2 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:38:12 ID:2aVXsaR4
亜熱帯と見まごうばかりの驟雨が関東地方を襲った翌日、晴れあがった空のもと、花井
春樹は布団をベランダに干し、部屋の掃除に明け暮れていた。春から一人暮らしを始めた
ばかりのこの部屋も、たまにしか掃除できないため、細かいところに埃が溜まっている。
几帳面な性格を遺憾なく発揮して、そう多くはない家具をすべて移動して掃除機をかける。
別に誰かが来るというあても無いのだが、長年しみついた習性は変えるべくもない。
一息ついて、缶飲料のプルトップを開けると、花井はノートパソコンの電源を入れた。
何するとはなしにブラウザを起動させると、今週のいちおしサイトに目がとまった。
【お助け♀東京】
何だろう。何気なく開いたそのサイトには、次のような文字が踊っていた。
【お助け♀東京】768551アクセス 女性専用です!! 男性書き込み禁止!
--------------------------------------------------------------------------------
*注意* ・18才未満厳禁!
・最近かなり厳しくなってきましたので、直接的な表現は禁止します。
伏せ字であっても容易に想像出来る書込みは削除します。
なんだ、出会い系か。花井はブラウザを終了させようと、タッチパッドをあやつる。
少し押し間違えて、最大化された画面の下にあらわれた名前が、瞬間、目に飛び込んだ。
--------------------------------------------------------------------------------
つむぎ
東京
品川あたりで
今から、会えるかた居ないでしょうか? 困っています。助けてください。
[身長/体重]
156-45
(PC)
--------------------------------------------------------------------------------
名前に下線が引いてあり、ハイパーリンクになっている。無意識にクリックすると、
画面が切り替わった。
3 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:38:49 ID:2aVXsaR4
送信フォーム
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つむぎさんへメールを送信します
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▼お名前(必須)
▼E-mail(必須)
▼題名
▼本文(必須)
何かの予感につき動かされるまま、花井は空白を埋めてゆく。お名前は、はないっち。
メールは携帯が良いよな。
[email protected]っと。題名は、どうしましたか?
本文か。う〜む。こんにちは、つむぎさん。はないっちと申します。ずいぶんとお困りの
ようすですが、よろしければ連絡をください。
それだけ書き込むと送信した。
開け放った窓から、遠く潮騒が聞こえてくる。結城つむぎは、電気もつけず、ひとり
自室のPCに向かっていた。女の子の部屋にしては、驚くほど何も無い。ただ、壁面を
埋めつくす本棚が、彼女の趣味を如実にあらわしていた。
別に、大した理由があったわけじゃない。二十歳になる前に、捨てておこう。そう決心
してから色んなサイトに書き込んでみた。でも、いきなり“僕のチンポを舐めて下さぃ”
なんてタイトルの書き込みが山のように届いて、登録を解除した。
私だって、ほんとうは恋がしたいの。でも、初恋の人は、東京に行っちゃったし……。
それに、あの人には周防さんがいるし……。優しく、紳士的に接してくれる人がいれば、
その人に処女をあげよう。
できるだけ遠くで、知らない人が良いな。でも、矢神市から電車で行くことを考えると
品川あたりが限界かしら。とりあえず、困ってます、とだけ書いてみよう。とてもほかの
子たちが書いてるように、あからさまには書けない。
なかなか届かないメールに、やはり“私の処女を貰ってください”と書き直そうかな、
そう思いはじめた矢先だった。
一件の新着メールが届いています。
震える指でマウスをクリックする。また、セクハラまがいのメールだろうか?
差出人は、はないっち!?
4 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:39:32 ID:2aVXsaR4
連絡先は、
[email protected]! 神様! こんなことがあって良いの?
懐かしい顔がよみがえる。優しく肩を抱いてくれたあの日。私は虹よりも、あなたの顔を
見ていたのよ。どうしよう。直アドを書いてくるなんて、しかもはないっち。間違いない。
花井君だわ。なんて返事しよう。
こんにちは、つむぎさん。はないっちと申します。
ずいぶんとお困りのようすですが、よろしければ連絡をください。
返事を書こうとして、メーラーを起動した後で、つむぎはふと手をとめた。どうしよう。
私だとわかったら、花井君、会ってくれないかもしれない。とりあえず連絡をするのが先ね。
メーラーを見ると、
[email protected] となっている。これならたぶん平気。
あと、さっきの募集、取り消さなきゃ。
わずか3行のメールを書くのに、10分もかかってしまった。知るはずもないことを、
つい書いてしまう。送信前に気づいて、読み返し、消してはまた書き直す。もどかしい。
あまりに遅い返事に、花井君が諦めたらどうするの。早く返事出さなきゃ。
固く絞った雑巾で、窓枠のゴムを拭いていた花井は、充電中の携帯電話が微かに震える
ことに気がついた。手にとってみると!マークがついている。ボタンを操作しようとして
手が濡れていることに気づいた。以前、これで一台駄目にしたんだっけ。洗面所を兼ねた
台所で手を洗い、タオルで拭いた後に改めて手にとる。
Sub : (non title)
Frm :
[email protected] --------------------------------------------------------------------------------
どーも♪
花井は、首をかしげた。どう考えても、先ほどのせっぱつまった文章とは無縁の内容だ。
とりあえず、連絡ありがとう、と書いてから、何を書くか考えはじめた。見ず知らずの
相手に対して、少々軽率かなと思いつつ、お困りのようですが、僕に出来ることでしたら
何でもおっしゃってください、と続ける。まだ、何か書こうか悩んだが、先方の希望も
わからない。とりあえずは、こんなもんだと思い直し、返信ボタンを押した。
5 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:40:14 ID:2aVXsaR4
その頃、つむぎは机の上に鏡を置き、慣れぬコンタクトレンズと格闘していた。
使い捨てレンズは、ただでさえ柔らかくて装用しづらいのに、つむぎときたら年に数回も
装用しない。この日も、気ばかり焦るも片方の目がなかなか入らず、涙と鼻水でさんざん
な目にあっていた。やっと入ったレンズは、埃でもついたのだろうか、少しごろごろする。
ティッシュで涙を押さえると、着信音がしたPCに向かう。
From :
[email protected] To :
[email protected] Subject : (non title)
--------------------------------------------------------------------------------
連絡ありがとう。
お困りのようですが、僕に出来ることでしたら何でもおっしゃってください。
あいかわらず、誰にでも優しいのね。あなたの優しさが、以前は疎ましかったけれど、
今日は神様に感謝してるわ。僕に出来ること――いいえ、あなたにしか出来ないことなのよ。
とりあえず、会う約束をして身づくろいをしなきゃ。
編みこんでいた黒髪をほどくと、ほどよくウエーブがかかっていた。髪をくしけずり
ながら返信する。待ち合わせ場所は……品川って書いちゃったもんね。タスクバー右隅に
眼をやるとすでに午後3時をまわっていた。とりあえず、5時に品川駅で会えませんか?
あれ? 品川に、そんな場所あるんだっけ? 電車に乗ってるあいだに調べればいっか。
布団を取り込んで、押入れにしまいこんだころ、花井の携帯がふたたび鳴った。
Sub : (non title)
Frm :
[email protected] --------------------------------------------------------------------------------
5時に、品川駅の改札で会えませんか^^
--------------------------------------------------------------------------------
ふむ。花井はひとりごちた。ここから品川はわずか一駅、歩いてでもいけるな。そう
大声でつぶやくと、壁に掛けられた梟の時計を見る。引越し祝いに周防がくれたものだ。
汗を流して、着替えてからでも十分間に合う。花井は返信ボタンを押し、返答を書いた。
6 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:40:59 ID:2aVXsaR4
少しは足を見せたほうが良いかしら。でも、はしたなく思われると嫌だし。つむぎは、
そう多くない洋服がかかったワードローブを前に、乙女らしい物思いにふけっていた。
でも、これから私がすることを考えれば……。意を決して、ミニスカートを手に取る。
昔、嵯峨野たちと原宿で買い求めた品だが、あれいらい、いちども袖をとおしていない。
あわせて見立ててもらったトップスを探しているうちに、またメールの着信音がした。
From :
[email protected] To :
[email protected] Subject : (non title)
--------------------------------------------------------------------------------
>5時に、品川駅の改札で会えませんか^^
了解しました。改札の外で待ってます。
--------------------------------------------------------------------------------
「きれいに……してるのね。彼女がいるのかしら?」探るようにつむぎが問いかける。
花井は苦笑いをうかべながら、「あいにくと、彼女いない暦3年になるよ」と答えた。
出来ることなら何でもする。その言質をこんなふうに使われようとは……。
何度か遅れるとのメールが入り、そのつど花井は、すきっ腹を抱えたまま改札口外に
ある時計の周りをグルグルと動き回った。やがて、うつむきかげんの花井の背中を、
長い髪の少女がつついた。大きな黒目がちの瞳と、ふっくらとしたこぶりの顔に花井は
既視感を憶えたが、それを口に出すほど軽薄ではなかった。
なかなか頼みごとを言わない少女に、なかば押し切られる形で、軽い食事と水族館に
つきあい、封切中の洋画まで鑑賞した。おりにふれて花井は、困りごとを聞き出そうと
するのだがその都度はぐらかされ、ついには自分のアパートに連れてくることになった。
靴をそろえて出船にそろえる。その手馴れたしぐさが、少女の育ちの良さを物語って
いる。花井も朴念仁ではない。書き込まれた掲示板の性格や、もの問いたげな少女の
視線に、彼女の求めることをうすうす感じとってはいた。だが、どうしたものか。
アパートにあがりこむと、つむぎは周囲を素早くみまわした。女物の靴は無い。
手洗いを借りると断って、ユニットバスを点検する。ここも良し。のど渇いちゃった。
そう言うと、花井が缶ビールを取り出す好きに、流しにも視線を送る。どこにも女の
影は無い。やはり、周防さんとはなんでもないのかしら。つむぎは差し出された缶の
プルトップを起こすと、床に置かれたクッションに横ずわりした。
7 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:41:34 ID:2aVXsaR4
「美琴、春坊にこれ持ってってやんな」
道場から帰りおやつをつまんでいた美琴の前に、父親がなにやら包みを差しだした。
「え〜。宅急便で送りゃいいじゃん」不満を絵に描いたようなふくれっつらの美琴に、
「なに言ってんだ。こういうもんは、手渡ししてこそ意味があるんだ」と言い放つ。
「今から行ったら、夜になっちまうよ」となおもくいさがる美琴だったが、
「遅くなったら、泊まってくりゃいいだろ」と真顔で言われ、返す言葉が無くなった。
「もっと早くでかけて、春ちゃんと一緒に食事でもすれば良いのに……」
おかわりをよそいながら、溜息まじりに母親がつぶやく。
「あいつとは、そんなんじゃねぇよ」そう言うと、汁椀を差しだす。
「泊まりの仕度はしたの?」
「いや、遅くなっても帰ってくるよ」
「あら、そう……。でもね、美琴、いちおう着替えは入れといたから……」
持って行きなさいと続ける母親に、ごっそさん、と声をかけると美琴は食卓を離れた。
どうしてうちの親はふたりして、花井とくっつけたがってるんだ。歯磨きをしながら
美琴は物思いにふけった。第一、20年近くもつきあってきて、家族同然の存在だ。
今さら、あいつとどうこうなるなんて。美琴の脳裡に眼鏡をはずした花井の顔が浮かぶ。
周防……好きだ。ありえねぇー! 思わず噴出してしまい、鏡についた歯磨き粉を
洗い落としながら、美琴はひとり笑い転げた。
はじめての口づけは、つむぎが盗んだ。あれこれと理屈をのべる花井を黙らせたくて
その唇をふさいだのだ。引き離そうとする花井の首に腕をまわし、顔を傾けてより深く
唇を重ねる。舌先で数回ノックすると、閉じられていた花井の唇は開いた。これだけは
自慢のよくうごく長い舌で、花井の舌を絡めとる。膝に乗りあがるようにして、花井の
太股を素足ではさみこむ。吸い込むように舌を愛撫すると、硬くなった股間がつむぎの
太股にあたった。
花井のずりあがった眼鏡をはずすと、つむぎはそれを傍らのテーブルに置いた。
こんなことは、好きな人としたほうが良いと、なおも言い募る花井に再度、唇を寄せる。
その好きな人があなたなのよ。含み笑いをうかべながら、つむぎは花井の股間をなでた。
硬くなっている。約束でしょ――なんでもしてくれるって。そう言うとつむぎは体重を
あずけた。
8 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:42:19 ID:2aVXsaR4
一流の格闘家であるはずの花井が、なすすべもなく押し倒された。つむぎの舌が、
花井の歯茎のつけねや舌のうら、口中の粘膜全てをなめまわす。つむぎは一心不乱に
花井の口内を犯しつづけた。途中、何度か息を継ぐものの、ぴちゃぴちゃと湿った音を
響かせながら、花井の理性を踏みしだいていく。
ようやく唇を離したとき、ふたりの顔面はたがいの唾液にまみれていた。潤んだ瞳で
つむぎは花井の目をのぞきこんだ。
「私を……女にしてください……」つむぎの瞳は涙をたたえ、その唇はふるえていた。
女にここまで言わせては断れない。花井は、からだを起こすと、押入れへと向かう。
不安げにみまもるつむぎにむきなおると、布団が必要だろう、と微笑みかけた。
つむぎは破顔した。「バスタオル、どこにありますか?」
信号機故障とやらのせいで、電車がずいぶん遅れてしまった。今からだと、完全に
お泊りコースだな。いちおう、家には連絡しとくか。母さん? 美琴だけど、電車が
遅れちゃって……。うん、今、品川。今日は、花井ん家に泊めてもらうわ。あん?
ばっ! そんなのいらねぇよ。なに考えてんだ、ったく〜。
まだ子供はだめよ、だなんて……。あいつと、どうにかなんてなるわけねぇだろ。
ていうか、あの色ボケ、最近どうしてんだ? 八雲ちゃんにふられていらい、浮いた
話も聞かねぇしなぁ。いきなり訪ねていったら女と抱きあってたりしてよぉ……。
ま、そん時は、そん時だな。うん。ひとりで納得しながら、美琴はのりかえのための
階段を昇っていった。
つむぎは、湯あがりの身体を密着させると、花井に唇を寄せた。花井の頭をつよく
抱きよせると、かみつくように唇を重ねる。この3年間の思いをこめて、ゆっくりと
花井をいとおしむ。やがて唇をはなすと、ふたりの濃厚な唾液はほそく糸をひいた。
花井は、つむぎの頬から耳に唇をはわせた。湯あがりの髪と肌からたちのぼる
かすかな甘い香りに、花井の理性は確実に沸点へと近づいてゆく。軽く耳たぶを噛み
ながら、つむぎの身体をおおうバスタオルを引き剥がした。
「大きくなくて……はずかしいわ……」
花井の視線から、わずかなふくらみを隠そうと、つむぎはうでを胸の前で交差させた。
花井はつむぎの瞳をみつめると、ゆっくりと頭をふり、「そのほうが可愛いよ」と囁く。
嘘でもいい。周防の豊かな胸に対するコンプレックスが、花井の一言で氷解していく。
花井はつむぎの両手首をにぎり、優しく胸からひきはがすと、首筋に口づけながら強く
抱きしめた。
9 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:43:15 ID:2aVXsaR4
首筋から鎖骨にかけて唇を這わすと、つむぎは身体をびくんと震わせた。腰の力が
抜けたように、布団にくずおれる。花井はつむぎの身体を優しく横たえながら、彼女の
あえかなふくらみに唇を進めた。唇をとおして、つむぎの鼓動が伝わる。先だっての
情熱的な口づけには驚かされたが、花井の愛撫に怯えたように応えるつむぎに、花井は
処女を確信した。
できるだけ、痛みを和らげてやりたい。震えながらも自分に身体をゆだねるつむぎを
みつめながら、花井は父性愛にも似た感情をいだきつつあった。よく濡らしてあげる
ことが肝心だろう。ならば……。
右のいただきに唇を移すとともに、左の蕾を指先でつまんだ。舌先で転がし、軽く
吸い込むと同時に、指先で弾くように蕾を弄ぶ。花井の膂力は常人を逸脱している。
ために、細心の注意をはらって、ふれるかふれないかの愛撫にとどめた。
もどかしいのだろうか、つむぎが身体をくねらせながら、花井の頭をかきいだき、
胸におしつける。花井は、それに応えて尖端を軽く噛んだ。
ひぃと声をあげた瞬間、つむぎは潤みがどっと湧きだすのを感じた。花井を思い
とどかぬ想いに自らを慰めたこともあった。だが、想い人の手で直接ふれられると
痛みまでもが甘美なものに感じられる。だめ、胸だけでいっちゃいそう。この夜を
一夜しかないこの夜を記憶に焼きつけようと、つむぎはともすればとびそうになる
意識を、必死につなぎとめた。
気がつくと、はるか下方の淡い茂みの彼方に花井の頭が見える。いやっ。本能的な
羞恥心から、つむぎは開かれた足を閉じようとする。だが、つむぎの両膝に掛けられた
花井の力強い両手がその動きを完全に封じた。花井の舌先がつむぎのもっとも敏感な
部分にふれた瞬間、つむぎの抵抗はおわった。
すすり泣きが聞こえる。ドアノブに手をかけた瞬間、周防はその声に気づき、あたりを
うかがった。合鍵をさしこむと、意識してそっと鍵をあける。ゆっくりとシリンダーが
回転しカチッという音とともにロックボルトが動いた。ドアノブをまわし、ゆっくりと
ドアを開いてゆく。すると、すすり泣くような声がふたたび耳にとびこんできた。
AVでもみてるのかな? だとしたら、ちょっとまずいところに押しかけちまったな。
ヒールの踵をはずしながら美琴は室内のようすをうかがった。花井のアパートは築年数が
古いせいか、キッチンとユニットバスがふりわけてある。美琴は土産を玄関先に置くと、
足音を忍ばせて、間仕切りとなるアコーディオンカーテンへとにじりよった。
10 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:44:00 ID:2aVXsaR4
淡い翳りから顔をのぞかせている敏感な突起を舌で弄りながら、花井は右手をつむぎの
濡れそぼった淫裂にはわせた。中指を軽く曲げると、指先がそこに触れる。その瞬間、
つむぎはびくん、と身体を震わせた。「痛いのか?」花井は顔をあげ、つむぎのに問い
かけた。自らの秘所を花井にさらけだして以来、つむぎは顔を両手で押さえたままだった。
このときも、イヤイヤをするように軽く頭を振って応える。
花井は指先を舐めると、ふたたびつむぎの股間に顔を埋めた。左手で包皮を持ち上げ
ながら剥き出しになった秘芯に舌先を這わせる。とともに、ゆっくりと右手をつむぎに
埋めこんでいった。
薔薇色に上気した肌、こぶりな胸のふくらみ、まだ成熟しきってはいない薄い肉付きの
肢体、それらすべてが花井の目には守るべきはかなげな存在としていとおしくうつる。
だがつむぎの身体のなかで唯一、花井を求めて涙をこぼし、異形の生物のようにうごめく
その股間だけが、異質な魅力を放って花井を吸引していた。
かすかな翳りをまとう小さな突起の下に、濡れたそぼった秘裂が見える。親指と中指を
つかってそっとおしひらくと、唇に似た色合いの粘膜が顔をのぞかせた。舌技をほどこし
ながら、指を秘裂にそって動かし、その末端にある泉に埋めこんでいく。
左手の指の腹で尖端をやさしく刺激しながら、花井は舌をラピアへと這わした。同時に
ゆっくりと右手の中指を埋没させていく。ラピアを甘噛みしながら左手をふるわせると、
つむぎは嬌声をあげて、身体をくねらせた。その動きにあわせて、さらに中指を進める。
見てはいけないものを見てしまった――。カーテンの隙間からもれる薄明かりにうかび
あがった睦みあう男女の肢体。そう思い、眼を逸らそうと努力したものの、おどろくほど
白いつむぎの裸体に、浅黒い花井のからだがおおいかぶさる情景は、夜目にもくっきりと
脳裡に焼きついてしまい、目を背けても閉じたまぶたにうかびあがってくる。
すぐに部屋を出よう。でも動いたら気づかれるかも。相克する思いは自己欺瞞だった。
興味があった。男女の営みを、これほど間近で見る機会など美琴の人生でいちどたりとも
無かった。目を閉じたために、ふたりの息づかいがより近く感じられる。美琴は、自分の
鼓動が聞こえやしまいかと気が気ではなくなり、きつく胸を押さえた。
11 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:45:45 ID:wMpO/a2s
蛙のように大きく開脚したつむぎの股間に顔を埋めた花井は、尖端に舌を、膣孔に指を
それぞれ這わせていたが、つと左手をのばすと、つむぎの右胸をやわやわと揉みしだいた。
とがりきった乳首を指先で軽くひねる。ぴくんと身体を震わせながら、腰を浮かし花井に
擦りつけるようにして愛撫をせがむつむぎを見るうちに、美琴の右手は、いつしか自分の
乳首を弄びはじめた。
それほど性欲が強い性質ではない。むしろ友人たちの中でも、色恋沙汰からもっとも
遠いところにいた美琴だった。自慰すら、ほとんど経験が無い。だが、幼なじみの情交を
あからさまに目にしたためか、ふだんはしたこともない行為に没頭しはじめていた。
これは、夢に違いない。あの花井が、女を連れこんでよがり狂わせているなんて――。
そう、これは夢だ。あまりに何度も花井とのことを匂わされたために、いつのまにか、
夢想しているだけで、目を覚ませば自宅のベッドで、いつものような朝が来るはず。
いつしか、美琴は両手を使って、花井の動きを再現し始めていた。手をのばせば届く
場所で、花井が自分とは異なる女性を組み敷いている。その、美琴のなかではありえない
現実が、彼女の心を現実逃避へと向かわせている。今、花井の腕の中で身もだえている
女性は、実は美琴自身なのだと。
苦しげな、それでいて悩ましげな声が、カーテンの向こうから聞こえてくる。その声に
呼応するかのように、美琴の乳房も堅く張りつめていく。美琴の手は、彼女の意思を離れ
てうごめきはじめた。乳房を、その尖端をこねあげるとともに、既に潤みきった花芯へと、
反対の手を這わせていく。
花井の手は、美琴の一番感じる場所を的確に探り当てる。親指の腹で秘芯をこすりあげ
ながら、中指をつかって秘裂のなかをかきまわす。と同時に、反対の指先が、はりつめた
乳房の尖端を軽くつまんでひねりあげた。
下肢から力が抜け、美琴はやがて壁に背中をあずけたまま、床にへたりこんでしまった。
自分自身を抱きすくめるかのように身体をまるめると、左右の手をそれぞれ股間と乳房に
のばし、聞こえてくる喘ぎ声にあわせて弄んでいる。いまや、その唇は半ば開かれ、目に
見えない花井の口づけを求める舌が虚空へと突き出されていた。
花井の手が、強く、やさしく美琴の乳房をつかみ、こね、もてあそぶ。残るいっぽうの
手が、いまだ男の侵入を許したことのない処女地を蹂躙し、存分に肉ひだをかきまわす。
つむぎの放つ声にあわせ、美琴の指は、いっそう早さをましていった。
12 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:46:33 ID:wMpO/a2s
ひときわ高くあがったつむぎの嬌声とともに美琴も絶頂に達した。無意識に噛み締めた
唇は切れて、鉄の味が口中に広がっていく。われにかえった美琴は部屋をのぞきこんだ。
蛙のようにひろげられたつむぎの白い足が目に飛び込んでくる。その指先がそりかえり
律動的に痙攣しているさまが、おのれのことのように深い羞恥をよびおこした。
花井は、軽々とつむぎの腰を抱えあげると、バスタオルの皺を伸ばして、そのうえに
おろした。何かを探すようにあたりを見まわす、その視線が美琴のそれと交錯した。
「周防……」そう言ったきり、花井は絶句した。幼なじみに秘め事の一部始終を目撃され、
石のように硬直してしまう。その一方で、女はたくましかった。勝者の余裕を見せつける
かのように、つむぎは穏やかな声で、「周防さん……なにも遠慮することはないわ。物陰
からじゃなく、堂々とご覧になれば?」と語りかけた。
「つむぎくん。君は、周防と面識があるのか?」つむぎの言葉に、呪縛がとかれた花井が
問いかけると、つむぎははかなげに微笑んで言った。「花井君、あなたの……そういう
ところが嫌いよ。でも、そこが大好き……」言いながらも、つむぎは尻餅をついた格好の
花井の腰にのしあがり、布団に膝をついてまたがった。
2年の時、同じクラスだった結城だよ。そう告げる美琴の声は、花井の耳には届かない。
花井の怒張は、この一連のやりとりを通じてもいっこうに衰えをみせず、むしろ、処女の
肉穴のおあずけに憤るかのように、脈打ちながら天をつく勢いでそびえたっている。
花井のそれと、つむぎとの間にはごくわずかな隔たりしかない。つむぎは、花井のそり
かえった逸物に手をそえると、へそから少し引き戻し、腰の位置をわずかに動かした。
花井の怒張がおのれの秘裂をこすりあげるように導く。
あふれ出す蜜で、亀頭を十分に潤すと、淫裂の肛門よりにある花芯へと花井自身を導く。
ふたりきりの時に見せた処女の恥じらいはなりを潜めた。つむぎは、周防を見つめると、
「周防さん、よく見ててください。今から花井君が、私の処女膜を破るところを……」と、
淫婦の微笑を浮かべて言った。
花井は、先刻の混乱からまだ立ち直ってはいなかった。つむぎをはねのけることなど、
花井にしてみれば容易なことのはずだが、花井の視線は繋がりはじめた部分に注がれた
ままだった。そしてまた、美琴の視線もふたりの結合部分に釘づけになってしまっていた。
つむぎは右手で花井の性器を固定すると左手で自身の性器を開いた。ぬちゅっ、という
音とともに花井の先端がつむぎの膣口にはまりこんだ。花井自身に添えていた手を離すと、
美琴に結合部を見せつけるかのように、つむぎはゆっくりと腰を降ろしていった。
13 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:47:11 ID:wMpO/a2s
花井の赤黒い性器が、つむぎのほの白い裸身の中央に突き立っている。ふたりの体液に
まみれた淫唇が、てかりを帯びた花井の先端をくわえこむさまに、美琴は身体の中心から
潤みが湧きだすのを感じた。喉の渇きを感じた美琴は無理やり唾をのみくだした。
つむぎの身体に打ち込まれた亀頭は、強い抵抗をうけて一瞬停止した。花井の肉柱が、
つむぎの体重を受けてわずかにたわむ。花井は、青筋を立てて屹立するおのれの性器を、
ついでつむぎの股間を見やり、最後につむぎの顔を見上げた。
声も出さずに苦痛に耐えるつむぎは、花井の視線に気づくと、微笑もうとして失敗した。
こわばった表情のまま、美琴を見つめると、次の瞬間、一気に腰を沈めていた。
口から漏れる叫びをこらえるかのように、つむぎが大きく背中を弓なりにそらす。花井は
おのれの分身が粘膜の狭隘部を突き破り、熱く潤んだ処女地に包みこまれたのを感じた。
つむぎの吐く息に苦痛の声が混じる。その声に、花井の快感とも恍惚ともとれるうめき
声が重なった。美琴は逃げ出すことなど思いもよらず、ただ惚けたようにふたりをみつめ
ていた。そり返った反動から、前のめりになったつむぎの顔に長い黒髪がおおいかぶさる。
シャンプーの香りが鼻腔をくすぐり、花井は陶然となった。つむぎの熱い肉ひだにつつみ
こまれ、痛いほどのしめつけを堪能した時、花井の先端が肉壺の奥につきあたり、花井は
おのれが根元まで飲み込まれたことを感じた。
花井の腹筋に手を置きながら、つむぎは痛みを堪えるかのように息をつめている。
「だいじょうぶか? つむぎくん……」脂汗をにじませるつむぎに対し、ありきたりの
言葉しかかけられない自分に花井は自己嫌悪をおぼえた。横たわる花井からは、ふたりを
みつめる美琴の姿は目に入らない。つむぎをいたわる何気ない花井の言葉は、美琴の心に
深く突き刺さった。
苦痛にゆがむ美琴の表情と対照的に、花井を見つめるつむぎの顔には満ちたりた微笑が
たたえられていた。「良かった……。花井君が、やっと全部入りました」苦痛がないわけ
では決してない。我が身を引き裂かれた痛みは下腹部から全身へと拡がっている。 でも、
それ以上の満足感が、つむぎの身体を、心を満たしていた。
つむぎは顔をしかめながらも、ゆっくりと抽送を開始した。涌きだした潤滑液に鮮血が
混じり、やがて桃色の泡立ちとなって花井にまとわりつく。つむぎのなかは、熱くそして
柔らかでありながらも、抜き差しできないほどの緊迫感で花井を締めつけてきた。
奥まで呑みこむと、しばらく動きをとめ、腰をくねらせるようにして一体感を味わう。
ゆっくりと腰を持ち上げ、雁首まで引きずり出すと、軽く数回しごいた後に、再び深々と
呑みこんでゆく。花井の長さを確かめるかのように、最初はゆっくりとした動きであった
抽送は徐々にその速さを増してゆき、律動的になっていった。
14 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:47:53 ID:wMpO/a2s
「ぁふ、おっきい……」破瓜のなごりからか、目尻に涙をたたえながらも、つむぎはその
狭い肉壺いっぱいに花井をくわえこんでいる。桃色の泡がふたりの結合部から溢れだし、
粘っこい水音が響きわたる。「はぁっ……んふっ、はぁっ……」つむぎの息が、浅く早く
乱れはじめる。
「あぁっ、つむぎ……くん」花井は思わず声を出した。つむぎの律動に応じて、幾多の
ひだが膣内に収められた花井自身にからみ、こすり、まとわりつく。抽送のたびに揺れる
つむぎの黒髪が花井の胸をくすぐり、えもいわれぬ快感をもたらす。
やがて、つむぎは動きを変えた。上下の動きにくわえて、花井の恥骨におのれの淫阜を
すりつけるよう、腰を前後にゆすりはじめる。結合の角度が変わり、花井は新たな刺激に
性感の防波堤が破れそうになるのを感じた。
「あっ、はぁっ、気持ち……よくなってきました」快楽をより貪欲にむさぼるために、
つむぎは内腿に力を入れつつ、前後に恥骨をこすりあげる。「いいっ、感じます……」
あえぎ声とともに、きれぎれに呟く。花井を迎え入れるたびに、淫らに歪むつむぎの性器
花井は昂ぶりを堪えきれず、つむぎの腰に手をやると彼女の肉壷を迎え撃つかのように、
律動にあわせて腰を突き上げはじめた。怒張の先端が膣腔内にせりだした子宮口をえぐり、
そのたびにつむぎがあられもない悲鳴をあげる。
「あっ、ふぁっ……あぁあっ!」つむぎの下半身は別の意志をもった生物のように花井の
精液をしぼりとるための運動をはじめた。腰の律動にあわせて、つむぎの呼吸が早く短く
なっていく。だが、まだ快感が足りないのだろうか。つむぎは、自らの腰をつかんでいた
花井の手を引き剥がすと、おのれの胸へと導いた。大きな花井の手にすっぽりとおさまり
隠れてしまうほどの、まだこぶりな膨らみ。その中心には桜色の突起が息づき、つむぎの
女を痛いほどに主張している。「も、もっと強く。握りつぶしてもいいですからぁ!」
そう言うと、花井の掌のうえに自らも手を重ね、乳房をたゆませ、乳首をこねくりまわす。
つむぎの望みを理解した花井は、親指のまたで乳首をはさむと、指が食い込むほど強く、
つむぎの胸を揉みしだいた。「ひゃんっ! そう……そこが感じるんです!」眉根を寄せ、
長い黒髪を振り乱してつむぎが悶える。幼馴染の眼前で童貞を喪失する背徳感がもたらす
異常な昂奮に、花井の我慢は限界に達していた。
「っ……つむぎくん……で、出る……」膣内がうごめき、肉ひだがうねり、締めつけてる。
「いいわ……出して」しぼりとるような肉壁の蠕動に、花井の怒張は大きく一度脈打つと、
勢いよく精液を噴出した。硬く膨れ上がった先端が、つむぎの子宮口をこすり上げ、その
体内の精子溜りへと脈打ちながら子種を吐き出した時、つむぎもまた、絶頂を迎えた。
「ぁあっ……花井くん……すき……」花井の胸に顔を伏せ、とろけるような声で呟く。
15 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:48:36 ID:wMpO/a2s
つむぎはしばらく繋がったまま、花井の胸に顔を埋めたいたが、やがて顔をあげると、
口のすみだけをつりあげるような笑い方で、ふたりを見つめる周防に微笑みかけた。
「周防さん、ティッシュを取っていただけないかしら」そう言うと、花井の首に手を
まわし、優しく口づける。言われるがままに周防が差し出した箱から、ティッシュを
数枚つかみとると、ゆっくりと体を離した。
「見て……こんなに、いっぱい……」ことさら美琴に見せつけるようにして、自らの陰部
から滴り落ちる残滓を指で掻きだしてみせる。美琴は顔を背けながらも、放出された量の
多さに、花井に裏切られたような気持ちになり、そのことに気づいた自分に改めて驚きを
感じていた。
海沿いの道をあてもなく彷徨う。巨大な橋脚に気づき見上げると、夜空に橋をいろどる
イルミネーションが煌めく。矢神とそれほど離れているわけでもないのに、東京の夜空は、
深みがない。子供の頃に花井と歩いた田んぼの畦道。夜空は、まるで星が降るようで……。
「周防……」熱に浮かされたような瞳で花井が告げようとした言葉をさえぎるように、
「良かったじゃねぇか。やっと恋人ができたんだな。大切にしなよ」と告げた。
なおも言いつのる花井の言葉を最後まで聞かず、
「それと、せっかくのところ、邪魔して悪かったな」それだけ言うと美琴は部屋を出た。
背中に向けてつむぎが何か言った気がする。でも良く憶えてはいない。
話だけでも、聞いてやればよかったかな。回想にふけりながらうつむきかげんに歩く。
スポーツバッグを抱えもち、とぼとぼと歩くさまは家出少女のそれだ。クラクションを
鳴らしながらときおり車が通り過ぎる。やがて、そのうちの一台が停止すると、助手席の
窓が開いた。軽薄を絵に描いたような男が顔を出す。
「ねぇ、彼女。乗っていかない?」酒気を帯びた声で話しかけた。
美琴は答えず、歩き続けた。美琴の反応に肩をすくめながらも、
「カレシと喧嘩したんだろ?」と、続ける。
「違う!」思わず反応してしまった。あいつは……花井は、彼氏なんかじゃない。
「ちょ、かわい〜」
「マジ可愛くねぇ?」
顔をあげた美琴の美貌に、男たちが色めきたつ。生気にあふれるふだんの美琴と異なり、
どことなく投げやりな、ものうげなようすは、いわばつけいる隙として男たちにはうつる。
「ねぇねぇ、名前なんていうの?」窓からなかば身を乗り出すようにして問いかける。
16 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:49:08 ID:wMpO/a2s
無視して歩き続ける美琴が抱えるバックのタグを素早く読みとったのだろう、
「ねぇ、ミコちゃ〜ん。つれなくしないでよぉ〜」なれなれしく話しかけた男の手が肩に
かけられたとたん、美琴は反射的にその手をとり、小手返しを決めていた。
本来、この技は対面した相手を真下に極め倒すものだが、男は運が悪かった。急に立ち
止まった美琴に対し、男の体は車とともに移動を続け、極められた腕を折る形になった。
骨の軋む音に、美琴は慌てて手を離したが、時すでに遅く、男の左手は力を失って垂れ
下がり、ありえぬ方向をむいている。
あぐぁ! 声にならない悲鳴をあげて男がのたうちまわる。
車が止まり、血相をかえた男たちが次々に降りたった。その数、あわせて四人
「なめたマネしやがって。どうワビいれるつもりだ、あん?」リーダー格の男が、ドスを
効かせる。その声に応じるかのように、男がひとりづつ美琴の両側に回りこみはじめた。
「気ぃつけろ。そのアマ、何かやってやがるぞ」左腕を押さえた男が掛けた声に、
「なぁに。こっちは男が3人だ」と答える。その隙を、美琴は見逃さなかった。
スポーツバッグを左手の男に投げ渡すと、一歩で間合いを詰め、正面の男のふところに
飛び込む。下からえぐりこむように水月を肘で打ち抜く。その体を支点にして後足を振り
上げ、右の男に袈裟懸けに蹴り落とした。鎖骨が砕ける感触が踵につたわる。
多勢に無勢、捕まったらそれで終わりだ。激昂した男達に何をされるかは火を見るより
も明らかだ。その恐怖が美琴の心の枷をはずした。体を旋回させつつ、第二撃を放ち、
こめかみへと蹴り落とす。ひとり。
腹を抱えてくずおれる男の頭をつかみ、人中を膝で打ち抜く。ふたり。
バッグを抱えた男に迫る。投げつけられたバッグをさばきつつ、下段で膝の裏側を打つ。
うずくまった男の腹を膝で打ち抜くとともに後頭部に肘を入れる。
あと、ひとり!
鬼気迫る形相で見つめられると、腕を折られた男は、踵を返し車へと逃げ込んだ。
「てぇしたもんだ」口笛とともに、背後から声が聞こえた。
まだいたのか。ふりむきざまに放たれた美琴の回し蹴りは、男の手につかみとられた。
すかさず放たれる第二撃を交わしざま、男は美琴の足を軽く突き放す。こいつ、できる。
後ろ受身を取り、すかさず身構えた美琴に、「おい。俺はこいつらの仲間じゃないぜ」
と、黒ずくめの男は言った。
「あんた……誰だ?」
油断なく間合いを取りながら、美琴が問いかけると、男はフルフェイスのヘルメットを
脱ぎながら、「とおりすがりの風来坊よ……」と、時代がかった見得を切った。
17 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:49:47 ID:wMpO/a2s
「……いや、お前、播磨だろ……」緊張を解くと、溜息まじりに、美琴は指摘した。
「え?」いきなり正体を看破された播磨は、自分を指差しながら困惑顔だ。
「2年の時、同じクラスだった周防だよ。憶えてねぇか?」
「……あれ?」首を傾げる播磨に、まぁ、こいつはそんなやつだよな、と独白すると、
「ま、いいや。いいとこに来たな。頼みがあるんだ。矢神まで乗せてってくんねぇか?」
「せっかく正義の味方をキメるつもりだったのによ……。やっつけちまいやがんの」
「悪かったな。必死だったもんで……」
「ま、いいけどよ」播磨がVTXに火を入れると、その力強い雄叫びに、ふたりの会話は
かき消されてしまった。ためらいがちに美琴が胴に手をまわすと、播磨はその手をとって
しっかりと組みなおさせた。ヘルメットは播磨の汗ですえたような匂いがしたが、道場に
通いなれた美琴にとっては、懐かしさすら感じる匂いだった。
葉子のアキュラNSX−Rに勝つためだけに購入した、この怪物は、総排気量1,794cc、
最高出力は75kwを誇る。わずか3,000rpmで159N・mのトルクを発生させる4ストロークOHC
3バルブエンジンは、前輪を浮かせながら乾いた路面を蹴りつけ、わずか5秒でふたりの体を
100km/h超まで加速した。振り落とされそうになった美琴は、播磨の体を強く抱きしめる。
そのままヘルメットを播磨の背中に押し当てると、美琴はまぶたをとじた。
「静かにしてくれよ。寝てるかもしんねぇから」
海沿いの川べりに建つ瀟洒な造りのマンション。エレベータホールから続く廊下に若い
男の声が響く。黙ってうなずく少女を従え重い鉄製の扉を開けて入ってきたのは、播磨と
美琴のふたり連れだった。事情があって、家には帰れないと告げた美琴を、朝まで自宅に
泊めることにしたのだ。
「こっちだ――」息を殺すようにして囁きながら、播磨は美琴をうながして廊下を進む。
と、かすかな物音に気づいて、播磨は歩みを止めた。
互いの舌を絡め合う濃厚な口づけ。ぴちゅ……くちゃ……と唾液の攪拌される音が響く。
そして、切なげな溜め息も。居間の中で、誰かが睦みあっているのだ。
ソファのうえで睦みあうふたり。服は着たままだが、身体の一部だけを露わにして、
互いにそこを舐めあっている。居間と廊下を隔てるブラインドの隙間からその光景を覗き
見て、播磨は全身が熱くなるのを覚えた。つられて覗き込んだ美琴も、事態に気づいて
息を飲んだ。
18 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:50:21 ID:wMpO/a2s
「直に触ってもらえないか」
そう告げてから、絃子は手を葉子のスカートの下に這わせた。滑らかで張りのある太腿
ストッキングに包まれているのがもったいないと思えるくらい。温かで、いい触り心地だ。
絃子の指が早くも湿り気を帯びた三角地帯に到達する前に、快さに息をはずませながら、
負けじと葉子は、絃子の羞恥と快感の源泉をさぐった。
「もう濡れているのか?」
絃子がナイロンの薄布ごしに中心の縦溝をなぞると、葉子は、やンと鼻にかかった声で
絃子をなじった。開いていた両腿を閉じて、わずかな抵抗をみせる。形ばかりの抗議には
耳を貸さず、絃子の手が、葉子のブラジャーにかかる。下からカップを押し上げるように
すると、小さめの乳輪と乳頭が姿を現わした。
色は淡紅色。もっとも、薄暗い居間の明かりのなかで、地肌との対比からことさら可憐に
映るのかもしれない。
小指の先ほどの小さな突起をつまみ、指先ではじくようにもてあそぶと、葉子は背中を
ピクリと波打たせて悩ましくあえいだ。感度も良好なようだ。絃子がさらに口づけて吸い、
舌先で尖端を転がすと、その部分は充血してぷっくりと膨らんでいった。
「そんな、エッチなところ……いたずら……しないでください」
絃子のホットパンツの前ボタンと苦闘しながら葉子があえぐ。
「おたがいさまだよ」絃子は乳房に唇を這わしつつ、淫靡な地帯への愛撫をつづけた。
互いの性器を舐め、しゃぶり合うふたり。シックスナインという体位は知っていたが、
女性同士のそれが、かくも淫らで美しいものとは。
「あ……ふうん」
あの姿は、絃子だろうか。腰を揺らして官能の息づかいをもらしている。
気づいたときには、播磨はズボンの上から、おのれの肉棒を固く握りしめていた。
美琴もかたわらで固唾を飲んで見入っている。ちゅぱちゅぱと猥雑な舌づかいが聞こえる。
「むふ……ぅ」亜麻色の髪のおんなが、尻をうち揺すって切なげな呻きをあげた。
豊かな腰まわりに隠れてここからは見えないが、恋人に秘芯を舐められて悶えている。
どんなふうにされているのだろう。あの敏感な部分を吸いたてられているのだろうか。
想像するだけで自らのそこが甘く痺れる感じ。美琴は、いつしか自らをまさぐっていた。
スカートの隠しから手を差し込み、敏感な部分をそろそろと撫でる。
「あ……」吐息まじりの声がもれた。愛撫に夢中のふたりには聞こえなかっただろうが、
あわてて口を手でふさいだ。
19 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:51:11 ID:eUld624W
駄目だ、こんなことしちゃ――。わずかに残った理性が、はしたない行為を戒める。
他人の房事を覗き見ながら、自慰にふけるなんて、到底許されることじゃない。みっとも
ないし、情けない。しかもそばには播磨がいる。気づかれたらと思うと、それだけで、
顔から火が出るほど恥ずかしい。でも……、やめられない――。
指先が敏感な肉芽を的確に攻めたてている。呼吸がはずみ、全身が気怠くなってきた。
フローリングの床についた膝が痺れるように鈍く痛む。自らの口を塞いでいたはずの手が、
いつの間にか乳房にあてがわれていた。存分に成長した柔らかな膨らみをそっと揉む。
声が出ちゃう……。唇を噛みしめ、呼吸をとめる。
「ぃやぅ、あぁぁ――!」
歓喜のよがり声が響いた。ピチャピチャという舌づかいがことさら大きく聞こえる。
絃子の口唇愛撫に、葉子は堪えきれなくなったらしい。
「駄目……イッちゃう」
むせび泣くような声で告げると、葉子は絃子の股間に顔を埋めていった。陰部を舐めて
いるのだろう、切なげな喘ぎがくぐもったものに変わる。絃子の責めに応えて、痙攣する
肢体は、葉子の絶頂が間近であることを告げていた。
いつしか美琴の手はスカートの裾を割り、指先は下着の脇から粘液にまみれた秘所へと
差しこまれていた。濡れそぼった秘唇を、おのれの指で掻きまわす。睦みあうふたりの
感覚が伝染したように、美琴も狂おしい快感に全身をゆだねていった。
「ひゃう、ぁあっ、ぅイク、ぁああっ、イク――」
絃子の股間から顔をあげ、涎れを垂らしながら、葉子は絶頂感に悶え、啜り泣いた。
葉子が達するのとほぼ同時に、美琴も軽く昇りつめた。膣口がひくつき、奥のあたりに
痺れが走ると、甘やかな悦びに全身が熱くなり、汗がふきだしてきた。
押し殺した吐息が、半開きの唇からあふれでる。お尻をぺたりと床につけ、居間から
目を離した美琴が見あげると、播磨の怒張した股間が目に飛び込んできた。
その頃、花井の下宿では――「ふふ……。花井くん……とても素敵……」
ふたりの体液にまみれ、赤黒くてかる花井の逸物を、つむぎがゆっくりとしごいていた。
そそりたつ隆起を見つめるつむぎの顔には、うっとりとした表情が浮かんでいる。
ああ、この匂い……。これが花井くんの匂い……。むせかえるような花井の精臭を嗅ぎ、
つむぎは身体の内奥が熱くなるのを感じていた。熱い吐息とともに尖らした舌先を伸ばし、
すでに硬度を取り戻しつつある花井の先端を舐めあげる。
20 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:51:46 ID:eUld624W
「ああっ! つむぎくん」のけぞるようにして花井が快感を訴える。
だが、全身を突き抜けるような性感に、つむぎもまた身震いをこらえきれずにいた。
これが……花井くんの味……。小さな桃色の舌が、はやる気持ちをこらえきれないかの
ようにおのれの唇をなめまわすと、おもむろに亀頭を口中深くおさめた。
「ぅんっ……」女性器とは異なる、ぬめらかな感触に、花井がうめき声をもらした。
股間に顔を埋めるようにして、つむぎは花井の勃起を可憐な唇の中へと呑みこんでいく。
つむぎの顔が後退すると、唾液にまみれ、ぬらつく怒張が姿をあらわした。つむぎは、
唇を丸くすぼめ、肉柱を絞るように締めつけながら、徐々に亀頭までを押し出した。
ちゅぽっ、という音とともに口から解き放たれた欲棒は、若さの証を見せ、したたかに
花井の下腹を打った。そのたくましさをいとおしむように、つむぎは裏筋の付根に口づけ、
尖端へと唇を這わした。
とろけるような視線で花井自身を愛でながら、上目遣いで視線をからめる。つむぎは、
長い黒髪をふりみだしながら、頭を回すように動かし、花井の亀頭を存分にこねまわした。
こぼれそうになる唾液をすすりあげるたびに、つむぎの口唇は収縮し、花井の亀頭を強く
圧迫してゆく。
つい先刻まで処女であったとは、とうてい思えない練達の技に、花井は熱にうかされた
ようにあえぎ、ひたすら暴発をこらえるしかなかった。
いったん唇を離すと、つむぎは尖らせた舌先を花井の鈴口に差し込んできた。そのまま、
亀頭の裏筋をチロチロと舐めると、おもむろに肉柱を甘噛みする。
「ひっ!」つむぎの駆使する性技に、花井は女のような嬌声をあげた。
その声に、つむぎが嬉しそうに顔を上げる。
「花井くん……かわいい……」ゆるやかにしごきながら、たえかねたようにつぶやく。
ふたたび尖端を口中に含むと、つむぎは片方の手を花井のふぐりへと伸ばした。
「!」未知の体験に、花井の体が緊張する。本能的な動きで膝を立て急所を守ろうとする
花井を優しく制すると、つむぎはふぐりを揉みしだき、睾丸をやわやわともてあそんだ。
ついで、ちゅぽんっ、と音をたてて唇を離すと、おもむろにふぐりを口に含む。
「ぁあっ!」花井が驚きの声をあげた。
予想だにしない攻撃。金的を他人に預けているばかりか、口中に含ませるなど――。
花井は、自分がつむぎに組み敷かれているかのような錯覚を覚えていた。
21 :
即死防止:2005/08/03(水) 13:55:01 ID:V8PvodFL
一方、美琴は播磨の怒張した股間から眼が離せないままでいた。目の前で息づくように
脈打つそれは、播磨のズボンを押し上げ、逞しい存在を主張している。手を少し伸ばせば、
それにとどく。熱に浮かされたような視線を向けると、美琴はそろそろと手をさしのべて
いった。
「つむぎくんっ!」
花井の五感がつむぎで埋めつくされてゆく。花井は荒々しい動きで彼女をむさぼった。
強く締めつけながら、つむぎは何度も腰をふる。熱くまとわりつく彼女の裂け目の奥底に、
花井の先端が何度も突きあてられ、その度につむぎは甲高い嬌声をこぼす。
「あはっ、あっ、いんっ、あっ」もっと気持ちよくしてあげたい。その為にも……。
「あふっ、うん、花井くん……もっと腰を振って。もっと上下に揺さぶって……」
そう言うとつむぎは花井の抽送を腰で制し、下腹部を密着させたまま恥骨同士をこすり
あわせるように動かし始めた。ふたりの結合部からは、濡れ雑巾を叩くような淫猥な音が
響き、精液と見紛うばかりに泡立った白濁液がしたたりおちていく。
「はあっ、そうっ……もっと掻きまわすように……そう!」
つむぎの嬌声がさらに昂まる。自らの腰使いに随喜の涙を浮かべるつむぎをいとおしく
見つめながら花井は腰を動かした。
「ぁあんっ……いい……」
鍛え上げられた胸板にしがみつく、つむぎの小ぶりな胸が潰れ、その頂点の硬くなった
蕾が鮮紅色に紅潮して膨らんでゆくのを花井は見つめた。抱える背中はじっとりと汗ばみ
足指はこむら返りをおこしたかのように痙攣をはじめている。そして、花井の興奮もまた、
限界に達しようとしていた。
「つむぎ……もうっ」歯を食いしばるようにして限界が近いことを告げると、
「は、はいっ。だしてください」つむぎもまた、花井の吐精を望んでいた。
何度か入口で溜めをつくった後にひといきに子宮口をえぐる。ことさらゆっくりと抜き
はじめると、赤く充血したつむぎの秘裂が、食虫植物の花弁のように花井自身に絡みつき
逃すまいと引きとめる。だが、豊富すぎる潤滑液のせいで、花井の動きが滞ることはない。
「もっとぉ……もっと強く。壊れるくらいに……お願い」
つむぎのはしたないおねだりに応えて、花井は腰のくびれを両手でしっかりと抱えると
恥骨をすりつけるようにくねらせるつむぎの腰の中心に、自分の股間を激しく叩きつけた。
「あっ、あっ、あっ……」
半開きになったつむぎの唇から短い喘ぎが断続的に洩れ、肉同士がぶつかりあう卑猥な
音と重なる。花井は陰嚢の裏から腰椎にかけて鈍痛がひろがるのを覚えた。
「もう……もうすぐ。あと少し……で……」
一心不乱に腰を振る度に、つむぎの声が甲高く響いた。
その声の昂ぶりとともに、花井はお互いの限界が近い事を知った。
「あっ、ああっ! いっ、いくーっ」
エクスタシーの訪れとともに、こわばりを一分の隙間なく包んでいた膣壁に震えが走る。
その淫らな振動に、花井は歯を食いしばっての頑張りを突き崩された。
「くうっ!」
赤黒い亀頭がひときわ膨らみ、今日三度目の迸りがつむぎの胎内へと注ぎこまれる。
花井は荒い息をつきながら、痙攣するつむぎをきつく抱きしめ、その肉壁がおのれを絞り
あげるにまかせた。
「花井……くん……好き……」
絶頂とともに、胎内に精液がしぶくのを感じ、つむぎは甘くとろける声をもらした。
22 :
即死防止:2005/08/03(水) 14:47:47 ID:0ubEI/C9
花井はつむぎの身体に覆いかぶさったままで、荒い息を鎮めていた。
二人の呼吸が落ちつくとともに、硬度を失った肉茎がつむぎの胎内から押しだされてきた。
いまだ花井のなごりをうつしている空洞からは、情熱の証が泡立ちながらこぼれ出し、
シーツへ染みをつくっていく。腕の中に納まるつむぎの小柄な身体。そのぬくもりを感じ
ながら、花井は彼女の黒髪を手でやさしく梳いてやった。
「ん……」
つむぎは心地よさそうに目を閉じ、花井の胸に顔を埋めた。乱れた呼吸がおさまると、
ゆっくりと視線をあげ、焦点の定まらない目を愛しい男の顔にむけ、惚れ惚れと見つめた。
自然と視線が絡まりあう。しばらくみつめあった後、つむぎの顔が耳まで紅く染まった。
視線を外し、身をよじるようにして花井の下から抜け出そうとした。しわくちゃになった
シーツにくるまるように、つむぎは身体をまるめ、花井から顔を背けた。
「ど、どうしたんだ。つむぎくん」
突然の豹変に、花井は戸惑うしかない。
先刻まで執拗に快楽をむさぼっていた身体が、今は小さな子供のようだ。つむぎは大きく
もない敷布団の端で身体をまるめると、枕に顔を伏せている。
小刻みに震えるつむぎの身体。シーツからはみだしたまろみのつけねからは、ふたりの
情熱のなごりが白く糸を引いて溢れ出している。花井は生唾を飲みくだした。
「……しい……」
「え?」何かつぶやいているが、小声すぎて聞こえない。顔をよせると、怯えたように
身体を震わせ、さらに小さくまるまって逃れようとする。
「……は、恥ずかしいんです……。あんな、あんなに乱れて……」首を小さく振りながら、
かすれた声でつむぎがつぶやく。「自分が自分じゃなかったみたい……」
自分の行動と言動を思い出すと、顔から火が出そうだ。花井を口に含んで、初めてだと
いうのに自分から彼に跨って腰を振った。それに、周防さん――彼女には酷いことをした。
「シャワー……浴びてきます……」そう言うと、シーツとともに立ち上がる。
「あ、ああ」困惑した様子の花井をおきざりに、つむぎはバスルームへと歩み去った。
浴室の小窓からは海が見える。前にシャワーを使った時は、煌めくイルミネーションが
目に飛びこんできた。レインボーブリッジが見える、ただそれだけがこの部屋の自慢さ。
そう言った花井の顔に、蒼ざめた周防の顔が重なる。
小窓から吹き込む風に朝が香る。街はもう目覚め始めている。さっきまで光っていた
あの橋――昨日の夜は、あんなに綺麗に見えたのに。わたしは、いったいなにを――。
つむぎの身体を水滴が流れ落ちる。真紅の筋が排水溝へと吸い込まれていくさまを
つむぎは泣きながら見つめていた。
花井はいらんと言ってるだろ
24 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 18:59:04 ID:yknXYO72
GJ!
よくぞここまでキャラの魅力を引き出せたな!
感動した! ありがとう!!
G J
お見事!
GJ
GJ
もう続きは来ないのかと心配してたぜ!
GJ。虹ってなんかエロ切なくて良いな。
30 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:23:13 ID:nPxV8EOf
GJ
>>1&虹のエロイ人乙です。
前スレでは小刻みに投下したせいか少し見ずらかったんですが纏めて見るとイイですね
続き、期待してます。
32 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 11:16:30 ID:6v0kz3kf
見えない
ごめん見えた
即死回避
携帯×お子様ランチ(?)なSSです。
時期は文化祭の舞台が終わった後から始まります。
22に分けました。
合わないようでしたら、スルーお願いしますね。
・1
ざわついた舞台の上。五人の王子の一人を演じた少女が、共演者や裏方のクラスメート達の間を
縫うようにして歩いていた。
その少女――沢近愛理は役の衣装から制服に着替えたのだが、他の共演者は衣装を脱がずに
演劇の成功(?)に興奮していて、愛理の眉を顰めた顔に気がつく様子もない。
愛理のすらりと伸びた足が向かうのは、彼女の演技の邪魔をした少女――塚本八雲の下である。
友達であり脚本を書いた高野晶に上手い事言いくるめられたのだが、考えてみれば八雲に対する
抗議はするべきだったものだ、と思い直したのだ。それが八雲の為であり、自分と八雲が問題なく
付き合っていける良いアイディアだと考える。
そんな日本的な思考では到底思いつかない考えを引っ下げて、愛理の歩みのスピードは上がっていった。
「――ったく、あの子どこにいるのよ」
時間を探しているというのに、八雲の姿を見つけることができない。
舞台袖では、烏丸に話しかけようかかけまいかと結った髪を不規則に揺らす少女の姿が見え、
愛理は強い口調で声をかけた。
「ねぇ、天満! 八雲を見なかった?」
飛び上がるほどに驚いた天満が、愛理の方に抱きついてくる。
「びっくりしたよぉ、愛理ちゃん。八雲? 八雲なら……播磨君の所じゃないかなぁ」
天満のいやらしい笑みに一寸ひいてしまいながら、愛理は「そ、そうなの」と天満の体を引き剥がす事にした。
しかし、天満はちらちらと烏丸の方を見ていて愛理に集中していない。抱きついてじゃれあっている様に
見せながら、想い人を眺める口実を得ようとする。愛理は、そんな天満の態度に腹を立てるどころか羨ましそうした。
「ヒゲの所に?」
「うん。晶ちゃんが播磨君と話があるって言ってたから、その後に会ってるんじゃないかな?」
「晶が?」
八雲と会うということは分かる。しかし、なぜ高野晶と会う必要があるのだろう。愛理はしばらく考え
――脚本や舞台監督のような事までやっていたのだ。播磨にきつい一言でもくれてやっているのだろう――
などという結論を出した。
「まあ仕方ないわね。晶は頑張って今日の為にやってきたんだものね。ヒゲがめちゃくちゃにするから」
「愛理ちゃん、播磨君だって出たかったんだよ。あんまり怒っちゃダメだよ?」
「分かっているわ。それは私の役目じゃないもの。晶が怒ってくれてるわよ」
「……そうかなぁ」
天満は愛理を疑わしき顔で見てくる。
「だ、大丈夫よ。晶だって限度は分かっているでしょうし、晶がちゃんと怒ってくれるのなら、私は怒らないわよ」
「んー、分かった」
「天満は自分の事をがんばんなさいよね」
「あ、ありがと愛理ちゃん」
顔を真っ赤にしてはにかむ天満に思わず抱きしめてやりたくなるのを我慢した愛理は、「それじゃあね」と
その場を後にした。
そのまま舞台の裏から体育館のホールに出る。ホールは演劇が終わったすぐ後で薄暗く、パイプ椅子の
撤収作業もまだ始まっていない。愛理の手がパイプ椅子の背に伸び、ぐるりと回りの様子を見わたした。
2-Cの生徒や他のクラスの生徒も混ざって雑談している中に、周防美琴や花井春樹の姿も見える。
なにやら口論になっているみたいだが、痴話喧嘩に構っていられる場合ではない。夫婦喧嘩は――なんだったけか。
まぁ、大した事ではないわね。すぐに仲直りするでしょ。と、パイプ椅子に腰を掛けた。
「ったく、八雲はどこにいるのよ」
足を組んで、手を膝の上にそろえる。
ポカンと天井を見て、舞台の上のライトが当たって雑談しているクラスメート達を眺める。自分と同じように
パイプ椅子に腰掛けている生徒を見て、先程自分が出てきた舞台裏への入り口を視界に入れた。
「あら?」
もう一つドアがある。体育倉庫のドアの前、暗闇に隠れるように一人の少女の姿があった。
「あれは……八雲?」
八雲らしき少女の後姿はどことなくゆらゆら揺れていて頼りない。愛理は、体調でも悪くなったのかと
その少女へと近づいていった。
「大丈夫、あなた?」
「っ!!」
八雲の体がびくりと大きく跳ね上がった。愛理は八雲の反応に驚いてしまい、思わず声を上げようとして
八雲の手によって阻まれてしまう。
その柔らかな手を押しのけ抗議の声を上げようとすると、八雲に再び止められてしまう。
「な、何なのよ……」
声を上げてはいけないのだと察した愛理は、八雲の耳元で囁くようにした。八雲は愛理の吐く息がくすぐったいのか、
体をくねらせる。
「中に部長がいて、播磨さんも……」
「晶と、ヒゲが?」
「はい……」
開いたドアの僅かな隙間から二人が覗きこむと、小窓から光の入ってくる体育倉庫の様子が窺えた。閉塞感のある、
独特のすえた臭いが充満する密室であった。
その倉庫の中には背の高い影と、その影よりも頭一つ低い影。
背の高い方が播磨で、低い方が晶なのだろう。愛理は明るい舞台の上を見ていた為に暗闇に慣れず、倉庫の中を
睨むようにしていた。
「何を話しているのでしょうか?」
おどおどと緊張した口振りで八雲の少し掠れた様な声がしてくる。小声で話そうとするとそうなってしまうのだろうか。
愛理は、「たぶん――」と続けようとして、止めた。
「何か知っているんですか?」
「……たぶんね」
おそらく播磨は、芝居の事に関してこれから晶から叱られるのだ。晶は播磨の面子も考え、あえて人目のつかない倉庫を
使ったのだろう。愛理は八雲の八の字になった眉を見て、言おうか言うまいかと悩んだが、言わないでおこうと考える。
「まぁ、詳しくは分からないから……見てみましょう」
僅かでも優位に立とうと上級生ぶって愛理がそう言えば、八雲の頭はゆっくり縦に揺れる。
「はい。私にも責任がありますから。もし、播磨さんが叱られるのなら、私も――」
「そ、そう」
八雲の目が倉庫からの光に照らされ、鈍く光る。愛理は横から見ていて、意思が強そうで儚げなワインレッドの瞳が
魔女の瞳のように思えた。不気味で、魅力的で。指をのばしかけて、愛理は我に返った。
二人は、薄暗い体育館の隅にある鋼鉄のドアの前にいて、張り付くようにして中の様子を窺う事にした。そんな二人の姿は、
舞台の上の明るさと騒がしさに注目が集まる事によって見事に隠れてしまう。
倉庫の中の播磨と晶は、覗かれている事にまったく気がついていないようだった。体育館のざわめきに愛理と八雲の
囁き声もかき消され、播磨と晶の様子からその様に判断した。
二人の聴覚の指向性は倉庫の中へと向けられ、晶の声が耳に届いた。
「播磨君、怒っているの?」
「おう。人前でキスなんて……冗談じゃねぇぜ!」
どうやら晶は下手に出ているようだ。愛理は、晶が播磨をどう料理するのかと考えた。
愛理は八雲の息使いが耳障りだと思ったが、膨らんだ唇の表面が光っている事に気付く。それほど乾燥していないのに
どうして唇を舐めるのかしら、と自分の唇も舐めてみたが、考えが変わる事は無い。
「でも、あのままだったら……」
「やばかったな」
――何がやばいのよ。
愛理は播磨らしき影を睨みつける。この私とキスなのよ、何の問題があるっていうのよ。奥歯でそんな台詞をガシガシと
噛み砕いて飲み込んだ。
「やばかった、って。……愛理か八雲のキスよ?」
「だからだろうが。まぁ、晶のキスだったからよかったけどさ」
「ふふっ」
八雲と愛理は顔を見合わせた。二人の会話は何か違うのだ。八雲に目で尋ねると混乱しているのか、ふるふると
何度も首を横に振る。やけに甘えた声を出す晶と、それを当然のごとく受け止めている播磨。八雲の手がドアに触れ、
少しだけ開かせた。
「なんだよ、晶」
「心配したわ。愛理はともかく、八雲とキスするんじゃないかって思ったから」
晶の台詞に八雲の顔が燃え上がり、反対に愛理の表情は冷えつく。
「心配って、お前らしくもねぇ。ベッドで横になってたらよぉ、つい寝過ごしちまった」
「みんなの舞台を壊したんだから、後でお仕置きされるわよ」
「マジで?」
「マジで。でも、大人しく受けておかないと、クラスから爪弾きにあうわ。冗談で済むうちにお仕置きされときなさい」
「晶がそう言うなら。俺も悪かったしな」
「お利巧な子は好きよ。でも、私の舞台でもあった訳だから、私のお仕置きを始めに受けてもわないと」
二人の影に近づき、重なる。愛理も八雲もそれが何を意味するのか分からないほど幼い訳もなく、思わず顔を
背けてしまった。しかし、興味が無い訳ではない。ちらちらと様子を窺いながら、すぐに食い入るように見てしまうようになる。
八雲が両膝をつき、愛理が八雲の肩に手を置きながら倉庫の中を覗いていた。姿勢を低くして覗き込む愛理と八雲の姿は、
体育館のホールで騒いでいる生徒達の死角に入ってしまった。
「うぅ……っん」
急なくぐもった声に八雲は息を飲む。ゴクリという音が愛理の耳にまで届いてきたのだ。
播磨の背の方から入ってくる光は、晶の薄く開いた目と顔を輝かせる。倉庫の中に晶の息使いが響き、一分ほどそうやって
抱き合っていると、晶の体が播磨の方にぐったりと倒れこんだ。
「大丈夫か?」
「……んっぁ、はぁ……ぁ」
晶の表情は再び影に入り見えなくなってしまう。しかし、愛理も八雲も生まれてはじめて聞く女の嬌声と、その声を上げているのが
晶だという事実に、次第に酔い始めていた。
「大丈夫か、って? よく言うわ。勝手に舌を入れてきたくせに」
「そりゃぁ、お前が教えたんだろうが。……嫌だったか?」
晶は相変らず播磨の体に隠れたまま――いや、背に手を回した。晶の細い手と指が、照らされた播磨の背中に現われたのだ。
「ううん。平気。嫌なのは、私の予想外だったって事。嬉しかったのは、貴方がそうしてくれた事」
播磨の影に入って見えない晶の台詞からは少女の匂いなどなく、大人の女としての高野晶が存在している。愛理は、
自分の喉に唾が流れる音を確かに聞いた。
愛理は頭が混乱してきていた。目の前で行われているキス。そのキス以前にこの会話は、まるで恋人同士の
それではないのか。では、播磨と晶は付き合っている? それはありえない。愛理は、自分が晶の一番の友達だと
信じて疑わなかった。友達なら報告くらいするだろう、そう考える。
「晶が教えてくれたんだからな」
「あら? 私のせいにするつもり? 私にも色々教えてくれたくせに」
――何を教えたのよ?
愛理と八雲は体をドアに押し付け倉庫内の影の中に二人の存在を確かめようと、すっかりその意識は倉庫の中にあり、
これから繰り広げられようとしている公演をじれったく待たされていた。
「あー、そーだっけ?」
「ええ、そうよ。だから――」
晶が播磨の体の方に投げやると、くっ付いたまま二人の体が運動マットの上に倒れこんだ。細かな塵が舞い上がり、
入り込んできた光に照らされる。播磨の頭が地面を打たないように、晶の手が伸びて包み込み――そのまま、キスをした。
「――だから、こうやってキスもできる」
晶の顔に光が当たる。愛理と八雲は、はっと息を呑んだ。
あまり表情を出さない晶の顔が、これ以上ないほどに紅潮していて、思わず総毛立ててしまう笑みを浮かべていたからだ。
キラキラと光る糸が、晶の唇から播磨の方へと伸びている。愛理はその糸がどうやってできたのか考えたくもなかった。
「ウソ……」
口にすれば目の前の事が嘘になると、愛理はそんな事が起こる訳も無い事を知りながら声に出した。八雲の背中が
愛理の太ももにくっ付いて、二人の熱が一つになる。背中の体温が、愛理の太ももを焼いた。
「播磨……さん」
ぼんやりとした八雲の呟きによって、愛理は晶とキスをしているのが播磨だと知った。認めたくないと思っていた事だが、
八雲のどこか浮ついた呟きがそうさせたのだ。
倉庫の中では、マットの上で播磨と晶が抱き合って寝ている。晶の顔は播磨の頭のすぐ上にあり、表情は小窓からの
光によってはっきりと分かった。普段見せることのない、女の色をした顔がある。普段の晶からは想像もできない、
だらしのない笑み。そんな弛みきった顔は、どこか壊れた人形のようにも見えた。
「つーか、お仕置きってなんだよ。おめーは、頭がいいから怖いんだ」
「あら、貴方は寝ているだけでいいわ」
「寝てるだけ?」
「そう。寝てるだけ。声を出したら皆に知られちゃうから、出さない方がいいわよ?」
「声を出すって、どういう――っ!!」
晶の頭が播磨の胸元へと下がっていく。臍、そして股間へ。
八雲は両手を口元に当て、愛理は目を大きく開いた。晶が歯で播磨のズボンのチャックを下ろしているのだ。播磨は
晶の行動に動揺する事もなく、「へっ」と笑った。
愛理と八雲にとってそれが何を示すのかという知識はある。けれども、見てはいけないものだと思う。見てはいけないと、
そう思えば思うほど、食い入るようになってしまう。
晶の手が学生ズボンの下のトランクスに伸び、そこから何かが出てきた。晶の手の中に納まりきらないその何かは
二人の眼の中に映るが、その殆んどは晶の手の影に入っていた。
「あっ……」
愛理は口を開き、薄く開いたまま息をする。唇が酷く乾燥してきて、八雲が舐めていた理由が分かった気がした。
――緊張している。それに、期待している?
晶の手が二度三度と播磨のそれを擦ると、だらしなく垂れていたそれが真っ直ぐになっていった。
「あ……はっ……」
晶の楽しそうな声に、愛理も「あっ」と漏らしてしまう。愛理の視線も、八雲の視線も、晶の手の中にあるソレだけに集中していた。
播磨が晶の髪を撫でると晶は目を細め、されるがままになっている。愛理も八雲も、自分の髪を撫でられているのだと想像した。
晶の手は二人の妄想の間も離れない。すぐにモノの長さは倍近くになり、赤黒いそれは入り込んでくる光に照らされ、
愛理と八雲にもしっかりと認識された。
「あれが、ヒゲの?」
「あれが、播磨さんの……」
髪を撫でられていた晶が、手の中で暴れだしてきた播磨のソレに顔を近づけた。鼻を播磨のソレにくっつけ、匂いを
嗅いでいるようだった。上唇が当たると、播磨は上擦った声になる。愛理は、そんな事で感じる男は可愛いなと思った。
「あらあら。あんまり臭わないけど、洗っているの?」
「前に怒ったろ。だから、ちゃんと洗ってる」
「いい子だね、君」
「誰に話してんだよ」
「この子よ。貴方の大事な息子さん」
「んだよ、それ」
播磨の言葉に晶はチロリと舌を出すと、そのまま播磨のソレをぺロリと舐めあげた。
「っわ……」
「ふふっ。可愛いわ、拳児」
晶は播磨の表情を見ながら妖しく笑う。愛理は、晶が晶ではない別の誰かだと思いこむ事にした。そう思い込まなければ、
気がふれてしまいそうだった。
いつしか愛理の薄く開いた唇の合間から、鮮やかな赤色した舌が出ていた。晶が播磨のソレにしているタイミングに合わせ、
上下にたどたどしく揺れる。八雲はそんな愛理を見て自身の羞恥心が消え去ったようで、大胆に愛理の舌を注視し、
同じタイミングで舌を出し入れした。
薄暗いとはいえ五十近くの人間のいる体育館。愛理と八雲の二人が、播磨と晶の痴態を覗いているという事を誰一人として
知らなかった。
「……あっ」
時折零れる愛理と八雲の声。
誰一人として、聞こえていなかった。
・2
目の前にはぐんぐん成長していく肉棒がある。
その向こうにはサングラスをかけた男――播磨拳児の顔があった。私がこの肉棒を擦ると眉が踊るのだ。
きっとサングラスの向こうでは、目を白黒させているに違いない。
私がなぜ播磨拳児とこのような行為に及んでいるのかというと――説明するのも面倒だから一言で言えば、
童貞ご馳走様でした。
え? それだけじゃダメだって? そうね、もう少し詳しく言うと、修二君が茶道部に出入りするようになってから拳児と
話す事もあったわけなのよ。親しくなっていくと悪戯もしたくなるものじゃない? そうしたら拳児が本気にしちゃって。
それで――
「さっきから止まってっけど、どうかしたか?」
拳児が少し起き上がって私を見てくる。彼の後ろ――倉庫のドアが僅かに開いていて、覗き込む二対の目が
輝いて見えた。愛理と八雲の、二人の特徴的な瞳の色は闇の中でもよく分かる。
――ねぇ、そんな惚けた顔で見ないでよ。
私は、そのまま二人に覗かれながら拳児のソレを口元に持っていった。
「いいえ。少し大人しいけれど、ちゃんと溜めてるの? 言ったでしょ、私が――抜いてあげるって」
「分かって……るっ」
ふふっ、可愛い。
私がカリ首を爪の面で撫でると、体も肉棒も反応して。私は赤黒いそれにキスをして、頬に擦りつけた。拳児は
頬の柔らかさに顔をしかめて耐えている。まだまだこれからなのに、もう鈴口から先走りの汁が出てきている。
「なんていやらしい子なのかしら」
私はお仕置きの為に、鈴口に唇を当てて少し吸ってやる。上目使いに拳児を見ると彼と目が合った。じっと
私を見つめている。恥ずかしいのを誤魔化すために亀頭の表面につばを落とし舌で広げながら、愛理と八雲の
表情も観察した。
小窓から入り込んでいる光が、二人の顔を、赤く染まった頬を照らしている。どうにか表情が確認できるくらいの光量だが、
どちらの顔も私と拳児のやりとりに見入ってしまっているようだ。私は背中に僅かな電気が流れ、その流れが頭の中を
焼こうとするイメージを持った。
――見られて、興奮している?
拳児の方はサングラスの上からなので詳しく知る事は出来ないが、愛理と八雲に覗かれている事に気がついて
いないようだった。
――興奮、している……!
掌で袋を触るか触らないかの所で焦らしながら、舌で竿の裏をなぞった。竿は私の唾液でテラテラと艶やかな光沢が
出てきていた。全体をマッサージするようにほぐしながら、強度を増していく肉棒をうっとりと見つめてしまう。
体育倉庫内にピチャピチャと、私が肉棒を舐めあげる音が広がった。思いっきりいやらしい顔で。自分でも嫌になるほどの、
発情した雌を演じて美味しそうに食べてみせた。
「あ…きら……」
拳児の声に「なぁに?」と猫なで声を出してやる。こういう声に男は弱いらしく、ピクリと彼の分身が手の中で暴れた。
刺激に弱くて、それでも刺激を求める可愛い子。掌で袋を包み込んで「寒かったでしょう?」と声をかけてやる。
ふと思い出したことがあった。彼との初めての夜に「責任を取る」と言ってきたので「取ってね」と答えておいたの。
始めはちょっとした悪戯と好奇心から。今では――
「そろそろ……いいだろ?」
「駄目よ。ここでするつもりなの? 他の人に聞こえちゃうわ。この、変態」
「お前もだろうが」
「……そうね。こんな私は、嫌?」
「へっ。嫌か、だって? 嫌なら……」
そう言って起き上がると私の唇に口付けした。自分の肉棒を舐めた舌に絡めてくる。自分のモノを舐めた女との
キスを嫌がる男も多いと聞くのに、私とキスしたい一心でそれを飛び越えてくる。
――私も、もっとしたいよ。
私は、彼の舌の動きに合わせて自分の舌を絡めた。ただの唾液なのに、彼が流し込んでくるものは甘く感じる。
全ての行為が興奮する為の媚薬となる。脳内物質が分泌され、内に眠る女の本性を曝け出せと命令してくる。
なんて――陶酔!!
拳児の舌が私の歯茎を一本一本犯していく。私は弛緩していく体を何とか保ちつつ、彼の舌と遊んだ。遊びまわって、
犯しあって。彼の唾液を飲み込んでは、「もっと……ちょお…だぃ」とねだる。あなただけが知っている高野晶。
――見て! もっと、見て……ね、拳児。
「どうした? 今日は、なんか……」
「変?」
それは変でしょうね。
――だって、愛理と八雲に見られているのだから。
・3
倉庫内で行われている乱暴なキスの魔力が、愛理と八雲の心を激しく犯していた。心も理性も嬲って、知性の
ヴェールを剥ぎ取っていく。その下には開放された悦びに震えている本能があった。
力なく座り込んでしまった愛理は、ドアにしな垂れかかっている八雲の熱い背中に体を預けた。八雲の噎せ返るような
体臭は甘く、愛理は八雲の細いうなじがうっすらと汗が浮かんでいるのを発見する。
「ねぇ、興奮してるの?」
「……え?」
愛理の声に八雲が首を後ろに少し回すと、愛理の潤んだ瞳が待っていた。その瞳の映す八雲の顔は、
夢を見ているように無防備だった。
「あぁ……はい。沢近先輩も……しているんです……かぁ?」
舌足らずの八雲の唇は舌で舐めたのかぬらぬらと光っていて、愛理の目には美味しそうな生肉に見えた。
甘すっぱいソースのかかった、美味しそうな肉。
「私達もキス……してみない?」
「え……」
二人は見つめ合い、互いの瞳に映る顔が大きくなっていく。愛理の唇が薄く開くと、八雲は小さな舌を少しだけ
出して向かい入れた。
くちゅ……ぁ。
唾が唇に押されて洩れ出る。八雲は目を閉じて、愛理はそんな八雲を可愛らしいと思った。愛理は、晶がやっていたように
顔の角度を調整してキスを堪能する。八雲の口の中は背中よりも熱く、乾いていたのだろうか粘々とした粘膜が覆っていた。
舌の先でつつくと、八雲は体を愛理の方に向けて制服越しに胸を合わせてきた。初めての快楽に立ち上がった乳首が
ブラに擦れ、二人は思わずくぐもった声を上げる。
「せぇ……先輩?」
「何よ、八雲……」
「可愛いですね、先輩」
八雲は自分から愛理にキスをすると、喉の渇きを癒そうとして愛理の口内に溜まった唾を飲もうと舌で掻き出そうとする。
愛理は舌を絡めると微妙な快感を貪った。チラリと倉庫の中を見ると晶と目が合い、晶が目元を緩めて笑うので、
これでいいのだと、嬉しくなってしまう。なぜ嬉しくなったのかという疑問すら浮かんでくる事の無く、八雲とのキスの快感は
それほどまでに大きなものへと昇華していった。
「せんぱ……い。もっと……もっと下さい」
八雲の掠れた声に、「うん。飲んでね?」と答えると、「先輩の、美味しいです」と上気した顔を晒して笑った。一過性の
熱病に侵されているのだ。愛理は、自分の状態を冷静に分析する自分の存在を知った。そしてその存在は、「味わい尽くせ」
などと言うのだ。
八雲に倉庫の方へと体ごと向かせるように言うと、素直に「はい」と言いながら向かう。その際、掴んだ掌に何度も愛理は
キスを贈った。手の甲にも二度。人差し指に一度。八雲の汗ばんだ首筋に三度。首の上にあった汗の玉は吸い取ってやった。
「どうするんです?」
「中を見ながらしましょう?」
愛理は八雲の首筋を両手で撫で上げ、彼女の震える体を自分の体を密着させる事で抑える。互いの心音が重なり合い、
愛理は八雲の身体に溶けだしていってしまいそうな気さえした。
「分かる?」
「何を……ですか?」
「私の体の感触」
「はい……柔らかで、すごく熱いです」
「あんたも……ね」
「……はい」
キスは二度。唇と、八雲の右の耳に。
八雲が「ふぁぁっ」と息を漏らすのを愛理は左の人差し指をかませる事で止めて、八雲のわき腹に右手をやった。そのまま
右の下乳へ。制服とブラの上からでも分かる勃起した乳首をくっと押し込む。
愛理は八雲の胸の感触に楽しくなってきていた。自分のものとはまた違う感触。美琴や天満のも違うのだろうか。そんな考えは
目の前の切なそうな、もの欲しげな顔に打ち消えてしまった。
「んむぅ……」
八雲は指を噛む事は無く、暴れた舌が指を突付いて愛撫していた。愛理は、八雲の背中に自分の胸を当てつけながら
気持ちの良いポイントを探そうとする。ブラのホックの段差に愛理の胸が喜んだ。あまりの快感に思わず八雲の胸を
握り締めてしまう。
「あっ、痛かった?」
愛理が噛ませた指を取ってから尋ねると、八雲は横に首を振って、「気持ちよかったです」と涙を浮かべる。愛理は涙を
指ですくって味を楽しんだ。可愛い子じゃない。愛理は空いた右の手を八雲のスカートの中へと忍び込ませると、湿度のある
下着に指が濡れた。
「美味しい。あんたの涙」
「そんな……」
八雲は愛理に体を預け、愛理の左手を取って再び胸にやった。その手を使って快楽を得ようとする。焦点が合っていない瞳は
健気に愛理を映し、キスをねだるように舌を少し出していた。
愛理が「中の様子を見ながらしましょう?」と優しく言い聞かせるように囁くと、八雲は一度頷いてぼんやりとした顔で中を見た。
中では晶が播磨のソレを奥深くまで咥えている姿があった。
時折見せる艶美な顔に、愛理も八雲も太ももを摺り寄せてしまう。晶の大胆な口の動きに合わせて動いた。舌を出して
舐めるようにすれば、それに倣って動いた。自分が播磨のモノを咥えているのだ。あそこにいて痴態を見せてつけている女は、
自分なのだ。互いの指を口にいれると、晶と同じように動いてみせた。
指は播磨のモノ。それをだらしなく、いやらしく、咥えているのは晶でなく自分。愛理は播磨の出す声に、お互いのスカートの中の
湿度が更に上がっていくのが分かった。
「……欲しい」
声が重なり、指がピクリと動いた。
「欲しいの、八雲?」
「先輩こそ……播磨さんの……」
晶の口からようやく出てきた播磨のソレは、晶の唾液で光っていた。二人は口の中から指を出すと、同じように
光っている。晶はソレを愛しそうに眺めると、頬に塗りつけた。愛理は自分達に見せ付けているのだと、そう感じた。
晶は手を竿の部分にやり、口に先っぽを含んだ。先程よりもスピードが上がって、一定のリズムを保っている。
ズポッズポッと吸い付く音がして、その後に唾を飲み込むズルルという音。愛理も八雲も自分達の衣擦れの音など
耳に入っておらず、倉庫の中の物音だけを聞き逃さないよう注意していた。完全に魅入ってしまっていたのだ。
愛理と八雲は指の本数を二本にして、互いの口内へと侵入させる。播磨のモノだと仮定しながら、目の前の痴態を見せる
晶に自分を重ねた。
ドクンドクンと脈打つ播磨のソレは、確かに愛理と八雲の口内を犯していた。
・4
口に入れてそれ程時間も経っていないというのに、愛理と八雲はとろんとした惚けた表情で私達を見ている。
口元で光っているのは指かしら? もうそんな事まで覚えちゃったのね。
拳児にこの事を伝えてもいいけれど、そうしたら間違いなくフェラはお仕舞いになるし、ならなくても恥かしがりやだから
勃たないわね。私は拳児との遊びに夢中になりながらも、二人の痴態の観察を忘れなかった。
拳児の肉棒がどくどくと脈を打ってきた。おそらく、これが今日の最高の状態なんでしょうね。優しく口内のヌメヌメとした
壁で擦ってやりながら、そんな事を考える。
本当なら好きにやってもいいのだけれど、あの子達に見せて上げないと可哀想だものね。カリ首に前歯を触れさせ、
舌全部を使って大きく舐めあげた。
「っく……うぉ……」
拳児の表情が厳しくなっていく。奉仕するというのもこれはこれで楽しいものだ。気持ちいい? もっと気持ちよくさせて
あげるからね? そんな想いが、自分へと帰ってくるのだ。拳児の気持ち良さそうな顔は、私の顔を映す鏡でもあるのだから。
「ねぇ、どう?」
肉棒を咥えたままモゴモゴと口を動かして尋ねると、拳児の腰がビクビクと持ち上がる。
「……ぅあ、すっげー気持ちいい」
拳児は嘘をつけない。真っ直ぐで、臆病で。
ケンカが強い事が何の利点になるのだろうか。私は女だもの。拳児は女と子供には決して手を上げない。私が意地悪く
セックスを途中で止めた時も、何も言わずに私の体調を心配してくれたのだ。
『ごめんなさいね。試すような事をしてしまって』
そう謝った後のラウンドは――正直、思い出したくない。快楽の海があるという事を身をもって知ったのだ。どんな言葉でも
悦んで吐いて、色んな遊びも試した。雑誌を片手に二人で話しながら、食事しながら、家事をしながら、風呂でも玄関でも。
あれからしばらくの間、どこでも気分が高まれば交わったのだ。発情した動物みたく、ひたすら貪り尽くした。獣になったのだ。
人間の皮を纏った、欲望丸出しの獣に。プログラムされた機械の様に。
「それは良かったわ」
体の相性ははっきり言って抜群だった。かみ合った時計の歯車のように、二人の関係をひたすら進めていった。ニオイを
嗅ぎつけた刑部先生との事は面倒くさいから言わないけれど、一言で言うなら意外と可愛らしい声で鳴くんですね。
「晶が、綺麗だから……」
「え?」
「……綺麗だから……よ。そんな女…に……されてると思うと……な」
拳児の言葉が私の顔を打ち抜いてきた。低い声が耳に入って、私の胸が震える。
「……えへへ」
――今のは、私の台詞? これが? 私の……拳児への台詞。だらしの無い、雌の鳴き声。
「もう、イっちゃう? 片づけが始まったら手伝わないといけないし」
「そうだな」
「残念そうな顔しないの。みっともないわよ、播磨拳児君?」
「わーってる。俺と晶の約束だもんな」
「……ん」
――約束。
私と拳児が付き合っていると言う事を知られてはならないという、約束。決まり事という、力を持った拘束の鎖。その鎖が
互いの理性を縛り上げ、性欲と愛情を育ててくれる。
「分かっているなら、いいわ」
尿道を舌で叩いて、ちろちろと舐める。手は絶え間なく竿と袋を擦っていて、時々アクセントをつける。拳児の左足が僅かに
上がっていて、私はスカート越しに膝の皿の硬さを楽しんだ。お尻と秘所の肉が骨の硬さに震えている。私が「…っあ……んっ」と
声を上げると、拳児はニヤニヤとしていて、反撃できた事に喜んでいるのかしら。なら、もっと喜ばせてあげる。
「気持ちいいわ。拳児の膝が……とてもいい……からぁ」
わざと、しかし本心も混ぜて。出来るだけ、いやらしく。出来るだけ、普段の私の印象から遠ざけて。肉の欲望に飲まれている、
愛理と八雲の顔を真似て。ねぇ、こういうのがいいんでしょう、拳児?
「んとさぁ。……いつもの晶がいい。今日のは――いや、今日のもいいんだがよ……っ」
またそうやって、私の心に入り込んでくる。スカートに染みが出来たらどう誤魔化せばいいの? 目を閉じてから拳児の肉棒に
思いっきりしゃぶりついてやる。先走りの汁を飲み込んで、そして私の唾液でコーティングしてやる。手は竿を扱きながら、
鈴口を重点的に攻める。私の奉仕はどう? 気持ちいいの? 私の奉仕でイカせてあげる!
「……っぐぉ!」
拳児の足がピンと伸びる。早く頂戴、拳児!
口から肉棒を出すと、顔中に私自身の唾液と拳児の出した先走りを塗りたくり、顔をそのまま袋の方にやる。袋を吸ったり
舐めたりしながら、掌と指と髪で竿と亀頭を愛撫した。汚れてもいい。汚された後の自分の姿を想像しながら続けた。フルフルと
肉棒が震えて拳児の手が私の頭に伸びる。
「もう……ダメ?」
「……ああ。もう……晶っ!!」
その声に私の体が震える。欲しい。拳児のこれが。入れて、出し入れして。でも――
「口に……出して。マットを汚したら……ね?」
「おぅ……けど、もう……」
「ん…ぁ……」
拳児の肉棒をしっかり掴み、先の方をしっかりと咥えた。拳児の手が私の頭を優しく掴んで、気持ちの良い様に揺らした。
今の私は、拳児の――
どくん!
気を失いかけそうになる中、精液はしばらくどくどくと喉の奥を打ち付け、四回ほど脈を打つと止まった。口の中の精液が、
私の細い喉を通って腹の中へと流れ落ちていく。拳児は心配そうに顔を覗き込んできていて、私は早く飲み込んで拳児の
心配そうな顔を和らげてやろうとした。息が止まりそうになるのと、生臭くどろどろとした感触に涙が溢れる。
「……晶?」
拳児の声がして、その時ようやく口内の精液を飲み干した私が口を開いた。唾で綺麗にして、「ほら、全部飲んだわ」と
笑ってやった。
「ったく、大丈夫か?」
拳児は、私がポケットから出したウエットティッシュで顔を拭いてくれている。何の心配もなく、私は無防備な顔を拳児に
見せている。これは拳児の愛撫なのだから、何の問題があるものか。こんな顔を見せるのは、他に誰もいない。汚された、
私の顔を見るのは。
「ええ、大丈夫よ」
私がそう言うと、私達はキスをした。
鳥が啄ばむ様なキス。そして、私の口の中を意地悪く掃除するキス。私がこのキスに弱いのには訳がある。拳児のキスだからだ。
だから、足腰が立たなくなり、拳児の胸に倒れこむ事になるのだ。最初はちょっとした遊びのつもりが、今ではこんな有様である。
「大丈夫じゃねえじゃないか」
拳児にとっての女は、私一人だけ。刑部先生の時は拳児を酔わせていた。刑部先生がいい声で鳴いてくれた映像は
データとして残っている。が、誰にも見せるつもりは無い。そこには、拳児の体が映っているのだから。私の――拳児の体が。
「ふふっ。そうね、大丈夫じゃないわね」
私はあなたの――
「……ぅん?」
「どうしたの?」
「いや、なんでもねぇ。誰か覗いていた様な気がしたんだけどよ、気のせいだな」
笑い飛ばす拳児にこう言ってやった。
「ええ。誰も見ていないわ。部外者なんて……いるわけ無いじゃない」
・5
播磨の射精の瞬間、愛理と八雲の体がびくりと弾んだ。晶の口内にあるソレがなぜ射精したのかと分かったのは、
晶が嬉しそうな顔で口から零れた液体を手を受け止めたからである。愛理も八雲も思わず自分がその立場にあると錯覚して、
幸せそうに笑ってしまう。自分の口が播磨によって汚されたのだと、そう思ったのだ。
八雲の体には愛理の起こす細かで不規則な振動が伝わり、愛理の体には八雲の起こす規則正しい振動が
伝わっていた。口がだらしなく開いて、涙が知らず知らずのうちに出ている。愛理は八雲の顔を見て、自分の顔も
同じようになっているのだと確信した。
八雲の顔を自分の方に向かせると、キスをしてこの気持ちを共有しようと考える。八雲も愛理の背に手をやり、
しっかりと抱きついた。舌を絡ませて、再び短く震えた。唾液を与え合い、互いに腰を摺り寄せあう。そして、
短く何度も身体を震わせた。
覗き始めて二十分も経たない間。他の生徒達は、相変らずガヤガヤと騒いだりふざけあったりしている。
放心状態になっていた愛理が、ふと遠くに見えた花井と美琴へと意識を向けると、なにやら笑って話している姿があった。
「よかったわね、美琴」
愛理の呟きに、八雲の指が愛理のスカートを引っ張った。愛理は訴えかけてくる八雲の頭を撫でると、自分が美琴や
花井のいるような世界の住人に戻れない事を知った。八雲の唇を遮る術を持たない愛理は、キスをする前に
舌同士で遊ぶ。こうやって遊ぶんだ。キスが終わった後に思い返してみる。冷静な感覚に戻ってみても、八雲とのキスが
嫌ではない事に気がついた。
「私の……眠っていた願望?」
「知っていましたよ、先輩。私は、そういう欲望の中に身を置いて……今日まで生きてきましたから」
愛理は八雲の大人びた表情を両手で包んでやり、「もう、大丈夫ね。私がいるから」と後先など考えていない発言をした。
八雲もそれを感じたのか、眉を顰め、愛理の睫に浮かんでいた涙を上唇で拭うと、「……しばらくでいいですから。
私だけの……先輩でいて下さい」と囁く。
遠くから撤収作業の合図が鳴った。一年や三年の生徒もボランティアで参加しているらしく、体育館は更に賑やかに
なっていく。明かりは舞台の上のライトのみだったので、二人の顔までは見えない。愛理の輝く金色の髪が、八雲の
しっとりと黒い髪に隠れていた。八雲が愛理の体を抱きしめているからだ。愛理は八雲の胸に顔を埋め、その膨らみを
歪ませながら涙を拭った。
「それでハッピーエンド、とはいかないわよ、二人とも」
晶の声に顔を上げる。驚きなど無かった。彼女に会う為に一番近い椅子に座っていたのだから。手をつないで
肩を寄せ合うと、立ち上がり対峙する。
「晶、あんた……」
「部長……」
二人の抗議の声など耳を貸さずに晶は立っていた。何事もやり通す鉄の意志がそこにはある。愛理も八雲も
無言の晶に気圧されてしまう。
「ここじゃ邪魔になるから、場所を移しましょう」
晶の後について行くと、二人は体育館の脇の木陰に連れて行かれた。
秋の風が愛理と八雲の熱を拭っていく。それでも二人の繋いだ手は、まだまだ熱を持ってはいたが。
「全部見ていたんでしょ?」
晶の直接的な質問に、愛理も八雲も頬が赤くなる。返事は口でせずに、頭を一度縦に振る事で返した。晶の手が
二人の指に伸びて匂いを嗅いだ。
「どうだった? 私が見ていた事、愛理は気がついていたみたいだけど?」
愛理は反論しようとして――止めた。何をいっても仕方が無い。愛理は自分達が覗いていた事は事実なのだからと、
八雲に体を寄せる。
「先輩は、播磨さんと――」
「ノーコメント。何も言いたくないわ」
「晶、あんたねぇ」
「だってそうでしょう? 覗きながらそんな行為をする変態だものね、あなた達は。……けど、知りたいのなら教えて
あげてもいいわよ? 私の提案が飲めるならね」
晶の言葉に、愛理は八雲の手を握る力が強くなる。八雲も同じ気持ちなのだろう。二人は同時に頷いた。
「なら、私の言う条件をこれから満たして頂戴。それが守れる?」
「分かったわ」
「分かりました」
愛理は、本来ならばこんな馬鹿げた条件など飲める訳がない、そう判断しただろうと想像した。意味の無い想像と
興味を引く晶の話に、笑みがこみ上げてくる。八雲も同じ事を考えているのか、こちらは控えめに口元だけで笑っていた。
「頭の回転が速い子は好きよ」
晶は体育館の壁に背をつけ、口を開いた。
「まず一つは、さっきの事を口外しない。これは基本条項だから、簡単でしょう? 私もあなた達の関係を漏らす事は
ないしね。けれどあなた達に関しては、他の生徒が見ていない事を祈るしかないけれどね」
愛理も八雲も、晶の話に頷いた。
「二つ目は、この後もこれまで通りに振舞って頂戴。私と播磨君の事、今まで分からなかったでしょう? それと同じように
してくれればいいわ」
愛理は、晶が播磨の事を『拳児』と呼ばない事に気がついた。こういう場でも切り替えができている。そういう事なのか
と頷いて、意思表示をした。
「三つ目は、あなた達の他にも私と播磨君の関係を知っている人がいるという事。その人達の事を詮索しない事。
何人いるのかという事と誰ということは、絶対に話せないわ。愛理と八雲の間でも、ダメ。これは、一つ目の約束に
当てはまるからね」
八雲の方は当てはまる人物がいるのだろうか。迷っている表情で愛理を見てきていた。
「最後になるけれど……これが一番大切な事よ」
二人は、改めて晶に注目した。
「そう、それが大事。私とこれまでと同じように付き合いながら、これまで以上に注目しなさい。私をいつでも意識して、
約束の鎖でつながれている事を忘れないで」
晶は二人の間を引き裂くように歩き、僅かに振り向いた。
「ああ、それとね」
目元が引き締まり、そして目を閉じる。
「言わなくても分かっていると思うけれど、あなた達は私と播磨君を見ているだけ。私と播磨君にとっては、あなた達の
視線は照明のようなものなの。だから――」
晶の声に八雲は耳を塞ぎ、愛理が八雲を引き寄せる。
「――だから、そんな顔をしないで。楽しくやりましょう。もう部外者ではないのだから、ね? 私と播磨君の舞台をもっと
明るく照らして頂戴。割り込まないと約束できるのなら、協力するわよ。テストの山掛けから待遇のいいバイトの紹介まで。
他にも色々と……ね」
晶が体育館の方へと戻っていく姿を、愛理と八雲は眺めるしかなかった。歩き出す力も無く、これからどうして
いいのかも分からない。
遠くにて、刑部教諭と姉ヶ崎保険医が晶に挨拶をされている姿があった。二人の女性教諭は晶に歯切れ悪く挨拶を
返している。
「沢近先輩」
「……ええ」
自分達以外の誰か。晶の語っていた人物はおそらく――そう考えて、愛理は伝えられない事を知った。晶の事であるから、
いち早く察知するだろう。そして、自分と八雲の関係をばらしてしまうだろう。徹底的にやる晶の事だ、個人レベルの問題では
済まなくなる。愛理の頭はそんな警告を出した。
「大丈夫よ。私は八雲の事を……」
八雲の体が愛理の体と重なった。八雲が抱きついてきたのだ。
「先輩、すみません。私が流されなければ……」
「ううん、気にしないで。これからの事を考えましょう」
「はい……」
晶が二人の女性教諭に頭を下げて愛理達の方を向いた。二人の女性教諭と入れ違いになるように天満の姿が現れる。
彼女の明るい顔が愛理には後ろめたく感じられ、逃げるように立ち去った。
すれ違う際に天満の肩を叩いて「先に行っているわよ、天満っ」と、笑って。八雲はそんな愛理の様子に、涙が出るのを
何とか堪えるしかなかった。
「どうしたのかな、愛理ちゃん?」
天満の問いに八雲は沈黙で答えると、天満の手が八雲の手を包み、優しく微笑んだ。
「大丈夫?」
「うん。仲直りしたよ、姉さん。部長に頼んでよかった。ちょっと、考えとは違ったけれど……」
「どう違ったの?」
「それは――」
晶の姿が視界に入る。刑部・姉ヶ崎の両教諭と挨拶を交わした所から一歩も動かずに観察しているのだ。姉である
天満に言うのか、と。八雲は天満の手を優しく剥ぎ取ると、「もっといい事だったよ、姉さん」そう言ってやった。
晶も、天満も、笑っている。
どうするの? 巻き込むの?
八雲は天満の瞳を占領すると、額にキスをした。
――姉さんだって先輩達ともっと仲良くなりたいはずだから……。
きょとんとした天満は首を傾げ、晶がこちらに向かってきていた。普段から姦しい天満が慌てる様子もない。
――なぜ、姉さんは慌てないのだろう?
八雲は姉の笑顔に曇りがない事に気がついた。
「どうして……」
「八雲、嬉しいよ。私と、同じだね――」
近づいてきた晶の手が天満の肩に伸びて、天満の体を軽く抱きしめた。何も知らない他人が見れば、じゃれあっていると
勘違いするほどの気軽さで。
「……え?」
「それはね、八雲」
天満の顔が晶の顔に接近して行き――二つの鼻と唇が引っ付いた。天満の幼い顔に、晶と同じ女の匂いがする。
八雲の細い足が震えていて、必死に止めようとするが止まらない。
「誰が誰の味方か、分からないでしょう? 天満もね……とある人にうっかり喋ってしまったのよ。だから――」
天満の小さな舌が外の空気に晒され、晶の舌と絡んだ。
「私の味方にしたの。これからは、あなたも私の善良な協力者よ。うれしい?」
天満の幸せそうな顔に八雲の顔が綻んでいった。悦びに満たされた天満の心が見えるのだから、何の心配があるというのか。
烏丸への急接近の入れ知恵の出所が、八雲の脳内で一つの答えとなった。
八雲は晶とのキスを楽しんでいる天満の姿に自分の姿を重ねると、晶の手を自分の唇まで持っていった。晶はそんな八雲の
表情に満足したのか、「ぅう……ん」と唸り、晶の顔に天満も八雲も嬉しく思う。
「高野ー、塚本ー、早く来ないか。片付けサボる気だろー?」
体育館の入り口の方から美琴の声が聞こえてくる。
「行きましょうか」
晶の掛け声に塚本姉妹は従順に頷いた。
「今から行っくよー、美コちゃん!」
「すみません……、周防先輩」
天満が美琴にじゃれ付いている姿を晶と八雲はにこやかに見ていて、それを見る誰もが、いつものやりとりだなと感じるものだった。
「照明は……足りるかしら?」
後ろを歩く晶の呟き。天満は「足りてるよぉ」と明るく答えている。八雲も何が足りていないのか分からなかったが、
とりあえず姉の答えに相槌を打っておいた。
と、何の気なしに呟いていたと思っていた晶の台詞に八雲は立ちすくむ。舞台の練習中から晶はそんな事を呟いていたのを
思い出した。皆、備え付けられたライトの事だと思っていたに違いない。しかし今の自分から見て、その言葉はどういう意味を
含んでいるのだろうと思った。
「……照明?」
八雲の震える声に天満も晶も答えようとしない。
「私と沢近先輩は……」
「愛理ちゃんがどうかしたの?」
「え……!?」
晶の鋭い視線を感じた。天満は自分との愛理の事を知っているのか、それとも知らないのか。知らなければ晶との約束を
反故にしてしまうし、このままでは真相を知る事ができない。
八雲は頭の回路が焼ききれんばかりに働かせ、悩んだ。晶と天満の視線が身体を焦がそうとしているようだった。
「あの……だから……」
「んー。私、先に行ってるね。美コちゃん待たせたら怖いから」
「う、うん……」
天満が立ち去っていく姿を見送ると、晶が隣に立った。
「よく我慢したわね。でも、天満は知っていたかも。八雲と愛理が――」
「止めてください。沢近先輩は私が流されてしまったせいで……」
「そうかしら? 二人とも凄いものだったけれど?」
「……もう、考えませんから」
「そうなの? 私は播磨君との関係がばらされなければいいと思っているから。それだけ。皆が幸せになればいいと
思っているもの」
晶はそう言って天満が消えていった体育館へと入っていく。
八雲は冷たくなった体と下着に震えが止まらなかった。この震えを止める事のできる人間は秘密を共有する愛理以外にいない、
そう思うと幾分かの不安が拭い去る事ができた。
――深く考えるのはよそう。
八雲は俯くと、自分の影が地面の上に濃く映っているのを見た。太陽が八雲の体を焼き付けている。八雲は、
体育倉庫の中を照らし出していた光と同じものとはどうしても思えなかった。舞い上がった埃を照らした淫靡な光は、爽やかな
秋の風を暖める光に。いつしかその光は愛理の瞳の輝きになる。
――酷く恨めしくて、酷く愛しい。
未だに残る愛理の柔らかな感触に幼い女の部分が震えると、自分同様に頭の回路を焼き切ってやろうと考えた。
それは私の役目なのだから。
八雲は乾いた落ち葉を踏みしめ体育館へと歩き出した。その途端に辺りから生徒達の声や物音が聞こえてくる。
自分の中で切り替えが起こったのだなと知ったが、どうでもいい事だった。片づけが終われば体育館では後夜祭が
あるらしい。汚れた下着を替えたかったが、その時間があるだろうか。
ふと考えると、感情の調整は意外にあっさりしたものだった。八雲にそよ風が吹き付けると制服についた愛理の匂いが香った。
このまま包まれていたいのに。そうは思うが、つまらない事でばれてしまうのはもっと嫌だ。
――魔女の衣装を着てもおかしくはないだろうか。今の自分が抱える悩みに比べれば、なんてちっぽけなものなのだろうか。
体育館の横に立つ八雲の姿は、見た目の上では何の変化もないように生徒達には映る。
八雲は、自分に当たる照明を気持ちのいいものだとは思えなかった。
END
59 :
前スレ886:2005/08/05(金) 19:17:39 ID:5Qlg22MU
前スレで『さわり』の意味を間違えてしまった者ですが、何か?
Burn In My Light はいかがだったでしょうか。
本番無しでエロくしようとしたのですが、エロくなっていたですかね。
間違い・訂正・突っ込み、などなどありましたらよろしくお願いします。
訂正です
>>52の13行目
×唾液を与え合い、互いに腰を摺り寄せあう。→ 〇唾液を与え合い、互いに胸を摺り寄せあう。
でした。
八雲が可哀想
乙&GJ! 晶が黒ーい。
個人的に普段の播磨はストイックの印象があるから、
晶に染められてエロに持って行く手法は巧いと思った。
もし続くのであれば今度は本番を。
大作乙。エロおもしろかった。
高野黒いよ高野
続かないの?
>>61 イデオン(発現編だっけ?)を見てたらこうなってしまったんです。ごめんね。
スパロボ、従弟がクリアしてしまってたんだよ!(買ったのは私ですが、毎日ゲームしに来てる)
「見ててよ。イデオンガン打ちっぱなしーwww」とか言って、ラスボスをイデオン(+覚醒要員)だけで倒しているのを
横で見ているだけだった……。
それはともかく私自身は、八雲にこういうイメージがありまして。薄幸っていうか、損な役回りというか。
今回のSSはこういう役だったんだと、諦めてくださいな。
>>62 本番は別のSSでと思います。ただいま超姉のモノを書いておりますので。
今回のものとは違う爽やかなノリを目指していまして、もうしばらくお待ちくださいませ。
おそらく、IFスレの方に投下するのが先になるかもです。
>>63 携帯SSでも、また違った雰囲気にしたいですね。
自分のSSの書き方がキチンと定まっていないものですから。いろんなシチュエーションを書いてみたいです。
ミコちん仲間はずれ可哀想。
GJ!
晶というか、全員恐杉w
なんで高野で書く人は寸止め(本番無し)が好きなんだろう。
しかし、GJ。
これを読んでたらあれの続きが書きたくなってきたなぁ。
真っ黒黒助出ておいで〜ってか?
GJだがなんか怖かった。
エロいなあ
GJ
>おどおどと緊張した口振りで八雲の少し掠れた様な声がしてくる。小声で話そうとするとそうなってしまうのだろうか。
能登だからだね!w
俺は後半に関しては好みではなかった(勿論好みなど人それぞれのものだが)
しかし話には引き込まれて最後まで一気に読んで更に何度も読み返した。
GJという表現しか当てはまらないんだろうな。
伊織子ぎぼんぬ
72 :
64:2005/08/07(日) 23:34:00 ID:YqKUjBUe
黒くなりすぎたキャラに突っ込みが入っていますね。
自分の中では、『これくらい、まだまだ黒くないだろ』なんて思っていましたので、キャラを表現する文のバランス感覚は大事ですね。
これからも精進あるのみです。
このSSの続きは、ネタに困ったら書こうかなと思っています。
ところで超姉モノの構想を練っているのですが、甘々なヤツと爽やかなヤツ、どちらに傾けた方がいいのか悩んでいます。
皆さんは、どちら(甘々or爽やか)が読みたいですか?
強いて挙げるなら俺は後者かな。
甘いの!
舌が痺れて脳が痛くなるくらい甘甘なヤツを鬼キボンンウ
黒いの!
絶望の余り目の前が真っ暗になるくらい暗黒なヤツをデビルキボンンウ
76 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 02:22:51 ID:B7cQkkfY
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < 黒いのなんかヤダヤダ!
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
_, ,_
(`Д´ ∩ < 甘々じゃないとヤダヤダ!
⊂ (
ヽ∩ つ ジタバタ
〃〃
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( つД´) < 絃子さんと播磨にいちゃいちゃして欲しい…!
`ヽ_ ノ ⊂ノ
ジタバタ
∩
⊂⌒( _, ,_) < 播磨に甘える絃子さんが見たいよぅ…
`ヽ_つ ⊂ノ
ヒック...ヒック...
絃子さんでいちゃいちゃされても困るので、爽やかでよろ
78 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 02:57:37 ID:Z3mBMHcO
同性もの以外ならなんでもいい…('A`)
>>79 >>78はレズ物が嫌いって意味なんだろ?
なぁ? そうだろ? そうだと言ってよ! バーニィ!!
俺も女だけは勘弁!
播×絃×笹とか播×絃×姉とか播×姉×笹なら大歓迎だが!
俺はハーレム、同性もの以外なら何でもいい。
沢近×吉田山マダー
周防×麻生マダー
練乳をバストに塗りたくり
「拳児君……舐めてくれないか?」
と迫る弦子先生を頂きたい
なぜかツナギ姿で公園のベンチに腰掛け
「やらないか?」
ジッパーを股間まで下げて迫る弦子先生を頂きたい
八雲とか沢近とか天満とか美琴ととか晶とか、その他もろもろの人が死ぬような真っ黒で猟奇的なSS希望!
死ぬのとかってありなの
二次創作だから特にかまわんだろう。
一度そんな改変SSで此処荒れまくったけどな。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
昔プリキュアのエロパロスレで似たような流れになっていたな
93 :
64:2005/08/08(月) 23:07:24 ID:vW6VmC9L
世界陸上の司会者・織田裕二…もとい、視聴者代表・ODAさんを見ていたら、自分がなんてちっぽけな奴なんだと思い知らされました。
勢いよく元気よく、甘々も爽やかも書けばいいじゃない。ということで両方書いてみますね。
皆さん、ご意見ありがとうございました。(すいません、こんな自己解決で)
しかし、ODAさん、リラックスしすぎ。
モニター独り占め(に近い)にするし、足ばたばたしてるし、目を輝かせてわくわくしてるし。
自分の出ているビール(アサヒ・新生)のCMが終わったあと、「一杯やりたい気分!」とか、「寝させません!」とか言ってるし。
スタジオ本番中に急に悶えたり、満面の笑みで「おまんたせしました!」 とか言っちゃうし。
こんな、やりたいほうだいやってるODAさんのパワーを貰って書き上げますね。
>>93 アンタは色々なものに影響されるんだなw
期待して待ってるよ。
嵯峨野ぎぼんぬ
漏れは銭湯の子キポーン
はじめて番台に上がった時、まともに見れなかったはず
クラスの男子が来たとき、横目でチラチラと…
(あんなふうになってんだ…)
その晩、1人で…
鬼怒川綾乃だな
最近名前判明ないな・・
>>96 むしろ『あ、包茎…( ´,_ゝ`)プッ』
結城、大塚、鬼怒川の2−C三大ブスのエロパロは無しの方向で
( ・∀・) | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_/し' //. V`Д´)/ ←>100
(_フ彡 /
>>100 NGワード登録すればいいだけの話じゃないかと
周防が尻軽のむくいとして陵辱されるSSマダー
104 :
64:2005/08/10(水) 20:03:09 ID:P3j17rW0
>>94 そ、そうかなあw
MTVとかSSで流れている曲からイメージを貰って書いているんですが、強い印象などがあると書くスピードも上がりますね。
頭の中でスクランキャラを使ったPVを作る様な感じで。
だから、影響されやすいといえるのかな?
雑談は余所でな。
前スレで書いてた 匁後で投げていいですか?
投げれ
投げてくれ。
正座して待てマス
マダー
すいません ドタバタしちゃって明日になります。
ペコリ
夏らしく猟奇的なSSきぼんぬ
血が出たり死んだりー
帰れ。
超姉だよ超姉!
おにぎり!おにぎり!
未だ嘗て無い袴で!
裸で待ってます
>112にちょっとデンパがビビっと来たので一本書いてみた。
ヘタなのは許せ。
119 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:53:22 ID:5hPxto9t
ソイツはもう播磨拳児ではなかった。
2m近い体躯。
闇の色に濁った白目。赤く血の色に染まった瞳孔。
唇を醜く割って伸びる牙。
引き千切られたシャツの中からは銀色の体毛がびっしり生えた肉体が露わになっている。
もとは播磨拳児だったケダモノ。
ソイツの手の爪は長く太く固く伸び、肘まで赤黒く血に染まっている。
口元から胸にかけても鮮血が飛び散っている。
かつては播磨だった、この獣の血ではない。
狩った獲物の血だ。
その獣は今、四つんばいになり、何かを組み敷いている。
髪の長い少女―かつては播磨拳児が惚れていた少女、塚本天満だ。
120 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:53:41 ID:5hPxto9t
俺はその夜三人目の女を犯そうとしていた。
長い髪の、子供みたいな顔をした女。
薄い胸も痩せた腰も、たいした肉付きじゃない。
首を振るたびに横で纏めた小さな黒い髪の房がぴょこぴょこと揺れて面白いが、それだけだ。
ただのガキじゃねえか。
――思い返してみれば最初に犯した女が一番いい味だった。
肩までの髪の、やたら胸のでかい女。
なにやら拳法を使うようだったが、そんなのは俺に通用する筈が無い。
拳を軽く受け流し、肘を決めて折ってやった。
そのまま押し倒して服を引き裂き、泣き喚くのを押さえつけて無理矢理処女を奪ったのは痛快だった。
濡れてない下の口に挿入するときの高揚感といったら!
処女血で濡れた陰茎を抜き差しするたびにうるさく喚くので前歯を二三本折って黙らせた。
鼻血を流しながらヒィヒィ言っている女を犯すのは気持ちがいい。
腰を叩きつけるたびにでっかい胸がばいんばいんと揺れまくり、それが面白くてひたすら
血が出ている膣を無理矢理突き上げ、いたぶった。
一番ふかくまで容赦なく叩きつける。そのたびに身体の下で女が情けない泣き声をあげるのは
なによりも面白い。
肉付きのいい身体はいい味だった。
突きこむごとに俺の肉棒を締め上げるような感覚。
筋肉のしまりがいい女は最高だ。
だがしばらくすると静かになった。反応が無くなった。
焦点の合わない目でブツブツと見えない何かに話し掛けるようになった。
つまらないので折れた腕をひねり上げると情けない声をあげて尿を漏らしやがった。
尿が身体に掛かってムカツイたので首の骨をひねってぶっ殺したあとで胎内に精液を
ぶちまけてやった。
死んだあとだったのでそれほど締まりはよくなかったが、いい気分にはなった。
121 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:54:12 ID:5hPxto9t
二番目に犯した女は、赤い色の瞳をした、物静かな女だった。
瞳の中の怯えた色が気に入らなかったのですぐさま指で目を突いてやった。
赤い色がオレの中を見通してくるみたいだからだ。
その女はよく判らない名前を叫びながら抵抗していたが、オレはその名前を聞くのが
イヤだった。
オレの名前なのか?いや違う。おれはそんな名じゃない。ハリマセンパイとかいう
名前は知らない。
オレは怯える声が聞きたいんだ。
そんな名前を聞きたいわけじゃない。
その女の口を塞ぎ、処女を無理矢理奪った。
しかし女は手を離すたびにイライラさせるその名前を口にする。
怒りで目の前が真っ赤になる。
気がつくと、おれはその女の首を両手でぎゅうぎゅうと締めていた。
首を締めるとつられて下の口も引き千切られそうなほど締まり、そして女の口から壊れた笛
みたいなヒューという音がして、そいつはそれきり動かなくなった。
122 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:54:58 ID:5hPxto9t
そして今、三人目の女を犯している。
ビリビリに引き裂いた服の間から小さなふくらみが見える。
鋭い牙で小さい乳房に軽く歯を立てる。
コイツはなにやら怯えた表情で赦しを乞いている。
いい声だ。
なんだかいい気分になる。
拒絶と哀願の言葉はいつ聞いてもたまらない。
この女は泣き顔で俺に救いを求めてくる。
俺はなんだかこの女が気に入った。
殺さないで飼ってやろう。
笑え!
そう叫んだが、俺の声は獣の叫びにしかならない。
怯えたのか、この女は急に泣き出した。
泣くんじゃねえ!
手加減したつもりの平手打ちも長い爪が瞼をざっくりと裂いてしまう。
血まじりの涙を流しながら誰かの名前を呼びつづける女。 「カラスマクン」
その姿はなぜだか俺をいらつかせた。 「カラスマクンタスケテ」
クソッ!
生かしておいてやろうと思ったのに。
メス奴隷として飼ってやろうと思ったのに。
なんで俺にしたがわねえ!?
なぜ俺以外の名を呼ぶ?なぜ俺に助けを求めない!
俺は怒号を叫びながら女の首に手を廻した。
掌に感じる細すぎる骨の感触。
力を入れるとそれはポキュ、と軽い音をたてて折れてしまった。
だらりとぶら下がる首。
人形のようにへたりこむ体。
壊れちまった。つまんねえ。
気分が悪い。
とっとと次の獲物を探そう。
123 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:56:00 ID:5hPxto9t
四人目の獲物はすぐに見つかった。
金色のキレイな髪をした、整ったキツイ顔の女。
「ヒゲ? ヒゲなの?」
何か言っている。金髪のこの女の口調はなんだか俺をイライラさせる。
だから俺はコイツの腕を掴んで床に引きずり倒し、服を引き千切る。
怯えろ!恐怖で歪む顔を見せろ!
しかしこの女は悲鳴をあげない。
顔に浮かぶのは恐怖でも哀願でもなく、なんなんだコイツの表情は?
俺の目を覗き込むその瞳の色は恐れてはいない。
なにか痛ましいものをみるような、哀れみを含んだ視線。
この女は短い言葉で俺を呼んでいる。
「ヒゲ!」
「ヒゲ!あんたナニやってんのよ!」
コイツは恐怖の欠片もない口調でおれを悪罵してくる。
なんでだ。
なんで怖がらない!
コイツが口を開くたびに俺の牙が、俺の爪が、鋭さを失ってしまう気がした。
俺は恐ろしくなった。
コイツが怖い。
コイツといると、俺が俺でなくなってしまう。
消えろ!
いなくなれ!
俺は右手の爪を尖らせると、鋭い鉄の爪でこの金髪の女の腹を貫いた。
コイツの真っ白な皮膚に赤い血の花が咲いた。
ごふっ、という音とともに血混じりの咳を溢れさせる。
死にかけたこの女は俺に細い腕を差し出してくる。
どうした?
首でも締める気か?
やってみろ。
獲物の無駄な足掻きほど面白いものはない。
金髪の少女の腕が俺の首に廻される。
両腕が俺の首を掴む。
そんな細い腕で俺の首が締められるものか。
どうやっても敵わないことを知ったときのコイツの表情。俺はそれを期待した。
憎しみと諦めの混ざった表情か。諦めと絶望の表情か?
この女はどんな最期の表情を見せてくれるんだ?
124 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:56:46 ID:5hPxto9t
この女はどんな最期の表情を見せてくれるんだ?
しかし予想に反して、この金髪の女は両腕を俺の首に廻すと、そのまま自分の顔を
俺に近づけてくる。
そして――キスしてきた。
女の唇。柔らかい唇。女の味。女の匂い。
唇の端から赤い雫をこぼしながらこの女は弱々しく言った。
「ヒゲ、目、さまして…よ…」
血の味。
内臓からあふれる血が愛理の唇を赤く汚している。
ダレだ
おれは
コイツを
コイツは
お嬢で
お嬢が
血
流して
俺が
死ぬ?
おれがやったのか
お嬢が死ぬ?!
「お嬢!?」
俺の頭の中で回路が繋がった。
オレは――オレは、とんでもないことをしちまった!!!
俺の身体は元に戻っている。
もとの人間の身体に。
血にまみれたままで。
掌にべたつく血も、舌に残る血の味もそのままに。
「よかった、元に、もど……ってくれ…て」
弱々しい声で、お嬢はオレに囁きかける。
いや、もうささやき声しか出ねえんだ。
死にかけているのにコイツは俺を心配して……
「お嬢! おい、しっかりしろ! 死ぬんじゃねえ」
「あんたは、…バカだから…………バ…だけど…」
くふっ、と奇妙な音の咳をしながらコイツは緩く微笑む。
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
お嬢が、お嬢が死んじまった。
俺が殺した。
俺がこの手で殺しちまった。
この手で――
125 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 04:59:11 ID:5hPxto9t
「――?」
「―ゲ? ――したの?」
誰かの声が聞こえる。
「ヒゲ?」
俺の顔を覗き込んでくるのは、死んだはずのお嬢。
「お、お嬢?!」
播磨の目に周囲の風景が入ってくる。
暗い部屋。
暗いが、ここは自分の部屋の中。ベッドの上だ。
播磨を覗き込んでいるのは金色の髪のお嬢。
ぶかぶかのTシャツを着て、寝ている播磨の顔を上から覗き込んでいる。
――死んでない。生きてる。
――コイツは生きてる。
すぐにそれを確かめないと夢がどっちなのかわからなくなりそうで、播磨は愛理を
きつく抱きしめた。
「い、いきなり…なにすんのよ」
「……」
「痛い。ヒゲ、痛いわよ」
「………」
「な、ナニよ?」
播磨は咄嗟に愛理の着ているTシャツを捲り上げる。
白い肌。
脂肪の薄い真っ白な腹。細長いへそと、下腹部へとつながるへそのライン。
そして肋骨の浮き出た脇腹。
傷一つない。
――よかった。夢だ。夢だったんだ。
心の底からの安堵の溜息をつく播磨。
「バカ! いきなりナニよ――」
まくられたシャツの向こうからギャーギャーわめく愛理。
悪罵してくるそのさますら播磨にとっては愛しい。
播磨はそのまま愛理の真っ白な腹を抱きしめる。
折れそうな細い腰に腕を廻し、大切なものを愛でるように掌をなんども這わせる。
――夢。夢だ。アレは夢だったんだ。
喪失感がウソだったことの嬉しさと安心とで播磨は涙がでそうになる。
126 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 05:00:58 ID:Li2p0dmp
リアルタイム?
とりあえず支援
127 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 05:02:05 ID:5hPxto9t
――夢。夢だ。アレは夢だったんだ。
喪失感がウソだったことの嬉しさと安心とで播磨は涙がでそうになる。
「ヒゲ……怖い夢でもみたの?」
いつしか愛理は腹に抱きついた播磨の頭に手を廻して優しく髪を撫でている。
愛理は途惑っていた。
強がりも気負いもない播磨を見るのは初めてだったから。
――ヒゲって、こんな顔もするんだ…
なぜだか子供みたいな播磨を見ていると胸の奥が熱くなってくる。
いつもは憎たらしいこの顔もなぜだか愛しく思えてくる。
ぎゅっと抱きしめてあげたい気持ちが溢れてくる。
甘い疼きが身体の底からじんじんと湧き出してくる。
愛理はそれが母性本能と呼ばれるものだということを知らない。
――これじゃまるでガキみてえじゃねえか…
と播磨は思った。
女の子(こんなでもお嬢は一応女の子だと播磨は思っている)に抱きついて
感動に打ち震えてるってのはなんともカッコよくない。
さらに頭を撫で撫でされているんじゃなおさらだ。
しかし、未明の薄明かりに浮かぶ慈母のような愛理の微笑みは播磨にとって
恥ずかしさに耐えるだけの価値があるものだった。
金髪の、気の強い同級生の少女の胸に抱かれながら髪を、頬を撫でられる。
播磨が初めて見た愛理のそんなしぐさは普段ならば「なんでもねえ」と強がる
気持ちすら奪ってしまう。
播磨は素直にすべてを口にした。
自分が夢の中で獣になって女を犯して殺したこと。
そして愛理までもを手にかけてしまったこと。
夢の中では殺すのがとても爽快だったこと。
「そんなの気にすることないわ。だって夢の中の話でしょ」
愛理の優しい声に播磨は首を振った。
「オレは…ホントは…そういうヤツなんじゃねえのか…そう思うんだ。
絃子が前に言ってたんだ、夢は本人のその…いちばんしたいモノが出るもんだ、って」
「俺の中に、そういうケモノみたいなモノがあるんじゃねえかって……そう思うんだ」
そのケモノが暴れだしたら。
――俺はお嬢のことも傷つけちまうかも知れねえ。
――アレは夢じゃなくなっちまうかも…
128 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 05:12:38 ID:5hPxto9t
「気にしなくていいわよ」
播磨の髪を指で梳きながら愛理は言った。
「あんたはバカで単純で空気読めなくて無教養で乱暴で単細胞で野蛮なバカだけど」
そこまで悪し様に言われた播磨がさすがにカチンと来て反論しようと口を開く前に、
愛理は見るものをすべてを蕩かしてしまうような甘い微笑みを浮かべて続けた。
「ホントはすごく優しいってコト、私は知ってるんだから」
――なんだ?
――なんでコイツを…
――なんで俺はコイツをみてるとこんな……こんなに胸の中があったかくなるんだ?
単純バカの播磨はそれが世間でなんと呼ばれているものかを知らない。
胸の中から生まれて、胸から溢れて全身を浸すように広がる温かい熱の流れ。
金髪のお嬢が浮かべる微笑を目にし、珍しく刺のない声を聞き、肌に触れられたことで
生じた温かい感覚。
播磨がそれを知らないのはバカだからというよりは、生まれてこのかた感じたことがない
感覚だからなのだが。
その感情。世界ではそれを「愛」と呼ぶものだ。
「だからあんたは自分がケモノになるのを心配することなんてないのよ」
愛理はそう言ってくる。
相変わらず優しい瞳で。
播磨は愛理の薄い色の瞳から目を離せない。
「あんたがどんなになったって――」
そう言いながら愛理は播磨の顔に自分の顔を寄せた。
互いの息の匂いが感じられるほど近くに。
そして愛理は自分にとって誰よりも大切な男の耳に囁きかける。
「私が目、覚まさせてあげるんだから」
そう言うと愛理はそっと瞳を閉じ、唇を播磨に押し当てた。
この夜、一匹の野獣が美女に囚われたという。
そしてその後、その美女は野獣を手放すことは一度もなかったということだ。
129 :
世界はソレを:2005/08/13(土) 05:13:44 ID:5hPxto9t
以上終わり!
猟奇シーンはそれほど趣味じゃないんでテキトーに書いちゃった。
そゆのが好きな人にはものたりないかも。
まあ漏れ的には旗が書ければなんでも良いわけですが。
感想クレー
ぐっじょぶ。
>そう言うと愛理はそっと瞳を閉じ、唇を播磨に押し当てた。
と
>この夜、一匹の野獣が美女に囚われたという。
の間あたりをネチッコク描写して欲しいのココロ
最低。
旗ってホント沢近さえよければ後はどうでもいんですね。
他のキャラは殺したいほど憎いんですね。
ああコワイコワイ。
沢近も殺してるから免罪符ってワケにはならんからな。
サンボマスター思い出した。
135 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 13:53:46 ID:kfTg45wc
翌朝自分で読み返すと恥ずかしい
他キャラを辱めてから本命とするキャラとくっつけるのはこういうスレで
もっともヘイトが高い行為なので気をつけるべし。
他キャラの部分を排除して最初から沢近一人に絞って130の言っているよう
なねちっこい描写をしてたほうがよかったねぇ。
>>133 船って女性の神様が守っているんだったっけ?
初め見たときは、そこだけ違うので笑った。そーいえば、分校の絵にも船のネタがあったね。
>133
一番目のペンギンの歓迎ワロスw
>>137 その通り。ついでに言うと、嫉妬深い。
だから、女性に船を載せちゃダメなんて迷信があるわけだ。
>>129 GJ!!
尻軽雌豚周防をもっと痛めつけてくれればなおよかった。
141 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 21:20:39 ID:hJDtPpYI
まあ夢ならいいじゃんって気もするけどなー
ていうかそれより何気にお嬢がお泊まりしてんのに萌えた。
旗派の俺ですが・・・
流辱モノは先に言って欲しかった・・・
りょうじょくで陵辱な。
145 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 00:51:06 ID:Shy0JdMI
播磨×お姉さんに需要はありますか?
・・この組み合わせを肉じゃがと呼ぶのは痛いですかねぇ・・・・?
>>145 どんと来い!
てか肉じゃがでいいだろ。
…実は肉じゃがは脳内では上位にくい込んでるぜ!
肉じゃがは唯一播磨にまともなアプローチをした由緒正しき派閥です
それ故にダメだしも食らってるが、ガンバレ
149 :
129:2005/08/14(日) 03:27:32 ID:380v5Ywq
>130
スマソ。
次の機会があればエロイーズなヤツを書いてみようと思う
>131
ついムラムラして頃した。相手は誰でもよかった。すまなかった。
>134
ソレ聞きながら書いてた(w
>136
そういう方法もあったね。頭が回らなかった。次回があれば双子葉類。
>140
いやべつに痛めつけるのが主目的じゃないし。
>141
俺的にはお嬢がお泊りするようになる過程が読みたい。誰か書いてー
>142
悪かった。コンゴは気をつける。
>>129 SS乙。
俺も旗(最近はお子様ランチ傾向にあるが)だけど播磨のキャラに違和感があった。
確かにスクランで猟奇モノを書いた度胸はすごいと思うがいくら夢オチとはいえ、
播磨は天満オンリーなのでこの設定さえどうにかしてくれれば俺的には問題なかった。
文的には問題ないので多言しないが、設定に関しては夏らしくというなら肝試しやら森林浴やら
(海水浴は尽タソが書いたのであまりお勧めしないが)で純愛モノで攻めてみては如何だろうか?
他は
>>142と同じことを言うんで略。
正直、
>>129は俺には書けないことをしてくれた勇者だと思ってるよ。
って書いたら偉そうだな。すまん逝ってくる。
逝く前に、他の旗職人、旗以外の職人さんもがむばって下され。
拳児君が愛しの天満チャソの事を想ってベッドの中で激しくオナニー→イク寸前の所で絃子先生が
ドアのノックもせずに拳児君の部屋に入ってくる→その瞬間思わず暴発してしまう拳児君→超絶
慌てる拳児だが、絃子先生に「なんだイイ事をしているじゃないか。塚本君に言いふらされたくなければ
言う事を聞き賜え」と言われサラに「私が女と言うものをじっくりたっぷり時間をかけて教えてあげようじゃないか。
覚悟したまえ。」と言われ濃度が濃すぎるセクース突入→絃子先生、拳児君への想い爆発(処女)
↑誰か書いてチャブダイ、エロイ人。
152 :
肉じゃがネタ:2005/08/15(月) 15:54:32 ID:Lg24ukGn
播磨拳児は、高校二年生であった一年で大きく変わった。
それは彼を知るもの達のの総評だった。
一匹狼だった彼が、いつしか仲間を得て。
ただ強いばかりではなく、優しさを持つようになり。
ただ自分が自分であるために振るっていた力を、守るための拳にし。
そして、恋に破れる痛みを知った。
彼が高三に進級した時、彼の想い人・・・つまり塚本天満は、烏丸大路と想いを遂げていた。
播磨は告白も何も出来ず終焉を迎えた恋を、しかし幸せな思い出のそれとして心に閉まった。
(今オレが告白すれば、天満ちゃんの笑顔はきっと崩れるだろうしな・・・・)
彼女に恋して、あれよあれよと言う間に仲間・・・親友や戦友といえるものまで手に入れた拳児の決断だった。
拳児は自己の満足を捨てて、天満の笑顔を選んだのだ。
しかし、自分の知らないところで少女達による一方的な想いを集めていた播磨。
今後は激しい彼の奪い合いが始まるかと思われたが、それは杞憂に終わった。
153 :
肉じゃがネタ:2005/08/15(月) 15:55:35 ID:Lg24ukGn
きーんこーんかーんこーん・・・・と、四時間目終了のチャイムが鳴り、生徒達はいっせいに教科書を仕舞う。
教師もぱぱっと打ち切り、挨拶もほどほどに学校は昼休みの喧騒に包まれる。
そして、とある目標が出来たから、という理由で真面目に授業を受ける様になった播磨も、それは同様だ。
彼が教科書を仕舞い、うーん・・・と少しばかり伸びをして。
「んじゃ、昼飯にすっか・・・・」
「ハっっリオォー♪」
明らかに狙っていたタイミングで、保健室の美人教諭・姉ヶ崎妙が教室に乱入してくる。
全力の、向日葵の様な笑顔。
はためく白衣が、その笑顔が、受験で荒れる男子生徒の心を癒す・・・・。
「ね、保健室で一緒に食べよう?ね?」
「いいんスか?」
「いいの♪今日も腕によりをかけて作ってきたんだよっ!」
むぎゅうっと胸が潰れるほどに、播磨の腕に抱きつく妙。
最初は混乱したり慌てたりと妙の母性本能をくすぐらせる行動が多かった彼も、今では慣れたものだ。
自分より少し背が低い『年上のカノジョ』の頭を、優しく撫でたりしている。
そう、恋人同士。
妙と播磨は、全校で最も有名なカップルだ。
全校一の不良と、学校内でも随一の癒し系美人教師のカップルなのだから、仕方は無いが。
154 :
肉じゃがネタ:2005/08/15(月) 15:56:21 ID:Lg24ukGn
播磨は恋が終わったとき、数人のみにその恋の終わりを教えた。
同情や哀れみがほしかったんじゃなく、今まで世話になったことへの礼だった。
塚本八雲は彼を気遣い、小さくだが「頑張ってください」と元気付けた。
刑部絃子は彼に対し、「よく我慢したな。・・・・無理はするんじゃないよ?」とアドヴァイスした。
そして、姉ヶ崎妙は・・・・・。
「ん、ハリオは満足だったんだよね?・・・初恋は叶わないって言うし。きっと、いい恋出来るよ♪」
と言って、彼を抱きしめていた。
それから。
妙は、とにかく播磨へ激しくアプローチした。
公私問わず、事あるごとに彼に近づいては、昼食や晩飯に誘い。
デートにも度々行くようになった。
時を経るごとに一緒にいることが、お互いに自然になっていった。
155 :
肉じゃがネタ:2005/08/15(月) 15:57:14 ID:Lg24ukGn
ちょっとばかりあげてみる
埋もれてしまうのでもう1度。
拳児君が愛しの天満チャソの事を想ってベッドの中で激しくオナニー→イク寸前の所で絃子先生が
ドアのノックもせずに拳児君の部屋に入ってくる→その瞬間思わず暴発してしまう拳児君→超絶
慌てる拳児だが、絃子先生に「なんだイイ事をしているじゃないか。塚本君に言いふらされたくなければ
言う事を聞き賜え」と言われサラに「私が女と言うものをじっくりたっぷり時間をかけて教えてあげようじゃないか。
覚悟したまえ。」と言われ濃度が濃すぎるセクース突入→絃子先生、拳児君への想い爆発(処女)
↑誰か書いてチャブダイ、エロイ人。
リクうぜぇ……
>156
書こうかなとも思ったが
お前の態度が
気に入らない(AA略)
リクは単純明快にな。
旗書けよ、誰か。
伊織子ぎぼんぬ
(ノ∀`)
リクはうぜぇ、自分で書けよ。
戦争反対!
リハクはうぜぇ、世が世なら万の軍勢を縦横に操る天才軍師よ。
何で北斗やねん
エロパロも荒れて来たな。もう終わりか。
荒らしはほっとけ
test
170 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 11:34:26 ID:qAf1SMGO
おにぎりにしても旗にしても播磨は受けだよね?
攻めになるシチュが思いつかない
長編で完全に播磨→〜にすれば無問題。
王道なら攻めに回れるだろうけど、強姦がオチだから、やっぱそれなりの説得力が要るやね。
さて、今日は超姉の日な訳だが。
超姉マンセー
実は播磨が一番ツンデレなんじゃないか?
お前頭いいな。
で、匁の人はどこですか?
誕生日SS来なかったネ。
178 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 10:34:33 ID:t9z6QplZ
「どうせ拳児君は…」
とやさぐれて飲んだくれてる超姉きぼんぬ
180 :
寸止めな人:2005/08/19(金) 14:28:54 ID:HeP+CnWw
「どうせ、拳児君は…」
そう呟くと、絃子はプシュっとビールのリップを引っ張る。
今開けているのはもう何本目か解らない。 とりあえず解る事は、絃子の視界に入っている数十本は
全て空で転がってるという事だけ。もう数えるのもめんどくさい。
今日は8/18。刑部絃子と言う人間の生まれた日。その年数はそろそろもう言いたくない。
派手に祝って欲しいとはこれっぽっちも思わないが、同居しているのだからこんな時ぐらい、とも思う。
そこらアタリは実に微妙な女心というか乙女心というかそんなものだった。
一気に呑み下すと次に手を伸ばしてプシュっと。それが空いたら次に……。
「いかんな、ビールじゃ物足りん」
ビールだって飲んだ本数の度数分のアルコールは摂取してるわけだからそれなりに回っているのだが
こう、ガツンと来る感じがない。どうせ今日は呑み潰れる予定だし。拳児君は最近家に寄りつかないし。
ふらふらと立ち上がるとごそごそと探し回る。
「あった」
にこっと笑うと瓶を数本がちゃがちゃと抱えて戻ってくる。バーボン、モルト、ヴォッカ、ジン。
ドンと来なさいってなもんだ。これだけ有れば大丈夫だろう。
181 :
2/7ぐらい:2005/08/19(金) 14:30:07 ID:HeP+CnWw
とりあえず手に持った一本はバカルディ。南国で陽気に騒ぐ為の酒。これなら気も晴れるだろう。
グラスに注ぐのも面倒くさいので、そのままぐっと口を付けて煽った。
ラムが空いてジンも空いてヴォッカも空いて、さて、次はモルトかバーボンか…。
ぐるぐる回る世界の中で2本を手に持って見比べる。
「うーん……うぷっ」
ソレは突然来た。当たり前っちゃ当たり前だろう、いくらアイアンメイデン…じゃなくてレバーだとはいえ
処理能力には限界ってものが設定されている。
アルコールで紅潮していた頬は瞬間ですぅーと蒼ざめた。慌ててトイレに走り込む。
「う、うぷっ!」
(自主規制)
「はぁはぁ…」
便座を抱え込みながらフーと一息。ようやく収まったのはいいが体が動かない。無理もない。
流された水面に揺らめいて不細工な顔が写り込んでいる。
182 :
3:2005/08/19(金) 14:31:02 ID:HeP+CnWw
「……情けないな」
その画像に我が戻ってきた。
これじゃ、いけない。こんなのは私ではない。
うん、と一人で頷くと立ち上がっ …と、クラッとくるのをなんとか耐えて踏ん張る。
服を見ると跳ね返りで所々染みが付いている。
口も気持ち悪いし、酔いも冷めた。
どうしようかと悩む事もないなと、おもむろに服に手を掛けてボタンを外しだした。
「シャワー、浴びよう」
トイレで服を脱ぐと、全裸になって扉を開けた。誰も居ない。そう、これが彼が来るまでは普通の生活。
脱いだ服をぽいとそこら辺に放り投げると、バスルームに移動。
生ぬるい液体は心地が良い。口をゆすいで、頭からかぶって。葉っぱを隠すには森に、液体を隠すなら液体で。
頭からシャワーをかぶりながら、絃子が嗚咽を漏らしていたのは、誰も知らない。
落ち着いて、シャワーのコックを閉じる。ぽたぽたと髪の毛から雫たれてくる残り湯はどっちなのだろう。
まぁ、どっちでもいい。
髪の毛を手串で掻き上げて水分を絞ると、自分で引っ張った髪の毛の所為で顔が持ち上がった。
目の前には鏡。多分、今宵この街で一番情けない女の姿を映していた。
じぃっとその姿を眺めた。
183 :
よん:2005/08/19(金) 14:31:53 ID:HeP+CnWw
「この体の何が不満なんだ…。彼は」
張りのある体。均整が取れた体型。豊満なのに重力に逆らうかのような胸の膨らみ。
膨らみを自分で持ち上げてみる。比較した事はないが、他の女性と比べても感触は悪くないと思う。
他の女性? …彼は経験あるのだろうか。 彼の回りに居る女性を思い浮かべてみる。
生徒はいいだろう、まだ成熟しきってない体に負けるとは思わない。が。
姉ヶ崎妙。彼女は。
思わせぶりな態度と彼のリアクション。有ったのだろうか?無かったのだろうか?
こう、彼女の胸を…。
知らないうちに手に力が入って、自ら胸をまさぐっているのに絃子は気が付いていない。
頭の中では彼が彼女の体を触っている情景が展開されていて…そのイメージで体が反応している。
「だめ…ダメだ、拳児君。私は…わた…」
従姉妹なんだぞ?
頭の中では彼女との絡み合いを思い浮かべている、しかし、体は彼が自分を求めているのにすり替わっている。
膨らみの先端を優しく唇で摘むように指でつまみ上げる。 思わず甘い吐息が漏れる。
彼女はどんな声で啼いたのだろう? 淫靡に?それとも甘ったるく?
私には似合わないんだろうな…。
そう思いながらも、精一杯甘い声で啼いてみる。
「あ……あぅん、けんじ…けんじくんぅ…」
鳴き声に応えるかのように、優しく笑うように指先が腹部をなぞり降りていく。
「だ、だめ…そこは……」
絃子は抗えない。 指先が任せるままに絃子の体に吸い込まれていく。
くちゅ
いやらしい音だ。本当にいやらしい…。
「あ、ああぁ…」
優しく導かれた指先が体の中でうねりだした。
「あ、あぁ、あっ…あぁぁ」
4円
186 :
6/7:2005/08/19(金) 14:34:07 ID:HeP+CnWw
もう頭の中では、彼女なのか私なのか混ぜ合わされて解らなくなっている。
そんなことはもうどうでも良い。相手が彼である、それだけで良いのだ。
優しかったのと裏腹に指は乱暴じゃないかと思うほど暴れ回っている。
爪の先で中をコリコリと意地悪くひっかくと、足から力が抜けてへたりこんでしまう。
それでも止まらない。
手の甲に液体が流れる感触が伝うが、これは間違いなく私のだ。
頭を振り、髪の毛が残り湯を振りまきながらも体からは汗を吹きだしており、
体からは粘着質の液…いや、汁が止まらない。
「あふ……あ、あぁぁぁ、ダメ。もう、お願い……けん…」
求めるモノが指から別の物に移った時に、ハッと我に返った。
指しかない。ここには指しかないんだ。それも…自分の。
へたりこんだままシャワーのコックを思いっきり開いた。
自分の愚行をあざ笑うように生ぬるい液体が体を打ち付ける。
絃子は水音の中、思いっきり泣き喚いた。そう、子供のように。
187 :
らすと:2005/08/19(金) 14:36:25 ID:HeP+CnWw
「たでーまー」
ダイニングで頭に入らないテレビを眺めつつアルコールで自分を誤魔化していると
久しぶりに平和な顔で播磨が帰宅してきた。
「あぁ、おかえり」
「どーしたんだ?元気ねぇな。誕生日だろ?」
ん?
覚えていたのか。
嬉しいと思いながらも、さっきの後悔の念で素直に喜べない。
「でよぉ、いちおーケーキぐらいはって買ってきたんだが、プレゼントまで金が。すまね」
「別に構わん…」
じっと播磨を見る。
今日は私の誕生日だったな。
だとしたら、プレゼントを貰う権利はある、な?
「欲しい物があるんだが……ねだっても良いか?」
「たけぇもんじゃなけりゃ良いぜ。今すぐは金が…」
「タダみたいなものだが、いや、とんでもなく高いかもな」
「……なんかこえぇな。で、なんだ?」
絃子はぐっと彼を引き寄せて唇を重ねた。暴れる彼を押さえつけて堪能する
そしておもむろに口を離すと
「キミだ」
そういって、くすりと笑った。
いーとこで寸止め
>178
こんなんで良かったです?
189 :
188 乙:2005/08/19(金) 15:07:23 ID:ulW1mgjn
「で、キミは……あれか? 大切な私の生誕記念日をすっかり失念していた、というわけなんだな?」
「……はい……」
「で? 何してたんだい?」
「う、嘘バレを……書いていました」
「ほう……。キミの日頃の言動は、すべて嘘だった、そういうわけか。なるほど……」
「いえ、違います」
「どこが違う? 超姉派ならば、何をおしても誕生日SSを執筆すべきじゃないかね?」
「はい、おっしゃるとおりです」
「……キミには失望したよ」
「申し訳ありません」
「で? その嘘バレとやらはどんな内容だったんだい?」
「は、はい。深夜、談講社に呼び出された八雲が播磨の何気ない台詞に自らの好意を自覚していく――
「ツマラン! 激しくつまらんよ」
「はっ、ははあ」
「だいいち、私はあの娘が嫌いなのだよ。近頃めずらしい、奥ゆかしくて古風な娘だと思っていれば……」
「嵐の夜の一件ですね」
「そう。あのとき、あの娘が笑うのを、拳児君の体越しに私は確かに見た」
「まさか……」
「いや、確かにあの笑いは勝ち誇った女の笑いだった。『さっさと出て行きなさいこの泥棒猫』、みたいな」
「考えすぎではありませんか。八雲がそんなことをするとは思えませんが……」
「甘いなキミは。女について知らなすぎる。
>>180-187を読みたまへ」
「……拝見しました」
「よし、じゃあ、続きをとっとと書くんだな。頼んだぞ
>>188」
190 :
178:2005/08/19(金) 18:01:19 ID:nvQcbLc7
>188
そうだよ!コレなんだよ!
堪能した。堪能させて頂いた!
あンた、輝いてるぜ…
ところで続きは?
「絃子さん、出来ました。新作です」
「遅かったな。このビール缶の山を見ろ。それと、さんじゃないだろ、さまと言え」
「はっ、かしこまりました、絃子さま」
「それで……かいつまんで説明してみたまへ」
「はい。時間軸は、塚本天満誕生日直後、すなわち播磨拳児の誕生日当日です」
「ふむ……どれどれ……」
『お嬢、今日は助かったぜ』
『お安い御用よ』
『ナンか、礼ができりゃいいんだが……』
『いいわよ。気にしなくて』
『そういうわけにゃあいかねぇ。何でも言い。言ってくれ』
『そ、そう? じゃ、お言葉に甘えて……目を閉じて』
『お、おう……!?』
『驚いた? 誕生日のプレゼントよ』
「おい!」
「はいっ、絃子さま。もしや……お気に召しませんでしたでしょうか?」
「これのどこが超姉派なんだ? え?」
「この後、播磨拳児は沢近愛理との既成事実と塚本天満に対する想いとの間で悩み、
数々の修羅場をくぐりぬけた後に、絃子さまへの真実の愛に気づくという壮大な――
「待てい。ざっと目を通した限りでは、どこを読んでも出てくるのはあの金髪の小娘と
拳児くんとの絡みばかりじゃないか。え? どこで、私に対する愛に目覚めるのだ?」
「ここです――愛理の胎内深くに情熱の息吹を注ぎ込んだ後、拳児の脳裏をかすめ
たのは長年思い続けたはずの天満の笑顔ではなく、何故か出掛けに見せた、絃子の
寂しそうに微笑む顔であった――どうです?」
「……よ、よくも……」
「お褒めにあずかり――あ、痛い! お止めください! ご勘弁を!!」
「許さんぞ
>>190 もっとマシな構想を考えて持って来い!」
勝手に続きを書いてしまいました。
ごめんなさいm(_ _)m
「い、絃子!いきなり何をするんだ!?」
絃子に急に唇を奪われたことを播磨は慌てて抗議するが……
「そのままの意味だよ……」
絃子は妖艶な笑みを浮かべるだけで、全く気にした様子はなかった。
そのまま播磨の首に腕を回し、体を密着させる。
「!!………」
(絃子のやつ、どうしたってんだ?)
いつもにも増して妖艶で、それでいて自分に甘えてくる絃子に対して、播磨は対処する事ができなかった。
「拳児君……」
混乱して行動できない播磨に対して、絃子はもう一度唇を近づけた……
しかし……
「ま、待ってくれ!」
播磨の頭の中は未だに混乱しているが、このまま流されてはいけないという思いで、絃子を跳ね除けた。
「痛!」
播磨に突き飛ばされる形になった絃子は、尻餅をついてしまった。
「あ!……悪い……大丈夫か?」
倒れた絃子を起こそうと、播磨は手を貸すが……
「……すまない……」
一言呟いて、俯いたままだった……
「なあ……何でキスなんかしたんだ?初めてだったんだぞ?」
「………」
播磨は事の真相を聞き出そうとしたが、絃子は俯いたまま話そうとしない。
「何か言えよ……」
「………」
「知ってんだろ?俺には天満ちゃんと言う人が……」
「知ってる……」
やっと聞けた声は、涙声だった。
「……え?」
従兄弟が泣いている所なんて、生まれてこの方一度も見た事が無かっただけに、播磨は言葉を失ってしまった。
「君のことをずっと見てきたんだぞ?知ってるに決まってる……」
「だったら何で!?」
自分の気持ちを蔑ろにされた。
そんな気がして、播磨は声を荒げてしまった。
その声に絃子はビクッと肩を振るわせたが、すぐに立ち上がると播磨をきつく抱きしめていた。
「そんなにおかしい?私だって君の事が好きなんだぞ?!」
「!!」
突然の告白……だが播磨は、そんなものより、絶対に泣かないはずの従兄弟の綺麗な涙に心を奪われて、
言葉を失ってしまった。
「拳児君……君が塚本君のことを好きなように……私も君の事が……好きなんだ……」
「絃子……」
どう言えばいいのか分からない。
だが、さっきのように突き放す事が播磨にはできなかった……
「今日だけ……今日だけでいいんだ……拳児君」
すがるような目で絃子は見上げてくる。
「……しかし……」
「気持ちが……抑えられないんだ……」
叶わぬ恋……播磨にもその気持ちが分かるだけに、無下に扱う事ができなかった。
「………」
「明日には普通に戻っているから……だから……」
愛する人に拒絶される恐怖……絃子の目はその色に染まっている。
播磨は受け入れる事にした……彼女にそんな目をさせたくなかったから……
「……わかった」
「拳児君!」
絃子の目に広がる喜びの色……彼女はやっぱり泣いていた……
今二人は、播磨の部屋にいる。
「えっと……どうすればいい?」
さすがの播磨も、どうして良いか分からないみたいだった。
「そこに座ってくれないか?」
「ああ……」
絃子は播磨をベットの端に座らせた。
そして自分は、播磨の足の間に入る。
「え?絃子?」
「拳児君……君は何もしなくていいよ……」
そう言いながら、絃子は播磨のズボンから播磨のものを取り出し、
「え?……ええ??」
状況に付いて行っていない播磨を気にせず、絃子はそれを口に含んだ。
「これが拳児君の……ちゅ……んん……」
少し硬くなり始めていたそれを、絃子は口の中で弄ぶ。
あっという間に硬くなってしまった。
「絃子……すげえ……」
絃子の口の中の気持ち良さに、播磨は身悶えていた。
「ん……ちゅ……ふふ、気持ちいいかい?」
絃子は播磨のものから口を離すと、妖しく微笑み質問した。
「ああ……」
あまりの快感で頭を朦朧とさせながら、播磨は肯く。
「じゃあ、こんなのはどう?」
いつの間にか服を脱いだのか……絃子はその豊満な胸で播磨のものを挟み込んでいた。
そして、そのまま胸で擦り始める。
「ぐ……すごく良い……」
自分のものが軟らかいものに包まれて擦られる……口でされるのとは、また違った気持ち良さである。
「……私も気持ち良いよ……拳児君……すごく硬い」
性感帯である胸を硬いものに擦りつける事は、ものすごく気持ち良い。
その感触に、絃子も悶えていた。
「絃子……もう!」
若いせいか、播磨の限界が早々に来た。
「いいよ…拳児君……私が全部飲んであげるから……」
絃子はそう言うと、胸の動きを激しくして、先端に口をつけた。
「でる!!」
その瞬間に播磨のものは爆発した。
「ぶ!!」
絃子の口の中に広がる青臭いにおい。
しかし、絃子はそれが播磨のものだと思うと、とても美味しく感じてしまうのだった。
「ん……ごく…ごく…」
播磨の爆発が終わっても、絃子は吸い続ける。
「絃子……もう出ないから……」
止めないと、いつまでも吸い続けそうであった。
「まだ、大丈夫だね?」
「まあ……な」
絃子が吸い続けたせいか、一回出したにも関わらず、播磨のものは大きさを取り戻していた。
「ふふ……じゃあ、一応これを付けようか……」
そう言って、絃子はゴム製品を取り出した。
「え……それって……」
「避妊はちゃんとしないとね……それともパパになりたいのかい?」
「俺は別にそれでも……」
そう言ってくれるだけで、絃子はとても嬉しかった。
「そう言う訳にもいかないんだよ……」
そう言って、絃子は口の中にコンドームを含む。
そのまま、播磨の股間に顔を突っ込んだ。
「い、絃子?」
「ん……ちゅ……これでよし……」
見れば、播磨のものはコンドームに包まれていた。
どうやら、口で付けたらしい。
「……やけに手馴れているな……」
「今はそんなこと言わない!!」
播磨の突っ込みに逆切れで返すと、ベットの上に押し倒した。
「………」
「………」
「いいかい?拳児君」
「ああ……どんとこい!!」
主語を言わなかったが、充分通じたみたいだ。
「いくよ……」
絃子はもう一度言うと、播磨のものを持って自分の秘所に押し付けた。
体重をかけると、すでに滴るぐらいに濡れそぼっていたそこは、嬉々として播磨のものを迎え入れた。
「ん……拳児君……はいったよ」
「ああ……」
放心状態の播磨を見て、絃子はちょっと可笑しくなってしまった。
「気持ち良いかい?」
意地悪で聞いてみる。
「え……な!そんなこと言えるか!!」
予想通りの反応が返ってきた。
「じゃあ、確かめてあげる」
そう言うと、絃子は腰を妖しく踊らせ始めた。
播磨の上で絃子が妖しく踊る……
それはとても綺麗な光景だった。
部屋の中は、二人の息使いと水音だけが響いている。
だが、それも終わりが来ていた……
「拳児君……ああ……一緒に……」
限界が先に来たのは、絃子のほうだった。
一回出した播磨には、もう少し余裕がある。
「分かった……少し激しくする……」
そう言うと、下から絃子を力強く突き上げる。
「拳児君……だめ……ん…ああ……激しすぎる……」
あまりに強い突き上げに、絃子の目は虚ろになってしまっていた。
「拳児君……もう我慢できない……ああ……お願い……一緒に!!」
「絃子!!!」
播磨が一際強く突き上げる。
それと同時に播磨はゴムを突き破るぐらいに激しく出していた。
「ああ……拳児君!!好き……すきいいい!!!!」
絃子は激しく達すると、そのまま播磨の上に崩れ落ち、眠ってしまった……
201 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 04:59:42 ID:6wkNeH2P
3ヵ月後……
「拳児君……」
「ん?何だ、絃子」
「……来ないんだ、ここ3ヶ月ほど……」
ガタッ
「……えーと……まさかとは思うが……何が?」
「たぶん……君の想像通りだ……」
「………」
「………」
「……学校を辞める!」
「だめだ!もう少しで卒業だろ?」
「しかし……責任を取らないと……」
「卒業まで待ってるから……そうしたら、責任を取って欲しい」
「……分かった」
「ありがとう……」
「………」
「………」
「あのさ……避妊しなかったか?」
「君が破かなければね〜
コンドー君も100%避妊できると言うわけではないという事だ……」
連投規制に引っかかったので、何となくageにしたら投下してしまいました……
ageる気は全く無かったのですが、ご迷惑をおかけしてすみません。
絃子が妊娠するネタは見た事あるな
超姉は処女(絃子先生)と童貞(播磨)が良い
だがGJ
俺の先輩も近藤さんしてて妊娠させた。
理由は播磨のように激しくして破れたとの事。
この先輩体力バカだから、なるほどと思った。
206 :
188:2005/08/20(土) 19:43:25 ID:5sgSJB9y
びっくりしたw
>193
かまわんですよ。
連投規制はたしか同鯖に同IDが120秒経たないで投稿だったっけ。
age、sageは関係なかったかと。
しかし、うぅむ……これ、このまま絃子さん側から補完したらおもしろそーかもとか、ちょっとだけ思ったり。
207 :
193:2005/08/20(土) 22:47:12 ID:6wkNeH2P
>>206 ありがとうございます
後、書き始めが2時頃だったせいか、文章がおかしくなってしまいました
すみません
絃子さん側から補完は、確かにおもしろそうですね
>188>193
コンビでGJ!
播磨攻め×お嬢受け
それとも
お嬢攻め×播磨受け
どちらがいいのだろうか
一発目、二発目で交互にすればいいだけじゃないか。
>210
お前頭いいな!
で、今度は先攻はどっちかって問題になるわけだが
お嬢攻めから始まっていつのまにやらお嬢受けにすり替わるのがイイナー。
播磨「おいおい、なんだよ」
お嬢「やられたばっかりだとなんだから、今度はあたしが……」
or
お嬢「ちょ、ちょっとなによ」
播磨「男がやられっぱなしで……」
「な、なにしやが…」
「今日は一日私の言う事聞く。そう約束だったわよね?」
ちー
どきどき
ぺろっ
(中略)
「…オメエがこんな可愛い声出せるなんて知らなかったぜ」
「いや、言わないで!恥ずかしいっ」
(以下略)
まぁ、脊髄反射で書くとこんな感じかと。
217 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 17:14:21 ID:A1AogN8l
続きを強烈にきぼんぬ
ネ申はまだか!
又吉イエス
又吉イエス
で、匁の人はどこ行った?
各所で見かけるんだけどなw
わかりやすいからあの人さ。
さ、燃料来たよ燃料。
223 :
えろくない:2005/08/24(水) 18:35:40 ID:EOC2x1B1
ピンポーン
ドアホンの音が家中に響いて、私は、来るべきときが来たと確信した。
寝っころがって読んでいた漫画を床にほっぽり出して、廊下を走って、
一応用心の為ドアアイを見て、不審者じゃないことを確認。
ドアチェーンと鍵を外して扉を開いた。
「いらっしゃーい。あら?今日は一条も居るの?」
「う、うん」
一条は恥ずかしそうに手を擦り合わせながら俯いている。初めて私服姿見るけど、結構可愛いじゃない。
んで隣に居るのは嵯峨野。あと、円のほかに二,三人かな。
「なんだか興味あるみたいだったからつい呼んじゃったんだけど、だめ?」
「いや、いいよ。ただ意外だなぁって思っただけ……あ、ごめんごめん」
「え、あ、とにかくよろしくお願いしますっ」
史上最強の耳年増、嵯峨野 恵。離れ屋の座敷で―――ってこれは言っちゃいけないんだっけ。
「この子うぶだからさー、ここは菩薩の永山に頼るっきゃないって思ってさ」
一条は気づいてないみたいだけど、肩を組みながらさりげに乳触れてるし、
恵って、実はオヤジ気質あるんじゃないのかな。なんてね。
「恵ったら、へ、変なあだ名つけないでよ。菩薩って、まるであのエロ魔人みたいじゃない」
「なーに言ってんの。あんなにたくさんのコレ持ってるく・せ・に、人のことなんか言えないじゃない」
円の言葉で一条がものすごく赤くなった。この子、実は妄想癖あり?
「と、とりあえず中入りましょうよ」
「一条こんなもんで恥ずかしがってちゃ、あの今鳥は落とせないよっ。もっと積極的にならにゃ、いかんいかん」
「そうね。立ち話もなんだし中に入りましょ」
おじゃましまーすと言いながらどんどん中に入ってくメンバーたち。
「手取り足取り教えてあげるから」
(なぜここに高野が?!)
バタン。
状況がわかりにくい
そして続きキボン
ネ申はまだか!
神は死んだ!
フェラが一番上手いのは誰だろう?
高野以外で。
八雲なら播磨のために何だって頑張れるよーな気が…
今週号で確信した。
「妹さん、やらせてくれ」
と言えば。
「ハ、ハイ…」
というにちがいない…
同時に相合傘でやりすぎだと思うほど、エロ知識がなさそうな事も判明した訳だが。
挟むのが一番上手なのはミコちん。
超姉キボンヌ。
232 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 23:12:27 ID:NHtBDpDO
保健医美術教師の1位2位は確実としても
意外に愛理が上手そうな希ガス>フェラテク
理由は英語の発音ができるからだッ
おしとやかな八雲のフェラや美琴のバキュームフェラも
それはそれでよさげだが。
花井と播磨は絶倫
>232
「大丈夫か?沢近」
「バカにしないでよ! さっき姉ヶ崎先生からコツだけ教えてもらったわよ」
「さっき?コツだけ?」
「それで充分よ!」
ぺろん、ちゅるちゅるちゅるちゅる、かぷ、れろれろれろ、じゅるるる…
にこっ
じゅぶっ、じゅぶっ……… つぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
「は、はぅわぁ」
こんなん想像しちまったぃ。
「みんなぁ、おはよう。今日の保健体育の授業は、わたくし姉ヶ崎妙が担当しまぁ〜す」
「!」
「今日は、特別授業なので、男子生徒は体育館でゴリ山先生の指導を受けてね」
(抗議のガヤ)
「さて、男子もいなくなったところで、女の子だけの授業をはじめますか。皆さん、日頃
悩んでることはない? はい、
>>237さん、どうぞ」
「あの、私、あそこが人より黒ずんでるんですけど、これって変ですか?」
「あらあら。『他人より』って、
>>237さんは他の誰かと較べたのかしら?」
そんな・・・orz
「先生!」
「なぁに、沢近さん。『私はピンクです』なんて言いだすんじゃないでしょうね?」
「……質問があります……」
「あら。……どうぞ」
「あの……その……お口でするのって……普通なんでしょうか?」
「よい質問ね。誰か答えられる人はいるかしら?」
「はい!」
「どうぞ、
>>242さん」
242 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 00:15:52 ID:oXTRvXEU
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|
>>245 |
|________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
VIP臭い流れwwwwwwwwwwwwww
軽く流しましょう
播磨さんはしてあげると喜びます。
うほっ!
なんだこの流れw
そろそろ舞ちゃんがキレる悪寒・・・w
「正弘 いい加減にしとけって」 (んぁ 良いだろ )心配した友人の手を振り払いビールをあおった。
「しゃーねーべ いきなり彼女に振られたんだ。今日位荒れたって。」「でもよぅ こいつ酒弱いのに ビール7本目だべ 」
友人の心配声をBGMに 再度缶を持ち上げた。 チャポン 申し訳程度の音しかしない,糞っ、そう言いながらそれを飲み干した。
「大体よ、最初、向こうから声掛けてきて、最後にはやっぱり 神津君は良い人にしか見れなかったの。って何よ」
(うわー痛てーな それ。)そんな顔をしている友人に続けた。「良い人で終わらせるなら こんな物部屋に置く関係になるなってんだ」
半透明のポーチをシェルフの籠から引っ張り出し 後ろに向かって投げた。.中から透けて見える歯磨き粉は大分消費している。
「此れも、此れも、此れも 棄てなきゃな、」二人で撮った写真の入ったアルバムも投げた。
「っ 痛ってーな」 アルバムに当ったらしく不機嫌な声が聞こえる。「すまん 」
「良いけどよォー。 おっ、この子可愛いジャン、誰これ?」 「どれどれ、おっホントだ 可愛いねえ、これ空手じゃねーな少林寺か?で誰?」
(?) 不思議に思いながら2人の方へと向かった。
開かれたページは 僕と美琴ちゃん、それに春樹君が少林寺の服を着て道場でポーズをとってる写真と、2人の入学式に僕も一緒に移した写真だった。
(高校の迄投げちゃったのか。)そう思いながら 「その子高校時代カテキョ−してた子」言った。
「正弘 少林寺なんてやってたんだ この眼鏡は?」 「眼鏡の子の家が道場してて、コッチのポニーテールの子はそのお隣さんで教え子
何か判んないけど成り行きでカテキョ−の序に道場入門した。」「へー おっ コッチは 何かカテキョ−のCMみたいな構図だな」頁が捲られた。
「あんま見るなって」少し気恥かしくなった。 「カテキョ−って 教え子とそう言う風にならんの」 「オマエ 目がマジだな」
「成んないって 変なビデオ見すぎじゃないか?そう言う風に見たことも見られたこと無いって」笑いながら言った。「ちぇ つまんね−」
嘘が少し混じっていた。良いかな なんて思ってたし、それに淡い思いを持たれてた事にも気が付いてた。
だけど僕のは妹に対するそれに近かったし、美琴ちゃんのはあの年頃の子特有の麻疹(って言うには年の差が無さ過ぎかも知れないが)だと判っていた。
もう書かないのかと思ってたら、久しぶりに匁さんキタヨ。
神津先輩っすかワクテカ展開っすね!
肉じゃがキボン。
>>241 オーラルセックスはシンガポールでは違法!
愛理×播磨キボン
あくまでも愛理×播磨で
捕手
いいなりだけど攻めの八雲マダー?
いいなりだけど攻め……
良いな!
258 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 10:03:50 ID:NB0kuewb
「妹さん、顔面騎乗してくれ」
「は、はい」
「んぷっ そう、そうだ。 腰を前後に振ってくれ」
「んっ、はい、 こ、こうですか?」
ってなかんじ?
>259
落ちてる
「妹さん、モデルになってくれ」
「は、はい」
しゅるしゅる・・・
「って、なんで服を脱ぐ・・・って、ブラまで!」
「播磨さんが、モデルをって・・・」
「いや、裸ってわけじゃ・・・妹さん、下まではやばいって!」
「私じゃ、播磨さんの力になれませんか?」
むにゅ
「わー、胸を押し付けないでくれ・・・俺の愚息がぁ!!」
「・・・あの、播磨さん、おなかに何か当たってるんですけど」
「言わないでくれえ! 俺は、俺って奴はぁ〜!」
「・・・・・・播磨さん、何かヘンな感じになってきてるんですけど」
「わ〜、か、体を擦り付けないでくれえ! こ、これ以上は理性が・・・!」
なんちゃって
まんま同人誌の展開だな
本気でツマラン。
「妹さん、モデルになってくれ」
「こうですか?わかりません…」
しゅるしゅる…
「って、なんで服を脱ぐ…って、ブラまで!」
「こうですか?わかりません…」
「いや、裸ってわけじゃ・・・妹さん、下まではやばいって!」
「こうですか?わかりません…」
むにゅ
「わー、胸を押し付けないでくれ・・・俺の愚息がぁ!!」
「こうですか?わかりません…」
「ちょ、妹さんなんてとこ触ってんだ! そ、そこはぁ〜!」
「こうですか?わかりません…」
「わ〜、か、体を擦り付けないでくれえ!あ、あおおおぉぉぉぉ…!」
むしろこれで
264 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 15:02:23 ID:mItq8LPu
「妹さん、モデルになってくれ」
「こうですか?わかりません…」
しゅるしゅる…
「って、なんで服を脱ぐ…って、ブラまで!」
「こうですか?わかりません…」
「いや、裸ってわけじゃ・・・妹さん、下まではやばいって!」
「こうですか?わかりません…」
むにゅ
「わー、胸を押し付けないでくれ・・・俺の愚息がぁ!!」
「こうですか?わかりません…」
「ちょ、妹さんなんてとこ触ってんだ! そ、そこはぁ〜!」
「こうですか?わかりません…」
「き、気持ちいい……あ、あおおおぉぉぉぉ…!」
「ここが気持ちいいんですか?」
周防が麻生にレイープされようとしてるのを花井がたすけて、縦笛エチーに雪崩れ込むSS書いて。
チラシの裏に書いたらうpしてね
麻生はレイープとかしない
>>265 以前花井が八雲レイプしようとしたところを播磨が助けに入る
おにぎり房の酷い妄想SSまんまじゃねーか。
書かせて、縦笛房の妄想も酷すぎるとか言いたいんだろーな。
麻生が周防にレイープされようとしてるのを菅がたすけて、アソスガエチーに雪崩れ込むSS書いて。
八雲が播磨にレイープされようとしてるのを沢近がたすけて、沢近が播磨を逆レイープしてるうちに八雲が加わるの書いて。
播磨が絃子にレイープされようとしてるのをおねーさんが助けてそのまま3PってSS書いて。
八雲が天満に成りすまして播磨とやっちゃうしみじみとした感慨のあるSS書いて。
稚拙でもいいから自分で書こうぜ、ブラザー。
>275
八雲が天満の朗らかに笑うお面をかぶりつつ
お面の中では涙を浮かべながら播磨を受け入れてるのを
複雑に悲しんだり悦んだりしてるの想像したじゃねーかバカ野郎!
しかも声は健気に姉さんの物まねしてたり。
そして、あまりな健気さに本当の気持ちを言えない播磨くん。
277 :
276:2005/09/02(金) 00:06:57 ID:Hx8dfEFO
すまん、>274宛レスだった。
吊ってくる
職人さん待ち。
もうすでに職人さんはこのスレを去っt(ry
まだ居るぜ
でもちょっとバッテリーの残量が少ないだけ
いい感じの旗電流が流れればきっと再起動できる
旗は別にいいです
んじゃ超姉
超姉はもっといいです。
八雲が播磨を超姉から救おうとしていつのまにか4〜5PになっちゃういとおかしなSS書いて。
285 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 14:29:15 ID:67226jYS
一さんは可愛いな
今鳥もとっとと喰っちまえばいいのに
てか絃子の逆レイプってのが難しいだろ。
超姉で、甘々と爽やかとどっちがいい?
とか質問させていただいた者ですが、予想以上に手間取っております。
やっとIFスレの方に投下できたのでこれから手を付けるつもりですが、時間がかかってしまっても見捨てないでくださいな。
ところでIFスレも支援スレも人がいませんねぇ。書き込まれていないだけなのでしょうか?
最盛期に比べたらかなり危機かな。それが本編と関係あるのかどうかは置いておくが。
だが、まだだ!まだ終わらんよ!
まあ、本誌でカプが固まった(様に見える)感があるから妄想しにくいんだろう
それでもエロパロだけは妄想バリバリの書いて欲しぃがな
嵐の前の静けさ。
バレスレがエロパロ化している件について。
水曜になったら神が来てくれるかもねっ!
駄目だ。今の俺は妄想すら浮かばない。頼むぜ、エロパロ神……。
バレスレってどこ?
エロまで自然に持っていくような場面無しで
いきなり本番から始まってもいいなら書きたいのですけど……
やっぱ駄目かな(´・ω・`)
か……かまわん!!それでも僕は…
バレスレのってエロイか?
厨が変な妄想してるだけだろ
299 :
287:2005/09/07(水) 13:43:55 ID:V8TH2/a1
>>280 真っ赤な髪が拳児の額に張り付いた。金色のはずの髪は夕焼けに染まってしまい、今しがた流れ出した愛理の
『初めて』を拳児に連想させた。制服には皺がよっていて、それを気にする者など二人っきりの教室にはいなかった。
「どうしたのよ、播磨君」
愛理は合わさった額を擦り付けてきては、拳児の唇に自分の唇をあてがった。舌を入れる事無く、擦りつける様に。
拳児は愛理の体を抱きしめずに腕を回したままだった。
「どーして……こーまっちまったんだ?」
愛理の顔が、瞳が、堅持の視界一杯に広がっている。ごろごろと喉を鳴らす愛理の豹変した甘え方に、拳児は
戸惑うばかりであった。普段からきつい言動を繰り出す『お嬢』としての顔はなりを潜めてしまい、目の前にいる女子生徒を
沢近愛理として認識できずにいた。これまでの播磨拳児と沢近愛理の付き合い方に、このようなスケジュールは無かったはずだ。
「どーして? あんた――じゃなかった、播磨君が泣いていたからじゃない」
「そーか。俺、振られて……」
「誰に振られたのか知らないけれど、元気出しなさいよ。わ、私がついてるんだから……ね?」
愛理は自分の胸元に播磨の頭を抱えては優しく擦った。まだ少し固い感触の胸ではあるが、拳児は柔らかい愛理の体に
溺れてしまいそうになる。
――チョットマテ、俺! ついさっきまで、天満ちゃんの事で頭がいっぱいだったんだぞ? それを振られたからって、お嬢とかよ!?
「あんたを見てたらさ、自分がなんだか馬鹿に思えてきちゃってさ」
細く長い指は、拳児の首にのびると髪と遊びだした。拳児の腕は愛理の腰に回って引き寄せる。愛理の「あ……」という声を無視して
拳児は細い体を抱えあげる。机の上に改めて座らせると、その場に、教室の床の上に座り込んで頭をゴリゴリと押し付ける。
「す、すまねぇ!! お嬢……俺…オレ!!」
「頭を上げなさいよ、ヒゲ」
その台詞に拳児が顔を上げると、愛理の寂しそうな、折れてしまいそうな表情がある。
「あんただけじゃ…ない……んだから」
「え……」
何も分からない拳児は、愛理の頬にいつの間にか流れていた涙が夕日に当たっていて、それがとても綺麗だと思った。
「あんたが天満に振られたの…見てたから。チャンスだって思ったから……。だから、抱いてって頼んだの!」
「お嬢…」
愛理は両手で顔を隠して泣き出してしまい、拳児は唖然とそんな愛理を見ていた。
――俺は女を泣かせて……何やってんだ?
立ち上がった拳児の大きな手が愛理の両手に伸びて、貝のように閉じた手をゆっくりと解きほぐしていく。
「は…りま……くん」
拳児の手はそのまま愛理の頬に伸びると、くすぐったさと気持ちよさが入り混じった笑みを愛理は浮かべるのだった―――
300 :
287:2005/09/07(水) 13:48:52 ID:V8TH2/a1
エロじゃないけど、何かのきっかけになれば。期待してますヨ。
質問ですが、299みたいなのは甘々とは言いませんよね? よろしければお答えお願いします。
さぁネタに困らない話が来た訳だが。
303 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 10:51:50 ID:JHnB8EG4
今からあらすじを書くから気に入った奴を教えてくれ。
それを投稿したいと思います。
ちなみに投稿まではモノによるが1週間〜3週間かかると思われ。
それと、仕事の関係上たまに途切れることがあるかもしれないが最後まで書ききることをお約束します。
それと私は基本的に労働時間の長い職業なので一日一頁ペースになってしまいます。
「拳児君、学校へ行く時間だぞ。」
絃子が播磨の部屋をノックするが返事はない。
「…入るぞ。」
絃子がドアを開けて入ってみるとそこには死体と間違えてしまうほど生気の抜けた播磨がベットの上で体育座りをしていた。
「拳児君、学校へ行く時間なのだが。」
「行かない…」
「どうして?」
「もう生きているのもやだ…」
絃子の問いに力の抜けた声で答える。
実はつい先日、播磨が密かに想いを寄せているクラスメートの塚本天満が同じくクラスメート烏丸と付き合い始めたのだという。
天満命!の播磨にとっては死刑宣告されたのと同じだ。
「まぁ生徒間の噂で聞いてはいたが…だけど失恋の一つや二つで死ぬなんて大袈裟だぞ。」
「…」
播磨はもう喋る気力もないのか黙り込んでしまった。
「ふぅ、こりゃ重傷だな。」
絃子が手を額に当ててため息をつく。
「行かないのは君の勝手だがそれではわざわざ迎えに来てくれた人達に失礼ではないかね?」
「迎え?」
絃子の予想だにせぬ一言に戸惑いを混じらせた反応を見せる播磨。
そんな播磨をよそに絃子は部屋の前で待機している迎えに来た人物に声をかけた。
「どうぞ。」
「失礼します。」
絃子の呼びかけに答えて二人の少女が入ってきた。
彼女らは播磨のよく知っている人物であった。
「お嬢!妹さん!」
305 :
今鳥Xかれん:2005/09/10(土) 12:21:09 ID:JHnB8EG4
「腹減ったな。ちょっと買い物行ってくるから待ってろ。」
そう言って勢いよく飛び出していったのは一条かれんの弟のXXX(名前忘れたorz)
「しゃーねーな、早くしろよ。」
っと言ってXXXを見送っているのは一条かれんが恋をしている今鳥恭介である。
今日は3ヶ月に一回(?)のドジビロンファンクラブの集会の日であった。
っといっても私的なファンクラブのため、会員はXXX(誰か教えて…)と今鳥の二人だけなのだが…
「暇だな〜。早く帰って来いよXXX」
一人になると何もすることがないのか、今鳥がグチり始めた。
一条家は最寄り駅からかなり離れた位置にあり、スーパーも駅付近にあるため子供の足では相当の時間がかかるだろう。
ひとしきりグチったのか今鳥は部屋の中で一人だんまりと座っていた。その時
「く〜……く〜」
「?」
どこからか寝息と思われる呼吸音が聞こえてきた。
ーそう言えばXXXの奴俺と同い年の姉ちゃんがいるとか言ってたな…ー
ニヤリッ
今鳥の口元がいやらしく歪む。
「XXX、早く帰って来なくていいぞ〜♪」
耳をすまし、寝息の主を探す今鳥。
流石はスクラン1の遊び人。イタズラする気満々だ。
「あそこだな…」
今鳥の目はカーテンのかかったベットに向けられた。
すぐに近寄りカーテンに手をかける今鳥。
「どれどれ〜?どんなお姉ちゃんかな〜…って、え!?」
カーテンを開けて中をのぞき込んだ今鳥は驚愕した。
「イ、イチさん!?」
一条康介
307 :
播磨X姉ヶ崎:2005/09/10(土) 15:57:36 ID:JHnB8EG4
ここは放課後の八神学園保健室。
「ハ〜リオ☆何やってるの?」
室内にこだまする姉ヶ崎の快活な声。
「漫画描いてるんすよ。」
「ああ、そうだったね。」
八雲と絃子以外で播磨が漫画を描いているということを唯一知っている人物だ。
「ねぇ、ちょっと見せてよ。」
「駄目っすよ、まだ完成してないんすから。」
姉ヶ崎が原稿に手をかけようとするが播磨がそれを阻止する。
「え〜、ケチ。」
播磨は、実は相当な恥ずかしがり屋で八雲以外の身内には自分の作品を、あまり見せたがらない。
それを承知で姉ヶ崎は播磨をからかっているのだ。
無垢な少年にちょっとだけイタズラしてみる大人の意地悪だ。
「うふふ、じゃあがんばってねハリオ。」
「うす。」
最後に軽く言葉を交わし播磨は作業へ、姉ヶ崎は自分の机に座って書類の整理をする。
……………………………
約一時間後
「あ〜疲れた…」
播磨が音をあげる。普段机に座る習慣のない播磨は好きなこととはいえ、あまり長い間集中できないのだ。
ジンマガ新人賞応募の時も、7割方八雲にやってもらっていた。
「ハリオ、よかったら手伝おうか?暇だし。」
姉ヶ崎が一人苦戦している播磨に救援の手をさしのべてくれた。
単にやることがなくて手持ちぶさたなのかもしれが…
「いや、大丈夫っす!一人でやれます!」
流石に目上の人を手伝わせるのは気まずいのかはたまた照れくさいのか、播磨は再びペンを握り描こうとする。
「……………くせに…」
姉ヶ崎が播磨には見えない角度で神妙な顔をしてつぶやく。
「え?何か言いましたか?」
「ううん、何も。それよりハリオ。行き詰まった時は無理をしないで休んだ方がいいのよ。」
姉ヶ崎が優しい顔で播磨に語りかけた。
「そうっすね。じゃあベット借りていいっすか?ちょっと寝てぇっす。」
「いいわよ。」
そう言い残すと播磨は保健室のベットに入るやいなやすぐに深い眠りに墜ちてしまった。
「ウフフフ…」
ウフフフ
妙さんで
>>303 乙です。今鳥×一条でぜひ。
ところで、エロってなんだろうね。よく分からなくなってきた。
おねーさん
>>307 >>「……………くせに…」
すっげー気になるw
312 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:10:41 ID:cgkH+Iku
播磨×沢近で
なにがなんでも
one-san
wktk
316 :
播磨X周防:2005/09/11(日) 00:05:42 ID:A7ygKnCM
「何やってんだろ、あたし…」
周防はとある建物の側でもう二時間も待ちぼうけしていた。
その建物とは談講社。
周防の待つ人物と非常に関わり深い場所だ。
だが、今日その人物が談講社にやってくる保証はなかった。
でも周防はどうしてもその人物に逢いたい。
しかしその人物の自宅は知らないし、携帯の番号も知らない。
なかなか学校にも来ないし、来たら来たでなかなか見つからない。
この談講社こそが周防の持つ、唯一の手がかりだった。
ただ手がかりといってもここ半年間で2、3回その人物が訪ねたという話を聞いただけだ。
はっきり言って、今日この時間帯にその人物がやってくる確率は0に近い。
いや、ほとんど0と言い切っていいだろう。
それでも周防はその僅かな可能性にかけて待っていた。
ポツ…ポツ…ポツポツ…ザ――━━━
「うわ!雨かよ、参ったな…」
朝の天気予報ではやっていなかった、完全なる予報外れの夕立だ。
「ちくしょう、コンビニで傘買うか。」
そう言って周防がコンビニへ向かおうとした瞬間彼女の足がふと止まった。
―もしコンビニに行ってる最中にあいつが来たら…―
すぐそこのコンビニだ。傘を買って帰るだけなのでものの5分ですむだろう。
しかし彼女は立ち止まった。
―ずぶ濡れになっても構わない。あいつに逢いたい…―
そしてまた30分が経つ。
雨のせいで、人通りが少なくなった談講社前にまだ周防は立っていた。
ガタガタ…
11月の雨は冷たく、周防の体は寒さで震えていた。
それからしばらくして、遂に周防は諦めたのか談講社を跡にする。
―あたし馬鹿だな…来るわけないじゃん…―
周防は肩を落とし、ずぶ濡れのまま駅へと向かう。
雨とは違う滴で、目元を濡らしながら…
「周防?」
「!」
その時、周防の背後から聞き慣れた声が聞こえた。
一番聞きたかった声が、聞こえた…
急いで後ろを振り返る周防。
「播磨…」
今にも消えてしまいそうな声でその人物の名前をつぶやく。
周防の目の前に、彼女が逢いたがっていた人物、播磨拳児の姿があった。
>>303です。
今日(昨日)書いた
1、播磨拳児X沢近愛理and塚本八雲
2、今鳥恭介X一条かれん
3、播磨拳児X姉ヶ崎妙
4、播磨拳児X周防美琴
のあらすじの内、一番見たいモノに投票してください。
一番投票の多かった作品を書きます。なお、同一人物の連レスはノーカンです。
今回外れてしまった作品も後日、このあらすじで書きます。
ちなみに全部純愛です。
またこんなの書いて欲しいってのがあればレスしてください。
参考にさせていただきます。
今のところ
1が一票
2が二票
3が二票
4が0票
です。
1に一票。
播磨×お嬢&八雲だな…
1に一票
播磨×八雲も読みたい
何だ全部書くのか。有難い。がんがれ。
内容…どれも好きで選べん。皆さんできめてくれ。
321 :
303:2005/09/11(日) 01:21:42 ID:A7ygKnCM
いずれやると言っても多少の間が空くし。
まあどれを先に見たいかってことで。
スターウォーズと宇宙戦争とマダガスカルとNANAの内、どれを一番最初に観ようかなっていうくらいのノリでいいんじゃないですか?
我ながら意味がよくわからんが…
1・・と思ってたけど4がいいなぁ。
一体何があったのか気になるー
4に一票。
こねくりまわしてやってくれい。
2 低姿勢でお願いします
俺は2に一票で
326 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:31:25 ID:u9AakYsK
1で、よろしく。
中々お目にかかれないだけに4でお願いしたい ー人ー
3に一票
3に一票
スターウォーズに一票
4でお願い
4、播磨拳児X周防美琴に1票
1。
4をお願いします。
4.
みこちんがよがる姿を見たい
1でお願いします。
3に一票。
妙に遊ばれる播磨が見たい。
1に1票。
投票とかしろってうざいな。
何いい人ぶってんの?って感じでムカつく。別に書きたきゃ書いて投票すればいいのであって、他人の意見聞いてまでやるってのがアホらしい
1、播磨拳児X沢近愛理and塚本八雲
最近、播磨×沢近が不足気味なのでよろしくお願いします。
4に一票
343 :
303 :2005/09/12(月) 01:27:22 ID:qXAD1c92
>>339選挙が近いから企画したらおもしろいかなっと思いまして…
それに需要の多い作品の方が喜ばれると思ったので。
確かに偉そうに見えるかもしれませんが威張っているわけではありません。
でも、勘に障ったのなら謝罪します。
それと集計結果がでましたが
播磨X沢近and八雲が八票
今鳥Xかれんが四票
播磨X姉ヶ崎が六票
播磨X周防が八票
沢近and八雲と周防が並んじゃいました…
大変申し訳ないのですが、もう一度どちらかに投票していただきたい。
ちなみに連載順序は1or4→3→2の順番です。
播磨X沢近and八雲に1票。
同じく1に1票。
4に一票です。
美コちんに一票だ(・∀・
播磨と沢近に三票
花井春樹、お姉さんに五票!
じゃあ沢近に一票。
正直、この機会を逃すと新たなSSは出てきそうに無いと思われる播磨×周防をお願いしたい。
4ね、4で。
1のお嬢にイピョー
4ぴょ
1に一票!
4はなんで美琴→播磨になってるのか気になるな。
だが3に一票!
4に投票ー
俺は1に3票だぜ!
いや、ごめ。1に1票
播磨沢近にイピョウ!
1に投票するぜ!
361 :
303 :2005/09/13(火) 00:11:08 ID:5ng/TVdC
播磨X沢近and八雲…8票
播磨X周防…5票
っということで
播磨拳児X沢近愛理and塚本八雲に決定しました。
皆さん御協力ありがとうございました。
播磨X周防、播磨X姉ヶ崎、今鳥Xかれんもちゃんとやりますのでご心配なく。
その他チラホラと浮かんできてはいるんですが基本的に私は播磨が好きなので播磨Xヒロインになります(笑)
さすがにカレリンに関しては今鳥しか思い浮かばなかったですけど…
じゃあ原稿が固まったら投稿します。
>361
期待してまふ
誰かワクテカ貼ってくり
∧_∧ +
(0゚・∀・) wktk
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
久々に期待だ…
>365
d
さて、全裸で待ってよ。
368 :
てじなーにゃ:2005/09/14(水) 22:24:15 ID:DcqQLqRP
>365
早く早く〜!(゚∀゚)
まぁネ申を待とう。
371 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 15:31:55 ID:pYabCN3G
期待age
|Д`)・・トウカスルナライマノウチ? ♪
神が来る迄の繋ぎに
おにぎりひとつちょっと詰めて。
播磨×八雲
ちと長すぎなんで今回の部分はエロなし。
とりあえず10レス分くらい投下します。
チッチッチッチと規則的な時計の音。
それに不規則なペンの音が混ざる。
しかし大きな音がそれらを打ち消した。
―ぐぅうううう
その声で初めて八雲は播磨が寝ていることに気付いた。
八雲は部屋をキョロキョロと見わたし、
毛布を見つけ手に取ると、播磨の肩にそっと掛けた。
そのとき播磨の口が開いた。
「・・・天満ちゃん・・・・・・」
シーンと静まり返った部屋。
八雲の耳にはっきりと聞こえた。
寝ているときまで姉さんのことを…。
だが八雲にとって、誰が誰を好きだとか、誰と誰が付き合っているとか
興味がなかった。それが例え姉だったとしても。
ガバッ!!
突然播磨が起き上がり、今かけたばかりの毛布がずり落ちた。
播磨は回りを見回して携帯を探し、
携帯を見つけるとピッと適当なボタンを押しライトをつけ時間を見た。
八雲はそんな播磨を目で追う。
播磨はゴシゴシと一度目を擦りもう一度みた。
「何時間寝てた?!また寝ちまった!なんで起こしてくんないの!」
突然大きな声を出したことに八雲は体をビクつかせた。
「あ・・・すみません・・・」
「あ、いやこっちこそわりぃ、妹さんが謝ることじゃねえのに」
「それよりも、また塚本に心配かけちゃいけねえし、家まで送るぜ」
「あ・・・はい」
薄暗い道に、二人の足音だけが響いていた。
少し肌寒いが風が心地よい。
「星が・・・」
播磨が空を見上げて呟いた。
「え・・・?」
「星が綺麗だなって。それだけ・・・」
サングラスであまり表情は読み取れないが
八雲には播磨の顔が少し赤く染まっているように見えた。
八雲も播磨につられ、空を見上げると
雲がなく、星がくっきりと見え、本当に空が綺麗な夜だった。
帰る間、会話はたったそれだけだったけれど、八雲にはとても心地いい時間だった。
口下手な八雲にとって会話のない時間は相手に悪いのではないかと
いつも不安な気持ちになって居たたまれない。そんな嫌な時間のはずだった。
今まで、サラや姉さんみたいに
男の子とも気兼ねなくしゃべれるようになりたいって思っていた。
だけど播磨だけは、そんなこと考えないで一緒にいることができた。
そんなところも八雲が播磨になぜか心を許してしまう理由かもしれない。
そんな時間もやがて終わりをむかえる。
「送っていただいてありがとうございました」
八雲は深々とお辞儀をした。
「手伝ってもらってるんだから、これくらいしないと罰があたる」
「じゃあ、また明日な」
播磨は八雲に背を向け歩き出した。
「あの・・・ねぇさ・・・」
といいかけたとこで八雲は口を噤んだ。
「ん?」
振り向いた播磨に、八雲は「いえ・・・おやすみなさい」と返した。
「おう、おやすみ」
どうして言わなかったのか・・・。否、どうして言おうとしたのか。
八雲は自分でも答えを見つけられずにいた。
「八雲ー、彼氏がきてるよ〜」
翌日の早朝、八雲が席につき、
カバンから教科書をだして机に直そうとしたとき、サラが声をかけた。
教室の入り口に目をやると、播磨が立っていた。
八雲はカバンをそのままに、播磨のほう駆け寄る
「おはようございます、どうしたんですか?」
「おはよ、昨日はありがとな」
「いえ・・・私も続き気になりますから」
普通なら照れながらいったりするのかもしれないが
八雲は相変わらず無表情だった。
だが播磨にはそんなことを気にする理由もなければ、
気にする性格でもなかった。
「で、悪いんだけどよ、もし来れたらでいいんだが、今日も手伝ってもらえねぇかな?」
「・・かまいませんけど・・・」
「ほんとか!すげぇ助かる」
「じゃあ今日も校門で待ってるから!また後でな」
播磨は顔を綻ばせながら教室に戻っていった。
「今日もで〜とぉ?」
サラがいつの間にか後ろにいた。
「え・・・」
「ラブラブだね〜」
「ちがっ・・・」
「わかってるわかってる」
サラは八雲の肩をポンポンと叩いた。いまだに姉にも誤解されていた。
訂正しなければと思いつつ、いままでずるずると来てしまった。
否定したところで、播磨の家にいっていることは事実で
八雲の話術レベルでは、到底いきさつを説明して誤解を解くなんてことはできるはずもなかった。
もう播磨の家に行かないほうが良いのではないか
そう思いながらも、八雲の性格では播磨の頼みを断ることもできなかった。
「おじゃまします・・・」
「じゃあそのページから頼む」
「・・・はい」
作品は佳境に入っていた。告白のシーン。
カリカリと漫画を描く音だけが続く中、突然八雲が口を開いた。
「播磨さん…どうして彼はこんなにも好きだとはっきり言えるんでしょうか。
私、こんな風に人を好きになったことがないから・・・
異性を好きになるって気持ちがよくわからなくて・・・」
播磨さんは何故姉さんを好きになったのか・・・それが知りたかったんだと思う
姉さんは素敵な人で自慢の姉だ。私だって姉さんのことが大好きだけど、
きっと播磨さんの好きと私の好きは違うんだってことは私にもわかった。
だけど・・・、沢近先輩や高野先輩達がいる中で、播磨さんは姉さんの事を・・・
「俺バカだからうまく答えられねぇけど、
顔を見るだけ、会えるだけで幸せな気持ちになれる
でもそれが好きってことじゃねぇかな、よくわかんねぇけど。」
「……私にもできるでしょうか・・・?」
「私にも人を好きになることが・・・できるんでしょうか・・・」
播磨は八雲を見つめたが、八雲にはサングラスのせいで表情は読み取れない。
播磨は少し考えて。話し始めた。
「そんな風に身構える必要ねぇんじゃねぇか?」
「無理にするもんじゃねぇし。嫌でも誰かを好きになるときが来る。」
「そんなものなんでしょうか…」
「そんなもんさ、もし誰か好きになったら教えてくれよな応援するぜ!」
「ってすげぇくさい事いってるよな俺・・・」
「いっいえ、すいません私がへんななこと聞いちゃったから・・・」
「俺こそすまん、うまいこと答えられなくて」
二人とも、次の言葉が浮かばず、それからは無言で漫画を描き続けた。
八雲を送り届け、播磨は部屋で一人、今日の会話を思い出していた。
「私にも人を好きになることができるでしょうか・・・か」
自分でもよくわからないが、彼女には誰かを好きになってもらいたいと思った。
こんなこと思ってしまうのはいけないことなのかもしれないが、
妹みたいな、そんな存在の彼女に幸せになって欲しいと願ってしまう。
八雲も部屋で一人今日の会話を思い出していた。
「どうしてあんなこと聞いたんだろう・・・」
いままで考えたこともなかった。姉さんはいつも恋してた。
それを応援しながら、八雲はどこか冷めていたと自覚していた。
自分とは違う世界なのだと決め付けていた
誰かを好きになる。それは姉さんや両親を好きなのと何が違うんだろう?
他人を好きになればそれは全部恋なの?
クラスメイトの男の子や町ですれ違う人、
私のことをカワイイっていったり、好きだとか・・・簡単に心で思ってる。
人を好きになるのってそんなに簡単なことなのかな?
もし・・・人の心が視えなかったら、私も普通に人を・・・好きになれたの?
どうして私は人の心が視えてしまうんだろう。いいことなんて一つもないのに。
裸を想像されていたりするのは苦痛以外のなにものでもなかった。
ガマンするしかないんだ・・・そう思っていた。
だけど、播磨さんの心は一度も視えない。
播磨さんといると、私もみんなと同じように
一人の人間なんだと思えた。安心できた。
でもなんでかな、心が見えないから落ち着けるはずなのに
播磨さんが何を考えているのか、どんな風に感じているのか知りたい。
そう思っている自分がいた。
それから何度も、八雲は播磨の漫画を手伝っていた。
播磨は何度も「ありがとう」と「ごめんな」を言い続けていたが、
八雲にとってこの時間はとても得るものが多かった。
播磨には何でも本音で話せた。
姉さんにも聞いたことなかったことをいっぱいいっぱい話せた。
他愛無い話もたくさんした。
好きだとか、愛してるとか、そんな感情なのか八雲にはわからない。
ただ、播磨の考えてること、思ってることを
言葉で聞いて、共感したり、ただ播磨の声をきいていたかった。
それほど八雲のなかで確実に播磨の存在は大きなものとなっていた。
だが、播磨の視線はいつも一つだった。
はじめからわかっていたこと
播磨にとって天満だけが愛しいひとで、
だから八雲にも心は視えなかった。
それは彼の心がまっすぐな証拠。
ただ姉だけを、好きでいることの証拠。
大好きな姉を大切に思ってくれている証拠。
何の問題があるだろうか?
播磨は姉のことが好き。ただその事実があるだけ。
播磨の心が欲しいわけじゃない
ただ、播磨と一緒にいたい
ただ、言葉を交わすだけでいい
そう願ってしまうのはいけないのことなのだろうか?
そう願いながらも八雲にもわかっていた
こんな時間がずっと続く訳がないと。
「今までありがとな、最後まで遅くまで付き合わせちまって…
ほんと何度ありがとうって言ってもいい足りねぇ」
「いえ…完成させることができて私も嬉しいですから」
「俺にできることがあったら何でも言ってくれな」
「・・・はい」
いつもどうりの別れのはずだった。
なのに心が・・・締め付けられるような、初めての感情だった。
小学校や中学校、友達との別れは悲しかったけれど
こんなに不安な気持ちにはならなかった。
まして播磨さんとは同じ学校に通っている、
もう二度と会えないとかそんなわけじゃないのに…
そう、何かが潰えてしまうようなそんな感覚に襲われる。
だが、そんな感情を悟られないよう、八雲はいつものように
「それじゃあ…さようなら」
別れを告げた。
「お…おう、じゃあな」
口ではお互いそういいながらも、
八雲も家に入ろうとせず、播磨も帰路に着こうとしなかった。
しばしの沈黙。
こんなとき何を言えばいいのか、口下手な二人にはわからなかった。
「あの…じゃあ…入りますね」
「お、おう、じゃあな…」
八雲が入っていったドアを播磨はしばらく見つめていた。
何故か心に穴があいたような喪失感だけが残っていた。
パタンと閉めたドアの鍵を閉めると、とたんに力が抜け、
ドアにもたれかかりながら八雲はその場に座り込んだ。
「なんで…こんな…」
何でこんなに寂しいんだろう…
支援
播磨は頭から昨日の八雲の顔が離れなかった。
「…くん…りまくん…はりまくん!」
「うわあああ!」
「てっつっ塚本!?どうした?」
「それはこっちの台詞だよ、さっきからボーっとして、
先生に頭殴られても気づいてないんだもん」
「そういわれれば頭が痛い気がするぜ…」
播磨は後頭部を軽く摩った。
「八雲も昨日からなんかうわの空だし、何かあったの?」
「べ、別になにもねぇよ…」
本当に何もない…何もないのに何故…
「どうせバカなこと考えてたんでしょ」
沢近はいつものように、播磨に言った。
「そうかもな…」
だが播磨の反応はいつもと違っていた。
「え…」
「俺ちょっと午後耽るわ」
播磨は立ち上がり教室を出た。
「なんなのよあいつ」
「さぁ?」
廊下から校庭をふと見下ろすと、1年生が体育をしていた。
無意識のうちに播磨は八雲を探していた。
視線を彷徨わせ目的のものを見つけると
播磨はしばらくその姿を見つめていた。
はっと我に返る。
何で、妹さんのこと見てんだ俺…
しばらく一緒にいたから情がわいたってやつか?
天満ちゃんの妹だからか?
前まで話したことだってなかったじゃねぇか
別に妹さんと会わなくたって俺の生活は何もかわんねぇだろ?
元々クラスどころか学年だって違うんだ。
って何自分に言い訳みたいなこと…
俺いったいどうしちまったんだ…?
「あ…」
「ん?どうしたの?」
「播磨さん…」
サラが八雲の視線の先を見ると、
まだ授業中の時間だというのに播磨が校門に向かって歩いていた。
「あれ?早退?」
「もしかして一緒に帰る約束してたとか?」
「え、あ…ううんそういうんじゃないけど…」
「具合でも悪いのかな…って思って」
「ああ、確かに普通なら早退っていうとそうだけど…」
サラは思ったことを言っていいものか悩んだ
播磨は一応八雲の彼氏なわけで、不良だからサボったんじゃ?
とか言えるはずもなく。
「心配なら帰りに家にでも寄ってみたら?」
「…もう行く理由ないから…」
二人の間に何があったのかわからない、だが、
そういった八雲の顔がとても寂しそうだったから
サラは何もいえなくなってしまった。
それから数日、八雲と播磨は一言も言葉をかわさないどころか
すれ違うことさえなかった。
「八雲…最近播磨君と会ってる…?」
「え…」
「最近、一緒に帰ってないみたいだから」
「帰る理由がなくなっただけだよ…」
「八雲さ…もっと思ってることいいなよ。八雲は我慢しすぎるんだよ」
「別に我慢してないよ…」
「してるよ!」
「どうして姉さんにそんなことわかるの?」
「だって…本当は一緒に帰りたいって思ってるんでしょ?」
「思って…ない」
「本当に?」
「思って…ないよ」
「そう…わかった。」
天満はそれっきり、そのことに触れようとしなかった。
播磨さんが一緒にいたいって思ってるのは…
思ってるのは姉さんなんだよ…
そう言ってしまいたかった。
だけど私はそれを言わずに嘘をついた。
あの数日間は、八雲にとって世界が違った。
もっと一緒にいたいと願っていた。
でも、別れは訪れて、段々こんな気持ちも薄れていく…
あの時はそう思っていた。そんなものだと思っていた。
でも…そうじゃなかった。
忘れようとすればするほど、播磨のことを思い出して
八雲自身どうすればいいのかわからなかった。
でも姉さんに言うわけにはいかない。
それは播磨さんの邪魔をしてしまうことになるから。
だから…播磨さんの為によくないこと。
私のレスばかりになりそうだからとりあえずこんなとこで。
また過疎ってたら続き投下します。
作品ならばっかりでもおK。
>>385 お気になさらずに投下してくださって結構ですよ
>>385 続きが気になる。
是非エロ展開も見てみたい。
文章だけじゃなくて、漫画でも読んでみたいぞ、このストーリー。
>>385 気にせずに投下なさってください。
続きまだー
あんまり期待しないでくれ…
今さら、おにぎりおにぎりちょいと詰めて。をおにぎりひとつちょっと詰めて。
だと勘違いしていたことに気づいたバカだから'`,、('∀`) '`,、
まぁ今さら変えるのもあれだし、このまま恥を晒すぜ。
投下する前に適当におにぎりで連想できるもんを付けちまったもんだから…
もっと調べるべきだった…(/ω\)ハズカシーィ
「くも…八雲」
「え…?」
「ここ」
サラが小声で教科書を指差していた。
「あ、すみません…『これまでの経験からみても…」
「どうしたの?」
「めずらしいじゃん、八雲が授業聞いてないなんて」
「ごめん…寝不足で…」
「ますますめずらしい」
「……」
「あっ播磨さん」
「え…」
八雲はキョロキョロと前と後ろの出入り口を見た。
「ごめん、嘘」
「サラ……」
「やっぱ播磨さんのことなんだ」
「そんなに気になるなら、会いに行ってみたら?」
「別にそういうんじゃ…」
「そうは見えないけどなぁ」
「付き合ってるんだし、会いたいって思って自然でしょ?」
「そんなんじゃないよ…」
「あ…ごめん、これ姉さんのだ…ちょっと行ってくるね」
「えっあ、うんいってらっしゃい」
今すぐ渡さないといけないものではなかった。
どうして逃げるような真似をしてしまったのか
自分でもわからなかった。
「料理の上手な女の子のほうが好き?YESかNOか!」
なんだ急に、そんなの関係ねぇだろう…
と思ったが、手料理なんて食ったこと…
あ…うまかったな…枝豆とソーセージのパスタ…
「NO!愛情がありゃカップメンでもOKだぜ!、
でも旨いもの作れるのすごいと思うぜ」
「じゃあスポーツができる子とできない子は?」
そういや天満ちゃんがスポーツできるのかどうかしらねぇな。
あ、たしか妹さんは足が速かったから、天満ちゃんも早いかもな。
まぁでもどっちでも気にしないけどな
「別にどっちでも気にしねぇよ」
八雲が天満達のクラスの前まで来ると、
何故か天満が教室をのぞいていた。
「姉さ…」
言いかけたところで、天満が口に指を立てて静かにと合図した。
姉さんがのぞいている先を見ると
播磨さんと…沢近先輩だった。
播磨さんと女の子が話しているところはあまりみない、
でも沢近さんとは良く話してる。
沢近さんと話している播磨さんはいつも楽しそうにみえた。
言いたい事を言い合える、そんな関係なんだと思う。
私にはできないこと。そう思うと少し寂しかった。
「おい、お前ら何してんだ?」
「ミコちゃんっうわぁあ」
突然肩を叩かれたせいで天満諸共開いた扉の前に倒れこむ。
「髪を縛っている子のほうが好き?」
天満ちゃん縛ってるし、どちらかといえばそうなるか。
「ああ。好きだぜ」
突然ガタガタっという音がし、そっちを二人して振り向いた。
「てんっ塚本と妹さん…」
「八雲…」
なんで、二人が…
「ご、ごめんなさい、はい、姉さん忘れ物」
八雲と一度目があった。だが八雲は目をそらす。
「え…」
八雲はそれだけ言うと走っていってしまった。
「ホントだったんだ…」
「は?何が?」
「いいの?」
「だからなにがだよ?」
「あの子ショックだったんじゃないの?」
「へ?」
「あんたってホントどうしようもないバカね!」
そういい捨てて、沢近は女子が集まっている方へ歩いていった。
「なんだよ…俺何か悪いことしたのか…」
俺が何か言った?いや何も言ってない…よな?
でもさっき妹さんは俺から目をそらした。
なんで俺こんなに気にしてんだ…。
俺らしくねぇよなこんなウジウジして。
播磨は携帯を取り出し、塚本八雲の名前を検索した。
”妹さんへ。昼休みに屋上へ来て”
打ち終わり送信のボタンに手を置く。だがそのボタンが押せなかった。
会って何を話せばいいのかとか、いろいろ頭のなかぐるぐるしていた。
今まで何も考えずにメール打てていたのに
何故か、そんな簡単なメールの一押しができない。
画面を見つめている間に昼休みが近づいていた。
「播磨君」
「うわあああ」
ピッ――
「……」
「今ピッってピッて―――
…………うわああああああああ」
「は…播磨くん?」
前の席のクラスメイトが不思議な顔をしていた。
「…………行ってくる…」
「え?…あ、いってらっしゃい…」
昼休みになり、着信を確認するとメールが1件届いていた。播磨さんだった。
開くのが躊躇われたが八雲に無視をするなんてことはできるはずもなかった。
開いてみると、屋上へ来てというメール。
「昼休み…あ…」
何も考えず、ただ、待たせてはいけないという想いから
八雲はすぐに屋上へ向かった。
扉を開けると既に播磨はそこにいた。
「あ…わりぃな急に呼び出して」
「いえ…私こそ遅くなってしまって…すみません」
扉を閉めてその場で立ち止まる。
「なんですか…?」
「さっきのことだけど…」
「その…俺なんか悪いこと言った?」
「え……」
「違うんだったらいいんだ、うん」
「あの…」
「播磨さんは…沢近先輩のこと…好き…なんですか?」
「は?…」
「え、ちょっとまってくれどうしてそんなことになってんだ?」
「違うんですか?」
「ちげぇよ、俺が好きなのは…」
俺が好きなのは…なんではっきり言えないんだ
天満ちゃんだろ…?
「姉さん…ですよね?」
口が渇いていた。心臓は脈を早め、私を止めようとしている気がした。
「あ、ああ…」
予想通りの答え。それなのにまともに播磨の顔を見ることができず
視線は彷徨う。
「そうですよね…私、ちゃんと姉さんに誤解だって言います」
「え…」
「ずっと引っかかってたんです、このままでいいのかなって…」
それは…天満ちゃんに告白しろってこと…なのか…
学校辞めようと思ったとき
結果的には告白できなかったけど、行動を起こしていた。
なのにあれから俺は…何もしてないじゃないか。
想いがあふれ出して、もう告白しかない!それほどに天満ちゃんのことを…
なのに今は告白を途惑っている?
「どうしたんですか…?」
「あっいやなんでもねぇよ」
「話はそれだけですか…?」
「あ…ああ」
「それじゃ失礼します――え」
八雲が振り返って帰ろうとするが体が動かない
八雲の腕は播磨に掴まれていた。
「播磨…さん?」
「あ!わりぃ、つい」
「私応援してますから…」
「妹さん…」
「だから…がんばってください」
少し緩んだ播磨の手から八雲は腕を引き抜き
足早にその場を去った。
播磨はただ呆然と立ちつくしかできなかった。
屋上を飛び出してからしばらくして、八雲は足を止めた。
心臓の音が頭に響く。走ったからじゃない。
罪悪感から体が熱くなっていた。
本心じゃない。私はそんなこと思ってない。
自分のいやらしさに吐き気がした。
言って初めて気づいたことがある。
私は…私は播磨さんと姉さんが幸せになったらいいなんて願ってなかった。
播磨のそばに居るのは自分でありたいと願っていることに。
でも私には何もできない。
どうしてみんなは、相手の気持ちがわからないのに
その人に気持ちを伝えられるのだろう
どうしてみんなはそんなに強いのだろう
私は…姉さんの気持ちも知っていて、播磨さんの気持ちも知っている。
自分の気持ちに気づいてなお、ただ流されることしかできない。
こんな私を誰も好きになってくれるはずがないのに…。
みんな私の外見だけを見て、好きだと心で思っている。
きっと私は怖かったんだ、こんな内面を知られて、失望されるのが。
だから誰にも本当の自分なんてものは見せてこなかった。
でもきっと一番知られたくなかったのは私自身。
こんな自分に気づきたくなかった。
播磨は八雲の腕を掴んだ右手を見つめていた。
無意識のうちに掴んでいた。
何故?誤解が解けたらそれは俺にとっていい事のはず
だが”誤解が解ける”それは、イコール、俺と妹さんの関係も消えるということ。
漫画という繋がりが消えた今、俺たちに残されたのは…
俺と妹さんの最後の繋がり。それがなくなるということ。
俺は彼女を…繋ぎ止めておきたかったのか…?
そんな都合のいいことが許されるわけがない。
これ以上考えてはいけないんじゃないか
そんな気持ちが思考を停止させる。
播磨は右手を握り締めて空を見上げた。
大きく深呼吸して頭を一度真っ白にする。
天満ちゃん…
目を閉じて瞼に裏に天満ちゃんの顔を浮かべた。
いつも笑顔の彼女。いつもかわいい彼女。少しドジでそんなところがまたかわいい。
だけどその隣にいる俺を想像できない。俺はいつも見ているだけの存在。
彼女の視線の先にはあいつがいるから…。
彼女を思い出したからだろうか、今すぐ彼女に―天満ちゃんに会いたかった。
もう授業が始まっているというのに、八雲は廊下に立ちすくしていた。
心配したサラが授業を抜けて迎えに来てくれるまで授業が始まっていることにさえ
気づかなかった。
「サラ…」
「どうしたの八雲?」
そのまま八雲はサラに抱きついた。
「サラ…私…どうしたらいいんだろう…」
その声は震えていた。抱きつかれているせいでサラに表情を伺うことはできなかったが
声は泣いている様だった。
サラは何もいわずにただ、八雲が落ち着くまで
頭を撫で続けていた。
教室にもどると本物の天満ちゃんが楽しそうに烏丸と話していた。
彼女が烏丸のことを好きだってことは俺じゃなくてもわかるだろう。
それほどに烏丸を見る彼女の目は違う。
俺だって天満ちゃんの事が好きなんだ。
彼女がどれほど烏丸のことが好きか十分すぎるほどわかる…。
だから…言い訳なのかもしれないけど、俺にはそれに割ってはいることはできなかった。
きっとこれからも。
それに気づいてしまったからだろうか、
今の二人をみても何も感じない。悲しくならなかったことが悲しかった。
「くそ…」
無力な自分への怒り。
行き場のない気持ち。
俺はいったいどうしたいんだろう…
それから毎日がただ、過ぎていった。
平凡で何もない日々。
なんでだろう、少し前まではもっと毎日が輝いていたような気がする。
わからない、その原因がなんなのか。
変化があったとするならば、天満ちゃんと烏丸が付き合いはじめたそうだ。
ショックか?と聞かれればショックだ。だがそれまでだった。
今はもう嫉妬とかそういう感情はなかった、素直におめでとうって思えた。
だから以前のように塞ぎこんだりしなかった。
もう好きじゃないのか?そう聞かれれば答えはNOだ。
俺はやっぱり天満ちゃんのことがすきなんだと思う。
もうひとつの変化。それは天満ちゃんから聞いた話だが、
俺と妹さんの誤解は解けたそうだ。
だが今となっては、解けたところで何の意味ももたない。
だんだんと学校に行く気がしなくなっていった。
現実から逃げたいとかそんなんじゃなくて
ただなんとなく、行く気がしない、それだけだ。
学校に行っても、多くの時間を屋上でぼーっと過ごすことが多くなっていた。
元々まじめな方じゃない、俺がいなくても
誰も困らない、心配したりしない。
それでいい、俺はそういう存在でいいんだ。
ただ、元の生活に戻るだけ、それだけだ。
それでいいはずなのに…
……なんでだよ
なんでこんな寂しいんだよ…
いつからこんな弱い奴になっちまったんだよ…
一度、あんな生活に漬かっちまったからか?
気づかない振りをしている…だけどひとつ心にひっかかっていることがある。
でもこの気持ちは、天満ちゃんと烏丸が付き合ったから
だから…そう思ってるんじゃないかって
そんな自分がすごいムカついた。
キーンコーンカーンコーン
4時間目の終わりを告げるチャイムが耳に届く。
しばらくして、
4時間目を終えた生徒だろうか階段を上ってくる足音が聞こえた。
キーっと少しさび付いた音をだしてゆっくりと扉が開く。
一人の少女がそこにいた。
風が彼女の髪を靡かせる。
その瞬間止まっていた時が、動き出した気がした。
「妹さん…」
俺はその姿に心を奪われた。
何故だろう…安心したから?…涙がでていた。
たぶん、顔は笑ってるのに泣いてたと思う。
拭っても拭ってもあふれ出てきちまう。
サングラスつけといてよかったぁ…
「えっ播磨さん?…」
めったに慌ててるところなんて見せたことのない妹さんが慌てていた。
それをみて少しおかしかった。なんか笑い泣きになっていた。
「ははっ…うっ…笑いたきゃ笑え!」
なんだよ…さっきまでのあの気持ち全部吹きとんでるじゃん
あんなに悩んでたのがバカみたいだ。
「なぁ妹さん」
「…はい」
「俺は君のことが好きだ」
それが八雲にはじめて視えた、播磨の心だった。
天満ちゃんにはなかなかいえなかったこの一言が
どうしてこうもすんなり出てくるんだろう。
こんな風に告白するなんてかっこ悪い
そんなことわかっていた、だけど言わずにはいれなかった。
天満ちゃんの代わりとかじゃなくて
妹さんじゃないとダメなんだって。そうわかったから。
「え…」
八雲は、播磨が泣いてたりとか、播磨が突然こんなことを言ったりとか
しかも、それが視えたりとか、
ますますこんがらがり、何がなんだかわからなかった。
だけど、嬉しかった。ただただ嬉しかった。
八雲はゆっくりと柵にもたれて座っている播磨の前に行った。
「私…ずっと播磨さんに会いたくて…
どうしてこんな気持ちになるのか、知りたくて
今、播磨さんに好きだって言われて、私…すごく嬉しくて
今のこの気持ち…これが好きってことなんでしょうか?」
「俺に聞くなよ、そう聞かれたら、俺はそうじゃなかったとしても
そうだっていうぜ?」
「そうですね」
なんかおかしかった。
もう私は気づいている。播磨さんのことが好き。
これが私の初恋…なんだ。
「播磨さん…好きです」
俺たちはきっと言葉を交わさなくてももう互いの気持ちに気づいていた。
俺はずっと、人を好きになるって
天満ちゃんのときみたいに、出逢ったその瞬間惚れちまうもんだと思っていた。
でもそうじゃなくて、一緒にいることが当たり前みたいで、
いないと心に穴があいたみたいで、
一緒にいるとこんなにも安心できる
そんな風に人を好きになることもあるんだって初めて知ったんだ。
きっと妹さんもそう思ってくれたんだって…俺の願望かもしんねぇけど
そう…思うんだ。
気づくと播磨は八雲を抱き寄せていた。
「俺絶対幸せにするから!」
「…はい」
播磨は少し腕を緩め、八雲の頬に手を添えた
まるでそうすることが当たり前のように
二人は唇を重ねた。
キスするってもっとこうなんか、エロい気分になるもんだと思ってた
なのにこんなにも心が満たされるなんて
ああ、俺もう死んでもいいや…
惜しみながら唇を離す。
「ああ…なんか夢見てるみてぇだ」
「夢じゃないですよ」
「ああ…」
播磨は八雲をもう一度強く抱きしめた。
周りから見れば小さなことかもしれない、
だけど俺たちにとって、とても大きな変化だった。
周りのいろいろなものが違うように見えた。
その日の帰り、今までとは違う、漫画のことなんか関係なく一緒に帰った。
「その…じゃあ…私たちは付き合っているってことになるんでしょうか…?」
そう素直に聞いてくる八雲に播磨のほうが顔を赤くしてしまう。
「ああ…妹さんさえよければ…俺はそうしたいって…思ってる」
「今までと何がかわるんでしょうか…?」
「え…」
「す…すいません、私そういうのがわからなくて…」
「あ、ああ、いや、謝らなくていい
俺もこういうのは初めてでうまく言えねぇけど
そんな風に考える必要ねぇんじゃねかな?
俺たちは俺たちのペースでその…恋人同士になればさ…」
「…はい」
播磨の家と八雲の家の分かれ道はすぐにやってくる。
「えっとそれじゃあまたあし…」
「俺の家寄って行かないか?」
八雲が別れを告げようとするのを遮って播磨は言った。
部屋に入ると言葉も交わさず抱きしめた。
好きで好きでたまらない。
「播磨…さん?」
「わりぃ…言い訳みたいだけど
家に呼んだのはこういうつもりじゃなかったんだ」
「ただ…帰したくなかった」
「でも、やっぱ好きださからさ!その…ごめん、いやだったら
はっきり言ってくれ、ちゃんと送るから!」
八雲も同じ気持ちだった。
「私も離れたくないです」
せっかく気持ちが通じた。もっと一緒にいたかった。
会えなかった数日間を取り戻すかのように
八雲も播磨を求めていた。
自然と抱きしめる腕にも力がこもっていた。
何度が啄ばむようにキスをする。
播磨の舌は、もっと八雲を感じようと
軽く閉じられただけの八雲の唇を割って、中へと進入した。
「ん!?」
まさか舌を入れられると思っていなかった八雲は驚いて
少し播磨を引き離そうとしたが、播磨の力に及ぶはずもなく
そのまま口の中に進入を許した。
「んっ・・・んちゅ・・・」
唾液が立てる独特の音だけが播磨の部屋に響いていた。
播磨は八雲の舌に自分のそれを絡ませた。
八雲の口から二人の交じり合った唾液が零れ落ち首へと伝っていった。
一度唇が離れると、しばらく息をしていなかったかのように
激しく呼吸をした。
「はぁ・・・はぁ・・・こんなに・・・」
「嫌・・・だったか?」
八雲はまた首を横にふった。
驚いたけど、嫌ではなかった。
それどころか、必死に自分を求めてくる播磨を愛おしく感じた。
「八雲・・・」
「あ…名前…」
「あ…わりぃ呼び捨てしちまって…」
「そ、そうじゃなくて…そう呼んで欲しいです」
「じゃあそうさせてもらう」
「・・・はい」
八雲は一瞬目が合うと一度微笑んで瞳を閉じた。
播磨はもう感情を抑えることができなかった。
八雲を軽く抱き上げ、ベットに寝かせると
その上に覆いかぶさり、また唇を塞いだ。
八雲も自然と腕を播磨の背中に回していた。
「はぁ・・・はぁ・・・」という息に混じって
くちゅくちゅっと粘膜がだす音がだけが播磨の部屋を支配する。
八雲は高校生だというのに、あまりこういうことに関しての知識がなかった。
興味がなかったというほうが正しいだろうか。
だが、播磨なら全てをまかしてもいいと思っていた。
播磨は壊れ物を扱うように、丁寧に八雲の服に手をかけると
八雲の顔は羞恥心で赤く染まってゆく。
制服のボタンを外す手は震えていた。
一つ一つ丁寧に外してゆき
制服がはだけるとかわいい下着が目に入る。
下着自体は絃子や母親のもので見慣れてはいるが
実際つけているところを見るとくるものがある。
頭を片手で支えながら八雲の背に手を回しブラのホックをはずした。
緊張が解けたように八雲は一度ため息をついた。
肩にかかったブラの紐から八雲は恥ずかしそうに腕を抜き取っていく。
抜き取るとその外したもののかわりに腕で隠そうとするのを
播磨も恥ずかしそうに見ていた。
「さ・・・触っていいか・・・?」
「・・・はい」
八雲はゆっくりとその腕を開いた。
そのまままた押し倒し、両手を八雲の胸に触れた
その瞬間全身の毛が逆立った。
「うわ・・・すげぇ・・・」
指が吸い込まれるように沈んだ。
「ん・・・」
播磨はしばらく夢中になって胸を揉んでいた。
その度に八雲の口からは艶かしい声が漏れ出した。
「あっ・・・あんっ・・・はぁ・・・んっ・・・」
しばらくして播磨ははっと我に返った。
「あ、わりぃ、つい・・・すげぇ気持ちよかったから・・・」
「はじめはもっと優しくしようと思ってたのに・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
八雲の胸は呼吸を整えようと激しく上下していた。
「ごめんな・・・おればっかり・・・」
「いえ・・・私よくわからないから・・・
播磨さんが好きなようにやってもらうのが一番だから・・・」
「嫌だったら嫌ってちゃんと言えよ!」
「・・・はい」あまりにも播磨が真剣に言っうものだから八雲は少し笑って答えた。
磨はもう一度八雲をベットに押し倒すと、スカートのチャックに手をかけ、
ゆっくりと脱がせていった。
とうとう八雲は薄い布一枚の姿となった。
「あの・・・播磨さん・・・」
「恥ずかしいので・・・・播磨さんも・・・その・・・」
「あ!そうだよな、一人じゃ恥ずかしいよな!
わりぃ俺そういうこと気付かなくって」
播磨はあわててシャツを脱ぎだした。
そのまま部屋へ投げ捨て、ベルトをはずそうとして、上手くはずれなくて焦っていると。
ふふっと八雲が笑った。
「くっくそっ」
ようやくはずし、ズボンを脱ぎすてると、八雲に向き直った。
播磨はゴクリと唾を飲み込み、八雲の下着に手をかけ、ゆっくりと引き下ろした。
初めてみる、女の子のそこは想像以上に魅力的だった。
「その・・・あんまり・・・見ないで・・・」
そういって八雲は脚を閉じた。
「あっわっわりぃ・・・」
播磨もこんな経験は初めてで順番とか、女の子の扱いとか、わからないことだらけだった。
「いえ・・・」
播磨はその閉じた脚の間に手を滑り込ませ、初めて八雲のそこに触れた。
「あ・・・」
微かに湿り気を帯びていた。
指を少し強く押し付けると、やわらかい感覚に包まれた。
そのまま上下に擦りあげる。
「んっあ・・・はぁ・・・ふぁっ・・・」
どんどんとそこは湿り気を帯びてきて、くちゅくちゅという淫らなを立てだす
「んっ・・・播磨さんっ・・・あぁ・・・」
できるだけ八雲に痛い思いはさせたくない、そういう想いから、
播磨はできるだけのことをしておこうと考えていた。
軽く中指を折り曲げ、八雲の膣に入れた。
「あっ・・・」
自分の内側を触られている感触。
それが播磨の指だと思うと、さらにそこを濡らしていた。
播磨は軽く指を出し入れしながら八雲の口に軽いキスをする。
「あぅん・・・はぁ・・・んちゅ・・・」
これで大丈夫なのかわからない、だがおそらく十分に濡れているだろう。
播磨の手は八雲の愛液でドロドロになっていた。
「いれるぞ?」
コクンと八雲は頷いた。
播磨は硬くなったそれを八雲のそこにあてがう、
先端が触れ、そのままゆっくりと異物が八雲の中に進入した。
肉を引き裂かれる感じだった。
八雲はシーツを掴みその痛みに耐えていた。
「っっつ・・・」
痛いのにうれしかった。この痛みは私だけのもの。
姉さんもしらない播磨さんの痛み。
播磨は心の中であやまりながら、ゆっくりと奥まで貫いた。
肉が密着して、締め付ける。想像以上の刺激だった。
奥まで届いた瞬間、射精感を抑えるため動きを止めた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
八雲の額には少し汗が滲んでいた。
我慢しているのだということがわかったが、悟られないようにしている八雲が
とてもいじらしく、愛おしかった。
呼吸を整え、一度ゆっくりとギリギリのところまで引き抜いた。
だがそれだけでも、すごい刺激で、でそうになってしまう。
そのたびに八雲はうめき声をあげる。
「あっ・・・いっ・・・・つう・・・」
八雲とは反対に、播磨は今まで一人でやっていたのとは比べ物にならないほどの
快楽に理性を奪われないように耐えていた。
「八雲・・・」
今日はじめて呼ぶ名前なのに、名前を呼ぶのが当たり前のような気持ちだ。
名前を呼ぶたびに愛おしさが増す、なのに、むちゃくちゃにしたくなる。
痛がっていることがわかっていても
止まらない、ゆっくり動かすことで精一杯だった。
播磨はギリギリのところまで引き抜いたそれを再度奥まで突き刺した。
八雲の顔が苦痛に歪む。その表情がさらに播磨を興奮させた。
だが、もう播磨は理性を保つことができなくなっていた。
「八雲っ八雲」
何度も名前を呼びながら、激しく腰を打ちつけた。
八雲が必死に絶えているのがわかったがもう止められなかった。
「はぁ・・・はぁ・・・うっ・・・でるっっ・・・!」
引き抜き八雲のお腹へとすべてを吐き出していた。
八雲のそこにはまだ異物感が残っていて、お腹は生暖かい。
さらに血と愛液がまざりあったものが溢れ出していた。
播磨は八雲を抱きしめた。
「ごめんな、いたかったよな?」
八雲は首を振った。
絶対痛かったはずなのに・・・。
播磨は一度身体を起こして、まだ赤い血と愛液でべとべとになっている
そこに顔を近づけ、口付けた。
「え・・・なにを・・」
播磨はそれに応えず、そこを舐め始めた。
「え・・・うっ・・・そんな・・・」
八雲は脚を閉じようとしたが、播磨にしっかり掴まれた両脚は動かない。
八雲は顔を手で覆い、恥ずかしさと少しの快楽に戸惑っていた。
播磨もそんな八雲の声と自分の行動にまた、ペニスを硬くしていたが、
八雲に悟られないように、必死に愛撫し続けた。
舌をつかい、中に残った血や愛液をかきだしながら膣壁を擦りあげる。
「あああ!・・・んあぁあ」
入れていたときとは違う、気持ちよさからくる八雲の喘ぎだった。
八雲は少し腰をくねり、身悶えていた。
「はぁ・・・あああぁん・・播磨さんっ・・・やだ・・・なんかっ・・・んっっ・・・」
「なんかへんなのが・・・あっんっ・・・」
八雲はその始めての感覚にどうしていいかわからず、
自分の股間に顔を埋める播磨の頭を掴んだ。
「あっいやっ・・・なんか・・・ああっんんっん――――――――――――!」
八雲は背中を反り上げて、こんなに大きな声が出せたのかと思うくらい大きな声で
八雲は絶叫した。
と同時に八雲のそこは激しく潮を吹き播磨の顔をぬらしていた。
「はぁ・・・はぁ・・・なに・・・いまの・・・」
放心状態の八雲を播磨は一度ギュっと抱きしめると、
八雲の髪をそっと撫でて、そこに顔を埋めた。
シャンプーの匂い。
そのせいなのか、なぜか落ち着く。
八雲もやっと落ち着いたのか、少し虚ろな目をして播磨の目を見つめた。
「あの…顔見てせもらえますか?」
「え!?…そういや…サングラスはずした顔見せたことなかったよな…」
「は…はい…」
播磨は初めて八雲の前でサングラスをはずした。
「なんか恥ずかしいな…」
八雲は播磨の頬に手をあてる
「かわいい目…」
「かっかわいいって…男にそれは褒め言葉じゃねぇぞ…」
「そうですか?…でも私は播磨さんの目好きですよ」
八雲が播磨の目をじっとみつめる…
「うっ…なぁそろそろ付けていいか?おちつかねぇ」
「…また見せてくださいね」
「お…おう…」
もう、サングラス意味ねぇんだよな…
初めて天満に会った日を思い出していた。
あの日天満ちゃんに会っていなければ、
今こうして八雲といることもなかった。
人の出会いってわかんないもんだな。
その時、カチャっと部屋の外で音がした。
「やべぇ!絃子が帰ってきた!」
「早く服きろっ!」
「拳児君帰っているのか?」
声と同時に部屋のドアが開かれる。
「なんだ帰っているなら返……塚本君、来てたのか」
「あ、はい、おじゃましてます」
「もう外も暗い、そろそろ帰りなさい」
「お、俺送ってくるから」
「ああ、そうしなさい」
気づいたら塚本家の前だった。
「また…明日な」
なんか照れくさい。さっきはあんなにくっついていても平気だったのに。
「はい…また明日」
こんなにも早く明日になってほしいと強く願ったことはない。
今わかれたばかりなのに、会いたい。今すぐに。
「ただいま…」
「あ、おかえり、八雲〜ご飯〜お腹すいたよぉ〜」
「ごめんごめん、すぐ作るから」
「八雲なんかいいことあったの?」
「え?」
天満がニヤニヤと笑いながら言った。
「えっと…その…播磨さんと…」
「播磨君と…?」
「……付き合うことに…」
「えーーーーー!!!」
「そういうことはすぐにお姉ちゃんに報告しなさい!」
「ご、ごめんなさい」
「へ〜でも播磨君とねぇ。」
「…よかったね!八雲。おめでとう」
「……うん、ありがとう姉さん」
「今度四人でデートしよっか?ね、絶対楽しいよ!」
なんだか私より姉さんのほうが嬉しそう…
「でも八雲、簡単にキスとかさせちゃだめよ!」
「えっ…」
「前も言ったけど、あんまり播磨君がおサルさんにやるようだったら
ガツンと言ってやらにゃなりませんよ!」
「姉さんはしないの?…烏丸さんと」
「えっ…それは…か、烏丸君は、そんなガツガツしてないもん!」
「……キスしたのだって私からだし…」
「え?」
「なんでもないわよ!とにかく八雲はまだ1年生なんだから!早いの!」
「でも播磨さんは姉さんと一緒…」
うわ〜ん理屈じゃ八雲に勝てないよぉ
「とにかくお姉ちゃんの言うこと聞きなさい!
まぁ播磨君奥手だから大丈夫だとは思うけど」
とても今日のことは言えない…そう思う八雲だった。
とりあえずこれで3分の2くらい終わった。
区切りがいいので終わっとく。
需要があれば残り落とすよ。
駄文長々とすまんね。
おにぎりつまんえ
つーか、需要とかよりも此処で終わられたら気になって仕方ない。
>>412 昨日から支援してた甲斐があった
楽しく読ませてもらったよ
支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援
417 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:25:47 ID:3gBvFwrA
GJ!
ネ申キタネ申キタネ申キタネ申キタネ申キター――――――(゜∀゜)――――――
>412
続きをはやく書かないと
おまいを
取って喰う
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
これはイイおにぎりですね
422 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:25:36 ID:MPQ4xhdd
続きが気になって眠れねぇよ!!
グゥレィィィト!!!
続き待ってるよ
ネ申 降 臨 !! 超GJ!
GJです!!
空気読まずに質問で悪いんだが…
この板の容量って何kbまでだっけ?
携帯からで確認出来ないんだか容量は余裕か…?
前半も良作だらけだったし
GJ!早く続きを!!
>>425 500kbまで。
ちなみに今はまだ228kb
おにぎりの自慰ですな
まあ、乙。
超姉の俺がGJ!
旗の俺がGJ!
自慰J!
グジョーブ!
昨日、一昨日とこの辺りの時間に来てたから今日もそうかと思ったら…。
ま、風邪ひかん程度に薄着で待つ。
>>412 _、_
( ,_ノ` ) n
 ̄ \ ( E) GJ!続き待ってるぜ!
フ /ヽ ヽ_//
GJ!久々に満たされました。続きも期待しております!
播磨の子供マダー?
相手は誰だよ!?
そこがポイントだな。1ヤクモン
2沢近
3晶
4天満
5おねーさん
大穴で絃子
絃子妊娠はよくみるが、そのあとどうなるんだろ
母親になった晶ってのは興味あるな。
6ナポレオン
ハリマ・べスチアル
どんな子供になるか予想するか。最近疲れてるし。
442 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 12:11:36 ID:Fh4FwgYF
>>435・437
八雲と播磨の子供いいなーって妄想して
妄想の中で妊娠させちまったじゃねぇか!
ってことで遅くなりましたが、一応最後の部分投下。
先に謝っておく。ごめんなさい。
「は〜りま君おはよ!」
「塚本…おはよう」
「あっ弟になるんだから拳児君って呼んだほうがいいのかな」
「!…」
「あははっ、播磨君顔真っ赤だよ!」
「何々?弟ってついに八雲と?」
「そうなの、聞いてよ美コちゃん、なんと昨日から正式に八雲と播磨君が付き合うことになりました!」
「つ…塚本」
「ていうか、あたしはとっくに付き合ってると思ってたよ」
「へぇ、八雲と播磨君が。」
全然意外そうな顔をしていない高野。
1日でここまで知れてしまうとは…
「うわさをするとだね」
「あっ八雲。どうしたの?」
「えっあ…」
八雲は大勢の視線の的となり、後ずさっていた。
播磨は黙って立つと、廊下に出てドアを閉め八雲に話しかける。
ドアの隙間からのぞいている複数の人物に気づいてはいたが
気づかない振りをした。
「どうした?」
「あの…お弁当を……」
「作ってきてくれたのか?」
「はい…」
「ホントか、すげーうれしい。ありがとな、いつものとこでいいか?」
「はい…」
「じゃあ昼に屋上で」
播磨は別れの言葉を言ったつもりだったが
八雲は自分の教室へ帰ろうとしない
「八雲…?」
黙ったままの八雲。
播磨は少し腰をかがめて、八雲の耳元で
「どうした?」
と尋ねた。
ちゅ
「え…」
「がgぼあふぃdふぁめかえがもあrぎせ」
「塚本おちつけっ」
後ろから何か聞こえたような気がするが気にしないでおこう…
そのまま八雲は何も言わずに戻っていった。
「……」
いかんいかん、顔が緩んでしまう。
妹さんがあんなことするとは…
教室に戻ると、さっき以上に視線が痛い。
特に天満ちゃんの視線が…
「八雲はあんなことする子じゃなかったのに…」
「昨日の事ばれたら俺殺されるかも…」
八雲は自分でも驚いていた、
どうしてあんなことしてしまったのか…。
姉さんたちが見ていたことに気づいていた。
見せたかったのかもしれない。
好きって気持ちは、告白をして恋人になる。
それが最終地点なのだと思っていた。
だけどそうじゃなかった。
何気ない彼のしぐさの一つ一つに魅せられて
彼の好きなものを好きになっていく。
さっき会ったばかりなのに、今すぐにでも会いたい。
まるで病気みたいに私を変えていくのが自分でもわかった。
付き合ってから八雲の意外なところにたくさん驚かされる。
二人きりのときはベタベタしたがる。
というのはよくあることだろう、だが八雲の場合は
人前でもどこでもくっ付きたがった。
しかもまるで照れた様子もなく、当然の用に。
そんないろいろな八雲をもっと知りたいと思う。
俺だけしかしらない八雲を。
順調に二人は交際を続けていた。
本人たちも隠そうとはしなかったし、
あの美人で有名な八雲と不良の播磨。
すぐに学校中に知れ渡った。
いったい、どれだけの数の男子生徒が涙を流しただろう。
「はぁっ………あっあっあっ」
播磨は八雲の顔を見つめながら
浅く深くのストロークを繰り返していた。
もう何度この身体を抱いただろうか、何度抱いても抱き足りない。
唇も鼻も目も声も髪も胸も爪も全部俺のものだ。
八雲は播磨の背中に手を回しシャツを掴み、その衝撃に耐える。
「あっ………あっ………」
時たま八雲の顔がかすかに歪んだ。歪んだその表情さえも美しく感じる。
歪んだ顔がさらに欲情を掻き立てた。
「気持ち………はぁ………いい………か?」
コクンコクンと八雲は頷くと
それに反応するかのように播磨のものが八雲の中ででビクンと脈うち、
八雲は声を抑えきれず、大きな喘ぎ声をあげた。
はだけた制服の下にある、邪魔なものを
手をすべりこませ上に押し上げる。
その瞬間大きな胸が反動で大きく揺れ、零れ落ちた。
そこに吸い付くと、舌を使い転がして、たまに軽く噛んで遊ぶ。
八雲の子供はうらやましいな、なんていもしないのに
嫉妬するくらい、ずっと口にくわえていたいと思えた。
制服はほとんどはだけ、スカートも捲りあがり
半分以上を肌色が占めていた。
「はぁ………はぁ………なんかさ………」
「………なん………ですか?」八雲は息も切れ切れに答える。
「制服だと余計に興奮するな」播磨は少し顔を赤らめていた。
いつもは制服が皺になるからと、全部脱がしてからすることが多い。
だが今日は我慢できず、そのままなし崩しに情事に至っていた。
「………変態」
つぶやくほどの小さな声で八雲は目をそらしながら播磨に言った。
以前の八雲なら絶対に言わなかったような事を言ってくれることは嬉しかった。
それがたとえ変態等と罵られる言葉だったとしても。
「男だったら誰だって思うっての!」
播磨は八雲の身体を少し持ち上げものを引き抜いていた。
「え?………」
「………変態とか言うから萎えた」
本当は多分すぐいけるけれど、八雲を見てるとつい意地悪したくなる。
播磨は八雲が困っているのを見るのが好きだった。我ながら悪趣味だと思う。
「ごめん………なさい………」
八雲は播磨の心の声が見えるため、本気で言ってないことは解ってはいたが、
それを言うわけにもいかなかった。
きっと嫌われてしまう。嫌がられる。
そういう恐怖心から、今まで誰にもいえなかった事、
これからも言うつもりはなかった。
だが、今はその恐怖に加えて、いつ播磨の心が変ってしまうかがとても怖かったのだ。
口では私を愛しているといって、心で違う人を思うようになったら。
それを知った私はどうすればいいのだろうと。
中途半端なところで止められてしまった、八雲は
物足りなさで両脚を擦り合わせた。
そんな八雲を播磨はじっと見ているだけ。
何かを思い立ったかのように八雲は身体を起こして、
座り込む播磨のそれに手を添え
「………八雲………何を………?」
播磨の問いには答えず、口を……つけた。
「お、おい、そんなことしなくていいっっうっ………」
そのまま口に咥えこんだ。
播磨に嫌われたくない、ただそれだけだった。
だが播磨は慌てて自分のそれから八雲の顔を離す。
「おいっやめろって!」
「ごめん!こんなことさせるつもりじゃなかったんだ!」
播磨はそんな八雲に危うさを感じ、壊れそうな…そんな気がして怖かった。
別に八雲は嫌々したわけではなかった。播磨のものなら何も抵抗はない。
「不安か?」
「……」八雲は答えない。
「だからこんなことしたんじゃねぇのか?」
「………」
「ごめん俺最低だな…」
「播磨さんのせいじゃ…これは私の問題だから…」
八雲は絶対に口に出してはいわないけれど
とても嫉妬深いってことは付き合っていればなんとなくわかった。
俺がクラスの女子や天満ちゃん達と話していたりすると
その日はいつも以上にベタベタしてくる。
「違う、俺たちの問題だろ?」
「何が不安なんだよ?俺不安にさせるようなことしたか?」
八雲は口を開かない。
「天満ちゃんのことか?」
八雲はあいかわらず肯定も否定もしない。だが、きっとそうなのだろう。
俺の中ではもう終わった恋だったし、今は友達として普通に話したりする。
彼女―八雲の姉ちゃんだから、八雲の事を話したりするし。
逆に全然はなさねぇほうが不自然だろ?
もう今はそう言う感情がないからむしろ前より話しやすい存在だった。
「確かに、天満ちゃ…お姉さんの事は。初めて好きになった人だし
今でも嫌いじゃない、好きだ。
だけどそれは前も言ったが、お前が姉さんを好きなのと同じような気持ちだ
そのせいで不安にさせたのなら謝るけど。でも俺そんな行動とったつもりねぇぞ?」
感情的になってはいけないって分かっていたのに、つい感情をぶつけてしまう。
八雲は何も言わずそのまま抱きついてきた。
「ふぅ…」播磨は小さなため息をついた。
八雲はやっぱり口下手でこういうとき、何も言えない
本当は心の中でもっと思っていること感じてることがあるはずだ
だけどきっとどこかそれを出すのを恐れているんだと感じる。
だからって嫌いになったりは絶対しねぇけど。
これじゃ俺以外には、きっと気持ちは伝わらない。
俺が八雲の不安を取り除いて、安心させてやれば
もっと言いたいこと言えるようになって
心から笑ってくれるんだろうか…
こんな風に八雲に外に目を向けて欲しいって気持ちと、
このまま俺だけのものにしておきたいと思う気持ちと
どっちも俺の中にあって
俺はその心の闇に飲まれてしまいそうだった。
抱きついてきた八雲の腰に手を回し
そのままお尻を撫でながらその下へと持っていく
焦らしたからだろうか、いつも以上に濡れていた。
そこに触れると、八雲は
「あっ…んぅ…」
艶のある声を漏らした。
こんな風に抱いてしまうのは嫌だった。
気持ちが少しずれている。
きっとこうやって愛しあえば、とりあえず今はやりすごせるかもしれない
でもそれじゃ何の解決にもならない
いろんな問題を先送りにしているだけだ
だけど、その気持ちに勝てない体が八雲を求めた。
播磨は八雲を軽く持ち上げクルっとうつ伏せにした。
「えっ………ちょっと………播磨さん………?」
答える暇を与えず、そのまま腰を持ち上げ、突き入れた。
「え………あっ………」
さらに激しく出し入れをし始めた。
「はぁ………あっ……あんっ……はげしっ………」
「んっ………んっ………」
行為を止めようとした八雲の左手はそのまま播磨の左手に捕まり
余計体勢的に不利になってしまった。
「播磨さんっ………あっ………もう……イっちゃ………」
「いいぜ、イって」
「あっあっあっあっ………もう………んっあぁあああああ!」
八雲の背が一度反って力が抜け、中は激しく痙攣していた。
「わりぃ俺後もうちょっとだ」
播磨は八雲の腰を軽く持ち上げ、子供の抱っこするように正面を向かせた。
「えっ?………」
力の抜け切ってしまった八雲はされるがままだ。
その下に自分の下半身をいれると
八雲を自分の膝に乗せるようにストンと落とし、
下からまだ硬いそれを一気に突き刺した。
「あああああああっ!」
自分の身体を支えきれない八雲は全体重で播磨のそれに突き刺さる。
何度も八雲の身体を持ち上げては落とすを繰り返し、
その度に八雲の最奥に播磨の先がぶつかり
結合部からは二人の混ざり合った液が飛び散っていた。
「あっあっあっふかっ………んっあ」
「八雲っ八雲っ!」
「あっ……そんなまたっ………きちゃんっ―――――」
「んっ俺もっ!――――」
「はぁ………はぁ……」
そのまま播磨は後ろに倒れ、覆いかぶさるように八雲も倒れこんだ。
播磨は右手を軽く八雲の頭に乗せて軽く撫でた。
乱暴にしたってことを自覚しながらやめることができなかった罪悪感。
八雲は絶対に怒ったりしない。
だけど俺は怒って欲しかったんだ。
だからきっと…
なにかが満たされない。
こんなにも愛しているのに、こんなにも大切に思っているのに
どうして相手のすべてを理解…できないんだろう
体が繋がっているのに心が繋がらないなんて…
もどかしくて…切なくて…悲しかった。
わかっていた、播磨さんはそんな同情みたいに付き合ったりしないって事くらい。
だけど…播磨さんの口から姉さんの名前が出るたびに不安の波に襲われる。
ただの嫉妬だってわかってても…拭い去れない。
心が視えるんだから、播磨さんが全部本心で私を愛してるって思ってることだって
私にはわかるのに…
播磨さんは二人の問題だって言ってくれるけど
きっとこれは私の問題なんだ……
たまに考えることがある、もし、姉さんが播磨さんのことを好きになっていたとしたら
私はどうしたんだろう…と
きっと、私は播磨さんに好きだと言わなかっただろう
こんなこと考えてもしかたないのに…
もっと強くなりたい…
播磨の頭だけじゃいくら悩んでもいい案なんてでやしなかった。
「塚本、放課後ちょっと時間あるか?」
播磨は、烏丸と話している天満に声をかけた。
「どうしたの?」
「あ、ちょっと八雲の事でな、いいか?」
「うん、いいよ」
「烏丸もいいか?」
「いいよ、塚本さんの妹さんのことだし、行っておいで」
「悪いな、じゃあ塚本後でまた」
「うん、わかった」
「そうだ、八雲に今日は先に帰ってくれって言わないとな」
言いに行こうと思った矢先、八雲は既に播磨の教室の前まで来ていた。
「早いな、もう終わったのか?」
「はい、なんか先生が急いでたみたいで」
「なんだそりゃ、あ、せっかく来てもらったのに悪い、今日は先に帰っといてくれ」
「どうかしたんですか?」
「えっ、ああ、絃子にちょっと仕事頼まれてな」
天満ちゃんと会うなんて言わない方がいいよな…
「え…」
「どうした?」
八雲は少し驚いた表情をしていた。
だがすぐに少し曇った顔になり、
「わかりました」
「悪いな」
「いえ…」
そのまま素直に教室を去って行った。
「悪いことしちまったかな…まぁしょうがないよな…」
「塚本ワリー待たせたか?」
「ううん、大丈夫、それより話って?」
「八雲がさ、なんか不安がってて」
「不安?」
「ああ、たぶん俺の気持ちがどっか他にいってしまわないか
不安…みたいなんだ…どうしたら安心させてやれるんだろうって…」
本当は天満ちゃんに…だったけどそれは伏せて話した。
「好きだとかちゃんと言ってあげてる?」
「ああ、言ってるし、そんな不安にさせるような態度取った覚えもねぇよ」
「あの子さ、今は私よりも大きいし、想像できないかもしれないけど
小さいときはいつも、お姉ちゃんお姉ちゃんって私の後くっついてきてたんだ」
「でね、すぐに私の手掴んでくるの、寝るときとかも手を握ってあげると
安心するのかな、すぐ寝ちゃうんだ」
「きっとね、本当のあの子はすごい寂しがりやなんだ」
八雲の事を話す天満はとても嬉しそうだった。
本当に大切に思っているっていうのが伝わった。
こんなに塚本に愛されてるなんて、八雲は幸せ者だな。
「ああ、それは俺も思う」
「そう…播磨君にはちゃんと甘えれてるんだね」
「それならきっと大丈夫だよ」
「八雲もきっとわかってるんだとおもう。ただ、それを自分の中でうまく
答えを出せないだけなんだとおもう。」
「播磨君ならきっと大丈夫。だからもう少しだけ時間をあげて」
そろそろテレビ番組が面白くなってくる時間帯
突然携帯が鳴った。俺はそんなに交友関係が広いわけじゃない
クラスメイトでも数人にしか番号を教えていなかった。
男からかかってくることはほとんどなく、履歴のほとんどを
八雲の名前が占めていた。だからこのときも八雲からだと思っていた。
ディスプレイをみると『塚本天満』の文字。
天満ちゃん…?
「はい、もしもし」
『播磨君?八雲そこにいる?』
「え?いや、今日は先に帰ってもらったし、塚本も知ってるだろ?」
『八雲が帰って来ないの』
「え…」
『携帯も繋がらなくて、心当たりない?』
「わかんねぇけど、とにかく探す、塚本は帰ってくるかもしれねぇから家にいてくれ」
『うん、わかった、八雲のことお願いね』
「ああ、まかせとけ」
携帯をポケットにいれると、播磨はすぐに家を飛び出した。
八雲が行きそうな場所…
すぐに思いついた場所があった。
きっとそこにいる。
播磨は学校に向かって走った。
他のところは探さず、屋上に向かった。
「さすが、俺…はぁ…はぁ…」
「播磨さん…」
「どうしたんだ?塚本心配してたぞ」
「……どうして嘘ついたんですか?」
「嘘…?」
「刑部先生のお手伝いって何ですか?」
「…それは…」
「………姉さんとの話はなんだったんですか?」
「……知ってたのか?」
「……」
「不安にさせたくなかったから」
「そんな…嘘つかれたほうが、不安になるじゃないですか…」
「ごめん…俺が悪かった、だから帰ろ?な?塚本も心配してる」
播磨は八雲の腕を掴んだ
「嫌です…放してください」
だが八雲はそれを払いのけようとする。
しかし八雲の抵抗くらい、播磨には何の障害にもならない。
それは八雲もわかっていたんだろう、すぐに抵抗をやめた。
「嘘つく人と一緒に…居れないです…」
八雲は下唇を噛んで眉間に皺を寄せていた。
目から今にも涙が零れ落ちそうで
「八雲……」
播磨は、自分が約束を守れなかったこと
そして嘘をついてしまったことを後悔した。
「お前が一緒にいたくないって言っても、俺は一緒にいたい!」
「………ずるい」
「ずるくても、俺はお前を放さねぇから」
八雲はこういう押しに弱い。
それを利用している。悪いと思いながらも
播磨は八雲を繋ぎ止めたかった。
さっきまで、あんなに嘘をつかれたことがショックだったのに
それを吹き飛ばすくらい強引に気持ちをぶつけてくる播磨に
八雲はやっぱり弱くて、すぐに好きな気持ちが勝ってしまう。
だから希望を抱いてしまったのだろうか
「私…心が…視えるんです…」
「え……」
「だから…本当だったら知らずに…
知るべきとこじゃなかったのかもしれないですけど…
でも私は分かっちゃうんです…
だから嘘をつかれたら…信じられなくなってしまうんです…」
八雲がこんなときに冗談をいう性格じゃないことは良く分かっている
だけどそんなことがある…のか?
「本当…なのか?」
「………はい」
「そうか……ずっと一人で抱えてたのか」
「気づいてやれなくて…ごめんな」
播磨は八雲の腕を引き寄せ、胸に抱きとめる。
「どうして播磨さんが謝るんですか…
普通は嫌じゃないんですか?思っている事全部筒抜けなんですよ?」
「いいよ、八雲になら」
心の声もまったく同じだった。
「言葉で伝えきれないくらいの俺の好きって気持ち伝わってるんだろ?」
「それに…俺の心が見えるならわかるよな?俺がどんなけ心配したか」
「………はい」
ずっといえなかった事を言ってしまったはずなのに
どうしてこんなにすんなり受け止めてくれるんだろう
どうして私が望んでいる言葉を…言ってくれて
望む事をしてくれるんだろう…
「嘘ついたことはごめんな、塚本に相談してたんだ、八雲のこと…
でも塚本と会うっていったらお前また不安になると思って…」
「私のこと…?」
「ああ、お前の不安どうやったら消せるのか俺だけじゃわかんなくてな」
「お前の姉ちゃんは、やっぱすげぇよ」
「お前のこと、世界で一番好きだって自信があったのに
八雲のこと話す塚本に負けそうだったぜ?」
「良い姉ちゃんだな!」
「……はい、世界一の姉さんです」
「でも帰ったら叱られるの覚悟しろよ?」
「…はい。久しぶりにお姉ちゃんパワーみれそうです」
「これは俺の望みで、お前が決めることだけど、
さっきのこと姉ちゃんに話してやれ」
「姉さんに…」
「俺には負けるが、八雲のことあんなに大切に思ってるんだ絶対大丈夫だ」
「………わかりました」
「そうか…よかった」
「そうそう」
「?」
何かを思い出したように播磨は話し始める。
「俺もお前の心が視えるんだぜ?」
「え?」
「さっき、一緒にいれないって言ったとき、本当はそんなこと
おもってなかったろ?」
「…」
「正解…だな」
「どうして…?」
「心が視えたから」
お前は俺のことが好きだからな。
「うそつき…」
「おあいこだろ?」
八雲はクスっ笑った。
「まだ不安あるか…?」
そういった播磨の顔はとても穏やかで八雲を落ち着かせる。
八雲は首を横に振った。
「そうか…」
塚本家に帰る途中にみえた星空は
あの日、二人でみた、星空に良く似ていた。
あの日からいろいろあった。
あの頃の二人が今の二人をみたら、きっとすごく驚くだろう。
でも、もうあの頃には戻りたくない。
もう絶対に失いたくないものを手に入れてしまったから。
家につくと、玄関の前で天満が待っていた。
「バカー」って叫びながら八雲に飛びついて泣いていた。
「ごめん、姉さん」
「もう心配したんだからね!」
「…うん」
「あれ?播磨君は?一緒じゃなかったの?」
「え?一緒に…」
播磨の姿はどこにもなかった。
「播磨さん…ありがとう…。」
一生付き合うつもりだった枷。
それが解けた気がした。
あー終わりって書くの忘れた・・・。↑これで終わりです。
食後のデザート
「今さらなんだけどよ」
「何ですか?」
「俺が、エッチしたいとか、思ってた時全部ばれてたってことだよな?」
「えっ…は、はい…」
八雲は顔を真っ赤にしていた。
「後ろからやりたいとか、おっぱいに吸い付きてぇとか全部だよな?」
「は…はい…」
「学校でやりたいって思ってたときも気づいてたってことだよな?」
「…何が言いたいんですか…」
「いや…確認しただけだ」
「……」
昼休みの屋上、一緒にご飯を食べることが
日課となっていた。
いつ見てもかわいいな…
「……」
キスしたいな…
「……」
抱きてぇ…
「……」
学校の屋上なんて誰かに見られそうで燃えるよなぁ…
「……」
八雲の箸は止まっていた。
播磨はそっと八雲の腰に手をまわした。
ビクッと八雲が反応する。
「エッチしてぇ」
「播磨さん…声に出てます…」
「うわっしまった!」
「わざとしてますよね……?」
「あっばれてたか?」
「やりてぇんだからしかたねぇだろ」
「昨日やったじゃないですか…」
消え入りそうな声で八雲は抗議するが
「毎日でもやりたいんだよ」
「じゃあ帰ってからでも…」
「今してぇの!」
「ダメです…!」
こんなにも好きなのに…
「そんな心の声で訴えてもダメです!」
昨日はあんなに、好きだって言ってくれたのに
「それは…だって好きですから…」
播磨は腰にまわした手をスカートの下に侵入させた
「ちょっちょっと待って…あっ…」
濡れてるじゃねぇか
「………!」
キーンコーンカーンコーン
「あ!授業始まりますよ。戻らないと」
慌ててたとうとする八雲だが
播磨に右手をつかまれバランスをくずし、そのまま押し倒されてしまう
「これで誰もこねぇな」
「え……」
「授業でないと…」
「大丈夫、俺不良だから」
「私は不良じゃない…です」
「優等生もたまにはサボりたくなるだろ?」
「なりません!」
八雲はだんだん思ってること言えるようになってきた。
強くなったんだと思う。お姉ちゃんパワーわけてもらったのかな?
俺はそれがすごく、嬉しかった。
「でもそのままじゃ消化不良にならねぇか?」
「……」
八雲は目をそらした
「肯定とみなす」
制服は脱がさずにスカートに忍ばせた手で下着だけ抜き取った
八雲のそこはもう十分に準備ができていた。
「それじゃあデザートいただきますと」
お粗末さまでした。
なんか八雲がめんどくさい女になってしまった。反省。
結局俺が書きたかったのはデザート部分でした。
しかし、書けばうまくなるかなと思って書いてきたが
全然進歩の跡が見られないな。
好きこそものの上手なれなんて嘘だー!
それではななしに戻ります。
いや、八雲は実際めんどくさい女だよ、根暗だし。
>>461 GJ!
ヤクモンは色々と葛藤があるだろうから、いいと思う。
しかし、播磨が積極的だな…
GJ!
やっぱり播磨は沢近みたいな我が強い女よりも、
八雲のようなおしとやかな娘のほうが似合う!
おいおい、オレのジョニーが元気になったぜw
オレには八雲のめんどくささが、そんなにくどく感じなかったゾ。
久しぶりに面白いもん見たような気がする。
GJ!
うおおおおおおおお!おにぎり続きキターキターキターキターキターキターキターキター
あんたはネ申だよ!
八雲キタ━━━━;y=ー( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・)=゚・゚)◆回◆>∀・) ̄⇔ ̄)>_<)゚ν゚)^o^(・▽・)・':;:━━━━ン!!!
嬉しくってターンしちゃったよ。
イイヨイイヨーー(*゚∀゚)=3ムッハーーーー
GJ!
>八雲はだんだん思ってること言えるようになってきた。
良いですね、原作でも恋人とまでいかなくともここまでは進んでほしいものです。
そんなモン貼んなよ……
>>471 こっちに直接書いてくれりゃ、まだ良かったんだろうけど、
そっちのスレの方々は災難だったな・・・
>>473 てか、あそこに書くなんてアンチだろ・・・
>>461 グッジョブ!
二人にはこれからも良い方向に成長してもらいたいね。
きざみショウガにゴマ振りかけて。
>475
おまいまで歌詞を間違えてどうする。
477 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 18:10:54 ID:Kl4Hjns5
GJ
超姉マダー?
ネタ思いついた。
…あまりにも鬱だからやめた。
まあネタだけでもあげてくれよ。
一言で言うなら強姦の救済。
まぁ、角煮にあがってたブツ見て相当ヘコんだからこんなん思いついたんだろうな…
解った!
おにぎりだな。
うん。でも、男に少なからず苦手意識持ってるのにマワされたりしたら
それがトラウマレベルにまで発展してしまってとても収拾付かなくなりそうで。
だからやめた。下手したら花井悪役の某SSの再来だし。
それでもかまわんのだが?
本誌では縦笛気運が向いてきた・・・と思わせといて旗か!
よっしゃ!
ところでお嬢って乳が固そうなイメージありませんか俺だけですかそうですか
お嬢って何カップだと思う?
絵から見るとDぐらいあってもいいんだが、バードアイではD未満なんだよな。
胸がでかいと尻軽になりやすいみたいだから大きくない方がいいよ。
男を見るとフラグ立てたくなるみたいだな某Dは。
天満は連載開始時に比べてバストアップしたと聞いたんだけどホント?
>>488 ホントにな。
俺はコミックスだけ買ってるんだが、10巻読んで幻滅したよ某Dに。
それ以前からそれらしい空気を漂わせてたけどさ。
過去に投稿された素晴らしい縦笛SSに感化されて、
俺の中ではDの相手は花井以外認められなくなったもんでね。幻滅だよ。
こんなところで愚痴らなくていい。さっさと巣に戻れ。
>>490 これまでの素晴らしい縦笛SS達が少々某Dを美化させてしまってたようだ。
花井のイイ男っぷりはSSでも原作でも一緒なのにな……。
493 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 21:18:49 ID:9zI5ish2
原作見て播磨ハーレム来たかな、と思った俺は負け組
それでも縦笛SSの絶対数は
旗、おにぎり、アソサラに比べて少ないんだけどな
どこかにないかなぁ(´・ω・`)
実はそんなに人気があるわけじゃないもんな縦笛って。
まぁ、播磨関連以外じゃ一番人気なのは間違いないだろう。
分校の絵板見ると人気ありそうだけどな>縦笛
まぁ、旗おにぎりには敵わんが。
分校の絵師さん達はスクランを極めた質の高いスクランファンだからね。
出たよ、スクラン極めた発言w
にわか発言期待してますよwww
>>495 旗やおにぎりでも掛け持ちできるからね
縦笛が一番、っていう香具師は意外と少ないと思うよ
その結果がファン投票に現れたんだんじゃないかな
お嬢のオパーイはアングロサクソンの血のせいで垂れずに自立するロケット型(発展途上)だと
妄想してみる。
バードアイはアジア人に限定されているのでDだと気付かないんだ。
そうに違いない。
そう決めた。
お前が自分で決めた事なら父さんは反対しないぞ。
>>501 つまり、生意気なおっぱいだということですね?
504 :
188:2005/09/30(金) 02:36:18 ID:hStgkg4M
>194-201 さんの絃子さん補完でけたけどどーしよう?
それと、今の1レスの規制って何行何バイトだったっけ?
早くても明日の晩になりそーですが。
500k
507 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 15:58:44 ID:RaSjYy5a
お嬢の生意気おっぱいがみたいもみたい
「一人も二人も一緒だ」とばかりにベッドに引きずり込むミコちん。
保守
510 :
188:2005/10/02(日) 23:09:25 ID:kJzkVcqp
>180-187の続きの>194-201さんの絃子さん側補完落としますー。
私の言葉に彼は放心していた。 まぁ、そうだろう。
そんな私の気持ちなんて素粒子の質量程も思ってなかっただろうから。
その隙を狙ってもう一度唇を奪おうとした、が、流石に正気を取り戻したらしい。
激しい力で押し戻されて、そして。
「な、いきなり何するんだっ!?」
「何って……プレゼントを貰おうとしただけじゃないか」
「バカ野郎!ンなモン、ダメに決まってんだろうがっ!」
彼の眼光が真剣に怒りを帯びているのが解る。
しかし、私ももう引けない。禁忌を破ったという自覚は十分すぎるほど持っている。
だから、正面から見つめ返す。負けないように。
その、私の態度に臆したのか、すっと目を逸らしてぼそっと彼は吐き捨てるように呟いた。
「ったくよ、……酔ってるのか?酒くせぇぞ」
「酒は飲んでいるが……」
何故それほどまでに私が痛飲したのか、キミには解らないだろう…。
それを思うと、自虐的に自然と笑みが溢れる。
彼はまだ私の下にいる。目を逸らしている彼の体に、自然に、…そう、ごく自然に首に手を伸ばして、そのまま抱きしめる。
「至極、真剣に告白してるんだ」
そう告白しても、彼は逃げなかった。 逃げないのか逃げれないのか解らないのだけど。
それだけでも、僅かだが嬉しいと感じる。
「プレゼントに……キミが欲しい」
「…どーゆー意味だ?」
「そのままの意味だよ……」
顔を上げて彼ををじっと見つめると、ゆっくりと近づけた。 あと数ミリ。唇が触れそうになった寸前に彼が叫んだ。
「ま、待ってくれ!」
言葉と共に体が浮いた。焦った彼に突き飛ばされたらしい。 そのままみっともなく後ろに倒れ、お尻から落ちた。
やっぱり
やっぱり、拒否されるのか……。
あの時は雰囲気に流されただけだ、それでも私は構わないのに……。
「痛い…」
それは突き飛ばされたからではなく、胸の痛み。
しかし、彼にとってはそうではなかったらしく、わりぃ…と謝罪しつつ手を出してきた。
はっきりと拒否されたのだ。素直にその手は掴めない。 悲しくて悔しくて情けなくて、顔が上げれない。
ただ、すまない…と言葉を漏らすことしか出来ない。
彼も彼なりにそれは理解したらしく、黙って手を引っ込めた。
「……なぁ、何でいきなり…こんな事」
「……」
答えられる訳が無いじゃないか。 行動で理解して貰えなかったのに、それを口に出して説明しろと言うのか?
それがどれだけ残酷な事なのか、キミには理解出来ないのか?
出来ないんだろうな。
「何でキスなんか……。初めてだったんだぞ」
そうか、ファーストだったのか。 でも、今はもうそんな事はどうでもいい気分。
「何か言えよ……。絃子もさんざんからかったんだからしってんだろ? 俺は天満ちゃんが」
「知ってる」
知ってるに決まってる。
知ってるからこそ、
「知ってるに…えぐ…決まってる…うぅ…じゃないか…だから……」
涙が溢れてきた。
感情が抑えられなくなっている。
駄目だ、止められない。いや、止めたくない。
「キミをっ!ずっと!見てきたんだっ!知ってるに決まってるじゃないかっ!」
「だったら何で!」
ここまで言わせて、まだ理解してくれないのか……。
ゆっくりと顔を上げて、その鈍感で朴念仁で、そして愛しい彼を見ようとした。
しかし、ぼやけて解らない。 本当にそこにいるのか不安になって、彼の塊に近付いて抱きついた。
ちゃんと彼の感触がそこにあった。
…良かった。
彼は今度は拒否をしなかった。私のするがままにさせてくれた。
だから、この鈍感な従兄弟に、はっきりと伝えなければ。
私の、気持ちを。
「おかしいか? 私だって……キミが塚本君を本気で好きなように……キミの事が好きなんだ」
「絃子……」
私の肩に、優しく彼の手が乗るのを感じていた。
「今日だけ……今日だけでいいんだ。明日からは普通の私に戻る。キミが気になるのだったらしばらくどこかに行っても良い。
だから、今日だけ…お願いだ、
もう押さえられないんだ」
正面に向き合って、半ば哀願するように訴えた。
少し哀れみが混じったような彼の眼が私を見ている。
これで拒否されたら仕方がない。だから、私ももう余裕も何もない。
真剣に懇願するしかできない。
無言の時間が僅かに流れて
彼は、視線を逸らさずにはっきりと。
「わかった。今日だけだぞ」
「拳児君っ!」
その言葉に思わず抱きついてしまった。が、彼は、少し照れたような仕草でそんな私の体をそっと抱きしめてくれた。
で、どうするんだ?と言った彼の言葉に少し笑ってしまう。
いや、笑ったら失礼なのは解ってるのだが、なんかかわいくて。
「絃子の部屋にいくか?」
「そうだな……」
私の部屋。 何も無かった事になって明日からの生活が始まっても、このベットで彼に抱かれたと言う記憶は消せないだろうな。
だったら。
彼の匂いが染みついた場所で抱かれたいと思った。
どうせ思い出になるのならば。
「キミの部屋じゃ……駄目か?」
「ん?」
少し思案。
「どうせここは絃子のマンションだから、拒否できねぇよ」
解ってない癖に、こんな事をさらっと言うのだから、ホントに憎たらしいヤツだ。
彼の部屋に入る。
ベットに並んで座る。
……私だって経験が豊富な訳じゃないのだが。やっぱり私がリードしなくちゃならないのだろうなぁ。
……そういえば、昔に葉子が『いざというときの為に』と細かく教えてくれたっけ。
……あれは、えっと。
「えっと、どうすりゃいいんだ?」
『えっと』と思った時に、丁度彼の言葉と頭の中がはもった。
「そのまま座っていてくれ」
そう言って彼に近付く、そして足の間に正座をした。
「な、なんだぁ?」
「いいから、キミは何もしなくてもいいから」
言葉で彼を押さえると、下腹部に顔を差し込む。
ベルトのバックルを外すと、ファスナーを歯で摘んで、引き下ろした。
「え?えぇ??」
手でズボンを少し引き下ろすと、勢いよく飛び出してきた。
「元気だなぁ」
思わず呟いてから、先端にキス。
「あぅ」
「ふふっ」
まんべんなくキスの雨を降らしてから唇で先だけ包み込む。
彼のその、一番敏感であろう露出された部分を舌の先で刺激を与えてみた。
「うっ……ぐっ」
ちらっと上目で彼を確認すると、顔が上がって表情が緩んでいる。
感じてくれている。ふふふっ。
じゅぶっと深くくわえると、すーっと引いて
ゆっくりと口内全体を使って愛撫をした。
口の中で凄く熱い。
そして、鉄の棒のように固い。
少しずつスピードを上げる。
ちゅぷ、じゅぶ、じゅる。
彼の匂いと混じった私の唾液は残さず啜り込む。
おいしい。
ちゅぷっちゃぷっちゅぷっ……
たっぷりの唾液を絡ませてしごきたてると、彼の口から吐息が漏れた。
「すげ、すげぇよ…絃子…」
「『さん』を付けたら、もっと気持ち良い事してあげるが?」
「お願いします…絃子さん…」
思わずくわえたままくすっと笑ってしまった。
たっぷりと唾液を絡ませながら、そっと胸をはだける。その状態で口を離すと彼のものはぬるぬるだった。
なんていやらしいんだ…とか思いつつ、上目で笑いながら声を掛ける。
「冗談だよ。今日は呼び捨てで……いや、呼び捨てにしてくれ」
「お、おぅ、解ったぜ。……えっと、絃子」
「うん、ケンジ」
いきなり慣れない風に呼ばれて、どきっとしている。
そのスキにはだけた胸で挟んでみた。
「お?おぅ」
間髪いれず、体をくねらす。
「あ、柔らけぇ……」
「拳児君のも、固くて……あぁ…」
普通に愛撫するのとは違う感触。私もぼぉっとなりつつ、舌の先でちろちろとくすぐる。
「あ、駄目だ……我慢できねぇ……」
「いい、いいよ…はぅ…私に……出してくれ」
「あ、駄目だ…もう…」
「拳児君!」
先端を唇で覆い被せたままで、体をうねらせて、その時に備えた。
びくんっと一度跳ねたと思ったら
「駄目だ、出るっ!」
口の中に吹き出す熱い液体。
どろっとして、生臭くて、
でも、甘い。
口に溜めて、じっくりと舌で味わう。
……美味しい。
「お、おい、無理しなくて良いぜ?別に吐き出しても…」
こくん、こくん。
聞こえるように咽を鳴らして飲み下す。
「逆だ、すぐの飲むのはもったい無くて…」
そう伝えると、改めて口に含んだ。
じゅる…じゅるる……
「もう、でねぇよ…」
慌てて止める播磨の声で、唇で根本からしごきだしてから離す。
そして、その僅かな量を唾液に混ぜて愛おしく飲み下した。
彼は快感に包まれて放心している。その様子に満足感を覚えつつ、すっと彼の腰から下に手を差し入れてするすると脱がす。
「まだ、大丈夫だね?」
「え?あ、あぁ…うん」
私の唾液で艶めいている彼の分身は、触るとぴくっと固さを感じる。
手で包み込んで優しく愛撫をする。すると、先程一度放出してるにも拘わらずびくびくと頭をもたげてきた。
「ふふっ」
何とも無しに微笑んでしまう。
きっとそれは、彼を受け入れる期待と喜びの所為。
顔を上げて、下から彼の首に唇を押し当てる。
「く、くすぐってぇよ」
……駄目だよ、拳児君。照れ隠しのつもりだったんだろうが、手の中で一瞬ぴくんと跳ねたから、解ってしまったよ。
「次は……ちゃんと繋がってもいいな?」
「おぅ」
短く、でもはっきりと返事が返ってくる。
その言葉で私もはだけた上着を脱ぎ捨てて、そして、下も全て脱ぎさった。
全てを彼にさらけ出すと、そのまま彼の上着を引き抜いた。
この部屋には裸の男女が2人きりいるだけ。
だが、このままでは駄目だ。それぐらいの分別はまだ残っている。
こそっと持ってきた小さな正方形のモノ。
「一応、付けような」
「え?……それって…」
端を歯で挟むと、ぴりりと破く。中から丸いゴム製品が顔を出した。
「避妊はちゃんとしないとね」
「俺は……別に……」
「パパになりたいのかい?……そう言う訳にはいかないだろう」
ずっとお守りのように持っていた避妊具。使う事があるとは思ってなかったなぁ。
中央の小さな膨らみを唇でくわえると、するすると彼のモノをそれで包み込んだ。
「うわぁ…いやらしいな」
ふふふ……知識として知っていたので試してみたのだが、彼は気に入ってくれたらしい。
その言葉にときめいてしまい、紅くなった顔をみせまいとそのまま口咽で愛撫する。
「絃子、手慣れてるんだなぁ」
失礼なヤツだ。ちょっと拗ねてじろっと見上げた。
「こう言う時に、そんな事は言うもんじゃないな」
「ハイ」
素直な態度が可愛くて、思わず唇を重ねる。
「じゃぁ……」
「おう、いいぜ……ドンとこいっ」
それだけで解ってくれた。
そっと彼の体を押し倒すと、上に乗って向かい合う。
手を添えてゆっくりと腰を落とした。
ちゅくっ
微かな音を立てて、私の中に侵入してくるのが解った。そのまま、腰を押しつけるように迎え入れる。
あっ
柔らかな刺激で思わず吐息が漏れる。
「は…入ったよ……拳児君が…入った」
「あぁ、そうだな」
リアクションが取れないのに、精一杯強がる彼がちょっと可笑しい。
「私の中、気持ちいいか?」
「ん…なんだ、言えねぇ」
「そうか…じゃあ、これはどうだろう」
意地悪く腰をうねらして、舐めるように彼の塊をしごく、と。
耐えきれずに彼の口から感嘆の溜息が溢れた。
「気持ちいいか?」
「お、おう…いい……」
「そうか…」
その言葉で腰の動きを変えてみる。私が彼を感じれるように。
「あ、固い…」
「い、絃子っ」
「熱い…あ、あぁ……良いよ、気持ちいい…」
その時、唐突に彼の腰が動いた。
「あ、あぁぁぁぁ、ダメだっ。拳児君、そんな、動いたら…あぁっ」
彼もしっかり男だったらしい。私の痴態に興奮したのか、私の腰をしっかりと掴むと下から突き上げてきた。
「あぁ、、ダメ…感じすぎる…いい、気持ちいい、拳児君っ」
「オレもだぜっ!絃子っ!」
完全にイニシアチブは彼に取られてしまった。 私はいいように彼の腰に跨って踊らされている。
それは発情したメスの踊り。いやらしい声を漏らしながら。
しかしそれは、私が望んだ事だ。彼の思惑のまま、彼に、彼の為にその踊りを披露する。
それが嬉しくて。
更に、彼に喜んで貰えるように体を、声を、さらけだす。
「あぁぁぁぁぁっ……ダメだ…もう、イキそう…拳児君、はぁんっ」
「な、なんだ。絃子っ」
「一緒に、一緒に、あぁぅあぁぁぁぁ、イキたいっ」
「わ、解ったぜっ!」
彼の腰の動きが加速した。
子宮から脳まで突き上げられてるみたいだ。
淫靡なダンスを踊らされながら、顔を振り回して、髪の毛まで激しく乱れ舞っている。
「あ、ダメっ!くるっ!」
「うぉぉぉぉぉぉぉっ」
「イクっ、イッてしまうっ!拳児君!拳児君っ!」
「絃子っ!」
大きく突き上げられたのが解った。
ほんの僅かな時間の後、ビクンと彼が跳ねた、と思う。
今ひとつよく解らないの理由は、私の頭が真っ白になったからだ。
しかし、その中でもはっきりと解る事はあった。
それは、私の中に薄いゴム一枚向こうから吹き出された熱い液体の感触。
その感触で獣の様な声を張り上げてしまった。
出てる…出てるよ…熱いよ…あぁ………暖かいよ……
そして、ぷつんとテレビを消したような、そんな感じが襲ってきて。
繋がったまま彼の体の上に倒れ込んでしまった。
519 :
らすと:2005/10/02(日) 23:18:51 ID:kJzkVcqp
数ヶ月後のある日。私は葉子に説教されていた。
「だから、先輩。コンドームにも使用期限ってあるんですよ。
それに、口で付けるとどうしてもしわが出来ちゃうから、破ける可能性が高くなるんですっ。
しかも拳児君は体力だけはあるから……普通に付けても激しすぎると破けたり…
それに、なんですって? 繋がったまま寝ちゃった? ダメですよ!すぐに抜かないと事故が…」
事故なんだろうか?
事故なんだろうな。少なくとも彼にとっては。
「で、どうするんですか?先輩?」
「さぁて、私はどっちでもいいのだが、彼次第かな」
「……先輩、拳児君の性格解った上で言ってませんか?」
じろっと睨まれたので、わざとらしく目を逸らす。
「まぁ、良いですけどね。私は何があっても先輩の味方ですよ」
そう言ってにこっと微笑まれた。
さて、どう言う風に言おうかな。
終わり。
今まで寸止めしてたからわかんなかったけど、えっちぃって難しいなぁ。
>>520 OKOK。十分エロい。謙遜しなさんな。
ともあれGJ!
前述のSSと比べて台詞に微妙に手が
加えられたりしてて、読んでて飽きなかった。
どうしてくれる
抜いちまったぞ
お嬢が泣きながらエチするSSきぼんぬ
何だ今週のスクラン…播磨が急に格好良くなりやがった…あ、あいつは誰だー
そして風呂ネタキボンヌ
従業員だとはバレたけど、正体には気付かない沢近にビビりまくってたら、
沢近に背中流すとか言われて、下手に断ると怪しまれるから渋々了承し、
洗ってる内に、背中に指這わせながら「背中大きいんですね」とか言っちゃって
何か良い雰囲気になって以下略ってか。
よし、旗のエロい人。書いてくれ。
お嬢はそんな尻軽じゃねえよ。
脚色しなきゃエロにならないんだよ。
まぁ、これは自分でもやりすぎたと思うけど。
>>527 見知らぬ男でも播磨でも男だってばれたら、まず悲鳴上げるだろw
そこで羽交い絞めにすれば、海の再現だしな。
今度は二人とも全裸だしな♪
美琴だと思って播磨の事を告白
→先に出るわねと言って出る
→服を着て出た所で播磨を捜してる美琴とばったり出くわす
→もしかして、あれ播磨君だったの?
→知らないわと誤魔化して風呂に戻る
→改めて服を脱いで浴室へ
「……ヒゲ。こっち向きなさい」
そして生意気なおっぱい。
これならダメっすか?
533 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 22:06:33 ID:LsRa8mnv
ハリマかっこいいよ
>>532 ソ レ ダ ! ! !
そしてそれで話かいてくれたら、あんたはネ申!!!!
何だか周防ってもの凄いいい奴。
なんとか彼女の恋の方も成就させて挙げたい(相手は誰だか分からんが…多分花井?)
いい奴だけど男関係については乱れてるからね。
乱れてるって・・・。
確定的な描写があるのは花井だけじゃないか。
みこちんって仲良し4人衆の中では普通にいいやつだと思うが。
一番ノーマルな性格してるっぽいし。
本気で尻軽とか言ってる香具師は本スレに毒されすぎだってこった
>>537 花井相手にも確定的な描写なんてないから。
本気で確定的な描写とか言ってる香具師は本スレに毒されすぎだってこった
オマエラの想像力は凄いな。
周防は花井とだと27か8位にそれまで付き合ってもいなかったけど結婚、といった現実の幼馴染で偶に有るパターンになると思う
つまり、高校時代に誰と付き合おうが縦笛に敗北は無い。
>>544 それで満足するなら、縦笛はもうスクラン読む必要ないな。
ついにお嬢にも
「(生乳)あててんのよ!」
がくるのか! コネエヨ!
>>546 おいおい、その理論だとラブコメ漫画の必要性がなくなるぞ
何事も“過程”がいいんジャマイカ
…流石はここにも派閥争いを持ち込むだけはあるな…。
他所でやれや。
舞ちゃん巨乳説はどこから出てきたの?
PF。中学時代の絵がかなりデカかった。
>>550-551 5巻の♯68「静かにしろー!!!」のコマをよく見るんだ。
これが本誌掲載されたときに指摘されてたぞ。
♭のエロDVD話でも結構ふくらんでた。
ここで、ウメマドとか吊り橋とかの話が観たい。
>554
それって何の略?
>555
横レスだが、解説をば。
それぞれ梅津と円、田中と永山の事な。
…名前を聞いても分からないのは…悪しからず。
吊り橋って吊り橋効果ってこと?
サバゲーのときのどさくさに紛れてくっついた奴らだよね
>557
そそ、そん時の柱が「吊り橋効果。」だったから吊り橋って命名されたと記憶。
保守
今鳥×一条きぼんぬ
い、今鳥さん!
アマレスではそ、そんな技、反則です!
そ、そんな機械いらずの痺れ技なんて…ああッ
機械いらずの痺れ技ワラタ
今鳥の寝技には一条も思わず昇天……と。
スぺばれみたんだけど、田中ってサッカー部だったのか。
それと永山に告白してなかったんだな…
で、どうして此処でネタバレをしようと思ったのかね?
566 :
お風呂大好き:2005/10/19(水) 16:11:38 ID:HGEcNeuy
ジャーー。キュ。
沢近「・・・でもおかげで何だかスッキリしたわ。また教えてもらっていいかな?」
今、すぐ後ろでお嬢が頭を洗っている。
(やっべぇぇ、何でこんなことに。男だってバレたらまた追い出されてしまう)
沢近「ねぇ美琴、そういえば麻生君とはどうなのよ?」
(くっ、何か答えねぇと。)
播磨「だ、誰だっけそれ?」
沢近「え・・・?何言ってんのよアンタと最近仲がいいバスケ部の麻生君よ」
播磨「あー、そうだった。ん〜とアイツは・・・よく知らねぇ、大体野郎なんて興味ねーし」
沢近「そ、、、そうだったんだ。」
(え。もしかして美琴ってレズ・・?まさかね。麻生君のことは何とも思ってないのか)
髪の毛の洗剤を落とし、体を洗いながら沢近は見合いの話のことを考える。
(美琴と麻生君ならなかなかお似合いのカップルだと思っていたのに。ふふっ。私は顔も知らない人と結婚することになるのかしら)
沢近「ねぇアンタ今日声変じゃない?何だか体つきもガッシリしてるし・・・道場の時とはまるで別人みたいよ。」
播磨「そんなことねぇぜ。風呂に入ってるからそう聞こえるんじゃねぇか」
沢近「そっか。それじゃ、私もそろそろお風呂につかろうかな」
(だぁぁぁっちょっ待てっ、この距離は・・・!!とにかく全力で逃げるしかねぇ)
567 :
お風呂大好き:2005/10/19(水) 16:14:11 ID:HGEcNeuy
湯船の端っこまで逃げて顔を後ろに向けたままつかっている美琴を不審に思う沢近だが、今はありがたい。
(私は激しい恋愛がしたかったのにな。)
男の子とデートは何度もしたが、沢近の心を揺さぶる人には出会えなかった。初めての人は自分が認めた人に・・・と思っていたから貞操も守ってきた。ふと、播磨の顔が脳裏をかすめる。
(バカ、何であんなヒゲなんか思い出しちゃったんだろう)
ふと美琴に相談してみたくなった。
「ねぇ美琴。あなたはお見合い結婚ってどう思う?」
(ど、どうやって逃げ出そう・・・。湯から出たら間違いなく男だとばれる。このまま、お嬢が出て行くまでつかっていたほうがいいのか?!)
そんなことを思案していた時に不意に声をかけられた。見合い結婚?・・・
播磨「いや、運命の出会いと激しい恋の末に結ばれるのが一番だぜ!」
沢近「今度・・・私、お見合いするんだ。まぁ、親の勧めなんだけどね。」
(お嬢がお見合い?どこぞのぼっちゃんとくっついたら似合いかもしれねぇな。まぁこのおてんばじゃもらい手ないだろうけどな)
播磨「へぇ。それは受けるのか?」
沢近「そんなわけないでしょ。断るつもりよ」
夏に海へ行ったとき真っ裸の播磨に羽交い締めにされた記憶がふと蘇る。
(あぁぁ、なんてものが思い浮かぶの。でも激しい恋・・・確かに私が求めているものかもしれない)
沢近「美琴、何でそんな隅っこで後ろ向いてるの?まさか本当に女の子に興味があって私の姿を見れないとか言うんじゃないでしょうね」
ガシと背中を掴んで振り返らせようとした。その瞬間・・・さっき思い出していた羽交い締めを再びうけることになる。
沢近「☆%$$#☆%」
(え、何。何で美琴がこんなことするの。それに、この下半身に当たっているへんなものは・・・いやぁぁぁぁ)
568 :
お風呂大好き:2005/10/19(水) 16:15:38 ID:HGEcNeuy
沢近に肩を掴まれた瞬間、播磨は反射的に動いていた。
(も、もうだめだ!!!!!!!!)
そう直感した播磨は沢近を羽交い締めにして沢近の口に手を当て封じていた。
(げ、反射的にやってしまったが状況はさらにまずくなっているような気がする。)
さらに暴れている沢近に手を焼いた播磨は海の時と同じことを言ってしまった。
播磨「静かにしろ」
沢近「☆%$$#☆%(ヒゲ!!!!何でアンタがこんなところに)」
今回は二人とも裸で風呂の中だ。押さえつけている播磨だが密着状態で暴れられてアソコは大きくなってきた。
ひとしきり暴れたけれど播磨から逃げられる様子はない・・・。それに腰に当たっているものはますます大きくなっている。諦めて、暴れるのを止めた。
すると播磨の力が少し緩んで、口の手も離してくれた。
沢近「ヒゲー!!何であんたがこんなところに」
播磨「い、いや、ちょっと訳があって。あの、このこと周防には黙って置いてくれないか?」
沢近「言えるわけないわ。女友だちの家でお風呂に入って同級生の男の子と裸のつき合いしたなんてね。」
(羽交い締めにされたとき、少し嬉しかった?怖さもあったけどヒゲと分かった時に安心感もあった。何でだろう今も、抱かれていることに何か・・・)
じわっと沢近のアソコにも感じるものがある。
沢近「ねぇ、あなたのモノ大きくなってるわよね。私、あなたに運命を感じていいのかしら?」
播磨「えっ・・・いやだって仕方ねぇじゃ」
そそり立った播磨のモノを握ってみる。
播磨「ちょっ。お嬢何するんだっ・・。」
(くっく。ヒゲが狼狽しているわね。温かいし、柔らかい。それにピクピクしてる。)
沢近「責任・・・とってもらうわよ。」
(☆%$$#☆%、責任って何。俺なにかしたー!?)
手で握られた息子はさらに大きくなる。
沢近「私と、Hして・・・。お見合い相手じゃなく、あなたがいいの」
(そうなるわけねmなにう☆%$$#☆%)
播磨「お、俺は・・・」
一度、手を離してじっくりとお嬢の裸身を眺める。スレンダーな体に挑戦的な胸、整った顔がうっすらと赤みを帯びている。
(確かにお嬢はかわいいと思う・・・性格があれじゃなかったら。それに俺には天満ちゃんが!)
迷っている播磨を見て沢近は息子を握る力を強めた。
播磨「うっ・・」
沢近「私に・・・ここまで言わせて女の子に恥じをかかせるんじゃないでしょうね。」
沢近は播磨の前にひざまづいてチュっと息子にキスする。
569 :
お風呂大好き:2005/10/19(水) 16:16:52 ID:HGEcNeuy
(あっ、キスしたらぴくんと跳ねた。ヒゲも男の子ね。可愛い。)
沢近「よろしくね。播磨君」
何故か、播磨の息子のほうに親しげな言葉をかけ何度もキスをする。
(えっと、これを私のアソコにいれるんだよね。)
立っている播磨に抱きついて自分のアソコに播磨のモノを自分のところに入れようとする。播磨は動けなかった。
沢近「ねぇ・・。抱きながら入れて・・・。」
播磨「ば、バカ。俺には・・・(天満ちゃんが)」
言おうとしたところ口をふせがれる。キスされたのだ。
(くっ。あのお嬢がここまでするとは・・・。急な見合いを忘れるためにクラスメイトなら誰でもよかったのか?それとも俺のことを。)
キスしながら播磨もようやく覚悟を決めた。沢近の体を抱きしめ自分の息子を沢近のアソコに近づける。チョンと突つくと
沢近「ああっ」
沢近が可愛い声をあげる。
播磨「へっ、可愛いところもあるんだな」
沢近「やめてよ(照)。きて」
播磨の息子が沢近のアソコに入りそうになったとき、不意に播磨の脳裏に天満のことがよぎる。
沢近「はぁ、はぁ。ヒゲ・・まだぁ?」
アソコに播磨のモノが触れているのは感じている。受け入れる準備もたぶん・・・。ちらっと播磨の顔を見てみると、何か放心状態になっている。女の感で何となく分かった。たぶん他の女のことを考えている。
私は準備OKで待っているのに、こんな場面で他の女のことを考えるなんて・・・。無性に腹が立ってきた。
沢近「ヒ〜ゲ〜!」
播磨のモノを思い切り掴む。
播磨「うわっ」
沢近「come on!」
570 :
お風呂大好き:2005/10/19(水) 16:17:32 ID:HGEcNeuy
(じ、地獄の微笑みだ。ここで逃げたら俺はやられるかも知れない。)
播磨「は、はい。ただいま」
思い切って、沢近の中に入ってみる。
沢近「きゃぁぁ。」
播磨「お嬢!」
沢近「ご、ごめん大きな声出しちゃって。びっくりしたから。」
播磨「大丈夫か?」
沢近「う、うん。続けて。」
(すげぇ気持ちいい。)
お風呂の中で体位をかえ、立ちバックの体勢にする。無心になって腰を振る。
沢近「あぁん。」
沢近は涙を流してよがってる。
播磨「お、お嬢。」
沢近「な、なんでもないの。気持ちいいなって思って。」
播磨「俺もだぜ。お見合い・・・ちゃんと断れよな?」
(ヒゲにはお見通しか。)
バックから突かれながら、涙が止まらない。私の両親の紹介ということは簡単に断れるお見合いではないのだ。
沢近「も、もうダメ・・。一緒にイこ」
播磨「おう。イくぞ!」
播磨は腰の動きを速くする。湯船の湯が沸き立った。
沢近「あぁぁぁ、イくっ」
沢近の中にどくっと何かがそそぎ込まれる。なんだかそれもすごく気持ちいい。余韻に浸りながらヒゲのほっぺにチュっとキスをする。
沢近「ヒゲぇ。あなた、私の彼氏ね。」
播磨「おう。・・・えっ。ちょっと待て。」
沢近「何?何か文句ある?こんなことしておいて違うとは言わせないわよ」
播磨「ありません・・・。」
沢近「それじゃ正装して父さんに会いにいくわよ〜」
播磨「何で俺がこんな目に・・・。」
終わり
571 :
お風呂大好き:2005/10/19(水) 22:42:42 ID:HGEcNeuy
今週の流れでインスピレーションが沸いて書いてみたのだが
>>524>>530 でネタが既に提供されているorz
なんにしてもそれを具現化して見せたあんたはGJ!
きもいよ
勘違いが多いが
ここ見てる時点で既にキモイから
となると、作品投下する奴は言語道断なほどキモイのかなぁ?
くじけそうだけどせっかく書いたので投下しますか。便乗みたいになって
申し訳ないけど、本編のお風呂からの分岐です。もちろん旗です。
8レスほどで終了の予定。
(なんでこうなっちまったんだ?)
湯船の中で播磨拳児は頭を抱えた。つい先ほどまでは、心地よい加減の湯に身を
任せ、つかの間の休息を謳歌していたのに。
脱衣所からお嬢こと、沢近愛理の声が聞こえてきて、逃げるに逃げれず、声をか
けたらその声で正体がばれるかもと逡巡しているうちに、ガラリと扉が開き、もう
すでに彼女は浴室内にいる。
悪いとは思いながらも肩越しに振り返り、播磨は小さく息をついた。
幸か不幸か、シャワーの前に腰掛けた彼女は、まだ体にバスタオルを巻いていた。
向こうではそういう風習なのか、たとえ同性にでも裸体をさらすのが恥ずかしい
のかはよくはわからないが。
ない頭を絞って穏便に済ませる方法を模索する。海水浴のときと同じ轍を踏むの
だけは勘弁だ。
深く深呼吸をすると、播磨は押し殺したような声を出した。
「とりあえず落ち着け。これは事故だ」
「ええっ!?」
悲鳴じみた声が背後でつんざく。当然だろう。同性の友人だと思っていた相手か
ら男の声が聞こえてきたのだから。
「従業員さん? ……違う。ヒゲなの?」
「なっ!」
今度は播磨が悲鳴を上げる番だった。さっきまでは声で気付かれることもなかっ
たのに、なぜばれたのかと。背中の傷のことに気を回す余裕もなく、播磨はひきつ
った声で言う。
「な、なんでわかんだ?」
「なんであんたがこんなとこにいるのよ!?」
質問に対する答ではなく、糾弾が返ってくる。とりあえずずらかるしかない。
「と、とにかくよ。話はあとだ。俺は出てくからよ。目はつむっておくから安心しろ」
「待って!」
聞こえてきたのは切羽詰ったような声。
「なんだよ?」
「ちょっと待って」
そして背後からぶつぶつとつぶやくような声。そして、腹を決めたかのように彼女は
小さく言った。「うん」と。
「ヒゲ……」
かすれたような声とともに、こちらに近づいてくる気配。
播磨はあわててタオルを湯船に引っ張り込み、腰に巻きつける。
「隣、いい?」
「ば、ばかやろう」
言いながら振り返ると、バスタオルを巻いたままの愛理の上気した顔と潤んだような瞳
が視線に絡む。
抜けるように白い肌はほんのりと染まり、バスタオルから零れ落ちそうなほどに豊かな
双球が挑発的に揺れる。
「お、おめーなに考えて」
「話があるの」
「は、話ならよ。あとでいいだろ。なにもこんなとこで。俺が変な気起こしたらど
うすんだ?」
播磨が必死に言うと、愛理は寂しさをふくんだような自嘲的な笑みを浮かべた。
「いいのよ。それが目的だから」
「はあ?」
意味不明な言葉に眉をしかめるが、構わず愛理は湯船に足先を沈めた。そして、
しっかりと肩までを静めて深く息をつく。
「いい気持ち」
警戒する様子もなく、愛理は額の汗をぬぐう。バスタオルを巻いたままとはいえ、
なじみのクラスメイトで、そして学校でも指折りの美少女が同じ湯船に浸かってい
る。
その事態にクラクラしながらそれでも播磨は懸命に言う。
「おめー、いったいなに考えて……」
「ヒゲ」
不機嫌げな声で愛理が播磨の口上をさえぎってきた。
「私、すごく落ち込んでるの。落ち込んでる女の子が側にいたら、どうすればいい
のかぐらいわかるでしょ?」
「はあ?」
意味がわからずに播磨が問い返すと、愛理は紅潮した顔をうつむけてかすかに震
える声で言う。
「肩ぐらい……抱いてくれてもいいじゃない」
「いや、おめー、この状況でそれは」
「抱いてくれなかったら大声出すからね」
言った瞬間、自分の言葉のもうひとつの解釈に気付いたのだろう。愛理は右手で
口を押さえ、さらに顔を真っ赤に染める。
「と、とにかく、こっち来て」
「お、おう」
播磨は湯船の中で身を滑らせて愛理に近づく。お互いの肩が触れ合うところまで
来ると、彼女が震える声で言ってくる。
「おねがい」
「だけどよ」
「おねがい」
「はあ……。しらねえぞ」
言って播磨は、おずおずと愛理の肩を抱き寄せた。
その肩はあまりに細く、はかなげで。
そして湿り気を帯びた金髪が触手のように播磨の胸をくすぐってくる。
播磨は、タオルで隠した己の分身が、そして自らの欲望が頭をもたげてくるのを
抑えることができない。
数瞬の沈黙。それを破ったのは愛理だった。
「さっきはありがとうね」
「なんのことだよ?」
播磨が言うと、愛理が小さく苦笑する。
「とぼけないでよ、従業員さん。洗濯物のこと、嬉しかった」
「別によ……」
いつになく素直な愛理に、播磨は気恥ずかしくなる。そして、不意に次のセリフ
を彼女は放った。
「私ね。結婚させられそうなの」
「はぁ!?」
唐突な言葉に思わず播磨は声をあげる。
「なんだそりゃ? なんだってまた……」
言いかけた播磨は、愛理がその瞳を物憂げに伏せるのを見て声のトーンを落とす。
「なんでことわらねえんだ?」
「いろいろとしがらみがあって、私のほうからはことわりづらいのよ。それで、頼
みがあるんだけど」
「なんだよ?」
「その……」
愛理は、幼さをたぶんに残した、しかしどこか扇情的な顔をこちらに向け、おず
おずと言ってきた。
「私がキズモノになれば、縁談もダメになると思うの。そ、それでね」
「あ?」
「あんたにおねがいできないかなって……」
「なにを?」
問い返すが、真っ赤になってうつむいた愛理は返事もしない。ようやくその言葉
の意味を噛み砕き、播磨は慌てふためいた。
「ちょ、待ておまえ。なに言ってるのかわかってんのかよ!? そんなこと急に…
…。だいたい、俺には好きな女が……」
言葉を切ったのは、不意に顔を上げた愛理が目を見開いてこちらを見ているのに
気が付いたから。
「な、なんだよ……」
「あんた、好きな子いるんだ……」
「い、いて悪いか」
「そうなんだ……」
愛理はつらそうに唇を噛み、うつむいて言う。
「その子の代わりでもいいから。練習でもいいから……。おねがい」
「お嬢……」
ここまで言われては引き下がれなかった。愛理の肩を抱く手に力を込める。
播磨の意を察したのだろうか。愛理が顔をあげた。
宝石のような瞳は美しく潤み、いつもは白磁器のように白い頬は真っ赤に染まっ
ている。そして形のいい唇は誘うように小さく開かれていて。
徐々に愛理のその顔がこちらに近づいてくる。いや、顔を近づけているのは自分
のほうだろうか? どちらかはわからない。いずれにしても二人の距離は徐々に縮
まり、そして……。
「っ!」
愛理がかすかに身を硬くするのがわかる。初めて味わった女の唇は柔らかくて。
なんとも言えず甘美で。
その場で抱きすくめたい欲望を抑えて唇を離すと、愛理が静かに瞳を開く。
「ほんとにいいんだな?」
「……うん」
愛理がうなずくのを確認して播磨は立ち上がる。自分が先に湯船を出ると、播磨
は無言で手を差し伸べる。
愛理のたおやかな手がそれを握ってくるのを待って引き上げると、必要以上に強
くその手を引いた。
「あっ」
小さな悲鳴とともに、愛理の体が胸にとびこんできた。
「お嬢……」
抱きしめたその体の華奢さに驚きながらも右手を背中に、左手を細い腰にあてが
ってしっかりと抱きしめる。
愛理の柔らかな双球が胸をくすぐり、同時に自らの分身が愛理のきわどい部分に
当たっているのがわかる。
「播磨君……」
どちらからともなく唇を重ねた。何度も何度も。何度目かのキスで播磨は舌を突
き出して愛理の唇を割りに行った。わずかな抵抗ののち、それは受け入れられ、播
磨は自らの舌を愛理のそれにしっかりと絡めた。
軟体動物のような感触のそれは、しかし少しも不愉快ではなく。むしろ播磨の興奮を煽る。
愛理もまた、こちらの腰にまわした腕に力を込めてきた。もっともっととねだるように。
その要求にこたえてあきるまで愛理の舌をねぶり、歯茎の裏をなめ、唾液をすすり、こ
ちらのそれを愛理の口中に送り込む。
「ふう……」
満足感とともに口を離すと、唾液がつり橋のように糸を引いた。
「お嬢……」
更なる行為に及ぼうとする彼をなだめるかのように愛理が両手でこちらの胸を押してくる。
「あ……?」
思わずゆるめた腕からあとずさるように逃れると、愛理は意味ありげにこちらを
見て、にっこりと微笑んだ。
その手がバスタオルにかかる。ビショビショに濡れたそれはまとわるようにしな
がら愛理の足元に落ち、そして播磨は全てを見た。
最初に目を射たのは乳房。思った以上に大きく、理想を具現化したかのように美しく。
頂点では、小ぶりなピンク色の乳首が恥ずかしそうにたたずんでいる。
美しい曲線を描くウエスト、無駄な脂肪ひとつないお腹。なんともかわいらしいへそ。
そして、その下に神秘の場所があった。
頼りなげないほど薄い黄金の毛に守られた秘所の奥に恥ずかしげな割れ目が見える。
我慢の限界だった。
「お嬢!」
播磨は叫びながら駆け寄ると、両膝を床について愛理の腰に抱きついた。
「あ……」
悲鳴をあげる彼女に構わず、乳房に吸い付く。口中で味わう乳首の味はたちまち
のうちに播磨を夢中にさせ、まるで子供に帰ったかのように彼は無心で乳首を吸い
続けた。
「ん〜っ! ああんっ……。だめぇ……」
首を振りながら播磨の頭を押さえる愛理。だが、それがびくともしないことを悟
ると、逆に頭を抱きしめてくる。
腰に回した左手は手探りで愛理のお尻の割れ目を探り出し、執拗に愛撫する。右
手は空いている乳房をつかみ、夢中でこねる。
愛理の乳房は風船のように柔らかく、そのくせ弾力性に富んでいて、どれだけ揉
んでいてもあきない。
「ああ……」
切なげに震える愛理の声がまた、なんともセクシーで、播磨の情欲を駆り立てる。
「だめ!」
不意に愛理の体がびくりと硬直した。直後にへなへなとくず折れる愛理。
その体を抱きとめると、播磨は床に静かに横たえた。
「お嬢……」
「播磨君……」
一糸まとわない愛理の裸体に見とれながら、播磨は自らの腰に巻きついていたタ
オルを外した。極限まで膨張したそれがへそを叩くさまを見て、愛理が小さく息を
呑んだ。
「すごい……」
感嘆の声はむろん心地よい。
「お嬢!」
「あっ……」
播磨が覆いかぶさると、愛理がわずかに体をこわばらせる。
最初はやはり乳房だ。両手でやわやわともみしだきながら、左右の乳首を代わる
代わる口に含む。
「ああん……」
せつなげな声とともに首を左右に振る愛理の可憐な表情を楽しみながら舌先で乳
首を転がすと、たちまちのうちにそれが硬くなる。
乳首から口を離し、硬くなったそれを指先でつまみ、播磨は愛理の顔に自らの顔
を近づける。
「たまらねえ……」
「ばかぁ……」
乳首を注意深く刺激しながら愛理の白い首筋をなめる。
「ふっ!」
不意にのけぞる愛理を見ながらのどに軽く歯を立て、鎖骨をなぞるように舌を這わせる。
肩口を強く吸って真っ白な肌にキスマークを刻み付ける。
「ああ……」
愛理の声にいざなわれるように唇を這い上げ、播磨は愛理の頬をなめ上げた。
「ちょ……」
くすぐったげに身をよじる愛理の抵抗を制圧しながら、形のいい鼻にくちづけ、
まぶたににじむ涙をすすり、じらすように頬に唇を這わせる。
「もう!」
根負けしたようにかぶりを振って、愛理のほうから唇を重ねてきた。
どれほどの時間が経過しただろうか。愛理の上半身をすっかり征服した播磨は、
次のステップにかかった。
胸を存分になめた後、その舌を徐々に下へと移していく。
引き締まったお腹。愛らしいへそ。そして……。
播磨は愛理の太ももをつかんで、静かに広げた。
「あっ」
あわてて愛理がそれを閉じる前に両膝を割り込ませてそれを阻止する。
金色の花園が目の前にある。播磨は、荒い息とともに薄い金色の陰毛をより分け、
その奥にある溝に指を這わせた。
「グショグショだぜ」
「ちが……それはお風呂の……あぅん……」
反論する愛理。だが、その液体の粘度とあえぎ声がそれを否定する。
溝をなぞるように丁寧に撫でて、愛理の口から漏れ出る声を楽しむ。
「だめ、もう……あぅ……ああっ!!」
愛理がひときわ甲高い声をあげたのは、播磨が愛理の真珠に触れたから。
包皮の上からそれを人差し指の腹で撫でると、愛理は許しを請うかのように首を
激しく振る。
もう限界だった。愛理の秘所から手を離すと、播磨は体勢を整えて自らの分身をさすった。
それだけですさまじい快感が全身を貫き、射精しそうになる。
「行くぜ」
愛理にというより、自らに播磨は告げる。緊張に身をこわばらせる愛理を見下ろ
しながら、剛棒を愛理の花園にあてがう。
「んっ!」
眉根をひそめ、白い喉を突き出すように愛理がのけぞる。
必死になって挿入しようとするが入り口が見つからず、にも関わらず快感ばかり
が先走り、播磨はあせる。
「やべえ……」
あせる播磨の頬に、愛理がそっと手を這わせてきた。
「落ち着きなさいよ。私は逃げないから」
「お、おう」
愛理の穏やかな声で、ようやく播磨はいくらか冷静さを取り戻すことができた。
いったん腰を引いて愛理から離れると、両手で彼女の秘所を広げる。
「うっ!」
身じろぎをする愛理。穢れを知らない彼女にどれだけの羞恥を強いているのかと
思うと罪悪感がつのる。
それでも播磨は丁寧に愛理の花園を愛撫し、そして自らを受け入れようと収縮しているホールを発見した。
そこに人差し指を差し入れると、言葉にならない声とともに愛理が震える。
「ここでいいのか?」
播磨が問いかけると、愛理が瞳を硬く閉じたままうなずいた。
ほんとうにお嬢とひとつになるのだと思うとひどく現実感が希薄で。しかし、感
じている欲望は間違いなく本物で。
播磨は複雑な感情を振り捨てるようにして己自身を愛理のそこにあてがった。
「お嬢……」
呼びかけながら腰を進める。先ほどとは明らかに違う感触。抵抗こそ激しいが、
それを強引に押し広げていくように己の先端が確かに愛理の中に飲み込まれていく
のがわかる。
「あぁ、だめ……あふ……」
言葉では拒否しながらも愛理は両手を播磨の首に回して強く引き寄せてくる。そ
れに勇気付けられて播磨は体重をかけた。
先端に障害物が当たる。一気にそれを突き破りたい欲望をこらえて播磨は愛理に
もう一度だけ確認した。
「いいんだな?」
「おねがい……」
ゆっくりと、しかし渾身の力を込めて腰を突き出す。強引に己自身を埋め込んで
いくと、愛理があられもない声をあげた。
「あうっ! あ、つっ!」
その声を聞いて愛理の顔を見ると、歯を食いしばり、涙を流しながら必死に苦痛
に耐えているのがわかる。
そんな彼女に憐憫を感じると同時に、征服したい、もっと悶えさせたいという相
反した欲望もわいてくる。
複雑な感情をねじ伏せて、さらに突き上げる。
「ふあっ!!」
最後の壁を突き破った確かな感触を得たのと愛理がひときわ高い声を放ったのが
同時だった。
ついに播磨は己の分身を根元まで、天敵とすら思っていた少女の中にうずめたのだ。
播磨の首を抱いたまま、声もない愛理。夢中で播磨は腰を振る。沸点はあっとい
う間に訪れた。
「やべえ」
強引に腰を引いて愛理の中から逃れ出た瞬間に、とてつもない快感が全身を貫いた。
自分で自分を慰めるときとは桁違いの、電撃のような快感。そして播磨はおびた
だしい量の精液を、愛理のお腹に放った。
「はぁ……」
愛理が深いため息をついた。幾分とろんとした瞳をこちらに向け、しかし愛理は毒づく。
「もう終わりなの?」
「ほざけよ」
敵愾心を駆り立てられ、播磨は再び愛理に覆いかぶさる。半ば呆然としている彼
女の唇をむさぼり、乳房をまさぐった。
瞬く間に播磨のそれ、そして彼の自信は回復する。
すっかり硬度を取り戻した己を、播磨は再び愛理の秘所へとあてがった。
「あっ……」
口ほどにもなく、反射的に逃れようとする愛理の両手首を捕らえて床に貼り付け
ると、強引に播磨は腰を進めていく。
「やっ、許して……。もう……」
破瓜を済ませたばかりのそこには、まだ苦痛が宿るのだろう。だが、それを知っ
ても播磨は引き下がるわけにはいかない。
ゆっくりと、しかし着実に突き進み、今度は幾分楽に愛理とつながることに成功した。
一度放っているだけに、今度は簡単には終わらない。今度こそじっくりと、播磨
は愛理を味わうことができた。
愛理の内部は信じられないほどきつい。痛みを感じるほどに。しかし、その内面
は十分に湿っており、柔らかな粘膜は播磨自身に執拗にまとわりついてくる。
腕立て伏せの要領でゆっくりと抽送を繰り返しながら、播磨は愛理を見下ろす。
固く瞳を閉じて彼女が耐えているのは苦痛だろうか。それとも……。
考えながら激しく突き上げる。
「ああっ……」
あられもない声とともに美少女がもだえるさまに、播磨はさらに燃え上がる。
乳房に吸い付き、唇をむさぼり、背中に手を回して抱きしめ、全身で愛理を感じる。
「播磨君……ヒゲ……播磨君……」
半ば白目がかった瞳で虚空を見つめ、愛理はうつろにつぶやく。
二度目の頂点に達しようとした瞬間、
「ヒゲ!」
叫びながら不意に上半身を起こして愛理が抱きついてきた。
「ちょ、待て。やべえよ」
必死に腰を引くが、この体勢で愛理の中から抜け出るのは不可能だった。
そして播磨の欲望は勝手にピストン運動を続けて……。彼は絶頂を迎えた。
この日二度目の射精。それも愛理の中で。
愛理の入り口がヒクヒクと震え、播磨を締め付けてくる。それがさらに快感をあ
おり、播磨は己の全てを愛理の内部に放った。
「わりい」
やがてぐったりとした愛理の体を、静かに播磨は横たえる。
「中に出しちまった。俺……」
「ううん」
愛理が小さくかぶりを振った。
「私が望んだことだから」
「お嬢……」
穢れを知らなかった愛理の体は精液と、そしてそれに混じった赤い液体に濡れていた。
それが全て自分の仕業だと思うとたまらない罪悪感に駆られる。
播磨は自らの両手を愛理の背中と膝の裏に回して、その体を抱き上げた。
「ちょ、ちょっと……」
あわてる愛理に構わず彼女の体を静かに湯船に沈める。
「つっ!」
小さく悲鳴をあげる愛理の隣に自らも身を沈めると、そっと愛理を抱き寄せる。
肌を合わせれば、情もわいてくる。瞳を閉じると、播磨は優しく愛理の金髪を撫でた。
「染みるか?」
「少し。でも、平気」
「お嬢」
言って腕に力を込めようとした瞬間、すっと愛理は播磨の腕から逃れた。
「あんまり優しくしないでよね。似合わないんだから」
「おめーなあ……」
いつもの調子を取り戻した風な愛理に安心しながら、播磨は彼女をにらみつけた。
すると愛理は湯船の淵に体を預け、小さく息をついた。
「でも、ありがと。これで思い残すこともないわ」
「……どういう意味だ?」
不吉な予感とともに問いかけると、愛理は寂しげな笑みで言う。
「破談にできるとかいうの嘘だから。いまどき、そんなことで破談にできるわけな
いでしょ……」
「なんだそりゃ! だったら、なんで俺なんかと……」
その言葉に対する返答は、播磨を愕然とさせるに十分だった。
「だって、初めてのときくらい、ほんとうに好きな人と結ばれたいって思うでしょ」
「な……」
「私、前からあんたのこと、好きだったから」
「……っ!」
絶句するしかなかった。愛理の言葉はあまりにも予想外で。
愛理は、赤みの差した顔に恥ずかしげな笑みを浮かべ、顔にかかった金髪を払った。
「安心しなさい。今日のことを盾にしてあんたに迫る気なんてないから。誰にも言
わないから」
「お嬢……」
「ねえ、ヒゲ」
不意に愛理がこちらに顔を寄せてきた。微笑みとともに彼女が聞いてくる。
「念のために聞くけど、あんたも初めてだった?」
「わ、わりいかよ」
やっとのことで答えると、愛理は嬉しそうに、ほんとうに嬉しそうに微笑んだ。
「よかった……。いろいろありがとう。今日のことは忘れていいわ。私はずっと、
忘れないけれど。じゃあね」
播磨の唇にかすめるだけの軽いキスを最後にくれて。愛理は立ち上がる。ぎこち
ない足取りで遠ざかっていく背中。
「ま……」
言いかけて播磨は沈黙した。今の愛理にどう声をかければいいのか。愛理の気持
ち。自分の気持ち。自分のしでかしたことへの責任。
もつれた糸のような現状を整理し、自分のなすべきことをすぐに把握できるほど
に、播磨は大人ではなかった。
後悔はない。痛みという形で刻まれた想い出を、ずっと抱きしめていこうと愛理は思う。
播磨に想われているという少女に嫉妬は覚えるけれども。
それでも、自分にとっての初めての男性が播磨で、播磨にとっての初めての女性
が自分であることは事実なのだから。
夜着に着替えた愛理は、階段を上って美琴の部屋へと向かう。灯りはついている。
無言で扉を開くと、こちらに背中を向ける格好で床に腰掛けていた彼女が、声を
かけてきた。
「遅かったな」
その一言で、愛理は美琴が全てを知っているのだろうと悟った。
「ごめんなさい。人のうちのお風呂で。非常識だと思ったでしょ?」
「いいさ」
言って向き直ってきた美琴は、軽くうつむきながら言う。
「立ち聞きする気じゃなかったんだけど、少しだけ聞いちまった。これからどうす
るんだ? 播磨と?」
その言葉を聞いて愛理は苦笑を浮かべる。
「それだけはないわ。向こうにその気が全くないから。あいつ、他に好きな子がい
るって。今日のことだって私のほうから無理に頼んだんだしね」
「だけど!」
「もういいの。踏ん切りはついたから」
「沢近……」
「もうこの話はやめましょう。せっかくあきらめようとしてるんだから」
愛理が言うと、美琴は唇をかみながら首を横に振った。それは見ないフリをして
愛理は話題を変える。
「美琴のほうこそ、麻生君とはどうなの?」
「あ? 別にあいつとは……」
その夜、二人は遅くまで語り合った。だが、播磨のことが話題になることはなかった。
「ちきしょう!」
播磨は原稿用紙を丸めて床に放り投げた。先ほどから全く作業は進んでいない。
頭に浮かぶのは愛理のことばかり。天満を模した主人公の絵すらまともに描けないほどに。
自分の天満への気持ちがいい加減だったとはカケラも思わない。だが、愛理の言
葉が真実だとしたなら。自分のことを本気で想ってくれる女を、自らの欲望に任せ
て文字通りのキズモノにしてしまったのだとしたら。しかし、最終的な問題はひと
つだけ。
自分がどうしたいのか。
そしてこれこそが、もっとも難しい問題だった。不意に呼び鈴が鳴った。本来な
ら自分が出るのは筋違いなのだが、彼は苛立ちに任せて玄関に飛び出した。
そこにいたのは見覚えのない若い男。いや、見覚えはあったような気もしたがど
うでもよかった。彼を追い返して晩飯をむさぼっていたときに、また呼び鈴が鳴っ
た。
先ほどと同じ男だろうか?
「うるせってんだよ!!」
怒鳴りながら飛び出した先にいたのは タキシードに身を包んだ大柄なスマート
な男だった。口ひげを生やし、妙な雰囲気をまとった彼は、少なくとも表向きは丁
寧な口調で言ってきた。
「これは失礼。私、沢近家の執事でナカムラという者です。こちらにお嬢様は来て
おられませんでしょうか?」
その言葉を聞いて、播磨は唇をゆがめた。愛理を迎えに、否、連れ戻しに来たのだろう。
播磨は、彼こそが愛理を奪いに来た婚約者なのだというようなありえない錯覚を
覚えながら苛立ちとともに答える。
「いねえよ」
「しかし……」
「いねえと言った」
ナカムラをにらみつけながら言うと、彼は静かな表情のままでこうべを垂れた。
「わかりました。他を当たることにいたします」
彼の乗ったリムジンが立ち去るのを見送ると、播磨は無言で地面を蹴り、そして
きびすを返した。
ノックの音がしたのは、翌朝の10時前だった。
朝食後のコーヒーを愛理とともに飲んでいた美琴は、瞬時彼女と顔を見合わせた
のち、立ち上がった。
「なんだ?」
扉越しに聞こえてきたのは播磨の声。
「ちょっと頼みあってよ」
「あ? 待ってろ」
扉を開けるとそこにいたのは作業着姿の播磨拳児。トレードマークのサングラス
を装着し、オールバックの髪をカチューシャでまとめた姿に、美琴は眉をひそめた。
しかし、その意図を尋ねることはせずに、美琴は別の質問を選ぶ。
「で、頼みってなんだよ?」
「金、貸してくれねえか?」
「はあ?」
唐突な物言いに、美琴はあっけに取られながら言う。
「なんでまた?」
美琴の問いに照れくさげに鼻の頭をかくと、播磨は美琴の肩越しに愛理をちらりと見た。
「じ、自分の女の親んとこに挨拶に行くのにこの格好はまじいだろうが」
「ちょ、ちょっと……」
慌てふためいてこちらに駆け寄ってきたのはもちろん愛理。美琴を押しのけるよ
うにして播磨の前に立つと彼女は言う。
「なに言ってんの? 昨日のことは忘れていいって言ったじゃないの。それに、あ
んた好きな女の子がいるって……」
「それよ」
バツが悪そうに頭をかいて、幾分後ろめたそうに彼は言う。
「おめーのことだから」
「……っ!」
両手で口を押さえて愛理は絶句する。
「うそ……。だって、だって……」
そんな彼女をめんどくさいと言わんばかりに播磨は強引に抱き寄せる。
胸の中で震える少女を抱きしめる播磨の顔は、しかし複雑で。
それを見て美琴は確信した。先ほどの播磨の言葉はウソなのだろうと。
きっと彼には他に好きな女がいる。あるいはいた。
だが、それを指摘したところでどうなるだろうか。そのウソで播磨の後ろ暗さが
少しでも消えて、愛理の心が救われるのなら、指摘する理由はない。
昔から言うではないか。『ウソも方便』と。今の播磨の気持ちは、美琴に推し量
ることはできないが、彼なりに覚悟も固めたのだろう。
大好きな少年の胸に顔をうずめて肩を震わせている親友の背中を叩いて、美琴は
播磨にウインクを投げた。
〜Fin〜
終了です。もしいたらですが、最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。
なにぶんエロパロなんて自分用以外に書いたのは初めてなので至らないところが多いとは
思いますが。
問題点等ありましたらビシバシと。
その、自分用ってのは何なんだ。
エロ絵師が自分で描いた絵で抜くみたいなモンなのか。
そんな感じかな。
使い物になった試しはほとんどないけど…orz
いや、うまいとオモタよ。締めが大変よろしい。
はりまかこよかた
旗でハッピーエンドかYO!
上手いね。エチシーンへの導入がイイ。
てゆーか原作の無茶展開よりも俺はコッチのほうが好き。
GJGJ!
>>590 >てゆーか原作の無茶展開よりも俺はコッチのほうが好き。
同意。まだ、こっちのほうが無理無い気がw
作品投下自体はキモクないけど。
旗はキモイお。
原作嫌なら一生二次創作の沼に埋まってろ。
576さんの上のパロ書いたの俺だけど、自分のと比較して読ませてもらいました。
面白いと思ったのはエッチシーンの描写。随分と詳しく書きましたね。
自分的には沢近でそこまでエロく描写する気になれなかったorz
播磨の責任の取り方はとってもかっこいいと思います。男なんて惚れた女より抱ける女ってやつですか(違
>>585 上手いなあ。
エロ描写の濃さも量も申し分ないデスな。たまらん。
お嬢かわええ。
播磨カコイイ。
595 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:03:39 ID:74QG8XGl
いいですねえ。なんかメリハリ効いてる
>>577 GJ!!
綺麗に纏めたなー。
文章も上手いし。丁寧に書いてあってホント、イイ!また書いてくれー、今度はおにぎり希望。
誰がおにぎりなんてきんもーっ☆なもん書くかボケ。
氏ね
はいわろ
第三保管庫の管理人さん 更新待ってるよー
縦笛描いて。
>>599 言われるまでそういう立場だったこと忘れてた。
何でも安請け合いするもんじゃないな…。
>>601 乙です。風呂場の件ありがとうございます。
作品投下マダー?
てかキスマークってそんな簡単につくか?何かコツとかあんの?
>>605 一時的につけるだけなら割と簡単。漫画でよくある、翌日になっても消えないみたいなのは
俺もよくわからん。まあ、お嬢なら色が白いし、目立ちやすいとは思う。
自分の腕でも吸ってみやがれ('A`)
608 :
605:2005/10/29(土) 00:38:15 ID:6dHY8M+t
>>585 何気ないこの二行とかも含めて最高のスクランだった。
>「美琴のほうこそ、麻生君とはどうなの?」
>「あ? 別にあいつとは……」
今更だけど本当に有り難う。
むしろそれだけしか気にしてないんだろ。
叩きもマンセーも含めてアソミコに絡む奴うざっ。
そんなに自分を責めなくても
>605
啄む様に口を窄めて吸われると、のこるキスマークがつく
残るキスマークはつける為にしてもらわないと残らんのじゃないの?
614 :
605:2005/10/30(日) 16:21:06 ID:ixToYpja
どーやってもつかねえorz
皆もやってみてくれ。
二の腕とか結構つき易い。
616 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 17:22:19 ID:xNltvVCK
簡単について後が残る自分は、浮気防止で背中とかいろいろ付けられた・・・
つきやすいつきにくいって体質かな?
年を取るとアザがなかなか消えなかったりするだろう。
つきにくいってのは肌が若いってことさ('A`)
「なあ、妹さん」
「…なんですか?」
「キスマークって、つけられたことあるか?」
何気ない播磨の質問。
その意味するところを理解して、一瞬置いて赤面する八雲。
「…あ、ありません…・・・。
あ、でも子供の頃に姉さんとふざけてつけたことは何度か…」
頬を染めながらもマジメに答える八雲。
「いや、この主人公がヒロインの虫刺されの跡をキスマークと勘違いして悩む、って
シーンなんだけどよ、キスマークってどんなのかちょっとみたことないから
どう描いたらいいかわかんねえんだ」
自分がきわどい質問をしているなんてコトは微塵も判っていない播磨。
大物かバカかのどっちかだ。
播磨がマジメに尋ねているのだ、ということを理解した八雲はしばし考える。
そして真剣に答える。
「じゃあ……自分でつけてみたらどうですか?」
「自分で?」
「はい。自分で…こんな感じに…」
ちゅーーーー、っという可愛らしい擬音とともに八雲は自分の二の腕に唇を吸い付かせる。
はむはむとついばむように動く桜色の唇。ちゅぱ、と唇が二の腕から離されると
八雲の真っ白な二の腕には淡い赤褐色のキスマークがついていた。
「こんな感じです」
「こんな感じです」
「なるほど」
感心しながらも播磨はふと思い立って自分の二の腕に吸い付いてみる。
じゅーーーー、というイヤな擬音をたてて自分の腕に吸い付く播磨。
ちゅぽん。
「…あれ? つかねえな」
「こうです」
もう一回自分の腕に唇を押し当てる八雲。
ついた新しい唇の跡を播磨に見せる。
白い肌に二つ目の赤い跡がついている。
じゅー〜〜〜、またやってみる播磨。
「…やっぱりつかねえ」
もはや当初の目的を見失っている二人だったりする。
「体質的なものかもしれませんね」
「体質かあ。じゃあしょうがねえな。妹さん悪いけどそのキスマ――」
そう言って腕から顔をあげる播磨。しかしいつのまにかちゃぶ台の
向こうには八雲はいない。
「失礼します」
八雲はそう言うと播磨の横に正座すると、播磨の剥き出しになった
二の腕にいきなり唇を押し当てた。
むちゅーーーーー〜〜〜〜
背筋がぞくぞくする感覚。
妹さんの、小さな唇が俺の腕に…
播磨は思考が停止してしまう。
薄い唇が自分の腕に吸い付き、そこから何かが吸い取られるような。
そこから熱い何かが入り込んでくるような感覚。
一瞬にも、一時間のようにも感じられる吸い付きはちゅぱっ、という
濡れた音とともに終わり、唾液が蒸発する冷たい皮膚感と八雲の呼気の
匂いがする。
「…ちゃんとつきますよ」
「・・・え?」
「播磨さんの肌にも、キスマーク」
「……………あ?え、ああ、あ、ホントだ」
呆けた顔をしている播磨を見て、八雲は急に赤面してしまう。
「ご、ごめんなさい。私、播磨さんに失礼なことを――」
耳まで赤くしながら俯いて謝罪する八雲。
「あ、いや、いいんだ!いいんだって。妹さんが熱心に手伝ってくれてるから
俺は」
がっしりと八雲の両肩を掴み、俯いた八雲に語りかける播磨。
しかし八雲の上気した頬と薄い色の唇、涙をたたえた深い赤の瞳を
目にした瞬間、すべての言葉がどこかに消えてしまった。
なんだ
わかんねえ
キレイだ
かわいい
妹さんが
て・・ちゃんじゃないのに
唇が
播磨は固まったまま。視線は八雲の瞳から離すことができない。
まるで、八雲という少女を始めて見たみたいに。
今までは「妹さん」という記号としてしか見ていなかった少女の、
その可憐な顔に初めて気がついたのかもしれない。
この、キレイで可愛らしいものから播磨は離れることができない。
――見える。
播磨さんの心が、見える。
<かわいい><キレイだ><唇が>
見たくなくても他人の心が見える、この呪わしい能力を八雲は
生まれて初めて嬉しく思った。
二人の距離は徐々に近づいていく。
十秒、ニ十秒かけて数センチ近づくだけの早さだが、
それでも確実に、唇どうしの距離をゼロにするためにゆっくりと。
・・・とまあ、こんな感じの妄想が浮かんできた。
このあとどんな展開になるのかは知らない(w
リクエストがあるなら書くかも。
続きを!
雑談もしてみるものだなw
超期待。
続きが見たい
イイ!!続き書け、書かなきゃ、自分で書くぞ。コノヤロォ
天才だな、オイ!!
630 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 18:49:54 ID:Oe3bPINC
>>628 そういううかつな事言うと、本当にやる事になるんだぜ
どうでもいいけど軽く間接キスしてるよな、このシチュ。
632 :
623:2005/11/01(火) 23:17:39 ID:ItXnX8ZP
>>628 なんか俺急に旗が書きたくなったので
>>622の続きは
>>628さんにお任せします。
うまくキスマークを道具立てに使っていい感じに続きを書いてやってください。
おながいします。
(´・ω・`)なんでやねん
>>623 キスマークネタを使って旗を書いてください。
おながいします。
電話。
どこかで電話が鳴ってる。
いけねえ…出なきゃ…
クソ。眠い。眠すぎる。でも出なきゃ…
「――はい、播磨です」
おお、出られた。…って俺寝てんのに? 器用だな俺。
「ええ。播磨拳児の携帯です」
そうそう。ソレは俺のケータイなんだ。
「拳児はまだ休んでおります。なにか伝言がございましたら伝えておきますが?」
そう。寝てんだよ。寝てるんだから起こさないでくれ…っておい!
ガバリと毛布を蹴って跳ね起きる播磨。
場所は、播磨の住んでいるアパートの一室。
もう昼に近い午前中。寝こけていた播磨の携帯に出ているのは
なぜかここにいる愛理だったりする。
「おい、お嬢、てめえなんで人の携帯に勝手に――」
そう言い募る播磨の顔面にカウンターで掌底を叩き込みながら愛理はそつなく
電話の応対を続ける。
「わかりました、そのように伝えます。ええ、はい。…いえ、こちらこそ
拳児がお世話になっております。はい。では失礼します」
ピ。
「て、てめえなんで人の携帯に勝手に出てんだよ!」
「アンタが昼日中まで寝てるのが悪いんでしょうが」
そう言う愛理。高校時代から少しだけ伸びた身長、少しだけ短くした髪の毛。
そして白いブラウスに包まれている胸元は高校時代から比べると
かなりボリュームを増している。
「しょうがねえだろ。昨日は入稿済んだからって
夕方からずっと先生に付き合わされてたんだよ」
「それで朝まで飲んでたの? まだ未成年のクセに」
呆れたような目つきで播磨を見つめる愛理。
女王様然としたその視線は昔と比べるとずっと迫力を増している。
「…だいたいなんでテメーが俺んちに居るんだ!?」
「しょ、しょうがないじゃない。刑部先生から頼まれてるんだから」
「だからって勝手に合鍵で入って来るなんてひでえじゃねえか!」
「じゃあ訊くけど、誰がこのアパートの保証人になったと思ってるのかしら?」
「・・・ぐう」
高校を奇跡的に卒業できた播磨。同居していた従姉の家から「俺は独り立ちする!」
と言って家を出て、今は漫画家のアシスタントをしながらデビューをめざして
マンガを描いている。
なんだかんだ言って可愛がっている従兄弟を手放したくない絃子は
「拳児君には一人暮らしはまだ無理だ」とかなんとか言って保証人になることを拒否。
このまま頓挫かと思ってorzしている播磨のもとにお嬢の執事、ナカムラが現れて
「空いているアパート物件があるのですが、どなたか入居希望の方を
ご存知ないでしょうかね?」
と。
まあなんだかんだあって人から誤解されるのが得意な播磨は絃子に
「……拳児君を頼む」
と愛理にたいして言わせるまでになってしまった。そんなつもりは全然なかったのに。
「で、電話は誰だったんだよ!」
「女の人よ。京極とか言ってたかしら。ちょっと色っぽい声の」
そう言いながら眼光が鋭くなる愛理。
「そ、そうかよ。…で、なんだって」
「今日午後から来て欲しいそうよ、『ケンちゃん』に」
「ああ、わ、わかった」
「……」
愛理の鋭い眼光を感じつつ、寝巻き代わりのTシャツを脱ごうと背中を向けた
播磨に鋭利な言葉が突き刺さる。
「……誰なの?」
氷のような冷たい声で、愛理は尋ねた。
「…俺がアシスタントやらしてもらってる先生だよ」
「前に『オバさんだ』って言ってなかった?」
「オバさんだって! 絃子よか二つも年上なんだぜ!?」
従姉の刑部絃子が聞いていたら間違いなく六回は殺されそうなセリフを吐く播磨。
「昨日も……そのひとと一緒にいたの?」
気が強い愛理の、ほんの少しだけ不安げな表情。
播磨はこの表情の愛理が苦手である。
ズケズケと憎まれ口を叩いてきたり、ポカポカ殴ってくるお嬢にはもうすっかり
慣れっこでむしろそういった面は嫌いではないのだが、自信満々じゃないお嬢は
どう扱ったらいいのかわからない。困る。
「他のアシスタントも一緒だったっつーの」
背を向けたままシャツを脱ぐ播磨。
そこに、背中に鈍い衝撃。
愛理が体ごとぶつかって、抱きついている。
「おい、お嬢」
「『ケンちゃん』ってナニよ」
「俺が一番年下だからそう呼ばれてるだけだって」
愛理は背中から播磨の裸の胸板に手を廻す。
そしてベッドに押し倒される播磨。
上半身裸の播磨を押し倒している、いつになく真剣な目をした愛理。
そして愛理は播磨の胸板に唇を押し当てる。
くすぐったくも柔らかい感触が肌から伝わり、播磨は声を出してしまう。
「おい、お嬢…ナニやって」
ちゅく。
濡れた音が播磨の胸元に響く。
愛理の薄い色の唇が播磨の胸元に吸い付いている。
啄ばむように唇を尖らせて、播磨の両乳首の間に
「な、なに…やってんだ」
唇の熱さと吸われるくすぐったさ。
ぢゅ、ぢゅーーー・・・・
湿った擬音とともに、痛痒い感触が肌に生まれる。
なによりそんな行為をしている愛理の必死さに播磨は心動かされる。
播磨の熱い胸板の中央にキスマークの花が咲いた。
赤黒い色の、幾重にも重なった薔薇の花のようなキスマーク。
「フン」
と、勝ち誇ったような表情の愛理。
「てめえ、こんな跡つけやがってどういう――」
「誰かに見せる予定でもあるの?」
勝気ないつもの表情の下に、播磨は泣き出しそうな「子供の愛理」がいるのを感じた。
「無いんだったら構わないわよね」
大事なものを取られないように、なんにでも自分の名前を書く子供。
勝気で、気が強くて、いつだって自信に満ち溢れているようなこの女の
隠された一面を播磨だけは知っている。
コイツはコイツなりに…
播磨の胸の奥、キスマークの裏側あたりで言葉にしがたい温かい塊が育ってくる。
播磨の胸の奥、キスマークの裏側あたりで言葉にしがたい温かい塊が育ってくる。
「お嬢」
台所へ向かおうとしていた愛理のブラウスの袖を掴むと、
播磨は金髪のオトナコドモを軽々とベッドまで運び、自分の下に組み敷いた。
「なっ、なにすんのよっ!」
文句を言って暴れてくる愛理の両手首を片手で握りこみ、愛理の頭上で固定する。
開いたもう片手でシルクのブラウスの胸元をくつろげると、その中からは眩しいくらいの
白い乳肉がこぼれそうに覗く。
「ヒゲ、あんたナニ…ナニするつもりよ…」
両手を封じられ、腰の上に跨られている愛理はもはや身動きすら取れない。
それ以前に、播磨に力づくで押さえ込まれると愛理は全身の力が抜けてしまい
どうすることもできなくなってしまう。それは今日に限らずいつものことだ。
まだ高校生の頃、夏の海の家で抱き付かれて以来ずっと、愛理は力づくで
迫ってくる播磨に逆らうことができないでいる。
へその下あたりが熱くなり、キュンと音をたてて女の子の器官が震えてしまう。
播磨の太い指がブラウスのボタンを外していく。
上品な刺繍のされたブラジャーに圧迫されている真っ白い乳肌の下には
薄く青く静脈が透けて見えている。
カップの合わせに下から指を掛けられ、そのまま上にずらされてしまう。
仰向けになってもそのカタチを崩さないでいるその乳が、プリンのように
窮屈なカップからまろび出た。
「―だ、だめ…こんな…だ、だめ…」
愛理の拒否の言葉にはもう力が無い。
播磨は乳に顔を埋めた。豊かな両乳に顔面を挟まれながら、胸の谷間に唇を押し当てる。
熱い。
「な、ヒゲ、あんたな――」
ジュウッ。
真空の音がした。
播磨が唇を吸い付かせながら、その肺活量を活かして愛理の胸の谷間の皮膚を
痛いくらいに吸い込んでいるのだ。
「あ…ああっ・・・」
全身に電気が走ったような衝撃を愛理は感じた。
ただ肌を吸われてるだけなのに。
チュル、ヂチュ
そんな音を立てられるたびに愛理の
ちゅぽん、そんな音をたてて播磨の唇が愛理の胸から離れた。
その跡には赤褐色のキスマーク。
そして次は乳房を鷲掴みにされ、親指と人差し指の間からこぼれた
張りのある乳肌に唇を押し当てられる。
心臓の真上、胸のふくらみに播磨の唇で刻印されてしまう。
乳に口付けをうけて肌を啜られる。
それだけで愛理の腰の裏側には痺れるような熱が渦巻く。
胸のふくらみに赤い跡が何個もついてしまう。
この男に所有されてしまったかのような感覚が愛理の胸を熱く焦がす。
乳房を持ち上げられて下乳にも。
そのたび胸の内側から甘い痛みがこみあげてくる。
上気した頬の愛理は潤んだ瞳で播磨に訴える。
「あ・・・アンタね、跡なんかつけて…」
播磨は視線を愛理からそらしたまま、つっけんどんに答える。
「フン。……誰かに見せんのかよ?」
愛理は最近やっとわかるようになった。
こういうふて腐れたような、怒ったような仕草は播磨の照れ隠しだ、ということを。
愛理は何も言わず、明後日の方向を向いている世界で一番好きな男に抱きつくと、
耳元に甘い囁きを呟いた。
ちなみにその日、播磨はアシスタントに大遅刻したそうである。
623です。
>>617を読みなおしててつい思いついて書いてしまった。
後悔はしているが反省はしない。
>>634 書いたよ!どうだった?
てゆーかなんでその行為自体を書かないんだ俺!
・・・・次は頑張ります。
本 当 に や り や が っ た !!!
すげぇな…。GJだ!
>>632 え"……。
>>630の予言通り?
解った、頑張ってみるよ。620レベルの文章力は無いけどorz
>>635 GJ!
ツンデレはいいものだ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。
なんて言いたくなる。
643 :
634:2005/11/02(水) 11:38:13 ID:9fT5Fxz2
GJ!まさか本当に書いてくれるとは……
調子に乗って遅刻の詳細マダーと言ってみる。
644 :
585:2005/11/02(水) 12:47:20 ID:pigIlFX6
なんか、俺のキスマークネタからすごいことになって…・・・・。
>>623,640をはじめ、妄想かき立てたみんな、GJ!
645 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 17:43:08 ID:yePeYmrb
旗キスマークはやたら気合い入ってるなあ。
ホント書きたくて書いたって感じがビンビンでてる。
グッジョブ!
646 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 18:25:10 ID:FBu57lTl
いやっほー
647 :
628:2005/11/02(水) 19:09:20 ID:ltc8mQjw
音は無かった。
唇に訪れたのは、意外にも柔らかな感触。
――優しい。もっと乱暴かと……思ってた。
永遠にも思えた時間。
八雲が感じたのは只それだけ。
…それだけなのに、動悸が止まらない。
「すっ、すまねぇ!!」
八雲の肩を掴んでいた播磨の逞しい腕が、バッと二人の身体を引き剥がす。
そのまま播磨は、狼狽した表情で八雲を見つめたまま、固まってしまっている。
まだ、八雲には視える。
欲望を誠実な気持ちで押さえて、罪悪感に侵食されかけてる播磨の心が。
俺なにを
とんでも無いこと
妹さんに
唇、すごく…
甘い
もっと、してぇ
ダメだ
嬉しい。
他の人からの好意、欲望には慣れている筈だった。
なのに、播磨からの好意、欲望は八雲を痺れさせてしまう位に心地いい。
「…練習…」
「え?」
「漫画の……だから、大丈夫」
とくとくと動悸を伝えてくる心臓の音を聞きながら、播磨の罪悪感を和らげようと、八雲は懸命に"いいわけ"を作る。
八雲への申し訳無さで、離れてしまったら…そう考えると胸の奥がとても痛い。
だから、油断すれば霞んでしまいそうな播磨の心の声を繋ぎ止める為に。
「キスマーク。うなじ、ですよね…?」
そう言うと、八雲はくるりと後ろを向いた。
播磨が良く見えるようにと、少し首を傾けて。
白い
キスマーク…
つけたら
乱暴に
優しくだ
ちがう俺
美味しそう
妹さん
うなじ
播磨の混乱が八雲を包み込む。
次第に欲望に染まってゆく思念に、八雲の心にも期待と不安が入り混じる。
――姉さん言ってた。男の子はお猿さんだって…でも、播磨さんのお猿さんなら…いいな。
ちゅ…。
首筋にかかる吐息。暖かい感触。
「ぁ…」
八雲の唇から声が漏れた途端、播磨の身体は、また慌てたように離れてしまう。
―だめ、もっと…。
「キスマーク、ついてますか?」
「い、いや、まだ…ついてねぇみたいだ。すまん」
「もう一度…もっと強くしてみて、ください」
「お、おう」
ちゅ、じゅー〜〜〜。
播磨の逞しい身体ごと、華奢な八雲へ覆い被さるように。
肉食獣が小鹿の首筋に牙をつき立てているようにも見える。
「ぁっ…ぁぁ……」
再び八雲が喘ぎにも似た吐息を漏らす。
今度は、播磨の動きは止まらなかった。
(うぉぉ、止まらねぇ、やべぇ、漫画に集中してたんで、最近抜いて無かったんだ。……くそっこのままじゃ…)
暴れ狂う播磨の欲望に、理性が弱弱しく抵抗している。
播磨の葛藤が、うなじに触れた唇から八雲に伝わる。
嬉しい。嬉しい。
荒々しい播磨の欲望が、八雲の心を染め上げてゆく。
じゅる…ぢゅ――。
うなじへの接吻が激しくなるにつれ、八雲の身体はすっぽりと播磨に包まれるように抱きしめられ、
腕はお腹の辺りへしっかりと廻されている。
…ぴちゅ。
唇が離れて、長く甘い時間が終わる。
「妹さん、俺…」
「これなら、キスマーク…つきました、ね」
「そうだ…な、ありがとよ」
僅かに息の乱れている二人の間に達成感を共有するような、暖かな空気が漂う。
コリッ。
いつの間にか、播磨の膝に乗せられるようにして背中を預けていた八雲は、
お尻の辺りに感じる違和感に、ふと播磨を見上げる。
播磨もソレに気づいたのか、一筋の脂汗を垂らして固まっていた。
やべぇぇ
勃ってる
我慢
気づかれ…
妹さんと
ヤリ
止め
だめ
「!!――そ、そういや……妹さん…あんた心が読めるんじゃ――今の」
ここで、播磨の思念が急激に変わった。
(――うぉぉぉぉ、今の全部読まれていたのか?!
それじゃ、オレは、妹さんに『ヤらせてくれ』と言っていたようなもんじゃねーか!)
「…ハイ」
未だ抱きしめられたまま、頬を赤らめて、八雲ははっきりと肯定と了承の意味を込めて頷いた。
「そのままだと、漫画、描けません…。それに、苦しそう」
そして、身体の力を抜くと、初恋の少年の胸へ凭れかかった。
651 :
628:2005/11/02(水) 19:13:23 ID:ltc8mQjw
ここまでしか書けなかった。次回エロということで。
652 :
630:2005/11/02(水) 19:22:14 ID:Qt2nS7yT
>>648 GJ!
まさか本当に言った通りになるとは思わんかったが、流石自分で書くと言っただけのことはあるな。
続き、期待してますよ
('A`)
654 :
605:2005/11/02(水) 20:35:34 ID:s03bHlQz
えらい事になったなぁ。
神 は 存 在 し た ! !
あんた…ハンパねぇよ…
既におっきが止まりません。
657 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:21:57 ID:dcrRddbq
今夜は眠れねえよ
623デス。
>>628さんの書いてくれた続きのほうが
なんとなく漏れの妄想してた流れよりも
はるかにエローイ!!!!!すげー!
僕より上手い書き手さんに続き書いて貰えて嬉しいですよ。
エチシーンにも期待してます。頑張ってー
>648
自慰J!!
やくもんエロ杉(*´д`)ハァハァ
なんてぇGJな流れだ……。
続きが気になって仕方がねぇぜ。
661 :
628:2005/11/03(木) 21:19:59 ID:woMLiXQq
>>650の続きを投下します。少し長くなりましたorz
「妹さん、いい…のか?」
播磨の掠れた声が、八雲の耳朶を打つ。
彼の心は、もう八雲を欲しがる声でいっぱいなのに……。
それでも、きっと少しでも拒否する素振りを見せただけでも離れてしまう。
――今は、お猿さんだから、私の傍にいてくれるだけ……。
だから、やっぱり"いいわけ"を作ってしまう。
「これも…お手伝い……だから」
そう言うと、瞳を閉じて顎を上向きに。
すまねぇ
オレの
漫画の為
こんなことまで
気持ち
応えねぇと
かわいい
キス
播磨は、素直に八雲の言葉を信じてる。
ごめんなさい。八雲は心の中で謝る。
本当の気持ちは……違う。
それを口に出してしまったら、きっと終わってしまうから。
"…ちゃんじゃないのに"
ズキン、ズキン。心が痛い。
多分、それは……。八雲の心が闇に囚われそうになった時。
「んっ…ぁぁ」
唇が、乱暴に塞がれた。
一度目とは違う、粗雑で欲望に満ちていて…情熱的なキス。
筋肉質な腕に抱きすくめられて、貪られる。
「ぁ…ぅぅ…ちゅ…」
重ねた唇から、播磨の八雲を欲しがる気持ちが流れ込んでくる。
その野生的な荒ぶる欲望が、八雲の心の闇を払い、再び染め上げた。
そして…播磨が次にどんなことをシたいか、八雲に何をシて欲しいかも伝わってくる。
ぴちゅ…ちゅぅ。ちゅぴ、くちゅ。
自然に二人の舌が絡み合う。
八雲には、播磨がディープキスに移行する時も、どんな反応を求めているかも解る。
だから、播磨の心が命じるままに、はしたないと思いながら舌を差し出して…播磨の蹂躙に懸命に応えている。
でも――それが、気持ちいい。嬉しい。
初めてなのに、何度も睦みあった恋人達のように、情熱的で…甘い接吻が繰り返される。
「んっ…ぁぁっ!」
播磨の掌が、制服に包まれた八雲の胸に触れた。
何秒か前に、そうすることは解っていた…それでも、声が出てしまう程心地いい。
胸への肉体的な刺激と……胸に触れた時の播磨が叫ぶ心の声が恥ずかしくて嬉しい。
胸…
大きい
柔らけぇ
直接触りたい
ここ、硬くなって…
「は、播磨さ…ん……っ、ぁ…ちゅ…」
お互いの唇を食み、愛撫している為、二人とも殆ど会話が無い。
けれど、心が視える八雲だけは、直に自分の身体への賞賛と欲望をぶつけられ、
殆ど言葉で責められている状態だった。
それでも、喜んで欲しくて。
播磨が脱がしやすいようにと、胸元のリボンを解いてブラウスのボタンを一つ二つと外してゆく。
そこへ――暴風のように播磨の手が進入してきた。
「んっ!?…ぁ…ぁっ!」
唇を蹂躙したまま、播磨の手が八雲のブラのホックを外さず乱暴にめくりあげる。
たぷっ…。
自分でも恥ずかしくなる程、成長してしまっている八雲の白い乳房が
播磨の掌の中で形を変えられ、その桜色の先端を指で摘まれる。
「ちゅ……ぴちゅ…ぁぁ、んんっ!そこ…ぁぁっ!」
嫌じゃない。けれど、恥ずかしさのあまり身をよじってしまう。
「妹さん、もう止まらねぇ――すまん」
銀の糸を引いて唇が離れると、播磨が八雲の耳朶を噛むように囁いてくる。
その声、吐息だけで、八雲の身体の芯がゾクゾクと震える。
もう、心が視えるだけじゃない。播磨の心そのものが八雲を愛撫しているように響くのだ。
「…ハイ……」
途端、スカートを捲り上げるようにして、もう片方の手が八雲の太ももを撫でつけながら、
キスマークをつけられた時から、とろとろに蜜を湛えていた秘所へ。
くに、くに…と。ショーツの上から確認するように指が動く。
そのまま溝をなぞるようにして、八雲の大切な処を隠している布の縁へ。
つつ――膝の辺りまでずり下げられた。
無骨な指が再び、隠すものの無い泉へ。
じゅぷ…。
つぷっ。くちゅ、くちゅ。
妹さん
こんなに濡れて
ここ
すごく反応
かき混ぜたら
どんな声…
可愛い
もっと
「くぅっ、ぁぁっ、中に指……ぁふ…私…」
後ろから抱きかかえられたまま、胸と秘所を愛撫される恥ずかしさ…。
そこから溢れる熱い快感。何より、八雲が反応するたびに視えてしまう、播磨の力強ささえ感じさせる欲望。
それら全てが八雲の心を昂ぶらせてゆく。
と、播磨の身体が離れる。
理由は、言わなくても解る。何をシたいのか全部視えるから。
ジジ…。
ズボンのファスナーを下ろす音。
――これから、播磨さんが私に……。
何をスルのかは解っている。
何度も何度も"視えた"から。播磨さんが今、一番望む八雲の姿は……。
「播磨さん……ぁ…ど、どうぞ」
恥ずかしいけれど…スカートを、腰まで捲くる。
ずり下げられたショーツは片足にひっかけたまま、お尻を上げて…床に手をつく。
はだけられた制服を纏ったまま、四つん這いに。
――お猿さんも、こんな風に…してた。
最近見た動物図鑑の交尾写真を思い出して、八雲は姿勢を微調整する。
その度に白く透き通るようにキレイなお尻が誘うように揺れる。
中央には薄いピンクが覗く溝。
「……くっ。妹さんその格好は…っ!」
全校生徒のアイドル的存在が、扇情的な姿のまま四つん這いになって誘っている。
播磨で無くとも、耐えられる男はいなかっただろう。
―勿論、八雲に自覚は無い。
がしっ!
お尻を撫でられた後に、腰をしっかりと掴まれた。
ずぶ、じゅぷ…ずずずっ。
溢れる蜜によってぬめっていた八雲の膣は、
播磨の逞しい剛直をきつく締め付けながらも、全て飲み込んだ。
「ぁ……痛……くぅ」
乙女を貫かれた痛みが、八雲の全身を走る。
瞳から透明な涙、結合部から紅い雫が落ちる。
「ごめん…っ、すまん!―勝手に動いちまうっ!」
「いいん…で…す。ぁっ、私は……うれし…」
激しい快感に、播磨の腰は八雲の中を味わおうとする動きを止められない。
その激情を優しく受け止めて、播磨を気持ちよくさせようと必死に八雲が耐える。
実際、痛いけれど…嬉しかった。
繋がると、播磨の心の声も明瞭に、強く――そう、彼の心そのものに貫かれているようで…。
「あんっ、ぁぁ!…ひんっ、播磨さん、播磨さん」
八雲の声に甘さが混じる。
標準以上のモノに貫かれた痛みはまだ激しいのに。
播磨の感じている気持ちよさが、そのまま八雲に伝わって、痛みと快感が八雲の身体を蝕み始めている。
「ぐっ、くぅ!だめだ、妹さん、出――離れ…」
途切れ途切れの播磨の声。
「大丈夫…ぁ――中、に」
八雲が離すまいとして、腰を押し付ける。
性教育で、月経周期の計算による安全日の割り出し方は知っていた。今日は、大丈夫な日。
勿論、その避妊が…完全じゃないことも知っていたけれど。
でも、今はどうしても、そのまま気持ちよくなって欲しかった。
「で…る――ぐぅっ、うぉぉぉぉ!」
「ぁ、ぁっ、んんんっ!」
播磨の咆哮と、声を抑えた八雲の喘ぎが高まり――。
とぷっ、どくっどぷっ。
八雲の中に包まれた太いモノが脈打つと、熱い液体が身体を満たしてゆく。
同時に播磨の感じている壮絶な快感も流れ込む…。
「ふぁ…ぁっ。。あ…っ」
言葉にならない快感と愛情に満ちた想いに、八雲の心は溺れ……。
そのまま意識を浚われた。
◆ ◇ ◆
目覚めた後、八雲は土下座までして謝り続ける播磨を、必死で宥めて。
「お手伝いをしただけ……」
という無理のある言い訳を押し通した。
最後は"また、お手伝いします……"とまで。
その間中、僅かながら播磨の心は視えていた。
困っていたけれど、少し嬉しそう。――嫌われていない。よかった。
その日の夜。
「八雲ー。首筋、なにかついてるよ?」
「え、姉さん…これは…」
「あれ?痣?――あー!解った、虫刺されだねっ」
「……(こくこく、必死で頷く)」
「八雲は色白だから目立つんだよ。気をつけなきゃダメ」
「う…うん(ごめん…姉さん…また嘘を…)」
「もー!八雲に手をだすなんて、どんな虫だー!ガツンとやっつけてやるから」
「!…それは…ダメ…///」
「???」
以上で終わりです。期待に応えられる内容になっていたら良いのですが…。
期待外れだけどGJGJ。
(*´Д`)ハァハァ
しっかりと落ちがついたところでGj!!
623デス。
>628さんスゲー!!もうね、もう最高。
漏れの拙い文なんかよりよっぽどイイ。うはー。
まいりますた。GJ!
俺はこのスレで 神 を 見 た 。
674 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 03:13:28 ID:K2oNXCQA
キタコレーー!
コレキター!
「彼の心そのものに貫かれているようで」
とか
「播磨の心そのものが八雲を愛撫」
とかいう表現がテラエロス!
続編期待しちゃうなあ
おにぎり美味しく頂きました!
八雲の能力を上手く使ってていい感じですな。
ねっとりとした
旗
きぼんぬ
旗とおにぎりの共演求む
こんな腐ったオニギリは食えねえな
ナイスおにぎり
ナイスキスマーク
それにしてもおまいらナイス妄想ですな。
放課後の学校。
愛理が、連れ立って屋上へ向かう播磨と八雲を目撃したのは偶然だった。
すぐさま天満、美琴、晶に一緒に帰れない旨を伝え、踵を返して、後を付けたのは…勿論偶然では無かった。
(私、何やってるんだろ。二人は付き合って無いって聞いたのに。
そりゃ…もし、付き合っていても、私には関係ないコトだけど…ナンか、ね)
親しげに話しながら、なぜか屋上に向かう二人が気になって仕方が無い。
(下級生の中で一番可愛い子と、同じクラスで学内でも有名な不良が一緒に歩いているんだから、
イヤでも気になる……のよ、うん)
どこかで使った覚えのある理由を頭に並べ立てて、愛理は二人に気づかれないよう慎重に歩を進める。
かなり離れて後をつけている為、播磨と八雲の会話は聞こえない。
けど、二人の様子は、なんだか楽しそうに見える。
特に八雲は、いつもの無表情とは全く違う顔を見せている。
(あの娘……)
自然と、愛理の表情は、八雲とは対照的に硬くなってゆく。
屋上へ続く階段へ二人が消えた事を確認して、
音を立てず、一歩一歩踏みしめて段差を上ってゆく。
夏とは違って、秋風が冷たくなり始めた今の季節は屋上に来る人は少なくなっている。特に放課後は。
(なのに、あの二人…。)
嫌な想像を振り払って、屋上の扉の前に。
少しガタついているドアノブを柔らかく掴んで、ゆっくりと金属音が軋まないよう、用心深く数センチ程開いた。
そして、夕日が一筋差し込む隙間へ瞳を向ける。
「……今日……お手伝い……だから、今…」
「妹さん……それ……悪ぃ……」
「いいんです……お役に……」
夕日をバックに佇む二人。確かに雰囲気はいい。
けれど、途切れ途切れに聞こえてくる声は、恋人の会話で使われる単語は入っていない。
(そういえば、ダンスの時、八雲はヒゲの手伝いをしてるって言ってたわね。なぁんだ……心配して損した)
愛理が、自分でも意識していない安堵のため息を漏らした、その時。
突然、八雲が播磨の前で跪いた。
扉の隙間から覗いていた愛理が訝る中、
八雲はその華奢な手を伸ばすと、播磨の足の間、ズボンのチャックを淑やかな仕草で下ろした。
そして、ふるんと揺れるナニカを、開いた布の隙間から取り出し始める。
「播磨さん…もう、こんな……」
「すまねぇ……前の……思い出し……」
密やかな暖かさを感じさせる会話が、思考停止した愛理の耳に聞こえてくる。
(なに?これ?…ええ!?)
非現実的な展開に呆気にとられながらも、二人から目が離せない。
愛理の混乱をよそに。
八雲の薄い桃色の可憐な唇が、凶悪な形の肉棒へ愛しそうに口付ける。
ちゅ。ちゅぱ、ちゅぅ、あむっ。
小さな舌で懸命に舐めあげ……ゆっくりと唇の中へ飲み込んでゆく。
八雲の口では播磨の逸物は大きすぎるのか、僅かに苦しそうな表情を浮かべるものの、
その瞳の色は、喜びに満ちている。
ぷちゅ、ぴちゃ。ちゅぅぅ…くちゅ。
段々と大胆に、激しくなる愛撫。
紅い夕日の光の中。
屋上で、親友の妹でもある美少女が、同じクラスで学内でも有名な不良――愛理が"気になっていた"男――に跪いて
イヤラシイ音をたてながら、男のアレを口に咥えている。
(ヤラシイ…けど綺麗。……って!一体何なのよ、これ?ヒゲが無理やり?違う、あの子喜んでる)
一瞬見惚れてしまった自分を叱咤して、愛理はぶんぶんと首を振る。
混乱も極に入った時、愛理の見ている中、播磨が八雲の頭を撫でた。
「ぅ…気持ちいいぜ、妹さん」
――っ!!
その時、愛理の中でナニカが弾けた。
本当なら、愛し合っている恋人の秘め事を見てしまったと諦めて帰るのが普通だったのかもしれない。
けれど、愛理のとった行動は…。
バンッ!!!
乱暴に屋上のドアを開けると、淫行に耽っている二人を睨みつける。
「――あんた達、何やってるの?」
愛理自身が驚く程、冷たい声が出た。
684 :
680:2005/11/05(土) 03:32:57 ID:G0mS9VY+
この後どうするか考えてなかったりします・・・・。
685 :
623:2005/11/05(土) 13:10:27 ID:zVWCwR87
623です。
>>643が
>調子に乗って遅刻の詳細マダーと言ってみる。
とか言ってきたので
ちょいとどんなことがあったのか、想像してみますた。
>>639の16行目以降にこういうことがあったと思ってください。
んでは投下開始。
686 :
623:2005/11/05(土) 13:12:07 ID:zVWCwR87
愛理は何も言わず、明後日の方向を向いている世界で一番好きな男に抱きつくと、
耳元に甘い囁きを呟いた。
--------------------------
耳元に聞こえるのは愛理の囁き。
「……バカ…」
いつもの刺々しい皮肉交じりの声色とはまったく違った甘い声。
播磨ですらベッドの中でしか聞いたことがない、そんな声だった。
首に腕が廻され、はだけたシャツの谷間からはとてもいい匂いがする。
――クソッ。どういうことだ?
播磨は途惑っていた。
この女が居るとどうしても心が騒いでしまう。
いればいたでイラついて怒鳴ってしまうが、
いないとなんだか心のどこかが空っぽになってるような気持ちになる。
なんなんだ、この気持ちは?
一つしか恋(しかも片思い)を経験したことがない、無神経な朴念仁の
播磨にはそれがなんなのかわからないでいる。
愛理とこういう関係になったあとで、どうしてだ、と播磨は訊いたことがある。
「お嬢は美人だしモテるのになんで俺なんかとこんなことしてんだ?」
そう尋ねたら、腹を立てたように
「アンタには一生わかりっこないわよ」
と鼻の頭を齧られた。
だから播磨拳児は金髪のお嬢さま、沢近愛理がなぜ自分とこうなっているのか、
ということを微妙に理解していない。
首筋に抱きついてきているこの金髪のクソ生意気な女で視野が埋め尽くされる。
いけすかねえ、いつもは態度のでかいお嬢が。
今は頬を赤らめて。
幸せそうな微笑みを浮かべている。
そんな表情が俺をおかしくさせる。
かすかに青みのかかった白目と、薄く淹れた紅茶の色の瞳が
意識の全てを覆い尽くしてしまう。
687 :
623:2005/11/05(土) 13:12:34 ID:zVWCwR87
くちゅくちゅという音をたてながら二人の舌が絡み合う。
舌で押し合い、歯茎をなぞる舌先の攻防戦はいつも播磨の勝利で決着がつく。
唇を食まれながら歯茎の裏を舌先で撫でられると愛理は途端に
抵抗できなくなってしまうのだ。
愛理はこふ、こふと咳き込む。
キスに夢中になると鼻で息をするということすら忘れてしまうのだ。
「大丈夫か?」
唇を離した播磨が愛理に訊いた。
愛理はふうふうと荒く息をするだけで何も答えることができない。
長い睫毛。吸い込まれそうな深みのある瞳。薄桃色の唇。
薔薇色に染まりつつある柔らかな頬。
愛理の全てが、播磨に向けられている。
播磨は愛理の頬を片手で掴むと、顔面にキスの雨を降らせる。
形のよい瞼。上品な鼻筋。いつも挑戦的に播磨に向かってくる小さなあご。
大きな瞳を支えるかのようにかすかに膨らんだ涙袋。
それら全てに播磨の唇が触れ、吸われ、舐められる。
ヒゲの唇が額に、瞼に、どんどん雨のように降ってくる。
唇の触れた後から焼けるような嬉しさが湧き出てくる。
汗の臭いと、太陽の匂い。
愛理は播磨の体臭をいつもそう感じている。
コイツの匂いを嗅いだだけで、私はおかしくなってしまう。
自分が自分じゃないみたいに。自分自身をコントロールできなくなってしまうみたいに。
今も、コイツのキスと吐息の匂いだけで胸の中がどんどんスピードアップしていって
しまっている。
愛理のとくん、とくんと打っていた脈がどんどん激しいビートを刻んでいく。
もう涙がでそうなくらい、胸の中の熱い塊は熱く大きく激しく育ってきている。
キスの雨を止ませた播磨は息をつきながら愛理の乳房を見つめる。
すげえな。ホントに白い。
播磨は間近に見る愛理の肌に感動していた。
皮膚の内側のピンク色の毛細血管まで見えるみたいな白さだ。
脂肪のほとんどついてない愛理の身体。
ほっそりとした鎖骨には薄い筋肉しかついていない。
脇の下からみぞおちにかけての肌からは肋骨が薄く浮き出ている。
そんな細い身体なのに、いきなり胸だけはふくよかに盛り上がっているのを見ると、
播磨は息苦しいくらい興奮してしまう。
雪のように白い二つのふくらみ。
播磨に揉まれるようになってからはそのサイズが二回りは大きくなった愛理の乳房。
その頂点には周囲よりわずかだけ色素の濃い乳首が恥ずかしそうに鎮座している。
量感たっぷりの乳房に相応しく大きめの乳首だが、白と薄桃色の中間の色の
乳暈は白い肌に溶けるように消えているためそれほど大きいという印象はない。
その白い皮膚のなかに刻印された赤い印。
播磨の唇が啄ばんだ跡が薄赤く白の中に浮かんでいる。
まるで自分の所有物であるかのような錯覚が播磨の中で妖しく浮かんできてしまう。
688 :
623:2005/11/05(土) 13:13:39 ID:zVWCwR87
「あ、あんまり…見ないでよ」
毛布を掴んで身体を隠そうとする愛理だが、その手を播磨に押さえられてしまう。
「キレイだぜ」
播磨はそれだけを口にする。播磨にはべつに誉めている気は全然ない。
キレイなのに見せないのは勿体無いとそう思ってるだけであり、
愛理を誉めていい気分にさせようというつもりは全く無い。
でも、だからこそそんな播磨の一言だけで、愛理は全身に電気が走ったような
歓喜に苛まれてしまう。
播磨の唇が愛理の薄い色の乳首を吸いたてる。
量感たっぷりの乳肉を播磨の指が蹂躙する。
揉んで柔らかく変形する乳房に播磨の唇が襲い掛かる。
そのたびに愛理は切なそうな表情で眉根を寄せる。
薄桃色の唇を白くなるまで噛み締めて、必死になにかに耐えようとしている。
鈍感な播磨にも何か愛理がヘンだということくらいはわかる。
「お嬢、なんかガマンしてねえか?」
「…」
「お嬢?」
「だって…声とか出したら…イヤらしいコだって思われちゃう……」
普段の彼女を知るものには想像もつかない、甘い声。
「久しぶりだからな」
播磨はアシスタントで忙しく、同じく大学進学だのなんだので多忙だった愛理とは
半月近く会っていなかったし、その前にしたのはいつだったか。
とにかくヤリたいさかりのはずの年頃にしてはエネルギー充填120%な位の間、
二人は会っていなかったわけだ。
「声出しちまえよ」
「な…ナニ言ってんのよ」
「オメエのそういう声、キライじゃないぜ」
本音だった。というよりも、播磨拳児という男は巧言を使える人間ではない。
思ったことしか言えない、不器用なバカが播磨拳児という人間の本質で、
愛理が(愛理本人は絶対に認めようとはしないが)この男の一番の美質だと
思っているのもその点である。
689 :
623:2005/11/05(土) 13:13:58 ID:zVWCwR87
組み敷いたまま愛理のバストに襲い掛かる播磨。
乳首を甘噛みしながら舌先で乳頭をくすぐる。
胸の谷間に唇を押し当てて強く吸う。
思う存分愛理の美巨乳をなぶりつくす。
播磨の大きな掌で乳房全体を包み込まれると、愛理は胸の奥が苦しくなる。
呼吸が止まり、全身から汗が出てくる。
太い節くれだった播磨の指が愛理の乳房に柔らかく埋まりこむ。
播磨の色黒の指が透き通るような愛理の白い肌を荒らしまわる。
そのたびに乳房から生じる温かな波のようなものが全身を包み、
愛理の腰の中にたまっていく。
キスされたとき全身に走った電気。
播磨と触れ合っている裸の肌から生まれるかすかな熱。
目つきの悪い瞳で見つめられたとき感じるときめき。
そんなもの全てが交じり合い、愛理の女の子の部分を熱くどろどろに溶かしている。
焼けそうに熱い亀頭が愛理の陰部に押し当てられる。
愛理の陰唇はすっかり充血しており、溢れる愛液でつやつやと光っている。
「……いいか?」
播磨の声に肯きだけを返す愛理。
耳まで赤く染めている金髪の少女は恥ずかしさと興奮で声さえ出せずにいる。
その表情を見てさらに昂ぶったのか、押し当てられた播磨の亀頭がびく、びくと脈動する。
亀頭によって押し開けられる濡れた陰唇はとろりと蜜を吐いてしまう。
690 :
623:2005/11/05(土) 13:15:30 ID:zVWCwR87
--------------------
とりあえず前編はここまで。
後編はもうちょっと推敲してから近いうちに投下します。
感想クダサイ。
>>684 うはっ
そのあとどうなるんだ?
責任とれー
>>684 そんなところで終わるから、いろいろ妄想しちまったじゃねえか。
1.八雲が逃げ出し、後半をお嬢が引き継ぐ
2.強引にお嬢が混ざる
3.お嬢が無理やり仲間にされる
まあ、3かな。
>>685 ほんとにキター!! って、あんたも途中かい!!
正座して続きを待ちます。
692 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 18:57:48 ID:4TtF9q8J
ここでおあずけかよ!
一刻も早く後編をきぼんぬ
>691
4. 余裕な態度を無理矢理作った為、そのまま2人の行為を眺める羽目になる。
だと、切なくて良いなぁとか……ちょっと思った。
でも挿入の寸前に叫んじゃうんだよな。
「や、やめてっ!」って、泣きながら。
>685
……寸止めされるってこんなのも辛いのかと思い知ったとある冬の日でした。
694 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 20:55:18 ID:fEWVVhWL
693は責任とってそれで詳細に続きを書くように。
GJ!!
お嬢ハアハア
696 :
630:2005/11/05(土) 23:23:44 ID:MCBRctCr
697 :
693:2005/11/06(日) 00:41:21 ID:iiO6TPWa
え”?
俺が書かなきゃならんのか?
698 :
623:2005/11/06(日) 01:54:06 ID:UZ2/JVco
699 :
680:2005/11/06(日) 03:24:34 ID:mbV/4BaE
全選択肢は無理なものの、「2」と「4」に繋がる展開を考えてみました。
「「…え?」」
ズザザザザッァァァ!
愛理を視認した瞬間、声をハモらせ……数秒後、物凄い勢いで二人が離れた。
そのまま、数メートルの間をとって、お互い真っ赤になってソッポを向いている。
播磨等、口笛を吹きながら「ああ、夕日が綺麗だぜ」との呟きまでいれている。
誤魔化しているつもりらしい。
股間から露出している、逞しくそそり立ったモノが、全てを台無しにしているのだが。
対する八雲は、学校では滅多に見せない表情……その美貌を羞恥に染めて、正座してしまっている。
(ふぅーん、そう…やっぱりね。付き合ってたんだ。
学校でこんなコトしている位深い関係で。あんなに真っ赤になって…やっぱり可愛いわね八雲は…
でもその『…え?』って、何よ!?)
心の中に吹き荒れる葛藤の嵐を、氷の表情で隠して、
愛理は、つかつかと足音を立てて八雲に近づいた。
「貴女……私に嘘、ついたのね」
意識した優しい声。
そう。嘘をついた後輩を穏やかに嗜めて、ヒゲとの仲を軽く冷やかして終わり。
ヒゲとは何でも無いし、上級生としての余裕を……。
「いいえ……本当に…私は、播磨先輩のお手伝い…」
最後まで言わせなかった。
「お手伝い!?今のが――?
ハーーン!あなたのお手伝いって、ヒゲの性欲処理?スゴイわね〜」
辛辣な言葉を叩きつけて、冷たい視線で八雲を睥睨した。
既に先程の殊勝な決意は消し飛んでいた。
「お嬢!そいつは違っ……ぅ」
「アンタは黙ってなさい!」
堪らず援護に入る播磨を一睨みで固める。
「…ぁ…は、はい。でも、それだけじゃ無くて…」
珍しく抗弁する八雲。
「……あ、そうなの……フーン。で?」
極寒の口調で、愛理は先を促す。
「…っ、っ」
「…?」
なぜか言いよどむ八雲。
ちらりと播磨の様子を伺うように視線を送っているのも気に入らない。
――もう充分な筈だった。
播磨と八雲が付き合っていようがいまいが、愛理には関係ない……筈だった。
けれど……だけど…。
愛理の唇は自分でも想像しなかった言葉を紡いでいた。
○選択肢
1.「じゃあ……私が、"お手伝い"しても文句は無いわね?」
2.「いいわ、どんな"お手伝い"か、見せてもらおうじゃない」
701 :
680:2005/11/06(日) 04:34:45 ID:aZSqIB4Y
>>698 なんだか、クロスするようになってしまって申し訳無いですorz
その繊細な描写による、熱いラブラブえちの続き、正座して待っています。
702 :
623:2005/11/06(日) 04:38:05 ID:UZ2/JVco
>>680 乙。
・・・・てゆーか続くよね?
とりあえずモイラの書けた分投下する。
前もってゴメンしとくと、中編だわこれ。
後編は明日以降になりそう。スマソ。
それでは。
>>686-689の続き。
あ、タイトルは"haunted Extra"とかにしといてください。>まとめサイトの中の人さん
播磨の亀頭によって徐々に愛理の陰唇が広げられる。
愛理はこれから感じてしまうだろう快感と嬌態を想像してしまい、
期待に打ち震えていた。
子宮がじわりと熱くなり、下半身全体が痺れるような期待に包まれてしまう。
「…あ、は…いって…くる」
灼けた鉄みたいに熱い、播磨の肉棒が愛理の肉洞をこじ開けながら入り込んでくる。
蜜でとろけきった肉の孔を播磨の剛直がほどいている、と言ってもいいかもしれない。
この男に生まれてはじめての経験をさせられるまでは処女だった乙女の秘所が、
今やこの男の欲望をすっかり受け入れるまでになってしまっている。
狭いトンネルを押し開けられて播磨の陰茎が愛理の体内に埋まりこむ。
きつ過ぎて動く余地がないくらいの狭さ。
「大丈夫か?」
播磨の声が耳のすぐ横から聞こえる。
「うん…」
きつくて苦しい筈なのに、愛理の身体の奥底からは熱い波が生まれてくる。
播磨拳児の。少し前は大嫌いだったヒゲの、バカで原始人なみの不良の肉体を
受け入れているのだと考えるだけで子宮がキュンと震えてしまう。
そう思っただけで肉孔全体が、収縮し蠕動しながら陰茎全体を喰い締めてしまう。
陰茎全体が柔らかい指で握り締められたような感覚。
播磨拳児は脳天がヒリつきそうな快感をもたらすそのきつい喰い締めに耐えながら
ゆっくりと腰を動かしはじめる。
播磨の腰が引かれて肉棒が引き抜かれると、たまらない喪失感が愛理を襲う。
自分の一部だったものが失われてしまうような感覚。
愛理は泣きそうな表情で播磨を見上げる。
抜いちゃヤダ。
まるでそう言ってるみたいな、そんな愛理の子供っぽい仕草すら播磨は
可愛いと思ってしまう。
播磨はそのまま腰を引き続ける。
引き抜かれる播磨の肉太なカリがどろどろになった膣内壁をこすりあげると、
愛理の骨盤の裏あたりから幸福感と快美感の入り混じった電流がとめどなく発生する。
その電流は背筋を駆け上り、愛理の背骨は弓なりに反り返り口ははしたなく
開いてしまう。
「………♥!♥!!」
声が出ない。全身の毛穴が開いて何も考えられなくなる。
数秒のあいだ、その愛理の表情を見て楽しむと播磨は抜けかかった肉槍を
再び愛理の中に突き入れる。
ぬちゅりという濡れた音とともに再び愛理の膣が播磨の亀頭によってくつろげられる。
失った自分の一部分が戻ってくる感覚を愛理は体験していた。
「くふぅ! …ぅん〜〜〜!!」
そのぞくぞくする感覚に酔った愛理の唇はひとりでに開き、女の声を漏らしてしまう。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。
愛理の蕩けた思考はなにも考えられない。ただ、この熱さと温かさを
貪ることしか考えることができない。
そして播磨自身が再び一番深いところに収まる。信じられないくらいの一体感。
その充足感に「くぷっ」と愛理の女性がねっとりとした蜜をしぶく。
―い、一回、出し入れされただけで…
愛理は気が遠くなりそうになった。
これが何回も、何十回も、何百回も繰り返されるなんて。
快楽に対する期待が愛理の胸の中に広がり、クォーターの白い皮膚は
全身が火照ったように赤く染まる。そしてその興奮とともにある種の
恐怖が愛理の胸中には生まれてしまう。
このままヒゲに…されたら、自分がおかしくなってしまうんじゃないかという
恐怖が。
自分が、浅ましげに腰を振り、いやらしい嬌声をあげてよがったりするような、
そんなエッチな女の子に変わってしまうんじゃないかという想像が怖い。
愛理はその期待と恐怖が入り混じった感情に耐え切れず、
播磨の背中に手を回してその厚い胸板に抱きついた。厚い播磨の胸板に
豊かな双乳が押し付けられ柔らかく変形する。
「……や、やさしく……やさしく、して…」
愛理の蕩けそうな脳がようやくそれだけを言葉にする。
そのセリフを聞いて播磨は一瞬、呆けたような顔で途惑った。
普段は全く気が強くていつもケンカごしで可愛くなくてなにかとトゲのある
この金髪のお嬢様が、こんな甘えた声で、こんな無防備な表情で、
こんな可愛いことを言ってくるなんて。
その言葉を聞いただけで、播磨の剛直は愛理の体内でビクリとさらに
鎌首をもたげてしまう。
「…あ、ふぅ……」
自分の中で男がさらに大きくなる感覚。内側からさらに圧迫されてしまう。
たまらない一体感とともに、愛理は脊髄から這い登ってくる白い快楽に
塗りつぶされそうになる。
――このまま、コイツのコレで…好きなようにされちゃったら…
愛理は想像するだけで歓喜で子宮が震えてしまう。
――前にしたときは、ここまで凄くなかったのに…
繰り返される喪失感と充足感。
抜かれる感覚と押し入れられる感覚。
肉壁を削ぐように擦られる快感と肉洞を押し開けて入って来る充実感。
愛理の脳は抽送のたびにピンク色に染まっていく。
腰を突かれるたびに「ふっ、ふっ」という播磨の荒い息が愛理の耳朶にかかる。
――私でキモチヨクなってるんだ…
痺れるような快楽の波に揺られながら愛理は播磨の表情を見つめる。
播磨は夢中になって愛理の身体を貪っている。
愛理はそれが嬉しくてたまらない。
料理を作ってやっても、部屋の掃除をしてやってもおざなりな礼しか言わない、
無礼で失礼なこの男が、今は自分の身体で気持ちよくなってる。
「ひ、ヒゲ…キモチ、いいの?」
愛理は脳の中で転がる言葉をうまく拾い集めながらソレだけを口にする。
「……」
荒い息をつきながら腰を使ってる播磨は答えない。
「ね、…ねえ、ヒゲ…」
「……キモチイイに決まってんだろうが」
播磨の言葉が耳から脳に達し、愛理の全身に広がる。
ゾクゾクとした歓喜の震えが愛理の身体を包む。
愛理の全身の全ての細胞が嬉しさに悲鳴を上げてしまったかのように。
愛理の子宮が収縮し、膣の蠕動が一瞬さらに高まる。
吸い込まれそうな色の瞳の淵には歓喜の涙がこぼれそうなほど貯まる。
「…お、オメエはどうなんだよ。…イイのか?」
愛理の反応に照れくさそうにしながら播磨は訊いた。
「うん。いいわ。すごく、いい」
愛理はそう言うと歓喜の涙をこぼしながら目を細めて微笑む。
まるで花が咲いたみたいな愛理の可憐な微笑みに播磨は一瞬意識が飛びかけた。
「ああ、もう、可愛いじゃネエか畜生!」
「か――」
愛理が何かを言う間もなく、播磨の唇が愛理の驚きの言葉を封じ込める。
どうしようもなく素直じゃない二人が、この一瞬だけはお互いは素のままの
自分になっていたのかもしれない。
深々と挿れられた瞬間のたまらない幸福感。
温かい陽だまりの中でふさふさの毛皮に包まれているような、
そんな満ち足りた気持ち。
肉杭が引き抜かれるときの、怖いほどの浮遊感。
えぐりながら引き抜かれる肉に無理矢理感じさせられる、白い快楽。
そんな白とピンクの奔流に愛理の意識は飛びそうになっていく。
播磨に抱きついたまま、対面座位のようなカタチで繋がっていた愛理だが、
抽送のたびに意識が飛びかけるせいで腕から力が抜けてしまう。
上体はいつのまにかベッドに仰向けになってしまっている。
愛理は自分のなかに残るわずかな理性が恥ずかしくなるくらいの
甘い喘ぎをあげながら頭の横のシーツを逆手で弱々しく握り締め、
快感に耐えている播磨の表情を酔ったような瞳で見つめていることしかできない。
播磨が陰茎を抜き差しするたび、そして愛理が荒く息をつくたびに
色白の美巨乳がふるふると揺れる。
それに魅了されたのか、播磨は揺れる乳房を押さえるようにして
乳房を大きな掌で握りしめた。
胸全体を握られると、愛理は呼吸すらできなくなった。
掌の中で乳肉をこねまわしながら、播磨は指先で乳首を挟み込み、
軽く指の間でころがすようにつまむ。
乳首を軽くつままれた瞬間、愛理の脳髄に電流が走った。
真っ白い色をしたその電撃は、愛理の脊髄を一瞬で走り抜け
背筋をビクビクと揺らしながら全身から力を奪う。
腰から生まれて全身を支配する快楽にに加えて胸肉からも溢れ出す快楽電流。
もはや愛理はそれに耐えられそうになかった。
膣から広がる快楽の波紋と、乳房の中から生じる白い電撃が愛理の
小柄な体の中でぶつかり合い、このお嬢様の理性を瞬時に溶かしていく。
播磨は繋がったままで、愛理を抱き上げ対面座位の体勢にもちこむ。
柔らかくて細い腰と滑らかな背中に両腕を廻し、愛理のたわわな胸乳が
変形するくらい強く抱きしめる。
この女の子を、ただ全身で感じたい一心でのことだった。
浅く腰を使いながら、この愛しい美少女に全身で愛情を表現することしか
播磨は考えていない。
愛理の呼吸が浅く早くなる。乳を弄られるよりも何倍も何倍もキモチイイ。
抱きしめられて、ぎゅっとされるだけで、愛理は全身が溶けてなくなってしまいそうな
快感を感じている。
足の先から、頭の先まで、全身が溶けてしまいそう。
愛理は播磨の太い両腕で支えられながら、力の入らない腕で必死に背中に手を廻し、
切なげに播磨の名を呼ぶことしかできない。
「ヒゲ…」
愛理は抱きついた播磨の腰の上でいいように突き上げられている。
耳から首筋まで、まんべんなくその白い肌を朱に染めながら愛理は喘ぐ。
結合部分から漏れる透明な液は太股とシーツをべったりと汚し、小さく開いた
唇からは意味にならない喘ぎが漏れ、顔には忘我の表情が浮かぶ。
腰を突き上げるたびに愛理が半開きの唇から可愛らしい声を漏らし、法悦に
苦悶する表情で播磨に抱きついている。
両腕を播磨の背に廻し、両足すらも播磨の尻に巻きつかせて抱きついている。
まるで一瞬たりとも離れるのがイヤであるかのように。
愛理の抜けるような白い肌も今やほの赤く火照り、全身には霧を浴びたように
汗の雫をまとっている。
普段からはまったく想像もつかないその声と汗のにおいが播磨をさらに昂ぶらせる。
太い播磨のペニスが愛理の肉洞を押し広げながら出入りしている。
亀頭がクリトリスの裏側あたりを撫でるたびに愛理の唇から漏れる
甘いうめきが強くなるのに播磨は気づいた。
播磨はその部分を亀頭の背あたりで触ってみる。
柔らかな襞の内側に微妙な硬い部分があるのを感じ取った。
「ココがいいのか?」
播磨は浅く腰を使いながら亀頭の背でそこを撫でるように擦りたてる。
快楽神経を直接刺激されてしまう感覚に、愛理の意識は白く沸騰してしまう。
「いい、いいのっ、ああっ、あ、ああっ、だ、だめ、そんなに、ダメっ」
播磨は今やこの金髪の元同級生を愛しいと本気で思っていた。
コイツの喜ぶ顔が見たい。コイツの甘い声をもっともっと聞きたい。
コイツの甘い声が耳に入っただけで、全身の骨の芯が熔けそうなほど
嬉しい。気持ちいい。泣かせたい。壊してしまいたい。大切にしたい。
ずっと、もっと、いつまでも。
矛盾した播磨の心情は単純にしてしまえば「このお嬢が好き」と
言ってしまえるかもしれない。
でもこの単純バカの不良にはそれを認識できるだけの知能が無かったりする。
それでも播磨はこの腰の上の金髪美少女を愛しげに虐めつづける。
「ダメ♥、だめえっ♥、そ、そんなにこすっちゃ――♥♥♥」
眉根を寄せての懇願も、もう播磨にとっては嗜虐心をそそる
スパイスにしかならない。
と、中編はココまで。後編に続く。乞うご期待近日公開!
って全部書いてからうpしろっつの>漏れ
709 :
680:2005/11/06(日) 04:56:41 ID:aZSqIB4Y
>>708 乙!
うはー、脳内で絵が浮かぶ程細かく描かれてるエチシーンGJです。
後編も期待してます。
>・・・・てゆーか続くよね?
>>693のシチュもいいなと思ったので、展開を二つにしてみました。
693さんが書かれるなら、自分は1.「じゃあ……私が、"お手伝い"しても文句は無いわね?」 の方を書こうかなと。
…責任とって、両方書く覚悟は出来ていますが。
んじゃ>680さんの続き読んでから、責任取って書くですよ。
イラネって言われたらやめとくけど……
>>708 言われてみたらこの細かくてエロい描写、hauntedのそれだな。おk、それで保管しときます。
あー、嬉しい悲鳴とはこのことか。一段落ついてまとめて作りたかったけど、
こう次から次へと投下されるんじゃ後で大変な苦労になりそうな。
712 :
680:2005/11/06(日) 12:05:58 ID:1hvKgGqQ
>>710 了解です。
旗「お手伝い」編、近日中に全部書き上げてUPします。
713 :
630:2005/11/06(日) 12:40:34 ID:TMdkO10Y
>>710 >>696は名無しに戻すの忘れて名前630のまま書き込んでしまったものだったのだが…
図らずも予言2度目になってしまったorz
もう投稿めちゃくちゃ多くて嬉しくてたまんねぇ!
俺は
>>605に勲章を贈ろうと思う
旗「お手伝い」編。書きあがりました。
題名、そういえば付け忘れていました。
キスマークの話は、
>>620さんの導入を使ったので勝手につけてよいものか迷いますが…一応「キスマーク」と。
屋上での話は「お手伝い」かな。…そのまんまだorz
「じゃあ……私が、"お手伝い"しても文句は無いわね?」
「……えっ?」
八雲の顔色が変わる。
(やっぱりね。こうなったら意地でも、本当のことを言わせるわ)
「ちょっと待て!お嬢、何でそうなる!」
播磨が慌てて走りよってくる。
前を隠すのも忘れている為、ブランブランと揺れるモノをそのままにしているのが可笑しい。
「私は八雲と話してるの。ヒゲには関係ないわ」
一刀の元に切り捨てて、八雲に向き直る愛理。
「思いっっっきり関係あるじゃねぇか!……おい、こら聞いてるのか!」
後ろでわめき散らす播磨を無視して、八雲の瞳だけ見つめる。
「どうなの?――あなたとヒゲが何でも無い仲なら、
私が、"お手伝い"をしても、いいのよね?今、ここで……あなたの目の前で」
鼻持ちならないお嬢様モードで、畳み掛ける。
(どうするの八雲?半端な言い訳は、絶対に許さないわ)
時が止まったような沈黙。
青ざめて逡巡する八雲を静かに見下ろして、愛理は応えを待つ。
「……は…い。私と播磨さんは特別な関係じゃ…ない……ただ、お手伝いをしてる…だけ…ですから」
瞳が隠れる程俯いて、八雲の唇が小さく動いた。
「そう。なら見てなさい」
愛理は唇を噛み締めると、八雲を一度睨んでからはっきりと言った。
もう意地、だった。
ここまで宣言した以上絶対に撤回は出来ない。
(天満や八雲が経験してることなんだから……相手がヒゲなのは気に入らないけど)
天満が云々というのは、烏丸と天満がプロレスを観にいっただけの話で、
完全な誤解なのだが、愛理には知りようも無い。
奇妙なライバル意識に心を燃やして、播磨の股間のモノを見つめる。
「お、おい、お嬢、早まるな…」
播磨が後じさる。
(何?八雲は良くて、私はダメな訳?)
八神祭での演劇を思い出す。
愛理はヒゲに拒否されたのに、八雲は一緒にベッドで寝ていた。
体育祭の時の名札もそう。愛理が勇気を出して一歩前に進むといつだって……。
「お嬢…?」
愛理の瞳が潤み始めたのに気づいた播磨の動きが止まる。
そこへ…愛理が跪く。大嫌いなサルだった筈の男の前で。
「拒否したら、殺すわよ」
「…お前…」
なぜか、播磨の顔が少し滲んで見える。
脅そうとしてるのに、泣きそうな声が出た。
今までのやり取りのせいか、少し下を向いてしまった播磨の肉棒をそっと手にとる。
(これが男の人の。なんかグロテスク。でも、八雲は美味しそうに舐めてた…)
八雲がシていた様子や、この国で読んだティーン向け雑誌のH特集を思い出しながら
両手で播磨の熱い肉棒を握って、恐る恐る舌を伸ばす。
八雲の唾液と播磨の先走り汁で濡れている亀頭にも、はしたない程大胆に舌を這わせた。
「ぐっ…やめ、妹さんに見られ……」
(見せ付けてるのよ!)
ちゅぷ、ぴちゃ、ぴちゅ…ちゅぅぅ。
八雲の痕跡をふき取るように、亀頭全体に塗されている唾液を舐めてから、
舌先で先端にある小さな穴をチロチロと軽く。
括れてカサのようになっている部分も丹念に、熱心に舌を動かし、唇で吸い付く。
播磨の肉の棒が、徐々にその逞しさを増してゆくのが、愛しい。
(……私で感じてる。私がコレを育ててる)
ずぷぷ…。じゅぽじゅぽ。
(この私が…相性サイアクで、心底イライラする乱暴でバカで大嫌いな不良のモノを、
咥えさせられてる……このまま犯されたら…やだ、どうしよう…)
完全に事実と違うのだが、愛理の頭の中では、自分は播磨に無理やり奉仕させられている事になっている。
実際、傍目から見れば、華奢な金髪の美少女を札付きの不良が、
力にモノを言わせて弄んでるようにしか見えないだろう。
今まで何でも自由にしてきた自分が、野蛮で下品なこんな男(播磨)に蹂躙されてしまう。
その想像は、愛理の下腹にじわりと心地いい熱さを齎す。
「はぁ…はぁ……ヒゲ、こんなになってる。ヤラシイわね」
しゃぶりついていた肉棒から唇を離すと、愛理は上目遣いで播磨を見上げた。
「ばっ、バカヤロ。これは、お前が」
「私が、なに?」
「……ぐっ…」
言葉に詰まる播磨を目の前にして、愛理は勝ち誇ったように笑う。
(私が、ヒゲのコレをこんなに大きくしたのね。私を欲しがって……)
そう思うと、目の前の血管を浮かせてヒクヒクしているグロテスクなモノもなんだか可愛く見えてくる。
「もう我慢出来ないんでしょ?アンタ、ケダモノだものね。はぁ…ぁん。好きにしなさいよ」
口に咥えていただけなのに、愛液がショーツを浸して、
太ももに流れ落ちる程濡れているのを気取られないよう、乱暴に決め付けて、命令する。
カシャン。
愛理は、きょろきょろと辺りを見回すと、屋上のフェンス前にある落下防止用の柵に近づいた。
そして…手すりに両手を添えると、制服に包まれたお尻を突き出すようにして播磨へ向ける。
(確か雑誌では、学校の屋上でスル時にはこうするのが良いって書いてあったわ……)
「お嬢……」
欲情に憑かれた瞳で、播磨がゆっくりと近づいてくる。
股間のモノは痛い程反り上がって、愛理を威嚇するようにテラテラと光っていた。
その時。
「……私…もう…。帰り……ます…ね」
紛れも無い八雲の――涙声。
先程よりも深く俯いて、正座した両膝の上にある細い手はきゅっと握り締められている。
(八雲…)
愛理の心を過ぎったのは勝利感でも無ければ、優越感でもなかった。
「ダメよ――あなたもこっちに来なさい。責任、とってもらうわ」
「え……?」
愛理は、手すりから離れて八雲の前に立つと、腕をとって引っ張りあげた。
そのまま無理やり手を引いてフェンスの前に立たせる。
「ここに手を突きなさい。足はもっと向こうに」
有無を言わぬ、愛理独特の女王オーラを纏わせたまま八雲に指示を出す。
「…あの……は、はい」
涙の残滓を瞳に宿らせながら、八雲はその性格からか素直に従っている。
「これで…」
ばっ!八雲のスカートを捲り上げると同時に、ショーツをずり下げる。
「え?――あぁっ!」
放心状態だった八雲の頬が羞恥に染まった。
「あなたってヤラシイのね。見てただけで、こんなにして」
愛理は言葉とは裏腹に優しい口調で囁き……露になった八雲の秘所を眺めて、そっと指で撫で付ける。
「ぁ…ゃぁ」
恥ずかしさのあまりか動けない八雲に微笑みかけてから、自分のショーツも下ろし始めた。
「…お嬢、妹さん……な、にを」
目まぐるしく変わる状況と、二人の美少女の身体に釘づけとなった播磨が声を絞り出すように問いかける。
「二人で、アンタの性欲処理してあげるってことよ。
アンタみたいなケダモノ、二人位いなきゃ身体が持たないもの。
けど、これ以上、他の娘を襲ったら殺すから!いいわね!……解ったなら、さっさとシなさいよ
言っておくけど、私が……最初だからね」
きっと耳まで真っ赤だろう。
自分はバカなことしてる。そんなことは解っている。
二人並んで男のを待つなんて、これ以上無い屈辱だった……けれど、足の震えが止まらない。
流れ落ちる熱いモノが…止まらない。
男の荒い息が近づいてくる。
何も覆うモノが無いお尻を、大きな掌が撫で付けて。
…くち…ぴちゅ。
今、愛理の入り口に熱い肉塊が宛がわれた。
ずぷ、ずず…。
播磨の亀頭が、蜜の溢れる愛理の秘裂へ埋まってゆく。
少しずつ金色の恥毛をかきわけて、ピンクの膣孔を広げて…。
「痛っ…くぅ――」
「お嬢、まさか?!」
「ったり前でしょ…アンタが初めて、よ」
きっと播磨の初めては、隣で頬を赤らめながらこちらを見てる八雲なんだろう。
少し悔しく思いながら、それでも播磨を膣の奥へ導こうと腰を押し付ける。
じゅぶ、ちゅぶ、ぷちゅ。
肉棒が愛理の膣に出入りする度、淫靡な水音が激しくなる。
播磨のを咥えていただけで大洪水になっていた愛理の泉は、播磨の肉棒を咥え込んだことによって、
ひっきり無しに愛液を吹きかけて、秘肉はぎゅぅぎゅぅと締め付けている。
乙女の証である血も混じってピンク色の液体が、とろり、とろりと結合部から滴る。
それは、愛理にもゾクゾクするような快感となって伝わって、次第に痛みを凌駕し始めた。
(嘘、くぅ…ん。ちょっと気持ちよくなってる。
そりゃ私は飲み込みいいって言われるけど、こんなことも…ぁ…やだ、きもちいい)
「ぁぁ…ひんっ――ぁん」
「どうした、痛い、のか?」
気遣う播磨の言葉が更なる羞恥を誘う。
(ばかっ!ケダモノのくせに、こんな時だけ…)
「――き、きもちい…いのよ。バカ。
で、でも初めてなんだからね!疑ったら蹴り倒すわ」
立ちバックで制服姿のまま最奥まで貫かれながら、愛理は懸命に強がって見せる。
「お嬢…解ってるって。……俺も、我慢できねぇ。激しく、いくぜ!」
八雲との淫行を咎めてから初めて、播磨の声がいつもの不敵なモノへと変わった。
「え?」
愛理が戸惑いの声を上げた瞬間。
じゅぼっ!ぐちゅぐちゅ!
がっしりと逞しい掌が愛理の白桃のようなお尻を掴んだかと思うと、
播磨が愛理を固定させたまま、激しく腰を振り始めた。
逞しく反り返った肉棒全体が、膣を掻き回す。
大きく張ったカリ首が、子宮口から膣孔入り口寸前までをこそぐように擦る。
肉の柱全てを飲み込むと、ズンッと子宮を小突くような衝撃が甘美に身体を痺れさせた。
「あっ、ぁぁっ、うそ…やだ、きゃんっ――ヘン、初めてなのに、ぁっぁ」
「お嬢の中、すげ…ぐぅっ。俺も…」
愛理は、切羽詰ったように囁いて身体を離そうとする播磨の手を、片手でぎゅっと掴んだ。
「っ、八雲とは…初めてした時…中?外?」
「手、掴むな…出ちま…うぉっ。中だ、そん時は安全日だとかで」
「なら、中で出しなさい!」
腕を掴む力を強く。
離すまいとして、膣に力が入った時――愛理の中を逞しく貫いていたモノが激しく痙攣して。
熱い液体を亀頭が小突いている子宮口へ放出し始めた。
「ぁ…ふ…。ケダモノ……中で…出したわね」
満足そうにため息を漏らす愛理。
「お前が出せって…」
「言い訳無用よ。このサル」
愛しげに、愛しげに、罵声を浴びせる。
「……播磨さん…沢近先輩……」
切なく濡れた八雲の声が、二人の会話をさえぎった。
愛理と播磨を見つめる八雲の瞳は、悲しみでは無く欲情で潤んでいる。
「八雲も…同じようにされたいのね?」
ちゅぽ。
肉棒が膣孔から引き抜かれる感触に瞳を細めながら、愛理は素直な気持ちで八雲に問いかけた。
「………」
コクリ。
小さく、恥ずかしげに頷く八雲の姿は可愛い。
「ヒゲ、八雲にもシてあげて……。これから公平に私達二人に"手伝わせる"のよ、いい?」
八雲の可憐な様子に、また節操無くムクムクと肉棒をそそり立たせるケダモノを睨みつけて、
愛理は、しっかりと釘を刺したのだった。
◆ ◇ ◆
「ええっ!手伝いって、漫画のことだったわけ?」
「……ハイ」
「ふぅ〜ん、ヒゲ、ちょっと見せなさいよ」
「あっ、こら!お嬢、勝手に」
「……(読んでる)」
「……(二人だけの秘密がバレてちょっと残念そう)」
「……(漫画描きとして、どんな評価されるか気になってる)」
「この主人公、ヒゲに似てない?…ヒロインは天満に」
「ムギョォォーーーー!!!」
「……(やっぱり、と思ってる)」
「な、なによっ」
「お、お嬢、お前も、お前もエスパーだったのか!」
「………は?」
終
終了です。長くなりすぎかなorz
724 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:42:39 ID:gkVf6uyN
キタキタキタキターー!!
エロいよお嬢!
屋上で学校一二の美少女を並べて頂くなんて埼京杉。
グッジョブ!
エロエロですな〜
しかし前の話でおにぎりが綺麗にまとまっていたので、なんというか…
昔大好きだった漫画が、最近になって復活新連載されているのを見たような
そんな微妙な心境になった
んじゃ。こっちも落とします。
>693からのお嬢見学分岐分。
>700活用出来ませんでした。スマソ。
振り向いた2人は蒼ざめて固まっていた。
いかがわしい行為、しかも校内である。
言い逃れも出来ない。 八雲の手には、彼女の唾液で濡れた播磨のソレが握られている。
「ふぅん……。アナタ達凄いわね。日が暮れてきたとはいえこんな所で」
軽蔑するかのような視線で見下した。
「ほんと…、 イヤらしい。 発情した動物と変わらないじゃない」
八雲はその言葉でソレから手を離し、震えながら俯く。
播磨は背中を向けて、恥ずかしげも無く露出されたソレを元の所に納めようと手を伸ばした。
その播磨の背中に、追い打ちを掛けるように言葉を突き刺す。
「何してるの?」
「……いや」
「別に納めなくても良いじゃない。 すれば?」
「……」
「動物だったら動物らしく最後までしなさいよ。 折角だし見学させて貰おうかしら」
愛理は傷つけたかっただけだった。
追いつめて、困らせてやりたかっただけだった。
こんな光景を見てしまっては……
彼が私に好意を持つ事なんて……
だったらむしろ、憎まれる方が良い。
何も思われないよりも、嫌われても憎まれても、心に刻めるなら。
「お嬢… 無茶言うな」
「こんな所でこんな事してたのはアナタ達じゃない。 あぁ、アイシアウって美しいわねー」
鼻先で笑いながら。
心で泣きながら。
土下座して謝られても。
なにもない。 どうでもいい。
だから。
「早くすれば良いじゃない。 私なんて何も関係無いんだから。 さぁ、早くっ!」
悪戯がばれた子供のように目の前でぱくぱくと口を動かすだけの播磨に怒鳴る。
しかし播磨は、黙り込んでしまう。
その時、小さく、でもしっかりした声で、俯いてた八雲が、言った。
「解りました。 播磨さん……続きを……」
「…妹さん」
突然の態度に、愛理も播磨も反応出来ない。
ただ八雲だけが、素早くベルトに手を掛けて外し、露出されたモノを愛おしく両手で包む。
そして、すぅっと舌先を這わした。
「い、妹さんっ」
「私に……任せてください…播磨さん」
「つっても、お嬢が…」
「私も…恥ずかしいです…でも、沢近先輩に逆らったら……みんなに…姉にも知られて…」
八雲の言葉に、播磨が一瞬大きく震えて。
少しは止めようとしていた態度が消えて、八雲のされるがままになった。
(うそ……)
逆に愛理は、その八雲の態度に硬直したままだった。
(うそ…なんで、私が観てるのに……、なんで…八雲)
丹念に舌を滑らせて、ゆっくりとくわえる。
大きく、ゆっくりと咽の奥に沈み込ませると唇で押さえながら顔を引く。
ゆっくり、大きく、味わうように。
目を瞑って、愛おしそうに。
(なんで、こんな物をみなきゃいけないのよ。 なんで、アナタ達平気なのよ)
眼が閉じれない。 見たくない。 逸らす事も出来ない。
見開いたまま動けない。 軽く開いた口の中がカラカラになって、咽が張り付きそうになる。
その時、冷たく播磨が言い放った。
「お嬢。オメーが言い出したんだ。 責任持って最後まで見とけ。 そして、忘れろ」
「……」
亀頭を頬に擦らせながら舌先で側面を愛撫しつつ、八雲の眼が開いた。
眼があった。
(八雲……)
「聞いてんのかっ、お嬢!? 破ったら…… オンナだろうと遠慮なく、潰すぜ」
「う……うん」
なんて残酷な事を言うのだろう。
解ってる。 播磨君は、何故私がこんな事を言ってしまったのか解っていない。
ただ、いつものように意地悪されてる、それがエスカレートしてるだけ。
だから、平気でそんな事を言える。
でも、八雲は。
播磨君を悦ばせながら、私を見たあの眼は。
哀れんでいた。
解っていて、そして、蔑んでいる眼をしていた。
口をぎゅっと閉じて、目を瞑る。
八雲が私を見ている気がする。 嘲笑われてる気がする。
目を閉じる事でそれから逃げる。
しかし、目を閉じても音からは逃げられない。
じゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっちゅぷっちゅぷっちゅぷっ…………
「あ、あぁ、、良いぜ、、妹さん…気持ちいい」
「その…嬉しい…です」
(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいややややややややや、いやぁ〜〜!)
心で叫ぶ。
しかし、逃げ出す事は出来ない。
私が望んだからだ。
早く、早く終わって。 お願い、早くっ!
播磨君が終われば、この悪夢も終わる。
誰にも言わないから。 私だって忘れるから。
だから、早く。
音が止まった。
終わった?
確かめるようにそうっと顔を上げて、目を開く。
壁にもたれて座っている播磨君が見えた。
そして、
その上から、スカートをたくし上げて、手で支えながら
腰を沈めようとする八雲の姿も、見えた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!」
続く
俺かもしれんし、俺じゃないかもしれない誰かに。
って、エロゲのシナリオみたくなってきた?
あぁ…… 播磨と播磨君がごっちゃになってる(汗
一人称でごっちゃにするならヒゲと播磨君じゃないとね。
つうかドマイ。そしてGJ。
ハーレム、純愛、鬱が間髪無く投下されるスレなんか中々無いな。GJ以外の言葉が見つかんないよ畜生。
GJ!!!!!!
愚息ともども歓喜にむせび泣いておりまする。
736 :
680:2005/11/07(月) 05:51:53 ID:M6/Y1vTN
>>725 ハーレム展開は、キスマークの話のIFだと思ってください。
ソロのままだと、あの後、八雲と播磨の間が少しずつ近づいて。
人見知りな猫に懐かれ、膝の上に乗られてしまったような、
困ったけれど少し嬉しくて、立とうとする素振りを見せると、気を使ってか、自分から降りてしまおうとするのが可愛くて、ついつい優しく撫でてしまう。
そのうち、これもいいな…よく見たら、すごく可愛い猫だったんだな……なんて思って一緒に仲良くお昼寝。
みたいな展開を考えていました(謎比喩)
>>693 うはー、自分が想像していた展開とはまた違ったタッチで描かれてて…それがイイ!
八雲が少し黒い?…続き希望。
737 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 15:36:15 ID:8Xx+EWRQ
731の続き書いてくれー
屋上でハアハア
738 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 23:23:48 ID:CG0dCd58
鉛筆ーーーーーー!がほすぃー(泣)
739 :
643:2005/11/07(月) 23:47:27 ID:aEMxtRZa
うはwwしばらく来なかったらまた期待に応えてくれてる。
なんとなくそんな感じはしてたけど、旗キスマークの人はやっぱりhauntedの中の人だったのか。
他の職人さん共々乙です。
それじゃワクテカして続きを待たせてもらいますわ。
740で400か…
大きいのが来たら、字スレだな
まあ、いいことだ
>707さんの続きと>730さんの続きか……
容量が微妙にヤバげ
新スレたてて、適当に埋める?
あー、ごめん、
>>741 後編はもうしばらくかかるわ。
なんか話が勝手に転がっちゃって(w
大きさにもよるが、あんまデカすぎる(長すぎる)と50ぐらい一気だから、それが2作品以上
出されると正直アウト。
まあ、そのあたり考慮して投稿&感想カキコすればいいだけだが。
今まで容量なんか考える必要なかったのにな。
毎スレのようにオーバーする濱中スレが羨ましかった日もあった。
747 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:05:42 ID:8v4A2nc7
期待age
748 :
ワロス:2005/11/10(木) 14:07:24 ID:bZWPfr9o
私は某化粧品会社の開発部に勤めるものです。
今回、またメール差し上げたのは前回のナノコンドームに続き新しいピコを取り入れたコンドームが最近開発されたんです。
ピコンドームとゆうんですがジェル状のコンドームなんです。
是非ハナイッチさんの協力を頂いてこの成果を学会で発表したいんです。
お願いできませんか?
ホテル代等は経費で出るので心配しないで下さい。
日時も希望に添えられると思います。
協力してもらえますか?
749 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 16:57:38 ID:HkLxuIR/
rァはい
いいえ
職人さん待ちの間、キスマークネタみたいな燃料もキボン。
例えば、おにぎりのお昼寝からエロ。旗の料理からエロ・・・・・裸エプロンとかいいなぁ。
もっていく展開難しそうだけど。
すいませんー。
おいらも早くて週末ぐらいになりそうです。
ちなみにおいらは>510の超姉の人なんですが
あんなレベルで良いですかね?
どうも直接的な描写は下手っぴなもんで……。
ある水曜日の放課後。2−C男子の大半は何も言わずおもむろに机を整列させ、着席した。
西本「皆、揃ったダスか?」
今鳥「は、梅津以外は皆揃っております。」
西本「うむ。本日集まってもらったのは他でもない。冬木から発表があるダス。」
冬木「うん。聞いてくれ皆、とうとうビデオカメラを買った。」
ぉぉー、とどよめきがおこる。
西本「冬木の大いなる進歩を受け、我々も一歩前進してみようと思うダス。」
菅「それはつまり?」
西本「AVを作るダス。」
うぉぉぉぉ、と歓声がまきおこる。
今鳥「隊長、一歩間違えれば・・・我々の首が飛びかねませんが。」
西本「その危険もあるダス。」
皆がお互いの顔を見合わせる。
西本「でも、わしはこう考えるダス。一生に一度は危ない橋を渡る必要があると。」
その宣言が終わると同時に、石山が立ち上がり
石山「隊長にどこまでもついていきます!」
その声に押されたように、
その他「我々もどこまでもついていく所存。」
西本「奈良君はどうダスか?」
奈良「え、僕はその・・・えっと。」
答えられない奈良を見かねて吉田山が声をかける。
吉田山「この機会に脱童貞だ。」
奈良「え、いや、僕はそんな。」
吉田山「隊長、参加したいそうです。」
奈良「だから、その」
西本「承認した。それでは具体的な会議に入るダス。モデルは誰がいいダスか?」
1,奈良−塚本 2,今鳥−周防 3,今鳥−沢近 4,吉田山−沢近 5、その他
とりあえず1,2,3,4で導入とオチだけは考えてあるけど、
その他もイマジネーション添えてくれたらイケるかも。文章下手だが読みたい
組み合わせ選択して下さい。
いや、お前は下手だから続きは書かなくていいよ。
残り容量のことを考えて自重しろ。
2をきぼんぬ。
鉛筆成分が不足してるのだ。
>>752 今鳥と沢近とかほとんど接点ねーし。
大体ヤツは巨乳好きだから沢近には興味ねーべ。
んなもん書くんならまだ西本×舞ちゃんとかの方がいいんじゃね?
あと
>>754 2は鉛筆でなくてDだろうと言ってみる。
>>752 その中なら断トツで2。
その中じゃ無くてもD。
>>752 どんな導入にするのかが気になるので、粗筋を並べてもらって優秀なのを。
でも、2以外はかなり無理がありそう。
ミコチンがかわいくいじめられるのをきぼんぬ
>>758 導入は、
1,何もわからない天満を〜奈良がうまく騙す(例えばエステとか言う
2,誠意を持ってお願い→雪崩れ込み
3,今鳥の沢近攻略編(本編の設定とは関係なし
4,覆面痴漢。だが、頭が(ry
横領犯を父に持つ娘には
是非とも能登ととんかとんかとんかつ〜♪を推したい
スマンが奈良は勘弁
あと今鳥もつまんね
吉田山はどう見ても強姦だろ。第一、和姦は無理っぽい
結論 755の西本×舞キポーン
>>761 舞のイメージって演劇案の魔法少女舞ちゃんしかないのだが。
それ系ですか_?
>>762 先月のマガスペで絡みあったろ?
西本と委員長舞ちゃんのヤツ(参考書とか舞ちゃんが西本の部屋を掃除してやろうかとかそんなの)。
あの二人は一応中学から同じ学校だから、話考えるのはまだ楽だと思うんだが…
764 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 23:15:15 ID:Aev+TII/
答えは5ッ!『その他』だッ!
播磨×沢近を希望するッ!!
エロ会議が播磨に泣き落としで、
撮影現場の保健室に播磨が愛理を連れ込む展開にして欲しい。
>>765 エロミーティングの企て全て失敗し、播磨に泣きつき。
播磨、万石のプレミアムサイン色紙が餌で渋々ながら了承。お嬢が乗り気じゃなかったら、その場で終わりだからな。という条件で。
播磨は、お嬢がすぐに拒否すると思い込んでる。なんてシチュなら成立しそうか?
それでGO!!
/^~"´ ̄-‐‐‐'''"´/:/;ノ;;;;ノ://
/::::::/:::::::_,,,、---‐‐'''`~,、-''/::/
/:::/:-‐''''"~~::::::::;;;;-、,,,,、-,,、-‐ヽ,,_ _、-、_
;/;;'`"~、-''''''~^'''''ー-、_,,i:i、 ヽ`ヽ、;ヽ、,,,ノ. /"´ ̄~''ヽ. ,.. ‐"`'ー-''`''-、
;;;/~":、---、___/´ ,,i:''' :: ヽ. ヽ.`'''"´ /´ :::..,/ .:::ヽ
;;;;;'''''^~~~~^'''''/ー- ';、 ::: ` ヽ`''ー-,,,i_ -‐''" ::::::::;i、,
;;;、;;;`''ー-,,,,,,,,,,,,,,_,,,,,、_ '' ',:::: `'ー .:::::::::;/:: ヽ、
;;;ヽ、ー、;;ー-、,,,,,,,、-‐''" .;´ ̄`, ',::::,,,,、- _、 ''~ ''ー
:::::ー、ヽ、,,''ー-ヽ.''''",.,;' "^' 'ー-‐'' . _、-'''''"´ " ヽ ::
:::ヽ、`''ー-、ー-、'ヽ"、i;. ヽ /" .::.. '::,,:ヽ. i :::::
、::ヽ;;ヽ、:ー-、,,,,,、.ヽ ';'' ノノノ/;/ ..:: :::: ヽ,,,ノ '::: :::
ヽ,,_::''‐、,,,,''ー-''ー-"''/~'"''"/:/:: ::、::: ::::.. ..:.::::::::" :::::::::
ヽー''"~´ ヽ、 "`'i::::::::i、:.. :~^ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::::::::::::i'/::::::::::::::::::::::
~´ ::: :::::::::;;;;;; ;;;;;;;;;;;_,,、--、_i.::::::'ノ:::::::: `''ー-、;;;;;;;;;,‐'":::::::::υ::::υ::::::::::::::::::::::
ヽ'''''''''''''' '' :::::;;;;;;;;;;;;;;;;`-、:::::::::::::::::iノ::::::::::: """`''ー、,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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ー--、,,,,,,,,,_______:::::::::,-‐'''''''ー'''''" ̄ i ヽ::::::::::::
_、-'´ ヽ:::::::
ほらよ、これで抜いとけ
週末。職人さんの投下を固唾を飲んで待つ……。
>>707の続きです。
と言ってもまだ終わりませんですた。とりあえず後編の前半部ってことで。
-----------------------------------------------------------------------
「ダメ♥、だめえっ♥、そ、そんなにこすっちゃ――♥♥♥」
眉根を寄せての懇願も、もう播磨にとっては嗜虐心をそそる
スパイスにしかならない。
「お嬢、イクぞ」
歯を食いしばりながらうめくように播磨が言う。
「……あ、んっ♥、くっ♥、ああっ」
愛理はとろんとした目で視線は宙をさまよわせている。
ただ必死に播磨にしがみつくだけの金髪の美少女はもう呂律が廻っていない。
焦点の定まらない目のまま、ただ播磨に腰を押し付けて嬌声をあげている。
体の奥底の、押してはいけない秘密のスイッチを押されてしまっている感じ。
そこを擦られると一掻きで軽く絶頂に押し上げられ、さらに一掻きで
更なる絶頂に引きずり挙げられてしまう。
播磨は抽送のピッチをさらに上げた。
愛理の膣の中がひく、ひくと震えはじめた。
それにとどめを刺すかのように深く、強く突きこむ。
解けた髪の房は汗で濡れた身体に張り付き、愛理が快楽を堪えるために頭を振ると
金色の房があたりに広がる。
じゅくっ、じゅくっ、と二人の結合部からは濡れた音がする。
どろどろに蕩けた膣壁が愛理の絶頂が近いことを教えている。
播磨はこらえ切れない射精を必死に抑えながら浅く深く腰を使う。
「ん…ぁぅ、くっ、……ッ!!」
可愛らしいうめき声をあげながら、播磨の腰の動きを受け止めるように
愛理は体を泳がせる。
狭くて熱いぬるぬるの肉孔で締め上げられている播磨はもう限界に近い。
愛理の足指が握り拳のように握られ、尻の谷間に薄く色づいているアヌスがひくひくと
痙攣を始める。
愛理の目の前が全部快楽の白に染められてしまう。
「………♥♥!!」
愛理は喘ぎながら播磨の肩に噛み付いた。
快感に感極まって耐えられない愛理は意識を保つためにそうするしかなかった。
播磨の肩口に唇を寄せ、大きすぎる喘ぎ声を殺すかのように播磨の鎖骨に白い前歯を押し当てる。
「♥っん〜〜〜〜〜!!!」
耳に聞こえる愛理の色っぽい吐息とともに、播磨の皮膚には鋭い痛みが走る。
播磨拳児は幸せな痛みがあるということを知った。
噛み付かれている肩の痛みも、背中に廻されて爪を立てられている肌の痛みも、
播磨にとっては腰の奥から湧き上がってくる喜びを増幅してくれる興奮剤でしかない。
「くっ、お嬢、出るっ」
脳を焼き焦がすかのような猛烈な射精感が高まり、播磨の下半身を吹き飛ばすかのような
熱い迸りが噴出する。
愛理は絶頂の高いところに登って降りられない。
重力がなくなったかのような浮遊感。
ふわふわと全身が軽くなり、背筋のなかを白い快楽の奔流がものすごい速度で流れていく。
そして体の中の深い部分に熱い迸りを感じる。
びゅくっ、びゅくっと脈動するその熱は愛理の膣の中に襲い掛かり、子宮を叩くと
愛理の体全体を歓喜で震えさせる。
全身がばらばらになるような衝撃のなか、愛理はその熱がじわじわと広がっていくのを感じる。
――コイツの…精液。でてる…出されちゃってる…
精液の飛沫が子宮の中を叩くたびに、新たな歓喜の波が溢れてくる。
子宮口を亀頭の先端で触れられると、たまらない愛しさが愛理の胸の奥から
湧き出してくる。
愛理は播磨の唇を奪うと、舌を絡めて貪るように吸いたくる。
どうしようもない一体感の中、愛理は泣きながらただひたすらに播磨の舌を
吸いつづけた。
最後の脈動が愛理の子宮の奥を叩き、快楽の最後の奔流に愛理の意識は流されてしまう。
世界が真っ白に染まる。
播磨は胸の中で幸せそうに微笑みながら失神している少女を軽く揺すりながら
呼びかけている。
「……う!…じょう!……お嬢!」
もう片方のツインテールもいつのまにか解けてしまっていて、
愛理の背中には艶やかな金色の髪が柔らかく広がっている。
「…ん……ゲ、…いじょうぶ…」
幸せなまどろみに包まれながら愛理は播磨の鎖骨のあたりをかるく食み、そう呟く。
シーツと毛布の波の中、仰向けの播磨は愛理を胸の上に抱いたまま
なんとなく艶やかな金髪を撫でてみたりする。
金色の髪の毛は柔らかくフワフワで、掌に心地よい。
お嬢の小さな頭の丸みも、なんだか撫でてて楽しい。
――わかんねえ。
コイツがオレのことを好きなのか、オレがコイツのことを好きなのかはわかんねえ。
でもこうしてコイツの頭を撫でたり、柔らかい身体をぎゅっとしてみたり、
コイツが笑ってる顔を見たりするのはなんかスゲー好きだ。
いい気分になれる。
……それを世間一般では「好き」だということに気付いていない播磨。
いったいどこまで朴念仁なのか。
愛理は幸せだった。
好きな男の胸に顔を埋めながら、後頭部を優しく撫ぜられる。
潰れた胸と触れ合った皮膚からはじわじわと嬉しい熱が伝わってきている。
呼吸のたびに、この男の汗と体臭が体の中に流れ込んでくる。
腰の裏側には暖かな飛沫の感触がまだ残っている。
――コイツは、私でイったんだ…
それだけで、瞼の裏側に涙が溢れそうなくらい嬉しい。
愛理の頭を撫でながら、播磨はいまだにあれこれ考え込んでいる。
――あれ。好きってどういうことだ?
――オレはコイツのことキライじゃないけど、それって好きってことなのか?
柄にもなく思い悩む播磨。似合わない。
そんな播磨は突然、重大なことに気づいた。
「あっ…お嬢…わりい、その……ナマで出しちまったけど…」
「……構わないわよ」
「いや、だってもし――」
「あ、安全日だから大丈夫なのよ」
「そっか。すまねえな。今度からちゃんとつけるからよ」
そう言いながら、播磨はどこか引っ掛かるものを感じていた。
なんか、コレと同じような会話をいつかしたような…
「なあお嬢」
「ナニよ?」
「たしかこの前したとき……半月前にしたときも同じようなこと言ってなかったか?」
「……」
「オレはよくわかんねーけど、安全日ってのはフツーそんな長くねーと思うんだが」
「……ア、アンタには関係ないわよ」
ぷいと横を向く愛理。
「関係ねえわけねえだろ」
播磨は愛理の裸の肩を掴むと強引に顔を向かせる。
「できちまったら…ガキなんて早いじゃねえか……まだ」
まだ。まだ早い。
その言葉が愛理のなかでグルグル回りだす。
そのあとに続く播磨の「お嬢は大学生なんだし」なんて言葉は当然聞こえていない。
――まだ子供を作る時期じゃないって意味?
まだ。今はまだ。そのうち。…そのうち作ろうってこと?
最初は女の子がいいかな。あ、でもヒゲに似た男の子でも面白そう。
コイツの子供時代の姿が見れるかな。
私は一人っ子だったからわからないけど、兄弟姉妹がたくさん
居たほうが楽しいわね、きっと。
薔薇色の妄想が愛理の脳裏には広がっている。
――ってことは、コイツ…私と…結婚、するつもりなんだ…
今度は頬まで薔薇色に染めながら妄想をさらに進める愛理。順番が逆だ。
ウエディングドレスを着て、タキシードの播磨の腕を取る自分の姿を
想像しながら恍惚の表情を浮かべる。
――やだ、そんな、コイツと…そんな……い、イヤじゃない…けど。
自分がふりふりのエプロンをつけて甲斐甲斐しく朝ご飯を作る姿とか、
いってらっしゃいのキスをせがむ自分とか、お帰りなさいのあとに
ご飯にするかお風呂にするか尋ねたら「お前だー」とばかりに
襲い掛かられるシチュエーションとか、そんな新婚さんな映像が
愛理の脳内スクリーンには上映されている。
いやそもそも播磨自身が勤め人になんかなれるようなタマじゃないってことは
この妄想には全然反映されていない。
ずいぶんとステレオタイプだが、そんな乙女チックな夢がこの金髪のお嬢の
脳内では展開されまくっている。
「おいお嬢、聞いてんのか?」
愛理は夢色の大妄想を突如として破られた。
「妊娠したらオメエだって困るじゃねえか」
愛理は播磨が自分を気遣ってくれるのは嬉しい。
でも、素直にそれを認めてしまうのは恥ずかしい。
乙女心はフクザツなのである。
だからつい強がりを口にしてしまう。
「も、もし仮にできたって、責任とれなんて言わないわよ」
「も、もし仮にできたって、責任とれなんて言わないわよ」
「そういうことじゃねえ!」
播磨の大声にビクリとなる愛理。
鋭い眼光。愛理はこんな真剣な顔の播磨は初めて見た。
「子供ができたら……その、ガキには親が必要だろうが」
「ちゃんとした、暖かい家庭で育ててやらねえとガキが可愛そうだ。
父親と母親、両方揃ってねえと絶対ダメなんだ」
そういう播磨の言葉の端々にどこかしら寂しそうな響きを感じ取ってしまう。
――そうか。ヒゲは…
愛理は播磨が自分の生い立ちを話してくれたときのことを思い出していた。
複雑な家庭環境で育ったせいで、いつも一人きりだった播磨。
父親に誉められたことがない。母親に抱きしめられたことがない。
そのせいなのか、どうしても素直な愛情表現ができずに暴力の道を
選んでしまったのだろう。
それを聞いたとき、ヒゲはどこか自分に似ている、と愛理はそう思った。
自分がどうしても素直に感情を表現できないのは…お父様に愛されてはいても、
幼い頃から一人に慣れきってしまっていたからかもしれない。
頭を撫でられたり、膝の上で本を読んでもらったり、そんな当たり前のような
子供時代の経験が愛理には全然ない。
だからこそ自分は自分にすこし似ている、不器用で優しい男に惹かれたのかもしれない。
愛理はさっきからの播磨とのやり取りのなかで、播磨が「中絶」という
選択肢についてまるっきり思いついていないことに気付いた。
あ………そうか。
コイツってバカだけど。
………いや。バカだから、すごく優しいんだ。
大柄で頭と目つきが悪くて、野蛮だからみんなから怖がられたりするけど。
ホントはコイツはすごく優しい人間なんだ。動物に好かれたりするし。
――このヒゲが・・・いつかは父親になるのかしら。
愛理は播磨が赤子を背負っている姿や、オムツを換えている光景なんかを
想像してしまう。
――ヤダ、おかしい。
愛理の想像は次々に膨らんでいく。
赤ん坊を笑わせようとヘンな顔をして見せてる播磨。
子供を肩車であやしているヒゲの姿。
「…っくっ、ぷはっ、ははははははは」
「ナニがおかしいんだよ」
ふて腐れた表情の播磨。
それでも愛理のクスクス笑いは止まらない。
「おい、お嬢、てめえ」
「はー、はあ……大丈夫。ピル飲んでるから妊娠はしないわ」
「ピル? なんだそりゃ?」
首をかしげる播磨。
「排卵を止めるクスリよ」
「そんなモンがあんのか……そんなの飲んで、身体は大丈夫なのか?」
「? 安全よ。ま、毎日飲むのがめんどくさいくらいだわ」
「毎日?」
そりゃ確かに大変だ、と思ってる播磨。
その裏の意味には全然気付かないのは流石というほかない。
播磨に聞き返されて、自分の言葉が
『毎日飲むくらい、前々からずっと播磨にナマでして欲しがってた』
ってことを告白したようなものだと気付いた愛理は瞬時に真っ赤になってしまう。
「ご、誤解しないでよっ!
べ、べつにアンタにして欲しいから飲んでるわけじゃないんだからね!」
播磨の胸から起き上がり、耳まで真っ赤に染めながら強弁する愛理。
じつはその通りだ、ってことを自白しているのも同然なのだが、
それを聞いて播磨もようやく気付く。
お嬢はオレとすんのがイヤじゃないのか。
まあ、このお嬢がイヤな相手とするような女じゃないのは確かだけどな。
真っ赤になって必死になんか言ってる顔はなんか……
わかんねーけどなんか…イイ。可愛いな……
もしかして、オレはコイツのことが………
真っ赤になりながら、涙目で強がりを言っているお嬢を見ていたら
「可愛いな」
とつい口をついて出てしまった本音。
播磨自身も驚いている。そんなことを言うつもりはなかったのに。
播磨からの意外な言葉に固まる愛理。
――か、可愛い、って…コイツにそんなこと言われるの…はじめて、かも…
別の意味で顔を赤くしながら愛理は涙が湧きあがってくるのが止められない。
真っ赤に頬を染める気の強い美少女を眺めながら、播磨はようやく
その結論に達していた。
ヒザ蹴りされたり。頭を剃られたり。酷いことをされても離れられず、
卒業してもこうして一緒にいたいってことは。
そうか。
播磨はついに答えらしいものに辿り着いた。
ベッドの上に起き上がり、播磨は愛理と向き合う。
「……お嬢」
真剣な瞳をした播磨が愛理の目を真っ直ぐに見詰めながら口を開く。
真っ直ぐな目。
愛理の心の中まで貫くみたいな、鋭い眼光に愛理は何も言えなくなってしまう。
どくん。
突然愛理の胸の中で大きな音が鳴った。
どくん。 どくん。 どくん。
世界の他の音は一瞬で消え去り、愛理の耳には播磨の声とこの巨大な音しか聞こえなくなる。
どくん。 どくん。 どくん。
どくん。 どくん。 どくん。
どくん。 どくん。 どくん。
生まれて始めてその脈動を始めたかのように、愛理の心臓は激しく高鳴り、頬だけじゃなく額や
耳や首筋まで真っ赤に火照らせてそれを待っている。
播磨の唇がゆっくりと形作られる。
「オレは、その……オメエのことが…お嬢のことが―」
-----------------------------------------------------
後編の後半に続く。たぶん次スレの冒頭には投下できるとおもいます。
・・・投下できると思う。
・・・投下できるんじゃないかな。
・・・まあ覚悟しておけ・・・
いいとか悪いとか感想ください。
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。 ,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
おにぎり派なのについつい観てしまうhaunted
今回もGjです
>>770 うはー、恋人同士の甘甘なシーンの緻密さは、すごすぎ。
デレデレアマアマな処へ、お約束な「ご、誤解しないでよっ!」のツンが入るのが、一層の甘さをひきたててますね。
GJ!
前作でオレをおにぎり派から旗派に変えたhaunted
相変わらずGJです。
お嬢の妄想がかわいくてツボに入った。
いつもながらGJです。
ただハートマークを複数使うのはどうかと思う。
出来ましたー
「いやぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!」
目を閉じて耳を押さえて、丸まるように座り込んで。
「ぁぁぁぁ……いやぁ……いや、いや、いや、ぁぁぁ………」
声がかすれて消えそうになる。 激しい嗚咽、感情が溢れ出す。
「ごめんなさい……だから、やめて、謝るから、お願い……」
呟くように。
聞こえないかも知れない。 いや、聞こえていても。
多分、醒めた眼で私を眺めるヒゲと
彼を受け入れる悦びで私の存在を忘れている八雲。
そんな光景を思い浮かべてしまって、耐えられなくて悲しくて惨めで、声を出せない。
顔が上げられない。
闇が支配する。 逃げ出したい、だけど動けない。
いっそこのまま足元から崩れてしまえば良いのに。
そう願いながら、ひたすら"ごめんなさい……ごめんなさい……"と繰り返すだけ。
ふわっと肩に何かが乗るのが感じられた。
幻触だと思った。 私にイヤな物を見せる為の悪戯だと思った。
でも、暫くしてもう一方の肩にも同じように乗って、あやすように叩いている。
恐る恐る目を開ける。
膝を付いて座っている八雲が、悲しそうな眼をして私を眺めていた。
「な…なによぉ……。 バカにしにきたの?」
同情されている。 そう感じて弱々しく言葉を投げつけた。
八雲は黙って私を眺めながら、困った顔をしてふるふると首を振った。
「すれば、すれば良いじゃない。 私に見せつけながら、ヒゲと上手くやってる所を、そして、憐れめば……」
「違う…んです…」
悲しそうな顔。 辛そうな顔。
「私だって……同じで、播磨さん…心から好きな人が……私は…言い訳して…付け込む様な真似して……」
「八雲、あなた」
何となく、解った。
哀れんでいた訳でも蔑んでいた訳でも無い。
同情したのでもなく、
悲しくて、辛かったんだ。
肩越しに彼を見た。
目を閉じる前と同じ体勢のまま、八雲の上着を腰に被せられてこちらも見ずに黙り込んでいて。
懺悔しているようにも、後悔しているようにも感じられる。
「お手伝い、してた、だけ、なのね」
「……はい」
か細い声で答えた。
もう一度目を瞑って、ふぅと吐息をひとつ落とす。
最初から負けていた。 私も八雲も。
その上で私は、八雲ほど大胆に行動する勇気もない。
幕は自分で降ろさないと駄目でしょうね。
そう決心をして、目を開ける。 しっかりと八雲を見据えて。
「あなたがそれで良いのなら、頑張りなさいね。 お邪魔して悪かったわね。 じゃあ」
お幸せに。
ちょっとだけ嫌みを込めて言いかけた時、思いもしない言葉が八雲から発せられた。
「沢近先輩……。 その、一緒に…お手伝い……しませんか?」
この娘、何言ってるの?
最初はそう思った。 他に思いつく言葉の意味を探してみたけど、結果は同じ所に辿り着く。
悪い冗談だと思って顔を確認しても、至って真面目に見える。
「手伝うって、……その」
「はい」
そう言ってちらっとスカートを捲る。 下着は履いていなかった。
ぱくぱくと口が惑う。 同意したい欲求とそんな事が許せないプライドが凄いスピードでクルクルと回る。
どっちの答えも出せないまま、逃げ道に走った。
「そんな事、ヒゲが許す訳無いじゃない。 バカね、あなた」
「播磨先輩が許すのだったら……良い…のですか?」
私の作り笑いを、真面目に諭す。
駄目だわ。 見透かされてる。
なるほどね……。
確かに同じね。 私達。
「あの、私が……播磨さんに……」
「良い。 自分で言うから」
はっきりと言葉に出せた。
迷っても仕方がない。
だったら、こんな小娘に良い所ばっかり取らせられない。 いや、取らせてあげない。
私の言葉に、ちょっと驚いた顔が微笑む顔に変わった。
肩に乗ってる八雲の手を払って立ち上がる。
そして播磨君の方に顔を向けたら、彼は慌てて顔を背けた。
「ヒゲ」
正面から見下ろして声を掛ける。 私の声に反応して顔を上げた、けど直視出来ずに眼が逃げていた。
「ヒゲ。 なにビクビクしてるのよ」
からかうように。
「いや…その、わりぃ。 つい熱くなっちまって、その」
「なにオドオドしてるの? アンタらしく無いわねぇ」
不思議なくらい平常心だった。 これからの事を考えたら、そんな筈は無いのに。
「その、お嬢…おめぇ…」
ふーん。 いくら鈍感でも流石に気が付いたのね。 播磨君には悪いけど、ちょっと遅かったかしら。
「それ以上言ったら、本気でケリ、入れるわよ」
そう言ってしゃがみ込んで、腰に掛かっている八雲の制服を剥ぎ取る。
その下は、まだ晒されたまま。 ちょっと情けない姿。
「なぁ!!」
驚いた顔に、にこっと微笑みかけて。
「大人しくしてなさい。 なんてった私、初めてなんだから」
ぱくっ
彼の腰に顔を被せた。
うーん。 困ったわ……。
知識としては一応ある。 しかし、実際にこうなってみるとその知識が思い出せない。
とにかく舌を使えばいいんだっけ。
くわえたままで適当に舌を動かす。
でも、驚いているのか私が間違っているのか、反応がない。
さっき八雲がしていた時は、もっと大きくなっていて……。
「おい、お嬢。 なにしてんだっ! 辞めろ!」
五月蠅いわねぇ。 今はそれどころじゃないのよ。
とにかく舌を動かす。 反応すれば大人しくなるわよね?
「こら、お嬢! 辞めろって、おい、な、ムガッ」
ムガ? どうしたのかしら。
一度口から離して見上げてみたら、八雲が彼の口を口で塞いでいる。
大人しい娘だと思ってたけどやるじゃない、 なんて変に感心していたら、そのままの状態ですっと八雲の手が伸びてきた。
ん?
そのまま八雲の手が、彼のモノに触れた。
指先が先端をなぞって、そのまま露出されている部分を刺激している。
それだけでピクンと反応している。
摺り下ろして露出部分と皮の境目の部分をなぞる。 みるみるうちに立ち上がる。
うわぁ……こんな風になるんだ。
固くなったそれを軽く握ると、ゆっくりとしごいて、手が離れた。
なるほどねぇ。 悔しいけど、解った。
指の動きを思い出しながら、舌を滑らした。 もう凄く固くなっていて、そして、熱い。
ビクン、ビクンと反応が返ってくるのも解る。
うっ、うふぅ…、八雲に塞がれている口から、吹き出すように吐息が漏れている。
たっぷりと舌で刺激して、口に含んだ。 動かし辛いけれど、そのままで同じように舌を使って。
そして、ゆっくりと顔を上下に振ってみた。
「あ、あぁ…、お嬢……」
八雲の口が離れたらしく、声が聞こえた。
「ヒゲ、どう? 駄目?」
「いや、うぅ……良いぜ。 でも…ぁぅ…よぉ」
「良いんだったら余計な事を考えないで。 私に集中して」
なにか言いかけた声が届かないよう、激しく顔を振ってみる。 溜まった唾液が伝って流れ落ちて、彼の体がビクビク反応してる。
口を離してみた。
カチカチにになってるソレは、私の唾液でべとべとになっていた。
この後にどうするかは、知ってる。 もう、その覚悟もあるけど、だけど。
「八雲」
横に居たけれど、視線を外して佇んでる彼女に声を掛けた。
不思議そうに顔をこちらに向いた。 その顔に向かって
「どうぞ」
にっこり
私の唾液が絡まったソレを促して、ニコッと微笑んで『あげた。』
「え? あの、沢近……先輩?」
「私は責任を持って最後まで見なきゃ。 ヒゲに潰されるじゃない」
「その……えっ?…だって」
「お嬢…それはちょっと」
慌てる2人。 面白い。
「みんなにばれても良いの? だったら私は構わないわよ」
「先輩……」
「てめぇ……」
固まってる八雲を退かして、ヒゲの横に動いて。
そして、体を乗り出して唇を合わせた。
ん……ちゃくっ……ちゅくっ……。
舌を絡ませて。 そして、すっと顔を引いて。
「私は…その……、初めてだから、今度、ちゃんと……。 まさか断らないわよね? ヒゲ」
「え? あ、あぁ……。 うん」
曖昧ながらも、ちゃんとした返事が嬉しくてもう一度唇を重ねた。 そして
「八雲」
「あ、はい」
促されて彼の膝に乗る。 少し腰を浮かして、スカートを捲って。
さっきと同じように。 手で添えながら、足を広げて。
「播磨さん……」
小さくそう呟くと、ゆっくりと確かめるように、腰を降ろした。
くちゅ、ちゅく、ちゅく、ちゃく、ちゅぷ………
私の背中で、彼が八雲の中をかき混ぜる音が聞こえてくる。
それに合わせて、切なげな吐息が漏れるのも聞こえる。
遠慮してるのかしらねぇ。
そう思いながら、唇を合わせている。 塞ぐ為ではなくて、覚えてもらう為に。
舌を絡ませる音、彼の吐息、八雲の吐息、八雲と繋がって擦っている音、八雲のオンナの匂い、私のイヤらしい匂い。
それが絡み合って、頭がぼぉっとする。 緩やかな恍惚。 溢れそうなぐらいの興奮。
彼の手が私のブラウスの中に潜り込んできた。 舌を絡めながら胸を愛撫される。
なんでも許せる。
手の動きに過敏に反応してしまい、耐えきれなかった悦びが溢れる。
あん…あっ、ぁっはっ、ああぁぁ、はりま……さん……あぁ、あぅぁぁぁぅ……
八雲も我慢しきれなくなったらしく、吐息が激しくなるのが解る。
彼のシャツのボタンを外して、胸に唇を滑らす。 軽くキスの雨を降らせて
胸を嬲っていた手が、スカートに入ってきた。
あ、やんっ
思わず胸に吸い付いてしまって、離すと桜色の型が残っていた。
「あ、ごめんなさい……あぁ、ひゃんっ!」
濡れた肉に埋もれている小さな塊を触られて、思わず叫んでしまった。
「あ、そこ、ダメ…。 やめて…」
辞めてくれない。 恥ずかしい声が漏れないように、胸板に顔を押しつけると。
「そろそろ、やべぇ…妹さん」
「わ……私もです、播磨さん、好きなように、お願いします」
「そんな事言っても、ダメだ、うぅぅぅぅ…」
私と八雲の体が、彼の上で跳ねて。 だから、彼は抜く事も出来なくて。
耐える為に乱暴に動かした指で、快感に押し潰された時、
八雲の悲鳴のような声が聞こえて、彼の体がビクンビクンと小刻みに跳ねた。
彼の左の胸、赤く残った印は、それから体を重ねるたびに押し直している。
八雲もそれに気が付いたようで、その上、鎖骨の下に、同じ跡が付けられているのに気が付いた。
ほんと、同じだわ。 私達。
以上です。
文章力は当然としても、一番の問題はやっぱえっちぃく無い……。
ゴメンなさい。
屋上エロいよ
キスマークもいい道具になってる
すげーイイ
GJ!
キスマークを競って付け続けるというオチはいいなぁ。
GJGJ
>寸止めな人さん
GJ!お子様ランチ好きにはたまりません。
欝展開と思いきや、お嬢らしさが復活してる処がまた…。
>>750 >おにぎりのお昼寝からエロ
このお題で、八雲のキスマーク話の続きを書いてみました。
カリカリ…。シュ。
穏やかな朝日が差し込む静かな室内。
そこに、ペンが紙の上を走る音や紙すれの微かな響きが、独特の緊張感を生み出していた。
「ふぃ〜……。これで、なんとか間に合う…」
船長からもらった、マグロ骨ペンを置くと、播磨は一つ息を吐いた。
「妹さんには世話んなっちまったよなぁ……」
隣で健やかな寝息を立てている八雲を、しみじみと感謝の意を込めて見つめる。
談講社で賞をとった後も、何度も手伝いに来てもらっている上に、
昨日は、締め切りが押している事もあって、泊りがけになってしまったのだ。
(新人賞の時といい、本当に妹さんは俺の恩人だぜ…)
「ん………すぅー……」
「おっと…。妹さんに風邪をひかせちゃいけねぇな…」
慌てて毛布をひっぱりだして、八雲へ視線を移すと…
プリマヴェーラに喩えられる程、美しい寝顔が、播磨の視界に入ってきた。
(…さ、さすが天満ちゃんの妹さん――なんつーか…女神みてぇな寝顔だ)
数秒見惚れてから、首を振る。
「何ぼんやりしてるんだ、俺。毛布毛布」
八雲の肩までかかるように、そっと腕を伸ばして毛布かぶせた。
ふと、目に入る八雲の白いうなじ。その透明な白い肌に残る微かな赤み。
キスマーク。
以前、播磨が八雲へつけた痕が未だ残っている。
(あの時の。――ぐぉー、思い出すな俺!無だ、心を無にしろ。
もし妹さんに心を知られたら、また申し訳ねぇことになっちまう!)
信じられない事に、播磨はまだ八雲の気持ちに気づいてない。
それどころか、バカなりの真面目さで、八雲の優しさに付け込んでしまったと反省までしているのだ。
慌てて身体を離そうとした、その時。
「……ぁ……播磨さ…ん……すぅ…」
八雲の身体が小さく寝返りをうった。
膝歩きで近づいていた播磨の足へ、肩に届く程度でふわりと広がる絹のような黒髪がかかる。
そして――膝に、軽い重量感。
「っ………い、妹さん」
軽く肩を掴んで、そっと揺すってみる。…起きる気配は無い。
それどころか、幸せそうな寝顔のまま、仔猫のように頬を膝に摺り寄せて来る。
「まいったな…」
穏やかな寝顔を見ていると、無理やり起こすのも悪い気がする。
ほのぼのとした平和な寝顔と仕草に、先程の焦燥感が薄れ、心に余裕が戻ってくる。
(そういや、動物達に懐かれた時もこうやって膝に乗って寝かせてやったな。
ピョートルに乗られた時は死ぬかと思ったが)
学園のアイドル的存在に膝枕しながらこの感想なのは、朴念仁にも程があるが、
それでも、寝顔の可愛らしさに惹かれたのか、播磨の手が無意識にそっと八雲の黒髪を撫でる。
「くぅ………すぅ……すぅ……」
猫が身体を撫でられながら丸くなって寝ているような、安心しきった八雲の寝顔。
見つめる播磨の視線も自然と柔らかくなる。
暖かい静寂が降りる。
何度か播磨のごつい掌が、八雲の柔らかな髪を往復した時。
つぅっと何かを求めるように八雲の手が宙を彷徨った。
そして、はしっと腕を掴む。――寝ている彼女を知っている人なら「投げられる」と確信したかもしれない。
しかし…
「…………すぅ……」
八雲の手は、播磨の腕をを掴んだまま、しがみ付くようにして胸元へ引き寄せた。
そのまま逞しい播磨の腕に頬擦りする。
播磨の顔がボンっと真っ赤になった。
「い、妹、さん。あ、いや――この状態じゃ、起こしちゃまずい」
猫が前足で腕を捕まえて顔を擦り付けるような動作。
しかし、八雲は人間。しかも女性だった。
つまりは…丁度、掌の部分は…豊かな胸へ宛がわれる形なってしまっている。
ふにゅ。
掌に伝わる、蕩けるような柔らかさ。
腕に頬すりされる度、掌に捉えられた制服を大きく盛り上げている八雲の乳房がたわむ。
播磨の掌に余る大きさをもつ柔らかな胸に……大した抵抗も無く指が埋まってしまう。
(―や、やべぇ!手をどけなきゃならねぇ……が、なんだ?!
間接決められたみてーに、動かないぞ!しかもこんな柔らか…何を考えてる俺)
「ぁ……。ぅぅん…」
寝起き直後特有の眠そうな、それでいて可憐な声が八雲の唇から漏れた。
満足そうに播磨の腕を胸に抱きしめ、うたた寝していた春の女神。
その瞳が――。
眠そうな声と共に、パチリと開いた。
長くなるかもしれないので、一旦ここで切って…次からエロに入ります。
最近は、こんな甘々なのも滅多に見られなくなったよな…
去年の辺りに分校の過去SSを読み漁ってた頃を思い出したよ。
是非、ガンガってくれ。
寂さん……
801 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 13:34:59 ID:kUBhb8XX
おにぎりエロに超期待
超姉マダ-?
>>797の続きを投下します。少し長くなりました。
八雲が目を開けると。
――目の前には、サングラスをかけた少年の顔。
なぜか、膝枕をされて……その腕を八雲がぎゅっと胸に抱きしめていた。
(……夢?)
そう、なんだかとても幸せな夢を見ていて…。
寝ぼけたまま、八雲は、ぼんやりと播磨を見上げた。
サングラスに隠れた彼の瞳と、八雲の深い紅の瞳がぴったりと合う。
未だ播磨の手は、丁度、八雲の胸を揉みしだく形で止まっている。
「あ、いや……これは違うんだ、妹さん」
八雲の視界に播磨の心が、ものすごい勢いで映し出される。
手が動かねぇ
寝ちまったから
毛布
これは偶然
信じてもらえるか?
柔らかい
このまま…
寝顔可愛くて
嫌われちまう
誤解され
もっと触りたい
前みたいに
撫でて…
数秒。播磨の千々に乱れる思考を視ていた八雲は、
その聡明な思考力で現在の状況全てを悟った。
(播磨さん……寝顔可愛いって…撫でて、くれた……)
八雲の眠気で霞がかっていた頭が、淡いピンク色のような幸福感でいっぱいになる。
そして頬に熱。――すぅぅっと白い頬が透き通った朱に染まる。
「こ、これは違うんだ、妹さん!」
八雲が赤くなるのを怒りと誤解したのか、再び播磨が口をパクパクさせながら言う。
(……二回言った)
前に、それ以上のことをシているのに。それでも必死に思いやってくれている。
とても大切に思ってくれている。嫌われたくないって思ってくれている。
可愛いって……撫でてくれた。――心が、視える。
幸福感に包まれながら、八雲は、どうしたら播磨の混乱を収めて、
自分は気にしてないこと……むしろ嬉しいことを伝えられるか考える。
("嬉しいです"……"好きで…す"……だめ、言えない)
だから、やっぱりこう言ってしまう。
「いいんです。……また……お手伝いを……」
美術室で会った不思議な女の子の呆れた顔が思い浮かぶ。
まだ、こんな無理な言い訳をしている――幻影の女の子はそう囁く。
(……ごめんなさい。まだ…怖い)
だから、しがみついている手を、ぎゅっと胸に。
前に触れられた時を思い出して、柔らかく動かす。
胸に灯る甘い刺激。
播磨の心が、八雲への欲望に侵食されてゆくのが解る。
「――…妹さん…。っ…ダメだ…」
播磨の声が霞む。
同時に八雲に動かされていた掌が、少しずつ能動的に動き始めた。
豊かな乳房を、大きく捏ねるられると同時に、指先で軽く掴まれる。
「ぁ…ふ」
指が僅かに埋まった箇所から、じわりと快感が染み出してくる。
心と身体を同時に愛撫されているような感覚と、好きな人に触れられているという幸福感が、
八雲の子宮へ熱い疼きをもたらす。
「ぐおぉ――また…止まらねぇ。……妹さん、許せ!」
前と同じ囁き。
その宣言と同時に、八雲に視える播磨の心は一色に染められた。
"八雲が欲しい"という欲望の色に。
乱暴に唇を奪われた。
その力強さに目を閉じることを忘れたままの八雲の視界に、
サングラスを外した播磨の瞳が迫る。
(綺麗――狼みたい)
ちゅ…ゅく、ぴちゃ、ずずっ。
その狼の舌が、八雲の口腔を蹂躙する。
懸命に差し出す舌は、乱暴に吸い上げられて、隅々まで舐め…絡められた。
舌先から根元、唇の裏側まで、丹念にそれでいて荒々しく貪られる。
八雲の小さな舌は、播磨の荒ぶる心と同じ、嵐のような口付けに翻弄されて
喘ぎ声すら小さく、か細くなってしまう。
それでも、八雲の身体と心は、狼に貪られるような愛撫を受ける度に燃え、トロトロと蕩けてゆく。
じゅちゅ…くちゅ。
「んく…ぁ。ぅん…こく…ぁん」
播磨の舌から流れる唾液を、嚥下するとかぁぁっと喉とお腹が熱を帯びる。
(播磨さんの……嬉しい…こんな)
長いディープキスの合間に次々と着ているものを剥がされる。
強引に剥ぎ取られた制服は、畳まれもせずに八雲の華奢な身体の脇に散らかった。
傍から視れば、播磨が八雲を無理やり犯している姿そのものだろう。
「ぁ…ちゅ…ぅん。播磨…さん」
やっと嵐のようなキスが終わり、唇が離れる。
とろりとした銀の橋が、八雲と播磨を繋いで、静かに切れた。
甘さを帯びた八雲の声に、播磨がもう一度唇を重ねて抱き寄せる。
「妹さん……胸…触るぜ」
抑えきれない欲情に昂ぶった播磨の声。
その視線の先には、覆うものの無くなった八雲の胸の膨らみと桜色の蕾。
同時に播磨の心の声も視える。
これから、八雲の胸をどう弄ぶか……。先端を摘みたがっていること。
唇に含んで味わおうとしてること、胸のサイズへの好奇心…。
播磨が口に出さない露骨な賛美と欲望が、八雲の全身を愛撫していた。
「はい…播磨さんの、自由に……きゃっ」
右腕だけで抱きしめられる。
同時に、たわわに実った八雲の乳肉が、播磨の大きな左の掌で下乳から掬い上げられ、
きゅぅっと柔らかく絞るように揉まれた。
掌に余る、ミルクように白い双丘の一方をたぷたぷと、わざと揺らすようにして愛撫される。
豊かにたゆる柔肉の感触を堪能し終えた指は、乳房の曲線をなぞって、みるみる尖り始める色素の薄い乳首へ。
二本のごつい指が、生意気に自己主張を始めた桜色を……摘みあげた。
「ぁぅ…ぅ…ぁぁっ」
そんな無骨な愛撫だけでも、八雲の身体に走る快感は全身を駆け巡って、
背中が自然と反り返ってしまう。その度にたふたふと揺れる自分の大きな膨らみが恥ずかしい。
持ち上げられた乳房の先端へ、播磨の唇が近づく。
ちゅぅぅぅっ。
心の中で宣言した通り、播磨の唇が八雲の乳頭を捉えて吸い上げた。
「ああっ、やぁ…音――くぅっ…んんっ」
イヤラシイ響きが八雲の耳朶を甘く侵食する。
音と刺激で恥ずかしい程硬くなってしまった敏感な先端が、暖かい唇の中に吸い込まれて、舌で根元から舐め上げられると、
体中が快感と羞恥に燃えるように熱くなってしまう。下腹部からとぷとぷと何かが溢れて来る。
何より――。
播磨のがむしゃらながら素直なまでの欲望と、
八雲の胸がどれ程、彼を興奮させているか…その気持ちに全身を愛撫されているようで、
あっという間に絶頂寸前まで押し上げられる。
(胸…だけで……だめ、エッチな子だって…思われる)
必死で肉体的・精神的快感に耐える八雲の心も知らず、
播磨はコリコリと生硬くなってしまった八雲の乳首を乱暴に、
けれど丹念に舐めしゃぶった後、はくっ……白い肌に溶け込むように薄い乳輪ごと甘く噛んだ。
「――っ!ぁ―っ」
まともに声にならない叫びが、八雲の唇から漏れる。
全身を包んでいた快感が、噛まれた先端から何倍にもなって増幅して、
既に蜜を湛えていた恥ずかしい場所へ流れ込む。
とくとく。
早鐘のように打ち続ける鼓動に合わせて、熱い何かが溢れている。
全身が痺れたように動かない。
(ぁ……気持ちいい……)
蜜が流れるのを止められないまま、八雲は播磨にしがみつき快感の嵐に翻弄される。
それでも、許してくれない。
甘噛みから開放されると、また強く吸い上げられる。
いつもはなだらかで小さな乳首が、自分のものとは思えない程、大きく尖りきっている。
その最先端…僅かにへこんでいるえくぼのようなクレバスを、播磨の舌先がつつっと撫でる。
「――だ…め……っ!!」
再び、とぷとぷ。
ショーツに包まれたままの泉から、蜜が吹き上がる。
きっと――もうショーツはダメになっている。
そこへ、思念が。
妹さんのここ、幾ら吸っても飽きねぇ
ずっと触っていたい。気持ちよさそうな顔が可愛い。
唇…少し涎が…舐めとってキスするか。
濡れた乳首を指で…
もっと気持ちよくさせたい。
心が暖かい
大事に思う
だから、もっと――。
播磨の思いが全て視える。
そして、心で思っていること全てを、播磨は素直に実行に移すのだ。
例えば――唇が近づいて。
ちゅ…ちゅく。
舌で八雲の口端を舐めてから、再び唇を塞ぐ。
乳房を揉みしだいていた掌が離れて指先で乳首を摘む。
唾液に濡れたそれをきゅっと摘んで捏ね始めた。
キスしながら、入れたい
妹さんをかき混ぜて…
大きな胸を一緒に
恥ずかしい。
でも、そんな風にされる自分を想像してしまい、また絶頂へ導かれる。
快楽の波に浚われながら、八雲はこっそりと思う。
(私の心が播磨さんに視えなくてよかった……)
胸を愛撫されているだけで、何度もはしたなく気をやってしまっているなんてことを知られたら。
(きっと、はしたない子だと、思われてしまうから…)
全身を快感に染められて、ぐったりしている八雲の身体から、播磨の大きな手が僅かに残った衣類を剥ぎ取り始める。
たっぷりと蜜を吸ったショーツが糸を引きながらずり下げられると、再び播磨の"感想"が視える。
こんなに濡れて…
すげぇ
早く入れたい
気持ちよくなって欲しい
感じてくれてんだ、嬉しいぜ
「ぁぅ……」
言葉で羞恥を煽られているかのよう。
でも、文句を言うわけにはいかない。勝手に視えてしまうのだから。それに……嬉しい。
「妹さん、入れるぜ…痛かったら、無理するなよ?」
痛いわけ無い。
初めての時ですら、身体の苦痛より貫かれることによって直接感じる心で愛撫された方が強かった。
今は、何度もイかされて、蜜が溢れてる。心の昂ぶりも以前とは比べ物にならない。
(早く…播磨さんが、欲しい……好き、です)
「……はい」
言葉にできたのはそれだけ。
けれど、万感の想いを込めて抱きつく……ツンと尖ってしまった乳首が、いつの間にか自分の服を脱ぎ捨てて
逞しい身体を露にした播磨の胸板に触れて、ゾクリと快感が走る。
(私…えっち……かも…)
そんな恥ずかしい想いは、再び唇を奪われたことで蕩けてしまう。
ずぷ――ずずっ。
胸だけで何度もイかされて、たっぷりと蜜を溢れさせている膣孔が播磨の太いものを飲み込んでゆく。
抱き合ったままの対面座位。腕は背中とお尻に廻されてがっちりと掴まれている。
ぐちゅりぐちゅりと濡れた音を立てて、柔肉が広げられて行く。
(播磨さんの…が、入ってる――)
「ぐぅっ、妹さん…すげぇ……いい」
「――播磨さん…ぁっぁっ」
切羽詰った播磨の声が、嬉しい。
二度目だと言うのに、ショーツをだめにしてしまう程湧き出ている蜜は、
そそり立った肉棒全てを八雲の狭い膣孔へ導く。
泡立つ愛液が、イヤラシイ音を立てて……奥まで埋まる。そこから、ゆっくりと下から突き上げられた。
背中に廻されていた播磨の片腕が、八雲の白桃のような柔らかなお尻に廻される。
下から両手で持ち上げるように引き寄せられて、先端で最奥をごりごりと擦る。
指先が尻たぶの柔らかさを味わうように蠢いて、八雲の羞恥をそそる。
お尻を掴まれて、熱い肉の柱で蹂躙されている。
イヤラシイ音を立てて、かき混ぜられる。
その感触が齎す快感に、八雲の心は痺れ何度も何度も絶頂へ押し上げられる。
そこへ――ぐっとお尻が持ち上げられて膣孔ギリギリまで引かれる。
抜かれてしまう…そう思った瞬間、再び子宮口まで一気に貫かれた。
「ぁぁっ!ひんっ――きゃ…ぁんっ」
たまらず、播磨の首にしがみ付く。
唇を首筋に押し当てて、膣内を一往復する度にイってしまう敏感な身体に意識を留めようとする。
二人の身体の間で、豊かな乳房が柔らかく押しつぶされ、胸板に密着し、
しとどに溢れた蜜は結合部から流れ落ちて、二人の恥毛を濡らしている。
「ぐぅっ、妹さ…ん。そんな締め付けたら――いっち…まう。また膣(なか)……で」
「――……」
唇を首筋に押し当てたまま、八雲は小さくコクと頷く。
(あ…きっとキスマーク…ついてる)
そんな事を思いながら、貫かれたまま、一番奥に精液をもらおうと腰をはしたなく動かしてしまう。
ぐじゅ…。
お尻に当てられた播磨の両手の握力が増す。
白い肌に痣がついてしまうのでは無いかと思うほど強く掴んで押し付けると。
どぶっどぶっ――。八雲の子宮口に宛がわれた亀頭の先端から、精液が流し込まれ始める。
力強い脈動が、二人の繋がりを一層強く感じさせ、脈打ちと共に放出される熱い液体は、播磨の心をそのまま伝えてくる。
同時の絶頂は……八雲の心と身体、両方を満たしてゆく。
二人は、深く密着したまま……言葉も無く。
愛し合った恋人同士だけに許される、幸福な一体感に酔っていた。
◆ ◇ ◆
朝日が眩しい。
あの後、二人でお風呂に入って、二人で朝食を作って、二人で一緒に食べて。
……バイク二人乗りで、朝の海岸線を走っている。
「すまねぇ、妹さん!朝日が昇る処見せたかったんだけどよ。さすがに8時じゃな…学校行くだけで精一杯だ」
播磨が声を張り上げると、しがみ付いている背中から彼の筋肉の動きが伝わってくる。
ヘルメットと強い向かい風のせいで、きっと声は届かない。
だから、身体に廻した腕に精一杯の力を込めて応える。
嬉しい。と。
◆ ◇ ◆
その日の学校で。
「あれー?播磨君、なんか首についてるよ?」
「て、天満ちゃん!?――ぐぉぉっ、こ、これは!」
「あれ?痣?――あー!解った、また喧嘩だね?」
「……(こくこく、必死で頷く)」
「播磨君、八雲っていう可愛い彼女がいるんだから。危ないことしちゃダメ。解ってる?」
「お…おう!解ってるって!妹さんは俺が必ず幸せに……あ…」
「うんうん。さっすが播磨君!頼りにしてるからね!」
「!…(しまったーーー。つっても本当のことは言えねぇ…)」
「八雲をよろしくね。オトウトよー」
「………(あれ?あまり…辛くねぇ。…これもありか……なんて思っちまうのは何でだ?)」
―終―
これで終了です。
乙です。
そして何よりGJ!
やべえ
八雲可愛杉
それにしても言葉責めされっぱなしみたいな感じだな
またそこがエロい
817 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 13:27:45 ID:4yowgA2d
旗派だけどちょっとおにぎりに揺れた
グッジョブ!
おにぎり美味そうw
最高っす
820 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 22:41:21 ID:ZHpqzyfZ
久々に来たらおにぎり完結してるー!!
ありがとうありがとう
それにしてもヤクモンいいな、メガカワイス
これは美味いおにぎりですねw
八雲は可憐でいいで砂
823 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 01:16:47 ID:8IrI6bN3
ヤクモンごっつぁんです!
最後の投下から3日なのに、もう飢えてきた。超姉あたりをキボン。裸エプロンで
「ふふ、拳児君。この姿をどう思」
「風邪引くぞ。」
「………………」
>>825 絵のモデルで、絃子は裸エプロンの格好をさせられる。モデルが終わったあとも葉子の熱心な要請でそのまま。
酒を飲んで雑談している間にうっかり自分の格好を忘れて、葉子が帰った後、播磨を迎えた瞬間、はっと自分の格好に気づく。
うろたえる訳にはいかないと、無理に余裕を装って一言。それを無愛想に切る播磨。
絃子、プライドを傷つけられて……。
本物の拳銃を咥え、トリガーを引いた。
パンッという音共に脳漿が飛び散り、周囲の壁や床を朱に染める。
>>827 そんなシーンがテレビから流れる。
絃子は何事も無かったようにすれ違い、部屋へ向かおうとする播磨の肩をはしっと掴んだ。
「そうか……。風邪を引かずに済むよう、拳児君に協力してもらうことにしよう」
「だが断る」
播磨はきっぱりと言うと、そのまま部屋に帰ろうとする
「待ってくれ」
瞬間、播磨の背中に衝撃。
播磨の背中に抱きついている絃子。
エプロン越しの乳房のふくらみが播磨の背中に押し付けられている。
「女性に…あまり恥をかかせるものではない」
播磨拳児は呼吸すら忘れその胸の感触に心を奪われていた。
「もが! もがもがもが!?」
「コラ離れるな。折角なんだから…愉しみたまえ」
唐突に陥った状況に心底焦りながらもそこから抜け出そうと播磨はもがく。
しかし絃子もまた、彼が抜け出るのを嫌がり、彼の頭を己の胸に押し付ける。
(やべえ……息ができねえ…っ!)
意を決し、播磨は両腕で絃子の体を掴み力をこめる。
「ぷはぁ!!」
助かった。何とか脱出できた。
深呼吸して酸素と安堵感を同時に得る。
と、その時。
「んフ……いきなり大胆だな拳児クン」
「は?」
見ると、掴んでいた絃子の体の箇所は、
女性にだけ備え付けられている二つの膨らみだった。
1分間の沈黙の後、
「・・・は、播磨さん・・・」
そこにはいつもの件で例の如くやってきた八雲の姿が・・・って言うか早く気づけ
「よっ……と」
固まってしまっている播磨をゆっくりとソファーに倒す絃子。もちろん八雲の事なんて気にしない。むしろ見せつけようとする。
目の前で繰り広げられる光景に呆気にとられて、逃げることも止めることも出来ない八雲。
(絃子先生、綺麗…)
裸エプロンの姿で背を向けている絃子の背中、お尻は、葉子が描きたがっただけあって芸術的に美しい。
そんな絃子の姿に、播磨の抵抗も次第に弱くなってゆき、とうとう唇を塞がれる。
「んっ、んんーー!」
「ぁん…ぴちゃ…ふふ、拳児君のファーストキスだったかな?」
ちゅぱ、くちゅ。
わざと聞かせているかのように激しい水音が響く。
八雲は、二人の痴態から目を離せないまま、胸の鼓動が高まってゆくのを感じていた。
836 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 08:39:05 ID:AChqlcZL
「わ…私も混ぜてください」
たった一言だった。
チィンコがたった俺は人間失格_| ̄|○ il||l
心でそう反省し、なんとか勃起を落ち着かせようとしても
播磨の股間はどんどん膨らんでいくばかり。
それに気づいた絃子は口元に笑みを零すと、
そのまま細く華奢な手を播磨の股間へと滑らせていく。
「ふふ、大胆な発言だな八雲。拳児君も男冥利に尽きるようだ」
播磨の肉竿の形をなぞるようにして、絃子の細い指が這う。
既にソコは、絃子の情熱的なキスと愛撫、八雲の意外な宣言によってガチガチに硬くなっていた。
一方、八雲は、自分の口から出た信じられない言葉に呆然としていた。
(え……私、何も言ってない…)
そう。気づいたら唇が勝手に言葉を発していたのだ。
ふと、隣に僅かな気配。
――『こうしないと、盗られてしまうでしょ?サービス』。
美術室で会った長い髪の女の子が、そう囁いた気がした。
(そんな、一方的に…)
混乱する八雲へ、絃子が誘うように笑って言う。
「おいで、八雲。ファーストキスは拳児君のココに奉げるといい」
八雲は播磨から瞳をそらすことができなかった。
足が理性の掌握を外れ、ふらふらと播磨に近づいていく。
(これは、きっと、あの子が……)
そんなふうに責任を“あの子”に押しつけながらも、
八雲は心のどこかで、それが自分の望みに他ならないと分かっていた。
播磨の股間に顔を近づける。
力強く天を指す肉茎は、先走りの汁でいやらしく輝いている。
嗅覚が、男の、雄の臭いをとらえる。
「八雲、拳児君が欲しいかい?」
「いけない、妹さん」
播磨の手が八雲の頬に触れた。
サングラスの奥に真摯な瞳が見える。
「おい、弦子! 妹さんまで巻き込むつもりか? 冗談じゃ済まねえぞっ」
「冗談なものか。私は最初から本気だよ」
「……私も、本気です。私は、播磨さんが欲しいです」
# しまったっ、播磨、まだズボン脱いで(脱がされて)ねえっ
# 840冒頭補完
八雲は播磨から瞳をそらすことができなかった。
正確には、弦子の細い指に弄ばれる、彼のジーパンの膨らみから。
紺色のデニムの生地の下で、肉棒は獣のような存在感を主張する。
「拳児君、苦しそうだね」
――カチン
興奮し敏感になった八雲の聴覚には、フックが外れるかすかな音さえ大きく響いた。
まるで、播磨の膨張に耐えられなくて弾けたかのような甲高い音だった。
ジッパーが下ろされ、トランクスから播磨自身が取り出されるさまを、八雲は魅入られたように見つめていた。
足が理性の掌握を外れ、ふらふらと播磨に近づいていく。
八雲の透き通るような白い頬が、播磨の長大な雄にあてられる。
愛しげに、うっとりとした瞳のまま頬すりを繰り返す。
「……妹さん…ぐっ、早まっちゃいけ…ねぇ…っ、やめろ絃…っ!」
止めようとする播磨の声も掠れ始めている。そんな抵抗も、絃子の唇で塞がれてしまう。
上と下、両方から襲い掛かる未知の刺激に、喧嘩無敵だった筈の播磨の身体は全く動かなくなっていた。
淫らな口付けの音。
欲情で熱を帯びた肉柱に、華奢な指で先走り汁を塗りつけられる感触。
そして――。
「播磨さ…ん。……ちゅ…」
震える声が播磨の耳朶を打ち…。
次の瞬間、八雲のファーストキスが、赤黒く淫らに脈動する肉棒へ奉げられた。
その瞬間、今まで力強くそそり立っていたチンポが途端に萎えた。
「お前じゃない…」
播磨の残酷な呟きは、八雲の心を容赦なく抉る。
それでも尚、八雲は縋る様に播磨を見つめ、問いかける。
「私じゃ…駄目なんですか……」
「…………すまねぇ……」
そんな八雲を可哀相に思いつつも、播磨のチンポを再び扱こうとする絃子。
しかし、播磨のペニスに元気が戻る事は無かった。
「拳児…君?」
絃子が播磨の顔へと目を遣る。
そこに合ったのは、ペニスを情けなく露出させている事も忘れ、真剣そのものな播磨の顔。
「悪いな…絃子、それに妹さん」
そのいかにも真剣そうな言葉と声に、2人は息を呑み、静かに播磨の次の言葉を待つ。
「俺は…天満ちゃんの事が好きなんだ」
はっきりと告げた播磨の顔を眺める2人の顔は…
どこか悲しげで、そして爽やかなものであった。
〜おしまい〜
完璧だぜ、俺は天満ちゃんへの愛を貫いた。
心の中でエンドマークをつけた時。
「……拳児君、何をぶつぶつ言っているんだい?」
漫画執筆に没頭する要領で現実逃避していた播磨は、絃子の声で現実に戻された。
勿論、八雲が子猫のようにおずおずと舐めているソレは萎えている訳もなく、ぎんぎんに勃起したままだった。
それどころか、一回り大きくなっている。
「くそっ、格好よく決めた筈だったのによぉ……」
「よくわからんが、私も味見させてもらうぞ」
「うわぁ!――や、やめっ」
播磨の大柄な体を這うようにして、絃子は八雲が美味しそうに舐めしゃぶっているモノへ顔を近づけた。
二枚の舌が熱心に肉棒に絡み、カリ首の段差の隅々までも濡れた舌先で愛撫し始める。
必然と、八雲、絃子、二人の美貌が播磨の肉棒を挟んで接近する。
濡れた舌が時々触れ合うのが刺激的で、絃子は八雲の可愛らしい舌先にも悪戯し始めた。
「ぁ…先生――んっ、ぁぁ」
「ふふ、葉子には内緒だ」
播磨の肉棒の上で重ねられる唇。
八雲の口腔を舌でたっぷりと蹂躙した後、絃子の唇は熱い肉の柱に戻り、熱心にしゃぶり始める。
そして、上目遣いで呆然としている八雲を見つめて、キスを続けるよう促す。
ちゅぱ、ぴちゅ。
美女と美少女が隠微な口付けを交わしながら、二枚の舌でフェラチオをしている。
そんな状況に、播磨のいきり立ったモノが耐えられる訳も無い。
「ぐぁっ、二人とも――離れ…もうダメだ、出ちまうっ!」
ぎりぎりと歯を食いしばって、射精感を我慢する播磨。
最愛の女性の妹と、何だかんだ言っても世話になっている従姉妹に汚液をかける訳にはいかない。
「拳児君、なかなか優しいな。しかし、無用の心配だ。私も八雲もそんなことは気にしない」
「……はい」
播磨の切羽詰った声を聞いて、愛撫を止めるどころか逆に激しさを増す二人。
八雲が小さな唇に亀頭を頬張り、舌で鈴口を一舐めした瞬間。
播磨は盛大に白濁液を放出していた。
「んくっ…こく…ぁぁ…ふ」
熱心に、口へ出された雄液を嚥下する八雲だったが、量が多すぎて唇の端から毀れる。
そこへ、絃子舌が這い……口元から流れる精液を舐めとった。
846 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 07:46:59 ID:4q2/bjY8
「絃子セン…パイ?」
そう。八雲は鍵をかけていなかったのだ。
847 :
833:2005/11/22(火) 07:57:56 ID:3dSQPSF9
・・・一瞬の静寂の後、室内にこだまする葉子の声。
「駄目ー 先輩は私の物なの!!」
以下個人メモ
洒落で
>>833の書き込みをした者ですがまさかここまで伸びるとは・・・
超姉(絃子)プラス妹さん(八雲)のみのコンビって初めてでしょうか?
ってこれも一種の姉妹丼?
助かった。これでいつもの如くドタバタな展開になり、この状況を打破することができる。
播磨は葉子の乱入をむしろ歓迎した。
しかし、絃子の言葉が播磨の淡い期待を打ち砕いた。そして、葉子の想いまでも。
「すまない葉子・・・その気持ちには・・・応えてやれない。」
「そんな・・・先輩」
「私は・・・健児君が好きだ。愛している。」
「だから・・・お前に応えてあげることはできない」
トサッ・・・
葉子は力無くその場にへたりこんだ。
無論、葉子もこの位でショックは受けるが、
あきらめるような性格ではない。
彼女はへたりこみながらもすぐに、これから自分が
なすべき行動について思考し始めていた。
(今ここで私にとって最悪の展開は何か?)
(先輩と拳児君がさらに「深い」仲になることだ。)
(それを食い止める最善最易の行為とは?)
(先輩が事に及ぶ前に、拳児君に「打ち止め」になってもらうしかない。)
「それなら私も混ぜてください〜」
葉子は本心を隠すべく、さも自分も播磨に気が有るかのように三人に近づいていった。
しかし、彼女は自覚していなかった。
絃子を好きになるという代償行為で補完していた、
本来の「女」としての欲求が満たされ始めていた事に。
葉子の手が播磨の股間に伸び、あと数センチというところで…
「やめろぉォォォォォォォ」
絶叫と共に毛布を蹴飛ばし、ベッドから飛び起きる播磨。
全身汗まみれで呼吸は酷く乱れている。
周囲を素早く見渡すが、普段通りの自分の部屋。
自分の身体を見ても、普段のパジャマ。
「ハァハァ……ハァハァ……ゆ、夢か……」
ようやく夢だと気がついた。
安堵の溜息を吐き、その場にドッカリと座り込む。
――コンコン
ノックから数秒して、部屋の扉が開かれた。
「拳児君、起きたかい?」
物理教師で従姉妹の弦子は、いつもの理知的な表情で言う。
「キミの分の朝食ももうすぐできるところだよ」
その言葉の正しさを示すように、キッチンからなにかを炒めるような音がする。
って、ちょっと待て。弦子がここにいるならフライパンを持っているのは誰だ。
「あ、拳児君起きたんだー」
美術教師の笹倉葉子の、やわらかい声が耳に響く。
まあ、葉子姉ちゃんが朝飯つくりにきてくれるというのはありえない話じゃあない。
ほっとして、ソファに腰を下ろすと――すぐ隣で葉子がくつろいでいた。
「拳児君、お・は・よっ」
えっと、あの、じゃあ、炒め物してるのは誰ですか?
キッチンに目を向けると、かなり大き目の弦子のパジャマに、上からエプロンを羽織って、
塚本八雲が朝食を作っていた。
「おはようございます、播磨さん」
「お、おすっ、妹さん」
播磨はそんな応えを返す。
さっきのは、どこまでが夢で、どこまでが現実デスカ?
たとえば、私はいつパジャマに着替えたのでしょうか。
##回想で深夜に戻るもよし、このまま朝のシーンを続けるもよし、どうぞっ
// っつーか、グダグダ続けるくらいなら誰か代表して書き纏めて投下してくれ。
じゃ、天満に振られて心神喪失の末に入院。
辛い現実を拒否し、病院のベットの上で延々と都合の良い夢を見続けているっていうオチでいいよ。
なにそのドラえもん
丁度オチもついたし終わりでいいと思うよ。GJ
無理やり終了→すぐ軌道修正が職人技だったね。
470kbくらいで次スレいく?
じゃあ次スレいこう
次スレマダー?
くっ……久しぶりに仕事がたてこんで、息抜きに訪れてみると……。
どうして、こんな面白いこと、混ぜてくれなかったんだぁ〜。シクシク
どうして来てくれなかったんだぁ〜。
人少ないし終了荒らしいるし大変だっただぞ。
リレー小説良かったけど、続いている間他の職人さんが投下しにくのと、
荒しがその気になれば、明後日の方向に捻じ曲げられてしまうのが難点だね。
リレー小説、逆に笑ったんだが。内容にではなく流れにね。
そうそう。
>>837とか普通のレスだろうに、それをリレーしてしまう処がワラタ
壮絶なラリーだったね。
ボールが観客席に入っちゃっても構わず続行。
ここの職人は悪食にも程がある
しかし、ここには何人職人さんがいるんだろう?
リレーに参加していたのは、長文続行系が三人、終了系が一人、短文系複数、乱交投入系が一人か?
携帯書いてます。
晶姉さん難しいです。
携帯よか茶道部お願い。
新スレ立ててこようか?SS投下するにしても、中途半端な残りKBだし。
ダメだった。誰か頼むorz
乙。
乙1
874 :
648:2005/11/25(金) 21:06:30 ID:UBGBF8fE
次スレも立ったようなので、こっそり。
素晴らしい、おにぎりなキスマーク話の導入を投下してくれた
>>620の作者さんへ。
もし、620からの導入の続き(648以降のキスマークSS)を、自分のサイトにUPする事があった場合、
ここでのコラボレーションであることを明記して、620―622のSSを掲載することの許可をお願いできないでしょうか?
>>874 全然構いません。OKです。
できれば648さんのサイトを教えていただければ嬉しいですが、
晒したくないならべつにいいです。
あ、でもせめて検索のヒントくらいは教えてホスィ
>>875 ありがとうございます!
ただ、実は、サイトを開設する予定があるだけなので、今はまだ形になっていないのです。
書き溜めたものを放り込んでいる倉庫はあるのですが…。
倉庫は、恐らく検索には引っかからないと思うので、こちら(メル欄)に連絡して頂ければ返信致します。
ごめんなさい。上のアドレス無効でしたorz
こちらに。
20kbくらいの作品キボン
だな。
そうでないとここが落ちん。
次スレにはまだ行くなよーみんな
少しでも書き込んで埋めるか
播磨拳児が長い放浪の果てに見出した安住の地――ここ旧校舎の教室にも異変が訪れていた。
頭上から舞い落ちる埃をいぶかり見あげた視線の先には、黄褐色のもみじがふたつ綺麗に並んでいた。
播磨の手のひらほどもあるそれが、どうやら鳥の足を模したものであることに気づくまで、播磨しばらく
ほうけたようにそれを見つめていた。が、自分に残された時間に気づき、慌てて頭をふると机に向かう。
驚くほど快調にペンは走り、みるみるうちにネームが完成されていく。もっとも、今日の段階でネームと
言うだけで、既に絶望的な状態なのだが、乗っている播磨はさして気にする様子も無く一心不乱にペンを
走らせていく。と、なにやら若い女の素っ頓狂な声に続いて、天井から埃が舞い降りてきて、播磨の創作
活動に水をさした。
唸るような声を上げて見上げた天井には、黒ストッキングに包まれた形の良い脚と、小ぶりな足を包む
女物の上履き。抜け出そうともがく脚が天井と擦れ、ストッキングを伝線させていく。破れ目からのぞいた
驚くほど白い女生徒の生脚に、播磨は思わず固唾を呑んだ。
続きはまだー??
「高野先輩……突然『部室の大掃除よ』だなんて、何かあったのかな?」
ひとりごとをつぶやきながら、サラは冬休みで閑散とした旧校舎の廊下を歩いた。
「おはようございまーす」元気良く茶道部室のドアを開けてみたものの、
「あれ、誰もいない……」部室には人影も無く、暖房の痕跡も無かった。
その時、かすかな振動とともにサラの携帯が鳴った。
「あ、また高野先輩からメールだ」
『おはようサラ。今、貴方は旧校舎の部室ね。2階の教室に大いなる謎と素敵なクリスマスプレゼントが
待ってるわ。さあ、急ぎなさい』
きしむ階段を恐々と踏みしめながら、サラは旧校舎の2階へ足を踏み入れた。
「2階かぁ…いつも誰もいないよね…」
廊下にはうっすらと埃がつもっていたが、そこにはのたくったように走る3本の筋が見てとれた。
無意識にその筋を辿ると、サラは古びた教室の扉に手をかけた。
「ここかな?入りまーす」
教壇や机は隅に片づけてあるのだろう、扉をあけると古ぼけた板張りの床がサラの視界に入った。
窓際には、差し込む陽射しを浴びて佇む、巨大なペンギンの半身像が鎮座している。
「何か置いてある……これがプレゼント?」
おっかなびっくりペンギン像に近づいていくサラの足下で、何かが割れる鈍い音がした。
次の瞬間、ペンギン像が巨大化した。否、サラの視点が床面近くまで一気に落ち込んだのだ。
「あ……あら〜〜!?」
とっさに広げた両手のおかげで、転落こそ免れたものの、サラの腰はすっかり床板に嵌りこんでしまった。
「ふ〜〜ん! ふにゅる〜〜!」
床に手をつき懸命に体を持ち上げようとするも、腰骨が支えてビクともしない。どころか、お尻を支えて
いた1階の天井板が外れたのだろう、今や、お尻までもが虚空に浮かんでいる始末。幸い、一気に落下する
様子こそないものの、下手に動けば重大な事態を招く予感はあった。
「ハァハァ、ぬ、抜けないよ……困ったなあ……」
(どう見ても女の脚だ……)
積み上げた机で足場を作り、その上によじ登った播磨は、黒いストッキングに包まれたサラの脚をしげしげと
眺めながら、ひとりうなずいていた。
(けどよ……たしか高野と言ったっけ……この旧校舎はアイツのテリトリー。油断は禁物だ)
逆V字型に天井から伸びた、サラの脚越しに見えるカエデのような着ぐるみの足を見つめながら播磨は思った。
(大方、俺がこの脚に欲情してけしからん行為に及ぼうとするところでも写真に撮って脅そうって魂胆だろうが
そうはいかねぇ……。痩せても枯れても漢、播磨拳児。天満ちゃん一筋は伊達じゃねぇぜ……)
その時、いきむような声とともにサラの脚が蠢きはじめ、播磨の眼前で空中を蹴るような仕草をはじめた。
どうやら脱出を試みている様子だが、かえって逆効果だった模様で、天井板はわずかばかりの抵抗もみせずに
砕け落ち、黒ストッキングに包まれた小ぶりな臀部が播磨の眼前に落下してきた。
うら若き女性の臀部を、これほど間近で目にしたことはない。さしもの播磨も、局所に兆しが現れるのを
抑えることはできなかった。踏み抜いた床板で伝線し、ところどころが破れた黒ストッキングから清楚な下着と
なめらかな肌がのぞく。股布は加重で引き攣れ、ふくらみかけたばかりの秘所にこれでもかと食い込んでいる。
無意識のうちに身体をかがめ、下から覗き込むようにした播磨を誰が責められようか。
それからそれから
実はものすごく楽しみに待ってる。
だが、天誅は訪れた。
「あっー ダメっ!!」
播磨の行動を咎めるかのようなサラの叫び声に耳も貸さず、播磨が身をかがめてサラの股間を真下から見上げ
ようとしたその時、第二の脚が天井を突き破り播磨のわき腹を強打した。
「!!」
声にならない悲鳴をあげて、播磨は積み上げた机とともに崩れ落ちた。落下の際、中途半端に膨張した部分を
痛打したため、股間をおさえて転げまわることになった。
「あ……あれ……?」
床板を踏み抜いた瞬間、階下までの落下を覚悟した八雲だったが、何かがやわらかく受けとめてくれたおかげで、
何とか両手を突っ張ることができた。だが恩人?を探す足先は、むなしく空を掻くばかりだった。
(許せねぇ、あの性悪女。最高のタイミングで蹴りを入れてくれやがった)
わき腹と股間をさすりながら、播磨は恨めしげに天井から生えた第二の脚を眺め悪態をついた。
「だが、いい気味だぜ。さっきからさんざんもがいているが、どうやら脚が抜けねぇようだ」
(ああいう女には、俺様の恐ろしさを骨の髄まで叩き込んでやる必要がある)
頭陀袋から資料撮影用とおぼしきカメラを取り出すと、勢い込んで播磨は机を積み上げ始めた。
「お前の、その面白恥ずかしい姿を……このカメラにガッツリおさめてやる……!」
常識の地平線の遥か彼方にある高野の説明を受け、沈黙した教室に軽快な着信音が鳴り響いた。
「あ……、姉さんからだ……」
『もしもし! 八雲、今何してるのーーー? お昼どうする?』
「……あ、あのね……す、すごく答えづらい状況というか……」
場違いなまでに明るいノリの天満の声が、旧校舎の静寂に響きわたる。
「……で、実は今旧校舎2階にいるんだけど……ちょっと困ったことになってて……」
『えっ、そーなの!? ちょーど近くにいるから迎えにいくよ!! じゃねーっ!!』
「あ……姉さん待って。最後まで……」
いつものごとく、妹の話をみなまで聞かず、天満は電話を切った。
「塚本先輩来るって?」心配そうに問いかけるサラに、
「う……うん……」と困惑気味に肯く八雲だった。
なんとはなしに既視感を覚えながら、播磨は天井から屹立する象牙色の脚を見つめていた。女性の肌の色は
まさに十人十色である。この年頃の少女であれば、あるいは体育会活動で日に焼け、あるいは不摂生な生活からか
水ぶくれたような脚の持ち主も少なくはない。だが、眼前の脚はまさに一級品
汗ばんでいるわけでは決してないのに、掌に吸いつくようなしっとりとした肌。何よりも透きとおるかのような
その肌の色。膝小僧の出っ張りを感じさせないのびやかな脚は、しなやかな筋肉とうすい脂肪の層をきめ細かな
肌が包みこんでいる。踵からふくらはぎにかけてのびるほっそりとした腱と、膝裏に浮かぶ二筋の腱、そして……
天井板へと続くやや太目の内腿の腱を見つめるうちに播磨の掌はいつしかその内腿へと伸びていた。
なにこれ?
視点が入れ替わりすぎで、わけわかんね
出たよ八雲マンセー描写、さぶっ
GJ!足の描写イイ!続き楽しみにしています。
外野は気にせず。視点切り替えは改行でしっかり把握できますので。
「………………………」
イキナリ、オチが読めた気がするわ。そう言った高野の予想は間違うことなく的中した。
「一瞬だったね………」
諦観したようにサラが天を仰ぐ。
「姉さん………………」
己の姉の、あまりにお約束な行動に、八雲はただただ恥じ入るばかり。
「皆だってそーじゃん!! 大体そんなのわかるワケないでしょ! 先に言ってよね!!」
胸まで埋まった天満が真っ赤な顔で言い返すその足元下では、播磨が再び床板と接吻を交わしていた。
「そうだ八雲。あの人呼んでみなよ!」
いよいよ本格的に助けが必要になったね。そうこぼしたサラが名案を思いついたように八雲を振り返った。
「え?」
問い直す八雲に、
「八雲がいる限りゼッタイ来るよ!」
そう、サラは畳み掛けた。
「えっ……あの人って……」
(それって……播磨さん? 助けに来て……くれるだろうか?)
「念じるのよ! きっと届くわ!」
訝る八雲の背中を押すかのように自信満々でサラは答えた。
その頃、播磨は机の山に再度よじ登り、八雲の下半身へと体を近づけていった。亀裂が入った天井板を力任せに
取り除くと、みしみしと音を立てて剥きだしになった臀部がこぼれ落ちてきた。落下しまいと慌てて力を入れたの
だろう、臀部の両脇が軽くへこみ、両脚が空を掻くような仕草を見せる。
播磨はショーツの上端に指をかけた。ごくりとつばを呑みこむと、ショーツをゆっくりと引きおろしていった。
白くすべすべとした下腹部が露わになり、ショーツの上端から茂みがのぞきはじめた。
播磨は時間をかけて脚のつけ根付近まで、八雲のショーツを引きおろすと、ひとり悦に浸った。腰骨のわずかな
ふくらみが支えているだけの小さな布切れは、へたに脚を動かせば、そのままずり落ちてしまいそうだ。今にも
見えそうで、それでいて見えない。その出来栄えに満足した播磨は、デジカメを取り出してシャッターを切った。
マホカンタ
マホカンタ
マホカンタ
ちょだめいやだmだjsfldjsぁfkjdslkふぁf
くぁwせdrftgyふじこl;p@
デキターーーー
いいやいややいあやいあやい苦労した世ォ
こんなにもこんなにも僕はいいのかと
君の溜めに心から喜びの歌をう
ボクの稲として頭から信じる人の気持ちを考えても
そこから踏まれる友情には決して無くては鳴らないのだと
それからは良くなる関係になるはず
嬉しい時には心から跳ねると言う
今のことは何でも楽しいとボクの稲が分かるはず
これからはいつでも一緒
ボクと暮らさないか?
攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
Story
近未来。草薙素子は公安九課、通称「攻殻機動隊」のエージェントとして、公安活動から暗殺までをこなす凄腕のサイボーグである。
しかし半分機械と化した自分の存在に疑問を感じる日々が続いていた。
一方、世間では「人形使い」というハッカーが出没して、九課はそれを追っていた。
人形使いは不特定多数の人間の電脳に進入し、それらを手足のように操って政府の外交交渉の妨害工作を行おうとしていた。
九課は工作の阻止には成功するが、人形使いを捕らえる事には失敗してしまう。
だが後日、事故で九課のラボに持ち込まれたサイボーグの義体の電脳の中にその人形使いが入り込んでいたのだ。
そして人形使いは自らを「情報の海で発生した生命体」と称し、亡命を希望する。
だがその時九課が何者かの襲撃を受け、人形使いの義体が持ち去られてしまった。
そして素子達はその後を追うが……。
Explanation
しょっちゅう『甲殻機動隊』とか『功殻機動隊』と間違って書かれるこの作品、
元来は『アップルシード』『ドミニオン』などを描いた士郎正宗原作のコミックである。
その劇場アニメ化を行うにあたって、その監督に選ばれたのが押井守である。
押井氏がこの企画を振られ、それで押井氏も士郎氏の原作を気に入っていたために引き受けた。
(そのために流れた、押井氏が出そうとしていた企画が後に『人狼』となるのだが)
この映画は日・米・英の同時公開で行われ、ほどなくして家庭用ヴィデオソフトも各国で発売されたのだが、
アメリカのビルボードという雑誌のヒットチャートで、『攻殻機動隊』のヴィデオセールスがトップになったのだ。
これは実写・アニメ・映画を問わずあらゆる映像ソフトの売上の中でトップになったという事であり、
今までの日本のどの映画も達成した事の無い記録であったので、
途端にマスコミは「アメリカでトップ」「世界の押井守」と、押井守の名前を一気に持ち上げることとなった。
しかしこの映画は元々原作者の士郎正宗の世界という感覚が非常に強く、
押井作品の中では押井色はかなり薄いと言われている。脚本は伊藤和典氏だが、
伊藤氏は「押井さんと士郎さんの橋渡しをした」と言っている。
事実劇中の台詞はほとんど原作にあった者が使われていてオリジナルの台詞は少なく、
押井作品の特徴の一つである長台詞回しもない。
『機動警察パトレイバー2』でCGをアニメの中に演出として使用するという試みを行っていた押井守だが、
この映画ではそれをさらに押し進めた。そのため「アニメのディジタル化」という題目でも大きく喧伝された。
この映画がウォシャウスキー兄弟に影響を与え、
『マトリックス』の企画を売り込む時に攻殻機動隊を引き合いに出したというのは散々喧伝されている有名すぎる話。
またLD−BOX版の攻殻機動隊には、ジェイムズ・キャメロンのメッセージが入っている。
そして、神山健治の監督による第三の攻殻機動隊、STAND ALONE COMPLEXも始まった。
頭:CHD-MISTEYE
コア:MCM-MI/008
腕部:MAL-RE/HADRO
脚部:MLM-MM/ORDER
ブースター:MBT-NI/MARE
FCS:PLS-SRA02
ジェネレータ:CGP-ROZ
ラジエータ:RMR-ICICLE
インサイド:MWI-DD/20
エクステンション:MEST-MX/CROW
右肩武器:MWM-MM16/1
左肩武器:MWC-OC/30
右手武器:CWG-MG-500
左手武器:CWG-GSL-56
オプション:
S-SCR E/SCR S/STAB L-AXL LFCS++
L/TRN E/RTE CLPU
ASMコード:U8q4PXZ7B2t15FcY41
汎用ORDER。
そこそこ動けるが、マシショ066にサクッと喰われる。
003、066で組んだ方が動かしやすいかも。
ume
900 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 09:25:37 ID:nZXerYhK
900!
今、容量どのくらい?
488…かな。まぁ、10K前後。
>>903 容量に合わせてるからね。
常時打ち切り覚悟で。笑
埋めつつ
つ梅津
尻の割目に指をはわし、肌に触れないように注意しながらそろそろとショーツを引き下げると、八雲の秘所が
剥きだしになり、股間からは鼻腔を刺激する、女陰の生々しい匂いが漂ってきた。播磨は顔を近づけてその匂いを
そっと吸いこみながら、八雲のショーツをゆっくりと抜き取っていった。
積み上げた机の上で危ういバランスを取りながら、播磨はゆっくりと八雲の前面に回りこんでいった。異変に
気がついているのか、もじもじと脚を動かす八雲の秘所を、今度は正面から観賞する。
逆三角形状に生えた秘毛は、思ったよりもやや量が多く、いかにもやわらかそうにふんわりと盛りあがっている。
秘毛の茂みは股のつけ根にもつづき、淫裂の上端を覆い隠していた。
播磨は背伸びをして、顔を八雲の股間に近づけていった。秘所から漂ってくる牝の匂いが、より濃密に播磨の
鼻腔をくすぐった。
(よく見えねぇ……)
細くしなやかな太腿に手をかけ、一気に横に開かせたい。だが、そうすればさすがに声をあげるだろう。
思案する播磨の耳に、小動物の鳴声が聞こえた。
「で…でもどうやって……」
そんな階下の様子に気づくことなく、2階ではサラと八雲の不思議会話が続いていた。播磨が放逐された朝から
何度か八雲はメールを送っている。だが、電池が切れているためか、播磨からの返答は無い。会いたい――そう
心から願えば、この思いは伝わるのだろうか。
「なせばなるわ! がんばって八雲っ」シスターとして聴解の経験もあるサラの言葉は、理屈を超えた説得力を
持っている。根拠の無い自信に満ち溢れたサラの言葉に、八雲はとりあえず思念を送ってみることにした。
「…ほ、ほんとにやるの…?」
そう言いながらも、とりあえず目を閉じて播磨のことを思い浮かべてみる。談講社で触れ合った時、間近に見た
播磨の顔を思い出すと、不思議と心臓の鼓動が早くなった。
(……播磨さん……)
なんだか、播磨がとても近くにいる気がする。でも、八雲の思いは伝わってないみたいで。
(……播磨さん、助けて! 助けに来てください!)
その時、八雲の呼びかけに答えるかのように、床下からねずみの鳴声が聞こえた。
(ネズ公か……。待てよ、こいつは使えるかも知れねぇ)
ねずみの鳴声を真似ながら、八雲の太股の外側を軽く触る。びくんと震えたその脚が、わずかに開かれた瞬間を
とらえ、播磨は顔を八雲の股間にねじ込んだ。上を見上げる播磨の頭を、八雲の脚がちょうどはさみこむような
感じだ。動揺した八雲はびくんと脚を震わせ、閉じようともがくが、頭が楔となって脚を閉じることが出来ない。
播磨は眼前に明らかになった八雲の秘所を覗き込むと感動を覚えていた。
淫裂を覆う茂みは、播磨の目前で途絶え、花びらに似た緋色の肉襞がわずかに開いている。花びらの内側には、
薄桃色の粘膜が広がり、播磨のちょうど鼻先にあたる窄まりにかけて、体液に濡れて淫靡なてかりをみせていた。
むせかえるほどの牝の匂いが播磨の鼻腔を満たす。アンモニア臭が混じった生々しい匂いを嗅ぐと、播磨の頭は
ぼんやりと痺れた。深呼吸をするように息を吸いこみ、淫靡な匂いを胸に満たす。
17 名前:メディカル・ドラゴン 投稿日:2005/11/26(土) 04:19:22 ID:X1TFKgj0
八雲は上手くHをしていたのに、突然それが指でお尻に突っ込まれた瞬間に驚いた。
「ーーーァァァァアアアアアアッッ!!」
とても痛い。さっぱり分からない。
「な、なんで??」
八雲は聞くと播磨は聞かれたので答えた。それはとても冷たかった。
「悪いな、八雲。俺は不良なんだ。だからアナルとか攻めちまうんだ」
「ヒ、ヒドいィィーー。ヒドすぎだよ播磨先輩ィィィーーッッ!」
せれでも播磨は続ける。それは悪魔だ。
「大丈夫。続けるんだッッ!」
「無理だよォォォ、お尻が壊れるゥゥゥウウッッッ!!」
ヤバい、そろそろ限界なのか?しかし続いた。
ここで話は飛ぶ。
三日前から播磨と八雲は付き合い出している。
本当は誤解なのだが、播磨は塚本天満の事が好きなのに、
単純な間違いから八雲と付き合い出した。
しかし播磨には計画的な作戦があり付き合い始めたのだ。
それは誰も気付かない間に、天満と八雲を入れ替えてしまう作戦だった。
八雲は幸せそうだったが、彼女は天満を恋人にしたがっていることに気付いてないのだろう。
それが間違いだったのだ。
そして戻る。
「アンアンアンアィィィィィイイイイッッッッ!!」
八雲は壊れた。高校の女神だったのに雌犬になってしまったのだ。
「ハッハッハァァーーッッ!!」
「ひゃぃぃーーーーーンッッ!」
そして悪魔の宴は夜更けまで続くのだ。
さて夜が明けた。
播磨は八雲に天満を連れてくるように命令を下した。
八雲はメス奴隷になったので喜んでいった。
これで天満をついに手に入れたと思ったが、そうはフトン屋がおろそなかった。
頭がショートした八雲が連れてきたのは沢近だったからだ。播磨は不幸だった。
始めまして。下手だけど頑張って書いて見ました。お願いします。
次は沢近が襲われます。
38 名前:ドラゴン 投稿日:2005/11/28(月) 15:37:30 ID:uBydezTq
やってきた沢近を、播磨と八雲は、二人がかりで学校で使うような紐で固定した
そして体をグルグル巻いて動けないようにした後、服を脱がして全裸にされてしまったのだ
「ヒゲ説明しなさい」
沢近は説明を求めたが無視した
「ふふ、わからないわけないだろう、オジョー」
そして、さぁ、地獄は始まる
「Ahhhhhhhhha、STOOOOOOOOP!!!」
播磨は胸を吸い、八雲は下の顔を攻撃した。連携プレイだ!
「YAAAAAAAAAAHHHHH!!!!!!!!!」
沢近が哀れにも、かわいそうなほどに壊されていく。なんとも悲惨だ。
「FANISHEだァァァ、マイOJYOォォオオオオオ
英語を喋れる沢近がピンチの時に英語を話すのは普通だ。しかしなぜ播磨も英語なのだ?
「OOOHHHHH・MMMMMYYYYY・GOOOOOOOOOODDDDDD!!!!!!!!!!!!!!」
播磨は聖剣を前に、八雲は竹刀を後ろに指して、沢近を倒した
沢近も下僕となった
説明しよう。全ては烏丸の仕業だった
後ろに烏丸が現れた
「見事だね、播磨」
「ハッ!光栄でございまつる、烏丸大帝」
播磨は烏丸に操られているのだ
「嵯峨野・大塚・結城・三原・雪野・城戸・永山は倒した」
そして―――
「残りは一条と周防だ」
ちょっと工夫して見ました
続きます
コピペで容量潰すな、ボケ。
>>913 ごめん2kbじゃオチがつかない。
尻切れトンボですいません。
>>882,884,885,888,889,894,907,908
かな?
解禁前からネタバレしてる件について
月曜にこのネタ始めてるんだから明らかなネタバレだろ。
そゆことか。今頃言うから混乱した。
ここってバレOKなん?
mouowari
>>914 じゃあ次スレでお願いします
あと1kb
終了
ん?
終わったのか?
神戸ってウンコ色の阪急電車が通っている所でしょ?ダサいよ