1 :
名無し物書き@推敲中?:
2 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 04:35:11
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(
http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
※※ また、いたずら目的で投稿者を騙って、レスをする輩もいます。
なるべく投稿者はハンドルにトリップをつけて投稿してください。使い捨てのハンドルで構いません。
・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 04:36:05
4 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/10(土) 04:37:00
【警告】
・出典を明記せずに引用した場合は著作権法違反となり、刑事罰に処せられます。
・自作でない文章を自作のものと偽った場合も同罪です。
・一部の語句の修正を行った場合も同罪です。この場合は無断改竄により更に悪質
であると判断され、刑が重くなります。
・2chへの匿名投稿でも、投稿者は特定されます。過去に多くの逮捕者が発生しています。
・このスレッドで上から目線で酷評している人たちは、プロの文章と素人の文章の見分けが
つきません。予めご了承下さい。
5 :
◆a994QfydFw :2008/05/11(日) 22:59:25
酷評お願いします。
あるところにダイヤモンドのトイレがあった。それは険しいトイレ山の頂上にあった。そのふもとの村に、ある一人の男が訪れていた。
名をホゼッポと言い、腕の立つ冒険家であると同時に、盗賊だった。髪は、赤毛で、目が茶色で、眼鏡をかけている。一見優男のようだが、目が邪悪だ。つりあがった目はいかにも意地悪そうで、笑うと皺とあいまって醜悪な顔つきになる。
手には酒を持っていた。酔剣の使い手で、酔っ払いながら剣で攻撃する戦法が得意だった。
ホゼッポは村長の家へ行って、妻を人質に取り、脅迫した。
「こらぁ、村長、宝のありかを教えな。この村にあることは分かっているんだ」
「ひ、ひぃ宝はや、山の上にあるんだ。どうか命ばかりはお助けをー」
「ふん、本当だろうなぁ!」
ホゼッポは妻の首にナイフを突きつけながら言った。
「ひ、ひぃ本当だ。どうか、どうか命ばかりは」
「よおし、信じてやろう」
ホゼッポは妻を乱暴に投げ出し、家を出た。村長はそれを見送ると、
「ふっ、馬鹿が……せいぜい山でのたれ死ぬがいい」
ドアを睨みつけながらそう言った。
ホゼッポは山へ行った。登り道を歩いていると、いつの間にか崖の上にいた。
「なんじゃこりゃ〜」
崖が崩れた。ホゼッポは崖に何とかつかまったが、そこへ村長が現れた。
「死ね!」
と言ってホゼッポの手を踏みつけた。
「うわあああ」
と叫びながら、ホゼッポは崖の下に墜落し、体中の骨が粉々になって死んだ。
「ふっ、これで宝は私のもの。誰にも渡しはせんわ」
>>前スレの985
気になったのは二ヶ所。
>ある日のことだが、その午後はダブリンの空に
冒頭で「白い破片を散らしたような陽光が」と晴天のイメージを提示しておきながら、本題の
場面が「ある日」で「雨」だったとはつながりが悪い。
「――今日もいらっしゃる」のその日の場面はいらなかったんじゃないか、と疑問も出てしまう。
ここは、「ある日」に変えて、
「翌日は雨だった」とでもすれば、冒頭を切り捨てずに、つながりが保てるとおもう。
話としては「翌日」でも成立しそうだし。
>この雨で火がつくのかしら、とぼんやり少女は思う。それから、さっと頬を染めた。
ここだけ文章のリズムが悪い。変化をつけたかったのだろうが、
素直に「この雨で火がつくのかしら、と少女は思った。それから、頬を染めた」くらいで。
「それから」という間(ゆっくり)と、「さっと」という間(早い)は合わないので「さっと」は削除。
冒頭の文章も読みにくいのだけれど、これはこれでこういう味わいとおもえばアリなのかなと。
内容的にはこのあと次第だね。
神視点おじさんに文句を言っているやつはなにが不満なんだか。
>神視点を使うのは人物視点で書けるようになってから。
その理由はさんざん述べられている。
おれも同意する。
しかし、その理由に対する有効な反論はない。
野球にたとえるなら、
変化球を投げるのは直球を投げられるようになってから。
という話だろう。
直球でストライクも投げられないレベルの人間が変化球に手を出すなと。
それに対して、プロは変化球を投げている、直球だけでは松坂でも通用
しないとか言っても反論になっていないんだよ。
リトルリーグのレベルなんだから。
むろん(ごくまれには)高校野球くらいのレベルの投稿文もあるだろうから、
それに対してはそのレベル判定について反論すればいい。
>>7 >>神視点を使うのは人物視点で書けるようになってから。
>その理由はさんざん述べられている。
おいおい、その理由がデタラメで話にならんから放置されてんだろw
目を覚ませ!w
>>7 神視点おじさんは、視点が定まってないのを片っ端から神視点に認定して、
では、どこが具体的に神視点だからという指摘ができないんだな。
描写おじさんもカメラおじさんもそうなんだけどね。
最初に指摘していた人は、それが出来てたんだけど、その批評が説得力があったんで、
単純にオウム返ししているだけなんよ。
>>8 なら放置しておけばいいじゃん。
批評をしたいなら原文を批評してあげればいいし。
何をやりたいの?
神視点おじさんに聞きたいよ。
なんで、神視点だと説明になって、人物視点だと描写になるんだ?
ただの依怙贔屓じゃないかw
神視点おじさんはこういうだろう。
それがわからないなら説明しても無駄だ。
おじさん、あんたがわからないんじゃないのかい?
ちなみにおれは神視点おじさんがなぜそういう勘違いをしているかは知ってるよ。
>>9 >視点が定まってないのを片っ端から神視点に認定して、
人物の視点ではないから、神視点なんだが。
何を言ってるんだ?
>>10 放置してるよ。
文章批評に関係のないでたらめな持論を混ぜ込んでいるからそれはやめろと言っている。
人物視点の扱いが下手なのと、神視点であることは全く別。
>>11 神視点だと、俯瞰的になるから説明に向く、人物中心の視点だと主観が中心になるから、
描写に向く。
と、まぁ、あながち間違いではないんだ。
でも、そういうちゃんと効用を理解して指摘しているわけではないんだよね。
おじさんたちは。
>>13 「関係がない」と思うのは君だけかもしれないよね?
もしかすると君自身が間違っているのかもしれないよね?
だから君が気に入らないから、そういう意見は書くなというのは問題あり。
子供のやること。
正しい批評があるなら、投稿文を正しく批評してあげればいいだけ。
>>15 俯瞰が説明になって、主観が描写になるってことか?
それもなかなかの珍説じゃないか?
>>16 いや、はっきりいって、おれは間違ってないよ。
>>17 そういうふうに決めつけるのがおじさん理論。
俯瞰的に書けば、個人の感情が入りにくりから、説明に向く。
主観的に書けば、感情が主体になるから、描写がで押す書き方がやりやすい。
どっちも傾向の問題でしかない。
>>11 >なんで、神視点だと説明になって、人物視点だと描写になるんだ?
神視点というのは、ナビゲーターとして知っている知識を教える役割になりがち。
例えば、山があるとする。
神視点だと、何県にある、標高何メートルで、○○という伝説がある〜
という風にデーターを並べて終わりがちで、初心者のうちはどういう風景なのかという
部分を書かないで終わってしまう。
人物視点の場合は、人物が何を見ているのか、どういう風に見えているのか、
心情を絡めることによって情感が出てくるわけ。これが描写な。
この「どういう風に」という部分が重要で、人物視点で書くように心がけないと身につかない。
人物視点できちんと書けるようになると、人物視点で描写を入れて、必要な部分で
神視点にスイッチすることができるようになる。
だから、人物視点で書けるように勉強する必要があるわけ。
神視点というのはあくまでも視点の一つで、基本的には人物視点にプラスされるものだから
人物視点で書けないなら、神視点でもろくなものはかけない。
>>20 まぁ、俺から見ると、描写と説明、主観と客観のの違いをまず理解しろと言いたいけどね。
神視点だ人物視点だなんて高度なこという前にな。
>>19 あのさ、個人の感情が入った説明というものはないのか?
感情が主体でない冷静沈着な描写はないのか?
>>19 そうなんだよ。
傾向の問題なんだ。
だから
「神視点だからデーターの羅列で終わっている」という批評に対しては
「そこは神視点で上手くかけているよ」と原文を批評してあげればいいんだよ。
神視点で俯瞰するように、周囲の情景が説明できていれば神視点でもいいんだよ。
必然性があるんだから。
それができていないから「神視点はやめたほうがいいよ」とアドバイスされるわけ。
>>8 >神視点を使うのは人物視点で書けるようになってから。
自体に反対なわけ?
それとも、反対ではないが、理由が気に要らないということ?
おれは
>神視点を使うのは人物視点で書けるようになってから。
には賛成なので、おれ流の理由を述べておく。
人物視点で書くというのは神視点で書くのに比べて、制約が多くなる。視点人物の
知らないことは書けないし、居ない場面のことも書けない。勝手に他人の心のなか
を描くこともできない。
ということで、不自由で、だから難しいようにも見えるけれども、実は逆で、人物視点
で書くのがいちばんやさしい。なぜならそれが現実の在りようだから。現実に生きて
いる人間はこの世界を人物視点で観ることしかできない。
つまりはふだん歩いているように歩けばいいのが人物視点。
リズムをとったり、ステップを踏んだりして進まなければいけないのが神視点。
やさしいことからはじめましょうということだ。
>>22 だから、「傾向の問題」だと言っているだろう?
俯瞰的に書けば、説明70%になり、主観的に書けば描写70%になるんだよ。
それだけのことでな。
30%のフィールドで、説明の中に感情を込めるってのも、当然アリだよ。
ただ、フィールドが30%しかないのに自覚もなくやるやつが多いだけでね。
>>24 だからねえ。
そういうのは、個々にちゃんと指摘していかんとダメなんだよ。
神視点おじさんは、「ダメなものはダメ」なんですよ。
たとえそれが、「神視点を使うのは人物視点で書けるようになってから」って言い方でも、
言っていることは、硬直しているんでね。
つうか、視点をちゃんと理解しているのか、かなり疑問なんだが。
>>25 だからそういう風に「投稿文」を批評したらいいだろ?
視点は適切なのか、描写ができているのか。
単発で批評に絡んでも意味ないだろ。
>>27 俺は、批評するときはやってるよ。
だが、神視点おじさんはやってないからな。
あれは、単純に視点が強い人物視点でない場合に機械的に神視点NG認定しているだけだ。
前スレ
>>985はよりにもよって絵画を題材にした作品であり、作者としても描写を生かしたい内容ではないかと思ったから、細かく分析してみる。
> 自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の上に揺れる、
白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
冒頭、(女学生の髪型についての部分は目をつぶるとして)川の描写から始まり、視点主も視点の位置もわざわざ書いた。
女学生の興味だって老人に注がれている。このあとならぜひ、小舟に乗る老人の姿を描写したい。
> 老人はいつもそこに小舟を浮かべていた。
この直後、ね。小さなカンバスと一緒に舟に乗るなんていう最高に絵になる情景を思いついたんだから、
俺としても舟にどっち向きに乗っているのかな、脚をどう折り曲げているのかななど、女学生が老人のどんなところに惚れたのかが見たい。価値のある情報だ。
そのあとに女学生の心情についての記述が入る。
で、日が替わって雨の日、女学生は間近で老人と出会う。
> 老人はパブの軒先で、パイプに火をつけようとしているところだった。顔を上げた「先生」と視線を交しながら、この雨で火がつくのかしら、とぼんやり少女は思う。
> 老人は皺だらけで表情の判別しがたい顔を、少女に向けていた。
もし冒頭に遠景での先生の姿が書かれていれば、この近景での描写が対比されて美しいと思うんだ。
ところがここで問題。
> 「私の絵を描いていただきたいのです」
この文章が来る。ということは、最後にはぜひ、女学生の姿がどう見えるかを描写したいのだ。
> 短い黒い髪が濡れるのも構わず、女学生は緑のベレーを取った。胸のあたりでそれを弄りながら、
これをなんとしてでも書きたい。だって絵に描きたくなるでしょ? 私の欲を言えば、冒頭以降ひたすら女学生の姿を映さないようにしておいて、台詞のあとにじゃん、とこの少女の姿が映ったらすごくかわいいけど。
だからこの小説はこの内容でいくなら、視点変更が必要な作品だと思う。
女学生視点から「私の絵を描いて……」のところで宙に浮いた視点に切り替わるか、あるいはそれこそ神視点にチャレンジする価値もあるんじゃないか。
必然性ということで考えると、異世界ファンタジーの場合は、世界観を人物を通して描写するのは
(不可能ではないが)結構大変なので、神視点である程度ナビゲートして、これこれこういう世界
ですよと説明するのはあり。特に魔法とか特殊能力とか妖精とか常識が通用しない世界の場合はね。
この場合でもストーリーは人物視点で進めるべきで、神視点でストーリーを進行して解説まで始めるのは
よくないけどね。
ただし、人物視点で枚数をかけて世界観を描写していったほうが読者の頭には入る。
歴史の勉強を思い出せばわかるが、読者が単なるデーターの羅列を覚えてくれるとは
思わないほうがいい。
あとは、多人数の戦闘シーンなんかを書く場合に、どうしても人物視点では限界であるので
(どこからか弓矢で狙われているとか、敵側の秘密兵器が火を噴きそうだとかは主人公視点だと書けない)
こういう場合に、神視点で俯瞰的に書くほうが効果があると思えば、神視点で書いたほうがいい。
要するに必然があって、効果を上げると思えば神視点でもいいんだ。
投稿されるもののほとんどが「なんで神視点なの?」というものなので、人物視点でリライトして
みたらというアドバイスになる。
実際にやってみれば、身になるのは間違いない。
それが実感できないなら、作家としての素養はないと思う。
>>26 じゃあ次回から、原文を批評するようにしてね。
神視点でNGが出たら、神視点でもOKという「理由をつけて」批評してあげれば
親切なんじゃないかな。
特定の人物に「書き込みをさせない」ことはできないんだから。
一つだけ注意しておく。
神視点というのは「神様になる」という意味ではないからな。
すべてを見通せる立場ということだからな。
すべてを見通せてもすべてを書かなくてもいいからな。
仮にマズイ神視点であっても、そう書こうと志してる人に人物視点に変えろと
要求するのは暴論。小説を書きたいという人に漫画を描けと言うようなもんだ。
>>32 そりゃ、原文は批評しているけどな。
数は多くはないが。
ただ、俺の場合は、視点はぶれていると思った時に指摘するだけなんでね。
批評の批評もやらんようにもしているが。
描写おじさんは前からいたが、最近は神視点おじさんをカメラおじさんが参加してきて、
教条的な批評を繰り返しているからな。
36 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 01:07:51
>>34 神視点こそが漫画視点に近いんだけどねえ。
批評の内容としては視点を変えたらというアドバイスも当然あり。
それに問題があると思うなら、「理由を書いて」視点を変えないほうがいいという批評をすればいい。
次回からその方向でよろしく。
そのほうが見てる人も勉強になるんだし。
>>36 そうそう。だから漫画のコマ割りが読めない老人みたいなのが、
神視点だとブレルとかいってんじゃねーの?
>>35 このスレ的にはね、どういう内容でも「批評してくれる人は資源」なんだよ。
いろんな批評があっていいんだから、批評人を罵倒しても意味がない。
例えアラシであっても、誰かを排除することはできないんだから、間違った批評が
はびこってると思えば、投稿文を正しく批評してあげればいい。
投稿文に対する批評がないなら意味がない。
つーか、批評に自信のあるやつはコテればいいだろ。
神視点おじさんなんかコテりゃいいんじゃね?
前スレの985を実例にとってみる。
>――今日もいらっしゃる。
>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
>上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。カレッジからの帰りに、半ペニー橋の上で足
>を止めて河面を眺めるのが、女学生の日課であった。
これを細かく分解すると
A ――今日もいらっしゃる。 <人物の内面描写>
B 女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。<人物を主体とした描写>
C 灰色のリフィ河の上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。<陽光を主体とした描写>
D カレッジからの帰りに、半ペニー橋の上で足を止めて河面を眺めるのが、 女学生の日課であった。<説明>
と、なる。
ここで気持悪いのがBからCへのゆらぎなんだよね。「女学生は」から「陽光が、少女の目を射た」へのぶれ。
Bの視点を維持するならば、Cは、
――灰色のリフィ河の上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光がまぶしく光る。
とでもなるところで、これならばぶれはない。(ごたごたした修飾が多いのはここでは措く)。
で、このように視点がぶれてしまう書き方しかできないのだから、まだ神視点で書くレベルではない、人物視点
で練習しましょう、というのが私の結論。
>>37 逆だろ。漫画ばかり読んでいるから、神視点の発想しかできないんだよ。
>>40 >と、なる。
ならんw
>「女学生は」から「陽光が、少女の目を射た」へのぶれ。
あほ。
主語を変えただけだろw
>で、このように視点がぶれてしまう書き方しかできないのだから、まだ神視点で書くレベルではない、人物視点で練習しましょう、というのが私の結論。
やっぱ、おまえ、まだ批評できるレベルじゃねえわ。帰れ。
>>39 カリスマ化したり荒れる原因になるから、コテはやめようという結論が何回か出たんだよ。
45 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 01:34:32
>>42 そういう罵倒は簡単なんだよ。
ただ否定するだけなら誰でもできるんだ。
やるなら
>>40の人のように、きちんと分析してみればいい。
誰の視点で書いているのかね。
その上で、視点の問題はないのか、描写が足りないのか、このままでいいのか
君の批評として提示すればいい。
それができないから君らは馬鹿にされてるんだ。
試しにやってみようか。
A――今日もいらっしゃる。
(内面描写だが誰の内面なのかわからない)
B女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。
(主語の使い方から神視点と判明。主語は女学生)
C灰色のリフィ河の上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
(神視点での描写で、女学生から陽光に主語が変っているので違和感あり)
Dカレッジからの帰りに、半ペニー橋の上で足を止めて河面を眺めるのが、女学生の日課であった。
老人はいつもそこに小舟を浮かべていた。小さなカンバスと一緒に乗り込んで、午後いっぱい絵を
描いているのだ。女学生 はその人をこっそり「先生」と呼んでいた。画家なのか、そうでないのか、
少女は知らない。「先生」が自分に気付いている のかどうかさえ、少女にはわからない。ただ、空が
青鼠色になり、河添いに点々と首飾りのような灯りがともる時刻まで、その人を見つめているが
好きなのだった。
(ここまで神視点での説明。その場の情景も人物の様子もわからない)
Eある日のことだが、その午後はダブリンの空に重たい雲が立ちこめていた。
(脈絡無く突然の場面転換)
以下問題点
神視点で説明が続き街の情景も人物の様子もわからない。
神視点ならば、俯瞰の状態で街の様子や人の様子が描写できるはず。
十行ほどで細切れの場面転換。
Cの文章で陽光を主語に据えた部分に違和感あり。
これらの問題は、女学生視点で書くと解決できる。神視点である必然性がないので、女学生に
名前をつけて、女学生が見た光景として心情を入れながら描写をしていくと、小説らしくなる
んじゃないかな。
47 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 01:53:23
お願いします。中途半端に切れています。
1/2
わたしが最後に選んだ行き場は、もう幾年も使われていない小さな物置だった。物置は
校舎の裏手の隅っこに、何時でも静かにポツンと佇んでいた。物置の側には、役目を終え
た焼却炉がやはり何時でもひっそりとあった。わたしは、それらを一目見て好きになった。
算数の時間、国語の時間、社会の時間、理科の時間、わたしは自分の席でじいっと息を
顰めていた。先生が出す問題に、仲の良い友達も仲の良くない友達も、クラスのほとんど
の人が手を挙げる。わたしは、止せばいいのにと思う。手を挙げなければ先生も問題を出
さないのに。わたしはじいっと耐えていた。
体育の時間は教室の時間よりもっと嫌いだった。駆けっこは遅いし、鉄棒は上手く回れ
ないし、その上じいっと息を顰めていることも出来ないのだ。けれども体育が嫌だったの
は駆けっこや鉄棒のせいだけでは無かった。わたしは自分と皆の頭に乗っかっているゴム
紐のついた帽子や、白く清潔な名前入りの体操服や、緑色のハーフパンツのことが何より
嫌だったのだ。わたしたちの学年は紫色の帽子だった。皆が同じ様にそれを被り、同じ様
に体操服を着て、同じ様に鉄棒に掴まる。良く晴れた爽やかな日なんかには、わたしは絶
望的な気分になった。どうしてこんなに良い天気の日に、同じ様につまらないことをする
のだろう。わたしは帽子をよく家に忘れた。
48 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 01:55:00
2/2
掃除は一生懸命にやった。教室でも、廊下でも、トイレでも、やればやるほどきれいに
なるのが楽しかった。箒で大きなゴミを履いた後に、雑巾で隅から隅までごしごしと拭く。
トイレの場合は、掃除用具を使って丹念に磨いた。先生は、そんなわたしを見て褒めた。
「あなたはお掃除が好きなのね」と言った。わたしは半分嬉しく、半分苦いような気持ち
で、ムスッとしながら便器を磨くのを続けた。しかし、どんなに頑張っても直ぐに汚れて
しまうので、やがて掃除も好きじゃなくなった。
結局、わたしはひどくわがままな子どもだったのだろう。大人の匂いが嫌いで、その上とても寂しがりだった。思えば甘えん坊なのだ。けれどもその頃は冷たい世界を本気で嘆いていた。狭い世界が欲しいと思った。わたしは、ちっぽけで自分勝手な10才の子どもだった。
わたしは、掃除を断念してからはよく学校の中を探検するようになった。保健室や体育
館や図書室や美術室など。どの場所もけっこう好きだったけど、少し違うと思った。第一、
どこへ行っても学校の匂いがする。わたしは学校じゃない所へ行きたかった。そのくせわ
たしは学校の外に出ることをしなかったし、体育をサボることも無かった。
>>42 ちなみに「主語のブレ」というのは「視点のブレ」にもつながるからね。
女学生の行動を描写しているのに、途中から、陽光を主語にしたらまずいわけ。
これに違和感を覚えないとなるとかなり重症だと思う。
>>49 断言する。おまえがいちばん重症だし、
おまえにはまともな小説は書けないよ。
つーか、おまえ、あまり本を読んでないだろ?
そういうのがわかんだよ。おまえのレスからは。
おまえは無知。
知らないことが多すぎる。
以上。
>>40 >>42 BからCで気持ち悪いのは「黒髪のボブに包まれた頭部を、」の部分が少女の外部からの
視点で、Cが少女の目視点だからだ。陽光が主語だからじゃないし、「陽光が、少女の目を射た」は
少女側から見ないとそうは見えない。
陽光視点なら「陽光が照らすと、少女の瞳が輝いて見えた」じゃないか?
52 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 02:37:14
>>47-48 文章は普通に読める。特に指摘することは無いので、これからも上達を続けて欲しい。
気になった点をいくつか上げる。
>わたしが最後に選んだ行き場は……
この段落を初めに持ってくる必要はあるのだろうか。二度繰り返されている隠喩も効果的なのか。少しくどいような気もする。
>算数の時間、国語の時間、……
最後の「わたしはじいっと耐えていた。」はいらない様な気がする。
>体育の時間は教室の時間よりもっと嫌いだった。……
教室の時間、という言い回しは上手いと思う。先の段落と合わせて主人公の独特の思考が文に表れている。
>結局、わたしはひどくわがままな子どもだったのだろう。……
過去の自分を回想しているが、この文章はいらない気がする。もしくはもっと後で出した方がいいだろう。
主人公のことが詳しく分からない内に、未来の「わたし」の視点が入るとちょっとしらける。
視点はそのままにした方が読者をつかめると思う。
「狭い世界が欲しいと思った。」はちょっと比喩が高度で分からない。それが狙いならそのままでいい。
>わたしは、掃除を断念してからは……
「どの場所もけっこう好きだったけど、少し違うと思った。」に違和感。少し違うの意味が分からない。
どの場所もいまいちだった、とか?
「体育をサボることも無かった。」にちょっと違和感がある。
この後に最初の段落を持ってくればいいと思う。
全体的に文にキレがない。
前スレの985に問題があるように思えないんだが。普通に読める。
>>51 なんというか細かい表現の齟齬があって、それぞれ伝えたいことが微妙に伝わってないかもしれない
けど、この二行は神視点(外部視点)での描写なんだ。
>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
>上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
ここが問題なのは、外部視点で映像として見た場合に「陽光が少女の目を射た」という風には
見えないだろうなということ。
それで途中から少女の内面に入ったようにも見えて気持ち悪い。
視点を統一すると
>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
>上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光に目を細めた。
という感じになるはず。
要するに、外部視点で見た時に、少女がどういう風に見えたのか。
カメラにどういう風に写っているのかということだよね。
>>47-48 文章はまあそんなものかもしれないけど、冒頭から回想に入って過去を語る形式で
時間軸が曖昧で、主人公が現在何歳で、どういう立場の人間なのかがわからないんだよね。
回想をさせるならば、主人公の現在の状況を明らかにしてからでないと、読むほうは
何がなんだかわからないし、よくわからない人間の過去には興味も惹かれない。
それに付随してだけど、冒頭シーンの描写が足りないんじゃないかな。
もう少し具体的にどんな物置なのか、なぜ使われていないのか。使われていないものが
なぜ何年もそこに置かれているのか。
要するに、冒頭シーンがわずか3行しかないために情報の開示が不十分なんだ。
絶対ではないんだけど、基本的に数行での場面転換というのはやらないほうがいい。
>>51 >「陽光が、少女の目を射た」は少女側から見ないとそうは見えない。
これは違うとおもう。
「矢が的を射た」――矢(射手)側から見た表現でしょ。
>>50 >断言する。おまえがいちばん重症だし、
>おまえにはまともな小説は書けないよ。
>つーか、おまえ、あまり本を読んでないだろ?
>そういうのがわかんだよ。おまえのレスからは。
>おまえは無知。
>知らないことが多すぎる。
561 名前: 名無し物書き@推敲中? 投稿日: 2008/04/29(火) 23:04:55
まじでおまえもっと本を読んで勉強してこい。
おまえはアホ。
嘘じゃねえぞ。真性のアホだ。気づいてないんだからな。
小説のハウツー本でもいい。読みまくれ。
それまで知ったかぶるのはやめとけ。迷惑だ。
600 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2008/05/03(土) 17:21:08
マジレス。おまえはもっとたくさん小説を読んで、
小説というものがなにかを理解したほうがいいぞ。
そんなんじゃ小説は書けないだろうな。
煽りじゃない、マジでだ。
だからたまには違うこと書けって教えただろうが。世話やかすな。くそむし。
>>8、
>>42、
>>50 と、おまえのレスだけ浮いているんだよ。
>>47-48 なかなかに読ませる文章で好感が持てた。
問題はやはり冒頭の三行で、これは時間軸に合わせて、後段に持ってくるほうがいいとおもう。
ぽつんと離れ小島になっているし、島自体も小さすぎて、「それらを一目見て好きになった」理由も
後段を読まないと判然としないから。
ツカミはOKを狙ったのだろうけれど、ツカミとしては、
>算数の時間、国語の時間、社会の時間、理科の時間、
を冒頭にしたほうが、あまりお目にかかれない異質な出だしで、なんだ? と興味を引く力があるよ。
しかも、主人公は小学生で、舞台は小学校で、ということがこれだけでわかる。小説の書きだしとして
は満点だ。
期待大。
>>57 >だからたまには違うこと書けって教えただろうが。世話やかすな。
ちんこむし。最低でも500冊。読んでこい。
同じジャンルばかりじゃ意味ねえからな。
それまでその醜いツラを二度と見せるな。
吐く息も臭えんだよ、おまえは。
>>54 >ここが問題なのは、外部視点で映像として見た場合に「陽光が少女の目を射た」という風には
>見えないだろうなということ。
あなたの考える三人称神視点と三人称一視点の違いってなんなんだろ?
自分は「陽光が少女の目を射た」としても三人称一視点の範疇だと思うがね。
>要するに、外部視点で見た時に、少女がどういう風に見えたのか。
>カメラにどういう風に写っているのかということだよね。
仮にカメラを河岸にでも設置したとしてこの映像を撮った場合、
少女と光、二者の動きは同じカメラで収めることが出来る。
欄干から顔をのぞかせる少女。
その少女に陽光が当たる。
この陽光の動きを「陽光が少女の目を射ました」とカメラの隣にいたリポーターが表現したとしても
視点がぶれてるとは言えないのでは?
少女が眩しそうにしてる様子を言い換えてるだけに過ぎないんだから。
>白い破片を散らしたような陽光に、少女は目を射られた。
とでもすれば違和感は消えるのかな?
「陽光が少女の目を射た」としても小説的な表現として決して間違ってはいない。
少なくとも「陽光に目を細めた」よりもずっといい。
「目を細める」だと慣用表現としても受け取れてしまうからね。
>>59 >ちんこむし。最低でも500冊。読んでこい。
650 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/12/04(火) 22:56:38
必死だね。ヘタって言われたのがそんなに悔しかったの?
きみはまだ人の文章の批評するレベルじゃないよ。あと1000冊ぐらい読んでから来てね!
612 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2008/02/25(月) 15:06:41
おまえ、思い込みが激しいな。つうか、読解力がないな。
おまえに上手下手を見る目がないってこれでわかったろ。
とりあえず本を100冊読んでこい。おまえの話はそれから聞こう。
だからたまには違うこと書け。くそむし。
>>61 おまえさ、あほ。
痛々しいよ。
てか、ほんと読めないやつだな。
そりゃおれの文体のひとつ。
それもはっきりとわかるやつっつーか、あえて、わかりやすく書いているやつ。
ほかのも探してこい。
>>60 横だが、
>仮にカメラを河岸にでも設置したとしてこの映像を撮った場合、
>少女と光、二者の動きは同じカメラで収めることが出来る。
これはたしかにそうなのだが、この場合は、
>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
>上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
「女学生は」となっているので、成立しないとおもう。視点が女学生に寄り添っているから。
これが「女学生が」であれば、
女学生が黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
となって、視点が一貫して女学生よりも離れた立ち位置なので、「カメラを河岸にでも設置したとして」「同じカメラで
収めることが出来る」も成立する。
(ただし、そうすると一行目の独白が浮いてしまうが、それは別問題として)
>>56 >>60 >「矢が的を射た」――矢(射手)側から見た表現でしょ。
矢は目に見えるよね。
そして的に当たったのも視覚的に確認できる。
映像としても成立する。
暗闇の中で、サーチライトみたいな光の筋が目を射ると言う表現は映像として伝わるが
一方で日中の反射光は目に見えない。
目に見えないものが当たったとは、視覚で確認できないし
映像でも表現できない。
だから客観描写としてこれは×で
>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
>上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
こっちなら問題ない。
>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の
>上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光に目を細めた。
>>60 >あなたの考える三人称神視点と三人称一視点の違いってなんなんだろ?
>自分は「陽光が少女の目を射た」としても三人称一視点の範疇だと思うがね。
A一人称の場合は人物の内部に視点(カメラ)がある。
描写にキャラの主観を交えても構わない。
B三人称の場合は、人物の内部と、人物の背後の視点(カメラ)を切り替えて使える。
内部視点はキャラの主観を交えても問題ないが、外部視点ではキャラや書き手の主観を
入れてはいけない(書き手の主観が入ると神視点となる。)
C神視点の場合は、視点(カメラの位置)は自由。
描写に書き手の主観を交えても問題ないが、キャラの主観と、書き手の主観は
分けて書く必要がある。
あとは
>>65参照。
三人称外部視点、主観を挟まない客観描写の場合、目に見えないものを推測して書いてはいけない。
あくまでも客観的に見えるように書く必要がある。
キャラの視点なら、キャラの知識の範囲で推測してもかまわないが、これを意識せずに、
三人称で書き手の主観(推測)が出てくると「視点の狂い」ということになる。
>>65 とろくさいな、ほんとに。
>だから客観描写としてこれは×で
>>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光が、少女の目を射た。
これが客観的描写。本当の三人称。第三者がやや距離をおいて女子学生と周りの風景を描写している。
巧みな文章力が必要になってくるがこういうふうに距離をおいて描く小説もあり。
「少女の目を射た」なんっつー表現をしているところをみると、この書き手はそういう技巧を凝らした小説を読んでんだろ。
そんで、
>こっちなら問題ない。
>>女学生は黒髪のボブに包まれた頭部を、自らの背よりも高い鉄筋の欄干の間に押し込んだ。灰色のリフィ河の上に揺れる、白い破片を散らしたような陽光に目を細めた。
こっちは主語を合わせただけ。女子大生は〜押し込んだ、女子大生は目を細めた。だから読みやすくなっただけの話。
文の構成の仕方、文法的な話で視点は関係ない。
>>63 なるほど。
確かに「は」と「が」でカメラの位置は違ってくるね。
それでも「陽光が少女の目を射た」としたときに
これが神視点になるかどうかは別問題じゃないかな?
例えばこれを映画だとしてみる。
最初カメラは少女を背後から追う。
少女が欄干に頭を突っ込んだ瞬間にカメラは切り替わり
河岸から陽光に目を眩ませる少女の顔を捕らえる。
こういうカメラワークも神視点になってしまうのだろうか?
三人称一視点が神視点的になることは普通にある。
逆に徹底した三人称一視点は一人称となってしまわないか?
ここはそこまで厳密に定義するような箇所ではないと思う。
>>65 物体にぶつかれば光は目に見えるし、映像でも表現出来る。
目視できるかどうかが神視点と三人称一視点の違いなんて聞いたことない。
「少女が眩しそうにしている」ことが伝わればいいんだから、
「陽光が少女の目を射た」は小説的表現としてはアリだろう。
なんでみんな議論のための議論をしてるの?
酷評希望者をほったらかして…
>>69 じゃあ自分でやればいいだろ?
酷評希望者をほったらかすなよ。
71 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 15:18:34
暗いと不平を漏らすより進んで明かりをつけましょう
>>66 A:
――早くお池に帰らないと!
カエルは横断歩道を跳ねた。
降り注ぐ陽光とアスファルトからの照り返しが容赦なくカエルを焼く。
B:
早くお池に帰らないと!
ボクは横断歩道を跳ねた。
降り注ぐ陽光とアスファルトからの照り返しが容赦なくボクを焼く。
C:
――早くお池に帰らないと!
カエルのぴょん太は横断歩道を跳ねた。
降り注ぐ陽光とアスファルトからの照り返しが容赦なくぴょん太を焼く。
視点的見地から言うとどの文章が正解?
ここは酷評者のみがいるスレじゃないだろう。
現状ではそうなってるようだが。
希望者かも知れないのに「自分でやれば」なんて末期もいいとこ。
>>73 じゃあレス番示して酷評お願いしますと言えばいいだけだろ?
酷評してやるから言えよ。
さあほら。
視点の議論は小説を書くにあたっては有意義だろ。
これのどこがメタ議論なのか分からん。
>>69にはそこを説明する義務があるな。
とりあえず
>>47-48 をお願いしますよ、74さん。
これでいいわけね?
>>47-48 のために書いておくが自分は
>>47-48 とは別人。
でも鼻息の荒い74がどこまで適切な批評が出来るのか興味がある。
他人様の文とそれに対する批評を吟味することは
いうまでもなく有意義なことだろう。
ではお願いしましたので、よろしく。
程度の低い議題に限って別館が利用されないね
神視点議論してる両陣営さん、あんまり笑わせないで
>>67 結論としては原文のほうがいいということ?
それとも直したほうがいいの?
どっち?
>>76 そうなんだよね。
批評の批評をして構って欲しいオナニーちゃんはなんとかなんないもんかね。
>>47-48 言葉を並列させたり繰り返すのが好きなようだが、あまり連発されるとやかましいな。
>算数の時間、国語の時間、社会の時間、理科の時間、
こういう意図的な部分は構わないし、
語り手の個性を出すという目的があるならそれもアリだが、癖なら考えたほうがいい。
短編ならいいが長編をこの調子でやられたら、読み手に途中でうんざりされるぞ。
全体的に平易な言葉遣いなのに「顰めていた」だけ開かないなどの工夫はいいと思う。
だが、語り口が幼稚なままのせいか
>わたしは、ちっぽけで自分勝手な10才の子どもだった。
と回顧するほどに現在のわたしが成熟していないように読めてしまうな。
子供がそのまま語っているような印象。
>好きじゃなくなった
こういう部分もそうだね。
それからわたしは、わたしは、とうるさいのも精神が未成熟なことの表れだし。
男の子なのか女の子なのか判然とさせてないところも狙いなのか天然なのか掴みづらい。
欠点が欠点のままに終わるのか、それとも計算されたテクニックとして成立してるのか、
オチを読まないと何とも言えない文章だね。
>>75 さて、偉そうな君の番だね。
立派な批評をお願いしますよ。
他人の文章を酷評させて自分は高見の見物とか
まともな住人ならしないわな。
81 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 16:58:53
流れをぶった切って酷評お願いします。すみません。
りんごから取れるなんとかビタミンは健康にいいらしい。だから
ばあちゃんは自分のいる離れから私のところへたくさんりんごを持
ってくる。りんごはひっきりなしにこの部屋へくる。お盆に載せて
運ばれてくる。よく熟したものから青みの残るもの、つるりと人工
のようなつやのあるもの、中には傷があるもの、赤いもの、うっす
ら紫の混ざった見慣れない種類まで、あらゆるりんごがばあちゃん
の離れから続く長い廊下を運ばれてきては私の手のひらの上に載る。
私ははじめのうちはりんごに追いつこうとしゃりしゃりと食べてい
たのだが、体にとてもいいりんごはどんどん私に手渡され、私の咀
嚼の速度はとうに追いぬかれ、放っておけばりんごはどこまでも増
えて、あふれ出し畳の上に広がっていく。部屋のあちこちは既に赤
いりんごが積み重なっていっぱいだ。体にいいものが増えていく。
すでに赤い山は私の胸までせりあがって来た。このままではりんご
で窒息してしまう。まだ満腹にならない。体にいいりんごで私の部
屋がいっぱいになる。りんごに溺れる私を助けてください。誰か。
82 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 17:02:24
83 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 17:02:36
ニートは死ね
84 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 17:07:26
81は色んな『りんご』がある中でもおばあちゃんの『りんご』が一番美味しそうに感じたのかな
タイトルは『禁断の過日』で決まりねっ
85 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 17:08:06
おいおい・・・なんで誰も
>>5を酷評しないんだい?
ネタは文章ってよりも面白さがすべてだからじゃね?
89 :
1/2:2008/05/12(月) 17:25:08
父さんがお土産にと買ってきた蛇焼酎をこっそり飲もうと、深夜ひとりで棚の扉を開いた時だった。
「なんじゃ、お前は?」
瓶の中の蛇がしゃべりやがった。
驚いたぼくは、とにかく棚の扉を閉めた。結構豪快な音がした。ぼくは扉の取っ手に手を添えたまま、ばくばくと鼓動を繰り返す心臓の音を聞いた。
「おい、いきなり閉めるとはどういう了見なんじゃ己は」
扉の奥から、またあの声がした。ぼくは慌てて扉から手を離すと、急いで自分の部屋へと逃げ帰った。なんだあれは? 一体何が起きたんだ?
布団の中に潜り込みぼくは懸命に頭を回転させた。けれど一度混乱した頭がまともに状況を整理できるはずなんてなく、その夜ぼくは一睡も出来ないまま朝を迎えてしまった。
とんとんとリズムよく刻まれる包丁の音に誘われて、恐る恐る昨夜逃げてきたリビングに向かうと、そこにはすでにキッチンに向かって朝食の準備をする母と、コーヒーを片手に新聞を広げる父がいた。
おはよう、とぼそぼそと挨拶をして、ぼくは父と向かい合う席に座った。
迷ったけれど、思い切って聞いてみた。
「ねえ父さん、あの蛇焼酎なんだけどさ」
「ん? あ、もしかしてお前、飲もうとしたんだろう」
勘のいい父さんは、意地悪な顔をしてそう聞き返してきた。ぼくは少し気まずくなりながらも頷いた。
「じゃあ、お前驚いたろ? 何せあの棚には特性の仕掛けを施しといたからな」
「あら? 一体いつの間にあなたはまたそんなもの取り付けたのかしら?」
90 :
2/2:2008/05/12(月) 17:25:42
皿に盛った朝食を運んできながら、母さんが父さんに聞いた。
「ふふ、お前たちに飲まれたら堪んないからな、買ってきた日に付けといたんだ。ったく、この家には酒豪が多いからな。困るんだよ」
そい言いながら席を立った父さんは、あの棚の前に行き、宝物を公開するかのように扉を開けた。
「なんじゃ、お前は?」
昨夜の声がする。母さんは驚き、口を大きく開けてしまった。
「驚いたろ。ほら、ここ。ここにボイスレコーダーをセットしてな、誰かが扉を開けたら、まるでこの蛇がしゃべっているかのように声が出る仕掛けをしておいたんだ」
そう、父さんは子供のように目を輝かせながら言った。
「またそんな子供じみた仕掛けを……」
そう母さんがぼやく。父さんはそんな母さんに気分を害したようで、拗ねた表情をしていた。
「ねえ、父さん、録音しておいた他の声はないの?」
そう聞いたぼくに、父さんは一度目をぱちくりさせた。
「なに言ってるんだ? この声だけだぞ?」
そう言ってレコーダーのボタンを押す。「なんじゃ、お前は?」と声が響いた。
「え、でもぼく、昨日違う声が……」
したんだけど、そう続けようとしたぼくの視界にふと入った瓶の中で、死んでいるはず
の蛇がずるりと動いた気がした。
その濁った瞳がぼくを見ているようで、ぼくは小さく息を吸い込んだ。
理由を聞きたいか? 面白くないからだ。
It is because that isn't interesting.
>>89-90 良。
適度な不思議を残す引きも悪くない。
だが、やや「ぼく」の情報が足りない。
情報量を減らし、読者の想像に任せるつもりかもしれないが、
それは、やりすぎるとポエムの領域になってしまう。
せめて年齢くらいは示した方が良い。
酒の飲める二十歳か、それ未満か、程度でも良いだろう。
ただ文章を書くだけなら誰にでもできる。
そして、頭の中で情景を妄想するのも簡単なことだ。
そのため、自分はものすごい作品を書けるのだと勘違いする輩が後を絶たない。
だが、いざ書き始めようとすると頭が真っ白になってしまい
何を書いていいのか判らなくなってしまう。
そこで、今は本気を出していないだけ、まだ本気を出す時期じゃない、
と自分を納得させ、書くことを保留することになる。
しかし、それでは過大に膨れ上がってしまった自尊心を満足させることができず、
他人の書いた文章を偉そうに批評することで、その代償にするのである。
それが、このスレなのである。
>>91もある意味ネタだな。
>>89-90 展開はいいと思う。
>>91の言うように全体的に情報が少ない気もするが、この時点ではなんともいえない。
文章は粗が目立つが流れよく書けている。推敲すれば、いい文章になると思う。
95 :
94:2008/05/12(月) 18:12:22
>>93 他人に自分の文章を読んでもらえると思い込んでるうちは成長できないぞ。
>>81 掌編としてはなかなかのもの。
ただし、最後でぶちこわし。
息が切れたのか、本気ではなかったのか、いずれにせよ、
>りんごに溺れる私を助けてください。誰か。
これですべてがおじゃんだ。もったいない。
オチを再考されたし。
>>89-90 描写が飛びがちかな。
例えば冒頭だけど
>父さんがお土産にと買ってきた蛇焼酎をこっそり飲もうと、深夜ひとりで棚の扉を開いた時だった。
>「なんじゃ、お前は?」
>瓶の中の蛇がしゃべりやがった。
>驚いたぼくは、とにかく棚の扉を閉めた。
焼酎の瓶の描写がないんで、蛇がしゃべったという件が不自然な感じ。
行動を順番に追っていくと、扉を開ける、焼酎の瓶が見える?+声が聞こえる。
ということで、瓶が見えたとすれば声と同時なはず。もしくは瓶が見えてない可能性もあるけど
行動を順番に追ってリライトすると
『父さんがお土産にと買ってきた蛇焼酎をこっそり飲もうと、深夜ひとりで棚の扉を開いた時だった。
「なんじゃ、お前は?」
驚いたぼくは、とにかく棚の扉を閉めた。
まさか、瓶の中の蛇がしゃべたのか?』
という感じ。
>とんとんとリズムよく刻まれる包丁の音に誘われて、恐る恐る昨夜逃げてきたリビングに向かうと、
>そこにはすでにキッチンに向かって朝食の準備をする母と、コーヒーを片手に新聞を広げる父がいた。
包丁の音が聞こえているので母に関して、「そこにはすでに」が不自然。
父の状態もちょっとなげやり。ひとつの文章に詰め込みすぎなんじゃないかな。
リライトすると
『とんとんとリズムよく刻まれる包丁の音に誘われて、恐る恐る昨夜逃げてきたリビングに向かうと、
キッチンで朝食の準備をしている母がいた。テーブルでは父がコーヒーを片手に新聞を広げている。』
とか。
あとはセリフごとに解説が入ると読みにくいので、セリフはある程度固めること。
>>81 ショートショートならいいんじゃないかな。
文章も大きな問題はないと思う。
起承転結もあり、短いわりには上手くまとまっていると思う。
>>89-90 「ぼくは」が多すぎる。半分以下に削るべし。
「ボイスレコーダー」はやや興ざめ。
ここはもうひとひねりした二段仕掛けで「おまじない」とかにするのも一興かと。
蛇もあやしいが一家もあやしいという感じで。
たとえば、
「驚いたろ。おまじないを仕掛けたんだ。誰かが扉を開けたら、まるでこの蛇がしゃべっている
かのように声が出るおまじないをな」
そう、父さんは子供のように目を輝かせながら言った。
「またそんな子供じみた仕掛けを……」
そう母さんがぼやく。父さんはそんな母さんに気分を害したようで、拗ねた表情をしていた。
「ねえ、父さん、おまじないをしておいた他の声はないの?」
そう聞いたぼくに、父さんは一度目をぱちくりさせた。
「なに言ってるんだ? この声だけだぞ?」
そう言って指をはじいた。「なんじゃ、お前は?」と声が響いた。
まあ一案ですが。
(こういうことを書くと荒らしのいい餌になるんだよなあ。先に書いておくか)
原文のほうが100倍上等! おまえはあと1000冊読んでから批評しろ!
……はいはい。
>>101 おまじないとかw 興ざめどころか失笑ものですね。
あなたの自己満足の下劣なアイディアなんかは、お呼びじゃありませんよ。
せめて文章を批評しましょうね。
文章の練習をしたくて書きました。よろしくお願いいたします。
加奈子が笑うと、首を傾けたせいで、その後ろの街灯のオレンジ色の光が現われ、
加奈子の頬の輪郭と柔らかく混ざった。成熟していくぶん痩せた頬は、
そのせいで昔の面影を取り戻したように見えた。少なくともその日の私にはそう思えた。
しかしそれは単に私の願望の反映かもしれない。
初めて来るその公園は木々に囲まれ、ちょっとした広さだったが、ベンチは三つほどしかなかった。
レストランでの夕食が終わってすぐに暗くなり、太陽がみるみる隠れるのを見て、
もうそんな季節なのだと気付いた。広い公園も街灯の周り以外は闇だった。そういえば
秋も終わりにさしかかっていた。
会うのは久しぶりだった。話しているあいだ、しじゅう私は、加奈子から高校の頃の彼女の
仕草を見出そうと努力していた。髪を手ぐしで乱暴に梳かす癖をさっきから何度か見たが、
何か細かい所がちがっていた。爪を染め、髪を今風に散らしてカットした加奈子は、
本当に驚くほど昔とは印象が違った。だから、加奈子が笑うたびに、子供のように大きく
口を開けて歯を見せる様子は、私を安心させた。あの加奈子なのだとそういうとき
思った。それだけで私は満足を覚えた。
そろそろ恋人との約束の時間だった。私は公園のベンチから立ち上がり、
ずっと借りていた写真集を手渡した。加奈子は立ち上がり、私の目を見てから、
急に改まって頭を下げて、お元気で、と言った。
酷評でお願いします
どういうわけか、幼少の頃からゲームが得意だった。
スーパーファミコンの爆発的流行が起こってから数年も経っていない時代の話だ。
ゲームボーイ縮めて『GB』、スーパーファミコン縮めて『スーファミ』、この二つを持って
いることは、当時の小学生にとってある種のステータスだった。子供らしいと笑えたことでは
ない。ゲーム筐体が自分の家にあるかないかは、友人関係の構築にさえ影響したのだ。
小学生になった私の級友たちは、一人残らずGB――カラーでも軽量でも二画面でも
ない、白黒しか映らないグレーの筐体だ。それでも当時『手の中のファミコン』という売り文句
は素晴らしかった――を持っていた。私はそれがとても羨ましかった。
小学一年の五月、比較的早い誕生日を迎えた私はGBを買ってもらった。
母親は私の成績に影響しないかと気にしていたようだが、父親に説得され、ようやく私を
ゲームショップにつれていってくれた。
家に帰って包装をあけ、殴ったら人も殺せそうなくらいに重くて固くて太い、いま中古で
買ったなら五百円もしないであろう本体を手にして、私は子供っぽい、しかしもう二度と味
わうことはできない大きな興奮を覚えた――そして今でもはっきりと覚えている。電源を
初めてつけて、画面上部から任天堂のロゴが下りてきた瞬間の鳥肌を。
安い買い物ではなかったはずだが、両親は私と喜びを共有した。「ゲームソフトも買わな
ければ何もできない」という初歩的なミスも共有してしまったが。
あのロゴうざいよな。
読み込み待ちでもないのに、無意味に時間稼ぎしやがって。
電源入れたらすぐ開始させろよ。
ニンテンドーなのはハードに書かれてるロゴ見りゃ判るんだから、
あの無意味な演出は完全に開発者のオナニー行為だな。
106 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/12(月) 20:27:14
世の中にはケースだけ換えて売る業者もいるのさ
コンシューマ専用機といえども起動には時間がかかるんだよ
ロゴを出してる間に裏で必死に初期化しとるの。
許してやれw
ファミコンはロゴ演出は無かったよな。
>>102 自分で批評もできないあなたのほうがお呼びではありません。
あなたのような茶々が入ると、批評してくれる人が減ってしまいます。
批評をしてもらいたくて投稿している私のような人間もいるのですから、
邪魔をしないでください。
「おまじない」を出されると、蛇が喋ることの不思議感が薄れてしまうので、
voice recoder の方が良いと思う。
酷評よろしくおねがいします。
彼はそれほど仲のよくない友人の葬式に出ていた。友人といっても
挨拶を交わす程度で、訃報を耳にいれても当然のことながら涙は出なかった。
彼は冷たい人間だろうか。多分、そうなのだろう。彼は他人の為に、
あるいは自分に関係の無いことで涙を流したことは殆ど無かった。祖父が死んだときでさえ、
従兄弟たちはさめざめと涙を流す中、彼はひたすら涙が頬を伝うのを待った。
一歩出遅れて、彼は泣いた。周りの連中が泣かずして読めない物語でさえも、どんなに感動して、
どんなに悲しい物語をよんでも、彼は涙を見せない。そのくせ、どうでもいいことに涙を流す。
自嘲の笑みは無表情な泣き顔へと変わる。
葬式場を抜け出して、喪服のまま近くの公園を散歩する。
歩いている内に見覚えのない館へ辿り着く。人の気配は無いのに、庭の木やなんかは
専属の庭師がついているかと思うぐらい美しい。バラや蝶が彼の眼に映った。
彼は屋敷へ入る。一つ一つの部屋を覗き見てみるがやはり誰もいない。
喪服の男はここへ住み着いた。
真っ黒なバラ、灰色の蝶、灰色の木馬、黒い太陽、白い夜。
>>111 前後の繋がりの解らない部分がいくつかある。
というか、これはどちらかといえばポエムに類するものだな。
特に最後の方は意味を為していない。
雰囲気だけで語りかけたいならポエム板に行くべき。
これが良いとか悪いとか言うわけではなくて、な。
>>112さん どうもです。そうですね、ポエミィです、かなり。もしこれを小説の
冒頭においたとしたらどうでしょう。読みたいという気になるでしょうか。
>>113さん お褒めの言葉、嬉しいです、単純に。ありがとうごさいます。
>>103 文章が稚拙。もっと推敲しよう。
恐らく何が書きたいのか自分でも分かってない。描写が定まっていない。
自己満足の文章は読んでて気持ちが悪い。特に初めの段落は最悪。
読者を意識して書くようにしよう。
>>111 >彼はそれほど仲のよくない友人の葬式に出ていた。友人といっても挨拶を交わす程度で、
「挨拶を交わす程度」なのに、「仲のよくない」とはいかがなものか。仲がいい、悪いにも至っていない
関係ではないのか。
>彼は冷たい人間だろうか。多分、そうなのだろう。
「挨拶を交わす程度」だったら、泣かないのが普通。「多分、そうなのだろう」といわれても同意できないよ。
>祖父が死んだときでさえ、従兄弟たちはさめざめと涙を流す中、彼はひたすら涙が頬を伝うのを待った。
×「従兄弟たちは」 ○「従兄弟たちが」
>葬式場を抜け出して、
「葬儀場」だろう。
>歩いている内に見覚えのない館へ辿り着く。
葬儀場の近くなら見覚えがないのが普通じゃないの? 自宅と(挨拶を交わす程度の友人の)葬儀場が
たまたま近所だったというのならあり得るが、そこまで考えて書いているとも思えない。
細部を練り直したほうがいい。
118 :
117:2008/05/12(月) 23:36:43
ちょっと補足。
>祖父が死んだときでさえ、従兄弟たちはさめざめと涙を流す中、彼はひたすら涙が頬を伝うのを待った。
「従兄弟たちは」で書くなら、
「従兄弟たちはさめざめと涙を流したが、彼はひたすら涙が頬を伝うのを待った」
「涙を流す中」で書くなら、
「従兄弟たちがさめざめと涙を流す中、彼はひたすら涙が頬を伝うのを待った」
どっちかね。
>>117 わあ、自分では何も気付かなかった。やはり他人に見てもらう、ってのは
大切ですね。全部おっしゃるとおりです。ぼくのイメージでは「ここ」は
田舎町なので(描写しないのが悪い)みながみなと知り合いないし友人なのです。
(なんかこの文もヘンだ...)喪服の男は「ああ、死んじまったなあ」くらいしか
思っていないのです。だから冷たい人間だということなんですね。
まだまだぜんぜん、まったくだめですね。頑張ります。ありがとうございました。
指摘の数々、ありがとうございました。
>>92 「ぼく」の情報ですか。語り手の情報を一人称で書くのは苦手です。
そうですね、父親のセリフの中に情報を入れたらよかったかもしれません。
一応、未成年のつもりで今作は書きました。
>>94 やっぱりちょっと粗いですよね。
千文字を目安に書いてみたんですが、短い文で移動や時間の流れが長かったりするのは難しいです。
>>99 そうですね。確かに描写の順番は考えたほうがいいみたいです。
ああ、本当に。声が聞こえたカラクリを考えると、冒頭は直したほうがいいですね。
またもう一つの文は今回の中で一番長い文でしたね。
長すぎる気がしましたが、やっぱり切ったほうが読みやすいです。
セリフは難しいです。あんまり使ったことがないので、慣れていきたいです。
リライトを交えた丁寧な指摘、分かりやすかったです。
>>101 やっぱりそうですよね……
「ぼくは」削りたかったのですが……難しいです。
頂いた案ですが、一家があやしいという雰囲気を出すと、
語り手である「ぼく」自身がどうして普通なのか矛盾が出てしまうような気がします。
まあ、蛇が一家を変えているとしてもいいのかもしれませんが、その、面倒くさい……
すみません、自分甲斐性がない人間なんです。
でも、頂いた案だと話に厚みが出るので面白いかもしれませんね。
ありがとうございました。
121 :
666:2008/05/12(月) 23:48:27
>>103 文章は下手だよなあ。
>その後ろの
>そのせいで
>そう思えた。
>それは単に
ちょっと多いよなあ。具体的に書くようにしたほうがいいね。
時間軸が曖昧。
>少なくともその日の私にはそう思えた。
これは過去を回想している書き方。
>レストランでの夕食が終わってすぐに暗くなり、太陽がみるみる隠れるのを見て、
>もうそんな季節なのだと気付いた。広い公園も街灯の周り以外は闇だった。
>そういえば 秋も終わりにさしかかっていた。
もう公園にいて、暗いんだから夕食後の回想なんかをもってくると混乱するだけ。
全般的に細切れ回想が目立ち、時間がいったりきたりしているので読みにくい。
時間軸にそって書き直してみるといいよ。
読むほうはなにがなんだか理解できないから。
暗くなり、太陽が隠れる、闇と、
同じ意味はを現す表現は1つでいい。
バッドエンドっぽくなったな。
でも面白い。
ただ、「未成年のクセに」はどうかな。こういう表現はあまりしない気がする。
「高校生のクセに」とかの方が自然かも。
それと、棚を調べてボイスレコーダーを見つける辺りが、ややぎこちないな。
全体的にはとても良い。読みやすくて面白い。
最初の「なんじゃお前は」の後の倒置が良くないな。
そこは変に凝ったことしようとしないで素直に書いたほうがいい。
126 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/13(火) 11:26:03
>>52>>55>>58>>79 レス遅くなりました。丁寧な批評ありがとうございます。
冒頭の部分はよく考えてみます。どうも全体として大きな
修正が必要なようです。時間軸が行ったり来たりするとい
う指摘は確かにその通りのようです。流れが止まり、あれ
あれという感覚を持たれてしまいそうです。配置などを考
えたいと思います。
>>79 そういったテクニックの計算は少しも無いです。ただ、多
分この主人公は未成熟な自分を回想しているのだと思います。
女だということは冒頭で解るように修正したいと思います。
細かい指摘も是非参考にさせて頂きます。貴重なご意見を
ありがとうございました。
127 :
104:2008/05/13(火) 19:31:44
すみません、
>>104への批評はありませんでしょうか?
>>127 小説ではなくエッセイだよな。
見た感じ文章に特別おかしなとこはないと思う。
129 :
103:2008/05/13(火) 20:33:13
>>116 ご指摘ありがとうございます。
おっしゃるとおり、読み手にきちんと伝える、という意識が欠落していたのかなと思います。
これからも地道に練習していきます。
推敲……大切ですね。恥ずかしながら、あまり時間をおかずに投稿してしまいました。
意識の甘さゆえだと思います。
これからは意識していきます。
本当にありがとうございました。
>>121 ありがとうございます。
やっぱりまだぜんぜんダメですか……
貴重なアドバイスに感謝いたします。
重複……読み返すと確かに多いです。
具体的なご指摘を頂き、次からそれらの点を意識しつつ書いてみます。
全体的に、ひとりよがり、というのが最大の欠点かなと、
ご指摘を頂いて気が付きました。
どうもありがとうございました。
>>127 いいんじゃないの回顧から過去に渡した流れも自然だし。
”どういうわけか、幼少の頃からゲームが得意だった。”
疑問的な強調で始まるこの頭の一文がこの文章の中で意味を成してない。
やはりゲームが得意な話が必要だよね。あるいは削れって話。
家族の抜けてる人となりを触れれば、人物が立ち上がるきっかけになるかもしれない。
両親の反応を最後にくわえて余韻を作れば、回顧に浸った意味も出るかもしれない。
この後、昔に入り込み続けるのならあまり文句ないよ。
ゲーム機に興味か思い入れの無い人にはなんにも面白くないかもしんないけど
読みやすくて、説明も自然に受け入れて読めたし。
>>104 >殴ったら人も殺せそうなくらいに重くて固くて太い
この比喩の効果って自分でどう考えてる?
>>124>>125 ご指摘、ありがとうございました。
まだまだ改良の余地がありそうですね。
いろいろ試してみます。
ありがとうございました。
>>128 >>130-132 批評ありがとうございました。可もなく不可もなくといった所でしょうか。なによりです
>どういうわけか、幼少の頃からゲームが得意だった。
拙作の冒頭部分をそのまま使ったので浮いて見えてしまいますね
両親についての情報を増やし、一文がしっくり来るような回想に修正したいです。
>殴ったら人も殺せそうなくらいに重くて固くて太い
単純に、DSなどと比較して物理的にショボいことを表現しようとしたのですが
確かにエロ方向に狙った感に見えるかもしれませんね。比較することに重点をおいて
もう少し普通にリライトしたいと思います。
135 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 03:23:22
まあ過疎るよな。
136 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 10:27:56
前スレの985がDAT落ちしてて読めないorz
誰かここにコピペして下さい。(._.;)
話題になってるからどんだけのもんかと思えば・・・( ´,_ゝ`) プッ
ここに上がるような文章に脅かされてる時点でお前の実力のほどが知れる。
投稿歓迎。
そんなに延々議論するほど下手か?
冒頭としてはまあ普通じゃね。可もなく不可もない。
作品の評価と関係ない議論だから別館でやってるんだろう。
ある花曇りの朝だった。亜美は京都駅から東京行の急行列車に乗った。それは
結婚後二年ぶりに母親の機嫌を伺うためもあれば、母かたの祖父の金婚式へ顔を
つらねるためもあった。しかしまだそのほかにもまんざら用のない体ではなかっ
た。彼女はちょうどこの機会に、妹の有里の恋愛問題にも解決をつけたいと思っ
ていた。妹の希望をかなえるにしろ、あるいはまたかなえないにしろ、とにかく
ある解決だけはつけなければならないと思っていた。
この問題を亜美が知ったのは四、五日前に受け取った有里の手紙を読んだ時だ
った。亜美は年ごろの妹に恋愛問題の起ったことは格別意外にも思わなかった。
予期したと言うほどではなかったにしろ、当然とは確かに思っていた。けれども
その恋愛の相手に篤介を選んだということだけは意外に思わずにはいられなかっ
た。亜美は電車に揺られている今でも、篤介のことを考えると、何か急に妹との
間に谷あいの出来たことを感ずるのだった。
篤介は亜美にも顔馴染みのあるある洋画研究部のメンバーだった。学生時代の
彼女は妹と一緒に、この絵の具だらけの青年をひそかに「猿」と諢名していた。
彼は実際顔の赤い、妙に目ばかり輝かせた、――つまり猿じみた青年だった。の
みならず身なりも貧しかった。彼は冬も色褪せた紺色のシャツに古いコートをひ
っかけていた。亜美はもちろん篤介に何の興味も感じなかった。有里も――有里
は姉に比べると、いっそう彼を好まぬらしかった。あるいはむしろ積極的に憎ん
でいたともいわれるほどだった。一度など有里は電車に乗ると、篤介の隣りに坐
ることになった。それだけでも彼女には愉快ではなかった。そこへまた彼は膝の
上のコンビニのビニール袋を拡げると、せっせとパンを噛じり出した。電車の中
の人々の目は言い合せたように篤介へ向った。彼女は彼女自身の上にも残酷にそ
の目の注がれるのを感じた。しかし彼は目じろぎもせずに悠々とパンを食いつづ
けるのだった。
「野蛮人よ、あの人は」
>>143-144 設定の説明が続いているだけで、客観描写がまったくない。
時代もわからないし舞台もわからない、人物の様子もわからない。
亜美ってどんな人?
年齢や外見、服装とか手荷物があるとかないとか、そういう描写を
積み重ねてキャラを立てていく。
回想するだけなら、冒頭が電車の車内である必然性がないので
別のシーンで始めたほうがいいが、すくなくとも車内を選んだならば
情景の描写が必要。
冒頭からカットバックに入るのは基本的にNG。
なんでもかんでも「説明」するのではなく描写をするように心がける
といいよ。
例えば、篤介の回想はここではいる必然性がないので、後のシーンで
篤介と直接会ったときに、どんな人物なのか描写を入れて、昔はこういう
人物だったと回想を入れると自然。
電車の中で食ったらダメなの?
じゃあ駅弁ってどこで食うの?
>>145 おい、小説が読めないのか。
亜美は既婚者。女性。母方の祖父が金婚式。だからまだ若いとみていい。
学生時代に絵をやっていたのだからそれなりの家庭。
これらから年齢、外見などの大凡が掴めないのなら大人向けの小説を読むのはまだ早い。ライトノベルで訓練が必要。
なお「説明」ではなく、これが巧い「小説」というもの。
これ以上の余計な「描写」は必要なし。
なぜ描写が必要だと思うのか、自分の頭で考えること。
ヒントは「小説」が本質的に何を描いているか、そのことを十分理解して、小説を読め。
>>146 >電車の中で食ったらダメなの?
>じゃあ駅弁ってどこで食うの?
電車の中で食うこと、人前でものを食うことを下品と感じる環境に育った姉妹だということがわかればよし。
>>147 巧いっつーけど、なんだか古臭くね?
昔の小説の仮名使いを今風に書き換えた代物だったとしてもおかしくない。
>>146 お前は新幹線でもない普通の電車で駅弁食うのか……
>>148 おまえは白々しいな。
話は変わるが、
三人称の利点は作者の文体が生かせることにある。
人物視点にしてしまうと人物レベルに合わせるために無理が出る。
どこぞの馬鹿は神視点はやめとけというが、あほか。
筆力に自信があるなら三人称の小説をどんどん書くことだな。
エンタメをするにしても三人称は必須。クーンツもいってるぞ。
わからないやつはハリーポッターでも読んで参考にしろ。
なんで弁護の形をとるんだ?
本人に直接言ってやれよ
というかテンプレ守ってないんだからスルーしようぜ
>>150 俺は
>>145じゃねーし。
客観描写はこれで必要充分って意見には同意なんだ。
きちんと伝えてなかったな。悪いね。
>>152 なんだ、おまえが龍之介のやつをあげたのかと思った。
154 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 16:44:30
>>147 描写に関して言うと、ライトノベルのほうが軽めでいい。
絵が入るし、読者に若年層が多いから。
一般文芸では描写能力がないものは相手にもされない。
155 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 16:47:13
別館から
手元にあるダビンチ編集部が作った「本気で小説を書きたい人のためのガイドブック」
に編集の座談会があるんだけど、カメラアイと描写について
>B あとミステリーは映画のカメラアイが参考になりそう。やっぱり小説の基本である
>描写ができない人が多いのが現状なので.
>D というか、描写のできない人が多いというより、描写のない人が多い。たとえば、
>下手な人は主人公の思いを「落ち込んでいた」とか、そのままの言葉で説明する。
>上手い人は、主人公の顔つきや仕草、あるいは「視線の先にどんよりとした雲が……」
>という風に風景に心情をたくすもの
「小説新人賞はこうお獲りあそばせ」から下読み男の告白として
>特にエンターテイメント系の場合、やたら事件が起き、それを会話で説明してっていうのが
>多いんだよね。テレビの連ドラのあらすじじゃないんだからさ、描写が必要なんだよ。知らない
>ことを書こうとするから描写ができない。
あー一般文芸ってダヴィンチねー。なるほど。
どんな作家の連載扱ってるんだっけ?あの雑誌。
>>143 >まだそのほかにもまんざら用のない体ではなかった
「体」が不自然に思えて検索したらこんなのがヒットした。
>春 芥川龍之介
>
> 一
>
> ある花曇りの朝だった。広子(ひろこ)は京都(きょうと)の停車場から東京行
>(ゆき)の急行列車に乗った。それは結婚後二年ぶりに母親の機嫌(きげん)を伺
>(うかが)うためもあれば、母かたの祖父の金婚式へ顔をつらねるためもあった。
>しかしまだそのほかにもまんざら用のない体ではなかった。彼女はちょうどこの機会に、
>妹の辰子(たつこ)の恋愛問題にも解決をつけたいと思っていた。妹の希望をかなえる
>にしろ、あるいはまたかなえないにしろ、とにかくある解決だけはつけなければならぬ
>と思っていた。
> この問題を広子の知ったのは四五日前に受け取った辰子の手紙を読んだ時だった。
>広子は年ごろの妹に恋愛問題の起ったことは格別意外にも思わなかった。予期したと
>言うほどではなかったにしろ、当然とは確かに思っていた。けれどもその恋愛の相手に
>篤介(あつすけ)を選んだと言うことだけは意外に思わずにはいられなかった。広子は
>汽車に揺(ゆ)られている今でも、篤介のことを考えると、何か急に妹との間に谷あいの
>出来たことを感ずるのだった。
青空文庫から引用
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/45_15230.html
おし。読書量ねーけどやっぱセンスあるじゃん俺。
>>155 あほか。
こいつらのいうことを言葉通りに聞いとったら書けるもんも書けなくなるぞ。
それにこいつらは作家じゃないだろ。
いいか、描写は必要だ。これは否定されるものではない。
しかし、これから「描写が小説」と思い込むことはもっと危険だ。
描写不足も描写過多も同じ。稚拙。つーこったな。
えー。
「どんより雲」より「落ち込んでいた」の方が良いじゃん。
つーか、天候で精神状態が左右されるって不安定すぎだろww
デパス錠でも飲んどけよwww
162 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 17:02:33
>>160 あのさ、百年近く前の大正時代の技術がいまでも通用すると思ってるの?
>>161 作品によるんだけどな。
だから批評するには幅広くいろんなジャンルの小説を読んでいる経験が必要なんだ。読書量が必要ってことだ。
短い文章からこれはあのタイプの小説だなとすぐに見分けがつく。
つーことで、人物に視点統一した小説しか知らないやつが、全部をそれに合わせようとした批評は全く以て呆れるんだよ。
>>162 あのさ、その百年前の技術はいまも生きてんだよ。おまえが知らないだけで。それが見抜けてから意見しろ。
164 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 17:16:02
>>147 >亜美は既婚者。女性。母方の祖父が金婚式。だからまだ若いとみていい。
>学生時代に絵をやっていたのだからそれなりの家庭。
あのね、芥川の生きた大正時代においては、特にことわりがないかぎりその時代の
ことを描いているという前提があるわけ。だから描写がなくても、服装とか電車内の
雰囲気が共有できる面があったかもしれない。
大正時代という予備知識があれば、許容されることでも、いつの時代なのかがわからな
ければ、場所の雰囲気も人物の雰囲気もわからないよね?
だから描写必要なの。
むかしは油絵の具は非常に高価だったので、洋画をやっているというのは金持ちという
前提が共有できたが、現代ではかならずしもそうではない。
現代では「洋画研究部」というと、映画研究とかを連想するんじゃないかな。
青空文庫から持ってくる人が結構いるんだけど、百年近くも前の小説をみて
その技術が今でも通用すると思ってるなら、オメデタイとしか言いようがない。
個人的に描写が足りているという感想をもつのはいいが、
ごく常識的な「描写が足りない」という意見を、間違いのように扱うのはやめたほうがいい
>>143 >京都駅から東京行の急行列車
新幹線ではなく急行列車なのか?
よう知らんけど京都−東京の急行列車なんてあんかな?
すげー時間掛かりそう。
なんで新幹線乗らんの?
って書こうとしたらそういうことかよ。
ケータイ小説みたいなもんだな。
暗黙の了解や共感覚を最大限に利用してる。
時代が少しでも変われば通じなくなる。
漫才の時事ネタみたいなもんだ。
167 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 17:21:06
>>163 現代の小説では「描写」が重視されているわけね。
百年前には描写が薄くても通用したけど、現代では描写がないと通用しない。
これは俺が行ってるんじゃなくて、編集者、選ぶ側が行ってる事。
投稿された芥川の作品を改変して、それがパクリだとバレなくてもまず一次で落ちる。
小説の技術というのは進化しているものだから。
上達したければ現代の技術を学ばないといけない。
百年前の小説をもってきて、描写はこの程度でいいんだ!
と力説しても無駄。
おもしろけりゃなんでもいいや
>>164 おまえはな、根本が間違っているよ。
小説はただのフィクションだ。嘘話。でたらめ。だけどな、そのフィクションは何かを伝えるための例え話つーことで、虚構だけれども価値があるんだ。
小説の世界を事細かに伝えることが小説じゃねーの。おまえのその小説観はなんだ? 嘘の報告書かよ。
いちいち電車の中がどうであるとか女性の服装がどうだとか必要ねーの。あーむろんそれを描写することで何かを伝える小説もあるかもしれん。
だがそれを見極めろ。本質をみろっつーのはそういうことだ。ばかかおまえは。
時代を超えて小説が読み継がれるのは小説には人生において等しく経験する本質的なことが書かれているからだ。
生きている時代にしか通用しないものを書いてどないするんだっつーの。
おまえの志は低すぎる。世の中が見えてない。人間も見えてない。おまえが作家になれる日は遠いぞ。死ぬ気でかかってこいやボケ。
>>161 アス○ルガーには比喩が理解できないらしいね。w
172 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 17:42:39
>>170 それは君の個人的な文学観であって、等しく共有されるものではないのよ。
ここのスレに投稿する人は、上手くなりたい、新人賞で賞を取りたい。
できれば予選くらいは通過したい。
という人だと思うんだよね。
そう言う人に対するアドバイスとして「描写」が必要。具体的にどういうものを
書くことが必要なのか、というアドバイスは有益なんだ。
書きなれないうちは(自分の頭の中に刃映像が浮かんでいるので)指摘されるまで気が
つかないものだから。
>いちいち電車の中がどうであるとか女性の服装がどうだとか必要ねーの。
その辺も、
>>165-166 の人が上手い事説明しているんだけど
駅の様子とか電車の様子によって、時代が表現できるでしょ?
服装も同じ。
時代によって人々の服装も違うし、ブランド品と量販品でキャラが違ってくるよね?
そこでキャラの生活レベルが読者に伝わるわけ。
こういうことを描写によって間接的に表現するのが現代小説の基本技法なわけで、
「描写が重要視」されている理由でもある。
君の文学観は文学観があっていいんだけど、それを人に押し付けるのは間違い。
>>161は小説の全く読めない子。
なぜかこの板にいついてしまっている。
>>172 でも急行列車について言えば新幹線と書き換えればいいだけのことで、
描写とはあんまり関係ないよ。
>>172 >>いちいち電車の中がどうであるとか女性の服装がどうだとか必要ねーの。
>その辺も、
>>165-166 の人が上手い事説明しているんだけど
>駅の様子とか電車の様子によって、時代が表現できるでしょ?
>服装も同じ。
>時代によって人々の服装も違うし、ブランド品と量販品でキャラが違ってくるよね?
>そこでキャラの生活レベルが読者に伝わるわけ。
>こういうことを描写によって間接的に表現するのが現代小説の基本技法なわけで、
>「描写が重要視」されている理由でもある。
だからな、時代を特定したければそうすればいいんだ。そこに意味があればな。
しかしちゃんと時代を特定する必然性を考えてみような。
時代を特定するのが悪いとはいわん。ただ時代を特定しなければ一次にも落ちるよこわいよーというおまえのその思い込みにたいして心配するなよそんな小説が読めないアホなやつばっかじゃないよとあんさんの頭を撫でてやっているわけさと倦きてきたから文体も変えてみたよ。
とにかくな、思い込みはやめとけ。新しいもの、発想を生み出す力を失わせるような。
それにな、おまえの好きな描写重視も最近じゃもう変わってきているぞ。ケータイ小説のことをいってんじゃないぞ。ヒントは倦きて変えたというおれの文体にある。
花曇りの朝だった。亜美は京都駅から東京行ののぞみに乗った。それは
結婚後二年ぶりに母親の機嫌を伺うためもあれば、母かたの祖父の金婚式への
顔見せのためもあった。しかしまだそのほかにもまんざら用のない体ではなかっ
た。彼女はちょうどこの機会に、妹の有里の恋愛問題を解決したいと思っていた。
妹の希望をかなえるにしろ、あるいはまたかなえないにしろ、とにかく何らかの
決着だけはつけなければならないと思っていた。
亜美は妹の恋愛事情を四、五日前に受け取った手紙で知った。
彼女は年ごろの妹が恋愛をしていたとしても別に驚かなかった。
予期したと言うほどではなかったにしろ、ごく自然なことだと思った。
けれどもその恋愛の相手に篤介を選んだということだけは意外に思わずにはいられなかっ
た。亜美は列車に揺られている今でも、篤介のことを考えると、何か急に妹との
間に溝が出来たことを感じるのだった。
篤介は亜美にも顔馴染みのある映画研究会のメンバーだった。学生時代の
彼女は妹と一緒に、この絵の具だらけの青年をひそかに「猿」とあだ名していた。
彼は実際顔の赤い、妙に目ばかり輝かせた、――つまり猿じみた青年だった。の
みならず服のセンスも酷いものだった。彼は冬も色褪せた紺色のTシャツに古い
Pコートをひっかけていた。亜美はもちろん篤介に何の興味も感じなかった。
有里も――有里は姉に比べると、いっそう彼を毛嫌いした。あるいはむしろ積極的に
憎んでいたともいわれるほどだった。一度など有里は電車に乗ると、篤介の隣りに
坐ることになった。それだけでも彼女には不愉快だった。そこへまた彼は膝の上に
コンビニのビニール袋を拡げると、せっせとパンを噛じり出した。車中の人々の目は
言い合せたように篤介へ向った。彼女は彼女自身の上にも残酷にその目が注がれる
のを感じた。しかし彼は身じろぎもせずに悠々とパンを食いつづけるのだった。
「マジキモイ、あいつ」
内容は普遍でも、表現は時代によって変わっていくものだと思う。
分かりやすいと定評のある星新一でも、「最近の子供にも分かるように」と機会が
あるたびに作品を修正していたそうだよ。
芥川が現代に生きていたら、「春」を修正しようと思うんじゃないかな?
>>177みたいにすれば現代の小説としても読めるかな?
180 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 18:49:19
いくら著作権が切れているとはいえ酷いもんだな。
>>178 >芥川が現代に生きていたら、「春」を修正しようと思うんじゃないかな?
ありえない。
>>180 ありえない。の根拠は?
頼むぜ兄ちゃん。
182 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 20:16:53
>>179 読めないね。
純文学が新しい表現の地平を開拓する。
大衆小説はその方法論に乗っかって(後追いをして)物語をつむぎだす。
だから大正期の芥川が拓いた小説のかたちは、昭和初期の大衆小説と「形のうえ
では」同じようなもの。
>>177は(投稿文もそうだが)語句を入れ替えているだけで文体・構造はそのままな
ので、現代の小説とは読めない。
>>183 別に現代の小説が全部同じ文体や構造で出来てる訳じゃないのでは?
>>177の文体・構造のどの辺が現代の小説と違ってるのか解説しくれれば、
君は格好いい。
描写ができない奴が逆切れしてるようにしか見えない。
読解力がないね。
>>175 いつの時代なのかわからないような、時代や風景に関する描写がないものが
一次を通過するとは思えないが。
>とにかくな、思い込みはやめとけ。新しいもの、発想を生み出す力を失わせるような。
描写をするとなぜ発想力がなくなるのか?
発想と描写は関係ないと思うが。
描写ができないから書けないなら、書けるように努力するべきでは?
人物の描写を入れることがそんなに難しいのか?
人物の描写が入ると小説として成り立たないのか?
そんなわけないだろ?
>>187 効果を考えろってことだろ。
必要な時に必要なだけ描写すればよし。
189 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 22:33:17
>>187 っていうか、何で現代とかどうとかこだわってんの?
作品の雰囲気にあってて読みやすければ、芥川っぽくても山風っぽくてもエルロイちっくでも評価はされるでしょ。
それに、あんまり一々、登場人物の「描写」が入ると、小説ではうるさくなるよ。
件の文章だと、「描写」は蛇足じゃないかな。良いリズムを崩しかねない。
漫画だと一目でわかるから、その辺はいつもイイナァとかズルイナァとか思ってるw
>>187 あほか。ったく。
描写するなといってるわけではないんだよ。ちっとは自分の頭を使って考えろボケが。
いいか、なぜその描写が必要なのかという根本を考えろとゆーとるんだ。
描写の必要性を「小説には描写が必要だから、描写が小説の基本だから」という考えでやっているとおもしれー小説は書けないし、新しいものは書けない。
たとえばケータイ小説みてみろ。売れてんじゃん。描写らしい描写はないぞ(惹きつける描写がないという意味な。描写はあることはある)。ケータイ小説にケチはつけんなよ。れっきとした商売になってんだから。
それにケータイ小説にかぎらんよ。別館のほうにも書いたが、最近は語り口調に工夫したもんが多いだろ。一人称でだらだらと語るのが。描写もないわけではないが、へたをすると単なる「説明」だ。その説明を語り口調を工夫することによって読めるようなもんになってんだ。
あと、一ついいことを教えておいてやる。
描写はスピードを殺す。このスピードっつーもんを意識しろ。
おまえには以上だ。
>>188 おまえは天才だな。才能あるよ。
191 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 22:48:55
>>190 答えになってないんだが、なぜ人物の様子を描写してはいけないんだ?
必要なんじゃないのか?
>描写はスピードを殺す。このスピードっつーもんを意識しろ。
電車の中で回想しているのに、スピードが必要な場面なのか?
今、目の前にいる人は背も高く、美しくもなって、まだ子供らしいあどけない愛らしさを
そのまま残している年ごろの女性の最も魅力的な姿態を申し分なくそなえており、
十五、という二語だけで表わせるうつろいやすく清らかな年ごろだった。
金色の筋がほのかにただようすばらしい栗色の髪、大理石でつくられたような額、
バラの花びらのような頬、ほの白い淡紅色と目もさめるように白い肌、
ほほえみが光のように、言葉が音楽のように流れ出る美しい口もと、
ラファエロの聖母マリアを思わせる顔が、ジャン・グージョンが彫刻したヴィーナスを
思わせる首の上にのっていた。
このうっとりするような顔だちは、美しくはないが、可愛らしい鼻で申し分のないものになっていた。
まっすぐでもなく、曲がってもいない、イタリア風でも、ギリシャ風でもないパリジェンヌの鼻、
つまりどこか知的で、こまやかで、ととのってはいないが、純潔な感じで、画家を絶望させ、
詩人を魅惑するような鼻だった。
194 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 22:56:34
>>172 芥川にダメ出すお前は凄いよ。
文章センス皆無だな。いい加減な事言ってろよ、一生。
(笑)
>>190 >いいか、なぜその描写が必要なのかという根本を考えろとゆーとるんだ。
なぜ描写が必要とされるのかというと、読者に情報をイメージとして伝える為。
だから、その場の情景の描写や、登場人物の描写は必要とされるわけ。
もちろんどの作法本を読んでも描写の重要性は説明されている。
>たとえばケータイ小説みてみろ。売れてんじゃん。描写らしい描写はないぞ
>(惹きつける描写がないという意味な。描写はあることはある)。ケータイ小説に
>ケチはつけんなよ。れっきとした商売になってんだから。
ケータイ小説は文芸ではないので、新人賞の一次も通過しない。
ケータイ小説が売れてるから描写なんか適当でいいという君のアドバイスは、
このスレ的は役に立たないと思うが。
>>192 三島由紀夫がなんかのエッセーで上のユゴーの描写を引き合いに出して
描写とはなんなのかってなことを言ってたな。
うろ覚えで悪いが、「今夜娘はローマ一の美女に決まった」とか何とかいう
短い一文を別の小説から引用して、どっちがいいのかよう分からんな、みたいなオチだった。
「ローマ一の美女」って言葉一つで読み手は勝手に美女を思い浮かべる。
一方でユゴーの長い描写を読んで、文章通り明確に正確に人物像を
思い浮かべられる人はいるのだろうか?
>>196 美女ではダメだな。ユゴーはちゃんと15才と描写してる
>>184 >
>>177の文体・構造のどの辺が現代の小説と違ってるのか解説しくれれば、
>君は格好いい。
一見して古い文体であるとはみなさん感じるところではないかとおもうのだが。
>しかしまだそのほかにもまんざら用のない体ではなかった。
とかね。
現代の小説でこう書いたら「擬古文ふうの文体」といわれるだろう。
中身の構造も、姉が妹の恋愛問題を解決するなどというのは、家族制度が堅固
だった時代だから成立した構造であって、現代では通用しない。皇族並みの名
家なら別だが。
そして小説の構造としては、この小説は「全知の語り手」を当然の前提としている
わけで、そこがなんとも素朴でさえある。
>彼女はちょうどこの機会に、妹の有里の恋愛問題を解決したいと思っていた。
>妹の希望をかなえるにしろ、あるいはまたかなえないにしろ、とにかく何らかの
>決着だけはつけなければならないと思っていた。
ほんまかいな? と現代の読者はおもうわけで、書き手がそうは言っても、ほんと
にそうだとは鵜呑みにはしない。なにか仕掛けがあるのだろうと思って読む。それ
で、あら、このまんま? となったら、芸がねーなあと鼻白む。
語り手を疑うくらいの修練は現代の読者は積んでいるからね。
だからそもそも現代の書き手はこのように登場人物(およびその行動の理由など)
を断定しない。解釈は読み手にゆだねるスタンスを取る。
>>196 それを考えるのが文芸だよね。
必要な描写というのは、物語に対する比重で決まる。
その女性が物語りの中で重要な位置を占め、なんども登場するなら
「ローマ一の美女」だけでは不足だろうし、ストーリーを進める中で
表情やら視線やら自然に描写が積み重なるはず。
逆に、そのシーンだけにしか登場しないエキストラ的な役割なら
「ローマ一の美女」だけで十分だと思う。
201 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:11:21
>>191 お前は作家になれないのがよくわかる。
お前が小説書いても必ず落とされる理由がわかる。
お前文才無いよ、致命的に無い。
なんか可哀相になってきた。
お前一生小説家になれないよ。
努力しても無理。
たかが2ちゃんねるでの事だけど、お前の惨めな一生が決まっちゃったな。
>>201 「〜だから」を書かなきゃ、
おまえのかーちゃんでーべーそー、と同じだぞって、教えただろうが、くそむし。
>>199 >しかしまだそのほかにもまんざら用のない体ではなかった。
ここは面白い表現だと思ってわざと残したんだよ。
返って新しいく感じない?
別に
しかしまだその他にも大事な用事がないわけでもなかった。
見たいに変えてもいいよ。
ここは文体ってよりもただの言い回しじゃないの?
中身の構造って題材のこと?
普通の家庭でも兄弟姉妹が付き合ってる相手に口出すことなんて
ままあることだろ?
君は可愛い妹がヒモと付き合ってても見て見ぬ振りするの?
>ほんまかいな?
この先の展開はまだ分からないだろ?
あくまで今ある文章の中だけで判断しないと。
>だからそもそも現代の書き手はこのように登場人物(およびその行動の理由など)
>を断定しない。解釈は読み手にゆだねるスタンスを取る。
ほんまかいな?
逆に序盤で含みを持たせたら一発で疑われると思うんだが。
ある程度「書ける人」にとっては描写の必要性は常識となっているんだけど
「書けないワナビ」にはそれが面白くないんだろうと思う。
描写のないスカスカの文章では長編一本仕上げるのも難しいはずで
作品を仕上げたことがないから、描写の重要性も理解できず、投稿したこともない
から落選の理由もわからないってあたりじゃないかな。
210 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:26:45
>>202 >>203 別にあんたらの事言ったんじゃない。
芥川の文章を批評したアホに言ったんだよ。
>>209 このスレで描写が必要ないなんて言ってる奴は一人もいないと思うぞ。
なぜすぐ極論に話を持って行きたがるのだろうか。
必要ないからって説明ばかりにすると、論文じゃないんだから読者は飽きない?
自分基準だと描写:説明は7:3くらいがいいので、
>>143は説明ばかりだから
評価できないな。
原作だと、この後の姉妹の会話や表慶館での姉と男の待ち合わせはしっかり描写が
あるのにね。
216 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:35:16
>>209 なら美女の描写して!
ここには、ワナビじゃない真っ当な小説家志望達がいるんだから何か書けるだろ。
一言でもいいし。
例えば、花も恥じらう乙女みたいな。
>>215 しつこいな。
必要な時に必要なだけ描写すればいいんだよ。
7:3とかなんの根拠も意味もねえ比率出してきて
人の文章評価してんじゃねえよ。
>>196 それを実践したのが『天人五衰』のなかの醜女・絹江の描写だよね。
この灯下で見る絹江の醜さと来たら、すばらしかった。
それは万人が見て感じる醜さであった。そこらに在り来りの、見ようによっては美しくも
見える平凡な顔や、心の美しさが透けて見える醜女などとは比較を絶して、どこからどう
眺め変えても醜いとしか云いようのない顔であった。その醜さは一つの天稟で、どの女も
こんなに完全に醜くあることはできなかった。
以下、全編にわたって、顔の具体的な描写はない。
しかし私はこの描写には不満だし、失敗だとおもっている。
ほんの少しでもいいから、読み手の想像力の触媒とするべく、たとえば「ひしゃげた鼻」だ
の「腫れた瞼」だのの具体的な描写を入れるべきだったとおもう。
安永透の美しさについては具体的に描写しているのだから、なおさらそうおもったものだよ。
うーん
俺むかし
>>192のユゴーの例みたいな描写が高尚なんだと信じてて
せっせとこんなかんじで書いてた頃あるんだわ。
とにかく出てくるもん全て描写してやろうと思って。
でも一次も通過しなくて、周りの連中に感想求めたら文体で損してるってみんな口を揃えて言うのよ。
「描写が読みたいわけじゃない、とにかく早く物語を動かせ」と。
なんで自分では最初かなりためらいがあったんだが思い立って描写を捨てて
物語をぐるぐる回すようにしてみたら、途端にまあまあいいとこまで行くようになった。
(って言っても二次通過とか三次通過程度なんだが)
だからあんまり一概に描写を増やしゃいいとは言えんわな。
>>213 暴れてる奴は「ケータイ小説」とか言ってるし、実際に描写ができない人が多いんだよ。
応募原稿でもそうなんだから、応募未満のワナビならなおさらだと思う。
描写ができないから、「もっと描写が必要」という意見に過剰に反応するのだと思う。
221 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:40:01
「…というわけでだね。」その男は冷酷な口調で結論する。
「諸君の運命は決している。今巨大モニターでご覧になった通りだ。」
俺たちはざわめいた。完全に焦土と化した大地が広がっていた映像は、
丁寧に俺たちのよく知る地形ばかりを選んで映し出されていた。川、
山、そしてほとんど痕跡の無い街路。「こ、こんなの」
「ただのコンピュータグラフィクスじゃないか。予測じゃない。願望だ。」
「冗談ではない。世界構成原子のn体問題を演算して出した結論だ。
冷たい方程式で宇宙は動いている。お前らは覚悟を決めてわたしに従え。」俺たちは顔を見合わせる。
『おいどう考えてもハッタリだろ』『だがほんとうにn体問題ってのは物理学にあるぞ』
『そんな宇宙全体のn体問題なんか』『それはたぶん誤差問題に収斂される』
『ちょっと待て じゃあ俺らの体組織もn体に含まれてんのかよ』
『まあ尋ねればそう答えるだろうなあ』『はァ?どう考えてもあいつぁ悪党だぜ』
「何をごちゃごちゃ言っている。」コテコテの台詞を笑う隙が俺らには無かった。
「ええっと…それは未来ならいつでも予測できるんですか?」「そうだ」
「十年後とか百年後とかもっとずっと後のことでも?」「計算すればな。」
「だとさ。どう思う。」「やっぱずっと後になればなるほど計算に時間が?」「そうだ。」
「ふう。」「溜め息つくなって。」「出る時はでらぁな…ン?」
場の空気がゆらいだ
「アノオ…さしでがましいようでがすけどんもオ…」「急に卑屈になるなよ」
「何だニヤニヤして気味の悪いやつだな、言ってみろ」「一秒後の世界は
すぐ計算できます?」「愚か者wそんな短期間は不確定要素が多すぎるw」
「ですが、未来はその不確定要素の多すぎる一秒一秒の積み重ねですが。お前は間違ってる。」
>>218 逆だろ。
ホラー映画の怪物と同じで、はっきり姿見せちゃったら興ざめなんだよ。
スゲーブスだけでそこは正解。
>>215 >自分基準だと描写:説明は7:3くらいがいいので
知るか!!!
>>220 読解力無いなあ。
つかそんなコミュニケーション能力でよく小説なんて書けるな。
どこかに
>>188の結論に異を唱えてる奴がいるか?
>>222 そうかね?
なにより絹江の醜さが浮かんでこないので、私は不満なんだが。
あくまでも触媒程度だからね、それにより読者が勝手に想像すれば
いいわけで、似顔絵描いたら全員ばらばらで、もちろんいい。
ただ、触媒は欲しかった。
読解力とか論理的とか聞くとむずがゆくなります
>>219 >とにかく出てくるもん全て描写してやろうと思って。
>でも一次も通過しなくて、周りの連中に感想求めたら文体で損してるってみんな口を揃えて言うのよ。
物語に必要のない描写に凝るとそうなるよね。
実際にそういう応募者も何割かいるんだ。
ストーリーと直接関係しない人物や街の様子を克明に描写していて、それが伏線にも
なにもなっていないという。だから何なの? みたいなね。
ただそういう人は、「書ける人」だから、軌道修正すれば予選くらいは通過できるようになる。
>>225 いやいやいやいや。
作者の意図は自分のブス像を読者に伝えることにはねーから。
試しに自分が思うスゲーブスを頭に思い浮かべてみろよ。
OK。
それが絹江だ。
>>222 >スゲーブスだけでそこは正解。
「スゲーブス」って文芸用語かとおもってググッたんですけど、
もしかして「凄いブス」ってことですか?
230 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:49:50
>>224 リライトしたケータイ厨は、必要な人物描写を入れていないんだけど。
主人公の描写は必要でしょ?
>>222 >ホラー映画の怪物と同じで、はっきり姿見せちゃったら興ざめなんだよ。
ホラー映画でも「はっきり」とは見せなくても、「ちらっ」とは見せるんじゃない?
>>230 とほほ。
ちゃんとスレの流れを把握してから参加してちょ。
あのリライトは描写論とは離れたところでされたものだよ。
そもそもお前の言うケータイ厨とは別人だしな。
描写がもっと必要ってのは間違いじゃないと思うよ。
芥川の小説が下手と言っているわけじゃなくて、昔の小説は昔のまま良いものだけれど、現代では通用しないってことでしょう。賞に応募した時に。
古文を引き合いに出すとよく分かると思う。源氏物語とか枕草子とか読んでみると、あまりの描写のなさに驚くよ。
舞台がどんな場所なのか、登場人物はどんな姿か、ほとんど分からない。技巧を凝らした比喩もない。「をかし」とか「うつくし」とかいう程度。
現代の小説に比べたら水みたいな文章。源氏物語や枕草子は名作だけど、今そんな文章が出てきても通じない。
芥川の小説は何十年も昔のもの。今と比べると描写が薄い。古文ほどの差はないにしろ、少し受けが悪い。
源氏物語や枕草子は昔から文章の手本にされてきた。それが原因かどうか知らないが、少しぼかした描写が名文の秘訣と言われた。
そのうち外国の文学が入ってきて、もっと詳しく描写するようになった。今では国際化が進んで、描写が豊かな文章が好まれるようになった。
>>231 やれやれ。
効果を論じているのであって、映画と全く同じの分けないだろ。
映画では最後は怪物はその姿を完全に現して襲いかかってくるよ。
カフカの変身とか読んだことない?
カフカは挿絵を入れることを嫌ったそうだよ。
どうしてだと思う?
235 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:56:31
>>233 問題は芥川の作品を現在読んだとして、
面白いかどうかってことなんじゃね?
今芥川の作品を文学賞に投稿したらどうなるかってのは
完全に論点ずれてるぞ。
細かい描写がどうとか、そんなものは書き手によってかわってくるんじゃないかなあ
読者の想像力に託すひともいれば、
全部描写してリアルな、読者が想像するだろう場面を文字で表現するかの
違いだと思うよ。作風にも影響するし、、たとえば。
電車の向かいに座っているリーマンのおっさんが話の筋に関係しなくても
それを「かく」ことで何らかの効果が得られるのならかくべきだ。それに
意味がなくても。
ちゃんとした文学、文芸の作品つまりけーたい小説なんてもの
を読まない人ならばそれなりに想像力はあるはず。だから描写は省いても
構わないと思う。そう、ソレを考えるのが文芸。
なのにけーたい小説にその手の描写がないのは単に描写ができないから
だと思う。そういうレベルのを読む連中にはそれでちょうど
良いからけーたい小説は売れる、と思うよ。支離滅裂ですまん
238 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/15(木) 23:59:15
なんか
グラスノスチペレストロイカ時のクレムリンのよーにな つ て き た!!
イイヨイイヨーひゃっかそうめい。
>>235 むしろ俺以外の住人がお前のことをスルーしてるよ。
俺の優しさに感謝するようにな。
>>219 一つか二つくらい前のスレで、帰省の電車の描写を丁寧にして、物語がまったく進まない
話があったな。省略しろと批評されていたよ。
描写が足りなくても批評されるし、余計でも批評される。
その線引きがはっきりしないのは好みの問題なのかな。
>>234 カフカの変身には毒虫の描写がちゃんとあるよ。
その上でどう想像するかは読者に委ねた。
だから挿絵は要らないんでしょ。
「ちらっ」とは見せている好例だよ。
結局なにが問題なのかというと、他人の批評に絡むことしかできない奴がいるのが
問題なんだよね。
描写が必要。
描写は足りている。
両方の意見があっていいんだが、「描写が足りないという意見は言うな!」的に
俺の意見が正しいから、他の意見は言うな! というアホが問題。
243 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:02:55
てことは
こん中にのんだくれが居たら エリツィン?
いやあ ぼくは いいよう。…そういえば昭和期には割烹着着たエリツィン
みたいなおばはんが日本にはそこかしこに居たよーなきもするが
どこいったのかね。
244 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:04:53
で、描写が必要ない理由が
ケーター小説が売れてるからじゃあ話にならん罠w
>>240 好みというよりは適切かどうかということじゃないの?
意味のない描写がだらだらつづいていれば指摘されるし、
必要な描写がなければ指摘される。
その線引きが問題なわけで。
246 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:06:23
エリツィンみたいなおばはんとセックスしてたおっさんも居たのやなあ。
お前ら、文学はこういう処にこそあると…おもわないよねえ。
だからお前はダメなの…ちょっと自信ない。ごめんおばはん。
247 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:06:46
読解力って、行間を読む力のことだろ。
つまり、明確な描写が無い、ぼやけている部分を、想像で補うってことだろ。
それが小説を読む醍醐味の一つだと思ってるんだが、何でもかんでも描写描写ってしてしまうと、楽しみが薄まると思うんだよね。
まぁ、結局は
>>188が真理なわけだが。
248 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:07:56
おおすまんすまん。
お前ら、かあちゃんのこと思い出しちまったか。配慮が足りんかったな。
俺が冷静だったら当然回避できてたことである。
>>241 カフカの毒虫は架空の生き物だからな。
軽く描写することで、返って読み手は混乱する。
毒虫とだけ書いてしまったら、勝手にイモムシ想像しちゃうだろ?
絹江は人間なんだからすんげえブスで十分。
これでOK?
好きなように、適切だと思っただけ描写して、ここでいろんな意見聞いて、自分が直そうと思った分だけを汲み取り以後に活かせばいい。
それだけでしょ?
251 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:09:16
誰も描写が不要だなんて言ってない罠。適当にやればいいだろう、って話だろ。
見えない敵と戦っているのはどこのどいつだ。
252 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:09:28
返ってじゃねえ。
却って。
もう、還って!!
253 :
233:2008/05/16(金) 00:11:02
>>236 そうだっけ、すまん。
芥川の作品は現在読んでもおもしろい。そこらの小説とは比べ物にならない。
構成は巧みだしテーマも深い。文章力も非常に高い。最近は描写が詳しいほうが好まれるらしいが、
こういうのがホントに上手い文章だと思う。
>>242 で、君の意見が一番正しい訳だな。
大岡裁きお見事です。
255 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:12:49
エリツィン裁きじゃねえのか。
それぞれの正義は何も解決しない。道程途中なり。
さて、いい感じに荒らしも湧いたことだし、ここまでかな。
257 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:15:40
と、荒らしがゆうておりまする。
自覚が無いってやーねー。
>>254 まあね。
いろいろな意見がある。その前提を理解してもらわないとね。
他人の批評に絡まない。
やりたければ別館でやる。これだけでかなり違うと思うんだけどね。
嫌みの通じない奴だ。
260 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:19:54
批評無しの表現はありうるが
表現無しの批評はありえない。
つまり常に表現がプロで批評がエピだ。この鉄則は決して曲がらない。
誰が誰やら
262 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:21:21
「荒らし」という単語が湧いた時点で人心が荒れる。
まあ なんというのかな。腐った性生活は辞める時世だぞ。
それはそれとして、
>>143は、名前を変えたり、コンビニを出したりして、
姑息なごまかしをせっせとしているわりには、「東京行の急行列車」を
とりこぼしている。
根性も腐っているが文章のセンスもないスカポンタンであることは指摘
しておこう。
264 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:25:32
根性は腐ってるとは思わないがお節介ではあると思う。
265 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:29:20
恋愛管理局があったら応募してるだろうな。
266 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:33:13
けっこーあれか。
未来の恋愛管理局のガネっ娘(三つ編みおよびそばかす)が不用意に観てしまった
サンプルにきゅんきゅんとしてとかそういう出だしでおまいらきゅんきゅん。
267 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:39:28
中森明菜のサンドベージュがいいな。
268 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:41:58
つんく♂兄の中近東好きっつーのも
けっこー考察に値すると俺は思うんだけどもね。なにゃろね。月の砂漠。
269 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 00:56:45
出だしがそれで 松田聖子の歌に決着させるとしたら…夏の扉と出た。髪を切る女か。
女が髪を切るときはいつも意味なんて無い。
斜めに射す夕日の中でかれはいつものように庭で
どこを見つめるでもなく高い秋のうろこ雲を見つめていた
遠くのほうからは子供達の騒ぐ声、ブランコをこぐ音が聞こえていたが
彼らももう家に帰るようである
こんな時、彼はいつも思うのだった、本当ならあの子たちに混じって
自分の子供も遊んでいたかもしれないと
しかし、現実というのはなんて残酷なんだろう
彼には子供を作るのは、もうおそらくは無理である
もし仮に子供いたとしても彼は子供を抱き上げる事も出来なければ
頭を撫でる事さえもできないというのだ
別に子供が欲しかったわけではない
ただ、自分の動かなくなった首から下を思うにつけ
このてのよくない考えが次から次へとわくのだった
その度彼は、ただただ落胆する事しか出来なかった
はじめのうちは、自分はもはや人間ではなくなってしまったのだろうか
と泣いたこともしばしばであった
しかし今は、涙も忘れただ過ぎていく時間と人生をまるでどこか遠くから眺めているかのようである
かつてのささやかだった幸せは、まるで夢のようで
今の現実は全くもって悪夢以外の何者でもない
ああ、どうせなら悪夢であって欲しい……。こんなことを何千回思っただろう
しかし現実はいつまで経ってもこうなのだ、死ぬまでこうなのだ
271 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 01:19:28
と、思ってた矢先に藪から棒に解散宣言。やるね福田翁。
272 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 01:21:44
油断も隙もなっしんぐー。
もし俺をあの借金地獄の時代でもいいから戻してくれるなら、俺はなんだってする
今なら化け物みたいな顔になってもいいとさえ、思うのだ
誰か、助けてくれ。俺の土人形みたいになってしまった体を
どうして誰も何とかしてくれないんだ
ああ、こんな疑問ぶつけたってしょうがない
どうして俺はこんな事になって、こんな風に時間ばっかり食らっているのか
むろん、答えは出ているよ。考えたくも無い事だがね
あの日俺が出かけてさえいなければこんな風に
毎日夕日を眺めているような人間にはきっとなっていなかっただろう
もし健康な体だったなら、今頃はきっとまだバリバリ働いている時間か
もう四年にもなるんだな。たった四年のはずなのにもう百年もこうしている気がするよ
以上です。空気読めてないかもしれませんが酷評よろしくお願いします
出来れば何歳くらいの文章に見えるかも添えていただきたいです
274 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 01:35:44
喘息は本当に苦しいんだが 誰もが言うけども何故自分がこれ程の苦しみを
味わうのかという位苦しい。
だが西洋医学のぶっとい注射は即効性がある上にまもなく痰が切れてくる。
俺はそれが繰り返すうちに若干の楽しみですらあった。
その注射の副作用として、身長が平均ちょい下になった。以前は後ろから2、3
番目だったのにな。俺はそれは受け容れている。事故と病気は世界からの批評と。
>>270と
>>273はセットです
投稿に時間を空けたので離れてしまいまして申し訳ありません
お手数ですが酷評よろしくおねがいします
276 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 01:42:27
んー
そういう態度姿勢がそういう境遇を招くっつーことだヨ、翻案すると。である。
皆さんよろしくたのみます。
【1】
もとはと言えば、深夜の学校に侵入するなんて発想が間違いだったのだ。
テレビドラマだとお咎めなしのアイディアも現実問題、うまくいくわけがないじゃない。
それなのに、調子にのって打ち上げ花火に始まり、更にはロケット花火、爆竹なんかで遊
んで最後には近隣住民に通報されて、ホント馬鹿みたい。
私の高校生活はこれでいいのだろうか。
少し考えれば判ることなのに勢いに任せて行動し、結果的には反省文と奉仕活動である。
肉体的にも人生に於いても瑞々しいこの時期にせっかくの若さをこんな下らないことに消費するだなんて。
やはり腐っているのである、頭が。もう使い物にならない。
まだ、キスすら経験のない純潔な処女だというのに、
すでに思考回路が若さのエネルギーで焼ききれているのである。
いや、きっと中身などというものは始めから持ち合わせていなかったのかもしれない。
ああ、なんて愚かなのだろう。中身のない私はこれから何を為すべきなのだ。
しかし、後ろ向きではいつまでたっても前には進めない。
今回の失敗を糧に前向きに生きようではないか。
そして、あと数ヶ月の高校生活を充実したものになるよう日々、前進していきたいです。
と、言った内容を七枚目の反省文の用紙に書き連ねて、
私は生徒指導室から脱出した。
クーラーの設置されていないサウナのような生徒指導室に約二時間も軟禁されていたのだ。
【2】
私の他に捕まった生徒はそうそうに反省文を提出して解放されたというのに、なぜ私だけ残すのか。
何枚も何枚も書き直させて、挙句の果てには
「板倉、もういい。お前に反省文は無理だ」
なぜだ?理解が出来ない。もしや先生には私の素晴らしい文章が理解できていないのではないか。
いやきっとそうだ。七回も書き直しをさせるのがいい証拠である。
「お前の反省文からは反省の心が感じられん。反省文はもういい、お前だけ校内の奉仕活動をしてもらうからな」
ふざけるな!と私は言いたい。
せっかく推薦で大学が決まったというのに。
他のクラスメイトが必死に脂汗流して、ノイローゼになりつつ、がりがりと紙に鉛筆を走らせている最中に、
優雅に過ごす権利を手に入れたというのに。あんまりだ。
そうやって学校は私のちょっとした失敗につけこんで、私の個性をつぶすつもりなのか。ちくしょう。
しかし、推薦を取り消されなかったのは幸いだ。仕方ない。やるしかないのである。
静かな階段を降り、昇降口脇の自動販売機に向かうとグラウンドからは運動部の掛声が聞こえてくる。
せっかくの夏休み中だというのにわざわざ学校に来て、ご苦労さまと鼻で笑う。
憎たらしいほど照りつける日差しはアスファルトを焼き、陽炎がゆらゆらと踊っていて、
蝉の声と生ぬくい塩素くさい風が私の頬をなでた。
【3】
光学兵器のような日差しに熱せられた自動販売機のコイン投入口は、火傷しそうなほど熱くて、
入れようとしていた五百円玉を落としてしまった。
しまった、と思ったときには既に、硬貨は自動販売機の下に逃げるように入っていた。
焦って四つんばいになり隙間を覘くと奥に硬貨が見えた。
手をついたアスファルトは鉄板のように熱かったから制服のリボンを解いて下に敷き、
膝も熱いからスカートのホックを外して少しズリ下げて膝をかばう。
少しセクシーな格好になってしまったけれど、貴重な五百円の為。
右手を隙間に差し入れるがなかなか届かない。
今朝セットしてきた髪が地面についてしまったけれど、あと少し届かない。
お尻を突き出す体勢になり、限界まで腕を伸ばしてやっと届いた。
「何してんの?板倉」
「えっ」
声をかけられ、その体勢のまま振り向くと誰か立っていたが、逆光で誰だかわからなかった。
慌てて立ち上がるときにスカートがずり落ちそうになったけれど、なんとか間に合った。
「桃田?」
「うん。てかなにやってんの?なんかレイプされたみたいな格好」
「何言ってんの、そんなわけ、ないじゃない。お金が自販機の下に落ちちゃったから取ってただけ」
へえ、と聞き流したように笑うと桃田は日陰のベンチへよたよた歩いて行った。
私はスカートのホックを戻し、リボンを巻く。
オーバーヒートしそうな自動販売機でスポーツ飲料とウーロン茶を買い、
桃田のはす向かいのベンチに腰掛けた。
【4】
「はい、おごってあげる」
私はスポーツ飲料を渡し、自分はウーロン茶のキャップを開けた。
桃田は浅黒い顔を二カッとして言う。
「おお、ありがと。たすかるわ」
ぐくぐくとのどを鳴らして、大き目なのど仏を上下させながら、
スポーツ飲料をがぶ飲みする桃田の手首にはテーピングが施されていて、
何だか青春してるなあと思う。足首につけられたミサンガはまだまだ新しく切れそうになさそうだ。
「テニス部大変だね、こんな暑いのに。せっかくの夏休みもずっと練習なわけ?」
「うん、ずっと練習。なまじ強いから、変に気合入ってるみたい。もう受験だから早く負けたいなっと」
ははは、と冗談ぽく言っているけど、実は本音だろう。
「板倉は何で学校にいんの?部活?」
「いやいや、あたし部活入ってないし。一昨日の夜のこと岩下先生にばれちゃって、反省文書きに来ただけ」
ウーロン茶の水滴を指で触りながらため息をつくと、桃田は笑った。
「ははは、最悪じゃね。岩下にばれるのがまた最悪。やつは生徒指導主事だからね、
しつこいぞ。ドンマイドンマイ気にするな、はははは」
「でね、お前だけ奉仕活動だって。もうやだ。おなか空いたし」
既に飲み終えたペットボトルのラベルを剥ぎ、つぶしながら桃田は言った。
「俺も昼飯まだだけど、一緒に食う?他のやつらは俺置いて食いに行っちゃったし」
「いいね、行こうか。ボノボってファミレスでいい?あたしドリンク無料クーポン持ってるし」
「オーケーオーケー。じゃあ着替えてくるから待ってて」
そう言って桃田は校舎脇の部室へ入って行った。
今日は桃田におごらせることにしよう。私は残りのウーロン茶を飲み干した。
以上です。
282 :
273:2008/05/16(金) 02:21:58
283 :
277:2008/05/16(金) 02:29:19
>>282 テーマが重すぎる。車椅子メーカでOXエンジニアリングという会社がある。
調べるといい。文章についてはノーコメント。
>>270-273 文章は上手くはないなあ。
>斜めに射す夕日の中【で】かれはいつものように庭【で】
>どこを見つめるでもなく高い秋のうろこ雲を見つめていた
「で」の重複はあまりよくない。
秋の空を見つめているのに、「どこを見つめるでもなく」というのは不自然。
『斜めに差し込む夕日の中、彼はいつものように庭で、秋のうろこ雲を見つめていた』
くらいでも十分に意味が伝わると思う。
客観描写、男の目に写る光景がないんで、庭がどんな場所なのか
時代も、生活レベルも何もわからない。
動けないのに庭にいることも不審だよね。腕が動かないなら車椅子も使えないだろうし。
もう少し情報の開示が必要。
>>278-281 地の文が一人称だと、その語り手の性格や知性に合わせて書く必要がある。
この文章は、その点はよく書けていると思う。
が、反面、不自然な部分がわざとなのかミスなのか判別できず、本人の実力が評価しづらい。
これ自体はよく書けている。あまり面白くはないが。
>>282 下手ではないが、もうちょっと練ったほうがいいと思う箇所はある
俺には、何歳という基準はないが、本ばかり読んでる人間が初めて小説書いてみましたレベルと判断した
●文章面●
かれ/彼の統一
どこを見つめるでもなく高い秋のうろこ雲を見つめていた ここらへん山田臭がしないでもない。でも、正しい気もする
「遠くのほうからは子供達の騒ぐ声、ブランコをこぐ音が聞こえていたが彼らももう家に帰るようである」 何で分かる? 言葉足らず
子供いたとして ここ日本語もうちょっと直したほういいね
このてのよくない このて? このは既に書いた内容に対して使うもの。
もし俺をあの借金地獄の時代でもいいから戻してくれるなら、俺はなんだってする 「あの借金地獄の時代でもいいから」の挿入に
よって「俺を」「戻してくれる」の目的語がぼんやりしている
ああ、こんな疑問ぶつけたってしょうがない。むろん、答えは出ているよ。 対象は誰? 自分自身? 相手がいるの? 読者?
漢字の開きがまちまちに感じた。事は基本的に「こと」でおk。
●内容面●
正直、ひきこまれん。
>>270、
>>273のほとんどが主人公の過去とか心理とかの説明文なんよね。でも、他人の過去なんてすんごく
奇抜でもない限り興味ないし、しかも「どうしてなんだ」「誰か何とかしてくれよ」いわれても読者にしてみては単なる自己中にしか
うつらんくて感情移入しようがない。
もう少し描写を増やしたほうがいいとおも。ただ、そのためには下半身不随の主人公はつらいよ。動かせるのは表情ぐらいだし。
>>282 というか、子供はこんな時間まで起きてちゃいけません。明日の学校に差し障りますよ。
小説もいいけど、中学校の教養ぐらいつけときなさい
>>278-281 短い時間なのに、時間軸が不必要に捻じ曲がっていて読みにくい。
1.生徒指導室で反省文を書いている
2.反省文に、捕まった理由が書いてある
3.反省文になってないから、奉仕活動を命じられる
4.解放されて、自販機でジュースを買う
5.友人と出会う、昼飯の約束
という時間軸どおりに書いたほうがおもしろいと思う。
あとは客観描写が弱いので、各シーンごとにどういう雰囲気の場所なのか。
自販機とベンチだけでは周囲の様子がわからない。
桃田という人物の描写ももう少し必要。
>>270 >遠くのほうからは子供達の騒ぐ声、ブランコをこぐ音が聞こえていたが
ブランコをこぐ音はそんなに遠くまで聞こえるだろうか。
>頭を撫でる事さえもできないというのだ
体が麻痺していたら撫でられないので、〜できないのだ、と断言していい。
>もし俺をあの借金地獄の時代でもいいから戻してくれるなら、俺はなんだってする
>今なら化け物みたいな顔になってもいいとさえ、思うのだ
唐突に話が飛びすぎている。なぜ借金地獄、化け物みたいな顔なのか描写しよう。
>出来れば何歳くらいの文章に見えるかも添えていただきたいです
結婚はしているみたいで、子供のことは真剣に考えていなかったようだから、二十代後半と
いったところかな。
>「スゲーブス」って文芸用語かとおもってググッたんですけど、
>もしかして「凄いブス」ってことですか?
ヒソ(=・ω)(ω・=)ヒソ
何歳くらいかってそういうことか。
主人公は三十代前半ぐらいじゃなかろうか
>>278 >と、言った内容を七枚目の反省文の用紙に書き連ねて
七枚目の目はいらない。
>あと数ヶ月の高校生活を
>クーラーの設置されていないサウナのような生徒指導室に
>せっかくの夏休み中だというのに
あと数ヶ月で卒業ということで冬かと思ったが、夏なのか。
冒頭から説明を続けられると退屈なので、自販機のシーンから始めて、桃田との会話の
中で描写した方がいいと思う。
>>292 自己レス
七枚目って書き直しの回数か?
七枚に渡る反省文かと思ったよ。
下手な文章を見ると勇気づけられます。いつもありがとう(マジで)
295 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 13:36:21
冒頭です。お願いします。
<1/2>
僕が眠りから目を覚ますと、そこには1匹のカマキリがいた。目の前のカマキリと背中の
感触で、僕は原っぱで寝ていたのだと思い出す。もっと正確に表せば、寝てしまっていた
とでも言うべきか。
それは旅の途中の悲劇であった。東の都へと上る道すがら、僕は盗賊の一団に襲われた。
場所は見通しの利かない森の中で、白昼の起こりである。盗賊は1人の旅人にも容赦をす
ることは無い。僕は抵抗さえ出来ずに、旅装をはがされ褌一巻で森に放り出された。そし
て連中が去った後でひっそりとした森には、途方に暮れる僕のみがいた。とりあえずは近
くの町へ行かなければならない。しかし誠に折り悪く、最も近い町でも、強行軍で1日以
上の距離があった。それでも僕はまず立ち上がり歩き出すことにした。良い季節の良い日
とはいえ、日差しの入り辛い森の中のことで、褌一巻では流石に寒さが応える。僕は差し
当たっては盗賊への深い恨みを胸にし、早足で歩いた。
やがて森を出て平野を歩く頃は夜になっていたが、獣の恐れもあり、夜を歩き稼ぐこと
にした。だが早足の運動は僕の腹を大いに減らす。幸いに円い月は、1人の夜道を照らし
てくれたが、非常な空腹だけはどうにもならない。もちろんここで座り込んだらそれこそ
お終いなので、僕は腹のへこみを忘れようと、若しくはその後の満腹のために懸命に歩い
た。
296 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 13:36:40
<2/2>
そして夜が明け今日のことである。僕は森から十里程来た所で、疲労と空腹のために倒
れた。場所はここ、時間は昼前の頃であっただろう。夜の寒さは僕の気力を大きく削り、
自身の焦りや恐怖が神経を摩耗させた。僕はこの柔らかな叢の上でふらふらと歩を進め、
意識の朦朧すら遠くなった後、遂に倒れた。この軟弱者と叱咤してくれる人が隣りに居て
くれたのなら幸いだが、その叱咤に反駁する元気も今は残っていない。とにかく、その様
な経緯で僕は非常な空腹の下に目を覚まし、今1匹のカマキリと対面しているのである。
僕は条件反射的に目の前の小さな虫を観察する。カマキリは表情の無い眼で、しかし不
思議そうな様子で僕の方を見つめている。緑色の細い背中を思い切り蝦反りにし、また緑
色の軟らかそうな鎌で拳闘の構えを見せている。首を傾げながら、こいつは何だろう、生
きているのか、動くのか、もしかすれば餌となり得るのかどうかなどを、その小さな頭に
巡らしているのだろう。大きな人間と小さな虫は近距離にて互いを観察し合った。
前口上が長い。と思ったら最後まで同じ調子。全然だめ。
書き直し。
>>295 >僕が眠りから目を覚ますと
疲労と空腹のために倒れたのだから、眠りからは無い方がいい。
>そこには1匹のカマキリがいた
読者は僕がどこにいるのか分からないので、そこではなく、目の前にの方がいい。
>それは旅の途中の悲劇であった
続けて盗賊に襲われた描写があるので説明はいらない。
>盗賊は1人の旅人にも容赦をすることは無い
そんなに物騒な森へ一人で入った理由を描写しよう。
>旅装をはがされ褌一巻で森に放り出された
日本が舞台の話なのかな。時代が読み取れない。
盗賊に襲われてから倒れるまでの描写は状況説明でしかないので省略するか
何か読者に訴える要素を追加した方がいい。
300 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 16:50:16
>>297-299 ありがとうございます。
駄目でいっぱいですね。
時間は段落で分けられているのですが、変化があり過ぎますかね?
とりあえず重複についてよく考えたいと思います。
早いレスですが、参考にします。ありがとうございました。
>>295-296 冒頭からのカットバック(回想)は基本的にNG。
段落でわけるとかそう言う問題ではなく、時間軸は極力捩じらないのが基本。
読むほうは、一字一句暗記しながら読むわけではないので、時間の前後が繰り返されると
わけがわからなくなる。
>それは旅の途中の悲劇であった。東の都へと上る道すがら、僕は盗賊の一団に襲われた。
このシーンから書いたらいいんじゃない?
動きのあるシーンでおもしろいと思う。
回想で処理すると説明で済むから楽だが、こういうシーンはアルタイムで書けるように努力
したほうがいい。
あとは客観描写がない。
カマキリしか見えないということもないだろうから、周囲の情景をもう少し。
客観描写がないっつーか、ただの説明でしょ。悪い例。
>>301 >冒頭からのカットバック(回想)は基本的にNG。
まだこんなこと言ってんのか。もっと本読めよ。
若桜木シンパだろ
305 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 21:53:42
>>283 やっぱりそうですか
>>284 確かにところどころ日本語がおかしいですね
情報も少なすぎるかなと自分自身少し思っていたので今後気をつけてみます
>>286 わざわざ丁寧に書いて下さってありがとうございます
的確で本当に参考になりました
自分でも思ったんですが描写というのか設定の背景の情報が少ないですね
価して頂いたレスを参考にリライトしてみます
306 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 22:06:38
307 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 22:08:40
>>303 原文の冒頭カットバックが成功してると思うならそう批評すればいい。
効果をあげていないなら、そう批評すればいい。
批評に絡んでも投稿者の為にならないし、それは君自身のオナニーにしかならない。
オナニーは別館で。
308 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 22:21:53
わんだふる〜!
寝る。
309 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/16(金) 22:24:23
あっ
また今夜!ってやったのここじゃねえや。
ねる。
278-281です。
みなさん意見ありがとうございます。
酷評して頂けるスレですので、もっと強烈に
私の文章を嬲って頂けると身構えていたのですが、
みなさん ソフトに評価して下さったので
嬉しいような気もしましたし、
逆にもっと強烈な評価を期待していたりします。
ありがとうございました。
>>311 実際、そんなに悪くなかったと思う。
自販機の辺りなんかは上手い感じがしたね。
客観描写ができるようになればかなりよくなるのでがんばって。
>>278〜
文章のテンポが良くないのが気になった。『生徒指導主事』とか変に丁寧に書いてる部分など。
それと言葉使い。今どきの女子高生は『於いて』とかそういう言葉は思いつかんだろう。『ドンマイ、ドンマイ』とか90年代の男子高校生を彷彿させる。
レイプがどうたらこうたらと男に言わせることで性への軽さを表現して『今どき』を見せた感が否めない。
それと処女が云々書いたら、先生は生徒を帰さないだろうし、爆竹鳴らしたり深夜の学校に入れば、まずは保護者も呼ばれるはず。
真実を書けとは言わないが、リアリティーを大事にしてほしい。
それでも、主人公がこの先どうなんだろうと思わせるモノはあると思う。
テンプレにある○/○表記してないやつは読む気しね
315 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/17(土) 09:37:59
>>310 お前が非言語領域でこれまでに成した鬱陶しさはじっくり調査してゆく。
そのつもりで。
316 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/17(土) 09:43:43
"where's 'venus?'"
"huh? again?""again? i have peanutsbuttersandwich as i like."
"oh. peanuts."
i felt throughpass vision only at that time.
317 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/17(土) 12:25:09
ちょっと前に書いたのリライトしました。
冒頭のみです。お願いします。
<1/3>
海への途中、僕は一つの道を通った。こんな道があったかな。僕はふと足を止め、周囲
の景色を眺める。道の左右には背の高い木々が狭い間隔で立ち並び、頭上に深い緑色のア
ーチを作っている。アーチの隙間からは強い光が細かく射し込み、地面の影に絶え間なく
変わり続ける模様を映し出す。僕はビーチサンダルで柔らかな土を踏みしめ、しばらく息
もつかずそれらの光景に見入った。さわさわと樹々が鳴り、心地よい風が僕の横を通り抜
ける。この道を知っている気がする。そう、思った。
風が通り過ぎたあと、止んでいた蝉の声が再び鳴りだし、僕は夏を思い出す。そして汗ば
んだ体を少し冷ましてからその道を後にした。
緑のトンネルを抜け、しばらく行くと海に着いた。広がった視界にはクリーム色の眩し
い砂浜と、果てしのない水の原が横たわっている。原は遥かな遠方で真っ直ぐな横線を引
き、その線を境界に深い青をした空が始まる。深い青には体積の大きい化け物のような雲
と、それよりも一段高い方ではぎらぎらとした太陽が、何にも邪魔されることなくそれぞ
れの存在を主張している。遠い方で鳥が何羽か飛んでいるのが黒い点のように見えるが、
人は視界に見当たらない。僕は熱くなった砂がなるべく足に触れないように気をつけ、波
打ち際まで歩いていく。太陽はじりじりと僕の肌を焼き、砂浜をゆっくりと百歩ほど歩い
ただけで全身から汗が吹き出てきた。風は余りに穏やかで、波は静かに寄せて帰す。僕は
色の黒っぽくなった所まで来ると、ビーチサンダルを脱いで砂の上に立った。さくりと爪
先が沈む感触が楽しい。さぶさぶと寄せてきた波がふくらはぎの辺りまでを濡らす。思っ
たよりも冷たく、汗ばんだ体がひやりとした。そして波は軽く砂浜を撫でながら、元の海
へと帰っていく。再びやってくる音――また遠くなっていく音。15秒ごとに繰り返す海
の遊びは、しかし二度とは同じ形を見せない。奏でられる細やかな調べは、無限の距離を
持つ過去と未来を思わせる。僕も少しの間、小さな波と戯れた。
318 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/17(土) 12:25:46
<2/3>
そうして夏に紛れていると、右手の方に誰かが来た。顔をそちらに向けて見てみると、1
人の少女がこちらに向かって歩いてくる。ほっそりと痩せた身体を、淡い水色をした袖な
しのワンピースに包み、そこから伸びる細長い手足は砂浜の色よりも白く眩しい。肩の辺
りまで伸びたストレートの黒い髪の毛は、夏らしくない白い肌を一層際立たせている。足
には黄色のビーチサンダルを履いていて、歩く度にさりさりと砂を踏む音がする。どこか
で見たことがある気がするな。そう思いながら海の方に向き直ると、少女は僕に話し掛け
てきた。
「ユーウタ」
少女の方に向き直る。ユウタ。誰だったろうか。僕はその名前を良く知っている気がした。
「ユウタ、どうしたの、遊びに来たの」
そうだ、ユウタは僕のことじゃないか。そして、
「ああ、ユミか。そうだよ、ユミこそどうしたの」
少女の名前は、自然と口から出た。
「わたしもよ。海が見たくなっちゃってさ」
あははと笑う。彼女は昔から海が好きだった。小さな頃、一緒に遊びに行った近所の海で
クラゲに刺されて泣いた彼女の姿を思い出す。
「クラゲがいるかもしれないよ」
僕は忠告する。
「あら、あたしクラゲなんて恐くないわ。せっかくだから、2人で遊ぼうよ」
あれ、僕の思い違いだったかな。彼女は平気で海へ入って行く。どんどん海へ入って行く。
ワンピースが濡れ、腰まで水が来ているのに、構わない。僕もじゃぶじゃぶと追いかけな
がら言う。
「おいユミ、あんまり深いとこまで行くなよ、クラゲがいるぞ」
彼女は振り返り、笑いながら答える。
「平気よ、クラゲくらい。あなたも早く来てよ」
319 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/17(土) 12:26:07
<3/3>
僕は懸命に後を追う。ばしゃばしゃと音を立てながら、それでもユミは遠ざかって行く。
そして海水がへその辺りまで浸かり、そこから一歩を踏み出した時、僕は不意に深くなっ
た砂を思い切り踏み外してしまった。どぼん、という音と共に頭のてっぺんまで浸水する。
驚きに大きく泡を吐いてしまう。焦って手足をばたつかせるが、一瞬顔を海面に出せるだ
けで、上手く浮かべない。そうだ、僕は泳げないのだ、なんて馬鹿なのだろう。苦しくな
ってきた頭は、そんなことを考えた。
「何してるのよユウタ、苦しくなんかないでしょ」
ユミの声が聞こえ、僕ははっとする。そうだった、苦しくないな。手足をばたつかせるの
を止め、身体を楽にする。そうして沈むと、目にはユミと白い泡と透明なクラゲが見えた。
ユミは大分遠くまで行っている。
「ユミ、待ってくれよ。僕はそんなに速く泳げないんだ」
僕はユミに頼む。
「あなた、ヒレの使い方も忘れたの。それじゃあ生きてけないわよ。こうやって手を動か
すようにして、こうしてお尻を振って。背中のまでは知らないわ」
ユミに言われた通りに動かすと、すいすいと楽に泳げた。そうだった、僕は魚だったっけ。
>>317-379 >海への途中、僕は一つの道を通った。こんな道があったかな。僕はふと足を止め、周囲
>の景色を眺める。道の左右には背の高い木々が狭い間隔で立ち並び、頭上に深い緑色の
>ア ーチを作っている。
「一つの道を通った」とは普通は言わない。
使い方としては「一本の道があった」とかだろうね。
通過する、歩く場合には、「細い道」とか「薄暗い〜とか」そそういう形容になる。
あと、「眺める」というのは、広く見渡すというニュアンスなので、狭い道で使うのは
違和感あり。
行動と心理がごっちゃになっているので整理すると
『海へ向かう途中、僕はふと足を止めた。
こんな道だったかな?
周囲の景色を目を配る。道の左右には〜』
という感じのほうがすっきりすると思う。
>この道を知っている気がする。そう、思った。
知っているから歩いているわけで、不安を感じて周囲を確認した後の心理描写
としては不自然。「やっぱりいつもの道だ」とか、そんな感じじゃないかな。
>風が通り過ぎたあと、止んでいた蝉の声が再び鳴りだし、僕は夏を思い出す。そして汗ば
>んだ体を少し冷ましてからその道を後にした。
夏を思い出す? って意味がわからない。
こういう唐突な心理描写はやらないほうがいい。読むほうは???な感じ。
夏の描写が続いていて、いままで夏を忘れてないじゃん?
体を冷ますというのも、おかしい。
足を止める、周囲を確認、歩いていると、風が通り過ぎるの感じた。
ということなら、歩いている状態なわけで、なんのアクションもなく足を止めて涼んだ
かのような行動になるのは不自然。
>>317-319 で、冒頭の道のシーンが数行で終わって、海の情景描写に入るんだけど
冒頭の道の描写と、海の描写が似通っていて位置的に近いのでウザイ感じがする。
何回も書かなくていいよ! っていう感じね。
同じような描写(例えば美しい景色とか)が繰り返されると、少々内容が違っていても
読むほうはうざく感じる。
これは冒頭シーンの描写をキレイに書いている為に主人公の不安な精神状態を
反映していないからという理由もあるけど、例えば冒頭の狭い道を、気味悪い雰囲気に
描写してから、ぱーんと視界が開けて明るい海が飛び込んできた的な比較をするなら、
描写をうるさくは感じないはず。
>緑のトンネルを抜け、しばらく行くと海に着いた。
こういう書き方も間違いではないんだけど、リアルタイムに主人公の視点で描くなら
説明はカットして、主人公の目に写る光景を書いたほうがいい。
緑のトンネルを抜けると、白い砂浜が見えた〜とか、空が広がっていた〜とか。
「海についた」と説明しなくてもわかるように。
>そうして夏に紛れていると、右手の方に誰かが来た。
夏にまぎれるとか意味不明だし、誰かが来たと”感じた”のは視覚情報だと
思うので、これも説明せずに、そういう風に描写したほうがいい。
一つのセリフごとに描写や説明が入ると非常にウザイので
セリフはある程度固めること。
>279-281
文章にリズムがあるし、読みやすい。
ただ細かいところで説明調な言葉があったり、
>光学兵器のような日差しに
というようなちょっと勇み足のような比喩があったりで、
もう少し慎重に文章を練った方がいい。
文章そのものの酷評から離れるが、
問題はこの話をどう展開していくかだろう。
ありきたりの高校生物語になるのか、
このままだとそういうふうにしか話は動いていかないように思えるが、
それとも舞城の「阿修羅ガール」のように、
一風変わった面白い展開になるのか、
しかし、この文章からではそういう流れは感じられないので、
仮にそうだとしたら、一から練り直すしかないだろう。
>>317 こんにちは。問題点は、
> この道を知っている気がする。そう、思った。
既視感(デジャヴ)または幻想にとらわれたんだよね? だとしても、とりたてて
目に止まったからには「現実に人の目に止まるくらい」の特徴が夏の小径にあったほう
がいいと思う。
奇をてらうとか変な道にしろって言っているんじゃないよ。どうしようかなぁ、ちょうど
天気もいいし明日の日曜日公園に出かけていって、「他人に話したくなるような景色」を
見つけてくるのはどうか。普通の道にもかならずなにかあるはずだから。木の名前も(作品
内に実際の名前を書き込まなくていいから)調べてみる。んで、それを描く。
そうすれば後半部分の「しばらく」「果てしのない」「遥かな」「余りに」みたいな抽象的な
修飾語も、減ると思う。
>>316 英語が使えるんだったら海外の掲示板を探してネイティブに聞いた方がためになるし、効率的だと思うよ。
>>317 >海への途中
登校の途中とは言っても、学校への途中とは言わない。海へ行く途中、できれば僕が歩いて
いる情報を読者へ伝えたいので、海へ歩いて行く途中の方がいい。
>広がった視界にはクリーム色の眩しい砂浜と、果てしのない水の原が横たわっている。
>原は遥かな遠方で真っ直ぐな横線を引き、その線を境界に深い青をした空が始まる。
緑のトンネルの方は動きのある素敵な描写だったのに、海の描写の方は「青い空と海、白い
雲と砂浜」を言い換えただけなのが残念だ。
>思ったよりも冷たく、汗ばんだ体がひやりとした
足先を冷やしても、体は冷えないので、体ではなく足にしよう。
>そうして夏に紛れていると、右手の方に誰かが来た
どちらが右手か読者には分からないので、こちらへ誰かが来たにしよう。
>顔をそちらに向けて見てみると
なぜ見る前に誰か来たと気がついたか描写しよう。
>細長い手足は砂浜の色よりも白く眩しい
>夏らしくない白い肌を
肌の白さがくどくないかな。どちらか一方でいいと思う。
>あははと笑う
誰が笑ったのか分かるように描写しよう。
>目にはユミと白い泡と透明なクラゲが見えた
見るのは目に決まっているから、目にはいらない。
327 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 00:50:48
my mom everytime made me peanuts'buttersandwiches as schoolLunch.
i hated.....disliked them. felt nervous. or somelike pain sadness,
heartful command mission arouse up immymind.urge.
4 years later
i thought my long-distance love. she has been angry, anger existence.Kennes.
abstructed an star twingled.k. in West sky dawn.twilight.
'maybe venus....' suspected.expected.respected.prospected.i reserach library
earth & venus are 'twin planets' written.mom.
4 years later
i made sandwich and had. glut&gut. because toasted. my ALTERNATIVE.she.
328 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 00:54:12
made 4 me.
snake leg.
329 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 00:55:13
安心しろ。
なかなかこれから「にゃは☆」とかかきづれくなつたから。
覚えたての英語を書きたいんだろうけど、うざいな。
こんなとこでやってないで英語スレいけよ、小心者。
331 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 01:26:29
4chanでやれ
334 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 01:31:35
?
うざいのも、小心者なのも、お前。残念なことに。
今俺から欠落してる感情は 怒り なんだなーである。
どうして小心者と言われたのか
気づかないのか?
それとも気づかないふりをしてんのか?
336 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 01:34:48
自問自答は自問自答スレでどうぞ?
そりゃ英語スレいきゃ、
覚えたての英語なんかは馬鹿にされるよなあ?w
338 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 01:36:56
ん
そんっなにアレだったら
俺の作品はこぴーらいとふりぃだむだから お前の好きにするがいい。
>>313 >>323 これを見ているかわからない、けど
ご意見ありがたく読ませてもらいました。
興味がないかもしれませんが、
あの話の続きです。
板倉(主人公)と桃田が一緒に昼食をしたことに嫉妬した女子が登場
⇒女子が板倉がウリをしていると嘘の噂をたてる
⇒噂を信じた桃田が板倉を襲う。
⇒板倉は桃田の恥ずかしい写真を撮り、
脅す。噂の出所は女子だと知る。
⇒頭に来た板倉は、奉仕活動の一環で文化祭の司会を任されたことを
利用し、全校生徒と一般来場者の前で女子の悪行を
ばらす。
⇒その日、女子が何者かに殺害される。
⇒犯人は不明のまま板倉たちは普段の生活にもどり
おわり。
以上です。
ありがとうございました
>>327 うん、解るけどよ、海外のサイトで評価して貰った方が絶対ためになるって。
ここはeverymorningじゃね? くらいの学生レベルの文法訂正しかできないし、ましてやあんたに才能があるかないかなんて評価はとても出せんよ。
341 :
1/2:2008/05/18(日) 10:57:08
酷評お願いします。
ばあちゃんが「遠くへいって」しまってから、ひるまの家はなんだかくらくなった。茶のまの奥の、
ばあちゃんのタンスやスガタミがあるざしきは、いなくなったばあちゃんのふしぎな臭いだけが
ほんのりとのこっていて、ぼくはそこへいくと、なんだか、ちがう世界に――いまとも、まえともちがう、
へんてこな世界にきたような気持ちになったんだ。
シジュウクニチのあつまりがおわると、もう秋だった。テレビの天気予報はいっつも台風、台風と
さわいでいて、おとなたちも台風、台風とさわいでいて、ぼくはまいにち学校へかさをもっていって、
靴もなが靴で、それで帰りによりみちをすると、泥みずの入った靴はいつもじゃぶじゃぶと鳴った。
玄関のまえでひっくりかえすと、なが靴の中からまいどまいど草のきれはしとか、泥のかたまりとか、
靴ぞこのかけらなんかが落っこちた。ばあちゃんがヨシオカで買ってくれた、あのあおいなが靴の
ことだよ。
ある日、学校からの帰りに、きゅうに空がくらくなった。まっくろい雲がずんずんと下がってきて、
なんども登ったことがあるウラ山のてっぺんなんかもあっというまにかくれて、
雨、ふるな、とおもったら、やっぱりふった。
342 :
2/2:2008/05/18(日) 10:57:45
ぼくはかさをさして、水たまりをふみながら、帰ろうとした。そしたら、用水をわたる石の橋のうえで、
クェロロロ、クェロロロって鳴くかえるの声をきいたんだ。もうかえるのジキはおわっていて、
夏みたいに田んぼですごい合唱したりは、しない。どんなやつだろと思ってさがしてみたら、
らんかんの下の、たて棒になってるとこに、いた。石はしめって、くろくて、そこにやせた、ちょっと色の
きたない雨がえるが、いっぴき、くっついてて、ぼくがちかづいてもクェロロロ、鳴きやまなかった。
ぼくはそっとゆび先で、そいつをつついた。しわのよったかえるの皮は泥んこみたいにつめたくて、
ちょっと、しっとりして、その下に、ほそいホネがごつごつとしまってあるのがわかった。で、かえるのやつ、
さいしょは体をひくくしただけだったのに、ぼくがはな先にもちょんってさわると、いきなりぴょーんと
せなかからとんで、そのまま用水に落っこった。水の音がおおきくて、ぽちゃっとかそんなツゴウの
いい音は、聞こえなかったよ。
そのときぼくは、いうつもりもなかったのに、なんとなく、いった。――ばあちゃん、さようなら、て。
少年の夏休みの作文て感じなのかもしれないが……読むのは小学生じゃないから
漢字増やすか、別の何かで演出しないと、平仮名は読みづらいっす。
344 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 12:19:40
>>340 そう思うやつが やれ。
そのための こぴーらいとふりーだむである。
>>339 冒頭があれだと、思い切ってミステリーにしてしまった方がいい。
今にままだとできそこないのポルノくらいにしか思えない。
たとえばだが、
『生徒指導主事』を誰かに殺させ、主人公に疑いがかかる、とか。
その他ETC、いろいろアイデアはでてくるはず。
得たいのしれない怪物(めいた存在)を犯人にしてもいいが、
そこまで書ききるのは難しいだろう。
文章のノリはそんな調子でいいから、ストーリーを決めつけないで試したらいい。
>>342マジで、すごくいいと思う。なつかしい匂い、子どもの繊細な指先に
伝わる感触・・生理的な、動物的な、子どもの頃に濃く味わった五感が
あなたの文章をたったこれだけ読むだけで蘇るような気がした。とても、
いいな。ひらがなばっかりてことも、ちっとも苦にならなよ。
かえるが行っちゃって、おばあさんにさよなら言ったとこ、
涙出るくらい。
>>341-342 語尾をいじらないほうがいい。
>気持ちになったんだ。
>あのあおいなが靴のことだよ。
>聞こえなかったよ。
いずれも「なった」「ことだ」「聞こえなかった」でよい。
「ぼくは」「ぼくが」ももう少し減らしたい。
>ばあちゃんが「遠くへいって」しまってから、
この「 」は要らない。
内容については、これで完結なら論外だが、これから物語がはじまるのならば、
前置きとしては悪くはないだろう。
348 :
>>317-319:2008/05/18(日) 15:47:01
>>320-321>>323>>326 大変丁寧な批評をありがとうございました。
書きやすい描写ばかりだし、正直自分としてはそれなりに書けたと
思ったので、たくさんのレスを見て驚愕し、憤慨し、落胆し、呆け
になり、世の無常に思いを馳せた後、感謝の念が沸々と湧いて参りました。
まず肝心の描写について、単調との指摘がありました。確かに、
特徴というものが無いようです。のののさんの言うように何か風景
に「見えるもの」を入れないと物語に引き込まれていかないのかも
知れないと思いました。海の描写はさっぱりと夏らしさを描いたほ
うがずっと良いかと思いました。ただ、この単調さ、特徴の無さは
結末に納得を与えるかも知れないとも思いました(計算しちゃいな
いけど)。まぁ読むに堪えなきゃ元も子もないですね。
全然書き切れてなかったようですが、不安と言うよりは、またの
ののさんの言うように、ふと幻想的、神秘的な風景に引き込まれた
というのが書きたかったことです。で、蝉の声によって引き戻され
た=夏を思い出したということです。分かり辛い。ちなみにこいつ
は、海へは何度も来たことがあるけど、この道を通るのは初めてです。
セリフ了解しました。
>>320-321 「一つの道」は誤りかもしれないけど、「一本の道」は使えると思います。
「しげしげと盆栽を眺める」などの言い方もあります。
「夏を思い出す」や、「夏に紛れる」は自然と理解できなかったでしょうか?
これらについて、よろしければ320-321さん以外の御意見をお願いします。
その他細かい修正点も了解しました。ちっとも書けないのを痛感しました。
本当に為になります。ありがとうございました。
349 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/18(日) 17:26:38
↑空気読めてませんでした。
質問の方をよろしければお願いします。
>>344 すまんけど、意図が伝わらない。具体的に何をするの? 適当なサイトを探してあげるの?
>>341-342 読んでいて心地よかった。
この手の作品があると決まって「子どもの内省じゃないだろ」とかいうツッコミがあると思うが、素人考えのリアリティを取り入れてもグダグダにするだけ、決して改良にはならん。今はどんどん別の作品を作っていく方がいい時期だと思う。
>>341 >ぼくはまいにち学校へかさをもっていって
ここまでペットの猫かなにかの視線で描いているのかと想像していた。ぼくが何者なのか
もっと前の時点で分かるようにしよう。
>靴ぞこのかけらなんかが
靴底と言われて真っ先に浮かべるのが外側のゴムの部分なので、靴の中から出てくると
とまどう。中底とするか、内側と分かるように描写しよう。
>石はしめって、くろくて
視線がかえるへ移っているので、欄干のことだと思わなかった。かえるを見つける前に
欄干の描写をしよう。
>水の音がおおきくて
雨の音? 用水って流れは速くなさそうだし。
>>350 アホはほっておけ。
構うから居着くんだ。
354 :
1/2:2008/05/18(日) 21:51:43
酷評お願いします
俺は、確実に、見た。
父さんが、夜中に粘土を食ってるところをだ。
あれはどう考えても粘土だ。見間違いとかじゃない。
物心ついたときから不思議ではあった。どうしてうちの冷蔵庫には粘土が入っているのか。
深夜無性に腹が減って冷蔵庫のドアを開けると、生々しいパック詰めの豚肉や、はち切れんばかりに熟れたトマトの間に、
粘土が、赤ん坊の頭ほどもある粘土の塊が何の恥じらいもなく居座っていた。
それは乾燥しないようにビニール袋に入ってて、気がつくと増えたり、減ったりしてた。
俺は今まで粘土が減る原因を考えたことすらなかった。
父さんの部屋からこぼれる3pの明かりを覗いたとき、父さんは、母親が我が子に愛おしく頬ずりをするように粘土を愛で、
次の瞬間、サバンナの飢えた猛獣どもが一週間ぶりの獲物にありつくように貪った。
トースターから焼きたてのパンが飛び出すみたいに、俺の頭から脳みそがピョコンと飛び出して、
なんも考えないまま部屋の布団にくるまった。その夜、俺が粘土になって、父さんに食われる夢を見た。
355 :
2/2:2008/05/18(日) 21:52:19
喉が焼け付くようにあつい。ユニフォームをたたむ手を止めて蛍光スタンドの明かりをつける。
俺は薄暗い方が落ち着くたちだから、普段は夜でも部屋の明かりをつけず、窓のすぐ外にあるオレンジ色の街灯の明かりを頼りに作業をする。
足下の鞄からアクエリアスのペットボトルをとりだすと、ぬるりとしたぬくみを帯びてる。重さが手に余る。
Tシャツの脇にねばつく汗がしみ込む。なまあったかい空気。息苦しい。窓を開けて口元にペットボトルを傾ける。
そこの見えない夜の暗がりにぼんぼりのように街灯の明かりが浮いている。静かな浮遊。口の中に粘り着くどろろの液体が流れ込む。
乾いた喉に張り付く重量。分泌される唾液とねばりの沼に沈んでく舌。体中の皮膚が内側からうねる。胃を吐き出しそうになる。喉があつい。
ペットボトルをさらに傾ける。鼻の頭にうかんだ汗が唇をつたい舌の先を濡らす。喉の奥に鉛色のにちゃつきが鬱然と落ちていく。
俺には熟れたトマトも豚肉もスイカもマックも牛乳も晩飯の甘口カレーも父さんが休みの日にたてる抹茶も好物のミスドのフレンチクルーラーも
部活の後に飲むアクエリアスも誕生日のでかい骨付きチキンもUFOキャッチャーでとった本物のレーションもしおりがくれたチョコレートも、
テん テん
「まさひろー?」
父さんがドアを叩いてる
>>354-355 冒頭からの回想で、さらに回想に入る二重回想になっている。
こういうのは基本的にNGね。
主人公の立ち居地がわからなくなるから。
時間軸を考えると、父親が夜中に粘土を食っているのを目撃した。
その後、部屋に戻り布団に入って、目撃した光景を回想している。
その晩、夢を見た。
ということだと思うんだが、それなら目撃するシーンをリアルタイムで書いた
ほうがより面白いし、効果的だと思う。
なぜ、父の部屋を覗いたのか、偶然なのか、意図的なものなのか。
行動には理由があるはずなので、そういう部分を順番に書くようにしていくと上達する。
夢のシーンも入り方がおかしいというか
>その夜、俺が粘土になって、父さんに食われる夢を見た。
というのは、過去を語っている書き方なんだよね。
これから寝るのにこういう表現はおかしい。
主人公が現在どの位置にいるのか、時間軸を意識するようにしないと小説の形になっていかない。
夢のシーンも、体言止め多用のブツギレ文体で上手くはないので、もう少しきちんと
文章をまとめるように努力したほうがいいと思う。
>>354 >はち切れんばかりに熟れたトマトの間に、粘土が、赤ん坊の頭ほどもある粘土の塊が
この「粘土が、」はいらない。
>それは乾燥しないようにビニール袋に入ってて、気がつくと増えたり、減ったりしてた。
「それは」→削除。「入ってて」→入れられていて。
>父さんの部屋からこぼれる3pの明かりを覗いたとき、
台所(冷蔵庫のまえ)で食べていたのかとおもっていたので、ひっかかった。
前段の冷蔵庫の描写の流れからすれば、台所でのほうが自然だとおもう。
>>355は「父さんに食われる夢」なのかな?
>>354とのつながりが悪い。別作品にさえ見えた。
>354
父親が粘土を食っているというのは読み手の意表をつく話でよい。
だから、これを最初にもってきたい。
ぼくの家の冷蔵庫には、粘土が入っている。
でもいいし、
夜中に起きたら、父親が粘土を食っていた。
とかでもいい。
あと全体的に同じ単語が繰り返されている。354だと粘土。355だと明かり。
父が粘土を食っているというのは十分異常なシチュエーションだ。
だから粘土粘土強調しない方がよい。押すと読者が引いてしまう。
がっついて前のめりに話すやつの話は、たいてい面白くない。
逆に淡々と話したりした方が異常性が浮き彫りになって効果的だ。
メリハリを意識することで文章がすっきりするし、
355後半のような暑苦しいくだりも、より生かすことができる。
>>341 靴や玄関は漢字なのに、どうして長靴は『なが靴』なんだろう。その辺は拘り何だろうか。
個人的には子どもの雰囲気は出ていていいと思った。書けるものを書くのはすごく大事。かっこつけないのも大事。
ときどき、子どもや動物視点で話を書く人がいるが子どもにしては、老けている文を書く人がいる。そういうのよりは全然いい。
また、これが絵本だったら話は別だし、児童文学なら漢字の見直しが必要だろう。
小説なら文字を太くしたりする工夫があるが、それは個人の好みだよね。つまり漢字で書けと言われることもある。
漢字で書いても子どもの視点だとわかるものを書くのがテクニックという人もたぶんいるよ。
2/2に『いしはしめって、くろくて、そこにやせた〜』とあるが読みにくい。
『黒くて湿った石の上にカエルがいた。汚い色のカエルだった』でも何でもいいから、他も含めて文章全体を読みやすくすべき。
それといかにもいい話にしました感がある。それは面白くないよね。
長靴を題材に書いた方が面白くなったよ。古くて汚くなった長靴を捨てるか捨てないかって話とかね。
そうかなぁ・・・オレには単なる池沼のガキの日記にしか見えんが・・・
362 :
1/5:2008/05/19(月) 13:01:03
酷評よろしくお願いします。
年の離れた私の兄は、毎年お盆を過ぎたあたり、蝉の鳴き声に耳がすっかり馴れた頃に、数日の間だけ帰ってくる。
私の誕生日を祝うためだ。
私はこの夏に十六になる。兄はと言えば、もう三十二だ。私と兄は、歳よりも老けて見える兄の風貌と相まって、昔
から周りからは父と娘のように見られていた。実際、父は私が二つの時に事故で亡くなっているので、兄は私にとって
父親のような存在だった。私が時々ふざけて「お父さん」と呼んでみると、兄ははにかんだような、苦笑したような、
なんとも言えない表情を浮かべていた。
その兄が今日の夕方、家に着いた。まるでこれから仕事にでも行くかのように、丁寧にアイロンがかけられたグレー
のスーツに身を包んで。右手には黒いバッグと、光沢のある大きな赤い紙袋が提げられていた。たぶん私へのプレゼン
トだ。
「またそんな暑苦しい格好をして。さ、早く着替えて」
と玄関で私と一緒に兄を迎えた母が言った。兄はうんと小さく頷くと私の方を見て、「ただいま、仁美」と細い目を
さらに細くして言った。
「おかえり。裕司にい。早く涼みなよ。前髪が汗で濡れてるよ」
「わかったよ」
そう答えると兄は上衣を脱ぎ、それを母へ渡した。
お茶の間で足を伸ばし、扇風機にあたりながらテレビを見ていると、シャワーからあがった兄がやって来た。よれた
白いティシャツにベージュのハーフジャージをはいて、中途半端に伸びた髪を乾かさないままで、さっきとはうって変
わっただらしない格好だ。
「髪くらい乾かしなよ」
「ドライヤーが熱いからね」
兄は私の隣に腰を下ろす。
「さっきはスーツなんか着てたくせに」
「午前中、人に会ってたんだよ。その後でそのまま空港に向かったんだ」
「お仕事?」
「そうだよ。それより、晩ごはんはまだ? お腹すいちゃったよ」
363 :
2/5:2008/05/19(月) 13:01:47
兄はお腹を擦りながら柱時計を見上げる。私もつられて見ると、針は六時を指していた。
「もうすぐなんじゃないかな」
「そう。冷たいものが食べたいな」
三十分ほどして、食事が出来たと母が告げにきた。キッチンに行くと、テーブルには、冷やし素麺が盛られた大きな
ガラスの器が置かれていた。それからきゅうり、プチトマト、レタスのサラダ。おからを炒ったものに、ほうれん草の
ゴマ和え。それを見て兄は
「地味な食卓だなあ」と不満そうに呟く。
「今日は地味でも、明日は豪華だから我慢してね」
小皿を並べながら母が言った。その言い方は女の子のように愛嬌があって、兄とは逆に実際よりかなり若く見える、
母らしい仕草だった。
「まあ、明日は仁美の誕生日だしね」
兄は椅子に座る。
「別に、普通でいいのに」
私も兄の隣に座った。
兄はよく冷えた素麺をおいしそうにすすった。おつゆにわさびをたっぷり入れて、時々鼻を押さえて「きた」なんて
言う。その仕草を、私は少し可愛いなと思った。
「裕司にい、今年は帰ってくるの早かったね。いつもは少し誕生日が過ぎてから帰ってくるのに」
「いつもなぜか仕事が入っちゃうんだよな。いや、今年も忙しかったけど、無理に片づけてきた」
「どうして?」
「うん。今年は特別だからね」
と兄は母を目配せをするように見た。
「特別? 特別って何が?」
「もう結婚もできる歳だし。それより、今日は河原で町の花火大会があるでしょう? 二人で一緒に行ってきたら?」
母は私と兄の会話を遮るように言った。
「いいね。仁美、どうする?」
「裕司にいが行きたいならいいよ」
「よし、じゃあ行こう」
364 :
3/5:2008/05/19(月) 13:03:38
夕食をすますと、去年買った浴衣を母に出してもらった。濃紺の生地に大きな向日葵が描かれたものだ。私の浴衣姿
を見て兄は「よく似合うね」と誉めてくれた。
会場へ続く土手沿いの歩道を兄と並んで歩く。星がばらまかれた夜空が綺麗だ。脇の茂みや田んぼから、鈴虫や蛙た
ちの輪唱が聞こえた。
会場の広場は出店が並び、家族連れや友達同士、または男女のカップルでそれなりに混雑していた。田舎の人々にと
って、たとえ小さな規模であっても、花火大会は貴重な退屈しのぎのイベントなのだ。
「裕司にいは東京にいるから、田舎の花火大会なんてつまんないんじゃない?」
私は甘いイカ焼きを噛みながら、今さらな事を兄に聞いた。
「いいや、あっちの方は人が多すぎて花火を楽しむどころじゃないよ。こういういかにも田舎めいたところの方が、風
情があっていい」
兄はにこにこしながら答えた。私は、やっぱり裕司にいは少し年寄りくさいところがあるな、と思った。
会場にはちらほらと私の同級生の顔が見えた。兄の顔見知りも来ていたようで、兄を見つけると寄って来て「久しぶ
り」と声をかける人も何人かいた。けれど兄は「おう」と簡単に応じるだけで、談笑したりはしない。私と二人の時間
を邪魔されたくないんだな、と私は勝手に思い込むことにした。
そうこうしている内に開演のアナウンスが広場に響く。続いてひゅるひゅると情けない音をたてながら玉が空に昇り、
そして、どん、と勇ましい音を立てて赤い火の粉が星の上に散り広がった。おお、とどよめく声が私たちの周囲から起こ
る。
初弾を皮切りに、続け様に何発も花火は打ち上げられる。赤、青、黄色、それから銀色に近い白。様々な色の花火が
空に火の粉の傘を広げ、幾重にも重なった。
「綺麗だなあ」
兄は独り言のように呟いた。私はうっとりとした顔で空を眺めている兄の腕の内側に、そっと自分の腕を滑り込ませ
た。兄はそれを拒まない。すぐ横から見上げた兄の顔は、花火の光に照り映えて、いつもよりも若々しく見えた。自分
から腕をくんでおきながら、私はなぜか少し恥ずかしくなった。
「やっぱり、田舎はいいね」
兄はしみじみと言う。
「でも私、東京の花火大会も見てみたいな」
「いつか連れていってあげるよ」「うん。楽しみにしてるね」
365 :
4/5:2008/05/19(月) 13:04:13
それからしばらく私たちは無言のまま、花火が空に踊る様を楽しんだ。
花火大会が終わり、帰宅した私と兄は母と三人で、お茶の間でお土産に買ったたこ焼きといか焼きを食べていた。花
火は綺麗だったよ、と私が母に伝えると、母は「あらそう」と大して興味もなさそうに答えた。食べるのに夢中だ。私
は、もしかしたらお土産めあてに私たちを花火大会にしむけたんじゃないかと、母をいぶかしんだ。
私たちは、だらだらとどうでもいいことを話しこむ。私の学校生活のこと、兄の仕事のこと、母の趣味のこと。時々
縁側に吊るした風鈴が耳に心地いい音をたてて鳴り、ぺちゃくちゃと騒がしいお茶の間に、ささやかな音の彩りを添えた。
しばらくすると私は眠気を催した。柱時計の針は十一時を指している。まだ本格的に寝るには早い気がした私は、畳に
横たわり、少し仮眠をとろうとした。
「お部屋で寝なさいよ」と母が注意したが、私は「後で見たいテレビがあるから、一時間したら起こして」と適当に答
えた。瞼を閉ざすと、直ぐに睡魔が降りてくる。
……ぼんやりとした、暗い頭の中に誰かの声が響く。
「仁美、仁美……」
兄の声だ。けれど実際に兄が私を呼んでいるのか、夢の中の声なのかはよくわからない。
「ほんとに寝ちゃったわね……」
今度は母の声だ。私は眠っているのだろうか。いま自分が起きているのか、眠っているのかも曖昧だ。ともあれ、後
に続いた兄と母の声は、ひそひそと囁くように、何かを話しているふうだった。
「ねえ、本当に話すつもりなの?」
「母さん、今さら何を言うの? 仁美が十六になったらきちんと話すって約束だったじゃないか……」
どうやら会話の真ん中には私があるらしい。何を話しているのだろう。
「でも、せっかくうまくいってる家族なのに、ちぐはぐになっちゃったら嫌だわ……」
「大丈夫。仁美はしっかりしているよ。それにもう、僕は仁美と嘘の関係を持ちたくはないんだ」
「嘘って、あなたは仁美のお兄さんでしょう」
「うん、そうだよ。でもそれだけだと駄目なんだ」
「そんな……。でもやっぱりショックが大きいと思うわ。自分のお兄さんが、実の父親でもあるなんて」
366 :
5/5:2008/05/19(月) 13:06:32
……二人は一体何を言っているのだろう。裕司にいは、私の兄で、私の父親? 意識が希薄なせいか、私はそのカラ
クリを理解することができない。
「ねえ、母さん。僕はもう母さんを母さんと呼ぶことも嫌なんだ」
「でも、私はあなたの母親でしょう……」
「うん。だけど僕は母さんを女性として愛してるんだよ。母さんだって僕を男として愛してくれてるだろう? 僕は母
さんと早く名前で呼びあえる関係になりたいんだ」
「それは、私だって……」
母は、いままで私が耳にしたことのないような、艶のある声色をしている。やっぱり、これは夢なのかもしれない。
「もしもこのままの関係が続くなら、一体僕は何のために父さんを……」
「ああ、駄目よ。それは言っちゃ駄目」
「ごめん……。でも、やっぱり仁美には話すよ。僕はお前の父親なんだ、って。仁美はもう大人だ。十六歳と言えば、
もう立派な大人なんだよ。僕が父親になったのも十六の時だったんだから。仁美は本当のことを知っておく必要がある
んだ」
「わかったわ。もう私も何も言わない。それに、そうね……、もしかしたら本当のことを話すことで、私たちは本当の
家族になれるのかもしれない」
「その通りだよ。わかってくれてありがとう。嬉しいよ……」
それから私の意識はとろけはじめ、もう声は聞こえなくなった。 母が私の言った通りに起こしてくれるなら、目覚めた頃は私はもう十六歳だ。二人の話はよくわからなかったし、そ
もそも夢か現実かも定かじゃない。深く眠りの底に落ちていく私の心は、目覚めを望んでいるのか、いないのか。それ
もよくわからなかった。
(了)
以上です。一応、「家族の秘密」という簡単なタイトルをつけています。
酷評よろしくお願いします。
面白くない。辛気臭い。
以上。
>>362-366 冒頭、描写がややくどく、会話に説明的なにおいを感じた。
>蝉の鳴き声に耳がすっかり馴れた頃に、
こういう文芸的な表現は好みの問題でもあるが、どうなんだか。私なら削除する。
>まるでこれから仕事にでも行くかのように、丁寧にアイロンがかけられたグレー
>のスーツに身を包んで。
飛行機を使って帰郷してきたのだから「これから仕事にでも行くかのように」「丁寧
にアイロンがかけられた」は不適当。せいぜい仕事中のような云々だろう。
>「裕司にい、今年は帰ってくるの早かったね。いつもは少し誕生日が過ぎてから帰ってくるのに」
>「いつもなぜか仕事が入っちゃうんだよな。いや、今年も忙しかったけど、無理に片づけてきた」
説明的なというのはこういうセリフをいう。
「今年は早かったね」
「いつもなぜか仕事が入っちゃうんだよな。いや、今年も忙しかったけど、無理に片づけてきた」
これで十分に通じる。
しかし、それどころの話ではなくて、
>「ねえ、本当に話すつもりなの?」
以下の会話は論外。最悪。説明的云々などというレベルではない。
そもそも肝腎な話を会話で片づけるのは安易、安直。作者の逃げだ。
導入部に手間ひまかけておきながら、結末は早足でお茶をにごしているから、結果として、構成の
バランスも悪くなっている。
ここはきちんと兄から「私」に話をさせて、そのときの「私」をこそきっちりと描写すべき。
それをしていないから安易、安直、逃げと断ずる次第。
370 :
341:2008/05/19(月) 18:35:21
酷評ありがとうございました。
>>343 読みにくさは確かに。まさにそこが悩みどころでした。谷崎の「盲目物語」と松谷みよ子の
「モモちゃん」を参考にしてみたんですが、こういうものを書くときのスタンスについて、
迷いつつ書いた感じです。
>>346 ありがとうございます。弱った蛙の感触とか、自分の子供時代こうだったなーと色々
思い出しながら書いてみました。
>>347 カギ括弧は迂闊でした。確かにないほうがいいですね。語尾については悩みどころで、
語り手にとってこれが文章化されたものなら仰るようにするのですが、もし発語された
だけのものならどうなるかな? という問題でもあると思うのです。境界は曖昧ですが。
>>351 まだ思いつく限りの文体を試している段階で、これもその一環でした。精進します。
>>352 靴底について、仰るとおりですね。中敷きみたいなものを想定してました。石のところは
石の橋→欄干の支柱→石は黒く……なので分かるかと思いましたが、難しいでしょうか。
用水の音なんかは地形次第だと思います。
>>360 どの漢字を開くかは一番悩んだところです。フル平仮名とフル漢字バージョンを作って比較
したんですが、長靴、靴を「ながぐつ」「くつ」/「長ぐつ」「くつ」とすると余りにも読みにくく、
逆にしてみた感じです。ただ子供の文集などを読むと、トレンドとして難しさとの相関は
ありますが、これは漢字なのにこっちは平仮名? というものも多いのでこんなものかなあと。
「箪笥」「姿見」「時期」を片仮名にしたのは苦肉の策で、言葉を知っているがまだ余所余所しい
という感覚です。内容については確かに纏めすぎだったかもしれません。
>>362-366 一言で言うと退屈だわ。
まだまだ筆力が足りていないと思う。
まず冒頭、主人公不在のまま説明が始まる。
こういう人間関係なんかは、語り手本人や兄を登場させてから描写を絡めて挿入しないと
イメージがわかないので読むほうは頭に入らない。
連続殺人犯の兄が出所してくるとか、そいう特殊性あるものならともかく、どこにでもある
人物設定の説明を、興味をもって読んでくれる人はいないと思ったほうがいい。
> その兄が今日の夕方、家に着いた。
実質的にここから始まるのに、なぜ過去形?
兄がどういう状態で帰ってきたのか、主人公はその時なにをやっていたのか。
例えば玄関で「ただいま」という声が聞こえて、主人公は勉強の手を止めて、玄関まで迎えに
行ったとか、そういうリアルタイムの描写ができないと、予選通過も厳しいと思う。
リアルタイムで書くというのは、考えなければならないことが多く、描写の量も増えるが、
そこをこなせるように努力するのが上達の秘訣。
シーンの切り替えも雑で、全てのシーンが過去形で始まっている。
ゆかたのシーンも2行しかなく、行動描写も飛びがち。
全般的に語り手の主人公な何者なのかがわからない。
キャラが立ってないというのかな。
やはりキャラに感情移入ができないと、ストーリーそのものにも入り込めない。
まずリアルタイムで丁寧に書くように努力することかな。
>>362 >私はこの夏に十六になる
兄の紹介をしているのに、視点をわたしへ移さないように、「兄は三十二歳とちょうど
わたしの倍で、年よりも〜」としたらどうだろう。
>右手には黒いバッグと、光沢のある大きな赤い紙袋が
紙袋は左手に持っているのかな? 右を削除して、手にはでいい。
>会場の広場は出店が並び、家族連れや友達同士、または男女のカップルで
夕食のそうめんを食べる生き生きとした描写と比べると、人間の動きが少ないせいか
花火大会の描写は味気ない。
>まだ本格的に寝るには早い気がした私は
見たいテレビがあるからの方が自然な理由だ。
「家族の秘密」というネタバレなタイトルだから、もともと作者にオチという考えがないの
かもしれない。
>私が時々ふざけて「お父さん」と呼んでみると
>「ただいま、仁美」と細い目をさらに細くして言った
>兄は上衣を脱ぎ、それを母へ渡した
ここらへんのヒントでオチが分かってしまう。
ネタバレしないオチにするには、兄が都会で一緒に暮らそうと母とわたしを誘っている
けれど、わたしは友だちと別れたくないなど別の方向へミスリードさせる必要がある。
またオチはだらだら長くしない方がいい。この場合5/5はいらない。
>>362 いろいろ処理をしないといけない問題がある。
16年前 兄と母がセックスして、わたしが生まれる。兄16歳
14年前 父が事故で死ぬ。兄18歳、わたし2歳。
10年前 兄が大学を卒業して都会へ就職する。兄22歳、わたし6歳。
わたしが兄の子で間違いないと兄も母も確信しているので、父と母はセックスレスだった
とすると、わたしが生まれたことで母の浮気がばれる。
わたしが小学生に上がるときに、兄は家を出てしまっているので、父親代わりというより
親戚のおじさんの方が近い。
兄が母を残して家を出た理由も必要だ。
ここってエッセイもOKなんですか?
375 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/19(月) 20:14:56
文章ならなんでもおk スーパーのチラシでも可
じゃあ書き込みます。ペットについてのエッセイです。
1/3
レイン。雨の日に拾ったからつけた名前。そんな名前のくせに
お前はベランダに寝転がり、毛づくろいをしている。まあ猫だから
晴れの日が好きなのは当たり前なんだけど。
野良猫だったからか、お前はすぐに逃げ出した。
近所の人に迷惑がかかるからということでお前は首輪をして
紐にくくりつけられて、生活することになった。
そんなお前を不憫に思って、我が家ではいつからか晴れた日は
ベランダに出すという習慣が出来た。
今日は晴れだと確信しているのか、お前は髭を震わせ、大声で鳴く。
ベランダに出してくれと主張しているのだ。一目散に階段を駆け上がり、
僕の部屋を抜け、立ちふさがっている網戸を恨めしそうに見つめる。
僕が開けるのが遅れると、我慢が出来ずに、自分の前足で
するするっと器用に網戸を開けたもんだ。
2/3
ベランダに出ると、まずお前は自分のテリトリーの監視をする。
ベランダの柵から身を乗り出して、自分の支配する王国に異常がないか
確認するのだ。
監視に飽きたお前は、ボールに入った水をぺろぺろと飲む。
まるで一日分の水分を補給するかのように勢いよくなめる。
水を飲み終えると、ベランダに置かれた猫草をかみ、
そこで朝の業務は終了だ。
お前は一番暖かい所を探して、寝転がる。しっぽをゆらりゆらり
揺らしながら太陽の暖かさをかみ締める。
飽きっぽいお前はすぐに太陽も嫌になり、ダンボール製の自分の城に入り、
眠るのにちょうどいい感触を探り始める。
ダンボールにはもう着ない服などが敷き詰められているのだが、
太陽の光から逃れるために、服に首を突っ込んだり、
前足で引っかいたりして、毛布をかぶるように服を上からかぶるのだ。
夕方になり、そろそろ寒くなりお腹がすき始めたお前は網戸の前で
行儀よく座る。早くお入れなさい、いい子にしているでしょと
眼差しで僕に訴えかける。
網戸を開けてやると一目散に部屋を抜け、階段を降り、
冷蔵庫の前に居座り、飯はまだかとヒステリックに叫ぶ。
3/3
僕が休みの日はそんなベランダのお前を、ぼけっと見ていた。
僕の部屋からベランダの様子が伺えるから、お前が何をしているかは
一目瞭然だった。まあお前はいつも決まりきった行動しかとらないから
面白みはなかったけど。
たまに気が向くと、僕もベランダの椅子に座りコーヒーを飲みながら、
お前の日光浴に付き合った。
お前は愛想がなくて、僕が近づくと、さも嫌そうに離れていったっけ。
夕食の時はあんなに舌をごろごろ鳴らして、媚を売るのに。
お前があまりにも無防備に太陽を浴びているものだから、
なぜだかとても癒されていつしか休日の日はお前と一緒に日光浴が
習慣になった。
そして今、お前がいなくなったベランダで独りぼっちで太陽の光を
浴びている。太陽はいつもと変わらず暖かで、淹れたコーヒーの温度も
変わらないのに、僕は少し震えている。
部屋に入って、ぼんやりベットに寝転がるとベランダが視界に入る。
使い道がなくなった首輪と紐が太陽の光りに照らされている。
僕の脳裏にはベランダから下界を見下ろしていたお前の勇姿が
映し出される。
>>368-373 手厳しくも丁寧なご批判、ありがとうございました。正直かなりヘコみましたが……。
参考にして、もっと話を練りたいと思います。
>>376-378 面白いか?読んでいて、どうよ?
エッセイってさ、違った生き方をしている人が書くから面白いんだよ。
何も特殊な経験や事柄だけじゃなくても、何気無い雰囲気でも見る人によって景色は変わってくる。
そこを書くから面白い。
城とか王国とか、かっこつけちゃダメだよ。それで最後は死にました、いい話です、だけじゃ凡庸。
下手くそでもいいから、かっこつけない。
『ウチのレインはマジかわいい。尻尾がかぎっぽでかわいい。鼻がピンクなのもかわいい。翡翠色の目もキラキラしていてマジかわいい』
こんなレベルでもいいんだよ。初めは。上の例文は上手くないけど、ネコバカだってことは誰にだってわかるだろ?
まずは本当に猫を愛している、大好きなんだということを最低限、伝えなきゃダメだよ。
376-378です。
380さん。そういうことですよね。納得しました。
自分でもなんか違和感あるなと思っていたんです。
かっこつけすぎですよね。
エッセイって初めて挑戦したけど、すごく難しいんだなぁ。
ありがとうございました。
>>381 『自分でもなんか違和感あるなと思っていたんです。
かっこつけすぎですよね。
エッセイって初めて挑戦したけど、すごく難しいんだなぁ。』
↑ここが自分の考え、思い。たぶんこの文章は深く考えてはいないと思うよ。
(もしかしたらメチャクチャ言いやがって腹立ちながら書いたのかもしれんし、私に気を使ってくれたのかもしれん)
でも、『エッセイは難しい』と感じたのは本音だと思う。その感じたものが、あなたの感性であなたの景色なんだから。
そこを書いた方がずっといい。
ケータイ小説のすべてを肯定するわけじゃないが、メール感覚で打つから若い子の感性が剥き出しのまま出てくる。
今のところ、国語教育がつまらなくなったから子どもは本が嫌いになって語彙は失われたし
泣かそう、泣かそうとレイプやドラッグを多用する。
レイプやドラッグに頼らないでありのままのギャル、ありのままのヤンキー、カッコ悪いとこを内在しながらメイクをするんだっていうギャルを書いたらケータイ小説は変わるだろうね。
文学なんて今じゃ真面目なイメージがあるが、昔の文学少年は今で言うバンド少年みたいなもん。
カッコ悪くたって痛くたっていいんだよ。
383 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/19(月) 23:39:37
酷評をお願いします。
低い天井、ごみの散らかった居間、六畳一間のぼろアパート。
足を踏み入れて気がつくのは、木にカビの生えた鼻につく匂いと溜まったごみのすえた匂い、それにタバコの匂いが交じり合い
普通の人間ならまず間違いなく入るのをためらうだろう。
案の定、彼も毎回足を踏み入れるたびにドブの底を泳いでいる感覚に襲われる。
だが、そんな感覚も一瞬のものである。この匂いに慣れてくると彼は心から安心できるのだ。
このどうしようもない匂こそがこの部屋は自分の城なのだと教えてくれる。
この退廃した匂いはその証明なのだ。
寒い。
部屋の中でも吐く息は白い。アパートの中と外の気温はそれほど変わらない。
去年実家から送られてきた電気ストーブを付けて、コンビニで買ってきたから揚げ弁当をレンジのなかに突っ込んだ後
けだるさを感じた彼は、タバコのにおいの染み付いた毛布に包まり寝転んだ。
年代物のブラウン管から流れる番組は丸の内の歳の瀬の様子を伝え、
仲のいいカップルが馬鹿騒ぎする様子と路上に座り込んだ年老いたホームレスを映していた。
気分の悪くなった彼はテレビをすぐに消すと、ゆっくりとタバコの煙で肺を満たした。
彼は、風が吹けばカタカタと音を立てる窓を見上げ煙を吐き出した。煙はすぐに拡散し消えていった。
埃と結露で汚れた窓から見えるのは、澄み切った寒空の下で赤々ときらめく高層ビル群。
はるか彼方できらめく光は限りなく無く自分を矮小化させ、そして俺を見下ろすかのように確かに存在していた。
384 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/19(月) 23:41:51
チンとレンジの気の抜ける音を聞いた彼は起き上がり、タバコを消すと弁当を取りに行った。
弁当のカバーを取るのと同時に、いくらか食欲を刺激するにおいと、湯気が立ち上る。
一口食べて味が薄いことに気がついた彼は、コショウを多めにふりかけ食べ始めた。
しかし、半分ほど食べたところで胃もたれを感じた彼は食べる気が失せてしまった。どうしても食べる気が起きないのだ。
俺は、残った弁当を冷蔵庫に入れてシャワーを浴びることにした。
あれをやる前は必ず風呂に入りたくなる。彼は自分でも変な癖だと感じていた。
シャワーを浴びている間彼が考えていたのはやる気の減退に、食欲不振、たぶん味覚障害、
そして気温のせいではない突発的な悪寒など
それらの症状と原因について。
思いをめぐらせた。そう。原因は分かっているのだ。
あれにあると。そして十中八苦自分の人生を狂わせる代わりにこの世のものとは思えない快楽を与えてくれるものを。
シャワーから上がった彼は、そそくさと服を着てぬれた髪もそのままにあれをすることにした、
あれを準備している間、ぼんやりと考えた、
自分がいつも買っているあの死んだ目をした少女はどうして薬などを売っているのかと。
生理食塩水に溶かしたあれを注射器にいれて、右腕の付け根を縛り上げ、
縛り上げた紐を口にくわえて注射器のさした跡がいくつもついた
上腕二等筋の部分に突き刺した。
注射器の中の液体がゆっくりと押し出され静脈を通り体中に拡散していく、
液体の成分はやがて彼の脳に到達し今度は彼の意識を分散させていった。
分散された意識の中で彼は、暖かな光と恍惚感に包まれていった。
ここには、死の苦しみも、老いる苦しみも、生きる苦しみも、生きる苦しみでさえも無い。
愛していた恋人に捨てられたことも、職場で派遣社員という立場に思い悩むことも、
希望も何も無い社会に絶望することも、あの売人の女の子の目も、道端に転がるホームレスも、
全部。すべて忘れられる。
すべてのものが輝き希望と喜びに満ち満ちている。
自分の意識を何者も及ばない高みまで持ち上げてくれる。
そこは最も天国に近く、そして間違いなく地獄にも近い場所。
弱かった彼が見つけたおそらく死の次に禁忌的な逃避の果てだった。
終わりです。
>>383-384 突っこみどころ、多すぎ。
>ごみの散らかった居間、六畳一間のぼろアパート。
「六畳一間」なら「居間」もへったくれもないだろ。
>足を踏み入れて気がつくのは、
「気がつく」という話でもなかろう。「足を踏み入れた途端に襲ってくるのは」くらいか。
>案の定、彼も毎回足を踏み入れるたびに
「案の定」――使いかたが変。自分の部屋なのに「毎回」も変。
>埃と結露で汚れた窓から見えるのは、
「アパートの中と外の気温はそれほど変わらない」のになんで結露ができるんだよ。
>そして俺を見下ろすかのように
以下、「彼」が「俺」になって、また「彼」になったり「俺」になったり。
>あれをやる前は必ず風呂に入りたくなる。
「あれ」などと、もったいつけて、引っ張るようなことかいな。
文章も中身も書きなぐりのレベル。考えが甘すぎる。
>>383-384 ちょっと視点が曖昧なんだよね。
この内容だと主人公の内部視点だけで進行できるので一人称でいいんじゃないかな。
三人称を使う場合は登場人物の描写が必要。
主人公の彼がどのような外見、服装をしているのかだね。
人物の名前も早めに出したほうがいい。
隠す理由はないはず。
文章の細かい部分にいくと
>足を踏み入れて気がつくのは、
>木にカビの生えた鼻につく匂いと溜まったごみのすえた匂い、それにタバコの匂いが
>交じり合い普通の人間ならまず間違いなく入るのをためらうだろう。
ここは文章がねじれているね。
主語述語を考えると「気がつくのは〜匂い」という文章になるはず。
文章をわけたほうがいい。
>案の定、彼も毎回足を踏み入れるたびにドブの底を泳いでいる感覚に襲われる。
ここは作者の主観だよね?
これをやると、地の文が「作者の主観」なのか「キャラの主観」なのかが分かり難くなるので
やらないほうがいい。三人称の人物視点の場合は、地の文で作者の主観を書かないのが基本。
あとは行動描写が飛びがちかな。
一つ一つのアクションを丁寧につなげるように。
まず部屋に入った時の状態。コンビニ袋を持っているならちゃんと書く。
部屋に入って、しゃがんで電気ストーブのスイッチを入れたんだよね?
その後、電子レンジがどこにあるのかを描写してから、弁当をチンするアクションに入る。
テレビはスイッチを入れないと写らないし、タバコを火をつけないと吸えない。
387 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/20(火) 00:30:42
>>386 なるほど。
細かいところまで指摘していただき。
ありがとうございます。
一人称で行こうか三人称でいこうかまよっていたんです。
三人称は書いたことが無かったのでチャレンジしてみようと思いかいてみました。
あと、もしかしたら、
>>382で指摘されたように安易にドラッグに走ったような
印象を受けられましたか?
今回、大変参考になりました。
10スレぶりにきてみたけれど、酷評者への返レスが相変わらず早いね。
テンプレも読まない人って、なんかすごいもったいない感じするわ。
普通テンプレなんか読まないから。この包茎ちんぽw
>返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
>返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。
だ、そうです。守りましょうねm9(^Д^)プギャー
390 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/20(火) 12:51:23
>>390 必要な描写がなく、不必要などうでもいい描写がながなと続いている悪いほうの例。
長い割りにストーリーの方向性もわからない。
まず三人称で始めているのに、主人公のアンジの描写がない。
年齢や外見的特長、人種もわからないし、性別もシャワーのシーンまでわからない。
舞台となる場所も時代背景もよくわからない。
ホテルというのもかなり後でないと判明しないよね
なにも情報がない状態で、心理だけを語られても読むほうは興味をそそられない。
部屋で風呂に入るくらいのどうでもいいことを長々と描写するのではなく、
観光をしているなら、そのシーンからきっちり描写を入れて、主人公のキャラを
立てていく。すると時代背景やテクノロジーが読者に伝わるんじゃないかな。
知らないことを書くのは難しいので、そういうシーンを描く筆力が足りていないと
思うなら、身のたけにあった内容のものを書くようにしたほうがいい。
393 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/20(火) 15:59:04
酷評ありがとうございました。
顔を洗って出直してきます。
説明が多いのに状況がさっぱり掴めんな
だから返レスは24時間待てとw
397 :
390:2008/05/20(火) 17:38:43
>>393は偽物です。
返信は24時間以上経ってからまとめてするので、引き続き酷評よろしくお願いします。
そんなあなたに、トリップ
じゃあ暇だから普段あんま評者やんない俺も読んじゃうよ
覚悟しときんさい
>>398 ありがとうございます。
これ以上偽者が出てくるとは思えませんが、一応トリップつけます。
400 :
398:2008/05/20(火) 18:55:10
>>390 文体は悪くないんじゃないかと思うけど、言葉の選択に所々疑問を感じる。
二行目の「それでいて」は本来逆接だけど、列挙的に使っちゃってるよね。
あと「対極」とかもうーんと思ってしまふ。
で、長編の冒頭にしても、流石に未確定の情報を引っ張りすぎかなあ。
「ヒルマ」という読者に不慣れな地名、「アンジ」というカタカナ名から、現代物か、
未来物か、はたまた特殊なファンタジーかすら確定できなくて、コールドスリープと
いう言葉が出てくる相当後までそれは続く。多分「先生」が医師を指すこと伏せて
いるのを含め、「コールドスリープからの復帰者」を際だたせるための仕掛けの
つもりだったんだろうけど、やりかたとしてスマートだとは思わないな。
『コールドスリープから目覚めて〜』の一文に向かって高揚してるのは、現状たぶん
作者だけ。そこに力点があるのは分かるんだけど、大事にしすぎというか、
飛車を救って玉が死んでるというか。長編なら特にね。読者を騙すのは構わないけど、
読めているか不安にさせちゃいけないんだ。意を達せざれば説にあらず。
そのあたりを調整できれば、描写自体は別にこれくらいで構わないと思います。
アンジもまあ男なら、あえてそう書かなくても読める。アンジーなら女だけど。
自分なら冒頭でコールドスリープをばーんとアピールして、そこで燃えあがった火を
パタパタ煽りながら引っ張っていくかな。ただ構成は作者のものだし、変更しろとか
リライトとかそういう下品なことはいいません。ご自分で考えませう。
あとは些事だけど、小物に現実感がない。コールドスリープが実用化されるのが
いつで、その50年後っていつごろを想定してるんだろう。デスクトップパソコンとか、
ウェブとかホームページとか、ちょっと脇が甘すぎませんか。
24時間まではまだまだあるけど、いったんここでレスさせて下さい。
酷評ありがとうございます。
何度も書き直しをしている内にドツボにはまってしまい、
自分では冷静に文章を見られなくなっていたので、とても参考になりました。
せっかく批評してもらいながらこんなことを書くのが失礼に当たることは重々承知なのですが・・・。
実は
>>390の文章の前に800字ほどのプロローグのようなものが入ります。
ただ、自分ではそのプロローグが果たして必要なのかどうか判断できず、
かといって
>>390の文章と併せて批評してもらうのは長すぎるだろうと思い省略しました。
だけど、不明な点や未確定情報が多いとの批評をいただき、
それはプロローグを削ったせいかもしれないと思ったので、削った部分も載せてみました。
こんな後出しをして大変申し訳ありません。
もしよろしければ、こちらの方も批評お願いします。
http://ameblo.jp/syougaidoutei/entry-10098523781.html
>>401 やっぱ筆力が足りてないね。
描写がまったくできていないので、舞台となるカープ・ダイアンがどんな街なのかさっぱり
わからない。どんな文化なのか。人々の服装はどうなっているのか。テクノロジーは
どうなっているのか。現代風なのか、過去風なのか、あるいは未来風なのか。
>駅前の小さな公園にてベンチに腰
駅って、どんな乗り物が走ってるの?
公園ってどんな感じなの?
コルードスリープとか出てくるんだから未来調なんじゃないの?
現代を舞台にするならともかく、架空世界を舞台するならば、世界観をちゃんと描写しないと。
その為の神視点だと思うが、描写ができないなら神視点はやめたほうがいい。
老婆が登場するが、これも一切描写がない。
後の伏線ならちゃんと人物描写を入れること。
エキストラならわざわざ過去の経験まで説明する必要ないので、カットしたほうがいい。
主人公よりさきにエキストラの経歴を紹介したらおかしいだろ?
主人公の描写もとってつけた程度。
一人称の場合に、外から自分の姿を描写することができないから、鏡のシーンを
入れることはあっても、神視点なんだから、主人公を描写するにあたって鏡を出す
必要は無いんだよね。普通に外部かあら描写したほうがいい。
架空世界でカタカナの名前となると、金髪なのか黒髪なのか。白人なのか黒人なのか。
そういうことも読むほうはわからない。
ぶっちゃけ、服装なんかも考えてないでしょ?
はっきり言うと、身の丈にあったものを書くようにしたほうが上達が早い。
知らないことを適当に流しているうちは上達しないから。
先の投稿分も含めて、ちょっとの直しでなんとかなるレベルではないので、根本的に
考え直した方がいいと思う。
なるほど。勉強になるなぁ。
ファンタジーやSFの場合は特にしっかり世界を構築しないといけないってことか。
404 :
398:2008/05/20(火) 22:15:14
>>401 プロローグの補完でいろいろ埋め合わせは出来た。これだったら構成については
>>390でも問題ないと思う。プロローグ部分だけ見ると、雪消水がちょっと単語として
浮いてるかなあってのと、電車から降りた人数が「三桁」ってのがバタ臭い。
あと冒頭周辺の、〜は、〜はって連続がちょっとこなれていない印象を受ける。
老婆はキーパーソンなんだろうか? もしそうでないなら、何十年も雪が降らなかった
ことを強調するにはちょっと仕掛けが大きすぎる。たとえキーパーソンだったとしても、
街中のひとびと→老婆→すぐに駅→アンジと提示していくのはいかがなもんだろう。
この老婆、パッと出てぴゅっと引っ込む早さが唐突すぎて、そのあと出てくるアンジの
重みも俄に信用できなくなってしまうんだ。
あとは世界観だね。多分架空世界だとは思うんだが、それとわかる保証が欲しい。
何が出るか分からないのか、突拍子もないものはでないのか。これは引き込みの
問題になるけど、いかにも作り物っぽい固有名詞を出してるから、読者が斜に構えて
しまう。カープ・ダイアンが東京や香港だったら、まだ「とりあえず、実際に鬼か蛇が
出るまでは、そんなものは出ないものと予想して読もう」ってのが可能なんだけど。
描写については俺はこのままで充分読めるし、清潔な感じで悪くないと思う。
登場人物をや小物をどの程度詳細に描き込むか、あるいはシンボリックに扱うかなんて、
純粋に作者の裁量次第だからね。ヨーゼフ・Kやマオ・ドルジェルがどんな顔立ちか
分かる人はいない。
ただ、まだちょっと語の繋がりがガチャガチャしてるきらいはある。一週間くらい寝かして
から、音読してカドを丸めてみるといい。
いじょ。
405 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/21(水) 00:24:49
描写厨うぜぇ
406 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/21(水) 05:12:13
書いてみました。悪いところと改善方法教えてください。
半ば泣きながら背の高さ程に成長した草々をかき分け、必死に走る女性。
刃物で切り裂かれた痕跡のある血に染まった着物姿ときらびやかな童顔であろう、崩れた泣き顔が状況を示していた。
すぐ後ろからは男の狂気に満ちた笑い声に、刃物が草を切り裂く音。
夜の真っ只中。
周りに家屋などは一切無く、あるのは右側にある川に、忌まわしく行く手を阻む草だけ。
伸びたさらさらの黒髪からちらつく綺麗な色白に映える真っ赤な血は、額から頬を伝って流れていた。
「殺してやる!!」
弱々しい声と共に振り向くと共に、胸元に忍ばせていた七寸程の刃物を鞘から抜くとその勢いのままに男に斬り掛かる。
だが、日々の鍛錬によって研がれた野獣の勘にこの程度の不意打ちが聞くはずも無く、女子の力で振られた短い刃物を避けるのは男にとって、赤子とチャンバラをする事ほどの問題でもなかった。
既に鞘から抜かれた刀身が不安気な瞳を映すしながら、寸分先で女の刃を食い止め、にやりと口元を歪ませ、
「宗怨。お前等を滅ぼす男だ!!」
と言い募ると、それを糸も容易く弾き飛ばした。
すぐさま逃げようとする女の背中を蹴り倒す。
「ぐぅっ……」
女はそう呻きながら苦痛の表情で、地面に落ちた脇差しに手を伸ばそうとするが宗怨の足がそれを遮る。
何かを察知したのか無性髭を生やした野獣は今にも崩れそうだった表情を引き締める。
すると今度は客を迎える様に傲慢に笑った。
「虫けらの様にしつこい生き物だな」
余裕と自信に満ちた野太い声に応じる様に刃がぬっと現れ、狂った野獣の腹に一間半の手槍が差し出されると、その後に白い着物に身を包んだ若い男が姿を見せる。
それをきっかけに四方八方から槍先が伸び、あっという間に八人が宗怨と名乗る男を取り囲んだ。
407 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/21(水) 05:24:49
訂正
>>406 野獣×
宗怨〇
セリフがきもいけどすみません
>>406 >半ば泣きながら背の高さ程に成長した草々をかき分け、必死に走る女性
この文章で読者に半泣きの女性と草むらを走る女性を伝えたいので、半泣きの女性が
草むらを走る、または草むらを走る半泣きの女性という順番で情報を出す方が自然では
ないかな。
>刃物で切り裂かれた痕跡のある血に染まった着物姿
普通、切り裂くのは刃物でなので説明は不要だ。また痕跡は過去にあった出来事そのもの
ではなく、あとかたなので、切り裂かれた着物そのものの描写には適さない。切り裂かれ
血に染まった着物で十分だ。
>きらびやかな童顔であろう、崩れた泣き顔が
きらびやかが華やかで美しい、童顔が子供のような顔、この二つを合わせてイメージ
できない。また、美しい顔が醜く泣き崩れているのだと表現したいのならば、きらびやかな
童顔を見る影もないほど崩した泣き顔が、のように美醜を対比させた方がいい。
伝いたいことを表現する力が足りていないようなので、楽しむために本を読むのではなく
書くための表現を学ぶために本を読むことをお勧めする。
>>391 酷評ありがとうございます。
>ホテルというのもかなり後でないと判明しないよね
その点は自分でも分かっていました。ただ、初めの方で判明させようとすると
説明調になったり、リズムがおかくなるような気がしたので、
「バッグを引き摺りながらも」 や 「期待より小さなベッド」 という形で
暗示したつもりだったんですが、無意味だったようですね。
>部屋で風呂に入るくらいのどうでもいいことを長々と描写するのではなく
自分でも原因の分からないくすぶりの正体に気付く過程を
不自然じゃないように描写したつもりでしたが、
風呂に入る描写に目が行ったということは、自分の筆力不足ですね。
>観光をしているなら、そのシーンからきっちり描写を入れて、
恥ずかしながら、目から鱗です。
イメージしてみると、確かにその方が感情移入出来るかもしれないですね。
一度そのシーンから書き直してみて、今の文章と比べてみようかと思います。
>>402 酷評ありがとうございます。
>どんな文化なのか。人々の服装はどうなっているのか。テクノロジーは
>どうなっているのか。現代風なのか、過去風なのか、あるいは未来風なのか。
架空の世界の話なので、世界観が掴めないゆえの要求なのは分かりますが、
冒頭でそれらを一気に詰め込んだら、ウザくないですか?
リズムもめちゃくちゃになりそうな気がします。
>駅って、どんな乗り物が走ってるの?
電車って書いてありますよ?
>公園ってどんな感じなの?
>老婆が登場するが、これも一切描写がない。
老婆は今後の複線です。
でも、複線だと気付かれるのにビビッて描写を削ってしまったので、
公園の描写もろとも物足りない感じになっちゃったみたいですね。
考え直してみます。
>一人称の場合に、外から自分の姿を描写することができないから、鏡のシーンを
>入れることはあっても、神視点なんだから、主人公を描写するにあたって鏡を出す
>必要は無いんだよね。普通に外部かあら描写したほうがいい。
それはあなたの好みじゃないですか?
>金髪なのか黒髪なのか。
ライオンの鬣のような長めの髪です。色も書かなければなりませんか?
>白人なのか黒人なのか。
窓に映る自分を見るシーンで「透き通るように白く」と書いた通り、少なくとも黒人ではありません。
それだけじゃ足りませんか?
>ぶっちゃけ、服装なんかも考えてないでしょ?
確かに考えてませんでした。適切な場面で描写しようと思います。
>>400、
>>404 酷評ありがとうございます。
>『コールドスリープから目覚めて〜』の一文に向かって高揚してるのは、現状たぶん
>作者だけ。
まさにその通りのようです。指摘されなければ、気付きませんでした。
>小物に現実感がない。
この点は自分でも非常に迷ってるところです。
下手に未来を意識すると、途端に子供の発想のようになってしまうので。
もっと練ろうと思います。
>雪消水がちょっと単語として
>浮いてるかなあってのと、電車から降りた人数が「三桁」ってのがバタ臭い。
自分の感性では文章のリズム的に雪消水が良かったので、この単語を使ったのですが、
やっぱり浮いてしまってますか・・・。やっぱ古くさい単語だし、そう感じますよね。
バタ臭いってのは、「パッとしない」という解釈でいいですか?
「二百人に及んだ」みたいな感じで具体的な方がいいですかね?
>この老婆、パッと出てぴゅっと引っ込む早さが唐突すぎて、そのあと出てくるアンジの
>重みも俄に信用できなくなってしまうんだ。
なるほど。勉強になります。
>いかにも作り物っぽい固有名詞を出してるから、読者が斜に構えて
日本など、実際の世界の未来を描いたら読者が斜に構えるだろうと思ってたのですが・・・。
完全に誤算です。
412 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/21(水) 13:44:43
>>408 ためになるアドバイスありがとうございます!
>>409-410 学校での勉強を思い出すとわかるが、一冊の教科書を読んでもその内容を
全部暗記できる人はあまりいない。
小説はなおさら勉強ではないので、読むほうは一字一句記憶しながら
読んでいるわけではない。伝えたい基本情報は誰が読んでもわかるように、
きちんと書くのが基本。
文章構造としては、主語を前に出す。
伝えたい情報は文章の前にもってくるということになる。
もっともミステリなんかでヒントを隠したい場合は別だけどね。
>架空の世界の話なので、世界観が掴めないゆえの要求なのは分かりますが、
>冒頭でそれらを一気に詰め込んだら、ウザくないですか?
>リズムもめちゃくちゃになりそうな気がします
君の場合はまだまだ初心者レベルなので、文章のリズムとかなんとかを考える
よりも、まず必要な情報をきちんと提示できるように心がけたほうがいい。
情報を並べて文章化して、リズムを整えるのが当たり前の技術なので、描写を入れると
リズムが〜というのはナンセンス。本末転倒な話。
情報については、冒頭に詰め込んでもウザイと思われないように、キャラを動か
しながら自然に書いていくわけね。
例えば駅のシーンにしても、主人公が電車に乗っていれば「どんな電車」なのか
描写できるじゃない。駅の様子も同じ。行きかう人々の服装や、風俗、そういうものを
主人公を動かしながら描写していけばウザクは感じないはず。
だから、主人公は何か目的をもっていたほうがいわけね。
主人公が目的に向かって動いているその過程で、世界観を演出すればいい。
構成がダメだってのはそういうこと。
投稿分は結構長いが、主人公の目的みたいなものがよくわからない。
特殊スキルもわからない。
キャラが立っていない、ドラマ性を感じないということは退屈なんだ。
>>406 悪いところは全部だね。
根本的に考え直した方がいいと思う。
まず神視点を選択した理由が、演出の問題ではなく、体言止めを使い文章のリズムを整えて
詩のようなちょっと「凝った文章」を書くためだと思われるが、こういう文章は本人が思ってるよりは
評価が低くなり、「下手な文章」に分類されるのでやめたほうがいい。
それにこの書き方だと長いものは書けないはず。
作品として仕上げる為には、最低でも50枚は必要になってくるので、その分量にたどり
着かない手法は、いくら捏ねても意味がない。
全般的に文章が下手なうえ、情報の順番が滅茶苦茶。
ようするに描写がデタラメってことね。
夜の真っ只中なら、女性の様子や周囲の状況は詳細にわからないはず。
少なくとも月明かりがある〜とか、そういう辻褄合わせは必要。
改善点としては、女性の視点で書き直すこと。
すると臨場感が出てくると思う。
体言止めの使い方もわかってくるんじゃないかな。
406をみてると、まあ、一理あるな。
文章が上手くなるまで人物視点で書いたほうがいいというのも……。
416 :
398:2008/05/21(水) 17:52:10
>>411 とくに未来ものだと、小物の問題は常に付きまとうね。昔のスペースオペラなんかが
21世紀に予想してた小道具を振り返ってみると色々面白い。人を世を支配するような
スーパーコンピュータが、紙テープで出力してたりするし。
まあ小説世界は虚構だから何を書いてもいいと言えばいいんだけど、ちょっとでも
リアリティを出そうと思うなら、その時代にないだろうものは避けるのが吉。出すにせよ、
変化の早いものは今のままの姿で出さない、とかね。
「雪消水」は仰るとおり、ちょっと古いんだ。なかなか味のある言葉だとは思うけど、
語の選択には意味、音、語感だけじゃなくて、周りとの調和も大事だから。
バタ臭いはごめん、ちょっと表現がよくなかった。アメリカとかの原色玩具にあるような、
えもいわれぬマスプロ感みたいなのを意図してました。
「二百人」だと「三桁」と余り変わらない。駅員さんでもない限り、電車に乗っている人を
人数で把握したりはしないよね。その学校には二百人の生徒が・・・・・・、とか、その中隊は
二百人編成で・・・・・・、というときの二百人と違って、この二百人は読み手のイメージと
直結しないんだよ。
老婆は伏線だとしても、今のままだと八百屋の前の大根みたいに無造作に
出しちゃってるから、そこはもうちょいさりげなさを追求してみませう。
リズムは文体の一部だから、それを無視して書き続けても決してあなたの文体は完成
しません。練習にならないから。文章のよしあしは総合的なもの。描写も小説内容の
進行を止める働きがあるから、加減への意識は常にあるべき。「減」も重要。
だからあなたが正しい。惑わされることはないよ。
全体的にはやっぱりね、もうすこし読者の迷いを減らす書き方をしたほうがいい。
アンジがホテルの部屋につくシーンにしても、なんかの宿だとは分かるけど、
「地上78階」までは、せいぜいアジアの中グレード未満の宿を想像したかなあ。
ハイグレードの宿で重量級のカバンを持ってるなら、ポーター出すとか検討したらどうだろう。
417 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/21(水) 17:56:01
>>414 ありがとうございます!
三人称はあまり使わない方がいいんですかね?
馬鹿な質問ですみません……
初心者なもので
418 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/21(水) 17:58:12
>>415 小説を書く経験が不足してるということですかね??
厳しいご指導よろしくお願い致します。
ねぇ、知ってる? リツコ、タケシ君と別れたんだって」
そう言うとレナはコーラを一気に飲み干した。
「えぇ、うっそー。なんでぇ? ・・・・・・ていうか、それ何時?」
驚いたトモカの声が深夜のガランとしたファミレスの店内に響き渡る。
「昨日よ。タケシ君、浮気してたんだって。しかも半年も前から。で、昨日リツコ、タケシ君の
家に呼び出されて、別れようっていきなり言われたんだってさ」
案の定トモカが自分の話に食いついてきたと見るや、レナは得意げな表情でそう言った。
今年高校を卒業したばかりの大学一年生、レナとトモカは彼女達の馴染みの溜まり場である
ファミレスで、いつものように身の回りの友人をネタに盛り上がっていた。
「もうお前のことは愛せない、なんてクサイこと言ったらしいのよそれが」
そう言うとレナはキャハハっと笑った。トモカはレナの話を夢中で聞き入っている。
「男ってホント馬鹿で身勝手な生き物よね」
今まで一度も男性と付き合ったことのない、いやまともに会話すらしたことのない
根暗でオタク趣味なトモカは妄想と見栄とでそう言った。
「で、すんなり別れたわけ?」
「いや、それはもうその場は一気に壮絶な修羅場と化して、マンションの隣の部屋の人が
警察に連絡するぐらいの大ゲンカになったらしいのよぉ」
「へえぇ・・・・・・でもさぁ・・・・あっ」
トモカの動きが止まり、顔が一瞬硬直した。
「いやぁ、お待たせー」
そう言って二人の前に現れたのは・・・・・・
420 :
419:2008/05/21(水) 18:49:21
訂正
× ねぇ、知ってる? リツコ、タケシ君と別れたんだって」
○ 「ねぇ、知ってる? リツコ、タケシ君と別れたんだって」
すみません・・・・・
技術的なことはよくわからんのだが
女の名前がいきなり3つも出るから、誰が誰やらでいったりきたりしたな
ちょっと読み進めれば大丈夫なんだろうけど
>>406 1行目。
背の高さ程に成長した草々をかき分け、半ば泣きながら必死に走る女性。
大事な1行目だし、こっちのほうが自然じゃないか、
そう気づけないようじゃ、まだ執筆段階ではないと思う。
体言止めは楽だし初心者は多用したがるが、我慢して使わないようにする。
2行目
恰好ばかり気にして無理矢理詰め込んでることに気づいていない。
刃物で切り裂かれ血に染まった着物姿……
こうやって続けるなら続ける、切るなら切る。
こんな調子でダラダラ状態だから、とりあえずひたすら読書しましょう。
読んだばかりの小説に感化されて『俺も書きたい』は結構な話だが、
自分で書いた一文を繰り返し声に出して読み、違和感にサラリと気づく力をつけるべき。
頭の中の映像が他人に伝わる文章として仕上がっているだろうか。
これに気づいた時に文章は必ず上達する筈です。頑張って下さい。
>>423みたいに完結してる作品に関しては文章技術以外の
内容部分も評価するの?
423ですが、どちらでもいいです。完結していますが表現や文体などを客観的に見てもらって、直したりしたいので。
面倒ですがよろしくお願いします!
>>417 まず人称と視点は別ね。
人物視点というのは、人物と一緒にカメラが動くということ。
これが基本ね。
一人称の場合は、視点主となる人物の内部にカメラがあって、その人物の見聞きした
情報だけで構成される。
三人称の人物視点の場合は、上の内部視点のほかに外部視点も使えるわけ。
背後霊のように、視点主の半径50センチくらいのとこにあるカメラも使える。
この外部カメラによって、視点主の外見や、行動を客観的に描写することができるわけ。
神視点というのは、カメラの持ち手(語り手)が登場人物ではないばあい。
>>406の場合は、作者が観察したもので、作者が語り手になっているよね?
こういうのは難しいので、
一人称でも三人称でもいいから、女性の視点で書くようにすると、いろいろ発見があると思う。
女性の目に何が写っているのか。
闇なのか、草むらは同見えるのか、何か目印があるのか。
斬られた部分は痛いのか、血が流れているのを感じるのか。
走りやすいのか、疲れているのか。
背後の声をどのように感じたのか。
逃げることができると思っているのか。無理だと思っているのか。
何を考えて、どういう勝算があって、反撃に出たのか。
そういうことを積み重ねていくと、文章も変わってくると思う。
>>416 丁寧なアドバイス、ありがとうございます。
考えてみれば、電車の乗客の人数も老婆についても、
無意識に手を抜いてしまっている部分でした。
手抜きはしっかりと伝わってしまうことを実感できたので、非常に感謝しています。
読者の迷いを減らす書き方をすることも含め、じっくりと練り直そうと思います。
本当にありがとうございました。
>>419 描写がないので、誰が誰やらさっぱりわからないし
誰の視点で書いてるのかもよくわからないね。
神視点なのかな?
小説の形になっていないので、視点主を決めて、人物視点で書き直すことかな。
それぞれどんな人物なのか。顔立ち、ファッション、特徴などを描写しないと
読むほうは理解できない。
>>423 古風な文体は好きでやっているのだろうし、まあ味もあるので、これでいいとして。
まず、空改行は最小限に。六行空けなぞは論外。
文章に細かな間違いも目立つ。
>僕の部屋には、一枚の絵がある。
「僕の部屋に」にすべき。
>その少女の目は、
前段で名前を出しているのだから「雪子の目は」のほうがいいだろう。
>そうすると私の悲しい気持ちは
なんでここだけ「私」?
>棄てられたところを物好きな夫婦から拾われ、
「物好きな夫婦に」
>雪子は、僕に物心がついた頃から
「僕に」は駄目。書くなら「僕が物心がついた頃から」だが「物心がついた頃から」だけでいい。
>ザアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・
こういう書き方は早く捨てたほうがいいよ。上達の妨げだから。
話自体は、大映ドラマ(←知らなかったらググってね)の王道のよう。
わざとベタを狙っているのかもしれないが、オリジナリティを出すことを少しは考えたらどうだろか。
>>423 文章以外の部分についてはスレ違いだろうけど、でも言わせて欲しい。
毒々しい背景と米粒のような文字サイズはどうにかするべき。
パッとページを開いたとき、たぶん九割の人は読むことを諦めると思う。俺は諦めた。
ああ、文字固定なんだなコレ
毒々しい背景は言いすぎだろw
シュウマイの包み紙みたいで変だけど
しかしまぁ、こんな悲惨なほど箸にも棒にもなモノによく親身に丁寧なレス付けるなぁ。
感心するわ。マジで。(いや、ホントマジでさ)
>>432 その悲惨な作品をいちいちチェックしに来る君にも感心するわ。マジな話。
自分のほうがマシだと満足して一日を終えてるんだろうな〜、どうせ。
>>398の律儀さに感動したんだよ。オレはw
この板でいろいろ読むけどこのSFもどきの酷さはちょっと別次元だぞ('A`)
治療不可というかさ。
・・・まぁ、そういうスレだもんな。失礼しますた。
他人の作品分析したり、他人の解説読むと勉強になるよ
下手な奴に限って文章のリズムとか言い出すんだよなw
その前にやることが山ほどあるだろって。
>>436 ほんとほんと
お前でさえリズムのリの字にすらたどりつけてないのにな
生意気だよな
他人のあら捜しは簡単だけど、自分のは難しい。
お互いに補完すればいいのさ。
そういう意味では酷評するのは誰でもいいと思う。
もっとたくさん酷評がほしいな。
結構的確な酷評も目に付くけど、実はプロだったりします?
正直におながいw
440 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/22(木) 12:14:11
プロがこんな掃き溜めに来るわけないだろw
おれも
>>398に感動したよ。このスレのレギュラー評者になってほしい。
442 :
1/2:2008/05/22(木) 16:59:42
初心者です。酷評をお願いいたします。
作品のイメージは、少し重たいSFライトノベルを書きたいです。
近未来をを表したくてオートモビルや、ICカードなどを出しました。
夕暮れ時、赤茶けた髪をした少女が路地の端にべったりと座っていた。
十代半ばから後半に見える。
何を見つめるでもなく、虚ろな瞳を瞬かせている。
通りがかる人が、薄汚れた服の少女をちらりと見ては、視線をはずす。
有名ブランドの柄をしたブラウスはもうぼろぼろだった。
少女を目立たせているのは、薄汚れた服でも、虚ろな瞳でもない。
顔半分に刻まれた醜い傷だ。
傷はまだ完治しておらず、中からピンク色の肉が見えていた。閉じら
れた片目の周りには赤いものがへばりついている。固まった血だ。
少女は立ち上がり、ふらついた足取りで路地を歩いていく。メイン
ストリートへと出ると、そこにはたくさんの人が歩いていた。会話を
しているカップルや、スーツ姿の男性、笑っている学生のグループ。
学生の近くにいる子供は、腕をを自動販売機にかざしジュースを買っている。
ICカードが腕に埋め込まれているのだろう。昨今では主流の購入方法だ。
少女は暗い顔で、人々の隙間を縫って道路へ向かって歩いていく。
早歩きをしていたスーツ姿の男性とぶつかった。
男性は不機嫌そうな表情で少女に舌打ちをする。
しかめっつらをした男性を、少女は緑色をした片目で見つめる。
男性は少女を見ると顔をしかめ、少女とぶつかった部分をはたきながら、
足早に立ち去っていった。
少女は思う。二日前の出来事から全てが逆転してしまった。手で男性と
ぶつかった肩に触れ、その後は何もなかったかのように歩き出す。
メインストリートの中央を割る道路。たまに四輪のオートモビルが通って
いる。少女はガードレールに手をついて、オートモビルを見つめた。
オートモビルは金持ちのための乗り物だ。ガスの排出を抑えるために開発
されたオートモビルは、製造コストが高く、その分単価も高い。
従来の安い品は環境汚染を防ぐために規制されたため、一般人とは縁の遠い物となった。
三日前ならばそれに乗ることもできたのにと、少女は思う。
443 :
2/2:2008/05/22(木) 17:00:28
正面から別のオートモビルが走ってくる。
ガードレールを乗り越え、オートモビルの走る道路の方へ向けて、足を一歩踏み出す。
オートモビルが急ブレーキを踏み、甲高い音が響き渡る。少女の前髪を
風がかきあげた。オートモビルは少女を少し通り過ぎた位置で静止する。
自分が止めた事を意に介さず、少女は再びガードレールを乗り越えて
メインストリートに紛れ込んだ。
道路には運転手のものと思しき怒号が響き渡った。
少女が死のうと思ったことは何度もある。全てここ二日の出来事だ。
少女はどうしても最後の一歩が踏み出せなかった。
路地に戻ると、先ほど座っていた場所に腰を下ろす。コンクリートで
できた冷たい地面に、思わず身体を震わせた。
少女はビルの壁に向かって拳を叩きつけた。壁には小さな赤い染みが残る。
そのまま石像のように動かなくなった少女。
中年の女が少女の前を通り、少女を横目で見る。
風が吹き、落ち葉が少女の前を飛んでいった。
少女の腹が小さくなり、空腹を訴える。
「寒い……おなか、すいたな」少女が口の中で呟いた。
三人称で少女に近い視点で書きたいのですが、少女自体を客観視するのはおかしいでしょうか
それと、少女の行動に「少女は」「少女が」など同じような言葉が
たくさん入ってしまっているのは、あまりよくないでしょうか。
元はお金持ち>転落をした少女の、可哀想な感じを書きたかったのですが、
押し付けがましいものになってそうです
冒頭からこれだったら引きますか?
死にたいと思いつつも踏み切れない感じが表したいです
それではよろしくお願いします。
とりあえずICカード埋め込むのは痛そうだから
ICチップやICタグにしとけ
>>442-443 シーンの切り方、つなげ方はできているので、少し練習すると普通に書けるようになると思う。
まず視点の問題だけど、少女を客観視するというのは、少女の心理になるべく入らずに
外側から描きたいということだと思うが、その手法自体は問題ないが、技術的に難しいので
やめたほうがいい。
というのは、客観描写を続ける為には語彙が豊富であることが要求される。でないと
少女の描写が同じ言葉の繰り返しとなり単調になりがちで、結局はシナリオのト書きのように
○○はナニナニをした。という行動の説明で終わってしまうから。
むしろ積極的に内面に入って、悩みや心情を語らせたほうが技術的にボロがでにくいし
読むほうもストーリーに入りやすい。
二つ目の主語の問題。これは答えがないんだ。
文法的には各文に主語があって問題ないので、少女が、少女が、と続いても構わないが
読む側としては非常にうざい。ということで、誰が読んでもわかるだろうと思う部分は、
作者の判断で削除したほうがいい。特に決まった法則などはない。
>>442-443 改善点なんだけど、
まず設定上名前があるキャラは、なるべく速く名前を明かすこと。
名前から出てくるイメージがありキャラが立ちやすいし、
主語の連呼の問題も少し解決すると思う。
ちょっと長めのカタカナネームで練習すると、書いているうちに連呼がおかしく感じてくるから。
あとは少女の内面に入って、心理描写を入れ、歩きながら過去の幸せな生活を思い出す
ようにすると、おもしろくなると思う。
初心者はどうでもいい情報を隠したがるが、大抵の情報はわかっていたほうが読者としては
おもしろいものなんだ。
あとは状況描写が弱いので、実際に街の風景を見たり、調べるなりして
ストリートならそれらしく見えるように。
車道があって、歩道があると思うんだ。時間帯によってはタクシーなんかが並んでいる
だろうし、繁華街ならデパートみたいな建物があるかもね。
壁面には大きな看板みたいなものがあったり、逆に小さな店が並んでいるような
場所なら、ショーウィンドが並んでいて展示されているものもあるかもしれない。
もちろん、レストランなんかもあるだろうし、おなかが空いていれば食べ物の匂いとか、
そういう部分に気持ちがいくんじゃないかな。
こんな感じでボロボロの服を着た少女が困っているシーンって萌えるだろ?
車に飛び込むのが速すぎ。
導入となりキャラを立てることのできるおいしいシーンなので、400字で10枚程度くらい
の分量にはなるはず。逆にそれくらい書けないと、一本仕上げるのも大変だと思う。
>>443 "少女が死のうと思ったことは何度もある。全てここ二日の出来事だ。"
==>"思ったこと"を"出来事"というのはヘン。
" 風が吹き、落ち葉が少女の前を飛んでいった。
少女の腹が小さくなり、空腹を訴える。
「寒い……おなか、すいたな」少女が口の中で呟いた。"
==>描写とセリフで情報がダブっている。
"三人称で少女に近い視点で書きたいのですが、少女自体を客観視するのはおかしいでしょうか"
==>別におかしくはないけど。
元はお金持ちの少女らしいけど、そもそもこの近未来の世界では"有名ブランド"なんて概念がまだ有効なのかな?
少し重たいSFライトノベルというのもなんだか……。
423です。
>>429 適格な訂正ありがとうございます!!大映ドラマ…言われてみるとそんな感じですね(^∨^;)
次からはもっと色々ひねってみることにします!ありがとうございました♪
>>430 昔使っていたブログを削除して投稿したのでその名残です;可愛いと思ってやった結果がこんなことにw申し訳ない!
>>431 フォローありがとうございます!!シュウマイ食べたくなってきました。
449 :
1/2:2008/05/22(木) 20:07:30
酷評お願いします。
気付けば視界一杯に広がる林檎の木に向かい、両手を大きく広げていた。
一体いつからそうしていたのか、緑の葉から漏れる光はもう夕暮れの色をしている。
それでも枝をしならせて生る林檎の実がどうしても1つ欲しくて、私は膝を深く曲げ、それから思い切り飛び上がった。
「あっ……」
手は空をきり、私はその場へと無様に尻餅をつく。
不貞腐れ、そのまま地べたに仰向けになる。
翳した手の平がやけに小さく見えて、私は訝しげに眉を顰めた。
「
450 :
2/2:2008/05/22(木) 20:08:19
[おい、ジュン」
ふいに名前を呼ばれ、眼鏡の若い男に顔を覗きこまれ、反射的に身を起こす。
「こんな所に寝転んで、何をやっているんだ?」
言葉とは裏腹に、ガラスの奥の目はは笑いを堪えている。
「林檎をもぎろうとして失敗をした。背中とお尻が痛い」
「この高さでは、お前にはまだ無理だろう」
次の瞬間、私は男の肩に担ぎ上げられていた。
手を伸ばせば届く距離になった赤い実を、一つもぎる。
「とれたか?」
「一つだけ。なあ、何個いる?」
「お前が欲しいだけでいい」
「なら、これでいい」
そう言うと、彼はゆっくりと身を屈め、私を肩から降ろす。
「……ありがとう」
「ああ。さあ、帰ろう」
林檎を持った私に笑いかけ、当然のように手をとり歩き出す。
私はその男の優しげな横顔が、誰かに似ているとぼんやり思った。
おかしな事もある。
彼は、私の実の父親ではないか。
大方その誰かこそ、父に似ているのだろう。
夕暮れに照らされた自身の影の小ささに再び違和感を覚えたけれど、それもすぐに消え、私は父に手をひかれ人通りの少ない田舎
道を家路についた。
切れていたの最後の行だけ目についた。
田舎道を家路についた?
なーんやそれっ!
ゴメソ
検索したらおkみたい
騒がせたね
本当におkなのか?
道の意味がだぶってて座りが悪い
自分もだぶってるように感じるのだが
「道を家路」で1000件近くもあればいたしかたないのかな、と
書き流しの文章ならとがめるほどではないが、小説の文章としてはよろしくないだろう。
「掛け声を掛けた」とか「返事を返した」のたぐいに近いような。
「家路」には道そのものに関する意味はないから、これを使った時点で
道について触れる可能性が排除されるのはナンセンス。セスナに乗ってたって
家路につくことはあるわけだ。だから文章としてはおかしくない。
ただ美しさという面では僅かに引っかかる。そこを気にするかどうか。
>>449-450 文章がこなれていないというか、ブツ切れなんだよね。
行動と描写がちぐはぐで、視点が狂い気味というか、文章がねじれてるというのか。
冒頭だけど
>気付けば視界一杯に広がる林檎の木に向かい、両手を大きく広げていた。
無意識のうちに勝手に手が動いたような書き方で、どちらかというと外部からみた書き方。
>一体いつからそうしていたのか、緑の葉から漏れる光はもう夕暮れの色をしている。
>それでも枝をしならせて生る林檎の実がどうしても1つ欲しくて、私は膝を深く曲げ、
>それから思い切り飛び上がった。
ここもそうだよね。
自分のことなんだから、いつから手を広げていたのかはわかるでしょう。
十分も手を上げてれば肩が痛くなるし。
「それでも」という接続もおかしいんじゃないかな。
>私は訝しげに眉を顰めた。
これもアウトかな。外側から描写してる感じになってるね。
自分ひとりしかいないんだから、訝しげにする必要はないよね。
視点を統一して、一つ一つのアクションをつなげていくとこんな感じかな。
リライトね
『視界一杯に広がるリンゴの樹に向かい、両手を大きく広げた。
緑色の葉から漏れる光は夕暮れの色をしていて、枝をしならせて生きるリンゴの実は、
赤々と輝やいている。ほのかな甘い香りにさそわれるように、私は膝を深く曲げ、
思いっきり飛び上がった。
「あっ……」
手は空をきり、私はその場へと無様に尻餅をついた。
面倒くさくなってそのまま地べたに仰向けになった。
再び、リンゴに向かって手を伸ばす。届かないリンゴを掴むように手を握る。
小さな手。私は眉をひそめた。
(なぜ眉をひそめたのか心理を描写する)』
>>456 yahoo辞書だが
1 わが家へ帰る道。「日暮れて―を急ぐ」
2 その家の方へ行く道。
ああ、道そのものってことか
だがそれは概念的な道であって
物理的な道ではないからセーフかもしれないが、
まぁ避けられるなら避けるべきではあるな。
家路は、家への帰り道という意味なので、すわりが悪いのは確かだわな。
一つの文章に詰め込みすぎなので文章をわけて、
『夕暮れに照らされた自身の影の小ささに再び違和感を覚えたけれど、それもすぐに消えた。
私は父に手をひかれ家路についた。人通りの少ない田舎道は、いつもと変らない穏やかな
空気に包まれていた』
とかすれば、違和感無く読めると思う。
我を忘れていたニュアンスをバッサリ捨てたリライトには笑わせて貰った。
>>449-450 >「あっ……」
萌えアニメの様な台詞で、これはラノベ? 自分、読まないから分からないのだけど。
感嘆を台詞にしたのは好みなんだろうし、平坦な文章に動きを与えて悪くはないが
その「あっ……」って言葉はどういう気持ちで言ったんだ? それがわからん。
地の文体、語り手(私)の目から見た光景は冷静なのだけど、思わず台詞を発するほどの
感情の動きが描かれてない。
一人称なのに心理が断絶的。それに台詞は男性的。ジュンのキャラがなんというか二次元的。
立体的ではない。年齢感もない。あるいは一人称の主人公が逆のような書かれ方。
人格が表現されてない一人称の文章。まるで三人称的。
そもそも、なぜ私は林檎の実る木の前にいたのか。
なぜ一方の男は『私』の名前を知っていて、もう一方の私にとって、『若い男』なのか?
呼び名も男、男、彼、男、彼。人称の流れが不徹底。
>大方その誰か
とは誰? わからない。こうした適当な文章の書き方は良くない。
『その誰か』と書いた以上は、その誰かは誰なのかに触れねばならない。
読み手に情報を与えるつもりもないなら余計な書かない。
これらのことから、適当に浮かんだ言葉をポンポンと書いているだけのように思えた。
そもそも思うに、感傷的な話は一般的な共感できる心の部分、人間味を如何に
漂わせるかなのであって、こういう萌えキャラ?には馴染まないと思うのだが。
むしろ教えて欲しいんだけど、ラノベ読者にドラマ性のない感傷的な雰囲気話のニーズって
あるもんなの?
463 :
449:2008/05/23(金) 01:16:09
レスありがとうございます。
田舎道を家路に〜は確かにつっかかりますね。
>>461さんの文章を見てそれだ!と思いました。
ありがとうございます。
>>457 訝しげにというのは本当に変でした。なおします。
>>462 参考にさせて頂きます。ありがとうございます。
あとニーズ云々はわかりません。すいません。
書きたいものを書いているだけなので……。
いわゆるラノベは中学生位までは読んでいたのですが、今は全く
手にとっていないのでその方面には疎いのです。
あっ……でもうわっでも良かったのですが、これはただ単に空中で
バランスを崩した時に思わず出た声です。
でも何だかそう言われてみれば、アッー!を思い出してしまうので
変えまますw
補足説明すると、タイムスリップものです。
このシーンは、期せずして過去に辿りついた主人公が、ぼんやりとした
違和感を感じつつも、過去の世界に取り込まれていくという感じを出した
かったのですが、思い切り失敗していますね。
>大方その誰か
の誰か、は現実世界で主人公が父親を投影している人物の事です。
駄文にアドバイスいただけて助かりました。
ありがとうございました。
ピピッ〜! フライング〜!
いや、まぁ気になるもんだろうよw
そもそも
>返レスは24時間以上あけて
なんて誰が決めたんだよ。おめーは神かボケ( ´,_ゝ`)
次からはその一文削除な。はい決まり。
別に義務でもないしね。
そうしないと、レスが少なくなるよ、というアドバイスに過ぎない。
もともとは朝型もいるし夜型もいるから
一日ぐらい経てば誰かしらレスくれると思われるので
気長に待ちな的な意味ではなかったのだろうかと推測する
ルールに固執し過ぎかもね
468 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/23(金) 09:24:06
469 :
442:2008/05/23(金) 13:53:26
24時間はたっていませんが、ひと段落したようなのでお礼をば。
>>444 お返事ありがとうございます。思わず噴出してしまいました。
確かにカードは痛そうですねw
>>445 嬉しいです、ありがとうございます。
この少女は恨みを動機に動く予定なんですけど、書こうと思ってるのが過剰な怒りなんですね。
少女主観になると押し付けがましくなりそうで怖いんですよね。
なんとか押し付けがましくならないように、頑張ってみます。
積極的に内面に入るということは、「私は〜〜をした」とか、一人称で書くということでしょうか?
470 :
442:2008/05/23(金) 14:07:40
>>446 お返事ありがとうございます。
名前をティアネリスに変更して練習中です。
名前を読んでくれる相手がまだまだ現れない場合は、いきなり「ティアネリスは〜〜をした」とか
人物名を書いても問題ないのでしょうか?
基本的に三人称で書いて、行をあけて一人称で内面に入る。みたいな書き方をしてみています。
情報は大まかにですが、どういう経緯で今に至ったのか判るように書いてみます。
あとは街の描写をがんばります。
文を増やすのは、描写を増やして文を増やすのでしょうか?
それともイベントの挿入か、はたまた両方か、無知ですみませんがご教授お願いできたら助かります。
質問を重ねてしまい申し訳ありません。ありがとうございました。
>>447 ありがとうごじあます。
確かに思ったことは出来事ではないですね。
情報のだぶりですか……よくやってしまうんですよね。
なるべく注意してみます。
概念としては有効だと思います。優れた物を身にまとって他人に差をつけるのは、今も昔も変わらないことですから。
ただ、疑問をもたれたということは、表記が周りから浮いていたのかもしれません。もっと似合う表現を探してみますね。
>>少し重たいSFライトノベルというのもなんだか……。
近未来で、文体が割りとしっかりしているものを書きたいのです。
例をあげて指摘していただいてわかりやすかったです。ありがとうございました。
>>470 キャラは最初からネームで表記しても問題ないよ。
>基本的に三人称で書いて、行をあけて一人称で内面に入る。
>みたいな書き方をしてみています。
それはウザイのでやめたほうがいい。
視点が固定されている場合、一行開けなどを行わなくても、地の文で内面描写
心理描写をしても構わないことになっている。
(この場合、作者の主観は書かないようにする)
>文を増やすのは、描写を増やして文を増やすのでしょうか
そういうことだね。
視点主となる人物の目線で、視覚的に見えるものを、
聞こえる音や温度や匂い、痛みや感触などの体感を交え、心理を加えながら
書いていくと小説らしくなってくる。
人物描写も同じ。
外見だけではなく、視点主が感じた印象みたいなものを加えるとわかりやすくなる。
>>471 >(この場合、作者の主観は書かないようにする)
これはどういうこと?
太郎は右の拳で花子を思いっきり殴った。花子は殴られた勢いで床に尻もちをつく。
そして太郎を睨みつけた。くそっ、絶対に許さないわよ! そして花子は太郎を殴り返した。
これはOK? だめ?
>>472 太郎は右の拳で花子を思いっきり殴った。(客観描写)
花子は殴られた勢いで床に尻もちをつく。 (客観描写)
そして太郎を睨みつけた。(客観描写)
くそっ、絶対に許さないわよ!(心理描写)
そして花子は太郎を殴り返した。(客観描写)
ということで問題なし。
客観描写というのは視覚的にわかる範囲の描写ね。
主観が入るというのは、例えば花子視点の場合
『太郎はモハメド・アリのように華麗なフットワークで右の拳を花子に叩き付けた。
花子は床にしりもちをつく。
夜叉のような形相で太郎を睨みつけた。
くそ! 絶対にゆるさないわよ!
花子は跳ね起きると、往年のキックボクサー沢村忠ばりの飛び膝蹴りを放った』
と書いた場合、
花子が「モハメドアリ」を知っているかどうか。
「沢村忠」とか「飛び膝蹴り」という単語を知っているかどうかによって変わってくる。
花子がそういう言葉をしらないであろう小学生などの設定なら、この文章は作者の主観(神の視点)で
書かれたことになるので、地の文が視点主(花子)の心理なのか、作者の主観なのかが
曖昧となりやすく視点が狂いやすくなる。
475 :
474:2008/05/23(金) 20:07:32
忘れてました。
ご指導よろしくです。
477 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/23(金) 22:21:33
ヨガー
>>449 雰囲気がよい。
技巧云々は他の人が言っているからおいておくとして、続きを読みたいと
思う数少ない文章のうちの一つであると思う。
頑張って下さい。
>>473 丁寧に解説してもらってとてもありがたいが、難しくて半分くらいしか理解
できないorz
「花子は跳ね起きると、往年のキックボクサー沢村忠ばりの飛び膝蹴りを放った」
という文章は、
もし、花子が格闘技やキックボクシングに全く無知な普通の小学生なら
この表現は作者の主観、勝手な決めつけで、
しかし、花子が実はアマチュアキックボクシングジュニアチャンピオン
のスーパー小学生だとしたら、
「花子は跳ね起きると、往年のキックボクサー沢村忠ばりの飛び膝蹴りを放った」
はある意味、客観描写といえる。
という理解でOK?
473じゃないけど、
花子が「格闘技やキックボクシングに全く無知な普通の小学生なら」
往年のキックボクサー沢村忠のことは当然知るわけないよね?
つまりそれを知っているのは書き手というか語り手のみなので
花子自身の主観的描写ではあり得ない。
つまり書き手=語り手≒神による(主観的な)描写である。
でも花子が格闘技に詳しければ、沢村を知ってるかも知れない
(というか「往年のキックボクサー沢村忠ばりの飛び膝蹴りを放った」と
描写した時点で、知っている)から、
例文は花子の一人称的描写といえる、ってことでは?
482 :
480:2008/05/24(土) 00:45:56
たぶんそうだね。480はちがうわ。
>>480 判断が微妙な部分もあって、かなり広いグレーゾーンはあるんだけど、
基本的にはその理解でいいと思う。
視点の知らない(であろう)言葉・表現はなるべく使わない。
特に「○○のように」という表現は要注意。
すくなくとも、そういう意識を持って書くと、視点の狂いは少なくなるはず。
例えば
「花子は跳ね起きると、往年のキックボクサー沢村忠ばりの飛び膝蹴りを放った」
という文章だけど、花子がキックボクシングのマニアななら、
主語を花子から『わたし』に入れ替えても意味は通じるよね。
『わたしは跳ね起きると、沢村忠のようにステップを踏み、飛び膝蹴りを放った』
とか。
これが普通の小学生だと、ちょとどころではなく違和感があると思う。
例外として、情景を「客観的に描写する場合」に、花とか建物などの固有名詞
なんかのうち常識的なものは、主人公が知らないであろうものでも、使ってかまわない。
例えば、
「花子は屈強な男達に、黒塗りのベンツEクラスに連れ込まれた」
とかね。
こういう場合は、花子がEクラスを知らなくても、客観的な視覚情報として、読者が常識的に
分かる範囲なのでOKなことになっている。
俺たちをこんなに悩ませるなんて、花子も罪な女だな
それはないな。黒塗りの高級車とか外車とか、そういう表現で良いだろ。
486 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 04:39:44
酷評お願いします。初めて文章を書いてみて、冒頭部だけ貼り付けたのですが、先を読みたくなるような内容でしょうか?
「ねえ」
「なんだい?」
「人は何のために生きてるんだろう?」
「なんだよ、いきなり」
「いや、たいしたことじゃないんだ。ふと思っただけだよ。君だって一度くらいそういったことを考えたことがあるだろ?」
「そういったことは僕が考えなくても遥か昔から偉い人たちが考えているさ。まだ太陽が青かったときくらい昔からね」
「太陽って昔青かったのかい?」
「・・・・・。ねえ、君は財布にいくら入ってる?」
「え?えーと、六千と五七九円だな。あとスロットのメダルが二枚。今月は負けこんでるなぁ。どうしよう」
「ねえ、僕らが生きている現代の世界は資本主義をベースに成り立っている。
僕らは金銭を得る対価として労働をしなければならない。
食事をするのにも金がかかる。女の子と寝ることだってお金がかかるんだ。
そんな世界に生きている僕らが何のために生きているかなんてわかると思うかい?
わかると言うやつがいたらそいつはとんだ嘘つきか、気まぐれでこの世に現れた神様だよ」
僕は答えた。
少し前のこと、大学のベンチで友人と話をしたことだった。4限のあと。赤い太陽が静かに西の地平線の下に帰っていこうとしていた。
「他人でなく、宗教でなく、自分をよりどころにして生きなさい」
祖父の一回忌のときに、住職がこう言った。僕は驚いた。
極楽浄土に行くことを目標として、仏に祈り、熱心に念仏を唱えるようなものだと思っていた坊主の口からこんな言葉が発せられたのだ。
とてもラディカルな他の宗教家が聞いたら、この住職は殺されるんじゃないだろうか?
僕はこの言葉を聞いたとき思わず笑ってしまった。一回忌で親戚中が坊主から有難い言葉を頂いている場面でだ。
僕が生きてきた二十年が、少なくとも僕自身に対して、この住職によって救われたこと、そして仏教の住職からこんな台詞が出てきたという皮肉から生まれた笑いだった。
なんだい?
村上ハルキとか好きじゃない?いや、ただなんとなくだが。
これが図書館で借りたり、店頭で帯を見たり
あらかじめお薦めされたりした本の冒頭ならもちろん読む。
でもたまたまネットで行きあった一文……とかだと微妙かな。
空行以降が冒頭なら読むかも。
とうていそれ、実生活の会話ではいわないだろ?っていう
長ゼリフが、個人的に嫌いなんだよね。
>>486 人生の意味など分からないと言っているのが僕かな? 最初の会話でどちらが僕の
セリフか分からない。
「人は何のために生きてるんだろう?」
友人のいきなりな問いかけに僕は面食らった。
「なんだよ、いきなり」
みたいにしたらどうだろう。
友人との会話が少し前のことで、祖父の一回忌はいつのことなんだ? 話が飛びすぎ
ているのでつながりを意識しよう。
文章自体は分かりやすいので、読者に伝えたいことだけでなく、伝えなければいけない
ことを意識すると物語りも分かりやすくなる。
>先を読みたくなるような内容でしょうか?
何もドラマがないので、この先どうなるんだろうとは思わない。
例えば、僕が住職に救われた件を描写してドラマを作ったらどうだろう。
個人的にはヘタだとおもう。文章はそこそこだが「人はなんのために(」とか登場人物にいわせちゃだめだろ。
読んだ人がためいきをつきながら自然にそう考えるような小説にするね俺なら。
492 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 12:15:29
>>486 ツッコむまでもないくらい陳腐で薄っぺらいけど、>486に書いてある部分だけならけっこう楽しく読めるよ。
密度の高さと突飛さが土台の安っぽさにうまく絡み付いてるような印象だ。
でもこれじゃ話が続けられないだろ。テンションダウンしたらたちどころに読者に放り投げられるし、
ダウンさせずに脈絡もないまま突っ走ってもなんじゃいこりゃあと捨てられる。
一体どんな話をつづきとして考えてるのかわからんけど、どんな話がつづいたとしても
俺はつまんないと感じられる自信がある。自信を持つようなことじゃないがな!
>>486 >食事をするのにも金がかかる。女の子と寝ることだってお金がかかるんだ。
初めは「金」と言っているのに後では「お金」となっているのはなんで?
何かしらの効果を狙ってのこと?
>僕は答えた。
少し前のこと、大学のベンチで友人と話をしたことだった。
会話文のあとにこう続いてるけど意味不明。このあとに続く文章と併せて考えても意味不明。
>祖父の一回忌のときに、住職がこう言った。僕は驚いた。
〜中略〜
僕はこの言葉を聞いたとき思わず笑ってしまった。
初めに『住職がこう言った。僕は驚いた』とあるのに、後で『聞いたとき思わず笑ってしまった』とはこれ如何に。
いや伝えたい心情の流れはわかるけど。
>僕が生きてきた二十年が、少なくとも僕自身に対して、この住職によって救われたこと、
意味はわかるけど相変わらず汲み取りずらい文章。
そもそもちゃんと推敲してるのかどうかと疑問符が浮かぶ。
現状では読者のことを考えていない独りよがりな文章になっていて続きが云々の話じゃないと思う。
冒頭部ということなので回想〜回想と続く構成については何も言わない。
494 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 13:14:35
>>5 結構面白い内容じゃないか。もう少し描写が優れていると傑作だと思う。
495 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 13:19:20
>>493 > 初めは「金」と言っているのに後では「お金」となっているのはなんで?
> 何かしらの効果を狙ってのこと?
これはさすがにわかるだろ。
世の世知辛さを語るのにはぶっきらぼうな言い方。
乱れた社会の風刺には皮肉を込めるために馬鹿丁寧な言い方。
センター試験の現代文問題のようなクソ易しくて明快なレトリックだ。
俺は作者じゃないよ。念のためw
496 :
493:2008/05/24(土) 13:27:13
>>495 いや、俺も初めはそう思ったんだけどさ
486の文章を読み進めていく内に
失礼だけど本当にそれが狙ってのことなのか疑問に感じたんだよ。
有り触れたストリーで考えることがあるね。
いろんな顔(読者)がある中で酷評は如何なものかな。
批評してる人の思い入れがあるようも見える。
>>486 一言でいうと書けない人のパターンかな。
投稿文では、セリフと心理描写しかなく、展開を見る限り、おそらくこういう部分しか
書けない人なのだと思う。
冒頭が回想になっているのも、人物描写や情景描写ができないからで、人物の表情とか
動きとか、そういう客観描写から逃れる為じゃないかな。
セリフを心理描写も、理屈をこねているだけで、これで100枚かけるなら芸になるかも
しれないが、この筆力だと長いものは書けないと思う
読んでないけど、中黒・・・・・使っている時点でアウト! 書けない人
おもしろけりゃ気にならんけどなぁ
等幅フォント使ってないと三点リーダと中黒3個の区別がつかん時がある
502 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 16:05:56
・・・・・・。
503 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 16:41:13
>>503 アドバイスを聞く意思がなく進歩がないから評価する意味もない。
よってスルー
505 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 17:25:10
>>474 486よりつまんなかった
書くだけ美しくなると思ってるかのようにくどくどと狙いの見えない描写ばっかりしたり
途中でわけわかんない話が入ってきたり古臭い言葉をいまさら使ってるわりに
言葉遣い以外に古めかしいものが見られなくて雰囲気に浸れるようなこともないし
コボちゃんの4コマ1本を10分じぃ〜っと眺めてるほうが頭に良さそうだよ
じゃ、またよろしくね!
507 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 18:12:23
時に、西暦200X年。
誰もが、恐れていた事態が勃発した。ユーラシア大陸の極東突端より東に位置する小国の内的パワーバランスが崩壊したのである…。
国家戦闘集団は、神の御名の下の海軍力を再編し、極めて特異なる特色を備えた部隊としてその名を地球全土に知らしめ 轟かせた。
史上最大の戦艦 一艘
同空母 七隻
以下同様に 総勢500隻・1万機から構成されるその部隊は いにしえの地方国司を束ねた伝統ある行列の如く 幽玄と 七つの海を
練り歩いた。
世界のひとびとは口々にささやいた
「沈黙の聖艦隊」 と。
508 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 18:20:50
一艘……
509 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 18:21:12
((゜ー゜*)ンダンダ((。_。*)マッダグ((゜-゜*)ソノトウリ((。_。*)ダンベェ
510 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 18:21:28
511 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 18:22:44
37 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/05/24(土) 17:45:54 ID:xENp6L0V
>>30 ,r-ー'/ yー-、 ヽ,
,r '" / / /~| l //ー-ヽl' |
/ l l /ヽ |`'^r'ー'r,-ー'""} l
/ | ,ハ ハ / l ィヘ l `ヾ,ー'/ ト,
l レソl ,l レ,r-=|,/=y,ハヘ| ,ト-ノ ヽ
| / /' ヽl ,'r-ーr_、、_, 'ヾ'' .,___ /// ,ハl
,/ ノT リ ` !-' ` /__`ヾミ,;/フ / '
/ イ {^<,l' i ' '}ソ')/  ̄/ハ/
/ ヽ,`' , ヽ ~ ・{ハリソ/
/ l / /\`i ' '" /
l ,l / \/'l丶 ー=ニ,r ,イ
ヽ/ハ/ , ノ l_、,,`rー┐ /| ヽ ブザマね
レ'ヘハ,,r'-''" l | /' / 〉
r'" / /`'- 、,__/ヘ /|,ノハ/
ヽ //l |ヘ/ ^'/ 〉 '
512 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 18:28:01
37 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/05/24(土) 17:45:54 ID:xENp6L0V
>>30 ,r-ー'/ yー-、 ヽ,
,r '" / / /~| l //ー-ヽl' |
/ l l /ヽ |`'^r'ー'r,-ー'""} l
/ | ,ハ ハ / l ィヘ l `ヾ,ー'/ ト,
l レソl ,l レ,r-=|,/=y,ハヘ| ,ト-ノ ヽ
| / /' ヽl ,'r-ーr_、、_, 'ヾ'' .,___ /// ,ハl
,/ ノT リ ` !-' ` /__`ヾミ,;/フ / '
/ イ {^<,l' i ' '}ソ')/  ̄/ハ/
/ ヽ,`' , ヽ ~ ・{ハリソ/
/ l / /\`i ' '" /
l ,l / \/'l丶 ー=ニ,r ,イ
ヽ/ハ/ , ノ l_、,,`rー┐ /| ヽ オバマね。
レ'ヘハ,,r'-''" l | /' / 〉
r'" / /`'- 、,__/ヘ /|,ノハ/
ヽ //l |ヘ/ ^'/ 〉 ' 説明はしないわよ。
513 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/24(土) 19:05:22
>>353 お前を構ってやってきたこれまでだったが
秋までとはお名残惜しい。くににけっても ログインするニダよ んさむ。
515 :
1/2:2008/05/25(日) 00:07:14
どこか夜の出来事。
外灯は眠けまなこに映るようにぼんやりしていた。それが蛇行した川原の遊歩道にそって点々と
橋脚辺りまで続いている。人気はなかった。時折風にのって車の路面をたんたんと叩く音が聞こえ
てくるくらい。雪景色の河川敷には灯りが見えた。どうやら人によるものらしかった。
灯りは一軒の家からもれていた。家といっても雪を積み上げてこしらえたかまくらからだった。
立派なものではなかったが表札までが掲げられている。そこへ人影が川岸の方から猫のように忍
び足で入っていく。入り口の辺で少しつまずいた。
「釣れたよ」
一家の父親は寒さで頬を赤くしていた。部屋の中央にはちゃぶ台が一つあるだけ。その上にも固
形燃料で暖められた鍋が一つ、まわりを母親と子供の二人が囲んでいた。父親の釣ってきた鯉が
二人のうやうやしい注目を集めた。昨日の残り物の野菜が微妙に暖かい鍋の中で漬物のようにし
なびている。泥臭いままの鯉が母親によりさばかれると子供は待ちきれず椀と箸をつかんだ。腹
がすいていたのだ。
「まだですよ、火が弱いからあと五分」
子供は一瞬キョトンとした後、じっと弱々しい火を睨んだ。
それから八分四十五秒後には鍋は空になった。そのほとんどを子供が食べた。父母は子供のふく
れた頬と腹を喜ばしげに眺めていた。
「ピカチュウ観ていい?」
父親は表に出て、国交省の立ち入り禁止と書かれた電光掲示板から引っぱってきたケーブルをテ
レビにつなぐ。あんまり無断で使うとばれてしまうという理由から一日二時間と決まっていた。子供
は画面に首を突っ込みそうなほど近づき五分に一回の割合で「ピッカー」と叫んだ。母親はちゃぶ
台をどかし布団を敷き始めた。父親はもう酔っぱらった。誰かが遠くでPerfumeの『ポリリズム』の
さびの部分だけをまるでぼろ家を吹き抜けていくすき間風の音みたいに延々と口ずさんでいた。
516 :
2/2:2008/05/25(日) 00:09:03
「ごめんくださいな」
玄関の莚をくぐって人が入ってきた。見られぬ男で頭に天使の輪のように蚊取り線香をつけている。
いうまでもなく家族は驚いた。かまくらの天井に線香の煙がドライアイスの煙のように溜まっていく。
父親がいった。
「警察ですか?」
見知らぬ男は侮蔑的な薄笑いを浮かべ頭上の天使の輪を指差し、「ハラショー」といった。その時、
誰もが最初くしゃみかと考えたが、違っていたようだ。男の様子を察した子供が、
「お父さん、これ警察じゃない」といってあげた。
もちろん母親は納得した表情をあらわしたが父親だけがまだ信じられないといった具合だった。
すると見知らぬ男は父親を威圧する眼光でたじろがせると一番奥まった一家の主の席に座った。
ゴミ捨て場から拾ってきた折りたたみ式の背もたれのあるやつで、この家にしてみれば立派なもの
ではあったが、よその家からすればやはりゴミであろうと思われるものだ。見知らぬ男は彼からし
てみても見知らぬ三人であるにもかかわらず一歩もひるむことはない。
「ここは暖かくなったらどうするんだ。かまくらなんて雨粒一つで一瞬に崩れてしまうんだぞ」
見知らぬ男はそう叫ぶと俺は未来永劫ずっとここの《家》の主だといわんばかりにふんぞり返った。
暇だから三語スレ用に書いたんだが長くなって捨ててしまおうと思ったがとりあえず(笑。
517 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 01:24:11
捨ててしまえばよかったね。文体は統一を欠き、焦点も定まっていない。
表札にはなんと書いてあったのかね?座椅子がそんなに大事かね?
>>515-516 視点に問題ありかな。
神視点の弊害が強く出ていて、誰の視点で進行しているのかがわからない。
冒頭から主観が入っているので、人物視点のように読めるんだよね。
それで、
>そこへ人影が川岸の方から猫のように忍び足で入っていく。
>入り口の辺で少しつまずいた。
>「釣れたよ」
>一家の父親は寒さで頬を赤くしていた。
「釣れたよ」の辺りで違和感がバリバリ出てくる。
このセリフが誰のものなのか曖昧。
人物Aがカマクラに入って、「釣れたよ」と言って、中にいた親父が頬を紅くしていた
と言う風に読める展開。
>「まだですよ、火が弱いからあと五分」
>子供は一瞬キョトンとした後、じっと弱々しい火を睨んだ。
ここも誰のセリフなのか曖昧。
神視点を使うと、こういう部分が適当になってしまうので、まず人物視点で書けるように
努力した方が言いと思う。この内容であれば、オヤジ視点でオヤジの心理をまじえて
筒井康隆っぽく書くとそれなりにおもしろいんじゃないかな。
520 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 06:15:07
おいおいwww一人称での心象進行を薦めてるよwww
>>519 俺はあんたが書いた平易な文章が読んでみたいな
文芸創作板で文学論戦わせたって意味ないでしょうよ
高尚な文学を読みたがってるお客さんは流山線の車両に一人いるかいないかだよ
みんな趣味として読書をしたいだけなんだからさ
522 :
505:2008/05/25(日) 07:41:37
>>521 >>474のも話は小難しくも高尚でもなくいたって平易だったぞ。
妙な辞書でも入れてるんだろうが、非常用的な漢字遣いをしてるから読みにくいだけだ。
そのうえで筋道をはっきりさせない話を書いてるってことは、創り出そうとしている目標そのものが
「わかりにくいもの」にすえられているのはほとんど間違いないだろう。
純粋に技術的なところを見てみても、
> ちょうど背中を掻き合う二人の気持ちになった。と、目に星が散るように閃いた。
のあたりなんて、読み手の心をくすぐろうと気取った表現をしているわりにしっくりくるようなところがないし、
> 〜〜ようやく得心がいった。(改行)一筆加えて落款を捺した。
では場面の移り変わりをスマートにコントロールできていない。
> 爪先にやっとでいるのに気付いた。
ここなんて日本語になっていない。ミスタイプか何かとも考えたがどう間違えたのかも想像できないな。
話のオチも、さんざ焦点当て続けてきた柿がじつは渋柿だったなんていう、ひねりも示唆もクソもない安っぽさ。
一体どこで楽しめっていうんだろうねこれで。
>>518 珍しくいい作品が来たのでひとこと。
ちなみにいい作品とは、起承転結がちゃんとできている、描写に意味がある、その他もろも
ろのことで印象批評ではない。
>そこへ人影が川岸の方から猫のように忍び足で入っていく。
>入り口の辺で少しつまずいた。
>「釣れたよ」
>一家の父親は寒さで頬を赤くしていた。
これはわざとだ。一家の主なのに忍び足で家に入るし入り口でつまずくんだなってことを
おや、と思わせるために、人影は誰だろう、と思わせる書きかたにしている。
>鍋が一つ、まわりを母親と子供の二人が囲んでいた。父親の釣ってきた鯉が
二人のうやうやしい注目を集めた
この文まで読めば人影=父親だと分かるし、君も分かったからこそ疑問を感じたはずだ。
そういうふうに作ってある。
>>517 表札で名乗る必要は全くない。父親は「父親」という役、子供は「子供」という役。こういう作品で
名前を出しちゃだめ。
座椅子=父親の威厳。超重要。
筆者は書き慣れているから、このスレでアドバイスをもらうレベルの書き手ではないと思う。
俺としては
> 固形燃料で暖められた鍋が一つ →温められた鍋
かなと思ったが、これもわざとかもしれない。
>>515-516 視点について話題になるかもしれないから書くと、この作品は成功した神視点。
前半、一貫してカメラはだれの内部視点にも、また誰の肩口にも置かれていない。
> 父親の釣ってきた鯉が二人のうやうやしい注目を集めた
> 父母は子供のふくれた頬と腹を喜ばしげに眺めていた。
後半、この部分だけ、カメラは家族の側に立ってちん入者を見た。家族の内部には不必要に入らない。
> いうまでもなく家族は驚いた
> その時、誰もが最初くしゃみかと考えたが、違っていたようだ
そのあとはまた外部視点に戻った。
> もちろん母親は納得した表情をあらわしたが父親だけがまだ信じられないといった具合だった
こういう作品を、視点の統一というのだ。
525 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 12:43:53
ラウンドワ〜ン! ファイト〜!
>>523 >筆者は書き慣れているから、このスレでアドバイスをもらうレベルの書き手ではないと思う。
ざっと読んだだけだが、これは間違い。
のののレベルが低いことだけはわかった。
527 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 12:50:08
ののののレベルが〜ですよ!
視点について「ののの」が正しいのか、間違ってるのか俺には分からん。
別館ででもいいから、じっくりやりあってくれ。
>>515-516 視点は問題なし。ってか俺は視点論者じゃないし。
登場人物の名称管理も問題なし。
「眠け眼」→「寝ぼけ眼」やね。
「蛇行した川原の遊歩道」→「蛇行した」のかけかたがまずい。
「車の路面を」→この「の」は間違いではないが、用法が古い。
「聞こえてくるくらい」→ここだけ語りが他の部分と比べてなれなれしい。
「家といっても〜からだった」→この「から」はちょっとくどい。
「その上にも固形燃料」→この「も」はいらん。
「玄関」→間違いではないが、かまくらの侘び住まいにふさわしいかどうか。
「警察ですか?」以降→読点打ちで手を抜いてないか?
「もちろん母親は」→この「もちろん」はちょっとキツイな。
「一歩もひるむことはない」→語感の問題だが、座ってからこの表現は
あまり上手いとは言えない。
「一瞬に崩れてしまうんだぞ」→この「に」もちょっと。ただ台詞だから
いいといえばいい。
ものとしてはナンセンス系だから、内容の整合性や小道具のリアリティに
ついてはとくに言わない。
530 :
505:2008/05/25(日) 15:16:30
>>515-516 読者の興をそぐ『暇だから〜〜』の一行が最悪に蛇足だがそれがなけりゃ結構おもしろい。
視点だの何だのは俺から見ても問題ない。
ふんぞり返って終わるラストが味わい深いのだから、見知らぬ男のいでたちや
途中でのふるまいはもっとずっとシンプルに象徴的・記号的であるほうが作品としてまとまりが出る。
そこが惜しい。
531 :
505:2008/05/25(日) 15:24:08
>>530は惜しいじゃなくて惜しまれるだった
ごめんちゃい
532 :
オーシャン ◆2xW3V5x..c :2008/05/25(日) 19:57:04
>>521 平坦な文章を書くのって、一番難しいんですよね……がんばります。
平坦ではなく平易だ
534 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 20:17:01
お願いします。
微かに、何かが割れる音がした。ヘットフォンを外し急いで部屋を出る。
視界に飛び込んできたのは床一面に飛び散ったビール瓶の欠片。その先には顔を赤らめ、ソファーにもたれ掛かる親父の姿。
唖然とする俺に気付くやいなや、酒買ってこい、と怒鳴り散らす始末。俺は返事をする事なく、逃げるように家を出た。
錆付いた鉄の階段を降りて歩き慣れた並木道を歩く。しばらく進むと、見覚えのある門が姿を表した。
中からは子供達の楽しそうな笑い声が聞こえてくる。見ると、数人の幼児が砂場で遊んでいた。
付き添いの親もいないし、近所の子供かな、なんて思いながら近くにあるベンチに腰を掛け、そして俯いた。
こうしてこのベンチに座るのは何度目だろう?ふと、思い考えた。答えは出なかったが、常連なのは確かだろう。
親父が慣れない酒を飲んで暴れ出すようになってから、いつもこの公園で時間を潰して酔いが冷めるのを待っていた。
酒が抜ければ至って普通のどこにでもいるような、ちょっと優しめのお父さんって感じなのだが、酒が入るとこうも変わってしまうものなのか。
手の甲に浮かぶ紫色の痣を見て、ぎゅっと奥歯を食い縛った。
535 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 20:28:52
小説になってない。以上
>>534 なんか場面がワープしてるような
部屋から出た直後に、親父がソファーにいるみたい。廊下はない?
リビングには床一面に飛び散ったビール瓶の欠片。みたいにまず場所を提示してほしい
公園も独白読むまで、門があるってことは幼稚園かなにか?って思ってた
しかも、覗いてるだけで中に入った描写がないのに、公園のベンチに腰掛けてて混乱した
>>518>>523-524>>526>>529>>530 貴重な時間をさいてコメントくださった方々ありがとうございます。
まず自分の最後のコメント、『暇だから〜』で気分を害されたかた、すいません。
でもこれわざとで、自分をある程度どのような人物であるかというニュアンスをつけ加えたかった
からあえて書いただけです。2ちゃんねるで暇つぶししている程度の人物という意味で。
で、僕が2ちゃんねるに書き込む場合、あくまで2ちゃんねる的な文章を書きます。つまりインター
ネットの掲示板の手軽さ的に楽しめるという意味での構成を目ざすわけです。そして、僕の書き込
みに良い印象をもってくださった方がこの広い世の中に偶然でもいらっしゃったことは素直に嬉しく
思いました。それから一つ、漢字は単に間違いというか、気にしてませんでした(笑。
またどこかで書き込んだときはよろしくお願いします。
538 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 22:09:55
失せろクズ。お前無能だよ
540 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 22:16:24
ニート乙。まともな労働者をお前と一緒にしないでね。
後から解説するぐらいなら、初めから礼儀正しくすればいいやん
もしくは最後まで2ちゃん的に振舞え
>>534 描写ができていないので、シーンが飛びがち。
例えば冒頭にしても、主人公が部屋でどういう体勢でいたのか。
目には何が映っているのか。どんな音楽を聴いていたのか。
ベッドで寝転びながら、クラッシクを聴いているとか、Jポップを聴いているとか
天井を眺めているとか、あるいはパソコンで何かしながらとか、いろいろあるはず。
そういう部分を描写して、主人公の人となりを感じさせるとかね。
オヤジの描写もないし、リビングの描写もない。
>床一面に飛び散ったビール瓶の欠片
香港映画では松ヤニをビール瓶の形にしているので、割れると破片が飛び散るが
本当のビール瓶はなかなか割れないものなんだ。
>錆付いた鉄の階段を降りて歩き慣れた並木道を歩く。
外はどんな雰囲気なの?
天候や時間、街の様子。主人公の心理、いろいろ書くことはあると思う。
>しばらく進むと、見覚えのある門が姿を表した。
具体的にどういう門なの?
何の門なの?
読むほうは「見覚えがない」のでちゃんと描写しないと。
公園の中に入ったなら、そういう描写をする。
ベンチでの心理描写も違和感あり。
いつものことなら、
>酒が入るとこうも変わってしまうものなのか。
とは思わないでしょう。
変ってしまうことは既に知っているんだから。
543 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 22:28:52
「800字やそこらのサイズなのに重要でないことは書くなよ、
この無能」ですむ話。
544 :
◆xF/Vwed5xI :2008/05/25(日) 22:32:12
天才のおれがリライトしてやった
>>534 親父はやし酒飲みだった。
おわり
つまんね
546 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 23:07:20
>>544 産業にしてみろよニート。
この件に関してはお前のほうがまだ見どころがありそうだぞニート。
がんばれよニート。
相手を罵る際は、自分が言われて痛い言葉を選ぶから
同時に自分の弱点を晒すことになる
548 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 23:48:53
>>534 まあ文章としてはこれくらいじゃないの
>>542のように何でもかんでも描写や説明はしないほうがいいと思うけど。
ただ描写すべき箇所が違うかもしれない
「錆付いた鉄の階段を降りて歩き慣れた並木道を歩く。しばらく進むと、見覚えのある門が姿を表した。」という
文章は不要だと思った
ニートは喧嘩せず。
仲間同士仲良くやりましょうよ
550 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/25(日) 23:50:51
>>548 その不要な文と不要じゃない文はどうやって決めたらいいんだろう?
何でもかんでも描写したらうざいよね
かといって描写少ないと情景がわかんないし
誰かおしえてくり
読者の興味が向くものを見極めて描写すればいいんじゃね?
その興味向くか向かないか、伝えなきゃいけない情報かどうかの線引きが難しくね?
>>548の例だと、
>「錆付いた鉄の階段を降りて歩き慣れた並木道を歩く。しばらく進むと、見覚えのある門が姿を表した。」という
文章は不要だと思った
ってなってるけど、逆に公園に入った描写や、廊下を通る描写は必要だって人もいるし。
廊下を通る描写もいらなくね?
公園に入るのが要るのはわかるんだけど。
>>550 冒頭シーンと主人公のキャラ。初登場の人物。
これについては描写の必要あり。
また、時間や場所がわかるような描写も必要。
場面転換をした場合、それがつなぎのシーンではなく、そこで人物が何らかの
アクションを起こすならば、簡素で構わないのでどういう場所なのか描写を入れる必要がある。
描写というのは必ずしも長々と書く必要はないことに留意。
場合によっては一言二言でも十分な効果が期待できる。
ここまでは基本。
あとは心理を表現する為に、あえて風景描写を入れてみたり、心理描写を入れたり
というあたりは書き手の判断になる。
>>552 横レスだけどね
>錆付いた鉄の階段を降りて歩き慣れた並木道を歩く。
>しばらく進むと、見覚えのある門が姿を表した。
このシーンは公園までの「つなぎのシーン」なので、なければなくても構わない。
だが、投稿文では世界観についての説明がないので、このつなぎのシーンで
季節や時間、時代などがわかるような描写を入れたほうがスマート。
『並木道を歩き、いつものように公園に向かった〜』
見たいな感じで、つなぎを飛ばして公園で世界観を描写しても構わないが
歩きながらのほうが、描写の対象が沢山あるので、書きやすいはず。
ありがとうございます
ついでに、ちょっと前の花子の話題も教えて欲しいです
例えば、地の文でも花子が知らないような言葉を使ってはいけない、ってあったじゃないですか。
「まるでモハメド・アリのようだ」とか。
単語も花子が知らないようなものは使ってはいけないんでしょうか?
風格とか、真紅の○○とかですね。
>>555 使っていいよ。
2ちゃんねるではデタラメをもっともらしく触れ回るやつがいるから気をつけな。
>>555 人名とか固有名詞だと違和感あるね
普通名詞や形容詞は気にならん
冒頭です。お願いします。
その電話が掛かってきたのは深夜の1時を過ぎた頃だった。鳴ったのは携帯電話ではな
くて、備え付けの電話機だった。電話機は枕元に置かれていて、普段余り鳴らない電子音
が耳のすぐ近くで響いた。こんな時間に誰だろうと思いながら、多少の心当たりもあった
ので、僕は眠たい目を擦りながら身体を起こして受話器を取った。受話器の向こうの人物
は、ぐずぐずとした鼻声で「もしもし」と言った。その声を聞き、僕はやっぱりかと思っ
た。やっぱり佳奈だった。そして彼女が涙声で話す内容も、予想通りのものだった。僕は
とりあえず彼女の家の近くにある喫茶店で待ち合わせをして、電話の切れる音を待ってか
ら受話器を置いた。
僕はジーンズにティーシャツ一枚という服装に着替え、財布をポケットに押し込み車に
乗り込む。佳奈はきっと僕よりも早く店に着く。そしてありきたりの文句を僕に浴びせる。
僕はアクセルを踏み込み、静かな夜に車を加速させた。 僕と佳奈は大学で同級生だった。
そして、言ってみれば仲の良い友人同士という関係だった。僕たちが知り合ったのは一年
生の時で、きっかけはサークルだった。そのサークルは「喫茶店研究会」という微笑まし
い名前を持っていた。主な活動は長い休みに全国の喫茶店を渡り歩くことで、僕は4年の
間に結構な数の店を知ることができた。それは大学で学んだ役に立つ知識として今でも僕
の頭の中にあり、これから行く深夜営業の珍しい喫茶店もその知識の内の一つだった。僕
は落着いた照明の照らす店内でムスッとしている佳奈の姿を思い浮かべる。きっと一番奥
の窓際の席で、右の肘を付き手のひらで頭を支えながら外を眺めているだろう。時折思い
出したように、汗を掻いたコップから伸びたストローでアイスコーヒーを飲むだろう。け
れど彼女は泣いていない。彼女は人前では決して泣かないのだ。そして、恐らく一人でい
ても泣くことは無い。僕は、彼女が僕の前では泣くということを、今でもとても嬉しく感じる。
559 :
1/3:2008/05/26(月) 01:21:52
ノベライズで練習してみました。
伝わらない所もあるし、表現は未熟だと思いますが酷評お願いします。
あかりは碁盤をまじまじと見つめ、少々瞳を大きくした。
「あ……これ知ってる」
少し得意げな顔であかりは言う。
「五目並べする台でしょ」
「バーカ、囲碁だよ。碁盤とかいうやつだ」
ヒカルもあまり詳しくは知らないが、あかり相手だとついつい知ったかぶりをしてしまう。
なぜかは知らないが、あかりに弱みを見せたくはないのだ。
「かなり古そうだな。じいちゃんが昔使ってたやつかな? 今はお宝ブーム。こりゃ高値で売れるぞ」
ついつい口元が笑んでしまう。
そこへあかりがとがめるような口調で水をさした。
「いいの? 勝手にそんなことして……」
「いーのいーの」
中腰であかりがこちらを見ていたが、振り返らずに碁盤を拭く。ホコリやおごれた落ちた部分は、
木独特のつやが出てきた。だがしかし、いくつか落ちない汚れがある。ごしごしと拭きながらあかりに話しかける。
「こないだ社会のテストで八点しかとれなくて、こづかい止められてんだ」
だがしかし、この碁盤さえ手に入ればそんなことは些細なことだ。
あかりは、八点……とつぶやきながら、ため息をついた。
「それにしても全然落ちないぞ、この汚れ」
ヒカルがそう言うと、あかりは首をかしげた。
「? 汚れてなんかないよ。キレイじゃない」
「えーーー!? きたねーよ」
何処を見ているのだろう。こんなにも汚れが残っているのに。
仕方なくヒカルは、汚れている場所を指差した。
「見ろよ。ここに血のアトみたいなのが点々と……」
しかし、それでもあかりは微妙な表情のまま碁盤を見つめる。
「どこ?」
汚れをもう一度指で指す。
「ここ」
560 :
2/3:2008/05/26(月) 01:23:05
「どこぉ!?」
「ここだってば!!」
いつまでも理解しないあかりに、ついつい声を荒げてしまう。
そのとき、何処からともなく聞き覚えのない声が聞こえた。
『見えるのですか?』
「だからさっきからそう言って……!」
『私の声が聞こえるのですか?』
「へ?」
聞き覚えのない声にしばし呆然としてしまう。
『私の声が聞こえるのですね』
幻聴かと思い、つい無言で天井を見上げてしまう。
あかりはまだ、眉間にしわを寄せて碁盤を見つめている。そのまま顔をあげて口を開く。
「やっぱりそんなアトなんて…」
その直後、ヒカルは不意に立ち上がった。汗がヒカルの顔を流れる。
「あかり、この蔵の中に誰かいるぞ……」
天井や後ろ、タンスの陰などを見渡す。
「だれだ? じーちゃんか? かくれてないで出て来い!」
そんなヒカルを見てあかりは不安そうな顔で立ち上がった。
「やだぁ! なによヒカル。変なこと言わないでよ!わ、わたし帰るよ!」
そういってあかりは、一階へと続く階段を降りていった。
聞き覚えのない声がまたヒカルの頭に響く。
『いた』
つい口をあけて、目を見開いてしまう。
『いた』
『あまねく神よ、感謝します』
もしかしてじいちゃんじゃない? 幽霊なのか? 背筋が震える。この蔵はやばい。振り返って逃げようとする。
振り返ると碁盤の上には白い幽霊がいた。幽霊は扇子を持ち、烏帽子をかぶり、
白い時代が買った服をきていた。まるで女と見まごうような美しい顔をしている。
561 :
3/3:2008/05/26(月) 01:23:27
「出っ……!」
幽霊がヒカルを見た。
『私は今一度……今一度……現世に戻る――』
幽霊がこちらへ歩いてくるイメージ。辺りに紙ふぶきが舞うようなイメージ。俺の頭の中は真っ白になっていった……。
どたんと、ヒカルが倒れる大きな音が響いた。
遠くであかりの声が聞こえる。
「ヒカル? どーしたの、ヒカル!?」
あかりは階段を上がってきて、倒れているヒカルを見て息を呑むと悲鳴を上げた。
「ヒカルが倒れてる! おじーちゃん! ヒカルが大変だよーーーーーっ!」
その声を遠くに聞きながら、頭の中に語りかけた。
(誰だ、お前……今、俺の意識の中に……!?)
『はい、貴方の意識の中に……』
(意……識……)
ヒカルの意識は深い闇の中へ落ちていった。
>>548 >>534 についてだけど、たとえば冒頭の違和感は
> 急いで部屋を出る。
と作者自身が書いちゃったから、部屋を出たらどこに出るんだ? という疑問がわく。
音楽を聴いているあいだ親父の様子に気づかなかったのだから、親父とは別室にいたんだということもあるけどね。
部屋を出ると書いたからには主人公には出口と、その先が見えていないといけない。
それを描写すればいいのよ。床やソファーについてもそうで、床の破片やソファーが見えているなら
親父のいる部屋がどんなところかがもっと詳細に見える。
ここで勘違いしないでほしいのは、頭のなかで空想のモデルルームみたいなのを思いうかべて
「部屋を出たなら廊下がある『はずだ』から、廊下を進んで、つぎの部屋への扉を開けて」
とやらないこと。ありがちなモデルルーム、あるいはそれってどんなダンジョンだよ! と白けるような
日本家屋らしくない家ができあがってしまう。
(ちなみに2LDKの我が家は部屋と部屋のあいだがふすまで仕切られている)
逆に主人公が絶対見ないことを書かないためにも、リアルに攻めてみることをお勧めする。
あとは、このままだと内容が少なくて
>>544の言うとおりになってしまうから、
>>542>>553>>554がいいんじゃね?
>>555 >単語も花子が知らないようなものは使ってはいけないんでしょうか?
>風格とか、真紅の○○とかですね。
客観的、視覚的にわかるもので、読者が理解できるであろう表現ならOK。
風格漂う〜とかは主観的判断なので微妙だけど、「真紅の炎」とかは問題なし。
「紺碧の海」とかね。
一番いいのは子供とか、池沼とかを視点主にしないことだね。
ものを知らないキャラを視点主にする場合は、割り切って神視点を使ったほうが書きやすい。
>>558 これはダメだな。
まず主人公が存在する時間軸が曖昧。
>その電話が掛かってきたのは深夜の1時を過ぎた頃だった。
過去形で回想してる書き方なんだよね。
次の文章で電話の位置とかの説明に入るので、やはり過去を振り返っている
ようにしか読めない。
主人公がどこにいるのかわからないような書き方はしないこと。
数行で場面が変わり、車のシーンに入るが客観描写はなく、加奈の回想に
入って、未来の予測にはいっちゃうんだよな。
冒頭が数行で終わるというのは構成的にはあまりよくない。
というか部屋の描写もないし、主人公のキャラが立っているわけでもないので
電話のシーンから始める必然性はないと思う。
未来の予測のシーンがどういう意味を持つのかは、先を読まないとわからないが
おそらく大した意味はないものと思うので、新しく書き直したほうがいいんじゃないかな。
電話の直後に家出たのかわかんなくて、読んでてすわりが悪かったな
深夜の待ち合わせなのに、主人公の対応が普通すぎた
静かな夜と書いてあるから、やっぱり深夜?店やってんの?別の日?ってなって
深夜営業の喫茶店の字を見つけるまで、すごくもやもやした
>>559-561 よく知らないんだけど原作は「ヒカルの碁」とかいう奴かな。
漫画や映画は神視点なので、そのままノベライスすると滅茶苦茶になりがちなので
特定のキャラ(主人公だわな)の視点で書くといいよ。
そのキャラがいない場所での出来事は書かない。するとかなり上達すると思う。
投稿分は神視点の悪い部分が強調されている例かな。
まず、視点主(作者)の主観と、ヒカルの内面(主観)の両方が、明確な区別なく
地の文に現れているので、非常に読み難い。
セリフごとに描写を挟むのも非常にウザイ。
それと視点の狂いが何箇所かあるね。
主語を意識したほうがいい。
例えばここ。
>中腰であかりがこちらを見ていたが、振り返らずに碁盤を拭く。
三人称で書く場合は、(人物視点でも神視点でも)主人公の行動描写は、
外部視点で客観的に見た感じでなければならない。
よって
『中腰であかりはヒカルを見ていたが、ヒカルは振り返らずに碁盤を拭く』
という感じになるはず。
神視点の場合は、極力主語を省略しないこと。
原作見てないけど、投稿文を参考に三人称のヒカル視点で書くとこんな感じかな。
人物描写は省略で。
薄暗い蔵の中、畳の上には埃をかぶった箪笥や並んでいる。
やや湿気をはらんだかび臭い空気の匂いをかき分けるように入っていくと、それはあった。
天窓から差し込む光に照らされた、四角い木の塊。
あかりは得意げに口を開いた。
「あ……これ知ってる。五目並べする台でしょ?」
「バーカ、囲碁だよ。碁盤とかいうやつだ」
ヒカルは膝を曲げ目を細め、丹念に碁盤を確認し始める。
「かなり古そうだな。じいちゃんが昔使ってたやつかな? 今はお宝ブーム。こりゃ高値で売れるぞ」
「いいの? 勝手にそんなことして……」
「いーのいーの」
ヒカルは息を吹きかけ、もってきた雑巾で熱心に碁盤を磨き始めた。
いくらで売れるのか。5000円ってことはないだろう。1万円、もしかしたら10万円とかになるかも。
算段をしていると自然に口元がゆるむ。
視線を感じて顔をあげると、あかりは腕を組み咎めるような表情をしていた。
ヒカルはすぐに視線を碁盤に落とすと、言い訳するように呟いた。
「こないだ社会のテストで八点しかとれなくて、こづかい止められてんだ」
「 八点……」
あかりのため息が聞こえた。
ともかく先立つものがなければなんともならない。お金がないのは首がないのと一緒。この碁盤が
高値で売れればすべてが解決するのだ。ホコリを落とすと木独特のつやが出てきた。なかなか風格
がある。だがしかし、シミになってるのかこすってもこすっても消えない汚れがある。
「それにしても全然落ちないな」
「汚れてなんかないよ。キレイじゃない」
あかりがあきれたように首をかしげた。
「えーーー!? きたねーよ。見ろよ。ここに血のアトみたいなのが点々と……」
ヒカルは汚れを指差す。あかりは碁盤を覗き込む。
「どこ?」
「ここ」
「どこぉ!?」
「ここだってば!!」
ヒカルは声を荒げた。
その時――
何処からともなく聞き覚えのない声が聞こえた
「見えるのですか?」
「だからそう言って……」
何気なく途中まで答えると、ヒカルは驚きの表情で辺りを見渡した。
誰?
「私の声が聞こえるのですか?」
「へ?」
やさしそうな男の声だ。あかりは眉間のしわを寄せ碁盤に見入っている。あかりの声じゃない。
幻聴か?
ヒカルは顔をひきつらせながら天井を仰ぐ。
「私の声が聞こえるのですね」
>>558 >鳴ったのは携帯電話ではなくて、備え付けの電話機だった
仲の良い友人なのに、固定電話にかけるのは不自然だ。
>僕はジーンズにティーシャツ一枚という服装に着替え、財布をポケットに押し込み車に
>乗り込む。
>佳奈はきっと僕よりも早く店に着く。そしてありきたりの文句を僕に浴びせる。
>僕はアクセルを踏み込み、静かな夜に車を加速させた。
このままだと、車の描写の間に佳奈の描写が割り込んだ印象にならないかな?
加奈を待たせないため車を加速させたとはっきりさせた方がいいと思う。
文章は分かりやすい。
電話で起こされて車で喫茶店へ行く場面で加奈の回想しかないのならば、喫茶店で加奈の
愚痴を聞く場面から始めて、回想に入ると無駄な場面をなくせる。
>>559 マンガを読んだことがあるので、勝手に脳内補完しているのかもしれないが、誰が何を
しているのかは分かりやすい。時間や場所、ヒカルやあかりの年齢や職業などがないのは
練習のためとわざとと解釈している。
台詞の度に「ヒカルは言った」「あかりは言った」だとリズムが悪くなるけれど、
>>559は
描写がつながっているので、特に気にならなかったな。
>>556 >2ちゃんねるではデタラメをもっともらしく触れ回るやつがいるから気をつけな。
と、2ちゃんねるで触れ回るやつのいうことをあなたは信じますか?
572 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 12:55:40
リライトです。導入部分です。お願いします。
<1/4>
「探検」をしていた頃、わたしは背の低い、痩せっぽちな10才の子どもだった。そし
て学校は、この上なく窮屈な場所だった。窮屈で、息が詰まってしまう。何時からそうだ
ったのかは忘れたけれど、あの頃には、学校は頑張って通うものなのだと思っていた。毎
日潜水に挑むような気持ちでわたしは学校に通った。朝大きく息を吸い込んでから、真っ
赤なランドセルを肩に背負い、行ってきますを言う。そうして水の中に潜り、次に水面に
顔が出るまでの間、なるべく長く息が続くように我慢をする。休み時間の度に浮き上がり、
小さく息継ぎをして、また沈んでいく。下校の時間までそれは続いた。帰りの会が終わり、
昇降口で靴を履き、校門の外に出たところで、ようやくわたしは向こう岸に辿りつく。そ
してしばらくの間休憩すると、また同じように息を吸い込み、水に潜っていく。わたしは
何故かしなければならなかった潜水を、疑問も感じないで、毎日どうにかこなしていた。
算数の時間、国語の時間、社会の時間、理科の時間、わたしは自分の席でじいっと息を
顰めていた。先生が出す問題に、仲の良い友達も仲の良くない友達も、クラスのほとんど
の人が手を挙げる。わたしは、止せばいいのにと思う。手を挙げなければ先生も問題を出
さないのに。それでもわたしはきちんと黒板の文字をノートに写した。先生に指されたと
きにはちゃんと答えた。それが息をもたせるやり方だった。
体育の時間は教室の時間よりもっと嫌いだった。駆けっこは遅いし、鉄棒は上手く回れ
ないし、その上じいっと息を顰めていることも出来ないのだ。けれども体育が嫌だったの
は駆けっこや鉄棒のせいだけでは無かった。わたしは自分と皆の頭に乗っかっているゴム
紐のついた帽子や、白く清潔な名前入りの体操服や、緑色のハーフパンツのことが何より
嫌だったのだ。わたしたちの学年は紫色の帽子だった。皆が同じ様にそれを被り、同じ様
に体操服を着て、同じ様に鉄棒に掴まる。良く晴れた爽やかな日なんかには、わたしは絶
望的な気分になった。どうしてこんなに良い天気の日に、皆が同じ様につまらないことを
するのだろう。わたしは帽子をよく家に忘れた。
573 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 12:56:17
<2/4>
給食は体育と似ていた。どうして三十人もの子どもたちが、同じ様に白い割烹着を着せ
られて、同じ様に「いただきます」や「ごちそうさま」を言わされるのかがよく分からな
かった。割烹着を着ていない先生を恨めしいと思った。クリーム色のプラスチックにのせ
られた食べ物はどれもがダルそうな色をしていたので、わたしは大好きなイチゴやメロン
が給食に出ないように祈った。イチゴやメロンが出た日には、悔しい気持ちでいつもより
早く給食を食べた。机を向かい合わせてお喋りをするのは楽しかった。割烹着を着ないで
よくて、食器がプラスチックじゃなければ給食は好きなのにと思った。
掃除は一生懸命にやっていた。教室でも、廊下でも、トイレでも、やればやるほどきれ
いになるのが楽しかった。箒で大きなゴミを履いた後に、雑巾で隅から隅までごしごしと
拭く。トイレの場合は、掃除用具を使って丹念に磨いた。先生はそんなわたしを見て褒め
た。「あなたはお掃除が好きなのね」と言った。わたしは半分嬉しく、半分苦いような気持
ちで、ムスッとしながら便器を磨くのを続けた。しかし、どんなに頑張っても直ぐに汚れ
てしまうので、やがて掃除も好きじゃなくなった。
574 :
>>317-319:2008/05/26(月) 12:57:03
<3/4>
窮屈な学校の中でわたしの気に入っていた場所に、飼育小屋があった。飼育小屋は学校
の北側の、高いコンクリートの土手に面した位置に二つ並んでいて、どちらも中々大きく、
それぞれ青い色と赤茶けた色のトタン屋根をかぶっていた。小屋の周りにはサツキや椿や
桜の木などが植わっていて、季節になると、どれもがとてもきれいに花を咲かせた。カル
ミヤという名前の、薄いピンクの大きな花を咲かせる木もあった。わたしは貼り付けられ
ている名札を見て、すぐにその木が好きになった。カルミヤ。遠い国のお姫様みたいだと
思った。花を初めて見たときには、お姫様のピンク色の頬を思い浮かべた。木々に囲まれ
た小屋の中に飼われていたのは、チャボとウサギとアルマジロだった。土手に向かって右
にある青い色の屋根がチャボの小屋で、左にある赤茶けた色の屋根がウサギとアルマジロ
の小屋だったと覚えている。わたしは休み時間によく彼らを見に行った。クラスの子と行
くこともあったけど、一人で行くほうがもっと好きだった。緑色の金網にぎゅっと顔を押
し付けて中の様子を窺う。チャボたちはいつ見てもトウモロコシの餌やキャベツなんかを
せわしなくついばんでいた。わたしが金網を揺らしてがしゃっと音を立てると、一瞬だけ
首をこちらに向けるが、すぐにまたついばむのを再開する。平和ぼけしている、と思った。
ウサギやアルマジロたちは、大抵どれかが穴に隠れてしまって全部見えることは滅多にな
かった。初めはそれぞれが何匹ずついるのか解らなかったけど、何度か行くうちにウサギ
が4匹とアルマジロが2匹いるのだと解った。ウサギは3匹が真っ白で、1匹だけ白黒の
毛並みをしていた。アルマジロは小さいのと大きいのがいた。わたしは、白黒のウサギを
気に入った。他のウサギよりものろのろと駆けるのが自分と似ていると思った。でも、全
部平等に好いてやろうとも思った。彼らはきっと皆窮屈なのだ。わたしは小屋で遊ぶチャ
ボやウサギやアルマジロに、勝手に同情をした。
575 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 12:57:59
<4/4>
4匹のウサギを見分けられるようになった頃に、自分はきっと「ジコチュー」な子なの
だろうと思った。この小さなチャボやウサギやアルマジロは、少なくとも窮屈そうな顔は
見せることはないし、その上わたしたちの嫌な気持ちを和らげてくれる。わたしはつまら
ない顔をせずにはいられないし、彼らみたいに嫌な気持ちを和らげることも出来ない。「ジ
コチュー」がいけないものだとは知っていて、何故いけないのかは知らなかった。それで
もわたしは「ジコチュー」じゃなく見える彼らに、やがて尊敬の思いも感じるようになっ
た。そして尊敬をすると、ますます同情の思いは強くなった。
576 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 13:03:51
>>571 花子の半生を書こうとおもいます
では赤ん坊の頃の花子から
ばーばー、ぶーばーばー、ばうばば
「ばああー、ううはあー」
ばうあ、あうううあはあ、あうばー
「ぎゃーぎゃーぎゃー、うぎゃーーー」
花子の知らない言葉は使えないのでこうなりますた
どうしたらいいんでしょう。。。orz
577 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 13:08:31
モハメドアリがどれほど一般的な比喩かということじゃねーの
この板の奴らってどんどん論点がずれていくね
>>572 なんじゃこりゃあああ
1/4だけ読んだけど、この部分は「これ以上読まないで!」と読者にお願いしてるの?
どのへんを楽しんでもらえると期待して書いたの?
僕へのいやがらせ?
僕ってどこの僕ですか
581 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 14:22:33
582 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 14:25:40
私が昨日書いた小説の一部を特別に見せてやろう^^
ううっ。*君、かばってくれてありがとう。店長さん、、本当の事を言いますから、、、
やっぱり嘘をついていたのか。それじゃ、その液体はなんだ!?
ジ、ジュースです。
また嘘をつく!ドリンクのグラスは、トレンチにまとめて入り口近くにおいてあるじゃないか。どうやってあれをこぼすんだ!
いえ、ですから、ううっ、、私の、、、ラブ、、ラブジュースですっ
ラブジュース?そんなジュース聞いた事ないなあ。持ち込みしたの? 店長はラブジュースという言葉を知らない振りをした。
日本語で言うと、愛液ですっ!
合い液?混合液の事?なにが混ざってんの?
ううっ、、、本当にわかりませんか?
ごめんね。僕四流大卒だから。わかりやすい日本語で言ってくれないかな
店長は、次は膣の分泌液ですくらい言いそうだから、そろそろわかった振りしてやろうかと思ってると、
**はやけを起こしたのか、今までより大きな声で、
おまんこ汁です。おまんこの中に湧くおつゆですっ!
と言ったので、かえってどぎまぎし、
あわわわ、わかりやすくてよろしいっ!と思わず褒めてしまった店長だった。
ノリの良い名調子じゃろ^^
583 :
続き:2008/05/26(月) 14:25:58
もうちょぅと見せちゃル^^
わしの気に入ってる部分じゃ^^
あれまあ、この水たまりはいったいなんですか?どっちか小便漏らしたのか?
**の足を伝って流れる愛液の筋がその液溜まりに合流しているのを見たうえで、店長はわざと意地悪な質問を浴びせた。
ごめんなさい。僕の、、よだれです。おなかが空いてて、食べ物の話してたらつい、、、
こいつは驚いたね!君はつばが湧いたらそのまま垂れ流すのかい!まるで牛みたいだね。テレビのびっくり人間に出れるよ。
唾を口の中にためて、まとめて飲み込もうとおもってたら、くしゃみがでちゃって、こぼしちゃいました。
よくそんな言い訳とっさに考え付くね。小説家になれるよ。
詩を書くのが趣味です
おやおやお嬢さん。それにしてもきれいな肌ですね。そのかわいらしいお尻に、くっきりと手の形がついてますけど、叩かれたんですか?
蚊が止まったんで、親切で叩いてくれたんです。ゆっくりだと、逃げちゃうから。
ほう驚いた。二人とも嘘つくのが上手ですね。
嘘じゃあないです!
あっ本当だ。疑ってごめん。
店長はいきなり、手形のついていないほうの尻たぶを、手の平でぴしゃりと打った。
きゃあ やめてください
今本当に蚊が止まったんだよ。あらら、逃がしちゃつたか。やつぱり加減すると逃げちゃうね。こんど止まったらもっと早く叩いてあげるからね
店長は**の体に触れたくてうずうずしていたので、**の嘘をうまく逆手にとって触る口実にした俺lって頭が良いなあと心の中でほくそえんでいた
584 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 14:26:33
↑
フランス書院に持ち込み予定だそうです。
585 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 16:48:36
フランス書院にするか竹書房にするか
双葉にするか三和出版にするかマイウエイ出版にするかまだ決めてません。
^^;;;
かってにこんなところに貼りやがって^^
人気コテハンはつらいぜ^^
586 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 16:54:57
今自分で読んだが思わずワラタ^^
>>582 童貞の中学生が書いたというか・・・
若い頃って、辞書で「セックス」とか調べて興奮しましたよね
それくらい性欲がないと、この話を読んでもどうとも思わないというか・・・
書き手さんが中学生そのものなら謝ります。
あと、そもそもかぎかっこのつけ方や、句読点の打ち方とか分かってますか?
それと、「読み手が読みやすい文章」を意識していますか?
小学生の作文からやり直せばいいんじゃないかなあ・・・
このままだと悪い部分だけなので、いい部分もなんとかみつけてみると、
まあ想像力は多少あるんじゃないかなあ・・・と思う・・・
>>587 書き手は将棋板のコテハンで、「将棋 ニート 46歳 今木楽」この辺りでぐぐって頂けると
だいたいヒットする人物です。
他にも真摯なご意見お待ちしています。
589 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 17:03:38
あほか^^
ワープロでとりあえず書いて後で原稿用紙に清書じゃ^^
まだこれが最終原稿ではないぞ。
ワシが自分で貼ったのなら非があるが無断ではられたのに文句言わないで^^;;;
テンポは嫌いじゃないけど、話の流れが荒唐無稽すぎのような
エロマンガだったら、これくらいはじけてても良さそうだけど
文章についてはフォーマット整えないと何とも言えんなぁ
591 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 17:04:46
あっ
あほか っていうのは関西では親しみの表現だからね^^;;;
小説家って部分が、作者の自賛っぽく見えるから
作家くらいにしといたら?
593 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 17:07:05
長い話の 今までの官能小説にないノリの部分を適当に貼ったからね^^
普通のエロ描写もあるよ
文庫本50ぺーじ分書いたうちのほんの一部じゃ^^
594 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 17:08:23
>>592 うほっ
こういう指摘は参考になります
どもサンクスコ^^
>>593 普通かどうかという問題ではないと思いますが・・・
でもこの部分を貼られたのが不本意というのなら、
本意な部分の切り出しを貼ってみてください。
>>582-583だけでは、正直小学生以下だとしか思えないので・・・
596 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 17:16:31
なおこの部分は、
ほとんどアドリブで書きながら
すらすらすらっとオカルトの自動書記のように書きました。
これもいわゆる一つの才能じゃないかな^^v
597 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 17:17:31
訂正
なおこの部分は、
ほとんどアドリブで考え付きながら
すらすらすらっとオカルトの自動書記のように書きました。
これもいわゆる一つの才能じゃないかな^^v
日笠さんこのスレの方々は真面目に論評して下さってるわけですから
もっと節度ある対応をした方がいいと思います・・・
>これもいわゆる一つの才能じゃないかな^^v
こんなこと言ってないで早く出版社にもちこみでも何でもしてみて下さい・・・
599 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 17:32:04
このスレ始まって以来、ワースト10にランクインされる作品が続きました。
この辺で誰か口直しに傑作をお願いします。
よろしくおねがいします。冒頭部分。
あれ、おかしいな、おれは死んだはずなのに。ならばここは天国だろうか。
それとも地獄? まあ、どっちでもいいや。死んだことに変わりはないものな。
でもこんなにも自殺が簡単なものだとは思ってなかった。進路のことを
考えながらマンションのベランダから夜景を見ていただけなのに、いつの間にか
落ちていて、いつのまにか死んでいた。自殺なんてそんなものなのか。
死のうかな、という思いつきで死ねるものなのか。
死ぬ勇気があるのなら生きられる筈だ、なんいう人もいるけれど、
それは多分間違いだ。げんに、小心者のおれが自殺に成功している。自殺するのに
たいした勇気は要らないらしい。死ぬ瞬間は怖くなかった。落ちているときは
ジェットコースターの何倍も怖かったけれど。
なんだろう。このもやもや感は。なにか気持ち悪い。前後ろを間違えた
Tシャツを着ている様なこの妙な感覚。
自殺。あれ。おれはほんとうに自殺したんだろうか。
記憶がないのは何故だ? まあ、いいや。おれは死んだんだから。どうだろうと同じことだ。
天国は普通真っ暗だろうか。地獄は普通真っ白だろうか。
なんでここは灰色なんだ?
おれは納得しないまま当てもなく灰色の空間をさまよった。
長文乱文駄文失礼しました。酷評頼みます。
602 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 18:47:45
やっとまともな作品来たねσ(^^)
続きを読みたいって気にさせる、いい出だしだね
>>601 なんでおかしいのかひっぱりすぎと思った
主人公が場所に対して疑問を持ってるのに、一向に描写されないからストレス
まず、最初に灰色の空間って情報を持ってきて
死んでることをオチにしたほうが親切だと思う
もしくは肉体とかに違和感持たせて、空間の異常性に気付かせないでおくとか
604 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 18:58:12
進路のことを考えながらマンションのベランダから夜景を見ていただけなのに、いつの間にか
落ちていて、いつのまにか死んでいた。
↓↑ このつながりに違和感があります。
自殺なんてそんなものなのか。
進路のことを考えるというと、大学へ行くか家業を継ぐかみたいな感じで。
いつのまにか落ちていてと言うのも、
自分の意思とは別の原因で図らずも死んだみたいで、変じゃないかな?
605 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 19:05:29
こんな感じでどうかな
あれ、おかしいな、おれは確かにマンションの9階のベランダから落ちたよな。それなら助かりっこないよな。
ならばここは天国だろうか。それとも地獄? まあ、どっちでもいいや。死んだことに変わりはないものな。
でもこんなにも自殺が簡単なものだとは思ってなかった。進路のことでどうにも悩みあぐね、マンションのベランダから夜景を見ている
うちに死ねば良いジャンとか思いついて、ベランダに腰掛けて重心を傾けたらいつの間にか
落ちていて、いつのまにか死んでいた。自殺なんてそんなものなのか。
死のうかな、という思いつきで死ねるものなのか。
死ぬ勇気があるのなら生きられる筈だ、なんいう人もいるけれど、
それは多分間違いだ。げんに、小心者のおれが自殺に成功している。自殺するのに
606 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 19:15:35
あは^^
悩みあぐねは変だった^^
考えあぐね だよね^^;;;
607 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 19:20:02
縁あってこのスレの住人になりました。
レス貼り合うも多少の縁と申します^^
これからよろしくね^^
まずはテンプレを読め。
それからこのスレを通読しろ。
どういうスレか分かったら空気を読め。
雑スレじゃねーんだよ。
>602−605
どうもありがとうです。ええと、自分もなんかヘンな文章だ、と思っていたのですが
どうも何がヘンなのかわからず投稿してまって…申し訳ないです。
まずはじめに状況を描写しないのは多分絶対自分の中の書き方に問題が
あるんです。頭の中の映像を文章に起こそうとするとどうしてもなんだか
アレになってしまうんですね。「おれ」は最初に場所はどこだ、どうでもいいや
と思っているんで、一人称視点で書くと「オレ」が見たもの、聞いたものしか
描写できないわけです。だから場所の描写を後ろに持ってきた…と自分では思ってます。
それから、最終的なオチは自分の意思で死んだわけではない、という予定
ですんで、604さん、そこはあえて、です。でもたしかにこの文章は
ヘンですね。
連投すみません。
結局のところ、彼は自分から死んだと思い込んでいるのです。
だから「ああ、オレは多分死にたい、っていう衝動にからえでもしたんでろう、
じゃなきゃ死んでるはずがない。殺されたわけじゃないんだから」て思ってるんです。
>>609 場所の情報が、天国や地獄かもしれない灰色の空間ってだけしかなくて
空や地面があるのかもわかんなかった
>>572-575 小説というよりはエッセイみたいな感じだね。
ストーリー性もドラマ性も感じられない。
キャラも立ってないし、ありきたりな過去のことをダイジィスト的に語っても
小説としては厳しいので、一つのエピソードを丁寧に語るようにするか
現在を書くようにしたほうがいい。
613 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 19:50:46
うーん
気がついたらマンション、から落ちていた。そのあと意識が一度消え、また戻った。
という流れですよね。
この意識が戻った時点で、いきなり自分は自殺したと考えるのは不自然じゃないかな
崖のふちに立っていたのならわけも分からず突き落とされる状況もあるでしょうが、
ベランダから他人が落とすのに、わけもわからず出来はしない。
だから、少なくとも、危険は承知でベランダに腰掛けていた。
そして進路の事を考えていた。
すると重心が傾き、落ちた
という描写プロセスはいるんじゃないかな
何で重心が傾いたかは不明で。
614 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 20:11:17
今木楽さん、冒頭と書いてあるのが読めませんか?
最初から回りくどく説明すると読者はついてきません。
>>601さんはわざと輪郭をぼかして書いているはずです。
それよりも、中学生程度の文章しか書けないあなたが
他の人、それもきちんとした文章が書ける
>>601さんに意見するなど
10年早いです。出直してください。
615 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 20:12:58
必死だなw
616 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 20:14:54
こんな感じでどうかしら^^
あれ、おかしいな。おれ落ちたよな。マンションの9階から。はっきり憶えてるぞ。
おれは進路のことを考えながらマンションのベランダに腰を掛けていたんだ。
昔から危険を承知でよくベランダに腰をかけていた。
おれは危険に対する感覚が麻痺してるんだと思っていたが、潜在的に自殺の願望が心のどこかにあったのかもしれない。
夜景を眺めていた。今夜は川原で親子連れが花火をしていた。これも憶えている。すると急に重心がぶれ、体が空中に浮いた。
確かにおれは落ちたんだ。9階から落ちて助かりっこない。
おれは死んだはずなのに。ならばここは天国だろうか。
それとも地獄? まあ、どっちでもいいや。死んだことに変わりはないものな。
でもこんなにも自殺が簡単なものだとは思ってなかった。夜景を見ていただけなのに、隠れていた自殺願望がひょっこり頭をもたげた。
そしていつのまにか落ちていて、いつのまにか死んでいた。自殺なんてそんなものなのか。
死のうかな、という思いつきで死ねるものなのか。
死ぬ勇気があるのなら生きられる筈だ、なんいう人もいるけれど、
それは多分間違いだ。げんに、小心者のおれが自殺に成功している。自殺するのに
たいした勇気は要らないらしい。死ぬ瞬間は怖くなかった。落ちているときは
ジェットコースターの何倍も怖かったけれど。
617 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 20:15:08
きちんとした文章www節穴にもほどがあるだろwww
というか全面リライトはなんか違うような
今木楽に比べれば十分まともだろw
620 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 20:19:08
同類です。しかも、はっきりと格下です。
>614 まあ、そうですね。ぼかして書きたかったんですが。やはりそれではアレみたいです。
>602 それでもぼくは書きたいんです。というわけでりらいと↓
あれ、おかしいな、おれは死んだはずなのに。ならばここは天国だろうか。
それとも地獄? まあ、どっちでもいいや。死んだことに変わりはないものな。
でもこんなにも自殺が簡単なものだとは思ってなかった。進路のことを
考えながらマンションのベランダから夜景を見ていただけなのに、いつの間にか
落ちていて、いつのまにか死んでいた。自殺なんてそんなものなのか。
死のうかな、という思いつきで死ねるものなのか。 ちょっとまて。そもそもおれは
死のうかな、なんて考えていたか? いやいや、でなきゃ死ぬわけないな。おれは
柵に座るなんて危なっかしいことをしていたわけじゃないから事故じゃあない。と思う。
足は床についていた。ということは…やっぱりおれは自分で死んだんだ。
死ぬ勇気があるのなら生きられる筈だ、なんいう人もいるけれど、
それは多分間違いだ。げんに、小心者のおれが自殺に成功している。自殺するのに
たいした勇気は要らないらしい。死ぬ瞬間は怖くなかった。落ちているときは
ジェットコースターの何倍も怖かったけれど。
ただ、あ、死ぬんだ、って思っただけだった。
なんだろう。このもやもや感は。なにか気持ち悪い。前後ろを間違えた
Tシャツを着ている様なこの妙な感覚。
自殺。あれ。おれはほんとうに自殺したんだろうか。
記憶がないのは何故だ? まあ、いいや。おれは死んだんだから。
どうだろうと同じことだ。
天国は普通真っ暗だろうか。地獄は普通真っ白だろうか。
なんでここは灰色なんだ?
おれは納得しないまま当てもなく灰色の空間をさまよった。
はあ、ぼくってほんと駄目だ。。。それこそ自殺したくなるw
文章能力(文才)ないんですかね。でも頑張ります。頑張りたいです。
622 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 20:40:51
そうだね。きみには文才はないよ。三人称で書いてみなよ。
できなかったら諦めたほうがいいよ。
>>621 俺も人のこといえる腕前じゃないんだが、向上心もって書いてりゃ上手くなるよ
お互いがんばろうぜ
>>621 死に様思い出すより、現状を確認してほしいな
服は着てるのかとか、灰色の空間の広さとか
空間さまようにしても、足で歩くのか飛んでいくのか想像つかない
絶対にうまくならない逃げ方だと思う。うそだと思うなら三人称で書いてみ?
絶対にうまくならない逃げ方?三人称に逃げると上手くならないってこと?
627 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 21:04:12
そうだよ。よかったね
>>621 なんちゅうかね、文章云々以前に客観描写がまったくないでしょ?
心理が延々と続いているだけで、主人公の現在の状態が全然わからない。
こういのはいくら書いても上達しない。
心理描写ってのは書きやすいので、それだけに集中しがちなんだけど
練習するならば、客観的な情報を伝えられるように努力したほうがいい。
もう一度だけ。これで終わりにします。
あれ、おかしいな、おれは死んだはずなのに。ならばここは天国だろうか。
それとも地獄? まあ、どっちでもいいや。死んだことに変わりはないものな。
彼はどこまでも灰色の空間にいた。身体をさぐってみるとちゃんと触れられる。
それどころか服まできている、全身灰色の。
幽霊ってわけじゃないのか。彼は安堵のため息をついて、しかしすぐ顔をしかめた。
自殺というものはこんなに簡単なものなのか。進路のことを考えながら
マンションのベランダから夜景を見ていただけなのに、いつの間にか
落ちていて、いつのまにか死んでいた。自殺なんてそんなものなのか。
死のうかな、という思いつきで死ねるものなのか。ちょっとまてよ。彼は考える。
そもそもおれは死のうかな、なんて考えていたかな。いやいや、でなきゃ死ぬわけがない。
柵に座るなんて危なっかしいことをしていたわけじゃないから事故ではない。
足は床についていた。ということは…やっぱり彼は自分で死んだということになる。
死ぬ勇気があるのなら生きられる筈だ、なんいう人もいるけれど、
それは多分間違いだ。げんに、小心者の彼が自殺に成功している。自殺するのに
たいした勇気は要らないらしい。死ぬ瞬間は怖くなかった。落ちているときは
ジェットコースターの何倍も怖かったけれど。
ただ、あ、死ぬんだ、と思っただけだった。
彼はもやもや感に襲われる。なにか気持ち悪い。前後ろを間違えたTシャツを
着ている様なこの妙な感覚。
自殺。あれ。おれはほんとうに自殺したんだろうか。
落ちた記憶はあるのに、飛び降りた記憶がないのは何故だ? まあ、いいや。おれは死んだんだから。
どうだろうと同じことだ。
天国は普通真っ暗だろうか。地獄は普通真っ白だろうか。
なんでここは灰色なんだ?
かれは納得しないまま当てもなく灰色の空間をさまよった、彼自身の足で。
>>629 いきなり「彼は安堵の」とか勘弁してくれよw
そこの前までで完全に一人称固定されてるじゃねーか
そもそもその冒頭のあとに何を書こうとしてるわけ?全然面白そうに見えないんだよね
このスレでひっぱるような作品でもないんだからそれくらいにしといたらいいよ
>>629 冒頭ということだが、書店で手に取った本の冒頭がこれならば、そのまま
棚に戻すよ。
文章に魅力があるわけではなく、興味を引かれる内容のようでもない。
のっぺらぼうの男がぐだぐだとつぶやいているだけだ。
つづきを読みたいとはおもわないし、ましてや買おうなんておもわない。
他人に読んでもらえる文章を書こうという気持さえ感じられない。
こういうものは何千枚書いても無駄だよ。
>>629 初心者ほど情報を隠したがる法則があるんだけど、キャラの名前は早めに出すこと。
それと、主語を意識して、誰の視点で描写しているのかを考えること。
仮に康夫という名前をつけて、リライトじゃないんだけど、主語と視点を考えてみると
『あれ、おかしいな、おれは死んだはずなのに。ならばここは天国だろうか。
それとも地獄? まあ、どっちでもいいや。死んだことに変わりはないものな。
(と康夫は思った)
(康夫視点で)あたりを見渡すと、そこはどこまでも灰色が続く空間だった。
康夫は身体をさぐってみる。体の感触がある。服も着ていた。
灰色の服だ。』
という感じになるんじゃないかな。
視点を固定すると、読みやすいし書きやすいはず。
上達したいなら、別のものを書いたほうがいい。現実世界をリアルタイムで書くほうが
上達は早いから。
633 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/26(月) 22:14:04
問題外。さようなら。
635 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 22:24:12
今気楽さんは将棋道場経営(失敗)の過去を
自叙伝として書かれた方が良いですよ。
636 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 22:25:34
>>629 こんな感じから回想入るとかどうかな。いくらか興味をひっぱりやすいと思う
視界が灰色に染まっている。
どこまでも続く灰の世界。気が付くと俺はここにいた。
これが黄泉の国というものか。空まで灰色だった。
地べたに目をやれば、踏みしめた両足さえ例外ではなかった。
全てが灰。灰に汚染された自分。
だから、灰にまみれた頭で思い出す。
あのとき俺は死んだのだろうか。
『・・・・・・・』
醒めはじめた霞の中で記憶がゆらゆらとあたまをもたげはじめる。
『あぁ夢か・・・それにしても生々しい夢だったなぁ・・・。落ちてる時は心底怖かった。。。』
心臓が早鐘を打ち、額や耳を無数の小針が貫く。
『今は何時(いつ)ごろ?今日は何をしなきゃいけないんだっけ?』
自分の置かれた妙に現実感を欠いた空気に、不安を自覚する間もなくあたりを見回す。
『なんだろうここは・・・まだ夢の中・・?』
リタイア。
仕事を終え、自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら、先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座って、
コンビニで買ってきた缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私に、お帰りと、微笑みかけていてくれた。
彼が交通事故にあったと、病院から電話があったのは、昨日の昼、会議が終わった直後だった。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内された。
霊安室に横たわる彼の手を握った。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼が、もういないことなど、とっくにわかっていた。
それでも、私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作り始めた。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じられた。
19歳。大学生です。酷評おねがいします。
基本的なことをひとつだけ。
語尾に『・・・た』が多すぎるかと。
上げ足をとるようですが。
テーブルに座って → ソファに腰をおろして。
コンビニで…は要らんと思う。缶ビールでいいんじゃないか?
あとちょっと読点がくどいかも。
>>639 描写が全然ないよね。
まずね、二行とか三行とかで場面転換するのはおかしいと思ったほうがいいよ。
私は家に帰って来た。テーブルの上に鞄を置いた。
昨日までいた彼のことを思い出した。
でもね、重要な彼の描写がないんだよ。
人相風体とか、どういう雰囲気の人物なのか。大切な「彼」の人間性を描くためにわざわざ
回想してるんじゃないの?
そこか書けてないと喪失感がでない。
顔のないエキストラが死んでも読むほうは悲しくもなんともないんだ。
交通事故のあたりも説明で流してるだけだけど、各シーンで何を描きたいのかを
考えて構成を組んだほうがいいかな。でないとあらすじで終わってしまうから。
>>642 文章というより、昔語りに興味が湧かないな
あと改行が少ないから読む気が起きない
>>643 これはまだ序章なんでない?
手法としては普通にありだとおもうけど。
>>640 それは別に良いだろ。
どうしろっていうの?
>>646 この短さでここまで連発はよくないとおもーよ。
>>643 冒頭でそこまで書く必要があるかどうかは先の展開しだいだろ。
例)
仕事を終え、自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられる。
一昨日までなら先に帰ってきている彼がリビングの中央にあるテーブルに座って、
コンビニで買ってきた缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私に、お帰りと、微笑みかけていてくれたのに。
彼が交通事故にあったと病院から電話があったのは昨日の昼、会議が終わった直後だった。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内されて――。
霊安室に横たわる彼の手を握る。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼がもういないことなど、わかっていた。理解していた。
それでも私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作ろうとする。
とんとんと、ネギを切る音がやたら遠くに感じられた。
どうでしょう?ちなみに私、>639ではありません
>>646 ためしに語尾だけかえてみた。
語尾だけ変えるなんて無理があるけどね。
面倒なんで・・・。
仕事を終え、自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられる。
一昨日までなら、先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座って、
コンビニで買ってきた缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私に、お帰りと、微笑みかけていてくれたのに・・・。
彼が交通事故にあったと、病院から電話があったのは、昨日の昼、会議が終わった直後だった。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内された。
霊安室に横たわる彼の手を握った。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼が、もういないことなど、とっくにわかって いる。
それでも、私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作り始めた。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じられた。
。
おいらの文章、酷評よろしくお願いします。
「おい、弘。何読んでるんだ?」
部室に入ってきた涼は弘の読むクリップで留めた紙の束に目を向けた。
「見せてみろよ」
弘の読んでいる紙束を取り上げ、タイトルを読み上げた。
「警視庁麻薬取締レポート?……部外秘?」
紙を持ったまま涼は首だけを弘の方に向けた。
「どうしたんだよ、これ!どこで手に入れたんだ?」
「あぁ、家の近くのゴミ置き場で本とまぎれてあった」
「おいおい。警察もなっちゃいねえなぁ」
「読まないんだったらそれ返してくれ」
弘は涼の手からその紙束を抜き取って、読んでいたところまでページをめくると再び読み始めた。
「……じゃなくてよ」
「なんだ、まだあるのか?」
本に目を落としたまま弘は返事した。
こいつは本に没頭しながらでも人に的確に返事を返すやつだ。
その証拠に弘はそのページを読み終わって次のページをめくろうとしていた。
「いいのか、本来の持ち主に返さなくて?」
「読み終わったら、返す」
ぱらりとページのめくる音が聞こえた。
「……読み終わったら、警察に持って行くんだぞ」
652 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/26(月) 23:42:15
評価お願いします。19/♂
「ねぇ、たじるはさぁ。 きっと壊れやすいんだと思う。」
彼女は蒼い目をいつもよりもっと蒼くして、まるで海洋深層水とかをうたい文句にしたミネラルウォーターのパッケージのような深い蒼い目で僕に言った。
「なんで?」僕は彼女の顔を不思議そうに見つめながら彼女の次の言葉を待った。しかし、彼女が次の言葉を発するまでには数十秒の長い沈黙が必要だった。
「・・・・・・それは、私が知らないところでたじるは傷ついてくるからだよ」
「どういう意味?」
「だって、私だったら絶対にそんなことでへこまないようなことでたじるはヘコんでる。」
きっと彼女は僕が昨日の夜に俯きながら家路についている姿を見ていたのだろう。彼女はいつものように、自分の部屋の窓際に座って、通りの様子を暇つぶしに眺めていたのだ。
「きっと、たじるが考えているより生きるって楽しいことだと思うよ!」先ほどまでの深い蒼い目を作り出していた彼女の顔が嘘のように満面の笑みで僕にほほえむ。
彼女がいくら励ましてくれたところで僕の俯いた心は青空を見上げることは出来なかった。それはまるで首輪を付けられて強制的に下を向かされているように。
もしも、彼女は僕に首輪を首輪を掛けている何かを説得してくれたならば、僕は上を向くことが出来るのかもしれないなと思った。
>>649 前半気があいますなぁw
こうはんは文章ごとかえないと
語尾だけかえるのは難しいよね。
>>651 続きです。
資料を読む弘に背を向けて涼は部室のテレビをつけた。
昼の授業のないこの時間に昼食を食べながらテレビのニュースを見るのが涼の日課になりつつあった。
なにしろ大学の俳句研究部なんていう部活はほとんど人が集まらない。
食堂で人に囲まれながら食事をとるよりも、人のいないここでテレビでも見ながらゆっくり食べる方が涼にとっては
ずっと落ち着くのだ。
昼のドラマが終わりテレビのニュースがちょうど始まったところだった。
「窃盗事件のニュースです。警視庁によると今日未明何者かの侵入により××警察署のパソコン3台、制服警棒など
が盗まれました。また犯人はいくつかの内部資料も盗んでいき、内部、または外部から犯行の両面で警視庁は捜査をしている模様です」
「おい、弘聞いたか?」
「あぁ、もう読み終わったから返しに行くさ」
「いやいや返しに行ったらおまえ犯人にされちまうぞ?」
「未明はオレは家に居て寝ていたからアリバイはある。大丈夫だ」
以上2レス、酷評お願いします。
なんか別の人とかぶっちゃったみたいで、すいません。
>>652 このシーンだけ書いてみましたという感じで、何を表現したいのかがわからないし
ストーリー性も感じない。
情景描写も人物描写もない、ワンシーンだけをブツギレに書いても上達は
見込めないので、ストーリーの中でどういう意味のあるシーンなのかを
考えながら書くようにしたほうがいいんじゃないかな。
>>639 >仕事を終え、自宅につき、【リビング】の電気をつけた。
>誰もいない【リビング】。“テーブル”に置いた鞄の音が、大きく感じられた。
>一昨日までなら、先に帰ってきている彼が、【リビング】の中央にある“テーブル”に座って、
三行で三回も同じ語をくりかえすのは無神経。
“テーブル”の重複も避けられるはず。
>>651 これはダメだな。
まず場所がわからないし、弘も涼もどういう人間なのかわからない。
顔のない人物が、どこなのか分からない場所で、ごちゃごちゃやっても
読むほうは何が何だか全然わからない。
顔のない人物のやりとりほど退屈なものはないんだ。
>>654で状況が少し分かってくるが
冒頭のセリフに入る前に、大学の俳句研究部の部室であることを明らかにして、
部室の描写をしたほうがいい。
どんなものがあるのか。例えば壁に俳句とか貼ってあったりするとか、俳句研究会とは
名ばかりでガンプラが並んでるとか、いろいろあると思うんだ。
そして、人物の描写。
どんな外見なのか。人相風体、服装とかを入れてから、セリフのやりとりに入ったほうが
面白いはず。
>>652 >「ねぇ、たじるはさぁ。 きっと壊れやすいんだと思う。」
冒頭がこのセリフではアウト。せめて
「たじるは、きっと壊れやすいんだと思う」
ならば、なんとかセーフ。
しかし、
>彼女は蒼い目をいつもよりもっと
「蒼い」でゲームセット。
この手の文芸部的な言葉は自らに使用を禁止すべし。
660 :
639:2008/05/27(火) 00:30:57
>>640 >>641 >>643 >>646 >>647 >>648 >>649 >>650 ご指摘ありがとうございます。
書き直してみました。ちゃんとできているか心配です
仕事を終え、自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座って、
缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私にお帰りと、その短髪に刈り込んだ角ばった顔で
微笑みかけていてくれていたのに。笑った時にできるえくぼが恋しかった。
彼が交通事故にあったと、病院から電話があったのは昨日の昼、会議が終わった直後。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内された。
霊安室に横たわる彼の顔は、思いのほか綺麗だった。眠るような顔つき。毎朝するように、体をゆすれば起きそうな予感がした。
そばにいた警察の人に話を聞くと、飛び出してきた自転車を避けようとハンドルを切って、電柱にぶつかったそうで、即死だった。
毎晩のように私を包み込んでくれた彼の手を、そっと握った。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼が、もういないことなど、とっくにわかっていた。
それでも、私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作り始めた。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じられた。
10行目の日本語の使い方がうまくできませんでした。すみません。
>>651 ニュースの後、「おい、弘聞いたか?」 と会話に入っているが、
お互い息をのんで顔を見合わせた。
などの意外性をもっともっとアピールする表現を入れた方がいいんじゃないかな。
全体的に淡々、サクサクと進みすぎる傾向があるので、
ワンテンポ一文を付け足すことを心がけるといいと思う。
>>660 よくなってるとおもう。
俺もアレンジしてみた。
こっちがいいってわけじゃなしにね。
仕事を終え自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら、先に帰ってきている彼が中央にあるテーブルに座り、
缶ビールを飲みながら新聞のスポーツ欄を見ていて、
帰ってきた私に『お帰り』とその短髪に刈り込んだ角ばった顔で 微笑みかけていてくれていたのに―――。
笑った時にできるえくぼが恋しかった。
彼が交通事故にあったと、病院から電話があったのは昨日の昼、会議が終わった直後。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内された。
霊安室に横たわる彼の顔は、思いのほか綺麗だった。眠るような顔つき。毎朝していたように、体をゆすれば起きそうな気がした。
そばにいた警察の人に話を聞くと、飛び出してきた自転車を避けようとハンドルを切って、電柱にぶつかり、即死との事だった。
毎晩のように私を包み込んでくれた彼の手を、そっと握った。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼が、もういないことなど、勿論わかってはいる。
それでも私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作り始めた。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じられた。
>>660 彼を明示する一番最初の文に、情報を詰め込みすぎてる気がするな。
全部「〜た。」に統一で良いと思うんだけどな。
665 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 04:06:31
>>595 今日書いたのちょっと見せちゃル^^最後の一行が我ながら気に入った^^
へえ。劇画で、残忍な組長が同時にどMで、いつも服の下は自縛してるのがあったが、本当に居るんだな。
私も、、、読みました。
昔のマンガだぞ。どこで読んだ?
応接間に、お父さんが置きっぱなしで、、、父は残酷なマンガや映画が好きなの
いつごろ読んだの?
小学5年のときに。
驚いたね。俺は中三のときネカフェでだぜ。ずいぶん無頓着なお父さんだね。
お父さんも組関係です。企業舎弟で、見た目は一般人ですけど。
組関係と聞いて**はびびった。
(こいつは慎重にしないとヤバイな。ちくしょう。*のとこみたいに入院してればいいのに。)
あの、父は躾が厳しくて、男の人と遊んでるのがばれると私叱られるんです。だから、父には絶対喋らないので、組関係と聞いても
びびらないで私を責めてね。
了解。ふう、家では仲良し女グループで遊んでることにしてんだ。
ちゃんと、**って娘を性的に苛めて遊んでるって言ってるよ。
今時、男女交際はNGで、いじめは公認かよ!
うちの家庭って、世間から少しずれてる?
少しじゃない。全然ずれてる。へそと肛門くらいずれてますっ!
>>664 100年前で止まってるな。
体言止め。「〜た。」の次は「〜る。」は基本。
体言止めの意味知ってる?
体言止めが「〜た」で終わるとでも?
牛って可愛いんだよね。
幼少の時、田舎の親戚の家に子牛が居てさ。
「モー吉」って名付けたんだ。一週間ほどで「モー吉!」
と呼ぶとダッシュしてくれたんだ。
家に帰る時は号泣したなあ。でね
翌年行ったら居なかった…一時期肉が食えなくなった。
まさか文芸版で、動物欝ネタを食らう日が来るとは思わなかった。
671 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 10:24:12
>>666 そんな基本ねえよ。本読んだことねえのかよ。
>>666 なんたる誤解!げにおそろしきは無知!
教えてやろう愚物。これこそが体言止め!
語尾が「た」や「った」ばかりなら違和感を感じるのが普通。
箇条書きじゃないんだから。
639 サンの場合すでに注意されてるとおり「リビング」のように言葉の連続があるし
気付かずにやってしまっているんだろうから、注意しといてあげるべきでしょ。
>>671 声で誘導したらいいんじゃないかな。
歩いてたら声が聞こえてきたので、そちらを見た。という流れで。
676 :
1/3:2008/05/27(火) 12:00:30
こんにちわ、酷評お願いします。
あと、質問がいくつかあるので、出来たらよろしくお願いします。
1.心理描写と客観描写は別の行にしなければならないんでしょうか?
2.三人称で書く場合、心理描写が「俺」「私」などを使い、客観描写は「太郎」などの名前でいいのでしょうか?
3.逆に一人称で書く場合は、客観描写も「俺」「私」でいいんですか?
天井に備え付けられたライトが、乳白色の光で研究室を照らす。
ゲイルたちが所属する大学の研究室だ。
壁にかかった時計が午後三時を告げる。
所狭しと並べられたデスクが、必要以上にその部屋を小さく感じさせた。
沢山の学術書が本棚に並んでいる。
本棚には沢山の隙間があり、その抜けている部分にあるべき本は、あちらこちらのデスクの上に散らばっている。
何人かいる研究生は雑談をしていた。
その奥にもう一つ部屋がある。
そこが研究室の主である教授の部屋だ。
ゲイルは薄い扉の前に立つと、少しためらってから扉をノックした。
「ハンプトン教授、いらっしゃいますか?ゲイルです」
返事がない。
明りはついているからいるはずだが、席をはずしているのだろうか。
暫くすると扉の奥から気軽な声が聞こえてきた。
「ゲイル君か、入りたまえ」
「失礼します」
ゲイルはそう告げてから扉を開ける。
中はいつもの通りの惨状だ。
この教授は整理という言葉を知らないのだろうか。
大きな本棚があり、その全てが本で埋まっている。
少しでも空きがある場所には、横にした本が詰め込まれていた。
677 :
2/3:2008/05/27(火) 12:00:56
それだけではなく、床にも本と紙束が転がっている。が、なんとか足の踏み場はある。
白髪で小柄な老人が後ろを向いてキーボードを打っている。
老人は振り向くと、めがねの位置を治しながらゲイルに尋ねた。
「どうしたんだ?」
「いえ、教授が私を呼んでいるとジョセフから聞いたのですが」
ゲイルが戸惑っていると、教授は納得したように声をあげた。
「ああ、そうかそうか。そうだった。君の論文についての話だ」
「論文ですか……」
「確かジョセフ君とヒラタニ君と一緒にやっているらしいな」
教授の口調が急に重くなる。
「はい、そうですが」
居心地が悪い。あの二人は私よりもよほど出来がいいからだ。劣等感を抱かずにはいられない。
だが今回の論文は二人に追いつくように頑張ったつもりだ。
何度も見直しをし、今までで一番出来たと言ってもいいだろう。
二人に劣っているだろうが、もしかしたら褒められるかもしれない。
不安と期待がゲイルの中で混じりあう。
「君の出した論文だがね、いまいち要点が判らない。簡単な事実を難しい言葉で並べているだけだ。ジョセフかヒラタニに聞いて書き直したまえ」
期待を打ち砕かれ、ゲイルは軽い失望に襲われた。
こんな精神状態では、すぐに論文に取り掛かる気がしない。
「そうですか……。判りました、今度書き直します」
「今度? 今すぐやりなさい。期限はまだあるが、出来たらすぐ持ってきなさい。添削をする」
教授の声は段々と大きくなっていく。
「大体君はいつもそうだ。なぜ全力でやらない。君の父が私の部下だったことがあるが、彼は優秀だった。君も彼の息子ならしっかりと」
ゲイルは唇を噛んだ。もはや教授の声は聞こえていない。教授の喚く声はなおも続いている。
私は私で、父は関係ない。手を抜いている訳でもない。
678 :
3/3:2008/05/27(火) 12:01:16
こいつはいつもそうだ。事あるごとに父と私を比べる。
同じことばかりしか言えないのか? これだから老人は困る。殴るぞ。腹に黒くて嫌なものがたまっていく。
ゲイルは心の中で教授を罵倒し、殴る妄想を抱きながらも、教授の話に頷き、拳を握り締める。
大体こんなにも声を大きくしなくてもいいではないか、外にいる仲間に聞こえてしまう。爪が手のひらに食い込む。
ジョセフとヒラタニに見下されるのだけは絶対に嫌だ。私はあの二人と同じ場所にいたい。
「判りました、なるべく早急にやっておきます」
教授がまだ言っているが関係ないとばかりに、ゲイルは話を切り上げ、振り返って扉を開けた。
「ゲイル君、話はまだ終わってない。そこへ座りなさい」
教授の声が背後で聞こえたが、そのまま部屋を出て乱暴に扉を閉めた。
時制は統一した方がいいだろ。
現在形か過去形かのどちらかに。
ニポンゴ ジセイ テキトウ イイアル
>>676 1──分かるように書いてあるならどうでもよい。しかしどうでもいいやと思って書くと大抵分からなくなる。
2──良い。ただ心理描写にも会話文でいう直接話法と間接話法に相当するような、直接描写と間接描写が
あるので使い分けること。直接なら一人称になるし間接なら三人称。
3──一人称視点での客観描写って何だ?
>>676 1:心理描写と客観描写は同じ行でも構わない。
2:そうなる。
3:一人称の場合の客観描写は「わたしにはそういう風に見えた」ということになるが
省略される場合が多い。
>>676-678 神視点で書いているので視点が滅茶苦茶だな。
投稿文では、地の文で作者の解説(主観)と、人物の心情(主観)が区別無く
書かれていて非常に読みにくい。
神視点の割に描写が弱く、人物描写はまったくない。
カメラの振りというか、焦点があちこちに飛びすぎなので
人物視点で落ち着いて書きなおしたほうがいい。
この場合だとゲイル視点で問題ないはずなので、ゲイルの目の動きを考えながら
描写を加えていく。それでかなりよくなると思う。
684 :
676:2008/05/27(火) 13:48:35
時制の統一は文が単調になりそうな気がする。文章力が足りない成果もしれないけど。
ゲイル視点で見れるように書き直してみた。
どの辺りが読みにくいか判らないから、最初のほうだけもう一回見てくれないだろうか。
いまいち神視点とか、人物視点とかよくわからないんだ。
天井に備え付けられたライトが、乳白色の光で研究室を照らす。
ゲイルが所属する大学の研究室だ。
壁にかかった時計から三時を告げる音がする。
研究室の奥へと歩いていく。
所狭しとデスクが並べられているので、歩きにくい室内だ。
デスクの上には色々な本が転がっている。
研究生たちが本を出しっぱなしにしているのだ。
そのため、本棚には隙間が沢山できている。そのため、いつも目当ての本を探すのに手間がかかった。
大体は学術書で、レポートをでっち上げるのに重宝する。
研究室の隅から話し声が聞こえた。
そちらを見てみると、何人かの研究生が固まって話をしている。
論文を作るために、ゲイルとグループを組んでいる研究生もいた。
ゲイルは研究室の奥にある部屋の前に立つ。
そこが研究室の主である教授の部屋だ。
薄い扉の前に立つと、少しためらってから扉をノックした。
「ハンプトン教授、いらっしゃいますか?ゲイルです」
返事がない。
明りはついているから大学に来ているはずだが、席をはずしているのだろうか。そう思いながら暫く待つと、の奥から気軽な声が聞こえてきた。
「ゲイル君か、入りたまえ」
「失礼します」
一言告げてから扉を開ける。
この教授は整理という言葉を知らないのだろうか。
中に入ると、いつもの通りの惨状があった。
床には沢山の本や紙束が散らばっている。
少しは片付けろと思い、本棚を見てみると、前よりも更に本が増えていた。
普通に入れたのじゃ入りきらないとばかりに、小さな隙間にまで横にされた本が詰められている。
>>684 >天井に備え付けられたライトが、乳白色の光で研究室を照らす。
>ゲイルが所属する大学の研究室だ。
これは、作者(神)からみた情景で、作者が場所の説明をしてるわけでしょ?
こういうのを神視点というわけね。
>壁にかかった時計から三時を告げる音がする。
>研究室の奥へと歩いていく。
>所狭しとデスクが並べられているので、歩きにくい室内だ。
時計の音を聴いたのは誰だろ?
人物は誰も登場していないよね?
研究室の奥へ歩いているのは誰だろ?
歩き難いってのは誰の感想だろ?
つーか、作者が歩いてるの?
読むほうは、こういう風に受け取ってしまうわけ。
人物視点というのは、人物の目線で書くということね。
酷評お願いします。
出来る限り綺麗で鮮明で、それでいて読みやすい描写を目指しています。
その点についてアドバイスをくれると嬉しいです
もちろん他にも気づいたことなどあったらどんどん挙げてください
知らぬ間に部屋の灯りが消えていた。
私以外の誰かが消したのかもしれない。私が灯りを消していないのは確かだ。だが、この部屋には私一人しかいなかった。
灯りが消えて、薄暗い闇が忍び込むこの部屋の端っこで私は、窓辺にポツリと置いてある古ぼけた茶色い椅子に腰かけた。この部屋の中に、ギシギシと音が響く。
いつもこの小さな窓から、蒼く光る世界を覗いてた。私はこの窓から見える景色が大好きだ。この窓からは、この世界が一望できる。
遠くまで広がる無限の海。その海に陽が射すと、海は蒼白く光ってこの街を明るく照らし出す。
穏やかな風で揺れる波は、音を立てて砂に染み込んでいく。
浜辺には一人、白いワンピースを揺らして歩く髪の長い女の子がいる。
その後姿は儚く、景色の中にしっとりと溶け込んでいた。
穏やかに流れる時間を忘れて、私は今日もこの景色に見惚れていた。いつの間にか蒼々としていた世界は、刹那に夕凪を迎えている。
風が止まり、世界は静かに静寂を守っている。
波が止まり、海は穏やかに時間の流れに身を任せている。
少し眼を離した隙に、白いワンピースを着た女の子は浜辺にいなくなっていた。
浜辺には、古びた麦藁帽子だけがポツンと置いてある。
私は「そうか」と、無意識に呟いていた。
そっか。あの女の子は、消えてしまった。自分の街に帰っていったのかもしれない。それか、波に呑まれて海に消えていったのかもしれない。
私は古ぼけた茶色い椅子から腰を上げて、部屋の片隅に置いてあるヴァイオリンを手に取った。
687 :
676:2008/05/27(火) 14:13:16
>>685 一番最初に視点となる人物を登場させれば大丈夫でしょうか?
ゲイルから見える通りに書いたつもりです。
ゲイルは自分の所属する研究室の扉を開けた。
天井に備え付けられたライトが、乳白色の光で室内を照らす。
中へ入ると同時に、壁にかかった時計から三時を告げる音がする。
ゲイルは研究室の奥へと歩いていく。
所狭しとデスクが並べられているので、歩きにくい室内だ。
時制を統一してみる。
仕事を終え、自宅につき、リビングの電気をつける。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられる。
一昨日までなら、先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座って、
コンビニで買ってきた缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私に、お帰りと、微笑みかけていてくれる。
彼が交通事故にあうと、病院から電話があるのは、昨日の昼、会議が終わった直後である。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内される。
霊安室に横たわる彼の手を握る。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけである。
彼が、もういないことなど、とっくにわかっている。
それでも、私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作り始める。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じられる。
>>687 なんちゅーかね、設定が固まってないと思うんだよね。
ゲイルの外見とか服装とか、なんの研究室なのかとかね。
そういう部分をキャラを動かしながら、説明していくと自然な感じになる。
例えばこんな感じ、
天井に備え付けられた人工灯が、乳白色の光で通路を照らしていた。地下にある
この施設は昼間でも太陽の光が入ることはない。窓一つないのだ。その代わりと
いってはなんだが24時間休むことなく灯りが点されていた。
ゲイルは染みのついた白衣をまとい、まぶしそうに目を細めた。仮眠から目覚めた
ばかりで頭の中がすこし淀んでいた。
通路の奥にあるドアの前に立つと、寝癖のついた金髪を手ぐしで整える。ポケットを
さぐり指先に触れたカードを取り出すと、ドアの脇にある細長い隙間に差し込んだ。
認証ランプが赤から緑に変ると、わずかの電子音と共にドアが開いた。
研究室は少し照明が抑えられており、電子機器と本棚の隙間を塞ぐように机が
並んでいる。その上にはモニターと、紙の資料が乱雑に散らばっていた。
いつもの光景だ。
壁の時計が午後の三時を告げる。
研究生達は一足早くお茶の時間を楽しんでいたようで、隅のテーブルに固まり談笑をしていた。
ゲイルが入ってくると彼らは一瞬だけ視線を送り、すぐに何事もなかったかのように、また談笑を
始めた。
いつものことだ。
ゲイルは表情を変えることも無く、机の隙間を縫うように教授の部屋と向かった。
上手いな
691 :
676:2008/05/27(火) 14:48:26
>>689 うおおおお、ありがとうございます
設定を固めてから、行動にあわせて小出しに説明していくのですね
細かい情景を書いてみます
ご助言をくれた方々、ありがとうございます!!
>>686 描写はあまりようだけど。
こういうのは説明なんだよね。
>蒼く光る世界を覗いてた
>遠くまで広がる無限の海
きれいな言葉を並べるというのは「美しい描写」とは言わないわけで、なにげない
普通の言葉を積み重ねて、鮮明な印象を与えるのが上手い描写。
それは形容詞だけではないんだよね。
風景の場合だと、人物の心情を重ね合わせたり、何かを対比させたりすることで奥行きを出す。
人物の場合なら、行動とか表情とか言葉とか。そういう具体的なものが積み重なって
かわいい人物が生まれるわけよ。
見かけだけではキャラは立たない。
>遠くまで広がる無限の【海】。その【海】に陽が射すと、【海】は蒼白く光ってこの街を明るく照らし出す。
>穏やかな風で揺れる波は、音を立てて砂に染み込んでいく。
文章もあまり上手くは無いよな。
全般的に中2ポエムの延長なので、きれいな描写というものは逆に意識しないほうがいい。
一つ一つのことを丹念に描く練習をしたほうがいいんじゃないかな。
例えば、少女が出てくるよね。
>その後姿は儚く、景色の中にしっとりと溶け込んでいた
という風に淡白に処理するのではなく、少女の身振り手ぶりをもっと具体的に書き込んでいくと
上達すると思う。
風が吹けば髪がなびいたりするだろ?
波遊びをしていれば何か動きがあるかも知れないし。
693 :
676:2008/05/27(火) 16:15:39
689をお手本にして書いてみた。
天井に備え付けられた照明灯が、通路を乳白色に照らしている。
窓の一切ないこの通路に、太陽の光が入ってくることはない。
夜間には緑色の非常灯だけが灯る、薄気味の悪い廊下に変貌する。
夜間にも人が居なくなる訳ではないが、外から施設へ入ることが制限されるために、
人の気配はより一層薄くなる。
ゲイルはくたびれた白衣をまとい、手をポケットに入れながら廊下を歩く。
教授に呼ばれたために足を運んでいるが、足取りは少々重い。
気が進まない。今回呼ばれたのもきっとあまりよくない用件だろう。
そう思いながらゲイルは幾つかの研究室の前を通り過ぎる。
通路の中ほどにある扉の前に立ち、扉の隙間から光が漏れていることを確認すると、
躊躇することなくドアノブを回す。
ゲイルの所属している研究室だ。遠慮することなどもない。
予想通り鍵は閉まっておらず、扉が開く。
中にはいくつかの本棚があり、その間にいくつもの机が置かれている。
歩ける場所があまりないのは、部屋の許容量を考えない机のためだ。
机の上にはモニターがあり、様々な本や書類が乱雑に置かれている。
その下からはコンピュータの駆動音が聞こえた。
壁にかかった時計が午後三時を告げる。
見知った顔の研究生たちは隅にある机に固まり、談笑をしていた。
ゲイルが入ってくると彼らが視線を送ってくる。
片手をあげて軽く挨拶をすると、彼らは片手を上げてから談笑を再会した。いつものことだ。
机の隙間を縫うようにして研究室の奥へ向かう。
扉の前に立つと表情を引き締め、目にかかっていたくすんだ金髪を左右に撫で付け、額の汗をぬぐった。
別に暑い訳ではなかったが、この部屋の前に立つとゲイルは緊張してしまう。
695 :
676:2008/05/27(火) 17:47:39
何度も失礼いたしました。
リライトスレの存在は知らなかったです。
もし次があれば二度目の投稿はそちらを使わせて頂きます。
教えて頂いて、ありがとうございました。
もう終わりにしますね。
お目汚し失礼しました。
本当にごめんなさい。
黙れよカスw
お前才能ないから二度と書き込むなよ
いい加減しつけーよwww
>>695 気にすることはない。ここにいる人たちだってあなたとさほど変わらないよ。
えらそうにいってても、少し書くことを意識して書いていけば誰でも書ける程度。
699 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 19:48:58
>>564>>565>>569 遅くなりましたが、批評ありがとうございます。
時間軸が曖昧との指摘、本当だと思いました。自分で
書いてて気付けないのが情けない。書き出しは車に乗っ
ているところからが良いかも知れないなと思います。
喫茶店を予測するシーンは、流れを作るためだけじゃ
なくて一応独立した意味もあります。それから掛かって
きたのが携帯じゃないのも、アクセサリーとして後に繋がります。
レスが遅くてすいませんでした。ありがとうございました。
700 :
酷評お願いします。:2008/05/27(火) 20:30:18
「あのさあ、我慢汁ってのは女子高生が使うとロマンが壊れるよね。体液フェチなら医学的な言い方ぐらい知ってるだろ?」と拓也。
「先走り液?」と言いながら悠子は体を拓也に摺り寄せ、手を股間に伸ばして行った。
「あはは。医学用語先走り液笑わす。医者が看護婦に、患者の先走り液を採取したまえってか!知らなくても不便じゃないし。」
悠子は、拓也のトランクスから、七分立ちのペニスをつまみだし、リズミカルにしごき始めた。みるみるいきり立っていく。
「ああっ、気持ちいい。ああっ、、悠子ちゃん外人とするのは嫌い?」 拓也は感じながらも会話を続けた。
「経験無いけど、ブラッドピットとならしたいな。」
「ハア、ハア、気持ちいいよ。リズム感がいいね。騒音おばさんみたいだ。、、、ブラッドじゃなくても、ああっ、、、素敵な外人にナンパされたらどうする?」
「うーん。そりゃついて行くかも。」
「そのとき、お口にお汁が欲しいのに、いきなりファックしようとしたら、何ていってお願いする気?言って見て。」
「ギブ、ギブミーマウス、サッキバ、スィーリー 」
701 :
639:2008/05/27(火) 20:31:07
657 662 663 664 666 667 668 672 673 674 679 680 688
ご指摘ありがとうございました
仕事を終え、自宅につき、電気をつけた。
誰もいないリビング。テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座って、
缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私にお帰りと、
微笑みかけていてくれていたのに。
あの短髪に刈り込んだ角ばった顔の、笑った時にできるえくぼが恋しい。
彼が交通事故にあったと、病院から電話があったのは昨日の昼、会議が終わった直後。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院へ。受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内された。
霊安室に横たわる彼の顔は、思いのほか綺麗だった。眠るような顔つき。毎朝するように、体をゆすれば起きそうな予感がした。
そばにいた警察の人に話を聞くと、飛び出してきた自転車を避けようとハンドルを切って、電柱にぶつかったそうで、即死だった。
毎晩のように私を包み込んでくれた彼の手を、そっと握った。いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼が、もういないことなど、とっくにわかっているのに。
それでも、私は、彼が好きだったマーボー豆腐を作り始めた。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じられた。
「〜た」及び重複についてなのですが、申し訳ありません、修正しきれませんでした。
>>701 あんたの場合
>>639でも説明不足って感じはしなかったけどな
〜た。が多いのはちと単調に感じたが
う〜ん・・・語尾どうしたらいいでしょう?
全然わかりません。ご教授お願いできますか?
>>704 >>663にある指摘も気になるところ。
うまく形を変えるか端折れればいいけど
やや句読点が多い気がするんで、
それ減らすだけでもいくらか読みやすくなるかも。
仕事を終え自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。
テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座って、
コンビニで買ってきた缶ビールを飲みながら新聞のスポーツ欄を見ていて、帰ってきた私に「お帰りと」微笑みかけていてくれた。
>>639と比較してどうでしょ?
706 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 21:22:14
707 :
639:2008/05/27(火) 21:40:15
>>705 すごくいいです
>>705さんの文章を拝借して、「彼」の情報を書き直しました。
仕事を終え自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいないリビング。
テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら先に帰ってきている彼が、リビングの中央にあるテーブルに座っているはずだった。
缶ビールを飲みながら新聞のスポーツ欄を見ていて、私に「お帰り」と微笑みかけていたのに。
>>704 人がしんでんねんで、駆けつけてるはずの親がいねぇよ。だから、ぼかした。
印象に残った事柄だけを残した感じで。ってのと、断片化して女性っぽさ強調させてみた。
仕事を終え、自宅につき、リビングの電気をつけた。
誰もいない。
テーブルに置いた鞄の音が、大きく感じられた。彼は一昨日までリビングの中央にあるテーブルに座っていた。
缶ビールを飲みながら、新聞のスポーツ欄を見ていて、お帰りと微笑みかけてくれて。笑った時にできるえくぼが恋しい。
だから、彼が好きな、マーボー豆腐を作ることにした。
昨日の昼、会議が終わった直後に、病院から電話があった。彼が交通事故にあった、と。
すぐにタクシーに乗り込んで、病院に向かった。
受付で彼の名前を言うと、霊安室に案内された。横たわる彼の顔は、思いのほか綺麗だった。体をゆすれば起きそうな
予感がした。彼の手を、そっと握った。ただ冷たいだけだった。
それでも、私は、マーボー豆腐を作る。
とんとんと、ネギを切る音が、やたら遠くに感じた。
>>707 リビングリビング、テーブルテーブル煩い。
リヴィンにタァボォだよな。
711 :
639:2008/05/27(火) 21:58:31
仕事を終え自宅につき、部屋の電気をつけた。
誰もいないリビング。
ソファーに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら先に帰ってきている彼が、中央にあるテーブルに座っているはずだった。
缶ビールを飲みながら新聞のスポーツ欄を見ていて、私に「お帰り」と微笑みかけていたのに。
いかがでしょう?
>>711 いいんじゃね?
>部屋の真ん中でテーブルに座っているはずだった。
こうすると焦点がテーブルじゃなく彼にいくと思う
639さんの熱意に感服。
その熱意があるうちにガツガツと貪欲に吸収しまくっていってホスィ。
他人に少々叩かれても挫けず、環境変えるなりして頑張ってください。
他人の意見で挫折するとかあほらしーですから。
714 :
639:2008/05/27(火) 22:22:18
>>712 こうですね。
仕事を終え自宅につき、部屋の電気をつけた。
誰もいないリビング。
ソファーに置いた鞄の音が、大きく感じられた。
一昨日までなら先に帰ってきている彼が、部屋の真ん中でテーブルに座っているはずだった。
缶ビールを飲みながら新聞のスポーツ欄を見ていて、私に「お帰り」と微笑みかけていたのに。
ご指摘ありがとうございます
>>713 御褒めの言葉ありがとうございます。
がんばります
帰宅をするとわたしはスーツを着たままソファーにすわった。いつもならすぐに着替えるんだけれ
ど今日はなんだか気がすすまないのだ。キッチンの灯りだけをつけ、ベランダ側のカーテンをあけ
る。街はまるで全体がクリスマスツリーのように落ちつきなくに点滅をくりかえしていた。車のライト
が雨にぬれた無機質な街に糸をひいていく。薄暗い部屋なら外から部屋は見えないだろう。わた
しはそのまま夕食を作り始める。
昨日会議の後に何げに携帯をチェックすると彼の両親からメールが入っていた。用件はすぐに電
話が欲しいとのことだった。それだけ。何だか嫌な予感がした。たいした用件でないのなら単にメ
ールだけですむはずだし、急用でないのならすぐにと念を押すような言葉を彼の両親なら使わな
いはずだ。彼らはわたしが働いているのを知っているはずだし、そんな邪魔にならないような行動
を取れる尊敬できる人たちだもの。わたしは電話をするのが怖かった。だけど、悪い予感のまま電
話をした。
霊安室に横たわる彼には白い布がかけられていた。彼は寝台の上で蛍光灯に照らしだされ、肩
から先の腕だけが布からはみだし、露出していた。恐ろしく青白かったが、それだけで死んでいる
ようには見えなかった。それはわたしの中で、昨日まで私の手をやさしく握っていてくれた手であり、
明るい日ざしに照らされれば今にも動き出してくれそうな感じさえする。でも、告げられた現実をわ
たしは受け入れなければならない。わたしは彼の腕を触ってみた。冷たかった。ほんとうに冷たく
て、涙がいったん流れ出すと、ぬぐってもぬぐってもいつまでもとまらなかった。
わたしは彼の好きなマーボー豆腐を作りながら何も考えないようにつとめた。何かを考えるとおそ
らくどうしたらよいか分らなくなってしまいそうな気がしたのだ。これまで彼とわたしで積み上げてき
た人生は何であったのか。楽しい想い出がわたしを苦しめるなんて想像もできなかった。
ねぎを何度も細かくきざんでいくうちに、いつの間にかまた涙がこぼれていた。でも、それがいった
いなにを意味するのか、今のわたしには判断できなかった。
>>639さんのイメージで書きました。おそまつですwあんまり細かいとこはチェックしてないんで。
716 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 22:45:40
639ブームw
小手先の文章をいじってるうちは上達しないんだけどね。
長げえよ
>>701 部屋の明かりをつける。
リビングには誰もいない。
テーブルに無造作に置いた鞄がいやに大きな音を立てる。
一昨日までならここで缶ビールを飲みながら新聞のスポーツ欄を広げている彼が、
私に「お帰り」と微笑みかけていてくれていたのに。
短髪に刈り込んだ角ばった顔には似つかわしくない、あの笑窪が恋しい。
病院から電話があったのは昨日の昼で、会議が終わった直後のことだった。
すぐにタクシーに乗り込んで病院へ向かった。
受付で彼の名前を言うと、にべもなく霊安室に連れていかれた。
横たわる彼はただ眠っているだけのように見え、毎朝そうするように体を揺すれば目を覚ましそうな気がした。
そばにいた警察の人の話によると、彼は飛び出してきた自転車を避けようとして電柱にぶつかったらしい。
即死だった。
毎晩のように私を包み込んでくれた彼の手を、そっと握った。
いつもなら強く握り返してくれるのに、ただ冷たいだけだった。
彼がもういないことなど、とっくにわかっている。
それでも、私は彼が好きだった麻婆豆腐を作り始めた。
とんとんと、葱を切る音が遠い。
中段の過去形は自分なら気にしない。
>>719 すっきりいていて、好き。
で、あらためておもったのだが、「私」と「彼」は同居していたんだよね。
それなのに死んだ翌日に「私」はなぜ部屋にいるんだろ?
お通夜とか告別式に参列しないのかね。
病院の霊安室に「警察の人」がいるのもちと疑問。
お願いします。
<1/2>
「おれ、一生童貞でいようかな」
Kがそう言った時、僕たちは僕の部屋で座ったり寝転がったりしていた。僕は20インチ
のテレビに映った野球の中継を見ながら、Kは僕のベッドに寝転がり漫画の単行本を読み
ながら、それぞれの退屈な時間を過ごしていた。ベッド脇のMDコンポから流れているの
はKが好きな英国ロックバンドの曲で、ボーカルの男は今正に己をシャウトしている最中だった。
「え?」
僕はKの言葉がよく聞き取れなかったので、テレビの画面から目を離し、Kを見た。童貞
がどうとか聞こえたけど。Kは15分前に見たのと全く同じ姿勢で漫画を読んでいる。
「何か言った?」
「だからね、おれはこれからも童貞のままでいようかってさ、思うんだ」
今度はちゃんと聞き取れた。そして僕は驚いてしまった。笑おうとしたが、変な冗談のよ
うでもない。何だと思った。
「えっ、童貞ってあの童貞?」
「そうだよ、他にどの童貞があんだよ」
「うん、無い。でも何でいきなりさ」
「いや、何となく」
「何となくって、何でだよ」
「いや、だからー」
Kは漫画に目をやったまま喋った。
「お前さ、こないだあれくれたじゃん、AV」
確かにやった。1週間程前のことだ。あれは中学の頃に友人から貰ったものだったが、も
う見飽きてしまったのでKにあげたのだ。何とKは17年間生きていて1度もAVを見た
ことが無かったという。あげた次の日には高校の昼休みがけっこう盛り上がった。
<2/2>
「おれ実際すげぇワクワクしながら見たんだよ。もちろんオナニーは幾らでもやってるけ
どさ、前言った通りそれを見たことは無かったんだよ。それでまぁ興奮して学校じゃあん
なこと喋ったけど」
Kは喋りながら時折こちらの表情を見て呼吸をとる。僕は少し笑って見せる。
「でも何かさぁ、考えたらセックスって、つまんねぇって、思う」
Kはそう言った。
僕は思う。そもそもKが今まで童貞だったってのが不思議なくらいだ。僕たちは高校生
になってから知り合ったのだけど、Kは男の僕から見ても中中かっこいい顔をしているし、
背も高く、学校でもよく女子と話しをする。中学の友人の影響だと言っていたが、1年の
時から焦げ茶に染まり、今までもワックスでさっぱりと整えられている髪の毛は、ちょっ
と遊び慣れていそうな印象を僕や他の同級生たちに与えている。彼が今、僕らの学校の近
くにある、女子高の女の子と付き合っているということも知っている。まだ見たことはな
いし、Kはその子のことを話したがらないけれど、すらりと背の高いとても可愛い子だとは噂で聞いた。
「正に」がちと浮いてるな。これは開いたほうがいいんじゃね。
多分他の人が指摘するだろうから寝る前に言っておくけど、2〜3行目の「僕」の多用は、
自意識の強い思春期の語りを積極的に表現していると解釈して、オーライとしておく。
「中中」はまあ「中々」か「なかなか」だろうな。このへん深い意図がないなら、
漢字変換ソフトに任せすぎじゃないか、と注意しておこう。
「彼が今〜知っている」のところは、読点の打ち方を含めてちょっと据わりが悪いな。
読み直してひっかからないか? 作者が引っかかるなら読者は必ず引っかかるぞ。
あと描写は少ないが、これでいい。先にいっとく。
彼らの顔形や服装なんかも分からないが、これでいい。先にいっとく。
俺は悪くないんじゃないかと思うよ。あとは何回か朗読するとか、そこまでいかんでも
ぼそぼそ読んでみたりして、角を丸めていったらいいんでない。
ああ、行頭の一時下げはやっとこう。一応原稿だしな。
あんま絢爛な文体じゃないが、サッパリしてて俺は嫌いじゃない。がんばれ。
内容がないのですが、お願いします。文末の一文ですが、視点が突然変化してます。
区切りをつけるためにと書いてみたのですが、どうでしょうか。意見を頂けると嬉しいです。
スーツ姿の営業マンの波に埋もれて、俺はじっと信号が青に変わるのを待っていた。
目の前をいくつもの機械の箱が音を立てて通り過ぎていく。ボンネットが太陽の光を反
射して、車は通り過ぎるたびに強く光を放っていた。
人と熱と音ばかりに埋め尽くされたこの都市。こんな場所に心なんてあってないような
もんだ。どこを見ても、上辺だけの言葉と笑みばかりが溢れている。本心なんてどこにも
ない。だから、何も考えないほうがいいんだ。暑い暑いとぼやきながら、イライラと信号
が変わるのを待ってさえいればいい。そうすれば、いつの間にか一日は終わっているのだ。
頑張ったって、頑張らなくたって、結局そんなもんなんだ。
信号が青に変わる。周りの人々が軍靴を鳴らし始める。身を委ねるようにして歩き出す
と、目の前を歩いていた人の靴の下から、急に白い羽が現れて俺の靴の下へと消えていっ
た。やっぱり、そんなもんなんだよ。ブリキの兵隊に混じって歩く俺もしょせんブリキの
兵隊でしかなかったんだ。
行進は今日も街を埋め尽くす。
別にぶれてないよ。
ただ比喩の仰々しさと「光」とかの繰り返し、後半羽の出るあたりの読点の打ち方は感心しない。
>>721-722 すでに指摘されているけど
>ボーカルの男は今正に己をシャウトしている最中だった。
ここは違和感あるなあ、
ここも文章のつながりがちょっとおかしいかな。
>今度はちゃんと聞き取れた。そして僕は驚いてしまった。
>笑おうとしたが、変な冗談のようでもない。何だと思った
リライトすると
『今度はちゃんと聞き取れた。驚いた。冗談を言った風でもない。
本気なのか? 笑い飛ばそうと思ったけど、上手く笑えなかった』
こんな感じかな。
細かい部分はいろいろ問題あるけど、全体的な流れ、
シーンの書き方はいいんじゃないかな。
部屋の様子もなんとなく想像がつくし、Kの人物描写に入るあたりも
スムースに流れている。
とにかく先を進めて仕上げることだね。
文章をいじるのはその後でいいと思う
>>724 視点というより文章の問題じゃないか?
>やっぱり、そんなもんなんだよ。ブリキの兵隊に混じって歩く俺もしょせんブリキの
>兵隊でしかなかったんだ。
>行進は今日も街を埋め尽くす。
最後の行が、俺の内面なら視点は狂っていないと思うが主語がはっきりしないよね。
リライト例をいくつか。
>やっぱり、そんなもんなんだよ。ブリキの兵隊に混じって歩く俺もしょせんブリキの
>兵隊でしかなかったんだ。
『兵隊たちの行進は、今日も街を埋め尽くす。』
>やっぱり、そんなもんなんだよ。ブリキの兵隊に混じって歩く俺もしょせんブリキの
>兵隊でしかなかったんだ。
『今日も明日も、流れに身を任せながら、行進を続けるしかないんだ。』
>やっぱり、そんなもんなんだよ。ブリキの兵隊に混じって歩く俺もしょせんブリキの
>兵隊でしかなかったんだ。
『行進で街を埋め尽くす哀れな兵隊たちよ。せめて束の間の夢に生きるがいい』
まあ、こんな抽象的な部分に拘っても文章は上手くならないからね。
さくっと流したほうがいいよ。
町は露にぬれて霧のあいだから姿をあらわす。
雲は人恋しさに町の上空で夜を過ごした。そろそろ太陽がのぼるころだ。
屋根の上に細かな白い糸くずを残しながら、霧はシーツを巻くようにゆっくりと空に舞いあがる。
木々の梢や湿った地面から灰色のほのかな蒸気が、雲に吸い込まれていくようにすうっと立ちのぼる。
しかしすぐにもかき消されてしまう。
やがて、家々のかまどから、こげた松やにのにおいのする黒い煙がわきおこり、しだいに空をおおっていく。
遠くの山々はまだうす闇の中だ。
ツバメが一羽道路をさっと横切ると、明け方の鐘が鳴りはじめる。
灯火が消え、土ぼこりのような影があたりをつつんだ。
そして町は、寝息を立てながらなおもしばらく、明け方のぬくもりの中でまどろみ続ける。
意図はない、ただの描写です。
お願いします。
>>728 こういうのはただの描写ってんじゃなくて小汚い描写っていうんだよ。
暗喩や擬人法は文章を美しくしてくれます、って小学校の授業を受けたばかりってわけじゃないんだろ?
こんなの見せるくらいならお前の日記を投下するほうがなんぼかウケるぜ。
730 :
639:2008/05/28(水) 09:36:34
>>717-720 ご指摘ありがとうございます
>>719さんのは自分も好きです。すごくまとまっています。
>>720 世間の一般常識が足りませんでした。申し訳ありません。
そのへんのところもう少し勉強してから、改めて書き直して、後日再投稿させていただきます。
丁寧なご指摘どうもありがとうございました。失礼します。
文章練習中です。
酷評をお願いします。
日中は暑くなり、陽が長くなる季節。
既に落ちかけた太陽の光が街路樹を照らし、赤く染めている。
もう暫くしたら陽は完全に落ちて、街灯が辺りを照らす時間になる。
良二は学生服をややだらしなく着ながら歩いていた。半そでのワイシャツは、
裾がズボンの外に出されている。
片手にビニール袋を提げていた。近くのスーパーの名前が入っている。
自宅の前に立つと、あいている手でポケットを探り、鍵を取り出した。
鍵を開けて明りのついていない家の中に入る。
やっぱりいないか。
家の中は玄関から全てが見渡せるほど狭い。何も乗っていないテーブル。
洋服ダンス。台所。
あまり家具はない。その分、家はきれいに見えた。実際に良二は掃除も週に一回はしている。
この部屋以外には、トイレと風呂と洗面所が一体になった三点ユニットがあるだけだ。
良二は靴を脱いで家の中に入ると荷物をテーブルに置き、明りをつけずに台所へ向かう。
陶器製のコップを手に取り水道水を入れる。
コップは端が欠けていた。
欠けていない部分に口をつけ、音を立てて一気に飲み干した。
フライパンを取り出し火にかける。スーパーの袋から買ってきたモヤシを取り出した。
それをフライパンに放り込む。
モヤシだけで他には何も入れず、塩だけを振った。
こう見えてモヤシは栄養価が高い。何より安い。コストパフォーマンス的には最高の食材だ。
モヤシを皿に盛る。白くて少し透けていたモヤシは茶色い焦げ目がついている。
正直物足りないが仕方がない。何せ金がない。
一人きりの部屋で良二は、牛丼屋からくすねてきた割り箸でモヤシを食べた。
貧乏臭い
>>731 >日中は暑くなり、陽が長くなる季節。 ――A
>既に落ちかけた太陽の光が街路樹を照らし、赤く染めている。 ――B
AとBのつながりが悪い。
「陽が長くなる季節」→「ようやく沈みはじめた太陽」
か、
「陽が短くなった」→「既に落ちかけた太陽」
のどちらかだろう。
>>731 少々文章がまどろっこしい。
>既に落ちかけた太陽の光が街路樹を照らし、赤く染めている。
これがあれば
>もう暫くしたら陽は完全に落ちて、街灯が辺りを照らす時間になる。
これはなくてもいいと思う。
書きたいこと全部書くのではなく、どれだけ削れるか?を意識するといいかも。
>陶器製のコップを手に取り水道水を入れる。コップは端が欠けていた。
ちょっとカタイ表現かな。
※端の欠けた陶器のコップを手に取り、水道から直接水を入れる。
こんなのはどうかな?
>欠けていない部分に口をつけ、音を立てて一気に飲み干した。
なんかソバをすすってる感じがする。
※喉を鳴らしながら一気に飲み干した。 でどうでしょう?
>フライパンを取り出し火にかける。スーパーの袋から買ってきたモヤシを取り出した。
取り出しの連続が気になります。
以上が特に気になった部分かな。
↑でいったとこだけなおすとこんなかんじか。
日中は暑くなり、陽が長くなる季節。
既に落ちかけた太陽の光が街路樹を照らし、赤く染めている。
良二は学生服をややだらしなく着ながら歩いていた。半そでのワイシャツは、
裾がズボンの外に出されている。
片手にビニール袋を提げていた。近くのスーパーの名前が入っている。
自宅の前に立つと、あいている手でポケットを探り、鍵を取り出した。
鍵を開けて明りのついていない家の中に入る。
やっぱりいないか。
家の中は玄関から全てが見渡せるほど狭い。何も乗っていないテーブル。
洋服ダンス。台所。
あまり家具はない。その分、家はきれいに見えた。実際に良二は掃除も週に一回はしている。
この部屋以外には、トイレと風呂と洗面所が一体になった三点ユニットがあるだけだ。
良二は靴を脱いで家の中に入ると荷物をテーブルに置き、明りをつけずに台所へ向かう。
端の欠けた陶器のコップを手に取り、水道から直接水を入れる。
欠けていない部分に口をつけ、喉を鳴らしながら一気に飲み干した。
フライパンを取り出し火にかける。そこへ今買ってきたばかりのモヤシを放り込む。
モヤシだけで他には何も入れず、塩だけを振った。
こう見えてモヤシは栄養価が高い。何より安い。コストパフォーマンス的には最高の食材だ。
モヤシを皿に盛る。白くて少し透けていたモヤシは茶色い焦げ目がついている。
正直物足りないが仕方がない。何せ金がない。
一人きりの部屋で良二は、牛丼屋からくすねてきた割り箸でモヤシを食べた。
蛇口から水を汲む。とか
>>735 リライト主体のスレってんじゃないんだから大した必要性もなく見せつけないでー
上手なものでなければ目の毒になるだけだよ
>>735 へたなんだから無理してリライトすんなよ。
元のよりはちったーいいだろ?な?いいといってくれよっ
というか、1度指摘してるんだから
全面リライトは蛇足
ハイ。
742 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/28(水) 16:07:11
>>675 亀レスすみません!
参考にします!
回答有難うございました
m(__)m
>>728 下手とは言わないけど上手くはないよ。
視点がはっきりしないから。
神視点なのかな?
こういうポエムチックな文章は、読書量が多ければ中学生でも書けるんだ。
具体性がないからね。いわば簡単な文章。
どこから見た誰の視点で描かれたものなのか。
ある程度具体的な部分がないと、時代背景もわからないので冒頭としても
厳しい。その描写にどういう意味があるのかを感じさせるように
書くことを心がけると上達するよ
呼ばれもしないでリライトに精を出して、挙げ句に総スカンくらう流れは相変わらずですね。
>>731 描写がイマイチだね。
まず冒の描写が神視点っぽいのがマイナス。
良二視点なんだから、良二の目に写る街の風景や印象を、具体的に良二の
言葉で表現したほうがいい。
>良二は学生服をややだらしなく着ながら歩いていた。半そでのワイシャツは、
>裾がズボンの外に出されている。
>片手にビニール袋を提げていた。近くのスーパーの名前が入っている。
この辺りの描写もどうかな。
外部から客観的に書くなら「だらしなく」はいらないんじゃないかな。
夏服ってシャツは外に出てるもんだろ?
学校帰りならカバンをもってると思うので、ビニール袋だけってのもなんだか
あれだし、スーパーの名前云々も、スーパーで買い物した〜と説明したほうが
自然に収まると思う。
全体的に神視点チックなので、三人称の人物視点の場合、外部カメラは
書き手の主観を挟まないという原則を意識すると、少しよくなるんじゃないかな。
>全体的に神視点チック
めちゃくちゃな批評だね。
ワロタw
>>725 ぶれてないですか。一安心です。
比喩、仰々しかったですかね……。機械の箱は、やっぱり浮いてるような気がしますもんね。
あと光について。見落としてました。ありがとうございます。
読点も、バランスが悪かったですね。何だか変なところで入れてしまうクセがついてしまったように思います。
>>727 三つのリライト例ありがとうございます。
それぞれ違った印象を与える文末になってて面白いです。
狙ったのは一番上の文章が近いと思います。よりしっかりと完結している文に見えるので、参考にさせてもらいます。
また書いてみます。お二方、ありがとうございました。
>>723,
>>726 ありがとうございます。
確かに突っ込み所が満載ですね。書いてる途中はそこまで違和感感じなかったのに……。
指摘の点は自分でも不審がりながら書いてました。見破られたような気持ちです。ちょ
こちょこっと修正するのも難しいものですね。脳の構造かな?努力かな?
もちろんまだまだ初めなので、下手をも気にせずにもう少し書いてみようと思います。
為になりました。ありがとうございました。
750 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/28(水) 23:53:32
>>595 ちょっと文学的な描写をした。能天気な会話とのコントラストがきわだつな^^
全裸でテーブルに上っている洵と加菜。本来、テーブルは人間が、ましてや全裸で上がるべき場所ではない。
テーブルに似つかわしいのは料理を盛った皿であり、ドリンクで満たされたグラスである。
そのため清潔であることが人々が共通で期待する、テーブルがそうあるべき姿である。そこに愛液が垂れ、溜りを作っているのである。
以前洵は、全裸で教室の後ろのコーナーにある掃除道具入れのブースに閉じ込められた事がある、
屈辱ではあったが、そこは妙にその時の自分のみじめな立場に似つかわしい場所に感じられた。
薄暗さが自分の身を覆ってくれていた。今、部屋の照明は二人の肌を明確に浮かび上がらせている。
洵と加奈は、意思を持たぬその部屋そのものから攻め立てられている様な感覚を憶えた。
751 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/28(水) 23:54:55
>>595 腹減った。飯食う前に暫定の原稿じゃ^^面白いだろ?^^;;;
ギブ、ギブミーマウス、サッキバ、スィーリー
悠子が、ギャグでなく真面目に言ったようなので、二人は笑った。
ぎゃははは、サッキバ、スィーリー! と雅美。
あはははは そりゃ英語に訳したんじゃなくて、英語みたいに発音しただけじゃん と拓也
あっ、笑った拍子に出てきた。と喜ぶ悠子。リズムを止め、ぐいっと茎を下に引っ張る。
確かに知っておいた方がいいね。何て言うの?
カウパー線液て言うんだ。
スカパーとかカルビーとか言いそうだわ。
悠子は指で拓也の亀頭に湧き出したカウパー線液を拭い取り、うっとりとして舐めた。
悠子ちゃん、こんなちっちゃな瓶に我慢汁詰めて売ってたら買う?
雅美は親指と人差し指でニセンチほどの隙間をつくり、悠子に尋ねた。
そうね。値段によるけど買うと思うわ。ブラッドピットのなら5000円、あんたらなら105円ね。
ずいぶんだね。それはそうと、パーの悠子ちゃんが買うからカウパーと憶えればいいよ。
あんたたち失礼なやつらね。まあいいこと教えてくれたから許してあげる。さあ、今度はマー君よ。
僕を外人だと思って練習してごらん。さあ、なんて言う? といつの間にか全裸になっている雅美。
ギブ ミー マウス えーと、パー、パー
5秒でカウパーという言葉を忘れた悠子だった。
(えーと、瓶に詰めて、私が買うんだったわね)
ギブ ミー マウス、パーユーコ、ジール!
あっははは 自分でパーユウコだってよ!
ぎゃははは、腹いてー
サッキバ、スィーリー
パーユーコ、ジール
真面目な話。この2つの意味がわからん
誰が誰やら読んでてわからん
>>753 森博嗣さんなんて、いくらでもタイトル出てくるようでうらやましい。
(中身はあまり感心しないが)
俺の担当も森さんのタイトル作成能力はすごいといっていた。
そんな俺と担当の会話。
「×××って仮題にしたんだけど、俺タイトル考えるセンス全然ないんだ」
「確かにセンスないですねえ」(俺、ちょっとだけ傷つく)
「なんかいいのない?」
「△△△とかどうです」
「えええ!? そりゃねえべ、まだ×××まだマシだろ」
「いやあ、×××よりは△△△の方が・・・」
不毛な会話が続く。
757 :
731:2008/05/29(木) 14:23:51
>>733 了解です!繋がりを意識してみます!
>>734 色々ご指摘ありがとうございます。直してみますね!
>>745 良二が見えたものや印象ですね。
確かに自分でだらしないとかは思わなそうですね!
夏がどんなにすばやい翼をもっているか、弟の伸二ほど痛切に感じていた人間は
いないだろう。夏は小鳥のように北海道の木立のあいだを翔け抜け、小川や池の水面を
かすめ、きらきら輝く大空の彼方へ飛び去って、コートやスカーフにくるまって震えるぼくたちを
置き去りにしていった。
弟が黒田智子の命を救ったのは、そんなふうにたちまち過ぎ去っていく夏のある日のこと
だった。彼は近くの製材所に捨てられていた材木で筏をつくった。木材のすき間をぼろ切れと
泥でふさいで、できあがった筏を川まで運ぶのを手伝ってくれとぼくに頼んだ。川幅が
広がり、深さも増している場所に持って
ちょっと途中からですがお願いします。
心の動きを書きたいのですが、アドバイスをお願いしたいです。
気になる点なども教えていただきたいです。
コンビニのアルバイトを終えた良二は、お惣菜売り場に足を運びおにぎりを三個手に取る。
シャケとオカカを二個の計三個だ。おにぎりの中で一番美味いおかかが二個も残っていたのは僥倖だった。
「じゃあ店長、これもらって行きまーす。お疲れ様っしたー」
このコンビニでは昼飯と夕飯の時間帯に仕事しているものは、メシ代と称して五百円分までの商品を食べていいという、
ありがたい制度がある。これで何とか生活が持っているようなものだ。
良二は食事の時間帯に入っているわけではないが、貧乏な良二を心配してくれている優しい店長が、特別にお目こぼしをしてくれている。
店長と先輩の低い声を唱和させて挨拶を返してくる。
「お疲れー」
「お疲れ様でーす」
自動ドアが開き外へ出る。
外は既に真っ暗になっており、明りは街灯の光のみ。羽虫が街灯にたかっていた。
手に入れたおにぎりを楽しみに家に帰ると、家の中からは光が漏れ出していた。
あれ、電気なんかつけたっけな。
首をかしげながらポケットを探る。ロックを解除しようとしたが、鍵が回らない。
ますます不審に思ってドアを開けると、鍵はかかっておらずすんなりと開いた。
中に二年間帰ってこなかった母がいた。良二は目をみはる。
母のシワが刻まれた顔は年齢を感じさせる。
服は年甲斐もなく、似合っても居ない派手な服装だ。
髪を巻き、茶色に染めた母が咎めるような口調で言う。
「なに、やっと帰ってきたの良二」
帰ってくるのが遅いと母に咎められ理不尽なものを感じたが、それを胸の奥にしまう。
どろどろとした怒りが胸の奥に沈殿していく。
家の中に入り、テーブルにおにぎりを置きながら答える。
「今まで何やってたんだよ母さん」
>>759 ・短いスパンでコロコロ変わる視点
・言葉の使い方が間違っている文章
・言葉の足りていない文章
これだけじゃなく、他にもツッコミどころ多すぎ。
>>759 説明だけで描写が全然ないよね。
>自動ドアが開き外へ出る。
>外は既に真っ暗になっており、明りは街灯の光のみ。羽虫が街灯にたかっていた。
>手に入れたおにぎりを楽しみに家に帰ると、家の中からは光が漏れ出していた。
途中とは言うけど、この辺りの書き方を見る限りでは、基本的な描写能力に難があると思う。
どんな場所なのか、どんな人物なのか。
客観的に見えるものを追いかける練習をしたほうがいい。
762 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 02:13:03
おかかが二個も残っていたのは僥倖だった。
僥倖なんて使うの福本伸行の読みすぎだろ^^
763 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 02:15:03
この程度の幸運はむしろ
ラッキーだった みたいに軽い言葉でいいんでないかな?
764 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 02:20:17
>>731 火にかけてもフライパンが十分に熱せられるには時間がかかるので、ワシならここで意識の流れを入れたいな^^
僥倖くらいなら、それほど難解な言い回しでもないような
766 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/30(金) 02:37:02
僥倖はしょっちゅう使うよな
最近の若者の間で流行っているらしい
おっさんは知らないんだよなあ流行を
767 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/30(金) 03:26:51
ふむふむ
768 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 03:29:10
ふみふみ^^
スーパーで寿司が半額になっていたのは僥倖であった。
↑
こういうのは可笑しいよw流行も糞もない。狙いでもないかぎり、ただ「僥倖」言いたかっただけちゃうんかと。
770 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/30(金) 03:41:45
>>769がいいこと言った
僥倖なんて普通使わないよ
771 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/30(金) 04:47:01
ねえ、ローションを塗って。豊満な臀部とその中央に咲く菊の花を惜しげもなく拓也の眼前にさらし、悠子はねだった。
拓也が容器を押して肛門にローションをたらすと、その冷たさに肛門がぶるぶるっと震えた。
表面だけじゃなくて、浣腸するみたいに中にもいれて。たっぷり塗らないと、すぐ乾いて痛いの。
(そういえば洵もあの時痛がって泣いたな。)拓也は容器の先端を肛門に押し込み、容器をぐいとへこませた。どくどくと冷たくぬめるローションが直腸内に流れ、悠子は んああああとうめいて、膣で雅美のペニスを締め付けた。
卓也は容器の先端を引き抜いてふたをすると、ベッドの下へ放り投げた。コンドームをはめ、先端をぬれ光る肛門の真ん中にあて、
ぐいっと押した。先端が入ったところで、
ねえ、一気に押し込まないで。小刻みに前後に動かして入れて。入りやすいから! と悠子。
はいはい、わかりましたよ。アナルのベテランさんには逆らいません。
言われた通りにして、とうとう根元までずっぽり肛門に挿入し終えた。
俺さあ、アナル入れるの始めてだけど、締め付けがきついし、直腸って真っ直ぐじゃないのね。先がこすれていい感じだわ。ケツの眺めもなかなかエロイし
と、拓也が仰向けの雅美に話しかけた。
えっ、ケツやんの初めてじゃないだろ、拓也?
したことねえよ。誰の話と混ざってんだ!?
俺さあ、この間洵の携帯写真チェックしたんだけどさあ、洵のケツにはめながら後ろから写した写真があったぞ。あれお前じゃないの?
知らねえよ。中学のころやられたんだろ。
中学のころか?高校なってほかのやつにやられてて俺たちに黙ってるってのは重大な報告義務違反だよな。あとで俺が潤に聞いといてやるよ。
余分なことすんじゃねえよ! イラついた拓也はきつい調子で雅美を怒鳴りつけたが、すぐしまったと思った。ここは、平然と、ああ、聞いてくれと開き直るところだった。
自分は、潤に、誰にも言うなと念押ししている。威圧感のない雅美に聞かれても、まず喋る心配は無いのだ。
今晩一度集まりがばらけたあと、携帯でさらに念押しすればいいだけのことだ。一方、雅美は拓也にどやされ、カチッと怒りのスイッチが押された。
日笠さん・・・じゃなかった
木楽さん・・・名無しで自演しないでくださいw
小説読んでれば、僥倖ってそれなりに出てくるだろ
平易とは言わんが、嫌味にならない程度にありふれてる
なんで福本にこだわるんだ
脳みそねえのかよ。
場面にそぐわないから指摘されてんだろうが。
コンビニでオカカのおにぎり見つけて「僥倖」だなんて言って
それが普通の表現だなんて思うのはどうかしてる。
いかにも福本さんが使いそうな表現だ。
だが狙ってやってるならOKだぞ。
オカカのおにぎり発見!→僥倖
こういうギャップはありだが、その効果はユーモアへと傾く。
こういう表現をまじめにやって独特の世界観を作ってるのが福本伸行。
誰もがやって成功する手法ではないから真似するのはやめとけ。
無意識でやってるならボキャブラリーが逆に貧困なんだろうな。
全体的に堅い表現が好きみたいだから、僥倖だけ浮いてるとは感じんけどなぁ
しかし福本好きだな
ファーストインパクトが福本でもない限り
僥倖で福本なんて連想せんだろ
>>777 >全体的に堅い表現が好きみたいだから
どこが?
>このコンビニでは昼飯と夕飯の時間帯に仕事しているものは、
>メシ代と称して五百円分までの商品を食べていいという、
>ありがたい制度がある。これで何とか生活が持っているようなものだ。
>良二は食事の時間帯に入っているわけではないが、貧乏な良二を心配してくれている優しい店長が、
>特別にお目こぼしをしてくれている。
この辺なんてほとんど口語の平易な表現だれけじゃねーか。
である調なことだよ
ありがたい、お目こぼしなんかも、それに一役買ってると思うけど
僥倖も、地の文がセリフ調だったら違和感持つけどさ
あと用法としては合ってるだろう
思いがけない幸運って意味なんだから、平易か難解かの議論を抜きにすれば
状況に則してると思う
782 :
759:2008/05/30(金) 10:37:01
皆様酷評ありがとうございます。
本人からどう見えるかっていうのを意識して書いてみたのですが、難しいですね。
それで口語を使ってみたのです。
あまり意識はしませんでしたが、福本は好きですw
小説であの雰囲気を出すのは難しいですよね。
僥倖は頭の中に普通に浮かんできました。
今考えると幸運とかラッキーとか色々あるんですけど、語尾が貧困ですね、自分。
>>760 短いスパンで視点がかわるというのは、場面がすぐ変わりすぎということでしょうか?
コンビニ>夜道>家 みたいな。
>>761 描写のほうは、あまり重要ではない人物や場所のため省いたのです。
そのような場合もしっかり書いたほうがよいのでしょうか?
783 :
759:2008/05/30(金) 10:38:42
多分用法が違うと言うのは「僥倖」ではなくて、
「唱和」の使い方が違うよって意味なんじゃないかなって思ってます。
である調にすれば堅い表現なのか。
木楽さん必死すぎw
僥倖は知っているが福本伸行は知らない。
まあちょっと浮いてる感じだね、僥倖は。
日本代表中のナカータくらい浮いてる感じ。
>>787 盗塁王
一般文芸だと、ルビを振るかどうかボーダーくらいか。
頻出ではないが、それなりに見かける表現だな。
>>789 そりゃ僥倖ぐらい小説読んでればいくらでも出てくるだろうが。
問題はコンビニでおかかのおにぎり見つけて僥倖だと言っちゃうようなレベルの小説をよく見かけるのかどうかだ。
主人公にそういう大げさな表現をする奴って色を付けたいのなら別にいいし、
そこまでのど貧乏であることを強調したいのであればアリと言えばアリだろう。
しかしその場合、一般的な若者像からは若干離れてしまうことを承知してなければならない。
まあ逆にラノベチックになるとも言えるな。
アキバ系の人って何気ない日常で小難しい熟語を使うよね。
ううーん。小さな幸せにも当てはまる言葉だから、あまり大げさって感じはしないかな。
語感から仰々しいとか大仰とかの印象が重なるのかな。
チャールズブロンソンナツカシス^^ 今日は筆が伸びない。
書き直すと思うが、書く熱意の継続をしめすため、見せちゃる^^
ねえ、ローションを塗って。豊満な臀部とその中央に咲く菊の花を惜しげもなく拓也の眼前にさらし、悠子はねだった。
拓也が容器を押して肛門にローションをたらすと、その冷たさに肛門がぶるぶるっと震えた。
表面だけじゃなくて、浣腸するみたいに中にもいれて。たっぷり塗らないと、すぐ乾いて痛いの。
(そういえば洵もあの時痛がって泣いたな。)拓也は容器の先端を肛門に押し込み、容器をぐいとへこませた。どくどくと冷たくぬめるローションが直腸内に流れ、悠子は んああああとうめいて、膣で雅美のペニスを締め付けた。
卓也は容器の先端を引き抜いてふたをすると、ベッドの下へ放り投げた。コンドームをはめ、先端をぬれ光る肛門の真ん中にあて、
ぐいっと押した。先端が入ったところで、
ねえ、一気に押し込まないで。小刻みに前後に動かして入れて。入りやすいから! と悠子。
はいはい、わかりましたよ。アナルのベテランさんには逆らいません。
言われた通りにして、とうとう根元までずっぽり肛門に挿入し終えた。
俺さあ、アナル入れるの始めてだけど、締め付けがきついし、直腸って真っ直ぐじゃないのね。先がこすれていい感じだわ。ケツの眺めもなかなかエロイしと、拓也が仰向けの雅美に話しかけた。
えっ、ケツやんの初めてじゃないだろ、拓也? したことねえよ。誰の話と混ざってんだ!?
俺さあ、この間洵の携帯写真チェックしたんだけどさあ、洵のケツにはめながら後ろから写した写真があったぞ。あれお前じゃないの?
知らねえよ。中学のころやられたんだろ。
中学のころか?高校なってほかのやつにやられてて俺たちに黙ってるってのは重大な報告義務違反だよな。あとで俺が潤に聞いといてやるよ。
余分なことすんじゃねえよ! イラついた拓也はきつい調子で雅美を怒鳴りつけたが、すぐしまったと思った。ここは、平然と、ああ、聞いてくれと開き直るところだった。
自分は、潤に、誰にも言うなと念押ししている。威圧感のない雅美に聞かれても、まず喋る心配は無いのだ。
今晩一度集まりがばらけたあと、携帯でさらに念押しすればいいだけのことだ。一方、雅美は拓也にどやされ、カチッと怒りのスイッチが押された。
>>791 結局はセンスだから何とも言えないけどね。
コンビニでおかかのおにぎり見つけて僥倖だと言うのが普通なのかもしれないし。
物語も冒頭だし主人公がそういうキャラなのかもしれないし。
>>793 ド下手だな。
3P書くならもう少し状況を分かりやすく書けよ。
地の文と台詞をはっきり分けても問題なかろう。
色気もへったくれもない文章なんだから、せめて読み易くしろ。
ヒント:46歳無職童貞日笠省三
798 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 13:24:29
適切な使い方
このスレに今気楽さんが誘導された事は俺たちにとって僥倖だったな
とオフ会で幹事が言った
799 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 13:29:19
ワシが、満足いってないので書きなおすが、今日も書いた証拠に見せちゃるとはったやつを
勝手にここへ貼るんだよ^^
持ち込み時に括弧とかつけて清書するし^^
てーかワシは自分では自分の文章ここに貼らないから。
貼るのは荒らしで、レスつけると喜んでもっと貼るからまあスルーするのがいいと思うよ^^
それは僥倖というより窮境だな
>>799 誰が貼ろうと構わんけど、お前がどこかで未完成の文を垂れ流してるからだろ
言い訳するくらいなら、ついでに完成品持って来いよ
大好きなおかかにぎりが残ってたのが「ちょっとした僥倖」なら
特に違和感もなかった気がするけどなあ
おかかおにぎりと僥倖の間にギャップを感じないならいいんじゃね?
ナンセンスもセンスのうち。
804 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 14:12:33
805 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 14:14:25
これは普通のパチンコ台ちゃうぞ^^
一玉2000円の 悪魔の沼というパチンコ台じゃ^^
カイジは僥倖って言葉をよく使う。
807 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/30(金) 14:20:38
うんぷてんぴ とかもね^^
今木楽さん、真面目なスレなので荒らすのはやめてください。
お願いします。
809 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/30(金) 14:30:43
782
語尾が少ないなら増やせばいいんじゃにゃいかにゃ?
>>807 運否天賦(うんぷてんぷ)、
のことか?
811 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/30(金) 14:54:14
こんな感じで5枚の写真の描写するが、5枚目で読者に謎を投げかけて興味を引く戦略じゃ^^
加奈は家を出る前にその日の新聞の一面を開き、大きい文字の見出しを五つ、付箋に書き写す。
そして5枚の写真に貼り付け、ケースカードに入れ携帯しなければならない。直子の家も同じ新聞をとっているので
、チェックされるため、毎日毎日この作業をしなければならない。
写真は、全て加奈のものだ。一枚目。セーラー服の加奈が自分でスカートをめくりあげている。背景に写る噴水やベンチからそこは昼の公園とわかった。
しかも、そのベンチには、カップルが腰掛けている。ほとんどへそのあたりまでめくられたスカートの下は、肌を隠すものは一切身につけていなかった。
しっかり目を開けてレンズを見ているその顔はあまりの羞恥に赤らみ、口の周辺に力がはいり、わずかにゆがんでいる。
こういう状況、構図の写真はSMもしくは露出プレイ愛好家たちによって今までも数知れず撮られて来た事だろう。だが、その写真には際立つ特徴があった。
それは、撮影者直子の、歪んだ美意識を反映したものだった。
体の中央線の、カメラに向いて左半分は陰毛が茂っているが、右半分はつるつるに剃り上げられていた。
完全に剃りあげられたパイパンなら美しく、また見た人も、剃られたのか生まれつきの体質か判りかねる所なのだが、
半分茂み半分無毛のコントラストはグロテスクであり、一種異様な卑猥さをかもし出していた。
うんぷてんぴ(何故か変換できない)wwwwwwwwwwwwwwwwww
こんなんで添削しようとか勘弁してください屁笠さんwwwwwwwwwww
次スレ立てる方
お手数だがテンプレ、できれば
>>1に推奨NGワードとして
「今木楽 ◆6XdTbx4o0E」よろしくお願い
いつもの流れだな
ゴミ扱いされた省三がNG登録
いい加減学べよ
>>802 ちょっとした僥倖、てのがそもそも不自然だとおもうけど
そのくらいの言葉遊びはぜんぜんおkだろね。
元の文よりそっちのがしっくりくるし。
ま、僥倖を使うのがやはり大袈裟ってことでせう。
まだ印象操作やってたのか
198 :名無し名人:2007/12/16(日) 13:16:35 ID:ddw46rEW
今木楽については195の言うことで大筋であってる。
倉敷のキャバ勤めだった今木楽の知り合いに聞いた話では、
今木楽は稼いだ金でキャバ嬢に鍋など飯をおごっていたが、
そこで聞かされる話は超つまらなかったらしい。
ところが本人だけは面白いと思っているから手に負えなかったそうだ。
こいつがやめると知った時、皆で手を叩いて大喜びしたってよ。
もちろん金づるで利用しようとしてる女も一緒にな。
202 :名無し名人:2007/12/16(日) 14:58:22 ID:ddw46rEW
今木楽の悲惨さは相当なもんだよ
上には媚びへつらい、仕事ができると思ってるからたちが悪い
本当は動きに切れがなく、あいつは使えなかったとやめた後々まで
マネージャーがしばらく言ってたぐらい。
しゃれになんないけど、こいつにはここには書けない身体的欠陥があって、
同僚の男の口から女の間に伝わっていたのだ。
だからほとんどの従業員は女と関係を持つが、こいつは一切なかった。
23 :名無し名人:2007/12/24(月) 01:02:16 ID:huCRs6z6
相変わらず馬鹿やってるな
こいつは昔、倉敷のキャバレーにいた元祖ミツグ君だからね。
当時から冴えないデブで、下心はミエミエだったが
超奥手で万一の間違いもない安全なアッシーとして、
女共は今頃は蟹とか奢らせていたんだよな。
それでもコイツは超つまらない人間だったから
敬遠する女も何人かいたらしいけど。
しかし、当時の源氏名よく覚えてるよなー
稀少なる労働経験だからかな?
30 :名無し名人:2007/12/24(月) 01:43:20 ID:huCRs6z6
あ、そうだ。
今木楽が当時、一部のホステスや同僚から裏でつけられてた
あだ名を教えてやろう
ずばり「だるま」!!!
眉毛の上あたりが異様に出っ張ってて、顔も似てることから
つけられたそうだ。
本当に怯えて出てこなくなったからまた今度来るぜ。
俺は週に20万は稼いでるが、こいつは月で15万とは笑ったよ。
ハゲドゥ
スレに資すればどんな奴でもいいし
資さないならどんな奴でもクソだ
確かにコテ粘着はうぜえな。
その固定がうざいならNGで消しちまえばいいだけだもんな。
ただ今木楽が資するのかが疑問ではあるがw
何にせよコテ粘着は迷惑だわね
描写を増やせ君
小説になってない君
主人公視点じゃなければ全部神視点君
説明ばっかりなんだよね君
よりはマシだわ。
>>824 オヤジさん、批評レスにつっかかるばかり君も追加ね!
>>782 描写ができるけどやらない、のと、描写ができないからやらない。
のは全然違うよ。
描写ができるならちゃんと描写を入れたものを再投稿してみたら?
>>826 もっと描写が必要だから描写しなさいと説教するのと、
べつに必要ないかもしれないけどとりあえず描写しなさいと説教しとくのとでも、
随分おおきなへだたりがあるよ。
まあ描写の練習したいならそれ用の話書けばいいだけだしな。
物語を作ってるのに描写だけをクローズアップされてそこを指弾してもあんまり意味ないな。
829 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/31(土) 00:46:30
>>812 読んでみたけど、文章についてはよく書けていると思った
特に登場人物の会話は自然だと思った
ただ、この小説では、法事であったり結婚式であったりハイキングであったりと、
シーンが色々と変わることもあって、主人公をめぐる状況の説明が増えすぎた
この小説のテーマとしては、本作の末尾にある
>ウェディングケーキの前にいる自分と椎名を思い描くと、心の底で静かに
>希望と不安が波うつのを感じた。
というあたりだと思うけど、とにかく説明が多くて、肝心の主人公の内面があまり
感じられなかった
説明するのを少しおさえて、主人公の内面を読者にもっと感じさせるようにしてほしいと思った
以上、駄文であった
830 :
829:2008/05/31(土) 00:53:30
>>782 >描写のほうは、あまり重要ではない人物や場所のため省いたのです。
>そのような場合もしっかり書いたほうがよいのでしょうか
本気でそう思ってるなら、もうちょっと本を読んだほうがいいんじゃないかな。
結論を言うと不必要な描写がある割りに、必要な描写がない。
例えばバイト先のコンビニのシーンで、店長のお目こぼしを描いているということは、
良二の貧乏な生活を描き、かつ、周囲の人物と良好な関係を築いていることを
示すのが目的なはず。ならば、周囲の人物描写は必要になってくる。
逆に、挨拶のシーンや自動ドアが開くなどはあってもなくてもどうでもいい描写。
>外は既に真っ暗になっており、明りは街灯の光のみ。羽虫が街灯にたかっていた。
>手に入れたおにぎりを楽しみに家に帰ると、家の中からは光が漏れ出していた
これだけでは舞台となるコンビニや家の立地がわからない。
家がすぐ隣にあるように読めるが、それならそういう風に書いたほうがいい。
普通は帰り道の視覚的な情報(町並み)を描写しながら、主人公の心理描写を加えて、
良二がどんな生活をしているのかを補足するんだけどね。
例えば、貧乏なら給料日や給料の額が気になるだろうし、公共料金の支払いとか
学費とか、趣味に使っているお金のこととか、いろいろ思うことはあるはず。
そういう「心の動き」を書くことでキャラが立っていくわけね。
服装なんかもそうだね。服装を通じてキャラの経済状態や趣味を表現するのは
基本中の基本。
「家」なんかは重要なシーンだと思うが、これも「家」と出てるだけでまったく描写がない。
大邸宅なのかこじんまりした家なのか。ボロ家なのか。
ドアをあけてすぐに母親が見えたらしいが、母親はテーブルがある居間にいるんだろ?
ドア開けてすぐに居間って、どんな構造の家なんだ?
玄関はないのか?
もしかして1ルームのアパートなのか?
長屋みたいな貸家ならそういう場合もあるかもわからんが、描写がないので全然わからん。
描写が不要だから削ったというレベルではなく、書けないレベルだと思う。
833 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/31(土) 06:26:21
834 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/05/31(土) 06:27:05
あっ 誤爆した^^ごめんね^^;;;
835 :
759:2008/05/31(土) 08:49:05
>>832 あまり出てこないキャラでも、立ち位置的に重要だから、ってことですよね
それお町並みの描写がないと、家が近くにあるような感じがしますね。
精進します。
内容の表現仕方まで考えていただいて、ありがとうございます。
それと、家の描写がないのは家がこれで二度目の登場だからなんですけど、
その場合も描写は必要でしょうか?
>>812 読んだけど、本人の依頼ではないようなので、パス。
812です。
829さん批評してくださってありがとうございます。
個人的には、829さんが引用されているような心理描写の部分が最悪だと思っています。
感情を表現するのなら客観的な描写でやりたいと思っています。
836さん、本人です。
トリップと「2ちゃんで批評中」という文章をトップページ貼り付けます。
>>835 そういう言い訳をしているうちは上達しないよ。
投稿文のすべてに描写らしい描写がないのに、他の部分で描写ができている
とは思えないし、文章の組み立ても一つ一つの行動が飛びがちで連携が悪く
描写ができない素人の書き方。
839 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/31(土) 17:11:31
言い訳ってほどでもないような
>>838 >投稿文のすべてに描写らしい描写がないのに、他の部分で描写ができている
>とは思えないし、文章の組み立ても一つ一つの行動が飛びがちで連携が悪く
>描写ができない素人の書き方。
無意味な体言止めを使ってると上達しないよ。座りの悪い文章になってる。
まずは人が読むことを意識することだね。書いたあと音読してみるといいよ。
彼にとってはここは描写の評価スレだから。
>>824 絶対に退かない定番酷評メンバーリストワロタ。
投稿する際には彼らのレスには要注意。
用量用法を考えて適切に受けとってください。
>>812 >母親の菜津子が癌で死んで七年がたった。法事のあったその日、菜津子の墓のある
>墓地から、二次会というべき酒の場が設けられている家へと戻る途中で雨が降り始
>めた。墓地は山の中腹にあった。法事の途中で、暗い雲の塊が、磨かれた墓石が
>波状に並ぶ斜面を覆うと、父親の伸之が「天気の悪なるごたるけん、場所ば移そか」
>と言って法事をはやめに切り上げたのだった。参列者たちは小走りで駐車場に戻っ
>ていった。
冒頭だけどね。
んー、まぁ、なんかそれなりに上手そうに見えるんだけどね。
いろいろ突っ込みどころがあるな。
まず、死んで七年の法要って七回忌かと思うが、これは六年目に実施するもんだぞ。
次の、「法事のあったその日、菜津子の墓のある」とあるが、語り手は子供じゃない
のか? だったら、「法事のあったその日、母の墓のある」が普通だろ。この子供は、
母親を名前で呼んでたのか? 視点の人物が使わない言葉を使うと違和感バリバリに
なるぞ。
次の「二次会というべき酒の場」とあるが、葬式なら「お清め」とかいうが法事でど
ういうか知らん。が、さすがに「二次会」はないだろう。イベントの打ち上げじゃな
いんだから。
こういう時は、「墓に線香をあげ、次の酒の場に移ろうとしたとき」というように、
分からなくっても、名詞をちゃんと説明すればいいのであって、正確な単語を知らな
いのに安易に知っている単語で代替せんように。
その次の「墓地は山の中腹にあった。」は普通は、墓地で向かう場合に使う言葉使い
であって、帰りに使うのは適切でない。というか、冒頭部分の時間がごちゃごちゃ。
時系列に並んでないし、作者も書いている文が時間帯のどの位置にあるかしっかり把
握してないんじゃないか? 視点が飛んでるわけでは無いが、時間が飛んでて前後関
係が一読してわからんぞ。
てな感じだ。いろいろな面で雑。もっと、精度を高める必要あり。
845 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/31(土) 20:54:14
いや、そういうの全部分かってやってるから。
も--------
D出るようにしろよこの板よーーーwwwwwwwwwwwww
IDだよIDばーーーーーーーーーーーーーか
なんでIDないんだろうな。
猿並の駄文に酷評つけてもらえるだけありがたいと思え
850 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/31(土) 22:13:23
本人じゃねーだろ
853 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/31(土) 22:29:11
その怪物どもがバンパラス島に現れてから十二年の月日が流れた。
いや、正確には発見されてから十二年と言うべきだろう。
なぜなら、人間に発見されるもっと前から生息していたかも知れないからだ。
まず、ここまでの経緯を読者の皆さんに説明する必要があるだろう。
今日は二千四十八年の七月二十六日だ。バンパラス島の正確な位置は
ちょっと教えることができないが(実は僕も知らないのだ)
だいたいオーストラリアの北西にあるとだけ言っておこう。
島自体は決して大きくない。佐渡島と同じぐらいだ。
元々、この島は無人島に近い状態だったのだが、島の中央から
南西に流れるメトン川の水はとても綺麗で水不足に悩まされることはないし、
島のあっちこっちにミュールの木が生えていて、それに生るミュールの実は
栄養たっぷりでとても美味しい。
だから、時々旅行で人が訪れてはしばらくこの島で暮らすなんてことが
よくあったらしいが、不思議なことに二千三十六年になってこの島に渡航した
人間が誰も帰ってこないとの報告があったのだ。
この島への渡航者はそのほとんどがオーストラリア人だったため、
事態を重く見たオーストラリア政府は視察団を派遣したのだが、
なんと途中で通信が途絶えて消息不明になってしまったのだ。
《これはただ事ではない!》
このニュースはオーストラリアの全土に放送され、
パンパラス島には渡航禁止命令が出された。
さらにオーストラリア政府は高精度の衛星写真で島の様子を観察し、
さらに軍隊を派遣した。すると、とんでもない事態が確認された!
《この島には怪物がいる!》
854 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/31(土) 22:29:58
・・・・・・! 衝撃の事実だった。それも怪物は種類ではない。
何種類もいる。体系はそれぞれ違い、大きい怪物は全長五メートルもあるが
小さい怪物は三十センチにも満たない。
怪物はそれぞれ特殊能力を保持していて、人間が近づくと襲い掛かった。
軍隊はその後も世界各国から派遣され、島にはミサイルまで打ち込まれたが
怪物の方がしぶとかった。しかもどんどん繁殖しているらしく、
数は増える一方だ。
《最早、手におえない!》
そう考えた世界各国は軍隊を撤収した。
幸いにも怪物は島から出てくる様子がなく、
かくして世界中から隔離されたこのバンパラス島は怪物達の楽園に
なってしまったのだ。
ここまでです、2レスですが、酷評お願いします。
面白い。
続きを書け。
>>854からは説明はやめて物語に入った方がいいな。
怪物の説明などはしないでいい。
謎のままのほうが面白そうだな
>>844 こういう批評は参考になるな
本人だったら心が折れそうだがw
ど素人です。酷評お願いします。
ホームレスだとか、ワーキングプアだとか、流浪人とか。いろいろ呼び方はあるが、
そのどれもに共通していることがある。それは、ちゃんとした家がないこと。
彼の名は米田明生。十九歳のホームレスである。
愛知県、名古屋市。白川公園が彼の住処だった。高校を卒業して大学に進学するも
「何かが違う」と言い、家を棄ててホームレスになった愚か者である。
白川公園――ホームレスの溜まり場。立派な施設の整っている科学館に、美術館もある。
ダンボールとブルーシート、それからベニヤ板で造った彼の「いえ」。猫と共に
暮らす彼は、それなりに人生を楽しんでいた。高校生のうちに英検二級、文章検定三級など
資格をとっていたためちゃんとしたバイトをして収入はそれなりに得ている。
身分を示すもの――家を出るときに失敬した保険証や何か――もある。
明生はちゃんとした人だった。別にいじめを受けていたとか、親との関係が修復不可能だとか言うこともなく、
帰ろうと思えば帰られる。親は歓迎はしないだろうが拒みはしないだろう。彼はまだ若い、
人生はまだまだこれからで、彼には選択権がある。しかし。彼が何も変えないのは、
今、この状況が何よりも楽だから。
偏見持ちの親と顔を合わせることもないし、ホームレス仲間のおっさん達はみな陽気で良い奴ら。
明生は両親を愛していたし、一応月に一度は手紙で一方通行の連絡を取っていた。
確かに、冬は辛い。でもホームレスは強い。一般に思われている以上に頑丈なものなのだ。
どこからか電気を引っ張りテレビを見る――違法であることは言うまでもない。
ガスコンロもあるし清潔な食器もある。ストーブも焚けるし、
生きていくうえでなんの不自由も無い。仕事の無い日はノートパソコン
でも見て一日中ごろごろしているか、冷暖房完備の科学館や美術館へお邪魔して
時間を潰す。お金はあるから銭湯へも行けるし衣服も洗える。人生どうにでもなるのだ。
明生は、どこからどう見ても普通のフリーター、否、大学生だった。
なんというか……
一読してリアリティのかけらも感じないんだが。
別にホームレスも悲惨一方じゃなかろうから
華の部分を書くのも良かろうが、860を読むに
「ホームレス」という存在のなんたるかを
知った上での描写とはとうてい思えないんだよ。
860の脳内ホームレス像でしかない感じ。
862 :
今木楽 ◆6XdTbx4o0E :2008/06/01(日) 02:06:24
861さんのいうとおり
ワシは新宿区に住んでるし仕事であちこち行くのでホームレス毎日見てる
普通に道いっぱい歩いてるし山手線にも乗ってくる
渋谷駅そばのガード下とか新宿のガード下とか戸山公園とかいっぱいいっぱいいる
どこにでもいる
陽気な奴なんてめったにいない
目ちゃんこきたない
悲惨不潔
君はおいしんぼに出てくるホームレスのおっさんなんて想像してるの?
あるいは最強伝説黒澤?
あんなのいないいない
リアリティーまるでなし
ましなやつは缶集めたりビッグイシューて本売ってる
ビッグな異臭じゃないぞ^^
まあ一度東京来て視察すれば?
カンヌ映画祭で賞取った東京ソナタもホームレスの炊き出しシーンとかあるそうだね
木楽さん定住してんの?
小綺麗なホームレスもいることはいるよ。
ブルーシートハウスもすごく清潔にしてて、
発電機持ってて冷蔵庫もTVもあった。
こいつは職人で人並みの収入がある。
家賃払う必要がないから羽振りもいい。
まるで普段から恩恵を受けている仲間のような口ぶりだな
866 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 10:12:21
>ノートパソコンでも見て
どういう意味?
>>865 TVで特集してたよ。
若いホームレスは増える一方だという。
まあネットカフェ難民の延長なんじゃないかな。
>>862 46歳で定職にもつかず、親の仕送りがなければ、
すぐにホームレスの仲間入りするゴミが、
言う事ではないな。
>>655>>658>>661 おいらの文章、酷評ありがとうございます
実は酷評されたくて即興で作った文です。
部室の描写はほとんど考えてませんでした。
またあまり描写を書きすぎると台詞の勢いをそぐかもと思って
書かなかったのもあります。
そして弘というキャラクタからして「顔を見合わせる」ことをするような人物でないんです。
そこを考えてリライトしてみました。
「おい、弘。何読んでるんだ?」
俳句研究部の部室に入ってきた涼は弘の読むクリップで留めた紙の束に目を向けた。
「見せてみろよ」
弘の読んでいる紙束を取り上げ、タイトルを読み上げた。
「警視庁麻薬取締レポート?……部外秘?」
紙を持ったまま涼は首だけを弘の方に向けた。
「どうしたんだよ、これ!どこで手に入れたんだ?」
「あぁ、家の近くのゴミ置き場で本とまぎれてあった」
「おいおい。警察もなっちゃいねえなぁ」
髪の短い頭を涼は掻いた。
困ったときの癖みたいな物だ、と涼は自分では自覚している。
「読まないんだったらそれ返してくれ」
弘はずり落ちた眼鏡をあげて涼の手からその紙束を抜き取り、
読んでいたところまでページをめくると再び読み始めた。
「……じゃなくてよ」
「なんだ、まだあるのか?」
本に目を落としたまま弘は返事した。
こいつは本に没頭しながらでも人に的確に返事を返すやつだ。
その証拠に弘はそのページを読み終わって次のページをめくろうとしていた。
「いいのか、本来の持ち主に返さなくて?」
「読み終わったら、返す」
ぱらりとページのめくる音が聞こえた。
「……読み終わったら、警察に持って行くんだぞ」
資料を読む弘に背を向けて涼は部室のテレビをつけた。
昼の授業のないこの時間に昼食を食べながらテレビのニュースを見るのが涼の日課になりつつあった。
なにしろ大学の俳句研究部なんていう部活はほとんど人が集まらない。
食堂で人に囲まれながら食事をとるよりも、人のいないここでテレビでも見ながらゆっくり食べる方が涼にとっては
ずっと落ち着くのだ。
昼のドラマが終わりテレビのニュースがちょうど始まったところだった。
「窃盗事件のニュースです。警視庁によると今日未明何者かの侵入により××警察署のパソコン3台、制服警棒など
が盗まれました。また犯人はいくつかの内部資料も盗んでいき、内部、または外部から犯行の両面で警視庁は捜査をしている模様です」
涼は弘を見た。
弘は本に没頭しているのか、テレビの方には視線すらあげない。
だが、こいつのことだ。
ニュースも聞いているに違いない。
「おい、弘聞いたか?」
「あぁ、もう読み終わったから返しに行くさ」
「いやいや返しに行ったらおまえ犯人にされちまうぞ?」
「未明はオレは家に居て寝ていたからアリバイはある。大丈夫だ」
872 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 12:52:47
「え?先輩、優樹菜が初めてなんスか?マジ嬉しいッスw」
「あ”ー、先輩けっこチンカス溜まってますよ。…いや、いっスいっス。優樹菜別に嫌いじゃないっスから」
「先輩、優樹菜で妄想してアソコをカチンカチンにしてんスね。ヤッベ、優樹菜チョーうれしっス」
「優樹菜 家までガマンできないッスから。ちょお ここでセンパイの吸っていいッスか?」
「先輩、イカ臭いッス。マジっスよ。」
「なに恥ずかしがってるんスか先輩。あ、包茎なんすか?優樹菜、包茎の方がむしろ好きッスよ」
「先輩のチンコ激エロっスね、ゆきなのマンコもこんなですけどどうっスか?」
「先輩、そこアナルっスよ。あ、いいッスいいッス、気持ちいいからそのまま続けてもらっていいッスよ」
「今日は中に出していいッスよ」
「ちょ、イク時は言えって言ったじゃないスか」
「あー疲れたんでこのまま寝ましょうよ。したかったら勝手に腰振るんで寝ていいッスよ。」
873 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 12:53:42
「じゃ先輩ここに仰向けに寝てもらえるッスか?自分上になるんで…」
「うぁヤベー、先輩のチョーいいッス、奥までガンガンキてるッス」
「うぁ、チョーイキそうなんスけど、、、先イっていいっスか?」
「あっ、イクっす!イクっす!……グッ!……ア"ッ!……ハァハァ…」
「うわっヤベッ、シオ?…スゲー出てくるんスけど。。。止まんねっス…」
「ちょっと布団ビショビショなんスけど、やべーッスよね?…まじハズイッス…」
>>864 リアルとリアリティは違うってコト、わかる?
864がいうようなホームレスがリアルに存在するかどうかと
860が描いたホームレスにリアリティがあるかどうかは
全く次元が違う話だよ
いることはいるが、出すならリアリティを出せってことだろ
>>875 ホームレスの現状を知らないだけじゃないの?
自分の知っていることだけがリアリティではないよ。
ホームレスと乞食はちがうからな。
住むところがないってだけで
一見普通人にみえるホームレスはいるだろな。
読者の多くに「こういうホームレスがいてもおかしくない」と思わせられればOK。
逆に「こんなホームレスいるわけないだろう」と思われたらアウト。
それだけの話。
ホームレスの実態とか、それを知ってるかどうかなど何の関係もない。
アメリカのドラマでキャデラックで通勤(?)する億万長者の乞食がいたような。
筒井康孝の富豪刑事もあるな。
まあなんだ。心は大きく持てよ。
昼は総理大臣、夜はホームレスという設定でもいいじゃない。
>>881 自己レス
筒井康隆だね。お恥ずかしい。
860です、酷評ありがとう。
ぼくはホームレスの現状はあまり知らないし、実際そんな余裕な
ホームレスはいないかもしれない。でも名古屋市白川公園の現状は本当でした。
それで、そんなホームレスが主人公の物語があれば
おもしろいだろうなと思い書いたんだ。一口で「ホームレス」といっても
いろいろなわけで、イメージは>879さんのに近いです。
文章のほうはどうでしょうか。
>866さん、「ノートパソコンでもみて」はミスです。
「ノートパソコンのインターネット」の意ですね。ありがとうございました。
ホームレスにリアリティがないというより
主人公にリアリティがないんだよね。
>ホームレスだとか、ワーキングプアだとか、流浪人とか。
>どれもに共通していることがある。それは、ちゃんとした家がないこと。
流浪人ってどう読むの?前2つは社会的に広く認知されてる言葉だけど
「流浪人」ってのは少なくともこの文脈じゃ初めて聞いた。
あとワーキングプアには家がある(場合もある)よ。てか多分たいてい家がある。
>明生はちゃんとした人だった。別にいじめを受けていたとか、親との関係が修復不可能だとか言うこともなく、帰ろうと思えば帰られる。
「いじめを受けていたとか、親との関係が修復不可能だとか言う」人は
「ちゃんとした人」ではないと読めるのは私だけ?
「不可能だとか言うこともなく」の「言うこと」は誤字では?
「帰られる」も気になる。
>ホームレスは強い。一般に思われている以上に頑丈なものなのだ。
ホームレスのみが強いのか?その他の人間は概ね頑丈ではない?
冒頭で明生を「愚か者」と断じながら、その後に続くのは
明生がいかに有能で快適な生活を送っているかの記述のみ。
非常に違和感がある。
また
>家を出るときに失敬した保険証や何か
って……
失敬した、と書いてる限りは個人カードの類じゃなく
古いタイプの一家に一部の保険証だろうけど、親が医者に行かないなら
いざ知らず、普通失効しない?
前途ある若者が、仲間として簡単に受け入れられるのが不自然に感じたな
口を挟むが、
ロンドンじゃ珍しくないな。
まわりくどい言い方せずに
886が860にリアリティを感じたかどうか
それだけ書けばいいんじゃない?
>>885 意外と現在のホームレスの社会は閉鎖的ではないよ。
コミュニティを作りたがる傾向にある。
世捨て人的な昔の乞食とはだいぶ違う。
師弟関係なんかもあって、若者の面倒をみるホームレスもいるし。
>>888 つまりさ、麒麟田村の存在は今や誰もが知ってるわけで、
ある程度突飛と思えるホームレス像を受け入れる下地は十分あるってこと。
>逆に「こんなホームレスいるわけないだろう」と思われたらアウト。
どうしてこう思われるのかそれを説明しないとあなたの説得力はゼロだね。
>>880で言わんとしている事は、実に単純で
多くの読者を納得させるだけの文を書けば、
極端な話、それが現実とどれほど遊離していようとかまわないと言う事
それがフィクション
それがなんで
>>890みたいに、突っかかってくるのか、さっぱり
ここに載った文を肯定も否定もしていない
ただ「実際のホームレスはだ・・・」と、薀蓄かたむけるのが何名か出てきたから
そういうのは関係無い、という意味で書いた
誰でも理解できる平易な文で書いたつもりだったが・・・
>>893 まわりくどい言い方せずに
あなたが860にリアリティを感じたかどうか
それだけ書けばいいんじゃない?
あのさ、自分の意見としてはリアリティがあるとかないとかじゃなくて
読者が受け入れるかどうかが重要なんだと思うよ。
>>894 実際のホームレスが関係なくて読者の認識力の無視で
じゃあ何を基準にリアリティのあるなしを判断してるのかなあって思ってね。
その判断基準を誰にでも理解できる平易な文で書けばいいのに。
>読者が受け入れるかどうかが重要
はぁ?だから
>>860にそう書いてあるわけだが・・・
何か日本語の理解がこちらと違う人みたいなので、以上
>>897 おいおい、
>>880みたいな前提条件持ち出して何を偉そうに言ってるんだ?
みんながリアリティがあるかどうか、世間にどれくらい認知されているのか論じてるんだぜ?
で、
>>860は世間に受け入れられるかどうかのお前の判断はどうなのよ?
それとも
>>888はお前じゃないのか?
>>880みたいなクソ当たり前なことを恥ずかしげもなく言って、後は逃走か?
900 :
860:2008/06/01(日) 20:16:17
>884さん
>ホームレスだとか、ワーキングプアだとか、流浪人とか。
>どれもに共通していることがある。それは、ちゃんとした家がないこと。
流浪人ってどう読むの?前2つは社会的に広く認知されてる言葉だけど
「流浪人」ってのは少なくともこの文脈じゃ初めて聞いた。
→るろうにん。主に暇を出された武士(浪人)からきています。つまり、
ちょんとした家がない浮浪者の意ですね。
>明生はちゃんとした人だった。別にいじめを受けていたとか、親との関係が修復不可能だとか言うこともなく、帰ろうと思えば帰られる。
「いじめを受けていたとか、親との関係が修復不可能だとか言う」人は
「ちゃんとした人」ではないと読めるのは私だけ?→言われて初めて気付きました。その通りです、そういう人間がちゃんとした(これも同じ語使ってますしね)
人、であるというのは間違いです。言いたかったのはごく普通の、普通の高校生だったということです。言葉が悪かったです、すみません
「不可能だとか言うこともなく」の「言うこと」は誤字では? →おっしゃるとおりです
「帰られる」も気になる。 →「できる」「帰れる」でどうでしょう。
>ホームレスは強い。一般に思われている以上に頑丈なものなのだ。
ホームレスのみが強いのか?その他の人間は概ね頑丈ではない?
→一般人と違う状況下で、しかも生きていくのに不利な生活のなかで、ということです。
冒頭で明生を「愚か者」と断じながら、その後に続くのは
明生がいかに有能で快適な生活を送っているかの記述のみ。
非常に違和感がある。
→そういう馬鹿なひと、身近にいるんです。センターで名大は受かっているのに芸術の道に進みたいがために
名大を蹴る人。そういうようなことを表現したかったのですが…
>家を出るときに失敬した保険証や何か
って…… 失敬した、と書いてる限りは個人カードの類じゃなく
古いタイプの一家に一部の保険証だろうけど、親が医者に行かないなら いざ知らず、普通失効しない?
→我が家では個人カードも母がすべて管理しているものですから。その辺どうなんでしょうね、
大学入ったばっかりの子どもに保険証の管理をさせるのでしょうか。ちなみに今、21です。
901 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 20:54:09
そう言う細部は書かなくていいよ。どうでもいいから。
こいつは「リアル」と「リアリティー」を区別できないやつだから。
「リアル」と「リアリティー」と「読者が受け入れるかどうか」も実は別の問題。
903 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 21:05:38
残念ながら、同じだよ。「リアリティー」と「読者が受け入れるかどうか」も。
904 :
860:2008/06/01(日) 21:06:05
リアルであれば読者に受け入れられるのかどうかといえばそうじゃない。
>860、だから気にするな。ありそうにないことを
あやふやに書いても問題ないと思うぞ
>>860 俺は
>>861さんとは別人だが、俺も
>>860には全くリアリティを感じなかった。
世間知らずの学生さん(学生さんが世間知らずである、という意味ではない)が
一生懸命想像して作った、できの悪い架空世界って感じの話だな。
最初の一文からして意味不明。「いろいろ呼び方はあるが」の「が」は、逆接で何と何を
繋いだつもりなんだ? まあ後ろは「家がない」ことだろう。しかしそに対して前掲の
三つを対置することはできない。ねじれてるよ。
ワーキングプアの意味も違う。この程度の語、よく知らないなら調べもせずに書くな。
「流浪人」。一般的な語じゃないし、意図した意味は
>>900でわかったが、選択の意図は
全くわからん。適当に書いても人が読んでくれると思ってるなら、読み手に失礼だ。
英検二級、文章検定三級も滑稽。高校生が想像する「社会で役に立つ資格」かよ。
保険証の件も滅茶苦茶。システムわかってないだろ。
「ちゃんとした人」もそうだ。まあ他の人が指摘してるからもう書かんけど。
全体を通してあまりにも無知だ。それに発想がコドモコドモしすぎている。もうちょっと
真摯に書けよ。ホームレスは強いとか景気のいいこと書いてるが、君の文章からは
自己とホームレスの峻別しか匂ってこない。まるで動物を観察するように書いている。
これほど厚顔な文章は、ネタ以外じゃあこのスレでも滅多に見ないよ。
顔洗って出直してこいや。
読み手も馬鹿じゃないからちゃんとうそんこだと思って読むからね。
907 :
904:2008/06/01(日) 21:08:29
なんで名前の欄が860なんだ、オレのあほばか
860はおれではありません。860、悪い。すまん
>>900 いやー横レスだけどさ。
読んでて、ほんとにリアリティないよ。
はっきりいうが、ちゃんとした屋根と壁があるか無いかで雲泥の差があるし、さらに布団の
有無で極端な差があるが。
その差を求めて、わざわざ犯罪犯して刑務所に入る人間もいるくらいだしね。
小金を稼ぐ能力があるなら、むしろ木賃宿に行くってのが普通だし、自作のテントで快適に
住むには相当の工夫がいるよ。そこら変の描写が全然ないからな。自由を求める少年の
空想の域を一歩も超えてないっていうかね。
ま、もっと、現実に対する考証をしてから書くべきだな。
純文学ならともかくエンタメ作品の場合、すべてにリアリティーを求めなくてもいい。
暮らしぶりのいい若年ホームレスなどは十分許容範囲だろう。
今となっては題材としてベタでさえある。
しかしディテールにリアリティーを与えるのは必要だろうな。
古畑任三郎見てあんな刑事いるわけないだろ!
といちいち突っ込む読者ばかりではない。
>親が医者に行かないなら いざ知らず、普通失効しない?
という質問に対する答えが
>我が家では個人カードも母がすべて管理しているものですから。
>大学入ったばっかりの子どもに保険証の管理をさせるのでしょうか。
ってどういう意味?煽りではなくわからないんだけど。
保険証が個人カードだと仮定して、大学生の息子の保険証カードも
母親が管理をしていた、ってこと?
もしそうなら、
>>大学入ったばっかりの子どもに保険証の管理をさせるのでしょうか。
え?させないんでしょうか?大学生にもなってどんだけ子供?って感じ。
ましてやこれが主人公を指してるなら、キャラに全く整合性を感じない。
創作物に於けるリアリティってのはすなわち
「読者(視聴者)が受け入れる設定・世界観」ってことだよ
>>909 リアリティの無さはマイナスだが、それを埋める嘘があるなら別問題なんだがね。
俺だったら、自分は天才で、超高性能テントを作って外見だけみすぼらしくしているが、
内部はスゲー快適とかいろいろ設定考えるけどね。
もしくは、「俺は野宿が好きだ!」っていう諸々の主張をするとかな。
半端な家出願望の延長でやられても、読んでて面白くもなんともないがな。
ホラーでもSFでもリアリティは必要。この感覚がわからないやつは何書いてもダメ。
てか、ここで作品の内容まで云々するのは無理がある罠。
ジャンル分けも正確に判断できないくらいの部分的投稿なわけで。
今やってる議論も結局作品の大半は読まないと着地場ないぽい。
>>860はエンタメ小説ですらないだろう。
ただの下手な作文。
どう下手なのかは諸氏が指摘のとおり。
>>917 発端は
>>860の設定にリアリティがないってことだった。
実際に若年ホームレスは増えているし、
麒麟田村が社会現象にもなってる現在、
>>860の設定は小説的リアリティーとして
十分読者に受け入れられるのではないか?
と問うているところ。
>>918 んなものは、やり方による。
新宿駅の改札前にあるキオスクのおばちゃんにしか見えない透明テントとか、
アルタ前にある棺桶で快適に寝ているとか、いろいろネタはあるしな。
>>919 脳みそないのかよ。
ここをどこだと思ってるんだ?
下手なのは当たり前だろうが。
下手だからエンタメじゃないとかどんだけ適当なんだ。
なくてもいいリアリティと、ないとまずいリアリティがある。
「小説だから」で正当化できないアンリアリティがあっては駄目。
>>920 設定云々も無理・大袈裟でも
内容、展開次第で充分読めたりするだろしなー。
>>924 それはその通りだな。
>>860の設定でも心理描写などにリアリティーが欠けてると
それは読者には受け入れられないだろうな。
>>905に概ね同意。常識外の事を描こうとすると一般常識のなさが目立つ。
>センターで名大は受かっているのに芸術の道に進みたいがために名大を蹴る人
とやらは、イコール大学に在籍しながらホームレスをする男と同じようなものなのか、
他人に対するシンパシーのなさが、状況説明について読者の違和感をかきたてるのではないだろうか。
文章については句読点の使い方やらなんやらあるが、それは置いておく。
とりあえず夏以外に一人で野宿してみ。明け方寒くて死ねるぜ。
>>925 俺は題材として良いところに目を付けたと思ってるけどね。
二匹目のドジョウだしオリジナリティって面では弱いけど、ある程度社会のニーズに応えていると思う。
>>920 >発端は
>>860の設定にリアリティがないってことだった。
ちがうだろ。
「設定にリアリティがない」のではなくて「作品にリアリティがない」んだよ。
「設定にリアリティがない」→「現実はこうだ」の議論は道筋が間違っている
とはすでに喝破されている。
個人的には不可。
作品として受け入れられない、すなわち「リアリティがない」。
すでに何人か書いてるけど、幼稚すぎる。
読者が中学生とかならまた別かも知れない。
ホームレス大学生という存在にリアリティがないんじゃなく、
ホームレス振りにリアリティがないって話ね。
>麒麟田村が社会現象にもなってる現在、
>>860の設定は小説的リアリティーとして
>十分読者に受け入れられるのではないか?
以下
>>860の設定したホームレス
>帰ろうと思えば帰られる。…彼はまだ若い、人生はまだまだこれからで、彼には選択権がある。しかし。彼が何も変えないのは、今、この状況が何よりも楽だから。
>どこからか電気を引っ張りテレビを見る――違法であることは言うまでもない。
ガスコンロもあるし清潔な食器もある。ストーブも焚けるし、
生きていくうえでなんの不自由も無い。仕事の無い日はノートパソコン
でも見て一日中ごろごろしているか、冷暖房完備の科学館や美術館へお邪魔して
時間を潰す。お金はあるから銭湯へも行けるし衣服も洗える。人生どうにでもなるのだ。
寡聞にして知らなかったが、ホームレス中学生ってこんなにリッチな
ルンペン振りだったんだ。
ジョジョ4部のカネダイチトヨヒロを思い出すなぁ。
>>931 ちがくねーよ。
>「設定にリアリティがない」のではなくて「作品にリアリティがない」んだよ。
これはお前の意見だろーが。
ちゃんと上の方までレス読め。
>「設定にリアリティがない」→「現実はこうだ」の議論は道筋が間違っている
>>920の
実際に若年ホームレスは増えているし、
麒麟田村が社会現象にもなってる現在、
>>860の設定は小説的リアリティーとして
十分読者に受け入れられるのではないか?
と問うているところ。
この問いに答えてごらん?
>>932 頭悪いな。
若年ホームレスに題材を取るってことをどう考えるかだよ。
誰がホームレス中学生をそのまんまパクってると言ってるんだ。
頭が悪いのはそっちだろう。
>麒麟田村が社会現象にもなってる現在、
>>860の設定は小説的リアリティーとして
>十分読者に受け入れられるのではないか?
これを問うたのが935かどうかは知らないが
どこに
>若年ホームレスに題材を取るってことをどう考えるか
なんて書いてある?
上の質問は「
>>860の設定は小説的リアリティー」があるか否か?だろ。
一応質問に答えておくが
>若年ホームレスに題材を取るってことをどう考えるか
これに対する答えは応だ。
しかし素材がいくら良くても腕が悪けりゃ料理も食えたもんじゃない。
ゴミ箱に捨てられるだけ。
>>935 横槍で悪いけど
>>932は
>ホームレス大学生という存在にリアリティがないんじゃなく、
>ホームレス振りにリアリティがないって話ね。
と、若年ホームレスを題材にすることについて何ら批判してなくね?
何か、非常に痛々しくて哀れなのだが、ID出ないからって惨めな自己弁護してると炎上が続くばかりだよ。
言われてムカつくのは分かるんだけど、そういうのは傷口開くだけだって。
>>937 >麒麟田村が社会現象にもなってる現在、
>>860の設定は小説的リアリティーとして
>十分読者に受け入れられるのではないか?
>若年ホームレスに題材を取るってことをどう考えるか
同じことだよ。
アホ。
小説的リアリティーがあると踏む=題材に取る
しかし疲れるな。
文章が下手なのは当たり前だろうが。
ここにプロ並みの文章上げる奴なんているわけないだろ!
ここに
>>860が完成度の高い優れた小説だと養護してる奴が一人でもいるか?
>>938 当たり前の話だけど、
>>860の文章のすべてに小説的リアリティーがあるなんて思ってる奴は一人もいない。
爆釣ですな
要するに、
若年ホームレスという設定そのものに小説的リアリティーがないと真っ向から否定する奴はいないわけだな。
設定は悪くないけどディテールをもう少しどうにかしろと。
だ、そうだよ
>>860さん。
作者に常識人としてのリアリティがない
>>934 >この問いに答えてごらん?
問い自体が間違っている。
さて、一段落ついたし叩かれるの覚悟でこれから何か書いてみるかなぁ・・・
これくらいでリアリティーないとかいってるほうが物事知らなさ過ぎるかんじ。
>>942 そもそもだれも「設定」なんぞを問題にしておらん。
だから否定も肯定もない。
作品にリアリティがない。
問題にしているのはここだけ。
>設定は悪くないけどディテールをもう少しどうにかしろと。
「設定は悪くない」などと、おまえ以外のだれが言ってるんだ?
捏造するなや。
>>948 >設定は悪くない」などと、おまえ以外のだれが言ってるんだ?
じゃあ誰かが設定が悪いと言ってるんだ?
反論されてないからそうだと思った。
君が悪いと思ってるなら反論すれば?
まあその場合君は自己矛盾することになるけどね。
それから何度も言ってるけど、作品そのものが良いだなんて言ってる人は一人もいないよ。
君は誰に何を訴えかけてるんだ?
>>942 >設定は悪くないけどディテールをもう少しどうにかしろと。
ディテールの問題でもないな。
作者の知識のとぼしさ、人生経験の薄さ、物事を見る視線の弱さ、他人に対する情の欠落、
文章に対するいい加減な態度、そういうものが問題だとされているのであって、小説作法上
の技術の未熟だけの話ではない。
自分の知らないこと以外はリアリティー感じないんだろうな。
そろそろ酷評されたくて即興で書いたヤツの
真面目なリライトを評価してみるヤツいない?
>>951 >じゃあ誰かが設定が悪いと言ってるんだ?
だれも言っていない。
>そもそもだれも「設定」なんぞを問題にしておらん。
>だから否定も肯定もない。
と、書いてあるだろうが。
答えを明示してある事柄に質問せんでくれ。
まぁ、簡単に言いますと、
>>860は厨二病の域を出てませんよと。
>>952 そんなに必死叩くほどでもなかろ?
>他人に対する情の欠落、
>文章に対するいい加減な態度、そういうものが問題だとされているのであって
>>860に私怨でもある?
>>953 知らないこと以外=知ってること(に)はリアリティー感じない
であってる?
>>955 よかった。
>設定は悪くないけどディテールをもう少しどうにかしろと。
じゃあこれは捏造じゃないね。
>>948書いた意味が全然わかんないね。
おつかれだね。
ありがとうね。
>>957 >860はなまじ文章上手なもんだから、ねたましく思うやつは等しく私怨を抱く可能性がある。
ボロボロにヘタクソだったら話もこじれなかったろうな。
しかし、誰も自分の駄文を晒す度胸はないんだよね。
って、もう480KB超えたな
次スレ立ててくるぞ
>>痛い子
匿名掲示板ってどうしても、『自分』と『それ以外の誰か』という構図を描いてしまいがちになるけど、
実際、どれとどれが同じ人が書いているとかいうのは憶測に過ぎないという事を認識していないと、精神的に不健全になるよ。
>>954 よし、ではそうしよう。
とりあえず
>>870だけ。
描写について
特定のもの、人物に対する呼称は固定した方が読みやすい。(紙、紙束、紙の束)
スレの都合上仕方がないが、動作や状態が簡素化されすぎていて、わかりづらい。
(スレの性質上、やりとりを書くよりは、話は進まずとも描写をした方が判断しやすいと思う。)
>こいつは本に没頭しながらでも人に的確に返事を返すやつだ。
何時の間にか視点まじってないか?地の文で『こいつ』?
涼の部外秘書類に対する扱いと、弘の反応はこの小説の世界の中で"常識的対応"なのか?"非常識的対応"なのか?
私はこのやりとりが非常に不自然に見えたのだが、上記の事をはっきりさせて貰えないと、キャラの個性がつかめない。
966 :
964:2008/06/01(日) 22:24:13
おいおい…w
そろそろこの流れにうんざりしてるんだけど、
これだけは言わせて貰う。
>
>>860はなまじ文章上手なもんだから、ねたましく思うやつは等しく私怨を抱く可能性がある。
文章上手?妬んで私怨?マジでいってるの?
968 :
964:2008/06/01(日) 22:26:53
>>967 ほいほい良い反射神経だね。
そのレスにどういう意味を含ませてるのかちょっと読み取れないですわ。
>>860を擁護しているのは、いつもの荒らしだろ。
批評者をたたくことで私怨をはらそうとしているだけの馬鹿。
まーでも
>>860は
もっと細部にこだわってマニアックな描写は欲しいな。
淡白過ぎる。
971 :
964:2008/06/01(日) 22:28:34
>>968 寓意や含蓄をちらつかせるだけで聡がれる君の神経が、ボクとっても羨ましい。
>>963 いや
>>960の俺はマジ作書こうと思ってる。
重たくらない作品にしよう。
秘密基地にあこがれた子供心をくすぐったりする。
濱口の無人島生活みたいな要素を取り入れて、
都会で若者がおもしろたくましく生きていく話。
主人公は読み手に好感を持たれるようなキャラにする。
高校生にしよう。
もちろん恋愛もさせる。
家族関係などはミステリアスな感じにして含みを持た
>>969 お前酷評スレ向きじゃないな。
もう少しリラックスしろよ。
975 :
964:2008/06/01(日) 22:32:33
970応答セヨ
人格攻撃しとるね。
979 :
964:2008/06/01(日) 22:35:53
>>979 タイタンの妖女がイマイチだったからヤダ。
981 :
964:2008/06/01(日) 22:39:22
970がろくでなしなので代理指名
>>985は次スレを立てる努力をしてください
送りバント
日向君ここでスルー
送りバント
987 :
985:2008/06/01(日) 22:45:15
ダメ。立たないorz
誰か頼む
>>987 誰かじゃなくてお前が指名するんだあああ
↓のやつ頼むぞ!
インポテンツばっかだな!
俺がやってみるか…五分経って経ってなかったら誰か代われ
また俺か・・・。
打者一巡しとるがや。。。
993 :
990:2008/06/01(日) 22:51:06
994 :
990:2008/06/01(日) 22:53:58
クララが立った!
ということでテンプレできたので移住してくれ
おれはここにのこって1000をとる。
997 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 22:56:25
いや折れがとる!
999 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/01(日) 22:57:01
1000
990が華麗に1000げっと☆
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。