舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、同じような『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら 力を合わせて様々な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。
【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定なので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです。
テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】
前スレ:【異能】黄昏の学園32【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1286468068/ 避難所:【異能】黄昏の学園避難所74【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1288315411/
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
紅いコートを好んで着る。 特に冬場。
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・体術…あらゆる格闘技の技を節操無く使う。
・感知…魔力の流れを漠然と感知できる。
(主に人間と人外の区別に使用するが完璧ではない)
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
【武器】
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
・魔王の加護(魔力供給・再生能力など)を失っているので
肉体的には鍛えた常人程度の強度しかない。
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Lunatic』は一度の戦闘に二度までしか使用できない。
無理に使用すれば行動不能になる。
・『Lunatic』使用後に大きな隙が出来る。
【備考】
元魔王の契約者。悪人。日中は軽薄に笑っているが最近は自分でも
制御し難いほど不安定な精神状態にある。天の邪鬼で気分屋。
基本、年下には甘い性格。気に入らなければ善人でも殺すし気にいれば
極悪人にも手を貸す。人間・異形で差別はしないが区別もしない。
人の名前を覚えない悪癖がある。
※現状
《虚影会》に反旗を翻す。
引っ越し完了。
打倒「魔女」。
【スレ立て乙だ】
【プロフ投下落ち】
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いている。
【能力】 ・無呼吸の瞬き −ゼロ・ブレス−
集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。
そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
制限時間は3〜5秒ほど。
・不可避の直感
能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。
【武器】 切姫(きりひめ)
:無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
夜逆(やさか)
:無銘の無骨な短剣。ただしひたすらに頑丈。不思議なことに刃こぼれひとつしない。
家の倉庫から出てきた物。名前は自身で考えたもの。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。
部活動は無所属、委員会は見た目に寄らず図書委員。
性格はテンプレ的な熱血漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
勇気と無謀を簡単に履き違える。無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 そんな馬鹿。
短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。
ある可能性のひとつとして、10年後、異形とそれを討つ機関の排除を目的とした
≪三千世界≫と名乗る武装集団を結成する。その組織の数名は、現代に時間跳躍している。
【プロフ投下ー】
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【備考】高等部2年。陸上部のエース。ハイジャンプの学生記録を持っている。
一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。
*現在の状況
・恋人である迫水直と組んで退魔を行っている
・妖魔にレイプされた記憶を御木本正太郎によって封印され、表面上忘れている。
迫水と御木本の二人は真実を知っている。
・兄の仇である「仮面の電撃異能者」は実は紫一久であるが、そのことはまだ知らない。
※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります
【投下落ちです】
>>前502
歩いて30分か……結構遠いな。
(ただ歩くなら、それほど遠い距離ではない。
が、誰かを背負って歩くとなるとその行程はその距離が長く感じられてしまうものだ)
ま、どうせ暇なんだ、付き合うさ。ここまで来たら、ちゃんと最後まで送り届けるって。
(彼女の身体を背負いなおしながら、夜道を歩き続ける)
……戦うのが生まれた理由?
(どういうことだ、と言葉に含ませながら、そう尋ねて)
何だか、アンジェラさんは、先輩に似たことを言うんだな。
それ以外のことを知らないって感じだ。
(苦笑しながら、そっと溜息をつく。それが世界だと言わんばかりの彼女。
それ以外の輝きを知らない―――そもそも輝きなど要らない。と、以前なら思っていただろう)
……いや、余計なことを話したな。
成程な。理屈としては筋が通ってる。
だけど、その理屈を理屈として押し通すには、かなり大変なはずだぜ。
今だって血まみれになって蹲っていたじゃないか。
でも………そんなことを言う奴をひとり知ってるよ。
(奏。彼女もまた理想を口にしていた。彼女たちのような人間がいれば、少しは世界は変わるだろうか)
…そうだな、やっぱりそうなってくると、俺もアンジェラさんと同じ理由だよ。
ただ、俺はどちらかというと利己的だ。
結局、俺は誰かが傷ついたり悲しんだりするのが、嫌なんだよ。
平気でそんなことをする奴らが、嫌いなだけなんだ。ただ、単純に思知らせてやりたいだけなんだ。
お前たちのやっていることは、お前達自身が思い知れ、ってな。
――誰にも悲しんでほしくない。それもまた、事実ではあるけど、な。
【容量オーバーだったんで、此方に書き込むぜー。】
【気づくのが遅くなって申し訳ありません】
【それと、今日はここで凍結とさせてほしいのですがいかがでしょうか】
【私は来週の火曜以降なら21時から開始できます】
【申し訳ないですが、私は先に落ちさせていただきます】
【返答はこちらか避難所に頂けたら助かります。】
【9それでは、申し訳ありませんがこれで。本日はありがとうございました
【おう、ごめんっ!少し席を外してたっ!】
【来週の火曜はごめん、夜は出かけてるんだ。水曜日なら昼から空いてるから、調整できるよっ!】
【それじゃお疲れ様でした。おやすみなさいっ!】
【名前】迫水 直(さこみず ただし)
【年齢】19/3年生(2回目)
【性別】♂
【身長】188cm/80kg
ほとんど脂肪のない筋肉質な体躯。着痩せするタイプ
【容貌】短く刈り込んだ黒髪、日に焼けた肌、わずかにタレ目
【能力】妖魔寄生体宿主
体内に寄生する妖魔の力により身体能力が向上している
・増幅された新陳代謝による異常なまでの回復力
・常人の数倍に達する筋力と瞬発力、持久力
・皮膚・骨格・筋肉が変質して西洋甲胄に似た姿(220cm/150kg)に変身、更に能力が増幅される(身体の一部だけを異形化させることも可能)
・以上の能力にはエネルギーとして膨大な量の食料を必要とする(普通の食事よりも妖魔の血肉の方が補給効率が高い)
また食事は、寄生体の破壊衝動を満たす代償行為でもある
イラストを書いて貰いました
http://www.100gazou.com/sinzou/bbs.cgi?check_img=465&type=jpg 【希望】NGに抵触しなければ大概のことは
【NG】後遺症の残る身体的・精神的ダメージ、衆道
【弱点】
・直情径行
・能力の暴走
【備考】
・3年次に妖魔感染の影響で留年した元野球部のエース。現在2回目の3年生
・穏やかな性格だが、己の信条に合わない事を拒む頑固で狭量な部分を持つ
・恋人である伊織津綺子とともに、夜毎妖魔狩りを行っている
・対妖魔戦闘の経験はある程度積んでいるものの、基本は勘頼り&荒削りな戦闘スタイル
・闘争に喜びを感じる寄生体の感情を受け入れたことで同化がわずかに進行
制御しやすくなった反面、常に微弱な妖気を発する程度に半妖魔化している
【
>>1乙
手の空いてる今の内にプロフ投下だけ】
【名前】竜胆 藤姫(りんどう ふじひめ)/真名:アスーレゥル・ベリアル・ブレイズ
【年齢】二万以上(書類上においては18歳)
【性別】容貌人格ともに女性
【身長】158cm(存在を操れば変更可能)
【3サイズ】B86W60H85(存在を操れば変更可能)
【容貌】
・腰に届く金髪をふわふわにウェーブさせている。
・透き通った灰色の目(ただし、本性が現れるにつれ濁っていく。)
・かなり均衡のとれたプロポーション。
【能力】
存在吸収:対象に触れることにより、その存在を奪い自分のものにする。
奪い尽くせば対象は跡形もなく消え去る。わずかでも残っていれば時と共に回復する
存在を奪われるとその部位が動かせなくなったり、消えたりする。
存在放出:吸収した存在を解放することにより、異形を呼び出したり
異能を行使したりできる。異能の方は相性などさまざまな要素が重なり多様不可能。
存在操作:他人に与える印象や、自分がどういうものかを操作する。モブにのみ強制力を発揮する。
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容
【NG】特に無し、ただ知識などが追い付かない場合もあり
【弱点】
・真名を呼ばれると呼んだものに隷属する他無くなる。
・竜胆凍の存在を完全に取り込んでおらず、一部の行動に制限がかかる。
・長期間存在を取り込まないと寿命に関わる。
・存在を操作することにより起こる印象はあくまでもモブに対してにしか強制力を持たない。
【備考】
・存在を糧にこの世に君臨することに成功した別次元の魔神。
・竜胆凍の存在を自分に置き換えた高等部三年。
・良質な存在を求めて学園に潜り込む
・日常においては丁寧で柔らかな物腰で喋るも、本性は残忍で狡猾。時々残念で迂闊。
・基本的にちやほやされたい魔神(ひと)。容姿もかなりのレベルで構成したため
学園内ではそれなりに人気がある(ただしモブにのみ。)
【新しいスレッドの用意、ご苦労様】
【
>>1おつと言わせていただきますわ。水鏡様】
【プロフのみ、ですわ】
【フジコッコ、ぽいん】
【というわけで殉教者に祈りを捧げる殊勝なわたくしは】
【静かに待機をするのですわ】
【落ち】
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとのロールにお借りします。】
好きに使うスレ予備in避難所 その9
>>211より
それは約束できない。
だが自分の身体のことを知っていてなお、僕の想いを切り捨てないでいてくれたというなら。
尚更、僕は彼女を自由にしてやりたいと思うよ。
(次々とプリンを口に運ぶ晶。小さな体格の割に、今夜は
多めの料理を平らげたようだが、甘いものは別腹のようだ)
(シチューの事は一旦思考の彼方に追いやり、隣の守弥を見上げながら、話に相槌を打つ)
ふうん。…あの子らが、あそこにいる理由は、
貧困に窮している家族の子供が、自ら体を投げ売ったり、などか?
あるいは身寄りのない子供、とか。まさか、無理矢理拉致などはしていないだろう?
(社会主義から資本主義へ。その移行の際の、様々なトラブル―――
例えば『黒い火曜日』などだろうか。それらにより、
ロシアは約半数が貧困層にあると、以前ニュースで見たことがある)
それにしても、一国に心血を注がせるほどの力か。
大したものだ、君達の一族…天使の遣い、と呼ぶべきか?その力は。
ところで、仮に天使を解放するには、どの程度までやればいい?
例えば大統領クラスを人質にするか、あるいはその
子供に対する非道な扱いを、衆目に晒す、とか。流石に異能のことまでは公に出来ないからな。
(シウリンが食事をしている間、周囲を警戒する。
幾ら人気のない隅の屋台とはいえ、誰が、あるいは何が見ているかは分からないものだ)
(もしこんな場面を隊長に見られでもしたら、とてもややこしい事態になるのは
目に見えている。組織の建物を出る時にメールしておいたので、
まさか探したりはしていないだろうと思うが)
…分かりやすいスタンスだな。
それで、上手く祖国には隠し通せたのか?
(特に表情も変えず、食べ終えたプリンの容器にスプーンを入れた。
シウリンの身の上話については、理不尽だし可哀想だと思う)
(だが、理由はどうあれ今までの自分も同じように無害らしき
妖魔も殺している。安易な同情など、できる立場ではない)
(少し考えが変わったとはいえ、今でも安全だと信じられる何か―――
この場合守弥の言葉がなければ、彼女を放置してはいなかったかもしれない)
【守弥くんとのロールに、スレをお借りします】
【では、今日もよろしくお願いしますね】
自由に、ね。
たぶん、知らないとは思うけれど……
言っとくけれど、ユーリャには時間がないぜ?もって、あと3年……
(マンゴープリンを食べるべく摘まんだスプーンを、ぷらぷらとさせながら)
(兵部のほうを、真っ直ぐに見る。ゆりかより、やや明るめの青い瞳で)
たぶん、その残り少ない時間を見越して、お前の思いを切り捨てるよりも
受け入れることは出来ないが、今すぐに傷つけるよりかは
最後まで、傍にいると決心したからじゃねーの?
ま、俺はユーリャじゃないから本心は解からねぇけどさ。あくまでも、俺の憶測。
ユーリャが、他人からの愛を受け入れたり、恋をするわけがないんだ。
それでも、あきちゃんはユーリャを自由にしてやりたいと思うか?
あの子らは、まぁそんなトコ。
親が直接渡しに来たり、施設をまわって福祉の名のもとで国が引き取ったり。
無理やり拉致なんかしなくても、素材はいくらでも。
それこそ、使い捨てに出来るほど。
ただ、投薬や手術だけではそろそろ限界も見えてきたみたいだし。
そのうち、人工授精とかしだすんじゃねーの?
(シウリンに片腕を任せたまま、テーブルの上のマンゴープリンを掬って口に運ぶ。)
(意外だと言われることも多いが、甘いものにはすこぶる目がない。)
(外見や精神的にはどうであれ、そこはまだ小学生なのだから。)
解放…って、本気かよ?
それとも、ジョーク?
あきちゃん、それ笑えないし。
ぶっちゃけ言うと、大統領は代わりがいるだろ。
それに、俺が一向に能力を見せない今、天使の存在そのものは蔑ろ気味だ。
むしろ……そうだな。
ユーリャに恋しちゃってるあきちゃんの敵は、俺たち一族…だな。
あぁ、国なんて単純なもんさ。
(マンゴープリンを食べ終わるとほぼ同時に、シウリンも食事を終えたようで)
(赤い唇が白い腕から離れ、そしてその傷口にもう一度唇をつけると)
(その裂け目は、跡形もなく消えていて)
(無邪気な笑いを浮かべるシウリンの血に濡れた唇を、そっと指先で拭ってやる。)
殺さなきゃいけないような異形はゴマンと居るんだ。
なるべく綺麗に殺すのは、少し骨が折れたけれど。
あとはシウリンの服を着せて、死体をめちゃくちゃに判別不能にまで壊して
その写真を送りつけてやった。
【こちらこそ、よろしくお願いいたします。】
――――――――。
…………どういう事だ、守弥。彼女の異能が、その寿命に関係あるとでも?
(その一瞬、時間が止まる)
(一体この青年が何を言っているのか分からず、その言葉を頭の中で
反芻して、ようやく他に聞き間違いようがないと判断した時点で、務めて冷静にそう訊ねた)
(もし彼の言う事が本当なら、そんなのは。そんなのは、最後までなんて、言わない)
(死ぬ程に愛おしかった家族のように、いずれ亡くなるのだとしたら。
そんな命だから、軽い気持ちであんな言葉を口にしたのだとしたら)
――――ッ!!
(歯を食いしばり、激情を抑える。色々な言葉が頭の中に
入り込んでくるが、今は無視だ。彼女の、そうゆりかの事を考えなければ)
…………。
では何故受け入れないと君は思うのか、聞かせてくれるか?
そしてそんな生き方に、彼女の幸せがあると思うのか?
(深く息を吸い、ゆっくりと吐く。幾分、会話のペースが遅くなっているのが自覚できた)
異能が溢れているのは羨ましい話だが。
そんな非人道的な扱いを受ける事になるのを、果たして親や本人は知っているのか?
どちらにせよ正直、不快極まりないが。
(人間をなんだと思っているのだろう。これではあの
常軌を逸した研究者、間 平と何も変わらない。それを国がやっているのだから)
(人民を守る為、多少は理を外れた事をしなければいけないのは
分かる。だが、それでもやっていい事とそうでない事の区別は付けるべきだ)
………守弥。
今僕が求めているのは、そんな茶化しじゃないんだ。
何か見返りが欲しいなら言ってくれ。やれと言われれば
土下座だってするし、求めるなら夜を共にする事も厭わない。
(溜め息をついて首を振ると、その碧眼を真っ直ぐに見返す)
クラス、と言ったんだ。
だが代わりを用意するとなると、彼の命よりは天使の方が重い、それで合っているか?
また天使の存在は疎まれ始め、実際に欲しいのはその能力だけ、で正しいか?
君達一族の事は知らない。だが少なくとも君は、姉を自由にしたいとは思わないのか?
(疑問文を連ね、守弥の反応を伺う。情報が多すぎる割に、
まだ綺麗にまとめる事ができないほど散乱している。彼の助けが必要だ)
大ざっぱだな…まあいい。
人口が多いだけあって、確かに木を隠せる森は多そうだ。
(溢れ出す感情を、必死で抑えているように見える。)
(それはもう、悲痛なほどに。)
(自分が初めてそれを知ったときは、まだ幼すぎて)
(その事実は、ゆっくりと優しく、己の感情の中に染み込んで来たから)
(彼のように感情の昂りを感じたことはない、けれど、彼ぐらいの歳になってから)
(いきなりその事実を突きつけられたとしたら、はたして自分は冷静でいられただろうか。)
(そんな思いを廻らせながら、兵部の様子を、じっと見つめた。)
寿命は、関係ない。
それは、安心しろ。ただ、冬眠みたいなもんだよ。
…俺の姉にしては、小さいだろう?
あれは、俺よりまだ幼かった頃から、外見は殆ど変わらないんだ。
だけど別に完全に時が止まっているわけじゃぁ、ない。
ユーリャの中の時計は、ゆっくりとではあるが時を刻んでいる。
でも、ユーリャが成長したくないという抵抗のほうが強すぎて
その時計の進みは、もっともっと遅くなる……やがて、身体の活動が、出来なくなるほどに。
まぁ、これもあくまでも憶測だけれどな。
たぶん、そうなるんじゃないのか、って話。
(兵部がゆっくりと呼吸をして、徐々に落ち着いてくるのをじっと、見守るような瞳で見続ける。)
(幸せがあると思うのか?と問われて、目を閉じうつむいて首を横に振った。)
受け入れられないのは、大きな感情の変化はその時計に影響を及ぼすかもしれない。
今は、それだけしか解かっていない。
異能持ちじゃなくても、筋力や瞬発力を異常発達させたりして、イロイロと使い道があるみたいだぜ。
いくらなんでも、そう都合よく素養のある人間がごろごろしているわけじゃないさ。
不快極まりないのは、まったくもって同意見、だな。
いくら放っておいたら死ぬような人間かもしれないと言っても、自由にしていいとは思わない。
(眉を顰めながら小さく笑みを浮かべて、肩を竦めてみせる。)
……………。
(真っ直ぐに見つめ返され、沢山の疑問符を投げかけられても)
(ただ、らしくない悲しげな瞳で、曖昧に笑って)
だいたい、それで合っている。
ユーリャのことは、自由にはしてやりたいさ。
だけれど、一族の決定は絶対だ。
もしも、ユーリャの身体が冬眠をしなくとも、いずれあの身体は冷凍保存されるか
もしくは、解体して脳だけを生かされるか……まだ、どうなるかは俺には教えてくれないけれど、な。
天使の能力を、永久に、誰にも使われないままに保存する。
それが、一族の願いだ。
……ユーリャも、それを受け入れている。
(彼の話に耳を傾けていると、ぽたり、と手の甲に何か、
水滴のようなものが落ちた感触がした。そちらを見ると、赤い滴が垂れている)
(血だ。どうやら歯を食いしばった際に、知らず唇を破いていたようだ。
そういえば、目の前の二人の姿も歪んでいる。何と、情けない)
(指で瞳を拭い、続いて口元の血も拭き取る。耐えろ。耐えろ耐えろ耐えろ。
ここで何時ものように感情をぶち撒ける事は、彼女の生を諦める事に繋がりかねない)
…個人差だと、思っていた。
その最初に時がゆっくりになっていたのは、彼女の能力が原因か?
それとも、最初から彼女は成長したくないと思っていたのか?
それと、彼女のそんな思いを変えてやれたらどうなるんだ。
また僕の想いが、時計の針を進められる可能性はゼロじゃないんだな?
(質問文のオンパレードだ。元は、守弥にかの組織をどう内部から
切り崩すか訊こうとしていたのに、今はもう、彼女の事だけしか考えられない)
(それでも彼女の弟もまた、自分と同じ考えだと分かり、少しだけ心が落ち着いた)
…人体を操作する技術も有している、のか。それは厄介だな。
異能と違い、一目で分からない力だ。軍事への転用も考えられる。
……………いずれ、そいつらは駆逐してやる。
(以前の『ガンスリンガー』の時のような冷たい瞳が、
正面の虚空を見つめる。そんな行為がいずれ国を救うと信じているのか。
それともただの興味本意か。後者なら、原型も留めてやらない)
(守弥の言葉を、沈黙で迎える。そして最後まで聞き終え、深く息を吐き、意図せず守弥を睨み付けた)
―――――絶対など、誰が決めた。
…諦めるな、守弥。僕はそんな現実、認めてやるものか。
どんな手段を使ってでもだ。もう一度、言ってやる。
僕は、天使を解き放つ。その邪魔は、誰にだってさせやしない――――!
(恋をして、たった一人を愛する喜びは、幸せなのか。)
(それとも、たった一人を愛したがゆえに感じる苦しみを知らないほうが、幸せなのか。)
(姉にとっては、どちらが最善なのかは解からない。)
(けれど、兵部を見ていると、そこまで愛するものために苦しむのも、悪くはないと)
(そんなことを、考えてしまうほどに)
(兵部の静かな声色から、こちらが飲まれてしまいそうな勢いの、感情の激流を感じる。)
(目を閉じて、傍らのシウリンの頭を撫でてから、その細い身体を押しやる。)
(雰囲気を察知した女は、片目で心配そうに二人を見ながら、厨房へと戻った。)
ユーリャの思いを変えて、どうなるのかは、解からない。
長老連は知っているのかもしれないし、ユーリャなら、本能で感じているかもしれないけれど。
そこまで、俺には教えてくれない。
ただ、その能力が時をゆるやかにしている直接の原因ではないとは、思う。
ユーリャの前の代、俺らの父親は普通に大人だったし。
………ただ、正直言うとユーリャのことは諦めて欲しいと、思っている。
ユーリャ自身が、今が最善だと思っているし、俺も一族に抗う力は無い。
今更、イロイロと弄繰りまわして、結果ユーリャのことを傷つけてしまうよりも。
……自由に、生きて欲しいと願っている。
(何も映していないような底冷えのするような冷たい瞳が、一瞬垣間見える。)
(何度も戦場に立った守弥ですらも、ぞくりと背筋に冷たいものが走った。)
(厨房の方を見やると、気配を察知したシウリンが、蒼白の面持ちで震えている。)
(大丈夫だからと声をかけ、微笑んで見せたけれど、そんな守弥の顔も青ざめていた。)
――――強い、な。
俺にも、そのぐらいの強さがあったらよかったのだけれど。
ユーリャが、あきちゃんの傍にいる理由が、なんとなく解かる気がするよ。
きっと、その強さと脆さに魅かれたんだろう。
(睨みつけてくる顔を、目を細めて見つめる。)
あきちゃんの気持ちには同意するが、俺は個人である以前に一族の人間だ。
決定には、逆らえない。
弱いと罵ってもらっても、構わない。
…分かった。
ならまずは、彼女が成長したくないという願いの原因を探す。
可能なら、もっと詳しい対処法をゆりかに訊ねる。
(眠りに付く問題を解決するのを、まず優先すべきか。
敵とすべきはロシアのみだと思っていたのに、彼女の一族自身とも戦わねばならない。
しかも、三年という期限付きだ。一旦眠りについた後でも、目を覚まさせられるだろうか?
可能性は低いように思える。なら、先手を打つ方が確実だ)
(祖国に捕らえられている方は、ひとまず後回しにする他ない。
眠りにつかせるだの、冷凍保存や解体だの、そんな物など必要ないと
一族に認めさせなければならない。力ずくは、どうか。
それで助けられても、一族の血が流れては、ゆりかは微笑んでくれはしないかもしれない。
家族なのだから。嫌われるのも構わないが、彼女が不幸になっては意味がない)
(それに犠牲なく事を済ませたなら、今度はロシアの腐った内情を崩すのに
役に立つかもしれない。現地の人間、しかも有能さは折り紙付きだ)
(普段のように、知る限りの現状と、取るべき行動が
すらすらと出てくる。大丈夫だ、冷静さは保てている)
吃着了(セックジョラ)。
(立ち上がって財布を取り出すと、会計の女性の方を見る。
ゆりかの事は諦めてほしいと言う守弥に、小さな笑顔を浮かべ、しかし首を振った)
…あの時は、地獄だったんだ。
何度も家族の幻影を追い求めて、そこにはないのに勝手に裏切られたと
言って、わめき散らして。僕の心は磨耗して、いずれ自分で消していた。
それでもあの人は、一人で家のことも学校のこともやって、
毎晩名前も知らない人間の為に、命を賭けている僕を、頑張ってるって褒めてくれた。
勝手に自分で傷付いて、優しくない世界を憎んで、
偽りの手だと罵って、差し伸べられた手を引っ掻いていた僕を、それじゃあダメだと叱ってくれた。
……そして何より、心を消して『ガンスリンガー』であろうとする僕を。
あなたは兵部晶だと認めてくれた。感情を出して、助けて欲しいならそばにいてくれると言ってくれたんだ。
天使に魅せられたのは僕の方だよ。諦めるなんて、できやしない。
…仮にその言葉が、残り少ない命によるボランティア気分で出されたものでも。
僕は、彼女に生かされているんだ。
(強い、と言われ自嘲するように唇を動かした。いや、
まともに動かせてすらいなかったかもしれない)
(愛しい人を、また失ってしまいかねない現実に、今にも地面に崩れ落ちそうなのに。
それを打破する為の手段の、あまりの難しさに。
この砂漠の中で砂金を探すような試みに、水晶のような心が砕けそうなのに。
今にも泣き叫んで、誰か、彼女を助けてと懇願したいくらいなのに)
(脆さは、的を得ている。所詮は水晶、鋼や鉄になどなれはしないから。
それでも、例えまた粉々になりそうでも、やるしかないのだ)
…なら、仕方がない。無理強いはできないさ。
色々と教えてくれただけでも、守弥くんにはとても感謝している。
…美味しい場所も教えてくれたからな。今日は、ありがとう。
(にこり、と笑みを作って)
………聞きたきゃ、聞けばいい。
ただ、泣かせるな。
俺は諦めというよりかは、それが日常として受け入れている。
だからこそ、ユーリャには幸せに思うままに生きていて欲しい。
笑っていて欲しい、から。
(立ち上がる兵部を、座ったまま見つめる。)
(溜息をつき、頬杖。)
(今夜は、独りにはなりたくない気分だ。シウリンのねぐらにでも泊めてもらおう。)
(彼女は異形だが、温かく、優しい。)
(少なくとも、今日納品してきた少年を作った奴らよりかは、ずっと『人情的』だ。)
(財布を出す兵部を見て、シウリンが笑顔で応える。)
「かね、必要無いヨ。モリヤのお客様、モリヤともっと仲良くシテあげて。」
(ふるふると首を横に振ると、真っ直ぐな前髪がさらさらと揺れて)
(鬱陶しそうにそれを手袋の片手で掃って、再び幼い表情でにーっと笑いかける。)
俺が、誰かを連れてきたのが珍しいんだろ。
シウリンがおごりたいって言うんだから、甘えとけ。
一応、俺らから見たら年上の女だ。
上手に女に甘えることが出来るのも、いい男の条件だぜ?
…………叱られたか。
ユーリャらしいな。
きっかけはボランティア精神だったかもしれないが、あきちゃんのことは気に入ってんじゃねーの?
そうじゃなきゃ、家に連れてこないだろ。
あいつが、家族以外と同じ部屋で過ごすなんて、死ぬほど驚いた。
(まさか兵部の部屋に泊まったことを知らない守弥は、一つの部屋で過ごすこと自体が)
(驚愕の出来事だったと、兵部に告げて)
……そういや、あの紅い髪の男も、家に来ていたな。
防犯カメラに映ってたけれど…あれも学園で出会った異能者かなにかだろう。
帰り道、解かるか?
送っていってやってもいいが……
(視線を紅いケースに移動させ、すぐに兵部の目を見て)
……ボディガードは、いらなさそうだな。
僕は貪欲でね。彼女には、もっと幸せになってほしいから。
残り数年を自由に生きて笑って眠るより、辛く苦しく傷付こうと、その先にあるものを得てほしいから。
(―――そうだ。この道を選ぶ以上、ゆりかとて辛いのだ。
そう考えれば、不思議と力が湧いてくるような気がした。辛いのは、自分だけではないのだ)
(また守弥とて協力こそできないものの、この場で力ずくで止めには来ない以上、
また先程からの反応を見ても、心の中では解き放つ事について賛成と見られる)
(シウリンの言葉に、困ったように眉をひそめる。が、
また守弥の助言を受けて、少し考えた後に頷いた)
(笑顔を浮かべ、初めて彼女の名前を呼ぶ)
ありがとう、シウリン。
(よくよく思い返せば、今回はゆりかと彼を助けるために
色々と訊きたかった事があったはずなのに、結局焦点はゆりかだけになってしまった)
(だが少なくとも生き地獄、と言うほどの様子ではないし、
本人もそれなりにやりがいがある、と言っていた。その言葉に甘え、もう暫く耐えてもらう)
(だから代わりに手を伸ばし、無言で高い所にあるその頭を撫でておく)
…ボランティアに熱を上げた僕も、傍迷惑な男かもしれないけどな。
でも好きになってしまったんだから、仕方がないと思ってもらう他はない。
(すっと自分の心臓の辺りを指でさす晶。また紅い髪の男、の言葉に控え目に驚いて)
拓兎先輩が、か。…彼はある意味、警戒しなくていいと思うよ。
とても優しくて、とても悲しい人だから。彼もまたきっと、ゆりか先輩の大切な人。
(そして来た道を戻るように歩き始め、少しした所でくるりと体を反転させた)
…心配ありがとう。だが、道なら覚えているよ。
また今度は日本で会おう、守弥くん。時々メールするから。
幸せになるのに貪欲なのは、悪いことじゃない。
ましてや、好きな人のためならば…な。
(半ば呆れつつ、でもその強さには心から感心して)
(困ったような嬉しいような、自分の感情も解からないままに兵部を見つめる。)
(名前を呼ばれ、まるで花が咲いたようにシウリンの顔が輝く。)
(こくこくと頷き、マタキテマタキテ、と嬉しそうに興奮した様子で繰り返す。)
(そして、興奮冷めやらぬといった表情で胸元を押さえ、二人の会話で憶えたのであろう)
(兵部の名前を呼んで、極上の笑みを浮かべる。)
「アキ…チャン?好き。モリヤの次、好き。」
こいつだけを守るって決めた男の真っ直ぐな想いなんて、女から見たら傍迷惑以外の何ものでもないだろ。
でも、それでこそ男だし。
だからこそ、女は男に魅かれるんだと思う、俺の持論。
……タクト?
あきちゃんとも、顔見知りか?
少し気になって調べたんだが、ユーリャの学年には居なかったみたいだしな。
あんまりユーリャのやることに干渉してもあれだしと思っていたんだが。
あきちゃんがそう言うのだったら、それは信用しよう。
ま、せいぜい頑張るといいさ。
俺も……なにか思い当たることがあったら、連絡しよう。
パンツの約束もあるしな。写メは無しだけれど。
―――だからといって、ユーリャの彼氏として認めたわけじゃないからなっ
せめて、身長を俺ぐらいにしろ。
出来るなら、な。
(真面目な顔でキッと睨みつけ、すぐにニヤリと笑ってみせ、軽く手を振った。)
おやすみ、おにいちゃん。
【わたしのほうは、これかこの次で締めかな。】
【なにかやり残しがあれば、遠慮なく。】
………。
(若干、引きつった笑みになる晶)
(『あきちゃん』で単語登録されてしまった事に、幾ばくかの後悔を覚えつつも、
彼女の素敵な笑顔を見ていたら、けれどまあいいかとも思えてしまう)
(しかしこうしていると、やはり人間にしか見えない。人間のような
心を持つ異形、異形の能力を得た人間。境界線は、どこにあるのだろうか)
(裏山の異形や、黒上いろはとも決着を付けなければならない。やる事は他にも山積みだ――――)
成る程、参考になるよ。やはり伊達男の言葉は違うな。
(くすくすと、からかうように覗き上げる)
(男は大抵バカでロマンチストだから。女がしっかりしてなきゃならないの。
…まあでも、きっと女は男のそんな所に惹かれるんでしょうね。そう言ったのは、自分の姉だったか)
(でも、何となくどちらの言うことも分かる気がする。とはいえ自分は
姉と兄、正反対の二人、その半々の性質を持っているらしいのだけど)
拓兎先輩は、高校二年生だからな。
少なくとも、積極的に彼女を傷付けたりはしないはずだ。
彼にとってもまた、ゆりか先輩は大切な存在であるはずだから。
ああ、そういった連絡は非常に助かる。
…そうだな、それも頼む。
ただあまりに可愛らし過ぎて、雰囲気が台無しになっても困るがな。
(台詞の後半はふざけて、はは、と笑みをこぼす。
ただでさえあんな体なのに、そんな下着でやらしい気持ちになどなれるものか)
(そして不確定な未来の義弟の言葉に、やれやれと余裕たっぷりの笑みを浮かべた)
僕の兄は身長190cmを超える男性だったんだ。伸びる余地はまだまだある。
僕は成長期もまだ来ていない、伸びる時期が来たら、すぐに追い越すさ。
(自信はあまりないけれど、根拠だけはたっぷりに、そう言い放つ)
(そして路地の角、姿が見えなくなる直前で、同じく手を振って)
―――お休み、アリョーシャ。
【大変長らく、お待たせしました。僕はこれにて、〆にさせて頂きますね】
【先輩のレスの有無を確認して、僕は失礼させて頂きたいと思います】
【確認した。】
【とても綺麗に締まっている。ありがとう。】
【長らくつき合わせてしまって、申し訳ない。こちらは、とても充実した時間を過ごさせてもらった。】
【つか、好き放題させてもらって、すまないな。】
【とりあえず、天使を解放する画期的方法を俺が見つけたなら、あきちゃんが一晩を共にしてくれるとだけ】
【心のバイブルに刻んおこうかな。】
【おやすみなさい、おにいちゃん。】
【……やっぱ、俺が言ってもキモイだけだな。】
【また、機会があれば。】
27 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 02:58:06 ID:sX/wq3nt
。
【途中長考に走ったりして、待たせて申し訳なかった。
とても楽しいロールだったよ。まあ晶(僕)は散々いぢめられたけど(←)】
【むしろ好き放題してくれてよかった。こちらは基本的に
リードしてもらってばかりだったからな。非常に助かった】
【見つけてそれをわたしに教えて下さったなら、それは約束するわ。たっぷりと、全身でもてなしてあげる】
【でも既に解放する手段を見つけた後だと、遅いわよ、この役立たずと罵ってしまうかも(ry】
【守弥くんが恥ずかしがって言っていると思えば、もえるかは
ともかく一興。…ああ、あるいは姉の手によりやっぱり女装してこほん。】
【お休み、アリョーシャ。また機会があれば、ロールしよう。ノシ】
【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット 優しい眼差し
【能力】〜水流操作〜
空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
現在:鞭状・球状・壁状(マット3〜4枚の衝撃吸収力)・糸状(鞭状態からの力収縮)
この先硬質化(凍結)して(一例として剣や盾として)扱えたり、
相手を丸ごと水の牢に閉じ込めたり出来る模様
最終的には人体の水分を操作できるほどになるがいつになるかは不明
【希望】NGを除いて基本的に何でも 但し、性格上戦闘は苦手
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電子機器(授業で学ぶ程度まで可)・くすぐられること
【備考】基本的に明るいが、能力の発覚以後人付き合いが苦手に
友達は別なクラスに数名いるが、自分からは声をかけず避けている
(未熟な自分の能力で他人に迷惑をかけない為で、普通に話しかけられれば普通に返す)
ただ、異性との付き合いが少なかったためか、男性と話すのはぎこちない
家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在一人暮らし 休みの日はバイト三昧との噂
(バイト"三昧"というのは噂で、能力を制御する為ほぼ特訓に時間を割いている)
住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
貧乏生活なので、制服やジャージ姿でいることが多い
能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、「夜」の世界を生きていくためにその能力を使いこなすべく、
日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
未来の自分に何かがあり、その先の自分が何か画策しているが、詳細不明
<能力現状>葵先輩との共闘で集中すれば相当量の水流で異形を撃退する事が可能である事が判明
しかし、その後のトレーニング上ではまだまだものに出来ずにいる
基本の水鞭は並みの異形程度なら通用する
空気中から生成した水は基本的に相手からの衝撃を緩和する
なので、一点集中などで打ち破られることが弱点
まだ純水に近づけられる程度で、電撃の類はやはり防ぎきれない
炎系統の攻撃に関しては性質上自身に通用しない
(隙を衝かれればその例にあらず)
まだまだ特訓中に操りきれず失敗し、水浸しになってしまうことが多い
日々のトレーニングのおかげで能力は2時間程度まで継続して使えるようになった
体力維持の方法に関しては自分なりに研究している模様
【プロフ投下落ちですっ】
【名前】白河 沙耶(しらかわ さや)
【年齢】18
【性別】女(メイドだと主張)
【身長】168cm
【3サイズ】B91W60H89
【容貌】
亜麻色の腰に届く髪、普段はほぼ、纏めているかキャップのなか。
よく言えば大人っぽく、悪く言えば老け込んでいる顔。Fカップ
【能力】
純化……対象を不純物のない純粋なものにすることにより
質の良い媒体を作り出す能力。主に対魔武器を作る時に使用。生物を対象にすることも可。
対魔効果付加…武器なら妖魔などへの攻撃力をあげ、衣服なら魔術などに耐性を得る。生物を対象にすることも可。
【希望】炊事洗濯掃除に戦闘何でもござれ。
【NG】グロテスク、排泄。
【弱点】
常人を上回る身体能力を誇るが、それもメイド服非着用時では著しく低下する。
フリルなどの装飾過多なメイド服はバランスを損なう。
人として出鱈目なスペックを誇るがあくまで人。
銃器、刃物なんでも使うが、得意武器は銀食器とデッキブラシ。
【備考】
天宮(あまみや)コネクションという大規模な財団を有する天宮家に代々仕える
従者の家系、白河家の長女として生まれ、天宮に仕える為の様々な訓練を受ける。
身の回りにあるものを武器とし、どんな状況下においても主君に奉仕する
白河流奉仕術の使い手。
天宮が金持ちの道楽的に対魔稼業に手を出し始めた。主な装備はケプラー(防刃繊維)で編まれたワンピースに防弾エプロン。キャップは普通。
高等部三年生だが主に昼休みに用務員を手伝い、そこかしこで作業をしている。
登校時は下にメイド服を着こんで身体能力低下を防いでいる。
体育などの時は着こむ訳にもいかず、悪成績。
【プロフィールを投下だ、邪魔もしよう。こっそり、とな】
【新スレ立てお疲れ様でございます】
【プロフの投下だけさせて頂きます。】
【名前】大槻 紫紋(おおつき しもん)
【年齢】14歳 (3月10日生/中3)
【性別】 男
【身長/体重】 158cm/60kg
【3サイズ】―
【容貌】髪は黒で長さは全体的にセミロング。後ろは一本に束ねた三つ編み。
【能力】磁力操作/磁界制御と《プラズマ》生成/制御
今のところ四つの技がある
・『フォースフィールド』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化、防護壁を造り出す。
重ね掛けが可能で二重三重に造れるが、移動は不可。
・『プラズマダガー』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化し、短剣(二刀流)として扱う。
(イメージは『ライトセーバー』)
・『プラズマバレット』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化した弾丸を撃ち出す。
一度の戦闘につき28発した撃てない
・『プラズマ火球』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》でサッカーボール大で固定化、
掌に磁力を宿し、反発力を利用して撃ち出す
『《磁力》』…今現在できるレベルとしては
・10tトラックを片手で操る事が可能
・血行促進させたり悪くしたりも可能
(血液中に含まれる鉄分に作用する為)
目に見える相手限定/複数(2〜3人)可能
【希望】雑談・戦闘・質問・エロス(・他要相談)
【NG】グロいもの・等
【弱点】一部の後輩女子・綺麗なお姉さん(照)・朝礼(笑)
【備考】
最近引っ越ししてきた、ちょっと癖のある少年。
性格は明朗快活で物事に対して熱く冷静に判断し、行動する(本人談)
裏での顔が「魔物退治」で「依頼」を受けて成功報酬をもらって生活している。
両親は海外で謎の事故死にあっており、…今は単身で
マンション(3LDK・購入済)に住んでいる。
趣味はマンガにゲームにスウィーツを食べる事。
特に最近はファミレスチェーン店『Josef』の「ストロベリーサンデー」がお気に入りらしい。
【以上、投下落ちであります!】
【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】147cm
【3サイズ】70/53/76
【容貌】
濃いブルーの瞳。少し癖毛のグレーにくすんだ金髪、背中中央辺りまでの長さ。
基本、赤と黒のシュシュでポニーテールに結んでいる。
インサイドホルスターを隠す為、フリルやリボンの付いた長袖上着を常時着用。
制服のスカートの下にレースのペチコート、ドロワーズも完備で、私服はこってり甘ロリ服。
【能力】
MашинаАнгел マシンを掌握する者。
触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・修理等が可能。弾丸を銃に装填した状態で、威力の加減加工等。 金属の精製。
ただし、車両船舶等が上手に操縦できるかどうかは、別問題。
通常装備として、左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。
いつも持っているバイオリンケースの中は、ベレッタM93Rを一式。
他、自宅には複数の小型、中〜大型銃火器を所有。必要に応じて、持ち歩く。
身体能力は、校舎の2階ぐらいなら、通常装備品込みで飛び降りる事が出来る程度。
【希望】
日常 共闘 戦闘
【NG】
死亡 相談の無いエロール 後遺症
【弱点】
能力の行使に、やたらと時間がかかるため、戦闘中において、異能は役に立たないと思ってよい。
単純なメンテナンスや、弾丸のカスタムは、約3〜10分程度。
銃器を破壊されても再構成可能だが、数十分〜1時間ぐらい必要。
甘いものに目が無い。現在のブームは、ギモーヴ。
容姿は金髪碧眼だが、ロシア語の単語程度と日本語しか喋れない。
【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、謎の怪事件に巻き込まれた父親が他界。 異形を退治しながら、父の仇を探している。
現在所持している銃火器は、すべて父の遺品。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
ロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称、ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。
【遅くなりましたが、
>>1さんはスレ建てありがとうございました。】
【プロフ投下のみで、落ちですわ。】
【長々と失礼したな、これで落ちだ】
【名前】天羽 都(あもう みやこ) ※愛称はみゃこ
【年齢】13歳(中等部第二学年)
【性別】女
【身長】148cm(寝た状態での測定で正確ではない)
【3サイズ】B75/W52/H76、けっこう着痩せする方
【容貌】
栗色のさらさらショートに赤いヘアバンド、色白で目や鼻など顔立ちが全般的に丸く幼い感じ
制服に長めのエプロン、サイハイソックスに隠された部分は傷跡や手術痕で覆われている
ttp://okms.h.fc2.com/uri/amou.jpg 【能力】
・異能に分類される様々な力の増幅/抑制
都に直接触れている対象の【能力】が増幅したり抑制されたりする。
効果はランダムで強く発揮することもあれば何も起きないこともある。
例:魔法の制御が正確になる、機械の動作が不調になる
・生物が持つ一般的な力の増幅/抑制
都の手料理を食べた者は、異能に限らない様々な力が増減する。
胃に残っている間だけ作用し、効果は都の感情や意志に左右される。
一般的な範疇内であり、生物的限界を越えるようなことはない。
例:マラソンで自己ベストを出す、試験で暗算を間違える
※発動と効果はロール相手の方に一任です。
【希望】日常、怪異との遭遇 ※エロールと戦闘は要相談
【NG】猟奇凌辱、強姦、SM、グロ
【弱点】両足不随で車椅子生活、戦闘能力なし
【備考】
十年前、学園教師である両親と共にどこかから旧校舎の屋上へ転落、
下敷きとなった両親のお陰で命は取り留めたものの後遺症で両足不随となる。
引き取り手がなかったため学生寮の寮母に引き取られて学園へ通っている。
明朗活発、世話好きで少し頑固、まっすぐ真当な性格。
料理部所属で自称エース、義母(寮母)仕込みの料理は学内でも評判。
事件のことは覚えていないが両親の幽霊が旧校舎へ出る噂を知って調べ始めた。
【最近の状況や重要な出来事】
・つい最近まで能力を自覚していなかった。
・憧れていた迫水直と伊織津綺子が付き合っていると知って失恋。
・失恋時に一つ目の能力を自覚したが制御できないのは相変わらず。
・綾香お姉ちゃんがとにかく無事でいることを陰ながら祈っている。
・正ちゃん先輩の自宅に下着を置き忘れた。
・旧校舎で両親の幽霊を目撃、少しだけ母に憑かれた。
・紫からプレゼントされた十字架のお守りに仕込まれた発信機は久遠ゆりかに渡る。
・二つ目の能力を知ったショックで料理できなくなるが、伊織津綺子とのわだかまりを解いて再開。
・大怪我をしたお稲荷様の使いに憑かれている。
・はぐれ退魔刀の暴走に二度遭遇した。
・都の偽物が出現していたが、水鏡恭弥/不知火に退治された。
【おはようございます】
【こんな朝っぱらですがちょっと待機】
【では、失礼します(ぺこり】
37 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 14:26:53 ID:Z9u7ScYn
ひんぬーやな
【名前】前山 馨(さきやま かおる)
【年齢】14歳(中等部三年/8月26日生まれ)
【性別】男
【身長/体重】168cm/58kg
【容姿】
茶色で髪の毛が長い。
サッカー部の副部長で、体つきはいい方。
右の肩胛骨に火傷の跡がある。(能力最大発動時は熱くなる)
微笑むと人懐っこく(犬っぽく?)なる。
【能力】
・火を操ることができる。[常時]
(火の大きさに比例して精神または体力を消耗する。
例えば、マッチやライターの火程度なら増幅するのは容易だが、大火事を抑えようとすると倒れてしまう。
現在、アンジェラ先輩によって一時的にパワーダウン中)
・着火[能力最大発動時]
(自分の両手から火を出すことが可能。
炎は数百度〜数千度の火を出すことができる)
・耐火[能力最大発動時]
(炎の熱から身を守ることができる。自分のみに適用)
・無呼吸[能力最大発動時]
(呼吸をしなくても済むようになる。自分のみに適用)
[※能力最大発動時は長くて30分。その後は一日動けなくなる]
【希望】日常、エロール(要相談)、雑談
【NG】グロ(要相談)、スカ
【備考】
過去に自宅が火災にあい、その際に炎の精霊に見初められ、火傷跡と引き替えに力を得た。
その後、奇跡的に助け出されるも、しばらくは生死の境をさまよう。
そのときはまだ四歳で、当時の記憶はもう曖昧になっている。
なので、何故火傷跡がついているかと、何故泳げないかは、本人は知らない。
日課としてランニングを行っているので、たまに異形と遭遇することも。
【家族】母、義父、義妹:菫(実父、実弟は火事で他界。実父と実弟の面影は既にないため、本人は覚えていない。義妹も、実妹だと思って接している)
【性格】
人懐っこい性格で、どことなく頼られるところがある。
正義感がやや強く、平和のためなら犠牲になってもいいと思っている。
たまに頑固なところが見られる。
最近は自己を犠牲にするところが見られるが、奏先輩にキツく言われたので考え直し中。
【現在の状況】
・アンジェラ先輩に「修行」と称して異形と戦うことを課せられた。
その代わりに、アンジェラ先輩の力で少々パワーダウン中。(能力の最大発動は可能)
・いろはちゃんと同じクラスに在籍中。
・異能として、その手の人にはだんだん認知されはじめてきた。
・久遠先輩、葛森先輩と遭遇した時に大怪我をしたことをきっかけに、寮生活を満喫中
・異形の少女と出会い、奏先輩の支配下の人に保護してもらったが、結局手放すことに
・久遠先輩とひょんなことからお買い物へ。来年のバレンタインに期待中。
【投下ついでにちょと待機】
【お邪魔しましたー】
【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(68)W58H86
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。右目黒、左目茶(カラーコンタクト着用で黒)。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。ゆったりとした服装を好む。
女子にしては長身だがかなりの細身、ただし胸は除く。当主モード時は凛々しく見えないこともない。
【能力】
奏鬼眼:第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の証である額に一つ、両目に各一つづつ顕現する金色の眼。
立ち上るオーラが鬼の角のように見える。
「癒し」の力を発揮する目。体液などを介して異常を治癒する能力(異常と認識されないものは癒せない)
三つの奏鬼眼から流れる力に永久の身体が耐え切れないため、体液に「癒し」が付加されるのみとなった。
生命の流れや感情などを視覚的情報としてみることも可能(かなり大雑把で正確性には欠ける)
左目の奏鬼眼のみ完全に閉ることができず、視力がほぼない。
その他:身体能力こそ常人並だが「凪」と名づけた状態を作ることにより、ある程度の攻撃を受け流すことが可能。
霊術や内気功をメインに扱い、試行錯誤の最中。
【武器】
弧狼&堕天:霊的な文様が刻まれたバレル部分が長い銃と巨大な折りたたみナイフがくっついたような二つの可変武器。
トリガーがなく、打つ意思を引き金に弾丸を吐き出す。トンファー、銃、トンファーブレードとして運用可能
霊術を強化するために用いる。
【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。理不尽な死亡。(和姦は要相談)
【弱点】
・奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞が掛かる。) ・吸血など体液を奪う攻撃方法
・まったくの無機物 ・左側からの攻撃 ・物理的攻撃力が低い
【備考】
兄を取り戻し、老人達の反対を二人で押し切り晴れて第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の肩書きを手に入れた高等部一年生。
兄を取り戻す際、奏鬼眼を全開にした影響で左目が変色、さらにほぼ視力が失われる。
奏鬼眼の出力もいままでよりも抑え気味なため、物理的攻撃力が低下、それを補うために霊術を扱うようになる。
おもに「癒し」を込めた符術や武器を媒介とした霊術を操る。威力は低め、むしろ補助霊術などのほうがメイン。
現在、≪奏≫の体勢を変えるために「鬼の身体を持たぬものの為の武術の開発」「抹消された当主候補の救済」などを目的として右往左往する。
人のために人を生かし異形を殺し、異形のために異形を生かし人を殺し、人と異形の共存を目指す。
けれどぶっちゃけ主な当主の仕事は兄である従矢任せである。最近銃を使い始めた。
奏鬼眼を全開にできるのは生涯であと2回ほど。
行動力が無駄に高い。しかも傍若無人な性格も持つ。善意を押し付けに行く傾向有で無駄に前向き。
【水鏡先輩、乙でありますっ!】
【15分後くらいに撤退しますがそれまで待機しますねぇ】
>>40 【壁┃_・)ノ】
【こんばんわですー】
【わたしでよろしければ、お相手になりますがー?】
【こんばんはっ、ぜひともこちらからお願いしますよぅ。】
【出せるネタとしては
・愛華ちゃんの能力操作特訓法「形状変化編」
・とりあえず共闘。
後は愛華ちゃん任せとなってしまいますけれども
・大家さんが話す「水谷編」
ですかねぇ。】
>>42 【では、「水谷編」で進めたいと思いますー】
【「共闘」は前回やりましたし、「形状変化編」と迷いましたけど】
【今回はこちらでお願いしますー】
【一応、リミット決めておきますかー?】
【了解でありますっ
正直「形状変化」のほうはちょっとした小ネタ程度なので
プロローグ的にちょっとはじめにはさむことはできるやも?
入れたい場合はこちらから書き出しさせていただきますけど、無しで
大家さんに語っていただけるのならばお願いしたいところであります。】
【リミットはそうですね、日付変更後を目安にお願いしますっ。】
>>44 【それでは、先輩に甘えて書き出しをお願いしたいと思いますー】
【リミットは了解しましたー】
【では、改めてよろしくお願いしますねー(礼っ)】
【了解であります。
それでは書き出しますので。しばらくお待ちくださいませっ】
(――秋から冬へ、本格的な季節の移り変わりが終わろうとしている夜。
前回と違い、純粋に友人の家にお泊りに来たと称して瑞谷愛華を
――正確には水谷愛華のことで"大家"に会いにきた奏永久は一糸纏わぬ姿で湯船につかり
のほほんとふちに顎を乗せる。)
私、思ったのですが…………愛華ちゃん。
お風呂場だと水分を集めるのって簡単にならないでしょうか?
(天井から滴る水滴、辺りに立ち込める白い霞……それを見て思ったことがあり、のんびりと湯船堪能中な姿勢のまま
指を立てる。………浴面に波紋が立ち、ばしゃりと水をかく音が立つ。
例によってご一緒することになった優しげな雰囲気のある少女に語りかける。)
(すなわち、こと水を集める、形状を変化させるということだけにおいては外でやるよりも
こうやって入浴の際にやったほうが人目につかないし、濡れても平気なんじゃないか?という点である。
無論、大きな動作が必要なものもあるだろうから、外での特訓も続けるべきだろうが――)
(――なんにせよ、答えを出すのは本人である愛華ちゃんしだいである。)
【それではこんな感じでよろしくお願いしますっ!(ふかぶかっ)】
>>47 (いつも通りの日々、そんな日々も「夜」の世界に踏み込んだ事で少しずつ変わっていく………)
(そして、その「夜」の世界に足を踏み入れる決意をする切欠となった先輩が今日は泊まりに来てくれた)
(そして今、わたしはその奏先輩と入浴中である)
(タオルを石鹸で泡立て、湯船を堪能している先輩に対してわたしは身体を洗っている最中だった)
………確かに、お風呂場ですと簡単に水分は集まりますよー、
(泡まみれの身体のまま、試しに水鞭を作り出してみる、が)
(水鞭は長く、少し狭いだろう浴室では蛇のごとくクネクネ動くのみ)
(一人だとまたしっかり動かせただろう、しかし、今は先輩と一緒である)
水壁でも同じですよー………、わたしの身動きが取れなくなっちゃいますー………
(浴室で"集中"する理由も今は特になく、自分の頭の上に水鞭を持ってきて集中を解く)
(そして、力を使わなくなったことで、急に"流れ"を失った水分はまとめて頭に降り注いできた)
(それが泡まみれの身体を綺麗に洗い流して………)
でも、奏先輩の提案も考えてみる必要もあるのも事実ですー、
毎日毎日、外ばかりで特訓していても、見つかる可能性のほうが高いわけですしー………
(一糸纏わぬ姿で、泡のついていないもう一つのタオルで水浸しの顔・頭を拭き先輩に向き直る)
あ、やっぱり簡単なんですね。
けど――やっぱり丁度いいかもしれないですね。そうですね……
集めやすい状況があるわけですから、集めた後に行うことを変えるんです。たとえば
水鞭を出したとき、その場に適した大きさになるまで形状を変化させてみるとか。
水壁にしても身動きが取れる大きさになるまで操作して、それでその感覚を覚えておくとか。
できたときの感覚って結構重要なんですよ。
私も、自分で眼開けるようになるまでかかりましたし――
(最近のことを例に挙げるのならば拓兎にいわれた瞬時に「凪」の状態を作り出す感覚。
御木本の協力の下掴んだ片目で遠近を掴む方法など。)
おおー、湯気をかき集めてシャワーを作りますとガス代水道代の節約になるやも……
(と向き直った愛華ちゃんを見て小さく拍手して。)
それじゃ、愛華ちゃん。水球作って、それを数字に変化させることってできますか?
0〜9までで大丈夫ですので。
(ずいっと身を乗り出して、首をかしげる。
内心では今、瑞谷愛華が言った誰かに見つかる可能性。その誰かが瑞谷愛華にとってよくない者だった場合に起こること。
なるべくならば必要のないところでは能力を行使せずに対術の訓練に勤めてもらいたいところですらある。)
>>49 集めた後に…行うこと、ですかー………
(ちょこんと座椅子に座ったまま、先輩の話に聞き入って)
ふむー………、感覚を、覚えるんですねー………
(自分でも理屈はわかっている、が、そこまでたどり着くのが難しかった)
(先輩も苦労してきたからこそ"今"がある、だったら、わたしだって出来ないと決まったわけじゃない)
………これでも、水温は下がって冷えてしまうので、あまり頼りにはできないんですよー?
(水の流れを操れても、水温自体はどうしようもない)
(周りの環境に左右されはするが、基本的に操れるのは"水の流れ"で)
(将来的には"動きを止めて"凍結させることはできるが、またいつになるのか………)
…やってみますー、
(まず先輩に言われたように水球を作り出してみる)
(そして、もにょもにょと水球が変化していくのが目に見える)
(ただ、1分くらい現状維持の後、ようやく作り出した"0"の数字は太い腕輪)
(あるいは大型ドーナツと言った方がまだいい代物であった)
……む、難しいですー、
(しかも、初挑戦らしく不安定極まりない)
("ドーナツ"がプルプルプルプルゼリーをつついたように震えている)
感情の力は偉大です。必要以上のものを引き出して、それができることを教えてくれるんです。
そして、知恵はそれを維持する方法を教えてくれるのです。
なんて、受け売りですけれどね…………
(考えて、表情を変える姿に不謹慎ながらも可愛いなぁ、と思ってしまう。)
うぅん。お兄ちゃんなら、もしかしたら私よりももっと愛華ちゃんに近い感覚で
能力を行使してるやも知れませんけれど……
(奏従矢――「振動使い」。"水の流れ"と"物体の揺れ"どちらも分子の動きが関係している。
水温のことに関しても、単純に発熱させたり逆に冷すのも振動でまかなえる。
ひょっとしたら自分の兄は何か役に立てるんじゃないのかと思いながら、うごめく水を見つめる。)
がんばれー、大丈夫です。綺麗にやろうとしなくてもいいです
たぶん慣れればそこそこできるようになりますから、たぶん。きっと…………
(語尾が濁ってばかりなのは、所詮感覚的なことでしかないからで、能力の行使など
それを扱う本人である愛華ちゃん以外にはわからないからである。)
今度から湯冷めしない程度に水球を数字に変化させる感覚を掴む練習をすれば、おのずと
水の形態を変化させることに慣れると思うのですが――愛華ちゃん的にはどう思いますか?
(プルプル震えるドーナツの穴を覗いて、その向こうにある真剣な愛華ちゃんの顔を見て。)
>>51 例え受け売りでも………、
それをモノに出来るようにすれば良いんですよね……っ、
("ドーナツ"は相変わらず震えつつもだんだんと"0"の字に近づいてきている)
(ただ、大きさは相変わらずだ)
きっと………わたしも、そうできる様になれたらと思いますっ♪
(そして………右の手のひらの上にはプルプル震えつつも"0"の字は完成していた)
…そう言えば、先輩のお兄さんは見つかったんですかー?
あの時の先輩となんだか少し雰囲気が違うような気がするんですがー………?
(前回はリラックスしつつも、なんだか厳しい感じを受けたものだが)
(今日はまるで違っている)
(上手く説明は出来ないが、心から"今"を楽しんでいる様な)
ん……っ、
(続いて、若干間を置いて"1"を作ってみる)
(今度は十数秒のうちに、角の丸い"長方形の箱"→"ホットドック"→英字"I")
(まもなく"1"は完成した)
………この先はまだまだ厳しそうですー、
(2・3・4・5・8の数字については今この場でやってみても時間がかかると判断した)
(いくらお風呂が気持ちいい時期でも、ふやけたり、最悪の場合逆上せてしまう)
(自分に至っては湯に浸かっていないので、湯冷め直前である)
でも、こうしていると………感情に頼って力を使わなくても済みそうな気がしますー♪
(先輩に笑顔を向けながらも"7"に挑んでいる様で)
("尺取虫"の様にくねっ、くねっ、と"1"の先端が折り曲がっている)
(ただ、"7"でキープするには微妙に折れ加減が難しいようだ)
あぁ、私ったら……すみません、愛華ちゃん。
今日はそのこともあってお伺いしたんですよぅ、遅れてしまいましたけれども
報告させていただきますねぇ。
お兄ちゃん、奏従矢は無事見つかりました
(温和な笑顔を浮かべて、頬に手を当てる。)
と、大丈夫でしょうか?
話しかけてしまっているので気が散るとか………ありそうな気が、しますけど…………
………ふむ、り。
(何かを考えるように立ち上がり、湯船からでる。
そして、タイルの上に足をつけるとじっと変化する水を見つめて――)
あんまり長くなりそうなうちは足湯だけにしながらとかにするといいですよー。
実際、体を温めるだけなら半身浴とかのほうが全身浴よりもいいですし………まぁ、全身浴の気持ちよさには
叶いませんけれども。
(先ほどまであったまっていたのではふぅ。と幸せそうにため息をついて。)
湯船、使ってくださいな。体、冷えちゃってます。
(背中からぎゅっと抱きしめて湯船で温まった体温を移すように。冷えたその肩を温めるようにした。)
――さ、てとすみませんがお先に上がらせてもらいます。
ちょっと"大家さん"に用事もありますので。
そっちの方行ってますので、御用のときは来て頂ければっ
(しばらくしてから体を離すと、出口の方に向かっていき――)
湯冷め、しないようにしてくださいね。あ、でもつきっきりで愛華ちゃんを看病するのも
いいかもしれません。なんていってみます。
(悪戯っぽく笑うと脱衣所に姿を消す。)
>>53 ………そうですかー、
(客観的に他人の出来事ではあっても、やっぱりお世話になっている先輩の事だ)
(まるで自分のことの様にホッとし、安堵する)
へ………?
(あ、と思い立ったが悪かったか、"7"になろうとしていた水はパァンと破裂し)
(自分はもとい、先輩の顔に破裂し小さくなった水玉が襲い来る)
………あうー、ごめんなさい、奏先輩ー
(ぺこーっと頭を下げる、集中を削がれたと言えど、操りきれなかったのは自分のミスである)
それじゃあ……、あと少しだけここで練習させていただきたいと思いますっ、
今度は、湯船に浸かりながら………ですがー
(先輩が浴槽から上がるのを確認して今度は自分が立ち上がる)
………あ、
(不意に抱きしめられ、顔を少し赤らめる)
(お風呂で温まった先輩の身体と、先輩自身の優しさが相まって自分の身体を温めていく)
では………使わせていただきますー、
(顔を赤らめつつ、先輩から送られる温もりに甘えながら、湯船へと身体を沈めていった)
――はい、また後でわたしも行きますので、お先に先輩の御用を済ませちゃってくださいー
(先輩は浴室の戸へと向かう)
………
(そして、浴室での最後の言葉を返そうとしたが、直ぐにはその言葉は思い浮かばなかった)
(それから、しばらくたった後、"7"はもちろん"6・9"を完全ではないものの作り出すことに成功したのであった)
* * * *
(奏先輩が部屋を出てちょっと、"大家宅")
(既に門前で"大家さん"は"奏家当主"をお出迎えである)
やー、やー、待ってたよー?
正式な"当主就任"おめでとーと言ったほうが良いのかなー?
(もう気温もだいぶ低いだろうにこの大家)
(アロハシャツに短パン、サングラスと相変わらずオープンである)
一応、ある程度のことは無事に済んだみたいだけど………、
まだまだこれからってところかなー?
(目の奥から"新当主"に向けて"威圧"してみる)
(うーん、さすがに集中力乱したのは悪かったかなぁ……とその際に天罰といわんがばかりに
顔にしぶきが飛んだときのことを思い出す。愛華ちゃんに頭下げさせてしまったのも含めて
もうちょっと行動に気を配れたらな、と思う。)
(――本当にいまさら過ぎて肩が落ちてしまった。)
――痛み入ります。"大家さん"。
その格好はポリシーか何かですかね……夜のサングラスは伊達でしかないですし、アロハシャツって………
もう、目のやり場に困ってしまいます。
(くすり、と笑みを浮かべて"大家"に向かい頭を下げる。)
ええ、愛華ちゃんのことも含めて、自身の未熟さもあいまってこれから…………です。
――ホントに助けたい人は、兄ではありませんから。
(……風がふいたかと思われるような威圧を受け流す。以前よりも自分が成長したことを見せなければならない。
瑞谷 愛華の――水谷の秘密を知るために。
しかし、コレで本気ではないのだろうなと思うと格好はともかくとして、この男の実力は計り知れないと思う。
やはり、最後の"水龍の巫女"を保護するのにはそれ相応の実力が必要だったのだろうか?格好はともかくとして。)
………私は、貴方と向かい合い、水谷の秘密を知るに値する存在ですか?
(目の奥へ、自分を威圧する理由に向けて問う。厚手のデニム生地のロングスカート、同じくデニム生地の上着出揃えた出で立ちを
凛と直し、耳にかかる髪を梳き、撫でた。)
【といったところで凍結をお願いしたくっ】
【恐らく明日21時以降に解凍できると思いますっ!!】
【愛華ちゃんの都合はどうなっているのでしょうか〜?】
【ちなみに置きレスでの進行は可ですっ】
>>55 【凍結、了解しましたー】
【明日、もとい4日21時でよろしいのでしょうかー?】
【ちなみに、日時・時間はまったく問題ないですけどー】
【置きレスは余裕があれば置いておきますねー】
【ハイな、4日木曜日21時でお願いしますっ!
余裕見たつもりが全然眠いのかわたしっ!!】
【それではそれでお願いしますっ】
【すんなり終わらせるつもりが思ったより長引かせてしまって申し訳ないですっ
それではコレにてお先に失礼しますっ。
お疲れ様でした〜。】
>>57 【お疲れ様でしたー】
【ではその時間に避難所にてー♪】
【スレをお借りしました、ありがとうございますっ!】
【名前】紫 一久(むらさき かずひさ)
【年齢】16/高2
【性別】男
【身長】172cm
無駄のない体つきに、やや大人びた顔。昼間は笑顔、夜間は無表情が七割を占める。
右腕は義腕。ただし、肌の色と質感をした装甲をつけているので、一見して義腕とは分からない。
手ばかりは間接が多く誤魔化しにくいので、常に黒い革手袋をつけている。
【能力】
*身体能力
生身でも、訓練を受けた大人と互角以上に渡り合える程度の身体能力。ただし、若干足が遅い。
*特殊能力関係
・アンビバレンス
右の義腕。手首から右手を射出できる他、五指も別々に射出する事ができる。有線でそれぞれ10mほど。
右手から電流を流せなくなった。また、右上腕部には「デオニュソス」という変圧機関が搭載されている。
首筋の端子(平時は装甲で隠している)にコードを接続して使用すると、脳の活動を活性化させ、反射神経や思考力を大きく上げる。
・ショックボルト(能力)
左手から触れている対象に電流を流しこむ(義手からは不可能)。使用には痛みを伴い、痛みは威力や相手の大きさに比例。
・刺天改
強固な補強を施した日本刀。電流を流すと刃が裏返り、流し続けるとドリルのように回転する、冗談のような刀。
・他にも様々な武器を小器用に操る
【希望】事前に相談あれば、基本的に何でも
【NG】グロ、ホモ、大きな後遺症(切断くらいならおっけー)
【弱点】
義腕の駆動に常時能力を発動する必要があるので、激しい動き(戦闘等)を長く続ける事ができない。
足が遅い。
勝利が見えると油断する(平時)。
【備考】
対異能組織<<十三天梯>>の特職部隊隊員。コードネームは<<ヴァンブレイス(剣守の篭手)>>。
異形や異能の調査および討伐、捕獲、場合によっては勧誘を行う。また、実戦の中で試作武装のテストを行う事も。
孤児だったところを組織に拾われ、ある異能を模倣した電撃能力を、人工的に与えられる。
適当な性格に見えるが、使命感はかなり強い。でも不平不満は結構こぼす。
昼間は人当たりが良いが、あくまでそれは情報収集のための仮面であり、夜の戦いの最中に現れる残忍・傲慢な性格が本性。
自身がかつて苦しい思いをして能力を物にした経験から、能力を制御しきれない異能に対してすこぶる甘い。年下にも甘い。
<<オートクレール(妖精の麗剣)>>と言われる幼い異能とちょくちょく行動を共にしている。
組織上層部で混乱(再編)があり、自由に振舞う事ができずストレスが溜まっているとか。
【投下とそして待機と行こう!】
【待機解除だ!】
【名前】藤堂 清香(とうどう せいか)
【年齢】16(高1)
【性別】女
【身長】162cm
【3サイズ】89-61-85
【容貌】肩よりやや長めの黒髪で左目の上に黄色のヘアピンを着用。制服は少し着崩し自分なりの着こなし、普段着はシンプルなものを好む。
【能力】「マジック・ブレイカー」
ビーム状の衝撃波を放つ。両手両足から出す事ができる。
「マジック・エクスプロージョン」
魔力で生み出した光の球体を時限式(最大30秒)で爆発させる。出せるのは1度に3発まで。
時限式ではあるが、何らかの刺激が加わると爆発する。
「高速詠唱」
前述の「ブレイカー」を高速詠唱で次々と放つ。「エクスプロージョン」の高速詠唱は不可。
【武器】
ユミルテイン…二叉の刃を持つ攻撃用多用途槍。
左右非対称の刃に、ソードブレイカー、フランベルジュなど様々な武器の特徴を持っている。
普段は小型ナイフほどの大きさだが魔力を注入する事で3メートル程の大きさまで延ばせる。
「アールヴテイン」を収める鞘でもあり、収める事で切れ味を無力化し持ち運びでき、防具としても使用可。
アールヴテイン…防御・無力化専用短剣。
【希望】相談次第だけど基本なんでも
【NG】スカグロ・後遺症を及ぼすもの
【弱点】・攻撃偏重防御が疎かになってしまうきらいがある。
・使えるのは現在この二つの魔術だけ。「エクスプロージョン」の威力は、やや低め。
・動きながら戦うスタイルなので動きを止められて戦うのが苦手。・ユミルテインを魔力によって伸ばしている時は、魔術は使えない。
【備考】
・現在2種類しか魔術の使えない魔術師。
・寝るのが趣味で所構わず寝る。
・性格はクールで適当で面倒くさがり屋。口数も多くない。人に褒められるのと、下ネタが苦手、という一面がある。
・日常が平穏であることを求めていて、その為なら自分が動く事も厭わない。
・家族構成は両親と妹の四人家族。両親は家を空ける事が多く、妹によく世話をされている。
・藤堂家は、異能、異形などの戦いによって傷付いたものを魔術で癒す家系。
しかし清香は魔術の力は受け継いだものの、治癒の力は一切受け継いでいない。
【現状】
竜胆藤姫に狙われている。
多々良家と藤堂家は、昔からの関係。
それが縁で武器を珠子に作ってもらう。
瑞谷愛華と、協力関係を結ぶ。
【貼り落ち】
62 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 17:52:15 ID:7XKf8Yj6
。
>>
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1286455008/336より続きであります。
(聞いた話を反芻する。どれも本人から来たことのあるものばかりだ。
疑っていたわけではないが、あの夢が本当にあったことだということを自覚させられる。
そして"優奈"のいっていたこと――)
異形と異能の歴史研究家でしたっけ?
んと、ひょっとして――貴方が雅也さんの友人で、海難事故のあった日に愛華ちゃんを
預かっていた?
(優奈本人から聞いていたことを呼び起こし、確認をするように――そういえば本人から聞いたのだった
「それが何かを突き止めることができなかったのだ」と………)
率直に聞きます。愛華ちゃんが加護を安定させるために必要なこと………それを知っていますか?
それは、私に協力できることでしょうか?
(優奈のそのときの心境は本人から直接聞いた。そして、雅也がいてどれだけ助かったのかも。
その証である愛華をどれだけ守りたいと思っているのかも。
自分がそのために力になれる存在になったのも、全て知っている。だからサングラスの奥で苦笑する
その瞳を見つめて――)
【ロールの解凍にお借りします。】
【本日もよろしくお願いしますねぇ】
>>63 そうだったと思うよー?
表で何をしていたかはお互い無関心だったけどねー………
(表の仕事については無関心だったようで、はっきり覚えてはいなかったらしい)
うん、"雅やん"は大丈夫だといってたから、"優奈さん"を任せたんだけど、
結局は………僕があの子を世話する事になっちゃったよー
(お互い親しかったらしく、呼びなれた名前で呼び始める)
(しかし、例の事件以来愛華を預かる事になってしまった)
さっきも言ったように、あの子は今、自分の中に眠る龍と心を通わす事が出来ていない、
加護を安定させるにはまず「"会話"をなせるようにする事」、
それを成すために必要な『宝玉』を受け継ぐ事だ
………若い頃の優奈さんはそれを知らずにいたものだから、
その結果、力を暴走させてしまったという訳だね
(愛華の母の怠慢であった事は事実、その伝統を受け継がずに現代の生活を求めたその結果だった)
(代々それは受け継がれていくはずのものだったのに、優奈は"今の暮らし"を求めたが為)
(その手段を知らぬまま、"事故死"となり、この世を去っていく事になった)
"優奈さん"の実家に行けば何とかなるのは間違いなかったんだけどねぇ………、
(声のトーンが落ちる、何かがあって行けない事情があるらしい)
【それじゃあ、今夜もよろしくねー】
その言い方ですと、当初は"大家"さんが優奈さんの面倒を見る予定だったように聞こえますね。
(ひょっとして互いに優奈さんをめぐったライバルでもあったんだろうか、などと考えてしまう。
仕事に関しては互いに別だったようだから、その可能性も言外に出した言葉があっている可能性も
少ないわけだが………)
(――そもそもそんな下世話な話をするときでもないわけで。)
『宝玉』……水谷の実家……もう、ないんでしょうか?
手がかり、地図の切れ端か何かでもあればいいのですが……後は『宝玉』そのものの
絵……ですとか。
それがあれば、≪奏≫の「透見者」の念写で何か手がかりがつかめるのですけれど。
(≪奏宗家諜報部隊・天狗≫の一員がもつ鬼眼能力の一つが何かの役に立たないかと
進言する。無論何かの妨害があって断片にしか見れない可能性
もしくはまったく見ることができない可能性もあるのだが――)
『宝玉』と"龍"………コレが元々一対であるものならば、ですが。
愛華ちゃんと惹かれあうこととかはないんでしょうか?
>>65 ん、まあ…ね、
でも、本来僕らが担うべき仕事となれば話は別だよん
(そう、本職を優先した結果こうなった、ただそれだけの話だ)
(その時の"上"がそう下した結論なのだろう)
んー、今でもあることはある、
けど………"僕らが"動く事は出来なくなった、そー言う事さ
(ここでまた、お茶を飲み一息ついて)
何故かって?
"優奈さんと雅やん"を"事故死"に追いやった"何処かの組織"がそれを邪魔してくれるからだよ
でも………"奏家"のサポートがあれば、可能かもしれない
だから、君にこの話をしたわけだね
(そして、5つ連なった鍵を差し出し)
一つは"雅やん"の仕事部屋の鍵、一つは"宝玉"を守る実家の蔵の鍵
一つは実家…もう誰もいない家の鍵、だよ、後二つはダミーだけど、
僕にはどれがどれだかわからない
(肩を竦める、機密保持のために、こういう事は鍵を扱う当人のみが知っている事だったから)
何も特別な事をする必要はない、この街の外にある仕事場に行き手がかりを掴めばいい
……"今の僕ら"じゃ、それができないわけで
『宝玉』は、龍と"会話"をする為の切欠を与えて、サポートをするのみ、
遠い昔だったら無くても良かった代物だったかもしれないけれど、
余程才能に恵まれない限りは、"今のあの子"には必要最低限のアイテムと言えるね
だから、惹かれあってお互いの在り処を示す―なんてことは無いんだよ
『宝玉』自体には霊力とか無いしね
………町の外、ですか。
(呟くように言ってから居住まいを立て直して
お茶を飲んでいる様を見つめ、考えをめぐらせる。)
"何処かの組織"がどこの組織なのか……それがわかれば動きようはあるのですけれど。
それと、雅也さんのほうは『宝玉』の事を掴んでいたのですか?
実家の位置も、それで――優奈さんの"龍"を沈めたって言うことですか?
(じゃり、と音を立てて鍵を持ち上げる。一つ一つかぎの形状を確かめていき
それがどの程度の鍵なのか、少し頑張ればいけるような鍵なのか。
それとも電子ロックの類のものなのかを確かめるようになぞる。)
そして、それは未だに雅也さんの仕事場にあって、それをとりに行けばつけられる可能性がある。と?
だから、私たちが何らかの形で妨害するなりする必要があるということですか?
(一度、テーブルの上に鍵を置きなおすとかわってお茶をとり、啜る。ふぅといくらか温まった呼気を吐き出して)
そう………ですか。
(顎に手を当てて唸る。
目の辺りにかかった前髪を払って、視界を開き)
それでは、そうですね……この件に愛華ちゃん本人を関わらせることにするとして――そうなったとしたときに
どう思いますか?
(自分が死ぬかもしれないことを知らされるのはショックかもしれない。
けれどもこれは他の誰でもない愛華ちゃんの問題だ。彼女は全てを知りたがっている。
宝玉のことも、自分が何故、両親が何故こんなことになったのかを……)
幼い彼女には…………重荷だと思いますが………
>>67 "何処の組織"でどんなものなのか………、
規模・人員・目的………掴んだと思ったら先手を打たれていて、"僕ら"じゃ何も出来なくなったわけさ
………これ以上、仲間を犠牲にしても…表に響いてしまうし
(両手を挙げて、降参の意を示す)
あの時の"雅やん"ならいろいろ掴めていたんじゃないかなー?
だから、僕にその鍵を託してくれたんだろうし、"雅やん"も狙われた
"優奈さん"の時はそんな妨害なかったわけだしね、"例の組織"が目をつけたのはつい最近の事だと思うよ
十分……ある、
だから、"僕ら"より強い何者かの協力は必要だった
そして…僕の目の前にいるのは………ね?
(視線を向ける、"奏家の当主"に対して)
君たちだけに任せはしない、もともと僕らの仕事であったわけだから
…ただ、中途半端な協力はしてほしく無くてね
………正直、この話をするのはまだ早いと思っている、
推測だけど、あの子の力が暴走を始めるのは2年猶予はあると思うし
まだ1年くらい猶予はあると思っていたんだ
けれど、あの子が……それらを知りたいというのなら、止めるような事はしない、
"巫女"を守り、国の平穏を守るために、出来る事は惜しまず協力する
僕ら『水隠流』はそれをモットーとしてきたから
(自らの身分を明かす、『水隠流』は『水谷家』を影から支えてきた忍集団で)
(その関係の者でなければその名すら知る事は出来ない)
例え重荷でも、あの子が知りたいというのなら、受け入れてもらわなければならないよ
これが………現実なんだ
(大家自身も彼女に伝えるのは辛い、だから、今は見守っているだけに過ぎない)
(求められれば応えはするが、その結果愛華を失うような事になれば、両親に顔を合わせられない)
なるほど、愛華ちゃんの例を見れば、まさか"水谷の巫女"が海難事故で
亡くなるとは思わないですからね。
たぶん、愛華ちゃんと優奈さん、二人の巫女がいて、向こうもまだ余裕があるともったのではないでしょうか。
勿論、憶測でしかありませんけれども。
(いくつかの推論を立てる。
最近目をつけたという可能性もないわけではないと思う。そして――)
目的が………わかっているのでしたら、そこに防衛線を引いておけば、対応はしやすいと思います。
雅也さんが掴んでいた事は……殺してでも隠蔽しなければならないもの。
まったく――自分達がコソコソするために一つの家庭を壊し、愛華ちゃんに寂しい思いをさせるなんて、ね。
(呼吸を整える、胸の内がもやもやとする。言うまでもないこの事象に苛立っているのだ。
あの愛らしい少女が、その笑顔の数が極端に減らなければいけないことに
今尚闇の中にいる原因に。)
そうですね、餅は餅屋といいますし。さすがに我々≪鬼≫では"龍"に触れることは
何かしらの問題が発生すると思います。
ただ、その眼を………日常で愛華ちゃんを安心させるために呆けた眼をする貴方に
そこまでの眼をさせるような事柄です。
受けなければ平等を歌う≪奏≫の名折れです。
『水隠流』………"大家さん"。今、彼女は知りたがっています。自分の力と家族の死について
教えましたから、彼女の力の危険性を。今彼女はそういう場所に立って
それからこちら側に来て、知ることを決めました。
(静かに、強く"大家"を見つめる。)
"貴方も"覚悟を決めるときです。どんなことがあっても愛華ちゃんを守り抜く覚悟を
優奈さんや雅也さんに娘さんの今後を任された身として。
大丈夫です。私も協力します、愛華ちゃん自身も「夜」に足を踏み入れて力をつけています。
それに、彼女の傍にい続けた貴方がいるじゃないですか。
>>69 ………かも、知れないね
(自分たちでは掴め切れなかった何か、謎の組織は何が目的でここまでするのか)
("雅也"が何を知り、何故命を奪われたのか)
申し訳なくは、………思っているんだ、思っては……ね
(だからせめて、今だけは幸せに笑い続けていてほしい)
(いずれ受け入れなくてはならない事実をキチンと受け入れてもらえるように………)
ん…そういって貰えて助かるよ、"当主"様
決して君らだけの負担にはしない、それは約束するよ
(こくりと頷いて、改めて『奏家』の協力を確認する)
あの子も………成長はしているんだね、良くわかった
(その『奏家』の当主に見つめ返されて、愛華の成長を見直し、知る)
いい加減、覚悟を決めないといけないみたいだね!
(先ほどまでの沈んだ声ではなく、ようやく光を見つけた、闇をさまよっていた旅人の様に明るくなる)
………おっと、そろそろお時間のようだよ
(何かの気配を感じて、いつもの"大家さん"に戻る)
(すると、バサバサと一羽のムクドリが窓からやってきた)
やあむーちゃん、主様のお呼びかい?
………♪
(大家の肩にとまり、こくりと頷く)
ふふふ、お言葉をお返しします。リラックスして、ですよ?
必要以上に負担をかけまいとしなくてもいいんです。
私たちは同じ目的に向かっているのですから、そのために協力し合うのは当たり前じゃないですか
頼りに、させてもらいます。
(そう言って微笑を浮かべるとムクドリが入ってきて)
………珍しいですね、ムクドリなんて
(会話の流れから察するに、愛華ちゃんがご主人様なのかな?と思う。
それにしては"大家"さんにも慣れている。そして何よりも
その姿は愛らしいと思った。思わずじっと見つめてしまう……)
あ、ああ………えっと、よろしければご一緒しますか?
たぶん、これから晩御飯にするお話になるでしょうから、最近寒いですしお鍋でもしたいなーって。
お鍋ですと人が多いほうがいいじゃないですか。
(と一気に言ってからムクドリ「む−ちゃん」が名前だろうか。きっと失われた大陸の秘術で云々な……
などと妄想をしながら、肩に止まるムーちゃんの動作を見守って。)
>>71 おや、これは一本とられちゃったねー
それじゃあ、契約書も何もないけど、約束だよー?
本当は飼っちゃいけないようだけど、むーちゃんが懐いてしまっているからね、
ほーら、ご褒美だよー♪
(そして部屋の隅においてある小箱から餌を一粒取り出し、むーちゃんに差し出す)
………、、
(むーちゃんは差し出された餌を咥え、落とさぬように上を向きつつ砕いて飲み込む)
このムクドリはあの子が助け出したみたいだよ、学生記者さんの悪戯からね
(曰く、葛森利香の事だが本人の名前はプライバシーのために出す事はせず)
(知っている人は知っているだろうとしておいて)
そだね、おでんにするって言っていたみたいだし、遠慮なくご一緒させてもらおうかなー
(アッサリ夕飯の内容をばらす大家さん、半分以上具の提供者である)
(そして―――)
―――ピンポーン
瑞谷愛華「大家さーん、奏先輩ー、お夕飯の準備ができましたよー♪」
(チャイムの後、愛華の声が聞こえる)
(きっと本人はホクホクしながら待っているに違いない)
(学生記者がよもやあの葛森利香だとはしらず、食事を堪能する――くちばしを必死で動かしたり
頬のあたりが膨らんだりする可愛らしい仕草をみて、砲、とため息をつき。)
ふむ………それではむーちゃん、お食事中すみませんが
これからよろしくお願いしますっ
(笑顔と共に人差し指でちょん、と礼をするような仕草をして。)
おでん………おでんという内容だけではなにが入っているのやら、なにやら興味を誘いますねぇ。
大根とか好きです。最近コンビニとかだと出汁巻き卵が入ってるときもあるんですよねぇ。私はやっぱり
ゆで卵のほうが好みですけれども………
(などと話し込んでいると呼び鈴が鳴り――)
それじゃ、ご一緒しましょうか。代わりにはなれないでしょうけれども家族気分で―――
(水谷に関する様々な話を聞いた、"大家"が背負ってきたものをきかせてもらった。これから愛華ちゃんが背負うべきことも
話に聞いた、そして今だ姿を見たことのない敵…………
…………とにかく、今は団欒の場に身を置くべく歩みを進めた。)
【それではこんな感じで〆とさせていただきますですっ】
>>73 【そうだね、上手く纏まっちゃっているし、"当主様"のレスで〆にしようか】
【今夜はお相手ありがとう、次またロールでお会いできると嬉しいかな】
【ではー……今夜本当にありがとうございましたー、奏先輩っ♪】
【また機会があれば、よろしくお願いしますー】
【はいなっ、こちらこそっお付き合いありがとうございました〜
もう、どんどんどうぞでありますよぅ。お待ちしちゃいますっ】
【愛華ちゃんともまたのんびりお話できたらとおもいますっ。
それではまた次の展開にwktkしつつお先に失礼させていただきますっ
お二人ともよい夢を、おやすみなさいませ〜】
【こちらからはスレを返しますっ】
【それではこれでわたしもですー】
【お疲れ様でしたー、お休みなさいませー♪(礼っ)】
【これでスレをお返ししますねー♪】
77 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 02:22:04 ID:Ybj3THtH
77
【邪魔しよう。所謂待機というやつだな。】
【プロフィールは
>>30にある、参考してくれると助かる。】
【待機解除だ】
【
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1286455008/307より】
……見えません、か。もしかして直接会ってるのかなん?
君自身は顔も見たくなさそーにしてるけれどー。
ね、大嫌いなのはお姉ちゃん? お姉ちゃんの霊?
(どんどん流れ出す情報と生の感想、やはりお姉さんよりは交流しやすそうだ)
葛森さん、落ちついて。
別に犠牲者が出たって話は聞かないからさ、まだまだ取り返しは――。
(その考えがいかに甘いか、御木本は間もなく思い知らされることとなる)
(善良な少女には耐えがたい傷が見えたのだろうか、パニックをなだめつつ)
(やり過ぎた分を取り返そうと、穏やかな声でフォローを入れてみるのだが)
……!
(彼女が次の行動に移るなり、考えるよりも先に手足が動いていた)
(バネのように弾かれた足が切り株から体を蹴り上げ、腕が前へ伸びる)
(巫女装束に手指が絡まり、戦慄く小さな体を痩せた胸板へと引き寄せる)
(人間の体温は、群れで生きる人にとって最も身近な精神安定剤の一つだ)
ほらー僕もピンピンしてることだから。
(葛森さん自身ではない、保護人格ができているじゃないか。解離性同一障害か)
(いや、それならば共通の記憶を持っていない筈だ。"この子"もまた姉を憎んでいる)
(一方で"葛森さん自身"も明確な殺意を露わにしていた……人格は剥がれてなどいない)
(ならば事態はもっと深刻だ、これは害を為した事実から逃避するための意図的な分離)
(自らと離した同一性に悪意を押し付け、いつしか実行犯も彼女と自己暗示をする)
(そんな、複数の防衛機制が最悪なパターンで混じる前兆が糸目に映った気がした)
(幻術能力を使って入り乱れる妹さんの脳に直接呼びかけ、興奮を収めようと試みる)
(鎮静させることができれば、もとの基本人格に戻ってくれると期待して)
だいじょーぶ、正ちゃんの傷なんていくらでも治しようはあるさ。
回復系の能力者さんとも知り合いでねー、お札を貼ってちょいちょいって。
(葛森、葛森利香は妹が自分を怨むよう仕向けているとあの日語っていた)
(ならばこの意図的に作り上げられた第二の人格はその成果だとでも言うのか)
(ギリ、と奥歯を噛みしめつつ彼女も在籍している母校へと目を向ける)
(これが姉の考える妹の幸せな姿とでも言うのかっ)
だから、そんなに慌てなくてもいーの。ゆっくり整理してかない?
確かに、お姉さんとあの化け物=お姉さんの霊は関係ない。
でも君はお姉さんの霊の噂を流したんだ。
そこを混ぜずに、例の写真を見せて回ってる気持ちを聞かせてほしーんだ。
普通の幽霊を指して「除霊をしてくださーい」と誰かに頼むなら何にも問題ない。
でも、拳銃持ってて死んでないって主張する霊相手にそんなことをしたら危険だ。
あの"化け物"さん相手には、よく使われそーな神器や祈祷は効かないからね?
今ならまだ間に合う、"他の人がどう"もならない方法を考えよう?
【葛森利香さんとのロールにお借りするよー、今日もよろしくねん】
知らない知らない知らない!
(少年に抱きしめられながらも、少女は暴れる)
わたしはあいつを殺したい! 私から全てを奪ったあの化け物を!
(本来なら安定剤となるはずの体温も関係ない)
(もう、そう言うぬくもりさえ、彼女のなかには無かったから)
あ、ああ……私が……私は……
(脳の機能が沈静化するに連れて、段々と暴れる腕が弱まってくる)
私は……ただ……
(何が言いたいのか? 何が原因なのか?)
(それを答える事はない)
私は……「あの化け物」を……お姉ちゃんを……
(そう言って震え始める。何かを思い出すように)
(そして、ゆっくりとその口が開こうとする)
利香お姉ちゃんに……はっ!!
(その瞬間に、彼女は何を感じたのか少年を思いっきり突き飛ばす)
(そして、巫女鈴を目の前に掲げる)
(とたんに「銃声」がなって、地面に一発の銃弾がえぐりこんだ)
「駄目だねぇ。まったく、女の子を抱きこんで抑えるなんて、雅じゃないよ」
(銃弾を放った主が木の上で笑いながら喋る)
「それに、何かまた余計な邪魔が入るみたいだし」
……化け物。
(彼女がその正体を言う。「化け物」、すなわち姉の姿を)
【今日もよろしく〜】
【という訳でいいところでめちゃくちゃにするために乱入〜】
【まぁ、お約束だよね】
ぐぅっ!?
(冷静になり過ぎたかな、とは地面に打ちつけられて痛む頭が弾きだした答えだ)
(静まって客観的に考えれば、自分は名乗ったばかりの女子中学生を抱き寄せた男)
(痴漢呼ばわりされる前に説明したほうが、などと揺れる脳はまだずれた志向を続ける)
・ ・ ・ ・ ・
――いやー、君の望み通りの幸せそうな姿を見てついね?
こちらの巫女さんと歓喜のハグをしよーかと。
描き写したのかってくらい、君の描いた理想の妹像と合致してるじゃないか。
(それらを打ち切ってくれたのは、皮肉にも成功しかけていた幻術を邪魔する銃声だった)
(社会的に抹殺されるのも御免だが、どうやら今はより直接的な死が差し迫っているようだ)
(手を広げ、芝居がかった調子でかつて彼女の語っていた姉妹喧嘩のプランと現状を重ねる)
姉を姉と認めない。他人への思いやりの優先順位を極端に下げる。
それらを無理に刷り込んだ結果、別人格が生まれかけてるじゃないか。
――満足かい、葛森利香お姉ちゃん……。
その霊だって妹さんからは紹介されたけど。
(姉の言葉に従い現状を"幸せ"と呼び。妹の言葉に沿って姉を"霊"と呼び)
(軋みをそれぞれに伝えるような言動をして、時間を稼ぎながら計画を立てる)
(一人きりなら無茶もできるが、姉妹が顔を合わせているとなれば話は別だ)
(御木本が撃たれるような事があれば、姉は化け物だという妹の認識が強まる)
(かといって、後ろも顧みず逃げだせば姉による洗脳が繰り返されるだろう)
(以前の口ぶりからして、あの銃が妹さんに向けられるとは考えにくいのだが)
まーまー、それじゃ彼女には手を触れないから。
その銃を下ろしてくれたまへよ。
大好きな妹さんも警戒しちゃってるじゃないか。
いやぁ、それは嬉しいね〜。
そんな妹が居てくれたら、あたしも大好きだよ。姉の事を、どんな形でも覚えていてくれる妹なんて最高じゃん。
(そう良いながら、嬉しそうな顔で言う)
(皮肉が通じていないのか? それとも天然なのか?)
そんな妹が居たら幸せなんだけどなぁ。
さて、君が何を言ってるかは不明です。
だって、そんなものはあたしには「関係ない」もの。
(言い放つ。ごく普通に)
あたしにはあの子だけが居ればいい。どんな形であれ、愛してあげられる女の子が。
(大雑把な動作と共に、大げさな言葉を放っている。だが、それははたして「大げさ」なのだろうか?)
さて? どうでしょう?
あたしは本物か偽者か。それは「その子」が決める事です。ゆえに、あたしに回答権はないのです。
(もう一度、シリンダーの弾を確認する)
(一杯詰まっている弾がある。おそらく、襲い掛かられても大丈夫な数の弾が)
さて、どうしようかな?
(その銃口を妹に向けて、撃鉄を降ろす。引き金を引けば、鉛の弾が撃ち出されるように)
別に警戒したところで、邪魔をすれば「撃つ」だけ。あたしにはメリットが何もないのですよ。
それに……
(後ろで巫女鈴がなる。妹が鳴らしたものだろう)
(その瞬間に金属音と共に、後ろの茂みから何かが現れた)
(所謂西洋の甲冑だ)
妹「本当は荷物持ちを手伝ってもらうだったけど、化け物を殺すのにちょうど良い」
(完全に戦う気らしい)
〜〜〜〜〜……。
なるほどー、お姉さん的にはおっけいなのかー。
それなら他人の僕がとやかくゆーことじゃないか?
(ここで冷静さを失ってはならない。そうなれば妹さんと一緒になって暴れるのと変わらない)
(あくまで葛森家の人々のペースに合わせて、幸せなんだというその言葉を基準に唇を動かす)
妹さんもまたおっけいなら、ね。
やー、あまり楽しそうには見えない表情をしてるものだから。
お兄さん気になって気になって仕方ないんだ。
(例えや皮肉は省こう。ストレートな語句を選び思ったままを葛森姉へとぶつけていった)
(彼女が本心を話す気になるまで、誠意を見せよう。"既に語っている"なら厄介だが)
ふむ、それじゃー別角度から質問しよっか?
外から見れば君たちは姉妹セットの凶悪犯に映らないかね。
銃を構えた殺る気満々のお姉さんに、妹さんが人をけしかける。
お姉さんは"自衛のために"銃を向け妹さんは悪くないの一点張り。
(事態の混乱を避けるため、注意に指向性を持たせ妹の意識を姉だけに持って行く)
(あれだけ怨恨の募った相手が目の前に行くのだ、耳に入らずともおかしくないだろう)
(失敗したら頑張ってフォローしよう、予備の手段を考えている暇はないようだ)
築かれる恐れのある死体の山にどー責任取るかー。
これは君たちに回答義務があるなじゃないかにゃ?
愛する妹さんすら狙うくらいだから、どーでもいい……。
なーんてのは、社会通念上よろしくはないよ?
(焦るな。想定外だということを悟られるな。キャスティングボードをあちらに渡すな)
(自衛のほうが優先されるということなのだろうか、葛森姉は銃口を妹へと向ける)
(おどしやはったりと断じるにはあまりにも情報が足りない、相変わらず飄々とした人だ)
っ! 待ちなよ、撃たれるっ
(声を木の上に投げかけつつ視線を横に投げて両方を牽制、しているつもりだった)
(葉音が聞こえてようやく能力を解除し、妹さんにも語りかけ甲冑を止めさせようとする)
(とはいえ、間接的に殺害を依頼するよな相手に一体どんな説得が有効なのだろうか)
(咄嗟に思い浮かんだのは彼女自身を案ずる言葉。これも感情の前には無力だろうか)
そりゃ、まだ楽しくないだろうね。もし、私が本当にお姉さんだと仮定したら。
(あえて、自分を姉だとは言わない)
でも、楽しいが幸せと直結するわけじゃない。
最終的にあたしが幸せならオッケーなのが、あたし流なのです。
まぁ、他人から見りゃそれは正しいね。
それ以前に、あたしはもうお尋ね者万歳な立場な訳ですが。
(持っている拳銃を弄びながら答える)
(そして、その質問にも簡単に答えた)
その死体の山があたし達と「関係」あるの?
見もしない知りもしない人が死んだところで、あたしには関係ない。
おそらく、その子も慣れれば分かるよ。
(何もおびえずに、何も迷わずに、ただ、知らない人の命など関係ないと)
撃たれるねぇ。でも、注意する前に。
(その瞬間に引き金を引く。鉛弾が飛び出すが、それは彼女の前に出てきた甲冑によって遮られる)
(もう一発。だが、それは甲冑の隙間に命中し中身に命中するが、倒れる事はない)
……相変わらず悪趣味だね。
妹「関係ない。化け物を殺す。コロスコロスコロス」
(少年の言葉を無視しつつ、姉を殺そうとする妹)
その子はこんなのだけど、君はこの子を心配する暇があるのかな?
あたしが気まぐれで君を撃つかもしれないよ?
えええ、楽しくない苦しみにまみれた幸せかい?
正ちゃんあんまりサドだのマゾだのには傾いてないからねー。
ニュートラルの立場として言わせてもらうと、妹さんもそうは見えないにゃ。
(道徳を説いて正義の味方面するのは簡単だが、処方としては最悪だろう)
(今やるべきは倫理の教育ではなく、暴れだしてしまった姉妹を止めることだ)
それとも、姉妹の間でしか知らない世界でもあるとか?
いやはー健康な男子としてはぜひとも知りたいものだー。
(もっとも、本当に知りたいのは姉妹喧嘩の理由なのだが)
(いや禁断の花園があるならそれも百合萌えぇぇ、もとい)
"大きなお姉さん"も、そー思うのかにゃ。
(前回手も足も出なかった時と比べ、新たに仕入れた情報一覧を検索)
(この二人の上にいたらしい姉の人物像を頭の中で描き、問いかける)
長女さんは、すぐ下の妹さんが殺されて喜ぶかな。
末の妹さんを他人の迷惑考えない人間に教育されて笑ってるかにゃ。
(末の妹さんは、長女らしき姉のことをしっかりした人と慕っていた)
(一方で目の前にいる"幽霊"さん、おそらく次女を本人と認めていない)
(もし長女が妹と一緒になって以前から葛森利香を迫害していたのなら)
(そんな回りくどい認識などする必要はなく、「姉」自身を殺しにかかる)
(ならば、三姉妹は少なくとも人格形成期の頃までは仲睦まじかった筈)
(そう仮説を立て、二人セットで語りかけたのだ)
あっはっは、余裕なんかないよ。もう焦っても仕方ない、が正解だ。
熟練した人間にその間合いから拳銃を構えられちゃー逃げるのは難しい。
なら、無駄に背中を見せるより争う拳を降ろそーとしたほーが建設的じゃないかな?
きっとそれが葛森――さんの願いでもあると思うのだよ。
(長女さんのイメージが頭に浮かぶであろうその時を待って、曖昧に唇を動かす)
(ア段ともイ段とも、なんにでもとれる形で長女の名前を言う"文脈を提供した")
(上手く行けば生前の姿が二人の脳から遡り、耳へとその名を届ける筈だ)
じゃあ、苦しみのない世界も幸せかな?
残念ながら、この世界には苦しみがない場所なんてないのですよ。
(元々、倫理などやる必要もない。だから、適当に話を逸らす)
まぁ、あたしの心情とあの時のあの子を知らないと何も分からないね。
(うんうん、と頷きながら)
君に言えるのは、以前に言ったとおりだよ。
そして、その結果からあの子の全てを奪った。
なるほど、あの子のお姉ちゃんねぇ。
(上の姉、自分の姉の事を持ち出される)
(変化があったのは妹のほうだ。「あいつが殺した」と騒ぎ出している)
まぁ、どうなんだろうね?
(確かに、上の姉は利香も妹も優しく接してくれていた)
(だからこそ、彼女も慕っている……はずだった)
(そう、所詮は「はず」)
(妹には効果は抜群だった)
(頭を抱えながら何かを言って蹲っている。生前の姉の事を思い出しているのか?)
(普通ならば、利香も姉を慕っているのだからこうなるはずだ)
(そう、普通なら……)
死んだ人間のことを考えて何になるの?
(ただ、笑いながら何の感情も無く、何をぶれる事も無く言っていた)
そんな願いは何の意味もない。もう死んで骨になった物の願いを叶える意味がないね。
(そう思うと、彼に向かって拳銃を向ける)
それ以上、その子に変なことを吹き込むんだったら、君も「邪魔な存在」になるけど?
やーやー、そんな極端に走る事はないさ。
苦しみは存在していてもいい、ただ大量にあったら楽しくない。
まして実の姉に量産されちゃー難しいんでないのん?
(逸らされてやらない、彼女自身の設計図が壊れているというのならば)
(狂っていますで誤魔化されてはやらない、真正面から向き合ってもらう)
(一本筋が、どんなに反社会的でねじ曲がっていようと芯が見られるのだ)
(完全に狂乱しているのであれば、このような一貫した受け答えはできるまい)
しかしだねー、詳しく教わらなかったおかげで失敗しちゃったらしい。
どーやら妹さんの押しちゃいけないスイッチを押したよーだね。
申し訳ない、と謝るべきなんだろーけど今はそれどころじゃない。
幻術師正ちゃんの素敵な治療を開始したいのだけど?
(想定以上に苦しめてしまった妹さん、全く気にすらかけないお姉さん)
(本当に様々な部分を足して2で割ってほしい姉妹だが、愚痴っても仕方ない)
(宣言した通り一歩ずつ、いつでも立ち止まれる速度で妹さんに歩み寄る)
妹さんが長女さんをどれだけ思ってるか。
君が長女さんへの想いにかかわらずどれだけ論理的か。
他にもありそーだけど断片的な情報だけで決めつけるつもりはない。
二つだけはよくわかったよ……それじゃ、その冷たい銃に返答しよう。
僕の"邪魔"をせず、立ち去ってくれないかにゃ?
(照準を合わせようとする気配、それに抗うように告げる)
ああ、このホールドアップの状況で何を偉そうにって思うよね。
結論から言うとあの子の中では君にとっても最悪な事態が進行しているんだ。
それを止められるのはこの場に僕しかいないってことー。
(あくまで推測だ。御木本正太郎は幻術使いであって精神科医ではない)
妹さんはねー、君に勧められた幸福論が口に合ってないんだ。
第二の人格を作りだして、他人を顧みないほどの憎悪や憤怒を担当させてる。
症状が進めば、妹さんが頭の中で二人に割れちゃうだろーね。
(が、姉への執着心に支配されていた妹の他の人がどうなろうと関係ないという言葉)
(そうなる前に頭の傷を大袈裟に映した際の強烈な反応、自らが創った傷への嫌悪感)
解離性同一障害って聞いたことあるでしょー。多重人格。
あれねー、本当になったら他の人格の記憶を失っちゃうんだ。
……よーするに君に関する事も、第二の妹さんに封印されるとゆーこと。
(生理的とすらいえる深い、心の底からの相反する二つの主張の意味するものとは)
("心の奥底"が二つに分かれかけているという事実ではないだろうか)
僕はねー、君たちに仲直りしてほしい。
でも、今ここに解離の元となった君がいると発作を抑えらんない。
撃ちたければ良いよ……君は思い出してもらえなくなるけど。
それは"変な事を吹き込"まれるより嫌なんでないのん?
妹さんから愛されも怨まれもしない、放置プレイを食らいたいなら撃てばー?
(余裕を誇示するかのような笑みは今回に限り浮かべなかった)
(自身ではない、妹さんの状況が切迫していると主張するために)
んで? それがどうかしたの。
(笑うようにそう言った)
(彼女は完全に狂っている。少なくても、妹に関してだけは)
(だからこそ、そう言う答えがポンポンと出てくるんだろう)
へぇ、やっぱり君はそう言うんだったんだ。
(彼のタネを見たとばかりに口を二やつかせる)
いやぁ、なんというかこの件に関しては悪くないと思うな。
あの子の死んだ「姉」はそれほど思われてるって証拠だし。
(そうして蹲る妹を見る。そして、少しだけ呟く)
あたしもあんな風になれたらよかったのに。そうすれば、こういう風にならなかったかもね。
……君は精神科医か何か?
(けらけらと笑うように拳銃を弄んで)
解離性同一性障害。二重人格。んなもん、子供だって知ってる。
そして、記憶が消える事だって、小説なんかではおなじみでしょ。
(そう言う風にはならない。そう思ってる。だが、僅かに銃口が震えた)
だからさ、そう言う風にはならない。
(でも、根拠はない。彼女は戦闘や取引はとことん論理的だ)
(だが、論理的な思考は「悪魔の証明」を避けることは出来ない)
そうだよ。決して……絶対。もしなくしても、あたしがその体にもう一回刻み付ける。
何度でも、何度でも、あの時みたいに。体に全てを刻み込んでやる。
(彼女の求めてるのは「利香を忘れない事」)
(それを考えれば、と銃口が震える。だが、引き金は引かれない)
そうだよ。そうだ。……だから、とっととどけぇぇぇぇ!
(彼女が珍しく叫んだ。普段は感情を出さないのに。何かにおびえるように)
ああ、そういえば取材を受けた時には答えなかったっけ。
参ったにゃー、自分からタネを明かしてしまうとは。
(眉一つ動かさないままあっさりと認める。事実この場において大したことではないのだ)
(精神的なショックを受けた妹さんを治す力の持ち主である、と宣言することが優先される)
(疑われなかっただけ助かった。ほっとする暇は姉からも妹からももらえないようだが)
フォローをありがとーだよ。
ただ、君の言葉を借りるなら結果として妹さんをああしてしまったわけだ。
僕なりに責任を取らせてもらえないかな?
(素人の推測、あやふやな仮定をまるで真理であるかのように説き歩を進める)
(外見的に成熟しているとはいえ、女の子に突き飛ばされた程度の距離だが)
(鉛の弾丸に狙われ続ける中では着くまでの時間が酷く伸びて感じられた)
(動揺しない筈ない、が怯えるほど恐怖の源が発射される確率を上げてしまう)
葛森さんでも誰でも知ってるなら、このことも見聞きしてるはずだ。
一度上手く行くとね、防衛機制の中で解離の優先順位が上がっちゃうんだよ。。
「他人の命すら駒にして利香お姉ちゃんを憎む私」が別れれば。
「姉を名乗る見知らぬ女の子に銃を突きつけられた私」も恐怖で解離する。
肉親を憎むのとと肉親を騙る相手を憎むのとじゃー全然違うからね。
(それに、もしこの説が正しければそれこそ取り返しがつかなくなる)
(危険性の説明は、それこそ論述文や小説からの引用で十分だろう)
そうやって人格が細分化されていった先も、知っているよね?
いくつもの同一性が一つの肉体を共有して記憶を分断して行くんだ。
社会生活は成り立たず、知らない間に誰かに体を使われる。
"人数"が増えれば増えるほどそれを意識しやすくなって耐えられなくなるんだ。
(悲鳴のような、懇願にすら聞こえる怒声に歩を止める)
(感情で後先考えずに撃たれては妹も姉も助けられない)
(御木本を殺せば妹も療養できない、そう納得させ帰さねば)
インフォームドコンセプト。
全部頭に入れてなお納得できないなら、君は"患者"の姉として断る権利があるだろーね。
もっとも、正ちゃんは本物の精神科医さんじゃないから……。
銃に怯えて投げだすかもしれないし、偽善で力ずくでも治療するかもしれない。
いずれにせよ、妹さんを安定した環境で診ることはできないだろーさ。
(ゆっくりゆっくり、引き金の指が反射で縮まないよう振り返る)
(瞳は見えず、その奥の思考や感情も読みとり辛い糸のような目)
葛森じゃなくて、僕がどいてもいいのかにゃ。
(ただの一本のような、深い裂け目のような。両の目が葛森利香に向けられる)
君がどうするのさ? その子を。
(その目は確実に「変なことをすれば殺す」と言っている)
少なくても、あたしの目の前で家に連れ込んだりしようとしたら、
君はひととして生まれた事に後悔するよ。
……
(もし、普段の利香であれば、この辺を得意の言葉遊びで返しているだろう)
(だが、今の彼女は違っていた)
……所詮は、小説の中の話だよ。
そんな風にいかない確率のほうが高い。実際の症例でも。
……言うな。 可能性の分際であたしを惑わすな。
あたしはあの子を愛してるんだ。だから、こんな事をしてる。
そうだ。あたしはそうなんだ。
(自分に言い聞かせるように言いはじめる利香。何を恐れているのかは一目瞭然だ)
(愛する妹の消失。そして、自分の、自分の存在の消失)
……っ!!
(そして、その瞬間に引き金が引かれた)
(鉛弾が貫き、血がまわりに飛び散る。だが、撃たれた主はそれで笑っていた)
(銃で自分の腕を貫いた利香「本人」は)
(腕の撃ち抜いた後から血がドンドンと地面に落ちていく)
少し、冷静になったほうが良いかもね。あたしも、こんな可能性の話を信じるなんて。
今日は引いたほうが良いかもね。
あたしも冷静じゃないし。お土産だけ置いておこうか。
はははー、そーゆー責任の取り方か。
こんな美人のお嫁さんをもらえるなら正ちゃん感無量だけど。
生憎妹さんにはその気がないよーだからね。
パニックを沈めてカウンセリングして落ちついてもらっておしまい。
(山から下りないように見張っていたって良い、と言わんばかりの態度)
(両手を広げて目を合わせて語り、徹底したいんふぉーみんぐを実施する)
そーかな、親からの虐待で5重6重になっちゃったなんて割と聞く話だけれど。
ああ、女性のほーが多くなりやすいってゆーデータはちゃんと存在するっけ。
何度でも言うよ。惑わすんじゃない、妹さんを放っておけないんだよね?
この子を助けるには――ッ
(恐怖が抑制できているのは、顔に出すことで優位に立たれることを更に恐れているため)
(撃たれるという親玉が現実になれば、もはや手足や舌の竦みを隠してくれるものはない)
(もはやこれまでか、と声も出せずに観念しかけたその時)
葛森さん!?
(隣に憔悴した妹さんさえいなければ、思いきり叫んでいたところだろう)
(赤い飛沫が"上から"落ちてくるのに気がついて、舌が再び動き出す)
(彼女が大地に足をつけていれば駆け寄っていたのだろうが)
弾は……抜かないと。鉛毒。いや出血っ
(うろたえるインドア青年とは対照的に、記者さんは自らを撃ち抜いて尚)
(いや、腕を撃つことにより失いかけていた安定を取り戻したらしかった)
(改めて夜の世界の経験の差を知るが、今はそれどころではない)
――わかった、引き留めてる場合じゃないよーだね。
正ちゃんそっちの治療はできないから、よろしく。
(話したい事は山ほどあったが、これまた姉妹揃って抜き差しならぬ状態だ)
(引き留めることなく、お土産という言葉を疑う素振りすら見せずに送り出す)
ああ、もらう側なのに図々しくリクエストさせてもらうとだね。
妹さんの名前も置いてってもらえると嬉しい。
この子に呼びかける時、きっと力になってくれるだろーから。
いやぁ、やっぱ自分を撃ち抜くってのは痛いもんだねぇ。
(そこにはいつもの口調の利香がいた)
でも、血が抜けてさっぱりしたよ。
で、ついでに地面にもちょうど良くあたしの血が落ちたしね。
(そういうと、にやりと笑った)
そうだね。少なくても、君にはそんな余裕はあるわけないし。
(そういうと、下の自分の血を見る)
そして、残念ながら君へのお土産はもう決まってるんだよね。
君の幻術とやらを見せてもらったから、あたしもお礼に見せてあげるよ。
せいぜい生き残ってね。大丈夫。一般人でも生き残れるだろうから。
(そう言うと、彼女はゆっくりと去っていく)
(地面に落ちた血が揺らぐ)
(そこから湧き出てくるのは小さな異形の蟲)
(それが、数十数百と湧き出て少年へと牙を向けながら向かっていく)
(喉笛を噛み千切らんとする勢いで少年に飛びつこうとする)
妹「ちっ!!」
(同時に、後ろで笛の音が鳴る)
(吹いたのは妹だ。そのまま彼女を抱える大きな蝶のような化け物)
(殺されると思ったのか、這い出てきた蟲を避けるかのように上空に飛び立つ)
(利香しか知らないが、実際は殺傷能力を持たない気持ち悪いだけの、ただの嫌がらせの蟲であるのに)
【そろそろ〆に入っても大丈夫でしょうか?】
く、くちよ――!?
(著作権的にそれ以上は言えないものの、だいたいの予想はついた)
(血液を媒介に呼びだしたらしき蟲の大群が、わらわらと向かってくる)
いやいやいや、君の一般人の基準って何!?
ってちょ、ちょっとー!
(さらに診ようと思っていた妹さんにも置いて行かれ、今にも泣きそうな情けない声が出た)
(見ているだけで吐き気を催すような蟲の大群はあと数センチで、御木本の体に纏わりつく)
ええーい、ほらほらこれが目に……耳に入らぬかー。
(取り出したるは超音波を発するキーホルダ、虫除けに使われているあのグッズだ)
(操られている蟲にこれだけでは不十分だろうが、身に備わった幻術能力がある)
きんもちわるーいでしょーっ
(蟲が超音波に覚える嫌悪感に、自分自身の蟲に抱いている嫌悪感を結びつけ)
(共感させ反響させ増幅させついでに体調不良まで錯覚させて地面へと落とした)
(少々可哀想だが、放置して通行人がこの異形に襲われては大変なことになる)
(ただの嫌がらせとは知っていれば避けられた殺生を、靴の裏が繰り返した)
うわあ、べっとり。
(靴底についた蟲の体液を路面へ擦り付けながら、空を見上げて目を凝らす)
おーい、もどっといでよ。もう怖い虫はいないよーっ
(解離性同一障害でなかったとしても、不安定であることに代わりはないのだ)
(あの子を今放り出すわけにはいかないが、空飛ぶ相手には呼びかけるしかなく)
【と、遅くなってごめんね。了解だよー……君と妹さんが大丈夫かどうかは心配だけど】
(遠くから利香の声が響く)
利香「ざまぁみろだね」
(特に意味も無く笑ったように)
だ、大丈夫ですかぁ?
(上から声をかける)
その蟲さんたち、ただ嫌がらせの為に放たれただけみたいですけど。
洋服が汚れたりしてませんか?
(その声はもともとの優しい妹の声だ。幻術の効果と利香が居なくなったためであろうか?)
あ、私は大丈夫です。はい。
(そう良いながら、下の蟲を見る。つぶれた蟲が煙のように消えていく)
(体液は残っているが)
あ、今からタオル渡しますね。
(すると、近くに居た甲冑が少年にタオルを渡した。よく見れば、もう一つの甲冑が鞄も持っている)
あと、わたしは大丈夫ですから。本当に迷惑をかけてごめんなさい〜
【利香→この程度は慣れてる 妹→きっとつおい子】
【って感じだと、納得してほしいにゃ〜】
ざまあみろ、ねえ。
(姉妹を仲直りさせると宣言しながら、妹さんを悪戯に動揺させただけ)
(結局姉と妹のバトルまで許してしまい姉には自傷行為までさせた)
(心意気と結果を比べれば、罵られようと仕方ないほどの落差だ)
……これ、嫌がらせだったの?
あーそれなら悪いことしたね。
うちのお仏壇にも不殺生てお経が入ってるのに。
(そして嫌悪感の次は悔恨、どこまでもお土産に振りまわされたようだ)
(――が、それらを表に出すことはすまい。妹さんが元に戻っただけでもよしだ)
だいじょーぶだよ、汚れたのは靴ぐらいで。
うわあ荷物持ちってこの甲冑さんだったの!?
(中がどうなっているのか、からはなるべく目を逸らしつつタオルを受け取り冷や汗を拭う)
(優しい本来の妹さんが操っているのだ、おそらくそう非道いものではない。と信じたい)
それより……ごめんね、辛い思いさせて。
理由はどうあれ、悲鳴を上げるまで苦しめちゃった。
(ぺこり、と頭を下げるとタオルのやり場に困って逡巡する)
(洗って返そうか、と提案しつつ秋の冷たい空気を肺に入れて)
ただ、今日だけじゃまだわからないかもしれないけど。
僕は決していい加減な気持ちでかかわってるわけじゃない。
銃を向けられても逃げない程度には本気のつもり。
ね、また噂を流したくなったら――真っ先に僕に聞かせてくれない?
(流すなとはいえなかった。強く否定すればまた混乱させてしまうだろう)
(それは少しずつ妹さんの信頼を得て、過去を明かしてもらってからだ)
【ああ、ごめん。我がまま言って引き延ばすつもりじゃないのでー】
【説明ありがとうだよ、それじゃこんな感じで収束に向かってみる】
【ここらで切っても2〜3往復続けてもおっけいだよー】
はい、だから表の道じゃなくて人のいない山道を選んだんですけど。
(わざわざ人がいない場所を選んだのもこのためらしい)
知り合いに中身は見せるなって言われましたけど……
(ちなみに、中身は大量の蟲である。死体を操るのと同様の手法らしい)
(まぁ、知っているのは姉妹だけで、しかも利香も「悪趣味」とか言っている)
(実際に酷いのは妹のほうかもしれない)
あ、いえ、その、気にしないでください。
(ただ、バタバタとそう言う)
(元々人付き合いが苦手なのか、喋るのもあまり上手くない)
(どうしようか。一通り考える)
(だが、考えても出ない。自分とは違って、あの姉は……)
(でも、それでも助けは欲しかった。だから答えは簡単だ)
……気が向いたら、聞かせてあげます。
(とりあえず、保留。また何かがあれば……という事らしい)
(そういうと、彼女はゆっくりと他の人に見つからないように低空で隠れながら飛んでいく】
(鎧もそれを追うように行っていた)
【眠気も来たので、この辺で〆ますです】
【お相手どうもありがとうございました〜】
98 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 02:13:28 ID:IHD2BVm2
。
なるほど。
そーゆー理由で避けるなら、表の道では正ちゃんが鞄持つよ?
や、別に甲冑さんに嫉妬してるわけじゃないけどね!
決して美少女巫女さんと並んで歩きたいなんて下心はっ
(知らぬが仏、今しがた踏みつぶしたモノの仲間が入っているとは知らず)
(ありがとうーと素直にタオルを返して慌てる妹さんを微笑ましく見守る)
(礼儀は守るべきものだが、相手を恐縮させてしまっては元も子もない)
(ぶっちゃけ、タオルを返すついでにカウンセリングというプランもあったが)
そか、うん。気が向いたら頼むよ。
(となれば"悪霊"の噂は、少なくとも昼間の世界からは独力で打ち消すしかないだろう)
(葛森家の三女さんを刺激しないために、多くの同級生を犠牲にしましたでは論外だ)
(気が向けば、がいつでも気の向くようになるくらいに頼ってもらえるようになりたい)
(次女が長女を殺し、三女が復讐を狙う。この子のうわ言から推測すればそんな所か)
(この過去を、葛森さんの口から彼女自身の意志で聞ける日が来るように)
またねー、"気が向いたら"メアドでも教えてよ。
オカルトメールでも正ちゃんは大歓迎だー。
(ナンパみたいなことを言いつつ、現実での恋愛経験は全くといって良いほどない御木本)
(蛾が見えなくなるまで手を振ると自らの得意分野である二次元を買い求める列へと戻っていった)
(後日、「ドッキリを撮るのために文芸部員が怪談を流した」という噂が校内に流布され)
(発信源が提示した写真と部員の顔が一致することを部長が知った、とこれまた噂が広まる)
(部長さんがその後記者さんをどう問い詰めたか、残念ながらこちらの源の青年は知らない)
【僕もこんな感じで〆るねん。三日に渡り楽しい時間をありがとうだよ】
【葛森さんにも楽しんでもらえたことを祈りつつ。それではこれにてー】
【スレッドをお返しします】
100 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 19:32:32 ID:IHD2BVm2
100
【待機というやつだな。こっそりと、な】
【プロフィールは
>>30にある、参考してくれると助かる。】
【特に目的もなく趣味でといったところかな、そこまで深い意味や】
【異形に対する絶対的な姿勢はないといったところだ。】
【こちらからは要望などないよ。そちらがその方がいいというならば】
【それに甘えさせてもらおうかと思う。】
【いきなりこったシチュを提示するのも難しいのでな、良ければ書き出しおねがいできるか?】
【ではそのあたりも、ロールの中でおいおい明らかになればと】
【いつも夜はふらふらして異形狩りをしてますんで、物音を聞きつけてそちらのバトルに乱入といったところで】
【初対面ですし軽めに、お互いの立場やバトルスタイルを確認できればと思ってます】
【それではさっくり書き出してみますので少々お待ちを】
【ああ、それではよろしく頼む。】
【不馴れゆえ、迷惑をかけるやもしれんができる限りを尽くそうと思う。】
(最近は夜も冷え込むようになった。
部活は今はしてはいないのだけれど、お気に入りのABC、アマチュア・ボクシング・クラブと刺繍された、
学園のロゴ入りのウィンドブレーカーを引っ掛けて夜の街をうろつく。
特に目的地は決めず、ふらふらと歩いていてもいつもほぼ必ず異形に出くわすのは不思議といえば不思議だ)
まるで本当に猟犬みたいだな…
(自嘲にふん、と鼻を鳴らし、バックサイドホルスターから銃を引き抜く。
誰か襲われているのか、かすかな物音を異形の気配を嗅ぎつけて銃を構えて走り出す。
あの路地の先、角を曲がったところだ――
油断なく辺りに気を配りつつ、銃を構え、ビルの角からばっと身を躍らせて――)
【ではこのように、どんな異形と対決中かはお任せします。よろしくお願いいたします】
(最近すっかり冷え込み、ますます冬の気温となってきた。
そんな中、飾り気のない長袖のワンピース、フリルなどの装飾のないエプロンに身を包み
その身を踊らせる女がいる。)
ふむ、この町にはこの手の生物が存在すると噂には聞いていたが――
(呟きながら懐に入った食器を取りだし、無造作に投てきする。
それが額に突き刺さった異形は、額に等間隔に並んだ三つの穴をあけて絶命した。)
――不思議なことだな。…………む?
(人気のない路地裏とはいえ、これだけの数の異形がいて
誰かの目に触れないなどと――と思考を巡らせていると対角線上に人の影。
どこにでもいる学生くらいの若者がビルの影から飛び出してきた。その手には銃。)
まったく…………日本はどうなっているのだろうな?
(ぼやきながらワンピースの長いスカートを翻し、跳躍。
群れをなす猿の肢体に犬の頭をもつ異形の頭を踏み、飛び越え
青年の射線から離れる。)
【数は5、6体が妥当かな。こちらこそよろしく頼む】
(人じゃないモノにも多数会って来た。
片腕が機械だったり、まるきり人間じゃなかったり。もう並大抵のことには驚くことなんてない――)
…………………………
(間抜けにも銃を構え、ぽかんと口を開けたまま固まってしまう。
あれは…メイド服か?メイド服で戦って、食器を投げて異形と戦ってるのか?
見たままの光景を理解するのを脳が拒絶して、呆けたまま数瞬が過ぎて――)
(犬の頭に猿の体、よくある獣人のミックスというやつか、
異形を飛び越えたメイドさんの動きにようやく我に返り、銃のセイフティを掛ける。
異形の向こうにメイドさんがいる状況では、誤射が怖くて銃は使えない。
バックサイドホルスターの留め金を掛けて銃をしまうと)
えっと…お手伝い、しましょうか?
その数じゃ一人じゃ手間でしょうし…
(おそるおそる、異形越しにメイドさんに話しかける。
キャップまでして、なんだか本格的というか、何と言うべきか…
まあ、異形を狩ってるんだからそのあたりでは共通認識に至れるはず、
二人でやればさっさと片付くだろう、話は後回し、と思考を切り替えつつ)
それと…手伝う時、僕、「変わり」ますから、いきなり攻撃したりしないでくれると助かるんですけど…
(今の相手ではわかりようがないセリフを吐きながら、2・3匹異形がこちらにターゲットを変更し、
にじり寄る気配を見せても落ち着いたままで、若干の困惑の表情を浮かべたままでいて)
(ふむ、と呟き声をもらしつつ襲いかかってきた異形をバックナックルで撃退
青年の呟きにも似た声をを聞くと、軽くスカートをつまんで礼をする。)
……こんばんは、お疲れさまです。同業者とお見受けしよう
手伝ってもらえるというのならば助かる。なにせこっちは装備が貧弱でな
あぁ、その銃使わないのならば貸していただけると助かる。
(言いながら身を翻し、襲ってきた異形をかわす。
何かしようとする青年の行動が邪魔されないように注意を青年に向けた異形に
ナイフ……対魔効果こそ付加されているものの、食卓用のそれを投げつけて。)
わかった。こちらとしても的が増えるのは勘弁願いたいところだ。
我が信念に背かぬ限り、貴方に攻撃はしない。
(少し、意味がわからない言葉を使われたので「攻撃しないでくれ」の一文にだけ
頷き、自分に注意を向けている三体ほどに注意を向ける
此方の肉を切り裂くべく爪を振りかざしてきたのでケプラーの袖で受け、単純な衝撃を受け流した。)
(いや、っていうか僕いらなくない?
礼をしてみせる合間に異形を屠る手際に一瞬ほれぼれとしてしまう。
おまけにナイフや服も特別製のようだ。
身のこなしも常人ではない、戦い慣れしているのを見定めて)
そこまで強ければ銃なんていらないでしょう?
まあ、二人がかりならすぐ片付くでしょうし…
(そこまでいうといつもの「変わる」仕草をして)
イィィィィィィィィィィィィィィYAHooooooooooooooooo!
(スポーツバッグにウインドブレーカーを脱ぎ捨てる。
半袖のTシャツの袖から出た腕に、首に、そして顔にも、
揺らめく炎のような、人魂のような紋様がぼんやりと光を放って浮かび上がり――
奇声を上げて嬉しげにニタリ、と笑うとこちらに向けて突っ込んでくる異形に、
逆にこちらからもするするとすり足で近づいて――)
(不意に身を沈めて、地を這うような水面蹴りで異形の足首ごと砕くような蹴りを放つ。
二体まとめて地に転がすと、その場でバック宙をかまし、
ぐん、と力を溜めた両足を思い切り踏み下ろし、狗の頭を左右の脚でそれぞれ砕いて)
そんじゃいっちょ派手に…ってもういくらものこってねーか。
(つかつか無造作に、メイドさんに絡もうとする異形の肩をつかみ、こちらを向かせて右ストレートを一閃、
「右手」の力をかすかに放って異形の頭部を粉砕すると、無造作に体をそのへんに放り出して)
んで、残りはどっちがやる?
(最後の一体、こちらとメイドさんに挟まれた形の異形は、
どちらに怯えているのか、等分にそれぞれを見やって怯え戸惑っているようで…)
(続いて「変わる」の意味を目の当たりにすることになる。
口紅を引くように唇をなぞったかと思えば、どちらかといえば
礼儀正しいスポーツ青年だったその人が奇声を上げた。)
(その戦い方は古式に乗っ取った体術のようで、荒々しい印象を受ける。)
ふむ…………歌舞伎役者か何かかな?まぁ、いい
(考えるのはあと……そもそも考える必要すらない。
今この場で重要なのは、本当に「異形」なる存在がいるのか。
そしてその存在に自分の力が通用するかだ。)
(その副産物として奇妙な若い同業者を見つけた。それだけでいいだろう。)
口を動かす以前に体を動かすべきだと存じ上げる。少なくとも
私は遊びに来たわけではないからな
(どちらがやる……等ということを問うのは無駄だろう。
言いながら異形に接近すると怯え戸惑い、隙をつくる異形の脳天に
対魔効果が付加されたフォークを突き立てる。)
(最後の一体の命も絶え、辺りには体に紋様を宿す男とメイドを残すのみとなった。)
(特に手を出すでもなく、メイドさんが異形に近づいた一瞬に殺気を異形に叩きつけて注意をそらすのみにして――)
お見事お見事、流石のオレ様も食器やナイフで戦うメイドさんを見たのは初めてだ。
(ぱちぱちと気のない様子で拍手して)
んで、どこのどちらさん?
オレ様、不知火な。僕様ちゃんは水鏡恭弥ちゃん。
(投げ捨てたウィンドブレーカーを羽織り、バッグを肩にひっかけて、
異形が倒れ伏す様子にもまったく動じることなく平然と話し)
このガッコの2年な。
(上着についた学園のエンブレムを指し示す)
遊びでやってるわけじゃねー、と…ってことは仕事か?
(そう話しかける顔に浮いた紋様は、よく見ると揺らめき蠢いて、慣れなければ不気味なことこの上ない)
……お褒めいただき、恐縮する。
だがナイフやフォークを使っている分、人としての限界を感じてしまうがな。
貴方のように素手で生物の頭部を粉砕することなどできないよ。
(スカートをつまみ上げて再び頭を下げ)
んむ、職場での交流というやつか。どんな仕事場でもこういったものがあるんだな。
白川沙耶。見ての通りメイドをやっている………そちらが本職なものでな
この業界(?)には少し疎い。今後よろしく頼む。
(柔らかく微笑みかけ)
貴方もあの学園に通っているのか。奇遇だな、私も高等部三年に
所属させてもらっている…………
(じっと視線をやるは蠢く紋様、そして名乗りを二つにわけたこと。
それを紡いだ唇――こうなる前の青年はたしかそこを撫でていたか。)
仕事だ。主に従うという意味ではメイドのな。
こちらからも質問をしていいだろうか?
(聞きたいことは態度の豹変の理由。それから仕事以外でこういったことをするものがいるのか。)
いや、ナイフやフォークで戦うって時点でとっくに人の限界なんか超えちまってるって。
(ひょいと肩をすくめて)
まあ、なんで素手で粉砕できちゃったりするかは「オレ様101の秘密」に抵触すっからおいおいに、ってことで。
さーやたんか。これからもよろしくな。
ちっとはえーけど今日はタイムリミットみたいだわ。
また会おうぜ、さーやたん。
別に質問に応えるのが面倒だからじゃねーぞ、いっとくと。
(ひらひらと手を振って、別れの挨拶。
全身の紋様が薄れていって…)
白河先輩ですか、僕、水鏡恭弥です。
(疲労は感じたが女性の前、無様な姿を見せまいと気を張って、しっかりと一礼する)
別に僕は仕事でやってるわけじゃありませんが…
(じゃあなんだ、と言われるとすぐには答えられない。
そこはあいまいにしておくことにして)
仕事にしてる人もいますよ、何人かは会ったこともあります。
僕みたいな変わった力、異能の持ち主にも、ね。
(とりあえず、こちらに敵対する意思はなさそうだ。女性にしてはけっこうな長身、
随分大人びた雰囲気、そしてなによりメイド服とエプロンで戦う女性がいても、まあびっくりはしたけど――
この街ならありえなくもないか、と早くも受け入れ始めていて)
昼は学生、夜は戦うメイドさん、なんですか?
(それでもやっぱり、少し首を傾げてはしまうのだった)
(一方的な別れの挨拶、そしてなんでわざわざ呼び名を伸ばして長くしたか
突っ込む隙すら与えられず、青年は再び豹変して)
見たところ……奴等は人を死に至らしめるに十分な殺傷能力を
備えていたようだが……特に責務もなくそれらと相対するのは
疲れるだろう。責務がある私ですら疲れた。
軽く、休憩でもしたいのだが……どこかいい、休憩場所はないかな?
質問の答えはそこで答えようと思う。
(しっかりとした一礼も、メイドの前ではというよりはこのていどの強がりを
見抜けぬようではメイドの名折れ、肩を僅かに動かすと疲労していることをアピールしつつ
ちゃんとした休憩を申し出た。)
疲れなくもないですけど、僕は慣れてますから。
(女性の身で、しかも基本接近戦スタイルのようだからそれは疲れるだろう。
寮の自分の部屋に連れ込むわけにもいかなければ、別宅というか、なんというか)
それじゃ僕の借りてる部屋がありますからそちらで。
ここからだと…
(一瞬あたりを見渡して位置を確認して頷く)
5分もあれば着くでしょう。案内します。
(一体どこからナイフやフォークを出すんですか?どのくらい持ち歩いてるんです?って質問は封印することにした。
微妙に突っ込んでいいところか、判断に苦しんだからで)
異形もいろいろですよ。
さっき見たいな獣タイプは一番よく見かけるかな。
ランクでいうとそうたいしたことはないですけど、何の備えもない一般の人だと簡単に殺されちゃいますから。
(程なくメゾネットタイプの建物について、ドアの鍵を開ける。
気配がないから更夜(犬)は出かけているのだろう。ややこしい説明が省けてほっとしながら)
どうぞ、上がってください。コーヒーでも…
(メイドさんにコーヒーを淹れるのもなんだか妙だが、お客さんには違いない。
キッチンに入りつつ)
そのへんのソファにどうぞ座って下さい。鍵は閉めてくださいね、一応。
(そう声を掛けて、ペーパードリップすべくコーヒーメーカーをセットしようとして)
(申し出は受け入れられたらしく、なにやら借家らしき建物に案内された
お邪魔します、と言ってから敷居を跨ぎ、ブーツの紐を解き脱ぐと
水鏡のものと思われるものとともに履き物を揃えて鍵をかけ)
(リビングルームというものに通された。)
昼は学園に通うメイド、夜は御屋敷に仕えるメイドだ。
私はいついかなるときでもメイドとしての誇りを忘れたことはない。
(立ち姿勢のまま、自らの行動を誇るべく、胸を張り先程の質問に答える。
唐突に、遠慮などなにもなく。)
(――それにしても、落ち着かない。まさかこんなところに招かれるとは
どうしたものかと辺りを見渡し、恐らく飲み物の用意をしているであろう
水鏡に視線をやる――家主の厚意は受けるべきだろう。)
…………先程我々が相手したものがランクの低いものか。
それはともかく水鏡。ここは犬でも飼っているのか?恐らくダックスフントだと思うが…………
(そう切り出したメイドは粘着テープを転がすタイプの掃除用具を
どこからか取りだし、動物のものと思われる毛でいっぱいにしていた。)
ああ、そんな…すいません、掃除が行き届いてなくて…
(コロコロを転がして掃除されてしまって、面目ないことこの上ない。
…てか、あんなもの一体どこから?深く考えちゃだめだ、メイドさんだもの、と無理矢理自分を納得させて、
長身を縮ませてぺこぺこと礼をして)
えっと…まあ、同居人というか居候というか…
ミニチュアダックスがいます。今は出かけちゃってるみたいで留守ですが。
なんかの実験動物だったらしくて、色々器用なことが出来る上に人の言葉を話します。
今は施設からは自由になって、家なしなんでここに置かせてます。
(かいつまんで事情を説明して)
本当にいいですから、先輩に掃除させてしまってすいません。座って下さい。
お口に合うかどうか…それとお砂糖はありますけどミルクはないんです、すいません。
(カップとソーサーをあやうい手つきで差し出して、自分も向かいに座ってお気に入りのマグでコーヒーを啜る。
自分としてはまあまあの味、叔父に送ってもらったミルした粉を使ってるので豆の種類がどうこうとは分からない。
美味しいとか美味しくないとかではなく、飲むのが習慣になってしまっていて、ブラックのまま飲みながらややリラックスして)
手強いのから雑魚まで、色々なのに会いましたけど、種類が限られてたりするわけでもなく、
本当に千差万別としか言いようがないですね。
それこそ仕事にしてる人だったらなんらかのデータは持ってるのかもしれませんが、
僕、完全に個人営業ですから。
(メイドさんも大変なんだなぁ、とどこかズレた感想を覚えながら)
あ…………うん?
まて、水鏡。ひょっとしてそれは業界用語か?
(喋るダックスだの言われて少し首をかしげる。)
私がここが浅いからかもしれないが……ひょっとして、言葉通りの意味で
そういった事象に馴れねばならんのだろうか?
(その犬がどうこうよりもその存在そのものが驚愕ものだった。
何があってもおかしくないとは言われているが、それでも喋る犬が実在していて
しかも、犬以上のことをするとなると認識を改めなくてはならない。)
あ、いや……ちがうんだ。こうしている方が落ち着くんだ。
これでも最大限、リラックスしている………良ければ、ある程度やらせてくれると助かる。
(そう言って何枚目かの粘着テープをぺりぺりとはがして
危うい手つきやミルクが切れていることに口出ししそうになる口を抑えて
落ち着きなくその仕草をどうにか見送った。)
…………今は、差し出されたものを頂くが。
(散々手を出したそうにしてからそれだけをいうとカップに口をつける
――手慣れてはいるが……と余計な口出しをしかけたことは内緒にしたいところである。)
ふむ…………では聞こう。水鏡はそういった組織のものにどれだけ面識を持って
もしくは持たれている?
(コネクションというものは大事である。何もかも初めてで
勝手がわからないというのならば尚のこと。そういったコネクションを
作るに越したことはない。)
できることなら、資金繰りや戦力で困っている組織があるのならば
教えていただきたいところだが…………
言葉どおりの意味で、人の言葉を話す犬です。
ブラックタンの仔犬です。茶色の首輪をして、銀の筒が首輪に下がってたら間違いありません。
こちらに危害を加えてくるようなことはないでしょうから、見かけたら構ってやってください。
まあ、そいうことが普通にあるところですから、この街は。
(ちょっと困ったように、一応の自分の認識を述べておく。
いい加減そんなおかしい所もおかしいと思わないぐらい、どうやらこの街の現実に自分は慣れてしまったらしい)
先輩が動いてると僕が落ち着かないんです、僕一人で使ってる上に、普段は寮に住んでるので。
ここは休憩所っていうか、避難所っていうか…常にここにいるわけじゃありませんから。
(行き届かないところは目をつぶってほしい、と懇願し)
学校からは遠いですし、近くに異形もふらふらして昼間はともかく、夜はあまり安全な場所じゃないですし。
なので、頼みますから落ち着いて座ってください、先輩。
(最後はもう拝み倒すようにして、なんとか座ってもらうことにして)
組織の人に、面識は…少しはありますが…
(どうにも困ったことばかり聞いてくる先輩だ。
なんと説明したものか、言葉を選びつつ)
僕が知ってるだけで3つか4つぐらいはそういう組織はあるはずです。
知らないだけできっともっと沢山あるんじゃないかな。
(考えをまとめるため、マグに口をつけてしばし沈黙して)
どこの組織もあんまり部外者には内情を漏らしてくれないのと、組織一つひとつの目的も思惑も違いすぎて…
一概には言えない、なんて無難なことしか僕には言えません。
もし白河先輩がこれからも夜、狩りを続けるようでしたらきっとすぐに出会いますよ、そういう人に。
僕からは何とも言えませんから、自分の目で確かめてください。
今言えるのはそれだけです。
先輩はどうしてそんなことを気にするんですか?
(メイド服で戦うとはどういう了見だ、とは言わなかったが目の前にメイドさんがいる状況に、
ちらりとエプロンなんかに目をやったりして疑問に思ってるのはまあ、丸分かりだっただろう)
【あと数レスで落ち着くかと思いますが本日は僕のほうがタイムリミットのようです。凍結をお願いできますでしょうか?】
【夜、今日と同じぐらいの時間でしたら火曜日以降は対応できます】
【了解した、では火曜の21時あたりでどうだろうか?】
【それでは火曜日、21時に避難所にて合流することにしましょう】
【先輩のメイド魂が伝わってきてとても楽しませてもらいました】
【…弄られたり見られたくないものもありますので、部屋の掃除だけは本当に勘弁してくださいお願いします】
【ではなくて本日はお相手どうもありがとうございました。予定の変更などあれば避難所に伝言を残して下さい】
【またお会いしましょう、お休みなさい、です】
【誉めるな、メイドとして当然だ。】
【それはそれとして引っ張っていってもらって非常に助かった。
礼を言うぞ。そしてそれは前フリだろうか……掃除の際不意に見つかるのと
見つけられるべくして見つけられるのはどちらがダメージが大きいかな?】
【など首をかしげてから帰るとするよ。付き合いに感謝する。】
【お疲れさまだ。また避難所で…………これにて空室だ。】
124 :
叶 蓮:2010/11/08(月) 04:53:39 ID:KffusjsR
【名前】叶 蓮(かのう れん)
【年齢】15歳
【性別】男
【身長/体重】150cm台/軽い
【容貌】美少女と見間違えられる容姿。背中の半ば辺りまで伸ばした黒髪を後ろで束ねている。
おしゃれには滅法疎い為、衣服は至ってシンプルな物を好む。
【能力】
《虚無空間(ホワイトゾーン)》
彼の周辺にいる存在の持ついかなる力も打ち消し、無効化する能力。
一時的に使えなくなるだけで、有効範囲から離れれば問題なく使える。
その対象は異形の力や超能力、科学に魔術など種類を問わない。
現段階での有効範囲は最大で彼を中心とした半径5メートルほど。
武装:<無名>
柄に隠し刃の付いているのと刃こぼれも折れもしない矢鱈と頑丈なのが取り柄の打刀
身体能力:腕力・スタミナ・耐久力など殆どが一般人並あるいはそれ以下だが、
スピードや反射神経などは常人を上回る。日本刀の扱いにも長けている。
剣術の腕は高く、持ち前の反射神経などと相まって、人間としては高い戦闘力を持っている。
自然治癒力も人間としてはそれなりに高い。
【希望】日常会話、戦闘&共闘(要相談)
【NG】死亡、排泄、グロ、衆道
【弱点】現段階で能力自体が制御不能である事。また癒しの力なども使用不能になる為、
超能力を使用した支援なども殆ど受けられない。
女の子のような容姿を気にしている。
【備考】
どこにでもあるような普通の家庭に生まれたが物心ついた頃に両親と死別
それ以降は剣術の達人であり退魔師でもある祖父の下で暮らすことになる。
ちなみに剣術は祖父に教えて鍛えてもらっている。
幼い頃から機械類に触れると故障することが多々あり、本人は機械オンチだとばかり思っていた。
性格は穏やかで争い事は好まない平和主義者。
能力の覚醒はつい最近でコントロール出来ない事を悩んでいる。
妖魔などの存在はまだ認識出来ておらず、祖父が退魔師である事も知らされてはいない。
【初めて参加します。ボクのプロフィールも投下しておきますね】
【まだ不慣れな所が多いかもしれませんが宜しくお願いします】
【うわっとっと、トリップを付け忘れてました】
【ひとまずこれで失礼します】
幻想学園に参加しようとしたけど
総スカンされたやつか
他者影響型の能力は上手くやらないと叩かれるから覚悟した方がいい
127 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 09:49:32 ID:u60KJnYY
なんだ、カマッテチャンな初心者がやらかす最強設定じゃん
バトルするスレでバトルにならない能力持ってきてる時点でハブられ決定だろ
お人よしな古参が居れば構ってもらえるかもしれないが
このプロフを生かして自賛も最強もやらないロールができるとは思えん
すぐに消えて本人的には黒歴史になること間違いなしだ
見事なボッコにワロタw
これをボッコというなら
今いるキャラハンはみんな一度はボッコされたことあるよ
他人影響型設定はどこに行っても難しい
場所によっては全面禁止
荒らしじゃなくて本気でキャラハン参加したいなら
名無しで発言するのはお勧めしない
ちなみにageで発言してるのは荒らしと一緒だから気にするな
本当ににできる子ならロールでそれを証明すればいい
名無しもこれ以上騒ぐのやめようぜ
名無しが騒ぐから荒れるんだし追い出しスレとか言われる
ただ美少女的容姿は確定になる
異性に間違われるとかにした方が
とか言うと推敲すんなって言われるかもだが、そこはなりきりの基本だろ
それ以外は最強設定と言われようがどうしようがロールで実力を見せて行けばいい
131 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 12:17:14 ID:YKxEjI7x
うわ、キャラの名前がついた荒らしだったか
当然のことを言われただけで名無しで煽りとか本当にロクな奴じゃなかったわ
これからこいつはスルー決定で
はいはい。ageてる奴もただの荒らし
キャラハンのこと思ってるならそのキャラハンが
リアルタイムにいるときに言え
ここで喚いて騒ぐならそれこそお名無し様ウザいだ
女と間違われるのが嫌なのに髪伸ばしてるの?
祖父が退魔師なのにその子供は普通の家庭を作った普通人なの?
>>133 そこまで言うのはお名無し様だ
まぁ、キャラハン居ない時にグダグダ言ってる俺も似たようなモンだが
髪の毛が長くてもキャラハンの自由
寺の息子がサラリーマン、でも仏教には詳しいよっていうのもよくある話だろ
135 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 17:10:50 ID:ZAM/opCy
>>134 自分133とは違うが、そこは普通に誰でも思うとこだろうに
キャラA:女の子みたいですね
叶:女みたいな外見を気にしてるんです
キャラA:じゃ髪切れよ
〜終了〜
こうなるのが目に見えすぎているというか
剣術か能力どっちかに絞らないと強すぎないか
>>136 そこは実際のロールでお手並み拝見といこうぜ
この能力で絶対に確定も押し付けもやらずに最強ロールもせずに
ちゃんと相手に自由な行動の余地を与える対等なロールができるかどうか。
腕の見せ所だろ
>>135 そうなるならそれでおkって事なんだろ
もしかしたら願掛けかもしれんし解らんさ
ロールを重ねるうちにキャラが育って髪を切る選択があるかもしれんし
逆に女の子っぽく見えるのを武器に使い出すかもしれん
最初は設定足りないかなくらいで済ませておいて
実際にロールの最中でそうしたほうが面白いとなった設定や
自然な理由付けとして思いついた設定を採用していくほうが
ロールを重ねる意味も出てくるし、一回必要になった設定なんだから
頭の中で考えただけの設定より意味があるものになるんだよな
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型でパッと見は華奢、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪。漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
異能など他者の能力については相手側から移譲された場合のみ、一時的に使用可。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、葵はこれを無理矢理能力で同調させている。
普段は無形。使用時は霊刀として具現化。霊体ゆえに形は日本刀から大剣まで刀剣なら自在。
・ 暗 器 各 種
各種の糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどなどの、各種暗器を使う
【希望】 NG以外、相談次第
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度に受けやすい 魔術耐性が低い
純粋な力比べは鍛えた男には勝てない 弐式と能力使用は時に強い疲労感や頭痛などを引き起こす
【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
しかしその実、組織で長く育ったために当主に心酔しており、微妙に世間知らずで、たまに日本語がおかしい。
組織育ちなので身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。
そんな彼女はこの街で大事な人を見つけ、人と触れ合い、普通の生活に惹かれていったが――。
現在、≪深凪≫は兵部晶の所属する警察の一機関に協力。
アンジェラ・トルーマン/御法川醍醐の師匠とは簡単な不戦協定を結んでいる。
≪弐式≫や能力を使用しすぎると、時に武器の人格である「夜乃刀<ヤノト>」に乗っ取られることも。
【1さんこと水鏡さん、スレ立てありがとうございます】
【プロフィール投下と共に……こんな時間ですけれど、ものはついで。
15分缶くらい、ということでちょっぴり待機を。シチュは相談次第で、日常戦闘etc...です】
【避難所にて天羽さんがロールご希望です】
【避難所までお越しくださいませ】
【15分間、って書きたかったのです。缶ではなくて】
【……どうしてもこれだけは書いておこうと思っていた15分間。というわけで素早く撤退です。
と、思いましたら避難所の方で――、ですね。ともかく、そちらに移動させていただきます】
【ありがとうございました。スレッド、お返しいたします】
>>141 【リロードミス、です。……わたしのばか】
【ありがとうございました。ご報告に感謝であります、伊織さん】
【そのお気遣いが何より嬉しいです。感謝しつつ……改めて、失礼いたします】
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】全体的に髪はショート。アホ毛があり、もみ上げが長い。童顔。
基本的には仏頂面で、他人に対してツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
能力と組み合わせ弾丸の貫通力を向上させたり、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。愛する家族を
異形に殺され、そこで異形の存在、並びに父親の所属していた
警察による対異形組織の存在を知り、復讐のためそれに入る。
その組織、『S3』におけるコードネームは、『ガンスリンガー』。
様々な出会いから、大切なのは憎しみによる復讐ではなく同じことを
繰り返させないこととし、その為には何を敵とするべきか考え、
少なくとも全ての異形を殺す必要はないと思いつつある。
また色々な目的を胸に、警察組織の中枢に近付こうとしている。
多種多様な組織と協力関係を結んできつつある事も
あいまって、最近ではS3が警察組織の中で評価を上げ始めている。
紫 一久とは組織的に協力関係、紅裂 拓兎とは類似した過去を持ち、
その心を理解しながらも罪は許せず、彼を救うため断罪をすると誓った。
天羽都はクラスメート、また黒上いろはの過去に関する断片的な情報を得ている。
またその情報、及び写真を瑞谷愛華に渡した。
久遠ゆりかに対しては想いを告げ、彼女の弟に対し、その宿命から彼女を解放すると宣言した。
奏永久を当主とする奏家とも手を結び、アンジェラ・トルーマンとは同じ公僕として組織的に協力関係にある。
須佐乃水琴は警察に雇われる立場であるため、間接的な同僚。
また媛名葵も組織的に協力関係であり、彼女個人に対しては強い信頼がある。
【1さん、スレ立て乙でした。投下だけして、失礼しますね】
>>120 (――どうやらこの街の夜は喋る子犬が家を出入りし、出歩くことよりも
その子犬を見つけたときに構ってやることの方が重要らしい。)
理解したぞ、あるならば名前。そして好きなものを教えてもらえると助かる。
(認識をその場所にあわせ、郷に入ることにすると
情報を頭の中に叩き込み、その後構う上で必要な情報を求めることにした。)
しかしだな、水鏡。動物の体毛とうものはアレルギーや喘息の原因となる。
その様子では――…………
(シャンプーもろくにしてやってないのだろう?と続けようとした
口を押さえ付ける。でかかった言葉が喉を震わせ、行き場を失った吐息がくぐもった声を奏でた)
すまない…………体調には気を付けてくれ。
(結局黙りきれずに、余計なことばかり喋るとソファに浅く腰を沈め
いつでも動けるようにわずかに重心を前に傾けた。)
つまり、水鏡自身組織の内情に食い込める立ち位置にいる。ないしそれ相応の情報をもっていると
そしてその組織に立てるべき義理をもっていると。
(団体そのものにか、その団体に所属する者にかは定かではないが
水鏡の言動からはそういったものが感じ取られた。
好意的にとるならばこの界隈で新参者である自分にそれがどういうことか教えているのだろう。)
いや、すまない。情報漏洩など組織の者がもっとも嫌う行為のひとつだ。
その発端となれば水鏡の失う信頼は多大なものとなるだろう。
嫌なことをしゃべらせようとしたな。水鏡の助言に素直に従おう
(困惑する水鏡を安心させるため、笑みと共に打ちきりだと暗に進言して)
そうだな…………事業を拡大するには一から会社を設立するよりも
既にある会社を買収して投資した方が早い――といったところかな。
(これ以上は言うつもりはない、と言うようにそこで口を接ぐみ
カップに口をつける。特にこだわりがあるわけではないが
ブラックのまま口の中に入れたコーヒーの苦味と酸味が眠気を払い、体を温めた。)
そこまでおかしいか?少なくとも、銃を持ち歩く高校生よりは
良識のある格好だと思うのだがな。私は武器の代わりとなるものは持っていても
武器そのものはもっていない。
(そういってからカップをソーサーにのせて、視線を向けた。)
【いかん、スレをお借りする。】
【水鏡、あと数レスになるだろうがよろしく頼む。】
>>145 更夜(こうや)って言います。名前を呼んでやれば多分じゃれついてくるんじゃないかな?
街をふらふらしてるみたいですから、どの辺りに異形がいるとか、そういう情報には詳しいはずです。
一番好きなのは「犬まっしぐら・ササミマヨネーズ味(カロリー80%オフ)」ですね。
(何か言いたそうな表情を少しばかり察して)
外を歩くのが好きみたいなんで、定期的にシャンプーはしてやってますよ。
毛が抜けるのはしょうがないというか、なるべく掃除はしてるんですが。
(男の一人で出来る範囲では綺麗にしているつもりでも、メイドさんから見れば穴だらけなのかもしれない。
そこはもう目をつぶってもらうことにして)
食い込めるというか、自然とかかわりになってしまったというか…
「異形」もそうですけど、「異能」に興味を示す人も組織も沢山ありますから、ね。
僕のは、さっき見たとおり、二重人格っていうか…アレに変わった時に、普通じゃない力が使えるってところです。
(先輩の方で自分で納得してくれたようだ、続く話にもうーん…と考え込みながら、マグからコーヒーを一口飲んで)
事業、ですか…そこまでビジネスっぽい人も、僕の知り合いではあまりいなかったような?
特に資金が潤沢だともかつかつで困ってるとも、聞いたことはないですね。
だからといってそうじゃない、って保障はどこにもないというか、あまりそっち方面に興味がないので。
(肩をすくめて、こちらも適度に話を打ち切ることにして)
銃は…借り物です。これでも一介の男子高校生なんで、ある組織の人に特別に貸してもらいました。
異能も色々なんでみんな戦い方も違いますが、流石に僕も――
(またもちらりと服装に目をやって)
あんなものを武器にして戦うのは初めてみたのもので、驚いただけです。
普通のナイフやフォークじゃないのかもしれませんけど、ね。
でもまあ、今度また先輩を見かけたら少なくとも争いになることはなさそうのが分かってよかったです。
異形を狩るのには手を貸しますし、狩りをしてる僕を見かけてお手空きでしたら手を貸して下さい。
といっても、せいぜいコーヒーを進呈するぐらいしかできませんけど。
【リアクションで精一杯になってしまいました…すいません、今夜もよろしくお願いいたします】
ふむ…………喋るというのはそういう利点もあるな、たしかに。
覚えておこう。彼?彼女?の好みもあわせて理解したぞ。
(何度か頷き)
……あ、いや……出すぎた真似をしている自覚はある。
家主は水鏡だ………私は雇われたわけでもなんでもない。わかってはいるのだが……
(眉間にシワを寄せてただでさえ実年齢よりも上に見られがちな表情を老けさせ)
すまない……
(結局これ以外言うことを見つけられず、呟くように付け足した。)
(異能と言うやつのことがそのきっかけとなっているらしい。
それらを含めてフリーでここまでやれるということはそれなりに
修羅場も潜ってきているのだろう。)
――ふむ、私の雇用主は合法的な存在でな。
やれ銃だ刀だ暴力沙汰だ何てことにおいそれとしても困る立ち位置にいるんだ。
手が出せないわけではないが、出さずにすむのならば出さない方がいいだろう?
それに、生物を殺すのに銃やナイフは要らない。つくべき急所をつけばいい。
…………それに、この格好の方が体を動かしやすくてな。
(襟元を撫でつつ)
ああ、こちらこそよろしく頼む。ところで、寮暮らしと言ったな?
今夜は帰るのか?
【すまない、大分遅くなった】
彼、ですね。オスっていうと拗ねますから。
(すまなそうな先輩になんでもありません、と柔らかく応対して)
まあ、そんな普通じゃないのがいてもおかしくない街ですから、どんなことでも受け入れる、
心の準備だけはしておいたほうがいいと思いますよ。
僕も随分驚かされましたから。
手を出さずに済むなら…その方がいいんでしょうけど、表沙汰になってないだけで、
不審死扱いで異形に殺されたり、行方不明になってる人、沢山いますから。
理屈が通じる相手じゃないなら、暴力に訴えるだけです。
…その格好のほうが動きやすいというのは、僕からすればちょっと、ですけど。
(自分の基本はやはり部活の時と同じ、つまりは運動をするときと同じだ。
メイド服にそんな属性があったのか、いやそんなわけないだろとセルフ突込みを心のなかでしつつ)
そうですね、もう夜も遅くなってきましたし…でも、帰る前に片づけをしていきますよ。
(失礼、と先輩のソーサーに自分のマグを下げて、キッチンで軽く洗い流し、コーヒーメーカーも後始末をしようとして)
三年にも、夜の街の関係者はいますよ。
詳しいことはご自分で、と言いたいところですが…
一人は僕より背が高くて、すごくガタイのいい男の先輩です。
(背は高いが、水鏡はかなり肉のボリュームとしては少なめ。
すっきりしているというよりは、むしろガリガリの部類に入るだろう)
がっしりしてますから見ればすぐ分かるんじゃないかな。
(洗い物を続けて)
別の一人は女の先輩ですね。身長は大体白河先輩と同じぐらいです。
腰まで伸びた長い黒髪で、こちらも一目で見分けがつくと思いますよ。
学園で接触するのはどうかなって僕は思いますが、まあそのあたりは先輩の裁量で。
そういう先輩は、お家はどちらなんです?
(雄のブラックタン、名は更夜……)
聞き及んでいる。事故死や自殺で処理されてはいるという話だな
……まるでそれを起こしているのが人間であるような言い方だな。
(ため息混じりに肩を竦めると、先程のような人獣型がメインだと思っている
メイドは自分が言った言葉を改める。)
――いや、何が起きてもおかしくないのだったな。君のその態度は
頭に刻んでおこうと思う。
うむ、私はそういう環境で育ったからな。
ジャケットに防弾チョッキを着込むわけにもいくまい。
曖昧でも境界線そのものはあるのだからな。なに、きにするな。
そうか――――
(ならば自分が片付けをするから先に帰っていろ、と申し出ようとして
さっさとカップやメーカーを下げられてしまい
あわよくばその後に部屋中を掃除するというもくろみまで
脆く崩れ去った。)
う、む…………先に、帰ろう。世話になったな…………
学園に、か…………こちらからわざわざ接触するメリットが薄いな。
(と、キッチンとリビングルームを繋ぐドアに身を隠し、半分ほど顔を出して
時折「あっ」とか声を出しながらその作業を見守っていた)
(先に帰ると言ったのにも関わらず。)
…………私の住む場所はすぐ近くだ。今度機会があれば案内しよう。
洗いものが終わったら帰るのだろう?気を付けてな。
夜のこの辺りは危険なのだろう?それでは、お疲れさまだ。
(多量の歯がゆさを噛み殺してその場から離れると、水鏡に一礼して
後ろ髪引かれる感触を振り切り家路につくのだった)
【とりあえず、ここで〆ようと思う。】
そんな事態を少しでも少なくすることが出来れば、とは思っていますけど…
実際どうなのかは、分かりません。ただ夜をうろついては、僕に出来そうなことをしてるだけですから。
(先輩の態度にも淡々と、自分なりの姿勢で応対する。
どうやら掃除の手つきなんかを見る限りでは手が出したくてしょうがないようだが…
かろうじて思いとどまってくれたようだ)
ええ、その時は是非、先輩の部屋にも招待して下さい。
女の人の部屋に招かれるなんて慣れてないんで、ガチガチに緊張しちゃうかもしれませんが。
さようなら、白河先輩。お互い無事で、またお会いしましょう。
(最後は軽口まじりに、先輩を玄関まで見送って――)
(軽く吐息をついて、部屋を見渡す)
そんなに汚くしてるように見えたかな?
今度、きっちり掃除に来るか…
(一人ごちながら、自分も寮へと帰る支度を始めた)
【それでは僕はこれにて締めにいたします。色々と面白いファーストコンタクトになったかと】
【お相手ありがとうございました。次までに見つからないように危険なものは全部始末しておきますね】
【見届けさせてもらった。拙いロールに付き合っていただき感謝する。】
【――別に見つけたところで綺麗に揃えて机の上に置いておくだけだ。】
【処分することはないだろうに。資源は大切にすべきだ。】
【それをされると男の立場というものとか、こう、色んなモノが逆に崩れそうな気がします…】
【と、ともあれ、ここまでのお付き合い、ありがとうございました。次回を楽しみにしつ、ここで失礼いたしますね。お相手、ありがとうございました】
【これにてスレッドをお返しいたします、おやすみなさい、白河先輩】
【なに、私と水鏡は付き合いが浅い。立場など互いに気にするようなものでもあるまい】
【ああ、次はしっかりと掃除を――させてくれなくとも良いがさせてくれると嬉しい】
【楽しませてもらった。こちらも次回を楽しみにさせてもらおう、では……】
【こちらからもスレを返す。お疲れさま、おやすみなさい。】
【以下空室となる】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1287492752/166からの続き そうですか――、何と言うか、
どれに作用するかが分かりませんから……なんとも、言えないところです。
(自分という器だけに作用するのであれば、そこまで悲惨なことにはならないだろう)
(問題なのは器である自分が受け入れている「霊体」にまで影響を及ぼすか否か、だ。
しかし、衣服越しでも難しいのか。今度毛布でまいて抱えたりしたらどうなるだろう。とか考えたりして)
………それでも、伊織さんはきちんと手放してくださいました。
なれば、今のところは大丈夫でしょう。――ええ、きっと。
(車椅子を押して、目的の方向へと向かいながら彼女の話を聞く)
(途中で道を何度か確認しながらも着実に足を進め、そして彼女の話をきいては、
小さくため息をついたり、頷いたり。――考えさせられることも、たくさんあったのだ)
何とも由緒ある代物にございます。
むしろ、年を重ねていくうちに――妖(あやかし)を討つ妖(あやかし)同然になったのでしょうか。
いえ、ですけれど、あの刀としては純粋にただ討つことを考えているだけなのでしょうか。
しかし、それが違う鞘におさめられたなら、あの刀も大層気分が悪かったに違いない。
(きゅっ、と自分のコートの胸元を片手で押さえる)
("ここ"にも似たような境遇にある「可哀そうな武器」が存在している、と思わず自嘲しそうになった)
……そして、色々な流れを経て、今こうしているわけですか。
そういえば、学校で事件があった気がしましたが、あれだったのですか――。
(学校でも刀がどうとまでは公にはされていないだろうが、病院送りになった生徒の噂くらい知っている)
分かりました。
できれば、こちらで……どうにか、何らかの処理をしておきたいところですけれど。
(溜息をついて、経過報告を思い出す)
まあ、何かあればまたお話をきかせていただくかもしれません。
さて、―――次です。「研究しよう」、と言われたそうですけが、そのお話を。
【天羽さんへの置きレスに1レスお借りいたしました。置きレス投下落ち、です】
【晶とのロールに場所を借りる】
好きに使うスレ〜窓際in避難所7
>>276より
…心が広いな。
(見た目通り、と付け加えようとしたが、流石にそれは失礼な気がして踏み止まった)
(不思議な瞳、というか不思議な人だ。今までに出会ったことが
ないというか。だが、嫌いではない。気を遣わなくていいタイプ、そんな雰囲気だ)
答えられるような事ならば。
(彼女には助けられた恩もある。あのまま戦っていれば、少なくとも無傷では勝てなかったろう)
【藤堂先輩とのロールに、スレをお借りします】
【それでは今夜も、よろしくお願いしますね】
…そんなことは、全くもってない。
(そう呟いて、同じ表情のまま空を見上げる)
(目の前の少年は中学生、と言った。
その年齢で何らかの組織の一員、となっている)
(先程の戦闘では見えなかったが、恐らく彼もまた何らかの力、を持っているのだろう)
………貴方のいる「組織」って、何をしているの?
こういう事以外に。
(一瞬愛華の事が頭をよぎったが、相手が彼女の事を知っているとも限らないし、ましてや初対面。
ここで安易に彼女の名前を出すのは得策ではないだろう)
【ん、よろしく】
――――――。
(暫くの静寂。晶は、沈黙したまま何かを思案するように、清香を見つめる)
(緑色の瞳で、じっとその感情の薄い瞳を見つめ。そして、ゆっくりと口を開いた)
僕は、警察の公安が組織した対異形用特殊部隊の戦闘員だ。
主な任務は異形の哨戒と、殲滅。時には特定の異形を討伐したり、犯罪を犯した異能者を裁くこともある。
(そして小さな手が深紅のケースに触れる。するとまた蓋が開き、
中から銃身ではなく、警察手帳を取り出した。それを清香に見せる)
………警察、か。
(差し出された警察手帳を見ながらぼんやりと呟く)
(自分自身にとっては組織というものに興味はないが)
(果たしてこの組織が愛華の言っていた「組織」なのだろうか)
(無論今この場で考えても結論は出ない)
…そう、ありがと。
…答えてくれたお礼に、何か聞きたい事はある?
(加勢してくれたお礼、と言われたが)
(相手に質問をしたら質問を受ける、と言う自分の流儀を貫く)
…そうだな。
可能なら、あなたの能力について詳しく訊きたい。
あの爆発物を作り出すのが魔術、なのか?それともあれは、能力の一旦に過ぎないのか?
(自分の異能は、『回転』。物を自由に回転させるだけ、それ一言で説明ができる能力だ)
(一方アンジェラの『魔法』は、少なくとも自分が確認しただけで、
異なる二つの能力を見せていた。まだ他にも種類はありそうだが)
(彼女の異能、『魔術』もまた、後者に近い存在なのではないだろうか)
…それと、だ。
様々なことに、あまり興味を示さなさそうなあなたが、
僕の組織について訊いたのも気になる。…何か、探しているのか?
『ガチャリ』
(再びケースの中に警察手帳をしまうと、ベンチの清香に向き直った)
(これはただの予測、しかも半分は勘だ。何となく気紛れに
訊いてみたというのも、彼女ならあり得そうだから)
…分かった。
…能力の半分、といった所。
私は魔術を使うけど、さっき見せたのと、他にもう一つ、それだけしか使えない。
…あとは、能力と言えるかは分からないけど…
(傍らに置いてあった袋の中身を取り出すと、小型のナイフほどの大きさの独特な形状をした二叉槍が現れる)
…………
(それを握り、魔力を流しこむ)
(そうすると、その槍は形を変え、自分の背丈よりはるかに長い長さに)
…よく、分かったね。私の性格を…
…探しているようないないような、それは、どうなんだろうね…
…私にも分からない…かな。
(目を閉じて何かを考えるような、そんな仕草をする)
(話し疲れたのか、もう一回口にお茶を含む。
その時は、心なしか表情が綻んでいるように見えて)
…ふむ。しかし、日本人で魔術を扱うものがいたとはな。
誰かから習得した、そんなわけでもないんだろう?
(腕を組み、顎に指を当て考察する晶)
(どうやらアンジェラのそれより、バリエーションは少ないようだ。
だが、破壊力はかなり高い。少なくとも、魔女よりは上と見た。
最初に出会った時から、アンジェラが強くなっていなければ、だが)
(すると、清香が袋の中から奇妙な杖のような、槍のような武器を
取り出した。彼女が力を込めるような仕草をすると、それは一瞬にして長さを変える)
…スゴいな。魔術師専用の武具、と言ったところか。
(素直に感嘆する。携行性に優れながら、取り回しと破壊力も
好みに合わせコントロール可能と見える。扱いやすそうだ)
…二、三言葉を交わせば、大抵の人間は把握できると思う。
ともかく、了解した。
いつかその考えに対する結論が出て、僕の助けが必要になるなら、僕のクラスを訊ねてくれ。
(そこまで言って、ふと首を傾げる)
…藤堂先輩は、携帯電話は持っているのか?
…うん、私の家、藤堂家がそんな家系だから。
…まあ私は毛並みが違うけど。
(藤堂家は魔術により治癒を行なう家系。
何故かその中で自分だけがその力を受け継がなかった。
だからといって、それに落ち込んだりすることは無かったけれど)
…ある人に作って貰った。
…完成度に私も驚いた。
(伸ばしたそれを見つめながらこの武器を生み出した珠子の顔を思い浮かべる)
…そうなの?
(きょとん、と意外そうな顔をして)
…ん、分かった。
…私の力が必要になった時も、同じように。
うん、一応持ってる…
いや、持たされた、かな。
(ポケットから携帯電話を取り出す)
…ふむ。魔術師の家系、なのか。
(捉え方によっては、代々異能を輩出した家計とも言える。
媛名葵や奏永久なら、ある程度は情報を得られるかもしれない)
(まあ少なくとも、警察である自分が警戒すべき事などはないだろうが。
それでもこの街にいる異能者について、詳しく知って損はないだろう)
ん?それは代々受け継がれたわけではないんだな。
それほどに、武器作りに長けた知り合いがいるのか。
(歴史が長い一族ならば、不自然なことではないだろうが。
剣士と刀鍛冶の関係のようなものだろうか?)
(もっとも、自分には縁が遠い存在ではある。銃は構造上、
素材を頑強なものにした所で意味はない。異能を組み込んだ武器も、既に自分は有している)
…持たされた、か。
年頃の娘がこんな時間に夜を歩くとなれば、魔術師の家系とはいえ仕方がないだろう。
(優しい母親なんだな、と思いつつ携帯を取り出して開いた)
赤外線通信、やり方は分かるか?
…うん、戦闘で怪我した時とかは、家に来るといい。
私は治せないけど…
(目の前の少年は警察の組織の一員。
勿論治療する場所などはあるだろうが、一応教えておこう、と考えた)
…家同士、の関係でね。
年は若いけど、腕は確かだよ。
(その言葉には、この武器への信頼、さらには生み出した珠子への信頼が込められている)
…いや、妹に持たされた…
…私を舐めないほうがいい。
…でも、めんどくさいからやってくれると助かる。
………。何か、すまないな。
金額はどの程度かかるんだ?
(基本的に自分の怪我は、異形に関するデータを共有している
街の国立病院で看てもらっている。異形特有の毒に侵された時には
役に立つが、それ以外は基本的に普通の病院と変わらない)
(その藤堂家の治癒魔術がどれほどの力かは知らないが、
一般人のそれよりは有効だろう。利用させて貰う価値は、十分にある)
ああ、やはりか。…?若い職人で、これか。その鍛冶屋は、相当に優秀らしいな。
(仕事一筋、頑固一徹といった老人を実は勝手に想像していたの
だが、もっと年は若いらしい。30、40ぐらいの筋骨隆々とした男だろうか)
……………。失礼するぞ。
(ああ、上がダメだと、下がしっかりするものなのか)
(そんな言葉を暗に秘めた、どこか憐れみと蔑みの混じったジト目が、清香を見る)
(そして携帯を両手で持つと、ポチポチと素早くボタンを操作。
二つの携帯を折り畳んで、一方を黒髪の少女へと返した)
僕は組織に連絡を取り、後片付けを済ませてもらう。
居ても構わないが、何らかの事情は訊かれるかもしれないな。
(それから自分の方の携帯を使い、110番へと連絡をしようとする)
【それでは、そろそろ〆に向かいますか?】
【やり残した事がありましたら、遠慮なく仰って下さい】
…いや、大した事はない。
…金額は…私は余り関わってないけど、そんなにしないはず。
(そうはいうものの、うちのは腕がいいよ、と言わんばかりの表情を見せて)
(少々分かり辛い表情なのが残念ではあるが)
…私より年下。
…可愛い子、だった。
…そんな憐れみの目で見られるのは…慣れてるから大丈夫。
(だめさ加減を随所に出しながら、携帯を受けとる。
ありがと、と呟くのは忘れず)
…ん―、それはものすごくめんどくさいから、帰る。
時間も時間だし。
(そう言うと帰ろうと支度を始めた)
【ん、出会い編だし、これくらいで大丈夫】
【そっちが大丈夫なら〆に向かってもいい】
そうなのか。了解した、機会があれば是非とも利用させて貰う。
(流石にかなり高額だと、文句が出てくる。主に組織の経費担当から。
彼女の口振りなら、そこまで心配する必要はなさそうだが)
(…しかし、何だろう。そう説明する彼女の顔が、少しだけ
どや顔に見えたかもしれない。いや、やっぱり気のせいか)
………。……………そうか。
世界は広いな…。
(予測の遥か上を行く、女性、しかも中学生の職人とは)
(腕は確かなんだろうが、しかしなんというか、イメージにそぐわない)
…全く。慣れているなら、少しは改善しようとする姿を見せたらどうだ?
(思わず苦言を呈してしまう。先程から失礼過ぎるだろうか。でも、やっぱり彼女なら気にしないだろう)
(それにしてもダメ人間だ、この人。こんな姉を持つ妹も、苦労しているだろうに。
相当世話を焼くのが好きなタイプでもない限り、いつか心労で倒れてしまうのでは)
(そんな取り留めのないことを考えながら、清香の返答に頷いた)
―――了解しました。
それではお気を付けてお帰り下さい、藤堂先輩。
(口調を日常のそれに戻しながら、小さく頭を下げ、携帯電話を耳に当てる)
【では、こちらはこれで〆にします】
【最後に先輩のレスを見てから、落ちさせて頂きますね】
…ん、是非ともよろしく。
(満足そうに、やはり少しだけどや顔で頷いた)
(それだけ信頼を置いているのだろう)
…四日間でこれほどのものを仕上げてくれた。
…さすがに恐れいった。
…直せるならとっくに直してる。
(全く反省する気はないようだ)
(その証拠に開き直っているのか再びどや顔をしていて)
…でもその分、大切にしてるから。
………使い分けてるんだね。
…ん、またね、警察さん。
(くるっ、と背を向けて、伸びをしながら家路につく)
(頭はもう、寝ることしか考えてないのであった)
【ん、こちらもこれで〆】
【相手してくれてありがと。すごく楽しかった】
【それじゃ、先に落ちる。暖かくして寝てね、おやすみ】
【いえ、こちらこそ二日間お付き合い頂きありがとうございました。
先輩のダメっぷりを満喫させて頂きました(!)】
【それはそれとして、色々教えてくれましたし、診療所的な場所も
知りましたし。とっても晶的には有意義なロールでした】
【また機会がありましたら、よろしくお願いしますね。
先輩こそ、メンドくさいからって朝いつまでも布団の中に入ってはいけませんよ?】
【それではお休みなさい、藤堂先輩。ロールを終了します、失礼しました。ノシ】
172 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 10:33:38 ID:yaEKaZ1o
ワロタ
【ロールの解凍にスレをお借りします】
【
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1286455008/425 の続き】
(こちらを説得しようとする言葉ごと唇を奪い、そのまま舌を差し入れる)
(強引に割り込み侵入を果たすと、そのまま縦横無尽に動き回らせて)
(相手の口腔内を流し入れた唾液で満たしかき混ぜる)
大丈夫、大丈夫…きっとあきらめて帰ったんだよ
ここにはもう戻ってこないよ…
(懸念を示すパートナーに対して何の根拠もない楽観的な返答をしておいて)
(更にいい募ろうとする言葉よりも先に再び唇をふさぎ、全てを押し流そうとする)
ん…んん……津綺子…
(相手の後頭部をさりげなく押さえて逃れられないようにする傍らで)
(狭い空間で密着した少女の腰に回した腕が位置を下にずらして丸みを撫でる)
(普段ならこうまでも積極的---無理矢理と言えるくらい---に相手の肉体を求めることはない)
(消化不良のままに燻る戦闘への意欲が情欲に変換され、眼前の恋人にぶつけている。それは自分でも戸惑う浅ましい行為)
(けれどそれを堪えることが惜しくなるほどに、柔らかな膨らみが、熱い吐息が、魅力的に感じて)
【こちらからはこんな感じで】
【では改めてよろしく】
ん、あ……
(熱く性急なキスに戸惑いながら、あっさりと抵抗力を奪われる)
(口移しに媚薬でも流し込まれたように、するすると現状を忘れそうになるが)
(唇が離れ、思いきり息を吸い込む間に、愛しい声が囁く楽観的な言葉に)
(答えようとする間もなく、また唇を奪われて)
か、帰りましょう、ね?
続きは……直さんのお部屋で……んんっ……
(思いのほかきれいなシートの上に押し倒されて、のしかかられ、後頭部を押さえつけられる)
(決して乱暴な動作ではなく、優しく、熱っぽく、それでいて力強く)
(ぴたりと合わさった体の前面から伝わる激しい動悸が、自分のものなのか相手のものなのかわからなくなる)
あ、や……んっ……お尻……
(恋人の熱い掌が、ヒップの丸みを確かめている)
(スパッツの下で、お尻がウズウズしてきて)
直さん…一緒に、シャワー……あ……うっ…
(帰宅を促そうとするのに、キスとお尻への愛撫とで、もう手足に力が入らない)
(自分が漏らす声の淫らがましさが、余りにも恥ずかしくて唇をかむ)
(もし誰かが来たら……誰かに知られたらと思うだけで、不安と)
(不安以上の…何か得体の知れない感情が湧きあがってきて)
【こちらはこんな感じから、今夜もよろしくお願いします】
(抵抗が緩む。その隙につけこんで更に大胆な行動に移る)
(魅力的な曲線を描くヒップの形を掌と指先で歪める)
(薄い布の下にある肉体を想像しながらグニグニと弾力を楽しむ)
ん…シャワーなんていらない…今は、このまま…
(強引なまでに津綺子の切れ切れな提案を拒絶する)
(愛らしい形の唇から漏れる喘ぎに淫らな行動が後押しする)
(片手がヒップを愛撫している間に後頭部を押さえていた残りの片手が背筋を這い降りる)
(その行き先はシャツの裾。更にはその下に隠された素肌を目指しているのは明白で)
(見つかったらマズイ、見つかってはいけない。そんな思いの反動が秘められるべき行為が他人に見られたら…そんな未知の快感が心を支配していた)
ひゃうっ…!
(お尻に恋人の指が食い込み、思わず声を上げる)
(背筋がピン、と反りかえるが、大柄な男性にぴったりとのしかかられていて)
(シートの弾力の分だけ、わずかに身動きしたのみ)
(その弾力によって生じた隙間に、後頭部からもう片方の手が滑りこむ)
はう……うぅっ…直さん…っ
(背筋も弱い。恋人の指先は、おそらくそのこともわかっていてやっている)
おねがい…です…から……あぁん! んんっ……う……
(ウエストのあたりを這いまわる手の意図を察して身をよじる)
(その動作は、却って彼のしたいことを手助けしてしまうだけ)
(はみだす脇腹に熱い掌が触れて、ぎゅっと身を固くして)
あ…うっ…んんっ…く…ぅ…っ
(額に汗を、目尻に涙をうかべ、唇をかみしめて快楽に耐える)
(青年の手が素肌に触れるだけで、もうその先を求めて身体中が熱くなって)
(そんな自分が自分で信じられない)
(車の中、それも誰のものかわからない)
(いつ誰が来るかもわからないところで、ほんの些細な愛撫に理性を失ってしまうほど)
(狭苦しい空間での身動きの不自由さが焦れったくて、むしろ興奮してしまう)
【ゴメン、書いたレスが消えちゃった】
【すぐに書き直すから、もう少し待ってて】
【ごゆっくりどうぞー】
【お茶淹れて来ます】
ん…津綺子の体、凄く敏感になってる…
そんな可愛い声を出されたら、我慢できなくなっちゃうよ)
(過敏なくらいの反応を返してくる恋人に向けて満足げに微笑み)
(元から我慢などする気は無いのに、あたかも行為を煽っているのは相手の方だと責任を転嫁する)
じゃあ、こんな風にしたら、どうかな…?
(裾から侵入を果たした掌がシャツを捲り上げ、腹部を撫でる)
(津綺子の体を座席に寝そべらせたまま体をずらして床に膝をつき)
(のけぞって震える喉元へ唇を寄せ、浮き上がった首の腱を啄み)
(白い肌に薄紅の花を咲かせていく)
ここも…熱くなってるね…
(ヒップに回していた手を、まだ理性が利いているのか緩やかに閉じられた足の間へと移動させる)
(少女にとって一番大切な部分をスッポリと手で覆い、そこの変化を確かめるように、ゆっくりと舟底に滑り込ませていく)
【お待たせ…】
う…だって、声、は……直さんが、そんなことするから…
…あ…!
(必死に押さえた声で言いわけを返し、その合間も触れられる素肌がどんどん熱を帯びて)
(思わず上げた声に自分で驚き、握りこぶしを口に押し当てて)
う…く、うぅ…っ……んあっ!
(必死に声を殺すのに、首筋へと熱源そのもののような唇を押し当てられて)
(また喉の奥から喘ぎ声を漏らしてしまう)
直さん、直さん…お願い、もう、ここでは……これ以上は……
(すぐそこには、自分たちが行った破壊の痕が生々しく残っている)
(とはいえ、生き物の肉体を叩きつぶしたわけではない)
(それが──自分にとっても、小さからぬ欲求不満となっていて)
あ…! あうぅぅ……っ……
(するりと足の間へ滑り込む、青年の大きな手)
(ショーツのクロッチ部分をすっかり覆ってしまうほど)
(彼の掌に、じっとりと湿った感触を伝えてしまって……)
(思わず抵抗するどころか、軽く腰を浮かせて恥丘を恋人の掌に押し付ける)
ん、や…ぁ……んっ……うううっ……
(両手で口元を覆い、イヤイヤをしながらもますます膝が緩む)
(その仕草に、そらした胸のふくらみが弾力を増して揺れる)
(男をそそるように、恋人を煽りたてるように……)
【のんびりお待ちしてましたー】
俺の所為…?そうかもね…
でも、それならそれで嬉しいから、もっと…感じて欲しいな
(言い訳を返す津綺子の言い分をアッサリと受け入れ、それに乗じて解放を促す)
(断末魔の叫び、肉を叩き骨を砕く感触、生暖かい返り血---それらのかけた今夜の戦いは欲求を満たすには足らず)
(それを補い、取り返そうとするように淫らな行為を求め、ことさら倫理に反するように)
…もう少しで全部見えちゃう…津綺子の体、見せてもらうよ…
(撫で上げた手が膨らみの裾野に辿り着き、寸時も止まらずにそこを締め付けている下着をずりあげようと厚い布の下へ指を差し込む)
(津綺子に羞恥を煽るのに充分な時間を与えるためにわざとゆっくりとした動きで、膨らみを夜気にさらす)
湿ってるね…すごく熱い…
ほら、触ってるよ…分かる…?
(慣れた動きで舟底を探り、下に隠れた割れ目を的確に見つけ出し、布地ごと指先を食い込ませる)
(膝が開いたことでそこを弄ぶのに十分なスペースが確保され、より大胆な動きで胎内へ侵入してしまいそうなほどに暴れ回らせる)
こんなところで、感じさせないで…お願いです……
(言いかえす言葉は弱弱しく、甘くかすれる)
(少しでも恋人を喜ばせたと思うと、それは意外なほど大きな歓喜となって)
(胸の奥に熱いものがあふれるような気持になる)
直さん、直さん、ダメです…あぅっ……も……胸、は……
(青年の逞しい肩にしがみつくように掴みかかって、指を立てる)
(そうすれば、彼の淫らな動作を止められるとでも思っているかのように)
(けれど、その巧みな指先がこちらの肌の上を滑り)
(ぴっちりと胸を覆った布地をずり上げて行く)
やあ…っ…見ちゃダメ、直さんっ…
(ピッチリと張り詰めた膨らみの頂点がさらけ出される)
(乳輪全体が充血してプックリしており、その中心はまだ埋まったまま)
(膨らみの裾野をシャツとブラとで押さえつけているために)
(余計に大きく盛り上がり、上向きにそりかえっている)
はうっ、あ、そこは…!
(足の間で、恋人の指先が欲望の源泉を探り当てる)
(ぐっと遠慮もなく押し込まれる指先が、薄いショーツごとめり込んでくる)
あうっ…ゆび、だめ……直さん、んんっ……ソコ、いけないとこ…だから……あぁ……
(秘部をまさぐられることで、乳房は張りを増し、ぷっくりした乳輪から卑猥な形に乳首が尖ってくる)
だめ、なのっ……直さんっ……
(そう言いながら知らず知らずのうちにヒップをうごめかせ)
(恋人の指に目覚め始めた肉芽を押し付ける)
あはん……き…気持ちい……
津綺子の体は素直だね…もうこんなに硬くなってる
ほら、簡単に摘まめちゃうくらいおっきくして…
(津綺子に与える愛撫全てが連動して快感に反応する様子を見せつけてくれる)
(敏感に尖り出てきた膨らみの頂点をきゅっと摘まみ、そのまましごきあげる)
(肩に添えられた手は意味をなさないくらいの細やかな抵抗をしているけども、当然のように動きを止めることはなく)
ここ、気持ちいいの?
こんな風にグリグリするといいんだね…いいよ、もっとしてあげる
(津綺子自身が誘導するように、浮き上がった腰に迎えられる)
(直接見えているかのように、自己主張をはじめた肉芽に指を這わせ細かく振動させる)
(そこは布を隔ててすらハッキリと分かるほどにぬかるんでいるようで)
気持ちいい?気持ちよかったら、ちゃんとそう言って教えて欲しいな
エッチな事されて感じてるって、乳首とクをおっきくしちゃってるって、教えて…
そんな、ちが…っ…
(恋人の優しい声が、耳から脳髄を犯してゆく)
(明るい陽射しの下では、晴れやかな笑い声だったり、トレーニングを励ます声だったり)
(夜の世界の中では、危険を告げ、あるいは異形を斃す雄たけびを響かせ)
(今は──)
あ…んっ…言わないで、そんな風になんて……私…っ!
(こちらがどれほど淫らな姿かを、甘く優しく語る)
つまんじゃダメ、本当に感じて……んんっ……ちくび、かたく、なって……
(しごきあげる動作に従って、卑猥なほどに高くつき出す乳首)
(そこから送り込まれる快感が、お腹の中をジンジンと熱くさせる)
(ぽってりとした恥丘を割って突き出すもう一つの器官──)
はうっ…気持よくなって……あぁ、そんなにグリグリしたら、ク…クリ、が……
(自分から腰を跳ねあげ、細かく振動する恋人の指先へと、より強くクリトリスを押し付ける)
(じゅわっ、と熱いシミが浮き上がって、ショーツをぴったりと複雑な肉の形に張りつける)
言えない、そんなこと、ここで……なんて…あぅんっ……
乳首と……クリを…えっちにいたずらされて……か、感じ…て……なんて……
言えないの?
じゃあ、直接見て確かめちゃうよ…それでもいい?
津綺子の一番恥ずかしいところ、見ちゃうよ…
(溢れてきた粘液の作るシミが快感を感じている事を明らかにしている)
(それでも恋人の口からそれを告白させようとするのは、いつもの常套手段)
(羞恥に躊躇う心を解き放たせようとする堕落への誘い)
硬くなってるね…いつもより大きくなってるみたい…?
そんなに気持ちいいの?
(充血ししこる乳首を膨らみの中へ押し戻すように指の腹で潰す)
(絶えず言葉を送りこみ、まるで暗示でもかけるように、普段より強い快感を感じてるのではないかと訪ねる)
見て欲しいから、わざと「言えない」なんて言ってるのかな?
でも、見て欲しいなら、ちゃんと「見て」って言わなきゃダメだよ
(「見ちゃうよ」と言いながらも、股間を覆うスパッツもその下のショーツも下ろそうとはしない)
(布を擦り付けるように強めに指を押しつけスルスルと上からなで回し)
(できたシミを大きくしようと泉の源泉に指先を沈めていく)
いやぁ……いじわる…っ……
(恋人のベッドの上で誰の目にも触れずに語る時でさえ、羞恥のあまりにためらう言葉を)
(いつ、誰に見られるともわからないところで口にするように仕向けられて)
(冷めるどころか、身体中の血が逆流しそうなほど熱くなる)
(見て確かめると言われれば、すぐにでもすべてをさらけ出してしまいたくなって)
(そんな自分がまた、恥ずかしく、いたたまれない)
あっ、あ、ちくび……ジンジンしてしまう、そんなに、いじっちゃダメ……
(上部を押さえつけられた若い乳房は、もう今にもはち切れそうなほどに張り詰めて)
(わずかな刺激にさえプルプルっと震える)
いつもより、大きく…なんて……はうぅっ……誰か来たら……
コリコリに大きくなった乳首、見られてしまいます……!
は……あぅ……他の誰かに、見せないで……
直さんだけが、見て…ください……
(見て、と言った瞬間、ピーンと乳首が勃起して軽く達してしまう)
指でシコシコされただけで、感じてしまって、乳首がエッチな形になってしまいました……
あ、あ、クリも……クリトリス、も、固く……なって……
車の中なのに……はずかしいお汁、たくさんだして……
(一言ごとに、ぽってりとした肉マンが、グネっとうねる)
(その奥から熱い蜜を分泌して、雌の匂いを立ち上らせる)
(指先に触れた複雑な襞がグネグネとうねり達した事を知らせてくる)
(手を離し濡れた指を見せつけるように舐めると)
見ていいんだね?
お汁溢れさせてるエッチなところ…津綺子の、おま・こ…
(浅い絶頂に身を震わせる恋人の耳元に口を寄せ、そこの部分のあからさまな名前を囁き)
(腰骨に引っ掛かっている二枚の布を掴むとお尻の丸みに沿って引き下ろす)
なくすといけないから、ひっかけておこうね
(片足だけ脱がせておいて、丸まったスパッツとショーツを残る片足の足首辺りに引っかけておいておく)
(ブラをずらされた上半身も含め中途半端な半裸姿の少女は否応なしに淫靡な雰囲気を醸し出しているように見える)
津綺子…
(恋人の両手を掴み濡れそぼっているはずのそこを隠すように促しておいて、足首を低い天井に向けて高々と持ち上げる)
(眼前には恋人の手で隠された---隠させておいた---秘所。そこに息がかかるほど顔を近付けて)
津綺子、開いて…
(そう要求することで、津綺子自身が進んでさらけだすような形に仕向ける)
【最後の最後で思いきりツボを突いてくださいました…!】
【今夜はここで凍結させていただきたく…】
【今、ご都合がわかりますでしょうか?】
【リロミス、返事遅れちゃった】
【期せずしてツボに入ったとは…嬉しい限り】
【なので(?)凍結も了解です】
【多分土曜は大丈夫だと思う】
【午前中は無理だけど、夜…21時半から22時くらいでどうだろう?】
【】なしで……
根性無しでごめんなさい…
土曜日、21:30から22:00ぐらいに開始で大丈夫です。
レス用意してお待ちしてます
今日も楽しかったです。ありがとうございました
お先に失礼しますね。
おやすみなさいませ。
あーいやいや…そろそろだな、と予想をしておきながらこの有り様な訳で
では土曜のその時間に避難所に顔をだすよ
こちらこそ楽しませてもらってありがとう
&お疲れさま、おやすみなさい
スレをお返しします
【待機いたします。プロフは
>>40ですよぅ】
【時間が時間ですので、あんまりながいことはできないかもで、凍結前提でありますっ!】
【ナイスタイミングだ! 飴をやろう! ちなみにプロフは
>>59だ】
【さて、こちらはそっちの家の神社? というか、本拠に興味がある訳だが】
【警備とかはどうにかなってるのだろうか】
【わーいあめちゃーん。ブルーベリー味でも私は一向に構わないっ!!
などと諸手を挙げてありがとうございますっ!】
【神社というか武家だと思ってください。「宗家」だのなんだの言っているので。】
【≪宗家≫のほうになりますと警備は文字通り鬼が出ます。厳重ってわけではありませんけれど、正攻法で来ることをお勧めします。
私自身の現在の住まいは安アパートとなっておりますが――どっちに尋ねたいでしょうか?】
【どっこい、味のない飴だ……!】
【なるほどな? そうなると…まあ、学校だ。一人暮らしである事は調べれば容易く分かるだろう】
【とはいえ、直接邪魔するというのもあまりにも考えづらいし】
【…となると、次の二択になる】
【1.偶然遭遇で異形相手に共闘】
【2.こちらがお前の力を見るため、人気ない所で襲撃】
【好きな方を選んでくれ。決められないなら、秒数クジでも】
【他に案があれば、勿論それを聞かせてほしい】
【ふむ、一応前情報自体は媛名先輩からもらっていたりはしますけれど
とはいえ、拓兎に関係がある。程度のことですけど……
ですからこの場合は………ふむり……ええと、2でお願いします。】
【基本こっちは悪く言えば偽善者的な考えの集団ですので。
異業異能両方平等でいるために、両方救って両方殺すみたいな。書き出しこっちからのほうがいいでしょうか?
対異形のデータ採り終えたところでところで対人データを取るために――とか、想定してればいいんでしょうかね?】
【なるほど。そちらの事情は了解した】
【こっちは、というか、俺は純粋に、紅裂の協力者、かもしれないお前の力を見るために攻撃する】
【お前の方は、対人データ名目でも、正当防衛でも、好きにしてくれて構わない】
【書き出しはお前に任せよう。そちらが一段落した頃に、打って出るとする】
【了解いたしました、私怨で……ということですね。
書き出しのほう、任されました。しばらくお待ちくださいませ………それでは
本日はお相手のほうよろしくお願いしますっ。(ぺこー)】
(深夜――身を切るような寒さの中、その影は気温以外で身を切るような思いをしながら体を横に流す。
膝に達するほどの長さの漆黒の髪が慣性に従い流れていく。半身を軸に回転――
砲身が手首から肘ほどの長さを持つ、銃をトンファーのように回転させて襲いくるモノを打つ。打ち据えられたもう一つの影
犬にしては巨大で醜悪な顔をしたそれが悲鳴のような鳴き声をあげて地に伏す。)
(人とともに歩めず、人を食らうことでしか生きられない生物。異形――銃をトンファーのように持ったまま
その砲身についたギミックを稼働させる。折り畳みナイフのようなその部分が稼働し、砲身の先に銀色の刃をつけさせて――)
――フッ!!
(気合とともに息を吐き、体勢を立て直しつつあった獣型の異形の喉元に刃を突き立てる。
そしてマズルフラッシュにしては妙に青白く、火薬の破裂音にしては妙に小さい破裂音を響かせると
霊力の弾丸を獣の体内に数発撃ちこみ――――)
――ふぅ、ちょっと慣れてきたかな。
(絶命したのを確認して一息。
銃身についた刃を折りたたみ、元の形態に戻しつつ銃と呼ぶには異様な形の武器を
腰背部のホルスターに固定してあたりを見回す。)
(――街の外れの廃工場の一つ。廃工場の名の通り、今は稼働しておらず、明かりも月の光のみ。
そんな誰も近寄らないような場所に住み着いた異形の処理を行った、現在の状況はこんなところだろうか。
タートルネックのセーターにデニム生地のロングスカート、中は厚手のストッキングと寒さに対する対策と
異形に対する対策も兼ねた格好でとりあえず、≪宗家≫と連絡を取ることにして――)
【こんな感じでよろしくお願いします。】
…ふん。
なかなかと言った所か。
(街外れの廃工場。戦う音に惹かれてみれば、つい先日調べたばかりの娘がいた)
(奏 永久。細い長身に長い黒髪は、また別の女を想起させたが、一部分だけは…いや、まあいい)
(問題は、彼女が紅裂 拓兎の協力者と成り得るかもしれないという事)
(異形との戦いは手慣れたものだ。良い動きをしていた)
やはり、捨て置くには不安だな。
(実際の手応えを確かめてみるか)
(…こんな事もあろうか、と。久しぶりに調達しておいた仮面を着ける)
(無表情の黒山羊の仮面。角は落としてあり、動きを阻害しない物)
(多少の視界の狭まりは…まあ、フォローできる範囲だ)
(黒いコートに、似たような、彩度のない暗色で揃えた衣服に、怪しさの限りを尽くしたような仮面)
(そして腰には刀、懐には銃を始め少々の暗器)
(これはいよいよ言い逃れできないレベルの不審者だな、と苦笑しつつ)
……は!
(脆くなっていた工場の壁を蹴破る。材質のせいか、綺麗で大きな長方形に開いてくれた)
(壁の穴を歩き抜けながら、暗がりに慣れた目で、相手と、その周囲の状況を確かめつつ、口を開く)
奏 永久、だな。
どうせ尋ね返されるから言っておく。こちらに名乗ってくれる名前はない。
その上で幾つか尋ねたい事がある。
(壁を抜けたところで、立ち止まる。この問いかけは、相手の態度と、思考を測るための、前座)
紅裂 拓兎を知っているな。
あの赤いキチガイだ。
…どういう関係だ?
(尋ねながらも、警戒は緩めない。その気になれば、あらゆる射程に対処できるよう、直立のままに身構えている)
【では、こんな感じで。よろしく頼む】
【何か分からん事、不都合な事があれば、遠慮無く言ってくれ】
――っっ!!
(壁が崩壊する音を聞いて即座に振り替える。連絡を取るための道具である携帯電話は放棄
カツン、と硬いものにプラスチックが当たる音があたりに響き
その行為に後悔の念を覚えると同時にその要因となったモノに注意を向ける――)
…………ミサの帰りでしょうか、黒山羊様。
角は儀式でおなくしに?
(変態だった。少なくとも見た目だけは変質者のそれだったそれでも悲鳴も上げずに
一目散に逃げるという選択も取らず。刈る愚痴をたたくという思考に至ったのは
一つは相手がこちらに注意を向けつつ、なおかつ、ある程度警戒をしていること。
そして――)
紅裂拓兎…………名乗る名前がない、ということは。教える所属もないんですよね?
その名前を知っていて、彼と私の関係を知らない方。ですか
――答える義理はあると思いますか?
(反面こちらはある程度絞れるだけの情報は持っている。
まず≪深凪≫は媛名葵がそれを知っている以上いちいち聞くようなことではない。媛名葵が「ひめさん」としてしかそれを知らない
と思ってくれるということは十分にあり得るが、そもそも≪深凪≫が今更、紅裂拓兎に注目するような事象もわからない。
もう一つ、≪虚影会≫もあり得ない。なぜなら「自分が彼を一番大切に思っている」と宣戦布告したから………だから
今更そんなことを聞くような理由もわからない。)
名前と所属、敵意がないこと――もちろん私にだけではなく、紅裂拓兎にもないことが確認できれば
話さないこともなく、ただの歓談に終わるやもしれませんけれどね。
(隙のない構えを見てこちらも半身を引く。
見えない左側はどうしても守らなければならないので、彼のような全方位に気を配るような構え方はできない。)
(周囲の障害物はそれなり、ただ老朽化も進んでいるため彼に対してどれほど利用できるものなのかは定かではないが。)
フン。
生憎、角はいらない人生を送ってるんだ。傷つける相手を選ばん武器などどうしようもない。
(黒手袋の右手で仮面の頭部を撫でながら、一歩。こつりと)
(ユーモアは人生と精神を豊かにする。たとえそれが悪意のものであっても)
(少なくとも、ただ戦いが強いだけの、可愛い娘さんではなさそうだ)
さて。答える義理なんてありはしないが。
答える事で、情報の動きの制御に与する事はできるかもしれないぞ?
(語りながら、一歩。緩やかな歩みは、観察的で、挑発的にも取れるかもしれない)
現に、今お前は変に誤魔化した事で、確かな事を自白している。
お前が、お前とアレに対する敵意の否定を求めた事は、つまりお前とアレが悪からぬ仲にある、という事だ。
良い情報だな。そう思わないか?
(更に一歩。仮面の下から漏れるくぐもった声は、しかしどこか嘲笑うようでもあり)
………最も、何も知らずにアレを知った女というのは、どうにもアレと仲良しこよしになってしまうようだがな。
女たらしという奴か? 罪深い事だ。だがそんな男にひっかけられる女も愚かだ。
――あんな男と仲良くなる女など、ただの間抜けか世間知らず、あるいはビッチです!
と、ある女は言っていたが。
お前は自分をどう思う?
そして、お前はもう一つ、考えてみるべきだ。
(半身引いた構えは、利き腕による物だろうか。口を動かしながらも、周囲を隙なく惑いなく探っている)
(それなりの覚悟はあるようだ。対人の戦いも、きっと経験済みなのだろう)
こんな目立つ武器をぶら下げ、仮面で身分を隠してでも、お前に接触し、紅裂 拓兎の名を出す男の心を。
――どうして敵意がないと、そう思えるんだ?
思ったより優しい答えなんですね。
傷つける力の制御くらいは行いたいものですものね………
(わずかに笑みをこぼして応じる――こういうことを自然に言うから
相手を美化しがちだ、なんて言われるのだろうか………
などと、ほかのことを考えながら、その歩みを見つめ――)
早計ですね………その答えを出すのにはまだ早いです。
現にあなたは、「悪からぬ仲」を友人関係、もしくはそれ以上のものに限定してしまってます。
あの赤いキチガイ相当な戦闘能力をお持ちですから、敵意を持たれないに越したことはないんじゃないですか?
(考えが浅いことは今更だ、自分が否定されることも慣れている。ここで心を大きく動かしていてはあの男のそばに
いる資格などない。冷静に彼が何を見極めようとしているのか推し量る。)
あれ、質問に答えると余計なことを自白しちゃうとか言ったのに
その質問に答えると思うんですか?
(いたずらっぽく、場にそぐわない笑みを浮かべて腰背部のホルスターに手をかける――居合のようなものだ
それを抜くために余計な力を抜き、彼の一挙一動に備え内で気を練り霊力を練る。)
なくて、そのまま仲良くなれたら素敵じゃないですか?
それより、そこから先はあなたの射程圏内ですよね、そこはボーダーラインです。越えたら戦闘開始の合図と
受け取りますよ。
(こちらとの戦闘を意識している彼に一応静止を呼びかける。
呼びかけながらも止まると思ってない体は重心を移動させて、銃のグリップを握るこぶしに力を込めた。)
ハハ、お前とアレの関係は怯えによる物だ、と?
ないな、それはない。それだったらお前は、そんな構えを取る必要はないんだ。
敵意を持たれない事を求めるなら、敵意の主がなくなる可能性を求めるべきだからな。
アレに関する話が、敵意がないことを確かめる事により、ただの歓談になる訳がないだろう。
(小さく、しかし見えるように、肩を竦めてみせる)
(自分とアレとの関係を誤魔化そう、ズラそう、としている事は、認められる)
ついでに言うと、そういう事を否定したい場合に、「早計です」なんて言葉は使われない。
ちょっと慌てて「違います」と言うのが適切だ。覚えておけ。
なるほど。
つまりお前は、お前と紅裂との関係を、敵意剥き出しの俺に自白したくない、と。
俺がどんな意図で、紅裂とお前に敵意を向けているのかも分からないまま、にか。
(…正直、ここまで口に、言葉にして言い詰めてやる必要は全くないのだが)
(少々興に乗ってしまっているようだ。そろそろ、気を引き締めなければ)
ふん。
見る目はあるようだ。
(鋭く、自身の射程を言い示した少女。それに違いはない)
(それと同時に、銃のグリップに手をかける。完璧な警戒体勢)
抜き打ちとは、ロマンに溢れているが…そのロマンは、こちらもルールに乗らなければ輝かない。
こういう場では、足元に一発でも撃ってやるのが正解だった
……な!
("ボーダーライン"から微動だにせぬまま、右手を射出する。上へ、天井の梁へ)
(右手で梁を掴むと、それを巻き上げつつ、斜め前に向かって地を蹴り、弧を描きながら空中を滑る)
(そしてまた間を置かずに右手を離し、地面を転がる。転がった先は、大きなコンテナの影。距離は先ほどより幾分か離れている)
奏 永久! 聞こえるな!
(手早く右腕を巻き上げつつ、懐からは拳銃を出す。片手でも精緻に撃てる、威力を捨てた豆鉄砲)
(そんな豆鉄砲でも、人肌に埋まる事くらいはできる。十分だ)
一身上の都合により、お前の力を測らせてもらう!
(言うと同時、ほとんど確認しないまま手だけを出し、永久のいた場所向けて発砲した)
(うまいなぁ、と素直に感心させられる。
次々とこちらの言葉の否定材料を探し当てられていく。この場合はやはり初めから付き合わないほうがよかったのだろうか。
否、そちらのほうがどうにも答えとしては明確になってしまう。
もっと付き合った上で隠し通せるような技術を持たなければなるまい。)
私、彼と仲が悪いとか言いましたっけ?
(悪あがきにそんなことを言って、“気が引き締まった”彼の動作を見やる――右腕が飛んだ。
初手にそんな隠しギミックを見せてもいいのかと思うほどに大胆な動作。そして頭上を越えられて一瞬
彼の姿を見失う――体の回転方向が左だったからだ。)
(キィンと砲身部分に弾丸が当たった音が鳴り響く――これは単純に運が良かったと言わざる得ない。
やるべきことは射線を外すこと。同じく、コンテナに見を隠して応じる。)
何のためになんて聞いても無駄なんですよね?!
(それは自分で考えることだろう、と思う。彼がそんな意図をもって拓兎と自分に敵意を向けているのも
その正体も含めて。自身の素性はある程度知られている――歩み寄れるかどうか。
今は「力」で証明するほかないようだ。)
(自分の銃を確認、どの程度見られていたかわからない。これが霊銃であり対生物に対してはさほど威力をもたないことを
悟られているのだろうか………否、だったら「足元に撃つこと」が牽制になるだなんて思われないはず。)
(予備のマガジン、それと残弾――暗がりだということも考えるとこっちの射程は銃を使い慣れているあっちよりもだいぶ落ちる。
どうにかしかして接近するのが先――。)
(気配を沈めて彼の大体の位置を探る。足は止めないコンテナの間を縫うようにして移動しながら、いくつかのコンテナに霊符を貼っておく。
ただ発光するしかできないが、それでも何かの足しにはなるはず。何者かが通ったら発光するように術式を組み
移動、コンテナの上に乗って――)
その通り、それくらいは分かるようだな!
(即座の応戦の気配はない。少し顔を出せば、遮蔽に身を隠して既に移動を始めているのか)
(とりあえず、あちらの銃にコンテナを撃ちぬくほどの威力はないようだ。正直、少し安心する)
(音からして、絶え間なく移動しつつこちらに接近を試みているのだろう)
…弾切れか?
(ぽつりと独り言ち、弾を装填し直して、こちらも移動を始める)
(相手の音で漠然ながらも位置関係を探りながら、接近され過ぎないように)
………チッ。
(しかし、地形が状況を緩慢とさせている)
(障害物があれば、威力のない銃器は阻まれる。それは両者に言える事)
(やはりもう少し貫通力がある銃も携帯すべきか、しかしこれ以上は少々きついか…などと考えている所に)
っ、!?
(突如、通り過ぎた後のコンテナが発光した)
(攻撃か、と思う前に反射的に走り出す。すると、またもコンテナが発光)
(位置を割り出している、と悟った。二つ目で気付けたのは、我ながら上等だ)
移動しながら、こんなのも張れるのか…やれるじゃないか!
(小さく呟き、仮面の下で微かに笑みを浮かべると、その仮面を外し)
(発光の式が発動する事を狙い、アタリをつけて、次のコンテナ向けてその仮面を投擲する)
(それと同時に床を蹴って投げた方向とは反対側に転がり、上方へ銃を向け、その姿を探す)
(こちらの移動を割り出そうとした以上、そいつは光をすべて確認できる場所にいるとしか考えられない)
【済まんが、そろそろ凍結、頼めるか?】
【こちらは、明日…土曜なら昼夜どちらでも、日曜以降は夜に時間が取れる】
【凍結了解でありますっ。】
【こちらの都合の良い時間ですと、土曜日の場合昼には取れないので、夜でしたら19〜21時あたりを
希望します。問題がなければそれでお願いしたいところですけれどよろしいでしょうか?】
【うむ。ならば土曜、九時で頼む】
【…あーあと、戦闘描写は多分、短めの応酬が齟齬なくやれると思うので、お互い意識できればと思う】
【今までは会話の延長だから少々長いけどな。正直、未だに模索中だ】
【さて、それでは今夜はありがとう。ゆっくり休め】
【了解でありますっ】
【そちらのほうも大体分かったのであります。えーと、みじかめみじかめ
最低限威力と軌道とどの部位狙ってるかとかだけでいいですかねぇとか
何とか考えながら頑張ってみようかとおもいます。】
【こちらこそ。ここまでのお付き合いに感謝します、ありがとうございました。】
【お疲れ様です。こちらからはスレをお返ししますねぇ。おやすみなさいっ】
210 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 11:45:22 ID:8HOOKdyf
今夜か
>206
(投げつけられた仮面はうまく「何者か」と認定されて、霊符を発光させて、その光を永久に見せる。
永久はコンテナの発光を確認すると、即座にその光を追う。二度………三度目に光った場所に向けて
足を向け、三度目に光った場所のちょうど仮面の真上になるような位置に跳躍。)
――っっ!!
(息をのむ、そこに人はいない
銃口を向けながら落下する先には、黒山羊の生首――それが仮面だと認識して即座にそれがある場所と逆を見て
人影を確認、銃口がこちらに向いている――落下中に撃ってくるのならば無傷では済まない。
空中では「凪」もさほど役に立たないし、回避行動は一切取れないからだ。反面、よほどの腕がなければ致命傷は負わされなくて済むはず。
そして着地際を狙ってくるようならば、その時は接近のチャンスだ――)
【ロール解凍にお借りしようと思います。】
【本日もよろしくおねがいしますっ(へこー)】
(やはり、動体に反応する"何か"だった。何らかの術式)
(その筋では名の知れた家、というのも合点が行く)
(しかし、術式が探知発光のものだけとも限らない。派手な飛び道具があるとは考えづらいが、まだまだ警戒しなければ)
…ッ!
(相手は、こちらが探すまでもなく身を晒した。予想外で、引き金を引く動きが鈍る)
(一瞬盲撃ちでも引き金を引こうかと考えたが、あくまで今回の目的は力試し)
(この娘が、自分と紅裂の間に立ちはだかった場合、無視でき得ぬ壁になるかの、計測)
(無闇に殺す事もないし、実際、殺すには惜しい)
……ふ。
(小さく息を吐き、着地点を見)
(着地の瞬間、大まかに当たりをつけて引き金を引く。牽制にでもなれば良い)
(これに反応して逃げるような動きを取れば、それこそ狙い時になる)
【では、改めてよろしく、だ】
【何かあれば遠慮無く言ってくれ】
(発砲は――こちらが着地するまでない、チャンス。
地面を足でつかむと同時に軽身功により体を軽く、そして足を送り射線を外す
着地点を狙ったその攻撃をよけて――)
ふっ!
(頭を低くして足を継ぎ、回避動作と同時に前に出る。
背中のホルスターから抜いた銃を二発、発砲。青白い燐光と火薬のものではない破裂音を鳴らして
霊力の弾丸が吐き出される。威力はガス圧式のモデルガンが強くなった程度。
体内に直接打ち込めるのならばともかく、ただ撃っただけでは威力の低いそれを胴体狙いで撃ちこんで牽制。)
(その間に一足一刀の間合いに飛び込もうと接近を試みる。)
くっ?
(思った以上に軽快な動きで、こちらへ。距離を詰めてくる)
曲芸か…!
(放たれた弾丸は、地面を蹴って回避。距離を置かず、姿勢の安定のみを考える)
(その動きは、明らかに距離を詰めてくる物だ。やはり銃自体に、それほどの威力はないのか)
(それとも、接近戦に余程の自信があるのか)
…上等。
(それを確かめるために喧嘩を売ったのだ)
(片手で仮面を脱いだ事により流れた汗を拭きつつ、もう片手で、進路を阻むよう、足元を狙って一発)
(その後即座に銃を捨て、腰に提げた刀を抜き、正眼に構え)
……!
(踏み込みと、打ち下ろし、その射程に入るのを待ち構える)
(もう一発足もとへ、弾痕が穿たれる。
これにより相手に武器を与える間を取られた――相手の武器は刀、それを正眼に。
奇妙な格好な割に意外と正統派な武術を使うのだろうか?考えてもらちが明かない)
っせい!
(その刃の射程内に気合とともに飛び込む。)
(打ち下ろしに対して、トンファーのようにして持った銃の銃身を合わせるように打ち上げてそれを受け止める。
空いた手で居合のようにもう一つのトンファーを抜き放ち脇腹狙いの横薙ぎを撃ちこみ――)
……結構カッコいいじゃないですか、もてるんじゃないんですかっ?!
(先ほどと違い、変態じみた仮面のないその顔を見てそんなことを言って――)
……っハ!
(一直線に振り下ろした刀を受け止められる瞬間、他方からの攻撃を悟り、右手を離す)
(横薙ぎに撃ち込まれる鈍器を、寸での所で右腕により阻んだ)
(生身の腕ならば無事ではすまないだろうその打撃は、当然のように受け止められる)
フフ…良く言われる。顔だけは良いとな。
性格が悪い自覚はあるさ!
(片方を右腕、もう片方を左手の刀で押さえ込みながら、唇の端に薄く笑みを浮かべ、その顔を睨む)
(女にしては長身だが、やはり細く、小さく、少なくとも、真っ向からの衝突で負ける訳がない)
(だからこそ、相手が動く前に、素早く身を引く。身を引き抜き、一呼吸遅れて右腕も抜いて)
(左手の刀は斜めに構えつつ、右腕を射出する)
(狙いは一点、遠くからでも目を引いた、黒い長髪を、腰の横から掴もうとする)
(――読まれているのか、単に相手が慎重なのか。
競り合いで勝てることを証明したのにもかかわらず、彼は身を引いた。
相手の攻撃を受け流しつつ反撃をするこちらの手が読まれているのかと錯覚するほど鮮やかだ。)
男性は多少、性悪のほうが素敵だと思いますよ!
(思考を切り替える、わざわざ引いてくれるならそれに乗らせてもらい、押し込む。
元来の≪奏≫の体術はそういったものの方が得意だ。
送り、継ぐ、摺り足で間合いを詰めようとして、右腕が再び射出される。)
(軌道からどこを狙っているかを計算、彼の狙い通り髪がつかまれたと同時に銃の刃を展開。
振りおろし、断ち切る――――)
【狙っているのは義手のワイヤー部分ですけれど、刃物じゃ切れないよもしくは切られるのはまずい
とのことであれば、切ったのは私の髪ということでお願いします。】
……!
(掴んだと思った瞬間、振り下ろされる銃器。それは最早鈍器ではなく、刃の形を成しており)
っち!
(断ち切られる、寸での所で、ワイヤーを急速に放出させ、弛ませる)
(元より丈夫な上に柔軟な、義手と義腕をつなぐそれは、刃に押されるだけで切られることはなかった)
(髪を掴んだ手は、回収がしやすいように離し、地面に落ちる)
ハッ!
お前のような馬鹿な女が、暗い物に惹かれるだけだ! スリルの鼓動を勘違いしてな!
(間髪置かず、刃を振り下ろす事で隙になった肩目掛け、刀を振り下ろす)
(今度は、受けさせない。本気で当てるつもりで)
(そのため、左手から一瞬電流を流し、刀を半回転させ、刃と峰を逆転させる)
(自分の技じゃ足りない、まだ甘い――ただ隙を見せただけだ。
けれどまだ打つ手はある、トンファーを戻している暇はないけれど、使ってないほうのトンファーがあれば
「凪」も――――)
ぐっ…………!!
(静かに、自然体で――振り下ろされた刃の軌道に沿って体を動かし、回転。それを受け流す
タイミングがずれたせいで、わずかにダメージが通り、くぐもった声が上がる。
まだ未熟、それでも――――)
初めは勘違いでも!そこから、本気になることだってあります!!
(あきらめない、その回転を利用して彼の側頭部めがけてトンファーをふるった)
(的中した。が、手応えが薄い)
(振り下ろす刀に合わせ、流れるように体を回転させ、勢いを殺している)
器用な…ッ
(多少はダメージが入っただろうが、決めるつもりで入れた打撃を、こうも流されるとは)
(そしてそのまま、相手が打ってくる。円軌道を描き、側頭を狙い)
(回転により勢いのついた打撃、まともに受ければただでは済むまい)
(しかし、受ける術もない。両腕とも攻撃を外し、完全に頭部は留守である)
(右手の弛んだワイヤーを急いで巻き直すも、当然再射出は間に合わない)
(ならば)
ッグ――ッ!
(思い切って頭を屈ませ、甘んじてその打撃を受ける)
(直撃は避けられただろうが、かなりの痛打。がんがんと頭の中が揺さぶられる感覚)
(だが、その感覚にひるまず、刀を少しでも遠くに放り捨て、左肩から相手の体に体当たり)
(……武器はまだある。懐の短剣、そして何より、左手からの電流が)
(それを頼り、更なる接近戦に挑もうと、そのまま打ち崩そうとする)
(手ごたえは確かにある。直撃こそしていないものの、相手の挙動が先ほどと変わったことが確認できるほどには
痛打を与えられたらしい、けれども彼は彼で何もひるんじゃいない。
そのまま体を当ててくる――それを再び受け流し、回転今度は腰背部のホルスターから先ほどの霊符を取り出し
彼の目の前で発光させる。)
――フッッ!!
(目くらまし、これで怯むかどうかは五分。
この布石がどう出るか、結果を待つ前に左腕に持ったトンファーブレードで彼の首を狙い切り上げる。
防御しないようならば、もしくは彼も致命打を打ってくるようならば寸止めで終わらせるつもりで……)
(こちらの攻撃は再び受け流される。急かずその場で踏みとどまり、相手の動きを)
(…見ようとした瞬間、眩い光が生まれる。先程の光だ)
っくぁ……!?
(咄嗟に放たれたそれに対し、防御のしようはない。視界を白光でもろに焼かれる)
(それでも、怯まない。怯めない。目が焼かれても、身体は動く)
(むしろここで躊躇えば、相手を見失う事になる。そうなれば、後は的にしかなれない)
(相手の腕がどこにあったかを思い出し、相手が何処を狙うかを考え)
っら!
(金属の義腕を、その腕に向け、思いっきり突き出す)
(阻む必要はない、弾ければ構わない)
(それと同時、空いた左手を、今度は首に向け、その細い首に掴みかかろうとする)
(金属がすれ合う甲高い音が響き、刃ははばまれる。
――目くらましは失敗しているんじゃいかと思うほど鋭い反応を見せ
さらに反撃の一手までうってきた。)
(首狙い………つかませてやる。ただし、首は首でもトンファーブレードを握った右手首だが。
少なくとも窒息はまぬがれた、ただ、このままでは力で押される可能性もある。)
――そろそろっ……目的を聞かせていただいてもいいと思うんですけれど?
それとも、私を戦闘不能にすることそのものが目的だったりしちゃいますか。
紫一久先輩?
(交錯するうちに、記憶の中にあった<<十三天梯>>の構成員の中で、自分の通う学園に同じく通うものがいた。
その一人がこういう顔をしていたことを思い出し、その名をよんでみる。
紅裂と<<十三天梯>>の接点から調べて出てきた人物ではあったが――まさかあたりだとは思わなく、彼が何のために
どうして紅裂拓兎とかかわっているのかを思考しながら彼の次の手に備える。)
(掴んだ。感触は首ではなかったが、上等だ)
(これまでの相手の柔軟な動きを見るに、変に小手先の技術を駆使するよりは、力で縛った方が良いかもしれない)
(掴んだ物…手首をがっちりと掴み、押すでもなく、引くでもなく、ただしっかりとその場に固定する)
(そしてもう一つ、空いていた左手首に、右腕を伸ばし、こちらも固定)
(その口元は吊り上がり、食いしばるような歯から荒ぐ息が、音を立てて出入していた)
フフ…何だ? ハッタリか、最初から分かっていたのか?
紅裂から聞いていたか? それとも、お前の家の関係か?
(膠着状態になった所で、話しかけてきた。相手も消耗しているのだろう)
(ならばそれに乗ってやる。こちらとしても、視界を回復させ、頭の方も取り戻したい)
目的は、言ったはず。力試しだと。
一身上の理由により、お前の力を見せてもらう、と。
なるほど、奏の名も飾り物ではないようだな、と、思えるほどにはできるようだ。
と、思える程には、楽しんでいるぜ。
……こちらもひとつ、尋ねさせて貰うぞ。
さっき、言ったな。初めは勘違いでも、本気になることがあると。
それは、アレの件なのか。
………おまえはアレがどんな人間か、知ってるのか。
知っての上でそう言っているのか――!?
(動きを縛ったまま、鋭く、威圧的にその顔を睨み、返答を窺う)
(その目の色は、静かな怒りにも、激しい憎しみにも見えようか)
【上から四行目、確定させた。嫌ならスルーしてくれ】
(両腕がふさがれる、それは相手の戦闘継続の意思。
そして、こちらを不利な状況に追いやるための戦略――上等。それくらいできなくてどうする。
それくらい乗り越えないでこれから先、あの男とともに歩むことなんかできるものではない。)
恋する乙女の行動力ですよ。
(いつでも手首を外せるように何度かひねって、隙間を開ける。
気づいたらそちらにも気を配る必要が出るはずだから、それなりに体力回復の妨害はできるはずだ。)
こっちは力試しする理由もないのでちょっと飽きてきてますけどねぇ………
(破顔、挑発するかのように朗らかに笑みを作り続く言葉に応じる。)
ええ、いっぱい彼自身から聞き出しました。
それでも彼を否定できない、彼の言葉を受け入れながらそれを否定しないでいる程度には。
………それでも、忘れられないことが、事実があるから!!
(鋭い視線に応じる、否跳ね返す勢いで覇気を込めて睨み返す。
記憶の中の紅裂は優しかった、それでいて矛盾を抱えていて、それを嫌っていて、人として外れたことを何度もしていて。
――けれども彼を慕う人間はいて。)
やっぱり、貴方みたいな感情をもって彼を見てる人がいるんですね。
ようやく、彼の一部に触れることができそうです――私、馬鹿ですから。彼自身の言葉はどうしても美化しがちなんです。
だから…………
(貴方が彼を否定するならそれを乗り越える、乗り越えられなければ紫の言うとおり「勘違い」でしかなかった
馬鹿な道化が出来上がり、無駄に紅裂拓兎という人間を傷つけた事実が残るだけだ。
複雑な負の感情を、それから目をそらさないように真っ直ぐに見据えて――)
【問題ないです。】
……は、は。
(喉から、乾いた笑いが、漏れる)
つまり、何だ?
知っていて、それでも、自分には良くしてくれたから、と。
…敵対者は阻むと言うのか?
(その声は冷え切り、微かに震え、言葉を進めるにつれ、目を見開き、驚愕にも近い憤怒を露わにして)
……今までアレを慕う奴に、幾らか会ってきた。
しかしそのどいつも、お前ほど救いようがない訳ではなかったな。
本当に、奴の罪を知った上で、お前はそう言うのか?
殺人、破壊活動、傷害、法に当て嵌めた罪科であれば、枚挙に暇はない。
十や二十では足らない罪ない人間を戯れながらに虐殺した。
アレは、それほどの奴なんだぞ?
(至近距離。視線で相手を殺さんばかりに、その双眸を睨み、言葉を続ける)
(……自分が紅裂を追うのは、遵法の意識や義憤によってではないが)
(それを言う必要は、この場にはないだろう)
アレがお前に何をしたかは知らん。どんな恩義があるのかなど、知る由もないし、知りたくもない。
だが、アレがかける慈悲というのは、中途半端で、無責任で、気紛れな物だ。
(両の手首を掴む腕も、怒りか苛立ちによってか、微かに震え)
自分に、いや、自分の恋愛感情に酔うのは止せ。現実を見ろ。
アレは法の道にも倫理の道にも、人の道すら踏み外した者だ。
お前の気持ちは結実する前に、俺か、俺のような輩に狩られ、命諸共果てるぞ。
アレの生が有為で温かな結びを迎えるのは、神が許しても俺が許さん。追従する者も、同じだ。
言っている意味が分かるか、永久。奏 永久。
………知っています。
彼が自分が最も愛した人を殺せるような、そんな愚かなものであることも。
そのくせ、それに絶望して世界を否定したことも!
(さらに言えばそれすらも半端に終わり、その罪の意識すらも否定し
今を生きているといってもいい。)
――それがどうしたんですか。私やあなたが殺した異形や異能者――もっと言えば警察などの公的機関が
罪人と認める者たちは本当にすべて罪を持っているのですか?
命を奪うことが罪だというならば、戯れだとか、罪の有無だとかそんなのは関係ないです。
――ましてや、私は彼が何を思ったのかを知っている。
過去に行ったことは確かに愚行です………けれども、中途半端で無責任な気まぐれに、救われた人間だっているんです。
(法がどうのと言ってはいるが、その目からはもっと別のものが正義感だとかそんなきれいなものじゃない
もっと人間味のあふれる感情がぶつけられてくる。
――こういう人間を作ってきた、自分に優しくしてきた、どれも同じ彼の過去。)
………あはは、自分に酔えるほど自分に自信はないですよ。私は
私が自分の恋愛感情に酔えるとしたら、それを貫き通したときでしょうかね。
神が許さなくとも、私が許します。神にも挑もうっていうのにただの人間に怯んでいられると思いますか?
(震える腕を見て、先ほどまでの冷静な態度ではない彼の仕草に苦笑を漏らす。)
すみません、あきらめたほうがいいなんて言うのはわかってるんです。
けど………馬鹿はあきらめが悪く、救えないものなんですよ
【ぐー、済まん。折角の休日なのに、そろそろ頭が臨界点だ……】
【とりあえず、こちらの予定は変わらず。明日以降、夜九時からならまあ多分大丈夫だ】
【再凍結、頼んで良いだろうか】
【いえいえ、遅くまでお付き合いいただきありがとうございます。】
【とうけつりょーかいでありますっ】
【では14日、日曜日の21時から再開ということでよろしでしょうか?】
【了解した。こちらこそ、付き合ってくれてありがとうだ】
【レスは作っておく。それではまた、今夜の九時に】
【はいな、お疲れさまでした。良い眠りをー】
【これにてスレを返しします。】
232 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 15:44:11 ID:R2EJ7jEa
今夜か
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
本人の努力の甲斐(?)あってか、曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになった。
ただし魔力量による制限は健在。
・魔力量
それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
(LV0=その魔法は使用できないという状態)
未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
・『魔女』
呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
・呪文書を開かなければ使えない。
・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通があまり利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。
しかし、ほとんど独学で魔術を学びざるを得なかったため、期待されたほどの力を得られなかった。
機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが異能者としては最低レベルとされ、扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
本人もそのことを認め、留学先では「視察任務」と割り切り、異変や異能に積極的に首を突っ込まないが、
冷静である以上に正義感が強いため、危機に陥ることも。
現在は戦い方も確立し、それなりの結果も出している為「全権大使」となっているが、さまざまな点から不安は残る。
また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。
【状況】
【現在】
紅裂拓兎に対しては、少し整理がついた様子。
『魔女』が前山馨に興味を持ったようです。
媛名葵と接触、『深凪』と不戦協定を締結。
兵部晶と接触、『警察』と協力体制に。
霧原朱音と協力体制。身体の用意と敵の正体を探る事を了承。但し彼女の現状を把握していない。
郡太一郎と接触。友好、協力関係に。
【10年後のある未来】
『三千世界』の長「絶対領域」に個人的に助力。
【しばらく待機させていただきます。】
【リミットは12時ごろ、凍結置きレス有りで、よろしくお願いいたします】
【こんばんは】
【立候補していいかな?】
【ええ、よろしくお願いします。何かご希望のシチュエーションはありますか?】
【良かった。ちなみにプロフは
>>61】
【…月並みだけど日常か戦闘か…あと魔術を使えるもの同士だから、それを活かせればいい、と思ったりする】
【それでは、夜の街で戦闘中か戦闘後に邂逅という形にしましょうか】
【貴方固有の敵がいれば、それを出していただけると面白そうなのですが】
【無ければ、通常の異形でいきましょう】
【分かった、じゃあ戦闘中から、にしようかな】
【残念ながら今の所いないかな、ごめん】
【…書き出しお願いしても大丈夫?】
【了解しました。では、書き出しを作りますので少々お待ちください】
(己の力を過信した為に、郡に運ばれることとなったあの夜から一週間)
(命に別条はなかったものの、あれからしばらくは異形と戦闘を行える状態ではなかったが)
(休養と栄養を十分にとった結果、ある程度の運動は出来るようになっていたようで)
そろそろ再開しましょうか。
(彼女はまた、夜の街へと向かいだす)
(気がつけば季節は冬へと移行し始めており、そろそろ上着が必要な気温になっていた)
──Thunder,Level2
……ふぅ。終わりましたか。
(大型犬ほどの大きさのカエルの異形を電撃で滅すれば、残骸を見降ろして一息つく)
(あの時の重傷はまだ完全には癒えていないのは自覚していたが、)
(それでも、魔法はそれなりに使えるし、身体の動きも酷く鈍いわけではない)
(平均レベルの異形までとは戦えるだろうと、そう思った)
(──その矢先に)
っ!
(耳で異音を聞きとれば、とっさに振り返りながら、自分に向けて放たれた火球を避ける)
(火球は羽織っていた薄手のコートを軽く焦がすが、手ではたけばその火は消えた)
(しかし、眼の先には先程倒したカエルの異形と同じ姿をしたものが二体見える)
『ゲェロッ!』
『ゲェロッ!』
(片方のカエルは火球を、もう一体は氷のつぶてをこちらに向かって吐き出してくる)
(相対距離はおよそ40メートルあるだろうか。故に、それを避けるのはそれほど難しくはない)
このっ……っ!
(しかし、問題はその二体がそこから動かずに飛び道具を連射しているということだ)
(無理やりに近づきに行けば、二体から狙い撃ちにされる)
(こちらも飛び道具で対抗するのは良いが、威力はあちらの方が高く、撃つコストはこちらの方が多い)
(早い話が、遠距離戦では不利。その上、近距離線に持ち込むのはほぼ不可能という事)
(思考しながらかわし続けるアンジェラの足元のアスファルトが、次第に異形の攻撃で傷ついていく)
(不意に抉れ痕に足を引っ掛けてしまい転ぶが、なんとか異形の攻撃をかわし続ける)
(だが、今ので足を痛めてしまった。このまま避け続ける事が、もうすぐ出来なくなるという事を薄々感づいていた)
【では、よろしくお願いします】
(異形との戦いに介入して、兵部晶という少年と邂逅してからそう日は立たず)
(これでしばらくは一息つける、とほっとしたのも束の間。
めんどくさい事は案外立て続けに起きるもので)
…はぁ…また、かな。
(少し焦げ臭い匂い、僅かに聞こえてくる異音。
それらを統合すれば、何か、が現れたと推測するのは容易で)
(めんどくさいと言いながらもやはりほっとけないのか、様子見に近付いていく)
………………
(近付いていくと、音がぱたり、と止む)
(終わったのか…物陰から覗き見ると薄手のコートを羽織っている女性の姿)
(彼女が闘っていたのか…まぁいいや、終わったなら帰ろう、と踵を返した瞬間―)
(辺りに轟く先程と同じような異音。
振り向けばカエルのような異形が二体、火球を放っていて)
(形勢逆転といった所か、うかつには近付けない様子で苦しんでいるようだ)
…手伝う?
(女性の近くの茂みからひょこっ、と顔を出す)
(取りあえずここは助けるべき、と考えたのかそう声を掛けて)
【よろしく】
【…ごめん、凄い遅くなった…】
【そろそろリミットだけど、もう少し待ってみる】
【本当に申し訳ありません。いつの間にかうとうととしておりました。】
【とりあえず、今日はここまでにしたいと思います。破棄か凍結可は如何しましょうか。】
【凍結ならば、こちらは水曜と木曜なら21時から行えます。】
【本当に申し訳ありません】
【…ん、良かった、何事もなくて】
【…凍結じゃないとやだ】
【じゃあ、水曜の9時半から、で大丈夫?】
【私も返すのが遅れたから、こちらこそごめん】
【了解しました。こちらの不備で、本当に申し訳ありません。】
【それでは水曜の21時より、よろしくお願いします。】
【では、失礼します。】
【…大丈夫、気にしないで】
【ん、分かった、水曜の21時ね】
【それじゃ、私も落ちる】
【名前】御木本 正太郎(みきもと しょうたろう)
【年齢】男
【性別】17
【身長】168cm
【3サイズ】計ってみたら83/65/84だったねえ
【容貌】体重50kg未満説が流れるひょろひょろ体型。
瞑っていると間違われる糸目は自称チャームポイント。
【能力】言語や五感を用いた幻術を操る。
・靴底の汚れなど、日常的に体験していそうな状態は一言で錯覚させられる。
・行動不能などの高度な幻覚には元になる痛覚や話術による精神操作、多少の運が必要。
・記憶については、対象の心からの同意がなければ表層を覗き見ることすらできない。
・相手の思考を能力によって読み取ることはいかなる条件でも不可能。
【希望】雑談、日常、戦闘
【NG】排泄物、肉体的または精神的に後遺症が残るロールは要相談
【弱点】相手が絶対の確信を持てば、比較的簡単に幻影は破れる。
また、体型が示すとおり体力はあまりない。
【備考】余暇は漫画やアニメに費やすオープンオタク。他にも雑学に長ける。
集中力は目を見張るものがあり、結果観察眼もそこそこ。
人と関わりたがる一方戦闘にはあまり積極的ではないが
頼られると嫌と言えずなし崩しで参戦させられる事多し。
力を持って何もしないというのは居心地が悪く、見回りを兼ねた散歩も多い。
両親が海外出張で一人暮らし、とどこかで見たような生活を送る。
【水鏡恭弥くんとのロールにスレッドをお借りしますねん】
【そーしてプロフもぺったりと。よろしくお願いします】
【ミッキーとのロールにお借りします。ついでにプロフをぺたっと…】
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少収まり悪く裾は跳ねて気味
瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長
【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る
【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死
【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意
【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活
不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある
現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
最近の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず
そーそー、痩せてちゃ齧る肉もないからねー。
こっちのほーが丸々してて美味しそーでしょ?
(夜の公園から、露店でも出ているのかと勘違いしそうな声が聞こえる)
(が、シーズンも外れていれば食欲をそそる良い匂いがするわけでもない)
(吐き気を催す程濃い鉄の臭気。そして祭りとは正反対の殺伐とした空気)
(それらの源となる、ごつごつした異形3体と細身の青年が対峙している)
妖力たっぷりで最高のごちそうではないか。
がぶりっといっちゃおうかぶりっと。
(筋骨隆々の異形へと共食いを呼びかけ、食欲を人肉から妖力へ誘導)
(自身の接近戦の技量は壊滅的だが、逃げようにも人家はすぐそこだ)
(敵の戦意や性格を慎重に推し量りながら、幻術能力をフル活用する)
「ウガァァァゥ!」
(背筋のいやな汗が外気で刺すような冷たさとなってからしばらく経った)
(地道な"説得"がようやく功を奏し、一番効きの良い異形が仲間へ躍りかかる)
(が、ムラがあったらしい。二体目が襲われたと同時に、三体目の術が解ける)
(同胞の血飛沫で目を覚ましたソレは喰い合う二体を捨て置いて、突進してきた)
――っ!
(りっかの行方が知れるかもしれないなのに。卯月さんの情報がようやく出てきたのに)
(葛森姉妹と話す糸口を掴みかけたのに。走馬灯のように彼女たちの顔が浮かんでは消え)
(目の前の脅威を回避しようと、全ての意識を迫りくる肉の塊へと集中し他の情報を絶つ)
【さてと、でもって書き出しはこんな感じで良かったかにゃ】
【今夜から何日か、よろしくーだよ】
(今日もふらふらとあてどなく夜の街を歩く。
一人歩きは、嫌いではない。何事も起こらないのが一番だし、ロードワークの代わりにもなる。
それでも、ほぼ夜毎に何かしら起こるのが疎ましいのか気が紛れるのかも、最近はよく分からない。
嗅ぎつけた気配に向って近づきながら、バックサイドホルスターから銃を取り出し、
スライドを引いて装弾を確認、セイフティを下ろし、両手で構えて慎重に近づいていくと――)
伏せろ!今すぐ!銃を撃つ!
(角を曲がればいきなり人が襲われている光景に出くわす。
短く鋭く叫んで銃を構え、狙いをつける――
こちらからでは微妙に異形と人が重なって、自分の腕前では誤射の危険があまりに大きすぎる。
銃を構えたまま、慎重さをかなぐり捨てて走り出しながら、どうにか射角が確保できないか、
走り出して――)
【それではこのように。襲われてるのがミッキーだとは知らないので、いきなり難易度の高い要求をしちゃってるような気がするけど…】
【でも今の状態ではギャンブルで撃ったらミッキーの頭か背中に穴が開いちゃうのでこのように、よろしくお願いします】
そこっ
(幻術まで使って感覚を前方の身に向けた御木本に、声は届かない)
(しかし、直線的な動きから左右に逸れるべきという判断をしたようで)
(貧相な体が転がり、それの占めていた空間がちょうどぽっかりと空く)
(横手に逃げた獲物と正面へ出現した新手の間で、三体目は一瞬足を止めた)
……あ、あれ?
(その一瞬だけでも、弾丸が到達するには十分な時間だったのだろう)
(突然倒れこんた怪異相手に、構えていた御木本は間抜けな声を出す)
(ついでに目も丸くしそうなくらいに驚いたが、糸目はそのままだった)
おお、ああ! かがみんじゃーないか。
(そうして安堵したのか、ギャンブルで銃を向けた彼の気も知らず呼びかけた)
(地に伏した異形の向こう側では、残りが凄惨な喰いあいを繰り広げている)
やーやー、助けてくれたのかい?
二重に見苦しいところを見せちゃったねー。
【とー、正ちゃんの反射神経じゃきっついのでこんな感じで御容赦を】
【遅くなってごめんね。またなにかあれば【】でどうぞだよー】
(かわした…というより倒れこんだというべきか?
これなら誤射の危険もない、正面に捉えた異形に向って銃弾を連続で、叩き込む。
3発、4発…動きの止まった異形はただの的でしかなく、かつて教わったとおり、
基本に忠実に射撃姿勢を取り、冷静にボディの中心目掛けて弾丸を集中させて――)
(そこでようやく、倒れた人影がかつて出会った同級生だと気づく。
どさり、と倒れこんだ異形が虫の息なのを確認し、なにやら向こうで共食い?同士討ちをしているのも見定めて)
ミッキー?怪我はないかい?
(どうやら会話をする余裕もありそうだ、とりあえずの危険はなさそうだが、倒れた御木本に近づきつつ、
手を貸す前に、異形の後頭部にほとんど銃を押し当てて、引金を引く――
びくん、と体が震えて完全に死体になったのを確認してから)
簡単な治療ならできるよ、というか、たいしたことがないなら、先にあちらの始末をつけてしまおうか。
(凄絶な共食いにかすかに眉を顰めたものの、一度マガジンを抜いて残弾を確かめて)
あれはミッキーが何かしたのかい?
(血しぶきが舞い肉を喰らい合う様子を見ても冷静に、獲物を仕留めることを優先しようとする。
二匹とも暴れまわってあまり狙いがつけやすいとは言い難い。
かつて異形の感覚を操ってみせた御木本の能力を思い出して、落ち着いて構えたまままだ銃は撃たず、
左手を差し出して御木本の体を起こすのにも手を貸して)
――ああ、うん。怪我はない。
お気に入りのシャツが嫌な汗でぱりぱりだけどねー。
やーやー、せめて夏なら寒くもならないのにさ。
(正体は自分でもわからないが、違和感を覚えて言葉が引っかかった)
(それを誤魔化すようにぼけた返答をしつつ、肘をついて上体を起こす)
あはは、そーゆーわけだから心配はしないでくれたまへ。
今度は僕ばっかりが助けてもらっちゃったねん。
(手を差し出されてようやく、原因と違和感を打ち消す安堵を手に入れた)
(以前の"かがみん"は震える自分の足を叩いて叱咤するような状態だった)
(そうかと思えば、もう一つの人格である不知火に変身して言動を委ねたり)
(そういった不慣れな部分が消え、戦士として成長した彼の変化に驚いたのだ)
うんーどーやらお腹が減って人里に下りてきたみたいだからね。
僕より君らのほーが美味しそうだよ、と唆したら割とあっさり。
(同時に、冷静さに混じる冷酷さに夜へと適応した事もわかり少しだけ胸が痛む)
(とはいえ引き金を引く代わりに、共食いをさせている自分も人の事は言えまい)
(自らに言い聞かせるように、少々残酷な言葉を呟きつつ引き起こしてもらった)
だいじょーぶ、彼らは強さが不均一らしーから。
一方がもう一方を仕留めるまで、待っとけばいーよ。
(その言葉の示す通り、次第に優劣がはっきりしてとうとう一方が他方に乗り上げる)
(唯一の不安材料といえば、雨のにおいが強くなってきている事くらいだろうか)
どうやらこちらにはあまり意識が向いてないみたいだね…
(説明にあっさりと納得して、終わりつつある闘争の様子を見守ると、マガジンを装填し、スライドを引いて)
ただ待ってるのも芸がないし、これなら早く片付きそうだ。
そのまま頼むよ、ミッキー。
(恐れ気もなくつかつかと歩み寄り、まずは馬乗りになった異形の背後から、急所目掛けて3度引金を――
確実に仕留めたのを見届けると、もはや地に大の字になって抵抗する力もなさそうな異形を見下ろし、
慎重に狙いをつけ、眉間を撃ち抜く。
念のため、動く気配がないのをしばし確認してからセイフティをかけて、
腰の後ろのバックサイドホルスターに銃を納める)
ありがとう、君のおかげで助かった。どんなことがあるか、戦いでは分からないからね。
だから、別に一方的に君が助けられたわけじゃない、最初の時と同じ、お互い様だよ。
でも、楽にはしとめられたけど…僕が来なかったらミッキーはどうするつもりだった?
どうも君は直接攻撃ってタイプには見えないし…
(特に身長がたりないわけではない、自分もあまり人のことはいえないが、
それにしても御木本の体の厚み、筋肉の量が足りないのは一目で分かる。
お世辞にも運動に向いているとは思えない御木本に、そこは特にとがめるでもなく、
不思議そうに訊いたところで――ぽたり、と雨粒が顔に落ちてきた。
見上げると今にも降りだしそうな、雨の気配が濃くなりまさっていて――)
雨に水を差されるみたいだね、一度どこか、引き上げようか。
少し話をしてみたくもあるし――とはいっても、寮や僕の部屋まではちょっと遠いかな…
(異能について憚りなく話し合える相手は、無条件に嬉しい。
こんな「夜」の、狩りの姿を見せても大丈夫な相手もようやく増えてはきたけれど、
まだよく互いを知らないのもあって)
君と一度ちゃんと話をするのも、悪くないかと思ってね。
(葬り去った異形からはもう意識を完全に外して、どうだろうと御木本に話しかけて)
ああ、相手の本能は獣並だからね。
敵意むき出しだと気付かれるから――。
(気をつけてという言葉を飲み込ませるには十分の貫禄を感じ取り、唇がぺったり塞がる)
(ちょっと前に出会った頃は、失礼ながら次の機会すべきだと思わせる位だったのに)
(いまや銃口を向ける背中から力み、震え、甘さといったものを見出すことはなかった)
(あちら側へ行ってしまった、と表現しようにも少なからず我が身も汚れてしまっている)
(こちら側に来てしまった……それが胸の痛みの源か、と飲み込んだ言葉を溜息に変えた)
あはは、そー言ってもらえると助かるよー。
かがみんとは一緒に戦おうって約束してるからねん。
いつか共同戦線張らせてくれたまへ。
今日も、君が来てくれないと危なかったからね。避けた後かい?
はーて共食い現場に混じって、喰いついてきたら離脱かな。
(ただ、人間への気遣いは変わっていないようだ。温かい心配りに癒されつつ説明する)
おわっとう、いつのまにか!?
そだねー、ちょーどあれの血や臭いも流してくれそーだ。
ん……なら僕ん家にくるかい。実はすぐ近くなんだよー。
(考えていた分雨に気付くのが遅れた。お気に入りのシャツは即行で洗濯だ)
(話したい、と言ってくる水鏡を招くと急ぎ足で公園を出る階段に向かう)
(友人に再会できたのは嬉しいが、それだけなら雨を避け明日に学校でだべることだって可能だ)
(すぐそこの軒下や木陰より屋内を選ぶということも考えれば、腰を据えた話をしたいのだろう)
(非常事態で女の子を上げたことはあっても夜の、かつ同性の友人を招待したことはない)
(楽しみ、と表現するにはシリアスな雰囲気だが心なしか薄い笑みを浮かべて自宅へ先導した)
(2階建てのアパートだが、声量を落とせばプライバシーが守れないこともないだろう)
それじゃ少し雨宿りにお邪魔させてもらうことにするよ。
(そう言うと放り出したスポーツバッグを拾う。
いつものトレーニングウェア姿、あまり人の家を訪問するにはきっちりした格好だとはいえないが、
非常時ゆえそこは目をつぶってもらうことにしよう、そんな風に思いつつ)
そうか…今日みたいに相手が複数だと、同時に術を掛けることも出来るのかな?
あ、いや、別に君の能力が知りたいわけじゃなくて、危なくないかなって思ったから。
僕は僕にしろ、不知火にしろ、がつんて相手にぶつかるしかやり方を知らないから、ね。
(ついていく道すがら、そんな話をして、一軒のアパートの前にたどり着いてから、ふと思いついて)
あー…こんな夜中にお邪魔して、大丈夫かな?
その、ご両親に説明するのも難しいだろうし…
傘、いつもはバッグにつっこんでるんだけど今日は忘れてきてしまったから、
よかったらそれだけ貸してくれれば僕は退散するよ?
(気がつけばもう夜も結構更けている。同級生が遊びに来るにしては妙な時間に過ぎるだろう。
遅まきながら気がついて、気ぜわしげにどうだろう?と相手を見やって)
なんなら雨宿りと言わず一晩泊ってってもいーんだよ?
その場合、朝ごはんに対するクレームは受け付けないけど。
(冗談めかしつつ、時間を取っても大丈夫だと言外に告げて道を横断する)
(服装については気にする事もない、自身も気温だけを考えた重ね着なのだ)
(オシャレに向けられるはずのエネルギーは、全て趣味に注がれている)
(一人暮らしゆえに礼儀がどうこうという考えも起こらず、完全にスルーだ)
ふむ、できるけれど制御はマニュアルだからね。
どーしても一対一に比べたら精度は落ちるかにゃー。
機械みたいに、仕組みがわかれば対応できるのだけどねん。
脳の中身も解明されてないのに、幻術はわかんないや。
(雨音が強くなってきたので、他に聞かれないよう音量を調整するのに骨は折れたが)
(水鏡自体はすっかり信頼したのか、後付けされるまでもなく困っていたことを明かす)
(そうこうしているうちに、ちょうど目の前がアパートだ。これ以上は壁の中で話したい)
ねばーまいんど。僕はねー一人暮しなんだ。
父さんが海外出張で、母さんだけくっついてっちゃった。
いやはー、電話はまめにしてくれるのだけどねん。
(こんこんと金属の階段に足音が響き、良い具合に話し声を紛れさせてくれた)
【むう、ごめん。重いんで回線を繋ぎ換えてみたよ】
【30分レスできなかったら、回復不能になってるかも】
【その時は待つか落ちるかかがみんに任せるね】
【度々待たせちゃって申し訳ない】
なるほど…難しいものなんだね。
あまりそういう、間接攻撃の人ってほとんどいなかったから、分からなくてね。
でも、手に負えそうもないのを取りあえず見つけたら、次からは僕に連絡をくれてもいいよ。
大体夜は狩りをしているし、前にも言ったとおり、君と僕で組んだら互いに弱点をカバーできると思うし。
後で携帯の番号とアドレスを教えておくから。
(と、ようやく雨から逃れられる場所にたどり着いてほっとしながら)
そうか…僕も基本は寮で一人暮らし、両親は僕が物心着く前に亡くなってしまってるから、そういうのはうらやましいな。
(両親の思い出はほとんどない。写真を見せられて、ああそういえば、と思いつくぐらい。
代わりに叔父に引き取られて育てられた、なんて事情をあっさりと説明する。
何しろ悲しいもなにも、両親の死は覚えていないのでそこは淡々と説明して)
それじゃお邪魔させてもらうことにしようか。
雨もしばらくは止みそうもないし――
(こちらも声を若干ひそめ気味に、扉を開けてもらうのを待って上がらせてもらうことにする。
失礼にならない程度にあたりを見回し、声を掛けてもらうのを待って靴を脱いで、
一応そう服も濡れていないのをざっと確認して、案内されるままに部屋に招きいれられて――)
【了解、それでは一旦23:45ごろまでは様子を見てみることにする。そのときまでの反応で判断するよ】
そーなんだー。
僕は地面使いさんとか、召喚士さんも見かけた事あるよ。
ただ、聞く限りでは使い勝手も人それぞれみたい。
(ゲームのキャラクターを評しているかのように軽い調子を心掛けて紹介する)
(彼が将来連携する時の参考になりそうなことを話せれば良かったのだけれど)
(幻術師は幻術師、それも御木本タイプのものしかわからないと宣言しないと)
(友人に間違った情報を与えてしまうかもしれない)
やーやー、それはありがたい。
この前はアドレス交換する前に別れちゃったからねん。
かがみんも、いつでも後方支援要請してくれたまへ。
アニメの時間帯は、出動前に30秒ほどもらうけどねん?
(録画しないと、なんてからから笑いつつ屋根をありがたがる水鏡のほうを振り返る)
(でも、そんなふざけた話ばかりしていられる様子ではなさそうだった。今は"夜"なのだ)
……うん。感謝は忘れないよーにしてる。
(気に障ったなら申し訳ない、と両親の死を告げた彼へ謝ろうかと思ったが)
(感情を籠めていない相手に蒸し返すのは逆に傷を抉ることにもなるだろう)
いらっしゃいだよ。
こたつがあったまるまでは飲み物で補ってくれたまへ。
それとも、シャワー貸そうかい?
(なんて言いながら、慣れた手つきで携帯電話を弄り赤外線を送受信する)
(と、問題が起きたのか首を傾げながらアドレス帳をスクロールして……)
あっはっは、いかんいかん。「み」かがみくんんだからマ行だよね。
かがみん呼びをケータイにも求めちゃったよ。
(カの部分から下へと視線を移しつつ、照れたような笑みを浮かべる)
(水鏡の文字を期待していたスペースのすぐ上には、奏の文字もあった)
【どーやら安定してきたみたいだね。あとは僕本人の技量ってことで。待っててくれてありがとう】
召喚士…会長さんのこと?
(あの時はかなり酷い目にあった…つい思い出してしまって顔を顰めて)
本当に人それぞれだよね、僕もそれなりに、色んな人に会っては来たけど、
みんなそれぞれ過ぎて個性的っていうか…
(こちらも携帯を操作しながら、アニメ?そういうのが好きなんだろうかと思いつつ)
おなじマ行だね、カ行でも…何人か知り合いはいたかな?
(かがみん、の由来をちっとも知らない水鏡は屈託なく応じて、番号を交換して)
カ行の人も…かなり癖のある人ばかりだったような…
(ええと…誰がいたっけ、と思い返して)
ロシアとの混血の体はちっちゃい子、きっとすごい美人になりそうな女の子を知ってるよ。
あとは…正体不明のブン屋さんと…
(胸のボリュームのある、とは言いづらくて口ごもって)
こう、ふくよか?違うな…そんな感じの子とか。みんな女の子だね。
このウィンドブレーカー、防水にもなってるし、汗は内から逃がして外からの雨は弾くようになってるから大丈夫。
それじゃお言葉に甘えて何か飲み物でも貰おうかな。
(勧められるまではは座らずにいて)
【ごめん、こちらがちょっとトラブってて遅れた。今はもう大丈夫、一応リミットは25時ごろまで、僕のほうはいけそうだ】
おおお、会長さんともお知り合いなの。僕にとってはもー心の師匠だよ。
あの人は男の弟子なんてノーサンキューかもしれないけどさ。
(同じ人物について話しているとは思えないほど正反対の反応を見せ、笑みまで浮かべた)
(初めて女の子を名前で呼べたのも、異能が生むのは戦いだけじゃないと再確認できたのも)
(身も心も大きな我らが生徒会長さんのおかげ、と眉根に寄った皺に気付かず明るい声だ)
ああ、そっちはミッキーでも特に問題ないのだよね。
いやーみの字を入れると、それこそ自分の呼ばれ方と被りそうで。
(さすがに、趣味も分からない相手にツンデレツッコミ役の美少女が由来だと明かすのは憚られて)
(適当な理由をつけ、アニメに対し負の感情を持つ人間がこれ以上増えないように配慮しておいた)
(彼がクレーマーと重なることはないが、オタクをやっていれば世間の冷たさも身にしみてくる)
ははは、個人じょーほーを注意しないといけないところだけど。
どーやら僕も知ってるっぽい人が何人か混じってるねー。
卯月さん……は前に聞いたよね、他にもロシアから来てる人がいるんだ。
そして正体不明さんは、こんな背で蟲使いだったりするかいー?
(戦闘に慣れただけじゃなく友達も増えたのか、と痛んでいた胸に温もりが流しこまれる)
(そうして、二次元美少女を褒めたたえるのに慣れたオタは続く人にもストレートに物を言った)
もしかしてあの、黒髪ロングでないすばでぃなヒーラーさんかな?
いやはー創作物ならともかく、現実でこんな完璧な組み合わせに合えるとは。
(ふくよかの一語だけでぱっと出てくるほど、インパクトが大きかったようだ)
おおう、それじゃーお客さんがいるのに悪いんだけど。
僕は着替えさせてもらってもいーかな。
汗かいた上に雨に濡れてねー、上半身だけじゃ寒いんだ。
(飲み物は用意するからーとコーヒーパックを取りに立ちあがる)
(入れ替わりに、さーさーどうぞとクッションを勧めると台所へ)
(オタグッズは全て寝室にあるので、辺りの家具は質素なものだった)
(唯一丸々としたぬいぐるみが天幕の下で、王族のように座っている)
【いや、いや。かがみんは速さなんて気にしないでくださいな。申し訳ないよ】
【25時了解だよ。予定は不透明なんだっけかー。凍結になったら避難所ででも教えてねん】
まあ、会長さん、度量は大きい人だとは思うけど…
(それで火達磨になって一張羅、といっても今日と同じようなウェアだけど、すっかりダメになった。
まあ戦いの上でのことだから仕方がなくはあったけれど、同じ人物について話しているとは思えない言葉に、
でもそんな側面もあるんだ、と認識を改めることにして)
ええと…虫?を使うかはどうかは、僕は知らない。
なんでも部誌の記事にするのに、いろいろ嗅ぎまわってるとか…
危なくないかな、とは思ったけど体術の心得があるのかな?程度にしか知らないや。葛森さん、だね。
(本当に知っている情報が少ないのでそのあたりはオープンに話すことにする)
ロシアさんのほうは…卯月さんとは違って、ちょっとくすんだブロンドに青い目の、とても可愛い感じの子だよ。
本人に可愛いっていうと怒られちゃうけど。
見たらすぐ分かると思う。きっとびっくりするよ。
(久遠ゆりか、の名前はそれでも伏せておくことにして)
そう、髪の長い…ヒーラー?ああ、なんか怪我はありませんか?って訊かれたけど、
僕、っていうか不知火で自前で治療できるし、不知火使うまでもなかったらちょっと手ほどきを受けたから傷の手当ぐらいは…
(手ほどきを受けたその先生は、もういない。かすかに顔を歪ませて)
できるから、彼女の能力に関してもよく分からなかったりする。
なんだか色々、彼女も、というより、みんなそれぞれ事情を抱えてるみたいだけど、ね。
(立ち入るべきかそうでないのか、いつも迷う。素直にためらいというか、とまどいの表情も浮かべて)
それじゃ僕は待ってるよ。
どうぞ遠慮なく、着替えでもなんでも、そしてお構いなく。
(進められるまま座り込む。なんだこれは?と丸々としたぬいぐるみとにらめっこしたりして)
ミッキーもいろいろ、夜の住人に会ってきたみたいだね。
僕もようやく、戦いになれてきたような…
(ためらいを全く感じないかと言われればノーだが、それでも以前よりはマシになった気はする。
自分としては直接相手に攻撃できない御木本のような能力で夜を歩くのはどうか?と、
能力の説明を聞いても疑問に思ったこともあって)
よく今日みたいなこと、してるのかな?
(何のために?とは訊かなかったが、相手の背中を目で追って、声音に含まれる気持ちまで分かるのだろうか?
そんな風に思いながら、まずは問いかけてみることにして)
【明日と言うか今日、火曜日は夜はOK、水曜日は都合が悪くて、木曜以降は明日あさって次第、まだ不明だったりする】
【そしてこれからは、遅いとか早いとか言いっこなし、ミッキーの書きたいようにレスしてくれればいいから】
【そしてホントに時間調度で申し訳ないけど、リミットが来てしまったみたいだ…】
【レスは後で確認することにするからミッキーの都合も避難所なりで伝えてほしい】
【緊急離脱で申し訳ない。本日のお相手に感謝しつつ、お先に失礼、おやすみ、ミッキー】
うんうん、きっと召喚士としても一流なんだろーなー。
大型の召喚獣とか呼びだしたらかっくいーんだろーにゃ。
いやー、危ない目に遭わないのは良い事なんだけどね。
(知らぬが仏、知らないゆえの憧れ。御木本は小さな空気の妖精くらいしか見せてもらっていない)
(が、その時の様子からてっきり大きかろうと賢かろうと自在に操れるんだろうと判断していたのだ)
あらららん、勝手にばらしちゃったか。けれど正解だったよーだねん。
葛森さんとこの部は〆切り破ると厳しい制裁が待ってるらしいねー。
不謹慎な内容さえないなら、正ちゃんも協力したいとこだけど。
ほほう、そんな素晴らしい美少女が!?
今から楽しみだー、お人形さんみたいなんだよね。
はて……それじゃその子は本人かどーかわかんないのか。
(その他にもどんどん互いの友人知人を語り、しばらく会えなかった隙間を埋めて行った)
(命懸けの世界だけに、一致を確認できな子の名前を出せないのは辛いところであるが)
(いくら水鏡恭弥本人を信頼していても、どこから誰へと情報が伝わるかわからない)
(ならばどこかでけじめはつけるべきだろうと、独自のルールは守りとおすことにした)
まあ、事情がなければこんな時間に出歩いたりはしないさ。
聞いてほしいって人もいるし、聞かれたくない人もやっぱりいる。
僕は、基本的には語って来た人から順番に耳を向けることにしてるよ。
途中まで喋っといて、後は隠すーなんて人の後は追っかけることあるけど。
そーゆー人の隠し事って、たいてい放っといたら大変な事になるから。さ。
(そして、夜の世界のけじめその2。笑みの消えた水鏡に、いくらか真剣な調子で答えを返す)
(とはいえ深刻になり過ぎると良くない、と最後の方は鬼ごっこでもするような軽い声音になった)
(真面目な彼にシリアス100%で語りかけていたら、下手をすると潰れやしないかと危惧したらしい)
遠慮なしって言ったらシャワー浴びてきちゃうかもよ?
覗きは犯罪だからねー、はっはっは。
(冬という事もあり実際はそこまで気になっていないが。コーヒーを二人分出すと寝室に入る)
(僕は猫舌だから冷めてからー、と言っている向こうにぎっしり詰まった本棚がちらっと覗いた)
(正面へ視線を戻せばふくろうにしては随分と肉、もとい綿の詰まったぬいぐるみが見つめ返してくる)
(ほこりよけの天幕の他にも転がり落ち防止らしきストッパーなど、随分と丁重な扱いがされていた)
(棚に収めてあるものはどれもありきたりな小物や本、電化製品のものらしき説明書だったが)
(唯一下の段にある小箱だけが何重にもラッピングされて、これまた大事なものだと自己紹介)
むふう、人に会えるってのもモチベーションの一つだよ。
力を持ってるのに何もしないってゆーのも居心地悪いしね。
(という棚を一通り見られるかどうかという間で御木本は着替えを済ませた)
(これまたファッションのフの字もない、だぼだぼしたトレーナーに身を包む)
【あああ、最後までごめん……と、時間のことは言いっこなしか】
【それじゃありがとうとだけ言わせてね、楽しかったよー】
【ふむ、火曜ならまた20時半くらいから来られると思う】
【あとの予定はまた夜になって知らせるねん、おやすみい】
【それじゃ、スレッドをお返しします】
266 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 03:00:12 ID:YQK3wwwy
乙
>>265 (どうやら御木本にも知り合いは多いらしい。
そして、自分と同じく個人営業、前に会った時といい、善意なのかボランティアなのか、
どこか組織に属しているわけでもないようだ。
これだけフレンドリーでオープンなエージェントだったりしたら、それはそれですごいことかもしれないが)
男のシャワーを覗く趣味は僕にはないな。
部でそういうの慣れてる…慣れてたし。見ても特になんとも思わないけど、ね。
(組織の人間特有の構えたところはちっとも感じない。
ありのままに受け止めることにして、こちらも軽口を返し…たつもりが、
やはりまだ部に在籍してるつもりになっている意識はそう簡単には変わらない。
思わず言い換えて、結果冗談になりきらずに半端な口調になってしまう)
こういう力について話が出来る人もそうはいないし…
クラスメイトや友達に軽々しく口にできることでもないからね。
(ちらりと見えた寝室の本棚に、随分読書家なんだな、と素直に感心する。
あまり他人のプライバシーを覗き見るのも憚られて、遠目でタイトルも何も確認できなかったのは逆に幸いだったというべきか)
コーヒーありがとう、先にもらうよ。
(随分大事にされているらしいぬいぐるみやら、小箱やらを眺めて待ちながら、
コーヒーの香りを吸い込んで気持ちが少し、落ち着いてくる)
何もしないのは落ち着かないかもしれないけど、自分のためにはそれも一つの方法かもしれない。
君の場合なら、力を使わずに普通に高校生活を送ることもできるだろう?
前に言われたことがあるよ、半端な覚悟で首を突っ込むなって、ね。
「夜」の世界の掟に頭のてっぺんまでどっぷり浸かって生きるか、
全部忘れて「昼」の世界で生きるのか、きちんと決めろってさ。
――さもなければ死ぬのはお前だ、って。
正論過ぎて何も反論できなかったけどね。
(淡々と、気持ちが全部整理できたわけではないが、何度も他人に相談しているうちに慣れてきたのもあって)
そういうリスクをミッキーならどう考える?
自分の命をはかりにかけても、そういう力は使うべきだと思って君は夜の街にいるのかい?
(他人のモチベーションを聞いてどうしよう、と思ったわけでもないが、
いくら考えても分からないことの一つでもある。
特に相手を責めるでなく、議論好きの高校生がディベートでもしているかのように装って、
着替えてこちらに戻ってきた御木本の目を――見ようと思ったけれど、細くてよくわからない。
それでもじっと、相手を見据えて――)
【出だしからこんなんで頭を抱えてしまいそうだけど、今夜もよろしくお願いします】
とゆーわけで、美少女さんの名前も聞かずにお別れしちゃったんだよ。あー惜しいっ
(話し相手も情報については同じ考えを持っているらしく、個人名はあまり出てこないが)
(六花に関する話なら代名詞だけでも推測できるだろうし共通の知人も少なくない様子)
(特につっかえることもなく話題をころころ変えたので、淀みができるとより際立って映った)
おお、やっぱり体育会系……なのだねん。
(語られなければ尋ねない、などと言いながら頭の片隅は過去形に訂正した青年の表情を分析している)
(その場で聞き返さなかったのは、そうした幻術師としての反射に日常への執着が抗ったためかもしれない)
(もし長話がお悩み相談になるならいずれ口を突いて出てくるだろう、と堪えつつ軽く頷くだけに留めておいた)
いただきます、と。僕には軽ーいノリで話しちゃってよ。
時間帯が気にならないならお茶受けも出すし。
(つられて重くなりすぎないよう、足を投げ出し座ると糸目をさらに細めてコーヒーを啜る)
(が、ブラックコーヒーよりも苦々しい話しの内容には少々眉間に皺が寄ってしまった)
んー、かがみんも。かがみんに言った人も難しく考えすぎなんじゃない?
例えば自分のせいで友達が人質にとられるー、て話なら悩まないといけないけど。
そーゆーことするのは本能だけで動くような異形じゃないだろうね。
異能やおつむのある異形がリスクを冒してまで人質を取りに来るようなことは避けないと。か。
なんせ夜の事が公になったら、街じゅー国じゅー大騒ぎで動きづらいったらありゃしない。
(まずは、リスクを取り巻いていそうな二次的な要素を削り取る事から始める)
(安心させては別の疑問点が見つかる、では彼の負担になるかもしれない)
(少々核心から逸れていようと、外堀を先に埋めて行った方が良いと判断して)
となれば、あとはバランスなんでない?
正ちゃんは痛いのが嫌い。死ぬのなんてまっぴらごめん。
けど、御近所さんを見殺しにしたって何十年も後悔するのはさらに嫌だ。
一度も会った事ない人や遠い外国まで行ったら、線を引いちゃうかもしれない。
家族や友達を悲しませないためにも戦いでは勝利を目指す権利と義務がある。
でもやられちゃったらそこでお終い、僕のスケールで救える命はそこまで。
――なんて、思ってるのだけれど。
(だんだんと渦を描くように中心へと寄って、それと共に声音を低めて行く)
(が、なんだか語り口がふわふわし過ぎているように思えてかりかり頭を掻き)
やー、なんか一気に言っちゃったね。正ちゃんは幻術使いだからさ。
自分の精神衛生ってゆーのも、いくらかは分かるようになってるんだ。
だから、体を生かすことと心が活きることをずっと天秤にかけてるのだよ。
(無意識のうちに問答してる内容だからつい、と言い訳しつつ)
(瞳の色も判別し辛い細目であるが、せめて誠実にと正面から見返した)
【いやいや、もー語るのはどんとこいだよ。よろしくねー】
(自分にとってはいつもブラックだから、コーヒーの酸味は一向に気にならない。
相手が顔を顰めたのは、こちらの問いかけに対する変化か。
…ゆっくりと、暖かいコーヒーを啜りながら話を聞いて)
異形だけなら、僕はいくらでも狩り続けられると思う。
最近、ようやくそう思えるようになったよ。
例えば、車椅子の女の子に知り合いがいるけど、いろんな意味で彼女自身、
今日みたいな直接的な脅威から身を守る術はないからね。
夜毎狩ってもちっとも減った気はしないけど、それでも僕には奴らを狩って少しでもリスクを減らすことが出来るはずなんだ。
だから、そっちはいいんだけど…
(バランスの言葉に、ほろ苦くかつて言われたことをまた、思い出す)
どっち着かずで僕は中途半端なのは、自分でも分かってるつもり。
昼も夜も、どっちも切り捨てられなくて、ふらふらしてる。
体と心、か…僕の場合は夜と昼に、まんま引き裂かれてしまっているから、ね。
(不知火も自分の一部には違いない、不知火の戦いに迷いがないのは自分が一番よく知っている。
それでも――)
この街には、人を殺す異形だけじゃなくて、人を殺す人もいるのは、知ってる?
悪意をもって、あるいは気まぐれに、あるいは自分の研究のために。
仮定の話だけれど、君の目の前に人を殺す人がいたとしたら…
その時は、君ならどうする?
このまま見過ごせば、君の家族や友達にまで危害が及ぶかもしれない、
そういう状況が容易に想像できて、そして君にその人を殺すだけの手段があったら――
体を生かし心を殺して、その人に手を掛ける?
(見返してくる目線を外して、コーヒーカップの底を見つめて問いかけて)
いやあ、それだけでも正ちゃんは尊敬しちゃうよ?
僕は危険が減るとか今そこにいない知り合いも安全になるとか。
そーゆー未来まで見て夜の世界に行ってないからねん。
散歩したいから散歩して、目の前に現れれば倒す。現在だけ。
(大人の舌で大人の考えを語るなあと素直に、少し間の抜けた感心の仕方をする)
(こちらは口の中で苦味が飽和してきて、ミルクを少しずつ注ぎ足しているところだ)
(大人で、そしてブラックのように純粋な思い。なんら恥じることない誇り高い志)
(自信を持ってほしいが彼の場合、全面的に肯定すれば頑張り過ぎる恐れもある)
(だから、参考程度に自分の意見を挟むだけ挟んでおいた)
えええ、どっちかに特化しなきゃいけないのかい。
僕は、異形と戦ってるけどゲームやアニメも楽しんでるよ?
会長さんはナンパが趣味だし。葛森さんは部活を楽しんでるようだし。
かがみんは、何もかも未練ないのん?
(否定する所だけは否定、ではただの嫌な奴だ。疑問形で返してみる)
(実際、仕事人間というか正義の味方として燃えているならそれもアリだろう)
(けれども煮え切らない顔をしている友人へ、孤独を勧める気にはなれない)
ふむ、そーいえばちょうどヒーローがダークヒーローに吐いてたね。
昼も夜も……「背負うことから逃げるな」てさ。
例え人命だろーと、正ちゃんは逃げないつもりでいるよ。
それなりに勝ってそれなりに負けて――逃げた辛さもそれなりには知ってるつもり。
はははー、そんなこと言って実戦で腰抜かしちゃったらカッコ悪いね。
(逃げた辛さという言の葉に反応するように、瞑っているとすら見紛う瞼が片方だけ震えた)
(それを誤魔化すためか、はたまた生来オチをつけないと照れてしまう性質のせいなのか)
(気付けば余計なひと言をつけたして、呑気に笑っていた)
ねえ、かがみん。"心を殺した"の基準てなんだろーね。
人の命を奪うってのはまー、どんな理由であれ推奨されないしされちゃいけない。
でも、殺されかかっている人を見捨てるのも道徳的に良いとされたことはない。
アシモフ先生がロボット二体に語らせた三原則の上位項……第零法則みたいだね。
彼らは機能停止したりして解決できなかったけど、人間の僕らに答えは出せるかな。
(さすがに笑顔は消えていたが。水鏡のように堅くなることなく話し続ける)
理性の部分では、出せる自信ないにゃ。
でも幻術能力が見せてくれるイドに従うなら、僕は手をかけるほーに気持ちが傾くみたいだ。
こんなにもまざまざと映してくれるってゆーのに、二人とも助けるほどの力はないのだよねん。
(いや、堅くなろうとして軽さと相殺してしまっているといったほうがと評するべきか)
(様々な感情が打ち消し合ってゼロとなってしまった表情で、抑揚のない声を紡いで)
どっちが正しいとか、活きるか死ぬかはわからない。
けどね、かがみんは心を殺さないでほしーな。
僕は……いつしか能力が垣間見せた本能に従うよーにならないか怖いよ。
あはは、この様子だともう手遅れになっちゃってるのかな。
(今までの純粋な心配からくる言葉ではない。自身への戸惑いも重ねられ、ボールは投げ返された)
本当のことを言うと、そうやって誰かを守る気持ちもないではないけど…
一番怖いのは、自分がなくなってしまうことだから。
(自嘲気味に、まだ目を上げようとはしないでうつむいて)
戦わなければ僕は不知火に憑き殺されるって、本人に直接脅されてるからね。
理由もへったくれもない、ただ死にたくないから戦ってる。
(なんとか和まそうとしてくれるのは分かるのだが、つい自分の思いにひきずられるばかりで)
僕も読んだことがある。第零法則で優先されるべきは人類全体のメリットではないか、だったっけ。
そんな風に考えられるのは、元は無私に人に使えるために作られたロボットだからだと思うよ。
どうしたって、目の前のことについつい引きずられて、状況に流されて、いつだって大事な時には時間がなくて――
気がついたらそれしか選択肢がなかったんだ。
その人にはもう、先がなかった。僕がその先を閉ざすしか…
心を殺したのかどうか、僕にはまだ、よく分からないとしか答えようがない。
――僕も認めるのが嫌で、答えをはっきりだすのが怖くて、逃げ出しているだけかも知れないけど。
だから半端なバランスだって言われるんだと、自分でも思うよ。
(とつとつと、語り続けて)
でも今のままじゃ、部の仲間と一緒に昼間はボクシングで体を動かして、
夜は狩りってわけにはいかない、それだけは分かってる。
意固地だと言われ様と、それはどうしても僕は譲れない。
未練はあるけれど、今でもみんなと体を動かしたいけど…
この手で、銃の引金を引いてその人を手に掛けた手で、みんなと部活なんかできないよ。
今は、まだ…
(そう、今は、まだ。ぴくりと震えた御木本の瞼を見やって)
どこにも行けないけど、まだなんとか僕は踏みとどまってるかな。
こうして話を聞いてくれる人もいるから、ね。
だからまだ、答えを探してふらふらするつもり。
(あえて、本能に従うとどうなるのか、とは訊かない。
それでも話を聞いてもらって、自分の問いに自分でも答えて、違った角度から考えを聞けて、
少し楽になった。君はどうなんだろう?とようやく相手を気遣う余裕を取り戻して、
軽く首を傾けて目で問いかけて)
それは、むしろ安心して良いことなんでないのん?
どっぷり夜に嵌まってる人なんて、使命感が生存欲求を上回ってたりするからねん。
お話の中でならそんなキャラクターにも惹かれるけど、僕らはあくまで生身の人間。
いや、もっと言っちゃうと動物なんだ。生きていたいって気持ちは持ち続けないとー。
僕もコーヒー飲み友達が減るのは悲しいからね?
(純だからこそ、生命の根源であるはずの欲を卑しいと考えてしまうのだろうか)
(彼自身への嘲りを止めるでもなく、冗談まで加えて物事を単純化していった)
正ちゃん的には、かがみんを困らせる裏かがみんにお説教作戦を共同立案したいにゃー。
あ、でも下手にスイッチが入ると君自身も危なかったりするかな。そんなら無理はしないけど。
お互い、りらっくす…………しよーか。
(できるような議題でない事は、はじめからよくわかっているつもりだった)
(が、自責の念を前面に押し出している様子を見ていると今にも彼が折れそうで)
(形にしたメッセージを送りたくなり、苦笑いを浮かべて無茶な誘いを向ける)
(そして、それ以上遮る事はしなかった。吐き出した方が楽になる事もある)
(おぼろげながらも示された"!その時"と現状の全てを黙って聞いていた)
んー、いや。悩んでるとこ悪いけど。正ちゃんはほっとしたにゃ。
(そして勢いが止まった頃を見計らい最も不適切な感想を敢えて最初に持ってきた)
公園で会った時は、冷徹になっちゃったかーなんて勝手に考えててね。
迷いを断ち切りすぎちゃうと、その加害者さんにして被害者さんも報われまいさ。
心はまだちゃんと活きてるみたいだし絶望することはない。
(矛先が自分にばかり向いているうちは、何を言っても半分も届かないだろうから)
(あえて身勝手な視点から、幻術師として心の問題だけをクローズアップしてみる)
だから、そんなかがみんが昼間の仲間を想うのも当然だと思うよ。
異形や犯罪者相手じゃない、普通の事件なら日陰を歩けと周りからも言われるさ。
逮捕されて刑務所で懲役、とゆーのもわかりやすい償い方だろーねん。
(通常のバランスを崩せば絡み合った糸を手繰るように、一本道を進み)
けど……ね、自分でも倫理的に善か悪かわからない。
あり得ないけれど部の仲間が知ったとして、庇うか責めるかもわからない。
そういう理由で、いきなりかがみんが距離を置いたら周りは戸惑わない?
元々離れたかったならともかく、そんな大事な友達なら相手の気持ちも考えないと。
彼らに寂しい思いさせることが……ほんとーに"正しい"贖罪だろーか。
(彼の背負いこんだ重しを降ろし、代わりに異質な荷を担ぐよう提案してみる)
(それは御木本自身も通り、今なお歩み続けている道への標識だった)
お説教ばかりじゃずるいよね。正ちゃんの話をしよう。
僕は三人、それも全部正当防衛か救命行為が絡んでのことだった。
しかもねー……うん、都合良すぎだって疑われそうな展開だけど。
かがみんだから話そうか、遺体は全部組織に持ち帰られたりして消えちゃったんだ。
助けた相手は自分なりのバランスを見つけた相手ばかり、僕は僕なりの解答を迫られた。
ただ、三人のうち二人は人を殺そうとしてたからね。
彼らの一体何を背負えってゆーのか、けっこー悩んだんだよ。
で、今は考えても分かんないから四人分人生を謳歌するよーにした。
あははは、とても参考にはならないかな。
(だーっと、こちらも腹の中に溜まったものを広げるように喋りきった)
(汚い要素も全部ぶちまける気になったのは、目の前の青年の誠実さゆえか)
(隠しておいたほうが良い、と頭の隅にも思いつかせないほどの真っ直ぐさ)
(それゆえに悩み多いのだろうが、一方では羨ましくもあった)
ただ、まー。道を外れちゃった先輩として一つアドバイスするなら。
いくら探しても外になんか、答えはないよ。御遺族でもいない限り。
責めるでもなく甘やかすでもなく、鏡を見ないとなーんにもわかんない。
だって、決断したのも、手を下したのも自分なんだからね。
(大丈夫……落ちついてはいるよ、と語りかけるように。穏やかな声で偉ぶってみせた)
【ごめん、早めだけど体調が今日は限界なようなので、水曜日か木曜日、可能なら置きレスをさせてもらうことにして、
今日はここで凍結をお願い。ちょいとややこしいところでもあるので、じっくり考えてレスもしたいことだし】
【こちらから大丈夫とか言っておいて申し訳ない…】
【あーいやいや、時間の事気にするなとは言ってもらったけど……】
【さすがに倍以上待たせちゃったからね、こちらこそ申し訳ない】
【わかった、水曜忙しいなら焦らずゆっくりとどーぞだよ?】
【正ちゃんも長考したくなるとこまだありそうだし、ね】
【楽しい時間をありがとうだよ、かがみん。また金曜に会おうー】
【あーそだ、今回は落ちる前に確認すべきとことかあるかにゃ】
【今だと頭が働かないから、なにか伝えることがあれば避難所に伝言することにするよ】
【こちらこそ、お相手に感謝だ。それじゃまた会おう、今夜も楽しかった。おやすみ、ミッキー】
【僕からはこれにてスレッドをお返しします】
【あいあいさ、またツッコミ所があったらずばーっとお願いねん】
【お互い楽しめたら何よりだよー、それじゃまたー】
【僕からも、スレッドをお返ししますねん】
277 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 23:45:07 ID:YQK3wwwy
。
278 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 14:22:57 ID:S6qJth9x
。
【アンジェラ先輩とのロールに場所を借りる】
【解凍の為スレをお借りします】
>>242 お願いしますっ!
(思いがけなく投げかけられた「手伝う?」の問いに思わず即答する)
(その間にも異形の攻撃をかわすが、状況は悪化するばかり)
(電柱や植樹を盾にしようにも、一撃で吹き飛ばされてしまうのだからほぼ意味がない)
(左右によけながら少しずつ前進を試みるが、足元に照準を合わせられては後退を繰り返している)
(その合間に、声のした方を横眼で見る)
(日本人の少女。歳も背丈もおおよそこちらと同じ)
(おそらくはあの学園の生徒だろうが、異形慣れはしている様子)
(組織人か、はたまた代々異能を引き継いでいる家系の人間か──)
──ぐっ。
(そこまで考えたところで、異形が吐き出した氷のつぶてが自分の右ひざを抉ったのを感じる)
(すぐさま放たれる火球は、自分の身体の正面、腰の高さ)
(身体を逸らしても、しゃがんでも避ける事が不可能であることを悟れば、魔法の行使を即断)
──Protection,Level2!
(火球の直径より一回り大きめの魔力の盾がアンジェラを守る)
(盾は火球に打ち勝つが、ひざを痛めたアンジェラはその衝撃を殺しきれずに後ろに転がる)
(起き上ろうとするが、すぐさま異形の火球と氷は発射されて──)
え……
よ、避けてくださいっ!
(突然、攻撃対象を壁から首を出した少女に変更する異能たち)
(アンジェラはもうおそるるに足らないと判断したのか、それとも目に付いた相手に攻撃するだけなのか)
(異形のカエルの氷と火球は、籐堂へと向かって放たれていた)
【大変お待たせしました。では、よろしくお願いします】
>>280 …ん、いい返事。
(即返された返事にこくり、と頷く)
(ちらり、と状況を見回すと、2体の異形がそれぞれ彼女に照準を合わせている。これではうかつに近付く事も出来ず)
…………あ…
(氷の残骸が彼女の膝を抉る)
(動きを止めたそこに火球が飛んで来る。2体のコンビネーションを中々に取れているようだ)
(避け切れないと判断した瞬間、力を行使しようと手をかざすと―)
…おお。
(何か呪文らしきものが唱えられた瞬間、盾が現れて火球を防ぐ)
(あれは…魔法、なのか?彼女は一体…)
(しかし、勢いを御仕切れずに彼女の体が弾かれる)
………危ない。
(彼女の元に駆け寄ろうと壁際から体をのぞかせる)
(そこに火球と氷塊が放たれる)
………私を狙わなければ、一人倒せたかも、知れないのにね。
そんなことは、させないけど。
(それを視界に捉えた瞬間、はぁ、とため息をつく)
(そして、口元が小さく動き、両の手がかざされると、そこから閃光が飛びだす)
(それは導かれるようにして二つの球体を消滅させて)
…そこのお姉さん、動ける?
(隙をついて彼女の元に駆け寄り、そう尋ねて)
【お待たせ、こちらこそよろしく】
>>281 (あっけなく消滅させられる火球と氷の礫)
(彼女の力がどのような物なのか、アンジェラには解らなかった)
(だがそれが魔術の類である事、そしてそれなりの精度と威力を持っていることは解った)
『ゲロッ!?』
『ゲエロッ!』
(簡単にいなされた事が悔しいのか、二匹の異形は籐堂の方に向かって攻撃を続ける)
(とはいえ、威力もスピードも連射速度もそれほど変化はない)
(籐堂が最初に見せた力を行使し続ければ、造作も無く打ち消し続けるだろうか)
──Lifeburst,Level1
貴方のその力、射程距離と威力は如何ほどでしょうか。
(異形二体が自分から気を逸らしているうちに回復魔法を行使し、)
(駆け寄られれば、手を借りぬままに何とか立ち上がる)
(問いかけるは、相手の能力の基本的なスペック)
私の能力は多くの事を行えますが、どれもこれも決定力に欠きます。
遠距離攻撃は可能ですが、あの異形たち相手に遠距離戦を挑むのは無理です、私だけでは。
貴方が異能を滅する為の、サポートにまわろうと思います。
(まだ痛む足を引きずりながらも流れ弾を避け、籐堂と近い距離を保つ)
相手の動きを止める。相手の攻撃を防ぐ。貴方の異能の力を高める。
貴方が、あれらを滅するのに必要な私の補助は、どれですか?
(一戦交えた後だけに、それほどの魔力は体内に残っていない)
(何とか体中の力を振り絞りながら、呪文書を開き答えを待つ)
…射程距離はあのカエルくらいまでなら届く。
威力は調整できる。ただ威力を上げれば上げる程時間と魔力、が必要。
(出された質問に答えつつ、二つの攻撃をいなしていく)
(また呪文のようなものを唱える。恐らく毛並みこそ違えど魔術の使い手、なのだろう)
ん、大体分かった。
私は逆にそんなに多くの事はできない。
…ん、じゃあよろしく。
(彼女に近付きながら、こくりと頷く)
…ん、あまり時間も掛けられないみたいだし、動きを止めてくれると、有り難い。
…私が近付いてって、仕留めてくる。
…ちなみに、これを使ってる間は、魔術は使えないから、頭に入れといて。
(腰に差していた小さな武具)
(それを手にして力を込めれば、みるみるうちに巨大化して、背丈より遥かに長い二叉の槍に)
…さて、行ってこようかな。
(緊張感の無い様子でそう呟いて)
>>283 なるほど。イメージは出来ました。
(そう言えば先ほど、何か詠唱をしていたような気がする)
(詠唱と術式を持って力を行使する、魔術のようなものだろうか)
了解、しました。
(先程の能力ではカエルの異形を倒せないと判断したのか)
(それとも、手早く倒したい理由があるのか)
(何とも断言はできないが、籐堂が槍を構えれば)
(異形の攻撃をかわしながら、魔力を集中させる)
(とはいえ、必中にして絶対とも言える魔法「Stasis」は、複数の相手には使う事が出来ない)
(ここは、相対的な意味で「相手の動きを止める」に近い効果を発揮する魔法を選ぶ)
Timewalk,Level2
(自分と味方の時の流れを加速させ、通常の時間軸から見れば高速に動いている事になる魔法を行使)
(対象はアンジェラと、止め役を買って出た籐堂)
(これで二体とも、既に発射された火球も氷の礫も、止まっているも同然)
(二体のカエルの異形は何らかの異変に気づいたようだが、)
(それを打開する事が、そもそも打開策を見つける事が──滅される前に出来るだろうか)
【申し訳ありません。大変お待たせしました】
ん、分かった。
私も、だいたいね。
…どんなものが見れるか、楽しみにしてる。
(何やら本のようなものを開いて、それから呪文を唱えている)
(魔術書とかそういった類のものなのか、どちらにしろ分厚くて自分には読む気がしないだろう)
…ん、よろしく。
(遠距離からの攻撃では精度も落ちるし、相手は2体いる)
(高速詠唱で乱発すれば、倒せるかもしれないが、彼女の状況を見るに、そう時間は掛けられない)
…ん?
………遅く、なってる?
いや、私が速くなってる…?
…どっちでもいいや。
(火球や氷塊がまるで止まったように感じらられる)
(恐らくこれは彼女の魔法の仕業なのだろう)
(万能な能力だな、と思いつつ、異形との距離をぐんぐん詰めていって)
【大丈夫、気にしないで】
【最初にリミットを提示するのを忘れていました。申し訳ありません。】
【本日はここで凍結にして、明日(金曜)の同じ時間に再開したいのですが、いかがでしょうか?】
【ん、分かった、明日の同じ時間ね】
【それでいいよ】
【ちょっと遅くなる可能性もあるので、確定次第避難所へ書きます】
【が、最悪でも22時には開始できると思います。】
【それでは今日はこれにて。お相手ありがとうございました】
【ん、分かった。避難所を確かめておく】
【こちらこそありがとう。これで私も落ちる】
そりゃー、君がそれだけ好青年だってことでないのん?
曲がろうが堕ちようがお好きにどーぞな相手なら、会う人会う人にお説教されはしないさ。
まったくう、モテる人がこれ以上増えたら正ちゃん煽り喰っちゃうよー。
(おかわりはいるかい、と楽にするのを待っていたかのように問いかける)
(また力まれてしまっては、再びリラックスするのに一層時間がかかるだろう)
(余分な力が入ると、解ける糸ももつれたままだし結び目自体が見えてこない)
ほれほれー、自省しながら自虐しなさんな。
うじうじしたくければ自分への好感度を上げとこ。正ちゃんは自分大好きさ。
可愛いはずの自分を愛せないんじゃ、他人の愛し方もわからなくなるからね。
はっはっはっはっは。
(全てに答えが返って来たわけでないが、彼なりに受け取ってくれたのだなと安心しつつ)
(表情を隠すのも兼ね、台所へと立ちあがったついでに背後から不意打ちで肩を揉んだ)
(いっぱい投げかけたし中で処理してもらうまでは、ごちゃごちゃ追加しない方が良いだろう)
それがいいよ。
ただ、曇った鏡じゃいくら覗いても何も見えないからね。
もし拭いてほしくなったら、またおいでー。
その代わり、僕のが汚れちゃったらかがみんが洗って。
(図々しく自分のことまで要求して、遠慮する必要はないとわかりやすく伝えておいた)
うん、ちょーっと話し過ぎたかな……。
まあまあ、参考になったなら結果オーライとゆーことにさせてくれたまへ。
お節介を言わせてもらうなら、部に戻るなら考えもだけど迅速な行動も大事じゃないかにゃ。
「今日逃げたら明日はもっと大きな勇気が必要になるぞ」とゆー名言もあることだし。
(表情に戸惑いが混じっているような気がして、今更ながら饒舌すぎたと反省)
(とはいえ、親しい人に打ち明けて自分自身の心も少し軽くなったようには感じる)
(普段通り付き合うのもまた贖罪、と語っておきながらいかんなあと頭をかいた)
紅い髪――。
(焦げ茶や赤茶くらいなら見かけるが、もし真紅となれば知り合いは一人しかいない)
(一瞬、去年隣席だった大柄な青年を思い浮かべるがシリアルキラーと聞いて口を噤む)
(月夜の晩、それらしき告白を受けた事はある。が、彼曰く今は足を洗ったのだとか)
(本物の快楽殺人者なら"足を洗う"という選択そのものすら不可能なケースも多い)
(となれば昔遭遇してそれっきりか、人違いか、彼について誤解している可能性があるだろう)
おや、奏さんも知り合いか。広いよーで狭いねえこの街。
(代わりに、"ないすばでぃなヒーラーさん"のほうにウェイトを置いて返答した)
(もっとも能力を見かけていないような話を聞いていたので、先ほどの会話とは絡めない)
(ただ、この人の良い青年と善良そうな少女が仲良くやっていけますようにと祈った)
【水鏡恭弥くんとのロールに、スレッドをお借りしますー】
好青年?どこが?
年下の子にもこんこんと諭されるぐらいだから…
(自分が好きだ、と朗らかに主張する御木本に眩しげな視線を送る。
自分と、もう一人の自分と、どうしても考えはそこに戻ってきてしまう。
誰に打ち明けるわけにもいかない、誰にも理解されない、そこは執拗に意固地に固執して)
ああ、それじゃもう一杯、もらおうかな…
(うつむきかけたところで肩を揉まれてびっくりして、思わず相手を見上げてしまい)
なんていうか…僕、曇りっぱなしの鏡みたいだけど、ね。
(それでも気遣いに、かろうじてこわばってはいたけれど笑みを返す。
人に話すことで自分も何にこだわっているのか、改めて整理できた気がする。
迷惑を掛けてしまったとの思いもあるけれど、今はこちらを思いやってくれる気持ちに、
少しでも応えたいと、そう思って)
部に戻るのは…考えてみるよ。
逃げて…るのかもしれないけど、自分で納得できないうちは、すぐに行動って訳にはいかない。
でも、でも…考えてみるよ。
(心は揺れた、できれば明日にでもみんなと体を動かしたい、とは思ったが、
まだ頑なに、自分の心がノーといっている。
それが正しいことなのか、間違ったことなのか、もう一度考えてみようと心に決めて)
その紅い髪の男は、それでも不思議に人になつかれるみたいだ。
気まぐれな優しさで人を助けるって言ったら、私にとってはそうじゃないって、助けられた本人に噛み付かれたよ。
最近はもう、そういう事件はあまりないみたいだけどね。
水晶に閉じ込められて殺された人の話を聞いたこと、あるかい?
…僕はあまり、今の自分は好きじゃない。自分を信じきれないから。
(最後は聞こえないように、うつむいて呟いて)
【ミッキーとのロールの再開にお借りします。今夜もよろしくお願いします】
それじゃもう確定的でないか。
殺伐とした夜の世界で、誰が嫌いな相手にわざわざお説教してやるものか。
その時間に、異形狩りなり組織活動なりしてればいいのさー。
年下に人気なのは良いけど、小学生に手を出すのはやめときなよん?
(はいなとマグカップを差し出して、何か言われる前にクッションへと座り直す)
(一人で悩まれるよりは、面と向かってアクションを起こしてくれた方がやりやすい)
(彼の事だから、他者に負担させるくらいなら自らを苦しめようとするかもしれない)
(ちょっと尖ったことでも言っておけば、抗議するついでに吐き出してくれやしまいか)
はてはて、性格以外で曇りっぱなしの原因があるならそれも相談に乗るけど。
なんたって正ちゃんは幻術師だからね、心の問題はどんとこいだ。
大風呂敷……じゃない、大船に乗ったつもりでいてくれたまへよ。
(本来は精神なんて複雑すぎて弄れる部分のほうが少ない。大風呂敷が正しいのだが)
(こういうことは大きめに言っておいて、あとから努力で埋め合わせたほうが良い場合もある)
(できないかも、では出かかっていた言葉だってお腹へ引っ込んでしまう恐れがある)
おっけいおっけい、正ちゃんが強制しても意味ないかんね。
戻って試合にでも出られるよーになったら、観戦したげるから呼んでね。
ああ、アニメのない曜日限定でよろしく。
(突き離せばここに来づらくなるだろうし世話を焼き過ぎれば自力で答えを探しにくいだろう)
(温かいんだか冷たいんだか、よくわからないメッセージを送って適当に励ましておいた)
ん……ん、人望のあるシリアルキラーね。
サイコパスなんだとしたら、気をつけないとーだ。
あの脳波苦手なんだ。こっちまで染められそーで。
(あくまでも分類の一つとして、偶像として喋り通そうというつもりでいたのだけど)
(彼との共通点が次々と挙げられて、より抽象的な話しかできなくなってくる)
――聞いた事は、あるね。そーゆー能力者も知ってる。
もっとも同一人物かどーかわかんないとこもあるにゃ。
(そして、決定的な事柄で質問されればもはや逃げようはなかった)
(目の前の友人に嘘はつけない。かろうじて、縋るような言い訳を残す)
(思考に比重を置いたせいで、最後の呟きを拾うことはできなかったが)
彼もね、自分を好きになれない人だった。
まずは隣人の前に本人を愛さないとーって言ったんだけどさ。
(ぽつり、とその悪友に向けた言葉が口から漏れ出た)
【あい、よろしくお願いしますー】
(マグを受け取って、ほぼ無意識に一口含んで…悩みを浮かべたまま、微妙な表情になって)
心の問題は…また次の機会に。
今までの話だけでも今日はいっぱい一杯だ、僕。
小学生…には流石に手を出すとか、そういう問題じゃないような気がするんだけど。
(苦笑を浮かべて、ちょっと肩をすくめる。
打ち解けていないわけではないが、今話すのはためらわれて、ごまかしがてら)
分かった、っていっても、まずはレギュラーになるのにブランクもあるから大変だろうけど、
僕が選手として試合に出られるようになったら君に教えるよ。
大体は土日の昼間なんだけど、アニメ?の時間とはかぶったりするんだろうか?
(その手のものは見たことがないので分からない、首をかしげながら、
暖かく苦い液体を今度もブラックのまま、ぐっと飲み込んで)
紅裂さん、だね。何度かあったことがある。
人をくったような、煙に巻くようなことばかり言われたような気がするな。
(御木本が語る彼と、自分が会った彼はまた微妙に印象が違うような気がする。首を傾げつつ)
ちょっとね、紅裂さんとスパーリングの真似事みたいなこともした。
彼が人を手に掛けたことを忘れたことはないけど…
その、手を貸してもらったり助けてもらったりした人たちの言うことも僕は聞いた。
悪い話ばかりじゃなかったよ、とだけ。
(二人の間に何があったか、聞かずにいて)
彼、自分を好きじゃないって言ってた。
でも、これから何を見つけるか分からない、とも。
好きじゃないわりに、やりたいことはし放題のような気がするけど、さ。
(馴れ合いたいわけではなかったが、それなりに付き合いがないわけではない。
自分の受けた印象を語ることにして)
小児性愛に目覚めてるわけじゃないなら焦る必要なしか。
へええけっこう控えの人数もいる感じなのかにゃ?
いやー、正ちゃんのスレンダーボディーじゃ勧誘なんて受けた事ないからね。
今度気が向いたら、どんな人たちがいるのか教えてねん。
(格闘技から縁遠い体格や腕力をしているので、部の規模も強さも知らなかった)
(少人数でサンドバックが吊るしてあってという漫画を基にしたイメージしかない)
ふーむ、それなら再放送がまとめてない限りは大丈夫か。
もしその日に被っちゃったら録画するよ。うん。
夜だったらスポーツの中継で時間帯がずれたりするからねー。
お昼まで良かったよかった。
(その漫画アニメを長々語りそうになる自分を抑え込みつつ、彼の飲みっぷりに口元を緩める)
(趣味の対象年齢と舌の好みって比例するんだろうか、とくだらないことを考える暇もできてきた)
(他に自分のできることは、彼がいつでも再び来られるような環境を整えておくことくらいだろう)
紅裂……拓兎くん、かな。名前も水晶も髪もレアだよねー彼。
(これだけ揃えば認めざるをえまい。自分に言い聞かせるように説明口調で確認する)
はーて僕は良い話も悪い話もあんましできないからねえ。
アニメのことやら美少女のことやら、そんな雑談ばっかりしてたっけか。
(和やかに萌え語りをしていたかと思えば、助けも求めず異能を明かされ)
(一人で大量殺人を告白し、一人で孤独へと歩み、一人で改心していた)
(冷たい世界から戻って来た事を素直に祝福すべきなのだろうけれど)
(拗ねてしまうのは、相談してもらえずムキになっていたのかもしれない)
(そして、何よりなんら助力できなかった自分に喝を入れたいのだろう)
むふう、自信がないと動けないってのはお昼間に生きる僕らの理論だからね。
やりたい事をはっきりやらなきゃ生き残れないて、夜の事を心得てるんでしょう。
偉そうに言ってる僕も、そんなに徹底することできないにゃー。
……まあ、やり通す気はしないしあんまりお勧めもしないけど。
(自分の罪まで明かしたのだ。聞いてこないことを、これ以上話して負担をかけても悪い)
(持ち上げるでもなく軽蔑するでもなく、違いをなるべく客観的に分析して頷いた)
でも、やりたいこと全部が自分のためだったら僕はもっと距離を置いただろーね。
はははー本人に言ったってだめだよ、自分が好きじゃないぶん悪でいたいっぽいし。
「やりたいことが全部自分のためだったら…」か。
それは彼にも君にも、そして僕にも言えることかも、知れないね。
(そちらの話には深くつっこまないことにする。自分とはまた違った事情が二人の間にはあったのだろうと思うに留めておいて)
よかったら今度、部に見学に…って、僕がちゃんと戻れてからの話だけど。
(つい言いかけて、少し気まずそうに、言いよどんでも)
なんなら初心者向けにコーチもして上げられるよ?
おもいっきりサンドバッグを打つと結構気持ちいいし。
その時は是非、見学に来てくれるといいな。
(自分の心の澱をぶちまけるだけでも、かなり助けられたと思う。
確約が出来ないところが歯がゆかったけれど、それはちゃんと言い切っておいて)
(雨はまだ、止まない。冷たい夜の雨音が部屋にも響いて――
その音に聞き入ってから時間を確かめると、もうかなり夜も更けている)
ミッキー、傘を貸してくれるかな?
こんな時間だし、今日はそろそろ退散したほうがよさそうだ。
また今度、お互いもっと有意義だったり趣味の話とか、色々出来るといいね。
ごちそうさま。美味しかった。
(そう言うと、バッグを肩にひっかけなおして、立ち上がる)
(どう、言うべきか、ここまでの誠意を見せてくれた彼に、何か自分が返せるものがあるだろうか――
話の途中でも、ずっと考え込んでいて、玄関で靴を履いて振り返ると)
ミッキー、僕、コーヒーが好きなんだ。育てもらった叔父さんの影響でね。
今でも叔父さんの家から、挽いてもらった豆を送ってもらったり、自分で買ったりして、毎日飲んでる。
寮のほかにも、ちょっと事情があって、ここみたいな部屋を借りててね――
(簡単に住所を告げる。といっても異形が頻繁に出没するあたりで、ほとんど人がよりつかないところだ)
もし近くに来て、灯りがついてたら是非尋ねてくれないかな。
また夜に会ったら、僕のほうから招待させてもらうよ。
君の口に会うかどうか分からないけど、ちゃんとミルクと砂糖も用意しておくから、その時はご馳走させてほしい。
(晴れやか、とは言い難い表情。こんなことを自分が言っても大丈夫だろうか、とおずおずとした調子で口にする。
手を上げて、別れの挨拶をして戸口を潜って――から振り返って)
それと、君は読書家だったりゲームが好きだったりするのかな?
さっき寝室の本棚が見えたときに、ちらっと背表紙やパッケージみたいなものが見えたから。
面白そうなのがあったら、今度貸してくれるかい?
僕、あんまり本とかゲームとか買わないほうだから、さ。
それじゃ、また。
(傘を手に、かんかんと階段を鳴らして暗い夜の闇の中に、足を踏み出していって)
【僕の方はこのあたりで締めにしようかと。ミッキーからレスを貰って締めるか、返すかは考えることにしたいと思う】
【なんていうか、ちっとも言うこときかないヤツで済まない】
おんや、いいのかな。肩とか外れないか心配だー。
でもパンチくらい出せないと、この先生きのこれないか。
むふう、喜んでお呼ばれさせてもらいますよん。
(水鏡がいるなら、いままで関わりのなかった世界だろうと楽しめるだろう)
(なんだか変な日本語だったが、その時は部に顔を出すと早くも客の気分だ)
(彼も、もしかしたら教える喜びを感じるタイプかもなんてひとり推測して)
あららん、なんだったら外泊してってもいーのに。
寮長さんけっこーおつむがかちんかちんだったりするのん?
いーやいや、かがみんが楽しかったなら十分有意義だったさ。
趣味の話なら24時間大歓迎だよ。
(安っぽいビニル製ばかり並ぶ傘立てから、せめて骨組のしっかりしているものを選……ぼうとし)
(どれも大差ないことに気づき、なら見栄えの良い物をと申し訳なさそうに苦く笑って差し出した)
おお、秘密基地ってとこかいー?
若い頃はよく作ったねえ、あっはっは。
そんじゃそっちにも、遠慮なくお邪魔させてもらうよ。
け、決して甘くないと飲めないてわけじゃないんだよー?
(子供舌がバレてしまったか、と強がってみせつつこちらにも上がり込むことを決める)
(そちらの方面に散歩した時はよく異形と遭遇するので、穏やかな訪問とも限らないが)
おーけいおーけい、お勧めを用意しておくよ。
ふっふっふ、本を読むといろんな人の心が透けて見えるからね。
かがみんの好きそうなものを見繕っとくよ。
(今だけは、平和な時間を楽しみたい。そう願っていつも以上に趣味の話へ喰いついた)
(布教モードに片足を突っ込みかけているが、誇り高きオタクにそんなことは関係ない)
(帰ろうとしている人間を引き留めかねない勢いで、本棚の中身をバラそうとして――)
ああ、うん。貸すから。持ってくから!
(ようやく年齢制限のあるものを思い出し、済んでのところで寝室に招くのはやめておいた)
(いまだシリアスな空気を引き摺っている相手に、お世辞にも同じ雰囲気とは言い難かったが)
(悩みを抱えている相手に、同じような顔をして不安を共鳴・増幅させるようなことをする気はなく)
しーゆーあげん。お腹出して眠っちゃダメだよー。
(これが自分のスタイルだ、もう貫いてしまおうと最後は開き直って)
(夜闇に彼が呑まれることのないように、と大きく手を左右に振り)
(視界からスポーツジャージの背が消えるまで、家の灯を照らし続けた)
【やーやー、それじゃ僕はこんな感じで〆させてもらおーか】
【はっはっは、思い通りにならないからこそどきどきわくわくするんでないか】
【三日間ありがとうございました、ゆーいぎだったと良いのだけれど】
【おかげでこっちは楽しめたし色々次に繋がりそうなロールだったよー】
【見届けたよ。ミッキーのレスで締めにしてしまったほうが綺麗にまとまりそうなので、これにて今回は締めとしよう】
【僕のほうこそ色々話しが出来て楽しかった、次の機会にも是非、またお相手をお願いしたい】
【それじゃ今回のロールのお相手を感謝しつつ、僕からはこれにてスレッドをお返しします】
【おやすみ、ミッキー】
【あいあいさ、それじゃここまでーってことで】
【むふう、嬉しい事言ってもらっちゃったよん】
【こちらこそ、また機会があればぜひぜひよろしくーだ】
【僕もこれでスレッドをお返ししますねん。おやすみかがみんー】
299 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 01:30:25 ID:84Kz6JVH
乙
300 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 12:22:17 ID:CuD3R57u
300
【名前】白峰 譲(しらみね ゆずり)
【年齢】16(高1)
【性別】女
【身長】150cm
【3サイズ】70/58/74
【容貌】黒のボブカット。毛先がカールしている。どちらかと言うと童顔で表情の変化は少ない
【能力】〈氷鎧〉
氷を体に纏い武具とする。形は剣や斧、鎧、盾など多種多様に変形可能。
暴走すると周囲のものまで氷らせてしまうことがある。
普段でも、ものを冷やしたり凍らせたりすることが可能。
自分で解除、自然解凍、破壊されない限りは効果は持続する。
【希望】日常、戦闘、エロール
【NG】大怪我〜死亡、大スカトロ
【弱点】鋭利なもの、高熱
【備考】幼い頃に海外で妖魔に襲われて負傷してから能力に目覚めた。所謂、傷口から能力感染したような状態。
以降能力に目をつけたある団体に捕獲されて戦闘訓練などを受けていたが、12歳で逃げるように日本へ帰国した。
学園の近くにある食堂の老夫婦に保護され居候させて貰っている。
現在は何のために能力を活かすべきか模索しながら、異形退治などを行っている。
【初めまして。参加希望だよ】
【少し待機するので、質問でも何でも受け付けます】
【落ちるね。えっと……避難所に寄っていきます】
303 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 21:50:16 ID:CuD3R57u
来てたのか
304 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 14:08:45 ID:8xSlW9CW
残念
【アンジェラ先輩と場所を借りる】
>>285 (加速された時間の中、順調に距離を詰めていく籐堂)
(異形から放たれる攻撃も、もはや止まっているも同然)
(けれども、ここで最後の試練が二人に課される)
参りましたね。
(カエルの放った氷の礫の破片が、アンジェラに襲いかかる)
(動きは遅いが、広い範囲に放射状に飛び散った為)
(時魔法の発動状態で、その上負傷した足で完全によけきるのは困難と判断)
(迫りくる脅威と、籐堂の背を見比べながら思考する)
(──距離を詰めれば、鈍足であるあの異形はそれほど脅威ではない)
(──そもそも、武具を具現化する術を持っている彼女は接近戦がそれなりにできるはずである)
(けれども、決して非力ではない中型の異形と二対一)
(それに、本来は魔術師であり、武具発現中は魔術を使えないのではなかったか)
(「自分が全て受ければいい」)
(「「死にはしない」」)
……。
(内なる「魔女」がアンジェラに囁く)
(ああ、確かにそうなのだろうと、心を決めて礫を受けようと──)
──っ!
(怖い。自分が傷むのが怖い)
(思い出されるのは先日の、酷い負傷)
(自分が思っていたよりも、ずっと自分は弱くてもろいという事を思い出させる)
すいません。あとをお願いします!
(背筋から身体に浸透していった恐怖は、覚悟を打ち砕いて)
(籐堂が異形と接触するぎりぎりまでこらえたところで、時魔法を解いて防御魔法を行使する)
(自分の周囲を囲んだ魔法壁が礫の破片を全て防ぎきるが、アンジェラはその場に屈んで小さく震えていた)
【お待たせしました。では、よろしくお願いします】
(もう2体との距離はあと僅か)
(確実に仕留めようと、得物を握る手にも力を込めて―)
………………?
(その刹那、景色が変わる)
(魔法の効果が切れた…彼女の身に何かあったのか?)
(しかしそれを推測する暇がない程異形との距離は詰まっていて)
………………っ。
(片方の異形に向けてユミルテインを突き刺さし、薙払う)
(手応えはあった。こっちは何とかなったか)
(しかし相手は2体いる。片方を攻撃する間に、狙いをしっかり自分に向けていて)
(距離が仇となったか、回避はほぼ不可能)
(大きな氷塊が自分に向かってくる。ここで取れる最善の一手は何か)
…いちかばちか…ね。
(素早く腰に差したもう一つの短剣、防御、無力化用短剣、アールヴテインをユミルテインに納める)
(一対になった両の剣は、防具へと可変し、氷塊をすんでで受け流す)
(しかし氷塊の大きさ、勢いでその体ははね飛ばされる)
【ごめん、遅くなった】
【よろしくね】
>>307 【すいません。今回のロールは破棄していただきたいです。】
【散々時間を取らせてしまい申し訳ありませんが、ちょっと続きを書くことができませんでした。】
【何とかこのロールだけでも終わらせたいと思いましたが、すいません】
【ここまで自分で展開を誘導しておいて、ヤマとオチをつけられなかった事】
【以前から、速度が遅く、お相手様に時間を取らせすぎてしまっていた事】
【また、私生活の絡みがあって、ロール時間が不安定だった事】
【その他、色々な点から私のいたらなさを感じ、黄昏の学園からは一旦去る事にします。】
【お相手いただいた方々ありがとうございました。お時間とらせてしまってすいませんでした】
【そう…貴女がそうしたいなら、破棄と言う形に】
【…私のほうこそ速度が遅いし、他にも本当にだめな所ばかり、ごめん】
【…いきなりで驚いてて、なんて言っていいのか分からないけど】
【…また、貴女が戻ってくるのを待ってる】
【取りあえずお疲れ様、私はこれで落ちる】
【またね、アンジェラ先輩】
>>309 【貴女や他の方の気を滅入らせるような発言をしてしまった事をお詫びします。】
【これからも黄昏の学園が楽しい場であり、貴方達が活躍している事を願っております。】
【では、これにて。お相手ありがとうございました。】
【スレをお返しします。】
>>
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1290191847/214 からの続き
(掛巻も恐き稲荷大神の大前に恐み恐みも白く―――)
(その舞はどこか神秘的な雰囲気さえ感じさせる気がした)
(チリン、チリン、という涼やかな音色が響き渡り、
どこか厳かさをまといながら舞う姿を黒い瞳でただ見とれるように見つめていた)
…………。
(緩事無く怠事無く 彌奨め奨め賜ひ 彌助に助賜ひて 家門高く令吹興賜ひ
夜の守日の守に守幸へ賜へと 恐み恐みも白す―――)
(ちりん、と鳴った鈴の音。分からないけれど懐かしい心地になった。
遠い昔に、自分はこれと似た鈴の音を聞いたことが――いや、昔ではない。いつだったか。
いつだっただろう。ひどく涼やかに響く鈴の音は覚えているのに、それが何かが思い出せない)
―――――。
(少女の「紅雲くん」という呼びかけでようやく我に返る)
(白い霧が吸い込まれていったぬいぐるみをじっと見つめていれば、すぐに変化は起きた)
……なるほど。無事に成功したようで、何より。
(春華と秋華の言葉で得心がいったらしく、幼子の姿をみてうっすらと目を細める。
鈴を持って待っていた二人と同じように今の彼も、神々しさを感じるような雰囲気をまとっていて)
ご尊顔を拝しまして、恐悦至極に存じます。
(完全体とでも言えばいいのだろうか)
(いや、まだ完全とは言い切れないのかもしれない。それでも昔の狐の姿でもなく
人と同じ姿をとれるまでには回復したようで一安心する。
これも、都の中でゆっくりと休むことができた故だろう。彼女という守り繭があってこそだ)
作者の方にはお言葉、きちんと伝えておきます。
あれもなかなかに職人気質ですから、その言葉が嬉しくないわけもないと思います。
(機嫌良さそうな様子を見て、黒髪を揺らしながら小首を傾げてみせた)
【天羽さんへの置きレスに、ひとつお借りいたしました】
【こんばんは、白峰先輩とスレを利用します】
【ちなみにプロフは
>>38です】
【それでは、宜しくお願いします】
【避難所から移動してきた。ロールに場所を借りるよ】
(夕暮れ時、人気のまばらな路地は夕日の色で赤く染まっている)
(カラスや犬の鳴き声が聞こえ、辺りからは夕食の匂いが漂ってくる)
(そんないつもと変わらぬ街中を、制服姿でおかもちを手に提げて歩く、小柄な少女がいた)
……3軒分、任務完了。あとは帰るだけ。
(学校から早く帰った日は、こうして居候している食堂の手伝いをすることが日課となっている)
(今日も早々帰宅して3軒分の出前をこなしてきたところだ)
(軽くなったおかもち片手に、出前先の地図が描かれたメモ紙を見て、今日の仕事を確認していた――)
(――どうやらどれも抜けることなく無事完了したようだ)
………………!
(どこからか、動物たちのそれとは違う不気味な咆哮が聞こえた)
(2回、3回……徐々に近くなってきている。異形が近くにいる……恐らくこの路地の先に、何かが……)
(おかもちを電柱の影に置くと、巨大な氷の斧を生成して駆けだしていた)
(片手で持つ斧は身長よりも大きく、どう見ても重そうだ)
【ごめんね、遅くなった……。改めてよろしくね】
【時間は……何時ころまでなら平気かな?】
ふあーぁあ……。
……眠……。
(夕方、ぽつりと路地の上でそんなことを呟いた。
いつもは部活をして帰るのだが、今日はたまたま高等部の顧問の先生が休みだった。
そして本来なら、受験生であるが故、勉強でもすればいいのだが……。
高校へ進むのに、形式的な受験しかなかったため、勉強に身が入ることがなかった。
理由の一つとして、勉強が好きではない、ということもあったのだが。
結局、勉強するよりも鍛えよう、ということで、いつもよりも遠出してしまっていた。
その帰り道。
いつもより身体に疲労感を溜めた結果、眠く感じてしまっていた)
……あん?
…………ふむ。
(犬か、猫か。
否、今まで聞いたことのない声を聞いた気がする。
おかしい。
この先に何かあるのだろうか。
そんなことを思いつつ、疲れていた足に力を入れ、小走りを始めた)
【いえいえ、お気になさらず】
【改めて、宜しくお願いします】
【ちなみに、今日は眠くなるまでおっけーです】
……………………
(走り抜けた路地の先、汚泥のような体色の二足立ちの獣がそこにいた)
(腹を空かせているのだろうか、歯並びの悪い牙を剥き出しにして唾液を地面に垂らしながらこちらを見下ろしている)
(退化したようなボロボロの翼を揺らめかせ、鋭い爪を持つ長い脚を重そうに動かしている)
(久しぶりに手強くめんどうな相手に遭遇したようだ)
(異形がどこから沸いて出たのかは知らないが、自分の中の異形の力と闘争本能が、戦えと全身に命令を下してくる)
………………っ、はぁ!!
(相手の鈍い動きを好都合と思いながら、先手を打つ)
(大きさからして一撃まず困難だ。脚を一本ずつ切り落としていこうと、肩を狙う)
(もうひとりの異能者が近付いてくることなど知らずに、戦闘に集中する)
【了解したよ。私も今のところはまだ大丈夫。眠くなったら教えて】
……む?
(走っている途中で咆哮がやみ、何かがぶつかるような音がした。
これは一体、何が始まったのだろうか。
喧嘩だとしても、こんなゴツい音はしない。
となると……誰かが戦っているのか。
自分がこれから戦うことも考えて、手袋の締め具合を調節する)
っしゃぁ!
(音がしたあたりまで全力で駆け抜けると、ブレーキをかけて音がした方を見る。
すると……見たこともない獣と、自分よりもそこそこ身長の低い女の子が戦っていた。
しかも、お互いに傷が少なく、戦い始めと見える。
どちらに味方するべきがまだわからないので、そっと電柱の後ろに隠れ……様子を観察することにした。
もっとも、声を出したところで獣と彼女には、姿がバレているとも知らず)
【了解ですー】
まずは一撃……。
(斧は獣の肩を裂き、傷口からは血が零れ落ちる)
(血のついた斧をくるりと回しながら地面に着地すると、冷静に相手を見上げて次の動きを考える)
(獣は悲鳴にも似た雄叫びをあげて、痛みに悶絶している)
(痛みのあまり反撃してくる余裕はまだないようだが……)
…………誰かいるの!?
(今度ははいから人の声がした。もしかして一般人か、それとも異形の仲間か)
(どちらにしても正体を確かめなければ……と反射的に振り向く)
………………くっ、まずっ……!?
(その隙を見られていたのか、果てまた偶然か)
(獣から目を逸らした瞬間に、痛みと怒りに狂った獣は、大きく一鳴きしながら爪を振り上げて攻撃体勢へと入った)
(それに気付いた時には、回避どころか防御する余裕もなくて──)
おお。
(少女が一撃を加えると、獣の肩口が裂けた。
そこから飛び出る血が、自分の中の何かを温め……そして沸騰させ始めていくことに気がつく)
……あっ、やっべ……。
(声を出されると、吃驚した顔を見せる。
そしてその背後に見えた獣……明らかに、獲物を狙っている様子だった。
一瞬にして劣勢に立たされた少女を見て、手袋を擦り合わせる。
それと同時に……)
しゃがんで!
(そう大声で叫ぶと、手袋から火を起こし、一気に勢いを加速させる。
その日が向かった先は……しゃがんだ先に居るはずの、獣だった)
あっ…………?
(叫ばれると迷っている暇もなく咄嗟に地面に伏せる)
(伏せたところで何もしなければ、背中を獣に抉られるはずだが)
(だが、それは起こらなかった)
………………あつっ。
(頭上を高熱が通り過ぎた気がした。いや、実際火の塊が通り過ぎていた)
(頭上を通過した火は獣に命中し、みるみるうちに全身を包み込んでいく)
(どうやらこの獣の最大の弱点は炎だったらしく、脂の塊が溶けていくように
獣の大粒の体液がぼたぼたと地面に落ちては蒸発していく)
(それでも獣は、火達磨になりながらもがき暴れている)
あ……ありがとう。何者かは知らないけど、助かった。
あなたのこと気になるけど、今はこれを倒すのが最優先事項だから……──
──その、協力して貰えると助かる……。
(獣から目を離さないようにしながら起き上がると、想定外の助っ人に声をかける)
【ごめん、そちらの能力がどれくらいの威力なのか分からないから
こんなな描写になってしまった。気に食わなかったら訂正して】
【あと異形の生死は気にしないので、どんどんヒットさせていいからね。とどめさしちゃっても構わないので】
(少女が炎を避けるのを見て、思わずガッツポーズする。
それを見て更に炎を走らせると……獣を火達磨にした。
皮膚が解け、脂肪が燃やされているのだろうか。
人間や獣の脂肪はなかなか燃えないのだが、燃えているということは、異形だったのだろう。
更なるとどめを刺すにはどうしたらいいかと、一度首を傾げた)
熱いっしょ……。
俺だって熱いんだから、そりゃ熱いよ……。
(額に汗を浮かべつつ、一度炎の出力を弱め、獣だけを燃やすことに専念する。
そして、炎を操れる事をいいことに、更に獣の炎を強めた)
ん、とりあえず自己紹介とかは後ででいいっしょ。
先にやるぞっ……!
(そう言うと、全力で獣に向かって走り始める。
が、策は何もなかった。
それは、その直後の言葉にも出てくる)
何かやってっ!
【了解ですー】
【まぁ、能力に関してはそんな感じでいいと思いますよ?】
これじゃ……溶けてしまう
(ただでさえ熱は苦手なのだ。頭がくらくらする。汗で髪の毛が頬や首筋に張り付く)
(このまま獣のそばにいたら体力を奪われてしまうのは間違いない)
な、何か……って、こっちから頼んでおいて何だけど、無責任な行動は慎んで。
それにこの状態での接近戦は……少なくとも私は無理。
(斧を投げ捨てると獣の背部が見える塀に登る)
これで……仕留める……!
(気を集中させ、合わせた両手を広げると今度は氷の槍が出現した)
(普通に攻撃すれば火の熱で大したダメージにならないだろうが
槍を投げるスピードがあれば、武器が溶ける前に敵の身体に突き刺さってくれるだろう)
(敵の背中目掛けて思い切り投げつけた)
「──オォ!?グオォォォオオオオォッッ!!!」
(背中に一本の氷槍が突き刺さった獣は、背を弓形にして雄叫びをあげた)
とどめ……!早く!
(放っておいても死にそうだが、おそらくあと一発程度の攻撃で、動きを完全に止めることができそうだろう)
(そう思うと下にいるであろう謎の助っ人に急かすように声をかけた)
ああー、熱っつい。
(熱い熱いと連呼して、ぱたぱたと風にあてる。
そして冷ました後でちらりと少女を一瞥する)
接近でも遠距離とかでもいいから、いくんだよっ!
(一本槍が刺さった獣に向かって走り続け、そして強く地面を蹴る。
そのあとで首に向けて……)
食らえっ……!
(回転蹴り、つまり延髄切りをけしかける。
もっとも、この状態で蹴りつけると自分も火達磨になる可能性があったが……。
それは全く考えず、蹴ろうと振りかかる。
中学生とはいえ、サッカーをやっている男子だ、蹴りの威力はそこそこあるだろう、と思いつつ)
……そういう無計画な戦い方はいずれ身を滅ぼす。
(本当に能力者だろうか、と疑いたくなるほどただ真っすぐな戦闘スタイルに、やれやれと肩を竦める)
(先程の炎は彼の放ったものだったはずだが──助太刀を依頼したのはまずかっただろうか)
………………!!
(火達磨の敵に蹴り技とは、無謀な攻撃をしたものだ、と思う)
(驚きと呆れで声がでなかった)
(しかし、致命傷の獣には蹴りが効いたらしく、その場に「グシャリ」と奇怪な音をたてて崩れ落ちた)
(ぴくりとも動かずに、火に包まれたまま──)
(二人の初めての共闘は、終わった)
……あの、大丈夫?
怪我は……どこも負傷してない……?
(塀から降りると、謎の炎使いのもとへ駆け寄って安否を確認する)
(そういう自分も怪我こそしていないが、一発目の攻撃で浴びた返り血で顔や袖が汚れていた)
>>323 【すみません、そろそろ限界です……】
【ここで凍結をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?】
【それと、先輩の都合のいい日をお伺いしたいのですが……どうでしょう?】
【了解だよ、もうこんな時間だし仕方ないね。凍結にしよう】
【えっと……24日の21時からでどうかな?】
【わかりました、24日の21時っすねー】
【その時間は空いてます、ではその時間に、避難所で待ち合わせしましょう】
【宜しくお願いします】
【そして、今日のお相手ありがとうございました】
【すみませんが、限界なので……これで落ちますね】
【お疲れさまでした、おやすみなさいませ】
【こちらこそありがとう。また次回もよろしくね】
【待ち合わせに遅刻しないように努力するよ】
【それじゃまた明後日……いや明日かな、とにかくまた会おうね。おやすみなさい】
328 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 03:15:57 ID:xJ/aZFmF
チッ
329 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 18:22:31 ID:xJ/aZFmF
反省
【白峰先輩とのロールの続きにお借りします】
(異形に向かって延髄切りを与えた後で、すっと立ち上がった。
異形が崩れたのを確認して、少女に振り返る)
ええと……む、無芸は身を滅ぼす……?
あれ、そんな言葉あったっけ……まぁいいか。
(軽く告げると、そのまますたすたと歩き近づいてくる。
だが、脂の塊だった異形を蹴ったため、右足のジャージに火がめらめらと燃え移っていた)
ん、怪我とか負傷もないと思います。
実際痛くないし。
骨折はしばらくしてから痛みが出ますが……ま、ダメージを追ってないので大丈夫でしょう。
あ、顔とか汚れてるじゃん。
えーっと……。
(ポケットを漁ると、ハンドタオルがポケットから出てきて)
これ、使って?
(そっと、ハンドタオルを差し出した)
(そんなやりとりの直後、すんすん、と鼻をきかせる)
……なんだか、焦げくさいような……?
……どっか焦げたりしてない……?
(小さく首を傾げつつ、自分の事に気付かず、白峰先輩の身体に害がないかと観察し始める)
【それでは、今日も宜しくお願いします】
なら、いいけど……。
(怪我がない様子が分かると、まずは一安心する)
(恐らくは炎の能力者。熱さにもそれなりに抵抗力があるのだろう)
(足下がな燃えているが、それもきっと、気づいているのだろう……と)
……え?あ、あり……がとう……、。
(目の前でポケットを漁られると、武器でも取り出すのではないかと警戒して構える)
(しかし実際に差し出されたのは、きれいなハンドタオル)
(どうしたらいいのか分からずに数秒静止したが、やがておずおずと手を出して受け取った)
あ、いや……私じゃない、問題があるのはあなたの足元だと思うけど……。
このままじゃ火傷してしまうよ。
(首を左右に振ると、足を指差して……そして手を開く)
(すると足枷のようなリングが彼の脚を炎毎包み込み、炎が消えるとともに溶けて消える)
まさか……熱さ、感じないわけじゃないよね?
(やれやれと肩を竦めながら一言尋ねた)
【ん、こちらこそよろしくね】
いいえ、どういたしまして。
ああ、変なものとか混ざってないから、安心して。
ふいー、仕事した……。
(至って冷静に汗をふく。
しかし、燃えていることに気がつかず、まるでボケを狙っているかのようだ)
え、俺の足元……?
って、うわああああ!
熱っ、熱っ、熱っ!
(ばたばたとジャージを叩き、火を消そうと躍起になる。
しかし、そうこうしているうちに、足がリングに包まれて火が消えていった)
……いや、感じないわけじゃないし。
っていうか実際熱いし!
ああー……燃えちまった……。
(足元を見てみると、見事にまだら模様になったジャージが。
しかも、焦げたことが分かるように黒くなっている)
………………。
(火を消そうと慌てている前山を余所に、借りたタオルで頬を拭う)
(乾きかけた異形の血液が、べったりと布に付着した)
(洗ってとれるだろうかと、頭を悩ませる)
あの状態で直接攻撃を出したのがそもそもの間違いだと思う。
忠告は何度かしたつもりだけど……?
ジャージは素材的に燃えやすいから、なおさら気をつけるべきだった。
(熱い熱いと騒ぐ彼に、ため息まじりにそう告げた)
…………ごめんなさい、少し言い過ぎた。助けてくれたことには感謝するよ。
でも、あの戦い方は本当に気をつけた方がいい。
えっと……、あなた……この辺の人?
それなら……タオルは、洗って必ず返す。
じゃあ、私は配達の途中だからこれで……。
(踵を返して、名前も名乗らずに早々に立ち去ろうとする)
(ひとしきり心配した後で、何故か取り繕うようにきっ、と胸を張ってみせる。
その視線の端にタオルが映ったと思うが、それは心配しているようには見えなかった)
……いやぁ、ついつい身体が動いてしまったもんで……。
それに、俺部活やってて、足が動く癖ついちゃってるもんで。
だからああなっちゃったんだけど……。
ま、倒せたからいいじゃない。
(そんなことを軽く言いつつ、ぱたぱたとジャージを再び叩く。
しかし、焦げなどが落ちる様子が全くない)
いえいえ。
まぁ……うん、あれは気をつけないと……なぁ……。
(ううん、と思わず唸ってしまう)
ええと、そうそう、この辺の人。
まぁ、そこの学校に通ってるから、そこに着てくれれば適当に見つかると思うよ。
(そう言うと、自分が通っている学校の方角を指差した)
……いやいやいや、せめて名前教えてよ!
借りパクされちゃたまらないんだから!
(そう言うと、慌てて引き留めようとする)
サッカー……?
それとも、キックボクシング……?
ま……まあ……、今回は良かったのだろうけど……。
(あまりに楽天的過ぎる様子に、それ以上言葉が出ず)
(何事も無かったかのようにハンドタオルを懐にしまう)
あ……。
多分、きっと……あの、私と同じところだと思う。
(指さされた先にある学校。それは自分の通わせて貰っている学校と同じ方向)
……借りた物は必ず返すよ。
たとえタオル一枚でも、そんな恩知らずな真似をするつもりはない。
私は、白峰……白峰譲。
あなたは……誰?
(引き留められると、歩を止めて振り返る)
>>335 サッカーやってるんですよ。
キックボクシングやるには、俺はちょっといろいろ足りないかな。
筋肉とか。
(そんな軽口を言いつつ、笑ってみせる。
本人はあまり気にしている様子はなく、小さく頷くだけだ)
あれ、そうなの?
それじゃ、ちゃんと返してね、それ。
ちなみに、俺の名前は前山馨っていうんだ。
中等部三年生。
ってことで宜しく。
……配達の途中って言ったっけ。
あんまり引き留めちゃ悪いかな。
(自分で引き留めたくせに、決まりの悪そうな表情をして、手でどうぞ、と道を示した)
サッカー部……なんだ。
脚が速いのもそのためか……。
(彼が異形に立ち向かって行った時のことを思い出す)
(どうやらサッカーが彼の戦闘スタイルそのものになっているようだ)
前山くん、ね。
背は高いけど……私の方が一学年上だね。
えっと……、じゃあそのうち、中等部に返しに行くから待ってて。
…………ん。
大事な仕事道具を置き去りにしてきたから、もう戻らないと。
それじゃあ……今日はありがとう。……またね。
(初めて会った炎の能力者、前山馨の情報は気になったが、門限は守らなければ家族に心配をかけてしまう)
(挨拶を済ませると、元来た方向へ急いで駆けていった)
【それじゃあ私は〆るね。前山くんのレスを見てから落ちるよ】
>>337 【なんか、俺が一つ加えると蛇足な感じがするので、これで〆でいいんじゃないかと思います】
【なんかもー、内容が至らなくて本当にすみませんorzって感じなのですけど……】
【二日にわたるお相手ありがとうございましたー】
【これからもたそがくで是非、楽しんでいってくださいね】
【それでは、落ちますね、お疲れさまでした】
【こちらこそありがとう。また機会があったらよろしくね】
【えっと……、お互いお疲れ様。おやすみなさい】
340 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 23:35:46 ID:JbsMMuQe
ノシ
341 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 02:05:54 ID:h7vFN7U+
ほす
【久々にこっちで募集してみるテスト……テスト?】
【うん、まともに募集です、よ】
【というわけでしばらく待機】
【一度撤退いたしまーす】
【お邪魔しましたー】
344 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 20:06:43 ID:h7vFN7U+
あらま
【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149p
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。。
靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)
・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし)
【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 死亡、グロ、スカ
【備考】
高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉殺しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に死亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。
【今更プロフ投下】
【という訳で、少しだけ待機します】
【こんばんわです】
【自分で良ければ是非お願いしたいのですが…】
【プロフは
>>31です。】
【こんばんは。おkですよ】
【プロフ確認しました】
【それで、シチュとかはどうしますか?】
【先輩とは表では初顔合わせになるんですよねえ】
【ですので今とっさに思い付いた話が】
【自分が夜の戦闘中に目撃されて翌日に取材という突っ込みを入れられる】
【自分の依頼受付スタイルがネット上からの受付(しかも限られた時間制)なので、その真偽を興味を持った先輩が確める的な展開を…とか】
【ももまぁ先輩が興味を持たなければ成り立たないという話な訳ですが(笑)】
【先輩の方で何か面白そうな話があれば是非!】
【ムリダナ……一つ目は翌日じゃなくて目撃したらそのまま取材入れるし】
【二つ目はいい加減なネットに興味ない、あるのは地道な盗聴のみで終わるし】
【まぁ、あたしが妖魔の写真撮ってるところをみるか、逆に君が戦ってるところをあたしが目撃する】
【の方がシンプルだと思うんだけど】
【それなら自分が戦闘中の所を先輩に目撃されてその後根掘り葉掘り弄られる(?)という風なのは如何でしょうか?】
【これなら割りとスムーズに展開すると思うのですが…?】
【んじゃ、それで】
【書き出しお願いできる?】
【了解しました。では今から書き出ししますので暫しお待ち下さいなませ】
353 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 20:42:54 ID:fEFb1aHf
テス
【では…改めてお願いします。】
【…にしても「なませ」ってなんだよ…カンデるし】
(草木も眠る丑三つ時…この街はまだ眠らない…)
(今宵も数少ないクライアントからの「依頼」を受けて現場である建築資材置き場に着いた訳なのだが…)
…まさか…こんなに手こずるなんて…ね。
(今回の「異形」と言われるソレは…赤銅色の肌をし、四つ目と四本の腕を持つ人形…約2mの身長のモノ)
(その四本の腕から繰り出される怪力は半端ではなく明らかにに力負けしている)
ク…っソ…これで…どいだっ!
(ありったけの「プラズマバレット」を放つが…ヤツの皮膚が焦げ付く程度で涼しい顔をしている)
…それも…効かないってか?少しチートじゃないのかよっ…!!
(次の瞬間、腕の一本に右腕を取られそのまま壁に投げつけられる)
(けたたましい音と共に瓦礫に埋まる…がまだ意識はある)
(手も…足も…まだ動く!覚束ない足取りでふらつきながら立ち上がり…正面にヤツを見据える)
…さて…どうすっかな…。
【それではこんな感じの出だしではありますが、宜しくお願いします】
【要望や指摘等ありましたら随時おっしゃって下さいませ】
〆切りなんて怖くない〜♪ 〆切りなんて怖くない〜♪
(下手糞な歌を歌いながらスキップしている少女)
(こんな時間に外に居るのも怪しい少女だ)
さて、今日も面白そうなネタがあるかな?
うんうん、こうやって〆切り前にネタがあると嬉しいよね。
(誰に言うわけでもなく、ただ自分で呟くと、資材置き場からの音が聞こえる)
ほぇ?なんかドンパチでもしてんのかな?
(そう言うと、カメラを構えてそちらに向かう)
(資材に隠れながら、様子を伺う)
(そこにいたのは化け物、そしてもう一人の人間)
ふむ……これは面白そうですな。
(そう言うと、カメラを構えて写真を撮り始める。カチャカチャとシャッター音がするが気にしない)
さて、どっちが勝つかなぁ?
(まぁ、どっちが勝ってもネタになる。そう言う感じでカメラのシャッターをきり続ける)
【んじゃ、こんな感じでよろしく】
>>355 (ふらつきながらも四つ腕の異形に正面に対峙し)
…これ以上ヤツの力を捌ききれない…なら、次の一撃で…
(掌に「力」を集約しヤツの出方を伺いながら)
(…徐々に間合いを詰めなていき…)
(ヤツが力一杯の踏み込みで雄叫びをあげながら此方に向かってくる)
(此方も精一杯の力を振り絞り…ヤツの勢いに合わせ、カウンター気味に掌に出来た「プラズマ火球」を全体重を乗せ撃ち込む)
(目映い光と共にヤツの胸元は蒸発したと思われる穴が空きそのまま崩れ落ち)
(その反動で打ち込みながらうつ伏せになった俺は仰向けになり大の字になり)
(首だけを動かしてヤツの動きが完全に止まった事を祈る様確認する。)
(やがて…やつの体が溶け出していき…辺りは静寂さを取り戻して)
…今宵の…依頼…終了…っと。…ふぅ…。
おやおや、人間様の勝ちですか。まぁ、どっちでもいっか。楽しそうなら。
(そう言うと、資材の影から乗り出す)
いやぁ、お見事。うんうん。
(手で2イ、3回拍手をしながら彼へと近づいていく)
この目でしっかりと見せてもらいましたよ〜。君の異能で化け物と戦う姿を。
(あっはっは、と笑う利香、特撮好きの人になら、どうみても三流の悪役にしか見えない)
(まぁ、そんな威厳もないが)
いやぁ、こんな夜にねたがないかと探してたら、面白そうなネタがあって助かりました。
(持ち出したのはメモ帳と鉛筆だ)
おっと、言い忘れてました。
あたしは文芸誌同好会の葛森です。
君をとりあえず取材したいんだけどいいかな?
(にやりと笑いながら近づく少女)
>>357 (拍手が聞こえてくる方を向くと此方に近づく人影)
(だんだん闇に目が慣れてくるとそこにいたのはこの場に合わなさそうな少女)
…はぁ…取材…ですか…。
(寝転んだままでは失礼と思い、上半身だけ起こして)
んー…本来ならお断りするんですが…条件次第ではお受けしますよ?
それで構わないのでしたら…答えられる範囲でならいくらでも。
(この手のタイプはいくら断っても無駄だという事はわかっている)
(それに…こういった「事柄」に興味があるのだろう…ならばそれ相応の話も聞けるかもしれないと踏む。)
取材するとしてもココではなんですから…場所変えませんか?
条件次第? プライバシーなら守りますので、ご安心を。
(けらけらしながら、ペンをくるくると回す)
まぁ、聞くことはそんなにありませんのでご安心を。
(そもそも、そこまで当てにはしていないし、無理に聞こうとも思わない)
(まぁ、その「無理に」の程度は随分高いが)
いえいえ、ここのほうが結構です。ちょうど人もいませんし。
座る資材もあるし、十分だと思うな。
(そう言って、周りを見渡す。資材も大量にあるし、人目にもつきにくい)
それに、こんな世の中です。すぐに逃げられる場所のほうが良いでしょ?
少なくても、あたしはそっちの方が良いので。
(外のほうが話しやすい)
(そう言って、相手の誘いを断る。自分がそっちの方が都合が良いから)
じゃあ、まずはさっきの超能力についてかな?
いや、この際は「異能」の方がかっこいいかな?
それについて教えてくれるかな?
(早速メモを取ろうとペンを構える利香)
それと、あの異形についても。面白そうなら。
>>359 (右手を頭に乗せてボリボリと掻いて)
ははは…おねーさんには敵わないなぁ…。
確かに…好条件が揃っているっちゃ…揃ってますけど…ね…。
(周囲を見回してから「あぁ…またどやされるなぁ…」と思いつつ)
(嬉しそうにしている彼女の目の前に少し壊れた木箱を持ってきてそこに座る)
呼び方にも凝るんですね…まぁ…いいですけど。
(ふぅ…と一息ついてから彼女を見て話し始める)
んー…その質問は…あの「力」は何?、ていう事ですか?
しいて言うなら…僕が僕である為の「証」ですね。
さっきのヤツについては…ん…ー…
(暫く考え込んだ後、憎らしい程の笑顔で)
ノーコメントで!
そりゃ、こーゆー事をしてると、どうやって逃げるかってのが重要になるからねぇ。
(どうやっても、相手の都合は知らん顔だ)
それに、何処に連れ込まれるかもわかんないからね。
警戒は必要なわけですよ。
(やれやれと首を振りながら)
いや、呼び方は記事にする時の面白さ重視だし。
(さらりと、こだわりなんて無いと答える)
……んな、哲学的な答えは聞いて無いんですけど。
どんな力か? どんな作用があるのか? あたしとしてはそっちの方が重要なんだよ。
(記事にするにはそっちの方が重要と言わんばかりに)
みたところ、光球を飛ばしてたみたいだけど。
……実際に戦闘したのに、その答えが通じると思う?
(こちらも笑顔で言う)
依頼か?ただ遭遇したのか?
どんな異形だったか? 答え方はたくさんあるよね?
>>361 …逃げた事あるんですね…。そして連れ込まれた事もある…と。
まぁ…その手の取材してると…イロイロあるのでしょう…。
あっ!…ただの戯れ言なんで…気にしないで下さい!
(そういった所は生粋のマスコミなんだなぁ…と感心して)
あぁ…あなたもアレですか?真実を伝えるよりも売上を重視するクチですか…はぁ…。
事実と真実を伝える熱い志を持ったマスコミはもういないんですかねぇ…
(遠い目をして何やらブツブツと独り言を吐いている)
…そういう単純な答えでいいなら…。
アレは「プラズマ」ですよ…といってもまぁ…ちぃさい「太陽」と思って下されば。
…そうですね。じゃあ…ココは一つ「偶然」って事で。あなたがコノ場に居合わせたのも「偶然」なんでしょうし。
あと…他に何か…聞きたい事はあります?
そりゃ、監禁されて殺されかけた経験くらいあるよ。
まぁ、腕一本落とされる前に逃げたけど。
(こいつはどんな経験をしてるんだか)
そもそも、相手の有利な領域に入ると逃げにくくなるからね。
特に「異能持ち」を相手にするときは気をつけないと、連れ込まれて殺される危険も大きいし。
君は馬鹿?
本気で真実なんて伝えたら、公安だろうが退魔やらに目を付けられて潰されるっての。
(やれやれと首を振って)
世の中には内緒にしておいたほうがいい。
下手に叫べば潰されるのが世の常。志みたいなばかげたものであたしは一生を台無しにゃしたくないからね。
……なるほどねぇ。
簡単にいえば、超熱の光球ですか。
(そう言いながら、何かをめもっている)
(そして、同時にブツブツと何かを呟いているが、結論を一言で言えば)
使いにくい。悪役としても正義としても。
(記事の使い方に困っていたようだ)
(その答えを聞くと、笑ったように)
おや、あたしの前でそんな風に済ませていいのかな?
後で調べて、矛盾する点が見つかれば、君はどうなるか分かるよね?
(少し脅しを含める。正直に答えなければ潰すといった口調で)
(どうせ潰す気は無いだろうが)
もう一度聞こうかな。本当に「偶然」?
>>363 結構波瀾万丈な経験されてるんですね…まぁ…僕も人の事は言えませんけどね。
(かなり危ない発言をサラリと言っているが…)
それはそうでしょうね。人にバレたくない秘密なんて、一つや二つ誰にでもあるでしょうから。
馬鹿とは酷くないっすか?純粋無垢と言ってくださいよ。
それでも…真実を歪められて公表されるのは…あまりいい気はしません…少なくとも僕は、ですけど。
まぁ…そうなりますね。慣れるまでは相当扱いにくかったですけど。
(あははははと乾いた笑いをしながらあっけらかんと話す)
ええ…「偶然」ですよ。それ以上でもそれ以下でもありませんよ…。
(彼女の口調に負けない位の断固たる意思をその瞳に乗せて彼女の視線と合わせ見る)
【すみません…思ったより早く眠気が来てしまいました…orz】
【出来れば凍結をお願いしたいのですが…宜しいでしょうか?】
【う〜ん、ちょっと今週と来週の予定が分からないので】
【解凍予定が立てられないのですが】
【あと数レスを置きレスでも続ける形でも構いませんか?】
【それでも大丈夫です!】
【なら「置きレス」の形でお願いしても宜しいでしょうか?】
【おけです】
【じゃあ、置きレスの形で置いておきますので】
【わかりました】
【今夜はお相手して下さって本当にどうもありがとうございました。】
【では…お先に失礼します…お休みなさいませませ】
はっはっは、まぁ、色々な人生があるわけですよ。
(けらけらと笑う。そんな経験も記事にしてるのだから、彼女には大したことの無い経験なのだ)
ちなみに、あたしには秘密は無いよ?
至極まっとうな記者ですから。
(ちなみに嘘だが)
いや、それを純粋とは言わないね。
(一言で切り捨てる)
真実を伝えるのが為になるって考えは、ただ、伝えた後のリスクを知らない人の戯言。
伝えるべき真実と伝えてはいけない真実がある。そして、どちらにもメリットがある。
その本質を理解しないで、主観的に良いことだと言う人は純粋ではなく、ただの馬鹿。
(まぁ、あたしは面白さ重視だから関係ないけど、と小言で付け加えるが)
いや、記事的にはつまらないんだよね。
どういう風にしようか……
(扱いにくいというにはポジションが難しいという意味だと訂正している)
そう、じゃあ「依頼」ってのは何のことかな?
(そうすると、ニヤリとした風に)
さっきの言葉、聞いてなかったと思ってるの?
ちゃんと「依頼終了」って言ってたじゃん。それとも、あたしに「嘘」をついても怖く無いと?
【じゃあ、置きレス風味で】
【私も落ちます】
大槻は引退しろや
引退するしないは本人の勝手だ
言いたい事があるのならちゃんとトリップでも付けて本人ときちんと話し合え
但し大槻よ、絵文字は使うなw
372 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 18:53:19 ID:9/G/V7wS
浮上
【待機しますわー。プロフィールは
>>10だったかしら?】
【こんばんは、竜胆先輩(一礼)】
【立候補させて頂いてもよろしいでしょうか。こちらのプロフは
>>144にあります】
【もちろん、歓迎させていただきますわ。】
【理想は何らかの形で久遠ゆりか、媛名葵の存在を奪った後でしたが――】
【そうですわね、
・怪人に関する調査
・高須賀様とのロールでの研究所から警察の調べで竜胆凍に辿り着いた
・もっと適当に存在を奪っているところを目撃。
以上、三点を立案しますわ。】
【そちらからやりたいものが有ればぜひどうぞ。】
【ありがとうございます、それではよろしくお願いしますね】
【…それはもう。ちょっとした戦争のような悲惨な戦闘になりかねないので、
後のお楽しみにとって置いた方がよろしいかと思います】
【むむ…では、1か2で。
1の場合、怪人とは…本性を表している竜胆先輩の姿を、
一般人が目撃して、そこから容姿に関する情報を得て、ということでしょうか?】
【また2の場合は、生き残りの研究員がいたとして、という感じでしょうか】
【すみません、興奮してましたわ。こんばんは、ここから忘れてました。】
【人の思い出を土足で踏みにじりにかかりたがるもので。楽しみは後で、ですわね】
【了解しましたわ。】
【・怪人に関して
これは都市伝説みたいなものと思ってくださいませ。
赤マントとか口裂け女とかのノリである噂がこの町に流れていますわ。
全身継ぎ接ぎだらけの怪人で、出会うとその継ぎ接ぎの一部にされる。という噂ですわ。
無論、私が作った異形が犯人で出会ったものの存在の一部を継ぎ足している形になりますわ。】
【2については
生き残り……というか、あのとき最後にダイナマイト使ってるんですよね。
警察の捜査が入らないわけないし、その際に異形が関わっていたこと。
血痕などから竜胆凍がそこにいたことが割り出されたりとかそういった感じですわ。】
【最近、激情を振り翳していなかったものですから。
現在溜まっている鬱憤も含め、その時は、騒動な乱れ具合になるかもしれませんね】
【そんな機会が訪れましたら、その時はどうぞよしなに】
【うーん…では、1でお願いします。途中で、竜胆先輩がいらっしゃったりするんでしょうか?】
【もし登場予定がなかったりしたら、2の方がいいかもしれません。
血痕だけで辿り着くのは難しいかもなので、もう少し手掛かりを頂ければっ】
【現在もっているログではわかりませんが過去何かあったと思われる】
【紅裂様の存在を利用するのもアリなんですけれどね。】
【腕一本分で読み取れる記憶なんかを頼りに挑発してみたり…………】
【その場合、何があったか説明していただけると助かりますが。】
【うーむ……怪人が集めた存在を受けとるために接触しているところを】
【兵部様に発見される、とか?まぁ、私は襲われたフリをさせてもらいますが。】
【登場するとなるとそうなりますわ、そしてですわよねー。】
【生徒手帳はその前に落としましたし、服が残っていたとか……くらいしか思い浮かびませんわ。】
>>379 【拓兎先輩は、かって心が壊れそうになっていた時
何度も助けてもらった、大切な人です。どこか自分と似ている部分があって】
【そして後に魔王の契約者で、殺人鬼であった事を知り、
けどその心の中を理解できているからこそ、互いに合意の上で、殺し合うと誓った仲でしょうか】
【まーシンプルなようで複雑なようでな関係なので、
ご利用されるかどうかは、先輩にお任せしますっ】
【はい、では前者の流れでお願いします】
【こちらが怪人を探索している場合から書き出しますか?
それとも、先輩が怪人と遭遇している部分から?】
【どー利用して挑発するんだコレェ……といったところですわ。】
【まぁ、使えたら使わせていただきます。丁寧な解説に感謝いたしますわ。】
【それでは、遭遇している場面からでよろしくお願い致しますわ。】
【と、言うより書き出しありがとうございます。】
(今日も何事もなく学校を終え、晶は深紅のケースを背負い、
異形探索を行っていた。ただ普段と違い今日の哨戒は、とある目標を定めている)
(巷で噂になっている都市伝説、その一つ。全身が継ぎ接ぎだらけの
怪人、その怪人に遭遇すると、自身もその一部になってしまうらしい)
(下らない、馬鹿馬鹿しいと一笑に伏すのがごく当然の反応だ。
だが大抵の異形を狩る者なら、もう少し注意深く話に耳を傾けるはずだ)
(何故なら、そういった怪異の話には、何らかの形で
異形が関わっている可能性が高いからだ。事実、晶もそう思って
クラスメイトからより詳しい話を聞き、こうしてその近辺をうろついているのである)
…………。
(油断なく周囲の気配を探りながら、歩く。先日戦った異形、『ミサキ』から
受けたダメージは完治していないが、派手に動かさない限り痛みはない)
(もし戦闘になった場合、普段よりも更に短期決戦にしなければな。
そんな事を決めながら、晶は角を曲がり、その道の更に先へと向かった)
【分かり辛くすみません。遭遇している場面でしたら
先輩に書き出しをお願いしようかと思いまして…】
【とにかくこんな感じで。具体的な場所は先輩にお任せしますので】
【何か他にありましたら、遠慮なくどうぞ。それでは改めて、よろしくお願いします】
(晶が角を曲がり、しばらく歩くと人気がまるでなくなっていく)
(そして漂ってくる、大抵の異形に関わっているものたちがよく知る気配。)
(その先に見える人影が二つ――)
(一つのそれは一見すると長い筒のようなシルエットをしていて)
(マントを纏ったその腕でもう一つの影の腰から上を隠していた。)
(マントに隠されていない部分から見える柔らかくウェーブがかかった金髪。)
(それが腰の辺りまで伸ばされているのが見える。)
(同じ学園の高等部が指定するスカートはそれなりに流行りに従った長さで)
(そこから日本人離れした長く健康的な足がすらりと伸びる――)
(晶に気づいたその細長いシルエットが振り向く、その隙をついたのか)
(隠されていた顔を悲痛に歪ませた少女が叫ぶ。)
――助けて!殺される!!
(灰色の瞳を涙で潤ませて、暴漢に襲われた少女がそのものの悲痛さで)
(晶に助けを求めて――――)
【ええ、人気のまったくない路地裏でお願いしますわ。】
【袋小路に私が追い詰められている(?)感じですわ。】
――――いる。
(一人呟き、鋭い目つきで前方を見やる)
(霊力も魔力も持たない晶は、そういったものを感知することは
できない。だが、殺気などの気配なら、ある程度は狙撃主の感覚で分かる)
(当然高等な異形ともなれば、その程度を隠すのも訳ないだろう。
そこまで知能は高くないのか、誘っているのか、あるいは、何かに夢中になっているのき)
『チャキッ』
(ケースから愛用の、白と黒の二丁拳銃を取り出し、静かな路地裏を駆ける。
そして、恐らくこの先にいると思われる通路に到着――――)
(発砲は、悲鳴が聞こえるのとほぼ同時だった。
9mmパラベラムの牙が、腕と頭を狙い飛来する)
(近くにいたのは、あの学園の生徒だろうか。どうやら
腰が抜けていたのか、逃げ出す事はできなかったらしい。ギリギリ間に合ったか)
(その影が発したのは恐らく「戸惑い」。そしてそれを証明するかのように)
(硬直した体に、晶の狙い通りに正確に9mmの穴が穿たれる。)
「ぎぃぁああああああ!!」
「ひぃっ!ヒィイイッ!!」
(怪人から悲鳴が上がる。痛みと恐怖を伴った叫び――――それも二種類。)
(男と女の分。撃たれたのは怪人のみ。証拠に頭とあげていた腕から血が滲む。)
やだ、やだあああああああ!!
(さも、得たいの知れない怪人を前にしたうえ、銃撃が行われたせいで)
(パニック状態を起こした少女のように叫び声をあげる。)
(その少女――竜胆藤姫を名乗る魔神は心中で舌打ちをする。)
(食事中に邪魔が入ったと――)
(その場にへたり込んだ竜胆から目を離し、晶に視線を向ける怪人。)
(血が滲む頭と腕から変わらずべつべつの悲鳴をあげながら)
(ゆっくりと晶に向けて歩みを進める。)
(三日月のように歪な口がにたりと笑みのような形を作って――)
(聞こえる二種類の悲鳴。少女のそれは、ひとまず置いておく。
平和な日常から一転、こんな恐怖にまみれたシーンに遭遇してしまい、
精神的には、かなりダメージを負っているだろう。
だが、今自分に出来ることはほぼない。この異形を倒す事に集中する)
(思考を戻す。二種類の悲鳴。何故か。二匹の異形?
あのマントの下に?動き辛いだろう。合体でもしていない限り―――)
(いや、合体?継ぎ接ぎの化け物?まさか、今までの
獲物を取り込んで?しかもそれは、生きている可能性が?)
(分からない、それを確かめる。幸い進行スピードは遅い、時間はあるようだ)
『ピアニッシモ(とても弱く)』。
(グロックとシグ・ザウエルがそれぞれ一発の鉛弾を吐く。
今度の狙いは、体を避けマントを狙う。そして着弾の瞬間、
弾丸を逆『回転』させ、貫くのではなく衝撃を与え、マントを弾き飛ばそうと試みた)
(マントに着弾した弾丸が回転を始めマントを捻りあげる。)
(二ヶ所の回転は複雑なベクトルでただの布切れに刺激を与え)
(その布の破断点をあっという間に振り切り、繊維がちぎれる音を辺りに響かせた。)
(――ほう、異能か。なんだしかもかなり洗練されているじゃないか。)
(恐怖に噛み合わない奥歯を鳴らす表情の奥。絶対者たる自信を持った魔神がほくそえむ。)
(噂になるまで徘徊させた甲斐があった――と。)
(そう、我が創りし怪人「フリッケライ」は――)
「あぎっ、ぎぎっ!」
「げ、うぅえぅ〜……」
「痛い、いた……ぁ……」
(飛ばされたマントの下に有る体。フランケンシュタインと呼ぶには脆弱な体。)
(中肉中背の体。だかそこにあるのはフランケンシュタイン以上におぞましい)
(継ぎ接ぎにされた人の顔、顔顔!顔…………)
(そしてそこから放たれる悲鳴の不協和音。)
――――ッ!
(予想はしていた。だが実際に目にすると、少しだが表情が強張るのが分かる。
心の中で、先程弾丸を当ててしまった人間へと謝罪しながら――――
拳銃を握る手に力を込める。どうにか解放する手段を模索しなければ)
(触れたものを取り込む異形か?ならば本体があるはずだ。
接合部を狙い切断は、『ジムノペディ』がない今は無理だ。
そもそも動いている相手に、そんな器用な真似は失敗する恐れがあるだろう。人名が懸かっている)
(やはり、根源の除去がベスト。こちらへと歩いて接近する
継ぎ接ぎの怪人に対して、ゆっくりと銃を構えながら、回り込む)
(どこかに本体が露出してはいないか。全身をくまなく探してみよう。短期決戦の望みは、どうやら薄そうだ)
…動けるか?可能なら、逃げろ。
(結果、接近する事になった少女へと、顔も向けずに呟く。
あまり容姿は見れる余裕はなかったが、あのスカートは恐らく高等部だろう。
もっとも、それでも敬語を使ったりはしないが)
(…彼女は、今回の件で負った心的外傷が、なかなかに深そうだ。
可能なら、警察の専門スタッフにケアを頼みたいところだが、ひとまずは安全の確保が最優先だ)
(中々人道的な少年だな、クヒヒッ!さぁ、どうあがいてくれる?)
(表情が歪な笑みを作ろうとする。この場では似つかわしくないその行動を隠すために)
(下を向き、震え怯えたフリを続ける。)
む、無理……たすけて……見捨てないで…………。
(震える手で晶のスラックスを掴み、あくまで怯えたか弱き少女を装う。)
(多少の医学の知識があればその震えが作為的なものであると気づけるかもしれない。)
「ひぎっ!ひぎ、ぎああああああああ?!!」
(肩の部分にある顔から盛大に悲鳴が上がる。)
(それに伴い、肩が異様な形に膨れ上がって――――その顔が晶に向かって伸びる。)
(狙いは胸、威力は単純に成人による頭突きほどの威力だ。ただし、悲鳴のおまけがついているが。)
(そして膨れ伸びてきた顔の付け根に悲鳴を上げない顔のようなものが一瞬見えたかもしれない。)
(――――チッ。そちらか)
(逃げだして、いつ襲われるか分からない恐怖に怯えるより、
なんとか拮抗しているように見える、この勝負の結末を見届けたいという)
分かった。必ず助けてやるから、離してくれ。
(淡々と、さも雑作のないことのように言いつつ、足を動かし彼女の手を剥がす。
実際、解決策は見つけ出せていないのだが――――、一般人が相手なら気休めも口にするのだ)
(全身の恐怖や痛みに怯える顔を見ていると、その内の一つ、
肩が奇妙な形に伸び、そのままこちらへと向かってきた)
(この気持ち悪さ―――『アイツ』を思いだす。不快極まりない)
『ペザンテ(重々しく)ッ!』
(姿勢を下げ、肩越しに深紅のケースを覗かせる。
すると、途端にそのケースの車輪が回転、少年の背中をかけ登り、
継ぎ接ぎの異形の攻撃と、正面衝突する。そして跳ね返ってきたそれを、
体を動かしストラップを使って、再び背中へと戻した)
………あれは?
(ふと見えた、それは飛び出した肩の付け根に。あれも顔か?悲痛な表情の顔を見慣れてしまったからか、
一瞬顔には見えなかった。だが顔と仮定するなら、あの部位は他のそれとは違う表情をしている)
(しばし逡巡、決断。斜めに銃口を向け、引き金を引いた。
少し進んだところで弾丸が『回転』、斜めからその場所へとパラベラムを飛ばす)
(――茶番だ。茶番でしかない。何故ならばいま少年が助けると)
(気休めであるにせよたんたんとした口調で、雄々しく言い切ったその言葉を)
(かけたものこそ諸悪の根元であり、あれを産み出した本人だというのに。)
(――にやける口許を両手で覆い隠し、弱々しく頷いて見せる。)
(見つかっているのにも関わらず、息を潜めるという無駄な行為。)
「ぎゃっ!」
(サックスケースが当たった顔が悲鳴を上げて、額からおびただしい量の血を流す。)
(呻き声の不協和音に低音が加わって――)
(狙ったその場所には先ほど見えた表情がない顔はない。)
(継ぎ接ぎの部分に穿たれた弾痕の痛みで更なる悲鳴が上がる。)
「ひぃっ!いたいっ!いたいぃぃっ!!」
(その間に拳の顔が膨れる。手の甲にあった顔が晶に目掛けて放たれる。
(次は腹、その次は膝――共通点としては放たれた直後に表情がない顔が覗き)
(攻撃が終わるとどこかの部位に移動していることだろうか。)
(その移動する表情がない表情こそがこの「フリッケライ怪人」の継ぎ接ぎを維持する)
(本体である。)
【すみません、そろそろ凍結をお願いしていいでしょうか?】
【了解しました。再開はいつが宜しいでしょうか?
ちなみに僕なら、30日つまり今夜、22時からが一番早い解凍日となります】
【ではそれで。30日火曜日の22時避難所にて待ち合わせでお願いしたいですわ。】
【他になにかありますでしょうか?】
【なければコレにて解散と行く流れで。】
【了解しました。では最後に僕はレスを書いて落ちますので、
竜胆先輩は、先にお休みになられていて下さい】
【今日はありがとうございました、また今夜もよろしくお願いしますね。ノシ】
【こちらこそ、お付き合いに感謝しますわ。】
【また今夜の再開を楽しみにしています。それではお休みなさい。】
【お疲れさまでした。】
>>391 ちいっ!
(苛立ち。上がる血飛沫は、恐らく何の罪もない、民間人のもの。
それを盾にするなど、この異形には知能があるのだろうか?)
(異形ならば、大抵を死へと追いやる自分に偉そうな事は言えない。
けれど、こうして絶え間ない悲鳴の不協和音を聞かされると、やはり怒りのような感情が胸に湧き上がる)
………っく!
(だが、怒りに身を委ねている余裕などないようだ。
突き出された肩は、更に攻撃の布石に。腹部への攻撃は、
身をひねりなんとかかわす。だが、その為に使用した足、
即ち膝への攻撃は避け切れず、直撃を食らう)
(片手で膝を押さえ、その場に倒れ込むことは避けた)
がっ……あぁっ!
(『ミサキ』との戦いで痛んだ骨が、また悲鳴を上げた。
そしてまた晶の唇からも、甲高い、苦しむような声が漏れる)
(アレは、移動している。だが、アレこそが本体であり、
弱点だ。でなければ、移動してかわす必要はない)
(先程のように、『ペザンテ』で対応してからでは遅すぎる。
奴は攻撃を放つ瞬間に現れ、終わった頃には消えている。
自分は接近戦は得意ではない、どれもその場しのぎな対応策ばかりだ。
だから、攻撃を捌いてからでは駄目なのだろう)
はっ……はぁっ………!
(苦痛に荒くなりつつある呼吸、それでも大きな釣り目の瞳は、異形を強く睨みつけ、離さない)
(動くことを止め、相手が自ら攻撃を仕掛けてくるのを待ち、止まった)
【それでは、僕もこれにて失礼しますね。スレをお借りしました、お邪魔しました】
【葛森 利香 ◆eOqEZEQIEEさんへの置きで1レスお借りします】
>>369 …それはそうですよね…あなたにも…関わった人や出来事の数だけ経験もあるわけですから。
はははっ…自分でいっちゃいますかこの人は…。
(半ばあきれた表情をしながら乾いた笑いをして)
…この世の中は常に表裏一体、陰と陽、光と影があるように…秘密のない人間なんていないですよ。
もしそんな人間がいるとしたら…それは人に非ず。本能のみに生きる「獣」ですよ。
例えそうであったとしても…「真実」をキチンと伝えて貰いたい…。
事実を歪められて報道される…あまり好ましい事ではないですね…個人的にですけど。
そこを面白おかしく脚色するというのが…あなたの腕のみせどころなのでは?
(皮肉めいた笑顔を浮かべ、考えている葛森をジッと見ている…)
(あっけらかんとした顔をしながら)
え?気のせいじゃないですか??
空耳でも聞こえたんじゃないですか??
それに…なぜあなたに「嘘」をつく必要があるんでしょうか?
(葛森の顔色を伺いつつなんとか話題を反らそうとする)
【以上、スレをお返します】
【名前】馮 麗鈴(フウ・レイリン)
【年齢】18歳
【性別】♀
【身長】164
【3サイズ】80/58/84
【容貌】くすみがかった茶色の腰上までのロングヘア。
前髪は長めで、後ろ髪はバックルで緩くまとめている。
色白肌で眼鏡をかけている。視力の悪さは筋金入り。
【能力】〈セイレーン〉
声や楽器を使って音を操る。
痺れさせたりして動きを奪ったり、衝撃波のような使い方もできる。
相手の精神に干渉することも不可能ではないが、特殊な発声のため使いこなすことができていない。
【希望】交流・戦闘・エロ(要相談)
【NG】死亡・ハードスカトロ・肉体改造
【弱点】接近戦への耐性がほぼゼロ。能力を酷使すると声が枯れる。
【備考】日本で生活する謎の中国人。
祖国では幻のオペラ歌手として名前だけが有名になっていたとか。
誰よりも“完璧な歌声”を求めて異形狩りという名のトレーニングをしている。
普段から怪しい日本語を話すが、実は普通に話せる。
気まぐれ且つ単純なところがある。
【初めまして!プロフィール投下させてもらいまシタ!ちょっぴり待機しますネー】
【むむむ…!もう少し待機したかったですが電話対応にて落ちルでーす…】
【失礼しましたデース】
>>396 (覚悟を決めたものにたいして、再び狙いを定める。)
(晶の目に宿ったものの狙いを察したのか、焦らすように怪人の各所が膨張と収縮を繰り返し)
(悪趣味なこと極まりない悲鳴を奏で始める。)
「ぎっ、ぎああああああああ?!!」
(男が、女が、子供が、老人が。)
「イヤッ!いああああぃ!ひぎぁあああああ!」
(波打つ体表に合わせて晶の集中力を削ぎ落とさんと声が張り上がる。)
(そして両肩が膨張)
(勢いよく伸び上がり、途中で止まる。急な膨張により、二種類の断末魔に近い悲鳴が上がる。)
(だがそれはフェイク。一拍置いて、頭を下げた怪人の脛椎辺りから
(晶に目掛けて真っ直ぐ、人面瘡の浮いた脛椎が襲いかかる。)
(そのつけねにある顔は手負いの晶を嘲るように唇を歪めた。)
【解凍にお借りいたしますわ】
【今夜もよろしくお願いします】
(手元の銃のハンマーを上げ、引き金に指をかけたまま、静かに相手を見る)
(集中を。狙撃銃のスコープを覗く時のように、余計な情報は
全て切り捨てる。一人で観測手も兼ねる晶は、一度狙撃の姿勢に入ったなら、聴覚も封鎖する)
――――。
(全身を視界に収めながら、あの顔を探す。それはまだない。
皆が皆悲鳴を上げ、苦痛に満ちた表情をしているのが、この場合は良かった)
(両肩が伸びる。しかし顔はない。違う。それを証明するかのように、
その攻撃は途中で止まる。姿を出さずに攻撃できるなら、最初からそうしているはずだ)
(そして繰り出される本命。防御は考えずに、本体を探)
『ガァンッ!』
(関節の動きは、基本的に一方が固定された状態で動かす、
円運動。即ち『回転』だ。肘を回し腕を上げ、手首を回し
狙いを付け、人差し指を曲げ引き金を引く)
(それの全てを異能で代用する事により、神経の伝達が来てから
筋肉を動かすのではなく、思考と同時に引き金を引ける)
(『プレスティッシモ(なお急速に)』。果たしてこの弾丸は、あの化け物を射ぬけるか)
【お待たせしました、では今夜もよろしくお願いします】
(人面瘡の加速は止まらない。正確さなど微塵もなく防御行動を棄てた晶に突き刺さる。)
(幼い身体の腹部辺りで苦痛にまみれた呻き声が上がる。)
(怪人の脛椎に穴。そこに先ほど晶を嘲っていた顔はない。ただ空洞の中から)
(肉が擦れ、神経が食い散らかされる異音が響き、先程よりも激しく)
(継ぎ接ぎの膨張と収縮が行われて――)
「おおごっ、ぶぶべぅぇへェエェェ!?」
(――おぞましい断末魔の声が上がると同時にボトボトと継ぎ接ぎがほつれ)
(落ちていく。中肉中背位だった体格の肉を成していたものが剥がれ)
(痩せ細った本体がさらけだされ、剥がれ落ちた人面瘡が人の形を成していく。)
(怪人も晶の行動に反応し、回避行動を取った。しかしそれを晶の回転が)
(上まった――――その結果が、みずぼらしい身体の本体をさらし)
(額に風穴を穿たれた、なおつづく回転の苦痛にのたうつ怪人の姿だった。)
うぐっ……ぁっ………。
(腹部を強烈に叩かれ、胃の内容物が喉の辺りまでせり上がってくる。
だがそんな事も気にならない程の激痛。幸い骨へのダメージは
少なく済んだが――――衝撃は、晶の体を壁へと叩き付けた)
(だが、大ダメージと引き換えに、どうやら狙いは上手く行ったようだ。
上っ面の装甲を剥がされた異形が、頼りない姿で苦しみにもがいている)
(しかし、これでは足りない。まだ生きている。殺さなくては、この化け物を)
ぐっ、あああああっ!!
(叫ぶような声を上げながら、路地裏の壁によりかかったまま、
片腕を上げ9mmパラベラムを撃ち出す。弾丸のスピードと貫通力を
更に回転で上げ、今度は完全にその体を貫けるように、何度も何度も)
(一発目が喉を貫通、おぞましい断末魔がとまり、代わりに)
(管に液体が詰まった時のような音が鳴り響く。)
(二発目で右の脇腹が大きく欠け、肘から先右腕がちぎれとぶ。)
(肩、胸、ときて片足をとらえた頃、怪人は大きくバランスを崩して)
(地面にうつ伏せに倒れ伏す。生命を主張するように一度、二度と痙攣を続けて――)
………や、やっつけた、の?
(白々しく口を挟む。そんなことは、自身の存在を植え付けた怪人が)
(もう起き上がれないことなどここにいる誰よりも正確にわかる癖に)
(怯えと希望を孕んだ声音で晶に問いかけて――)
(マガジンキャッチを押し、弾倉を排出。更に背中のケースから、
自ら跳ねるように飛び出てきたマガジンをリロード)
(なんとかもう片手も使い、初弾を薬室へ送り込んだ。
そして痙攣している異形の頭蓋へと、止めの鉛弾を数発叩き込んでやる)
―――………。ああ、終わった。
………ケガはないか?
(奇妙にも周囲剥がれ落ちた、一般人の安否を目で確かめる。
駆け寄りたい所だが、どうやら今は体が言うことを聞いてくれないようだ)
(そして次に、傍らの少女へと視線を向けた。その表情は
童顔のくせに無愛想そのものだったが、言葉では一応心配しているらしい)
(周囲に散らばった一般人は意識こそないものの)
(一部、弾痕があったり裂傷があるものもいるが、命そのものに別状はなさそうだ。)
(最も、心的外傷がないとは言い切れないが……)
そう…………
(自己の安全を確認した――いや、もうそんな素振りは必要有るまい。)
(腰が抜けているフリを止めて立ち上がる。街灯が照らし)
(魔神という異形の本性を偽るため、必要以上に高いレベルで構成した身体を晶の前に晒す。
(街灯が明滅し、一瞬視界が闇に染まる――再び照らされたその顔にある灰色の目は)
(淀み濁っていて――)
ご苦労様、でも………心配する言葉をかけるのならば、駆け寄ってくださるのが
殿方としての甲斐性ではなくて?ふふっ、うふふふ………
(人あらざる恍惚の表情。極上の食事を前にした絶対者として)
(ゆっくりと歩みを進める――――)
それとも、そんなこともできないのでしょうか?ふっ、ひひひ………
【今から襲いかかりますが、逃走手段など持っているでしょうか?】
【何一つ持っていない、というのであればわたくしから用意させていただきますが?】
(ウェーブのかかった金髪、欧州の人間なのか、透き通った灰色の瞳。
端的に言って、かなり美人の部類に入るだろう)
(もっとも個人的には、優れた美術品がそうであるように、
あまりに完成された美であって、近寄り難い―――悪く言えば、不気味だ)
(組織の人間へと連絡を取るために、携帯電話を取り出す――――。
すると、先程まで動けなかったはずの女がすっと立った)
(訝しむように眉をひそめる。街頭が明滅し、再び見えた少女の姿、
そして雰囲気は、間違いなく先程までの怯えていた少女ではない)
…………。お前も、人に化けた異形か。
『ギャリィッ!』
(ケースの車輪がアスファルトとこすれる音を立てながら、
素早い勢いで横へと移動、そして急停止。ショルダーストラップで
繋がれている晶の体もそれに反応するように引っ張られ、その上に乱暴に着地する)
(即座に電話へと口元を寄せ、叫ぶように命令する)
―――、一○九○、『ガンスリンガー』!コードAだッ!
【そうですね…このまま仲間を呼ぶ他には、後二つほどあります】
【流れに応じて、手段を選んでいこうかなと】
――――停止を命じる
(距離を離した晶がこれ以上逃げないように、囁くように声を発する。)
(発現するはケイ素の結晶。それが竜胆と共に挟み込むような形で現れ)
くくく、どうした?「必ず助ける」のではなかったのかなぁ?キヒャヒャヒャ!
それとも、あれは嘘?我を、我という可憐な少女を弄んだということか?ヒヒッ
(ゆっくりと距離を詰め、甲高い声をあげながらその手を晶へと、上質で良質な存在に向け伸ばす。)
兵部晶………か、良い名だな?紅裂拓兎の存在も良質であったが
貴殿の持つ回転の存在も美味そうだ………ひひひ、フハハハハ!
(通信機に向けてなにか言葉を発しているのを察すると)
(救援でも呼んだかとふむ。そして決断する)
(フリッケライで集めた有象無象の存在よりも遥かに良質なその存在を早く味わってしまおうと。)
【それではそれで。此方の損傷は気にせずやってしまってくださいな。】
――――なっ?!
(背後に壁が生じる。しかもこの異能には、見覚えがあった。
虚空からガラスを作り出す、まるで、あの紅い戦士のようだ)
(壊せるか?『回転』で89式5.56mm小銃を放てば、恐らくは。
ただあまりに距離を開くと、今度はあの一般人が犠牲になりかねない)
…僕が助けるのは一般人だけだ。お前のような、化け物からな。
(何故、こいつがあの人の名を。そして、僕の名を)
(まさか、紅裂拓兎をこの異形が?殺したかはまだ分からないが、
一戦ほど交えたのは確かなのだろう。名前を知っているのだから。
存在が美味、不明瞭な言葉だが、肉体を含め全てを食らうという事か)
(そうして、彼の異能を取り込んだ?)
くそっ!
『ジャキッ!』
(どちらにせよ、やるしかない。ケースから転がるように降りて、89式5.56mm小銃を――――)
「――――『ガンスリンガー』くんっ!」
(その場に響いたのは、女子高生ぐらいの少女の声。
それの元を辿れば、異形と同じ制服に身を包み、
片目にハート型の眼帯をした一人の少女が、拳を振りかぶっていた)
(そのどう見ても普通の女の子の細腕が、豪快な音を立て
ガラスを叩き割った。その破片が、鋭い勢いで異形の方へと飛んでいく)
【ではプランB、予想外の救援で】
411 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 00:54:34 ID:ymDfMUCO
押塩先生w
キヒヒッ、ではあの時は我が化け物ではないと思っていたのか。ひゃはははは!
なんだ、とんだ節穴だな。『ガンスリンガー』の名が泣くのではないかね?
(思考している間にも距離は詰まっていく。手負いの獣を追い詰めるように)
(じわりじわりと距離を縮めて――)
(突如として鳴り響く破砕音、続いて生成したばかりのケイ素結晶が砕け散り)
(その一部がこちらに向けて飛来する。)
それは我が友、我が力だ――
(紅裂拓兎の存在を纏った腕をかざす。そうすると飛来した結晶がその腕に刺さる前に消失して)
(しかしそれ以外は鼻先を掠め、頬を切り裂き、スカートに裂け目を作る。)
ふむ…………まぁ、いい。刺され、串刺し公。
(所詮は腕一本分の存在。跳ね返されたそれも本物と違い、自身を傷つける要素となるようだった。)
(こちらに飛んでこなかった分の破片に次なる命令を)
(砕けた破片の一部が投擲用の針のように兵部とサイクロプス向けて放たれた。)
(新たなケイ素を加え、槍と出来ないのも腕一本分であるがゆえである。)
これはこれは、追加オーダーの処理が早いことだな。作り置きでもしていたのかな?
我は料理は手間暇がかかったものが好きだな、そう、我がつくりしフリッケライのように!
きゃは、キャハハハハハハハハハ!!
(甲高い笑い声をあげながら援軍の様子を見る。)
(ケイ素に強度がないことを差し引いてもパワー型、些か時間が足りなくなったなと)
(自分と同じく高等部制服にみをつつんだ少女をみやり――)
【そろそろ凍結をお願い致しますわ。】
【了解しました。最も早いこちらの解凍日は今夜、1日の22時ですね】
【先輩の都合のよい日時はいつ頃でしょうか?】
【1日…………は残念ながら微妙な感じですわ】
【確実にとれる日となりますと金曜日辺りになるのですが】
【いまだはっきりしたことが言えませんので】
【後日避難所で連絡させていただいてよろしいでしょうか?】
【了解しました、それでは避難所の連絡待ちということで】
【僕は最後にレスを書いて落ちますので、先輩は先にお休みになられていて下さい】
【ええ、お手数お掛け致しますわ。それでは本日もお付き合いありがとうございました。】
【お先に失礼しますわ、おやすみなさい】
>>412 …饒舌な奴だ。自分の名演技を見破られず、よほど嬉しいと見える。
「大丈夫っ?!…銃声が聞こえたから、もしかして、と思ったんだけど…」
(事実ではある。守るべき対象を見誤ったと。だが
あの一瞬で仮にそういった疑念が湧いたとしても、
そんな不確かなもので、力なき者が犠牲になる事を許してはならない。
あの判断に間違いはない、そう信じている。89式5.56mm小銃のストックを伸ばし、肩につがえた)
(一方突如現れた灰色の髪の少女、『キュクロープス』は、
片手に握っていたカバンを放り投げると、ファイティングポーズを取りながら、晶の横に立った)
あの人を喰らったのか、お前は?
「わっ……が、『ガンスリンガー』くんっ、ガラスが…!」
(異能を完全には御しきれていないようだ。ほんの少しついた傷が、それを証明している)
(一方実戦経験の少ない少女は、砕けた破片がこちらへと
来る事に、動揺している。それでも無数の破片を落とそうと、拳を構えるが)
(それより早く、晶が逆の手で『キュクロープス』の足に触れた)
『ペルデンドシ(消え入るように)』。
(すると、二人の体に触れた針が一瞬にして方向を変え、避けるように『回転』する)
(これとは別だが似た技なら、本人から既に放たれている。対処方法は身を持って知っていた)
いいか、『キュクロープス』。人命の救助が最優先だ。
もうすぐ、ここに組織の人間が来る。時間を稼げばいい。
「うっ、うん……分かった…!」
(先程のように骨を動かし、床に座ったまま、足の間に銃身を挟む。まだ片足は、言う事を聞いてくれない)
(それでもトリガーにかけた指を動かす。フルオートで放たれた
5.56mmNATO弾、それの所々に『回転』をかけ、スピードをバラつかせた)
(そして少年の発砲と同時に、力強く地面を踏みしめながら、
『キュクロープス』が人喰らいの異形へと接近する)
【こちらこそありがとうございました、とても楽しい時間を過ごさせて頂いています】
【それではまた後日に、お休みなさい。ノシ】
【これにてスレをお返しします、ありがとうございました】
でも、証明は無理でしょ?
それは所詮君の中の結論。君には当てはまるかもしれないけど、あたしには当てはまるかは分からない。
(そう言って、いやらしい笑みを浮かべる)
ただ、いい事は聞いたよ。
少なくても、君は裏と表があるって事は。
勝手に言ってれば? 君の趣味思考に付き合う気も無いし。
(あっさりと切り捨てる)
気のせいだったら、君の言葉から「空耳」という言葉は出てこない。
それとも、無理やり吐かせようか?
(そう言うと、得意の言葉遊びを使う)
それに、君はさっき「秘密の無い人間」は居ないと自分で言ったわけだ。
つまり、最低でも君の周りには例外は無い。すなわち、君自身も例外じゃない。
ほらっ、嘘をつかない可能性はなくなった。
(そして鉛筆でメモ帳をつつきながら)
それに、「真偽」の話を「理由」の話に逸らそうとした時点で、「真偽」の結果はいわずもがなだよね。
それが本当に空耳だったら理由まで無いという必要が無い
【置きレスです】
【葛森 利香 ◆eOqEZEQIEEさんへの置きで1レスお借りします】
>>418 …む…。確かに…それはそうなんですけど…ね。
(はぁー…と溜め息一つ吐いてから頭をポリポリと右手で掻いて)
さぁ…それは…どうなんでしょうか…?
僕だって当てはまらないかも、ですよ。
(小憎らしい笑顔で葛森を見る)
まぁ…裏表なんて…人間である以上誰でも持ち合わせているもんですからね。
もちろん、あなたも例外ではないでしょうけれど…。
少なくとも、僕はそう思っておく事にします。
…そうでしょうねぇ…。
(予想どうりの切り返しであったのだろう、特に驚く事もなく、平然とした表情で)
…無理矢理って…なんかトンデモナイ事をさらっと今いいましたよね?
(この人は…記事の為なら何でもアリなんだなぁ…と思いつつ)
…その辺はご想像にお任せしますよ。
その事をどう捉えるかはあなたの自由ですし、その記事を見てどう思うのかは読者の自由でしょうから。
…じゃ、その「真偽」というものが仮にあったとして。
当事者から聞かずとも「真実」か「虚実」かを秘密裏に調べ上げる、というのも優秀な「記者」たる腕なのでは?
まぁ…そういう何らかの「真実」があったとしても、ね…。
そうそう尻尾は掴ませないけど。
(ニコリと微笑みながら葛森の顔を見る)
【スレをお返しします】
【ロールにお借りします】
【
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1290490180/36の続きです】
んぷっ……んんっ……んく、ん……
(若い雄幹は口の中でますます太り、固く反りかえって濃い先走りを垂れ流す)
(上あごと舌とで圧力を加えて深く、浅く、先端を呑み込んでは引き抜き)
(絶え間なく雄汁を滴らせる鈴口へ、舌先をこじ入れていじめる)
(頭上に恋人の切羽詰まった喘ぎを聞けば、ようやく口を離して、いきり立つ側面に頬ずりをする)
直さん、とてもおいしいです……大好き……
(愛しげに口づけしては頬ずりして、また舌先でつつっ、と舐めあげて)
(根元から幹を握りしめ、強くこすりあげながら舌先で亀頭をつつく)
(透明なうるみが先端から洩れ、幹を伝って握りしめる手に絡みつく)
直さん、直さんはどちらが好きですか?
このままと……あのときの、と……
(彼自身は異形の性器をつかうのと、このままと、どちらがより強く快感を得るのだろうかと)
【改めましてこんばんは】
【まずはこんな感じから…今夜もよろしくお願いいたします】
うくっ…はぁ、あぁ…ん、んんんっ!
ぁ、ぅぅ…く…つき、こぉ…
(先端から内側へと舌を捻り込まれ、絶え間なく喘ぎが漏れる)
(腰は口に動きに合わせて休みなくひくつき跳ねて)
(シーツが引き裂けそうなほどに強く握りしめ、襲い来る快感の波に耐える)
(少しでも気を抜けば一気に放出してしまいそうで、それはあまりに勿体なくて)
(わずかでも長く快感を味わいたいと必死に踏みとどまる)
はぁ、はぁ…ん、津綺子…津綺子のお口、気持ちいい…大好きだよ
(乱れた呼吸もそのままで、津綺子の愛の言葉に答える)
(下---奉仕する恋人の顔を見つめる瞳は快楽に潤み、目尻にわずかな涙さえ浮かべて)
(口唇愛撫の快感を如実に物語る)
…どっちも…いや、今が一番…
津綺子が愛してくれてる、今が一番、気持ちいい…
(異形化した逸物は強力な性感帯でもあるのだが、自分のあるべき姿を愛される快感はそれに勝る)
(その証拠に、すでに三度、十分に満たされたはずの欲望が、恋人の口や指の愛撫でもう一度充填されて)
(硬く大きくそそり立ち、早く精を放ちたいと言っているように、濃厚な雄汁を垂れ流す)
【こちらからはこんな感じでどうだろう】
【今夜もよろしくお願いします】
んちゅっ……れろれろれろ…ん……ちゅっ…ちゅう……
(亀頭に小さいキスを繰り返し、時折くびれに舌を巻きつけて舐めまわし)
(その間も幹をこすりあげる手はゆっくりと、休みなく)
(快感に青年の腰が跳ねあがるのが愛しくて)
(上目づかいにその表情を伺えば、目を潤ませてこちらを見つめる視線にぶつかる)
(ゆっくりと幹を上下していた手を休め、柔らかな袋の中にある二個の胡桃を探り出す)
ここも…大きい……。たくさん溜まっているんですね…?
(ひんやりしたその感触を楽しみつつ、袋の裏側からかきだすような手つきで転がして)
私も……もうこの形、ちゃんと覚え込んでしまいましたもの……
私の中も、もうすっかり、この形に……
(快感を覚えるほどに狭まる内部を、ぎっちりと押し広げてきたこの形)
(体を起こし、その形を覚え込んでいるもう一つの部分……胸の谷間を近づける)
んはぁぁ……ん……
(両手で乳房を捧げ持ち、ガチガチに反りかえった肉棒を挟み込む)
(ぷにゅっと盛り上がる膨らみの頂点で、乳輪が広がり、乳首がくっきりと飛び出して)
(その手を交互にこすり合わせるようにして、膨らみを左右互い違いに揉み合わせる)
あっ、くっ、そこ…そこは、ダメ…あ、あ…くぅ…
(先走りをこぼす亀頭に絡み付く舌、硬く脈打つ竿をしごく指、欲望の詰まった睾丸を弄ぶ掌)
(どこがもたらす快感が一番強烈で、どこを攻められるのがダメなのか)
(自分でも分からないままに、恥も外聞もなく喘ぎ声をあげる)
は、くぅ…んんん…あぁ…あぅ…
(柔らかな双丘に包まれればもはや意味のある言葉は紡げず)
(ただ溜め息に似た声をこぼし、送られてくる快感の波に身を任せるだけ)
(腰が砕けそうで力が入らない。のけ反った頭の重さに耐えきれず、ゆっくりと後ろに倒れる)
(脱力した肉体とは裏腹に刺激を受ける剛直は上を向き、押さえ込まれるのを拒むように両側の柔肉を押し返して)
(吐き出す粘液は恋人の胸元を熱く汚し、膨れ上がったエラはごりごりと周囲を抉る)
直さん…?
(大木が切り倒されるときのように、ゆっくり、ゆっくりと青年の逞しい上体が倒れて行く)
(乳房に挟み込んだ剛直が、赤黒く脈打って、透明な潤みをにじませ)
(張り詰める膨らみをぬめらせて、にちゃっ、とはしたない音を立てる)
はぁ…う……おちんちんが……おっぱいを、こすって……
(体を前のめりにして胸の間に幹を押しつけ、上下に揺する)
(体全体で脈打つ男性に奉仕する)
(乳首が彼の腹にこすれ、クリクリと転がって)
(エラを張って膨れ上がった亀頭が、摩擦の度に疼く乳腺を慰める)
あ、あぁん、直さんのおちんちん、気持いい……
おっぱいでも気持いいです……
(より強く両側から膨らみを押さえつけ、ヒップを持ち上げた姿勢で体を上下させて)
(それはもう、彼の逸物を使ってオナニーしているも同然で……)
(シャワーで清めたばかりの足の間に、自分も熱いものを滴らせ始める)
直さんの、熱いの、ください……
いつも私の中に、たくさん注いでくださる精液……
出るところが、見たいんです…
あ、う、はぁ…っ、もう、出そう…
(早まる動き、圧力が増し型が採れそうなほどにピッチリと埋まって)
(リズミカルにしごかれ、耳には恥ずかしげもない卑猥な言葉が注がれ)
(快感の水位が決壊間近までせりあがり)
あ、ダメ、イくよ、出すからね
見てて、おれの、しゃせい、見て…いくよっ!
あっ、でる、く、あぁぁぁぁぁっ!!
(わずかに首を起こせば遠くに淫らに弾むヒップを見つけ)
(すぐ近くには、白い肌から見え隠れする赤黒い亀頭)
(甘く響く津綺子の声に、こちらに奉仕するだけでなく恋人もまた快感を得ているのだと)
(自分の体の一部を使って自慰に耽っているのだと)
(そう考えた瞬間に、求められる射精)
(切羽詰まった様子で懇願される声に、これまで耐えてきたモノが一気に吹き出して)
(胸の谷間でプクッと膨れたかと思えば、次の瞬間白濁が迸る)
(勢いよく飛び出した一撃目はアゴを越えまぶた近くまで打ち上げ、二撃目をアゴに振りかける)
(脈打つたびにピュルッと飛び出して津綺子の胸元や谷間を白く染めて)
直さんの、ぴくぴくしてる、あぁ……熱い、です…っ
(押しつける乳房の弾力を撥ね返し、ゴツリと一層固くなったかと思うと)
(顔面に叩きつけるように白濁が飛ぶ)
あ…っ!
(思わず目を閉じ、顔をそむければ頬へ、顎へと続いて吹きつけられ)
(むわっと濃い雄の臭いをまき散らしながら鎖骨へ、胸元へと)
(肌を焼くかと思うほどにピリピリと刺激的な粘液が、べったり飛び散る)
んあ……おっぱいが……ジンジンする……
ちくび……びりびりして…感じてしまいました……
(目もとに散った白濁を指先で拭いとる)
(息荒く波打つ青年の胸を見れば、愛しさがこみ上げて)
(床の上にぺたりと割坐で座り込んだまま、じっとベッドの上を見つめて……)
はぁっ…はぁっ…はぁ、ん…ふぅ…
(ベッドに倒れたまま胸と腹を激しく上下させながら 息を整える)
(わ力を失った自身は谷間から解放され、今は力なく下を向いて)
(体を起こし津綺子を見れば、ペタンと床に座り込んで)
(何かを求めてこちらを見つめているように見える)
津綺子、おいで…今度は俺が津綺子を…
(自分の吐き出した白濁で汚れた恋人に手を差し伸べてベッドの上に誘う)
【ん…すまない…自動書記機能が動き始めてる】
【短いレスだけど、ここらで凍結をお願いできるかな】
【】外します
気づくのが遅れてごめんなさい
凍結了解です。
次は週末、でしょうか?
こちらも【】無しで
そうだね、次は土曜の夜…22時くらいかな
いつもこちらの都合に合わせて貰って申し訳なく
直さんの方がお忙しい時期なのですから、ご遠慮なく
私がどうしてもすぐに眠くなってしまうこともありましたし…
そもそも今のシチュも私がおねだりしてしまったから長引いているので(汗
時節柄、お体も心配ですから。
合わせられる方が合わせればよいのでは、と。
6日22時、ですね。
レス用意して避難所でお待ちしています。
お疲れでしたら、そのまま落ちて下さいませ。
今夜もお相手ありがとうございました。
おやすみなさいませ。
うん、色々と気遣いありがとう
忙しいこともあって自然体調には気を使わなくてはならなくてね
お陰でその方面ではあまり無理をしてるって感じはなかったりする
では土曜…4日だよね?
22時に避難所で
今夜もお相手ありがとう
お疲れさま&おやすみなさい
【スレをお返しします】
出戻りごめんなさい、4日です!
ではこれにて本当に落ちますね
【改めてスレをお返しいたします】
434 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 14:15:11 ID:ukDaHjht
ドジっこ
>>417 ああ、強いな…………強くなった、それだけに……
(言葉をつぶやくあいだに回転する弾丸が肩へ、胸へと突き刺さる)
(肉が削げ、傷口を抉る灼熱の痛みの中で儚い笑みを浮かべて)
(兵部晶を見る……)
(気管に血液が侵入したか、笑みの間にも何度か咳き込んで)
(口の端に赤いスジを作る。)
(キュクロープスの接近に合わせるかのようにその体が崩れ――――)
………俺と君との決着をコイツに委ねるしかないのが惜しい
(痛みの中で笑う、赤い魔人のように軽薄に笑いながら動く)
(倒れ込んだ肩を軸に回転、キュクロープスに足払いをかけ)
(片足の膝裏を蹴りあげ、強制的に開脚をさせながらもう片方の足の膝、足首をとり)
(股裂き、膝十字、足首と極めて)
(キヒヒッ!旨い、旨いぞ!!想像よりも遥かに洗練され研ぎ澄まされ熟成させた!!ヒャハはヒハハハハッ!!)
(撃ち込まれた弾丸に籠められた僅かな兵部晶の存在をもって行使する回転。)
(それを使い、破壊点に捻りを加える)
(それと紅裂拓兎の存在から生み出した類い稀なる戦闘センスをもってして)
(キュクロープスの膝、足首、股関節を破壊しにかかる。)
(その存在を喰らったことを証明するかのように、痛みの中で笑う悪鬼のごとき笑みを浮かべて)
【ロール解凍にお借りします、今宵もよろしくお願いしますわ】
…………ッ!
(眼前の少女の姿は変わらない。なのに、その口調は、
その異能は、その振る舞いは。まるであの人、紅裂拓兎を連想させる)
(思わず、引き金から指を離す。まさかあの人が、本当に、こいつに喰われてしまったのか―――?)
(こんな、こんな形で決着を付けるなどと。自分が彼の罪を知り、
その理由も知り、されど許されぬ事として裁く事で、
その罪を断ち、綺麗に逝ってほしいと願っていたのに)
(あの紅い悪人の笑顔が浮かぶ。まさか、こんな結果に――――)
―――――――なるはずが、あるか。
…あの人は、誰よりも自己中心的だよ。
お前に食われて、抵抗もせずこんな形で戦うような人間じゃない。
(そうだ、思い出せ。あの人は、敬愛した魔王以外―――いや、
恐らく今となっては、誰の命令にも従うまい)
(自分を傷つけた理由を世界に求め、憎み、破壊しようとした悲しき罪人。
それが、こんな下らない結末を受け入れるはずなどない)
あの人を、ナメるな。
「きゃっ……?!」
(晶の回転に加え、拓兎の格闘センスを利用した一撃。
戦いに関してはほぼ素人に近い『キュクロープス』は、
見事に転倒し、鮮やかに関節技を極められる。普通なら、この
時点で勝負はついているだろう―――――人間対人間、ならば)
「こん、のぉぉっ!!」
(しかし、相手は異形の能力を宿した人間。それも『キュクロープス』は、
中でも膂力に優れたものの部品を取り出し、筋繊維に集中させて反映させてある。
その筋肉の前にはコンクリートなど玩具のように粉砕され、
下手な刃物など切れば自らが刃こぼれするような頑丈さも備えていた)
(故に、異能や異形の支援もなしに、生身の力で彼女に力勝負を挑むのは、
子供が10tトラックに立ちはだかるようなものだろう。
関節技という有利なポジションを取っても、せいぜい軽自動車に乗ったくらいだ。
眼帯の少女が気合いを入れると、力ずくで腕や足を引き剥がす。
倒れた姿勢のまま、今度は少女が異形を捕まえんと、手を伸ばした)
(更にその背後で、晶がリロードを終え、銃口を向けようとしている)
【はい、よろしくお願いしますね】
くふふ。しかしそれでは我が俺の力と能力を扱える理由につながらなくはないか?
なぁ――――あっくん
(引き剥がされた時点で倒立、踵でキュクロープスの顎を狙って蹴りあげつつ)
(伸ばされた手から逃れ、僅かに下がる。再び手を伸ばせば十分に触れられる位置。)
(そこで掴んだものを起こす)
撃てるか?コイツに当たればどうなるんだろうな。
(起こしたそれは人、フリッケライに取り込まれていた人間の一人)
(未だに昏睡し、力無く地面にむけ腕を垂れ下げている。)
(キュクロープスの方は完全に放置してもいい、アレはもうどうとでもなる)
(例え五体満足で切り抜けたとしてもなんの問題もなく止められる。)
(時間は残されていまい、そんなことよりも食事だ)
(ゆっくりと、兵部晶の存在を奪うべく接近を開始する)
よくよく考えれば、自分の技で傷つくはずがない。
あの人は、ガラスを完全に支配下に置いている。
大方、不意打ちに成功したものの、逃走―――といった所じゃないか?
(顎を蹴られる『キュクロープス』。が、頭が数cm動いたのみ、
巨人の単眼は変わらず異形を睨んでいる。しかし、出したその手は空を掴んだ)
(パワーにこそ優れているが、体術の心得はない。巧みな連続攻撃など、繰り出せはしないのだ、彼女は)
「き、汚いっ…人質なんて……!」
(その手の中に捕まれた人間を見て、『キュクロープス』が一歩下がる。
自分の人並み外れた膂力では、彼を巻き込みかねないと判断したのだろう)
…そんな手段を、あの人が、僕との戦いに使うわけがないだろう。
お前はまだ、素の演技の方が上手だな。
(一方晶はそれを見て、静かに銃を下げ、代わりにポケットから何かを取り出した)
(そしてそれを、地面を転がすように投げる。くるくると回転する
小さな円形のそれは、異形の足元を通り、その背後で停止し、周り続けていた)
我が?逃走?あのような良質で素晴らしい存在を前にして?
あり得ない、あり得ないぞ兵部晶。我は餓えているんだよ
…………そうだな、使いたくなかった。だが、使わなければ
邪魔が入る――なんて、言い訳じみたことを言う必要もないかね、ヒヒヒッ
(腕一本分で他人になりきるのは無理だったが、まぁいい)
(楽しめた。一瞬でも揺らいだ顔を、そしてそれでも信じるもののために)
(銃をとる姿を見れたのだ。)
(よしとし、それをものにするとしよう。)
では遊戯はこれまで、君の存在をいただこうか。くひ、きひひひひ、ヒャーハハハハハハハハ!
(高笑いをしながら兵部晶に手を伸ばし、肩に手をかけてその存在を奪い取るべく)
(その為に邪魔になる人質を無造作に投げ捨てた)
(触れられるのならば、一瞬で肩から二の腕までの感覚を奪う程度の)
(存在を奪い、30秒もあれば半身動かなくなる程度)
(それ以上は消失――――)
もっと、お前が彼の事を深く理解していたら分からなかったさ。
…最も、紅裂拓兎というのは容易く理解できる人間でもないが。
(時には子供のように我が侭で純粋無垢、けれどどこかで
そんな自分を客観的に見ていて、だからこそ人に優しくする術を知っている)
(もっとも、こんな化け物に人間の機微など分かるまい。
例えばあの人なら、こんな時に余計な邪魔はさっさと戦闘不能にするだろう)
「逃げて、『ガンスリンガー』くんっ!」
『カチッ』
(接近する存在喰いの異形に、思わず『キュクロープス』が叫び、走る。
ほぼ同時に、異形が人質を捨て、晶へと手を伸ばす。
そしてそれとまた同時に、少年の手を離れた89式5.56mm小銃が火を吹いた)
(トリガーを『回転』させ、吐き出された弾丸はまたもや『回転』、
死角であろう地面を這うような軌道から登り上がり、金髪の異形の喉笛を狙う)
(そして異形の掌が、少年の肩へと触れた)
単なる人殺しだろう?
少なくとも、その戦闘能力や力は評価するがね、くひひ
(――あの男と交戦したさいに元契約者である竜胆凍は少なくとも)
(そう思っていた、しかしそれ以上のものがこの少年の中にはあるらしい。)
――止まれ
(近寄るキュクロープスに目配せをして、命じる。そして発動する竜胆凍の力)
(時間凍結……時間にして数十秒は止められるはず。もっとも第三者の干渉があれば)
(即解けてしまうという弱点はあるが。)
(今は触れたそこにある存在を味わおうではないか。)
――っっ!!
(食事の最中に鳴り響く、銃撃の音に目を見開く。反応する前にそれは
死角より迫ってきていた。)
(あのとき棄てたものを見なかった、いやそもそも人質を棄てたことが――)
ッッッ!!!
(竜胆の体がくの字に折れ曲がる、喉と思われる場所から)
(おびただしい量の出血)
(ぼたぼたとアスファルトを濡らすその血は、制服を赤で染めていき…………)
(竜胆自身を後退させる――)
…………ぁ…………あぶなかったぞ!アレを、元我が器を取り込んでいなければ――
(その首からせりだすは鉄の塊。幅20cmほどの剣の切っ先)
(それが喉元を狙った弾丸を防いでいて――――)
(どうにか存在を奪うことに成功こそしたものの、その味を味わう暇などなく)
(消費した存在の分を差し引いたらば明らかにわりにあっていない。)
(喉元から武骨な鉄塊をせり出させたまま、後方に跳躍。)
(街灯の上に立ち忌々しげに兵部晶を見下ろす――)
………!!
(肩から先の感覚がなくなっている。辛うじて手はあるようだが、
それも朧気なものだ。果たして銃はこれから使えるのだろうか?)
(そして繰り出した一撃は、紙一重でかわされたようだ。
喉元から、鋭利な刃が覗いている。それによるダメージはあるようだが、
強烈な一撃には至らなかったようだ。あれも誰かの異能なのか―――)
…元、器だと?
(奇妙な発言に眉をひそめながら、奥の眼帯の少女へと目を向けた)
(彼女、『キュクロープス』は、異形の別の異能により一枚の静止画のように、
完全に停止しているようだ。巨人の圧倒的な力も、こういった方向から攻められてはどうしようもないらしい)
(だが、少なくとも永遠ではあるまい。それなら最初から、
自分に使っていて拘束していておかしくない。ひとまず彼女は無事だろう)
『ガキィン』
…………お前、名前はあるのか?
(自ら地面を叩き、手元へ戻ってきた89式5.56mm小銃を構えながら、
街頭の上の彼女へと問うた。と、どうやらパトカーの音も聞こえる。こちらの方へ近付いているようだ)
クッ、ヒッ、ギヒッ、グギャギャ……
かっ、あー……さてな、と言いたいところだがここまでの手傷を負わされたのだ
名乗らせてもらおうかな、もっとも我が契約者風に名乗りになってしまうが……
(僅かに肉が裂ける、その原因となった大剣の切っ先をしまいながら)
(鮮血にまみれた身なりを整える。してやられた――そう思ったことを)
(悟られないように見下し――)
名を問われたとき、我が元契約者ならばこういうだろうな
(距離、片腕であること、体を支える足を痛めていること――)
(それらの要素からあの銃口から放たれる弾丸に正確性はないと判断し)
(両腕を大きく広げる――)
花言葉は、「陶酔」!陶酔する姫君!!
それが我が名、今の我が存在だ!ヒャーハハハハハハハハッッッ!!!
(高笑いをと共にもう一度跳躍。)
(闇夜の夜空にその姿を消していった――――)
………陶酔する姫君、か。的を得ているな。
(夜空へと姿を消す異形、高笑いする金髪の麗人を眺めながら、ポツリと呟いた)
(一方、ようやく凍結から解けたらしい『キュクロープス』は、
あれ?などと言いながら周囲をキョロキョロと警戒していた)
「『ガンスリンガー』くん…あいつは?」
…逃げ出した。正直な所、たす、かった……。
(五体満足ならともかく、ここまで負傷している状態で
あれほどの異形を相手に時間稼ぎをできたのは、幸運としか言いようがない)
(存在を食らい、力を我が物とする異形。イリーガルだ、あれ自体の存在そのものが)
(無理に動かしてきた全身を休めるため、ケースの上に寝そべる晶)
…『キュクロープス』、あなたは―――「七瀬、愛」。
(台詞を途中で遮った愛の方を、見上げる。何やら膨れっ面で
こちらを見ていた。…ああ。眼の上に手を置き、頷く晶)
七瀬、あなたは組織の人間が来る前に帰った方がいい。
顔は知られてないはずだが、それでも可能な限り接触は避けるべきだろう。
…怪我は、ないな?
「うん、大丈夫。痛みはあるけど、ほら、頑丈な体だからねっ」
(パタパタと全身についた埃をはたきながら、快活に笑う愛。
ただ言葉の後半に、微かに自嘲めいたものを感じた晶は、
静かに頷き、視線を逸らすしかできなかった)
「その…兵部くん?でいいんだよね。君は何か、されなかったの?」
ああ、何とかな。…あまり遅くなると両親が心配する。早く行った方がいい。
「う…うん」
(サイレンの音と晶の声に急かされるように、眼帯の少女は
カバンを拾うと、時々不安そうに振り返りながら、表通りへと向かっていった)
(そんな背中へ一言、晶が声をかける)
………助かったよ。ありがとう、七瀬。
「………うんっ!兵部くんも良かったら、今度ウチのお店、
街の外れにある『喫茶店・七瀬』って言うんだけど、あるいは『ケンシ』さんとかも呼んで来てねっ!」
(暗い闇にも関わらず、花が咲いたような笑みを最後に見せた
愛は、手をぶんぶんと振り、角の向こうへと消えていった)
………。
(なんとか一般人は守れたが、結局片腕を失いかけ、しかも
二度と夜に関わるなと忠告した人間の手を借りてしまった)
(もっと、もっともっと強くならなければ―――そんな覚悟を胸に秘めながら、晶はそっと両目を閉じた)
【お待たせしました、僕はこれにて〆としたいと思います。
それと質問なのですが、存在を奪われた手は、所謂
麻酔にかかったような状態なのでしょうか?】
【またそれは、どのようにすれば治るのでしょう。時間経過、あるいは治癒系能力者の手を借りるですとか】
【綺麗に纏まっているのでわたくしから付け足すものはありませんわ】
【素敵に〆てくださってありがとうございますわ】
【存在を奪った箇所については、そんな感じだと思ってくだされば】
【確かにあるはずなのに、存在が感じられないという言い方になりますが】
【治療法は時間経過で大丈夫ですわ。治るのにかかる時間なんかはお任せいたします】
【治らず消えるのは、全ての存在を奪われた場合のみとなります。】
【他、なにかあるのでしたら遠慮なくどうぞ】
【親切に分かりやすい解答、ありがとうございます】
【そして三日間に渡るロールにお付き合い頂き、ありがとうございました。
これから奪った存在を先輩がどう使っていくのか、また僕も
何をキッカケに竜胆先輩の正体に近付けるのか、どちらもとても楽しみですね】
【それではお先に失礼します。お疲れ様でした、お休みなさい、竜胆先輩。ノシ】
【こちらこそ、お付き合いありがとうございました】
【欲を言えば七瀬様の存在も奪っておきたかったところですが】
【とか考えながら次は何をしようか、とかどう使うのが有用か】
【……楽しませていただきましたわ、お疲れさま。素敵なプレゼントも】
【いただいて、ほんとうにありがとうございました。お休みなさい】
【わたくしもこれにて失礼いたしますわ。以下空室です】
>>419 おや? 自分も当てはまらないと「全てが当てはまる」なんて言葉は使えない。
少なくても、一番近くに例外があるんだから。
(簡単な言葉遊び。先の言葉は後の例外には通用はしない)
勝手に思ってれば良いと思うよ。
あたしは否定を強要する事はしないし、正直、んなもんどうだって良いし。
別に? 普通の事でしょ。こんな商売してりゃ。
(別に疑問に思わずその言葉が出る)
君の中での記者をあたしに押し付けないでくれる? 記者ってのは探偵じゃない。
隠れて探した成果も、本人から聞き出した成果も同じ。
(パキッと鉛筆を折ると、その半分をポケットに入れる)
隠れて探すのが優秀ってのは君だけの価値。あたしのものとは異なる。
尻尾を見つけて獲物を捕まえても、山火事を起こして動物全てを焼き殺してから獲物の死体を見つけても
その獲物が森の中に居たって情報は一緒でしょ?
(そう言うと、彼女はゆっくりと立ち上がる)
君が尻尾を見せないのは構わないよ。
あたしは尻尾を捕まえる事に固執はしないから。
(にやりと笑って、彼女はその出口へと歩いていく)
どうせ、もうネタも手に入れたし。
【大槻さんへの置きレスです】
【という訳で、次かその次あたりで〆てもらえると嬉しいです】
【葛森 利香◆eOqEZEQIEEさんへの置きレスです】
>>449 そんな事はないですよ。
(肩を竦めながら左右にニ三歩歩いてから葛森を見て)
「当てはまる」「当てはまらない」なんてのは状況次第ではどうとも取れるんですから。
それこそ、あなたがどう思いながらどう脚色して書こうが僕的にはどうでもいい事ですし…ね。
じゃあ…そういう風に思っておきますよ。
少なくともそう思ってる人間が一人いたなぁ…て覚えて貰えると嬉しいなぁ…なんて。
(年相応の笑顔を浮かべて葛森の顔を見ている)
それも…そうですね。いらない心配でしたか…。
(先の出すぎた発言を後悔したのか、右頬を人差し指でポリポリと掻きながら視線を外す)
そうですよね…どちらかというと「特ダネ」というエサに飛び付く「ハイエナ」といった所でしょうから…。
そうして売上や数字、ゴシップの為なら手段を選ばない、そういう人種なんでしょうから…それも致し方ないですか。
(ゆっくりと立ち上がる彼女を黙って見ている)
…そうですか。遅くまでご苦労様でした。記事が出来上がったら読ませてもらいますよ。
(出口に向かっていく彼女に一言告げる)
…もしかしたら、また「偶然」に会えるかもしれませんね…何せ…こんな「街」なんですから…。
【ではこちらはこれにて〆のレスとさせて頂きます】
【これで〆にして頂くか、先輩の方で〆るかはお任せしますので】
【置きレスまでして頂いてのお付き合いに大変感謝しております…】
451 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 08:41:43 ID:nO1H9hW5
暑くなるぞ〜
【待機するよ。プロフィールは
>>301を参照してほしい】
【…………!えっと……喚ばれた気がしたから、避難所に移動するね】
454 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 22:13:18 ID:nO1H9hW5
来なくていいよ
【あちらのお二人を影でお見送りしたところで、こんな時間ではありますが、待機です】
【プロフィールは
>>140。よろしかったら参考にしていただければ、幸いです】
【――ということで、俺で良ければお相手をば?】
>>456 【こんばんは、後輩さん】
【……何やら、この感覚と言うのも久しぶりな気が致します。ふふ。良いもの、です】
【私で良ければ、よろこんで。お相手していただけたら嬉しいです】
【何かご希望はございますか?なければいつものようにこちらで選択肢を
ててっと出させていただこうと、思います】
>>457 【んー、そうだな。それじゃ大まかにぱぱっと選択肢を出して貰おうかな】
【その選択肢の中から、具体的に決めさせて貰おうかなとかなんとか】
>>458 【ててっとぱぱっととか言いながらそれなりに時間がかかってしま、いました】
【1.テスト勉強なり課題なりに集中している後輩さんに私がちょっかいだす(おうちでごろごろ編)】
【1.5.上の立場逆パターン】
【2.未来のどちらかに会う、もしくは未来の設定で何かする(パラレル未来編)】
【3.≪深凪≫に片足つっこんでみる】
【4.むしろ郡家に片足をつっこませてもらう(後輩さんの裏設定みせてください編)】
【5.図書委員の仕事中の後輩さんを待ってる私で何でか二人っきりの図書室(ほのぼの学園編)】
【6.私の深凪としてのお仕事(物騒と言うよりは潜入系?)を手伝ってもらう(お手伝いお願い編)】
【7.どこかに旅行にいってみる(完全思いつき編)】
【その他】
【……………本当にとりとめもなく出してみました】
>>459 【む…どれもしてみたいんだぜ?選ぶのも難しい…】
【ただ、前回があまあまだったので、ちょっとシリアスに6をメインに、
話題で3とか4にも触れられたらなーとか。そしてちょっかい出せれたらなーとか】
【そんな贅沢なことを考えた次第にございます】
>>460 【了解です。少々お話し的に長くなってしまうかもしれませんけれど、
問題がなければ、私から書きだしてみるのでノってみていただければ助かります】
【一応、仕事内容としては潜入というか――まあ、色々な闇の人間の集まり、
みたいなパーティーに一緒に紛れ込んでいただく、というような流れになると思うのですが
大丈夫、でしょうか?】
>>461 【了解っ。いや、いつも長く引っ張ってるのはこっちの方だし、むしろウェルカム!な感じなんで】
【是非お願いしますっと!】
【何か要望等あれば、途中で言ってくれて全然構わないんでっ】
【了解。では、ちょっと強引にではありますが、このように】
【今宵もどうか、宜しくお願い致します】
(――今日、お暇ですか?否ならそのまま回れ右を、是ならそのままこの車に乗ってください)
(どこにでもありそうなバン。しかし、その窓にはしっかりと目隠し用のスモークが張ってあった。
そんな車のスライドドアをあけたまま、彼の家の前でインターフォンを押した彼女はそう言った)
(現在の時刻、17時半)
(そしてまあ、今にいたるわけだ)
(日が沈むのが早い今日この頃、6時を回った今現在でもすっかり暗くなってしまっている。
フロントガラスから見える風景はどちらかというと都会的。
いつも住まう街から少し離れた大きなビル街をその車は走っていた)
つまり。
簡単に申し上げれば、私と一緒にそのパーティーに参加していただきたいのです。
パーティーと言っても別に大したものではありません。
何をさせられるわけでもなく、適当に喋って相槌をうって、バイキングでも食べていれば十全。
本来であれば、これには朱羽と、もう一人――うちの第三席が出るはずだったのですが、
朱羽は急用。三席はドタキャン。
前者はまだいいとしても問題は後者です。まあ、あれを連れていけるのは朱羽くらいなので
朱羽がいけなくなった時点で、あれがドタキャンすることは目に見えていましたし、むしろ私では御せませんから
良い流れなのかもしれませんが――。
それで、貴方にその三席の代わりをしていただきたいのです。
とはいえ、別に三席という肩書の代わりというわけではなく……先ほど申し上げましたように、
そのパーティーに紛れ込めさえすれば良いのです。その為には、招待状と男性一人女性一人が必要なもので。
(結構な荒い説明。にも拘わらず容赦なく、ご理解いただけました?と首を傾げる)
(バンの後部座席は、広い)
(まぁ――、彼女が自分から要件を持ち出してくる時は、尋常ならない時だ)
(今日のような切り出し方なら、尚更だ。だが、今日は暇だったし、なにより彼女からの申し出なら無条件で飲んだだろう)
(そのまま車に乗り込んで――現在に至る)
……んー…、そっか。
大体は分かった。俺なんかがそういう堅苦しい会合には釣り合わないだろうけど、
折角だし、ご相伴にあずからせて貰おうか?
まあ、パーティーなんてなかなか、参加できるもんじゃないしな。
(特に俺のような学生は。成人ですらない自分が、まともにパーティーに参加するのは初めてだ)
(緊張しているわけではないが、彼女もいることだし、ここは安心しておいてもいいだろう)
(珍しい機会と言えば珍しい機会であることだし)
第三席……そこだけ聞くと、結構、アバウトな人なんだな。
…でも、俺なんかがその人の代わりをしてもいいのか?
赤の他人って知られたら、何か問題でも起きないのか?
(やはり、不安な要素はあるようで、ついそう尋ね返しながら、窓の外の景色を眺める)
【ああ、こちらこそよろしくっ!】
>>464 (スモーク越しに見える外の風景は華やかだ)
(クリスマスのある12月ということもあってだろうか、ところどころに派手なイルミネーションが見える。
スモークのせいで薄ら曇っては見えるものの、その美しさはそれなりに想像はできた)
……急に、申し訳ありません。
(ふう、とため息をついてから額に手をあてる)
本来ならば、≪深凪(うち)≫から代理を立てるべきなのですが――、
近日、どうにも立てこんでいるようで……そもそも、人が少ない組織ではありましたが、
この頃は、何だか――……。
(話しながら彼女も窓の外を見つめ、そしてそのまま言葉を切った)
実際、招待チケットは誰を招待しているかなんて確認されるものではありませんから。
まあ、簡単に言えば――そこで、人に会ってあるものをもらわなければならないのであります。
その為にパーティーに参加しなければならない。
ですけれど、そのパーティーがカップル制というか……まあ、別に恋人同士じゃなくて
つまりは、男女二人組でないといけない、という決まりがあるのです。
ですから、ほら――チケットもこのように。
(切りとり線を境に赤と青に分かれている綺麗な厚紙。おそらく、チケットだろう)
(つまりは赤が女性用。青が男性用。そしてそれがキリトリ線はあっても一枚紙とされているのは、
同伴で来い、ということなのだ)
……表向きは、なんてことないパーティーです。
まあ、――どこかの企業のなんとかかんとか何周年祝い、みたいな感じだったと存じます。
というわけで。ご理解いただけたなら、早速着替えてくださいませ。あと30分ほどでつきます。
(近くにあった大きめの紙袋を渡す)
――――正装で、宜しくお願い致します。
(にっこりと、彼女は笑う。)
>>465 いや、別に構わないって。
先輩に頼みごとされること自体、珍しいもんだし、たまには俺も役に立たないとな。
(軽口を叩きながら笑い、肩を竦める)
(彼女に頼まれごとをして、悪い気はしない。むしろ頼りにしてくれていることが嬉しかった。
それがどんなに些細なことだとしても)
…ん?まぁ、俺は<<深凪>>で知っている人間と言えば、「あの人」しか知らないけど、
そんなに大変なのか?
(あるいは、何かの忙しさに追われているのか。質問は尽きないが、それを口にしたところで仕方がない問題だ)
(とりわけ外の人間である自分が口をはさむ問題ではないだろう)
ふぅん、じゃあ俺の身元については心配しなくてもいいってことか。
……あるもの?そこでじゃないと受け取れないのか?
(パーティーの内容を知らない為に、具体的な想像がつかず、頭の上にクエスチョンマークを浮かべて首を傾げる)
男女二人組のパーティーか……一体どんな内容なんだ?
(恋人同士じゃなくてもいいが、男女二人組のペア―――と聞くとますます頭は混乱して)
…なるほどな。表向きは、普通のパーティーか。男女ペアはさておき。
で……「表向きは」ということは、「裏」があるってことなんだろ?ましてや、先輩があんな誘い方をしてきたんだ。
ただのパーティーじゃない……ってことか。
(陰謀の匂いがするのは気のせいだろうか。気のせいじゃないんだろうな、と隣の彼女の顔を眺めて苦笑し)
……げぇ。
分かった、分かったよ。先輩がいきなりなのはいつものことだもんな。
さっそく着替えさせてもらうよ。
(がしがしと頭を掻くと、紙袋の中を漁って、着替えはじめる)
>>466 ……私も、詳しいことは、――教えていただいていませんが、
なんだかごたごたしているようです。しかし、そこはまあ、私の担当ではないので。
私の担当は、ただ言われたとおりに当主の手足となり動くということ……口を挟む道理はありませんし、
私には、知る必要も無いのでしょう。任せておけば、恐らく万事、上手く行きます。
(制服姿のままだった彼女はボタンを外し、ファスナーを下げながら、
もう一つの紙袋の中から自分の服を取り出した。シックな黒いロングドレス。
白のショールが一枚に、小さなアクセサリーボックスがひとつ。タイツに、ヒールの靴)
まあ、ウェディング系の会社だったと思いますので
あわよくばそこでカップルが生まれて結婚になった場合は是非うちを、という感じ、かもしれません。
とはいえ、わかりませんが。詳しいことは、私もあまり聞かされていない、ので―――
ともかく、私の仕事は――普通のパーティの裏側に紛れ込んでいる私たちの同業者との接触です。
(スカートをするりと脱ぐと、ぽい、とそこらへんに置いて)
身元、といえば、
――貴方のお家は、……特に、何か夜の仕事を稼業にしているとかではない
のでしたでしょうか? お姉様も、お父様も、お母様も……?
(身元と言われて思い立った。彼の姉に言われたことを)
(ゆえに、靴をぬいで靴下を脱ぎ、タイツを履きながら――何気なく、のつもりで尋ねてみる)
(ちなみに彼の方には黒のモードスーツに白のドレスシャツ、他にもラペルピンやら
普通のネクタイやらスカーフネクタイやら、タイバーやら、色々なものが入っている。
どういうのが好みか分からなかったので、とりあえず詰め込んである感じだ)
>>467 ……そっか。まあ、先輩がそういうのなら、構わないか。
(やはり、<<深凪>>という組織は一筋縄ではいかないらしい)
ま、今日の件に限らず、何か俺で力になれることがあれば、遠慮なく言ってくれよ?
俺で出来ることなら手伝うからさ。
――って、な、な、何してるんだよっ、先輩っ!
(いきなり制服を脱ぎだす彼女の挙動に驚いて、顔を真っ赤にさせる)
(いや、彼女もそれなりの服に着替えるのだろうとはすぐに理解できた。だが、だからと言って、それを直視出来るわけがない)
成程な。了解した。
……まぁ、気は引き締めておかなきゃいけないか。いざと言う時のことも考えて。
(同業者がいるということは、それなりの危険性も考えておかなければならない)
(とは言っても、内容が分からないだけに、警戒するしか方法はないのだが)
ああ、俺んところは、普通の一般人だぜ?
父さんは普通のサラリーマンだし、母さんも塾の講師だぜ。姉さんは大学生。
もし、何かやっているとしても、流石に俺だって気づくはずだぜ?
……ああ、ただ、そう。父さんがサラリーマンになったのは、俺が生まれてかららしいんだよな。
その前は何をしてたか……聞いてもはぐらかしてくるんだ。……まあ、まさかあの父さんに限って、
そんな物騒なことはしてないだろうけどさ。
(出来るだけ彼女から視線を外しながら、上の空で答える。)
(家族が夜に携わっているかどうか、か。考えたこともなかった。そこにある日常が、自分にとっての当たり前なのだから)
(それに彼らの人柄から考えて、そのような仕事をしていたのなら、すぐに顔に現れるはずだ、と考えた)
(ギクシャクしたまま、ようやく着替え終わる。無難に、黒のスーツにシャツネクタイ。
バンダナは流石に場違いの為に、外しておいた。癖毛も整えなおして、清潔感を感じさせるようにブラシを通した)
……んー、これでオッケーかな?
>>468 ――私に、外で着替えろというのですか?
移動中の車の中ですよ、此処以外にどこで着がえろと仰るのですか。
(からかっているのか本気なのか。けろっとそんなことを言いながら上もぬぐ。
ドレスを着て、軽く格好を直し――こういうときに広いスペースのある車は良い)
……我々がそのような場所で接触をはかり、取引を望むのは、
まあつまり、――周りには多くの一般人がいるなかでは、あまり物騒なこともできないから、です。
パーティーで不審な死体でも出れば、隠す間もありませんから。
それに、きっちりと警察の捜査が入る。
そこから、組織に辿りつかれてはお互いに困るのですよ――まあ、我らは一応、
あの街の中では、公安の方には見逃していただてはおりますけれど……つまりは予防策。
しかし、逆を返せば、……周りを騒がせないようにし、かつ後始末もできるというのなら
そういうこともやってくる、可能性はありましょう。
(髪を結いあげて、中位置シニヨンに。しゃらりと音をたてるヘアアクセサリーと、
シルバーのイヤリングをつけながら、軽く肩をすくめて)
―――そ、う、ですか。
……本当に、そうでしょうか?あなたが見ているお父様と、本当のお父様。
そこに差異はないのでしょうか――案外、夜の世界に慣れていると、各仕事が上手くなるものです。
それに、貴方が最初にもっていたナイフだって、ただのナイフとは到底……
(そこまで言って口をつぐんだ)
(そして黙って、唇にグロスをひく。化粧はあまりしないが、最低限はできるようで)
いえ、……私の考えすぎかもしれません。どうにも、いけません――こういう、考えは。
(ぱか、とコンパクトをひらいて鏡で自分を確認してから首を左右に振った)
……ええ、問題ありません。
(指先で軽く彼の髪に触れてから、よくみて縦にひとつ頷く)
それでは――そろそろというか、あちらのビルです。ご覚悟は、よろしいですか?
【ごめんっ、再起動させてたらちょっと時間がかかって…もう少しお待ちをば】
【了解、です。こちらは大丈夫ですが、そろそろ時間的にも問題があれば
遠慮なく仰っていただければ十全ですから、ご無理はなさいませんように】
>>469 …いや、まぁ、それはそうなんだけど……っ!
ああ、もう…俺が困ること分かってて言ってないか?そういうこと!
(うぐぐと困った様子でうろたえ、顔を真っ赤にさせながら、視線を逸らして)
ああ…ナルホドな。ある意味保険みたいなもんか。
そういう公の場であればあるほど、自然とお互いの首を絞めあう結果になるってわけか。
……まぁ、そこら辺はだましあいっつーか、駆け引きみたいなもんか。
(敢えて彼女の身体を見ないように意識的にそんな話題を続けながら、ようやく彼女も着替え終わったらしく)
ま…今回の件もそこまで深く考える必要はないってことか?
そういう場所で行われるからこそ、今回の取引もスムーズにいく…っていうだけで、
深い意味があるとは限らない、と?
…・・少なくとも、俺には想像できないけどな。
それに、もしそうだったとしても、それはちゃんとした証拠がないとな。
なかなか信じることができねーよ。
(見慣れた彼らが、もし裏稼業をしていうのだったら。その時はきっと、自分は知らなければならないことばかりだろう)
……あ、ああ、オッケイ。
こっちは準備万全。さっ、行こうか。
(おもわず化粧をした彼女とその姿に見とれてしまいつつも頷いた。綺麗だ、とかもっと良く見てみたい、とも思ったが、
気を引き締めなおさなければ―――この先は安全が保障されているとも限らないのだから)
【ああ、いや、こっちは大丈夫っ。明日は休みだし、時間の都合はいくらでもつけられるんで】
【眠気が来たら、それはそれで申し出るんでっ】
>>472 そこにどういう意図があり、何があるかは――
私ももう少しどっぷりと足をつっこんでみなければ、分かりません。
しかしながら、貴方に危害が及ばないように何があってもお守りしてみせます。
ご安心ください。
(車がとまる)
………―――。
(彼の姉の言葉を思い返したものの、何も言えなかった)
(一度、彼の家族と接触を図ってみる必要があるのかもしれない。もしくは洗い出す、か)
(そんなことを考えながら、車の扉をひらく。
目の前にあるのは大きなホテル。とはいえ、息が苦しくなるほどに堅苦しいパーティー
というわけではないようだ。その証拠に、正装は正装とはいえ、その中でも少し軽い服装の人物も見える。
ちなみにチケットを見る限り、この最上階のホールでそれはあるらしい)
準備万端ならば、何より。
(彼の胸元にチケットを忍ばせるようにして、車を降りた)
(それから、運転席にいる人間と二言三言言葉を交わしてから、彼をしっかり見つめる)
それでは、参りましょう。
宜しくお願い致します――…とっても、お似合いです、その格好。
(手を出して、エスコートを頼みながらも、
着飾った彼の姿を見て僅かに頬をそめて、少しだけ照れくさそうに笑った)
【くわえて、了解です。それならば、十全。なにより、であります
>>473 そりゃ、こっちのセリフだって。
……俺も、葵さんのことは守る。たとえ、何があったとしても……っと、着いたか?
(車が止まり、ちらりと、窓の外に視線を向けて)
…うっわー………こりゃ、俺には本当場違いなところだぜ。
(目の前の大きなホテルを見上げる。こんな場所、泊まるどころか、来たことすらない)
(辺りを行き来するそのパーティーの参加者らしき人々に視線を移しながらも、しげしげと息をついて)
はぁー……今更ながら、本当に俺でよかったのか?
(そう問いかけつつも、チケットを受け取りつつ車から降りた)
…葵さんこそ。綺麗だ。
(心の底から、そう思ったのか、じぃっと彼女の全身を眺めながら呟いて)
これが、普通のデートならどれだけ良かったことか。
…ああ、いや。いつか、仕事とかそういうの抜きで、こういうデートが出来るように、
俺も頑張らなきゃな。
(高級ホテルでディナー。まさにそれは洒落たデートの王道であり、理想でもあった)
おっと…いけないいけない。感心してるばかりじゃ、ダメだな。
それじゃ、行きましょうか。お姫様?
(らしくないキザな仕草で彼女の手を取ると、おどけたように笑う。きゅっと彼女の手を握ると、ホテルの中へと向かった)
>>474 貴方にとって場違いなら、私にとっても場違いであり、
今日来るはずであったうちの三席についても場違いでありましょう。
金髪のナンパそうな男が、こういうような場所に似合うと思いますか?……大丈夫、です。
(普通のデート、といわれて想像してみた。二人でこのような場所にくることを)
……ふ。ふふ。
私たちにはまだ早いというか、私、こんなところに連れてこられても、気後れします。
良いではありませんか。私は、――この前のみたいなデート、好きです。食べ歩きとか。
お店を見て回ったりとか。……そういうの、たのしいのですから。王子様。
(彼の仕草に応じるように手を預け、そのままホテルの中へ入った)
(あとは――ホテルマンに案内されるがまま、最上階へ)
(外の見えるガラス張りの大きなシースルーエレベーターにのって、人工の光で輝く街を見下ろしながら
ようやくついたのは、大きなホール)
(中には結構な人数の男女)
(奥にはステージがあり、ホール内にはバイキングもおかれており、
また、ウエイターがお酒やソフトドリンクを配ったり。そして人々は楽しそうに談笑している)
(そんな人の談笑が飛び交うなか、一人の女性が葵をみつけると、近寄ってきた)
「久しぶりだな、……ふ、ここでは何と呼ぶべきだ?」
「しかし、今日は面白い連れをつれているようだが。お前のところに、そんな奴はいたか?」
(真っ赤なドレスに身をつつんだ切れ目の女性は、見た目は20代くらい。下手をすれば年が近く見える程若々しい。
彼女は葵の隣の青年に気づくと、まじまじと無遠慮に見つめてくる)
>>475 いや、ほら…先輩は大人っぽいしさ。違和感がないけど……。
(今自分の着ているスーツだって、衣装に着られているという状態だ。
それがましてや、こんな立派なホテルだったら尚更それが際立つようにさえ思える)
……ま、それもそうだな。今更心配してもしかたがないか。
だから、言っただろ?いつか、って。
流石に、今の俺じゃ全然手が届かないしなぁ。……ま、そのいつかをあてにせず楽しみにしててくれよ。
それまでは、うん。そういうデートもしよう。まぁ、少しずつステップアップっていうことで。
(確かに今の自分じゃ身の丈に合わない。でも、いつか、こんなところに来れたら、それはそれで素敵だろう)
(いつの未来になるか分からない妄想をしつつも、ホテル内へと足を進める)
(外観と同じように、中も相当なもので、それを見渡すだけでそのホテルが一流だということが分かる)
(気後れしつつも、最上階のホールへと辿り着く)
……うぅん、やっぱ、こう緊張してきたなぁ。
(既に集まっている人々を眺めていると、どれも場馴れした雰囲気の人物ばかりであり)
(どうもそわそわしてしまう。と、辺りを見渡していると彼女にひとりの女性が話しかけてくる)
(会話の邪魔をしないように会釈をしつつ)
ええと、はじめまして。
(簡単に挨拶だけをしておき、女性の視線を受け止める。…彼女が、同業者ということだろうか)
>>476 ご無沙汰をいたしております、コウロさん。
こちらは――≪深凪(うち)≫の人間ではありません。
どこかのどなたかが、面倒なチケットをよこしてくださいましたので、――色々あって彼にお願いした次第です。
……それでも、ここにいる彼は「私」の連れです。それをどうか、お忘れなく。
(黒い瞳で見つめながら、まるで釘を指すように告げた)
(それに対して紅のドレスを身にまとった女は、ふっと口元を緩めて)
「ああ。……ふ、すまないな。自己紹介が遅れた」
「私はコウロだ。紅の露とかいてコウロと読む。これが名字だ」
「私がこのパーティーの主催者――もちろん、表向きは私ではないがな。
まあ、つまりこのパーティーを開かせ、その裏でお前たちのような人間に招待状を送った人間だよ。
まあつまり、お前たちと交流する場をこうしてつくっている、というわけだ。
私はここの主催者のパトロンでね。……いろいろと私の願いを聞き入れてくれるから助かるよ、彼は」
「ちなみにチケットを今回のように男女制にしてみたのは、
それぞれの組織の人間がいったいどんな組み合わせでくるのかと思ってな――、もしくは、だ。
お前のようにどんな別の人間をつれてくるのかと楽しみにしていた。つまりはきまぐれだ。
ああ、ちなみにあの色違いのチケットを持っているのはお前らのような人間だから、参考にするといい。
とはいえ、みなそれを見える位置にはもっていないがな」
(太一朗の方に向かって女性は肩をすくめると、葵に視線を戻し)
「……しかし、今日はあの女が来なかったのか?珍しい、てっきりアレが来ると思っていたんだが」
――――私は、代理のようなものです。
それで、ご用件をお聞きしたいのですけれど。
「まあそう急ぐな。せっかくの連れがいるのだ。私にもそいつと話させろ」
「何、変なことはしないさ。そういう協定がこの場で一応は結ばれているだろう?
それにせっかくのパーティーだ。少しは飲み食いして大いに楽しんでいけ……なあ、青年。
ところで、きみはこちらのお犬様の何なのだ?いや、この子がお犬様なのは義兄に対してだけか……
知っているか、青年。むかしのことだ。こいつの義兄が今日みたいなパーティーにこいつをつれてきてな。
正確な年は忘れたが、こいつは義兄の脚にしがみついて離れないものだから―――」
>>477 ……は、はぁ、よろしくお願いします。
(気の抜けた返事をしながらその女性を眺める。凛とした姿は、成程その年にしてそれだけの風格があった)
俺は、郡太一朗です。
……何だ、てっきり俺はまた厄介ごとに出くわすのかと思いましたよ。
(少なくとも女性は彼女の知り合いのようだ。こうしてここに顔を出してくるということは、最低は敵対することはないということだろう)
(もちろん、敵対していないからといって、味方というわけではなさそうだけれど)
成程。気まぐれ……ですか。それならそうと言ってくれたら、こんなに気構えしなくても良かったのに。
(少しはリラックスしたのか、苦笑交じりに溜息を漏らしながら、辺りを見渡す)
…はぁ。まあ、それじゃあお言葉に甘えて楽しませて貰うことにします。
(お犬様、との言葉に一瞬首を傾げたが、彼女の義兄のことを持ち出されてああと合点がいく)
成程な。先輩が、お兄さんっ子なのは昔からってことか。
(女性から語られる彼女の昔の姿を想像して、微笑ましくなったのか笑みを零しながら、彼女を眺めて)
俺はこの人の“後輩”です。……色んな意味でね。
此処に来てる…ということは、まあ、そういうことです。まだまだ“後輩”としては力不足ですけどね。
(軽く肩を竦ませながら、そう嘯く。さて、思っていたより警戒することはなさそうだ)
(あれほど緊張していた身体もリラックスして、いつも通りの調子を取り戻しはじめた)
…で、先輩も言ってたけど、結局今日のこのパーティーって何なんです?
(わざわざこんな豪華なパーティーに招待して、ただ単純に楽しんでいけ、ということはないだろう。
同業者がいるのなら、なおさらだ)
>>478 「気構えなどする必要はない。
私は特にマナーなど気にしないからな……、とはいえ、他の来賓が気にするか?
まあ、とはいえ正式さといえばドレスコードくらいなものだ。まあ、気にする事はないよ。
私が楽しめれば大いにそれで結構。大いに構わん」
……それでは、お言葉に甘えさせていただこうとは思いますけれど、
余計なことをぺらぺらと話さないでいただけますか。――昔の話は、反則でしょう。
(ぐ、と歯がみするもののそれ以上強く言えないのは、目の前の相手がこのパーティーの
裏の主催者だからであろうか。)
「反則も何もあるものか。そこのお前の後輩も笑っているだろう」
「しかし、こいつが組織以外の人間を連れていくとは意外だった。
今は学園に通っているのだったな。なるほど、独自のコミュニティを作り出したか。
……で、このパーティーが何か、か?」
(通り過ぎるウエイターのお盆の上からカクテルグラスをみっつ取り上げて、
ひとつを葵に向けてさしだす。彼女がうけとれば、そっちはどうだ?
というように――差し出したまま)
「だから言っただろう。簡単に言えば交流の場だ」
「まあ、私がちくいちそいつらに接触しに行くのも面倒なのでこうして来てもらっているのだよ。
彼らの間で勝手に交流してもらってもいいしな。
……簡単に言えば、一応は安全な交流場とでも思って欲しい。まあ、私と繋がりのあるやつらに
かぎられるし、そんなに大規模なものでもないさ」
(そしてくいっと自分のそれをあおる)
>>479 ……それじゃお言葉に甘えて。
というか……先輩がああいう言い方をするから、もっと危険なことがあるのかと思ってたぜ。
(はぁと小さく溜息をつく。目の前の女性が言うように、本当に此処が交流の場であるのなら、
そもそも危険があるはずもない。目の前の女性がそれを許さないだろう)
でも、まぁ、そういうことなら、少しは安心できるかな。やれやれ…化け物のひとつでも潜んでるのかと思ったぜ。
(辺りを見回しながら、呟く。当然のことながら、それらしき雰囲気はなく)
それに、こんなパーティーに参加するなんて、滅多とない機会ですしね。
どうせなら、楽しませて貰うとしますよ。
(彼女が受け取ると、それに倣うようにグラスを受け取る。ちび、と一口だけ口にして)
これで大規模じゃないっていうのが、俺の想像を超えてますよ。
まあ、兎に角、危険がないということが分かって安心しました。
……じゃあ、先輩たちを呼んだのもそういうことですか?
(なら、本当に自分の出る幕じゃないな、と考え、ぐいっとグラスを煽った)
「まあ、もちろん私の目をかいくぐって程度の“危険な遊び”については
私もそう口うるさくは言わないがな。……そこが夜の人間の面白いところだろうさ。
さすがに警察沙汰になっては困るから、私はそこの点だけしか留意しない――
まあ、この場で大胆にことを起こすとなれば、私の目にも触れようからな。それはナンセンス、というわけだ」
…………。
(彼女が飲み物をあおるのをちらり、と葵は見つめながら受け取っただけで)
「しかし、バケモノか――ふふ、甘いぞ、少年」
「いるかもしれない。夜の人間なんてものは、半分バケモノみたいなものだろう。
……しかし、なかなかに世間擦れしていないというか。
お前がつれてきたにしては、あまり夜の人間らしくないものだ――ふ、まあそれもいい」
(紅露はそんな風に笑うと、ぐいっとあおった彼に更にグラスをすすめた。
それを見とがめるように葵は視線をおくったが、彼女はどこ吹く風だ)
……貴方、お酒お強いのですか?
(あまく、飲みやすい酒。だが、実のところそれなりにアルコール度数は高い。
飲みやすいジュースみたいなゆえに気づかないようなタイプ――、だということだ)
(少し心配するように視線を彼にやって小首をかしげる)
「いや、良い飲みっぷりだ。勧められたものは飲んでこそ男だ。なかなか面白い。
で、こいつを呼んだのもそういうことだ。
まあ、来たい奴はくればいい、という感じだからな……だからこその招待状、だよ」
>>481 ………まぁ、そもそも、俺に限って言えばその“遊び”の対象にはならないだろうさ。
気を付けるのは先輩に対してだけだ。
(そう言われてしまえば、警戒をせざるを得ない。
もっとも、彼女ならその“遊び”からするりと抜け出てしまうだろうが)
一番怖いのは人の心…ってことですか?
そうかもしれない。実際人の心ってのはパンドラの箱なのかもしれない。
…でも、やっぱり、夜の人間だからってそればかりじゃないと思いますよ、俺は。
(女性の言わんとしていることは分かる。だが、彼女だけでなく今まで出会ってきた夜の人間たちは、
多からず少なからず、悩みを抱えていたり、自分なりの考えを持っている人間ばかりだった)
(時にはその考えが理解できないこともあるが―――バケモノという単語で括ることは出来ないだろう)
ああ、いや、強くはないけど……まぁ、これぐらいなら大丈夫だろ。
カクテルグラス一本ぐらいなら、まだ、大丈夫だって。
(サンキュ、と礼を言いながら、グラスを空にしてふぅと小さく吐息を吐き出す。
だがすぐに頬は赤く染まっており、ぱたぱたと煽いで頬の火照りを覚まそうとする)
んー…じゃあ、結局、俺が心配するようなことはないってことか。
…さっき言ってた“遊び”を仕掛けてくるような連中も見当たらないし。
>>482 「ほう?君は対象にはならないと」
「さてな、どうだろう。
彼女を弄う為の道具になるかもしれないと考えたことはないのか?
たとえば、キミをつかって彼女に交渉を持ちかけたりだとかそういうこともできるのだがな」
……本来はそればかりでなくとも、
一度闘いが絡めば、そればかりになってしまうというのが、――我らの戦場(わたしたちのにちじょう)ですよ。
(彼の赤らんだ頬をみて、葵は僅かに眉をひそめる)
(なるほど、酒には弱いのだということを心の奥に刻みながら、
―――きゅ、と彼の服の裾をひっぱって、自分の側に寄せるようにしながら)
(グラスをもう一本差し出している紅露の手から、グラスを横取りして)
さて、どうだろうな。
私は別に誰かを酔いつぶして、もしくは薬をもって下のホテルの一室につれこみ、
そこで好きなように弄んで情報をひきだす、なんてことをしたとしても別段といつめない。
………いかにして情報を引き出すかは自由だからな。殺傷沙汰にならねば構わんよ。
だから毒物にも男にも強いあの女が毎回きているのだが――しかし、本当に珍しいな。
私からの預けものを受け取るだけでなく、あの女なら男をまんべんなく漁って情報を喰い尽くしていくが。
(来ないとは、と続けて女は唸った)
朱羽は……こちらにも事情があります。しかし、ただ今回は時期が悪かっただけだ、と。
ですけれど、紅露さん――この人を酔わせて、何するつもりですか。
「ん?酔っぱらってお前との関係を洗いざらい吐かせようかと思ってな」
「深凪のお犬様、学園での私生活……ふ、私が楽しい」
…………分かりましたから、早くディスクを。
「まあそういうな、ここの料理は絶品だ。ほら、少年。キミも食べるといい」
――――。
(ローストビーフを数切れとって皿に乗せて彼に差し出したのを見て、彼女は頭を抱える。
そして、彼よりも先にフォークで一口。――…それから食べても大丈夫です、というように目配せした)
【ごめん、なさいっ。ここで一度、凍結お願いできますか?】
【了解っ。それじゃ、凍結お願いしまっす。
こっちは夜だったら明日でも明後日でも空いてるんで、先輩の都合に合わせて貰ったらいいんでっ】
【すみません。ありがとうございます】
【夜、ですね。私も明日は一日お休みでありますから……時間は、いつでも。
日曜日の夜であれば、恐らく20時半過ぎくらいになると思いますけれど、いかがでしょうか?】
【て、展開に何かあれば、遠慮なくっ】
【物騒コースとか、殺伐コースとか、結構なんでもいけると思うので】
【いや、先輩が良ければ明日の昼からでもぜんぜんっ】
【そこら辺は日曜日でも明日でも全然構わないんでよろしくっ】
【んー、ではもうこんな時間でありますから――明日というか、土曜二時半からでいかがですか?】
【ふふ。ともかく……今日はこんな時間まで、本当にありがとうございました】
【とても楽しかったです。何とも行き当たりばったりにお付き合いいただき、感謝を。
また、明日も宜しくお願い致します】
【それでは、おやすみなさい。どうぞ、良い夢を】
【こちらからはスレッドお返しいたします】
【こちらこそ、どうもありがとうございましたっ!】
【それじゃ、また明日…というか今日の14時半からということで】
【お疲れ様でしたっ】
【スレをお返しします、と】
>>483 …俺が、先輩の為に利用できるような人間だと認めてるやつはそう多くないさ。
それだけの価値が俺にあるとは思えないし。―――でも、そうだな。
もし、そんな奴がいるなら、俺はそいつに利用されないように逃げるなり抗うなりしてみせる。
先輩の足は引っ張りたくないからな。
(酔いがさっそく回ってきたのか、目を細めながらふぅと小さく吐息をこぼして)
(裾を引っ張られると、素直に彼女の傍らに寄り添い、小さく笑う)
…そいつは怖いな。
成程、貴女が、あの人がいないと不思議がる理由がなんとなくわかりました。
こういう場に、あの人はうってつけってわけだ。
(朱羽のことを思い浮かべながら、納得した。交流とは名ばかりで、実際は情報戦の応酬の場なのだろう。
情報を集めるためにも、また自分の身を守る為にも彼女にとってここは得意分野(フィールド)なのだろう)
まぁ…俺は朱羽さんの代わりにはならないけれど、せめて、俺は俺なりのやり方で、
先輩のボディーガードをしてみせますよ。
(さっそく酔っぱらっていたら、世話がないけれど、と苦笑を浮かべて)
先輩の学園生活…か。
それは本人から聞いた方が早いんじゃないんです?
俺もすべてを知り尽くしてるわけじゃないし……まぁ、先輩が素直に話すとも思えないけど。
(そう言いながら、彼女の視線を受けて、同じく目線で頷き、ローストビーフを口元に運ぶ)
……うん、うまい。
そう言えば、ディスクって?
(受け取るものがある、と言っていた。素直に内容を教えてくれるとは思えなかったが、一応尋ねて)
【取りあえず置きレス落ちー】
490 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 18:55:54 ID:HoQKU6Wz
490
【名前】東神 梓(とうじん あずさ)
【年齢】18(高3)
【性別】女
【身長、スリーサイズ】165cm、87-58-85
【容貌】腰くらいまでのストレートの黒髪。右側にひっそりと白の細いリボンを着用。
目元は涼しげでやや釣り目、肌はかなり白め。
夏以外は黒のストッキングを着用し、パンツスタイルが多い。
【能力】俯瞰
人や物体などを高い所から見るような視点を持つ(全体が見える)
「東神流操弦術」
細く、認識しづらい弦を操る。
対象を切り刻んだり縛ったり弦を纏めて叩き付けたりと用途は様々。
弦の強度、切れ味は調節可能。
弦の本数は自由自在。
【弱点】
・弦の本数を増やせば増やす程扱いが難しく、神経をすり減らす為体力を消費する。
・協調性があまりない。
【希望】雑談、戦闘など相談次第
【NG】猟奇、死亡などこれも要相談
【備考】
現在、東神流操弦術唯一の使用者。
基本物事に無関心で、何処か近寄り難い雰囲気もあってかクラスでは大体一人。しかし意外と頼られたりもする。
良く言えば達観、悪く言えば客観的で冷めている部分がある。
学業は普通。しかし古文、歴史は非常に良い成績。
小さい頃に舞や琴などを学んだ。かなりの腕前だったらしく、それが戦闘に活かされていたりもする。
ちなみに機械音痴。携帯も今の所持っていない。
【初めまして、宜しくお願いするわ】
【プロフ投下のみよ】
なんだこれ。
物事に無関心てキャラに接待しろと?
それでいて頼られる性格とか有り得ない。
もういい加減にしろ。
オリジナル小説の主人公を披露するスレッドじゃないんだ。
>>489 「さあ、どうだろう」
「こいつが見慣れない人間を連れて来たとなれば、
とりあえず突いてみたくなる奴もいるだろう。今は私と話しているから、
まあ、公然とちょっかいをかけようとするような奴もいないのかもしれないがな」
……既に、公然とあなたがちょっかいをかけているではありませんか。紅露さん。
(もうひと皿、紅露がとってくれた食事の皿を受け取りながら、溜息を一つ。
彼が素直に寄り添ってきたのを、そして笑ったのをみれば、
僅かに顔が熱くなると共に、なんでこんなに無防備なの、と思う部分もあり)
ですから、朱羽が来ていない以上
私たちにとってはここはある意味危険な場、ということであります。
とはいえ、別にこっちから仕掛けもせず、相手の手にも乗らなければ、
普通にパーティーを楽しめる場でもありますが……。
(やはり食事はそれなりに美味しい。ぱくり、と一つ口に入れながら)
――彼女は、私を昔から存じておりますから、
どうにも、私が学園生活をしているというのが、信じられないのでしょう。
「ああ、信じられないさ」
「風の噂できいたときはどんなデマかと思ったさ。まったく冗談だろうとな。
ああ、ちなみにこいつの昔のことで聞きたいことがあるなら……おっと。
彼女に睨まれるのに耐えられるのなら、私が特別に話してやってもいいぞ。
……ふふ、しかし、私はもちろん君にも興味がある。
――郡とかいったか。彼女の後輩らしい……しかし、郡か――そういう稼業でも?」
【スレッドを、お借りいたします】
【今宵も、宜しくお願い致します、後輩さん】
>>493 そんなに珍しいことなんですか?
…たとえば、<<深凪>>の新人を連れてくる……とか。
(そう言えば、と思う。朱羽にちょっかいを出されているのはそういう理由だったような気がする。
もっとも彼女のことだから、多分の理由はほかにもあるだろうが)
まぁ…忠告に従っておきますよ。あまり安心するのも、良くないか。
(ほんのり頬を赤くしたまま、こくんと頷く。やれやれ世話無いなと苦笑を漏らしつつ)
……そうか。
でも、先輩ならこういう場に慣れてるんじゃないか?…少なくとも、俺よりかは。
まあ、そこの辺りは先輩に任せるよ。俺はこういう駆け引きみたいなのは、苦手なんだ。
それこそあっさり相手の術中にはまっても、目が当てられないからな。
(料理を咀嚼しながら、それなりには力を抜いているようで辺りを見渡し)
(彼女が傍にいるという安心感もそれを手伝わせているのだろう)
…どれだけ、先輩は他人とのコミュニケーションがないんだよ。
そこまで驚くようなことなのか?
(ちらりと傍の彼女に視線を向ける。自身にとっては、普通に接してきたつもりだし、
相手もそのようにしてきてくれたと思っている。だからこそ、紅露が驚いていることに、驚いて)
…昔の先輩か、可愛かったんだろうなぁ。
(酔いのせいか、心の中身がそのまま口をついて出て、締まりのない笑みを浮かべる)
俺?…そこまで、興味があるようなことはないと思いますけど。
いや、さっき先輩にも聞かれましたけど、俺には心当たりがないですね…。
ただ、俺の父親が昔何かはしていたみたいで……ああいや、こういう“裏”の仕事とは関係ないと思いますけどね。
(――しかし、逆に疑ってしまう。自分がこういうことをしている割には、家族は何も突っ込みんだことを聞いてこない。
怪我して帰ることもしばしばあるというのにだ。これだけ、長く続けている割には、バレていない……ということも考えられるのだが)
【それじゃよろしくお願いしますっ】
【今日のリミットは0時頃までなので、よろしくです】
【もし凍結になったら、昨日話した通り、日曜の20時からでオッケーでしょーか?】
>>495 「ああ、珍しいさ。基本的に≪深凪≫っていうのは閉塞的な組織だからな。
新人なんてほとんど入れない。だから、新しい奴が入ってきたら使い捨てのその場の相手だと
そう思った方が普通だが―――、しかし、こいつは私に「手を出すな」と忠告したからな。
それはもちろん、気になるに決まっているだろう?深凪のお犬様が野良犬拾ってきて可愛がってるだなんて」
(にやにやと笑いながら彼の赤くなっている頬に手を伸ばし、紅露がその頬を撫でる。
その瞬間、というよりも、遅れて一秒にみたない間に、葵が自分の方にひっぱって、紅露を睨んだ)
「……ほら、気にならない方がおかしいぞ」
(くくっ、とおかしそうに笑う)
……私も、そんなには場馴れしておりません。
術中にはまってはいけないと思うのなら、他の人にちょっかいだされないように気をつけてください。
(彼の腕に自分の腕をまわして、彼女は彼女で周りを威嚇するように見ている。
知り合いでもいるのだろうか――しかし、こんな反応は逆効果、だということを気づけないあたり、
彼女も彼女で少し焦っているのかも知れない)
「コミュニケーションも何もな。
……君は昔の彼女をしらない。いや、今の彼女も知らないかもしれないが――、ね。
ああ、あとディスクは彼の当主と参謀長に渡してもらいたいものだ。ついでなのでここで渡す約束をしていたが
あれが来られなくなったので、こいつが代わりに来たのだろう。……というわけさ」
(好きなものをとって食べてくれ、とテーブルをさしつつ)
…………酔っていますね、あなた、本当に。
(しまりのない笑みを見て、呆れたようにその頬を指で触りながら)
「しかし、彼女も疑っているのだし、何かキミとしても今になって変に感じることはないのか?
……さあ、よく考えてみるといい。どうだい、郡くん」
(そしてまた一つ。今度は真っ赤なカクテルがはいったグラスを彼に差し出す)
【了解、であります。問題ありませんので、20時から】
>>496 まぁ…そう言われてみればそうだよな…。
(彼女とはそれなりの付き合いになるが、こと<<深凪>>となれば殆ど知らないようなものだ)
……なるほど。俺からしてみれば、俺よりもあなたたちの方が変わってると思いますけどね。
良い意味でも悪い意味でも。
(目の前の女性や朱羽のことを思い浮かべて、苦笑を浮かべる。
どちらも個性的な人間だ。もちろん、傍らに佇む彼女もまた――)
……っとと、先輩?
(酔っているせいか、幾分反応が鈍い。きょとんとした様子で、自分を引っ張った彼女をちらりと見て)
……面目ない。気を付けるよ。
(空いている手で、がしがしと頭を掻きながら呟いて)
というか、この人も、面白がって他人をからかうタイプだろ?…なんか、こう、朱羽さんと同じ匂いがする。
(はぁ、と小さく溜息をつく。成程、若いのに、これだけの大掛かりなパーティーを開催するだけのことはある)
まぁ…確かに、俺が先輩について知っていることはほんの一部だけですよ。
それでも、十二分に、この人の良いところは知っているつもりです。
――それだけで、この人に付いていく理由は上等だと思ってますよ。
(軽く肩を竦ませつつも、紅露の言葉に頷いて)
成程、ますます俺の出番はないな。なら、せめて、パーティーを楽しませて貰いますよ。
…仕方がないだろ?俺だって高校生だぜ?
お酒なんて飲み馴れてないし……カクテルって言うから、そんなにアルコールが強いとは思ってなかったし。
(軽口を叩きながら、料理を皿に取って、口にしつつ)
―――ん、そういえば。
俺、得物がこれなんですけど、これがウチの倉庫の中から出てきたんですよね。
骨董品か何かとも思ったんだけど、その割には切れ味がいいし……。
(判断力が鈍っているせいか、そのままカクテルグラスを受け取りちびちびと飲みながら、無銘の短剣――夜逆を彼女に見せる)
……まさか、とは思うけど。いや、そうだったとしても、今は普通のサラリーマンをしているはずです。
今更……どうこう探っても仕方がないことですよ。
(父親が話していないということは、話す必要がない…もしくは話したくないと思っているはずだ。小さく溜息をもらす)
>>497 「君が彼女の良いところを知っているといっても、それは本当に本物だろうか。
それに良いところしか見ていないのは感心しない。これは好意ではなくただの盲信だ。
君はただ、彼女の良いところだけをみて、ただそこで思考停止をしてしまっている。
彼女の他の部分からは目をそらしているだけだ。
……そして彼女も君に全てを見せているとは、私には到底思えないところだ。
―――なあ、そうだろう。
お前はいったい、彼にいくつの隠し事をしているんだ?……ふふ、中には彼に話さなければならないことも
あるのだろう……ソードストリング」
(目を細める紅露に対し、葵は口を開かなかった)
(ただ、答えたくないというように――自分に渡されていたカクテルをあおっただけだ)
……あまり、お飲みにならなければ良いだけのお話でしょう。
悪い酔いしても存じ上げませんよ――、美味しいなら、よいの、ですけれど…。
(お酒をまた飲んでいる彼を心配そうに見ながら、目を細めて)
「その時はホテルに部屋でもとってやろう。ああ、うら若い二人を閉じ込めるには
少々刺激の少ない部屋かもしれないが、―― 一部屋のベッドはシングルにでもしておこうか?」
(笑いながら彼がみせた短剣に目をやる)
(しかし、その表情が見ているうちに次第に変わってきて―――)
「ほう、これは興味深い」
「しかし、……本当に仕方ないことだろうか。
君の家がどういうものか、――それは、色々と大きなことだと私は思うがな。
君に年上の兄姉がいるのなら、なおのことだ……ふふ、キミはまず自分のことを知るべきだ。
自分の過去についても、自分の未来についても―――」
―――紅露さん、はやく、ディスクを。
>>498 ……なるほど、それには一理ある。
でも…俺は、盲信と言われても構わない。俺はちゃんと俺の判断で、先輩の傍にいる。
……隠し事があったとしても、俺はそれもひっくるめて、受け止めたいんだ。
少なくとも、俺には先輩が俺を利用する為だけに隠し事をしているとは思えないしな。
(自惚れかも知れないけど、と苦笑を浮かべつつ、カクテルを煽り)
…ふぅ。まぁ、忠告は受け取っておくさ。でも他の誰が何と言おうとも、俺は先輩の傍にいるよ。
(酔いが回り、敬語を使うのも忘れて、そう独白のように呟いて)
……そうなんだけどな。
まぁ、程ほどにしておくよ。俺も酔いつぶれたくはないし、ちょうどこの辺りが限度だと思う。
(グラスを再び空にすると、頬を赤くしたまま軽く肩を竦ませて、ちらりと短剣を眺める紅露を見る)
再三、忠告ありがとうさん。
でも、まあ……知る時が来れば、知るだろうさ。
知らないうちは、知る必要がないってことだ。俺が知りたいと思う時に、知ればいい。
…知らぬが仏、好奇心は猫を殺す…そんな言葉もあるぐらいだしな。
そこは、慎重にするさ。家族っていうのは案外デリケートなもんなんだぜ?
(軽口を叩きながらも、紅露の言葉を呑み込むように小さく頷いて)
未来や過去……か。曖昧だな、それって。
…ん、ああ、そうか。それが目的だったっけ。
あまり貴女もここで喋り倒していてもいけないんじゃないか?
幾ら裏側だとはいえ、主催者なんだ。やることは山積みじゃないのか。
(どこか焦れている葵の姿を認めると、ちらりと他の招待客に視線を移して)
>>499 (彼が紅露と話している間、葵はどことも目を合わせなかった。
何も言わず、カクテルや皿に手をつけているだけだった――それでも、少しだけ。ほんの少しだけ、。
彼の腕にからめた腕の力が、ぎゅっと強くなって)
「まあ、キミの人生はキミのものだ」
「だから、私は別にいいさ。キミがどうしようともキミの選択で後悔しないならば。
……だが、キミが掴んでいるものは、今大事にしているものは本当にそれなのか。
本当に手放したくないのなら、キミが今掴んでいるのが本物でない場合――それはトカゲのしっぽのように切り捨てられる。
キミがつかんでいると思ったものが本物じゃない時、キミは離れてゆくものを捕まえられない」
「――――時間は有限だぞ、郡くん。キミがいくら若いといってもな」
(家族のことにしても、彼女のことにしても)
(そう呟いてから、ニヤリと笑う。そして、葵と太一朗から本来の目的などについて言及されると
玩具をとりあげられたようにつまらなそうに肩を竦めてみせた)
「ああ、分かった分かった。これだ――…しかと渡したぞ、宜しく頼んだ」
確かに、受け取りました。
朱羽も、今日は行けなくてすまないと。また呼んでほしいと、そう申しておりました。
(紅露が差し出したのはケースに入った一枚のディスク)
(彼の腕に絡めていた腕をそっと解いて、そしてそのディスクを受け取ると持っていた小さな鞄に入れた)
……それでは、帰りましょうか。
まだ、お酒やご飯を呑んでいってもいいですけれど――希望があれば、わたし……なぁっ!?
『やあ、ひっさしぶりじゃん!いやー、相変わらずちっちゃいなぁ、成長しないの?』
(その時、だ。彼女の後ろから脇を通って回ってきたてが、その胸元をかすめる)
(彼女の後ろにいたのは、赤毛にゴツいシルバーアクセサリーをじゃらじゃらつけた男だ。
年としては彼もまた20代。―――葵は目をみひらくと、ヒールの踵でその足を踏もうとした)
>>500 …ご忠告痛み入る。
でも、たとえ今掴んでいるものが偽物だとしても、俺は偽物も抱えて本物を追いかけるさ。
偽物か本物か。そんなことは些細な問題なんだ。
問題なのは、俺が何を大切にしたいか……なんだと思う。
(少なくともこの腕を掴んでいる彼女だけは手放したくない。たとえ、それが偽物だとしても)
…それにトカゲのしっぽなら幾らでも手に持っておけるでしょう?
手に持ちながら走ることだって出来るはずさ。
でも……そうだな。俺も向き合わないといけないことがあることは、分かったよ。
……やれやれ。これで取りあえず仕事は終わりってとこか?
いや…流石に、カクテルを飲み過ぎたせいか、お腹も入らないな。
先輩が良けりゃこのまま帰る………おわぅ!?
(突然現れた男の挙動に、思わず間抜けな声を漏らしてしまう)
…先輩の知り合い?
(やっぱり、この人は顔が広いなと感心しつつ、
その男が彼女の胸元を掠めたことは面白くなかったのか、ぐいっと彼女の腕を引っ張り込み、
彼女の腰に手を回し抱き寄せながら、そう尋ねる)
(少しだけむっとした表情をその男に向けながら、彼女と男を交互に見比べる)
>>501 (足を踏まれる前にぱっと身を離した男)
「いやいや、キミはなんともタイミングの悪い」
「彼女たちは今から帰るところだ。獲物を逃すとは君らしくないじゃないか、ふふ」
(葵が抱き寄せられる様と、それを見て男がニヤニヤしているのを交互にみている紅露。
葵といえば、男に何か言おうとしたものの、
自分を抱き寄せて腰に手を回してきた彼の挙動に驚いたのか、僅かに頬を赤らめ、目をしばたかせている)
……酔っているのですね、貴方本当に。
(彼を見てそんなことまでいう始末である)
『あれ、マジでー?いや、最初は紅露さん探してたんだけどねー。
そしたら彼女が見えたもんだからちょっかいだそうとおもって……いやぁ、この前はうちの奴が
お世話になったみたいで。……今度会った時はたっぷり礼をさせてもらうよ』
(むっとした表情を向けている太一朗をからかうように、
男は葵に顔を近づけると、耳元で囁くようにそんな言葉を吐き出して)
礼など必要ありません。
『つれないなー。なんなら、今から俺といいことでもしにいく?』
謹んでご遠慮させていただきます。
『……えー、じゃあやっぱりそっちの子といまからそんな着飾った格好ぐちゃぐちゃに崩してエロいことす――』
―――口、ぬいつけますよ?
(葵の靴が、彼の靴の上におかれる。このまま踏みつぶされたいのか、という視線を送って)
……知り合いといえば知りあいです。
ですけれど、別に大したことではありません――同業者、というだけです。
別名を商売敵とも。……貴方がいるのは珍しいですね。
『ん?オレはもう一人の同伴。……ま、美味いタダ飯食えるっていってたからさー。
一応はボディーガード役なんだけど、あの女一人にしておいても別に大丈夫だしねー。
……しっかし、こんな子連れてるなんて珍しいじゃん。
なになに?年下飼いならすのに目覚めちゃったの、それとも逆に飼いならされてるとか?
ねえねえキミキミ、いいこと教えてあげようか。この女が弱いのは首筋と耳の裏と―――』
>>502 ………この前?うちのヤツ…?
(きょとんとしながらも、はぁぁと大きく溜息をついてかぶりを振る)
何かデジャヴュを感じるなと思ったら…そうだ、あの人に似てるんだ……。
(軽い口調や女性に対する態度を見てああと呟く。ウチの会長に似てるんだと)
(もっとも、目の前の男の方がもっと厄介かもしれないが)
なるほど……そーいう人だっていうのは分かった。
……はぁぁ、よく喋る人だな。
そして、先輩の周りにはこういう人たちが多いのか?
(朱羽にしても、紅露にしても、そして目の前にいる男にしても個性的過ぎる。
ああ、分かった。この人とまともに絡んではいけない。からかわれて弄ばれるのが目に見えていた)
郡太一朗です。どーぞ、よろしく。彼女の後輩です。
(一応初対面で年上ということもあって、慇懃ながらも自己紹介はしておいて、ぶっきらぼうに話す)
(どうにも、からかわれているとはいえ、それが彼女に絡むと面白くない)
…なら、そこ以外を弱くするのが俺の目的ですね。
弱いところを攻めても面白くない。どうせ攻めるなら、弱点じゃないところを突く。
その方が面白いと思いませんか?…いや、本当に酔ってるな、俺。
(言ってしまってから、しまったと、自分の顔を片手で覆い、大きく溜息を零して)
>>503 ……醍醐く―――御法川さん、ですか?
ああ、言われてみると。そうですね、うん……分からないことは、ないのかもしれません。
彼の方が随分まともではありますけれど。
『えー、何何。オレの知らない人のこと二人で話さないでよ、寂しいじゃん?』
寂しい世界で孤独死してくだされば、私としては万々歳。
『うわ、ひっど!ちょっとキミさぁ、このドライアイスみたいな子の何がいいのー。
もーオレわかんないよ。もちょっとオレにもデレてみてよ。
……それとも、前みたいに力づくでされるのが好きだったりするわけだったり』
次は、返り討ちにしてさしあげます。全身刻んでやるから、全部洗って待ってて下さい。
『はーあ。
はいはい。しかし――分かったよ。キミがそっちの彼に飼いならされてるってことがね。
キミでもデレるもんなんだ。ご当主以外に対してさ。
どこをそこの彼に開発されたの?いやいや、弱点を開発するなんてキミもなかなか通――』
帰りましょう、太一朗さん。これを相手にするのは時間の無駄です。
そして貴方も何を言ってるのですか、本当に酔いがまわりすぎです……ッ。
「それに、キミは私に用事があったのだろう。……向こうでキミのパートナーが睨んでいるぞ」
『ゲッ。あー、アイツ怒らせるとマジ怖いんッスよ。
んじゃ、また会おうねー。そっちのキミとは会う機会があるかわかんないけど……
会った時はよろしくしてよ。オレ、……こう見えて結構強いから、きっと退屈させないってー』
それでは、失礼いたします、紅露さん。そちらも。
(一応というように会釈して、彼の腕に自分の手を絡める)
(と、そこで紅露が彼女の方に向けて何かをひょいっとなげた。反射的に受け取ると)
「随分と酔っているようだからな。気遣いだ。使わなければフロントに返しておいてくれ」
……どうも。
(ホテルの部屋のキーだろう。小さくため息をついて、そっとその場を離れようと足を進めた)
……大丈夫ですか?
すぐに帰りの車を呼んでもいいですし、……少し酔いがさめるまで、部屋を借りても。
【さて、そろそろ、お時間でありましょうか】
【このまま帰る流れで〆なら置きで〆に、部屋を借りるならもう少し続ける流れにと】
【先輩のやりやすい方でオッケーですっ】
【……というか、上手く話の流れに乗れたのかどうなのか……っ】
【上手く乗れてないようならごめんなさいっ。こちらは十二分に楽しませて貰ってるのでっ】
【十分に。私としては後輩さんのお家のことに少しつっこんでみたかったのと、
貴方を≪深凪≫の知り合いに認識させておきたかったというのが裏的目的、でしたので。
むしろ、今回は私の方が完全計画不足で……これでは、楽しんでいただけたのやら、というところです】
【後輩さんとして何事も必要なければ、前者で、と思います】
【い、いえ、その……前回、甘えさせてもらうと、仰ってくださったので、ですから、
そういうこと、も……あったほうが良いのかなとか、色々考えた結果の後者選択肢でした。
……べ、別に私が貴方のネクタイとかスーツを脱がせたいわけじゃn(】
【それでは、次のレスを後日置いていただいてそれに私が返したくらいで〆か、明日20時に少しだけやって〆か
で、よろしい、でしょうか?】
【いや、こちらとしてはかなり楽しめたんでっ。もう少し突っ込んだ話をしてもいいのかなとか思いつつも、
表的な意味で、そもそも家族が裏の家業をしているという把握をしてなかったので、
深いところまでは突っ込めなかったのが悔しいか、と】
【取りあえず、これからのロールの方針にはなったかなーと】
【それ以上にやり取りが楽しめたのでっ。そちらこそ楽しんで貰えたのかな、と】
【………いやぁ、一度甘えはじめると、とことん甘えまくっちゃうので自重してみようかな、とか】
【自重しなくてもいいというのであれば、後者d】
【この場合多分長引くと思うので、それでも良ければ後者で。
予定やら何やらでいったん打ち切っておきたい場合には前者でお願いしますっ。
どちらにしろ、明日の20時からもう一度お願いしますっ】
【ここから、貴方が貴方の上を知っていくキッカケというのはおこがましい、ですけれど
ここから貴方と一緒に(読み手的な意味で)後輩さんのお家の裏稼業を知れたら、と思います】
【こちらとしては十二分に。本当に、お付き合いに感謝を】
【そう、ですね。私の予定は、とりあえず、今のところは7日、16日、17日以外なら
たぶん、夜は大丈夫だと思います。土日は、18日以外ならおそらく、昼にも時間ができる……かも。
後輩さんの方が↑な感じでも大丈夫、ということであれば後者で続ければと、
か、軽く……うん軽くっ。軽く甘えるコースでいきましょう。たぶんいや――ともかく、長引くのは大丈夫です】
【それでは、こんな時間までお引き留めして申し訳ありません】
【明日にそなえ、ゆっくりお休みください。お付き合いに感謝を】
【お疲れさまでした。おやすみなさい、後輩さん】
【スレッド、お返しいたします】
【了解っ。それじゃまた20時にお願いします、と】
【今日はどうもありがとうございましたっ。おやすみなさいっ】
【というわけでスレをお返しします】
510 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 13:56:15 ID:iDquZGco
後藤
511 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 23:35:41 ID:iDquZGco
。
【藤姫先輩と場所を借りる】
513 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 21:27:12 ID:w+NqpBFt
来ないな
(――最近、日が落ちるのがすっかり早くなった。)
(とくに部活などで居残りせずとも、帰り道では街灯の光と、色を無くし始めた夜闇に光る星の明かり。)
(そのわずかな光で帰り道を行くこととなる――――狩りには好都合なことこの上ない。)
(街灯よりも、星よりも確かな輝きをもつ結晶を手の中で弄びながら、竜胆藤姫を名乗る魔神は)
(唇の端を歪に釣り上げる。)
(兵部晶との接触で消費した存在は既に補充した。いまは無理に存在を吸収する必要もない。)
(――眼下に横たわる少女に視線をよこす。藤堂……藤堂なんといったか……)
(とにかく、藤堂清香と血縁関係にあるものだ。それが自分に存在を奪われ、横たわっている。)
(消えぬギリギリ。だがこのままでは消えるしかない、そんな吸収の仕方。)
(そして手の中にあるのは取り込まなかったその少女の結晶。)
――さ、て…………愛しの藤堂清香さまは、この状況を見つけられるかしらね?
(自分の中でざわめく、竜胆凍の存在。それがこだわる藤堂清香……)
(その姿を待ちわび、街灯の少ない路地で寄り添うように佇む。)
(竜胆凍を絶望させるため、藤堂清香を消しさるためにその妹を瀕死の状態においやる。)
(――なぜか、嗅ぎ付けてくる気がした。)
【遅くなりましたわ。本日はよろしくお願いします。】
(既に日は落ちかけ、辺りはすっかり黒一色)
(そんな暗闇を、一人の少女が制服姿のまま切り裂いていく)
…はぁ、はぁ…
(―妙な胸騒ぎがした―そしてそれは現実のものへと)
(この時間には帰宅しているはずの三咲の姿が何処にもない。自分の携帯にも連絡は入っていなかった)
(―自分のこの思いが、どうか杞憂であってくれ、と願う)
…なんで、なんで気付かなかった…
(竜胆藤姫が発した、藤堂清香を狙う、という言)
(あれから、いつ襲ってくるか、と警戒はしていた)
(彼女の狡猾な性格なら、妹を狙ってくる事だって考えられただろうに)
(―いや、まだ決まった訳じゃない。とにかく早く三咲の姿を―)
…………っ……
(ある路地に差し掛かった時目に映ったのは、最も恐れていた光景)
(何処か楽しむような目をした女性のそばに横たわる、大切な妹の姿がそこにはあった)
【お待たせ、今日はよろしく】
(やがて聞こえてくる切羽詰まった呼吸。)
(横たわる少女の髪をかるく弄びながら、結晶化した存在を口元にやる。)
……遅かったですね。あまりにも遅くて、少しつまみ食いをしてしまいましたわ
(そこにあるのは何をされようと一切の反応を見せない清香の妹の姿。)
(そして、その姿を目の当たりにして息を切らせる清香の姿を楽しむ)
(竜胆藤姫――)
ご機嫌よう、藤堂様。いえ、妹様の手前清香様とお呼びした方が
よろしいかしら?どちらがいいと思いますか、清香さま………ヒヒッ
(普段はあまり表情を変えない清香。)
(しかしこの時ばかりは、怒り、絶望、焦りといった様々な負の感情が入り交じって)
(いくら平静を保とうとしても、胸の鼓動は鳴りやまず)
………三咲に、なにをしたの。
(ぽつり、とそう呟く)
(今自分がすべきことは何か)
(ここで下手に魔術を使えば三咲を危険に晒す)
(――間を詰めて接近戦に持ちこむか。いや、それはそれで結局三咲を危険に晒すだろう)
(既に事の主導権は、あちらの手の中―)
…うるさい。
…三咲を、元に戻して。
(この嘆願など所詮無意味。そんな事ははなから分かっている)
(しかし八方塞がりのこの状況。自分はどうすればいいのか――)
(自分がなにを言っても、何をしても、決して感情を表すことのなかった存在が)
(こんなにも感情を狂わせている。制御できない劇場に駆られこちらを見ている。)
……気分が悪くなったとのことですので、介抱を少々。
等と言っても信じてもらえないのでしょうか
(「返せ」ではなく「元に戻せ」と来た。これは驚きだ。)
(この距離で一目見ただけで自分が何かをしたということを見抜いた。)
(――しかも、その異常が継続中と言うこともだ。)
キヒッ!そんなに妹様が大事になのですか?それはそうよね
何もできない清香様を守ってくださるもの。クスクス。
なぁ、どうしようもなく落ちこぼれで、いつもやる気がないように振る舞うことで
一日の大半を眠ることで自分は未だ本気ではないと言うことにしなければ
自己を保つこともできない、憐れな憐れな清香様?
そんなに妹様が、そんなに自分を立ててくれる都合の良い妹様が大事なのかしら?
(困惑する清香に見せつけるように、横たわる妹の上体を起こし)
(愛しそうに頬擦りをする。目の前の清香に向けられるのは嘲るような視線。)
そんなこと、信じられるわけ…ない。
(今すぐ駆け出して三咲を奪還したい。今にも動きだしそうな体を必死に押さえる)
(あの余裕を持った表情。三咲の命もあの人の手の中ということか)
………………うるさい、うるさいっ。
(彼女の言葉が否応なく心に突き刺さる)
(感情が少しずつ、しかし着実に乱され、冷静さも失われていく)
…黙れ……
っ、三咲に触るな!
…三咲には、何もするな。何かするなら、私に…
(異様な怒気が、真直ぐ竜胆藤姫に向けられる)
(そして、睨みつけたまま、その場に立ち尽くす)
お姉ちゃんは私がいないとダメなんだなぁ………なんて。
ふふっ…………そんなにムキにならなくても良いじゃない。
全部本当のことなんでしょう?
(あの冷静で何事にも動じなかった少女が生の感情そのままに睨み付けてくる。)
(されども具体的な行動には移れないでいる。このまま放っておけば)
(感情を爆発させ、がむしゃらにパワーを発揮するのだろうか?)
くくくっ、安心してくださいな。もとよりそのつもりですから……
そうですわね………あなたが代わりに喰われてくれる、というのであれば
わたくしは貴女の妹様に何もいたしませんわ。
(本来の目的はこっちだ。そしてそれによる竜胆凍の存在の制御にある。)
さ、どうします?おねぇちゃん…………ヒヒッ!
……………うるさい。黙れ。
(妹の口調を真似されると、更に腹が立って)
(しかし、今の自分にはどうする事もできない)
(その事実にも、また怒りが込み上げる)
(今にも殺しかねない、という勢いで視線を強くして)
………それで、本当に三咲には何もしない?
(この膠着状態を打破する為の言葉が投げかけられる)
(やはり、目的はそうだったか)
(人質を取る、昔から使い古されてきた卑怯な手法だが)
(――自分が三咲の事をもっと気にかけていれば)
(そんな自責の年を抱えながら、口をおずおずと開く)
……わかった。
(憤怒、自責――そして、承諾の言葉。強い怒りも妹の安否の前では)
(立ちどころに意味をなさなくなる。楽しい、自分のことをまるで見ていなかったものが)
(あれだけ強い意思を見せつけた存在がこんなにも矮小に見える。)
…………なにかおっしゃいまして?
よく、聞こえませんでしたわ。ああ、それから――
私に喰われる気がおありでしたら衣服は脱いでいただけます?
毛皮ごとモノを喰らうようなはしたない真似はできませんの、ふふっ
聞いていただけないのでしたら、どうしましょう?どうなってしまうのでしょう?
ぐひゃひゃひゃっ!
(妹の顎をなぞり、爪を立てる。柔肌に食い込んだそれがうっすらと血を滲ませて……)
(意気揚々と振る舞う竜胆藤姫。だがこのとき、内燃するなにかに気付いていなかった。)
(怒りを向ければ向ける程、目の前の存在を喜ばせる)
(しかし、そんなことは意識の外)
(三咲を救う為――覚悟は決められた)
……くっ。わ、分かった。
(声を強めて再び承諾の言葉を)
…なっ、そんな…
…や、やめろ、分かったから……
(三咲の肌に爪が立てられる。それを目の前にしては、その命令に従う他はない)
(正に身も心も、竜胆藤姫に喰われていく)
……………っ……
(制服のボタンを少しずつ外して行く)
(上下の薄紫の下着が徐々に覗いて)
(表情を見せないように、終始うつむいたまま)
(その様は、まるで操り人形――)
(操り人形。しかも意思のある。意思に反したことを屈辱に感じる人形)
(これほど面白い見世物はない。それにいまから手にはいる存在を思えば)
(制御する存在を思えば――)
(――その時、俯いたセイカに声がかかる。抑揚のない声音。)
(竜胆藤姫が言葉を紡ぐ、許せない行為を止めるため。)
――やめて、そんな言葉、聞く必要もない………
(藤姫が息を飲むと同時に妹――藤堂三咲の体が前方に放り投げられる。)
(そのまま晒されゆく清香の体を隠すように、息も絶え絶えな体が)
(清香に覆い被さって)
――なんだ!?なにが起きた……この、声………体が、存在が………割れ……
ぐぅううううぅぅぅ――――!?
(胸を抑え、踞る藤姫の体から揺らめく炎があふれでる。)
(その中からさらにある存在が飛び出して、人の形を成す。)
(肩までの白髪、女性に似つかわしくない長身と肩幅。)
(若干、男性よりな顔立ち――――)
ごめん、遅くなった………
(白いセーラー服を身に纏った姿で竜胆凍は藤堂清香に視線を向けた。)
(下着にかける手がぷるぷる、と震えている)
(この震えは怒りによるものか、羞恥心によるものか)
(いずれにせよ、今から自分は喰われる――)
(そう思った刹那、聞き覚えのある抑揚のない声色が耳に届いて)
………っ!?
(驚いて顔を上げると、三咲の体が自分に向かって宙を舞う)
(考える間も無く、体が反応し体を受け止める)
三咲…みさきっ。
(息が絶え絶え、しかし確実に生きている)
(それを確認した途端、へたりとその場に座り込む)
……あ………せんぱ、い?
(三咲を抱き締めたまま声のする方に目を向ければ、そこには長らく見ていなかった、先輩の姿――)
(安心させようと笑みを浮かべて見せる――藤堂清香と似たり寄ったりな)
(不器用な笑み。何十年も笑っていなかったから、当たり前かもしれないな、と)
(自嘲するとまた、奇妙な笑顔になる。)
自己紹介………後でさせて、私………貴女の口から、貴女の名前を聞きたいから。
(藤姫との間に立ちはだかる。そして丹田の辺りに生えるように現れた)
(刀の柄を握り引き抜く――元来刃があるはずの場所から)
(炎が溢れ、竜胆の体を包んでいく。)
藤「炎…………だと?バカな、なんだそれは?我はそんな存在喰らっていないぞ!?」
「なんなんだそれは!?」
魔刃・輝夜が難題之弐………火鼠の皮衣
私も知らなかった私の力…………貴様のお陰で知ることができた。
(炎の衣を纏い、藤姫と二人を守るように腕をあげる。)
(それからもう一度清香に振り返って)
………あいつが持ってる結晶、狙える?
あれがあればその子を元に戻せる………あいつから手放せれば、私が死ぬ気で確保するから――
(そう言ったあとで藤姫に向かい、凍は駆け出した。)
【ん、そろそろ……凍結、お願い】
【ん、分かった、今日はこれで凍結ね】
【次はいつなら大丈夫?】
【ん…………つぎ、は7日火曜日の21時で行ける。】
【何かあったらまたいう。そっちは?】
【7日21時半からなら私は大丈夫】
【それじゃ、それでおねがい……します】
【先に言っておくと、私完全復活じゃないから】
【時間凍結はつかえない――理由は後で】
【それじゃ、今日は…………ありがと】
【また明日……日付的には……今日だけど、おつかれ】
【こちらこそありがと】
【ん、了解】
【それじゃまた夜に、お疲れ様】
【これで落ちるね】
533 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 01:56:13 ID:ZXHPYKiB
。
(不器用な、しかし何処か暖かみのある笑顔)
(それが視界に入ると、安心感からか少し瞳が潤む)
(自分でも、瞳が潤んだ事に少し驚愕しつつ)
……ん、分かった。
…そうする。
(彼女が手にしている刃)
(そこからは燃え盛る炎が溢れる)
(三咲を抱き抱えながら、その美しい炎に見とれるように呆然として)
………っん、分かった。
……絶対外さないから。
(彼女の言葉に気を取り直し、深くこくりと頷く)
(駆け出したと同時に結晶に向けて手をかざし、狙い済ました閃光を放った)
【今日も宜しく】
【それと次スレ建ててくれた人、ありがと】
>>532 【スレ立てお疲れさま……、ありがたくつかわせてもらう】
>534
【おなじくロール解凍に、お借りする…………今日も、よろしく】
(決意を露にした返事を背に、地面を踏みしめる。向かうは金髪の)
(不気味なほどに整った顔の異形。)
(脇を閃光が通り抜けていく。狙いすましたそれがわずか数ミリ脇を通りすぎる。)
(ギリギリのところで、本当にギリギリのところで藤姫の回避が成功したのだ)
藤「キヒャヒャ!どうした、藤堂清香!!絶対外さないのではなかったのか?
「やはり、貴様はでき損ないの落ちこぼれだよ!ひゃーはははははははは!!」
違う……あの子はでき損ないでも、落ちこぼれでもない!!
(炎を纏った手足を振るい、藤姫の嘲りを否定する。)
あの子はただ……他人よりも不器用なだけ、決して他人よりも劣ってなどいない!
藤「それは貴様に興味を示したからか?そんなもの!より劣るものへ憐憫の感情を向けることによる」
「優越感に浸りたいだけだろう!やはり奴は落ちこぼれだよ!何もできはしない!ハハハハハハッ!!」
それを決めるのは貴様でもなければ私でもない――――
(炎が幾度となく巻き上がる。交錯する藤姫と凍。)
(そして、もう一度。藤堂清香のとそれを結ぶ線ができる――――)
(決意を持って放った閃光は狙い通りに命中したかに思えた)
(しかし無情にもそれは僅かに対象を通り過ぎる)
…………っ。
(途端、愕然としたような表情に変化する)
(更に追い討ちをかけるように聞こえてきたのは「落ちこぼれ」との言葉)
(結局、三咲にも先輩にも、自分は足手まといのような存在なのか?)
(しかし、そこに聞こえてきたのはその嘲りを否定する、強い言葉)
(今まで聞いた事のないような強いそれは、壊れかけた心を立て直すのに充分で)
……今度は、外さない!
(その場の空気が変わるくらい、集中を高める)
(そして右手、左手、更には右足、と素早い挙動で避け切れないように放った三本の閃光が結晶に向かって放たれる)
(そうだ、あの時も、初めてあったときも、そのつぎ魔神に食われたときに見たあの時も)
(彼女はいつだって、誰かのためにその実力を発揮してきた。)
藤「…………ッッ!!」
(まさに電光石火。その場にいる誰もが、それを放った清香以外)
(誰一人として察知することができなかった閃光が藤姫の三肢を貫く。)
――…………ほら、証明された
(続いて取りこぼした妹の結晶を掴む竜胆。)
(グラリと傾く藤姫の体左脚以外から血が溢れる。溢れたそれは異形となり)
(奪われた結晶を奪い取ろうとする――)
今度は、私が約束を守る…………死んでも……!
(右手から迫る異形を輝夜から溢れる火鼠の炎で焼き払う。)
(左手から来るそいつは殴り飛ばす、そうしているうちに左脚に食いつかれるが)
(構わず距離をとって清香の元へ…………)
落ちこぼれ、と馬鹿にした子にしてやられた気分はどう?
(清香に駆け寄り、結晶を渡す。妹に近づければ目を醒まさないまでも)
(安全は確保されるはずだ。)
(その一連のできごとに藤姫の顔は目に見えて不機嫌なものへとなり)
(今にも暴れだしそうなだだっ子のようになった。)
(放ったそれが狙い通り命中し、結晶がぽろり、とこぼれ落ちる)
(こぼれ落ちた結晶を凍先輩が掴み取る、しかし彼女に襲いかかるのは、血から生まれた3体の異形)
…危ないっ。
…死なせない、から。
(彼女の左足に食い付いた異形を、素早く閃光を放ち打ち倒す)
…足は大丈夫…?
(結晶を渡される時、彼女の心配をする)
(先程までの自分が喰われるしか無かった状況)
(それが今は妹は救われ、先輩まで戻ってきた)
(――無機質な表情の頬に一筋の涙がつう、と伝う)
(何故こうなった、勝ち誇るのは自分だったはずだ。藤堂清香の存在を喰らい)
(竜胆凍を制御し、憂いを断ち切り存分にこの街の異能異形を喰らい尽くすはずだった)
(だが、今はどうだ?どうしてこんなことになっている!?)
藤「ぎっ……ぐぎ、ぎぃっ!」
平気だから。あなたが………死なせないんでしょ?
(歯噛みする藤姫、口元をわずかにつり上げる竜胆。
(――清香が放心するように涙を溢れさせると、藤姫が動く。)
(その場から一目散に逃げ出す、逃げの一手――これ以上の存在の浪費と)
(損失を避けるためにその場から立ち去る。)
(辺りに静寂が訪れる――――)
(溢れ出た涙に驚きを隠せない)
(こうやって涙を流したのなんて、いつ以来だろうか―)
(未だ目は覚まさないが、結晶が戻ってきた、これがあれば三咲は大丈夫だろう)
(一息ついて、涙を拭う)
(口にしたのは、最初に伝えるべき言葉――)
…ありがと。
(涙を拭って見せたのは、出来る限りの笑顔)
(上手く笑えているだろうか、いや、今はどうでもいい)
(こうやって先輩と話せる事が、ただただ嬉しい)
…あいつ…逃がして良かったの?
(柄を押し込めるように丹田に納める。)
(それだけで、まとっていた炎も消えて――――)
(次に聞こえたのは、自分が聞いてはいけなかった言葉。)
(聞けば辺りに被害が及ぶ、呪いの――)
(肩が震える。嫌な汗が背中を伝い、耳の奥であの耳障りな音が、雑音が聞こえた気がした。)
いい……私こそ、清香が………いたお陰で、戻ってこれた
(相変わらず変で、とても落ち着く顔を見せてくれる。)
(心が安らぐのを感じながら口を開く。)
――ありがと…………
あれは、できれば仕留めたかった………けど、慣れてない力を使ったから
深追いはできない………それに――――なんでもない。
(あなたを一人にしたくなかった。それを言う前に口を紡ぐ。言う必要のない言葉だと思った。
(腕を組、壁に背を預けると目眩がする――ああ、少ない存在で慣れない力を)
(暑かった反動か、とため息を漏らして)
また…変な顔だって…思ってる?
(その表情はとても穏やかなもの)
(だいぶ、心が落ち着いてきたようだ)
…そう。
…どうしたの?
(言葉を途中で止めた先輩の顔を不思議そうに覗く)
(ため息を吐いた様子を心配そうに見つめて)
………良かったら、うちに来る?
三咲も休ませたいし…
(気遣うような視線を向けつつそう提案する)
【寝ちゃったかな、もう少し待ってみる】
【ごめん、電話に出た結果………急用、できて………】
【ここらで、凍結……してくれると……うれしい…………】
【ごめん、また今度連絡するから………ごめんなさい
【ん、分かった、じゃ凍結で】
【…それじゃ後で避難所に伝言よろしくね】
【謝らなくていい…それじゃおやすみなさい。これで落ちる】
546 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 01:04:32 ID:r0dewFjj
サイナラ
設定に技量が追いついてないキャラと
相手任せのマグロか
>>542 (無表情ながらわずかに眉尻をうごかして)
(その言葉に驚愕する。今まさにそう思っていたから。)
――魔法使い?
(思わず首が三ミリほど傾いた。)
…………ううん、なんでもない。ただ………気をつけて
あれはまた、襲ってくる。多分………だから、気をつけて
何かあったら、私に言って
…………もう、私はあなたを助けられるから。助けても、呪いを踏まないから。
(あの言葉を聞いて、自分を咎めるものはもう別離した。)
(問題はその別離したものだ。)
…………竜胆 凍
(唐突に、ただ読み上げたかのような調子で名前を名乗り)
(こちらを気遣い、自宅に案内をしようとする少女に手を差し出す。)
約束。よろしく………
(そうしてから、心優しい不器用な魔術師の少女の提案を飲み込んだ。)
【セイカとロール解凍にお借りする。】
【本日もよろしくお願いします。】
(彼女の表情が僅かに動く。徐々に表情の変化が理解出来るように)
(どうやら図星、だったようだ)
…ん、魔法使い、かな。一応ね。
(首を傾ぐ様子にもう一度ふっ、と笑って)
ん、……私も、そう思う。
分かった……っ、そう…………ありがと。
…その気持ちだけでも、凄く嬉しい。
(彼女の言葉に、じん、と心全体が暖かくなる)
(背けた顔は、少し狼狽したような表情)
……ん、藤堂清香。
(同じように、名前を読み上げて、差し出された手をきゅっ、と握る)
…それじゃ、行こう。
(未だ気を失っている三咲を背に抱えて、家路に着いた―)
【ん、今日もよろしく】
――心を…………読めるほどの……魔法使い。
(自分の考えが分かりやすい、という選択肢はないらしく)
(自信ありげに(少なくとも竜胆にはそうみえる)笑みを浮かべる清香に)
(驚愕の視線を送って――)
………清香を守ることは、私のためでもあるから?
どうか…………した?
(狼狽えたような顔をさせる要素に思い至れずに)
(顔を背ける清香のしぐさを不思議に思う。夏服のままだから寒そう)
(とか思われそうだったが。)
清香…………服…………
(さっき脱ぐことになっていたが大丈夫なのだろうか?)
(と思いながら呟きを漏らして、その背中に従った。)
551 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:29:50 ID:r0dewFjj
容量間近
――あ、いや、なんとなくそう思っただけ。
…でも先輩は分かりやすい、から。
(心は読めないものの、自分の笑顔が変だという事は分かる)
(そして、先輩がそれを変に思ってる事も)
……っ、ありがと。
なんでも、ない。
(サラッと言われた守る、という言葉)
(それは更に狼狽を強める要素に)
あ…
(そういえば、ボタンを外したままだったか)
(しっかりとボタンをかけ直し、歩を進める)
ん、入って。
私は三咲を部屋に運ぶ。
…そこの部屋で、待ってて。
(家に到着し、ふぅ、と一息ついてから、妹を部屋へと)
(そして、先輩を自分の部屋に通す)
【移動中の様子は省かせて、貰った】
(見たこともない家、領域……そこに招かれると少しだけ戸惑いを覚えて)
(何度か家と清香の顔を見比べて、警戒する獣か何かのように)
(周囲を伺いながら敷居をまたいだ。)
(もちろん、何もないのだが。それでも他人の領域に招かれて踏み込む)
(そんな未知の感覚に警戒のひとつでもしたくなる。)
わかった、うん。もしよかったら――――
(運ぶのを手伝おうか?と進言する前に自分が行くべきところを伝えられ)
(見知らぬ領域のなかにいる見知った存在と離れることになった。)
…………。
……。
(初めての経験に18歳とは思えぬほど、不安げに周囲を見回す。)
(何がどうなっているかは全然頭に入ってこない。)
(そもそも、慣れない力を使ったせいで判断力とか、体力が低下気味だ。
(仕方がないのでとりあえず清香が来るまで部屋の隅で膝を抱えて座ることにした。)
(三咲を部屋に運び、着替えさせる)
(――特に外傷などは見当たらない、呼吸なども安定しているようだ)
「おねぇ…ちゃん?」
(耳に入って来たのは、大切な妹の声)
……三咲っ、…良かった…大丈夫?
「うん…でも、今は…ちょっと…休ませて…」
(まどろむような声…この様子だと、色々話すのは難しいだろう)
…分かった、水ここに置いて置くから…
おやすみ。
(今はとにかく休ませよう。それが何より最優先だ――)
…戻ってきてくれて、ありがと。
(少し目を潤めながら、そう呟いた)
……お待たせ。
…どうぞ。
(無機質な飾り気のない、殺風景な部屋)
(そんな自室に、二つのお茶を持って、テーブルの前に腰を落とす)
【
>>551了解…ありがと】
(しばらく三角座りで縮こまっていると扉が開き、見知った顔が覗く)
(ようやく、息をつき膝を抱える腕を緩める。)
ん、待ってない……妹の――ミサキの様子はどう?
まだ、調子が悪そうなら………残りのミサキの存在も吐き出させてくる
私は――やつを感じることができるから……
(じっと清香の顔を見ながら言う……そして、潤んだ目元に少し)
(低いトーンの声を出して)
…………清香、大丈夫?
(多分、泣いてた――原因が外部的な要因、誰かになにかされたとかなら)
(その何かしたやつを自分は絶対に許さない。)
(他の要因なら――――自分は何ができるだろう?清香に向かって伸ばしかけたこの手で)
(なにができるのだろうか?)
(どうして部屋の片隅で三角座りをしていたのだろうか…?)
(まぁ、そんなことはどうでもいい)
……ん、さっき気付いた、みたい。
…疲れてるみたいだから、今は寝ている。
(安心した落ち着いた声色で、呟く)
あ……これは…
その、三咲が目覚めて嬉しかったから…
…先輩……本当に、ありがと。
(そこで瞳が潤んでいた事に気付く)
(そして涙を見られた事を恥ずかしそうにしながら、先輩に近付いて、礼を言った)
(都合がよく、清香の方から自分に近寄ってきた。たんたんと語る)
(その表情は本当に嬉しそうで、伸ばした手で触れたくなるほど暖かそうだった。)
私、は――なにもしてない。したかもしれなくても…………
元をたどれば、全部私の責任………いうなら、自作自演。
(魔神を世に解き放ってしまったこと、さらにミサキや清香を危機に晒してしまったこと)
(ほとんど無意識に、清香の横顔を撫でる。温かく、柔らかい。)
(この感触を感じる資格が自分にはないはずだと理解していても止まらない。)
逆に、その落とし前くらい…………自分でつけたかっただけだから…………
だから、清香がかしこまる必要はない、よ…………?
(可愛らしく照れた表情を確かめるように頬を撫でる。)
(手のひらがじんわりと温かい――)
558 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 23:46:17 ID:r0dewFjj
496KB
(頬を撫でる手付きはとても優しく、暖かい)
(手の感触はずっと撫でていて欲しいくらいに、気持ちを満たしてくれる)
そんなことはない…
…それにこうして、三咲や先輩も戻ってきてくれた…それで充分。
(諭すように、ぽつりとそう話す)
(二人とも戻って来てくれて、本当に良かった――)
……………
(止まらない撫でる手付き)
(言葉が続かず、赤くした顔で俯く)
(心臓の鼓動が、激しく高鳴る――)
(なんでこの子はこんなに優しいんだろう、自分は責められても仕方のないことをしているのに。)
(初めて会った時から今まで――ずっと。)
…………。
(不意に襲いかかるは記憶。母を消し去り、父を消し去り数多の存在を喰らい)
(食い荒らしたその記憶――清香の温かさは、その記憶を持ったまま触れるには)
(あまりにも綺麗で、手放したくなくて――)
つか、れた…………
(今度はこっちから近づいて、覆い被さるように清香に体重をかける。)
(疲労しているのは本当。ただ、それ以上に許されない温もりを求めたかった。少しだけ、これくらいなら)
(そう思いながら額を合わせるように頭を近づけていき)
(ふと先輩と視線が合う)
(少し灰色がかった目は、自分の動きを止める)
……………?
どうしたの?
(不意に手が止まる)
(一体どうしたのか、と目をしっかり見つめて)
ん、……あっ…
(突然先輩の体重が自分に掛かる)
(不意をつかれたからか、その場にぺたん、と倒れる)
(ちょうど押し倒されるような形になり、顔と顔の距離は数センチ)
(心臓の高鳴りが最高潮を迎える中、静かに目を閉じた――)
(自分の汚泥のように濁った眼を見つめられた。この距離で)
(目の前に見えるのは自分と違って人として、人のままに生きた)
(そんな眼――それが瞼に覆われると残念なような、視線から逃げられてほっとしたような気分になる。)
――清香、私は……どうしていいか、わからない
清香は無条件に私を受け入れてくれる………けど、私はそれに甘えていいような存在?
(今、自分がもっとも恐れていること――このまま受け入れられるがままに)
(欲望のままに清香を求め、汚し――それでも受け入れらることに、甘える。)
清香…………私は、貴方のこと――もっと知りたい
(自分に興味を示して、孤独なままでいるはずの心に温かさをもたらしてくれた。)
(それと同じように、自分も彼女を知ろうとしなければならない気がした。)
(さしあたっては――――取り敢えず、今は体力が限界。)
(柔らかな体の温かさを抱き枕にでもしようと思う。)
(胸元に抱え込むようにして清香の頭を抱き締める――。)
(彼女の灰色に染まった瞳は一体何が見えているのだろうか)
(自分は、どんな風に映っているのだろうか)
(その瞳からは、考えは読めない――)
……うん。聞くまでもない、よ。そんなこと。
……それに、甘えて。
(その問い掛けに、変、と言われた笑みを浮かべる)
(自分を受け入れてくれる存在――その存在に感謝の意味を込めた笑み)
…ん、私も…知りたいし、知って欲しい…
……ん、んむっ…。
(とぎれとぎれになりながら、自分の思いを吐露する)
(そして突然、先輩の胸元に頭が納まる)
(――案の定、だ。)
(なら、私は私のことを吐露するべきなのだろう。清香は私が何人も人を食らっている)
(その事実をしっている、じゃあ……)
私が、あの魔刃で――一番始めに喰らった人は、お父さん。
次は……お母さん。どっちも清香がミサキを思うように大事に思ってた。
けど、簡単に刃を突き立てて、簡単にこの世から消し去った
いま、あなたを抱き締めている腕は、そういう腕。
(告げる。自分だけが知っていればよかった過去を、晒す。)
(腕に力を込めるのは離れてしまう可能性の方が遥かに高いその温もりを手放さないため。)
私は……また……今度は清香に同じことをするんじゃないかって
することになって、また止められないことになるんじゃないかって
それが……………………怖い。
(「知りたい」そう告げてくれた清香に言葉を重ね、自分の過去を告げ、思いを告げる。)
まだ、知りたい…………?
それとも…………呆れた?
【ん、ごめん。この辺りで凍結……お願い】
【ん、分かった】
【確か、金曜の21時だよね、それなら私も大丈夫】
つか、キミらスレ立てしなさいよ
【うん、それでお願い。】
【埋めきれないのが心残りだけれどこれで。】
【今日もありがと……お疲れさま、お休みなさい】