1 :
名無しさん@ピンキー:
という訳でこっちが次スレです。
申し訳なかった>住人各位
>1 乙!
>1乙! さっそく、投下させていただきます。
前スレの、白ルキギンの続きです。
8 :
罪人 1/18:2006/04/25(火) 01:13:32 ID:???
「市丸隊長……いつ、から……」
驚愕に、元より白い肌を更に青ざめさせたルキアが、慌てて床に落ちていた肌着を拾い上げた。
素早く胸の前で着物を掻き合わせたその指先が、動揺からか小さく震えている。
「ん?ずっと前から居たよ。まあ、もっとも、あれじゃ気づけ言うんが無理な話やろうけど」
「なっ……」
「あない夢中で腰振ってたら、そら他の男の魄動なんぞわからんよなぁ」
開いた瞳をにまにまと紙縒りのように細くして笑いながら、ギンは嫌らしくルキアに告げる。
その台詞に思わず目元を赤くしたルキアが、耐え切れず顔を下へと俯かせた。
無言で床へと視線を落としたルキアを、ギンの卑猥な言葉は更に深いところまで追い詰める。
「あないやらしいおねだりして、気持ちよさそうに何べんもイって」
その台詞をルキアの脳に染み込ませでもするかのようにわざとそこで一旦区切ってから、ギンは続きを口にした。
「……ルキアちゃんて、えっちなコぉなんやねぇ」
揶揄するように言ったその声音に、キィと戸の軋む耳障りな音が重なる。
はっとルキアが顔を上げれば、そこには笑顔を貼り付けたままこちらに近付いて来るギンの姿が在った。
反射的に後ずさろうとするルキアを、しかしギンがそう簡単に逃してくれるはずもない。
風のように素早い瞬歩で声を上げるまもなく捕らえられ、即座に格子へと押さえ付けられる。
細身な身体の割りに予想外に強い握力が、ルキアの両の手首を痛いほどに締めた。
身体を捩り、手足をもがいて必死に抵抗するも、男の力の前に適うわけもない。
「やめろ!離せ、離さぬか!!」
「離さへんよ」
9 :
罪人 2/18:2006/04/25(火) 01:15:54 ID:???
両腕を精一杯にバタつかせて抵抗するルキアの耳元に唇で軽く触れ、ギンはぼそりと呟いた。
その声は氷のように冷え切っていて、皮肉めいた普段の口ぶりの何倍も恐ろしさを増している。
「それに、そない怖がらんでも平気や。すぐ、なぁんも考えられなくなる」
真顔で告げられたその台詞に、本能的な恐怖は更に募る。
肩を震わすルキアをあやすように優しい手つきで引き寄せると、ギンはどこか加虐的に唇を歪めた。
「……第一、君は、だぁい好きやろ?」
『こういうコト』と唇を動かしながら、ギンの指先がルキアの胸元へと迫る。
腕を離されたルキアが、その隙に密着している身体を離そうとするのを、ギンは見逃さずきっちりと取り押さえる。
あっけなく彼女を押さえ込むと、彼はぎゅぅとその身にルキアを抱きすくめた。
容易に指の回る人形のように細い手首を更に強く掴んで、面倒くさそうに眉を寄せる。
「仕方ないなぁ」
その手首を二本纏めて頭の上に持ち上げさせると、ギンは床に落ちていた緋色の帯を手に取った。
長さを手早く整え、背後の太い格子にくるりと引っ掛ける。
そのまま後ろ手に縛り上げてしまえば、それだけで、彼女の自由は容易に奪えてしまう。
「や、めろ……離せっ!」
乱れた襟から覗く白色の喉元に喰らい付いて、ギンはそこに赤く歯形を刻み付ける。
舌の動きに合わせて、ずるりと軟体動物に這われているかのような感触が皮膚を襲い、気色悪いことこの上ない。
けれどその舌が胸元に近づくにつれ、ルキアの身体はいやがおうにも昂ぶっていく。
「ひはっ……、やだ、やめろ市丸っ!!」
「そないな嘘、吐かんでええのに」
ギンの唇が、ルキアの裸の胸元を慣れた舌つきでちろちろと嬲る。
先刻兄に抱かれてからろくに時間が経っていない身体は、未だ熱を十二分に保ったままで、
悪戯に触れる気色悪い舌先にも、容易に反応を見せてしまう。
「っ、く……」
声を押し殺そうと唇を前歯で噛み締める彼女の姿は、驚くほどに嫌らしい。
必死に耐えるルキアに嫌がらせをしたくて、ギンは彼女の唇を空いている方の手で抉じ開ける。
「んっ、むぅ」
食いしばる歯の間を長い指で無理に突かれて、思わずゴホゴホと咳き咽る。
その隙を縫って素早く指を加えさせると、ギンは胸への責めを再開した。
吸い付く様に柔らかな感触のそれを楽しみながら、硬く尖った頭頂部にちゅぅと音をさせて喰らい付く。
その強烈な刺激にも、しかしルキアの身体は徐々に順応していく。
尖ったそこをギンの舌で煽られて、全身が炎で炙られたように熱く火照る。
下腹部を襲うじんわりとした感触にどうにもできず、ルキアはもじもじと内股をすり合わせる。
「ルキアちゃん、意地張らんでもっと素直になったほうがええよ?」
「んんっ!!」
ギンが、一段強く胸先を吸い上げる。
耐え切れず嬌声を上げてしまったルキアを、ギンの細い目が見つめている。
その吸い込まれるような瞳の色が、ルキアの羞恥心を幾重にも倍増させる。
「だ、誰が、いじ、など……」
「おや、違うん? ならこれは、何やろねぇ」
先ほどまでルキアの肩にかけられていたギンの両手が、唐突に彼女の股の間に差し挟まれた。
ルキアがろくに身動きを取れぬのをいいことに、彼はその奥先に指をぬるりと滑らせる。
快楽によって分泌されたぬめりをべっとりと塗布された指先が、ルキアの腿の内を行き来した。
ぬるぬるする感触と眼前でくすくすと笑いを噛み堪えるギンの姿に、言いようのないほどの羞恥を覚える。
「これ、ルキアちゃんのアソコの汁やろ?そない気持ちいい?」
「……ち、違う!」
衝動的にそう答えるものの、ギンの言葉が事実であるのは明白だ。
「へぇ? なら一体、何でなんかなぁ。ルキアちゃんがココ濡らしてるんは」
ギンは、ねっとりとしたそれを親指と人差し指で摩り合せ、糸を引かせて楽しんでいる。
その動作に吐き気を覚えて目をそらしかけたルキアを、しかしギンが許すはずもない。
「教えて、ルキアちゃん」
「やっ……」
ルキアの頬に己の指先を汚していた粘液を擦り付けると、ギンは笑顔の、そのくせ少しも笑っていない瞳で告げる。
「これは何?」
そう強制されても、そんな恥ずかしい単語を口に出せるはずなどない。
無言でいやいやと首を横に振るルキアに、ギンは「それなら」と再び掌を近づけた。
「言わないんなら、お仕置きやね」
ルキアの股間へ伸ばした腕をもっていくと、ギンは彼女の両脚をおもむろに開かせた。
先刻の行為で暴かれていた通り、ルキアのそこはぐっしょりと湿り潤っていた。
うっすらと生えた恥毛を掻き分けて、その奥に在る芽をつんと指先で摘み上げる。
「あっ!」
ぬるつくそこを、二本の指でぐちゅぐちゅとこすり合わせる。
その刺激に合わせて、ルキアが「ひぃっ」と喘ぎながら苦しそうに呼吸を乱した。
「あれ? ルキアちゃん。さっきよりもっとコレが出てきてるみたいやけど?」
意地悪くそう尋ねながらも、ギンの手は止まらず、ルキアの神経に快楽を与え続ける。
充血してぷっくりと肥大したそこを、クリクリと指の腹を用いて卑猥に弄くる。
敏感なそこは、ほんの少し触れられただけでも声が漏れてしまうというのに、
ねっとりと、こね回すように嫌らしい手つきで刺激されては、我慢などできなかった。
嬌声とともにじゅぷじゅぷと汁が溢れ、ルキアの細い腿を伝って石造りの床に恥ずかしい染みを落とす。
「あっ、ふぁ……ぁっ!!」
がくがくと、ルキアの全身が大きく揺れた。
今にも達してしまいそうなのを抑え、快感に対抗するかの様に両の腿をぎゅっと強く閉じ合わせる。
しかし感情とは裏腹に、肉体はより多くの快感を追い求めてしまう。
ギンの指に押し開かれ、たいした抵抗もなくルキアの両脚はまたそこに侵入者を許した。
「や、めろ、市丸……、それ以上した、ら」
「イってまう?」
問う間にも、ギンの手は休むことをしない。
かりかりとそこを掻く爪の動きは、悶え死んでしまいそうなほど甘い拷問だ。
生理的な涙に濡れた瞳でギンを見上げると、ルキアは途切れがちな声で縋る様に答えた。
「そ、うだ。だから、もう……」
これ以上の刺激を与えないでくれ、と。
そう願おうとしたルキアの言葉の続きを、ギンがとぼけた口調でわざとらしく遮る。
「もう、早くイかせてくれって?」
「っ! ち、が……んぅうっ!!」
押しつぶされそうな強さでぎゅぅとそこを捻られて、ルキアの身体が弓形に仰け反る。
刺す様な痛みに全身を駆け抜けられ、彼女はぽろぽろと涙を落とした。
「っあ、やだっ……ぁあっ」
その嬌声と同時にびくびくと身体を震わせてから、ルキアはだらんと腕を弛緩させる。
達してしまったのだ、とそう気づいたのは、ギンにぺちんと頬を張られてからだった。
「イってもうたねぇ? お兄さんやない男の手で」
絶頂の残滓で未だぼんやりと呆けた顔のルキアに、ギンは意地悪く唇を動かした。
その台詞はいつものごとく皮肉的で、しかしどこか嫉妬の炎を秘めていた。
「……っ、外道が」
吐き捨てるようにそう告げたルキアの、臍から首筋にかけてを一直線に、ギンはつぅっと撫で上げる。
下から上へ上ってくる指先が彼女の白い喉元を捕らえ、赤ん坊でもあやすようにこちょこちょとくすぐった。
いやがって振り払おうと身体を左右にするルキアを押さえつけ、ギンは耳元に舌を這わせる。
進入するその舌に合わせ、酷く耳障りな声がルキアの耳孔を犯した。
「六番隊長さんよりも巧かったやろ。……ボクに乗り換えんか?」
それは、ギンにとっての精一杯の言葉であった。
こうして悪戯に人を傷つけながらする以外に、彼は自身の気持ちの伝え方を知らなかった。
息を呑んで押し黙るルキアの頬を、ギンの両手が泡を掬うように優しく包み込む。
それは、見方によっては口付け前の恋人同士の抱擁にも似た光景だった。
しかしルキアにはギンを愛しく思うことなど微塵もできず、ギンの真の気持ちにも当然気づく筈がなかった。
眼前の憎い男をまっすぐに見据えて、彼女はギンに冷たく言い放つ。
「私は貴様など大嫌いだ。貴様に触れられていると思うと、今も吐き気がする」
「……へぇ」
その相槌は、いつものへらへらとしたそれとほんの少し違っていた。
悲しさと惨めさの交じり合った、けれどそれをどうにか覆い隠そうとした空虚な相槌だった。
「まだまだ、素直にはならんねぇ」
表情を普段のものに戻して、ギンはぽつりと呟く。
「やっぱり、抱かな駄目やなぁ」
「何を……」
「女従わせるんには、無理やりでも何でも抱いてしまうんが一番手っ取り早いからねぇ」
愕然とするルキアに、さも当然といった顔で答えると、ギンはルキアの唇を己のそれで閉ざした。
唇をこじ開けて入り込んだ舌が、ぬるりと彼女の口腔に押し入る。
舌同士を無理に絡ませられ、たっぷりと唾液を送られて、ルキアは苦しげに噎せ返った。
口を塞がれては吐き出すことも出来ず、仕方なしにルキアはこくこくと喉を鳴らす。
咽喉を下っていくギンの唾液は、まるで毒薬のように思えた。
射抜くような瞳でにやにやと見据えられて、自然にじっとりとした汗が背中を流れる。
蛇に睨まれた蛙そのままに、硬直し微動すら出来ない。
「…兄様……」
咄嗟に口をついて出たルキアのその言葉は、だがギンの嫉妬心を再び燃え上がらせる効果しか無かった。
「来ない、ゆうてるやろ」
凍りつかされてしまいそうなほど冷たい、不機嫌極まりない声でそう言って、彼女を抑えつける。
鉄格子に再び背中を押し付けられて、ルキアは全く身動きが取れなくなる。
「あの阿呆兄貴はな、ボクがキミ犯しに行くん知っても、止めもしなかったわ」
「う、嘘を吐くな……! 兄様は、兄様は……」
そんな方ではない、と。そう反論したいのに、唇は無言のままだ。
それが事実であることを、ルキアは心の奥底で敏感に感じ取っていたからだ。
……市丸の言っている事は、真実なのだろう。
幾度肌を重ねても、一度としてあの方は私自身を見て下さった事などない。
兄様にとって、所詮私は緋真様の代用品でしかないのだ。
そしてそれを分かっていて尚、そうであっても構わないからと、自分はあの方を愛したのだから。
「それでも」
震える声で、ルキアはギンに告げた。真っ直ぐの瞳が、眼前の彼をしっかと捉える。
「兄様は、優しい方だ……。貴様とは違う」
奥様を亡くしたことで、その怜悧な心をバラバラに壊してしまった兄様。
ただ面差しが似ているからという理由だけで、私をお引取りになった兄様。
それほどまでに奥様を愛していらした、優しい優しい、愚かなほどに優しい兄様。
「玩具だろうと代わりだろうといいのだ。あの方のお側に居られるのなら、私は……」
自分の考えの自虐さ加減に、嫌気がさした。
それでも、その思いは純然たる真実で、だからこそ余計に救われがたかった。
「馬鹿やな」
突然に、ふわりとギンの片手がルキアの頬を撫でた。
その手つきが、普段とは比べ物にならないほど優しいことに、ルキアは気づかない。
ギンの掌に触れられて初めて、ルキアは己の頬に涙が伝っているのを知った。
戸惑うルキアより先に、ギンの指先がその雫をそっと拭う。
「……ホンマに、馬鹿な子ぉや」
ギンの両腕が、ルキアの肩に回される。
温かい人肌が、ルキアの折れそうな細い身体を優しく包む。
惹かれた理由が、今なら分かる。
彼女は自分と同じなのだ。即ち、勝ち目など最初から一分も無い、不毛な恋をしている点において。
亡くなった妻を未だ愛する白哉。彼を恋うルキアと、そのルキアを欲する自分。
歪な四角関係の中でその恋心が一生報われないという点で、自分達はよく似ている。
彼女の髪をかき上げる。露わになった額に落としたキスは、ふわりと穏やかだった。
突然の予期していなかったその行為に、不快さよりも驚きが大きかったのだろう。
きょとんとした顔で自分を見上げるルキアの可憐さに、心から愛しさが込み上げる。
「怖いことはせんよ。痛くもしない」
言葉の通り、ギンはルキアの手を戒めていた拘束を、するりと紐解いた。
簡単に逃げてしまえるようにされて、ルキアはむしろ逆に戸惑う。
「何故?……っ! 」
不思議そうに眉を寄せた彼女を抱きすくめると、ギンは彼女の問いに答える代わりに唇に口付けた。
先ほどの乱暴なキスとは違う、軽く啄ばむ様な淡やかなキスだ。
そのくせ、二人の間をつぅっと橋渡す唾液の糸は妙に嫌らしい。
驚いて相手の顔を見つめるルキアに構わず、ギンはすっとその場に膝を突いた。
ほの白い足の甲に、ちゅっと音を立て唇を寄せる。
従者が永遠の忠誠を誓うようなその体勢に、ルキアが不可解そうな面持ちでギンを見下げる。
その表情をどこか照れくさそうな顔で見上げながら、ギンは己の唇を、徐々に高い位置へと上げていく。
脛と踝、ふくらはぎ、そして両腿の内側に。
キスマークの付けられる箇所が少しずつ上がっていく度に、ルキアがびくんと脚に力を込める。
その反応が楽しくて、ギンは幾つもの跡をそこに残した。
蝋のように滑らかな肌の表面に点々とつけられた赤い跡は、見るからに官能的だ。
舌の感触と、下から見上げられている妙な感覚とに身悶えしながらも、なぜかルキアは動けずにいた。
もう、手の戒めは解かれているというのに。
しかしその口唇が恥毛の内を掻き入ろうとしている段になってはじめて、ルキアははっと我に返る。
「……っ、そこ、は…」
慌ててぎゅっと両足を閉じようとするが、快楽に痺れた身体には力が伝わらない。
だらりと開いたままの足の間を、ギンの長い舌がぴちゃぴちゃと押し進んでいく。
「あっ……そこ、は駄目、だ…っ」
そう言いつつも、いつの間にかルキアの両手は縋るようにギンの頭部を押さえている。
それが二人を更に密着させてしまう行為だと、快感に侵された頭では考えられないらしい。
「……んっ、ふぁ、ぁあっ!!」
そこからぐちゅぐちゅと溢れる透明な雫を、ギンは上等の甘露のごとく美味そうに舐め掬う。
「やっ、いち、まるぅ……ひぅっつ」
指だけでも達してしまった敏感な突起をずずっと吸い上げられ、ルキアの声に悲鳴が混じる。
勃起したそこをちゅうちゅうと吸引されて、ルキアの呼吸は荒くなる。
「ふ、ぁっつ、や、だぁ…」
痛みは感じない。けれど、ねちねちと甘く噛むその感覚は、痛み以上に体を苛んでいく。
「気持ちええ?」
訊ねられ、反射的にルキアの頭がこくんと上下に揺れる。
その反応を満足そうに見据えて、ギンは愛撫を更に激しくした。
尖らせた舌先をルキアの最奥に突き入れて、幾度も出し入れを繰り返す。
中まで入ってくる舌はルキアの秘部を陵辱し、襞の一枚一枚まで確認した。
皺の数でも数えているかのように丹念に、時間をかけ内側からルキアの理性を溶かしていく。
「っひ、市丸、いちま、る……」
羽織の肩口にしがみ付く、弱弱しい手つきが愛らしくて仕方ない。
布地にぽたぽたと落ちる水滴は、もしかして快感の涙なのだろうか。
ぞくぞくとする思いと共に、ギンはルキアのそこから舌を引き抜く。
絶頂の少し前で行為を止められたルキアは、安堵よりも躊躇いの大きそうな顔でギンを見る。
その顔に嫌でも嗜虐心を喚起されて、ギンはわざと可虐的な言葉で訊く。
「入れてほしい?」
そう訊けば、当然ルキアはふるふると頭を横に振る。
けれど、否定の仕草は妙に力なさ気で、それが真実でないのを簡単に見ぬかさせる。
「へぇ、ホンマに?」
ルキアの蜜で既にしとどに濡れた人差し指を、ギンは少しだけ彼女の中に埋める。
第一間接のあたりでとめてくいくいと動かせば、その刺激にルキアは呆気なく喘ぐ。
「……はぅっ、ひ、」
「なら、ここで終わりでええんや」
くちゅくちゅと膣内の指を軽く上下に擦らせれば、ルキアの声はますます大きくなる。
立っているのが辛いのか足が軽く弛緩し、ギンを頼るようかのにしがみ付く握力が強くなった。
「やっ……」
ギンの空いた片手が、ピンピンに勃っている乳首をくりっと摘み上げた。
奥壁を突くのと同時に扱かれて、快楽に支配された瞳が涙で揺らめく。
小さな胸をすっぽりと収めたギンの掌が、卑猥な動きでルキアのそこを弄ぶ。
先をつまんでぎりぎりまで引っ張ったり、そこからピンと離してみたり。
そうする間も、中を広げ陵辱する指先は、止まらずにぐちぐちと動き続ける。
その刺激で完全に快楽の海に溺れ落ちたルキアが、蚊の鳴くような声で告げる。
「……市、丸っ。…」
その哀願を含んだ口ぶりに続く言葉を予想して、ギンは故意に動作を停止した。
煽るようにして、ルキアの中から引き抜いた指をべろりと舐めて見せる。
「何? ルキアちゃん」
「っ、……お願いだ、から」
注意していなければ聞き落としてしまいそうなほど小さな声で、ルキアは唇を震わせる。
火の点いた身体で快感に耐えることほど、苦しいものはない。
どれほど嫌悪する男が相手であっても、それは、生理的に仕方のないことだった。
「……して、くれ」
羞恥に、目元が赤く染まっている。
それを見たギンは、にこりと笑って、手早く着物の前を肌蹴させた。
そそり立つ物をルキアの腹に押し当てると、熱く硬いそれの感触に、彼女は息を張り詰めさせた。
「ええんやね」
その問いに、俯きながらも小さく頷く彼女を確認すると、ギンはルキアの両足をぐいと割り開いた。
濡れた秘園に猛った性器が宛がわれ、思わずルキアが瞳を閉じる。
一息に中を貫けば、ルキアの苦しそうな吐息がギンの胸元をくすぐった。
狭いその奥に、ゆっくりと腰を進めていく。
ざらつく中の感触は心地よく、すぐにでも強く突いてしまいたい衝動に駆られる。
それを我慢して、まずはゆるゆると、結合を慣らすように軽く揺さぶる。
「あ、ふっ……」
痛みと快感に挟まれて、ルキアはびくびくと全身を痙攣させる。
その身体を抱き留め、柳腰をぎゅっと引き寄せて、ギンは少しずつ突き上げを強くしていく。
深く挿入されたまま、ガツガツと腰を打ち付けられて、ルキアの口からは嬌声が絶えず溢れ出た。
「ひ……あ、くる、し……っ」
とうとう立てなくなったのだろう。そう言いながら、ルキアは足を折って崩れ落ちそうになる。
その痩身を容易に抱え込むと、ギンは両腕で彼女を抱き上げた。
いっそ細すぎるほどのその身体は、至極簡単に持ち上がる。
「や、嘘だっ……!」
挿入されたまま地に足の着かない不安定な体勢にされて、ルキアは身を竦める。
けれど構わず、ギンはそのまま、再びルキアを突き揺らした。
「……っん、あ、んんっつ!」
今にも落ちてしまうんじゃないかと不安になる浮遊感が、ルキアを襲う。
その恐怖から逃れるため、彼女はギンの首に両腕を回しぎゅっと密着した。
「いちっ、まるぅ……」
名を呼ばれたギンは、それに答えるかのように激しく、ルキアをぐいぐいと突き上げた。
貫いた性器の奥の奥まで自分の精液で汚してしまいたいという思いが、後から後から湧き上る。
腕の中のルキアの身体は小さく、ギンの強烈な攻めに壊れてしまいそうだ。
ギンの一物が中で擦れる度に、ルキアの全身は硬く強張って緊張する。
「っ、駄、目……も、う」
途切れる言葉に、ルキアが言葉をまともに発するのすら難しいのだと分かる。
間断なく続けられるギンの行為は、ルキアから意思と意識を少しずつ奪い去っていた。
ギンの動きに翻弄され、ただ嬌声をあげること以外何もできなくなっていく――。
もはや失神しかけている彼女をそれでも手放すことはなく、ギンは一心に攻めを続けた。
行為の根底にある自身の気持ちを、――彼女への想いを打ち消すかのように必死に。
「ひっ、あ……んぅ、」
絶頂が近いらしく小刻みに身体を震わせる彼女を、更に強く抱く。
眼前で露になった真っ白の喉元に、吸血鬼のように歯を立てると、ルキアがぶるりと打ち震えた。
それに合わせて、限界まで進められた腰を激しく打ち上げる。
「っ、ひ、ぁ、あっ、…さま、……ぃさまぁっ!!」
ルキアが達したのに少し遅れて、ギンもまた、その奥に精をぶちまる。
白濁したそれがルキアの内部を汚して、太腿伝いに脚を落ちていった。
「……結局、最後までそうなんやねぇ」
皮肉混じりな顔でふっと苦笑して、まだぼうっとしているルキアを一瞥する。
吐精後の気だるさと同時に覚えた言いようのない不快感の理由が、彼女の最後の言葉にあったのは明白だった。
しかし、恐らくルキアは自分がその男の名を口に出していた事すら気づいていないのだろう。
彼女にとって、彼はそれほど絶対的な存在であるから。
それこそ、目の前で自分を抱いている男などの何倍も。
「まるで、道化やな……」
呟く言葉に、首を傾いだルキアにそれ以上は何も言わないで、ギンは牢を出た。
一度だけ振り返ったその先に居た少女は、まだぼんやりとした瞳でこちらを見返していた。
* * *
あの日から、数日が経っていた。
あれ以来、ギンはルキアの牢に顔を見せてはいなかった。
けれど、最後に一度だけ。もう一度だけ会いたかった。
移送中の彼女を狙って、ギンは普段の表情を貼り付けたまま話しかけた。
周囲には他の死神がいる。
自分達にだけ分かるように『ボクとキミの仲』と口にすれば、瞬間、彼女の表情は色を変えた。
……それで、いい。
先ほどまでのキミはもう、死ぬ覚悟を決めた顔をしていた。
けれど、もっと足掻け。生きたいと願え。キミがそう願うなら、ボクは――。
「……助けたろか?」
彼女の耳朶に頭を寄せてそう告げる。
鼻を近づけたその髪から香る甘い匂いに、こんなときだというのにまた欲望が込上げた。
「どうや?ボクがその気になったら今スグにでも助け出せるで。キミも阿散井クンもそれ以外も」
驚愕と懐疑と、そして一縷の希望を宿した瞳が、ギンを真っ向から貫く。
怯えの中、僅かに心に芽生えた期待を押し殺そうとしているのだろうか。
ルキアは、決定的な言葉を口にしてしまうのを恐れるかのように、唇をぎりりと噛締める。
……どうして、そう依怙地になるんや。
キミには、死ななあかん理由なんて一個もないのに。
キミの刑は、僕らのエゴによって作られた偽物であるのに。
逃げたいとそう言ってくれたら、阿散井恋次もあの旅禍の少年も助けてあげる。
『助けて』『死にたくない』と、今この場でみっともなくボクに泣き付いてくれれば、
きっと、ボクは全てを捨てて君を救ってやるというのに。
……死神としての誇りやら職務やら。そんな物はもう、当の昔にどこかへ打っ棄ってしまった。
けど、ボクの中に唯一残っているあの人への忠誠心も、キミのためなら惜しくないんや。
キミの命のためなら、キミが生きているという事実が残るのなら、計画なんてどうなっても構いやしない。
そう言い切ってしまえるくらい、ボクはキミを愛しているから。
――お願い。どうか、どうか今だけはボクに頼って。
心中で、祈る。彼女がただ一言その言葉を、自分の前で宣言してくれることを。
崇拝してきた隊長を裏切ってでも彼女を生かす理由を、ルキア自身が作ってくれることを。
けれどこんな局面で彼女が、心底毛嫌いしている自分に頼るはずもない。
そんなことは言う前から百も千も承知だったから傷つきすらせず、冷たい作り笑いを浮かべてギンは呟いた。
その微笑がどこか悲しげな物を含んでいたのに、しかしその場で気付いたものは居なかった。
「……嘘」
小さな頭をぐいと上向きに引き上げてそう言えば、ルキアは愕然に瞳を見開いた。
触れた身体は、数日前より確実に痩せ細り、このまま折り殺してしまえそうに思える。
その思考に、いっそ、そうしてしまえたら、と黒い欲望が押し寄せるのを抑圧し、彼女から離れ背を向ける。
恐らく見てなどいないであろう事を了承しつつ、振り上げた手を左右に軽く振って別れの挨拶に代える。
「バイバイ、ルキアちゃん。……次は双極で会お」
告げて去り行く背後から、彼女の叫びがこだました。
絶叫と同時に崩れ落ちる身体の、線の細さが痛々しい。
もう一度そちらに走り出して、抱えて逃げてしまいたい衝動に駆られる。
それを抑え、けれど彼女と離れてしまうのが惜しいかのようにゆっくりと、時間をかけギンは橋を渡った。
もうあの橋の向こう側に戻れない。彼女を守ることも、出来ない。
なにせこれから数時間もすれば、自分達が彼女を殺すのだから。
……神様がいかに無能な存在かよくよく知っているけれど、それでも今は縋りたい。
誰か、あの子を助けて下さい。
阿散井クンでも、旅禍の少年でも、或いは――。
* * *
最後に『その男』の顔を想起したのは、どうしてだろう。
ありえなさ過ぎて、いっそ笑えた。
彼が、自身を捨ててルキアを救おうとするなど、ある筈が無いのに。
市丸ギンはそう思い、小さく小さく舌打ちをした。 (終)
やっぱり長すぎた……orz
その上、予想以上にエロが鬼畜にならなかったですね。
せっかくギン相手なんだから、もっとえろえろぐちゃぐちゃなのを書くつもりだったのに…
……………… (゚Д゚) ………………
凄すぎる…! 超GJッ!
>26よ、ありがとう!!!
神GJです!新スレ立ても乙です!!
ただエロいだけじゃなく切なくていいなぁ…
原作でもまたルキアたんとギンの絡みあったらいいのにな
結局あの意地悪は何の意味があったのかわからんし
神GJ!!!
神のギンルキで切ないエロ、どうしようもなく萌えてしまいました
ギンルキ好きになっちまった・・・!
もし機会があれば、また書いて頂けると嬉しいっす!
えろえろぐちゃぐちゃで(*´Д`*)
ルキアたん(*´Д`)ハァハァ
ルキアたんまだかなぁ…
次回のジャンプでるかなぁ(´・ω・`)
神乙です!
ギン切neeee!!!!
ルキアたんが実は○○で、ギンはそれを知っていて見守ってる存在
みたいな展開キボン。兄様が庇った時も実はわざと急所をはずしてたとか
>>31 次回はムリポ
ルキアたん大活躍は絶対に来る、来るから今は耐えて待つ
ルキアエロ可愛いよルキア
>>34 乙!!
OPの服、原作の時は織姫が上に居たから分からなかったけど
ズボンだったのか
上から3列目のルキアタンが可愛い
みんな、海→ルキアは好きそうか?
読みたいか?
今書いてるんだがだれちゃって筆が進まん。
みんな、俺に力を分けてくれ。
なあ、今日見てなかったからわからなかったんだけど一番右下の画像ってなんの場面?
すごく気になる
*神いつも乙です!死神図鑑のルキアたんの反応が可愛すぎる…
>>37 神降臨の予感!
負担にならない程度にだが出来ればぜひ書いてくれ。ワクテカして待ってるよ!
>>37 少なくとも俺は好きだぞ。
ここでは声には出さなくとも密かに待ち望んでるやつも今までからすると多いだろうとおもう
だれる気持ちはすごくわかる
俺も正直だれちゃって途中で書くのやめたしな
途中で終わってる神もそういうの多いとおも
だから落とす場合には最後まで書いてしまったほうがいい
読む側としては結構ツラいかも
俺はもう書く気ないからいいけど、読む側にひとつ言いたいことがある
神にはよくよく感謝しろよな。下手だろうが上手だろうが結構書くの手間かかる
もちろん神にはルキア萌えで書いてる気持ちが大部分だと思うが
やっぱり書いた後にレスがない・ほとんどないってのはさびしい
別に2,3レスで足りないのか、ってわけじゃない
たださ、せっかく頑張ってみんなで萌を分かち合おうと書いたのに
「神キタコレ」「GJ!」の2レスで終わったりしたらやっぱりなんか寂しい
漫画家とかがよく言うように、動力源は読者からの応援だよやっぱり。
いくらルキアが好きでも応援なしでそうずっと書ける奴なんていない
特に最近はこれらの単調レスのすぐ後に話題かえてもうそいつは終わりみたいなことがよく見られる
感想なんてな、GJや神!!!なんて書かれるより意見を一文でも書いてもらえた方が嬉しい
まあ普通の小説掲示板とかだったらレスがあるだけマシ、で終わるが、ここはそんな場所じゃない
神に投下『してもらってる』んだ。そのことを念頭に置いておけよ。
長文スマソ
でもこれはただ自己主張とかじゃなくて真剣な忠告だからな。
ここにいるのはおとなだと思ってるからガキみたいに「〜まで読んだ」で済ませないようにな
>40
確かに、神に書いて頂いていることに対しての感謝の気持ちが薄れちゃいかんな
俺ももっと神が喜んで小説投下できる様に気持ちよくお迎えするよ
42 :
37:2006/05/04(木) 00:20:00 ID:???
なんか俺がだれたとか言ったせいで流れが変わっちゃったなスマソ
>>39>>40トンクス!頑張って書くよ。よければ待っててくれ。
でも自分は書きたくて書いてるから、嘘じゃなければGJ!だけでも全然構わない。ギスギスすんのも勿体無いし。
自分からすれば、よんでもらってる、だしな。
小説スレじゃなくてルキア萌えスレだしな。
確かに神への感謝の気持ちは大事だな。
ただ、いつもこのスレを覗いてるわけじゃなくて貯まった作品を休みの日にまとめて読んだりするから
レスするタイミングを逃してしまうことが多々あるんだよ(´・ω・`)。
そういう時でも感想書き込んだほうがやっぱいいのかな?
>>37 一度書くの止めるとなかなか上手くいかなかったりするよな。
自分がのってる時に一気に書いたり
ちょっとずつ書き足していったり、
自分に合ったやり方を見つけてマイペースにやっていけばいいのでは。
完成したら是非読ませて下さい( ・∀・)
ルキアたんイイ(・∀・)!!
ほんとにな
>>42 海ルキ楽しみにしてます
鬼畜かホノボノかwktk
前スレの一心ルキアがツボって夢にまで見た
「おじ様」「医者」「白衣」はエロ杉(*´Д`)ハァハァ
一心ルキア良かったな〜
親子丼とか読んでみたい・・・
ってルキアたん壊れちまうか
前スレで一心ルキア投下したものです。
ちょっと微妙なカプだったので正直ビクビクしてたんだわ。
>>46>>47さん、他にも前スレでレスくれた方々ありがd。
以前にもいくつか投下したことありますが、
たしかに
>>40さんの言うように、レスが多ければ励みになります。
少なかったら、イマイチだったかなーとか思うし。
もちろん励みになっても、
自分の中に萌えが出てこなければどうしようもないのだがな。
自分もホントに面白いと思えばレスするようにしてるし。
>>48 神乙です!
あの一心ルキアはエロかった(*´Д`)ハァハァ
新作も楽しみにしてます
親子丼、鬼畜変態何でもバッチコイです
折角病院に居候してるんだ、ルキアたんに
ナース服でお医者さんプレイをして欲しい
患者失恋にルキアたんが治療もしくは医者一心と(ry
恋ルキ読みたい・・・。
51 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 03:17:55 ID:Hg1wTHYO
>患者失恋にルキアたんが治療
よ、読みたい(*´Д`)ハァハァ
逆でもいいかもな(*´Д`)ハァハァ
ごめん、あげてしまったorz
妄想してみた
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
ルキアにメイド服を着させる。
ル「どうだ似合うだろう」
男「世話される側のお嬢様がメイドなんて似合わないつーの」
ル「うっ…少しくらいなら料理、洗濯とか・・・」
男「それだけじゃねーよ、夜のお相手とか喜ばせるのがメインだ!!」
ル「夜のっ/////」
男「出来ないなら、メイド服を着る資格は無いなぁー」
ル「そ、それくらい私だってできる!少しは・・・たぶん・・・」
男「ほー、じゃあ俺が御主人様なw」
これで半年頑張ったまだまだ戦える(*´Д`)ハァハァ
>>54 おまえ最高wwwwwwwwwテラツヨスwwww
一緒に頑張ろうwww
57 :
*:2006/05/09(火) 21:51:00 ID:???
>>57 *神乙です!
今日のルキアたんはおっぱいでかいな(*´Д`)ハァハァ
そして布団に正座するルキアたんカワイス
アニメまだ観てないが、神の画像を見ると
もしかして織姫と寝室一緒なのか(*゚∀゚)=3
>>54 天才
*神乙!
今日のルキアたんはちょっと大人ぽくていいな(*´Д`)
>>54 ちょwwwwwwwwwwwお前最高wwwwwwww
俺も負けずにルキアたんで妄想するぜ(*´Д`)ハァハァ
60 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:41:56 ID:0KGU9hEQ
>>54 強いなwwその姿勢を見習うことにするwwwww
>>57 乙です!!
萌えスレ>32の*神にささやかな萌えを感じた
あげるつもりはなかった、申し訳ない・・・
るきあたんが好きです
大好きです
>>57 乙です(*´д`*)ハァハァ
しかし真ん中の上から二番目の画像、ルキアたんと失恋の大きさの比率に吹いたwwww
だめもうルキアたん可愛いヤバイ
失恋や兄様と並んでるとルキアたんの小ささが際立って良いな…。腰も腕も細っこくて可愛い
失恋とルキアたんで(*´д`*)ハァハァな俺だが、冷静に考えてみると
サイズ的に無理がある組み合わせだな
頑張れば無理なことはないと思うが、ルキアタンは大変だろうな(*´Д`)
辛いのに平気だと言い張ってそうだ(*´Д`)ハアハアハアノヽアノヽアノヽノ \ ア/ \ア
その観点だと一番スムーズそうなのは水色あたり?年上キラーだしなww
日番谷やジン太でも(ry
もれは苺とルキアたんで(*・∀・*)
失恋よりは小さいだろうw
兄様は多分バズーカwww
バカヤロー
俺のが一番ルキアたんにぴったりです
い、いや別に小さいというわけじゃないぞ
ただあのそのサイズ的にいやえとこの…
もう若くはないが俺の叔父と叔母は身長185と145で子供5人もいたから大丈夫なんじゃないか?
でも死神って平均身長高いよな…その中でちっこいルキアたん萌え
初めは辛いかもしれないけど、徐々に馴らしていけば大丈夫じゃないか。
>>70 ちょ、おまWWWWWW
>>71 ときどきいるよな、凸凹カップル。
しかし子供5人とは…伯父さん張り切りすぎ(*´∀`)б)´Д`*)
>>71 その叔父さんになら、ルキアの良さがまるっとお見通しに違いないよ!(ノ´∀`*)
>>70 世界一かわいそうな70のいるスレはここですか?(´・ω・)
>>72 慣らしていく情景を想像すると、それはもう(*´д`*)ハァハァハァアハァ
ナニの大きさが身体の大きさにキチンと比例しているという訳でもあるまい
…………ゴメン、失恋…
ある程度は比例してるらしいぞ>大きさ
死神の男どもはみんな背が高いから、まあポークビッツはないんじゃないかw
それよりルキアは狭くて名器だと思うのだが(*´∀`*)
私的経験則だが、体育会系の野郎は、身長比率で見たときに
(((´・ω・`)カックン…ってヤシはあまりいなかった希ガス
きっと失恋もそれなりの大きさはあるに100リラ
>>75 今の彼氏は背は高いが、ナニはt(ry
だが愛s(ry
メジャーで44センチ測って失恋から見た時のルキアたんのサイズを確認してみた…。
ちっちぇ〜かわえぇ〜最高だなwww
押し倒されたらひとたまりもないな・・・ (*´Д`)ハァハァ
幼馴染だからルキアたんも隙が多そうだし (*´Д`*)
失恋うらやましいよ失恋
でも押し倒せないのが失恋クオリティ…
俺もだいたいルキアたんと40cm差だが
ルキアたんの頭どの辺に来るんだ?
まったく失恋は馬鹿野郎だ…。早く押し倒せよ…
ルキアたんの頭が胸の下辺りにくるはずだ
胸のしたか…ぎゅってしてーーーー(*´Д`)
胸の下…って事はルキアたんの胸は下腹部辺りに当たるって事でよろしいんでしょうかね?
失恋は40年間何もせずにいて今更押し倒せるのかどうか
一護の方が意外と上手くやりそう。
昼は失恋、夜は一護か兄様になりたい。市丸とかでもいいかも。
胸の下・・・つーと腹の辺りか
あまり小さすぎても困るwwwwwwwwww
でも押し倒す(*´д`*)
そこでルキアタンが攻めにまわるんですよ。
あれだけの体格差があってもルキアタンが乗っかってきたら
退かすこともできなさそうだ(*´Д`*)ハァハァ
失恋とは野良犬時代に成り行きで何度かやってると予想・・・
ルキアたん軽いんだろうなぁ・・・持ち上げたらひゃぁとか言いそう
学院時代の寮はこっそり入ったり出来なかったのかな。
> 持ち上げたらひゃぁ
たまらん(*´д`*)
>>87 そんなもの禁止されていても入るのが男だ!
案外ルキアが失恋の部屋に行くとかありそうだ
犬吊時代はずっと一緒に寝てたから「眠れん!」とか言って
やって来たら(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
失恋の前で普通に着替えるルキアたんww鈍感な所も萌える
あの身長差じゃルキアが恋次見るときはいつも上目使いだな
>>89 ルキアたんからお誘いかよ!最高にテラウラヤマシス(*´Д`)
でも寮とか壁薄いから大変だな。声とか物音聞こえまくりだ
男寮は女よりセキュリティーは甘いが建物ボロくて壁も薄いところ多いからな
バレないように必死に声こらえるルキアたん萌え(*´Д`)
なんつーかやっぱり幼馴染はいいポジションだな
特典がいっぱいだ
チャッピーの人形抱いて涙目で「眠れぬ…」とか言ってたらテラ萌え
>>92 あああああああああぁぁぁああもぉぉおお、
お前のせいで萌えすぎて寝れる気がしねぇえぇぇぇwwwwwww
萌え死ぬwwwwwwww
ルキアたんのためならチャッピーの着ぐるみだって着こなしてみせるぜ
風邪ひいた失恋になりたい…
おでこ合わせあって熱測ったり
タオルの絞り方がヘタクソでもおでこにそのままベチッってのっけたり
薬でむせてる背中トントンしてくれたり
最後は疲れて失恋の胸元で寝てるルキアたん(*´Д`)ハァハァ
ここを読んで妄想に取り付かれてエロ駄文書いてしまったorz
駄文過ぎて途中で挫折したorz
>>97 ネ申ありがd!!
失恋ガンガレ・・・そして気が済んだらちょっと俺と代われ(*´Д`)ハアハアハアノヽアノヽアノヽノ \ ア/ \ア
俺は代わらなくていいから、ルキアたんの空いてる上半身を貸せ (*´Д`)ハァハァ
俺は前か後どちらかでいいですとにかく混ぜろ(*´Д`)l \ァ l \ァ
失恋に後ろからされてるルキアたんのあごに手をかけて上を向かせ、
俺のを咥えてもらいたい (*´Д`)
って、一角がいってた。
か、神!
これはなんつー同人誌ですか?ヒントでいいので教えて下さいお願いします
教えて厨でスマソ
パスは?
ここって、板違いなんじゃ?
エロパロと間違えてるよね?
>ローカルルール
>●ここはキャラクターに関するエロとネタを語る板です。
>『単独のキャラ萌え談議(キャラ小説を含む)』や『キャラなりきり』などの用途に利用できます。
だからOK
>>96 お前を応援している!頑張れ!!
板違いアゲ
エロパロスレの意味ナシ
多分こっちのスレだったと思うんだが
前うpされたルキアたんみたいなドット絵のやつ
なんかのネトゲのカスタマイズキャラだな
こっちじゃないぞ
釣りだろう。ほっとけ
ほどよく色々ネタ議論が出たし
そろそろ神光臨期待(・∀・)
話は変わるが
俺はルキアたんがどうしてあんなにギンを恐れていたのか、凄く気になる。
もしかしてナニかあったのかと。
冗談抜きで、あの描写はそういうのを匂わせているような、いないような、
いろいろエロいこと考えてしまうのは俺だけですかそうですか
エロパロスレへ帰れ!
>>112 ルキアたんに蛇が絡まりつく描写はエロかった(*´Д`)ハァハァ
怯えるルキアたんに隊舎の裏で色々エロイ事してそうだ
また絡みがあるといいな
>>112 私的には、ギンとルキアそのものが何かあったわけではなく、
ギンは、白哉とルキアの関係を知っていて、それをネタにルキアを脅して遊んでいたんじゃないかと思っている。
わざと「昨日の夜もお兄さんと一緒やったん?」とか聞いたりして、
ルキアが顔赤くするのをにまにま笑って見てるような
まぁなんだかな
ギンとルキアではエロい妄想し放題だよな
ナニがなくともエロいよアレは
藍染に首輪掴まれてひきずられるルキアたんでおっきする俺はどう見ても変態ですorz
その後の失恋にお姫様抱っこでもおっk(ry
首輪はエロいよな
でも首輪で引きずるかお姫様抱っこだったらお姫様抱っこの方をしてあげたいww
失恋はあのまま逃げ切れたらどうする気だったんだろ
毎日2人きりならやり放題じゃないか
失恋は報われないところがいいんだがな
今でも童貞ってのがいい。それでこそのルキアたん命だろうw
だからルキアたんは今でも処女ですお
兄様がいますお
大好きな嫁と同じ顔の義妹と一つ屋根の下だお
兄様も男ですお
一護もいるな…。
くっそ一護と兄様羨ヤマシスorz
ルキアが処女のままであの匂いたつような色気を放っていたならすごいな。
やっぱ流魂街時代に(*´Д`)ハァハァ
ところで保管庫の更新はまだなのだろうか?
ほどよく萌え話に花が咲いている今、神々の作品を読んで(*´Д`)ハァハァしたいのだが。
管理人さん忙しいのだろうか…
キモイ板!違い!
誤爆か?
自分がキモいと知りながら萌えている俺…
少し前からいる変な釣り氏だ。スルーしとけ
2次元キャラに萌えてる時点で皆キモヲタだw
>>118 俺は両方だ!飴とムチを使いわけるんだ(*´Д`)ハァハァ
言われてみればルキアたんは
処女喪失危険期を3回くらい過ぎてるんだな…
流魂街(危険度80%)
朽木家(危険度150%)
黒崎家(危険度100%)
個人的に朽木家がいちばん危なさそうだ
>>128 それは一緒にいる野郎の危険度だなww
流魂街では失恋意外にも大人が居るからもうちょっと高そうだ
でもやっぱ失恋達が守ってくれたんかな
危険度なら流魂街が一番高いだろw200%ぐらい
年頃になってどっかの大人たちにレイープされそうになったり
ひんぬー専門の遊郭に売り飛ばされそうになるルキアたん(*´Д`)ハァハァ
>>124 保管庫の中の人ですが
す、スマソ…忙しくてまだ手がつけられていない状態です…
しばらくそんな状態だと思うので気長に待ってやって下さい…
132 :
*:2006/05/16(火) 21:48:47 ID:???
133 :
*:2006/05/16(火) 21:52:34 ID:???
保存できなかったのが6×7、です。
ルルルルキアたん…(*´Д`)ハァハァハァ
>>131 保管庫の人いつも乙!
いつでもいいんでお願いします。マジで感謝
>>132 *神乙
ルキアたん可愛杉(*´Д`)
板違い、エロパロスレへどうぞ。
1つ聞きたいんだが、チャッピーはネタとしてありか?
ルキアと恋次の煮え切らない関係にやきもきしてたチャッピーが
ルキアが居なくなったある日、ルキアのフリをして恋次に色仕掛け、
煽りまくって…って言う救いようの無いネタが浮かんだんだorz
>>131 いつも乙です マターリお待ちしてます
>>132 *神乙です
ルキア可愛いよルキア
>>133 俺的には全然おkだ!
最終的には3pキボンヌ
>>132 *神いつもありがd!!
残りもお待ちしてます(*´Д`)
>>137 自分はやっぱりルキアたんがいい
が、あくまで一意見として聞いてくれ
>>137 その後ルキアたんがコソーリ現場発見
激怒するがチャッピーに煽られて3Pなだれこみ
二人に攻められて泣いちゃうルキアたんとか
できればルキアたん入れて3Pが希望(*´Д`)
これも一意見ということで
>>140 二人に攻められ泣いちゃうルキアたん…テラモエス(*´Д`)
ところで今日のアニメを見て何かノバルキに萌えてしまった……
誰か同志&神はいないものか
チャッピーに襲われるルキアたんもいいじゃないか。
失恋とか兄様が影から真っ赤な顔して見てる
143 :
*:2006/05/17(水) 00:00:50 ID:???
>>141 神じゃないがここにいる。
見た目もキュウリに似てるし、ルキアたんの好みに合うんじゃないかと思ったり>ノバ
事の最中でも無口なノバに、涙目でおねだりするルキアたんとか妄想しながら
眠りに就くとする。
ナーーーーーーーーーーーーウ!! …すまんorz
>>142>>143 このネタで神を待ってまつ
もちろん恋ルキチャピの3Pも見たい
ていうかルキアたんなら何でも(*´Д`)ハァハァ
>>142 失恋は同意だが、兄様は我慢出来ずにカメラ片手に無表情で乱入しそうだw
自分が、壊れ気味と自覚したw
>>143を読んだ時に、
ぬいぐるみノバを突っ込まれるルキアタンを連想してしまったorz
兄様は内心は別として無表情に、ギンや浦原あたりは嬉々としてやりそうだw
>>146 ちょっwwwwwヤバスwww
ノバとルキアたんもいいかもしれん キュウリプレイは無しで
チャッピーとルキアたんの絡みは萌える
3Pじゃなくとも萌える
ノバはその気になればやり放題だな
ルキアたんが嫌がって逃げてもあの能力ならすぐ捕まえられるし
来週からはまた先週のような流れに戻るのか?
個人的にはこういうおマヌケな話も好きだ。
ルキアたんが出てれば何でもいいが…
ノバルキに萌えたのは自分だけじゃなかったんだなw安心した
誰か山爺×ルキア書いてくれ!頼む!!
しわしわ爺にヤラれるルキアにハアハア(*´Д`)
山示威にされたらルキアたんは汚れる…
マニアックだなw
板違い、エロパロスレへカエレ
>>151 山爺よりも市丸にされた方が、どろっどろに汚されそうだとオモ
ルキアたんカワイソス
だ が そ れ が い い
汚れてもルキアたんは(・∀・)イイ!!
ここの住民はSですか?
ルキアたんは汚れなんて似合わないよ。だって女神なんだから
Sですとも。
じゃあ逆に質問しますが>156、貴方が落としたルキアたんは、
犯されても凛としたたたずまいを崩さない、強く気高いルキアたんですか?
それとも、犯されているうちに自分から腰を(ryな、イケナイルキアたんですか?
ちなみに俺は絶対的に後者ですwww
ルキアたんは虐めたくなるんだよ(*´Д`)ハァハァ
まったくだ
いじめていじめて可愛がってあげたいです(*´Д`)ハァハァハァハァ
>>157 あ、俺どっちでも萌えるな
つーか犯されて、最後まで諦めず抵抗しまくるけど、無理矢理イかされちゃったりするの萌え
あ、Sだ俺
でもSなルキアたんにも萌えるからMでもあるかも
板違い!
エロパロへ帰れ!!!!
MだろうがSだろうが汚れだろうが女神だろうがルキアたんだから萌えるんだ!
…と豪語できる俺はもう末期ww
つーか板違いじゃないし
定期的に来る釣り師なんだからほっとけと
>>160 SなルキアたんならMに回ってもいい(*´Д`)
板違いにもほどがある
きっとルキアたんに嫉妬してるんだよwww
ルキアたんが逆ハーレム状態だからって嫉妬されちゃ困るなwww
ルキアたんは本当にいい子だよ
板違い
幸は薄い気がするが、そこもまたいいよな
幸薄いところがまたエロス
ほんと愛しくなるよ
>>171 名前はないが神乙です
うさぎに囲まれるルキアたんは可愛いな
エロパロスレへ帰りんしゃい
>>171 神乙です!
こっちじゃ明日放送だから、明日が楽しみだ!
そしてうさぎに囲まれ
あんな事やこんな事いたずらされるルキアたんを妄想…(*´д`*)ハァハァ
板違い
ルキアたんはMっぽ
ルキアたんは床の中じゃドMになると勝手に予想している
ルキアたんに顔を踏まれたい
踏まれながらパンツをおかずに抜きたい
キモスwwww
漏れはチソコをふみつけられたい
ヲェww
人それぞれだなwww
エロパロスレへ帰りなさい
ここの住人何人いるんだろー
(゚Д゚)ノ
いつもROMってる俺が書き込みに来ましたよノシ
テンコですか?
(*´Д`)ノシ
でも鰤読んでると、ルキアたんて本当に薄幸だな…
もっと泣いて欲しい
俺と俺の横に寝てるルキアたんもカウントしておいてくれ
違うよお前、それはチャッピーの入ったギガイだよ。
本物はここにいるもん。
YOUたち、エロパロスレへ帰っちゃいなよ!
もうルキアの義骸を量産しちまえばいい
一家にルキアたん一人?
でもやっぱり本物がいいと言ってみる
白ルキ投下します。
目を覚ますと、ぼんやりとした明かりに照らされた高い天井が視界に映った。
――――ああ、あのまま寝入ってしまったのだな。
そう思い当たりルキアはそっと頭を動かし、体の横半分に温もりを与える存在に目をやった。
ルキアの義兄は伸ばした片腕にルキアの頭を乗せたまま深い眠りに落ちているようだった。
適当に身につけている夜着の胸元は、全てにおいて端正な白哉に似つかわしくなく大きく開いている。
そこに触れようとルキアは指を伸ばしかけたが、起こしてしまうかもしれないと思い、その指をそっと握り締めた。
入浴後、白哉の部屋に呼ばれ、何度も求められ、交わり合った。
身動きすると、溢れるほどに注ぎ込まれた白哉の白濁が、ルキアの膣の中からどろりと零れる。
一護らが現世に戻った後も、特に白哉とルキアの関係に目立った変化はなかった。
とりたててあたたかい言葉をかけられるわけでもなく、白哉の気分次第で、以前と同じように体を求められ、事が済めば自室に戻される。
その繰り返しであった。
「死んだ妻に似ているから引き取った、そして死んだ妻の代わりに体を求める。」
それが、
「死んだ妻の妹だから引き取った、そして死んだ姉の代わりにその妹の体を求める。」
そのように、引き取った理由が最初に聞かされていたことと違っていただけなのだろうと解釈した。
いずれにしても、身代わりなのだろう。
そう解釈しなければ、苦しかった。
――――あのまま一護たちと現世に戻っても良かったかもしれぬな。
そっと溜息をついて、ルキアは上半身を起こした。
部屋に入ってきたときに着ていた夜着を探し、布団から少し離れた場所に放置されてあったそれを手繰り寄せようと布団から抜け出そうとした。
そのとき、突然、背後から大きな手に腰を抱かれた。
「あっ…?」
驚き振り向くと、寝ているとばかり思っていた義兄が、上半身を起こし、ルキアを抱き寄せ膝の上に載せた。
「に、兄様…」
「どこへ行く」
耳元で白哉が静かにルキアに問う。
「申し訳ありません、起こしてしまって…。そろそろ部屋に戻ろうかと…」
そう言う傍から、白哉の片方の手がルキアの小さな乳房を揉み始めた。
「あ、あっ、にいさ、んんっ」
振り向き僅かな抵抗を試みようとしたルキアの唇に白哉が口付け、舌を割り込ませた。
「ンンッ、んうっ、くっ」
舌を絡め取られ、唾液を流し込まれ、飲み込みきれないそれがルキアの顎を伝う。
眠気に加え、酸素が充分に頭にまわらず意識が朦朧とする中でルキアは先刻触れようとして思いとどまった白哉の胸元に指を当てた。
直に白哉の肌に触れることで、自分の蜜壷が白哉の白濁によるものだけでなく潤ってきたことを自覚する。
胡坐をかく白哉の方膝に跨るように座っているため、形を現し始めたクリトリスが白哉の膝に当たる。
はしたないと思いつつも、ルキアはそこにクリトリスをなすりつけるように腰をもぞもぞと動かした。
その姿を見た白哉は唇を離し、ルキアの体を背後から押し、両手を布団に着かせた。
当然、ルキアのクリトリスは白哉の膝に当たったままである。
「ア、兄様っ、あっ、ああんっ」
白哉が何もしなくとも、ルキアは自ら腰を動かし、クリトリスから快感を得る。
「淫らなことだ、自ら…」
低く耳元で囁きながら、白哉は両手でルキアの両の乳房を滅茶苦茶に揉む。
義兄に自分の痴態を揶揄されても、ルキアは自分を止めることはできなかった。
もどかしいような快感を少しでも手に入れようと、涎を垂らしながらも腰を振り、喘ぎ続けた。
「あ、アアアアアアアッ、っ、」
白哉の指がルキアの両乳房の頂点の薄桃色の突起を強く摘んだとき、ルキアは一層高い声を上げてがくがくと華奢な体を震わせた。
上半身を布団に埋め、呼吸を整えようとするルキアを無視して、白哉は膝を抜き、ルキアを四つんばいにさせた。
「に、にいさまっ」
振り向き、義兄を見つめる涙の溜まった目を見つめ返しながら、白哉は桃のような尻の間から手を伸ばし、己の放った白濁と、ルキア自身の愛液で濡れそぼる蜜壷に二本の指を差し込んだ。
「あああっ、あんっ」
差し込まれた白哉の指を締め付け、ルキアはまたしても腰を振った。
快感が欲しくて堪らない。
姉の身代わりでも何でもいい、白哉に快感を与えてほしい。
その想いだけがルキアを淫らな獣にさせる。
「兄様、兄様もっと、もっとぉっ」
「…どうしてほしい」
「…ッ、もっと、もっと掻き混ぜてくださいっ」
「何処をだ」
「ンッ、私のっ、ルキアのぉっ」
「ルキアの?」
「ルキアの、お、おまんこをっ、もっとぉっ」
「足りぬのか」
「ッ、あんっ、もっとくださいっ…」
目を潤ませ、頬を紅潮させ長年、己が教えてきた言葉を躊躇いもせずに口にするルキアの淫らな姿に白哉は夜着の前をくつろげた。
「…本当に淫乱になったものだな」
「あん兄様ぁっ、早くっ」
「望むものを、やろう」
そう言い、白哉の熱いものがルキアの蜜壷に押し込まれた。
「ああああああっ、にいさまぁっ」
すぐに白哉の律動が始まり、ルキアの小さな体を揺さぶる。
「にいさま、にいさまっ、アアッ」
髪を振り乱し、ルキアは白哉から与えられる快楽に酔う。
「兄様ッ、もっと、もっと奥にっ」
更なる快楽を貪ろうとルキアは自ら細い腰を振る。
「アッ、いいから、んッ、姉様の、代わりでいいからっ」
切ない心の内を切れ切れに言葉にしながら、ルキアは白哉を求める。
「だからッ、もっとしてくださいっっ」
その言葉を言い終えたルキアの腰を掴み、白哉は更に強く腰を打ち付ける。
一直線に快楽を追い求めるかのように、激しくルキアの狭い蜜壷を突く。
「ひゃああああっ、イイっ、兄様いいのぉっ、にいさまぁっ、あっ、ッ、ああああああああっ」
「…身代わりなどではない…」
――――何度目か分からない絶頂を迎え、白濁を流し込まれて快感に狂うルキアには、白哉のいつもより更に低い声は、聞こえない。
神乙です
白ルキ切Neeee!!!!
淫らに腰を振るルキアたん(*´Д`)ハァハァ
ルキアたんと兄様のすれちがいっぷりもよかったです
淫語炸裂なルキアたん(*´д`*)ハァハァ
結局両思いで救われたよ
いい白ルキをありがとう!萌えた!!
206 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:16:06 ID:6Pg0IC+h
良スレあげ
神がきてた乙です
白ルキ神乙です!
ルキアたんセツナス、そしてエロス。
209 :
*:2006/05/23(火) 21:46:11 ID:???
神いつも乙です!制服ルキアたん可愛杉
神乙です
しかしいつみても謎なデザインのワンピースだ
そんなワンピースも着こなすルキアたん(*゚∀゚)=3ハァハァ
白ルキ神、キャプ神乙でした
おま×こって言葉をあの兄様が恥らうルキアたんに教えつつ
無理矢理言わせてると思うとハァハァしますた
関西って…何かの番組で火曜Eジャン自体つぶれてたよな?
漏れ見逃してないよな?
>>213 この時期、テレビ大阪の火曜午後7時〜の番組はよく潰れる
こればっかりは辛抱するしかない
姫子「マホ〜オメガかわいい」
ルキア「たったわけ!」
起きている時間の1/3はルキアのことを考えています
ギンイヅルキが好きです。
三番隊×ルキア萌える…!
漏れは起きている時間の2/3はルキアたんのことを考えてる
…とか言ってみるテスト
俺は一日の12/24をルキアたんに費やしているぞ。
俺は1年の364/365をルキアたんに捧げてる
おまえらアツいな!
>>218 実は俺も好きだといってみるテスト
ギンルキはもうエロ過ぎてたまらんし
イヅルキもいいよな!
ギンイズルキってどんなんになるか分からんが、激しく読んでみたい
チャドルキを考える。
ノヴァルキを考える。
日番谷ルキを考える。
大きい人と小さい人萌。
>>223 他は分かるが、日番谷ルキだと、小さい人同士なのでは…?
恋ルキの体格差が最高に好きです。
無理になんかしたら、ルキアたんの身体が壊れてしまいそうなところが
あと、色黒×色白って絡むとエロいので、東仙×ルキア萌え
つまりルキアが犯されてれば誰でも○
黒白ならむしろ夜一さん×ルキたんがいいと言ってみる。
黒白ならあれだろ
東・青流門門番の嵬腕×ルキア
ちょ、おまいら節操なさすぎw
俺もだが
231 :
223:2006/05/27(土) 08:40:35 ID:???
>224
小さい人=日番谷、大きい人=ルキアたん
じゃね?同じくらいなのかな?
いつかの神の作品で、日番谷がルキアたんに
ペディキュア(…だっけ)塗ってやる話、
あれだとルキアたんのが小さい感じがするが。
まぁ、大きくても小さくてもルキアたんが大好きって事だ。
232 :
dlkaja:2006/05/27(土) 16:07:29 ID:IXB8IFxk
jojo
久しぶりに恋ルキ読みたくなってきた
体格差萌
体格差は萌えるな!
毎回つらそうな顔をするルキア(*´Д`)ハァハァ
次第に気持ち良さそうになってにゃんにゃんするルキア(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
体格差はいいな
ルキアたんが高い所の物を取ろうとして背伸びしてる所を
恋次がひょいっと取ってやるとか。ふてくされてありがとうも言わないルキアたん
ありがとうはちゃんといえる子であって欲しいかもシレナス(´・ω・`)
対失恋戦だと、失恋が上になったらルキアたんを潰してしまうので
常に女性上位だな(*´д`)ハァハァ
恥じらいに唇をかみつつ、腰を使うルキアたん(*´Д`)ハァハァ
藍染ルキアってイイよな
そんなおまいに
藍染と市丸×ルキアたんをプッシュしてみる
>>238 かなり鬼畜エロになりそうな予感
つかそれいいな!
どっちか一人が実行で、もう一人は視姦してる状況妄想しちまったよw
>>235 めいっぱい背伸びをしたりぴょんぴょん飛び跳ねてる姿は可愛いな(*´∀`)
いっそのこと失恋に抱っこしてもらったら良いのに
>>240 「ひゃあっ!!自分で取れる!!」
とジタバタするルキアたん。
暴れたせいであらぬ所を触り触られそのまま…
そして暴れ杉て倒れて恋次に覆い被さってしまうルキア
逃げようとしても恋次はルキアの手を離さない
力を入れれば入れる程、強く握られる手
「恋次…は、放してくれ!!!!」
「恋次!なにを考えているのだ」
ルキアタンの抵抗を無視して距離を詰める失恋
「恋次…や、やめっ…!!いっ…やだっ!!」
胸元からゆっくりと着物を脱がせる恋次
「ひゃあっ!あ・・・!」
失恋に乳首をなめられて硬直してしまうルキアたん (*´Д`)ハァハァ
一行ずつ恋ルキを書いて行くスレ?www
「い…、いいのか?」と上ずった声で言い、裾にも手をかける恋次。
「莫迦者。言葉にして聞く奴が居るか」と、もはや抵抗は無いのだった…(;´Д`)ハァハァ
「はぁ…ん、恋次…、妙な気分に、なって…」
「いいからオメーはジッとしとけ」
失恋に小さなオパイを攻められて、もぞもぞするルキアたん (*´Д`)ハァハァ
そしておっきしまくりなものの、いきなり局部を触ったりせず、壊れものを扱うように
裾からあらわになった太ももを、そっと撫でるところから始める失恋
意外に優しいな、失恋wwww
恋ルキイイなぁ〜(*´Д`)
無性に読みたくなってきたではないかv
神よ小出ししないでもっと書いてくださいお願いしますハァハァ
「んっ・・・誰か来たらどうするのだっ///」ジタバタ
「誰もこんな奥まで入ってこねーって」
小さなオパイをハムハムされるルキアタン
「ぁんっ!やぁっ・・・」
袴をおおきくめくりage深く手を進める下着のふちをスリスリなぞると
不安げに体をフルフルと強張らせるルキアタン (*´Д`)ハァハァ
(*´Д`)ドキドキ
ハムハム(*´Д`)ハァハァ
「嫌がってる割には随分、濡れてるんじゃねーの」
「ちっ!!違う…!!やぁっそこは…っ」
陰部をいじくり回されて天国行きそうなルキアたん
グチュグチュと卑隈な音を立てて溢れ出る愛液
いいのか駄目なのかはっきりしないルキアたんモエス (*´Д`)ハァハァ
「んっ…はぁん!」
失恋に指を入れられて、軽くイッてしまうルキアたん
「おい・・イッたのかよ?」
「ちっ違う!!その、ちょっと、ビックリしただけだ!!」
涙目で真っ赤になって否定するルキアたん (;´Д`)ハァハァ
「ほー」
中で指をクチュクチュ動かす失恋
「ひゃあんッ!!やっやめ…あぁ!!」
失恋の胸の中で暴れながらも、あそこは失恋の指を締め付けてしまうルキアたん(*´д`*)ハァハァ
恋次×ルキアが苦手な人間もいるんでリレーするなら名前欄にちゃんと明記してくれ
恋ルキに限らず小説うpしてくれる神はカップリング明記してくれると
ありがたい。一読者のくせにでかい口叩いてスマソ
指をゆっくり引き抜きルキアに見せつける様に
ベロリと舐める
「なっ、」ルキアタン真っ赤「なんだよ?」ニヤニヤ
「なんでもなぃ…やっ」
押し倒し下半身に舌をはわす恋次
「はあぁん、駄目っ恥ずかしいっ恋次、あんっ」
恥ずかしいところをハムハムされるルキアタン
ハムハムって言葉が何故か凄い萌えるw
ハムハムは語感が気にいって使用してる。
他にドキドキ、フルフル、フニフニが好きw
「なァルキア、ここまできて言いにくいんだがよ・・」
「な…、なんだ?」
「えーと…、お前と俺じゃ無理そうだぞ?」
「な、何がだ?」
「えーとそのつまり…サイズって奴がだな…」
「れ、恋次!いくらお前でも言っていいことと悪いことがあるぞ!!」
「はァ?」
「た、たしかに私は、それほどふくよかなほうではないが…、ち、小さくても
機能に差し支えはないと本で読んだのだ!それを、貴様は…!」
「いや、乳のことじゃねーって」
わっと泣き出すルキアタンを前に、どう説明したものか途方にくれる恋次ww
ルキアwwwww
264 :
恋ルキ8:2006/05/30(火) 21:01:04 ID:???
「違うって言ってんだろ。泣くなよ」
「うっ・・・恋次のたわけっ・・」
「わかったって。ちょっと辛いかもしんねーけど我慢しろよ」
「ひゃあっ・・・れっ!!恋次っ」
ルキアの脚をがっぱり開いて己を入れようとする恋次
「ち、ちょっと待て!なんだその木の根っこのようなものは!?」
「ンだから無理って言ったじゃねえかよ。どうすんだ?
やめるなら今だぜ。さすがに途中で止めれるほど、できた人間じゃねーからな、俺」
「うっ・・・。…か、構わぬ!!煮るなり焼くなり、好きにしろッ」
「…お前、ホント言い出したらきかねぇな…。ゆっくり入れるから、痛かったらすぐ言えよ」
自らをルキアの入り口にあてがい、ゆっくり腰を落としていく恋次(*´д`*)
木の根っこwwwwwwww
乳のこと気にする純情天然ルキアたん(*´Д`)ハァハァ
あまりの体格の違いに、ルキアたんに気を使ってやってる失恋(*´Д`)
「っっ…ああっ痛いっ…んっ」
ルキアの呼吸は一層荒くなり部屋中にいやらしいあえぎ声が響き渡る
「久しぶりだから…な…。やめた方がいいか?」
恋次は壊れそうなガラス顔のルキアに戸惑い始める
「かっ構わぬと言ったではないかっ…!!恋次…早くっ…。欲しい」
恋次の理性は切れた
「ルキア力抜けよ」
ギュッと閉じられた目には涙の粒が
コクコクと頷くルキアタンだか一向に力は抜けず
恋次の腕をキツく掴んだままだ
体を屈めルキアの頬に口づけ一つ
「あっ…」
恥ずかしそうに恋次の首に腕をからめ抱きしめるルキアタン
乳のことで泣き出すって可愛すぎる…!
−17の失恋の後姿を寂しそうに見ているルキアに激萌えしたから
失恋に甘えたり、拗ねたり、わがまま言ったりするシチュはもろツボに来る…!
恋次がぐっと奥まで押し入ると、ルキアの口からこらえ切れなかった小さな叫び声が漏れる
「痛いか…?」
恋次の問いに目を固く閉じたまま、ふるふると頭を左右に振るルキア
「動くぞ」
ゆっくりと腰を使い始める恋次
指が白くなるほど強く恋次の腕を掴んで、張り裂けそうな入り口の痛みと
内側から押しひろげられる感覚に耐え忍んでいるルキア
>>271 神いつも不足しがちなルキア分の補充ありがとうございます (*´Д`)ハァハァ
正直、楽しみにしちょるとです。。。
>>271 ウルルたんの後ろにいる場面でルキアたんが軽く赤面してる?
ジンタにエロイこと言われたのか
カワユス
たしかそこの場面はルキアが「恋次は私が助ける」とか言ってたはず
>>274 なんだその萌台詞は!!
左下のルキアたんがジャカジャカじゃんけんしてるように見える・・・。
>>271 *神乙です
毎週楽しみにしてます
ルキア可愛いよルキア(*´Д`)ハァハァ
ただオリジナルの鬼道使ってもいんじゃないかと毎回思う
こんな時期にインフルエンザになってしまった
ルキアタン看病して…
あぁ…でも白玉入りのお粥とかは勘弁してください…
>>277 いっぱいルキアたんの夢を見てインフルエンザ治せよ
>>277 たわけ!何を甘えているのだ!
ルキアタンの手料理に文句をいうとは、贅沢者め!
という自分は、先日から風邪でダウン中だorz
鼻詰まりで、息苦しい
ルキアタン、白玉入りお粥の前に、
マウストゥマウスで・・・・・
「風邪をひいたのか…気が弛んでおるぞ。まったく…確かこうすると早く熱が下がると○○が言っていたな」
と独り言に似た言葉を呟きながら寝巻を脱いでベッドに潜り込みピッタリと柔らかい身体を密着させるルキアたん
あぁ…なんか色々とみんなありがとう、ルキアたんハァハァしながらインフルと闘うよ
膝痛いなぁチクショウ
ルキアたん(*´д`)ハァハァ
ガンガレ(`・ω・´)ガンガレ
284 :
恋次るきあ:2006/06/03(土) 02:46:03 ID:???
狭くギチギチと締め付けるルキアそこへさらに深く
「くぅっ…あぁっ!」
「どんな感じだ?」
「ジンジンして熱い」そう言って結合部に触れるルキア
「やぁ…ホントにこんなのが」
「もっと実感させてやるよ」ニヤニヤ
一気に引き抜き突き上げる恋次
「きゃぁ!あぁん駄目ひぁぁっ!」ユサユサされるルキアタン
ユサユサされるルキアタン(*´Д`)ドキドキ
ハムッ ハフハフハフッ
ルキアたんの脱ぎたてホカホカパンティマジうめぇwwwwwwwwww
。 _」\_
。O /。 u `ー、__
゚。\ヽ/u ⌒ヽ゛u /
- ・。/;゚(●) u⌒ヽi
0― {U ur-(、,)(●)|
゚ /⌒lu//トェェェ、) 。゚/o
r⌒`ーべrーr、//u /。・
ヽ_、/ミヾ/ノ_-< @゚
`〜7γ" ̄`jヽ〃ヾ゚
ハ / ヽ ミ_  ̄`-ヾ
フ / /`=イ ̄\_ン
ッ/ / i。| |
!!ヽ_」__i。⊥_|r=ニ=、
 ̄∠ヾゞ>ヽr=≡=| l
 ̄ ̄ ̄ ヽ_ノヽ=ノ
パンツ…
ルキアって書くとカコイイがるきあって書くとなんかエロいなww
前スレの悪女ルキアまた読みたい…
コピっとけばよかった…orz
保管庫の神が今忙しいそうだ
ルキアたんに萌えながらゆっくり待て
それかにくちゃんねる
290 :
恋次ルキア:2006/06/04(日) 04:28:58 ID:???
「あぁっ!あぐぅ…恋…次、苦し…揺らさっ…うあぁ!れっん…じぃ!」
目尻に涙を浮かべ、懇願するルキア
「あ、あぁ悪い」
それを見てやりすぎたと腰を止める
「うっ、く……はぁ…はぁ…馬鹿…者」
恋次の胸に体を預け荒い息を繰り返すルキア
「でもよ、コレで奥まで入ったろ?」
言われたとおりルキアの胎内は恋次の分身で隙間無く埋められている
「……あ…」
下腹部が熱く満たされていることを実感し結合部を眺めるルキア
「もう少し入るかもな」
「!?れ、恋次やめ、あっくあぁ…!!」
固い感触をさらに押し上げる恋次
予想外の刺激に悲鳴をあげるルキア
ちょっといじめてしまった…
なんかルキアタンていじめたくなってしまう、ゴメンね(*´Д`)ハァハァ
いじめられてるルキアたん(*´Д`)ハァハァ
292 :
恋次ルキア:2006/06/04(日) 22:39:24 ID:???
「あっ…ん…恋次、奥に…あたって…る…」
目に涙をため、頬を紅く染めながら恋次の着物をギュッと握り締めるルキア。
そのルキアの姿が恋次はたまらなく愛しくなり、そっとルキアの顔に手を添え
額に、目元に、鼻に、頬に、唇に、恋次は優しく口付けていく。
「あっ恋…次」
唇が触れ合った瞬間、ルキアの内部がきゅっと恋次を締め付けるのが分かった。
そのまま深く口付け、舌でルキアの口腔内を愛撫しながらゆっくりと腰を動かすと
上と下の口から同時に淫らな水音が部屋に響き渡る。
(*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ
やべえ、可愛すぎだよ
恋次の子を妊娠して兄様にバレない様にとアタフタする二人
リレー盛り上がってるな
ルキアたん(*´Д`)l \ァ l \ァ
もっと虐めてくれ
「うん……んー…んふ、はぁ…れ…んじ」
唇を離し呼吸をさせてやる
紅く呆けた顔をしたルキアは胸元に額を擦りつけ甘えた声を出す
身体を支えてやると手に尖った感触があたった
「ひあっ」
小さく悲鳴を上げ、ビクッとルキアが震える
その反応を見て恋次が意地悪く囁く
「ココが良いみたいだな」
親指の先端で小さな粒を転がし、くすぐり、押しつぶす
「あっうあ!恋次、あ…いやぁ…!」
ルキアは不規則に矯声を響かせ、執拗な攻めに身を捩らせる
胸は小さい方が感度が良いと聞きいたよルキアたん
297 :
*:2006/06/06(火) 22:15:02 ID:???
>>297 いつも乙です。
一番右上のルキアたん、見えそで見えないクオリティ高杉
普通は見えるだろ(*´Д`)ゴルァ!
>>297 *神乙です
左2段目の太ももちらりルキアたん萌え
強がってるところがなんとも言えず可愛いな
感度良好な微乳ルキアタン(*´Д`)ハァハァ
ルキアたんてMかな
Sルキアたんもいいが個人的にMキボン(*´Д`)ハアハア
(*゚∀゚)=3ハァハァ
普段は足技炸裂なS気質だがお布団のなかではMっ子になってしまう。
そんなルキアタン(*´Д`)ハァハァ
できればSな兄様に散々しこまれているといい
ルキアたんからはMなオーラが出てて、相手をする人は自動的にみんなSになる
きっとそんな感じだ
ルキアたんを押し倒したいんだけど、どうしたら良い?
千本桜、蛇尾丸を潜り抜けることが出来たら、
教えてやろう
最後には裸エプロンのテッサイが待ち構えているから覚悟しとけ
310 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 00:43:01 ID:LZtVtc0I
>>309 il||li ○| ̄|_ il||l そら無理やて…
ルキアたん縛って目隠しして無理矢理犯したいお(*´Д`)ハァハァ
ちょwwwおまいらエロ杉wwwwww
>>296以来リレーが続いてないところをみるとルキアたんずっと生殺しみたいね
ティクビ攻められたままだな(*´Д`)
ルキアたんの身体にはちみつ垂らして舐めたい
漏れは練乳かけて食いたい(*´д`)ハァハァ
じゃあ俺は生クリームで
漏れはゆずぽんで
おいおいお前達、ルキアタンカピカピになっちゃうじゃないか
自分は素材の持ち味を活かして
そのままで頂くよ。
そんなに舐めるなバカ者!!!
いいじゃないの、ルキアたんハァハァハァハァ
ルキアたんの初体験はいつだろう
流魂街時代に知らない男からの強姦とかだったらどうしよう
萌えるけど(*´Д`)ハァハァ
失恋か兄様のどっちかに奪われたんだ
流魂街時代にルキアたんレイープされそうになる
↓
失恋ルキアたんを助けようとして誤って相手殺しちゃう
↓
自責の念で苦しむ失恋に、ルキアたんがそっと夜這い
↓
処女喪失 (*´Д`)ハァハァ
兄様がルキアたんのお茶とかにこっそり媚薬を入れる
↓
効き目がでてきた頃、ルキアたんを無理矢理犯す
↓
感じまくりなルキアたんに「初めてなのにいやらしい女だ…」とか言って言葉攻め(*´Д`)ハァハァ
>>325 それ今までにないシチュエーションで (・∀・)イイ!!
さて、今日のアニメは皆どうだったね?
はい。
ルキアたん操ってアレコレしたいです。
330 :
*:2006/06/13(火) 23:45:06 ID:???
>>330 *神乙です
ルキアたんビール飲んでるYO!
虚ろな目も(*´Д`)ハァハァ
しかし普通に疑問なんだが
あのビールは規制に引っかからなかったのか?
テレ東はそこら辺厳しいと聞いたが
・・・まあ中身はとっくに成人とはいえ
酔ってるルキアたんもかわいいだろうなぁ
突然怒りだすルキアたん
涙流して甘えるルキアたん
顔赤くして眠るルキアたん
ビールと、ぶっといフランク持ってなかったか?
くわえて見せてくれ(;´Д`)ハァハァ
一「おい…よっかかるな、起きろ」
ル「んー…ケチくさいことをいうな〜」
一「……お前ソレちょっとくわえてみろ」
ル「ん?別にかまわんぞ」
一「あ…食べなくていい、舐めるだけ」
ル「んむ?ほかひなひゃつだな…ん〜…」
一「そう…もっと口の中で舐め回す感じで…」
ル「ぴちゃ、んん、ほれれいいのか?」
一「あぁ…いい感じだ…」
ソーセージで妄想するのが童貞ぽくてイイww<苺
恋次も同じパターンだなww
兄様や浦原やギンあたりは、
「次はこれだ・・・」
とか言うんだろうなw
そのまま従順に従うルキアタン
「先程とどう違う?」と煽られていそうだw
>>333 亀だけど。
アニメのSS編ラストの回で、空鶴達に謝罪したあと夕食に招かれてる
場面で白い猪口を持って微笑んでいる絵が既にあるから、引っか
からなかったんじゃない?
念のため付け加えるけど、DVDでは「救出編5巻」の初回限定の特典DVDに
収録されている(アニメの特番だった)分だから、レンタルDVDでは観れない
かもしれない。
ここの住人達はルキアたんM派が多いみたいだが…
俺はSなルキアたんがいいんだあああああ!
姐さん的に…こう……ハアハアハアハア
前スレの悪女ルキアタンはよかった(*´Д`)ハァハァ
あっちのスレの春菜=ルキアを見て
牢屋の中で藍染の造った触手虚に巻かれて意識のないまま
「んっ…」
ピクン
となるルキアタンを想像しちまった(´Д`)ハァハァハアハア
SS書こうとしてるんだけど、
虚一護だったはずがいつの間にか一ルキに…
難しすぎるorz
>>342 触手はいいよな
無意識でもいいが意識があるときに巻かれる屈辱プレイも最強だ(*´Д`)ハァハァ
>>343 ガンガレ!!
一ルキになってもいいさ
一つ最後まで書き上げることが大切なんだ
ここで投げ出すと多分次も未完になってそれが癖になってしまうらしい
だから多少無理矢理でもそれだけでも終わらせる気で仕上げろ
それでしばらく寝かせて読み直してみて加筆や手直したら投下してくれ
ルキアたんは虚関係で簡単に触手小説できるからいいな
他の漫画なら難しそうだ…
348 :
343:2006/06/18(日) 23:22:18 ID:???
ルキアたんのおっぱい舐めたいお
今久々に鰤18巻読んだんだが、改めてルキアたんの可愛さがヤバイと思った
一話目の「さよなら」のルキアたんも美しすぎるんだが、
二話目の、一護に脇に抱えられてるあの小ささと、
その後の泣きそうに顔を歪めるコマと、
その次の涙を浮かべて一護に「礼など言わぬぞ…」て言ってる時のコマのルキアたんがもうヤバイ
可愛すぎて本当ヤバイ
俺、どんなルキアたんも可愛いと思うけど、この回のルキアたんだけはダントツで可愛いと思うわ
なんか唐突にスマソ
>>351 昨夜のアニメ、チャドの回想でイチゴに横抱きにされてる救出シーンがちらっと出てたね
ちっちゃくて可愛かったなー
>>351 まるっと同意(*´Д`)
ルキアたんて最高すぎてヤバい
>>351 今のジャンプでの男前ルキアたんと比べてみると、
「何だこのギャップ!?」って感じで更に萌える(*´Д`)
「んっ、はぁん…」
胸の先をいじられ身をくねらすルキアタン
「くわえ込んだまま、暴れるなよ」ニヤニヤ
「恋次!お前がそんなところさわるからだ…」
「そうだなココがトロトロになってるのも俺のせいだな」
そう言って下の蕾までいじられてしまうルキアタン
続きキタートロトロ(*´Д`)ハァハァ
キタ━━(゚∀゚)━━!!
そろそろ本番に突入を(*´Д`)
流れ読まずに書き込みスマソ。
先日の343です。
>>345さん、アドバイス感謝。
では、虚一護→一護ルキア。
―――いつも通りの任務の筈だった。
だが、崩玉の影響は末端の虚にまで及んでいたらしい。
どうにか魂送を終えた時には、二人とも満身創痍だった。
殊に一護は左肩の辺りを酷く抉られていた。
虚が消えるや否やがっくりと膝をつき、低く呻く。
「一護…!!」
ルキアは己の傷も構わず駆け寄った。
素早く一護の傷を検分し、思わず息を呑む。
深手なのは一目瞭然だ。
溢れる鮮血が死覇装を更に黒く染めていく。
「すぐに治療を…」
鬼道を発動しようと一護の傷口に両の手をかざす。
気を集中させ、回復鬼道の詠唱を開始するために口を開いた。
が、それを中断させたのは他ならぬ一護だった。
「止めとけ、死神」
不快そうに唸る声は、明らかに通常の一護のそれとは異なる。
「黙って見てろ」
「…一護?」
ルキアは焦って己の腕を見下ろした。
詠唱を阻むかのように、一護の右手の指が喰い込んでいる。
「放せ一護、これでは治療が…」
「止めろって言ってんだろ」
苛立たしげに吐き出し、一護はゆっくりと顔を上げた。
「!?」
その瞬間、ルキアの表情は凍りついた。
そこに居たのは一護ではなかった。
燃え盛るような橙色の髪の毛はそのままだったが、他の全てがあまりに違っていた。
漆黒の瞳の中、不気味な光を放つ黄色の虹彩。
裂けた様な口から覗く鋭い牙。
そして何よりも、顔の左半分を覆う不気味な仮面。
「貴様、誰だ!?」
ルキアの声は上ずっていた。
「一護に、何をした…!?」
「随分なご挨拶だな」
せせら笑う様に鼻を鳴らし、『それ』は出し抜けにルキアに顔を近づけた。
本能的な嫌悪感と恐怖から顔を反らそうとするルキアだが、腕を押さえ込まれては逃げ場が無い。
「そんなに嫌うなよ…朽木ルキア」
『それ』の口から発せられたのは、紛れも無く己の名だ。
ルキアは眼を見開き、半ば呆然と『それ』を見つめる。
「どうしててめえの名前を知ってるのか、って?」
話す間に左肩の傷口は見る見る塞がり、もはや跡形も無い。
「それはな…こいつが」
眼の前の『それ』は親指でぐいと己の胸を指し、
「始終てめえの名前ばっか呼んでるからよ。ルキアルキアルキア…ってな」
「いったい、何の…?」
「まだわからねえのか」
必死で言葉を絞り出すルキアに呵呵大笑を浴びせ、ことさら時間をかけて立ち上がる。
未だ腕を掴まれたままのルキアが僅かに眉を顰めた。
ルキアが逃げ出すのを阻止するかのように、必要以上とも思える力が込められている。
恐らくは痣となって残るに違いない。
しかし『それ』は一向に気にする様子も見せず、
「こいつの考えることは俺に筒抜けなんだよ…黒崎一護は、この俺なんだからな」
そう、吐き捨てた。
ルキアの思考が一瞬停止する。
そんな、莫迦な…。
これは、今眼の前に居る奴は…そう、虚ではないか。
この虚が一護だ、と…!?
「嘘だ!!」
悲鳴のような叫びは、すぐに掻き消えた。
心の何処かでは既に理解していた。
一護の中に巣食う内なる虚。
虚を御することが出来なければ、一護の精神は喰われてしまう。
だとすると、一護は…。
「うるせえな。ギャーギャー騒ぐなよ」
力任せに腕を引っ張られ、ルキアの思考が一時途絶する。
「待て、何処に行こうというのだ!?」
「決まってんだろ」
牙を剥き出して獰猛な笑みを浮かべ、『それ』はルキアを見下ろした。
「帰るぜ、ルキア」
辺りは宵闇、日付は既に変わっている。
半ば引き摺られる様な格好で家路を辿りながら、ルキアは前を行く背中を見つめていた。
後姿は一護そのものだ。
死覇装を纏った大きな背中も、橙色の髪の毛も。
だが、此奴は一護ではない。
先程己に注がれた眼差しを思い出し、ルキアは身を震わせた。
何の感情も読み取れない、冷たく光る眼差し。
深淵を覗き込んだかのような錯覚に囚われる漆黒。
虚の眼、だった…。
ルキアの歩みが自然と鈍る。
が、『それ』は掴んでいる腕にいっそう力を込めただけだった。
ルキアが立ち止まろうものなら、引き摺ってでも連れ帰りかねない勢いだ。
気遣う素振は微塵も無く、無言のまま大股で歩を進める。
抵抗するだけ無駄というものだろう。
ルキアとしては転ばぬよう、懸命に足を動かすしかなかった。
沈黙が重く圧し掛かる。
言葉は喉に張り付き、全く意味を成さない。
加えてルキアはひどく混乱し、驚愕し、何よりも恐怖していた。
『内なる存在』の筈の虚が、今こうして一護の身体を支配している。
それは取りも直さず、一護が虚の制御に失敗したということだ。
一時的なことであれば救いもある。
しかし…。
どんなに眼を背けようとしても、思考は同じ場所に還ってしまう。
一護の精神が、完全に虚に喰われてしまったのだとしたら…?
自分の知る一護は、永久に居なくなってしまったのか…?
最悪の可能性に、ルキアは再び身体を震わせた。
言葉を交わすこともせぬまま、二人は黒崎家へと帰りついた。
窓を潜り抜けて部屋の中へと降り立ち、『それ』は些か物珍しそうに周囲を見渡す。
ようやく自由になった腕をさすりながら、ルキアはそっと溜息を吐いた。
さすがにこのような事態は予測していなかった。
どうすれば良いものやら、見当もつかない。
このまま虚を野放しにしておく訳にもいかぬが、しかし…。
だが逡巡するルキアの眼の前で、『それ』はあっさりと一護の肉体に収まってしまう。
ベッドの上で眠り込んでいたコンが、その存在に気づく暇も無く。
「おい、貴様…!!」
ルキアの呼びかけに振り返ったのは、いつもの一護だった。
ただ一点、冷たく光る眼を除いては。
「何だよ、おまえだってこっちの方が都合が良いんじゃねえのか?」
「そ、それは…」
ルキアは言い淀んだ。
確かに、此奴の言う通りだ。
虚の姿で好き放題に振舞われるよりも、人間の肉体の方が対処のしようがある。
「おまえも早く義骸に戻っちまえよ。話はそれからだ」
まだ混乱しているルキアとは対照的に、『それ』はすっかり寛いだ様子だ。
ベッドの上に半身を起こし、笑みさえ浮かべてルキアを見返す。
不本意ながらも促される形となり、ルキアは押入れへとにじり寄った。
任務の際には、いつも一護の部屋の押入れに義骸を仕舞っていた。
決して『それ』から眼を離さぬよう努めつつ、急いで義骸へと魂魄を移す。
だがルキアの警戒心を他所に、『それ』はベッドの上から動こうとはしなかった。
ただ目を細め、興味深げにルキアの様子を見守っている。
「…貴様の狙いは何だ?」
義骸に戻ったルキアは、改めて『それ』に向き直った。
押入れの前に立ち、いつでも行動を起こせるよう警戒を緩めない。
「一護をどうした!?」
眼前の『それ』から発せられる威圧感は言葉にし難い。
怯えているのを悟られぬよう精一杯虚勢を張ってはみせたが、語尾が震えていた。
「そうピリピリすんなって…」
「答えろ!!一護をどうしたのだ!?」
「どうもしやしねえよ。喧しい死神だな」
『それ』はやれやれと首を振り、頭を掻いた。
一護と同じ仕草、同じ声。
しかしその事実は、今のルキアを激昂させるだけだ。
「貴様っ…早く一護を戻せ!!」
「そう簡単にはいかねえんだな、これが」
喉の奥でくぐもった笑いを響かせ、『それ』は頭の後ろで両腕を組んだ。
「おまえだって知ってんだろ?俺が一護の心の中に居たってこと」
「…」
「俺はこいつの本能だ。闘いを求め、敵を屈服させたいという根源的な本能なんだよ」
「一護の、本能…」
「目覚めて以来、俺とこいつはずっと闘い続けてきた。俺は表に出る機会を窺い、こいつはそれを理性で抑え込もうとする」
「しかし、一護はこれまで貴様を抑えてきた筈だ。それが…何故今なのだ!?」
我知らずルキアは話に引き込まれていた。
身を乗り出し、拳を握り締め、額に滲む汗にも気づかない。
「なあ死神…おまえ、さっきの闘いで怪我しただろ?」
「…!!」
ルキアは咄嗟に己の脇腹に手を当てた。
先刻の闘いで負傷したのは事実だ。
が、ほんのかすり傷だった。
相手の虚が虚閃を放った瞬間、身体を捻ってかわすのが僅かに遅れただけだ。
「実際の怪我の程度なんか問題じゃねえ。一護にはおまえが虚閃に撃たれたように見えた…途端に理性は跡形も無く吹っ飛んじまった。呆れるほど脆弱な奴だぜ、こいつは」
嘲る声に、ルキアの紫紺の瞳が見開かれる。
「では…私の所為、か?」
「何を今更」
『それ』は肩をすくめ、天井を仰いだ。
「そもそもどうして俺が目覚めたか、知らない訳じゃねえだろう?」
「強くなりたいと願ったから…ではないのか?」
「誤魔化してんじゃねえぞ、ルキア」
不意に『それ』の瞳が凶暴な光を帯びる。
一歩後ずさったルキアだったが、すぐに押入れの戸に阻まれてしまう。
本当は身を翻して逃げ出したかった。
だが、出来なかった。
まるで縛道でも仕掛けられたかのように、容易に予想出来る言葉の続きを待つ。
その言葉が己を深く傷つけることを理解していながら。
「俺が初めて表に出たのは、尸魂界で朽木白哉と闘った時だ…そう言えば解かるよなぁ?」
ルキアの両肩がピクリと震えた。
私の所為だ…。
私が不甲斐無い所為で、一護は…。
「頼む、教えてくれ。一護は今、どうしているのだ?」
一刻も早く、一護に逢いたい。
逢って、謝りたい。
縋るように見つめる先で、『それ』は再び不敵に笑った。
「死んじゃいねえよ、安心しろ。今は自分の殻に閉じ篭ってるだけだ」
「それでは、いつ…?」
「そのうち戻るだろ。ま、それまでは精々表の世界を愉しませて貰うとするか」
そう言い放った瞬間、
「…!!」
突如『それ』は苦悶の表情を浮かべた。
笑みは消え失せ、右手で己の喉元を掴み、身体を深く折り曲げる。
「くそっ、一護の野郎…っ!!」
名前を聞いた途端、ルキアは我を忘れた。
一護が、戻ってきた…!!
「一護っ!!」
夢中で駆け寄り、肩に手をかけて顔を覗き込む。
「一護、一護…!!」
期待と安堵で輝いていたルキアの表情が、ふと怪訝そうに曇る。
細い手首に一護の右手の指が喰い込み、いとも容易く捻り上げたのだ。
そして、
「甘えよ、ルキア」
低く囁かれた声。
その言葉にはっとする暇も無く、ルキアの視界が反転した。
瞳に映るのは見慣れた部屋の、見慣れた天井。
こちらを見下ろす、見慣れた一護の顔。
しかし、その瞳は一護のものではない。
夜目にもはっきりと判るほどに妖しげな、そして冷酷な光を放っている。
「…!?」
押し倒されたのだとルキアが気づくまでに、更に数秒を要した。
「随分と騙され易い死神だな、おい」
「貴様…!!」
「それとも、一護が相手だとああも簡単に気を許しちまうのか?」
揶揄するように言って、『それ』は右手だけでルキアの両腕を封じた。
拳を固める小さな手をいなし、頭上に掲げさせてシーツに縫い止める。
「放せ!!何をする気だ!!」
ルキアは懸命に抗った。
両の脚をばたつかせ、圧し掛かる一護の身体を跳ね除けようと必死でもがく。
が、力も体格もあまりに差がありすぎた。
両脚を跨ぐ形で座り込まれると、殆ど身動きすら出来ない。
「そう騒ぐなって。どうせ一護とヤってんだろ?」
一護の表情には似つかわしくない、下卑た笑い。
それを目にした瞬間、ルキアは顔を擡げて思うさま唾棄した。
一護を侮辱されたような気がして、怒りに目が眩んだ。
「黙れ!!一護は、貴様のような輩とは違う!!」
「どう違うっていうんだ?」
『それ』は頬にかかった唾液を無造作に拭い、上体を屈めてルキアの耳元に口を寄せた。
「こいつはな、おまえを抱くことばっか想像してんだよ。何回も何回も…な」
「…!?」
「頭の中じゃ好き放題におまえを穢してる癖に…ひでえ奴だよな、一護は」
「つまらぬ嘘を…!!」
「ま、信じるか信じないかはおまえの自由だからな…それよりもルキア、あまり大声を出すと不味いんじゃねえのか?」
『それ』の言葉の意図するところを悟り、ルキアは焦って口を噤んだ。
壁を隔てて隣は一護の妹たちの部屋だ。
今のこの状況を見られる訳にはいかない。
他人のルキアから見ても、一護は優しくて頼りがいのある申し分の無い兄だし、妹たちも一護を慕っている。
優しい筈の兄のこのような姿を見たら、妹たちは少なからぬショックを受けるだろう。
「卑怯者め…!!」
押し殺した声でルキアが罵る。
しかし『それ』は意に介さない様子でせせら笑う。
「貴様、何が可笑しい!?」
「上等だ、死神」
次いで発せられた言葉に、ルキアの表情は凍りついた。
「…おまえは今から、その『卑怯者』とやらに犯されるんだぜ」
武骨な指がルキアのパジャマのボタンに掛かる。
その感触に、呆然としていたルキアが我に返った。
「は、放せっ!!」
両腕を囚われたまま、死に物狂いで身を捩る。
「おい、そんなに暴れんなよ」
寧ろ面白そうにその様子を眺め、『それ』は左手をルキアの襟元から上方へと滑らせた。
力任せに顎を掴んで覗き込むと、いっぱいに開かれた紫紺の瞳が見返してくる。
其処に紛れもない恐怖の色を認め、『それ』は凄惨な笑みを浮かべた。
「なあ…おまえだって、少しは期待してるんだろ?」
「訳の分からぬことを…!!」
「そうか?」
表情を宿さない虚の眼が、真っ直ぐにルキアを射すくめる。
「一護のこと、嫌いじゃねえんだろ?」
「!!」
傍目にも判る程に、ルキアの顔色が変わった。
「図星か」
「き、貴様には関係の無い話…」
言葉が途切れた。
一護の唇が強引に覆い被さり、ルキアの唇を塞ぐ。
だが『それ』はほんの一瞬足らずで唇を離し、上体を仰け反らせた。
忌々しげに歪めた唇の端から、鮮血が一筋滴り落ちる。
ルキアが強かに噛み付いたのだ。
まだ抵抗を諦めた訳ではないと、そう態度で示すかのように。
「てめえ…」
低い唸り声が凄みを増す。
負けじと睨み返すルキアの瞳の強さも、『それ』の怒りを掻き立てた。
「おとなしくしてりゃ、優しくしてやったのによ…」
パジャマのウエストに手をかけ、下着ごと一気に引き摺り下ろす。
「や、止めろ、触るなっ!!」
「うるせえ。がたがた言うんじゃねえよ」
蹴り上げる脚に些か手こずりながら完全に脱がせ、ベッド脇の床に放った。
無防備に曝される感触に、ルキアの肌が粟立った。
絶望と恐怖に押し潰されそうになりながらも、唯一己の自由になる首を激しく振り、拒絶の意思を表す。
「嫌だ…嫌だっ!!」
「ほらほら、家族が起きちまうぜ?いいのか?」
しかし儚い抵抗も、その一言で封じられてしまう。
唇を噛み締めるルキアに、『それ』は更に追い討ちを掛ける。
「それから…分かっちゃいるだろうが、一応釘を刺しとくか」
「…!?」
「こいつの家族がどうなろうが、俺の知ったことじゃねえ。俺は一護じゃねえんだからな」
ゆっくりと、一言一言噛んで含めるように言い聞かせる。
ルキアの表情が見る間に強張り、絶望が影を落とす。
「もし俺がその気になれば…」
「言うなっ!!」
遮ったルキアの声は小さく、震えていた。
しかしその声は、『それ』に口を噤ませるだけの凛とした迫力を備えていた。
「それ以上は、言うな」
…一護にとってもっとも大事な存在は、家族だ。
ルキアはそのことを知っていた。
知っていたからこそ、覚悟を決めた。
「…抵抗は、せぬ」
戦慄く息を吐き出し、ルキアは硬く眼を瞑った。
囚われていた両腕が解放されても、微動だにしないままだ。
「なかなか聞き訳が良いじゃねえか…最初からそうやって素直にしてりゃ良いんだよ」
『それ』は唸り、再び噛み付くように唇を重ねた。
可憐な唇をきつく吸い、真珠の様な歯列をなぞる。
息も吐かせぬほど深く口付けると、息苦しさに屈したルキアが小さく口を開けた。
その瞬間を見澄まして舌を隙間に捩じ込み、逃げようとするルキアの舌を絡めとる。
「ん…ふっ…」
苦しげなルキアの呻きは、より一層『それ』を煽り立てるだけだ。
狭い口腔内を蹂躙しつくし、大量の唾液を流し込む。
白い喉を小さく鳴らして、ルキアは送り込まれる液体を懸命に飲み下した。
飲み込みきれなかった分が唇の端を伝い落ちるのにも気づかず、必死で息を継ぐ。
「成る程…抵抗しないってのは嘘じゃなさそうだな」
気の済むまでルキアの唇を堪能し、『それ』が呟いた。
荒い息を整えながら、ルキアは無言で『それ』を見上げる。
抵抗はしないが、気持ちまで屈服した訳ではない。
毅然とした光を宿した瞳が何よりの証拠だ。
「気に入らねぇな…その眼」
何者にも屈しない紫紺の色が、『それ』を堪らなく苛立たせる。
抵抗する術すら持たない、取るに足りない存在の癖に。
「気に入らぬのならば、潰せば良いだろう」
「いいのか、そんなこと言って…本気にするぜ?」
「どうせ義骸だ。構わぬ」
昂然と顔を上げ、ルキアはそう言い放った。
その一瞬、図らずも『それ』は心奪われた。
組み敷いた死神の、凄絶なほどの美しさに。
小柄で華奢な肢体は、決して成熟しているとは言えない。
顔立ちも未だ幼さが色濃く残る。
にも拘らず、素直に美しいと感じた。
その幼いながらも整った顔が、苦痛と屈辱に歪むのを見たい。
綺麗な紫紺の瞳に涙を湛え、己に服従を誓う様を見たい。
眼を潰す代わりに喉もとに喰らいつき、そろりと歯を立てる。
淡雪のように融けてしまいそうな柔らかな感触。
己の牙の下で微かに震える瑞々しい身体。
暫しその感触を味わい、『それ』はゆっくりと唇を離した。
純白の肌に刻まれた紅い印が、夜目にも鮮やかに浮かび上がる。
「なあ、ルキア…一護の奴、この痕を見つけたらどんな顔をするだろうな」
「!!」
ルキアは思わず喉もとに手をやった。
覚悟と恐怖の狭間で、大きな瞳が揺れた。
一護の長い指が、何の迷いも無くルキアの中へと侵入を果たす。
気遣いなど欠片も感じられない、唐突で粗暴な動き。
「…っ」
ルキアが小さく息を呑む。
初々しい反応に、『それ』は薄く笑った。
優しく扱ってやるつもりなど毛頭無い。
唾を吐きかけられ、噛み付かれ、罵倒されたのだ。
相応の代償を払わせてやるつもりだった。
狭いのを承知で力任せに指を押し進める。
そうする間にも視線はルキアの顔に据えられたままだ。
魅入られてしまったかのように、その顔から視線を離すことが出来ない。
すっかり血の気を失った、透き通るように蒼白な顔。
黒く艶やかな髪と、淡い桜色の唇との色合いが美しく映える。
澄んだ瞳が天井に向けられているのは、せめて今のこの事態を認めまいとしてのことか。
まるで己の存在を否定されているようで、気に食わない。
『それ』は空いた片手でルキアの顎を掴み、無理矢理己の方へ向けさせた。
「てめえは俺だけを見てろ。勝手な真似をするんじゃねえよ」
見上げる瞳は、しかし未だ輝きを失ってはいない。
ぎらぎらと、反抗的な光を湛えて『それ』を睨み付ける。
罠に囚われた美しい獣の様に。
背筋が痺れるような快感を覚え、『それ』は乱暴に指の抜き差しを開始した。
無理やり身体をこじ開けられる感触に、ルキアの身体は総毛立つ。
必死で悲鳴を押し殺し、それでも身体の震えは止める術が無い。
徐々に恐怖に侵食されていくルキアの表情を眼前にして、『それ』は愉悦に浸る。
ルキアの中は狭く、乾いていた。
まるで彼の侵入を阻むかのように、きつく締め付けてくる。
あまり乱暴にするとルキア自身を傷つけかねないが、生憎そんな思いやりは持ち合わせていない。
そもそも相手に快楽を与えるのではなく、己の侵入を助けることを意図した動きだ。
指の数を増やし、更に力を込めてぐいぐいと押し込む。
「い…っ!!」
途端に華奢な身体が強張った。
与えられる苦痛から逃れようと、ルキアが無意識のうちに左右に腰を捩る。
味わったことの無い痛みが、ただ恐ろしくてならない。
「こら、暴れんなって…」
右手は残酷な動きを続けながら、『それ』は左手でルキアの腰を押さえ込んだ。
互いの身体が密着したせいで、余計に一護の指が深く潜り込む。
戯れに指を揺すると、食いしばった歯の隙間から微かな呻きが漏れた。
大きな瞳は苦痛のため眇められ、心なしか潤んでいるようだ。
僅かに紅潮した頬には、長い睫毛が影を落とす。
痛みを堪えるその表情が、『それ』の欲求を煽り立てる。
この死神の全てを、己のものにしたい。
闘争本能にも似た、根源的な欲求。
欲求は暴力的な昂ぶりとなり、支配している一護の身体を急かす。
指が押入ってきた瞬間、頭の中が真っ白になった。
冷たくおぞましい感触に、悲鳴をあげそうになる。
そして何よりも、与えられた痛みに。
身体は頑なに侵入を拒否し、嫌悪感と苦痛を齎す。
内側から裂かれるような激しい痛みに、一瞬息が止まった。
「さっきの勢いはどうした?」
耳元で囁かれるのは甘い睦言ではなく、辱めの言葉。
「泣きそうな顔してるぜ、ルキア…」
「く…っ」
込み上げる悲鳴と嗚咽を堪えるのは容易ではない。
冷たく光る瞳に曝され、それでも決して涙を見せるまいと己に誓った。
涙を見せたりして、此奴を喜ばせるのだけは御免だった。
くだらぬ意地だとわかってはいても、それしか縋るものが無かった。
最後に許されたプライドをかき集め、ルキアはぎりっと歯を食いしばる。
「いい加減に認めちまえよ…本当は嫌じゃねえんだろ?」
「何、だと…?」
「一護の指でこんなことされて、感じてるんだろ」
増やされた指が一際奥まで潜り込み、引き抜かれ、そしてまた埋められる。
「ひっ…あ…!!」
「言えよ、気持ちいいって。抱いてくださいって、泣いて頼んでみろ」
激しさを増す抽送、耳を聾する唸り声。
ルキアは切れ切れの呻き声をあげ、首を左右に振った。
その動きは緩慢で弱々しく、今し方までの威勢の良さが嘘のようだ。
「嫌だ…っ」
「強情な死神だな、てめえも」
愛撫というには憚られる、あまりに一方的な蹂躙。
それが齎すのは快楽ではなく、苦痛と屈辱でしかない。
ひたすら耐えたルキアに告げられたのは、しかし残酷な事実だった。
「だけどな…身体は随分と正直みたいだぜ?」
『それ』の言葉が何を意味しているのか、ルキアには皆目見当がつかなかった。
ようやく指が完全に引き抜かれたことに安堵し、殆ど耳に入っていなかった所為もある。
荒い息を繰り返すルキアの眼前に、不意に『それ』の指が突き出された。
「見ろよ、ルキア」
「!?」
たった今まで己の体内に埋められていた指を曝され、ルキアが頬を朱に染める。
『それ』の意図するところが分からず、嫌悪と同時に困惑は隠しようも無い。
「ほら…濡れてるだろ?」
戸惑うルキアを見ながら、『それ』は凄惨に笑う。
「これはな…てめえが感じてる証拠なんだよ」
「な…っ!?」
ルキアの顔が引き攣った。
「嫌だとか言ってた割には、しっかり感じてんじゃねえか」
「ち、違う…」
嘘だ。
快楽など感じてはいない。感じる筈がない。
そこに在ったのは、痛みと恥辱だけだ。
「そんなに小っこい癖に…随分といやらしい身体してるんだな、てめえは」
呆れた風を装って言い募れば、ルキアの咽がくっと鳴った。
泣き出す寸前の潤んだ瞳で見上げられ、『それ』の嗜虐心は否応なく高まる。
この死神が感じていないことなど、承知の上だった。
指を濡らす液体は、彼女自身の身体を守ろうとする本能により流れ出たものだ。
だが彼女を辱めるためには、このまま勘違いをさせておいた方が好都合だった。
笑みを崩さないまま手を擡げ、濡れた指を一本ずつゆっくりと舐め回す。
口に含んで卑猥な音と共に吸ってみせると、ルキアの瞳が驚愕に見開かれた。
「あっ…」
信じ難い光景を見せ付けられ、瞳を逸らすことすら出来ずにいる。
「これだけ濡れてりゃ充分だろ…なあ、ルキア?」
『それ』はもう一度ルキアの腰に片手を回し、完全に動きを封じた。
一方の手では素早くベルトを緩め、邪魔な衣類を脱ぎ捨てる。
二人の身体を隔てるものは全て取り去られた。
破壊衝動にも似た穢れた欲望は、性急な動きへと形を変える。
細い両脚の間に無理に身体を割り込ませ、猛る一護自身を小さな秘所に宛がった。
刹那、ルキアが硬く瞳を閉じる。
「一護…」
唇から漏れ出たのは、殆ど聞き取れないほどに微かな声。
助けを求めて名を呼ぶその声は、しかし『それ』を逆上させた。
「呼んでも無駄だぜ、死神。一護は戻らねえよ」
「一護…一護っ!!」
「無駄だって言ってんだろ…!!」
次の瞬間、一護自身がルキアを貫いた。
小さな身体が仰け反った。
両脚の間に熱い塊が押し付けられ、抵抗を無視して押し入ってくる。
指で嬲られていた時とは比べ物にならない痛みが、容赦なくルキアを襲った。
悲鳴は覆い被さる唇に吸い込まれ、くぐもった音にしかならない。
一息で最奥まで突き入れ、『それ』はふと目を細める。
結合した部位から流れ出る鮮やかな紅。
「初めて…だったのか」
思わず動きを止め、そうルキアに問う。
「っ…だとしたら…何、だ…」
途切れがちの息を吐き、声を振り絞ってルキアが応える。
睨みつける瞳は、憎悪の色を隠そうともしない。
この期に及んでの気概に、『それ』は呆れると同時に畏敬の念すら覚えた。
そして…嬉しくて堪らなくなる。
誇り高い死神を、思う存分穢し尽くすことが出来る。
滅茶苦茶になるまで玩び、悲鳴をあげさせ、己の足元に這い蹲らせる…。
欲望は止まる処を知らず、動かずにいるのも最早限界だった。
ぎりぎりまで自身を引き抜き、再び勢いをつけて突き上げる。
「うぁ、っ…!!」
抑えきれなかった悲鳴がルキアの口から零れた。
本能的に逃げようとしても、爪先がシーツの上を空しく滑るだけだ。
全身を貫く衝撃に、呼吸さえも上手く出来ない。
「さすがに…きつい、な…」
息を荒げているのは『それ』も同様だった。
両腕でがっちりとルキアの腰を押さえ込み、何度も何度も激しく己の腰を叩き付ける。
流れる破瓜の血は『それ』の動きを滑らかにし、震えるほどの快感を呼び覚ます。
穿つ様に押し広げる様に動くと、熱く濡れた内壁が絡み付く。
「あ、あ…っ、ん…!!」
弱々しく喘ぐ声が耳に心地良い。
苦痛から漏れるその声すらも、『それ』をいっそう昂ぶらせるだけだ。
震える身体に覆い被さり、再び喉もとに喰らいついた。
滑らかな肌を舌でなぞりながら、左に右にと痕を刻む。
紅く濡れ光る刻印は一筋の線を形作り、『それ』の眼を愉しませた。
白く細い喉を彩る紅い首輪。
「くぅ…あ…」
「もっと啼けよ、ルキア…っ!!」
目茶滅茶に抉られ、そこに在るのは痛みだけだった。
ルキアは両手でシーツを固く握り締め、必死で耐える。
抵抗しようとか逃げようとか、そう考えるだけの気力も残っていなかった。
華奢な肢体を力なく捩り、息を喘がせるのが精一杯だ。
「や、あっ…!!」
堪えきれずに意識を手放そうとした瞬間、
「おっと…まだ早えよ」
不意に律動が止み、期せずして与えられた休息にルキアは思わず安堵する。
意図が分からずに見上げれば、歪んだ笑みが待っていた。
「勝手に寝てんじゃねえぞ、ルキア」
『それ』は出し抜けに手を伸ばし、ルキアが未だ纏ったままのパジャマの襟を掴んだ。
力を込めて引き下ろすと、日に曝されていない白い肩口が露になる。
無防備なそこへ唇を押し当て、舌先で丁寧に舐め上げる。
今迄の荒々しさが幻であったかと思えるような、労わりすら垣間見える仕草。
首筋から肩にかけて何度も往復し、柔らかな耳朶を口に含み、熱い吐息を吹きかける。
「は、あ…っ」
繰り返される穏やかな刺激に、ルキアの呼吸は徐々に落ち着きを取り戻しつつあった。
快楽など感じるべくも無いが、今は動かないで居て貰えるだけで有難い。
だが、『それ』が待ち望んでいたのは一瞬の心の隙。
ルキアの身体が僅かに緊張を解いた瞬間、鋭く肩口に歯を立てた。
「ああああっ…!!」
痛みから逃れようと闇雲に暴れる身体を、全身を使って押さえ込む。
食い込んだ歯は容易に柔肌を貫き、血管を破った。
白い肌を汚す紅が己の顎を伝い落ちても、尚も力を緩めない。
「や、あ…っ、あぁ…」
「てめえは俺のもんだ、死神」
ようやく牙を離し、『それ』が吠えた。
再開された抽送はより激しく、ひたすらにルキアを攻め立てる。
「一護のことは忘れろ。てめえは俺だけを見てろっ…!!」
「や…いや、だ…」
限界まで押し広げられた身体、絶え間なく襲う激しい痛み。
荒々しい動きに翻弄され、身体を揺さぶられ、欲望を叩き付けられる。
ルキアの身体は悲鳴をあげ、これ以上意識を保ち続けることを拒んだ。
「一護…!!」
小さな声でその名を呼んだのが最後だった。
今度こそルキアは意識を手放し、暗闇へと己を委ねた。
※ ※ ※
一護のことは、好いていた。
己の生命を賭して救い出してくれた、そのずっと以前から。
初めのうちはただ生意気なだけだと思っていた。
自分が興味を引かれたのは、今は亡き想い人の面差しに似ていたからに過ぎぬと。
尸魂界へ連れ去られるまで、現世で過ごしたのはほんの僅かな期間。
その短い時間の殆どを一護と共に過ごした。
共に怒り、哀しみ、喜び…全てを分かち合い、互いに心許した。
いつの間にか、一護に惹かれている自分に気がついた。
だが、常に付き纏っていたのは己の罪を責める声。
一護の運命を狂わせたのは、他ならぬ自分だ。
自分さえ軽はずみな行動をとらなければ、一護は人間としての生を全う出来た筈なのに。
そのような自分が、想いを告げる資格などあろう筈も無い。
この想いだけは、永遠に己の胸の内に仕舞っておこう。
そう誓って間もなく訪れた、不意の別れ。
安堵しなかったと言えば嘘になる。
一護の傷はじきに癒えるだろう。
霊圧は図抜けているし、浦原も居る。
きっと大丈夫だと、牢の中で繰り返し己に言い聞かせた。
そして傷が癒えたら…一護は死神としての力を失い、人間に戻る事が出来る。
それこそが私の望んだ結末だった。
私のような者と出逢ったばかりに、一護の運命は狂ってしまった。
出逢うべきではなかった。出逢わなければ良かったのだ。
もう二度と死神にも、尸魂界にも関わってはならぬ。
一介の人間として生きれば良いのだ。
何もかも忘れ、以前と同じ日常に戻れば良い。
…だが、願いは呆気なく裏切られた。
あろうことか一護は尸魂界に侵入し、度重なる死闘を繰り広げ、そして…。
全ての呪縛から、私を解き放ってくれた。
382 :
343:2006/06/24(土) 23:02:47 ID:???
とりあえずここまで。
誤字脱字、駄文はご容赦を。
なんか後半ぐだぐだ…。
>>382 乙彼!!!
大変だったな。まだ全部読んでないから読んでくる
神キタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
虚一護の鬼畜っぷりがいい!
続きも待ってます!
うほっ!!
これは大作ですね
続き待ってます
386 :
343:2006/06/25(日) 08:44:03 ID:???
レス感謝。励みになります。
では続き。今回はエロ無しになってしまった…。
暗闇の中、一護はふと目を覚ました。
頭を擡げて確認すると、時計は深夜の時刻を示している。
もう一度寝なおそうと眼を閉じかけた時、
「…っ!!」
静寂を切り裂く微かな悲鳴を聞きつけた。
胸騒ぎを覚え、一護は慌てて身体を起こす。
今の悲鳴は、確か…。
あれこれ考えるより先に、身体が動いていた。
ベッドから降りて部屋を横切り、壁の一面を占める押入れの引き戸を開ける。
…ルキアが、そこに居た。
小さい身体をいっそう小さく丸め、積み重なった布団の上に横たわっていた。
瞳は硬く閉じられ、眉間には皺が寄っている。
まるで痛みを必死で堪えているような、そんな表情だ。
「ルキア…?」
「いや…だ…」
弱々しく呟く声は涙混じりで、聞いている一護の胸を締め付けた。
思わず腕を伸ばし、出来るだけそっと肩を揺さぶる。
「ルキア…起きろ、ルキア」
「もとに…戻って…」
閉ざされた瞼から一筋の涙が零れ、白い頬を濡らす。
それを目にした瞬間、ルキアの肩を揺する一護の腕に力が込もった。
ルキアが悪夢に魘されているのは明らかだ。
驚かせたくはなかったが、一刻も早くその悪夢から救い出してやりたかった。
「おい、ルキア…!!」
「戻ってくれ、一護…!!」
弾かれた様にルキアが眼を開けた。
「ルキ…」
「は、放せ!!」
一護が名を呼ぶより早くそう叫び、ルキアは身を縮めた。
怯えた表情を隠そうともせず、一護から出来るだけ身体を遠ざけようとするかの様だ。
「ルキア、俺だって。しっかりしろよ…ほら」
言われるままに手を放し、一護は穏やかな声音で語りかけた。
自分を拒むルキアの態度に少なからずショックを受けながらも、己の感情は後回しにした。
今はとにかくルキアを落ち着かせるのが先決だ。
何に怯えているのかはわからないが、悪夢の所為で混乱しているのだろう。
無用な刺激をするまいと腕は引っ込めたまま、宥めるように言葉を紡ぐ。
「悪い夢はもう終わっちまったよ、ルキア。唯の夢だったんだ」
「…」
「怖いことなんか何もねえって。大丈夫だから…な?」
「いち、ご…?」
その声音に安心したのか、ルキアがそろそろと身体を起こす。
見開かれた瞳は、はっきりと一護の姿を映していた。
しかし流れ落ちる涙はそのままで、それが一護を堪らなくさせる。
ルキアのこんな表情を見るのは初めてで、胸が疼いた。
「目、覚めたか?」
「あ…ああ」
幾分掠れた声で返事をし、ルキアはやおら頭を下げた。
「済まぬ、一護。その…起こしてしまったようだな」
「おまえなぁ…」
一護は呆れて溜息を吐き、再びそっと腕を伸ばした。
指が頬に触れた瞬間、ルキアは僅かに身体を強張らせた。
だが今度は拒むことはせず、戸惑いの表情を浮かべて一護を見上げる。
「ったく…謝ることじゃねえだろうが」
溢れる涙を親指で拭ってやると、ルキアが焦った様子で俯いた。
今更ながら自分が泣いていたことに気づき、どうして良いのか分からずにいる。
「す、済まぬ…」
「だから謝んなって」
再度溜息を吐いて受け流し、一護はつと眉を顰めた。
手に触れたルキアの髪が、僅かながら湿り気を帯びている。
「ルキア、ちょっといいか?」
「え…?」
一護は有無を言わさず上半身を押入れに突っ込み、ルキアの両脇に腕を差し入れた。
きょとんと見上げるルキアの小さな身体を抱き上げて、そっと部屋の床に立たせる。
抵抗されるのではと内心危惧していたのだが、ルキアはおとなしくしていた。
床に下ろされても、幾分困惑の面持ちで一護を見つめるだけだ。
「ここで待ってろ。すぐに戻る」
立ち尽くすルキアにそう言い聞かせ、一護は部屋の外に出た。
足音を忍ばせて階段を下り、風呂場横の脱衣所へと滑り込む。
乾燥機の中から妹のパジャマと大きめのタオルを掴み出して、今度は台所へ取って返す。
妹達のお陰で、こういう時の対応はお手の物だ。
冷えたミネラルウォーターのボトルを冷蔵庫から取り出し、階段を上がって自室へ戻る。
部屋のドアを静かに開けると、物音を聞きつけたルキアが振り返った。
先程よりも表情がはっきりしているのを確かめ、一護は密かに胸を撫で下ろす。
「そんなに汗かいてりゃ気持ち悪いだろ。向こう見ててやるから、早く着替えちまえよ」
「…」
立ち竦んだままのルキアの腕にパジャマとタオルを押し付け、一護はくるりと背を向けた。
背後から聞こえる衣擦れの音を毅然と無視して、直立不動の姿勢を崩さない。
やがて、
「…着替えたぞ、一護」
振り向いた視線の先で、着替えを終えたルキアが所在無げに佇んでいた。
憔悴しきった表情は、いつもの覇気溢れる姿からは想像も出来ない。
「とにかく、突っ立ってねえで座れよ」
水のボトルを手渡し、一護は顎でベッドを示す。
ルキアはこくりと頷いて、遠慮がちにベッドの端に腰を下ろした。
二人の間に沈黙が下りる。
少し距離を置いた場所に自分は立ったままで、一護はルキアを見つめた。
ルキアが話したくないと言うのなら、それで構わない。
無理に聞き出すつもりはなかった。
ルキアは暫く無言で水のボトルを弄んでいたが、
「ここ最近…厭な夢を見るのだ」
俯いたまま、訥々と言葉を連ねる。
「妹達を起こしてしまうかもしれぬし…慣れた場所ならば大丈夫かと思って…」
「押入れに潜り込んだ…そういうことか」
「ああ。だが結局、貴様に迷惑をかけてしまったな…済まぬ」
ルキアは深々と頭を下げ、口を噤んだ。
相変わらずの口調に、一護は一瞬天を仰いだ。
「あのな、俺は迷惑だとか思っちゃいねえよ。もう謝んなって」
「…」
「それよりルキア、おまえ本当に大丈夫か?」
真摯な気持ちから、一護が問う。
「顔色も悪いし…疲れてんだろ。毎晩眠れないのか?」
「いや、ここ2,3日だけだ。それに一睡も出来ぬという訳でも…」
ルキアは言葉を切り、顔を上げた。
真っ直ぐに一護を見て、微かに笑ってみせる。
「もう平気だ。世話になった」
しかしその微笑は痛々しく、それが一護を苛立たせる。
少しも平気じゃない癖に、何故この死神はこうも素直になれないのか。
苛立つ気持ちを悟られないよう努めながら、一護は自分もベッドに上がった。
それを退室の合図と受け取ったのか、ルキアが腰を浮かせる。
「おい、何処に行くんだ?」
「妹達の部屋に…」
「こういう時は、誰かに添い寝をしてもらった方が落ち着くんだよ」
ややぶっきらぼうに言い放ち、一護はベッドの壁際に身を寄せた。
横たえた身体をルキアの方に向け、傍らの空いたスペースをとんとんと叩く。
「まだ真夜中だろ。さっさと寝ちまえ」
「!?」
思いも寄らない申し出に、ルキアは虚を突かれた表情で一護の顔を見つめた。
「あいつらの部屋も却下、押入れも却下だ。ほら、早くしろって」
「し、しかし一護…」
「もしおまえが魘されても、ここならすぐに起こしてやれるだろーが」
一護のその言葉が躊躇うルキアの背中を押した。
おずおずとベッドに上がり、一護の傍らに恐々と身体を横たえる。
一人用のベッドはさすがに手狭で、向き合うとルキアの頭の天辺が一護の顎に触れた。
「狭いのは我慢しろよ。ここは朽木のお屋敷とは違うんだからな」
少しでも気分を楽にしてやろうと、一護が軽口を叩く。
だがルキアは至極真剣な顔で頷き、
「そのような贅沢など、言わぬ」
向かい合う一護の顔を見上げてそう告げた。
いかにもルキアらしい受け答えに一護は苦笑し、毛布を引っ張り上げて二人の身体を覆う。
初秋とはいえ、今夜は少し肌寒い。
「もうちょいくっつけ、ルキア。それじゃベッドから落ちるぞ」
「う、うむ」
しかし返事に反して、ルキアはほんの少し一護の側へにじり寄っただけだ。
「…莫迦かてめー、さっきと全然変わってねえよ」
決して気の長い性質でない一護は、ついに痺れを切らした。
毛布の上からルキアの背中に腕を回し、ぐいと己の方に引き寄せる。
荒っぽい仕草だったが、ルキアは少しも恐怖を感じずにいた。
ただ無言で、されるがままに身体を委ねる。
そんな自分が不思議でならなかった。
驚きと同時に込み上げる安堵感は例えようもなく、一護の胸にそっと額をつける。
薄いシャツを通して、一護の鼓動が直に伝わる。
力強いその音を聞きながら、ルキアは静かに眼を閉じた。
微かに聞こえる、規則正しい静かな寝息。
掌を通して伝わる温もりと、呼吸に合わせて上下する小さな背中。
今こうしてルキアが自分の腕の中に居ることが、俄かには信じ難かった。
ずっと待ち焦がれていた瞬間だというのに。
押入れの中から抱き上げた時、あまりに華奢な肢体に怖気づいた。
手荒に扱うと壊れてしまいそうな気がして、脅えずにはいられなかった。
頬を伝う涙を見た瞬間、胸の中で何かが弾けた。
この死神を護りたいと、切にそう願った。
恐る恐る掌を動かし、ルキアの背中を優しく撫でる。
少しでも安らかな眠りが訪れるようにと、ただそれだけを望んで。
「一護…?」
消え入りそうな声で呼びかけられ、ふと我に返る。
「何だ?」
「…有難う」
髪の陰に隠れたルキアの表情を窺い知ることは出来ない。
だが、縋りつくように胸に顔を埋めてくる仕草だけで満たされた。
「礼なんか要らねえっての…」
照れ隠しに呟いてみたが、ルキアの返事は無かった。
今度こそ完全に寝入ってしまったらしい。
幼子をあやすように背を撫で続けながら、一護は思いを巡らせる。
…なあ、ルキア。
少しは自惚れてもいいか?
俺を信用してくれているから、そんなふうに安心して眠っちまうんだろ。
他の野郎にはそんな顔、見せたりしないよな。
ずっとずっと腕の中に閉じ込めておけたら、どんなに良いだろう。
独り善がりな考えだというのは百も承知だ。
でも、そう願わずにはいられなかった。
「もう…悪い夢なんか見るんじゃねえぞ」
俺が護るから。
聞こえないとは知りつつも、眠り続けるルキアの耳にそっと囁く。
「おやすみ…ルキア」
瞼を通して射し込む光の眩しさに、ルキアは眼を開けた。
一瞬己の置かれている状況が把握出来ず、戸惑いの表情を浮かべる。
一護の部屋の、一護のベッド。
そして一護の姿は何処にも見当たらない。
どうして此処に…!?
飛び起きた途端に意識が覚醒し、昨夜の記憶が甦る。
…ああ、そうだ。
酷い悪夢に魘されて、一護に起こされたのだった。
まるで子どもだと自嘲気味に笑い、ルキアはふと眉を顰めた。
そういえば…昨夜のあ奴、妙に甲斐甲斐しかったな。
替えの服を用意し、水を飲ませてくれ、添い寝まで…。
寝付くまでの間ずっと背中を擦ってくれたことも、朧気ながら憶えている。
ぶっきらぼうで取っ付き難く、いつも眉間に皺を寄せている癖に。
怪訝な顔のまま床に降り立ち、窓際へと歩み寄る。
カーテンの隙間から覗いた空は雲ひとつ無く澄み渡り、陽は既に高い。
完全に遅刻だなと呟いて部屋の中へと向き直りかけ、一護の机の上に視線が留まった。
破り取ったノートの切れ端に、何事か書き付けてある。
拾い上げて目を落とし、ルキアは微笑した。
『学校は休んで、ゆっくり寝てろ。
腹が減ったら、朝メシは冷蔵庫の中だ。
伝令神機はオレが持って行くから、心配するな』
癖のある一護の字を指でなぞりながら、
「意外に心配性なのだな、一護の奴は…」
呟くその頬が微かに紅い。
一方的に心配されるというのは性に合わないが、同時に面映いような気持ちもある。
結局、あの後は夢も見ないほどの深い眠りを貪った。
ここ数日というもの、碌に一睡も出来ずにいたというのに。
一護の温かさを全身で感じ、安心して眠りに身を委ねることが出来た。
思い返すと顔が熱く火照る。
逞しい腕、大きな掌、厚い胸板…。
その全身で、強くそして優しく包み込んでくれた。
温もりが心地良くて、ずっと浸っていたいと願った。
ずっと抱きしめていて欲しかった。
だが、一護に他意が無いというのは判っていた。
昨夜とて、きっと愚図る子どもを宥めるのと何ら変わらない気持ちだった筈だ。
判ってはいても、やはり淋しかった。
…淋しい?
これ以上、何かを望んでいるというのか?
「なっ、何を考えているのだ私は…」
首を振って巡る思いを断ち切り、ルキアは階下へ向った。
398 :
343:2006/06/25(日) 08:55:38 ID:???
とりあえずここまで。エロくなくてすまん。
続きキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
イチルキ大好物なんで続き楽しみにしてますノシ
神乙です!!!!
ホロウルキアの鬼畜もイチルキもすごくイイ!!!
続きものすごく楽しみにしてます!!!
神キテタ!!
一ルキ大好きなんでかなりwktk
続き待ってるよーー
恋ルキやらイチルキやら神降臨でwktk
どっちも続きが楽しみだ(*´Д`)
夜なのに神降臨で眠れそうにない…!!(*´Д`)ハアハア
本当に文章うまいなー!!
昨日読んでから、今日は343神の作品が頭から離れなかったよ。
続きが楽しみすぎる…!
スゲー引き込まれたよw
エロエロじゃないけど
ドキドキした。
神ありがとう!
407 :
343:2006/06/26(月) 11:16:16 ID:???
レスくれた方、読んでくれた方、とにかく感謝!!
平日はほぼ携帯厨なので、続きはもし宜しければ週末にでも。
それまでは名無しに戻ります。ほんと、感謝!!
続き楽しみに一週間乗り切ります!
楽しみに待ってます(*´Д`)
虚苺ルキア鬼畜イイ!
後半の苺ルキアもイイ(*´Д`)激しくイイ
週末が待ち遠しいぞ
ポスター( ゚д゚)ホスィ…
映画館に設置されるバナーは一護・ルキアたん・恋次・日番谷・兄様
どうやら等身大らしい…!(180×350)
ルキアたんの小ささを美麗イラストで実感できる予感(*´Д`)
見つけたら写メでも撮ってこよう周りの視線が痛いだろうけどww
大丈夫だ
皆でやれば怖くない
ちょwww やるのか皆で
敵は周りの視線じゃない
己の心だ!
417 :
343:2006/07/01(土) 04:54:07 ID:???
流れd切りスマソ。
PC復活につき、続き投下っす。
家の中でじっとして居るのが勿体無い位の良い天気。
窓硝子越しに空を見上げ、ルキアは大きく溜息を吐く。
たった独りで居る黒崎家は、寒々しいほど広く感じた。
一護も妹たちも、夕方にならねば戻って来ない。
椅子に腰を下ろし、何気なくテレビのスイッチを入れる。
ブラウン管から溢れる人の声に気が紛れるかとも思ったが、反って人恋しさが募った。
死神の癖に可笑しなことだと力なく笑い、椅子の上で膝を抱える。
『そういえば、あの日も…』
瞳はいつの間にか空へと吸い寄せられる。
何処までも青く、澄みきった空。
―――あの夜が明けた翌朝も、空は美しく晴れ渡っていた。
意識が徐々に覚醒する。
頭の芯を揺さぶる鈍い痛みに顔を顰め、ルキアはのろのろと眼を開けた。
身体中が妙に気だるく、関節が軋む。
義骸の調子が悪いのだろうか。
困惑しながら視界に眼を凝らした瞬間、そのようなことはどうでも良くなった。
見慣れた一護の顔がそこに在った。
瞳を閉じ、眉根を寄せ、未だ深い眠りの中を漂っている。
腕は寝具越しにルキアの身体に回され、まるでルキアが逃げるのを防ぐかの様だ。
思わず身体を起こしかけ、下腹部に走る痛みに一瞬怯んだ。
恐々と己の身体に視線を落とし、パジャマの上しか纏っていないことに気づく。
刹那、鮮やかに甦る昨夜の記憶。
悲鳴を押し殺すことが出来たのは僥倖だった。
すぐにでも逃げ出したい気持ちを必死で堪え、全身を緊張させて気配を探る。
寝息に耳を澄まそうにも、狂ったような己の鼓動が邪魔をする。
が、迷っている暇は無い。
何時また此奴が眼を覚まし、厭わしい行為に及ぶやも知れぬ。
ルキアは息を殺し、そっと抱擁から脱け出した。
ベッドが軋む微かな音にすら怯えながら、急いで下着とパジャマのズボンを身に着ける。
どうにか床に降り立った時には、背中を幾筋もの冷たい汗が伝っていた。
萎えそうになる両脚を叱咤し、駆け出したくなる衝動を抑え、静かに部屋を横切る。
怯えるあまり、背後を振り返ることすら出来ずに。
ドアに辿り着くまでに恐ろしく時間がかかった気がした。
相変わらず背後からは何の物音もせず、ルキアはあと一歩だと自分に言い聞かせる。
大丈夫だ、此奴は未だ眠っている。
先ず家族を起こして、上手く言いくるめて安全な場所に避難させねば。
その後のことは…そうだ、浦原に連絡すれば良い。
汗で滑るドアノブを握った、その時。
押入れの中から、微かに伝令神機の受信音が聞こえた。
『不味い…!!』
ルキアは全身を強張らせ、背後のベッドを振り返った。
ルキアは良く闘った。
自分の何倍もある虚を相手に一歩も退かず、純白の斬魄刀を縦横に振るう。
虚は傷を負い、どす黒い血を迸らせて暴れ狂った。
しかし昨夜散々痛めつけられたルキアの身体は、既に限界を迎えていた。
攻撃をかわして飛び退る足が縺れ、無様に地面に叩きつけられる。
『しまった…!!』
倒れた拍子に斬魄刀は己が手を離れ、鬼道を放つ余裕も無い。
もう駄目かと眼を瞑った瞬間、
「…!?」
身体がふわりと宙に浮いた。
次いで一閃する太刀筋と、耳を聾する虚の断末魔の叫び。
焦って周囲を見回し、ルキアは気づいた。
自分の身体が横抱きに抱えられていることに。
…まさか。
期待を込めて見上げた視線は、しかし一瞬にして裏切られる。
死覇装に包まれた体躯は、確かに一護のものだった。
だが顔の半分を覆い尽くす仮面と、狂った光を放つ虹彩は昨日のまま。
「いや…」
ルキアの唇から零れたのは、弱々しい呻き声。
「いや…だ」
信じられなかった。信じたくなかった。
「…手間かけさせてんじゃねえよ、ルキア」
笑いを滲ませた唸り声に、投げかけられた眼差しに、恐怖だけが募る。
竦んだ身体は少しも言うことを聞かず、ただ惨めに震えるばかりだ。
「おい、折角助けてやったんだぜ?礼の一つも言えねえのか?」
持ち上がった口角の端から、鈍く光る牙が見え隠れする。
「あ…あ…」
視線を外すことも、言葉を発することも出来なかった。
たった一晩の出来事が、ルキアの心に酷い爪痕を残していた。
「そんな礼儀知らずの死神には…」
見上げる怯えきった瞳に、『それ』は笑みを深くする。
「躾をしてやらないと…なあ?」
左の腕にルキアを抱えたまま、不意に『それ』は視線を他所に向けた。
その先に在るのは、先程まで対峙していた虚の変わり果てた姿。
地面に巨体を横たえ、最早ピクリとも動かない。
一瞥して侮蔑しきったように唇を歪め、『それ』は徐に口を開けた。
瞬間、目も眩む閃光が周囲を覆い尽し、虚の姿が跡形も無く四散する。
虚閃を発したのだとルキアは知り、気づいた途端に深い絶望の淵に突き落とされる。
たった今まで、或いは一護の心が残っているのではと期待していた。
例えその期待がほんの僅かなものであったにせよ。
だが、『それ』は虚に魂葬を施す素振も無く、無惨に消滅させてしまった。
一護なら、死神の責務を理解している者なら、決してそのような振舞いはすまい。
『一護…』
ルキアは震える下唇を噛み締め、拳をぎゅっと握った。
そうしないと、泣き出してしまいそうな気がした。
『頼む…戻って来てくれ、一護!!』
瞬歩に匹敵する速度で空を駆け、『それ』は一護の部屋へと降り立った。
朝の陽射しが暖かく降り注ぐ、いつもなら居心地の良い筈の部屋。
しかしその穏やかな光景の中に在って、『それ』の姿はあまりに異様だった。
慣れ親しんだ死覇装すらも、『それ』の纏う禍々しさを助長させるものでしかない。
「そら、着いたぜ」
無造作にベッドの上に放り出された瞬間、ルキアは敏捷に跳ね起きた。
振り乱した前髪の隙間から、憎悪を込めて眼前の不気味な存在を睨み付ける。
今しがた目の当たりにした強大な、そして非情な力。
敵う筈が無いとは分かっていた。
分かっていても、むざむざと惨めに抱かれるつもりは無かった。
「へえ…闘る気かよ、ルキア?」
愉快気にくつくつと笑いながら、『それ』が足を踏み出す。
反射的にルキアは全身を強張らせ、思わず一歩後ずさった。
「よ、寄るな!!」
後ずさった途端に悟ったのは己の不覚。
不確かな足場に、身体がぐらりと揺れた。
機を逃さず『それ』が躍り掛かり、咄嗟に蹴り上げたルキアの脚を払う。
「くっ…!!」
背中から倒れ込む寸前、身体を捻ったのが災いした。
気づいた時にはうつ伏せに組み敷かれ、跳ね除けられない重みが腰の辺りに圧し掛かる。
「分かったか?てめえは、俺には敵わねえんだよ」
「だま…れ」
身体の下で空しくもがく華奢な肢体が、『それ』の欲望をそそる。
撫でてやろうと戯れに頬に手を伸ばすと、ルキアは素早く反応した。
渾身の力を以って『それ』の手の甲に爪を立て、躊躇うことなくざくりと抉る。
「くそっ!!」
慌てて手を退いたが間に合わず、滲む血の玉にルキアが未だ諦めていないと知る。
肩越しに睨む眼光の鋭さも、『それ』の怒りを煽った。
先程までの余裕などかなぐり捨て、ルキアの両腕を捕えて背中に捻り上げる。
あまりに細い両腕を制するのは片手でも容易だ。
振り向いて罵声を浴びせようとするところへ、空いた一方の手で髪を掴んで顔をシーツに埋めさせる。
「っとに躾がなってねえな…」
わざとらしく溜息混じりに呟いて、『それ』はルキアの項へと顔を近寄せた。
昨夜己がつけた傷を確かめる様に、死覇装の上から肩口に軽く歯を立てる。
「…!!」
ルキアの身体がびくりと震えた。
生々しい記憶に全身が硬直し、冷たい汗がこめかみを伝う。
流された血。刻まれた傷痕。
身体に、心に教え込まれた純粋な恐怖。
シーツに頬を押し付けられ、両手を背中で縛められ、ただ怯えることしか出来ない。
その間にも『それ』はじわじわと顎に力を込め、昨夜の傷を嬲り続ける。
開いた傷口から生温かい液体が滲み、己の死覇装を濡らすのを感じた刹那。
がちがちと歯を鳴らし、全身を震わせ、ルキアは微かに唇を動かした。
「や…止めて、くれ…」
終に漏れたのは、悲鳴にも似た哀願だった。
ほっそりとした項に舌を這わせ、『それ』は薄く笑う。
試みに両腕を自由にしても、ルキアは抵抗しなかった。
小刻みに震え、無力に組み伏せられたまま。
気高い死神がようやく見せた従順さに、『それ』は愉悦の表情を隠しきれない。
頭を押さえつけていた手の力を緩め、汗に塗れた黒髪を慈しむ様に梳く。
「もう二度と…」
項に、髪に口づけを繰り返し、『それ』はルキアの耳に囁きかける。
「歯向かおうなんて思うんじゃねえぞ」
耳朶をぺろりと舐めて顔を覗き込むと、ルキアはきつく眼を瞑っていた。
眉根を寄せ、屈辱に頬を染めたその横顔に、どうしようもなく惹かれてしまう。
「良い子にしてりゃ、悪いようにはしねえよ」
覆い被さる様に両腕を回し、ルキアの死覇装の袷に手を掛ける。
力任せに其処を押し開こうとした時、
「何故…」
弱々しく問う声に動きが止まった。
「何故、このようなことをする…?」
「…言ったろ、死神」
呟いた声は、募る激情とは裏腹に妙に冷え冷えとしていた。
「俺は…」
震える身体を背後から抱きすくめ、滑らかな頬に己の顔をすり寄せる。
「一護の本能だ、って」
耳元で囁かれたその言葉に、ルキアははっと眼を見開いた。
視界の端に映るのは見慣れた髪の色。
一護と同じ、橙色。
…ああ、そうだ。
どうして忘れていたのだろう。
此奴は、一護だ。
優しい眼差しも温かい声も、何もかもを失くしてはいても。
そっと息を吐き、ルキアは静かに眼を閉じる。
袷に指を掛けて、襟元から大きく寛げる様にする。
袴の隙間から死覇装の裾がするりと抜けて、ルキアの身体に纏わり付いた。
襦袢の帯を解いて裾を捲り上げると、新雪の如く真っ白な背が露になる。
その光景に眼を奪われながら、『それ』はゆっくりと蹂躙を開始した。
微かに汗ばんだ背中に掌を押し当て、吸い付くような肌の感触に胸を躍らせる。
ゆるゆると撫で、擦り、爪の先で幾度もなぞる。
昨夜とはまるで別人の様な、丁寧で緩やかな動き。
手酷く扱われるものと覚悟していたルキアは混乱し、それでも何処かで安堵していた。
肌に感じる確かな温もりに、心が揺らいだ。
その所為で、油断していた。
「あ…」
脇腹に軽く触れられ、ルキアは声を抑えることが出来なかった。
慌てて唇を噛んだが、間に合う筈も無い。
背後で『それ』が笑う気配に、己の失態を思い知らされる。
「どうした、ルキア?」
残酷な笑みを顔に貼り付かせながら、『それ』は努めて穏やかな口調を保つ。
一護と全く同じその声音が、ルキアにとって抗えない枷となるのは明らかだ。
「ルキア…?」
項に唇を寄せて息を吹きかけ、同時に指先で脇腹を撫で上げる。
「ん…っ!!」
ルキアは必死で声を堪え、身を捩る。
ただくすぐったいだけではない、ひどく甘く疼くような感覚。
その正体が何なのかを悟る知識も経験も、ルキアには未だ無い。
「なあ…もっとイイことしてやろうか?」
囁かれた言葉の意味も理解出来ずにいる内に、腰に感じていた重みが失せた。
『それ』が身体を退けたことを知り、逃げるのなら今だと理性が叫ぶ。
だが四肢はぴくりとも動かず、力を入れることすら叶わない。
困惑し呆然と横たわるルキアを余所に、『それ』の行為は容赦なく続く。
袴の紐を解いて脱がせ、現れた滑らかな曲線に喉を鳴らす。
膝を開かせ腰を高く掲げさせ、淫猥な眺めに満足する。
『それ』は低く唸り、再びルキアの身体に覆い被さった。
裾を割って手を潜り込ませ、脇腹を軽く撫で、平らな腹部を掠めて更に上へ。
二つのささやかな膨らみに指が触れると、華奢な身体が大きく震えた。
にやりと笑って唇を舐め、『それ』は両の掌でルキアの乳房を押し包む。
小柄な体躯に見合った控えめな膨らみは、しかし驚くほどに柔らかい。
緩やかに揉みしだいて、上質の絹の様な肌触りに陶然とする。
力を込めると容易に形を変えながらも、確かな弾力が掌に僅かな抵抗を残す。
「堪んねえな…」
その感触に心奪われ、『それ』が低く呻いた。
円を描く様に掌を動かし、指先の力を加減して入念に弄ぶ。
執拗なくらいに丁寧な愛撫を続けていると、次第にルキアの様子に変化が生じてきた。
薄く色づくまでに上気した肌が、しっとりと汗ばむ。
息はすっかり上がり、空気を求めて唇が小さく開いている。
シーツに押し付けられた顔の脇で軽く拳を握り、肩を震わせ、瞳は固く閉じたまま。
「気持ちいいんだろ?」
「…そんな、こと…な、いっ」
しかし滑らかな双丘の頂は『それ』の愛撫に反応し、徐々に硬く立ち上がりつつあった。
それでも尚ルキアは力なく首を振り、己の痴態を認めまいとする。
素直でないその反応が忌々しく、無性に苛々する。
どうあがいても敵わない癖に、何故こうも逆らうのか。
憤りすら覚え、この死神を徹底的に辱めてやろうと心に決める。
『それ』が両の親指の腹で乳房の頂をそっと擦った途端、
「…っ!!」
ルキアの身体が小さく跳ねた。
その反応に『それ』は目を細め、
「嘘ついてんじゃねえよ、ルキア」
意地悪く囁き、同じ動作を繰り返す。
「嘘、など…ついて、居らぬ…っ」
更にもう一度。
「う、く…っ」
繰り返される刺激に耐え切れず、ルキアは小さな声を漏らした。
触れられている場所から、痺れる様な感覚が全身を駆け巡る。
「認める気になったか?」
『それ』は牙を剥き出して笑い、今度は親指と人差し指で強く抓んだ。
瞬間、
「やっ、ああっ…!!」
堪える術の無かった叫びが漏れ、小柄な肢体が弓の様にしなる。
「…なんだ、しっかり感じてるじゃねえか」
声を聞いた途端に、箍が外れた。
両の頂を左右其々の指で挟み、ぐっと力を込める。
残りの指は荒々しく乳房を弄び、白い肌に紅い花を散らした。
「ああっ、い、いやだ…!!」
己を拒むルキアの叫び。
絶望的な響きを帯びたその声が耳を撃ち、『それ』の笑みが掻き消えた。
募る憤怒に身体を衝き動かされ、強過ぎる力で爪を立てる。
「いやっ…ひっ、ああ…!!」
乳房の先端に焼け付く様な痛みを覚え、ルキアは悲鳴をあげた。
苦痛に身体を捩っても、『それ』は一向に力を緩める気配を見せない。
否それどころか、ルキアの悲鳴は更に『それ』の嗜虐心を煽る結果となった。
親指と人差し指の爪をぎりぎりと喰い込ませ、桜色の柔肌に紅い線を刻む。
「いっ、や、やめろ…っ!!」
「…口の利き方から教えてやろうか?」
脅す様に『それ』が唸り、尚も指先に力を込める。
ルキアは激しく首を振って拒絶を示し、きつく唇を噛み締める。
服従させずにはおかないという欲望と、屈してなるものかという意地。
無言のせめぎあいの中、互いの喘ぎだけが部屋に響く。
と、不意に『それ』が力を緩める。
この強情な死神を意の儘に扱うのは、決して容易ではない。
己に屈服しそうな素振を見せたかと思うと、次の瞬間には全身で抗う。
しかし抵抗されればされるほど、暗い欲望を煽られるのもまた事実だ。
『それ』は下方へと身体をずらし、再び緩やかに動き始めた。
開かせた脚の間から手を差し入れ、掌全体を使って優しく内腿を撫で上げる。
「…!?」
行為の矛先を変えられてルキアは戸惑い、戦慄く息が一瞬止まる。
その素直な反応を笑いながら、『それ』は右手を更に上へと滑らせた。
脚の付け根の、秘められた場所へと。
武骨な癖にひどく繊細な動きを見せつつ、『それ』の指がいとも容易くルキアの弱点を探り当てる。
包皮に隠れてひっそりと息づく萌芽をごく軽く突くと、ルキアが腰を跳ねさせた。
「あ、あ…んっ!!」
桜色の唇から零れるのは確かな嬌声。
脚を閉じて逃れようにも力が入らず、がくがくと震えるのが精一杯だ。
「ここが…気持ちいいのか?」
「あ…ふ、あ…」
喘ぐ合間に、ルキアは啼き声をあげ続けた。
痛みにも似た快感が、途切れることなく押し寄せる。
堪えよう、我慢しようと思ってはいても、圧倒的な快楽の前には無力だ。
そんな己を情けなく思う余裕すら与えられない。
全身を駆け巡る快感はやがてその矛先を一点に向かわせ、期待に甘く疼かせる。
絶え間ない刺激によって引き出された本能に、身体は何処までも忠実に反応した。
理性が、思考が追いつかない。
「うくっ、あ、ああっ…」
「答えろよ…」
『それ』は巧みに攻め続ける。
二本の指で敏感な芽を挟み、擦り上げ、つんと弾く。
「はっ…あ、あぁ…んっ」
何度かその行為を繰り返す内に、ルキアの瞳がとろりとしてきた。
唇から漏れる声も、徐々に艶を帯びたものになりつつある。
所在無げに彷徨う視線、無意識に両脚を擦り合わせようとする仕種。
ルキアの全てが『それ』を煽り、誘惑する。
「誘ってんじゃねえよ、死神…」
「あ…く、っ…!!」
喉に絡んだ唸り声も、今のルキアの耳には届かない。
頃合や良しと見て取り、『それ』は次の行為に移る。
些か性急にも思える所作で包皮を剥いて、小さな萌芽を外気に曝す。
無理矢理暴かれた其処をそっと抓むと、ルキアの両肩が強張った。
そして、
「嫌だ、やめろ、嫌だっ!!」
一瞬の静止の後、これまでにない激しさで身体を捩る。
だが『それ』は少しも意に介した様子を見せず、手を休めることもしない。
反って顔に薄い笑みさえ浮かべ、
「だから暴れんなって…痛い目見るぜ?」
残酷に言い放ち、膨らみかけの芽に鋭く爪を立てる。
「や、ひぁっ!!」
激痛が走ったのはほんの刹那。
一瞬の後には気が狂いそうなほどの甘い刺激に取って代わられる。
「い…やぁ…っ」
それを自分ではどうすることも出来ず、ルキアはただ無力に喘ぐしかない。
痛みと快感とに翻弄され、意識が次第に追い詰められていく。
「嫌…?」
黒一色の瞳に灯る虹彩が妖しさを増す。
「てめえの身体は、そうは言ってねえだろ?」
中指をゆっくりとルキアの中に埋めながら、『それ』は嘲りの声をあげた。
相変わらずの締め付けのきつさを心地良く感じ、出来うる限り奥へと進める。
時折指を曲げて悪戯に内壁を引っ掻いてやると、その度にルキアの腰が跳ねた。
昨夜力ずくで抱いた時とは明らかに違う、素直な反応。
その反応が可愛く、壊したくて堪らなくなる。
すぐにでも抱いてしまいたいという欲望を捻じ伏せ、ゆるゆると指を動かす。
「んっ…は…っ」
濡れた声、濡れた瞳。
甘い吐息を紡ぐ唇には、僅かに纏わり付く血痕が彩りを添える。
幾度も悲鳴を堪えようと噛み締めた所為で、自ら傷を付けてしまったのか。
真珠の様な肌に咲く無数の紅い花弁は、紛れもなく己の暗い欲望の印だ。
中指を最奥まで挿し込み、同時に親指で萌芽を軽く押し潰す様に撫でる。
「ああああっ…!!」
瞬間、一際高い嬌声と共に小さな身体がぴんと張り詰めた。
次いで戦慄く様に吐き出された吐息、弛緩した肢体。
蕩けた瞳が虚ろに見開かれ、内奥から湧き出した蜜が『それ』の指を温かく包み込む。
「なあ…良かったろ?」
囁いて徐々に指を引き抜き、『それ』は手放すのを惜しむ様に再び内腿に掌を這わせる。
「本当にいやらしい奴だな、てめえは…」
「…っ」
ルキアの頬が紅潮した。
虚ろだった瞳に炎が点り、羞恥に潤んだ瞳で肩越しに睨む。
が、僅かな抵抗を示せたのも一瞬のこと。
「ひっ…!!」
新たな感触に全身が総毛立った。
未だ収縮を解けずにいる内奥に、二本の指が挿し込まれる。
「や…だっ、痛っ…!!」
「すぐに良くなるさ。てめえの身体は、そういう身体だ」
優しさや気遣いとは無縁の荒々しさで、『それ』の指が乱暴にルキアの中を掻き回す。
「く…ふっ…」
圧倒的な痛み、徐々に取って代わる圧倒的な快感。
屈しそうになる意識を必死で繋ぎ止め、ルキアは歯を食いしばる。
しかし、際限無く齎される刺激に抗い続けることなど到底出来よう筈も無い。
そして、ルキアの心にわだかまる一つの想い。
覆すことの出来ない真実。
此奴は、一護だ。
例えどんなに姿が変わり果て、その心を失っていようとも。
確かに心通わせ、互いに護り、護られた。
忘れていたのではなく、認めたくなかっただけだ。
…ルキアの全身から力が抜ける。
胸の中で何かが音を立てて崩れ落ちた。
「お願い、だ…」
ぐったりとうつ伏して息を荒げ、ルキアは喘ぐ合間に声を振り絞った。
「も、う…やめて…っ、赦して、くれ…」
閉じた瞼の隙間から、一筋の涙が溢れて頬を伝う。
死神が堕ちた瞬間だった。
背後から穿たれ、息が詰まる。
押し入る熱の感触に、激しい痛みが呼び覚まされる。
「ルキア…」
耳朶を柔く噛みながら囁きかけるその声は、紛れもなく一護のもの。
覆い被さる身体も、己の腰を掴む腕も。
ルキアは眼を瞑ったまま、必死で嗚咽を堪える。
しかし流れ落ちる涙は止める術が無く、シーツに吸い込まれて染みをつくった。
「ルキア…ルキア…」
『それ』はうわ言の様に呼び続け、ひたすらにルキアを求めた。
左手をルキアの身体の前に回し、掌で乳房を包み込む。
力を入れては緩め、時折軽く爪を立て、その都度白い肌に紅い線が増えていく。
右手は細い腰を押さえ込みながら、指先で脇腹を、腹部を緩く撫でる。
その穏やかな手つきとは逆に、ルキアの秘所を抉る動きは一時も止まない。
華奢なルキアの身体が浮くほどに激しく突き上げ、尚も深く繋がろうとする。
「う…あっ…」
耐え切れずにルキアが呻き、端整な顔を歪ませた途端。
『それ』の動きが変化を見せた。
荒々しさは影を潜め、ごく浅く緩やかに繰り返される抽送へと形を変える。
あたかもルキアの痛みを慮り、苦しみを軽減させようというかのように。
項に感じる息遣いは変わらず荒く、『それ』が己を抑えようと苦闘しているのは明らかだ。
半ば朦朧とした意識の中、ルキアは漠然とした驚きを抱いた。
そして、微かな希望に縋りつく。
「一護…?」
震える声で名前を呼んで、恐る恐る顔を擡げた。
期待を込めて見上げる紫紺の瞳。
しかし迎えたのは、燃え盛る焔の様な光を宿した虚の眼。
「てめえ…」
割れた声音に込められるのは純粋な怒りでしかなく、ルキアはひどく怯えた。
「誰のことを考えてやがった…?」
「あ、あ…」
震える肩を掴んで、死覇装が血で濡れているのを知りながら傷口に指を喰い込ませる。
逃げようとするのを押さえつけ、出来うる限りの激しさで幾度も秘所を抉った。
一護の名を呼んだ声さえも憎らしく、死覇装の襟を掴んでシーツに顔を押し付ける。
「んんんん…っ!!」
くぐもった悲鳴も、己の身体の下でもがく脆い肢体も。
何ひとつ己のものにならないと知った。
「くそっ…くそっ…!!」
『それ』は気づかない。
己の叫びが、悲鳴にも似た響きを帯びていることに。
己の抱く感情が、激怒だけではないことに。
嫉妬も絶望も、決して『それ』が知り得ぬ筈の感情だった。
…この死神と出逢う迄は。
訳の分からぬ感情から逃れようと、『それ』は闇雲に動き続ける。
ルキアが意識を失いかけると傷をいたぶり、微かに漏れる悲鳴に顔を歪める。
「ちく、しょう…っ」
聞きたいと願ったのは、苦痛に喘ぐ声ではない。
見つめられたいと望んだのは、憎悪に満ちた瞳ではない。
だが…何もかもが遅過ぎた。
せめて身体だけでも繋がっていようと、何度も何度もルキアを貫く。
己が達した後も尚ルキアの身体を弄り続け、再び交わる。
ルキアは既に気を失い、力なく伏せたままだ。
そうと分かっていても、『それ』は小さな死神を離すことが出来なかった。
434 :
343:2006/07/01(土) 05:28:16 ID:???
誤字脱字乱文はご容赦を。
続きはエロなし。とりあえず投下。
角を曲がれば自宅という所で、一護はようやく足を緩めた。
ずっと走り通しだったため、さすがに息が上がっている。
腕の時計に眼を遣ると、じきに正午だ。
額の汗を拳で拭い、息を整えながら歩き出す。
午前の授業が終わるや否や、さっさと学校を抜け出してきたのだ。
「ルキアの奴、おとなしくしてるかな…」
思いついて塀越しに自宅を覗き込むと、窓硝子の向こうにルキアの姿が見えた。
居間の椅子の上で膝を抱え、こちらに横顔を向けている。
どうやらテレビを眺めているらしいが、心此処に在らずといった感は拭えない。
その淋しげな表情に衝き動かされ、一護は急いで玄関のドアを開け放つ。
靴を脱いでいると、居間の方からタタタと小さな足音がした。
すぐさま柱の陰からルキアが顔を覗かせ、
「一護!!」
名前を呼んで、パジャマ姿で駆け寄る。
跳び付きかねない勢いの仕草が可愛くて堪らず、
「今日は寝てろって言っただろ。なんで起きてるんだよ」
頬が緩みそうになるのをどうにか我慢して、一護は咎める様な口調で言った。
しかしルキアは慣れたもので、
「眠くないのだから仕方なかろう。それより一護、学校はどうしたのだ?」
しれっと言い放ち、幾分不思議そうに一護を見上げる。
「昼休みだよ、昼休み」
「だが、午後の授業があるのだろう?」
「…」
どうしてこの死神はこんなに鈍いんだ。
戻って来たのは、おまえが心配だったからに決まってるだろーが。
午前の授業だって、これっぽっちも頭に入ってねえってのに。
…そう吐き出せたらどんなに楽だろう。
「ルキア、朝飯は…」
言いながら冷蔵庫を開けると、手付かずの朝食がそっくり残っている。
「食ってないのか。それじゃ、腹減っただろ?」
振り返って左手に提げていたコンビニの袋を掲げて見せると、ルキアの顔が輝いた。
「何を買ってきたのだ?」
早く中身を見せろと纏わりつくのが可笑しくて、一護はわざと袋を頭上高くに掲げる。
「あ、こら、貴様…!!」
ルキアがいくら背伸びをしようと、その手は袋にかすりもしない。
「卑怯だぞ、一護!!」
「いいからてめーは座ってろって」
一護はひょいとルキアをかわし、鍋を火にかけてレトルトの粥を温め始めた。
次いでマグカップに注いだ牛乳を電子レンジで温め、蜂蜜を一匙入れてかき混ぜる。
ルキアは興味津々の様子でその手元を覗き込んでいるが、
「おい、それ以上近づくんじゃねえぞ。危ねえからな」
一護からすると危なっかしくて仕方ない。
「ほう、この袋の中に粥が入っておるのか…不思議なものだな」
「話訊けよ、てめーは…」
ルキアはすっかりいつもの調子を取り戻している様だ。
くるくると良く変化する表情も、普段と何ら変わりない。
一護は密かに安堵の溜息を吐いた。
隙あらば手を出そうとするルキアをいなしつつ、粥に卵を割り入れて火を止める。
「よし、出来たぞ。それから…」
最後に一護がコンビニの袋から取り出したのは、白玉餡蜜。
途端にルキアの目が真ん丸くなり、視線は最早餡蜜に釘付けだ。
自分より遥かに年上の癖に、と一護は苦笑する。
「座れよ、ルキア。餡蜜は飯の後だ」
向かい合わせで腰を下ろし、二人きりで昼食を摂る。
一護は自分の分にと買ってきたパンを齧りながら、こっそりとルキアの様子を窺った。
ルキアは行儀良く手を合わせて「いただきます」と頭を下げ、粥を一匙口に運ぶ。
「おお…美味いぞ、一護!!」
「だろ?」
一護が肩を聳やかしたその時、ルキアがふと眉を顰めた。
「しかし…怪しいな」
「へ!?」
間抜けな声が一護の口から漏れる。
ルキアは渋面を崩さないまま一護の顔を見遣り、
「昨日からやけに優しいではないか、貴様。何を企んでおるのだ?」
「…何も」
突っ伏したいのを堪え、一護はどうにかそれだけ応える。
ルキアは首を傾げはしたものの、白玉餡蜜の誘惑には勝てなかった。
すぐに興味を食事に戻し、粥を食べ終えて餡蜜に取り掛かる。
無心で甘味を味わうルキアを前に、一護は奇妙な感慨から逃れられない。
この少女が死神だと、一体誰が信じるだろう。
返り血を浴びることも厭わずに刀を振るい、己のすべてを投げ打って人間を護る。
小さな身体に誰よりも強靭な意思を秘め、決して何者にも屈しない。
それでいて時折垣間見せる表情はあまりに脆く、儚げだ。
「どうしたのだ、一護。急に黙り込みおって」
ルキアの言葉に我に返る。
覗き込む紫紺の瞳には労わりと優しさが満ちていて、胸が詰まった。
こんな場合であっても、この死神は自分のことよりも他人を優先させる。
…その優しさが堪らなかった。
「何でもねーよ。それより早く食っちまえって」
一護は咄嗟にそっぽを向き、肘を付いて鼻を鳴らした。
じきに日付が変わろうとする頃、一護はベッドの上で何度目かの溜息を吐いた。
部屋の灯りは落としているのに、眼ばかり冴えて少しも眠れそうにない。
原因は分かっている。
…ルキアだ。
人目を避けるように押入れの中で丸くなって、悪夢に魘されながら泣いていた。
あの泣き顔が、怯える姿がどうしても頭から離れない。
虚ろに見開かれた瞳、頬を伝う涙、震えていた華奢な身体…。
ルキアの強さは誰よりも知っているつもりだったから、尚更不安が募った。
一体どんな夢が、ルキアをああも恐怖させたのか。
『ここ2,3日って言ってたな…』
今夜は安らかに眠れているだろうか。
悪夢に魘されてはいないだろうか。
余程確かめに行こうかとも思ったが、ルキアの性格を考えるとそれも憚られる。
一方的に庇われるのをルキアは嫌う。
それが分かっているから、一護の想いは堂々巡りを繰り返す。
眠れぬままに寝返りを打った時、視界の隅で部屋のドアが静かに開いた。
咄嗟に眼を閉じ、息を殺して気配を窺う。
が、部屋の中はしんと静まり返ったままだ。
ドアが開いたきり、何の物音もしない。
堪り兼ねてそっと薄目を開けると、ドアの傍に佇む小さな影が見えた。
『ルキア…』
声をかけようとして、慌てて思い留まる。
ふと芽生えた悪戯心にくすぐられ、一護は寝た振りを装う。
勿論、ルキアが出て行く素振りを見せたら呼び止めるつもりではあるが。
一方そうとは知らないルキアは、暫くその場を動けずに居た。
『一護の奴、寝ているのか…』
幾度も押入れと一護のベッドを見比べ、困惑しきって唇を噛む。
もうこれ以上、一護に迷惑をかけたくない。
弱い奴だと思われるのも御免だ。
夢が恐ろしくて一人で眠れないなど、幼い子どもの言うことではないか。
だが昨晩、久方ぶりに安心して眠れたのも事実だ。
身体も心も、あの温もりを求めていた。
『…そうだ!!』
逡巡した挙句、ルキアは一つの結論にたどり着いた。
足音を忍ばせて押入れに近寄り、引き戸を開けて枕と毛布を引っ張り出す。
その際、床に落ちた毛布が微かに音を立てた。
慌てて振り返って気配を確かめてみたが、一護は良く眠っているようだ。
ルキアはほっと胸を撫で下ろし、再び行動に移った。
そろそろと毛布を引きずって部屋を横切り、ベッド脇の床に枕を置く。
『うむ、上出来だ』
我ながら良い考えだと悦に入って、二つに折り畳んだ毛布の隙間に潜り込む。
急ごしらえの寝床ではあるが、充分に事足りた。
床の固さも少しも気にならない。
此処ならば、一護の気配をすぐ隣に感じることが出来る。
一護の寝息を聞きながら眠ることが出来る。
きっと、悪夢に魘されることも無い筈だ。
一護の眠るベッドへと心持ち身体を寄せ、膝を抱える姿勢で丸くなる。
安堵感からか、睡魔はすぐに訪れた。
小さく息を吐いて眼を閉じようとした時、
「ルキア、てめー…」
頭上から押し殺した一護の声がして、ルキアは慌てて跳ね起きた。
ルキアの行動の意図するところを知った途端、一護は頭を抱えたくなった。
何を考えてるんだ、こいつは…。
たった一言声をかけて、俺を起こせば済む話だろうが。
苛立つ気持ちを抑えつつ、静かに上体を起こす。
気配を殺したまま覗き込めば、ルキアは今しも眠りに落ちようとしていた。
ベッドの方に身体を向けて、仔猫の様に丸くなっている。
その姿を目にした瞬間、苛立っていた気持ちは跡形もなく消え失せた。
呆れるほどに真っ直ぐで不器用なルキアにとっては、これが精一杯なのだろう。
『一緒に寝てくれ』というただその一言が言えず、傍らの床の上で寝ようというのだ。
愛おしさと切なさが入り混じった感情が込み上げ、言葉が口を突いて出た。
「ルキア、てめー…」
「!!」
文字通り跳ね起きて身を翻そうとしたルキアの腕を捕り、ぐいと己の方に引き寄せる。
「何してんだよ、ったく…」
「すすすす済まぬ一護!!」
ルキアの慌てぶりはいっそ可笑しいくらいだった。
一護は吹き出さないよう、わざと表を引き締めて険しい表情をつくる。
「何してんだ、って訊いてるんだぜ。答えろよ」
「そ、それは…」
一瞬言い淀んだルキアだったが、非は自分にあると思い込んでいる。
ここは素直に答えるより他無いと心を決め、渋々と口を開く。
「その…き、貴様の部屋で眠ろうと…」
肩を落としてしょんぼりと項垂れ、まるで叱られている子どもの様だ。
「押入れで寝ることも考えたのだが…昨日のことを思い出してしまって、それで…」
「それで?」
「貴様の近くなら…昨日の様に、安心して眠れるかも知れぬと…」
一護は我知らず頬が緩むのを憶えた。
「…だったら、最初からそう言って俺を起こせばいいだろうが」
掴んだままだったルキアの腕を離し、身体をずらして場所を空けてやる。
見つめるルキアの表情には未だ戸惑いが強いが、隠しきれない期待も確かに在る。
「早く来い、風邪引くぞ」
一護に促され、それでもルキアは暫し迷う。
「ルキア」
しかし一護に名を呼ばれた途端、逡巡の糸は至極容易に断ち切られた。
一護が掲げていた毛布の下に潜り込み、横たえた身体を具合良く落ち着ける。
昨夜と同じ、二人向き合う姿勢で。
唯一つ昨夜と異なっていたのは、ルキアの頭の下に差し込まれた一護の左腕。
さすがにルキアは躊躇し、問いかけるように一護を見上げる。
だが一護は平然とした顔を崩さない。
心の内ではルキアに劣らず緊張しつつ、平静を装って右腕をルキアの身体に回す。
「これでよし、と…眠れそうか、ルキア?」
「あ…ああ」
綺麗な紫紺の瞳が、いつもより遥かに近い位置に在る。
頬が微かに紅潮している様に見えるのは、気のせいだろうか。
「い、一護…」
「何だ?」
「その…もし貴様が嫌でないと言うのなら…」
遠慮がちな声、途切れてしまう言葉。
ルキアはありったけの勇気を奮い起こし、懸命に先を続ける。
「暫くの間で良いのだが…あ、明日からもだな…」
ルキアの言わんとすることを知りつつも、一護は辛抱強く待つ。
どうしてもルキア自身の口から言わせたかった。
強がりで意地っ張りだということを知っていたから。
「一緒に、寝ては貰えぬだろうか…?」
不安に揺れる大きな瞳。
今やはっきりと分かるほどに頬を紅くし、緊張のせいか唇を固く引き結んでいる。
懇願する様にひたと見つめられ、一護は揺らぎそうになる理性をどうにか抑えていた。
「…いいに決まってんだろ」
ぽつりと一言呟いて、ルキアの背中に回した腕に力を込める。
「…有難う、一護」
ルキアが小さく笑う。
時折垣間見せる儚げな微笑ではなく、はにかんだ様なそれでいて手放しの笑顔。
…綺麗な、笑顔だった。
一見すると、それは今迄と何ら変わりない日常。
高校では席を並べて授業を受け、尸魂界からの指令があればそれに従う。
時折軽い諍いがあるのも、頑固者同士にとってはごく当たり前だ。
二人寄り添って眠るようになった、唯それだけを除いて。
…その夜も、そうだった。
443 :
343:2006/07/01(土) 05:41:10 ID:???
とりあえずここまでノシ
うわ、眠い…
>>443 文章上手いし読みやすかったお疲れさま
ゆっくり休めよーノシ
早朝からお疲れ様です!
いい夢見て下さいねー
続きキター!!!
朝からいいもん読ませてもらった
虚苺イイ!超大作の予感がするッ(*´Д`)ハァハァ
続き楽しみッスネ申
超大作SUGEEE!!
ルキアテラカワユス(*´Д`)ハァハァ
乙です、続きもwktkしてます!
すげー神!早朝から乙でした。読みふけってしまったよ…
つーか文章書くの巧いなー描写が丁寧で惹きこまれる
何よりルキアが可愛いくてハァハァが止まらん(*´Д`)ハァハァ
続きも待ってます
いい休日を過ごせそうだ…
神お疲れ様です!
本当ルキアたんカワユス(*'Д`)
あと嫉妬に狂う虚一護がいいね。
続きが楽しみです。
うおおお、続きが読みたくて気が狂いそうだ…!
神、ほんとありがとう!!
神最高です!
一護の前で子供みたいなルキアたん可愛い!
可愛すぎてどうにかなっちゃいそうだ!
最大級の萌えがきた(*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ
虚一護の執着とかうまいなー。ルキアと一護もいじらしくて良い
続きは一週間後か…神よ…焦らし上手だw
虚一護の嫉妬が凄くいい
中の人になりたいw
454 :
343:2006/07/03(月) 19:51:47 ID:???
温かいレス感謝!本当に励みになります。
予定はたぶん今週末。ノシ
週末が楽しみだ(*´Д`)ハァハァ
待ってマース(*´Д`)ハァハァ
(*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ
ずっと待ってる…!
458 :
*:2006/07/05(水) 00:20:52 ID:???
EDと本編・・・には出たのだろうか、のキャプは
明日の夜にアプします(まだ帰れてないので)
待ってる人いたらすまんです。
459 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:26:47 ID:LL3dI4Xa
*神いつも乙です!!ルキアたんの出番はEDのみです!!
いつまでもお待ちしてます(*´Д`)
本当にいつもありがトン
ж神お願い致します。
今日は北海道も放送無かったので・・・
*神いつも乙。
いつでも良いので待ってます(*´Д`)
462 :
*:2006/07/05(水) 20:25:22 ID:???
>>462 *神乙です!
今回のEDは良い
観る度にカワユサが増すルキアたんだ
>>462 *神乙です、いつもありがd
今回のED歌詞もいいんだよな
ルキアたんの笑顔に(*´Д`)ハァハァ
ルキア「あ…ぁんッ…イ…イくぅ…」
ゴーカン魔「イかせないぜぇ」
ルキア「あ、や…めろ…離せッ嫌だァ」
ゴーカン魔「イかせてくださいお願いしますだろぉ?」
ルキア「ぁあッくぅ…イ…イかせろぉ!愚か者ッ」
ゴーカン魔「そそるねぇ…じゃあイかせてやるよッ」
ルキア「あ、ぁああぁッ!?イくイくぅッ!!!!!ああぁッんぁーッ!!!!」
触手「ウネウネペロペロ」
ルキア「いやぁ…ッだぁ…離せェッぁあんッ」
触手「ズブズブピチャッぐぐぐッ」
ルキア「ああぁぁあッ!!!イっちゃうッイっちゃうぅッ」
週末の神光臨までの繋ぎに。恋ルキリレーを続けてみた
長くなったので分割し、タイトル入れます
さすがに気の毒なので、一回出させました・途中で泣かせてしまった・そしてお笑いにもなってしまった
それが嫌なヒトはNGワードしてくれ
繋いだ腰はほとんど動かさずに、肉の蕾を指でつまんでは、ルキアの反応を面白がっていた恋次だったが…。
やがてそれも飽いたのか、ゆっくりと抜き差しを始める。
ルキアはふうっ…と小さな息を吐いた。昂ぶって充血した蕾への刺激は、強すぎたのだ。
だが、いきなり思いがけない言葉が聞えてくる。
「なあ、ルキア。見てみろよ」
「え?」
急に現実に引き戻されて目を開けると、恋次は彼女の腰を引きつけるように軽く持ち上げていた。
「な、何をしている!」
「オメーはこんな、ガキみたいな細っせーカラダしてんのによ。ここだけは、オンナなんだなと思ってさ。
俺なんか、割とでけえ方だと思ってたけど、ほら…見てみろよ。ぜぇんぶ、入っちまう…すげぇな…」
すぐに目を背けたけれど、自分の白い肌が、か細い両足が…淡い翳りの向こうに、赤黒く濡れて光る、怒張した男のものが動くのが見えた。
淫らな音を立てながら、それはほら…中に…入ってくる…。くちゅ…、ずぷっ…、今まで聞いたこともないが、確かに自分の身体が歓んでいる音だ…。
「あ、悪趣味だな、貴様。じろじろ見るなどと…。しゅ、集中せぬか」
慌てるルキアに向かい、恋次は面白そうに言葉をかけた。
「へいへい。お貴族のお嬢様の仰るとおりに致しますよ」
一転して、華奢な身体は激しく突き上げられる。
「あ…、あ…恋次ぃ…」
「あん?しゃべってると、舌噛むぞ。…おぅ、どうだい、お姫さんよ。イイのか?
幼なじみとはいえ、今じゃ身分違いの俺なんかにヤられて…まあ、よがってるみたいだけどさ。
イイならイイって言えよ。それとも芝居か?貴族は、こんなことも教えてもらうのか?
なあ、教えろよ。イクときは何て言うんだ?なあ、なあ、ルキア…。…!」
冗談半分の言葉のはずが、悪態になり、饒舌が止まらない。ふと我に返ると、ルキアの頬が濡れていた。
「ル、ルキア」
涙を湛えた大きな瞳が、何も言わずに見上げていた。
こんなに側にいる。腕の中に抱いて、それどころかしっかりと身体は結びついている。
なのに、心は遠く離れそうだ…。いや、離さない。離せない。絶対に。
「わ、悪りぃ。調子に乗って言い過ぎた。お、男ってのはよ、こんなもんなんだ。
わざと苛めたり、恥ずかしがるの分かってて…じろじろ見たり、よ。だってさ、すげえじゃねえか。俺のがさ、オメーの中に入っていくんだぜ。
ホントに、こんなことあっていいのかって思うくらいだ。そいでさ、メチャメチャ…気持ちいいんだぜ…」
ルキアは僅かに、笑みを浮かべる。
「貴様が、ずっと遠くに行ってしまった…気がした。
私を抱いて悪態をつくことで、日ごろの鬱憤が晴れるのなら、それでも良かろう…。だが、とても寂しかった…、それに…」
「それに?」
「先程の言葉は、わ、私が…ゆ、緩いとでも言いたいのかと…」
「ぶっ」
「何だ貴様!失敬な!」
泣いて、笑って…、次は怒り出したルキアを抱きしめると、恋次は耳元で囁く。
「スゲー、具合いいんだぜ。ほら…、な…?」
目じりに残る涙を指先でぬぐうと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
ルキアの唇が軽く開き、言葉にならない声が漏れる。何を堪えるのか、眉間に浅くしわが寄る。
「れ、恋次…」
「さっきも言っただろ。イイ時はイイって」
「だって、そんな…」
恥ずかしがって口ごもるルキアに、恋次の腰の動きが速くなる。
「ルキア、イイのか?」
「う、うあ…あ…恋次いいい…、いやああああ…いい、いい!ああん、もう…やめ…」
「イク時はほら、俺の背中に腕を回して、しっかりつかまって。恋次ーイクーって」
「そ、そんなこと…いえな…あ、いや、だめ…あぅ…恋次、恋次!」
「俺ならここにいる」
「恋次、恋次…怖い、どこか…落ちていきそう…、いやあああ…」
「嫌じゃねえだろ。一緒にいくんだ…ぜ、ルキア!」
恋次にももう、限界が近づいていた。堪えきれずに激しく突き上げる。
「ああああっ…もう、だめぇ…。お願い、恋次、恋次!い、い…くぅ…」
意味のある言葉なのか、悲鳴なのかは分からない。だがその言葉を最後に、ルキアは身体を弓なりに反らせて、確かに絶頂を迎えていた。
咥えこんだ恋次のものを締め上げ、さらに奥へ引き込もうとするように、肉襞はびくびくと痙攣する。
「ああ、俺もいくよ」
根元までねじ込むと、恋次も緊張を解いた。どくどくと脈を打つように、ルキアの内奥へと熱いものが注ぎ込まれていく。
頭の芯が痺れるほどの快感と…、快い疲れを覚える…。
汗ばみ、額に張り付いた髪の毛をかき上げて、笑いあう。あの頃のような、自然な笑みだ。
だが照れた恋次が、また余計なことを言ってしまった。
「しっかしよー、あのガキだったルキアが…まあ、身体つきはまだガキなんだけどよ。イイー!イクー!なんて絶叫しやがって…。
ぜってー、表に丸聞こえだぜ。いやー、参った参った…あ…」
すっと身体を離すと、熱く濁った液体と共に、勢いを失った恋次のものが顔を出し…ルキアはそれを思い切り引っ叩いた。
言葉も出せずに丸くなって苦しむ恋次を見下したように立ち上がり、腕を組む。
「たわけ者!貴様が言えというから…恥じらいながらも口にしたものを…」
「だっ…だから、冗談だって…。っとに、何でも真に受けるヤツだな…うう…」
「左様か。それは済まぬ。だが今後は、もっと分かるように申せ」
「その喋り方…すっげー、気に障るんだが…。ぜってー、分かってるだろ」
「自業自得という言葉を知って居るか」
恋次は苦笑いして、息を整える。
「ったく…。素っ裸で仁王立ちなんかしてねーで、こっち来いよ。拭いてやるから」
「あ…。いや、いい。自分でする」
「いいから。お互いに、拭いてやるのが決まりなんだぜ」
「…そうなのか。お、おい、止めろ。そんな奥まで…莫迦者、見るな」
一人で騒いでいるルキアには構わず、恋次は綺麗に拭いてやった。
「じゃ今度は、俺な。さっき叩かれたから、お詫びに舐めてやってくれよ」
「ええっ?」
これも決まりなのだろうか?軽くぬぐった後、ルキアは恐る恐る、顔を近づけた…。
472 :
467:2006/07/07(金) 21:57:27 ID:???
ここで終りです。どなたかまた、続けてやってください
拒否するもよし。二回目に入るもよし。誰かの邪魔が入るのも面白いかと
でも兄様とかに見つかったら、恋次はザクザクに斬られるに違いないが…
んではまた、一ルキ虚一をwktkしながら待ちますー
GJJJJJJ!!!!!!
神様有難う!
このリレー、どう完結するのかwktkしてた!
萌えをありがとう
>>468 キタアアアアアアアアアアアアアア!
密かに続きを待ち望んでいた神GJ!!
虐められていやああああなルキアたん(*´Д`)ハァハァ
続きも待っているんで次も神様お願いいたします(・∀・)
リレー続きktkr
セリフがエロイな
続きも頼む!
>>462 *神いつも乙
続きキターーー!
泣いたり怖がったりするルキアタン可愛すぎだ・・・
>軽くぬぐった後、ルキアは恐る恐る、顔を近づけた…。
舐めたんですか!?舐めてくれたんですかー!!?
文の締め方が上手すぎ(*´Д`)
477 :
343:2006/07/08(土) 07:21:33 ID:???
>>467 繋ぎだなんてとんでもない!!続き乙であります!!
恋ルキいい(*´Д`)ハァハァ
では、投下。
明日は土曜日で学校も休み。
妹達と父親は、小学校主催のキャンプで出払っている。
尸魂界からの指令は無く、家には二人きり。
諍いが生じるのは得てしてこういう時だ。
些細な事から言い争いになって、互いに気まずい雰囲気のまま夜を迎えた。
謝罪の言葉は二人共に喉まで出かかっていた癖に、顔を合わせればそっぽを向いた。
『さすがに今夜は来ねえな…』
ベッドにひっくり返って天井を見上げ、一護は自分の気持ちを持て余す。
内心では自分に蹴りを入れたかった。
餓鬼みたいに意地なんか張らずに、さっさと謝っちまえば良かった。
喧嘩の原因なんて、もう思い出せないくらいに些細でつまらない事だったのに。
無意識に差し伸べた左腕に、いつも感じている重みは無い。
一人用の筈のベッドが、やけに広く思えて仕方ない。
が、わざわざ謝りに出向くのも何となく癪だ。
『あーあ、どうすりゃいいんだよ…』
見るとは無しに天井を眺め、一護はぼんやりと物思いに耽る。
ルキアが部屋を訪れるのは、決まって家族が皆寝静まった深夜。
ドアを小さく開け、『一護?』と遠慮がちに声をかける。
相変わらずだなと苦笑しながら、一護は『ああ』と短く返す。
しかし一護の返事を聞いても、ルキアはすぐにベッドに上がろうとはしない。
いつもベッドの前で足を止め、『良いか?』と言わんばかりの眼差しを一護に向ける。
落ち着かない素振りで、そわそわしているのが手に取るように分かる。
一護が頷くと待ち侘びた様子でベッドに潜り込み、一護の腕の中で眠りに落ちる。
夜毎繰り返される光景だった。
…しかし。
いつもなら、既にルキアが部屋を訪れている筈の時刻。
未だドアは閉ざされたままで、ルキアがいるであろう隣の部屋からも物音一つしない。
諦めきれずに幾度もドアに視線を走らせる自分が苛立たしく、一護は苦々しげな息を吐く。
時間だけが空しく過ぎ、とにかく寝てしまおうと眼を閉じた時。
耳が微かな物音を捉え、鼓動が跳ね上がる。
ドアがそっと押し開かれ、誰かが部屋の中に滑り込む気配。
気配の主がルキアだということは疑いようが無かったが、喧嘩の名残で声をかけそびれた。
仕方なく一護は眼を瞑ったまま浅い呼吸を繰り返し、ルキアの様子を窺う。
『まさか、出て行ったりしねえよな…』
出て行くまでは無くとも、押入れに直行ということは充分予想出来る。
かと言って今更眼が覚めた風を装うのも、出来過ぎたタイミングで反って疑われそうだ。
何より、どう声をかけていいものか見当もつかない。
悶々と考え身動きがとれずにいる内に、不意に部屋の空気が動く。
そして、
「一護…」
か細い声がして、小さな両手を肩に感じた。
「一護、起きてくれ…一護」
控えめにしかし繰り返し揺さぶられ、我慢など到底出来る筈が無かった。
はやる気持ちを押し隠し、一護はわざとゆっくり眼を開ける。
覗き込むルキアの瞳はいつも通り綺麗で、そしていかにも心細げだった。
昼間は尖らせていた口をへの字にして、一護が眼を開けたと見るや慌てて視線を落とす。
ほんの数時間前には手を腰に当ててそっくり返り、一護に向けて威勢良く啖呵を切っていたのが嘘の様だ。
「…ルキア」
腹いせにからかってやろうとか、一言文句を言ってやろうとか。
そんな考えは瞬時に掻き消えて、狂おしいほどの愛しさばかりが募る。
身体をルキアの方に向けて毛布を持ち上げてやると、いそいそと潜り込んで一護の左腕に頭をのせる。
まるで其処が自分の居場所だと分かっているかの様に。
さすがに今夜ばかりは些かきまりが悪いのだろうが、至極嬉しそうな様子は少しも隠しきれていない。
「遅かったじゃねーか」
「…うむ」
謝罪の言葉など必要なかった。
ただ抱き寄せ、抱き寄せられ、互いの存在に安堵していた。
伸ばした左腕にルキアの確かな重みを楽しみながら、一護は腕に落ちかかる黒髪を指先で弄ぶ。
するすると指通りの良い滑らかさが気持ち良く、指に巻きつけたり軽く引っ張ったり。
飽かずその行為を繰り返すうちに、ふと気づくとルキアが可笑しそうに見上げていた。
「なっ、何だよ」
「いや…ただ、随分と気に入って居る様だと思ってな」
「…うるせー」
頬が紅くなるのが自分でも分かり、それを隠そうと一護は手荒くルキアの頭を抱き寄せる。
憮然とした表情を取り繕うのはとっくに諦めた。
想いを募らせる相手を腕に抱いているのに、不機嫌な振りをし通せる訳が無い。
胸に顔を埋めてくすくすと笑うルキアの、その仕草に自ずと目許が和む。
思えばここ数日、ルキアは随分と寛いだ様子を見せるようになった。
最初のうちは、一護の腕が触れる度にぎこちなく身体を強張らせていたのに。
「…一護」
「あぁ?」
不意に真剣な声で名前を呼ばれ、一護が我に返る。
ルキアは一護の腕を押し退ける様にして顔を擡げ、
「その…怒っては居らぬのか?」
訝しげな、そして不安げな眼差しで熱心に見つめる。
ルキアの言葉が昼間の一悶着のことを指しているのは明らかだ。
このまま無かったことと素知らぬ振りをすれば良いものを、そう出来ないのがいかにもルキアらしい。
苦笑を噛み殺しつつ、一護は見上げるルキアの頭に手を触れた。
「もう忘れちまったよ」
くしゃりと髪を撫でてやると、
「そうか。私もだ」
恥ずかしそうな微笑を一瞬だけ見せて、ルキアは再び一護の腕に身体を預けた。
それが、ほんの半時間ほど前。
ルキアは既に一護の隣で寝息を立てていた。
今宵は満月で、カーテンの隙間から青味を帯びた柔らかな光が射し込んでいる。
眠れないまま、一護は月明かりに照らされたルキアの寝顔を見つめていた。
長い睫毛、白く透き通る頬、淡い桜色の唇。
一護を魅了して止まない紫紺の瞳は、今は閉ざされていた。
無防備な寝顔は、ルキアを普段より幾分幼く見せる。
風呂上りの黒髪は未だ少し湿っていて、息を吸い込むと甘い香りがした。
見慣れている筈の顔なのに、高鳴る鼓動を抑え切れない。
日増しに強まる欲望は、手綱を持たない暴れ馬の様なものだ。
一瞬でも気を抜くと振り落とされてしまう。
だが歳若い一護にとっては、毎晩己を律し続けるのも最早限界だった。
そろそろと腕を持ち上げ、可憐な唇に軽く指を触れる。
ルキアの唇は僅かに開いていて、安らかな寝息が漏れていた。
その唇を優しくなぞり、あまりに柔らかな感触に一護は慄く。
頭の中では煩いくらいに警鐘が鳴り響いている。
このままではいけない。
ルキアが求めているのは安らぎであって、このような行為では決して無い。
そう理解してはいても、どうしても離れることが出来ずにいる。
一護の指が唇から頬へと滑り落ちた時、
「ん…」
くすぐったいのか、ルキアが身を捩る。
一護は思わず指を引っ込めて様子を窺ったが、ルキアが眼を覚ました気配は無い。
深い息をひとつ吐いて一護の肩に顔をすり寄せ、未だ夢現の世界をさ迷っている。
普段は気の強いルキアだから、こんな風に甘える仕草を誰にも見せたことは無い。
眦を下げた一護の視線が、ふと一点に集中したのはその時だった。
パジャマの襟から覗く、折れそうなほどに細い肩。
その目を射抜く純白の肌を穢す、淡い紅色の痕。
『傷痕…?』
確かめようと目を凝らしながら、一護は指先でそっと痕を辿った。
いびつな円を描く痕は思っていたよりも深く、まだ完全には治りきっていない。
『ルキアの奴、いつ怪我を…』
怪訝そうに眇められた一護の瞳。
だが一瞬の後、その瞳は驚愕の光を宿して大きく見開かれた。
奔流の如く脳裏に流れ込む忌まわしい光景、おぞましい記憶。
一護は力なく壁に身体を凭せ掛け、ただ呆然としていた。
内なる虚に乗っ取られていたことなど、何の言い訳にもならない。
嫌がるルキアを押さえつけて、酷い言葉を浴びせ、散々いたぶり、欲望のままに犯した。
ルキアを傷つけたのは…俺だ。
身体も心も傷つけて、悪夢に魘されるまでに追い詰めてしまった。
全部、俺の所為だ…。
頭から冷水を浴びせかけられた様に、全身ががくがくと震えだす。
抱えた両膝の間に頭を埋め、一護は固く眼を瞑った。
だが眼を瞑るほどに、精神の奥底に封じられていた記憶は鮮やかさを増す。
止めてくれと懇願する怯えきった表情。
抵抗する術を奪われ、小さく震えていた身体。
苦痛を堪えきれずに零れた悲鳴。
全てが生々しく甦り、一護を激しく責苛む。
こんな自分が、ルキアに触れて良い筈が無い。
ルキアを慰める資格などある筈が無い。
汗とも涙ともつかないものが頬を伝い、悲痛な呻きが喉の奥で膨れ上がる。
俺は…どうすれば良い?
どうやってルキアに償えば良いんだ?
どう償ったところで、赦して貰える筈も無いのに。
「一護…?」
その時、腕に置かれた小さな手の感触。
「どうしたのだ?眠れぬのか?」
「…いや」
一護は首を横に振り、ルキアの声を遮るかの様にいっそう深く顔を埋める。
「頼む…手を除けてくれ、ルキア」
名前を呼ぶ声が震え、一護は強く唇を噛んだ。
「しかし…」
「触るなって言ってんだろ!!」
言い放った後で、酷い自己嫌悪に襲われる。
ルキアの掌が離れていくのを感じながら、淋しさと同時に安堵感も確かに在った。
いっそこのまま嫌われてしまえばいい。
恐怖心を抱くのならば、憎い相手の方がルキアも救われるだろう。
そう己に言い聞かせ、一護が心を閉ざそうとした刹那。
ふわりと空気が動き、身体が柔らかく包み込まれた。
「…悪い夢でも見たのだろう?」
耳元で囁かれる優しい声。
背中を緩やかに上下する小さな掌。
ルキアは全身で一護を抱きしめていた。
「貴様は何でも自分独りで抱え込もうとするからな…」
一護は眼を閉じ、ルキアの為すがままに任せる。
柔らかくて温かくて、心地良かった。
二度と離れることも、放すことも考えられなかった。
「だがな、一護…時には誰かに縋っても良いのではないか?」
穏やかな声が耳をくすぐる度、身体の緊張が解けていく。
いつの間にか、一護は自らも両腕をルキアの背に回していた。
まるで助けを求めるかのように。
※ ※ ※
ルキアのことが好きだった。
未だ出逢って間もない自分と家族を護るために、己の全てを投げ打った死神。
その行為が重罪に問われることと知りながら。
現世では仮の姿に身をやつし、常に自分を教え導いてくれた。
何処で得たのか現世に関する妙な知識を振りかざし、閉口させられることもしばしば。
互いに我が強い所為で、言い争いになることも珍しくなかった。
…いつも二人一緒だった。
それが当たり前だと思っていた。
降りしきる雨の中、別れは唐突に訪れた。
ルキアは最後まで自分を護り、尸魂界へと連れ去られた。
ルキアを取り戻すための、護るための強さが欲しかった。
護れなかった自分に対する苦悩も怒りも押し隠し、ただひたすら刀を振るった。
朽木白哉と対峙した時、抑え続けてきた感情が迸り、自分でも止められなかった。
そして…内なる虚が姿を見せた。
※ ※ ※
「ルキア、俺…」
項垂れたまま、一護は掠れた声を振り絞る。
「謝ったくらいで赦して貰えるなんて思わない。最低だな、俺は…」
「…」
背中を撫でていたルキアの手が止まった。
思いもよらぬ告白に動揺する気配が伝わってくる。
『ごめん』と低く呟いて、一護は血を吐く思いで言葉を紡ぐ。
「怖い思いをさせて、傷つけて…魘されてたのも、全部俺の所為だったんだな」
軽蔑されても嫌われても、全ての非難を甘んじて受けるつもりだった。
もうこれ以上、傷つくルキアを見るのは耐えられなかった。
「…相変わらずの莫迦者だな、貴様は」
しかしルキアの言葉は僅かながら笑いを含んでいて、一護は思わず顔を上げた。
澄んだ紫紺の瞳に映る己の顔が歪んで見える。
泣き出しそうなのは自分かルキアか、それすらももう分からない。
「気に病むな、一護。私なら平気だ」
「平気って、おまえ…」
「貴様のことを恐れているのなら、このように添い寝を頼む訳が無かろう」
微笑して見つめるルキアの頬が、微かに紅い。
そして、魅入られた様に見つめ返す一護の頬も。
「貴様に添い寝をして貰うようになってからは、私は一度も悪夢など見ては居らぬ」
ルキアは囁き、一護の首に両腕を回した。
「安心するのだ…貴様が傍に居てくれると思うと」
束の間躊躇って僅かに首を傾け、一護の唇に優しく己のそれを押し当てる。
初々しい、ほんの一瞬だけの口づけだった。
すぐには何が起きたのか分からなかった。
ルキアが不意に顔を寄せたかと思うと、唇に何かが触れる感触が在った。
だがそれは一瞬の出来事。
一護は眼を見開き、呆然とルキアを見つめる。
ルキアは耳まで真っ赤にしながら、それでも視線を逸らそうとはしない。
薄茶色と紫紺色の視線がぶつかり、そして絡み合う。
二人微動だにせずにいた時間は、ごく短かった。
先に動いたのは一護だった。
掌をルキアの背から後頭部に滑らせ、瞳の中を覗き込む。
問いかけるように、或いは赦しを請うかのように。
「ルキア…」
名前を呼ぶと、ルキアは小さく頷いて眼を伏せた。
綺麗な曲線を描く頬に、長い睫毛が淡い影を添える。
一護はそっと顔を近づけ、桜色の艶やかな唇に自分の唇を重ねる。
初めは躊躇いがちに、そして徐々に深く、強く。
柔らかな唇を甘く噛み、舌先でなぞり、きつく吸う。
歯列を割って舌を挿し込むと、ルキアがおずおずと舌を絡める。
その拙い反応が堪らなく愛しく、同時に頭の芯が疼くほどの欲望に襲われる。
信じられないくらいに柔らかい、甘い感触。
もっと繋がっていたかったが、両肩に置かれたルキアの腕がそれを阻んだ。
一護の身体を押し止めようとするかの如く、細い腕に力が込められる。
気づいた一護は慌てて唇を離し、ルキアの顔を覗き込んだ。
「悪い…」
怖かったのかと問おうとすると、息を弾ませたルキアが抗議の声をあげた。
「く、苦しいではないか、貴様…」
頬を紅く染め、涙目になりながら訴えられても迫力に欠ける。
だが口調はいつものルキアそのままで、その所為か少し気分が解れた。
一護は微笑し、胡坐を掻いた脚の上にルキアを抱き上げる。
華奢な身体はやはり軽く、重さを殆ど感じない。
頬に軽く唇を触れると、ルキアがくすぐったそうに身動ぎをした。
「…本当に怖くないか、ルキア?」
幾度かその行為を繰り返す合間に、一護は言葉を連ねる。
「もし我慢してるんなら、正直にそう言えよ」
無理強いするつもりは無かった。
ルキアが少しでも嫌がる素振を見せたら、すぐさま手を退こうと決めていた。
しかし、
「くどいぞ。何度も言わせるな」
ルキアは片眉をつり上げて一護を見遣る。
「私は決して、貴様のことを怖いなどと思ったりはせぬ」
真剣な、少し怒った様な表情は一護にとって最早馴染のものだ。
ただ、大きな瞳が潤んで見えるのがいつもと違っていた。
「貴様は、もう何度も私を救ってくれたではないか」
違う、違う、違う。
おまえが俺を救ってくれたんだ。
生命の危険に曝された時も、絶望に呑み込まれそうになった時も。
この死神の存在にどれほど救われたか、数え上げればきりが無い。
一護は腕に力を込め、強くルキアを抱きしめた。
「ルキア…」
黒髪に顔を埋めて、その耳元で囁く。
たった一言。
「…好きだ」
細い身体がピクリと震えた。
一護は黒髪に手を差し入れ、優しく梳きながら待っていた。
胸の内は不思議と穏やかだった。
例え拒まれたとしても、それを受け容れる覚悟は出来ていた。
暫しの静寂の後、恐々と己の背に回されたルキアの手。
「…一護」
名前を呼ぶ声はあまりに甘い。
両の腕でぎゅっとしがみつく仕草が堪らない。
「好きだ、一護」
吐息と共に囁かれた言葉に、胸が震える。
望んでいた言葉、焦がれていた瞬間。
この瞬間を失うのが怖く思えて、一護は微動だに出来ない。
「ルキア…」
掠れた声で名前を呼ぶのが精一杯だ。
鼓動は既に煩いくらいで、ルキアに聞こえる筈も無いのに気が気ではない。
そして、戦慄く一護の吐息に被さるルキアの言葉。
消え入りそうな声ながらも、はっきりと一護の耳に届いた。
「抱いてくれ、一護」
一護は上体を離し、真っ直ぐにルキアを見つめた。
見上げる紫紺の瞳に、吸い込まれそうな錯覚を覚える。
聞き返すことはしなかった。
手を擡げてルキアの頬に触れると、目を細めて頬をすり寄せてくる。
甘える仔猫の様な仕草は、普段の凛々しいルキアの姿からは想像もつかない。
「ルキア」
熱に浮かされた様にその名を呼んで、一護の指はパジャマの襟元へと滑り落ちる。
震える指でボタンを外すのは容易ではない。
引き毟りたくなる衝動を辛うじて抑え、一つずつ丁寧に穴を潜らせる。
パジャマの隙間から徐々に露になる、ルキアの肌。
『雪の様な』と表現するに相応しい純白の肌に、眼を奪われた。
早く触れたい。唇を押し当てたい。
ルキアがどんな反応をするのか、この眼で確かめたい。
全てのボタンを外し終え、一護は詰めていた息を吐く。
急く気持ちを堪えきれず、パジャマに手を掛けた時。
「い、一護…」
上ずる声に動きが止まった。
一護がボタンと格闘している間、ルキアは膝の上でおとなしくしていた。
抗う素振など微塵も見せず、無言で俯いたまま。
恐怖心が少しも無いと言えば嘘になる。
忌まわしい記憶は、ずっと胸の片隅に澱んでいた。
だが、一護はあ奴とは違う。
刀を握れば空恐ろしいほどの動きを見せる手で、今も小さなボタンを相手に苦労している。
その気になれば、いくらでも力で捻じ伏せられるだろうに。
怖がらせまいとするその気遣いが、ただ無性に嬉しかった。
…しかし、心は哀しいくらいに正直だ。
夜気に肌が曝される感触に、あの時の記憶が重なってしまう。
一護の手がパジャマに掛かり、そして。
ルキアは小さな声で一護の名を呼んだ。
小刻みに震える華奢な身体。
一護のシャツの裾をきゅっと握りしめる、小さな拳。
見下ろす一護の胸はきりきりと痛む。
肌蹴たパジャマはそのままに、震えるルキアを抱きしめる。
「…無理してんじゃねえよ」
一護の声に、ルキアは首を横に振る。
「無理など、しては居らぬ」
「てめ…」
「お願いだ。続けてくれ、一護」
普段は毅然とした強い死神の、涙混じりに乞う声。
一護の理性がいかに強固なものとはいえ、やはり限界はある。
拒むことなど出来る筈も無い。
一護はパジャマの襟を掴み、そろそろと押し下げた。
無防備に曝される二つの小さな膨らみに、視線は吸い寄せられる。
そして、其処此処に刻まれた紅い傷痕にも。
ルキアの身体を穢した、己の欲望の証。
揺るがぬ痕跡を眼前に突きつけられ、鼻の奥がつんと痛くなる。
一瞬心が揺らいだが、身体の熱が引く気配は無かった。
「…脱がすぞ、ルキア」
声をかけ、ルキアが頷くのを待って細い腕からパジャマを抜き取る。
ルキアが隠そうとするのは分かっていたから、敢えて両腕は掴んだままにしておいた。
「一護…?」
腕を封じられ、身体を隠す術も無く、ルキアが戸惑いの声をあげる。
見開かれた大きな瞳が、何よりも不安を物語っていた。
「そんな顔すんなって」
勇気付けるように笑いかけ、一護はルキアの頬に顔を寄せた。
音を立てて頬に、唇にごく軽い口づけを施す。
「怖いことなんてしねえから、な」
ルキアはこくりと頷いた。
強張っていた身体から徐々に力が抜けていく。
それを見澄まし、一護はそっとルキアを押し倒した。
優しい手つきで、包み込む様に。
ルキアは逆らわなかった。
不安げな面持ちは隠せないでいるものの、素直に一護に身体を委ねる。
寄せられる無条件の信頼に、一護の胸は疼く。
ルキアの顔を両手で挟んで、丁寧に口づけを繰り返す。
髪の毛に、額に、頬に、唇に。
「ルキア」
瞳を覗き込んで名前を呼ぶと、縋るような視線で見上げるのが堪らない。
大丈夫だからなと囁いて、一護はほっそりとした首筋に指を這わせる。
ルキアの肌は何処も滑らかで、触れているだけで夢中になってしまう。
指だけでは飽き足らず、唇で、舌でその感触を味わう。
舌先で優しく首筋をなぞれば、ルキアが微かに身体を捩る。
窺った横顔は仄かに上気していて、唇から漏れる吐息が心なしか荒い。
その反応に意を得て、一護は幾度も舌先を上下させる。
白い肌に濡れた軌跡を描きながら、時折強く吸って紅い痕を残す。
暫しその行為に没頭し、一護はふと思い至って唇を離した。
両の掌をルキアの顔の脇に突いて、真上から覗き込む。
そして、予想通りの光景に思わず破願する。
『ったく、こいつは…』
ルキアはきつく唇を噛み締めていた。
道理で先程から一言も声を発しない訳だ。
「何我慢してんだよ…」
一護の声に物言いたげな瞳で応え、それでも頑として口を開こうとしない。
「声、抑えなくてもいいんだぜ?」
そう促しても尚、ルキアはふるふると首を横に振るだけだ。
懸命に羞恥に耐えるその様さえも扇情的に見えて、一護の欲望は否応無く煽られる。
「俺しか聞いてねえだろ?」
上体を傾けてルキアの耳元に口を寄せ、わざと触れずに吐息を吹きかける。
笑いを含んだ声に釣られた訳ではないのだろうが、
「だっ…だから恥ずかしいのではないか!!」
憤然とルキアが言い放ち、一護はその瞬間を待っていた。
黒髪に見え隠れする耳朶を唇で捕え、ごく軽く歯を立てる。
「あ…!!」
堪え切れなかったルキアは小さく叫び、しまったと口を噤んだが間に合う訳も無かった。
心持ち得意気に見下ろす一護の表情が癪に障り、生来の勝ち気な性格が顔を覗かせる。
「な、何が可笑しいのだ貴様!!」
しかし一護はルキアの抗議に構う素振も見せず、再び責めを開始する。
「わ…たしの、方が…貴様、よ、り…も」
息を喘がせ、ルキアは必死で言い募る。
霞む視界に映るのは、見慣れた天井と見慣れた橙色の髪。
「な…何、倍も…」
触れられた場所が熱い。
痺れる様な疼く様な感覚が全身を這い登り、とても耐えられそうにない。
「とっ、年上…ひっ、あ…」
「説得力ねーよ、ルキア」
一護はくすりと笑い、白い喉に吸いついてまた一つ痕を刻んだ。
「やっ、あ…っ!!」
己が与える刺激に声をあげ、身体を震わせるルキアが愛しい。
愛し過ぎて、何も考えられない。
今にも泣き出しそうな顔で見上げる、この死神のこと以外は。
ルキアの息が整うのを待ちきれず、一護は次の行動に移った。
493 :
343:2006/07/08(土) 07:52:26 ID:???
何か回線の調子悪いな…
とりあえずここまで。皆々様レス感謝!!
あと1回で終わり。今手直し中なので、済み次第…つーか、
ほんとは今回で終わりの予定だったんだorz
神キテタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜ー!!
そして最後はおあずけ。朝からドウシテクレル(;´Д`)ハァハァ
可愛いなあルキアタン。年上だから何なんだよー。セリフとか、色々想像シチャウヨー
我慢する一護…もっと堪えとけ。
494=467っす
思ったよりたくさんの人の目に留まってヨカタ
途中になってて、可哀想だと思ってたので
ルキアタン泣かせてゴメンヨー。でも泣いたり笑ったり怒ったり可愛いだろwww
じゃあ今度、これの続きってことで、来週にでも何か書いてみる
やっぱ舐めた方がよかろうか。うーむ
(;´Д`)ハァハァ た…たまらん
一週間待ってて良かった。ネ申…続きもはやく…!
キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
>>495 恋ルキリレーよかったです(*´Д`)ハァハァ
泣いちゃったルキアタンがたまらなく可愛い!
失恋ルキアタンにいろいろ教え込もうとしててテラウラヤマシス(*´Д`)(*´Д`)
続きワクテカしながら待ってます!
>>493 イチルキ神も乙です!
ついにキタ━━(゚∀゚)━━!!かと思ったらお あ ず け ですか…
若いのに偉いぞ一護。結末楽しみに待ってます(*´Д`)ハァハァ
続き早くっ!
すげー良いところで止めやがってさすがネ申だ
盛り上がりまくったこの気持ちどうしてくれる
だから続き待ってます ネ申(*´Д`)ハァハァ
神乙です!
ああ、イイところで…!!
早く続きが読みたい(`*´Д`)
神!乙です!
早く続きお願いします!気になって仕方ありません!
長編超大作ほんと凄いなあ。
焦らし上手な神w
一護の次の行動を妄想しつつ待ってるよ…(*´Д`)
503 :
343:2006/07/10(月) 21:25:33 ID:???
レス感謝っす!現在大幅に手直し中…。
やっぱ虚一護を出さん手はないだろ、と思ったので。
待って下さってる方、ほんとにすまん!
あせらんでいいよー
…と言いつつエロ楽しみにしてます神!
虚一護か、今からドキドキするwその後のイチルキも期待wktk
うはぁ〜最強です!
じっくりじらされながらお待ちしておりますw
今までのまとめサイトとかって無いのかな
トン
更新履歴が、、、
保管庫の人は今忙しくてできないらしい
好意でやってくれてるんだから大人しく待て
ああっルキアた〜〜ん
微乳、ハァハァ
あっ…
い…い…ちごぉッ!///
微乳萌え…(*´Д`)
514 :
*:2006/07/12(水) 21:39:55 ID:???
515 :
467:2006/07/12(水) 21:43:08 ID:???
>>503 手直し中でしたか。投稿時、回線が…云々って書かれていたので心配してました
皆と一緒に正座して待ってます
>>510 み、見えたっ(;´Д`)ハァハァ
>>514 キャプ神乙です
チャドに背負われて帰ってきたとこ、ちっちゃくて可愛かったなー
先週の恋ルキの続きです
勢いで書いたが、なんか物足りないような。皆ゴメンヨー
んでは、ぺろっと…
そっと手を触れると、何だか生温かい。
どうしよう…どうすればいいんだろうか…?恋次を見上げると、照れたようにそっぽを向いている。
「恋次…?」
「何だよ。やるなら早くしろよ!」
ルキアは首を傾げたが、ふと、ある考えがひらめいた。
「もしかして、貴様…恥かしいのか?ふふっ。人のことは散々見ておいて、いざ自分が見られたら…」
「ウルセエ。俺は別に、見せびらかす趣味なんかねーんだよ!」
ルキアはくすくす笑いながら、手に握ったものに視線を移す。
大丈夫…大丈夫。恋次だって恥かしいらしい。怖くない。深呼吸をして、ぎゅっと目をつぶると、かぷっと口に含んだ。
「んっ…」
恋次が低く呻き、ちらりと下に目をやる。
ルキアの小さな口には、途中までしか入らない。根元に手を添えて、先端を舐め回しているだけだが、充分に刺激的な眺めだ。
呼吸をすることも忘れて、じっと見つめる。なんていやらしいことをしてるんだ、ルキア!そして…それは…、お前が握っているのは、俺のだ…。
>>514 *神乙です!
チャドにおぶられるルキアたんが可愛かったので
神を心待ちにしていました!
ゆっくりと息を吐く。よーし。何とか、声が上ずらずにしゃべれそうだ。
「ルキア」
「うん?」
瞳を半分閉じて、ルキアが顔を上げる。濡れた肉の棒が、光る糸を引いて、唇からこぼれ出た。
恋次は唸る。落ち着け、落ち着け自分。だが、かなりの血流が腰の方に一気に向かったことは否めない。
「おや?これ、今、動いたぞ」
「き、気のせいだ。オメーが手を離したからだろう」
「そうか」
「えっと、よ。根元の方に、皮を引っ張るようにして立てて…先をも少し、舐めてくれるか…」
「うむ、分かった。そう言って教えてくれると、助かる」
ルキアは手にぐっと力を入れ、握ったものをピィンと張り詰めさせると、今度は口には入れずに周りを舐め始めた。
広がったカリの脇を、ぐるりと一周する。時折、先端をちろりと舐める。じわっとにじんだ先走りを、知ってか知らずか、何も言わない。
「たまには、口にも入れてくれよ」
「…注文が多いな」
そういいながらも素直に口に含む。教えたわけでもないのに、歯を立てないように気をつけて、軽く吸ってもくれる。
もう我慢できずに、恋次は少しずつ、腰を動かした。ルキアは驚いただろうが、口が利けないのだから、とりあえずは従っている。
"こいつ…、上手すぎる…"
"さっきだって、しゃれの通じねえふりをして俺のを引っ叩きやがった。ホントは、全部分かってたくせに"
"挿れたときは確かに痛がってたけど…。指とかでヤってたときも、スゲェ、感じすぎで…"
突然、恐ろしい考えが恋次を襲う。
こいつに、しゃぶり方を教えたのは、誰だ。初めてのくせにやたら感じていたのは…、まさか、ある程度は知っていたのか…?
腹の底が、ズゥンと冷える。冴えた脳裏を、冷たい瞳をした白皙の男の姿がよぎった。
"あの野郎…。もしかして、ルキアを玩具に…"
「恋次、どうした?…もう、良いのか?」
その声が、遠くに聞える。くそっ…冗談じゃねえ…。
「ああ、ありがとよ。準備完了だ」
「何の?」
きょとんとして聞き返すルキアを押して、床の上に突き転がす。
「わわっ…何をする、恋次」
「るっせーよ。また、ヤって欲しいから、あんなに一生懸命しゃぶってたんだろ。ほれ、復活したぜ」
わざと乱暴な言葉を使い、うつ伏せたルキアの腰を持ち上げると、大きく足を開かせる。ろくに確かめもしないまま、一気に押し込んだ。
「嫌だ!止めろ!」
「そう言ってもよ、濡れてるじゃねーか。ほら、もっと尻上げろよ…奥まで、入れてやるからよ」
「いやだ…れんじの、ばか…、うぅ…」
その声の悲しい響きに、恋次の心が疼きだす。
バカ野郎!俺、何やってるんだ。また泣かせるつもりか。ルキアを苛めて、何になる?
あの屋敷でもし弄ばれていたとしても、それはルキアの意思ではない。自分の器の小ささに、反吐が出そうだ。
「悪りぃ…。また、調子乗っちまった。泣くな、…な?」
返事をしないルキアを後ろから貫いたまま、抱きしめる。そのまま力を抜いて、床に横たわった。
手を伸ばし、頬に触れる。目元に持っていくと、やはり濡れていて…恋次の心を刺す。
指先で不器用にぬぐうとまた、じわりと溢れてくる気配がする。自棄になって、ぐいぐいと擦った。
「こら、恋次…止めろ…」
だがその言葉に、先程の悲しい響きはない。代わりに、今にも笑い出しそうな明るさが感じられる。ふう。良かった、本当に…。
「オメーがびいびい泣くからだ」
「煩い」
そう言うとルキアは恋次の手を押さえ、止めさせるつもりか、その指を唇に含んだ。
「何だよ。今度は指しゃぶりか?赤ん坊でもあるまいし」
まあいい。毒づくのは止めておこう。それに…快い…。中で動かすと、ルキアは小さな声を上げる。
"咥えさせた指を動かしただけで、こんなに苦しそうなのに。よくまあ、あんな太いものを…"
その辺が、男の嗜虐嗜好を呼び覚ますのだろうか。多少苛めても、我慢強いだけに、限度を見失ってしまう。
気をつけてやらなければ。自分だけが、分かってやることが出来るのだからと思う。
「舐めるの好きか、ルキア」
指先をルキアの唇から出し、頬に濡れた筋を書きながら、恋次が聞く。
それを流し見るルキアの瞳が、手管に長けた娼婦のようだ。身体つきはガキのくせにこの、ちょっとだけエロいところが堪らない。
「いや…。そういう訳でもないが。逆に、男はそうさせるのが好きなのか?」
ルキアの言葉が、また恋次の想いを冷やす。くそっ…この続きを聞かせられるのだろうか…。だが、知っておきたい気もする。
「どういう…ことだ?」
「現世でな、一護が…」
「なにぃ?一護の仕業か!隊長すまねえ!」
「…恋次?」
「いや、何でもねえ。それで?」
「うむ。"こんびにえんすすとあ"というところに連れて行ってくれて、よく、棒にささった肉を買ってくれたのだ」
「へえ…。野営のときに、肉を炙って食うようなものか」
「棒フランク、とかいうらしい。大きくて食べ応えがあり、酒のつまみにもなりそうなものだ。
すぐにかぶりつかずに、周りをしばらく舐めたり、口に出し入れするのが作法だといって、煩く教えられた。
じっと見ているのでなにやら気恥ずかしかったが、上手くできると、何故か顔を赤らめて褒めてくれるのだ。
まあ、奢ってもらっているのだから、大人しく従っておいたが…、どうした恋次。何を笑っている?」
…やっと笑いを収めた恋次だが、案の定ルキアは怒っていた。
「何だ、全く。一人で笑いおって、理由を説明せぬか」
膨れた頬を軽くつつくと、そのまま顔を押さえ、唇を奪う。さっきはろくに、くちづけてもやらなかった。それだけ、焦っていたのだろう。
初めは逃れようとしていたけれど、すぐに大人しくなる。改めて唇を舌先でなぞると、自然に開き、恋次を受け容れるようだ。
プルンとした唇を軽く吸ってから、口腔内に入り込む。ゆっくりと味わうと、ほのかに甘い。
やがてコクリとルキアの喉が鳴り、溢れそうな唾液を飲み下した気配に満足して、恋次は唇を離した。
「…こんな、ことで…誤魔化そうと…しても…」
切れ切れの言葉に、力は無い。恋次は口元を緩めると、ルキアの耳たぶを軽く噛む。
「ああっ」
のけぞった胸元に手を進め、ささやかなふくらみを掌で包む。濃い桃色の先端を指で弾くと、ルキアはもう一度声を上げた。
「イイのか?ルキア」
「…」
頑固にまた、何も言わない。そんなところがまた、とんでもなく可愛いと思う。
生意気で高飛車で、強がりで、すぐ泣いて…すぐ笑う…。そして、抱かれたときの蕩けそうな表情を知っているのは、自分だけだ。
もっといい顔が見たい。もっと、いい声で啼かせたい。もっと、いい女にしてやるから…。
そのまま、手を下腹へと這わせていく。ルキアは逃げるように腰を引いたが、後ろから貫かれたままで、逆に深く結びついた形になってしまった。
「何、してんだ。もっと奥まで挿れて欲しかったのか」
「う、煩い。…こ、こら、触るな」
肉襞を隠す秘唇を割り、敏感な肉の蕾を露わにする。昂ぶり、少し大きくなっているようだ。それに…。
「びしょ濡れだな、こっち」
「き、貴様が先程、きちんと始末をせぬ所為であろう」
羞恥を隠す口答えなど、可愛らしさを際立たせるだけだ。
軽くつまんで、ごくごく小さな円を描くように擦りあげてやると、内奥からは蜜が溢れ、くちゅくちゅと音を立てる。
時折、恋次を奥まで咥えたまま、蜜壷がビクッと締まる。うねうねとした肉襞が、怒張したままのものに絡みつく…。
「はあ…あ…」
切ない吐息に、甘い声が乗った。
「イイ、だろ?」
「…」
「これからはな、イイとイクと、俺の名前だけ言え」
「何だそれは」
「あ、やっぱ駄目だ。早くうーとちょうだいと、出してえー、と、お願いー、も要るか」
「…恋次」
冷ややかな調子の呼びかけに、醒めさせてしまったことを、少しだけ後悔する。だが、まあいい。
「この次は、ここも舐めてやるから」
相変わらず肉蕾を愛撫しながら、恋次が話しかける。
「い、いや。いい」
「そうか、イイのか。だよなー、こんなに歓んでるんだもんな」
ルキアの拒否をわざと逆に取り、擦りあげる指の動きを速めた。
「んっ…んんっ…」
堪えきれずに顔をしかめ、逃れようとしても、しっかりと押えられていて動けない。
「さっきオメーがしてくれたみたいに、この小っちゃいのを口に咥えて…軽く吸ったり、舐め回したりしたら…どうなるんだろな。
イイって啼くのか…それとも、挿れてくれってせがむのか…?こっちはとっくにびしょ濡れで、でもダラダラ、後から後から溢れてくるんだろうな」
「止め…ろ…」
嫌でも耳に入ってくるその言葉は、ルキアの頭の中に、鮮やかな像を結ぶ。
聞きたくない、考えたくないのに…。わざといやらしいことを言っているのだと分かっていても、いっそう自分も昂ぶっていく。
「指を挿れてかき回したら、ぐっちゅぐっちゅしててさ。一本じゃ足りねーだろ。二本か、三本か?ずぶずぶ入っていきそうだな」
「やめ…て、おね…がい…」
せがむような口調が、逆に燃え立たせる。恋次は自分のものを受け容れているルキアの肉の割れ目を、指先でなぞった。
「ここに直接、口つけて吸ってやろうか。きっと、ジュルジュルーって、すげえ音が…」
「い、いやあああああ!」
耳元で囁かれる淫らな言葉と、絶え間ない愛撫が、とうとうルキアを絶頂へ運んだ。一声高く叫び、暴れだす。
恋次はそれをぐっと押さえつけ、激しく腰を使い始めた。
「ルキア、ルキア…」
「う…うあああ…」
「…ルキア、おい…ルキア、大丈夫か?」
目を開けると、恋次が心配そうに覗き込んでいる。ルキアは数度、瞬きをしてから頷いた。
「自失して居ったのか」
「ああ。相変わらず、イクとは言わなかったけど…ギャーッて叫んで、ギューッと締め付けたかと思ったら、急に動かなくなって…」
「そうか、心配をかけたな。ずっと呼びかけていてくれたのか?」
「…まあ、ビックンビックンして気持ちいいから…、一発出してからだけど。だって、そう簡単に死ぬようなタマじゃねーし」
「貴様…」
ルキアは起き上がり、またも腕を組んで仁王立ちになる。がみがみと責め立てようとしたが、内腿をどろりと熱いものが垂れていく。
「む…。なんと、始末もしてくれては居らぬ。先刻のは虚言か」
終わったら互いに始末をし合う、と…次の前戯を企んで、恋次が先程言ったのだ。
「いやいや。オメーが心配で、よ」
「ふん。信用できぬわ」
ルキアは首を振った。汗に濡れた髪が、束になってばさばさと揺れる。
「…もう、帰らねば」
「そ、そうだな」
機嫌を直してくれたのだろうか。恋次が慌てて肯い、ルキアを盗み見ると、微かに笑っていた。
いつの間にか夕刻になり、障子から漏れる西日に映えて、大きな瞳がきらきらと輝いている…。
526 :
467:2006/07/12(水) 21:50:52 ID:???
爽やかに終わってみた
今週のWJで、ルピの触手が余ってるじゃないか。やっぱここはルキアタンも…などと妄想して悶えてしまった
お仲間いますか?www
>>517 ダヨネーダヨネー
おんぶ可愛かったねー
>>467 第2Rキタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
ちょw神描写エロ杉!
ティンポ舐め舐めの細かい描写がたまらん(*´Д`)ハァハァ
小っちゃいお口のルキアたん(*´д`*)ハァハァ
恋次の言葉攻めに悶えるところも(;´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア
神ありがとうございました!
>>514 *神いつもd
恋次と浦原に挟まれてるルキアたんちっちゃくて萌え
恋ルキリレー神乙!GJ!!
フェラルキアたん指しゃぶる甘えっこルキアたん
泣くルキアたん本番であえぐルキアたん…ハアハア
盛りだくさんサービスGJ
もうマジでエロカワイすぎだ(*´д`*)ハアハア
エロ神万歳
次も期待して待ってます
おお!続き来てる神GJ!!!
おしゃぶりルキアたんがたまらなくエロカワイイ(*´Д`)ハァハァ
最後の言葉攻め&指攻めでイっちゃったとこがゾクゾクした
ルキアたんて口もだが舌もちっちゃそうだ(*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ
なんかもうエロ満載でお腹いっぱいです神!
>>507 保管庫の、な、中の人です…orz
すまない、多分お盆くらいまでまとまった休みが取れなさそうなので
まだ更新無理ぽです。
ずいぶん先になりますが気長に待って下さい…
神々乙!本気乙!
中の人乙!
全然気にするこたーないっす!面倒な仕事をやってくれてほんとーにありがたい
神の保管庫にいつも萌え補給さしてもらってます!!
管理人様いつもありがとうございます!そしてお仕事ご苦労様です!
どうかお体に気をつけて・・・!
中の人乙です!
時間のある時にゆったり更新してやってください!
534 :
467:2006/07/14(金) 20:04:01 ID:???
みんな感想ありがd
エロ成分が物足りないか思ったけど、喜んでもらえてよかったです
>>529 お腹いっぱいで吐くなよwww
>>530 保管庫の中の人、乙です
メモ帳に書いたものを投稿するのだってめんどくさいのに(自分だけだな)
純粋な好意で、たくさんあるのを拾ってまとめてHTML化〜など、頭が下がります
途中で投稿してしまったorz
>>530 更新作業は時間かかると思う。気にせず、お仕事優先で
我々は見せてもらう立場なので。楽しみにしつつ、大人しく待っています
>>530 乙です!ご無理せずに…
今日は一護の誕生日だな!
いいように言いくるめられて美味しく食べられてしまうケーキルキアたん(*´Д`)ハァハァ
>>530 中の人乙!仕事のほうをを優先させてくださいな。
>>534 恋ルキリレー神も乙でした。
フェラーリルキアたんよかったよ(*´Д`)ハァハァ
538 :
467:2006/07/15(土) 23:47:10 ID:???
>>536 設定くれ
>>537 ありがd。ルキアタンが
>>537も舐めてくれますように
一護誕生日オメ…と思ったが眠くてどうしようもない
とりあえず途中までで。スマンです
「お兄ちゃん、お誕生日おめでとう!」
遊子がショートケーキを乗せた皿を差し出した。
「おやつだよー。夜にもちゃんと、ご馳走と、大きいケーキ出すからね」
「お、おう…。ってか、いつまでもガキみてーなパーティなんか…ごげっ…」
「我が家は家族の団らんを大事にする家庭だ。それに従わない奴は許さん。
…ルキアちゃーん!ケーキ食べなさーい」
一心は一護を飛び蹴りで床に倒し、続いて姿を見せたルキアには、掌を返したような猫なで声でケーキを勧める。
「おじさんのイチゴ、あげようね」
「あ、ありがとうございます…」
「食べさせてあげよう。ほら、お口あけて?…あーん」
一心のアプローチに、ルキアも戸惑い気味。素直に従って良いものか、ためらっていると…。
「いい加減にしろよ、エロオヤジ!」
起き上がった一護が頭上からエルボーをかまし、一心はテーブルに突っ伏した。
「じゃ、とりあえず…、俺達は部屋で食うから」
ケーキの皿を二つ持ち、一護はルキアを促す。
「お皿、後で持ってきてねー?」
無心に微笑んで言う遊子に手を振り返し、一護は後ろ手にリビングのドアを閉めた。
ヒューっと、低く夏梨が口笛を吹く。
「さりげなく誘おうってのが、見え見えだな」
「いいじゃない。お兄ちゃんがやっと、女の子に興味持ったんだから」
遊子が弁護するが、夏梨は鼻先で笑った。
「どうせ、上手くいきっこないよ」
「いやいや…。いざとなれば、父さん譲りの押しとパワーで、何とかなるさ。父さんが、母さんを手に入れたようになっ!」
一心が息巻いたが、娘達は顔を見合わせて笑うばかり。
もちろん、母のことは大好きだが、どうせ一護のでき婚か、あまりのしつこさに呆れ、同情で結婚してくれたと思っているのである。
「ほらよ」
一護が皿をルキアに差し出す。ベッドに腰掛けたルキアは真っ先に、飾りのイチゴにフォークを刺した。
「惜しいな。やはり先程、貰っておけば良かった」
「…ガキみてーなヤツだな。俺の、やるよ」
「何と?本当に良いのか?…だが、この菓子の要となるものではないか。
そう言えば、これは元々、貴様のためのものであるし…」
ひとしきり喜んだ後、取ってつけたようにルキアが訊ねる。
いいよ、黙って食え…と言おうとして、一護にふと、良からぬ考えが浮かぶ。
「まあな。メチャクチャ大事なんだけどよ…。テメーが気になるなら、後で俺に別のもん、くれよ」
「…別の物とは?」
一護のイチゴ(分かり難い!)をぱくつきながら、ルキアが聞き返した。
「気にすんな。まあ、食っちまえよ」
「うむ。相分かった…おお?仕切りの境目にも、薄く切った果物が入って居るぞ」
ケーキをつつき、中にもスライスしたイチゴが入っていると騒ぎ立てる。それはやらんと一護に言われ、ルキアは唇を尖らせた。
「欲しいと申した訳ではない。ただ、事実を申し述べたまで」
「ふん。食いてえって、ツラに書いてあるぜ」
一護は何の気なしに、指先でルキアの頬をつつく。その柔らかさにドキリとして、思わず動きが止まる。
「何を致すか。莫迦者」
「あ…、ああ、悪りぃ…」
かすれた声で返事をして、一護はぎこちなく指を引っ込めた。
結局、ルキアは一護の分までケーキを食べた。皿を二枚重ねて、ルキアが腰を浮かせる。
「皿を返して参ろう」
「いいよ。後で。それより…」
意を決したように、一護が椅子から立ち上がった。
「何だ?」
ルキアを立たせると、顔を上げさせる。もう一度指を伸ばして、鼻先をつついた。
「がっついてるからよー、ここにクリームがついてんだよ。だから、それ…俺にくれよ」
「何だ。そういうことか。あの白いのが欲しいのなら、もっと早くに言えば分けたものを…、お、おい、一護…」
クリームなど、最初からついてはいない。ルキアの鼻先に口を近づけると、軽く噛む仕草をする。
「な、なにを…するか…」
「あー、ここじゃ無かったな」
チュッと音を立てて鼻にキスをし、そのまま少しだけ下に移動する。
頬と同じように…いやいっそう柔らかな、小さくプルンとした、可愛らしいルキアの唇を、軽く吸っては縁をなぞる。
堪らずにルキアが僅かに開いた隙間に、ぐっと舌を滑り込ませた。
唇と同じく口の中も小さくて、狭い。そこを蹂躙するように、ぐいぐいと入り込み、舌を絡ませる。
ひとしきり味わった後に、舌の根元から強く吸った。唾液までも甘い…そう、思う…。
「全く…。急にあのような真似をされては困る」
「…」
鏡を見て、髪を直しながらルキアが怒っている。一護は言葉も無い。
「唇が腫れあがってしまったらどうする。変な顔ではないか!」
どうも、少し違うことで怒っているようだ。
「私が貴様の分まで食べてしまったことを、幼子のように根に持って…、ああまでして取り返そうとしなくても…」
ルキアの言葉に、一護は噴き出した。
「失敬な!何故笑う」
「い、いや…すまねえ。あ、あのさ…、ルキア」
「何だ」
「催促するわけじゃねーけど、今日って、俺の誕生日なんだよな」
「うむ。めでたいな。遊子が祝いの馳走を作ると申して居ったではないか」
「で…、こっちではよ…、何か、プレゼントを贈る習慣があってよ」
一護は頭をかきながら続ける。
「ほう。それでは何か、用意せねばなるまい。現世の金子の持ち合わせは…うーむ、一度、屋敷に戻るか」
「い、いや、いい。そしたら、今日中に戻ってこれるかわかんねーだろ?」
今日でなければ言えないこともある。今日だったら、誕生日のうちなら、多少の図々しさも許してもらえる気がする。
「物はいらねーけどよ。夜また、部屋に来いよな。ルキアにしか出来ねえことで、頼みがある」
「左様か」
ルキアは素直に頷いた。一護はもう、妄想で頭がはち切れそうである。
544 :
467:2006/07/15(土) 23:54:54 ID:???
とりあえず昼編はこの辺で…
今週は早じゃんだから、もう書いてもいいんだよね?
グリムジョーもルキアタンのほっぺプニプニしたかったんだろう…と思って我慢する
545 :
536:2006/07/16(日) 02:08:31 ID:???
神キテタ!!
イチルキイイ…!(*´Д`)ハァハァ
自分が妄想した小ネタがこうして文章になってると何か感動
本気神感謝です!夜編楽しみに待ってます
イチルキ神ラッシュキタ(゚∀゚)!!
夜はどんな事されてしまうのか今からwktk
今週の最後の展開はそのままGJJJ→一護の前で無理矢理ルキアたんレイポの妄想できて良い
>>467 イチルキ神乙であります!!夜が今から楽しみだ
>>546 GJJJがレイープ→それを見た白一護暴走→白一護レイープ→我に返った一護とエチー
この妄想で一週間過ぎると予想
神最高!イチルキテラモエス(*´Д`)
今週号といい、良い妄想が広がるよ…
続きも楽しみ(*゚∀゚)=3
549 :
467:2006/07/17(月) 12:09:22 ID:???
「かんぱーい!」
「お誕生日おめでとうー!」
細かな泡が上がる琥珀色を満たした、脚の長いグラスが触れ合う。と言っても、未成年が多いのでシャンメリーだ。
「ローソクはー、いーち、にーい、さーん…」
大きなバースデーケーキに皆でローソクを並べ、火をつける。
「じゃあ、電気消すね…うわぁ!きれい…」
たとえここが、ごちゃごちゃした黒崎家のリビングであったとしても、ローソクの灯に浮かび上がるテーブルは、いつでも幻想的なものだ。
"Happy Birthday"の文字が、暗いオレンジの光にゆらゆらと揺れる。
「行けー!一護!」
「お兄ちゃん、頑張れえ!」
一心と遊子がはやし立てる。
「…大げさなんだよ。たかが、ローソク吹き消すくらいによー」
「一兄はひねくれすぎなんだよ。素直に演じてろよ」
文句を言う一護だが、夏梨の方が大人のようだ。
さて、ルキアは…。
誕生日パーティなど初めてのことで、何事も珍しく面白く、目を輝かせている。
「せーの!」
掛け声とともに一気にローソクを吹き消し、拍手喝采とバースデーソングの祝福を受けた。
ケーキも切り分け、誰のが大きいとかいうことになって、お約束の言い争いである。
「んもー。騒がしい家族でごめんねー。びっくりしたでしょ、ルキアちゃん」
遊子に言われて、ルキアは首を横に振る。
「ううん。お誕生日のお祝いに家族で食事なんて、初めて。仲間に入れてくれて、ありがとう」
そういえば、口から出任せの身の上話をして黒崎家に入り込んだルキアだった。一心と遊子は思い出して、ほろりとする。
「う、うちの娘になってくれていいんだよ!ルキアちゃん!」
「ルキアちゃん、いつまでもいてねー!」
左右からルキアに抱きつき、二人は盛大に泣き始めた。一護と夏梨は呆れ顔。
「夏梨と遊子はまだ早いが…、ルキアちゃんは一杯だけ飲んでいいよ」
ワインに切り替えた一心が、早くも鼻の頭を赤くして、ルキアに話しかける。
「テメーがそんなこと言ってていいのかよ」
一護に睨まれたが、全く気にしない。
「15歳以上は一杯。18歳で二杯。20歳になったら大っぴらに…と、法律で決まっている」
「嘘つくな!」
「タバコはいかんぞ。脳細胞を破壊するからな。酒は、少量なら百薬の長だ。医者が言うんだから間違いはない」
一護が重ねて何か言おうとしたが、既にルキアは差し出されたグラスを干していた。
「おおー、いい飲みっぷりだねえー。じゃ、もう一杯」
「自分で一杯って言っといて、まだ勧めるのかよ!これは…俺が飲む!」
横からグラスを奪い取り、一護が一気飲み。かなり大き目のグラスだったので、一瞬、頭がぐらりとした。
「ルキア、大丈夫か?」
横を見ると、目の縁を微かに赤くして、瞳が潤んでいる。
向こうでは、酒を口にしていた。第一、見かけはどうでも百年以上生きているのだ…、いや、死んでいると言うべきか…。
いやいや、そんなことはどうでもいい。少しなら、たしなむ程度には飲めるはずだが、ワインなど飲んだことは無いだろう。
「んー…」
甘えたようにそれだけ言うと、小首を傾げた。これはやばい。
「ったく、バカ親父!…ルキア、少し横になってろ、な?」
「ええー?まだお部屋に、寝る仕度してないよ。まだまだだと思ったからー」
遊子が困ったように言った。ルキアは普段、妹達の部屋で寝ている。三人では狭いのでベッドは折りたたみで、眠るときだけ出すことになっている。
「…じ、じゃあ、とりあえず俺の部屋で…」
一護がルキアを促して、席を立った。ジーンズの後ろポケットに、一心がさっと何かをねじ込む。
「な、何だよ?」
「べーつーにー」
「さあ、娘達!おとうさんとカラオケに行こう!」
「はーい!」
廊下を歩く一護の耳に、そんな会話が聞える。ばたばたと片付けて、出かける気配がする。
酒を飲ませたのも、ルキアのベッドが整っていないのも、急にカラオケに出かけるのも…、全ては一心たちの計画通りだ。
「おいルキア、しっかりしろよ」
「煩いな。別に私は、貴様が大騒ぎする程、酔ってなどおらぬわ」
家族がいなくなると、ルキアの口調も元に戻る。だが、一護のベッドに腰掛けた身体は、姿勢を保っていられないようだ。
「けっ!酔っ払いは寝てろ!」
一護が軽く押すと、ルキアはころんとベッドに横になる。暑苦しいのか、自分でブラウスのボタンを三つ目まで外し、寝返りを打った。
そんな様子が、一護を刺激しないはずがない。
「た、頼む!寝るな!」
「んもう…何だ貴様は。寝ろと言ったり、寝るなと言ったり…。しかし、暑いなここは…」
「夏なんだから仕方ねーだろ。暑いんならハダカでいろよ」
「左様か」
起き上がり、ブラウスのボタンを外そうとする。一護は慌てて止めた。
「脱ぐなあああああ!」
「変な奴だ。酔っているのは貴様の方であろう。私は…そうだな、少しだけ横になっていれば治る…」
再び横になる。今またボタンを外したので、前はほとんど開いて、白いレースの下着が覗いている。
ルキアの少女趣味か、それともAAカップはそういったデザインしかなかったのか、とても清楚なものだ。一護はごくりと生唾を飲み込む。
「ルキア」
「…うん?」
「酔ってねえって、言ったな」
「ああ」
「じゃ…、昼間の話、していいか?」
意を決して、一護はそう口にした。
「…構わぬが」
横たわったまま、ルキアが答える。
「そっか。じゃ言うけどよ」
手を伸ばし、ルキアの頬に触れる。あのとき初めて気づいた、柔らかい頬。ルキアも面倒なのか、拒みはしない。
「また、ここにクリームついてるから…食っていいか…。今度は、本体ごと」
「むっ…、またか。早く教えてくれればいいではないか!…で、本体とは何だ?」
「テメーだよ!」
言い捨てると、ルキアに覆いかぶさる。突然のことで抵抗も無い。
それでも言葉通り、頬に軽くキスをする。そのまま柔らかな頬を滑って、すぐに唇を探し当てた。
自分が押さえ込んでいて逃げられるはずも無いのに、ルキアの顔を手で押さえると、むさぼるように口腔内を味わう。
さっきはワイン飲んでた。ケーキの味じゃねえ…だけど、やっぱり甘い。こいつは、こいつ自体が甘い味なんだ…。
ふと気づいて、ルキアの両脚の間に膝を割り込ませ、外側になった脚に手を掛けぐっと押し開く。
ルキアの膝が自然に立ち気味になり、短いスカートが翻る。すべすべした、太腿とは名ばかりの華奢な脚を、一護の手は遡っていく。
もうすぐだ。もうすぐ、下着に手が届く…。
「一護」
一人で興奮して息が上がり、苦しくなって唇を離した一護に、ルキアが話しかける。だが、ばつが悪くて答えられるはずがない。
「乱暴にするな。私は、逆らいはせぬ。先程、"食う"と申したは、このことか?」
「あ…ああ…、そうだ」
「それならば、先に、ちゃんと申せばよいではないか。
拒むと思うて、言い出せなかったのか?それとも、無理に行う嗜癖があるのか?乱暴は困るな…」
「んな訳、ねーだろ!」
「ははははは…。青い青い、青いぞ一護。おそらく妄想でしか、女体に触れたことなどないのであろう。
この朽木ルキア、貴様よりは百年は経験を積んでおる。貴様を昇天させるなど、朝飯前のお茶の子さいさいだ」
思い切り萎えるような台詞を吐かれ、一護はげんなり。だが、見かけの割に経験豊富なら、それはそれで構わない。いや、有難い。
「そ、それなら…まあ…頼む」
「うむ。では着衣をとって横になれ」
何で、自分でのそのそ脱がなくてはならないのか。一護はますます気落ちしつつ、裸になってベッドに横たわった。
キィッと軽くベッドがきしみ、ルキアも乗った。いつの間にか自分も脱いだようで、素肌の感触にぞくりとする。
「震えておるのか?」
「うっせー」
「心配するな。取って食いはせぬ…いや、現世の言葉では、食うと申すのだったな…ふふふふふ…」
いちいち嫌味な奴だ。後でひいひい言わせてやる…、一護は心の中で呟く。とんでもない初体験だ…あ、いやいや、何でもねえ!
口にも出していないのに一人で焦って、一護は手を振った。
「何をしておるのだ?」
だが、別に答えを求めてはいなかったらしく、そのまま一護の頬に手を滑らせる。
女に頬を撫でられるなんて…幼い頃、オフクロにしてもらったきりだ…だが、不愉快ではない。どうせ、誰も見ていない。
悩ましげな音を立てて唇が触れ合い、すぐに離れる。今度は軽く耳たぶを噛み、首筋を滑っていく。
「うっ…」
堪え切れずに声が漏れた。笑ったのだろう、耳元に微かに風を感じ、一護はむっとして起き上がろうと腕に力が入る。
宥めるようにルキアの手が動き、握った拳を解いていく。手を開かせると、逆に軽く握り、横に…一護の身体の中心へと動く。
「ル、ルキア…」
「楽にしておれば良い」
かなり昂ぶって、頭をもたげていたものを立たせ、軽くしごく。一護は唸り声を上げた。
「やはり、直接触れたほうが歓ぶのだな」
一人ごちて、ルキアはゆっくりと手を動かす。緩やかに大きく、細かに速く…リズミカルなようで次の動きが読めず、思うが侭に昇りつめていく。
「や、止めてくれ。出ちまう…」
「それでも構わぬが?どうせ、貴様の寝床だ」
「人でなし!俺の誕生日プレゼントのはずだろ!せめて…口でやってくれ…」
今、挿れても、もたねえから…、これまた、心の中の台詞である。
「相分かった」
ルキアは気軽に応じてくれる様子である。握っていた手を離すと、一護のものはピィンと張り詰めて、下腹につきそうなほどだ。
「元気なことだな」
全くもって一言多いが、すっと移動すると、一護の身体の中心へと顔を近づける。
軽く握って立たせ、先端を舐めた。先走りがにじみ出るのが、自分でも分かる気がする。
「一護」
「何だよ」
「全てを口に入れるのは困難ゆえ、手を添えるぞ」
いちいち言わなくてもいいのに。でもそれって、俺のが、でかいってことかな…?
一護が自分に都合のいいように考えていると、舐め回していたルキアが、ぱくりと口に含む。
先端だけを味わうように、口の中を転がして…堪らなくなった頃、一瞬だけ奥まで挿れてくれる。ああっと思うとすぐ出して、裏筋を舐め上げる。
そしてまた、ほんの先っぽだけを、チュウチュウと吸う。
「た…頼む、そんな、生殺しみてーな…、お、奥まで挿れてくれ…」
返事は無かったが、すっと奥まで飲み込んでくれた。小さな口で懸命に受け容れてくれているのだろうが、思いやるより快さだけが先に立つ。
我慢できずにルキアの頭を押さえ、自然に腰が動く。苦しいのだろう、僅かに力をこめて拒もうとするが、余計に奥まで挿れたくなるだけだ。
それでも上手に宥め、いつの間にかルキアのペースになっていく。
緩やかに頭を動かして、奥まで…そしてねっとりした口腔の粘膜が絡みつき…、意地悪く押し出される。
「はっ…、はあ…うああああ…、もう、駄目だ…」
一護の声が裏返り、ぐっと腰が突き出る。一度ならず、二度、三度と押し込む動作だ。
ルキアはあまり奥まで突き込まれないようにしっかりと押さえて、溢れ出る熱く濁った液体を嚥み下してやった。
息を整え、一護が目を開けると、ルキアがちょこんと正座している。
「これで良いのか?一護」
「あ、ああ…」
そりゃ、そうだけど…よ…。このままじゃ、済まされねえ。
「今度は、俺が食う番だ」
「ええっ?」
「第一、俺の誕生日プレゼントなのに、何で俺が食われなきゃならねーんだよ!」
「貴様が奉仕しろと申す故に致したものを…。恩を仇で返す奴だ…、これ、止めぬか」
何だか小難しいことを言っているが、言葉の様子からどうも、弄られるのは苦手らしい。
確かにテクニックはあるようだが、感じやすくて、乱れやすいのかも知れない。だから、男をいかせようとするのだろう。一護はそう思った。
手を引っ張ってベッドに倒すと、上から押さえつけた。さっきとは違って、直に肌が触れている。
普段、色々とからかってはいるが、小さいながらも二つの乳房が、ちゃんと存在を主張していた。
「ちゃんと、触れるだけ、あんじゃねーか」
「煩い。乱暴にするな、痛いであろう」
「でかくなるように、よーく揉んでやるよ」
「要らぬ。貴様のような下手くそでは、形が崩れるだけだ」
減らず口は気にせず、だが痛めては可哀想なので、なるべく優しく撫で回す。すぐに濃い桃色の乳首が硬く尖る。
唇に含んで、軽く吸う。舌先で動かして味わう。左右の蕾を心ゆくまで堪能する間に、ルキアは何度も、小さな叫び声を上げた。
やっぱり、めちゃくちゃ感じてやがる…。
ルキアの両脚の間に膝を入れ、先程と同じく脚を開かせる。そのまま自分の太腿を押し付けるようにすると、濡れたものに触れる。
愛液が溢れ、濡れているのだろう。触りたい。指を挿れてかき回したい。淫らな音を聞きたい。それより何より、ぐっと貫きたい…。
だが、その前に。さっきの仕返しだ。身体中を舐め回して、おねだりの言葉を大声で言わせてやる。
名残惜しさを感じつつ、最後に乳首を一舐めすると、一護はいったん身体を離す。
「ふぅ…。やっと赤子は胸乳に飽いたか」
まだ減らず口を叩くルキアに、もはや苦笑いだ。可愛いな、お前って奴は…。
「そうだな。次はもっと詳しく見せてもらうか」
一護は枕を持ってくると、ルキアの腰の下に入れた。
「な、何をするか!」
腰が軽く持ち上がり、自然に両脚が大きく開く。指でなぞっただけで、割れ目はぱっと開いた。
「や、止め…」
「こんなに濡れて光ってるのに…。止めて、いいのか?」
「う、煩い。貴様にちょっと付き合ってやっただけだ」
もはや意味不明である。一護は相手にせずに、そこに顔を近づける。
物欲しそうに口を開けている、紅く濡れた秘肉は、後で思い切り苛めてやろう。その前に、ここだ。
小さな核を見つけると、舌の先で触れてみる。つんとつつくと、ルキアが声を上げて腰を引こうとする。
両脚をしっかりと押さえているので、動けはしない。一護は思い切って、陰核を唇に含んだ。
「んんっ…、い、いやあ…ああ…」
啓吾が貸してくれた本に書いてあったとおりだ。ここは、脳にダイレクトに刺激が伝わるって…。
元々、男のと同じのの名残だって…。だから、舐めたり擦ったりしてやれば、簡単にビクビクいくんだって…。それと…。
重みをかけて逃げられないようにしながら、一護は少しだけ身体を上にずらす。ルキアの脚も上がり、いっそう恥ずかしい格好になった。
伸ばした腕でルキアの脚を押さえつつ、両手で乳首を摘む。
そこにゆるゆるとした刺激を与えながら、クリトリスを舐め、音を立てて吸い、口に含んで舌で転がす。
敏感な三か所を一度に責められて、ルキアはすぐに昇りつめ、甲高い声を上げて身体を反らせた。
秘肉がひくつき、むっと女の匂いがたちのぼる。どんな匂いかって…よく知らないが、きっとそうだと思う。
そして改めて、本に書いてあることって凄いと思う一護だった。
あまり恥ずかしい格好をいつまでもさせておくのも可哀想になり、一護は枕を取り除けると、ちゃんと抱いてやる。
頬に、鼻に、唇にキスをして、深く舌を絡ませ合った。
唇を離すと、ルキアがはぁ…っと吐息をつく。頬が赤く染まっているのは、もう酒のせいではない。
「ルキア」
名を呼ぶと、潤んだ瞳を上げる。もう堪らない。
「ルキア、ルキア…」
何度も言いながら、腰を引き寄せた。自然に開いた脚の間に手が伸びる。もはや間違えようも無く濡れて口を開けた肉の襞に、ぐっと指を挿しこむ。
緩やかに抜き差しを繰り返すと、すぐに吸い付くような感触に変わった。
「あ…ああ、ん…」
蕩けるような声に、指の動きは速くなる。いいのか?いきそうなのか?だがそれを口にするほど、一護も野暮ではない。
「ルキア…ルキア…」
その代わり、何度も名を呼んだ。ルキアが片脚を曲げ、一護の脚に絡みつかせ…その分、大きく開く。
「ああ…あ、あ…い、いち…ごぉ…」
やっと一護の名を口にして、ルキアの肉襞がぎゅうっと締まった。指の一本でさえ、ちぎれそうだ。それが治まると、ビクビクと痙攣を始める。
「気が、済んだか?」
「ん?ああ…まあ…」
よく分からずに一護が答えると、ルキアは腕から逃れ出ようとする。
何だ?どうしたんだ?…まさか、これで終り?
「お、おい…、ルキア」
「もう充分に、"食った"であろう?女子にあのような姿勢をとらせ…思い出すだに恥ずかしい…」
「って、テメー…まだ、これからが本番じゃねーか」
「何を申すか。この先は、嫁するまでは決して行うてはならぬことだ」
「へっ…?」
あれだけ上手に咥えて、平気な顔で嚥み下し…あれだけ激しくよがっておいて…今更、何の冗談だ…?
「悪い冗談はやめてくれよ、ルキア。テメーがアンアンいうから、こっちはまた元気になっちまってるんだ」
再び頭をもたげ、熱く脈打つものを握らせると、ルキアはちらりと見る。
「若いということか。相分かった」
また唇をつけそうな勢いに慌てて、一護はルキアを押さえる。
「ちがーう。今度はこっち」
仰向けにして両肩を押さえ、膝で脚を開かせる。だが、ルキアは怯えた声で拒んだ。
「や、やめろ…、止めてくれ一護」
「ルキア?」
必死の抵抗なのか、思いのほか脚も開かせ難い。だが、力で敵うはずもない。
「何だよ急に…あ、そうか…」
一護は手を伸ばし、脱ぎ捨てたジーンズの後ろポケットから、かさかさと音がする小さな包みを取り出す。
リビングを出るときに、一心が入れた…いわずと知れた、避妊具だ。
「悪りぃ悪りぃ…ジョーシキだよな。危険日なんだろ?ちっと待ってな」
これもまた、本で読んだ知識通りに装着すると、再びルキアに向き合う。
「醒めちまったか?っと、間がもたねーよなー」
「違う。違うのだ一護。本当に…許されぬことだ」
「何が」
「分からぬはずはあるまい。貴様は何故、平気なのだ」
「そりゃまあ、褒められたことじゃねーけど…」
だが、誰もが興味を持っているはずだ。大人になって結婚すれば、堂々と毎晩でも…いや、別に結婚なんかしなくても、大人なら自由だ。
それでも、まだ早いからこそ、経験しておきたい。友達と比べて、少しでも早く。もしも経験済みなら、少しでも上手になりたい。
「嫁するまでは絶対に許されぬと、先程も申したはず。現世ではそのような教育も、徹底してはおらぬのか」
「今どき、そんなこと言う奴って…。それに第一、さっきのあれは何だよ」
普通のセックスは出来ても口では出来ない、という女はいるらしい。だが、平気な顔であれだけ巧みに咥えておいて、本番は駄目だって?
「婚姻の誓いをかわさずに野合を致せば、男も女も、歓びどころか死ぬほどに痛み苦しいと申す。
そしてきっと天は割れ地は裂け、一族郎党までもが地獄に落ちるのだ。
だが、何も知らずば色々と困る。初夜の床で互いに戸惑い、何も出来ぬであろう。
それ故に、許されて春をひさぐ遊び女もおるし、知識として先程のような術も、特に良家の女子は…ゆくゆくは役に立つと…」
「おいおいおい…誰だよ。そんなこと教えたの。ソウルソサエティの学校で習ったのか?それとも、誰か他の奴か?」
「…」
呆れて一護が聞くと、ルキアは黙って俯く。
まあ、決まりごとはともかく、咥え方を教えたり、あちこち弄んで開発した相手の名前を聞かれたら、普通は恥ずかしくて答えられないだろうと思う。
…って、誰だ?学校で教えるはずがない。あの屋敷でか?
時代劇の大奥のように、年老いた女が何人もルキアを取り囲み、顔が赤くなるような授業をしたんだろうか。
時には、張り型まで使ったりして…うげっ、冗談じゃねえ…。
それとも、あの真面目そうな顔の兄貴が、手取り足取り教えたんだろうか。ルキアは逆らえるはずがない。くそっ…、あのむっつりスケベが…。
勝手に妄想でイラつき、一護はルキアを押さえつける。
「だ、だから止めろと申すに」
「うるせーな。大丈夫だって。テメーが何を教わってきたか知らねーが、それなら現世なんか、何千回も天地が崩れ去ってるよ」
「一護…」
不安そうなルキアの声に、一護は続ける。
「んもー、じゃあ…アレだ。行くあてが無くなったら、俺が貰ってやるから」
勢いとはいえ、とんでもないことを言ってしまった。焦りが分かったのか、ルキアが口を開いた。
「交合への興味だけで、虚言を申してはならぬ。若者ゆえ熱くなって、目的と手段が分からなくなっておるのだ。
精を放ちたいのなら、私が先程のようにしてやろう。どうしても女体に挿し入れたいのなら、現世にもそういった女子はおろうに…」
「何回もうるせーよ。俺はいま、テメーを抱きてーんだ」
脚を開かせて指で探ると、まだ濡れている。怒張したものを押し当てると、ずぷっと先端が飲み込まれる。
何だ…入るじゃねーかと思ったのも束の間、抵抗があって先には進めない。
「ちから…抜けよ、ルキア」
顔をしかめるルキアにそう言ったが、首を振るだけだった。嫌がって力を入れ、わざと挿入を止めている訳ではない。
本当に、初めてなのかも知れない。だが、今更止める理由にはならない。逆にそれなら、どうしても続けなければ…。
肉襞の入り口でゆるゆると円を描くと、また愛液が溢れてきた。一心の寄越したコンドームにも、潤滑剤はついているだろう。
「じゃ、行くぜ」
ルキアが首を振るのには構わず、一気に挿しこむ。途中でまた強い抵抗があったが、押し切った。
「い、いた…い…」
普段とは全く違う、か細く高い声で弱々しく痛みを訴えた。
「ああ、悪かった。でけーから、痛てーだろ…、俺なんかは、きつくって物凄く具合いいけど…」
可哀想だから、少しの間は動かないでいよう…。そう思って、ルキアの顔を見つめる。
眉間に寄せられた縦じわを、軽くなぞる。
「そんな顔になっちまうぞ」
まつ毛に宿った滴の玉を、指先でぬぐいとってやる。
「何だよ。泣くほど嫌なのか?」
ルキアがくすくすと笑い出す。ほころんだ唇は、美味しくいただく。
もう、こいつの好きなキスは覚えた。上下の唇を一つずつ、軽く吸って甘く噛んで、食べてやればいい。
そうすれば自然に開いて、たっぷりの甘い唾液を含んだ舌が絡み付いてくる…。
やがて唇を離し、蕩けそうな目をしたルキアに話しかけた。
「いいな?」
「なに…が?…あ…、あああっ…いや!痛い…お願いだ、止めてくれ一護」
腰を動かし始めた一護にルキアがせがむが、止めるはずがない。
「ルキア、ルキア…。すげー、いい…」
「…うっ…く…」
痛みを堪える声も、涙も、どうしようもなく可愛い。
一護はもう一度唇を重ねると、そのまま腰の動きを速める。
激しく抽送を繰り返す一護のものに、ルキアの感じる痛みとは関係ないように、肉襞は歓んで絡みつく。
もう駄目だ、いきそうだ。せめて、キスしたまま…終わろう。お互いの気持ちが分かるように…。
一護がルキアを抱え込むように抱きしめ、深々と貫いたまま終りを迎えた。
痛みと混乱で気が遠くなっているルキアにも、身体の内奥で脈打つものが感じられる…。
チュッと音を立てて軽く吸ってからルキアの唇を離し、腰も引いて、一護はごろりと横になった。はあっと大きな息をつく。
「あ、やべっ…。こぼれちまう」
焦って起き上がり、がさごそと始末をする姿に、ルキアが笑い出した。
「るっせー、笑うな。…ほらほら…こーんなに出た」
「や、止めろ莫迦者。こぼれたら如何する」
ふざけてルキアに押し付けようとする。まるで子供だ。
やがてきちんと始末をし、二人はもう一度横たわる。もう悪戯をする元気も時間も無いが、一護はルキアを抱き寄せた。
「さっきの話な」
「うん?」
「勢いでまあ、言っちまったけど…嘘じゃ、ねーから」
「…」
「今すぐは無理だけど、そのうち、ちゃんとするから。それに、痛くって悪かったけど…何度もすれば、そのうち良くなるって…」
「左様か。婚姻の口約束だけで、私を夜毎弄ぼうという魂胆だな?」
「何でそうなるんだよ」
「力ずくで乱暴しておいて、私を手に入れたと思ったら大間違いだ」
「おいおいおい…。分かったよ、後でちゃんと、オヤジに言うよ…それと、テメーの兄貴に…うはー!気が重い…」
「何故だ」
何故も何も…。一心は単純に喜ぶだろうが、問題は白哉である。
ルキアが嫁に行きたいと言い出したら、相手が誰でも素直に認めるはずが無い。そのうえ、よりによって一護とは。
一護は自分を、千本の桜色の刀がぐるりと囲む様を頭に浮かべる。まず100%そうなるだろう。そして今度は、自分は絶対に反撃できない…。
「あーあ…。弱冠16歳にして、こんな年上の嫁を貰う約束をさせられた挙句、下手すりゃもうすぐ死んじまうかも…」
「貴様という奴は…」
ルキアはさっと身を起こし、一護をうつ伏せにして馬乗りになる。か細いながらも肘でしっかりと首を締め、ぐっと反り返らせた。
「うぎゃっ!な、なんだよ…!死ぬ死ぬ、死んじまう!」
とっさのことで反撃できず、一護は素直にシーツを三度叩いた。
そのとき、ドアが開く。
「お兄ちゃん、ただいまー!…あれ?プロレスごっこ?」
「…あ、ああ、そんな…もんだ」
「へえー。ルキアちゃんって案外、活発なんだねえ。お兄ちゃんを負かすなんて、すごーい」
「え、ええ…。ほほほほほ…」
一護とルキアが何も身に着けていないことなど、遊子は一切触れずにドアを閉める。
二人がほっと胸をなでおろしていると、ドアの向こうでは遊子が噴き出していた。
廊下の先では、一心と夏梨が顔を覗かせている。この三人がいつの間に帰ってきて、いつから部屋の様子を伺っていたのかは…一護たちの知るよしもない…。
566 :
467:2006/07/17(月) 12:19:05 ID:???
最後はお笑いになってしまった
一護の知識は、啓吾のエロ本と水色からの耳学問です
それと多分、そーんなに大きくないと思う…
>>536 きっと、考えてたのとは全然違ってると思う。申し訳ない。そしてネタをありがとう
>>546-548 皆きちくだwww
GJJは痛くしそうで怖いが、意外と優しかったりしてwww
イチルキ神キテター!!!!!!
ぐぐぐぐぐっじょぶ、いやGOD JOBですた!!
うはっ
最後ワロスw苺これから大変だなwww
全体的に明るくて良かったっす
竿の扱いがお上手なルキアたんハァハァ
お疲れ様です!
扱いが上手なルキアたん萌え(´д`*)
やっぱり兄様が教えたのか…?w
GJ!!!
イチルキはやっぱ和むなーw(*´д`*)
久々にきたら、恋ルキや虚一護ルキアやイチルキやら(・∀・)イイ!
神乙
連休最後にこのスレにきて良かった(;´Д`)
神乙です!!!!
自分がヤられるという事になると必死で抵抗するルキアたん(*´Д`)ハァハァ
一護誕生日GJ(*´Д`)ハァハァ
一護の「んもー」ワロス
そしてボニートちゃんにも投票してきたwww
ぬこかわいいよぬこ
アヌメ鰤見てたら恋ルキがすごく読みたくなったぉ(*´д`*)
575 :
*:2006/07/18(火) 22:48:53 ID:???
と…撮れてませんでした…。
今日ルキアタンは出たんだろうか…。
>>575 悪いがルキアたん結構出てたぞ
吹っ飛ばされたルキアたんを失恋がかばってた(*^ω^*)
うむ、今日のルキアたんはいっぱい出てたし可愛かったな(*´Д`)
織姫にGJとやってるところとか恋次と並んで小ささUPとか
>>575 *神いつも乙!
今回は俺がやってみる
遅くなるが
>>574 だな。
ルキアたんの心配してた一護もよかったよww(´д`*)
ルキア愛されてるよルキアwwww
強がりなルキアたんもいい(*´д`)
作画も良かったし、今回のルキアたんは最高に可愛かった
失恋にだっこされてるともっと小さく見えてヤバかった
神乙です!!
お互い強引な2人がいいw
そして白一護×ルキアも待ち遠しい……
すいません、スレ違いのカキコ失礼します。
向こうのキャラスレの方が終わったみたいなんですが、
自分はすぐに次スレ立てない方がいいと思うんですが、
どこかいい話合いの場、というか避難所ってないですか?
キャラスレならもう新スレ立ってるぞ
つうかたった一人の荒しのために次スレ立てないって
なんか荒しの魂胆にまんまとはまったみたいで嫌だな
マターリ語れるイイ場所だから今後もマターリ楽しみたいものだ
白一護×ルキア週末に来るかと思ってwktkしていたんだが
神は焦らし上手らしいwww
>585乙。
>577も期待してます。
587 :
577:2006/07/19(水) 19:25:03 ID:???
神々乙です!
自分今やっとアニ鰤みたよ
ルキアたんかわええ
恋次がうらやましいあんな至近距離でルキアたん…どさくさに紛れて抱き締めたいお
今20巻読んでたんだが愛染から崩玉の告白を聞いた時のルキアたんの横顔アップが美しすぎる…(*´д`)
>>585、587
dクス!!
っておい・・・恋次、ルキアたんのおぱーい触ってるじゃねーか
兄様に言いつけてやる!!
ほっぺと同様にぷにぷにしてんだろなー
早くシスコンに言いつけてやれww
592 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 23:49:44 ID:XCNeQH59
>>590 な、何?
恋次テラウラヤマシス
でも兄様に知られる事を考えるとテラオソロシス
卍解!!!
ドン
>>587 超乙!!!!
ルキアたんを望遠鏡?で覗いてんの誰だ。兄様?
なんでうちの地方はアニメはいらねーんだ…orz
>>596 のぞきが趣味なバウントのメガネ野郎(宇柿)。
>>597 情報dクス!
ルキアたんを覗くなんてふてー野郎だ
今度はこいつか〜。とか覗いて言ってたキガス
また捕われじゃねーよな!?
アニメはルキアたんヒロインでルキアたん贔屓が定義らしい
テレ東GJJJJ!!!!!!!!
それはないと思うが
素直にルキアの出番が多いのは嬉しいな
>>587乙
と言いたいがなぜか見れない
え、でも監督みたいな人がアニメはルキアヒロインって言ってた様な
本スレで昔話てた
あくまで昔だろ…
つかヒロイン論争はもう本当に疲れるのでここで終了。
↓以下萌語り再開ヨロ。
PSPヒート3のルキアたんコスチャイナキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
女は皆チャイナらしい
出した奴感想頼む
どうせ週末までできないと思って
配達日曜指定にしてしまったことを後悔している…
606 :
536:2006/07/20(木) 20:49:26 ID:???
>>605 チャ、チャイナだと!!(*´д`)
俺もまだ手に入れてないんで情報キボン
うわ…名前欄そのままだった
スマソ逝ってくる
鼻血がああああああぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁl!!!!!!!!!!!!
610 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 23:53:53 ID:CARuOJrd
>>608 大丈夫かw
ルキアたんの袖白雪で鼻を冷やしてもらえ!
sage忘れた…
逝ってきます…
612 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 00:03:34 ID:DmXEHZF4
613 :
467:2006/07/21(金) 02:00:50 ID:???
先日の、一護誕生日ネタの続きを投下していきます
でも白ルキ。一護がへたれて、兄様が変態です
お気に召さない方は、十六夜をNGにしてください
タイトルは特に意味が無くて、誕生日の次の日だから16日だな、と
自分の書くものは、必ずギャグパートありで、概して結末も明るいです
たくさんのご感想、ほんとうにありがとうございました
>>573 投票ありがd
クッキーは丸一日で消えるそうで。また入れてくれwww
>>575 *神orz
録れてなくて残念でした。いつもありがとうございます
>>577 代理キャプ乙です
切り抜いたりまとめたり、大変な作業だよね
>>605-606 買えたけど…、そこまで、た、たどりつけねえええええ
下敷きの絵なのかな
「なにっ?ルキアちゃんと結婚したい?」
一心の声が裏返る。一護は慌てて、父親の口を塞いだ。
「あ、まあ…そのうち…。こないだつい、相手がいなかったら貰ってやるよって、言っちまったもんだから…」
「バカ野郎!ぜひ、お嫁さんになってくださいって真面目に頼め!」
一心は叱り付けたついでに、一護を拳骨で殴る。
「てっめー!何しやがる!」
「嬉しいなあー。ルキアちゃんがずっとうちにいてくれるんだー!
…あ、そういえば一護はまだ、結婚できない年齢だよな」
「だからまあ、少し先ってことで約束だけ…」
「そうなのか?一護」
「一応、日本の法律では、男は18歳からって」
「…。では、それを承知の上で…婚姻は不可能であると知っていて、あのような振る舞いを…」
ルキアは蒼ざめる。一心が口を挟んだ。
「あのような振る舞いって、なーにー?」
「るっせーんだよ!と、とりあえずルキア、心配することはないって、な?」
「ごめんよルキアちゃん。一護がナニしたか知らないけど…おじさんならすぐにでも、お嫁さんにしてあげ…ぐげぼっ!…」
一護が勢い良く腕を振ると、一心はそのままの形で、部屋の向こうの壁に食い込んでいた。
「チョーシこいてんじゃねーよ。行くぞルキア」
「…ちゃんと、ルキアちゃんのご家族にもお願いに行くんだぞ…」
「とりあえず、スーツ着ていった方がいいかな」
一応、白哉にも挨拶に行こうと思っている一護なのだ。
朽木家の奥座敷。遠くで、鹿おどしの音だけが響く。
誰も、口を利く者はいない。一護は何度か口を開きかけたが、言葉にならず、冷や汗ばかりが流れる。
第一、何と呼びかけていいのかも分からなくなっている。今までのように、名前を呼び捨てにするわけにもいかない。
「え…っと、白哉…さん。今日は、頼みたいことがあって…。あの…実は、ルキアを、いや、ルキアさんを…」
「ならぬ」
いきなり、禁止である。
「いや、あの…出来れば話を聞いてから結論を…」
「二度は言わぬ」
おや?どこかで聞いたようなやり取りだが…。まあ、いいだろう。
「どうしても今すぐって訳じゃなくて…出来れば、約束だけでも…」
「黒崎。ルキアに何をした」
「何って…あの、まあ…そういうことで…。男として、責任を取ろ…う…お、おいっ、そっちこそ何すんだよ」
白哉の右手が、刀の柄にかかっている。一護は非常に嫌な予感がした。
「兄様!」
「散れ」
短い言葉とともに、すらりと抜き放つ。一護はとっさに横に飛ぶとと、座敷から庭に転がり出た。
地につくほど低く下げた頭の上を、無数の花弁のような、輝く銀色の光が迅っていく。
「小癪な。避けおったか」
「…って、いきなり何だよ!」
「貴様が為したことの報いだ。神妙に致せ」
そのとき。
「吠えろ!蛇尾丸ゥ!」
恋次が蛇尾丸を振り回しつつ、豪快に着地した。
「おっ、恋次。助けに来てくれたのか?」
「ハァ?何、寝言こいてんだ?俺は、ルキアを手ごめにした奴を…ぶち殺しに来たんだぜ?」
ギリギリと歯噛みをして、非常に人相が悪い。
「…って、あの…」
「ルキア!こいつさえ居なくなれば、何にも無かったのと同じだ。うっかり触った野良犬か野良猫に噛まれたと思って、忘れちまえ。
それに…、俺は全ッ然、気にしねーからな!」
最後にさりげなく願望を入れているようだが、あまり大っぴらに言うと、今度は恋次が千本桜の餌食になるかもしれない。
「ルキア。ついて参れ」
「あの…兄様…?」
「恋次にむざむざと討たれる黒崎でもなかろう。と言って、恋次も何故だかむきになって居るようだ。疲れ果てるまで、庭で遊んで居ればよい」
ルキアは庭を気にしながらも、離れの座敷へと付き従うのだった。
「で…。いつまでその、汚らわしい衣服を身に着けて居る」
別の座敷に落ち着いたと思ったら、いきなりそう聞かれる。
「えっ…」
今日のところは報告をして、そのまままた、現世に帰るつもりだったのだが…。
「誰かある!ルキアの着替えを持て」
すぐに廊下で声がして、侍女が真新しい着物を捧げ持って入ってくる。黒塗りの衣装盆に収めて置くと、さっと下がっていった。
しかし。置いていかれても困る。どこで着替えれば良いのか。
ふと気づくと、膝に置かれた白哉の手が…右手の人差し指が、微かに動いている。苛立っているのだ。早くしなければ…。
「兄様。失礼して、ここで着替えさせていただいてもよろしいでしょうか」
「…好きにするが良い」
仕方なく、ルキアはその場で服を脱ぎ始めた。
視線を感じる…が、好奇の目ではなく、淫らな思いも感じない。ただ、見られている…。
「ルキア」
「は、はい」
「それは何だ」
それ、と言われても。既にルキアは白いショーツ一枚になっていた。下着をご存知ないという訳でもないと思う…のだが…。
軽く顎を上げて指されたのは、乳房についた薄い青痣だった。昨夜一護が、ほんの少し、乱暴に扱ったのだ。
「黒崎の仕業か。おのれ…、万死に値する」
「あ、あの…わざとじゃないと言うか…、お、大きくしてやると申しまして」
「何と無粋な。掌(たなごころ)に隠れるほどの、慎ましやかな存在の良さを解しないとは…」
そう言うと、ルキアの胸のふくらみにそっと触れる。薄い痣は、すぐに消えていった。
「に、兄様…」
白哉はそのまま瞳を動かし、ルキアの身体のあちこちを調べる。だが、先程のように目に付くものは無かったようだ。
「これも」
脱げと仰るのだろうか。見つめ返しても、もう何も言わない。ルキアは大人しく、その身を覆う最後の一枚を取り去る。
気恥ずかしさに身体を硬くしていたが、白哉はためらい無く手を伸ばし、しっかりと閉じた両脚の奥へと指先を挿し込んだ。
「…!」
「まだ痛むのか」
「いえ…、それ程では…」
「何故、その身体が男と結ばれるに相応しく成熟するまで待てぬ。
破瓜の痛みを一人で堪え、機微も解さぬ小僧に手荒に扱われ…、そして兄に叱られるかと怯えて…。其方はここまで愚か者であったか」
「兄様…」
今更のように、涙が溢れてくる。酒の勢いと好奇心が、あれ程厳しく禁じられていた戒を破らせた。
「其方に教えたごとく、この地で野合を厳しく律するは…、万一、人として生きて居った頃に縁があった場合、畜生の振る舞いになるを避けるため。
知らずに親子が、兄弟姉妹が、あるいは先祖と子孫が、結ばれたら如何する。
絶対に許されぬことと皆が従うておれば、婚姻への手順を踏む間にいくらでも調べはつく。
それを大袈裟と思うか。下らぬ教えと思うか。自分だけは大丈夫と思うて居るか」
「…いえ」
「好奇心は誰にでもある。知らぬことには興味を持つ。それ故、其方にも手ほどきを致して居った筈。
もしものときは、最後の純潔だけは守り通すことが出来るように。またそれは、嫁した先にて、閨の術としても役立つと…」
「はい…」
やはり、ルキアに色々教え込んだのは、白哉だったようである。
「だが、繰言は止めると致そう。其方が心より、あの者を好いて居ると申すのであれば、これは仕方ない。
心配せずとも、放逐も勘当もせぬ。この家(や)の娘が嫁に行くのだ。皆が驚くほどに仕度を調えて送り出して進ぜる。
…緋真もきっと、喜ぶであろう」
「兄様!」
緋真の名前まで持ち出されては。ルキアはどうしていいのか分からない。
その場の勢いと、やはり現世にいるという気の緩みで、なるようになってしまった。
ただ、相手が一護だったため、逆に責任を取ってくれるような方向に話が進んだが…、では元々、そこまで好きだったのかと聞かれれば、返答に困る。
嫌いではない。命懸けで助けてもらった…、きっと向こうもそうだろう。
だがどちらかというと、友達の延長のような…"あの二人、ちょっと怪しいね"程度で、良かったのかも知れない。
出来れば、ずっとそのままでいたかった。その領域を越えて、もっと深くまで進んだなら…結ばれるか、別れるかしか、ない。
「如何した」
「私…私は…」
続きを促すように、黙って見つめられる。ルキアは何も言えなくて、俯き…また涙がこぼれる。
白哉がすっと立ち上がる。ルキアが泣き出しても、度を失って慰めるようなことは無い。
冷酷なのか。いや、多分…、好きに泣かせておいた方が、そのうち落ち着くものだと知っているのだろう。
床の間の上の違い棚から手箱を取り出して、また戻ってくる。
「いつまでもそうして泣いていても、埒が空かぬぞ。それより…」
「…」
「痛むのであれば、治療を致そうと思うたのだが、他の男と通じた娘の秘所に、もはや私が直に触れる訳にも行くまい」
急に話を変えられ、ルキアはきょとんとする。涙も止まってしまった。
そしてどうでもいいが、もはや、と言っている。つまり以前は、さんざん触っていたようだ。
手箱を開けると、中から細長いものを取り出す。
軽く拭った後、次は横の引き出しを開け、小さな包みを出した。先程の棒状のものに、かぶせるように取り付ける。
その後また別の引き出しを開けて、ふたのついた容器から、何かを指に取り、表面に薄く塗った。
「ルキア」
「はい」
気を取られて顔を上げたとき、さっと手を伸ばして脚を少し開かせ、その奥へと押し込む。
「きゃっ…!」
「鬼道が使えぬとなれば、薬を塗った棒でも挿し込まねばなるまい」
「…」
とはいえ。回りくどい記述をしているが、勿論、ただの棒ではない。
少し細身ではあるが、どうみても男根の形をしていた。
張り型か。それとも、ゴム製の避妊具まであったということは、現世で手に入れたバイブレーターの類か。そして、扱いにも慣れていたようだ。
「痛むのか。この程度でも辛いとは、よほど手荒な扱いを受けたと見える。小僧めが…」
「い、いえ…あの…、お、大きすぎて…苦しいのです…」
ルキアが羞恥に口ごもりながらも、やっと言葉にする。白哉の目が、僅かに細められた。
あまり変化が無いようだが、実は物凄く機嫌がいいのである。他のキャラなら大笑いでもするところだ。
つまり、平均サイズより細いものを挿れられて、一護より大きくて苦しいと、ルキアは言っているのだ。なかなか、いい気分である。
「何と。これよりも…」
駄目押しのように聞くと、ルキアは頷いた。
「昨夜は初めてのことでもあり、気も動転して分からなかっただろうが、それでは、小さすぎて困るのではないか。
閨の満足を得られぬは、女子として一生の不幸…。さて、如何したものか…」
「兄様…」
話が変な方向に行ってしまった。それに、さりげなく抜き挿しを繰り返されて、そこが熱くなってきた気がする…。
ルキアがもじもじしていると、気づかれたのか手を引き、膝に乗せてくれた。
「薬が効いてきたのであろう。大事無い、傷薬の類だ」
本当に、そうだろうか。ルキアの頬が少し赤く染まり、瞳が潤んで、まぶたが少しだけ重くなってきた。
脚が自然に横に開いて、挿しこまれたものを動かされるたびに内奥から何かがしみ出し、艶々と濡れて光る。
「あ…んん、ん…」
「ルキア」
「ああ、ん…もう、お止めください。感覚が…無く…ああ…」
痛くは無い。最初に感じた苦しさも、もう無くなった。それよりも、とても熱くて、そこでどきどきと脈を打っているのが分かる。
愛液が溢れ出て、意地悪く抜き挿しを繰り返すと、くちゅっと淫らな音を立てた。流れてしみて…どんどんと熱い範囲が広がっていく…。
「手当てをしただけで昂ぶる。いったい、どれほど淫らな振る舞いを致したのやら…」
「そんな…あ…」
白哉の指が、溢れ流れる愛液をたどる。いつの間にか、後ろの小さな菊の花も、僅かに中心を緩ませていた。
「ここは」
「…あ、あん」
「使うたのか?」
「いえ…」
「何故に。手や口で仕えても足りぬのなら、次はここでもと教えた筈。
それとも、どうしても女子の純潔を捧げたかったと?」
「い、いいえ…そんな…」
ルキアに奉仕の術を教え、また愛撫を尽くして隅々まで開発したのは白哉である。
先程から使っている細身の作り物も、どうもアナル調教に使ったものらしい。そして、本来の位置への挿入以外は、全て行ったようだ。
良心が咎めたのか、政略結婚の道具として、価値を高めておきたかったのか。
それとも、美味しいものは最後に残しておく主義だったのか…。
白哉がさんざんに昂ぶらせ解(ほぐ)した後だからこそ、ただでさえ華奢で小さなルキアの菊花が、男を受け容れられる状態になるのである。
ろくに知識も経験も無い一護を相手に、互いに夢中で抱き合ったときに、そこまで考えが及ぶはずが無い。
「物欲しそうに口を開けて居る」
指先を当てると、つぷつぷと飲み込まれていく。焦らすように、すぐに離す。
「い、いや…。お願い、致します…」
「何を?…止めろと?それとも続けろと?」
「あ、あうう…ん…」
ルキアは身をくねらせた。だんだん、他のことがどうでも良くなってくる。
「こちらなれば、構わぬと申すか」
白哉の声に、とうとう、頷いてしまった…。
ルキアを片手で軽く抱いて、白哉が自分の帯を解く。片袖を抜くと、そのままルキアの身体を包むように、着物ごと畳の上に置いた。
ぼんやりと見上げる彼女の瞳は、もう蕩けそうになっている。薬のせいか、それとも、この先への期待だろうか。
先程の手箱の避妊具を、手早く自分にも着けると、ルキアに横を向かせ、片脚を上げさせる。
驚いたようにきゅっと締まった小さな菊の花の中心に、何のためらいも無く、いきり立ったものを押し込んだ。
「ああっ…あ…」
そしてまた、ゆっくりとバイブを出し入れする。今更ながら、どう考えても怪しい薬を塗ったに違いないと思われる。
痛みは消え、熱く脈打っていたが…今はもっと、刺激が欲しい…。
そんな気持ちを知ってか知らずか、動きがほんの少し早くなる。滑ったのか、するっと抜けてしまった。
「挿れておいた方が良いのであろう?」
意地悪なことを言われても、もう頷くばかりだ。そして…。
ぐっと勢いよく挿し込んだとき、スイッチに手が触れたようだ。もちろん、故意に違いない。そして、パワーは最強だった。
「ひっ…い、いやああああああ…」
「…おお、これは…」
後ろからは男のものを挿入され、押されて狭くなっていた場所にピッタリとはまり込んだ作りものが、激しく動く。
さんざん焦らされていたルキアはすぐに絶頂に達し、肉襞の痙攣と、抜けないようにしっかりと押さえ込んだバイブの振動が、白哉をも襲った。
気持ちよく緊張を解くと、いままで抑えていた情欲の証が迸る。自ら抽送も行わずに昇りつめたなど、まるで子供だと苦い笑みが浮かぶ。
手早く始末をし、ルキアも綺麗にしてやったが、まだぼんやりと心はどこかをさ迷っているようだ。
それを見下ろす目は、信じられぬほどに優しい。口元が僅かに緩み、低い声で名を呼ぶ。
「ルキア」
聞えてはいる。瞳が動いた。
「時折は、実家(さと)へ戻るが良い。ここはいつでも、其方の家ぞ」
「…もう、行かれません」
「何故」
なにゆえもクソもあったものではない。これだけ悪戯されて、何事も無かったように黒崎家へ戻るほど、ルキアも擦れてはいないだろう。
「傷の手当も済み、ずいぶんと物欲しそうであったので、試してもみた。かなり歓んで居ったようだが…、何か、不具合が?」
…不具合だらけである。
「にいさま…、兄様の意地悪!」
思い切ってルキアが口にした言葉は、かなり甘えたものだった。意外に、白哉も怒りはしない。
「意地が悪いか…、ふふ…」
微かに笑う白哉の首を、下から細い腕が伸びて捉えた。それに引かれるように、また、畳に広げられた着物の上に倒れこんでいく。
自然に唇が触れ合い、深く重なる。
舌先を入れると、ルキアはすぐに受け容れ、奥へと絡め取るように吸い、男の舌が優しくも口腔を蹂躙するにまかせる。
やっと解放されると、またうっとりと視線を遊ばせ、夢見るように身体をくねらせた。
もう、全て覚えている。白哉の言う通りにしていれば、恥ずかしかったり、時に苦しいこともあるが、必ず最後は泣きたいほどに快い。
痛くされたことなど、一度も無い。何故、自分は急いたのだろう…。
「如何した」
問われてルキアは首を振り、自分から脚を絡めた。
「ここから先に進めば、もう二度と黒崎には逢えぬ…いや、逢わせぬぞ。
自分の抱いた女を、他の男の元に行かせるなど…、私はそこまで心の寛い男ではない」
「どうか今しばらく、お側に置いてくださいませ」
「好きなだけ、居るが良い」
ポツリと言うと、もう一度くちづけた。唇を離すと小さなため息をつき、きつく抱きたくなる。
だが、急ぎはしない。時間も、気持ちの余裕もたっぷりとある。若造と抱き合ったことなど忘れてしまうくらい、何度でも頂へ運んでやろう。
胸にあるささやかな二つのふくらみも、その先端にある桃色の蕾も、滑らかな白い肌も…、どこをどうすれば歓ぶのか知っている。
細い脚も、その中心の花芯も、小さな陰核も、それを隠す秘唇も淡い茂みも全て、自分のものだ。絶対に、渡さない。
「兄様」
ルキアが訝しげに声をかける。怖い顔をしていたのかも知れない。
「催促か。いつの間にこれ程、好き者となったことやら」
「いじわる…、あっ…、きゃっ…ああ、ん…」
華奢な身体を起こさせ、膝立ちのまま引き寄せる。両脚が大きく開いた状態で、下から貫いた。
「は、恥ずかしい、です…こんな、格好…」
「其方は子供故、このように膝の上に抱かれるのがちょうど良かろう」
座位のかたちで深く結びつき、目の前の可愛らしい乳首を唇に含む。軽く吸い、舌で転がす。優しく、強く。
何度か突き上げてやると、それに誘われるようにルキアは自分から腰を動かし始めた。
脚を押さえて広げ、もっと密着して、クリトリスの刺激を強く感じられるようにしてやる。
「甘えて居るかと思えば、男に跨って腰を振るか」
昂ぶった気持ちを無理に醒めさせるように、動きを止めて、言葉だけは冷たい。
「だが、私にだけその姿を見せるのなら…、これ程、可愛らしいことは無い」
再び揺すり上げ、乳房を弄ぶ。ルキアは白哉の思うがままに、すぐに昇りつめていく。
ビクビクと震える肉襞の感触を愉しんでから、ゆっくりとまた横たえる。
「この後は、何として欲しい?組み敷かれてよがるのか、獣のように四つ這いとなって尻を振るか…」
淫らな言葉が、硬い口調で意地悪く語られる。
「に、兄様は…どのように可愛がってくださいますか」
「ふふ…さあ…」
ルキアの両脚を閉じさせると、足首を掴んで持ち上げる。そのまま二つ折りになるほど身体に押し付けると、露わになった蜜壷を再び貫く。
「あっ…あん、ん…。恥ずかしい、です…」
「先程から、恥ずかしいと言っては歓んでおるようだが。このように、奥深くまで飲み込んで、出て行くなとでも言うように絡み付いて居る」
「お、お止めください…。み、見ないで…、いやあ…」
ルキアに見えるのは、自分の脚だけ。だが、自分の秘所が丸見えになっていることは分かる。
きっと濡れて、物欲しそうに口を開け、白哉のものを飲み込んでいるのだろう。
肉襞は、抜き挿しされるたびに歓んで吸い付き、引き止めるかのように絡まって…ああ、昨日までは考えもつかなかったほど…。
「昨日まで…、何と?」
知らぬうちに、言葉になっていたらしい。だが、恥ずかしくて説明などできない。
「…」
「昨日より、ずっと快い、とでも?」
「…」
ますます、何も言えない。
「私でも、物足りぬと?」
まさか。大きくて、苦しくて…そして、堪らぬ程に快い…。
ルキアは黙って首を振る。白哉は彼女の脚を開き下ろすと、ゆっくりと腰を使い始めた。細い手が、男の背に回る。脚が、男の腰に絡む。
教えずとも、一番欲しいものを掴まえるのだな。そんな風に思いながら、緩やかに責め立てる…。
そして、夜。
ルキアは寝床に横たわっていた。どれほど可愛がられたのか、ぐっすりと眠っているようだ。
少し離れた文机では、灯りを近くに引き寄せて、白哉が何か書きものをしている。
ふと手を休めて、丸くくりぬかれた窓から空を見上げる。望月から僅かに欠けた十六夜の月が、明るく光る…。
「で、ルキアちゃんは?」
「つーか、兄貴が頭っから話きかねーし、とりあえず実家に置いてきた」
恋次にさんざん追い掛け回され、疲れ果ててぶっ倒れていたところを、朽木家のお庭番衆に恋次ともどもつまみ出された。
運良く通りかかった花太郎に治療してもらって、一人で帰ってきた一護である。
「ええ?ルキアちゃんってお兄さんがいるの?」
遊子が驚く。天涯孤独みたいなことを言っていたのに…。
「あ、ああ…。家は金持ちなんだけど、あのときは折り合いが悪くってな。今は、まあ…」
「そうなんだ。お誕生会もしたことないって言ってたもんね。お金持ちだからって、幸せとは限らないんだね」
「そうだよ、遊子!だからやっぱり、ルキアちゃんにはうちの家族になってもらおう!
一護じゃ頼りなかったら、父さんがしっかりと支えてあげるから…」
一心が力説したが、夏梨が冷たく言い放つ。
「下心見え見えなんだよ、エロ親父は!」
「ご免くださりませ」
「はーい」
訪なう声に、遊子が玄関に走っていく。すぐに手紙を持って帰ってきた。
「おとうさんに、って。渡してくだされば結構ですって、もう帰っちゃった。
知らないおじいさん…丸い眼鏡をかけて、今どき、着物を着ていたよ」
「あん?あの家のジジイかな…?」
一護がそう言っていると、一心は手紙を検める。和紙をたたんだ表封には、墨痕鮮やかに、黒崎一心殿と書いてある。
裏を返せば、差出人は朽木白哉。
「ルキアちゃんのお兄さん?」
遊子の問いに、一護が頷く。一心は黙って、中の巻紙を取り出した。
流れるような達筆で、だが短く三行半にまとめられている。子供達は知らないが、しきたり通りの離縁状だ。
一心は難しい顔で目を通していたが、たたみ直してまた封をした。
「一護。診察室にちょっと来い」
「何だよ。何が書いてあったんだ?」
「いいから」
やがて、診察室で二人になる。
「ズボン脱げ、一護」
「へっ?」
「早く!」
一心の剣幕にのまれ、何故だか一護はズボンを脱いで、それからパンツも脱がされる。じろりと視線を向けると、一心はため息をついた。
「何だよ一体!」
「ルキアちゃんのお兄さんが寄越したのは、離縁状だ。
嫁に欲しいと言われても、まだまだ子供で早すぎる。それによくよく話を聞いたら、一護が短小らしいので、ルキアが可哀想だと…」
「アアッ?」
「確かめたら本当だし…。真咲、ごめんよおおおお。お前を歓ばせた俺のジュニアは、息子には遺伝してなかったよおおおおおお」
ひとしきり嘆いた後、一心は決意をこめて一護に言い聞かせる。
「よーし、今日から特訓だ!ルキアちゃんを取り返すぞ!」
「特訓って…、いったい…」
627 :
467:2006/07/21(金) 02:11:38 ID:???
長々とお付き合い、ありがとうございました
投下もあまり続けるとうざいので、この辺で名無しの読者に戻ります
最近いくつか書かせてもらって、面白かったです
兄様の台詞には、フリガナや解説が必要だねwww
ネ申乙!!兄様エロいな(ノ´∀`*)ルキアたんも。
白ルキが一番好きなんだが
最近少なくて飢えてたから潤った。
629 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 16:04:42 ID:5LN9vfal
GJJJJJ!!!
兄さま言葉責めナイス!
ふりがななんていらないんじゃないか?
読めない字なんてないが…
神超乙!
兄様やっぱり仕込んでたんだな(*´Д`)ハァハァ
快楽によがるルキアたんテラエロス(*´Д`*)
二本挿しよかったです!また気が向いたら書いてください。
うおおお白ルキ!!!兄様エロスw
また時間の有る時にでも投下してくだされば嬉しいです!
632 :
343:2006/07/21(金) 19:21:00 ID:???
>>467 乙であります!!兄様エロイよ兄様
先週末から仕事がデスマーチorz
すっかり遅くなりました。
では、最後の投下。
滑らせた指を、ルキアの首筋から肩へと向かわせる。
傷痕に触れた瞬間、ルキアが小さく息を呑むのが分かった。
宥める様にそっと撫でてやり、痛がる様子が無いのを確かめて一護は密かに安堵する。
罪の意識は止むことなく己を責め続けている。
…友情や仲間としての信頼よりも、遥かに強い想いを募らせていた。
…その癖心地良い関係が壊れてしまいそうな気がして、何も言えなかった。
…ルキアを抱くことを想像しながら、上辺では何事も無いように取り繕った。
その所為で、ルキアをこんなにも傷つけてしまった。
声に出さずに幾度も謝りながら、一護は深い傷痕に唇を押し当てる。
ルキアがびくりと身体を強張らせるのを感じたが、この行為を止めるつもりは無い。
傷を癒すかの如く丁寧に舐め、その間に右手がルキアの左手を探り当てる。
はっとするほどに小さな手は、だがしっかりと一護の手を握り返す。
その力強さに、温かさに心が震えた。
ルキアと一緒に居ると、いつも自分が年嵩のような錯覚に陥る。
ルキアの方が自分より何倍も歳を重ねていると分かっているにも拘わらず。
小柄で華奢な身体の所為かもしれないし、現世に関する無知故の突拍子もない言動の所為かもしれない。
或いは時折見せる無防備で邪気の無い仕草や、頼りなげな表情の所為かもしれない。
しかし今、一護の余裕ぶった振る舞いも徐々に影を潜めつつあった。
相変わらずの狂った様な己の鼓動を疎ましく思いつつ、恐る恐る両手を下にずらす。
真っ白な二つの膨らみは、想像以上に滑らかで柔らかい。
小ぶりで未成熟なのは事実としても、形良く整っている。
両の掌でそっと押し包み、一護は喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
震える指で緩やかに撫で回し、やわやわと揉みしだく。
「んん…っ」
ルキアが再び声を抑えようとしているのを、頭の片隅ではぼんやり意識していた。
「ルキア…」
何か言葉をかけなければと思いつつも、うわ言の様にその名を呼ぶことしか出来ない。
その一方で、一護の手の動きが止むことはない。
ゆっくりと掌で円を描き、恐々と力を込め、また緩める。
薄紅い痕が白い肌を次第に侵食し、それに伴ってぎこちない行為は確信を深めた。
桃色に色づいて立ち上がりかけた頂を掌で擦り、ごく軽い刺激を与える。
「ひぁっ…!!」
途端にルキアの唇から声が漏れ、身体が小さく跳ねた。
その反応に勢いを得て、一護は二本の指で頂を挟む。
掌は乳房全体を包んで撫で回しながら、指を器用に操って頂をあやす。
軽く引っ張っては離し、時に強く抓み、かと思うと指の腹でくすぐる。
「あ、ふ…っ…」
繰り返される責めに耐え兼ね、ルキアはきつく眼を瞑る。
切なげに眉根を寄せ、微かに開いた唇からは吐息と喘ぎが漏れるに任せて。
「い、いち…ごっ、もう…」
辛うじてその名を口にし、しかし続きは言葉にならなかった。
乳房に熱い吐息が押し当てられ、指とは違う何かの感触が在った。
思わず眼を開けると、橙色の髪が己の喉もとに押し付けられている。
「え…あっ、くぅ…っ!!」
戸惑いを覚える暇も無く、ルキアの身体が仰け反った。
名前を呼ばれた瞬間、もう我慢が出来なかった。
ルキアの胸に顔を埋めて、滑らかな肌に舌を這わせる。
すっかり立ち上がった頂を唇で挟んで、尖らせた舌の先でくすぐる様に突く。
「ふっ、あ…んんっ!!」
軽く歯を立てて甘噛みすると、ルキアの口からはっきりとした嬌声が零れた。
その声を耳に心地良く感じながら、右手はもう一方の乳房を弄ぶ。
先端を撫で、軽く押し潰し、掌全体を使って柔らかさを堪能する。
昂ぶる熱は最早耐え難いほどで、余裕などとっくに消し飛んでいた。
「う、ああ…あ…」
余裕が無いのはルキアも同じだった。
一護の指に、唇に翻弄され、切れ切れの声をあげ続ける。
身体は際限なく快感を求めて疼き、幾ら触れられてももどかしい。
「いち、ご…」
囁いて自ら一護の首に両腕を回し、ぎゅっとしがみつく。
その所為で一護の身体はより強くルキアに押し付けられ、更なる快感を齎す。
荒い息の中、互いの名を呼び交わす声だけが唯一意味を成していた。
「…ルキア」
無理矢理己をもぎ離すようにして顔を上げ、一護は真っ直ぐにルキアを見下ろす。
息を弾ませるルキアの顔が微かに強張り、快感に潤んでいた瞳に不安の色が戻る。
一護の首に回されていた腕がのろのろと滑り落ち、全身を緊張させるのが見て取れる。
途方に暮れた表情に胸が詰まり、一護が僅かな躊躇いを見せた時。
「い…一護?」
はぁはぁと肩を上下させ、ルキアは辛うじて声を振り絞る。
「何だ?」
「貴様は…そ、その…」
未だ息が整っていないことを差し引いても、妙に歯切れが悪い。
一護が眉を吊り上げて無言で続きを促すと、
「だから、ふ、服を…だな…」
頬を真っ赤に染め、ルキアが懸命に訴える。
途端に一護は表情を和ませた。
着ていたシャツを無造作に脱ぎ捨て、
「これでお相子だろ?」
にやりと笑いかけて小さな身体の上に覆い被さる。
自分から言い出した癖に、焦って視線をさ迷わせるルキアが可笑しくてならない。
だが直に触れ合う肌の感触は、いとも容易く一護の顔から笑みを奪い去った。
微かに開いたままの唇を無理矢理こじ開け、強引に己の舌を捩じ込む。
左の掌は控えめな乳房をすっぽりと包み、右手は脇腹をくすぐりながら下へと向かう。
「ふ…っ、ぁ…」
ルキアの息が苦しげになると唇を離し、艶を帯びた声に誘われて再び口づけ、飽きることなく幾度も繰り返す。
やがて一護の右手がパジャマのウエストを掴み、その瞬間紫紺の瞳が見開かれる。
其処に在ったのは紛れもない恐怖。
目を上げて認めた刹那に胸が疼き、一護は微かに顔を歪ませた。
…そして。
己の中でどくりと脈打つ『何か』の存在。
鎖を引き千切ろうと猛り狂う獣の様な、凶暴な『何か』。
その訪れは唐突過ぎ、それ故一護は気づかない。
恐怖を押し隠そうと咄嗟に目を伏せたルキアもまた、気づくことはない。
薄茶色の瞳を、一筋の漆黒がよぎったことに。
促すように一護が手に力を込めると、ルキアは自ら素直に腰を浮かせた。
恐怖心を拭えずにいるのは明らかなのに。
そして何よりも、その恐怖心を植えつけたのは自分なのに。
抵抗する様子も無く従う仕草は健気で、痛々しくさえ映る。
しかし覗き込めば見つめ返すルキアの瞳は熱を孕んでいて、感じているのは決して恐怖ばかりではないと一護に告げる。
それに心ならずも安堵を覚え、一護はルキアの脚からズボンと下着を抜き取った。
反射的に閉じようとする脚の動きを右手で封じ、左の腕は細い腰を抱え込む。
もう引き返せない。引き返すつもりも無い。
怖がるなと言っても無理なのは百も承知だ。
だったら、怖がる余裕も無いほど無茶苦茶に感じさせてやればいい。
すべすべとしたきめ細かな手触りに恍惚となりながら、一護の右手は上へと這い進む。
そうっと内腿を撫で上げれば、押さえ込んだ腕の下でルキアが身体を捩る。
「ん…っ、ふぅ…」
桜色の唇から零れるのは、鼻にかかった甘い喘ぎ。
それが己の発するものだとは到底信じられず、ルキアは困惑を隠せない。
だが、火照った身体はただひたすらに一護を求める。
触れられ、吸われ、柔く噛まれる度に全身に震えが走り、新たな刺激を待ち焦がれる。
抱く戸惑いとは裏腹に。
「い、ち…っ、あぁ…んっ!!」
一護の指が秘裂に触れる。
すぐに中に潜り込ませることはせずに、指先を上下に動かして繰り返しなぞる。
焦らす様に、ごくゆっくりと。
同時に白い乳房に舌を這わせ、しかし決してその頂には触れないよう注意を払う。
周囲だけを入念に舐め回し、指を緩やかに動かしながら、一護は辛抱強く待つ。
一刻も早くルキアと繋がりたい。
濡れた内部に押し入って、思うさま己の欲望を叩き付けたい。
今や痛いくらいの昂ぶりを身体に覚え、暴走しそうな意識を必死で押し止める。
そして、一護はそう長く待つ必要は無かった。
上下する指先に、濡れた感触が絡みつく。
試みに動きをいっそう緩やかにすると、細い両脚が擦り合わされる。
その仕草に目を細め、一護はルキアの胸に埋めていた顔を擡げた。
完全に手を静止させて、真上からルキアの顔を覗き込む。
いつもは透き通るように白い頬を紅く上気させ、ルキアは荒い息を吐いていた。
苦しげにきゅっと眉根を寄せ、大きな瞳には涙を溜めて。
「…気持ちいいか、ルキア?」
一護の問いに、ルキアは何も返さない。
息を整えることも忘れ、茫然と一護を見上げるだけだ。
唐突に刺激を奪われた理由が分からない。
分からなくて混乱する一方で、身体の疼きは一向に止んでくれそうに無い。
「もっとして欲しいんだろ?」
唇の端を歪ませ、一護は更に言い募る。
どうして、何故と問いかけるルキアの瞳が嗜虐心を煽る。
「何とか言えよ…」
言葉が勝手に口をつき、自分でも歯止めが利かない。
自分の言葉がルキアを追い詰めると分かっているのに。
しかし追い詰められたルキアはぞくぞくするほど綺麗で、そんな感想を抱く自分に一護は漠とした不安を覚える。
俺は…ルキアをどうしたいんだ?
優しく大事に扱ってやりたいという気持ちの裏で、確かに息づくもう一つの感情。
苛めて泣かせて目茶目茶にして、それでも快感に善がるルキアを見たい。
自分無しではいられなくなるくらいに何度も抱いて、心も身体も自分のものにしたい。
沸き起こる衝動に堪えられない魅力を感じ、一護は惑い続ける。
だが、
「一護…」
己の名を呼ぶ弱々しい声と、首に回される折れそうに細い両腕。
ルキアはそっと目を伏せ、一護の顔に頬をすり寄せる。
「…もっと」
甘える様にねだるその仕草に、その声に。
…堪らなくなった。
「ん…はっ、あ…」
塞いだ唇の下でルキアが喘ぎ、小さな唇を精一杯開いて空気を求める。
その一瞬でさえ自分から離れるのを赦さず、一護は今迄にない激しさでルキアの唇を貪った。
舌を突き入れ、真珠の様な歯を舐め回し、唾液を流し込んで喉を塞ぐ。
ルキアが驚愕して目を見開くのを知っていながら、噛み付くように唇を重ねる。
「んぅ…んんっ!!」
被さる身体を押し退けようと、一護の肩に置かれた細腕に力が込められる。
だが体格差も腕力の差も如何ともし難く、一護の身体はぴくりともしない。
何より目を伏せたままの一護の表情が窺い知れず、ルキアはいっそう混乱する。
一護の豹変ぶりが理解出来なかった。
今し方まで己の身体を気遣うような、丁寧な触れ方をしてくれていたのに。
これではまるで…。
『まさか…!?』
気づいた途端に愕然とし、ルキアの全身を緊張が走る。
「い…っ」
不安に駆られて思わずその名を呼ぼうとした時、頬に大きな掌が触れた。
温かな掌が宥める様に頬を撫で、図らずもルキアは安堵する。
同時に容易に入れ替わる己の感情が気恥ずかしく、考え過ぎだと胸の内で呟く。
一瞬でも一護を疑った自分が情けなかった。
…一護は、絶対に自分を傷つけたりしない。
…あ奴とは、内なる虚とは違うのだ。
一護の身体を押し止めていたルキアの腕から、そしてルキアの身体から力が抜ける。
素直に唇を合わせて注ぎ込まれる唾液を飲み下し、自分から舌を絡める。
一護の唇を軽く咥えて引っ張ると、自分の唇の下で一護が微かに笑う気配がした。
『一護も、気持ち良いのだろうか…』
そうであれば良いのだが、と霞む意識の隅で考える。
しかし、何かを考える余裕があったのはこの時迄だった。
長く武骨な指が、一気に内奥に突き立てられる。
ルキアの呼吸が一瞬止まった。
咄嗟に唇を振り解くが、言葉の代わりに漏れたのは小さな吐息。
一護は埋めた指を際まで引き抜き、今度はじわじわと押し込む。
熱く濡れそぼった内部の感触を、余すところ無く味わうかのように。
他の指は秘所のすぐ上、既に膨らみかけの萌芽を探り当てて撫で回す。
指の抜き差しも芽を弄る動きもあまりに緩やかで、慈しみに満ちていた。
「は、あっ…」
挿し込んだ指をそっと揺すれば、紫紺の瞳が蕩ける。
細い脚の間からは淫猥な水音が微かに聞こえ、ルキアの濡れた喘ぎと混ざる。
両の腕は強く一護の頭を抱え込み、その所為で一護の舌が容易に胸の先端を捕えて嬲っていることなど思いも寄らないらしい。
「いち、ご…っ」
名を呼ぶ声は最早啜り泣きの様だ。
一護が指の、舌の動きを緩める度にルキアは弱々しく首を振り、乱れた黒髪が白いシーツの上にふわりと広がる。
僅かに残った理性が羞恥心を煽るが、今のルキアにはそれすらも耐え難い刺激だ。
腰を跳ねさせ、脚をすり合わせ、もっともっとと快楽をせがむ。
白い乳房の頂を甘く噛みながら、一護が薄く笑うのも知らず。
一護の指はゆるゆると、狭い内部を解す様に蠢く。
決してルキアを傷つけることなく、決して強過ぎる快楽を齎すことなく。
気紛れに動きを速めることはあっても、ルキアの息が荒くなるとすぐに緩められてしまう。
素直な身体はじきに快感よりももどかしさを主張し始め、それに抗うことなど出来る訳もなかった。
「い、一護…」
一護の首にしがみつくようにしてその耳元に口を寄せ、ルキアは懸命に言葉を紡ぐ。
「も…もう、駄目に…なっ、て…」
溢れた蜜が長い指を伝い、己の内腿をしとどに濡らす。
その感触にすら背筋が震えた。
無言のまま、ゆっくりと指を引き抜いていく。
爪の先で優しく内壁を擦り、親指は変わらず膨らんだ芽を弄びながら。
「ん…っ」
柔らかな包皮から覗きかけた芽を軽く押し潰すようにすると、ルキアの両脚が跳ねた。
濡れた内部はきゅっと締まり、あたかも抜かれる指を引き留めようとするかの様だ。
一護の顔に浮かんだ笑みがより深いものになる。
歪めた唇に狂気を孕み、漆黒の瞳に欲望を滾らせ。
「…ルキア」
喉に篭った低い唸りで名を呼んで、細い腰を抱き寄せる。
震える両脚に手を掛け、荒い息を首筋に押し付ける。
ルキアは力ない喘ぎを繰り返し、一護の首に両腕を凭せ掛けていた。
信頼しきって身体を委ねるその様に、言い様の無い激情が込み上げる。
…どんなに優しく扱ってやっても無駄だ。
…ルキアが見ているのは、感じているのは、決して自分ではないのだから。
そう分かってはいても、どうしてもルキアから離れられない。
腕に力を込めてぐいと左右に開き、昂ぶる自身を濡れた秘所に押し当てる。
瞬間、ルキアは小さく息を吸い込み、僅かに腰を浮かせた。
これから与えられる痛みを知り、固く瞳を閉ざし、きつく唇を噛み締めて。
『ルキア…』
ただ素直に受け容れようとする姿に、己が揺らぐのを感じた。
…この行為が痛いものだと思わせてしまった。
…何も知らなかったルキアに、恐怖だけを教え込んだ。
…そんなつもりでは無かったのに。
ついぞ抱いたことのない、そして自分にはあまりに似つかわしくない感情。
未知のその感情に言い知れぬ不安を覚え、一瞬戸惑う。
ルキアの両腕に力が込められたのはその時だった。
誘う様に一護の頭を引き寄せ、小さな唇で一護の頬に口づける。
紫紺の瞳は未だ閉ざされたままで、この瞬間だけはそのことが有難かった。
誘われるままに引き寄せられ、そろそろと自身を埋めていく。
「く…っ」
どれだけ緩やかに動こうとも、やはりルキアの身体には負担が大きい。
華奢な肢体が強張り、紅潮していた頬が見る間に血の気を失っていく。
しかしここで躊躇していては、反って苦痛を長引かせてしまう。
ルキアを気遣うが故に心を決め、
「…少しだけ我慢しろ」
耳元で囁いて、強く腰を突き入れた。
一息で最奥まで至ると同時に己の唇でルキアの唇を覆い、漏れた悲鳴を受け止める。
息も吐けぬ程の快感を辛うじて堪えながら、『それ』は動かずにいた。
やがて組み敷いた華奢な身体の強張りは徐々に解け、唇の下でルキアが震える息を吐く。
「平気か、ルキア?」
眉を顰めて問うと、ルキアは微かに顔を歪めて頷いた。
が、頷きながらも苦痛は耐え難いのか、
「も…もう少し、このまま…」
切れ切れの息を縫って、消え入りそうな声で乞う。
「動かずに居て、貰えぬか…」
「ああ」
安心させるように頷いて、汗に塗れた黒髪をそっと撫でる。
額に、頬に唇をつけ、僅かでも苦痛が紛れればと願う。
「それ、から…」
「何だ?」
促す声に、しかし返事は無い。
気を失ったかと慌てて覗き込めば、ルキアは細い肩を上下させて懸命に息を整えていた。
「無理して喋ってんじゃねえよ…」
囁く言葉も声もひどく優しく、自分のものでは無いかの様な錯覚に陥る。
混乱し困惑する一方で、無心に見上げる紫紺の瞳に魅了されてしまう。
「!!」
ルキアの、瞳。
澄んだ瞳は確かに己を映し、桜色の唇が言葉を形作る。
放たれるのは絶望の響きを帯びた悲鳴か、侮蔑を込めた罵声か。
慄いて待つ『それ』の耳に届く、ルキアの声。
「私は、貴様のことを…何と、呼べば良いのだ…?」
己の目が、耳が信じられなかった。
だがルキアは決して怯えている様でも、諦めている様でも無かった。
むしろ興味深げに『それ』を見つめ、首に回していた腕を解いて『それ』の頬に触れる。
「私は…貴様の、名を…知らぬ」
…名前など無い。欲しいと思ったことすら無い。
…今ほど名乗るべき名を持たぬ己の運命を呪わしく思ったことは無い。
「名前なんか、無えよ」
掠れた声で呟いて、全身を緊張させたままルキアを見下ろす。
「そうか…」
溜息と共にそう返し、ルキアは小さな声で『済まぬ』と付け加えた。
…理解出来ない。
…この死神も、己の抱く感情も。
…唯一理解出来るのは、狂おしいまでにルキアを求める己の本能。
「ルキア…」
ルキアの掌に頬をすり寄せ、それでも募る想いを伝える術を知らない。
ただ赦しを請うように見つめて、静かに腰を動かし始める。
「ふ…っ、あ…」
たちまちルキアの唇から喘ぎが零れた。
切なげに眉根を寄せたその表情に、ぞくりと震えるものを覚える。
両の掌で華奢な腰を抑え込んで、緩やかな抽送を繰り返す。
再び薄く色づき始めた首筋に、耳朶に舌を這わせる。
弱い所に触れる度にルキアの身体がぴくりと震え、その素直な反応がただ愛しかった。
しかしルキアの腕は既に己の首には回されておらず、きつくシーツを握り締めている。
縋りつくのを拒むかの様に。
認めた途端に背筋が冷え、『それ』は思わず動きを止めた。
…当然の報いだ。
…あれだけの目に遭わせておきながら、縋って貰えると思う方がどうかしている。
見上げる紫紺の瞳は歪んだ己の顔を映し、揺るがぬ光を宿す。
責めているのではない。蔑んでいるのではない。哀れんでいるのではない。
其処に在るのは、全てを見透かす深い眼差し。
その美しさに息を呑み、そして耳を撃つ言葉に絶望する。
「私は…貴様のものには、ならぬ」
…ルキアの心に、己の存在を刻み付けたかった。
…痛みでも恐怖でも構わなかった。
衝動の命ずるままに腰を叩き付け、深く抉る。
両手は掴んだ腰を激しく揺さぶり、細い脚を限界まで割り開く。
滑らかな肌に喰らいついて、手当たり次第に痕を残す。
ルキアが必死で悲鳴を堪えているのを知りながら。
…こんなことをして何になる?
…この死神は、絶対に己のものにはならないのに。
そう理解してはいても、もうどうしようもない。
感情を迸らせてその名を呼び、狂った様にその身体を求めることしか出来ない。
…何故こうもルキアに執着してしまうのか。
…傷つけると知っていて、何故繋がっていようとするのか。
…理由など、とうの昔に分かっている。
…自分は、一護の本能だ。
…一護が求めるものを、自分は求める。
…ルキアを。
既に快感など微塵も無かった。
ルキアの心が無理ならば、せめて身体にだけは己の証を残したい。
唯その想いだけが、『それ』を衝き動かしていた。
薄れ行く意識を繋ぎ止めることが出来たのは、痛みが退いた所為だろうか。
知らず閉ざしていた眼を開けて、ルキアは霞む視線を定めようと試みる。
薄闇に慣れた瞳は次第に明確な像を結ぶ。
その瞬間、ルキアは不思議そうな表情を浮かべた。
「…?」
無言でこちらを見下ろす、一護の顔。
見知らぬ土地で親と逸れてしまった幼子の様な、その顔。
己の顔をはっきりと映し出す、薄い茶色の瞳。
『随分と情けない顔をして居るな…』
辛辣な言葉でからかってやろうと開いた唇は、言葉を発することさえ出来なかった。
見開いた大きな瞳が潤み、咄嗟に噛んだ下唇が細かく震える。
「…っ」
両腕を擡げて一護の首に回し、ぎゅっとしがみつく。
首筋に顔を押し付け、橙色の髪に頬をすり寄せ、ルキアはきつく眼を閉じた。
「い、いち、ご…っ」
懸命に我慢していた涙が堰を切った様に溢れ、嗚咽が漏れる。
…一護が、一護でなくなってしまって。
…自分が、自分でなくなってしまいそうで。
…怖かったのだ。
…怖くて哀しくて、堪らなかったのだ。
そう訴えたいのに、どうしても言葉にならなかった。
「ごめん…ごめんな、ルキア…」
滑らかな裸の背に掌を当て、一護は呆然と囁き続けた。
謝罪の言葉が空虚に聞こえるのを知りつつも、繰り返すしかなかった。
泣きじゃくるルキアの背中は小さくて華奢で、儚く消えてしまいそうな気がした。
…どうして、ルキアを傷つけることが出来たのだろう。
思い返せば胸が張り裂けそうだ。
肌を触れ合わせながら、己の意識が朧に霞んでいくのを感じていた。
あいつが、内なる虚が表に出ようと蠢くのを知っていた。
或いはそこで行為を止めて、ルキアに『逃げろ』と言うべきだったのかも知れない。
が、ルキアを離すことなんて考えられなかった。
…独り占めにしたかった。
…その所為で、またルキアを傷つけた。
「ルキア、怖かっただろ…ルキア…」
幾度も名前を呼んで、落ち着かせる様に背中を撫でる。
徐々にルキアの身体の震えは治まり、時折小さくしゃくりあげるだけになった。
今夜からはもう、此処で眠らせない方が良いだろう。
此処はルキアにとって、あまりに厭わしい場所になってしまったに違いないのだから。
添い寝をしてやるのも、もう終わりにしよう。
寝付くまで傍で見守って、それから自分の部屋に戻れば良いだけだ。
一護がそう心に決め、抱いて運んでやろうと背中に回した腕に力を込めた時。
ルキアはいっそう強く一護にしがみつき、子どもが嫌々をする様に首を振った。
「ルキア…」
「嫌だ」
「けどよ…」
「嫌だ」
涙混じりの声に逆らえる訳も無い。
一護は溜息を吐き、分かったよと軽く背中を叩く。
途端に安心したのか、ルキアは再びおとなしくなった。
一護の首筋に顔を埋め、両腕は力なく縋ったまま。
泣き疲れて寝入ってしまったのだろうと思い、一護は抱きしめていた腕の力を緩めた。
せめて、ルキアの眠りの妨げとならないように。
やがて落ち着かなげに身動ぎを始めたのはルキアの方だった。
「一護…」
「んだよ、まだ眠ってなかったのか?」
「う、うむ」
一護の腕の下から顔を覗かせ、未だ目の縁を赤くしたまま一護を見上げる。
白い頬に残る涙の跡を親指で拭ってやると、恥ずかしそうに少しだけ笑う。
その笑顔に導かれ、一護の目許も自ずと和んだ。
が、自己嫌悪の念が消えることは決して無い。
もう一度謝ろうと口を開きかけて、片眉を吊り上げたルキアに敢え無く遮られる。
「謝罪の言葉なら聞き飽きたぞ」
「な…」
「貴様が謝ることでは無いだろう。もう謝るな」
何処かで聞いた台詞だと一瞬考え、やっぱり似たもの同士だなと一護は笑った。
ルキアの声に涙は無い。
少しばかり偉そうな口ぶりも、普段と何ら変わらない。
例えそれが、自分を気遣うが故の振舞いだとしても。
心の中で凍りつきかけていた何かが次第に溶けるのを感じ、またもルキアに救われたことを知る。
しかし、いつまでも穏やかな気持ちでばかりは居られなかったのも事実だ。
若い身体は容易く熱を取り戻す。
無心にすり寄せられるルキアの肌の感触が、記憶を鮮やかに呼び覚ます。
ほんのついさっきまで、自分の身体の下で震えていた華奢な肢体。
濡れた唇から絶え間なく零れていた喘ぎ声。
触れれば何処も柔らかく、滑らかなルキアの身体。
一護は咄嗟に眼を閉じ、それ以上の記憶が甦るのを拒もうとした。
同時に少しでもルキアから遠ざかろうと試みるが、狭いベッドの上では儘ならない。
「ル、ルキア…」
「何だ?」
「その…ちょっと…」
言い淀む一護に不審げな眼差しを投げかけ、ルキアは思い至った。
瞬時に頬を朱に染めて、しかし躊躇うことなく一護の唇に口づける。
「…私なら大丈夫だ、一護」
「だっ…大丈夫なわけねえだろ…」
上ずった一護の声には耳も貸さず、頬へ、首筋へと唇を押し当てる。
「貴様こそ…『大丈夫』ではないのだろう?」
一護の耳元で囁いた途端、ルキアの視界が反転する。
真上から見下ろす一護の表情は、怖いくらいに真剣だった。
だが薄茶色の瞳はあくまで優しく、寄せられる眼差しはこの上なく温かい。
ルキアは微笑し、両の腕を一護の首に凭せ掛ける。
ありったけの愛情と信頼と、ほんの少しの不安を込めて。
「…ルキア」
落ちかかる黒髪をかき上げ、一護はルキアの額にごく軽く唇を触れた。
「力、抜いてろよ」
「…ああ」
細い両脚の間に身体を割り込ませ、既に硬く張り詰めた自身を宛がう。
一瞬息を詰め、力を込めてぐっと腰を突き入れる。
刹那、全身が震えるほどの快感が一護を押し包んだ。
熱く滑らかな内壁が自身を締め付け、濡れた感触と相まって堪え難い刺激を齎す。
すぐにでも最奥まで貫いて、腰を動かしたくなる衝動を辛うじて耐える。
狭い中をゆっくりと押し広げながら、想像以上のきつさと快楽に呻きを漏らす。
その一方で、ルキアのことが心配だった。
組み敷いた身体は、壊してしまうのではないかと思えるほど小さい。
瞳を閉ざし唇を噛み、眉根を寄せたその顔からも、ルキアが苦痛を堪えているのは明らかだ。
それでも細い腕は己の身体を押し退けようともせず、縋りつくように首に回されたまま。
…大丈夫だなんて、やっぱり嘘だったんじゃねえか。
…いつもいつも、俺のことばかり優先させやがって。
…『莫迦者』なのは、てめーのほうだろ。
胸が疼き、喉の奥に熱い塊が込み上げる。
不意に自分が泣きそうになっていることに気づき、一護は固く眼を瞑る。
漸く最奥へと自身を進め、戦慄く息を吐き出す。
上体を倒して全身でルキアの身体を包み込み、艶やかな唇を己のそれで塞ぐ。
「ん…」
喘ぎとも呻きともつかない声を漏らし、ルキアが恐々と眼を開ける。
見開かれた瞳は真っ直ぐに一護を捕え、決して離そうとしない。
今こうして自分を抱いているのが確かに一護だと、そう己に言い聞かせているかの様に。
「我慢出来そうか?」
穏やかな声音で一護が囁くと、紫紺の瞳がふっと細められる。
その表情に、覚えがあった。
腕の中で眠りに落ちる寸前にだけ見せる、安心しきった顔。
子どもが親を頼る様に一護を頼り、全てを委ねる無防備な表情。
そんな顔をされれば何時までも堪えられよう筈も無く、
「ルキア…俺、もう…」
「…動いてくれ、一護」
切羽詰った一護の声に、震えるルキアの声が重なった。
細い腰に掌を添えて、浅く緩く己の腰を動かす。
ただそれだけなのに、既に眩暈がしそうだ。
じわりと押し込んでは引き戻し、ルキアの熱に誘われてより深く押し込む。
顔を擡げれば、曝された純白の肌に残る幾つもの傷痕が視界に映る。
紅い痕がルキアの肌を穢している様な気がして、一護は指で、舌で丁寧になぞった。
触れられたルキアが身体を捩り、怖がらせてしまったのかと一瞬不安がよぎる。
「ルキ…」
呼びかけた声は途中で消えた。
ルキアの唇が己の肩口に押し当てられ、次いで軽く歯が立てられるのを感じた。
痛みは殆ど無く、在ったのは焼けつく様な刺激だけ。
思わず首を巡らすと、この場に似合わぬ不敵な色を浮かべた紫紺の瞳が見つめていた。
「お返しだ、一護」
ルキアの肩に残る深い傷痕と、己の肩にうっすらと刻まれた小さな歯の痕。
ごく控え目なその痕は、恐らく明日にはもう消えてしまうだろう。
釣り合わないのは分かっているのに、それをお返しだと言い張るルキアに胸が詰まる。
何も言えずにいる一護をそのままに、ルキアは其処を優しく舐め始めた。
濡れた舌先を上下させ、息を吹きかけ、その合間にほっそりした指を橙色の髪に絡ませる。
伏せた長い睫毛の下から時折見上げる瞳には、隠しようの無い熱が在った。
その眼差しに煽られて、一護は再び動き出した。
左手はルキアの腰を抱え込んだまま、空いた右手を下方へと這わせる。
繋がった部分の上で、密やかにその存在を主張している萌芽へと。
指先が表を掠めた時、ルキアの身体が一際大きく震えた。
同時にルキアの中がきゅっと締まり、この刺激を悦んでいることを一護に教える。
もう一度表だけを軽く撫でると、ねだる様に自分から腰を浮かせる仕草をする。
本当はルキアの口から乞わせたかったのだが、一護とてそう余裕は無い。
焦らすのは止め、指の腹でくっと押さえ付ける。
「あ…っ!!」
堪えかねたルキアの高い声に、もっと啼かせてみたくなる。
円を描く様にくるくると弄び、二本の指で抓んで引っ張り、溢れ出た蜜を塗りつけて強く押し込む。
ルキアはその都度小さい叫び声をあげ、腰を左右に捩った。
「はっ…、ルキ、ア…っ」
一護の吐く息も既に荒い。
緩やかだった抽送は次第に強く、深く潜り込むものへと形を変える。
「んっ、はぁ…あ、ああっ!!」
悲鳴にも似た声で喘ぎ、懸命に己に縋りつくルキア。
快感に瞳を蕩けさせ、華奢な身体を震わせて。
強気な死神の姿は、もう其処には無い。
初めて目にする、そして自分だけが目にするルキアの姿。
「いっ…、いちっ、ご…」
切なげな喘ぎに混じる己の名。
首に回された細い腕。すり寄せられる滑らかな肌。自分を求めるルキアの熱。
限界が迫りつつあるのを感じ、一護は心持ち上体を起こした。
両手でルキアの腰を掴んで刺激から逃れられないようにし、勢いをつけて突き上げる。
幾度も抉り、叩き付け、細い腰を激しく揺さぶる。
「ひ、あぁ…っ、あ、あ…んっ!!」
甘い啼き声に混じるのは、繋がった部分から漏れる淫扉な水音。
激しさを増すその音に駆り立てられ、一護はルキアの中を穿ち続ける。
こめかみがずきずきと脈打ち、眩む目には額を伝う汗が流れ込む。
「はっ…、はぁ…っ」
ベッドの軋みも荒々しい己の息遣いも、何処か遠くに聞こえる。
あたかも今のこの瞬間が、現実では無いかの様に。
「あっ、あ、一護っ…、も、う…っ!!」
だが繋がった身体も、見上げる瞳も、名を呼ぶ声も、全てが紛れも無くルキアのもので。
自分がルキアを抱き、ルキアが自分に抱かれているのだと強く思い知らされる。
「一護…一護っ…」
「ルキア…っ!!」
狂った様に互いの名前を呼び交わす。
組み敷いた小さな身体ががくがくと震える。
背に縋る腕に力が込められ、抑え込んでいた腰が跳ねた瞬間。
一護は低く吼え、滾る熱をルキアの中に放った。
荒かった息が、徐々に穏やかさを取り戻す。
強過ぎる腕の力を漸く緩め、一護は己の身体をルキアの傍らに横たえた。
心地良い気だるさが全身を包み、口を開くことさえ億劫だ。
それでも抱擁を完全に解くことはせず、腕の中にはルキアを閉じ込めたまま。
すっかりほつれてしまった黒髪を指で梳き、火照った華奢な身体を緩く抱きしめる。
「ルキア…」
気の利いた言葉など、何一つ思いつかない。
だが、呼べば見つめ返す紫紺の瞳。
腕の中の小さな愛しい死神。
これ以上、何を求めるというのだろう。
項に手を置いてそっと引き寄せ、額に優しく唇を触れる。
触れるとルキアはうっとりと眼を閉じ、一護の首筋に顔を埋めた。
「…無理、させちまったな」
呟く声に首を横に振って、その度にルキアの髪が耳元でさらさらと音を立てる。
先程までの熱の名残が未だ漂う中、次第に取って代わるのは余韻に満ちた静寂。
決して不快でないその沈黙に身を任せ、一護は静かに息を吐いた。
内なる虚は、変わらず自分の中に在る。
二度と傷つけないと、交わす約束も誓う言葉も無い儘に。
…だが。
…内なる虚が恐ろしければ、それすら叩き潰すまで強くなればいい。
…他の誰が信じなくとも、ただ胸を張ってそう叫べ。
ルキアの項から肩へ、背中へと手を滑らせて緩やかに撫でてやりながら、忘れ得ぬ言葉を幾度も繰り返す。
…他の誰が、信じなくとも。
僅かに身体を離して覗き込めば、ルキアは既にすやすやと寝息を立てている。
あどけなささえ感じる満ち足りたその寝顔に、一護はふと口元を綻ばせた。
最後にもう一度ルキアを抱き寄せて、引き込まれるように眼を閉じる。
自分を信じてくれる死神の存在を、強く温かく感じながら。
(完)
653 :
343:2006/07/21(金) 20:01:13 ID:???
以上。思ったより長くなってしまった…。
レスをくれた方々、読んでくれた方々、本当に感謝。
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
では、名無しに戻ります。
654 :
467:2006/07/21(金) 20:29:07 ID:???
イチルキ神キテタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
一護なのか虚一護なのか。うあああああ(ウルセエ
仕事もお忙しいのに大作、乙です。この後はどうなるんだろうと、色々考えさせられる気がします
虚一護の良心?を呼び覚ましてしまうルキアタン、良いなあ…
じっくりと読ませてもらいました
白ルキにも感想、皆様どうもありがとうでした
良くも悪くもアニメのお陰で、特に兄様に喋らせると、脳内ではあの低音で、やまと言葉の当て字も含めて漢字だらけで喋ってくださる
そんな訳で一部フリガナ入れたりで気にしたが、ここは大人板だから大丈夫だったかな
恋・一・白と、バリエーションで体位を変えてみたのだったwww
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
(´∀`)b グッジョブ!!
神超乙です!!!!!
657 :
sage:2006/07/22(土) 03:27:25 ID:vssBpaUU
>>343 待ってましたーーー!!
すごい良かった…もともとイチルキ好きだが、ますます好きになってしまった
終わってしまってかなり淋しいw
ここ数週間かなり萌えさせていただきました
ゆっくり休んでください
ゴメ…アゲテシマイマシタ
イチルキ神超乙!!
仕事忙しい中ありがとう。待ってて良かった…萌えに萌えたよ
しばらくはこの余韻に浸ることにしよう
>>343 神、最高!
虚一護が切なくていいな。
イチルキにも超萌えた。ありがとう!
神キテター!!
仕事乙です
ホロウ苺ルキア期待以上によかった!
待ってた甲斐ありますたハァハァ
また良かったら書いておくれ
神キテタ!!
切ない虚一護が何とも言えない…
ラストもいい雰囲気で読み終わった後の気分が最高
忙しいなか乙でした!感動をありがとう
流れぶった切ってしまうのだがヒートザソウル3のチャイナルキアたん見た
扉絵で着てたのではなく薄いクリーム色のような感じだったぞ
危な過ぎる丈も健在だったww
あと詠唱中にルキアたんが舌を噛んでた。超萌え(*´Д`)ハァハァ
>>662 ルキアたんのチャイナは紫verと2種類あるらしい
>詠唱中にルキアたんが舌を噛んでた
舌を噛んだルキアたん。赤い小さな舌を突き出してレロレロしてたら(*´Д`)ハァハァ
>>662 画像チャイナうpは頼めないかー!!!できればエロアングルで(*´Д`)ハァハァ
>>633 マジですか!!情報d(*´Д`)
>>664 頑張ってみたいんだが…何だか回線の調子が良くないんだorz
さっき書き込んでからずっとパソコンつけてたんだが今やっと書き込めたところ
スマソ やれたらやってみるが多分無理ぽ
>>656 一護の精子が多すぎて 鼻の穴からも出てるじゃねーか
溜まってたんだな…
>>656 ちょwwwなんだこれwww
ゲームか?勝手に早々フィニッシュしたぞ。早漏にも程があるぞ苺www
タイピングゲームでフェラしてくれるルキアたんとかどうよ
≫667
それもいいが打つ度に喘いでくれるのはどうだろうか
キーボードをルキアたんの裸体と思って攻めまくるんだ
間違ったらもちろん
「たわけ!」
と叱られる
>>669 イイ!!誰か作ってくれ(*´Д`)ハァハァ
今日はルキアたんとプールに行く約束をした
水着ルキアたん楽しみだ(*´Д`)
残念!ルキアたんは月の日でした
おなかが痛いと涙目なので今介抱してる(*´Д`)
ルキアたんが初潮をむかえたときはビックリしたんだろうな
悪い病気かと思って怖がるルキアたん(*´Д`)ハァハァ
そして誰にも言えないで私は死ぬんだ…死んでしまうんだ…と
一人勘違いして泣いちゃうルキアたん(*´Д`)ハァハァ
それを兄様に見つかり終わった後に食べられるルキアたん(*´Д`)ハァハァ
「お前も大人になったのだな」
「大人になったからには儀式をせなば…」
とか言って食べちゃう兄様w
儀式とか上手いこと言って美味しくいただく兄様テラウラヤマシス(*´Д`)
逆に流魂街時代だったら失恋も一緒になって慌てそうだWW
血が出てるからどっかで怪我でもしたんだろとか言って宥めたりして。
>怪我でもしたんだろとか言って宥めたりして。
一瞬「宥めたり」が「舐めたり」に見えてしまった(*´Д`*)
駄目だ萌え死ぬ…(*´д`*)
ビニール傘を持って一護が外へ出ると、丁度ルキアの駆けてきたところだった。
洗面器を傘代わりにしているが、気休めにもなっていない。
「一護、すまぬ! 急に降ってきた」
水溜りの地面を蹴散らして、小柄な死神は一護の傘の下に入った。
相当急いできたらしく、肩で息をしている。
前髪は肌にはり付き、着替えの白いワンピースはびしょ濡れ、所々に泥をつけている。
酷い有様だった。
「上行って待ってろよ。タオル持ってく」
「かたじけない」
うあ、流れ豚切り済まん。小ネタ投下。ちと順序狂った。
ルキアが浦原商店に湯を借りに行って、半刻ほど。そろそろ戻ってくるころかと自室の窓を開けると、
「雨か」
幾筋もの水糸が、外灯に照らされていた。まだ降り出したばかりらしい。
あいつは傘を持っていたか。ゲタ帽子から借りられたか。
思案するうちに、雨脚は強さを増した。
ビニール傘を持って一護が外へ出ると、丁度ルキアの駆けてきたところだった。
洗面器を傘代わりにしているが、気休めにもなっていない。
「一護、すまぬ! 急に降ってきた」
水溜りの地面を蹴散らして、小柄な死神は一護の傘の下に入った。
相当急いできたらしく、肩で息をしている。前髪は肌にはり付き、着替えの白いワンピースはびしょ濡れ、所々に泥をつけている。
酷い有様だった。
「上行って待ってろよ。タオル持ってく」
「かたじけない」
大きめのバスタオルを一枚、持って上がった。
「っ、くしゅ、ぅう、冷えたな」
ドア越しに、小さなくしゃみとそんな独り言が聞こえた。
「ほらよ、タオル。あんまり声出すなよ、バレるぞ」
「この雨だ、多少の会話は平気だろう」
一護の投げたタオルを受け取って、ルキアは頭に被せた。
濡れた黒髪を挟んでは、水気を吸わせる。後から後から、雫が髪や肌を伝い落ちた。非力なのか、乾く気配がない。
「貸してみ」
タオルをひったくると、一護はルキアの髪を纏めて絞った。途端、
「ッ、痛いぞ一護。もう少し丁寧にやれ、配慮が足りぬ」
怒声と共に、ルキアが足をばたつかせた。
「悪ぃ」
力を弱めると、うむうむそれで良いと、満足げな言葉が返ってきた。
本当に、態度のでかい死神だ。
暫くせっせと髪の毛を乾かしていると、菫色の瞳が此方を見ていた。
「何だよ」
「ん、いや。良かったな、と」
手を止めて、何がだと問う。
「浦原のところに戻って、傘を借りようかとも思ったのだが。貴様のところに帰って来て、良かった」
雨音に溶けるような、静かな、優しい声だった。瞳は温かな光を湛えている。
そんな風に言われたら、何かが止まらなくなってしまうというのに。
「ったく」
一護はルキアを、後ろから抱き締めた。身体から、冷たさが伝わってくる。数瞬置いて、
「一護、どうし
訝しげに振り返るルキアの唇に、軽く唇を当てて離す。
頬が、紅に染まっていく。
「な、貴様、何を、たわけ、ふざけたことをッ」
肩を震わせ、ルキアは文句を次々とぶつけてくる。
「てめーが悪ぃんだよ、そんな面でそんなこと言うから」
ルキアを抱えて、ベッドに倒れ込んだ。
組み敷いて、白い首筋にタオルを押し当てる。
小さな身体が、ほんの少し震えた。
「身体も拭かねぇとな、大人しくしてろよ」
「や、やめろ馬鹿者! 自分で出来る」
「遠慮するなって」
ワンピースのボタンを一つ一つ外して、広げていく。
水滴を載せた鎖骨が、露になった。息を吹きつけて、雫を除ける。
「ひゃ、ッ」
上擦った声が響く。普段の凛とした声を、何倍も甘くしたかのような声。
もっと聴きたくて、一護は濡れたワンピースを剥ぎ進めた。
ルキアは暴れ、憎らしそうに一護を睨み付けている。
一護がルキアの肌に触れる度に、瞳の険しさが和らいだ。
吐息は徐々に速く、熱くなっていく。
「誘ってるのか」
問いかけると、ぷいと目を逸らした。
「たわけ、誰がそんな真似を」
「嘘吐け」
布の上から、小振りな二つの膨らみの尖端を突付く。
「ぁ、うッ!」
電流でも走ったかのように、華奢な身体が跳ねた。喘ぎが漏れる。
「さっきからずっと硬くなってんだよ、此処」
指先で、尖端の周囲をなぞる。
「ぅ、っく……や、一護、止めろ」
「丁寧に拭くんだったな?」
布を払いのけ、タオルで両の胸の湿り気を拭き取る。
縁から、中央の色づいた箇所へと。
触れるか触れないかの、ごく弱い刺激を与える距離で。
「ひぅ、ぁ……ぁ、あ……」
もう、睨んではいない。代わりに、潤んだ瞳が向けられている。
助けを乞うているのか、更なる責め苦を望んでいるのか、
「いち、ご……」
掠れた嬌声と、俄かに熱を帯びた肌を見れば、答えは、
「――して、くれ」
明白だった。
つ、続きはあるのか(;´Д`)ハァハァ
ヤバイ…つっ続きが気になる!!(;´Д`)
楽しみにしてます!!
>>679 つ、つづきはっ!(;´Д`)ハァハァ
何をして欲しいんだルキアタン!恥ずかしがらずに大声で言いなさい!
梅雨時に素晴らしいネタだ。是非是非、続きもお願いします
すみません467です
またネタが浮かんだので書いてしまいました許してください
白ルキです。レプリカ、をNGにすると見ずに済みます
意味深なような題名ですが、誰かの身代わりとか、そんな悲しい話ではないです
朽木家の奥座敷。豪華な寝床の敷布の上で、白哉がルキアを膝に乗せ、後ろから抱いている。
勿論、何も身に着けてはおらず、慎ましくも大きく広げられたルキアの両脚の間には、太い肉の楔が打ち込まれている。
「ルキア」
「はい…」
「目を開けねば、何も見えぬぞ」
意地悪く言われても、硬く目を閉じて、首を振るばかりだ。
それもそのはず、目の前の壁面は全て鏡貼りとなっている。目を開けたなら、あまりにも恥ずかしい姿態が、嫌でも見えることになる。
微かに笑うと、白哉はルキアの唇に指をねじ込んだ。
まるでもう一つの口を弄ぶのと同じように、出し入れを繰り返し、中でゆっくりと動かす。
ぐいぐいと奥まで入れられて、ルキアが苦しげに身をよじると、自らの動きで花芯も抉られたのだろう。くぐもったような声が漏れた。
白哉がすっと指を引くと、唾液の糸が光って、とろりとルキアの唇からもこぼれる。
少しだけ身体を捻り、それを舐め取るように唇をつけて、そのまま深くくちづけた。
「指でも、男のものであっても、挿れられれば、どちらの口も喜んで涎を垂らすようだな」
「…」
「先程締め上げたは、自然にか。それともわざと力をこめたのか」
指を口に咥えさせたときに、下の口も締まったのは故意かどうか訊ねているが、ルキアが答えられるわけがない。
黙っていると小さな胸のふくらみを掌で包み、先の蕾をキュッと摘む。刺激に驚き、ぴくんと身体を反らせ…自然に白哉のものを締め付けた。
「成る程。悪いことではない。生まれついての淫乱が目覚めたと見える」
愛撫の手は優しいが、相変わらず、酷いことばかり言っているようだ。
今度は両手を使って、二つの乳房を柔らかく揉む。痛くするようなことは決してないが、確実にルキアは昂ぶっていく。
"後ろから貫かれて膝に乗せられ、脚を開かされたときは恥ずかしくて死にそうだったけれど…今は、もっと奥まで挿れて欲しい。
もっと脚を開いたら、深くまで押し込んで貰えるのだろうか…"
「物足りぬのか」
射当てるような言葉に、ルキアは驚いて目を開ける。鏡に映る自分の姿が目に飛び込んできて、急いで顔を背けた。
「其方の身体がこれ程まで歓んで居るものを、否むことも無かろうに。
もっと欲しいと言うて、腰が動いて居る。男のものをしっかりと咥えて、蜜が溢れ出して居る。
しかとは見えぬが、入り口の秘肉もひくついて居るようだ」
「や、止めて…、お止めください」
「では、目を開けて居れ。自分の目で見るが良い」
「嫌…」
ルキアは泣きそうになる。どうしてこんなに、苛めるようなことばかり仰るのだろうか。
それなら、閨に呼ばなければいいのに。白哉であれば、どのような女でも喜んで寝所に来るだろう…。自分である必要はない。
そう、自分である必要はないのだ。だから、優しくしてもらうためには、我慢していなくてはならない。
言葉で苛められても、身体を傷めることは絶対にない。必ず最後には、気が遠くなるほどに快くしてもらえる。
だけど…。ここまで、自尊心を損なわれてまで、言う通りにしなければならないのだろうか…。
「何故、泣く」
自分が愛おしくて、知らずに涙が溢れていた。白哉の不思議そうな言葉が、胸を突き刺す。
「いえ…」
「泣く程嫌なのなら、もう止めて置こう。今宵はここで寝むか?」
身体を離し、起き上がろうとする。一人で取り残されそうな恐怖に、ルキアは白哉の脚にすがりついた。
「い、いや!置いていかないでください!何でも、何でも仰るとおりにしますから!」
「…芝居の、男に捨てられそうな女でもあるまいし、何の真似だ」
「あ…」
呆れたような口調に、ルキアの憑き物も落ちる。
「私には分からぬのだ、ルキア」
彼女の落ち着いた様子に、白哉は言葉を続けた。
「更衣も入浴も、幼き頃は排泄さえも、使用人が世話をしておった。
それ故、人前で素裸になろうが脚を開こうが、局部を晒そうが…あまり気にはならぬ。
閨の睦事も、昼日中人前で行うようなことでは無いが、一つ床に居る二人が愉しみ昂ぶるのに、あれもこれも嫌では進まぬ。
だが其方が、初心ゆえに恥らうのなら時を待つし、何としても嫌なのなら、仕方の無いことと思うた」
ルキアは愕然とする。言葉が少ない方とはいえ、そのお気持ちを枉げて受け取り、ひねくれて泣いていた自分は…。
「お許しください、兄様。私は…、私は…」
「泣くなと申すに」
困ったようなため息をつき、それでも優しく抱いてやる。
涙はすぐに止まり、自然に唇が重なった。ルキアは身をくねらせ、脚を開く。そうすればすぐに、白哉は腰を落としてくれるはず…。
「ここも、泣いたようだな」
激したせいか、蜜が溢れ、秘肉は濡れそぼっていた。
「兄様に苛められたからで…あ、あん…」
勇気を出して、甘えてみる。言葉の途中で、逞しく怒張したものにぐっと貫かれた。
「ふん。口答えの仕置きは、如何致そうか」
「お許しを…」
「ふふ…」
低く笑う声が、微かに聞えた。だがすぐに、ルキアのあえぐ声が甘く響く。
「言わねば分からぬと、申した筈。この先、どうして欲しい?」
緩やかに腰を使いながら、耳元で囁く。何度もためらった後、頬を染めてルキアが答えた。
「も、もっと…」
「もっと?」
「おく、まで…」
「相分かった。ではそれは、激しく突くのか、緩くか、挿れたまま動かぬのが良いのか、繋いだ腰を揺するのが良いのか?」
これまた、答えにくいことを聞いてくる。一つだけで止めてくれれば、はいとかいいえとか答えられるのに。
「兄様の意地悪」
「今、何と?」
小さな声でも、聞えないはずはない。だが、再び言う勇気はなかった。
「兄様のよろしいように、可愛がってくださいませ」
「上手く逃げおったか。まあ、めそめそと泣かれるよりは良い」
ポツリと言うと、一度、身を起こした。ルキアの細い足首を掴んで持ち上げ、片脚だけ身体の向こうへ回す。
松葉を崩した形になると、再び抱きかかえた。
「これで良いか。望み通りに深く繋がったようだが」
そんなことを聞かれても、はいありがとうと言えるものではない。大人しく俯き、緩々と揺られている。
白哉がそれで満足するはずもなく、顔を上げさせ、首筋に唇をつけ、時折軽く噛む。のけぞればますます、深くまで結びつく。
激しい動きはなくとも、声を上げたいほどに快かった。気取られまいとしても、誤魔化せるわけがない。
姿勢を保てなくなり、後ろに突いた手を取られて、前に引き寄せられる。
何を、と思う間もなく、密着した秘肉をかき分けるようにして、自らの指で陰核に触れさせられた。
「この体勢では激しく突いてはやれぬ故、好きなように弄ぶが良い」
「い、いや…」
だが強い力で押さえられていて、逆らえない。それにもう、限界が近かった。
何度か擦りあげさせられただけで、簡単に昇りつめていく。全て見られていることも、きっと全てが鏡に映っていることも、今は…。
切なげにひそめた眉も、堪えきれずに上げた叫び声も、しっかりと男を咥えたまま痙攣した肉の襞の動きも全て堪能すると、そっと横たえてやる。
「其方は欲深き故、次は激しく突いてやらねばならぬであろう」
「そんな…あ…、ん、んんっ…」
「まだ足りぬと、此処が申して居る」
ルキアの両脚を大きく押し開き、白哉を受け容れている粘膜の周りを撫でていく。後から後から溢れる愛液で、ぬるぬると指は滑らかに動く…。
「今は未だ不慣れゆえ、生来の反応のみだが…。この後は精進致して、自在に操るようにならねば。
陰茎を挿しこまれただけで、これ程歓んで気をやっていては、男に溺れるのみだ。まだまだ、教えねばならぬようだな…」
非常に自分勝手な言葉も、ルキアの耳を通り抜けていくだけだった。続きをねだるように下から手が伸び、白哉の背に回る。
「催促か。今宵は何処に欲しい」
「このまま、中に。内奥が疼けるほど、熱いものを…」
ルキアは素直に口にした…。
「にいさまは…」
未だ夢見るような調子で、ルキアが口を開く。
返事は無いが、聞いてくれているはずだ。
「あのう…、女の方には誰にでも、先程のようなことをお命じになるのでしょうか」
鏡を見ろとか、自分で触れとか、そのような類のことである。
「それは、興味か。妬心か」
冷静に聞き返され、ルキアは慌てて詫びを口にした。
「も、申し訳ありません。はしたないことを…」
「いや、構わぬ。閨のことに興味を持ったのなら、好き心が兆してきたのであろう。
妬心ならば…、私が他の女子に接することを気にするのならば、微笑ましいことだ。
どちらにしても、女子として熟すのには必要なこと」
つまりはどっちにしても、悪くはないと言っている。そして、肝心の質問には答えていない。
まさか、ルキアは苛めたくなるタイプなのだと、本当のことを答えるわけにもいかないのだろう。
「今しばらく時を待てば、其方は匂いたつような女子に成る筈。
昼はしとやかに凛として、夜にはまるで遊び女のごとく恥を忘れ、猛々しく振る舞うことであろう。
その頃私は打ち捨てられて、屋敷で寂しく書でも眺めて居ろうぞ」
「そんな…」
「違うと申すか」
本心では、この屋敷で赤子を抱く、少し大人びたルキアを思うときがある。だが今は、それを口にはできない。
将来を縛るようなことはしたくない。この上、萎縮させたくはない。
その代わり。珍しく笑みを含み、白哉は続けた。
「だがその頃、あの人間の小僧は既に老爺となっておろう。小気味の良いことだ」
どこまでも一護を嫌うらしい。割としつこい性格のようだ。
「おお、そうだ。独り寝の寂しき夜にでも使えるように、作り物を拵えてやろう。
先日までのものはもう、小さくて物足りぬに違いない故。後で型を取らせ、私のものの大きさで作って進ぜる」
そしてまた、とんでもないことを言い出す。勿論、いつでもルキアを独占するためだ。
「はあ…、ありがとう…ございます…」
成り行きで礼を言ってしまう。白哉は念を押すように続けた。
「たとえ自らを慰めるときであっても、私以外の男のことなど、想い起こさぬように…。
そういえば先程、何でもすると申して居ったが」
「え…」
ルキアは非常に嫌な予感がした。案の定…。
「閨では恥ずかしいことは何もないと、互いに昂ぶるために愉しんで致して居ると分かったのなら、次には自慰でもして見せて貰おうか」
「ええっ」
さっき、ほんの少し触るのでさえあんなに恥ずかしく、拒んだのに…。
ルキアが恨めしそうに見上げるのは全く意に介さずに、白哉が言う。
「まさか、致したことが無いなどとは申さぬであろうな。作り物が出来上がってからで良い故。しかと、言い付けたぞ」
695 :
467:2006/07/29(土) 00:09:07 ID:???
もう止めると言いながら、しつこく書きに来て申し訳ない
色々自己弁護しておりますが、どう考えても、恥ずかしがらせて喜んでいるのだろう
言葉で苛めるのも然り
屋敷を素敵に改造し、ルキアに自分のレプリカで大人のオモチャを作ってあげる兄様www
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
乙です!!
白ルキたまらん(*´д`*)ハァハァ
鏡張りエロス
自慰も激しくミタス
こんな深夜に神激しく乙!!!!
白哉何やってんだ羨ましすぎる(*´Д`)ハァハァ
こんな時間に来てみてら…
白ルキ ネ申 が降臨されていた!乙です!!
自慰もしくは玩具プレイもキボン(*´Д`)ハァハァ
だだだ大好きな白ルキ神が再びおいでなすった・・・!!
Tってことはもしかして続きがあるのか・・・!?
古風な口調でルキアを煽る兄が新鮮で堪らなくエロいな!
それにしても風雅を解する貴族の当主が何故こんな玄人並みに色々熟知しているか
真剣に考えるな。美味しい思いする為に現世でその手の指南本買い漁ったか
朽木家に伝わる秘伝の書とかあるのか、はたまた兄の天性の変態さ故か…。
とにかく神乙です!朝からいいスタートきれたよ!
シスコンスレにも白ルキ投下有り難う…!萌えた(*´д`*)
兄様のをかたどったオモチャで一人切なく自慰をしてるルキアたんと
それを覗く兄様とその後でまたエロいお仕置きをされるルキアたんの妄想をしてしまった…
701 :
467:2006/07/29(土) 19:55:51 ID:???
感想どうもです。一言言わせて貰う。自分も含め、
皆 変 態
>>699 Uで印象採取、Vでオモチャげっと&ぷれいの予定です
Uはルキアタン出てこないし、サイトに置くものがなくなるので自分で使います
逆に、普通に来た人が、何でUしかないんだと思うかも知れんがwww
明日じゅうに出来上がらなかったら、また来週来ます
>>679 雨に濡れたルキアタンを、早く人肌で温めてくれwww
ネ申 また来てノシ
えー、えー、変態ですとも。むしろド変態と罵ってもらっても結構です
だから、は、は、早くおもちゃプレイの続きをーーーーっ(*´0`)ハァハァ・・・・
ネ申よ、いつもすばらしい萌えをありがとう
704 :
偶然 ◆fPypRzvCs. :2006/07/31(月) 03:59:14 ID:IrtfbCoJ
(何故こいつが此処に居るのだ??)
月の物の痛みに堪えられず、四番隊を訪れ薬が効くまで休んで行くよう言われたルキア。
簡易ベッドが2つ置かれた部屋に入ると先客が居る。
無造作に置かれた隊長羽織り
銀色の頭がスゥスゥと寝息と共に上下している。
(・・・市丸、ギン)
嫌な奴に会ってしまった、今引き返せば会った事も気付かれない、無しに出来る。
そう考え霊圧を消し一歩後ずさるも、飲んだばかりの薬の効果はまだ無く貧血も合間って一瞬意識が遠退く。
(このまま戻るのは危険か・・・)
薬が効くまでおおよそ30分、都合よくギンは眠っている。
上手く行けば気付かれる事もなくこの場を去る事が出来ると思い直し
(頼む、眠っていてくれ・・・!!)
そう願いながら、市丸ギンの眠る隣のベッドに身を鎮めた。
痛みに耐えるように、薬の効き目にいち早く気付くように、無心に瞳を閉じる。
体調が不十分な事もあり、ルキアが眠りに入ってしまうのに、そう時間はかからなかった・・・。
705 :
偶然 ◆fPypRzvCs. :2006/07/31(月) 04:07:07 ID:IrtfbCoJ
予想以上にカキコミに時間がかかってしまった!!
今日はもう寝ます。
読み辛い文章スマソふいんk(ryで読んでくれ
sageてくれ
スマソ逝く・・・
久しぶりのギンルキっすか!?
自分好きなんで、よかったら何時でも続き書きに来てください
ジャンプ読んだ
ルキア可愛いよルキア
ただ猫かぶりは続けていてほしかった
最近は投下が多くて嬉しい
そして禿げしく続きが早く読みたいぉ(*´д`*)
1時間程たった頃か、ぼんやりと目を覚ましたルキア。
ぱちぱちと瞬く間に映る見慣れぬ天井に、自分が四番隊に居る事に気付く。
腹痛は殆ど無くなり、クッと弱く伸びをして再び目を閉じる。
何か、大事な事を忘れているような。
「おはようルキアちゃん」
瞳を大きく見開き勢いよく起き上がると声のする方へ視線を向ける。
「よう寝とったねぇ」
声の主は未だ布団に横たわったまま、ルキアをじっと見ていた。
「市丸・・・起きて??」
市丸の姿を目にした途端、眠る前の記憶が甦る。
会いたく無かったのに、そんな気持ちが溢れたような眼差しで市丸を見ていた。
「市丸やのーて市丸た、い、ちょ、う。やろ??
ルキアちゃん体調悪いんやねぇ、布団潜った思たらすぐ寝てもうて・・・まぁ、おかげでこっちはいい物見させてもろたけど」
フフッと軽く笑いながら枕を抱き抱えるようにして起き上がる。
「なんだと??」
青白い顔から更に血の気が引く。
確かに今この男は『すぐ寝て』と言った。いつから存在に気付かれていた??
そして自分の寝姿を見ていたとでも言うのだろうか。
苦手な男に無防備な姿を見られた事が、ルキアにはかなりのショックだったようだ。
続きキタワァ*・゚・*:.。゜(n‘∀‘)η゚・*:.。゜゚・ !!!
「フッ」
市丸はルキアを見ると、何か言いたげな笑を浮かべ
・・・ギシッ
ルキアのベッドに手を掛けると、耳たぶに唇が触れてしまいそうな距離まで近づき
「ルキアちゃん・・・ボクに気付かれるん嫌やっったなら、四番さん来る前から霊圧消さんと、意味、無いで??」
と、囁いた。
それは、時折耳にする市丸の声とは比べ物にならないほど低く耳にまとわり付き、体中の血液が凍りついて硬直するような感覚に陥る程だった。
そんな感覚とは別に、かなりの至近距離に居る市丸からはお日様のような優しい匂いが鼻を掠める。
しかし、それもルキアには恐怖と嫌悪感しか感じる事ができなかった。
「ルキアちゃん」
ビクッ
名を呼ばれ、反射的に硬直した首を市丸側に向ければ視線がぶつかる。
冷汗が頬を伝ってシーツに落ちて染みを作った。
いつもは閉じられている瞳が薄く開き、赤い瞳に突き刺すように見つめられると
ルキアの鼓動がドクンッと一つ大きく跳ねた
「なんや血の匂いがする・・・」
713 :
*:2006/08/02(水) 06:29:48 ID:???
>>713 *神乙です
コンと話すルキアたんカワユス(*´Д`)ハァハァ
お忙しいのにいつもありがとうございます
マターリお待ちしています
>>713 乙です!ルキア可愛い(*´∀`)
ギンルキ神も乙です!
「血、の、匂い・・・」
その言葉と共に、瞳の赤が濃くなったように感じた。
なんて鋭いのだろう
まるで獅子が野兎をいたぶってから喰らうような錯覚さえ覚える。
(気持ち悪い・・・)
体調不良と市丸の言葉の相乗効果で、頭の芯がぐらぐらと揺れる。
視界が固定され、その奥から真っ白な世界が迫って来る。
後ろから頭を引っ張られるように倒れた。
・・・ルキアちゃん
遠くで呼ばれる声がして、ぼんやり目を開けると市丸の顔。
いつもとは違う、と言っていいか解らない位の微妙な表情で覗き込んでいる。
片手は頬にそえられて、朦朧とした意識のせいか不思議と不快感は少ない。
「具合い悪なったん??四番隊長さん呼ぼか??」
この言葉で心配されている事に気付く。
市丸は頬から手を離し、卯之花を呼びに行こうとしている。
ルキアはまだ至近距離に浮くその手を咄嗟に掴んで声をあげた。
「ただの貧血だ・・・こんなことで、隊長の手を・・・煩わせるな・・・」
この言葉に、いつも上がっている市丸の口角がへの字にさがり
冷たい小さな掌の細い指を絡めるように握りかえされる。
「なんで・・・もっと自分を大切にせぇへんの??」
おお!
なんかちょっと意外な展開!
できるなら一気に投下してくれ
確かに小出しだよね
忙しいのかな
誰も人の生活事情なんて知りたくもないと思うが
仕事が三勤(細かくいうと五勤)で原稿もあるし、一応下書きはしてるがフォーム内でいい所で切れるように表現変えたりしてるから
1レス書くのも結構時間かかってるわで(自分なりのやり方なんで不満に思う人も居るとおもうが)
中々一気は無理(先もそこそこ長くなる予定)
申し訳ないが荒れる元になるといけないから書き込みするのやめさせてもらうよ。
この後甘くなるも鬼畜になるも自分次第で妄想しとくれ
出し惜しみみたいな書き方してすまんかった。
来たい時にくれば良いし
書きたい時に書けば良いと思うが…
まぁ、本人がもう投下しないっつってんなら
それもまた仕方ないか
蒸し返してごめん
↓以下ドゾー
この板なくなるの?
壺のお知らせにPINK板なくなるかも みたいな事かいてた
詳細は読んでないんだが…
なくなったら悲しいな
大人板自体なくなるってこと?
別に一気に投下しなきゃならん決まりなんてないし、俺は毎日ワクワクできて幸せだったよ
あぁ・・・ギンルキ神〜
>>722 すまん。漏れも言い方が悪かった。反省している。
もしなくなったら、この板の行く末は
どうなってしまうんだ!?
コンかwwwww
やりたい放題だなw
スマソ 誤爆した… orz
>>731 ドンマイ
詳細わからんがこのスレが無くなるなんて嫌だ
733 :
467:2006/08/05(土) 01:40:12 ID:???
お待たせしました。オモチャを持って来ました
以下に該当する方は、「レプリカ」をNGワードにして、気分よくお過ごしください
・自分は変態ではないと仰る方
・白ルキはお腹いっぱいの方
・ボクのルキアタンはひとりえっちなんかしないんだい!と仰る方
変態を自認する諸兄は、感動の涙あるいは鼻血または変な汁が出るかもしれないので
おててを洗って、ティシュの用意もしておいてください
「ただいま戻りました」
ルキアが屋敷に戻ると、いつものように家令が出迎える。
「お帰りなさいませ」
侍女も数人付き従え、自室へと向かう。
無事に部屋まで送り届けると、黒塗りの函を差し出した。
「白哉様から、お預かりしているものがございます」
「あ、はい。わかりました」
何だろう…?首をかしげて受け取ったルキアだが、すぐに思い当たって、頬を真っ赤に染める。
彼女の様子に家令は頷き、後の着替えは侍女達に任せて立ち去った。
任務で数日、屋敷を空けていた間に、また着物を誂えて貰ったらしい。
新しい振袖を着付けられつつも、ルキアは上の空だ。
やっぱり、あれだろうか。確かめなければ…だが、目にするのも怖い。どうしよう、どうしよう…。
やがて侍女も去り、ルキアは畳の上に座って、函を引き寄せた。
結んでいる組紐を解いて…蓋を持ち上げるのは幾度もためらう。やっとのことで蓋を外し、中から白絹に包まれたものを取り出す。
ぎゅっと目をつぶり、思い切って布をめくる。恐々と目をあけると、黒く塗られた太い棒のようなものが見えた。
慌てて口に手をやり、悲鳴を抑える。放り投げてしまいそうになるのも、壊したら大変と、必死で堪えた。
とにかく、見ないに限る。目を逸らしつつ、くるくると巻いて、もう一度函に収めた。
「今宵は、白哉様はお戻りにならぬそうでございます」
家令に言われ、ルキアは一人で夕食を摂る。
白哉がいたとしても、大きな音を立てる者など誰もいない屋敷ではあるが、いっそう静かだ。
少し疲れたので早めに休むと言い置いて、ルキアは早々に自室に引き上げた。
食事の間に、寝床が整えられていた。
着物を脱ぎ、衣桁にかける。用意されていた真新しい夜着に着替え、ルキアはため息をついた。
置きっ放しでも覗かれるようなことは無いけれど、とりあえず床の間の戸袋に隠していた函を持ち出す。
恐る恐る開け、また閉じた。だが、明日には白哉は戻るはず。せめて、一度は使ってみて感想を述べなければならない…だろう、多分…。
中身を取り出し、布に包んだまま、床へと持ち込む。
布団の中で布を外して、握ってみる。これを…どうしろと?…いや、あの…挿れてみるのだろうけど…。
ごそごそと手を動かし、夜着の裾を少しはだけて、脚を開く。作り物の先が、ふっくらとした割れ目に当たった。
「ひっ…」
何とも言いようのない感触に、怯えた声が出る。でも、頑張って何とかしなくては…。
深呼吸をしてから持ち直し、もう少し後ろへと滑らせていく。きっと、この辺だと思う。
だが、緊張している上に、まともに場所も分からず、濡れてもいないところに、大きなものが入るはずもない。
明るいところでちゃんと見て、場所を確認しなければならないのだろうかとも思う。だが、恥ずかしくて、できない。
ルキアは汗だくで何度も試みるが、上手く行かない。
起き上がってよく見ようとも思うけれど、やっぱり出来ない。
横たわったり起き上がったりを、何度も何度も繰り返し…やがて、夜が明けた…。
出仕して、とりあえずは今回の任務の報告書を提出する。
珍しく隊舎に浮竹がいて、それでも居眠りをしていたのか、大あくびで受け取った。
「大丈夫か、朽木。目の下が真っ黒だぞ」
「あ、はい…。昨夜眠れなかったものですから。お見苦しくて申し訳ありません」
そう言って下がろうとしたが、扉の横の棚にぶつかる。眠いのと、未だに思い悩んでいるので、もう訳が分からないのだ。
「今日はもういいぞ。白哉が帰ってくるまで昼寝でもして、いつもの調子に戻っていてくれ。
お前に無理をさせると、俺があいつに叱られるからな。はっはっは…」
相変わらず能天気な上司だが、とりあえずは有難い。ルキアはそのまま、屋敷に帰った。
使用人たちには心配ないと言い、着衣のまま自室の畳に横たわる。
一晩の徹夜で、ここまで辛いとは情けないと思いつつも、眠りに引き込まれていく…。
ふと目を開けると、白い敷布が見えた。
「気がついたか」
低く落ち着いた声が聞える。
「浮竹に会うたら、其方が早退したと申す。屋敷に戻って確かめさせると、部屋に伏して居った故、加減でも悪いのかと案じたが」
「あ、いえ…大丈夫です。有難うございます」
手を突き、ゆっくりと身を起こす。どれほど眠っていたのか。とりあえず、回復したようだ。
「食事を持って来させる故、しばし起きて居れ」
白哉が立ち上がり、障子を開ける。廊下に控えていた誰かに命じるのだろう。目をやると、僅かに見える外は真っ暗だ。
「兄様…。今、何時なのでしょう…」
「まだ日付は変わって居らぬ」
そんなに遅くまで。病気か何かかと、心配してくださったのだろうか。
今から本当のことを言ったら、叱られるかもしれない。このまま、ちょっとした不調だったことにしてしまおうか…。
ルキアがそんなことを考えていると、お粥が運ばれてきた。とりあえず空腹を覚え、食べてしまう。
それでも一応、ちゃんと申し上げておかなければ…と思った。
「あ、あの…。ひどく具合が悪いのではないのです。昨夜、よく眠れなくて…」
に、兄様が、昨日ご用意してくださったものを…あの…、実は、使い方がよく分からなくて…。
でも、ちゃんとご報告しなくてはならないと思って…色々、試したのですが…」
蚊の鳴くような声で、たどたどしく訴える。
「私に叱られると思うたか」
ルキアは俯いたまま、小さく頷く。
「私が、怖いか」
僅かながら口調が変わる。だが、ルキアは何も気づかずに答えた。
「いえ…。でも、お言い付けは守らねばなりません」
白哉は立ち上がって使用人を呼び、膳を下げさせる。
そして、用があれば声をかけると言いつけた。つまり、呼ばなければ、邪魔をするなということだ。
「使い方が分からぬと申したな」
「あ、はい…」
「私とて、女子の自慰の正しい作法までは存ぜぬ。だがまあ、手伝うてやることくらいは出来よう」
「…恐れ入ります」
「いきなり挿入致そうとするから、出来ぬのだ」
「はあ」
「其方とて、本物を、時には手で弄び、唇に咥えて歓んでおるではないか」
「いえ、別に…歓んでいるわけでは…」
「違うと申すか。ではやはり、私に強いられて…と、恨んで居るのか」
からかっているのだろうが、口調がほんの少し寂しそうだと、やっとルキアは気づく。
「不慣れゆえに戸惑うこともありますが、兄様が私の将来のためにと教え導いてくださっていることは、分かっております」
それでも、教育の一環と受け取っておこう。好いてくれていると自惚れても、良いことは何も無い。
「左様か」
それだけではないと言ってやりたい気もする。だが、白哉自身もよく分からないので、言葉には出来ない。
「ここへ」
ルキアを自分のそばに来させ、座らせる。
あごに手をかけ、少し上向きにさせて、唇を重ねた。
ほんの少し触れただけで、唇だけを片方ずつ舐め回す。ちろちろと撫でるような動きに、堪らずにルキアの唇が開き、僅かに声が漏れた。
背伸びをしていることも承知の上で、わざと支えはしない。深くくちづけてやることもしない。
いつの間にか膝立ちになっていたルキアが、とうとう力を失い…、寝床の上に倒れていくのをそっと支え、横たえる。
潤んだ瞳と、ほのかに染まった頬を満足そうに見ると、もう一度唇を重ねた。
やっと貰えたくちづけは、思ったよりも激しかった。
舌が深くまで入り込み、強く吸われた。のしかかるような身体の重みも、今は嬉しい。
やがて唇が離れると、そのまま首筋を滑り、時折ちくっと刺激を与えながら下りていく。
きっとそこここに、今宵一夜の赤い花が咲いていることだろう。
小ぶりな乳房も、慣れた手つきで上手に愛撫してくれる。
優しく全体を包み、ゆっくりと揉み上げて、先の蕾は甘く唇に含む。
とろとろと蕩けそうな思いは、乳首を咥えたままわざと引っ張られて、一瞬の痛みに醒まされた。
「ああ、んっ」
「ぼんやりして居る故、寝入ったのかと」
眠ってしまうわけがない。だが、いつもの意地悪な言葉にも甘味がある。
敏感なわき腹も撫で上げ、ルキアに何度も甲高い声を上げさせて…、とうとう両膝に手をかけて、ぐっと開く。
「触れても居らぬに、濡れ光って居る」
「…」
これも、いつものことだ。こんな風にしたのは貴方ですと、思い切って言い返そうか。そうルキアは思う。
だが、今夜は違った。
「如何致す。触れて欲しいか」
「あ…」
「何もせずとも良いのか」
いつもなら何も言わなくても、意地の悪い言葉でからかいながら、気が狂いそうになるまで快くしてくださるのに。
「…触って、ください」
「触れるだけで?」
ルキアは首を振り、言葉を続けた。
「触って…、うんと弄って…、もっともっと、可愛がってくださいませ」
「左様か。では」
そう言うと白哉は、ルキアの脚を曲げたまま、いわゆるMの字に押し開く。恥ずかしさに顔を背けたルキアだが、それだけではなかった。
腕を取られ、肘に膝をかけさせられる。自ら脚を開いて押さえ、見せびらかしているような格好だ。
「な、なにを…」
「自らそう申すのなら、容易いように脚を持って置くが良い」
「いやあ!こんなの!…だって…」
「嫌ならば、止めるか。ここはそう申しては居ないようだが」
白哉の指を含んだ蜜壷は、くちゅくちゅと音を立てながら歓んでいた。
「やめ、ないで…、続けて、ください」
「ふむ。相分かった。
言われては居らぬが、とりあえず触れるだけではなく、指を挿れたり動かしたりしてやろう。
陰核を摘んだり擦ったり…軽く噛んだり吸ったり…、そういえば女陰の口を舐めてやると、大歓びで啼き叫んでおったな」
いやらしいことを言って面白がっていらっしゃるが、全て自分のことで、全て本当だと、ルキアはぼんやりと思った。
卑屈になっているわけではない。
このひとの相手が出来るのは…、このひとが興味を持っているのは…、今、自分だけなのは感じ取っている。
そんなルキアの気持ちを知ってか知らずか、白哉はいつものように巧みに、彼女を甚振っていた。
唇からは魂切るような声をあげたルキアの、ひくひくと震える肉の襞から二本の指を抜く。べっとりと濡れ光ったそれを、彼女の頬に擦り付けた。
「ん…んん、ん…」
言葉にならない呻きが、確実に男を呼んでいた…。
再び身体を離され、微かに衣擦れの気配がしている。
着物を脱いでいらっしゃるのだろうと、ルキアは思った。
恥ずかしくて、目を開けてみることはできない。それにすぐに戻ってこられて、ぎゅっと抱いてもらえる。
そして今まで、散々に弄られたところを…恥ずかしいほどびしょ濡れの場所を…、軽く腰が上がるくらい勢いよく、ぐっと貫いてくださる…。
しかし。
次の瞬間、ルキアは驚いて目を大きく見開いた。
彼女を貫いたのは、白哉が手に持った作り物だったのである。
「えっ…え、な、何故…」
「自慰の手伝いをしろと申した故。身体に挿れるものは、不衛生にならないように、現世で購うた避妊具をかぶせて置かねば」
つまりはその準備のために、今少しだけ時間がかかったのだ。
酷い、酷い。酷すぎる。
思うままに甚振っておいて、最後にはこんな仕打ちを…。
ルキアは泣き叫びたくなった。私にだって、自分というものがある。兄様はどこまで、私を貶めて遊べば気が済むのですか。
…そう、遊んでいるのだ。
ルキアはふと、我に返る。このひとは、相手がどれほど傷つくかなどは分からない。元々、そんな気が無いのだから。
「にいさまの…」
「意地悪、か」
「あ…」
「だが…その言葉、あまり不快ではない。それに…」
「はい」
「そのように申すのは、其方ただ一人だ」
"にいさまのいじわる"と言うのは、ルキア一人だろう。"びゃくやさまのいじわる"と言うのは、三十人くらいいるかもしれないが。
ルキアは少し落ち着き、言葉を続けた。
「兄様、これでは嫌」
「欲深なことだな」
白哉はわざとため息をつき、ルキアに挿しこんでいた作り物を引き抜く。
「歓んで腰を振るかと思うたが」
「兄様がここにいらっしゃるのに、偽物では嬉しくありません」
「ふふ。では、私が居らぬときは、散々に遊ぶということか」
「分かりません」
「少しは習うて貰わねば。貴族の娘が、閨の術が下手では困る。いつまでも、私の相手しか出来ぬではないか」
それでいいのに。ずっと、それだけでいい。すぐに、お嫁に行けと仰る…、ルキアは心の中で呟く。
だがすぐに、深く刺し貫かれて夢中になった。
白哉も堪えていたのか、ルキアを押さえつけて激しく腰を使う。
たちまちに絶頂に押し上げられて、ルキアは悲鳴のような声を上げる。
いつもなら意地悪な言葉を囁くのに、今夜は違っていた。荒い息遣いしか聞えない。
めちゃくちゃに突かれて、それでも自然に、腰の動きがついていく。
そして男の動きがいっそう速くなり、頃合を感じたルキアはぎゅっと力を入れてみた。
「くっ…」
低く聞えた唸り声が…、きっときっと叱られるかもしれないけれど、心の底から嬉しい。
そんなルキアの腰をかき抱くように引き寄せると、白哉は熱いものを内奥へと吐き出していく。
その勢いも、今夜は全てが違っていた…。
「力任せに締めあげおって」
「うふふ」
「次は仕置きをせねばならぬ」
「ああん」
今だけなら、甘えてもいいだろう。そう思う。
「其方とて、狎れは許さぬ。だが、一つ床に居るときは…」
白哉の呟きが、それを肯っていた。ルキアはその胸に、頬を寄せる。今夜はこのまま、幸せなまま、眠りたい…。
数日の後。
白哉は前日から、任務で屋敷を空けていた。今夜も戻るかどうかは分からない。
寝室の襖を開け、ルキアが入って来た。
使用人たちは何も言わないが、白哉がいるときには当然のように、ここに彼女の寝る仕度もしてある。
もちろん、ルキアの部屋にも床は延べてある。
どちらでも良い。屋敷の者たちにとっては、白哉が好きなように振る舞えば良いのだ。
前の晩は自室で眠ったルキアだが、今夜は寂しくなったのだろうか。
もしかして帰ってくるかと思ったのか、単にここで眠りたかったのかは分からない。
そして、袖で隠すようにしながらも、何か持っているらしい…。
もちろんそれは、例の玩具だ。ルキアはそれを持って、ぺたりと畳に座った。
言われた通り、作り物には現世で購ったゴム製の避妊具をかぶせる。
表面に塗られた潤滑剤もまた、痛まずに挿れられるための良い作用となるだろうとも言われた。
蛇足ではあるが、そのうち装着も上手になることだろう。
用意したものを持ち、ルキアは床に入った。さすがに、布団の中でしか出来ない。
横向きになって裾を上げ、近づけていく。濡れたものが太腿に触れ、ドキドキと動悸が激しくなる。
先日よりは慣れた。怖くは無い。脚を少し開いて、僅かに口を開けた肉の割れ目に押し当てる。
抱かれるときにいつもそうされるように、緩々と小さな円を描いて、少しずつ押していくと、確実に入っていく。
いったん手を止めて、深呼吸をした。何処まで挿れて良いのか分からず、とりあえず浅めに留めた。
白哉の言いつけを思い出し、ゆっくりと抜き挿しを繰り返す。
"挿れられるときは力を抜いて…一度キュッと締めて…抜かれそうなときは引き止めるように…。はあ、難しい…"
女性の部分は、入り口付近が一番敏感だという。
だから、浅めに留めておく方が余程、逆に刺激を加えてしまうのだが、ルキアにはそんなことは分からない。
そして…、知らずにどんどんと昂ぶっていく…。
「にいさま」
小さな声で呼びかける。ルキアが自分を慰めるときに想う白哉は、とても優しい。
意地の悪い言葉は口にせず、いつも微笑んで抱きしめてくれる。
「ごめんなさい、にいさま。練習しなくてはいけないのですけど…、いま、だけ…。
身体が、へんに…なってしまって…、試してみても、いい、ですか…」
頭の中の白哉は軽く首を振り、ルキアの手に自分の手を添える。手伝ってくれるのだろうか。
ルキアは思い切ってぐっと深くまで挿入し、抜けないように押さえてからスイッチを入れた。
低いモーター音と共に、振動が伝わってくる。ぐねぐねと動きたがるのを押さえているため、中で暴れているように感じる。
「あんっ…あっ、あっ、ああっ…」
パワーは弱いはずなのに、思いのほか強い刺激にルキアは慌てたが、もう遅い。
「んっ…、ああん…んんっ…」
我慢できずに腰が動き、淫らな声が漏れる。半分開けた瞳は、ぼんやりと何も見ていない。
頭の中で、何かが切れたのだろう。とうとう、掛け布団をはねのけた。裾はとっくに乱れ、胸元も露わになっている。
"どうせ誰もいないのだ。だったら…"
乱れた頭が指示するまま、仰向けになって大きく脚を開く。膝を立てて、腰を上げた。
"だって、こんな風にされたのだから"
Mの字に脚を開いて、バイブを抜き挿しする。いつの間にか唇は開いて、まるで男のものをしゃぶるように舌舐めずりをしていた。
現実の快感だけでなく、こんな恥ずかしいことをしている自分の淫らな姿を思うと、堪らない。
鏡を置かれたのも、分かるような気がする。恥ずかしくて見れない、けれど…見てみたい、かも…。
「ああん、ん…だめぇ…、もっと、もっと…、あ、あっ…いい…ん、んんんっ…、あっ、ああああああー!」
やがて絶頂を迎え、叫び声と共に心を放す。力を失った身体の中心で、小さな機械だけが無心に動いていた。
だが、有難いことに、タイマーで止まるように出来ていたらしい。
しばらくしてルキアは起き上がると、玩具をそっと引き抜き、始末をしてまた布に包んだ。
何とかそこまでは出来たが、寝床に倒れるように横たわると、そのまま眠ってしまう。どうも、やりすぎたようだ。
深更。
すっと襖が開き、姿の良い人影が入ってくる。白哉だ。
小さく丸く盛り上がった掛け布団を、目を細めて見つめる。
夜着に着替えて隣に滑り込むと、枕元に何かある。手にとって見ると、自分が与えた玩具だ。
「今宵は一人で使えたのか?」
返事は無い。眠っているものを無理に起こそうとも思わない。
ただ、目覚めた後に、実技つきで聞きだすつもりではある。
鏡に映ると恥ずかしいと、いつも意地になってぎゅっと目を閉じているのなら、目隠しもしてやろうか。
朝方には、どれほど可愛がろうと思いつつ、白哉も眠りについた…。
746 :
467:2006/08/05(土) 01:56:02 ID:???
兄様ってば、ド変態www
シスコンスレでも、ぴんく板なくなるかもって言われてたね
お子様に混じって騒ぐのか?難しいな
んでは皆様おやすみなさい
白ルキキテター!ゴゴゴゴゴゴッドジョブ!
神様有難う!兄様エロスw
前の続きか!文が綺麗で読みやすかったよ
白ルキはやっぱいいな(*´д`*)また書いてくれw
兄様はなぜこんなに変態なんだww
神乙です!!
白ルキエロい…(*´д`*)ハァハァ
エロいだけじゃなく文章もいい…(*´Д`)ハァハァ
白ルキ神ありがとおおおお!!
だんだんルキアたんが慣れていって兄を翻弄するような展開だww
そして絶対白哉、自分の部屋にカメラ仕掛けて2倍いい思いするつもりだろww
白ルキ(*´Д`)ハァハァ
凄く(・∀・)イイ!!
乙ノシ
今週の恋次に肩抱かれてるとこ
なんか宿に連れ込まれてるみたいでw
>>754 金がなくて仕方なく春を売るルキアたんとその客・恋次。
「すまない、一護・・・」といいつつ旦那の一護は最後までルキアの姿を見送ることは出来なかった・・・
そんなストーリーが浮かびますた
さしずめ兄様は女衒あたりか
失恋ルキアタンの肩抱いてテラ羨ましス
しかし本当にルキアタンはちっちゃいな(*´Д`)
お、俺もちょっとだけタッチしていいですか(*´д`*)ノ
ルキアたん1位かよwww
やっぱな〜ルキアたん最上級に可愛いもんな〜
失恋羨ましい…気軽に肩抱いたり姫様だっこしたり胸板に押し付けたり
ルキアたんの胸にムギュッってされた兄様も相当羨ましいが…
>>757 タッチぐらいなら構わんいいぞ
俺は押し倒させていただきます(*´Д`)ハァハァ
つー
間違えて送信
何気に肩抱きしてるのって失恋くらいだよな
お姫様抱っこといい幼馴染ポジションは羨ましすぎる
だが最強はやっぱり兄だなw
>>760 押し倒したらどうなるかは、コンが身をもって証明してくれたではないかWWWW
さすがに不能にはなりたくない(´・ω・`)
鰤キャラの中でお触り度が高いのは間違いなく失恋だな(*´Д`)ノ
しかし同じ家に住み、かつ兄という立場から寝顔や湯上がりなどの視姦度は兄様に分があるな(*´Д`)→
どっちのポジションも羨ましすぎる!!
蹴られた苺は大丈夫だったんだろうか…
最近一ルキには全然萌えなくなってしまった
苺は仲間皆が大好きなんだもんな…
一途の失恋や筒抜けになってもルキアを守った兄様の方が好きだ
>>763 何に萌えるか何に萌えないかは自由だが
わざわざ●●に萌えなくなったとか余計なことは言わんで良し
そういうのは胸にしまっておけ、な?
個人的には兄ポジションになりたい
ルキアたんに羨望の眼差しで見られる夢のようなポジション(*´д`*)
>>762 どっちのポジもいいな(*´Д`)ハァハァ
ルキアかわいいよルキア
>>763 まあ少年漫画の主人公はそういうもんだろ
ルキアたんに萌えている限り大丈夫だ!!
でもイチルキが好きな人もいるんだから、そういうのは心のなかに閉まっておいてくれ
766 :
765:2006/08/07(月) 18:26:14 ID:???
あれ、改行がおかしい
スマソ
>>762 忘れてたwwwwwww卍解どころか始解もできなくなるようになるのは困るwww
でもコンもぬいぐるみなら結構ルキアたんに飛びついてるよな
あとチャッピーも間違いなく抱きついてもルキアたんに怒られない
羨ましポジションだな
>>758 さすがルキアたんだなw
だが最萌えのルキアたん消えそうらしいが大丈夫なのか?
チャッピーは許さんぞw
ルキアたんと同じ格好してていくら触ったって怒られもしないんだからな
ルキア様とか呼びたい
今日のレスが俺だけだったらルキアたんは俺のもの
だが阻む
コンの押し倒しの結果をみると
ルキアタン襲われることに慣れてないか?
反射神経がいいだけかな
>>ルキアタン襲われることに慣れてないか?
(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ
>>772 !!いわれてみれば確かにそうだな
しかも反撃するのにも慣れてるっぽいぞ!
だ、誰だ!ルキアタンに襲い掛かろうとしていた羨ましい奴は(*´Д`)
俺ですが何か?w
失恋じゃねーの
兄様「今日は暴漢に襲われた時の対処をお前に教えよう」
ルキア「はい、兄様よろしくお願いします」
兄様「まず腕をとって、相手の力を利用しつつ(ry」
兄様「では、実践を始めよう」ハァハァ
ルキア「はい!」ドキドキ
襲い掛かる兄様、腕を掴む妹
ルキア「こ、こうですか?よくわかりません兄様」
兄様「!!!」(ちょwwww兄様ナイキのマークみたいになってるからギブギブ)
兄様「す、少し早さが足らないがいい動きだルキア」
ルキア「ありがとうございます兄様v」
>>777ゲトおめw
ナイキのマークの兄様wうぇっwwギガバロスwww
失恋…(´・ω・`)
よしここで失恋がルキアたんを襲うエロを
wktk*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
むしろコン一護ルキがミタスwwwww
ルキアたんが大変な事になりそうだww
失恋ガンガレ(`・ω・´)
恋ルキが激しく読みたい
なんだかんだ言って一番ルキアたんを知ってるのは失恋だし
無防備になったルキアたんを襲う展開ミタス…
なんだ…
>>783の読みたいやつ居ないのか…(´・ω・`)
読んだこと無かったから見てみたいと思ったんだがな…。
俺はルキアたんがエロ可愛いのなら何でも読みたい(`・ω・)
>>783 読みたいやつがここにいる
ただ読みたいって言ったって神が投下してくれなきゃ
読めないわけで・・・
妄想はできるが小説はかけねー
俺は虚×ルキア陵辱をひたすら待ってるわけだが
何でもいいから神お願いします
俺は
>>783>>788に同意
だが神の投下は全て素晴らしいものばかりなので
投下してくれたらそれだけで嬉しすぎる
一部に厨がまぎれこんでるな。
夏休みだし仕方ないか。
とりあえずルキアタンかわいいよルキアタン
ここの保管庫のSS転載してるサイト見つけたけど
転載OKだったけ?
ダメです
ぶっちゃけどうでもいいよ。ルキアタンのことなら知りたいがwwww
来週と再来週のアニメがすげぇ楽しみだwwwww
ここってバレ禁止だったっけ?
>>792 転載って言ってもSS書いた神本人が運営しているサイトなら無断転載にはならないんじゃないか?
これは2chのエロパロから拾って来ましたとか言ってたら話は別だが…
後者だったら問題だか前者かもしれないならあまり騒がない方が良いのでは。
>>796 総合スレとかの作品も置いてるから
神が運営してるサイトじゃないと思う
転載してきましたなんて
表記してなかった
>>797 ある意味、ルキア関係のまとめサイトを気取っているのかな?
でも、乱立は我々の望むところではないし、
こっちはエロはいいけどネタバレは駄目、向こうは逆だろ?
実際に出来ているかどうかは別として、ここは21禁で、そういうところに投下されたものを、
他のと一緒にしてしまうというのは、神経疑うね。
転載と書いていないってことは、自分が書いたふりしてるとか?
そしたら言語道断な奴だな。
いずれにしても、絶対に晒すなよ?
「他所から持ってきたのならその旨書いたほうがいいですよ」とか、メル送ってやれば?
そして生温かくヲチして結果報告入れてくださいwww
メール送ってやれ
一連の転載の件ですけど、もしよかったら
保管庫下部に書いてあるアドレスに連絡くださればこちらで確認とってみます。
アウトだったら静かにゴルァしつつ禁止の旨を伝えようかと。
792氏が個人的に動いてくれるならそれはそれでOKです。
そしてメールボックスを放置してたら
アドレス自身消されかけていて、見事に中身が空になっていたので
絵板の管理パスとかも消えてしまった悪寒…orz…スマソ
色々と整理を兼ねてそのうち移転するかもしれません
SS保管庫は来週中には更新できると思いますのでしばしお待ちを
>>800 おおー。中の人、乙です。仕事忙しいといっていたような…。もう夏休み?
無理しないでください。でも、楽しみに待っていますね。
中の人の負担が大きくなるのは申し訳ないが、
「まとめサイトの管理人だけど」と名乗って一言送ってもらえれば、
少しは考えるんじゃないかなあ…。
>>800 中の人乙!いつも有難うござます本当に有難うございます
本当に無理せずやってください
やってくれるだけで大感謝ですほんま
>>800 本当に乙です。
中の人のおかげで読みたいSSをすぐに読めます。有難うございます。
くれぐれも無理はしないでください。
ほしゅ
805 :
*:2006/08/14(月) 23:48:33 ID:???
>>805 *神乙です!
お待ちしていました
今週のルキアたんの美しさは格別(*´д`*)
中の人も乙です
マターリお待ちしています
>>805 *神いつもありがとう!
スルーしなきゃいけないんだろうけど。とりあえずアンカーつけずに書いておく。
806へ。ここに晒しても、その疑問には誰も答えられないと思うよ。
サイトの管理人に聞くしかないだろ。
もしも転載だとして、たとえ道義的に関心しないことをしていたとしても、
現在運営中の他人のサイトを晒すのは、良くないだろう。
806の正義感(かどうか知らんけど)は、今、それで満足するかもしれない。
ただ、ログはずっと残る。いつでもそれを見た人がクリックすることが出来る。
806の期待通り、誰かが嫌がらせに行くかもしれない。
サイト閉鎖なんかになったら、責任取れるのかな。
WEB上にある限り、管理人の意思に反しててでも、誰でも見られる、
どこからでもリンクされる可能性もある…のは否定できない。
でも、誰も望んでもいないのに、2chに貼るというのはどうかな。
それとも新手の、自サイト宣伝か?www
809 :
808:2006/08/15(火) 09:58:32 ID:???
総合に晒されてたのか
それをわざわざ持ってきたん?
向こうじゃ、晒せって煽ってるね
自分の頭が古いのかwww
お前も下手に煽るな
ここでは管理人さん自ら連絡とってもいいと仰ってくれてるんだしその方が効果的だろう
管理人さんにはご迷惑かけて本当に申し訳ないんだが…
管理人さんの判断に任せる
これにレスいらんからな
>>805 *神乙!
ルキアたん可愛いな(*´Д`)
今日も作画いいといいんだが今日は正直不安である…
>>808の言ってることは正論だろうと思うが、
理屈の通じない相手に何を言っても無駄だろう。
一生懸命説明するだけ損だ。
義憤を感じるのなら、当該サイトの管理人に連絡すればいいし
でなきゃスルーで。
誰も相手にしなければ、そのまま流れていくだろ。
812 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 12:12:19 ID:KCSp4SGm
2ちゃんねる使用料
■閲覧
1スレッド 25円
■書きこみ
1レス 10
スレ立て 500円(大人の時間、ニュース速報は1000円)
■書きこみ放題
プラチナプラン 4800円 閲覧無料 スレ立て200円、通常3スレ/月、実況5スレ/週の無料サービス
ゴールドプラン 3500円 閲覧無料 スレ立て半額
今週のアニメのルキアたんやばいぐらいにエロかった
ヨシに脱がされそうになってたな(*´Д`)ハァハァ
ヨシが男だったらよかったのに
ともあれ今回の話が入ってるDVDは買ってしまいそうで怖いwww
廃屋で止血するルキアたん
兄様に抱きしめられるルキアたん
今週は西部劇か時代活劇のようだった
とにかくルキアたん美しいよルキアたん(*´Д`)ハァハァ
ぴえろはサービスいいなぁ
ルキアたん横乳見えてたよ(*´Д`)
ヨシに胸元広げられそうになって焦るルキアたんエロス
その後で切られるシーン、服を切り刻まれるのかと思った(*´Д`)
時間移動が決まってからサービスよくなっても遅いのにな。
今日のルキアたん…横チチ見えてるがなハァハァ
820 :
*:2006/08/15(火) 23:26:53 ID:???
*神乙です!
アニメ放送されない地域に居るのでいつも助かります
というか*神がハアハアするの初めて見たかもw
>>820 キタァアアアアアアアアアアアアアアアアアア*神乙!!!!!!!
うわもうヤバス
暗闇でハァハァ言ってる所とか包帯とか細い腕と脇乳とかたまらなくエロス(*´д`*)
マジで今回神回ィイイイイイイイイ
永久保存だな
エロカッコカワイイルキアたんを有難うアニメ!
>>820 キタ━━(゚∀゚)━━!!乙です!
今週のは永久保存版に決定だ
しかし横乳もさることながら、俺は真っ白で細っこい二の腕に萌えた(*´Д`)ハァハァ
ルキアタン初お披露目じゃないか!?>二の腕
そんなに手がでかくない俺でも軽く掴めてしまいそうだ(*´Д`*)
ちょっとマニアックでスマソW
× W
○ w
*神乙(`・ω・)ノ
今週はルキアたん祭りだったな(;´Д`)ハァハァ
>>820 神乙!!
今日のルキアたんは作画もなかなかキレイだったしサイコー!
真っ白の二の腕…サイコーだー!!
神乙ーーーーーー!!!!
ちちーちちーちちーーーーー!!
ルキアたんノーブラじゃないか…!!
>>820 *神乙ですっっっ!!!
神さえ(;´Д`)'`ァ'`ァ させてしまうルキアたん(*´Д`)ハァハァ
昨日のアニメもう50回見た永久保存版(*´Д`)ハァハァ
扇子のオバハンからはルキアたんの乳首
丸見えだったんだろうな…
テラウラヤマシス(*´Д`)ハァハァ
ルキアたんの乳リンは半径どのくらいでしたか?
乳首の大きさはどのくらいでしたか?
何色でしたか?(*´Д`)ハァハァ
昨夜のおかずはヨシ×ルキですた
なんでルキアたんの胸元をめくろうとしたんだ?
あれになんの意味があるんた?真面目に…
あーえろいよルキアたん!
>>820 神キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
ルキアたん、横チチが!横チチがあ!!
横チチが見えちゃってるよおおおおおぉぉおおぉお(;´Д`)ハァハァハァハァ
そしてあの「やめろ!」という抵抗声も(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ
昨日のルキアたんはヤバかった(*´Д`)
昨日のアニメでドキドキしたのは自分だけなんだろうか?
見えそうで見えないルキアたん最高!!!!!
ヨシ惜しいな畜生ww
ルキアたんの悲鳴もエロかった(*´Д`)
ぴえろありがとうぴえろ
横チチエロイよルキアたん
ちちーちちちちー!!!!
836 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 21:59:58 ID:fJpUoIJr
携帯からすみません
携帯からも見れる画像はないですか??
昨日アニメ見てなかったのでここロムってたらすごい気になってしまって…
>>836 まずsageろ。
携帯なら、ファイルシークを通せば見れる。
ファイルシークに行けばYoutubeの動画も見れるからアニメそのものも見れる。
ファイルシークは携帯からPCの画像やサイトが見られる。知らないならあとは自分で調べてくれ。
838 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 22:36:20 ID:f4aJuyCQ
関西では2話連続だったんだが・・・ルキアたんテラエロスw
ヨシの「どう可愛がってあげようかねぇ」
エロい事を考えたのは自分だけではないはず!
すまん、sage忘れた…orz
とりえあす、ヨシGJ!と言う事でw
すっげえ白哉×ルキアが見たくなってきたんだが…
萌え補給www
アニメ監督が「イチルキラブラブ同棲中」「井上は報われない恋の始まり」
と、某雑誌で言ったと言うのは本当か?
詳細頼む
イチルキ厨乙
そして板違いな質問ありがとう
該当スレで聞け
>>844 アニメ雑誌立ち読みしてるがそんなもん見たこともないな
元が恋愛漫画でもないのにどっかのカプ厨の妄想だろw
アニメ93話の影響でレイープものが激しく読みたい
ひたすら神の光臨を待つ
>>844 なんかブログとかでも話題になってるっぽい。
なんの雑誌か気になるなー。
ルキアタンの小さなオパーイに(*´Д`)ハァハァハァしまくりです。
口で全部吸い込めそうな小さなオパーイ(・∀・)イイ!!
お邪魔します。
レス番467で、いくつか投下していったものです。
シスコンスレのまとめサイトに、自作の白ルキを数本載せるので、一応報告に来ました。
好きじゃない人もいるだろうから、URLは書きませんが、
ネサフなどで「2chシスコンスレまとめサイト」というサイトにたどり着かれた場合で、
「ルキエロスレに投下したもの」と注意書きのあるものは、ここからの転載ではなく、
書いた本人が了解して、そのサイトに載せたものです。よろしくお願いします。
保管庫の中の方へ
467名義のものは、どうぞそのままご収録ください。
他サイトにあるなら要らないかなと思われる場合は、作業も大変でしょうから、
省略してくださっても結構です。
シスコン保管庫の中の人、乙であります。
自分ルキアたんはもちろん白ルキも好きなのでちょくちょくお邪魔させていただいてます。
大変でしょうが無理せずに頑張ってください。
ホスト規制で報告が遅れまし。
本当の本当にお待たせしました、保管庫更新です。
小ネタ以外のSSは全部拾ったつもりです。
(小ネタはまた時間のあるときに拾おうと思います)
恋ルキリレーSSは掲載法を悩んだ挙げ句ほぼレスをそのまま載せました
一応見やすくフォントサイズやカラーを変えてはいますが、見にくかったらスマソ
急いで作業をしたので漏れとかミスが有ると思います
見つけたら報告頂ければ直します。
あと、転載の件ですが例のサイトに確かにここの投下物が掲載されてますね。
こちらで問い合わせてみます。
スレが荒れるのを防止するため、事後報告等はここではしないつもりです。
ご了承下さい。
>>854 シスコンスレの管理人さんお疲れ様です。
多分シスコンスレ覗いてない住人もいるとおもうので
こちらの保管庫にも載せて頂きました。よろしいでしょうか?
氏の作品に関しては転載などの問い合わせなどが来ても対処しますのでご安心下さい。
長文スマソ
次の更新がいつになるか不明ですが、気長にお待ち下さると嬉しいです。
怠け者で本当にすみません
保管庫の中の人、GJ!
今日のルキアえらいベッピンらしいけど
詳細まだですか?
本当に乙でした!
今から堪能してきます。今夜は眠れねえww
保管庫管理人様、お疲れ様です!
保管庫の中の人様、ありがとう
仕事やらなんやらでお忙しいのに更新してくださって感謝してます!
今週もルキアたんいろっぽかった…。
ツンデレ兄にワラタwww
ツンデレシスコン乙wwww
なんてわかりやすい兄貴だww
864 :
*:2006/08/23(水) 00:36:15 ID:???
ビデオには録れてるのですが
PCでは録画出来てませんでした…。
なので今回はキャプ出来ません。申し訳ないです。
>>856 保管庫の中の人乙!!
本当に有難うございますマジで大感謝
週末まとめ読みするぜ(*´Д`)ハァハァ
今後もよろしくお願いいたします
>>864 *神もいつも乙!
じゃ今週はまた俺が代理でやっときます
漏れはここの住人でいることが幸せだよ・・・
保管庫の中の人もキャプ神も代理の神も
ご多忙のなか皆様本当に乙です。おかげで萌えをいただけます。ありがとう。
867 :
865:2006/08/23(水) 01:16:55 ID:???
こんなステチな良い方々に愛されて
ルキアたんも幸せ者だな(`・ω・)ノ
今週のアニヌは作画が良かっただけに、モエス!
兄を想って座布団なでなでとか(;´Д`)'`ァ'`ァ
皆、乙ノシ
>>867 乙であります
保管庫の中の人も*神も乙です
夕暮れのルキアたんのエロさは異常
あの部屋で兄様に仕込まれていたのかと思うと感慨もひとしお(*´Д`)ハァハァ
乙です。
キャプチャ見て思ったんだが
朽木家の布団、なんだか掛敷どっちもペラペラでショボくないか?
枕も硬そう
材質がシルク100%とかかも知れないが。
最近のルキアたんの可愛さは神がかってるな(´д`*)ハァハァ
>>867 乙
白哉の家金持ちの癖にルキアにセンベイ布団を
与えるとは…
昔は酷い生活してたからシルクは肌に合わないとか言ってそう。
控え目なルキアたん(*´Д`)ハァハァ
できれば超激怒してるシスコンのキャプも一緒に欲しいwww
>>867 ・・・なんてことだ
ルキアたん テ ラ ウ ツ ク シ ス ・・・!!
神に心から感謝します。
>>873 この板の兄様スレに行くがよい。そこにも神が降臨しているぞ
1時間レスがつかなかったら、ルキアたんにあんなことこんなことします
467です。保管庫の管理人さん、お疲れ様です。
簡単に書こうとして、意味が通じなかったらと考え直し、長いメール送ってしまって済みませんでした。
ここに投下したものを、サイトに堂々と置くつもりは無いので、どうせなら多くの人の目に留まってもらった方が嬉しい。
皆さんの力作とご一緒させていただいて、嬉しいです。
そろそろ誕生日だから…と、恋ルキを書いてみたが、致命的なことにエロが無い。
それじゃ意味が無いと仰る方は、「サルスベリ」をNGにしてください。
真夏の日差しが容赦なく降り注ぎ、蝉は煩く鳴いている。そんな、ある日の午後のこと。
執務室の窓からふと外を見ると、建て直しでもするのか、隣にあった建物が取り壊されていた。
そのためにずっと先の空き地まで見通せ、短い草の原の中にぽつんと、赤い花の咲く木が見える。
白っぽい幹に、たくさんの赤い花が夏の間ずっと、長く咲き続けるので百日紅と書くらしい。
自分の髪と同じような色の花を、恋次はしばらく見ていたが…何か思いついたのか、机の上をがさがさと片付けて出て行った。
しばらくの後。
流魂街、犬吊地区の喧騒の中に、恋次はいた。
派手な着物に着替え、肩で風を切り大またに歩く。さすがに、こんな格好はよく似合っているようだ。
荷駄を引く車が行きかう四辻の砂埃で、何があったのか一時立ちすくむ。
しかしそのまま、またどこかへ歩み去っていく。
やがて丘の上の、小さな墓の前に立っていた。
幼ない頃、共に悪さをした連中の墓なのだろうか。
"昔。ここから見えるあの靜霊廷へ行こうと、死神になろうと…、きっと今より暮らし良いだろうと、あいつと話したな…"
そんなことを考えながら、遠くを見つめていたが、苦く笑うと振向く。ここでもまた、赤い花をつけるサルスベリの木が、目に入るはずだった。
「な、何だ、オメー」
知らぬうちに、その木には誰かが腰掛けていた。
「私が近づいても、気づきもせぬとは。鈍いことだな」
細い脚をぶらぶらさせた後、ひょいと飛び降りたのは、今ちょうど考えていた彼の幼なじみ、ルキアである。
「うっせー。どうせ気配を消して来たんだろ。嫌な奴だ」
「先程、犬吊の四辻のあたりからずっと、すぐ後にいたのだが…。貴様の背が何故か、声を掛け辛く尖っていて…」
恋次は何か毒づきかけたが、止めた。ルキアには、強がる必要は無い。本当のことを言おう。
「ちっと、嫌なもん見ちまってよ。大したことじゃねーんだけど」
そこまで言って、顔を上げる。ルキアは、興味深げに彼を見ていた。
「そんな、真面目な顔すんなよ。言い難くなるじゃねーか…、ほんと、つまんねえことなんだけどよ。
…相変わらずさ、ここはごみごみしてて、皆、きったねえ格好で走り回ってる。何にするんだか知らねえけど、荷車を引いてる奴もいるだろ」
ルキアは黙って頷く。恋次は続けた。
「辻を横切ろうと思って立ってたら、足元にトカゲがちょろっと動いてた。クソ暑い太陽に背中が鮮やかに光ってさ、すげえ、綺麗だなと思って…」
恋次は派手なものが好きだったと、ルキアは微笑む。だが…。
「あいつら、素早えじゃねーか。猫なんかに捕まっても、尻尾切って逃げちまう。
そんで、ちょこちょこ走り回ってるの見てたら、ばーっと道に飛び出して…」
いったん言葉を切り、また恋次は口を開く。
「そのまま渡っちまえばいいのに、途中で止まりやがった。そしたら、ちょうど荷車が…あの狭い車輪が、ちょうど上になっちまって…。
パチン、っていったんだ。一瞬で弾けて…」
「恋次…」
「ほんとに、運の悪い奴だよな。普段、あんだけすばしっこくて、それに、車の幅なんか、うんと狭いのによ。
ほんの一呼吸、どっちかにずれていれば、轢かれずに済んだのによ…。
ついてねーよな。犬吊なんかに畜生の形で生まれて、その上に、ほんと、つまんねえ終わり方してさ。何か俺、やりきれなくなって」
運の悪いちっぽけな生き物に、自分を投影してしまったのだろうか。
赤い花を見て、ここのことを思い出した。やって来てみると、面白くないものを見てしまった。それで、くさっているのだろう。
「で、どうしたのだ?」
「どうって…、それで終りだよ」
別に共感してくれとは言わないが、その言い方は何だと思い、恋次はムッとする。
しかし、ルキアの言葉は予想外のものだった。
「莫迦者。死骸でも拾ってくれば、こやつらの側に埋めて、花でも手向けたものを…。
だがもう、仕方が無い。その後は鳥の贄となったか、小さな虫の糧となったか…。その死も決して、無駄なことではないはずだ」
「お、おう…」
「恋次は優しいのだな。もう、見ていられなくなったのだろう?」
ルキアはわざと、悪戯っぽく笑う。恋次は唇を尖らせた。
「うっせー!生意気な口利きやがって!」
それでも、気持ちを分かってくれたようで、嬉しかった。
こんな小さなこと、詰まらないことにも心が動いてしまう自分を理解してくれたルキアが、嬉しかった。
「そういやオメー、何でここに?」
「貴様が職務を中途で投げ出し、小汚い格好で靜霊廷の門を出たというので、探索でもないようだし、ここへ来るのではないかと思った。
途中で後姿を見つけたが、先程申した通り声を掛けそびれて…」
「投げ出したって…一応、ちゃんと…」
「利吉が一生懸命まとめておったぞ。何とか、兄様に見つからないようにするのだと申して慌てておった。気の毒にな、はははははは」
そういえばルキアも死覇装ではなく、また屋敷で着ているような高価な着物でもない。
「うむ。古着屋で購うてみた。まさか、死神の姿のままは来られぬし、普段着と申しても、少々目立つ故」
「間違って、そのまま帰るなよ?浮浪者と勘違いされて、つまみ出されるぞ」
「ふふふ…」
ルキアは、また笑った。彼女のこんな笑顔を見るのは、何十年ぶりだろうか。
こんな、掃き溜めのようなところで育ち、最低の生活を送り…親兄弟など元から無くて、仲間も死んでいった。
ごくまれに、美味いものを手に入れた時などに見せた笑顔が、こんな、明るいものだったような…。
「久しぶりだな。オメーとこんな汚ねえ格好で、こんなとこにいるの」
「おう」
ルキアも頷く。
「あの時、死神になろうなんて思わなかったら、どうなってたかな、俺達」
「うん?」
二人で、少しでもいい暮らしをしたいと望み、ここを飛び出した。
そして、色々なことがあり…気持ちが離れ、互いに命をも失いそうになり…そしてまた、今がある。
「案外、犬吊を仕切ってたかもしんねーぞ?俺が親分で、オメーが姐さんだ。手下をたくさん使って、薄汚ねえながらも大威張りでよ」
冗談に紛らわせながらも、そんなことを言ってみる。しかしルキアは、冷たく打ち消した。
「たわけ。それでは私が貴様の女房のようではないか。私が親分で、貴様を顎で使うのならともかくも…」
「けっ!何で俺が、オメーなんかにこき使われなきゃなんねーんだよ!」
恋次はルキアに飛び掛る。あの頃とは体格が全然違う。彼女は抵抗する間もなく、木の根元に押し倒された。
掴んだ手首は、哀しいほどに細い。薄汚れた着物の襟から覗く肌は、穢れに染まらず真っ白だ。
そのまま動けなくなった二人の上に、ぱらぱらと赤い花が散ってくる。
「…恋次。人が見るぞ」
ルキアの落ち着いた声音が、彼を現実に引き戻す。
ここは犬吊の外れ。女が襲われていても、誰も助けはしない。係わり合いを恐れ、見て見ぬふりをするだろう。
それに今は、近くに誰の気配も無い。…だが。
「ふん。オメーみたいな弱っちい奴をとっちめても、何にもなりゃしねーな。
それに、綺麗なオネエさんならともかく、女って部分が全然ねーし…」
恋次は無理やり、自分を納得させる。そうだ。こいつのことは、性別を超えた、幼なじみとして見なきゃならねえ。
女として…、好ましいもの、恋しいものとして見てしまったら…きっともう、こんな関係は築けない…。
「何だと?」
怒ったように言うルキアの髪に、肩に、小さな赤い花がついていた。軽く頭を振ると、はらはらとこぼれていく。
「あーあ。オメーが暴れるから、せっかく長く咲く花が落ちちまったじゃねーか。
本当なら、百日も咲き続けるんだぜ」
「元はといえば、貴様のせいではないか!言いがかりも甚だしい!」
だが、ルキアは笑っていた。恋次もそうだ。
「この花は」
ルキアは続ける。
「咲いては落ち、すぐに次の花芽が出るのだそうだ。だから、見かけは変わらずとも、次々に新しい花が咲き続けるのだという。
何も変わらぬようでいて、確実に時は進んでいく。我らも、あの頃と同じに見えても、もうここへは戻れぬ」
「…そうだな」
「それでも、今の私は幸せと思っているよ。帰る家もある。貴様のような、良き友もいる。現世の人間達の中にすら、心の置けぬ者がいる」
良き友。その言葉だけが、恋次の胸に刺さる。じゃあ、何と思ってもらえばいいのかと、自分で自分を問いただすが、答えは出ない。
「まあ、犬吊の女親分も悪くは無かっただろうがな。見目良き若い男を何人も侍らせ、貴様を手足のようにこき使って…」
「おい!」
「ふふ。そうだな、身の回りの世話をする者の外見は、最低でも兄様レベルで揃えよう。
"ルキア様、白玉をどうぞ"とか、"あんみつはいかがですか"とか…。足を伸ばせば爪を切るようにでも躾けるか」
どうも、ルキアの考える逆ハーレムはお子様風である。
とはいえ一瞬、ルキアの足元に跪いて爪の手入れをする白哉を想像し、恋次は噴出してしまった。
「何を笑っておる」
「いや、何でもねえ…ばれたら殺される…。…つーか、犬吊にいい男なんかいねーだろ。無理無理」
「それもそうか。あははははっ」
ルキアは声を上げて笑い、身を起こすと、恋次の肩にひょいと足を乗せて、その勢いで木に飛びつく。
滑らかな木肌も苦にせずにするすると登り、二股になったところに腰掛けた。
「ったくよー。相変わらずの山猫だなー」
一瞬見えた、真っ白な脛と太腿のことは無理に忘れて、恋次は文句を言う。
「そう言えばこの木の名は、貴様に教えてもらったのだったな」
「おう。俺の髪みたいな色の花が咲くから、何となく覚えてた」
「猿も足を滑らすほどの幹というのが初め解らずに、どこかに猿の顔がついておるのかと探したものだ」
「バカか、オメー」
あの頃は二人とも、この木に腰掛けることができた。だが、今では…。もしも恋次が登れば、この木は折れてしまうだろう。
やはり、もう…戻れないのだ…。
「帰るか」
恋次は、そう口にした。
「うむ。そうだな」
夕日を浴びた幼なじみの少女の顔は、いつの間にか大人びて、思わず息を呑むほど美しかった。
「オメーみたいな、生意気で色気のねえクソガキでも…」
「何か言ったか、恋次?」
「いや、何でもねえ」
"いい女になるまで、ずっと見ててやるよ。誰か、一生護ってくれる奴が現れるまで…。誰もいなかったら、仕方ねーから俺がやってやるよ"
心の中で続けると、道端のまだ青いススキを引き抜き、照れ隠しに振り回しながら歩く。
ルキアもその真似をする。道に長く影を引くのは、やはり子供のままの二人だった…。
終りです。
ルキア女王の逆ハーレムw
恋次が感受性強くて優しい。それを理解しているのはルキア…ってとこを書きたかったが、エロに進まず申し訳ない。
先週のアニメの、夕日の中で目覚めた顔は綺麗だった。
それもちょっと思い出してみた。
あと、エロ無しでまとまったので、切り口を少し変えて自サイトに置くかもです。
鰤メインのサイトじゃないので皆さんの目に留まることは無いとは思うが、よろしくお願いします。
かなり乙でした!!
エロがなくても逆にリアルでよかったです!
アニメの夕日の中の綺麗だったルキアを思い出したよ
少しは恋次が報われるといいな…
乙です!
切ないようであたたかいようでよかった!
誕生日って恋次のですか?一瞬アレ?と思ってしまった…ww
「戌吊に良い男なんかいねーだろ」の恋次の台詞に「一人居るけどな」って恋次を指差すルキアたんを妄想してしまったww
甘すぎww神の文章で勝手にすいません
ほのぼのして読んでて幸せでした!ありがとうございます!
乙!!!!!!!逆ハーレムワロスww
恋次本誌でもガンガレ!!
おおお、乙です!
俺も是非逆ハーレムの下僕の一人になりたい
神キテタ━━(゚∀゚)━━!!乙です。
こういうプラトニックな関係の二人もほのぼのしてていいな。
ルキアたんの幸せを第一に考えてる恋次に感動した 。・゚・(ノД`)・゚・。
保管庫の中の作品でおまいらの好きなのってなに?
今は白一護×ルキア
とりあえずワカ氏のは神。
読み直してみたらどれも名作揃い
神々に感謝
えろかわいいルキアたんが夢に出てきてくれますように
おやすみルキアたん
ルキアたんて本当に可愛いですよね
しかもエロい
外見子供みたいなのにエロい
tp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi50922.gif.html
アドレス間違えた…こっちです。
GJGJ!!!!ウマス!!!!!!
UMEEEEEE!!!!!!!!11!
神がいらっしゃる・・・・
おおお神!!!萌をありがとう!!!!
それで、俺今までパソコンの無い場所に行ってたんだけども…
>>867氏のキャプを再うpしてくださる神はいないでしょうか…(´・ω・`)
座布団なでなでルキアたんミタス…
>>899 (*゚∀゚)=3 GJ!
チャッピーにじゃれつかれるルキアたんが好きです(*´Д`)ハァハァ
上も下もルキアたんで幸せ
GJJJJJJJJ
あと1時間レスがなければルキアたんは俺のもの
906 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 20:41:29 ID:3vOIlUHf
させるかぁぁぁぁ!!!!
今日寝てる間に足の間に冷たいものがあるなーと
電気を点けて見てみたらゴキブリだった。
おかげで今日一日鬱状態だし、頭からはなれないんだけど
どうすればいい?
足の間にいたのがルキアたんだと妄想すればいいよ
あ、足の間にルキアたん…(*´д`*)ハァハァ
>>909 俺はGを素足でふんづけたことがある。
Gにまつわる嫌な話を持ってる奴なんてたくさんいるさ。お前だけじゃない。
自分はナメクジを過去に2回踏んだことがある。
ネテュって感触した。
昔Gをガガンボと間違えて素手で握り潰したことがある
本当に驚いた時は声がでないものだと思った
深夜、台所でGに遭遇し声も無く硬直しているルキアたん。
固まっているルキアたんを見つけて「あー、はいはい」ブシュー
ゴキジェットでG殲滅し、ルキアたんを華麗に救出!
ゴキブリって見たことないな・・・こっち寒いから
ルキアたんゴキブリとかにも、びくともしなさそう
昔、共同生活していた様な仲間だ。殺しては可哀想だろう?
って窓から放してやるルキアたん
掌にそっとGを乗せて外に放すルキアたん…
萌えない…
愛が足りないのか?
Gも愛でてやれ
俺には無理だけど…
919 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 03:54:37 ID:GBOaL9hI
Gに素手で鉄拳制裁できる事が異常っぽいと気付いた午前4時
>>920 異常杉です…
飛び出した中身はどうなるの
ちょ…何この流れw
俺も昔バイトしてた時、
ゴミ捨て場でGがこっちに向かって飛んできたのに驚いて
コンクリートの壁で肘を思いっきり擦り剥いた。
去年は
箪笥と網戸を開けっ放しにして洗濯物をいれてて
たたんだものを仕舞おうと開けてた箪笥を見たら
中にカナブンが入ってて
声もなく反対の壁まで後ずさった。
割り箸でつまんで外に捨てたけど、
マジでびびったぜこんちくしょう(ノД`)゚・:。゚。
でも、もしもルキアたんが虫苦手なら素手でだって戦ってやる!
Gに対面した時のルキアたんの反応予想
自分的には、キャーって言う乙女な反応ではなく
「曲者めぇぇぇえぇぇ!」とかって、始末しそうw
Gにも怯まない勇ましいルキアたんも萌え
ちょwww斬魄刀でバッサリ、か?w
袖白雪カワイソwww
>>916のルキアたんがいいなぁ(*´Д`)
「おおっ!お前は飛べるのか!」と驚くルキアたん
「お前はすべすべしてるな、ふふっ」とGを撫でるルキアたん…
(^ω^;)
手よく洗えよと(^ω^;)
ルキアたんは万物に差別しないんだよ
ルキアたんの萌える何気ない仕草って何かある?
伏し目がちにうつむくところ(*´Д`)
腕組みしてちょっと偉そうに
かっこいいこと言ったり虚勢張ったりするところ(*´Д`)
袖白雪使用時に、大きい刀じゃないのに
苺や失恋みたいに肩で担いでるところ(*´Д`)
白雪を肩に担ぐシーンは
「どうだっ!凄いだろ!」と
微かに自慢してるような気がする。
ビクビクしてるところ〜(*´Д`)
くやしい…!!
>>933 そう言う横柄な所もモエス
でもSS編で、「私は救われる価値のある者なのか」と
しおれまくってるのもモエス
またあんなの見たい
いつも強気に振舞っているが
ホントは相手の方を心配しまくっているところ
自分の価値を低く見ているのがよい
あそこの場目を見てると「俺らが付いてるよルキアたん。死んだらだめだよ」
って言ってしまう
絵柄でいうと、今のルキアたんもかわいいが初期のルキアたんも好き
ルキアたんがパックのジュース?開けられないのが可愛いかった。
アニメじゃ一護がさりげなく開けてやって物凄く萌えた。
一護が羨ましいかった。
なんだよチクショールキアたんに「おぉ!」って喜ばれてえ。
微笑ましい流れなのに本当に申し訳ないんだが…
とんでもなく暗い恋ルキ前半投下。
そしてエロなくて本当にすまん。
「はい、これ」
まだ何も身に着けていない女が気だるげな仕草で金を出す。
女の下には乱れに乱れた布団が広がっていた。
既に粗末な衣服を全て纏っている恋次はその札をぶっきらぼうに受け取り、懐にしまった。
「あんた…随分と上手くなったじゃないか。あのちいちゃな女の子相手に勉強に励んでるのかい?」
そう言って女はそのしなやかな腕を恋次へと伸ばす。恋次はそれを振り払った。
「相変わらず…だね」
艶のある女の声も、恋次にはまるで効果が無かった。
女はもう何も言わず、ただ無言で去る恋次の後姿を眺めていた。
もう夜も更け、朝と言ったほうが良い時間。恋次はそっと家の戸を開けた。
三人の仲間が死に、最後に残ったたったひとりの家族。そしてなによりも愛しい存在の待つ家。
もうとっくに眠っていると思っていたルキアはまだ起きていた。隅で、身体を丸めて、泣いていた。
「ルキア」
恋次が帰ったことに気付くとルキアは慌てて涙を拭い、そして笑った。
その笑顔が偽りのものであることなど恋次にはすぐにわかってしまうのに。
「恋次!今回の客は当たりだったぞ」
そう言ってルキアは傍らに置いてあるものを見せる。それは、恋次の今夜の稼ぎの十倍はあろうかという金額。
ちっとも嬉しくなんかなかった。
「バカ野郎…」
恋次が洩らした言葉にまたルキアの表情がくしゃりと曇る。
「なぜそんなことを言う!?これで…やっと入学金が払える…。
もう、こんなことをして金を稼がなくて………。…っ………!」
え切れない嗚咽が言葉を遮り、ルキアの瞳からはとめどなく涙が溢れた。
「く、薬を…のま、されて……、いちどに、さんにん、も…あ、相手にさせられた……っ!」
「…だからバカだって言ったんだよ」
恋次がルキアを抱きしめようと手を伸ばすと、ルキアの方からしがみついてきた。
恋次はできるだけ優しくルキアを包み込んで、頭をそっと撫でてやる。
「恐かった…恐かった。恋次………!!!」
…昔、ふとした瞬間にルキアを見失って、見つけたときはもう男に組み敷かれていた。
恋次は逆上して男に殴りかかったが、大人に敵うはずもなく地に叩きつけられてしまった。
頭をしたたかに打ち、意識はあるのに身体が動かなくなった。どれだけ歯を喰いしばっても指一本も動かなかった。
そして恋次は、この目で見たのだ。
男の醜い欲望がルキアを貫く瞬間を。無理やりこじあけられた蕾の赤い涙を。
己の命よりも大切なルキアが泣き叫ぶ声を。
すみません。
最初の一文字が入ってなかったので3/4をもう一度
堪え切れない嗚咽が言葉を遮り、ルキアの瞳からはとめどなく涙が溢れた。
「く、薬を…のま、されて……、いちどに、さんにん、も…あ、相手にさせられた……っ!」
「…だからバカだって言ったんだよ」
恋次がルキアを抱きしめようと手を伸ばすと、ルキアの方からしがみついてきた。
恋次はできるだけ優しくルキアを包み込んで、頭をそっと撫でてやる。
「恐かった…恐かった。恋次………!!!」
…昔、ふとした瞬間にルキアを見失って、見つけたときはもう男に組み敷かれていた。
恋次は逆上して男に殴りかかったが、大人に敵うはずもなく地に叩きつけられてしまった。
頭をしたたかに打ち、意識はあるのに身体が動かなくなった。どれだけ歯を喰いしばっても指一本も動かなかった。
そして恋次は、この目で見たのだ。
男の醜い欲望がルキアを貫く瞬間を。無理やりこじあけられた蕾の赤い涙を。
己の命よりも大切なルキアが泣き叫ぶ声を。
恋次が悪いわけでは無いのだ。
ルキアもそれをわかっていたし、恋次を責めることはなかった。
恋次にしてみれば責めてもらったほうが楽だったにせよ。
そして、いつからかルキアは大金を手に帰ってくるようになった。
開き直って、男に脚を開いて金を稼ぐ術を学んだのだ。
それはルキアを護ることができなかった恋次に下された一番の罰だった。
すぐに恋次も同じ手段で金を稼ぐようになったものの、力がすべての戌吊で金を持っているのはやはり男だ。
男の恋次がルキアほど稼ぐのはなかなか難しく、それがいっそう恋次を苦しめた。
どれだけお互いに愛し合っていても、こんな事になってしまった後では、身体を重ねることなどできるはずもなかった。
前半はここまで。
九月中には後半を投下させていただきます。
陵辱ルキアたんktkr
切ないが萌え萌えだよルキアたん(*´Д`)ハァハァ
神続き待ってる
頑張ってください
恋次の目の前で処女喪失ルキアタンキタ━━(゚∀゚)━━!!
かわいそうだが萌えてしまった(*´Д`)ハァハァ
神続き待ってます!
エロなしシリアスktkr!!
ギャグも好きだけど暗いのも好みなので
続きお待ちしています(*´Д`*)
神キテタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
ルキアたんかわゆすww失恋ウラヤマシスww
暗いのも好きです。神続き待ってます。
神ktkr!!!!
おぉお神ktkr!!!
モエスカワイソスルキアたん(*´Д`)ハァハァ
続きお待ちしておりますハァハァ
ごめん
可哀相なルキアたんに萌えまくりだ
ごめんルキアたん
955 :
100:2006/09/17(日) 13:32:23 ID:ldP/9t+T
orz
ちょwwどうしたww
理由を話せ理由を
ものすごい期待してスクロールしちまったじゃねーかwww
誤爆かw?
せっかくの祝日にvsヨシの回のルキアたん見まくってる俺キモスw
>>960 ひたすらルキアたんに萌えてこそファンの鑑
おまいは漢だ!
夢の中ならルキアたんに、あんなことそんなことしてもいい?
ダメ。
あんなことやそんなことやこんなことをするのは俺だ。