Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!!

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1名無しさん@お腹いっぱい。
作者しゃんカモンナ!
2名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/06 23:03 ID:vMObn0bp
>>1
3YahooBB219174042134.bbtec.netrlo:04/09/06 23:29 ID:axG9q8a6
SummerKitchen2004 otzoi
4名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/06 23:47 ID:???
Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!!
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1093840655/
5名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/07 02:09 ID:???
実は過疎板?
6名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/07 08:59 ID:???
書けたらこっちにあげればいいんじゃろか・・・?
7名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/07 09:04 ID:???
お好きな所へどうぞ
一応狼はああいう状態ですし
ほんとはエロネタは禁止だったりしますので
避難所がわりにでも使って頂ければ
8名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/07 11:14 ID:???
誰が誰だかわからん
9名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/08 00:23 ID:???
画像持ってくれば解説しよう
10書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:27 ID:???
不便そうなので、HN・・・
11書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:27 ID:???

「ねえ、ふぇらちおってどうやるか知ってる?」
 飲んでいたアイスコーヒーを、盛大に噴出す。
「うぉっ、汚っ!」
 それを見た梨沙子は、当然といえば当然の反応。
 しかし、いきなりそんなことを言われたこちらの身にもなってみろっていう話。今まで
ゲームの話で盛り上がってて、数秒の沈黙のあと、そんなこと言われると、誰が予想でき
たろうか。
「お、お前は突然、とんでもないこと言うな……」
 机に飛び散ったコーヒーをティッシュでふき取りながら、俺は梨沙子に睨むような目線
を送る。
「ん〜、前ね、手でしてあげたでしょ?」
「……ああ」
 こともなげに梨沙子は言うが、あれ以上衝撃的な出来事は、俺の人生の中でそうそう見
当たらない。忘れろといわれても忘れられない(忘れたくない?)ものだ。
 なんせ、目の前にいる少女(あえて美少女と言い換えてもいいけど)に、手コキでイか
されたのだ。しかも2回。そのうち1回は顔射。
12書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:28 ID:???

「でね、あのあと、みやとももの話聞いてたら、おちんちんをなめて気持ち良くする方法
があるとかって聞いたのね」
「うん」最近の子は進んでるなぁ、と驚きつつ、「ちょっと待て」
「なに?」
「あの時のことは、言ってないよな?」
 帰り際に、一応、誰にも言わないように、とは言っておいたけれど、不安はある。
「言ってないよぉ! “二人だけのヒミツ”って言うんでしょ?」
 やけに嬉しそうに、梨沙子が答える。
 微妙に違う気もするが、
「うん、そうそう」とりあえず頷いておく。
「──でぇ……どこまで話したっけ?」
「気持ち良くするのがどうの」
「あ、そうそう、おちんちんをなめるのを、ふぇらちおっていうんだって。知ってた?」
「うん、まあ」
 しかし、梨沙子の口から、さんざん“おちんちん”なんて言葉が飛び出してくると、本
人は全く気にする様子はないけれど、こっちが恥かしくなる。しかも今度はフェラチオな
んて言葉まで口にする。
13書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:28 ID:???

「どうやるの?」
「は?」
「だから、ふぇらちおってどうやるの?」
 興味津々に輝く目が、俺を覗き込んでいる。瞳の中に吸い込まれるような、不思議な色
彩。
「だ、だから、嘗めたり、咥えたりして」
 まるで魔法にでもかかったみたいに、俺はフェラチオに関する知識を披露している。何
をやってるんだか……
「くわえる!? くわえるって? ぱくって? 食べちゃうの?」
「た、食べはしないけど、口の中に入れるんだよ」
「はいるの? おにいさんのおちんちんが、あたしの口に?」
「そう、梨沙子の……」……は?
 もっと早い段階で気づけば良かった。いや、気付いていたとしても、俺はそれを止める
ことが出来ただろうか、という疑問はあるけれど。
14書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:29 ID:???

 梨沙子がこんな話をした理由を、もっと深く考えておくべきだったかもしれない。けれ
ど、俺の人生なんてあの日、梨沙子にゲームで負けた時点で決まってしまっていたのかも
しれない。
「はいるかなぁ……」
 呟きながら、口を開ける梨沙子。イメトレかよ、やる気満々かよ。
 だめだ、三村風にツッコミを入れても、何の解決にもならない。
 呆然とその姿を見ていた俺に、梨沙子は頬を膨らませながら、
「なにやってるの、お兄さん」
「え、何って?」
「早くおちんちん出してよ」
 ……俺待ちだったのかよ。
15書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:29 ID:???

 そして、下半身裸になった俺が、ソファに腰をおろしていた。流されてるなぁ。
 梨沙子は俺の股の間で、床にお尻をつけて座っている。
 好奇心でキラキラした梨沙子の視線が、半勃ちのペニスに注がれる。たったそれだけの
ことでも、血が集まってくるのを感じる。
 少しずつ大きくはなるけれど、やはりそれだけの刺激で完全に勃つことはないようだ。
 梨沙子は、透き通るような白い頬を、ほんのりと赤く染め、肉棒に手を伸ばしてきた。
 俺はその姿を、食い入るように見ていた。
 期待していた。
 あの時の感触を思い出して、鼓動が早くなってくる。
 梨沙子の手が、ぴったりと吸い付くように、
「あ、ぅ」肉棒に絡み付いた。
 ドクン、とペニスが脈打つのを感じると、硬度を増して、梨沙子の手には少し余るくら
いにまで大きくなった。
16書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:29 ID:???

「おっきくなったね」
 嬉しそうな声。面白いものでも見つけたように、赤い頬のまま、梨沙子が笑った。かわ
いいな、こんちくしょう。
 梨沙子は完全に持ち上がった亀頭に鼻を近づけ、ヒクヒクと鼻を動かした。俺は呆然と
しつつ、それを見る。
「な、なんか、ドキドキするにおいだね……」
 ドキドキするのはこっちの方だ。頬を赤くして微笑む梨沙子に見つめられると、なんだ
か、なにもかも、どうでも良くなってしまう。
「じゃ、じゃあ、なめる、ね」
 わざわざそんなことを口にしたのは、自分自身に言い聞かせる為なのかもしれない。密
着している手から、かすかに震えているのが伝わってくる。そう思えば、ここで止めるべ
きなのかもしれないけれど、これから起こることへの期待感は、自制心なんてものをあっ
さりと押し流す。
17書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:30 ID:???

 梨沙子の花びらみたいな唇から、小さな舌が顔を覗かせた。一度、上目遣いで俺を見上
げて、それから目線を下腹部に戻した。
 先を出していた程度の舌が、カタツムリが頭を出すように、ゆっくりと伸びてきて、先
端が、亀頭に触れた。
「んぅっ」
 柔らかくて温かい、いや、熱いくらいの舌の感触は、想像以上の刺激を俺に与えた。そ
れだけでイってしまうかと思った
 梨沙子は俺を見上げながら舌を引っ込めて、喉を鳴らす。
 目線が絡み合う。
 そこから何を読み取ったのか、梨沙子は小さく顎を引いて(たぶん、頷いた)、唇を近
づけた。
 あんまり舌は伸ばさずに、亀頭部分をなめ始める。
 梨沙子だけを見るならば、飴かアイスでも嘗めている少女、微笑ましい光景なんだろう
けど、実際にその愛らしい舌が這っているのは、グロテスクな男性器だ。
18書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:30 ID:???

 梨沙子はどうしていいのかわからないようで、同じところな嘗めつづけている。
 もっといろんなところを嘗めてほしいのだが、そんな要求、ちょっと口にしづらい。一
点集中の愛撫で攻められて、くすぐったいような気持ちいいような、複雑な感覚に襲われ
ている。
 梨沙子が舌を動かすのをやめた時、前みたい声を出しそうになったけれど、辛うじて堪
える。彼女が、口を大きく開けているのが見えたからだ。
 ピンク色の唇の奥に、先端が隠れた、と思った途端、
「あうっ」
 梨沙子の唇が、肉棒に張り付いていた。頬の内側の柔らかい肉に包まれて、目が眩むよ
うな快感で、腰から溶けそうになる。
 これだけでこんなに気持ちいいなんて……自分の手でするのなんて馬鹿らしく思えてき
てしまう。
 梨沙子が、俺を見上げている。
 どうやら、咥えたは良いが、そこからどうしていいかわからないようだ。
19書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:31 ID:???

「唇で、上下に、こするみたいにしてみて」
「ん」
 俺の要求に、鼻を鳴らして頷く。
 肉棒が、温かな口の中に飲み込まれていく。ふくらんだ亀頭が喉につきそうになると、
顔を歪めて折り返す。今度は唇から、唾液に濡れた棒が現れる。
「う、ぁ」
 俺は堪らずにうめいた。梨沙子の手でされた時と比べてみても、断然、こっちの方が気
持ちいい。与えられる快感の質も量も、まるで違う。
 何度か唇が肉棒を往復すると、感じを掴んできたのか、梨沙子の動きが少しずつ早くな
ってきた。唾液ですべりがよくなったせいもあるのだろう。頭が上下するたびに、舌が裏
筋にこすれつけられて、頭の中が快感で満たされる。
 まだキスもしたことがないだろう少女の唇を、醜悪な男性器が出入りしている。そんな
ことを想像して、背徳感が湧き上がる。けれども、それすらも快感を加速させるものにし
かならなかった。
20書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:31 ID:???

 いつ射精してもおかしくない状態だった。
 梨沙子の唇が、あと何往復かしたら、その瞬間がやってくるだろう。
 そういえば、どこに出せばいいんだろう。快感でぼんやりしてきた頭の端っこで、そん
なことを考える。
 こ、このまま、口の中に……?
 けれど、それは、いくらなんでも……
「り、梨沙子、もうイきそう」
 この前みたいに最後は手で、なんて考えたのだが、梨沙子は、
「ん」と頷いて、そのまま作業を続行している。
「お、おい、口の中に出しちゃうぞ、精液」
 わかってないのか?
「んん」梨沙子は再び頷く。
 わかってないのは俺の方だった。
 梨沙子は、はじめからそのつもりだったのだ。
 それを悟った瞬間、ほんな僅かな気の緩みから、限界がやってきた。
21書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:31 ID:???

「で、出るッ! イく!」
 言った時にはすでに、先端の出口から、精液が吐き出されていた。
「んんッ! んうッ!」
 口の中に、勢いよく噴出される精液に顔を歪ませ、必至に耐えるように固まっている梨
沙子。“変な味”が口の中に広がっているだろうに、吐き出しもせず、咥えたままの状態
で、噴出が終わる数秒間、固まっていた。
 やがて射精を終えて、力を失っていくと、ようやく口の中からペニスを抜き出した。
 射精後の疲労感に囚われていると、梨沙子がペチペチと俺の太ももを叩く。
 何事かと目を向けると、口を指差して、涙目で唸っている。
 口の中の精液をどうしたらいいのかわからない、と言いたいのだろう。
22書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:32 ID:???

「の、飲んじゃえば……」
「んんぅっ!?」飲めるの? ということらしい。
 俺は頷いてやる。
 梨沙子はしばらく口の中で精液を飲み下そうとしたようだが、やっぱりムリ、とばかり
に首を振った。まあ、当然なんだろうけど。
 俺はティッシュを数枚取ってやると、それを梨沙子の口元に持っていく。
 梨沙子は唇を少しだけ開いて、とろりと垂らす……なんてことするわけがなく、一息で
吐き出した。つばでも吐くみたいに。
23書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:32 ID:???

「ほら」
 ティッシュを片手に持ち替えて、空いた手を伸ばして、飲みかけのジュースを渡してや
った。
「ありがと」
 それを受け取って、肉棒に代わってストローを咥え、ジュースを吸い上げる。
 と、梨沙子が何かに気付いて、眉を歪めた。
「口の中に残ってたの、飲んじゃったよぉ〜」
 そんなに嫌なら、最初から口で受けなければ良いのに。俺が言えた事ではないけど。
 不満そうな顔をしながらも、残っていたジュースを飲み干した。
 こんな子に何をさせているんだろうな、俺は。
 自分の精液と梨沙子の唾液が混じった、ティッシュの中身に目を向けて、ふと思う。
 こんな快感を知ってしまって、俺、これからオナニーなんてできるだろうか……
 
24書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/08 13:32 ID:???
とりあえず、こっちに書いてみた・・・
様子見・・・
25名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/08 13:55 ID:UVc+XTdF
(;´Д`)ハァハァりさこ
26名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/09 08:47 ID:???
>>24
おつかれいな
27書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/09 13:24 ID:???
向こう落ちたっぽいね・・・
28名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/09 13:32 ID:???
>>27
今気づいたぽorz
また立てる?
29pdf54ca.kngwnt01.ap.so-net.ne.jprlo :04/09/09 13:44 ID:TSUDJUGx
SummerKitchen2004 otzoi
30名無し工房:04/09/09 14:21 ID:???
立てたYO!
31書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/09 14:24 ID:???
>>30


Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!!2冊目
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1094707159/l50
>>30-31
乙なのだ
何時の間にかIDが取れているのだ
35名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/10 17:36:25
test
おな趣味でよければ後日
待ってるよ
ベリ工じゃなきゃ駄目か?
>>38
愛理ちゃんならいいよ
>>38
梅しゃんならいいよ
41名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/12 20:20:13
そんなことより早く作ってください。
42書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:54:17

 男性器に這わせた舌を上下させる。
 亀頭に唾液を塗りたくるように、嘗めまわす。そうされるのが好きだ、ということは、
嗣永桃子は承知している。
「あ、めちゃくちゃ気持ちイイよ」
 裸で仰向けになった彼が、桃子からの愛撫で快感に身悶えている。
 その姿のなんとかわいいことだろうか。自分よりもずっと年上なのに、とてもかわいく
思えてしまう。
 唾液でてかてか光る肉棒を、口を一杯に広げて頬張った。
 歯は立てないように気をつけながら、喉の奥につきそうになるギリギリのところまで飲
み込む。それでも、まだ3分の1くらいは残ってしまっている。
「桃子、すごい、イイ」
 彼が呼吸を乱しながら、褒めてくれる。
43書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:54:43

 んふ、と表情が崩れる。
 桃子が顔を上下に動かした。まんべんなく塗りこまれている唾液のおかげで、動きはか
なり滑らかだ。根元から絞り上げるように、唇で締め付ける。
 彼の呼吸が荒くなってくるのがわかる。それと同調して、桃子の鼓動も騒がしくなって
くる。
「桃子……」
 切迫した彼の呟きに、股間で顔を上げるももこ。
「もう出そう?」
「う、うん」
「一回、口で出しとく?」
「……うん」
 まるで大きな子供だった。
 母性すら感じさせる笑顔で桃子は微笑み、亀頭の少し下あたりまで飲み込むと、唇を密
着させる。口の中の亀頭を、べろべろと嘗めながら、肉棒の根元を右手で掴んでしごきた
てた。
44書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:55:11

「うっ、イクっ、イクよ!」
 同時に、口の中で精液がはじけた。
 最初の頃は口で出されるのも嫌だったけれど、今ではすっかり慣れてしまった“オトコ
の味”が、口一杯に広がる。
 それを落ち着いて飲み下し、最後に尿道に残った精液を吸い取って、仕上げとばかりに
亀頭のぬめりの嘗めとって、唇を離す。
「気持ち良かった?」
「うん、上手くなったね」
 彼に褒められて、満面の笑みを浮かべる桃子。
 テストで100点を取って褒めれた子供みたいな顔だが、実際はフェラチオのテクを褒
められているという、なんとも奇妙な状況だ。
「じゃあ、次は私が気持ち良くなる番ね」
 言いながら、彼のペニスを軽くしごくと、硬度を取り戻していく。
45書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:55:39

 体を起こそうとした彼を押し留めて、
「ダメ! 今日は私が上になるの!」
 彼にまたがった。
 膝立ちになって、彼の股間に手を伸ばして、ペニスに指を絡めた。彼はその様子を期待
しながら見ている。その視線で充分に昂奮してしまった桃子は、つるつるの割れ目に亀頭
をあてがう。
 接触している部分に視線を向ける彼を見下ろすと、まるで自分が大きくなったように思
えて、自然と唇に笑みが浮かぶ。並んで歩くと、見上げるばかりで首が痛くなるくらいな
のに。
 ちょっぴり腰をおろすと、割れ目が広がって、ビクっと電流が流れた気がした。
 そして、一気に腰を落とした。
「ふ、あああッ!」
 幼い肉襞を押し広げる凶器のような男性器で、快感に貫かれる。
 体重がかかっているので、根元までしっかりと飲み込んでいるが、先端に桃子の“奥”
が突き破られるかと思うくらい、彼のものでいっぱいだ。
46書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:55:59

「う、ふぅぅ、うぁ……いっぱい、らよぉ」
 とろけそうな表情で、快感を体一杯感じる桃子。
「桃子……桃子も、すご、い、気持ちいいよ」
 彼がシーツを握り締めて快感に絶えながら、言う。
 まるで女の子みたいだ、と思う。
 かわいいなぁ……
 快感でぼんやりする頭の中で、彼を見下ろしながら思う。
 まるで、自分が彼を支配しているような、そんな気分になる。
 彼の勃起の感触をたっぷり味わって、ゆるゆると腰を動かした。
 膣内一杯にこすりつけられるペニスが、桃子に容赦のない快感を与えてくる。
 自分の高く細い声が、部屋中に響いている。
 力が抜けそうになりながらも、快楽を得ようと、必死に腰を動かす。
「ふぁっ、ああッ、あああぁっ!」
 下から突き上げられる感覚に、一瞬、気を失いそうになるほどの快感が脳天まで突き抜
けた。
 彼が腰を突き上げている。桃子の軽い体が、浮き上がるほどに。
 それほど激しい攻めに、桃子にはもう、自分から腰を振る余裕はなかった。
47書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:56:24

「桃子っ、桃子っ」
 桃子の名前を呼びながら、彼が上り詰めていくのがわかる。
 彼に突き上げられるゴトに、頭が白くなっていく。
「ダ、ダメぇ! イ、イっちゃうよぉ!」
 限界が近づいてきた。
「も、桃子っ、そんなに、締め付けたら、またっ」
 快感に耐えるため、体に力が入っていたようで、桃子の締め付けが強くなっていたよう
だった。
 おかげで、より強く、彼からの刺激を感じる。
「い、いいよっ、イって! このまま、出していいよっ」
 桃子から出た“おゆるし”を合図にして、彼が強く腰を打ち上げた。
「あ、ああッ」
「う、うふぁッ! イっちゃうぅッッ!!」
 “体の一番奥”に熱いほとばしりを受けて、彼の上で痙攣する。
48書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:56:44

 体中で快感が弾けている。
 濃厚な精液が、桃子の体を一杯に満たして、溢れて、流れていく。
 その流れを体の一番敏感な部分で感じながら、涙が流れるほど、桃子は快感に飲み込ま
れていた。
 肩で呼吸を整えながら、桃子はうっすらと目を開けて、彼を見下ろした。
 彼も荒い呼吸で、桃子を見上げている。
 目が合うと、どちらともなく、自然に笑い合う。
 桃子は、彼の胸の上に体を放り出すように、倒れこんだ。
 熱くて汗に濡れた体に密着して、火照った体が重なって、桃子はしかし、幸せを胸一杯
に、感じていた。
「気持ち良かったよ、桃子……」
 彼が桃子の頭を撫でながら、呟いた。
「私も、気持ち良かった……お兄ちゃん」
 彼の胸に抱かれながら、桃子は最高に幸せだった──
49書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/13 12:57:04
うーん・・・駄文
50名無し募集中。。。:04/09/13 19:37:14
いや最高・・・(*´д`*)ハァハァハァアハァ
りしゃこの続きお願いします
>>49
GJ!
よろしければまたお願いしますね
ゆりちなでどなたか・・・
ち、千奈美ちゃんで!
狼の方落ちたけどどうする?
56書く人 ◆.iUuHhd3yM :04/09/16 14:38:02
まあ、立てておいたほうが・・・何かと便利・・・
立てたよ
Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!!!3冊目
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1095330522/
狼で立つとちなみーばっかりになっちゃうから・・・・
菅谷の続きお願いします
ありゃまた落ちた・・・
60名無し:04/09/19 20:53:39
もう立てても無駄だな・・・
落ちてもまた立てればいいじゃない
62名無し募集中。。。:04/09/21 00:07:17
もういいんじゃね?
どうしましょうか?
だって俺しか保全しないんだもん
65名無しさん:04/09/22 16:07:34
ここで続き書けばいい?
>>65
是非!!!!!
どうぞ書いて
68名無しさん:04/09/24 22:16:56
はじめからいくか
69名無しさん:04/09/24 22:17:22
第1章  


テレビや雑誌のグラビアで見せる愛くるしい笑顔とは裏腹に、雅の性格は勝ち気だった。パー
ティーなど多くの者が集まる場では一見下手に見えるような媚びた愛敬を振りまきながらも、
相手からそれ以上の自分に対する好意や脚光を得られなければ露骨にいやな表情をする。しか
し、彼女がそんな表情をすることは滅多にないことだった。業界の実力者である大物女優もそ
んな彼女を面白がって可愛がっているようだったし、男たちにいたっては、仔猫のような彼女
の愛らしい笑みの前では誰もがまったくの無力な腑抜けに成り下がってしまう始末。彼女に微
笑みを返せぬ者などいるはずない。
今晩のパーティでも彼女は誰より輝いて見えていた。大人びたエメラルドグリーンの派手なド
レスは雅の幼い表情をひどくエロティックに演出し、すらりと伸びた長い脚は、生足だという
のにまるで高級なストッキングでもまとったようにどこまでもなめらかで美しい。
会場を一巡りした雅は皆の注目を浴びていることに満足し、チラリチラリと向けられる男たち
の熱い視線に悦びを感じていた。これでこの会場にいるすべての男たちの心を掴んだとそう思
った。事実、雅のそんな自惚れはほとんど正当なものだった。ただひとり、興味なさげに壁際
で佇む気弱そうな男を除いては。
70名無しさん:04/09/24 22:19:09
雅は出演しているドラマの共演者と適当なところで会話を打ち切り、その男のもとへと微笑み
ながら近づいた。彼は最初、なぜ自分のもとへと少し驚いた様子だったが、そんな動揺の表情
も一瞬ですぐに興味なさそうなさめた瞳で右手に持つワイングラスに視線を移した。
「はじめまして、夏焼雅です」
「あ・・、はじめまして・・」
「局のプロデューサーさんですか?」
「いえ、木島君に呼んでもらっただけで・・、この業界の者ではありません」
「木島さんって、サッカー選手の?」
「ええ・・」
彼はいっさい雅と目を合わせようとはしなかった。このような場に慣れてはいない彼のこと。
ましてや雅のような誰もが認める美少女を前にしたら過度の緊張で視線さえ向けられないのは
わからぬでない。しかし彼の態度にはどこかふてぶてしいような、雅を蔑視しているような嫌
味な雰囲気が見てとれた。雅はもちろん面白くはなかった。どこからみても風采の上がらぬ30
ほどの痩せた男。雅が相手をするような者ではないのに、だからこそ雅の天性の性格は彼に過
剰な敵意を抱いてしまう。
「パーティを抜け出して、わたしの部屋に来ませんか?」
71名無しさん:04/09/24 22:19:48
雅は天使のような微笑みを崩さぬまま、小声で囁くようにそう言った。男がはじめて雅を見つ
め、そして痛みを堪えるような表情をして視線を逸らした。
「わたし、このホテルに部屋をとっているんです。1205号室。9時半までに戻りますから、
来てください」
彼は返事をしなかった。雅はそれ以上何も言わず、一礼してから再びパーティの喧騒の中へと
紛れ込んだ。
72名無しさん:04/09/24 22:20:48
吾郎は内心ひどく胸がドキドキしていた。雅は憧れ以上の遠い存在。その実物を一目見れたと
いうだけでまるで夢のようだというのに、言葉をかけられ、ましてや個人的に部屋に呼ばれる
ことになるなんて・・・。信じることなどできなかった。
目など合わせたら、そのまま倒れてしまうんじゃないかと思っていた。だからあえてぶっきら
ぼうな態度をとった。そうしないと精神のバランスさえ欠いてしまうような気がした。あの夏
焼雅の部屋へ行ける!彼はそっと廊下へ出て、そこで目眩をおこして崩れるようにしゃがみ込
んだ。
エレベータのカゴに乗り、12と書かれた丸いボタンをそっと押した。あの瞬間以来、120
5という数字は一生消えない刻印として記憶に深く刻まれた。例え自分の名前を忘れても忘れ
るようには思えなかった。
少しして、軽い重力の変位のあとに音もなく扉が開いた。向かいの壁にぼんやり浮き出るよう
に光っている12Fという数字と記号。そんな単純で無機な表記にこれほどうろたえたことな
ど無論ない。
あの会場が嘘のように静かだった。ジュータンがすべての音を吸い取ってくれているのか、廊
下はまるで雪の降る夜みたいにシンと静まり返っている。
彼は青ざめたままの表情で数歩歩き、そして茶色のドアに書かれた金色の1205という数字
の前で立ち止まった。
本当にこのドアの向こうにあの夏焼雅がいるのだろうか。いまだ夢を見ているような気分のま
ま、吾郎はドアをノックした。
73名無しさん:04/09/24 22:21:55
「誰・・?」
聞き間違えなどでは断じてない、確かにあの雅の声。
「さっきパーティで逢った者です」
刹那の間もなくドアは開き、そして彼を部屋に引き入れるとドアは開くより素早く閉められた。
「誰にも見られてないでしょうね」
そう言う雅の表情には、あの時の献身的にさえ見えた優しげなアイドルの笑みはなかった。そ
の瞳は冷徹でいて鋭く、まるで獲物を狙う鷹のようにわずかな隙さえ感じさせない。
「あなた、さっきわたしのこと無視したでしょう?」
「そんなこと、ありません・・・」
吾郎は身をすくめながらそう言った。自分の立場がどのようなものなのか、まだ把握すること
はできなかった。だが、雅が怒っているということだけは理解できた。しかし、怒らせるよう
なことなどしただろうか。彼にはまるで分からなかった。
「わたしは傷ついたのよ。その気持ち、あなたには分からないの?」
「さあ・・・」
悪気などまるでないのに、確かに彼の態度には相手の気分を損なわせる不遜な姿勢が見てとれ
た。雅はますます苛立ち、彼の手を引っ張ると、そのまま部屋の中央まで連れて行き、そこで
突き放すように手を離した。
雅はまだあの緑石色のパーティドレスを着たままだった。ハイヒールを脱いだ素足にそのドレ
ス姿はどこかコケティッシュで、そのバランスを欠いた姿が大人と少女の狭間で揺れる彼女の
微妙な年代を艶めかしく匂うほどに表現している。
74名無しさん:04/09/24 22:22:55
第2章  


「わたしに恥をかかせたんだから、あなたにもそれ相応の恥をかいてもらわないと、バランス
がとれないわ。そうでしょう?」
「ぼくにはそんなつもりなんて・・ありませんよ」
「あなたの気持ちなんてどうでもいいのよ。恥をかかされたのはわたしなんだからね、わかる
?」
「はい・・・」
彼は頭ごなしに責められられながら、ひどく興奮している自分を感じていた。雅にひとりの男
性として好意で部屋に招待されたとは思ってもいなかった。他の誰かではなくなぜ自分なのか、
理解することもできなかった。しかし今は漠然とだが雅がなぜ自分を個室に呼び付けるような
まねをしたのか、何となくわかった気がした。原因までは分からぬが、とにかく彼女は怒って
いる。恥をかかされたと思っている。それはどうやら間違いはない。しかし、そんな漠然とし
た理解だけでも今の彼には十分だった。怒りの感情と言えども雅は人違いなどではなく、間違
いなく自分に向けてその怒りをぶつけているのだ。相手は夢にまで見た小学生アイドル。例え
怒りの感情だろうと、直接受けられるだけで十分ではないか。
「謝りなさいよ」
華奢な小さな体が仁王立ちで見上げている。その姿のかわいらしさに彼は思わず笑みを浮かべ
た。
75名無しさん:04/09/24 22:23:33
「なに笑ってるのよ!」
雅は表情を険しくして声を荒げた。
「もう謝っても許してなんてやらないわよ」
「ごめんなさい・・つい・・」
「つい何よ! 裸になりなよ。そのぐらい恥ずかしい格好でもしてもらわないと、納まらないわ」
「そんな・・。謝りますから許してください」
「許せないって言ってるでしょう!それともここであなたに犯されたとでもみんなに言いふらし
てやりましょうか!」
「でも、雅ちゃんは正統派のアイドルでしょう。そんなことが公になったら、あなたの方が損す
るような・・・」
吾郎の冷静かつ的確な指摘は雅の怒りを倍化させた。殴るように突き出される左右の手。思わず
よろめいて倒れかかった彼の足を、今度は少女の容赦のない蹴りが襲う。
「うっ・・」
彼は見事に仰向けに倒れ込んだ。すぐに起き上がろうと力を込めた。しかし顔を素足で踏みつけ
られ、動くどころか息をすることさえ苦しくなった。
「簡単に許してなんてやらないからね」
珠のようなかわいい声音がはるか上の方から聞こえていた。少女の汗ばんだ足の裏がぴったり頬
から鼻のあたりを覆っている。清らかな香水の香りに混じって甘酸っぱい芳香が鼻孔に薫った。
密着する五本の指の感触がこれ以上ないほど如実に伝わる。
(ああ・・これが雅の足の香り・・・)
すでにペニスは脈打つほどに最高の硬度に達していた。彼は塞がれたままの口を開け、しっとり
湿った足の裏に舌を這わせた。
76名無しさん:04/09/24 22:24:11
「何してるのよ。あんた、足なんて舐めて嬉しいの?だったら舐めなよ。ほら、欲しいんでしょ
う!」
雅はまだ彼が苦しさから口を開けたとしか思ってはいなかった。親指を口の中へとねじ込んだの
も、あくまでも彼をいたぶるための手段だった。だが、それは彼にとってこの上ない快楽だった。
清純なアイドルの甘酸っぱい味が匂いが、口から鼻孔へと突き抜ける。指のつらなる複雑な造形
を舐めては口中でしゃぶるように味わった。端正で、どこから見ても美しい足。つま先まで日々
エステで磨きぬいている雅のからだは、足と言えどもまるで光り輝く宝石みたいだ。だが、そん
な美しく輝く宝石とは言え、夏の一日にかいた汗は、そのまま少女の生の臭いを凝縮して発散し
ていた。雅のような超がつく美少女でなかったら、この臭いは間違いなく悪臭の類だろう。だが
相手が雅なら話はまったく別だった。汗の匂いが強ければ強いほど、そこが汚れていればいるほ
ど感じる快感は増してくる。彼は我を忘れて指をしゃぶった。特に小指と薬指の密着したヌルヌ
ルとした部分については、ことさら吸いつくように舌を這わせた。
雅は次第に妙な気分になっていた。男の誰もが自分の容姿に惚れていると彼女は疑いなく信じて
いる。自分のセクシーショットが男たちのオナニーの題材になっているということも知っている。
だが、つま先まで愛そうとする男がいるとは想像すらしたことなかった。脚には自信のある雅だ
が、足は地面を踏みしめる部位という認識しかない。そんな場所に色気などとなど思えなかった。
だがやはり彼はすすんでつま先を舐めているようだったし、汗ばんだ場所さえいとしんでいるの
は確かだった。雅にはなぜだかわからなかった。わからなかったが、最もきたないと思える場所
を執拗に舐められてるうち、体が火照るように熱くなった。
77名無しさん:04/09/24 22:25:07
「いつまで舐めてるのよ」
雅は動揺を隠すように足を引いた。指と男の唇との間に伸びた糸がいやらしかった。
「そ、そうよ。あなたには恥ずかしい姿になってもらわなきゃね。ズボン。ズボンを脱ぎなさい
よ」
78名無しさん:04/09/24 22:27:42
第3章  


「さあ、早くパンツも脱ぎなさいよ」
彼の顔は湯上がりのように紅潮していた。恥ずかしさのせいではない。この上ない興奮に全身の
血液が膨張して駆け回っていたせいだ。目を開けても視界は暗く、そこには火花のような小さな
点がチカチカと瞬くように光っていた。なぜか少女の呼吸のかすかな音が妙に耳の近くに聞こえ
ていた。
「なにグズグズしてるのよ!」
動きを見せない彼の姿にとうとう業を煮やした雅は利き足を宙に浮かせ、吾郎の大事な部分に着
地させた。痛みよりも鋭い快感をそこに感じた。
「こんなに立たせちゃって、あんたってよっぽどの変態なんだね」
ブリーフ越し感じる少女の体温とソフトな重みが生々しかった。息もとまるほどの快感だった。
つま先がじりじりと上へ向って移動していく。彼は硬直したまま微動だにできなかった。
「あうっ・・・」
吾郎は思わず今までに洩らしたことのない、女のような声を洩らした。亀頭を強く踏まれていた。
まだ射精してないのにそこはひどく濡れていた。透明な粘液が過剰に先からほとばしっているの
だろう。踏まれてグリグリとつま先を動かせれるたび下腹部にはヌメりが付着し、そこは生臭い
臭いを発しはじめる。
79名無しさん:04/09/24 22:28:08
「いやだ、パンツにシミが出来てるわよ。ねえ、なによ、これ」
「すいません・・・」
「すいませんじゃなくて、どうして濡れてるのかって聞いてるの!」
「あの・・・・」
「はっきりしないわね。まあ、いいわ。どうせパンツを脱いだらはっきりするしね」
一時はこの状況に戸惑いを見せていた雅もいまやすっかり自信を回復していた。雅はドレス姿の
ままうずくまり、ためらうことなく彼のパンツに手をかけた。その表情は嬉々としており、意地
悪そうに微笑みかける表情は華々しいステージの上でのあの愛らしい表情とはまったく別の、ま
るで小悪魔のような残酷なまでの妖しい美しさに満ちていた。あらがうこともできぬまま、パン
ツを膝まで下ろされた。ペニスは強い抵抗感を感じてから、すぐにバネのように跳ね上がった。
「いやね、こんなにビンビン」
動かそうとしなくても、ペニスは心臓の鼓動に合わせてピクッ、ピクッと脈動していた。自分よ
りずっと年下の少女にこんな姿を見られるなんて・・・。そう思うと自分の立場に居たたまれな
い気持ちになるのに、下半身はそんな気持ちと裏腹に、熱くて熱くてかゆいほどに切なかった。
「なによ、これ。先っぽから変な汁がでてるわよ。」
雅はパンツを放り投げ、うずくまるように座ったままヒクつく尿口をじっと見つめた。視線をそ
こに感じるだけで、勃ったものはますます雄々しく固くなった。先端からは涙のような透明の液
体が、涙よりはるかに濃く、ねっとり滴りながら垂れていた。
80名無しさん:04/09/24 22:28:41
「これ、精子?」
「・・・いえ」
「おしっこ・・じゃないでしょう?」
「はい・・・」
「じゃあ、何よ」
「あの・・・、先走り液って言うのか・・・」
「えっ? なに?」
「興奮すると、出てくるんです・・・」
「あなた、興奮してるの?」
「・・・・」
「興奮してるのかって聞いてるのよ!」
雅はその場で立ち上がり、勃ったペニスを蹴飛ばした。
「ああっ・・・!」
濡れた亀頭に直に少女の足が触れた。さっきまでとは比較にならない快感だった。脊髄まで痺れ
が走り、背中は反射で仰け反った。
「イヤッ! 足に変な汁がついたじゃないのよ。汚いわね。口できれいにしなさいよ」
すぐにつま先が口の中へとねじこまれた。甘酸っぱい味とともに、自分の生臭い味をそこに感じ
た。吸うようにそこを舐めた。少女の指はあまりにもやわらかくて繊細で、まるで口の中でとろ
けてしまいそうだった。
81名無しさん:04/09/24 22:29:27
第4章  


むせ返る甘酸っぱい匂いを感じながら吾郎は気が遠くなるほどの快感を感じていた。虐げられた
状態でいたぶられるこの屈辱にまみれた行為の中に彼を悦ばせる本質があるのかどうか、それは
彼自身にもわからない。ただ、アイドルとしての雅の可愛らしい顔やその繊細なガラス細工を思
わせる華奢な体には似合わない、あまりに人間的な凝縮された汗の匂いに吾郎は激情にも似た激
しい興奮を感じざるをえなかった。
ペニスがビシビシ跳ねながら腹を打った。つま先で鼻を強く塞がれた。息を吸うには必要以上の
肺の力が必要だった。それでも窒息の寸前で強引に息を吸った。濃縮された彼女の匂いが濃い体
臭となって喉の奥まで張りついた。爪の薄く堅い感触と指のつらなるやわらかく複雑な造形がじ
りじりと動きながら鼻を口の中を這い回る。恍惚の中で目を開いた。雅の細い足首からふくらは
ぎ、そして太ももへといたる美しいラインが誰ひとりとして見たことのない角度で視界に入った。
美しかった。綺麗だった。真紅のパーティドレスの裾がシャンデリアの光りを透かし、熱帯魚の
ヒレのようにユラユラ優雅に揺れていた。どうやら雅はドレスを両手で捲し上げるように両手で
押さえているらしい。太ももが見えたと同時にその奥の白いショーツが目に入った。それほど視
力のいい彼ではないのに、その瞬間は光りをあてられた印画のように網膜に焼き付くように張り
ついた。ほんの一瞬のことだったが、彼はたしかにそこに深く食い込む縦の筋を目にした。加え
てそこには単なる汚れなどでは決してない、淫らな楕円のシミが浮いていた。
あの雅がショーツを愛液で濡らしている・・!
「ほら、もっとちゃんと舐めなさいよ・・・」
82名無しさん:04/09/24 22:30:33
雅の声はかすれていた。それは快感に耐えようと堪える女の声にも似ていた。やはり雅は感じて
いる。俺に足の指を舐められて感じているんだ・・。
彼は必死に指の一本一本を口に含み、しごくように唇を舌を駆使した。雅の重心が前後にフラフ
ラと揺れていた。もう立っていることさえ困難な状態にあるのだろう。
「いつまで舐めてるのよ・・・。あんたって、ほんと、変態ね・・・」
唾液にまみれたつま先が淫靡な糸を引いて離れていく。雅は吾郎の胸の上をまたぐようにして立
ったまま、しばらく彼の顔を見つめていた。その表情は吾郎を見下すというものでもなく、何か
を画策するというものでもない、どこか虚ろで気弱ささえ感じさせるあやうげな表情だった。
「あんた、足なんて汚い場所、よく舐められるわね・・・」
「雅ちゃんのからだに汚いところなんてありません・・」
83名無しさん:04/09/24 22:31:09
「でも、あなたでもまさか・・・、こんなところまでは舐められないでしょう・・・」
雅のかわいらしい表情がかすかに羞恥に歪んだ刹那、その体勢が徐々に低くなっていった。雅が
何をしようとしているのかとっさには分からなかった。分からぬままに顔のすべてがスカートの
シルクに覆われ、ほっそりとした太ももが大きく左右に割れながら間近に迫った。
彼女は和式便所にかがむような格好で彼の顔をまたいでいた。スカートですべて覆われてしまっ
たせいで、ムッとする強い女匂は逃げ場もないままむせ返った。爽やかな柑橘系の香水の匂いと、
それよりはるかに強く香る、この年代の少女独特の切ないような青い女匂。彼は足の匂いとはま
るで違う彼女のいやらしい体臭をあまりに間近に感じながら、どうしていいかも分からぬままそ
の濃密な淫臭を胸いっぱいに吸い込んだ。
84名無しさん:04/09/24 22:33:26
続きあるけどとりあえず皆さんの反応がみてみたい。
あまり反応なきゃ書き込んでも仕方ないですよね。
85名無しさん:04/09/24 22:38:37
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
86名無し募集中。。。:04/09/25 00:51:44
キッズの誰とどんな体位でヤリたい?
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1088290301/
ベリ工でキッズニーをものすごい勢いでやりまくるOFF
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1089251360/
桃子りしゃこと3Pしたい
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1090219211/
ジェンキンス
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1090557784/
桃子の陰毛そりたい
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1090511538/
桃ニー
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1088193496/
りしゃことのSEXについてマジメに語り合うスレッド
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/9313/1091882728/
りしゃこ りしゃこ 目が覚めたかい  
そうだね ずいぶん長いことねむってたよね
やっと目を開けてくれたね りしゃこ
りしゃこが起きてくれるまでずいぶん待ってたかな
ここに着いてからも時計の針がひとまわりしてたよ
でも ぜんぜんつらくなかったから
ずっとりしゃこの可愛い寝顔を見てたら
あっという間に感じたよ

あ まだ意識がはっきりとしないかい?
あ まだ眼がうつろなままだ
体もふらふらする?
そうだよね りしゃこには薬がつよすぎたよね
なんせ大人用のつよい薬だったから
まだ幼いりしゃこにはあまりにつよすぎたかもね
ごめんね りしゃこ

でもぜったいにここにくるまで目を覚ましてほしくなかったから
しかたなかったんだよ
ここまで来るにもすいぶんかかったし
全部 ひとりで計画したから
ぜったいに途中で騒がれないようにしないといけなかったから
大人用の一番つよい薬でねむってもらうしかなかったんだ・・・

りしゃこ りしゃこ やっと目を覚ましてくれたね
これだけぐっすりねむってたんだから
寝ているあいだに裸にしてあげることなんか
簡単だったんだけど
でもそれじゃ せっかくここまで計画したのに
あまりにつまらなすぎるから
だから りしゃこが目を覚ますまで待ってたんだ

あれ りしゃこ 不思議そうな顔してるね
意識がもどってきたかい?
いいよ そうそう
さて もう少ししたらはじめようね
りしゃこ・・・
88名無し募集中。。。:04/09/25 05:01:37
(;´Д`)りしゃこハァハァ
>>84
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
続きキボン
90名無し募集中。。。:04/09/27 00:00:08
一日ほっといても落ちないんだね…
>>84
2回連続で抜きました
30過ぎてからは初めてです
92名無しさん:04/09/27 16:14:27
第5章  


何も見ることはできなかった。ただ、雅の香りとその体温を熱く感じ、次ぎの瞬間には淫らな肉
花にぴったり張りつく湿った布の感触を鼻に感じた。
うめきのような密かな吐息が浮遊していた。そんなこらえてもこらえきれない少女のか声音はキ
ラキラと輝きながら吾郎の耳をくすぐった。密着の度合いは強くなり、柔和な部分は彼の鼻と口
とを押さえつけた。強いオシッコの匂いと生温かさをそこに感じた。まるで濡れたティシュを押
し付けられたようだった。
吾郎は無心でしゃぶっていた。ほっそりとした太ももは頬をはさみ、そこはワナワナと震えてい
た。
「もう・・、あなたって、根っからの変態ね・・。うれしいの? こんなことされて・・・、うれ
しいの・・?」
93名無しさん:04/09/27 16:15:03
返事をすることなどできなかった。しっとりと濡れた布はなかば透け、こうして舌をはわすだけ
で内部の亀裂の造形まで感じとれる。ショーツと太ももの境目の汗と愛液の入り交じった味と感
触が淫靡だった。雅は悶え腰を前後に動かしながら、ショーツを脱ぎつつ片足をあげた。一瞬陰
部が顔から離れ、薄暗い照明はそこを照らした。眩しいほどのサーモンピンクの裂け目が見えた。
そこは濃密な蜜を塗ったように鈍い光を放っていた。雅はかわいらしい表情を苦渋に歪め、そん
な表情を隠すようにふたたび素早くスカートで彼の顔を覆い隠した。
「どう、汚いでしょう・・・? 洗ってもいないんだから・・・。舐めれないなら舐めれないって
・・・はっきりそう言いなさいよ・・・。今なら許してあげたって・・・いいんだからね・・・」
甘く酸っぱい味と匂いはなお一層つよくなり、鼻孔や味蕾に粘着質に張りついた。それはいやら
しいという表現すらはるかに超えた、めまいすら感じるものだった。濃縮された汗は恥垢となっ
てヒダの隙間に浮いており、アナルの窄まる放射の穴は、それとは別種の芳しい香りを発してい
る。
94名無しさん:04/09/27 16:17:31
そんな出口の穴を舐められるのは恥ずかしいのか、さすがの雅もやや腰が引き気味だった。それ
も無理のないことだろう。和式便所でかがむ形と同じすがたで菊の露出を見知らぬ男に捧げてい
るのだ。
どうしても女の声音を抑えることができなかった。抑えることもできないまま腰を前後に動かし
た。
女芯が激しく勃起していた。それは可憐な彼女に似合わない、小指の先ほどもある巨大な快感の
中枢だ
った。彼はアナルから舌を離し、唇ではむようにそんな突起を挟み込んだ。
雅は仰け反りながら声を上げた。鋭すぎる快感のせいなのかそれとも本能が求めたのか、彼女は
後ろに伸ばした右の手で彼の男根を強く握った。その刹那だった。彼の精は勢いよく噴出し、そ
のまま数度、断続的な白い射出を繰り返した。
95名無しさん:04/09/27 16:18:20
オナニーの快感とはまるで違う猛烈な快感だった。その感覚はセックスでのエクスタシーともま
るで違ってもうじきイクという前触れも昇りつめる前兆もまったくなかった。言うなれば、彼女
に顔をまたがれたその時からずっとエクスタシーの頂点にいた。今思えばその瞬間に射精してし
まわなかったのが不思議だった。
「もう出しちゃったの・・・? わたしのあそこを舐めて、そんなに気持ちよかったの・・・?」
彼は何も答えることはできなかった。口の中には勃起した女芯があり、鼻先は湿った恥丘にまっ
たり塞がれたままだった。
果てたばかりの男根は、まったく萎えをしらなかった。雅は精子でぬめる手のひらを拭こうとも
しないまま、その手で亀頭を強く握った。


続く
96ロイ・キーン:04/09/28 12:45:48
>>12-23
ぜひ、友理奈でフェラチオ編を作ってキボンヌ。
97名無しさん@ピンキー:04/09/30 10:59:20
ミヤビチャン!ミヤビチャン!ミヤビチャン!ヽ(*´д`*)ノ
98名無しさん@ピンキー:04/10/01 00:32:59
雅ちゃんすんげぇスキスキ
99名無し募集中。。。:04/10/02 07:21:10
つづき待ち
100【財布】関西:04/10/02 10:40:27
100-^^
101名無し募集中。。。:04/10/03 16:59:05
保全しときますね
102名無しさん:04/10/05 01:20:42
第6章  


あれから幾日かの時間が経ち、当たり前の常識的な日々をおくるうちに雅との日常を超えた官能
の記憶は次第に薄れるように消えていった。有名な小学生アイドルの濡れた秘肉を舐めるという
あまりにも浮世離れの体験はまさに現実というより夢のようで、今でもあの日のすべてが信じら
れない。会って最初にどんな会話を交わしたのか、ホテルまでどうやって行ったのか、それさえ
覚えていなかった。しかし、小鳥のような温かな体温やどこまでもなめらかな肌の感触、そして
切ないほどに青い少女の芳しい体臭は情念のように心の深い部分に染みついて、彼をいっときも
自由にしようとはしなかった。風呂場で自分のからだを洗っていてもふと白い柔肌の禁断の感触
を思い出し、食事で何かを口にしてもあのとろけるような甘味な味を思い出した。いつも近くに
彼女がいた。だが現実の彼女はやはり彼からは遠すぎた。吾郎にとって雅はテレビの中を彩るだ
けの存在で、本来なら近くに歩み寄ることさえできない高みにいる存在なのだ。
103名無しさん:04/10/05 01:21:17
毎日が苦しかった。CDショップで雅の出ているライブビデオのすべての種類を購入した。彼の
つらさが少しでも癒されるのは、それを観ながら自分自身を右手で包み、美しすぎる彼女の笑顔
を見つめなその手を前後に動かす瞑想のような短い時間だけだった。
ステージの壇上でスポットライトを浴びながら歌う彼女は本当にかわいらしくて美しかった。画
面で見るととても見栄えして見えるのに、実際はあんなに小柄で果かないほどに細い背中だった
なんて・・・。吾郎はそう思うだけで下半身がたくましくいきり立った。ステージの上で左右す
るキラキラ光るピンクのストッキングを見つめながら彼は激しくペニスをしごいた。ヒラヒラた
なびくミニスカートがコケティッシュでたまらなかった。おもちゃの国の使いのような甘い声。
画面が笑顔のまま汗を浮べた彼女のアップに移った途端、彼は白いものを噴射させた。
携帯の和音が鳴ったのはそのときだった。吾郎は先端をテッシュで拭き、やや疲れた表情で端末
を耳にあてた。
104名無しさん:04/10/05 01:21:55
「もしもし」
返事はなかった。
「こんな夜に、誰だよ?」
ややして、どこかで聞き覚えのある声が返る。
「・・・わたし」
「・・・えっ?」
「覚えてますか?」
覚えてないはずなどない。彼は慌ててビデオのリモコンを手に取り今も歌い続ける雅の映像を停
止させた。
「よく僕の電話番号がわかりましたね」
話したいとこは山ほどあるのにそんなどうでもいいことしか言葉にならない。
「飯田くんに聞いたから・・・」
まるであの日のことが嘘のような、すまなそうな消え入るような声だった。
「そうですか・・・」
「迷惑でしたか・・?」
「とんでもない!」
彼は大きな声で即答した。
105名無しさん:04/10/05 01:23:12
「今日は横浜でコンサートでしたよね」
「よくご存知ですね」
彼女ははじめてうれしそうな声で言った。
「今夜も盛り上がったんでしょうね」
「ええ、とっても。アンコールでいつもよりいっぱい歌っちゃったんですよ」
「ぼくも観に行きたかったなあ」
返事はなかった。それから十秒ほどの沈黙があった。
「もしよかったら・・、会いませんか?」
そう口にしたのは彼女だった。
「これから・・?」
「うん・・。いやですか・・?」
口調の中に、若干だがあのときの雅らしい、ちょっと勝ち気な顔がのぞく。
「いいですよ。ぼくならいつでもOKです」
「でしたら、今から来て頂けますか? プリンスホテルの1408号室にいますから・・・」
「はい」
「それでは待ってます」
106名無しさん:04/10/05 01:23:41
電話は切れた。彼は携帯を持ったまま、しばらくその場で立ちつくした。すべてのやり取りをは
っきりと暗記するほど覚えているのに、すべてをやはり幻のように感じていた。彼女が自分に会
いたいという、その考えられる理由はひとつしかない。むろん、あの日の眩い行為の再現だ。あ
のとき彼女はたしかに悦びを感じていた。男を支配し、男を下僕としてあつかう悦びにだ。
雅はきっと、アイドルらしいふる舞いを24時間強要されるそんな日々の仕事や生活にそうとうな
疲れとストレスを感じながら厳しい芸能界を生きぬいているのだろう。ファンの勝手な幻想で包
み込んでしまえるほど雅の性格は従順でなければ彼女はそれでよしとうそぶけるほどの大人でも
ない。彼女はアイドルという見せかけの甘いベールで包まれながらも心の奥にはのっぴきならな
い苛烈なものをずっと持ちつづけて生きているのだ。そんな彼女にとって吾郎はちょうどいいお
もちゃだった。業界の人間でもないし、彼女に好意を抱いて近づいてきたファンでもない。恋愛
関係になる存在でもないし、地味で誰にも目立たない。それになにより、吾郎はどんな願いでも
叶えてくれそうな寛容さを感じさせた。恥ずかしい行いも、なぜか彼の前ではどんなことでもで
きそうな、そんな気がした。雅には彼は必要な人間だった。彼女もやはり、あの日からずっと吾
郎のことを考え続けてばかりいたのだ。
107名無しさん:04/10/05 01:24:16
雅は指定したホテルの部屋でソファーに座り、ぼんやり街の灯かりを見つめていた。ライブのあ
と、まだシャワーも浴びていないそのからだは欲情した気持ちも加わりたまらないほど火照って
いた。もうじき生理のせいだろうか。乳首が張り、こうして黙っているだけでも子宮の奥がジン
ジンする。この熱い欲情を解放するにはいつものオナニーなどでは足りなかった。ライブではフ
ァンの者も驚くほどにアンコールでも激しく歌って踊ったのに、それでも内にたまった欲求はは
けなかった。今夜はどうしても吾郎のからだが必要だった。彼をめちゃくちゃにし、そして自分
も足腰も立たぬほどめちゃくちゃになりたかった。
ドアが静かにノックされる。雅は素足のまま前に進みんだ。ドア越しに聞こえる彼の声。

雅は一瞬だけ天を見上げ、そしてそっとノブを回した。
108名無しさん:04/10/05 01:28:36
第7章  

「雅ちゃん・・・」
彼女の姿はほとんど半裸に近いものだった。きっと、ライブのとき衣装をそのまま着たままで
いるのだろう。華やかなステージの上でこそ映えて浮き立つ露出の多いその衣装はこの薄
暗い部屋の中ではただただ場違いに見えるだけで、まるで天使のようにかわいらしいその
姿も今や色に飢えた堕天使のようにさえ見える。
「ライブ・・・お疲れさまでした・・・」
雅はただ唇のはしで微笑み、吾郎を誘うように背を向けた。
汗はすでにほのかな体臭へと変わっているのか、彼女がおこした微かな風は、少女特有の
甘いフェロモンを感じさせた。
「この間は楽しかった」
「ぼくもです・・・」
「誰にも言ってないでしょうね」
「当然です」
109名無しさん:04/10/05 01:29:04
彼女は安心したようにソファーに座り、そしてスラリとした完璧な脚をさっと組んだ。
「忘れられなかったのよ・・・」
「えっ・・?」
「あの日のことが・・・わたし・・・」
「ぼくもです」
「イメージじゃないもんね・・・あんなことするなんて・・。わたしのこと、あなた、随分軽蔑して
たでしょう?」
「軽蔑だなんて・・・そんな・・・」
「わたし、ときどき無性にわがままになることがあるの。とりあえず売れてるからみんなわた
しの事を甘やかしてくれるけど、本当は誰もわたしのことなんて愛してない。ビジネスだって
割りきっているつもりだけど、だけどわたし、すごく淋しくなることがあって・・」
「アイドルってやっぱり虚構だから・・・、それを仕事として完璧に演じなきゃならない雅ちゃ
んは大変だと思います」
「あなたって、けっこう偉そうなことも言えるのね」
「ごめんなさい・・・」
「でも、勘違いしないでね。あなたはわたしのわがままに付き合うだけの人なんだから」
「わかっています」
「だったら、そこでまず服でも脱いでよ」
「全部ですか・・・?」
110名無しさん:04/10/05 01:29:31
「当然でしょ?細かく脱ぐ枚数まで言わせるつもり?」
彼女は強い苛立ちを見せていた。それはこのゲームじみた行いを彩る演出なのか、それと
も彼女が感情を正直にあらわしているものなのか、それは吾郎にはわからなかった。わか
らなかったが、たぶんどちらも正解のような気がした。彼女はその高きプライドのおかげで
多くの敵も作ってきたが、反面、アイドルとしての成功も手に入れた。少なくても彼女は自分
のような凡人とは違うのだ。理解できない性格的な衝動があっても当然だ。しかし、なんて
甘くて官能的な衝動なのだろう。吾郎は一枚一枚着ているものをゆっくりと脱ぎながらもすで
に激しい勃起を抑えることができなかった。
「まさか、もう勃たせているんじゃないでしょうね」
「・・・・」
「こっちに来なさいよ」
彼はブリーフ一枚だけの姿で雅の正面で立ちつくした。
111名無しさん:04/10/05 01:30:08
「あらあら、あなたったら、普段からこんなに立派なの?」
組んだ脚が伸ばされて、つま先がちょんちょんと張ったテントの頂点にあたる。
快感とも苦痛とも言えない感覚が彼を襲った。膝がワナワナと震えていた。そんな姿が面
白くてしょうがないのか、ふくらみをこするその力は徐々に強まり、ついには足の裏をペニ
スに押しつけるような仕種を見せた。
「いやね。なんだこの辺、濡れてきたわよ。男のくせに濡れるなんて、どんな体してるのよ」
吾郎は彼女の言葉の末尾の方はほとんど聞くことができなかった。膝から崩れるように尻
餅をついた彼はすぐさま胸を蹴飛ばされ、そのまま床に仰向けに倒れ込んだ。
「さあ、そのブリーフも脱ぎなさい。中がどんなふうになっているのか見てあげるから」
112名無しさん@ピンキー:04/10/05 19:59:29
続きは?
113名無しさん@ピンキー:04/10/05 22:47:57
千奈美ちゃんで頼むよ
114名無しさん@ピンキー:04/10/05 22:52:01
おおきてる!
また宜しくお願いしますね
115名無しさん:04/10/06 01:13:26
第8章  

美しい少女に蔑まれ、見下ろされながら自らの勃起を暴かなければならないなんて・・・、
彼はそう思い屈辱に震えながらも腰骨あたりのブリーフの端をつかみ、血液が煮え立つ
ような興奮を感じながらその手を徐々に下へとおろした。布が亀頭をこすりつけるもどかし
い快感で表情を曇らせうめいた瞬間、いきり立った男根が弾けるように踊り出た。反射で
両手で股間を隠した。雅はその手をとっさに蹴飛ばし、太ももあたりに無残にはりつくブリ
ーフを間髪入れずに引きずりおろした。
「ちゃんとこっちを向きなさいよ」
そうきつく言われても、固く熱く火照る部分を潔くさらすことはできなかった。思わずからだ
の向きを横にした。少女は無言のまま太ももの外側に足を添え、まるで自転車のペダル
を踏むようにその足にグッと自らの目方をかけた。
「・・・うっ」
華奢で果かないからだとはいえつま先に体重を乗せて踏まれては同じ体勢を続けること
はできなかった。彼はたまらず仰向けの姿勢となり、ビンビンになったものを再び彼女の
向かいにさらけ出した。
116名無しさん:04/10/06 01:14:14
「最初から言われた通りにしてたら痛い目にあわなくてもよかったのに」
「ああ・・・、そんなに見ないでください・・・」
「男のくせに女の子みたいなことを言うのね。でもね、見ないでって言われたら、余計に
見たくなっちゃうのよ」
雅はその場で膝を抱えるようにしゃがみ込み、勃起と彼の表情を交互に見つめた。
「いやだ・・、ピクッ、ピクッて動いてるわよ・・・。それにこんなに剥けちゃって・・・。ねえ、
裸でこんな姿見られて恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいです・・・」
「恥ずかしいのにこんなにピンピンにしちゃうわけ」
「すいません・・・」
「あなたって、言ってることと下半身が全然違うのね。あーあ、先っぽから透明の汁が
零れてきたわよ」
117名無しさん:04/10/06 01:14:43
彼女の視線が勃起の丸い先端をなめるように視姦している。もう隠そうとは思わなかっ
た。しかし、あの雅にペニスを直に見つめられていると思うだけでそこはヒクヒク首を揺
らし、いやらしい粘つく涙はドロリと溢れて茎を下へ向かって垂れていく。
「あなたったら、落着かない子供みたいね。そうだ、手をうしろに組みなさい。そうしたら
少しは動かなくなるでしょう」
言われた通りにするしかなかった。彼は両手を背中にまわし、互いの手首を握りしめた。
ただそれだけで拘束され、虐げられている感覚が何倍にも強くなった。思わず女々しい
吐息を吐いていた。雅はそんな彼を楽しむように見つめたまま、「足ももっと開いた方が
いいわね・・・」とまるで独り言のようにそう言った。
彼女はそれからしばらく何も言おうとはしなかった。アイドルらしい清楚な香水の香りに
まじり、若いおんなの妙に酸っぱい淫靡な香りがかおっている。深くしゃがんだ姿勢の
まま、彼女の足が数センチ外へ開いた。まるで和式の便所で用をたすようなその格好。
それはアイドルとしての夏焼雅が断じて見せてはいけないポーズだった。新曲用にあ
つらえられたピンクのフリルのミニスカートが憐れなほどにめくれている。細いがむっち
りとした白い太もも・・・。
118名無しさん:04/10/06 01:15:16
「どこ見てるのよ」
彼はあわてて視線をそらした。
仰向けに寝そべった体勢ではスカートの奥まで望むことはできなかったが、角度が違
えばすべてが見えてしまうのは必至だった。いまや彼女のスカートはショーツどころか
太ももすら隠す役目はまったく果していなかった。見えそうで見えない絶妙の寸法でデ
ザインされたコケティシュなコスチューム。その男を惑わす可憐で魅惑的なステージ衣
装が彼女を見つめるファンの心をどれだけ熱く焦がしているのか、それは吾郎も知りつ
くしているからこそ、今のあえて見せようとするかのような破廉恥きわまる危険なポー
ズがどれほど異質なものかということを彼は誰より理解している。
しこりたい・・・。
彼女にじっと見つめられ、このまま果ててしまいたい・・。
しかし手は後ろで組まれている。
汗とは違う甘酸っぱい蒸れた匂いをなおいっそう強く感じた。彼はそっと彼女を見つめ
た。雅はまるで感傷的なバラードを歌うような潤んだ瞳で、ドクドク脈打つ肉の棒に湿っ
た吐息をふきかけた。
119名無しさん@ピンキー:04/10/06 22:18:57
千奈美ちゃんもよろしく(;´Д`)ハァハァ
120名無しさん@ピンキー:04/10/07 21:27:16
もっとみんな書いてくれ
121名無しさん@ピンキー:04/10/08 01:23:19
うぉぉぉぉぉ
雅とりしゃこが最高ぉぉぉぉ

徳永はイラネ
狼でいっぱいある
122名無しさん@ピンキー:04/10/08 05:17:48
>>121
死ねよこの野郎荒らすぞ
123名無しさん@ピンキー:04/10/08 18:16:16
まあまあ
好きなようにおかきください
124名無しさん@ピンキー:04/10/09 02:14:07
エロネタ師待ち
125名無しさん@ピンキー:04/10/09 17:09:05
千奈美ちゃんまだー?
126名無しさん@ピンキー:04/10/09 17:09:21
sage
127(⌒‐⌒)旧480 ◆ncRpCiHenI :04/10/09 22:26:22
あれ
128_:04/10/10 02:50:14
http://blog.livedoor.jp/loveshot/
私に負けるBlogはないわ〜
129名無しさん@ピンキー:04/10/10 17:53:33
?
130名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:18:15
ワクワク
131名無しさん@ピンキー:04/10/13 03:50:23
132名無しさん@ピンキー:04/10/13 06:09:54
梨華姉の愛理ちゃん小説、何処だっけ?
133名無しさん@ピンキー:04/10/13 09:43:14
お宝動画!全部タダ!
http://www.geocities.jp/geinounews2004/
134名無し募集中。。。:04/10/14 02:22:51
千奈美ちゃんまだー?
135名無し募集中。。。:04/10/15 11:10:18
千奈美ちゃんプリーズ
136名無し募集中。。。:04/10/16 11:34:29
千奈美、千奈美うぜぇあんなブサどこがいいか理解できん。
137名無しさん@ピンキー:04/10/17 18:02:16
早くしてクリ
138名無しさん@ピンキー:04/10/18 03:41:25
雅タソ(*´Д`)ハァハァ
139名無し募集中。。。:04/10/19 02:23:12
千奈美ちゃんで!
140名無し募集中。。。:04/10/21 00:51:07
千奈美ちゃん!
141名無しさん@ピンキー:04/10/22 23:46:44
愛理ちゃん(;´Д`)ハァハァ
142名無し募集中。。。:04/10/24 19:02:21
愛理ちゃん(;´Д`)ハァハァ
143名無しさん@ピンキー:04/10/25 23:34:20
愛理ちゃん(;´Д`)ハァハァ
144名無しさん@ピンキー:04/10/27 22:45:02
愛理ちゃん(;´Д`)ハァハァ
145名無し募集中。。。:04/10/29 01:28:41
愛理ちゃん(;´Д`)ハァハァ
146名無し募集中。。。:04/10/30 01:21:43
千奈美ちゃん(;´Д`)ハァハァ
147名無しさん@ピンキー:04/10/31 23:38:57
続きまだぁあぁぁぁぁぁl!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????????????・
148名無しさん@ピンキー:04/11/02 00:20:44
千奈美ちゃん(;´Д`)ハァハァ
149名無しさん@ピンキー:04/11/02 01:26:50
超ハイセンスハイレベルサイト!
よろしく!!
http://y30.net/helloc/
150名無し募集中。。。:04/11/04 02:06:36
Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!!! 4冊目
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1099501567/
151名無しさん@ピンキー:04/11/05 22:46:24
ここはまた避難所になったな
152名無し募集中。。。:04/11/09 01:32:31
保全
153名無し募集中。。。:04/11/15 01:43:57
狼が落ちた
154名無しさん@ピンキー:04/11/23 21:31:09
155名無し募集中。。。:04/11/25 02:41:07
またここだな
156名無し募集中。。。:04/11/26 03:26:39
狼落ちたか
157名無し募集中。。。:04/11/27 23:32:48
また立てる?
158名無しさん@ピンキー:04/11/29 00:53:07
いいか
159名無し募集中。。。:04/11/30 00:53:34
誰か書いてください
160名無し募集中。。。:04/12/01 00:37:22
書こうよ!!!
161名無し募集中。。。:04/12/03 02:40:59
書いて!!!
162書く人:04/12/04 11:18:16
トリップ忘れちゃった・・・
久々に・・・書いてみようかな・・・
163名無しさん@ピンキー:04/12/04 11:30:02
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
164名無しさん@ピンキー:04/12/04 23:21:32
ひさびさにキッズで抜けるの?
165名無し募集中。。。:04/12/05 01:40:17
>>162
書いて!!!
166:04/12/05 22:55:08
期待
167名無し募集中。。。:04/12/07 01:39:16
書いてってば!!!
168名無し募集中。。。:04/12/07 08:04:13
このログ持ってる人いませんか?
235: 名前:読書する名無しさん 投稿日:2002/10/05(土) 19:14
『ハロプロキッズのエッチ小説書いて下さい 』
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1028616480/64-n [source] [check]
石村×夏焼、あるいは矢口×夏焼  どうしよう、けっこう萌える。
169名無しさん@ピンキー:04/12/08 01:56:32
170名無しさん@ピンキー:04/12/09 15:58:56
製作中であることを願う・・・
171名無しさん@ピンキー:04/12/11 02:02:53
雅の続ききぼんぬ。

ところで、雅と夜具のおしっこって、凄く黄色そうじゃね?
172名無しさん@ピンキー:04/12/12 00:57:07
千奈美ちゃんで!
173初心者:04/12/13 15:34:48

年末年始の休みに書いてみようと思うのだが需要があるのかはなはだ疑問
人に読ませるレベルのものができる自信は当然なし

・三田三部作とクーンツの小説作法を読んで自分で実際に実践してみるテスト
・【官能小説】方面ではない。エチーな場面がちょこっとある程度
・じゃあ何?たぶん恋愛小説らしきもの?ここではイラネか
・主人公の「わたし」(♂。成人)がある少女と出会ってから別れるまでを書く
・たぶん宮本輝の文体をマネるw
・計画ではいまのところ少女役はあqwせdrftgyふじこlp;
174名無しさん@ピンキー:04/12/14 00:12:33
ル ’ー’リ<エロ少なめですか・・
175初心者:04/12/14 01:02:13

正直、ここの空気よめてないスマソ
愛がないと書けそうもないから鬼畜系は無理
「狩逝け」とか「ちらしの裏ry」とかあったら言ってくれ消える
ちなみに計画では少女役にはぜひキャpあqwせdrftgyふじこlp;
176名無しさん@ピンキー:04/12/14 14:04:40
迷わず書けよ書けばわかるさ
177名無しさん@ピンキー:04/12/14 21:42:59
ネタ無いよか全然マシだ
178名無し募集中。。。:04/12/16 00:04:44
千奈美ちゃんで!!!
179名無しさん@ピンキー:04/12/16 22:18:47
愛理ちゃんでも!!!
180名無し募集中。。。:04/12/18 01:10:21
でもやっぱり千奈美ちゃんとか!
181名無しさん@ピンキー:04/12/18 01:10:44
test
182名無しさん@ピンキー:04/12/20 04:40:20
書いて!!!
183名無しさん@ピンキー:04/12/21 09:45:38
「今日は、大好きな人に…絶対告白するぞ〜」
今日は、バレンタインデーです。
ちょっと照れ屋な女の子が一生懸命チョコを渡そうとするお話です。
密かに想いを寄せる女の子…それは、石村舞波です!
「う〜ん?明日は、やっぱり手作りかな…」
となりにいた雅が言いました。
「え〜舞波は、誰にあげんの?」
舞波は、急に照れくさくなり頬を赤らめてモジモジする。
「うんとね…内緒〜」
「隠してないで言いなさいよ〜」
「やだぁ」
そんなじゃれあってるうちに時間が過ぎ仕事も終わり帰る時間です。
「みや〜またね!」
「舞波も明日がんばりなよぉ」
「もう!みやったら」
恥ずかしながらちょっと起こる舞波
そして当日…結局手作りになりました。
「ふぁ〜寝不足だよぉ」
トボトボと手作りチョコを持ちながらあるきました。
「これ…受け取って下さい」
「ありがとう…」
舞波が好きな男の子がチョコもらってる瞬間を目撃してしまいました。
「そんな…」
舞波は、チョコを投げて捨てて走り出しました。
184名無しさん@ピンキー:04/12/21 22:55:06
エロな展開まだー?(;´Д`)ハァハァ
185名無しさん@ピンキー:04/12/22 04:49:13
「はぁ…」
深くため息をつく。
「でも…もしかしたら、まだチャンスあるかもしれないし…グスン」
目に涙が浮かぶ。そして急に舞波は、腕を掴まれた。
「えっ!?」
「待って石村さん…どうしたの?」
腕を掴んだのは、舞波が好きな男の子だった。
「あの…その…見ないで!」
舞波は、泣いてる顔が見られるのがいやで怒鳴った。
「ごめん…あのさぁ、これ落としたよ。」
「…うん」
舞波は、うつむいて頷くだけだった。
「今日…暇だったら家に来ない?昔みたいにたまには、遊ぼうよ」
「…うん」
「じゃあ学校終わったら家に来てね。じゃあまたね」
舞波は、約束をして不安とドキドキの入り交じった感情だった。
「もしかして…告白のチャンスかも」
学校が終わり男の子の家に迎う。
「昔は、よく遊んだのになぁ…仕事も忙しくて、クラスもかわっちゃたから最近話してもなかったなぁ」
舞波がいろいろ考えてる内に家につきました。
「ピンポン!…石村です。」
「あら舞波ちゃん久しぶりさぁあがって」
お母さんがお出迎えしてくれました。
そして二階に上がると男の子と懐かしい部屋がありました。
186書く人:04/12/22 16:51:40
途中みたいだけど・・・あげてもいいのかな・・・
187書く人:04/12/22 16:55:01

 仕事やら学校やらで、菅谷梨沙子と会うのも数週間ぶりだった。
 その間の俺はというと、手やら口やらで弄ばれた快感を思い出して、結局一人でしてし

まった。梨沙子にしてもらった時のことを思うと、虚しくなるだけだったけど。
 そんなわけで、梨沙子に会えると判ると、期待で胸が高鳴るのも仕方ないだろう。
 そして今回、梨沙子が仕入れてきた知識はこうだった。
「おにいさん、あたしのおまんこ触りたい?」
 ……
 ……
 ……
 ……
 ……
 ……
188書く人:04/12/22 16:55:17

「聞いてるの?」
 はっ!
 意識が飛んでいた。
 コップの中身を一気にあおって、
「またあれか。あの二人になんか言われたのか?」
 ようやく搾り出せたのは、そんな言葉だった。
 あの二人、と言うのは、同じグループのメンバー、嗣永桃子と夏焼雅のことだ。
 最近の女の子は進んでいるらしく、梨沙子が持ってくる知識はこの二人からインプット

されているらしい。
「うん。男の人はみんな、女の子のおまんこ触りたいんだって」
 まあ、間違いではないだろうけど……
 そんなことよりも、梨沙子の口からこんな卑猥な言葉が出てくることに、若干昂奮して

しまう。
「みやはね、指で触られるのが気持ち良くって、ももは嘗めてもらうのが好きだって」
「……あ、そう」
189書く人:04/12/22 16:55:32

 なんというか、楽屋でそういう話をしている梨沙子たちを想像すると、とても気分が重

くなるのはなぜだろう。
「で、どうなの? 触りたい?」
 少し頬を赤くしながら、梨沙子が聞いてくる。
 この目はアレだ、俺が断ることはないって確信してる目だ。
「梨沙子はどうなんだ?」
「は? あたし?」
「触ってほしいのか?」或いは嘗めてほしい?
 予想外の質問だったようで、ぽかんと口を開ける梨沙子。
 つぶらな、透明な目で、俺の目を覗き込む。まるで心の奥まで覗かれているような気分

だ。
「……触られると、気持ち良くなるんだよね?」
「まあ、そうだな」
 俺次第なんだろうけど、正直、自信はないぞ。
「……あたし、おにいさんのこと、気持ち良くしてあげたよね」
「そうだな」
190書く人:04/12/22 16:56:11

 俺の方から触りたいって言葉が出てくるように、誘導しているつもりなんだろうけど、
初めて主導権が握れそうなので、とぼけてみる。
 何も言わずに見つめていると、頬を赤くした梨沙子が、俯きながらこちらを睨む。
 そういう目をされると、思わずこちらから触らせてほしい、と言いそうになるが、ここ
は我慢だ。
 しばらくの沈黙の後、梨沙子が呟く。
「じゃ、じゃあ、いつもおにいさんには見せてもらってるから、その、触らせてあげても
いいよ」
 様子を窺うように俺を見た。
 これが梨沙子の最大限の譲歩といったところか……
「それなら、お願いしようかな」
 俺の言葉に、梨沙子が微笑んだ。
 駄々をこねていた子供がお菓子を与えられたような、無垢な笑顔だった。
191書く人:04/12/22 16:56:43

 目の前に立つ梨沙子が、スカートの中に手を突っ込んだ。その手が出てくると、一緒に
白い下着が下りてくる。
 ごくり、と出てもいないつばを飲み込む。俺はその様子を、なぜか正座しながら凝視し
ていた。
 梨沙子が、大きく息を吐いた。溜息なのか深呼吸なのか。それをきっかけにして、スカ
ートを端をつまみ、徐々におなかの方へ上がっていく。
 俺はその行為に目が釘付けとなる。鼓動がうるさいくらいに高鳴る。
 やがてスカートの裾を摘んでいる手が腰より上に達すると、梨沙子の隠されていた白い
肌が露になる。
 縦筋1本の割れ目が、俺の目の前に現れる。
 梨沙子はスカートを片手で持ち直し、空いた手を自分の股に伸ばし、人差し指と中指で
割れ目を開いた。
 紙のように白い肌の間に、鮮やかなピンク色の粘膜が顔を見せた。見たこともないよう
な色と質感。
192書く人:04/12/22 16:57:08

 カラカラの喉をゴクリと鳴らす。
 これが女の子の……梨沙子の…… 
「ど、どう? 変じゃない?」
「あ、いや、他の人の、見たことないから……」
 見たことあったとしても、梨沙子のと比べられるとは思えない。
「そうなんだ」
 なぜか少し残念そうに呟く。変じゃない、他人のと変わらない、と言ってほしかったん
だろうけど、どうしようもない。
「さ、触ってみて……」
 音に反応するオモチャみたいに頷いて、やけに重い手を持ち上げた。緊張で手が震えて
いる。
 人差し指を伸ばして、割れ目に近づけた。
「触るよ?」
 梨沙子は黙って頷く。
 震える指先が、梨沙子の割れ目の中にある、小さなくぼみに辿り着いた。
193書く人:04/12/22 16:57:31

「ひゃッ!」
 梨沙子のビクッと体を震わせた。思わず指を離してしまう。
「ど、どうした? 痛かったか?」
 見上げた俺に、首を振った梨沙子は、
「ちょっと、くすぐったくて、驚いちゃって」
 照れ笑いで答えた。
「今度は我慢するから、もっかい触って」
 言われるままに、もう一度、梨沙子の太腿の間に持っていく。
「んッ」
 そこに触れた途端、梨沙子がまた体を震わせたが、今度は指を離さなかった。梨沙子は
笑っているような泣いているような奇妙な表情だった。くすぐったいのを我慢してるんだ
ろう。
 俺はくぼみに当てた指を、慎重に動かした。下手に動かしたら傷つけてしまいそうで、
指の腹でできるだけ優しく、ゆっくりと動かす。
194書く人:04/12/22 16:57:55

「ん、んん……」
 梨沙子がプルプルと腰を震わせている。やっぱりこのくらいの子供だと、気持ちよさよ
りもくすぐったさの方が強いんだろうか。それとも、俺が単に下手なだけか。
 指を動かしているうちに、粘膜のくぼみから、透明な液体が滲み出てきた。それが指に
絡んで、動きがスムーズになる。
 気のせいか、梨沙子の息が荒くなっているような気がする。深く、大きく下腹が動いて
いるのが見える。
「梨沙子、ぬ、濡れて、来たぞ」
「や、やだ、言わないでよ……」
「でも、ほんとに……」
 ぬるぬるした液体が、溢れてくる。
 初めて触ったオンナノコの部分が、自分の愛撫に反応してくれている。俺はそれに感動
していた。
195書く人:04/12/22 16:58:16

「はぁ……ふぁ、あ」
 梨沙子の息に、色っぽい声が混ざってきた。
 喘ぎ声……? 梨沙子の……?
 透き通るような白さだった下腹が、いつの間にかピンク色に染まっている。
「あ、んぅ……う」
 俺の指の動きに合わせて、梨沙子がかわいらしく喘ぐ。それがとても嬉しかった。
 割れ目で動く指を、手前に向かわせた。割れ目の頂点にあるそこ、つまりクリトリスを
いじってみる。
 割れ目ともまた違う感触。そこを指先でいじる。と、
「んんッ! あ、ああッ!」
 梨沙子の体が大きく震えて、がくり、と膝が折れた。体勢を崩して、両手を俺の肩に置
く。けれど、腕にも全く力が入っておらず、そのまま、すとん、と座り込む。お尻を床に
つけて、肩で息をしている。
「ど、どうした!?」
 気だるそうに顔を上げて、涙を浮かべた目で、俺を睨んだ。
196書く人:04/12/22 16:58:42

「な、なに、したの……おにいさん?」
「なにって……?」
「なんか……なんか、頭、真っ白で、ビリビリってきて、力が抜けて……なんか変なふう
になっちゃったよ」
 それって、ひょっとして、もしかするとだけど……
「イったってこと?」
「イッた? 今のが、イくってこと?」
「いや、わかんないけど……」
 自分が体験したわけではないし、男と女ではイクって感覚が違うとも聞くし。俺にもっ
と性知識があれば答えてあげられるんだろうけど。
 梨沙子はまだ体に力が入らないのか、そのまま崩れてきて、俺にもたれかかってきた。
 鎖骨のあたりに頭が寄りかかってくる。梨沙子の髪から、甘い香りがする。シャンプー
の香りだろうか。とても、いい香り。
197書く人:04/12/22 16:59:00

「おにいさん」
「な、なに?」
「お兄さんの、おちんちん、おっきくなってるよ……」
 そりゃそうだ。梨沙子の割れ目を触っている間、ギンギンになったそこをしごきたてた
くて仕方がなかった。さすがに梨沙子の前では恥かしくて出来なかったけど。
 今更恥かしがることもないかもしれないが、されるのとするのでは、やはり違う。
「今度は、さわりっこしよっか?」
「え?」
「おにいさんがあたしのおまんこさわって、あたしがおにいさんのおちんちん触るの」
「う、うん」
 頷いてしまった。
 こんな魅力的な誘惑を、断れるわけがない。
198書く人:04/12/22 16:59:22

「じゃあ、今度はそう、し……」
 言葉が途中でかすて聞こえなくなった。
「梨沙子?」
 声をかけて顔を覗き込んでみると、人形みたいな長いまつげが下りていた。
 気持ち良さそうに、寝息を立てていた。
 初めての感覚に疲れたのだろうか。
 梨沙子の寝顔は、とえも綺麗で、陳腐な言い回しかもしれないけど、天使のようだ。俺
はこんな子に手コキされたり、フェラされたり、あげくに割れ目いじったりしてたのかと
思うと、罪悪感でいっぱいになった。
 でも、それでも、梨沙子の言う“今度”に期待してしまう俺だった。 
 
199書く人:04/12/22 17:00:26
久々に書いたら・・・時間かかった・・・
ごめんなさい・・・
200名無し募集中。。。:04/12/22 19:38:10
書く人 さん の書いたものが一番好きです。
201名無しさん@ピンキー:04/12/22 22:37:38
千奈美ちゃんもプリーズ♪
202名無しさん@ピンキー:04/12/24 02:28:35
書いて!!!
203名無しさん@ピンキー:04/12/24 06:31:23
「いらっしゃい」
「う…うん」
ちょっと、はにかみながら返事する
「座りなよ石村さん」
「舞波って呼んで…昔みたいに」
男の子は、とまどいながら口を開く。
「舞波…なんか恥ずかしいなぁ」
「…そうだ!何して遊ぼっか?」
「う〜ん、昔みたいに動物ごっこでもする?w」
舞波は、うれしそうに笑う
「いいよ〜わたしは、じゃあハムスターね!」
「じゃあ俺は、犬!ワンワン〜」
舞波は、ハムスターの様に丸くなり鳴き声をあげる
「ちゅ〜ちゅ〜…えへへ」
「舞波おいで〜」
「ちゅ〜ちゅ〜っ」
男の子は、舞波の頭を優しくなでる。
「よしよし!かわいいね」
「ちゅ〜…チュッ!」
「ん〜…」
舞波は、いきなり男の子にキスしました。
「わたし…好きです」
「…僕も好きだよ」
舞波を抱きしめベットへ押し倒す…
204名無し募集中。。。:04/12/25 06:57:22
積極的な舞波タンmohe
ハムスター舞波タンmohe
205名無し募集中。。。:04/12/26 08:25:11
雅キボンヌ
206名無し募集中。。。:04/12/26 17:49:21
207名無しさん@ピンキー:04/12/27 22:42:08
千奈美ちゃんで!!!
208名無し募集中。。。:04/12/30 00:31:59
避難所ですか?
209名無しさん@ピンキー:04/12/31 18:50:06
本スレあるの?
210名無し募集中。。。:05/01/02 00:46:18
あるよ
211名無し募集中。。。:05/01/04 01:35:39
本スレが盛り上がりそうだ
212名無しさん@ピンキー:05/01/05 00:52:05
あっちは盛り上がってるね
213名無しさん@ピンキー:05/01/05 14:52:46
本スレどこ?
214名無しさん@ピンキー:05/01/08 00:41:06
ここ
215名無しさん@ピンキー:05/01/10 05:04:50
舞波書いて〜
216名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:49:02
どうしようか
217名無しさん@ピンキー:05/01/17 03:49:09
ここはどうなるの?
218名無し募集中。。。:05/01/19 21:14:32
保全
219名無し募集中。。。:05/01/22 20:58:03
保全する意味は?
220名無しさん@ピンキー:05/01/22 23:16:26
ここでも書いて!
221名無し募集中。。。:05/01/24 02:44:35
狼のスレは落ちたか・・・
222名無し募集中。。。:05/01/24 20:24:40
狼のスレのログを補完してくださいな・・・
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1103911917/
223名無しさん@ピンキー:05/01/26 18:36:57
ごめん・・・¥
224名無しさん@ピンキー:05/01/28 19:26:32
ほっほっほ
225書く人:05/01/29 10:28:13
そろそろ一ヶ月か・・・
226名無しさん@ピンキー:05/01/29 15:34:36
書く人キター
書いて書いて書いて!!!
227名無し募集中。。。:05/01/30 16:06:18
短編『Nの日常』
228名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:08:27

入浴を終え就眠前の肌の手入れを済ませたわたしは、ノックもせず兄の部屋に入った。
兄は振り向くこともなく言った。「もう寝る?」
「うん」「オレはあと1時間」「起きてよっかな」「いいよ寝てて」「とりあえずおやすみ」
兄は天井の灯りを消し卓上の蛍光灯だけで勉強を続けるようだ。
わたしは着衣を脱いでたたむと広いベッドの片側にもぐりこむ。
わたしの部屋にはベッドがない。

兄が呼んだ。「舞美」「ん〜なに?」「キスしたい」
わたしはベッドを出ると裸のまま兄に歩み寄った。
兄は椅子から床におりるとわたしの頭を両手で引き寄せた。
わたしは口を少し開いて待った。すぐに兄が舌をからめてきた。
しばらく舌だけを味わっていた兄は、そのあとわたしの歯茎を丁寧に何度か隅々まで舐めた。
それで満足したらしく顔を離し、混じり合った二人の唾液をごくりと飲んだ。
「ん、あんがと」「ん」
兄は机に、わたしはベッドに戻った。それぞれ満たされて。
229名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:09:26

理由はよくわからないが、わたしと兄は性に開放的に育てられた。
幼いころから一つの布団に全裸で抱き合って眠っていた。今もそうだ。
保護者は「性欲を抑圧することは、人間の持つ能力の開発、解放の妨げになる」と考えているらしい。
性欲らしきものが芽生えるころには、すでに兄とわたしは性欲の意味も理由も知っていた。

保護者は兄が精通してすぐに、時間をかけてかなりの量の精子を集めいくつかに分散して冷凍保存した。
その後兄は精管を切除する手術を受けた。今の兄の精液には精子が含まれていない。
兄とわたしは、性欲があればそれを容易に満たすことができるという、
同年代では比較的珍しいらしい環境に生きている。
兄もわたしもどうやら非凡な才を発揮しているようだが、関係があるのだろうか。

わたしと兄は法的には婚姻できないが、実質的には二人が一つの家庭として生きていくことを
運命づけられているような気がする。
だからわたしと兄は兄妹であり生涯のパートナーでもある。
二人の間には秘密も不要な気遣いもない。
230名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:11:23

入浴を済ませた兄はいつも浴室から自室まで全裸で戻ると、そのままベッドに入ってくる。
「寝る」「んー」
わたしの胸をもみしだきながら、兄はわたしと話をする。
まず胸に触るのは、「今夜は性交しない」という意思表示だ。
性交したいときは、兄はすぐにわたしの脚を割ってくる。

わたしの性欲は兄より低位に安定していて、兄が望まないときにわたしが性交したくなることはほとんどない。
だから性交するかどうかは、ほぼ兄任せだ。
わたしと兄はだいたい週に3回くらい性交する。
わたしたちの性交は日常の一部なので、盛り上がりも情熱もない。
兄にとっては排泄行為のようなものなのかもしれない。
231名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:12:26

「どうその後」「あ?絵里か?けっこういい感じになってきた。今週はよくあっちから話しかけてくる」
「それいけてるね。誘えば?どっか行こうって」「それはまだだな。いまんとこ敵らしい敵もいねーし」
「なんで?」「今から目立ちたくねー」「あそ」

兄はときどきわたし以外の雌とも性交したくなる。わたしとの性交は何の努力もなく手に入るものだから、
挑戦したくなるのだろう。いまは同じクラスの絵里という女と性交したいらしい。
わたしは兄の背に抱きつき、乳房を背中に押しつける。
「夏までには絵里さんとセックスできるようになるね」「だといいな。おまえも誰か探せば」
「いらない。。。舞美をホすわけじゃないでしょ」「ん」「じゃあいらない」
とりとめない会話が終わるとも終わらないともつかないうちに、わたしたちは眠りに落ちた。
232名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:13:31

続く。。。。。かもしれない
233名無し募集中。。。:05/01/31 00:43:19
面白そうですねー
頑張ってください
234書く人:05/02/02 20:34:36
書きました・・・
235書く人:05/02/02 20:35:47

 初めて梨沙子にイかされてから、2ヶ月とちょっと。このごろでは会うたびに口でして
もらっている。顔を見たら開口一番、「さあ、脱いで」だ。脱いでる俺も俺だけど。
 最初の頃は、梨沙子に咥えられているだけで充分だったけど、今では向上したテクニッ
クまで加わって、すっかり虜になってしまった。
 けれど、今日の梨沙子はちょっと違う。様子がおかしい。
 ジュースをゴクリと音を立てて飲み下すと、色白の頬をピンクに染めて、きりっとした
表情でこちらを見た。
「お、おにいさん」
「なんだよ?」
「……さわりっこしよっか」
 何となく俺からは言い出しづらかったから、梨沙子が言うのを待っていた。ここ数回会
った時は、何も言ってこなかったので忘れているのかとも思ったのだ。
「する」
 俺は当然のように頷いた。
 これを当然と思ってしまうあたり、俺もどうにかなってしまっている。
236書く人:05/02/02 20:36:50

「あのね、ももから聞いた方法で、さわりっこにぴったりのかっこうがあるの」
 と言って、寝そべった俺の胸の上にまたがる梨沙子。こちらに背中を向けている。
 これてひょっとして……
 梨沙子が体を前に倒して、微妙に位置修正。俺のペニスの真上に梨沙子の顔が、口があ
る。一方、梨沙子のお尻は俺の首のあたりにあった。
 いわゆる、シックスナイン。ちなみにお互い、下半身は裸。
 剥き出しの梨沙子のお尻。ピンク色の粘膜がちらりと顔を覗かせている。後ろの穴まで
丸見え。だけど、とりあえずそれは言わないでおこう。
 割れ目が少し、濡れてる……
「おにいさん、さっき出したばっかりなのに、すっごい元気だよ」
 梨沙子の柔らかい手に触られて、下半身にむず痒い感覚が走る。いつも触られているは
ずなのに、梨沙子の割れ目を目の前で見せられると、不思議と違って感じられる。
「お前だって濡れてるぞ」
 ちょん、と桃色の粘膜に触れてみる。梨沙子の体がピクリと反応した。
「んッ……ヤダ、はずかしぃ」
 梨沙子が呟くと同時に、とろり、と愛液が溢れてきた。俺はそれをすくって、粘膜に塗
るように指を動かした。
237書く人:05/02/02 20:37:42

「あッ、あぅ、ん」
 素直に反応する梨沙子。意識してではないだろうけど、いやらしく腰を振っている。そ

の度に、俺の分身がきゅっきゅっと握られて、かすかな快感の電流が流れる。
「梨沙子、俺のも……」
「あ、ごめん」
 耐え切れずにお願いすると、梨沙子は握っていた手を優しく動かし始めた。先端に舌を
這わせて、唾液で濡れる。ペニスに這わせた舌を、一生懸命動かしている。ベタベタにな
った亀頭から、側面に下りてきて、上下に舌を動かす。ぴりぴりと快感が這い上がってく
る。
 その甘い感覚に気をとられていたが、目の前にあるそれを思い出して、指を動かす。ぬ
るぬるとした粘液がさらに溢れ出し、少しだけ刺激を強くしてみる。指先が、ほんの少し
穴の中に潜り込んだ。
「ふぅんッ!」
 肉棒の横側に唇を押し付けたまま、鼻から息を漏らす梨沙子。さすがに今のは強かった
らしい。俺はそのまま、入り口の浅いところで指先をぐるぐる動かす。
「ぅうッ、ああん! はぁッ、んぅ」
 梨沙子はそれに耐えながら、唾液でコーティングされたペニスを飲み込んでいく。先端
が喉の奥に着きそうになると、するすると昇ってくる。俺が割れ目に愛撫するたび、いち
いち反応して動きがぎこちなくなるけれど、それはそれで新しい刺激だった。
 頬の内側が、柔らかく、ぴったりと肉棒に張り付く。梨沙子がいやらしく鼻息を漏らす
たび、強く吸われて快感が高まっていく。
238書く人:05/02/02 20:39:12

 このままだと先にイかされてしまう。なんとか梨沙子を、先にイかせてやるってできな
いだろうか。
 なにか新しい刺激を……
 指先を入り口で動かしながら、俺は目の前にある割れ目に顔を近づける。梨沙子は気付
いていない。
 割れ目の頂点でプックリと膨らんでいる、クリトリスに吸い付いた。
「んん〜ッ!!」
 梨沙子の口の中が、急激に狭くなった。締め付けられる。痛いほどの密着感。
 限界が近いのを感じて、指先でクリトリスをいじりながら、穴の中に舌を差し込む。ち
ょっと入れただけで狭くなってしまう。ひょっとして、舌先にあるのは、処女膜ってやつ
だろうか……
「んぅッ! んん〜ぅッ、ん、んぁッ、んんふぅ〜ッ!」
 咥えたままの梨沙子が、ビクビクと震えだす。割れ目に入り込んでいた舌が、締め付け
られる。
 梨沙子が肉棒の根元を、ぎゅっと握ると、俺にも限界が来た。
「イ、イクっ! 梨沙子ッ!」
 といった時にはすでに射精が始まっていた。
 とろけそうな解放感と疲労感。
239書く人:05/02/02 20:40:22

 噴出が終わると、俺の上でぐったりしてた梨沙子が、尿道の中に残った精液を吸いあげ
ると、口を離した。そのまま倒れるように仰向けになると、こくん、と喉を鳴らして、大
きく息を吐いた。
「の、飲んだの?」
「うぇ? あ、うん、男の人って精液飲むとうれしいんでしょ?」
「そ、そう……かな。うん、嬉しいかな」たぶん。
 まだ息の荒い梨沙子が、ぼんやりとこちらに目を向けて、
「おまんこ嘗められるのってすごいね……自分じゃ指でしかできないから、すごかった」
 自分じゃ? 指でしか?
「梨沙子、お前オナニーしてるの?」
 今さらながら照れくさそうに笑い、
「うん。お口でしてあげた時のこととか、この前さわってもらった時のこととか思い出し
て」告白した。
 梨沙子のオナニー……想像しただけで、下半身に血が集まる。イったばっかりなのに。
「おにいさん、また元気になってきたよ?」
「あうッ」
 半勃ちのペニスを、梨沙子が握った。それでますます硬くなっていく。
「おにいさん、もっかい、する?」
 握ったペニスをこすりながら、梨沙子が聞いて来た。答えは決まっている。
「する」間髪入れず頷く。
「今度は最初っから、おまんこ嘗めてね」
 梨沙子からのおねだりを、断れるわけがなかった。

240書く人:05/02/02 20:41:27
すまん・・・駄文だった・・・
241名無し募集中。。。:05/02/02 23:18:07
久々でしたが素敵なものを見せてもらいました(*´д`*)
242名無し募集中。。。:05/02/03 22:06:13
携帯から保全
243名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:10:06
短編『Nの日常』
244名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:11:36

音が聞こえて兄が帰宅したことがわかった。
しばらくしてわたしの部屋の扉が少し開く。
「舞美、来い」
兄はそれだけ言って扉を閉めた。
用件を言わずに「舞美、来い」とだけ兄が言うとき。
それは兄がわたしとの性交を求めている合図なのだ。
わたしは着衣を脱いで下着をはずすと、脱ぎやすい服で兄の部屋に向かった。
ふだんは、わたしと兄の性交は就寝前にすることが多いが、
兄の性欲が一時的に強まっていれば、時を選ばずわたしたちは性交する。

兄の性交の求めに応じなかった記憶がない。しかし、別に兄の言いなりになっているつもりはない。
ただ、応じない理由があることがなかったのだ。
兄はわたしの月経も詳しく知っており、わたしの体調にも敏感だ。

力説することでもないが、わたしにも性欲はあるし、兄との性交は嫌いではない、というか好きだ。
兄の性交は無骨で、わたしを愉しませようとする努力などほとんどしてはくれないが、
わたしたちが性交し始めたころと比べれば乱暴でなくなったし、
わたしもわたしのやり方で頂に達することを憶えた。
245名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:13:00

兄はすでにトランクスしか身につけていなかった。
日も落ちずまだ辺りも明るいうちから、わたしたちは口を吸い合い、たがいの唾液を混ぜ合わせては飲み込む。
Tシャツ越しに乳首をつまんで刺激され、すぐにわたしの性器は潤滑して兄のものを受け入れる用意ができた。
条件反射になっているのかもしれない。

兄とわたしは言葉も交わさず、全裸でベッドに倒れ込んだ。
腕を体に巻き付けあい、身体を密着させる。
兄の膨張した性器をはさんでわたしは兄と恥丘を押し付け合う。
兄と肉体をまったく隙間なくぴったりと密着させてじっとしているとき、
わたしはほかのことでは得ることのできないこの上なく満たされた幸福感を感じる。
246名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:14:30

わたしは脚を大きく開き、少し臀を上げる。
兄は、わたしに自分の指でラビアを広げさせたり、自分の指で陰核の包皮を剥かせたりして、
それを見るのが好きだ。
わたしが両手の指でラビアを広げると、兄は陰茎の先端でわたしの性器をなでまわす。
亀頭と亀頭をすり合わせると、激しい快感にわたしの息は荒くなる。
しかし兄は長くはそうしてくれず、まもなく膣に陰茎を押し込んでくる。

兄の亀頭はふくらんでおり、それが前後に動くたびにわたしの内部が押し広げられる。
速度を速めたりゆるめたりしながら、兄の陰茎がわたしの内部を激しく摩擦する。
わたしも兄も快感の渦にしばらく没頭する。
何の工夫もしてくれなくても、わたしの性欲をそれで満たしてくれるほど、
兄との性交そのものがここちよい。
「ああ舞美‥‥ああ舞美‥‥そろそろ‥‥ああ、ああ、‥‥舞美、出る、ああ出る」
兄は射精した。5度も6度も陰茎がのたうち、わたしの内部は兄の精液でいっぱいになる。
そしてわたしも小規模ながら波の頂きにいた。
心得ている兄は、射精した後も少しの間動き続ける。
それだけがわずかに、兄のわたしへの奉仕のようなものだろうか。
それも終わると、わたしたちはしばらくの間、またぴったりと身体を押し付け合い、長いことじっとしていた。
247名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:15:12

続く。。。。。かもしれない
248名無し募集中。。。:05/02/05 03:49:14
249名無し募集中。。。:05/02/05 10:38:02
感情のない淡々とした文章なのに、それが逆に…(;´Д`)ハァハァ…
250名無しさん@ピンキー:05/02/06 04:22:27
251名無し募集中。。。:05/02/08 00:24:09
ちなニー!
252名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:01:36
短編『Nの日常』
253名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:02:32

わたしたちが育つにつれ、家の浴室は二人で入浴するには手狭になってきて、
わたしたちが二人で入浴することもかなり少なくなった。
それでもときどきわたしたちは狭い浴室で子どものころのようにいっしょに入浴する。

わたしは恥ずかしいのであまりしたくないのだが、
二人で入浴していると必ず、兄はわたしに、尿を兄にかけることを求める。
わたしはいつも「やぁぁだぁ」と拒んで見せるのだが、兄は許さない。
毎度毎度、「オレの美容と健康のためだから」とのたまうのだ。
座った兄に背を向け、少しかがんで尻を突き出し、わたしは兄に尿をかける。
わたしの尿を浴びる兄がどんな顔をしているのか、わたしには見えない。
尿を出し終えると、兄はわたしの尿道口のあたりにシャワーの湯をかけながら、
指先で丁寧に洗ってくれる。
254名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:03:27

以前は入浴中にも性交していたのだが、狭い浴室で無理にしても、
ベッドで普通にするのと比べるとあまり快感が大きくないため、
わたしたちはもう浴室では性交しないようになった。
それに、浴室で性交すると、わたしたちの淫声が響き渡ってあまり外聞がよくないようだ。

そのかわり、一緒に入浴するときは兄に口淫することにしている。
ベッドで性交するときは、兄は性急に挿入を求めてきて、口淫することがあまりないからだ。
兄の陰茎を舐めたり吸ったりしていると、射精が近づくにつれて陰茎の色が変化したり、
睾丸が動いたりする様子がよくわかり、それはなんとなく楽しい。
255名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:05:43

友人の桃子は求めに応じて桃子の父に口淫してやっているらしい。それも毎日か一日おきかというほどに。
精液の味や口当たりで父の体調がかなり詳しくわかる、と桃子は控えめにも誇らしげに言っていた。

わたしは口淫よりも性交の方が好きだし、口淫で射精させてやった日はたいてい兄は性交を求めないので、
桃子のように精液の味で兄の体調がわかるほど口淫に熱心になるつもりはない。

桃子は父とは今はもう口淫だけの関係で、性交はもっぱら「追っかけ」と呼ばれる男たちから金をとり、
かわるがわる相手をさせて満たしているようだ。その金は父に渡しているとも聞いた。

わたしには桃子の行動は理解はできるが共感はできない。
兄と抱き合い、肌で互いの体温や鼓動を確かめ合うことの幸福が、今のわたしの活力の源で、
たぶん兄もそう思っている。互いを受け入れ合っているという強い思い。
わたしは兄と定期的に性交するようになってから、兄といっそう深く強く理解し合えるようになったし、
わたしが兄以外の雄と性交しなくても兄が他の雌と性交したい、する、という衝動も理由もよくわかる。

性欲の充足と信頼感の確認のリンケージが、どれほどメンタルの安定に作用し、
勇気や、精神的な瞬発力の強さをもたらしてくれるか、桃子にも知ってもらいたい、と思う。
桃子のポテンシャルをもっと発揮するために。
256名無しさん@ピンキー:05/02/08 01:07:20

続く。。。。。かもしれない
257名無しさん@ピンキー:05/02/08 20:23:24
うほおおお
258名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:51:48
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
259名無し募集中。。。:05/02/10 21:57:00
本スレには無いいかがわしさが好き
260名無し募集中。。。:05/02/12 18:26:45
なるほど
261名無し募集中。。。:05/02/14 00:31:56
まとめサイト
ttp://kids-novel.f-adult.com/
262名無し募集中。。。:05/02/15 23:07:27
おおっ!
263名無し募集中。。。:05/02/17 01:32:37
age
264名無し募集中。。。:05/02/18 02:20:50
あげ
265名無しさん@ピンキー:05/02/18 03:37:17
おまえらマーガレット買ってるよな?
266名無し募集中。。。:05/02/18 18:33:32
買ってないけど何で?
267名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:18:15
 俺の方から触りたいって言葉が出てくるように、誘導しているつもりなんだろうけど、
初めて主導権が握れそうなので、とぼけてみる。
 何も言わずに見つめていると、頬を赤くした梨沙子が、俯きながらこちらを睨む。
 そういう目をされると、思わずこちらから触らせてほしい、と言いそうになるが、ここ
は我慢だ。
 しばらくの沈黙の後、梨沙子が呟く。
「じゃ、じゃあ、いつもおにいさんには見せてもらってるから、その、触らせてあげても
いいよ」
 様子を窺うように俺を見た。
 これが梨沙子の最大限の譲歩といったところか……
「それなら、お願いしようかな」
 俺の言葉に、梨沙子が微笑んだ。
 駄々をこねていた子供がお菓子を与えられたような、無垢な笑顔だった。
 目の前に立つ梨沙子が、スカートの中に手を突っ込んだ。その手が出てくると、一緒に
白い下着が下りてくる。
 ごくり、と出てもいないつばを飲み込む。俺はその様子を、なぜか正座しながら凝視し
ていた。
 梨沙子が、大きく息を吐いた。溜息なのか深呼吸なのか。それをきっかけにして、スカ
ートを端をつまみ、徐々におなかの方へ上がっていく。
 俺はその行為に目が釘付けとなる。鼓動がうるさいくらいに高鳴る。
 やがてスカートの裾を摘んでいる手が腰より上に達すると、梨沙子の隠されていた白い
肌が露になる。

つづく
268名無し募集中。。。:05/02/19 21:37:41
(;´Д`)ハァハァ
269名無し募集中。。。:05/02/20 05:19:50
>>267 書く人さんですよね?

それと、まとめサイトに掲載を拒否される作者さんは、まとめサイト掲示板まで連絡よろ。
270名無しさん@ピンキー:05/02/21 09:35:18
ex7dダ
271書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 16:57:42

 その日、熊井友里奈が訪れたのは、通い慣れた近所に住む従兄の家だった。
 彼は玄関で友里奈を迎えると、手を引いてまっすぐに自分の部屋に連れ込んだ。部屋に
入ると彼は、友里奈に背を向けたまま、
「脱げよ」言って、自分も服を脱ぎ始めた。
 友里奈は眉を歪めながら、溜息を吐く。
「今日も、するの……?」
 ベルトを外しにかかっていた彼は、首だけを友里奈に向ける。
 何も言わない。ただ、友里奈を見つめるだけ。
 怒りでも戸惑いでもない、ただ冷たい視線で、友里奈を見つめる。
 その視線に耐えられず、友里奈は俯いて、
「ご、ごめんなさい……」謝ってしまった。
 それを見て、彼は中断していた作業を再開した。ズボンが足元に落ちる。
 
272書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 16:59:14
 
 友里奈が震える手でシャツを脱いだ頃には、彼はすでに全裸になっていて、ベッドのふ
ちに腰掛けていた。
 何も言わず、友里奈が脱ぐところを見ている。
 顔が熱くなっていく。耳まで赤くなっているのが判る。
 それでも彼には逆らえなかった。
 スカートを落とし、靴下を脱いで、そこでためらう。
 彼が見ている。その視線が体を這いまわっているのを感じる。彼に背中を向けることは
許されていない。
 片手でその下を隠しながら、スポーツブラを脱ぐ。そして、空いている手で薄いピンク
のショーツを下ろす。わずかに生え始めているヘアを素早く隠す。
 その姿をしばらく観察していた彼は、
「じゃあ、しゃぶってもらおうか」
 友里奈の視線は、すでに硬く起き上がっているペニスに向けられた。
 泣きそうになりながらも、彼に近づき、跪く。
 怒張したグロテスクな肉棒が、目の前にある。
 唇を近づけると、独特の臭気が鼻に侵入してくる。
273書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:00:25

 体が熱くなる。
 割れ目を隠していた手を根元に添え、ゆっくり舌を伸ばして、舌先で亀頭の付け根のく
びれている部分を嘗める。エグい味が広がる。顔を歪めながら、それでも嘗め続ける。
 いったん舌を離して、口の中に唾液を溜める。口をいっぱいに広げて、肉棒を咥えた。
 大きすぎて、喉の奥ギリギリまで飲み込んでも、半分くらいしか入らない。以前教わっ
たとおりに舌を動かすと、唇の隙間から唾液がこぼれた。
 舌を亀頭にこすりつける。口の中で、ペニスがびくびくとうごめく。
 彼の息が乱れているのが聞こえる。切羽詰ったような、切なそうな、そんな声が混じっ
ている。
「おしゃぶり上手くなったな」
 誰のせいだ、と思いながらも、頭を前後に動かす。動かしながら、口をすぼめたり舌を
這わせたり。歯を立てないように気をつけながら。
 頭を前後させるたび、部屋にいやらしい音が響く。その音が友里奈の体を、少し熱くし
た。
「出るぞ」
 言うなり、射精が始まった。
274書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:01:42

 大量の精液を、口の中に流し込まれて、友里奈の体は、また少し熱くなった。
 尿道に残った精液をすすると、口を離す。そして、口の中のものを、飲み込んだ。そう
したかったからではなく、そうするようにしつけられているからだ。
「友里奈はいい子だな」
 薄く微笑みながら、彼が頭を撫でる。
 小さい頃、友里奈を褒めてくれた仕種だった。友里奈は少しだけ笑った。
 初めて彼と“ヒミツのアソビ”をした時も、こうして頭を優しく撫でてくれた。あれは
たしか、彼が中学に上がったばかりの頃だったか。そして友里奈は、まだハロープロジェ
クトキッズのオーディションを受ける前だった。
275書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:02:47

「きゃっ」
 ぼんやりしていると、彼は友里奈の体を軽々と抱き上げて、ベッドに放り出すようにし
て寝かせた。
「足、開けよ」
 短く、彼が言う。
 涙目になりながら、友里奈が彼を見つめる。
 救いを求めるような視線を、彼は冷たく跳ね返す。
「早くしろ」
 顔を背けながら、友里奈はその声に従った。
 彼の目に晒される、“オンナの部分”。
 少し生え始めた、柔らかそうなヘアの下、皮膚の割れ目から、ピンク色の粘膜が顔を覗
かせていた。つやつやとした光沢が、彼の目に止まる。
「やっぱり、俺のしゃぶりながら濡らしてたのか」
 首を振って否定する。けれど、体中が熱くなっているのは、友里奈自身にもわかってい
ることだった。
 彼の指が、粘膜をなぞる。
276書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:04:01

「ふあぁっ!」
 友里奈の口から漏れた声は、驚きではなく、もっと甘い声。
 感じている……
 それを自覚してしまったら、もう、止めることはできなかった。
 彼が指を動かすたび、友里奈の体がどんどん熱くなっていく。いやらしい熱で赤く火照
っていく。
「んッ、あぁッ! あぅ、ああッん!」
 彼の指が、友里奈の中に入ってくる。愛液ですっかり潤っていて、すんなりと根元まで
飲み込まれる。
「くぅッ! はぁんッ」
 友里奈の体内で、彼の指が動くたび、ちゅくちゅくと水音がもれ聞こえる。
 彼が空いている手を胸に伸ばしてきた。まだ膨らんでいるとは言いがたい、かすかな稜
線。その頂上に勃つ、桃色の乳首を指先で弄んでいる。
「ひ、ああっ! や、ヤダッ! あぅッ、ふぅんッ!」
 快感は次々と押し寄せ、体いっぱいに溢れる。
 もう少し、もう少しでイきそう……というその時、彼の指が友里奈から引き抜かれた。

乳首をいじっていた指も、離れていく。
277書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:05:00

 戸惑う表情を彼に向ける。なんでこんなとことで止めるの、と責める視線も混ざってい

た。
「イきたいんなら、ちゃんとそう言えよ」
 彼が笑う。
 快感に囚われた友里奈は、
「イ、イかせて、ください……おねがい、します」
「どう、イかせてほしいんだ?」
「……おちんちんで、お、おまんこを……ぐちゃぐちゃに、掻き回して、イかせて、くだ
さい」
 少女の口が、卑猥な言葉を並べる。彼が喜びそうな言葉を、いくつか準備している。そ
ういう風にしつけられている。
 彼は友里奈の言葉に満足げに笑い、亀頭を粘膜にあてがい、一気に突き刺した。
「は、ああああああああんッ!!」
 膣内が脈打つ。
 亀頭が友里奈の奥に突き当たった瞬間、絶頂を迎えてしまった。
 それだけで蕩けそうになった友里奈だったが、すぐに彼が腰の前後運動をはじめた。
「ひゃうッ! う、っくぅ! んうぅ、うあんッ、あぁぅッ!」
 彼のペニスが、友里奈の柔肉に擦りつけられる。体を内側から広げられて、密着した粘
膜同士が、いやらしく快感を分け合う。
 彼が激しく腰を動かすたび、体の奥が突き上げられ、愛液が溢れ、飛び散る。
 頭のてっぺんから、快感が突き抜けていくような感覚。
278書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:06:13

 もう、何も考えられなかった。ただ、もっと快感を求める淫らな欲求だけで、頭がいっ
ぱいだった。
 快感が高まり、頂点を迎えようというその時、がばっと彼が覆い被さってきた。
 驚いてほんの一瞬、気がそれた。
 彼はシーツと背中の間に腕を滑り込ませて、友里奈の細身を強く抱きしめる。
 そして耳元で、
「……友里奈ッ、友里奈ぁッ!」
 我知らずと彼の背中に手を回していた。
「お……おにい、ちゃんッ! お兄ちゃん、お兄ちゃんッッ!!」
 お腹の奥に、生暖かい噴出を受ける。
 瞬間、快感が爆発する。
 頭の中でいくつも光が瞬いて、思考が溶け出していった。
「おにい、ちゃん……」
 もう一度呟く。
 彼は優しく微笑んで、
「友里奈」頭を撫でてくれた。
279書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:07:04

「送ろうか?」
「ううん、大丈夫」
 後始末を終えて服を着ている友里奈は、彼の申し出を断った。
 彼は玄関を出て、家の前まで送ってくれる。
 バイバイ、と手を振って歩き出した友里奈は、立ち止まって振り返る。
 彼はまだ、そこに立って見送っていてくれた。
「お兄ちゃん」
「ん?」
「また、来るね」
280書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/21 17:08:12
トリップつけてみた・・・
>>267は・・・オイラじゃないです・・・
281名無し募集中。。。:05/02/21 21:49:31
>>267
>>280
よく読んでみたら以前のコピペでした。お騒がせしました。
282名無し募集中。。。:05/02/22 00:23:51
書く人さん乙&すごくいい!!
できたら、ちなこもお願いします!!
283名無し募集中。。。:05/02/22 10:29:43
『Nの日常』が続くことを心から祈ってます
284書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/22 22:53:24
オイラも・・・『Nの日常』続いてほしい・・・
285名無し募集中。。。:05/02/23 12:06:39
俺もNさん復活キボン…。
286名無し募集中。。。:05/02/24 21:08:09
短編『Nの日常』は作者の都合により
連載中止となりましたので
ご了承ください。
287名無し募集中。。。:05/02/24 22:08:49
工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工
288名無し募集中。。。:05/02/24 22:43:30
158゙とか言うキチガイのせいだ
289名無し募集中。。。:05/02/24 23:12:31
己が実在の人物をモチーフにしたエロ小説書いてるのに
自分の言い分のみを通そうとする矛盾
158が悪いとは思わない
290名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:17:15
>>289
「自分の言い分」ってなんのこと?
わかんないから具体的に書いて。
291名無しさん@ピンキー:05/02/25 01:16:21
短編『Nの日常』
292名無しさん@ピンキー:05/02/25 01:17:13

兄と性交しない日が四日ほど続いた。
わたしが眠るまで兄はベッドに来なかったし、
朝わたしが目ざめたときにはすでに兄はいなかった。
兄の腕の中で眠っていたとしても、眠りの前後にわたしはひとりだった。

わたしの性欲は扱いに困るような激しいものではない。
しかし、兄とのスキンシップはわたしの精神衛生にはもはや不可欠のようだ。
兄の陰茎がほしくなくても、兄と言葉を交わすこと、兄の肌に触れることが恋しくなる。

わたしたちにはかけひきも損得勘定もない。
わたしは床につく前に兄に言う。
「今日も遅いの」
「そうでもない」
「舞美が寝るまで寝ないじゃん」
「う? たまってきた?」
「下品!」
「あ、咳でる、ゲヒンゲヒン」
「ダジャレかよぅ!」
「話がたまってきた?って言ってんだけどよ」
「勉強のじゃまはしないけど、ちょっとかまってほしくなってきた」
「おう。だな。ちょっと起きてろ」
「何分くらい」
「うん、あと20分で風呂にする」
「‥‥ありがと」
「なにいってんだ」
293名無しさん@ピンキー:05/02/25 01:18:37

目を合わせなくても、兄と話していると安心できる。
飾りのないやりとりは、兄とだけのものだ。
兄と言葉を交わせさえすれば、性交がなくても苦しくない。
なんの警戒心もなく、自分の感情をとりつくろわず、わがままも痛みもすべて
感じたままに訴えられる兄は、わたしにとってベストパートナーだ。
兄もわたしを同じように思ってほしい‥‥。
だが、兄はわたしへの不満をめったに言ってくれない。
294名無しさん@ピンキー:05/02/25 01:19:24

風呂からあがった兄が戻ってきた。
髪もボディもシャンプーは無香のものを選んだ兄は、
洗顔フォームの微かな香料だけをいつも香らせている。
抱き合って、頬と頬を密着させながら、わたしたちは積もった話をする。
「絵里さんの相手でいそがしいんでしょ」
「うちにいるだろっていうか部屋にいるじゃんかよ」
「いつセックスすんの」
「当分さきだな」
「見に行っていい」
「別にどうしても来たいなら止めねーけどあんま」
「‥‥わかった」
兄の腕の力が少しだけ強くなった。押しつけ合った胸がもっと密着する。
わたしは片脚をあげて兄の下半身に巻き付けた。
兄の勃起がわたしに伝わってくる。
明日は学校が休みだ。
295名無しさん@ピンキー:05/02/25 01:20:30

続く。。。。。かもしれない
296名無し募集中。。。:05/02/25 01:54:12
>『Nの日常』の作者さん
コメントだけ更新してて、リンクのタグはずすの忘れてた。
もしそれに気づいてて怒ってたのならすまん、謝る。いちお、直しておいた。

それと読者さん
結果オーライというわけでもないが、『Nの日常』の作者さんが連載再開したところで、
もう158氏との話はここで終わってほしい。
俺がまとめサイトなるややこしいものを立ち上げたのが一番の原因。
うまく言えんが、以上、よろ。

                          まとめサイト管理人

297書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 08:18:49
連載されてる・・・良かった・・・
298名無し募集中。。。:05/02/25 12:57:25
Nさんありがとう。゚・(ノД`)・゚。
299名無し募集中。。。:05/02/25 15:18:31
Nさん乙蟻
300書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:16:10

 両手は縛られて頭上に固定されている。口はガムテープが塞いで、声を出すことはでき
ない。
 一糸まとわぬ姿でベッドに横たわる夏焼雅は、自分のその異常な姿に混乱する。
「いい格好だね、雅ちゃん」
 ベッドの脇にはいつの間にか男が立っていた。部屋が暗いせいか、顔は判らない。けれ
ど、どこかで聞いたことのある声。
 男がベッドに上がってくる。
 裸だ。
 雅は悲鳴を上げようとして、口を塞ぐガムテープに邪魔される。
「震えちゃって……かわいいね」
 場違いに優しい声だった。こんな状況でなかったら、笑顔を返していただろうけど。
 男が覆い被さってくる。相変わらず顔は判らないけれど、口元には爽やかな印象さえ受
ける笑み。
 その形のまま、唇が雅の頬に触れる。場所を変えてもう一度。首筋に、耳たぶに、鎖骨
に、腋に、胸のふくらみに、お腹に、おへそに、ももの内側に、ひざの裏に、ふくらはぎ
に、足の裏に。
301書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:17:53

 抵抗することはできなかった。怖くて体が動かせないのかもしれない。
 体のいたるところにキスされて、体に上手く力が入らない。
 心臓がドキドキしている。オーディションの時より、初めてのイベントの時より、今ま
で経験したことがないくらい、鼓動が激しい。
 それを見透かしてか、男の手が胸に置かれる。掌が、敏感な突起をくすぐっている。
「んッ」
 鼻から漏れた息は、いつもと違って湿っぽい。
「ドキドキしてるね。雅ちゃんはこういうのが好きなんだ」
 男の言葉に、首を振って否定する雅。縛られて、抵抗もできないだけだ。
「それに」男は胸に当てた手を動かす。「乳首も勃っちゃってるね」
 少し硬い、男らしい掌が、雅の起き上がった乳首にこすりつけられる。
 男の手が動くたび、感じたこともない感覚が、雅の体を熱くさせていく。
「こっちはどうかな」
 胸を解放した男が、下半身に手を伸ばしていく。
「ん〜! んん〜ッ!」
 抵抗の声が虚しく響く。体は自由に動いてくれない。
302書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:19:01

 男がひざの内側に手を入れ、左右に大きく広げた。視線がそこに注がれているのを感じ
る。
 蔭りのない真っ白な恥丘の下で、ぴったりと閉じた一本の筋。
 男の手がそこに触れた途端、甘い電流が背筋を駆け抜けていった。
 予測できない動きで割れ目を刺激され、それにいちいち反応して、体を震えさせてしま
う。
 全身に広がる感覚。
 その感覚の正体を、雅は知っていた。けれど、それを認めることはできなかった。
 縛られて、口をふさがれて、それで、感じているなんて──
 男の手が離れていく。
 胸を撫で下ろすのと同時に、少しの喪失感。
 しかし、男が雅のお尻に手を回し、持ち上げた。
「ん!?」
 体を二つに折り曲げられる。自分の足が頭の横に持ってこられる。マット運動で、後転
に失敗したような体勢。
303書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:21:20

 ほとんど目の前に、自分の割れ目がある。そして、その向こう側には男の顔が。
「よく見えるでしょ?」
 男が笑う。
 涙が滲んだ目で睨みつけるが、男は楽しそうに笑っているだけだった。
 男が指で、割れ目を広げた。ピンク色の粘膜が顔を出す。
 気のせいだろうか。いや、気のせいに決まっている。そんなわけない。
「あれ?」
 何かに気付いたように、男が言う。
 言わないで!
 何に気付いたか、気付かれたか、判っている。
 だから、言わないで。
「ちょっと濡れてるね」
「んん〜ッ!」
 首を振って否定する。けれど、それはどうしようもなく、事実だった。
「でも、入れるにはもっと濡らさないとね」
 今なんて言った? とんでもないことを言わなかったか?
 雅の疑問を置き去りに、男は宝石のような粘膜に、口をつけた。ざらざらした舌の感触
が、はっきりと判る。
「んんッ!!」
 表情を歪める。
304書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:23:45

 自分の粘膜の上で、のた打ち回る男の舌。
 それは、経験したこともない快感を与えてくれる。
「んッ! んんッ、んぅッ」
 頭がボーっとしてきた。快感に蕩けそう。
 もう認めてしまえば良いんじゃないか、こんな状況でも感じている、と。
 そんな囁きが聞こえた気がした。
 それを否定する声は、弱々しくて言葉になってくれない。
 いやらしい音を立てて、男が雅の粘膜を嘗めている。そのさまを、目の前で見せられ、
自分が興奮していることを、雅はもう否定することができなかった。
「んんッ! ぅん、ん、んんぅッ!」
 ぽたぽたと顔に雫が落ちてきた。
 それが男の唾液なのか、自分の愛液なのか判らない。
 けれどそれが、さらに雅の体を熱くする。
「気持ちいい?」
 作業を中断した男が、雅を覗き込んで問う。
 ここで頷いたら、もう後戻りはできないだろう。最後まで、男の思うがままに弄ばれる
に違いない。
 それが判っていながら、雅は、こくりと、頷いた。
305書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:25:26

「こんなに濡れちゃってるもんね。もういいよね」
 男は雅の体を元の体勢に戻して、そそり立つペニスを、雅の割れ目に押し当てた。
 初めての感触。柔らかいような硬いような、奇妙な感触が、自分の粘膜を広げようとし
ている。
 首を持ち上げて、その様子を覗く。暗いはずなのにはっきりと見える。
 男は怯えた目の雅を安心させるような声で、
「これだけ濡れてれば、大丈夫だよ、」微笑みかける。「初めてでも」
 なんでそれを!?
 思う間もなく、男が腰を動かした。
 柔らかくて硬いものが、体の中に入ってきた。
「んん〜ッ!!」
 ありえないくらいに体の内側を広げられ、痛いとすら思えなかった。
 ただ、熱い。
 感覚がおかしくなってしまったのだろうか。初めての時は痛いと聞いていたのに、ちっ
とも痛みはない。
 むしろ――
 男の肉棒が、雅の肉襞を行き来するたび、快感で思考が溶けてしまいそうになる。
 ――気持ちいい。こんなに気持ちいいものだったんだ……
306書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:26:21

「んぅッ! んっんぅ! んぅ、ふッんッ!」
 初めて体感する経験に、雅は酔っていた。
「体はまだ子供っぽいと思ってたのに、立派に大人だね」
 雅の膣奥を突きながら、男が言った。
 そう。大人びた顔立ちとは裏腹に、体の方はちっとも成長してくれない。同い年の須藤
茉麻や、年下の菅谷梨沙子の方が、よっぽど成長している。それが羨ましかった。
 けれど、大人だと、男は言う。
 それはきっと性欲に浮かされた男の、寝言のようなものなんだろうけど、それでも、
 ――嬉しかった。
 ふ、と気が緩む。
 瞬間、浮遊感がやってくる。
 ぱん、と弾けるように、頭の中が、真っ白に、なった。
 ビクビクと震える体。快感が溢れている。
 快感に押し流されるように、意識が遠のいていく。
 視界が狭まり、意識が暗くなって、暗く、暗く、暗く――
307書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:28:04
 
 
 
 
 
308書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:29:06

 ――目が覚める。
 雅が目覚めたそこは、自分のベッドの上だった。
 跳ね起きて、布団をどけ、自分の体を見下ろす。
 ちゃんと、パジャマを着ていた。
 もちろん、縛られてもいないし、口にガムテープも貼られていない。
「夢……?」
 呟いて、溜息をついた。
 よりにもよって、縛られて初体験する夢を見るとは……
 ベッドから下りて、伸びをする。と、下着の中の違和感に気付いた。
 見てみるまでもなく、濡れているのが判る。
 縛られる夢を見て、濡れるなんて……
 雅は顔を赤くしながら、着替えを持ってシャワーを浴びに部屋を出た。
309書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:30:20

 それもこれも、桃子が変なことを話すからだ。
 同じグループのメンバー、嗣永桃子とのエッチの会話を思い出し、溜息をついた。
 最初は冗談だと思って面白半分に付き合っていたが、どうやら桃子は本当に経験してい
るらしい。
 それ以来、桃子は信用してか、エッチに関する話題を振ってくる。
 たまに、菅谷梨沙子が聞いているけれど、どうせ理解できてないとでも思っているのだ
ろう。雅も彼女が理解できているとは思っていないし。
 確か昨日の話題は、縛られたら興奮した、とかなんとか。
 今度試してみる、なんて言っておいたけれど。
 今さら言えない。
 処女だなんて。
310書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/02/25 16:32:13
全然・・・エロくない・・・スマソ・・・

そして・・・友“里”奈じゃなくて・・・友“理”奈だとついさっき・・・知った
・・・凹む・・・orz
311名無しさん@ピンキー:05/02/25 21:49:22
いや、マジで十分面白い。
312名無しさん@ピンキー:05/02/25 21:51:11
Nさんキター!!!!
313名無し募集中。。。:05/02/25 22:54:59
書く人様、相変わらずお見事でございます。存分に勃起させていただきました。
314名無しさん@ピンキー:05/02/26 15:10:26
s
315名無しさん@ピンキー:05/02/27 22:13:52
今後の展開に悩んだ『Nの日常』の作者の脳裏に何の脈絡もなく突然
『奈々子ふたたび‥‥』という文字列が点滅して消えたのは内緒だ
316名無しさん@ピンキー:05/02/28 00:30:22
書く人しゃんりしゃこの続きお願いします
317名無し募集中。。。:05/03/01 00:12:07
>>315
『七瀬ふたたび‥‥』ではなく、『奈々子ふたたび‥‥』なのか・・・

ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
318名無し募集中。。。:05/03/02 02:28:08
age
319書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:07:31

「この辺りでいいかな」
 手を引いていた男が、立ち止まった。
 広い公園の木立ちの中。街中にあるのに、喧騒は遠く感じる。
「じゃあ、はじめようか」
「うん」
 男の声に、石村舞波は無表情で頷く。
 木を背にして立つ男の前にしゃがみこんで、ファスナーを下ろした。慣れた手つきでト
ランクスの前開きからペニスを取り出した。
 外気に触れ、湯気でも立てそうな熱を持つ男根を、舞波の小さな手がこすり始める。
 持ち上がり始めた先端に、くちゅくちゅと動かしていた唇を近づけ、その隙間からとろ
りと唾液をたらした。
 唾液が触れた瞬間、ペニスがびくっと震えて、唇をかすめる。
 自分の手で塗りこむように唾液を広げると、ペニスの硬度が増していく。
 口の中に唾が溜まると、ペニスに垂らし、それを潤滑油にしてこする。そんなことを繰
り返すうち、亀頭は完全に持ち上がっていた。
320書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:08:12

 見上げると、男の表情は恍惚としていて、息を乱している。
 舞波はそれを無表情に見て、手を動きを、少し激しくしてやる。
「うッ! うぅあッ!」
 堪えきれず、男がうめく。誰かに聞かれたら、どうするつもりなんだろうか。
 そんなことを冷たく思って、激しくしごきたてた。
「あぅ、イくぞッ! 出るぞ!」
 男に限界がきた。ぶわっと亀頭が膨らむ。次の瞬間、先端の切れ込みから白濁液が噴出
する。熱い精液が、舞波の顔に降りかかる。
 勢いよく飛んだ一射目が、額を越えて黒髪に張り付いた。瞼に落ちて、鼻筋を汚し、頬
を、唇を、顎を白く染めていく。
 濃厚な白濁がどろり、と顔を垂れる。瞼を塞いだ精液を拭い取って、目を開ける。そう
とう溜めていたのか、ほとんどゼリーみたいだった。
 同じ指で唇の精液をすくって、男のズボンにこすりつけてやる。
「お、おい……」
 文句を言おうとする男を、睨みつけてやる。少女のつぶらな瞳から、尖った視線が放た
れる。
 冷たい視線の矢に射抜かれ、押し黙る男。
321書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:09:02

 舞波は立ち上がると、
「これ、嘗めて」顔を汚す白濁を示した。
「い、いや、でも……」
 少女の要求に戸惑う男。そう言った趣味はない、と拒絶する。
 しかし、舞波はそれを許さなかった。先端から精液をこぼして、垂れ下がっているペニ
スを握り締めた。くっと、男の顔が苦痛に歪む。
「嘗めてよ。自分が汚したんでしょ」
「わ、わかった、わかったよ……」
 とはいえ、自分の出した欲液を嘗める、なんて行為、抵抗がある。腰をかがめた男は、
おそるおそる舌を伸ばして、確認するように舞波を覗き込んだ。
「早くして」
 冷たい言葉。男は覚悟したように、顎に垂れていた自分の精液を嘗める。思わず唾と一
緒に吐き出した。
「ぐッ」
 途端に、男の顔が苦痛に歪んだ。
 舞波が男の肉棒に爪を立てながら、握り締めている。
322書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:10:13

「吐いていいって言ってないじゃん」
「で、でも」
「飲むの!」
「くぅっ」
 男のペニスに舞波の爪が食い込んでいる。もう少しで皮膚が裂けそうだ。
 痛みに耐えながら、男は頬についた精液を嘗め取り、飲み込んだ。
「まだついてるよ」
 舞波はいまだに満足した様子なく、男に命ずる。
 男はそれに従い、顔を汚す精液を残らず嘗め取り、飲み込む。
 精液の代わりに、男の唾液で濡れた舞波は、手の中の男のペニスが硬くなっているのに
気付き、
「自分の精液飲んで、ちんちん勃っちゃうんだ」意地悪く言う。
「ち、違……」
「じゃあ、こうやって」男根を握る手に力を入れ、「痛いのがいいの?」
 男は痛みにうめくが、否定はしなかった。
「あ〜あ、疲れちゃった。もう終わりにしよっか」
 舞波が力を抜いて肉棒を解放した。
 すると男は、
「ま、待って、まだ、その……」すがりつくように、声を漏らした。
「なに?」
「まだ……」
「出し足りないの?」
 男が、舞波の言葉に頷いた。
 舞波が初めて、笑みをこぼした。
323書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:11:03
 
 
 
324書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:12:11

 脱いだ下着をポケットに押し込んだ。
 ミニスカートを捲くってお尻を露にした舞波が、木に手をついて、腰を突き出す。
 男は舞波が持参していたローションを、白くてすべすべしたお尻の谷間にあるそこに、
丁寧に塗りこんでいる。
「こ、このくらいで、いいかな」
「うん、もういいよ」
「じゃ、じゃあ……」
 いきり立ったペニスを、入り口にあてがう。
 そこは、筋が入っただけの割れ目――の上で、ローションにほぐされたアナルだった。
 男根が肉の蕾を押し開き、舞波の幼い体内に侵入していく。
「お、おおうッ」
 押し出されそうな抵抗感と、絞られるような締め付け、しかし、意外なほどスムーズに
飲み込まれていく。
 舞波は表情を歪める。強引に押し広げられる苦痛と、そして、それが一緒に連れてくる
蕩けるような感覚に。
「ぅんふッ!」
 男の腰が前後に動く。
「ッ! くぅ、すご、締まるッ」
325書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:13:27

 小柄な舞波にあわせているため、屈まなければいけない不自然な体勢と、ちぎられそう
な締め付けのせいで激しくは動けない。
 ゆったりとした動きだが、舞波の体の中にうごめく異物感は、すさまじいものだった。
 男の腰が動くたび、内側へ押し込まれたり、引きずり出されたり。それはとてつもない
快感と共にやってきて、舞波の体を引っ掻き回す。
「うああッ、はぁあッ! はあァあッ!」
 太い棒で蓋をされたお尻の代わりに、口が閉じられない。そこから、いやらしく声が漏
れる。
 全身が快感に支配されて、力が入らなかった。
「ふぁぁッ! はあぁ、ううふんぁっ! ああああッ!」
 それでもなお、男のペニスを、一回りも二回りも狭い穴で絞る。
 慣れてきたのか、男の腰の動きが激しくなる。体の奥底を貫かれるような勢いで、突き
上げてくる。
326書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:14:49

 痛みすら伴う締め付けに、男は2度目の限界を迎えようとしていた。
「うわッ! だ、だめ、もう、もうイくッ! イきますッ!」
「出してッ! そのまま、お尻、中にぃ!」
 舞波は抜けていく力を振り絞って、アナルをさらに狭くする。
 瞬間、2度目の射精がやってくる。
 お腹の中で、自分のものではない脈動を感じる。
 体の奥の壁に、熱い液体を浴びせられている。
 男の快楽の塊を吸収するように、舞波にもその瞬間が訪れた。思考がとろとろと溶けだ
して、頭から流れ出ていく。
 何も考えられず、ただ、自分と男の、荒い息だけが耳についた。
327書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:15:36
 
 
 
328書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:16:32

 男は自分の後始末だけさせて、先に帰らせた。自分は一人で帰るから、と。
 肛門から男が出した精液が、後から後から溢れてくる。まるで自分の体の中で作られた
ものみたいだ。
 力の入らない体を、木に背中を預けて支える。気だるさに耐えながら、ポケットからテ
ィッシュを取り出す。
 溢れてくる精液を拭き取っていると、茂みの方から物音が聞こえてきた。
「舞波っ」
「桃子……」
 そこから顔を出したのは、嗣永桃子だった。
 手を後ろに隠し、神妙な面持ちで近づいてきた桃子は、舞波の目の前で立ち止まると、
「すごかったねぇ」紅潮した頬で笑う。
「桃子に見られてるから、いつもより興奮しちゃった」
 舞波もそれに笑顔を返した。
 拭き終わったティッシュを地面に落とす。
329書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:17:24

「じゃあ、行こっか」
 後処理が終わったのを見計らって、桃子が声をかけてくる。
 舞波はそれに頷き、桃子の手を取った。
 公園の木立ちから出ると、少しずつ人が増えていく。こんなところでしていたかと思う
と、再び、舞波の胸が早くなる。
「私もしてみよっかなぁ」
 桃子が不意に呟いた。
「外で?」
「うん。舞波見てたら、なんか、良さそうだなぁって」
「見つかるかも〜って思うと、すっごいドキドキするね、たしかに」
「見つかったらどうすんの?」
「ん〜、見つかったことないからわかんない」
 公園を出ると、学校帰りらしい学生や、夕食の買い物途中らしい主婦、仕事帰りなのか
途中なのか、サラリーマンの姿も見える。
 人通りの増えた街の中に、歳相応の少女の笑顔が紛れていった。
330書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/02 23:18:35
新機軸の舞波・・・といういいわけ・・・
・・・りしゃこは・・・また・・・
331fusianasan:05/03/03 00:04:15
書く人さんGJ!
読み手の思い入れをまったく寄せ付けない没個性な舞波が実によい
332名無し募集中。。。:05/03/03 10:40:01
それが舞波クォリティ
333名無し募集中。。。:05/03/05 00:50:27
age
334名無し募集中。。。:05/03/06 01:11:40
age
335名無し募集中。。。:05/03/06 04:17:16
age
336fusianasan:05/03/06 04:37:49
☆★人権擁護法廃案作戦総司令部U★☆
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1110044143/
〜内藤ホライゾンンでもわかりそうなQ&Aコーナー〜
Q.人権擁護法マスコミを利用することも可能です。更に反対者は人権擁護の名目があるので
言い訳もし放題で告発・反対もできません。このため、政治家や企業の上層部が金を積み情報をもみ消す
/novel-desunote-zinken.htm
337名無し募集中。。。:05/03/06 15:14:39
sage
338名無しさん@ピンキー:05/03/07 02:04:46
あーあ、落ちちゃった
339名無し募集中。。。:05/03/07 17:14:02
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 5
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1110156097/

勃てた。
340名無し募集中。。。:05/03/09 19:21:44
(;´Д`)ハァハァ
341名無し募集中。。。:05/03/10 22:44:08
ho
342fusianasan:05/03/12 02:57:32
おや本スレ法渇してる
343名無し募集中。。。:05/03/13 00:24:32
344名無し募集中。。。:05/03/13 00:26:19
↑小額5粘性。F-cup
345名無し募集中。。。:05/03/13 03:34:50
興味ない
346名無し募集中。。。:05/03/13 11:35:20
別にこっちで投下してもいいんだよね?
347fusianasan:05/03/13 11:56:37
理由がないなら向こうでどうぞ
・目立ちたい
・長期間残したい
・1レスあたりの行数を多くしたい
などの理由がある場合は別にいいんじゃない

・・・だが正直、意味もなくageる香具師には来ないでほしいと思わんでもない
348名無し募集中。。。:05/03/13 23:20:17
書く人さん、まとめ見たんですが、もしかしたらあと千奈美で8人制覇ですか?!
余裕があれば、佐紀ちゃんとまーさの単独もお願いします!
349名無し募集中。。。:05/03/14 10:46:14
oi
350名無し募集中。。。:05/03/15 00:08:03
wow wow wow wow〜
351名無し募集中。。。:05/03/15 21:35:10
避難所はここですか?
352名無し募集中。。。:05/03/15 21:47:29
そうだね
353fusianasan:05/03/16 01:12:32
とうとう落ちた?
354fusianasan:05/03/16 02:00:39
まだまだ
355名無し募集中。。。:05/03/16 02:32:01
狼ex10鯖に移転です
356名無し募集中。。。:05/03/16 02:50:03
だな。
357名無し募集中。。。:05/03/16 03:06:52
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 5
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1110544100/

ただし、まだ書き込みが出来ないみたい。
358158:05/03/16 03:12:09
<これまでのおはなし>
ttp://echigoya.info/~brave/158_05_01_29.htm

 ゲームを持って遊びに来た従妹のちなこだったが、うっかり酒を飲んでしまい、酔っ払ってしまう。
 すっかり成長したちなこの姿に、同じく酔っ払った俺の変態魂が炸裂、眠り込んだちなこを、おもらし少女に仕立て上げた!


ちなこを寝小便少女に仕上げた俺は、ユニットバスに戻り、ちなこのおちっこを大切にペットボトルに移し替えた。
大量に射精したあとなのに、これから起こることを考えると、勃起せずにはいられない・・・

 そ、そうだ、朝まで何もしないのもただのアフォだ!
 せっかくこんないいチャンスに・・・
 何のチャンスかって?・・・シャッターチャンスに決まってるぢゃありませんかっ!!

俺は春休みのバイト料で購入したSONY・DSC−M1を取り出すと、ちなこのおもらしシーンを中心にシャッターを切る。

 つ、ついでに・・・こんなことも・・・しちゃおっかな・・・

俺はちなこのTシャツを捲り上げると(もちろん、かわいいちなパイ露出で)、シャッターを切る。

 どどど、どーせなら・・・

今度はジャージをずり下ろす。ちなパン状態で数枚・・・
で、今度はぱんちゅを下ろして・・・

 ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

またまたいたづらしたくなるのをぐっとこらえて、数枚・・・いや数十枚・・・
最後にちなこのかわいい寝顔を写して、服装をもとにもどし、ちゃんと掛け布団をかけてやった。

359158:05/03/16 03:12:55
さて、PCを立ち上げると、さっそくデジカメのバックアップだ。
「My Pictures」の中に、「ちなこ」というフォルダーを作成し、そこに格納する。
PCに転送すると、デジカメの方はきれいに消去する。
「ちなこ」の少し下に、「まぁさ」というフォルダーがふと目についた。
フォルダーの中身は、誰にも見せられない・・・。

 こ、これは浮気なんかじゃないぞ!違うからな!
 これはトラブルなんだっ!

誰に言い訳するともなく、自分の行動を正当化しようと、心が叫ぶ。
「ちなこ」フォルダーをVIXで開くと、ちなこのあられもない姿のサムネイルが50数枚表示される。

むくむくと活気を取り戻した・・・いや、先ほどから全然衰えないおてぃんてぃんを取り出すと、
もう一度果てるべく、ヲナヌーを開始する。

 ちなこの生寝顔を見ながら、PCのモニタ―でヲナヌーするなんて・・・なんてぜぇたく・・・
 こ、この正面から撮った、ずり上げ+ずり下げがいいなぁ・・・
 おぱーいとワレメちゃんが同時に写ってるヤツ・・・おへそもかぁいいし!
 このおちり丸出しで、丸まって寝てるのもかわいい・・・おちり側がらワレメちゃんがちょこっと見えてるヤツ・・・
 あぁ・・・ベストショットが多すぎる・・・まだ1分も立ってないのに・・・
 ・・・・・・・ぅうっ!!

でた。あ”〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!きもちえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

そのあとは、ちなこに寄り添いながら、ほっぺたつんつんしたり、
おぱーい、さわさわ、つんつんしたり、
しっとり湿気ったおちりを、さわさわ、もみもみしたり・・・
おてぃんてぃんで、ちなこのほっぺたぺちぺちしたりと、
けっこう好き放題してしまった。
360158:05/03/16 03:13:41
気が付くと、俺はそのままほかほかカーペットの上に眠ってしまっていたようだ。
ベッドでは、まさに今、ちなこが目を覚ました所らしい。

 「ッ・・・頭いたぁ〜・・・」

そうだろそうだろw

 「おはよ〜ちな。すげぇよく眠ってたよな。」
 「・・・・・」
 「どした?」
 「・・・・・」
 「ん?ちな?」
 「なっ!なんでもないよっ!なんでもないって言ってるでしょっ!何でこっち見てるのっ?!」
 「な、なにをいきなり怒ってるんだよ?どうしたって聞いただけじゃん?」
 「・・・・・」

ベッドから降りようとしたちなこは、そのままベッドの上に座り込んで、掛け布団にくるまってしまった。
もちろん、俺はちなこの狼狽の理由を知っている。
さて、これからどうやってちなこを追い詰めていこうか・・・

 「あのさ・・・」
 「ん?」
 「昨日の夜って・・・何してた?」
 「おお。大変だったんだぞ、おまえが勝手に酒飲んじゃって!」
 「お酒・・・?飲んだんだ・・・」
 「そそ、缶のカクテルのやつ。」
 「ああ!あれお酒だったんだぁ!」
 「そのあと酔っ払って、ゲームもそこそこに寝ちゃったもんな。」
 「そうなんだ・・・」

361158:05/03/16 03:14:32
ちなこはしばし眉間にしわを寄せて、頭をとんとん叩いている。
初めて飲んだ酒で、二日酔いらしい。

 「起こても起きないんで、おばさんに連絡しといた。こっちに泊まらせますって。」
 「まさか!あたしがお酒飲んじゃったこと・・・」
 「言えるか、ばかっ!」
 「あ〜よかったぁ〜」

ちなこはホット胸を撫で下ろす。が、自分の服装に気がついて、きょろきょろする。

 「あれ?制服は?」
 「自分で着替えたじゃん。覚えてないの?」
 「・・・ない・・・」
 「熱いって言って、さっさと裸になるから、これ着て寝ろってジャージとトレーナー貸してやったんだよ。」
 「裸に?・・・あたしが?・・・」
 「そうだよ。お行儀悪く脱ぎ散らかすから、ちゃんとハンガーに掛けといてやったんだぞ。」
 「・・・ありがと・・・」
 「なんだ、ずいぶん不服そうだな?」
 「ううん、そんなことないない。でも・・・」
 「でも?」
 「見た?」
 「何を?」
 「着替えるとこ・・・」
 「見たも見ないも、勝手に脱ぎだすからさ。おまえ、酒癖悪いぞ?w」
 「見たんだ・・・」

ちなこは神妙そうな顔をして、自分と俺の真ん中あたりの床をじっと見ている。

 「ばぁか、ちなこの着替え見たって、面白くもなんともねぇよ!」
 「あ、ひどいなぁ!」
 「だって、全然まだお子様じゃん?!」
 「無礼者っ!」
 「胸だってぺたんこだし・・・」
 「そんなにじっくり見るなぁっ!」

ちなこが枕を投げてくる。

362名無し募集中。。。:05/03/16 03:24:27
移転完了まで待ってようとは思わないの?
363158:05/03/16 03:27:14
 「だから見たんじゃない、見えたんだってば!!」
 「うそつきぃ!」
 「嘘じゃない、嘘じゃない!」
 「今度見たらコロシテやるぅ!!」
 「今度見せたらコロシテやるからな!」
 「うぐぅぅううう・・・・!!!」

ちなこはかわいいコワイ顔で俺をにらんでいる。思わず笑いが出てしまう。
さて・・・そろそろいじめてあげますか!

 「それよかさ、早く着替えろよ。なんか買いに行くぞ。」
 「・・・え?」
 「え?じゃないだろ?」
 「・・・うん、まぁ・・・あんましお腹すいてないし・・・」
 「それならいいけど、とにかく着替えろ。」
 「う、うん、じゃぁ、出て行って。」
 「出て行かなくても、後ろ向いてればいいだろ?一部屋しかないんだから・・・」
 「ううん・・・でも・・」
 「布団干すんだから、早くしてくれよ。」
 「えええっ?!布団、干すの?!」
 「なんでそんなに驚くの?天気いいじゃん?」
 「・・・でも・・・でもでもでもっ・・・」
 「ちなこ・・・お前、なんか変くない?」
 「ないないないっ!なんでよっ!」

焦ってる焦ってる!いよいよ詰めに入りますよ♪

 「・・・・じゃぁはやくどいてよ。着替えるの後でいいから。」
 「あ、あのさ、えっと・・・」
 「なんだよ、さっきから?!」
 「う〜ん・・・実はね・・・」
 「はぁ?なんかまだあるの?」
 「実は・・・その・・・」

ちなこの顔がゆがむ。

 「・・・ぅえっ・・・ぅえっ・・・」

ちなこはとうとう泣きべそをかき出してしまった。

ーつづくー

364158:05/03/16 03:28:26
>>362 もう寝たかったんで・・・ココじゃ迷惑でしたか?
365fusianasan:05/03/16 04:53:52
いや別にかまわないよお疲れ
366名無し募集中。。。:05/03/16 11:52:20
>>357
間違ってない?
367名無し募集中。。。:05/03/16 12:30:51
>>366
すまん、こっちだった。
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 5
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1110156097/
368名無し募集中。。。:05/03/17 00:50:33
ここにも158の放出の跡染みがついたか。
まあ避難所である以上、避けられないというか、あるべき姿ではあるな。
待てずにただちに投下しないと気が済まないんだからしょうがない。

狩にでも行くか‥‥。
369名無し募集中。。。:05/03/17 01:23:24
意味不明
370名無し募集中。。。:05/03/17 22:54:28
狩だと自分の思ったように書けると思うけど、
ヒトイネすぎて荒らしどころかレスも来ないという諸刃の剣w

マターリ書くにはいいとこかもしれんがね
371名無し募集中。。。:05/03/17 23:01:24
>>368
一人で逝けよw
372名無し募集中。。。:05/03/18 21:18:30
>>368
バーカ
373fusianasan:05/03/18 22:05:53
(^∀^)イイヨイイヨー!
http://love-sickness.info/
374名無し募集中。。。:05/03/18 22:58:03
書かずに他人を非難するヤシより、
書いて沈黙を護るヤシの方が、
どう考えても支持が多いと思われ。
375名無し募集中。。。:05/03/19 05:01:25
ル ’ー’リ < 「書かずに他人を非難するヤシ」とは具体的にはどのレスのことだ
376名無し募集中。。。:05/03/20 03:26:23
一度読んで分からなければ、分かるまで読もう。
小学校で先生に言われなかったか?
377書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:30:23

 むにむに、むにむに。
「なにやってんだよ」
「最近さ、おっぱいおっきくなってきちゃった」
 梨沙子が、ピンクのノースリーブ・ブラウスの上から、自分の胸を触り、呟く。
 ちらり、と上目遣い。
 まるで俺のせいだとでも言いたげだ。
「エッチなことすると、おっぱいおっきくなるんだって。ホントかな?」
 俺のせいだって言いやがった。
「さ、さあ」
 揉むと大きくなるって言うのはよく聞く話だが、実際はどうだかわからない。
「大きいと嫌なのか?」
「そうじゃないけど。去年買ったブラが、ちょっときつくなってきたの」
 ブラジャー……何回も割れ目の方は見てきたわけだが、一度たりとも胸の方は見たこと
がない。服は着たままだったから。順番おかしいかな?
378書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:32:59

 ふうむ、と梨沙子の胸に目を向ける。
 梨沙子の白い手の下に隠れているけれど、そういえば、初めて会った頃より膨らんでき
ている気がする。
 まあ、成長期だから、だとは思うけど、まさか、俺にも原因があるんだろうか?
「ももはね、エッチしはじめてからおっきくなってきたって言ってたよ。みやはぺったん
こだけど」
 実際に見たことはないけど、写真やDVDなんかで見る限りでは、たしかに嗣永桃子の
胸は成長していると思うし、夏焼雅の胸は……まあ、そんな感じだ。
「つーか、やっぱ、成長期だからじゃないのか?」
「そうかなぁ」
 むにむにと自分の胸を揉んだまま、梨沙子が呟く。
 気のせいだろうか。
 つややかで透き通るような梨沙子の白い頬が、わずかに染まっているように見える。心
なしか、呼吸も乱れてきている。
 相変わらず、手は動かしたままだ。その動きが、色っぽくなってきたような……
379書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:34:28

「梨沙子?」
「ぅ、ん?」
 間違いなくその声には、年齢に不相応の甘い揺らぎが聞き取れた。
 潤んだ目が俺を見上げる。
「お前、気持ち良くなってるのか?」
 俺の言葉に、戸惑いがちに頷いた。
「なんか、止まんなくなってきっちゃった……」
 切なげな吐息混じりに、梨沙子が囁く。
 なんだか呆れてしまった。まさか自分で胸の大きさ確認していて、そのまま興奮してし
まうとは。しかも、人の前で。まあ、俺の前だからいいか。……いいのか?
「お、にい、さぁん……」
 色っぽい声で呼ぶなよ。
 下半身が反応してしまうじゃないか。
 そういえば、今日はまだしてもらってない。
 梨沙子が朱に染まった頬で、えへへ、と子供っぽく笑って、
「おっぱい、さわりたい?」なんて、聞いてくる。
 そんな魅力的な申し出を、俺が断れるはずもなく。
「触りたい」
 応えて、近寄った。
380書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:35:15

 梨沙子は照れ笑いして、胸を刺激していた自分の手をどけた。
 近づいて改めて見てみると、服の胸の部分は想像していたよりも大きく盛り上がってい
た。梨沙子が触っていたせいで皺になっている。
 強くなり過ぎないように気をつけながら、震える手をそっと梨沙子の胸に当てた。
「んッ!」
 びくん、と梨沙子が反応する。
 驚いてしまったけれど、手は胸にくっつけたままで、梨沙子の表情を見る。
 とろん、と潤んだ瞳が、俺を見ている。
 俺はゆっくりと、ただ痛くしないように気をつけながら、手を動かした。
 服の下に、さらに布の感触があるが、それでも充分に柔らかさが伝わってくる。
 なんと言うか、変な表現かもしれないけれど、ちゃんと揉めるってことに、ささやかな
感動。
「ん、んぅ、ふぅッ、は、あッ」
 小さくだけど、梨沙子が反応してくれる。下の方を刺激するのとは違う反応で、新鮮な
感じだ。
381書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:36:57

「い、痛くないか?」
「うん、でも」
「でも?」
「あの、ちく……こす……」
「ん?」
「……こすれるの、その、ち……」
 ちくび、とかすれて聞き逃しそうな声で、呟いた。
 “おまんこ”とか“おちんちん”とかは平気で言うくせに、乳首は何でこんなに恥かし
そうに言うんだろうか?
 俺は一旦手をどけて、
「痛いなら、その、脱ぐ、か?」
「う、うん」
 意外にもあっさり頷く。
382書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:39:12

 梨沙子は立ち上がり、ブラウスのボタンを外しはじめる。
 呆然と見つめる俺。
 痛いくらいに心臓が暴れまわっている。
 ブラウスをソファの上に放る。
 磨かれたような白い肌に、水色のスポーツブラ。
 デニムのミニスカートを脱いで、少し色は違うけれど、青色でリボン付きのショーツを
下ろした。下腹のさらに下、縦筋の割れ目が晒される。
 そこまで俺の方を向いていたのに、くるりと振り向き背を見せて、ブラを脱ぎ始めた。
よく判らない感覚だ。
 ためらいがちに、かなりの時間をかけて脱いだブラを、ブラウスの上に置いて、一糸纏
わぬ、生まれたままの梨沙子があらわになった。
 梨沙子は大きく深呼吸して、こちらに向き直った。
383fusianasan:05/03/20 06:39:29
支援
384書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:40:28

 白い肌がぽうっと輝いてるみたいで、自分がこんなに綺麗なものを欲望で汚して来たの
かと思うと、罪悪感が浮かんでくる。
 それでも俺の視線は、どうしても今まで見ることのなかった、梨沙子の胸の当たりに行
ってしまう。
 ブラを外すとはっきり分かるが、しっかり膨らんでいる。何カップとかは分からないけ
ど、けっこうな大きさだ。ふくらみの頂上には、薄桃色の乳首が、起き上がっていた。
 俺が見とれていると、耳まで真っ赤にした梨沙子が、
「お、おにいさんも脱いで」
「へ?」
「あたしだけ、裸なの、はずかしい、から」
「ぜ、全部?」
 俺の言葉に、こくり、と頷く。
 まあ、下は見せてるんだから、今さら恥かしがることもないか。
 梨沙子の言葉に従って、ぱっと服を脱いでしまう。
385書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:41:37

 裸で向かい合う二人。
 分身はすでに、力強くそそり立っている。服越しに胸を揉んだ時からだ。
「おにいさんのおちんちん、いつもよりおっきくない?」
「そ、そうか?」
 やっぱり、お互いに裸、と言う状況に、思った以上に興奮しているらしい。
「ふぇらちおしようか?」
「いや、俺だけ気持ち良くなるのも……」
「じゃあ、さわりっこのかっこうする?」
「それだと胸が触れないしなぁ」
 今日のメインだから、そこはこだわっておこう。
「ん〜、じゃあ、ここ座って」
 ソファに置いた自分の服をどけ、梨沙子が言った。
 何を思いついたのか分からないけれど、それに従う。
 座った俺に背を向けて、梨沙子が膝の上に腰を下ろしてくる。温かい重圧が、苦痛どこ
ろか心地良い。
 梨沙子は右手を俺のペニスに添えて、割れ目に押し付けた。
386書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:42:14

「後ろからおっぱい触れるでしょ?」
「う、うん」
 腋の下から手を通して前に持っていく。
 両手が梨沙子のふくらみを包み込む。
 無意識のうちに手を動かして、ふくらみの感触を味わっている俺。
「んッ、あッ、あんッ」
「よくこんなの知ってたな。また桃子ちゃんか雅ちゃんに聞いたのか?」
「んぅ、ぅ、あぁん……これ、は、舞波が、ああッ」
 喘ぎ声に紛れながら、予想だにしなかったこの名前が出てきた。
 最近の子はどうなってるんだろう、マジで。梨沙子相手に、こんなことしてる俺が言え
たことではないか。
 梨沙子の胸は、俺の言いなりに形を変え、しかし指を押し返すように反発する。経験し
たことのない心地良さだった。
 背中越しに覗いた梨沙子の唇が、笑っていた。耳まで赤くしながら。
「なんだよ?」
「“桃子ちゃんか雅ちゃん”だって」
「何がおかしいんだよ」
 梨沙子はふふっと笑って、
「あたし、ぅん、あたしは“梨沙子”って、呼び、捨てにするよね」喘ぎ混じりに言う。
「それが、どうしたんだ?」
 うふふ、と笑ったきり、梨沙子は答えなかった。
387書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:43:19

 代わりに、と言うわけではないんだろうけど、腰を前後に動かし始めた。
「うあッ」
 ピッタリと閉じられた太腿に挟まれ、しかも、ペニスの上部は割れ目の粘膜に密着して
いる。口とも手とも違う感触。いつもは指か舌で触っていたそこが、性器に押し付けられ
ている。
 これって、なんていうか、セックスの一歩手前って感じがして……
「ど、どう? きも、ち、いいッ?」
「あ、ああ、すげえ、いい」
 俺も乱れる呼吸を抑えられなかった。
 興奮しているのは梨沙子も同じようで、触っている胸から伝わってくる鼓動は、胸板を
突き破らん勢いで脈打っている。
 俺の鼓動も、背中から伝わっているだろうか。
 下半身から這い上がってくる強烈な快感に耐えながら、胸の先で尖っている乳首を、摘
んだり指の腹で転がしたり、思いつく限り、刺激する。
「あッ、はァぅッ! あんッ、ん、んあぅッ! あ、はァ、ハんッ!」
 梨沙子が今までにないような、かわいい声を上げてくれる。
 それでも腰の前後運動は止まらない。むしろ、溢れる愛液で滑らかに動くようになって
きて、さらに強い快感になる。
388書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:44:11

 快感に耐えている梨沙子は、力が入らない様子の上半身を、俺もたれさせている。その
重みすら快感に変わったのか、限界に達する。
「り、梨沙子ッ!」
 込み上げて来る射精感に突き動かされ、梨沙子の動きに合わせて腰を振る。
「はあァッ! ああッ、あんッ! や、やあッ、つよ、ダメッ! お、おにいィさ、ああ
んッ!」
 想像以上の快感が突き抜け、堪えきれず、精液が噴出す。
 思わず、梨沙子の胸を触っていた手に、力が入ってしまう。
「はああああんッ!」
 胸を強くつかまれたせいなのか、ビクビクとのたうつ亀頭に粘膜を刺激されたせいなの
か、梨沙子がのけぞって固まる。ペニスにパシャッと何かかけられたような感覚。
389書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:44:42

 イったみたいだ……
 亀頭部分が、梨沙子の両方の太腿と、割れ目に埋もれた状態で吐き出される精液は、口
の中に出した時とは違う感触で、射精しながらも別の快感を与えてくる。
 快感があちこちで弾けていて、体を動かすのが億劫だ。
 激しく乱れる自分の呼吸がうるさかった。
 ぼんやりした意識の中で、リンゴみたいに真っ赤になった梨沙子の頬が見えた。
 息を乱して喘ぐ梨沙子を見て、俺は思わず、その頬に、くちづけた。
「え?」
 梨沙子は何をされたのか、わからない様子で気の抜けた声を漏らす。
 しばらくきょろきょろしていたけれど、間近にある俺の顔、唇を見て、ようやく理解し
たらしい。
 とろとろにとろけた表情で笑って、
「ほっぺに、ちゅー、されちゃった……」
 どこかうれしそうに言った。
 力なくもたれかかった梨沙子を、きゅっと、抱きしめた。
390書く人 ◆ZBov0fGF0M :05/03/20 06:46:01
日曜の朝から・・・なにやってんだか・・・オイラ・・・
これでも読んで・・・穏便に・・・なってください
・・・くれるといいなあ・・・
391名無し募集中。。。:05/03/20 06:47:26
>>390
日曜の朝からGJ!
392名無し募集中。。。:05/03/20 10:51:29
さてりしゃニーしてくるか・・・激しく GJ!
っていうか続きかなり期待して待ってたのは内緒だ
393名無し募集中。。。:05/03/20 15:53:03
オレは書く人さんの小説が一番好き
千奈美にあっちの最近最終回を迎えた人よりも
394fusianasan:05/03/20 17:07:08
ひさびさにキター
続き気になるYO−
395名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 14:08:38
一応、ほ
396名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 07:35:24
新スレは何処?
397名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 14:21:39
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 6
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1111424536/
398名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 19:12:46
>>397
毎回Aありがとうございます!
399名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 00:54:29
400名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 10:11:15
401書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:28:45

「あー、それかわいい!」
 菅谷梨沙子が持っていたヘアゴムを見つけて、近寄ってきた。
「そう?」
 持ち主である徳永千奈美は、少し誇らしげに微笑んで、梨沙子に見せてやる。
 ピンクと白のハート型のボンボンがかわいくて、つい買ってしまったものだ。
「ちょっと貸して」
 言うと同時に、千奈美の手からそれを取り上げて、髪を縛っていた。いろんな角度から
鏡を見て、チェックしている。
「それつけてステージ上がる?」
「え、いいの!? ちながつけたくて持ってきたんじゃないの?」
 思いも寄らない言葉に、梨沙子は驚いて千奈美の顔を見る。
 柔らかい、お似合いの笑顔を浮かべて、
「梨沙子の方が似合ってるよ」
「ん〜……じゃあ、今度あたしの貸すね」
「うん」
「ありがと!」
 言い残して、梨沙子はいつも一緒にいる、嗣永桃子と夏焼雅のところへ駆けていく。自
慢しに行ったようだ。
「いいの?」
 隣でマンガを読んでいた熊井友理奈が、目だけ千奈美に向けて、呟いた。
「うん、持ってきたけど、あんまり似合わないかなぁって」
 ふうん、と言ったきり、友理奈はまたマンガに目線を戻す。
 興味がない、と言うよりは、いつものこと、と判断したらしい。
 そう、いつものこと。
 千奈美は笑顔のまま、心の中で溜息を吐いた。
 また“いい子”しちゃったかなぁ……
402書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:29:16

 親が共働きだった千奈美は、両親に心配をかけまいと“いい子”でいようと思い、それ
を実践してきた。
 両親は千奈美が“いい子”にしていると褒めてくれた。けれど、千奈美が手のかからな
い子だと判断した両親は、仕事を優先するようになり、家を空けることが多くなったが、
それでも、嫌われたくない一心で、“いい子”でいつづけた。
 それは母が会社を辞め(何があったかは知らない)、何を思ったのかいわゆる“ステー
ジママ”に転向してからも同じだった。むしろ、一緒にいられる時間が増えた分、“いい
子”を演じる傾向は強くなった。
 両親も周囲の大人も、千奈美が“いい子を演じている”のに気付かない。
 誰も気付かない。
 誰にも見せられない。
 “いい子”の裏側にいる千奈美を──
403書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:30:45


404書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:32:53

 仕事が終わったその日の夜。
 母は町内会だかPTAだかの会合があると出かけた。
 それを見送った千奈美は、部屋に帰ってくるなり、ベッドの下の引出しを開ける。
 夏物の衣類が詰め込まれており、そこをかき分けて、一番奥に、厳重に隠されていた箱
を取り出す。ビデオテープくらいの大きさで、100円ショップで買ってきたため、何も
印刷されていない無地の箱。中に収められているモノの、本来のパッケージを残しておく
ほどには、千奈美は無用心でも大胆でもなかった。
 引出しを元に戻して、箱を片手にベッドに上がる。
 ふう、と溜息とともに、形ばかりのためらいを吐き出す。
 震える手で箱の上部を開け、入っているそれを取り出した。
 15センチ程のピンク色の棒。単三形乾電池と同じくらいの太さ。片方の先端は丸くな
っていて、もう一方からは細い線が延び、小さな箱に繋がっている。箱には10円玉程度
のつまみがついていた。
405書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:33:54

 それは、そこから出てきたのは、バイブレーターだった。
 初めて稼いだお金で買った、自分を慰める為の道具だった。インターネットで入念に調
べて、処女膜を傷つけない程度のものを選んだ。
 はあ、っと熱い息をつく。手に取っただけで、体が火照ってくる。
 マイクのようにバイブを持って、歌うように唇を近づける。丁寧を通り越して、しつこ
いくらいにウェットティッシュで拭いているから、残っているわけないのに、自分の淫液
の匂いが染み付いている気がしてならない。
 丸くなっている先端に、千奈美は赤い舌を伸ばす。
 冷たくて硬い、無機質な感触。けれど、嘗めれば嘗めるほど、それは熱を帯びていくよ
うだ。
 先端から根元へ、根元から先端へ、舌を往復させる。全体が唾液で濡れる頃には、千奈
美の下着の中が、熱くなっていた。
 スカートを捲くり、白いコットンのショーツをあらわにする。清純さの象徴のような印
象を受ける真っ白な下着が、千奈美の淫らな液を吸って変色していた。
 千奈美はシミの出来たそこが的であるかのように、バイブの先端を当てる。
「はあぁ」
 脳を溶かすような快感が、押し当てたそこから、全身に広がる。布地の上から、割れ目
に沿ってバイブを動かすと水音を立てて、シミが広がった。
406書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:34:33

「はぁんッ、あッ、あぁッ」
 割れ目の上で、ショーツを押し上げるほど硬く屹立したクリトリスに、バイブを押し付
け、片手に持っていたスイッチを入れた。
 ブブブ、と小さな音を立てて、振動するバイブ。
「ひぅっ! ぅぁああんッ」
 クリトリスを転がすように、バイブの先端を回す。爪先まで痺れるような感覚に、千奈
美は眉をゆがめる。
「はぁん、ああッ、あんッ、あぅん」
 荒い息を吐いて、バイブから手を離す。空いた両手でショーツを膝まで下ろした。白っ
ぽい粘液が糸を引く。それまで下着が吸収していた愛液が流れ出して、お尻に伝う。
 淫液でドロドロに濡れた粘膜に、バイブの先端をあてがう。浅く挿入して、入り口の辺
りでかすかに動かし、焦らす。
「はぁぁッ、ぁあぅ、んぅあッ! ああッ」
 微弱な振動に焦らされ、息苦しくなる。ギリギリまで焦らすのが好みだから、わざと弱
い愛撫をしているのだが──
 もう、がまんできない。
 自分で焦らしておいて、千奈美は懇願するようにバイブを見て、吐息を漏らす。
 十二分に濡れほぐされた割れ目に、擬似ペニスを一気に挿し込んだ。
「ふぁ、ああぁぁぁぁッ!」
 唾液と愛液で濡れたバイブが、中に侵入してくると、焦らされていた快感への欲求が一
気に爆発する。
407書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:35:13

 電池ボックスのつまみを回した。
 MINからMAXへ。
「ひあぁッ! ああぁッ、あはぁ、はッ、あ、ひぅ、あぁッ、はぁあッ!」
 すっぽりと埋まったバイブが、体の芯を揺らすような勢いで、振動する。
 比例して、千奈美の快感も、すさまじい量で溢れ始める。
 快感に震える手で、膣の中からバイブを引き抜き、入り口辺りで一旦止めて、再び体内
へ挿入する。
「はぁッ、ああぁ、あぅぁ! あふぅッ、ぅん、ぅふあぁッ!」
 手が快感に邪魔されて思い通りに動かない。けれどそれが、まるで自分以外の誰かが、
膣内を出入りしているようで、昂ぶる。
 浮き出した汗で、乱れた黒髪が額に、頬に、首筋に、張り付く。
 尽きることを知らないように溢れる快感に、耐えるように首を振る。喘ぎが漏れる唇か
ら涎が垂れる。
408書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:37:43

 頭の中がぐるぐるしてきて、快感が渦巻いて、溢れて、いっぱいで……
 もう、耐え切れない。
 凶悪に暴れるバイブを、根元まで押し込んだ。
 先端が“奥”を突いた、瞬間――
「――――ッ!」
 体の奥から貫いていくような快感で、意識が染まる。
 仰向けのまま体をのけ反らせる。
 数秒、体が硬直した。
 体から力が抜けて、ベッドにに沈み込む。
 けれど、バイブは射精という終わりを迎えることなく、千奈美の奥を突いたまま、ブル
ブルとうごめいている。
 あ、また、イっちゃうよぉ……
 間髪入れずに達してしまう。
 力の入らない手を伸ばして、なんとかスイッチを切った時には、3度目の絶頂を迎え、
荒い息で体を揺らしていた。
 くすぶっていた快感が引いていくと、冷静な意識が戻ってくる。
 千奈美の部屋が、淫らに乱れた呼吸と甘い性臭に満たされている。
 他には、何もなかった。
 “いい子”を演じる苦痛を、親に甘えられない寂しさを、忘れさせてくれる快楽が、体
から離れていく。
 ぼんやりと開けたまぶたの隙間から、涙が伝い、こぼれた。
409書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/25(金) 10:39:15

愛・地球博特番を・・・見ながらうp・・・

これで・・・コンプ・・・
オイラ・・・がんばったよね・・・
410fusianasan:2005/03/25(金) 12:28:13
お疲れ
411名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 19:14:04
すごいっ!書く人さん、8人コンプおめでとうございます!
これだけのクオリティーを維持したまま、全員分エロ書けるなんてすごいです!
これからも、前人未到の15人コンプ目指してがんばってください!!
412名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 19:39:23
コンプおめ!できれば・・・キャプテンとまあさのソロの話を・・・いや、できればでいいんですw
413名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 20:48:23
よくがんばった!感動した!






・・・・次はめーぐるで・・・・
414名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 22:00:25
乙&おめ!






次はエリカで…
415名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 23:02:07
8人斬りおめ!いつまでも現役作家であられることを祈って・・・







                       俺は舞美が好きなんだが・・・
416名無し募集中。。。:2005/03/26(土) 02:44:17
あげ
417とある作家。。。:2005/03/26(土) 10:25:18
書く人様

 お疲れさまでした。メンバー全員の小説執筆達成はハロプロ系H小説史上に
残る偉業です。これから改めてじっくり読ませていただきます。本当にお疲れ様でした。
418書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/03/26(土) 23:59:27
ネタバラシになるけど・・・
ベリで第2章的なものを・・・書こうかと・・・
・・・キッズの方が・・・いいのかな・・・?
419名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 02:13:47
どちらでも大歓迎!!
個人的にはセブンキッズを・・・^^;
420名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 05:27:55
age
421名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 05:28:26
age
422名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 12:30:06
りさこはすでに第2章じゃなくなってるけどね
423とある作家。。。:2005/03/27(日) 16:48:01
>>418
個人的にはベリメン以外の子のも読みたいな〜とは想いますが、まあ、そこは
作家さんの書きたいように書いてくださればわしらは喜んで読みますよ。
424名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 19:29:58
 
425名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 22:40:00
 
426名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 23:17:45
 
427名無し募集中。。。:2005/03/28(月) 01:08:24
僕はベリの方が嬉しい
あっちのスレがベリじゃなくなってきてるから

本音を言えばりーの続きを・・・
428名無し募集中。。。:2005/03/28(月) 03:45:59
age
429名無し募集中。。。:2005/03/28(月) 17:20:32
age
430fusianasan:2005/03/29(火) 14:44:28
【芸能】あのアイドル歌手のハメ撮り画像が流出
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/musicnews/1110365433/l50

431名無し募集中。。。:2005/03/29(火) 23:40:03
>>430
リンクにカーソルをあてるとスレタイが見えてしまうわけだが。。。
432名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 05:09:54
あげ
433名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 20:21:46 BE:148550786-#
最近俺好みの小説がこないなぁ・・・
434名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:54:42
うむ
435名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 01:10:50
どうしたら俺好みの小説がくるのだろうか?
436名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 01:15:15
自分で書いてみれば?
437名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 02:18:20
本スレみたいにリレーでやれば?
438名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:01:13
最近、少しいい流れだな
439fusianasan:2005/04/10(日) 08:23:18
本スレで霧サンの許可でたからリレー小説はいかが?
440名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 18:05:52
う〜ん
441名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 06:44:36
むこうのエロの新スレってどこ?
442名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 14:03:36
>>441
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 7
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1113404236/l50
443書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/04/14(木) 20:50:37
青天の霹靂・・・
・・・ヤグヲタの・・・オイラは・・・
444名無し募集中。。。:2005/04/15(金) 01:01:47
>>443
小説でも書いて気を紛らわせ
445名無し募集中。。。:2005/04/15(金) 01:08:26
おや、書く人さんはヤグヲタでいらしたんですか

相部屋スレでベリヲタ増殖に禿しく寄与した
「それいけ!マイッハー」作者の妄想男さんもヤグヲタでしたなあ(詠嘆)
446書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/04/15(金) 14:35:27
昨日の今日で・・・アレですが・・・腹を括りました
・・・結婚引退・・・妊娠発表・・・何があろうとヤグヲタです・・・

ベリ駄文は・・・少し時間を・・・
・・・書くから・・・
447名無し募集中。。。:2005/04/15(金) 20:47:29
>>442

感謝m(__)m

>>446

頑張って下さい!!!
待ってます♪
448 ◆HJ4VGgkieQ :2005/04/17(日) 17:07:14
テスト
449名無し募集中。。。:2005/04/21(木) 08:44:15
いい小説まだー?
450名無し募集中。。。:2005/04/22(金) 21:36:01

狼の設定がかなり厳しくなってますな
しょっちゅう落ちるか保全ばっかりか、二つに一つでしょうな
451名無し募集中。。。:2005/04/22(金) 21:40:41

と書いている間に雅うんこスレも落ちましたな
おもしろかったのにね〜

雅ちゃんも電車で突然うんこしたくなるのかな
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1113268109/
452名無し募集中。。。:2005/04/24(日) 17:22:51 ID:DjD0sSL2
何そのスレ
453名無し募集中。。。:2005/04/25(月) 20:46:29
詳しく
454名無し募集中。。。:2005/04/26(火) 11:35:11
本スレ、厨房ばっかでやってられんわ
こっちに移住しようかな
455名無し募集中。。。:2005/04/26(火) 16:50:12
↑頼むわ。ここの住人になって、二度と本スレには顔を出さないでくれ。
456名無し募集中。。。:2005/04/27(水) 09:27:24
でも確かに本スレの小説パッとしないというか俺の趣味に合わないんだよな
自演じゃないよ
457名無し募集中。。。:2005/04/28(木) 06:19:37
リレー小説はどうなったんだ?
458名無し募集中。。。:2005/04/28(木) 18:35:30
リレーの本スレはここになりました
459名無し募集中。。。:2005/04/29(金) 01:33:25
短編『Nの日常』
460名無し募集中。。。:2005/04/29(金) 01:34:12

いつもわたしを構わない兄が、まれな休日に、いろいろな理由で都心部に行きたがらないわたしを、
遠くないあちこちに連れ回してくれることがある。
プールやスカッシュだったり、図書館や映画館だったり、単に輸入雑貨屋めぐりだったり。
安心したいか、好奇心を刺激したいか、わたしの気分の波を何も言わないのに兄はくんでくれる。
もしかすると、わたしの生理と関係があるのだろうか。それはわたしにはわからない。

わたしたちはただの実の兄妹でしかない。
連れだって歩くとき、
「なれなれしくしてほしい今」「よそよそしくしてほしい今」というわたしの気持ちが
なぜ兄にわかるのか、わたしにはわからない。
でも兄は、不思議にわたしの思ったとおりにしてくれる。
461名無し募集中。。。:2005/04/29(金) 01:35:09

二人で外出した休日の夜、兄はたいてい言葉に出して言う。「いつもより感度がいい」と。
肯定するのも悔しいが、それが確かならしかたがない。残念だが、その通りのようだからだ。
兄は、誰かとわたしを比べているのだろうか?
昼間も兄と過ごした日は、なぜか我を忘れてしまう。それが「乱れる」ということなのだろうか。

いつか、「てかさ、にぃも舞美とふたりででかけた日は早いじゃん?いっかいめは」とか言ってやりたい。
兄が誰と性交してもかまわないが、兄のベストパートナーの席を誰にも渡したくない。
いままでも、これからも。

わたしに兄が身を預けてくる。兄の重みが、背にまわった兄の腕との間でわたしの胸を心地よく圧迫する。
兄がわたしの中に放出したものが少しずつわたしの中から漏れ出てくるのを感じながら、
こんどはどこに二人で行きたいか、ぼんやりと考えていた。
462名無し募集中。。。:2005/04/29(金) 01:36:01

続く。。。。。かもしれない
463名無し募集中。。。:2005/04/29(金) 01:53:34
続いてください
464名無し募集中。。。:2005/04/29(金) 12:16:23
頑張れ実体験談
465名無し募集中。。。:2005/04/30(土) 23:03:06
つーか、好きなんだよな、この冷たい文章表現・・・
466名無し募集中。。。:2005/05/01(日) 17:32:45
あー雅うんこスレ第二弾wもまたいいところで落ちましたな
おもしろかったのにね〜

雅ちゃんのパジャマのにおい
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1114213957/
467名無し募集中。。。:2005/05/03(火) 03:52:31
千奈美ちゃん頼むよ
468名無し募集中。。。:2005/05/04(水) 05:44:32
千奈美ちゃんで頼むよ
469書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:19:32

「こっちこっち」
 彼の手を引いて、施設の奥へ奥へと進む桃子。ミニスカートの裾から、肉付きの薄い太
腿がチラチラとあらわになる。
 ほんのりと頬を染めて、笑顔を浮かべるその表情は、年相応の少女のものだ。
 手を引かれる青年は、頼りなげな足取りでそれについていく。その首には、関係者パス
がぶら下がっている。当然、桃子が手配したものだ。
 辺りにはスタッフの姿どころか、人の気配すらない。それほど大きくない会場だが、使
われない場所というのはあるものだ。
 目的地への最後の角を曲がり、会場の奥の奥にひっそりとある、女子トイレの前で立ち
止まり、念のため中の様子を窺う。誰もいないようだ。彼の手を引いたまま入った。
「も、桃子……?」
 戸惑いつつも、彼は桃子に従う。
 少し不安そうな彼を見上げて、柔らかく微笑むと、2つある個室の奥に入った。
470書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:20:03

「お兄ちゃん、しよ?」
 なにを、なんてことは言わない。それは彼にも伝わっている。
「ここで?」
 声を潜めて、桃子の顔をのぞく。
 手を引かれて連れてこられた時から察していたのか、その声には驚きよりも、確認の意
味合いが強かった。
「誰かに、見つかったら……」
 彼は不安そうに表情を歪める。
「大丈夫。リハの時に確かめたけど、ここまで来る人っていないみたい」
 トイレの奥には、使われてない倉庫があるだけで、曲がり角に近づく人すらいない。夏
焼雅とこの辺りに迷い込んで、2人が戻るまで誰も探しに来なかった。
「だ、だけど」
「キスして」
 彼の言葉を遮って、シャツを掴む。いつも以上に甘えた声にあきらめたのか、彼は頬を
赤くしながらその言葉に従う。
 長身の彼が窮屈そうに背を丸める。桃子も、それを迎えに行くように、背伸びをして顎
を反らす。
 待ち望んだ温もりがやってきた。
 彼の唇が、重なった。
 とくん、と胸が鳴る。
 キスするだけで、体が熱くなる。
 彼の手が、背中に回され、細い体を支える。
 合わさった唇から、彼の舌が入り込んできた。
471書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:20:39

「ん」
 ぬるぬると熱い舌が、桃子の小さな口腔を舐めまわす。柔らかい頬を内側を、愛撫され
る。彼に応えようと、桃子も舌を動かす。けれど、乱暴な彼の舌の動きについていけず、
されるがままになってしまう。
「んっ、んんっ」
 2人の唇の隙間から、涎が溢れ、垂れる。
 彼の激しい口中への愛撫に、全身が熱を帯びる。
 膝から力が抜け、がくがくと震えだす。
 それを察して、彼の舌が桃子の口から抜かれる。
 つうっと唾液が糸を引いて、ぷつんと途切れた。
「……乱暴なんだから」
「こういうの、好き、じゃなかった……?」
 言いながら、彼の表情が曇る。
「好きだよ」
 そう言って桃子の口元に浮かんだ微笑は、瑞々しい年齢には相応しくない、蠱惑的なも
のだった。
 それを聞いて安心したのか、彼が寄り添ってきて、体を折り曲げたまま、スカートの中
に手を伸ばした。大きな手が、硬い指先が、下着の上から発展途上のお尻を撫でまわす。
「あッ」
 途端に、むず痒いような快感が、全身を駆け回る。
 お尻の方から、彼の指が奥へと潜り込んでくる。下着の上から、彼の指が割れ目を撫で
てくる。
「あぁんッ、あぅっ、ああっ!」
 思わず声が漏れてしまった。
472書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:22:52

「誰かに聞かれちゃうかもしれないよ?」
 彼は気遣うように言うが、それは桃子の興奮を刺激するものでしかなかった。
 ここだって、誰も来ないとは限らない……
 彼の指が下着を横にずらして、直接割れ目を触ってくる。
「ひぅっ!」
 桃子は彼の胸に顔を押し付けて、堪えられない声を押さえつけた。
 割れ目がいやらしい液体で濡れているのが判る。ぴりぴりと快感が体中をくすぐってい
る。
 いつもより強い快感に、桃子自身戸惑う。
 ぬるぬるになった指を、彼が穴の中に押し込んできた。
「んんッ! んう、ふッ!」
 吐き出す甘い息が、彼の服を熱く濡らす。
 彼の大きな掌が、桃子の小さくて形の良い、瑞々しい果実のようなお尻を撫で回し、硬
い“男の指”が、体の中をかき回す。
「ぅ、くぅっ! ぅうんッ、ぅぅ、ふっ」
 声を堪えようとすればするほど、興奮が内側に押し留められて、快感に変わっていく。

――見つかるかも〜って思うと、すっごいドキドキするね、たしかに

 いつかの舞波の言葉が頭をよぎる。
 こういう、こと……?
473書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:23:24

「桃子……もう、いいかな……?」
 頭の芯まで痺れるような感覚に囚われていた桃子の耳に、彼が囁いた。熱い彼の息が耳
元にかかって、それすらも頭をぼんやりとさせる。
 桃子は押し付けていた顔を離して、
「“だっこ”で、して」
 蕩けそうな表情で彼を見つめる。
 彼は頷くと、下着ごとズボンを下ろして、これ以上ないくらい怒張したペニスをあらわ
にする。
 自分の“オンナノコ”を触ってるだけでこんなになったのか、と嬉しくなる。
 彼は身を屈めて、桃子の細い腰に手を回した。桃子は彼の首に、頭を抱え込むように両
手を巻きつける。
 ぐっと、彼の両腕に力が入ると、腰が締め付けられる。次いで、ふわり、と足元が持ち
上がる。彼の首に回した腕に、力を込めてしがみつく。
 彼は桃子の背中を個室の壁にもたれさせるようにして、片腕を腰から放した。離れた手
の指先が、桃子の履いたままの、ぐっしょりと濡れてしまった下着をずらした。
 外気に晒された割れ目に、熱い男根の先端が触れた。
「声、出さないように、ね」
 耳に触れるような距離で、囁かれる。
 ぴくん、と反応しながら頷き、彼のシャツを噛む。
 それを確認して、彼があてがった肉棒を、桃子の中に侵入させてくる。
 溢れる愛液が、ぬるぬるとそれを助け、体の奥まで一気に貫かれた。
474書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:24:35

「んぅぅぅぅぅっ!」
 声を出さないようにしているけれど、鼻から漏れる息だけは、どうしても甘く響いてし
まう。
 背中が壁に預けられているとはいえ、体重のほとんどが結合部分にかかっているため、
体の中身を押し上げられるような、息苦しささえ感じる。
 がくん、と衝撃に襲われる。
 彼が腰を突き動かして、桃子の奥を突き上げる。
「ぅ、くあああああんッ!」
 堪えきれず、甘い悲鳴がこぼれた。
 嬌声がトイレに響いたのを聞いて、彼は少し動きを止め、様子をうかがっているようだ
った。
「桃子、声……」
「ぅう……がまん、でき、ないぃ……」
 彼の肉棒が、奥壁に押し付けられているのを感じているだけで、快感が溢れてくる。
 あんな突き上げを繰り返されたら、声を押えることなんて出来ない。
「お、にいちゃぁん……口で、ふさい、でぇ」
 だらしなく開かれた口元から、涎が伝う。
 彼はその涎を舐めとって、そのまま舌を、桃子の口の中に差し込んだ。
「んぅっ」
475書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:25:25

 唇が重なると、彼の腰が再び、桃子を突き上げる。
「んんッ、ぅんっ!」
 声が出そうになるたびに、彼に口の中を刺激され、喉の奥に押し込まれる。それでも漏
れ出てしまう声は、彼の口の中に飲み込まれる。
 桃子の喘ぎ声は、二人の中だけで響いている。
 その響きが、普通は触れないところを愛撫されているような気持ちになり、快楽を増幅
させる。
 足元がふわふわするので、踏ん張りが利かず、その分、結合部分に力が入って、密着感
が増す。彼のペニスがごりごりと柔壁にこすり付けられ、奥が破れそうになるくらい、強
く、激しく貫かれる。
 じゅぶ、じゅぶ、と肉棒に絡んだ愛液が、激しく音を立てる。こればかりは止めようも
堪えようもない。
 奥を突かれるたび、頭の芯が白くなる。
 限界が近づいて、うっすらと目を開けると、同じように瞳を揺らした彼の目が、何かを
求めるように、桃子を見ていた。
 それを察して、視線だけで頷く。
 瞬間、
「ううっんっ!」
 彼の突き上げが、さらに激しくなる。
 頭の中で明滅していた、快感の白い光が、間隔を狭めてきた。
 もう少し。
 もう少しで真っ白に――
476書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:26:21

「ももー、いるー?」
477書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:27:09

 ぐぐっと緊張が体を駆け抜けた。
 体が強張り、あれほど体に巡り渡っていた快感が、意識の外に抜け出る。
 白い意識から解き放たれた桃子は、自分の中で脈打つものを感じて、彼に目を向けた。
 瞳を閉じて、打ち寄せる快感に絶える彼。
 緊張が体を強張らせた時の、桃子の締め付けで、果ててしまったらしい。
 桃子の中に精液を吐き出して、快感が収まったらしい彼が、瞼を開けた。にゅるん、と
桃子の中から舌を抜き取って、唇を放す。
 イかせられなかったことを、申し訳なさそうに、表情をゆがめていた。
 気にしなくていいのに、と首を振ってやる。
「いないのー?」
 個室のドアが閉まっているのを見つけたらしい。トイレの中に入ってくる足音。
「ももー?」
 この声は、
「みや?」
 夏焼雅だ。
「わっ、い、いるんじゃん。早く返事してよ」
「ご、ごめん」
478書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:28:19

 彼の表情が、強張る。桃子にどうするのか、うかがっている。
 その彼に、大丈夫、と目線で頷く。
「もう着替えなきゃいけない時間だよ」
 ドア一枚向こうの雅に、呼びかけられる。
「わかった。すぐ出るから、入り口のところで待ってて」
「うん」
 パタパタと足音が離れていく。
 それが入り口あたりで止まったのを聞いて、彼は桃子の中に納まったままの、ペニスを
引き抜いた。
 それから、自分のはそのままに、奥から溢れてくる精液と愛液を、トイレットペーパー
で拭いてくれる。
 イキそこなった体には、それすらも充分すぎる刺激で、声が漏れそうになるのを、必死
で堪える。
 まだ中に残っているような感覚はあるものの、あまり待たせると怪しまれるかもしれな
い。
 もう大丈夫、と彼に合図して、乱れた服を直した。
 水を流して、ドアを開ける。
 念のため様子をうかがって出るが、中には誰もいないようだ。
 ほっとして一歩踏み出す、と――
「わあっ!」
479書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:29:19

「ひぅッ!!」
 隣の個室から、雅の顔が飛び出してきた。
「もー、遅いよもも。みんな心配し、て」たよ、と声を出さずに、口だけ動かす。
 突然、雅が個室から飛び出したことに驚いて、桃子が数歩、あとずさる。
 その桃子の正面に、雅が立つ。その位置は、桃子が入っていた個室の前。
 雅がその中の気配に気付いてか、ゆっくりと顔を向けた。
 彼の存在に気付いた。
 3人ともが、状況をうまく理解できず、硬直する。
 その中で、雅の視線が、彼の体を滑り降りる。
 桃子の処理を優先していたがために、先端から白濁液を滴らせたままの男性器で、止ま
った。
 ひゅ、と息を吸う雅。
 それに気付いて、桃子が飛びつき、両手で雅の口を覆う。
「お、お兄ちゃんなの!」
 雅が何か行動する前に、桃子が告白する。
 息を吸ったまま固まった雅が、何度も瞬きをする。
「いつも話してるでしょ? 私の、あの、お兄ちゃん」
 必死に訴えると、雅はこくこくと頷いた。
 それを見て、桃子はゆっくりと手を下ろした。
「みや、この事は、黙っててね」
「え? うん、そりゃ、あ、うん、黙ってる、よ……うん」
 いまだ混乱している様子で、それでも頷いてくれる。
480書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:30:13

 呼びに来たのが雅で良かった。もしもスタッフや、他のメンバーだったら、と思うと、
背筋が冷たくなる。
 あ、舞波も大丈夫だったかな。
「じゃあ、お兄ちゃん、ステージ見てってね」
「あ、うん」
 ごそごそと自分のをしまっている彼に向かって、笑顔を向ける。
 そのやり取りを、ぽかん、と口を開けて眺める雅。
「行こっか」
 雅の手を握り、歩き出す。ぼーっと、顔を赤くしたまま、引きずられるようについてく
る。
 経験豊富な雅でも、さすがにコンサート会場で、なんて、想像してなかったか。
「みやも今度してみたら」
「ふえ? は、え、なに? なにを?」
「見つかるかもって思うと、かなり興奮するよ」
「あ……そう、そうなんだ。ふぅん、あ、そう。うん、そうだね」
 なんだか、必要以上に慌てているように見えるのは、気のせいだろうか。
 やっぱり、まだショックから立ち直れていないのかな。
 それにしても、イキそびれたせいで、かなり敏感になっている。歩くたびに割れ目が擦
れて、弱く愛撫されてるみたいだ。
 ふう、と熱い溜息をつく。
 今日のステージ、大丈夫かなぁ……
481書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/05/06(金) 00:32:32
・・・お待たせしました・・・
結局・・・桃子・・・
キッズは・・・難しいね・・・
482名無し募集中。。。:2005/05/06(金) 00:50:47
GJ
483名無し募集中。。。:2005/05/07(土) 11:11:30
そのままみやびで次作にいっちゃってください
484名無し募集中。。。:2005/05/08(日) 17:27:43
う〜ん
485名無し募集中。。。:2005/05/10(火) 21:59:27
どうでしょう?
486fusianasan:2005/05/12(木) 13:34:30
紫煙
487名無し募集中。。。:2005/05/14(土) 02:33:21
どうも本スレで俺好みの小説が来ない
488名無し募集中。。。:2005/05/15(日) 09:24:57
そうですか
489名無し募集中。。。:2005/05/16(月) 22:15:51
どうも最近本スレで俺好みの小説が来ない
490名無し募集中。。。:2005/05/17(火) 21:57:02
いよいよ俺好みの小説が来るかもしれない
491名無し募集中。。。:2005/05/18(水) 21:44:48
と思っていたらスレが落ちたw
492名無し募集中。。。:2005/05/18(水) 22:43:23
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 9
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1116422522/
493fusianasan:2005/05/18(水) 22:43:30
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 9
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1116422522/
494fusianasan:2005/05/19(木) 00:00:52
スレが落ちたおかげでこのスレのこと思い出した。

りーちゃんの続きが読みたいとゆいたいです。
続きがあるとしたらエッチしちゃって最終話になっちゃうかもしれない。
それは寂しい・・・
でも続き読みたい。
困った。
495名無し募集中。。。:2005/05/25(水) 22:11:16
最近いい小説無いね
496fusianasan:2005/05/25(水) 23:55:55
書く人が書いてくれないから
497名無し募集中。。。:2005/05/27(金) 23:19:12
誰も千奈美ちゃんのエロ小説を書いてくれない件について
498fusianasan:2005/05/28(土) 04:03:56
スレ落ちたよ
499名無し募集中。。。:2005/05/28(土) 19:13:55
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 10
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1117268844/
500名無し募集中。。。:2005/05/28(土) 19:36:52
500げと!
501名がない者:2005/05/28(土) 23:03:03
他のBerryzのエロ小説はどこで見ればいいんですか?携帯でもみれるんですか?
無知ですみませんm(_ _)m
502名がない者:2005/05/28(土) 23:03:20
他のBerryzのエロ小説はどこで見ればいいんですか?携帯でもみれるんですか?
無知ですみませんm(_ _)m
503名無し募集中。。。:2005/05/29(日) 08:58:19
2ちゃんねる初心者なんですが、スレが落ちるのは何故なんですか?
教えて下さいm(_ _)m
504名無し募集中。。。:2005/06/01(水) 02:47:10
エゥーゴは空を落とす
505名無し募集中。。。:2005/06/02(木) 11:00:22
>>501
他の小説は、本スレ(>>499)の>>1にまとめサイトのリンクがあるので、
そこに行けば過去ログが拾えるよ。

>>503
糞スレが乱立しているので、立てただけで書き込みのないスレを定期的に削除しているため。
削除の基準はいろんなうわさがあるが、
1.スレを立てて12時間以内に60以上書き込みのないものは削除
2.スレを立てて60日経過後、3時間以内に書き込みのなくなったものは削除
らしい。(狼の場合)
真実を知っている人、情報求む。
506名無し募集中。。。:2005/06/02(木) 11:01:10
追加。まとめサイトはいまのところ携帯には対応していないらしい。
507名無し募集中。。。:2005/06/02(木) 21:39:42
>505 サンクス
508fusianasan:2005/06/03(金) 19:34:24
わざわざありがとうございますo(^-^)o
509fusianasan:2005/06/03(金) 23:41:15
書く人さぁ〜〜〜〜〜ん!!!
書いてぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
510書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:16:37

 夏焼雅は、薄暗い部屋に立っていた。
 施設の一番奥にある倉庫。リハの時に、嗣永桃子と迷い込んだ場所だ。
 そういえば、桃子を探しに来て……
 きょろきょろと倉庫の中を見回していると、不意に、背後に気配を感じた。
 振り返ったそこには、男が立って――
「――あ」
 立っていることを認識した時には、男が覆い被さってきて、雅は床に押し倒された。
 がつん、と後頭部を打って、一瞬、意識が遠のく。
 雅の意識が朦朧としている隙に、男はシャツは乱暴にたくしあげ、スカートも一息に脱

がしてしまう。
 体を覆うものが、スポーツブラとショーツ、それと靴下だけになって、朦朧としていた

意識が戻ってきた。
「や、ヤダっ!」
 腕を振り回して抵抗するが、雅の細い腕は男の手に掴まれて、片手で床に押し付けられ

る。どれだけ力を入れても、鉄の重りでも乗せられたように動かない。
「いやっ、いやあぁっ! 誰かぁああっ!!」
 喉に痛みを感じるほどの悲鳴。こんな声が自分の口から出るとは思わなかった。
511書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:17:06

 しかし男は、そんな雅を見下ろし、口を押えることもなく、笑った。
「誰も来ないよ。雅ちゃんも、わかってるんじゃない?」
 すうっと、体温が下がるのを感じた。
 この男の言う通りだ。確かに、ここに人が来る可能性は、極めて低い。
 それでも声を出そうとする雅の耳元に、顔を近づけて、
「それに、見られて恥かしいのは、雅ちゃんだよ」男が囁き、耳たぶに吸い付いた。
「いやあッ!」
 おぞましい感覚に、首筋に鳥肌が立つ。
 男は空いている手でブラをたくし上げ、ささやかなふくらみを、外気に晒した。
「やだやだぁ!」
 首を左右に振り、脚を暴れさせる。
 けれど、下半身は男と体に押えつけられて、びくりともしない。
 雅が暴れるたび、男は楽しそうにそれを見下ろす。獲物を弄ぶ猫みたいだ。
 涙が滲んでくる。
 耳たぶから離された男の唇は、次の獲物を求めて、雅の胸元に移動した。
「……いやぁ……」
 ざらざらして生暖かい舌が、雅の胸を這い回る。
 舌全体で唾液を塗り広げるように、上に下に、右に左に。
「や、だよぅ……やめてぇ……っ」
 体から力が抜けていく。ナメクジが体を這えば、こんな感覚だろうか。体の芯から震え
る。
512書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:17:39

 男は柔らかな肌を舐めまわすが、淡い桃色の頂点だけは、避けている。
 それが、中途半端な刺激となり、快感と不快感を混ぜ合わせたような、心地悪い感覚と
なる。
 体中を走る感覚に、耐えるように足を動かすけれど、さっきまでの力はない。
 気がつけば、胸は男の唾液でべとべとになっていた。だけど、乳首だけは乾いていて、
まるで刺激を求めているみたいに、起き上がっていた。
 感じていなくても、乳首が立つことはある。そんな事はわかっているけれど、状況が状
況なだけに、自分でもよくわからなくなってしまった。

――気持ちいいわけない。こんなの、感じるわけない。

――ひょっとしたら、感じているのかも。
 
 相反する思いが、頭の中でぐるぐる回っている。
「ここ、舐めてほしいみたいだね」
「ち、ちが――あうぅんッ!」
 男が乳首に吸い付く。
 瞬間、電流が走ったような感覚に襲われる。
 男の口の中に隠れた乳首が、舌先で転がされる。
「やめてっ! やあぁッ!」
 言葉では抵抗して見せるが、沸きあがってくる感覚だけは否定できない。
 甘い疼きが、体の内側から、全身を刺激している。
 それを認めるのが嫌で、必死に体を暴れさせて抵抗する。けれど、もがけばもがいただ
け、男の愛撫を助けているように、刺激が強くなるだけだった。
513書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:18:05

「や、っ! やだぁっ……い、ゃあ、あッ!」
 しだいに、抵抗する声も弱々しくなり、息が乱れてくる。
 乳首を咥えたまま、男の手が雅の太腿を撫でる。
「はぁ、ぁ、や、やめ……ぅっ」
 言葉の抵抗も形だけになり、熱く甘い吐息が漏れる。
 男の手はやがて、太腿の内側に入ってきて、脚の付け根に遡ってきた。
「あ――え!? ダ、ダメぇっ!」
 意識にかかっていた甘いモヤが、一気に晴れる。
 抵抗しようと体に力を入れる――寸前、
「ふあぁぁっ!!」乳首が強く刺激させる。
 男が噛み付いている。
 痛いのと同じくらいの快感に戸惑う。
 その隙に男の指が、ショーツの上から、雅の秘所をなぞる。
「ふぁあッ!」
 腰骨から背筋を通って、脳天へ駆け抜けていく電流に、背を反らした。
 もう堪え様のないくらい、快感が体に満たされ、溢れている。
 男の指が下着越しの割れ目に沿って動かされるたび、奥から快楽が液体になって流れ出
てくるのがわかる。
「ぅくぁぁ……あ、ぃゃぁ、あッ、はああッ!」
「下着、汚れちゃったね」男が呟いた。「脱がせてあげるね」
514書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:18:27

 え? と思う間もなく、お尻が涼しくなった。
 力の抜けた脚は、抵抗なくショーツを通過させてしまう。脱がされた下着は片足の足首
に、靴下と絡んでいる。
「これが雅ちゃんのか」
「や、やだ、見ちゃだめぇ……っ!!」
 脚を閉じようとするけれど、男の両手で膝を押し広げられて、あらわになってしまう。
 と、そこで気付く。
 男の両手が膝にかかっているということは。
 押さえつけられていた手が、解放されていた。
 逃げ出すなら今かもしれない。
 顔でも引っかいてやれば、怯んで逃げ出すチャンスができるかもしれない。
 そんな考えが頭をよぎる。
 が。
「ひあああッ!」
 割れ目の頂点で固くなった、クリトリスを摘まれて、目が眩んだ。
 軽く達してしまったみたい。
 ついさっきまで考えていたことが、吹き飛んでしまった。
515書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:18:58

「ふ、ぅあッ、はぁあッ、やッ」
 男の指はなおも動いている。
 割れ目を直接触られて、下着越しより快感が強く走る。
 粘りのある水音が、自分の股から聞こえてきて、自己嫌悪に陥った。犯されているのに

感じてしまうなんて……
 けれど、それ以上の快楽が、頭の中を満たしていた。
「ふあぁっ! ああんッ、あ、ひゃぁうッ!」
 口から漏れてくるのは、すっかり色づいた喘ぎ声だけだ。
 割れ目から溢れている愛液が、お尻の方まで垂れているのがわかる。
 まるで、準備万端、とでもいうように、体の奥が熱くなっている。
 雅が抵抗しなくなったのを見て、男はベルトを緩め、ズボンを下ろした。解放されたペ
ニスは、まるで凶器のように見え、息を呑む。
 それが恐怖なのか昂ぶりなのか、自問する間も与えられず、男は先端を雅の割れ目に押
し当てた。
 雅の愛液で、男性器が滑る。
 指とも違う感触で愛撫されたようになり、目の奥が熱くなる。
 男は紳士然とした笑みすら浮かべて、雅を見下ろす。
「じゃあ、行くよ」
 折れてしまいそうな細い腰を掴んで、男が言う。
 雅は頷くことも拒むこともできず、ただぱくぱくと口を動かす。
 ちゅく、と入り口が広げられ、いやらしい音を立てる。
 来る、と思った時には、熱い塊が体の中に侵入してきた。
516書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:19:45

「いッ、ぃあッ!!」
 引き裂かれる。
 体が千切れるような激痛。
 それでも男は止まらず、雅の奥へと入ってくる。
 ぶつり、と体の奥で何かが引き剥がされる。
「ひ、ぃあああああッ!!」
 今まで経験したどんな痛みとも、種類の違う感覚。火が点いたように、下腹が熱い。
 堪えきれず、涙が溢れてくる。
 愛液は溢れていたのに……
 やはり雅の体は、男を迎える準備ができていないのだ。
「ひぅ」
 男が腰を動かし始めた。痛みに耐えて、奥歯を噛み締める。
 ゆっくりと引き抜かれるペニスが、入り口にたどり着くと、同じくらいのスピードで、
雅の感触を味わうように、奥へと潜り込んでくる。
 お腹の底から、内臓が押し上げられる。
「はッ、くぅぅっ」
 熱い塊が体の中を往復するたび、強い刺激が目を眩ます。
 だんだんと感覚がぼやけてきて、痛みがかすれてくる。
「は、あっ、ひぅ、く、あぁんっ」
 吐き出される息に、甘い熱が混じってくる。
 痛みはまだある。けれど、それとは違う感覚が、やってくる。
517書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:20:07

 犯されて、

 初めてだったのに、

 熱くて、

 気持ち良い――
518書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:20:29

 それを自覚してしまうと、あとはもう止まらなかった。
「あッ、ああん、ぃあッ、やぁんッ!」
 男が腰を打ち付けるたび、割れ目から、じゅぶじゅぶと愛液が溢れる。柔肉が男性器に
絡みついて、より強い快感を欲している。
 それを悟ってか、男が強く、速く腰を動かす。
「ひ、やぁぁッ! はッ、ああッ! ああぅッ、ふあああんッ!」
 体の奥を突かれるたび、臨界に近づいていく。
 あ、もう……
「は、あ――――」
 白い光が、頭の中で明滅する。
 びくんっ、と体の芯が震える。
 粘膜が、肉棒を締め上げる。
「く、あッ!」
 男が切迫した息を吐く。
519書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:21:19

 ずずっと一気に、ペニスが引き抜かれた。
「ぅふあッ!」
 快感の電流で、全身が痺れる。
 その感覚に囚われている雅の顔に、男がペニスを近づけた。
 ぼんやりした意識で、そこに視線を向けた途端、
「ぅあっ」
 顔に熱いものが、降りかかる。
 額に、眉に、頬に、鼻に、唇に、顎に。
 それが噴出した男の精液だと理解したところで、その仕打ちを止められなかった。
 紅潮した顔を、白く染めて、噴出は収まったようだ。
 はあはあ、と、荒い息。
 それが男のものなのか、自分のものなのか、交じり合ってわからない。
 男の手が、雅の髪を撫でる。
 精液のかかっていない方の瞼を開けて、その顔を覗き見る。
 女の子を押し倒して、乱暴したとは思えないくらい、優しい声で、
「可愛かったよ、雅ちゃん……」
520書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:21:37

 雅ちゃん……
521書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:21:55

 雅……
522書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:22:33

「雅!」
「はイッ!?」
 名前を呼ばれ、我に返る。
 目の前には、不思議そうな顔で、須藤茉麻が立っていた。
 雅がいるのは、薄暗い倉庫ではなく、楽屋だった。
 どうやら、恥かしいことに、楽屋でボーっと妄想に耽っていたらしい。
 それもこれも、桃子を呼びに行った時に、あんなものを見てしまったからだ。

 あんなもの……

 あんな……

 ……

 その光景を思い出して、雅は顔が熱くなる。
 知識としてはどういうものか知っていたけれど、生で見るのは初めてだ。
 もちろん、父親とお風呂に入っていた頃はあるけれど、それと意識したことはないし、
ましてや、行為直後のなんて……
「雅?」
「あ、え? なに?」
「ボーっとしてたみたいだけど、大丈夫?」
「うん、だ、大丈夫っ」
「ならいいけど……」
 なおも心配そうに、見つめてくる茉麻。
523書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:22:54

「みんなステージ行っちゃったよ」
「そうなの? じゃあ、私たちも行こっか」
 そう答えて立ち上がろうとする雅。
 しかし、膝に力が入らず、
「ぅわぁっ!」前のめりに倒れる。
「みや――あッ!」
 茉麻はとっさに、それを支えようとするが、バランスを崩して一緒に倒れる。
 妄想して、触ってもいないのに、下着の中がぬるぬるしている感覚。
 羞恥心を隠すように、柔らかいものに顔をうずめた。
 ……柔らかい?
 顔を上げると、真っ赤な顔をした茉麻が、こちらを見ていた。
「わ、ごめんっ」
 雅がうずめていた柔らかいものとは、つまり、茉麻の胸だった。
「う、ううん、だい、じょうぶ」
 慌てて飛びのくと、恥かしそうに俯きながら、茉麻が立ち上がった。
「行こっか」
「……うん」
 茉麻の手を握って歩き出す。
 一歩一歩踏み出すたび、下着の中がぬるぬるして、居心地の悪い感覚を与えてくる。
 なんとか歩いているけれど、足元はふわふわと頼りない。
 こんな状態で……
 今日のコンサートが心配になった。

524書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/04(土) 05:24:02
おひさしぶりです・・・
・・・同じ落ち・・・すまんです・・・
525fusianasan:2005/06/05(日) 12:28:31
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
526名無し募集中。。。:2005/06/05(日) 13:44:00
かくひとさん…(;´Д`)ハァハァ…乙…です…
雅ちゃんはこのまま妄想キャラでいくのかな(;´Д`)ハァハァ
そろそろ…(;´Д`)ハァハァ…梨沙子編の…(;´Д`)ハァハァ・・続きを・・
527名無し募集中。。。:2005/06/05(日) 19:27:26
こっちでしか書かない書く人さん萌え
528fusianasan:2005/06/05(日) 21:00:47
529名無し募集中。。。:2005/06/09(木) 12:32:11
やっぱり書く人が最強でFAだな
530名無し募集中。。。:2005/06/11(土) 20:30:07
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 11
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531書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:18:49

 ソファに腰をおろして、下半身裸の俺。開いた脚の間には、ぺたんと座り込んだ梨沙子
が、股間に顔をうずめている。
 梨沙子の小さな頭が前後するたび、ふわふわと、ゆるいウェーブのかかった髪が揺れて
いる。
 はちきれそうに膨らんだ俺のペニスが、梨沙子の口の中に包まれていた。唾液が絡み、
じゅぶじゅぶと、やらしい音が響く。
 熱くて、柔らかくて、ぬるぬるして。
 梨沙子の唇が張り付くように締め付けて、唾液に濡れた肉棒を往復する。狭い口の中に
亀頭が擦りつけられ、痺れるような快感が走る。
「ん、んんっ、ぅんっ」
 苦しそうに漏れる梨沙子の息が、ますます昂ぶらせる。
「梨沙子、そろそろ……」
「んぁぃ」
 ……はい、って言ったつもりなんだろう。
 梨沙子は小さな唇で亀頭を締め付け、唾で濡れたペニスの根元を、細くてしなやかな指
でしごきたてる。
 ほんの数秒で、俺の限界はあっけなく突破させられた。
「く……ぁ」
 凝縮された快感の塊が、肉棒の中を走り抜け、梨沙子の口の中に放つ。
 噴出が収まると、尿道に残った精液を吸い上げられる。イったばかりで、敏感になって
いたそこは、快感よりもくすぐったさを感じる。
532書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:19:20

 梨沙子は口の中の精液を飲み込んで、ふう、と息をつき、
「いっぱい出たね」笑顔を向けられる。
 それは、たった今まで男性器を咥えていたとは思えないくらい、無邪気な少女の笑顔だ
った。
「気持ち良かった?」
「うん。うまくなったな」
 褒めてやると、少し照れくさそうに、でも嬉しそうに頬を赤くした。
 こういう表情を見ていると、歳相応の女の子なんだけど、やってることはなぁ……
 ……やらせてるのは俺だけど。
 きっかけを作ったのは梨沙子だし、と言い訳しておく。
 その梨沙子は、用意してあったジュースを飲みながら、こちらにチラチラと目を向けて
様子を窺っているようだ。
 なんか、前もこんな雰囲気の時あったな。
「どうかしたのか?」
 今回はこちらから聞いてやる。いつも“お世話”になっていることだし。それに、ひょ
っとしたら、また何か聞いてきたのかもしれないし、という期待もありつつ。
「ふぇ? あぁ、あのね……あの……うぅ……」
 何か話し出したと思ったら、顔を真っ赤にして、俯いてしまった。ごにょごにょとはっ
きりしない言葉で、何か呟いている。
533書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:19:46

「また、何か聞いてきたのか?」あの2人……じゃなくて、今は3人か?
 上目遣いに俺を見て、そうじゃないけど、と呟いた。
 そのまましばらく見詰め合っていると、不安そうに眉を曲げて、また俯く。
 何か声をかけるべきだろうか、と迷っていると、弱々しい声で梨沙子が口を開いた。
「おにいさん、あの……あのね、ぇと……おまんこ、さわってくれる?」
「いいよ」
 即答した。
 梨沙子は自分が気持ち良くなりたい、と“おねだり”をすることは滅多にないから、こ
う言う時は応えてやりたい。
 ……いや、まあ、触りたいってのもあるんだけど。
 俺が近づくと、大きく深呼吸をして、ミニスカートの中に手を入れる梨沙子。下着に指
をかけたところで、
「あ、ちょっと待って」それを止める。
「え、なに?」
「あの、そ、それ……脱がせたい」
 頬が熱くなって、じわじわと汗ばんできてくる。
 梨沙子は真っ赤になっているだろう俺の顔を、呆然と見つめている。
534書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:20:21

「ゃ、ぇえっ、でも、でもでもっ!」
「だめか?」
「……はずかしいよぉ……」
 今にも消えてしまいそうな、か細い声で拒絶された。
「そっか、なら……」
 恥かしいのも当然か。梨沙子が嫌がることを、するわけにはいかないし。
 正直に言うと、ちょっと残念だけど。
 そんな思いが表情に出たのか、梨沙子は、
「あ、あのっ、いいよ、脱がせて」
「……いや、いいよ。無理しなくても」
「む、むりしてないもんっ」
「けど……」
「おにいさんなら、いいもん……」
 どくん、と心臓が鳴った。
 俺ならいいって……
 このとき俺は、その言葉の意味を、深く追求するのが怖かった。
 だから、それをごまかすように、梨沙子のミニスカートの中に、おそるおそる手を入れ
た。
 梨沙子は指を唇に当てて、少し怯えた様子で俺の手を見ていた。
 やっぱり、こんなこと頼まなければ良かっただろうか。
 後悔が頭をよぎる。
535書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:20:53

 梨沙子を見上げると、潤んだ瞳で見返してきて、こくり、と頷いた。
 ここまで来て、やっぱり止める、なんて、言えそうな雰囲気ではない。心を決めて、下
着に指をかけて、ゆるゆると下ろして行った。
 ピンク色で、左右にリボンのついている下着。まさか、ヒモパンってやつか!? なんて
意味もなく焦ったけれど、どうやらただの飾りらしかった。
 そして、真ん中のところが少し、色が濃くなっている。思わずじっと見つめてしまい、
生唾を飲み込んだ。
 ただ下着を脱がしただけなのに、なんでこんなに、心臓がうるさいんだ。脱がせた下着
を見ながら、そんなことを思う。
 いつまでも見ているわけにもいかず、脇に置いておこうとした瞬間、梨沙子がそれを奪
い取って、背中に隠した。
 羞恥で濡れた瞳が、俺を睨んでいた。
 気まずくなって、ごまかすように、
「じゃあ……触るぞ」
「あ」
 声を漏らした唇を、む、と結んで、頷いた。
 スカートの中に再び手を入れて、脚の間にある割れ目に、指先を触れさせた。
「ぁんっ」
 びくっと、体を震わせる梨沙子。
 寄せられた眉根が、なんとも悩ましい。
536書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:21:24

 指先を割れ目に沿って動かしていると、じっとりと、汗とは違うものが滲んでいるのが
わかる。
「う、うぁ、はぁっ、んっ、ッん、ぅふ……く、ァあんっ」
 下着の色を濃くしていたものの正体が、指先に絡む。
 俺のを咥えていた時に、こんな状態だったんだろうか。俺ばっかり気持ち良いかと思っ
ていたけれど、ひょっとしたら梨沙子も興奮していたんだろうか。
 梨沙子の喘ぎ声を聞きながら、艶やかに歪む表情を見ながら、すべりが良くなった指先
を、少し強めに動かした。
「あ、はっ、ぁうっ! ふぅんッ、うぁ、ァ、くぅっ!」
 俺の指先が割れ目を撫でまわすたび、それに応えて梨沙子が甘い声を漏らす。そしてそ
の声に従って、奥からぬるぬるの愛液が溢れてくる。
 自分の愛撫が、梨沙子を気持ち良くさせている、と思うと、やはり嬉しい。
 俺は指を粘膜の上の方に移動させて、弾力を持った“粒”を転がすように撫でる。
「ぃひぁぁッ! やはッ、あぅッ! ぅあッ、ああっ、や、やあぁッ!!」
 さっきまでと反応が違う。
 体もビクビクと震わせるんじゃなくて、ジタバタと暴れさせている。それでも指は吸い

付いたように、割れ目から、クリトリスから離れない。
 真っ赤な頬、浮かぶ汗、曲げられた眉、吐き出される甘い息。
 “さわりっこ”の体勢では見えないし、初めて触った時は必死だったから、秘部を刺激
されている梨沙子の表情を、こんな近くで見ることなんてなかった。
 ものすごく、いろっぽい……
537書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:21:55

 半ば閉じられた瞳が、こちらを向いた。
「ぅ、お、おにいぃ、さっ、ああゥッ! ちょ、ま、待ってぇ、止め……ぁうッ!」
 割れ目をいじっている俺の手を、両手でしがみついて止めた。
「どうした?」
「あの、あのねっ、あの……ゆ、ゆび……」
「指? あ、痛かったか?」
「ち、ちがっ、じゃなくて、あの……」熱く濡れた目で俺を見つめたまま、ごくり、と喉
を鳴らす。「ゆび、あの……おまんこにね、ゆび、いれて」
 ぴたり、と体が止まった。
 時間が止まったような唐突さで、身動きが取れず、ただ梨沙子の瞳を見つめ返した。
「な、に?」
 耳障りな掠れた音が、自分の口から漏れた声だと気付いて、少しだけ理性を取り戻す。
「あ、のね。ゆびいれるとね、入り口のところさわられるより、なめられるより気持ちよ
くて……でね、だから、あの……おにいさんに、して、もらいたい……」
「い、や、でも……大丈夫、なのか?」
「だ、だいじょぶだよ、あのっ、あの……自分でしたときは、大丈夫だったし……」
 梨沙子が指を、自分の体の中に入れる……そんなところを想像して、脳がゆだったよう
な感覚に襲われる。
 タイミングよく、というか、爪は昨日切ったばかりだった。
538書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:22:27

 もう一度、出てもいない唾を飲み込むと、割れ目に触れさせたままだった指を、動かし
た。
「んッ、あ、ああッ」
 粘膜の上をなぞり、“穴”の位置を確認する。
 つぷ、と指先が潜り込んだ。手探りだったのに、意外とあっさりと見つけてしまった。
 浅いところなら刺激したことはある。けど今日は、もっと奥へ侵入しようとしている。
「じゃ、じゃあ、その……入れても、いいか?」
 梨沙子は、緊張でかすかに強張った笑顔で、頷いた。
 その目は強い引力でも持っているように、俺の視線を離さない。見詰め合ったまま、穴
にあてがった中指に、力を入れた。
「んッ、はッ、ぃぅぅ……」
 梨沙子の手が、俺のシャツを掴んだ。不安そうに、瞳が揺れている。
 その手の上に、空いている手を重ねると、梨沙子の唇が、かすかに綻んだ。
 それで少しだけ気が楽になって、梨沙子の奥を目指して、指に力を入れた。
「あ、あん、あぅ……はあっ」
 聞いたことのない切ない声を、愛らしい唇から漏らす。
 第一関節が沈んで、第二関節も半ばが沈むと、“梨沙子の中”の感覚が、ようやくはっ
きりしてくる。
 締め付ける柔肉の奥へ侵入させ、やがて、俺の中指は、根元まで梨沙子の中に隠れてし
まった。
539書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:22:57

 なんだろう、この感じ。今までに体験したことのない、経験したことのない感覚。
 熱くて、柔らかくて、ぬるぬるして――って、さっき使ったような気がする。
 今、指から伝わってくる感覚を、なんとか言葉にしようとするが、ふさわしい言葉が思
いつかない。
 ぴったりと張り付いてくる梨沙子の粘膜は、フェラチオされるよりも、はるかに強く俺
を昂ぶらせ、心臓を苦しくさせる。
「……は、入った、入ったぞ。その、奥、まで」
 俺がうわごとのように言うと、梨沙子はこくんと頷いて、重ねていた手を握り返してく
る。
「ね、どんな、感じ……あたしの、おまんこの、なか……」
 苦しいのか気持ち良いのか、よくわからないけれど、深く呼吸をしながら、梨沙子が聞
いてきた。
「どんなって……その、あったかくて、柔らかくて、あの……気持ち良い」
「気持ちいい? ほんと? あたしのおまんこ、気持ちいいの?」
 俺の言葉を、褒め言葉と受け取ったのか、嬉しそうに微笑んだ。
「梨沙子は、どうなんだ? 指入れられて、どんな感じ?」
「ぇ、あ? ん、なんか、おにいさんが、いっぱい」
 俺の手を握る手に、きゅっと力を入れながら、そう言った。
 どくん、どくん、と心臓が今にも破れそうな勢いで、脈打っていた。
540書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:23:31

「おにいさん、ゆび、動かしてみて……」
「あ、うん」
 頷いたはいいけれど、どう動かしても梨沙子の中を傷つけてしまいそうで、そろそろと
指先を、一番奥の方を動かした。
「あ……あふぅッ、ふ、ぁあ」
 ちゅくちゅくと愛液が立てる音と、梨沙子の喘ぎ声とが重なる。
 俺はそれを見ながら、ただただ、傷つけないように気をつけながら、ゆっくりと指を動
かした。
「お、おにいさんッ、あっ、も、もうちょっと、つよくして、いいよ」
「う、うん……」
 梨沙子に言われたとおり、指先の動きを少しだけ速くした。入り口のところをそうした
みたいに、ぐるぐる回すみたいに動かした。
「あッ! きゃぅッ! きゅぅぅッ!」
 甘く潤んだ息が弾んで、梨沙子は身をよじらせる。そのたびに、締め付けられた指が、
柔肉の壁に押し付けられる。
 俺は熱に浮かされたように呆然としながら、どこか冷めたもう一人の俺が、そんな梨沙
子を見つめていた。
「ひゃぅぅっ! きゃ、あぅッ! おにいさ、あ、ああッ、あ、くぅッ!」
 梨沙子の声が、高まってくる。
 埋まっている指が、きつく締め付けられる。握り締められているみたいに、かすかに痛
みを感じるほどに。
「おにいぃさんッ、おにいさぁんッ、イクッ、イっちゃ、うぅ、おにいさぁんッッ!!」
 梨沙子が悲鳴じみた声で俺を呼ぶと、柔肉がひくひくと痙攣したように震えて、指を絞
る。
541書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:24:00

 やがて梨沙子の体から、ぐったりと力が抜けていった。
 激しい運動でもしたように、荒い息を吐き出す梨沙子。
「大丈夫、だったか?」
 汗で額に張り付いた髪をのけてやると、梨沙子はうっすらと瞼を開け、俺を見つけた。
 焦点の合ってない目で見つめられ、ぼんやりと視線を絡める。
 指はまだ、梨沙子の中に入ったままだ。
 熱くぬめった梨沙子の膣に気をとられていると、ふに、と柔らかい感覚が、顔に当たっ
た。
 え? と思って梨沙子を見る。梨沙子の唇を見る。
 暖かくて、柔らかいもの。
 それが、頬に押し当てられた感覚。
 頬に……だった、と、思う。
 頬と、唇と、そのギリギリの境あたり。
 梨沙子の唇が、そこに……
「こないだの、おかえし」
 えへへ、とイタズラに成功したように、無邪気に笑っていた。
 その笑顔は眩しくて、いままで淫らな快感に身を委ねていたとは思えないくらい、きれ
いだった。
 その笑顔に俺は、笑顔を返してやることが出来なかった――
542書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/06/15(水) 07:28:00
・・・朝から・・・こんなの・・・
梨沙子は・・・エロ小説で・・・いければいいけど・・・
543fusianasan:2005/06/15(水) 17:38:29
朝から乙ー
544名無し募集中。。。:2005/06/15(水) 19:57:16
やっぱこの梨沙子シリーズ良いわ
545fusianasan:2005/06/17(金) 02:14:16
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 11
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546fusianasan:2005/06/18(土) 09:52:03
書く人GJ
547名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 23:36:19
書く人ペースはええな
548fusianasan:2005/06/20(月) 18:57:59
書く人のバランスの良い文章は特筆に値する
549fusianasan:2005/06/26(日) 00:06:23
書く人さんが書く梨沙子って…ステキですやん
550騙したのねっ:2005/06/29(水) 13:06:26
あー いきなりタイトル失礼(・∀・) 誰も
騙しやしませんよ。
アタイも、みんな盛り上がってるねぇ( ´∀`)違
ちょと息したらハァハァ開始だよ-┣¨┣¨┣¨┣¨(゜Д゜)┣¨┣¨¨┣¨┣¨
↑息したら、って何(゚д゚)  「一」が抜けたw 息は しとるゎ!
アタイの特技は 蚊を片手でしとめること。100発100中凸ヘヘン ( p_q)
ブログ読んで、おもろかったらあとでまとめてギネス本出版(マジかょ(嘘だょ
http://blog.livedoor.jp/wkiwki_ykiki/
とりあえず、読んどけ-ヾ(゚┏д┓゚)ノ゛

551fusianasan:2005/07/03(日) 17:05:54
今日はまあさ祭でおながいしますm(__)m
552名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 08:18:01
12章が落ちた!
553名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 14:28:14
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 13
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1121051456/
554名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 21:45:54
13章も落ちた
555名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 08:20:41
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 14
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1121259617/
556名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 22:59:56
14章も落ちた
557名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 23:48:42
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 15
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1121955445/
558名無し福岡:2005/07/23(土) 14:45:51


早く次見たかぁ〜〜


次キボンキボンキボンキボンキボンキボンキボンキボンキボン(ノ^^)人(^^ )ノ
559書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:22:45

 見慣れた従兄の家を見上げた友理奈は、溜息をついて肩を落とした。
 なぜ来てしまったんだろうか……
 俯いてもう一度、溜息をつく、と、
「友理奈?」背中に声が掛けられた。
 振り返ると、彼が立っていた。どうやら、出かけていたらしい。
「どうしたんだ? 呼んだ憶えはないぞ」
 彼は不思議そうに、友理奈を見つめる。
 そう、今日は彼から、呼び出されたわけではなかった。
 呼び出されたわけでもないのに、自然と足が向かっていた。
 彼は何も言わず友理奈の脇を通り抜け、玄関の鍵を開ける。
 その姿をぼんやり見ていた友理奈に、扉を開けた彼が振り返って、
「入れよ」いつも通りの平坦な声で、短く言った。
 友理奈はこくん、と頷いて、扉を開けていてくれる彼の前を通り過ぎ、玄関に入った。
560書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:23:16

 彼は友理奈の態度がおかしいと察したのか、それとも違う理由からか、脱げ、とは言わ
なかった。
 代わりに、なのか、頼んでもいないのに、アイスティーを持ってきてくれた。
 けれど、彼がしてくれたことはそこまでで、自分の分のアイスティーを持って、パソコ
ンに向かってしまった。
 冷たい沈黙の中、彼がキーボードを叩く音だけが、部屋の中に響く。
 友理奈は緊張で胸が騒がしくなる。
 アイスティーで口を湿らせて、
「梨沙子に『好きな人いる?』って聞かれた」彼の背中に言った。
 キーボードを叩く音が止まる。
 コンサートのリハーサルで、梨沙子に聞かれた時、憶えた振り付けや立ち位置を全て忘
れてしまった。
 思い浮かんだのは、彼の顔だった。
 そして、すぐに振り払った。自分がされていることを思い出して。
 けれど友理奈には、時折見せてくれる、彼の優しい表情や、頭を撫でてくれる温かい手
を嫌いになることは、どうしても出来なかった。
561書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:24:58

 彼はどう思っているんだろう。
 その疑問が、友理奈が呼ばれもしないのに、ここに来た理由だった。
 彼は何も言わず、同じ姿勢のまま、固まってしまっている。
「お兄ちゃん……?」
 声をかけると、彼は戒めから解かれたように立ち上がる。その勢いで椅子が倒れた。
 突然のことで体を強張らせる。
 近づいてきた彼が、友理奈の手を引いて立ち上がらせたかと思うと、
「あっ」ベッドの上に転がされた。
 うつぶせになって、枕に顔を埋める格好になった。彼の匂いが鼻から入り込んできて、
体が熱くなる。
 彼はミニスカートを捲り上げると、未成熟なお尻を隠す下着を脱がせて、一気に足から
抜いてしまった。
562書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:25:30

「ま、待って! お兄ちゃん!?」
 いきなりの彼の行為に戸惑う。
 こんな彼は、“初めて”の時、以来だ。“ヒミツのアソビ”の意味を知ってしまった友
理奈が、彼を問い詰めると、押し倒され、力づくで奪われた。
 あの時、初めて彼を怖いと思った。
 そのときの恐怖が、じわりと滲んできて、目の奥が熱くなる。
 彼はそんなことに気付く様子もなく、お尻を持ち上げて膝で支えさせると、あらわにな
った割れ目に、口をつけた。
「ひぅ」
 突然の感触に、息を呑む友理奈。
 彼の舌が、割れ目をこじ開け、粘膜の上を這いまわる。
 舌先が粘膜の頂点の、肉粒を転がす。
「んッ、や、んんっ」
 唇からは息が漏れるが、いつものような甘い感覚はやってこない。ただ、刺激されて反
応しているだけのような、心と体の間にズレがある奇妙な感覚。
 彼の指が、肉粒を隠していた皮を剥いて、さらに刺激を強くしてくる。
「ぃあッ! やだっ、強……ッ、くぅッ」
 ビクビクと体が震える。
 頭の芯が熱を帯びたように、ぼうっとなっていく。それでも心は、どこか遠いところに
あって、体に受ける快感とは切り離されている。
 体の奥から、愛液が溢れてくるのがわかる。感じているんだな、と頭の片隅で、冷静に
思った。
563書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:26:25

「ひあっ!」
 愛液で湿った友理奈の奥に、彼の指が突き立てられた。
 潤滑液のせいで動かしやすいのか、ぐるぐると掻き回している。
「ん、ふぅッ! ぅ、くぅんッ! く、ぁ、はぁッ!」
 友理奈の柔肉は、動きを封じ込めるように、きつく締め付けるが、そんなことにかまわ
ず、彼は指を暴れさせる。
 溢れてくる愛液が掻き出され、ぽたぽたとシーツにこぼれる。
 不意に、彼の指が引き抜かれて、強引な快感から解放される。
 乱れた息をシーツに吐き出していると、突き出されたままの腰に、彼の手が置かれた。

 固く持ち上がった肉棒が、粘膜に押し付けられたのはその直後で、彼は何も言わず、何
も聞かず、友理奈の中に侵入してきた。
「ふぁぁあッ!」
 柔肉の感覚を味わうように、じっくり、ゆっくり、入ってくる。
 体の中を押し広げられる感覚に、背筋が震えた。快感の電流が這い上がってくる。
 心とは関係なく、体だけは彼を求めているように、熱く溢れてくる。
564書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:27:22

 自分の中にある彼が、何度も往復する。
「んあッ! ああッ、ぁッ、ふあっ、ああぅッ!」
 後ろからされることはほとんどないので、違和感に戸惑う。快感と同じくらい、或いは
それ以上に大きな不安で、胸がざわついた。
 ぢゅくぢゅくと愛液がいやらしく鳴り、淫らな感覚が体に満ちているのに、なかなか終
着に届かない。もう少しで達しそうなのに、なにかに抑えつけられているようだ。
「くうぅ、ぅうぅんッ、ぅぁっ、あふ、ぅぅんッ!」
 口から漏れる嬌声は、切なく濡れている。
 慣れない後背位だからだろうか。
 ベッドに押し付けていた顔を横に向け、彼の顔を窺う。
 快感に耐えるのとは違う、苦しげな表情。
 その瞬間、不安の正体を理解できた気がした。
 彼と目が合う。
 彼の顔からも、苦しさが抜け落ちて、どこか安心したような、優しげな表情になる。
565書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:27:52



 友理奈。


566書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:28:31

 唇だけ動かして彼に呼ばれた瞬間、快感を抑えつけていたものが弾けた。
 ぱん、と頭の中で弾けたそれは、離れていた心を引っ張って、戻してくれる。
 ぐぐぐ、とペニスと柔肉の密着が強くなり、彼を締め付ける。
 密着した脈打つものが、熱い液体を吐き出し、友理奈の中を満たしていく。
「友理奈……」
 今度は声を出して呼ばれた。
 快感に焦点の合わなかった目を、彼に向けると、何か唇を動かしたように見えた。
 その唇の動きが、

 ごめん

 と動いていたような気がしたのは、見間違いだったのか。
 犯されたものが、犯したものを好きになるのは、“イケナイコト”だろうか。
567書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/07/26(火) 17:29:43
ご無沙汰しておりました・・・

・・・代々木コンで・・・雅の背中に・・・
スク水の日焼け跡があったって・・・
・・・本当・・・だろうか・・・
568名無し募集中。。。:2005/07/26(火) 17:58:36
せつねぇええええええ!!!
エロぉおおおおおお!!
今回も冴えまくってますぜ、書く人アニキぃ!!!!
569fusianasan:2005/07/26(火) 18:00:28
なんか 本当に感動。書く人さん最高!!!!
570名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 00:14:30
15章も落ちた
571ななしたろう:2005/07/27(水) 01:38:00
gabiin!!
572名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 01:47:33
地味だが書く人いいな
本スレ新スレきぼん
573ななしたろう:2005/07/27(水) 09:51:42
ddassa
574ななしたろう:2005/07/27(水) 10:54:58
ho
575名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 02:18:43
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 16
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1122456842/
576fusianasan:2005/08/02(火) 08:22:08
577名無し募集中。。。:2005/08/06(土) 22:30:02
本スレはもうダメだな、夏休み中は
578fusianasan:2005/08/07(日) 18:06:57
なんで?
579書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:15:28

 玄関が閉じる音を聞こえた。兄が出かけたようだ。
 友人も遊びに来ていたようだけど、一緒に出ていったろう。
 須藤茉麻は部屋で一人、ごくりと喉を鳴らした。
 勉強机のカギがついている引出しを開ける。中には、こちらもカギつきの日記帳。
 しかし、茉麻の目的は日記帳ではなく、その下、カバーのかけられた本だった。
 本を手にして、ベッドに上がる。
 はう、と熱い溜息を吐いて、本を開いた。
 本の内容は、いたって単純なものだった。
 いわゆる、成年向けのマンガ。
 開いたページには、女子高生が制服のまま、男と絡んでいる絵が描かれている。
 女子高生の脚を広げて、その中心に“オトコの分身”を突き立てて、腰を振る男。「ま
あさ、まあさ」と、フキダシに男のセリフ。
 そう、男の下で、演出過剰気味に愛液を溢れさせ、喘いでいる女子高生の名前も“まあ
さ”と言うのだ。ぽってりとした特徴的な唇と、むちむちした体つきは、茉麻に似てなく
もない。
 兄の部屋の、ベッドの下から持ってきたものだったが、自分に似たキャラクターには感
情移入しやすくて、激しく昂ぶるのだ。
580書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:16:08

 茉麻はそろそろと、片手をスカートの中に入れた。指先が下着の上から“オンナノコ”
をなぞる。
「あンッ」
 びりびりと甘い感覚が走り、声が漏れる。“まあさ”の快感が伝わってきたような、不
思議な感覚だ。
 下着越しの割れ目をなぞり、そこが熱くなってくると、その熱が全身に広がっていく。
 息が乱れ、厚い唇から漏れる息は、淫らに湿っていた。
 マンガの中の“まあさ”が乱れてくると、茉麻の指が激しく動き始める。やがて布越し
の刺激がもどかしくなり、下着をずらして直接、触れた。
「はああッ! ああんッ、あふぅっ!」
 ちゅくちゅくと水音がして、愛液が溢れた。
 充分に昂ぶった体に、もうマンガは必要はなかった。犯されている自分を妄想し、或い
は、あの日のように佐紀に触れられた感覚を思い出して、指を動かす。
 びりびりと体中を駆け巡る快感に身を捩りながら、ふと薄目を開けると、ドアに隙間が
あるのを見つけた。
 たしか、さっきまでは開いてなかったはず。
 こんな行為をしているのだから、家に誰もいなくても、開けておくわけはない。
 自然と指が止まり、その隙間を凝視してしまう。
 そして。
 目が合った。
581書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:17:40

「きゃぁあっ!?」
 とっさに体を庇うように、両腕で抱きしめて、ベッドの隅に体を寄せた。
 きいい、と小さくドアがきしむ音。
 そこに立っていたのは、さっき遊びに来ていた、兄の友人だった。小さな頃は、茉麻も
よく遊んだ人だが、いつの間にかそんな機会もなくなった彼。
 しかし、兄は出て行ったはず。
 なぜ、彼だけが……?
 しかも、悲鳴を上げても逃げようともせず、逆に部屋に入ってくる。
「な、何してるんですかぁ!?」
 しかし、彼はそれに答えず、薄く微笑んだまま、ベッドに腰をおろした。手を伸ばせば
触れるような、そんな距離。
「何か物音がすると思ったら……まさか、茉麻ちゃんが、ね」
 すうっと、手を伸ばした彼は、マンガを手にして、中を開いた。
「これ、俺のだ」
「え?」
「俺が貸してたやつ。なくしたって言ったから、いま買いに行かせたんだよ」
 彼はそう言って、パラパラとページをめくると、さっきまで茉麻が見ていた場面で止め
た。“まあさ”が出てくるところだ。
582書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:20:21

 彼は“まあさ”を指差して、
「これって、茉麻ちゃんに似てない?」
「え、や、あの、そんなこと……」
 似ている、とは思っているのだが、それを認めてしまうと、自分と重ねていたことがバ
レてしまう、と、慌てる。どのみち、こんな場面を見られた後では、どんなに否定しても
言い訳にもならないが。
「そうかなぁ。茉麻ちゃんに似てると思って買ったんだけど」
「えぇっ!?」
 あまりの衝撃に、ただでさえ大きな目を見開いた。
 茉麻と“まあさ”が似ているからって、それではまるで、まるで……
 彼がベッドに上がってくる。
 茉麻は手足を体に引き寄せた。それで隠れられるわけでもないのに、少しでも離れたく
て、壁に体を押し付けた。
 それでも彼はにじり寄ってくる。
 怯えて涙目の茉麻に、彼は満面の笑みを浮かべる。
 体を抱いていた手を力任せに引っ張ると、指先に目を向けた。
 きらきらと、何かで濡れている。その指は茉麻の“オンナノコ”を触っていた指で、い
ささか乾いてはいるが、たっぷりと愛液が絡まっている。
「茉麻ちゃん、こういうことに興味あるんだ」
 ぽんっ、と何かが弾けるように、頭が真っ白になった。
583書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:21:26

 それと反比例して、顔は真っ赤になる。
「あ、あうぅ」
 何か言おうと口を開くが、言葉になってくれない。
 羞恥のあまり俯くと、指先に何か温かい感触。首筋をくすぐられるような感覚が、体の
中心を走る。
 くっきりした眉をハの字に曲げ、上目遣いで指先を見ると、信じられない光景に目を見
開く。
 指先が、彼の口の中に。
 生暖かいものが指先を這いまわっているが、これは、彼の舌が嘗めている感触。
「あ、ああ、あぅ、あうあぅ……」
 意味をなさない声が、口から漏れる。
 彼はどこか恍惚とした表情で、指の間にまで舌を這わせ、熱心に愛液を嘗め取る。
「これが茉麻ちゃんの、味……」
 味、なんて露骨にいやらしい表現をされて、顔から火が出そうだった。
 と同時に、自分の味ってどういう味なんだろう、という好奇心もかすめる。
 自分の愛液を嘗められている。自分の秘密の場所に触れていた指が、男の口の中に入っ
ている。
 じゅん、と下着の中が濡れていく。
 ブラの中で乳首が擦れるのがわかる。
584書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:22:38

 彼はそんな茉麻の様子を察したように、にんまりと笑って、
「おいしかったよ」
「え、えぇっ」
「もっと、嘗めさせて」
「あぅ?」
 答えられないでいると、彼は茉麻の膝に優しく手を置いて、ゆっくりと広げていった。
「あ、ああ、あぅう……」
 抵抗しようと思えば容易く抵抗できたろうし、彼を突き飛ばして逃げることも可能なは
ずだ。
 けれど茉麻は、ゆっくりと広げられていく自分の膝を、熱い息を吐きながら見つめてし
まっていた。
 膝が肩幅ほども広げられると、スカートの中身は丸見えだった。
 愛液で出来た下着のシミが、彼の目に晒される。
 膝に乗せられていた手の片方が離れ、フトモモの間に向けられた。
「はあんっ!」
 ちょん、と下着越しに指が触れた。ただそれだけなのに。背筋を這い上がる電流が、脳
天を貫いた。
585書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:24:12

 彼は嬉しそうに微笑んで、下着の濡れている部分をこする。
「はッ、あ、あぅんッ。ぁぅっ、あ、はッ」
「声出ちゃうくらい、気持ち良いんだ?」
 こくん、と頷いた。
 形だけでも否定するとか、逃げ出そうとか、そういう考えは快感とともに溶け出してい
て、彼の言葉に素直に反応してしまった。
 自分でするのとは違う感覚。
 もどかしいような、荒々しいような、でも、自分でする行為とは桁違いに気持ち良い。
 彼の指が下着をずらす。
 あ、と声を漏らしたのも束の間、割れ目を直接、刺激される。
「はああんっ、ああぅッ! あうぅぅっ」
 自分の指とは違う感触。佐紀の小さくて柔らかい指とも違う。固くて大きくて、動きが
少し乱暴で。
 これが、男の人の指……
 男性から愛撫されているのだと認識して、体温が上がった。
「茉麻ちゃんのエッチな声聞いてたら、こんなになっちゃった」
 え? と目を向けると、いつの間にそうしたのか、ベルトを外したズボンの中身があら
わになっている。
586書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:25:28

「あ、ああ、ああぅ……」
 目が釘付けになる。
 トランクスの前開きから、大きく膨れ上がった男性器が、が飛び出していた。
 家族のを除けば初めて見るが、全然違うものだ。
 “こういう状態”の時があるのは知っているけれど、マンガでは修正されていてよくわ
からなかったが、こんなふうに……
 怖いとか、グロテスクだとか、そういう印象は、不思議と受けなかった。
 ただ、いやらしい形、と思っただけだ。
 彼は茉麻の手を取り、そこに近づける。呆然と、されるがままになる。
「触ってみて」
「え、で、でも……」
 いきなりそんなことを言われ、さすがに戸惑う。
 今さら、という気がしないではない。
 触ってみたい、という好奇心とも、欲望ともつかない感情もある。けれど、触ってしま
えば、自分がエッチな子なんだと認めてしまうような気がする。
587書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:26:43

「はあぅんッ!」
 張り詰めた男性器を凝視して固まっていると、彼が愛撫を再開させた。
 ぢゅぷぢゅぷと、自分で触っていた時よりも、いやらしい音を立てている。
 そして彼の指が、茉麻の未知の領域に踏み込んできた。
「ひぁ、あああッ!」
 自分では上からなぞるだけの穴の部分に、指の先端を浅く差し込んできたのだ。
「はッ、はぅ、ああ、はぁッ!」
 経験したことのない感覚が、茉麻の意識を蕩けさせる。
 今までは怖くて出来なかったことだが、こんなにも気持ち良いなんて。
 体がもっと、もっと、と強く刺激を欲しているのが、他人事のようにわかる。
 しかし。
 彼の指が、ピタリ、と止まった。
 彼を責めるように見、
「な、なんで!?」その言葉はがひどくいやらしいことだと察して「……と、ゆいたいです
……」
 妙なごまかし方をした。
588書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:28:18

「気持ち良かった?」
 彼の問いに、頷いてしまう茉麻。
 その答えに満足な笑みを浮かべ、
「じゃあ、触って」男性器を示した。
 茉麻はごくり、と喉を鳴らして、再びそこを見つめる。
 これを触れば、あの感覚が……
 思考の蕩けた茉麻には、どうするか、なんていう迷いはなかった。
 握っていた拳を開いて、指を伸ばせば、すぐにそれに届いてしまった。
 マンガで見たように、包み込むように握った。
「あ」
 彼が小さく息を漏らす。その声が女の子のようにかわいかったので、驚いて手をどける
ということはしなかった。
 変な感じ。柔らかいような、固いような。とても熱くて、ドキドキする。
「茉麻ちゃんの手、柔らかくて気持ち良いね」
「あ、ありがとう、ございます」
 そう答えると、彼はおかしそうに微笑む。
「手、動かしてくれる?」
「はい……」
 彼に言われるがまま、ペニスを握った手を、上下に動かした。
 途端に、彼の息が荒くなる。
 彼も感じているんだろうか?
 
589書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:28:52

 そういう疑問も湧くのだが、彼の指が動くのが待ち遠しい。
 熱く濡れた目で、彼を見る。それが、“おねだり”だと察した彼は、
「もう少し、強く握って」
 と言って、穴に沈んでいる指先を、もう少しだけ奥に侵入させた。
「ひぅぅんっ、んぁあッ! ああ、はッ!」
 精髄を駆け上がる快感に耐えながらも、茉麻は言われた通りに、強めに握り直す。強す
ぎてもいけない、というマンガから得た知識が、思考をかすめる。
 絶妙な力加減で男性器を握られた彼は、頬を紅潮させ、息を荒く吐き出した。とろん、
とした目で、茉麻を見つめる。
 ただでさえ、今まで経験したことのない強烈な刺激を受けているのに、その上、そんな
熱い目で見られたら。
「ひゃぁ、あああゥッ! あ、ああぅっ! あんッ、あうんっ!」
 彼の指が、茉麻の中で暴れまわっている。同時に親指が、起き上がったクリトリスを転
がしている。
 下半身が溶けてしまいそうな、熱くて甘い感覚。
「茉麻ちゃん、そろそろ、イキそうだから、そのまま、続けて」
 彼の切なそうな声に茉麻は、
「や、やああんっ! ああぅ、あうッ! あうううぅ、あぅううぅんッ!」
 喘ぎ声でしか応えられなかった。
590書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:29:54

 それでも手は動かしたまま。少し速度を上げている。
 乱れた息で彼は、
「茉麻ちゃん、茉麻ちゃん」うわ言のように、茉麻の名前を呼んだ。
 まるで“まあさ”になったようで、気持ちを高めた。
「あ、イク……」
 彼が呟いた瞬間、オンナノコの部分に、強い快感の電流が走る。
 クリトリスを押しつぶされ、穴の中の指が、柔壁に押し付けられる。
「ぁ、ぅ――――っ」
 神経を焼ききらんばかりの、激痛と紙一重の快感が、体中を駆け巡り、思考を爆発させ
る。
 息が止まるほどの甘い衝撃。
 目を見開いて、おとがいを反らす。
 気持ち良すぎて、涙が滲んでくる。
 やがてゆっくりと、快感の波が引いていき、意識が戻ってくる。
 まだ握ったままのペニスが、力を失って柔らかくなっている。
「あっ」
 自分の体を見ると、Tシャツの胸元からスカートまで、“何か”で汚れている。
「ごめんごめん、茉麻ちゃんの手、気持ち良くって」
 苦笑いの彼の言葉で、それが精液であることを理解した。
591書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:30:59

 これが、男の人の……
 保健体育では、生命の源という表現がされていたが、これをみるとやはり、情欲が弾け
た証、という方が相応しく思える。
「茉麻ちゃん」彼が真剣な表情をしていて、ドキリとする。「このまま、いいかな? 最
後まで」
「え? あ、や、えぇ!?」
 最後まで、というのはつまり、いまだに握ったままのこれが、茉麻の中に入ってくると
言うことで。
 それはつまり、経験する、ということで。
「で、でも、そういうのは、好きな人と……」
「俺は、茉麻ちゃんのこと、好きだよ」
「ええぇっ!?」
 たしかに彼は顔は悪くないし、茉麻と似ているから“まあさ”のマンガを買ったほど思
ってくれているのだし、こんなことをしてしまったし。
 頭の中をグルグル駆け巡ることは、どれも彼に対する肯定的なものばかりだった。
「いい?」
 否定しない茉麻に、彼の顔が近づいてくる。
 もう少し、あと少しで、唇が触れてしまいそうな……
592書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:33:01

――♪〜♪〜

 びくっと、固まった。
 彼がポケットの中からケータイを取り出して、何かしゃべっている。
 ふう、と大きく息を吐き出した。
 それが安堵からなのか、残念だからなのか、茉麻自身、よくわからない。
「あと10分くらいで帰ってくるって」
「え?」
「あいつ、もう見つけたらしい、それ」
 と指したのは、“まあさ”が載っているマンガだった。
 そういえば、買いに行かせているとか言っていたっけ。
「じゃあ、茉麻ちゃん」
「は、はイっ!」
 彼が自分のモノをトランクスの中にしまって、声をかけてきた。
 ぼんやりとしていた茉麻は、慌てて返事をして、声が裏返る。
「続きは、また今度、だね」
「あ、あう……」
 そう言い残して、部屋を出る……直前、足を止めた。
 振り返り笑顔で、
「汚しちゃったお詫びに、今度、服買いに行こうね」
 今度こそ部屋を後にした。
 一人残った茉麻は、その後姿を見送って、精液で汚された自分の服を見る。
「よろしくお願いします、とゆいたいです」
 服のことなのか、続きのことなのか、茉麻にはわからなかった。
593書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/08/20(土) 16:36:58
・・・ひさしぶりです・・・

中野にいった時・・・茉麻の二の腕に・・・やられました・・・
・・・うまく生かせなくて・・・すみません・・・
594fusianasan:2005/08/20(土) 17:43:15
乙乙
595fusianasan:2005/08/21(日) 11:26:03
さすがに書く人は綺麗に落とすな、乙
596名無し募集中。。。:2005/08/21(日) 17:03:15
遅くなったが言わせてもらう。
597名無し募集中。。。:2005/08/21(日) 17:47:40
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 18

http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1124611870/l50
598名無し募集中。。。:2005/09/03(土) 18:07:19
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 19
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1125737559/
599fusianasan:2005/09/14(水) 23:50:24
新スレ立ってる?立ってるならいいんだけど
立ってないのなら・・・立てる気力ないわ

落ちる寸前の小説苦手
今まで自分が興味ないのはスルーって最初からずっと書き続けてきたけど
あれはスルーするには大きすぎる、分量多すぎ

単独スレでやったほうがいいような気がする
そしたら普通に読める
600名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 09:54:05
くそったれ、ホスト規制でスレが立てられん!
601名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 10:26:52
ちょ、、、、、ホスト規正とか・・・・・
おらがなんか悪い事しただか?
602名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 10:32:23
やったー 立てれたよ(はぁと
603名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 12:19:11
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 20
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1126753278/l50
604名無し募集中。。。:2005/09/20(火) 16:03:31
帰ってきた!!Berryz工房のエロ小説を書こうよ!!! 22
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1127144155/l50
605名無し募集中。。。:2005/09/23(金) 23:48:24
本スレがちと混乱気味なので、避難所機能の出番になるかもしれません。
書く人さんにはご迷惑をおかけします。よろしくお願いします。
606名無し募集中。。。:2005/09/27(火) 17:54:15
コピペでBerryz工房のエロ小説を書こうよ!!!
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1127810765/

たててみた。
ぬっちくんカモンナ。
607fusianasan:2005/10/05(水) 00:10:30
608fusianasan:2005/10/05(水) 21:00:23
609書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:29:48

 ベッドの上に横たわる、裸の梨沙子。
 白い肌が、ほんのりと赤く染まっている。
 その上に覆いかぶさって、引き寄せられるように、はっきりと膨らんでいる乳房へ、手
を伸ばした。
「んぅっ」
 びくん、と反応する梨沙子。
 柔らかい……温かい……いや、熱いくらいだ。
 興奮している、のだろうか。
 俺は騒がしいほどに脈打つ鼓動に呼吸を乱しながら、梨沙子の胸を揉む。
「あ、あぅ……んっ」
 梨沙子は、自分の胸を愛撫されている様子を、薄目で、恥ずかしそうに見ている。
 唇を隠すような手が、なんともかわいらしい。
 ふくらみの柔らかさをもてあそんでいると、その頂点が、硬く尖ってきた。
 ピンクに色づいたそこをつまむ。と、
「ひああっ!」敏感に反応した。
610書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:31:58

 つまんだまま転がしたり、はじいたりするたび、素直な反応が返ってくる。
 ぴくぴくと体を震えさせ、湿った息を吐く。
「んんっ、あ、ふあッ! あ、ふぅ、うぅっ!」
 胸を触っただけでこんなに反応するなんて、マンガの中だけかと思っていたけれど。
 女の子は、みんなこんな風なのだろうか。
 それとも梨沙子が、特別……敏感、なのか。
 頭の端で、ぼんやりとそんなことを思いながら、梨沙子の乳房に顔を近づける。
 香水でも石鹸でもない、甘い香りが鼻をくすぐる。
 梨沙子の匂い……
 そう認識すると、興奮が一段階上がるのを感じた。
 赤く染まった乳房の上で、起き上がった乳首に、口をつける。
「ひゃぅっ!」
 驚いたのか、感じたのか、どちらとも取れる声で反応した。
 そのまま口の中で、小さな乳首を愛撫する。唇で挟んだり、舌先で転がしたり、赤ん坊
のように吸い付いたり。
611書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:33:33

「わっ、あぁっ! あふ、あ……お、おにい、さんっ」
 喘ぎ混じりに呼びかけられて、乳首を口に含んだまま目を上げる。興奮で真っ赤な頬、
快感にゆがんだ眉で、ふふ、と笑い、
「おにいさ、ぁあっ……おにぃさんっ、ふうぅ、あかちゃん、みたい、んんぅっ」
 片方の乳首を口に含んで、もう片方は指先でもてあそぶような赤ん坊が、どこにいるっ
て言うんだ。
 と、思いつつも、舌先で転がす乳首の感触から離れられず、言葉にはできなかった。
 空いている手を、体のもっと下の方へ。
 梨沙子のオンナノコの部分に、指を添える。
「ぅわぁっ!」
 胸に意識を集中させていて油断していたのか、びくっと体をくねらせた。
 くちゅくちゅと、すでに水音が立つほど、潤っている。
 割れ目の沿って指を動かすと、ぬるぬると愛液が絡み付く。
「ふぁあっ、あぅ、あふぅっ」
 どこか苦しそうにも聞こえる呼吸が、梨沙子の口から漏れる。
 俺はくわえたままだった乳首を離し、体を起こすと、梨沙子の下半身に移動して、両膝
に手を置いた。
612書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:34:40

 はあはあと騒がしい呼吸音が、自分のものだと気づいて、落ち着こうと深呼吸してみる
が、何の効果もなかった。それほどに興奮しているらしい。
 梨沙子の腹が、大きく上下していた。
 透き通るような白い肌も、いまや赤く染まっている。
 そして……
 両膝に置いた手を左右に広げると、その奥に隠れていた部分が、あらわになる。
 梨沙子は恥ずかしそうに、眉をゆがめて、笑顔を向けてくる。
 愛液でいやらしい色に光る、梨沙子の“おまんこ”。溢れた愛液が、お尻のほうまで伝
っている。
 ごくり、と喉を鳴らしたが、唾は出ていなかった。
 俺は今までにないくらい、固く欲望がみなぎった肉棒を、梨沙子の割れ目に、その中心
の穴に押し当てた。
 粘膜同士が触れ合う、今までに感じたことのない快感が、脳に溢れる。
 思考はどこかへ飛んでいってしまい、俺は早く梨沙子の中に入ることしか考えられなく
なっていた。
613書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:36:15

「お、おにいさんっ」
 梨沙子の不意の声に、顔を上げると、さっきまでとは打って変わって、不安そうに表情
をゆがめていた。
「あ、あの、おにいさん、ぇと……」赤く染まっていたの頬が、青ざめていた。「こ、こ
わい、の。その、だから……」
 やめよう、とでも言う気なのだろうか。
 しかし、快楽を求める俺の欲望は、そんな弱々しい言葉では止まらなかった。
 ドス黒い性欲が、俺を突き動かしている。
「えっ!? お、おにいさん!!」
 当惑した梨沙子が、悲鳴じみた声を上げる。
 梨沙子の言葉にかまわず、腰を強く押し出す。
「ひ、いやぁぁっ! おにいさんっ、待って! 待ってってッ!」
 梨沙子は逃れようと体をくねらせるが、俺はがっちりと腰を掴んで、それを許さない。
 愛液で濡れていた割れ目は、あっさりと肉棒の侵入させる。しかし、亀頭が入ったとこ
ろで、何かに押さえつけられたように、止まってしまう。
 梨沙子が、ぐっと歯を食いしばっているのが見えた。快楽を求める俺を、邪魔しようと
言うのだろうか。
 下腹に力を入れて、肉棒の侵入を防いでいるようだった。
614書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:38:39

 俺は、かあっと、頭に血が上るのを感じた。
 腰を抱えて体重をかけ、力任せに押し込んでいく。
「や、だめぇっ……ヤダっ、やだやだやだっ」
 首を振って俺を拒絶する梨沙子。
 だが、抵抗は男の力の前には、はかないものだった。
 みしみしと、梨沙子の体内を、凶悪に固まった肉棒が押し広げていく。
「い、やああああッ!! いたいっ! いたぁあぁぁいッ!!」
 梨沙子の悲鳴が、爆発したように部屋に響いた。目の端から、大粒の涙がこぼれる。
 それを見ても、俺の情欲は止まらなかった。
 それどころか、加速された感覚さえある。
 指一本で、いっぱい、なんて言っていただけはある。かすかに痛みを感じるほど、狭く
てきつい。
 何度も往復させ、何度も奥を突く。
 梨沙子は快感など得られるはずもなく、まぶたを固く閉じ、歯を食いしばって痛みに耐
え、ぼろぼろと涙を溢れさせている。
 さすがにこのきつさだ。限界はすぐにやってきた。
 ラストスパートとばかりに、腰を強く打ち付ける。
615書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:39:43

 すると、今まで泣いていただけの梨沙子が、ぱっと目を開けた。俺がイきそうな気配を
察したようだ。
「おに、おにいさんッ、ひぅ、い、おねッ、おねがいッ! 精液、中に出さないでッ!」
 精液を膣内に出されると、どうなるのか、判っているのだろう。はっきりと拒絶する。

 しかし、少し遅かった。

 一番深いところを突いた肉棒が、限界に達して脈打つ。
 情欲の白い塊が、梨沙子の中に吐き出される。
 精液を中に出されたことを理解した梨沙子が、顔をくしゃくしゃにして、再び泣き出し
た。
 ううう、と唇をゆがませて、
「あかちゃん……できちゃうよぉ……」嗚咽混じりに言った。
 肉棒を引き抜くと、ハジメテの証の血が、俺の精液と混ざって溢れてくる。
「いたいよぅ……おにいさん、こんな、ひどい……」
 梨沙子が涙に濡れた声で、俺を責める。
 苦痛にゆがんだ表情は、肉体の痛みだけではなく、心を傷つけられた痛みによるところ
が大きいのだろう。
「おにいさんのこと、す──
616書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:40:49
 
 
 
617書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:41:46

 ばんっ、と、ベッドに落下してくる感覚。
 長いとは言えないが、俺の人生の中で、最悪の目覚めだった。
 寝汗でぐっしょりと濡れた不快感。
 首を絞められていたような息苦しさ。
 そして、下着の中にある、生ぬるい感触。
 よりにもよって、梨沙子を犯す夢を見て、夢精するなんて……

 ……最悪だ。

 頬のきわどいところにキスされたあの日以来、梨沙子は仕事が忙しくなって、会ってい
ない。
 梨沙子は変わった様子もなく、今までどおりに電話してきたり、メールしてきたり。
 どう、思われているのか。
 俺としていることだって、好奇心か、あるいは、夏焼雅や嗣永桃子への対抗心がきっか
けだろう。相手が俺だったというのも、たまたま近くにいただけだろうし。
 俺は、怖い。
 はっきりと自分の気持ちを伝えて、梨沙子にそんな気はない、と拒絶されることが。

 俺は、梨沙子が好きだ。
618書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/10/17(月) 02:43:05
・・・ごぶさた
ひさびさの・・・梨沙子・・・
・・・梨沙子シリーズは・・・エロナシが一回・・・はいるかも・・・
619名無し募集中。。。:2005/10/17(月) 21:04:02

雅編みたいに夢落ち連発は無しねw
620fusianasan:2005/10/17(月) 22:40:12

乙です
頑張って下さい。毎回楽しみにまってます(*´∀`)
621名無し募集中。。。:2005/10/18(火) 00:18:29
梨沙子の新作ずっと待ってた。
毎日更新チェックしてた。
更新がない度に寂しいと思ったけど
催促は迷惑だと思って何も書かなかった。

(TдT) アリガトウ
622名無し募集中。。。:2005/10/18(火) 00:33:00
書く人さんキテター!
夢オチで良かったw
梨沙子とおにいさん大好きです
エロなしでも続き待ってます
623fusianasan:2005/10/18(火) 06:16:38
書く人さん乙

本スレ落ちてるー
624名無し募集中。。。:2005/10/18(火) 23:25:42
帰ってきたBerryz工房のエロ小説を書こうよ25
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1129602389/
625名無し募集中。。。:2005/10/19(水) 08:07:17
やっぱアンタすげえや
626fusianasan:2005/10/20(木) 02:11:42
書く人さん、最高です。
また、頑張って下さい。
627fusianasan:2005/10/23(日) 22:26:12
続編があるか毎日チェックしてます!!

続編キボンW
628fusianasan:2005/10/29(土) 23:16:26
革新保守
629fusianasan:2005/11/02(水) 13:31:37
保守
630fusianasan:2005/11/06(日) 08:22:21
保守
631fusianasan:2005/11/10(木) 09:44:25
保守
632平沼:2005/11/15(火) 11:16:11
真正保守
633書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:52:13

 久々のお休みの日。
 茉麻は買い物に出かけていた。
 一人でではなく、あの日、あんなことをされた(というか、しあった)彼と。
 彼はあの日の約束通り、茉麻に服を買ってくれた。
 茉麻自身が気に入ったものと、彼が選んでくれたもの数着。しかもブランド物ばかり。
 嬉しい反面、値段を知ってしまい、恐縮してしまう。
 彼は何事もなかったように支払いを済ませて、それを持っていてくれる。
 茉麻よりも少し背の高い彼が、片方の手は大きな紙袋を提げ、もう片方は茉麻とつない
で、歩く。
 まるで、デートみたい……
 いや、デートと言って差し支えないだろう。
 楽屋での話を聞く限り、桃子や雅には彼氏がいて、しかも、それなりに進んでいるよう
だし、最近の様子を見ていると、梨沙子にも好きな人が出来たみたいだし。
 うらやましいなぁ、と思っていた。
 思っていた、けど。
 彼の顔をちらり、と横目で見る。
 色白で目鼻立ちがはっきりしていて、日本人離れした顔。均整の取れた顔立ちは、美形
そのものだ。
 彼が、美少年と言って問題ない彼が、自分のことを好きだといってくれた。
 それが単純に、素直に嬉しい。
 自慢できる彼氏。
634書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:53:46

 と、その時は間違いなく思ったのだ。
635書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:54:08

 自慢できるだろうか、と疑問に思ってしまったのは、彼に連れられるまま、無人のビル
にやって来てからだった。
 入り口には、いくつかの会社の表札が貼ってあったが、人の気配はない。まだ誰のもの
にもなっていない、真新しい空気。
 完成直前、というところだろうか。
 なんで、こんなところに……?
 なにが目的で、ではなく、どうして入れたのだろうか、と言う疑問。
 目的は、察している。
 エレベーターで、中ほどの階に降りる。そして、手をつないだまま、非常階段の扉を開
けた。
 しん、と静まった空間。
 少し薄暗い。
 こんなところに連れ込まれて、やる事と言ったら……
 それを察していながら、茉麻は彼に付き従った。
「茉麻ちゃん」
「は、はい?」
 彼は真っ赤になった茉麻に、微笑みかけながら、
「俺は茉麻ちゃんが好きだよ」あの時の言葉を、もう一度、告白した。
 突然、何の前置きもなく、しかもこんなところで。
「茉麻ちゃんは、俺のこと、どうかな?」
636書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:54:36

「ぁ、ど、どう、って……?」
「彼氏にしてもいい、とか」
 それは、そのセリフは、とても嬉しいのだけど、ちょっと的が外れているように、茉麻
には感じられた。
 彼の方から聞くことではないような、気がする。
 彼が茉麻を選ぶ側であって、茉麻に選んでほしいという側ではない、と思う。
「わ、私なんかで、いいんですか?」
 表情をうかがうように言うと、彼は少し怪訝な顔をした。
 何か変なこと言っただろうか。
「俺は、茉麻ちゃんが好きって言ったよ。茉麻ちゃんは、どうなのって聞いてるんだよ」
 茉麻は“選んでほしい”と思っているのだが、彼もまた“選ばれたい”と思っているよ
うだった。
 茉麻は少し困って、眉を寄せる。ぽってりした唇を、む、と結ぶ。
 彼はじっと、茉麻を見つめている。
 茉麻の言葉を待っている。
 硬く閉じていた唇を解いて、息を漏らす。
「あ、あの、好き、です。彼女にしてほしい、です」
 正直に、素直に、思いを伝えた。
 彼は望んでいた言葉が聞けて、安心したように笑った。
 その笑顔を見て、茉麻も笑顔を返す。
 彼は紙袋を脇に置いて、空いた両腕で、茉麻の体を抱き寄せた。
637書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:54:57

「ぁ」
 驚いて、声が漏れる。
 線の細い、柔らかい物腰からは想像できなかったけれど、けっこうたくましい。力強い
腕の中が、心地良い。
 茉麻は控えめに、彼の背中に手を回す。
 抱き寄せていた彼の腕が、ほんの少し緩む。
 顔を上げると、目の前に、彼の顔。
 それが、少しずつ、近寄ってくる。
 その意図を察して、瞼を下ろした。
 直後、温かい感触が、唇に触れる。

 あ、キスしてる……

 そう意識すると、体の奥の方が熱くなる。
 その熱を自覚したと同時に、彼の手が、背中から滑り降りていく。行き先を理解した茉
麻だったが、ん、と息を漏らしただけだった。
 茉麻のお尻にたどり着いた彼の手は、スカート越しに撫でている。
 ファーストキスの最中なのに。
 とも思ったが、考えてみればファーストキスよりも、告白よりも先に、あんな事したの
だから、それほどおかしくないこと、なのかも知れない。
638書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:55:33

 彼の唇がゆっくりと、名残惜しそうに離れた。
 それでも動いている彼の手を感じながら、目を開けると、
「エッチなこと、していい?」と聞いてきた。
 もう、お尻触ってるのに。ということは、もっとエッチなこと、なんだろうか。
 ……最後まで?
 こんなところで“ハジメテ”なんだろうか。
 戸惑っている茉麻の心を読んだように、
「最後まではしないよ」
「っえ?」
「それは、もっと雰囲気のあるところで、ね」
「ぁ、はい……」
「いい?」
 彼の問いかけに、こくん、と顔を隠すように頷いた。
 お尻を撫でていた手が、スカートの中に入ってくる。
 それどころか、腰の方から、下着の中に入ってきた。
 むっちりした、自分ではちょっと恥ずかしいと思っている、大き目のお尻を、直接、撫
でられる。
 優しく愛撫される感覚に、そこから湧き上がってくる甘い熱に酔っていると突然、きゅ
っとつかまれた。
639書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:55:58

「きゃうっ」
 いきなりの強い刺激に、思わず声を上げてしまった。
 少し持ち上げるくらいの強さで、お尻をつかまれていた。そしてそのまま、揉み解すみ
たいに、マッサージするみたいに、彼の指が動く。いや、うごめく。
「あ、あぅ、ああぅッ、や、っはあぁ」
 彼の指先が、お尻の穴に触れるか触れないかというところにあって、動くたびにドキド
キして、昂ぶる。
 甘い熱で、じっとりと汗ばんでくる。
 そして、汗以外のものも。
 茉麻の背中に残されていた彼の腕が降りていき、スカートの中に入っていった。
「ぅぅ」
 恥ずかしさのあまり、言葉にならない声が唇からこぼれる。
 けれど、彼はそれに微笑を浮かべるだけだった。
 何も告げられないままで、下着をするり、と下ろされる。
 でも、それでも抵抗せず、されるがままの茉麻。
 どんなことされるのか、という不安とも、期待ともつかない感情。
 気がつけば彼は、茉麻の前にひざまずくような姿勢になっていた。下着は、スネの半分
くらいのところまで下ろされている。
「脚、上げて」
「……はい」
 上げたところで、この角度だと、スカートの中が彼から見えているんじゃないか、と恥
ずかしくなる。靴に引っかかって、少し手間取ったけれど、右足、左足と順に抜かれてい
く。
640書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:56:22

 ひざまずいたままの姿勢で彼が、
「そこ、座って」と、階段を指し示す。
 昂ぶる感情で、ぼんやりした茉麻は、言われるままに階段に腰を下ろした。スカート越
しに、ひんやりした感触。
 彼は床に膝を突いたまま近づいてきて、両膝にそれぞれ、手を置いた。
「開くよ」
 そんなこと、わざわざ聞かないで。
 茉麻を恥ずかしがらせよう、という意図なのだろうか。
 だとしたら充分に効果はあった。
 茉麻は頷いたそのまま、顔を俯かせた。
 その様子を確認して、楽しそうな表情を作ると、ちょうど顔の高さにある膝の奥へ、目
を向けた。
 ゆっくりと、焦らすように、茉麻が羞恥で昂ぶるように、膝を押し開ける。
 熱かった太ももの間に、空気が入り込む。しかし、突き刺さるような視線を感じ、冷え
るどころか余計と熱くなる。
 大きく広げられた脚のその奥。
 前は下着をつけていたけれど、今日は……
 ちらり、と彼の方に目を向けると、彼もまたこちらを見ていて、目が合った。
 恥ずかしさのあまり、顔をそらす。
 彼は目線を膝の間に戻すと、大きく息を吐く。興奮しているんだろうか、息が荒くなっ
ている。
「あんっ」
641書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:57:41

 彼が膝の内側に、口付ける。
 柔らかくて優しい感触に、背筋に甘い電流が走る。
 むっちりした太ももに、何度も何度も。唇を当てられ、ついばまれ、舌を這わされる。
「んっ、あっ、はぁっ、あぅっ」
 それにいちいち反応して、声が漏れてしまう。
 ピクンピクンと、体が震えるたび、お腹の奥が熱くなっていくのがわかる。
 口付けが、だんだんと奥の方に入ってくる。
 彼の顔が、半ばスカートで隠れている。
 ちょん、と指を当てられ、割れ目を左右に開かれた。
 あ、と思った時には、
「ぅああんッ」快感が脳を突いた。
 粘膜を直接、生暖かい彼の舌が舐め上げる。
 ざらついた舌の表面が、はっきりと感じ取れた。
 柔らかくてぬるぬるした感触は、指で触るのとは全く違う快感を、体の底から湧き上が
らせる。
 彼が舌を尖らせて、穴の中までも舐めてくる。
 ビクビクと体を震わす快感に、体がのけぞってしまう。
「あぁっ! あ、ああぅっ! あぅん、ぅあッ、ああっ!」
 お腹から広がった熱が全身に回って、燃え上がってしまいそうだ。
 その熱で、体の中で氷が溶け出したみたいに、今までにない量の愛液が溢れてくる。
 溶け出した愛液は、彼に舐めとられる。時折、ずずっというすする音が聞こえてきて、
自分の流したいやらしい液体を、彼が飲み込んでいるのだと知らされる。
642書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:59:23

 たまらなく恥ずかしい。
 けれど。
 たまらなく、熱くなる。
「──ッ!」
 茉麻が声にならない悲鳴を上げる。
 今まで舌が入り込んでいた部分に、彼の指が入ってきた。前の時より深く。
 同時に、割れ目の頂点で起き上がった粒が、包んでいた皮をめくられ、舌先で弄ばれて
いる。
 こんなの、知らない──
「ふ、ぁああああッ! ハッ、ああぅッ、あう、んんんッ!」
 経験したことのない刺激。
 蛇口が壊れたみたいに、快感が止め処なく溢れる。
 意識がぷかぷか浮かんでいるみたい。
 全身の感覚も、ぼんやりしてきた。
 ふと目線を下ろすと、スカートに隠れた彼の表情が気になった。
 どんな顔をしているんだろうか。
 どんな顔をして、愛撫してくれているのだろうか。
 あの時の、茉麻が手でイかせた時の、とろん、とした表情を思い出す。
 なみなみと注がれた水が、コップの端からこぼれるみたいに、限界がやってきた。
 そして。
 そのタイミングを見取ったように、ちゅうっと、彼がクリトリスを強く吸う。
643書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/16(水) 23:59:46

「──ぅぁ、ッ」
 ふわっと、一瞬の浮遊感。
 ビクン、と背筋が震えた。
 こわばった体が、太ももが、彼を自分の股間に押し付けるみたいに挟み込んでいる。
 体から力が抜けるのを感じる。ピクピクと、体のあちこちが引きつるみたいに震えてい
て、自分がイったんだ、ということを思い知らされる。
 いまだに体の中で、むずむずとくずぶっている快感でぼんやりしていると、彼がスカー
トの中から出てきた。
 とても嬉しそうな表情。
 途端に恥ずかしくなる。
 けれど、それ以上の恥ずかしさが、茉麻を襲うことになる。
 彼がポケットからハンカチを取り出したと思ったら、それを茉麻のスカートの中に持っ
ていった。
 割れ目を濡らす愛液を、それで拭き取る。
「じ、自分でやりますからっ」
「いいから。やらせて」
 と、微笑む彼。
 イったばかりの体には充分な刺激で、拭き取られたと同じ分、溢れてきてしまいそうだ
った。
 こんなところかな、と彼が作業を止めた。
 そしてそのまま、茉麻の愛液を拭き取ったハンカチを、ポケットにしまう。
「あ、洗って返しますから」
644書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/17(木) 00:01:38

「いいよ。洗うなんて、もったいない」
 何でそんないやらしいことを、平然と言ってしまうんだろう。
 茉麻の反応を見て、楽しんでいるとしか思えない。
「さ、行こうか。そろそろ人が来るはずなんだ、ここ」
「え……えぇっ!?」
 人が来るって、それを知っていて、こんなところで?
 目を白黒させている茉麻に、すっと手を差し伸べる彼。
 茉麻は少しためらいがちに、その手を握る。
 彼に手をとられ、立ち上がったところで、思い出した。
「あ、あの……」
「なに?」
「……あのぉ、私の、パンツ……」
 茉麻は受け取っていないから、まだ彼が持っているはずだ。
「これ、俺にくれない?」
「……へ?」
「茉麻ちゃんに会えない時、自分でするから。使わせて」
 “する”とか“使う”って、さすがに“それ”以外の意味を思いつかない。
 それを笑顔で宣言してしまう彼……
 本当にこの人でいいんだろうか、なんて。
 そんな考えが頭をよぎった。
645書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/11/17(木) 00:02:45
1ヶ月ぶりで・・・梨沙子じゃないって期待はずれかもですが・・・
・・・茉麻はエロエロで困る・・・
・・・梨沙子は・・・長くなりそう
646名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 01:01:52
書く人さん乙です!
茉麻は本当にエロが似合いすぎですね
またお願いします!!
647fusianasan:2005/11/17(木) 08:42:29

書く人さん来てた〜ヽ(*゚∀゚)人(゚∀゚*)ノ
乙でしたW
648fusianasan:2005/11/18(金) 09:08:53
ヤベェ、電車の中で読んぢった。
コート着ててよかった・・・
649fusianasan:2005/11/19(土) 00:59:23
書く人さん、乙です。
次は梨沙子行きますか〜?
楽しみに待ってます(´∀` )
650fusianasan:2005/11/29(火) 11:05:50
651fusianasan:2005/11/29(火) 12:36:38
本スレ落ちてたから久々に来てみたが…






やべえ書く人最高
昼間っからニーしたくなってきた
652名無し募集中。。。:2005/11/29(火) 18:51:02
帰ってきたBerryz工房のエロ小説を書こうよ28
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133255512/
653fusianasan:2005/12/05(月) 14:55:20
654fusianasan:2005/12/08(木) 03:03:27
655fusianasan:2005/12/11(日) 02:10:00
  、、、、
 ミ・д・ミ<ほっしゅ
  """"
656PSPからのかきこみ:2005/12/13(火) 23:30:45
ほっしゃん
657fusianasan:2005/12/17(土) 13:56:09
ほしゅ
658fusianasan:2005/12/22(木) 12:15:03
むっしゅ
659fusianasan:2005/12/26(月) 02:38:53
ho
660書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:17:02

 ブラを外すと、ささやかだけれど乳房と呼べる胸のふくらみが、あらわになる。
 それを放り、ショーツを脱いで、脚から抜いた。最近、割れ目の上あたりに、産毛と言
うには少し濃いものが混じってきている。
 成長……してきたってことだろうか。
 それとも、いっぱいエッチなことをされているからだろうか。
 されている、というよりは、させている、という方がより正確で、桃子はそこが少し不
満だ。
 彼がしたいと言えば、いつでも、どんな時でも応じるのに。
 ぷう、と頬を膨らませて、脱いだショーツをブラと同じところに放る。
 脱衣所の洗濯籠に、ふわりと落ちた。
 聞き耳を立てて、扉一枚隔てた向こう側、浴室の中を窺う。
 ばしゃばしゃと水音。
 浴槽に入っているわけではなく、まだ体を洗っている途中みたいだ。
 間に合った、と唇を吊り上げる。
 中にいる彼に断ることなく、扉を開け放つ。
「お兄ちゃん、一緒に入ろっ!」
661書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:17:40

 タオルを背中に回していた彼は、ぽかん、と桃子の顔を見、それから、わずかばかりも
隠されない裸体に、視線を下ろしていく。
 彼に見られている。それだけで、ドキドキする。
 桃子が浴室に踏み入れると、彼は慌てて、目を逸らした。
「桃子、隠して……」
 恥ずかしそうな彼の呟き。赤くなった頬は、湯気ではごまかせない。
「私の体で、お兄ちゃんが見てないとこなんてないよ」
 と笑うが、彼は顔を上げることはなかった。
 その姿のかわいさに、桃子は思わず苦笑い。
 普通は逆だよね。
 桃子は彼の背後に立つと、タオルに手を添える。
「背中流すね」
「本当に、一緒に入るの……?」
「いや?」
「嫌じゃないけど……狭いよ?」
「いいの! その方がくっつけるでしょ?」
 納得したのか、或いは諦めたのか、彼はタオルから手を離す。
 それに満足した笑みを浮かべ、タオルを受け取る。
662書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:19:28

 しかし、それを使うわけではなく、脇に置く。それから背後のタンクを取り、ボディソ
ープを手のひらに出して、ねっとりした液体を伸ばすと、自分の体に塗りたくる。
 水分が足りないので、なかなか泡立たない。けれど水分は、目の前にある彼の背中に、
たっぷりある。
「桃子?」
 彼が背後を窺うように、声をかけてきた。
 桃子はそれに応えず、代わりに、ふふ、と笑って、乳房を押し付けた。
 その感触は、彼の体には馴染んでいる。だから正体は簡単に理解できるはずだ。
 彼が固まるのがわかる。
 そのまま、自分の体をスポンジ代わりに、彼の背中を上下する。
「桃子……」
 彼の呟きに、熱い息づかいが混じっていた。
 拒絶するものではなく、受け入れている響き。
 桃子はボディソープの残った手を彼の前に回し、密着度を強める。やせ気味の背中が、
乳房を刺激する。頂点で乳首がとがってきて、背中とこすれて快感が広がる。
「ん、んぅ」
 桃子自身の口からも、濡れた吐息が漏れ始めた。
663書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:20:33

 前に回した手で、彼の体の前面を撫で回す。ボディソープでぬるぬるとすべり、柔らか
い刺激となっている。
 彼の口から漏れる息が、だんだんと荒くなっている。
 薄い胸板を撫で、皮膚とは違う感触のそこを、指で転がした。
「あっ、ん、も、ももこっ」
 乳首を刺激され、彼が女の子のような声で喘ぐ。
「ここ気持ちいいの?」
 桃子が耳に、息を吹きかけるようにして囁くと、彼は一瞬とまどい、頷いた。
 かわいいなぁ。
 片方の手は乳首を刺激したまま、もう一方は、体を滑らせ、下腹部へ。
 キモチが漲っている彼の肉棒に、指を絡める。びくんっ、と反応した。
「ももこ……」
 情欲に濡れた声で呼ばれ、下腹が熱くなった。
664書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:21:57

 ボディソープにまみれた手で、彼のペニスをこする。桃子の手が上下するたび、快感に
震え、彼が息を漏らす。
「ん、んっ」
 桃子は、自分の割れ目に手を伸ばしたくなる衝動を抑え、乳首をいじっていた手も下に
滑らせた。
 張り詰めて震えている亀頭に、手のひらを押し付ける。“いい子いい子”するように、
撫で回す。
「あっ、も、ももこっ、つよ、つよすぎっ」
「イきそう?」
 桃子が囁くと、熱に浮かされたように、彼は何度も頷く。
「いいよ。イって」
 言って、桃子は手の上下を激しくした。同時に、亀頭を撫でている手も、早く動かす。
 ペニスが今までにない激しさで震えだす。
「桃子っ、桃子ぉっ!」
 桃子の名前を呼びながら、背を反らした。
 びくっびくっ、と熱い噴出が、手のひらに打ち付けられる。
 ボディソープとは違うぬるぬるが、手のひらに広がった。
 やがてその噴出がおさまって、浴室には彼の荒い息が響いている。
 彼の体を解放して、自分の手のひらを見る。粘っこい白濁液に、ボディーソープの泡が
混じって、手のひらいっぱいに張り付いている。
665書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:23:06

 ボディソープさえなければ、舐めてあげてもいいんだけどな。
 洗い流そうと顔を上げると、いつの間にか彼が振り返っていて、こちらを見ていた。
 なんだろう、と首を傾げる。
 彼の両腕が桃子の背中と頭の後ろに伸び、抱きかかえるような形になる。
 熱い彼の体温を感じて、ドキリ、と心臓が脈打った。
 そのまま後ろへ、優しく押し倒されて、彼が覆いかぶさる。
 彼の手が、マッサージするように、優しく、柔らかく、胸や腹を這い回る。
「あ、あんっ。お、にいちゃん……?」
 いつになく積極的な彼に戸惑いながら、その手から伝わる熱に、体が反応しているのを
感じた。
 ふくらみの頂点で色づく乳首を、摘まれ、
「あぅんっ!」声が漏れる。
 乳首を指の腹で転がされ、体を小さく跳ねさせ、快感に身をゆだねていた。
 もう一方の手が下腹のさらに下、割れ目に達していることには、クリトリスをいきなり
つぶされて、はじめて気づいた。
666書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:24:00

「ひゃあっ!」
 突然やってきた強い刺激に、腰を浮かせてしまう。
 それでも彼の指が、そこから離れることはなく、指の腹でこすられる。
「ぅあっ、ぁあっ! ああんっ、あぅ、ぅふぁああっ!」
 ただでさえ声が響く浴室に、桃子の喘ぎ声が溢れている。自分が出しているいやらしい
声を、大音量で聞かされて、体が熱くなっていくのを止められない。
 高まる快感に、体を震わせていると、クリトリスをこすっていた指が、その下の伸びて
いった。
 あ、と思った時には、中指が桃子の体の中にもぐりこんでいた。
「ふあぁぁぁぁぁっ!!」
 いきなり指の根元まで突き刺されて、達してしまいそうになる。
 しかし、気を抜く間もなく、彼の指が、ぐるぐると体の中をかき回す。
「ふあっ! ああぁぁっ! やあぁ、あぅんっ! あ、や、んんっ!」
667書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:24:58

 ぐちゅぐちゅといやらしい水音が、自分の脚の付け根から聞こえてくる。体の奥からと
めどなく溢れてくる快感が、桃子の体を満たしていく。
 もう──もう、限界──
「イクぅっ! イっちゃうぅぅぅっ!」
 下腹部から広がった絶頂の波が、脳まで達すると、思考を弾けさせた。
 真っ白の光が、頭の中でチカチカと明滅する。
 うっすらと開いた瞼の隙間で、青白い光が舞っているのが見える。
 あれ?
 やけにお湯気が濃く見える。
 桃子? 彼の呼ぶ声が、どこか遠く感じる。
 お兄ちゃん、と応えようとして、声が巧く出せなかった。
 あ──
 桃子はぼんやりとした意識のまま、ふわふわとどこかへ浮かび上がるような感覚にとら
われる。
 そのまま、白い光に包まれた──
668書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:26:18
 
 
 
 
669書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:27:43

 目を覚ますと、自分のベッドの上だった。
 おでこには、冷却シートが貼られていた。
「桃子?」
「お兄ちゃん?」
 ベッドの脇には、彼が心配そうに、桃子を覗き込んでいた。
「良かった……」
 心の底から安堵した、深い溜息を混じらせていた。
「私……?」
 どうしてここにいるのか、思い出そうとするが、どうにもぼんやりとしていて、思考を
巧くまとめられない。
「風呂場でしてて、のぼせたんだよ」
 彼に言われて、思い出す。
 いつになく激しく愛してくれた彼のせいで、気を失ったのか。
「ごめんね」
 湿った髪を撫でながら、彼がつらそうな表情になる。
 桃子は薄く微笑んで、首を横に振った。
「……気持ちよかったよ……」
 そう言うと、彼はほんの少しだけ、表情を柔らかくしてくれた。
 彼の暗い表情を見ているのは、桃子もつらい。できれば、見たくない。
「お兄ちゃん、キスして」
 桃子がねだると、彼は頷いて、顔を寄せる。
 瞼を下ろすと同時に、唇にぬくもりが重なる。
 重ねるだけのキス。
 心臓が、やたらとドキドキしている。

 ひょっとして、あのまま続けていたら、いつも以上に激しい彼を感じることが出来たん
だろうか。

 あ〜あ、もったいなかったなぁ……

670書く人 ◆ZBov0fGF0M :2005/12/29(木) 08:28:30
ご無沙汰・・・しておりました
・・・桃子です・・・
梨沙子は・・・書いてます・・・まだかかりそう・・・
671fusianasan:2005/12/29(木) 15:52:18
書く人さん乙です〜(・∀・)ノ
続き楽しみにしてます!!
672fusianasan:2005/12/30(金) 23:27:47
夜寝る前に読んだら、
同じシチュエーションで桃子が夢に出てきました。
書く人さん、ありがとう!
673fusianasan:2006/01/01(日) 00:56:04
書く人さん
あけましておめでとうございます〜
今年も楽しみにしてます
674fusianasan:2006/01/05(木) 03:10:31
書く人さん、来てたー!
イイよ、イイよ〜(´∀` )
675fusianasan:2006/01/11(水) 01:42:25
(・∀・)
676めりもち:2006/01/12(木) 15:33:30
書く人さん最高です

一気に10回位ニーしちゃいました(爆)

りぃちゃんの続き書いてくださいお願いしまそ
677書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:20:01

 嫌なことがあった。
 別に珍しいことではないだろうけど、それは特別嫌なことで、イライラを抑えられなか
った俺は、よく行くゲームセンターに来た。
 いつも遊んでいる格闘ゲームが埋まっていた。空くまで他のゲームで時間を潰そう。舌
打ちしながら移動すると、プリクラのコーナーの前で、見慣れない光景に出くわした。
 スーツ姿のサラリーマンらしい男が、女の子に話しかけている。男の方は中年と言って
ふさわしい年齢。女の子の方は多分、俺と同じくらいか。帽子を目深にかぶっているせい
で顔ははっきり見えないが、少なくとも俺より年上と言うことはないだろう。
 サラリーマンの顔が、いやらしく歪んでいる。それが笑顔だと気づくのに、少し時間が
必要だった。それくらい醜かった。
 女の子の方は、どう反応していいのかわからない様子で、男からその顔を背けている。
足がすくんでいるのだろうか、逃げ出す様子はない。
 別に、その子を助けなければ、という正義感が湧いたわけではない。
 何でも良かった。ただ単に、イライラするこの胸の、不快感のはけ口がほしかっただけ
だった。
678書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:20:57
 俺は男の背後に近づいて、肩を掴んで乱暴に振り向かせる。
 突然のことに表情を凍りつかせた男だったが、相手が自分よりも小柄な相手だと知り、
すぐに怒りをあらわにする。
「なんだ、お前はぁ!」
 吐き出される息に、アルコールの臭いが混じっていた。夕方は過ぎたが、まだ夜という
には浅い時間。仕事帰りに、というわけではないだろう。
 俺はそれを無視して、
「早く行きな」女の子に言った。
 女の子はひさしの下から、窺うような視線を送ってきた。涙で潤んだ目が、戸惑いに揺
れている。
「おいっ!」
 肩に乗せたままだった俺の手を振り払い、男が俺の胸倉を掴んでくる。アルコールが回
っていながら、そうとう力強い。乱暴なその力に、俺はよろけてしまうほどだった。
 だが俺は、それでも女の子に目を向けて、早く立ち去るように促す。
679書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:21:47
「聞いてンのかっ!」
「うるせーよ、オッサン」
「な、にぃ……」
「酒臭いんだよ。ガキに絡んでないで帰れよ」
 男の顔色が明らかに変わった。アルコールとは違う原因で、顔が赤くなっている。
 胸倉をねじ上げるようにして、顔を寄せてきた。アルコール臭に加えて、ヤニ臭い息を
吐きかけられる。
 たまらず顔をゆがめると、男は唇の端を吊り上げた。どうやら俺が怯んだと取ったらし
い。
「いきがってんじゃねえぞ、クソガキが。俺はな、空手黒帯だ。テメェみたいな細っこい
ガキ、簡単に病院送りに出来ンだぞ! いまさら謝っても遅ェぞ!」
 顔のすぐそばで吐き出される生ぬるい息が、ひどく不快だった。ただそれだけのことし
か、感じなかった。
「……やってみろよ」
「あ?」
「殴りたきゃ殴れよ」
 挑発とでも受け取ったんだろうか。男は口元に浮かんでいた笑みを消し、眉間にしわを
作る。コメカミに浮かんでいるのは血管だろうか。初めて見た、怒って血管浮くのって。
680書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:23:29

「いい度胸だなぁ」
「いい度胸なのはオッサンだろ」
「なんだと?」
「傷害の前科くらいは覚悟してるんだろ? いい度胸じゃねぇ?」
 言ってやると、男は表情を引きつらせた。
 もっと若かったら通用しないだろうが、中年と言って差し支えない男にとって、警察沙
汰というのは避けたいはずだった。
「しかも、未成年の女の子に絡んで、で、それを止めようとした少年を殴る、なんてさ。
マスコミも食いつくんじゃないかな?」
 胸倉を掴んでいた手が、かすかに緩む。
 男の顔が、水をかけられたように、はっきりと冷めていくのがわかる。頭の中では、最
悪のシナリオが展開されているんだろう。酔いもどこかへ行ってしまったようだ。
 しばらくにらみ合った後、男は、ガキが、と舌打ちして、俺を突き放す。せめてもの抵
抗、というものか。
 苛立ちを隠そうともしない、乱雑な歩き方で肩を揺らし、男が店から出て行った。
681書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:24:29

 別に、殴っても良かったのにな、とぼんやり思う。
 結局のところ、不快感をよそへまわしただけだ。気分は晴れない。
 俺は掴まれてしわくちゃになったシャツを伸ばして、出口に足を向けた。遊んでいる気
分じゃなくなった。
 と、出口近くでガラスに映った姿を見て、足を止めた。
 俺の斜め後ろに、さっき、男に絡まれていた女の子が立っていた。
 まだ帰ってなかったのか。途中から忘れていた。
 いや、それより、俺についてきてるのか?
 振り返った俺を、彼女は帽子の下から、ジーッと見ている。
「なに?」
 何も言い出さないので、俺から声をかけると、びくっと体を震わせて、
「あ、あのっ」ぺこり、と頭を下げた。
 別に、この子を助けたかったわけではないんだけど……まあ、いいか。
 なにか、言うべきなんだろうか。こんな場面、経験がないので、どうして良いかわから
ず困っていると、彼女は近くの筐体を指差した。
 2つ背中合わせで並んでいる筐体。人気のある対戦型格闘ゲームの、デモ画面が流れて
いる。このシリーズでは1つ前の作品だし、最新作が出るまでに、別の会社から出ている
対戦格闘ゲームも数バージョン更新しているので、ブームは5・6世代前のものだ。
682書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:25:54

 で、それがどうしたんだ?
「これ……どうやるの?」
 彼女の声は思っていた以上に幼く、店内に響いている音楽や電子音に掻き消えてしまい
そうなくらい、か細いものだった。
 けれど、その声は、俺の耳に届いた。なにかに運ばれるみたいに。
 俺は不思議と、断ろうとは思わなかった。
 幅の広いイスの左側に座り、隣に座るよう促した。
 彼女は恐る恐る、と言った様子で俺の隣に座る。
「とりあえず、俺がやるから見ててよ」
 不思議だった。自然と笑顔が浮かんでくる。
 さっきまで胸を満たしていた不快感は、少しも残ってなかった。
 彼女は、ぱあっと、光るみたいに笑顔になって、
「うんっ」と頷いた。

 これが、俺と梨沙子の出会いだった。
683書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:27:03
 
 
 
 
 
684書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:29:07

 画面ではテコンドー使いの青年が、地に伏している。
 立っているのは覆面レスラー。 
 普段ならコンピューター相手に負けるはずはないんだけど、この組み合わせは……
 コンティニューのカウントダウンに、重い溜息をついて、立ち上がる。もう一度、戦う
気にはなれなかった。
 梨沙子と最後に会ったのは、1ヶ月以上も前になる。梨沙子の忙しさが原因だけど、正
直、安堵している自分がいる。
 顔を合わせなくても、メールが来たり電話が鳴ったり、連絡は来る。
 それに対しては、たぶん、普通に対応できている、と思う。
 だけど。
 だけど、昨日の電話には、いつも通りの対応が、できなかった。

「明日おやすみになったから、遊びにいくね」

 そう言われ、
 俺は、
 嘘をついた──

 学校の用事があって、家にいない。
 会えない、と。
 こっちが勝手に気まずくなって、顔を合わせづらいっていう、つまらない理由で、嘘を
ついた。
685書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:30:29

 梨沙子の気持ちを知るのが怖い。

 そんなこと、気づかないふりをしていれば、今まで通りに、仲良く、楽しく、そしてき
っと、快楽を得られる。
 でも。
 そんな気には、どうしても、なれなかった。
 俺は自分の気持ちに、気づいてしまったから。認めてしまったから。
 だからきっと、今まで通りに、梨沙子に会うことができない。
 会えない、と言った時の、梨沙子の寂しそうな、悲しそうな声が、今も鼓膜に貼り付い
て離れない。じわじわと神経を焼くように、鋭い痛みがゆっくりと胸を侵食していく。
 体験したことのない苦痛に耐えかね、ゲームセンターの自販機の前で、立ち止まる。
 痛みを吐き出すように、溜息をついた瞬間、ポケットの中でケータイが振動した。
 取り出して、表示された名前を見て、固まる。

 菅谷梨沙子

 なんで──
 こんなタイミングで。
 俺はケータイを握り締めたまま、動けなかった。
 出よう、とか。
 出ない、とか。
 そういう判断すら出来ず、ただディスプレイを見つめた。
 ケータイが抗議するみたいに振動し、その振動が俺の胸を揺さぶって、そして、止まっ
た。
686書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:31:43

 深い、溜息。

 しかし、安堵したのは一瞬で、すぐに重苦しい罪悪感に、肺を締め付けられたような息
苦しさに襲われる。
 また、だ。
 また、梨沙子を裏切った。
 つながらない電話に、梨沙子はどんな思いを抱いただろうか。
 傷ついているだろうか。
 案外、なんとも思っていなかったりして。

 自分は梨沙子にとって、そんなに大きな存在じゃない。

 そう思うことで、今の苦痛から逃避したいと思っている。
 それがわかっているから、自嘲に唇が歪む。
 ケータイをポケットに戻して、ゲームセンターを出ようと、顔を上げた。

 ──ひゅぅ……

 それが、自分の鳴らした音だと気づいたのは、気道を通る冷たい空気を感じたからだっ
た。
687書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:33:00

 体が内側から、凍り付いていくような錯覚。
 動けなかった。 
 視線を捕らえられた。
 ゲームセンターの出口に立つ、彼女から。

 梨沙子──

 唇を動かしたはずだが、言葉になってくれたか、わからない。
 ケータイを握り締めて、梨沙子が立っていた。
 白いコートを着て、妖精のような梨沙子が、責める視線で俺を睨み、顔は初めて見る表
情に、歪んでいた。
 ゲームセンターの雑多な騒々しさが、まるで聞こえなかった。
 体ごと、意識が硬直してしまった。
 何を考えればいいのかわからない。
 何をしたらいいのか、わからない。
 ただただ、視線は、意識は、梨沙子に縫い付けられたように、離せない。
 梨沙子の唇が、かすかに動いた。
 声は届かなかったけれど、
688書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:34:30



 うそつき

689書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:35:25

 と、動いているのが、わかった。わかってしまった。
 声ではない梨沙子の言葉が、心臓を撃ち抜く。
 走り去る梨沙子の背中を見ても、俺は息の根が止められたように、動けなかった。
 それから、どれほどの時間が経ったのか。
 数秒、数分、或いは、数時間。
 全力疾走した後のような疲労感に襲われ、呼吸が荒くなる。
 気がついた時には、梨沙子の姿はなく、まるで幻覚でも見ていたようだった。
 けれど。
 手のひらの中のケータイに目線を落とすと、そこには不在着信を訴えるように、ランプ
が明滅していた。
 追いかけるべきなんだろう。
 追いかけて、言い訳でも言い逃れでも、何でもいいから話さなければ、もう2度と、梨
沙子と会うことはないだろう。
 それがわかっていながら、足は貼り付いたように動かなかった。
 このまま会わなくなれば、きっと、梨沙子の気持ちと向き合わずに済む。
 それは逃避以外の何物でもなく、俺にはふさわしい、臆病者の選択だった。
 自嘲すら出来ず、胸の痛みに顔を歪める。
690書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:36:14

 梨沙子……

 声を出さず、もう一度、唇が動いた。
 梨沙子の顔が、浮かんでくる。
 頬を染める。
 唇を尖らす。
 眉を寄せる。
 瞳を揺らす。
 いろんな表情の、いろんな梨沙子。
 でも、どれも共通して、どんな表情の梨沙子も、大好きだった──
 だった?
 いや、大好きだ。
 今も。
 梨沙子が好きだ。
691書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:37:03

 梨沙子

 三度、唇を動かす。
 それが、引き金だった。
 一歩、踏み出す。
 二歩目は宙を蹴るように、駆け出していた。
 縛り付けられたように重かった足が、嘘みたいに軽い。
 ゲームセンターから出て、増え始めた人の流れの中に飛び込んだ。迷惑そうな人々の顔
を無視して、走った。
 梨沙子に、思いを伝えたかった。
 たとえ梨沙子が、俺のことをなんとも思ってなくても、それでも良い。
 それでも、梨沙子が好きだって、言いたい。
692書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:39:33
 
 
 
 
 
693書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:40:36

 どこへ向かったのかわからないけれど、とにかく走った。梨沙子が向かった方へ、追い
つくことだけを考えて。
 駅へ向かう道だったので、駅舎の中を探し回って、改札を通ってホームまで探したけれ
ど、梨沙子を見つけることは出来なかった。
 ケータイを取り出して、ディスプレイを見ると、梨沙子からの着信があったのは10分
ほど前だ。梨沙子が走り去ってから追いかけるまで、数分経っていると、そこではじめて
知った。
 ダメモトで梨沙子にかけてみる。
 ケータイを耳に当てたまま、駅から飛び出した。

『お掛けになった電話は、電源が入ってい』

 最後まで聞かずに、切った。
 駅を出て見回す。
 駅から出てくる人、駅へ向かう人。
 その中に、梨沙子の姿は見られなかった。
 駅とゲームセンター以外で、梨沙子が向かいそうなところ。
 思考をフル回転させて思い出そうとするが……
 思いついたのは、家の近所のコンビニくらいだった。
 愕然とする。
694書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:41:24


 梨沙子はこの街に、来る理由、目的は、俺だけだった──

 もちろん、最初は違うだろうけど、出会ってからは、そのためだけに、うちに来るため
だけに、この駅で降りていたのだ。
 俺はそれを、当然のことのように思っていた。
 ギリッと、奥歯を噛み締める。
 立ち止まってなんかいられなかった。
 とにかく、走った。
 梨沙子がこの街からいなくなっていたとしても、それでも、探さないといけない焦燥感
に、背中を押された。
 走り出すと、冷たい羽のようなものが、頬に触れ、消える。
 見上げると、晴れていたはずの空が、分厚い雲に覆われていた。
 雪が、降ってきた。
695書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:42:08
 
 
 
 
 
696書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:43:24

 肩に、頭に、薄く積もる雪。
 それが、体を冷やしてくれて、気持ち良かった。
 あれから1時間ほども、街中を走り回って梨沙子の姿を探したが、どこにも見つけられ
なかった。
 2度ほど、人違いで不審がられたが、そんなこと梨沙子が見つからなかった虚脱感に比
べれば、些細なことだった。それよりも、梨沙子と他人を見間違えたことがショックなく
らいだ。
 いつだったか話に上っただけで、梨沙子は行ったことがないはずの、近所の公園を探し
回り、そして、とぼとぼと後にする。
 雪は勢いを増して、靴が半ばほどまで埋まるほど、積もっていた。
 一歩ごとに雪を踏みしめ、家へ向かった。
 もう、この街にはいないだろう。
 もう、会えないかもしれない。
 足を止めないまま、ケータイを取り出して、開く。キーを操作して、着信履歴を見つめ
る。

 《不在着信 菅谷梨沙子》

 これが、最後の……
697書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:44:09

 ケータイを持つ手に、無意識に力が入る。
 今まで、体を傷つけたどんな刃物よりも鋭く、胸を切り裂く痛み。
 こんなにも苦しいのに、涙は流れてきてくれなかった。
 泣く資格すら、ないんだろうか。
 降りしきる雪が、街の色を奪っていくように、心の中も感情が白く染まっていく。
 何も感じない。
 ただ、胸に穴が開いたような。
 見慣れた街が、見慣れない雪景色に覆われていくのも意識できず、引きずるように足を
踏み出す。
 家に着いてしまった。
 自分の家。
 だけどそこは。
 梨沙子との思い出が、最も濃く、満ちている場所。
 踏み入れる覚悟が固まらず、立ち止まってしまう。
698書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:44:44

 嫌だ。

 苦しい。

 逃げたい。

 この家で、あの部屋で、梨沙子を思い出さずにいることなんて、きっと無理だ。
 自分の家なのに、見慣れない場所のような、違和感に襲われる。
 もう少し、どこかで時間をつぶそうか。
 しかし、何分、何時間、何日、やりすごそうとも、入れる自信がなかった。
 耐え切れず俯く視界の端で、それに気づいた。
 家の前に、白いものが置いてあった。
 出る時には、そんなものはなかった。
 なんだろう、と思っていると、かすかに動いた。嗚咽するようなリズムで、小刻みに震
えている。
 人、だった。
 うずくまっている。
 白いコートが、雪に埋もれるように。

 それは。

 それは、捜し求めていた、

「梨沙子?」
699書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:45:46

 俺が呟くと、白い塊が、びくりと震えた。
 一歩、二歩、近づくと、だんだんと形がはっきりしてくる。
 白い顔が、ゆっくりと持ち上がって、俺を見上げる。
 見慣れた淡い色彩の瞳が、涙に揺れて、俺を睨んでいた。
 雪に溶け込んでしまいそうな白い頬に、幾筋も涙の跡があった。
 半ば雪と同化したようなその姿が、あまりにも悲しくて、胸が痛かった。
 積もった雪を払おうと手を伸ばす。

「きらいっ!」

 体を突き抜けていく、重くて鋭い、衝撃。
 梨沙子の、悲鳴だった。
「おにいさんなんかきらいっ!!」
 俺を責めながら、拒絶しながらも、積もる雪で固まってしまったように、動けないでい
る梨沙子。
 じわり、と涙が滲んでくる。
「ごめんな」
 呟いて、手を伸ばす。
700書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:46:54

「きらいっ、きらいっ!」
 それを拒絶して泣き、俺の手から逃げるように身を捩る。
 足元に積もった雪を掴んで、投げつけてきた。
 冷たい雪が、梨沙子の痛みのように体に滲みてくる。
 それでも俺は、梨沙子を抱き寄せる。力づくで、強引に。
「きらい! うそつきっ! 大っきらいっ!」
 胸の中で押しつぶされて、くぐもった叫びが、俺の胸を突き刺す。
 突き放そうと、梨沙子の手に力が込められる。
 だけど俺は、梨沙子を抱きしめる腕を、ほどかない。
 ほどきたくない。
 やっと見つけた、大切なもの。
「ごめん、ごめんな……ごめん、梨沙子」
 謝ることしか出来なくても、離したくない。
「きらいだもんっ! うそつきのおにいさんなんか、きらいだもん!」
 どんなに嫌われたって良い。
 梨沙子のそばにいたい。
 梨沙子を好きでいたい。
「ごめん……ごめん、梨沙子……ごめん」
 俺の“ごめん”と、
「きらいっ、おにいさんなんてきらい!」
 梨沙子の“きらい”が、静かに降る雪を、揺らしていた。
701書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:47:42

 どれほどそうしていたか。
 梨沙子の腕から力が抜けて、涙声の“きらい”が止み、嗚咽だけが、胸の中から聞こえ
てくる。
 相変わらず雪は静かに、音を吸い取るように降っていて、辺りは静かだった。
 まるで、俺と梨沙子しかいないみたいに。
「おとうさんね」
 不意に、梨沙子が口を開く。
「ん?」
「おとうさん、お仕事がいそがしくて、あまり家に帰って来ないの」
「うん」
 なんの話だか掴めないけれど、梨沙子が話したがっている事だから、促すように相槌を

打つ。
 梨沙子の声が、聞きたいって、そういう理由もあるけれど。
「おかあさん……おかあさんは、おかあさんは……」言いづらそうに、何度も同じ言葉を
繰り返す。
 俺は言葉を急かすようなことはせず、頭や肩に積もった雪を、撫でるように落としてや
った。
702書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:48:44

 そうしてやると、梨沙子は少しは落ち着いたのか、途切れた言葉を続ける。
「おかあさんね、今日は泊まってくるって」だから、心細かったのだろうか、という俺の
思いを、打ち砕く言葉が続けられた。「おとうさんじゃない、男の人と」
 それが何を意味するか、わからないほど子供ではない。
 俺も。
 梨沙子も。
「おかあさんは、あたしが気づいてないって思ってるけど……」
 涙にかすれた声が、胸にしみこんでくる。
「ひとりぼっちは、やだよ……」
 小さな呟き。
 突き放そうとしていた梨沙子の手は、俺の服を捕まえるように握る。
 かわいそう、なんて思わなかった。

 俺と、同じだった。
703書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:49:56

「俺んとこも、似たようなもんだよ」
 え? と梨沙子が、顔を上げた。
 涙と鼻水でぐしゃぐしゃの、美少女なんてとても言えない、ひどい顔だった。
 でも、そのひどい顔が、今の俺には、たまらなく愛しかった。
「親は別居中で、どっちも自分の職場の近くに部屋を持ってるからここにくる必要はない
し、兄さんも結婚して出てったし。この家で、俺以外の人間に会ったことないだろ?」
 梨沙子はしばし考えて、頷いた。
 実際は、週に何度か家政婦が来ているけど、お互いに不干渉が暗黙のルールだった。た
しか梨沙子は顔を合わせたことがないはずだ。
 だから、この家には俺しか住んでいない。
 両親は月に何度か顔を出す程度だし、兄はたまに電話をよこすだけだし。
「俺は、ひとりぼっちだったよ」
 寒さに耐えるように、腕の中の梨沙子を抱き寄せて、俺は長年の思いを、誰にも言えな
かった胸の奥の痛みを吐露する。
「だから、怖かったんだ」
「こわい?」
「梨沙子までいなくなったら、俺、本当に一人だから……だから、嫌われたくなくて」
 嫌われたくないって思いが、梨沙子を傷つけ、かえって嫌われることになってしまった
けれど。
704書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:50:53

 でも、もう決心はできた。
 届かなかったとしても、思いを伝えよう。
「梨沙子」
 俺が呼ぶと、ん? と首をかしげ、見上げる。
「梨沙子、俺は、梨沙子のことが」
「くしゅんっ」と、言葉を遮られた。
 ずるずると洟をすする音。
 ひどい顔が、輪をかけてひどくなっていた。
 アイドルの顔じゃないなぁ。
 っていうか、俺のコートにまで被害が……
「中、入るか」
 俺が聞くと、うん、と大きく頷く。
 えへへ、と嬉しそうに笑う。
 久しぶりに見たはずの笑顔は、当たり前のように腕の中にあった。
 俺は少し泣きそうになりながら、笑顔を返した。
705書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:52:44
 
 
 
 
 
706書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:53:13

 1時間以上も雪の中にうずくまっていた梨沙子は、すっかり体が冷えていた。
 暖房を効かせた部屋に入っても、寒そうにしていたから、風呂を入れてやった。
 バスタオルと、俺が使っているスウェットを渡して、早く入ってこいと言うと、とんで
もない言葉が返ってきた。

「一緒に、入ろ?」

 おにいさんも寒かったでしょ、と。
 たしかに体は冷えていたけど、好きだって告白しようとして失敗した、その直後に、一
緒にお風呂って……
 丁重にお断りしたところ、梨沙子のカウンターが入った。

「じゃあ、あたしも入らないっ。おにいさんのせいで、風邪ひいちゃうもん」

 俺は見事に打ちのめされ、やむなく一緒に入浴することになった。
 いや、決して、梨沙子の裸が久しぶりに見られると言う、誘惑に負けたわけではない。
 ただ梨沙子が、俺と一緒じゃないと入らないって言うから、それだと風邪を引いてしま
って、梨沙子自身も苦しむだろうし、下手すると肺炎とか重大な病気に発展するかもしれ
ないし、仕事のこととかよくわからないけど影響出るだろうし、なんだかんだ言ってもご
両親は心配するだろうし、それに……

 ……ごめんなさい、本当は見たいです。
707書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:54:22

 と、いうわけで、自分のタオルと着替えを持って、梨沙子と風呂場へ。
 脱衣所は二人入るとぎりぎりだ。
 背中を向け合って服を脱ぐ。
 鼓動が不規則に暴れて、手が震える。そのせいでなかなか脱げなくて、梨沙子の方が先
に裸になってしまったようだ。
「おにいさん、まだ?」
「あ、うん。ちょっと待って」
 あとはパンツだけだ。パンツだけだが、中身が膨張していて、脱ぐのには、若干、ため
らいがある。
 待たせるのは悪いと思っているけれど、ゴムに手をかけて、まごまごしていると、
「おに〜いさん」と、梨沙子の声。
 同時に、背中に柔らかいものが押し付けられた。
 温かくて、柔らかくて、俺の背中で変形して潰れたそれは……
「り、梨沙子!?」
 驚きのあまり、声が裏返った。
 キャハ、と背後から笑い声。イタズラが成功したような、そんな声。
708書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:55:42

「早く入らないと、ここで風邪ひいちゃうよ?」
 笑いをこらえて震える声で、俺を急かす。
「わかってるよ」
 とりあえず、イタズラには目を瞑って、パンツを下ろす。
 ……さっきの感触で、一回り大きくなってる。
 情けないやら、恥ずかしいやら。
「あ〜、おっきくなってるぅ」
 梨沙子が覗き込んでいた。
「み、見るなよ」
 照れくさくて隠した。
 それすら可笑しそうに、梨沙子はくすくす笑っている。
「いまさら、かくすことないのにぃ」
 そうなんだけどさ。
 お前の方は、少しは隠せよ。
「いいから、入るぞ」
「おにいさんを待ってたんだけど」
 はいはい、そうでした。
709書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:56:45

 それにしても、あっという間に、元のペースに戻った。
 いや、戻された。
 にいっと歯を見せる梨沙子の笑顔が、まるで当然のように隣にある。
 これが、梨沙子が隣にいる状態が、俺の当たり前の形なんだと思わせてくれるぬくもり
が、胸にじんわりと広がった。
710書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:57:33

 視界を遮るように、湯気が立ち込めるバスルームに入る。
「わぁ〜、おふろ、おっきー! え、木でできてるよ!?」
 タオルを頭に巻きつけた梨沙子が、感心した声を風呂場に響かせる。
「父さんが風呂好きだったんだよ。檜風呂って言って……」
 なにか特別な効能があったっけ?
 わからないけど、父さんがこの風呂を使っていた期間のは、あまり長くなかったような
気がする。
 梨沙子は、ふぅん、と興味深そうに、しげしげと浴槽を見つめている。
「シャワー、浴びるだろ?」
 声をかけると、よほど珍しいのか、浴槽に目を向けたまま頷いた。
 温度を調節した湯が、ノズルから噴き出し、湯気が溢れる。
 噴き出してくるお湯に指先だけ濡らして、温度を確かめている。ちょうど良いと判断し
たようで、お湯の中に体をくぐらせた。
 気持ちよさそうに息を漏らした。
711書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:58:12

 見ていると、頭を濡らさないようにしている。
「髪は? シャンプー使っていいぞ」
 ターバンみたいに巻きつけたタオル、どうするんだろう。と思っていたら、
「いい。いつも使ってるのじゃないと」
 そういうものなのか。
 シャワーの温度のせいで、梨沙子の白い肌が、ほんのりと朱に染まっていく。
 それは、今まで見てきたどんな姿とも違う、色っぽさがあった。
 梨沙子の後ろ姿(お尻じゃないぞ)に、見とれてしまっているのに気づいて、慌てて手
桶をとった。
 湯船のお湯をすくって、体にかける。
 体が冷えていたせいか、いつもより少しぬるめの湯でも、熱く感じる。
「梨沙子、体は? 洗うか?」
「ん〜、汗かいてないからいい。いつものじゃないし」
 シャワーを気持ちよさそうに浴びたまま、答えた。
 いつのもというのは、それほど大切なものなのか。
 女の子の秘密をひとつ、知ったような気がする。
712書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 21:59:15

 俺の方は、梨沙子を探して、街中を走り回って汗をかいていたのでスポンジを取り、真
ん中のくぼみにボディソープを垂らした。
 スポンジでゴシゴシこすっていると、ボディソープはあっという間に泡立って、俺の体
が白く覆われる。
 体の一部は、相変わらず起き上がったままだった。裸の梨沙子が隣にいる状況で、収ま
ってくれるとは思えない。
 バスマットに座っているので、立ってシャワーを浴びる梨沙子のお尻が、ちょうど目線
の位置にある。
 シャワーを浴びる梨沙子が、少し体を動かすたび、瑞々しい果実のようなお尻が左右に
揺れて、恥ずかしながら目を向けてしまう。
 そういえば、割れ目とか、胸のふくらみのほうは触ったことがあるけど、お尻を触った
ことはない。
 どんな感触なんだろう……
 まじまじと見つめてしまう。
 そんな俺を、シャワーの奔流が襲った。
「ぷわっ! な、なにすんだよ!?」
713書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:00:16

 スポンジを放り出して、お湯から逃げ、梨沙子を見上げる。
 シャワーのノズルを俺に向け、声を立てて笑っていた。
「おしり見てたでしょー? おにいさんのえっち!」
「お前な……そ、そんなこと言うんだったら、前の方も隠せよ」
 言われて気づいたみたいに、自分の体を見下ろす。
 でも、隠そうとはせず、自分のおへその下あたりに手を伸ばす。
「ちょっとね、生えてきたの」

 ……

 ……

 ……

「……え?」
 ほら、と割れ目の上を指す。
 わけのわからない羞恥心で、体を熱くさせながら、梨沙子の指す場所に目を向ける。
 割れ目の始まるあたりに、ちょっと長い産毛のようなものが、湯で張り付いていた。
 これは、生えているって言うのか……?
「ね?」
「あ、まあ、うん……」
 なにが、ね、なんだかわからないので、曖昧に頷いておいた。
714書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:00:48

 頷いて見上げると、梨沙子の視線が、微妙にずれていることに気づいた。
 その視線を追う。
 行く先は、俺の股間で張り詰めているペニス。
「おにいさん」
 不意に、梨沙子が俺を呼んだ。
「な、なに?」
 戸惑いながら、かろうじて声を出す。
「エッチなこと、しようか……」
 ごくり、と喉を鳴らした。
 梨沙子はシャワーを止めると、俺の前にひざをつく。
「り、梨沙子……?」
 不思議な熱に揺れた瞳が、こちらに向けられている。
「おにいさん、寝てくれる?」
「寝る?」
 俺が聞き返すと、こくん、と頷いた。
 梨沙子の熱が感染した俺は、抵抗する気も、止める気も失っていた。
715書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:01:39

 言われたとおりに、仰向けになって、バスマットの上に横たわる。屹立したペニスを見
せ付けているような格好になり、羞恥とそれ以外のもので、動悸が激しくなる。
 梨沙子が熱く濡れた瞳で、俺を見下ろしている。俺が放り出したスポンジから、泡を手
に移した。
 白い泡に包まれた梨沙子の手が、俺の股間に向かい、触れた。
「んぁっ」
 ビリビリと、下腹から脳天に走り抜ける電流。
 久しぶりの感触に、体中の神経が歓喜しているような、そんな感覚。
 梨沙子の手は相変わらず柔らかくて、そのうえ今は、ボディーソープでぬるぬるしてい
て、シャワーのおかげか熱くて、なんかもう、触られただけで達してしまいそうだった。
 その感覚に耐えていると、梨沙子の柔らかい手が、快感の中枢を這い回る。
 ペニス全体を握ってこすったり、亀頭部分を撫でるようにしたり、くびれていろところ
を指でなぞったり、さらに、袋の方も揉まれてしまった。
716書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:02:21

「り、梨沙子ぉ……」
 未知の快感に、情けない声が漏れる。
 あの夢で夢精して以来、なんとなくそんな気になれなくて、自分ではしてない。
 だから、ずいぶんと、溜まっているのだ。
「まだ、出しちゃだめだよ」
 今すぐにでも解放してしまいたいのに、梨沙子に“待て”をされる。
 救いを求めるように梨沙子を見上げる。
 梨沙子は、そんな俺が可笑しかったのか、唇を吊り上げた。
 ペニスを弄んでいた手が離れ、一瞬、快感から解放される。
 お気に入りの玩具を、取り上げられたような気分になるが、梨沙子が俺にまたがり、腰
を下ろした。
 梨沙子が上に乗っているので、表側は俺の下腹に埋まっているが、裏側は梨沙子の粘膜
に押し付けられている。
 体勢としては、騎乗位ってやつだ。
 シャワーとは違う理由で赤くなった梨沙子の下腹が、大きく動いていた。
717書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:03:18

「いっしょに、気持ちよく、なろうね……?」
 温度を感じさせる声が、俺の理性を打ち砕き、頷かせる。
 嬉しそうに目元を緩ませた梨沙子が、ゆっくりと腰を前後に動かす。
「うぁっ」
 性器同士がこすれあう感覚は、さきほどの快感など比べ物にならないくらい、昂ぶらせ
てくれる。
「はぁっ、あンっ、ん、んんぅ」
 腰を動かす梨沙子もまた、快感に声を漏らす。
 二人の快感が、同調しているように思える。それが錯覚だったとしても、その錯覚に身
を委ねてもいいと思う。
 俺の分身が、梨沙子の熱い割れ目に食い込んで、粘膜でこすられる。
「お、おにいぃさ、ぁんっ……おにいさんの、おちんちんっ、ぅ、ふぅっ、あたし、あた
しの、おまんこぉ、んっ、こすってるぅ」
 熱に浮かされたような梨沙子が、はしたない言葉を口にする。
 俺はそれの言葉に、下腹から広がる熱を感じた。体温が1度上がったような感覚。
718書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:04:05

 バスマットに投げ出していた腕を持ち上げ、湯のせいで照明を反射して輝く、梨沙子の
胸のふくらみに手を伸ばした。
「ぅうんッ!」
 突然の刺激に、梨沙子が首を反らし、声を上げる。前後していた腰が、止まる。
 表面を滑らせるように撫でただけでも、充分に伝わってくる柔らかさ。そして、その頂
点にあるのは、相反する硬さ。
 俺はそれを、手のひらでこする。
「ひ、ぁあぁっ!」
 親指と人差し指で摘む。
「ふあッ、ああっ!」
 指の腹で押しつぶすように、転がす。
「はあぁんっ! ああ、あんッ!」
 俺からの愛撫に、いちいち反応してくれて、体を震わせた。
 梨沙子が声を上げるたび、割れ目にも力が入って、肉棒を愛撫されているようだった。
 ボディソープとは異なるぬめりが、肉棒の裏側を濡らしているのがわかる。
 梨沙子の割れ目に愛撫されて、ビクビクと震えるペニス。
 それを感じた梨沙子は、自分の腰が止まっているのを思い出し、“擬似セックス”を再
開した。
 その動きはさっきよりも激しくて、快感が強い。
719書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:04:48

 こりこりとした硬さが、ペニスの裏側をこする。
「ふあっ、ああッ、ん、あぅ」
 梨沙子が体を少し前に倒し、その硬さ、クリトリスに刺激を与えるように、腰を動かし
た。
 より強い快感を求めるよなその動きは、俺にも伝わり、限界に近づかせる。
「梨沙子、イキそうっ! もう、イクっ!」
 悲鳴のような俺の声に、梨沙子は首を振った。
 なんで……!?
「ダ、ダメぇ! んッ、ああッ、あたし、ッあたしもっ! もう、うぅ……もうちょっと
だからッ、いっしょに、ぃぅっ、イ、いっしょに、あああッ!」
 一緒にイキたい。
 梨沙子の言葉に少しだけ。ほんの少しだけ、冷静になった。
 俺は胸をこねるように手を動かし、限界を訴える肉棒で、割れ目を愛撫するように、激
しく腰を振った。
720書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:05:43

「ひああぁっ! おに、ぃい、さんッ! おにいさんッ!」
「梨沙子っ!」
 お互いの腰が同調するように動いて、愛撫しあった。
 達したのは、俺が一瞬、先だった。
 びくんっ、と肉棒が震え、その拍子に、先端が梨沙子の割れ目に食い込む。
「ひゃぅ、おに……さ……っ!!」
 射精の脈動がトドメとなって、梨沙子は体を強張らせる。
 快感に脈打つ肉棒が、精液を吐き出し、梨沙子の割れ目に浴びせる。
 精液がかかるたび、梨沙子はそれに反応し、ぴくん、ぴくん、と背を震わた。
 最後の一滴まで、搾り出すように放出し、ようやく射精が収まった。
 浴室には、二人分の乱れた喘ぎが、響いている。
 梨沙子は俺の胸に両手をついて、なんとか体を支えていた。硬く閉じられていた瞼がう
っすらと開いて、眉を寄せたまま、俺を見つける。
 目が合った瞬間、熱い息を吐き出したまま、頬を緩ませた。
721書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:06:19

 がくん、とひじが折れて、俺の体の上に、梨沙子が倒れこんでくる。
 重い衝撃。
 いくら梨沙子の体が軽いとはいえ、年齢よりも成長して見える彼女の体が落ちてきて、
息が詰まった。
「り、梨沙子、大丈夫、か?」
 途切れがちの息で声をかけるが、返事はなく、息切れと唾を飲み込む音が、耳元をくす
ぐるだけだった。
 本当に大丈夫だろうか?
 心配になってきた俺に、梨沙子が囁いた。
 その言葉に、俺は体を強張らせる。
 生まれて初めて感じる、特別な緊張感。
 それだけの衝撃が、梨沙子の言葉にはあった。
722書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:07:18



──今日、おとまりしてくね

723書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/12(木) 22:10:21
・・・・・・長すぎ・・・
梨沙子は・・・まだ何回か・・・続きます・・・
724fusianasan:2006/01/12(木) 22:19:37
乙 (*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
725fusianasan:2006/01/12(木) 22:21:30
梨沙子のパーソナリティが上手〜く表現できていて凄いっす。
ドキドキしながら読ませていただきましたっ!!!1
726名無し募集中。。。:2006/01/13(金) 03:41:09
毎回すごいのは書く人氏
おかげで俺は毎回カク人

…おそまつ
727めりもち:2006/01/13(金) 08:00:31
書く人さん最高やわー
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ

りぃちゃんたまんないなぁ
728fusianasan:2006/01/13(金) 08:45:11
書く人さん乙です〜W
もう、感動して泣いちゃったよ…(ノД`)゚・。・.

ところで…りしゃこって処女じゃなかったっけ? 違ったらスマソです

しかし、毎回素晴らしいですねW(*´Д`)ハァハァ
729fusianasan:2006/01/13(金) 10:54:25
エロじゃない部分も面白い〜。
また、頑張って下さい。
730名無し募集中。。。:2006/01/14(土) 00:13:53
書く人さんよ〜…









アンタ最高だぜ!!!

>>728
だから素股なのかと。
731fusianasan:2006/01/14(土) 02:39:49
エロナシでいくのかと思ったら、
後半では思いっきり濃厚なえっちシーン。

書く人さん、最高です!
732書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/01/15(日) 03:00:48
梨沙子は・・・膜あります・・・
733fusianasan:2006/01/16(月) 14:16:40
生梨紗子目撃記念保守
734fusianasan:2006/01/16(月) 14:17:36
なぜか梨沙子と変換されなかったorz
735fusianasan:2006/01/17(火) 09:38:01
今年始めて来てたら梨沙子の新作来てたー!!
書く人さんいつも乙です
お泊りしちゃうということはいよいよ…(ドキドキ)
736fusianasan:2006/01/20(金) 02:33:13
保守
737fusianasan:2006/01/22(日) 03:44:53
MCUが保守
738fusianasan:2006/01/22(日) 15:35:32
じゃあイルマリも保守
739めりもち:2006/01/22(日) 23:39:45
保守
740fusianasan:2006/01/23(月) 00:19:36
K DUBが保全してや・る・ぜ!
741fusianasan:2006/01/24(火) 02:00:42
元祖日本語ラップ吉幾三が保守!
742fusianasan:2006/01/25(水) 23:15:29
LITTLE MCが保守@八王子
743fusianasan:2006/01/28(土) 21:00:27
どようび!どようび〜!下げてぇ〜、保守!
744fusianasan:2006/01/31(火) 19:48:57
書く人さん来ないかな〜
745fusianasan:2006/02/02(木) 23:47:22
744
禿同W
746fusianasan:2006/02/05(日) 03:18:32
  、、、、
 ミ・д・ミ<ほっしゅ
  """"
747りさまに:2006/02/05(日) 18:26:11
書く人さん 梨沙子のサイコ〜です!
ガンバッテください。 


http://yuri0803.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20060205182025.jpg
748名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 19:40:32
kyawa
749fusianasan:2006/02/09(木) 04:28:39
ほしゅ
750fusianasan:2006/02/10(金) 11:45:25
保守
751fusianasan:2006/02/11(土) 19:07:57
ほしゅー
752fusianasan:2006/02/14(火) 01:16:54
りしゃこからのチョコを期待しつつ保守
753fusianasan:2006/02/14(火) 05:58:12
せつねーな
754fusianasan:2006/02/15(水) 16:51:16
狼落ちてるっぽいな
755fusianasan:2006/02/16(木) 08:48:56
保守
756fusianasan:2006/02/16(木) 11:43:05
上げんな
757fusianasan:2006/02/20(月) 01:22:07
ライバックが保守
758fusianasan:2006/02/21(火) 12:19:03
保守〜
759fusianasan:2006/02/22(水) 20:29:42
ほしゅ
760fusianasan:2006/02/23(木) 20:48:16
ほしゅー
761fusianasan:2006/02/24(金) 17:28:35
上げんな
762書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:31:15

 須藤茉麻が、待ち合わせのコンビニに10分前に着くと、店の前で彼がすでに待ってい
た。茉麻を見つけて、手を上げて合図する。
「ご、ごめんなさい」
 茉麻は慌てて駆け寄り謝るが、彼は優しく微笑みながら、
「俺が勝手に早く来ただけだから、謝ることないよ」
「で、でも」
「待ちきれなかったんだ、茉麻ちゃんに会えるの」
 囁くように、彼が言った。
 唐突で自然な言い様に、なにを言われたかわからず、ぽかんとしてしまう。
 一瞬おいて、ぼっ、と顔が熱くなる。
「服、着て来てくれたんだ」
「あ、はい」
 初めてのデートの日、彼に選んでもらった服。
 自分では選ばないような、ちょっと、女の子女の子したもの。ミニのスカートは、ひら
ひらしていて、なんだか頼りない感じがする。
「かわいいよ」
 彼は満足そうな表情で、手を握ってきた。しなやかで細いけれど、男らしい硬さを持つ
指が、茉麻の指に絡められる。
 頬が熱くなる。
 何度も手をつないではいるけれど、ぜんぜん慣れない。いつもドキドキしてしまう。
 彼は嬉しそうに微笑んでいる。
「行こうか」
 促して歩き出す彼に、慌てて従う。
 赤くなった顔を、俯かせたまま、彼の家に向かった。
763fusianasan:2006/02/24(金) 22:34:38
書く人さん待ってましたー(>_<。)
続きキボンWW
764書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:35:59

 都内の高層マンションが、彼の家だった。
 買い物の時にブランド物ばかり選ぶので、お金持ちなんだろうか、とは思っていたけれ
ど、さすがにてっぺんが、かすむほどのマンションには驚いた。
 家に着くと、彼はどこか待ちきれない様子で、いそいそと自室に連れて行かれる。
 期待と不安がごちゃ混ぜになった、複雑な感情でぼんやりしてくる。
 今日は、きっと、最後まで……
「茉麻ちゃん、こっち来て」
 ベッドの脇に立っている彼が、入り口に立っていた茉麻を呼ぶ。
 言われるままに歩み寄る。
 一歩一歩、彼に近づくたび、熱に浮かされたように、意識がぼんやりしてくる。
 彼の前に立つ。
 彼の腕が、優しく、茉麻の背に回され、抱きしめらる。
 あ、と思う間もなく、唇を唇で覆われる。
 いきなりで、心臓が跳ね上がるけれど、唇から伝わってくるぬくもりを感じていると、
待ち望んでいた感触だったと思い知らされる。
 強く押し付けられて、ついばまれる。ちゅ、ちゅと音がひびいて、お腹の辺りが熱くな
る。
765書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:36:32

 唇の感触を充分に味わったのか、彼がすうっと離れていく。
 目が合うと、彼はうっとりした顔で、
「少し、口、開けてくれる?」
「え? あっ」
 その言葉の意味するところを理解して、鼓動が激しくなる。
 茉麻は彼のお願いに従って、唇を少し開けた。反対に、瞼を下ろす。
 これくらいでいいのかな、と思っていると、再び唇の感触。彼のも少し開いているのが
わかった。
 少し開いているせいなのか、より深く繋がっている感じがして、今までのキスとは違う
昂ぶりがあった。
 彼の舌が、唇をくぐって前歯を窺うように舐める。
 狭かっただろうか。
 もう少し大きく開いて、こちらからも舌を伸ばし、彼を迎える。
 熱い舌が、絡まりあう。ぴちゃぴちゃと唾液が音を立てる。
 正直、気持ちいいのか悪いのか、よくわからない。わからないけど、唇を重ねるだけの
キスよりも、深く彼と繋がっているのだと思うと、今までにない昂ぶりを感じる。
 口の中がすっかり彼の唾液の味になってしまって、ようやく唇が離れた。たっぷりと味
わったはずなのに、名残惜しい、と感じてしまう。
 ゆっくり目を開けると、彼の高揚した表情が待っていた。
766書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:37:17

 茉麻と目が合うと、彼は苦笑いになる。
「前みたいにお尻触りたかったんだけど、キスするのに夢中で忘れてた」
 失敗した、と彼。
 茉麻は、熱くなる一方の顔を俯かせ、
「い、いいですよ」
「ん?」
「……お、おしり、その、触っても」
 言ってしまって、なんていやらしい言葉だろうか、と、後悔。
 しかし彼は嬉しそうな声で、
「いいの?」
 彼の問いに、頷く茉麻。
 じゃあ、と呟き、彼は腕を解いた。
 そのまま触られるとばかり思っていた茉麻が、あれ? と首を傾げる。
「ベッドで、よつんばいになってくれる?」
「よっ、よつんばい、ですか!?」
767書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:38:05

 よつんばいって、あの、犬みたいな、かっこう……
 さすがに驚いて、固まってしまう。
「ダメかな?」
 様子を窺うような彼の言葉。けれどその声は、茉麻が断るなんてことは考えてないよう
な、確信めいた響きが感じられた。
 そしてその通りに、茉麻はベッドに上がる。
 フカフカの布団に手足を取られながら、ベッドの中央まで進んで、両手と両膝をついた
姿勢で止まる。
「こ、こうで、いいですか?」
 彼を見ると、茉麻を追って、ベッドに上がってくるところだった。
 ギシギシとスプリングが沈む。
 彼は後ろから茉麻を見、
「肘をついた方がいいかな」
 言われるままに上半身を肘で支える。
 このかっこう……まるで、お尻を突き出しているようで……
「この方が、エッチでいいね」
 と、声を弾ませる彼。
768書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:38:38

 やっぱり……
 ひらひらのミニスカートが、めくり上げられた。ショーツに包まれたお尻が、彼に晒さ
れている。
 首をひねって彼を見ていると、かすかに上気した頬で、微笑み、茉麻を見ていた。
「じゃあ、触るよ」
「あ、はい」と思わず頷いてしまった。
 けれど、触って良いと言ったのは、そもそも茉麻からだったことを思い出す。
 彼の手が、茉麻のお尻に張り付くように、乗せられる。
 ぴくん、と反応してしまう。
 布地越しのお尻に、彼の手が這い回っているのがわかる。その感覚に、無意識のうちに
集中してしまう。
 気持ちいいよりは、くすぐったいの方が、まだ強い。
「あっ、ぁぅ」
 むずむずするもどかしい感覚で、動くまいとしているのに、もぞもぞと腰が揺れてしま

う。
769書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:39:17

 彼は焦らすような優しさで撫でていた指を、尻肉に食い込ませる。
「あうっ」
 パン生地でもこねるような手つきで、揉み解される。
 彼の指が御尻をこねるたび、ショーツが食い込んでくるのがわかる。その様子を想像し
てしまうと、とてもいやらしいものにしか思えない。
「あっ、あぁっ、ふぅぅんっ」
 強い力でお尻を揉まれると、おへその辺りが、甘くうずく。
 もっと強い快感がほしい、と訴えているように。
 それを読み取ったようなタイミングで、彼が、割れ目をなぞった。
「あぅんっ!」
 下着越しの彼の指は、何度も何度も、上下に往復する。
「ぁうっ、ううっ、うあんっ」
 割れ目に沿って正確に、強く深くなぞられて、体の奥から甘いうずきが溶け出していく
のだわかった。
「あぅっ、あ、ま、待ってっ」
「なに?」と応えつつも、指は動いたままだった。
「あ、あのぉっ、ぅっ、汚れちゃう、から、ぁあっ」
 濡れてきている、と教えているようなもので恥ずかしかったが、一応、“勝負下着”な
ので、デザインも大人っぽくて、ちょっと高めなのだ。できれば、あまり汚したくない。
770書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:40:13

 けれど彼は、
「いいよ、汚しちゃって」
「えぇっ!?」
「替えはあるし。この前のが」
 この前、と言われて、あのビルでのことを思い出す。
 彼はあの時の下着を、本当に返してくれなかった。おかげでそのまま、つまりノーパン
で帰ることとなり、生きた心地がしなかった。
 あの下着を“使う”と言っていたことも思い出して、その姿を想像してしまった。
「いっぱい濡らして、今度はこれがほしいな」
 言って、指を深く食い込ませる。
「ぅあぅっ! あっ、ああぁぅっ、ああっ、ぁうんっ!」
 しつこいくらいになぞられた割れ目から、愛液があふれ出し、ショーツに染み込んでい
くのがわかる。
 くちゅくちゅと音を立てるほどになり、すべりが良くなったせいか、彼の指はさらに速
く、激しく茉麻を愛撫する。
771書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:40:47

 愛撫しながらも、もう片方の手で尻肉を揉んでいるので、ショーツは割れ目に挟み込ま
れるように、深く食い込む。
「うぅっ、ぅうんっ! ぅああんっ、ぁああぁっ、あぅぅん!」
 なぞられている割れ目から来る刺激に、勃起したクリトリスがショーツに押し付けられ
てこすれる感覚が加わって、目が眩みそうになる。
「ここも触ってほしいみたいだね」
 布を押し上げている粒に気づいた彼が、それを引っかく。
「ぅあうっ!」
「硬くなってるね。気持ちいい?」
「あっ、あぅっ! き、きもち、いいィっ!」
 指先で転がされるクリトリスから、快感が溢れてくる。彼の触れている場所から、波打
つように、全身へ広がっていく。
 体の奥が熱くて、溶けてしまいそうだ。
 快感が限界に達しようとした寸前、彼の手が離れていった。
 え? と思って彼を見ると、いつもの微笑みはなく、切羽詰っているようにも見える。
「茉麻ちゃん」
 不意に名を呼ばれる。
772書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:42:36

 続きを黙って待っていると、彼はごくりと喉を鳴らしてから、口を開く。
「彼氏の部屋って言うのは、雰囲気があると思うんだけど、どうかな?」
 彼の言わんとすることの意味を捉えかね、しばし逡巡する。
 そして、記憶の中から、あのビルでの言葉を思い出した。
 あのとき彼は、最後までするのは雰囲気のあるところで、と言っていた。
 つまり、彼は望んでいる。
 覚悟してきたつもりだったけれど、いざとなると、しり込みしてしまう。
「ダメかな? ダメなら、無理にとは言わないけど……」
 彼にしては珍しく、弱気な声だった。
 まるで自分が悪いことをしてしまったような、そんな気にさえなってしまう。
 茉麻は、割れ目がむずむずするのをこらえて起き上がり、彼に体を向けた。
 彼の瞳が、少し不安そうに見えた。
 だからそれを少しでも拭ってあげたくて、初めてリードするようなことを口にする。
「あ、あの、優しく、してください」
 彼はいつもの微笑を取り戻した。
「服、脱ごうか」
773書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:43:45

 服は、あっという間に脱がされてしまった。
 自分で脱ぐ、と言ったのだけど、脱がせたい、と彼に言われると、断れなかった。誰か
の手で服を脱がされるというのが、こんなにも恥ずかしいことだとは思わなかった。
 茉麻を裸にしてしまうと、一瞬、見とれたようにうっとりした彼は、いそいそと自分も
脱ぎ始めた。さすがに、お返しに脱がします、とは言えなかった。
 無駄な肉のついていない、均整の取れた体。
 白い肌は、うらやましくなるほど、きれいだった。
 そして、そのきれいな体には不釣合いなくらい、大きく膨張したペニス。
 思わずそこに、目線を向けてしまう。
「今からこれが、茉麻ちゃんの中に入るんだよ」
 そんなことは、わかっている。わかってはいる、けれど、改めて言われると、緊張がに
じみ出てくる。
 そんな茉麻の様子に気づき、落ち着かせようとしてくれているのか、優しく抱き寄せ、
口付けしてくる彼。
774書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:45:01

 直接ふれあう肌と肌。
 今までにはない感覚に、体がほてる。
 ちゅ、ちゅと何度も何度も唇を重ねられて、少しずつ、彼の体が重なり、茉麻は押し倒
されてしまった。
 彼の体で覆われて、ほてる体がさらに熱くなる。
 ペニスの先端を、茉麻の亀裂に押し当てた。
 ちゅく、と水音。
「あっ」
 指とも舌とも違う、熱くて硬いものが、押し付けられている。
「じゃあ、いくよ」
 彼の言葉に、小さく、頷く。
 それを見て、彼が腰を進めてくる。
「ぅあっ」
 入り口のあたりが押し広げられる。
 先端がもぐりこむと、割れ目が大きく広げられているのが、はっきりとわかる。
 想像していたような痛みはなかったので、こんなものなのかな、と思っていると、
「イッ!!」経験したことのない痛み。
775書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:46:05

 体の内側を裂かれるような熱が、甘い感覚に酔っていた、茉麻を少し冷静にさせてしま
う。
 痛みを感じた途端、不安になる
 それが表情に出たのか、彼が動きを止めて、少し心配そうに見つめている。
「大丈夫?」
「あ、だ、大丈夫、です」
「我慢できるかな?」
 もう一度、頷く。
 言葉の代わりか、強く抱きしめてきて、肌が密着する。胸のふくらみが、彼の胸で押し
つぶされる。
 彼が力を込めて、茉麻の中に侵入してくる。
 茉麻も彼の背に腕を回して、痛みから逃れるように、抱きしめる。
 体の中の何かが、裂けるような激痛。硬い棒にむりやり押し広げられ、貫かれる感覚。
「────っ!!」
 お尻に、彼の腰が触れている。彼がお腹の奥を、押し上げているのがわかる。
 自分の中にいる彼を感じて、オトナになったんだ、と理解する。
776書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:46:53

 体を密着させていた腕を、ほんの少し緩めた彼が、茉麻を見つめる。
「ぜんぶ入ったよ……わかる?」
「私の中、いっぱいに、なってる……」
 彼は柔らかく髪を撫でる。
 大切なものに触れるような優しさで、そっと口付けてくれる。
「まだ、痛い?」
 ジンジンと疼くけれど、耐えられないことはない。
 茉麻は首を横に振った。
「もう、へいき、です……」
「じゃあ、動くよ」
「は、はいっ」
 頷いた茉麻に、彼は何度も何度も口付けして、ず、と腰を引いた。
「んぅっ」
 動かされると、さすがに痛みが戻ってきて、体を硬直させてしまう。
 けれど、彼は止まることはなかった。
777書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:47:49

 目の前にある彼の顔を覗き見ると、快感に耐えるように、蕩けた表情をしていた。
 感じているんだ……
 自分で、自分の中で、気持ちよくなっている彼が、たまらなく愛しかった。
 彼はゆっくりと、茉麻を気遣うように、優しく動いている。
「ぁぅっ、ぅぅあっ、ああんっ、あぅんっ!」
 痛みや緊張に代わって、じわじわと高まる快感。
 その昂ぶりに合わせるように、茉麻の中の彼が、少しずつ速くなってきている。
 それまでは、撫でられていた、という感覚だったけれど、今の動きからは、擦られてい
る、という表現が近い。
「ああっ! あうっ! ぅあんっ、ああぅん、あっ!」
 ペニスの先端が、奥を突くのが、激しくなってくる。コツコツと押し上げられる。
 体を突き抜けていくような、鋭い快感。
 痛みと快感が混ざった感覚に、神経が焼ききれそうになる。
 限界が近づいて彼にしがみつくと、
「茉麻ちゃんっ、イキそうっ。イっても、いいっ?」彼も限界が近いらしい。
778書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:48:42

「い、イってっ! わた、私もっ、もうすぐぅっ!」
 言い終わるより早く、彼が唇を押し付けてくる。
 驚く間もないうちに、舌が入り込んでくる。
 激しく舌が絡んで、上と下の“口”から、水音が響く。
 喘ぎ声が彼の口の中に吸い込まれ、入れ替わりに、彼の息遣いが放り込まれる。
 お互いの甘い息を吸い込みあっていると、ふわっと体が浮き上がるような感覚。空気を
入れすぎた風船みたいに、快感が破裂した。
 ぎゅぅっと、茉麻の中が引き締まり、“彼”との密着感が増す。
 茉麻の中で、自分のものではないうごめき。そして、熱いもので満たされていくのを感
じる。
 イったんだ……
 以前、手で出したあの白い粘液が、体の中に出ているんだ。快感で膜が張ったような頭
で、とぼんやりと思う。
 絡まったままだった舌が解けて、唇が離れる。
 彼は荒い息を整えながら、にっこりと微笑む。
 いつもの笑顔のようで、少し違うような、でもすごく、嬉しそう。
779書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:49:15

「すごく気持ち良かったよ」
 褒められたんだよね。
 ちょっと複雑に思いながら、笑みを返す。
「茉麻ちゃんは?」
「あ、えっと……い、イっちゃった……」
 告白してしまい、告白させられてしまい、頬が熱くなる。
「かわいいよ」
 彼が言ってくれる。
 顔が真っ赤になったのを、照れ笑いでごまかす。
 そんな表情も、愛しそうな目で見つめる彼。
 この人が好きで良かった、と思える。
780書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:49:55

「茉麻ちゃん」
「はい?」
「あの、さ……」
 彼が言いよどむので、首を傾げる。
「ぜんぜん、収まらないんだよね……」
 何のことか、と思ったが、すぐにわかってしまう。
 繋がったままの彼のペニスが、硬度を保ったままだった。
「もう一回、いい?」
 疑問系、ではあるけれど、やはり茉麻が拒絶することはないだろう、と言う確信めいた
ものを感じる。
 そして茉麻はその思惑通りに、
「……はい」と頷くのだった。
781書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/02/24(金) 22:52:50
・・・ついに喪失・・・
さんざん待たせて・・・すみません・・・
782fusianasan:2006/02/24(金) 22:58:08
乙でした! 堪能させていただきました! 茉麻キャワス!
783fusianasan:2006/02/25(土) 01:50:42
書く人さん来てたー!!
乙です
これからじっくり堪能します
784名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 04:02:42
書く人さん乙です!
お待ちしてました!!
茉麻は処女喪失しちゃったんですね〜
相変わらず書く人さんの文才ぶりに就寝前に激しくおっきしてしまいました
またの投下を心待ちにしております
785fusianasan:2006/02/25(土) 11:53:37
まあさ おめでとう まあさ
786fusianasan:2006/02/25(土) 12:13:21
キテタノネ━━(゚∀゚)━━!!
787fusianasan:2006/02/25(土) 13:38:13
面白かったです〜(´∀`*)
788fusianasan:2006/02/26(日) 02:06:59
読んだ
まあちゃんおめ

書く人さんのシリーズを一番楽しみにしてます
789fusianasan:2006/02/27(月) 23:28:30
( ´Д`)y──┛~書く人さん、乙です。
慌てず騒がず次を待ちますかね。
790fusianasan:2006/02/28(火) 11:46:02
ほしゅー
791fusianasan:2006/03/01(水) 20:27:37
ボスホス
792fusianasan:2006/03/03(金) 22:56:03
ほっしゃん
793fusianasan:2006/03/05(日) 11:39:16
ほしゅー
794名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 00:21:28
795fusianasan:2006/03/07(火) 07:59:47
ほしゅー
796fusianasan:2006/03/08(水) 23:35:55
作者さん待ち
797fusianasan:2006/03/08(水) 23:48:31
羊はともかくこっちは大丈夫だろう
798fusianasan:2006/03/09(木) 04:41:03
時々確信犯が来るけどな
799fusianasan:2006/03/10(金) 21:43:22
ほしゅ
800fusianasan:2006/03/11(土) 10:18:23
密かに書き込み
801fusianasan:2006/03/12(日) 11:52:19
じゃあオイラも密かにカキコ
802fusianasan:2006/03/14(火) 18:46:46
カキコ
803名無しちゃま:2006/03/14(火) 20:39:04
カキコ
804書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 20:55:19

 いつもと同じでは、足りなくなってしまった。
 例えば美味しい料理でも、毎日食べれば飽きてしまうような感覚。
 マンネリ化したセックスに飽きてしまった、といった方が、より直接的だ。
 あんなにも刺激的だった行為が、どこか鈍くなっていた。
 こうなると、恋人のようにいとしかったバイブも、ただの電気仕掛けの玩具だった。
 だからと言って、より強い刺激を求めるならば、処女膜を傷つけずに、というわけには
行かない。
 バイブに処女を捧げるというのも、抵抗がある。
 だから、別に手段が必要だった。
 その手段を知ったのは、バイブをネットで買うために、いろいろと見て回っている時だ
った。
805書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 20:56:48

 初めて知った時は、そんなこと出来るはずないって思っていたけど……
 ただのバイブでは満たされない感覚を思うと、どうしてもそのことが頭から離れなくな
っていた。
 悩んでいたのは、結局3日ほど。
 おこづかいがもらえた翌日には、ネットで注文していた。
 数日後、届いたそれは、単二電池ほどの卵形のローターだった。ローターから延びたコ
ードは、パスケースほどの大きさの箱につながっていた。
 それとは別に、ケータイよりも一回り小さい機械がある。それは、ローターのスイッチ
だった。
 ローターとスイッチは、つながっているわけではなく、別々のもの。
 つまり、リモコンでローターのスイッチを入れられる、というもの。
806書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 20:57:29

 これを下着の中に入れて……
807書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 20:58:02

 千奈美は、下着の中の違和感に気をとられながら歩いていた。下着の中の違和感は、ク
リトリスに当てられたローターから伝わってくるもので、それだけでも充分に刺激的だっ
た。
 心臓は破けそうなくらいに、激しく脈打つ。
 自宅と事務所の中間辺りにある、以前一度だけ来た公園。
 人通りは少ない。けれど、“少ない”のであって、“ない”というわけではない。買い
物袋を持った主婦と、すれ違う。家への抜け道に使っているのかもしれない。
 こんなところで、使えるかな……
 上着のポケットに突っ込んだ右手で、プラスチックの固い感触を確かめる。ずっと触っ
ていたので、体温が移っている。
 きょろきょろと辺りを見回すと、人の姿はなくなっていた。首だけをひねって確認する
と、すれ違った主婦も見えなくなっている。
 公園の外から、車が行き交う音は届くが、人の声や足音は聞こえてこない。
 ごくり、とつばを飲み込んだ。
 左手は、すがるように、服のすそをつかんでいる。
 使うなら、いま、かなぁ……
 もう一度、周囲を見回して、人がいないことを確認する。
 大きく、深呼吸。肺が破れるんじゃないかというくらい、深く吸い込んで、それを一気
に吐き出す。
 かすかに震える指で、ポケットの中のスイッチを入れた。
808書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 20:58:55

「んっ」
 がくん、とひざから崩れそうになる。
 下着の中で、ローターが暴れている。
 部屋で使ってみた時よりも、大きく動いているように感じる。
 クリトリスにあてがうものだ、というようなことを見たのでそうしてみたけれど、刺激
が強すぎる。もうちょっとずらせばよかった。
 声が漏れそうになるのを、必死に喉で抑える。
 立ち止まったままだと、不自然だろうか。
 でも、脚に力が入らない。
 数メートル先にベンチを見つけ、そこまで歩こうと、無理やり足を踏み出す。
 瞬間。
「ふぁっ!」
 びりびりと、体を駆け巡る、甘い刺激。
 思わず声が漏れてしまった。
 口元を右手で押さえて、辺りを見回す。誰もいない。
 とりあえず、聞かれなかったことに胸を撫で下ろすと、気を抜いたスキをついて、快感
が神経を駆け巡る。
809書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 20:59:55

 振動自体は、以前から使っているバイブを、中くらいの強さにしたときと同じくらいだ
から、たぶん、それほど強くはない。実際、自室で試したときは、こんなもんか、と思っ
た。
 けれど、立っているせいか、状況が違うせいなのか、お腹の中をかき回されているよう
な刺激が、快感を体中で弾けさせる。
「んん、ぅぅっ、ぅ、ふぅっ」
 堪えているつもりでも、抑えきれずに、声が溢れてしまう。
 踏み出した姿勢のまま固まっている。誰かに見られたら、なんて思われるだろうか。
 まさか、ローターを下着の中に隠しているなんて、思わないだろうけど。
 具合が悪いのかと、声をかけられるかもしれない。
 声をかけられて、ちゃんと答えられる自信はなかった。
 とりあえず、あのベンチに座ろう。
 いや、それよりスイッチをいったん切ろうか。
「ぅぅ、ぅあっ、ぁんっ」
 これ以上、声が漏れるのを我慢できそうにない。
 やっぱり先に、スイッチを切ろう。
 口元を押さえていた右手を、ポケットの中に入れる。
810書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:00:45

 ……え?
811書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:01:41

 そこにあるべきはずの感触が、なくなっていた。
 全身をくすぐる快感に邪魔されながら、ポケットの中をかき回すが、やはりない。
 念のため逆のポケットの探ってみるけれど、あるはずがない。
 焦っている間にも、ローターは振動を続け、千奈美に快感を与え続ける。
 ふともものつけ根あたりが、湿っているように感じる。ということは、下着にはもう、
愛液が染み込んでいるだろう。
 へその辺りが、火がついたように熱くなっている。
 このままイってしまうかもしれない……
 切羽詰って辺りを見回すと、ベンチの脚に、四角い箱を見つける。
 ポケットの中に入っていたはずの、リモコンローターのスイッチだった。
 スイッチを入れたのは右手。声が漏れたとき、とっさに口元を押えた手も右手だった。
 右手をポケットの中から抜き取ったとき、一緒に飛び出してきたのかもしれない。
 とにかく、拾わないと。
 ベンチまで後、何歩か。
 乱れる息で、深呼吸をする。
 ベンチに向かって足を出す。
812書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:03:23

「ふぁぅっ」
 高まってきた快感が、体をより敏感にさせている。
 がまんできるかな……
 もう一歩。
「ぁぅんっ」
 どう例えればいいだろうか。
 長時間、正座していて、痺れきったひざを、ぽん、と触られたような感覚。あれが一歩
踏み出すごとに、全身を襲う。
 あと一歩か二歩、踏み出せば、スイッチが拾える。
 もう少し、あと少し我慢すれば……
813書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:04:30

「徳永?」
 不意に背後からかかった声に、びくっと背筋を伸ばす。
 錆びついたオモチャのように、ぎりぎりと振り返ると、見覚えのある少年が、自転車に
またがっていた。
 クラスメイトの男子だった。そんなに仲が良いわけではない。仕事のせいで、クラスの
女子はともかく、男子とは喋る機会も少ない。
 だけど彼は、クラスの女子が何度か話していたので、覚えている。浅黒い肌が特徴で、
陸上部の期待の新人と言われていた、ような気がする。
「こんなとこで、なにしてんだよ?」
 何か言わなくちゃ、とは思うけれど、のどの奥からあえぎ声が飛び出して来そうで、口
を開くのが怖い。
 その様子を不思議に思ったのか、彼は眉を寄せて、
「どうしたんだよ、顔赤いぞ? 熱でもあんのか?」と、自転車から降りる。
 なんとかごまかすことができたら、すぐに立ち去ってくれたかもしれないけれど、千奈
美が赤い顔で何も喋らず、ただじっと立っているので、おかしいと思ったのだろう。
「ほんとに大丈夫か?」
 いつまでも黙ったままなので、彼は心配そうに千奈美を見ている。
814書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:05:06

 何か言わないと、何とかしないと、早くスイッチ拾わないと。
 ぐるぐると、頭の中に思考をめぐらすが、高まる快感が邪魔して、うまくまとまってく
れない。
 快感の波が広がって、全身から力を奪う。
 堪えていたひざが、崩れ落ちた。
「っあぁッ」
 地面に、重いものが投げ出される音。
 しかし、倒れたのは千奈美ではなかった。途中で強い力に支えられる。
「徳永、だ、大丈夫かよ!?」
 とっさに手を伸ばした彼が、両腕で千奈美を抱えている。倒れたのは、彼が放り出した
自転車だった。
 彼の腕は力強く、温かかった。
 その腕に引き寄せられるように、彼の胸の中に倒れこんでしまう。
815書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:05:51

「と、徳永っ!?」
 裏返る彼の声。普段ならおかしくて笑ってしまうだろうけど、千奈美の耳には届いてい
なかった。
 彼の体温、彼の力強さ、彼の汗のにおい。
 それを感じてしまって、体が一気に熱くなった。
「ふあぁッ──」
 自分でも聞いてもわかる、いやらしい声が、堪えきれずに漏れた。
 限界、だった。
 びくんっ、と大きく体が痙攣する。
 絶頂はしかし、いつものようには訪れなかった。
 いつもの、体の奥から溢れてくるようなものではなくて、全身が爆発してしまうような
未経験の感覚。
 すごい……こんなすごいの……はじめて……
 経験したことのない快感に襲われて、彼の腕の中で、意識を失ってしまった。
816書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:06:31
 

     *
817日本じにー:2006/03/14(火) 21:08:30
おもろい
818書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:09:30

「徳永っ? おい、大丈夫かよっ!?」
 彼は、腕の中で力を失っていく、千奈美を支えていた。
 丸い輪郭の顔に反して、彼女の体は、どこもかしこも細い。
 けれど、気を失った人間というのは思いのほか重く感じ、バランスを失って、千奈美に
巻き込まれて倒れてしまった。
 千奈美に押し倒されるような格好だったので、仰向けに倒れて、腰を打つ。
「ってぇ……」
 ひじを突いて起き上がると、自分の上にのしかかっている千奈美に気づいた。
 女の子と、密着している。
 鼓動が速くなった。
 彼は呼吸を忘れるほどの衝撃を受け、千奈美から伝わってくる体温にだけ、神経が集中
した。
 しかし次の瞬間、駆け足していた鼓動が、うそのように静かになる。まるで、思考とと
もに停止してしまったかのように。
819書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:10:06

 倒れている千奈美の、力なく投げ出された脚。
 彼と似ている浅黒い肌、女性らしい丸みには欠けた細いふともも。
 見ようによっては、それも魅力的なのだろうけれど、彼にはそれを、意識することがで
きなかった。
 千奈美のふともものそばに、何か転がっていた。
 単二電池ほどの大きさ。卵形。
 細かく震えているようで、地面の上で、耳障りな音を立てている。
 それからは細いコードが延びており、その先は千奈美のスカートの中に隠れていた。
 振動しているもの、それが何なのか、“そういうこと”に興味のある年頃だから、わか
ってしまった。
 けれどわからないのは、なぜ、千奈美がそれを持っているか……というよりも、なぜ使
っているのか、だ。
 わからない。
 考えられない。
 だけど、ひとつだけ、わかっていること。
 それは、自分がひどく興奮している、ということだった。
820書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/03/14(火) 21:14:50
・・・久々の千奈美・・・
まだちょっと・・・続きそうです・・・
821fusianasan:2006/03/14(火) 21:23:48
乙 で す ♪
822fusianasan:2006/03/15(水) 01:16:17
Be (ry 攻防って何ですか?

パン屋さんですか?
823名無し募集中。。。:2006/03/15(水) 01:24:56
書く人さん乙
ちなこの続編ですねー!
今回も男と絡ませないのかと思いきや…
続き期待してます!
824fusianasan:2006/03/15(水) 21:25:29
乙カレーですW
早く続きキボンヌ(´∀`*)
825fusianasan:2006/03/15(水) 22:02:49
すん止めイヤダ(´・ω・`)続き・・・・
826fusianasan:2006/03/17(金) 01:50:41
  、、、、
 ミ・д・ミ<ほっしゅ
  """"
827あぼーん:あぼーん
あぼーん
828fusianasan:2006/03/19(日) 13:48:11
  、、、、
 ミ・д・ミ<ほっしゅ
  """"
829fusianasan:2006/03/20(月) 21:36:29
  、、、、
 ミ・д・ミ<ほっしゅ
  """"
830fusianasan:2006/03/20(月) 23:06:32
ほしゅー
831fusianasan:2006/03/23(木) 23:09:32
捕手
832fusianasan:2006/03/25(土) 02:04:02
( ´Д`)y──┛~
833fusianasan:2006/03/25(土) 16:30:08
ほしゅー
834名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 17:10:08
面白いー(*´Д`) 梨沙子を犯す系が読みたい!!
835fusianasan:2006/03/26(日) 23:46:13
凄かったぁぁぁ。。。

http://gago.jp/k/o/
836fusianasan:2006/03/29(水) 01:45:56
(´・ω⊂ 保守
837fusianasan:2006/03/30(木) 08:10:44
捕手〜♪ヽ(*゚∀゚)人(゚∀゚*)ノ
838KHP059140100010.ppp-bb.dion.ne.jp:2006/03/30(木) 12:10:54
リータンリータンリータン
ほしゅ!
839fusianasan:2006/03/31(金) 10:47:51
ニスト氏の小説が一番好きだ!続きを書いてくれ!
840839:2006/03/31(金) 10:48:58
あ、書く人氏も大好きです!!!
841fusianasan:2006/03/32(土) 10:38:28
捕手
842fusianasan:2006/03/32(土) 14:32:40
もう32日か。3月も終わりだな・・・・・
843fusianasan:2006/03/32(土) 15:26:36
保守
844fusianasan:2006/03/32(土) 21:57:25
携帯バーチャルアニメ風俗
http://m-pe.tv/u/?anianime
845fusianasan:2006/04/03(月) 12:30:00
842がスルーされて何げにワロタW
846fusianasan:2006/04/04(火) 01:21:12
>>845 何気にかまってやるオマイの優しさに、保守。
847fusianasan:2006/04/05(水) 19:53:09
(´・ω⊂ 保守・・・・・
848fusianasan:2006/04/06(木) 13:41:54
捕手〜(`Д´)=○)ε`)
849fusianasan:2006/04/07(金) 19:41:16
保守だよな?アァ?( ´Д`)σ)Д`)ァゥァゥ
850fusianasan:2006/04/08(土) 01:28:10
外道系希望
851fusianasan:2006/04/08(土) 04:57:40
>>850
氏ね
852fusianasan:2006/04/08(土) 16:27:28
スカトロ系希望。ロリ×
853書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:10:42

 風呂で温まった頬の赤い梨沙子が、テーブルの隣の席でコーラを飲んでいる。
 よほど空腹だったのか、デリバリーのピザを、半分以上、ぺろりと平らげてしまった。
 口の周りがソースで汚れていたので、紙ナプキンで拭いてやると、くすぐったそうに肩
を震わせながらも、嬉しそうに微笑んでいる。
 空になったピザの箱を捨てて、テーブルに戻る。
 隣に座る梨沙子が、何が可笑しいのか笑顔をこちらに向けている。
 キラキラ輝く瞳を向けられて、顔が熱くなる。俺は思わず目を逸らした。
「なあ、本当に、泊まってくのか?」
 ごまかすように、そんなことを口にするが、かえってごまかしようのないところに踏み
込んでしまって、失敗した、と、梨沙子に見えないように、顔をしかめる。
「うん、泊まってくよ」
 当たり前でしょ、と頷く梨沙子。
 男の家に泊まる、ということが、どういうことを意味するのか、今までの“経験”から
して、梨沙子が理解していないはずはない、と思うんだけど……
 ちら、と横目で梨沙子を見る。
854書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:11:12

 満面の笑み。
 緊張や不安などカケラもなく、ただ笑っている。
 女の子はみんな、そんなものなのか、それとも梨沙子だからか……
 それはわからないけれど、自分だけ緊張しているのが、なんだか情けないことのように
思えてくる。
 いつまでも見つめているので不思議に思ったのか、笑顔だった梨沙子が、首をかしげて
いた。
 俺はごまかすように、
「そ、そうだ。プリン、あるけど食べるか?」返事を聞く前に、立ち上がる。
 立ち上がって、なんちゅうごまかし方だ、と心の中で自分にツッコミ。
 冷蔵庫を開けた俺に梨沙子が、
「おにいさんの部屋で食べよ?」
 ぎく、と背筋が緊張する。
 その緊張を自覚して、どうやら俺は、自分の部屋に行くのを、引き伸ばそうとしていた
ことに気づく。
 梨沙子と“いろんなこと”をしてきた自分の部屋。
 今夜、泊まっていく、という梨沙子と、そんな自室に行けば、その後のことは想像がで
きてしまう。
855書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:12:21

 正直に言えば、これまでしてきたことと、一線を画すであろう、その行為に、俺は怖気
づいていた。
 しかし、梨沙子はそんな俺に構わず、
「先に行ってるね」ブカブカのスウェットを引きずるように、ダイニングを出て行った。
 俺は一人、ダイニングに、呆然と立ち尽くす。
 プリンを手に。
 ふう、と大きく息を吐く。
 ため息か、深呼吸か、自分でもわからないけれど。
 冷蔵庫から溢れてくる冷気を、やけに心地よく感じた。
856書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:12:58

 お盆に乗せたプリンと、アイスティーのグラスを2つ。ガムシロップとストローも忘れ
ず。
 自室に入ると、少し懐かしく感じる声、効果音、BGMが聞こえてきた。
 それは、初めて会った時に梨沙子に教えた格闘ゲームのもの。
 プレイしているのは、もちろん、先に部屋に来ていた梨沙子だ。勝手にゲーム機を起動
させてプレイしている……まあ、いいけど。
 画面に映し出されているのは、豹頭のレスラーが、白熊を撃破したシーンだった。
 テーブルにお盆を乗せる。
 勝者の笑みを浮かべた梨沙子は、味も確かめずシロップを全部アイスティーの中に入れ
て、ストローでかき混ぜる。
「ひさしぶりに対戦しようよ」
 リセットボタンを押しながら、梨沙子は微笑みながら言う。
 最後に対戦したのは、初めて梨沙子にイかされた日だ。あのとき以来か。
 久しぶりだし、多少は緊張がほぐれるかもしれない。
 ジョイスティックを手元に寄せて、
「よし、やるか」と頷いた。
857書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:14:26

 キャラクター選択画面で、テコンドー使いの青年を選ぶ。
 梨沙子が選んだのは、さっきも使っていたジャガーマスクのレスラー。
 最初から本気の勝負になりそうだ。
 久しぶりの対戦で、高揚しているのがわかる。
「おにいさん」
「ん?」
 ちら、と目を向けるが、梨沙子はまっすぐ画面に目を向けたままだった。表情が少し、
強張っているように見える。
「これに負けたら、勝ったほうの言うこと、何でも聞くんだよ」
 勝負に集中しようとしていた意識が、一気に散漫になる。
 忘れられない言葉。
 梨沙子と俺の今の関係も、きっとその言葉から始まった。
 そのまま梨沙子の顔を見つめていると、に、と唇がつりあがった。
 何事か理解できず、呆然としていると、梨沙子の手が素早く、鋭く動く。
 あっ、と思った時には遅かった。
858書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:15:30

 梨沙子の言葉に気をとられ、開始の合図を聞き逃していた。
 気が付いた時には、体力を半分以上も削られていた。
 慌てて不意に出したキックに、ナックルボムがカウンターで入る。動きが止まった一瞬
にトゥーキックから掌底。掌底で浮いたところを、ダブルアキレス腱固めからのジャイア
ントスィング。
 ……見事。
 いやいや。
 あっという間に1ラウンド取られた。
「お、お前っ、卑怯だぞ!」
「ゆだんする方が悪いんだもーん」
 難しい言葉を覚えやがって。
 さっきのは俺を油断させるためだったのか。くそう。
 歯噛みしつつ、画面をにらみつける。
 ラウンド2が始まった。
859書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:16:01

 レフトキックコンボの最後の一発が入り、豹頭のレスラーが倒れた。
 ラウンド2、3を連取し、久しぶりの対戦は、俺の勝利で幕を閉じた。
 やはりブランクがあるせいか、梨沙子の動きは以前よりも鈍い。冷静になれば、そんな
ことは見て取れる。ラウンド2の前半は、頭に血が上っていて危なかったけど。
 隣の梨沙子を見ると、顔を強張らせていた。負けた悔しさ、というよりも、なにか別の
緊張感のようなものが感じられた。
 その違和感に、俺は素直に勝利を喜ぶことができず、梨沙子の横顔を見つめる。
 梨沙子は不意にうつむいて、そのまま目だけをこちらに向けてきた。
 とくん、と弾む鼓動。
「なにが、いい?」
「は?」
「おにいさんが勝ったから……だから……」
 勝った方の言うことを何でも聞く。
860書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:16:32

 俺はそれを、注意をそらすためのものとばかり思っていた。
 けれど、そうではなかったようだ。
 俺は固い唾の塊を飲み込む。
 緊張が鼓動を加速させていく。
 沈黙に耐えられない様子で、梨沙子が口を開いた。
「あ、あたしが勝ったら、ね」やや強張った笑顔で、「さっきの続き、聞かせてって言お
うかなぁって」
「続き? さっきって……」
「だからぁ、さっき、外で」
 外で。
 そう、だった。
 俺は気持ちを伝えようと、告白しようとしていたんだった。
 すっかり、そんな雰囲気ではなくなっていて、忘れていた。
 忘れようとしていた、と言う方がしっくりくる。
861書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:17:03

 今まで通りやっていけるなら、それでいいと、逃げ道を作ろうとしていた。
 突然、逃げ道を断たれ、追い詰められ、
「プ、プリン食おうぜ」と、張り詰めた空気からの脱出を試みる。
「おにいさんっ!」
 ぴしゃり、と梨沙子の鋭い声。唇を尖らせ、強い視線で睨みつけてくる。
 瞳が潤んで、輝いて見える。
「ちゃんと、言ってよ……」
 怒っている表情。
 けれど。
 泣き出しそうな、表情にも見えて。
 その強い視線に、目を逸らすことができず、顔が、体が熱くなっていくのを感じる。
 鼓動がうるさい。
 心臓が頭の中にあるみたいだ。
 俺は荒くなっている呼吸を自覚しながら、深く息を吸い、吐き出す。
 ちっとも落ち着いたとは思えないけれど、それでも、気持ちを体の奥から搾り出すよう
に、口を開く。
「お、俺、俺は……」
862書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:17:35

 何度も言葉に詰まる。
 梨沙子はそんな俺を、じっと待ってくれている。
 いったん言葉を切り、のどを鳴らす。
 目を合わせていることができなくて、かすかに視線を下ろす。
 視線の行く先には、ちょん、と突き出された唇。つやつやした唇。柔らかそうな唇。
 唇。
 唇……
「俺、梨沙子と、キスしたい」
 ……? ……!?
 俺、今なんて言った?
 なんで、よりにもよって、こんなことを……
 自分の言ったことに驚いている俺と、表情を失って呆然としている梨沙子。
 梨沙子の白い頬が、爆発したように、真っ赤に染まった。糸が切れたようにうつむき、
せわしなく、視線を泳がせた。
「で、でも、キス……キスは……とくべつな、その、人と……好きな人と……」
 消えてしまいそうな声で、ぼそぼそつぶやく梨沙子。
863書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:18:05

「お、俺は、俺、梨沙子が好きだ!」
 勢い。としか言いようがない。
 気持ちを押し出した勢いに乗せて、言葉が飛び出した。
「……好きだ。梨沙子、俺は、梨沙子のことが好きだ。大好きだ」
 何度も何度も、梨沙子と、そして自分に、言い聞かせるように、告白する。
 俺はずっと前から梨沙子が好きで、その気持ちに気づかないふりをしていた。
 梨沙子との関係が壊れるのが怖くて、踏み出すことを恐れ、臆病にも踏みとどまった。
 でも、その臆病が梨沙子を傷つけてしまって、それなのに、それでも、梨沙子はこうや
ってそばにいてくれて。
 そんな相手に、気持ちを伝えられることは、きっと、幸せなことだ。と思う。
 梨沙子は真っ赤な顔を上げて、
「あたしも、おにいさんのこと、大好きだよっ!」にかっと歯を見せて笑う。
 満面の、これ以上はない笑顔で、梨沙子が飛びついてきた。
 あまりに勢いにバランスを崩しかけ、後ろに手を付いて体を支える。二人分の体重を。
 梨沙子が俺の背に腕を回して、体を密着させてくる。梨沙子の体温が、柔らかく、伝わ
ってくる。
864書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:18:36

 俺は体を支えていた手を、梨沙子の背中に回して、抱き寄せた。
 シャンプーを使ったわけでもないのに、梨沙子の髪からは、良い香りがした。
 それを肺いっぱいに吸い込むと、梨沙子がくすぐったそうに笑う。
「おにいさんっ」
「ん?」
「大好きっ」
「うん」
「おにいさんは?」
「ん、うん……好き……」
 梨沙子が嬉しそうに、力の抜け切った笑顔を浮かべている。
 俺も嬉しい。けれど、嬉しいの倍以上、恥ずかしい。
 嬉しいやら。照れくさいやら、恥ずかしいやら、複雑な感情が、表情を出来損ないの笑
みに歪めていると、
「大好き、だから……いいよ」腕の中の梨沙子が呟く。
 まぶたを下ろして、つ、とあごを上げた。
 そういえば、俺がキスしたいって、言ったんだっけ。
 鼓動はうるさかったけれど、思いのほか素直に、俺は唇を重ねた。
 ちょん、とかすかに触れた瞬間、その柔らかさに、暖かさに驚き、慌てて離れてしまっ
た。
865書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:19:07

 梨沙子は、しばらく目を閉じていたが、眉を寄せながらまぶたを開け、不機嫌そうにに
らんでくる。
「おにいさん、短すぎ!」
「え、そ、そうか?」
「せっかくのファーストキスだったのに……」と、唇を尖らせて、「やり直し!」
「へ?」
「今度はもっと長くね。30秒くらい」と言って、さっきと同じく、キスを待つ姿勢にな
る。
 30秒って……長いのか短いのかよくわからないけれど、もう一回って言うのが、改め
て緊張してしまう。
 とはいえ、いつまでも、このまま待たせておくわけにもいかないし。
 30秒。30、数えりゃいいんだろ。
 再び、顔を寄せ、唇を重ねた。
 柔らかい、温かい、梨沙子の唇。
 その感触の、あまりの心地良さに、数えるのを忘れていた。今いくつくらいだろう。柔
らかい、すごい柔らかい。どれくらい経ったろうか。梨沙子の体温に、くらくらする。ど
れくらい過ぎた。甘い香りと、梨沙子の息遣いが頬をくすぐる。もう30秒過ぎた……ま
だかな。
866書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:19:38

 腕の中で梨沙子が身じろぎし、俺の背中でシャツをつかんだのを感じて、唇を離した。
 さっきはあんなにも恥ずかしかったのに、今度は少し、名残惜しい。
 顔が離れると、梨沙子の人形のように長いまつげが上がり、俺を見つける。
 かすかに微笑み、梨沙子からキスしてくる。いや、キスなんてものじゃなくて、唇をぶ
つける、と言うような勢い。
 無邪気な笑みを浮かべて、照れ隠しのように、俺の胸に頬をこすり付ける。猫が甘えて
るみたいで、くすぐったい。
 なんだか照れくさい。
 腕の中で梨沙子が、くすくす笑う。どこか嬉しそうに。どこか安心したように。
「おにいさん」
「ん?」
「あたし、おにいさんの彼女、だよね」
「ん……あ、そう、だな。うん」
「おにいさんは、あたしの彼氏だよね」
「うん」
「おにいさん」
「なんだよ」
「エッチ、しようか」
「ん……ん、え? な、は!?」
867書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:20:14

 “エッチなこと”じゃなくて、“エッチしよう”
 予想していたはずだったが、いざ梨沙子の口からその言葉を聞くと、さすがに動揺して
しまう。
「いや?」
 不安げに、梨沙子が俺を見上げている。
 その揺れる瞳を見て、俺は不思議なほど、心が平静になっていくのを感じた。
 落ち着かせるように、柔らかい髪をなでる。
「別に、今日じゃなくてもいいんだぞ。いつか、もっと……大人になってからでも」
 もっと、大人に。
 自分で口にして、俺も梨沙子も、まだ子供なんだと思い知る。
 でも、それを認めて、はじめて、梨沙子の思いを受け止められるような、そんな気がし
たのだ。
 梨沙子は潤んだ瞳で、強い視線で、
「やだ」はっきりと決意する。「今日じゃなきゃ、やだ」
 俺は梨沙子の思いに、小さく、しかし強く、うなずく。
「わかった」
 空気を凝結させたような緊張感が、2人の間の空気を張り詰めさせる。
「おにいさん」
 不意に、梨沙子が口を開いた。
 赤い頬で笑い、
「その前に、プリン食べよ」
 ……そうですね。
868書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:21:24
 
 
 
 
 
869書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:22:06

 ベッドの上に座って、向かい合っている。
 梨沙子は照れたように、少し困ったように、笑顔を浮かべている。
 こちらを窺うような視線が、きょときょと泳いでいる。
 俺は緊張しているのを隠しつつ、梨沙子を抱き寄せる。
「あ」と、小さく漏れる声。
 近づいた唇に、そっと唇を重ねた。
 さっきよりも優しく、触れさせるだけのキス。それだけで充分、心地良くて、何度か繰
り返す。
 けれど、次はどうすれば良いのか、わからなくなってきた。
 えっと……
「おにいさん……」戸惑っている俺の心の中を覗いたように、梨沙子は、「べろで、する
んだよね……?」
「あ、うん」
 そうか、そうだな。
 少し口を開けて近づくと、梨沙子も同じように、唇に隙間を作って待っている。
 唇が重ねて、少し開いた隙間から、舌を伸ばす。
 恐る恐る、といったふうに、舌の先端がお互いをつつきあい、少しずつ、深く重なって
いく。
870書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:22:52

 甘い。
 さっき食べたプリンの味だ。
 ぴちゃ、と控えめに、お互いの唾液が絡まる音がして、心臓が跳ねる。
 今まで口にしてきた、どんなものとも違う感触だった。
 嫌なものじゃないけれど、口の中で自分の意思とは違う動きをするものに、若干の違和
感。
 どれくらいすればいいものかわからず、息苦しくなるまで口の中の舐めあって、それか
ら離れた。梨沙子の舌が、息を整える犬みたいに、口の外に出ているのを見て笑えて、俺
は少しだけ緊張が緩んだ。
「じゃあ……服、脱ぐ、か?」
 震える声で聞くと、梨沙子は出しっぱなしの舌をしまい、うなずいた。
 貸してやったスウェットの裾に手をかけると、
「あ、自分で、脱ぐよ」と、抵抗を見せた。
 本当は、脱がせてやりたい、けど。
「おにいさんも、脱いで」
 そう言われて、反射的にうなずいてしまった。
 緊張をごまかすように、ぱっと上下を脱ぐと、下から先に脱いだ梨沙子が、上着を脱い
だところだった。
871書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:23:28

 色白、なんてものじゃない。
 この世のどんな白よりも美しい、白。
 かすかに光っているような、梨沙子の白い肌。
 ついさっき見たばかりなのに、まるで違うもののように見えてくる。
 “彼女”の裸だからだろうか。
 向かい合っている、裸の梨沙子が、少し視線を下して、頬を緩めた。
「さっき出したばっかりなのに、こんなおっきくなってるよ」
 と言って、充血したペニスに、触れてくる。
「んっ」
 思わず声を漏らしてしまった。
 緊張していても、体は本能に正直みたいだ。
「ふぇらちお、しようか?」
 魅力的な提案、だったけど、けれど俺は、
「いや、いいよ。今日は俺が、する」やんわりと拒絶する。
 梨沙子はきょとんと表情を失くし、一瞬後、照れくさそうに笑い、うなずいてくれた。
 俺は梨沙子の肩を抱いて、ゆっくりと、体を倒していく。微笑んでいた梨沙子も、さす
がに緊張気味に、顔を引き締めた。
 ベッドに横たわった梨沙子が、かすかに不安な色で表情を曇らせ、俺を見つめる。
872書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:24:01


 ズキン
873書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:24:50

 胸が痛みを訴える。
 あの時の夢が、思考をかすめた。
 決意した、覚悟を決めたはずなのに、とたんに不安になってくる。
「おにいさん?」
 態度の変化を感じたのか、梨沙子が声をかけてきた。
「本当に、いいのか?」
 いまさら、だけど。
 かえって不安にするだけ、かもしれないけれど。
 それでも、確かめずにはいられなかった。
「だいじょうぶだよ」
「え?」
「おにいさん、あたしのこと好きなんでしょ?」
「あ、ああ……好き、だ」
「あたしも、おにいさんのこと好きだもん。だから」
 大丈夫、と梨沙子は微笑んだ。
 不安はぬぐいきれてない。けれど、少なくとも、迷いは晴れた。
874書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:25:25

 俺は梨沙子にうなずき、もう一度、唇を重ねる。そこから伝わってくるのは、安心させ
てくれるぬくもり。
 唇を離して、胸のふくらみに手を伸ばす。
 そっと包むように乗せると、梨沙子は息を漏らし、ぴくりと体を震わす。
 そのままの姿勢で固まって、様子を窺うと、同意するように、瞬きを一度。
 胸に視線を戻して、手を動かす。反応を確かめるように、ゆっくりと、少しずつ。
 手にしても頬にしても、女の子の体は男にはない柔らかさがあるけれど、ここは特別中
の特別。柔らかい上に、梨沙子の白い肌は、上質のシルクのようになめらかで、やみつき
になりそうだ。
「はぅ、ぅぅ……あ、んん」
 乱れた呼吸に、甘い響きが混ざりだす。
 それに合わせるように、ふくらみの頂点で硬くなる乳首。手のひらでつぶれていたそれ
を、指でつまんでやる。
「ぅあッ、はゥッ! ん、おにい、さぁんっ」
 喘ぎ声で呼ばれるけれど、それには応えられず、指の腹で薄桃色の乳首を転がす。梨沙
子の鼓動が早くなり、肌が熱くなってくる。うっすらと汗ばんでいるようだった。
875書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:26:01

「ふぅんっ、うぁッ、はぁんッ!」 
 すっかり尖った乳首に、口付ける。乳輪が隠れるほど口に含んで、そこを味わうように
舐める。
「ひゅあぁっ! ああッ、あんッ、ふぅぅッ!」
 過剰な快感を追い出そうとするように、梨沙子はぶんぶんと首を振る。
 俺は、吸い付いていた乳首が、自分の唾液の味になってしまったので、逆の乳首を口に
含んで、同じように舌で愛撫する。
「ぅッ、あああぁッ、はあぅ、うあんッ!」
 乳首が割れ目以上に弱いんじゃないか、という反応だ。
 だからと言って、下が感じないわけではないだろう。
 俺は乳首を咥えたまま、空いている手を梨沙子の下半身へ、脚の間に隠されている“下
の口”に持っていく。
 上目遣いで梨沙子を窺うが、気づいている様子はない。
876書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:26:52

 す、と割れ目をなで上げる。
「きゃぅッ!!」
 不意打ちに驚いたのか、梨沙子の体が、びくっと反った。
 危うく離れそうになるが、俺は唇を乳房に押し付けたままで、乳首を愛撫しながら、割
れ目をなぞる。
「ひぁあっ、おにいっ、ぃああッ、つよ、やあぁぁッ、ふぅあッ、はぁああッ」
 今までにない刺激に耐え切れず、梨沙子は逃げ出そうと体をくねらせるが、俺はそれを
許さない。片手を梨沙子の背に回して、抱き寄せるように絡める。より強く、顔が胸にう
まる形になった。
 粘膜にたどり着いた指先が、潤いを感じ取る。それは量を増し、粘膜の穴の奥から、溢
れてくる。
 絡み付く粘液を、塗り広げるように指を動かす。
「ふぅんっ、んんぁっ、あぅんッ、は、ぅあんッ」
 指の動きに合わせて、くちゅ、と水音が聞こえるようになってきて、ようやく、吸い付
いていた乳首を開放する。
 上半身を起こして、脚の間に目を向けると、溢れ出た愛液で光る、梨沙子の割れ目。
877書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:27:42

「もう、いいよ……」
 荒い息で喘ぎながら、梨沙子が俺を見上げる。
「いい、のか?」
 戸惑いがちに聞くと、小さくうなずいて、
「はやく、おにいさんと、エッチ、したい」
「……わかった」
 騒がしく暴れ始めた心臓を無視して、怒張したペニスの先端を、梨沙子の粘膜にあてが
う。
「んぅ」
 それが、どちらの漏らした息だったか、熱に浮かされた頭では判断できなかった。
 体中の神経が、肉棒に集まったようだ。ほんの少し触れているだけなのに、溶けてしま
いそうなくらい気持ち良い。
「じゃあ……」ごくり、と出てもない唾を飲み、「いく、ぞ」
 ついにその時……寸前、
「あ、待って」梨沙子が留める。
「ど、どうした? やっぱり、やめる、か?」
 思考の水面に、あの夢のことが、浮かび上がってくる。
 しかし、梨沙子はぷるぷると首を振って否定し、
「ギュって、抱きしめてて、くれる?」少し不安そうに、ささやいた。
878書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:28:17

 さすがに、いざとなると、怖くなるだろう。
 でも、やめようと言わない、梨沙子のお願い。
 俺はうなずいて、覆いかぶさり、背中に腕を回した。同時に梨沙子の手が首に回され、
俺の顔を引き寄せる。
 梨沙子の顔が、目の前に。少し安心したのか、引きつり気味だったけれど、微笑んだ。
 片手だけ肉棒に添えて、位置を合わせる。
「じゃあ……」
 同意を求めると、それに応え、うなずく。
 さっきよりも、ほんの少し、深く触れさせると、梨沙子の体が強張るのがわかった。
 それをごまかすように、
「おにいさんの、あつい、ね」吐息を漏らすように、つぶやく。
「梨沙子のも」
 梨沙子が微笑むのを見て、ゆっくり、ゆっくりと、腰を進める。
 触れていた粘膜が広がり、亀頭が包まれるのが感じられる。そこまでは、予想以上にす
んなり来れた。
 もう少し、進めるか、と腰を押し出した瞬間。
「ィイィッ!」
879書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:28:53

 梨沙子ののどから、耳を刺激する悲鳴。
 金属をこすり合わせたような耳障りなそれは、梨沙子の痛みそのもののようだ。
「だ、大」丈夫か、と言い終えるより早く、唇がふさがれる。
 柔らかい、梨沙子の唇で。
 驚いていると、梨沙子が離れて、微笑んだ。
 いや、それは微笑なんてものじゃなく、折れ曲がった眉と、引きつった頬で作られた、
痛々しいくらいの笑顔だった。
 何か聞けば不安になる。奥歯をかみ締め、唇を結ぶ。
 ゆっくり腰を進めていくと、一段と狭い部分に届いて、侵入が押し留められる。
 梨沙子の表情が、ゆがむ。
 それでも俺は、止まることなく、分身を柔肉の中に納めていった。
 いっそう強く抱きしめ、力をこめる。
 と。
 ぷつん、と抵抗を失い、ペニスがすっぽりと納まった。
 根元まで全て、梨沙子に包まれてている。
 ふうふうと、乱れた呼吸が、顔に当たる。
880書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:29:39

「梨沙子……」
「……ぜんぶ……はいった?」
「梨沙子……梨沙子の、中、あったかくて、気持ち良い……」
 うわごとのように言うと、梨沙子は嬉しそうに笑った。ぽろぽろと涙をこぼしながら、
微笑んだ。
 俺は梨沙子の体を強く抱きしめ、そのまま動けなかった。
 梨沙子とつながっている、ひとつになっていると思うと、それだけで胸がいっぱいにな
る。
 乱れた髪を撫でてやっていると、はう、と息をついた梨沙子が、
「うごいて、いいよ……」
 正直、少しでも動くとイってしまいそうだった。
 けれど、早く終わった方が、梨沙子も苦しまなくてすむ、と思い、うなずいた。
 力いっぱい握り締められているように、窮屈な梨沙子の中だったけれど、充分に潤って
いたおかげでなんとか動ける。
 入れた時と同じくらいゆっくりと、腰を引く。
「くぅ、ぅぅ……」
 梨沙子の唇から漏れた吐息は、苦痛しか感じられない。
881書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:30:15

 そろりそろりと、様子を窺うように腰を押し、それと同じくらいゆっくり腰を引く。
「あたし、の、おまんこ……きもち、良い……?」
 痛みに震えた声で、梨沙子が聞く。
 手のひらとも、口の中とも、割れ目に押し付けられるのとも、比べ物にならないほど、
「すごく、いい」
 快感にかすれた声で、うなずいた。
「梨沙子は、大丈夫?」
「いいよ……もう、へいき……だから、おにいさんの、気持ちいいように、して……」
 額に汗をにじませて、何かに耐えるように眉を寄せ、無理やりに微笑む梨沙子。
 耐えている何か、っていうのは、快感でないことくらいはわかる。
 俺はそれに、気づかないふりをしてうなずく。
 肉棒が、梨沙子の中でスムーズに動き、快感を高める。
 堪えきれない快感が、下半身を支配し、限界を訴える。
882書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:30:48

「梨沙子、もう……っ」
「おにいさんっ」
 すがりつくように、首に回した腕に力をこめ、俺を引き寄せる。
 近づいた唇が、当然のように重なる。
 唇が触れ合った瞬間、梨沙子の中が一回り狭くなったような感覚。
 限界、だった。
 息が詰まるほどの快感が、体の中を突き抜ける。
 唇を合わせたまま、
「イクっ」と言った時にはすでに、第一射が梨沙子の奥に弾けていた。
 隙間なく納まっていた梨沙子の中に、精液を勢いよく注ぎ込む。
 行き場をなくして、梨沙子の中から溢れ出してくるほど、おびただしい量を吐き出し、
ようやく、脈動は収まった。
883書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:31:26

 眠りから覚めるような感覚で梨沙子を見つめると、梨沙子の方もこちらを見つけたよう
に微笑んでいた。
「ごめんな、痛かっただろ?」
 俺が謝ると、梨沙子は目を微笑ませたまま、
「すっごい、痛かった……」唇を尖らせる。
 梨沙子は唇を尖らせたそのまま、キスして、
「でも」
「でも?」
「すっごい、だいすきぃ」
884書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/04/09(日) 00:35:22
・・・梨沙子・・・やってしまいました・・・
梨沙子は今回で・・・いちおう終わり・・・
・・・エピローグ的なものが・・・1回か2回・・・エロなしの可能性も・・・



オイラは外道系も・・・スカトロも・・・書けないです・・・
885fusianasan:2006/04/09(日) 00:55:53
北アああああああああああああああああああああああああああああ
886名無し募集中。。。:2006/04/09(日) 01:16:07
エロなしでいいので引くくらいベタなハッピーエンドを熱望していいのかな

今まで本当にありがとう
887名無し募集中。。。:2006/04/09(日) 01:16:48
あげちゃった。。失礼しました
888名無し募集中。。。:2006/04/09(日) 02:22:52
1年半か・・・
未完じゃなくてよかった。
ずっと楽しみにしてました。
本当にありがとう。
889名無し募集中。。。:2006/04/09(日) 08:59:20

エピも楽しみにしてる
890fusianasan:2006/04/09(日) 18:32:16
キタ━━(゚∀゚)━━!!
待ってました!
891名無し募集中。。。:2006/04/09(日) 19:28:21
梨沙子かわいすぎ書く人すごすぎ尊敬に値する
892fusianasan:2006/04/10(月) 03:14:41
すばらしいですよ!ありがとう作者さん!
893fusianasan:2006/04/10(月) 04:12:49
これは褒め言葉になるのかわかんないけど、美しすぎて抜けなかった!(褒めてます!)
今までの話の流れから、そういう方向になるだろうとは思ってたけど、
いやまさかここまで素晴らしいお話を考えていたとは!
ほんと感謝感激です。お疲れさまでした。
エピローグも頑張ってくださいね。
894名無し募集中。。。:2006/04/10(月) 05:56:28
?
895fusianasan:2006/04/10(月) 06:50:15
書く人氏、乙華麗&感動をありがd
りしゃこ…(*´Д`)ハァハァ
896名無し募集中。。。:2006/04/12(水) 12:19:14
やっぱここだよな・・・乙
897fusianasan:2006/04/16(日) 14:08:53
エピ待ち〜( ´Д`)y──┛~
898fusianasan:2006/04/17(月) 22:39:19
保守
899fusianasan:2006/04/17(月) 23:39:41
900fusianasan:2006/04/19(水) 02:38:23
900です。
901fusianasan:2006/04/22(土) 01:44:41
書く人 さんのファンです。
書く人 さんの作品を見られるのはここ以外、他にはないのでしょうか?
902fusianasan:2006/04/23(日) 20:45:18
保守っているの?
この板なら落ちないっぽいけどなぁ。
903名無し募集中。。。:2006/04/23(日) 22:23:29
誘導されたんだけどここって何板?
凄まじく過疎ってるな‥
904fusianasan:2006/04/25(火) 07:36:09
とりあえず>>903氏ね
905fusianasan:2006/04/25(火) 20:24:05
>904さん
書く人さんの作品っていいですよね!!
えろいしなんか感動するしっ!!
906fusianasan:2006/04/26(水) 00:46:34
読み物読み物・・・
http://chaos-file.jp/
えろえーろ
モリがしびれる・・・
小説ならここ読め
907fusianasan:2006/04/26(水) 09:51:37
あげ厨帰れ
908fusianasan:2006/04/26(水) 11:47:42
そうだ!此処はロリとオナ中の避難場所。
909fusianasan:2006/05/01(月) 00:16:24
ホ(・ω・)シュー
910fusianasan:2006/05/03(水) 00:56:52
(・ω・)つc■~~
911fusianasan:2006/05/06(土) 01:58:41
(・ω・)つ@@@@
912fusianasan:2006/05/10(水) 07:41:24
( ´Д`)y──┛~
913fusianasan:2006/05/13(土) 20:58:56
保守
914fusianasan:2006/05/16(火) 18:14:02
ホシュ(・ω・)ノシ
915fusianasan:2006/05/17(水) 11:08:03
保守ー(`Д´)=○)ε`)
916書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:47:16

「すっごい、だいすきぃ」
 そう言われ、嬉しくてたまらなくて、唇を押し付けた。
 その感触をたっぷり味わって離れると、今度は梨沙子から唇を重ねてくる。
 まだつながったままで、キスしあって、微笑みあって、好きだとささやきあって。
 幸せ。
 長くはないけれど、俺の一生で、一番幸せな時間だった。
「ねえ、おにいさん……」
「なんだ?」
「……もっといっぱいしたら、気持ちよくなるのかなぁ」
「さ、さあ、わかんないけど……そういう話は聞くかな」
 俺が戸惑って答えると、梨沙子は口元を緩ませ、
「最後の方は、ちょびっとだけ気持ちよかったよ」涙を浮かべた顔で微笑んだ。
 うまくできなかった俺を、フォローしてくれているように思えて、少し苦笑い。
 目の前の梨沙子が、
「でも」と、表情を険しくし、「おにいさんだけ気持ちいいのって、フコーヘーだよね」
 そんなこと言われても……困るやら、申し訳ないやら。
 表情を硬くしてしまった俺を、梨沙子は可笑しそうに笑った。
917書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:49:22

「おにいさん」
「うん?」
「いっぱいエッチして、いっぱい気持ちよくしてね」
 甘い声で、ささやく。
 思考がとろける感覚。
 一度は冷めた熱が、再び燃え上がる。
 息を抜いていたペニスに、力がみなぎってくる。
 梨沙子もそれを感じ取って、目を白黒させ、気まずそうに、
「きょ、今日はダメ、だよ……まだちょっと痛いし、今度、ね」声が少し震えていた。
 俺はわかってる、とうなずいて、
「今度な」口付けた。
 何度も何度も口付けて、つながったまま抱き合って、そして、そのまま眠った。
 愛しい人のぬくもりを感じながら眠る。
 経験したことのない幸福感に包まれながら、温かい眠りの闇に沈んでいった。
 目を開けたとき、なんて声をかけようか。

 そんなことを、頭の片隅で考えながら──
918書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:50:33
 
 
 
 
919書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:51:36

 目が覚めて最初に見るだろうと思っていた梨沙子の寝顔は、そこにはなかった。寝起き
でぼやける視界を、何度も瞬きして調節するが、やはり腕の中には何もなかった。
 慌てて跳ね起きて、フトンをどけるが、梨沙子はそこにはおらず、裸の自分がいるだけ
だった。
 まさか、夢だったのか? と思ってしまうが、ベッドから起きようとして、それを発見
した。
 ベッドの真ん中あたりにある、赤いシミ。
 その色合いは、血だ。
 それが何なのか理解した途端、あの生々しい感覚がよみがえり、体が熱くなる。
 夢じゃ、なかった。
 じゃあ、梨沙子はどこに……と、思うと同時に、部屋の扉が開く。
「あ、起きたんだ。おはよ」
 バスタオルで髪を拭きながら、スウェット姿の梨沙子が現れた。
 俺はその姿に見とれて、挨拶を返すことすらできなかった。
 たった一晩でまるで別人のような、そんな印象さえ受ける。
 とても、色っぽい。
 ぼーっと見つめていると、梨沙子は不思議そうに首をかしげる。
「どうしたの?」
「あ、いや、なんでもない」慌てて目をそらして「おはよう」
 と、ようやく挨拶を返した。
920書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:52:44

「シャワー借りたよ」
 濡れた髪を見れば、それくらいは想像できる。 
 俺はうなずいて、ふと思い出す。
「シャンプー、いつものじゃないと嫌なんじゃないのか?」
 昨夜はそう言って、体を流しただけだった。
 でも今は、髪がしっとりと濡れていて、明らかに頭を洗っている。
「うん……でも、汗かいちゃったし」
 言いながら、ベッドの隣に腰を下ろした。
 梨沙子の熱を感じて、鼓動が大きく鳴る。
 そんな俺に気づかなかったのか、梨沙子はベッドの中心に残された赤いシミを見つけ、
頬を赤らめる。キラキラ輝かせた瞳をこちらに向け、照れたような、喜んでいるような笑
顔を浮かべる。
「な、なんだよ」
「ん〜、なんかね」ふふふ、と笑って「なんか、まだおにいさんが入ってるみたい」
 と、下腹に手を置いた。
 わけもわからず、顔が熱くなって、背けてしまった。
「だ、大丈夫、なのか? まだ痛いとか」
「ううん、大丈夫。おにいさんは大丈夫なの?」
「え? 俺は、なんともないけど……」
 ふうん、と鼻を鳴らした。
「おにいさんもシャワー浴びてきたら。ちょっと汗臭いよ」
「……わかったよ」
 ため息混じりに応え、ベッドの下に落ちていたトランクスをはいて、部屋を出る。
 背中から、
「いってらっしゃ〜い」と、梨沙子の声。
 どこかくすぐったく感じて、行ってきます、とは言えなかった。
921書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:54:05

 シャワーから出てきた俺は、ダイニングでコーラとグラス、それからプリンを2つ持っ
て自室に向かった。
 ゲームをしながら待っていた梨沙子が、
「おかえりぃ」
「ただいま」と反射的に応えてしまい、気恥ずかしくなって目を逸らす。
 梨沙子は気にしたふうもなく、プリンを取って、ひとくち。
 ふたくち目をスプーンですくって、何かに気づいたようにはっとなり、しばらくプリン
を見つめてから、口に入れた。
「どうした?」
「……おにいさん、わかってプリンもってきた?」
「は?」
 わかって、って、なにが?
 まったく思い当たらない。
 もういい、とばかりにプリンを食べる梨沙子。
 いったいなんなんだ。
 わけがわからないまま、自分のプリンを食べる。
 口に広がる甘さ。
 甘い。
 あ、そうか。
 昨日のディープキスの、あの味だ。無意識に梨沙子に目を向けると、照れくさそうに苦
笑いを浮かべていた。
922書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:55:23

 あの心地良い感触を思い出し、唇を見つめてしまう。
 と、梨沙子のまぶたがすっと下り、唇が突き出された。
「あ、いや、べつにそんな」
 そんなつもりじゃなかったんだけど。
 だけど梨沙子は、
「ん〜っ」と急かすように抗議する。
 これは、梨沙子から求めてきてるから、俺はそれに応えるだけで……なぜか言い訳して
しまう。
 突き出された唇に、唇を押し付けて、すぐに離れないように意識する。
 10秒か20秒後、梨沙子の体温が移ってくるのを感じて、唇を離す。
 目を開けた梨沙子が、頬を染めて笑い、
「キスするときってさ」
「うん?」
「鼻、じゃまにならないんだね」
 ……なにをいまさら。
 今までの経験・行為から考えると、ずいぶんとかわいいことを言うので、思わず笑って
しまった。
 わかっているのか、梨沙子もそれに釣られて笑う。
 柔らかい空気。
 温かい時間。
 幸せっていうのは、きっとこういうことだ。
 和やかな感覚に浸っていると、梨沙子が体を寄せてきて、頭を俺の肩に預けてくる。梨
沙子の体温に、鼓動が速くなる。でも、とても、とても心地良い。
923書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:56:17

「おにいさん」
 寄り添った梨沙子が、呼びかけてくる。
「なに?」
「好きっ」
「……う、うん」
「おにいさんは?」
「あ、ああ……俺も」好きだ、と口にしようとして、ピタリ、と止まった。
 1階から物音が、聞こえた。
 誰かが家に入ってきた。
 家政婦が来るのは今日じゃない。
 動揺してしまった俺は、どうしていいのかわからず、固まってしまう。
「おにいさん?」
 俺の様子の変化を、不思議に感じた梨沙子に呼ばれるけれど、それに応えることができ
ないまま、体の芯が凍りつく。
 足音が聞こえる。それはまっすぐ、迷うことなく、この部屋に向かってくる。
 梨沙子を見ると、不安そうに顔を曇らせている。
 なんとか、梨沙子を──守る。思考ではなく感情が、湧き上がる。
 瞬間。
924書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:56:55

 背後で扉が開け放たれた。
 暖められていた部屋の空気が流れ出し、一気に冷えていく。
 振り返ると、そこには父さんが立っていた。
 スーツ姿の父さんは、俺を見、梨沙子を見、顔をしかめた。まるで、汚らわしいものを
見たような表情。
 それを感じ取った俺は、かっとなって、
「なんだよ急に。連絡も、ノックもなしに」刺々しい声を投げつける。
 普段なら、母さんがいるか確認してから帰ってくるというのに。
 父さんは何食わぬ顔で、フン、と鼻を鳴らす。
「着替えて降りて来い」
 それだけ言うと、扉を開け放ったまま踵を返した。
 静かな、しかし威圧的に思い足音が、遠ざかっていく。
「おにいさん……」
 不安そうに震える梨沙子の声が、胸に刺さる。
 梨沙子を安心させたい一心で、頭を撫で、
「大丈夫」根拠も自信もなく、そんな言葉を口にしてしまう。
 大丈夫。
 その言葉に、俺自身がすがりつきたかった。
925書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:57:35
 
 
 
 
926書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:59:08

 梨沙子が乾燥機の中の服を着て出てきた頃には、母さんが帰ってきて、父さんと2人、
リビングで待っていた。
 梨沙子が追われるように帰らされ、冷たい家族会議が始まった。
 俺と梨沙子のことは、家政婦を通じて全て知られていた。俺たちが隠したつもりでいた
“痕跡”は全て、家政婦には見抜かれていた。
 滅多に合わせない顔を合わせた両親は、そうなることが当然のように、罵りあった。
 目の前で、俺が原因で口汚く罵りあう両親。原因は俺だが、だけど、いがみ合う理由は
何でも良かったような印象さえ受ける。
 どうでも良かった。
 ただ、梨沙子が心配だった。
 連絡するとは言ったけれど。
 ただ梨沙子のことを思いながら、この状況が終わるのを待つ。

 嵐のような醜い争いが終わると、俺への沙汰が下された。
927書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 20:59:57

 その日のうちに、最低限の荷物を持たされ、聞いたこともない土地に放り出された。
 山奥の、外界と隔絶された、陸の孤島と呼ぶにふさわしい、中高一貫教育で全寮制の学
園に転校させられた。
 テレビもラジオも、ケータイもインターネットもない。
 外との接触を厳しく制限され、盆や正月の帰宅も許されず、勉強以外にやることのない
生活を強いられた。
 それを苦痛だとは思わなかった。
 そんな感覚はとっくに麻痺していて、ただ梨沙子のいない空虚感だけが、胸に大きな穴
を開けていた。

 そんな生活も、高校を卒業すると同時に両親が離婚して、終わりを告げた。学費や生活
費を負担していたのは父親だったが、母親に慰謝料を払ったせいで金銭的に余裕がなくな
ったという、つまらない理由だと、兄から聞かされた。
 俺は両親のどちらの世話になることもなく、兄に借金をして一人暮らしをはじめた。
 大学に通うでもなく、何か目指すものがあるでもなく、毎日をただ、やり過ごしていく
だけのフリーター生活。
 辛くはない。
 楽しくも、ない。
 ただ、いつか。
 いつか、梨沙子のことが忘れられればいい。
 そんな暗い希望だけが、唯一の寄る辺だった。
928書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:01:07
 
 
 
 
929書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:02:21

 一人暮らしをはじめて、1年ばかりが過ぎ、俺ももう一歩で成人式を迎える歳になって
いた。兄からの借金はほとんど返済して、3つ掛け持ちしていたアルバイトを、2つに減
らしても生活していけるようになった。
 アルバイト先のひとつであるゲームセンターへ向かう途中、信号待ちでなんとなく見上
げた街頭ビジョン。かつてはハロープロジェクトに名を連ね、アイドルに分類されていた
女性アーティストの、新曲のPVが流れていた。

 ハロープロジェクトと呼ばれたアイドル集団は、俺が“島流し”に遭っているうちに解
散していて、所属していたアイドルたちは、それぞれの道に進んだ。
 アーティストやバラエティタレント、舞台女優やグラビアアイドルとして活動する人も
いれば、振付師や事務所スタッフなど裏方の仕事をしている人もいるらしい。
 けれど、芸能界に関わっている人は半分もいなくて、そのほとんどは引退して“普通の
女の子”になったらしい。結婚して子供を産んだという人もいるようだ。
 このあたりの話はバイトの同僚から聞いた話で、俺自身はテレビを見る余裕もない生活
が長かったので、誰がどうなったかまでは知らないし、知りたいとは思わない。
 思わない、思えない、けれど。
930書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:03:23

 それでも、いやでも目に入ってしまうことはある。
 ぼんやりと見上げた街頭ビジョンに映る少女。アイドル時代の男性ファンも残っている
が、アーティスト路線で売り出してからのファンの方が、今では上回っている。
 すっと通った鼻筋。
 ぱっちりと大きな瞳。
 均整の取れた上下の唇。
 雪の様に白く透き通る肌。
 少し背が伸びただろうか。最後に見た髪は、緩いウェーブのかかっていたけれど、今は
黒髪のストレートになっていて、毛先が胸の辺りで揺れている。すらりと伸びた手足は、
少女らしい瑞々しさと、大人の女性の艶やかさを併せ持っている。
 あの頃の面影を残しながら、美しく成長した彼女の姿は、街のどこでも見られる。

 菅谷梨沙子。

 あの歌姫がかつて、俺の腕の中にいたなんて、誰が信じるだろうか。
 いや。誰より俺自身が、信じられない。
931書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:05:35

 良かった、と思う。

 元気でいたみたいだし、今でも歌っているし。
 そして何より、自分の手の届かないところにいてくれて、良かった、と。
 あの頃のことは、頭の片隅で密やかに、夢のように、眠っている。けれど、日々の生活
の中で、彼女の姿を目にするたび、それは起きだし、体を蝕み、痛みをもたらす。
 その痛みは罰だ。
 彼女をひとりにしてしまった、彼女を守れなかった俺の罪。それに対する罰。
 胸が軋む。錆びついた歯車のように、不快な音を立てて。
 軋んだ胸が痛んで、表情が歪む。
 同時に、信号が青に変わり、人が流れ出す。
 俺は胸の痛みを抱えて、流されるままに歩き出す。
 PVは流れ続ける。
 俺は人の流れの中で、身を隠すように歩く。
 街頭ビジョンが見えなくなる一瞬、未練がましく彼女を見上げる。
 俺はただ、彼女がひとりぼっちでなければいいと、願う。
932書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:06:53
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
933書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:07:54

 繁華街の中ほどに、バイト先のゲームセンターがある。
 そこに向かう途中、人の流れが不自然に歪んでいた。群集が避けているそこには、1人
の少女と、2人の男。
 帽子を目深にかぶった少女。黒髪をポニーテールのようにまとめている。
 男の方は、パサパサの金髪をサボテンのトゲみたいに立てている少年と、もう少し年上
に見える黒髪の男。
 2人の男が、少女をナンパしているようだった。
 しかし、それにしては不穏な空気だ。
 嫌がる女の子に言い寄っている男2人。それを遠巻きに見て通り過ぎる群集。そして、
立ち止まってしまった男(俺のことだ)。
 マンガのシチュエーションだ。それも、俺が生まれた頃に流行ったような。
 苦笑い。
 いつだったか、これに似た場面に出会ったことがある。
 努めて明るい声で、少女に呼びかける。
 とっさに浮かんだ名前は、
「リサコ」彼女のものだった。
 最低な気分だ。
934書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:08:38

 少女はこちらに顔を向けるが、大きなひさしのせいで、表情はよく見えない。
 男2人は、怪訝な表情を向けてくる。
 そんな視線にかまわず、3人のところに近づく。
「なにしてんだよ、こんなとこで」
 思いのほか自然に声が出て、自分でも驚く。
 なぜそうしようと思ったのか。
 たぶん、罪滅ぼし、というのが一番近いと思う。あの時と同じことをして、少しでも減
刑を乞おうとしていたのだと。浅ましい。
「俺の連れなんだ」
 短く告げると、金髪の方が表情を険しくしてにらみつけてきた。疑いのまなざしではな
く、じゃまをするな、という威圧の意味を込めて。
 知り合いの登場、では諦めてくれないのか。
 どうしたものか、と思っていると、金髪を押しのけて、黒髪の方が前に出てきた。
「あんたさ、この先のゲーセンでバイトしてるだろ?」
 唇の端を吊り上げて、聞いてくる。
 面は割れているみたいだ。
 ごまかしてもムダだろう。
「してるけど」
 それがなに、と突き放すような視線で応える。
 男はそれを聞くと、
「やっぱそうか! チャンプだろ、あんた」
 ぱっと破顔した。
 金髪の方も、ああ、と思い当たった顔をしている。
935書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:09:41

 雑多に氾濫した格闘ゲームは、長い間、下火になっていたけれど、人気のバラエティ番
組で、ゲームファンの芸能人たちが対戦するというコーナーが盛り上がり、ブームが再燃
していた。バイト先のゲームセンターが主催した格闘ゲームの大会にも、50人を超える
出場者が集まった。

 店員代表ということで出場させられた俺は、うっかり優勝してしまったのだ。店長から
は怒られたが、チャンプのいる店、みたいなノリでそこそこ賑わった。
 次の大会にもチャンピオンとして出場することになって、今度はうまく負けようとした
のだが、前回とは逆に勝つように店長から命じられ、全戦ストレート勝ちで優勝し、2回
連続チャンピオンとなった。決勝の相手が、全国大会の準優勝者だったとかで、ゲーム業
界ではけっこう話題になったらしい。俺自身には全く自覚がないんだけど。
936書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:10:28

 この2人はそのときの出場者か、ギャラリーなんだろう。
「なんだ、チャンプの彼女だったの?」
「まあ、そんなような……」
 俺が何者か知った途端、馴れ馴れしく喋ってくる金髪に、曖昧に答える。
 少女に目を向けると、戸惑った様子でうつむいていた。積極的でないにしろ、合わせて
くれている、と思いたい。
「次の大会も出るんだろ?」
「あ、まあ」
「期待してるぜ」
 と、言い残して、男たちは去っていた。
 盛り上がっている周囲とは逆に、格闘ゲームが強くてなんの意味があるのか、と冷めて
いたけれど、意外なところで役に立った。
 安堵の息を漏らして、少女の方に目をやると、うつむいたまま肩を震えさせていた。
 よっぽど怖かったんだろうな。
 なにか声をかけたほうが良いのかもしれないけれど、そろそろバイトの時間が迫ってい
ることに気づく。
937書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:11:06

「あ、あの……」
 様子を窺うように呟くと、びくり、と肩が跳ねる。
 俺はため息混じりに、
「あの、じゃあ……気をつけて」
 当たり障りのないことを言う。
 ゲームセンターに向かおうと足を踏み出した途端、腕を引っ張られた。
 何かに引っかかった、なんてことはない。
 うつむいたままの少女の両手に、捕まっていた。
 顔を上げないでいる彼女が、何か呟くのが聞こえた。
 何か言ったのはわかったけれど、なにを言ったかまではわからなかったので、
「な、なに?」と聞き返す。
 それに応えない彼女。ふるふると揺れる肩は、恐怖でというよりは、なんだか、泣いて
いるような、怒っているような。
 不意に、彼女の両手が離れ、捕まっていた腕が開放される。
 腕を下ろす。
 と、同時。
 彼女の右手が振り上げられた。その様子を見て、鳥が翼を羽ばたかせたような優美さと
力強さを感じ、見とれる。
938書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:11:58

 ぱん、と乾いた音と共に、頬がはじけるまでは。
 ゆっくりと熱と痛みがやってきて、平手打ちされたんだと理解する。
 わけもわからず彼女を見る。
 彼女は、
「ばかっ!」と鋭く、乱暴な言葉を投げつけてきた。
 顔を上げ、帽子のひさしの下から、きっとにらむ双眸が、涙で揺れているのが見え、そ
れでますます混乱した俺は、何も言えなくなって、呆然となる。
 立ち尽くす俺に、彼女はさらに、
「きらいっ! うそつきっ!」と言葉を続ける。
 男たちに絡まれて助けた相手から、バカだのウソツキだの罵られて、本来は怒るところ
だ、が。
939書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:12:44


「おにいさんなんて、だいっきらいっ!」
940書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:13:23

 俺は全身が凍りつくように、硬直した。
 これ以上ないくらい目を見開き、彼女の顔を見つめる。目も、鼻も、唇も、肌も、まつ
げの一本一本に至るまで、見逃すまいと。
 メイクをしてないせいなのか、画面を通して見るより幼い印象を受ける。
 そして、それはあの頃の、記憶の中の彼女に近い。
 でも、
 そんな、
 まさか……
「り、梨沙子……?」
 我知らずとその名を口にすると、むっと結ばれた唇が、かすかに緩んだ。
「やっぱり。わかってて言ったんじゃないんだ」
 と、ため息をつく。
 何のことかと思ったが、最初に呼びかけたときのことを言っているんだろう。
「なんで……どうして、ここに?」
「ゲームの番組あるでしょ?」
 格闘ゲームブーム再燃のきっかけとなった、あの番組のことだと思いつく。たしか最近
は、対戦ゲームのコーナーしかやってない、と聞く。
「その番組に、ゲストで出た時、聞いたの」
 テコンドー使いのキャラを使って、全国大会準優勝者を降したゲームセンターの店員が
いる、と。番組の企画で、全国大会に出場したタレントから聞いたらしい。
941書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:14:28

 それだけの情報で、わざわざ足を運んだのか?
 別人だったらどうする気だったんだ?
 いや、それ以前に。
 俺に会って、どうする気、なんだ……
 いまさら、だろう。
 会えなかった数年分の思いが飛び出しそうになって、奥歯をかみ締めて堪える。
 そうやって何も言えずにいる俺に、
「連絡くれるって言ったのに、くれなかったよね」うそつき。
 応えられず、うつむく。
「あたしね、あの日から、プリン食べられなくなっちゃった」
 場違いな響きの単語。
 だけど、その意味は聞くまでもなかった。
 俺もあの日から、プリンは口にしてない。
 思い出してしまうから。
 あの幸せな時間を。
「ずっと待ってたのに」
 口から溢れてきそうな思いを堪えている分、熱いものが、目の奥に集まってくる。それ
がこぼれないように、手のひらに爪が食い込むほど強く、握り締める。
「彼女を待たせるなんて、彼氏失格だよ」
 俺のことを、まだそう呼んでくれる。
942書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:15:04

 嬉しくて。

 つらくて。

 俺は突き放すために、唇の隙間から、声を絞り出す。
「お、俺は……もう、彼氏なんかじゃ」
「彼氏だよ」俺の声をさえぎって「今でも、おにいさんはあたしの、彼氏だよ」
 きっぱりと、言い切った。

「あたしは、おにいさんの彼女だもん」

 その言葉からは、あの頃と変わらない、純粋でひたむきで、迷いのない力強さが感じ取
れた。
 梨沙子がそこにいる。
 手を伸ばせば届く場所に。
 堪えきれず、涙が溢れる。
 握り締めていた拳を解き、梨沙子に向けて両腕を伸ばす。背に回して、抱き寄せる。
 抑えていた気持ちが、涙と共に溢れて、言葉になる。
943書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:15:38

「ずっと、会いたかった」
 素直な気持ち。
 あの頃よりも成長した梨沙子。
 それでも、腕の中にある感覚は、あの頃から変わらずに温かくて、懐かしい。
 あるべき場所に収まった。
 そんな感覚。
 俺は、会えなかった月日の分の思いを込めて、
「……俺、梨沙子のこと、好きだ」
 最後に会ったあの日、あの時、中断されて応えられなかった言葉をささやく。
「あたしも、おにいさんが大好き」
 腕の中で、くぐもった声で答えくれる梨沙子。
944書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:16:14

「もう、いなくなっちゃやだよ」
「うん」
「ひとりぼっちにしたら、許さないから」
「わかってる」
「また、ゲームしようね」
「そうだな」

 梨沙子を、抱きしめる。
 腕の中に梨沙子がいる。
 この温もりが、この感触が、とても幸せ。
 梨沙子にとって俺も、そうであってほしい。

「ずっと、一緒だよ」

「ああ、一緒だ。ずっと」

 これからもずっと、この腕の中にいてほしい──

945書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:16:46
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                           終わり
946書く人 ◆ZBov0fGF0M :2006/05/17(水) 21:20:25

エピローグ的なものも終わり
これで本当に終わりです
「エロ小説」というタイトルなのにエロなしで申し訳ない

長い間お付き合いいただきましてありがとうございました

一応、他のベリ作品は書くつもりです
今後ともよろしく
947fusianasan:2006/05/17(水) 21:34:23
おつかれさまでしたーっ
948fusianasan:2006/05/17(水) 21:34:46
書く人さん、お疲れ様でした。
最後まで本当に面白かったです。
保守して待ってて本当によかった。
ハッピーエンドで本当に本当によかった。
これからも期待してます!
ありがとう〜!(・ω・)ノシ
949名無し募集中。。。:2006/05/17(水) 23:09:55
やべぇ久しぶりに超絶泣いたよ
マジお疲れ様でした
950fusianasan:2006/05/18(木) 01:08:03
書く人さん乙蟻でした
なんだか本当に感動しました。・゚・(ノД`)・゚・。
まさか一番最初の罰ゲームの頃からこのエピローグ考えてたんじゃないですよね?
次作も期待しています!
951名無し募集中。。。:2006/05/18(木) 01:20:25
お疲れ様でした
ベッタベタのハッピーエンドをありがとう
誤解されないように書いておくとこれは自分の最高のほめ言葉のつもりで書いてます
2人にはベッタベタのハッピーエンドが似合うと思うんです
あえてお願いをすればいちゃいちゃしている2人のいちゃいちゃいちゃいちゃした生活をもう少し見たいけど
でもこれぐらいの余韻がちょうどいいのかな

最後に
本当にありがとうございました
952名無し募集中。。。:2006/05/18(木) 01:49:45
約2年ですか・・・完結してよかった。
本当にお疲れさまでした。

久々のハッピーエンドがとても嬉しい。
幼い頃から本ばっかり読んでると
ハッピーエンドにならない本ばかり読むようになって・・・
上の方も書いてるけどベッタベタのハッピーエンド最高です。
953名無し募集中。。。:2006/05/18(木) 02:06:33
書く人さん、お疲れさまです。
エロいのに泣ける小説。
まだまだ他のメンバーの作品もあるみたいなんで、
そちらも楽しみにしてますが、とりあえずはありがとうございました。
954fusianasan:2006/05/18(木) 02:07:27
最高でした 狼のスレが崩壊している中唯一楽しみにできる場所でした…… 正直途中からCAROL氏の結末が脳内に
繰り返されて 「お願いだからハッピーエンドでお願いだから」と願いながら読み進めました(CAROL氏のももちろん好きです!)。
ベタベタって言われてますが、やっぱり僕はどんな形でもいいからハッピーエンドが好きです(長期にわたっているってのもありますけどw)。

また アイディアが浮かんだらよろしくお願いします。
ラストは涙を堪えました……
955fusianasan:2006/05/18(木) 02:20:25
>>954
おまおれ、良かった、この二人ががハッピーエンドで本当に良かった…。・゚・(ノД`)・゚・。
956名無し募集中。。。:2006/05/18(木) 02:23:59
超絶おつかれさまです

自分は梨沙子推しなので毎回人一倍楽しく読ませていただきました。
書く人氏の作品はメンバーの特徴をしっかり捕えていたり、情景描写なんかも上手くて本当に素晴らしいと思います。
小説で泣きそうになったのは初めてでした

お陰で今宵はいい夢が見られそうです

次作も期待してます

本当におつかれさまでした
957fusianasan:2006/05/18(木) 02:40:19
過去ログうp・・・プリーズ・・・
958fusianasan:2006/05/18(木) 02:51:25
まとめサイト池
959fusianasan:2006/05/18(木) 02:53:50
今までROM&保守専だった俺も一言

書く人さんお疲れ様でした!りしゃヲタじゃない俺でも楽しめました
皆さんの言うようにハッピーエンドで本当に良かった…素敵な作品をありがとう
960名無し:2006/05/19(金) 13:10:37
「ねえ、ふぇらちおってどうやるか知ってる? 」



そんな不躾な一行で始まった一篇のエロ小説が、まさか自分の推しまで変えてしまうなんて、当時はまったく予想できませんでした。
書く人さんの描くりしゃこは、ナマイキでおマセで、おマヌケでエッチで、可愛くていとおしくて・・・

僕の中で「すがやりさこ」は、書く人さんのりしゃこになってしまっています。
そして彼女は、今は僕の片思いの相手です・・・

この1年半、素敵な夢をありがとうございました。
今後のご活躍も期待しております。
961fusianasan:2006/05/20(土) 22:30:48
962fusianasan:2006/05/21(日) 15:15:20
次はここね…
963fusianasan:2006/05/21(日) 15:16:24
全く…
964fusianasan:2006/05/21(日) 15:17:24
つまらないスレばっか
965fusianasan:2006/05/21(日) 15:19:42
サッポロ
966fusianasan:2006/05/21(日) 15:20:45
967fusianasan:2006/05/21(日) 15:22:19
キリン
968fusianasan:2006/05/21(日) 15:23:59
円熟
969fusianasan:2006/05/21(日) 15:25:53
キープユアスマイル
970fusianasan:2006/05/21(日) 15:26:51
疲れた…
971fusianasan:2006/05/21(日) 15:28:02
休憩ね…
972fusianasan:2006/05/21(日) 16:28:28
暑い
973fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:04
974fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:07
975fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:09
976fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:11
977fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:13
978fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:19
979fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:21
980fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:29
981fusianasan:2006/05/21(日) 16:29:33
982fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:02
983名無し募集中。。。:2006/05/21(日) 16:31:14
984名無し募集中。。。:2006/05/21(日) 16:31:23
985名無し募集中。。。:2006/05/21(日) 16:31:26
986fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:30
987fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:33
988fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:36
989fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:43
990fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:47
991fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:52
992fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:54
993fusianasan:2006/05/21(日) 16:31:57
994名無し募集中。。。:2006/05/21(日) 16:33:28
今だ!1000をゲットォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄       (´´
エンジョイノノノハヽ   )      (´⌒(´
  ⊂(^∇^*川⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄  (´⌒(´⌒;;
      ズザーーーーーッ

・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
    ノノノハヽ        (´;;
  ⊂(^∇^;川⊂⌒`つ (´⌒(´

ここってどこ?・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
    ノノノハヽ
  ⊂( ^∇^川⊂⌒`つ; (´⌒(´

ドッコイショと、・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
    ノノノハヽ
    (^∇^;川⌒ヽ
     U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒;;

何見てんだテメェ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
  ポ ノノノノノハ  ポ
  ン 川#^∇^)|| .  ン
   (´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
995fusianasan:2006/05/21(日) 16:35:04
995
996fusianasan:2006/05/21(日) 16:35:09
996
997fusianasan:2006/05/21(日) 16:35:13
997
998fusianasan:2006/05/21(日) 16:35:22
999fusianasan:2006/05/21(日) 16:35:24
1000fusianasan:2006/05/21(日) 16:35:26
10011001
〜未だかつてこれほどまでに感動的な
             スレがあっただろうか?〜

 ★このスレッドを読んだ人達の声★
「何気なく開いたこのスレッドとの出会いから、
 新しい自分の可能性を信じようと思った。」(27歳、ニート、男)
「感動した!勇気が湧いてきた!人生観が変わった!
 自分にも何かやれそうな気がした!」(24歳、契約社員、男)
「落ち込んでる時にこのスレッドを見つけ、
 期待しないで読んだが、読んで涙が出た。」(21歳、学生、女)

これほどまでにみなさんに愛されてきたこのスレッドですが、
残念ながら、このレスで終了となってしまいました。
でも悲しまないでください。
このスレッドはいつまでも
あなたの心の中で生き続けているのですから…