1 :
名無しの笛の踊り :
2007/08/26(日) 00:03:04 ID:e9z1V4e8 KV.35■Die Schuldigkeit des Ersten Gebots(第一戒律の責務)
KV.38■Apollo et Hyacinthus (アポロとヒアキントス)
KV.50■Bastien und Bastienne (バスティアンとバスティエンヌ)
KV.51■ La finta semplice (みてくれの馬鹿娘)
KV.87■Mitridate, re di Ponto (ポントの王ミトリダーテ)
KV111■Ascanio in Alba (アルバのアスカニオ )
KV126■Il sogno di Scipione (シピオーネの夢 )
KV135■Lucio Silla ( ルーチョ・シッラ)
KV196■La finta giardiniera(偽の女庭師)
KV208■Il re pastore(牧人の王)
KV344■【未完】Zaide (ツァイーデ)
KV366■Idomeneo(イドメネオ)
KV384■Die Entfuhrung aus dem Serail(後宮からの逃走)
KV422■【未完】L'oca del Cairo(カイロの鵞鳥)
KV430■【未完】Lo sposo deluso (騙された花婿)
KV486■Der Schauspieldirektor (劇場支配人)
KV492■Le nozze di Figaro(フィガロの結婚 )
KV527■Don Giovanni(ドン・ジョヴァンニ )
KV588■Cosi fan tutte(コシ・ファン・トゥッテ)
KV620■Die Zauberflote(魔笛)
KV621■La Clemenza di Tito (皇帝ティートの慈悲)
前スレ、 モーツァルトのオペラKV4【祝22作DVD化】
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/classical/1159700637/ ユニバーサル クラシック モーツァルト22DVDシリーズ
http://www.universal-music.co.jp/classics/release/dvdvideo/dvd_mozart22.html
2 :
名無しの笛の踊り :2007/08/26(日) 06:29:16 ID:0Z/RU5k/
2got
3 :
名無しの笛の踊り :2007/08/26(日) 06:50:02 ID:Sdhf/lbc
4 :
名無しの笛の踊り :2007/08/28(火) 21:34:58 ID:+j9iRLBf
R・シュトラウス編曲版「イドメネオ」があいついで2種出る模様。(HMVサイト参照) 今回はどちらもオリジナル独語版とのこと。 以前、GALAというレーベルで仏語のものが出ていた。 第一幕に二つあるイダマンテのアリアは、No.2を割愛しNo.7を生かしている。 それに関連して、音友で國士がチョンの7月東フィル(モツの方)演奏会形式上演評で、あのカットの仕方(No.7なし)にも拘らず指揮については褒めていることは、 作品を熟知していないとしか思えない。
5 :
名無しの笛の踊り :2007/08/29(水) 00:44:04 ID:ZTvfG/SX
>>4 すまん、ロヴァリス版一つしか見つからないのだが....
もう一つって何?
6 :
名無しの笛の踊り :2007/08/29(水) 06:54:06 ID:kjIrA9jt
7 :
名無しの笛の踊り :2007/08/29(水) 22:09:32 ID:ZTvfG/SX
8 :
名無しの笛の踊り :2007/08/30(木) 22:24:50 ID:CAELSzOJ
9 :
名無しの笛の踊り :2007/08/31(金) 05:11:50 ID:XpGkDptd
訂正 ロヴァリスとルイージ
ぶってよぶって
マゼットも罪な奴だw
12 :
名無しの笛の踊り :2007/09/01(土) 22:05:15 ID:JhSbNBDU
野球の延長がもうじき終わる BShiでこれからM22のドンジョバ
13 :
名無しの笛の踊り :2007/09/06(木) 00:08:56 ID:23lbLNqG
モツイヤーを過ぎたらモツスレは過疎ってるなあ
アポロとヒアキントス いいね。 結構モツいような気がするけど、自分はろば耳だしアテナンネ。 でも、12歳でこれでつか。
15 :
名無しの笛の踊り :2007/09/06(木) 09:29:03 ID:Tz4ZMNdy
>>13 アンチが激減したからね。
また、まったりいこうや。
ヴェルザーメスト指揮チューリヒ歌劇場のドンジョヴァンニみますた。 指揮は手堅く可も無く不可も無く、チェロの響きが綺麗で 「ぶってよマゼット」は室内楽のような出来で面白かった。 幕が開くとそこはアールデコ調の内装がされたパーティ会場。 男声はタキシード、女声はパーティドレスを着て現れる。 ツェルリーナとマゼットが登場する場面ではフラメンコの群舞を 思わせる演出がされてる(そういや舞台はスペインだった。) 着想は面白いのだが、セットが長イスやバーカウンターぐらいで次第に飽きてしまう。 地獄落ちもなんだかなあ、まだピーターブルックの棒を使った演出の方が面白かった。 キーンリーサイドの体を張った芝居は見ていて楽しい。 レポレロ役のシャリンガーが上手い、時に主役を喰ってしまってる。 そしてハルテリウスのエルヴィーラが良い。 個人的にはこれまで見た中ではかなりお気に入りの部類。
17 :
名無しの笛の踊り :2007/09/08(土) 23:23:58 ID:E8FSQyH9
ドン・ジョヴァンニのDVDでは、 私個人的に、アーノンクール盤がいい。エルヴィラ役がバルトリのあれです。 いままで購入したドン・ジョヴァンニのDVDは、 フルトヴェングラー、カラヤン、ハーデング(M22)、アーノンクール の4作品のみでの評価ですがwww。 CDでは、クイケン(鰤箱)、カラヤン(UNI箱)、デイヴィス(PHI箱)、ド・ビリー、マルゴワール、クリップス、 ロンバール、パーリィ(英語版)、ベーム、ベーム(ドイツ語版)、ブライザッハ CDで11作品で、あまり視聴経験経験が少ないです。 てゆうか15個ともHMVやタワーのネット通販で買ってるし・・・・
18 :
名無しの笛の踊り :2007/09/12(水) 11:17:32 ID:dXjx4DcH
ドン・ジョヴァンニのDVDなら、ワーナーから出てるクライツベルク盤も ぜひ観てほしい。舞台は殺風景だが、演技と演奏がなかなかの出来栄えで、 俺はかなりお奨めだと思っている。もっとも、ワーナーは年中価格改定するから、 もしかして今は品切れ状態かな?
19 :
名無しの笛の踊り :2007/09/12(水) 22:41:56 ID:2firgSwm
クライツベルク盤は観たことがないが、これと似ているらしい ブルック演出ハーディング指揮のドン・ジョヴァンニや デリエ演出バレンボイム指揮のコシ・ファン・トゥッテは大好きだ。 現代風で奇抜な演出だが、本来のストーリーそのものには忠実だ。 話そのものを変えてしまうのがOKならある意味安直なのでもいくらでも できてしまうわけで、台本はいじらずにしかし現代風で飽きさせない 演出になってるこれらは演出力の高さを示しているんじゃないかな。
20 :
名無しの笛の踊り :2007/09/14(金) 21:33:05 ID:DzyVYppD
鰤170のコジは結構良いね。
21 :
名無しの笛の踊り :2007/09/14(金) 23:15:43 ID:xvHvoRfQ
明日BShiでM22のミトリダーテ
一度観た人でも楽しめる要素と言えば
DVDとNHKでは字幕が違うってことと
カメラ位置が違うことと
モーツァルトの評論家が薀蓄をたれることと
ハイビジョンってことだろ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2007年 9月15日(土) 22:00 〜 翌 00:44 ご案内: 堀内 修 (音楽評論家)
ザルツブルク音楽祭 2006 Bモード・ステレオ
歌劇「ポントの王ミトリダーテ」 ( モーツァルト )
9月15日(土) 22時04分50秒 〜 翌00時43分20秒 [2時間38分30秒]
http://www.nhk.or.jp/bsclassic/hvwth/index.html
22 :
名無しの笛の踊り :2007/09/14(金) 23:31:59 ID:WgerVXjU
>>21 22:00までのプロ野球放送が延長するかもしれないから
予約録画するなら長めにセットしておこうね^^
デリエといえばM22「偽の女庭師」のレビューが面白そうだったので見てみた。 18世紀の宮殿からいきなり現代のホームセンターにタイムスリップ するところはかなり無理があると思った。 しかし次々繰り出されるギャグはホームセンター常連には結構受ける。 会計係?のセルペッタが男性社員に値札をつけながら歌ったり、 夜中にガーデン用の彫刻が踊りだしたり、展示用のログハウスでヤッちゃったり。 一番気に入ったのは、嫉妬に狂ったアルミンダが伯爵を巨大化した 食虫植物に食べさせる「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」にたいなところ。 デリエ演出で上手いと思うのはキャラ立ての部分。 生意気で就業中もガムをクチャクチャなセルペッタ、 普段は真面目そうなのに女と二人っきりになるとDV男に豹変する店長、 ああいるいるこういう奴、という人物像を上手く作ってる。 だいぶ前にデリエ演出のコシを見て「酷い」と思ったのだが今では反省してる。
24 :
名無しの笛の踊り :2007/09/17(月) 06:51:21 ID:BPqw6P7H
今日のイドメネオでエレットラを歌うアニヤ・ハルテロスはギリシア系美女。 DVDのボーナス映像では豊かな黒髪を後ろにたらし、 ふっくらした赤い唇がなんともセクシーで本編よりも綺麗に見える。 演出のウリゼル・ヘルマンは「エレットラは最後までステージに残したかった。 狂乱したエレットラが倒れて担ぎ出されるような演出にはしたくなかった」 と明らかにメトロポリタンのベーレンスの名演を意識した発言をしている。 あのベーレンスの芝居には本職の女優でさえ叶わないと思う。 それとハルテロスを比べること自体かなり酷なので、多少の芝居の拙さ には目をつぶり、若いソプラノの今時のエレットラを堪能して欲しい。
26 :
名無しの笛の踊り :2007/09/22(土) 10:00:43 ID:nc2T3o5q
ほう、今夜か・・・・ 評論家がイドメネオを語るのを聴くとするか
27 :
名無しの笛の踊り :2007/09/22(土) 21:39:32 ID:nc2T3o5q
キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!? 津波ぃ キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!?
ユニバーサルのモツ全オペラ篇とM22のおかげで ようやく初期オペラの面白さに目覚めた。 モーツァルトはやっぱりオペラの人だと思うね。 (他ももちろんすごいですが)
29 :
名無しの笛の踊り :2007/09/24(月) 20:49:46 ID:zdnp42T0
「初期オペラの面白さに目覚めた」とは どういう面白さ、楽しさがあったのかね?
>>29 ああそれはね、端的に言えばリブレットの対訳入手が大きかった。
輸入盤で聞いてた頃は、シノプシスをざっとみてあとは音楽だけ楽しんでいた。
モーツァルトだとそれで十分楽しめるところあるでしょ。このアリアいい、とか
この合唱好きとか。そのレベルで満足してたんだけど、ユニバーサルの買って
きちんと対訳とリブレットみながら音楽聞いてみたのよ。そしたらめちゃ面白かった。
脚本をオペラにする力というか、キャラクターの描き分けというか、一言で言うと
人間の造形力ですね、そういうところがこの人はオペラの人だなあって強く感じた。
そういう意味では、M22もよかったけどユニバーサルの対訳が自分はターニングポイントだったな。
今はポツポツと辞書引きながら原歌詞読みつつあるところ、これもけっこう愉しかったりする。
だから正しく言うと、「初期オペラの面白さに目覚めつつある」と進行形ですね。
31 :
名無しの笛の踊り :2007/09/25(火) 08:29:35 ID:sfHeVl30
>>30 よくわかる。私もリブレットを見るようになって
モーツァルトのオペラの面白さが飛躍的に増した。
私の場合はまだ初期の作品までは行ってないけど、
よく知られた後期の作品ですら知らなかったことの
多さに驚いてしまう。
32 :
名無しの笛の踊り :2007/09/25(火) 08:32:02 ID:mSbM0ARF
BEST5を教えてください。
33 :
名無しの笛の踊り :2007/09/25(火) 09:36:34 ID:tyfG91zl
ロッシーニの「セビリアの理髪師」の主人公が あのフィガロと知って、もうびっくり
34 :
名無しの笛の踊り :2007/09/25(火) 11:43:13 ID:HDVbP96T
私の中学高校時代を思い出してみると、対訳はおろかろくな解説もあらすじもなしで、 FM放送から流れてくる「フィガロ」や「魔笛」に夢中で耳を傾けていたっけ。 あの頃は、ただモーツァルトの音楽が長時間たっぷり聴けるというだけで幸せだった。 それに比べると今は経済的にも技術的にも、いろいろな方法でモーツァルトのオペラを 楽しめるようになったわけだが、初心忘るべからずだな。
35 :
名無しの笛の踊り :2007/09/25(火) 18:38:26 ID:oKDWH4iK
16さんも話題にしている、ウェルザー=メストの『ドン・ジョヴァンニ』DVD、 今日入手して半分くらい観終ったところ。うん、なかなかいいね。 私はどちらかというと現代風演出はあまり好きでないほうなんだけど、なぜか 『ドン・ジョヴァンニ』だけは、現代風演出のほうが「当たり」が多いみたい。 とにかく、三人の女性がきれい!顔は良く見ると老けてるのはしょうがないとして、 衣装や演技がとてもチャーミング。それからメストの指揮は、おそらく 古楽器演奏の影響を受けているにもかかわらず、むしろテンポはゆったり遅めで、 往年のベームやフルトヴェングラーの演奏を思わせさえする。 じきに国内盤も出るだろうし、そうしたらぜひ初心者の人にもお奨めしたいハ盤です。
36 :
名無しの笛の踊り :2007/09/26(水) 08:31:35 ID:vh2GHNRj
>>35 >『ドン・ジョヴァンニ』だけは、現代風演出のほうが「当たり」が多いみたい。
ドン・ジョヴァンニだけでなくコシ・ファン・トゥッテもそうだと思うな。
これらは男女関係のことを除いても、人間の普遍的な性みたいのを表してるから
なんじゃないかな。ドン・ジョヴァンニの8人のキャラはそれぞれだけど、
考えてみれば人間誰だって8人のそれぞれの性質を合わせ持ってるわけで、
何かの拍子にジョヴァンニみたいな邪悪な心が表に出てくるし、オッターヴィオ
の頼りなさやツェルリーナ的危なさだって誰にもある。
コシにしても人間の心は変わってしまうものだし、本当は何もわかってないのに
自分はすべてをわかってると言い張って他人の忠告を受け付けない愚かさなどは
今日の日本の教育問題にも関係してきそうだと思う。
これらのことが、結論はこうだという具合に決めつけるのではなく問題提起の形で
我々の目の前にそのまま提示され、どう考えますか?的に描かれているのがこれらの作品
だとすれば、現代に置き換えた演出でも違和感がないのは当然なのかもしれない。
ま、実際に聴くときにはそういうことは置いておいて、能天気に音楽に身を任せる
のが楽しいんだけどね。これこそが34氏のいう「初心忘るべからず」なんじゃないかな。
>>35 16です。
チューリヒ歌劇場の来日公演、椿姫@オーチャードホールの初日も見ました。
ヴェルザー=メストの指揮は派手さは無いが「精妙」だなと感じました。
派手にジャンジャン鳴らすところよりもスローなところや静かなところが綺麗に決まる。
エヴァ・メイのような細い声のソプラノには似つかわしい演奏だとおもいました。
実物はきれいでしたよ・・・って言っても二階席で見たんですが。
ドン・ジョヴァンニではババ臭い髪型のせいでイマイチでしたが。
38 :
名無しの笛の踊り :2007/09/29(土) 00:55:02 ID:WihY5gDV
39 :
名無しの笛の踊り :2007/09/29(土) 10:32:51 ID:pWLjvYNo
バレンボイム指揮かよ。 バレンボイムのモーツァルトだけはどうにも許しがたい。
40 :
名無しの笛の踊り :2007/09/29(土) 11:53:15 ID:FAn8tN1f
バレンボイムのドン・ジョヴァンニ、 演出と歌手の演技はなかなか良かったぞ。 指揮は・・・、第2幕はよく引き締まった音楽だと感じたが、モツの演奏としては 色彩感が寂しかったな。ドン・ジョヴァンニだから誤魔化すことが出来ている感があり、 フィガロとか魔笛あたりだと厳しかったと思う。
41 :
名無しの笛の踊り :2007/09/30(日) 04:14:26 ID:tP2vu8o6
BShiでM22の魔笛が放送されたね。
42 :
名無しの笛の踊り :2007/09/30(日) 07:47:21 ID:dB/EnkHk
NHKよぉ〜。 日本ハム優勝したからって速報いれんなよな〜。 大事件じゃねぇだろよ〜。
43 :
名無しの笛の踊り :2007/09/30(日) 17:37:44 ID:xiViWzMV
ヤーコプスのドン・ジョヴァン二、 発売延期にした奴はどこのどいつだ!?
45 :
名無しの笛の踊り :2007/10/04(木) 18:39:39 ID:iRtAJnqw
ヤーコプスのドン・ジョヴァン二はHMVのレビューを見るとチェンバロを使用してる ようだが、なんで? ヤーコプスはコシ、フィガロではフォルテピアノだったのに。
>>45 jpcで試聴したけどフォルテピアノだったよ。
>46 貴重な情報ありがとうございます。
48 :
名無しの笛の踊り :2007/10/06(土) 19:31:18 ID:EF5i5eIO
質問があります。モーツァルト自身で初演したときはチェンバロ, フォルテピアノのどちらを使用したのでしょうか?
劇場に両方の楽器があった場合はおそらくフォルテピアノを使用したんじゃないかな。 当時、セッコの和音はチェンバロで付けるといった妙な原則は存在しなかったし、 楽曲を弾き振りするような場合でもフォルテピアノの方が断然有利だから。
今日ベルリン国立歌劇場のドン・ジョヴァンニに行ってきた。 指揮台に上がろうとした途端に「主催者からのお願い」 が延々と流れてバレンボイムがピットで立ち往生。 そしてアナウンスの終わりにあわせてチェンバロがチャンチャン♪。 会場から笑いと拍手があがった。 主役のペーター・マッテイは脂が乗り切った歌唱が見事だった。 船盛りを食べるドン・ジョヴァンニなんて他所では見られない。 バレンボイムが給仕をして箸の使い方を教えていた。 若手をそろえた女声もいい。 アネッテ・ダッシュはヤーコプスのフィガロの頃より上手くなってる。 演奏自体は、アーノンクールやハーディングの指揮になれた耳にはちょいとユルイと感じた。
ペーター・マッティいいよね。 「窓辺へおいでよ・・・」何回聴いたことか。 あんな声で誘われたら、10階からでも飛び降りるぞw
52 :
名無しの笛の踊り :2007/10/06(土) 23:26:10 ID:I18EtLgC BE:85180853-2BP(0)
>>50 それ、別にコンヴィチュニーもどきの「演出」じゃないよね?
53 :
_ :2007/10/06(土) 23:33:56 ID:sJLFTd6W
マッテイ、歌もいいし立ち姿もいいのだが、こないだ友人に 「関根勤」といわれてそうにしか見えなくなった… ブルック演出のときはもっとスリムだったのに…
>>51 第二幕が開く直前にマッテイがソデで練習してるのが聞こえた。
本人も一番気合を入れて歌ってる部分なのだろう。
55 :
51 :2007/10/08(月) 00:30:54 ID:PIFAJI2O
>>54 おお、うらやましい!
自分が好きな曲に気合いを入れてるって、なんかすごく嬉しいもんだね。
いい話聞けたなあ。ありがとう!
フィガロの結婚を観た
57 :
名無しの笛の踊り :2007/10/08(月) 09:07:18 ID:EVpH7Qxu
これ、以前にも放送されたしM22のDVDにもなってるやつだろ? どうせならダムラウ・フィンリーにコンビが替わった2007年のを 放送して欲しいな。NHKは同じのばっかりやり過ぎ。
スレ違いかも知れんけど rene jacobs のベストCDボックス by himself の付属DVD 57:22 から始まる曲の曲名どなたか知らないでしょうか?
59 :
名無しの笛の踊り :2007/10/13(土) 20:38:18 ID:ydqNxHcm
あげ
60 :
名無しの笛の踊り :2007/10/13(土) 22:03:31 ID:z6UBtr55
マッテイは現役で最高のドンジョバン二だと思いますが、シエピに比べると セクシーさでは落ちると思います。私は女性でもモホでもありませんが、 シエピなら抱かれてもいいですが、マッテイならそんな気になりません、 フルトベングラー盤DVDを見ていると、シエピならお尻を捧げても いいような気がします。
,j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;; {;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; ホモネタをふる前に 断りを入れる ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙ その場合そいつはホモではない `Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;> ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f そんなふうに考えていた時期が ~''戈ヽ `二´ r'´:::. `! 俺にもありました
62 :
名無しの笛の踊り :2007/10/14(日) 08:22:35 ID:S/6PXrvf
>>60 過去ではシエピ、現代ではマッテイ。同意。
DVDのときのシエピはまだ31歳だったんだね。
やっぱりジョヴァンニには若さも必要だ。
シエピは結構茶目っ気もあって、このDVDを見ると、
一昔前はドン・ジョヴァンニといえば悲劇的な面
ばかりを強調して喜劇としての性格が失われていた
と言っている石井宏の説にはまったく同意できないな。
フルトヴェングラーはモツ40冒頭のおそろしく速い
テンポが今になってみれば時代を先取りしていた
ものだとも評価されているけど、ドン・ジョヴァンニ
についても演出家の意図が大きいとしてもやはり
喜劇としてもちゃんと見ていたのかなと思ったりもする。
初期のオペラの対訳ってどうすれば手に入るんですか?
ギャウロフのドン・ジョヴァンニってどう?
65 :
名無しの笛の踊り :2007/10/15(月) 06:28:08 ID:15AhRfk2
>初期のオペラの対訳 ユニバーサル・モーツァルト大全集CD(国内盤)の 初期オペラ・中期オペラ・のばら売りで買えばいい
ドン・ジョヴァンニのモデルといわれる人のドキュメンタリーっぽい番組見たことあるけど、 「トルコの小さい男の子が面白い」と人から聞いて自分自身行ってみて、よほど 気に入ったのか、そのあともう1度行っている。あの頃の旅行は道中かなりリスクが あったはずだから、2度もはるばるトルコまで行くなんて、よほどの好き者だったんだろうね。
67 :
名無しの笛の踊り :2007/10/16(火) 09:44:03 ID:1Ty+FDMo
先週末、久しぶりにサヴァリッシュとレヴァイン(メト)の魔笛DVDを 続けて観た。いずれもごく当たり前の演出だが、M22で奇抜な演出もの (魔笛はそうでもないが)ばかり最近観ていたので、たまにオーソドックス なものを観るとやっぱりいいですな。 この2つでは世評はサヴァリッシュ盤なんだろうが、個人的には レヴァイン盤の方が好きだ。時に音程があれっと思うこともあるが、 マンフレート・ヘム のパパゲーノの楽しさは格別だ。指揮もこちらの方が 勢いがある。
>時に音程があれっと思うこともあるが それ、歌手の音程?レヴァインの方を買おうかと犬のサイトをちらちら見ているところなんだわ。
69 :
名無しの笛の踊り :2007/10/16(火) 13:06:35 ID:1Ty+FDMo
>>68 ちょっと軽率に書いちゃったかな。
俺は音感は自信がないんで、本当はあれでいいのかもしれない。
ヘムは声量がありすぎるぐらいあるからそう感じただけかもしれない。
それより「Hm,Hm,Hm」の五重唱で第二の侍女が口が回らずに
一瞬とちってる所がミスとしてはわかりやすいかもしれない。
モーツァルトのオペラは早口のところが結構あるんで歌手は大変だね。
しかし、それでも、「子供にも何の心配なく見せることができる」
レヴァインのメト盤は良いと思うな。サヴァリッシュ盤は日本語字幕
がないということもあるしね(今は出てるかな?出てても高いか)
Lüge nur nicht wieder.
71 :
名無しの笛の踊り :2007/10/16(火) 21:51:20 ID:w3xbcfsE
73 :
_ :2007/10/17(水) 23:03:57 ID:ueAgYcaI
やっとヤーコプスのドン・ジョヴァンニを入手。 歌手は無名の人が多いけど、歌手はいいけど…だったベルリン公演と比べて 「あーコレコレ、こういうのが聴きたかった」と思っているところ。
ヤーコブスのコシ・ファン・トゥッテを久しぶりに聞いたら、 最初聞いたときのショックは薄れて、ごくふつーに鑑賞できた。 こちらの耳がいつの間にか慣れたってことだね。
75 :
名無しの笛の踊り :2007/10/23(火) 20:21:55 ID:dfIi+0ov
コシ・ファン・トゥッテは、じじいと馬鹿男二人にむかつく。死ねよと。 デスピーナは憎めないww モツの曲は好き。
76 :
名無しの笛の踊り :2007/10/23(火) 20:56:52 ID:Gvkci40V
77 :
64 :2007/10/23(火) 21:59:01 ID:KDp9QH0M
>>76 録音だけ神か・・・。お金使わずにすんだと言えようw
ありがとうございました。
78 :
名無しの笛の踊り :2007/10/27(土) 08:52:42 ID:qin3OhFj
海老澤敏先生 文化功労者、おめでとうございます\(≧▽≦)丿 モーツァルト研究で、東洋から初めて、ザルツブルグ国際モーツァルテウム財団モーツァルト中央研究員に選ばれた先生! 本当におめでとうございます\(≧▽≦)丿
79 :
名無しの笛の踊り :2007/10/28(日) 12:50:26 ID:aX/7uBhO
ドンジョヴァンニで『魅惑のオペラ』と『TDK』の DVDで指揮リッカルド・ムーティだが、違うものでした。 『魅惑のオペラ』→【収録:1987年】 『TDK』→【収録:1999年】
80 :
名無しの笛の踊り :2007/10/28(日) 17:32:25 ID:arA6TIsG
1987年のスカラ座の方は字幕なしの廉価盤で以前から出てたものだよね? これ持ってるけどトーマス・アレンのジョヴァンニが魅力なしだな。 カラヤン盤の方がレイミーとフルラネットのコンビがずっといいし 値段的にも安い。字幕がないのが難点かもしれないが。
81 :
名無しの笛の踊り :2007/10/30(火) 22:19:18 ID:6lIhO9UB
スイトナーは魔笛が有名だけどコシも素晴らしいなぁ。 最近買ってみてすっかり気に入ってしまった。
82 :
名無しの笛の踊り :2007/10/31(水) 22:25:54 ID:IcdEEw+V
>>80 ドンジョヴァンニDVDは以前に出ているものを輸入国内問わず買いまくった。
カラヤン(ソニー)のもムーティ87年(opus♪ARTE)のも、HMVで安かったので買った。
てゆうか、モツスレ住人には今更、後期オペラに字幕って、いらないでしょ。
83 :
名無しの笛の踊り :2007/11/01(木) 22:52:09 ID:vNo/LQj1
2ちゃんねるというのは話題が豊富と思ったが
84 :
名無しの笛の踊り :2007/11/01(木) 23:12:05 ID:4D1mzaD6
ハンペ演出、ムーティ指揮の1983年ザルツブルク音楽祭ライヴの コシ・ファン・トゥッテDVDは、ごくオーソドックスな演奏・演出 だと思うが、繰り返し観てたら結構重大な読み替えをしてるのに気づいた。 第2幕でフィオルディリージが軍服を着て戦場に行くんだと言ってる場面の 台詞は「私にはフェランドのがぴったりだわ。ドラベッラはグリエルモのを 着ればいいわ」で、これは潜在意識の中ではすでに心変わりしてることの 暗示だというのが有名な話なんだが、このDVDでは「私にはグリエルモのが ぴったりだわ。ドラベッラはフェランドのを着ればいいわ」に換えられてて、 元に鞘に戻りたいのが本心だという方向に持って行ってる。 さりげない箇所だがここは全体の解釈の上では重要なところだと思う。 俺は所有してないんだが、同じハンペ演出、ムーティ指揮の1989年スカラ座盤 や1982年ザルツブルク音楽祭ライヴCD(多分これもハンペ演出)では どうなってるんだろう?わかる人がいれば教えて欲しい。
>>84 未聴スレ住人の俺様が禁を破ってスカラ座ボックスを開けますたよ。
同封されてた台本には
FIORDILIGI
L'abito di Guglielmo sara buono per me;quo
Dorabella prender quel di Ferranco(Ferrando の誤植).
とある。英語字幕は
Guglielmo's uniform will fit me well.
Dorabella can have Ferrando's.
恥ずかしながら伊太利語の台本を初めて見たのだが
歌詞の韻の踏と音楽の組み合わせの妙に感動した。
来秋のムーティ指揮ウィーン国立の来日公演コシは
ロベルト・デ・シモーネイの演出らしい。
出演はフリットリ、キルヒーシュラガー、ダルカンジェロ、シャーデ。
86 :
名無しの笛の踊り :2007/11/02(金) 08:33:37 ID:SxpAtcVV
84です。 85さん、ありがとう。 本来の台本では L'abito di Ferrando sara buono per me; puo Dorabella prender quel di Guglielmo. だから、DVD添付の台本ごと書き換えられてるんだね。 というより、実際の公演に合わせた台本を同封してるということだろう。 フィオルディリージ役のマーガレット・マーシャルが間違えただけかという 疑問もあって質問したのだが、どうやら演出家の明確な意図だったようだ。
87 :
名無しの笛の踊り :2007/11/02(金) 22:49:05 ID:2vtTcAHN
台本と言えば、フィガロの結婚の第4幕フィナーレでのフィガロとスザンナの 化かし合いの場面で、スザンナの "E senz'alcun affetto?"(愛情もないのに?) に対するフィガロの "Suppliscavi il dispetto." (腹いせがその代わりです)も ずいぶん迷ったことがある。 台本では「dispetto(恨み、腹いせ)」なんだが、特に昔の録音や映像では 「rispetto(尊敬)」と歌ってるものが少なくない。「r」と「d」の違いを巻き舌に なるか否かで聞き分けてみようとしたことがあるが、 ベーム1966年ザルツブルクDVD(ベリー):rispetto プリッチャードのグラインドボーンDVD(スクラム):rispetto アーノンクールのチューリヒDVD(ショーソン):dispetto クライバーCD(シエピ):rispetto ジュリーニCD(タッデイ):rispetto ベーム1963年日生劇場CD(ベリー):rispetto ベーム1968年グラモフォンCD(プライ):dispetto ベーム1980年来日公演DVD(プライ):dispetto クイケンCD(メヒェレン):rispetto/dispetto微妙 ド・ビリーCD(ヨウン):dispetto という風に聞こえた。面白いのは、ベーム1966年ザルツブルクDVD(ベリー)は 明らかに「rispetto」と歌ってるのに日本語字幕は「腹いせ」となっていること。 おそらく字幕を書いた人は台本だけを見て実演映像は見ないで訳したんだろう。 逆に「dispetto」と聞こえるのに字幕は「尊敬」になってるものもある。 まあ、どっちでも意味は通るんだろうが、この場面の劇的な情景を考えると「dispetto」 の方がよりふさわしいとは思うな。
88 :
名無しの笛の踊り :2007/11/03(土) 09:54:23 ID:jxlHg6ed
ベーレンライターの新モーツアルト全集の16巻「フィガロ」の改訂版スコアが出版されたのが1973年。 たぶんそれを境に「dispetto」になっていったのだと思います。 ただしベームのような指揮者が新スコアで勉強し直すとは思えないので、特例ですね。
89 :
名無しの笛の踊り :2007/11/04(日) 01:25:49 ID:fVuAim/w
>>81 ベームやカラヤンのコシは今となっては時代おくれですが、 スイトナーのコシは今でも古さを感じさせません。こんなにニュアンス豊かな コシはスイトナーだけです。 次点はアーノンクールかドゥ.ビリーだと思います。
90 :
名無しの笛の踊り :2007/11/04(日) 16:50:54 ID:GMwV5i3l
まあ、今の指揮者がベームやカラヤンのスタイルでやれば 時代遅れということにもなるだろうが、あれはあれで 当時の最新のスタイルだったわけだからね。 時代遅れというよりも流行りの変遷と言うべきだと思うな。 今流行りのスタイルだって30年後には過去のものになるわけだし。 偶然にも私もコシはスイトナー、ド・ビリー、アーノンクール あたりが好きだけど、ベームはベームでスイトナー達からは 味わえない魅力があって好きだ。逆もまた然り。 モーツァルトのオペラは(オペラに限らないが)いろんな アプローチが可能でそれぞれから違う良さが感じられるのが 素晴らしいと思う。
91 :
名無しの笛の踊り :2007/11/07(水) 22:02:43 ID:2Lnu8so4
ここの住人としては、フリッチャイはいかがすか?
92 :
名無しの笛の踊り :2007/11/08(木) 23:15:28 ID:KjLaCjC1
フリッチャイといえば、ドン・ジョヴァンニと魔笛でしたっけ。 残念ながらどちらも未聴だ。。 ドキュメントの4曲セットにこの魔笛は入ってるみたいだけど その前にフィガロとドン・ジョヴァンニが単品で出たときに買ったんで ダブるのもなあと思って買ってないし、ドン・ジョヴァンニは イマイチ高いしなあ。 フリッチャイはハ短調ミサが素晴らしいのでずっと興味はあるんだけどね。
93 :
名無しの笛の踊り :2007/11/10(土) 11:45:50 ID:redxQhxN
地上派TBSテレビで本日放送した「知っとこ!世界の朝ごはん」で、今回はチェコのプラハでした。 国立マリオネット劇場が出てて、ドンジョヴァンニの人形劇が出てて笑ってしまった。 モルダウ川に、斬新な建築物、様々な面白い銅像、土産は「操り人形(マリオネット)」がいいみたい。 そしてチェコ料理のぺチェレーコレノって、ドイツやオーストリア料理のアイスバイン(豚の煮込み料理) でもぺチェレーコレノには野菜の酢漬けやマスタードがついてないんだな。 レバー団子のスープは旨そうだった。あれってドイツ料理のレバーのクネイデルをスープにぶちこんだやつだね。 プラハの教会じゃクラシックコンサートやってんのね。 一番気になったのは、マリオネットのお土産屋さんのお姉さんがキレイだったこと さあ、HMVで以前に買ったプラハ・マリオネット・ドンジョヴァンニのDVDでも観るかね。 プラハに行ってみたい。
>>93 誤爆かと思ったwwwwwwwwwwwwwww
95 :
名無しの笛の踊り :2007/11/13(火) 20:39:08 ID:GU1+5tVg
東欧は、美人の宝庫。
96 :
名無しの笛の踊り :2007/11/14(水) 15:32:47 ID:w3/LjTta
どれも超有名だけど。
98 :
名無しの笛の踊り :2007/11/15(木) 08:56:51 ID:U2nUtMfZ
>>97 お恥ずかしい話しだが、4人とも知らなかった。
知っていたのはポップ、シュワルツコップ、アメリング、バトル、ヤノヴィッツぐらい。
しばらく新しいメディアを買わないうちに、時代の変化がわからなかった。
99 :
名無しの笛の踊り :2007/11/16(金) 11:43:28 ID:O4lbx9K9
最近おどろいたこと。 私の大好きなルチア・ポップは、「魔笛」ではパミーナ役で有名だが、 デビューは夜の女王役だったらしい。 youtubeに、ポップが女王のアリアを歌っている(映像はない)のがあるが、 何でもできるんだなと感心した。 彼女の声は本当にきれいだ。
100 :
名無しの笛の踊り :2007/11/16(金) 13:07:21 ID:V74M6xZX
>>99 1964年録音のクレンペラー盤で夜の女王を歌ったのが
ポップの録音デビューだったそうだよ。
101 :
名無しの笛の踊り :2007/11/16(金) 16:29:58 ID:O4lbx9K9
104 :
名無しの笛の踊り :2007/11/17(土) 18:22:28 ID:/WWEA3bG
なかなか発売されないアーノンクールとクシェイの「魔笛」 これってどう?買い?
105 :
k :2007/11/17(土) 20:51:54 ID:4pY3u9nu
106 :
名無しの笛の踊り :2007/11/19(月) 14:42:25 ID:/gj6K8G+
107 :
_ :2007/11/19(月) 14:52:45 ID:5xPWHy4G
おーこの子久しぶりに見た。 何度見ても鳥肌モノだ…ああ、もったいない…
カワイイ、いつ見ても母性本能をくすぐられる。 「もったいない」というのは、いずれ声変わりするからでしょうけど、もしかして ウン年後には立派なテノールとして出てくるかも。
>>108 ボーイソプラノは普通バリトンやバスになるんだよ。
アルトが逆にテノールになる。
インタビューでシュライヤーが「テオ(アダム)は子供の頃は甲高いソプラノで歌ってたよ」と言ってた。
それに子供時代に才能があっても成人後は何故か伸びないよね。
イギリスはボーイソプラノの伝統があってスター歌手が定期的に出てくるけど彼らが大人になって優秀なオペラ歌手になった例は聞かないな。
男の成人歌手の場合はパッサージョがかなり明確だからソプラノのテクニックが身についてると逆にそれが災いして切り替え辛いのかもしれない。
もちろん少年合唱出身の歌手も多いけどね。
>>109 そうなの、情報有難う。興味もったのでちょっくらネット上で調べてみます。
111 :
名無しの笛の踊り :2007/11/22(木) 08:24:10 ID:mc2rRE/f
スイトナーのコシ、本当に素晴らしいんだけど、 なぜか全曲の山場ともいうべき第2幕の フィオルディリージのアリアがカットされてる。 俺が持ってるのはEterna Collectionの2枚組なんだが、 他にも同じ録音が3枚組のものを含めて何種類か出てるようだ。 みな同じなのかな?
112 :
so bist du, mein! meine Tochter nimmmermehr! :2007/11/22(木) 09:11:40 ID:N0XKloCm
/ / . : ヘ/! \ // / . /: : ∠、ム| . ヽ あ / ィ . / :/|: |: :/ ノ: 人: ハ は ハ i/ . : . | .|{‐ |=ヘ{‐'! ` =ナ左、 V:|: .ハ は / | :|: : |: :八 | o ヽ| ´ o ∨/: i | ハ |:i: : . 、 |{ ヘ! .彡 , ミ、 /メ| . ハ| は は ア ヽ|ヽ: : .`| .三´ _____ ̄彡'/ . ://リ ハ は > .\ |ニ. 二、,二.ヽ| /: // ハ / : : ハ`` V: : : : :ン∠イ : : ヽ は ハ は / . : :/ : \ \――/ /: :|: : : . :ヽ ハ / . : : : :ィ: > ` ̄ イ: : 、 、、: : : : .ハ は ./ . :/i/ "´ |  ̄ | `^``゙^\:、 : . ハ は は i/ . :/ へ ノ __ Vニ、 _,,ィi⌒ヽ ハ ハ i:/ ∠.... iく__ 彡⌒ソ_,/r‐-r''´ ノ.l |⌒ヽ V / ̄、 ̄\\ ,. ''".厶'⌒_l { :| l | は / |: レ  ̄ ̄` , ' ν ,,ゝ、_ノス,,_,ノ、_,,ノヽ、 は / .|/ ,' ,.- '"´ ____ `ヽ!、 ヽ, ハ 「 ̄ ̄`ヽ/. : : : . . .i ,.'´ ,. --ァ'7´ `i⌒ヽ、 ト、 ', ハ ,ノ二二.ヽ {. : : : : : : .i .i,' / / / ハ !─!-`Yヽ、 ', ヾli: : : : : : :| ν !/ ,' .i-i─ハノ::::レ´,≠ト!、ハ i i ⌒⌒⌒ヽ ! : : : : : :i`';:;,イ / ./,!ィ'=-、:::::::::::l| ,;'゚ } !ハ,.ヘハノ 、 ) ̄} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ,/イl|;' ゚;,-}l::::::::::: ゙ー´ui/! i _人、_人_,ノ⌒)}─┐ .,,;:':;}#;` ゝ-゙'´ ,==-, ! | 〈 _,,ノ´ └───;イ;゚;'ヘ ν /--‐ノ ,.イ ノ ! r‐'´ / ..:;::','/;;,. ハ>.、,,_ー-‐',.イノ、レ,.ヘノ 〈 ハ V>、!、/ヽ,  ̄! i>ヽ、 / ヽ/ ヽハ/´ ヽゝ、/ヘi/i ', / / i/ i ',
113 :
名無しの笛の踊り :2007/11/22(木) 09:12:26 ID:N0XKloCm
meine Tochter nimmermehr
地上派TBSテレビで本日放送した「知っとこ!世界の朝ごはん」は、ベルリンでした。
>>109 同じようなことがプライの自伝にも書いてあった。プライもボーイソプラノだったみたい。
フィガロがチンクエ、ディエーチ・・・ってベッドが入るか測ってるシーンなんだけど 長さの単位って何が使われてたんですか?
117 :
名無しの笛の踊り :2007/12/01(土) 08:40:26 ID:fE2UyeiQ
たしかにベッドが入るか測ってるわけだけど、よくよく考えてみれば これも変なシチュエーションだよね。だいたいベッドが入らないほど 狭い部屋なわけがないし、まだ引っ越してきてないのだからすでに他の 家具で一杯なわけもない。普通は最初にベッドを入れてから 残ったスペースにあれこれ家具やらを収納するものだと思うな。 でもベッドが入るかどうか測ってるシチュエーションっていうのが やっぱりいちばん幸福感一杯になるんだよな。ホント、すごい作品だよ。
>>117 アレは伯爵夫妻のベッドのお下がりっていう設定じゃないかな?
上に屋根のあるベッド。
だとすると召使の部屋に入らなくておかしくない。
119 :
名無しの笛の踊り :2007/12/01(土) 11:25:49 ID:Hcfdb4Ev
>>118 117ですが、なるほど。。
しかし、そうなるとまた疑問が出てきて、
伯爵と夫人の部屋の隣の部屋をもらうわけだから
身分の高い人たちも出入りするような
それなりのレベルの部屋なんじゃないかな?
少なくとも召使いたちの粗末な部屋なら
ずっと離れた別の場所にあるはずだから。
ま、拘っても仕方ないことだけどね。
120 :
名無しの笛の踊り :2007/12/01(土) 11:41:41 ID:mXkzHMbv
それよか、問題は天使ケルビムだ!! 2006ザルツで唯一フィガロだけCDで出てるが、 声のないケルビムはCDでは無意味。 どーせならM22全部をCDとDVDの両方で出せばよかったんじゃね。
121 :
名無しの笛の踊り :2007/12/01(土) 12:36:02 ID:TMFPJdt0
だから、ほら、伯爵のベルで呼ばれるっていう台詞があるから、 そんな離れじゃあ、不便でしょ。
122 :
名無しの笛の踊り :2007/12/02(日) 00:34:56 ID:N4vsBXUw BE:170361656-2BP(0)
使わなくなった謁見室だろうね。 フィガロの新居は。
123 :
名無しの笛の踊り :2007/12/02(日) 01:04:20 ID:pYbIvQQK
んで結局長さの単位は?
単位もわからんけど、 5、10、20、30まではいいがそのあと36、43になる流れがわからん。
ボーマルシェの原作ならピエ(pied) 辞書には1ピエは32.4センチとある。 ダ・ポンテのが同じ設定かは知らない。
126 :
名無しの笛の踊り :2007/12/02(日) 10:27:42 ID:BOJ4Efkq
ダ・ポンテの台本には単位は何も書いてないねぇ。
>>125 pied は英語に直訳すると footで、約30センチだね
128 :
名無しの笛の踊り :2007/12/02(日) 17:13:16 ID:nQumONze
129 :
名無しの笛の踊り :2007/12/13(木) 01:17:07 ID:MUYeHIAq
ちょっと失礼します、当方オペラ初心者です。 伯爵のフィガロ連呼シーンの曲名教えて頂けませんでしょうか。 どうしても気になって色々調べましたがこんな時間になってしまいましら。 宜しくお願い致します。
130 :
名無しの笛の踊り :2007/12/13(木) 08:58:48 ID:3atsbAJ5
>>129 伯爵のフィガロ連呼シーンって、どこでしたっけ?
伯爵が「フィガロ!フィガロ!」と連呼する場面はなかったような。。
ただ、伯爵とフィガロが直接対峙する場面は意外に少ないんで
その中から「連呼 」を拡大解釈して考えると、伯爵が手紙のことで
執拗にフィガロを問いつめる場面が第2幕のフィナーレの中にあるので、
ここのことでしょうかね。
もしそうだとすれば、およそ20分間続く第2幕フィナーレの中の
3つめの場面ということになりますね。ちなみに、このフィナーレは
1)「出て来い、この小僧!」から始まる伯爵と伯爵夫人の二重唱
2)スザンナが加わった三重唱
3)フィガロが登場して四重唱
4)アントニオが加わって五重唱(最後はアントニオが去って四重唱に戻る)
5)マルチェリーナたち3人がやってきて七重唱
と、大きく分けて5つの場面に分かれます。全部調が替わってます。
モーツァルトの(モーツァルトに限らない?)オペラの常で、アリアなどには
「薔薇のアリア」や「手紙の二重唱」などの第三者によるニックネームを
別にすると公式な「曲名」というものはありません。通常は出だしの歌詞で
曲が特定されます。また、モーツァルトの頃には番号が振られています。
フィガロでは第2幕フィナーレ全体が「第15曲(新全集では第16曲)」となってます。
違う場所のことだったらすみませんが、「曲名」については上に書いたとおりです。
131 :
名無しの笛の踊り :2007/12/13(木) 20:36:29 ID:j0/bAxV8
初心者なんですけど、 M22のカイロの鵞鳥で、『何を言い出すんだよ!このイカれた糞アマは!』 とかの曲ですが、 ユニバーサル大全集では違う感じの曲になってますが? あれはいったい何でしょう?
132 :
名無しの笛の踊り :2007/12/14(金) 02:37:16 ID:aHp7vBgX
>> 129
>>130 もしかして、伯爵じゃなくてバルトロじゃない?
N.4 Aria: "La vendetta, oh, la vendetta!" (仇討ち、そう仇討ちこそ)
低音でゆっくりした力強いアリア。
最後は
Tutta Siviglia
conosce Bartolo:
il birbo Figaro
vostro sara
を繰り返すので「フィガロ!」が4回出てくる。
>>130 様
>>132 様、
親切丁寧にご教授頂き、本当にありがとうございます。
翌日冷静になって根本的な間違いに気が付きました。
…セヴィリヤの理髪師の方のフィガロでした。
帰宅後、
>>130 様のレスを拝見した時、正直これはいかんと思い、
なんとか自力で探して先ほどやっと見つけた次第です。
『私は町の何でも屋』、本当にお世話をおかけしてすみませんでした。
しかしながら、これを機にオペラに興味を持つ事が出来ました。
今後も楽しくromらせて頂きたいと思います、どうもありがとうございました。
ミンコフスキ指揮エクサンプロヴァンス音楽会「後宮からの誘拐」を見た。 いつもながら快速ノリノリの指揮、オリエント色を出すためにリコーダーや 打楽器奏者が参加しているが違和感が無く、実に完成度の高い演奏だと思った。 ちなみにルーヴル宮廷音楽隊の中の人もナゼか皆ターバンを着用している。 カラフルな衣装、舞台装置はシンプルだが出演者の動きで見るものを飽きさせない。 オスミンの取り巻きに扮している役者達がクセがあって面白い。 踊るセリムが中々の美形で最後に涙を一筋ながすシーンには腐女子は悶絶間違いなし。 マリン・ハルテリウスは高音がきつそうだったが相変わらずキレイなので○。 ベルモンテが顔デカすぎ、オスミン役の歌手がいい男過ぎでちょっと減点。
顔でかいベルモンテ…嫌だ…
136 :
名無しの笛の踊り :2007/12/16(日) 17:24:24 ID:fkLf041e
↑ルーチョ・シッラをGETかよ
来年の一月にプラハ国立歌劇場の魔笛を、見に行きます。 S席で端っこというのが惜しいですが、すごく楽しみです。 前に一回だけ行ったオペラも、ブロア歌劇場の魔笛でした。 オペラといったら今のところ魔笛しか、縁が無いです。
M22シピオーネの夢のジャケットに惚れたんだが期待していい?
ハイティンクの魔笛って今廃盤中なの?
140 :
名無しの笛の踊り :2007/12/30(日) 22:41:48 ID:ph6E2WJo
>>139 うん、そんな感じ。
ところで、サヴァリッシュの魔笛のEMI盤CDはいいの?
141 :
佐々木まき絵 :2008/01/01(火) 00:33:43 ID:tszTZkyP
ネギ君、初音ミクの魔笛最高だよ。 カリスマオペラ歌手、初音ミクが活躍する年だよ。
ド・ビリーとかいう指揮者とウィーン放送交響楽団とのダ・ポンテ三部作のCDって 演奏の出来はどうですか?
143 :
名無しの笛の踊り :2008/01/02(水) 23:31:58 ID:Q+L1cdYG
M22でこれはかっとけという奴と これは買わないほうがいいやつをそれぞれ3つずつぐらい(もっとあれば別に制限しませんが)おしえてください
144 :
名無しの笛の踊り :2008/01/02(水) 23:49:32 ID:L/xIvCJP
>>142 HMVのユーザーレビューで「最高!」が並んでるが、
私もまったく同感でとてもいいと思う。
指揮者も歌手もみな若手であまり知らない人たちだが
(ジェフリー・フランシスはM22のイドメネオに出ていた)
なんと言っても生き生きとした活気があって録音もとてもいい。
値段が安い割りには、という以上の素晴らしさだと思う。
145 :
名無しの笛の踊り :2008/01/03(木) 06:51:37 ID:Tzgm6pmw
>>143 M22でこれはかっとけという奴
私見では「フィガロ」「ルーチョ・シルラ」「偽りの女庭師」「ティト」(厳密にはこれは2003年だが)
146 :
名無しの笛の踊り :2008/01/03(木) 06:56:05 ID:Tzgm6pmw
追記 これは買わないほうがいいやつ まず「後宮」(演出面から) 「ドン」「コシ」「魔笛」「イドメネオ」などは他に競合盤(DVD)が沢山あって、それらを押しのけて、というれヴぇるではないと思う
イドメネオは演奏も演出もよいと思うけどなぁ
>>143 「アポロとヒュアキントゥス」/「第一戒律の責務」、「牧人の王」、「シピオーネの夢」も買うべき。
150 :
名無しの笛の踊り :2008/01/04(金) 12:13:39 ID:wVPruw77
後期オペラでフィガロ以外のM22に依存するなんてダメだな。 確かに天使ケルビムがウザイが音楽的には素晴らしいので、CD版としてなら文句無し。 初期中期は内容を把握する為に日本語字幕で観るというだけ。 CDで出たのフィガロだけで、他はDVDだったな。 ティートに関しては以前の物に差し替えてDVD売ってるし、 下手なティートでも、2006年のをDVD化しろよ。いやマジで。 既に持ってるアーノンクールのティートを付けられてもな。 ダブリ買いじゃんかよ。 まあ11万くらいだからいいけどよ。(小学館の40万に比べれば)
151 :
名無しの笛の踊り :2008/01/09(水) 23:26:15 ID:teM3xwAp
コシ・ファン・トゥッテの常にカットされる24番のフェランドのアリアが入ってるCDってありますか? しかしなんでこれカットされるんですかね?音域が高いうえに難しいのとあとにアリアと二重唱が控えてるから?
152 :
名無しの笛の踊り :2008/01/10(木) 00:22:59 ID:5erkuHpO BE:119253637-2BP(0)
153 :
名無しの笛の踊り :2008/01/10(木) 08:29:40 ID:ZtwSZ6aD
>>151 自筆譜に「省略して先へ進め」と書き込まれてるそうだ。
多分、これを加えるとフェランドだけアリアが3つになる
(他の5人は2つずつ)ので、シンメトリをとるために
仕上げの段階でモーツァルトが削ることにしたのではないかと
個人的には想像してる。
あと、これとともに省略されることの多い第1幕の第7曲の
二重唱は初演時にはなかったものだったらしい。
あのフェランドのアリアは長すぎてバランスを欠くから普通カットするのかと思ってた。
>>153 そうすると初演の時からカットされてたんですか?
モツ自身が省略してたとなると、入れないのがむしろオーセンティック?
156 :
名無しの笛の踊り :2008/01/10(木) 13:18:58 ID:ZtwSZ6aD
>>155 正直に言いますと、私も疑問に思ってずいぶん検索したのですが
結局これについて触れられているのが見つからず、唯一、
モツ好きなら多分知っている「Mozart con grazia」のコシの
説明の中に
(7) フェランドとグリエルモの2重唱「運命は屈服する」
(当時なかった歌なので省略される)
(24) フェランドのアリア「これぞ女の美しい魅力」
(省略して次へ進むよう指示されている)
と書かれているので、それに私個人の想像を加えて153を
書きました。世間に流布している楽譜には後世の人の手が
加わっているのが普通ですので、これを確認するには自筆譜に
当たってみるしかないのですが、そこまでは確認できていません。
どなたか確定的なことをご存じでしたら私の方こそ
教えていただきたいと思っています。
157 :
名無しの笛の踊り :2008/01/10(木) 19:40:01 ID:ZtwSZ6aD
中途半端なレスしてしまったので、改めて検索してみたところ、
http://mq.oxfordjournals.org/cgi/reprint/XLII/2/266.pdf にカラヤン盤のコシ・ファン・トゥッテCDについての批評文
がありました。その268-269ページに次の記述がありました。
The only deletion of any consequence is that of
Ferrando's Ah lo veggio in Act II — a cut sanctioned by
Mozart himself — and its preceding accompanied recitative.
ただ1箇所のカットは第2幕におけるフェランドの「Ah lo veggio」
- モーツァルト自身が裁可したカット - とそれに関連して先立つ
レチタティーヴォ
この文からも第24曲のカットがモーツァルト自身の意思によるもので
あったと推測できそうです。
一方、第7曲に関してはわざわざあとから付け足したのだとすれば、
第7曲は「あり」がモーツァルトの最終的な意思だったと考えるのが
自然だと思われます。実際、これもシンメトリの面から考えると、
これを加えることでフィオルディリージとドラベッラの二重唱と
グリエルモとフェランドの二重唱がそれぞれ2つずつとなります。
また最近のCDの多くは両曲とも収録しているのが多いんじゃないでしょうか。
ショルティやド・ビリー、クイケン、マルゴワールなどは
2つとも入っていたと思います。
158 :
名無しの笛の踊り :2008/01/10(木) 19:45:26 ID:ZtwSZ6aD
すみません。最後の文は無用でした。 すでに152さんが言っておられました。
159 :
名無しの笛の踊り :2008/01/11(金) 20:54:24 ID:LgbP+VNc
ところで、フィガロの結婚でマルチェリーナとバジリオの アリアがカットされるのには何か根本的な理由はあるのかな? こちらは単に寓話的な歌だから?
160 :
名無しの笛の踊り :2008/01/12(土) 16:28:13 ID:/7pJBHPV BE:102217829-2BP(0)
>>159 19世紀前半、また19世紀末から20世紀初頭の音楽事情から、
例を挙げてご説明しましょう。
まず19世紀前半では、メンデルスゾーンがバッハのマタイ受難曲を
復活上演したわけですが、そのメンデルスゾーン版では
結構なカットによる作品の短縮が行われています。
また、20世紀初頭の例としては、「蝶々夫人」初演とその後の推移、
というのが例として挙げられると思います。
ことに初演版の不評の一つに、2幕が長い、というのがありました。
その背景には、一つの幕が長くならないように、という
当時のオペラ作法があったようですが、
その視点で見ると、確かに実数としてはマルチェリーナとバジリオのアリアは
長くはないのですが、
アリア大会がバルバリーナ、マルチェリーナ、バジリオ、フィガロ、スザンナ
と、5人続くことになってしまいます。
オリジナルどおり、という意識の全く無かった19世紀の方法論に従えば、
どれを省くか、ということになった時に、2つの理由から
マルチェリーナとバジリオをカットすることになると思います。
一つは、仰るとおり寓話的で、ストーリーの進行に影響がないこと。
もう一つは、2人が脇役であり、主役優位の19世紀オペラのあり方として、
この二つのアリアの存在によって、主役優位が薄れるからです。
これらの理由で、カットが慣例化されてしまったようです。
もっとも、その後のアリア復活理由が、
単に「オリジナルに戻すため」というのであれば、
それはあまり意味の無いことだと私は思います。
もっと作品そのものに対して積極的な理由をもって
復活されるのであれば、大いに歓迎されるべきことです。
161 :
名無しの笛の踊り :2008/01/12(土) 17:20:23 ID:p6maJ0S2
>>160 159です。大いに納得してしまいました。
ありがとうございました。
162 :
名無しの笛の踊り :2008/01/20(日) 13:18:21 ID:gPixoOad
遅ればせながらM22のコシをようやく買って聴いてみた。 なかなか良い歌手たちだし面白い。姉妹たちが最初から 芝居を知ってたという設定も面白いかも。 しかし、そうなるとその後の歌との整合性がとりにくく なってしまってるのは否定できないような気もした。 特に第2幕のフィオルディリージの「恋人よ、許してください」 はかなり苦しい。ヘルマン夫妻らしい舞台の斬新さと 音楽の良さがこの盤の売りなんだろうし、これはすばらしいと思う。
163 :
名無しの笛の踊り :2008/01/28(月) 09:55:18 ID:MHJO6+/b
Die Entfuhrung aus dem Serail 「後宮からの誘拐」or「後宮からの逃走」 ハンガリー語:後宮からの逃亡幇助 中国語:後宮の逃亡幇助 を除くと、英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、 スウェーデン語、オランダ語、チェコ語、ポーランド語、デンマーク語、 ノルウェー語、ロシア語、ギリシャ語、アラビア語、フィンランド語、 トルコ語ではすべて「後宮からの誘拐」に相当する訳なんだって。 ドイツ語のentfuhrenは他動詞でもあるから、自動詞の「逃走」を 充てるのはやはり無理がありそうではある。
164 :
名無しの笛の踊り :2008/01/31(木) 18:50:16 ID:KUU+dBe7
『コシ』第24曲のアリア、確かあれとほとんど同じ旋律で始まる、クラリネットの為の室内楽があるんだけど、 こちらは途中で破棄されちゃって未完の断片しか残ってないんだよね。 なかなか美しい旋律だと思うのだけど何か作曲者の気に入らない部分があったのかなあ。 とにかく、いわくつきの旋律といえそうだね。
フェランドの24番のアリアは他の2つ(17番、27番)と比べると やはり落ちるような気がするな。技巧的には高いのかもしれんが 曲の感じが26番のグリエルモのアリアとやや似てしまう感もあるし、 3曲の中から1つをカットするならオレでも24番をカットするだろうな と思う。
166 :
名無しの笛の踊り :2008/02/02(土) 22:18:57 ID:+/+NtAxs
まあ、いずれにしてもコシは、アリアよりもアンサンブルの部分を楽しむオペラだし。 作曲者にどの程度その自覚があったのかどうかはわからないけれど、コシのアリアは フィガロやドンのアリアに比べると、どうも滑稽すぎるか技巧的すぎるかのどちらかに なってしまっているナンバーが多いように思える。
167 :
名無しの笛の踊り :2008/02/02(土) 22:58:32 ID:rATN3Qyi
>作曲者にどの程度その自覚があったのかどうかはわからないけれど ここで言う作曲者ってモーツアルトのことですか?w
168 :
166 :2008/02/03(日) 22:13:50 ID:fkTirGYH
>>167 もちろん、モーツァルトのつもりで言ったんだけど、
だとすると何かおかしい?
169 :
名無しの笛の踊り :2008/02/05(火) 08:27:04 ID:zjH010Jp
結局コシのテーマは 人は現実を知ると賢くなる。 しかし、その代償として夢を一つ失ってしまう。 という悲しい喜劇なんでしょうね。 テーマの本筋は重唱で表し、合間のアリアは 166さんの言うとおりのものにして喜劇性を強めて 客観視できるようにしてるという感じがします。
170 :
名無しの笛の踊り :2008/02/06(水) 16:58:55 ID:9LPwfvPR
ド・ビリー指揮、ウィーン放送交響楽団の腰はおもすれーな。歯切れも良いし、フォルテピアノの響きも軽やかで素敵。
171 :
名無しの笛の踊り :2008/02/06(水) 19:31:03 ID:XGlKjXs2
ド・ビリーのダ・ポンテCDBOXを買ったなら、 マルゴワールのダ・ポンテCDBOXもかうべし。
1996パリオペラ座のやつを商品化してほしい
173 :
名無しの笛の踊り :2008/02/07(木) 08:20:25 ID:xnsDB3j6
ド・ビリーのダ・ポンテ三部作の配役 (9枚組セットには載っていないそうなので参考までに) フィガロ --- クワンチュル・ユン スザンナ --- ビルギット・シュタインベルガー 伯爵 --- ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー 伯爵夫人 --- レジーナ・シェルク ケルビーノ --- ルサンドラ・ドノセ マルチェリーナ --- ハイディ・ブルンナー バルトロ --- マウリッツィオ・ムラーロ バジリオ --- ジェフリー・フランシス バルバリーナ --- イレアナ・トンカ アントーニオ --- ボアズ・ダニエル ドン・クルツィオ --- ディートマール・ケルシュバウム ドン・ジョヴァンニ --- クワンチュル・ユン レポレロ --- マウリッツィオ・ムラーロ ドンナ・エルヴィーラ --- ハイディ・ブルンナー ドンナ・アンナ --- レジーナ・シェルク ドン・オッターヴィオ --- ジェフリー・フランシス ツェルリーナ --- ビルギット・シュタインベルガー マゼット --- ラインハルト・マイヤー 騎士長 --- ラインハルト・ハーゲン フィオルディリージ --- レジーナ・シェルク ドラベルラ --- ハイディ・ブルンナー グリエルモ --- マーティン・ガントナー フェランド --- ジェフリー・フランシス デスピーナ --- ビルギット・シュタインベルガー ドン・アルフォンソ --- クワンチュル・ユン
174 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 12:09:10 ID:EAlpsxxG
175 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 12:14:08 ID:SqJJlYYZ
そんな編集わざわざしないでしょう?
176 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 12:19:22 ID:x8rphGAC
有名どころの魔笛で録音時点から台詞なしは、 クレンペラーぐらいなんじゃ?
EMIの古い録音が台詞なしだよ ビーチャム盤、カラヤン旧盤、そしてクレンペラー盤
178 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 12:26:26 ID:x8rphGAC
あ、そうなんだ。サンクス。
新しいものでもアーノンクール/チューリヒ歌劇場のは特殊だね 少しだけ台詞入りで大部分は説明の独語ナレーションが入るという形
180 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 12:40:11 ID:x8rphGAC
そういえば、ベーム盤CDはスタジオ録音だけど グスタフ・ルドルフ・ゼルナーが「対話演出」と 明記されてる。あと、持ってはいないけど マリナー盤もアウグスト・エヴァーディングが 台本構成と台詞指導をしてるらしい。 オレはベーム盤のフィッシャー=ディースカウ の台詞回しを聞いて始めてジングシュピールの 台詞の面白さを知ったんだった。 でもたしかに台詞抜きの方がいいという人も いるだろうなあ。 ベーム盤やスイトナー盤なんかは歌と台詞が完全に トラック分けされてるからiTunesなんかで聞くなら 台詞抜きも可能なんだが、エストマンなどだと 繋がってるので台詞だけ省くのは難しいんだな。 このカラヤン新盤はどうなんだろうね?
ドンジョバンニとフィガロは好きでCDもいろいろ楽しいが、コシは何度聴いても大して面白くない。なんで?俺だけ?
182 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 12:57:55 ID:x8rphGAC
オレの場合、面白いと思うようになった順番は 魔笛、フィガロ --> ドン・ジョヴァンニ -----> コシ だったな。コシは特殊だよね。ドラマはないし 主役もはっきりしないし、似たオペラはないんじゃないかな。 しかし、今ではコシが一番好きで、ほとんど毎日 部分的にだけど聴いてる。最もドラマチックでない分 最も自然な人間の感情の移ろいを表現してるって感じで、 形式的にはシンメトリックだったり滑稽な歌が多かったり してるけど、人間のとらえ方は一番自然でありのまま だと思うんだよね。
>>180 全く同じだ、ベーム盤のフィッシャー=ディースカウの語りは上手すぎる。鼻につくくらいw
それとパパゲーナのリザ・オットー。俺なんかこの二人でドイツ語の発音覚えたようなもの。
ヴンダーリヒももちろんいいし。
ベーム盤の10年前に同じDG録音のフリッチャイ盤は、台詞部分を別の声優使ってるんだよね。
さすがにプロだけに上手いんだけど、歌と語りの声質の違いが違和感あるなあ。
パ・パコンビはベーム盤とフリッチャイ盤はまったく同じなんだけど、
フィッシャー=ディースカウはそのまま喋らせればよかったのにと残念。
リザ・オットーはパパゲーナを当たり役にしただけあって、フリッチャイ盤でもこの人は台詞を喋ってる。
コシはいったんはまるとモツのオペラで一番好きになるんだよね。 ただとっつきは悪いのかもしれない。フィガロやドン・ジョヴァンニ、イドメネオあたりと比べると。 ベートーヴェンでさえついにコシを理解できなかったくらいだし。
アーノンクール&ポネルの映像から入ればいいんじゃないの?
>>181 だけど レスくらた人ありがと
>>182 俺も同じ
おいら黒ばっかり聞いてクラシックなんて趣味無かった
嫁に初めて子供生まれたとき、嫁が子供のためと思ってモーツアルトを買ってきた
魔笛ていう題が子供向けだと思ったらしい 一応中にある紙読んだけど、興味無かったんだが
ある日パパパの部分で何か感じた 言いようがない気分 乗り移ったみたいな
それ以来同じ経験したくてオペラ買いましたよビデオとCD
友達にもうちや車で聞かせたが馬鹿ばっかりだからみんな離れていった
ただコシはどうにもつまんねー
ファルスタッフと同じくらいつまらん
苦さがたまる
>>182 形式的にはシンメトリックだったり
これどういう意味ですか 音楽に関係ある?
188 :
名無しの笛の踊り :2008/02/08(金) 15:33:25 ID:SqJJlYYZ
後ろからでも聴けるって意味じゃないかな?
189 :
名無しの笛の踊り :2008/02/09(土) 01:05:13 ID:gLAHiqVv
>>183 >ベーム盤の10年前に同じDG録音のフリッチャイ盤は、台詞部分を別の声優使ってるんだよね。
>さすがにプロだけに上手いんだけど、歌と語りの声質の違いが違和感あるなあ。
それわかる。フリッチャイの魔笛ではなくてワルベルクの後宮をもってるんだが、
これも台詞は役者がやってて、声質の違いでイマイチ楽しめない。
まだ若いグルベローヴァとアライサの歌は素晴らしいだけにとても残念。
190 :
名無しの笛の踊り :2008/02/09(土) 11:19:12 ID:pznylWVT
>>187 俺の思い違いだったら182さんに悪いが、多分登場人物が六人で、
ストーリー的にも音楽的にも、時には男女三組のペアとして、
また時には男女三人ずつのグループふたつとして、
秩序だった形式でうまく扱われている、という意味なんじゃないかな。
191 :
名無しの笛の踊り :2008/02/09(土) 11:21:47 ID:pznylWVT
カラヤンの魔笛新盤、最近再発売されたやつも、しっかり台詞入ってるよ。 だけど、他の全曲盤の台詞に比べると、やや短めに簡潔になっている部分が多いような気がする。
192 :
名無しの笛の踊り :2008/02/09(土) 11:49:48 ID:omtzD2jG
182です。返事が遅くなってしまってスンマセン。 190さんの言うとおりの意図でした。 また上の方でも議論されてたと思うけど、わざわざ24番のアリアを モツ自身の判断で削除してまで6人がそれぞれ2つずつアリアを 持ってたりもする(しかも、それぞれが第1幕と第2幕に1つずつ)。 演出面ではハンペなどは舞台上の装置や人の立ち位置まで 極力左右対称になるようにしてシンメトリーを強調する形を 取ったりしてる。 これらによって非常に人工的な印象があるのだけれども、 人間のとらえ方自体は人工的な外観とは逆に自然という 感じがする、というのが182で言いたかった個人的な 感想でした。あくまでも主観なんですけどね。
>>192 イヴァン・フイッシャーがグラインドボーン2006のコシDVD
ボーナス映像のインタヴューで同様のことを言っている。
「魔笛が3という数字に基づいたオペラだとすると
コジファントッテは2という数字に基づいた作品だ。
それは登場人物の数といった表面的なものにとどまらず
もっと深い音楽的な構成にも及んでいる。」
もっとも英検三級の聴力なので信頼度は低いのだが・・・。
194 :
名無しの笛の踊り :2008/02/10(日) 10:55:38 ID:mu+NszIB
オペラ名演集〜(10CD) レーベル: Documents 、マルチバイ特価(税込) : ¥1,449
『フィガロ』エーリヒ・クライバー指揮、録音:1955年6月、ウィーン[ステレオ]
『魔笛』フリッチャイ指揮、録音:1954年[モノラル]
『コシ』ベーム指揮、録音:1955年[ステレオ]
『ドン・ジョヴァンニ』クリップス指揮、録音:1955年6月 ウィーン、レドゥーテンザール[ステレオ]
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1249134 後期オペラの聴き比べにお勧め。54年、55年という年代モノだが、
指揮者4作品バラバラでボックスになってるのが、やや残念だったりするが、でも安いから許すw
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コシ・ファン・トゥッテ』 ムーティ&ウィーン・フィル(9CD)レーベル:EMI マルチバイ特価(税込) : ¥4,639
http://www.hmv.co.jp/product/detail/721415 ムーティ指揮のダ・ポンテ3作のボックス
『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コシ・ファン・トゥッテ』全曲 ド・ビリー(9CD)レーベル: Arte Nova *cl*
マルチバイ特価(税込) : ¥2,277
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1274714 ド・ビリー指揮のダ・ポンテ3作のボックス
『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コシ・ファン・トゥッテ』、バレンボイム&BPO(9CD)レーベル:Warner Classics 、 マルチバイ特価(税込) : ¥7,789
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1467492 バレンボイム指揮のダ・ポンテ3作のボックス
こちらは、指揮者別に3つ揃ってるので、ダ・ポンテ3作の聴き比べにお勧め。でもちょっと割高w
195 :
名無しの笛の踊り :2008/02/10(日) 19:54:03 ID:aOT63sHn
いくら録音が古めとはいえ、10枚組みで\1449とは、 やっぱりお買い得以外の何者でもないな。 国内盤も少しは見習ってほしいものだ。
196 :
名無しの笛の踊り :2008/02/10(日) 20:29:11 ID:aNfWJqnJ
しかも歌手に関していえば当時のウィーンとベルリンの最上のアンサンブルの記録だし。 確かにスタイル的には今の演奏とは隔世の感があるけど、これもまたモツの演奏史の 一つのピークだ。特に歌手を念頭に置いて聴くなら避けて通るのは勿体ない。
197 :
名無しの笛の踊り :2008/02/10(日) 21:03:12 ID:86ChPLTu
フィッシャー=ディースカウがジングシュピールの 台詞の面白さを教えてくれるとすれば、チェーザレ・シエピは オペラ・ブッファのレチタティーヴォの面白さを堪能させて くれますね。たしかにスタイルは古めかしさも感じますが、 クライバーのフィガロとクリップスのドン・ジョヴァンニは 不滅の名盤でしょう。
魔笛を聞く楽しさでパパゲーノの比重は大きいですね。 歴代のパパゲーノ歌いではクンツとプライが特に好きです。 F-Dって実際の舞台ではパパゲーノを歌ったことはなくて、 フリッチャイとベームのはあくまで録音だけのものとか。 それであのできはやっぱりスゴイ人だ。本来の持ち役はショルティ旧盤の弁者ですね。 あとは、ベリーはそれほど好きじゃないけどツボは押さえてると思う。 古いヒュッシュも改めて評価してみたいし、今だとゲルハーエルですかね。
199 :
名無しの笛の踊り :2008/02/10(日) 23:33:46 ID:UI84eY0S
>>194 Eクライバーのフィガロは歌手陣も凄いスター揃いで名演ですよね。
200 :
名無しの笛の踊り :2008/02/10(日) 23:37:09 ID:86ChPLTu
そういえば、クライバーのフィガロではマルチェリーナのアリアを スザンナ役のギューデンが代役で歌ってますね。 これがまた素晴らしいんですが、なぜだったんでしょうねぇ?
>>200 マルチェのアリアは以外と難曲だよ。これ以外は普通のメゾの音域なのに
このアリアはコロラトゥーラで転がるし最高音もスザンナより高いH(スザンナの最高音はB)
だから単純に歌えなかったんだと思う。
202 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 07:58:59 ID:WBI9I4z7
>>201 なるほど!
初演でマルチェリーナを歌った人がよほど巧い人だった
のかもしれませんね。
203 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 13:01:09 ID:kkesxKGu
スレ伸びが目立ったのでおじゃまします。 馬鹿娘、アスカーニオ、シピオーネ、牧人の王、ターモス、と言ったあまり聴かれていないオペラを聴いてます。 どーでもいいが、アスカーニオって他のオペラより合唱曲が多いね。
ターモスの音楽はかなりの傑作だと思う。 後のドン・ジョヴァンニを思わせるような曲想もあってハッとしますね。
206 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 16:12:43 ID:yYUQ13IE BE:90859744-2BP(0)
>>202 とはいうより、マルチェリーナはソプラノです。
・・てか、メゾって概念が当時は希薄・・・まあないと言ってもいいか。
それに、スザンナの最高音がBだからといって、
実際の歌唱では装飾でそれ以上に達している可能性もあり、
一概に楽譜から推測するわけにもまいりません。
だからほとんど単なる和声学的「声部」という発想で捉えればよいです。
それが、アリア以外の部分がメゾ音域である理由です。
207 :
名無しの笛の踊り :2008/02/11(月) 20:44:42 ID:1SV5koNt
タモースは鰤と、Phiの2種類しか無い 鰤のターモスは、イェルク・フェルバー指揮、 ヴュルッテンベルク室内管弦楽団&合唱団による1976年の録音。 Phiのターモスは、レオポルト・ハーガー指揮、 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団による1981年の録音、 PhiのハーガーのターモスはUniと小学館も同じもの。 フェルバーと、ハーガーの、この2人録音以外のターモスが欲しい。 他の指揮者で、出来れば映像作品として、日本語字幕付きのDVDで欲しい。
>>208 教えてくれて、ありがとう。アーノンクール盤CDをHMVで注文します。
211 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 10:11:06 ID:YGAuKjHX
アーノンクールとガーディナーの『ターモス』が、あったのか。
>211 その2点とも、たしか廃盤なのでは? そして、旧稿と改定稿の全てを収録してるのはガーディナー盤だけみたいだ。
213 :
名無しの笛の踊り :2008/02/12(火) 17:59:40 ID:+V1F1MwR
まあ、商売熱心なユニーサルミュージックのことだから、 気長に待ってればそのうち必ず再販するでしょう。
勘違いかもしれないけど アーノンクールのディスクは テルデックじゃなかったかな? 自分の手元にあるのはテルデックなもので。
216 :
名無しの笛の踊り :2008/02/13(水) 19:21:44 ID:2scgQw9l
>>215 そうです。ガーディナー盤はアルヒーフ、したがって
現在ではユニバーサルミュージックの一部ということ。
ミサ曲『コシ・ファン・トゥッテ』モーツァルトのミサ曲、新発見か?!
実は、モーツァルトの『コシ・ファントゥッテ』のメロディーを使った
ミサ曲(編曲者不詳)なのです。ミヒャエル・ハイドンの弟子で
あったろうと考えられているニコラウス・ベッチャー[1745-1811]によって
写譜されたものが、ベルリン国立図書館とフィレンツェ音楽院に所蔵されています
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2680546
219 :
名無しの笛の踊り :2008/02/15(金) 16:44:33 ID:znYw103p
久々におもしろそうな企画ではあるね。あとは演奏がよいか悪いかだな。
>コジミサ 素人的に、すぐ思いつくのが、 「祝福しよう二人の花嫁よ、祝福しよう二人の花婿を」は、 ベネディクトに起用すると思ってしまう。
221 :
名無しの笛の踊り :2008/02/16(土) 08:30:39 ID:zHNeud8Q
>>220 その呼び方は孤児院ミサと勘違いするから
コジファントゥッテミサと呼んだほうがよくないか?
222 :
名無しの笛の踊り :2008/02/16(土) 10:24:39 ID:rH6EQvZm
ミサもおもしろそうだが、そのCDにはジュピターがカップリングされてるんだよね。 さっそく犬で注文した。届くのが楽しみ。
223 :
名無しの笛の踊り :2008/02/16(土) 11:18:38 ID:8mAmvlj9
ミサ曲『コジ・ファン・トゥッテ』か、 だったら作曲者不明のそいつに、ミサ曲『ドン・ジョヴァンニ』、ミサ曲『フィガロの結婚』も、作曲してほしかったものだ。
224 :
名無しの笛の踊り :2008/02/16(土) 23:52:45 ID:2p5w9IGe
225 :
名無しの笛の踊り :2008/02/17(日) 00:01:08 ID:AoAsvhVq
ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブックは、ミサの歌詞をイタリア語読みのラテン語のカタカナ読みとドイツ読みのラテン語をカタカナ読みに書いてくれているので初心者にオススメ
227 :
名無しの笛の踊り :2008/02/17(日) 14:37:29 ID:6eqV8TFE
へえ、ラテン語の読み方に、イタリア語読みとドイツ語読みなんていうのがあったの。 それじゃ、英語読みというのもあるのかな。
イタリア式発音は実際それで歌ったけど、ドイツ式発音はよく知らないな。 イタ式で「アニュス・デイ」でもドイ式だと「アグヌス・デイ」になるとか? (後者の方が本来の発音に近いのだが...)
シュライアーとか完全にドイツ式だよね。eの音がiに近い。
>ミサ曲『コジ・ファン・トゥッテ』
ネットで試聴できるサイトで冒頭部分だけ聴いた感じだと、引用元は以下のとおりだった。
1. Kyrie -- No.10 Terzettino: Soave sia il vento
2. Gloria -- No.31 Finale: Fate presto, o cari amici
3. Credo -- ??
4. Offertorium "Laudibus coelum sonet" -- La Clemenza di Tito No.2 Aria: Deh, se piacer mi vuoi とHMVサイトに書いてある
5. Sanctus -- No.18 Finale: Dove son?
6. Benedictus -- No.23 Duetto: Il core vi dono, bell'idolo mio
7. Agnus Dei -- No.31 Finale: Ah, signor, son rea di morte
8. Dona nobis -- No.31 Finale: Fortunato l'uom che prende
http://lesen.de/SESSIONID/6b49630acb620d87f05973a9a52490b4/classic/detail/-/hnum/9456336 クレドは残念ながら音感の悪い私にはわからなかった。
わかる人、教えてください。
訂正 6. Benedictus は No.21 Duetto con Coro: Secondate, aurette amiche でした。
232 :
名無しの笛の踊り :2008/02/20(水) 13:34:42 ID:s8f+bzEA
俺も試聴してみたけど、やっぱりクレドのところの音楽は元がなんだかわからなかった。 それにしても、特にキリエの部分は、コシの四重唱のメロディがあまりにぴったりな雰囲気なので驚いた。 逆に言えば、コシの音楽の、少なくともいくつかの部分が、いかに宗教的と言えるほど 気高い音楽になっているかの証拠といえるね。
逆でしょう。すでに教会で奏でられる音楽が通俗的になってたんだよ。 教会で大衆に音楽を聞かせるようになった時から娯楽の一種だ。
エリス・ピータ−スの修道士カドフェルシリーズのどれかに 俗謡を採譜して教会音楽のネタするというエピソードがあった・・・ってフィクションだけど。
ドンジョヴァンニはかなり熱いね。 2幕の騎士長の像が喋るとこのコラールとか鳥肌がたったよ。
236 :
名無しの笛の踊り :2008/02/22(金) 05:37:18 ID:rwueSMRs
ガッツァニーガ作曲/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」/Herbert Handt指揮/発売元 NUOVA ERA/CD ガッツァニーガ作曲/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」/Pierangelo Pelucchi指揮/発売元 BON GIOVANNI/DVD この2作品はHandt盤とPelucchi盤では序曲が違うものになってます。 さて聴きどころは1幕のパスクワイロとエルヴィラのデュエット「DELL'ITALIA,ED ALEMAGNA」だと思います。 モーツァルト版でいうところの「カタログ」に該当しますが、 召し使いパスクワイロが、旦那様の女癖の悪さを奥様に言うシーンですが、 ガッツァニーガ版ではこれがデュエットになっています。 HMVで「GIOVANNI」でクラシックで検索すると出てきて買った。
237 :
名無しの笛の踊り :2008/02/23(土) 03:12:55 ID:Z4l8aj0P BE:79501872-2BP(0)
>>236 そりゃ残ってる楽譜に序曲が存在しないからですよ。
なくなったのか、もとからないのかは知りませんがね。
238 :
名無しの笛の踊り :2008/02/23(土) 20:18:59 ID:eymaLLk3
アーノンクール指揮チューリヒ歌劇場の魔笛(2007)をみますた。 序曲はやや飛ばし気味に、本編に入ると緩急をキメ細かく制御している。 正直、ここのテンポはどうよと思う箇所も無いではないが統率力はさすが。 パミーナ役のユリア・クライターは期待に違わぬ素晴らしい歌唱。 パパゲーノは声質は良いのだがいまひとつハジケ方が足りない。 三人の童子は歌唱もルックスもまずまず、そして夜の女王は・・・見なきゃ良かったorz。 演出のクシェイは魔笛を現代に移殖して、「結婚式の最中にさらわれた 花嫁を花婿が捜し求める」話にしているのだが、着想倒れという気がする。 またパミーナの他にも囚われの女性たちが居るなど改変が加えられている。 歌詞の内容と齟齬をきたしている演出もあり、魔笛初心者には辛いと思う。 タミーノと夜の女王が乳繰り合ったり、話の本質とは無関係な演出も見受けられる。 火の試練と水の試練はショボくて、魔笛初心者でなくても辛く感じる。 魔笛からファンタジー的要素を除いてリアリティーを加えたところで、現代の即物的な 日常には欠落を埋め合わせる「想像力」が無いからショボイ芝居にしかならないのだ。 すべての場面が灰色の砂岩でできたオフィスビルと蛍光灯のような照明の中で 繰り広げられるせいか、見終わった後で残業したときのように目が疲れた。
・・・観たくない・・・
ペドリロのアリアは結構かっこいい
242 :
名無しの笛の踊り :2008/02/27(水) 23:57:31 ID:TLD9AX0g
誰の指揮の後宮を聴いてコメントしたの?
244 :
名無しの笛の踊り :2008/02/28(木) 17:16:19 ID:7uVAcYNh
モツオペラは一般的な意味での主役より脇役の方が魅力があったりするな。 後宮でもオスミンやブロンデがよかったり。元々の台本ではオスミンは ちょい役だったのを、モーツァルトが要求して大幅に書き直したとか 言われてる。 あと、どうでもいいことだけど、ケルビーノは伯爵家の小姓だから、 彼は平民ではなくて貴族の子のはずなんだよね。だから軍隊に行くとなると 兵卒でなくて士官というわけ。そういえばケルビーノがモデルになってると されるオクタヴィアンは伯爵だ。
245 :
名無しの笛の踊り :2008/02/28(木) 21:09:34 ID:WA3veqhf
>>243 指揮者というより、どの盤を聴いてベトリッロかカッコイイと思ったのかと尋ねたいのでは?
ああ、そういう意味か。ベーム指揮のフリードリヒ・レンツです。 名脇役テノール。ベーム魔笛のモノスタもこの人だったね。
247 :
名無しの笛の踊り :2008/02/29(金) 18:22:50 ID:BzglI3r1
後宮は、DVDではM22、CDでは鰤170でしか知りません。
248 :
名無しの笛の踊り :2008/02/29(金) 18:29:14 ID:dLHuT5Gl
まあ、主人よりも従者のほうがしっかりしていて頼りがいがある、 というのは、いつの時代でもありがちな傾向だからね。 大臣と官僚の関係みたいなもんか…。
>>246 レンツのペドリッロってヨッフム盤じゃないの?
ベーム盤はノイキルヒなんだけど、別の録音があるのかな?
250 :
246 :2008/03/01(土) 01:12:12 ID:Q/wz696z
o.. rz ヨ、ヨッフム盤だった……
251 :
名無しの笛の踊り :2008/03/04(火) 00:52:54 ID:X6muGnE1
初期オペラの指揮者といえば、 ハーガーとか、イエンツとかですが
252 :
名無しの笛の踊り :2008/03/04(火) 05:29:16 ID:kxUPpl4p
>>251 Nikolaus Harnoncourt
Nicolausじゃない?
254 :
名無しの笛の踊り :2008/03/05(水) 10:50:57 ID:BKyOMkWV
256 :
239 :2008/03/05(水) 20:34:26 ID:DFypfVmf
>>254 ボーナス映像に指揮者や出演者のインタヴューがある。
チューリヒ歌劇場の支配人が面白い裏話を披露していた。
昔プライがパパゲーノを演じていたときのこと、第二幕で
パミーナが「どうして話をしてくれないの?」とたずねた。
すると二階のボックス席からプライの孫娘が
「ナナ(プライのこと)どうしてお話してあげないの?」とステージ上
のプライに向かって話し掛けたので会場は大笑いだったそうな。
257 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 15:45:41 ID:/H4EYefJ
アーノンクールってモツオペラを結構やってるよね。 初期中期後期と様々に、録音ある分は全てCDにして一つのボックスにまとめてほしいね。 ワーナーの小箱や単品を一つの箱にまとめてほしいね。 まあ、アーノンクールがそのうち亡くなったら追悼で大箱ででるだろうけど。 アーノンクールはモツ宗教曲に関してはワーナーから全曲をボックス化してるのに、 交響曲やオペラは小出しで売ってる。
258 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 15:50:34 ID:VXTGgLE9
モーツアルトのオペラにはほとんど接したことがありませんが、ソプラノの アリア集を買ってみたいと思っています。 DESSAYという人のアリアCDは良いでしょうか?
259 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 19:05:32 ID:MB/H2yP1
>>258 そりゃあ、デセイといえば超スター級のソプラノのひとりだから
聴いて損はないとは思うけど。かなり個性的で技巧派の人だから
はじめて聴くモーツァルトのアリア集としてふさわしいかどうかはいささか疑問。
もし本当にモツのオペラ入門をするつもりなら、特定の歌手によるアリア集ではなく
いわゆる四大オペラの抜粋版あたりから始めたほうがいいのでは。
260 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 20:34:37 ID:1EORvDNb
>>258 259さんの言われるとおりだと私も思います。
さらに突っ込んで言うと、スイトナーの魔笛か、ド・ビリーかクイケンなどの
フィガロ、ドンジョ、コシの安い全曲盤を買った方が、オペラの面白さは
はるかによくわかると思います。経験上、私も最初はアリア集や抜粋盤を聴きましたが、
10年ぐらい聴いててもそれなりでしかなかったものが、3年ほど前に、えい、とばかりに
全曲盤(スイトナーの魔笛が最初でした)を買ってみたところすっかりはまってしまい、
今ではモーツァルトのオペラがもっとも好きなクラシック曲になってしまいました。
アリア集は勿論抜粋盤にも、これらの作品でもっとも魅力的な重唱(フィナーレを含む)は
ほとんど収録されていないので、多分、アリア集や抜粋盤では作品の魅力の半分も
捉えられなかったからだと思ってます。皆が皆このようではないのかもしれませんが、
特にダ・ポンテの3作は重唱とレチタティーヴォの面白さが格別だと思いますから、
せっかくなら是非全曲盤をお薦めします。
261 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 22:57:55 ID:VXTGgLE9
262 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 23:42:21 ID:VXTGgLE9
263 :
262 :2008/03/08(土) 23:54:29 ID:VXTGgLE9
自己解決しました。 セッションとライブ音源を組み合わせているみたいですね。 でも、とりあえず買ってみようと思います。
264 :
名無しの笛の踊り :2008/03/08(土) 23:55:15 ID:1EORvDNb
昨年でしたかに発売された新しい録音のアバド盤ですね。 残念ながら私はまだ聴いていませんが、ずっと気になってはいます。 セッション録音と明記されてますね。ハンノ・ミュラー=ブラッハマンは 好きなバリトンです。楽しみですね。 そのうち気が向いたら感想などを書き込んでいただけるとありがたいです。
265 :
名無しの笛の踊り :2008/03/09(日) 08:25:05 ID:DgOwhT4N
>>258 260さんも指摘しているとおり、モーツァルトのオペラ(特にいわゆる四大オペラ)のいちばんの聴き所は
重唱(フィナーレを含む)なのに、抜粋盤はどうしても歌手中心主義になってしまうのか、
重唱があまり収録されないことが多い。CDの時代になってから収録時間が伸びたせいか、いくらか
フィナーレの一部なども入るようになってきたけどね。そういう抜粋版を聴いて、なんだモツのオペラって
この程度かとおもわれてしまったら、残念なことこの上ない。
もし、モーツァルトのオペラやアリアに興味を持ち始めていて、
予算の都合等でどうしてもまずなにか一枚だけというなら、これあたりがまあお奨め↓
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail/1231083 選曲も演奏も、いかにもモーツァルトですといった感じのアルバムだ。
266 :
名無しの笛の踊り :2008/03/09(日) 14:37:07 ID:VMxTo0wb
ホント重唱は素晴らしいね。楽しくて聴き応えがあって堪らなく愛おしくなる。
268 :
名無しの笛の踊り :2008/03/11(火) 09:38:23 ID:hFnZNzHa
俺はオペラはモツ以外のものもけっこう好きで、色々聴いてみるんだけど、 重唱の魅力という点でモツのオペラに匹敵するものを感じる作品はごく少ない。 ちょっと考えたところでは『リゴレット』と『ばらの騎士』くらいかなあ。
269 :
名無しの笛の踊り :2008/03/11(火) 10:57:40 ID:rDxdCaoM
見方によっては重唱の重視が結果として、時代的にも歌手の専横を終わらせる 大きな要因になったのかもしれないと思うな。グルックのオペラ改革の 眼目のひとつは、宮廷べったりの中で歌手がアリアを好き勝手に歌っていて 内容よりも(というかセリアのストーリーはかなり画一的)歌手個人が 脚光を浴びるのがオペラだったのを変えようというのがあったと思う。 貴族などのお手つきが多かったソプラノ歌手なんかに物を言える人は ほとんどいなかった状況の中で、まるで楽器のパートのような歌唱を 要求する重唱が主体になってくると、もはや歌手がわがままを通していては 音楽として成立しなくなる。結果として音楽を書いた作曲家の地位が 上がってきて、やがてはベートーヴェン以降の「作曲家の時代」が 到来する一つの契機になったのかもしれないと思う。
いわゆる重唱主義の時代のはじまりである・・・なんちて。 日曜日にサントリーホールで「フィガロの結婚」を見てきた。 音響が良いおかげで歌手の声も良く聞こえて至福の三時間をすごした。 伯爵夫人のアリアDove sonoが素晴らしく、思わずブラボーが出てしまった。 スザンナのデ・ニースはじめ出演者の体当たりの芝居も良い。 指揮者ルイゾッティがフォルテピアノも演奏し、シャンパンの歌から ヴィヴァルディ、メンデルスゾーンと興に乗ってメロディーを繰り出す。 序曲は速めだったが、芝居の進行に合わせて聞かせどころでは テンポを落としてお客に聞かせる配慮をしていた。 今年一番コストパフォーマンスの良い演奏会になりそうである。
あれ、270に自分がいる・・・
>>270 あれ、自分もいつの間に書いたっけ。
活きのいい「フィガロ」だったな。歌手陣が脇役までみんなハマリ役だったし。
なかでも伯爵夫人、Dove sonoはほんとに圧巻だった。
>>270 自分にとって日本で初めて見たオペラでしたが幸運でした。
>>270 ホールオペラであること気にせずに、普通に楽しめた舞台だったね。
「フィガロ」ってのが簡素な装置でやり易い事も影響してるだろうけど。
来年も楽しみだ。
上の方で推薦されていたスウィトナーの魔笛を聴いてみました。 値段が安いので文句無しなのですが、オケが平板で序曲が霊感の 感じられない演奏だったのと、夜の女王のアリアが汚かったのが 少しだけ残念でした。タミーノは確かに魅力的ですね。
276 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 17:03:19 ID:CeGhftnI
>>273 日本で初めてのオペラってアンタ何人なのさ。
277 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 17:48:09 ID:A0UWX4na
スウィトナーの魔笛は、三人の侍女、三人の童子 それにパミーナにもっとも注目して聴くオレには たまらないな。夜の女王はたしかにややって感じかな。
278 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 18:06:37 ID:943Yk6Zn
夜の女王は、クレソ盤かな。 スイトナー、「結婚」はかなり良いんだけどね。
279 :
名無しの笛の踊り :2008/03/16(日) 19:30:10 ID:JvDJSvp2
277さんに激しく同意。特にパミーナ役のヘレン・ドナートという人の歌い方が大好き。 この人、なんて言うか、発音が独特なんだよね。たとえば母音「エ」の音色が 多分普通の人より口のあけ方がやや広めな感じ。そういうところが、たまらない 艶っぽさを感じさせてくれる。
もっと安いサヴァリッシュの「魔笛」もいいよ。 ショルティ旧盤も良いけど、高価いからなあ・・・。
281 :
名無しの笛の踊り :2008/03/17(月) 21:45:26 ID:Y+J9X/0I
スウィトナーはコシ・ファン・トゥッテも好きだ
∧∧ ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡ほしゅー
283 :
名無しの笛の踊り :2008/03/22(土) 09:27:52 ID:gEFr6XsN
「コシ・ファン・トゥッテ"」ミサ、買いました。 直接引用でない部分もどこかで聴いたようなモチーフが 使われているような気がします。 コシ・ファン・トゥッテが大好きなので心地よい曲に思えます。
それはつい先日まで犬で1449円であった
あれ、また販売してるの? 限定版で売り切れたと思ってたけど・・・。
ダ・ポンテ三部作のセットのお買い得盤ということなら ド・ビリーの9枚セット2731円(マルチバイなら2277円) 買っておいた方がいいかも。これはなかなかいい。 以前、マルゴワールのセットが安かったんだが 迷ってるうちに売り切れてしまい後悔した。
>>285 残念ながら犬では売り切れちゃってたので尼で買いました
それでも十分安いかなと…
>>286 到着まで時間が掛かりましたが購入可能です
289 :
286 :2008/03/27(木) 01:00:34 ID:YLwMHTHi
>>288 そうなんだ。ありがとう。
確かに十分安いよね。
290 :
名無しの笛の踊り :2008/03/27(木) 06:33:53 ID:pR+2pghP
291 :
名無しの笛の踊り :2008/03/27(木) 09:26:09 ID:eqb4bMkv
確かに284も287も超お買い得なことに間違いはないんだけど、 オペラCDの場合、対訳がついてないと、初心者には奨めにくいよなあ。 まあ、対訳は別の単行本で買ったとしても、国内盤に比べたらまだ充分安いが。
292 :
名無しの笛の踊り :2008/03/31(月) 18:31:01 ID:WnENdAXE
グート演出のフィガロ、どう?
>>292 典型的な「深読み過剰演出」なんじゃないかな。
個人的にはよく練られていると思うし音楽は特に最終場面は
非常に心地よいと思う。しかし、演出に関してはロマン派に
逆戻りした感じがする。少なくとも「罪ある母」を意識しないと
あそこまでエロスを表面に出すようにはならないと思うが、
その「罪ある母」は実はモーツァルトの死の翌年、フィガロ完成の
6年後に世に出たものだから、フィガロ作曲時のモーツァルトと
ダ・ポンテの念頭にはなかった。つまり、後世の脚色が非常に
強く加わらないとグートの演出にはならない。それを認識した上で
観ればこれはこれで面白いとは思うけど。
294 :
名無しの笛の踊り :2008/04/01(火) 23:14:44 ID:Pn2qEVNG
私のこだわり人物伝【カラヤン時代のトリックスター】NHK教育(本放送)/NHK総合(再放送) 第1回 複製芸術の扉をひらく 本放送 4月1日(火)午後10:25〜10:50 再放送 4月8日(火)午前5:05〜5:30 第2回 聴かせる指揮 見せる指揮 本放送 4月8日(火)午後10:25〜10:50 再放送 4月15日(火)午前5:05〜5:30 第3回 不良のアイドル 本放送 4月15日(火)午後10:25〜10:50 再放送 4月22日(火)午前5:05〜5:30 第4回 ノーと言えない男 本放送 4月22日(火)午後10:25〜10:50 再放送 4月29日(火) 午前5:05〜5:30
鰤モツ170オペラCD25の Thamos,Koning in Agypten 邦題は何というんですか
ありがとうございます。 それはこのスレの1にもWikiにものっていませんね。
300 :
名無しの笛の踊り :2008/04/03(木) 18:57:39 ID:XhZjYOr0
ターモスはM22に選ばれなかったからな。 同様に、レプテリアンも。
301 :
名無しの笛の踊り :2008/04/03(木) 21:37:54 ID:BQQyYiE7
それ以上に残念なのが、晩年のモーツァルトの作品が、 含まれてることが明らかになってる合作オペラ『賢者の石』ね。
302 :
名無しの笛の踊り :2008/04/05(土) 23:51:54 ID:U8nRQkoj BE:198754875-2BP(0)
>>293 一応ボーマルシェの原作には違いない。
少なくともボーマルシェの「フィガロ」は
「罪ある母」と齟齬は来していない。
ということは「罪ある母」が「フィガロ」と乖離しないように
書かれている、ということでもある。
一方、オペラ版「フィガロ」そのものも、
ボーマルシェ版と、大きく乖離してはおらず、齟齬も来していない。
ということは、「罪ある母」とも齟齬を来さないだろうから、
「罪ある母」を念頭に置いた演出も成立は可能。
純粋に作曲時点のモーツァルトの意思だけを考えたいならば、
確かに「罪ある母」は排除した方がよいかもしれないけど、
その立場に立たない演出家の自由までを奪うものではないと。
303 :
名無しの笛の踊り :2008/04/06(日) 12:43:22 ID:yA91yk9v
モーツァルトのフィガロの結婚>>>>>>>ロッシーニのセビリアの理髪師>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>こえられない壁>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ミヨーの罪ある母
パイジェッロはどこにいれればいいですか?
305 :
名無しの笛の踊り :2008/04/06(日) 15:41:46 ID:MVJiCc3y
ピアノコンツェルト25番の第1楽章を聴くと 魔笛というかパパゲーノが思い浮かんでしまう…
オスミンのアリアの低いDの音を一番しっかり出してるのは誰?
307 :
名無しの笛の踊り :2008/04/11(金) 11:56:15 ID:ajIK5B4e
13日の深夜にNHK-BS2でハーディングの「ドン・ジョヴァンニ」が放映されますが、 これは以前にも放映されたものでしょうか?
NHKで見るとつまらないよ
>>307 昨年の9月1日にBShiで放映されたのと同じです。
演出、キモいんだよね。。。あれが好きだって言う人、いるかな?
演出はグロ、指揮は腰抜け、オケやる気なし ダルカンジェロだけが聴き所(見所)だねあれは
グロかあ… ビデオ撮るのやめようかな
313 :
名無しの笛の踊り :2008/04/13(日) 02:26:00 ID:u4Q5lp16
M22のか?、それとも前のか? ハーディングは2つドン・ジョヴァンニをDVDで出してるからな。
M22の方だね。 前のエクサンプロヴァンスの方はかなり好きだなあ。
>>312 もしもあなたがハリウッド映画やMTVが好きなら楽しめると思う。
クシェイの演出のネタ元はそれら商業主義のビジュアル作品。
(ちなみに夜の女王は特撮映画のモンスターをパクっている。)
大掛かりや装置やビキニの女性たちなど見た目に派手だが、
テキストを読み込んで新解釈を加えるような深みがない。
雑誌を読み捨てる感覚で消費すればソコソコ面白いと思う。
>>312 試しに見てみれば?演出って大事なんだなあと、つくづく思えるよw
オペラを映像で初めて見るという人には、ちょっとおすすめできないけどね。
>>315 「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」や「スリラー」なんかがネタ元ってこと???
自分には、あれはアングラ芝居に見えた。
317 :
315 :2008/04/13(日) 22:56:26 ID:eAF2RP1R
>>316 無知ですまんがアングラ芝居とは具体的にどういうものを指すのだろう。
「アンダーグラウンドで前衛的な常人には分かりづらい芝居」の意だろうか。
むしろ自分はクシェイの狙いは、誰もが知っている広告や映像を利用して
「没個性的な大量消費社会」を舞台に再現することだったと思う。
幕に描かれたヌードの女性像は下着メーカーの広告ポスターだそうだ。
カタログの歌の場面ではマネキンに扮した女性たちが次々登場する。
ドン・ジョヴァンニに消費された女達のカタログ、そして現代社会において
雑誌に登場するセレブの写真(これも一種のカタログ)に憧れる女達。
照明が強くて舞台が平面的にみえるので、ときどき雑誌のグラビアを
見ているような錯覚に陥るのだが、それも狙いではないかと思う。
318 :
316 :2008/04/13(日) 23:57:46 ID:ar1rcHDE
>>317 ああ、納得。
ハリウッド映画とかMTVというと、自分には豪華な予算で単純明快という
イメージが強かったもので。
自分が「アングラ」と言ったのは
「グロ味を前面に押し出して現代社会の批判をすればなんでも前衛的に見える
だろう」という意図だけがやたらに見える作品、
というつもりなので、あなたとほとんど同意見。
アングラでもいいものもあるんだが、あれはあまりいただけないほう。
名所・旧跡に行けば落書を目にすることがあるだろう。 何故か卑猥な言葉とか、あるいは人の名前とかが書いてあったりする。 このテの物議を醸す演出というのは、ある意味それと同じようなもの。 瞬間的に人々の印象に留まりはするが、まあ結局無視同然で消されて行くのがオチ。 そして名所はやはり名所であり続けるのだ。
BS2 ハーディング&ウィーンフィルのドン・ジョヴァンニ放送中 エロエロ演出でつかこれは?
321 :
312 :2008/04/14(月) 00:51:47 ID:OcPmnmZJ
結局面倒で撮らなかった。スマンデス。 モーツァルト聴いて気分悪くなりたくないし。 ロメロ風の「ドン・ジョヴァンニ」だったら観てみたかったけど。 ゾンビと化した騎士長に襲われるドン・ジョヴァンニ…w
演出より、オケがのう...
>>319 同意。
時代におもねりすぎた演出は格別に陳腐化が速い。
クシェイの演出ももはや賞味期限切れだと思う。
魔笛のボーナス映像にこやつのインタヴューがあるのだが、ゼフィレッリ流の
古色蒼然とした演出を、あんなもの現代人には退屈だとハナから否定している。
しかし百年後まで観客に指示されるのはどちらの仕事なのかは一目瞭然。
このインタヴューを見ると100%クシェイを嫌いになれること請け合い。
>>323 ヨーロッパの第一線の演出家の連中は常に批評に晒される重圧で仕事してるわけだ。
ゴミみたいな舞台作っても叩かれない日本のボンクラ演出家とは立場が違うよ。
新しい事斬新な演出、物珍しさを求められてるわけ。
同じ事をしたらマンネリと叩かれる。
しかも製作費は削減される。
歌手はわがままいうわ主要キャストが初日でもコロコロ交代する。
なまなまな世界ではない。
ロバート・ウィルソンみたいに完全に独自のスタイルを築き上げれば後は再生産するだけだから楽なんだろうけどな。
殆どの演出家はそこまで行かない。
クシェイも「今更どんな新しい事すりゃいいんだ???」という崖っぷちで仕事してるわけ。
そりゃもう「奇を衒って何が悪い!」って開き直りしかないさねw
へーーーーーー DVDのユーザーレビューじゃ絶賛の嵐なんだけどな。 最大の聞き所それは指揮。さすがのオケ。美しく深く掘り下げられた演出。歌手の顔ぶれの豪華さは言わずもがな、
>>325 そりゃDVDはね。
320のBS放映はDVDになってるのとは違う日なの。
オケがだらだらでびっくり。
出来のよくない日は放映料が安いのか?、なんて勘ぐってしまったほど。
演出は、確かに賛否両論でしょうが、自分にはおもしろかったよ。
誰だっけ、「話題にならないより非難轟々のほうがずっといい」と言った人がいたね。
ほんと、そんな感じ。
DVDと放映版が違うってマジ? 2006ザルツのハーディング+VPOっていうと ガラコンサートの動画も発売が決まってるけど これも放映バージョンとは違うってこと? ガラコンなんて一回きりじゃないの?
329 :
323 :2008/04/17(木) 20:27:18 ID:4tv9WKtp
>>324 「俺はちゃんと訓練を受けたプロなんだよ、おまえら素人評論家がガタガタぬかすな」
ってカメラにブーたれてたな、クシェイ。
イヤなら演出の仕事はやめろと言いたい。
そのあとインタビュアーに「モーツアルトの音楽が二百年の時代を越えて愛された
理由は何だと思いますか」質問されて、ポカーンとした顔でしばし沈黙。
「・・・・・んなこと俺に聞くなよ」
アーノンクールのフィガロをDVDでもBSでも見たが 字幕は確かに違ってたが、内容は同じだったよ。 音源だけ差し換えてるとも考えにくい。 HDDから消しちゃったんで、確認しようがないんだけど。
>>330 先日のBSの指揮はハーディングだよ。
初演アーノンクールね。
DVD持ってないから違う日かはわからないけど、NHKを見た限りではしまりのない演奏だと思った!
実況でもかなり言われてて、カーテンコールでハーディングが映されてなかったのも何とも...
いや、だから「アーノンクールのフィガロ」だって言ってるじゃん。 天使の出て来るやつ。そのことを言ってるんだが。 こないだ放映されたのはハーディングのはドンジョ。
追記。 アーノンのフィガロでは、特に別バージョンという気配はなかったが、 同じM22シリーズのハーディングは放映版は差し換えなのか?ってことね。
10月のウィーン国立歌劇場、新聞などの特集をやたらに見かけるが、空席多いのか?
普通は同じ映像で字幕だけ差し替えってのが多いけどな>ロイヤルシート 下着はいいけど石像の場面のババアの下着はやめてくれorz
ここで聞くことではないかもしれませんが、「コシ・ファン・トゥッテ」は どこが魅力でしょうか? 実は10月のウィーン歌劇場のチケットをおつきあいで購入したのですが、予習と 思ってDVD見てもピンと来なくて、大枚払ったのに、とちょっと鬱です。 聞き慣れるとよさがわかってくる?
>>337 ロマン派のオペラのような「劇的」なことを期待すると
大ハズレですね。しかし逆に、登場人物や出来事に
特別さがないということは、そこで演じられている事と
演じている人は、特定の状況や特別の誰かではなくて、
全ての人にごく日常的に起こっていることを表してといえると思う。
私の場合はそう感じるようになってからは、多面的で
揺れ動く人間感情をある種の客観的位置から眺めながら
付けられている音楽の素晴らしさに惹かれてしまうようになった。
うす塩味の曲だから、一度良さを感じるとのめり込む傾向もあるみたいで、
少なくとも私はそれに該当して、今ではモーツァルトの曲の中で
コシが1番好きです。
ところで、どのDVDで予習したんでしょうか?コシは演出の
幅が広いので、見るものによって初期印象もすっかり変わってくる
可能性が高い曲だと思います。
ちなみに、最も素に近い演出ものならムーティ指揮(ハンペ演出で
ザルツブルクとスカラ座のがある)のがいいと思います。
台本にないことの付加はほとんどなく、また台本の細かいところまで
演技で表そうとする意図がはっきりしていると個人的には思います。
コシは心理描写とアンサンブルが見どころ聴きどころでしょうか。 聴き手の遊び心を試す残酷さもある作品だと思います。
340 :
337 :2008/04/25(金) 14:11:22 ID:+A4w69ce
>>338 レスありがとうございます。とても参考になります。
予習で見ているのは小学館の「魅惑のオペラ」シリーズで、ムーティ、89年
スカラ座のDVDです。
「うす塩味」は言い得て妙、確かにそんな感じですね!
「椿姫」とか「こうもり」とか、派手な初心者向きはいくつか見ておもしろかったの
ですが、そういうのとぜんぜん違うので正直とまどいました。
演劇性が少ないというか、派手な演出付きコンサートという感じですよね。。
せっかく劇場に行くのだから、これから何度か聴き込んでみようと思います。
341 :
337 :2008/04/25(金) 14:15:20 ID:+A4w69ce
連投ですいません。
>>339 聴き手の遊び心を試す...ですか。
初心者にはよりにもよって、なかなか敷居の高い演目みたいですね(^_^;
>>340 あ、ムーティのスカラ座でしたか。338を書いたあとに
魅惑のオペラで出ているのがこれだったことを思い出して、
予習されたのはこれかなと思いましたが、やはりそうでしたか。。
薄味といっておきながらある意味最も薄味のをお薦めしてしまった
のは間違っていましたね。やはりもう少し具体的というか
濃いめの演出のものの方が良かったと思います。となるとベタですが
ポネル演出のアーノンクール盤でしょうかね。あと、ものすごく
好き嫌いが分かれると思いますが、ヒッピー風な奇抜な演出ながら
話の筋自体はほとんどいじっていないデリエ演出、バレンボイム指揮の
ベルリン国立歌劇場のも面白いです。そういえば2006年1月に
NHK BSで5夜連続でモーツァルトのオペラが放映されたときの
コシはこれでした。当時はあまり曲に馴染んでいなかったので
度肝を抜かれましたが、今観てみるとかなり情念のはっきりした
いい演出だと思っています。
337さん 予習ご苦労さまです。 たとえDVDでコジの魅力が分からなくても、 この公演に行く価値は絶対にあると思います。 WSOのオケの響き、フリットリをはじめとする歌手たち。 実際に劇場で体験することで、本当の魅力がつかめる かもしれません。 私自身は、もう10年以上前ですが、ロイヤルオペラの 来日公演でこのオペラに接し、以来、オペラの虜になったのかな、 と振り返っています。 初日に観に行きますが、4日間の公演中にもう一度 観たいとも考えています。
344 :
名無しの笛の踊り :2008/04/26(土) 18:14:07 ID:i4Zageb6
レスありがとうございます。
>>342 なるほど、違った切り口で見るのも手ですね!
おすすめのDVDをあたってみます。
>>343 ほんとに、特にオペラを生で見るなんて貴重ですよね。
あまり難しく考えないで行ければいいなあ、と思います。
レシュマンがパミーナを歌ったオペラ座の魔笛がある。 NHKで放送したときは夜の女王がデセイだったらしい(デセイのベスト盤に映像アリ) が、DVD化されたのはランカトーレのやつだった。 まあ体型的にランカト−レとレシュマンが親子というほうがしっくり繰るかも。
347 :
名無しの笛の踊り :2008/04/27(日) 10:01:54 ID:A3X+B/S2
>>346 デセイのベスト盤は持ってるけど、もとになった魔笛(レシュマンがパミーナの)
全曲DVDって、出てるんですか?
348 :
347 :2008/04/27(日) 10:08:08 ID:A3X+B/S2
失礼。自己解決しました。今HMVで見つけました。早速注文しようっと。
349 :
名無しの笛の踊り :2008/04/27(日) 21:21:25 ID:knc6eehZ BE:102217436-2BP(0)
>>337 アンサンブルオペラといわれているコジですけど、
かなり台本に依っているという要素も否めないところです。
その意味では、台本をじっくり読み込んで、
その上でご自分の心理経験とオーバーラップさせるなど、
十分に感情移入できる下地を作っていかれると、
このオペラの魅力が味わえると思います。
350 :
名無しの笛の踊り :2008/04/28(月) 08:42:26 ID:nfca+Fo4
>>349 というか、台本を知って場面ごとの登場人物の
微妙な心情の揺れがわかることで、そこに付けられている
モーツァルトの音楽の的確さに気づくという感じだと思う。
「感情移入」とはちょっと違うと思うな。もっと客観的というか
けっこう冷徹に人間の生き様を眺めていると思う。
352 :
名無しの笛の踊り :2008/04/28(月) 20:56:36 ID:X4Dcy0gQ
友達のヨーロッパ土産で『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロ』『後宮』を貰つた。 安売店で各2ユーロで買つたさうだ。 後宮はジェルメッティ指揮のシュヴェチンテン音楽祭(1991年)のもので、 此処で取り上げられて居た。 前2者はエンリコ・カスティリオネの監督した恋愛3部作のうちで、ドン・ジョヴァンニは 最近良く見かけるM.Halasz指揮でR.ブルゾンがタイトル・ロール、 グリマルディが伯爵役の『フィガロ』の指揮はBoris Brottと云ふ人だが 指揮姿から見てハースと同様な職人的な指揮者のやうだ。 両者に共通にRossna Potenzza(スザンナ役とツェルリナ役)が出てゐる。 イタリア語の字幕もないが、何時の間にこんなにイタリア語が分るやうになつたのかと思ふくらい発音が明瞭で良く分る。 アンサンブルも不安定なところがあるが、ローマのアルジェンチナ劇場の残りの『コジ』も聞いて見たい。
353 :
名無しの笛の踊り :2008/04/29(火) 00:12:19 ID:HJ97i1sq
アンサンブルは最高! ロッサナ・ポテンザは有名なスブレットだし、ボリス・ブロットもカナダでは 指揮の他でも活躍してる有名人! 価格は20ユーロの間違では。
>>351 それいいですね、フィッシャーのグラインドボーン。
昨年初めにBSで全曲放映されたのを録画しているので、
時々観てます。
355 :
名無しの笛の踊り :2008/04/30(水) 19:37:59 ID:+t2FVfyo
後期7大オペラは聞き飽きた
356 :
名無しの笛の踊り :2008/04/30(水) 22:16:47 ID:QxyYIa+T BE:255541695-2BP(0)
>>350 もちろんコジの「説明」としてはそれでいいと思うよ。
でもこの337さんは、単に受け取るだけでは楽しめなかった、
ということだったから、感情移入という「方法論」を
鑑賞の方法としてお勧めしたってわけさね。
>>352 うぜえよ現代文も書けない馬鹿は日記に書いてろジジイ
359 :
名無しの笛の踊り :2008/05/01(木) 04:37:58 ID:gc+ghcbt
歌劇「ポント王ミトリダーテ」KV87、3幕による、オペラセリア、イタリア語 【1770年12月26日・ミラノスカラ座の前身、ミラノ宮廷劇場にて初演】 モーツァルト14歳、フェルディナント大公の依頼によるオペラセリア CDで現在、手に入るのは、 ■イエンツ盤(ブリリアントの大全集より) ■ハーガー盤(小学館・フィリップス・ユニバーサルの大全集より) ■ノリントン盤(ORFEO) ■ルセ盤(DECCA) ■ブライドン(Mondo Musica ) DVDで現在、手に入るのは、 ■アーノンクール盤(ポネル演出、DG) ■ポウル・ダニエル盤(ベイリー演出、英国ロイヤル) ■ミンコフスキー盤(クレーマー演出、M22) と、8種類のミトリダーテがあるわけだが
360 :
350 :2008/05/01(木) 08:18:31 ID:x265DzsU
361 :
名無しの笛の踊り :2008/05/02(金) 08:44:40 ID:gGIv1NMe
6月21日にBShiで、3月12日サントリーホールでのフィガロの結婚が 放映されますね。なにげに楽しみです。 なにせ宮崎在住のためなかなか見に行くことが困難なので、 こういうDVDでは見られない公演の放映はありがたいです。
>>361 外人歌手の容貌も粒揃いでビジュアル的にも期待できると思う。
美人メゾ扮するケルビーノのハート柄トランクスに注目。
自分が見た日は後ろ向きでベッドからまっさかさまに転落したのでヒヤヒヤした。
その他の出演者もかなり動き回り、スザンナ役は青あざだらけだったのでは。
歌手と同じ立ち位置にいるので、指揮者も芝居に積極的に加わっているのが面白かった。
伯爵役のマックス・ヴェルパ、M22の「偽の花作り娘」にも出てたのを後で思い出した。
>>361 ケルビーノ役が美形って大事だよな
ザルツブルグ公演はブサでがっかりした
>ケルビーノ役が美形って大事だよな 剥げあがるほど(ってるけど)同意
グート演出のシェーファーのケルビーノは完璧な「美少年」で感動した。 カンブルラン版のイケてないメガネ小僧もかわいかったが。 ハーディングにそっくりでワロた(わざとか?)
あ、カンブルラン指揮のはマルターラー演出。
367 :
名無しの笛の踊り :2008/05/05(月) 21:13:02 ID:KqxnBiVB
>362 >外人歌手の容貌も粒揃いで その書き方ではまるで日本人歌手が(ry いや、牧野さんのマルチェリーナすごくよかったよ。 あのナイスバディを存分に活かした怪演だった。
∧∧ ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡ほしゅー
369 :
名無しの笛の踊り :2008/05/08(木) 23:52:38 ID:bzyUZizW
話をぶり返して申し訳ないけど、同じムーティ指揮、ハンペ演出の コシ・ファン・トゥッテでも、ザルツブルク盤とスカラ座盤(魅惑のオペラ) では表現がけっこう違うと思うな。舞台装置その他はほぼ100%同じだけど、 スカラ座の方は歌手が徹底的に喜劇的に演じてる感じを受ける。 2つの陥落の二重唱でも、グリエルモもフェランドも途中で「エヘッ」 とでもいう感じの表情をしてみせるし、グリエルモ役の歌手は容貌自体が ずんぐりちまちましてて喜劇的な感じ。それに対してザルツブルク盤の モリスとアライサは2人ともやや暗めの声質でもあるし、陥落の二重唱では グリエルモは哀愁感、フェランドはそれこそ必死な感じをうまく出してる。 感情移入という点ではザルツブルク盤の方が入って行きやすいかもしれないなあ。 でもスカラ座盤でときどきムーティの指揮姿が写るのはなかなかいいね。 それにしてもムーティはかっこいいな。
林オネタマが「ムーティー様ムーティー様」とお嫌いなご様子。何でだろうね? アライサはなかなかの名役者。なぜかあまり人の言わないことだけど
371 :
名無しの笛の踊り :2008/05/09(金) 16:32:10 ID:8ZSF5BXK
モーツアルトのフィガロの結婚で貴族の男が浮気現場を妻に目撃されて 「妻よ、すまなかった」 「本当にすまなかった」 と謝るシーンの歌をYOUTUBEで探そうと思ったのですがこれがどのシーンで何と言うタイトルなのかが解りません。 優しいバラードです。 先日NHKのその時歴史は動いたを観て以来あのメロディが頭から離れません。 どなたかご存じないでしょうか?
372 :
名無しの笛の踊り :2008/05/09(金) 17:16:02 ID:IQCpdFoX
>>371 Contessa perdono
で検索したら出てくると思います。
373 :
名無しの笛の踊り :2008/05/09(金) 19:04:01 ID:8ZSF5BXK
「フィガロの結婚」第4幕のフィナーレは映画アマデウスでも使用されている。 ボックス席から上演を見守るサリエリのセリフがかぶさる。 「第4幕には・・・打ちのめされてしまった。(中略) 真実の許しと慈愛の音楽が満ち溢れ人々の心に感動を与えた。 神がこの小男(モーツァルト)を通して我々に語りかけているのだ」 声の出演は以下の通り フィガロ ・・・サミュエル・レイミー 伯爵 ・・・リチャード・スティルウェル 伯爵夫人 ・・・フェリシティ・ロット スザンナ ・・・イザベル・ブキャナン ケルビーノ ・・・アン・ハウエルズ バルバリーナ ・・・デボラ・リーズ マルチェリーナ・・・パトリシア・ペイン ドン・バジリオ・・・アレクサンダー・オリヴァー ドン・クルチオ・・・ロビン・レガーテ ドン・バルトロ・・・ジョン・トムリンソン アントニオ ・・・ウィラード・ホワイト
>「第4幕には・・・打ちのめされてしまった。 真実の許しと慈愛の音楽が満ち溢れ人々の心に感動を与えた。 神がこの小男(モーツァルト)を通して我々に語りかけているのだ」
376 :
名無しの笛の踊り :2008/05/10(土) 02:54:36 ID:xV+0YgoF
さだまさしの「ああ〜〜〜〜〜あああああ〜〜〜〜♪」 ってContessa perdonoにくりソツじゃない? 旋律の流れが全く同じだし
378 :
名無しの笛の踊り :2008/05/10(土) 14:20:30 ID:QQPGNk2P
フィガロの第4幕で少々疑問に思うのは、なぜフィナーレ前は ソロのアリアばかりが5つ連続するんだろうということ。 モーツァルトの他のブッファなどからすると、これだけソロが 連続するのは異例のことで、そのうち一つぐらいは重唱が混ざってても よさそうなものだけどなあ、と思ったりする。 5つはとても変化に富んだ素晴らしいアリアではあるが、 完璧なフィガロの中にあって、ここだけはほんのちょっとだけだが 個人的にはやや退屈な感じがしないでもない。
興行的に、歌手の顔見せみたいな意味があったんじゃないのかね?
フィガロは登場人物多いからねぇ。 しかし、そう思うと2人しかいない「アリアなし」にあたっちゃった ドン・クルツィオとアントーニオは気の毒ではあるかな。
>>380 クルツィオは置いといて、アントニオは初演でバルトロの人が掛け持ちで歌ってたから無くて当然。
382 :
名無しの笛の踊り :2008/05/11(日) 01:42:17 ID:0f7WagHG BE:357758497-2BP(0)
>>381 クルツィオもバジリオが掛け持ちしていたからしゃーない。
383 :
名無しの笛の踊り :2008/05/11(日) 02:20:14 ID:X8U3+bPS
2006年のザルツブルク音楽祭のフィガロを昨日BSでやってたが、 アルノンクールのモーツァルトは聴いてられないな。
384 :
名無しの笛の踊り :2008/05/11(日) 02:34:15 ID:tNEWXPLt
>>378 モーツァルトにとって、フィガロの音楽は第3幕で完結している
第4幕は、エイヤの力技で書いた付け足し
でも、あれだけ魅力のあるアリアとなっている
当然、推敲はしてるんだろうけど設計はしていない
「一筆書き」
それがモーツァルトの最大の魅力
385 :
名無しの笛の踊り :2008/05/11(日) 03:05:58 ID:7H134yzZ
>>384 >「一筆書き」
ある種の作品には当てはまるかもしれないけど、オペラのような大作はさすがにどうかな。
確かモーツァルトはオペラを作曲する時、頭から順番に曲作りするんじゃなくて、似たタイプのシーンごとにまとめて(滑稽な重唱とか)作曲したんじゃなかったっけ?
それに1、2幕と3、4幕は構造的にセットになっているし、4幕はあの畳み掛けるような精緻なフィナーレからも、かなり慎重に取り組んだと思われ。
それでも一筆書きのようにサラサラ流れて聞こえるところがモーツァルトらしいと言えるんだろうな。
386 :
名無しの笛の踊り :2008/05/11(日) 22:43:47 ID:tNEWXPLt
>>385 作曲前から、音符のパーツは既に頭の中にプールされており、構想も練っていたでしょうね。
でも作曲行為に取り掛かっている途中では、霊感に啓発されていたと思う。
2幕フィナーレ〜3幕は明らかに音楽が違う。神降臨だと思う。
4幕は素に戻って職人的に書いている。
同じ巧緻といっても、例えばプッチーニあたりとは、ここが決定的に違う。
カラヤンはプッチーニが得意でモーツァルトが駄目だったが、よく分かる気がする。
ファウストの願望が叶った時、それが一筆書きなんだとと思う。
プッチーニあたりって。なんていい草。カラヤン臭が気になるああいうのを得意と言われてもな。 いちいちカチンと来るな。 >フィガロの音楽は第3幕で完結している
388 :
名無しの笛の踊り :2008/05/12(月) 00:01:30 ID:OnIaO/NC
カチン様は、プッチーニ・ファンか? プッチーニの音楽は序曲で完結している
自分によってる人になに言っても無駄
390 :
名無しの笛の踊り :2008/05/12(月) 00:09:28 ID:OnIaO/NC
26秒後にw ご苦労様w
「魔笛」の序曲は一気呵成に書いたらしいけど、「ドン・ジョヴァンニ」の拍子の異なる3つの舞曲が 絡み合うところなんかは、自筆譜を調べたらかなり推敲の跡が見られたという話は聞いたことあるな。
知ってますよ ぎゅっと握って「何と小さい(ry
モーツァルトが一気に書いたなんて伝説未だに信じてる人がいるのか
395 :
名無しの笛の踊り :2008/05/14(水) 01:36:55 ID:uQMcsecm BE:45429942-2BP(0)
>>394 まあベートーヴェンよりはスケッチに紙数をかけなかった、
という風に理解しておけばいいだろうね。
つまり、頭脳がややデジタル寄りだった、という感じで。
396 :
名無しの笛の踊り :2008/05/14(水) 09:14:09 ID:hGoDgxX7
修正が多いか少ないかは置いておくとして、 モーツァルト研究オンライン で検索すればヒットしてくるサイトでは(直リンクはやめておきます) 魔笛の二重唱「恋を知るほどのものには」の自筆譜での 書き直しのことなどが分析してあって、なかなか面白い。
>>388 はプッチーニに序曲があると思ってる初心者
パッパーノ指揮コヴェントガーデン歌劇場の「フィガロの結婚」を見ました。 注目は売り出し中のバリトン、アーウィン(エルヴィン)・シュロット。 指揮者が締め付けないタイプなのか割と自由に歌っているようだった。 レチタティーヴォは時にメロディを無視して感情表現を優先している。 対する伯爵役のジェラルド・フィンリーは安定した歌唱と馴れた芝居が良かった。 科学ヲタで陰険な性格というキャラ設定も彼の地味な外見に上手くはまっている。 バルトロ、マルチェリーナ等にも歌手にマッチした「濃い」キャラ設定がされていて面白い。 バジリオ役は通常ダレがちな第4幕のアリアでも笑いを取りにったりと健闘していた。 演出のマクヴィカーは役者を多く使って芝居が単調になることを防いでいる。 第2幕の夫婦喧嘩のシーンではドアの外に使用人が群がって聞き耳を立てたり、 結構リアリティーがある(青いお仕着せはスペインぽくない気もするが)。 指揮はかなりテンポが速く、レシュマンは第3幕のアリアがきつそうだった。 演奏は良く言えば勢いがあるのだが、ところどころ響きが荒っぽいと感じた。 ボーナス映像にパッパーノの解説があり、第4幕の伯爵夫人のpiu docile io sono をこのオペラの最も素晴らしい箇所であると語る。 なるほど、この静謐で美しいメロディーを引き立てるために前の3時間 かっと飛ばしてたのか・・・ってえらい長い前フリやな。 映像的には初心者にもオススメできるが、フィガロとスザンナが寄ると触ると ぶちゅぶちゅと接吻を交わすため小さいお子様には配慮が必要かもしれない。
399 :
名無しの笛の踊り :2008/05/18(日) 13:06:06 ID:PcseUzvm
そうか、ミア・パーソンはここでもぶちゅぶちゅなのか。 グラインドボーンのコシでもぶちゅぶちゅやってたなあ。 普通にしてても十分に情緒の出せる人だと思うんだけどな。
400 :
名無しの笛の踊り :2008/05/20(火) 07:14:09 ID:iRZcIMNh
>>398 フィガロとスザンナ
今のガキはそんなの不感症だよ
「ルル」でも見せとけば
400さんの子供と一緒に遊んじゃ駄目。解った?
はーい。 ちなみにパッパーノ盤にはマルチェリーナとバルトロの濡れ場もどきもある。
403 :
名無しの笛の踊り :2008/05/21(水) 07:09:09 ID:uQdBRx5F
「フィガロ」の筋立て自体、子供にどう説明するの?
子供連れて行く自体問題だと思うんだが
劇場に連れていくわけはないが、DVD見てると筋を聞いてくる。 うちのはまだちっさいから 「このおじさんはこのおねえさんのことを『好き好き!』で、デートしたい。 だけど、おねえさんはこのおにいさんと結婚することになってるし、 おじさんのことは嫌いでー」とか。 それなりにわかってるみたい。
>>397 亀レス
つ「イロニー」
白人 『ニホンジンノ アオイヒトミハ トテモキレイデス』
日本人 ×『日本人の瞳は黒いんだよ。お前、色弱か!』
○『いいえ。黒い瞳の方が美しいと思います。』
最近、西本晃二著「モーツァルトはオペラ」と岡田暁生著 「恋愛哲学者モーツァルト」を続けて読んだ。 魔笛で、前半と後半は正と邪が入れ替わっているのではなく、 前半は夜の女王の言い分、後半はザラストロの言い分であって、 まったく自然な話だという岡田氏の意見には、自分も常々 そう思っていたので大いに納得した。 どちらの本も同時代の他の作品などとの比較対象がすごくて とても参考になるが、なんだか深読みが多いせいか 頭がくらくらしてしまった。
>>407 ほう、おもしろそうだね
岡田暁生は結構好きだから読んでみよう
410 :
名無しの笛の踊り :2008/05/30(金) 19:07:20 ID:NGB5pSYF
407で紹介されてる本を読んで面白いと思ったのは、 啓蒙君主ヨーゼフ二世の改革は急進的すぎて失敗が ほとんどだったけれども、一方では「農奴の解放」や 「拷問の禁止」をやっていたというところ。 口では格好いいことを言っておきながらやってることは まさしくこの逆であるザラストロと対照的なんだなあ。
>>409 以前BSでグレート・スリー・テナーズ・コンサートを見たときに
指揮者がいきなり「もう飛ぶまいぞこの蝶々」の替え歌を歌った。
新しい芸風の指揮者だな、と思ったがあれがルイゾッティだったのだな。
誰か、ノリントンの「魔笛(+ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ)」の ライナーをすぐ見られる場所に置いてある人が居たら ・録音の行われた場所 ・合唱指揮(Chorus Master)の名前 を教えて下さい。 図書館から借りてきたんだけどライナーが紛失している・・・・ orz
413 :
名無しの笛の踊り :2008/05/31(土) 23:11:12 ID:g+/eXg9U
>>412 私のVirgin盤では、録音場所は「アビーロード第1スタジオ」とありますが、
合唱指揮者名は記載されていません。
415 :
名無しの笛の踊り :2008/06/01(日) 20:55:45 ID:p9oRxhuB
アーノンクール&ポネルの、ミトリダーテDVD見たら 演出的にかどーか、アリアが抜粋されまくり、アルバーテがおこちゃまになってるし、 アルバーテのアリア(NO.3)や、マルツィオのアリア(NO.23)を削ってる。 この2つのアリアを削るだけならまだしも、 このオペラの代表とされてるファルナーチェのアリア(NO.6/厳格な父がやってきて) を削るとは、どういう理屈だ。 ファルナーチェのアリア(NO.6/厳格な父がやってきて) は、M22のミンコフスキー&クレーマーですら残しているのに、 カット無しは、英国ロイヤルのポウル・ダニエル&ベイリーだけだな。 初期オペラDVDで抜粋や改変は、やめほしい。 と、世界の名無し そう思う。
416 :
名無しの笛の踊り :2008/06/02(月) 13:39:52 ID:6Sl5Plhy
演出家の判断が難しいところかもしれないな。 イドメネオやティートと違って14歳の時のミトリダーテは 伝統的なセリアの様式をそのまま踏襲しているから、 アリアばかりの連続で、正直、ちょっと退屈だしなあ。 カストラートを使えないことで声役のバリエーションも 限られてしまうし。 作品のありのままの姿を示す資料的な価値と、 観る者を飽きさせずに楽しませるパフォーマンスとのバランスに 演出家も頭を悩ませているんじゃなかろうか。 一言でいえば、オペラ・セリアの時代的限界なんだろうが。
417 :
名無しの笛の踊り :2008/06/02(月) 20:02:10 ID:IxIeRnQa
カストラートについてはカウンター・テナーで代用してるからいいんじゃないか。 それよりザルツブルグ音楽祭の奇抜な演出が問題だ。 話題が変わるが、 M22の偽の女庭師なんか、 タイムスリップして18世紀から現代だぜ。 しかも屋敷でなくホームセンターだぜ。 タイムスリップなんて演出は、ムチャクチャだ。 そんな事を言ってたらツァイーデ・アダマは、 ムチャクチャの頂点だが(笑)。
418 :
名無しの笛の踊り :2008/06/02(月) 22:05:48 ID:d+eSsNrW
タイムスリップの傑作演出は、ハーディング/エクサンプロヴァンスの ドン・ジョヴァンニ(ブルック演出)と、バレンボイム/ベルリン国立歌劇場の コシ・ファン・トゥッテ(デリエ女史演出)だと思う。 この2つは解釈自体はとても素直で妙な読み替えもない。 M22ではヘルマン夫妻のイドメネオは面白いと思った。
419 :
名無しの笛の踊り :2008/06/03(火) 04:41:19 ID:JqWE1YXY
>>418 それはタイムスリップな演出ではなく、
最初から現代型に置き換えた演出じゃないか?
M22の偽の女庭師は、序曲では18世紀だが、1幕に入ると現代になっているから。
420 :
418 :2008/06/03(火) 08:44:58 ID:FKxBdhmr
おう!すまんかった。 そんなんだ・・ 観てから言うんだった。軽率なことで・・恥ずかし・・
421 :
名無しの笛の踊り :2008/06/07(土) 06:01:52 ID:1WaiNYZS
『M22DVD国内盤』と、 『ユニバーサル・モツ180CD国内盤』で、 初期中期オペラ、宗教劇の解釈は万全だな。 心残りは、エジプト王ターモスがM22に出なかったことだ。 まあ、2041年と2056年のモツイヤーを楽しみに待ってるよ。
422 :
名無しの笛の踊り :2008/06/07(土) 10:42:38 ID:1WaiNYZS
テオドル・グシュルバウアー指揮&チェンバロ ジャン・クロードファル演出 リヨン・オペラ座管弦楽団・合唱団 の【ポントの王ミトリダーテ】のDVDって発売されないのかな。 LDで昔で出ていたようだけど・・・・
423 :
名無しの笛の踊り :2008/06/08(日) 01:15:41 ID:LX6Cxpa2
歌劇「ポントの王ミトリダーテ」KV87、3幕による、オペラセリア、イタリア語 【1770年12月26日・ミラノスカラ座の前身、ミラノ宮廷劇場にて初演】 モーツァルト14歳、フェルディナント大公の依頼によるオペラセリア CDで現在、手に入る物 ■イエンツ盤(ブリリアントの大全集より) ■ハーガー盤(小学館・フィリップス・ユニバーサルの大全集より) ■ノリントン盤(ORFEO) ■ルセ盤(DECCA) ■ブライドン(Mondo Musica ) DVDで現在、手に入る物 ■アーノンクール盤(ポネル演出、DG) ■ポウル・ダニエル盤(ベイリー演出、英国ロイヤル) ■ミンコフスキー盤(クレーマー演出、M22) と、8種類のミトリダーテがあります。
Don Giovanni: Fin ch'an dal vino - Johannes Weisser
http://jp.youtube.com/watch?v=noYrmcz3-jo そろそろ発売予定のヤーコプスのドン・ジョヴァンニ(DVD)。
発売元の「主演は北欧の若き貴公子」という煽り文句を間に受けて
九頭身で金髪碧眼のイケメンを想像してたら・・・orz。
マジ知り合いの工務店のオッサンに似てる、作業服着てたら完璧。
迷わずオーダーキャンセルしますた。
昨夜やってた「イドメネオ」を観た。 ああいう演出はあまり好きじゃないんだけど 歌手はいいな〜と思いながら観てたら、いよいよ盛り上がってまいりました。 イダマンテとエレットラの船出のシーン。 荒れ狂う海に、折り紙で作ったような小さい舟がポッキリ…オイ! そして海神登場、手に蛸持って。 蛸を振り回し、床にバシバシ叩きつけながら暴れる海神。 海辺に住んでる、ちょっとおかしくなった浮浪者のようだ。 しかし、いかんだろ、海神のくせに海産物粗末にしたら。 笑いすぎて、音楽が聴けなかったので 明日また聴き直します。
>>425 海辺の浮浪者wwwwww
ライティングのせいで、女声陣の顔が怖くて30分くらいで見るのやめてしまった。
中でも若い頃の美貌の印象が強かったコジェナーの劣化が...
まるでそれと引き換えたように、歌は上手くなっていたが。
後半にそんなに面白いシーンがあるとは思わなかったw
録画見直してみます。
427 :
名無しの笛の踊り :2008/06/10(火) 07:44:01 ID:kvxfeOua
コジェナー、役柄からいって姿もとても良いと思うけどな。 ま、好きずきだけどね。 これ、私は結構気に入って、なんとなく視聴するのに気が重かった イドメネオ(というかセリア)の面白さをようやく知った演奏でした。
いやいや劣化がすごいんだよ、コジェナーは 20代の頃との差が・・・・・
ズボン役はくたびれたおばさん歌手が担当するのが常だと思うけどなあ・・・ ノリントン指揮のイドメネオだけど、正直ビジュアル・舞台装置・演出はどうでもいい ソロ歌手がとにかく粒よりですばらしかった。エレクトラ役には戦慄しました。
>>428 モーツアルト・ガラのDVDを買ったら、ジャケットのコジェナーの写真は
スタジオで撮影したやつに差し替えられてた。
ネトレプコどころかシウリナだって(失礼)ライヴ撮影のときの写真だったのに。
やっぱ本人も気にしてNG出したのかね。
あちらの女性は子供産むとすごい勢いで老けるからな… アルマも結婚前と結婚後の落差がすごいし… とりあえずラトルのばかやろー
気を抜いて老け込めるって、ある意味幸せだよ
いや、あの舞台は照明が特殊すぎたんじゃない? 女性陣みんなひどい顔だったよ、確かに。 普通にお化粧して、ライトもうまく当てたら、コジェナーはまだまだ綺麗だと思う。 アルバーチェはホモっぽかったし、みんな動きも妙だし 音楽に集中しにくい演出はちょっとなあ…。 でもあの海神はスキw
個人的には、囲まれたオケピの中からのぞいているハゲ頭もかなり好きだ
>>435 うんうん、どうしてもあの頭見ちゃうんだよ。
歌手見ずに。
あれも音楽に集中しにくい演出だろうか。
録画見た! 折り紙船パキ〜ン、禿ワロタw 王の背後にまとわりつく怪しい昆布オヤジもwww ほんと歌はよかったのにね。 特にアニヤ・ハルテロスは、スレチだが、今後ワーグナーヒロインに期待できそうで楽しみだわ。
438 :
名無しの笛の踊り :2008/06/16(月) 09:19:02 ID:Lz56kLdn
極端な読み替えをしないで現代風の演出にするのは難しそうだねぇ。 でも、ヘルマン夫妻のはイドメネオもコシ・ファン・トゥッテも面白かった。
イドメネオ、週末やっと見たよ。 ラストにバレエ音楽入れてたね(パッサカリとシャコンヌ?) 華やかな終わりになって良かった。 スペイン風のリズムのところでフラメンコの振りをする二人がかわゆす。 目を見開き顔をゆがめながら、今にもひきつけを起こしそうな表情で歌う コジェナーのイダマンテは、どことなくボストリッジに似ていた。 彼はイドメネオがレパートリーのはずだから 共演したらホントの親子のように見えるだろうw
>パッサカリ アが抜けてた…
ボストリッジは歌うときに顔が歪むのが難点。 BSで水車小屋見たときに引いてしまった。 それさえなけりゃ「後宮」のベルモンテとか映像化して欲しいものだ。
ブリテンだと、その苦しそうな歪み具合がプラスに働く罠。 クィントもアッシェンバッハもヴィアもハマりすぎだった。 モーツァルトならば、2-3年前にウィーンでやったオッタヴィオが ゴシックな衣装が似合って良かったらしい。
ボストリッジはオペラで歌っても声量足りるのかな? リートを聞いた限り軟弱だったけどな
ええっ?ボストリッジて見た目より全然声量あると思うけどな。
445 :
名無しの笛の踊り :2008/06/20(金) 21:21:30 ID:arg6Cc4J
明日夜9時 BShi サントリーホールのフィガロの結婚だよ
>>445 今聞いてるけど最高だなこの公演!
ルイゾッティの指揮も良いけど歌手が見事。
スターはひとりもいないけどこれだけ粒揃いの歌手を揃えられたもんだ。
フィガロのガブリエーレ・ヴィヴィアーニが凄い。
ウォルフガング・ブレンデルに似た声だがもっと艶のある美声でテクニックもあるし押し出しも悪くない。
俺がモグリなだけかもしらんがこんないいバリトンがいたとは知らなかった。
こいつは絶対スターになるよ。
>>445 伯爵夫人のファルノッキアをアップで見たら結構ガタイのいいおばさんだった。
やっぱ実演で遠目に見てた方が良かったかもしれない。
テレビでは音響のよさも半減すると思っていたが、予想よりもいい録音状態だった。
>>445 ホールオペラって初めて見たけど、面白いね。
知ってる歌手はいなかったけど、歌も容姿もいけてて、なにより演出がよかった。
クラシカ入ろうか迷ってるので教えてください。 ザルツ2006のM22で見るべきものは?
>>450 俺が見たうちでは
フィガロ、ドン、イドメネオ
の三本かな。
フィガロとドンの演出は毀誉褒貶あるが豪華キャストで最先端の演出だから見といて損はない。
イドメネオはなんつっても歌手が凄すぎ。
特にラモン・ヴァルガスはヴェルディやプッチーニ向けの声だと思ってたけどすんばらしいテナーだな。
あれでもっと顔がいいか背が高ければ爆発的に人気出ると思うのにな。
オカマみたいなおめめパッチリの小太りのオッサンなのが残念。
コジェナー他の女声もみんないい。
M22のドンジョつえば
>>326 の事の真相は結局どうなの?
(テレビ放送とDVDでは違うものを流している)
後の流れを読むと、
私には
>>326 の言うことが
根拠のないただの思い込みにしか思えないのだが
>>451 ヴァルガス、激しく同意。
メトのオネーギンのボーナス映像でインタヴューを見たが、
知的で語学に堪能ユーモアのセンスあり、見た目が良かったら絶対スターになってる。
ドン・カルロスの動画見ても、ロドリーゴ役のスコウフスの方がが主役に見えてしまうのが悲しい。
でも「イドメネオ」は別に顔良くなくても構わないキャラでしょ。 歌うまいのに、イマイチ感情移入できなかった…。 (パヴァロッティではできたんだよ。) 見た目のせいだけじゃなくて、スターになるための何かが欠けてるのかなと思った。
コシもけっこういいと思うな イドメネオと同じ演出家だよね
マイナーだが、ミトリダーテもよかったよ。 ヴァルガスは現状ですでにスターなんじゃないの? ビリャゾンやフローレスほど目立っちゃいないし、 オペラ史上指折りの、という意味ではないけど。
457 :
名無しの笛の踊り :2008/06/25(水) 21:56:01 ID:MRpiCRxJ
魔笛はパパゲーノのゲルハーヘルがいまいちミスキャストだったような。 肝心なところで妙にふて腐れたような演技でつまらなかった。 音楽はよいと思ったが。
458 :
名無しの笛の踊り :2008/06/26(木) 04:05:03 ID:vhm0P6zo
KV.87■Mitridate, re di Ponto (ポントの王ミトリダーテ) CDで現在、手に入る物 ■イエンツ盤(ブリリアントの大全集より) ■ハーガー盤(小学館・フィリップス・ユニバーサルの大全集より) ■ノリントン盤(ORFEO) ■ルセ盤(DECCA) ■フィッシャー盤(DRS) DVDで現在、手に入る物 ■アーノンクール盤(ポネル演出、DG) ■ポウル・ダニエル盤(ベイリー演出、英国ロイヤル) ■ミンコフスキー盤(クレーマー演出、M22) ・廃盤 ■ブライドン盤(Mondo Musica )CD ■グシュルバウアー盤 LD
M22についてレスくださった方々、ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
460 :
名無しの笛の踊り :2008/06/27(金) 05:36:32 ID:vLMudR0N
フィガロの結婚は最高のオペラだと思う。 モーツァルトのオペラは総じていいが・・・
462 :
名無しの笛の踊り :2008/06/27(金) 08:42:58 ID:U+FcyjYC
私はコシ・ファン・トゥッテが一番好き。 あんな設定のストーリーをオペラにできてしまうなんて、 普通より倍は音楽が優れていないと無理だし、 実は結構悲惨な内容なのにそれを忘れて心を解放して 音楽を楽しめる独特の魅力がある。 もちろん、フィガロやドン・ジョヴァンニも好きで しょっちゅう聴いてるのだが。
>>460 やっぱりドン・ジョヴァンニは派手なシーンがあるから
演出家も力入るんだろうね。
いろんな舞台、それぞれに楽しい。
しかし騎士長よりジョヴァンニの方が怖いね、このビデオw
このビデオのDVD持ってるけど、好きだなぁ。 シエピのDVDも持ってるけど、このビデオの方がいい。 反論は認める。
ドン・ジョヴァンニは、喜劇的な面と悲劇的・悪魔的な面を ひとつの演出の中で描き分けるのが難しい作品だね。
アーノンクールのドン・ジョヴァンニのCD。 オケも歌手もネームバリューあるのに、ネットで検索してもほとんどスルーされてますね(悪評もないけど)。 で、中古屋でも他盤に比べ格安なので半信半疑で聴いてみたら、とても良かった。録音も良いし。
>>466 そのシリーズのフィガロはどうなんだろう?
バレンボイム指揮 ベルリン
Se vuol ballare signor Contino - Rene Pape
http://jp.youtube.com/watch?v=W6ugvMiy8U0 動画はエコーがきついが手持ちDVDで確認したらそれ程でもない。
パーぺ、レシュマン、トレケルの若い頃が見られるのは記録として貴重。
今では陰も形も無くなったレシュマンのキュートなケツアゴが鑑賞できる。
ケルビーノのリスレーが良い。ドン・バジリオはペーター・シュライヤー。
演出はオーソドックスだが、舞台が暗くて辛気臭い感じがする。
コンピエーニュ劇場の方は見ていない。
>>470 さっそく、ありがとう。
舞台の雰囲気がわかりました。ハーペはさすがに巧いですね。
コンピエーニュ劇場のはDVD探してみましたが見あたりません。
イドメネオのコジェナー、ここで劣化劣化と言われてたからどんなにひどいのかとおもったら あの役では十分じゃんw というか一瞬ラトルみたいな表情してたところがあってワラタ
>>472 劣化っていうのはさ、彼女は若い頃、ほんっとに綺麗で可愛かったんだよ。
それが目に焼き付いている自分には、ショックだったってこと。
まあ、あの演出はライティングの影響もすごいかったし、あの年齢の女性と
しては普通に美人だろうと思うけどさ...
いや30前半にしてもフケすぎだろ
>>472 禿同
去年か?リサイタルで見た時もまじでなんか深刻な病気になってるんじゃないか心配したよ
あの老けこみ様はないぜ
>>475 演目に老婆が「今時の若い女の子ときたら」て愚痴る曲があった。
テレビで見てたけど、なんかシャレになってなかった。
ティートって、イドメネオと比べるとイマイチ退屈かなと感じるんですが そのうち目覚めるきっかけが来ることを願ってます
レチタティーヴォが退屈だから無理じゃない?
480 :
名無しの笛の踊り :2008/07/08(火) 04:01:43 ID:vP2FBtrq
来年、エジプトの鵞鳥を演奏することになって、DVD探してますが、 M22のやつしか出てないようですね。 値段が高くて迷ってます。 お持ちの方、どんな感じでしょうか、教えてください。
お茄子wwwwwwwwww
483 :
名無しの笛の踊り :2008/07/08(火) 18:42:55 ID:5scHDHS4
>>480 『カイロの鵞鳥』のことだよね?
おそらく書き込みの内容から推測して、アマチュアオーケストラか何かのひとだとおもうのだけど、
いったいあの未完成作品をどう演奏しようという企画なの?詳しい説明キボンヌ。
ガチョウは佳作。
486 :
名無しの笛の踊り :2008/07/13(日) 20:27:04 ID:d6Qxswlw
『カイロの鵞鳥』は残されたフィナーレの部分などから推察すると、 もし完成していたならちょうど『偽の女庭師』と『フィガロ』とを結ぶ オペラブッフォの佳作になっていただろうな。
今日買ったCDに "Il ratto dal serraglio" っていうオペラのアリアが入ってて 知らないタイトルだなーと思いつつかけてみたら後宮のイタリア語版だった。 ちなみに歌ってるのはマリア・カラスだった。ちょっと妙な感じ。
まあ魔笛のイタリア語版なんてのもあるからねー
イギリスは英語上演専用の劇場があって(ENO) なんでもかんでも全部英語に翻訳して上演する。 もちろんブリテンみたいに最初から英語のオペラもやるが。 イタリアもそういうことでは。
ケネスブラナーの映画の魔笛も英語でがっかりした 当然と言えば当然なんだろうけど
ベルリンのコミッシェオーパーもドイツ語専門の劇場だね
493 :
名無しの笛の踊り :2008/07/19(土) 21:20:38 ID:gPPiJ/mM
>>492 おもしろそうだね。
魔笛はストーリーがあってなきようなものだから
いろいろとできるよね。ウィニペグ・バレエ団のも面白かったし。
うわーコレ来るんだ、超嬉しい。 激おすすめだよ。
>>492 おいおい、12月に黒人呼ぶのかよ。 鬼だな。
>>495 この人ら2月にロンドンで公演してたからその辺は大丈夫
…って寒いって意味じゃないのか?
へえ、面白そうだね。 日本バージョンもつくればいいのに。
501 :
名無しの笛の踊り :2008/08/02(土) 06:43:17 ID:MgyjAXpv
グートの2007年のフィガロはDVDにはなってないよね? BSとかで放映された? 2006年のとはずいぶん印象が違ってたと言われてるみたいなので 観てみたいものだなあ。
503 :
名無しの笛の踊り :2008/08/02(土) 08:42:23 ID:MgyjAXpv
>>502 ホントだ。ありがとう。
でもやっぱり中身のはなさそうなんだね。
>>501 へえ、どう違ってたの?
実際に演出に手を入れたのか、
指揮者や歌手の個性の違いで、結果的に全く違う解釈となったのか。
2007年はハーディングが指揮だっけ?
ごめん。
>>502 の動画にハーディングって思い切り書いてあった。
506 :
名無しの笛の踊り :2008/08/05(火) 22:42:55 ID:MCz48rJ7
507 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 04:40:13 ID:DRz+QTHr
>>506 みてくれの馬鹿娘のDVDがM22以外に発売されてるのを今知ったぜ。
さっそくポチらせてもらったぜ
508 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 16:14:33 ID:6MraTSOB
質問です。リヒャルト・シュトラウスが『ドン・ジョバンニ』に ついてカール・ベームに言った言葉です。 -- 「第1幕のフィナーレで、レポレッロが仮面をかぶった三人を招き入れて、 あの悲劇的な仮面の三重唱がはじまる直前のアダージオの二小節を 覚えているだろう。ねえ、ベーム君、もし僕がこの二小節を作曲して いたとしたなら、代わりに僕は自分のオペラのうちの三篇を差し出しても よいと思っている」 シュトラウスがここで言おうとしたことは、メヌエットに現れている 最高の生の喜びの表現から仮面の三重唱の深い悲劇性への橋渡しを 弦楽器を用いた、わずか二小節でやりとげられるほどの偉大な天才 ならば、その卓越さを凌駕することはもはや不可能だということである。 -- この部分が実際にピンときません。CD(カラヤン&VPO)を聴きながら 多分ここのことか、と見当をつけますが、もうひとつピンと来ません。 楽譜があれば教えていただくのも便利かと思いますが、持っていません。 どの台詞とどの台詞の間のことか、せめてそれだけでもご教示願いたい です。
509 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 17:05:12 ID:y0XXs2GF
>>508 レポレロ「プシッ、プシッ」
云々
レポレロ「主人がご招待したいと言っていますが・・」
云々
オッターヴィオ「光栄です・・」
云々
レポレロ「旦那はまたご婦人方を口説くつもりかな・・」
(レポレロ退場)
たた、たた、たた
三重唱が始まる「神よ、お守りください」
#この「たた、たた、たた」の部分のこと
510 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 17:57:18 ID:0khF1ufH BE:159004447-2BP(0)
F Es Es D D C Es D D C C B という音の連結だな。 単なる音階通りの下降音形なんだがね。
511 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 18:05:44 ID:n7ef7Ppk
ドンジョヴァンニをドンジョバンニと書き込みするような奴に答える義務は無い。 (・ω・)ノ ばらの騎士の解説本でも図書館で読み漁ってから、 グラーシュで顔洗って出直してこい。 話はそれからだ。
人間が小さいとモテませんよ
513 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 21:39:34 ID:6MraTSOB
509 510さん、ありがとうございます。 R.シュトラウスが感激したのはこの下降音形なんですね。 天才は天才を知る、ですね。508より
514 :
名無しの笛の踊り :2008/08/06(水) 22:20:15 ID:QBC4VVXS
>>508-510 改めてその箇所を聴いてみると、
たた、たた、たた たた、たた、たた ->三重唱開始
だったとしたら、単なる取って付けた2小節に終わってしまい平凡だったかもしれないね。
たた、たた、たた たた、たた、たた
->三重唱開始
と、2小節目の4つめの音から三重唱が重なって始まってるから、
橋渡しとして有効になっていて、ちょっとしたことだけどこれがミソかもしれない。
515 :
名無しの笛の踊り :2008/08/07(木) 17:42:34 ID:NMFkbgVV
イドメネオのRシュトラウス版の楽譜があるのに、 ドンジョバのRシュトラウスの楽譜が無いのは何故ですか
516 :
名無しの笛の踊り :2008/08/07(木) 22:52:37 ID:Nnd0x6lA
>514 卓見ですね。
518 :
名無しの笛の踊り :2008/08/09(土) 21:35:26 ID:ObOni5SE
>>515 どうなんだろうね。フィガロやドン・ジョヴァンニは19世紀のドイツでも
けっこう上演されていたようで、ほとんどはドイツ語上演だったらしいので
20世紀になってシュトラウスが改めて作るまでもなかったのかもしれないね。
イドメネオの方は19世紀はほとんど知られていなかっただろうから、
20世紀になって上演するときは馴染みがないので、当時の人である
シュトラウスもドイツ語版を作ったのかもしれない。
ドン・ジョヴァンニの絶唱コンテスト?
http://jp.youtube.com/watch?v=p25QyiEnDGA# 1: Rod Gilfry (Don Giovanni) and Ildebrando D'arcangelo (Leporello)
2: Cesare Siepi (Don Giovanni) and Otto Edelmann (Leporello)
3: Dietrich Fischer-Dieskau (Don Giovanni) and Karl Christian Kohn (Leporello)
4: Tito Gobbi (Don Giovanni) and Erich Kunz (Leporello)
5: Ruggero Raimondi (Don Giovanni) and Jose Van Dam (Leporello)
6: Eberhard Waechter (Don Giovanni) and Giuseppe Taddei (Leporello)
7: Peter Mattei (Don Giovanni) and Gilles Cachemaille (Leporello)
先月こうもりで見た生ギルフリーは映像よりもいけてた。
しかし彼を凌ぐイケメンっぷりだったのがスコウフス、スターのオーラ出まくり。
客席に背を向けてこっそり汗を拭く姿が伯爵@グート演出を思い出させた。
520 :
名無しの笛の踊り :2008/08/20(水) 09:18:57 ID:z65zLXVn
>>519 なぜかリンクがつながらないが、これまで見てきた中では2と7が好きだ。
古いとかなんとか言われても、やっぱりシエピは魅力的だ。
>>519 ピンツァがないんじゃダメだろ。
彼こそ20世紀最高のドンジョヴァンニなのに。
M22順番に見ているが、「斬新な演出してるおいらカコイイ」っていう 演出のオナニーが目立つな。 後宮からの誘拐のぼかし映像見てたら腹が立ってきた。エロくすれば みんなが喜ぶと思ったら大違いだ。
523 :
名無しの笛の踊り :2008/08/23(土) 22:12:28 ID:X8ZZVGmS
若い方の作品は比較対照をほとんどもってないので何とも言えないが、 いろいろ見てきてある程度比較できる四大オペラあたりだと、 試行錯誤して新しい流れを見いだそうとしている近年のヨーロッパ演出界の 博覧会みたいなものだったんだろうなという印象はあるね。 その中では特に視覚的にコシはおもしろいと感じたな。姉妹が初めから知っていた という設定自体はさほど効果的に機能しているとは思えなくて、むしろ音楽や台詞との 矛盾の方が気になってしようがない感じだったが。 魔笛に関しては斬新さはないが、夜の女王の扱いがちょっとした新基準に なり得るかもとは思った。2003年ロイヤルオペラのマクヴィカー演出での ザラストロの描き方と合わせて、このあたりは今後数十年にそれなりの影響を もつかもしれないという感想を持った。フィガロは、個人的にはうるさいばかりで イマイチと思ったクチなんだが。
>>523 物知らんガキは黙ってろボケw
ロイヤルオペラの糞演出の魔笛が影響力持つとか馬鹿杉w
525 :
名無しの笛の踊り :2008/08/30(土) 08:57:06 ID:Xq7GePz1
歌劇「ポントの王ミトリダーテ(Mitridate, re di Ponto)」KV87、3幕による、オペラセリア、イタリア語 ★ 【1770年12月26日・ミラノスカラ座の前身、ミラノ宮廷劇場にて初演】 ★ モーツァルト14歳、フェルディナント大公の依頼によるオペラセリア 〇〇〇〇〇〇〇〇〇 ★CDで現在、手に入る物 ■イエンツ盤(ブリリアントの大全集より) ■ハーガー盤(小学館・フィリップス・ユニバーサルの大全集より) ■ノリントン盤(ORFEO) ■ルセ盤(DECCA) ★DVDで現在、手に入る物 ■アーノンクール盤(ポネル演出、DG) ■ポウル・ダニエル盤(ベイリー演出、英国ロイヤル) ■ミンコフスキー盤(クレーマー演出、M22) 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 ★廃盤 ■ブライドン盤(Mondo Musica )CD ■グシュルバウアー盤 LD ■フィッシャー盤(DRS)CD
526 :
名無しの笛の踊り :2008/09/06(土) 21:16:10 ID:gId5MAHW
>>525 ミトリダーテのブライドン、フィッシャー、グシュペルヴァウアーは、
amzon.deなら今でも手に入る。
527 :
名無しの笛の踊り :2008/09/07(日) 10:18:27 ID:dDYV/9dR
ドイツ語圏のネットショッピングなんて、わかんねえよ。
528 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 09:17:33 ID:KkqoixCJ
カラヤンとハーディングを持っている、ドンジョバンニのCD。 次に買うとしたら、お勧めはなんでしょうか?
>>528 鉄板はDeccaのクリップス盤。歌手の素晴らしさではスタジオ盤髄一。
そっからミトプー→ワルター→…とライヴの泥沼にはまればいいと思うよw
530 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 09:51:52 ID:5DJ9/T0Q
いろいろあると思うが、まずはシエピが歌うクリップス盤ははずせないだろう。 新しいところではド・ビリーがダ・ポンテ三部作のすべてで優れていると思う。 それぞれ10枚組ぐらいの超お買い得セットで買える。
531 :
名無しの笛の踊り :2008/09/13(土) 10:03:45 ID:5DJ9/T0Q
ちなみに、ド・ビリー盤はプラハ版だが3枚目にウィーン版の部分が アリアだけでなくレチタティーヴォを含めて全部収録されている。 iTunesなどに入れてその部分のトラックをそっくり入れ替えれば 完全なウィーン版としても聴けるのがいい。
>>529-530 シエピのすばらしさは歌だけでなくてレチタティーヴォにもあるよね。
父クライバーのフィガロやクリップスのドン・ジョヴァンニでシエピを聴いて、
俺はモーツァルト・オペラのレチタティーヴォの面白さを知った。
最近、イタリア語のアリアやレチタティーヴォは、イタリア語を母国語とする
歌手が歌うことによって魅力が大いに増すと指揮者のルイゾッティなどは
強調しているけれど、シエピを聴くとなるほどと思ったりする。
個人的にジュリーニ盤が好きだな
クリップス盤にもう一票 ついでにショルティ旧盤に一票
>>528 > カラヤンとハーディングを持っている、ドンジョバンニのCD。
> 次に買うとしたら、お勧めはなんでしょうか?
>
クリップスなんて聴いてられない。
あの指揮者ボンクラにも程があるぜ。
オケがダレ切ってる。
シェピもヘタな歌手じゃないが過大評価されすぎだ。
最近の歌手の方がずっといい。
フルヴェンやミトプー指揮ならともかく歌手目当てでわざわざ聴くほどでも無いと思う。
ハンプソンやスコウフスの方がずっといい。
つうわけで若い頃のハンプソンが聴けるアーノンクール盤を薦めるよ。
指揮はちょっとやり過ぎだけどメリハリが効いてて退屈しない。
オケだけならベーム&ウィーンフィルのザルツブルクライブがかなりいいけど主役のシェリル・ミルンズが色悪風でミスキャストなのが残念。
ドンてレポレッロ以外みんながコロっと騙される位立派なんだからもっと美声のある歌手でないとな。
てえかどれも一長一短で結局あらゆる意味で完璧に近いカラヤン盤がベストだな。
俺はCDで繰り返し聴くのはカラヤンだけ。
他はキャストか指揮が不満があるしワルターやフルヴェンは録音が悪過ぎる。
俺はシエピは過大評価だとはまったく思わないけどな。 ま、好みだからね、あれこれ云々しても仕方がないが。 カラヤンはCDは持ってなくてザルツブルクのDVDだけだけど、 演出もオーソドックスでいいしレイミーとフルラネットのコンビがすばらしい。 歌手が大物すぎて(特にアンナとマゼット)もう少し軽快さも欲しいけど 音楽的にはこれが一番好きだな。 ハンプソンは若いときは知らないけど、M22のではちょっとがっかり。 ドンでは窓辺のセレナーデと「半分はあっち、半分はこっち」のアリアで いい声が出てうまくないと魅力が半減する。その点ではシエピは抜群だと思う。
「オペラ名作鑑賞」Vol.4 フィガロの結婚 DISC1 ベルリン国立歌劇場 1999年 DISC2 コンピエーニュ帝国劇場 1997年 これ買った人いる?どうですか?
↑ と尋ねておきながら、今日、書店で見かけて思わず買ってしまったw じっくり見てみます^^
539 :
名無しの笛の踊り :2008/09/23(火) 22:14:42 ID:dyerWfCg
DISC2はフランス語だね。 聴き慣れていないせいか違和感があるな。 明るくて清潔な舞台で歌手はとても巧くて楽しめるけどね。
シエピね、人物から感じられるおごそかさ、品位はなかなかかな?
541 :
名無しの笛の踊り :2008/09/26(金) 09:17:08 ID:6I3gNbVg
537です。何度かみてみました。 DISC1のバレンボイム盤はかなり気に入りました。ゆったりした演奏ですが レシュマンやパーペなどの実力派がたっぷり歌い上げるのにはふさわしい テンポだと思います。伯爵は危ない感じをうまく出していて、それでいて どこか間抜けなところもうまく表現していて面白いです。歌手は皆いいです。 レシュマンも太っているのがあまり気にならないですし。 フィガロの結婚の表である「幸せ感」と裏の「危なさ」の微妙なバランスが、 裏表ひっくり返ることなくうまく調和していると感じます。 DISC2のフランス語上演には私も初め驚きました。何度か聴いて感じるのは どうもフランス語だとイタリア語と比べて切れが悪い感じは否めません。 モーツァルトはイタリア語という「言葉」にあわせて音楽を書いたのだと 改めて思います。しかし歌手と演出自体はすっきりしていて、DISC1より 「幸せ感」が強調されていると思います。しかし4幕フィナーレの最後の最後では 伯爵夫人が伯爵から「ふん!」と顔を背ける演出なので、後日談を演出の上でも 少しだけ表現しておこうという意図を感じます。ちょっと毛色の異なる2つを カップリングしてみるというこのシリーズの目標は達成されていると思います。
542 :
名無しの笛の踊り :2008/09/26(金) 09:28:39 ID:6I3gNbVg
あれっ、書いてしまって「伯爵夫人が伯爵から「ふん!」と顔を背ける」 のはDISC1だったような気もしてきて。。。まだ曖昧です(すみません) しかし、541の印象の大筋は書いたとおりです。
543 :
名無しの笛の踊り :2008/09/26(金) 09:54:17 ID:/AfmzmTu
>>537 kのシリーズ、とにかく毛色の違った二種類の上演が、
普通にDVDを二枚買うより安い値段で手に入るってところが魅力だね。
俺は第一巻から定期購読してるよ。実はまだほとんど観てないけど…。
544 :
名無しの笛の踊り :2008/09/26(金) 10:19:40 ID:6I3gNbVg
あと書き忘れましたが、DISC2のシェリュバン(ケルビーノ)は男です。テノール。 物語の必然性に沿うように、ということらしいです。 しかし、やっぱり2つのアリアはいまいち冴えないような気はします。
545 :
名無しの笛の踊り :2008/09/26(金) 23:16:50 ID:u0fzyyBo
>>542 今夜確認してみたら541で書いたとおりDISC2でした。
ただし「ふん!」ではなくて「いやいや」という感じで
手を繋がず歩き去ってしまう、が正解でした。
何度もお騒がせしてすみません。
>544 男ケルビーノが何故か我が家で受けてた。
547 :
名無しの笛の踊り :2008/09/28(日) 14:21:23 ID:ToIeK0oF
フィガロは、 ドイツ語上演のCDとか、 英語上演のCDとか、 HMVに売ってたりするから、 是非、イタリア語、フランス語、ドイツ語、英語の、 フィガロを聴き比べてね
548 :
名無しの笛の踊り :2008/09/30(火) 08:55:08 ID:LKFHCuBb
他国語上演が多いのはやっぱりフィガロかな? それだけストーリー自体の面白さが大きいということかもね。 コシになると言葉と音楽の一体感が命になるから 他国語だとフィガロより違いが目立ってくるかもしれないな。
関西弁フィガロwww
550 :
名無しの笛の踊り :2008/10/02(木) 10:21:16 ID:BeTT/RO3
上のDISC2のフランス語版ではドイツ人っぽい名前の人がフランス語台本の作者 として明記されてるしカーテンコールでも登場して挨拶してました。 異国語上演となると翻訳台本の出来不出来による差がすごく大きくなるでしょうね。 言葉として発生される「音」も音楽の一部として作曲されているから、 たとえば「ア〜」の開放感のところが「イ〜」の閉鎖感になるだけでもイメージが変わったりする。 19世紀のドイツではコシ・ファン・トゥッテを含めてモーツァルトのオペラは ドイツ語で上演されるのが一般的だったそうだから、その頃に作られたドイツ語台本が 残っていて、それらが現代でもドイツ語上演のときには使われているんだろうか? もしかしたらフランス語版はないか少ないので、新たに作ったのを使ったのかもしれませんね。
>>550 モーツァルトに限らずドイツ語上演はつい最近まで当たり前だった。
カラヤンが戦後ウィーンに行ってからインターナショナルキャストを自由に起用するために原語上演を定着させた。
アンナ・トモワ・シントウがトスカなんかで「同じ役をブルガリア語とドイツ語とイタリア語で覚えてる」って胸張ってたが東欧じゃ今でも現地語でやってるんだろう。
ベルリンのコミッシェ・オーパーはドイツ語上演をウリにしてるよね。 そういえばプライがコンテのフィガロ全曲ってドイツ語の録音しか残ってないよね?
553 :
名無しの笛の踊り :2008/10/04(土) 17:38:52 ID:A3elK9rg
amaでフルトヴェングラー指揮(1954)、シェピのDVDが最近出ていたので 購入した。意外と映像が奇麗で素晴らしかった。リーザの映像も初めて 見た。微妙にフルトヴェングラーの指揮の映像と音がずれてる部分があ ると思うけど
554 :
名無しの笛の踊り :2008/10/04(土) 19:31:10 ID:14esvj8H
>>553 音声をとった後で映像をとるはしりのものだから、多少のずれはあったかもね。
クチパクにも巧い下手があって、デラ・カーザとエーデルマンはあまり
巧くないんじゃないかな。エーデルマンまどは地獄落ちの場で通奏低音的に
やるところでは声は響いているのにクチを動かしていなかったりする。
しかし、舞台の裏側からのアングルもなく、余計なことはやっていない自然さはいいと思う。
ライブなのに拍手がないのが物足りないなどとマジでライブだと信じてるブログを見かけた
こともある。
555 :
名無しの笛の踊り :2008/10/05(日) 18:13:03 ID:/ORrlskB
このDVD、デラ・カーザが歌っているけど、ザルツブルク音楽祭では シュヴァルツコップが歌っていたのでしょうか? スケジュールかなんかの都合でシュヴァルツコップが出演でき なくて急遽、デラ・カーザが歌ったのを録画したものでしょうか? フルトヴェングラーもふてくされたのか、そのときは弟子に指揮させた という話がありますが、本当ですか? だとすると、デラ・カーザが ちょっとかわいそうです。 エーリッヒ・クライバーのフィガロの結婚でデラ・カーザに魅了 されました。 反対に、ばらの騎士の映画では、デラ・カーザが出演する予定が 事情があってシュヴルツコップが出演したとか。 この2人、因縁がありそうですね。シュヴァルツ・コップはあまり 好きじゃないです(声も嫌い)。
556 :
名無しの笛の踊り :2008/10/05(日) 19:05:52 ID:rB1mPBKH
あげてみる
557 :
名無しの笛の踊り :2008/10/05(日) 20:10:05 ID:fl/8xNEB
デラ・カーザとシュヴァルツコップはかなりレパートリーが 重なってますね。シュヴァルツコップのフィオルディリージや ドンナ・エルヴィーラは巧いという点では最高だと思うけど、 聴いてて疲れるので好きか嫌いかでいえばあまり好きではないです。
>>555 シュヴァルツコップの夫君はレコード会社の大物。
戦略も上手くて、大きな仕事をバシバシとった。
レパのかぶりすぎで、デラ・カーザの録音/録画が少なくて残念。
でも基本的に、シュワルツコップはEMIの専属で デラ・カーザはデッカの専属だったから、録音の上では 特にかぶったからデラ・カーザの録音が少ないというわけじゃないでしょう。 俺としては両者が共演したスタジオ録音を聴いてみたかったな 実際の舞台では共演もいくつかあるしね
この二人は声の質も似ているね。 シュワルツコップは超うまいんだが、 そのうまさを鼻にかけているところがあって、 ちょっとね。ただ、やはり、たとえば、エドウィンフィッシャ 伴奏で歌っているシューベルトのうまさはただただ 黙して聴くのみだね。
>>559 プロデュースの力の大きさが、知名度や販売力にとても強く影響したと思うよ。
売れれば続々と新譜を出せるし。
当時の舞台上の実力や人気がほぼ等分であっても、それに立ち会えなかった
後世の人間は、どうしても残ったものを鑑賞するしかない。
シュワルツコップはカラヤン映画のおかげで、「伝説のマルシャリン」という
確固たる地位を手に入れているでしょう。
あれだけ容姿も歌唱力も素晴らしいデラ・カーザ、当時は今とは違って、
簡単に映像を残せなかったのが残念。
たまたまシュワルツコップと時代がかぶっただけで、割を食ったように見える。
個人的にとてももったいないと思います。
>>555 さんへ追伸
カラヤン映画はデ・ラ・カーザのマルシャリンで撮る話がついていたのに、映画の
企画を知ったシュワルツコップ側が制作トップに直接交渉して役をぶんどった。
さすが、ダンナがEMIの敏腕プロデューサーであり、カラヤンの友人だけのことはある。
デ・ラ・カーザはそんな音楽業界に憤慨、失望してそれ以降ザルツ出演を断った。
>>561 > 当時の舞台上の実力や人気がほぼ等分であっても、それに立ち会えなかった
> 後世の人間は、どうしても残ったものを鑑賞するしかない。
> シュワルツコップはカラヤン映画のおかげで、「伝説のマルシャリン」という
> 確固たる地位を手に入れているでしょう。
映画は関係ない。
ばらの騎士映画は今でこそ普通に家庭で見れるがビデオ化以前は一部で上映する特別な機会でしか見れなかった。
ハリウッド映画みたいに全国ロードショーされたわけじゃないから見た人の多い映画ではない。
シュヴァルツコップのマルシャリンが人気があるのはEMIのレコーディングのお陰だ。
ばらの騎士はスレ違い。シュトラウススレでやってくれ。
564 :
名無しの笛の踊り :2008/10/08(水) 16:34:12 ID:zZ2j/Fv7
ここはモーツァルトのオペラについて語るスレなのだが 音程の悪いおばちゃんソプラノについて語るスレになっているのはおかしなことだ 歌手スレがないわけでもあるまいに? .
566 :
名無しの笛の踊り :2008/10/09(木) 10:45:25 ID:/rSyj1yy
プラドにある絵だね。 ゴヤは霊のイメージが強烈だから、伯爵夫人はちょっと・・・・・・ プラドのゴヤの前はいつでも観光客でいっぱいだが、 ルーブルの「ソラナ婦人の肖像画」のある廊下には人がいない。お奨め。
568 :
名無しの笛の踊り :2008/10/10(金) 05:22:10 ID:PNmpzo8M
映像や実演で観る伯爵夫人はやっぱり凛とした姿が欲しいな。 たまに背中が丸まってたり笑い声が品がなかったりするとがっかりする。
569 :
名無しの笛の踊り :2008/10/13(月) 12:29:41 ID:0I/OOrmI
エロサイト宣伝の文面とそっくり みっともないからもうやめなよ
571 :
名無しの笛の踊り :2008/10/16(木) 20:36:23 ID:fzt0EvZL
そんなことより 騙された花婿について 語ろうか
皇帝ティトゥス(ティート) ・実在のローマ皇帝 ・徳の篤い名君だったとの評価が一般的 ・皇太子時代にユダヤ戦争のエルサレム攻略戦・マサダ要塞攻略戦で総司令官 ・在位中にヴェスヴィオ火山噴火 メタスタージオの台本「ティートの慈悲」にはモーツァルト以前に40以上のオペラが 書かれていた。ハッセ、グルックなどなど。。。 知らんかった。ちょっと興味が湧いてきたぞ。 これまで敬遠していたが聴いてみようかな。
573 :
名無しの笛の踊り :2008/10/21(火) 00:13:44 ID:hLO+mGzk
(~o~)
574 :
名無しの笛の踊り :2008/10/21(火) 08:57:00 ID:26TXp8QH
来年のサントリーホールの「ドン・ジョヴァンニ」では 今年のフィガロで伯爵をやったマルクス・ヴェルバが タイトルロールをやるらしい。フィガロをみていてこの人 ジョヴァンニやればいいかもと思っていたので楽しみ。
>>574 その人、今月シアターTVでやってる「ハンス・ハイリング」と
「アルフォンソとエストレッラ」に出てるね。
576 :
名無しの笛の踊り :2008/10/26(日) 08:12:07 ID:mpTT4oR0
なぜか本スレでオペラの話が盛り上がってるので こちらも上げておきます
はげしく異端な考えなんだけどダポンテ三部作と魔笛以外の作品から入る道もあっていいと思うんだ… 斃れたヒュアキントスを悼む王とメリアの二重唱が好きだ 彼らをヴォルフガング、レオポルト、ナンネルに見立てた演出など心が躍る 互いを思いやり辛い運命も甘受しようとするアミンタとエリーザが好きだ アレクサンドロス大王(アレッサンドロ)が一肌脱いで全てを丸く治める姿など胸がすくような気持ちだった 「おやすみなさい、やすらかに」が名ソプラノによって歌い継がれているのはもうたまらない こんなに魅力的な歌芝居が未完で終わったのはとてもとても悲しいものだ
578 :
名無しの笛の踊り :2008/10/27(月) 23:23:34 ID:DMfbPqj7
ドン・ジョヴァンニの第2幕フィナーレの最初の晩餐の時に、 ジョヴァンニが「自分の金を使うのだから大いに楽しむぞ」 という意味のえらく俗っぽくて小人物的な歌詞を歌うけれど、 これを言わせたダ・ポンテとモーツァルトの意図は何なんだろうね? その後にレポレロをからかったりするところを見ると、 このときだけは「普通の人」に戻っていたと言うことで 地獄落ちとの落差を付けるためかな? 誰か考えのある人がいれば聞かせてもらえるとありがたいな。
>>578 超越した存在と自負していたドン・ジョヴァン二が、
騎士像と出会って、自分以外の、もしくは自分以上の存在を意識した。
そして晩餐で「普通の人」になってしまった。
・・・・っていうのは単純すぎる?文章が稚拙で申し訳ないが。
ちようえつしたそんざい?恥を知れ 笑止 女を玩具と見下すゲスブタにお似合いの台詞なだけでしょ 崇め奉るのもいい加減にしなさい
あ 「自負していた」を読み飛ばした・・・・・・・・・・・・・・しかしいったん単価切ったもんはひっこめられへん
>>579 は馬鹿陋劣恥知らずということでいかな、、、、
300回くらい地獄堕ちしてきたらねw
>>578 女っ気がない晩餐なんて乗り気はないが
まあせめて金をかけてるのだからせいぜい楽しもう
と自分に気合を入れている台詞
初めて見たときから、大体こう受け止めている
俺は、とくにこの台詞に小人物の印象は感じない
気合のほかには、女が居ない晩餐の寂しさをまぎらわせるための
自分への一種のなぐさみや自嘲ともとれる
584 :
名無しの笛の踊り :2008/10/29(水) 08:10:02 ID:RwTBIueB
>>579 >>583 578です。
答えのない話だけど前からちょっと気になっていたもんで。
どうもありがとう。
>>583 特にドンナ・アンナについてはあれこれ憶測もされているし、
ダ・ポンテ&モーツァルト以前のドン・ファンものでは
ストーリーが違ったものもあるようだけど、やっぱりドン・ジョヴァンニは
ドンナ・アンナもツェルリーナも「失敗」だったんだなということですかね。
レポレロの女房(?)にも逃げられたようだし。
たしかにそのやけくそ気分の表れともとれますね。
585 :
名無しの笛の踊り :2008/10/29(水) 09:37:05 ID:p+TQAV4w
私も基本的に、579さんの見解に賛成だな。 やはりドンジョヴァンニは、石像との遭遇でかなり動揺していて、 やけになってこれまで以上に放蕩と美食にのめりこもうとしている。 なんなら自分の全財産を使い果たしもいいから、快楽に溺れてやるぞ、 みたいな意味に取れる。
586 :
名無しの笛の踊り :2008/10/29(水) 16:49:33 ID:RwTBIueB
>>585 579さんも言われていたことなのでしょうが、
石像との遭遇でかなり動揺、というのでなるほどと思いました。
たしかにフルトヴェングラー指揮/グラーフ演出の有名なDVDをみると、
騎士長が現れたときのシエピのドン・ジョヴァンニがかなり動揺していることが
はっきり表現されています。それどころかレポレロが叫び声をあげて
しどろもどろになった時点ですでにジョヴァンニはテーブルを拳で叩いて
無用なほどに動揺している感じですし。
騎士長に対しては恐怖心からナイフで斬りつけて跳ね返されますます恐怖感が募る、
しかし、レポレロの声を聞いてはっと我に返り虚勢を張る、
という心の動きが手に取るようにわかる演出になってます。
そもそも動揺していて放蕩と美食で忘れようとしていたところに
恐れていた騎士長が来てしまい、流石のジョヴァンニも、
という解釈をこのような演出で表現したのかもしれませんね。
皆さん、ありがとうございました。
ソウルオペラって何なの? 面白いかな。興味本位で見てみたい。
魔笛のことだよね。 なんでソウルとか付けたんだか分からんけど、 要はアフリカンミュージックのアレンジ&演出での「魔笛」。 歌は一流とは言いがたいが面白いよ。取りあえず楽しい。
動画は見た。とりあえず楽しそうだよね。 ヤエル・ファーバーとか、最近のアフリカは、妙に気になる。
590 :
名無しの笛の踊り :2008/11/02(日) 13:44:44 ID:a2Z2qYjy
エロサイト宣伝の文面とそっくり みっともないからもうやめなよ
591 :
名無しの笛の踊り :2008/11/02(日) 14:29:34 ID:q5WuEIwf
マッケラス/スコットランド室内管の「フィガロ」CD3枚組が Amazonで2060円で出ていたので思わず注文してしまった。 歌手は悪くなさそうだし、ちょっと楽しみ。
自演3連発カッコワルス
>>587 だが、自演じゃねーよ。
答えてくれた人悪かったな。
595 :
名無しの笛の踊り :2008/11/08(土) 10:50:24 ID:BEQLXvp/
アーノンクールの「フィガロの結婚」のDVD (1996年?上演のやつ)買って しまった。 ずっと、エーリッヒ・クライバー+VPO のCD聴いてきたから序曲のテンポの 遅さと金管の音の大きさ(時に品がないように聞こえる)に違和感を覚えるが、 歌手陣がうまいし、見ていて飽きない。古楽器の金管って音の強弱の調節が 難しいのかな?
596 :
名無しの笛の踊り :2008/11/08(土) 10:56:28 ID:BEQLXvp/
しかし、マルチェリーナが若い。 フルトヴェングラー指揮+VPOのドン・ジョヴァンニのDVDで年齢50歳 過ぎのエルナ・ベルガーがツェルリーナ役やってるよりはましだが。
597 :
名無しの笛の踊り :2008/11/08(土) 16:21:54 ID:BoaEiCyR
>>595 そのアーノンクール/チューリヒ歌劇場の薄暗い舞台と何となく似ているのが、
オペラ名曲鑑賞でも出たバレンボイム/ベルリン国立歌劇場かもしれないね。
しかし、この2つを比べると俺はバレンボイム盤の方が音楽が自然に流れていて好きだな。
アーノンクール盤も悪いとは思わないし、2006ザルツブルクのよりはいいと思うけど。
598 :
名無しの笛の踊り :2008/11/08(土) 22:02:46 ID:ZcBowCxD
>>595 金管の性能の問題ではなく、古楽器演奏の場合は弦の音量が小さいために
管の音が大きく聞こえる、という面もあると思う。あとは指揮者の好みね。
600 :
名無しの笛の踊り :2008/11/08(土) 22:16:34 ID:BoaEiCyR
チューリヒ歌劇場管弦楽団でモダン楽器だね。 通奏低音もチェンバロ使っててフォルテピアノではないし。 弦が少なめでいわゆるピリオド奏法ではあるけど。
601 :
名無しの笛の踊り :2008/11/08(土) 22:26:34 ID:BoaEiCyR
そういえば、歌劇場付きのオーケストラでピリオド楽器を 使ってる所って、ドロットニングホルム宮廷劇場以外にある? ピリオド奏法はかなり浸透してるけど、ピリオド楽器はCD録音が 目立つけれど実はマイナーな存在なんじゃないかとも思うんだが どうなんだろう?ドイツあたりの地方の小さな劇場がピリオド楽器を 備えているとも考えにくいしなあ。多分、よほど高価でしょ?
あんまり、広いホールでない方が良いと思う。 石造りの方が、個々の楽器が際立つと思いますよ。 楽器は3倍軽く演奏すればする程余裕が出て、 かえってダイナミクスが際立つし機動力も増す。 金管、ティンパニはアクセントをはっきりと。 無駄に力がはいると、固くトゲトゲしくなるしね。 アホな方が良く脳天に響くよ。
603 :
名無しの笛の踊り :2008/11/09(日) 07:58:10 ID:ufrBeHBg
>>599 そう? 知らんかった。指摘魔乙。
ということは意識的に金管を大きく響かせているわけだ。
セリフ優先で時に音楽が途切れてしまうのもやりすぎだと思うし。
CDだけだとストーリー、セリフの内容がわからないので
「フィガロの結婚」のDVDを初めて買うことに。
アーノンクールは好きではない指揮者だが、HMVの評価が良かった
ので買ってしまった。しかし、DVDのオペラの評価って人によって
バラバラだからなぁ。
というか、映像を見てるのに古楽器かモダン楽器かの区別がつかないのかよ。 オレはそのDVDを見たことがないから分からないが、オーケストラは全く映ってないわけ?
605 :
名無しの笛の踊り :2008/11/09(日) 11:04:00 ID:8UbCCNB5
>>604 序曲の指揮者入場から序曲の終わりまで、また、各幕が終わって指揮者退場まで、
すべての場面で指揮者の後ろ姿を真ん中にオーケストラボックスの全景が客席側からの
アングルで映ってるだけだね。アーノンクールの顔やオケのメンバーのズームも
まったくないから、たしかに映像だけではモダンかピリオドかの区別がつかないのは
仕方がない作りになってる。こういうのも珍しい。
606 :
名無しの笛の踊り :2008/11/10(月) 13:33:38 ID:2y2rj3ee
607 :
名無しの笛の踊り :2008/11/14(金) 00:41:02 ID:0ubo7SVo
ガーディナーのイドメネオはとても良いですね。
608 :
名無しの笛の踊り :2008/11/14(金) 20:33:02 ID:9s4YDNQO
スウィトナーの「魔笛」の3枚目のCDディスクの最後の11トラック、31分 20数秒余り。パ、パ、パ・・・の歌だけ聞きたくてもサーチできない。 まいったね、こりゃ。
Huh?
611 :
名無しの笛の踊り :2008/11/15(土) 20:40:51 ID:GaZt8+7N
>>608 ん?
BMG (RCA)の輸入盤は2枚組で「パ、パ、パ」は独立のトラックなんだが。。
国内盤は違うのかな?3枚組?
お酒飲めない人も、チーズフォンデュのワイン位なら大丈夫でしょ?
613 :
名無しの笛の踊り :2008/11/15(土) 21:03:20 ID:GaZt8+7N
あ、なるほど。 普段はiTunesに入れたもので聴いてるので気づかなかったが、 フィナーレを1つのトラックでまとめようとすると2枚で収まらなくて3枚になるのか。 たまにフィナーレ全体を1つのトラックにまとめたものもたしかにあるね。 俺は基本的にフィナーレは場ごとにトラックわけしていて、歌とレチタティーヴォ (あるいは台詞)もすべて切ってある方が好きだ。気に入ったところだけピックアップして CD-Rに焼くことがあるのでその方がたくさん収納できて都合がいい。スイトナーの魔笛でも 俺が持ってるBMG(廉価版のやつ)のは歌と台詞もすべて細かく分けてるしフィナーレも 1幕・2幕ともにそれぞれ7つに分かれてる。ギャップレスで聴けるから全然問題ない。
まあ、もちろんフォンデュを暖めるまきも今見当たらないし、 かっぱえびせんに明太マヨネーズディップで寒さをしのいでいるわけですが…
615 :
名無しの笛の踊り :2008/11/16(日) 08:28:54 ID:HbGbOCOJ
>>611 レーベルはコロムビアミュージックエンタテインメントです。
amazonに展示されてます。
このCD, パッケージは紙の箱、市販ソフトウェアCDと同じく
ビニール袋に入っており「粗いな〜!」という印象です。
また、紙の箱に描かれているパパゲーノが何だかオカマっぽい。
恋人か女房が欲しいの♪ウフ
618 :
名無しの笛の踊り :2008/11/24(月) 12:03:53 ID:RX0u6A7b
ベームの日生劇場ライヴのスザンナでは鶏の首を締め上げたような声だったエリカ・ケート。 しかし、ヨッフムBPOのコシ・ファン・トゥッテのデスピーナではなかなか良い。
619 :
名無しの笛の踊り :2008/11/26(水) 19:43:35 ID:w6D5hR0C
モーツアルトM22のデスピーナを見ると、 塩沢トキを思い出してしまう。
620 :
名無しの笛の踊り :2008/11/26(水) 22:06:18 ID:rRnrsTe0
1970年 スイトナー指揮「魔笛」 パミーナ:ヘレン・ドナート その声可憐この上なし 2006年 M22ホーネック指揮「コシ」 デスピーナ:ヘレン・ドナート 塩沢トキ 36年でこんなにも・・・
621 :
名無しの笛の踊り :2008/11/27(木) 10:51:28 ID:tJjrHEFW
スウィトナー指揮「魔笛」のパミーナ役の歌手の声、高音がすーっと伸びて きれいだ。「ばらの騎士」でゾフィー役をやったルチア・ポップに匹敵する かも。
622 :
名無しの笛の踊り :2008/11/27(木) 23:41:10 ID:+/a9ybvw
>>620 >>621 だいぶ安いのでお勧めにしたがって、買ってみようかな。
M22の「コシ」、ボーナストラックを見たら、別に「塩沢トキ」じゃなかったな。
ちょっと太目の女優さんという感じ。
ところで、特に2幕で間抜けな声でフライングブラボーがいくつもはいるけど
日本人だろうな。アリアの後に、「ブラボー」って。区別もできないおばかで困ったもんです。
623 :
名無しの笛の踊り :2008/11/29(土) 12:19:58 ID:oS9hjcHL
モーツァルトほど、レチタティーヴォが上手な作曲いないんだよね ここまで繊細で絶妙な書き手は。 彼の耳の驚異的な良さが堪能できるね
624 :
名無しの笛の踊り :2008/11/29(土) 17:42:30 ID:fhTSjD+u
私も特にダ・ポンテ三部作のレチタティーヴォに 取り付かれてしまったクチ。すばらしいね。
625 :
名無しの笛の踊り :2008/11/29(土) 18:06:43 ID:plbRQDug
クレンペラー盤におけるルチア・ポップの夜の女王に優る歌手はいない。 古いモノラルのリタ・シュトライヒが匹敵するくらいだ。
626 :
名無しの笛の踊り :2008/11/29(土) 19:38:26 ID:fhTSjD+u
魔笛をCDで聴く分には、三人の侍女、三人の童子、パミーナ、パパゲーノが 良ければまあ満足。これらが良ければ夜の女王は平凡でも構わない。 そんな私はスイトナー盤が一番のお気に入りです。
スイトナー盤、安く買ったけれど、なかなか良いよねぇ。 あれを最初に聴いて、他にもそろえたけど、結局戻るのはこの盤w
628 :
名無しの笛の踊り :2008/11/30(日) 00:24:05 ID:ohpcYB7u
>>621 だけど、言い過ぎた。
声の力強さではルチア・ポップが上かも。ただ、すーっと声が伸びる点が
ルチア・ポップと似ているということで・・・
しかし、スウィトナー盤は買って損はないかも。ライブじゃないから
セリフの部分がドイツ語の会話教室みたいでちょっと味気ないけど、
音楽的にはよくまとまってると思う。
パパゲーノとパパゲーナの老婆役は
629 :
名無しの笛の踊り :2008/11/30(日) 00:25:23 ID:ohpcYB7u
↑ごめん、最後の行はゴミです。
630 :
名無しの笛の踊り :2008/11/30(日) 09:11:29 ID:AD31YHez
ルチア・ポップの夜の女王は、なんか不思議な色気というか 可愛らしさがあるんじゃないかな。ドイテコムとは対照的というか。 それぞれがそれぞれのスタイルで魅力的だね。
魔笛はオケだけならカラヤンが最高なんだけどな。 パパゲーノが登場する前奏のなんともいえない優美な音がほんと絶妙。 ああいう響きはカラヤン独特。 他の誰も真似できないね。 ただ歌手はムラがあるのが残念。 同じカラヤンのドン・ジョヴァンニ位の粒そろいのキャストが揃えられてたら名盤になったろうに。 チョイ役の三人の侍女がアグネス・バルツァ、アンナ・トモワ・シントウ、ハンナ・シュヴァルツだったりするのは超豪華なんだがパパゲーノと夜の女王がねえ。
632 :
名無しの笛の踊り :2008/11/30(日) 17:21:17 ID:AD31YHez
フィガロなどもそうだけど、脇役も巧くないとアンサンブルなどがだめだし、 歌手が揃うのが難しいよね。なかなか理想的なのは見つからないと言えるかも。
633 :
名無しの笛の踊り :2008/11/30(日) 20:27:16 ID:GPrEQfmc
ドイテコムの夜の女王は軽々と歌っていてすごい。ただ、YouTubeの 映像みると、どうしてもインディアンの酋長の奥さんのイメージが・・・
デジレ・ランカトーレの夜の女王はどうですか? 聞いたことある人いませんか。
>>635 ランカトーレなら歌えるだろうけどイタリア人はドイツ語のオペラは歌わないんじゃないか。
昔はドイツオペラのイタリア語で上演してたからカラスやデバルディもワーグナーを歌ったりしてたらしいけど。
今はイタリアでも魔笛はドイツ語だろ。
それってナタリー・デッセイが出てるのと同じ指揮演出?
641 :
名無しの笛の踊り :2008/12/05(金) 21:55:40 ID:3cBcgsLG
ふと気づいたら、今日はモーツァルトの命日だった。 うむ、これからプリッチャードのフィガロの結婚を観るとしよう。
642 :
名無しの笛の踊り :2008/12/06(土) 07:53:07 ID:8zvGxvBd
練馬でフィガロやってたな
初めてオペラ全曲収録CD(フィガロ。エーリッヒ・クライバー)を購入。 届くまで予習しようと思ってwikiで物語を調べたけど、こんな話だったんですか・・・w
644 :
名無しの笛の踊り :2008/12/07(日) 22:51:59 ID:UkszqkDh
オペラはどの作品も、最初のときは日本語字幕入りでオーソドックスな演出のDVDがいい。 対訳だと今どこだっけとなって疲れるばかりでやりにくい感じがする。 フィガロならプリッチャードの国内盤は廃盤のようなので、今ならオペラ名作鑑賞シリーズの バレンボイム盤が字幕もよく練られていていいと俺は思う。 細かいことは後からリブレットで確かめるって感じかな。輸入盤CDでも英訳付きの リブレッドが付いているものは多いから、それを活用しない手はない。
646 :
名無しの笛の踊り :2008/12/08(月) 08:35:24 ID:KpCRdZcg
>>644 仰るとおり「今どこだっけ」(迷子)になったw
けど、音が想像を絶する美しさ。すげえ。
648 :
名無しの笛の踊り :2008/12/11(木) 12:56:18 ID:k6EGUftw
美しいといえば、コシ第1幕フィナーレで、磁石治療のお陰で生き返った グリエルモとフェランドが「ここはどこ?」と歌い始めるアンダンテの六重唱。 これを巧いアンサンブルで聴くと本当にすばらしい。 第2幕フィナーレの結婚式のカノン(四重唱)もいいね。 四大オペラはどれも好きだが、コシの美しさは突き抜けているんではなかろうか?
>>648 恋のそよ風はモツのテノールアリア中最高に美しいと思う
650 :
名無しの笛の踊り :2008/12/11(木) 23:06:48 ID:QphWL03K BE:159003874-2BP(0)
>>649 恋のそよ風はモツのテノールアリア中最高に難しいと思う
651 :
名無しの笛の踊り :2008/12/17(水) 20:20:29 ID:wgjbtF9b
鳴り物入りだった、 ソウルオペラ「魔笛」 ガカリしたよ。。。
652 :
名無しの笛の踊り :2008/12/17(水) 21:50:18 ID:J5fTiDzl
>>651 観てないので想像だけど、やっぱり
ゴタゴタ装飾して魔笛の音楽の清澄さがなくなった感じ?
653 :
651 :2008/12/18(木) 02:04:57 ID:NywNNKH+
>>652 発想自体はユニークだったんです。
オケ部分は、マリンバ合奏と、アカペラの合唱。
タミーノの笛はトランペット。パパゲーノの鈴は、手で持って撥で打つ鐘。
アリアにソウルフルなバックコーラスを加えるなど、感動的な(本来なら)アレンジもありました。
作品に埋め込まれた「フリーメーソン」思想も、舞台(衣裳)がアフリカに移されていることによって、
より鮮明に浮き立っていたのには、なるほどと感心しました
従来のヨーロッパ人による演出では、その点がいつも曖昧にされて、
結果、ザラストロと夜の女王の関係もよく見えなかったのが、です。
アフリカ系の演者の発声の解放感、身体の線の健康的で滑らかなラインはうらやましいほどで、
そのおかげで彼らが埋める舞台全体の印象は、賑やかで活発な音に反して、むしろ純粋で自然体で澄明でしたよ。
2008年度イギリスで栄えあるローレンス・オリヴィエ賞を受賞したという触れ込みですが、
ただいかんせん、もしかして2軍か?と思わせるパフォーマンスでした。
日本についたばかりで緊張もあったのかなあ。。。
でもベストメンバーだったら、きっと、かなり鮮烈な舞台になったはずだろうことは
容易に想像できました。
上に書いた通り、演出=解釈面では、
モーツァルト/シカネーダーの作品世界を再検証するのにいいヒントを
多数提供してくれる舞台ではありました。
ただ料金設定は高すぎ。
654 :
651 :2008/12/18(木) 02:09:27 ID:NywNNKH+
上から3行目だけど >パパゲーノの鈴は、手で持って撥で打つ牛鈴のようなブリキの鈴 と書き直します。
655 :
名無しの笛の踊り :2008/12/18(木) 08:19:00 ID:+8LidBpY
>>653 652です。
どうもありがとう。
これは実際に観て聴いてみないとわからなさそうですね。
魔笛のもつ自由な切り口と言うか束縛のなさがうまく生かされた上演だったという
感触はよく伝わってきました。
>>639 のランカトーレ、
これじゃ娘をいじめる継母じゃんw
あるいは、新人OLをいびる、オフィスのオールドミスw
>>653 自分ロンドンで見て大好きだったクチなんだけど、
ひょっとしてホールが大き過ぎたりとかコンディションがとか
あるのかな。楽日に行くつもりだけどちょっと心配。
>>653 ソウルオペラって、そっちの「ソウル」だったんだ.... てっきり、
韓国のオペラハウスが来日公演するんだと思ってたw
ネタじゃなくてw
ソウルオペラのレポしてくれた人、ありがとう!
見たかったなあ。
>>656 ランカトーレの方が伸びがあるけど、いかんせん見た目がOL…
母親にも女王にも見えないねw
ソウル魔笛けっこう楽しかったよ。個人的には行ってよかったと思う。 あの演出には、自分はフリーメーソン思想というより アフリカに残るアミニズムvsそこに入り込む西洋的近代の対立を感じた。 芝居運びのテンポは大変よかった。 歌手陣には過大な期待を抱かずに行ったので、まああんなもんなのかなあと。 フローレンス・フォスター・ジェンキンス女史の上を行く夜の女王を聞けたのは ある意味貴重であった。 あと大学時代に言語学をかじった自分としては 生のコサ語を聞けて大変に嬉しかった。おー吸着音だ、とか。 料金高杉は653に同意。最安席でも7,000円はちょっとね。
ジェンキンス女史以上って、マジっすか
662 :
名無しの笛の踊り :2008/12/27(土) 06:43:37 ID:xIjbw8gs
このソウル魔笛とかムーティのコシ・ファン・トゥッテとか、 そのうちNHK-BShiでやってくれるといいなぁ。 料金が高い上に地方在住なので、なかなか観に行けないのが残念。
>>662 ムーティのコシの今回の演出は、96年ウィーンでの公演がDVD化されているから望み薄いな。ちなみにキャストも3人は同じ。
地方(東北)に住んでいるものですが、 国内地元にオペラに期待するのはもはや間違いなのでしょうか? 頑張って上京するとして、今シーズン見るべきものは何? もーやだ田舎。
シュワルツコップって、声のクセも強くてあまり聴かないのだが、 久しぶりにコシ・ファン・トゥッテとドン・ジョヴァンニを聴いたら やっぱりすごいな。特にそれぞれ2幕のアリアは心情のえぐりが深いわ。
「後宮からの逃走」で、太守セリムが一曲もアリア(重唱も)を歌わないのには何か理由があるのかな? もちろんあるのだろうけど、俺には分からない
667 :
名無しの笛の踊り :2008/12/31(水) 19:40:07 ID:yBsBi7JC
>>666 俺にも勿論理由はわからないが、アリアを歌わないばかりか
エンディングで一言も言葉を発しないことも、それに輪をかけて不思議だよね。
しかし、ここで諦めのアリアなんかを歌ってしまうと伝統的なオペラ・セリアと
変わらなくなってしまうから、そのあたりの新機軸を、という意識はあったのかも。
669 :
名無しの笛の踊り :2009/01/01(木) 02:57:53 ID:bW7FZNDK
>>653 21日でも同じでした。
復讐の炎は〜のアリアが早く終わって欲しいと思ったほど。
>>666-668 セリムが語りなのは深い意味はない。
初演の時にバスやバリトンにいい歌手がいなかったから。
当時オペラはそういう条件を考えて作る娯楽作品なんだ。
魔笛の時は低音の得意な歌手がいたからザラストロには低い音が与えられた。
夜の女王が超高音のコロラトゥーラソプラノなのも同じ。
671 :
名無しの笛の踊り :2009/01/01(木) 10:26:37 ID:XxXdxI4S
>>670 それも可能性の一つとされているが、そうは言い切れないはず。
当初の台本ではセリムはテノールの役だったのを、
モーツァルトはバリトンの語り役にわざわざ書き換えさせたらしいし。
672 :
名無しの笛の踊り :2009/01/01(木) 18:41:36 ID:XxXdxI4S
他スレで知ったんだが、4日のBShiの夢の音楽堂で、
アバド/ミラーのフィガロの結婚・第2幕後半をやるようだ。
夜にはクライバーのばらの騎士(新)も、こちらは全曲のようだ。
http://www.nhk.or.jp/bsclassic/special/index.html それとセリムの件、どうやらさっきの私はいい加減だったみたいで、
そもそもはフレツナーと言う人による原作でセリムは語り役だったようだ。
ただ、モーツァルトは当初はこれをテノールの役として書こうとしたというのは
たしかに何かの本で読んだことがある。原作どおりに戻った理由は勿論わからないが。
673 :
名無しの笛の踊り :2009/01/02(金) 18:11:05 ID:CM6j9XYw
しかし、コンスタンツェの「どんな責め苦にも」はすごいアリアだよな。 並の歌手だと途中で体力が尽きてしまいそうだ。低い声も出ないだろうし。 はじめの1分半の協奏交響曲っぽい前奏も魅力的。 この間の演技も難しそうだ。
676 :
名無しの笛の踊り :2009/01/05(月) 06:34:56 ID:lIB3GrIi
677 :
名無しの笛の踊り :2009/01/05(月) 08:00:36 ID:Kc2ke/9x
DVDみてるぐらいの初心者です 魔笛はレバイン/メトのを楽しくみてますが、パパゲーノなどの素晴らしさに比して夜の女王(復讐の〜)がイマイチな気がします 夜の女王のウマさでお勧めのDVDを教えていただければ有り難いんですが…
678 :
名無しの笛の踊り :2009/01/05(月) 08:58:32 ID:w2tfIbHp
>>677 夜の女王でよく名が上がるのは、ドイテコム、グルベローヴァ、ポップなどではないでしょうか。
DVDでは、ドイテコムは「魅惑のオペラ」シリーズでも使われているシュタインの映画盤、
グルベローヴァはサヴァリッシュ/バイエルン国立歌劇場のライヴ盤でそれぞれ歌ってます。
サヴァリッシュ盤は最近日本語字幕付きの国内盤が安く出ているので、まずはこれがいいかもしれません。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2772380 個人的にはレヴァイン/メトのルチアーナ・セッラも好きなんですけどね。
デイヴィス盤のダムラウって言ったら叩かれるかな
ダムラウは叩かれないでしょ。この10年では最高の夜の女王の一人と思う 夜の女王ってコロラトゥーラ・ソプラノっていう声質と役の性格が最初から 矛盾してるところがあるよね。歌い出すと予期と違って若くて可愛らしい声に あれって思うことがよくある。そういう点じゃ、リタ・シュトライヒにしろポップにしろ 声もコロラトゥーラのテクニックも素晴らしいけど、夜の女王としては違和感なき にしもあらずだった。 グルベローヴァが個人的にはベストだったかな。
681 :
名無しの笛の踊り :2009/01/06(火) 22:34:00 ID:LKLq0ls3
新国の偽の女庭師行った人いないの?
682 :
名無しの笛の踊り :2009/01/07(水) 01:00:51 ID:z0DQPtGT
>>680 ダムラウはインパクトもテクもあるが、表現が押しの一手しかない。ハリウッド
女優みたいな、演技の単純さもいただけない。
>>681 それは会場は新国だが、貸し小屋公演で、本体はヴァイオリニスト兼指揮者の、
服部さんのやっているアンサンブルが主催するものじゃなかったですか。
683 :
名無しの笛の踊り :2009/01/07(水) 01:38:04 ID:PgEGAnvN
初日行ったんだがかなり楽しめたよ。この曲CDすら聴いたことない素人だったけど レチタティーヴォの代わりに志ん輔の語りが入って筋と人間関係が容易に理解できて助かった ただ場面場面のぶつ切りっぽくなる感じはあったけども 服部さんのリードで音楽が活き活きしてたし、歌も演技演出もなかなかと思った
>>678 有り難うございます
677です
サバリッシュ指揮、探して買いたいと思います
店行くのが好きなので銀座ヤマハあたり週末にいきます
今YouTubeでみましたがdamrauいいですね
歌手では初音ミクまでもが、ロリ夜の女王で面白いと思いました(^O^)
685 :
名無しの笛の踊り :2009/01/14(水) 19:59:54 ID:cCytOUyf
プリッチャードのフィガロいいね 昔の海外TVコメディみたい
687 :
名無しの笛の踊り :2009/01/22(木) 21:12:27 ID:dcpRLfwL
ムーティ/ウィーン国立歌劇場のコシ・ファン・トゥッテに 行けなかったので、オケ・演出と歌手の半分が同じだった 1996年のDVDを買いました。 フリットリは当時まだ29歳だったそうで、輝いてます。 ただ、アンサンブルの美しさはスカラ座盤の方が一枚上かも。
688 :
名無しの笛の踊り :2009/01/24(土) 10:26:44 ID:SNUK7ADi
アン・デア・ウィーン劇場は舞台が狭いので、 やたらと動き回ったりせずに歌に集中している感じがあって、 それが好きだな。プリッチャードのフィガロも 改修前の狭いグラインドボーンの舞台で同じような感じがある。
そういえばグラインドボーンのオペラ映画今やってるよね、フィガロとか。 東京のほうはもう年末にやったんだったか。 うちのほうはこれから。結構宣伝してる。
690 :
名無しの笛の踊り :2009/01/24(土) 14:15:54 ID:SNUK7ADi
今夜10時からBShiで、ウェルザー=メスト/チューリヒ歌劇場の ドン・ジョヴァンニが放映されるようだ。 現代風演出のようだから、個々人の好みの上では あたりかハズレの両極端のどちらかなのかもしれないなあ。
>>688 モーツァルトの頃の劇場は大抵座席数1000以下だろ。
今の1800席とかの大劇場でモーツァルトとかグルックを上演するのが無理があるんだな。
メトとかNHKホールなんて論外w
昔ドロットニングホルムで上演したモーツァルトのシリーズがLDで出てたけどあれは音楽的にも視覚的にも良かったな。
緞帳で場面チェンジしててバロックオペラとかはこうやって上演したのか?と思った。
「ドン・ジョヴァンニ」もせわしなくコロコロ場面変わるけどあれは今の劇場でリアルな舞台だと場面転換に手間取ってダレる。
昔の劇場は背景替えるだけだから簡単なんだよ。
692 :
名無しの笛の踊り :2009/01/25(日) 01:35:37 ID:bpH0enNM
>>690 今見た。ヤンコヴァのツェルリーナが良かった!
しかし、あの中国の思想家みたいな石像はちょっと、、
きーんリーサイドがパパゲーノに見えてしょうがなかった。 パパゲーノの方が似合うね。
キーンリーサイドはドン・ジョヴァンニもパパゲーノも合ってない。 彼は演技力はすごくあるけどインテリ顔だから色事師や頭が悪い役に相応しくない。 それにパパゲーノはもっと明るい声でないと。 レポレッロやってたシャリンガーはパパゲーノ歌いだ。
…ごめん。インテリ顔にはどうやっても見えん。 でも,確かにパパゲーノにも向いてないかも。 もっと能天気で軽い感じのほうが良いね。
696 :
名無しの笛の踊り :2009/02/01(日) 00:32:35 ID:4rcNC0uz
デイヴィス盤のキーンリーサイドのパパゲーノは たしかにちょっと異色だよね。憂いに満ちた感じで。 演出自体もちょっと変わってるが、個人的には あのパパゲーノも嫌いではないな。
697 :
名無しの笛の踊り :2009/02/03(火) 10:25:38 ID:km0dM9nt
ウェルザー・メスト盤の魔笛に出てくるタミーナの顔が うちの馬鹿犬(柴犬)のタロちゃんに似ていて萎える.
698 :
名無しの笛の踊り :2009/02/04(水) 01:57:42 ID:Hwbe4s/J
↑訂正:タミーナ → タミーノ
699 :
名無しの笛の踊り :2009/02/04(水) 20:32:52 ID:Up4QYBea
たしかに知人とか何かのキャラクターとイメージが重なると そっちの方ばかりに気が行ってしまって困りますね。 似ていることがプラスに働いているのは 愛の妙薬でネモリーノのヴィラゾンがミスター・ビーンに そっくりな例ぐらいでしょうかね。
700 :
名無しの笛の踊り :2009/02/06(金) 10:03:15 ID:9J5T8Di8
今度ウィーンのオペラ座で、魔笛を見る事になりました・・・・がっ! 当方、今回が初オペラの上、ドイツ語はおろか、英語の字幕もわからない、 という「猫に小判」「豚に真珠」の状態です。 でも、出来る限り楽しんできたいので、予習でハイライトのCDを買ってきて あらすじも読んでいます。 2006年に映画化された魔笛も観ておこうと思っていますが、他に 「これは先にやっておけ!」 というものはありますか? もともとクラシックにはあまり馴染みのない者なのですが、オペラ座に 行くからにはきちんと観賞したいのです。 ご教授のほど、よろしくお願いします。
701 :
名無しの笛の踊り :2009/02/06(金) 10:04:52 ID:QTTQT0k/
701
>>700 他にやっておく事があるなら日本語対訳書が付いている全曲版を買って
歌詞と台詞の対訳を見ながら聴き込んでおく、くらいでは?
と言うか、それが一番最初のような気もします。
ハイライト版じゃ、全部の曲を聴けないだろうし
曲と曲の合間の台詞も何言ってるかわからないでしょう。
買ったことが無いけど、歌詞の対訳が載ってるかも気になるところ。
あと、2006年の魔笛というのがケネス・ブラナーのものなら
後回しにしちゃっても十分って気がします。
歌詞や台詞が全部英語(原曲はドイツ語)だし
そもそも舞台設定などが大幅に変えられている。
あくまでも「魔笛のバリエーション」として見るべきでは。
個人的にはビジュアルの方は生舞台を見るときのお楽しみにしておいた方が
良いと思いますが、どうしてもと言うなら舞台を収録したDVDが良いのでは?
703 :
700 :2009/02/06(金) 12:18:57 ID:9J5T8Di8
702さん ありがとうございます。 さっそく、CDショップに行ってきます。 映画はケネスブラナーのものを考えていました。 まずは対訳書がついたCDを探してみます。 感謝です!
>>703 飽きるほど、全曲盤きくことですね。ちなみに、30年聴いてますが、僕は飽きてないですよ。
聴いていると、好きな部分と退屈な部分に分かれると思う。 最初は退屈な部分がほとんどかもしれない。 しかし、徐々に、どこの部分にも良さ、喜び、期待が混じるようになります。 また、それだけのものを持っているのが、モーツァルトの恐ろしいほどの才能、凄い所かな。
僕はね、10代の頃、好きだった女性の関心を引く下心から
魔笛ばかり聴いて過ごした時期がありました。
当時は、ファンクやソウルをこのんでいましたので、クラシック音楽はてんで無知だった。
しかし、その下心とは別に、ある日、魔笛を聴きながら、固唾を呑む思いである音が鳴るのを待つ自分に気づきましてね、
それからは、次に椿姫、ボエーム、とオペラを聴き続けました。
どれも、最初は退屈だった。苦痛ですらあった。
しかし、今ではどれもこれも人生を豊かなものにしてくれる。
そのことは、ソウルやポップスでも変わりないかもしれない。
オペラにはオペラの特有の楽しみがあります。
>>705 さんにも知って欲しい。
そんなことを思い出しました
707 :
700 :2009/02/06(金) 13:54:39 ID:9J5T8Di8
了解です。 クラシックには、てんで馴染みがないのですが、 オペラ座に行くには聴いてみます。 ありがとうございました。
708 :
700 :2009/02/06(金) 15:30:03 ID:9J5T8Di8
702さん 704さん さっそく、全曲入り対訳書付きの魔笛CD買ってきました! 自分の人生でオペラを観るなんて、それもウィーンのオペラ座で、だなんて 考えてもいなかったので、頑張って予習してゆきます。 楽しめるといいな。 アドバイス、どうもありがとうございました。
709 :
名無しの笛の踊り :2009/02/07(土) 16:26:40 ID:GR58jzsB
俺の中でモーツァルトのオペラは、 ■グラインドボーン6作品のDVDBOX(輸入)と、 ■M22DVDBOX(国内) ■ユニバーサル180CD大全集(国内) ■鰤170CD大全集(輸入) で、十分だ。 地元のタワーとHMVのネットで、買い揃えたけど。 次の2041年までに、 新しいモーツァルトのオペラのBOX企画は無いよな。
m22は買って後悔したのは内緒
711 :
名無しの笛の踊り :2009/02/07(土) 17:45:54 ID:GFCqDyp9
M22フィガロの結婚のHMVレビューが象徴的で面白い。 最初は「最高!」が3つ連続、次は「すばらしい」が3つ並んでいるけど、 その次からは「いまいち」と「OK」ばかりが10個。 インパクトはたしかに強いし、最初の頃は時代遅れになりたくないという 無意識も働いてか賞賛の嵐だったもんな。 フィガロに限らず、M22は生誕250年を機にモーツァルトオペラの 新基軸の試行という感じがあったと思う。少なくとも10年ぐらいは経ってみないと、 この試行の中から演出そのものにしても部分部分のアイデアにしても 残って行くのか忘れられてしまうのかはわからないだろうな。 結局は、時間のふるいによる選別と言うことなんだろうけど。
712 :
名無しの笛の踊り :2009/02/09(月) 22:06:39 ID:fosm48xl
皆さんフィガロのお勧め(DVD日本語字幕付き)は?
それは難題ですね
715 :
名無しの笛の踊り :2009/02/09(月) 23:27:08 ID:iiRwDobE
プリッチャード/グラインドボーン73年。スザンナとケルビーのが好み。 今日、NHK教育で昨年のサントリーホールのやつやったね。 このスザンナは演出で?ちょっとサディスティックで好みじゃなかった。
716 :
名無しの笛の踊り :2009/02/09(月) 23:29:09 ID:iiRwDobE
↑お奨めでしたか><わかりません。
>>715 去年のサントリーホールのやつは
伯爵が(・∀・)イイ!!
718 :
名無しの笛の踊り :2009/02/10(火) 13:23:03 ID:XWN0MP8h
伯爵かっこ良かったですね。フィガロの方がカーテンコールすごかったけど、 断然伯爵の方が良かった。
>>711 > M22フィガロの結婚のHMVレビューが象徴的で面白い。
> 最初は「最高!」が3つ連続、次は「すばらしい」が3つ並んでいるけど、
> その次からは「いまいち」と「OK」ばかりが10個。
> インパクトはたしかに強いし、最初の頃は時代遅れになりたくないという
> 無意識も働いてか賞賛の嵐だったもんな。
時代遅れ?
グートなんて斬新な演出でも何でもないぜ?
むしろ古典的ともいえる様式化したスタイルだ。
ただ現代風の衣装ってだけで文句いうドン百姓がオペラ見るなってw
ヨーロッパではグート演出は近年まれに見る成功例とし評価定まってるしな。
日本でもマトモなオペラファンなら貶す奴いないだろ。
俺自身は個人的趣味ではああいう演出は好きじゃないがオペラ演出としては最高レベルの傑作だろう。
>天使が見たくてこのDVD観たいわけではない!主役気取りにスッポット浴びて現われ目障りだ。
↑こんな馬鹿がけなしてもなあ。
天使を使ってる意味すら全く理解してない・・・。
>最近のヨーロッパのオペラの演出というか舞台の現代的な創りにはかなり疑問を持たざるを得ない。新しい演出の名のもとにコストの低減化を図っているのか?
あほ過ぎw階段のセットだけでも金掛かってるもすら分かってないw
誰でも書き込めるとはいえこれが自演でなければユーザーのレベル低すぎるわ。
>>717-718 ヴェルバかな?
今年もサントリーのホールオペラでドン・ジョヴァンニ歌うよ
ヴェルバのドン・ジョヴァンニはたのしみだ
722 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 12:42:30 ID:ZPJp7Jy9
田舎で、金も無いから行けない><。フィガロ見た感じだとドンジョバンニ も相当期待できそうですよね。すぐ放送して欲しい。近隣なら絶対行くのに、、
>>722 貧乏人はオペラを観るな。
TVドラマでも観てろwww
725 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 19:22:47 ID:j3gMtvXF
レベルの低い話でなんだけど。 「劇場支配人」のCD聞いて、あれってオペラなのか?と思った。 おなじみの序曲にあとに、ドイツ語のセリフを延々20分くらい聞かされて、 やっとアリアが出てきた。 70分のうち音楽はせいぜい20分くらいだ。さすがに音楽は素晴らしいけど。
726 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 19:45:31 ID:rH7AThbM
>>725 当時のドイツの歌芝居(ジングシュピール)の
典型的なパターンなんじゃないかな?
当時のドイツはオペラ後進国で、だからこそ
ワーグナーは「ドイツオペラは魔笛から始まる」
と言ったんだと思う。
727 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 23:20:21 ID:y25bx3dw
「フィガロの結婚」第一幕のバルトロのアリア 「ああ、復讐だ」に関して質問させて下さい。 アリアの歌詞の最終行が演奏によって違う事に気付きました。 「il birbo Figaro vostro sarà」と 「il birbo Figaro vinto sarà」の二種類がありますよね。 総合的に見てみると新しい録音は「vostro sarà」で 一定の年代より古い録音になると「vinto sarà」になるようです。 この変化はなぜ起きたのでしょう? 「音楽史上の新しい発見」みたいなものに依るのか はたまた「差別用語関係」みいたいなものだったりするんでしょうか?
728 :
名無しの笛の踊り :2009/02/12(木) 00:06:14 ID:9ZVF463S
>>727 これもずいぶん以前に話題に上がったことですが、
魔笛の第1幕「フム、フム、フム」の五重唱でも
「どうやってその要塞を見つければいいんですか?」
のところを、ベーム盤やクレンペラー盤などの昔のでは
Wie man die Burg wohl finden kann? (wie = how)
と歌っているのに対して、それよりちょっとあとのスイトナー盤あたりからは
Wo man die Burg wohl finden kann? (wo = where)
と歌ってます。
当時は作曲が終わるより前に台本が出版されるのが普通だったらしいです。
曲が出来上がったときには出版済みの台本と多少違っている箇所も出てきたでしょうから、
そのあたりを台本の方をとるのか、それとも自筆譜に書かれた方をとるのか、
などによって違いがあるのかなと想像していますが、はっきりとはわかりません。
729 :
名無しの笛の踊り :2009/02/12(木) 03:24:49 ID:ecF3qcSW BE:45430324-2BP(0)
>>727 主にベーレンライター版の楽譜が出始めてからでしょう。
それから、ペータース版の楽譜の影響も多少あるでしょうね。
特にベーレンライターは自筆譜を底本にしていますから、
基本的に自筆譜に従っているはずです。
後宮、フィガロ、ドン・ジョヴァンニ、コジ、魔笛とDVDで見てみた。 魔笛だけ面白くなかった。
731 :
名無しの笛の踊り :2009/02/12(木) 22:01:14 ID:cthJSEfx
>>730 そのDVDってグラインドボーンかよ!(笑)
>>728 >>729 どうもありがとう。事情は飲み込めました。
しかしE・クライバーの演奏を最初に耳に馴染ませちゃったので
最近のやつを聴くと微妙に違和感を感じる今日この頃です(w
ヤーコプスくらい変わり果ててると、その程度の差は「些細なこと」なんですが。
>>732 > しかしE・クライバーの演奏を最初に耳に馴染ませちゃったので
> 最近のやつを聴くと微妙に違和感を感じる今日この頃です(w
そもそもエーリヒ・クライバーの演奏がある意味特殊といえる。
あれは当時のウィーン・アンサブルとウィーン・フィルを使ってやった演奏だからローカルな演奏といってもいい。
ばらの騎士ならウィーンを舞台にしてウィンナワルツもある作品だからウィーンスタイルというのも意味があるけどフィガロはウィーンで初演されたけどイタリアオペラだから関係ない。
一昔前はベームのDG盤が代表的名盤扱いされてたな。
今聴くとオケは重ったるいがヘルマン・プライのフィガロとマティスのスザンナは最高だな。
昔はトロヤノスが気持ち悪くて仕方が無かったが、 よくよく考えるとケルビーノはそれがリアルなのかもしれない。 今では少し懐かしい。
フィガロの結婚はイタリア語オペラではあってもイタリアオペラじゃないだろ
736 :
名無しの笛の踊り :2009/02/13(金) 22:14:51 ID:YUv2y9nC
フィガロの結婚の三幕で伯爵夫人が「スザンナ遅いこと」 から歌い始める曲名を教えてください。ソプラノがあまりによかったので。 オペラもクラシックもわからなくて間抜けな質問ですみません。
>736 E Susanna non vien!... Dove sono i bei momenti だけどこれが絶対的な曲名ってわけじゃなくて 後半部分だけで呼んだり "Dove sono" だけで呼んだりもする
738 :
名無しの笛の踊り :2009/02/13(金) 23:21:12 ID:DFer9KXf
>>736 第19曲(新全集では第20曲)Racitativo accompagnato ed Aria: E Susanna non vien! ... Dove sono i bei momenti
が、いわば「曲名」です。
オペラの場合、通常、個別のアリアや重唱には普通の意味での曲名はありません。
歌い出しの歌詞が「曲名」的に扱われます。
一部のものは「バラのアリア」とか「手紙の二重唱」などと呼ばれますが、
これらは後世が付けたニックネームのようなものです。
739 :
名無しの笛の踊り :2009/02/13(金) 23:24:05 ID:DFer9KXf
かぶった。すまない。
740 :
名無しの笛の踊り :2009/02/13(金) 23:29:12 ID:YUv2y9nC
741 :
名無しの笛の踊り :2009/02/14(土) 09:52:08 ID:Rx5xvegS
>>733 >>735 「イタリアオペラ」という区分けは、魔笛に始まってドイツオペラが
確立されて以降にドイツオペラとの区別のために使われるべき
言葉なんじゃなかろうか?モーツァルトの時代はフランスオペラを
除けば大半はイタリアオペラだったわけだからね。
フィガロなどは形式的にはイタリア様式のブッファだったので、
この時代は「オペラブッファ」「オペラセリア」の区分けの方が
ふさわしいような気がする。時代的にやや特殊な時期なのかもしれない。
742 :
名無しの笛の踊り :2009/02/15(日) 00:31:47 ID:JxejLIh5
シロートですいません。 ショーシャンクの空にという映画で、フィガロをかけるシーンがあるのですが、 誰の演奏の物か分かりますか。 また、ついでですいませんが、そのフィガロのおすすめCD(全曲盤)があればお教えください。 (すれ違いなのは分かってますが、こちらの方が詳しい方が多そうな気がしたので)
>>742 要するに
安くて、軽くて、新しくて、対訳付の国内盤のおすすめってことだな
ちょっと思い浮かばないな
>>744 、745
ありがとうございます。
ド・ビリー安いですね。ちょっと考えてみます。
ジョバンニが韓国人の地雷セットだろ
748 :
名無しの笛の踊り :2009/02/16(月) 23:02:35 ID:tGfASh/l
フィガロ、ドン・ジョヴァンニ、ドン・アルフォンソの クワンチュル・ユンはなかなかいいよ。 彼はそれ以前のバレンボイム/ベルリン国立歌劇場のフィガロDVDでは バルトロを歌ってる。これも悪くない。
>>748 ザラストロ?とか歌っているのは無いのかな。バイロイトで聴いていても、
誰よりもドイツ語の発音が美しかったりするんだよね。韓国人なのにw
あの人たちって、ziとかをツィって読めなくてチって読んじゃう傾向が有る
ような。
750 :
名無しの笛の踊り :2009/02/17(火) 19:22:13 ID:lEcDbz22
そうですね。 バイロイトの久しぶりの逸材と言われてましたね。
752 :
名無しの笛の踊り :2009/02/18(水) 10:16:44 ID:L3Llrnmx
ドンナ・エルヴィーラの歌 ああー、あの不実な男にあったら〜♪ そして、私の元に戻らないなら〜♪ この手できゃん玉を引き裂いてやるわ ω_(゚∀゚ )≡ モヒョヒョヒョヒョ
753 :
名無しの笛の踊り :2009/02/18(水) 20:56:36 ID:6+//b+dE
Chandosの英訳オペラシリーズで、 モーツァルトの6作品のオペラを買った!! フィガロの英語オペラは、違和感ありあり・・・ まあ何だ、本屋で売ってるオペラDVD2作品セットで、 フランス語のフィガロを聴いたから、あれよりは馴染む(笑い) そういえば昔、ドイツ語のフィガロも買ったな・・・ 聴きなれた6作品を英語で聴くのも面白いね。 ちなみにHMVで、その6つ買ったよ!!
>>750 お前在チョンか?w
そこまで褒められてないよw
パルジファルは戦後のドイツの歴史をなぞる演出だからグルネメンツやクンドリーに東洋人使ったんだろう。
ヘタではないが一本調子でグルネマンツみたいな大役をこなすのには未熟だよ。
755 :
名無しの笛の踊り :2009/02/19(木) 08:08:06 ID:JefBU6l9
>>754 深みのある声でなかなか良いという前提で言うとすれば、
>ヘタではないが一本調子で
というのは多少わかる気がする。俺は9枚セットが出る前の
緑青赤のケースで売られているバラ売りを順次買ったんだが、
最初に買ったフィガロを聴いて、フィガロにしては強すぎるというか
極端に言えばやや暴力的な声だなあという印象を持った。
尤も、その後聴き重ねていくにつれてあまり感じなくはなったが。
結局気に入って、他の2作も買ったわけだが、
ドン・ジョヴァンニとアルフォンソは最初から違和感はなかったなあ。
ワーグナーは聴いていないからわからないが。
756 :
名無しの笛の踊り :2009/02/20(金) 13:37:18 ID:Hw3fKkMu
>>754 現役で「歌える歌手」と言えば、この人ぐらいということだろう。
紅毛碧眼じゃなきゃだめなのか、困ったおこちゃまだな。
757 :
名無しの笛の踊り :2009/02/20(金) 18:39:01 ID:aZE84Dw9
KV621■La Clemenza di Tito (皇帝ティートの慈悲) 金が無いので、ハイライト版を購入した。 音楽が崇高で素晴らしい。 晩年のシンフォニーのような整然とした格調の 高さを感じる。 すばらしい音楽だ。
758 :
名無しの笛の踊り :2009/02/21(土) 04:43:23 ID:HKqakc2Y
金無しでハイライトって(笑) 【歌手指揮関係無しにCDを選ぶなら】 中古の鰤170を買えばモツ主要のほぼ全曲が1万円で買えるのに(笑) ティートのハイライトとか買ったら、 全曲版聞きたくなるだろし、 他のオペラも楽曲もいずれ聞きたくなるのに、 バラで買うより鰤170の主要大全集をお勧め。 たまに、ブックオフに、 鰤170が3000円ぐらいで売られてたりするし(笑)
759 :
名無しの笛の踊り :2009/02/21(土) 04:57:50 ID:vXTr4Wft
237 :名無しさん@九周年:2009/02/20(金) 22:46:11 ID:FFgBu6eF0
コピペ及び周知推奨
時事放談 野中広務 鳩山邦夫 かんぽの宿 1_2
http://www.youtube.com/watch?v=QPjLhYoi48Q 時事放談 野中広務 鳩山邦夫 かんぽの宿 2_2
http://www.youtube.com/watch?v=ilytA_-1Bko TBS系時事放談は野中広務と鳩山邦夫がゲストだった。その中で両者は驚くべき率直さで次の
三点を国民の前で明言した。
1.小泉発言は「かんぽの宿」疑惑の追及が自分に向かってくる事を恐れた目くらまし発言だ。
2.「かんぽの宿」疑惑を追及している内に、小泉・竹中構造改革は米国金融資本に日本を売り渡し
た事がわかった。
3.日本のメディアは小泉・竹中売国奴構造改革に加担し、疑惑を必死に隠そうとしている。政局報
道に矮小化しようとしている。
この三点セットこそ、これまで様々な人々がネット上で指摘してきたことだ。素人が何を言っても
国民はそれを信じない。しかし裏を知り尽くした元自民党政治家と、現職の政権政党閣僚の口から
このいかさまが発せられ、全国の国民に流されたのだ。
760 :
名無しの笛の踊り :2009/02/22(日) 23:34:04 ID:RO2ow0fv
失礼します。
バレンボイム指揮のフィガロの結婚を買いました。
http://www.emiclassics.com/releasetracklisting.php?rid=30433 イギリス室内管弦楽団とジョン・オールディス合唱団のやつですね。
で。
キャストは大変に気に入ったんですが「ハイライト版」とは書かれてないにも拘わらず
アリア間のレチタティーヴォや、合唱曲なんかが省かれている箇所が多い。
二枚組なので「何か変だな」とは思ってたんですが。
これって別に省略無しの全曲版があるんでしょうか?
それとも、何か特別な理由があってこういう仕様になってるんでしょうか。
演奏としてはかなり気に入ってるのですが、ちょっと気になるもので。
ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
761 :
名無しの笛の踊り :2009/02/25(水) 22:40:16 ID:WRHVuYH2
>>760 よくわかりませんね。
録音はしたけれど2枚に収めるためにカットしたという可能性も
あるのでしょうが、だからといって全部入った3枚組が別にあるかといえば
経験上そういうのに出会ったことはないです。
引用されているサイトにも載っていますが、私はいつの頃からか
買う前にトラック情報を確認して、カットのあるなしを確かめてから
納得の上で買うようにしてます。海外のamazonのサイトを検索すれば
たいていトラック情報は載ってますし、こういうことをやることで
台本の知識もずいぶん身についてきたと思ってます。
>>760 オリジナルのLPは聴いたことないが、再発されたCDだと
確か第1幕がほとんどのレチタティーヴォ省略で酷く、
第2幕以降はだいぶまともになってた記憶がある。
無理矢理2枚に詰め込むための野蛮なカットって感じがするね。
EMIって平気でそういうことやる会社だからw
これは元々はエジンバラ音楽祭でのプロダクションを
最終年だったか録音を残したものなので、
当然実際の上演では省略無しだったはず。
763 :
名無しの笛の踊り :2009/02/26(木) 10:15:20 ID:N4hTxWgZ
鰤170と、M22が流通したのにブームが冷めると、 第一戒律の責務、アポロとヒアキントス、バスティアンとバスティエンヌ、みてくれの馬鹿娘、ポントの王ミトリダーテ、アルバのアスカニオ、シピオーネの夢、ルーチョ・シッラ、偽の女庭師、牧人の王、ツァイーデ、 とかは、話題にも出ないな。(苦笑)
764 :
名無しの笛の踊り :2009/02/26(木) 10:20:50 ID:OjADvcBO
まあ、後期の5〜7曲でおなか一杯になるからねぇ
765 :
名無しの笛の踊り :2009/02/27(金) 10:11:39 ID:Cuu+NT0+
>>763 んな訳ない
ミトリダーテと、女庭師はよく話題あがるだろ?
>>761-762 どうもありがとう。
>だからといって全部入った3枚組が別にあるかといえば
>経験上そういうのに出会ったことはないです
自分でもいろいろ探したんですが、省略無しのバージョンは
一回も目にすることはありませんでした。
なので「限りなく白に近いグレー」って感じで納得する事にしました(w
>>760 古いLPカタログで探してみると、EMI-C16502856-9
という番号で出てたようですよ。つまりLP時代は4枚組だった。
実際にそのLPを聴いてないので推測の域を出ませんが、
4枚組なら元々はカット無しだった可能性が高いと思います。
EMIといえば昔ブルスカンティーニが主役歌ってるグイの廉価盤CDを買ったらカットがかなりあったな。 元からだと思ってたけど最近のCDは三枚組だから原盤はもっと長かったのか。
アーノンクール/チューリヒ歌劇場のドン・ジョヴァンニとコシ・ファン・トゥッテ で歌ってるバルトリはどうも好きになれないなあ。うまいのは認めるが、いわゆる ロマン派イタリアオペラ的な印象で「過剰」だという印象が拭えない。姿もサイみたいだし。 まあ、好みの問題だとは思うんだが。
バルトリはモツよりバロックやロッシーニのほうがいいと思う。 サイって...彼女はとても小柄なんだが。
>>769 貴様ごとき豚野郎がバルトリタンを貶すとはなんたる傲慢!!
土下座してバルトリタンにわびろ!!
淵黒○○○舐めさせてくださいと懇願する立場だろ!!
772 :
名無しの笛の踊り :2009/03/04(水) 12:53:26 ID:25inNmP9
本屋のワゴンセールに、ドキュメント社のモツオペラ10枚組が発売されてるんだが、 日本向けの印刷に、 【モーツァルトオペラ全集CD10枚組】 ヲイちょっと待て!(笑) フィガロ、コジ、ドンジョバ、魔笛なCD10枚だけで、 日本語で【モーツァルトオペラ全集】なんて印刷してんじゃねえよ! (笑) モツ初心者の俺でも、 モツオペラがCD10枚じゃないくらいわかるよ(笑) なんという馬鹿なCDの売り方だよ!
773 :
名無しの笛の踊り :2009/03/04(水) 15:25:54 ID:UAQAFsmR
(^_^;)
775 :
名無しの笛の踊り :2009/03/06(金) 10:21:04 ID:NboSM9BM
怒!、怒!、怒〜〜! 夜の女王ザマス。 オーッ、ホッホッホッホッ! きゃん!きゃん!! _ノ⌒\_ノ ( ;`Д´) / ∧∧ ピシッΣ(=====) (\ / 夜\ 彡 ( ⌒)っ)。'。゚_・゚←フリーメーソンに尻尾ふったタミーノ < ( `ハ´ .) / ̄ ̄ ̄'し ̄ ̄/\ \ ⊂ )  ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ / \ | | し ̄ ̄ ̄\) ./ \
へんなのがわいてる
777 :
名無しの笛の踊り :2009/03/06(金) 15:16:47 ID:GwpQF8Bs
パミーナはなぜ「パ」ミーナであって「タ」ミーナではないのか? 結局はこういうことだよね、タミーノの立場って。
778 :
名無しの笛の踊り :2009/03/10(火) 10:13:51 ID:SBzmXY6m
ルーチョ・シッラとか、もう話題にも出ないな(笑) M22を繰り返し見ていた頃が、なつかしい…
779 :
名無しの笛の踊り :2009/03/10(火) 11:18:55 ID:Osb8tyrx
ドリフ大爆笑のスレはここでつか?
780 :
名無しの笛の踊り :2009/03/10(火) 11:51:53 ID:WCHBuvFr
マッケラスのフィガロの結婚CDを買ってみたところ、 巻末にいろいろとバリエーションが収録されてた。 たとえば第1幕のスザンナとマルチェリーナの二重唱の代わりとして マルチェリーナのカヴァティーナがあったり、フィガロの レチタティーヴォの違ったバージョンがあったりという具合。 あとはあれこれ修飾音を付けたアリアなどもある。 説明を読んでいないんでよくわからないが、面白いのはたしかだなあ。
>>780 アバド盤もスザンナのアリアだか何曲か余白に入ってたよ。
782 :
名無しの笛の踊り :2009/03/19(木) 08:25:34 ID:lhIROQns
ドン・ジョヴァンニとコシ・ファン・トゥッテは いろいろ聴いたが総体的にはムーティが一番気に入った。
783 :
名無しの笛の踊り :2009/03/21(土) 23:48:29 ID:uLV8ta/p
今聴いていて気づいたのだが、クイケン盤のフィガロの結婚で 伯爵を歌っているクレッセンスという人は、声もだけど表情の付け方が F=ディースカウに似ているように感じる。 弟子のアンドレアス・シュミットは明らかに表情付けで 師匠のF=ディースカウに似たところがあるけど、それよりも似てる。 クレッセンスも弟子なのかな?
一部評論家に受けているらしいノリントンの魔笛、そんなにいいかなぁ。 手堅いとは思うけど、わくわくしない。 2幕の夜の女王のアリアが「エエエエッエエエエエ〜」みたいに聴こえる のもがっくりくる。
>>785 同じ新書で福島某も同調してるので、宇野だけじゃないのかな、と思って、
そういう書き方した。
ドン・ジョバンニとのカップリング盤は、犬でまぁまぁ評判良いようだし。
俺には、アップショウの歌うパミーナの上品さ以外、特筆するところがある
とは思えんかった。
普通に聴こえる、ってのが、あるいは良さかもしれない。
でも、やっぱ俺にはガーンとくるクレンペラー盤が合ってるみたい。
787 :
名無しの笛の踊り :2009/03/23(月) 20:53:43 ID:ISPU3Bqd
>>786 私も、宇野だけでなく福島某も同調してるので買ってしまったクチ。
しかし、私も好きにはなれなかった。
パパゲーノがつまらないという宇野の指摘は的確だと感じたが、
私にとってはこれが致命傷だった。
福島は子供の頃から宇野のファンだったという劣化宇野 宇野に加えて福島も推薦してるからとか意味がわからん
宇野のフィガロのお薦めはクレンペラーだっけな? しかし、フィガロは父クライバーで決まりだよな。
790 :
名無しの笛の踊り :2009/04/02(木) 22:15:33 ID:brjqZnmf
E.クライバーのフィガロの結婚は、オーケストラの伴奏が まるで蝶が舞うような軽やかさと細やかさだね。 オケに集中して聴いてみるとちょっとした驚きだ。 最近の切れの良いのとはずいぶん違うが、 このタイプの演奏としては究極のものだろうなあ。
>>790 エーリヒのばらの騎士もそうだけど歌手のウィーンアンサンブルがまだあった時代の演奏だからね。
指揮者もオーケストラもウィーンスタイルを身につけていた。
今じゃウィーンでウィーンフィル使って録音したってああいう演奏はもう不可能だね。
歌手も寄せ集めだからああいう親密さは出てこない。
792 :
名無しの笛の踊り :2009/04/09(木) 19:30:06 ID:eUOHHqrd
モーツァルトオペラ全集を1200円で買いました。 初めてモーツァルトのオペラのCDを買いましたが、 10枚で1200円で、モーツァルトのオペラの全てが堪能できるなんて凄いです。
793 :
名無しの笛の踊り :2009/04/09(木) 22:05:27 ID:+RBb/EYK
>>792 おっ、と思ってググってみたが、それって
クライバーのフィガロ、クリップスのドン・ジョヴァンニ、
ベームのコシ・ファン・トゥッテ、フリッチャイの魔笛の
4曲10枚セットのやつ?
「オペラ全集」というの誤解を招く宣伝文句だよね。
本当は20曲ぐらいあるわけだから「オペラ集」ならわかるけど。
しかし、最高傑作の4曲なのは間違いないし、
演奏的にもこのセットが最高に素晴らしいのはたしか。
>>792 10枚ってことは、ダ・ポンテ3部作+魔笛の4大オペラぐらい?
全て、とは言えないけど、おめ。
あ、かぶった。すまん。
コージー・ファニー・トゥッティというミュージシャンがいるんですね
>>769 バルトリたんのエルヴィラは俺もダメだわ
あれはきっついわ
フィオは…演技はまあいいんだけど年増に見えてなぁ
キリ・テ・カナワ以上の伯爵夫人にまだお目にかかった事がない。
799 :
名無しの笛の踊り :2009/04/11(土) 07:15:30 ID:7SnIxEIg
フィオルディリージは誰がいいだろう?
>>792 モーツァルトのオペラがCD10枚で全集なわけないだろがボケが!
鰤でもCD44枚でも足りないのある程じゃ!
ドコの誰がCD10枚で全集なんて言っとんじゃカス!
お前、CD10枚でモーツァルトがオペラが収まると、勝手に決め付けんなボケ!
M22だけでもDVD33枚じゃ!!
常識知らん、アホな初心者は、一旦スレ読んでから書き込めやカス!!
>>792 >>800 は気にするな。
M22っつったって、ネトレプコのフィガロだけを盲目的に
ありがたがってるレベルのチンカスだから。
>>801 バカだろお前!
ネトレプコを話に出しとるお前が盲目的ぢゃチンカスが!
M22とはいえ主要6作なんかで喜ぶかよボケが!
期待してたのは初期オペラや未完作だろが、初の映像化に日本語字幕化だろが!。このスカンチが!
どうせお前は!。リーバウの女子高生バルバリーナ(笑)で、ズリセンこいてたろ、
キモいよなアレ。ババアのジョシーコーセー(笑)だからな!
天使ケルビム以上にマジでヒイたわ!(苦笑)
おまえはあのババアをジョシーコーセーと勘違いしてズリセンだからな!
>>801 はキモい!ってこった!
こっちは面白い「つもり」で書いてやしないし。 面白い「つもり」で滑ってるのが見苦しいんだが。
806 :
名無しの笛の踊り :2009/04/12(日) 23:44:50 ID:nUgotdib
モーツアルトのオペラを聴く人は、多少は「こころに余裕のある、寛容的な」人かと思っていたが、そうでもないらしい。 しかし、モーツアルトを聴くことによって、突然駅前で刃物を振りますようなことを避けることが出来る なら、望外の喜びである。
エアヴォーカルでもやれば心が和むよ、多分
808 :
名無しの笛の踊り :2009/04/13(月) 20:57:14 ID:gL0QtBUy
たしかにM22はなかなか接することが難しい 初期・中期の作品を日本語字幕入りで楽しめる というのが大きなメリットだね。 でも、ひととおり観てしまったら、やっぱり 後期の七大オペラに落ち着くような気がするな。 セリアはアリアばかりで重唱が少なくて少々退屈だし、 同じセリアならイドメネオとティートがあればいいかな という気もする。 もちろん、大好きなモーツァルトといえども その全作品を極めたいなどとは考えておらず 好きな曲をとことん聞き込みたいと思っている 俺のあくまでも個人的な感想なんだが。
初期作品に資料的価値以上のものはないし、M22はまともな演出が少なくて 疲れた。 自分にとっての収穫はルーショ・シッラとイドメネオぐらいかな。 どっちもコンサバとはいえないかもしれないが、わかりにくい演出じゃない。
ルー「チ」ョ・シッラ
魔笛の序曲ってオケ的には難しいのかなぁ?
812 :
名無しの笛の踊り :2009/04/14(火) 09:01:51 ID:Q0YJ/3v/
M22のコシ・ファン・トゥッテはかなり良い方だったと思うが、 さすがに「姉妹が最初から知っていた」という設定は無理があったな。 ドラベッラはともかく、フィオルディリージの第2幕のアリアと 陥落の二重唱は、どう考えても「知っていた」とすると音楽と合わない。 仮に台詞を替えていたとしても音楽が雄弁すぎるからダメだったろう。 しかし、イドメネオともども、ヘルマン夫妻の衣装・舞台装置は 大いに楽しめた。
813 :
名無しの笛の踊り :2009/04/14(火) 12:44:20 ID:E86VUICc
>>806 今年派遣切りをくらい、
金銭と心に「ゆとり」がなくなり、
代わりに時間に「ゆとり」が出来たが。
日課は、ハローワークに行くことと、
鰤170とM22を、
ひたすら繰り返し聴くこと(観ること)
814 :
名無しの笛の踊り :2009/04/14(火) 13:52:35 ID:YF8WUnLG
>>813 もう少ししたら、きっと良いことがありますよ。
>>799 リーザ・デラカーザ!古くてごめん。
ルチア・ポップもよかったけど、アリア集だけだっけ?
「後宮からの誘拐」の序曲は賑やかで楽しくていい曲だ
817 :
名無しの笛の踊り :2009/04/19(日) 14:01:52 ID:unBySWqh
>>815 フルトヴェングラー指揮DVD「ドン・ジョヴァンニ」で
ドンナ・エルヴィーラ役をやっていたの思い出した。
ああー、あの不実な男にあったら〜♪ そして、私の元に戻らないなら〜♪
この手できゃん玉を引き裂いてやるわ
ω_(゚∀゚ )≡ モヒョヒョヒョヒョ
818 :
名無しの笛の踊り :2009/04/19(日) 20:13:14 ID:Q/M5l1xq
>>817 >フルトヴェングラー指揮DVD「ドン・ジョヴァンニ」
エーデルマンはクチパク演技だけは下手やね。
ズレてたり、いかにもクチパクって感じのところがいくつかある。
でもこの経験がその後に生きたんだろうなあ。
50歳のツェルリーナは白黒でも無理
820 :
名無しの笛の踊り :2009/04/20(月) 02:48:58 ID:+ltsqQ31
821 :
名無しの笛の踊り :2009/04/21(火) 03:04:52 ID:oYwOjKFc
822 :
名無しの笛の踊り :2009/04/21(火) 23:26:57 ID:Mv2Ikp/W
>>819 ヒルデ・ギューデンは1917年生だから、この年は37歳か。
CDと同じくツェルリーナがギューデンだったらうれしかったな。
823 :
名無しの笛の踊り :2009/04/21(火) 23:29:21 ID:Mv2Ikp/W
あっ、クリップスのCDのことね。
小原 乃梨子はのび太の声優だが 御歳70越えているしな。
825 :
名無しの笛の踊り :2009/04/26(日) 10:50:01 ID:O9kp2car
とろこで、フルトヴェングラーのドン・ジョヴァンニやアーノンクールのコシ・ファン・トゥッテ などの映画版オペラは次のように作られていると考えてOK? 1)最初に指揮者、オーケストラ、歌手でオーケストラ・アリア・重唱・合唱の部分を録音 2)次に録音した音声を会場に流しながらクチパクで演技を録画 この際 ・指揮者とオーケストラは不在 ・チェンバロ伴奏のレチタティーヴォはこのときに録音(アーノンクール盤の付録映像ではそんな感じ) ・歌手は半分ぐらいの力で実際に歌ってはいる(録音としては使われない) フルトヴェングラーのドン・ジョヴァンニでは「録画時には指揮者は本人ではなくて 練習指揮者だった」という都市伝説があるが、このようなプロセスで作られているとすれば この伝説はそもそもナンセンスだということになるんだが。
826 :
名無しの笛の踊り :2009/04/26(日) 10:59:23 ID:O9kp2car
魅惑のオペラシリーズの魔笛が映画なんだが、これは買って失敗した。 魔笛ってなんかつまらないな…と思ってしまったが、念のためもう二枚目を購入。 サヴァリシュ/バイエルン国立歌劇場のなのだがこちらは楽しくて良かった。 映像の作品はCDよりも良し悪しがはっきりするものですね
828 :
sage :2009/04/27(月) 12:17:42 ID:azKx/PgC
モーツァルト「大好き」、ダ・ポンテ三部作「命」なんだが、 どうも魔笛はあまり好きではないんだなあ。 オペラを覚えたての頃は魔笛が一番だと思ってたし、 今でも音楽の美しさは抜群だとは思うけど、 なぜだか自分でもよくわからない。 たぶんベートーヴェンでさえOKした道徳的なところが ダ・ポンテ三部作のような人間性への切りこみの深さと比べて モーツァルトにしては物足りないと感じるからかもしれない。 特にタミーノがつまらないような気がするな。
マティス嬢の容姿を絶賛する人は多いけどな
830 :
名無しの笛の踊り :2009/04/27(月) 12:36:04 ID:p71RYhIN
>>828 そこで、怒!、怒!、怒〜〜♪ですよ
きゃん!きゃん!!
_ノ⌒\_ノ ( ;`Д´)
/ ∧∧ ピシッΣ(=====)
(\ / 夜\ 彡 ( ⌒)っ)。'。゚_・゚←タミーノ
< ( `ハ´ .) / ̄ ̄ ̄'し ̄ ̄/\
\ ⊂ )  ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄
/ \ | |
し ̄ ̄ ̄\) ./ \
魔笛にはモーツァルトのオペラセリア、ブッファ、宗教音楽等の全てが網羅されており、彼の声楽曲の集大成と言えるだろう。 本人にそんなつもりはなかっただろうが。
このモツオペラスレもそろそろ終りに近付いてきたとこで!
次スレの相談だが、
>>1 のスレの趣向説明に、
22作全部書くより、主要6作の案内と、
HMVのM22のリンクだけでいいんじゃないか?
それと前スレのリンク!(このスレへのリンクな)
>>832 6作かあ。
5まではいいとして、あとはイドメネオ?それともティート?
う〜む
834 :
名無しの笛の踊り :2009/04/29(水) 08:21:50 ID:e+sspCfT
6作品なら当然に イドメネオ、後宮、フィガロ、ドンジョバ、コジ、魔笛 だろ!
835 :
名無しの笛の踊り :2009/04/29(水) 14:27:36 ID:JJI26P/B
ティートを入れて主要7作でいいんじゃないか?
アーノンクール/チューリッヒ歌劇場のコシ、第3曲の三重唱の最中に 机の上に置いてある剣が床に落ちてしまうアクシデントがあるね。 ガターンって派手な音がしてる。
>>836 フェランドが仲間と肩を組んで踊っていたら
その仲間の一人が足で蹴ってしまったんだよね。
ま、舞台裏で何かを落として大きな音が響いてくることも
たまにあるが、ストーリーの中での出来事だから
それよりはずっとましだとは思うけど。
ところで、アーノンクール&フリム/チューリヒの
ダ・ポンテ三作は個人的にはどれもあまりすきではないが、
中ではドン・ジョヴァンニが一番いいんじゃないかな。
窓辺のセレナーデでスレンダー美女のおぱいも拝めるしね。
838 :
名無しの笛の踊り :2009/05/03(日) 03:58:03 ID:l8CLOccj
フィガロの有名どころとなるとクライバー、ジュリーニ、ベーム辺りのようだが、ドン・ジョヴァンニと魔笛に関しては世評というか定番とされているものを思い浮かべることが出来ない コシや後宮といったところは三大に比べると盤数が少ないため絞り込みが可能だが 好きな作品なだけに世評が気になって仕方がない
841 :
名無しの笛の踊り :2009/05/03(日) 19:54:43 ID:jeUbTWT6
>>838 お前カラヤン盤も聞いてないのか?
あと何十年かして録音技術は向上するだろうがあれ以上の演奏がそう簡単に出てくるとは思えない。
カラヤン以前はフルヴェンとジュリーニが双璧だろう。
ドンジョヴァンニはタイトルロールに相応しいバリトンがいないからなかなか名盤が出来ない。
あれは技術的に難しい役じゃないがだからこそアリアで唸らせるとか出来ないから逆に難役。
声の良さ、歌の上手さ、品格、色気・・・全て兼ね備えてないとダメだ。
今のバリトンは伯爵ならいいけどドンジョヴァンニとしては全員失格。
レイミーやヴェヒターは特別にいいわけじゃないが他のバリトンに比べればマシか。
>>842 俺もドンジョバンニはカラヤン盤がいいな。濁りの無い力感がたまらない最高。
あくまで個人的な思いだが、ドンジョバンニ役に理想を求める気はない。だからレイミーでいいんです。
とても面白く聞けたのはフルラネットのドンジョバンニ、これは最高、いや、面白かっただけで、理想ではないが。
ドンナアンナは気になる。トモワシントウなら十分でございます。
たしかに魅力的なドン・ジョヴァンニを演ずるのは容易ではないな。 そんな中で、クイケン盤のヴェルナー・ヴァン・メヒェレンは 他とはちょっと毛色が違うような気がするのだが。 この人はフィガロもやっているが、これも特徴がある。 最初は違和感があったが、声自体は良いし、慣れるとなかなかいい。
845 :
poco :2009/05/09(土) 17:30:18 ID:VbYozB6j
>841 海老沢敏は後宮からの奪還にしているぞ。 英訳だと拉致とか奪還ってな感じだけど。
846 :
poco :2009/05/09(土) 18:08:39 ID:VbYozB6j
魔笛の原型とも言える 賢者の石 1790年。 この中にモーツァルト作の曲が3曲あるとされ、1曲はK592で他2曲はK番号なし。 筋は魔笛にそっくりで賢者の石に関わった人も魔笛に関わっている。 このオペラはすぐに上演しなければならなかったために4人で共同制作された。 速筆のモーツァルトでさえ手に余った。 モーツァルトは作曲しながら思った。俺一人で作曲すればもっといいオペラができると。 それから約1年後に完成したオペラが魔笛ということなのだが、 二つのオペラはストーリー的にも音楽的にもよく似ている部分があって興味深い。
847 :
名無しの笛の踊り :2009/05/09(土) 20:34:14 ID:KQumBuwJ
>>845 いずれにしても他動詞ということかぁ。
自動詞の「逃走」だとずいぶんニュアンスが変わるんだ。
メインはセリムからの視線で、ベルモンテとの因縁にあると考えれば
当然なのかもしれない。
849 :
名無しの笛の踊り :2009/05/17(日) 01:16:03 ID:uiW9bf9o
ベーム/ウィーン国立歌劇場の日本公演「フィガロの結婚」は 高かったけど買ってよかった。すごくいい。 気づいたのは、ヘッドホーンで大きめの音量で聴いたときの 音質の素晴らしさ。特に第2幕フィナーレの最後の七重唱の 声の分離のよさと、第4幕フィナーレのエンディングの 男声の低音の豊かな響きは、ちょっと他では味わえない ぐらいかもしれない。
850 :
名無しの笛の踊り :2009/05/17(日) 06:26:52 ID:+9HlyKVx
DVDですよね。
851 :
名無しの笛の踊り :2009/05/17(日) 10:29:41 ID:vkuaGht1
いや、わざわざヘッドホンで聴いたというのだから、CDのほうでしょう。
852 :
名無しの笛の踊り :2009/05/17(日) 10:36:57 ID:uiW9bf9o
あ、ごめん。DVDです。 住宅事情であまり大きなボリュームでは聴けないもので。。
853 :
名無しの笛の踊り :2009/05/17(日) 21:40:51 ID:r2oz/yfu
Jakobsの「イドメネオ」 効果音満点、通奏低音fpややうるさい、歌唱装飾過多 総体的にはまあ及第か
854 :
名無しの笛の踊り :2009/05/18(月) 12:14:14 ID:3KLB5tG+
ところで、今年のサントリーホールのドン・ジョヴァンニは どうだったんだろう。観に行った人いる? 去年のフィガロはTV放送されたけど今年はまだないよね?
855 :
名無しの笛の踊り :2009/05/19(火) 10:11:35 ID:+GyVokGQ
はーい けるびーの です。 3ちゃんねるを捜してたら道に迷ったです。 3ちゃんは どこー?
>854 サントリーのドン・ジョヴァンニ行ってきたよ。 ヴェルバはさすがの色男。運動量もすごい。やや声量が不足か。 ファルノッキアは相変わらずの安定感。 それと知らない歌手だったけどドン・オッターヴィオを歌ったナコスキが 大変な美声で感動した。これまで聴いたこの役ではベスト。 あと何と言ってもルイゾッティの指揮、きびきびしていながらデモーニッシュ。 通奏低音も素晴らしい。セッコがこれほど楽しめるとは。 唯一残念だったのがツェルリーナのロドリゲス、演技はいいけど いまいち声をコントロールしきれておらず重唱になると一人浮きまくり。 初日にカメラ入ってたのでいずれ放映されると思うよ。
858 :
レポート、ありがとう。854 :2009/05/23(土) 08:50:11 ID:sqMvGY7M
>>857 レポート、ありがとう。
今年のもよかったみたいだから、放映が楽しみだなあ。
859 :
名無しの笛の踊り :2009/05/23(土) 17:54:54 ID:fvJN4tH/
>>849 あのフィガロのDVD、本編ももちろん素晴らしいが、
特典映像として、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏による
君が代の演奏が聴けるのが、なかなかうれしい。
コシ・ファン・トゥッテ(ベームの1962年EMI) 初めて聴いたが 合唱のところ(出征兵士を送り出す合唱)がいきなり片チャンネルだけになるなんて不自然すぎると思うんだが。 これはこういう曲なのか、それともこのCDだけの演出なんだろうか。
861 :
860 :2009/05/26(火) 01:00:19 ID:Z6oWEz+e
すみません今解説書を読み直したらどうやらこの録音のエンジニアが意図的にやったもののようだ。 しかし不自然だなこれ。この録音聴いている人は気にならないんだろうか。特に最後の方の所は 合唱が終わったとたんに唐突にステレオに戻るので気持ち悪くて仕方がない。
862 :
名無しの笛の踊り :2009/05/26(火) 08:10:42 ID:P9YyF74j
863 :
名無しの笛の踊り :2009/05/26(火) 08:21:37 ID:W9EmY8RB
遠くからかすかに聞こえる感じを出そうとしたんだろうけど、 やっぱり不自然だよね。 このベームのEMI盤はたしかにシュワルツコップの表現力などは ずば抜けているとは思うけど、なんか楽しくないんだよな。 がっちりして隙が全くないところは、ベルリン・フィルとの 交響曲全集と似た印象で、どうも面白みが薄いと個人的には思う。 ベームのコシなら傷はあっても1974年の80歳誕生日当日のザルツブルクの ライヴ盤の方がはるかに楽しいな。
>>861 ステレオ初期にはいろいろ実験やってたんだよ。
いまでこそCDでオペラを聴くというのがあたり前だけど当時は舞台が無いオペラを音だけで聞かせるのはどういうやり方が最善かという試行錯誤の連続だった。
しかもマイクも録音機材も今ほど性能が良くない。
デュエットのふたりが左右に分かれて歌ったり効果音を入れたり行進曲になると右から左に行進したり変な事を一杯やってる。
その結果が今なわけだ。
今バーンスタイン自作自演のウェストサイドストーリー聴いてるけどこれなんかも1985年の録音だけどこれも結構笑える。
有名なマリアの歌いだしでトニーが「マリア!」と三回呼びかけるのを二回繰り返すがエコーの掛かったホセカレーラスの声が左、右、正面奥に一瞬で瞬間移動するw
しかも地のセリフはバーンスタインの子供達で歌になるとスペイン語なまりのカレーラスとニュージーランド人のキリテカナワで全然似ても似つかないw
ベームのコシEMIはアルフォンソが一番若いという
866 :
名無しの笛の踊り :2009/05/30(土) 07:01:28 ID:nHI3pC5N
>>860 -
>>865 前にあったシュヴァルツコップのスレでも、彼女の自意識過剰ともいえる歌唱を疑問視する書き込みが結構あった
これとかカラヤンの『ばら』とか、シュヴァルツコップの声だけ 別録りみたいに聴こえるんだよな。アンサンブルに溶け合わない 全く異質な声ってカンジで。あんまり気持ち悪いから『ばら』は ピンクの箱のモノラルリマスター盤を買い直した。こっちの方が 歌声も全体的に近くてハッキリだし断然いい。ベームの『コシ』も モノラルでないかなあ?
868 :
名無しの笛の踊り :2009/05/30(土) 21:57:01 ID:ooXI0USl
869 :
名無しの笛の踊り :2009/05/31(日) 17:25:14 ID:PL+JR22e
コシ・ファン・トゥッテのおすすめCD教えてください。
870 :
名無しの笛の踊り :2009/05/31(日) 19:57:29 ID:zd/sYP0u
>>869 比較的新しいものでは、クイケン盤とド・ビリー盤が気に入ってる。
いずれも4人のカップルのバランスが良好。カットもない。
クイケン盤はブリリアントのモーツァルト大全集として、ド・ビリー盤は
ダ・ポンテ3曲9枚セットで売られてるが、どちらも安いバラ売りでも手に入る(俺のはこれ)。
もう少し古いところではスイトナー/ベルリン・シュターツカペレが魅力的だが、
第2幕フィオルディリージのアリアがカットされてるのが玉に瑕。
フィガロやドンジョと比べると、古いのでピンと来るのはどうも少ないと個人的には思う。
ちなみに、DVDの音楽部分も含めていいなら、ムーティのスカラ座盤が最高だと思う。
871 :
名無しの笛の踊り :2009/06/13(土) 12:09:44 ID:cDh1MrLj
コシ・ファン・トゥッテの全曲CDで2枚組なのは かなりカットされてるってことだよね。
モーツァルトテノール、以前はアライサが一番っていわれているけど、 今は誰だろう? シャーデか他の歌手でも、実際、聴いたことのある人 感想聞かせてください。
生で聴いたことはないけどベチャーラとか
夜の女王のアリア(?)かなんかがCMに使われてないか? 気のせいか?
気のせいだよ
>>874 2番目のアリアがパチ屋(?)のCMで使われてるのならちょっと前に見た。
花瓶の一輪挿しの花が歌うっていうかフラワーロックみたいに動くやつ。
今車かなんかのCMで使われてるよ。
テレビでレクサスの宣伝しないのは レクサスを買う層はテレビを見ないからだそうだ。
昨日ふらっと書店に行ってみたら「珠玉の名作オペラ」なるものが出てた。 最近はオペラのこのような本のシリーズものが多いような。。 思わず第1巻の「魔笛」を買っちゃった。 フィッシャー/パリオペラ座、タミーノはベチャーラ。 さっそく観てみたけど悪くないな。
ベルリン国立歌劇場/バレンボイム/99年の「フィガロ」、大いに楽しめました 出演者が皆さんハマってる。中でも伯爵、スザンナ、ケルビーノがとても魅力的でした
フィガロ第4幕で、アリアが2曲カットされることが多いらしいけど どうしてなんだろう
882 :
名無しの笛の踊り :2009/07/09(木) 07:15:57 ID:y7okbk+y
>>881 1. なぜかここだけソロのアリアばかりが5つも続いてしまう
2. どちらのアリアも寓話的・暗喩的で劇に深みを加えるものの流れは少々切ってしまう
というあたりかと思う。
難しくて歌えない歌手が多いと聞いたこともある
>>883 特にマルチェリーナのアリアの方は、アルトはもちろんメゾソプラノでも
音が高すぎて歌いにくいらしいよ。これを歌うか歌わないかで出演ギャラが
違ってくるというのをどこかで読んだことがある。
エーリヒ・クライバーのCDではスザンナ役のギューデンが代役で歌ってるし。
>>880 のフィガロなんだけど、第4幕、バジリオのアリアは入ってます
ペーター・シュライアーがバジリオ役だからか?
あの二曲は、すべての歌手に一曲はアリアを与えるために作られたという事情もあるらしいからな。 アントニオだけ無いのは、初演ではバルトロとの二役だったから。
あの2曲名曲なんだがな
888 :
名無しの笛の踊り :2009/07/11(土) 11:05:48 ID:ErVIu1EK
>>872 いまのところこれといったテノール歌手はいない。
YOUTUBEにフローレスがタミーノのアリア歌っている、
この先、モーツアルトの諸作品にトライするのかな。
ドン・オッタヴィオならみてみたいきもするが。
モーツァルトテナーっつうとポール・グローヴズじゃないか。 これはって魔笛のタミーノは大体グローヴスが引っ張り出される感じだが。 ただBSで「キャンディード」やってたけどああいう役の方が向いてると思ったな。 田舎の好青年って感じで演技力あるし。 まあシュライヤーやアライサほどの華は無いかな。 ウーヴェ・ハイルマンがバリバリやってたらドイツを代表するスターになったと思うが日本に引きこもっちゃったからなあ。
モーツァルトテノール、CDやDVDでの印象だが 1950年代 アントン・デルモータ 1960年代 フリッツ・ヴンダーリヒ(ニコライ・ゲッダ?) 1970年代 ペーター・シュライアー 1980年代 フランシスコ・アライサ 1990年代 ミヒャエル・シャーデ 2000年代 ピョートル・ペチャーラ なんてどうだろう?
891 :
名無しの笛の踊り :2009/07/21(火) 14:09:34 ID:RH4C+bvy
フランシスコ・アライサやはり最強ですね。 バブルの昔、大阪のリサイタルみにいきました。 今、どうしてるのかな?
892 :
名無しの笛の踊り :2009/07/21(火) 20:45:38 ID:vkdqATlk
ノリントンのドンジョヴァンニいいねー
893 :
名無しの笛の踊り :2009/07/21(火) 21:27:56 ID:KF5ShUDo
エストマン/ドロットニングホルム宮廷劇場の コシ・ファン・トゥッテがamazonでDVDになって出てるね。
894 :
名無しの笛の踊り :2009/07/21(火) 22:25:46 ID:vJDL91MR
デッかのオペラ全集買った フィリップスの大全集と一緒だった
ステュアート・バロウズはどう? タワレコの半額コーナーにアリア集があったから買ったけど。
>>893 139分だって。
カットだらけなのかな?
それとも飛ぶように速いのかな?
897 :
名無しの笛の踊り :2009/08/01(土) 10:21:23 ID:nYkr9Yzo
>>896 持ってます。
カットは、普通にカットされる7番と24番の他には
グリエルモの26番のアリアだけです。
レチタティーヴォのカットも最小限で全然気になりません。
全体に凄く速いですが、歌わせどころはテンポを落として
じっくり歌わせる場面もあるし、第1幕のドラベルラのアリアは
むしろゆっくりめかなと思います。
あと、舞台での映画版なので場面の切り替えに無駄がないのも
時間短縮につながっていると思います。
リージョンコードが1なのは注意してください。
ドン・ジョヴァンニのDVDで、定評のあるおもしろいのを教えてくれ 今はアーノンクール/チューリヒ歌劇場のだけ持ってるのだが、 もう一枚ほしい、しかしどれにしようか迷っている できれば、収録年はあまり古くないのがよい(できれば1980年以降のがいい)
>>898 オーソドックスなものをじっくり観ると言うことなら
フルトヴェングラー(古いが)、カラヤン、ムーティ(スカラ座)なのでは。
現代風のものでは「何もない」舞台ながら奇を衒った台本の改変はない
ハーディング/エクサンプロヴァンス盤がお薦め。
ペーター・マッテイはじめ歌手たちが若々しくて歌もうまい。
今はドンジョヴァンニ歌いが居ないから指揮者で選ぶとするカラヤンしかないな。 フルヴェンは音が悪いし他の指揮者とは格が違いすぎる。 後最近は演出がマトモなのも少なすぎる。 カラヤンはハンペだったっけ?ひねりは全く無いけどオーソドックスなんでまだ見れる。 俺は現代的演出でも今の衣装でも全然OKだが頭の悪い独りよがりな演出家が多すぎる。 ザルツブルクのクシェイのもチューリヒの新しいプロダクションも俗悪。
902 :
898 :2009/08/03(月) 23:52:18 ID:B9cRDU1u
おまいら、サンクスなんだぜ。まずはカラヤンで行ってみる
カラヤン盤は今となっては夢のような豪華メンバーの旬、文句が付けられない。 カラヤン臭は嫌いだが、カラヤンは『そんなことは解りきっておる』と言わんばかりの運び。 刺される前、騎士登場、それぞれの場面も申し分ない ちなみにファルスタッフもカラヤンは最高だね、 ピーチクパーチク女の噂話のしゃべり声、笑い声などの 情景の描き方を、オーケストラという集団はあんなに器用に表現するかと舌を巻く。
カラヤン盤ってレイミーだっけ レヴァイン/メトロで見たけどガタイ良くてカッコいいね 歌はともかく
レイミーはすごいなで肩で華奢に見えるのは ちょっと損をしているかもね。 でも、ドン役はいいと思うよ。
906 :
名無しの笛の踊り :2009/08/04(火) 13:05:36 ID:hrmiAXz8
907 :
名無しの笛の踊り :2009/08/04(火) 20:12:34 ID:i5knbxtq
カラヤン盤ってCDもいいですか?DVDと同じなのかな。
なんでカラヤンなのかな? パパかママがカラヤンの盤を持ってるのかね?w
カラヤンというのは、たぶん上からの流れなんだろうけど、 フィガロやコシと比べてドンジョは決定盤といえるのが少ないのはたしかかもねぇ。 俺は、カラヤン盤も悪くはないけど、歌手がみな大物過ぎるというか 重厚すぎるというか、マゼットなんかは妙に余裕綽々だし 場面の切り替わりももたもたするしで、あまり好きではないんだね。 それで結局意外に喜劇的な感じもあるフルヴェンに戻ってきてしまうんだけど、 これも古いから第1チョイスとして推薦するのは多少引っかかるんだよなあ。
910 :
名無しの笛の踊り :2009/08/04(火) 22:39:03 ID:4GElzE8s
ベームのいいと思うけどな カラヤンのは知らない
>>907 CDはベルリンフィルDVDはウィーンフィル。
CDの方がカラヤンの表現はより徹底してると思うがオペラらしさはDVDの方がいい。
キャストはほとんど同じだがエルヴィーラはCDがバルツァでDVDはユリア・ヴァラディ。
ヴァラディはそこそこ美人だから見栄えする。
ベームは指揮はいいが正規録音は両方とも主役が悪い。
シェリルミルンズは悪役声で完全なミスキャストだしDFDは表現がくどくてせせこましい。
台本に忠実で、ちょっとした表情や身体の動きを見ていれば台本の筋がよくわかる 丁寧な演出の代表といえば、フィガロだとプリッチャード盤、コシだとムーティの ザルツブルク盤だろうね。オーソドックス過ぎて面白みがないという向きも あるだろうが、何年も何十回も観ていると、結局こういうのが作品そのものの良さを 楽しめるので飽きが来ない気がする。奇抜なのは実演では楽しめるのだろうが DVDだと2-3回観たらもうたくさんと感じることが多い。 ドンジョだとやっぱりフルヴェンやカラヤンなんだろうけど。
たとえ古くてもフルトヴェングラーのものは観ておかなくちゃ話にならんでしょ シエピも歌ってるんだし (レイミーとでは比較にならないと思う)
>>913 僕もシエピは好きだが、他の歌い手ならともかく
レイミーであれば、『比較にならない』は少し言葉が過ぎるのでは。
両方とも持っていますが、好みの問題じゃないかな。
シエピは素晴らしいと思うがフルトヴェングラーの指揮が今聴くとちょっと重いかな、と思う。 カラヤンも軽快とはいえないけど。 となるとジュリーニにあたりがいいのかな。聴いたことないけど。
指揮だけならフリッツ・ブッシュがいいよ 残念ながら歌手には恵まれてないが
ん? ジュリーニ、DVDありましたっけ? DVDとCDが混ざった話ということでOK?
>>916 ブラウンリーのタイトルロール、ノーブルで軽妙で結構好きなんだがな。
バッカローニのブッファ系の極めつけのレポレッロとのコンビも合ってるし。
悪魔的なノリを求めるならやっぱりワルターの42年メトライヴに敵うものは
ないんじゃないかなあと思うけどね。フルヴェンのそれより更に桶の響きが
黒く厳しくて、しかもテンポの活きは段違い。ピンツァをはじめとした歌手も
粒ぞろいだし。まあこれに限らずワルターのこの時期のオペラのライヴは
何かにとり憑かれたかのような爆演ばかり。前年の『フィデリオ』といい
翌年の『運命の力』といい…
>>918 ワルターのは正直好きじゃないんだ テンポがせっつきすぎていて楽しめない
ピンツァは素晴らしいよ
フィデリオも聞き物はワルターではなく断然フラグスタートだと思っている
>>919 >
>>918 > ワルターのは正直好きじゃないんだ テンポがせっつきすぎていて楽しめない
はあ?
ワルターのドンジョヴァンニはテンポ遅めだが?
ワルターのは全体的に速いだろう。 もちろん、たとえば序曲の序奏をハーディングと比較したら、そりゃ遅めってことになるだろうが。
922 :
名無しの笛の踊り :2009/08/12(水) 16:18:11 ID:LERdx7mg
カラヤンのドン・ジョヴァンニなあ。ライブ感がありすぎw あのアンナがどうもおばちゃん臭くていかん。 しかしヴンダーリヒがえらくじじむさい歌唱なのが?だ。 独語ではあんなに若々しくてかっこいい歌唱ぶりなのに・・・ オッタヴィオがこんなにかっこよくていいのか、と。 エルヴィラがシュヴァルツコップフでなくて残念。入れ替えたい。
最近の録音は音もいいし歌手も粘っこすぎなくていいのが多いけど、 アリアでの修飾がやたら多くて閉口することもある。 時代様式ではあるんだろうけど、あまり好きになれないことが多い。
最新の研究を反映してんだろ。
さいきんコシがいい曲だと思えるようになってきた
>>927 自分も一時コジには凝ったなぁ
初めて聴いた頃はいくら何でも重唱が多すぎると思ったもんだが
え、そうなの?腰だけ食わず嫌いで遠慮してたんだけど、、、、、、、、、、、
コシは最高だぜ
俺もコシがなんか最近すごく気持ちよくなった のびのびサロンシップ貼ったような気分だ
>>929 「腰」、やめて(笑)。
俺は小学館のDVD本のが好き。
ダニエラ・デッシーが愚かしくも色っぽい感じで。
>>932 あ、どおも。
古紙wはクイケン盤しか持ってないんだ。1000円くらいで、。安かったからかったんだけど。
一回聞いて、いいやって思って。
カラヤン ドンジョバンニ
クライバー、ベーム フィガロ
魔笛はハイティんク 他いろいろ
どれも大好き、たぶん全部歌えます(嘘、で古紙だけ、、、これはクイケン盤がいまいちかな
934 :
名無しの笛の踊り :2009/08/20(木) 21:49:24 ID:OLAtrsut
コシはストーリーにはっきりした盛り上がりがないから焦点が曖昧でわかりにくいですね。 ストーリーというより、瞬間瞬間の登場人物の心情と、対話を通して(だから重唱が多い) それが移り変わる様を音楽で表現した特異なオペラといえるでしょうか。 だから、台本と対応させて登場人物の心情を細かく追いながら音楽を聴くと、 神業としか思えないほど巧みに音楽で心の動きを表現してることに驚きますね。 これが他では代替できないコシの魅力だと思います。音楽はとにかく美しいですし。 ちなみに、CDのお気に入りはド・ビリーです。 DVDならムーティのが3つともそれぞれ変な癖がなくて演奏も好きです。
ビリー隊長が、純情な若者をたぶらかすんですね。
ワンモアセッ!!
938 :
名無しの笛の踊り :2009/08/22(土) 21:55:37 ID:PYGt/0Hc
>>937 あのオペラのあの場面で交響曲40番のテーマが流れてきたのには驚いた。
NAXOS(もとは犬)のブッシュ盤を聴いて『コシ』にハマったクチです。 モツのオペラ指揮はブッシュが一番好きだなあ。速過ぎだという人も いるかも知れないけど。
正直、ビリーとかブッシュとか、勧められたとしても、すぐには買う気がおこらない。 わかるでしょ。お気を悪くなさらないで、お願いします。 で、コシでお勧めのCDはなんになるのでしょうか。 給料が、東京都の家族4人の生活保護費を下回っている貧乏人です。 ここはじっくり、最もベストなCDをお願いします。 ちなみにベームポネルの映像は持っています。でも映像を見る場所がない(涙
>>940 少なくともド・ビリーは録音・演奏ともにマジでいいですよ。
安い割りには、ではなく本当にいい。
何を求めているのか明記してくれないと
「わかるでしょ」といわれてもまったくわからないよ。
>>941 はい。解りにくいですよね。
グラモフォン、デッカ、フィリップス、ソニー、EMI、RCAの指揮者じゃないと知らない。ビリーって誰?。
レコ芸くらいしか情報もたない田舎のクラシック音楽好きには、、、、いわゆる普通、だと思うので、「解るでしょ」と書きました。
何を求めているか、それは、完璧な音程、声の美しい、素晴らしい雄弁なオーケストラ、などなど、、、、
でもオペラに贅沢の言い過ぎはしません。
モーツァルトは恵まれていますが、ヘンデルとかだとそんな贅沢は言っていられない。
ちょうど昨日というか今朝方、今年のザルツブルク音楽祭の コシ・ファン・トゥッテがORFで放送されてたのにねえ、ネトラジなら只だし。 まずまず楽しめた演奏だが、配役をみて改めて今は歌手が国際化してる時代なんだな、と感慨。 ちなみに、ミア・パーション(スウェーデン)とイサベル・レオナード(アメリカ)の姉妹役に、 トピ・レヒティプ(フィンランド)のフェランドとグリエルモがフロリアン・ベッシュ(オーストリア)、 パトリシア・プティボン(フランス)のデスピーナにボー・スコーフス(デンマーク)のアルフォンゾ。 指揮がアダム・フィッシャー(ハンガリー)、みんな異なるというスーパー多国籍軍のコシでしたw
945 :
名無しの笛の踊り :2009/08/23(日) 21:07:01 ID:7X2PV9Up
ド・ビリーの演奏ってピリオド?
ブッシュ盤はそのへんの売れない役者に歌わせてる感じ だが悪くはない
>>942 俺も宮崎市に住んでてイオンのタワーレコードぐらいしか
まともなクラシックコーナーはなくて、しかもモーツァルトの
オペラの棚には3つぐらいしかモノが置いてないんで、
HMVなどのネットが重宝してるよ。情報収集も専らネットかな。
ところで、ド・ビリーは今や決してマイナーな存在じゃないと思うけどな。
このスレなどでも再三出てきてるしね。
949 :
名無しの笛の踊り :2009/08/25(火) 21:52:21 ID:RryLReiu
ジャケットもかわいいよ☆ビリーのダ・ポンテ三部作
950 :
名無しの笛の踊り :2009/09/01(火) 07:59:25 ID:Zh6O8a98
質問です。メゾやソプラノのアリア集ってたくさんでているけど、 テノールのアリア集って出てるかな? 知っていたら教えて?
951 :
名無しの笛の踊り :2009/09/01(火) 21:04:08 ID:4A+ipGGl
952 :
名無しの笛の踊り :2009/09/01(火) 21:29:37 ID:KgF12DaF
派遣猿
>>951 シュライヤーのやつは本当に素晴らしいよ。愛聴盤だ。
同じく。ウットリ…
956 :
名無しの笛の踊り :2009/09/05(土) 07:46:28 ID:XU6oE/rL
今日の夜11時からBS3でサントリーホールのドン・ジョヴァンニだよ
957 :
名無しの笛の踊り :2009/09/05(土) 11:52:51 ID:XU6oE/rL
BShiだった
BShiな
960 :
名無しの笛の踊り :2009/09/05(土) 22:57:36 ID:aZx1bCkz
そろそろテレビの前に移動だな
クッソー、おかん川中美幸のカラオケ歌うのをやめろ! 藤村実穂子さんのリサイタル放映の時も おかんのお陰で台無しだったんだorz
>>956 歌手は去年のフィガロの方が揃ってたけど主役のヴェルバがすごく良かったな。
顔もそこそこかっこいいし演技力もあるし今のバリトンじゃトップクラスのドンジョヴァンニ歌いじゃないか。
俺は最初に買ったCDがジュリーニ盤で随分聴いたがヴェルバの声はあの録音の頃のヴェヒターに似てる。
ヴェルバは来年のコジにも出るよ
>>962 >ヴェルバの声はあの録音の頃のヴェヒターに似てる
第1幕だけなんだが、録画していたのを今日ようやく観た。たしかに似てる感じだ。
それにしても、ツェルリーナの人はすごく声が通るような気がする。
細い人で声量がずば抜けてるわけではないと思うのだが、なぜか重唱でも明瞭に聞こえてくる。
>>963 ヴェルバ -> グリエルモ
ドン・オッターヴィオの人 -> フェランド
ドンナ・アンナの人 -> フィオルディリージ
騎士長の人 -> ドン・アルフォンソ
ツェルリーナの人 -> デスピーナ
ドラベルラは誰か日本の人
だったら結構良さそうな感じ。
それとももう決定済みなのかな?
ツェルリーナの人は録画で聞くといいかもしれないが 生で聞いた感想ではどうも声量のコントロールが今ひとつだと感じた。 重唱で明瞭に聞こえるというのは一人だけpやppが出ないからじゃないかな。 で来年のコジだけど、もう歌手は決定済み。でも配られてたキャスト表なくしちゃった・・・ > ヴェルバ -> グリエルモ > ドンナ・アンナの人 -> フィオルディリージ > 騎士長の人 -> ドン・アルフォンソ > ツェルリーナの人 -> デスピーナ 記憶によればこれはその通り。 フェランドは違う人。自分もナコスキで聞きたかった。 ドラベッラは誰だったか忘れた。日本人じゃなかったと思う。
>>965 おお、さっそく生で聴かれた方からの貴重な情報。感謝。
なるほど・・
何度か聴いてみますね。
昨年のスザンナも最初は良い感じだなと思ってましたが、
何度も聴くと何か物足りないなと感じたことでもあるし・・・
私はコシが一番好きなので来年がもっとも楽しみです。
フェランドは籠もった声の人だと今一つなので
吹っ切れた声だと感じたナコスキはいいなと思いましたが、違いましたか。。
姉妹同士、士官同士、それに姉妹と士官4人、の3つの組み合わせの
バランスがそれぞれ良くないとダメな曲なので、ある意味最も難しい曲だと思います。
ドラベッラは昨年ケルビーノを歌った人のようだね あれはよかった
ぴあの冊子もらってきたら歌手が載ってた フェランドはフランチェスコ・ダムーロ ドラベッラはニーノ・スルグレーゼ 去年ケルビーノを歌った人(ダニエラ・ピーニ)ではないようだよ
969 :
967 :2009/09/16(水) 08:40:39 ID:SB62CJRt
>>968 いい加減な誤情報を流してしまい申し訳ない
しかし2人とも知らない人だな
970 :
名無しの笛の踊り :2009/09/19(土) 22:40:17 ID:9NTYiuSm
モーツァルトは、フリーメーソンによって殺されたと言う説も有名です。 魔笛は、フリーメイソンの儀式や理念を描いたオペラです。 モーツァルトが死んだ年に作曲されました。 フリーメイソンでは、儀式などは、外に漏らしてはいけないと言う戒律があります。 台本に関わった人物は、皆フリーメーソンにかかわりのある人で、 フリーメーソン会員へと転向したボルンは、ウィーンのロッジ(団結)のグランドマスター(大親方)でしたが、 1786年モーツァルトが作曲した「エジプト王ターモス」の原作者である、フィリップ・フォン・ゲーブラー男爵と 相次いでフリーメーソンを脱退しています。ゲーブラー男爵は脱退と同時に六十歳で急死していますが、 ボルンも『魔笛』の制作が始まった1791年7月に突然、激しい悪寒と痙攣に見舞われて謎の死を遂げています(享年四十九歳)。 作曲中のモーツァルトがゲーブラー男爵に次いぐボルンの急死を、不吉な予感と受け止めていたいたとしても不思議ではないでしょう。 このような『魔笛』関係者の相次ぐ急死は、モーツァルトで止まらず、1794年、『魔笛』の初版本に 秘儀的な挿絵(ヘルメス・メルクリウス・トリスメギストスの錬金術的な八つの象徴)を描いた、 フリーメーソン会員で画家のイグナッツ・アベルティ(享年三十三歳)にも及んでいます。 『魔笛』制作に関わった者の死で、『魔笛』劇化の真の意図は隠蔽され、フリーメーソンの密儀参入劇から、 古代エジプトを舞台とした、単なる無邪気なお伽劇に粉飾されてしまいました。
971 :
名無しの笛の踊り :2009/09/19(土) 22:55:30 ID:9NTYiuSm
魔笛』の台本は、熱心なフリーメーソンの会員であるゲーテがそういっているよう に、非常に緻密に組み立てられているのです。したがって、シカネーダー1人ですべて を書くことは不可能であると思われます。とくにフリーメーソンの基本思想についてシ カネーダーは書く力はないといえるのです。 シカネーダーは、たしかにフリーメーソンであったが、放蕩のかどで 「職人」位階以上に昇進することもなく、レーゲンスブルクの 彼のロッジ「3つ鍵カール」から1789年5月4日に破門されていた。
972 :
名無しの笛の踊り :2009/09/22(火) 12:57:24 ID:jLNVxGqZ
973 :
名無しの笛の踊り :2009/09/23(水) 13:32:12 ID:i1+G3cFs
974 :
名無しの笛の踊り :2009/09/23(水) 23:51:31 ID:suyzcy83
975 :
名無しの笛の踊り :2009/10/12(月) 19:36:08 ID:jYqaLntW
誰それ?
皇帝ティートの慈悲
あれ、なんでこっち残ってるの?
統一
梅
とりあえずこれでいいかな