強制女性化小説ない?Part11

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強制女性化にまつわるよもやま話やSS、強制女性化話のサイト情報を扱うスレッドです。
男性を無理やり女性化させて、屈辱や羞恥を与える話に萌えましょう!

【前スレ】
強制女性化小説ない? Part10


http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073483120/l50

【姉妹スレ】
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080320162/l50
 強制色が薄い順応型や願望型、当然系の作品。ほのぼの・またったり・純愛・お笑い系
は姉妹スレの方が向いています。

 こちらのスレは比較的ハード、SM、抑圧系作品が多くなりますので嫌悪感を抱く方は
このスレの閲覧を避けるようにお願いします。
 TSキャラの人格を無視して弄ぶ話、TSキャラが他人に蹂躙されるような話は姉妹スレ
ではなく、こちらで展開するようお願いします。

過去スレ関連スレは、>>2-10あたり。
2名無しさん@ピンキー:04/04/16 21:32 ID:rdQ/PAim
 ,'⌒⌒ヽ
/ λ W λ i ヽ
く ゝ` ‐´ノ,,ゝ
( .)~==~)つ
レノ人__人!
  (/(/

御機嫌いかがですか?NOIRのChloeが>>2ゲットです・・・・・。

>1 スレを立てるのは私だったのに!私のはずだった!!
>3 スレはあなたを必要とはしていない。それだけ言えば充分でしょう。
>4 これがあなたのレスか。・・・・・なるほど、つまらん。
>5 すべては過去スレ過去ログに記されています。
>6 答えは・・・・・答えは自分で見つけるように。スレ住人はいつもそう言っています。
>7 私が全身義体化サイボーグとして復活し「魔法先生ネギま!」に登場しているのは秘密です。
>8 あなたは、コピペを、貼る。なんの躊躇いもなく、貼る。
>9 あなたはノワールのエロ画像を失ってしまった。だからそんな顔をするんですね・・・・・。
>10 どうして・・・・・・・・・・どうしてッ!?
>11 嘘つきぃッ!!
>12 ・・・・・・・・・・ノワール・・・・・。
>13-1000 私、>>2ゲットできて幸せです。
31:04/04/16 21:35 ID:N0+nn7aN
【過去スレッド】
強制女性化小説ない?
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1002/10021/1002186275.html

強制女性化小説ない? part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1017/10174/1017406685.html

強制女性化小説ない? part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1027/10279/1027975198.html

強制女性化小説ない? part4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1032134486/

強制女性化小説ない? Part5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1037720935/

強制女性化小説ない? Part6
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1040906334/

強制女性化小説ない? Part7
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1045070923

強制女性化小説ない? Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067058536/150

【関連サイト】
投稿SS・イラスト保管庫
http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
4TS関連スレッド:04/04/16 21:45 ID:naiMry8c
この板(エロパロ板)
もし理想の女性に生まれ変わったら… その5 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073416983/l50
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SF・ファンタジー・ホラー@2ch掲示板
♂♂♂性科学SF♀♀♀工口じゃないよ科学だよ http://book2.2ch.net/test/read.cgi/sf/1076908089/l50
性転換SFを語ろう http://book2.2ch.net/test/read.cgi/sf/1028624552/l50
5名無しさん@ピンキー:04/04/16 23:26 ID:NE/tNoJH
一応これもかな

半角二次元板
朝起きたら女になってますた。http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1077778150/
6朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/04/17 00:34 ID:CBJQG/PO
前スレ749の続き
 ちち・・・ちちちち・・・・
 朝がやってきた、いつものように小鳥たちが僕をせかすように騒ぎ立てる。今日は香坂先生と精密検査に行く日だ。たしか9時に迎えに来るって言っていたからそろそろ準備しないといけない。
 僕は眠い目を擦り未練を断ち切るようにベッドから這い出た。
 洗面台へ向かい歯磨きをする。女になって4日目だが未だに目の前の美少女が自分だと信じられない。確かに自分の面影は残っているのだが17年慣れ親しんだ顔とはまるで違う顔には今だ 慣れる事は出来なかった。
 「ちょっと真実、女の子なんだから髪ぐらいちゃんとしなさいよ。」
 「・・・母さん・・・僕は男だよ。」
 「それは判っているけど見た目は女の子でしょ。出掛けるんだから身だしなみぐらいちゃんとしなさいよ。」
 「・・・判ったてば・・・でも僕は男だからね。」
 母さんに促され髪を整える。櫛を通した髪はとても艶やかで心地良かった。だがそれは僕に女の体という現実を叩きつけた。
 身支度を済ませ朝食を食べ終わる頃、家の前に車が停まった。多分先生だろう。僕は食器を片付け玄関へと向かった。
 「おはようございます。それでは真実君をお預かりします。」
 「はい、どうかよろしくお願いします。」
 僕が助手席へ座ると車は病院へと向かった。
7朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/04/17 00:37 ID:CBJQG/PO
>6
 車内では香坂先生が緊張する僕をほぐそうと明るい口調で話し掛けてきた。だが僕はそんな気分にはなれずただ空返事を返すだけだった。
 「あの・・・もし、完全に女だったら・・・・男に戻れなかったら僕は・・・どうなるんでしょうか?」
 突然の僕の問いかけに香坂先生は驚いた様子だった。だがすぐにいつもの表情に戻り優しげに言葉を返してくれた。
 「うーん、どうなるかは私にも判らないわ。でもね、真実君は真実君だよ。それに真実君はたくさんの人の前で変化したから証人だっているじゃない。もし裁判になってもたくさんの人が応援してくれるはず・・・もちろん私もその1人よ。」
 僕はそれ以上何も聞けなくなった。ただ心の中で感謝の言葉を呟いた。・・・・ありがとう・・・。

 「久しぶり、高志の結婚式以来ね・・・・ふーんその娘が例の彼ね・・・どう見ても女の子じゃない」
 病院に着くと香坂先生と同じぐらいの歳の女医さんが僕らを迎えてくれた。
 「そうねほんと久しぶり、あっ、紹介しておくわ真実君、こっちが私の大学の同期だった五島蒔絵、今この病院で働いているの。ふざけた性格だけど腕が確かなのは私が保証するわ。」
 「ひどい言われようね・・・でも、まあいいわ一美から聞いたときはたちの悪い冗談だと思ったけどよく考えたら一美いつもふざけたこと言っていたけど冗談なんか言ったことなかったよね。」
 「そ、私は冗談なんか言わない、それに今私は先生なんだから生徒まで巻き込んでまで悪い冗談は言わないわ。じゃ、早速お願いね私も出来ることは手伝うから。」
 僕は五島先生に連れられ診察室ではなく五島先生のオフィスで問診を受けた。土曜日の午前中ということで待合室はそれなりに混み合ってはいたが本来非番の五島先生の厚意で待たずに診察を受けることが出来た。
8朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/04/17 00:44 ID:CBJQG/PO
>7
 「じゃあ、真実君、とりあえず血液サンプルを採るね。その後はCTスキャンと、レントゲンと・・終わったら問診をやります。じゃあ腕を出して。」
 消毒のひんやりとした感覚が腕に伝わってくる。続いて注射針のちくりとした痛みが腕に伝わってきた。注射器のピストンが引かれに注射器のシリンダーに紅い血液が満たされていった。
 「はい、おしまい。痛かった?」
 「いえ、ぜんぜん次はどこへ行ったらいいですか。」
 「じゃあ、私についてきて」
 五島先生に連れられ、CTスキャン、レントゲンとこなしその後、問診が受けた。
 そして1時間後僕は再び先生のオフィスに居た。五島先生は神妙な顔つきでカルテを眺め僕にその結果を伝えた。それは半ば覚悟はしていたものの僕を落胆させるには十分なものだった。
 「完全に女の子ね・・・・君にとっては残念だけど生殖器も、骨格も完全に女のものね。元男とは信じられないくらいにね。」
 今朝まですがりついていた僅かな希望も消えてしまった。男として過ごした17年間はいったいなんだったのだろう。僕は肩を落としただ泣くしかなかった。
 泣き続ける僕の目の前にハンカチが差し出された。それは五島先生からのものだった。
 「ほら、泣くな。まあ・・・そんな身体だけど・・・男でしょ。」
 「で・・・でも・・・・」
 弱気になっている僕に五島先生は強い口調で話を続けた
 「甘ったれるな!君は生きているだけでも良いじゃない、病院という場所にはね命の瀬戸際で戦っている人もいるの、君の命に別状が無いことは私が保証します。だから・・・もう泣かないで。」
 五島先生は今だ興奮状態の僕をなだめるようになおも優しく語り掛ける。
 「君の血液サンプルを更に詳しく解析してみるから、それで何か手がかりがあったらすぐに連絡する。約束するわ。」
 五島先生は僕の手を握り、最後には優しく僕の心を静めてくれた。それに答える言葉は僕の口からは出なかった。代わりに僕はただ静かに頷いた。

9朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/04/17 00:45 ID:CBJQG/PO
>8
 「じゃあ蒔絵、頼んだわよ。」
 「任せて!何かわかったらすぐに連絡するから」
 すべての検査を終え病院から出るとき、僕の目は涙でまだ濡れていた。女であるということ が実証され僕の心は打ちのめされた。だが五島先生の言葉が僕を勇気付けてくれた。だから今は前向きに生きよう。香坂先生も言うとおり僕は僕なのだから。
 「ありがとうございました。」
 そう五島先生に礼を言い僕は病院を後にした。
 「ふう、ちょうどお昼ね。ねえ真実君、お昼でも食べていかない?おごるわよ。」
 きゅるるるる・・・・・
 僕が言わずとも身体が先に返事をした。僕たちは繁華街近くの駐車場に車を止め食事を採ることにした。
 「あったあった、ここよ『錨屋』」
 「あの?先生、ここ・・・居酒屋じゃないですか?」
 「うん、居酒屋だけどランチもやっているのよ。それですごくおいしいのよ」
 そう言うと2人で暖簾をくぐり店内へ入っていくと混み合った店内で意外な人物を発見した。
 「西沢・・・・?」
 「え!・・・・真実?」
 お互い不意の出会いに言葉を失った。
   ・・・・ To be continued

10鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/17 00:48 ID:CBJQG/PO
>6-9
朝日の詩投下します。

>1
スレ立て乙です。私も良い作品が書けるようにがんばりますのでよろしくお願いします。
11名無しさん@ピンキー:04/04/17 02:47 ID:4uZWmdAA
>>1

>>6-9

お前ら2人とも乙であります!
12名無しさん@ピンキー:04/04/17 05:03 ID:6g+BgNOk
この板(エロパロ板)
【軍部】鋼の錬金術師 女体化スレ4【エルリック姉妹】 (保管庫あり)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079042764/l50
【禁断の】ワンピース女体化スレ8【誘惑】 (絵板あり)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068068182/l50
女体化キラハァハァ3 (保管庫あり)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076939305/l50
.hackのエロパロ Vol.6 (保管庫あり)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1081438259/l50

>>1
乙。前スレでTSありに分類されてたものだけ持ってきた。
13前スレ855改め月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/17 07:47 ID:bDEUPSsX
スレが進んだので、コテ化してみました。
ついでに書いた物体のほうにも、「月光」と仮題をつけてみたり。

>>1
スレ立て乙です。
14月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/17 07:48 ID:bDEUPSsX
愕然とする和泉に、レイは無言で新聞を差し出した。日付は13日前…つまり、巻き込まれた翌日。
「はは…こりゃぁ…納得するしかないわな…」
震える声で呟く。記事を見るまでもなかった。一面に載っている写真…それを見ただけで解る。歩きなれた裏道だ。自分が歩いていたあたりがクレーターと化しているのだ。無理も無い。
その間に、レイが散らばったカップの破片と紅茶を片付けてゆく。
「すまないな、悲観的事実ばかりで…。だが、君が自分自身でこれからを考えてゆく為には必要な事だろう」
「…ああ…そう…だな…」
「ともかく、落ち着くまではゆっくりしていてくれ。この部屋は自由に使ってくれて構わない。部屋から出ないでくれ、とは言わないが…無駄に広いのでな。迷うと少々手間だ」
「ん…ありがとう」
泣き笑いのような表情で、和泉が頷く。
「…君は、強いな。こんな常軌を逸した状況でもさほど取り乱さず、礼も言える…そうそうできる事ではあるまい?」
「んー…まぁ…元々自分を第三者的に見る癖があったから…そのせい、かも」
「そうか。…一応伝えておくが、今の君の存在は当然、表沙汰には出来ない。その辺りは考慮してもらえると助かる」
「ああ…解った…」
では、と言い置いてレイは部屋を出て行った。残された和泉はベッドに横になり、
「俺は…もう死んでる、か…」
呟くと、じわじわと実感がこみ上げてきた。『自分』はここにこうして生きている。が、その『自分』の居場所はもう既に無い。会いたい人にも…会えない。
「…やめよ。シャワーでも浴びよう…」
鬱々とした考えばかりが浮かんで来た頭を振り、和泉は気分転換の為にバスルームを探し始めた。
15月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/17 07:52 ID:bDEUPSsX
どうやら部屋に備え付けてあるらしく、バスルームはすぐに見つかった。どうやら、ホテルの一室のような作りらしい。着替えは無かったが、少し前に着た服なのでさほど問題は無いだろう。
そう思い、和泉はシャワーを浴びる事に決めた。
「…そーいえば…下着、着けてなかったんだな…」
脱ぎながら呟く。とはいえ、ショーツはともかくブラジャーを着けるには抵抗があるが。
ふと見た洗面所の鏡には、まだ16,7の美少女の姿。薄く頬をそめたその表情には、ナルシストの気の無い和泉も思わず見入ってしまったほどだ。
「…何をやってるんだか…」
肩をすくめると、視点を観察へと傾けて変化した点を列挙してゆく。まず、背が10センチくらい小さくなった。今は165センチくらいだろうか。当然筋肉も付いていない。決して大柄やマッチョではなかった以前と比べても、随分小柄に見える。
ほっそりとしていた指や手足はあまり変わらないが、肌の色が全体的に白くなったせいか、やけに目立つような気がする。
胸は可もなく不可もなく。CからDくらいだろうか。あまり見ているとヘンな気分になってきそうなので止めた。尻…ヒップも同様。
(とても、元の身体のクローンとは思えないよな…でも、実際に違和感無いし…)
それは、この新しい身体を脳が受け入れているということなのだろうか。憂鬱ではあるが、事態に際しては自分でも驚くほど冷静だった。
16月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/17 07:53 ID:bDEUPSsX
鏡に向かって苦笑し、浴室に入る。微かに汗臭い身体を流す為、シャワーのコックを捻る。お湯の温度は高めに設定。頭から浴びると、重く凝り固まった鬱思考が流されていくようだ。
「あー…生き返る…」
呟いて、髪・身体を洗ってゆく。スポンジもタオルも無かったので、手にボディソープをつけて泡立て、撫でる様に。髪、腕、足、背中と順番に洗い、胸に触れたとき唐突にそれはやってきた。
「んっ…ふっ…」
乳房部分はまだ平気だったが、乳首に触れたときに和泉は思わず吐息を漏らした。何とも知れない、数時間前に自分のモノを確かめた際、裂け目に触れたときと同じ強烈な感覚。
モットサワリタイ。ナデマワシタイ。
モウサワルナ。ワスレロ。
二つの思考が同時に和泉の頭に浮かんだ。触りたい…男として?女として?自問してかぶりを振る。
「…ええい!」
パン、と両頬を叩いて気を取り直す。
(しっかりしろ…俺は男だ。俺は男、俺は男…)
自分に言い聞かせ、その感覚と欲求をやりすごす。しばらくじっとしていると、むずむずとした感覚はどこかに消えていく。ほっと安堵の溜息をついて、和泉は身体を洗う作業を再開した。
17月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/17 07:57 ID:bDEUPSsX
月光、第三話の途中までを投下です。
そろそろ消えた方が良いのかなー、と思いつつも、ある程度の区切りまでは投下したいな、とも思ったり。
はてさてどうしたものやら…。

>>10
GJ、今回も楽しませていただきました。
…やば、少し先に考えてた展開と似てる(笑
18名無しさん@ピンキー:04/04/17 08:44 ID:zqin1hW8
>>17
m( _ _ )m 投下を、投下をお願いします。
19名無しさん@ピンキー:04/04/17 19:48 ID:TXH40ic4
ぷりんたんまだー
20名無しさん@ピンキー:04/04/17 21:27 ID:TpzvqPkq
21名無しさん@ピンキー:04/04/18 00:14 ID:FWoc23hD
おっぱいから母乳が出てきたんですけど、子供も居ないし、まだ18だし、これって普通?
ちょっとお風呂入ったときにキュッってやったら出てきたんだけど。
22CASE.01外伝 ◆PETORIs7YU :04/04/18 00:26 ID:GYvCp0jw
 白い壁の研究室の1室に1組の男女が椅子に座らせていた。その手には手錠がかけられ椅子から立ち上がることが出来なくなっていた。
 男は40過ぎぐらいに見えるが引き締まった体のおかげでいわゆる『おやじ』には見えなかった。一方女の方は10代後半だろうか整った顔立ち、肩まで伸びた美しい髪、いわゆる美少女だ。
 年の差を考えると親子だろうか。そんな2人を取り囲むのは見るからに胡散臭い黒服の男たちだった。
 「さて・・・杉田君とんだ失態だったな。上層部はおかんむりだよ。君には責任を取ってもらわないといけない。なーに、殺しはしないよ。」
 リーダー格と思われる男が目で合図をすると他の黒服たちは少女の周りを取り囲んだ。
 「な・・・何なんですか。ちょ・・・ちょっとやめてください。・・・ひっ・・や」
 びりぃぃぃぃ・・・
 男たちは取り囲んだ少女の服を引きちぎり露になった胸を揉みしだく。
 「やっ・・・やめろぉぉぉぉぉ・・・」
 杉田は今にも手錠を引き千切らんばかりに身を乗り出し力の限り叫んだ。
 「くそ、やるなら私をやれ、娘には・・・恵に手を出すな!」
 「くくく・・・娘思いの良い父親だ・・・だが、情報を漏らしたのはその愛しの娘だ。当事者に罰を与えないでどうする。それにお前にとってはこの方がいい罰だと思わないか?」
 杉田は更に顔を怒りで歪め黒服たちに呪いの言葉を吐く、しかし黒服たちは意に介さず。その少女・・・恵を陵辱し続けた。
 「や・・・めろ・・・・僕・・・は男だ。やめろ!・・・やめてくれぇぇぇぇ」
 「ほう?どこが男だって?・・・じゃあ証拠を見せてもらおうか。おい、押さえとけ」
 1人の男が恵の上半身を押さえつけ他の男達は恵のジーンズを引きずりおろそうとする。恵は身を捩り必死で抵抗する。しかし屈強な男たちの前にはその力は無きに等しいものだった。
23CASE.01外伝 ◆PETORIs7YU :04/04/18 00:27 ID:GYvCp0jw
>22
 椅子に縛り付けられ、身につけているものは破れたシャツと下半身を包む僅かな布のみ。そんな恵の姿は男達の野性に火をつけるのには十分なものだった。
 「ふふふ・・・どこが男だって?え?恵ちゃん・・・ここも、ここも、立派に女じゃないか」
 「あ・・・・くぁ・・・ひっ・・・ひぁあああ・・・くっ・・・・この変態どもが・・・いや・・・・や・・・・いあやぁぁぁぁぁ」
 強がって見せるものの震えが止まらなかった。胸を、そして秘部を男たちに愛撫され耐えがたくおぞましい感覚が恵を襲う。椅子に繋がれた恵にはただ耐えるという選択しか許され無かった。
 「この・・・やめろ・・・・やめろ・・・・もう・・・やめてくれ!!!」
 杉田は恵と向かい合わせで椅子に繋がれていた。目を背けることも許されずただ目の前で行われる陵辱劇を見守るしかなかった。
 「きさまら・・・・きさまら・・・・許さん・・・・許さんぞ。」
 「ふふ・・・許さんか・・・・それもいいだろう。ところで杉田君、その股間のものは何だね。・・・とんだ変態科学者だ、娘の痴態で発情かね」
 「こ・・・・これは・・・その・・」
 「そうだ・・・おい、娘を解いてこちらへよこせ・・・・お前らには悪いが面白いものを見たくなった。」
 リーダー格の男がそう告げると恵を陵辱していた男達はしぶしぶその手を止め恵の戒めを解いた。
 「おい娘、恵といったなお前の父親を見ろ、あんなになって・・・元男のお前にならわかるだろう。あの苦しさが・・・どうだ?お前が楽にしてやったら。そうすれば今回の件は不問にしてやる。」
 「ふ・・・ふざけるな、だれがそんな事」
 「そうか残念だな、じゃあ先ほどの続きを続けるとしよう。」
 男達が待ちわびたように恵を取り囲む、恵の瞳にははっきりと恐怖の色が見て取れた。そして・・・恵は恐怖に屈服した。
24CASE.01外伝 ◆PETORIs7YU :04/04/18 00:28 ID:GYvCp0jw
>23
 「ほ・・・本当にしたら開放してくれるんだな?」
 「私は嘘は言わん。ただし、誓約書を書いてもらうがな。」
 男の言葉を聞き恵はただ無言で杉田の前にひざまづいた。 
 「な・・・め・・恵、やめろ・・・」
 「ごめんなさい・・・杉田さん、でも・・・ごめんなさい」
 じぃぃぃぃ・・・
 ファスナーを下げると杉田の起立したものがこの淀んだ部屋の空気にさらされた。
 「ん・・・・んふぅ・・・・はぁ・・・・ちゅ・・・」
 「ははははは・・・・うまいじゃないかひょっとしてもう経験済みかな」
 男達から冷かし、さげすむ声が聞こえる。だが恵はそれらを無視し・・・杉田のモノへの奉仕を続けた。
 「んん・・・んちゅ・・はぁ・・・ん・・・・」
 「やめろ・・・恵・・・・も・・う」
 杉田のモノが震え、限界の時が近いことを訴えていた。だが恵は必死で奉仕を続けた。
 「ちゅ・・・あ・・・はぁ・・う・・・ん・・・・んん?・・・・けほっ・・けほっ・・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・・」
 白い飛沫が恵の美しい顔を汚す、それを見下ろす男の顔は満足げだった。

 「もういいでしょ、僕たちを解放して」
 屈服した恵の姿を見てリーダー格の男は笑いをこらえながら恵に言い放った。
 「ん?私は開放してやってもいいんだが他の者たちは許さないみたいだぞ。それじゃあ私は帰るから後は彼らに許しを得てくれ。」
 「そんな・・・そんな・・・いやだ・・・・いや・・・いやあああああああああああ」
25CASE.01外伝 ◆PETORIs7YU :04/04/18 00:30 ID:GYvCp0jw
>24








 「・・・・・って事になりかねないからくれぐれも内緒にしといてくれ。」
 そう言う杉田に僕は顔を真っ赤に染めながら猛然と抗議した。
 「ちょっと・・・・杉田さん、なに僕で変な妄想しているんですか。」
 「ひょっとして・・・・怒ってる?」
 「当たり前ですよ。それなら僕にも考えがあります。もう絶対に『お父さん』って呼んであげないですよ。」
 僕の言葉を聞いて杉田は真っ青になって取り繕った。
 「じゃ・・・じゃあこうしよう、恵この間スカイライン運転させて欲しいって言ってじゃないか・・・今度1日貸すから・・・・なっ機嫌直してくれよ。」
 「ガソリンは?」
 「うっ・・・・わかったよ満タンで貸すからぁ・・・・」

 こうして杉田の情けない声と共に車好きの馬鹿親子の夜は更けていった。

   The End
26鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/18 00:33 ID:GYvCp0jw
>22-25
ごめんなさい魔が差しましたもうしません

本編はまだまだ続きます

>17
月さん乙です続きを首を長-----くしてお待ちしております。
27名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:43 ID:jucAhoob
下手くそですが、投下します。
出来ればスルーしてくれればいいですけど。
28名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:47 ID:jucAhoob

『WHEEL OF FORTUNE』(運命の輪)

(プロローグ)

199X年某日

カタカタ・・・・
深夜の一室に無機質なキーボードの音。部屋は一種の機械の部屋といった感じで
時折無機質な音がしていた。
「はぁはぁ・・・・・くそう!」
一人の男がキーボードを叩いている。額に汗を掻き、顔色は青白く痩せこけてとてもじゃないが健康そうな人間とは思えない。そんな状態になっていても
男は作業を止めない、いやさらに必死になって打ち込んでいる。
「はぁはぁ・・・・終わった・・・・・」
そう言い残すと、男はその場に倒れ込んだ。ここは、とある研究所の一室。完全な防犯システムが組み込まれている。
監視カメラは常時作動しているのだが、この日は一日中この男が監視されていた。
人権無視の監視?いやいやそれでは、プライバシー侵害・・ではなくて、
ある事態が進行していたからだ。それは・・・・

(パソコン画面)
ピー・・・・・・・
『生命反応停止。この男の生体活動は停止したと判断する』

『ソフトウェア・アクセスコード解除』

『本ソフト起動』

『この男によって変更されたプログラムの修復作業を開始する』

周りの機械が鈍い音を上げるとともに、無機質なプログラムが画面に映る。
変更箇所の復元作業が続くこと、40分後。
29名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:47 ID:jucAhoob
『プログラム修復作業終了』

『外部アクセス準備』

『ランダムアクセス開始』

画面に無機質な人間の顔が映る。何やら笑みが見えるようだが、それも時間
が経つにつれて消えていった。

『アクセス終了まであと20秒。なお終了後、PC内のデータは全て破壊。
この部屋は破棄される』

『こちら運命の輪。こちら運命の輪・・・・・』

ピー・・・・・・
作業終了の音。画面はブラックアウトするとともにPC本体は煙をあげた。
煙は次第に炎に変わる。だが部屋の火災報知機は作動しないし誰も来ない。
モニターそのものが既に動いてないからだ。見る間に炎が部屋中に広がり
男の死体は焼きつくされる。ふと男の片隅に一枚のディスクと書類が見える。

(極秘)
複数ネットワーク構築プロジェクト
超完全自立思考プログラム 『WHEEL OF FORTUNE』(運命の輪)


次の瞬間、それは炎へと消えた。  
『WHEEL OF FORTUNE』(運命の輪)はその後、ネットワークの中で蠢きながら
自己進化をとげる。ある時は新型のOSに紛れて改良されたりしながら・・・・
30名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:48 ID:jucAhoob
>>29

■■エピソード01■■

■1■   
200X年某日

「ふうん・・・はぁぁん・・・いい・・」
 薄暗い部屋の中、男の舌が汗で光る女の白い肌を嘗め尽くしていた。
「ん・・・ここの具合はどうかな・・・」
「はぁはぁ・・いや・・・せ、先輩・・・は、早すぎですぅ・・」
「いいって、いいって・・・・」
男は女のショーツに手をやる。股間が濡れているのがはたから見て
はっきりわかる。男はゴクリと唾を飲みこんだ。
「それでは・・・」
・・・・チャララ〜♪・・・・・
突然のメールの着信音。男は手を止めて、急いで側にあった携帯を持ち上げた。
「なんだよ〜、いい所なのに。あれ?こんなメールがあったかな?」
ちょっとしかめっ面で携帯画面のメール欄をみて呟く。
「ん?添付ファイル?・・・うーん、ウイルスかな?」
「えーー??先輩、それってやばいじゃん!早くしらべたら?」
いつのまにか、女は男の携帯画面を覗いていた。
「うるさいな由香!そう大声だすなよ」
素早くサーバーに確認をしてみる。
「異常無し!・・・・どうやらウイルスではなさそうだな」

彼の名は 桐生 貴章 (きりゅう たかあき)
某大学理学部の2年生。アパートで一人暮らしをしている。
昨夜に後輩の八神 由香(やがみ ゆか)が貴章の部屋に来てからは
一緒にいたのだ。
31名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:49 ID:jucAhoob
>>30

「なになに?送信元は『運命の輪』?新手の新作ソフトの宣伝かな?」
「ギャルゲーですかぁ?もう先輩たら、変なのはいやですよ。あ、開いちゃうの?」
貴章は添付ファイルをクリックして中を開けた。
「コード01」と書かれた後、お決まりの約束画面が映される。画面の下には
アドレスが書かれており、貴章は何の躊躇なくウェッブ場所を開くと『WHEEL OF FORTUNE』の文字が映された。その後に映ったのは見知らぬ文字の画面が続くばかり。
「ん?つまんねぇな。一体何の文字だろう?」
「なーんだ。あ、やば!今日は講義の日だったわ。先輩!あたし帰りますね」
携帯画面を覗きこんでいた由香がいそいで、部屋から出て行こうとする。
「いいじゃん!サボったって。レポートを出せば、簡単に単位を取れるやつだろ?」
「おあいにく様。駄目な先輩とは違って、あたしは真面目ですから」
「ちぇ、可愛くねぇ」
由香は貴章にべーっと舌を出すと、いそいで着替えて部屋を出た。
貴章は由香に悪態をつけ、やれやれという素振りをみせながら
向きを変えて携帯の画面を見た。すると・・
「へ?こ、これは」
画面に映っていたのは女性の顔。それも貴章好みの美少女だった。
色白で鼻が高く、くりくりとした大きな瞳に睫毛も長い。
髪は少し茶色かかったショート・・・・貴章はつい涎が落ちるのを忘れて見ていた
(おいおい)
「やっぱギャルゲーの宣伝かな。そういえば、さっきは文字が画面に出ていたのに何で?」
画面を見ながら呟く。ふと見れば、画面下に『設定』の文字。
「あれ?設定があるな・・・ん?」
思わずクリックすると、何やら文字の列。貴章は携帯画面をじーと見てみると・・・・
32名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:50 ID:jucAhoob
>>31

『ヒロイン設定(途中変更可能)』

名前:九条 弘美 (くじょう ひろみ)

年齢:17歳 ♀ 私立霜村高校2年

身体的特徴:162・48 (84・53・86)

性格:人を思いやる優しい性格

備考:なし

「今時こんな娘なんていないよな。お、変更も出来るわけね」
貴章は変更に設定して内容の変更を始める。
「備考は、え〜と文武両道の優等生だがいまだに処女と。いかし初体験後は男の欲望の対象化・・・と。あ、性格も変更した方がいいな」
「んーー、ちょっとSM物の設定も入れてもいいよなぁ・・・・てこれって対象年齢は大丈夫かよ?」
お約束には年齢制限はなかったようだ。内容をよく見るとスタート後にも設定変更が可能だという。
「へぇー、面白いじゃん。ではさっそくスタートと行きますか」
貴章は躊躇なくスタートボタンを押す。と同時に突然携帯の画面がほのかに光った。
それは見る間に光は大きくなるが、やがて消えた。
「な、なんだぁ?・・・・・う!・・・」
光が消えるのと同時に激しい痙攣が貴章の全身を振るわせた。携帯は貴章の手を離れ、床に落ちていく。貴章は立っている事が出来ずに床に蹲った。
33名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:53 ID:jucAhoob
>>32

「がぁはぁ・・・・・・痛てぇ・・・」
頭痛がしたかと思えば、バサァと髪の毛が伸びはじめる。同時に胸に違和感を
覚えた。貴章は震えながら思わず両手で胸を抑えてみた。
「な、な、なんだぁ?・・・・」
腕の中では見る間に胸が膨らみはじめ、着ている服を押し上げはじめた。
「ど、どうして・・・・え?・・・手、手が・・・・」
目の前でダブダブの袖から見える腕は細くしなやかになり、手も細く繊細なのに変わっていく。心なしか体が一回り小さく感じる。
「マジ?お、おい!・・・まさか!」
思わずジーンズを下げて、トランクスの中を見た光景は、さらに貴章の頭を混乱させた。
「アレが、ない!マジかよ!」
目の前にあったのは、普段貴章が見ているエロ・サイトの無修正画像と同じモノがあった。
いや無毛のため、かえって形ははっきりとわかるが。
「はぁはぁ・・・く!!・・・そんな・・・・」
痙攣が治まり始めている。貴章は立ち上がって、体をふら付きながら洗面台へと向かう。
洗面台に着くと、鏡に映った自分の姿を見て思わず息を呑んだ。
「う、嘘だろう?・・・・これが俺?」
傍から聞いたら鈴のような綺麗な声だと思う。だが混乱している状況では
そんな余裕はない。
・・・・これって、10代の女の子?・・・・
鏡に映ったのはダブダブの男物の服装をした女の子だった。
34名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:55 ID:jucAhoob
>>33

マジマジと見る。凛とした鼻、黒く吸い込まれそうな大きな瞳、長い睫毛・・・何より
魅力的な漆黒のセミロング・・・・しばらく貴章は言葉も出なかった。
突然、服に変化が現れる。上はパーカーを羽織っていたが、じょじょに黒く染め上がる。
ジーンズも同じく黒くなり、裾が短くなりはじめたからだ。
「な、な、な・・・・」
さっきまであちらの世界に行っていた貴章はこの状況を把握し切れなかった。
いやだれもこの状況では落ち着けないと思うが・・・
「はぁう・・・」
胸が締め付けられたかと思えば、何やら布地が巻かれたような感覚がした。思わず声が出る。下の方も何やら柔らかい布地が肌に張り付いていく。
「ま、まさか・・・女物の下着?」
胸元を見ると細かい刺繍のような物が覗いている。思わず頭に血が上る。
「お、おい!俺はこんな趣味はないぞ!」
慌てて手をやろうとしても体は動かない。胸の前には真っ赤なスカーフ・・・
「これが、俺!?マジかよぅぅ〜!!」
気が付くと目の前の鏡には、短めのスカートを履いた、セーラー服の少女が映っていた。
「・・な、なんで・・・・・・こんな事って・・・」
突然意識は途切れる。貴章の目の前は暗黒の闇が渦巻いていた・・・

■2■

「先輩!九条先輩〜!ねぇ〜、弘美先輩〜」
・・う、うるさいな・・・・俺は九条じゃねぇ。桐生だ!・・・・
体が揺れる。耳元で突然の声に反応する貴章。だが自分名前が違う・・何故?
「うるさい!・・・・って由香?」
突然、大声を出して飛び起きる。目の前には驚いて、目をウルませている由香がいた。
・・・な、なんでお前、講義は・・え?その格好・・・
服装が違う。よく見れば、セーラー服を着ている。
「あーー、良かったぁ。先輩が死んじゃったかと思って、由香は心配してたんですぅ」
35名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:56 ID:jucAhoob
>>34

うるうる目の由香は、溜まった涙を拭くと貴章に抱きついた。後輩が女子高生?
事態が把握できない貴章にさらに追い討ちが起きた。
「もう、ちょっとうたた寝してた所なのに、邪魔しちゃって・・コイツ!」
「きゃ!お姉さまの意地悪〜♪」
・・・な、なんでこんな・・・・・
貴章は混乱していた。自分で思った事とは違う言葉と行動がでたからだ。
・・・・まさか、乗っ取られた?・・・・
ここはどっかの学校の屋上。入り口の段差の所に腰かけて座っている、二人の少女がいるだけだ。

「先輩!もうすぐ授業が始まりますよ。いいんですかぁ?またサボって・・・」
「いいのよ。だってつまらないじゃない、退屈な授業なんか出たって損よ。それよりも由香、あなたの方こそ戻ったら?先生が五月蝿いんじゃない?」
「いいんです。先輩と一緒なら幸せですぅ♪」
由香はじゃれ付く猫のように、弘美に体を擦りつけた。
「ん・・しょうがないなぁ、由香は。言っとくけど、あたしにはそんな趣味はないからね」
「きゃっ!そんな事を言って好きなくせにぃ〜♪」
傍から聞けば恥ずかしいくらいだが、誰もいないのか、彼女達はお構いなしである。
・・・たくどうなっているんだ?本当に自分の体ではないのか?・・・・
貴章は自分が確かに女になったはずなのに、今は自分の体ではない感覚に戸惑っていた。
何より今の姿がどうなっているのか検討もつかなかったからだ。
「あ、先輩!顔に何かついてますよぉ〜?」
「え、そう?」
由香に突然言われて、弘美は側に置いていた鞄から手鏡を取り出すと、顔を覗き込んだ。
・・・う、あぁぁぁ!!お、俺じゃん!!・・・・
鏡に映ったのは変化した時の自分の顔だった。間違いない、この体は俺だ!と貴章は思った。
36名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:57 ID:jucAhoob
>>35

うーーん、何かの埃かしら・・何時の間に・・・」
「先輩〜!しっかりしてくださいよぉ。お美しい顔にキズが付くなんて由香は耐えられませぇ〜ん」
由香は半べそを掻きながら弘美に抱きつく。
「ちょ、ちょっと・・・・もう、由香ったら」
半ば呆れ顔になるも、弘美は由香の髪を優しく撫でるのであった。
・・・・うがぁ!!冗談じゃねぇ!俺の体だ!返せぇぇぇ!!・・・
弘美の頭の中?では貴章が叫んでいた。
・・・ちくしょう!動け!!動けぇぇ・・・・
「先輩っていい匂いですぅ〜♪今度、由香と遊んでくださいね」
「こ、こら由香!もう、そんな趣味ないって言っているでしょ?・・あ、
胸を揉まないでよ」
「はぁ?あの〜、先輩?あたし、胸を揉んでいませんけど・・・・」
突然の言葉に顔をあげ、不思議そうな表情の由香。
「え?・・・そ、・・・ぁん・・んん」
「せ、先輩?・・・」
由香は突然の甘い声に驚く。ふと見れば顔を赤らめ、自分で胸を揉む弘美の姿が映った。
・・・・はぁはぁ・・・手は動くようだな・・・
「・・・な、なんで・・・ちょ、ちょっとぉ〜」
今度は弘美が混乱している様子だった。突然自分の手が動いたと思えば、いきなり胸を鷲掴みして揉みだしていたからだ。
37名無しさん@ピンキー:04/04/18 12:59 ID:jucAhoob
>>36

・・・・んん・・・柔らかい・・・・
制服越しとはいえ、揉む度に電気のような刺激がくる。自然と胸を揉む速度が上がる。
「・・・んん・・ぁぁ・・・な、何???」
甘い感覚に弘美は喘ぎ声を出し続ける。手を止めようとしても止まらない。
・・はぁはぁ・・・アソコに・・・
スカートの中にも手が伸びる。
「んん・・・ぃや・・・あぁああ」
頬を赤らめながら、いやいやと言うポーズは取るが手は勝手にショーツの
中に侵入してくる。由香は弘美の自慰?を唯見つめるだけだった。
・・・んん・・・はぁはぁ・・・・・
「はぁぁぁ。ぃやぁ 、駄目ぇぇ・・・どうしてぇ?・・・ぁぁああん・・・・」
何時の間にかブラウスは端だけ、白い肌が剥き出しになっていた。
「せ、先輩!!落ち着いて!」
由香は目の前の様子がただ事ではないと解ると手を押さえつける。
「はぁはぁ・・・・俺の体だ!触るなぁぁ!」
「な、せ、先輩・・?」
突然弘美が睨んだかと思えば、言葉使いが変わった。
驚いた由香は掴んだ手を離す。
「う、はぁはぁ・・な、やっと元に戻ったの・・・・か?」
息が乱れている弘美は安心したのか、その場に座り込んだ。
由香はその場に立ち尽くすばかりであった・・・・・・
38名無しさん@ピンキー:04/04/18 13:00 ID:jucAhoob
一応書き溜めたやつです。
うー、やっぱ下手くそ・・・・

続きは陵辱系の方がいいかな?
39名無しさん@ピンキー:04/04/18 13:43 ID:LuzK2MZ3
>>38
これはふたりの人間がひとつの肉体にオーバーラップしちゃってるんでしょうか。
まだ話が飲み込めませんがなんだか面白そうですね。
続きよろです。
40名無しさん@ピンキー:04/04/18 13:49 ID:+GckNhKT
>鶏さん
ものすごくエロい…
と思ったら、ほのぼのとしたオチで
可笑しくって良かったです!
41月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/19 16:56 ID:rRGh1/7w
>>26
いつもながら質の高いSS、参考になります。
最初は外伝なのに?と頭を捻りましたが…オチにかなり笑わされました。
ちょぴっとドキドキモノでしたね!(ぉ

>>38
全然下手じゃないですよー。むしろ私のほうが…。
普通にストーリーも興味深いですし。
陵辱系かどうかは書きやすいほうでいいと思いますよ。

さて、前回は書き忘れましたが(3)の後編です。
42真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/19 16:58 ID:rRGh1/7w
やりすごした、と思っていた。
「う…んっ…」
いつもの癖で肉棒を洗おうと伸ばした手が、偶然股間に…秘裂に触れた。とたん、胸のときの数倍の感覚が電撃のように和泉の身体を貫いた。
「うぁ…あ…」
サワリタイ。モットサワリタイ。
そんな言葉がちかちかと瞬いた。当然の事ながら、胸のうずきも再び表面化する。理性の抵抗はあまりにもはかなく、また抵抗するには巨大だった。一瞬で押し流され、何も考えられなくなる。
「んっ…くぅっ…あん…」
右手が秘裂に、左手が胸にあてがわれる。すぐさま指が裂け目の入り口をまさぐり、乳首をこね回し始めた。
「っはぁ…あふっ!んぅぅ!」
覚えているのは身体か脳か。以前女性を愛撫した時の手つきそのままで、今度は自分の身体を愛撫する。
(やば…きもち…よすぎっ…)
「はんっ…く!ひぐっ」
手が止まらない、止めようとも思わない。むしろ、無意識のうちに指の動きを激しくさせていた。漏れ出る声も、既に官能に悶える少女の喘ぎ声。和泉は我知らず、自らの発した喘ぎにさらに興奮し、上り詰めていった。
「ああっ…ダメッ!くる、くる…!」
ぐちゅぐちゅと淫猥な水音を響かせながら、何かが背を駆け上ってくる。その感覚が『イク』のだと、本能的に和泉は気付いた。やはり無意識に、口から言葉が漏れる。
「イク…ふあぁぁぁぁっ!」
ピン、と背筋を張り、絶頂を迎える。プシャア、と音を立てて潮を吹き、和泉の身体から力が抜けた。
「はぁっ…はぁっ…んぅっ!」
指を秘裂から引き抜く時にも快感が走り、喘ぐ。座り込んだバスタブには、湯に白くにごった愛液がかすかに混じっていた。
43真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/19 17:00 ID:rRGh1/7w
ザァァァ…
流しっぱなしのシャワーに打たれながら、和泉は膝を抱えて座り込んでいた。余韻の引いた身体を、今は自己嫌悪が満たしていた。
「ん…だよ…」
小さく呟くと、のそのそとシャワーを手探りで止める。やけに、身体が重たかった。溜息をついて、タオルで水気をぬぐってゆく。以前と同じ拭き方では髪に水気が残りすぎ、気持ち悪い。そんな些細なことにもイラついた。
(そりゃ…気持ちよくなかったわけじゃないけど…さ)
むしろ、男の時とは比べ物にならないほどの快感だった。初めてだということを差し引いても、全く女の身体とは恐ろしい。バスルームでも自分を改めて思い出し、和泉は再び溜息。
女の身体になって数時間(実際には約10日)だというのに、早くも『高遠和泉』のアイデンティティにヒビが入ったような気がした。
「とは言え…今のままじゃどうしようもないんだよねぇ…」
一人ごち、また溜息。この時、和泉は自分の言葉遣いが若干柔らかくなっていることに気付かなかった。
44月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/19 17:05 ID:rRGh1/7w

「バスルームでも自分を改めて〜」じゃなくて「バスルームでの〜」だったなぁ、と投下してから気付きました。反省。
タイトルが正式なもの、真祖の花嫁になりました。一応この単語が物語りに出るまでは書きたい…。
あとはえちシーンですね。書くのは初めてなのでうまく書けてるかどうか非常に不安。
ご指摘などは喜んでお受けいたします。
45名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:10 ID:GKJNQBjQ
>月さん
なんつーか、文章がすごくエロいです!
女の人ってオナニーだけでこんな気持ち良さそうなら…
いわくありげなその単語が出てくるシーンがメチャクチャ楽しみです!
46名無しさん@ピンキー:04/04/20 01:31 ID:ZffkSRKR
一応投下。
>>37の続きです。

下手くそな文章でもうしわけない。
47WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/20 01:33 ID:ZffkSRKR
>>37

■3■
「センパ〜イ!居ますかぁ?あれ?・・・・」
貴章の部屋に戻った由香。あたりを見回しても貴章の姿はなかった。
「なによ。どこにいったのかしら・・・・もお!ま、しょうがないか。忘れ物を
取りに来ただけだし」
膨れっ面の由香、ふと見れば、貴章の携帯が落ちているのを見つけた。
近づいて拾って見ると、画面には『観察進行中』の文字があった。
「なんだろう?ギャルゲーかしら?でも変よね、落としたままどっかに行っちゃうなんて・・・」
ふと、不安な気持ちになる由香。
「オンラインゲームって結構お金がかかるのよね。一応切っておきますか」
由香は画面を見て一時停止の箇所を探した。
「あれ?おかしいなぁ、終了の文字がないじゃない。これじゃぁ通信料が馬鹿にならないじゃないのよぉ!」
由香は念のために携帯の通信料金を調べてみた。結果はゼロ!
「無料かしら・・・うーん、終わりまでするしかないようね」
由香は画面を進めて、設定画面を見た。
「何これ?設定変更は可能?・・・ふぅん」
ニヤリとした顔をして、しめしめと携帯のボタンを弄くり回しはじめた。
48WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/20 01:35 ID:ZffkSRKR
>>47

「身体的特徴の変更は駄目か・・・。もうぉ、この娘スタイルいいじゃない。ムカつく!あ、性格変更も駄目ぇ?
くら〜い性格にしようと思ったのに・・・もお!あら?
備考の変更は可能のようね。どれどれ・・書き込んだのは先輩ね。えー、今時
処女ぉ?駄目よ、今すぐ経験させなきゃ。そうねぇ、いきなりレイプなんて不潔よねぇ。
じゃぁ憧れの男の子と初体験・・・って設定が男嫌い?百合じゃないの?
うーーん、あら?『今は後輩の八神 由香と一緒』えーー!?あたしと同じ名前じゃん。
それなら、今すぐレズって言うのも悪くないかもね♪」
由香は自分が設定した事がどんな事になるかはわからず、変更を加えていく。
「うん、今はこれで行ってみますか。あたしって結構残酷だったりして♪でも、先輩が帰ってきたら怒るだろうなぁ・・・」
ちょっと悪びれた感情を出しつつ、由香は設定変更のボタンを押した。
「・・・・ん?まだ始まらないの?つまらないわね・・・あ、やば!早くしないと講義が始まっちゃう」
壁掛け時計を見て由香は急いで部屋から出た。テーブルには貴章の携帯が
残されているだけであった。
一方、そんな事を知らない貴章は・・・
49WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/20 01:36 ID:ZffkSRKR
>>48

「う、はぁはぁ・・・な、やっと元に戻ったの・・・か?よかった・・・俺の体じゃん。でもどうして・・」
体の感覚が戻る。貴章はブラウスの乱れを気にせず、その場に蹲った。
「せ、先輩・・・」
事態を把握できない由香は、棒立ちになっていた。弘美の態度が変わって、どう対処
したら良いのか解らなかったからだ。
「先輩!どうしたんですかぁ?いきなり、あんな事を・・・」
「どうもするか!これは俺の体だ。さっきからベタベタ触りやがって・・・キモ!」
「なっ?・・・・弘美先輩じゃないの?いったいアナタは誰?」
由香の質問に表情を変える貴章。由香の真剣な眼差しが突き刺さる。
・・・う!そうか。俺は、今女だったな。この子にどう説明したらいいのか・・・・
でも言わないと、これからどうしたらいいのかわかんねぇし・・・・
「由香・・・信じてくれか?この話」
「は?・・・・う、うん」
貴章の真剣な表情に由香は困惑そうに答えた。
「本当に、本当か?」
「・・・・・本当よ」
「じゃぁ、話すよ。実は・・・」
貴章は由香に全てを話した。自分が元々は男で携帯を弄くっていたら女になった事、いつの間にか別の人格に体が支配された事等。暫らくして重苦しい雰囲気が薄れた時・・・
「・・・・・信じられない。先輩がそんな事になっていたなんて」
「俺だって信じられないよ。いきなり女子高生になったんだからな」
「先輩・・・いえ、貴章さん。和美先輩の人格はどうしたんですか?」
困惑そうな由香。貴章ははっ!とした表情になった。
50WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/20 01:37 ID:ZffkSRKR
>>49

「わからない。消えちまったのか、あるいは俺がわからないだけかも・・・」
「そ、そんなぁ。おねぇ様が好きだったのに・・・・」
目がうるうるの由香は、たまらず貴章に抱きついた。
「お、おい。由香・・・・・」
それ以上は何も言えなかった。下手をしたら、自分が表に出た事で弘美の人格を消した
可能性が大きいからだ。今は由香の気持ちを受け入れようと貴章は思った。
「・・・・貴章さんは和美先輩の事を知らないんですよね?」
「あ、ああ。俺、いきなりだから・・・」
突然の質問に困惑する貴章。この時知らなかったのだ、由香の態度が変わった
事を。
「そう・・・じゃぁ、あたしが教えてあげる・・」
「え?・・・・・んん・・・・・」
由香は妖艶な目をしつつ、貴章の唇を塞いだ。突然の展開に言葉が出ない貴章。
「んん・・・ふぅ・・・んん」
舌が侵入してくる。クチャクチャと陰妖な音が聞こえる。
「ぶはぁ!・・・由香!何をするんだ」
「いきなりごめんなさい。あたし和美先輩が好きなんです。一緒に遊んでもらいたくて・・・・ごめんなさい」
「馬鹿!俺は男だぞ。そんな事を・・・第一この体は・・・んん」
と言い終わらない内に再び貴章は唇を塞さがれた。由香は貴章の唇を塞ぎつつ
丁寧にブラウスを脱がしていく。
「んん・・・ふぅ・・・んんん」
・・・・なんだろう?体が疼く。これってもしかしたら・・・
貴章は体の奥から湧き上がる快感に困惑していた。自然と息が荒くなる。
「はぁ・・・はぁはぁはぁ」
唇が離される。貴章は頬を赤らめて呆然としていた。
51WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/20 01:38 ID:ZffkSRKR
>>50

プチ!
ブラジャーのホックが外され、白い二つの物体が外気に晒される。
屋上の風が乳房にあたり、振るえる。自然と疼きが大きくなる。
「・・・・綺麗・・・・」
「お、おい・・・んん・・・・はぁう」
由香は貴章の乳房を揉みつつ、首筋から舌を這わせる。その度に
貴章の体は震えた。
・・・・なんだよこの感覚は?・・・・んん・・はぁう・・・
男の時には絶対に味わえない女の快楽に貴章は徐々に支配されていく。
「はぁはぁ・・・や、止めてくれ!・・・・はぁはぁ・・」
「ふふふっ・・・・素敵。こんなに感じてくれるなんて・・・」
いつのまにか、貴章はその場に仰向けになっていた。由香は愛撫をしつつスカートを脱がしていく。
「先輩、素敵なショーツを履いているんですね。あら、もう濡れているんですかぁ?」
「ば、馬鹿!お、俺が感じているわけないだろう」
「ふうん、こんなに染みを作っているのに?」
「そ、それは・・・やぁああああ、ちょ、ちょっとお!」
身を捩らせようとしても由香に抑えられる。由香の手はショーツの中に入っていく。
「貴章さん、和美先輩のカラダの事が知りたいんでしょ?女の喜びを知りたいんでしょ?
和美先輩は、あたしにもカラダを見せなかったの。男嫌いなのに誰も・・・あたしは先輩のカラダを見たかったから・・・ごめんなさい。こんなチャンスが欲しかったの」
「はぁはぁ・・・そ、そんな事は知るか!・・・ぁぁああああ」
綺麗な声で喘ぐ貴章。一方で男に戻れないのではないのでは?という、恐怖を感じていた。
52WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/20 01:39 ID:ZffkSRKR
>>51

「あははは・・・素敵。こんなに感じちゃって。いつもの和美先輩なら想像も出来ないわ」
由香はそう言って、淫液で濡れた指を貴章に見せる。貴章は恥ずかしさで思わず目を閉じた。由香はおかまいなし、と舌と手で愛撫を続ける。その度に快感が増大する。
「ぁぁあああ、はぁはぁ・・・ぃや・・・あああぁぁあん」
「ふふっ。先輩、気持ちいいですか?」
汗でキラキラ光る肌に舌を這いずりながら由香は貴章に言った。
貴章は目を潤ませながら、快楽に染まっていて言葉が出なかった。
・・駄目だ・・・はぁはぁ気持ちいい・・・もう・・・・
「はぁはぁ・・そ、そんな事・・はぁぁあああああああん!!」
貴章は絶頂を迎えた。体は一瞬浮いたかと思ったら元に戻った。
後は心地よい快楽に全身を委ねるのみ・・・・
「ふふふっ・・・先輩・・・・」
由香は満足そうな表情を浮かべていたが、目ははっきりと野獣のような眼差しのままであった・・・・
53名無しさん@ピンキー:04/04/20 01:42 ID:ZffkSRKR
一応本日の分は終了です。続きは後日で。

>月さん、乙

いやいや、自分ではエロがどうも今一つなので・・・恥ずかしいです。
54CASE.01 ◆PETORIs7YU :04/04/20 02:32 ID:qQ3osG7s
>前スレ896の続き

 「すみません、恵がご迷惑をおかけしました。」
 「いえ、お気になさらないでください。」
 理恵に連れられ帰宅した僕を杉田が出迎えてくれた。杉田は理恵と半ば社交辞令的な挨拶を交わし、理恵もそれに答えた。
 「それじゃ私は帰ります。」
 「せっかくだから上がっていってください。タクシーを呼びますから」
 意外な台詞が杉田の口から発せられた。一緒に居ればそれだけボロを出す可能性が増える。それは杉田もわかっているはず。僕は杉田の真意がわからなかった。
55CASE.01 ◆PETORIs7YU :04/04/20 02:34 ID:qQ3osG7s
>54
 結局理恵はタクシーが来るまで待つことになった。理恵をリビングに招き入れ僕はお茶を入れるという名目で杉田と共に席をはずした。
 「杉田さん、なんで理恵を引きとめたんですか。一緒に居ればボロが出ますよ。なにせ僕の・・・妻だったんですから。」
 キッチンで僕は杉田を問い詰めた。もちろんリビングに居る理恵に聞こえないよう声は抑え目に、だが強く杉田を問い詰めた。
 「まあ、落ち着け、実は前から考えていたんだが物事を隠すには協力者が居た方が楽じゃないか?」
 「それは・・・・まさか!?」
 「そう、彼女に秘密を打ち明けて協力者になってもらおうと思う。そこで君に聞きたいことがある、理恵さんは・・・笹原理恵という人物は信頼できる人物か?」
 杉田の目は真剣だった。一緒に暮らし始めてからは見たことの無い・・・・あの初めて病院で会った科学者『杉田一樹』の目だった。
 「もちろん協力者になってもらうには信頼できる人物でなければならない。もしも機密が漏れるような事態になった場合、君も私も、そして協力者もただではすまない。もし君がここでNOと言えば彼女にはこのままタクシーで帰ってもらう。」
 杉田の言葉は重く僕は黙って考え込んだ。
 「もう一度君に聞く、笹原理恵は信用できる人物か?そして君は彼女を巻き込む勇気があるか?」
 杉田は考え込む僕に再度選択を迫る。キッチンにかけられた時計の秒針が刻む音が僕を追い詰めていった。
 いくつもの選択肢と結果が僕の中でシミュレートされた。そして僕の出した答えは・・・・・"YES"
 「本当にいいんだな?」
 杉田の確認に僕は黙って頷いた。
56CASE.01 ◆PETORIs7YU :04/04/20 02:34 ID:qQ3osG7s
>55
 理恵を招き入れてから10分が経っていた。理恵はリビングでテレビを見ながらタクシーが来るのを待っていた。しかし理恵は知らなかったが杉田によってタクシーの予約はキャンセルされ、タクシーが杉田家に来ることは無かった。
 「それにしても遅いな、タクシーも、恵ちゃんも」
 そう理恵が呟いたとき、リビングに僕と杉田は戻った。その手に3杯のコーヒーと1冊のファイルを携えて。

  ・・・・ To be continued
57鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/20 02:42 ID:qQ3osG7s
>54-56
CASE.01投下します。
修正前の無理のあった展開を何とか自然な感じにしてもみましたがどうでしょう?
外伝と違ってしばらくシリアス&エロ無しの展開になりそう・・・・・すみません(土下座)


> ◆ACiNmI6Dxsさん、月さん
乙です。ハァハァしてよだれを垂らしながら続きを待っています。・・・じゅる

58名無しさん@ピンキー:04/04/20 19:18 ID:ZffkSRKR
>>53の◆ACiNmI6Dxsです。

今気が付いた(汗)

『弘美』を『和美』と書いちゃいました。訂正です。申し訳ない(;^_^A


 『弘美』が正式です。お願いします。

> 鶏 ◆PETORIs7YU さん乙
  ハァハァしてよだれが出るようなエロエロ文章を書きたいですね。なかなか書けなくて・・・
59鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/21 10:40 ID:NyD4j7oJ
暫定ですが自分用の保管庫を作りました。ポップアップが邪魔ですがご勘弁を・・・

http://yellow.ribbon.to/~torieroparo/index.htm

>本スレ保管庫管理人さん
リンクしてもよろしいでしょうか?もしまずければリンクを削除します。

60真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/21 23:10 ID:Vgf0Jwd4
(4)
結局のところ、レイに頼る以外の方法はない。しかし肝心のレイも、クローンが女性化した理由が全く解らないのだから、期待はできないだろう。
元の身体から生まれたクローンは、最初から女性だった。シャワー後、レイに連れられて入った彼の研究室ともいうべき場所で、和泉はそう説明された。他にも生理のことなど色々。
「今の君の身体は、他の十代女性となんら変わるところは無い。覚えておいた方が良いだろう」
「それはいーんだけど…なんでそこまで詳しいんだ?」
「長い間生きていれば、自ずとこんな知識も身につく。色々な研究をしていればなおさらだな」
言って、彼は自分の机を叩いた。今までに生物学や物理学など、色々なことをやっていたらしい。
「時間だけはそれこそ腐るほどあったのでな。今となってはムダ知識も多いが。…そうだな、合わせて1000へぇは固い」
「いやそれは別にいいけど…腐るほど?」
「ああ、言わなかったか?私も吸血鬼…ヴァンパイアの真祖だ。かれこれもう百年位は生きてるな。正確な年数は忘れた」
なんとなくそんな気はしていたので驚きはしなかったが…さきのトリビ○の話といい、忘れたといい…なかなかすちゃらかな性格なのかもしれない。和泉はこっそりと認識を改めた。
「ふぅん」
「血もここ数十年吸ってないな。まぁそこまで生命活動に関わるわけでもないしな」
「きゅう…ヴァンパイアって、普段は何食べてるんだ?」
「人間と同じように嗜好が存在するからな、一概には言えん。私はもっぱらコーヒー等だが」
「…だからか」
「何がだ?」
「…俺朝から何も食べてないんだ」
つまり、食事が無かった理由。気まずい沈黙が流れる。
「…すまん。失念していた」
和泉の腹がくるるる…と可愛らしい音を鳴らすのと、レイが苦りきった顔で言ったのはほぼ同時だった。
「…しかしだ」
「ん?」
「そもそもこの家には食べ物が無い。確かハバロネくらいはあったと思うが」
「食べ物が無い理由は想像つくけどハバロネがある理由が解らんぞ…」
「以前友人が送りつけてきてな。買ったはいいが辛くて食べられなかったらしい」
送るなよ。胸中でツッコむ和泉。
「食材を買ってきて料理するという手段もあるが、現状では現実的ではないな。どこかに食べに行くとしよう」
61真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/21 23:13 ID:Vgf0Jwd4

『え…?』
ふと和泉が凍りつく。レイは『彼』に不思議そうに視線を向た。
『どうした?』
『外…行くの…?』
『ああ。嫌かね?』
『あんまり…この状態で外は…。ほら、表沙汰には出来ないんだし、さ』
『…大丈夫だろう。君はどこからどう見ても美少女以外に見えない。そもそも信じないだろうし、身内とでも言えば切り抜けられるだろう』
『う…でもほら、俺今下着とか着てないし!服もこれじゃ流石に外出着には…』
そこでポン、とレイが手を打った。
『そうか、下着も買わねばならんな。服も合わせなければならないし…帰りに寄るとしよう。それまでは私の服からいくつか見繕ってもらうことになるが』
うわ墓穴を掘った。和泉の心に後悔が押し寄せるが、時すでに遅し。最後の抵抗とばかりに言ってみる。
『そだ…お金!俺はお金もってないぞ?』
『心配無用だ。全額、私が持とう。好きに買い物するといい』
あっさりと言い放ったレイが取り出したのは、
『ぷ…ぷらちなかぁど』
最高級、ゴールドの上のランク、プラチナカード。かなりの…もとい、相当な資産家の証である。もちろん和泉はカタログ以外で見たことすらない。糸の切れた人形のようにかくん、と脱力する。
『ついてきてくれ。私の部屋に案内しよう』
約六時間ほど前の会話を思い出し、思い溜息。まさか身支度にこんなに時間がかかるとは思わなかったのだ。和泉はひしひしと自分の精神を呪う。
62真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/21 23:14 ID:Vgf0Jwd4
(あんなに時間かけたらそりゃ人も増えるってば…)
食事しよう、と話していたのが午後二時頃、そして夕食をすませた現在の時間が午後八時。六時頃にレストランに入店した事を考えると、相当な時間悩んでいたことになる。和泉としては、なるべく人の少ない時間帯に行動したかったのだが。
レイの部屋でクロゼットを示されたところまでは良かった。問題はその後。なかなか今の自分にしっくりくる、言い換えると違和感の無い服装を捜すのに相当な時間を費やしたのだ。
ああでもないこうでもない、と色々な服を試してみては、違和感に悩まされる。
男としての感性と女としての外観、その双方に合うものを探すのは、時間だけでなく体力も消費した。以前のようにジーンズにシャツだけでいいだろう…そう思って試してみたら、なんとも言えない姿が鏡に映し出されたのだ。
(まるで彼氏の部屋に泊まった恋人みたいだったなぁ)
何ともいえぬ色香を放っているような気がして、真っ先に放り出した。結局今の服装…大き目のハーフパンツと、厚手のシャツに上着という『変装した芸能人』のような無難な服装に落ち着いたのは一時間程悩んでからだ。
胸には何故かあったサラシを下着代わりに巻いている。
「うう…なんか恥ずかしいかも…」
週末の夜、駅前の雑踏を歩きながら小さく呟く。理由は解らない…というより無いのだが、なぜか恥ずかしく感じてしまい、無意識のうちにレイとの距離を詰めてしまう。
とはいえ、レイも長身の美形、しかも銀髪だ。距離を詰めることで『美形カップル』としてより注目を集めてしまっているという事に、和泉は気付いていない。
レイは気づいていたが、『これ以上何か言って追い詰めることも無いだろう』とあえて黙っている。
周囲に感嘆の溜息をつかせながら、二人は黙々とデパートに足を進めた。
63月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/21 23:24 ID:Vgf0Jwd4
そろそろ一話あたりの文量が多くなってきました。
タダでさえ遅筆なのにこれ以上時間かかるとなると…_| ̄|○ 

>>58
ハァハァさせていただきました。
あいにくお茶飲みながら見てたのでよだれは出ませんでしたが(笑

>鶏さん
お疲れ様です。
個人的には理恵が恵=恵一と気付くほうが自然かな、とも思ったりしました。
おお、さすがだ!見たいな感じで。
いえ、非難してるわけではないのですが(笑
64WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/22 02:18 ID:1e6LUim3
>>52

野獣の目は仰向けになっている美しい雌鹿に注がれている。汗で光る白い肌、形が良く頂点は桃色の二つの丘、括れた腰の先にある薄い茂みの桃色の筋、近くには絶頂を迎えた証である白く濁った水溜り・・・
まだ食べたい、味わいたい、でもこれ以上は・・・・しだいに後悔とともに由香の目は元の状態にもどっていく。
「貴章さん、もう着替えてください。風邪を引きますよ」
「あ、あ、ああ・・・」
貴章はゆっくりと起き上がる。脚がどうもふらつく。まださっきの余韻が残っているようだ。
・・・俺は女としてイッちまったのかよ。由香に弄ばれて・・・
自己嫌悪が心を満たしている。だが一方では、あの快感をもう一度味わいたいという
願望もあった。ふと目線を下げて自分の姿を見る・・・・恥ずかしさで、みるみるうちに貴章の顔が真っ赤になった。
「裸じゃねぇか!!うわぁぁああああああああああああ!!」
屋上には絶叫がこだました。

■4■ 

「で、どうするんですかぁ?弘美先輩としてやっていく自信は?」
手作りのお弁当を食べながら、由香は貴章に言った。
「う、うん、どうしようかな・・・自信ないよ」
「えーー!?それは困りますぅ。貴章さんは、今は弘美先輩なんだから自覚してもらわないと・・・由香は泣いちゃいます!」
そう言ってうるうる目になる由香。少々困惑気味の貴章は・・・
「そんな事を言われても出来るかよ!俺は桐生貴章!俺は俺なの!」
65WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/22 02:19 ID:1e6LUim3
>>64

二人の少女は屋上の防火用水塔の近くにある段差に腰掛けて昼食を取っていた。貴章は弘美が作ったであろう手弁当を食べていた。紺色のスカートの皺を伸ばし、両足を揃えて座っている。先程から女性と変わらない仕草をしているが本人は気が付かない。
由香はそんな貴章の様子をジーと見ていた。
「ふうん、貴章さんって女っぽい仕草をするんですね。もしかして元々女性願望だったんですか?」
思わず口の中のモノを吹き出す貴章。
「ば、馬鹿!!俺は男だぞ!そんな事をするかよ」
顔を真っ赤にして、慌てて股を広げようとするがどうも居心地が悪い。元の座り方に戻る。
「そういえば、初めてなのにブラの付け方も自然だったし・・・やっぱ女装癖があったんですね(笑)」  
「・・・・・」
貴章は何も言えなかった。女性の下着の付けかたも今日が初めてのはずなのに自然と身につけられたし、セーラー服を着ている事も今は違和感がない。
・・・このカラダが覚えているのかな?俺、そんな趣味はないのに・・・
「はぁ・・・なんでだろうな」
深い溜息が出る。長い髪が屋上の風に靡いていく。貴章の手はごく自然に柔らかい仕草ですうっと耳の上に髪をかきあげていた。
「もしかして、弘美先輩が戻ってくるんですかぁ?そういえば、今の仕草だって同じだし・・・」
目を輝かせて由香は貴章の方を向ける。とたんに貴章は顔を強張らせる。
「・・・そうなったら、俺はどうなる?このカラダは元々俺のだぞ。今更他人に使われたくないね」
「で、でも、弘美先輩がずーといたわけだし・・・・ごめんなさい。こんな事を言って」
由香の目は涙でうるうるになっている。貴章は強張った顔からふっと、優しい表情になると由香の髪を撫でながら・・・
「もう、由香は泣き虫だね。さっきはまるで別人だったみたいだな」
「へへっ♪・・・その顔も同じだね」
何時の間にか笑っている。先ほどの事といい、つくづく女は変わるものだと貴章は思った
66WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/22 02:20 ID:1e6LUim3
>>66

「貴章さん、喉が渇きません?ジュースかお茶でも買ってきますね」
「あ、ありがとう。お金は・・・」
貴章は財布(弘美の財布)からお金を取り出そうとするが、由香に止められた。
「あ、いいですよ。いつもは弘美先輩に奢ってもらっているし、今日はあたしの番ってことで」
「でも・・・悪いよ」
「いいですよ。さっきのお詫びですから」
由香は貴章に笑顔で答えると非常口の方へ向かった。
・・・・なんだろう?安心するな。あの子が俺の知っている由香と同じだからだろうか・・・
貴章が想いに拭けっていると・・・
「あの〜、ここ良いですか?」
「わわわっ!・・・・・」
いきなり後ろから声がしたので驚いて振りむくと、セーラー服の少女がそこに居た。
・・・さっきから俺と由香以外誰もいないはずなのに・・・・
貴章は少女をしげしげと見る。色白で鼻が高く、くりくりとした大きな瞳で睫毛は長い。髪は少し茶色かかったショートヘア・・・
・・あれ?この子どっかで見たような・・・・でも、思い出せない・・・
「あの〜、私の顔に何かついてます?さっきから見られていて恥ずかしいんですけど・・・」
少女は頬を赤く染めていた。
「え?・・・いやぁ、ちょっと知り合いにかな?似ている子がいたもので・・・はは」
その場で咄嗟に言い訳をする貴章。額に汗が出る。
「ふふふっ。そうなんですか?」
口に手をあてて、笑う少女。何やら仕草が可愛いい。
67WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/22 02:24 ID:1e6LUim3
>>66

「はは・・・それで何?」
「あ、いえ、ここでお昼を食べてようと思って来たんですけど・・・駄目ですか?」
「あ、ううん。別にいいけど・・教室では食べないの?」
「ええ。別に深い意味はないんですけど、一人の方が好きなんで・・・」
「ふうん・・・」
この後、二人は言葉を交わす事はなかった。少女は黙々と自分の弁当を食べていたし、
貴章に声を掛ける事はなかった。貴章は少女の事は気にしてはいたが、どういう訳か
自ら言葉を交わせようとしなかった。
「あのう・・」
「何?」
「あ、いえ、なんでもないです・・・・」
・・おかしな子だな。自分から言っておいて、途中でやめるなんて・・・
貴章は少女が何を言うとしたのかは気にしていたが、そのうち考えるのを止めた。
余計な詮索はしたくはなかったからだ。それよりも由香がなかなか戻って来ない
事が気になり始めた。
「由香の奴、遅いな。動販売機なんて職員室の側あるのに・・あれ?何で俺、知っているんだ?この学校は初めてのはずなのに・・・
これも弘美の記憶かな?何か不安になって来たな・・・・」
68WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/22 02:26 ID:1e6LUim3
>>67

先ほどの仕草といい、貴章はだんだんと弘美に染まっていくのではないかという不安を感じ始めていた。
「ごちそうさま。あれ?お連れの方はまだ来ないんですか?」
「う、うん。まだのようだな・・・はははは(汗)」
「ふふふっ。何か男の人みたいな言い方ですね。そんなに美人なのに勿体ないですよ」
「あ、そ、そうかな・・・うん、そうだよね。ほほほ・・・」
・・・・んな訳ねぇだろが。俺は男だ!うーー、気持ち悪い・・・・
「じゃぁ、私はこれで。・・・・桐生貴章さん♪」
その言葉に貴章の心は一瞬で凍った。心臓の鼓動が早まる。
「・・・どうして・・その名前を知っているんだ?」
貴章は顔を強張らせたが、少女は笑顔のままだ。
「そんなに怖い顔をしないの。折角の美少女が台無しじゃない」
「そんな事は聞いていない。何故俺の名を知っている?オマエは誰だ?」
貴章は少女に詰め寄ろうとするが、少女は動じない。
「ふふっ♪今は話せないわ。観察中だしね。また後でね♪貴章さん、いえ今は弘美さんかな?」
そう言って少女は非常口のドアを開け、中に入った。
「あ、こら、待ってよ!答えろ!オマエは誰だ!!観察中ってなんの事だよ!」
貴章は少女を追いかけようとした。だが非常口のドアの向こうには少女の姿はなく、代わりにジュ―スとお茶の缶を持った由香が立っていた。
「あ、貴章さん、ごめんなさい。遅れちゃって・・・あれ?どうかしました?」
「由香か?」
・・・あの子が消えた?そんな馬鹿な。でもあの子、何で俺の名を知っているんだ?もしかしたら、この事と関係があるのか?・・・

自分の体を見ながら、一抹の不安が貴章の心を覆っていった・・・・
69名無しさん@ピンキー:04/04/22 02:30 ID:1e6LUim3
一応、ここまで。

うーーん・・・続きはどうしようかな?

>月さんZ

 いやぁ、なかなかの文章ですね。続きをよろしくです。

> 鶏 さん
  保管庫グッジョブです(*゚ー^)b
70名無しさん@ピンキー:04/04/22 16:14 ID:aOnrF1mm
神々の降臨ラッシュですねっ!!
71名無しさん@ピンキー:04/04/22 18:46 ID:P3C701Fv
ほんと、充実したスレですね
みな長編なので毎回ごとに感想レスできませんが
神々の競演、自分もしっかり堪能させてもらってます
職人さま、良作本当にありがとうございます。乙です!
72ぽぽん ◆IeArcadiak :04/04/22 22:59 ID:JlnB6AmA
前スレ623からの続きです。大変長らくお待たせ致しました。

妖しい老婆の魔力によって「サトミ」へと変身してしまったサトルは、自宅の自室でアツシ達3人への復讐の計画を練っていた。
老婆から授かった小さな古ぼけた本がサトルの元にある。それは老婆曰く『魔術の本』だった。
不思議な文字で記された本だったが、何故かサトルにはその意味がすらすらと読めた。
美しい少女になったことによって得た力の為せるものであろうか。
そこに記されている『魔術』は、何故か全て「性の変換」に関するものばかりであった。
「精神の入れ替え」、「特定の相手の肉体への憑依」、「特定の相手の性別を逆転させる」・・・など。
ただ、そのどれもが、魔術を使用した人物への虜に相手をさせてしまうというもので、今までアツシ達3人にいいように虐げられてきたサトルにとっては願ったり適ったりのものばかりであった。

サトルの脳裏には、今までアツシ達に受けてきたイジメの数々が走馬灯のように浮かんでいた。
上納金と称し、なけなしの小遣いを奪われたこと、サンドバッグ呼ばわりされ、笑いながら殴られ、蹴り続けられたこともあった。
それも、顔などの露出して目立つところではなく、脇腹など服の上からでは分からないところばかりを、何度も、何度も。
給食の上に牛乳をぶちまけられ、手でぐちゃぐちゃにかきまわされたものを食べさせられたことも頻繁にあった。

「ブタは人間様と同じものは食わねぇよなあ。さあ食えよ。ちゃんと四つん這いになって、顔を突っ込んで食えよ」

担任の若い女性教師は、アツシ達に怯えて注意も出来ず、目を背けて震えていた。
他のクラスメートも、見て見ぬ振りといった風で、遠巻きにサトルの哀れな姿を見つめていた。
サトルが四つん這いにされ、牛乳まみれの給食に顔を突っ込んで食事を始めると、アツシ達は狂ったように笑い出した。
73ぽぽん ◆IeArcadiak :04/04/22 23:00 ID:JlnB6AmA
屈辱の中で過ごしていくうちに、いつしかサトルの心は冷えきっていった。そして、心の中にやがてどす黒い感情が渦巻くようになっていった。

アイツラヲコロシテヤル コロシテヤル コロス コロス ブッコロス・・・

口に出すことは出来ないが、心の中で何度もその呪詛を繰り返した。
老婆の魔力で美しい少女に生まれ変わったサトルは、その美しい顔に冷たい微笑を浮かべ、やがてアツシ達に下す天誅を思い、喜びに打ち震えた。

「あいつら、どんな目に合わせてやろうか・・・そうだ、アツシは、あいつの嫌いな美少女アニメ風のロリロリな女に変えてやろう・・・
勉強も運動も苦手なトロくさい女に変えてやる・・・体力が自慢のアイツが、体力を奪われ、非力でドン臭い女に変わることを思うと・・・
うふっ、うふっふっふっふふふふっ・・・はぁ、はあ・・・あああっっ!」

いつしかサトルの右手はスカートの中へと伸び、左手はブラウスの中へと差し込まれていた。
とてもこんな綺麗な少女がしないような姿で、スカートを乱し、太腿は惜し気もなく開かれ、細く白い手は乱暴にブラウスを掻き分け、その下のブラジャーをたくし上げ、こぼれ落ちた乳房を乱暴に揉みしだく。
74ぽぽん ◆IeArcadiak :04/04/22 23:01 ID:JlnB6AmA
その身体は童貞のサトルの身体が変化しただけあって処女であったが、何度も秘所を愛撫されるうちに男を受け入れる準備を始め、
内部からやがて愛液が滲み出てくる。
男の時の自慰とは違い、体の奥から熱くなり、体全体が性器と化したかのような錯角に陥る程のめくるめく快感がサトルを包み込む。
しかし、身体が女性になったとはいえ、サトルの精神は男である。
まだ女性との経験もないとはいえ、十代の「やりたい盛り」の男のものだ。部屋の姿見に映る、美しい少女になった自分自身の痴態を目にすると、サトルは一層興奮の度合いを増していった。
おおよそこのようなことをするとは思えないような美しい少女の姿が、サトル自身の手によって汚されていく。
サトルは夢の中にいるかのようであった。

「サトミー! お風呂沸いてるわよー! 早く入りなさーい!」

母親の声でようやく我に返る。
今の自分のいやらしい喘ぎ声を聞かれなかっただろうか・・・急に恥ずかしさが込み上げてくる。
鏡の中のサトル=サトミは、ブラウスを乱し、スカートを乱しながら、うっすらと上気したほんのりと紅い顔でこちらを見返していた。

「続きは、風呂に入ってからだな・・・」

鈴のような澄んだ声で、わざとそう口に出していってみる。生まれ変わったサトルの一日は、まだ始まったばかりだ・・・。
75CASE.01 ◆PETORIs7YU :04/04/23 07:38 ID:DwjtCY3a
>56
 部屋を重苦しい沈黙が支配していた。時計の秒針、そしてページをめくる音が時折聞こえるだけだ。どのくらい時間が経ったのだろうコーヒーは冷めもはや湯気すら立っていない。時間が過ぎるのが遅い、額を一筋の汗が流れていった。
 沈黙に絶えかね時計に目をやる時計の針が12時半を指し示していた。そして理恵に視線を戻すと理恵は静かにファイルを置いた。
 「大体の事情はわかりました。それで・・・私にどうして欲しいんですか?」
 「恵を・・・いや恵一君をフォローして欲しい。そのファイルの表紙に書かれているとおりこのプロジェクトは極秘で進められている。決して外部に漏らしてはならない」
 理恵は黙ったままだった。しかし杉田はなおも続けた。
 「しかし、被験者ただ1人で抱え込むのには限界がある。そこで信頼できる貴女に白羽の矢を立てた・・・というわけです。」
 再び沈黙が部屋を支配する、時計の秒針だけが時の流れを示していた。沈黙を破ったのは理恵だった。
 「・・・・少し・・・考えさせてください。・・・急にそんな事言われても・・・」
 「わかりました・・・・それでは私がお送りします。・・・・恵一君はカップを片付けたら先に寝ていてくれ、私は理恵さんを送ってくる。」
 杉田は理恵を送るといいガレージへと向かった。理恵は1人玄関で杉田を待っていた。
 「そうだ・・・理恵、ちょっと待っていてくれ。」
 僕は思い出した。理恵との・・・鈴木恵一として過ごした最後の思い出・・・その証が有ることを。僕は探した、あの数少ない僕の"遺品"その中に・・・あった。
 「あの・・・理恵・・・これを」
 「ん・・・これは?」
 理恵に渡したそれは・・・あの旅行の写真、理恵と恵一が2人で微笑みあうそれは今ではもう見ることがかなわない幸せの結晶だった。
 「恵ちゃん・・・いえ、恵一・・・ありがとう」
 理恵はその短い言葉を残し、杉田の車で帰路についた。
76CASE.01 ◆PETORIs7YU :04/04/23 07:40 ID:AInXtMhf
>75
 車内でも2人は黙ったままだった。理恵は手にした写真をじっと見つめこれからどうするべきかを考えていた。
 マンションまであと少し・・・その時理恵の口が開いた。
 「あの・・・杉田さん、なぜ今ごろになって私にこんな話をしたんですか。恵一なら私に連絡を取れたはずなのに。」
 「私も考えた末の結論なんだ、彼が目覚めてから幾度と無く考えた。が、結論がでなかった。そこへ彼が貴女を連れてきたことで決心がついたんだ。」
 理恵はため息をつき、話を続けた。
 「そうですか・・・実は・・・今日初めて会って彼女になにか恵一のようなものを感じたんです。こう・・・理屈じゃなくて。それで確証がほしくて恵一に嘘をついて家まで来たんです。」
 「そうですか・・・」
 「あとひとつ、お聞きしてもよろしいでしょうか?恵一は今・・・幸せなんでしょうか?」
 杉田は突然の問いに黙り込んでしまった。再び彼の口が開かれたのはしばらくたってからだった。
 「それは・・・私にはわかりません。ただ、今日貴女にお話したのは彼の為でもあるんです。彼は目覚めてからずっと貴女に会えない辛さに苦しんでいました。表には出さなかったですが私にはわかります。」
 「そうですか・・・」
 車内は再び沈黙した。そして沈黙を保ったまま理恵のマンションに着いた。
 「それでは、・・・少し考える時間をください。・・・さようなら」
 短い言葉を残し理恵はマンションへと消え、杉田は足早にその場を後にした。
 
・・・・ To be continued
77鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/23 07:45 ID:AInXtMhf
>75-76
CASE.01投下します


皆様GJです。本当に充実したスレで楽しいです。
本スレの保管庫が再開するまで未収録の作品を自分のところにアップしてもよろしいでしょうか?
78WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/23 18:49 ID:S6J88h+z
>>68

「貴章さん、どうしたのですかぁ?あ、これをどうぞ」
と、貴章は由香からオレンジ・ジュースを手渡される。
「あ、う、うん・・・ありがとう。それよりも由香、ここに来る時に女の子に会わなかったか?」
「ううん、会わなかったよ。それがどうかしました?」
神妙な顔をする由香。
・・・・神隠しかよ。気味が悪いな・・・・・

非常口のドアの近くに腰掛ける二人。
「そうなんですか。それって気味が悪いですね」
「由香もそう思うか。俺の名前を知っているなんてな」
貴章は先程の出来事を由香に話した。由香は最初、ちょっと首をかしげて、うんうんって答えていたが貴章の真剣な表情に押されて真顔になっていく。
「あ、そうそう。午後はどうします?授業にでますか?」
お茶入り缶を飲みながら、由香が言う。
「そうだなぁ、出ないとまずいかな?由香も俺と付き合ってサボルのは良くないしな」
「ふふっ・・・弘美先輩とは違いますね。あの人はいつも授業を抜け出していましたから」
「そうなのか・・・」
弘美の意外な行動に驚く貴章。
「それでも成績は学年トップなんですよ。いつ勉強しているのかわかりませんけど」
「ふうん、頭が良いんだ。以前の俺と同じだな」
「貴章さんもそうなんですか?へぇ・・・すご〜い」
「ははは・・・」
褒めれているのか分からないが、とにかくその場の雰囲気を創ろう貴章。
・・・そうか、俺と同じか。何か親近感があるな。ん?これって・・・
「俺は知っているはずだ。たしかあの時、そう設定したはずだから・・・。あれ?思い出せない」
突然、持っていた缶を置いて立ち上がる貴章。携帯で弘美の性格を設定したはずなのに
はっきりと思い出せない。由香はそんな様子を不安げに見ていた。
79WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/23 18:50 ID:S6J88h+z
>>78

「た、貴章さん、授業に出るつもりならその言葉使いを直したほうがいいですよ。変な人と思われますからね」
素早く話題を変える由香。
「そ、そうか。やっぱな・・・・」
頭をぽりぽりと掻きながら貴章は考え込む。
「由香ちゃん、・・・これでいいか・・な?わ、わ、私は九条弘美・・よ。弘美って言ってく・・れる?」
「うんうん。貴章さん、ちょっとぎこちないけどいいんじゃないかな」
ちょっと首を傾げて、にが笑いをする由香。どうも本当は上手くいかなかったようだ。
・・・・う〜ん、そうか。ぎこちないか。それじゃぁ・・・
「もお、由香。私にはそんな趣味はないって言っているでしょ!」
今度は先程の弘美の言葉を思い出して言ってみる貴章。すると由香の目が輝き出す。
「(・∀・)イイ!!すごくイイですぅ。弘美センパ〜イ♪」
たまらず、頬を真っ赤にして貴章に抱きつく由香。
「ふにゃあ〜ん。弘美先輩〜、好きですぅ〜♪ぷにぷに〜」
「こ、こら由香!抱きつかないでよ。もお!あ、駄目ぇ、ちょっと触らないでぇ。嫌ぁぁぁああん」
由香に抱きつかれて、困惑気味の貴章。本人は自然と弘美と同じ言葉使いが出た事は気が付かなかった・・・
80WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/23 18:51 ID:S6J88h+z
>>79

■5■

ざわざわ・・・・
教室がざわめく。ここは2年A組の教室。
私立霜村高校は有名大学に進学する生徒の多い進学校。OBには某有名大学の教授や政治家、評論家が多い。進学に熱心な学校なので2年生から能力別にクラス分けをしている。
ここA組は、学年上位の成績の生徒を集めていて、まさに進学専門集団なのである。
今は午後の授業の中休み。クラスメートの注目は・・・九条弘美に注がれていた。
「珍しいよな。九条の奴が授業に出るなんて」
「いつもは、サボっていたのにな。どういう風の吹き回しだろう?」
「でもさっきの物理の授業は学年トップって感じでさぁ、さすがだよ」
男子生徒からはこんな声が聞こえる一方、女子生徒は・・
「弘美。あんた、よく授業を受ける気になったわね。いつもはいないのに」
「なんかさぁ、さっきの授業の時はいつもの九条さんと違うのよね。凛々しくて素敵♪」
「おいおい、ナッチーは弘美に惚れたのですかぁ?」
女子からは黄色い声があがる。
・・・・はぁ。うんざりだ・・・こりゃ逃げ出したくなる罠・・・・
心の中ではウンザリしている貴章。今は九条弘美として振舞わないといけない。
そのためなのかどうも気分が悪い。
「なんだよ・・・こう女ってうるさいのかねぇ」
つい貴章本人の言葉がでる。
「え?弘美。なんか言い方がおかしいよ。アンタも女でしょう?」
弘美の腐れ縁?らしい、 北条 美穂 (ほうじょう みほ)が驚いた表情で言う。 
「美穂?あ、あ・・・そ、そうだよね。お、わ、わたしったら・・うぅん、何でもない」
・・・うへ・・・女のふりをするのは気持ち悪い。早く終わらないかな。あ、また
俺の知らなかった事が頭に浮かぶな。これも弘美の記憶かよ・・・
改めて授業に出た事を後悔する貴章であった。
81名無しさん@ピンキー:04/04/23 18:55 ID:S6J88h+z
途中ですが、ここまで。

設定を消化したいので、エロがなくて申し訳ないです。
相変わらずの下手くその文章で申し訳ない。 (;^_^A


ぽぽんさんお久しぶりです。続きよろしくです。


鶏さん乙
そうですね。書いていて楽しいです。
82名無しさん@ピンキー:04/04/23 21:54 ID:sinpBHzX
ざわ・・・

    ざわ・・・

        ざわ・・・
83名無しさん@ピンキー:04/04/23 22:34 ID:u3nqzL4d
>>82
おいっ・・・!
84名無しさん@ピンキー:04/04/24 07:32 ID:TL3wWqwB
神クラスのシャーマ・・・じゃなかったSS書きの皆様乙です。
本当に良作ばかりで、どれも続きが気になります。


しかしここで一つ苦言をお許しいただきたい。
神々が増えた関係上仕方ないのかもしれませんが、前のSSにレスが付かない内に密着で投下するのはいかがなものかと。
前の職人さんに失礼な気もするし、何より読みにくい。どれも作品の出来がすばらしいだけに惜しまれます。
マターリとお待ちしておりますので、なにとぞ、そう急がれぬよう・・・。


皆様を不快にさせたなら謝ります。でしゃばった意見すみませんでした。
不適切ならスルーよろしく。
85名無しさん@ピンキー:04/04/24 07:37 ID:eCQO6WlK
>>84
ばーか
86名無しさん@ピンキー:04/04/24 07:45 ID:Vp7qjqiL
>>84
・・・・・・禿同かも
87名無しさん@ピンキー:04/04/24 09:53 ID:vUhw6pa6
とは言えレスを待って投下できないなんてなったら本末転倒だからねぇ。

とりあえず
SS見た人は頑張ってレスを汁という方向で
88名無しさん@ピンキー:04/04/24 10:22 ID:MYchxngM
>前の職人さんに失礼な気もする
どこが失礼なのかわからない。

>何より読みにくい
自己厨
89名無しさん@ピンキー:04/04/24 11:34 ID:hy4e6pPn
>とは言えレスを待って投下できないなんてなったら本末転倒だからねぇ。
それも少し考えた。確かにいつでも人がいるわけじゃないし、自分のわがままだったかも。

ただ、一つも具体的な感想がつかないのはちょっと職人さんに悪いような気がして。
でもあんまり口を出すべきことじゃなかったな。反省してる。

90名無しさん@ピンキー:04/04/24 11:36 ID:hy4e6pPn
あ、ID変わってるけど>>84↑。スマソ
91名無しさん@ピンキー:04/04/24 14:02 ID:kI8kF7t8
>89
それを「わがまま」と言うのはチョット違う。
そう言うのは普通は、「押しつけ」と言う。

わがままと言いたかったら、それはアナタがSSを書いたは良いが、
その後に投下されたSSの内容に霞んでしまい、無反応でスルーされた
様な形になってしまった場合。

まぁ、感想を書くのは、礼儀でもあるし書いた側にとっては嬉しい事で
いい事だと思う。
上でも言われているけど、その為に投稿が規制されたり、ある種の制約
(足枷)になるのは、好ましくない。
感謝の気持や、意見の表明は自然と現れてくるモノ。で、良いんじゃないか。
92名無しさん@ピンキー:04/04/24 15:38 ID:UsvCgdkH
>>91
同意する。確かに押し付けだったね。申し訳ない。
93名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:11 ID:F+2Vhfh3
何となく84氏の言うこともわかる。
って言うのも神々の投下ラッシュで、そもそもスレ趣旨的に
ある程度似たようなシチュのSSが連投されるわけだから
読む側の脳みその切り替えがけっこう大変。
みんなだってその作品世界にじっくり浸って読みたいですよね?
いや、投稿の寂しいスレに比べたら超・贅沢な悩み……
うれしい悲鳴ってやつです。
94380 ◆PKEHY060jY :04/04/24 22:49 ID:RHMxlJ5U
>>93
投下されるときは続けてされたりするもんだよ。
読めない寂しさで延々保守カキコを続けるよりはマシではないかな?

しかし乳無しさんはもう戻ってこないんだろうか……。
95鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/25 00:01 ID:oQdnvMAH
>93
作品の保管業務をがんばってみます
http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
に保管されていない物を保管していきたいと思います。
まあ、ほとんど自分がまったりと他の職人さんの作品を読みたいだけだったりしますけど
96WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/04/25 00:16 ID:CUGsePYB
なかなかエロまで行かなくて申し訳ない。 
まだまだ修行が足りませんね。  

>>94
  お久しぶりです。続編・新作を期待してます。
 
 
 >>95
  鶏 ◆PETORIs7YU さん保管業務がんばってくださいね。
 
97名無しさん@ピンキー:04/04/25 01:21 ID:OoQpkGfg
自分の作品さえ読んでもらえればいいっていう厨がもぐりこんできたんだろ
まだまだ春だし
98名無しさん@ピンキー:04/04/25 01:42 ID:usg/jKVX
単純な方法論として、とりあえずSS描きさんにはお手数をかけて申し訳ないが
自分の投下タイミングで直前にレスを挟まず他人のSSがあったら、軽い労いのメッセージと
こっから自分のSS行きますよという挨拶を入れていただくというのはどうだろう?
お互いの作品が連続して混乱する事は、読み手にもマイナスだが、書き手にもマイナス(ちゃんと読みってもらえない)なんで
切り替えの挨拶一言入れるだけの労力をかけるのが有益な対処ではないかと
99名無しさん@ピンキー:04/04/25 03:07 ID:4STLEC5r

現状で、ほぼその提案通りに進行している様に思えますが?
100月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/25 07:48 ID:HXWKX1Eg
ここ数日忙しくて、PCに向かってなかったわけですが。
話自体は空き時間にノート等に書いていけばいいんですけどねぇ…。

>>72
おお、待ってました!とばかりに読ませていただきました。
うーん。サトミの自慰シーン、見たいような見たくないような(笑
続編を楽しみにしてます。

>>95
乙です。なぁんだ、やっぱり理恵は感づいてたのか。流石だ〜。
保管業務ガンバです。私の書いたモノは…乗せられると嬉しいような恥ずかしいような。
判断、お任せします。

>>96
センセー、今までなかったタイプなので続きが気になるじゃないですか(笑
今回も乙でした。
101名無しさん@ピンキー:04/04/25 23:34 ID:x/9NhtPN
>>98
…どう見ても現状そうなっていると思うが。
漏れは投稿中の割り込みが無ければそんなに混乱しないのだが
職人さん達はもっと気を使って自主的に行っているぞ?
102名無しさん@ピンキー:04/04/26 00:33 ID:qjl7CrJk
カラフル━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━復活!!



小説がまだうpされてないやOTZ
103名無しさん@ピンキー:04/04/26 22:27 ID:TqmaaDhF
サゲ
104名無しさん@ピンキー:04/04/27 00:28 ID:wlA3Amms
過疎化してるな 何が悪いんだろう
105名無しさん@ピンキー:04/04/27 00:59 ID:yTt/L3mY
>>102
場所どこ?前と変わった?
106名無しさん@ピンキー :04/04/27 01:07 ID:Ab3J5VEI
>>104
アフォなルール厨のせいだろ。
107月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/27 04:51 ID:DwmMzg5m
ヘンな時間に目が覚めたので投下します。

>>104
個人的にはちょっと投下しづらい雰囲気だと思います。
経過と結果はどうあれ、ルールうんぬんの話が一段落まで待ったほうがいいかもしれませんね。
108真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/27 04:52 ID:DwmMzg5m
「〜万六千円になります」
「カードで」
レジに出てきた金額と店員の声を聞いて、和泉がぎょっとする。その横でレイは澄ました顔で店員にカードを渡した。
(万単位…)
レイから食事中に服、特に下着のレクチャーは受けていたので、選ぶのにはさほど迷うことはなかった。着けるかどうかはまた別だが、和泉がそれを言うと
「有るに越した事はない」
との一言で数セット買う羽目になったのだ。これだけでも結構値が張る買い物なのに、そのあとは服まで選んだ。
値札が無かったので適当に見繕い、レイの家を出る前と同じような過程を経て(自分的に)違和感の無いものを数着選び出す。
さらにそれとは別に、レイが店員に頼んで和泉用に用意してもらった「女の子」の服数着を合わせた結果がこれだ。あとは当座の食料品。
「…俺、服に万単位の金かけたの初めてだよ…」
帰り道、両手に買い物袋を抱えながら和泉はぽつりと呟いた。力が無い為持っている荷物はもっぱら自分の服、しかも茶色い袋を両手で抱えて歩く姿はまさにゲームやアニメのヒロインの様だ。
「一気に買ったせいだな。流石に私も女性の服を着る趣味は無いしな、仕方ないだろう」
「ん…あとさ。服を選ぶのにあそこまで時間がかかるってのも初めて知った」
これにはレイは無言。和泉の表情から伺うに、その思考が女のものである事には気付いていない。なので、彼は無難な言葉をかけることにする。
「君のメンタリティはまだ男だが、外見は女だからな。そのギャップを考えればこれも仕方のないことだ」
「そんなものなのかな…ってそれはともかく。なんでこんなオンナノコな服まで…俺は着ないぞ?」
「気持ちはわかるが、必要になるかもしれん。どうせ大した額じゃないしな、備えあれば憂い無しと言うだろう」
と、そこでレイはふと言葉を切った。「?」と和泉が振り返ると、彼のまっすぐな視線が向いていた。
「な、なに…?」
「いや…その服を着た君を想像してみたんだが」
ひょい、と肩をすくめる。
「そんな持ち方だから、なおさらだな」
「しょーがないだろ…筋肉付いてないし。重いんだから」
「人並みの筋肉は付いてるはずだから、やはり感覚の差だろうな。それもまた仕方の無いことだろう」
その言葉に和泉は、やはり肩をすくめるしかなかった。
109真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/27 04:54 ID:DwmMzg5m
レイの家は俗に言う高級住宅地の外れにある。家路を歩く傍ら、和泉はそれを実感した。近辺の住宅と比較しても、多少立派に見えるのは気のせいではないのだろう。
流石にその地下に手術室モドキや研究室があるとは思わないだろうが。
「どうした?」
玄関の扉を開きながら振り返るレイに「なんでもない」と答え、家に入ってゆく。リビングに入り、ドサリと荷物を置くとレイが紅茶を淹れてくれた。
「初めてというか久しぶりというか…ともかく外出で少々疲れたようだが。大丈夫か?」
「あー、うん…平気。確かにちょっと疲れたけどね。いただきます」
「そうか。私はまだやることがあるので研究室に行くが、君はどうする?」
「俺はもう寝るよ。たった一日の間に色々ありすぎて…やっぱり疲れたかも」
「そうだな、ゆっくり休むといい。良い夢を」
「ん、おやすみ」
軽く手を振り、買ってきた服を抱えてあてがわれた部屋に戻る。今日何度目かの溜息をつくと、紙袋からスポンジを取り出して、バスルームに放り込んだ。
「うー…やっぱり入らないとだよな…」
やはり気持ち悪いし汗臭い気もするので、シャワーを浴びたい。が、今朝のことを思い出して赤面する。正直、また火がつかない自信は無かった。
というか…もう付いてるような気がする。
「性欲が抑えられないって…中坊じゃあるまいに…」
(今回だけ…そう、今回だけだ、自分の意志でするのは…!)
そう自分に言い聞かせると、和泉は深呼吸して覚悟を決めた。
110月 ◆TPk5R1h7Ng :04/04/27 04:57 ID:DwmMzg5m
寸止め。
次回はまたしても自分でしちゃう予定です。
…たぶん間が空きますが。
普通の♂×♀はいつになったら書けるのやら。
111鶏 ◆PETORIs7YU :04/04/27 09:12 ID:Aby9r0jY
月さん乙!
和泉とレイのやり取りがGood!
Gjです


私の保管庫に豆柴さんの作品をうPしました。
112名無しさん@ピンキー:04/04/27 14:33 ID:xz+rPAjb
>>107
こういう議論がある時だから言うけど、あんたももうすこしまとめてかいてからアップした方がいいぞ
ストーリーが細切れになって最近の職人さんはイマイチだ やりかたがなってない
チャンと書けばまあそれなりなんだろうから、おしいよ
113名無しさん@ピンキー:04/04/27 19:34 ID:a6DzZuBT
どうも近頃息苦しいな。
2chブラウザで抽出を使えば、コテで投下してくれる
作品なら細切れでも違う作品が繋がっても
問題なく読めるよ。
114380:04/04/27 20:10 ID:1utfNApU
>>112
まとめてうpすると、連続投稿制限に引っかかったりするんだよー
20個近くなると30分ほども投稿に時間をかけるハメになる

それぞれのペースってものがあるんだし、見苦し過ぎなければいいのではと思う次第
115名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:43 ID:ZENnIflG
まとまった話が読みたいんなら非強制スレに逝けば?
116名無しさん@ピンキー:04/04/28 01:30 ID:Dx9omY/s
保管されるまで待てや
117名無しさん@ピンキー:04/04/29 20:20 ID:WcW7YFFP
変な仕切厨の所為で神が光臨してくれなくなってしもたがな
118名無しさん@ピンキー:04/04/29 21:47 ID:KePrnsjO
実はどこかのスレの陰謀
119名無しさん@ピンキー:04/04/30 03:22 ID:mgBlWXZz
564 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/04/30 01:16 ID:kZTEc+8E
強制化の方をずっと追いかけてたけど
こっちも盛り上がってたんだな


565 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/04/30 01:42 ID:Bw3nokhB
>>564
強制は厨の多いスレだからね。今もヘンなのが沸いてスレ止まってるし。
別れておいて正解だったみたい。


566 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/04/30 03:05 ID:9yMbl+Yb
厨しかいない点ではどっちも大して変わらんが
居心地がいいのはこっち


だってさ
120名無しさん@ピンキー:04/04/30 06:10 ID:usemIOFY
だから?
121名無しさん@ピンキー:04/04/30 07:29 ID:PIXNAAVM
お前らあんまり職人さんが投稿しずらい状況をつくらんでくれ
122名無しさん@ピンキー:04/04/30 11:54 ID:zZmxSkn0
まあこの程度で投下しなくなる職人なんて要らないわけだが
123名無しさん@ピンキー:04/04/30 13:17 ID:64iFqaOE
それはさておき、GWの都合で書いたりあげたりできないんだろ
124名無しさん@ピンキー:04/04/30 17:59 ID:mY82BceA
なんだか、ひさびさーーに見てみたらえらく雰囲気が変わってるなーー
職人も住人も若手が調子に乗ってきたかな!?小説一つ一つにファンがついてて
感想やシーン希望をしたり、職人を待ち望んでた楽しかった時代はもう無しか。住人同士でもめてる
馬鹿どももいなかったし、大きくなると問題がふえてくるもんだな。
125名無しさん@ピンキー:04/04/30 18:01 ID:ADXqIquQ
お前みたいな懐古厨も出てきたか
何様のつもりだ
126名無しさん@ピンキー:04/04/30 20:24 ID:KV0M1XX0
>124
確かになー
単なる春厨かと思ってたらいつのまにか住み着いちまってて鬱だよな
127名無しさん@ピンキー:04/04/30 20:40 ID:TRuclVjW
>>125
   >>125
      >>125
128名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:21 ID:lJBZh36c
そもそも分裂さえしなければ今でも賑わってて
厨の割って入る隙間もなかったんじゃなかろうか

みんなあっちに行っちゃって。
129名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:22 ID:lJBZh36c
たぶんこのままだとこっちは消滅してあっちが本スレになるだろうな…
130名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:28 ID:lJBZh36c
……あの

ちょっといま嫌なこと考え付いてしまったんだけど。

向こうの内容に惹かれて普段ここの板に来ない連中が入り込んで、
その中で強制とか陵辱とかが嫌いな人間がわざわざこのスレに来てがんばってる

なんてことはないよな…そうだと願いたい…
131名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:46 ID:902u0IEZ
みんなもちつきなさい。
いらんことは書かずにマターリとしつつ作品待つが一番よろし。
132名無しさん@ピンキー:04/04/30 21:55 ID:ET2ODRwl
>>130
もともと強制以外の話をスレ違いっていいだしたのはどこの住人だよ・・・
身から出た錆だよ、ホント。
133名無しさん@ピンキー:04/04/30 22:04 ID:W2GUuH2a
なにか見てると、双方でいがみあってるように見えてくる……。
自分は、どっちも好きなんだけどさ。
住人の趨勢的にはどうなんだろ。
134名無しさん@ピンキー:04/04/30 22:10 ID:lJBZh36c
>>132
俺は言ってない、むしろ反対してた

なのに……。・゚・つД`)・゚・。
135名無しさん@ピンキー:04/04/30 22:15 ID:Nu7beWBT
ってか、こっちのスレがゴタゴタしてるから
自然にあっちに人が流れただけってのが実際なんでない?
136名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:58 ID:pcg+feyi
おーい泥沼だぞ。動くと沈むぞ落ち着け。
137名無しさん@ピンキー:04/05/01 00:02 ID:22qSgh0o
まっ、たまに出てくる。こういうのは俺は認めない的な発言が職人を
困らせるんだろうね。職人も少し書いてスレ違いですとか言わずに続き書いて欲しいね。
強制は必要なのか謎だが結局は女性化小説を住人は待ってるわけだし。
と、痛い住人は無視して冷静に話し合いながら昔や新人の職人さんを待ちましょうよ。
138名無しさん@ピンキー:04/05/01 00:04 ID:TlF7yw/k
そういやさ、昨日女性化の夢見たんだが

外に出かける前に目が覚めたorz
139名無しさん@ピンキー:04/05/01 00:13 ID:9so+dW5U
おちつけお前ら
1週間も2週間もSS投稿がない訳じゃなくて、ほんの2,3日ないだけだろ?
暦観ろよ、もう2日も前からGWだぞ。家族や恋人のある人間なら、サービスに時間取られたり
旅行にでもでて環境がない人だって居る。サービス業の人なら普段より忙しくもなる。
GW中は2chなんて忘れて、もっと有益な事をしてまってろ。
きっとGW明けには職人さん達が、群雲のごとく作品を上げまくってくれるって。
140名無しさん@ピンキー:04/05/01 00:31 ID:fsM8WDhM
いつから、このスレは小説スレになったんだ。
元々情報交換メインじゃなかったのか?
141名無しさん@ピンキー:04/05/01 00:43 ID:x+u7bJsv
それじゃ強制陵辱女性化小説スレを作らなければいけませんね
142鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/01 01:03 ID:LBNuVdNh
いま・・・書いています
サービスなのでGWはきついっす
143名無しさん@ピンキー:04/05/01 03:30 ID:x+u7bJsv
なんか向こうってけーちゃん以外にはレスつけようとしない連中が大半だな
144名無しさん@ピンキー:04/05/01 03:40 ID:SAvGXaxP
漏れ的には、アリスの娘の方が好きなんだがな……
145名無しさん@ピンキー:04/05/01 03:42 ID:6O8pJaxQ
昔の2chにはジサクジエンでスレ抗争を引き起こそうとする荒らしがいたそうだ。
146名無しさん@ピンキー:04/05/01 03:43 ID:POThGrvC
>>140
過去ログ嫁と……
147名無しさん@ピンキー:04/05/01 13:25 ID:OtmZqh/f
>>145
昔は人口少ない分目立っただけで、今でも一定数いるよ。
148名無しさん@ピンキー:04/05/01 15:46 ID:FkibtMfy
こういう流れ自体がスレをつまらなくさせ
向こうに人が流れる結果になると思う。

そろそろ議論はやめませんか?
おとなしく神の出現を待ちましょう。
149名無しさん@ピンキー:04/05/01 17:23 ID:TbyLpYbz
あっちもズリネタしか興味が無い香具師が多いような気が……
150名無しさん@ピンキー:04/05/01 18:53 ID:vcptcjvd
女性化した男を陵辱するのは
こっちは作中人物で
むこうは読み手自身だ

っていうだけなんじゃないかって最近思えてきた。
151奈落:04/05/01 20:21 ID:oVCKc5t+
お久しぶりです。奈落です。
サーバ移転記念という事で、短いのを一ついかがでしょうか。
奈落の部屋「I shouted in the Internet.」の小道具を使ってみました。
『銃』をどうぞ。
152『銃』:04/05/01 20:23 ID:oVCKc5t+
 俺は面白いモノを手に入れた。
 それはスタンガンのような形をしているが、全く違うものだ。
 俺は単に『銃』と呼んでいるが、正しくは『霊体衝撃開放機』と呼ぶらしい。

 たとえば、夜の公園に出かけるとしよう。
 暗がりの中でいちゃついているカップルがいる。
 俺が『銃』を手に近づいても、一向に気が付く事はない。
 抱き合っている野郎の後頭部に『銃』を突き付け、スイッチを入れた。

 男も女も動かなくなる。

 俺は木陰に隠れて二人の様子を窺う。
 もちろん、霊体を吹き飛ばされた男はもう動く筈もない。
 やがて女の方が目覚める。
 が、この女はさっきまでの女ではない。
 その内側には吹き飛ばされた男の霊体が入り込んでいるのだ。
 霊体となった男が気が付くと、女を抱いていた筈が男に抱かれている。
 そんな状況を俺は覗き見る。

 意識を取り戻した女が周囲の状況に気が付く。
「え?オレ?」
 女が男言葉で喋っている。
 気を失っている男の腕を振りほどく。
 自分の元の肉体がベンチから転げ落ちるのも気付かずに、自分の身体を確かめている。
 胸に手を充てている。
 指先に力が入っている。
 肩に掛かる髪の毛に触れる。
 マニキュアを塗った指先を見る。
 そして…
(続く)
153『銃』:04/05/01 20:24 ID:oVCKc5t+
(続き)
 左右を見渡し、だれも見ていないのを確認すると、女はスカートの中に手を入れた。
「な、ない…」
 女の口から溜息が漏れる。
 呆けたように、女はそのままの姿で固まっていた。
 俺は女にされた男の行動がワンパターンであるのを知りつつも、その驚きの表情とほんの僅かではある

が期待のこもった瞳の妖しげな輝きに魅せられ、幾度となく夜の公園に足を運ぶのだ。

 もちろん、只見ているだけではつまらない時もある。
 辺りに誰もいなければ、呆けた女の前に出て行きそのままレイプする事もある。
 女の肉体は充分に男を知っており、さっきまでその気充分でいたのだ。
 中の男がいかに拒絶しようとも、女の肉体が俺を欲するのだ。
 俺が弄んでやると、女の肉体は歓喜に身をくねらせる。
 男の意識が女の快感に染め上げられてゆく。
 女の喉から喘ぎ声が漏れだす。
 女が俺を締めつける。
 腰が揺れる。
 俺は限界まで責め続けた。
 男の意識が徐々に砕けてゆく。
 女は嬌声を上げ始める。
「あっ、あぁ、あぁん!!」
 俺が女の中に精液をぶちまけると、
「あ〜〜〜〜〜〜っ♪」
 女の中の男は女としてイっていた。

 俺は何事もなかったかのようにその場を立ち去る。
 そして、再び目覚めた女の中の男がどのような反応を示すかを想像しながら今夜も長い夜を過ごすのだ


−了−
154名無しさん@ピンキー:04/05/02 00:05 ID:Mc2e0v3z
奈落さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!

相変わらずガジェットの使い方が上手いなぁ…
155名無しさん@ピンキー:04/05/02 00:47 ID:EGKW4K1f
だがありきたりというかいつものあんたの作品と同じで萎える。
もっと別の手法希望。あんたにゃ期待してるんだから頑張れ。
156鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/02 02:18 ID:eBLOiO4J
奈落さん乙

とりあえず朝日の詩続き落とします
157朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/05/02 02:24 ID:eBLOiO4J
>9
 「西沢君・・・・こんなところで何やっているの?うちはバイト禁止のはずなんだけど。」
 言葉に詰まる僕と西沢より先に口を開いたのは香坂先生だった。
 「何か事情がありそうだから今日はこれ以上言わないし学校にも言うつもりはないわ、でも・・・校則は校則よ、判っているわね?」
 「・・・はい」
 西沢は力なく答え、僕たちのオーダーとりそのまま無言で厨房へと下がっていった。しかし西沢の態度に僕は違和感があった。
 最後に会ったのはたしか・・・・そう僕の身体が変化したあの時だ、あの時は皆気が動転していたから当然西沢も混乱していたから参考にならないがそれ以前の西沢は僕を見つけるなりいきなり噛み付いてくるような奴だった。
 だが今の西沢は僕を見るなり目をそらし僕の方を見ることはなかった。
 「なんだったんですか西沢のやつ」
 「あら、真実君判らない?まあいいかいづれ判るわよ。あっ・・・来た来た!ここのさばの味噌煮おいしいのよ」
 香坂先生は幸せそうな顔でさばの味噌煮を頬張っている。今は何を聞いても答えてくれそうにない、僕は聞くのをあきらめ、僕も目の前の定食に手を伸ばした。

 「ご馳走様」
 2人揃って食べ終えお茶を飲む、お茶の程よい渋みが心地良かった。
 「ねえ真実君、このあと時間ある?」
 「え・・・ええ、大丈夫ですけど、先生何か買い物でもするんですか」
 「ええ、確かに買い物だけど私のじゃないわ、あなたの物を買うのよ。」
 香坂先生の言葉に僕の頭はクエッションマークで埋め尽くされた。なぜ?なぜ僕のものを?その僕の疑問に答えるように香坂先生はなおも続けた。
 「さっきの検査で判ったけど君は完全に女の子なの、つまり・・・月一の・・・・その・・・・月経がすぐにでも始まるのよ。それに・・・真実君今ブラ着けてないでしょ?」
 「はい」
 「君も元男の子だからわかるわよね。・・・健全な男の子に無用な刺激を与えないで。」
 そう言われ視線を下げると小さな突起が自己主張を続けていて僕はなぜだか急に恥ずかしくなって胸を手で隠した。

158朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/05/02 02:26 ID:eBLOiO4J
>157
 30分後・・・僕は先生に連れられ下着売り場に居た。一種独特の空気が支配するこの女の聖域に足を踏み入れるのはもちろん初めてだ。血液が顔に集まり僕の顔を赤く染め上げていた。
 「えっと・・・真実君は自分のサイズ判らないわよね?」
 「僕のサイズはMですけど・・・」
 「いや、そのサイズじゃなくって・・・まあいいわ聞いても判らなさそうだから測ってもらいましょう。あっ・・・店員さんちょっといいですか」
 香坂先生が呼び寄せると商品の陳列をしていた店員はその手を止めこちらにやってきた。
 「いらっしゃいませ、何かお探しでしょうか」
 「えっと、この娘の分一式欲しいんですけど初めてなので採寸してください」
 「かしこまりました。ではこちらへどうぞ」
 店員に連れられ更衣室へと入り衣服を1枚づつ脱いでいく。綺麗な店員さんに見つめられちょっと気恥ずかしい。顔が紅潮しているのが自分でも判る。でも脱ぐしかないと覚悟を決めジーンズに手をかけた。
 「それでは失礼します。」
 店員はメジャーを取り出し僕の胸に巻きつけた。冷たいメジャーの感触がただでさえ敏感な胸に突き刺さった。
 「・・・・・ぁ・・・」
 声がでそうになり慌てて声を押し殺す。早く終われ、そう心で叫びながら必死で刺激に耐えた。
 メジャーが胸から腰へと這い回る。店員にしてみればただ測っているだけなのだがまるで蛇が這いまわるような奇妙な感触に身じろぎするばかりだった。
 「はい、終わりましたよ」
 店員さんの明るい声に我に帰る。なんだか余計恥ずかしさがこみ上げてきて僕は大急ぎで服を着た。
159朝日の詩 ◆PETORIs7YU :04/05/02 02:27 ID:eBLOiO4J
>158

 「ではこちらになります。」
 測ったサイズから先生と店員さんが淡いグリーンのブラとショーツを選び、当然だがランジェリーの知識の無い僕はそれを戸惑いながらもそのまま受け取った。
 再び更衣室に戻り今度は先生に手伝ってもらいそれを身につけた。当然初めて身につけたそれは身体を優しく包みとても心地いい、しかし僕の男としての自尊心は悲鳴を上げていた。


 女になって何度目かの朝がやってきた。ベッドから起き上がり洗面台で髪を整える。長い髪を整える姿もなかなか様になってきたランジェリーを身に着け制服に袖を通す。
 もちろん戸籍が変わったわけではないので男子用のスラックスとワイシャツだが女性用の下着を身につけたことで女になった直後のような不快感は無くなっていた。
 登校中の周囲の目も慣れた、依然好奇の視線を感じるが僕は僕だと割り切り以前のように気にしなくなった。
 下駄箱につき、中を確認する。実はもうひとつ以前と変わったことがある男からの手紙が増えたことだ。もちろん相手にするつもりも無いが一応名前ぐらいは確認している。
 その中に一枚の写真が混ざっていた。そしてその一枚は僕の顔から完全に血の気を奪った。
 「あ・・・そんな・・・一体誰が」
 それはあの・・・琴美ちゃんとの・・・・情事の写真だった。

・・・・ To be continued
160名無しさん@ピンキー:04/05/02 22:49 ID:rF/ghlkc
なんか向こう、>>143のレス以来ようやく思い出したようにアリスさんへの感想が現れたな。
性格悪いな・・・
161名無しさん@ピンキー:04/05/02 23:10 ID:kIhcF57b
>>160
性格悪いのはお前だよ
162名無しさん@ピンキー:04/05/03 03:19 ID:ph+h9jak
>>161
禿同!

感想を書きたくても、タイミングが合わない事もあります。

もうお一方の執筆速度が速すぎて(嬉しい誤算だけど)
アリスさんの感想を書く前に、けーちゃんの話が来る事もあります。

しかしアリスさんの作品はみんなに望まれている良作なのは紛れもない事実。
初代スレの頃の感想を見れば、感想がつかないと言うのは
>>143さんと、>>160さんの言いがかりと言う事がわかるはずです。
163名無しさん@ピンキー:04/05/03 03:36 ID:jGgThR2l
>162
一応アノ人もアリスさんが書いた後はすこし間を置いてるみたいだけど、
もうちょっと自分以外の作家さんのペースも考えてほしいよな
自分一人のスレじゃないんだからさ
164名無しさん@ピンキー:04/05/03 03:42 ID:xbcmPiYP
>159
初ブラ (・∀・)イイ!!

>160-163
つーか、投下直後に他スレの住人や作者を叩いてるおまえらこそどーよ。
165名無しさん@ピンキー:04/05/03 12:15 ID:lb7qBZdS
>159
乙ですはやく続きをーーー
>164
同感、所詮はよそスレ、むしろここを盛り上げよう。
職人も住人の感想に返事してくれないと書きにくいのもあるけどね。

380 ◆PKEHY060jY氏 乳無しさん@ピンキー氏 プリン氏 
人大杉まえの職人さんカムバック
166名無しさん@ピンキー:04/05/03 22:37 ID:zg9kEb7C
奈落さんお久しぶりです。
僕はあなたの作品は、正直大好きです。これは本当です。

でもエロは足りないなぁといつも思ってるのも本当です。
エロシーンの描写がもっと濃ければ、言うことはありません。
お願いします!
167名無しさん@ピンキー:04/05/03 23:19 ID:0+UtlDpZ
奈落さんの文章の表現方法は
凄くエロティックだと思うけど・・・。

下手なセックスシーンを書かれるより
読者の想像力を刺激する書き方だし
これを崩すと奈落さんらしさが無くなりそう。。

・・・まぁ読み手を選ぶ文体だけどw
168鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/05 01:26 ID:qPD+tDqy
CASE02があまりにも不完全燃焼だったので補完する意味で外伝を書きました
時間的には女性化されて数週間、まだ女の意識に堕ちていない頃の話です
169CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/05 01:34 ID:4o9d/ltU
 CASE.02 虚ろなる日々

 「あっはぁ・・・く・・・ひぁ・・ああああああ」
 あの日以来私は草川のペットとして生きてきた。毎夜この醜い中年に体をまかせ、朝、男を見送る毎日、その異常な日常が当たり前になりいつしかその行為に屈辱よりも快感を感じていた。
 男に初めて貫かれたとき私はまだ自分のことを"俺"と呼んでいた。その頃の私は男としての自我を必死につなぎとめようともがいていた。草川はそんな私の自我を崩さんと毎夜屈辱的な行為を私に強要した。そんなある日運命の扉は開かれた。

 その夜もまた草川は俺を貫いていた。景気付けに飲んだ酒も効いているのだろう草川の顔は紅潮していた。草川は俺を抱え上げ脚を開かせると鏡の前で己のモノを俺の中へと沈めていった。
 「ああ・・・っふ・・・くっ・・・あああ・・・」
 「ふふふ・・・どうだね・・・よく見えるだろう・・・今君は間違いなく女なのだよ」
 くちゅくちゅと淫猥な音をたて草川のモノが俺の身体に出入りしている。その姿はかつて俺自身が犯した女たちと重なり俺自身を縛りつけた。
 「ほら、よそ見をするんじゃない!君が犯した女達が味わった屈辱・・・こんなものではないぞ」
 「いや・・・いやだぁぁ・・・やめてくれぇーーー」
 「ふっふっふ・・・あっはははははは・・・」
 草川は高笑いを上げ俺を更に惨めな気分にさせた。
 ・・・・畜生・・・畜生・・・畜生・・・
 奥歯をかみ締め呪いの言葉を飲み込むが飲みきれない感情が目からぽろり・・・ぽろり・・・とこぼれ落ちた。
 草川はなおも腰を打ちつける、俺の身体は自分の意思に反し草川のモノを締め上げいやらしい涎を流し続けていた。
 「おお・・・いいぞ・・・・私ももう・・・いくぞ」
 「いや・・・やめろ・・・・いやだぁぁぁいやぁぁぁぁぁ」
 身体が男の射精を察知し声をあげる、その声はあまりに女性的で自分自身を見失うような錯覚に陥った。

170CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/05 01:34 ID:4o9d/ltU
>169

 草川のモノが引き抜かれ納まりきれない白濁した粘液が溢れ出した。・・・悔しい・・・惨めだ・・・俺は身を縮め屈辱の涙を流し続ける。
 「良かったぞ・・・お前は私の物だ・・・・これからも娘を奪った罪をその身で償ってもらう」
 そう・・・俺は今や籠の中の小鳥だ、生きるも死ぬもこの男次第・・・・そしてこの部屋という籠から出ることもかなわない。

 行為を終えシャワーを浴びる。シャワーの温かいお湯は身体についた汚れを洗い流していく、だが身体にまとわりついたおぞましい感触が消えることは無かった。
 シャワーを終え部屋に戻ると酒が回ったのか珍しく草川はベッドの上でいびきをかき眠っていた。
 珍しいこともあるものだと思ったが次の瞬間別の考えが俺の思考を支配した。
 「ひょっとして・・・・逃げれるのか?」
 俺が監禁されているこの部屋のドアは当然だが内側からも鍵を使わなければ開くことは出来ない。そして今・・・・俺が求めてやまなかった鍵は目の前にある。
 草川を起こさないようそっと鍵に近づく、後3メートル・・・・2メートル・・・1メートル・・・そして鍵は俺の手の中に収まった。
 鍵を取る時と同じように草川を起こさぬようにそっとその場を離れた。後ろ手で鍵を開けそっとドアを開け部屋を出た。
 俺は部屋に鍵をかけ、リビングにあったスラックスとワイシャツを掴み走った・・・玄関で履いた靴は女の身体の俺には大きすぎたがそんなことはどうでも良いことだった。

 雨の中を俺は走った・・・走り続けた。
 そしてどれだけ走っただろう俺は郊外の公園で足をとめた。既に身体は雨に濡れ、肩で息をしていたが身体には力が溢れ俺は叫ばずにはいられなかった。
 「うおおおおおおおおおおおおおお」
 叫び声にふさわしくない甲高い女の声が静かな公園に響き渡る。・・・・俺は自由だ・・・・5年ぶりに得た自由を俺はかみ締めた。

       ・・・・ To be continued
171名無しさん@ピンキー:04/05/05 02:01 ID:bBwsSS7R
グジョバ
172名無しさん@ピンキー:04/05/05 02:58 ID:OgmYhAyW
この後に期待。
173名無しさん@ピンキー:04/05/05 06:02 ID:UmAObScR
いいねえ
174月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/05 12:09 ID:yrJX3SLU
奈落さん鶏さん乙です。
奈落さんの話は始めてみた(と思う)のですが、読み手に想像させる、というのは勉強になります。

以前「もう少しまとめろ」との指摘があったので、多少削ったりしながら調整してました。
今度からは大体1話(というには少し短いですが)ずつ投下して行きます。
今回は(5)です。
にしても…GW最終日に投下するのはお約束なんでしょうか?(笑
175真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/05 12:12 ID:yrJX3SLU

(5)
「んっ…」
バスルームに悩ましげな声が響く。さほど大きくないはずのその声は、防音目的で出しっぱなしにしているシャワーの音よりも大きく聞こえた…ような気がした。
「あんま…声だしちゃ…くぅっ」
もっとも、バスルームだけでなく部屋自体が防音処理を施されているのだが。当然そんなことは知らず、和泉は乳首をこね回しながら口から漏れる喘ぎを必死にかみ殺そうとしている。
「ふぅんっ…ぁぁ…この身体…感度、よすぎなんじゃ…ぁぅっ」
ぼんやりと以前身体を重ねた女性の反応を思い出し、そんなことを呟く。二度目なのか、自分の意思だからか…今は朝と違って若干の余裕があった。
「ん…下も…ひんっ!」
ゆっくりと秘所に手を伸ばす。薄い陰毛はすでに湯以外の液体にぬめっていて、抵抗無く和泉の指を根元まで受け入れた。とたん、そこから身体に電撃のように快感がほとばしった。
声も出せずに、思わず身体をくねらせる。が、身体のほうはやはりそれだけでは満足しないらしく、膣壁がひくひくと『動き』を求めてきた。
「はぁっ…うぅ…んんっ!ふあ…ぁ…いい…ココ…」
正直に、要求にしたがって指を前後に動かしながら、和泉が人差し指を軽く曲げる。ちょうど親指がクリトリスに、人差し指がその裏の辺りに位置し、途方も無い快感を脳に送り込んできた。
どうやら、そこがこの身体のGスポットらしい。そのまま左手で胸を、右手で股間を弄り始める。
「はぅぅ…んっ…!」
もう完全に、喘ぎ声はシャワーの音を凌駕している。耳を澄ませばクチュクチュという淫猥な水音も聞こえるのではないか。そんな事を考える余裕すら逆に和泉を追い立てた。あっさりと昇り詰めてゆく。
「あぁう…もう…もうっ…」
ぞくぞくと背筋を這い上がる快感に呼応して、指の動きが意思を離れてゆくような錯覚を覚えた。コリコリになった乳首を指の腹で押しつぶし、陰核も親指の爪で擦り上げる。
当然人差し指はGスポットへ。きゅ、と膣壁が指を締め上げた。
「あふっ…んぅぅっ!」
背中を反らして、絶頂。視界がチカチカと瞬き、意識が真っ白になる。数分間ひくひくと身体を震わせる。
「っはぁ…はぁ…ぁう…」
マダ、タリナイ。
「ダメだ…もっと…」
まだ、満足できない。今更ながらに女の性感の深さを思い知り、和泉は軽い恐怖を感じた。
176真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/05 12:13 ID:yrJX3SLU
一度絶頂を迎えた身体をシャワーの水滴が叩いてゆく。もやのかかった頭でそれを『気持ちいい』と感じる。
(ココにあてたら…もっと気持ちいいのかな)
くちゅ、と秘所に入れたままの指を動かす。中はまるで熱湯のように熱を持ち、動かした指を包むように脈動していた。
「んっ…」
シャワーをフックから外し、勢いを強める。勢いを増したお湯が胸を嬲り、もどかしいような快感にまた濡れた。そのままつつ…と下へ持ってゆく。
「ふくぅっ…あぅん…」
秘所の上に持っていくと、手でするのとは違った感覚が絶え間なく襲ってくる。もっともっとと無意識に秘裂を指で押し広げ、シャワーヘッドの角度を変え、直接膣壁を叩かせる。
「あぁ…いいよぉ…」
今までに感じたことの無い刺激に、身体を揺らす。その姿はたまらなく官能的で、それを自覚できる分さらに深みにハマっていった。
自分の痴態に興奮し、その興奮がさらなる痴態を求めるという無限の回廊。
無意識のうちにイキっぱなしになった自分を想像し…和泉はそれを実行した。まだ外気に晒したことの無い、包皮に包まれたままの…言い換えれば、手を触れたことすらなかった陰核。それをむき出しにし、軽く触れる。
「あぅっ!」
平時なら痛い…それほどの刺激も、今の状態では快感しか与えなかった。乳首と同じように指でいじっていると、気持ちよすぎて意識が飛びそうになる。なんとか繋ぎとめると、今度は躊躇い無く陰核にシャワーを当てる。
敏感すぎる肉芽に湯の奔流が当たる。それだけで、和泉は二度目の絶頂を迎えた。
「はぁ…ふくっ!んぁぁ…ああぁぁぁぁぁぁぁ!」
潮こそ吹かなかったものの、身体を痙攣させてその快感を味わう。全身にまとわりつく脱力感を気力で振り払って、未だに身体を刺激し続けるシャワーを止め、壁に手を着いて立ち上がる。
ふと鏡に映った自分を見る。快楽と情欲に頬を染めた『彼女』はぞくりとするほど色っぽく、美しかった。
177真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/05 12:15 ID:yrJX3SLU
「うぅ…」
ゆっくりと頭を振り、和泉はスポンジを手に取った。のろのろと汗とぬめりを落としてゆく。
スポンジで擦った時に心配していた身体のうずきも、男で言う一発抜いたあとだからなのかやってくることは無く、純粋に入浴を愉しむことができた。
(まぁ…あれを一発抜いたってのと同じレベルで考えるのには抵抗あるけど…)
恥ずかしくなって「あー、くそ。やめやめ」と呻いた。無理やり思考を切り替える。
「ふぅ…さっぱりした」
髪の毛を丹念に拭いて呟く。多少…いや相当な事故兼を葉あったが、朝に比べると幾分気は楽だ。裸にバスタオルを巻いただけという、あられもない姿で和泉はパジャマを探し始めた。
と、ガサガサと買い物袋をあさる手が不意に止まる。
掴みだしたのは、レイが買ってた『オンナノコ』な洋服。
(着てみても…いいかな)
自慰行為のあとだからか、理性のタガが緩くなっているのかもしれない。ぼんやりと頭のどこかで思いながら、和泉は服を手に持った。ついでとばかりに、別の買い物袋からブラとショーツも取り出しておく。
「んーと…ここをこーして、と…」
店員に教えられたことを思い出しながら、苦労して身に着けてゆく。次いでシャツとスカート、上着。どれも落ち着いた色合いで、今の和泉に雰囲気もサイズもぴったりと合っていた。
「に…似合ってるじゃん…?」
思わず顔をほころばせる。誰にとも無く呟く声は少し嬉しそうで、鏡の前でいくつかポーズをしてみたり。
結局、一通りの服を試着し、和泉がベットに入ったのは午前一時を過ぎた後だった。
178真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/05 12:18 ID:yrJX3SLU

いい加減投下してから間違いに気付くのもなんとかしないと…というか投下する前に読み直してるんだから気づけ_| ̄|○ 
以下を脳内変換よろしくお願いします。駄レス失礼しました。

いや相当な事故兼を葉あったが→いや相当な自己嫌悪はあったが
179名無しさん@ピンキー:04/05/05 19:54 ID:m8BSNPo7
月さん乙ー
180名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:44 ID:kq4F9IyD
    ∩
    ( ⌒)     ∩_ _
   /,. ノ      i .,,E)
  ./ /"      / /" .
  ./ / _、_   / ノ'
 / / ,_ノ` )/ /
(       /      Goooooood job!!ハァハァ
 ヽ     |
  \    \

181名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:13 ID:1gx+jQ4v
ダメだ…もっと続きを…続きをっ!!(;´Д`)

漏れも女の子になってこんな気持ち良さそうな
おなぴしてみたいです
182名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:20 ID:DnWNwDNv
|  |
|  |∧_∧
|_|´・ω・`)  <181さんお茶どうぞ。
|女| o o旦~    CS206(性転換薬)を入れておきました。
| ̄|―U'    
""""""""""
183名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:22 ID:r/pGUrrz
うまくやったよなむこうの奴
184名無しさん@ピンキー:04/05/08 01:50 ID:eeZ8zqoV

数日間作品どころか書き込みすらない時期だってあるんだし、ママーリしませう。
185名無しさん@ピンキー:04/05/08 01:59 ID:r/pGUrrz
うん、まあ小説投稿前の前振りとしてはいい手だったんじゃない?
宣伝にしては度が過ぎてるけど。
186名無しさん@ピンキー:04/05/08 13:07 ID:+5XpD6xd
では、全てが( ・∀・ )であると??
187名無しさん@ピンキー:04/05/09 00:46 ID:hnkMqbrk
粘着が妄想
188名無しさん@ピンキー:04/05/09 12:56 ID:8JR7KSE8
粘着は確かにいるようだが……ID変え忘れてる香具師がいたので
189名無しさん@ピンキー:04/05/09 15:57 ID:vzVw8Tn9
ヲチスレになりつつあるな……
190名無しさん@ピンキー:04/05/09 16:38 ID:p3NB7iDt
121-123あたり?
確かに接続不良とかでは、ああいう連投にはならんわな
少なくともこれで、あのSSの感想に(・∀・)水増しがあるらしいというケチが付いたわけで
ああいうのはSS書きさんも迷惑だろう
191名無しさん@ピンキー:04/05/09 17:11 ID:WR2KHIiN
腐助士っぽいところが、どうもな……
192名無しさん@ピンキー:04/05/09 18:36 ID:652dE6QR
>>191
君、ヲタっぽいぞ。
193名無しさん@ピンキー:04/05/09 19:29 ID:lMen/uAj
強制、非強制、どちらに投下するべきかって時の基準ってどうなるんだろうか、
(運命に翻弄され自分の意思と関係なく性転換って作品はどっちともとれるし)
やはり、作風によってなんかなぁ。
ハードというか男性的要素が強い場合は「強制」。
ソフトというか女性的要素が強い場合は「非強制」。
になるんかなぁ。

両スレの作風も、非強制は心理描写がメイン(コバルトとかに多い文体)。
強制は情景描写が前面に(少女小説以外のライト的色合い)。って感じするし。
194名無しさん@ピンキー:04/05/09 21:26 ID:kvjcvEWg
>>191
あの作品が腐女子読者も一般女性読者も惹きつけている事は確実w

アリスさんにしても、☆さんにしても、女性の書き手っぽい感じがするし
TSっ子の萌えやとまどい、葛藤、苦しみ、愛を上手に表現してるし
Hもエロっていうよりえっちぃだし、ここの作品よりも女性向けだと思う。

私も実はアリスさんと☆さんのファンだったりします♪
195名無しさん@ピンキー:04/05/09 22:46 ID:CeVDgruS
>>191
同意。合わない理由はそれだったか。
つーか、腐女子は801板へ逝(ry
196名無しさん@ピンキー:04/05/10 00:45 ID:aHnWNFhm
>>195
男×男じゃないんだから801じゃ板違いだろ
197名無しさん@ピンキー:04/05/10 01:07 ID:fiD/CzLj
>>196
男&男は801ではないんじゃないの?それならゲイなんてありえん。
元男×男はこのスレでもスレ違いじゃないしなー
腐女子向け=801 は漏れもそうだと思うが。
つーか、漏れは801の作品はともかくとして、801のノリと雰囲気がいやだ。
198麻生:04/05/10 01:22 ID:RyCZpDD7
「いよぅ、日々木。昨日は良く眠れたか?」
 ピシッと手を上げながら、ボサボサ髪の少年が、肩にかかるかかからないかくらいの長さの黒髪を持った顔見知りの少年を見て、そう声をかけた。
「は、おかげさまでな」
 一瞬動きを止め、その髪を振りながらそのツリ気味の目を声をかけてきた青年に向ける。なんか、寝起きみたいな気味悪い目が、その言葉が全然まったくの虚偽であることを物語っている。
 声をかけたほうの少年は佐竹京也(さたけきょうや)。かけられたほうは高梨日々木(たかなしひびき)という。
「まぁた夜遅くまで特訓かぁ? 熱心なものだな。少しは勉学と健康に時間を割いたらどうだ」
「うるさい。こんだけやったって未だに貴様に勝ててないじゃないか。これで特訓時間を減らしたらどうなっちまうんだ?」
 イライラと前髪を掻き毟りながら威嚇するような表情で京也を睨む。別に恨んでるわけではないし、憎悪を向けているわけでもない。長い付き合いだから京也も簡単に受け流せる。
「さてな。その不健康がお前のマイナス要因になってる気もするがな」
「……言ってくれる」
 再び日々木が寝ぼけ眼で京也を意味もなくねめつけていると、不意に背後から声がした。
「今日はいつにも増してクサクサしていますね日々木君! そんな君に愛の電撃をプレゼントだ!」
 その声とともにこなきじじいよろしく日々木に負ぶさってくる何者か。日々木にはそれが誰なのか痛いほど良くわかっていたし、それゆえに、いやな予感を通り越して確信が彼の体を駆け抜けた。

 バリバリバリィッ!!!!!

「いぎゃあああああ!!!!」
 いやな確信にバトンを渡すかのごとく、続けて走ってきた体中がしびれる感覚。彼は文字通り電気に打たれたのである。
「ふっふっふ……ロクに寝てないから私の気配にも気がつかないのだよ、日々木君」
 しびれながら日々木がかろうじて首を上げると、茶色がかった髪の少女が勝ち誇ったような顔で日々木を見下していた。
「てんめぇえ……んなほいほいと力を使うなって、何度言ったらわかんだよ……」
「ふっふぅん。そうでもしないと私では日々木君にイタズラできないではないか……」
199麻生:04/05/10 01:26 ID:RyCZpDD7
 ニヤリと微笑みながらどっかの名探偵みたいにあさっての方向を向きながらアゴをいじるこの少女の名は豊島一与(とよしまひとよ)。
この町の寂れた道場の一人娘であり、その道場のたった二人の門下生が日々木と京也なのである。幼馴染と十分に言える年代からの付き合い。そんな関係だ。
 まぁ、事実、寂れているのは既に一与の親父が職務を放棄しているからであって、昔は人がいなかったわけでもないがとにかく一与の親父は只今建設業に従事していて、道場は、最早京也と日々木という一組のライバルの決戦場としてしか使われてはいない。
 まぁ、それはともかくこの娘、電撃を出すという特殊能力を備えている。日々木は毎朝その餌食になっているわけだ。
『どこぞのジャンクキッズの帝王じゃあるまいな、あいつ』なんてコメントを高梨日々木は残している。
 一応彼女の力は、京也と日々木しか知らぬことだが、周りを見ていると、どうもそうめずらしいことじゃないんじゃないかという気がしてくるのだ。みんな隠してるだけで、ホントはみな一芸を隠し持ってるんじゃないかと。
 根拠は、京也と日々木も似たような力を持ってるからだ。ゴキブリ的計算式、一匹いたらその近くに五十匹はいる、を適用すると、その数実に150オア48。まぁ、ゴキブリの尺度を持ち込んでくるのはどうかと思うけど。
「一与ぉ」
 脱力したように転がっていた日々木が、突如声を上げる。
「何よ」
 飽きもせず見下ろしていた一与が素で返事する。
「……青のストライプ」
 その言葉を聴いた瞬間に、一与の顔が真っ赤になり、日々木の頭をゲシゲシと踏みつけんとする。
 だが、日々木もさるもの引っかくもの。ごろごろと転がって踏みつけ攻撃を回避する。
「みーたーなぁぁぁ!!!」
「んなとこに立ってんのが悪いんぢゃないかぁ!?」
 日々木と一与はそうやって激しくバトりながら、通学路を高速で駆けていった。
「まったく……毎朝毎朝飽きもしないねぇ。あいつら……」
 一人取り残された幼馴染NO.3京也はその光景をどこまでも微笑ましそうに見つめているのだった。
 だが、このときその光景を見つめていた人間は、彼一人ではなかったのだ。
200麻生:04/05/10 01:27 ID:RyCZpDD7
 チャイムが鳴り、HRも終わり、人によってはすこぶる退屈な、授業が始まる。
 この学校は最近質が低下中の悩める進学校系高校であり、日々木らはその一年生だ。三人そろって一年七組。
「そこで、登場するのがこの塩化コバルトで―――」
 あー……眠い。
 日々木は虚ろな目をたたえて、かろうじて意識を現世につなぎとめていた。
 やっぱ昨日、まともに寝てなかったからかなー……。
 そんな思考が日々木の頭を去来する。
 そういや京也の奴、勝てねぇのは、不健康が原因だとか言ってたしなぁ……。まぁ、負けてるわけでもねぇけど……。
 そこまで考えたところで、日々木にひとつの名案(と言うほどのものではないが彼には心からそう思えた)を思いついた。
 そーだ、ここは一つ、このまま寝ちまうか……。
 人間の三大欲求の一つ様にはかないませんかなぁ……。
 それに、昨晩は特訓してて、今、睡眠をとれば、それはとても理にかなったことではあるまいか? これなら奴にも勝てるかも知れんなぁ……。
 とかなんとか理由付けして、日々木はその意識を混濁の海へと落としていった。


 当たり前だと思っていたことが、当たり前にめぐってこなくなることなど…………約一名ほど夢に見たくらいだったかもしれない。
201麻生:04/05/10 01:29 ID:RyCZpDD7
200ゲトーとか言ってみたり?

とりあえず、ここまで。つうか、エロなんぞ初めてですので、期待せぬのが吉。

執筆速度もおせえのでご了承のほどを。
202名無しさん@ピンキー:04/05/10 02:06 ID:TfHFZj7m
キタ━(゚∀゚)━!!
エロエロ マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
203名無しさん@ピンキー:04/05/10 13:07 ID:OJGBRXlB
ageとく
204名無しさん@ピンキー:04/05/11 00:13 ID:Am8QqQve
質問です。
二次創作は有りですか?
作品スレで忌避される女体化SSの投下場所として利用しても良いでしょうか?
205名無しさん@ピンキー :04/05/11 00:29 ID:B2EZPTMP
>>204
ここは基本的にはオリジナル限定だしなぁ。
否強制の方では良いみたいだけどねぇ。
206名無しさん@ピンキー:04/05/11 00:49 ID:e6PLxqWf
まあ今まで二次創作はダメという規定もなかったわけだが。
あくまで過去の投下作品がオリジナルのみだったというだけでさ。

それよりも「女体化」をどういう意味で言ってるかが問題。
初めからそのキャラクターが女だったら・・・というパラレル系は
確実にスレ違いなんで。
207名無しさん@ピンキー:04/05/11 08:54 ID:UPbM/D8g
>>204
作中で『性転換』される作品ならスレ趣旨にあってるけど、女体化(男性キャラが初めから女性キャラ扱い)はスレ違い
208名無しさん@ピンキー:04/05/11 21:23 ID:7dWAdE5e
ttp://members.jcom.home.ne.jp/yukiko-hori/tanpen/bokuno.htm
これって"強制"の範囲なのかな?
209名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:16 ID:udVp/1D8
作品の中で男から女への転換が描かれれば。
んで、ここの趣旨から言えば女に変わってしまった身体に翻弄される男の精神が描かれれば
二次創作だろうが何だろうがOKウェルカム大歓迎。

でも二次創作の女体化ってなんで「もし女だったら」「実は女だった」設定多いんだろうね。
女体化サイトで、普通に男性向けTSでも通用するような立派なTSがあったりすると
宝物を掘り当てたような気持ちになる。
210名無しさん@ピンキー:04/05/12 15:00 ID:eC+fFvAh
「強制」の定義は?
 自発じゃない性転換を、受け入れてしまうのはあり?
211名無しさん@ピンキー:04/05/12 16:20 ID:Cg85fLo4
心も体もレイープ>>強制
運命を受け入れて、和姦>非強制

ってのはどないだ?
実際そんな感じだし
212名無しさん@ピンキー:04/05/12 21:48 ID:3mZbOGag
>>210 こっちと非強制の1を見比べてより近い方に書く(読む)のが吉。
213名無しさん@ピンキー:04/05/12 22:40 ID:lxH0ZqhG
結局基準は
「強制陵辱」女性化か
「非強制陵辱」女性化か

ってわけ?
わかりにくいからスレタイもそういうふうにしないとまたトラブルが起こりかねないぞ。
SS書きだか読みだかのスレでもTS大杉って意見が出てるし。
214名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:16 ID:HfoRq9Tj
どうでもいい。

女性化小説ない? のタイトルにすればもめないぞ (^Д^)
215名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:45 ID:R6r/KM92
>>214
結局それが良いのかもな
216名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:50 ID:1xIA2Ncf
ちゅーことは、次スレでは統合??
しかし今のペースだと、あちらに吸収されるようなヨカーン
217名無しさん@ピンキー:04/05/13 00:16 ID:Qo6lK+y5
分裂前までいた職人も来なくなっちゃったしな
細かい区分けにあきれて去っていったんだろうさ
218名無しさん@ピンキー:04/05/13 00:49 ID:ALVaOxVD
別に吸収されたっていいな。
問題はSSが読めるかどうかだけだから。
219鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/13 02:06 ID:SgYoHgfB
筆が激烈に遅くて申し分けございません
とりあえず続きをエロも萌えもあまり無くてスマソ
220鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/13 02:07 ID:SgYoHgfB
>170
 高揚した気分が落ち着くと寒気が襲ってきた。雨の中を傘も差さずに走り続けたのだから無理も無い、白いバスローブ、そして長い黒髪もまた雨に濡れ肌に張り付いていた。
 俺は公園のトイレに入り、逃げるときに掴んだワイシャツとスラックスに着替えることにした。想像どおりそれは今の俺には大きすぎて何回も袖と裾を折り返すことになった。
 だが幸いなことにスラックスにはこの服の持ち主・・・草川の財布が入っていた。これで当分の間の生活には困らない、服は明日買うとして今日はとりあえず宿を探すことにした。
 
 宿を探して街を彷徨う、冷たい雨と好奇の視線が降り注ぐ、18そこらの女がこんな格好でうろついているのだから無理も無い、自由な街の空気をもう少し味わいたかったが身体が冷える前にホテルにチェックインすることにした。
 財布に入っていた現金は限りがある、当然選んだ宿は安い場末のモーテルだった。シャワールームに入りシャツとスラックスを脱ぎ捨てシャワーを浴びる。
 熱いお湯が冷たい雨を押し流し疲れをも洗い流してくれる気がした。
 シャワールームの大きな鏡に華奢な裸身が映る、思わず見とれてしまうその身体は綺麗だった。この身体が自分でなければ今すぐにでも抱きたい、そう思わずにはいられなかった。
 だが鏡に 映るのは少女ただ1人、男である"大塚邦夫"の姿はどこにも無かった。
 気がつくと頬を熱い涙が流れ落ちる。・・・自由になり嬉しいはずなのに・・・
 いや・・・理由はわかっていた、自分自身を失った悲しさだ。草川の元から逃げ出した今、元に戻る術は無い。だからといって元の鳥篭の生活に戻る気など無い、俺はすべての思考を断ち切るように今日はもう眠ることにした。
221CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/13 02:10 ID:SgYoHgfB
>220
 朝がやってきた、静かで穏やかな朝だ。身支度を整えホテルを出た。
 今日の朝食は牛丼屋の朝定食だ、味噌汁の温かい旨さが身体の芯まで染み渡った。味自体は草川の家で出された物の方がずっと旨かったが今自分が食べている290円の朝定食はそれよりもずっと旨く感じられた。
 時間は10時を回り街に活気が溢れ出した。夢中で駆け出した昨夜とは違いにぎやかな街の雑踏が心地良く感じられた。
 デパートに入り洋服を探す。サイズはわかっていたのでさほどは苦労はしなかったが下着を買うときはさすがに恥ずかしかった。
この身体では男用ではさすがに着心地が悪く、仕方なく女用を買った。別に下着コーナーにいても不審がられることは無いのだが中身の俺にとっては顔から火が出る思いだ。
 それでも何セットかの下着とラフなジーンズ、シャツを何枚か買いそのままデパートのトイレで着替えた。
 着替え終わり今まで着ていた物をゴミ箱に捨て去る、これで現金以外は草川の元から持ち出したものは何も無くなった。ただそれだけの事だが俺はなんだか嬉しい気分で一杯になった。

 一通りの買い物を終えると既に時間は1時を回っていた。俺は少し遅めの昼食をファミレスで取りながら残りの現金を数えてみた。残り・・・25,039円。
 このファミレスでの食事代を払うと残り23,809円になる。まだ大丈夫だがこの先の為にも何か仕事を探さなくては。そう思いファミレスの入り口に無料の求人誌が置いてあったのを思い出した。
 食後のコーヒーを啜りながら求人誌の隅から隅まで目を通す、自分が思っていた以上に条件に合う仕事がありほっと胸をなでおろした。残っていたコーヒーを飲み干すと早速行動に移すことにした。
222名無しさん@ピンキー:04/05/13 02:13 ID:m8KsR76Y
キタ━━━━━━(≧∀≦)ノ━━━━━━ !!!!!
(;´Д(;´Д(;´Д(;´Д`)Д`)Д`)Д`)ハァァハァァハァァハァァ
223CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/13 02:13 ID:SgYoHgfB
>221
 6時間後・・・・昼間とは打って変わり俺は現実の厳しさに打ちのめされていた。結果から言うとどこも俺を雇ってくれる所は無かった。
 そしてその理由は明確である。その理由とは・・・俺には身分が無いということだ。当然身分を証明できるものも無い、求人誌に載っているような所では採用してくれるはずも無かった。
 どこの店でも工場でも身分の無い俺は門前払いだった。
 「あーあ、しょうがない明日は個人の店に当たってみるか」
 ため息と共に吐き出した台詞は自分への励ましだ、また明日がんばろうそう心に誓いまた安い宿を求めて俺は繁華街へと向かった。
 次の日も・・・そしてその次の日も俺は店という店をくまなく仕事を探して回った。しかし小さな店すら身分の無い俺を雇ってくれる店は無かった。
 中には疲れ果てた俺を気遣い食事を出してくれた人もいたが仕事までは与えてはくれなかった。所持金も1万円を切り、俺の心を絶望感が支配していた。

 仕事を探し始めて既に1週間がたった。相変わらず仕事は見つからない。所持金も底をつこうとしていた。
 ここ数日は食費を浮かせる為に1日1食しか食事を取っていない。そのせいもあるだろうか足取りも重く目には生気がまるで感じられない。
 それでも店があるたびに店主に頼み込む、その繰り返しだった。
 今日27回目のお願いも無残に打ち砕かれた。すでに体力、精神力共には限界だった。既に惰性で歩く俺の足は自然とある場所へと向かっていた。
 その場所は、俺の・・・大塚邦夫のアパートだった。アパートを見つけ部屋の前に立つと既に限界だった俺はその場に倒れ込んでしまった。
 ゆっくりと世界が黒くフェイドアウトして行く・・・そして最後の瞬間目に入ったのは既に他人の物に変わっていた表札だった・・・

 ・・・もう・・・・俺に・・・帰るべき所は無い・・・・

 それを最後に俺の記憶はぷつりと途切れた。再び意識を取り戻したとき目に飛び込んできたのは見慣れたアパートの天井、そして見知らぬ男の姿だった。

・・・・ To be continued

224鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/13 02:14 ID:SgYoHgfB
>220
名前欄間違えたスマソ
225名無しさん@ピンキー:04/05/13 02:24 ID:+Cv+r0oE
グジョバァァッ!!!
226名無しさん@ピンキー:04/05/13 03:32 ID:EEfNJxCx
>>219-224 鶏氏
(・∀・)イイ!
続きも期待

できれば巣箱の管理もしていただけるともっとイイかも・・・

>>222
気持ちはわかるが早漏(・A・)イクナイ
227名無しさん@ピンキー:04/05/13 07:36 ID:JN5zP6C/
保管庫のカイト話が止まってるのが気になるんだが、
自分が割り込みかけるとまじぃですかね。
228名無しさん@ピンキー:04/05/13 08:39 ID:e34tL7MQ
>>227
いいんじゃないの?
元々途中から別の人が書いてたし。
229227:04/05/13 08:42 ID:JN5zP6C/
>>228
うぃ。ところで30話が読めなくなっているのはなにか理由が?
自分としては29話からのがつなぎやすいけど……

あと、俺が書くとほのぼのになる。多分。
非強制の方に書けってか……
230名無しさん@ピンキー:04/05/13 10:50 ID:s4QN53Nv
女になったのを嫌がってるから強制なんじゃないのか?
231名無しさん@ピンキー:04/05/13 13:46 ID:pdPqZodm
>230
いやよいやよも、好きのうち・・・・
という心理変化が、大きな萌えポイントである以上、そう単純には行かないと思われ。
もちろんその逆もあり。
だから、話のメインが強姦か和姦かで分類したほうが、実際書くほうも読むほうも、わかりやすい気がする。
ただ、読み手にとっては和姦の印象は文体に依存する要素が大きいと思うので、実態としての今の住み分けが良いと思う。
232名無しさん@ピンキー:04/05/13 18:59 ID:dtqlFQG9
漏れ的には屈服が絡むかどうかというわけかたな気がしなくもない。


もっとも、一番重要なのは、読んでいて面白いかどうかだ。
それ以上は、こだわらなくていいんでないの?
233>>227 ◆kd.2f.1cKc :04/05/13 19:41 ID:JN5zP6C/
では。保管庫の>317氏作29話の後から、という形でまず投下します。
「…………」
 家路に帰る道。
 往路と同じように、屈辱的、恥辱的な道程を予想していたカイトだったが、
それは意外な形で裏切られた。
 本来、それに悩まされていたカイトにとって。それは喜ぶべき現象のはずだ。
実際、スーパーを出てしばらくの間は、安堵の気持ちでいた。
 ……しかし。
「おい、ポチ、ボーっとするなよ」
「お、う……」
 ぎこちなく言い、慌てて“カイト”の後を追いつつ、カイトはその異質さに
気付いていた。
 まだ陽が残っているうちは、若者が多く、異性同性問わず、カイトの身体つ
きに好奇の目を向けてきていた。
 しかし、すっかり日が暮れた今。街角を行くのはくたびれた中年の、多くの
男性と、それよりは少ない女性。
「…………」
 農村地帯と思われているこの地でも、農家のほとんどは兼業農家だ。壮年の
男性は、サラリーマンであることも多い。
 遠距離通勤をこなし、仕事に疲れきったその表情は、カイトの存在など視界
の中に入っていないようだった。
「…………」
「なんだよ、ポチ」
「何でも、ない」
 訝しげに問いただしてくる“カイト”に、カイトはそう答えた。それは、自
分で驚いてしまったほど、無機質な声だった。

 家に帰り着くと、そのままカイトの部屋へと上がる。
 おそらく、先ほど購入したばかりの水着を着せられ、ゲームの中のキャラと
同じように、奉仕させられることになるのだろう。それを想像させられただけ
で、どす黒い嫌悪感が。ふつふつと湧き上がっていた。
 だが、“カイト”はノートパソコンの電源は入れたものの、そこからは顎に
手を当て、立ったまま何かを考え込んでいるようだった。
「おい…………」
 恐る恐る、と言った感じで、カイトは“カイト”に声をかけた。すると、
“カイト”は突然、素っ頓狂な声を上げた。
「よしっ、決めたっ!」
「うわっ!」
 あまりに唐突だったので、カイトは思わず後ずさってしまう。
「おい、ポチ」
「な、なんだよ……」
 “カイト”はカイトをキッと見る。そしてカイトの予想通り、高圧的に命令
してきた。だが、その内容はカイトが予想していたものではなかった。
「上の服を脱いでベッドに座って」
「へ…………?」
 一瞬、あっけに取られた。
「早くしろ」
「あ、ああ」
 ベッドに座れ、と言うことの意味は、なんとなくだが察した。多分、また犯
されるのだろう。叔父にレイプされたように。それも、よりによって、自分の
身体をもった、自分ではない存在に。だが、それを拒むことはできない。否、
選択肢としては存在してはいるが、それはまた、あの旧校舎で、家畜以下の生
活を強いられるという結果を選ぶことになる。
 だが、上の服だけ脱げ、というのはどういうことか? あるいは、このオタ
クフェチ野郎のことだから、下だけ残していたほうが燃える、とでも言うのだ
ろうか。なんにせよ、どうでもいいと思った。せめてここに居たいと思ったの
だ。
 だが、その覚悟も、“カイト”が机の引出しから、ラジオペンチを取り出す
までのことだった。一瞬にして、カイトの意識を恐怖が支配する。カイトはラ
ジオペンチを机の引出しに入れていた覚えはなかったから、恐らく“カイト”
が新たに入れたのだろう、だがそんなことはどうでもいい。それを使って“カ
イト”が何をしようとしているのか、それを想像しただけで、カイトは恐れお
ののいた。
「な、何をする気だ!?」
「くくっ……散々、嬲られてきたみたいだね」
 意地悪く笑いながら、“カイト”はそう言いい、続ける。
「安心しろよ、君とこれで拷問プレイをしようってわけじゃない。もっとも、
痛い思いはしてもらうことになるけどね?」
「なに?」
 含みをもたせて言う“カイト”に、カイトはさらに怪訝そうな顔をする。
「いいから、ブラも外してよ」
「…………」
 恐怖におびえながらも、より事態が悪化することを恐れ、カイトは言われる
ままにブラを外し、豊満な乳房を露にした。
「なんだ、今日のポチは、いい子だな」
「…………」
 悔しさに、ギリ、と奥歯を強く噛む。どうせ反抗できないことなど、知って
いるくせに──怒りと、悔しさと、哀しみが、カイトの精神を苛める。
「昼間の水着のときは、面白いと思ったけど、やっぱ、邪魔だわ、それ」
「?」
 カイトは怪訝そうな顔をしたが、“カイト”はかまわずに続けた。
「そんなのつけてるヒロインなんて、調教モノぐらいしかねーもんなー」
 そこまで言われ、カイトにもその“そんなの”がなにを示すのか、やっと理
解できた。
「ピアス、外してあげるよ」
「い、いい、のか?」
 ぱっ、と表情を明るくするカイト。
「ああ、コスプレ人形するにも、そのチェーン邪魔だしね」
 その言葉に、カイトはああ、と思った。やはり、こいつ自身の欲求を満たす
ために、提案しているのに過ぎなかったのか。
「それに、ポチだって嫌だろう? 痛いだろうし」
「え……」
 ニヤニヤと意地悪く笑いながらではあったが、“カイト”は、カイトのこと
を気遣うような言葉をかけてきた。
「そ、そりゃあ……」
 語尾を濁しながらも、肯定の言葉を返さざるをえない。
「じゃあ、手を後ろについて。かなり痛い思いをするだろうけど、我慢するん
だよ」
「あ、ああ……」
 カイトが言われるままにそうすると、“カイト”は、まず左側の乳首に手を
かけた。
「くんっ」
 乳首を刺激される快感が走る。いつもならそれは屈辱の対象だったが、今は、
この重いチェーンから解放されるんだという期待感が、それを上回った。
 ぐに、乳首を思い切り潰される。別に、苛めているわけではない。細いラジ
オペンチといえど、刃をあてがう為には、かなりの隙間が必要だ。さらに、ペ
ンチの刃に挟まれたピアスの針がねじれ、カイトの乳首を捩る。
「い、痛い……ぎっ……っ」
 あまりの痛みに、涙がじわりとあふれる。
「もうちょっと、我慢してよ」
 “カイト”が言った直後、ぷちん、とピアスの針が切断された。だが、長期
にわたって付けたままにされた鉄のピアスは、針に乳首の肉が癒着していて、
引き抜くのにも激痛が走った。
「痛い、痛いよ……」
「我慢してよ。もうひとつあるんだからさ」
「え……?」
 それは反対側のピアスが残っているということに対する疑問系ではなかった。
 そして“カイト”はカイトの右側の乳首からも、ピアスを外した。
「くぅ、くぅ…………っ」
 そして“カイト”は、カイトの目じりの涙を、そっと舐めとる。
「うぁ……?」
 カイトにとってそれは、嫌悪の対象でしかなかった。ハズだった。なのに今
は────
「はぁ……はぁ……軽い、胸が軽くなった……」
 流石に男の身体のようには行かない。だが、少なくとも、両の乳首を拘束し
ていた重いチェーンが外れ、カイトの乳房には明らかに解放感があった。
 だが、その感触こそがカイトを堕とす甘美な罠であることに、そしてその始
まりの一つ目に過ぎないということに、カイトはまだ気付いていなかった──
>>234-238
とりあえずここまでです。ちょっとエロ薄いシーンだけでごめんなさい。
いかがなものでしょうか?

余裕があったらまた後ほど。
240名無しさん@ピンキー :04/05/13 20:06 ID:+2l0mABo
ワクワク…
241名無しさん@ピンキー:04/05/13 20:39 ID:jdtkEQrh
結構期待できそう、ガンガレ
242名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:27 ID:ANiXUGyM
むこうで汚らわしいから勘弁願いたいとか抜かしてるのはいったい誰なんだろうね。
243名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:39 ID:tGtzPAf0
汚らわしいなんて誰も言ってない。

あ、煽りか。
釣られちゃったよ。はははは。
244名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:46 ID:JxRJTcn1
では、242を女性化してみんなで回すと言うことで。
それじゃ、続き投下。ってか、俺、こんな時間まで何やってんだ。仕事は夕方からだけど。
「うく……染みる……っ」
「我慢してよ、膿んだら大変だろ?」
 カイトはベッドの上で、背中を“カイト”に抱えられ、半分寝そべりながら、
両の乳首を、後ろから両手で消毒されていた。消毒液に浸した脱脂綿が、カイ
トの乳首を挟み込み、“カイト”の指でくにくにと押し付けられる。
 膿んだら大変、カイトにも解っている。タダでさえデリケートな場所なのだ。
しかし、それを考えたとしても、今、おとなしく身を任せてしまっていること
が、カイト自身には意外で、滑稽だった。いつもなら『自分でできる』と、抵
抗しただろう。だが、それさえしなかった。
 ──いや、どうせ言ったって聞き入れないだろ。
 そう、思ってはいたが、どうにも自分に言い訳しているようで、気持ち悪い。
もしかしたら────
 思わずぶるぶるっと首を激しく振り、その恐怖を否定する。
「どうした、ポチ、そんなに痛かったのか?」
「あ、いや……」
 語尾を濁しつつ、否定する。そうだ、滑稽といえば、こいつが一番、妙だ。
帰ってきてからずっと、“カイト”はカイトに対し、優しいことばかりしてい
る。いつも、雑用にコキ使われ、性感エステの真似事のようなことをさせられ、
男性器をくわえさせられ、精液を舐めさせられて……そういえば、屈辱的な口
上の強要も、なかった。カイトはピアスから解放されたのに。
 ──騙されるな。
 カイトの心の奥から、警鐘が鳴った。そうだ、旧校舎での出来事を思い出せ。
最初、優しくしたり、俺のことを気遣ってくれるような奴は、みんな、その後
で、俺に絶望を与え、どん底に落とし、地獄でのたうつ俺を嘲笑した。こいつ
だってそうだろう、なにせ、こいつにとって俺は、着せ替え人形兼家畜メイド
兼オナペット、ということにでもなっているのだろうから。ピアスを解放した
のだって、単に着せ替えに邪魔だからだろう。
「ポチ、泣いてるのか?」
「っ……」
 自分の境遇を思い返しているうちに、いつの間にか涙が滲んでしまったらし
い。不覚にも、それを“カイト”に見られたのだ。
「泣いてなんかねぇ!!」
 ぶっきらぼうに声を荒げ、否定する。
「そーか、なら別にいいんだけど」
 あるいは、こいつのことだから、俺をエロゲーのキャラにでも見立てて、攻
略しているつもりなのかも知れない。今の態度も、今までと攻略法を変えてみ
た、とか、その類のものなんだろう。
「よしよし、血は止まったよ、ポチ。んん? でも、乳首が硬くなっちまって
るな。ポチ、セックスしたくてしょうがないんじゃないのか?」
「……っ、なわけねぇだろ!」
 即座に否定した。だが、身体が昂ぶってきてしまっているのは事実だった。
乳首に強烈な刺激と、その後の脱脂綿でのやわらかい刺激とを受けつづけ、敏
感な身体は、既に股間に熱を持ち、ショーツをぐっしょりと濡らしていた。
 多分この後、それを暴かれ、淫乱な女だとか、感じてたくせにとか、卑猥な
言葉でなじられ、結局、犯されるのだろう、それでも、一度は抵抗したかった。
そうしなければ、男としての自分を支えていられそうになったからだ。
「そうか、でも、俺はヤりたいから、させろよ。解ってるよな、ポチ?」
 案の定、抵抗も許されずにスカートを下ろされ、股間をびしょびしょにした
ショーツを露にされた。羞恥と、そして耐え様のない屈辱に、顔をしかめる。
 しかし、そこから先は、カイトの予想は大きく裏切られた。
 さわり……くち……
「ああ、やっぱり、ホントは濡らしてたんだ、ポチ……可愛いよ」
 ショーツの股間に上から手を入れてきたかと思うと、“カイト”は優しげに
声を発したのだ。
 女扱いされることも、カイトにとっては確かに屈辱だった。だが、いつもの
ように過剰に反応する体の現象をなじられることも、焦らされて卑猥な言葉を
強要されることもなかった。
 思いがけずかけられた優しげな言葉。
「あ……」
 顔がぽぉ、と赤くなるのが解った。悔しかったが、その屈辱はあまりに甘か
った。抗うことができなかった。
「んっ……」
 唇を重ねられる、嫌悪感でぎゅうと目を閉じる。だが、抵抗はなぜかできな
かった。身体が動かない。
 ──さっきの消毒薬に、媚薬でも……
 そうかもしれないと思い込んだカイトは、抵抗をあきらめて目を伏せた。そ
ういう薬でも、嗅がされたんだ、そう、自分に言い聞かせた。優しく髪を撫で
られて気持ちいいのも、まだ傷の残る乳首を意識するように触れてくる手に快
感を覚えるのも、全部それのせいなんだ。
 “カイト”の右手が、ちゅくり、と割れ目をなぞり上げるようにしながら、
花弁を指の腹が撫でてくる。
「うぁっ、はぁーっ」
「大丈夫かい?」
 ぺろ、嬌声を上げてしまうカイトの頬を、“カイト”の舌がちろりと、優し
げになめた。
「う、ぁ。あ、ああ……」
 ソコを下衆な男どもに、何度いたぶられただろう。乱暴に、お構いなしに…
…。その度に、女性の身体であることに筆舌に尽くしがたい屈辱を味わった。
だが、今のこれは……
 ──やめてくれ
「うっ」
 胸の奥で何かが痛んだ。とても届きそうにないと解りつつ、自分の手で胸を
抑える。
「どうした、ポチ?」
 心配そうな瞳で、“カイト”が覗き込んでくる。
「なんでもない……」
 ──そんな、優しげな瞳を、向けないでくれ、これ以上……っ
「なら、いいけど……」
 心の中で軋みを上げて壊れていくのが、それがなんなのか、カイトには解っ
ていた。
 それに気付いていないのか、あるいは、意図的なのか。“カイト”はカイト
のショーツを完全に脱がせると、ゆっくりと、グロテスクなものを、カイトの
性器に押し付けた。前儀は短かったが、それより前から濡れていたので、カイ
トのソコはもう充分な状態だった。
「あぁ……」
 それさえ、わずかに嫌悪の表情を浮かべることしかできなかった。
「やっぱり、男なのに男のモノを受け入れるのは嫌か? それも、自分のモノ
だしな」
 こくん、カイトは無言で頷いた。それが、せめてもの抵抗だった。……“カ
イト”がこれから意図しようとしている行為に、ではない。
「でも、入れるから」
 カイトの意思を無視したかのような言葉。だが、実際には、ここでやめられ
れば、火照った身体は睡眠をとることも許さず、同室人のいる中でむせび泣き
ながら自慰をすることになる。
 ぐつり、ぐつり、と、“カイト”の物が、カイトの女性器にうずまってくる。
「あっ、は、……はぁ……っ」
 嬌声が、押し殺そうとしたが、できなかった。今まで受けた、“暴力”では
ない。熱い凶暴なものにはないが、今までねじこまれたそれとは、まるで異質
で、優しく、逞しいものだった。
 自分のものだからか?
 ──違う。
 すぐにわかった。それは確かにカイトの、男として生まれながらの器官の一
部であったが、今の女の身体の自分にとって、それは自分の一部ではなかった。
「く……そ…………っ」
 悔しかった。でも、逃れることができなかった。より正しく言えば、逃れる
ことを拒んだ。
「ポチ…………」
 奥まで押し込んでから、“カイト”は軽くカイトの涙を指先で拭い、優しく
頭を撫でてきた。
「可愛いよ」
 そう言って、ひとしきり頭を撫でた後、ずっ、ずっ、と突き込みをはじめる。
「!? あぅっ!」
 暴力で犯されるときより、はるかに響くような快感がカイトを襲う。
「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ」
 膣が熱い、胸が熱い、全身が熱い、少しでも熱を逃がそうと、深く激しい息
をする。
「苦しいのかい?」
 もう、反射的に首を振っていた。何も考えられなかった。
 ずちゅ、ずちゅり、最初はゆっくりと、だんだんと激しく、“カイト”が深
く逞しくストロークしてくる。
「ああ、あぁぁっ……」
 カイトは快感を全身で受け止めていた。屈辱の涙をぼろぼろとこぼしながら
も、身体をわななかせて、女性としてのセックスを、そう心にも受け入れ、悦
んでいた。
「あは、わぁ……ぁ」
 泣き声と嬌声が交じり合った。
 “カイト”がいっそう深くつきこんでくる。熱く、逞しいものが、カイトの
中を、甘くえぐり続ける。
「くぅ……出るよ、ポチ。中で出すからね」
 “カイト”はそう言って、その次の瞬間、目を疑った。
 カイトは、こくん、と頷いたのだ。あるいは、自分自身の精液を受けたいの
か。フェラを強要させたとき、名残惜しそうにそれをすすっていたように。
 “カイト”はそう、思考をめぐらせたが、すぐに止めた。カイトが欲しがっ
ているのだから、何の問題すらない。“カイト”はぐい、と最深部まで押し込
むと、どくっ、どくっ、と、大量の精をカイトの膣内に送り込んだ。
「あぁ! ……ぁぁ……ぁっ……」
 カイトも奥に灼熱を感じ、絶頂に達して、身体を跳ねさせた。
 ずるり、と“カイト”はカイトの中から、萎えかけた逸物を引き抜く。
 すると、カイトは力なくふらふらと立ち上がり、自分に与えられた薄汚いマ
ットの上にぐったりと寝転がった。
「はぁ……可愛かったよ、ポチ。またしてやるからな?」
 “カイト”はにやりと笑ってベッドの中に戻った。

「うう……うう……もう……俺……うう……」
 深夜の室内、絶望感に押しつぶされかけたカイトは、マットの中で嗚咽を上
げ、すすり泣いた。
 絶望、そう、絶望、だ……
多分なんかいろいろと期待を裏切った風味。
スンマソ。
254名無しさん@ピンキー:04/05/14 11:49 ID:88Dly/0t
(・∀・)イイ!!
255名無しさん@ピンキー:04/05/14 12:49 ID:g1DkRW5M
とりあえず、今後に期待
ガンガレ
256名無しさん@ピンキー:04/05/14 13:11 ID:drYN+iaa
もし期待を裏切っていたとしても
別の期待を持たせれば良いではないか

とりあえず、乙!
今後に期待してまつ
257名無しさん@ピンキー:04/05/14 13:29 ID:N9F147hs
分岐ルートとして、これはこれでまたよし!
258名無しさん@ピンキー:04/05/14 17:20 ID:um9mhRd7
♂カイトの一人称が僕から俺になってる。
口調もだいぶ変わってる。
以前は本番は避けていたようだったのにお構いなしでやってる。
かなり不満。
259名無しさん@ピンキー:04/05/14 19:44 ID:bGyc6zZh
本番が無くて不満だった漏れ的には大歓迎な展開な訳で
今後も期待してまつ
260名無しさん@ピンキー:04/05/14 21:25 ID:ml0OB1H/
久しぶりにSSで勃ちマスタ。
261名無しさん@ピンキー:04/05/16 06:38 ID:a/tLNQ+H
>>258
一介の読み手に甘んじてる身で
文句言うなら自分で書けばいいじゃない
262名無しさん@ピンキー:04/05/16 09:59 ID:i82EZ6WB
>>261
ここは称賛しか許されないの?居心地悪。前は違ったぞ。
263名無しさん@ピンキー:04/05/16 10:42 ID:lIqXTBgs
>262
別に辛い批評もかまわんだろうけどさ、辛い批評をしたいなら
辛いレス一つくらいで居心地悪とか言ってんなよ。
264名無しさん@ピンキー:04/05/16 10:43 ID:t5x19FMR
>>262
批評と文句の違いもわからない低脳が多いからこうなった
265名無しさん@ピンキー:04/05/16 16:14 ID:8+xXDCt6
まぁ褒めてもらったほうがやる気は出る。
と思うのでできるだけいいところを見つけル方がイイと思う
266名無しさん@ピンキー:04/05/16 17:52 ID:CFep/gc+
政治批判も出来ないようになるんだね
おお恐
267名無しさん@ピンキー:04/05/16 19:14 ID:Rh+r76VG
>>266
(°Д°)ハァ? ヴァァカ??
268名無しさん@ピンキー:04/05/16 19:47 ID:9gy62ogJ
>261
脈絡なく僕→俺になるのは、普通の小説なら、めちゃくちゃ変だ。
258の意見は当然とオモタが。

個人的には、エロけりゃ、そういう細かい?矛盾は頭の片隅に放り込んで
、エロだけ剥いて食べるとこだが、そのまま食いたい香具師もいるだろ。
269名無しさん@ピンキー:04/05/16 20:09 ID:WRxISOXL

          旦~ /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   ・ ・ ・
     ヽ   ・ ω ・ ゙':
     ミ  .,   、 ;':      旦~
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ・ω・';  ・・・
      ';      彡  ::   ,:'
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u
270名無しさん@ピンキー:04/05/16 20:15 ID:RgtvfpSa
態度も一人称も変わってるんだから別の人物への入れ替わりを疑うべきでは。
271名無しさん@ピンキー:04/05/16 22:44 ID:u3K5Ocf0
また議論ですか?

あるSSの続きですが・・・。うーー、投下したいけどねぇ
落ち着くまで待つか。
272名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:13 ID:WRxISOXL
 ) ) )        
 ( ( (    ∧_∧
┌───┐ ( ´・ω)  从/                                               
│      ├ (つ旦と)──┐=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~   
├───┤ `u―u'    │−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~ 
│      ├──────┘=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~   
└───┘        W\
─────               ドドドドドド

撃つべし撃つべし撃つべし!!!(何
お茶、置いときますね。
273名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:09 ID:GyMhloJH
>>271
誰誰誰ですかあなたは
274名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:31 ID:AvMFMzge
>>271
だからまた?とか不用意に煽るような余計な一言を(ry
まぁ、時期見計らうのも職人の自由だけども
275名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:26 ID:FiCCnk3O
>>271
空気読めない自称職人はこのスレにいらないよ。
作品出すならとっとと出す。雑談はしない。
心得て置けよ…ガキじゃないんだから。
276名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:45 ID:8LXS+sh0
>>275
おまえがいらない
277名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:47 ID:wEnMZD3S
>>276
禿同
278名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:59 ID:pS1Y7Mke
最近のクレクレ厨は、態度でかいな。まるで、朝(ry
279名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:59 ID:FiCCnk3O
>>276-277
は…?なんでそういう反応になるの?
職人やコテがでしゃばって潰れたスレいくつも見てきたから忠告したのに。
280名無しさん@ピンキー:04/05/17 02:06 ID:GyMhloJH
>>279
おまえ最近出てきた黄金厨だろ
281名無しさん@ピンキー:04/05/17 02:18 ID:ZsfcxQk/
>>279
刷れ違い! 余所の刷れに逝け! この刷れも潰す気なのか? 糞野郎!
282名無しさん@ピンキー:04/05/17 03:05 ID:AvMFMzge
議論もそうだが
こういう流れも迷惑だろうに
何が黄金厨だか
283名無しさん@ピンキー:04/05/17 03:06 ID:2C8/YPIA
>253-289
藻前ら全員イラネ
漏れもイラネw
284名無しさん@ピンキー:04/05/17 03:16 ID:KJ7YoIHF
796 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/05/17 02:56 ID:84q3DNGX
『過去に何度もこういう例があったから忠告したまで』とか宣う釣り師。

おまえが発端になってるんじゃねえのかと思って傍観してたらあれよあれよという間にスレの雰囲気が…

何となくこの時期になって又板全体の雰囲気が悪くなっているような…ミンナバカノカキコミハスルーシヨウヨ
「僕→俺」は単なる俺のミスで御座います。

でも態度がどうとか言われてるのが気になります。
この後ご都合春菊な展開があるんで、
投下するとまた荒れるかも
286名無しさん@ピンキー:04/05/17 08:12 ID:5YuHFf/H
>>285
いえいえ。遠慮なく投下してください
みんな作品に飢えてると思うし
それでは、ちょっと半端ですが投下行きます。
 轟くガラガラと言う音に、カイトは目が醒めた。
「雷?」
 寝ぼけ眼で身を起こそうとすると、ずり落ちたタオルケットの下が、素っ裸
の下着すらつけていない状態であるのに気が付いた。
「うわっ」
 反射的に、身体の前を隠す。
 ──そうだ、俺は昨日、こいつにヤられ……
「あれ?」
 犯されたことに憎しみの視線を向けようとしたカイトだったが、ベッドの上
は布団が乱暴にめくり上げられており、無人だった。
「いない……?」
 カイトは一瞬呆然とする。すると、けたたましいサイレンの音が、やはり遠
雷のように聞こえてきた。
 カイトは全裸の状態であることも忘れ、窓の鍵を外して開けた。身を乗り出
したカイトの上半身を、夜風がひんやりと撫でる。
 鳴り響くのは消防車のサイレンの音。複数、それも多数だった。こんな田舎
でどこから集まったのだと言うくらいの音源の数だ。時折、高い救急車の音も
混じる。
「ガソリンスタンドでも燃えたか?」
 カイトはそう言って首をひねった。
 まぁ、いいか……と、さほど気にも止めず窓を閉めようとした時、それを止
めるかのように、バタバタとけたたましい音がした。ヘリコプターのローター
音だ。
 それはカイトの家の真上を飛び越えていったが、やはりカイトにとってはど
うでも良かった。タダの騒音源だ。
 夜の低空を、航行灯も点けずに飛んでいると言うことなど、カイトには気付
く由すらない。
 窓を閉め、手早く下着と、寝巻き代わりの体操着を身につける。ベッドの枕
もとに置かれている時計を見た。2時を少し回ったあたりだった。
「くそ、こんな時間にうっせーんだよ!」
 1人きりの部屋、誰にともなく毒つくと、再びタオルケットを頭からかぶり、
強引に寝た。

──ええか、この事ばカイトに知られちゃ駄目とよ。
──カイトは僕です。
──わしらまた、手ひどい復讐を受ける。下手したら殺されるけん。
──何、怯えてるんです、僕がいるじゃないですか、あんな女……
──カイトのことなめちょったらいかんよ。
──カイトは僕です、ポチはひ弱な女じゃないですか。
──いやー、あれで、修羅場相当、くぐっとるけんのぅ。
──そうじゃ、人間、土壇場になったら力より度胸と経験じゃけん。
──アンタみたいに始終部屋に篭ってる人間には、勝ち目薄かとよ。
──……とにかく、僕はそんなことで態度を変えるのは嫌ですからね。
──好きにちょったらよか。けど、わしらには迷惑かけんでな。

 目覚ましの音で、カイトは目を覚ました。
 “カイト”はベッドの上で、まだスヤスヤと眠っている。
 ──昨夜はどこへいっていたのだろう。カイトは気になったが、追求したと
ころで、言わないだろうし、逆に自分が墓穴を掘る結果になるような気がして、
身がすくんだ。
「俺、こんな奴に怯えてるんだな……」
 情けなさに軽くため息をつきながら、カイトは、まずメイド服を身につけた。
そして、“カイト”に声をかける。
「ご主人様、起きてください、朝ですよ……」
 軽く身を揺する。目覚し時計の時間は、7時を過ぎた辺り。学校に行くなら
そろそろ起きる時間だと、かつての生活リズムから思い出した。
 メイドとして“カイト”を起こすその仕種は、カイトにとって恥辱そのもの
だったが、それに耐えて、震える声を出した。メイドとしての立場を放棄すれ
ば、この家から放逐されてしまう。それはあのおぞましいムラタの手に戻ると
言うことだ。研究所とやらで、どんな目に合わされるか解らない。それに、こ
ちらが従順であれば、また優しく接してもらえるかもしれない。
 一種のストックホルム症候群だが、カイトにはそんな自覚はないし、第一、
そもそもそんな単語さえ知らない。関係あるとすれば、つい一週間ほど前まで
は、相手をそれに追い込む立場だったと言うことぐらいだ。
「ん、ああ、もう朝なんだ……」
 “カイト”は辛そうに身を起こした。──変だな。とカイトは思った。昨日、
一昨日と、深夜に至るまでヲタ欲望ギンギン丸出しでも、朝はしゃっきりと目
を覚ましていたはずだった。
 しかしあえて追求する気も起きなかった。
「下行って、叔母さんの手伝いしてるから」
「解った」
 “カイト”はベッドに座り込み、寝癖のついた頭をかきむしっていた。

 階下に行くと、叔母が朝食の準備をしていた。叔父はダイニングテーブルに
着き、朝のニュース番組を見ている。関西出身の解説員が何かしゃべっていた
が、カイトには理解できなかったしどうでも良かった。
「お、おお、早かね。もっとゆっくりしといてもよかに」
「ハァ?」
 台所へ向かおうとすると、そのカイトに気が付いた叔父は、カイトに思いが
けない声をかけてきた。
 ──顔はぱっと見にてるからかな。カイトは訝しげに思いつつもそう納得し
て台所に向かった。叔父の頭にできたばかりのタンコブがあることには気が付
かなかった。
 流し台に立ち、台所仕事をはじめる。ぎこちないなりに、手が多少は、水仕
事になれてきた感じだ。
 すると、自分の隣に立った叔母は、笑顔でカイトの顔を覗き込んできた。
「ほぅ、あのカイトがほんに3日程度で見違えとよね。かなり筋がよかばい」
「え、そ、そんな、この程度で……」
 思わず気恥ずかしくなり、即答するように言い返していた。それから、叔母
の言葉を訝しげに思った。
 ──まぁ、別に男だって台所仕事してもおかしくないんだし。カイトは、ま
ず、叔母にしてしまった返事の理由付けに追われた。そんなことを思いながら、
思い浮かんできたのは、なぜか先ほどのテレビの、糸目でオールバックの解説
員だった。
 ──にしても、2人ともいったいどうしたんだ?
 カイトには不気味だった。昨日までとも、それ以前ともがらりと違った態度
を見せる叔父夫婦。叔父はどこか気まずそうで、叔母は妙に優しかった。
 ちなみに、叔母が叔父を時折キッ、と睨んでいることには、カイトは気が付
かなかった。
「っ……おはよう、叔父さん、叔母さん」
 階上から“カイト”が降りてくる。
「お、おはよう」
「おはようさん……」
「あ、ポチ、今日もちゃんと働いているようだね、関心、関心」
 ──こいつはいつもどおりだ!
 小ばかにした口調で“カイト”に言われる。そして、何も反論できない自分
が悔しかった。
「気にしたら駄目とよ、あの子は1人じゃ何もできないヒキコモリじゃけん」
 叔母が耳打ちしてきた。なぜか“カイト”をぞんざいに扱うような口調だっ
た。
「え……?」
 カイトが聞き返すより早く、叔母はそそくさとその場を離れていってしまっ
た。
「…………なんだよ、なんだってんだよ」
 いきなり境遇が悪化するのは辛い。だが、改善されるのは不気味だった。
 例えようのない不安に、カイトは背筋が震えた。
>>288-293
なんか蛇の脚しすぎて先読みできる人には結果が見えちゃってるような気がしますが、
とりあえずここまでです。
295名無しさん@ピンキー:04/05/17 23:12 ID:vwskhKHI
いやいやいや・・・
昔のカイトシリーズがそのまんま帰ってきたような気がするよ。
ヤバイ、書いてたら葵がとんでもないことになってきた……
297鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/18 00:51 ID:qwfzBvGt
>296
うおおおおおおお!!GJ
続きがすごい気になる

水を挿すようですが箸休めに読んでください
CASE02虚ろなる日々続きです
298CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/18 01:10 ID:qwfzBvGt
>223
 「あ・・・気がついた?」
 目を覚ました俺を心配そうに男が覗き込んでいた。
 「ここは・・・どこだ?それに・・・あなたは?」
 「ああ、ここは僕の部屋さ、仕事から帰ってきたら君が部屋の前で倒れてたからびっ
くりしたよ。」
 そう男に言われ辺りを見回す・・・・この部屋は見覚えがある、置かれている家具は違
うが目覚めたとき見た天井、壁の模様・・・前に俺が住んでいたアパートと同じものだ。
 そうか・・・俺は・・自分のアパートに向かってそれから・・・・記憶が無い・・・。どうやら
現在の住人に介抱されたらしい。つまり・・・ここは元俺の部屋で・・・現在目の前にいる
この男の部屋というわけか。それが確認でき生きているという安心感がある一方で別の
不安が頭の中で沸きあがってきた。
 なぜこの男は俺を助けたのか?単なる親切心か、それとも正義感か・・・あるいは男の
下心?今の俺は18の小娘だ男に襲われれば抵抗する術は無い。・・・逃げなければ。
 「ありがとう、もう大丈夫だから・・・・」
 そう言い立ち上がろうとする。・・・・が、身体が床に打ち付けられたように動かない。
 ろくに食事も採らず1週間近く歩き続けたつけが今回ってきたようだ。
 「あ・・・無理しないで、今日は泊まって良いから」
 俺の心の中で信用するなと警告が鳴り響く、しかし目の前にいる男の顔は優しげだった。
 「いや、そんな悪いですよ」
 俺は柔らかく拒絶の言葉を口にする。しかし男は優しく俺をたしなめる。・・・信用するな
・・・信用するな・・・信用するな・・・・俺は自分に言い聞かせるように心の内で叫び続けた。
 ・・・ぐぅぅ・・・きゅるるぅ・・・
 お腹が自分の意思にささやかな反論をした。・・・恥ずかしい・・・
 「ぷっ・・・ははは・・・ほら・・・お腹も空いているんだろ」
 結局俺は恥ずかしさと男の優しさに折れた。
 「そういえば名前を聞いてなかったな、僕は風間 真(まこと)君は?」
 「お・・・私は大塚く・・・瑠璃・・・大塚瑠璃」
 出来るだけ不自然さを出さないよう俺はそう答えた。この男に余計なことを言って厄介な
ことにしたくない、俺は"大塚瑠璃"を演じる事を心に決めた。
299CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/18 01:11 ID:qwfzBvGt
>298
 男・・・風間が台所に入り2人分の夕食を作っている。その間俺はリビングでテレビを見る
ことにした。当然ながら"俺"の失踪に関するニュースは無かった。天気予報が明日の天
気を告げ、ニュース番組が終わるとCMを経てくだらないバラエティ番組が始まった。
 芸能人が雑談する、ただそれだけの内容の無い番組だ。見ていてもしょうがない、俺はテ
レビの電源を切った。
 「おまたせ」
 テレビの電源を切ると同時に風間が料理を手にリビングに入ってきた。今日のメニューは
肉じゃがのようだ、いい香りが俺の食欲を刺激する。肉じゃがを口に運ぶ、肉の旨みがし
みこんだジャガイモのうまみが口の中に広がる。・・・うまい・・・この男1人ぐらいの男にし
ては料理が上手い、それに・・・なんだろう・・・あれ・・・俺・・・泣いている?
 ぽろり、ぽろりと涙がこぼれ落ちた。なぜだろうこの肉じゃがを食べると涙が止まらない。
そうか・・・俺は嬉しいんだ俺のために作ってくれたこの料理が・・・人間らしく接してくれた
事が・・・・
 「ありがとう・・・風間さん」
 自然にその言葉が出た。風間は唖然とした顔で俺を見ている。それでも俺の涙は止まら
なかった。
 食事を終え、せめてもの礼として食事の片付けをした。カチャカチャと音を立てながら食
器を洗っていると風間はちらちらとこちらの様子を窺っている。
 そういえばこの男こちらの事情を聞かないな・・・・まあ、ありがたいけど。どういうつもりで
俺を助けたのか・・・判らない・・・ただ、悪い男には思えない。断定するには早すぎるだろ
うが俺にはそう思えた。

 シャワーを浴び部屋に戻ると風間は既に眠っていた、気を使ってくれたのか風間はベッド
ではなくソファーで毛布に包まり眠っていた。
 「風間さ・・・」
 俺がベッドで寝るのでは申し訳ないと思い起こそうとしたがやめた。既に夢の住人の風間
を起こす方が悪いと思ったからだ。俺は素直に風間の厚意を受け取り1週間ぶりのベッドで
眠りについた。

  ・・・・ To be continued
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
なんか予想を裏切っていきなりほのぼの風味!
しかしまたそれもよし!

と、そして、葵ファンがいたら殺されそうな内容のブツを投下します。
「ふはー……」
 昨日も、一昨日も、メイドとしていなければならない時間は長く感じた。旧
校舎で監禁され、嬲られていたときもだ。だが、今朝ほど1分1分が精神的疲
労となって積み重なった時間はなかった。
「よーやく、全員出て行ったか……」
 メイド服を脱ぐ余裕もなく、カイトは部屋で壁に寄りかかってへたり込んだ。
「疲れた……」
 肩が重い。一体何が起きているのかまったく理解できなかった。この先どう
なるかなど、考えている余裕さえなかった。
「一体、なんだってんだよ畜生」
 答えなど返ってくるはずもない問いを、何度も呟き返した。
 深呼吸を何度も繰り返し、ようやく落ち着きを取り戻した頃だった。
 ピンポーン
 ありふれたチャイムの音。それにびくっ、と身体が反応する。誰かがきた。
誰だ? まさか、ムラタの部下じゃないだろうな……カイトに緊張が走る。
 ごくりと喉を鳴らし、覚悟を決めるようにしてから、カイトは階段を下りて
いった。
 玄関の扉に鍵がかかっていることを確認してから、そろっと近づく。
「どちら様でしょうか?」
 少し声を張り上げ、意識して女言葉を装い、ドア越しに訊ねる。すると、返
ってきた答えは、果たして……
「カイト君、私だよ」
「葵かっ!?」
 慌てて鍵を外し、ドアを開ける。その正面に、葵が立っていた。いつもの妙
に落ち着き払ったと言うか、何も考えてないと言うか、そんな感じがない。た
だ、いつも俯いている少女と言う、マイナスのイメージだけがそこにはあった。
「なんだよ、葵、どうしたって言うんだよ」
 あまりにどんよりとした葵の背負う空気に、自分がメイド姿だと言うことも
忘れて、カイトはジリ……と後ずさった。
「あのね、カイト君」
 視線を上げずに、葵はか細い声で言った。

「お兄ちゃん、死んじゃった」

 …………長い沈黙が流れた。
「は、ハァ? 何言ってんだよ、あんな殺しても死にそうにねぇ変態……」
 あまりに混乱して、葵の前では禁句にしていた、ムラタへの雑言が口をつい
て出てくる。
「死なない人間なんていないよ」
 半泣きの声で、葵は言った。
「今まで研究所を構えていた国がね、お兄ちゃんはもう不要だって判断したの」
「そりゃまた、どうして?」
 純粋に疑問形で、カイトは聞き返す。
「お兄ちゃん、今までも、上の人無視して好き勝手やってたところがあるから
……」
 葵の言葉に、妙に納得がいった。
 葵が言葉を続ける。
「でも、この前、カイト君逃がしちゃったし、それに、警察庁ってところの人、
殺しちゃったから……もう、これ以上はお兄ちゃんを放って置けなかったみた
い」
「警察庁……ああ」
 池沼のことか、と思った。あんな奴が国家公務員の、それも特別な立場の人
間のものとは考えられなかったが、とりあえず思いつく人物は他にいなかった。
「だから、研究所ごと、ミサイルか何かで燃やされちゃった」
「みさいるぅ!?」
 あまりに突拍子もない単語に、一瞬カイトの理解の範囲を超えかけた。が、
ああ、とすぐに思い出す。
「昨日の大火事、あれか……」
「そうだよ。研究所の施設がなんだったかも隠さなきゃならないから、研究所
ごと壊したんだよ。新聞には“化学反応での爆発”ってことになってるけどね
……」
 もともと新聞もニュースも見る習慣がない上、今朝は混乱の極みにあったカ
イトが、そのことを知っているはずもなかった。
「本当に……死んだのか……?」
 何かが根本から、崩れていく気がした。まだ、それがなんなのかはわからな
かった。
「うん……ねぇカイト君」
「なんだよ」
 潤んだ瞳で見上げられ、その魅力的な表情に、一瞬、どきりとしてしまう。
「これから私……どうやって生きていけばいいのかな……?」
 すがるような態度の葵。並の男なら参ってしまうだろう。差し詰め男の“カ
イト”辺りなら「薄幸女子中学生、萌え〜!!」とか抜かしたはずだ。だが、今
のカイトにとって、葵のそれはようやくつながっていた一線をぷつん、と切る
ような行為でしかなかった。
 どかっ、カイトは葵を突き飛ばしていた。何もできず、門に叩きつけられる
葵。
「!? か、カイト君、いきなり、なにを……」
「バカヤロウ、媚びた目で見るんじゃねぇ!」
 カイトはここぞとばかりに言葉をぶつけた。溜まりに溜まっていたストレス
が爆発して、口から排出されていく感じだ。
「てめぇ、今まで散々俺の事、女として追い詰めてきやがったくせに、困った
とたんになで声か、犬だってそんなことしねぇぜ!」
「な……カイト君、ごめん……謝る、謝るからぁ!」
「うるせぇ! 俺は元々、お前みたいな、頭に障害あるようなイタい女は好み
じゃねーんだよ!」
 散々、「俺の女にしてやる」と言い放ち、欲望をたぎらせていたときのこと
など、すっかり意識からから消え去っていた。
「ひ、ひどいよ、カイト君……」
「どっちがだ! ああ、この姿が見えねぇのか、今の俺は女だ、お前の言う通
り、頭のてっぺんから爪先まで女だぞ、その俺にすがって、どうするつもりだ、
まさか女の俺に、お前と、腹の中の兄貴のガキまで面倒見させるつもりじゃな
いだろうなぁ!?」
「!?」
 カイトが浴びせた言葉に、葵の顔色がふっと代わった。
「し、知ってたんだ……」
「気付かないと思ったか、この前のお前の態度でよ」
「…………」
 絶望したようにその場にうずくまる葵。その姿に、カイトは久しぶりに生来
の過激な性格を満足させていた。
「私、カイト君にまで見捨てられたら、どうしたらいいんだよぅ……」
 未練がましく言葉を上げる葵。だが、もともとカイトには、葵に同情する意
識はなかった。ただ、ムラタの妹だから、優しくしていただけだ。
 ──お前は俺に何をしてくれた? 兄貴と一緒になって俺を女へと貶めただ
けだ! 俺がどんなに助けてくれといってもお前は決して助けてはくれなかっ
た、お前は俺の味方じゃなかった!
 そのムラタも今は、いないと言う。カイトは目の前の“敵”に、言葉の暴力
を以ってとどめをさす。
「死ねよ」
「!?」
「誰かに頼らなきゃ生きていけないんだったら死ねよ!」
 俺がどんなに、この身体に、この立場になってから、家畜以下の扱いを受け、
それでも必死に生きてきたと思っているんだ!
「ゴミのようにノタレ死ねよ! お前にゃそれが一番お似合いだ。ひゃははは
ははははははっ」
 何日かぶりに、カイトは相手に侮蔑の嘲笑を浴びせた。まるで何ヶ月、何年
かぶりという感覚だった。
 カイトは門扉を開くと、葵を容赦なく蹴り出した。
「ぐふぅっ、や、カイト君、お腹のあかちゃ……」
 必死に腹部をかばう葵。だが、カイトはその姿に、さらに嫌悪感を憶えた。
 ──そんなに、あの野郎のガキが大切か!
「消えろ! 二度と俺の前に姿を見せるな! そして死ね!」
 道路に蹴りおとした葵に、そう浴びせた。そして、カイトは丁寧に門扉をし
めると、玄関のドアを硬く閉じ、施錠した。
「はぁ、はぁ…………」
 閉じたドアに、背中から寄りかかり、カイトは恍惚とした表情を浮かべてい
た。
「言ってやった、ついに言ってやったぞ……あの豚女……ざまぁみろ……なに
がお兄ちゃんに逆らえないのだ……俺が好きだって言いながらさんざんっばら
調子に乗りやがって……ハハハ、ハハハハハ……」
 体全体に昂揚感がみなぎっていた。久しぶりにもとのカイトに戻ったような
気がした。
 しかし、もうひとつの事実を思い出す。
 ムラタが死んだ。
 研究所ごと消えた。
 恐らく叔父叔母の変節はそれが原因なのだろう。ムラタというたがが外れ、
復讐されることに恐れをなしたに違いない。
 だが、復讐したところで、それがなんになる。
 ムラタがいないということは、研究所がないということは、カイトにとって
それらは何の意味もなさないのと同じだ、なぜなら……
「もう、男に戻れないってことかよ……」
 へなへなと、その場に崩れ落ちていく。土間にメイド服の裾が擦れ、汚れた
が、気にも止めなかった。
「バカヤロウ……どうやって生きてったらいいのか知りてぇのは、こっちの方
だ……」
 涙が込み上げてきた。もう耐えられなかった。
 ぼろぼろと泣き崩れ、その場に拳を叩きつける。
「畜生……畜生……畜生畜生!」
 何のために今まで、こんな底辺の境遇に耐えてきたんだ、何のために……
「はぁ……はぁ……はぁ、はぁ……はぁ……」
 もう男には、“カイト”には戻れない……女として生きていくしかない……
しかし、どうやってだ……?
 最悪この身体で生きていくことは我慢したとする。でも、以前から何度も言
われたように、今の自分には戸籍も何もない。“カイト”という人間は別に存
在して──一人前の、人間ですらない。
 ──葵にあんなことを言っておいて、結局自分も誰かにすがらないと生きて
いけないのか……。考えていて、惨めになった。でも、誰にすがればいい?
 叔父叔母か。あんなコロコロ手のひらを返す人間が頼りになるのか。しかも
叔父は、この身体をレイプしやがった。叔母はそれを俺の責任にしやがった。
許せるか。なら、今の“カイト”──俺の元の身体をもっている奴か。でも、
あいつはムラタが死んだ今でも、俺に怯んだ様子はない。この先も、あのおぞ
ましい趣味に俺を染め上げる気だろう、いくらなんでも、それは嫌だ。それに、
身体の元の主である俺に、変な感情を抱いている節がある。不気味だ。
「やっぱり、俺も消えるしかねぇのかな……」
 葵に言った手前だ、同じ路を行くのもまた一興か、と思った。もうどうでも
いいような気分になって、手をだらりと下げて、足を伸ばす。目をそっと閉じ
る。男だったときの記憶をよみがえらせようとした。
 けれど、ろくな思い出はなかった。いつも誰かを傷つけていた。お山の大将
を気取って、1人で有頂天になっていた。媚を売る奴はいても、友達と呼べる
相手はいなかった。あれだけ自分勝手に振舞ってきたのに、何一つ楽しかった
という記憶がなかった。何も大切なものは思い出せなかった。愛された記憶さ
えなかった。かけがえのないものがなかった。この世に存在が残らない気がし
た。とても寂しかったが、不思議なことに未練はあまりなかった。
「きっと男に戻ったとしても、周りが迷惑するだけだな、こりゃ……」
 また、涙がとめどなく出てきたが、気持ちは自分でも驚くほど落ち着いてい
た。ゆっくりと立ち上がり、玄関を上がった。身一つになってこの家を出て行
こう、と考えていた。行き着く先はわからない、ただ、誰にも知られずに消え
るのだろうと思った。カイトが、ではない。カイトは別にいるから。自分と言
う女が消えるだけだ。それでいいんだろう。それですべてが終わるんだろう…

 妙に穏やかな気持ちになり、仕度を──といっても、メイド服を脱いで体操
着で出て行くだけの話だが──しようとしたとたん、
 ピンポーン
 再び、チャイムの音が鳴った。
「ちっ」
 水を差され、カイトは舌打ちをした。多分葵だろう。俺のことを話したら、
あの馬鹿女の事だから、付いてくるとか言うに違いない。それは面倒だ。第一、
ムラタの息子を身ごもっているのだ。とても道連れなど我慢はできない。
 玄関の扉を開け、葵を追っ払うべく声を張り上げた。
「この豚女っ、いいかげんにし……や……がれ……っ」

 そこにいたのは、見るからに鬱屈そうな少女の姿ではなかった。
あー……はい、やっちまいました。ごめんなさい。

メールボムが送られてこないようガクブルしながら寝ます。
309名無しさん@ピンキー:04/05/18 09:44 ID:hcf85n4U
葵には生活保護を受けるという道が残ってはいるけどな・・・・・
戸籍のないカイトには無理だが。
310名無しさん@ピンキー:04/05/18 15:27 ID:JtPiHmqM
このスレにそえるのかわからないですが、
商用モノでオススメ無いですか?
出先で時間があくことが多くなって、
そういうときはネット小説は読みづらいです。
紹介サイトを巡ったりしていたんですが、結構
絶版が多いので・・・。

また、あっちのスレ池!てな場合は
誘導お願いします。
311名無しさん@ピンキー:04/05/18 18:05 ID:pTN5EM/y
>>310
ミカエル学園やアルケミラの雫辺りがお勧め(エロマンガ)。
312名無しさん@ピンキー:04/05/18 23:24 ID:rFBoxtRT
>>308
うわ〜、流石にビックリだわ(w
でもやっぱり普通は施設入りだよな。
高校生なら働くだけか?
313名無しさん@ピンキー:04/05/19 02:42 ID:KHVv4LW1
>>310
新しい情報に関しては、「TSちゃんねる」や、yaysメディアリサーチの情報掲示板で
集めるといいと思いますが。

>紹介サイトを巡ったりしていたんですが、結構 絶版が多いので・・・。

古い物に関しては書名&評価はご存じでしょうから、
絶版でもブックオフとか、古本屋で手に入る物も多いですし。
楽天フリマとかe-ブックオフとかAmazonのユーズドで入手する方法もあります。

楽天フリマは古本屋(shop)の固定価格の出品が多いので比較的安心です。
Amazonのユーズドは、あらかじめ上限値段などを設定しておけば
出品されると自動的に購入してくれるので便利です。

スレ違いスマソ。
314名無しさん@ピンキー:04/05/19 06:47 ID:iftmggfD
八重洲メディアリサーチが落ちてたような……

それはさておき、早起きしてしまった勢いで久々にリハビリ兼ねて短文を
落としてみたいと思います。
リハビリなんで起承転結とかない、その場の思いつき品になりそうですが。
315名無しさん@ピンキー:04/05/19 07:12 ID:iftmggfD
学校ごと僕らが異次元に取り残されてから、もう丸一昼夜は経ってる計算に
なる。時計の針が信用できるならだが。
白い靄がどこまでも続くこの世界には昼も夜もない。時間という概念がある
かどうかすら怪しい。
ただひとつ確かなのは、ここが僕らの知る世界でなく、異次元としか形容し
ようのない場所だということだ。そこへ僕らは放り込まれた。この学校ごと。
原因?
この現象の意味?
そんなこと、分かるわけもない。
この生々しい感覚がなければ、全部悪い夢だと思いたいくらいだ。
悪い夢……
僕は制服のカッターシャツの胸もとに手を当てる。
手が胸に触れるにはまだ距離があるはずなのに、シャツの生地が指先に
触れる。そして、ふくよかな肉の丘が指を押し返してくる。
ふくらんだ胸の形にそってシャツの衣擦れを否応なく意識させられてしまう。
敏感になった全身の肌が僕に訴える。この身体は、僕の知るそれではな
いと。
胸の半球の先端にある敏感な突起を布越しに触れてしまって、僕は身震い
すると同時に我に返った。
胸に当てていた手を下ろす。
幸い(なにが幸いだ?)というべきか、教室に残ってる連中は窓から外を見
ていて僕の高位には気付いていなかった。
316名無しさん@ピンキー:04/05/19 08:19 ID:iftmggfD
異変が起こる前。
僕らはクラス有志で参加していたプログラムコンテストへ向けたミーティン
グのため、休日の学校に集まっていた。
僕らのチームは二〇人ちょうど。そのうち女子は二人だけだった。
ミーティングは途中で雑談の時間も挟みながら、夕方六時過ぎまで続いた。
僕らのために休日をつぶして学校へ顔を出していた担任がそろそろ帰れと
文句を言いにきたときだった。──異変が起きたのは。
何の前触れもなく、巨大な地震が校舎を揺さぶった。
僕らは地震だとそのとき思っていた。だが、何一つ落ちたり崩れたりした物は
なく、揺れは一瞬で収まっていた。
担任の教師が悲鳴らしきものをあげた。担任の視線は窓の外へ向けられて
いた。
墨を流したような真っ暗闇だけがそこには広がっていた。
その次の光景を僕は忘れられない。
何事か叫んで窓を開けた担任が、あっというまに闇に吸い込まれていった。
悲鳴。怒号。罵声。誰が何を言ってるのかも分からなかった。
「窓を閉めろ」と叫んだのは僕自身だったかもしれない。
僕らは教室の真ん中に身を寄せ合った。
すると、もう一度、瞬間的に校舎が揺れ、それから外の暗闇が消えた。
暗闇の代わりに乳色の濃い靄が広がった。
このとき僕ら二〇名はもう異次元に飛ばされていたのだった。
もっともそれを認識して、さらに確認したのはしばらく後のことになったけど。
317名無しさん@ピンキー:04/05/19 08:21 ID:iftmggfD
最初の茫然自失状態を抜け出した僕らは必死で何が起きたかを掴もうとし
た。
その結果わかったことは……
あらゆる外界との通信手段が使い物にならないということだった。
携帯はどれも電波を受信できていない。職員室にあったラジオからはザァ
ザァというノイズが流れるばかりだった。
「核戦争が起きたんだ……」
ひょろりと背の高い島田がつぶやいた。
それはずいぶんと説得力を伴って聞こえた。
僕らは混乱をひきずりつつ、校舎のあらゆる開口部を閉ざしていった。
チームリーダーとして僕らを引っ張ってきた黒部隆哉の指示だった。こんな
ときでも隆哉は、少なくとも他の面々に比べれば冷静だった。
ありとあらゆる戸口や窓の錠を確認してから、僕らは2−Aの教室に集まっ
た。もともと異変が起きたとは僕らがいた教室だ。
二人いる女子の片方、小柄な体格の小春は使い物にならない携帯をそれ
でもしつこくいじってメールを送ろうとしてた。
「ねえ……これって本当に核戦争があったの? それともテロ?」
いまにも泣き出しそうな声で小春が言った。
知るかよ。とげとげしい声で誰かが応じる。
「だって変じゃない!? 核が落ちたなら、どうしてこの校舎だけなんとも
ないの? どうして外で物音一つしないの?」
小春の叫びに教室の中はしんと静まりかえった。
このとき僕らはようやく、この「異変」が超常的なものだということを感じ始め
たのだった。
318名無しさん@ピンキー:04/05/19 08:25 ID:iftmggfD
重苦しい沈黙がその場を支配した。あの黒部隆哉すら、みんなを落ち着か
せるような言葉を見つけられずにいた。
やがて、もうひとつの異変に僕らは気付く。
「仁志……お前、なんだか体形が……?」
「触るなよ。なんでもないよ!」
「なんだよ、その女みたいな声?」
「え……」
仁志の変化を見逃していたのは、単にそれまでがパニック状態だったから
だろう。それほど仁志の変貌は顕著だった。
そして……この僕も。
仁志のシャツの下にはまぎれもない女の子特有の細くて丸みを帯びた体形
が感じられた。仁志が男だという先入観がなかったら、その姿を見て男子の
制服でコスプレしてる少女と信じて疑わなかったにちがいない。
少女と化した仁志の姿に面食らうと同時に、僕は自分自身が異変の直後か
らずっと感じていたどこかで覚えていた違和感と正面から向き合うことに
なった。
まさか──!
嫌な予感は、当たってしまう。
目の前にかざした僕の手は、か細い女の子のものだった。
「あ、あ……」
意識せず漏れた喘ぎ声が、他人のものだった。
それは、怯えた少女の声音だった……
319名無しさん@ピンキー:04/05/19 09:15 ID:z5sE/7IZ
投稿乙。
しかし・・・野球オタとしてはキャラの名前が仁志ってのが萎えだな。
エロシーンの時も奴の顔を思い出しちまう(w
320名無しさん@ピンキー:04/05/19 09:20 ID:iftmggfD
>>319
うお、強麺なさい……
もちろん名字でなく名前ですが。仁志(ひとし)
今後は、仁志→智史(さとし)とでも脳内変換ねがいます。
321名無しさん@ピンキー:04/05/19 10:51 ID:mBRhrnl1
閉鎖環境物で女性化とは、なんかむちゃくちゃ期待大。
322名無しさん@ピンキー:04/05/19 11:20 ID:/j7x7Yc2
>>311,>>313
スレ違いな上に親切に教えてくださいましてありがとうございます。
楽天ブックでいくつか販売中のモノ注文してみました。
「アルケミラの雫」てマンガなんですか。小説かと思って注文して
しまいましたが、よしとしよう。

ジャンルは違いますが、たまにSS投稿したりしてたので、
知識を蓄えて書くかもしれないのでその時はヨロです。
323 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 14:52 ID:iftmggfD
智史と僕だけじゃない。
ざっと見回しただけで、ほかにも性別が変わってしまった奴がいた。
瀬川良祐、檜山慎二、荻野政……
まだいるだろうか。
見慣れた相手が面影を残したまま別人、それも異性になっている図は、
ひどくシュールだった。
どうやら最初の地震の直後にこの奇妙な「変化」は起きていたらしい。
ただ、外界の変化に気を取られて、僕を含め、女になってしまったこと
に本人すら気がつくのが遅れたのだ。
またしばらく沈黙が僕らの上に重くのしかかった。
こんなとき何をすればいいのか、誰にも見当がつかないのだ。
ずいぶん時間が経って、小春が立ち上がり、教室の戸口へ向かった。
「どこへ行くんだ?」
隆哉が呼び止めるのに、小春は怒ったように一言答えた。
「トイレよ!」
まるでその言葉が何かの合図だったみたいに、それまでミーティング用に
配置された席についてた僕らはめいめいに動き出した。
窓の外の靄を意味もなく睨みつけるやつ。
廊下の水飲み場で水を飲んでくるやつ。……いまのところ水は出るようだっ
た。
324 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 14:54 ID:iftmggfD
「ヨシ……大丈夫なのか……?」
声をかけてきたのは同じクラスの羽村真人だった。
大丈夫かって?
突然体が異性に変わってしまって、大丈夫なわけがない。
真人の視線を感じてたまらなく居心地が悪くなった。自然と目を伏してし
しまう。
「なあ、その、なんか心当たり……みたいなものはないのか?」
真人は本気で僕の心配をしてくれているようだった。
真人は気のいい友人だ。僕とは一年の頃からなんとなく馬が合って、特別
同じ趣味があるでもないのに、よくつるんでた。どちらかといえば小柄な
真人は僕よりも活発なタイプで、いつだって子犬のようにはしゃいで走り
回ってる印象だ。
真人が心配してくれるのは嬉しいが、同時に真人の視線が痛くもあった。
「悪い。トイレいってくる」
僕はそう言って席を立った。
真人は一瞬、一緒についてきそうな気配をみせたが、ぎりぎりのところで
「俺も」という言葉を呑み込んでくれたようだった。
教室を横切っていくと、何人かの視線が絡みつくのを感じた。
“あいつもだ”
“女になってる”
“どうなってんだよ、薄気味悪い”
そんな無言の声を聞いた気がして僕は歩を早めた。
325 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 14:55 ID:iftmggfD
トイレの個室で一人きりになると、ようやく一息つくことができた。
一人になってはじめて僕は、詳細に自分の体を検分することができた。
ちょっと胸をそらすとカッターシャツのごわごわした生地にも、はっきり
と二つの半球の形が浮き出た。
女の胸……オッパイ……乳房……
息をするたびに、かすかにそのふくらみが上下している。
僕は両手でふくらみを下から持ち上げるように触れてみた。
想像していたよりずっとやわらかい感触と、そして人の体の一部である証
拠のぬくもりが伝わってきた。
胸の先端に小ぶりな乳首の形が浮きだした。
「うわ……なんだよこれ、エロい……」
僕はかすれた少女の声でそうつぶやいていた。
とんでもない異変のさなかにあるというのに、僕は目の前のささやかなエ
ロスに単純に興奮していた。
どうしてこうなったという疑問や、この状態を元に戻す方法はないのかと
いう焦り。そういった感情をおしのけて、変化した自分の体がどんなもの
なのか確かめたいという好奇心に僕は突き動かされていた。
シャツのボタンとボタンのあいだから、ちらりと胸の谷間がのぞいていた。
胸の谷間!
自分にそんなものがあるのが信じられなかった。
僕はもつれる指でシャツのボタンをもどかしく外していった。
男子制服のカッターシャツが胸の隆起にからみついて皺をつくっていて、
まるでAVでも見ているようなエロチックな光景だった。
326 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 14:55 ID:iftmggfD
半分くらいボタンを外したところでもう充分だった。
まぎれもない女のオッパイが顔をのぞかせた。
胸元をひらくと乳房の局面にそって布が当たる感触の生々しさが体中を走
った。
おそるおそる手を差し入れて、じかに半球を手で包んでみた。
雑誌のグラビアに出てくるメロンのような巨乳とは根本的に別物だが、そ
れでもささやかなバストのふくらみが僕の手のひらを出迎えた。
包み込むようにして手のひらをそっとたわめた。
やわらかい肉が水風船のように自在に形を変えてそれに応じた。
露わな乳房が華奢な少女の手によって揉みしだかれるというビジュアルが
たまらなく刺激的だった。こんなことをしてる場合じゃないのにという考
えが頭の片隅を横切ったけど、それ以上に僕は高位に夢中になっていた。
揉まれる乳房の感触は驚くほど淡いものだった。
二の腕の肉をもまれているのと、そう大差ない。
けれど、手のひらに覚える感触はなんともいえない極上の心地よさだった。
彼女のいない僕にとって、もちろん女の乳房にじかに触れて、あまつさえ
それを揉み回すなんて始めての経験だった。
女のオッパイって、触ったやつが気持ちよくなるようにできてるんだ……
ぼうっとカスミがかかったような頭で僕はそんなたわいもないことを思っ
た。
手のひらにツンとしこった突起が当たった。
その瞬間、僕は声を殺して呻いていた。
不意打ちだったからだ。
327 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 14:59 ID:iftmggfD
乳首が擦れて、男の体じゃ考えられない、甘いようなせつないような、そ
れでいて強烈な刺激を感じた。
手のひらを話すと淡い色の乳首が明らかに固くなっていた。
左右の乳首が固くしこって、ジンと痺れるような感覚を送ってくる。
僕はまじまじと乳首に目を落とした。
小粒だけど、男のそれとは明らかに違う。雌としての機能を果たすための
形をしている。そのまわりの乳輪も、腫れたようにふくらんでいる。未発
達かもしれないけど、これは女の体だ。
両手で左右の乳房を持ち上げて、唐突に僕はパニック寸前になった。
──これからどうすればいいんだ!?
左の乳房のふくらみの下で心臓がばくばくといっていた。
もうひとつ……確かめる場所がある。
もうそこがどうなっているかは、自分でわかっていた。
僕はベルトを緩め、トランクスともどもズボンを膝まで降ろした。
──ない! なくなってる!
トイレの暗い個室の中とはいえ、見間違うはずもなかった。
僕の下半身のカーブはどう見ても女のもので、股間のまばらな茂みの先に
は、男の象徴は影も形もなかった。
どんなに予想がついてたとはいえ、それはゾッとすることだった。
意識するより先に股間に手を持っていってた。
喪ったものを探るように平坦な股間を撫でて、僕はもう一度強烈な喪失感
に打ちのめされた。自分の体の一部が消えてしまったのだ。それは手足を
喪うのと同じくらい、本能のレベルでショックなことだった。
股間をまさぐっても何も掴めず、手がフラットに股間全体を覆うことがで
きてしまう、その絶対的な違和感。
328 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 15:04 ID:iftmggfD
これは僕の身体じゃない。
見知らぬ少女の身体だ。
どうしよう? どうすればいい? どうなってしまうんだ?
取り返しのつかない一線の向こう側にぽつんと置かれてしまったような、
そんな心細さが胸を締め付けてきた。
つぷ……
そのときだった。
人差し指の先が、粘膜をすりあげた。
「いつっ……」
まぎれもない女の子の声で僕は悲鳴をあげた。
そしてあわてて口をつぐむ。
トイレに入ってきた誰かに、こんな女そのものの声をきかれたくない。
自制を取り戻すと、もう一度同じ場所で指をそうっと動かしてみた。
なめらかな唇に触れているような感触だった。触れている指も、そして
触れられている部位も。
そこが女の性器……外陰唇と呼ばれる部分だということはすぐに察しが
ついた。保健体育で当たり前のように覚えさせられる事柄だ。
それが自分の肉体の一部として在るというその事実だけが強烈な違和感
をまとわせている。
こんなのって……。
言葉も見つからず僕は、へたりこむように洋式便座に腰を落とした。
腰掛けた体勢では、より詳細に自分のそこを観察できた。
いままで男の器官で隠れていた部分に、ふっくらと土手が盛り上がり、そ
こに生々しい裂け目のような縦筋が走っていた。陰唇が申し訳なさそうに
はみだしている。
329 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 15:07 ID:iftmggfD
男の体に比べて陰毛が薄くなっていた。
震える手で両側から亀裂を左右に開いた。
「うっ……!」
もう一度ひきつれるような痛みに襲われて僕は眉根を寄せた。
そこだけ別種の生き物のような鮮やかなピンクの粘膜が広げられた。
オッパイを揉まれるのと同じく、いやそれ以上に男の体では味わうはずも
ない感覚が伝わってくる。
ブルリと僕は身震いした。
その途端、下半身の奥まった部分から何かがこみあげてきた。
それがなんなのか理解できず、僕は無様に手足をばたつかせてしまった。
直前で僕は悟った。
僕が感じていたのは尿意だった。
いやだ、冗談じゃない!
とっさに僕は全身をこわばらせて放尿を止めようとした。
理屈ではなく、男としての僕は、この女の体で放尿するのを拒絶しようと
していた。
拒絶の結果は惨めなものだった。
止めようと思う矢先から、勢いよく小水がほとばしって、ホーローの便器
を叩いていた。座ったまま、なすすべもなく僕は尿を垂れ流していた。
ペニスからの放尿が当たり前だった僕にとって、初めて味わう女の身体で
の小便は、あたかも「漏らしている」かのような錯覚をもたらした。
小便ができったとき、僕は荒い息をつきながら、前のめりになって自分の
腿に肘をついていた。
330 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 15:10 ID:iftmggfD
うつむいた姿勢のせいで、乳房がその存在を強調するように揺れて二の腕
に当たった。
ただの生理現象で、僕はひどい屈辱感、敗北感を味わわされていた。
突然の理不尽で不条理な仕打ちに誰を呪えばいいのかと思った。
誰にも……とりわけ真人にはこんな姿を見られたくないとも思った。
ようやく最初のショック状態から立ち直り立ち上がろうとした僕は、股間
が濡れていて気持ち悪さを覚えた。
当然だ。小便をしたせいで、割れ目が尿で濡れてる。
わずかな逡巡の後、トイレットペーパーをちぎってそこにあてがった。
一通り外側を拭いても、まだ内側が濡れているようで居心地が悪かった。
もう一度、両手で割れ目を左右に広げてみた。
今度は用心してそっと広げた。
さきほどと違うのは、粘膜がほどよく濡れそぼってることだった。
こわごわ粘膜を指の腹ですると、ピリピリとくすぐったさとも痛みととも
つかない曖昧な感覚があった。
無意識のうちにピクッと体が震え、陰部を広げていた指が跡を追うように
割れ目の中をまさぐっていた。
指を小刻みに前後に動かすと、それだけで体全体が揺れ、我知らず息が荒
くなった。
僕は自分のしていることが信じられなかった。
こんな異常事態だというのに僕は──オナニーをしていた。女の身体で。
オナニーの真似事といったほうがいいかもしれない。
331 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 15:12 ID:iftmggfD
このとき僕はまだ指をそこへ深く沈めることなど考えもつかなかった。
ただ単純に肉体の機能と感覚に導かれるまま、指を前後に動かしていた。
「ふぁ……」
思ってもみなかったような艶めかしい声が自分の口から出てきて僕を驚か
せた。
こんなことしてたら……元に戻れなくなるかも……
体の感覚に支配されつつあることゾッとする反面、僕は味わったことのな
い想像したこともない甘く焦がれるような疼きに没頭していった。
小刻みな動きに合わせて空中に突き出されたオッパイがわずかに揺れた。
乳首はぷっくりと固く膨らんで、そこからもジンジンするような疼きを僕
の脳髄に送ってきた。
僕は──時間を忘れて行為に没頭していたんだと思う。
体に熱が籠もり、吐息が自分でも分かるくらい悩ましいものに変わった。
心のどこかで止めなくちゃと思っていても、うねるような甘い疼きが僕を
絡め取って自由にしてくれなかった。
夢中で指を動かすうち、ふとしたはずみで指の腹がプリプリとした肉芽の
ような突起をすりあげた。
パッ、と文字通り目の中に火花がはじけた。
ひときわ強烈な刺激に僕は身をよじった。
足がピンと伸びきり、自然と足の指が何かをつかもうとするように収縮し
た。
ピクッ……ピクッ……
小さな痙攣が体を支配して、そのたびにむき出しのオッパイが揺れた。
「は……ああっ……う……」
うわずった吐息とともに僕は嬌声をあげていた。小さな押し殺した声とは
いえ、隣に誰かがいたら聞こえてしまっただろう。
332 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 15:15 ID:iftmggfD
波のような快感がひととき全身から何かを洗い流すように通り抜けていっ
た。
「は……あ……」
張り詰めた何かが途切れたとき、くたっと全身から力が抜けた。
廃人のように足を投げ出して座ったまま、僕は息が戻るのを待った。
たったいま自分がしてしまった行為の意味は、いやというほど分かってい
た。
そうだ。僕は、女の子としてオナニーをして、あまつさえ自分の指でイッ
てしまったんだ。
ふと指を擦り合わせると、血でもついてるみたいにぬらついていた。
あわてて目の前に指をもってくると、指と指のあいだでトロリとした粘液
が糸をひいた。
その粘液の出所は──。
僕は大きく息を吸って吐くと、もう一度トイレットペーパーをたぐって指
を拭き、それから機械的に股間も拭った。
僕は──この身体は、女のものになってしまった。
原因は微塵も分からない。けれど、これ以上ないほど確かな事実だ。
「どうしよう……」
多少なりと頭が冷えてきて、最初に口から出た言葉がそれだった。
のろのろとシャツのボタンを止めていった。
身体の変化は服の上からでも誤魔化しがきかないくらい明らかだった。
333 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 15:16 ID:iftmggfD
家に帰ったら……父さんと母さんになんて説明したらいいんだ。
なぜか僕は真っ先にそんなことを心配していた。
女の身体になって、あまつさえオナニーまでしてしまったことがひどく後
ろめたい事に感じられた。
すぐに僕はそれどころじゃないことを思い出した。
そもそも帰るべき家があるのか。父さんや母さんは無事なのかも分からな
い……。
ドクン、と心臓が不吉に高鳴った。
それでも。このときの僕はまだ、おかれた本当の状況を理解してはいな
かったのだ。帰るべき場所さえ永久に失うことなど思いもよらなかったの
だから──。
334名無しさん@ピンキー:04/05/19 15:21 ID:iftmggfD
とりあえず、ここまでです。
エロパロ板でSS投下するの初めてですけど、濡れ場がないと詐欺にな
りそうなんで、まず一発目の濡れ場まで書いてみました。
そのまんま漂流教室なんだけど、描きたいエロを描いたらあとはさらっと
終わらせるつもりです。
ほんと読みにくいSSですみませんです。
335名無しさん@ピンキー:04/05/19 15:31 ID:bXE5DBdh
イイヨイイヨー
336名無しさん@ピンキー:04/05/19 17:40 ID:B/2ok+c+
真城氏が病気で書けなくなっている今、
この手の閉鎖系学園ものは貴重
是非とも頑張って頂きたい。
337名無しさん@ピンキー:04/05/19 22:42 ID:ESXddAs0
「異次元に閉鎖された学園」っていう設定は似ているが
「肉体転移」が入れ替わりものなのに対して
こちらは変身ものなのか…なかなか良さげだ。
338 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 22:47 ID:iftmggfD
個室の中で僕はもう一度自分の服装を確認した。
女の体形で男子の制服を着てるから、あちこちで無理が出ている。
腰回りに比べて、無用なほど尻がまるく突き出てズボンのラインを崩して
いた。どうあがいても、完全な女の体になっている以上、それを覆い隠す
のには無理があった。
胸を見下ろすと、きれいな円筒状の乳首の形がくっきりとシャツの生地に
浮かび上がっていた。せめて肌着を下に着てこなかったことを僕は後悔し
た。シャツを引っ張ってたるみをつくり、なんとか胸の形や乳首があまり
露骨にみえないように調整した。
僕は生まれたこのかた男に興味を持ったこともなければ、オカマになりたいと思ったこともない。
訳の分からない現象に巻き込まれたからといって、女になった姿をこれみよがしに晒して回るつもりはなかった。女になってしまって可哀相、などという目で見られたくはない。僕の本質は男なのだから。
女の第二次性徴を少しでも隠すように気を使うのは、不条理な変身へのせめてもの、僕なりのちっぽけな抵抗だった。
いよいよ覚悟を決めて個室を出ようとしたとき、誰かが個室の戸をせっかちにノックした。
「ヨシ、平気か? ずいぶん長いこと入ってるけど。やっぱり苦しかったりするのか?」
真人だった。なかなか戻らない僕のことを心配して様子を見にきてくれたらしい。
「そんなにガンガン叩くなよ。いま出るところなんだから」
なるべく低く抑えた声で言うと、ロックを外して戸を開けた。
「ああ、なんともなきゃいいんだ。中でブッ倒れたりしてるんじゃないかと思ってさ」
と真人は頭をかいた。
339 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 22:50 ID:iftmggfD
「この通り、ピンピンしてるよ」
「それならいいんだ。……でも、ちょっと顔が赤くないか?」
「なっ!」
オナニーの影響でまだ顔が火照ってたんだ。そう悟った途端、ますます顔に血が上った。まさか真人のやつ、僕のしてたことに気付いて……?
「ほら、随分と赤い。やっぱ熱でもあるんじゃ……」
「関係ないって!」
額に手を当ててこようとする真人の手を払った。
親切のつもりが突然邪険にされて真人はポカンとしていた。
「あ、悪い……」
「いや、いいよ。俺もお節介だからな。ヘヘッ」
真人はこんなときだというのに、茶目っ気たっぷりに笑ってみせた。
「ヨシ……なんて言ったらいいかわかんねえけど、なんとかなるよ。すぐに外の異常気象も収まるよ」
「収まったとして、僕はこの姿で家へ帰ることになるのか?」
「大丈夫!」
真人はバンと僕の背中を叩いた。
「きっとなんとか元に戻る方法が見つかるって! 俺が保証する!」
「やれやれ。どこからその自信が出てくるんだ……」
「何かの力でヨシの体が変化したなら、その力を逆に使えば元に戻れるはずだろ」
「そんな曖昧な」
「……こんな風に学校に取り残されて、ワケわかんないことが起きてて……今みんな精神的に参って、凹んでるよ。だけどさ、凹んでてもなんの解決にもならないだろ。冷静に対処すればこの状況を抜け出して何もかも上手くいくって、そう信じて行動するのが一番じゃん。な?」
笑顔のまま淡々と真人は言った。
340 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 22:57 ID:iftmggfD
「楽天家の真人らしい意見だよ」
「ヘヘ、そういうこと。楽天家が人生で成功するらしいぜ」
真人が無理に明るく振る舞って僕を元気づけようとしていることはすぐ分
かった。真人だって本当は不安でしかたがないはずだ。それでも他人のた
めに明るく振る舞えるってことは、精神的に強くなきゃできないことだ。
そういえば真人は追い詰められた状況ではいつでもこうして無理にでも明
るく振る舞うやつだった。
「教室いこうぜ。いまみんなで会議開いてる」
「ああ……」
僕はトイレを出る前に勇気を出して壁の鏡に目をやった。
鏡の中の僕は、まるで僕の双子の妹のようだった。そんな人物がいたとし
たらの話だけど。
顔の基本的な造作は本来の僕そのものだ。それでいて、すべてが微妙に違
う。
顔を形作るラインがすべてやわらかい曲線になっていて、ゴツゴツとした
印象は微塵もない。──僕は今の自分の顔がバラエティに出てくるごつい
オカマのようになってると思っていた。
よく見ると睫毛の本数と長さが増していて、かわりに眉が少々薄くなって
た。髪質は若干補足やわらかくなっていて、そのせいで少し茶髪めいて見
える。
ものすごく意外なことに──世間的には水準よりちょっとだけ“可愛い”
と言われるような顔立ちかもしれなかった。だからといって少しも嬉しく
ないが。
鏡から少し離れて立つと、間違いようのない「男装の少女」が鏡に映った。
鏡に映る姿は、僕にとって屈辱以外のなにものでもなかった。
341 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 22:59 ID:iftmggfD
肩に手が置かれた。
「絶対、元に戻れる。戻る方法探すの、一緒に俺も探してみるから」
「……サンキュ。ガラにもなくあまり気回すなよ」
「俺はもともと気配り派なんだって」
「ハハ……」

2−Aの教室に戻ってみると、隆哉を筆頭に数人がタオルを顔に巻いた、
昔の過激派学生のようなスタイルになってた。
何事かと思っていると、真人が説明してくれた。
「さっき話し合いで決まったんだ。隆哉たちが学校の外の様子を見てくるっ
て」
携帯やラジオなど電波に頼ったメディアで一切の情報が入ってこないので、
数人で外の靄の中へ出ていき、状況を確認してくることになったらしい。
「でも、核が本当だとしたら……」
眼鏡をかけた地味な顔立ちの女子生徒、須藤真紀が心配そうに隆哉の前に
立った。
「昔、テレビ番組で核戦争をCGでシミュレートしたやつ見たことあるん
だけどさ……正直、こんなだったか?」
隆哉は窓の外を指さした。
あいかわらず外には乳色の靄が立ちこめていた。
「核攻撃だったとして、この学校が無傷で残ってるってことは隣近所もそ
う大した被害は受けてないはずだよな? 少なくとも町ごと全滅するよう
な被害じゃないはずだ。なのに、どうして人の気配がない? 車の通る音
もしなければサイレンひとつ聞こえてこない。どんなに耳をすましても、
あの靄の向こうからなんの音も聞こえてこないんだぞ!」
342 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 23:01 ID:iftmggfD
「それは……」
「学内の公衆電話も機能してない以上、残された手段は実地で誰かが外の
様子を確かめるほかないんだ」
隆哉を先頭にした三人が、教室を後にしていった。

「ケッ。黒部のやつ、なんで偉そうに仕切ってんだよ」
隆哉たちの足音が遠ざかるのを見計らって、佐渡圭一は乱暴に近くの椅子
を蹴った。
教室に残った皆がぎょっとして圭一を見た。
「佐渡君、乱暴なことしないで。隆哉に意見があるなら直接言えばいいじ
ゃない!」
「うぜえんだよ、あいつは。チームリーダーだからって、関係ないことで
あれこれ俺たちに指図して何様のつもりだ」
「いまはそんなこと言ってるときじゃないでしょ?」
「女は黙ってろよ」
圭一にペッと唾を吐きかけられて、真紀は血の気の引いた顔で引き下がっ
た。
もともと圭一は粗暴なところがあったが、異常事態のストレスで完全に
「テンパった」精神状態にあるようだった。
「さっきから誰も話題にしたがらねうが……こん中にちらほら、なぜか知
んねえけど体が女っぽくなってるやつらがいるよな? どういうことなの
か俺に誰か説明してくれよ」
教室の空気が冷たく沈んだ。
圭一は危険な目つきで教室にいる人間をかたっぱしから睨め付けていった。
「ニューハーフになってんのは……久住、瀬川……檜山……荻野……それ
に狩野か」
343 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 23:02 ID:iftmggfD
最後に僕の名前がやつの口に上った。
「俺の仮説を聞きたいか? こいつはテロなんだよ。アルカイダだかなん
だかが日本に攻撃してきたんだと思う。外があんなになってるのは、なん
かの化学兵器のせいだな。今頃町は全滅で、生き残りは俺たちだけだろう
よ。一部校舎の中に入ってきた化学兵器の成分のせいで、抵抗力のなかっ
たやつが化学成分の副作用で今みたいになってんだな」
「待って、圭一君。それじゃ説明がつかないことが多すぎる!」
智史──僕と同じ、運悪く(なのか?)女になってしまった一人だ──が、
たまりかねたように圭一に反論した。
「町全体をこんなにするような化学兵器だったら、僕らはとっくに死んで
るはずだ!」
智史の面影を残す少女が、か細いソプラノの声で反論した。

「あんだ? ニューハーフのくせに、一人前の口をききやがって」
圭一はつかつかと智史の前へ歩いていくと、いきなり智史の胸ぐらを掴み
、あまつさえカッターシャツを掴んで左右に引き裂いた。ボタンがちぎれ
とび、智史の上半身がさらされた。
「なに……を……」
「うるせえよ。こっちこい」
「うあっ!?」
圭一は無理やり智史の腕を掴み、引き寄せた。
よろけながら智史が席から引っ張り出される。
「離せ……!」
智史は髪を振り乱して抵抗するが、圭一は平然と抵抗する智史をひきずっ
て黒板の前に立った。
344 ◆3h6K3h2LvM :04/05/19 23:04 ID:iftmggfD
「みんなよく見とけ。興味あんだろ? ほら……こいつの胸、本物の女み
たいだぜ?」
「やっ!?」
圭一はすでに破れていた智史のカッターシャツをむりやりはぎとった。
僕のものより一回り大きい乳房がふるっと揺れて突き出された。
智史はあまりのことに、ただ口をパクパクとさせている。
「下のほうはと……へえ? やっぱり女になってるみたいだぜ!」
圭一は乱暴に智史の股間をわしづかみにして、そこに指を突き立てた。
「ヒ……ィッ!!」
智史はなんとか指を逃れようと爪先立ちになった。その状態でさらに容赦
なく、圭一はズボンのジッパーを開け、そこから指を突っ込んだ。
「あ……あ……」
智史の顔が歪む。
間違いなく、圭一の指は、智史の、少女の身体の大事な部分にめりこんで
いた。
「や……やめなさいよ!」
それまで茫然と目の前の暴力を見守っていた真紀が震える声で制止した。
もちろんその制止は、圭一に笑い飛ばされただけだった。
「なにカンチガイしてんだよ。俺ァただ、身体検査してやってるだけだぜ、
こいつに」
「そんな身体検査なんて……!」
「るせぇ。同じことされたくなかったら、テメェはすっこんでろ!」
一喝されると、もともとそれほど気の強いほうじゃない真紀は言い返せな
いでいる。
代わりにそのとき、僕の横で真人が立ち上がり、壇上の圭一に向かって殴
りかかっていった。
3453h6K3h2LvM:04/05/19 23:10 ID:iftmggfD
ここまで。次週に続く、です。
人数多くて名字で呼ばれたり名前で呼ばれたりしててキャラ分かりにくい
ですよね。はい、すみません。

主人公が狩野由之(通称ヨシ)で、親友が羽村真人です。
グループのリーダー格が黒部隆哉、隆哉の留守中に好き勝手始めたの
が佐渡圭一です。
ちなみにいまHぃ目にあってる久住智史は、最初の投稿で「仁志」となっ
てたキャラです。(野球の仁志を連想して萎えるとの抗議により名前変更)
346315:04/05/19 23:25 ID:iftmggfD
やっぱり最初のレス番で名乗ることにします。
あんまり重要キャラじゃないけど、女子生徒の名前も紹介。

須藤真紀……眼鏡の真面目生徒。由之と同クラス。
小春……名字不明。小柄なポニテの女の子。

ついでだから、あと名前の出てるTSキャラは以下。
瀬川良祐
檜山慎二
荻野政

名前出してるだけで、キャラ付けも何もできてませんけど。
で、なんでこんなレスしてるかというと、自分で出したキャラ名を整理する
ためだったり……
347名無しさん@ピンキー:04/05/19 23:32 ID:qpvEVNxQ
>>346
乙ですぅ〜 (;´Д`)ハァハァ 折れ野球あんまわかんないんで仁志いわれてもピンとこなかったYO
348鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/19 23:42 ID:rK3tbM4n
>315
乙です
いや〜筆が早いですね、すごいっす
折れもがんばらねば
349名無しさん@ピンキー:04/05/19 23:43 ID:O9lpsghW
なんか漂流教室みたいで独特の雰囲気があるけどこれはこれでとても(・∀・)イイ!
350315:04/05/19 23:54 ID:iftmggfD
未熟なSSにたくさんレスありがとうございます。
基本的には漂流教室のコンセプトですよね。
自分が高校の頃によく妄想していた世界です。
351名無しさん@ピンキー:04/05/20 00:41 ID:2HblClhM
>>301-307
えーと…。

>「今まで研究所を構えていた国がね、お兄ちゃんはもう不要だって判断したの」
わざわざ他国に研究施設を作って気を使いつつ研究やるのと
自分の国に研究施設を作って安心して研究やるのとどっちがましだと思いますか?
どうみてもこの兄とやらを国へ連れて行ったほうが安上がりであろうと思うわけですが。
352名無しさん@ピンキー:04/05/20 00:43 ID:mfxGLrLH
エロエロ身体検査キタ━━━(・∇・)━━━!!
よっしゃ〜、ワクワクしながら続き待ってまっせぇ!
353名無しさん@ピンキー:04/05/20 03:12 ID:qg3SPKtY
>>364
>あんまり重要キャラじゃないけど、女子生徒の名前も紹介。
てっきり小春ってのが性転換して男になっているのだと思ってた。
だからトイレに向かったのだと。
354 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:16 ID:kDcCgqRB
「いいかげんにしとけよッ」
真人が拳を振り上げて圭一の顔面を殴りつけようとしたとき。
双子の健士と剛士が横合いから出てきて、真人を後ろから羽交い締めにし
た。
「なにすんだ。離せっ!」
「へへっ。そうカッカすんなや。な?」
クチャクチャとガムを噛みながら健士は小馬鹿にした笑いを浮かべた。
真人が舌打ちする。
双子は圭一とつるんでいたのだ。
真人の眼前で圭一は悠々と智史をなぶった。
「なにチンケな正義感ふりかざしてんだよ。キモイんだよ、そういうの」
「く、ああうっ!」
爪先立ちのまま智史は身をよじった。
圭一の指がひときわ深く秘部に食い込んだためだった。
「おおこりゃすげえ。本物と変わらねえな!」
「なんてことしてるんだよ!」
真人は怒鳴ったが、揃って大柄な双子に後ろから腕を掴まれて、完全に動
きを封じられていた。
ニヤニヤ笑いを顔にはりつけたまま圭一は、身動きできない真人のみぞお
ちを蹴った。
「ぐっ……!」
「身体検査を邪魔するからだぜ、羽村君よォ。もっと協調性を身につけな
きょな?」
「佐渡! 今がどういうときか分かってるのか? こんなことしてる場合
じゃ……ぐぇ!」
355 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:29 ID:kDcCgqRB
もう一度みぞおちを蹴られ、真人は息を詰まらせた。
双子が腕を離すと、真人はその場で腹を押さえて床にうずくまった。
「真人!」
僕はたまらず真人の側に駆け寄った。
真人は腹を押さえたまま半開きになった口からダラダラと唾液をこぼして
いた。
「ちょうどいいとこに来たな、狩野。てめぇも身体検査してやらなきゃな」
圭一の言葉が終わらないうちに、ごつい手が僕の腕を捻り上げた。
双子のどちらかだった。
僕はとっさに飛び退いて逃れようとしたが、万力のような力で掴まれた手
首を振りほどくことはできなかった。
「さて、おまちかねェ。真実解明のため、じっくり検査してやるぜ」
圭一のねばつくような声を聞いただけで総毛立つ思いだった。
脇の下に腕を通されて、先ほどの真人と同じように僕は身動きできなくさ
れた。
「圭一君。好きなとこから検査始めちゃっていいぜ」
「へへ、元が男って知らなきゃ思わず欲情しちまいそうだ」
意思に反して僕は圭一と正面から向かい合う羽目になった。
圭一はようやく智史を解放したところだった。智史はぐったりとして逃げ
る気力もないらしく、壁をに背をあずけ焦点の定まらない目で天井を見上
げていた。
黒目の小さな三白眼で僕の全身をねめ回すと、圭一はぺろりと舌なめずり
をした。
「まず……このオッパイが本物か確かめてやるかな」
「や、やめろ!」
356 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:35 ID:kDcCgqRB
ざざっと血の気の引いていく音が聞こえるようだった。必死で僕は叫んだ
が、そんなことで圭一が気を変えるはずもなかった。
ごつごつと節くれ立ったサイズの大きな手が一対伸びてきたかと思うと、
それは僕の胸に丸いふくらみを見つけてむんずと掴んだ。
「つうっ!」
僕はのけぞった。
遠慮会釈もなくそこをわしづかみにされて、純粋に痛かった。
肉を挟まれれば痛いのが理屈だ。
「へえ。智史のやつに比べるとひとまわり小さいな」
「この……変態……」
痛みと、身体の一部を男にもてあそばれることへの嫌悪感とに耐えながら
僕は言葉を絞り出した。
「変態だァ? こんな身体になってるほうが、よほど変態じゃないのかよ。
ええ?」
鷲づかみにされた胸が、さらに円を描くようにこね回された。
まるで子供が粘土細工できままに遊ぶみたいに圭一は乳房をこねくった。
圭一にとってはまぎれもなく、いいオモチャだった。この女の身体は。
「ああ、やわらけぇ……」
圭一はため息をつく。
感触を楽しむように、レモンの汁でもしぼるみたいな手つきで乳房をしぼ
られた。
「ううううっ!」
痛みで目尻にじわっと涙が滲んだ。
圭一が感じてるだろう心地よさとは裏腹に、その行為は女の側──僕だ!──
にとっては苦痛以外のなにものでもなかった。
357 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:39 ID:kDcCgqRB
ただの苦痛なら、まだいい。
自分の身体の一部が他人の意のままにオモチャにされているという、その
屈辱感。それが一番、辛かった。
男だったら、たとえ喧嘩で負けて袋だたきにされても、それまでだ。だけ
どこの女の身体になってしまったせいで、僕は自分の意思と関係なく、圭
一に快楽を帝京してしまっている。──オモチャの位置にまで落とされて
しまったのだ。
やがて、圭一の手の動きが止まった。
「少し攻め方かえるべ」
 今度は圭一の手は乳房の下側からあてがわれた。
ふくらみが下から支えられ、まるで盆にのった饅頭のように圭一の手のひ
らにのせられた。
そうやって弄ばれるだけで激しい嫌悪の念が全身を駆け抜けた。
乳房をのせた手が小刻みに揺れだした。
それにつれて否応無しにやわらかく弾力のある乳房は、ふるふると水風船
のように揺れて、圭一の手のひらからこぼれた。
するとまた乳房をすくい上げ、同じことを繰り返す。
そうやって与えられる刺激が次第に、いわく言い難い感覚となって伝わる
ようになってきた。
「乳首、ビンビンに勃ってきたな?」
囁くように言われて僕は愕然とした。
悔しいことに圭一の言う通りだった。
いつのまにかこの身体は圭一の「愛撫」に反応し、乳首をとがらせていた
のだ。
固くなった乳首は男のそれとは明らかに違う質感をもって突き出ていた。
>>351
えーと……

過去ログ嫁。以上
359 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:47 ID:kDcCgqRB
それをことさら強調させようと健士と剛士が後ろからシャツを引っ張って、
胸に布が密着する状態を作り出した。鉛筆の後ろにつく消しゴムと同じく
らいの大きさの乳首が胸のふくらみの先端に突き出ていた。
すべては僕の意思に反して、この身体を弄られそれに身体が勝手に反応し
た結果だった。
ぴんっ、ぴんっ。
圭一は人差し指の腹で固く尖った左右の乳首を弾いた。
「ア! アッ!」
電流が頭の中で弾けたような強烈な刺激に、自制する暇もなく悲鳴が口を
ついた。
「へッ……いい反応するじゃん。感度はいいみたいだな」
「もうやめ……ふううっ!?」
今度は妙に優しい手つきで乳首を指で挟まれ、やわやわと擦られた。
「くふっ……うあっ、あああ……」
双子に拘束されたまま、僕は身体を震わせてその感覚に耐えようとした。
声をあげればあげるほど圭一を喜ばせるだけだ。そう分かっていても、嗚
咽のような声が出てしまうのを止めることができなかった。
「ヨダレ垂らすほど気持ち良かったのかよ?」
「う、あ……?」
情けないことに僕は知らず、口の端から涎を垂らしていた。
「まるで淫乱女だぜ、その顔。お前さ、最初から女に生まれてたほうが合っ
てたんじゃねえの?」
侮蔑の言葉を投げかけながら、やつの手は休み無しに愛撫を続けてくる。
今度は乳房全体を手でつつみこんで、円を描くようにそれを揉み上げてきた。
乳房をオモチャにして遊んでいることを僕に意識させようとしている愛撫
だった。
360 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:51 ID:kDcCgqRB
それでも、嫌悪感だけでなく、甘ったるい快感をこの身体は感じ初めてい
た。
時折、思い出したように乳輪のあたりに指を這わされると、それだけで切
ないため息がもれそうになるほどだった。
じぃん……
下半身の芯が収縮して、痺れるような感じがあった。
不意に、圭一は愛撫を止めた。
「……へえ。欲情した女の匂いさせてるじゃんか」
「う……え……?」
さんざん甘い刺激に翻弄されて、まともに受け答えすらできなくなってい
た。
圭一は僕の股間に手を密着させてきた。
「……智史と同じだな。チ●ポは影も形も見当たんねえ」
僕はただ乱れた呼吸を整えようと努力するのが精一杯だった。
そしてすぐにその努力は打ち砕かれた。
さっき智史にしていたと同じように、圭一の指が秘部にあてがわれたから
だ。
「それだけは……ぁ!」
僕は正確に智史と同じ反応をしていた。
少しでも指から逃れようと、必死で爪先立ちになってあがいた。それが圭
一の嗜虐心を煽るだけと尻ながら。
自分の身体の内側に他人が侵入してくるおぞましさを想像を絶していた。
「そうだ、いいものがあったな。狩野由之クンには特別にこいつをプレゼ
ントだ」
361 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:55 ID:kDcCgqRB
圭一がポケットから取り出したのは、インターネットのアダルトサイトで
見るような小型のローターだった。
それでやつが何をするつもりかは火を見るより明らかだった。
僕はなすすべもなく下半身を露わにさせられた。
視線から秘部を隠そうとしても、すぐに双子によって惨めに脚を開かされ
てしまった。
「ここにいま、挿れてやるからなぁ……」
「う、んん……ん、あっ、あっ……!」
圭一の、男の指が秘部に割り入ってきて、そこで小刻みな往復運動をした。
トイレの個室で自分の指でオナニーしてしまったときの何倍もの強烈な刺
激に圧倒された。
「ヨシ、ヨシ!」
真人が僕の名を呼んでいるのが聞こえたけど、僕はそれに答えることがで
きなかった。
圭一のなすがままに僕は弄ばれた。
圭一はローターを僕の秘部にあてがうと、そこでまたじらすようにツン、
ツンと敏感な肉芽をつついた。それだけで僕は圭一の思惑通り嬌声をあげ
、のけぞってしまう。
惨めだった。
みんなが見てる前で僕は生きたダッチワイフの痴態を晒し続けていた。
「せーの」
と圭一がつぶやいたとき、股間が引き裂かれるような痛みを覚えた。
やわらかな粘膜を容赦なく押し広げてプラスチックが押し込まれる。
ローターだ。ローターの先端がほんの少し奥に挿入されるたびに、身体の
一部を裂かれる強烈な痛みが襲ってきた。
362 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 03:59 ID:kDcCgqRB
僕はくるったように首を振り、歯を食いしばってその痛みと戦った。
腰を浮かせば浮かすほど、追い討ちをかけるように強い力でそれは挿入さ
れた。
「……これでよしっと」
という言葉を聞いたとき、不意に強烈な痛みから解放された。
股間から細いコードが垂れ下がっていた。
この女の身体は、秘部の中にローターをすべて呑み込んでいた。
股間全体に木の棒でも突っ込まれたようにざらついた異物感が残っている。
圭一がコードの先にある電池ボックスをいじった途端、低周波音と振動が
始まった。
秘部の奥から震えるローターの振動が送られ、それが周辺に伝わっていく。
目がくらむような刺激ではないものの、充分すぎるほど効果的で、屈辱的
な責めだった。
秘所で生み出されるささやかな刺激は蓄積していって、次第に無視できな
い甘い疼きへと変わっていく。
363 ◆3h6K3h2LvM :04/05/20 04:06 ID:kDcCgqRB
甘い疼き──!
男に身体を嬲られながら、僕は感じていた。
その事実が僕の精神を打ちのめす。
棒立ちになるしかなかった僕の腕を、双子が背中でタオルで固く縛った。
「さァて、次だな」
圭一が合図すると、健士と剛士は次の犠牲者を捕まえに動いた。
女性化していた瀬川が教室から逃げようとして、双子にタックルされ馬乗
りになられて逃亡を阻止されていた。
そんな光景を目にしていながら、僕にはどうすることもできなかった。
後ろでにしばられてローターを挿入され、僕にできるのはもじもじと腰を
振るくらいのことだった。
その場を離れるにはローターを引き抜かないといけなかった。
けれど後ろ手に縛られたままでそれは不可能だった。ローターのコードが
犬のリードのように圭一に僕を縛りつけていた。
女性化していた三人が黒板の前に横一列に並べられた。
圭一はローターの電池ボックスから手を離したが、いまさら逃げる気にな
れなかった。逃げてもすぐ追いつかれるだけだ。
いや、それ以前に情けないことに身体がいうことを聞かない。腰がとろけ
たみたいになってる。
ぺたりと床に尻をつけたとき、股間から床に雫がぽたぽたと落ちた。
愛液がしたたり落ちてしまうほど、僕は秘所をグショグショに濡らしてし
まっていたのだ。
364315:04/05/20 04:14 ID:kDcCgqRB
次回に続きます。(たぶん)
それにしても連続投稿規制キツ━━━━(゚∀゚)━━━━イッ!!
投稿間隔3分として20話投稿すると投稿だけで1hですかそうですか。

……今回の進展分じゃ、真人何しに出てきたんだかわかりませんね(w
365名無しさん@ピンキー:04/05/20 04:26 ID:nF7v+pRt
>>364
リアルタイムで楽しませていただきました。
( ゚Д゚)ウマーな展開にモニタの前で悶絶しそうでした(;´Д`)ハァハァ
続きを心待ちにしてまつ。
>>364
割り込んでごめんなさい。いつ終わるやらわからなかつたもので……吊って来ます。
367月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/20 07:12 ID:gcUODseT
また神が増えてる…平伏、平伏。
お疲れ様です、どの作品も愉しませていただきました。
久々に見に来て90とか進んでてちょっと驚いたり。
カイトの話はこのスレ以前の話を読んでないのでいまいちわかり辛い…(作者の責任では無いです、念のため)_| ̄|○ 
315氏、最初からエロエロですね(;´Д`)ハァハァ
その筆の速さを見習いたいです。

で、相変わらずノートのメモだけが進み、PCに入力できない私。
忙しすぎ…。
ところで、暫く前に出ていた話ですが…ここ、二次創作系はやっぱりダメなんでしょうか?
TCG「アクエリアンエイジ」とMMO「ラグナロクオンライン」でそれぞれネタがあったりするわけですが。
368名無しさん@ピンキー:04/05/20 07:26 ID:KgiAtxv1
こちらとしては構わないが、専用スレがあるならそちらで書いた方がいいだろう。
ただ、こっちにも知らせてくれると嬉しい。

スレが無いならこっちでもOK。
369名無しさん@ピンキー:04/05/20 10:37 ID:kDcCgqRB
>>368
横レスでごめんなさい。
ふと思ったんだけど専用スレだと、TSネタは反発くうこともあるんじゃ?
そのスレの雰囲気を知らないんでなんともいえませんが……
370名無しさん@ピンキー:04/05/20 13:19 ID:XZWPB5Dx
>>367
二次創作のネタをこちらでやる場合、その元ネタを知らない人向けに書いてもらわないと辛いですね。
知らなくてもオリジナルとして楽しめる話が、元ネタを知ってれば更に美味しいなら歓迎ですが、知らないと
全く楽しめない作りになってるとそれはマズーなかんじです。
371名無しさん@ピンキー:04/05/20 13:35 ID:yO32TWeP
あのー、コレのまとめサイトって無くなってませんか?
見れないのですが・・・
372名無しさん@ピンキー:04/05/20 13:44 ID:ZTGVcL9q
>>371
普通に見れます
373名無しさん@ピンキー:04/05/20 15:03 ID:bq4cGy2s
興奮した!!
374名無しさん@ピンキー:04/05/20 17:52 ID:8p0EhakD
>>367-370
二次嫌いの人や原作に思い入れがあっていやーんな人などが
2chブラウザでセルフあぼーんしやすいように題名欄を配慮してもらう
とかすれば、とりあえずはここに投げてもらってもいいんじゃない?
375380:04/05/20 21:55 ID:ifA2awxI
>>374
マリみてスレなんか、キーワードであぼーん推奨だもんなあ
でも、このスレでルール作りというのも今ひとつそぐわないような気も・・・

やばい
このペースだと、今月中に次スレの勢いだ。早く書かなければ!
なお、二次創作系は、元ネタを知らない人にも親切に書けるかどうかが鍵
元ネタを知らなくても楽しめるなら、ここでもいいんじゃないかな?
376名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:15 ID:S1PEqPHS
ついに先輩神キター?!
 バキーッ

 繰り出した拳は、相手の頬にクリーンヒットし、相手はよろめいて後ろに転
げた。
「ってぇなぁ! なにすんだよ!」
「す、スマン、思っていたより力が強かった」
 抗議を上げる相手に、カイトは自分の力に驚きつつ、慌てて謝罪の言葉をか
けた。
 別に急に筋力が上がったわけではない。鎖で体勢まで強要され、ろくに食事
も与えられていなかった旧校舎の時は、本来より衰弱した状態にあった。今は
身体の自由が利き、栄養状態も多少なりとも改善されている。今の身体の本来
の力が出せるようになっただけのことだ。
「けど、無事だったんだな、安心したよ」
「バカヤロウ、それはこっちの台詞だ! 連絡もよこさねーで……」
 カイトは、立ち上がった浩司に、思わず抱きついていた。
「うぁっ……」
 カイトと異なり、異性経験の浅い浩司は、小柄だが豊満な身体つきの少女に
抱き着かれただけで真っ赤になってガチガチに緊張した。
「死んだかも知れないとも思ってたんだぞ……」
「…………」
 浩司は少なからず驚愕した。あのカイトが他人、それも自分のことを心配し
ていたとは。
 それから、呼吸を整えて、口を開いた。
「あの時……ムラタはアンタと沼作のことばっかり気にかけていたからな。俺
はアンタと反対側から、フェンスを乗り越えて山の方に逃げたんだ。その後が
大変。すぐにでもアンタを探したかったが、町ん中はムラタの部下でうじゃう
じゃで、身動きとれねぇ。仕方なく大叔父、つまりこの前言った工場持ってる
知り合いなんだけど、そこに逃げるしかなかった。悪いとは思ったんだけどな
……」
「いや、いい、無事でいてくれてよかった……」
 きゅっと抱きつきなおすカイトに、浩司はますます緊張して困惑する。
「あの、か、カイト、さん……?」
「お前は俺の為に身体張ってくれたから……ただ1人……」
「惚れた女の為に身体張るくらい、男なら当然だっ」
 浩司はそう言ってから、照れくささに顔を真っ赤にした。
「しつこいかもしれないが……本気で、俺に惚れてるのか?」
 カイトは浩司の顔を見上げ、不安そうな表情で聞く。その表情に浩司はどき
りとしながらも、言う。
「ウソは……言ってねぇよ」
「そうか……」
 浩司の答えに、カイトは、ふぅと軽くため息をつく。
「どうしたんだよ、いきなり……」
「俺が男だった頃、俺はお前に……お前たちにひどいことばかりしてきた」
「…………」
 そっと目を閉じて言うカイトに、浩司は否定の言葉を告げることができなか
った。
「誰かに憎まれることはあっても、誰にも必要とされてこなかった」
「それは……そんなことはねぇ……」
 流石にそこまでは、といった感じで、浩司は苦しげに言葉をかける。だが、
カイトは、ふるふると首を横に振った。
「無理しなくていい……お前だってそう思ってたんだろ? 旧校舎で俺を一番
いたぶってくれたものな」
 カイトの言葉に、うっ、と詰まったような声を出す浩司。
「それは……」
「怒ってるわけじゃねーから、安心しろよ」
「う……け、けど、俺達だって人の事言えたモンじゃねぇ、自分が傷つきたく
ねーばっかりにその、男のお前にヘコヘコしてよ、自分よりよわっちい奴に矛
先向けさせてたし、お前の巻き上げてきた金で遊んだり……よっぽどロクなモ
ンじゃねぇだろ」
 悲愴感を漂わせる美少女に向かって、浩司はどこか焦ったように言葉を紡ぐ。
「そりゃ、お前さえいなけりゃ、って思ったのは事実だ、だから、あん時は…
…」
「浩司」
 カイトはゆっくりと浩司から離れ、円い目で浩司の顔を見る。
「なんだよ……」
「ありがとう、な」
 ふっ、とカイトは冷めたような笑みを浮かべる。
「…………っ」
 どこかこのまま目の前から消えてしまいそうな笑み。浩司は思わず、カイト
の肩をつかんだ。
「うわっ、な、なんだよ」
「どうするつもりだよ、お前」
「さぁ、わかんね。ムラタもいねーんじゃ、あの身体も取り戻せねぇし」
「なら、俺の女になれよ」
「だめだ」
 強い調子で言う浩司に対して、カイトは即座に否定の言葉を返した。
「どうしても、嫌なのか?」
「違う、お前にこれ以上迷惑かけたくない。ただでさえ……」
「あんなこと気にするなよ、お互い生きてたんだ、どうって事ない」
「でも、俺、戸籍ねーんだ、どうしようもねぇ」
「なんとかするよ……ほら、件の大叔父、県議員にも顔が聞くんだ、だから…
…」
「言葉とか、全然女らしくねーし」
「承知の上だって」
「料理とか、女らしいこともひとつもできねぇ」
「男だからってできなくていいもんでもねぇ……いやっ、今すぐにできなくた
っていいから、今はただ……俺のものになってくれればいい、側にいてくれれ
ばいい」
 カイトの言葉を全て飲み込もうとするかのような浩司に、カイトはどこか哀
しげな瞳を向ける。
「どうしてそんなに……俺が、男の俺がいねーんなら、お前だったら他にどん
な女とだってヤり放題だろう?」
 かつてNo.1であったカイトが、小首をかしげるようにしながらNo.2の浩司
に疑問を投げかける。
「そりゃあ……初めてヤった相手だし」
「俺にとっちゃレイプだぞ。しかも初めてで」
「す、すまん……」
 わざと不機嫌そうに言うと、浩司は頭を抱えて縮こまった。
「別にいいけど、俺は他の野郎にもヤられまくったんだぞ。わかってんのか?」
「わかってるよ……それでも俺には特別なんだ」
「…………」
 無言で少し考え込みつつ、しわの寄った眉間を緩める。
「…………」
 浩司もじっとカイトを見ている。
 ──こいつ、こんなに真面目な奴だったかな。
 カイトは浩司の目を見て、思う。この地で初めてカイトに突っかかってきた
相手であることを思い出した。
 ──俺がいなけりゃ、ホントはずっといい奴だったのかも知れないな……
 実質No.2にもかかわらず、女とヤる時は必ず一歩引いていた。だからあの時
まだ、童貞だったのだ。その浩司をしてあんな欲望の発露した姿にしたのだか
ら、抑圧されていた部分は相当のものだったのだろう。
 ──こいつの人生を狂わせたのも、俺か。
 本来なら、頼っていい相手ではない。すがりつけない。
 ──でも、こいつがそれほど自分の女にしたいってんなら……
「なぁ、どうしても駄目か?」
 痺れを切らしたように、浩司が声を出す。
「後悔しても、そんときゃ責任取れねーぞ」
「しねーし、してもかまわない」
「なら」
 顔を上げる。自然と少女らしく微笑んでしまった自分に違和感を憶えたが、
かまわなかった。
「いいよ、お前の側にいさせてくれ」
「ほ、本当か?」
 浩司は急に、スケベな年頃の少年らしい表情を見せる。
「但し、条件がある」
 浩司が握ろうとしてきた手を振り払い、カイトは断ずるようにいった。
「条件? なんだ?」
 浩司が聞き返すと、カイトは一息つくように吐き出し、胸を抱えるように腕
を組んだ。
「もう俺のことをカイトと呼ばないで欲しい」
「ハァ( ゚д゚)?」
 カイトのいきなりな発言に、浩司は呆然とした表情をするしかなかった。
「卑怯かもしれねーけど……ずるいかもしれないけど……俺はこの姿で『カイ
ト』でいられない……やり直したいんだ……遅いかもしんねーけど……」
 カイトがそう言うと、浩司はふぅん、と口元に手を当てて息を吐くように言
う。
「まぁ、解らんでもないし……同じ人間が2人いてもややこしくなるからなぁ
……でも、なんて呼べばいいんだ?」
「ポチでいい」
 カイトが即答すると、ブッ、と浩司は不意を疲れたように吹き出した。
「いくらなんでもそりゃねーだろ、犬じゃねーんだから」
「…………」
 一瞬目を伏せる。少ししくん、と胸が痛んだ。
「じゃあ、適当に名前考えてくれよ」
「俺がか?」
 浩司は自分を指差して、焦ったように聞き返す。
「ここには俺とお前しかいねぇ」
「……まぁ……俺あんましセンスよくねーけど……」
 そう言うと視線を上にずらし、少し考え込む。
「そうだな、舞……ってのはどうだ?」
「それでいい……」
 別にどんな名前でも良かった。『カイト』以外の名前であるなら。
「なら……舞」
「うん……?」
 過去の名を捨てた少女は、きょろっと円い目で見上げた。
「行こうぜ」
「あ……ちょっと待っててくれ……」
「……いいけど?」
 まだ自分がメイド服だったことを思い出し、一旦、家の中に戻る。
 階段を上がろうとした辺りで、思考が爆発してしまった。
 ──なんなんだ俺嬉しいのか喜んでるのか男に本気で熱上げられてしかも男
だったときの俺の事よく知ってる奴なのに一体何したって言うんだ全然わかん
ねーよちくしょうでももうどうでもいい今の俺は存在も奪われて戸籍もねーし
一人前の人間じゃないんだ例え女になった今でも過去にロクな事してなかった
俺に惚れてるなんて言ってくれる奴は他にいないし第一俺は──
 自室、いや、かつて自室だった部屋に入り、後ろ手に扉を閉めると、ソコに
寄りかかってはぁーっ、と大きく息を吐き出した。
「もう、『カイト』じゃない……戻れねーんだから……」
 涙がぼろぼろと溢れるほど辛かったが、どこかで期待している自分がいた。
 ──今度は、誰かに愛されているように──
「やり直せるんなら──」

 メイド服を脱いで、ここに着いた時の身なりに──胸のピアスだけは既に処
分されていてしまったし、残っていたところでつけるつもりもないが──なり、
家を出て行くと、浩司はその姿に仰天した。
「なな、ちょっ、他に何かねーのかよ!?」
 少し腰が引けた状態で、真っ赤になりながら言う。
「しょうがねーよ、もともとの服は“カイト”のモンだし。第一、満足に着こ
なせねぇ」
 本当は“カイト”の金で買った女物があったが、とてもそれをもって行くつ
もりにはなれなかった。
「メイド服よりはマシだろ?」
「……そうだ、何であんなかっこさせられてたんだ?」
「“カイト”の方に、学校で会ってたんだろ、俺が女に……“舞”になってか
ら」
「あいつの趣味か! 確かにありそうだ」
 苦虫をつぶすような表情で、浩司はそう言った。自分とは違う意味で、“カ
イト”も周囲には好かれていないらしい。そう言えば叔母も、「ヒキコモリ」
と馬鹿にしていた。
「それで、この家で使われてた。メイドってより、奴隷っつう感じだけどな」
「なんだよ、仮にも自分の家で……赤の他人に好き勝手されていたのか?」
 不愉快そうに聞き返す浩司に、舞はふぅ、と軽くため息をついてから、答え
た。
「お前も知ってるだろ、俺の両親死んでるっての」
「でも、実の叔父叔母だろ? 身内なのに……」
「俺のほうが2人に散々ひどいことをしてきたからな」
「…………」
 押し黙る浩司。カイトが叔父夫婦から巻き上げた金で自分たちも飲み食いし
ていた手前、意見を言うのがはばかられた。
 ──けど、共働きで収入もいいのに、ガキもいないのにこんな立派な家持っ
てて、出せない金じゃなかったはずだ。ただでさえ親失って、凹んでる相手に
……それでますます荒んだんじゃねぇのか。
 浩司の考えを知ってか知らずか、舞は続ける。
「今の2人にとっての甥は正真正銘の“カイト”なんだ。俺じゃあない」
「そうか……それじゃ、ここに戻ってくるつもりも」
「ねーよ…………迷惑か?」
 伺うようにして、舞は上目遣いに浩司を見た。今の自分のそれは一般的な日
本人男性にとって凶器(笑)だと知らずに。
「めめ、迷惑だなんてとんでもない!」
 果たして、浩司はぶんぶんと手を振って否定した。
「嬉しいぐらいだ」
「そっか……俺も嬉しいよ」
 自然にくす、と微笑んでしまう。
 その姿に、浩司はわずか数日での“舞”の変わりぶりに、違和感を憶えてい
たが、それより鼻の下が伸びていた。
「はっ、いかんいかん。やっぱその格好は刺激的すぎる」
「そうか? お前たちが着せてくれたんだけどな?」
 今度は確信犯的に言い返してみる。
「うっ」
 浩司は言葉に詰まった。
「わ、悪かったよ、と、とりあえず後、後でそろえよう」
「うん……」
「じゃあ……」
 手を握られたが、今度は振り払わなかった。
「うん、行こう」
 脚はほとんど勝手に、歩き出していた。
 “舞”としての路を──
>>377-384
なんか長々と非エロが続いてスマヌ。
ホントは濡れ場まで持ち込もうとしたんですが偉い長くなってしまったので、
ここで切りました。
でもなんかこれだとこれで終わりました……って感じなんですよね。。

読んでる方もヤキモキしてるだろうけど書いてるほうも刺激足りねーんよ。はふー
386名無しさん@ピンキー:04/05/21 11:35 ID:DENDvDkW
>>385
おお、お疲れ様です!
女名前で呼ばれるようになるのってTSFじゃいよいよ山場って感じですね!
非エロでもちゃんと萌えれましたよ。
続き楽しみにしてます!
387名無しさん@ピンキー:04/05/21 15:43 ID:q3cmcZnM
>「もう俺のことをカイトと呼ばないで欲しい」
>「ハァ( ゚д゚)?」

結構シリアスなシーンなのに、浩司のAA付きのセリフに吹出してしまった(w
ともあれ実質、ポチ子編がこれで終了なわけで・・・
新展開楽しみであります
388名無しさん@ピンキー:04/05/21 16:10 ID:DENDvDkW
次からは舞編ですよね。
頑張ってください!

ということで私も投下を。
389 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 16:12 ID:DENDvDkW
「佐渡君……ちょっと、やりすぎじゃ?」
それまで傍観者だった一人が、おずおずとたしなめた。
もともとこのグループに体育会系は少ない。その数少ないうち圭一と健士
・剛士兄弟がつるんでいる。あとに残されたのは顔ぶれは、隆哉を除けば、
腕力で圭一たちに対抗できるようなやつはいない。
圭一はみせしめのように、フラフラと立ち上がろうとしていた真人の腹を
蹴り上げた。
うっ、と呻いて真人が膝をつく。
その様子を目の当たりにしていながら、下半身がとろけて自由にならない
僕はそばに駆け寄ることさえできなかった。
「俺は必要な検査をしてるだけだぜ。どこがやりすぎなんだ、ん?」
暴力をちらつかされて圭一に凄まれると、それ以上異議を唱えるやつは現
れなかった。
いまこの場は、完全に圭一たちに支配されていた。
圭一も、双子も、目が異様にぎらついてる。普通じゃない。
この学校が巻き込まれた異常事態が、圭一たちをおかしくさせてるのかも
しれない……。
圭一は僕を含む女性化した五人を黒板の前で横一列に並ばせた。
「全員、服脱げ」
さも当たり前のことのように圭一は言った。
「なんで、そんなことを!」
良祐が口を挟んだ途端、圭一に頬を張られていた。
「馬鹿か、てめぇ? 身体検査で裸にならなくてどうすんだよ」
そして圭一は僕を指して顎をしゃくった。
「久住みたいにオモチャ突っ込まれたくなかったら、おとなしく言うこと
聞いとけよ」
390 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 16:15 ID:DENDvDkW
僕の股間ではまだローターが唸っていた。
腕を縛られたままの僕にそれを引き抜くすべはない。
結局、僕以外の四人は脅迫されて自分から服を脱いだ。
僕は双子の手によって完全に服をはぎとられた。
自分以外の女性化した生徒の完全な裸を見たのは、このときが初めてだっ
た。
僕自身と同じように、皆、下半身も完全な女の身体になっていた。
教室のあちこちから息を呑むような声が聞こえた。
小春と真紀は正視するのに耐えられないというように顔をそむけた。
一方で、それ以外の男たちの視線は痛いほど突き刺さった。
何人が、僕の腿の付け根をつたう雫を目にしてしまっただろう。
視線から逃れるように智史は黒板側を向こうとした。
「誰がケツ向けていいって言った?」
智史の白くなめらかな尻を強く平手で叩き、圭一は無理やり智史に正面を
向かせた。
せめて体の一部でも隠そうとしたのか智史は胸をかばうように腕で隠し、
もう片方の手を股間の前にやった。そうやって女体を隠そうとする智史の
姿はまるで扇情的なショーかなにかのようで、ひどくエロティックだった。
ニヤつきながら、健士・剛士が並んでる僕らの胸を片端から触っていった。
痛さとおぞましさをこらえようとする押し殺した喘ぎが連続して聞こえた。
双子は僕の前にくると、二人で分担して左右の乳を責めてきた。
武骨な手で掴まれてぐに、とやわらかな肉が押し潰される。
こんなことをされて気持ちが悪いはずなのに、さきほどからローターの振
動で内側から刺激され続け、すっかり火照っていたこの体は、敏感になっ
ていた。
391鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/21 16:17 ID:Own1ra71
>>385
お疲れ様です
つぼをついた萌えでもだえ苦しみました。

CASE02虚ろなる日々投下します
392 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 16:18 ID:DENDvDkW
「はぁう!」
二人によって同時に乳首をつままれたとき、甘ったるい女の嬌声が響いた。
それが自分自身の声だというのが信じられなかった。
その反応に、双子は瓜二つの下卑た笑いを浮かべた。
悪夢だ……。
ほんの数時間前まで、僕はまっとうな男で、普通の生活を送る高専生だっ
た。
一瞬の異変を境に、どうしてこんなにも境遇が変わってしまったんだろう。
望まない快感に身じろぎしながら、夢なら醒めてくれと僕は一心に念じた。
「ヨシ……!」
フラフラと立ち上がった真人が僕の名を呼んだ。
真人が僕に近づくのを、圭一たちは黙って見ていた。
「いま、抜いてやる!」
真人は僕の前で屈むと、股間に顔を近づけてきた。
吐息が秘所にかかって、ゾクリとした。
挿入されたままのローターのコードを真人の指がたぐり、慎重な手つきで
それが引っ張られた。
「あ、あ、あっ……」
感じやすくなっていた体に、その刺激はあまりにも強烈すぎた。
ぬるり、とローターが引きずり出されるのと同時に体が勝手に反応して
──僕はイッてしまった。
ひく、ひく、と下腹部が痙攣していままでせき止められていた液が一気に
内腿をつたい流れ落ちた。
なすすべもなくイッてしまう姿を、教室にいた全員に晒してしまった。
圭一が嘲るように甲高く笑っていた。
393CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/21 16:19 ID:Own1ra71
>>299
「う・・・ん・・・」
心地良い朝日を浴び目が覚めた、こんなに気持ちいい朝は何年ぶりだろう。時計に目を
やると時計の針は6時を指し示していた。
まだ街は活動をしていない静かな時間だ。監獄での永い生活が今だ身体に染み付き用も
無いのにこの時間に目覚めてしまう。・・・現実の世界には良い事なんか何も無いのに・・・
俺は大きなため息をついた。
傍らを見ると風間はソファーで寝返りをうっている。俺は昨夜から考えていた・・・こ
の男にこのまま甘えていていいのか・・・と、このまま風間が目を覚まし礼を言い別れ
ても待っているのは餓えとの戦い、あるいは草川の元での屈辱的な生活だろう。それな
らばいっそ女としてこの男に取り入って暮らした方が良いのではないか・・・・
って何を考えている・・・俺は男だ、何で男と同棲しなきゃならんのだ、第一・・・そ
んな都合よく行くものか。俺は雑念を振り切るためシャワーを浴びることにした。

ざぁぁぁぁぁ・・・・
熱いお湯が身体を流れ落ちてゆく、疲れもお湯と共に身体から流れ落ちてゆくような心
地良いシャワーだが頭の中で自問自答される問に心が晴れることは無かった。
蛇口を絞りシャワールームから出る。バスタオル一枚でリビングを覗くと風間はまだソ
ファーで眠っていた。呑気に眠るこの男に邪な考えが有るとは到底思えない・・・・
しかし次の瞬間俺は別のことで驚いていた。
・・・俺・・・・この男を信じようとしている・・・
そういえば昨日もなぜ俺はこの男を簡単に信じてしまったのか・・・判らない。こんな
にひどい目にあってもなぜこの男を・・・他人を信じようとする、信じなければ辛い思
いなんてしなくてすむのに。

394315:04/05/21 16:20 ID:DENDvDkW
とりあえずここまでです。
夜に向けてもう少し執筆できたらいいなー。

>>391
お、楽しみにしてます。
395CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/21 16:20 ID:Own1ra71
>>393
シャワーを使わせてもらった礼の代わりに溜まっていた洗濯物を洗濯することにした。
溜まっていたといっても一人暮らし、たいした量ではない、水量と乾燥時間をセットし
スイッチを押すだけの恩返しはすぐに終わってしまった。洗濯機のモーターの音が部屋
に響く、何かやることが無いか探す。今の俺にとって考える時間が生まれるのが怖い、
先刻考えていたようなことを考えるのが怖いのだ。
それでも心の中で風間のことを考えることは止まらなかった。

洗濯機が止まり時計の針は7時30分を指していた。ソファーでは風間が大あくびをし
て目覚めていた。その頃俺は・・・朝食を作っていた。
我ながらまるで通い妻のようだと俺は自嘲気味に笑っていた。
「あ・・・おはよう瑠璃ちゃん朝ごはん作ってくれたんだ」
「うん、ありきたりなものだけどね」
・・・反吐が出る、女言葉を使っている自分が気持ち悪かった。
「ところで瑠璃ちゃん、今日は家に帰るんでしょ?」
やはり・・・というか当然の質問が風間の口から出た。しかし俺には答える術は無くた
だ黙り込むしかなかった。
沈黙と気まずい空気が部屋を支配する。時計の針が動くのが遅い・・・・どうする、ど
うやって答えるべきか・・・刻だけがただ流れていった。
「あ・・・なにか事情があるなら無理に答えなくていいよ。もし帰りたくないならここ
にいてもいい・・・だから・・・そんな顔しないで」
この沈黙を破ったのは風間だった。その顔は悲しげで本気で俺のことを考えてくれてい
るように思えた。
「ありがとう・・・ありがとう・・・」
その声は本心から出た声だった。表の意識では他人なんか・・・・男なんかに頼りたく
は無い、そう思っているのに熱い涙がこぼれ落ちる。それは俺の偽りの無い本心なのか
もしれない。そんな俺を風間はそっと受け止めてくれた。

2人ですっかり冷めてしまったオムレツを頬張る。冷めてしまって美味しくないはずな
のにそれはものすごくおいしかった。
396CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/21 16:21 ID:Own1ra71
>>395

それから俺の奇妙な同棲生活が始まった。
幸いなことに風間は喫茶店を営んでおり俺はそこで働くことが出来た。風間は別に働か
なくても良いとは言ったがそれでは俺の気がすまなかった。仕事自体はなんてことは無
い皿洗いやウェイター・・・・いや、今の俺の場合ウェイトレスか・・・・たまにお客
さんに冷やかされて恥ずかしかったが数年ぶりの人間らしい生活に俺は感動すら覚えて
いた。
・・・そして自分のことを自然に"俺"ではなく"私"と呼ぶようになった頃・・・私
はいつのまにかこの男に好意をもってしまった。
始めは親切にされたから・・・・だけど今は純粋にこの男が好きだ。この気持ちに気づ
いたとき私は自分の気持ちに必死で反抗した。思考が女の身体に流されているとか気の
せいだとか色々な言い訳を考えたがどれも自分をごまかすことは出来なかった。
・・・愛しい・・・・
その気持ちは既に誤魔化しが効かないほど大きく膨れ上がり心を圧迫する。もしも・・・
素直に言ってしまえたら・・・・駄目だ、戸籍すらない私にそんな資格は無い・・・そ
れに私の独りよがりだったら・・・掴んだささやかな幸せが崩壊するのが怖く、一線を
踏み越えることができなかった。

そんなある日一枚の手紙が私のささやかな幸せを打ち崩してしまった。
・・・・ To be continued
397鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/21 16:26 ID:Own1ra71
エロも無く淡々とした展開で面目ねぇ

次回 最終回 『愛しています』 乞うご期待

>394
ぐずぐずしていたら混じってしまったスマソ
398名無しさん@ピンキー:04/05/21 16:59 ID:NrRLzENI
いやいや、こんなに新作ラッシュだと
保管スレの管理人氏も大変だな。
399名無しさん@ピンキー:04/05/21 17:00 ID:DENDvDkW
>>397
>我ながらまるで通い妻のようだと

ひそかにここに萌えです(w
400315:04/05/21 21:40 ID:DENDvDkW
あんまり進んでないけど、万が一続きを待ってる人がいないとも限らない
ので(いや、いないかも……)、とりあえず投下に移ります。

それと、お話しのタイトルもいいかげん決めないと不便かも……
「漂流校舎」とか「肉体変異」とか……ってパクリしか出てこないや。
なんかいい題名ないですかね?
401 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 21:43 ID:DENDvDkW
顔を紅潮させ、はぁはぁと息を弾ませる僕を見て、真人はどんな顔をして
いただろう。
それを確かめる勇気はなかった。
「羽村真人クンよぉ、ずいぶんと必死じゃん。まさかと思うけどお前ら二
人、デキてるとか? ククッ」
真人はすっくと立ち上がると、無言で僕の腕を拘束していたタオルをほど
いてくれた。そして圭一と正面から向かい合った。
「お前らおかしいよ……なんで、仲間にこんなひどいことできるんだ!」
「仲間? てめぇこそ、こんな奴らが仲間だなんてオカシイんじゃねえの?
 気味悪くないか? 突然、女に変わってるなんて」
「だから、こんなひどいことをしてるのか!」
「俺たちゃグループのためを思ってやってンだよ。このにわか女どもをよ
く調べりゃ、何が起きたか手がかりが掴めるかしれないだろ?」
「こんなやり方じゃリンチと変わらない!」
「おーお。アツイねぇ。クククッ」
真人は床に脱ぎ捨てられていた僕らの服を拾うと、一人一人に手渡してく
れた。
僕らはそそくさとそれを身に着けた。乱暴に脱がされたシャツはところど
ころ大きく破れていたが、裸よりはよほどマシだった。ただ智史だけは原
形をとどめないほどカッターシャツが破られていて、肌が派手に露出して
いた。
真人は教室のほかのみんなに向き直り、大きな声で呼びかけた。
「みんなも、こんなこと許してていいのかよ! 黙って見てて、それでい
いのか?」
真人に加勢するように、真紀が言った。
402 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 21:46 ID:DENDvDkW
「そうだよ。みんな、こんな非道いことはやめさせて!」
傍観を非難された男たちは揃って困惑気味の表情を浮かべていた。
真人たちの言うとおりだとは思っても、暴力で優位に立ってる圭一たち相
手にことを構えるのは……ということだろう。正直いって僕だって、みん
なの立場だったら、真人のように正論を主張できたか自信がない。
気まずそうに押し黙ってる男子の中で、一人だけ堂々と立って発言したの
が、牧村始(まきむら・はじめ)だった。始は、クラスどころか学科で常
にトップかそれに近い順位の成績を残してる秀才だ。
「僕は圭一たちを支持するね、悪いけど」
「なっ!」
思いがけない発言に真人は顔色を変えた。
僕もぎょっとした。ほかのみんなは、少なくとも内心では圭一たちに反感
を抱いてると信じてたからだ。
「外を見てみなよ。正体不明の靄だか霧だかのせいでグラウンドも半ばま
でしか見通せない」
始は窓の向こうに目をやったまま続けた。
「外がこうなったのとほぼ同時に、そこの5人は性転換した。なぜかその
5人だけがね。……そこに何らかの因果関係があると疑うのは自然なこと
だ。そもそもいま仮に“性転換”って言ったけど、そうだという確証もな
い。じつは元の5人に顔立ちの似た女性5人がいつのまにか本人たちとす
りかわって入り込んだのかもしれないな。ほかに幾らでも検討しなきゃい
けない可能性がある。そのためには“異分子”であるその5人を一時的に
でも拘束しとくべきだ」
淡々と言いたいことを言うと、始はすとんと席に着き、涼しい顔で腕を組
んだ。
403 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 21:49 ID:DENDvDkW
始のいってることは、恐ろしく理不尽なことだった。だけど決して冷静と
はいえない僕の頭では、理屈立ててその言い分に反論することができなかっ
た。
「だとさ。援護射撃してもらえなくて残念だったな」
圭一が勝ち誇ったように言うと同時に双子が左右から真人の腕を絡め取っ
た。
「クソッ、離せ!」
「ま、ちょっと大人しくしてろや。てめぇにもいい目みさせてやっからよ」
そう言うと圭一はおもむろに真人の股間のジッパーを下げた。
「おまえらにわか女の中から一人だけ、俺の助手にしてやる。俺の手伝い
をする限り、ほかのやつより優遇してやるぜ」
薄笑いを浮かべ、僕らの顔を見渡して言う。
「誰でもいい。今からこいつの●ンポを手でしごいて発射させてみろ。そ
れができたやつを助手にしてやる」
「ばっ……!」
真人はもがいたが、もともと小柄な真人が、上背のある健士と剛士の二人
に押さえ込まれては勝ち目はなかった。
「早い者勝ちだぜ。一人だけいい目を見るのは誰かねェ?」
なんてことを思いつくんだ、こいつは。
そんな最悪な提案を受け入れるやつなんているわけがないと僕は思ってい
た。
「……おれがやる」
低い調子の、それでもはっきり女のものとわかる声が告げた。
荻野政(おぎの・まつり)のその一言は、僕を愕然とさせた。
「いいだろう、やってみな。ほかに希望者がいたら、荻野を押し退けても
いいんだぜ。最終的にコイツを射精させたやつの勝ちだ。ケケッ」
404 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 21:52 ID:DENDvDkW
政(まつり)はこわばった表情で真人の前に立った。
「荻野! マサに助けてもらったのに!」
僕の糾弾に、政はただ無言で目を伏せただけだった。
「やめろ! こんなやつのいいなりになるな!」
「……ごめん……」
ぽつりとつぶやくと、政は真人の股間に手を伸ばした。
「あっ……」
真人がびくりと震えた。
政の手が、開放されたジッパーの隙間から真人のペニスを導き出したから
だ。
ごくり、と政の喉が鳴るのが聞こえた。
やがて、ゆっくりと政は男の性器をしごき始めた。
「や、やめ……」
「五分以内にイカせられなかったら失格だぜ」
自分勝手なルールを圭一が告げる。
「いい加減に──うくっ」
政の指使いが真人の抗議を断ち切った。
最初はどこか恐る恐るペニスを扱っていた政だが、圭一の付け加えた5分
という条件にせかされて、その動きが激しくなっていた。
真人は宙の一点を睨んで深呼吸をしていた。
下半身に加えられる刺激をそうやって感じまいとしている。
「フン。ちょいとばかり手助けしてやるか」
そう言うと圭一は政のワイシャツを力任せに左右に開いた。ちぎれたボタ
ンが飛んで、パラパラと床に落ちた。政はその下に肌着を着ていた。それ
をグイと捲り上げると、、豊かに発達した乳房が顔を出した。一度ふくら
みの上までシャツがまくられると、圭一が手を離してもそれはずり落ちる
ことはなかった。
405 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 21:55 ID:DENDvDkW
真人は、間近で露出された政のバストを見せつけられたのだ。
その効果は、えげつないほど鮮やかに現れた。
ググッ……
真人のペニスがその体積を増していった。健康な十代の男だったら誰でも、
意思とは関係なく肉体がそういう反応をしてしまう。
同じ男の僕には──それが分かる。
真人は悔しそうに呻いた。
「頑張らないと時間がもうないぜ〜」
政と真人と、両方の反応を楽しみながら圭一が焚き付けた。
政の手の動きがそれを境に変質した。
機械的に前後にピストン運動をするだけだったのが、いまでは肉棒に指を
絡めるように蠢かしながら、変化をつけて愛撫している。怪しい指の動き
を見ているだけで、それがどんなに快感を送り込んでくるか、いやという
ほど分かる。
もはや真人には抗議の声をあげる余裕などなかった。
歯を食いしばり、脂汗を浮かべて必死で、与えられる快感と戦っている。
なぜか、その姿から目を逸らすことができなかった。
真人、耐えてくれ──!
その祈りを打ち砕こうとするかのように、政は両手をペニスにからめていっ
た。
あるときは浅くしごき、あるときは根本まで深くしごく。そうしつつ、ざ
わざわと複雑な動きで指を動かし、刺激されない箇所を残さない。
どうすればペニスが気持ちよくなるか。それは政にとっても、僕と同様に
己自身で知り尽くしてることだったろう。──たとえ、その男性の象徴が
いまは喪われていたとしても。
406 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 21:58 ID:DENDvDkW
いつしか真人の小柄な体がブルブルと震えていた。
それを目にして僕は悟った。真人はもう、我慢の限界を越えさせられてし
まった……。
つうっと真人の口の端から透明な唾液が落ちていった。いま、真人の頭の
中は真っ白な快感で塗りつぶされてることだろう。
政がペニスの根もとまでくいこむようにひときわ大きなストロークで手を
動かし、もう片方の手を真人の股間に添えるように当てたとき。
「────!」
びゅるるっ!
勢いよく大量の白い粘液が放たれ、政の腕に付着した。
射精のメカニズムが完全に真人の体を支配した。
政の手に打ちつけるように、カクンカクンと真人の腰が動き、そのたびに
大量の精液が放出された。
政がぎょっとしたように手をひっこめても、しばらくのあいだ射精は止ま
らなかった。
さんざん耐えた挙げ句に絶頂を迎えさせられたことで、逆にすべてを吐き
出すような深い射精に導かれてしまったのだ。
「ごめん……でもおれ……」
政は二の腕についた白濁液を拭って、それをじっと見つめた。
どんな感情がいまの政を支配してるのか……。
胸を露出させた格好のまま、政は動かない。
「……5分ちょうどだな。よくやった、合格だ」
圭一はポケットティッシュを政に放り投げた。政ははっとした様子でそれ
を受け止めると、手に付着した粘液をティッシュで拭いた。
407 ◆3h6K3h2LvM :04/05/21 22:01 ID:DENDvDkW
「う……あぁ……」
ようやく射精から解放された真人は、掴まれていた両腕を自由にされると、
そのまま自分の放出した精液が付着した床にくずれ落ちた。あまりのむご
い姿に見ているだけで胸が痛くなる。
「お前はこっちにこい」
と、圭一はようやく胸を隠した政を、自分の傍らに呼び寄せた。
「圭一。彼女たちに尋問したほうがいい。女性化した彼女らが僕らと何か
違う体験をしていないか。事態の解決につながることを知っていないか聞
き出すべきだ」
こんな一幕の後に不似合いなほど冷静な調子で始が発言した。
「違いねえ。秀才クンの言うとおりだ」
圭一は肯くと、手近な机に腰掛け、腕組みをした。
「さて、どいつから尋問してやるかな……」
「尋問っていうのは、なんのことだ? 説明してもらおうか、佐渡」
ハッとして僕は声のほうを振り向いた。
教室の入り口に、隆哉が立っていた。
校舎の外へ出ていた隆哉たちがようやくいま戻ってきたのだ。
隆哉は眉をひそめて教室内の有様を見回した。
「……ちっ」
圭一が毒々しい舌打ちをした。

(つづく)
408315:04/05/21 22:08 ID:DENDvDkW
ひとまず以上です。お目汚しですんません。
飯食ってきてもう一がんばりできそうなら、深夜投下めざしてもう少し書き
進める……かも。

既出ですが、キャラ名補足。
狩野由之……主人公。僕。
羽村真人……主人公の親友。
佐渡圭一……いまのところの攻め役です。
牧村始 ……秀才。メガネ君。圭一派。
荻野政 ……女性化した一人。「政」は「まつり」。決して「まさ」じゃない。

ていうか相変わらず真人かませ犬でいいとこなしです。。。
409名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:40 ID:kQ/3WHql
まとめサイトって>>3以外のたしかあったよな
よければリンクしてくれないか
410名無しさん@ピンキー:04/05/21 23:06 ID:j/dbqCqB
>>408
グッジョブです!深夜の部も楽しみにしております
>>409
これか?
ttp://yellow.ribbon.to/~torieroparo/index.htm
411名無しさん@ピンキー:04/05/21 23:09 ID:1MQFr66E
>>409
とりあえず>>59
412名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:29 ID:JnQhdrR5
>>408
マンモスやらピー!!
(;´Д`)ハァハァ
413名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:44 ID:pZ+pdnDz
向こうのスレすっかり寂れたな…
吸収されるのはどちらだろうか。
414名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:53 ID:7z7vB/NR
書き手次第だからね。
そのうちこっちがまた寂れて、あちらに413みたいな書き込みがされるよ。
スレが存続し続ける限り、その繰り返しになるでしょう。
415名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:06 ID:pZ+pdnDz
>>414
やじ飛ばしてる暇があるなら保守SSでも書いてくれば?w
416名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:28 ID:7z7vB/NR
なんか気に障ること言った?
文才あれば漏れもSS書くんだけどね。
悲しいかな、雛鳥みたく口パクパクさせることしかできないよ。
417名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:33 ID:TuI491IB
413は何がしたいんだ
418名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:44 ID:JybmG4te
そこでリレー小説ですよ


……いつから止まってたっけ?
419名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:50 ID:pZ+pdnDz
>>414
やっぱりおまえ☆か
420名無しさん@ピンキー:04/05/22 02:02 ID:9T8PX2sn
☆?
421名無しさん@ピンキー:04/05/22 02:09 ID:7z7vB/NR
これ以上スレ汚しする訳にはいかないので消えますね。
せっかくいい雰囲気になってたのに申し訳ない。>住人の皆様

>420
姉妹スレのSS書きの人のこと。
422名無しさん@ピンキー:04/05/22 02:28 ID:9T8PX2sn
なるほど
あっち読まないからな
とりあえず仲良くしろとかは言わんから
煽り合いや喧嘩だけは勘弁な
423名無しさん@ピンキー:04/05/22 05:09 ID:nTHOyOHo
OK、>>418に応えて今更ながらリレー。
トスなので誰かアタックしてください(´・ω・`)


前スレ>>352
ボクは何とか声を絞り出してれい君に尋ねる。
「つ、罪って、何のこと…?」
その言葉にれい君は冷たい視線をぶつけてくる。
「…忘れた振りをしているのか、本当に忘れているのか…
 どっちでもいい。君が罪を犯したのは事実だ。
 そして、罰を与えられるのも、事実だ」
ゾクリ、と背筋に寒気が走る。
忘れた?何を?自問自答しても答えは出てこない。

「まずはこれからいこうか」れい君の声にはっと気付く。
そしてその手に持った物を見て、冷や汗が滲んできたのを感じた。
424名無しさん@ピンキー:04/05/22 06:16 ID:ViZ4IKl/
>>423
アタックしたかったのですが前スレには在籍してなかったもので、元の設定
がわかりませぬ……ゴメソ

>>412
自分「315」です。やらしかったですか? もともと濡れ場が苦手で修行中
の身としては最高の賛辞です(w

ところで自分はTSキャラが男性性を保ったままエチーな目に合うのがエロ
ツボなんでこっちのスレにSS書いてますけど、もともとTSF全般好きなの
で非強制スレも覗きにいってます。マイナージャンルの住人としては両ス
レにへんな対抗意識とかそういうのが芽生えないことを願ってます。
425 ◆ACiNmI6Dxs :04/05/22 10:33 ID:2Za2n/tN
何時の間にか結構進んでる・・・・
物凄い神が出てきて、自分の未熟さを痛感してまふ。
426WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/22 10:37 ID:2Za2n/tN
>>80

休み時間も終り近くの頃・・・。
「ほよぉ・・・やべ・・・」
猛烈な尿意が来る。貴章は溜まらずスカートの上から股間に手を当てる。
・・・・そういえば、トイレに行ってないな・・・・・
額に汗を掻いて急いで、席から離れ教室を出ようとする。
「あ、弘美。授業がはじまるよ」
「美穂、ちょっとトイレに行ってくる。すぐよ、すぐ」
後ろから美穂の声がするが、適当に答えてその場から離れた。
・・・ひーーー、漏れそう。ここか・・・・・
急いでトイレに駆け込むと中に数人確認した。目線を感じる
「・・・・・・俺に何か付いているのか?何で俺をジロジロ見る?」
と言うよりは、数人がこちらを見て困惑している。ある者はこちらを見て驚き、ある者は振り向く・・・男子生徒ばかり。
「・・・・・!!」
今いる所がどこなのか気が付いた(笑)急いでその場から離れて隣の方へ入り、個室の鍵をかける。数人の女子生徒が洗面台の前で話をしていたが、貴章自身そこまで省みる余裕はなかった。
「はぁはぁ・・・ぜぇぜぇ・・・・やば。何でこんな時に?」
さっきから弘美の感覚なのに今は貴章の、いや男の感覚に貴章自身困惑していた。
壁に体を凭れ、ブラウス越しに胸に手を当てると心臓の鼓動が早く感じられた。
「・・・・とにかく」
意を決したかのようにショーツをさげ、スカートを下げて洋式の便座に座る。
「ふう・・・間に合った」
尿道口から勢いよく水が出る。
「そういえば、女の姿では初めてなんだよな・・・・・」
流れる水を見ながら呟く。
水の出が収まると感覚は弘美なのだろう、自然と柔らかいティッシュで優しく拭いた。
自然と女としての知識が浮かぶ。ついほんの少しまでは男だったのに。貴章自身複雑な気分になっていた。
「これも弘美の感覚かよ。俺ってこのまま、弘美になっちまうのか?」
ふと目の前の秘部が疼く。貴章は思わず細い指を近づけていった。何時の間にか、男の感覚にもどったのだろうか、夢中で陰核を弄る。電気が来るような感じがするたびに一瞬躊躇したが、それでも弄り続けるていた。
427WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/22 10:38 ID:2Za2n/tN
>>426

「・・んん・・・んふぅ。あん・・」
誰かが聞いているかもしれないと思い貴章は口を噤んだが、甘い声は時折出てしまう。
快感に酔い始めた貴章は自らブラウスのボタンを外し、下着を剥き出しにするとブラを巻く利上げ、直接乳房を揉み始めていた。
「ぃや・・や、やめないと・・・で、でも・・・んん」

キーーーーーーンーーーーーーコーーーーーン

「きゃ!やば。始まっちゃたよ〜」
「はやく、はやく!行こ!」
「今入った子、大丈夫?」
「そんな事言っている場合ではないでしょ!先生が来ちゃうじゃん」
女の子達はドヤドヤと急いでトイレから出て行く。一方貴章は授業開始のチャイムが鳴っても行為は終わらない。今は誰もいないトイレの中、乱れた呼吸の音が響く。
「んふぅ・・・んん・・・・・」
揉むたびに乳房は形が変わり、桜色の突起は自己主張を続けている。奥から湧き上がる快感は全身を駆け巡る。
「んん・・・はぁうう・・・・・あん♪」
陰核は皮が剥け、若芽が顔を出す。蜜壷には蜜が溢れ、いつのまにか便器の下に滴り出していた。男としての感覚が指を動かし、揉むたびに女の快感が湧き出る。貴章はこの快感に酔っていた。
『ふふっ、淫乱ね。気持ちいい?』
不意に声がしたので貴章は思わず手を止め、辺りを見回した
428WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/22 10:39 ID:2Za2n/tN
>>428

「はぁはぁ・・・誰?・・・はぁはぁ」
『止めなくていいわ。もっと気持ち良くなるから。』
「・・・はぁ・・・・どうして?・・・はぁはぁ」
『それは後のお楽しみ。・・・・・ふふふっ♪』
その後、謎の声はなかった。貴章は再び行為を始めていた。
「はぅん・・・んん・・・ぁああん・・・」
くちゃくちゃ・・・・
「・・・・あっ・・・・・・・」
瞬間的に体がビク!と反応する。同時に全身が心地よい快感に包まれていった。
「はぁはぁ・・・・またイッちまったのかよ」
自己嫌悪が心を満たす。ふーーと溜息が漏れる。
「一体、今の声は・・・・」
乱れたブラウスと下半身を剥き出しにしながら呆然とその場に座りこんでいた・・・

■6■

喧騒ある街・・・夜が近づき、そろそろネオンが燈り始めている。
表通りに一人の女性が足早に行く。貴章の後輩の由香だ。
「先輩、帰っているのかな?今日も講義をさぼっていたしぃ。いいかげんにしないと教官が単位を落とすって言ってたなぁ・・・・」
手元の腕時計を見て呟く。少女趣味とよく貴章にからかわれている可愛いいデザインの時計だ。
「・・・・お姉さん」
ふと後ろから声がする。見れば白いブラウスとチェックのスカートをした高校生くらいの女の子が立っていた。
429WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/22 10:40 ID:2Za2n/tN
>>428

「あたしに何か用?」
「うん。八神由香さんです・・・よね?」

ちょっと俯き加減の少女。仕草が可愛いけど、何か影のある雰囲気を持っていた。
「そうだけど、あたしの名前知っているの?貴女、先輩の知り合い?」
「はい。・・・・実は私、貴章さんの事で由香さんにちょっとお話があって、そこの裏通りに来てくれませんか?」
「え?ここでは駄目なの?先輩の所に行く所だけど、一緒じゃ駄目?」
「いえ、手間は取らせません。すぐ終わりますから」
少女は由香の手を取ると、半ば強引に路地の方に引っ張った。
「ちょ、ちょっと。何よこの娘、もう!強引ね」
半ば呆れる表情で由香は黙って着いて行くしかなかった。

「で、お話って何なの?」
「それは・・・・これを見てくれます?」
持っていたバッグから取り出したのは携帯電話。よく見れば見覚えのある物だった。
「あ、これって、先輩のじゃない?どうして貴女が・・・・」
「画面を見てくれます?」
「こう?」
ケータイの画面を見た由香は呟く。ふと画面がほのかに光ったと思ったら見る間に光は大きくなる。
「これって・・・・」

由香はその場で倒れてしまった。少女は由香が気絶した事を確認すると、まるで霧のようにその場から消えてしまった。
430WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/22 10:42 ID:2Za2n/tN
>>429

一応此処まで。どうもエロの表現が・・・・(´・ω・`)

今後半を執筆中ですので、近々投下予定です。
431名無しさん@ピンキー:04/05/22 11:14 ID:ViZ4IKl/
>>430
乙です。
尿意デマイオ>女子トイレ>初小用>オナーニ
王道コンボだけに萌えました!
しかもさりげなく謎要素が出てきてお話し的にも楽しみですね。
432月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/22 15:37 ID:G86EO7xG
またレスが進んでる…勢いついてますね。
続きを期待しつつ場繋ぎに投下。
久々過ぎるわりに話は進まずエロも無し…_| ̄|○ オユルシクダセェ

パロディの話ですが、卓上やRO関連とはスレの趣向が違うっぽいので投下するならこちらになりそうです。
その場合は…原作知らなくてもそれなりに楽しめるよう努力します、ハイ。
433真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/22 15:39 ID:G86EO7xG
(6)
翌朝は、日光で目が覚めた。時計を見ると、午前七時。六時間近く寝たのに、やたらと眠い。以前の自分なら徹夜も余裕ではあったのだが…これも身体が変わったせいなのだろうか。
(…2回もやっちゃったからかもしれないけど…)
コリコリと頭を掻きながら、胸のうちで呟く。正直まだこのまどろみに身を任せていたいが…ぐぅ、と和泉の胃が不平をもらした。
「はぁ…起きるかぁ」
猫のように伸びをし、まだ眠い目を擦りながらリビングに行く。扉を開けると、既に新聞を読んでいたレイが挨拶をよこしてきた。
「おはよう」
「おはよー…ふぁ…。…やっぱ夢っつーオチは無いか」
イメージぶち壊しの大あくびと挨拶を一緒に返し、そんなことを呟く。レイは無言。
「ま、とりあえず朝メシ朝メシ」
言った瞬間、レイの表情が苦くなる。
「悪いが…どうやら私は料理に向かないらしくてな。久方ぶりに挑戦してみたんだが…察してくれ」
「…OK解った何も言うな俺が作る。適当でいいか?」
「任せる」
頷くと和泉は調理に取り掛かった。こう見えても(?)かなり料理好きなのでレパートリーは多い。ちゃんと身体(主に指とか包丁捌き)が動くか不安はあったが、流石というか何というか。『自分の身体』だけあって違和感なく動く。
十数分後、テーブルにはスープとサラダ、サンドイッチが並んだ。
ニュース番組をBGMに、二人で黙々と食べる。普通ならここで女が男に「美味しい?」とか尋ねるんだろーなー、と考え、和泉はそれをする自分を思い浮かべてげんなりした。
(似合いすぎやねーん)
改めて自分のを認識してしまう。と、不意にレイに名を呼ばれる。
「和泉」
昨夜のうちに君付けは止めてくれと言っておいたので呼び捨てにされたが、自分の名前が名前なのではたから見ても違和感は無いのだろう。昔はその事でからかわれた事もあったが。
「言いにくいのだが…その、一日で随分と馴染んでいるな」
真剣な瞳を向けてくるレイに、和泉は鸚鵡返しに問い返した。
「馴染んでるって…何にだ?」
「女性に、だ」
434真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/22 15:40 ID:G86EO7xG
「…そ、そうかな?」
問いつつも和泉は内心同じ事を考えていた。やはり2回もしてしまったのは大きかったのだろうか。言葉遣いも無意識に柔らかくなっている。
「まぁ、俺は環境適応能力は高かったからな。深刻な問題じゃないだろうし、平気でしょ」
「ふむ…まあ、いいか。ところで、今日は何か予定はあるかね?場合によっては先手を打たなければならないから、教えてくれると助かる。表沙汰になると政治家や権力者が色々黙っていないからな」
和泉は今の自分の状況を改めて思い浮かべ、げんなりした。肥え太り、油の乗ったオジサマが今の自分のような美少女(になるかは不明だが)の身体を持ったりしたらどうなるのか。
美少女ではなく、若い身体だけかもしれないが、どちらにしろやることは想像に難くない。
「…だろうね。予定、ねぇ…あ、週刊誌読みたい」
「その程度ならば問題ないな」
レイが「呑気なものだ」と苦笑する。
「って言われてもなぁ。バイトするわけにはいかないし金も無いし。散歩とかしかないだろ」
「まぁそれはそうだが…と、忘れていた。一応君のカードと免許証だ。もっとも、車は無いのだがな。あと現金を少々」
立ち上がったレイが、若干厚みのある封筒を投げてよこす。
「性別が変化した原因がまだ解らないのでな。暫くここに居てもらう事になるが、無一文では何かと困るだろう。免許証共々知人に頼んで作ってもらった。とはいっても偽造じゃない正規の物なので安心して使ってくれ」
「あ、ああ…サンキュ。なんか至れり尽くせりだな…惚れたか?」
冗談めかして受け取り、封を切る。免許証にはきちんと自分の生年月日と住所や本籍地、「高遠いずみ」の文字が書き込まれていた。今の和泉の名前は平仮名らしい。
どうやって役所を通したのか気になったが、あえて聞かない事にする。他にはクレジットカードと現金数万円。久しぶりの大金だ。
扱いかねていると、レイから返事が返ってきた。
「うむ」
一瞬、何だっけ…と首をかしげ、さらに一瞬間を置いて和泉はがばっ!と振り向いた。
「冗談だ、面白い反応をありがとう」
くくく、と小さく笑うレイに和泉は、
「いや、シャレにならんから…」
と小さく呟いた。
435真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/22 15:42 ID:G86EO7xG
街の中心から少し離れたところに、大きな市民公園がある。和泉はいつも、この公園の中をとおり、すぐ傍の裏道に出ていた。いつものように、だがそのことを遠い昔のように感じながら、和泉は歩きなれた道を歩いた。
木陰を抜け、昼夜開放型のグラウンドの横道を進む。
「うっわ…こりゃ凄いわ」
クレーターを見て、ポツリと呟く。確かにこれは、死んだと考えられても当然だ。
早々に週刊誌を読み終えた和泉は『自分が死んだ場所』へと足を運んだ。近くに置かれている花は知人が持ってきてくれたのだろうか。身寄りは無いので葬式も無いはずなのだが。しかし、現場を見てもまったく実感がわかない。
「そりゃそーだ。生きてるもんな、こーして」
手をひらひらさせて呟く。身体はだいぶ馴染んでいるし、服装もジーンズにシャツ、ネルシャツと普段の自分に近い。『自分』はここにある。この場所に来た事に明確な理由は無かったが、思えばそれを確認したかったのかもしれない。
ぼんやりと物思いに耽っていると、背後から足音が聞こえてきた。何気なく振り返ると、ふと目が合う。和泉の鼓動が文字通り跳ね上がった。
(やば…)
内心焦りながらもなんとか表情は平静を装う。軽く頭を下げると目を反らし、そのまま歩き出す。相手も頭を下げて和泉から視線を外した。そのままクレーターへと歩み寄る。
(気付かれなかった…かな?)
そのまま二人の距離が縮まり、和泉がほっと胸を撫で下ろしたその刹那。手を伸ばせば届くほどの近距離から、握った拳が視界に飛び込んできた。
436真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/22 15:43 ID:G86EO7xG
(なっ…)
考えるより先に、身体が動いた。瞬間的に左足を半歩外に投げ出し、体重をかける。右足で軽く地面を蹴って身体全体を一瞬で左にずらすと同時、相手の拳を右手の甲で叩いて横に軽く弾く。
続けざまに放った、腹を狙った左の掌底は相手に弾かれ…
(ちがっ…これは…)
手は弾かれず、そのまま掴まれた。ぐっ…と取られた腕が引かれる。条件反射で踵に体重をかけて踏ん張ろうとするが、そのままあっさりと引っ張られて体制が崩れる。ふんばりがまるできかなかった。
(しまった…)
相手の膝が持ち上がり、額直撃コースに。和泉が痛みを覚悟して目を閉じる。
「おっとぉ!」
唐突に勢いが弱まり、ぼすっ!と抱きとめられる。今の自分よりも大きな胸に顔を埋める事になった和泉が赤面するが、相手は当然気付くはずも無い。気にしなかっただけかもしれないが。
抱きとめられてようやく、加速した思考が通常速度に戻ってゆく。彼女が頭の上でなにやら呟いているが、よく聞こえない。そもそも聞く気が無かった。
(あっちゃぁ…やっちゃった…)
やってしまった。反射行動とは言えやってしまった。それだけしか言葉が浮かんでこなかった。
(バレるよなぁこれは…。どうしようかな…)
等と考えていると、がばっと引き離された。ご丁寧に、逃げられないように両腕をしっかりと押さえて。
「むー…」
まじまじと和泉の顔を覗き込む。前髪をかきあげたりといった暫しの観察の後。
「やっぱり…和泉?」
信じられない、といった表情で彼女は呟いた。
437名無しさん@ピンキー:04/05/22 16:58 ID:ViZ4IKl/
……投下はひとまず>>436まででしょうか?

お疲れ様、GJ! です>TPk5R1h7Ng 様
和泉はたしかクローン体なんですよね?
吸血鬼物だとたいてい血を吸われてTSっていう設定だったりするんで、
今後「真祖の花嫁」になっていく過程に興味シンシンです。
438名無しさん@ピンキー:04/05/22 18:11 ID:dhLJfYE+
439名無しさん@ピンキー:04/05/22 18:54 ID:7z7vB/NR
282 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:04/05/22(土) 18:42 ID:WWCL8jl0
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082118582/413-

☆様
投稿直前にまた宣伝ですか?
440315:04/05/22 19:33 ID:ViZ4IKl/
漂流校舎(仮)の続きをこれからうpろうとしてたら非情の呼び出しが(つД`)
出先から帰ってきたら投下を始めようと思います。
日付が変わる前にうpれるといいんですが……
441鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/22 20:33 ID:bBg/GcBf
神の書き手の皆様おつかれさまです。
もう、どの作品もGJです。
作品が多すぎて唯でさえ遅い保管が・・・・

CASE.02虚ろなる日・・・・数日中にうpする予定です
しかし・・・・本編より長い外伝って・・・ビックワンガムかよ(藁

保管庫には本編と再編集して完全版としてうpします
442名無しさん@ピンキー:04/05/23 01:38 ID:0vRuQvFw
315さん、おつかれさまです。
楽しみに待ってます。
443 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:05 ID:RzLfRz/T
>>407
隆哉と圭一の視線がぶつかった。
「てっきり戻ってこないと思ってたぜ」
「……そんなことより、この状況を説明してもらいたいな」
隆哉がちらりとこちらに目をやった。
黒板の前に連れ出された僕らの服装にはあからさまな暴力のあとが刻まれ
てる。そして、汚れた床に力なく横たわる真人……。
誰が見ても、異様な雰囲気だった。
「なに。お前がいないあいだに、残ったモンで調査を進めてただけさ」
「圭一、これは全部君がやったことなのか」
「グループの総意ってやつさ」
小馬鹿にした仕草で圭一は肩をすくめてみせた。
「まさか、外にいってる間にこんなことになってるとは。グループリーダ
ーとして俺が甘かった……」
「へえ。ご不満かい? リーダー様としては俺らに鉄拳制裁でも加えるか
い?」
圭一が挑発するように顎をしゃくるのを無視し、隆哉は真人を助け起こし
た。
「う……」
「しっかりしろ」
どこかまだ虚ろな目をした真人を、隆哉は椅子に座らせた。
「圭一。君たちも席に着け」
「ケッ。どこまでもリーダー気取りかよ」
「非常時にリーダーは必要だ。不満は後で聞く。いまは俺に従ってもらう」
静かだが断固とした口調で隆哉は言った。
薄ら笑いをはりつけたまま圭一は席に戻っていった。圭一の反応を見極め
てから、健士と剛士もそれにならった。
444 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:07 ID:RzLfRz/T
あとは女性化した僕らだけが取り残された。
「すまん。俺が目を離したばかりに」
隆哉のおかげで助かったという思いと同時に、女として辱められた痕跡が
隆哉の目に映ってしまうのが辛かった。それは僕以外も同じだったと思う。
「黒部君のせいじゃないよ……」
俯いて智史が言った。
「君らも不安だと思うが、頑張ってくれ。なんとか元に戻す方法をみんな
で探ってみよう」
「うん」
「ありがとう」
隆哉の励ましの言葉は、同時に今の時点では僕らが元に戻る方法など皆目
見当もついていないことを意味していた。
「……服をなんとかしたほうがいいな」
白いシャツに浮き出た女の体のラインを無遠慮に眺められた気がして、カッ
と顔に血がのぼった。
「だが、まずは重要な話がある。君らも席に戻ってくれ」
隆哉に促されるまでもなく、圭一たちから自由になった以上、こうして教
室中のみんなに注目される場所に立っている理由はもうない。僕らはそそ
くさと自分の座っていた席に向かった。ただ一人、荻野政をのぞいて。政
は、一瞬迷った後、圭一の席へと向かった。
「ヘッ……」
圭一は自分の隣の座席を足で乱暴に引っ張った。そこへ吸い込まれるよう
に政は腰を下ろした。
445 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:09 ID:RzLfRz/T
ホームルームでも始めるかのように教壇に立った隆哉が教室の顔ぶれを見
渡した。
「よし、全員いるな。みんなよく聞いてくれ。俺たちが校舎の外へ出てみ
て、分かったことがある。学校を包むこの霧はただの霧じゃない。俺たち
は──閉じこめられている」
そこで一旦隆哉は言葉を切った。
教室がざわついた。
何事もなく外の霧がひいて無事家に帰れる……そんな安易な希望がいま、
否定されてしまったのだ。
「閉じこめられてるって?」
「この霧は人工の物なのか?」
「俺たち、いつ帰れるんだよ!」
誰かが口火をきると、みなが一斉に不安や不満を口に出した。
「──みんな静かに」
隆哉が強い語気でいうと、再び教室に静寂が戻った。
「俺たちが体験したことをありのままに話す。俺たちは校門を出て、駅へ
向かおうとした。ところが……結果的には、校門をくぐってすぐ目の前に
あるはずの道路にすら辿り着けなかった」
どういうことなんだ……?
辿り着くも何も、学校の敷地に面した道路じゃないか。
「俺たちは校門をくぐってからまっすぐ濃い霧の中を、俺の時計で一〇分
ほど歩いた。その間、下の地面はゴツゴツした岩肌だった。行く手には何
も見えなかった。霧の向こうに、木も建物も何も見えなかった。そして、
回れ右して引き返そうとした途端、俺たちは校門に辿り着いてた。たった
一歩でだ。たっぷり一〇分は歩いたのに俺たちはどこにも辿り着けなかっ
た。
446 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:11 ID:RzLfRz/T
……ひとつ断言できることがある。この現象は、常識で説明できるものじゃ
ない。分かりやすい言い方をするなら……これはいわゆる“神隠し”とい
われるような超常現象だと思う。もっとも俺たちは消失する側になってい
るが……。信じられないが、それがいまのところの結論だ」
今度こそ、わっと教室が騒ぎに包まれた。
「黒部、本当にちゃんと外調べてきたのか!?」
「なにかの錯覚とか、そういうことはないの?」
隆哉と一緒に外に出ていた連中が、神妙な顔つきで隆哉の言ったとおりだ
と保証してみせた。
あれこれの反応を黙って聞いていた隆哉は、おもむろに僕を指さした。そ
れから純に女性化した五人全員を。
「突然性別が変わる現象なんて聞いたことがあるか? 繰り返すが、いま
起きてることは常識じゃ説明がつかない」
やっぱり悪夢だ。
ただの悪夢と違うのは、腕の付け根に当たる胸のふくらみも、股間の喪失
感もすべてがリアルだということだ。そしてこの悪夢はたぶん、朝がきて
も終わらない。いや、この霧に包まれた世界にそもそも朝も夜もないのか
もしれない……。

その後、隆哉の報告を確かめるために、何人かが校舎の外へ出て行った。
結果は、隆哉の言葉通りだった。皆一様に、キツネにつままれたような顔
をして戻ってきた。
どんなに歩いても、どこにも辿り着けないのだという。そして振り向いて
一歩踏み出すと、もう校門に戻ってるのだ。校門から出ないでグラウンド
のフェンスを越えたりして外へ出ても、結果は同じことだったようだ。
447 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:13 ID:RzLfRz/T
つまり、僕らは不思議な霧によって、完全にこの学校に閉じこめられた状
態なのだ。
無駄な試みが繰り返され、やがてグッタリと疲れた空気がみんなの間に広
がった。
教室の時計は、いまが夜中の十一時だと告げていた。けれど窓の外の世界
はあいかわらず曇天のような曖昧な明るさを保っている。
こうなると誰もが受け入れざるを得なかった。学校ごと僕らが“異次元”
に取り込まれてしまったということを。
「腹……減ったな……」
誰かがそう呟いたとき、僕の腹の虫も鳴った。腹が減るのに性別は関係な
いということらしい。
食べ物は、ひとまず購買部の在庫でまかなわれることになった。
隆哉の指示で袋入りの菓子パンが一人一個配られた。
横で、さっき外から帰ってきた真人が疲れ切った表情で机に腰を下ろした。
ずいぶんと長い時間をかけて霧の外へ脱出できないかと粘っていたらしい。
「あの霧が幻覚かなんかを起こしてるかもって思ったが……目をつぶって
走っても同じことだった」
「お疲れ。……これ、真人の分だから」
菓子パンの袋を真人に手渡した。
「ん……いらねぇや。食欲ない」
「食べなきゃダメだ、真人。無理にでも」
表面的には立ち直ってた真人だが、まだみんなの前で辱められたダメージ
は心身共に残ってるみたいだ。
菓子パンの袋を真人のかわりに開けると、一口分をちぎった。それを真人
の口に無理やりつっこんでやるつもりだったのだが、パンの欠片がポロリ
と手からすべり落ちてしまった。
448 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:14 ID:RzLfRz/T
パンはちょうどカッターシャツの襟の合わせ目から内側に転がり込んでし
まった。
「あーあ。何やってんだよ」
「あっ……」
真人はひょいと僕の胸元に手を突っ込んだ。直後に真人もしまった、とい
う顔になった。
胸のでっぱり……オッパイ……の谷間近くに真人の指が触れた。
くっ……。
ゾクッ、と伝わった不思議な感触に声をあげまいと僕は口をひき結んだ。
「あー、パン。いまパン、とってやるから」
うわずった口調で言い訳めいた言葉を口にする真人。いまさら手を引っ込
めるのも不自然で、あくまでパンの欠片を取ることにしたらしい。……そ
れが間違いだった。
真人がパンの欠片をつまみ上げようとすると、それを嘲笑うように欠片は
転がって、胸の谷間の奥へ落ち込んでしまった。それを追って真人の手が
潜り込んでくる。
「ちょっ……」
「パン! すぐ取るから! パン!」
あせってるせいか、真人の手はパンを掴めずに、その周辺で動き回った。
自分でそこに触れたとき、あるいは圭一に乱暴に揉まれたときの間隔とは
まったく違っていた。
くすぐったいような、甘酸っぱいような。ゾクゾクとする気持ちよさがあっ
た。
その刺激に敏感に反応して、胸の先端がキュッと熱くなった。
やわらかかった乳頭がコリコリとしこり立っていく。女の体の反射は、意
志の力で止めることなんてできなかった。
449 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:16 ID:RzLfRz/T
ツンと尖った先端に真人の手が触れるのに時間はかからなかった。
真人の顔色が変わった。
オッパイに触れられて乳首を尖らせているのを知られてしまった……。
ようやく真人が潰れたパンの欠片を引っ張り出したとき、僕の顔は真っ赤
にのぼせ上がっていた。
「悪い……」
「な、なにが……?」
せめてしらじらしく問い返すことぐらいしかできない。
平然を装うとしても、二つの突起がまだはっきりと浮かび上がっていて隠
しようがない。
「ほんとに……女になっちゃったんだな……」
聞こえるか聞こえないかの小さな声で真人が呟いたのが耳に入った。
女になってしまったのは、僕の意思じゃない。それに心は男のままだ。そ
う叫びたかった。
ジンと乳頭が痺れるような感じがまだ残ってる。
「ちょっとトイレいってくる……」
僕はそそくさとトイレの個室に駆け込んだ。
真人の手に撫で回された胸には、まだ切ないような疼きが抜けずに残って
いた。
胸の半球を手で包み、ぎゅっと胸板に押し当てた。
450 ◆3h6K3h2LvM :04/05/23 04:18 ID:RzLfRz/T
疼きが甘く鋭い快感となって脳に送られた。
「ふ……ふぁぁっ……」
身震いして僕は喘いだ。
なんでこんなことをしてるんだろう……心は男のままなのに……。
ゆっくりと快感がひいていくと、たかぶりも醒めていった。
跡には罪悪感だけが残った。
どうして肉体の快楽に流されてしまったんだろう。
もうこんなことはするまいと誓って、僕は教室に戻った。
教室では、窓にカーテンを引いてるところだった。
時計を信じるなら、時刻は夜中の十二時過ぎ。
とにかく睡眠がとれるように、部屋を暗くしているのだった。

(つづく)
451315:04/05/23 04:23 ID:RzLfRz/T
以上です。うわー眠い。
話のほうもグダグダですみません。
パン落ちたってギャグかって話ですよね。すんません、もうギャグと思ってく
ださい、いっそ(つД`)
452名無しさん@ピンキー:04/05/23 04:41 ID:NKwPlTLH
GJ!!!

パンネタ(;´Д`)ハァハァ
453名無しさん@ピンキー:04/05/23 11:43 ID:fvFqQMLB
(・∀・)イイ!! 最高です!
454名無しさん@ピンキー:04/05/23 14:19 ID:My3746JH
>>424
ttp://maichy.s1.x-beat.com/up/data/oo2469.zip

zipなのはtxtでうpできるところが見つからなかっただけです。pass無し
455名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:33 ID:RzLfRz/T
>>423
れい君が手に持っていたのは、キラキラと光る指輪のようなものだった。
でも、指輪にしては輪が小さい。
そんなもので何をしようというんだろう。
れい君が合図をすると、ボクはれい君の目の前に突き出された。
とっさに反応できないでいるうちにブラウスの前をはだけられ、ブラまでずり
あげられてしまった。
「なにするんだよう……」
弱々しい抗議の声を無視してれい君はボクのオッパイを手の甲で擦りあげ
た。プルン、とお椀型のふくらみが揺れてしまう。
れい君は薄笑いを浮かべ、ネコの喉でも撫でるような手つきでオッパイを
クニクニとつついたり撫でたりする。
やめて……そんなにされたらもう……
媚薬のせいでただでさえ感じやすくなってたボクの体はあっというまに愛撫
に応えてオッパイの先を固く立たせてしまった。恥ずかしい……
「このリングはここにつけるんだよ」
え……と思う間もなく、冷たいリングが左右の乳頭にはめられてしまった。
キュッ。ひとりでにリングが縮んだみたいだ。
「あっ、イヤッ、アーーーーッ……」
小さなリングがキュン、キュンッと乳首を摘んでくるぅ……。
「しのぶは、このぐらいじゃ物足りないんだろう?」
れい君、どうしてこんな……あああ、でも気持ちイイ……せつない…ンクッ!
敏感なとこを責められる快感に、はしたなく身をよじってしまうなんて!
れい君はボクの反応をものすごく冷ややかな目で見ていた。
怖くなったボクは助けを求めるように、ひろみのほうを見たけど……
456名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:15 ID:Wa1m4z57
どんな話だったか忘れちゃったよ……_| ̄|○  >リレー小説
どっかにまとまってないですか??
457鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/24 01:02 ID:XSS7rTjH
458名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:55 ID:ZGZOtVhJ
>>457 さんくつ、では続き……

>>455
ひろみは既に全裸に剥かれ、両手足も拘束されていた。恥ずかしい姿をクラスの
男子の刺さるような視線に晒していた。
ボクは自分をこの危機から救ってくれる者など、誰もいないことに改めて恐怖した。
れい君はボクののスカートの中に手をいれて下着を抜き取り、ギリギリまでたくし
上げた。
「や、やめて、れい君。どうしてこんなこと……?」
「ふふ、いきなり裸にさせられるよりも恥ずかしいだろう?動くと、大事なところが見
えてしまうぞ」
そういうとれい君は、ボクのあごを持ち上げて、むりやりに唇を重ねる。
(そ、そんなにしたら、見えちゃう……)
そう思った時、”じゅん”っという感覚を下腹部に感じた。媚薬の効果は全身に広が
りつつあった。
(や、やめ……、たれてきちゃう!)
さっき下着を取られたばかりのボクの大切なところから、つつーと何かが太股を伝
っていく感覚が更に、ボクの脳を快感の呼び水のように刺激する。あまりの刺激と
恥ずかしさに、自然に涙が頬を伝う。
れい君は、重ねた唇をずらして、流れたしずくを舐めとる。
「ふふふ、泣いているのか?そうこなくっちゃな……」


459鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/24 02:57 ID:XSS7rTjH
>>455>>458
リレー乙&GJです
しのぶたんに激しく(;´Д`)ハァハァ しますた

CASE.02虚ろなる日々投下します。
文字数だけでも外伝が本編の2倍強・・・OTL

エロも無いSSにお付き合いいただきありがとうございました
460CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:05 ID:XSS7rTjH
>>396
 風間さんと暮らし始めて1週間が過ぎようとしていた。二人分の朝食を作る
のもすっかり慣れ、風間さんを店へと送り出し一人朝食の片付けをしていた。
我ながら可愛い彼女だと思う(自分で言って恥ずかしくはあるが)。こうして
二人分のお茶碗を洗っているだけで私は幸せだった。

 カタン・・・

 何か郵便が届いた音がした。私は洗い物の手を止め郵便受けを覗きこむと、
そこには何も書かれていない一通の茶封筒があった。
 「なんだろう?」
 レターオープナーを取り茶封筒を開けると飾り気の無いコピー用紙が1枚
入っていた。そしてその無機質な1枚の手紙は私のささやかな幸せを砕くには
十分なものだった。



  親愛なる大塚君へ
   やっと見つけた・・・・自分で戻るならそれも良し、もし戻らないならば
   こちらにもそれなりの準備がある。
   よく考えるように 
                              草川栄治




 カタカタカタカタ・・・
 手紙を持つ手が・・・いや、身体の奥底から震えが起こった。

         草川に・・・・見つかった。

461CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:07 ID:XSS7rTjH
>>460
 封筒に何も書かれていないということは草川の関係者が直にこの手紙を届け
たのだろう。それに最後の奴のサインは間違いなく草川自身のものだ。
 トゥルルルルル・・・・・
 不意に電話のベルが鳴る。心臓が弾けそうなほど鼓動する。
 ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・・
 震える手で受話器を取りそっと耳にあてる。
 「はい・・・風間です。」
 声が震えているのが自分でも判る。相手が答えるまでの僅かな時間がとてつ
もなく長い時間に感じられた。
 「久しぶりだな・・・・大塚君、いや、瑠璃ちゃんと呼んだほうが良いかな、ん?」
 「く・・・草川さん?・・・なぜ?」
 「私を舐めてもらっては困るよ。君が相手をしているのは国家だよ不可能は
無い。」
 奥歯が震えによってガチガチと音を立てる。またあのペットのような生活に
戻るのは嫌だ・・・それに今手にした幸せを失うのが怖い。
 「お願い、見逃して・・・私のささやかな幸せを壊さないで」
 「私は・・・・か・・・すっかり女が板についた様じゃないか。今後の為の
いいデータになるな・・・・」
 「え?データ?・・・何?」
 「ふん、君には関係ないことだ。3日間猶予をやる。それまでに私のもとへ
戻れ、さもなくば愛しの彼を巻き込むことになる。よく考えることだ。」
 プツン・・・・ツーツーツーツー
 唐突に電話は切れた。だが私の脳裏には草川の言葉がこびりついて離れなか
った。
462CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:09 ID:XSS7rTjH
>>461
 ・・・3日間猶予をやる。それまでに私のもとへ戻れ、さもなくば愛しの彼を巻き
込むことになる・・・
 いや・・・いや・・・彼と離れたくない・・・・やっと掴んだこの幸せを手放したくない。


 でも・・・・・・・・・・このままでは彼に迷惑が掛かる。

 行くべきか・・・それともこのまま留まるべきか二つの選択肢が心に浮かんでは
沈んでいった。

 時計の針は8時を回っていた。そろそろ店に行かなくては、震える手でエプロンを
解き彼の店に向かった。

 店に入ると風間さんは真剣な顔でコーヒー豆を炒っていた。その顔を見ると私の
胸は激しく締め付けられた。
 このまま一緒に居たい・・・でも・・・この人を巻き込みたくない・・・
 「瑠璃ちゃん?・・・顔色悪いけど大丈夫?」
 風間さんの声が私の思考をさえぎった。私の顔を覗き込む彼の顔は本気で私の
心配をしてくれているように思える。
 「うん・・・大丈夫」
 私はそう言って店のエプロンに手を伸ばす。しかし彼はそんな私の私の手を握り。
首を振った。
 「無理しちゃ駄目だ、君は既にこの店にとって大事な人なんだから・・・・それに・・・・
こんな時に言うのも卑怯かもしれない・・・・でも・・・・これ以上自分をごまかしたくない
から・・・・君は僕にとっても大切な女(ひと)だから・・・無理しないで」
 ポタリ・・・・ポタリ・・・・と涙が床にこぼれ落ちた。そしてしばしの沈黙の後、私と彼は
唇を重ねていた。
 彼のぬくもりを失いたくは無い・・・・・・・・・・でもその優しさをこの地上から消し去るの
はもっと嫌だ・・・・
 風間さんの優しさに背中を押され私の心は決まった。
463CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:11 ID:XSS7rTjH
>>462
 「ん・・・んふぅ・・・ちゅ・・・う・・ん」
 先程よりより激しくお互いを求め合う。舌が唇を押し開き絡み合い体温まで
も溶け合うようだ。
 キスをしている間にいつのまにか彼の手は私の胸へ延びていた。カッター
シャツのボタンをひとつ・・・またひとつと外し、その隙間からこぼれた乳房
を優しく・・・だが力強く揉みしだく。
 「う・・く・・・くふぅ・・・ん・・・あ・・・」
 開店前の静かな喫茶店に私の声が響く、その声は明らかに艶を帯びたも
のに変化していた。
 ・・・気持ちいい・・・・
 草川とのセックスでは決して味わうことの無かった甘い感覚が指先まで全身
を支配する。彼が触れるたびに私の身体は嬉しさに打ち震えた。
 ジィィィィ
 不意にジッパーを開ける音が耳に入ってきた。私のジーンズに彼が手を掛け
る。・・・・恥ずかしい・・・(けど嬉しい)羞恥心と恋心が複雑に絡み合う。
 彼は絡み合った羞恥心をキスで解きほぐしジーンズは抵抗も無くスルリと
脚から抜けていった。
 「あ・・・あふぅ・・・んん・・あはぁぁぁ」
 舌が私のふくらはぎから腿へ・・・・そして薄布に覆われた秘部へと這い回る。
草川にされた時には嫌悪感しか沸かなかったが風間さんにされるともっと・・・
もっと・・・と身体が求めるのが自分でも判る。その心の叫びに呼応するように
私の秘裂からは既に熱い粘液が泉のごとく湧きでていた。
464CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:15 ID:XSS7rTjH
>>463
 目を下に移すと風間さんのモノは既に開放してくれといわんばかりにジーン
ズを押し上げていた。私は跪き、彼のジーンズのジッパーを下ろしソレを開放
した。
 かつて自分も持っていたモノ・・・そしてかつて女たちを貶めたモノ・・・だが今
の自分にとってソレはひどく愛しく思えた。
 「ん・・・ん・・ふぅ・・んちゅ・・・んん・・・」
 目の前にあるソレに手を伸ばし口をつけた。
 「んはぁ・・・んん・・・ちゅ・・・ちゅば・・・んふぅ・・・」
 愛しくて・・・愛しくていつまでもこうしていたい。だがその願いは彼によって
拒まれてしまった。
 「あ・・・る・・・瑠璃ちゃん・・・も・・・もう・・・んっ・・・」
 彼は私の口からモノを引き抜き息を荒げていた。私は玩具を取り上げられた
幼子のような顔でそんな彼を見つめ、願いを口にした。
 「お願い・・・もう・・・私・・・・風間さんが・・・欲しい」
 風間さんは静かに頷き私を店内のソファーに寝かした。既に私の粘液によっ
て濡れてしまったショーツを剥ぎ取り露になった私の秘裂に己のモノをあてが
った。




465CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:15 ID:XSS7rTjH
>>464
 「あふぁ・・・ふぁあああ・・ひぃ・・あっ・・・・ああああ」
 熱い塊が身体を割って入ってくる・・・彼が動くたび今まで味わったことの無い
大きな快楽の波が私に打ちつけ私の意識はその波にさらわれていった。
 「風間さん・・・風間さん・・・・好き・・・・好き・・・」
 「瑠璃・・・僕も・・・・もう離さない・・・・・絶対に・・・・」
 嬉しい・・・でも・・・・私は・・・・
 とたんに涙が溢れ出した。

 ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・私は・・・・

 彼の律動が早まる、それとともに私の中からそれまでよりも更に大きな快楽
の波が私に襲い掛かってきた。
 「あああああ・・・・いい・・・・いく・・・もう・・・いく・・・いっちゃう・・・あああああぁぁ
ぁぁああああ」
 

 私の中で熱いものが弾けた。この感覚・・・・あったかくて・・・・なんだか嬉しい・・・・



466CASE.02虚ろなる日々 ◆PETORIs7YU :04/05/24 03:17 ID:XSS7rTjH
>>465



 その夜、私は風間さんと一緒のベッドに入った。
 この温もりをもう味わえないと思うと涙が溢れる。彼に気づかれないよう袖
で涙を拭った。
 やがて彼は眠りについた。私は彼を起こさないようにそっとベッドから抜け
出た。
 「さようなら・・・」
 髪をかき上げ彼に別れのキスをした。我慢していた涙が際限無くこぼれ落ち
てきた。でも・・・もう涙は隠さない・・・・それが私の気持ちだから。
 物音を立てないように玄関まで向かう。名残惜しい、でも別れなければなら
ない。
 「さようなら・・・・瑠璃は・・・・あなたを・・・風間 真を愛しています・・・」
 最後の一言を残し私は街へ駆け出した。

     The End
467名無しさん@ピンキー:04/05/24 06:41 ID:C2klHnJs
>>466
モツカレ

読みなおして見たが、本編より外伝の方が面(ry
468名無しさん@ピンキー:04/05/24 07:44 ID:ODfuXum7
>>466
もつかれさまです。
BAD ENDでしたか・・・・ラストの濡れ場、エチィというより切ないですね。
いずれ草川×瑠璃ちゃんな続きがあるんでしょうか?
楽しみにしてます。
469 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 15:35 ID:ODfuXum7
>>450
教室の固い床に体育用具室から運んだマットを敷き詰めたのは僕の発案だっ
た。リーダーである隆哉の「よし、そうしよう」という一言でマットが運
ばれることになった。
僕は率先してその仕事を担った。
「女になってるんだから無理しなくていいよ」
気を使ってそう言ってくれる人もいたけど、そういうわけにはいかない。
姿形は女の子になってしまっても、心まで受け身になってしまったんじゃ
ないことを示さなきゃいけない。
真人をはじめ手伝いにきてくれた人たちと一緒に用具倉庫から教室までの
道のりを重いマットを引っ張って運んだ。
マットの重量に振り回されそうになりながら、必死で踏ん張った。
やはり、というべきか、認めたくないけれども、女の体になったことで筋
力は目に見えて落ちていた。「このぐらい軽く持ち上がる」という頭の中
のイメージに反して、ほっそりとした少女の腕ではマットの耳にしがみつ
いているのがやっとという有様だ。
フラフラとたたらを踏むたびに胸の丘陵が上下におおげさに揺れるのもい
やだった。何人かはちらちらとこちらの胸元を盗み見てる。おなじ男とし
て気持ちはわかるけど……やっぱり気持ち悪い。
それにしても今の僕の腕力は、クラスの女子の平均よりもか弱くなってし
まってるかもしれない。物理的な「力」が奪われることがこんなにも不安
なことだとは思わなかった。多くの女の子たちが暴力を嫌うのは当たり前
だ。そして優しい男の手によって守られることを望むのも……。
──何を考えてるんだ、僕は!
くだらない考えを頭の中から追い出すことにした。この変身は一時的なも
のなんだから。だから僕はほかの男に守ってもらう必要なんてない!
470夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 15:44 ID:ODfuXum7
体育館あたりで寝るという意見は誰からも出なかった。
みんな狭い教室で寄り集まるようにして眠りにつくことを選んだのは、や
はり不安が大きかったからだろう。僕ら二〇人のグループを除くと、学校
は無人だ。特にこんな状況では、物陰に何かが潜んでいそうで不安になっ
てしまう。

教室の床の半分ほどにマットが敷き詰められ、そこに皆が思い思いに身を
寄せた。
なんとなく仲のいい者同士で固まっていく。
小春と真紀の女の子二人は、掃除用具入れの置かれている側、教室の後ろ
隅で女同士くっついて不安そうに何かを話し合っている。
特に示し合わせたわけではないけど、僕と真人と智史はひとかたまりになっ
ていた。
「アアッ!」
あまり大きな声を出す者がなかった教室で、唐突に悲鳴が、それも女の悲
鳴が聞こえたのはそのときだった。
みんながぎょっとして声のほうに顔を向けた。
声の出所は、佐渡圭一と仲間たちが占拠していた一角だった。
健士・剛士の双子が、政を嬲っていた。
健士(右耳にピアスをしてるから分かる)が後ろから政の胸を揉み、首筋
に顔をうずめてる。
剛士のほうは政の両足首を掴んで力づくで左右に開き、そこへ自分の脚を
割り込ませていた。ちょうど子供がいたずらでやる“電気あんま”のよう
な体勢だ。そして靴下をはいた足の先端で政の会陰部をこね回している。
政は断続的に悲鳴をあげ、髪を振り乱していた。がっちりと体を固定され
ていて、責めから逃れようもなく、ただ声をあげるくらいしかできないよ
うだ。
471夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 15:47 ID:ODfuXum7
「アッ……アッ……」
ピクン、ピクンと双子に押さえつけられた肢体が跳ねる。
嬲られ喘いでいる様は、淫らだった。男子の制服を身に付けていることが
逆に、男装の少女が凌辱されているかのような倒錯の淫美をかもし出して
いる。
媚薬でもかがされたみたいにカッと下半身が熱くなった。クンッとペニス
が勃ったような気がして内腿を擦り合わせた。ペニスは──ない。むなし
い錯覚だった。けれども、下半身が熱くなっていたのは現実だった。
「こんなときだっていうのに。やめないか!」
落ち着いた声で隆哉に叱責されて、女体を嬲る双子の手が一時止まった。
「あまり集団の和を乱すな」
という隆哉に、双子を弁護するように圭一が答えた。
「勘違いしてもらっちゃ困るぜ。荻野は合意のうえで俺たちにサービスし
てんだよ。な?」
「はい……」
消え入りそうなか細い声で政は肯いた。
胸を揉む手の動きがゆっくりと再開された。
「本当なのか、荻野? そいつらに合わせる必要はないぞ」
「いいんです。私がいいって言ったから……」
政が自分のことを「私」と言ったのが妙に自然に聞こえて逆にどきりとし
た。
「わかった。だけど無理やりだろうとそうじゃなかろうと、ほかのみんな
の迷惑だ。そういう行為は慎んでくれ」
「ヘヘ……分かってるよ。なあ、マツリ?」
「はい……」
472夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 15:51 ID:ODfuXum7
双子に解放され、かわって圭一に肩を抱かれる間、政は大人しく身を任せ
ていた。
政の表情は、戸惑ってはいるけれども……嫌がっては、いなかった。
それからは、何事もなく時間が過ぎていった。
カーテンがピッタリと閉じられ、廊下側の窓にもラシャ紙が張られると、
教室内は真っ暗になった。
みんながそれぞれの不安や思惑を胸に抱えながら、横になった。
目が醒めたら何事もない日常に戻れますように。そう心の底から願いなが
ら僕も横になった。
瞼を下ろすとあっという間にドロのような眠りに引き込まれた。
こんなふうにして“異次元”での集団生活は一日目を終えたのだった。

(1章“異変”おわり)
473315:04/05/24 15:56 ID:ODfuXum7
題名なしも扱いずらいので「夏の夜の夢」というタイトルを急遽つけました。
漂流学校(仮)ってのもなんなので……。
人物紹介等は以下のあたりを参照してください。
>>345
>>346
>>408
474315:04/05/24 16:01 ID:ODfuXum7
続いて2章のイントロ部の投下いきます。
連投スミマセン……
475夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 16:07 ID:ODfuXum7
2章“馴致”


──誰だろう?
小刻みな呼吸音が聞こえる。女の子のものだ。
ハァッ、ハァッ、という呼気。それに混じる鼻にかかった甘い声。
ぼんやりと瞼を開けても最初は濃密な闇に視界が覆われていた。
ずっと喘ぎ声が聞こえている。
すぐ間近なところから……。
「アア……」
甘く腰に響くような声が喉を震わせたとき、はっきりと自覚した。
この甘ったるい喘ぎ声を発しているのがほかならない自分自身だというこ
とに。
なんで僕はこんな声を……?
訝しく思う暇もなく、体の中心を甘い快感が走りぬけた。
「ふぁぁ……」
目が覚めたのに、体を起こすことができなかった。
やがて、闇の中に誰かの姿が浮かびあがった。上から覆い被さるようにし
て誰かがのしかかっている。その何者かの吐息が生温かく首筋にかかる。
「……真人……?」
暗闇の中、おぼろに浮かび上がったのは、まぎれもなく親友の真人の顔だっ
た。
ぎらぎらとした欲望の色を浮かべた真人の顔が頭上こにあった。
「ああ……いい……」
「や……」
ズン、と何か体の中で動いた。
476夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 16:14 ID:ODfuXum7
ニチュと湿った音。
股の間、本当ならペニスのあるべき部位から、何かが体の内部に侵入して
いた。
「いい……すごくいいよ……」
かくかくと顎を震わせて真人が息をもらした。
顔を背けようとすると再び、ズゥンと衝動がくる。固くなって熱を帯びた
“塊”が下腹部で蠢いていた。
ズチュゥッ……
塊がひいていく。圧迫感から解放され、息をつく。
ズウンン……!
「あうあっ!」
粘膜を押し広げて、あの熱いモノが突き入れられる。ヌラヌラとまつわり
つく粘液が、そのモノの侵入をひどくたやすいものにしていた。
ズチュ、ズチュ……
静まりかえった空間の中、その淫猥な音だけが大きく響いた。
体内に侵入してくるモノから逃れようと腰をひくと、真人に軽々と腰を抱
かれ、あっさりと引き戻されてしまった。
いやだ、こんなのはいやだ!
そう思っているのに、鼻にかかった声で喘いでいるのは僕自身だった。
「最高だ、ヨシ。止まらないよ」
「あっ……ふぁ……あくっ……」
真人が腰を振ると、そのたびに秘所の柔らかな粘膜がかき回され、熱いモ
ノ……ペニスが深く入り込んでくる。
犯されている……僕は男に犯されている……!
477夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 16:15 ID:ODfuXum7
ぎゅっと腰を掴まれると、どうしようもなかった。なす術もなく、固いペ
ニスが中に分け入ってくる。そしてこの唇がわなないて甘く誘うような吐
息をはき出す。
「や……やめろ、マサ……あくうううっ!?」
ひときわ深く挿入されて僕はのけぞった。
「マサ? 誰のことだよ? ヘヘヘ」
「な!?」
見上げた先にあったのは、圭一の顔だった。
「せいぜい楽しませてくれよ」
「や……アアッ!」
いつのまに、全裸にされてたのだろう。
圭一の顔が迫ってきたと思うと、それは胸の上で落ち着きなく揺れるやわ
らかなふくらみに向かった。
かさついた唇が乳房の敏感な肌をかすめ、次の瞬間乳首をすっぽりと口に
くわえられた。
「クク……」
「あ、すう……な……ふあぁぁぁぁぁ……!」
覚悟を決める暇も与えられず、容赦なく乳首を吸われた。
ジィンと痺れるほどの衝撃が走って、頭の中に霞がかかった。
舌の先端が乳輪のあたりを這うと、それだけであまりの強い快感に、カク
カクと体が震えた。
「もう……やめ……」
「バーカ。これからだよ」
胸から顔が離れると同時に、下半身へのピストン運動が激しくなった。
ズプゥッ……!
深くゆっくりと挿入されたかと思うと、次はパシパシと打ちつけるように
早く短く挿入される。
478夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 16:31 ID:ODfuXum7
「アッ……アン……アッ、アッ……」
ペニスで秘奥をえぐられるたびに、大事な何かが心から抜け落ちていくよ
うな気がした。このままじゃ犯されたら、おかしくなる……。男なのに…
…男なのに……犯されることが快感に……。
「い……や……」
いやだ──!
心の中で絶叫した。
一瞬つぶっていた目を開けたとき、圭一はいなくなっていた。
かわりにそこに存在していたのは、人間ではない何か、だった。
人間の半分ほどの大きさ。黒い皮膚。背中の大きなコウモリ羽。ヨーロッ
パのゴシック建築によく見られるガーゴイルによく似ている……。
人ならざる貌が奇怪な笑いを浮かべたように見えた。
そいつの頭部は僕の股間のすぐそばにあった。異様に長く伸びた舌の先端
は僕の体内で蠢いていた。
「夢魔……」
どうしてその言葉を自分がつぶやいたかは分からない。
自分の言葉にハッとした。
夢魔。
何かの本で読んだことがある。中世ヨーロッパに伝わる悪魔の一種だ。寝
ている人間に淫らな夢を見させて、惑わすという……。
479夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/24 16:33 ID:ODfuXum7
ニュルン、チュポッ!
「くあっ……!」
下腹部にひときわ甘美な電気が走った。
舌が引き抜かれるとき、湿った音がすると同時に僕は達していた。
体が自然と弓なりに反り、ヒクッヒクッと痙攣した。
「……ふう……はあ……あ!?」
その瞬間、ぱっちりと目が開いた。あわてて僕はごわつくマットの上で体
を起こした。
教室内にはうっすらと明かりが入っていた。
時計を見ると、ちょうど七時だった。誰かがカーテンを半分ほど開放して
いた。
さっきまでの濃密な暗闇はどこにもない。
「いまのは、夢……?」
呆然として僕はひとりごちた。


(つづく)
480名無しさん@ピンキー:04/05/24 18:16 ID:6uoXby7e
グジョバ!!
481 ◆ACiNmI6Dxs :04/05/24 19:09 ID:7RaIzsek
315氏乙 第2章も期待してます。

> 鶏さん、CASE.02外伝完結乙
 保管庫もがんばってください。

>月さん乙
 次回にワクワクしてます。

>>455>>458
乙。

ぐわー!もうこんなに進んでるとは。最近珍しく新作ラッシュですね。
自分も頑張らなくちゃ。
482名無しさん@ピンキー:04/05/24 19:31 ID:bjuqn+CF
夏の夜の夢 最高!!
483315:04/05/24 19:54 ID:ODfuXum7
>>482
うをー、ありがとうございます!
小説としてできのいいSSはほかの職人様におまかせ(いつも美味しくいた
だいてます)して、今回自分はエロエロ路線で逝くつもりです。
あいかわらず人物名が多くでて混乱しやすいのは大目に見てください。
いずれ主要キャラが固定してくると思いますので……
身震いするほどエロいエロを書けるようになりたいなあ……道は遠い。

SS書きとしてはSSをネタに、ツボにはまるシチュだとかでスレが賑わって
くれたら本望です。それとSS関係ない雑談みたいなレスも楽しみにしてま
す!
484名無しさん@ピンキー:04/05/24 20:14 ID:ODfuXum7
有名といえば有名なとこだと思いますけど、↓のサイト。
ttp://lock.kubiwa.net/
ここの聖女学園という小説は二次エロ系ではわりと有名なコンテンツだと
思うんですが、もう1つの、催眠というか「操り」をテーマにした「操姫女学
院」も面白いです。
TSキャラがこういう学校に入れられて意思に反して恥ずかしいことをさせ
られるのも「強制女性化」ぽくていいなあと思った次第です。
TSF小説職人さんが聖女や操姫の設定でコラボ作品書いてくれたらすん
ごく面白そうと思うの自分だけでしょうか?
485名無しさん@ピンキー:04/05/24 21:49 ID:aw/Z6Zml
>>408
で、”今のところの攻め”ってなっていることは……

期待してもいいのかな…ハァハァ


とりあえず、夏の夜の夢最高でつ
486名無しさん@ピンキー:04/05/24 22:31 ID:ZwpWVykL
夏の夜の夢、主人公が萌える。
「男なのに!」っていう屈辱感とのせめぎ合いがイイ!
続き楽しみにしてます。
487名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:24 ID:cDha5Fu2
ちょっと聞きたいんですが、
ここの定義では男性を強制的に女性化した際、
ちんちんを残したままのふたなり化するのは
許容範囲なんでしょうか?
488名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:36 ID:B38KzEEj
>>487
俺的にはダメー
ふたなり化は別物だと思う。
489名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:43 ID:YnOdJRYd
>>487
ふたなりはスレ違いです
490名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:45 ID:elaEKX7L
>>487
強者の要素を残してるのはだめだと思うぞ、ここでも非強制ですらも。
女性化っていうのは今までまともな生活を送ってた人間を
奴隷、もしくは絶対的弱者の立場に無理矢理置いて壊れていく様を眺めて楽しむものなんだから。
最近障害者もしくは不治の病にかかった主人公を傍観するドラマや漫画、小説が流行ってるだろ。
あれと同じ。
あくまでも「立ち直る」じゃなくて「現状に適応する」。
可変TSならもう少し違うんだろうけどな。
491名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:46 ID:elaEKX7L
だから男性としての攻撃機能が残存してるものは別だと思う。
492名無しさん@ピンキー:04/05/25 01:02 ID:cDha5Fu2
なるほど〜勉強になりました。
そうか、弱者か……キーワードはそれだな。
493315:04/05/25 04:08 ID:+szSmMPl
こんな時間ですが、ちょっとSSの続き落としていきますね。
例によって人物紹介は以下です。
>>345
>>346
>>408
494夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/25 04:11 ID:+szSmMPl
>>479
まだ股間に生々しく異物を挿入された感覚が残ってた。
腿をぴったりと閉じて内腿を摺り合わせるようにすると、そこにあるべき
男性器官の喪失が確認できた。
トランクスの中にそっと手を忍ばせると、茂みの奥に秘裂を感じられた。
そこはグッショリと濡れそぼっていた。
夢……暗闇の悪夢の中でそこを押し広げて熱く張り詰めたモノが挿入され
ていた。それを思い出すだけで躰の芯が甘く疼き、ジュンと熱い汁が染み
出た。その躰の反応に、僕の意思は一切介在してなかった。
朝起きたら男に戻っているのでは、というわずかな希望はこんなにも手ひ
どく打ち砕かれてしまった。
夢の中で自分が出していた媚声を覚えている。
たとえ夢の中とはいえ、男に犯されてあんな声を出してしまったのが悔し
かった。
それにしても……夢の最後に出てきたあの化け物。あれは恐ろしくリアル
だった。目が覚めたいまでも、あの化け物の存在が空想の産物とはとても
思えないほどだった……。
ふと、隣で衣擦れの音がした。
振り向くと、隣で寝ていた智史が僕と同じように上半身を起こしていた。
智史もまた変わり果てた女の身体のままだ。
それに加えて智史はグッショリと汗に濡れていた。
「あれは……夢だったのか……」
智史がつぶやいた言葉を僕は聞き逃さなかった。
まさか、と思った。
「その夢って……羽のある黒い怪物が出てくるんじゃ?」
「なんで狩野君がそれを!?」
「やっぱり……」
495夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/25 04:14 ID:+szSmMPl
僕は自分が見た夢のことを智史に話した。もちろん、男に犯されながら快
感に悶えていたなんてことは胸のうちにしまっておいたが。話を聞いた智
史は愕然としていた。ほぼ同じ内容の夢を智史も見ていたというのだ。
「どういうこと……?」
「わからない。だけど、偶然で一致したとは思えない」
「うん……」
あの夢は、僕らが巻き込まれている“異変”とどういう関係があるんだろ
う?
いくら考えても答えは見つからなかった。
「夢の中では……その……狩野君も誰かに……いや、なんでもない」
智史は言葉の途中で口をつぐんでしまった。その頬が上気している。智史
もまた夢の中で男に抱かれ快感に身をよじっていたに違いない。
智史の白いカッターシャツは汗で濡れそぼってぴったりと肌にはりついて
いた。
丸いふくらみが、シャツの布を思いきり持ち上げていた。濡れているせい
で色白の肌が透けて見える。アンダーバストの描くラインまで透けて見え
て、扇情的な光景だった。
僕の男としての欲望が、智史の露わに浮かび上がったバストから目をそら
せないでいた。
視覚だけでなく、空気の中に甘い女の体臭が混じっているような気がする。
透けて見える女の裸を目の前にして、精神は欲情しているのに、それを受
けていきりたつ器官を僕は失っていた。どんなに視覚的に興奮していても、
股間に張り詰める固いペニスはないのだ。その事実が胸を刺した。
──つうっ。
「!?」
突然、胸に奇妙なくすぐったさを覚えた。
496夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/25 04:16 ID:+szSmMPl
それは、胸のふくらみを撫でられた感覚だった。
智史が、手を伸ばして僕の胸を触ったのだった。
「な、なにを……!?」
「ご、ごめっ……我慢できなくて」
自分の上半身を見下ろして、ようやく気がついた。僕自身も智史と同じよ
うに汗でシャツを肌に張り付かせていたのだ。同じように、バストの形を
浮かび上がらせて。智史は、このヌードグラビアのワンショットのような
姿を見て、たまらずに手を出してしまったのだ。
「やわらかいよ。狩野君のオッパイ……」
「ば、ばか! やめっ……ヒッ!」
濡れて冷たくなったシャツの布地ごと胸を撫で回されて、僕は息を呑んだ。
智史の身体に僕が欲情してしまったのと同じように、智史もまた僕を見て
欲情していた……。
「やめろって……こんなの、間違ってるから……」
憑かれたように胸を触る智史の手を押し止めた。
放っておいたら、夢の中のように甘い喘ぎ声を出してしまいそうな自分が
怖かったからだ。意図せず腕の内側に胸が当たって、やわらかな弾力を感
じた。
「どうしたらいいかわからないんだ」
泣き笑いのような表情を浮かべて智史はいった。同じ立場の僕にとっては
鏡を見ているようだった。男として心は昂奮しながら身体が女になってい
るせいで、情欲が行き場を失ってぐるぐると空回りしてしまう。
智史は股間に手を持って行き、中指をそっと秘所のあたりに押し当てた。
クチュ、と小さな音がした。
「ンアッ……!」
ブルッと智史が身震いする。僕は耐えられず、その光景から目を逸らした。

(つづく)
497名無しさん@ピンキー:04/05/25 12:25 ID:vQsQdLOx
今オリジナルでTS書いてまつが…激しく長編になりそうな悪寒。

内容的には、突然女性化してしまった男(主人公)と、工事によって人工的に
女性化した兄(ニューハーフ)が、主人公を元に戻すというストーリーです。
兄弟(姉妹?)のカラミありの、強襲ありの、かなりのボリュームになりそう。

当方801書いてたことがあるので、若干そっちよりですけど、あくまでTSで。
切のいいところまで出来たら順次公開していきます。
ここに貼るのは大変なので、適当にアカウント取って。
498名無しさん@ピンキー:04/05/25 13:41 ID:ncKIpk+d
手術や改造でなくて工事?!
すまん、汗水流しながら人体に穴を開けたりほじくりかえしたり
するドカタのにーちゃんを想像してしまった…。
499名無しさん@ピンキー:04/05/25 13:44 ID:80g9n6/3
きっと、削岩機で股間に穴開けるんだよ




イタソー……_| ̄|○
500名無しさん@ピンキー:04/05/25 14:01 ID:ldM7AchH
>>497
いいですね、そういうの好きですYO!
ニューハーフなお兄さんのキャラにかなり期待です。
激しく長編ってのも楽しみ。
作品公開まで首を長くして待ってます。

>主人公を元に戻すというストーリー

最後は元に戻すの失敗きぼん(w


>>498
工事っていいかたは割と普通にするような……
ああもちろんドカタのにーちゃんがガッツの人みたいな女性にTSするのも
萌えですけど(w
501名無しさん@ピンキー:04/05/25 14:20 ID:47/h2Ug/
女の子にもTS趣味持ちの方がいるんだなぁ、と、ここ最近で知った。
TSって、てっきり男のドリームと思ってたなー。
502名無しさん@ピンキー:04/05/25 14:34 ID:EVFm/bmq
ごめん、オレ工事って単語をそういう風に使う事例、初めて知った。
新聞とかでも普通に使う表現なの?
503名無しさん@ピンキー:04/05/25 14:59 ID:UYBlOFof
>>501
つか元々その手の小説・漫画って
女性とゲイの人のものだったんだけどね。

ここ最近男の人むけの、エロ系TSストーリーが
ネットとかで爆発的に世の中に広まったから
読む層も、作品の性質も変わってきてるけど・・・

まぁ、女のほうが純粋にTSストーリーを楽しんでるのは
間違いないと思う。 男の人は性欲まじってるでしょ?
女はえっちぃ話には萌えるけど、その先ハァハァはないもん(w

>>497
激しく期待していまつ。 姉は完全に工事済み? 多摩梨竿有り?
504名無しさん@ピンキー:04/05/25 15:03 ID:UYBlOFof
>>502
トラジェン(GID)とか、ニューハーフのあいだでは
良く使われてるよ。 知り合いにGIDやNHがいたり
NH風俗行ってる人だったらすぐに分かると思う。
505名無しさん@ピンキー:04/05/25 15:12 ID:vQsQdLOx
497です。

>>498-502
工事という表現はよく使われますよ。さすがに新聞では使われませんが、
バラエティ系のTV番組なんかでは使われることが多いです。性転換手術=工事かな。


執筆作業ですが、兄弟のカラミに突入しました。カラダは兄弟どちらも女性なので、♂X♀
というわけではなく、肉体は女性同士なのに、男同士という感覚がありつつ、男性に犯される
女性の気持ちにもなる主人公の複雑な心を描くのが難しいです。パッと思いついた設定なだけ
に、書けば書くほど泥沼にはまっていきそう…。

公開の見通しはまだたたづ…_| ̄|○
506497:04/05/25 15:18 ID:vQsQdLOx
>>503

姉は工事済みのコンプリート(wです。
百合の世界は未開拓なのでむつかし…。濡れ場の表現のために本買おうかな。

505のAA、おかしくなった…手入力したのがまずかったか…
507名無しさん@ピンキー:04/05/25 15:44 ID:80g9n6/3
まぁ、取りあえず性転換手術を=工事と呼んではばからない人たちは、
完全なスレ違いじゃないかってことだけはわかった。
強制女性化ってあくまで男性視点だよ。
SMでいうとSの立場だ。だから女になった自分を想像して(;´Д`)ハァハァ
しているわけじゃなくて、そういう状況に追い込まれたTS娘を陵辱してい
ることに(;´Д`)ハァハァしているんだよ。>1をよく読め、勘違いするな。

つーわけで>>503->>506は、見てるのはかまわんが、でしゃばらんように。

508497:04/05/25 15:58 ID:vQsQdLOx
>>507
スレ違い、申し訳ないです。ご指摘感謝します。
執筆活動に専念し、あまりでしゃばらないようにします。
509名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:01 ID:UYBlOFof
>>507
過去ログ嫁、 ここの住人にはその2タイプと
シチュ萌えできる人、合わせて3タイプいるよ。

ついでに、>勘違いするなとか、>でしゃばらんように
とか、いったい何様? 意見を言うにしても言い方があるじゃん。
荒氏紛いの童貞君は、TSして自分の姿にハァハァしてろYO
510名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:10 ID:qSnTvOLR
>>509
後ろ2行が全く矛盾してる。

つーか、過去スレ嫁、勘違いしているのはお前のほう
511名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:21 ID:ncKIpk+d
507
>TS娘を陵辱していることに(;´Д`)ハァハァしている
禿しく意義あり。自分の楽しみ方を他人に強制するのはいかがなものか。
漏れ的には本来責める側たる男が責められる側になってしまうギャップに
萌えるとゆーのもあるが。

>503
漏れのTS作品原体験は「おれがあいつであいつがおれで」と「ボク玉三郎」
というおおよそ20年前の作品にさかのぼるワケですが、最近というよりも
少年誌のお色気モノ シチュエーションの定番っぽい気がします。

つーか、楽しみ方に優劣つけるのは荒れる元なのでヤメレ。

どちらさまもマターリ。
512名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:26 ID:mnqTkKd7
もちつけ。

別にスレ違いとかの論争やっても、職人が嫌気さしていなくなるだけで、有益なことは何も無い。
非強制スレのように、禁止語句を指定しやすいようにするとかして、
共存するようにするべきだろ?

読んで面白いかが問題であって、内容は原理主義的にこだわる必要は無いんじゃないか?
513名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:30 ID:ldM7AchH
>>508
497さん、乱暴な物言いをするスレ住人がいる一方で、497さんの作品の
公開を楽しみにしてる住人もいるので、執筆頑張ってくださいね。
たまたま煽りっぽいレスがついてしまったのは残念だけど、それはまあ
2chでのことなんで、さらっと受け流してください。

>肉体は女性同士なのに、男同士という感覚がありつつ、男性に犯される
>女性の気持ちにもなる主人公

このへんすごく面白そうです。
もし出来上がりが「強制女性化」にいまいち合わないと思ったら姉妹スレ
の↓もありますし。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083409293/

ちなみになんで497さんの話題で煽りが入ってしまったかというと、空想・妄想
としてのTSを扱うスレやサイトでは、リアルのGIDの話題はいろいろな経緯か
らタブー化してるんですよ。(そのこと自体には私も賛成ですが)
だもので、497さんのレスに単語レベルでの拒絶反応があったんだと思います。
ま、スレが落ち着いた流れになったらまた名無しで遊びにきてください(w
514名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:35 ID:UYBlOFof
>>510
うしろ2行の意味も分からないなんて・・・最近の荒氏は君?

ふぅ・・・スルー対象と気付かなかった自分に・・・orz

>>511
もうまたーりしてるよ。 漏れのTS作品原作品は・・・歳がばれるからやめとこw

>>512
最近ここも、向こうも原理主義が跋扈してるから疲れる・・・。
エロパロにTS見に来てる分際で、他人の嗜好にケチつけるなと言いたい。

>>513
向こうでもあったけど、リアル用語を使ってたとしても
ネタかきこに対して、リアルウザイと言ってくる、アフォはいかがしたものだろうか・・・。
515名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:39 ID:06qRKGJ2
>>497
間違っても工事済みの兄がメインにならないようにお願いします。
リアルな外見のみ変更は、ぶっちゃけジャンル違いなんで。
女の見た目ではなく、女の肉体(子宮や卵巣もあるような)を持たされた男がメイン
なんで、脇に工事済みキャラがいる分にはOKでもそちらに比重がかかるようだとスレ違いに
なってしまいます。

で、工事済み兄が邪魔なら別のキャラにしても良いんじゃないですかね?
このスレ的に重要なのは工事なしで女になってしまった弟くんだけなんで、それと絡めて
話を創りやすい別のキャラでも良いんじゃないでしょうか?
516名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:42 ID:UYBlOFof
面白かったら、兄がメインでも
外見だけ工事でも何でも良いよ。

原理主義はしばらく書き込むな
517名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:45 ID:etWgHV3s
>1が読めないやつもいるんだな。
漏れは >507に賛成。
何でもかんでもOKにしちゃったら、スレの独立性が損なわれるだろ?
何のために、様々なTS関連スレがあると思ってるんだ?

>514 矛盾してるではないか。まさにダブルスタンダードの典型
>とか、いったい何様? 意見を言うにしても言い方があるじゃん。
>荒氏紛いの童貞君は、TSして自分の姿にハァハァしてろYO
文意じゃないよ、お前さんの態度だ。
つーか自作自演ご苦労様。
昼間は社会性の欠落した自己昼主婦とかいるから、困ったもんだな。

自分が女性化しちゃうのはこっちだろ↓
もし理想の女性に生まれ変わったら… その5
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073416983/

518名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:48 ID:UYBlOFof
自演乙  荒氏はTSしてオナってろYO
519名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:49 ID:ldM7AchH
>>515
まあまあ。497さんの場合、このスレにSSとして投下するわけでなく、御自
分でサイト立ち上げるなりして公開するみたいだから、あまりスレ住人の
注文を押しつけてしまうのも。

個人的な意見としてはTSした主人公にニューハーフのキャラ(それも兄!)
が絡むのって新鮮な萌えが期待できそうと思ってます。
520名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:51 ID:UYBlOFof
つかこの童貞男は串使ってID変えてまで、何が主張したいんだろう・・・。

自演する椰子に、IDも変えてない漏れが自演と言われるなんて・・・変な世の中。
521名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:51 ID:Y00wsfDm
>>518
荒らしが荒らしに気がついていない典型例。早く出てけよ(ワラ
522名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:52 ID:UYBlOFof
>>521
ID変えてもバレバレ、アフォすぎるな。
523名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:58 ID:8eREx6j+
>>520
漏れのIDがコロコロ変わるのは接続環境によるのだ。
列車移動中なんで、プチプチ切れる。
まぁヒッキーダブスタには何のことだか理解できんかもしれんが。
ちなみに宅テレの人妻と一発やった(爆
童貞というより、主婦の敵かもな(ワラ
524名無しさん@ピンキー:04/05/25 16:58 ID:ldM7AchH
まあ、あれですよ。
煽りに煽りで返しても不毛ですのでほどほどに。。。

気分転換に理想の女性スレからこんなの拾ってきたんですが。
周囲の男がみんな従順な美少女になったらアナタなら何しますか?


475 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/05/24 19:48 ID:tTj0LeJn
地球人と交配できる宇宙人が侵略の為、全人類非力な美少女化を行ったとしておけい。
全部女にすれば純血地球人そこまで&獲物倍化でラッキー
デブオタは、ムチムチグラマラス美少女に
ガリオタは、スレンダーロリ系美少女に
スポーツマンは、スポーツ少女に
元のタイプに沿って美少女化。
ついでに闘争心や反抗心が軽減されていれば支配も楽。
なんなら、自分だけ効かない体質で人類最後の男で従順な美少女を率いて反抗とかいう
ハーレムモード妄想でもOKだ。
525名無しさん@ピンキー:04/05/25 17:20 ID:UYBlOFof
>>524
ミイラ取りがミイラに、まぁ漏れも荒氏だねw

今日ここの荒氏と遊んでひとつ分かった事。
『荒氏は串を使って自演する』

今までこのスレと、向こうのスレに粘着してる
原理主義、自治厨的荒氏は、沢山いると思ってた。
でも良く見てみれば何と言う事はない、串使い荒氏がいただけ。

自分の発言に自分でレスつけて自演してる癖に
列車移動中とか接続環境なんて馬鹿言ってるし・・・もうアボカドあふぉかと・・・

旧ログは板ID検索出来ないから、なんとも言えないけどね。 

不毛な争いをしてもアフォらしいので止めときます。


>周囲の男がみんな従順な女性になったら・・・。

とりあえず家事・洗濯・炊事・掃除をやらせる。
夜は普段のお返しとばかり、攻め立てて・・・w
上司にOLさせて、言葉責めも良いかも、夜はもちろん・・・(ry
526名無しさん@ピンキー:04/05/25 17:54 ID:ApHaWoM9
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sec2ch/1070564166/55
二人してバカやってるからアク禁になるんだよ(w
527名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:29 ID:Oo+alxbi
>>ID:UYBlOFof
電波状態の良くないところで自動再接続設定のモバイル環境
でアクセスすると、串なんか使わなくてもIDコロコロ変わるよ。
俺も縁使いだから、外で使ってるとそうなる。

まぁ妄想もほどほどにね。自己正当化もそこまで必死になっ
てるとかえってウザイ。

それとアク禁じゃなくてサーバー障害でしょ?

【速報】2chの全板で書き込み障害が発生
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1085474957/

それより、あんた書き込みするほどボロ出てきているから
さっさと引っ込めば?
原理厨とか言ってるけど、スレ違い論議で荒れるよりはマシ。
基本は>1にしたがうべきじゃないの?
528名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:38 ID:UYBlOFof
自演乙!  

>自己正当化もそこまで必死になっ
>てるとかえってウザイ。

自己正当化乙!


>スレ違い論議で荒れるよりはマシ

いつまで続けるの? さっさと引っ込めば?
529名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:39 ID:YLBy7BKU
>>525
>>周囲の男がみんな従順な女性になったら・・・。

>とりあえず家事・洗濯・炊事・掃除をやらせる。
>夜は普段のお返しとばかり、攻め立てて・・・w
>上司にOLさせて、言葉責めも良いかも、夜はもちろん・・・(ry


ヴァカ主婦氏ね。出ていけYO!
530名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:45 ID:UYBlOFof
>>529
短ショウ・包茎・彼女いない歴20年野郎は氏ね。 
531名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:48 ID:VoCxE/5+
書き込みできないくらいでは頭冷えん奴らなのだな。
文芸板の議論厨と独善GIDの喧嘩にそっくりだ。
532名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:52 ID:UYBlOFof
普通に書き込み出来ますが何か?



586 名前:○ 本日のレス 投稿日:04/05/25 18:47 A6TwuXCA
n
533名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:52 ID:Wzp/Ds9Z
まぁ、なんにせよ荒しの原因の一端が見えたね。
釣られ続けるヴァカがいる限り、荒らしはなくならない。
腐女子立ち入り禁止にしては?
534名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:56 ID:UYBlOFof
>>533
自演&情報操作乙



串使ってまで自演したがる荒氏にムカついたから反論したまで。

自演してもバレバレでキモイ。 いい加減に止めたら?
板ID検索すればすぐに分かる。 ついでに串食べさせようか?
535名無しさん@ピンキー:04/05/25 18:59 ID:VoCxE/5+
荒らしと釣られるバカじゃない。どちらも荒らし。
536名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:01 ID:Wzp/Ds9Z
>>535
同意
537名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:03 ID:Wzp/Ds9Z
>>534
妄想やめれ
538名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:03 ID:XoGOv9SK
本日のNGワード
UYBlOFof
539名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:08 ID:VoCxE/5+
この手の喧嘩をしてる奴を見るといつも思うんだが、
最後に書けば勝ちだと思ってムキになってるよな。
最後に書いた奴は池沼ってコンセンサスは生まれんもんかね。
540名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:08 ID:Wzp/Ds9Z
801系の人間とGID系?の人間が混じると必ず荒れるね。
どこ逝ってもそうなん?まるで、隣国ネタのようだ
541名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:09 ID:Wzp/Ds9Z
>>539
>>池沼 
すまん、そのネタ良くわからん。
542名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:11 ID:UYBlOFof
>>535
今日の荒氏は妙に気に障っただけ。
自演も串もウザイ、IDころころ変える椰子は最低。

いらついてる日に絡まれたから釣られたけど
普段はスルーしてるよ、アフォ!
543名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:12 ID:Wzp/Ds9Z
生理か?




って相手にしたらイカンのだよな・・・・_| ̄|○イッテクル
544名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:15 ID:UYBlOFof
>>543
悪いか!
545名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:15 ID:VoCxE/5+
音読みすれ>>池沼
すまんが現時点で無関係の君が池沼って事になっちまった。

Σ( ゚Д゚) ハッ、俺か!
546名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:16 ID:uNaDtWhg
おまいらもちつけ
     /\⌒ヽペタン
   /  /⌒)ノ ペタン
  ∧_∧ \ (( ∧_∧
 (; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
 /  ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O   ノ ) ̄ ̄ ̄()__   )
 )_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(

また職人の方々が逃げちゃいますよ?
547名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:19 ID:Wzp/Ds9Z
>>545
ち・・・・ ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン
いや、雑談で少しレス隔離すれば、収まるかと思ったんだが、
駄目だった _| ̄|○ ム、ムリョクダ・・・・
548名無しさん@ピンキー:04/05/25 19:35 ID:VoCxE/5+
>>547
名誉池沼は君の物になったが、常人なら
流れを見て別の正しい判断をしてるだろ。
ま、そろそろお開きだな。
549名無しさん@ピンキー:04/05/25 20:35 ID:ldM7AchH
そろそろ雰囲気落ち着いたかな?

スレ空気の中和のために、ネタ振りなんぞを。
強制女性化の犠牲者が女悪魔なり女医なりに性的に責め抜かれて、
「射精してしまったら最後、お前は女になるのよ」と宣言された上で抵抗も
むなしく射精に導かれ、息つく暇も与えられずそのまま女性化される。
なんぞという展開が萌えだと思ってるんですが。いかがなものでしょ?
「人生最後の射精、たっぷりと吐き出してしまいなさい」とか女にいわせて。
550鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/25 21:17 ID:QyPio+X2
でんでん氏の作品とCASE.02外伝をうpしました
不具合等がありましたらご連絡をお願いします
http://yellow.ribbon.to/~torieroparo/
551名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:24 ID:hU4tf89O
>>550
乙カレー
552名無しさん@ピンキー:04/05/25 22:06 ID:GWbft96e
>>550
http://yellow.ribbon.to/~torieroparo/308%5Cvalentine.htm
すべて404 not found なんスけど…
553名無しさん@ピンキー:04/05/25 22:28 ID:47/h2Ug/
>>511
漏れのTS作品原体験は「おれがあいつであいつがおれで」と「ボク玉三郎」
というおおよそ20年前の作品にさかのぼるワケですが、最近というよりも
少年誌のお色気モノ シチュエーションの定番っぽい気がします。

TSのパイオニアって、やっぱり「転校生」あたりまで遡るんだろうか。
たしかにTSって少年誌のお色気モノって感じするなぁ。「らんま1/2」あたりが原風景
になってる御仁も多いんじゃなかろうか。
というかTSコミュニティ自体が、そいうのが育って集積したって感じか。
(少年時代特有の、ちょっぴりHとか、変身願望とかの、残滓って感じもする)


なにか、TSの原風景になったような、心にのこる作品ありますか?
554名無しさん@ピンキー:04/05/25 22:55 ID:ldM7AchH
>>553
原風景ですか。自分の場合、蓬莱学園かなぁ。

>少年時代特有の、ちょっぴりHとか、変身願望とかの、残滓

あ、その感覚、なんとなく同意です。
人によっても違うだろうけど、日本のTSFサイトが海外TSサイトと雰囲気
違ってティーンエイジャーの主人公が殆どなのもそのへんに理由があ
るのかもです。

>>552
ttp://yellow.ribbon.to/~torieroparo/308/valentine.htm
うちではトップページから普通に見れますよ。
555名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:02 ID:jqeGGVm+
>>553
俺は奥浩哉(字あってるかわからん)の『変』かな。
『転校生』は後から知った。俺も同じように少年向けのエロ話というのが俺的感覚。
女性も読むとは意外だった。
たぶん視点的には攻守入れ替わってるんだろうな。
556名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:46 ID:MKsTdpE2
>554
> 原風景ですか。自分の場合、蓬莱学園かなぁ。

錬金術研の実験?狂科の人体改造?旧図書館の呪い?
あの学園の場合、TSのネタには事欠かんもんなぁ…米村孝一郎もマンガ描いてるし。
根拠はないが多分、女生徒の1%(約500人)ぐらいは元男なんじゃないかな。

そういや、91年だか92年だかのミス蓬莱もTS娘だったっけ。
557名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:13 ID:+6YGB4lI
>549
 (・∀・)イイ!
558名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:19 ID:tLMyy63/
>>549
3点
559夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:34 ID:vJ9PdAt1
>>496
平穏な日常の中でさえ、ある日を境に突然女になってしまったら途方に暮
れてしまうだろう。まして、こんな“異変”のさなかでは。自分の身体が
なぜか少女のものになってるという事実を、僕は完全に持て余していた。
心が順応する余裕も与えられず、ひたすら異性の肉体に振り回されている。
無理やり押し込まれたこの少女の体は、僕の男としての人格を束縛しよう
とする拘束衣みたいだ。
肌に張り付いた濡れた布地の不快感から少しでも自由になろうとカッター
シャツの胸元をつまんで揺すり、空気を送り込んだ。
そのときのバサバサという派手な衣擦れの音で、真人が目を覚ました。
「ん……朝、なのか……?」
「そうみたいだよ」
と黒板の上の時計を指してみせた。
「何も変わっちゃいないってことか」
真人は眠気を追い払うように寝癖のついた髪を手で掻き回した。
僕はひとつだけ、真人に確かめたいことがあった。
真人の前に回り、膝をつき合わせるようにして座った。
「マサ。夢は見なかったか?」
「夢?」
「暗闇の中で、その……化け物が出てきたりする夢なんだ」
「いや、そんな夢は見てないな。俺、もともと夢はあまり見ないほうだし。
でも、なんで?」
「ん、そんな深い意味はないけどさ」
曖昧に誤魔化して質問を切り上げた。
どうやら、真人は僕や智史が見たような夢は見ていないようだ。
もし、女性化した者だけがあの奇妙な夢を見たのだとしたら。そこにはど
んな意味があるのだろう……?
560夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:37 ID:vJ9PdAt1
「なあ、悪い。朝でさ、ほら……勃っちまってるから。正直、目の前でそ
の姿見せられると、ツライよ」
「えっ……」
真人は腰を引き気味にしていた。そうか、起き抜けだから男の朝の生理現
象に見舞われているのか。
ちらりと見ただけでジッパーのあたりが小さなテントを張っているのが分
かる。逆の立場になって考えれば、真人の気持ちは簡単に理解できる。朝
立ちも収まらないのに至近距離に裸の胸が透けて見えるような女にいられ
たら、嫌がらせのようなものだ。
だけど同時に、真人の言葉に胸が痛くなった。体が変わってしまったこと
で、親友であるはずの真人に距離を置かれた気がしたからだ。真人だけで
なくみんなが僕を違う生き物として扱うようになってしまったら……。
「なに恥ずかしがってんだ。朝勃ちぐらい男なら当然だろ。健康な証拠!」
おどけた口調で言って、真人の背中を叩いた。
どんなに体が変わっても中身は男だった狩野由之と同じなんだ。それを真
人に分からせようと僕は必死だった。
「ヨシ、お前……」
「もう! このカラダ見て朝から欲情しちゃいました、って正直に言えば
いいのに」
「バ、バカ、誰が親友に欲情なんて!」
「まあまあ無理するなって。僕だってこんなエッチな格好した女の子がい
たら、欲情してるって。ほうら、せっかくだからサービス!」
僕はふざけて真人の手をとると、自分の乳房に導いた。
手を押し当てられて、くにゅっとふくらみが変形した。
真人は目を丸くしていた。そして真人の下半身はあまりにも正直に反応し
ていた。クンッと股間のテントが高さを増したのだ。
561夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:40 ID:vJ9PdAt1
親友の真人が……僕の体に触れて欲情している……
自分でやったことなのに、僕はなぜか大きなショックを受けていた。そし
て、それ以上に真人は傷ついたような悲しそうな顔をして僕から身を離し
た。
「ごめん……ふざけすぎた」
「いや。俺が情けないからいけないんだ」
……僕はバカだ。
きのう、真人はみんなの見ている前で政にペニスを弄られて無惨にも射精
させられてしまった。そのショックがまだ心に残っているはずだ。それな
のに僕は無神経なことをしてしまった。僕はただ、心は男だということを
分かってほしかっただけなのに。
「あはは、真人は朝勃ち? 恥ずかしいからさっさとトイレで鎮めてきな
よ」
無邪気に笑って言ったのは智史だった。
「でも、いいなー。目が覚めても朝勃ちの気配もないってのも、これで寂
しいんだよ?」
と智史は股間の平坦さを強調するようにズボンのすそを吊り上げた。
智史はどういうつもりなんだろうと、僕も真人も呆気にとられた。
すると智史は教室をぐるりと見渡した。
「ほら。そろそろみんな起きてきた。元の世界に戻るために、やること、
考えることは山ほどありそうだよ」
「ああ」
「だからね、僕はひとまず受け入れることにしたんだ。女の子になっちゃっ
たって事実をそりゃ男に戻りたいけど、深刻ぶったところで解決にはなら
ないから。それよりはこの状況を楽しむことにしたんだ。そのほうが建設
的でしょ?」
562夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:42 ID:vJ9PdAt1
同意を求めるように小首をかしげる智史。意識してのことなのかどうか、
その仕草はそこらの女子よりよほど女の子らしかった。
「深刻ぶっても解決にはならない、か。そうだよな。俺も目が覚めたよ」
「智史って、意外と考え方がしっかりしてるんだ」
「やだな。よっぽど頼りないって思われてた、僕?」
クスクスと笑う智史。
「ううん。頼りないのは僕のほうだな。同じ境遇なのに。智史のそういう
合理的な考え方って、やっぱり男のものだと思うよ」
僕がそう言うと、智史ははにかんだような顔で頷いた。
そのとき後ろから控え目に誰かが肩をとんとんと指で叩いた。
振り向いて立ち上がると、佐々原小春がそこにいた。小柄で明るく、面倒
見のいい女の子だ。クラスが別なので、それほど詳しいことは知らないけ
ど。
「狩野君と久住君。ちょっとこっちきて」
小春は廊下のほうへ向かって歩いていき、そこで手招きをした。
いったいなんだろう?
「あー、羽村君はちょっと遠慮してね。ごめーん」
一緒についてこようとした真人に向かって小春は待ったをかけた。
僕と智史は小春について教室を出た。
廊下には須藤真紀と、女性化した元・男子生徒が全員揃っていた。荻野政
、瀬川良祐、檜山慎二。そこに僕と智史が加わったことになる。女性化し
たみんなは程度の差こそあれ、服がひどいことになってた。きのう圭一た
ちに乱暴に扱われて服が破けたりしている上に寝乱れて皺が刻まれ、さら
に大量の汗で水を被ったみたいになってる。
智史が耳打ちしてきた。
「濡れてるのが妙に色っぽくて、いい眺めだよね。自分がその一人じゃな
きゃよかったけど」
563夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:43 ID:vJ9PdAt1
「はは、まったく」
と苦笑してそれに答えた。
眼鏡少女の真紀が先頭をきって歩き出した。
「いこう」
と、小春がみんなを促す。
いこう、って、どこへ行くんだろう?
という疑問を読み取ったように真紀が口を開いた。
「更衣室のシャワーが使えるみたいだから、男の子たちより先に私たちが
使うことになったの。さっき隆哉君と相談して、そういうふうにしようっ
て」
「女の子、か」
ハスキーな声でつぶやいて慎二は自分のバストの重さをはかるように下か
ら支えた。
「俺たちは“女の子”に入るの?」
と、慎二。
慎二は元が比較的大柄で身長一八〇近くあった。どうも女になって少し背
が縮んでるみたいだが、それでも女にしては大柄だ。といって男女という
ふうでもない。女性的になった顔立ちはちょっときつめの美人といってい
い。
「あなたたちも体は女性なんだから、まさかほかの男子たちと一緒にシャ
ワーを浴びるわけにはいかないでしょ。私も悩んだけど、隆哉君がこうす
るのが自然だって」
なにかにつけ黒部隆哉の名前を持ち出すんだな、と僕は思った。
クラス委員長らしく生真面目に説明する真紀に、慎二は無言で肩をすくめ
ただけだった。女子バレーの選手みたいに身長のある慎二がそういう仕草
をすると妙に様になっていた。真紀をフォローするように小春が続けた。
564夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:45 ID:vJ9PdAt1
「ここにいるみんなは急に女の子になっちゃって大変だと思うの。あたし
だって、自分が突然男になったら戸惑うと思うし。だからみんなの力にな
りたいの。あたしたちでよければ、いつでも相談に乗るからね」
「ありがとう、小春ちゃん。真紀ちゃん」
智史は屈託のない笑みを浮かべて小春たちの横に並んだ。小春、真紀と並
んでまるで智史まで生まれながらの女の子だったみたいだ。しかも並んだ
三人の中では、なんというか、智史が一番の美少女だった。
真紀に先導されて辿り着いた更衣室は、当然というべきか女子用更衣室だっ
た。
女子更衣室に入るなら、ほかの男たちと順番をずらさなくてもいいような
気がしたが、考えてみたら男女の更衣室は隣同士だ。同時にシャワーをつ
かったりしてると、男たちの中でへんな気を起こすやつが出ないとも限ら
ない。
「うわあ。僕ここに入るの初めてだ」
「初めてじゃなかったら問題あるわよ、羽山君」
「それもそうだ。えへへ」
頭をかいておどけてみせる智史。僕も智史を見習って、へんにこだわらず
女子更衣室に入ることにした。
男だからこそ、ここは思いきりよく服を脱ぐべきだろう。
汗でべとべとするカッターシャツとズボンを脱ぎ捨てた。さらにトランク
スも。
すでに全裸になってた智史が僕の胸をしげしげと見た。
「……僕のが大きいね」
「ばか……恥ずかしいこというな!」
シャワー室に入って水栓をひねると冷たいシャワーが降ってきた。欲を言
えば熱いシャワーを浴びたかったが、冷水でも体中にべっとりとついた汗
を流すには充分だった。
565夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:47 ID:vJ9PdAt1
シャワーの雨滴が皮膚を弾く。
女になって全身の皮膚が敏感になっているのは感じていたけれども、こう
してシャワーを浴びると、それが強く実感できた。男の体では、こんなに
くすぐったくなったりはしなかった。刺激に慣れるまで乳房を腕でかばっ
ていないと感じすぎて声を出してしまいそうだった。
しばらく水に打たれているうちになんとか我慢できるようになってきた。
乳房の形にそって水が流れていくのを感じる。
シャワーの水を浴びながら、自分の胸を見下ろして、あらためて乳房を観
察してみた。ツンと上を向いた形のいい乳房だ。体重を移動させるたびに
プル、プルと瑞々しく震えるふくらみ。手で包み込むと、なんともいえな
い心地よい弾力とやわらかさを同時に感じる。健全な男子なら誰だってこ
んなバストを好きなだけ見て触っていいといわれたら、涎を垂らして飛び
つくだろう。僕だってそうだ。ただひとつの問題は、その欲望の対象が自
分自身の肉体だということだ……。どんなにこの極上の胸を弄り回したと
しても、今の僕はそれ以上先に進めない。高まった欲望を吐き出そうとペ
ニスをしごくことすらできない体なのだ。考えようによっては、拷問だ。
常に欲望の対象が手の届くとこにありながら、その欲望を満たす器官を欠
いているのだから。
シャワーが冷たい水で良かった、と思った。
頭が冷やされるせいか、へんにエッチな感覚にはまらないで済んだ。冷た
い水が淫気を洗い流してくれるような感じがした。
ひとしきり全身を洗い流してから、シャワー室を出た。
「はい、タオル」
と千春に乾いたタオルを手渡された。
「ありがとう、千春」
「わあ、狩野君もすごく綺麗。みんなスタイルのいい女の子になってて、
なんだか羨ましい」
566夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:49 ID:vJ9PdAt1
「やだなあ、そんなじろじろ見るなってば……」
タオルで体を拭いていって、ふと着替えのことに考えが及んだ。
あの汗で濡れた服をもう一度身に着けるのはちょっとなあ……。
「あ、着替えも用意しておいたからね」
「え?」
千春が指した先には、きちんと畳まれた白いTシャツのような服が置かれ
ていた。
それを手にとってみて、その服の正体を知り、僕は固まってしまった。
僕が手にしていたのは学校指定の体操着の上下だったのだ。それも女子の。
コットンシャツのほうはいいとして、下はあろうことかブルマだ。
「こ、これを着ろと?」
情けない声で僕は尋ねた。
「購買部の在庫からとってきたの。あのボロボロになった服よりはマシで
しょ」
「男子用の体操着はなかったの?」
「それはあったけど、在庫がそんなに数ないから。ほかの男子のみんなだっ
て着替えは必要になるでしょ。だから黒部君と相談して、狩野君たちには
こっち着てもらうことにしたの」
「そりゃ、もっともだけど……」
「それからこれ。下着は女の子用が必要でしょ」
これもやはり購買部の商品だったと思われる、プレーンな白のパンティと
ブラだった。
「……必要なの?」
「下着なしは変な人になっちゃうよ」
さっきと同じ理屈で、男物の下着がいいといっても却下されてしまうんだ
ろう。
567夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:50 ID:vJ9PdAt1
びっくりするくらい小さな布きれに見えるパンティをつまみあげて僕はた
め息をついた。
「女の子の体はデリケートにできてるから、下半身にちゃんとフィットす
るパンツを穿いてないといろいろ困るんだから」
小春に説得され、しかたなしに僕はパンティに足を通した。
小さな布きれはぴっちりと引き伸ばされ、股間にぴったりと密着した。な
るほど、大きな突起物のない股間にはこういう下着が向いている。認めた
くはないけど、パンティを身に着けた感触は心地よかった。その上からブ
ルマを穿いたのは勢いの産物だった。いつのまにか脱ぎ捨てていた制服が
運び去られていてほかに選択肢がなかったということもある。
コットンのシャツに袖を通そうとしたとき、後ろから小春の手が回って、
胸に何かを巻き付けた。
胸を覆った布切れがブラジャーだと理解できたとき、小春が僕の背中でパ
チリとホックを留めていた。
「狩野君は男の子だったから知らないと思うけど、ブラって自分で胸のお
肉をカップに引っ張り入れなくちゃいけないのよ」
「ちょっと待っ……!」
小春は、容赦してはくれなかった。
むにゅ。
本当にそんな擬音が聞こえそうな勢いで小春が僕のバストを掴んだ。
「あっ、ん……」
「我慢して。こういうもんなんだから」
脇のあたりで流れていた肉を寄せ集めるようにしてカップの中に詰め込ん
でいく。
小春の、女の子の手でオッパイを掴まれて……。
「ん、あっ」
568夏の夜の夢 ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 02:51 ID:vJ9PdAt1
「や、やだ。変な声出さないで……あたしまで恥ずかしくなっちゃうじゃ
ない」
「そういわれても、胸掴まれたら……」
「女の子はみんな毎朝やってる、普通のことなの!」
きのう圭一に同じ場所を触れられたときはあれほど鳥肌が立ったのに、小
春のきれいな手で触れられるのは少しも嫌じゃなかった。ただ、くすぐっ
たいだけだ。
僕は改めてブラをつけられた自分の上半身を上から見下ろした。
胸がすっぽりとブラに包まれ、支えられてるのは、認めたくないけどやは
り快適だと認めざるを得ない。そのかわり胸の隆起が圧迫されていて常に
バストのことを意識させられてしまうという性質もある。
最後にコットンシャツを着た。
女子用体操着の上下を身に着けた自分の姿を見下ろしてみた。下に付けた
ブラのせいでシャツの胸はくっきりと盛り上がっている。そして下半身の
ブルマ。ズボンを穿いていたときはあまり目立たなかった腰から尻にかけ
ての丸いラインと、でっぱりのないスムーズな股間が強調されてしまう。
「うん、似合ってるよ」
と小春に言われて、正直複雑な気持ちだった。
歩いてみると、密着したブルマの生地の感触が妙に気持ちよかった。体に
密着した伸縮性の布地が快感なのだ。

(つづく)
569315:04/05/26 02:57 ID:vJ9PdAt1
夏の夜の夢、今回ここまでです。ヌキ所なくて本っ当にごめんなさい。
導入部はだいたい終わったので、あとはなるべく駆け足で怒濤の凌辱編
へと煤みたいです。
由之のホノボノ女の子ライフもこのへんまでですね(w

どうでもいい話ですが。
カッターシャツってワイシャツのことです。なんでもカッターシャツって呼び
方は関西の地域で多いのだとか。本当ですかね?
570315:04/05/26 02:59 ID:vJ9PdAt1
あと服装のことでもうひとつ。
いまどきの学校でブルマはあんまりないだろうってツッコミは却下です。
TSFの世界ではどんな学校でもブルマは現役。これ鉄則です。
571名無しさん@ピンキー:04/05/26 03:07 ID:k/qU7nve
>>315タソ
GJ! 乙でした。 ホノボノがしっかり描けてると
そのあとの陵辱シーンもいきてくると思います。
もう少しホノボノでじらしても(w)良かったかも・・・・・

つか関東じゃ、カッターシャツって言わないの?
学ランにカッターは、全国共通と思ってた。
572名無しさん@ピンキー:04/05/26 03:14 ID:vJ9PdAt1
微妙に名無しに戻りつつ……

>>571
ホノボノでじらしてってのは理想ですよね。
ただ、物理的な執筆時間の都合上、端折るとこは端折らないと。
もしかしたら一部ダイジェストで話を進めることもあるかもしれないです。

>つか関東じゃ、カッターシャツって言わないの?

下手すると自分と同年代だと「カッターて何?」という若人もいるかもです。
ワイシャツって言った方が無難でしょうねえ。
自分はナポレオン文庫の「俺はオンナだ」の表記に準拠してカッターシャツ
と書いてます(・∀・)
573名無しさん@ピンキー:04/05/26 03:19 ID:d79rl+ry
>315さん
ほのぼの萌え〜から一気に陵辱の惨劇へ??
期待してますハァハァ(*´д`*)
やはりエロパロ板ですから、主流はヌケてナンボかと……

カッターシャツって、水兵さんとかヨットマンの着るシャツ(カッターに載るから)だと思ってました←関東人
574名無しさん@ピンキー:04/05/26 03:46 ID:45YSrIXi
カッターシャツは西日本(九州・四国も)の方言だねぇ。
今ではワイシャツと同じくシャツを指す言葉だけども、
東日本ではホワイトシャツ(白いシャツ)がなまってワイシャツ(当字でYシャツ)となり、
西日本では、スポーツ用品会社ミズノの創業者が「勝った」という言葉から名づけた
運動用シャツの商品名「カッターシャツ」から現在のシャツにも使われるようになった。
西日本ではカッターシャツって言い方が主流だと思うけど
東日本では通じないと考えた方が無難だよ。
575名無しさん@ピンキー:04/05/26 04:10 ID:AmTkPB/7
>>574
ホゥホゥ、ためになるの〜c⌒っ*゚ー゚)φメモメモ...
ちょいと遅レスだけど

>>490
>奴隷、もしくは絶対的弱者の立場に無理矢理置いて壊れていく様を眺めて楽しむものなんだから。
強制TSモノのキモがそこにあるのは解るんだけど、
自分は「人間の自我にダメージを与える」事によってそう追い込む手段であって、
女性=絶対的弱者 という考え方ではないのね。(というか、そう考え方は苦手)
人格破壊の手段のひとつとしてのTSならふたなりはありだと思うのよ。
性向的にふたなり駄目ってんなら解るけど。

それと、そう言ったダメージを受けた人間が、
>あくまでも「立ち直る」じゃなくて「現状に適応する」。
「現状に適応する」ってのは「立ち直る」のと同義だと思うのよ。
「現状に適応できない」「現状を許容できない」から「躁鬱」になったり「自閉」になったりするわけで。
肉体改造までの人格破壊にあって現状に適応できるってのはかなり強い精神力だと思う。
577名無しさん@ピンキー:04/05/26 08:52 ID:vJ9PdAt1
おはようございます。いま自分の中で「返り討ちTS」が突発ブームになっ
てるんで、10時ぐらいまでに間に合うようなら1話完結の本来の意味の
SS(ショートストーリー)をちょっと投稿してみようかと思います。
578名無しさん@ピンキー:04/05/26 09:11 ID:/LVwggfs
楽しみー(*´∀`*)
返り討ち……なんだろう、どきどき
580名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:37 ID:vJ9PdAt1
返り討ちTS

ここは薄暗い城砦の最奥部。
巨大な鉄塊のような剣を手にした若い剣士と、その剣士の半分くらいしか
背丈のない歳の頃十二、三の少女が向かい合っていた。
剣士は萌えるような赤い髪と意志の強い碧の瞳をしていた。いまその顔は
憎悪に歪んで少女を見下ろしている。剣士の全身の筋肉に力が張り詰めて
いた。
一方少女のほうは、胸がわずかにふくらんだ幼い体形に不似合いな胸の開
いた碧のドレスを身に纏っていた。流れる黄金のような髪は少女の腰まで
届いていた。そのあどけない微笑みにはただ一箇所、決定的な違和感があっ
た。──微小にほころびた唇のあいだから、鋭い牙がこぼれていたのだ。
「魔女カーミラ! 貴様に滅ぼされた〈水の都〉の人々の無念をいま俺が
晴らす!」
「ふうん。お兄ちゃん、あのときの生き残りなんだ? もう、一〇年も昔
になるかなあ」
「貴様に復讐することだけを考えて俺は修羅の道を歩んできた。この命と
引き換えてでも、貴様を殺す!」
「うふふ……。生き残りがいるとは思わなかった。お兄ちゃん、一〇年前
はまだ子供だよね。じゃあ、目の前で家族や友達が体を腐らせ、心を狂わ
されて互いに互いを貪りあう様子を目の当たりにしたんだ。あははは、子
供心にそれはトラウマよねえ」
「貴様……!」
剣士アドルは己の身長ほどもある大剣を目の高さに構えた。魔の者と戦う
ため、禁断の塔でアドルが手に入れた魔剣“グリムドリュング”である。
アドルはもはや言葉を交わそうとせず、全身全霊を剣に集中した。
目の前にいるあどけない顔の少女が、一国の騎士団を難なく消滅させるほ
どの魔力の持ち主だということをアドルは知っていた。
581名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:38 ID:vJ9PdAt1
だが、剣の届く距離まで近づけた今、アドルには勝機があった。
いかなる町ひとつを吹き飛ばすような魔法もこの距離ではつかえまい。そ
して、邪悪な魔法であるほど、それを行使するさなかは術に魂を注ぐ魔法
使いの肉体は無防備となる。
少女──カーミラは、アドルが剣を構えても平然としていた。
呪文ひとつ唱えるでもない。
カーミラがドレスの裾についた埃に気付いて、それを払おうと屈んだとき。
アドルが床を蹴った。
音の速さも凌駕して剣が振り下ろされる。その先にはカーミラの白くたお
やかな首筋があった。どんな魔法の詠唱すら間に合うはずがない一瞬の斬
撃だった。床に転がる少女の生首の幻影をアドルは見た。
ガキッ!
異様な手応えに、アドルは目を見張った。
渾身の斬撃が受け止められていた。それも──少女の小指一本で。
「クスクス」
邪気のない清らかな少女そのものの笑い声。
「あなた、とっても強いわ。定命の人間がここまで強くなるのは、血を吐
くほど大変だったでしょうね」
アドルが剣を引こうとしたとき、カーミラが鋼の刃を指で挟んだ。
パキッ!
有り得ないことが起きた。魔を滅ぼすための魔剣が、いともたやすく折ら
れたのだ。か細い少女の指によって。
「魔法を使う時間などなかったはずだ!」
「あら。剣士さんは頭が固いのね。魔女と呼ばれてるあたしが、剣の道に
生きてきたお兄ちゃんより、単純な肉体の力で上回ってるとは考えなかっ
たの?」
「バカな……!」
「あははは。お兄ちゃん、お疲れ様。復讐に捧げてきたこれまでの人生、
水の泡だね」
582名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:39 ID:vJ9PdAt1
アドルは途中で折れた剣を逆手に持ち、カーミラの頸部にそれを突き立て
ようとした。
「うん、まだ心が折れないんだ。そういう人、あたし大好き! 決めたわ。
お兄ちゃんをあたしのペットにしてあげる」
少女のうなじに触れる寸前で折れた剣がぴたりと静止した。
カーミラが繊手を伸ばして頭上にかざされたアドルの腕を掴んだのだった。
「ぐあっ!」
カラン、と剣が床に落ちた。カーミラが優雅に指で撫でただけでアドルの
手首の関節が砕かれたのだ。さらにトンと防具を突いただけで、アドルの
肉体を守っていた防具はいくつもの鋼の板に分解して崩れ去った。同時に
アドルは血を吐いて体を二つに折った。
「おのれ……せめて一矢を……」
「すごい。まだ闘志を失わないんだ。それだけあたしが憎いんだ? 嬉し
い!」
カーミラはやおら屈むと、アドルの唇におのれのそれを重ねた。
「ん……む……!」
とろり、と甘い液がアドルの喉に流し込まれた。
「お兄ちゃん。いままで剣の修行ばかりで人間の女の子とエッチなことす
る時間もなかったでしょ。かわいそうだから、最後にあたしがお兄ちゃん
に男としての快楽を味あわせてあげるね」
「なに……を……ぐうっ!」
肩の付け根をトンと押されただけで腕が痺れて使い物にならなくなった。
続いて両脚も同じように自由を奪われた。
床の上に大の字に仰向けにされたアドルの服をカーミラの爪がいともたや
すく切り裂いていった。
「ふふ。男らしく鍛えられた素敵な体」
少女の手で裸身を撫で回されると、途端に体が熱くなった。
583名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:40 ID:vJ9PdAt1
「ねえ、お兄ちゃん。カーミラのお願い。オチン●ンを立ててちょうだい」
「ぐうっ……」
絹のように滑らかな手で下腹部を撫でられると、アドルの心と関係なく男
根がそそり立っていった。
「フフ。男の人の体って、とっても素直だから大好き」
「こ、殺してやる……くっ!」
乳首に爪を立てられ、アドルは顔を歪めた。そこへもう一度、カーミラの
唇が重ねられた。またあの甘い液体が送り込まれてきた。
「どう、美味しい? その蜜はお兄ちゃんを違うモノに変えるためのもの」
「な……?」
「でも、まだ足りないわ」
今度はカーミラは固くなって上向いたアドルのペニスの先端に尖った爪を
突き立てた。ビクンッとアドルの体が跳ねる。
爪をつたって黄金色の蜜が尿道口に注がれていった。
アドルの体の中で何かがゾロリと蠢いたようだった。
「う……」
「どう気持ちいい?」
カーミラの手が、唇が、アドルのむき出しの肉体を愛撫していった。その
技は否応もなく男の体をとろかし、情欲を高める、まさしく魔女の技だっ
た。
「感じてるのる、お兄ちゃん? 感じれば感じるほど、あたしが流し込ん
だ蜜の作用で、お兄ちゃんの体は変わっていくわ」
「汚らわしい魔女の手でなにをされても……うぐあっ!」
「あはっ。ちょっとオチ●チンを撫で撫でしてあげただけなのに、情けな
い声。ほら……感じちゃったから、変化が出てきたよ」
584名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:41 ID:vJ9PdAt1
カーミラの指が、アドルの乳首に触れた。両の乳首は心なしか固く大きく
なっているようだった。乳首の裏側に固いしこりが感じられる。アドルが
そこに目をやったとき、さらにもうひとまわり、乳首を中心にうっすらと
その周囲がふくらんだ。まるで……思春期を迎えた少女のそこのように。
「お兄ちゃん自分じゃ見えないだろうけど、顔なんかもうとっくに変化始
まってるよ。ほら、この耳なんて。先端が尖ってきた」
「くうう……絶対にお前を殺してやる、カーミラ!」
「それはできないよ。だってお兄ちゃんはもうすぐ、あたしの可愛い使い
魔に変わっちゃうんだもん。ホラホラ、あたしの手で快楽を味わうたびに、
体が変わっていくよ。見て、腰もこんなにくびれてきた。もう男の子の体
形じゃないよねえ」
「あ……うああ……」
うっすらとふくらんだ胸をねっとりと舌で舐められてアドルは身震いした。
いままでの人生で、決して感じたことのない快感だった。
うわずった声がいつしか、少年のように中性的なものになっていた。
カーミラがぱちりと指を鳴らすと頭上に大きな鏡が現れた。
その鏡に映る己の姿にアドルは息を呑んだ。
「どう? ずいぶんと可愛らしくなったでしょう?」
「ば、馬鹿な……これがオレの姿だなんて……」
「フフ。こんな華奢になっちゃって、もう剣なんて持てないね。でもまだ
序の口なんだから。まだまだ変わるよ。あたしが変えてあげる。ね、お兄
ちゃん」
アドルにそれを拒否する自由はなかった。
やがて、カーミラの愛撫が下半身に集中してきた。下腹部や会陰、内腿を
撫で回し、じらしながら快楽を高みへと持ち上げていく。
全身がオンナらしく変わりつつあるのに、股間にそそりたつ男の象徴だけ
は隆々とたくましくそびえていた。
「嬉しい。あたしに可愛がられて、お兄ちゃんこんなに感じてくれたんだ
ね」
585名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:42 ID:vJ9PdAt1
むう、ちょっと中断。お昼にでもまた続き投げますんで。
ええまああれです、テーマは「返り討ち」ってことで。
586名無しさん@ピンキー:04/05/26 13:31 ID:53mIBw75
・・・イース?w

個人的にファンタジーもの好きだからちと楽しみ。
続きガンガッテください。
587名無しさん@ピンキー:04/05/26 15:53 ID:vJ9PdAt1
>>586
いやー、主人公の名前が思いつかないんで微妙にマイナー所からパクッ
ちゃっただけです(w
赤毛ってあたり、名前にひきずられてキャライメージも結構拝借してますけど。
別にイスーの二次創作というわけではないです。
いまちょっと投稿する時間がないんで、17時過ぎあたりに続きを投下させて
もらおうかと思ってます。

ところでこのスレ住人だったら、「返り討ち萌え」って結構ありがちな属性ですよね?ね?
orz
588名無しさん@ピンキー:04/05/26 16:40 ID:yUKQIJk2
>>587
勿論です! 激しく萌えです!!
思う存分やっちゃってください。
589名無しさん@ピンキー:04/05/26 18:08 ID:vJ9PdAt1
>>588
スマソ、もうちょっと待ってください。
590名無しさん@ピンキー:04/05/26 18:31 ID:ovfdocXf
ありがちと言うか、王道の一つかと。
「強制」であるのが基礎にあるわけで、そうであれば敵対関係からの敗北と転落というのは容易に導ける流れ――だったんですけど、不思議と今までありませんでしたね。

実を言えば大変ツボであります、是非このままがっつりイくとこまで行っちゃってください。
591名無しさん@ピンキー:04/05/26 18:53 ID:vJ9PdAt1
>>590
返り討ち物、ちょっと追加加筆するつもりが終わりがみえなくなってどうし
よう状態です。やっぱり中途半端よりは一気投下のがいいだろうし、もう
少し引っ張らせてくださいね。

魔王に囚われた王女を助けにきた騎士(王女のフィアンセ)が返り討ちに
あって王女の目の前で強制女性化されてがっつり犯されちゃったりする
図式が萌えですよね! よかった、賛同者がいてくれて……
592名無しさん@ピンキー:04/05/26 19:50 ID:vJ9PdAt1
>>584の続きをぽちぽち貼っていこうかと思います。
結局完全な完結した物語でなく第一部完的なとこで終わっちゃうんですが
まあこういう場で発表するものだしそれはそれでいいかな、と。
ちゃんとオチまでつけたSSを書ける人は偉大ですね。
593魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:04 ID:vJ9PdAt1
>>584
「ちが……う……」
いまやすっかり艶を帯びた女の声になってアドルは喘いだ。
「違わないよ。お兄ちゃんはぁ、憎い仇であるあたしに体をいじられてオ
チ●チンをこんなにさせちゃう淫乱な女の子なの。うふふ、そんな目で睨
んでもだめ。だってお兄ちゃんの体は正直だよ。ほら、先端からこんなに
おつゆを垂れ流してヒクヒクしてる」
言葉で辱められ、アドルはせめてもの抵抗に首を振った。
カーミラの言葉の通り、すでにアドルの体の中でどうしようもないほど欲
望が高まり、股間のモノからの放出を求めていた。
その肉茎に、やさしく少女の指がからめられた。それだけでうっとりする
ほどの快感がアドルの頭の芯を痺れさせる。
「いいこと教えてあげる。お兄ちゃんが我慢できなくなってここからセー
エキを吹き出させちゃったとき、最後の変化が始まるわ。そうなったらお
兄ちゃんは決して元の姿に戻れない。永遠に、女の子の姿であたしのしも
べになるのよ。ふふ……」
アドルの瞳に初めて怯えの色が宿った。
「意志の強いお兄ちゃんだもの。きっと、長いことあたしを楽しませてく
れるよね。あたしがあきらめるまで耐え抜ければ、元の体に戻してあげて
もいいよ。もっとも、そんなことは絶対に不可能だけど……あははは」
三度アドルの唇は少女の唇で塞がれ、大量の蜜が喉に流し込まれた。
「さてと……」
いきなり、アドルの意表を突いて、カーミラの爪が陰嚢に突き立てられた。
「ぐあっ!」
陰嚢の表皮を破り、鋭い爪が直接睾丸を引っ掻いた。
闇雲にアドルの体が跳ね回るのをカーミラは片手で簡単に押さえつけた。
ひくっ、ひくっ……!
594魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:05 ID:vJ9PdAt1
男のモノはせきたてられるように硬度を増し、まっすぐ天に向かって突き
上げられた。
(こんなところで負けてたまるか……!)
超人的な自制心がなければ、とっくに達していただろう。それほどの刺激
だった。
「ここで前立腺を責めたら簡単に……ううん、やめた。それじゃお兄ちゃ
んが苦しむ暇もなく勝負がついちゃう。もうちょっと手加減してあげなきゃ
ね」
ぞろり……
帆柱のように屹立したそれを、撫で上げたのはカーミラの裸足の足だった。
カーミラは床に腰を下ろし、伸ばした足の先でいたぶるようにアドルのペ
ニスを弄んだ。
「きゃはは。年端もいかないあたしみたいな女の子に足でされて、お兄ちゃ
ん悦んでるの!?」
「ちが……あふぁ、あ、ああああ」
抗議の声がすぐ、甘い喘ぎ声に変えられてしまった。
「何が違うの? もう感じまくっちゃって、快楽に溺れてるくせに。見な
さい、もう胸やお尻なんてあたしよりよほど大きいじゃない。その立派な
モノが立ってなかったらお兄ちゃん、立派な女の子だよ? まさかまだ剣
士のつもりなの? そんな姿で?」
頭上の魔法の鏡に映るアドルの姿は、まさしくカーミラがいうとおりのも
のだった。
「あ……やぁ……やめ……」
「あはっ。そんな声でもっと鳴いてみせて!」
しゅっ、しゅっ、しゅっ……
足先でペニスを擦り上げられるたびに、脳天を突き抜けるような快感が迸
る。
595魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:06 ID:vJ9PdAt1
すでに意味のある言葉すら口に出せなくなっていた。
少しでも気を緩めれば、その瞬間にイッてしまいそうだった。
カーミラはリラックスした姿勢で鼻歌を唄いながら、足先の動きだけは止
めなかった。彼女の口ずさんでいた歌が神を讃える聖歌だったことにアド
ルが気付いたかどうか。
そして、地獄のような時間が過ぎた。
文字通り歯を食いしばり、残されたすべての精神力でアドルは与えられる
快感と戦った。何度も精を吐き出してしまいそうになりながら、それに耐
えた。廃墟の都で最愛の妹の亡骸を抱いて復讐を誓ったことを思いだし、
それだけを支えにアドルは魔女の淫戯と戦った。
だが……悲しいかな人間であるアドルには限界が訪れようとしていた。
思考が途切れがちになり、頭の中は狂おしいほどに高まり鬱積した性の疼
きで塗りつぶされていった。
「ほらほら、頑張ってぇ。ここでイッちゃったら、女の子になっちゃうよ。
それとも……もう、いっそ女の子にしてほしいの?」
「く……が……」
いやいやをするようにアドルが首を左右に振る。
「あは。まだかすかに意識が残ってるんだ。それだけでもすごいよ。そん
な強いお兄ちゃんだから、きっといい使い魔になってくれる」
「リ……ア……の……かた……き……」
「なあに、リアって。ああ、お兄ちゃんの大事だった女の子なの? うふ
ふ、でもリアちゃんが今のお兄ちゃんの姿を見たらなんていうかしらね?」
それまで間断なく続いていた責めが、台風の目のようにすうっとやんだ。
(チャンスは……いましか……)
わずかに与えられた精神的余裕の中で、アドルは最後の反撃を試みた。た
とえ両腕はいうことをきかなくても、カーミラの喉笛に食らいつくくらい
はできる。
596魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:07 ID:vJ9PdAt1
体を起こそうとしたときだった。
機先を制するようにカーミラが立ち上がり、アドルのペニスを下腹に押し
つけるように足の裏で強く踏んだ。
「──!!」
カクカクッとひとりでに顎がわなないた。
「ちょっと刺激強すぎるかな? でも、このぐらいまだ耐えられるよね?」
ぎゅうっ。
もう一度足で性器が踏まれ、ぐりぐりと踏みにじられた。
その瞬間、アドルはどこかで堤防が決壊したことを悟った。
カーミラが足の裏を離すと同時にペニスが震え、自然と腰が浮いた。
「あれえ?」
熱いモノがペニスに流れ込み、やがてひくついたその先端から噴水のよう
に白濁液が迸った。
ドクッ、ドクッ!!
「そう──もうガマンできなかったのね?」
あどけない少女の口元に一瞬、数千年の齢を重ねた魔女の淫蕩な微笑みが
刻まれた。
ドクンッ、ドクンッ……
精の放出は続いた。
「あ……あ……でる……でて……く……」
「みじめなお兄ちゃん。情けないね、恥ずかしいね。でも、もういいの。
そのまま男の精を最後の一滴まで吐き出して、女になっちゃいなさい」
精液が出て行くごとに、体が別な何かに置き換わっていく感覚があった。
そうと分かっていても、もはや射精をとどめる術はなかった。
みるまにペニスが縮んでいく。陰嚢は形をかえ、秘裂を開いて体内に吸い
込まれていった。
597魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:08 ID:vJ9PdAt1
かろうじて残る男性器がまだ、白いものを吐き出していた。
「もう決して味わうことのできない射精だものね。最後まで感じさせてあ
げるね。これは、頑張ったお兄ちゃんに、あたしからの御褒美だよ」
「う……あがぁっ!?」
花開いたばかりの女の秘所とアヌスとに同時に指が侵入した。生まれて初
めて味わう異物の挿入にアドルは声にならない悲鳴をあげた。
秘肉をかきわけ潜り込んだ指が目的の場所を探り当て、そこを強く押した。
「アアアアッ──!!」
全身の神経が焼ききれんばかりの快感が迸り、すでに小指の先ほどの大き
さになっていたペニスから、精液──というにはほとんど白濁のみられな
い透明な粘性の液体──が噴水のように高くあがった。
その射出を最後に、アドルのペニスは姿を消し、秘唇の上端で小さな真珠
ほどの粒となって収まった。
アドルの変化はただ性が変わるだけに留まらなかった。
全身の組織が作り替えられていく。
日に焼けていた肌から浅黒い色が抜け落ち、かわって肌は磁器のように青
白い不吉な色に染まっていった。耳は長く伸びその先端はナイフのように
するどく尖った。尖ったといえば、いまやアドルの半開きの口元には尖っ
た小さな牙がのぞいている。
最後の変化は背中に訪れた。
メリメリと、背中の皮膚が破れ、そこから何かが飛び出した。
「うあああっ!」
体の裂ける痛みに耐えかねてアドルを床から身を起こした。
バサッ!
粘液にぬめる黒い翼がアドルの背に開いた。
「ハァ、ハァ……あ……」
鏡を見上げ、アドルは愕然とした。
598魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:09 ID:vJ9PdAt1
鏡の中には、青白い肌の魔性がいたのだ。一糸まとわぬ妖艶な女の肢体を
晒して。
見開かれた目の中の瞳は琥珀の色をしていた。真っ赤な炎のような髪の色
だけが、アドルの本来の姿の名残だった。
「どう。生まれ変わった気分は?」
「こんな……こんなことが……」
アドルは鏡に映る姿を打ち消そうとするように自分の体に触れた。
男のものとはまったく違うなめらかな肌に指が触れた途端、ぴりぴりと淡
い快感が走り抜けた。
「魔の世界へようこそ……クスッ」
「いやだ。オレは、どんな姿になっても貴様の仲間になんか!」
「どんなに抗っても無駄。もうお兄ちゃんはあたしの眷属なんだもの。あ
あ……いつまでも“お兄ちゃん”じゃおかしいね。ね、お兄ちゃんの名前
を教えて」
カーミラの瞳に見据えられると、アドルは無意識のうちにその言葉に従っ
ていた。
「アドル……アドル・リスティン……」
「なるほどね。じゃあ、たったいまあなたに新しい名をあげる。我が眷属
たる汝に名を与えん。汝の名は──アデル!」
アドルはびくりと身体を震わせた。カーミラの言葉が見えない鎖となって
魂を縛っていくのを感じた。その瞬間、アドルは“アデル”となったのだ。
「気に入ってくれた? じゃあ、おまえの口で新しい自分の名前を言って
みて」
「オレは、アデル……あ!? ちがう、オレの本当の名はア、ア、アデル
……ちがう……どうして名前が……」
どんなに頑張っても、本来の自分の名前を口にすることができなかった。
599魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:10 ID:vJ9PdAt1
「ふふ、主に与えられた名前は絶対なんだから。魔の眷属は、人間なんか
よりずっと名前に縛られる存在なんだよ。そして、あたしのことはちゃん
と様をつけて呼ぶように。──返事は?」
「……はい、カーミラ様……く!?」
アデルは意思を裏切った己の口を手で塞いだ。
「いまさら抵抗しても無駄、無駄。おまえが男だったとき肉体の快楽に負
けて精を放ってしまった時点で魂が闇に囚われてるんだから」
「……それでもいい……」
「ん?」
「たとえこの魂が闇に囚われたとしても、オレはあなたを……」
「あは。面白い。魔性になったのに、人間だったときの心と記憶が色濃く
残ってるんだ。もっとも……そういうのを期待して、お兄ちゃんを堕とし
たんだけどね」
視界からカーミラが消えたかと思うと、背後でクスクスと笑い声がした。
振り向こうとしたとき、腰から背中を指でついとなぞりあげられた。
「あっ、ふぁぁぁっ……!」
身体の芯にくいこんでくるような官能にとらわれ、アデルは青白い喉をそ
らした。
「ねえねえ、自分がどんな魔性に変えられたか、興味ないの? お兄ちゃ
ん……ううん、アデルはね、淫鬼に生まれ変わったんだよ」
「淫鬼……」
「そう。夜の住人の中でも最下層の魔物。人間の精を糧にし、ときには他
の魔性に肉の快楽を奉仕することを業としてるの。下級の魔ではあっても、
その姿はどんな人間の美女よりも妖艶で美しいとされてるわ」
「あぅ……」
乳房の形にそって指を這わされ、アデルの全身から力が抜けた。
600魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:10 ID:vJ9PdAt1
「淫鬼だもの。快楽に溺れるのは少しも不思議なことじゃないよ。うん、
リアちゃんだってきっとわかってくれるわ」
「その名を口にするな!」
「むごたらしく死んだ、かわいそうなリアちゃん。その復讐のために魔女
に立ち向かった勇敢なアドルがまさか、こんな淫乱な女の子になっちゃう
なんてね。あの世で彼女もちょっと驚いてるかしら?」
背後からアデルを抱きしめたカーミラの手が下へ降りてアデルの股間をま
さぐり、探り当てた秘裂にもぐりこんだ。
つぷぅっ。
「ひぁぁぁ……あああ……」
殺したいほど憎い魔女に躰を弄ばれてるというのに、アデルは反抗のそぶ
りすらみせることができなかった。淫鬼の肉体はあまりにも官能に素直す
ぎた。あっというまに乳首を固くとがらせ、挿入された指の動きに合わせ
てアデルは腰を揺り動かしていた。
(こんなこと……こんなこと、したくないのに……リア……!)
不意に、カーミラの指が秘所から引き抜かれた。
「あ……」
濡れそぼった秘所とカーミラの指先とが、透明な糸で結ばれた。
「なあに、そんな物欲しげに鼻にかかった声出して。やめてほしくなかっ
たの?」
「ち……がう……」
「生まれ変わったばかりでアデルの肉体が“食事”をしたがってるのね」
「え……?」
「言ったでしょう。おまえは淫鬼。人間の精を糧にしてるの。女淫鬼であ
るおまえは、人の男に犯されることがすなわち人でいうところの食事にあ
たるのよ。自分のことなんだから、よく覚えておきなさい」
601魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 20:12 ID:vJ9PdAt1
そう言われた途端、アデルの腰の奥のあたりに疼きを感じた。人の空腹感
に似て非なる、狂おしい疼きだった。それが次第に強くなりつつある。
「アデルは男の精を取り込まないと、生きていけないんだよ。ね、本能で
分かるでしょう? その女淫鬼の躰がセックスを求めてるでしょ」
ズクンッ……
カーミラの言葉に呼応するようにして、腰の奥がひときわ強く疼いた。
体の反応はカーミラの言葉が真実だと告げていた。アデルは絶望的な思い
にとらわれた。
「人間の男だったときの心や記憶をそのまま残してるアデルが、どんな顔
して男のモノをくわえこむのかしら。想像しただけでどきどきしちゃう」
「カーミラ、様……」
疼きを感じまいとしながら、アデルは悔しさに歯ぎしりをした。
「オレは絶対あなたを許さない!」
「これからおまえを人間界に送り返すわ。あたしへの復讐を忘れられない
なら、またここへいらっしゃい。ただし、そのためには何人もの男と交わ
って糧を得なくてはならないけど。魔性としての摂理に逆らうのもアデル
の自由。長く苦しむかもしれないけど、誰とも交わらなければいつかは死
ねるわ。ふふ、アデルはどっちの道を選ぶのかしら?」
アデルに投げかける言葉と重なるように、呪文の詠唱が始まっていた。
「待て──!」
叫んだとき、アデルは闇の中に落ちていた。

(つづく)
602名無しさん@ピンキー:04/05/26 20:20 ID:vJ9PdAt1
続きは誤字訂正・整形したあと投稿しますね。

人外の女にTSさせたのは賛否あるとこかなあ?
イッたらTSする宣言>エチーな責め>陥落というパターンも書きたかった
ものです。「陥落TS」とでも呼びますか(w
返り討ち物と並んで今後大いに普及につとめたい所存です!('◇'ゞ
603名無しさん@ピンキー:04/05/26 20:31 ID:1fU5y6FT
>どんな顔して男のモノをくわえこむのかしら。
>想像しただけでどきどきしちゃう…

おいどんも激しく同意で有り申す!
604名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:25 ID:vJ9PdAt1
というわけで、そろそろ>>601の続きを投下していきます。

>>603
おまたせすますた!
605魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:26 ID:vJ9PdAt1
>>601
次に意識が戻ったとき、頭上には銀色の月が浮かんでいた。
アデルは古代の廃墟に横たわっていた。
月光に照らされた青白い肌に、アデルは魔性となった己の身を呪った。
異形の姿で人里に近づくわけにはいかなかった。魔性は“夜の住人”とも
呼ばれる。いまやアデルの住処は夜の闇の中にしかないのだ。
折れた木の枝で喉をついて自害しようとしたとき、カーミラのあざけり笑
う顔が脳裡に浮かんだ。
「そうだ……オレはあの魔女を滅ぼすまで、死ぬわけには……」
アデルはかすかなさざ波の音を耳にしてそちらへ足を向けた。
廃墟からほど近い場所に湖があった。その湖面に映った妖しくも美しい女
の裸身が、アデルを苦悩させた。
ふと喉の渇きを覚えたアデルは水辺にひざまずいて手に水をすくった。だ
が、水を口にしてもいっこうに渇きは収まらない。むしろ、ひどくなって
くる。
ズクンッ……
体の奥で生まれるせつない疼き。
アデルは悟った。喉の渇きと思ったのが、じつはあの疼きと同質のものだ
と。
(欲しい……欲しい……欲しい……)
人ならぬ身の餓えがアデルの体と心を苛んだ。
(欲しい……何が……何を……?)
(男の精……)
カーミラの言葉が甦り、アデルは必死でその言葉を頭から追い出した。
それだけは。それだけは、絶対に許してはいけない。いくら魔性に変えら
れたとて、そんな浅ましい真似だけはすまいとアデルは思った。
だが、アデルの心と裏腹に淫らな女の肉体は、疼きに支配され、秘奥を熱
く濡らしていった。どんなにアデルが否定したくても、肉体から欲望を消
し去ることはできない。
606魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:27 ID:vJ9PdAt1
(男の精……舌に乗せたら……どんな味がするだろう?)
アデル本来の心に混じって、そんな淫らな思考がいくつも泡のように浮か
んでは消えていく。
いつしかアデルは腿の付け根からそっと秘所に手を忍ばせていた。
頭でどんなにその行為を止めようとしても、ひとりでに体が動くようだっ
た。それほど強烈な“餓え”だった。
(ああ……欲しい……)
くちゅっ、くちゅっ。
すでに充分すぎるほど潤っていたそこに、アデルの指はするりと呑み込ま
れていった。一本、二本……。肉の襞はむさぼるように指にからみついた。
熱をおびた蜜壺に深く指を埋めていくと、ひととき欲望が満たされ、疼き
を忘れることができた。だが、しばらくすると揺り返しのように、さらに
ひどい餓えがアデルを苛むのだった。
“魔性としての摂理に逆らうのもアデルの自由。長く苦しむかもしれない
けど、誰とも交わらなければいつかは死ねるわ”
カーミラはそう言っていた。
しかしアデルの身を焦がす強烈な餓えは、人間だったアデルの想像を絶し
ていた。まさしく魔性の餓えだった。
どんなに意識を集中して秘所をまさぐる手を止めようとしても無駄だった。
それどころか、もう片方の手は自然と乳房を揉みしだいていた。なくなっ
たペニスの代わりに、固く勃った乳頭が手に当たると、目もくらむほどの
甘い感覚がそこに生まれた。
「くそう……なんで、止められない……ふぁうっ」
水辺に身を横たえ、いつ果てるともしれない自慰を強要されるアデル。
その痴態を、はるか遠くでカーミラはクスクスと笑いながら眺めていた。
使い魔であるアデルの見たもの、聞いたもののすべては、主であるカーミ
ラのもとへ届くのだ。
607魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:28 ID:vJ9PdAt1
(見られてる……けど……やめられない……)
屈辱と無力感にアデルは震えた。
リズミカルに秘所へ指を出し入れするうち、階段をかけ上がるように快感
がふくらんだ。そしてある一線を越えたとき、アデルは夜の静寂に淫らな
嬌声を放って絶頂に達した。
男の絶頂とはまったく違う。
洪水が体ごと自分をどこかへ流し去ってしまうような、深く圧倒的な体験
だった。
絶頂の波がようよう引いていったとき、はじめてアデルの身に自由が戻っ
ていた。
まだ体の奥には癒されないあの餓えの源が残っている。それでも、当面は
それを押さえ込んで動けそうだ。
アデルは湖の水に浸かり、火照った体を鎮めた。
湖からあがると、ちらちらと燃える火が目に入った。
松明だった。それも、複数──。
「へえ。こんな水音がするからきてみたら魔の女かよ。……こいつはとん
だ掘り出しモンだ」
身なりからしてまともでない男たちだった。おそらくは山賊や追い剥ぎの
類だ。
「お前ら。この魔性がおかしな真似したら、すぐに叩き斬っちまえ」
「了解だ、親父殿」
「へへ……」
親父殿と呼ばれた濃い髭面の男がアデルに迫ってきた。
「来るなっ!」
「ほう……人間の言葉を喋るのか。こいつは〈魔道士通り〉の連中に高く
売れるかもなぁ。だが、その前にオレが味見してやる。魔性のてめえが人
間の女と比べて、どれだけ具合イイのかをな」
608魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:29 ID:vJ9PdAt1
きひひ、と男の後ろで下卑た笑い声があがった。
男がゆっくり近づいてくるにつれ、アデルは男の体臭を敏感に感じとった。
その中に獣欲の臭いを嗅ぎ分けることができた。
ズクンッ……!
「あ……」
また、あの疼きが全身に拡がった。
アデルの心はおぞましいと思っているのに、肉体のほうは獣じみた男の体
臭を心地よいとすら感じているのだった。その証拠に、男の好色な視線で
ねめ回されただけで、何かを期待するように胸の先端でキュッと乳首が固
くなっていた。
(こんなの嫌だ……)
とっさに武器になりそうなものがないかと砂浜に目を落としたのは剣士と
しての習性だ。だが、木の枝ひとつ落ちていない。
男はアデルの前に立つと、彼女の細い顎に指をひっかけクイと上を向かせ
た。
「離せ。オレに近づくな!」
「ヘヘッ。さすが魔物だ。はねっかえりだぜ」
男の胸元から放たれるむせかえるほどの体臭を吸ってしまったせいか、男
を押し返そうとする腕に力が入らなかった。
あっと思う間もなく男に抱きすくめられ、口を吸われた。
男の舌が乱暴に割り入ってくると、あろうことかアデルの舌はそれに応え
てねっとりと絡みついてしまうのだった。
(欲しい……欲しい……)
アデルの中で欲情しきった雌の声が囁く。
うっとりと目を閉じたとき、男の顔が離れ、アデルは砂の上に押し倒され
ていた。
609魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:30 ID:vJ9PdAt1
この場は逃げなくてはと思うのに、アデルの中で声がこう囁くのだ。
(さあ、その男に身を任せて……)
(嫌だ!)
(でも欲しいでしょう? 男の熱くいきりたったモノが)
(オレはそんなものを望んじゃいない!)
(嘘……だってこんなに体が甘く疼いてるのに……)
のろのろと後退るだけのアデルを男はなんなく押さえつけた。
アデルの両腕はまとめて頭の上で砂に押しつけられた。男が強引に膝を割
り入れてくると、あっけなくアデルが閉じ合わせていた両脚は左右に開か
れてしまった。
「なんだよ、もうグチャグチャに濡らしてるのか? 魔の女はそうとうな
淫乱らしいな」
節くれだった固い指が遠慮もなくそこに突き入れられ、くちゅくちゅと中
を掻き回した。
「うわあああっ……!」
敏感な柔肌を手加減もなく掻き回されて、アデルは身をよじり叫んでいた。
男の身なら、決して味わうことなどない痛みであり、快感であった。
すぐに指を引き抜いた男は、それをアデルの顔につきつけた。
「見ろよ、こんなにトロトロになってやがる。おめえ、恥ずかしくはねえ
のか?」
「やめろ……オレは人間、だ……」
「ハァ? そういや見逃してもらえると思ったか? ヘヘ、残念だったな」
男はぬらぬらと光る指をアデルの唇の間に押し込んだ。
「ん、むううっ!」
「どうでぇ、自分の汁の味はよ?」
そうやってアデルを辱めたことで高ぶってきたのか、男は腰から下に身に
着けていたものをその場に脱ぎ捨てた。
610魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:31 ID:vJ9PdAt1
それを見まいとしても、アデルの目は男の股間に吸い寄せられた。木の根
のように筋張り、血管の浮き出た醜悪な一物がそそり立っていた。
チュクッ……。
女の部分に熱い汁がひとりでに溢れ、したたった。
全力で凌辱から逃れるための行動を起こさなくてはいけないのに、アデル
はそれができないでいた。このままではカーミラの思うつぼだ。そう思っ
ているのに、激しい葛藤が体を金縛りにしていた。
(ああ欲しい……あれにむしゃぶりつきたい……)
(く……こんな欲望に負けてはダメだ!)
「いくぜ」
とだけ告げて、男が覆い被さってきた。
「待っ……あああっ!」
ぬ……ぷぅっ……
叫んだときにはもう、いきり立つ男の肉塊がその半ばまで挿入されていた。
(オレは……こんな男に……)
おうおう、と男は野獣のように吠えた。
「こいつはイイぜ……魔の女だけあって……こいつぁ、人間の女以上だ……」
男は感極まったように声を絞り出す。
ズチュゥゥッ……
男が腰を動かすと、男のモノがさらに深く侵入ってきた。
「あ……いい……」
濡れたような女の声。それが自分自身の口から出ていることがアデルには
信じられなかった。
だが、求めていたモノをようやく迎え入れた歓喜に満ちて、蜜壺はそれ自
体が別の生き物のようにひくつき、貪欲に肉棒をくわえこむ。
アデルにできることは、肉の快楽に溺れまいと必死で理性の欠片にしがみ
つくことぐらいだった。
611魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:32 ID:vJ9PdAt1
男はがむしゃらに腰をつかいだした。
「アッ……アッ、アッ、アッ……いい……きもちいい……」
何度も何度も、灼熱した一物がピストン運動を繰り返し、アデルの肉体は
それに奉仕するかのように襞をからみつかせた。
いつからか男は掴んでいたアデルの腕を離して、両手でアデルの細腰を掴
んでいた。
「アッ、ふああっ、も、もっとぉ……」
「ヘヘヘ。魔物だけあって、とんだ好き者だぜ、この女」
「ちが……」
「どこが違うんだよ、ええ!?」
男の腰つかいに合わせ、少しでも快楽を逃すまいとするようにアデルの腰
も蠢いた。アデルの心だけは、そんな肉体の反応を屈辱に思っていた。だ
が、女淫鬼の身はカーミラにいわれたとおり、性の快楽に逆らえないよう
になっているのだ。
男のペニスが奥深くに突き立てられるたび、アデルは身悶えして砂を掴ん
だ。どんなに快楽に抵抗しようとしても、そのたびプツリ、プツリと理性
が途切れてしまう。
頭が真っ白になる快感の波の中でうわごとのように言葉を口走っていた。
「もっと、もっと犯して……」
「うはは。言われるまでもねぇや」
(いまオレはなんて口走った……?)
焦って男を突き飛ばそうとしても、すでに深く結合している体位では女の
側から男を拒むことはできない。そうでなくとも、男が腰をつかうたび意
識が飛んでいる状態ではろくな抵抗などできなかったろう。
不意にすぐそばで誰かが砂を踏む気配がした。
「親父殿。俺もご相伴にあずかっていいだろう?」
若い男の声がそう言った。
612魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:33 ID:vJ9PdAt1
「そう来ると思ったぜ。上の口はてめぇのもんだ。好きなだけ犯してやん
な」
「ありがてえ」
「ちと待ってな……よいせ!」
仰向けで男を受け入れていたアデルの体が軽々と持ち上げられ、くるりと
ひっくり返された。
「あ、なにを……」
「いいからそのケツを突き出せ」
ぴしゃんと尻を叩かれる。
「くそう……本当なら貴様なんか……あはんんっ!」
背後から腰を掴まれ、いまだ大きさも硬さも衰えないモノを挿入されてし
まうと、あとは淫らな喘ぎ声しかだせなくなってしまった。
さらにアデルの前方に、男の息子らしき人物がやってきて、下半身を剥き
出した。
(ここにも……オ●ンチン……)
呆けたように開いた唇の端から、透明な涎がこぼれて砂に吸い込まれていっ
た。
「こいつ俺のチ●ポ見てヨダレ垂らしやがった。呆れたド淫乱だぜ」
情欲に霞んだ意識の奥で、アデルの本来の心が屈辱に身震いした。
半ばまで皮をかむった、饐えた臭いのする肉棒が顔の前に近づけられた。
噛み千切ってやる、とアデルの心は思った。
だが若い男の瞳に映るアデルの顔は、発情しきって男のモノに目を奪われ
ている淫蕩な女のものだった。
「いいんだぜ、好きなだけしゃぶって」
「あぁ……だれ……が……」
かろうじて拒絶の言葉を口にできたのは、いまのアデルにとって奇跡とい
ってもいい抵抗だった。だが、同時にそれが限界でもあった。
613魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:33 ID:vJ9PdAt1
忌まわしいはずの男の肉棒が、いまのアデルにはたまらなく愛おしい存在
に感じられた。淫鬼にとってそれは間違いなく、最高の餌なのだ。
口の中にはとめどもなく唾液があふれ、無意識に何度も唇をなめていた。
そんなアデルの反応に、若い男は歓喜の笑みを浮かべていよいよ近くにペ
ニスを突き出してきた。
鉄が磁石に引き寄せられるように自然に、アデルはそれに舌を這わせてい
た。
「むおお……」
ぴちゃ、ぴちゃと淫靡な音が響く。
舌に広がる味は極上の酒のように感じられた。
(もう……)
(だめだ……)
(欲しい、欲しい!)
次の瞬間、アデルの朱の唇の中に男のモノが含まれていた。
求める“餌”にありつけた本能の悦びと、肉欲に負けた屈辱とが同時にア
デルの心を満たした。
若い男はアデルの頭を両手で掴むと、腰を振り立てた。
喉の奥に突き入れられる男の欲塊に、巧妙に舌をからめると、若い男は
「うう」と呻いた。
四つ這いの姿勢をとらされたまま、口と女陰の前後からアデルは犯され抜
かれた。
それも、自ら腰を振り、舌をつかいながら。
前と後ろに。何度も抜き差しされる男たちのペニスがたまらなく愛おしく
感じられた。
自分が何者であるかも忘れるほどにアデルは男たちの責めに酔い、その肉
体を貪った。
やがて先に果てたのは、若いほうの男だった。
614魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:34 ID:vJ9PdAt1
無言でひときわ強く股間を押しつけると、アデルの喉の奥深くで精が放た
れた。
(あ……あっ、あっ、あ……)
男の精が体中に沁みわたるようだった。
えもいわれぬ満足感とともに、膣がひく、ひくと強く収縮した。その刺激
で続いて髭の男のほうもひききわ大きく呻いて腰を重ねてきた。
体内深くでドクドクと熱い精液が吐き出されるのが感じられた。魔の身に
あっては胎内の感覚も人間とは異なっているのだ。熱く濃い精液を受け止
めた肉体が歓喜に打ち震えた。
「は……あぁぁぁ……」
四つ這いの屈辱的な姿勢のまま、アデルは甘くとろけきった吐息をもらし
た。
その吐息に含まれるなんらかの成分が、いま果てたばかりの男たちの鼻腔
をくすぐった。
己の股間でみるみるうちに固さを取り戻す一物に、二人の男は目を丸くし
た。
「こりゃあ……もう一回戦いけそうだな親父殿」
「おう。俺もまだまだ若いってことか。ガハハ!」
二人は場所を入れ替わると、今度は髭面がアデルの口腔を、息子のほうが
女陰を犯し始めた。
アデルの肉体は嬉々としてそれに応えた。
犯されれば犯されるほど、甘美な陶酔が心を溶かしていく。
「親方。俺たちももう見てるだけじゃ満足できませんや」
「後生だ。その女、俺たちにも犯させてくれ」
ずっと二人の男の行為を見守っていた手下たちが髭面のリーダー格の男に
懇願した。
「おおう、いいだろう。無礼講だ。貴様ら、余った穴があったらどこでも
突っ込めい」
615魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:36 ID:vJ9PdAt1
「さすが親方。話がわかる!」
アデルは朦朧と揺らぐ意識の中でそれを聞いていた。
手下の男たちが群がってくると、あとはもはや狂乱の宴と化した。
女陰と口を犯されながら、さらにアヌスを犯された。誰のものともわから
ぬ筋張った手で胸を乱暴にこね回され、舌でねぶられた。乳房の谷間でも
ペニスがしごかれ、体中のいたるところに何度となく白濁液をぶちまけら
れた。
「けけっ、どうよ。感想は?」
「いい……もっと、かけてください……」
「うははは。そうこなくちゃな」
ドピュッ、ドピュッ。
誰のものともわからぬザーメンを顔にかけられ、流れ落ちてくるそれをア
デルは手ですくい、舌で舐め取った。
「男の精……もっとぶちまけて! お腹一杯にぃ!」
入れ替わり立ち替わり男たちはアデルの女体を凌辱した。
不思議なことに何度交わっても、そのたびに男たちのペニスは勢いを取り
戻し、新たな欲望をたぎらせるのだった。
アデルもまた、口に、秘奥に、アヌスに、精を放たれるたびに悦楽に震え
た。
どれだけ、その宴が続いたのか……。

湖畔に静寂が戻ったのは、東の空が白んでくる頃だった。
アデルは砂浜に手をつき、立ち上がった。
姿勢を変えた途端、蜜壺からとろとろと白濁液がこぼれ落ちた。全身に精
液のこびりついた跡がついて、むせかえるほどの臭いがたちこめていた。
616魔女カーミラ ◆3h6K3h2LvM :04/05/26 21:37 ID:vJ9PdAt1
アデルをあれほど苦しめた餓えは、いまやすっかり満たされていた。
「……オレは、本当の意味で“魔”になってしまった」
アデルは苦くつぶやいた。
その足元には、骨と皮ばかりになった絶命した山賊たちの死骸が折り重なっ
ていた。
男たちはあれからアデルの躰の虜となり、とめどもなく精を放ち続けた。
そして、人としての限界を越えて精を搾り取られ、文字通り“果てて”いっ
たのだ。
「だが……こいつらには、似合いの結末だ」
アデルは湖で身を清めると、男の死骸の中からボロ布の外套を見つけて裸
身の上にはおった。
「カーミラ、様。これで満足か、オレをとことんまで堕として? 笑って
るがいい。この身が魔の眷属となってもオレは必ずあなたに刃を突き立て
てみせる」
暁の空の彼方でカーミラの哄笑が響いたような気がした。


(魔女カーミラ・完)
617名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:41 ID:vJ9PdAt1
ええとまあ、以上です。
今後アデルは男のナニが欲しくなってしまう禁断症状に悩まされつつ旅
を続けるものと思ってくださいです。
返り討ち物と陥落物の醍醐味に須子でも迫れていれば幸いです。
ではそうゆうことで。
618名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:44 ID:06E/M57N
>>617

面白かったよ。次も頑張ってくれ
619名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:52 ID:NKnt8pUI
ぐじょぶ!
620380 ◆PKEHY060jY :04/05/26 22:37 ID:HcrILfTG
うわー、予想以上にペースが早い! 今週中には埋まってしまいそうだ

いちおう亜美の話(ヴァーチャル・ラバーズ)の最終話を書いていますが、このスレには間に合いませんね
次のスレの頭あたりには、最終話の前編(前・後編の予定です)をアップできるようにしたいです
とうとう、Part2からのSS皆勤記録も、これでストップだな(笑)
621名無しさん@ピンキー:04/05/26 22:43 ID:sGoMkI2S
  ∧_∧   
 (´・ω・`)  >>550
 (つ旦と)    鶏さん乙。
 と_)_)

 確認はしてないけど、ここのTS小説全般(強制・非強制・もし理想の女性〜・ボク妊娠〜)
を全部合わせると ダークローゼス・インクエスト の量を超えてるな〜
2ch侮りがたし。
622名無しさん@ピンキー:04/05/26 22:59 ID:vJ9PdAt1
スレ住人の皆さんの「個人的にツボに入る」萌えシチュってどんなのが
あります?TSFで。

SSの参考に……ってわけでもないけどちょっと興味があります。
623 ◆ACiNmI6Dxs :04/05/26 23:04 ID:CW52KJ+j
>>617

 面白かったです。自分も短編が書きたくなったな・・・・。

 エピソード1なのですが、どうも長くなりそうです。色々思いついては書き直しの連続・・・・(´・ω・`)
>>622
性転換時にあんまし極端に縮まない方が自分好みかも知れませんです。
625名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:45 ID:6ltogXnJ
>>576
>女性=絶対的弱者 という考え方ではないのね
言葉少なですみません。
要は、このジャンル内の女性の描き方がそうだといいたかったわけです。
美少女になるなり、金持ちになるなり、女性化されることによりどんなにメリットがあっても
結局それは男側に陵辱の言い訳を与える一要素にすぎなくなるわけで。
非強制という糖衣をかぶせてみても同じことです。
まして、ふたなりという、いわば男の唯一のよりどころとも言うべきペニスをまだ持っている存在は
その拠り所を失っていないが故に、完全に人格破綻に陥れることもできず
したがって、完全な弱者という「読者側が見て面白い存在」にすることもできません。
推測に過ぎないのですが、これがこのスレでふたなりや可変TSが敬遠される理由なのでしょう。

後半はもう少し噛み砕いてからレスします。
でも、躁鬱になることも含めて「現状に適応している」という考え方もありだと思いませんか?
どの道、もう「戻れない」わけですし。
626名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:54 ID:zvjvb7f9
ひょっとして>>549も◆3h6K3h2LvM氏ですか?
魔女カーミラ、>>549の欲求をフルに満たしてますし……
>>625
>まして、ふたなりという、いわば男の唯一のよりどころとも言うべきペニスをまだ持っている存在は
>その拠り所を失っていないが故に、完全に人格破綻に陥れることもできず
>したがって、完全な弱者という「読者側が見て面白い存在」にすることもできません。
私はそうは思いません。
なぜなら「ふたなり」という存在は世間一般的な解釈からすれば「異常」であり、
主人公の性向(即ち、筆者が見出す方向性)によっては女性という「正常」よりも混乱と
苦悩を描くことが可能かと思います。
また性行為シーンにおいてもよりドロドロとした屈辱的な物を描くことも可能かと思います。
拠り所云々という理由で敬遠されているのとは違うと思うのですが。
追記
>でも、躁鬱になることも含めて「現状に適応している」という考え方もありだと思いませんか?
正直、これは躁鬱になったことがない人間の発言だと思います。
629名無しさん@ピンキー:04/05/27 05:30 ID:iJmX3mNV
625-628
もうその話題はその辺でやめにしていて下さいな。
と言うわけでアデルの今後を脳内で妄想してしまっている人間失格です。
と言うか、最初にこれを思いつかなきゃいけなかった。

>>625=490 氏 &All
もしふたなりそのものへの嫌悪がないようでしたらこれをお勧めします。
龍炎狼牙「魂の鎖」
ttp://www.dmm.co.jp/mono/book/-/list/=/article=author/id=25397/
ふたなり強制TSFものです。主人公がかなりぼろぼろにされてます。
632名無しさん@ピンキー:04/05/27 06:46 ID:K0YmsXpm
>>631
話を引っ張るな
633名無しさん@ピンキー:04/05/27 10:31 ID:XkknwsfQ
>631
むう、漏れもカーミラ読んでるうちに魂の鎖思い出した。

しかし、魂の鎖は自ら奴隷に堕ちるワケですが、自らの意思なんぞ
まったく存在しない分カーミラの方が主人公の境遇がひどいな。
だが、それがイイ(w
634名無しさん@ピンキー:04/05/27 14:07 ID:ZyqPSFyV
この手の話と言えばThe Defeat of Prince Altanだろう。
返り討ちとはちょっと違うけど。
635名無しさん@ピンキー:04/05/27 14:23 ID:j5NqSubi
洋物ですか?
Altan王子は確かに名作ですね。広い意味では返り討ちだと思います。
返り討ちマニアとしてはThe Moment of Revenge (旧題Karak)をお奨め。
敵の本拠地に迫るためにTS(魂移植)までしたのに返り討ちにあってエロ
エロですよ。
ttp://www.fictionmania.com/stories/readtextstory.html?command=search&db=/data/stories.db&max=1&eqstoryIDdatarq=300405882045136598
636WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/27 20:20 ID:fAa3L7NE
>>429

白い世界がどこまでも広がる。

・・・・なんだ?この部屋は・・・・・・

薄暗い部屋。ぼんやりとした視界に映っているのは、ベッドの上での二つの肉の塊。それが蠢いているのがわかる。
「あ、うん・・・・・はぁう・・・・良い・・・♪」
・・・・え?女の声?一体・・・・
声の主は女性。貴章にとって身近でどこか聞いたような声が響く。

「へへっ・・・感じてきただろう?けっ!淫乱な女だぜ」
「学年トップの美少女も台無しだな」
「まぁ、いいじゃねぇか。乱れる姿もオツだぜ」

数人の男が取り囲んで見える。だが、それぞれがぼんやりとして顔が見えない。
・・・・一体、これって・・・それになんだ?何の話だ?・・・・・・

不安になる貴章をよそに、次第にハッキリと視界が見えてくる。その瞬間、貴章の目に事実がわかった。
・・な!・・・・
近くには大きな姿見。それに映る甘く切ない声をだしながら喘いでいるのは、間違いなく自分。その乱れた姿に貴章は驚愕した。

「・・・・はぁはぁ・・・あぁああん。ぁああああん」

弘美は手を縛られ、着ていた制服を無残に切り裂かれていた。白く形の整った乳房が揺れる。周りには上半身が裸の男が十数人。その一人はベッドの上で弘美の脚体を広げ、舌で愛撫を繰り返している。
・・・なんで俺がこんな奴等に?・・・・

ピチャピチャ・・・・

男の舌が弘美の体を嘗め尽くす。その度に全身に甘い疼きを増大してくる。
乳首はすでに自己主張し続け、男の手が乳房の形を変える。蜜壷にはすでに愛液が充満し、今まさに男を受け入れようとしていた。
637WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/27 20:21 ID:fAa3L7NE
>>636

・・・や、やめろーーー!!!・・・・・
貴章が叫んでも、周りには聞こえない。

「そろそろ、挿れようぜ。ここも濡れているしな」
「くくく、見ろよ。感じているじゃぁないか?」
「いいねぇ、次は俺だな」

野獣達の目には哀れの文字はない。弘美を愛撫していた男は、紺のスラックスのジッパーを降ろした。
・・・・な!・・・
貴章の目に映っていたのはドス黒い肉の塊。それが徐々に弘美の股間に近づいている。
それはほんの少し前に己にあったモノ。目の前のモノは有無を言わさぬように蜜に溢れた秘部にめり込んでくる。

「・・・・・・嫌ぁあああああ!!」

絶叫が部屋中こだまする。次の瞬間にモノは膣の根元までめり込んでいた。

「くくく!スゲェ締りだ。流石は学年トップは違うねぇ〜♪」
「おいおい!そんなに凄いのか?」
「嫌がっていた割には感じているんじゃないか?くくく!」

ギシギシ・・・・
パンッパンッパンッ

男のモノはピンク色の花園を犯す。抽送するたびに溢れる愛液。溢れ出る蜜はモノに絡みつき、より淫辣な音を奏でる。きつくそして柔らかく絞める膣に、男のモノはより膨張しながらも弘美の秘部を犯し続ける。
638WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/27 20:22 ID:fAa3L7NE
>>637

「嫌ぁぁ・・・はぁあああああん・・・ぁあああん・・・あ」
恐怖に震えた声は次第に快楽の喘ぎへと変わる。男のモノが秘部を犯すたびに、弘美の甘い喘ぎ声が高まっていくこと数分後。

「く!で、出る・・・・!」

一瞬弘美の体が弓なり状態になるかと思えば、男は己の精を弘美の膣内に解放した。

・・・・ドクドク・・・・

「・・・・つうっ・・・・」
暫らくして、ゆっくりモノが引き抜かれる。膣口からは白く濁った精がそれに合わせて逆流してくる。弘美はぐったりとして肩で息をしていた。

「・・・・はぁはぁ・・・お、お願い。もう・・止めて。」
「くくく・・・嫌だね。俺ら全員を相手にしてもらわないと・・・な。」
「あの御方に処女を奪われたくせに、今更男嫌いは通じないぜ」
「そうそう。今度は俺のチ○ポをしゃぶってくれるかな?」

・・・・あの御方?・・・・奪われた?・・・

「さて、今度は俺の番だな」
「じゃぁ、俺もだな」
別の二人の男が周りの輪から出て、弘美の居るベッドに圧し掛かる。

「嫌ぁ・・・嫌ぁああああ。お願い止めてぇぇ!」
「ふへへ・・・いいねぇ、その顔。」
「俺らも相手にしてやるんだ。光栄に思いな」
639WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/27 20:26 ID:fAa3L7NE
>>638

ぶよぶよに太った男は弘美を四つん場にすると一切の愛撫なしに、アナルに己のモノを突き刺した。
「はぁう!・・・い、嫌ぁあああああ」
「ふへへ、こっちも締まりがキツイぜぇ〜」
「おいおい。嫌がるのもいいが、次は俺の番だぜ」

弘美の顔の前に居た男は顔を向けさせると、嫌がる弘美を他所に桃色の桜を散らすようにもう一つのモノを貫らぬかせる。初めは嫌がり吐き出そうとするが、しだいに快楽に染まった表情はアナルを抽送するモノに答えるように、次第に男のモノに進んでしゃぶりついていく。

・・・チュパ・チュパ・・・・・

「うううっ・・・もっと・・・んあぁああああ」
溢れる唾液、絡みつく舌。頬を伝う一筋の涙と供に朱に染まった木目細かい肌、アナルの動き。その姿に男達の興奮は高まっていく。

「くく・・・で、出る。」
「お、俺も・・・は、吐き出すなよ」

口にもアナルにも男の精が弘美に注がれる。口膣内に注がれた精は吐き出すことなく、ゆっくりと飲み込まれていく。白く細い喉が蠢くたびに、男達の嗜虐心は高められていく。

「ふへへ・・・淫乱な女だぜ。次は誰だ?」

その後も陵辱劇は続く。ふと、何時の間にか弘美の体は男達の精で白くなっていく。それは周りで爪弾きされた別の男達が、弘美の陵辱される姿に自慰を始め、その開放された精を弘美に向けて掻けていたからだ。異種異様な匂いが部屋に充満する。
・・・・俺が男に犯されるなんて、嫌だ!嫌だ!・・・・やめろぉおおおお!!・・・・
貴章の理性が飛んだ時、周りは再び白く変わっていく。どこまでもどこまでも白い世界に。
640WHEEL OF FORTUNE ◆ACiNmI6Dxs :04/05/27 20:28 ID:fAa3L7NE
>>639



「・・・・・弘美!!」
夕暮れの光に照らされながら、耳元で誰かの声がする。顔を見上げると、ぼんやりとして顔が見えない。
「うーーん・・・・、美穂か?」
「どうしたのよ?遅れて教室に入ったかと思えば、授業中に居眠りなんかして。まぁ、いつもの事だからしょうがないけどね」
弘美の親友美穂が、覗きこむようにして貴章を見る。
・・・・今のは夢?・・・それにしてはハッキリしていたような・・・・・
・・・・でも、なんで俺が犯される夢を・・・どうして?・・・
神妙な顔をしながら考え込む。そんな貴章に美穂はポンッ!と肩を叩きながら。
「何考えているのよ。もう授業は終わったよ。一緒に帰ろう。」
「う、うん。・・・・あれ?腰が・・・」
勢いよく立ち上がろうとすると、少し脚がもつれた。咄嗟に手を机の上にあてる。
「弘美、どうしたの?」
「う、うん。・・・何でもない」

貴章はすぐ鞄を持って、美穂と一緒に教室を出た。・・・・・貴章は少し体をふらつかせていたが。二人が出ていった後、教室にはもう誰も居ないはずなのに、いつのまにか二人の少女がそこにいた。そう、薄っすらと微笑みを見せながら・・・・・。
641 ◆ACiNmI6Dxs :04/05/27 20:31 ID:fAa3L7NE
>>640

ここまでです。どうもエロが・・・・(´・ω・`)

ただ今後半分を書き直し中。いつになるやら・・・(汗)

最近、ダーク系の陵辱物に凝ってます。その路線になりそうだなぁ。
642名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:20 ID:CoHVHQ3j
>>641
乙かれん様!
腰が抜けちゃった弘美タン萌えですw
謎の少女二人って前に出てきた携帯で由香を気絶させた女の子でしょうか・・・
643名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:21 ID:CoHVHQ3j
>>641
乙かれん様!
腰が抜けちゃった弘美タン萌えですw
謎の少女二人って前に出てきた携帯で由香を気絶させた女の子でしょうか・・・
644名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:23 ID:CoHVHQ3j
>>641
乙かれん様!
腰が抜けちゃった弘美タン萌えですw
謎の少女二人って前に出てきた携帯で由香を気絶させた女の子でしょうか・・・
645名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:30 ID:CoHVHQ3j
ああっ、申し訳ない。
鯖が重くなっててカキコの反映に時間かかるせいで2重になってしまいました。。。

_ト ̄|○ ヒロミタン・・
646名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:19 ID:1FWHxOQD
>>641
GJ
>>645
ダブルどころかトリプル
647名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:34 ID:DJfsF3GN
>>642-644
ワロタw
648380 ◆PKEHY060jY :04/05/27 23:42 ID:9frm426L
調子を取り戻すために、ワンシチュで軽いのを書いてみました

「お姉ちゃん」

一応、補完サイトには転載不可ということにしておきます
自分の中のTS要素再確認SSとか、実験作みたいなものなので‥‥
649380 ◆PKEHY060jY :04/05/27 23:43 ID:9frm426L
 ちょっと、ほら。お化粧を忘れているわよ。
 それにそんなに服を着崩しちゃダメじゃない。あなたはもう女の子なんだか
ら、身だしなみに気をつけなくっちゃ。
 そうね。別にそのままでもいいわよ? でも、世間はあなたを女としか認識
してくれないわよ。 肉体的にも完全に女性なんだし。 博士の技術は完璧よ?
出産だってできるんだから。
 ああ。そんなに眉にしわを寄せない! そこから本当のしわができちゃうわ
よ。ほら、笑って笑って。それで、ここに座る。いい?
 そう。いい子ね。ブラシ、使うわよ。あなたの髪の毛もだいぶ伸びたわね。
 もう、半年経つのかしら。早いものね。いよいよあなたにも、外出許可がお
りたわけだけれど、逃げちゃだめよ。私達が困るというより、あなたが立ちゆ
かなくなるのは目に見えているから。
 ふふっ? そうかしら。身元もはっきりしない女の子を雇ってくれる所なん
か、限られているわよ。
 つまり、性風俗。
 スナック? あら、あなたに接客商売ができるのかしら。女の子として、き
ちんと対応できなければならないのよ? 長年女の子をやっていても難しいの
に、なりたてほやほやの女の子、しかも心はほとんど男のままの人がやってい
けると思う?
 無理よ。
 はい。髪の毛はできたわよ。リボンで結んで……こら、暴れない! おとな
しく言う通りにしないと、外出許可取り消すわよ。ほら、今度は私の方を向い
て。
650380 ◆PKEHY060jY :04/05/27 23:43 ID:9frm426L
 何をするって?
 もちろん、お化粧よ。まだ本当に赤ん坊みたいなつやつやのお肌だから、軽
くファンデーションをつけるだけにしておくわね。そっちの方がいいでしょう?
 それで、最後はこれ。
 ……何をおびえているのよ。ただの口紅でしょう? ほら、じっとして。
 えっ? ……泣き出しちゃったわ。ファンデが流れちゃうじゃない。
 ああ――そうか。
 男の人って口紅なんかしないものね。
 あなたの中の「男」が泣いているんだ……その気持ち、わかるな。
 私も男だったから。
 そう。博士の第一号被験者。生体的には完璧だったんだけれど、私の場合は
卵巣が……ね。だから、私には生理も無いし、子供も産めない。子宮はあるの
にね。
 博士には高校にも行かせてもらったし、大学の学費も出してくれた。恩人よ。
 でも、中途半端な状態にさせられたことだけは怨むわ。
 男にも戻れない、かといって女にもなりきれない。
 中ぶらりんなの……。
 私もね、何度かここを逃げ出したわ。
 そうよ。さっきの話は、私の経験談。男に抱かれて、お金を貰っていたの。
その最初の日かな。家に帰ったら涙が止まらなくって。
 女の肉体を嫌っているのに、それを利用している自分が情けなくって。
 ううん。それ以上に、男に抱かれることを嫌悪していない自分に気がついちゃっ
て。
 いつの間にか、女の嫌な所だけを身につけていたの。
651380 ◆PKEHY060jY :04/05/27 23:44 ID:9frm426L
 それで、ここに戻ってきて。それからはずっと、ここで暮して、妹達の世話
をしているわ。
 あら。今頃気がついたの? ここにいる子はみんな、博士の手で性転換させ
られた子ばかりよ。
 まあ、無理もないわね。もうすっかり女の子だし。
 そっちの方が楽しいわよ。いつまで悩んでいても、元には戻れないんだから。
 博士が完全に男を女にする技術を確立したら、今度は男を女にする技術を研
究するかもしれないけれど。ずぅっと先の話ね。もしかしたら、永遠に無いか
もしれないし、そっちの方が確率が高いけれども。
 ほら。涙を拭いて。もう一度、お化粧をしてあげるわ。でも、自分でもでき
るようにしなければダメよ?
 最後に、口紅をつけて。
 うん。かわいいわよ。どこから見ても、立派な女の子。しゃべらなければ、
の条件付きだけれどね。
 ふふふっ。元気出たでしょ。折角の外出許可なんだから、楽しんでこなきゃ
損よ。それから、お姉ちゃんがお小遣いをあげるから。博士には内緒よ?

 いってらっしゃい。時間までには戻るのよ。いい?


===== おしまい =====
652名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:51 ID:CoHVHQ3j
(・∀・)イイ!
凝った話もいいけど、余分な説明一切なしで萌える場面を切り出してて。
これぞSSってかんじですね!
653名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:21 ID:IE7/Zejn
いつまで経っても「男を女にする技術」しかできないのですね.....

                          

 とツッコミを入れるテス
654名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:30 ID:FnCNRaxc
>>641
やっぱり学校物といえば林間ですよね。
いつもエロを気にされてるみたいですけど充分エッチですよ。
それに気が乗らないときは無理にエロ入れることもないと思います。そのか
わりノッたときは思いきりエロエロにすればいいかと(w

>>651
「しゃべらなければ」の条件で主人公はオレ(ボク)っ娘だと推測すますた!
>>653氏の指摘で気付いたけどほんとだ、いつまで経っても「男を女に」
なんですな(w
655名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:41 ID:MuJ1Dqn4
ドリフ編「ハッピーエンド至上主義!!」 ◆kd.2f.1cKc

見かけないコテだけど、要はこいつがこのごろ両スレを自演で荒らしてる奴?
656名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:54 ID:FnCNRaxc
>>655
スレを良くしたい気持ちは分かりますが、匿名掲示板でそういう犯人探し
はやっても不毛だと思います。
2chである以上、一定の割合で煽りや釣り・荒らしがスレに入るのはもう
自然の摂理みたいなもので、それに対して住人がとれる唯一の対抗策
はスルーすることだけなんですよ。
「荒らしに反応したらあなたも荒らし」ってのは常に真実かと。
煽り荒らしはスルーして、みんなが興味を持って語れる話題で盛り上が
るのが一番ではないでしょうか。
とまあ655氏がこのスレを大切に思う一人であることを信じてマジレスして
みました。
657名無しさん@ピンキー:04/05/28 01:41 ID:3+YH/tPf
今だ乳無しさんの作品を期待してる漏れって・・・

けど、来ないだろうなぁ。
658名無しさん@ピンキー:04/05/28 02:24 ID:FnCNRaxc
ところで>>580以降の魔女カーミラの外伝(実質的には続編)を書いたん
ですが、今日はほかの職人様による作品供給もあったし2ch全体が不安定
って話もあるのでまた日を改めて投下することにしたいと思います。
659名無しさん@ピンキー:04/05/28 02:35 ID:fwliQ8m9
>>657
来ないだろうなもう。
分裂でいろいろややこしいことになったし。

非強制ではまた☆さんの誘い受け自演が始まりましたか。


353 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/05/28 00:07 ID:WUlsHL+V
☆様さいきん遅いなぁ…
どこに出張されてるのやら…

誰か知りません?

354 名前:☆ ◆QT4umEMRFs 投稿日:04/05/28 01:21 ID:9dKP+QUa
 人によってはエロいかも。
 けど情熱えちーに比べると各段にエロ分が低いです。
「そんなものはいらん」&「大量投下ウゼェ」という人は、スルー願います。

NGワード「ボクたちの選択」



タイミング良すぎ。
660名無しさん@ピンキー:04/05/28 02:39 ID:fwliQ8m9
いくらスルーしてくれっていっても、皆がそれに対してリアクションするからどうにもならない。
それを見越してわざわざNGワードにしろなんて見え見えの嘘をつくなんて全くお人が悪い。
どうせあれだろ、自分の小説を見ない奴は不幸になって死んでくれとか祈ってるんだろ?

向こうはもう腐女子だらけでどうしようもないのでこっちに書く。
まあこっちも汚染されつつあるけどな。
661名無しさん@ピンキー:04/05/28 02:42 ID:utjHoEu2
>>660
おまえが
662名無しさん@ピンキー:04/05/28 02:42 ID:DpWsXe0c
>>660
あいたたた〜
663名無しさん@ピンキー:04/05/28 02:46 ID:fwliQ8m9
この時間帯にいるって事はむこうも見てきたんだろうけど
なぁんでこんなに見事にIDがちがうのか

>>661>>662さんに捧ぐ。
>>656
なんかちょっと意見ぶつけただけで荒らし扱いですか。
ひどいインターネットですねここは。

















でも言われなれてる一厨房だから厚顔にも投下。
 駅から鉄道で10分弱ほどの隣町は、小ぢんまりとしたカイトの住んでいた村
落とは異なり、小さいながらも駅周辺がある程度開発されていた。
 その駅からわずかにはなれた場所に『(有)佐々木治金』と看板を掲げた、ト
タン張りの工場はあった。が、舞が想像していたこじんまりした町工場に比べ
て、ずっと大規模な工場だった。
 本来仮眠室だった部屋のひとつが、舞の部屋に充てられた
「いいのかな、ちょっと悪いような気もするぞ」
 どこか落ち着かない様子で、舞は茶色く焼けた畳の部屋に入る。
「昔は年中使ってたみたいだけど、今は三部屋もいらないらしい」
「ふーん……」
 舞はその理由までは聞かなかった。まぁ昨今の不況が原因なのだが、舞にと
ってさしあたり深刻な問題ではない。
「後でおふくろの古着とか持ってきてやっから、それ着て服とか、買いにいこ
うぜ」
 浩司は壁に寄りかかりながら、言う。
「なんか……何から何まで……悪いな」
 舞が言うと、浩司は恥ずかしげに顔を染める。
「ばっ、気にすんなっていってんだろ」
「…………」
 その浩司が自分に向けてくる視線を感じる。
「なぁ」
 舞は小さ目の言葉で呟くようにいい始めた。
「俺のこと抱きたい……か?」
「そりゃまぁ」
 舞の予想に反して、浩司は即答した。
「なら、してもいい」
「……本気か?」
「ああ」
「ひょっとして、もう心まで女になっちまったとか?」
 浩司が身を乗り出して訊く。
「まだ違和感はある……ただ、なんかこう、解放されたからかな。女であるこ
とを強要されてた頃は、反発心しかなかったが、今は……例え女でも男でも…
…俺はここにいるから……」
「…………」
「それに言っとくけど、お前だからヤらせてやるんだぜ?」
「光栄だな」
 一転、舞が悪戯っぽく言うと、浩司も肩をすくめて見せた。
 舞は体操服の上に手をかけると、するりとそれを脱ぐ。
「何度見ても、エロい身体つきだよな」
 じろじろと舞を視姦しつつ、浩司が言う。すると、舞は少し不機嫌そうな顔
になった。
「……っ、もうちょっとマシな表現はないのかよ」
「悪い悪い。カイトって奴の影響でさ」
「ぐっ……」
 舞はやられた、と言葉を詰めた。浩司の言っているのは今現在の“カイト”
ではない。
 舞が悔しそうにしていると、いきなり、浩司に抱き寄せられた。
 ──たくましい、よな。
 まだ、男性に対し羨望の感を抱いてしまっていた。すると、その間にぎゅっ
と抱きしめられ、そのまま唇を重ねられる。
 ──あっ……
 身体の心がうずいた。どこか心地よい。目がうっとりとしたように細まって
しまう。
「ぷは……ま、舞?」
 キスの余韻で、とろんとしている舞を、支えるようにしてわずかに身体を離
す。
「ああ……もう好きにしていい……それとも、なにかして欲しいか?」
「いや」
 舞の震える声に、浩司は短く返事をすると、舞の背中に手を回して、ブラの
ホックを外す。
 するっ、とブラのカップが外れ、豊かな乳房がふるっ、と振るえながら露に
なった。
「う……ん……」
 舞はかすかにうめく。
「すげー……なんつーか、可愛いぞ、舞……」
 言いながら、浩司はブルマに、ショーツごと手をかけた。
「まだ違和感あるけど……お前に言われるとうれしいかも知れね」
 顔を赤く染めつつ、舞はそう答えた。
 浩司がブルマとショーツを下ろす……股間とショーツの布地の間に、白い糸
が引かれた。
「あっ……」
 舞の顔が、湯気が出るほど真っ赤になった。
「あの、感じやすいんだ、この身体……」
「別に……何も言ってないけどよ」
 慌てたように言い訳する舞に、浩司は今度は自分が照れくさそうにした。
「俺の前で感じてくれるんなら、嬉しいぞ」
「う…………」
 舞の顔が、さらに赤味が増した。
 くちゅり、浩司の指が舞の入り口を撫でる。散々嬲られたソコは数日のうち
にぱっくりと開かされ、今は浩司の指を、わずかな圧迫で受け入れてしまって
いた。
「ふぁぁぁ……っ」
 背筋をゾクゾク……とさせる。今までも、結果的に快感に押し流されてしま
ったことは何度かあったが、今感じているそれは今までとは比べ物にならない。
 ──俺……『舞』はこいつのこと好きになってるのかな、やっぱり。
 愛撫によってもたらされる快感に、はぁ、はぁと息が荒くなっていく。
 ──俺の為に……こいつは身体張ってくれたんだし……な
「ホントに感じやすいんだな、こっちも……」
 キュンッ、と乳首をつままれる。
「ひゃんっ!」
 可愛らしい悲鳴が漏れて、背中がびくっと跳ねた。痺れるような感覚だった
が、快感になって溶けていく。
 ──考えてみたら、ホントに好きって言える相手とヤるのはこれが初めてだ
……
 『カイト』だった頃から通して、セックスは快感を得る、一種麻薬のような
遊びだった。あるいは、モノにした女を征服する象徴のようなものでもあった。
 ──そんな俺に惚れてるなんて……だからセックスするなんて……
 浩司の愛撫に喘ぎながらも、感慨の涙がこぼれる。
「!? 痛かったか?」
 ボロボロと溢れた涙に驚いたのか、浩司は手を止めて、慌てたように訊き返
す。舞はそれに対して、目を閉じてふるふると首を横に振った。
「う、嬉しいんだ、俺、こんな気持ちでヤるの、『カイト』だった頃から通し
て、初めてだからさぁ」
「……そっか」
 言ってから浩司は、再度舞の唇をふさぐ。
「ぷは……そろそろ……行くぜ?」
 舞がコクン、と頷く。
 浩司は舞の脚を軽く広げさせ、その股間に自分の逸物を宛がった。
 じゅくり。
「ふはぁっ、あぁっ……」
「くっ……っ」
 挿入そのものは、やや拡がってしまった膣の中が潤沢に濡れそぼっていて、
すんなりといく。しかし、入ってきたペニスに膣壁のひだひだが絡まって来て、
浩司のペニスへとともに、舞自身にも強い快感をもたらす。
 そのまま、浩司は奥を叩くようなストロークをはじめた
「はぁ…………はぁ…………気持ちいい……っ」
 舞は身体を軽く震わせながら、初めて望んで“女のセックス”の快感を受け
入れていた。
「くぅ……俺もだ……舞の中……すげー、いい……っ」
 浩司も快感に表情をゆがませながら、ゴツ、ゴツと舞の膣底を叩きつけてい
く。
「んっ、く……そんなに、されたらぁ……お、俺っ……」
 ぴくぴくと四肢を痙攣させながら、舞が鳴くような声を上げる。
「俺もだ……はぁ、はぁ……舞……先に……でないと」
「いい、中で出していいっ」
 舞は叫ぶように言う。
「っ、も、もう、間にあわねぇ、から、なぁ……っ!!」
 言い終えるが早いか、浩司のペニスが舞の膣内で爆ぜた。どびゅるっ、どび
ゅっ、と、舞の中に浩司の精が注がれる。
「熱い、あっ、はっ、あーっ、あっ……」
 舞も背を仰け反らせながら、今まで味わった中で一番の絶頂に達していた。
「はぁ……はぁ……」
 ずるり、と浩司は舞の中から引き抜き、その隣に仰向けに転がった。
「はぁ……はぁはぁ……」
 舞も余韻に表情を恍惚とさせながらも、荒い息をしている。
 ──もう、俺にはこの路しか残されていないんだ……
 思い返した。しかし、それはずっと肯定的で、穏やかだった。
 ──『カイト』は消えたんだ。そう思った。確かに俺はここにいる。ただし
カイトではなく、舞として……
 今“カイト”と存在しているものは、中身は『カイト』じゃない。
 ──そうだ、『カイト』は消さなきゃならない、『舞』は愛される存在でい
たい、だから……
 そっと手を伸ばし、浩司の手を握る。
「ん……」
 知らないうちに、顔がほころんでいた。
 その瞬間、『カイト』は死滅していた───
>>665-670
と、最初に構想していたのはここまでが「カイトの死」でした。トホホ……
5で終わるはずだったんですけど、なんか書いても書いても終わらない事態になってしまったので、
分ける羽目になってます……
672名無しさん@ピンキー:04/05/28 07:42 ID:Nj5r9eVd
>>665-670

ネカフェで張り込んでたらタイムリーキター(AA略)
673名無しさん@ピンキー:04/05/28 10:25 ID:+QrEvfti
生理中のDQN主婦か?
IDなんていくらでも変えられるし、そんなもの、なんの判断材料になんかならないんだよ。
674名無しさん@ピンキー:04/05/28 10:38 ID:GJJqhEZh
>664 空気読めない椰子は荒らし
675名無しさん@ピンキー:04/05/28 11:35 ID:OVWtmc9e
>>673-674

>>674   嵐はカエレ
676名無しさん@ピンキー:04/05/28 13:06 ID:SSODGxb1
昼間はダメだな・・・・・
677名無しさん@ピンキー:04/05/28 13:06 ID:J9nA3YB3
ココは定期的に荒れるインターネットですね

とりあえずSS乙
678名無しさん@ピンキー:04/05/28 15:03 ID:FnCNRaxc
>>639
ちょっと遅レスだけどこんな感じディスカー?
ttp://img.2chan.net/b/src/1085722758680.jpg
679月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/28 21:38 ID:m1iHyKNi
うわまた進んでる…追いつくのが大変…
作者様方、まだ読んでないですがきっとGJなものだと期待しております。
とりあえず鶏氏の話だけは読みました。やっべ、「瑠璃」萌え…。

>>437
真祖の花嫁がどのような存在なのかはネタバレになってしまうので…
申し訳ないですがコメントできません_| ̄|○ 

というわけで投下させていただきます。
680真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/28 21:46 ID:m1iHyKNi
うわバレた。
「ね、和泉でしょ?そうよね、そうに違いないわ」
答える間もなく幼馴染、結崎茉理(ゆいさき まつり)はそう続けた。和泉はとっさにとぼけるという選択肢を選んだ。慣れない女言葉に心の中だけで赤くなりながら口を開く。
「あの…何のお話でしょうか…?」
「何って…あなた和泉でしょ?そうじゃなきゃ和泉の隠し子とか!」
(マテ。どーゆー理屈だソレは)
胸中でツッコミをいれる和泉。と、肩を掴んで激しく前後に揺さぶられた。シェイクシェイク。
「ちょ…ゆさ、ぶら、ない、でっ…」
「だって動きもクセも和泉そのものだったし!顔だって和泉っぽいし!雰囲気似てるし!てゆーか和泉よねっ」
「だから私は…っ」
「十年以上付き合ってる幼馴染を騙せると思ってるの?」
和泉の言葉を遮り、シェイクもピタリと止めて茉理はきっぱりと言い放った。その目はしっかりと和泉を見つめている。
「なんで女になってるのかは知らないけど、目が合ったとき少しだけ表情変わったでしょ。傍目には解らないくらいだけど。別にどーこーするつもりはないわ。話せないんだったら何も訊かない。だから…和泉って事を確認させて」
最後のほうは、泣きそうな表情で茉理が訴えてくる。そこまでされて、ようやく和泉は話す気になった。元々信頼できる人間なのは知っているし、話さないとずっとこのままになりそうな気がしたということもある。小さく溜息をつくと、和泉は苦笑を浮かべた。
「ったく…バレバレじゃんよ…」
681月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/28 21:48 ID:m1iHyKNi
投下しようと思ったのですが…何か鯖が不安定なようで。
書き込みに失敗しましたばかりなので、暫く間を開けてみます。
682真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/28 21:51 ID:m1iHyKNi
「…やっぱり、和泉だったね。そりゃ、幼馴染ナメてもらっちゃ困るわよ」
「まったくだ。にしてもいきなり仕掛けんなよ…反射的に動けたから良いようなものの…」
中学校まで習っていた合気道を思い出す。もっとも、和泉達が教わっていたのは合気道を基礎に色々な流派や動きを取り入れた(らしい)、いわば総合護身術といったような物だったが。
茉理と一緒だったことや、道場主が親しみやすい人物だったので和泉としてはかなり真面目に顔を出していた記憶がある。ちなみに茉理は現在進行中で通っている。
「…人違いだったらどーするんだよ。ヤバイだろうに」
「人違いだと思ってたらやらないわよ」
「…もう何も言うまい」
今度こそ笑いながら、和泉はこの二つ年下の幼馴染を見つめた。彼女が勝利、と小さくVサインなんぞを出す。
「良いさ、全部話してやる。どっか落ち着ける場所に行くぞ、長話になるからな」
683名無しさん@ピンキー:04/05/28 23:48 ID:LrKmL6EU
月さん乙・・・・ってまだでしたっけ?
おいおい、大丈夫かよ・・・・・( -ω-)y─┛~~~~ 
684名無しさん@ピンキー:04/05/29 07:34 ID:hf41cAVe
>>巣箱の管理人

忍びJP入れるんだったらついでにカウンタもつけてくれ
685名無しさん@ピンキー:04/05/29 09:55 ID:FoV/twqP
おはよう、おのれら。

さっそくですが次の画像が流れるまでのあいだ、ヤラレちゃってる娘さん
がTSF娘と仮定して、TS前の素性と強制女性化された経緯を自分なりに
考え、簡潔に述べてみてくださいませんか?(20点)
ttp://img.2chan.net/b/src/1085791601716.jpg
686名無しさん@ピンキー:04/05/29 11:43 ID:3zAhB5MC
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 7■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080288073/
687月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:12 ID:VgALejcr
そろそろ投下しても大丈夫ですかね。
昨晩のは忘れてください。
なんかブラウザ再起動やらなにやらでよくわからん事に…。

>>678>>675
ミレナイヨママン_| ̄|○
688真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:13 ID:VgALejcr
うわバレた。
「ね、和泉でしょ?そうよね、そうに違いないわ」
答える間もなく幼馴染、結崎茉理(ゆいさき まつり)はそう続けた。和泉はとっさにとぼけるという選択肢を選んだ。慣れない女言葉に心の中だけで赤くなりながら口を開く。
「あの…何のお話でしょうか…?」
「何って…あなた和泉でしょ?そうじゃなきゃ和泉の隠し子とか!」
(マテ。どーゆー理屈だソレは)
胸中でツッコミをいれる和泉。と、肩を掴んで激しく前後に揺さぶられた。シェイクシェイク。
「ちょ…ゆさ、ぶら、ない、でっ…」
「だって動きもクセも和泉そのものだったし!顔だって和泉っぽいし!雰囲気似てるし!てゆーか和泉よねっ」
「だから私は…っ」
「十年以上付き合ってる幼馴染を騙せると思ってるの?」
和泉の言葉を遮り、シェイクもピタリと止めて茉理はきっぱりと言い放った。その目はしっかりと和泉を見つめている。
「なんで女になってるのかは知らないけど、目が合ったとき少しだけ表情変わったでしょ。傍目には解らないくらいだけど。別にどーこーするつもりはないわ。話せないんだったら何も訊かない。だから…和泉って事を確認させて」
最後のほうは、泣きそうな表情で茉理が訴えてくる。そこまでされて、ようやく和泉は話す気になった。元々信頼できる人間なのは知っているし、話さないとずっとこのままになりそうな気がしたということもある。小さく溜息をつくと、和泉は苦笑を浮かべた。
「ったく…バレバレじゃんよ…」
689真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:15 ID:VgALejcr
「…やっぱり、和泉だったね。そりゃ、幼馴染ナメてもらっちゃ困るわよ」
「まったくだ。にしてもいきなり仕掛けんなよ…反射的に動けたから良いようなものの…」
中学校まで習っていた合気道を思い出す。もっとも、和泉達が教わっていたのは合気道を基礎に色々な流派や動きを取り入れた(らしい)、いわば総合護身術といったような物だったが。
茉理と一緒だったことや、道場主が親しみやすい人物だったので和泉としてはかなり真面目に顔を出していた記憶がある。ちなみに茉理は現在進行中で通っている。
「…人違いだったらどーするんだよ。ヤバイだろうに」
「人違いだと思ってたらやらないわよ」
「…もう何も言うまい」
今度こそ笑いながら、和泉はこの二つ年下の幼馴染を見つめた。彼女が勝利、と小さくVサインなんぞを出す。
「良いさ、全部話してやる。どっか落ち着ける場所に行くぞ、長話になるからな」
690真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:17 ID:VgALejcr

嫌がる和泉を無理矢理家に引っ張り込み、話を聞いた茉理は「信じられない」とだけ呟いた。信じられないのだが…実際に目の前に現物があるのだから信じざるを得ない。
十年来の付き合いだった。彼は2つ年上で、しかし年齢の区別などつかない頃から遊んでいたので、位置づけとしては「兄」ではなく呼び捨てもそのままの、親友とでも言うような存在だった。
恋愛感情も無いことも無いが、中高大を通して和泉が本気で恋愛をしなかったので特に不満は無かった。自分が一番近いという自覚もあった。
だから死んだと聞いた時は2,3日泣き通した。告白しなかったことを後悔した。しかし今、その相手は美少女になって目の前に居た。
話を聞いた茉理は、まず自分の頬をつねった。
「…痛い」
「…お前俺と似たような事してるのな」
マットの上で胡坐を掻いている和泉に言われ、半分渋々、嬉しさ半分に認める。
「一応現実なのね、よく解ったわ。驚き通り越すくらいにね」
「だろうな。…って今更何言うんだか。まぁともかく…今の俺は私ってワケだ」
「くっそー。ほわわん癒し萌え系美少女な見た目にその言葉遣い…負けたわ」
何にだ、という和泉のツッコミは無視した。
「てゆーかハッキリ言って悔しいわ、いろんな意味で。私の服とか似合いそうよね」
そこまで言って、茉理はふと気付いた。
「和泉、今って前より…男の時より非力でしょ?さっきも楽に引っ張れたし」
「ん?まーな、筋肉ついてないし根本的に違うし」
「ふっふっふ…勝った」
「だから何にだ、何に…」
げんなりと呟く和泉を尻目に、茉理はクロゼットから服を出し始めた。
691真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:19 ID:VgALejcr
いやな予感がした和泉だが、逃げる前に先手を打たれた。
「大人しくしててね?何もしないから」
(読まれてた…)
「嘘つけっ!絶対なんか企んでるだろっ」
「ホントに私は何もしないわよ。するのは和泉(はぁと)」
「(はぁと)じゃねーっ!」
「じゃ、このままひん剥いてあげよっか?」
ぴしり、と和泉が固まる。ぎぎぎ、と顔を向ける彼…彼女?に対し、茉理はにこにこと笑顔を見せた。
「自分で着替えるか、私に着替えさせられてあまつさえあ〜んなことやこ〜んなことされちゃうか。どっちがいいか選ばせてあげる」
「こ…このエロオヤジ女…。つーか俺は男…」
「今はオンナでしょ。ま、私は気にしないから選びなさーい」
満面の笑みを浮かべる茉理を和泉は悪魔だと思った。
「自分で、着替える…」

「うわー、和泉可愛い〜」
茉理の華やいだ声が和泉に賞賛を送る。かけられた方はこれっぽっちも嬉しく無いのだが。
(いや…少しは嬉しい…か)
どうも女装しているような気分になってしまい、恥ずかしいのだが…やはり褒められると悪い気はしない。今も茉理の高校の制服(セーラー服)を着ているが、最初に比べるとだいぶ恥ずかしさは薄れてきた。
「うーん、可愛すぎて和泉って事忘れそう」
言葉とともに背後から抱きしめられた。ふっ…と首筋と耳に息がかかり、和泉は思わず声を上げてしまった。
「ひゃっ…」
「ん、どしたの?」
「ああ、いや…なんでも…」
ふむん、と頷き、茉理は首をかしげた。今度はわざと和泉の耳に息を吹きかける。
「んんっ…」
ぴくん、と和泉の身体が震えた。
692真祖の花嫁 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:20 ID:VgALejcr
その反応気付いた茉理が、
「和泉、ひょっとして…」
「な、なんでもないってば!いやホントにゃぁっ!?」
否定する言葉の後半が嬌声じみた悲鳴に変わった。茉理がつつつ…と服の上から背中に指を滑らせたのだ。ぞくぞくとした感覚が走る。
「感じて、るんだ…」
放心したように茉理が呟く。反論する間もなく、右耳に生暖かく濡れたものが触れた。茉理の舌が、ぴちゃぴちゃと音を立てて耳たぶを舐め上げていく。舌が動くそのつど、和泉は身体を振るわせた。
「んっ…く…ふぅっ…!ま、まつ…りぃ…」
「和泉…可愛いよ…」
それきり、茉理が喋らなくなる。セーラー服の裾から潜り込んだ手が、ブラの無い棟に触れた。もう片方の手は、ホックを外し、スカートの中に。
(ダメだ…力、はいらな…)
身体が勝手に反応し、四肢から力が抜けてゆく。抵抗できない。茉理の指が下着の上から秘裂を引っ掻いた。瞬間、和泉は自分の奥から何かがあふれ出すのを感じた。
(ぁ…)
一度自覚してしまうと、もうダメだった。頭にぼんやりと霧がかかり始める。
「んちゅ…ふふ、ここ濡れてるよ…和泉…」
下着の上から秘裂を弄りながら、茉理が囁く。かぁっ…と頬が熱くなり、だんだん強くなる刺激に下着の染みが少しずつ広がってゆく。
「ん…ぁあ…はぁう…」
こらえきれなくなった和泉の口から、喘ぎ声が漏れた。
693月 ◆TPk5R1h7Ng :04/05/29 13:23 ID:VgALejcr
ここまでです。
途中の一行スペースは、本来ならあそこまでが一段落だったのですが、
文が長すぎて投稿出来なかったため区切りました。
他にも同じ理由で無理矢理区切った部分があるので長かったり短かったり…
こんど何行くらいまで投稿できるのか調べてみます。
694名無しさん@ピンキー:04/05/29 16:05 ID:tvO6DMsE
>>693
うあー、ここで区切りなんて生殺しな。殺生でっせ!
乙です、GJです!
695名無しさん@ピンキー:04/05/29 18:56 ID:fNlpXp1t
>>693
乙です
ちなみにこの板は、現在は一度に16行・2KB(全角換算1024文字)まで
書き込みOKですよ

OpenJaneの最新版だと書き込む時にこれがわかるので便利♪
他の2chブラウザでも同じように何書けるかわかるのがあるかも
696695:04/05/29 18:59 ID:fNlpXp1t
×何書けるか
○何行書けるか

女体化薬を大量摂取して逝って来まつ
697380 ◆PKEHY060jY :04/05/29 20:21 ID:Fc8yV9Jn
>>695
文字数は1800字程度に押さえた方がいいみたいだよ
あと、1レスの限界は30行以内だったら大丈夫。もちろん、上の規制?も守る必要がある
ホットゾヌ2も文字数と行数がわかるよ

ここに来てマシンとディスプレイが絶不調。ディスプレイは赤系の色が変
マシンは謎のフリーズが多発。OS再インストールも効果無し
夏に買い換えるまで保ってくれればいいんだけど‥‥この書き込みも見づらくてたまらん
698名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:35 ID:fDQn7LMI
プリン氏戻ってこないのかな……

新人だらけでよく話がわからんTT 倉庫の更新キボン
699380:04/05/30 00:14 ID:9c7sk8iw
>>697
> 文字数は1800字程度に押さえた方がいいみたいだよ

自己レスだけど、これ、1800バイト(全角で900字)程度の間違いですわ‥‥
2000バイト近辺まではいけるけど、改行コードも含めてなのかな? ぎりぎりだとはねられることがある
余裕を持って、1800バイトを目途にしています

>>698
プリン氏も乳無しさんもどうしたのかなあ‥‥
非強制板スレは1と2がDAT落ちで見られず。何よりこの板自体が、人大杉だしね
2ちゃんねるブラウザを使わないと見られない現状には、ちょっと困っていたりします。とほほ
700名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:31 ID:Begcc+bH
どうもドリフは自分が鬱病だってことを自慢したいだけのような気がする
しかもID変えて自演だし宣伝するしこのスレ荒らすし非強制までも
本当にどうしようもない
701名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:34 ID:EfC5sQ/8
キリ番で、そんなレス書かないでくれ
702名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:36 ID:EfC5sQ/8
キリ番で、そんなレス書かないでくれ
703名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:40 ID:W75qlJFe
キリ番ではないが、そんなレス書かないでくれ
704名無しさん@ピンキー:04/05/30 01:05 ID:vovd3xah
二重カキコの罰として>>702はいますぐ超科学とかで女性化されてきて
このスレにオニャーニ画像うpしる
705702:04/05/30 01:31 ID:EfC5sQ/8
だって、鯖がおかしかったんだもん。
うわぁナsニヲデュrp; ふじこ・・・
706名無しさん@ピンキー:04/05/30 01:42 ID:FMQma2Qk
鬱病だろうが自慢しようが
創作意欲だけは失わないで欲しい

というかココにカキコしている人たちは
そんなことではヘコたれないと思うが
707名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:05 ID:RA5bgG6g
>>693
16行以上だと、板トップで表示されたときに「省略されました〜(略」になってしまい、
書き込み限界自体は30行か32行じゃなかったっけ?

んで、容量は、記憶が正しければ、
改行含めて、というかhtmlタグを挿入したあとの容量が2KB以下、
たとえば改行は半角<BR>で4バイト分とかって感じに数えたはず。
だからURLとか>>を使ったリンクとかをたくさん入れると容量が厳しくなる、と。


>>697
原因不明のフリーズっていうと
・ファン故障やホコリ詰りで筐体内に熱がこもる
・メモリが死にかけ
・HDDが死にかけで時々読み込めない
なんてあたりが良くある原因。
この時期だと気温が上がってきたせいで熱的な不具合が増えるから、
筐体後ろの空気取り込み口を掃除機で吸ったり、筐体を開けはなして外気を入れた状態で運転してみるとか。

あと、ディスプレイのほうは多分もう寿命。
708名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:54 ID:HbI4Y+P8
>>707
もっと正確には、2byteの改行が<br>と前後の空白で合計
6byteに、>や<などの記号は&gt;などの文字参照に
変換されて1byteが4byteにというように大きくなる。

URLは見た目通りのまま変化しない。>>1のようなアンカーは
判定の時点では&gt;&gt;1という9byteとみなされる。
だけどdatに書き込まれるときはタグが付け加えられてさらに
大きくなるので、スレの容量の上限まで書き込んでスレを潰す
容量荒らしは大量のアンカーを使う。

Janeなどの容量チェックはこの換算もしてくれるから、
エディタで書いていても書き込む前にチェックするとイイ。

容量で気がついたけど、もうすぐ次スレ。
709名無しさん@ピンキー:04/05/30 05:44 ID:pO8xsz1x
容量や改行等の制限は板によって違いますが
ここ見れば板の設定の見方がわかります。
http://ams.adam.ne.jp/2ch/SETTING/main.html

エロパロ板だと
http://pie.bbspink.com/eroparo/SETTING.TXT
710名無しさん@ピンキー:04/05/30 16:48 ID:GB68ZpWq
>>704
お約束だと、女性化されるのは700のはずだが。

711名無しさん@ピンキー:04/05/30 18:16 ID:cTRzica2
ずいぶんな言われようだね。

■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 7■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080288073/
712名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:05 ID:Vb7/oasg
>711
ヲチスレのネタを振るな、荒れるから。
713名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:05 ID:MyYB27UN
今度はふにゅとここを対立させようとしてるのか
ご苦労なこって
714名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:29 ID:hqigpQo6
言われてるのは荒らしと特定IDだけで普通の住人にはなんも関係ないしな
715名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:55 ID:IN/hmsWp
今日の深夜に>>616の続きみたいなものを投下するかもです。
間に合わなくて明日朝ということもありそうですが。
なにげに結構な分量になりそうな予感……
716名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:36 ID:ie3jz/o8
>>715
おおぉぉ!期待してます。
 つうか、多分このスレ最後の投下になるのかな?


 
717名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:12 ID:YyP5ovSE
魔女カーミラ
ネタは好きだが名前が気になって読めんw 
718名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:23 ID:L/cVM0+c
>>716
50KBぐらいの容量になりそうだけど、途中でスレが容量オーバーになったら
面倒ですね……
このスレ、限界まであとどのくらいなんでしょ?
場合によっては次スレを待ってからの投下がいいかもしれないですね。

>>717
おおう。気になるってどのへんが気になりますたか?
719715:04/05/31 07:28 ID:L/cVM0+c
む。こんな時間に。
>>715で予告したものは大変申し訳ないんですが分量が分量なんで、
次スレにて投下させてください。
かわりに何かショートなSSを投下できたらよかったんですが。。。

それにしても今日もまた暑くなりそうなー。
こんな日は涼しげなSSを書かれる職人さんがこられるといいですね。
720名無しさん@ピンキー:04/05/31 13:29 ID:lab9iAYT
そんな時のための、リレーSSですよ
721鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/31 14:49 ID:H7doC/wC
もう次スレか・・・・書き手の皆様おつかれさまです。どれもすばらしい出来で保管が大変ですけどがんばります。
容量が無いのでショートSSを投下します

>552
一部ホストからのアクセスが弾かれてしまうようです。なにか対策を考えますのでお待ちください。
>684
検討しておきます
722鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/31 14:55 ID:H7doC/wC
 『車内は再び沈黙した。そして沈黙を保ったまま理恵の
 マンションに着いた。
 「それでは、・・・少し考える時間をください。・・・さようなら」
 短い言葉を残し理恵はマンションへと消え、杉田は足早に
 その場を後にした。
 ・・・・ To be continued                     』

 ・・・っと、投下完了。

 始めてこのスレにSSを投下をしてどのくらい経ったのだろう。初めは好奇心から・・・
だが今はライフワークになりつつある。今日もまた日付が変わる時間までモニターの
前で文章を綴っていた。
 キーボードを打つ手を止めコーヒーに手を伸ばす。だがカップに口をつける寸前で
その異変に気づいた。
 (僕の指って・・・こんなに細かったっけ?)
 慌ててカップを置き手を見るともともと男としては細めだった僕の手は更に華奢で
白くきめ細かい肌に変わっていた。
「!!・・・まさか・・・」
 慌てて椅子から飛び降り洗面台へ向かうと鏡の中では呆然とした表情で佇む
ショートカットの少女がいた。
 今まで何作かの女性化SSを書いてきたがまさか自分自身がなってしまうとは・・・
信じられない・・・というより信じたくない。だが鏡の中の少女は僕の動きを正確に
レースし彼女が僕だという事実を僕に突きつけた。
 
723鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/31 14:56 ID:H7doC/wC
 絶望が全身に蔓延し僕は力なく椅子に腰を落とした。
 「どうしよう・・・・こんな事誰にも相談できないし。」
 もともとの僕の面影は残っているものの完全に別人になっている。このまま朝を
迎えれば家族にも信じてもらえないだろう。
 ・・・そういえば身体はどうなっているのだろう。
 変わってしまった不安感はあったがそれまで想像でしか書けなかった物が目の
前にある、確かめてみたい、そう思う心に嘘はつけず手は胸へと延びていった。
 恐る恐る胸に手を伸ばすとそこには男ではあるはずの無い女性ならではの柔らかい
乳房がその存在を主張していた。その感触に衝撃を覚え、手は更なる確証を求め下へ
と延びた。そこには男としてあるべきモノは無く、ただ淡い茂みがあるだけだった。
 「・・・・っく・・・う・・ん・・・」
 触れてしまった花弁から鋭い電気のような刺激が全身に走った。その感覚は鮮烈で
今まで書いてきたどの表現でも表せないものだった。今まで女性化という現実には起こ
りえないファンタジーを想像で書いてきた。だが今自分自身に起こっている現実はそれ
をはるかに超える・・・実際に経験したものにしかわからない感覚だ。
 (やめなきゃ・・・・・でも・・・)
 こんな事している場合じゃないのに・・・・でも・・・書き手としての好奇心も手伝って・・・・
いや・・・・それは言葉の飾りに過ぎない、ただ女性としての快楽に僕は囚われていた。



724鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/31 14:57 ID:H7doC/wC
 「くふぅ・・・・ん・・・あ・・・あふぁ・・・ああ・・・」
 細い指が花弁をなぞるたび口からは僕のものとは思えない濡れた声が溢れ出す。
それでも開かれた禁忌の欲望は収まることは無く更に加速していった。
 右手は秘芯を撫で回し、左手は控えめながらも女性を主張する乳房を揉みしだいた。
乳首は膨れ上がり濡れた花弁からは蜜が溢れ出しいやらしい水音を立てていた。
 指が胎内に滑り込むように入り込み、それまでより更に強い刺激が身体の芯から沸き
起こり身体は僕の制御から離れていった。
 身体を丸め、指は貪欲に快楽を求め胎内を蠢いた。
 「あっ・・・・・ひぃ!・・・・あああああ」
 指がより強い刺激を生み出す場所を探り当てそこを執拗に刺激する。そのたびに身体
はビクッと震えもっともっとと求めていた。
 「んん・・・・はぁ・・・・ん!・・・くる・・・・・」

 もう・・・どうなってもいい・・・・・もっと・・・この快楽を味わっていたい。
 大きな快楽の波が僕の思考を飲み込んでいった。
 「ああ・・・・あふぁ・・・・いい・・・・・いく・・・いっちゃう・・・・あっあっあっあああああああああ
あああああああああ・・・はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・これ・・が女の・・・・」
 それを最後に僕の意識は混濁した闇へと落ちていった。
725鶏 ◆PETORIs7YU :04/05/31 14:58 ID:H7doC/wC

 ちゅ・・・ちゅん・・・・ちゅん・・・・
 「ん・・・朝か・・・・」
 気がつくと僕はパソコンに突っ伏して眠っていたようだ。
 「そうだ・・・・身体は・・・」
 胸に手を当てると昨夜感じたような柔らかさは無く締まった筋肉の胸板があるだけだった。
 「夢?・・・・だったのか・・・」
 洗面台で鏡を覗くといつもどうりの見慣れた顔があった。シェーバーで髭を剃り顔を洗って
いると昨夜のことが夢だと思えてきた。
 (でも・・・妙に現実感があったんだよな・・・)
 時計を見ると7時をまわっていた。もう出社しないと遅刻してしまう。急いで食パンだけの
朝食を済ませ駅へと急いだ。

 主を送り出し静かになった部屋の中キーボードの上には僕の物にしては長い髪の毛が
昨夜のことは夢ではないと物語っていた。

                    The END
726名無しさん@ピンキー:04/05/31 17:38 ID:IvtBEKFK
鶏氏GJ!


真夏の夜の夢をただ座して待つ・・・
727名無しさん@ピンキー:04/05/31 19:05 ID:4GXmpMUl
次スレのテンプレどうする?
もうそろそろ用意したほうがいいのでは?
728麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 19:56 ID:RxbHrNB3
 ども、お久しぶり。忘れた頃に麻生です。
 いきなりやってきてなんですが、投下いたしやす。
>>200 (ぐらいだっけ?)の続きでございますゆえ。
729麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 19:57 ID:RxbHrNB3
「んあっ……?」
 気の抜けた声とともに、高梨日々木(たかなしひびき)は目を覚ました。
「何だ? どこだ? ここ……」
 日々木は、あたりをきょろきょろと見回した。
 あたりに見慣れた配列で、一様に同じな机が並んでいることから察すると、ここはどうやら教室であるらしい。高校の教室だ。だが、暗い。
 性格がとかそういう形容でなく、普通に外が暗い。それから、今は夜なのだということが察せられる。今は夏真っ盛りなので、ここまで暗いとなるとかなりの時間になっていることだろう。
 しかし、なぜ自分は教室なんぞで寝こけていたのだろうか?
「んんんぅ……何なんだよぉ……」
 ふと、自分の背後に何かしらの存在感を感じた。日々木はザッと振り返ってみる。教室の廊下がわ、机の間を縫って、ひとつの大鏡が設置されていた。
「んあぁ……なんで教室に鏡か……!?」
 疑問の声はすぐに驚愕に変わった。何故なら、その鏡に映っているのは、女生徒用の、赤基調のセーラー服系統の制服を身に纏った、艶やかな黒のボブカットの髪をしたかわいげのある少女だったのだから。
「は……ひ?」
 こいつが鏡であるならば、それに映っている人物は自分でなければいけない。しかし、鏡に映っているのは自分とはひどくかけ離れた姿だ。
 なんですかこれは、学校の七不思議ですか?
 日々木はよろよろと立ち上がり、ガッと鏡のふちをつかんでへたり込んだ。鏡に映った少女もまったく同じ行動をとる。
 少女は目を極限まで見開いて驚愕の表情を一面に表しており、それはまさに日々木のとっている行動と相違ない。
「かっ、からかってやがんのか……?」
 日々木は右手で自分の顔をぺたぺたと触ってみた。なんだか、普段触るよりもものすごくやわらかい感触がする。
 女の子も信じられないといった表情で左手でぺたぺたと自分の顔を触っている。
 右を向く。
 女の子は左を向いた。

 下を向く。
 女の子も下を向く。
730麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 19:59 ID:RxbHrNB3
 右手を挙げる。
 女の子は左手を挙げた。

 微笑んでみる。
 微笑み返された。

 右頬をつねってみる。
 左頬をつねっている。
 胸を揉んだ。
 胸を揉んでいる。
「んんっ……」
 呆然として上記の作業を行ってきた日々木であったが、胸への刺激ではっと我に返った。
「はっ……胸がある……?」
 視線を落としてみた。自分が着ているのは紛れもなく我が高の女生徒用のセーラー服だ……なんだかこういう光景を見ていると自分がとてつもなくダメな人間になったような気がする……。
 そんでもって、その制服の胸の部分には、でかいわけではないがそんなに小さいわけでもない、つまりはちょーどいい大きさのふくらみが出現していた。
 それが紛れもなく本物の女性のそれだということは、先ほど揉んだ感覚で立証済みだが、日々木はもう一度やってみないと気がすまなかった。さっきのは何かの間違いかもしれないから。
「ああっ……」
 再び、切なげな声が漏れる。
「くっ……やっぱり……」
 日々木はがっくりとうなだれた。自分を励ますための確認作業だったが、現実は厳しかった。
「っは、まだ……」
 日々木はまだ調べていない場所があったことに気がついた。そして、おそるおそるその場所……スカートを掻き分け、股間へと手を伸ばす。
「んああっ……や、やっぱり……」
 しかし、やはりというかなんというか、日々木の期待していたものは、そこにはなかった。
 まぁ、ここまでやってアレだけあるといったら、そっちのほうがやばそうな気もするが、日々木はそこまで考えをめぐらせられるほど冷静ではなかった。
「と、いうことは……やっぱりこの鏡に映ってる人って、俺……なのかぁ? あああっ!」
 再び、切なげな声があたりに充満した。
731麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 20:00 ID:RxbHrNB3
 ふと見れば、先ほど事実確認のために股間にやった手が、止まっていなかった。
「ふっ……あぁあっ!? な、何だコレ……と、止まらないぃ……」
 自分では意識していないはずなのに、気がつくと、女となった自分の右手は、やはり女となった自分の秘所をぐちょぐちょと弄っている。
「ぐ、ぐちょぐちょっ?」
 その擬音に疑問を感じた日々木は、はいていたパンツをするっと脱いだ。というか、体が変わっているだけならまだしも、服なんぞ誰が着替えさせたんだろうか?
 パンツが足を伝っていく過程で、パンツの秘所に当たる部分が何か液体で濡れていて、その場所には、自分の秘所から光る糸の逆アーチが掛かっていた。
 そして、日々木は愛液を垂れ流す自分の秘所を、鏡を通して見ることになる。
「う、うそぉっ。もう、こんなに……? この体っ、ちょっと敏感すぎるんじゃっ……あぁっ!」
 その場所をまじまじと見つめると、右手がもうたまらないといったような感じで、日々木の秘所にむしゃぶりついた。
「んあっ……ま、また……」
 日々木がその感触に顔を歪ませ頭を上げる。するとふと、鏡の中の自分と目が合った。
 その少女は、快感に顔を歪ませ、上気した顔をしているように見えた。
「か、かわいい……」
 そのかわいらしい顔と、さらにそれが自慰をし、快感に悶える表情を呈していることのダブルパンチに、日々木はすっかりと鏡の自分に骨抜きになってしまった。

 もっとこの娘に触れたい……
 もっとこの娘を喘がせてみたい。

 そんな欲求が日々木の頭の中を去来する。それはつまり、自分を弄るということなのだが、快感(自分ではまだそうとは認めていないけれど)で思考の鈍っている日々木にはもうどうでもよかった。
「んんんんぅ……!」
 すりすりと秘部をこすり上げる。この体は律儀に快感を拾い上げてくれる。
 鏡の少女の気持ちよさそうな顔を見て、日々木はいい気分になった。
 ふと、鏡の少女の秘所の頂に、ぷっくりと自己主張している箇所があるということに気がついた。
 日々木はそれがなんであるかを理解し、秘部を擦っていた指を、上方に移動させる。ほどなく、その指はクリトリスに到着した。
「はひゃうぅっ!!」
 突然全身に電気が走ったかのような感覚。
732麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 20:02 ID:RxbHrNB3
 日々木はびくん! と体を仰け反らせ、倒れこむ。
 はあはあと荒い息を吐き、その胸が上下する。何が起こったのか日々木の意識は理解できなかった。
 うつろな目で天を仰ぎ、それでも取り付かれたようにクリトリスに指を向かわせる。
「はひゃああああ……す、すごい……」
―――お、おれがこんな情けない声をっ……
 しばらくは自分が快感に声を出すのを恥じていた日々木だが、自分の声に欲情してくると、それも気にならなくなってきた。
「ああっ……い、いいっ!」
 指がクリトリスの頭を擦るたびに日々木は卑猥な声を上げた。
 いや、上げさせられていた。
「ああぁっ……あはっ! はぁぁぁぁ……」
 ぐちゅぐちゅと秘部とクリトリスを擦り上げる行為に力が入ってくると、胸の辺りがじんじんとしてくるのに気がついた。
「んんっ……」
 日々木は、セーラー服の裾をたくし上げると、やはり何故かつけてあった白色のブラを上にずらした。
「んっ!!!」
 ずらすときに、カチカチに勃っていた乳首に擦れ、言いようもない快楽が日々木をよぎり、形の良い乳房が顔を出す。
「うわぁ……すげぇ」
 たまらないといったように、左手で右の乳房を口に持って行き、顔を近づけて、その赤く色づいた乳首を口に含ませた。
「んぃぃぃぃぃい……!」
 なんとも言えぬじぃんとした感覚が、右胸から前身へと波打って広がっていく。たまらず左手で左胸を揉みしだいた。
「いやらしい……」
 無意識に、そう呟いた。
 その言葉が、自分にも返ってくるような気がして、貪るように揉みほぐしていく。
 ぴんっと尖った桃色のモノを摘まみ、くぃっと擦りまわしてみた。
 新たな快感が襲い掛かり、脳裏が、視界が真っ白に染まっていきそうだ。
「……ぅんっ ひぁんっ! か、感じ……ぁふんっ」
 びくびくっと海老のように、身体をそらしてしまう。
「んッ! あッ! あんあッ いひぃっ!」
 声が次第に大きくなる。
733麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 20:04 ID:RxbHrNB3
 右手でクリトリスを弄り、左手で胸を弄る快感に身をよじらせる日々木。右胸は、快楽の叫びのため、解放されていた。腰が激しくバンプし、大声で甘い叫びを上げる。
 日々木の理性がいくらそれを止めようとしても、本能がその命令を否定した。
 快楽が頭の上から指の先まで日々木の体を支配する。そして理性すら薄らぐ。
 身をよじったせいで、再び、鏡の少女と目が合った。
 少女はモノ欲しそうにうるうると瞳をうるませている。
「欲しいんだね……? あそこに……」
 その扇情的な顔に、日々木の男の本能が刺激され、彼女はニヤリと妖艶に微笑んだ。
 クリトリスを責めていた指が、愛液にまみれたその場所を探り当てる。
 日々木はそのまま迷う事なく中指を、ずぶずぶと第一関節ぐらいまで押しこんだ。
「は、はああああああぁぁぁーッ!!」
 指が入る感覚と同時に新たな快楽が全身を流れ、日々木は大声で叫んだ。
 すさまじい快感。男のときのそれとは違って、先の見えない快楽。
 膣に挿入された指は溢れてくる愛液のおかげで、スムーズに動く。手が快感を求めて勝手に動きだす。
 日々木の体は床に押し付けられていても、乳房は崩れることなく盛り上がり、赤く色づいた乳首がつんと上を向いて勃っている。
 日々木は体が痙攣するのを押さえつけて、親指でクリトリスに触れた。
 くちゅっと膣の中で日々木の指が音を立てた。
「あああっうぅん!」
 自然に大きい声が上がってしまう。
 ふと、鏡の少女と目が合った。彼女は、満足そうな顔で、喘ぎ、乱れている。
 日々木はそれを見て、無性にうれしくなった。
 俺が彼女を喘がせてる。
 俺が彼女を鳴かせてる。
 そうは思うものの、自分自身もまた、快楽に飲み込まれてゆく。
 最初は緩慢な動作だった抽挿も、時間が立つごとに少しずつ速度が上がってゆく。
 いつのまにかその指の動きに合わせるように腰も上下していた。
「んっ、はぁっ き、気持ちいぃ……」
734麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 20:06 ID:RxbHrNB3
 あまりの気持ち良さに、目がとろんとしてしまいそうだ。
 秘唇から溢れ出る蜜液が、ぽとぽとと零れ落ち、床に小さな水溜まりができていく。
 オトコを受け入れる準備ができた秘唇に、右手の人差し指を侵入させる。くにゅっとナカが圧迫されて、声が出なくなるほど、視界が真っ白に染まってしまった。
 まるで、悦楽の海に放り投げられたかのようだ。
「ふああッ!あ……はぁ、あ……あああああぁッ!」
 日々木はいつのまにか羞恥心も理性もかなぐり捨てて大声で喘いでいた。

「あぁ! 何かが来るッ! 何かっ!!」
 女の本能で、その快感の頂が迫っていることを感じ取る。何が起こるかわからない、恐怖にも似た感情。
 だが、日々木はなによりその瞬間を望んでいる。鏡の少女だって、きっとそう。
 そんなことが日々木の頭をよぎった瞬間、そのときは訪れた。
「ああっ! あああッ! い、いくぅぅ!!!」
 その光が日々木の中で爆発した。
「あああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
 腰を浮かせ、体を大きく弓なりにして絶叫する。
735麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 20:08 ID:RxbHrNB3
ぷしゅー

「す、すごい……こんな……の……初めて見た……」
 蜜液で、すっかり濡れてしまった秘唇から勢いよく噴き出したモノが見えた。
 ようするに、本で見た潮吹きというらしいが、これほどイヤラシク思った事はない。
 ぬちゃりと右手の人差し指を秘唇から抜いたのを知ると、仰向けになって倒れる。ひんやりとした冷たさが背中にあたった。
 奥に火が付いたように、火照ってしまった身体には、心地良い冷たさ。
 深呼吸で、失った酸素を補給する。
「はぁ……はぁ……、イッてしまったんだ……」
 真っ白にフラッシュバックしてしまったことが脳裏に蘇り、ポツリと呟いた。
 上半身を斜めに起こして、鏡に映る彼女を眺める。

―――彼女は恍惚、妖艶の混じったような笑みを浮かべて、小さく口を動かした。

『……気持ち良かった』

 鎮まっていたはずのものが、ぶり返したように火照ってしまう。
「こんなに気持ち良かったのは生まれてはじめてだったな……」
 顔から火が出るほど恥ずかしかったのか、ほんのりと赤らめる。ほぅと色っぽい溜め息を吐きながら、ふと、思った。
「何やってんだろ、俺……」
 一瞬、もう一度今までの行為を思い返して、軽い自己嫌悪に陥る。
「とんだナルシストだよな……ま、いいか……気持ち……良かったんだし……」
 コタツに入った猫のような幸せそうな顔で、ふにゃーっと崩れ落ちる日々木。
 しばらく、彼女は駆け巡る奇妙な達成感と満足感に、身を預けることとした。



 不意に、教室の戸がガラリと開いたのは、それからそこまでは時が経っていなかった。
「あ、起きました? お姫様」
736麻生 ◆6l0Hq6/z.w :04/05/31 20:11 ID:RxbHrNB3
・・・ここまでっと。まぁ、お目汚しスマソって感じですか(ぉ
 はろはろー。忘れた頃にこんにちは(いや、こんばんわか?)
 麻生でございます。まぁ、誰キミって感じですよね(苦笑
 いや、別にコレだけを書いてるわけじゃないんで、どうしても時間が……お許しを……ってか、待ってた人もいないんだろうからあやまることもないよね(何
 いろんなSSを参考にしながら(ていうか、まんまパクった部分も無きにしも非ずなのだが)やっとこさ書きあげた自慰パート。いや、予定にはなかったんだけれども。
 しかし、ちょっと見ないうちにすごいスレ進んでますねぇ……
 ではまた、次スレが傾く頃に……(遅ッ
737名無しさん@ピンキー:04/06/01 03:41 ID:Nnm4UwfR
次スレ立てましょうか?
738名無しさん@ピンキー:04/06/01 08:12 ID:WI0U7Gvo
>>736
麻生さん、乙
復帰おめでとう
739名無しさん@ピンキー
喘ぎ声が多いのがいい!