャンプに毒ガス撒きそうな存在では無理か。
974 :
めっさー :2006/06/17(土) 14:49:04 ID:7A/801gm
短い作品ですが、新作できたのでうpします。 タイトルは「はっぴぃうぇでぃんぐ」です。 「あ・・・隆士くん?」 学校から帰ってきて玄関で靴を脱いでいた隆士を出迎えたのは髪をツインテールに結んだ 青葉梢―――紺野棗―――だった。 「あ、棗ちゃん?久しぶりだね。」 「・・・こんにちわ・・・かも。」 棗の頭の頂点からぽんっと花が出てくる。 (いつも思うんだけど、その花どこから出てくるんだろう・・・?) 隆士がちょっと呆気に取られていると、通路の向こうから足音が近づいてきた。 「桃さん、なっちんこっちにいたですよ〜。早く早く〜。」 「ぬおぉっ、そっちにいたか。待て待て待てぇーっ!」 「・・・・・」 無言で隆士の背中に隠れる棗。ほどなくして、酒瓶を抱えた桃乃とカメラを抱えた珠実が やって来た。 「あら白鳥クンお帰りなさい。さあ、背中のなっちんをこっちに引き渡しなさい!」 「ち、ちょっと、事情が飲み込めないんですが・・・・」 「なっちん歓迎パーティを開いてたんですけど、なっちん逃げ出しちゃったんですよ〜。」 「いつもどうりハイテンションで棗ちゃんに迫っちゃったんでしょう。まだ棗ちゃん皆さんに 慣れてないんですから、驚いて逃げちゃいますよ。」 「そんな事言ってたらいつまでたっても仲良しになんてなれないわよ。トライ&アゲインが 大切なのよ。さあ、なっちんをこっちに引き渡しなさい!」 「ああ言ってるけど、どうする棗ちゃ―――」 そう言いながら振り返ると、棗の体から閃光と煙が出始めていた。 光は一瞬の内に広がり、煙の爆音とともに棗の姿は跡形も無くなっていた。 「あらー・・・いつ見ても見事な手品ねー。」 「手品を通り越してイリュージョンですね・・・。」 「・・・って、呆けてる暇はないんだ。皆、手分けして探すわよ! 私は向こう、お珠はあっち、白鳥クンはこっちね!」 「皆って。僕も入ってるんですか?」 「当然でしょう!、じゃあ皆しっかりね、頼んだわよ。」 そう言って桃乃達は3つ手に別れた。 その様子をドア越しに様子見する棗。
975 :
めっさー :2006/06/17(土) 14:49:39 ID:7A/801gm
とりあえずテレポーテーションして飛び込んだ部屋は真っ暗な部屋だった。 何か布のような物が大量に並んでいるようだった。 (・・・何なの・・この部屋は・・かも・・・) このまま隠れているなら部屋は暗い方が良いのだが、この部屋がどんな部屋なのか知りたい 好奇心の方が勝った。部屋の明かりのスイッチまで移動し、スイッチをONにする。 明かりに照らされ、現れた光景は――― (・・・・・・) 様々な服が衣装ハンガーに掛けられている部屋だった。 チアガール、巫女服、ウェイトレス、メイド服、本当に何でもある。 様々な服が着られるのをひっそりと待っているようだった。 (・・・・・・) 服に誘われるように部屋の奥に誘われる棗。その奥にひっそりと鎮座している服を見たとき、 棗は衝撃を覚えた。 (・・・・・・!!) そして、その服を着てみたいという衝動を抑える事はできなかった。
976 :
めっさー :2006/06/17(土) 14:50:23 ID:7A/801gm
(棗ちゃん、ホント何処行っちゃったのかな・・・?) 隆士は自分に割り当てられたエリアを一通り探索し終わったが、棗を見つける事はできなかった。 一旦桃乃達と合流しようか・・・そう思たとき、その部屋の異変に気付いた。 閉まっていた扉が開いていて、そこから明かりが漏れてる。 (あれ、この部屋、閉まってたはず・・・) ここにいるのかもしれないと思った隆士は、部屋をノックしてから入る事にした。 「棗ちゃん。入るよー。」 扉を開けて目に入った光景は、様々な服がズラッとならんだ光景。そしてその部屋の奥には――― 「・・・隆士・・・くん・・?」 純白のウェディング・ドレスに身を包んだ棗だった。 「棗・・・・ちゃん?」 その姿に一瞬我を忘れて呆ける隆士。純白のドレスとブーケに身を包んだ棗は、一瞬我を忘れる 程美しかった。 「どうしたの・・・その格好・・・?」 「この部屋に・・・この服があって・・・。」 ドレスの裾を持ち、ひらり、と一回転する棗。そのすがたも一厘の百合のように美しい。 「隆士くん・・・こっち来て・・」 「うん・・・」 誘われるままにそばに寄る隆士。 「綺麗だよ・・棗ちゃん。」 「・・・ありがとう・・かも。」 そのまま、ほうっ、と笑みを溢す棗。 「今度この服を着る時は・・・隆士くんと・・・・」 もじもじと身を潜める棗。言い辛そうだが、勇気を持ってしぼり出す。 「・・・隆士くんと・・・結婚する時がいい・・・・かも。」 「棗ちゃん・・・・。」 そのままブーケを持ち上げて、ゆっくりと唇を寄せる二人。 あと少しで重なるという時――― 「棗ちゃん、こんな所にいたのねーっ!!」 桃乃と珠実が部屋の中に入って来た。 「ッ!!」 再び閃光と爆音と煙に包まれる。すべてが過ぎ去った時、棗の姿は何処にも無かった。 「あーっ、白鳥さん、なっちんと何しようとしてたんですかーっ!!」 ぶりぶり怒る珠実。 「あはは・・・ちょっと、ね。」 「まぁまぁ珠ちゃん、あの二人にも色々あるのよ。」 後ろから珠実の頭をぐりぐり撫でて諌める桃乃。 その後、その一日は棗ちゃんが姿を現す事はありませんでした。 でも、今度こそ、きっとね、棗ちゃん。
977 :
めっさー :2006/06/17(土) 14:52:20 ID:7A/801gm
終りです。最近ネタを出すのがどんどん辛くなってきてます。 私の才能の限界なんですかねぇ・・・?
978 :
浜谷太一 ◇yl1SBmcic :2006/06/17(土) 14:53:37 ID:Bw06xshL
Soul Change の続編みたいなあ
>>977 GJ!
なっちんのウエディングドレスか。
どんなんなんだろ
>>978 浜谷は荒らしなので無視していいですよ代行人さん。
>>977 GJ
それを言えば私もネタを出せないでいます
書けないなんて情けないなぁ・・・
とりあえずろだのは削除しました、と
GJ!だけど紺野棗として着ることが無いと思うとセツナス 細かいけど 「青葉」→「蒼葉」 「どうり」→「どおり」だよ
982 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/17(土) 23:10:41 ID:BqcNJ/Ij
>>971 ウソだ!
あなたはヘブンさんじゃない!
へブンさんは、トリップをつけて発言する上に
僕の名前をNGワードに指定しているから僕が何を発言したかわからないはずだ!
983 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/17(土) 23:50:50 ID:BqcNJ/Ij
ふと思ったんだが もしも、鳴滝荘に白鳥隆士の代わりに「ドーベルマン刑事」みたいな人物が現れていたら 鳴滝荘はどうなっていたのだろうか? 僕には想像出来ません
984 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 00:41:09 ID:uONRJpjS
>とりあえずテレポーテーションして飛び込んだ部屋は真っ暗な部屋だった 壁の中にワープしたかと思った・・・
>>981 安心しろ十数年後には白鳥棗が着てくれるハズだ。
そん時は白鳥君や梢ちゃんより珠が大泣きしてそうだw
>>977 GJ!
半月ほどで5,6作品も投稿すればネタが切れるのは当然かと。
むしろこれだけ投稿が続いたのはすごいというか。
なにはともあれ次回作も期待してる。
ここで合計23本の俺が短いヤツを投下。久しぶりにShort Short Shortシリーズです。(本当に久しぶりな気がする。半年振り?) それではっ
あめふって あめやんで にじがでて その日は雨が降っていた。 学校の帰り、降りた駅のホームで、僕は溜息をついた。 「雨かぁ………」 生憎、今日は傘を持って来ていない。 通り雨なら良いんだけど、なにやら長引きそうだ。 仕方ない、走るか。 そう決めて、駅のホームを出ようとした時だった。 「白鳥さーん」 少し離れたところから、梢ちゃんの声が聞こえた。 「梢ちゃん?」 驚いて声のしたほうを見ると、たしかにそこに梢ちゃんがいた。 「白鳥さんっ」 はぁはぁ、と息を切らせながら走り寄ってくる。 その手には、可愛らしい花柄の傘。 もう片方の手には、僕がいつも使っている黒い傘も。 迎えに来てくれたんだ……… 僕がほわぁーとなっていると、そんなタイミングで事件は起きた。 すってーん、と。 お馴染みと言っても良いほどのノリで、梢ちゃんが、コケた。 そして僕もいい加減になれたので、梢ちゃんが宙を舞う途中で何とか受け止める。 「梢ちゃん!大丈夫!?」 「………ぅ、ん………」 さあて鬼が出るか蛇が出るか。 赤、黄、緑、紺。 この場合出てきてもらって困るのは本人達には悪いけど、魚子ちゃんと千百合ちゃんだ。 そんな中、梢ちゃんの表に現れたのは――― 「………ぁれ?白鳥?」 ―――最近、多くない?
「うひゃあ!」 突然早紀ちゃんが奇声を上げる。 「おま、人目があるんだぞー!」 顔を真っ赤にして叫んで、でも僕から離れようとしない早紀ちゃん。 「あ、ぇ、えと、ゴメンね?早紀ちゃんが急に転ぶから、慌てちゃって」 平静を装って早紀ちゃんを起こす。ついでに落ちていた傘も。 「そ、そうか…ありがとな、白鳥」 「いやいや」 そう言って、早紀ちゃんの持っている僕の傘を指差す。 「それ、ひょっとして迎えに来てくれたの?」 「ん?あ、あー…うん、そうだ。迎えに来たぞ白鳥!」 記憶の補填が済んだのか、屈託の無い笑顔で言う早紀ちゃん。 「そっか。ありがとね、早紀ちゃん」 「気にすんなって!か、かかっか彼氏を迎えに行くのは、か、かの、かのかの彼女の役目、だからな!」 うわあ、聞いてて恥ずかしいです早紀さん。 「じゃあ、帰ろっか」 僕がそう言うと、 「おう。………………………」 と返事はしても、それから動かない。 「早紀ちゃん?どうしたの?」 聞いても返事はノーバック。 しかも。やがて。なんと。 「………………………ふんっ!(バキィ!!)」 「折ったーーーーー!!!信じられない!この娘傘折った!!しかも僕のだし!!!」 さらに。 「………………………ていっ!(ポイッ)」 「挙句捨てたーーーーー!!!だからソレ僕の傘じゃん!なにやってんの早紀ちゃん!!?」 しかし早紀ちゃんは僕の言葉にも耳を貸さずに、自分の傘を差す。 「さ、白鳥。帰るぞっ」 こちらに差し出してきた早紀ちゃんの手を握ると、ぐいっと引っ張られて二人並んだ形になる。 そのまま歩き出して、横の早紀ちゃんの顔を見て、やっと気がつく。 ―――ああ、やりたかったんだ。相合傘。 もう雨は止んだけど、照れ屋の僕の彼女があまりにも可愛いから、少し黙っておこう。
あとがきヘルアンドヘブン かなーり突発なネタです。あいあいがさ。 これで24本目っと。 一年もやってるとこんぐらいになる………よね? ネタは勝手に沸いてくるので指の気分次第で書く。それが俺。それでは。
(*´∀`) GJ! どうでもいいけど魚子たんは金ですよ 黄は鈴木花子さんですよ
むぅ、そういえばっ
994 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:10:55 ID:uONRJpjS
人格統合後の梢と隆士のデート中にチンピラとかに絡まれるSS希望 もちろん次スレでの話ですけど
995 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:21:06 ID:uONRJpjS
とりあえず埋めよう
996 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:22:04 ID:uONRJpjS
熱血漢とか出さないあたり、小島あきらは女性の可能性が高い
997 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:23:20 ID:uONRJpjS
だって、熱血漢や正義漢の出る余地があるテーマだし
998 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:24:18 ID:uONRJpjS
意外かもしれないが、熱血漢に女性が惚れるって 実のところファンタジーなんです
999 :
浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:24:59 ID:uONRJpjS
ほら、少女コミックにそういうのでてこないじゃない
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