あなたの文章真面目に酷評しますPart49

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1名無し物書き@推敲中?
前スレ あなたの文章真面目に酷評しますPart48
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/bun/1173368896/l50

まとめwiki:ttp://www6.atwiki.jp/kata/
過去ログなどはこちら。

テンプレは>>2-3あたりです。投稿・批評する前に必ず読んでください。

文字数が多いスレは、1000に行く前に容量オーバーで落ちることがたまにあります。
ブラウザで表示したとき、書き込み欄の上の表示が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。
2名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 17:40:06
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。

・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。

※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。

・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。

・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。

・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 17:40:40
※原稿入力時の約束事と諸注意

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
○投稿が複数レスにわたる場合は、1/2 2/2 などのように、全体レス数がわかるようにしましょう。
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
  本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
○荒らしはスルーしましょう。酷評のかたちをした荒らしには返レスは不要です。
○返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
  返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。

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関連スレ
あなたの文章真面目に酷評します 別館 Part2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1142687473/
議論になりそうになったらここへ誘導ヨロ。

あなたの文章真面目にリライトします。第二稿。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1144223299/

あなたの文章、無理して誉めます
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112778027/

あなたの構成・主題を真面目に酷評します
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1162625917/l50
4名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 17:43:45
ふぅ。さっきの「良好です」に1000で助けられたY。
5名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 17:45:18
てめーらもウスラハゲばかりというわけではなさそうだ。つつしみぶかくいかせていくのである。
6名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 21:35:28
>>1

なんだかんだで綺麗なスレたて乙
7名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 22:09:01
酷評をおねがいします


浜辺は見たこともない漂流物に覆われていた。
これはいったいなんだろう。
自分は、呆然とこの浜辺に近い小高い岡にたたずみ一人ごちた。
異臭、風に乗って自分の鼻を突くこの異臭は
かいだことのないにおいだった。
それは悪臭というのではなかった。かといって、かぐわしいにおいというのでもない、
懐かしさに似た感情を喚起するといえば当を得ていただろうか?
それにしてもこの自分の足元に横たわるおびただしい漂流物はなんなのだろう?
このすさまじく悪趣味な色彩、赤青黄緑白黒茶ありとあらゆる
世界中の吹き溜まりから拾い集めてきたような色彩をぶちまけてこの浜辺を覆いつくすこのもの
はいったい何なのだろう?
自分にはさっぱりわからなかった。
「博士」
背後から助手の声がした。自分は振り返り、助手のkの駆け寄ってくる姿に目を細めた、
いくらなんでも乳がでかすぎる。
8名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 22:11:23
暗喩乙
9名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 22:25:44
>>7  

行間から19世紀ロシア文学の香りが濃厚に漂っている。
主語を「自分」としたところに作者の大きな野心を感じた。
平坦かつ重厚な文体は実に魅力的で新文学誕生の可能性が見える。
10名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 22:28:51
行間?行末?
11名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:02:55
>>7
新スレの最初の投稿おめでとう。

表現が少し稚拙かな。語彙も少ない気がする。
これが子供の見た風景ならまだ納得するけど、
一応、博士という地位の人みたいだから、もう少し専門性や
知性を感じたいところです。
ヒキはいいんだよね、何、このデカ乳の姉ちゃんは何者? と
ついつい続きを読みたくなってしまうんだな。同時に博士のスケベ根性
のようなものも見えてしまう。冒頭の描写よりも最後の一文に
目を奪われてしまったという意見です。
12名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:06:03
貴殿、少しく堅苦しくはござらぬか。
何卒、ごゆるりと参られい。ここははばかりながら天下のはばかりでござるゆえ。
13名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:18:48
>>7
「漂流物」の描写が欲しかった。
「見たこともない」というものがどういうものなのか、想像するきっかけとなる
くらいの、大きさとか形とかね。
14名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:25:07
浜辺の漂流物といえばゴミしか思い浮かばないような世の中じゃポイズンだからねぇ

>いくらなんでも乳がでかすぎる。
スバラシイ
15名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:44:34
浜辺に立ってるのか小高い丘に立ってるのかはっきりしやがれ
16名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:52:11
浜辺に近い小高い丘(岡はイレギュラー)に立ってるんだろ?
浜辺の近くに丘があるってちょっとイメージわかないけどな。

それはともかく、
こういうときは博士って、
浜辺に落ちてるよく分からんものについて自分なりの考察をぐだぐだ加えるもんだと思う。
「乳がでかすぎる」は飛び道具感もあるがよいとおもう。
17名無し物書き@推敲中?:2007/03/28(水) 23:59:47
近くだろうがなんだろうが小高い丘に立っているのなら『足元に横たわる(この表現もおかしい)おびただしい漂流物』は有り得ないわけで…
18名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 00:04:52
>>17
たしかに。
19名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 00:17:21
>>16
ドラクエを思い出せよ
20名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 01:05:41
前スレ>>946-950

「イージーライダー」でピーターフォンダが
失われたアメリカを発見しそのピーターフォンダの自身が
「エスケープ」で失われてしまう。
そのことを日本の親と子の関係にモンタージュさせる。

テーマとかストーリー展開はうまいと評価されると思うんだけど
個人的には、文章をうまく書こうとするテクニックが見えすぎて
本当に作者さんは自分が書きたいことなのかな?と
感じた。










2120:2007/03/29(木) 01:16:52
お前らも酷評スレなんだから責任持って
酷評しろよ。特に普段、偉そうに描写描写と
鼻息荒くぶひぶひ叫んでる奴!
テンプレ読んでリンク張れ。なんて言うなよ。
逃げてるみたいだぜ?



22酷評よろしく:2007/03/29(木) 02:52:19
「佐藤さんですか?」
 背後から声をかけられた。
 駅の構内に設けられた喫煙スペースで煙草をくわえながら、目の前を通りすぎた女の
長い脚に気を取られている時だった。
 佐藤――? 
 一瞬、自分の“名前”がわからなくなった。
 前回は“田中”だったし、その前は“高橋”だった。そうだ、今回は、“佐藤”で間違いない。
 藤崎聡史は振り向いた。小柄な若い女が立っていた。上目遣いの大きな瞳がこちらを
見つめている。Tシャツにジーンズという格好で、茶色のバッグを手にしている。
「佐藤さんですよね?」
 女が念を押した。藤崎は頷いた。
「ミキです」
 彼女は自分から名乗り、軽く会釈した。表情が硬い。
 真面目そうな女だな、というのが第一印象だった。礼儀正しいし、身なりも整っている。
だが既婚者には、まるで見えなかった。顔立ちは、ひどく幼い。高校生と言われても信じ
てしまいそうだった。
 こんな女が俺に会いに来るなんて――。藤崎は少々面食らってしまった。
 ミキと知り合ったのは二週間前、インターネットのサイトだった。
 彼女は無表情で、値踏みするように藤崎の目を見つめている。少なからず恐怖心は
あるだろう。それを必死に隠しているかのようだった。
「とりあえず歩こうか」
 藤崎は、相手を不安にさせないように柔らかな微笑を浮かべた。
 ミキは、こくりと頷いた。まだ緊張してる様子だ。
 二人は歩きだした。
 平日の午後。駅前は閑散としていた。
 藤崎は初めてくれたミキのメールを一字一句覚えている。短いメールだった。
〈なんでも仕事引き受けます。お気軽にご相談ください〉
 この藤崎の書き込みを見て、ミキがメールくれたのだった。
 文面は、こうだった。
〈お願いします。夫を殺してください。報酬は三百万円で〉
 
23名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 03:51:24
 手紙を書いた。人間の苦しさ、哀しみ。あの人なら、あの人ならわかってくれる。ただ、書いた。

拝啓
 ボッヨヨ〜ン、お久しぶりぶりうんこブリ、ブリ、ブチャ、でごわすなぁ。おいどん、先日うんこと間違ってかりんとうを食べてしまったでござるよガハハハハ。ところで、拙者寂しくて寂しくてトゥナイトなんでユー、ミーとトゥギャザーしてニャンニャンしない? 敬具

僕は、泣いた。
24名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 06:13:10
>>23
>手紙を書いた。
主人公がどこにいるのか、軽くでいいから描写してほしい。
まあ、自分の部屋なのだろうが、その部屋を描写することによって主人公の人物像を読者に伝えるべき。
部屋は散らかっているのか、かたづいているのか。
その部屋には、なにがあるのか等々。
>人間の苦しさ、哀しみ。あの人なら、あの人ならわかってくれる。ただ、書いた。
ただ、書いてはいけない。気合いを入れるべし!
気合いだ、気合い!
気合いが、はなはだしく足りてない。
>お久しぶりぶりうんこブリ、ブリ、ブチャ、でごわすなぁ。
ここは、巧い。驚嘆に値する。
お久しぶりの「ぶり」と、うんこブリブリの「ブリ」が見事につながっている。
韻を踏む詩的才能がなんのてらいもなく表れている。
>おいどん、先日うんこと間違ってかりんとうを食べてしまったでござるよガハハハハ。
ゆえに、この部分は悔やまれる。
「おいどん、大便と間違えてウドン」と、やってほしかった。
>ところで、拙者寂しくて寂しくてトゥナイトなんでユー、ミーとトゥギャザーしてニャンニャンしない?
ルー大柴的な日本語と英語の融合。悪くはないが、二番煎じの印象。個性に欠ける。
>僕は、泣いた。
ひとりよがりな感を拭えない。悲劇のヒロインを演じ、カタルシスを得ている主人公の絵が浮かんで嫌悪感を覚えた。
読者の共感を得るには、ほど遠い。
25名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 08:32:54
7の続きです
  

「こんなところにいたの、探したじゃない、博士(ひろし)ったら」
「なによその目は。どこ見てんの」といってkは僕の鼻をひねった。
「仕方がないだろ、ぼくの目の高さに君の乳があるんだから」
自分はひねられた鼻先に残るkの香水を感じながら抗議した。
「そんなことより君、このにおいなんだと思う」
kは、あごをあげて、かたちのいい鼻翼をひくひくくさせ、この浜辺に漂う異臭をかいだ。
「潮のにおいじゃない、これって」
「いや、このにおいだよ」
自分はわれながらわけのわからないことを言った。
「潮のにおいぐらいわかるよ、
しかしこれは潮のにおいじゃないだろう?
君は海辺育ちだったね」
ひねられて血流がよくなったのだろう、落とした目の先に赤らんだ自分の鼻先が見えた。
「君のかいでいるにおいは君にしかわからないんだよ」
自分の右手から声が聞こえた。
いつの間にか白髪の老人が立っていた。
「博士」自分の指導教授のA博士だった。
26名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 09:18:06
お前らに告げておくのである。

俺は巨乳が嫌いなのである。

巨乳⇒BITCH ○
BITCH⇒巨乳 ×

例外:ほしのあき 彼女は同性想い?なのかもしれん。よしあしではある。
27名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 10:43:00
28名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 15:46:49
先日、出会い系サイトで遊びまくっている友人と新宿のお店で飲んでいた時に
聞いた話です。
彼とは中学生時代からの悪友。
決して格好良いとはお世辞にも言えない外見を持つのですが、
なぜか女性関係が途切れないことが仲間内では有名でした。
やばい違法な薬を使っているらしい…なんて噂がでるくらいなんです。
当然気になります。誰だって気になります。
私だって当然気になります。
なので今回、このチャンスに酒の力を借りて聞いてみることにしました。
すると…
「すっげーおいしいサイトが“ひとつ”あるんだよ。」と一言。
なんでもそのサイトでの即アポ率は8割を超えるとの事。
しかも即アポで即エッチ率は7割6分に達するとか…


29名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 15:47:27
――マジでッ!?
そんなサイトがこの世に存在しているのか!?
私は何度も確認しました。
にわかに信じがたいので。
すると彼は自慢げに携帯を取り出して、写メを見せてくれました。
いるわいるわ…女の子がいっぱい。
胸元がはだけておっぱいが丸見えの娘や、
スカートを捲りあげて挑発的なポーズをとっている娘、
中にはハメ撮られている娘までいます。
しかも嫌がってないし…むしろ喜んでる感じだし…
もう、私の目は釘付けですよ、携帯に。
いっそのこと、この携帯持って逃げてやろうか…
が、それは得策ではないと冷静に判断し、
「そのサイトッ、教えてくれっっ!!!」
とはっきり言いました。
もうこの際、恥とか外聞とかは関係ないのです。
私が女の子とハメれるかどうかの瀬戸際なのです。
もし本当なら、こんなにおいしい話はない。
そう0.3秒で判断した私の口からは素直に先ほどのセリフがでたのです。
彼はニヤニヤしながら、もったいぶりながらも、
飲み代をオゴることを条件に教えてくれました。
信じる信じないはあなた次第。
――さあ、あなたならどうする!?
30名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 22:36:40
>>22
まぁ、ポタージュでも朝飯にしようぜ。
一文一文は書きなれてるし方向性もしっかりしている。あえていうなら
殺しの依頼というものに持ってくるにはその上の状況説明や現場の描写は
少し牧歌的なんじゃないかなぁ、恋愛ものでも書いているのかと思った。
読者は気が短いから、文章の掴みを誤解されると痛いにょ。
あとは、男がなんとなく女性受けしそうな小奇麗な印象、それも二枚目半なのが
没個性的で、個人的には面白くないな。ラブコメにも対応できます、安くてお得な
主人公ちゃんですとアピールしてるようで。
つーか漫画のシティハンター系のサスペンスハードボイルドアクションは、今更
ちょっと見飽きた感もある。
31名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 22:41:21
>>25
……。
「〜の続きです」、は次回からスレのNGワードに指定しませんか?
たぶん投稿者の意図としては、>>25は笑うところなんだろうけど。
何を笑うべきなのかがどこの面から見てもわからない。
誰かこの投稿の笑いの解説をしてください。私には浅学なので難しいです。
32名無し物書き@推敲中?:2007/03/29(木) 22:50:17
>>28−29
テンポもよく、上手だと思う。小説というよりは風俗雑誌のルポみたいな文体で
別段気難しい言葉も並べてないし、偶然かもしれないが読者層を意識できていて、
これはこれでいいんだろう。
あまり関係ないがBBSぴんくのエッチ小説スレは非常にレベルが高いと聞き及ぶ。
ここは小中学生のお嬢ちゃんも見る(かもしれない)スレなので、残念ながら
「も、もっとエロく…ハァハァ」とは希望できないが、風俗小説の書き出しの予定なら
あちらにも持っていってよいと思う。
33名無し物書き@推敲中?:2007/03/30(金) 01:26:22
34名無し物書き@推敲中?:2007/03/30(金) 01:32:30
>>22
この先どれだけの分量がある話かわからないけど
この1レスの長さのうちで、しかもこんな甘い流れのままで
「実は人殺し依頼」だってバラしちゃったらオシマイだと思う。
私も>>30のように出会い系あたりのことを描いてるのかと思ってた。
それならミスリードさせたまま引っ張るのも手かなぁ。
357:2007/03/30(金) 11:15:30
>>9
過分のお褒め痛み入ります、チェーホフは僕の愛読書です。
>>11
稚拙、語彙が少ない、肝に銘じておきます。
>>13
はっきりとイメージはなかったので。
>>16
現に住んでいるところの情景ですからつい描写を軽んじたようです。
>>31
単なる冒頭のくすぐり程度の一場面にすぎないんですが。
改めて自分の力量不足を感じます。

みなさまのご指摘感謝します。
36名無し物書き@推敲中?:2007/03/30(金) 14:18:01
どっかにBBSPINKの小説スレをまとめたところない?
ここではスレ違いだと思うから、そんなのがあればそっちで訊きたいんだけど
37名無し物書き@推敲中?:2007/03/30(金) 18:36:19

かけ湯をせずに湯船に入る。お湯は冷たく、垢が浮いている。
反射的に湯船のそばにある追い炊きのボタンを押す。
ウィーンという機械音と共に、お湯は熱を取り戻し始める。
僕はこの近代的な機械音が好きだ。
車やバイクが走る音、隣の家のラジオから流れる音楽、そしてこの機械音。そういったどうでもいい音が深夜、浴室という閉鎖された空間に一人でいる僕に安心感をもたらす。
お湯は熱を取り戻していく。
僕は疲れていた。僕は何も考えていない。
お湯は熱を取り戻していく。
体の芯が溶けて行く。底に光が届かないほど深い容器に僕は沈んでいく。
気づけば僕はどうしようもないほど暗く、広い空間にいた。そこには何かが欠けている。決定的な何かが。
そこには音が流れてくる。外の世界から、他愛のない音がかすかなボリュームで。その音は僕と外の世界を繋いでいる。
そしてお湯は熱を失い始める。
僕は浮かんでいく。音が大きくなっていく。
お湯は熱を失っていく。
お湯は熱を失っていく。

38名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 00:12:46
>>36
この辺で訊いてみ?

SS書きの控え室 59号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173940303/l50
39名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 00:27:03
どれが酷評依頼でどれがネタなのかわかりにくいな
40名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 01:01:16
>>7>>22が酷評依頼。それ以外はネタ。
41名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 01:29:53
>>36
ttp://sslibrary.arings2.com/
保管庫のひとつ。オリジナルがある。
42名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 10:31:49
>>35

9だが

このスレの趣旨がわかっておらんな、皮肉じゃないかw
読解力がないなw

43名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 12:26:56
age
44名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 14:24:56
 小さい頃に両親を亡くした嶋田孝輔は二十七歳のサラリーマンで新進のIT企業『サイ
オンジ・コーポレーション』に勤務している。『S・C』は、最近完成したばかりの新名所、
東京渋谷ヒルズにオフィスを構える急成長企業だ。入社四年目の彼は、社長の西園寺
貴信に気に入られ、もの凄い勢いで出世し、今年副社長に昇進した。年収を五億円を超え、
高級外車を乗りまわしていた彼の人生にやがて暗雲を立ち込める。
 ある日、嶋田は社長の西園寺と女のことで揉め事を起こしてしまう。一人の女・久美子を
二人で奪い合ったのだ。そのいざこざの中で彼は西園寺を刺殺してしまう。警察に追わ
れる身となった嶋田は謎の中国人から買った偽造パスポートを使って中央アフリカへ
飛んだのだが、そこは銃弾が飛び交う戦場だった。政府軍と反政府ゲリラが激しい戦闘を
繰り広げていた。
 しばらく森の中で自給自足の生活をしていた嶋田は反政府ゲリラの兵士パラキと出会う。
パラキはまだ十六歳の青年で、政府軍に家族を皆殺しにされ復讐の機会を窺っていた。
パラキを通じて反政府ゲリラの一員となった嶋田は過酷な訓練を受け、やがて殺人マシ
ーンへと変貌を遂げる。ゲリラの長であるゴレーグに認められた嶋田は最前線で政府軍と
戦いを繰り広げることになる。そこで無敵の強さを見せた嶋田は、政府軍から“アジアン・ファ
イナル・ウエポン”と呼ばれ恐れられることになった。
 その後、アフリカ全土は名を馳せた嶋田はイギリスに渡り、ひょんなことから出会った映画
プロデューサーのリサ・ジャクソンのゴリ押しで映画に主演し、その作品が空前の大ヒット。
スーパースターの仲間入りを果たした嶋田はロンドンの豪邸で幸せな生活を送るのだった。
リサ・ジャクソンが西園寺の実姉だとも知らずに……

酷評よろしく
45名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 14:25:53
>>44
酷評以前粗筋乙
46名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 16:29:17
>>44は、あらすじの酷評をしてくれと言っているのではないか?

・久美子、どこいった久美子
・リサの伏線は最初にはっとけよ
・年収五億のヤツのゴージャス感を出すのに高級外車じゃしょぼすぎ
 せめてセスナかクルーザー
・なぜ意味もなく中央アフリカ
・パラキ、どこいったパラキ
・中年になってから殺人マシーンになれるほどの基礎体力はつかない
IT企業出身なんだからせめて参謀にしとけ
・アフリカ全土に名をはせたテロリストが、なぜイギリスに入国できる
・冒頭の殺人で国際指名手配されている筈の男がどうして映画に出演できる
・あらすじなら、最後まで書け

総評
ストーリーのためにキャラを配置すなとどれだけ言えば(ry
設定に粗がありすぎ
47遺跡にて 1/2:2007/03/31(土) 19:27:03
酷評よろしくお願いします


みやげ売りが集まってくる
サンコデシェンエン!!
サンコデシェンエン!!
買ってやるべきか買わざるべきか
どうせがらくたにきまっている

じりじりと蒸し暑い
とあるインドネシアの遺跡
やってきたのは日本人観光客の一団

遺跡の階段を登る一団
今度は扇子を持ったオッサンが近づいた
頼まれもしないのに
くっ付いて扇いでやるらしい
NO!!だよ、はっきり言わないと駄目だよと年長者のアドバイス
でも一寸扇がせてやってから、そう思う不埒な客もいる
48遺跡にて 2/2:2007/03/31(土) 19:28:22
暫くしてからNO!!の声
しかしオッサンは聞こえないふり
扇子はパタパタ休むことなく動き続ける
客は段々とうっとおしくなってきた
狭いところで前に立たれよろける
危ないじゃないか!
そして何度目かのNO!!の声
それでもオッサンは纏わり付き
笑顔絶やさず扇子を動かし続ける

その間、約40分
イライラしっぱなしの客は遺跡を見終わる
オッサン客に向き直り笑顔で手を突き出した
Money!!
NO,Money!!
今度はオッサン真剣な顔で目をむき手を突き出した
Money!!
失せろ!!
とうとう逆上した客はオッサンを突き飛ばす

ばさばさばさり
何の手ごたえも無くオッサンは遠くへ飛んでいく
まるで
風に舞う紙袋のように
49酷評というか評価というかお願いします:2007/03/31(土) 20:22:25
 36色セットのクレヨンがありました。
赤、黄、緑――たくさんの色とりどりのクレヨン。
その中に、青のクレヨンはありません。
だって青は悲しい色だから。

 見たら、ママが悲しくなるから。



「君は、何色が好き?」

 転校してきて、初めてかけられた声。
彼女は僕に微笑みかけて、首を傾ける。
僕は答えられずにいて、彼女は続けた。

「私はね」

 何か遠い思い出を見つめるような目で

「青が一番好き」

 僕を見つめて、そう言った。

「今の君の瞳は、悲しい青色をしているね」
50酷評というか評価というかお願いします:2007/03/31(土) 20:23:42
 絵を書いていました。
小さな彼女が僕を、僕が小さな彼女を。
突然、小さな彼女は泣き出しました。
僕は「どうしたの?」と問いかけて、小さな彼女の黒い瞳を覗きこみます。

 小さな彼女は僕の瞳を見て
 何かを言おうとして

 ……やっぱり言えずに、また泣き出しました。
僕もつられて泣き出しました。

 とても、悲しかったから。



「なんて醜い青なのかしら」

 ママはそう言って、いつも悲しそうに僕を叩きました。
叩き終わると、いつも透明な涙を流します。
青色を見ると、ママは泣くから。
クレヨンを買ってもらっても、青はすぐに捨ててしまいます。

 どうして僕だけ、ママや小さな彼女と違う色をしているのだろう。
こんな色、みんなを悲しくさせるだけなのに。
51酷評というか評価というかお願いします:2007/03/31(土) 20:24:33
 照れ臭そうに笑いながら、彼女は僕に語りかける。

「私が青を好きになのにはね、きっかけがあるの」

 僕は聞きながら、
 悲しいほど青い空を窓越しに見つめて

「幼稚園の頃の友達に、ハーフの男の子がいてね」

 彼女は語りながら、
 窓に映る悲しいほど青い僕の瞳を見つめて

「その子の絵を描いていた時なの」


 その青は 何故かとても綺麗に見えたから


「私の持ってるクレヨンじゃ描き表せないなぁって、その時は悔しくて泣いちゃったんだけど」

 窓の中で、大きくなった彼女と僕の
 視線が、交わる。

「その子の澄んだ青色の瞳が、大好きだったんだ」
52酷評というか評価というかお願いします:2007/03/31(土) 20:25:15
 36色セットのクレヨンがありました。
赤、黄、緑――たくさんの色とりどりのクレヨン。

 その中に、青のクレヨンはありません。
だってそこには必要ないから。

「あの時の描き途中の絵、まだ持ってるんだ」

 彼女が僕に手を差しのべてくれる。
どこも悲しくなどない、ひどく優しい微笑みで。

「今度一緒に完成させようよ」


 今日、12色セットのクレヨンを買いました。

 そこにはたくさんの、


 青色だけが、入っています。
53名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 20:27:44
ハーフってどこの国のですかね?
日本人がミックスされると青目にはなりませんよ。
54名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 20:29:36
>>53
…無知…恥ずかしいorz
根本的なところありがとうございます
55名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 20:41:57
冒頭の部分ですが、批評宜しくお願いします。

事務所のドアに鍵を掛け、階段を使って1階に下りた。
外に出ると、深夜に入り始めた新宿通りは、群れなして進む車のヘッドライトの輝きをイルミネーションにして、
いつものように動いていている。

新宿方向へ歩きはじめたとき、後ろから走り寄る足音がした。俺は、背中一杯に鳥肌がたつような殺気を感じた。
俺は、恐怖心を伴って振り向いた。1メートル程離れたところに、白鞘の短刀を抜き身にしたヤクザ風の20代の男が、
俺を刺す体制に入っていた。俺はとっさに右側に身体をかわした。いきなり俺に身をかわされたその男は、
身体を泳がせながらも俺の胴体にドスを突き入れてきた。持っていた弁護士ご用達の分厚い黒鞄でそのドスを祓い、
完全に隙の出来たその男の股間を右足で蹴り上げた。
男は、路上に突っ伏し苦痛に身を震わせた。

脇道の暗がりでポリバケツの中を漁っていたホームレスが、こちらを見て慌てて逃げて行った。
通りを車で走っている連中の注目を引きたくはなかったが、襲撃した男をそのままにしておく訳には行かない。
誰の指図なのか、聞いておきたいところだ。

男の上着の襟とズボンのベルトを両手で掴んで、強引に建物の間の暗がりに引きずって行った。
男はまだ、凶器を握ったままだ。苦しくてドスを握った手を緩めることもままならないのかよ。
奴のドスを握ったままの手の甲に踵を載せ、脚に思い切り力を込めて踏みしごいた、
甲の骨が折れる音がしてドスが手から離れる。
拾い上げたドスを道路脇の植え込みに投げ入れた。

それにしても今時白鞘のドスを使うとは、珍しい奴だと思いながら、俺は、奴の風体を見て訝しさを感じた。
商売柄顔を会わせることも少なくない今時の若いヤクザは、あまりそれらしい様子をしていない。
しかしその若い男は、見るからに旧来のヤクザにしか見えない人相風体をしていた。
生成りのだぶついたジャケットとスラックスに加えてダボシャツまで着込んでいる。
多分本物ではない、と俺は踏んだ。
56名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 20:43:18
 ファンタジーホラーの冒頭です。
酷評をおねがいします。

第1章
 今朝、私はボートに乗ってきた。
朝の湖畔には散歩する人影もなかった。
朝もやがゆっくりと動いてたわ。白樺林を抜けるとそこは湖。
ボートはうまれたばかりの朝日を浴びてつやつやと白く輝いていた。
今さっきペンキを塗ったばかりのように。
私はよっこいしょと声に出してボートにとび乗ったの。
それからボートに降りた夜露がおしりにしみてこないように
ハンカチを敷いておそるおそるおしりをその白いハンカチの上におろしたの
それから思い切り背をそらせて朝の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだの、
それから私はボートの縁を私の白く細い指でそっと撫でてみた。
指がなにかに触れた。小さなきのこのようだった。
「ペンキが塗られたばかりのボートにもきのこが生えるなんて」と不審におもう。
そのきのこをそっとつまんでみる。そっと。かわいいきのこだこと。
いつのまにか湖面には波がたっていた。ボートは次第に揺れだす。
波がチャプチャプとボートに当たって音をたてる。
チャプチャプという音がなんだかとってもいやらしい。私は興奮してくる。
私はボートの縁をしっかりつかまえて落ちないように身をささえた。
ゆれがますます大きくなる。
汗がにじみ呼吸がくるしくなって、
思わず私は口を大きく開けて叫んでいたの。
57名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 21:31:16
どれもこれも釣りに見えてしまう。
春休みだからか?
58名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 21:47:47
酷評をおねがいします
このやろう!公園の噴水を見ていたら背後から男の叫び声とともに急に羽交い絞めにあった。
それはまったく僕が外見まったくおとなしい男だと知っての暴挙としかいいようもなく、
人違いかと一瞬頭をよぎるものがありはした。しかし、振り向けないほどの力は僕の体を締め付け、
呼吸が停止する危機感は僕をパニックにおとしいれた。は、はなせ、はなせよ。ひ、ひとちがいだろ、
僕の耳に男の吐く息の熱さとくささがまじりあって、くさいやら怖いやら、どうにもならない恐怖と嫌悪で、
思わず、股間が熱くなるのを感じざるを得なかった。もらしてしまったのだ。しかもそばには彼女がいるのに。
止めてくれ、お願いだ、人違いじゃないか、おれがこんな目に合う道理は一寸もないはぜずだ。
僕は真っ赤に上気する自分の顔面を恐怖とともに見守っている彼女の視線にも耐えなければならなかった。
なんという初デートであることよ!
59名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:01:18
>>57
釣りでも酷評してみたらどうかと、通りすがりの私は思うのであった。
60名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:04:18
>>54

100%じゃないから安心しろ。
6158:2007/03/31(土) 22:12:26
少なくとも僕はつりいではありませんよ
酷評おねがいします
62名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:13:43
>>59
そうなんだけどねえ、どうせ褒め言葉しか目に映らないようだし。

 面白かったよー。また読みたいでーす。

とか書けば満足するのかなあ。
6358:2007/03/31(土) 22:13:46
つりい×→つり○
64名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:22:32
>>53-54
少し補足。白人に見られる青や緑や灰色の虹彩は遺伝情報上
有色人種の持つ茶の虹彩より劣性だから、現れる確率は
限りなく低下する。
日本人でも虹彩の色が淡い茶の人も逆に黒目がかっている人も
いるよね。同じ優性形質でも狭い範囲内で虹彩の表れに変化がある。
優性必ずしも劣性を駆逐せず。
だから日本人との間に生まれる子には青目なしではなくて青目の確率が
極端に低くなる、ということになる。
65名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:23:49
>>64 補足じゃなくて訂正だろうが
66名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:24:32
>>62
それこそ、貶し放題に悪しざまに酷評すればいい。どうせ誰が言っているのか分からないのだから。
もっとも、ただつまらんと言うだけでは、批評する側が馬鹿だと思われても仕方がないけれども。
67名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:25:18
ママン投稿後一分で65に怒られたよ。・゚・(ノД`)・゚・。
68名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 22:35:12
>>56
文体について、ただの情景描写の部分で
「〜した」と「〜したの/〜したわ」という文末を混ぜるのはやめ、
句点、読点を適切に振ってほしい。
最低限このあたりをクリアしないと読むのがつらくて、
とてもこの後読みたいと思えない。

この他には、それから、それから、それから、ってあたりをもう少し工夫する。
また一行目が現在で二行目から過去に戻っているのだと思うが、
他の意味にも取れるので、時間軸がはっきりわかるように書く。

>ゆれがますます大きくなる。
これも意味がはっきりしない。自分のバランスが悪くてゆれているのか、
波が大きくなってゆれているのか、なんの理由もなくゆれているのか。

>「ペンキが塗られたばかりのボートにもきのこが生えるなんて」と不審におもう。
この表記はペンキを塗った時期を知っているか、
推定できる情報を持っていることをあらかじめ読者に提示していないとおかしい。
「ペンキを塗ったばかりのように輝いていた」だけでは情報不足。
6928-29:2007/03/31(土) 22:54:14
>>32
ごめんなさい。出会いサイトの迷惑メールです。
でも、文章としては悪くないですよね。
私は有名なオオアリクイの話が好きなのですが…
70名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:05:51
>>69
別にこちらに謝る必要ないと思うよ。あなたの文を読んで
ああ、やはりプロの仕事だったのかーと思いはしたけど。
>>32をもう一度読み返してくれればわかると思うけどね。

でも一言釘をさすけど、もう二度と、自分のものでない文章を
このスレに持ってこないでくれるかな。
善意で読んでいる人を試すような行為は褒められたものじゃないし
いろんな人が見ているスレだからね。わかってくれるかな。
71名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:14:56
>>56
ファンタジーホラーの書き出しであるとすると、確実に失敗している。
中核人物のわざわざ説明不足な独白を持ってきて読者の興味をそそる手法は
存在するが、それには綿密な計算が必要で、これはただの無計画な拙い文。
後半ではエロティックな効果をこめているようだが、これも安易で下卑ていて
少々読者を馬鹿にしているようにも受け取れる。
ファンタジーホラーにエロの要素まで加えてストーリーを展開したいのなら
全部の要素を最後まで面倒見るくらいの心構えが必要だと思うよ。
72名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:18:48
>>70
いや、あれは出会い系メールの文面ってわかっててちゃかして書いたんじゃなかったのか?

73名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:27:45
>>49-52
改行が多すぎるような気がするね。内容はあまり濃くない。
ママが主人公の目を見て虐待していたのは普通、悲しいからじゃなくて
不快で苛立ったからじゃないかな。
だから、この主人公、青に悲しみじゃなくて恐怖を感じたりはしないだろうか。
ママから怒られないように部屋中の青いものを隠したり、かき氷でもブルーハワイは
絶対選ばなかったりするんじゃないかな。

っていうかラストでそのママどこいった?
74名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:30:41
ブルーハワイ……自分で書いておきながらそのどうしようもねえセンスに
噴いたw
子供だと青い食べ物なんてソーダとかラムネだよね。ごめんちょっと訂正。
75名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:43:13
>>55
新宿通りの人通りも交通量もなんにも考慮してないな、この作者は。
というか実際の新宿通り行ったことあるん?こんな派手な立ち回りをやったらまず人目につく。
百歩譲って人の途切れる時間帯だったとしよう。事務所の入り口なんてとこを
狙う奴なんてのは確かにど素人さんだが、その癖半端に立ち回りをこなしているので
どう読み進めていいか軽く迷う。
警察呼ばれたら、つかまるのはドスを植え込みに棄てたこの主人公だよ。
態度が不条理すぎる。
76名無し物書き@推敲中?:2007/03/31(土) 23:48:56
>>58
改行をしないのは意図があるのか?
羽交い絞めだけで漏らすまで行くか?
彼女はぼんやり見てただけなのか?
主人公は言い知れない恐怖で頭がイッパイなのに、初デートのことを頭に浮かべる
余裕があるのか?
奇妙な疑問が次から次へと多く出る文章。彼女の前で恥を書くという部分だけ
書くのなら、もう少し広い視点でシーンを練り直すことをおすすめする。
77名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 00:20:29
>>58
>それはまったく僕が外見まったくおとなしい男だと知っての暴挙としかいいようもなく、
文章が成立していない。
「外見はいかついが実は気が弱いと知っての」ならば成立するが。
外見だけで判断するのを「知っての」とは言わない。
それから
>それは【まったく】僕が外見【まったく】おとなしい男だと知っての
この二連発はひどい。

>僕の耳に男の吐く息の熱さとくささがまじりあって、
「耳」で「吐く息の熱さ」を感じるのはいいが、「くささ」はなかろう。
耳で臭いを嗅ぐやつはいない。

>思わず、股間が熱くなるのを感じざるを得なかった。もらしてしまったのだ。
「思わず」「感じざるを得なかった」では、自分の意思ではコントロールできずに
というニュアンスがある。しかしもらしているのならば「感じる」ことについてはコ
ントロールの余地がない。よって不適当な表現。「熱くなる」のもどうか。

もっと平易に素直に書くことをお薦めする。
78名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 02:57:07
実は日本人とコーカソイドの間に生まれた子でも青眼になることはあります。

つまり、日本人さんのほうに、どこかの世代でコーカソイドのじっちゃんかばっちゃんが居た場合です。

無いとは言えません。無いことにしてるんです。
79名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 02:59:19
無いのかな?w劣性遺伝ってそこまで強烈なのかしら。

しかしだとすると、突然変異なんて起こらないことになりますしなぁ。

「すみません」と謝っちゃう前に、こじつけちゃう。これが世の中面白い。
80名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 03:06:06
このことは、日本人にRh-型の血液型がまれで、コーカソイドはRh+型の血液型がまれなことからヒントを得ている
着想です。つまり、お互いひそやかな恋が交わされていたと、考えられる。ごくわずかに。
81名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 03:11:38
日本人と西洋人が互いに恋うるのを 大人が 忌むのは、黒髪とブロンドが、維持できなくなるかららしいです。

ま、フェチですね。わかりますけど。わかりません。
82名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 03:51:14
ちなみに日付は偶然です






ほんとだよ
8358:2007/04/01(日) 06:46:02
>>76 77
酷評ありがとうございます。
初心者なのでもっと勉強になりました。
84名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 09:55:29
>>75
批評dクス。
そういう批評を予想していたけれども、納得半分、不満半分といったところです。
納得したのは新宿通りに行ったことがあるのかという指摘。こちちの書き方が悪かったのだが、
新宿御苑というか四谷に近いあたりを想定していたのです。
不満に思ったのは、どう読み進めていいか軽く迷う、という指摘です。これは、冒頭の
つかみを意識して、読者に『なんだ?』と思わせるためには、全てを納得出来るように書く必要はない
と考えらたからです。
いずれにしても、ありがたく参考にさせていただきました。
85名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 10:45:50
す酷評をおねがいします。


ロシアの中央部、前世紀世界をにぎわせたボロネジ市は今しも、
未曾有の期待に市民のみならず、全世界の注視を一身に浴びて、其の日を迎えようとしていた。
 市長はひそかに自分の下がる一方の支持率をこのことのために挽回できる僥倖を喜んだ。
 それというのも、あたりにはテレビ局の車であふれそれも世界中のテレビ局だ。
白人金髪に混じって、黒いレポーターや、黄色いレポーターがあちこちに一塊ふた塊と、
それぞれ何か打ち合わせていた。
 それというのもかつてここに現れたユウホーが今日このときこのボロネジを再訪するという
確かな知らせが届いたのであるから!
 驚くべきニュースは世界中を一瞬のうちにめぐり、インターネットはこのことで持ちきりであった。
各国のブロガーのてんやわんやとはこのことだった。てんてこ舞いとはこのことだった。
 あのボロネジの一瞬消されて宇宙人が消えた後に現れたあの少女に、先日、その宇宙人からテレパシーで
ボロネジ再訪の告示があったのだ!
 もう少女は大きくなっていたから、十八という箸が転んでも笑い出すという年頃だった。
(ちなみに彼女はロシアの女性に見られるように其の美しい春短い春の盛りを生きていた。
やがて遺伝子のスイッチが、超肥満体を約束する日はそう遠くはなかったから、
余計にこの短くも美しい春はなおいっそうロシア女性を美しく輝かせるのだった!)
 ある夜のことだった。少女は自室のパソコンに向かって、ネットサーフィンをしていた。
彼女はかつて自分を襲ったあの奇妙な経験をすっかり忘れていた。
 なぜ自分はあのとき宇宙人に消されたか?、其のときどこに行っていたのか?、
記憶の中には何もなかった。ただその場にいた大人や友達たちの証言で自分が何か異常な仕打ちに
見舞われたことだけは確からしいのである。
 もうすっかり忘れていたことをふと思い出し、彼女は、パソコンのモニターに目を凝らしていた。
室内の伝統がチカチカと明滅しだした。
 「おや、おや、また電力不足による停電かしら?」と彼女はおもった。
伝統に向けていた目を目前のノモニターに戻してそこに彼女が見たものはそれこそこのよのものではなかったのだ!
(ちなみに彼女の名前はソーニャというのだった!)
86名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 11:12:12
>>85
句点を打ってください
87名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:06:52
>>72
いや、本気で知りませんでしたw ガチでマジレスですたw
88名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:11:27
ところでちょっと疑問なんだが、>>54>>78-82は同じ人?
レスの流れから考えて、なんだか同一人物のように見えるんだが。
そんな自分は>>64を書いた。
89名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:14:23
558 名前: 名無しさん@七周年 投稿日: 2007/03/26(月) 15:49:02 ID:593SK+tn0
社会的弱者は守る必要あり。

自分に負けてるだけの弱者は守る必要なし。

むしろケツを叩くぐらいが丁度いいだろう。

582 名前: 名無しさん@七周年 投稿日: 2007/03/26(月) 15:55:32 ID:ZEfWZ8SM0
>>558
そりゃ社会的強者がこれ以上ケツを叩かれたら。

鹿?が絶滅してしまう。

583 名前: 名無しさん@七周年 投稿日: 2007/03/26(月) 15:56:02 ID:593SK+tn0
何のことだ?

分かったwお前w無知だろw

584 名前:: 名無しさん@七周年 投稿日: 2007/04/01(日) 01:06:21 ID:ZEfWZ8SM0
音は合ってるw



>>88
あらやだ、見逃してましたすまんす。俺は>>54さんとは違いますよ〜俺のが居丈高っつか、おっさんくさいしょw
90名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:35:43
>>86
go指摘ありがとうございます。
文章にスピード間を持たせるためにあえて、句点を少なめに下んですが(^^v
91名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:39:22
>>80
RH+はコーカソイドでも確か多いよ
人口の9割を占めてるから
日本人RH-は1000人に一人らしいよね。すごい少ない
92名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:56:52
>>91
二段目三段目には同意可だけど一段目は俺知識とバッティング 内調の方でしょうかwそれとも今日だから?w
93名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 13:59:49
句点少ないと、ズボンをずり下げたままちょこちょこ歩いてるみたいになりませ
94名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 14:04:09
「ズボンって言った?おやじ〜w」
「じゃあなんというのかね」
「え。パンツ」
「なんでそう言い換えたか知ってっか」
「? 知らない」
「ラブホにJK/JC/JSを連れ込んだときに有効なんだよ」
「? なんで?」
「…ハハァ。 ヒント:同時にパンティもパンツに言い換えられている」
「? ?」
「ム。見抜けんこのおなご。やりよるわいフフフ」
95名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 14:23:05
下手糞な文章を載せておきながら酷評されると言い訳するクズが多くなってきたな。
>>55=>>84
>>85=>>90
お前ら自分の載せたもん1週間おいて客観的に見てみろ。
恥ずかしくなるぞ。
96名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 14:30:15
>>86 >>90
句点じゃなくて読点じゃないのか?
おれはこのくらいでもいいと思うが。
9786:2007/04/01(日) 14:38:35
>>85さん
先刻、句点と読点を取り違えたレスをしました者です。
そのミスに気付かれなかったのか、
ご配慮頂いたのか当方には不明ですが、
申し訳御座いませんでした。

>>96
うん、私のミス。
評価以前と判断したのが本音。
98名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 14:50:33
>>95
84も90も言い訳という程、見苦しい態度を取ってるようには見えないけど。
それに、酷評コメントだって、全てが的確なわけじゃないし。
99名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 14:59:58
酷評されて当然のつもりで持ってくるスレじゃないの?
100名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:12:19
投下するほうも勘違いしちゃいけないな
もらえるのは答えじゃなくてせいぜい考えるきっかけ程度のものだ
批評するほうは作品を反面教師と見て、頭の運動・基本の確認くらいしかしてない
こいつにもっとモノを教えて賢くしてやらねば!と思ってレスしてるやつはいないだろうねぇ
101名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:15:12
>>85
どこから手をつけたらいいやら、という文章だが。

まず表記を見直そう。
「其の」「ユウホー」「伝統に向けていた目を目前のノモニターに」「それこそこのよのものではなかったのだ」

次に!を全部外そう。この文章ではひとつもいらない。

慣用句の使い方を見直そう。
「てんやわんや」「てんてこ舞い」ここでは不適当。「十八という箸が転んでも笑い出すという年頃だった」
箸が転がってもおかしい、とはいうけどね。転びはしないわな。

指示語を削ろう。
「其の日」「このことのために」「このことで」「あのボロネジの」「あの少女に」
その、この、あのを、8割減らすだけでかなりよくなる。

>それというのも、あたりには
>それというのもかつてここに
同じ言葉の連続は駄目。

>彼女は、パソコンのモニターに目を凝らしていた。
>室内の伝統がチカチカと明滅しだした。
>「おや、おや、また電力不足による停電かしら?」と彼女はおもった。
>伝統に向けていた目を目前のノモニターに戻してそこに彼女が見たものは
停電だったらパソコンも使えなくないかい?

構文をひねらずに素直に書こう。
>あたりにはテレビ局の車であふれそれも世界中のテレビ局だ。
「あたりには世界中のテレビ局の車があふれていた」とか、普通の文章で。

まあとりあえず以上。
102名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:23:46
>>101

85ですが ご丁寧な指摘ありがとうございます。初心者な者で、なにぶんキーボードも
使い始めてまもなくて打ち損じや誤変換も多々あるおうです。これからはもっと推敲に気をつけて
みます。
103名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:48:09
いじめられた経験を文章にして投下しても良いですか。
小説じゃなくてノンフィクションで。
104名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:49:01
しおらしくなったようだな。
最初からそうしてろ。
105名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:51:09
初心者だからとか言い訳してるけどね
もう自分を守りたくて守りたくて仕方ないんだろう
大して能あるわけでもないのに
106名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 15:51:42
>>103
どうせこのスレで中傷された体験談なんだろ
ちゃんと書くならなんでもいいんだけどな
107名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 16:51:55
別に初心者さんでもなんでもいいんだけど。
とりあえず。

誤字や誤変換くらいは真面目にチェックしてから投下してほしいな。

作品として人に見せるなら、そのくらい気を配ろうよ。
一箇所二箇所なら許容範囲内だけど、多いとそれだけで萎えてしまうよ。
108名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 17:04:50
>>55

・説明じゃなくて描写しろと何度言ったら(ry
・文章が雑
・情報は前もって小出しにしとけ

例えば、最初に「事務所」としか書いてないせいで、男に刺されそうになった場面で主人公はヤクザだと思える
すると「弁護士ご用達の分厚い黒鞄」なんて中途半端な後出しされても、とってつけたようにしか見えない
弁護士をふせておきたいなら、ひといきつくまで伏せとけ

>俺は、背中一杯に鳥肌がたつような殺気を感じた。
悠長すぎ
>俺は、恐怖心を伴って振り向いた。
日本語がおかしい
>白鞘の短刀
鞘を強調してどーする
むしろ緊張感を出すなら、刃に注目させるべき
つか、鞘かぶってないのに、どーして白鞘ってわかるのか
あと細かいコトだが右側に身をかわした後、右足で蹴ってみたことあるか?
>襲撃した男を
主人公は襲われた方だろ
>上着の襟と
突っ伏してたんなら、掴むのは後ろ襟じゃね

あと、骨を折られても叫び声ひとつあげない男とか、弁護士のクセに凶器を回収せずに植え込みなんぞに捨てたりとか、大立ち回りの間中悠長にごみ箱を覗いてるホームレスとか、突っ込みだしたらキリがない
立ち回りシーンも迫力ゼロ

要修業
109名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 17:09:31
>>85

もう37億年追加
110名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 18:12:59
この言葉だけは避けよと生きてきた 身につまされる「すまんバスケス」
111名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 18:32:17
>>85
括弧内は矢鱈なんかこう刻めくあれですね
112名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 18:41:14
>>106
普通のいじめ体験で描くので酷評お願いします。
113名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 18:43:35
>>112
頑張って
114名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 19:05:52
>>108
細かい批評dクス。
言いたいことはあるけれども、投稿したものだけで判断される限りでは、的確な批評だし、
言うと批判するカスがいるので止めときます。多謝。
115名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 19:24:37
なんとも感じの悪い奴だね>>55=>>114は。
いちいち言い訳がましいのはなんとかならないのかね。
>>55程度の糞みたいなのを晒しておきながら、平気な面して「言いたいことはある」???
これだから勘違い低能は厄介なんだよな。
まとも創作もできないくせに自己主張だけは偉そうにするんだから、どうしようもない。
まずは腕を上げろ、と。
ちゃんとしたものにはちゃんとした評がつくんだよ。
116名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 19:26:29
dクスとかどうなんだろうね
まともに批評してもらったのであれば、お礼もまともにすべきだと思うんだが
まあ老婆心
117名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 19:51:54
>>115
つうか、お前がそのカスなんじゃないかと……
118名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:02:54
ちげえねえwww
119名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:08:21
どうあれ、>>55が酷評するのも嫌になるほどひどいのは確か。
120名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:10:30
テンプレのルールにすら従わない子だとわかった時点でもう放置してあげなよ
あと酷評依頼が入ってるときにネタを投下するのは控えてほしい
121名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:11:54
>>119
酷評してから、言ったらどうだwwww
122名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:14:08
>>55ってそんなにひどいか?
誤字と読みづらい文体が目立つには目立つが…文章からして、春休みに高校生の子が書いたものでないかと
そのへんを斟酌してあげて…これから必死に頑張ればいいんでない?
123名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:15:54
それが分からないというか、まともな酷評ができない奴が威張っているのがこのスレなんだよなwww
124名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:17:53
草を生やしまくって顔真っ赤にしてるのは
>>55>>85かどっちの人なんだろう。。。
125名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:20:30
>>124
いや、顔を真っ赤にして必死になっているのは>>95、というかお前に間違いないwwww
126酷評よろしくお願いします:2007/04/01(日) 20:24:37
すみません、お願いします。>>47-48
127名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:30:21
頑張ればいいんじゃない?

作家になればいいんじゃない?


128名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:31:54
>>125
君はめくらだと言わざるを得ないよ。
129名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:31:58
>>126
ああ、詩だと思ってたんでスルーしてた。
体言止めが多いですね。小説と言うより詩にしか見えません。
130名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:34:03
お前ら本読んだことある?
131名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:35:14
あるよ。
132名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 20:36:43
ないぉ!もんもうだぉ!和田つかみのお導きによって分けもわからずゆびをうごかしてるぉ!
133名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:06:52
>>116
dトンdクスコ
134名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:24:10
>>114

まぁ、とりあえず言いたいことは、文章中で消化しろ
つかね、推敲してどうにかなるレベルじゃねーから要修業つってんだよ
もっと言葉に神経使って、なにを表現したいのかってことを真剣に考えなきゃだろ
不良弁護士でハードボイルド書こうとか考えてるんなら、もっと社会経験も積まないと

あともうひとつ言っとこうか
機種依存文字なんか使うなタコ
マカーに喧嘩売ってんのか
135名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:26:25
しかし喧嘩を売られると内心うれしはずかしいマカー

この心理複雑性をマカコンと呼ぶ








ことにしよう
136名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:29:03
まぁ俺はLISA見たら>>134より心ウキウキだと思うけど。

初代Macの筐体の裏とか見たことアッガイ
137名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:34:42
アメ公でイカした(レに置換可)ことをした香具師がいたらそいつはピューリタリズムのサクセサー。

それが育ったとこでユダ公が組織をちょろっと乗っ取る。プラチナムパターン。

ついにブチ切れてチェイニーが暗殺されかけたという報道があった。ガセかどうか判りかねるだどもな
米兵が3名死亡というのは生々しい数ではある。銃撃戦。
138名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:36:24
56です
>>68
ご指摘ありがとうございました。
参考になります。

>>71
「安易で下卑ていて 少々読者を馬鹿にしている」

今日一日中考えてました。お休みが台無しになるくらい。トラウマになりそう。
139名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 21:54:25
>>132より>>131が今日を生きる者としてあらまほしい
140名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:05:49
あらまほし
(連語)
〔動詞「あり」に願望の助動詞「まほし」が付いたもの〕ありたい。あることが望ましい。好ましい。理想的だ。
「古(いにしえ)の有様に心安くてこそ―まほしく侍れ/栄花(ゆふしで)」


国語辞典 [ あらまほしい ]の前方一致での検索結果 0件
141126:2007/04/01(日) 22:06:42
>>129 ありゃ、詩の成分が多くなってしまいましたか。
142名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:06:48
「のぞましい」とまざっちゃったんだよ
可哀想だからそっとしておいてやりな
143名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:11:20
http://www.google.com/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=CYBA,CYBA:2006-28,CYBA:ja&q=%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%be%e3%81%bb%e3%81%97%e3%81%84

可愛そうだから釣られてみる

釣られて食われることでそいつの血となり肉と成るわけでありんす
144名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:13:37
あれだな

きっと不眠がちな時も「眠られない」と行儀よくオモニに愚図るのだろうて。
145名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:30:23
可能を表す「れる・られる」は

飛ぶ では存在抹消ほぼ完了。てめぇらの辞書偏重ぶりにも困ったもの。



ま、いずれ頼ることはあるかもwここが俺のナヨイトコw
146名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:34:30
ってこたーおまいらw

おそれれる

になったら戦慄しとけwww
147名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:45:54
>>95
俺は好きだけどね。
殆どの奴は酷評されたって裏で舌出してるに決まってるじゃん。
裏でしなかっただけのこと。
それともみんな素直に聞いてるのか?
148名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:51:04
「俺は好きだけどね」って何が好きなの?
んで、当たり前のことをつらつらと書いてくれてるけど結局何が言いたいのやら。
まともな意見持って出直しておいで。
149126:2007/04/01(日) 22:51:08
>>129 お礼わすれてました。ありがとうございました。また、懲りずに挑戦いたします。
150名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:54:29
>>148
せめて、お前の書く小説がその煽りほど
面白かったら良かったんだけどねえw
書いたらいつでも読んでやるから
トリップ入れて登場しろ。


151名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:56:29
一人当たりのレス数2ch一のスレはここでつか
152名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 22:59:25
良い意見だと思えば拳拳服膺する。
そうでなくても、世間にはこう思うやつもいるのだと参考にする。
どんな意見だろうとおのれの肥やしにする向上心が大切。
それが出来るやつは伸びる。
ひねくれて耳も貸さないやつはそれ止まり。
153名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 23:03:30
それがそうでもないんだな。

デッドエンドへのいざないは多く、ライフイズショート。
154名無し物書き@推敲中?:2007/04/01(日) 23:09:04
俺とあんたらの違いはそれを準備してるかどうかだよ。ああ。
155名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 00:08:51
酷評よろ

純文学風ミステリーの冒頭です

 会場からは大勢の人間のかもし出す、なんともいえないざわめきがもれていた。
私はそこへ入っていくことにためらいを感じていた。その場には私は似つかわしくないのだ。
いや、どんな場所も自分は似つかわしくない。どこにも居場所がない。そんな、宙ぶらりんな感情は
私のうまれ持ったそれであった。しかし、義務が今私をその会場に入ることを強いていた。
逃げ出すことはできないのだ。遁走は社会的な死を意味する。
 私は思い切ってその会場へ入っていった。
ざわめきがぴたっとやんだ。まるで申し合わせたようなそれは沈黙だった。
みなの視線が私に集中してくる。痛いほどの視線とはこういう視線のことだったのか。
私はもはや、後戻りの出来ない、のっぴきならない状況へ一歩一歩足を運んでいる。
それは私の未生以前からの約束のようにおもわれた。
 と、おもいもしなかったことがおきた。
私の目の前の恰幅のいい紳士が、私に、微笑を送り、なおかつ、お辞儀を、
それも丁重なお辞儀をくれたのである。
 私は戸惑った。そして、あわててお辞儀を返した。
私には其の紳士に見覚えがないのは明らかで、
いまさら心のファイルを検索することはいらなかった。 
お辞儀は其の紳士ばかりではなかった。
その会場にいる裕福な身なりの男女がそろいもそろってこの私に
先方からお辞儀をしてくるのだった。私がいい気分になるのは論を待たないだろう。
私はいい気分だった。
そうして、お辞儀をくれる人々のにこやかな間を縫って、
奥のほうに何か異様な気配を感じた私は其の方向に目を移した。
156名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 00:18:08
純文学ってどこからがそうなのか難しいですよね。

てことでこくひょう?
>まるで申し合わせたようなそれは沈黙だった。
それはっていらなくないか? くどくなるだけだと思う。
あと、その下の行で視線という単語が多用されていてくどいと思う。
お辞儀っていう単語も。強調したいのかもしれないけど、さすがにここまできたら読んでて苛立ちを感じる。

以上、批評できる立場にないであろう工房からでした。でも、内容はいいと思います、多分。
157名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 00:18:36
私は現在丁度↑のような状況になっているので、コンビニで顔見知りの筈のおじちゃんに
先ほども卑屈なくらいぃゃ実際卑しめに幾度も頭を下げつつ媚びた笑顔を振りまいてきた
ところだ。

↑の主人公は俺よりは世の中というものを知らないのだろう。高校生なのと伺える。
158名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 00:22:59
ただ、抜け道があることも俺は知っている。↑を書いたやつも知っている。
そして俺はそれを書かない、言うまでも無く。もう日も改まったことだ品。
159名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 00:33:47
だからネタはいらんねん
160名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 02:49:53
ラノベ馬鹿だろ
161名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 07:01:10
ネタならネタで、もっと面白ければいいのに
162155:2007/04/02(月) 07:31:53
>>156
酷評ありがとうございます。・・・深層心理に訴える手法を使って書きました。
それで同語反復を多めにしたんです。あなたのいらつきは私の狙った効果でもあります。


163名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 08:53:49
156だけど、深層心理って人を苛立たせるものなんですかね?
無意識の内に人を不快にさせたら、その人は貴方の文章を読まないと思います。
貴方の文章は工房の俺から見ても正しくないと思います。
あと、ミステリーなのにそれらしいシーンがまだ見られないので貴方を評価できません。
もう少し”純文学風ミステリー”らしい部分を読ませてもらいたいです。

ところで深層心理をご研究なさっているんでしょうか
164155:2007/04/02(月) 09:30:02
>>163
すまん「深層心理」は大げさだった。
おれは根が馬鹿だから偉そうな言葉を使いたくなる癖があるんだよ。
それに人をいらだたせる効果を狙ったというのはうそだ。
君をいらだたせてごめん。悪かった。
165名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 09:52:15
ごめん、俺もなんか冷静になってなかったお。でもいい文章になる可能性はあると思う。
俺も頑張らないとな
166名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 10:08:18
>>164
どうしてそんな見え透いたうそをつくのかな?
どこが面白いんですか?
こんな時間にカキコしてるあんたはニートなんでしょう?
才能ないと思いますよ。ちゃんと働いたらどうですか?
167名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 11:38:52
ただいまはなくそをほじろうかどうか深く考えております



と思ったら具ラッパーいっぱつぶっぱなしてしもいもした
1680/17:2007/04/02(月) 13:08:29
 酷評してください。
1691/17:2007/04/02(月) 13:09:20
『犯罪都市PK9』


 西暦200X年、世界の版図は二十世紀とは異なった、全く違う様
相へと変貌していた。アメリカ合衆国・イギリス帝国・フランス共和
国・中華人民共和国・ロシア共和国・ドイツ連邦・日本の七ケ国に、
世界中の小国は、支配・管理されようとしていた。上記の七ケ国は、
国連安全保障理事会の常任理事国であり、その地位を利用して、武力
・経済力・政治力などあらゆる力を行使して、世界を一元的に支配・
管理し、世界と人類に、『七大国による恒久的な平和』をもたらそう
と画策していた。
 世界中の小国は連帯もなく協力もなく、為すすべもなく、強制的に
革命、戦争、内乱などを禁じられ、選挙によって選ばれた政治家によ
る運営のみが変革の方法として、許可されていた。革命、戦争、内乱
などの事態が生じると、国連安全保障理事会の決定で、七大国主導の
大部隊が派遣され、直ちに鎮圧されるというのが、二十一世紀初頭の
国際ルールと成りつつあった。
 犯罪都市PK9は、その七ケ国の世界支配活動の一環として、旧香
港に設けられた都市収容所である。9(nine)とは、九番目の都市を
顕す数字である。

「いいか若いの、よぉ〜く聞け。俺たちの政府は、俺たちの頭の中に
特殊な光線を発射して、無理やり、俺たちに犯罪をさせたんだ。世界
中のあらゆる政府は、国民の中の不満分子を一掃する目的で、俺たち
を狙い撃ちにして抹殺しようとしているんだ」
 昼下がりのバーで、教養は有りそうだが神経質そうな初老の男が、
俺の向かいの席に、ドッカリと座り込んだ後、ミルクを啜りながらそ
う言った。その初老の男は、見た目から判断すると、どうやら中国人
らしい。安っぽい白いワイシャツと、薄い緑の作業ズボン、それは中
年の中国人が好む普段着だった。
1702/17:2007/04/02(月) 13:11:05
 そのバーは、ネイザンロード(彌敦道)通りに面したミラマーホテ
ル(美麗華酒店)の一階に位置しており、典型的なアメリカンスタイ
ルを意識的に演出したバーだった。ただ唯一本物と顕著に違っていた
点は、壁のメニューに、アルコール類が何一つ載せられていないこと
であった。
 俺は、新聞紙を開いたまま、
「ああ、そうかもしれない」
 と言い、軽くうなずいた。
 俺が見ている新聞は、まるで子供新聞のように教育的で刺激の無い
ものだった。種種雑多な人種・言語が、この都市に分布しているせい
か新聞紙面にはコミックや挿絵が多かった。
 ふと、ウインドーの外に目を向けると、ゴールデンマイルと呼ばれ
る、ストリートが目の前に拡がっていた。
 ニューヨークの摩天楼よりも高く、そして過密に林立していると言
われる香港の中心街の光景。一階の通りに面したバーからは、その都
市を展望することができず、俺が今、見ることができるのはストリー
トと向かいのビルディングの低層階だけだった。
 香港がイギリスから中国に返還された1997年以前に、俺は何度
か香港を訪れたことがある。今とその当時と、ストリートの一体何処
が変わっただろう? たちんぼの物売りがいなくなった。通りに品物
を拡げている露店が無くなった。下町の屋台も消えた。いかがわしさ
を連想させる商売、風物はなくなった。はたして、それが香港にとっ
てはどうなのかは、元々ここの住民ではなかった俺にはわかるはずも
なかった。
 街はほんの少しかもしれないが、幾分綺麗になったと思う。ただ気
になるのは、バーのウインドー越しの歩道に奇麗に並べられた十四、
五体死体だった。歩道に並べられた死体は、その十四、五体だけでな
く、その他の歩道にも数え切れないほど並べられていた。その死体の
合間を縫うように、道を行き交うのも大変なほど大勢の人々がブラブ
ラと、何の目的もなさそうに歩いていた。まるで死後の世界の光景で
も見ているようだ。
1713/17:2007/04/02(月) 13:12:26
 この街が亜熱帯に位置しているせいか、人々の服装はTシャツに半
ズボンとか、あるいは半袖のシャツに麻のズボンといった、いで立ち
が多いようだ。性別は、男が九割、女が一割といったところであろう
か? 
「いいか、若いの、このブタ箱は、人民に拠らない、人民の為ではな
い、人民に所有されていない政府なんだ」
 初老の男は注文したオーダーが来ると、持っていたマガジンを机の
上に粗雑に放り投げ、中断していた話をまた再開した。
「ああ、昼間は平和なのにな」
 と、俺は気の無い生返事をした。
「そんなことに騙されてはならん! この都市に長く住めば住むほど
より高い高度なレベルでの生活を得るだけではなく、ここでの実態が
見えてくるのだ」
「いったい、どうして、こんなことになったんだ」
 と、俺は彼に聞いた。
「その昔、1997年に、香港がイギリスから中国に返還された時に
大暴動が起こった。それが長期化して中国政府は強行措置を取った。
香港の統治を放棄して、都市全体を強制収容所にした。そして、その
まま今の有り様だ。もしも、中国の資本主義化・市場経済化・産業革
命化が、後二、三年遅れていたら、香港が、こんなに簡単に中国政府
に見捨てられるようなことはなかった」
 と答えた後、初老の男は、いかにもイライラしたといった神経質そ
うな箸使いで日本風のラーメンを啜っていた。それから、おもむろに
彼は俺にフランクなニュアンスで聞いた。
「二本の箸を使って食べるところを見ると、東洋人のようだが……い
ったい、いつ、ここに来たんだ。まだ死体の山を見慣れていないとこ
ろを見ると、ここに来て、まだ日が浅いようだが……」
「五日前だ」
 と、俺は答えながら、窓の外を見た。確かに俺はまだ死体を見慣れ
てはいない。
1724/17:2007/04/02(月) 13:13:52
 暑さのせいか、死体が急速に見苦しくなってきているような気がし
た。肌が変色し、顔を蹴飛ばせば、そのまま砂袋が弾けるように崩れ
そうだった。十四、五体とも全ての死因が銃弾による外傷であった。
俺が、この街に来て五日にもなるが、死体は数百体も見た。胸を一発
撃ち抜かれたといった映画の中に出て来る死体はほとんどなく、大半
が慣れぬと正視できぬ醜悪な死体だった。
 俺の心の中を見透かしてか、初老の男が自慢気に俺に言った。
「この街じゃ、死体の山を見ながら食事ができるようにならないと一
人前とは言えない。あんたも早く死体の山に慣れるように努力するん
だな」
 と言いながら、初老の男は、俺に見せつけるかのように、ラーメン
を美味しそうに啜った。好奇心からか、彼はまた俺に尋ねた
「どうして、この街に収容されたんだ」
「それは……」
 と言いかけて、俺は口ごもった。
「それは話すと長いから……」
 初老の男は、いかにも言い慣れたというような口調で言った。
「遠慮せずに話せ。ここの住民は退屈しているんだ」
 俺は考えた、ウィンドー越しに窓の外を見ながら、頭の中を整理し
た。死体は醜いものだ。死は高貴なものかもしれないが、死体は決し
てそうではなかった。二十代前半と思われる、ある遺体は、頭を撃ち
抜かれて、脳みそが血まみれになって、剥き出しになっていた。三十
前後と思われる男はマシンガンで蜂の巣にされたのか、内臓から透け
てコンクリートの路面が見えそうだった。俺は、それらの遺体を見な
がら、自分の過去について話し始めた。
1735/17:2007/04/02(月) 13:15:02
「ある女が……居た。ロングにしてもショートにしても、とても似合
うストレートヘアをした……とても素敵な女性だった。彼女とは、十
八の頃からの腐れ縁で、十年以上も続いた。続いたといっても……純
粋に愛し合っていた訳じゃない。いつもケンカばかりで、二人とも愛
し合っているのに、お互いに素直になれずに、一年間に仲が良いのは
二、三日……後は二人とも一言も、口も利かなかった……いやっ、利
けなかった。初めて逢ってから七年後……彼女から申し込まれたプロ
ポーズを俺が断ってから、一年もしないうちに、彼女は……好きでも
ない男と結婚してしまった。俺は、それでも一年に一、二度、彼女に
連絡を取り、俺の元に来るように、彼女に言った……頼んだ。彼女は
……何故かだからかは分からないが『いつまでも子供は産まない』と
言っていた。彼女が俺のことを好きで、結婚した男を愛していないこ
とは、俺には……分かっていた。俺には彼女の気持ちが分からなかっ
た……今でも分からない。俺は次第に……どうすればいいのか分から
なくなった。俺はヤケになって……当局に目を付けられるようなコト
をして……捕まった。俺がここに来たのは、ただ、それだけだ」
 初老の男は、二杯目のミルクを飲みながら言った。
「まあ、気を楽に持て……。そのうち釈放されるかもしれない」
「さあどうかな、ここに入れられて釈放された奴は、まだ居ないと聞
いている。それに、それまで生きていられるかどうか、わかったもん
じゃない」
 と、俺は真剣な口調で吐き出すように言った。それを聞いた初老の
男は、ヒステリックに叫んだ。
「いいか、絶対にヤケ起こすんじゃねえぞ! 生き延びるんだ! そ
のうち、必ず助けに来るはずだ。地下組織か、どっかがな。希望を捨
てるんじゃねえ」
「ああ、そうするよ、ありがとう」
 と、俺は内心(少し大袈裟な物言いだ)と思いながらも、型通りの
礼を言って、バーを後にした。
1746/17:2007/04/02(月) 13:16:16
 俺はミラマーホテルのロビーから、ガラス越しに通りを見渡した。
人種のるつぼ、もう誰も口にしない流行らない言い回し。しかし半数
以上は元々現地に住んでいた中国人らしい。中国人たちは二人連れ、
三人連れになって、広東語独特の抑揚が過剰な会話をしながら歩いて
いた。それに比べて、外国人たちは元気がなかった。まだ旅行者気分
で街をぶらぶらと散策しているといった風情の者が多いようだ。
 そういう点では、何年か前に来たときと全く変わりない。真夏の香
港、まるで灼熱地獄のような街で、皆が例外なく汗びっしょりになっ
て歩いていた。降り注ぐ太陽の熱線がとても眩しく感じられた。
 俺は、百人ほどが一度に出入りできそうなホテルの正面玄関から出
て、海峡の方に向かってネーザンストリート沿いに歩き始めた。
 と言っても、昔とは違い、低い位置から、海を見ることはできなか
った。高いビルディングの屋上からなら海を見ることはできたが、そ
れは海側に張り巡らされた鉄条網越しに見ることができる景色でしか
なかった。
 人の波を切り抜けて、少し歩いただけでも、ストリート上に死体が
ゴロゴロと転がっているのが目に付いた。死体をもう見慣れて、俺は
もう何も感じなくなっていたが、さすがに足で踏んだりつまずいたり
するのは気が引けた。それはストリートを歩いている人達も皆同様だ
ろう。通りをざっと見て百四、五十体というところだろうか? これ
でも三時間ほど前に比べて、おおよそ三分の一ほどに減ったようだ。
ストリートでの死体の収容作業は遅々とした鷹揚なものだ。車道の死
体を、まず歩道に寄せ、それから一体一体身元確認をしながら死体を
収容する。収容作業を受け持っている作業員は、中年から上の年代の
人達が多いようだった。
 ブルドーザーで除雪でもするように死体の山を掻き集めれば、一瞬
のうちに終わるのに、何故こんな面倒なことをするのだろう。死体清
掃員の職場を確保するためだろうか? こんな街でも死体に、これほ
どの敬意を払うというのは滑稽だし皮肉でもある。
1757/17:2007/04/02(月) 13:18:50
 ミラマーから、ネーザンストリート沿いには、ハイアットリージェ
ンシー・シェラトン・ペニンシュラ等の高級ホテルが並んでいる。俺
はまだ見慣れぬそれらのホテルを見上げながら、海側へとぶらぶらと
歩いた。
 ネーザンストリートはソールズベリーストリート(梳士巴利道)と
交差した所で行き止まりとなり、その先には、昔は、香港スペースミ
ュージアム(香港太空館)香港カルチャーセンター(香港文化中心)
ニューワールドセンター(新世界中心)等が有ったのだが、今は取り
壊されて、優に五十メートルを越えているような高い塀にそびえ立っ
ていた。俺は、その突き当たりを右に折れ、西の方へとソールズベリ
ーストリート沿いに歩いた。
 あちらこちらに死体がゴロゴロしていた。香港の中心街を、俺はブ
ラブラと歩いていた。中心街の混雑は昔も今も変わらないようだ。雑
踏の喧噪は昔と全く同じだった。この街は都市国家であると同時に国
際都市でもあった。雑踏を歩いている人々は種種雑多な民族であり、
話している言葉は各々様々の言語だ。英語が一番通じるはずだが、こ
こには公用語というものは、まだなかった。住民の死亡率が高いため
に、その必要性が薄かったのかもしれない。言語ごとに行動を共にす
るグループが自然とできているようだ。それが、夜間の闘争に反映し
ているかどうかはわからない。
 雑踏の人々の息遣いと、死体が発する腐乱臭のような臭いで、息が
詰まりそうだった。これは俺だけでなく、この街に住んでいる多くの
人々が、そう感じているはずだ。死体には三日もすれば見慣れて、路
上で踏まないように歩くという程度の関心しか持てないモノになるの
に、死体が発する腐乱臭だけは、そうもゆかないようだ。空を見上げ
ると、天にも届きそうな高いビルディングが軒を連ねていた。世界で
一番人口密度が高い国家それが、このPK9だ。そう、それは昔、香
港と呼ばれていた都市であった頃から変わらない事実だ。最近習った
歴史のレクチャーで、香港は1997年にイギリスから中国に返還さ
れたと教えられたのだが、現在何処の国が管理しているかは、公式に
は発表されていなかった。
1768/17:2007/04/02(月) 13:20:15
 大きな看板が所狭しと軒を連ねていた。看板の多さと電飾の派手さ
は、香港の繁華街にかつて見られた顕著な特徴の一つだった。その数
の多さは昔と変わっていなかった、しかし、形態という点で、昔と同
じなのはそのくらいだった。看板は弾丸を跳ね返すくらい強固な鉄製
のモノに変えられ、電飾の類いは無くなっていた。看板には『人の身
になって行動しよう』『革命は選挙を通して』『武力革命は認められ
ない』等というスローガンが記されていた。
 俺はスターフェリーがかつて運営されていた埠頭で、また右に曲が
りカントンストリート(広東道)沿いに進んで、カオルーンパーク
(九龍公園)方面へと向かった。(カオルーンパークで一休みしてか
ら、自分の部屋にでも戻るか)と、俺は心の中で、そう呟いていた。
 カオルーンパークで一休みした後、俺は自分の部屋に戻ることにし
た。もうそろそろ日が暮れる。日中は安全な、この街も危険になる。
 俺は九龍公園を出てネーザンストリートを大陸の方へ歩き始めた。
おおよそ、三、四十分で、ウォータールーロード(窟打老道)にある
俺のねぐらがあるビルディングに着くはずだ。
 この五日間で、俺は自分の部屋が有るウォータールーストリートと
チムサアチョイ(尖沙咀)の中心街の地理が、理解できるようになっ
た。そう五日前、俺は『殺人犯』として、この街に来た。街に来たと
いうよりも、監獄に収容されたのだ。この都市の正式略称はPK9だ
った。正式名称は忘れた。
 この都市の住民に人並みの権利はなかった。些細な犯罪事件でも証
拠もなく連行されて、略式な裁判によって、死刑が執行される。それ
でも、我々住民は文句を言えない。何故ならば我々は元々死刑囚であ
り執行を猶予されて、この都市に収容されているに過ぎないからだ。
態度が不良であれば、テレビ電話を通して判事の判断を仰ぎ、簡単な
手続きにより我々の死刑は執行される。
 しかし、そのような経過を辿る住民は、この都市では、千の死体に
対して一体の割合でしか発生していなかった。
1779/17:2007/04/02(月) 13:21:41
 この街は巨大な都市収容所だ。そのためか娯楽と呼ばれるものがな
かった。仮に、そのような娯楽が有ったとしても、都市管理委員会に
より抹殺の決定が下され、その日のうちに消滅してしまうだろう。テ
レビや新聞は有るには有ったが、都市国家の住民を教育するのが目的
で、語学講座や学問講座が、都市外で見慣れた通常のものよりも、更
に娯楽色を抜かれた形で供給されているだけだった。
 死刑囚に教育を施しても何の意味がないはずだが、それとも、その
うち釈放される者が出るのだろうか? この都市では、娯楽というも
のが抹殺されていたが、ただひとつ人伝てに聞いた噂だけが唯一刺激
の有る娯楽として存在していた。都市管理委員会も人伝ての会話だけ
は規制の対象とすることができずに、その管理を放棄して現在に至っ
ている。
 そうこう思案しているに、俺は自分の部屋が有るビルディングに到
着した。俺の部屋は、五十階建てのビルディングの五階だった。ここ
では、長く生き残れば生き残るほど、高い階に引っ越しする権利が得
られるのだ。俺は、自分が住んでいるビルに入ると、夕暮れ時には混
み合うエレベーターを使わずに、階段を駆け登った。自分の部屋に入
ると何よりも先に、俺は有線ラジオを点けた。そして五日連続で聴い
ている音楽チャンネルにチューナーのスイッチを合わせた。音楽はク
ラシック系統またはそれに類似したものだけが唯一認められていた。
それも感情に訴えかける音楽、例えば『ベートーベン』や『ワーグナ
ー』などは除かれ、教育的で刺激の無い上品なクラシックに限られて
いた。
 ネーザンストリートに面したバーで、あの初老の男のヨタ話にでも
もうちょっと付き合っていればよかったかもしれない。ともかく今は
そう思うくらい退屈だった。
 退屈さが耐え切れなかった。俺は自分の頭を両手で押さえた。何と
も形容のしようがない何かが俺を苛んだ。感情の高ぶりの原因は分
かっていた。彼女だ。俺の最愛の女性である彼女だ。
 俺の脳裏には、その彼女が現れていた。
(俺に死ねと言うのか?)
17810/17:2007/04/02(月) 13:23:43
 と、俺はベッドに横たわりながら何度も呟いていた。脳裏の彼女が
いつのまにかベッドの横に立ち俺を見下ろして、俺を苦しめていた。
きっと『俺を苦しめること』が彼女の、俺への愛なんだ。俺は根拠も
なく、勝手にそう思い込んでいた。こんなことなら、精神異常を自己
申告すれば、こんな都市に来なくとも済んだのかもしれない。
 俺の妄想である彼女を視界から消すために、俺は窓の外を見た。五
階の窓から見渡せる摩天楼は、余りにも一部分過ぎて、全ての建物が
まるで監獄の塀のような錯覚を俺に感じさせた。亜熱帯によく見られ
る、何の屈託もない青い空。視線を下にずらすと、階下の街路が見え
た。もう、そろそろ人々が自分の部屋に引き揚げ始める時間だ。
 何処か遠くから、鐘の音が響いてきた。誰が鐘を鳴らしているのだ
ろう? おそらくは何処かの教会の鐘だ。先ほど散乱していた死体の
埋葬でも行われているのだろうか? その葬儀に参列する者すら、ほ
とんど居ないというのに……。
 俺は窓から離れ、ベッドの上に腰掛けた。生きてゆくために必要な
ものは部屋の中に、ほとんど全て揃っていた。水、食料、最低限の衣
服、チューナー無しの有線テレビ・ラジオ、机、椅子、ベッド、それ
に、オートマチックの拳銃、リボルバーのマグナム、ドラム式マシン
ガン、軍隊用オートライフル。
 そう、銃器は揃っていた。日が暮れ、ひとたび合図が有ると、街中
のストリートという、ストリートは、ことごとく戦場に変わる。だか
ら、銃器が必要なのだ。
 日が暮れると、ビルの一階から四階までの、非居住階層の窓は、す
べて鉄製のシャッターで覆われる。街が完全に闇に覆われると、スト
リート上での、殺人などあらゆる犯罪は合法化される。つまり、夜間
は建物などでの犯罪は厳重に摘発されるが、ストリートでの一切罪に
問われないのだ。
17911/17:2007/04/02(月) 13:25:30
 この街の住人は刺激に飢えていた。あらゆる娯楽を奪われて、毎日
することが何もなかった。死体清掃人や売店の販売員など数少ない働
き先は、欠員が出ない限り補充はなく、その補充者も抽選で決められ
ていた。その倍率も驚くほど高く、宝くじの一等と同じくらいの当選
確率ではないだろうか? ただ、抽選回数が多いことだけが、せめて
もの救いかもしれない。
 退屈。刺激がなく退屈だった。ここは刑務所なのだから、これだけ
民主的に運営されていることを考え合わせても『退屈で刺激がないこ
と』に対して、文句や苦情も言えなかった。
 夜中に撃ち合って、殺し合っている人々は、たぶん暇潰しでやって
いるのだ。自分の命を参加料にして、文字通り命懸けで……。
 もう、まもなく、今日も陽が暮れる。また夜が来て、また殺し合い
が始まるのだ。俺も、ここに来て、もう五日になる。俺も、今夜辺り
銃器を持って街に繰り出そうかと考えていた。
 銃器は、もう揃えておいた。収容時に希望して、支給された銃器の
ほかに、街のあちこちで、タダ同然で銃器が手に入るから、自分の気
に入ったモノを揃えておいた。
 この状況の打破も、ここからの脱出も、まず不可能だ。
 この都市は、元は香港なのだが、収容所兼刑務所として機能を果た
すために、色々と工夫が成されていた。昔の香港は、九龍半島と香港
島と群小諸島から成っていたらしいが、今は管理しやすいように明確
な区割りがなされていた。九龍半島は収容所兼刑務所として、大陸側
と海に接する部分は全て城壁風に造られた塀で囲まれ、完全に外界か
ら遮断されていた。香港島には都市管理委員会が設置され、九龍半島
側に対する、施策、立法、運営、教育、食料配分、武器支給など統治
活動全般を執り行っていた。また都市監視軍の本部も香港島に設置さ
れていた。都市監視軍は香港島に主力の大部隊が駐留しているほか城
壁の外郭に沿って蟻の這い出る隙がないほどの高レベル監視機器を装
備して充分過ぎるほど配置されており、我々に対して厳しい監視の目
を光らせていると、収容時にレクチャーを受けた。
18012/17:2007/04/02(月) 13:26:38
 この街の住人は刺激に飢えていた。あらゆる娯楽を奪われて、毎日
することが何もなかった。死体清掃人や売店の販売員など数少ない働
き先は、欠員が出ない限り補充はなく、その補充者も抽選で決められ
ていた。その倍率も驚くほど高く、宝くじの一等と同じくらいの当選
確率ではないだろうか? ただ、抽選回数が多いことだけが、せめて
もの救いかもしれない。
 退屈。刺激がなく退屈だった。ここは刑務所なのだから、これだけ
民主的に運営されていることを考え合わせても『退屈で刺激がないこ
と』に対して、文句や苦情も言えなかった。
 夜中に撃ち合って、殺し合っている人々は、たぶん暇潰しでやって
いるのだ。自分の命を参加料にして、文字通り命懸けで……。
 もう、まもなく、今日も陽が暮れる。また夜が来て、また殺し合い
が始まるのだ。俺も、ここに来て、もう五日になる。俺も、今夜辺り
銃器を持って街に繰り出そうかと考えていた。
 銃器は、もう揃えておいた。収容時に希望して、支給された銃器の
ほかに、街のあちこちで、タダ同然で銃器が手に入るから、自分の気
に入ったモノを揃えておいた。
 この状況の打破も、ここからの脱出も、まず不可能だ。
 この都市は、元は香港なのだが、収容所兼刑務所として機能を果た
すために、色々と工夫が成されていた。昔の香港は、九龍半島と香港
島と群小諸島から成っていたらしいが、今は管理しやすいように明確
な区割りがなされていた。九龍半島は収容所兼刑務所として、大陸側
と海に接する部分は全て城壁風に造られた塀で囲まれ、完全に外界か
ら遮断されていた。香港島には都市管理委員会が設置され、九龍半島
側に対する、施策、立法、運営、教育、食料配分、武器支給など統治
活動全般を執り行っていた。また都市監視軍の本部も香港島に設置さ
れていた。都市監視軍は香港島に主力の大部隊が駐留しているほか城
壁の外郭に沿って蟻の這い出る隙がないほどの高レベル監視機器を装
備して充分過ぎるほど配置されており、我々に対して厳しい監視の目
を光らせていると、収容時にレクチャーを受けた。
18113/17:2007/04/02(月) 13:28:21
 都市の周囲は高い城壁のような塀で囲まれており、それを越えても
更にもうひとつの塀があるという話だった。それだけではなく塀と塀
との間には地雷原が有り、十センチおきに地雷が埋め込まれていると
いう話だ。仮に万難を排して、二つの塀を越え、地雷に引っ掛からな
かったとしても、そこには精鋭の軍隊が待ち構えているのだ。
 おそらく、ただの噂ではなく、地雷の話は本当だろう。内側の城壁
も高いビルからなら確認することができた。
 それに、これは、ただの噂かもしれないのだが、城壁と地雷の二つ
以外にも、もうひとつ脱獄を防止するための仕掛けがあるという話も
あった。いったい、どういう装置なのかは、実態は全く掴めていない
のだが、ともかく凄い仕掛けらしい。
 一つ目の塀を越すのは比較的簡単だ。それだけなら、白昼堂々行う
ことができた。だがその後の警備システムを突破して脱獄に成功した
者がいるのかどうかは定かではなかった。一つ目の塀が簡単に越えら
れるというのも怪しい。もしかすると、わざと脱獄を試みさせて、こ
の都市の住民を減少させるというのも、都市管理委員会の陰謀なのか
もしれない。
 城壁内の活動も、俺の知る限り目下のところは、羊飼いに従属する
小羊の群れといった様相だった。ゲリラ活動も自主独立活動も、少な
くとも現在のところは全く行われていないようだ。ただ、「最近地下
組織が結成された」との噂だけが頻繁に流れていた。
 もしも住民が連帯して反抗しこの都市を占領に成功したとしても、
ミサイルや爆撃が、雨のように降り注ぎ、食料などの供給も停止され
るであろうという、噂がまことしやかに流れていた。
 今の俺は、地下組織だの、そういうことには関心はなかった。何も
ない空虚な生活に飽き、ただひたすら刺激が欲しいというのが、今の
俺の正直な気持ちだった。 ビルディングの狭間から香港島がうっす
らと見えていた。香港島と九龍半島との交通手段は、そのまま残され
ていた。主な交通手段は3つあった。地下鉄、海峡を横断する道路、
そして海上フェリーだ。いざとなると、香港島から、それらの交通手
段を使って、兵士がなだれ込んで来るはずだった。しかもそれだけで
はなく、ヘリも有るし、軍艦も、兵員輸送艦も有るはずだ。
18214/17:2007/04/02(月) 13:31:52
 下のストリートでの戦闘を、今まで三度ほど俺は目撃していた。事
前に聞かされていたほど卑怯な手口の戦闘は実際には行われていな
かった。
 その三度目撃した戦闘は、いずれもストリートの左右から出会って
マシンガンやライフルで撃ち合うというパターンのモノだった。
 どちらかが勝って、どちらかが負ける。これが戦闘の結果だ。負け
た側は大抵死体になる。大抵というよりも、勝った側がとどめをさす
から、ほとんど死ぬといったほうが正確かもしれない……。
 勝った側が負傷することもある。その場合は、自力で近くのビル
ディングに避難して、赤十字を呼ぶのだ。動けない場合は、発煙筒や
照明弾で、赤十字を呼ぶこともできた。殆どのビルディングの一階に
は赤十字が待機していて、十数人が物々しい陣形を組んで出て来る。
 まるでゲームセンターのようだ。命という名前のコインを投入して
ゲームをする。
『Good Bye』と表示が出るか? それともコインが戻ってく
るか?
 だが、もう一度コインを投入する『Contienue』は絶対に
ないのだ。
 そうして、翌朝には、街中に死体が氾濫することになる。どういう
訳かは分からないが、日中に人通りが多いストリートに、死体が多く
なる傾向があった。おそらく、昼間に人通りが多い通りは、それだけ
夜間も人通りが多く、戦闘が激しくなって死体も増えるということな
のだろう。
 判断をどちらにするとしても、もう、そろそろ『部屋を出て、スト
リートの戦闘に参加するか参加しないか』を決めなければならない。
 俺は自分の頭に居る彼女に聞いた……、呟やくように尋ねた。
「俺に死ねというのか?」
 何度も何度も聞いた。だが返答はなかった。いつも、そうだ。彼女
への愛で、俺の生活は狂い、荒んでいった。俺は、いつ死んでもいい
と思っていた。だが土壇場になると、いつも彼女に、また逢いたいと
気持ちに苛まれ、生き残る道を選び、これまで何度も死地を繰り抜け
てきた。これからも、おそらくそうに違いない。
18315/17:2007/04/02(月) 13:33:21
 何故殺すんだろう。自分の快楽のためか? 元々ここに来た奴は、
自らの衝動のために、他人や社会組織を犠牲にした人間だ。
 そうだ、殺してもいいんだ。自分自身のために殺すんだ。相手も、
そのことは充分に承知しているはずだ。そうだ殺すんだ。相手を殺す
のだ。夜間のストリート上では、殺らなければ、こっちが殺られるの
だから、俺には、何の罪の意識もない。
 ここに来るときに希望して支給されたマグナム44のリボルバーを
使うことにした。ギャング用のマシンガンや軍隊用ライフルにしても
いいのだが、今は、どうしても拳銃一丁、それもマグナムにしたかっ
た。
 俺は、備え付けの机の引き出しから、マグナムを取り出した。そし
てシリンダーを出し、弾を一発ずつ込めて、6発装填した。
 予備の弾は、ワンタッチで6発装填できる、簡易式の使い捨て玉込
め器を十個計六十発持った。これだけ予備を持てば充分だろう。これ
以上持つと、動きにくくなる。それに玉が無くなるのと命が無くなる
のと、どちらが早いか分かったものではない。
 俺は、ドアの方に向かった。
 さあ、これからが本番だ。ビルから出た途端に、蜂の巣になるか?
それとも、十人ほど撃ち殺して、勝って、帰って来るか? それは、
俺の腕と運次第だ。もしも今夜無事に帰って来れたら、明日はマシン
ガンを持ってゆこう。
 そう簡単に殺られはしない。
「殺られる前に、殺れ!」だ。
 そうだ、思い出した。この都市の正式名称は、『PK9』だ。
『Piece Keeping 9』。
 そう、俺は、祖国で革命を参加して、殺人罪で捕まったのだ。
 過去を回想しながら、俺は死ぬために、そして殺るためにドアを開
け、熱気にむせ返るような、蒸し暑い廊下に出た。
 いつのまにか俺は、昔見たギャング映画のテーマ音楽を口ずさんで
いた。
18416/17:2007/04/02(月) 13:35:04
 そのテーマ音楽と共に、俺は、人の気配が全く無いエレベーターへ
と足早に向かった。そうだ、いつか脱獄してやる。また彼女に逢うた
めに……。自分のために……。今日のストリートでの闘いは、脱獄の
ための戦闘訓練となるのか? それとも運試しなのか? 
 いやっ、違う、ただのゲームセンターだ。俺は命を賭けてゲームを
しているに過ぎない。その賞品はない、得られるモノは何もない
 突然、俺の脳裏に居る『彼女』が目の前に姿を現して、俺に、こう
言った。
「苦しんで、そして、情けなく、ブザマに死になさい」と……。
「絶対に、そうはならんぞ」
 と呟きながら、俺は迷わずエレベーターの横に有る下向きの矢印を
押した。俺の耳には、エレベーターが上がって来る音が籠もったモノ
か、それとも彼女の囁きか、どちらともわからない音が聴こえてきた。
18517/17:2007/04/02(月) 13:41:20
 という訳で、酷評してください。
 そうすれば、あと24時間したら、あなた達の感想を読んで、酷評します。
186名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 13:48:03
3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
187名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 15:32:51
眠いので寝ます。冒頭から魅力なし。
188名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 15:35:21
3まで読んで飽きました
設定ノートにしか見えません
1890/17:2007/04/02(月) 15:50:37
12/17と13/17がダブってますね。冗談のつもりで書き込んだので、
確認していませんでした。
すぐ調べて、再書き込みし直します。

190名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 16:03:40
冗談のつもりでこんなにたくさん書き込むのか

長すぎて読む気がしない。最初の長ったらしい設定でもう飽きた。設定とかって上手く文章に混ぜ込むべきだろう
とりあえずもう一度書き込む必要はない。こんなに長い文章はまとめwikiに貼ってください
19113.5/17:2007/04/02(月) 16:10:02
 加えて、九龍半島側に、かつての香港国際空港が、空港として、そ
のまま残されていた。そこにも、戦闘ヘリや戦闘機が、山ほど待機し
ているはずだ。何処へ向かっているのかは分からないが、戦闘機が飛
び立ってゆくのを、俺は散歩途中に何度も見ていた。
 気付かぬうちに、窓の外は夕陽の朱色に染まっていた。黄昏のチャ
イナタウンだ。少し疲れたので、俺は眠ることにした。

 突然、闇を切り裂くようなサイレンの音が辺りに響き渡り、俺は跳
び起きた。ワンストリート毎に設けられたアドバルーンのような巨大
なスピーカーから鳴り響くサイレンの音、これが開戦の合図だ。夕暮
れの薄暮色が消え、街には闇が訪れていた。
 この都市に来る収容者が一番厳しく頭に叩き込まれること、それは
『夜になるとストリートには法律もなく、人権もない戦場に変わる』
ということだ。と同時に『建物内では安全なので、夜間は絶対に外出
するな』ということも収容者に厳しく叩き込まれる。
 あちこちで一斉に散発的に銃声が響き始めた。この散発的な銃声は
一晩中、朝のサイレンが鳴り響くまで続くのだ。朝のサイレンが鳴り
響いた後に、一発でも発砲すると、即刻有罪になる。
 この散発的な銃声は人間の愚かしさを証明するものなのだろうか?
あるいは、無意味な殺し合いも、十分存続しうるという立証なのか?
 短銃・ライフル・マシンガンで、狙撃・スネークショット・突撃等
の、あらゆる戦闘のメソッドが許されている。
 俺も、ここに来るときに、戦闘のメソッドを教育された。
 曰く、
『死体のフリをして倒れていて、いきなり、マシンガンをぶっ放す奴
が居る』
『重傷のフリをして倒れていて、いきなり、マシンガンをぶっ放す奴
が居る』
 などというものだ。
 戦闘する意欲がない者を攻撃してはいけないとは言ってはいたが、
単なる奨励あるいはお願いといった程度の意味しかなく、よほど悪質
なケースでもない限り、処罰の対象になることはないはずだった。
19213.5/17の説明:2007/04/02(月) 16:13:07
 13と14の間に、13.5が入ります。
 まあ、24時間後じゃないと、何も言えない決まりらしいので、
今は何も言えません。
193名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 16:25:09
ラノベ読んだことないからわからないんですけど、こういうのがラノベってやつですか?
194名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 16:33:59
>>185
>そうすれば、あと24時間したら、あなた達の感想を読んで、酷評します。

確信犯ですな。
195名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 16:46:44
>>193
ラノベといえど編集者が確認する以上、
こんな作品は出さないはずです
196ぷぅぎゃああああああ:2007/04/02(月) 16:48:42
酷評おねがいします

お母さんがチーズケーキを買ってきました。
「三時になったら食べなさい。お姉ちゃんの分は残しておくのよ」と、言いました。
ぼくは元気よく「はい」と、返事をしました。
お母さんはケーキを冷蔵庫に入れるとお仕事に行きました。帰ってくるのは夕方の六時です。
時計を見ると午後の一時。お姉ちゃんが学校から帰ってくるまでにも時間がありました。
ぼくは冷蔵庫を開けて、じっとケーキを見つめます。食べるつもりはありません。
だけどお腹がグーッと鳴りました。がまん、できなくなりました。
お姉ちゃんの分もぜんぶ食べてしまいました。
197名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 19:42:41
>>169-184
パッと全体を一望すると「……」「……」の大洪水。
三点リーダ使い過ぎ。
余韻を表現したいんなら描写を入れろ。
下手糞の文章など一行も読む気になれぬ。
話にならん。
198名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 19:51:32
>>197
ん?悔しかったの?w
199名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 19:52:59
>>196
> 帰ってくるのは夕方の六時です。
> 時計を見ると午後の一時。
> お姉ちゃんが学校から帰ってくるまでにも時間がありました。

この三行で時間に関して説明しているのに、
段落構成が無茶苦茶。
小学校低学年の国語の試験でも落第。
200名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 20:15:30
>>155
> 私はもはや、後戻りの出来ない、のっぴきならない状況へ一歩一歩足を運んでいる。

読点の位置悪し。
「もはや」が「足を運んでいる」に係っている。
他にも作者の日本語文法の未熟が原因で意味不明瞭になっている部分が幾つも見られる。
小学校低学年の(ry
201名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 20:31:52
>>85
> ロシアの中央部、前世紀世界をにぎわせたボロネジ市は今しも、
> 未曾有の期待に市民のみならず、全世界の注視を一身に浴びて、其の日を迎えようとしていた。

読者にとって新情報である「ボロネジ」の紹介とその置ける状況を同時にやる事で、
解り辛い不親切な文章になっている。
従って後段の文章、

>  あのボロネジの一瞬消されて宇宙人が消えた後に現れたあの少女に、先日、その宇宙人からテレパシーでボロネジ再訪の告示があったのだ!

上の文章で読者は「あのボロネジ」と言われても、どのボロネジなのか瞬間的に理解できない。

全体的に指示代名詞を使い過ぎ。
作品に対する作者の知見と読者の知見との差を理解せず、
あれそれこれどれで読者を置いてきぼりにして勝手に物語が進んでいく
典型的自分だけ満足オナニー小説。
202名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 20:40:53
>>155
言葉を使いすぎていて、効果を減じている。
文章を削ったほうがいい。
たとえば、こんな感じ。

>私は思い切ってその会場へ入っていった。
>ざわめきがぴたっとやんだ。まるで申し合わせたようなそれは沈黙だった。

 私は思い切って会場へ入っていった。
 ざわめきがやんだ。申し合わせたような沈黙だった。
203名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 20:49:35
三並夏とか読点少ないけど賞とっちゃうんだから
やっぱ内容なんだな。
204155:2007/04/02(月) 20:55:58
>>200
ご指摘ありがとうございます。しかし小学校低学年は。。。
あ、ここは酷評スレでしたね

>>202
なるほど。適確なご指摘ありがとうございます。
205279:2007/04/02(月) 21:22:26
>>204
ごめん、言い過ぎた、反省。
小学校高学年。
206酷評よろしくお願いします:2007/04/02(月) 21:28:22
「タバコ」 

(1/2)

 わたし
 こぶたちゃん飼ってるわよ
 昼間は病院の受け付け
 夜はお店で
 帰ってくると癒されるわ
 可愛いーわね

からからからん
希釈されたブランデー
ちっとも酔えやしないけど
ぶたさんはふわふわした気持ち
みれあさんが横に居るからね

ぶたさんは一番軽いタバコを咥える
みれあさんが火を点けてくれる時
綺麗な顔が近づくから
嬉しくて吸う
すうっと吸いこまないと火は点かない
ぶたさん忘れちゃいけないよ

タバコのせいだか
みれあさんのせいだか
ぶたさんは息苦しくなって立ち上がる
すみません一寸トイレへ
えほえほほ
207酷評よろしくお願いします:2007/04/02(月) 21:29:14
(2/2)

聞こえちゃった
人間なら良かったのに
豚の耳には小さな声も届いてしまう
みれあさんが他のお姉さんと話していた

 何ようスーツなんか着てタバコ吸っちゃって
 溶き卵とパン粉がお似合いよ
 くっくっくっくっ

あんまりだ
みれあさん
心まで
化けていなくたっていいじゃないか

ざっくり傷ついたぶたさん
ぼうっとしてトイレからでると
みれあさんにっこり綺麗な顔で
オシボリ持って立っていた
それからは元の席で
折角みれあさんが話しかけてくれても
ぶたさんは生返事で目は宙を泳ぐばかり

帰り道
ぶたさんはタバコを箱から出して
もぐもぐむしゃむしゃ
胃が焼ける体に悪いよ悪いってば

酔い醒まし?
バッカだねえ
208名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 22:05:02
>>206-207
ごめん、途中で飽きて読み切れなかった。
ひとつ強く思ったのは、お前ぶたさんらいっすきだな。
209send ◆CRoSENH7jo :2007/04/02(月) 22:36:02
酷評お願いします

 何年も昔に創作文芸板に立った、このスレッドの1本目を見てきた。
 当時は「酷評します」ではなく、「批評します」という物いいで、今よりも顔ぶれが多彩で
真面目な投稿が多かった。何より、スレを立てた1さんのカリスマ性と真摯さが、読んでいて
とても心地よく、今の私ですら、休日にでももう一度この1本目のスレをゆっくり読み返す
価値があると思った。
 スレを覗くと、当時は批評する人も様々な、かつユニークな視点で投稿文を読んでいた
ようだった。加えて、投稿者も1レスの中に小さな実験を組み込んで、どうだ、と批評者と
対決していたような姿勢が見られた。この小さな研究の数々、討論を積み重ねるような投稿文と
批評と投稿者のコメントはいずれも貴重で、現在でも創作姿勢の基礎として、我々は再考すべき
ではないだろうか。
 とはいえ、やはりそこは2ちゃんねるだけあって、おふざけも、あまり上手とは言えない
エロも、荒らしも罵倒も嫌味も雑談も存在する。所々出てくる夫婦漫才のような喧嘩に関しては、
もしかして当時とメンバーが変わっていないんじゃないか(いやそれは充分にありえるかも
しれない)、と苦笑交じりに楽しむレスでもある。
 今の私たちは、このスレを当時のように有効活用できているだろうか。この投稿者気に入らない、
あの批評者面白くない、と怠惰でわがままな姿勢でスレッドを覗き、締まりのない顔で「このスレ
もう氏んだな」と無責任に呟いてはいないだろうか。
 あきらめるのは気の短い証拠である。何のための過去スレという財産か。何のためのリンクか。
何のための>>1のテンプレか。何のためのこの形式か。
 一つ一つ丁寧に再考することにより、このスレは以前と同じような、あるいはそれ以上の活気を
持ち、創作文芸板の宝スレの一つに返り咲くことができるのではないか。
 少し考えるだけでわかるはずだ。参加する皆が、今、それを望めば、現在退廃ムード一色の
この伝統あるスレは、再び輝きを取り戻すことができるのだ。
210名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 23:05:10
>>209
>何のための過去スレという財産か。何のためのリンクか。
>何のための>>1のテンプレか。何のためのこの形式か。
反復は上手く使うと心地良い効果をもたらすのですが、
この場合は少々しつこく押しつけがましい嫌な感じを与えているように思いました。
どこかで一工夫欲しかったです。
順序も良くなかったですかね。
また「なんのためのテンプレか」で良かったと思います。
>>1の」と挟んだことでリズムが台無しになってしまっていますね。

>少し考えるだけでわかるはずだ。
「はずだ」がやはり押しつけがましくて不快感を持ってしまいました。
「少し考えればわかることなのかもしれない」にした方が美しかったと思います。

>このスレッドの1本目を見てきた。
Part1の方がいいですね。
1本目なんて書くと腐女子のかたがペニスを想像してしまうかもしれません。

>今の私ですら
「今の私」がどれほどの人物なのか説明がないので、所謂独り善がりな文章になってしまっています。

>読んでいたようだった
単純ミスですね。
読んでいたようだ、でいいです。

>苦笑交じりに楽しむレスでもある。
単純ミス。
楽しませてくれるレス、ですね。
211名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 23:21:06
>>209
の書いた酷評お願いしますは皮肉で書いたんだろうし
>>210
もそれを分かって酷評してる。
そういう姿勢こそ>>209はやめるべきだし>>210はそれは違うとの双方の
無言のメッセージが隠れてると読んだ。

俺は糞だろうが宝石だろうが熱ければいい。それが凍った世界を溶かすんだと思う。
212名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 23:28:58
>>211
>>210は別に酷評じゃないと思うw むしろぬるい。
213send ◆CRoSENH7jo :2007/04/02(月) 23:45:06
>>210
酷評ありがとうございました。
普通に小説の一文を載せてもつまらないということと
最近自分もスランプなので、何か目新しいことをやってみようとして
上の扇動文にしてみました。
反復については、僕はまだ加減がわからないのです。校正していていつも悩みます。
ご指摘ありがとうございます。リズムや順序に気をつけることまで
考えきれていませんでした。
はずだ、は、文のラストを強い口調で締めたかったので、すこし強硬にすぎましたね。
今の私 というのは、これが係るこの文の前後にスレに参加していた「当時の私」がいたことを
書こうとしてやめてしまったのが原因です。つまり校正漏れです。
あとの二つも凡ミスですね。ご指摘どうもありがとうございました。
今度はどんな文章を持ってこようかなー。楽しみだ。

>>211
どうコメントしていいかわからないのですが、その熱さって
セイントセイヤみたいなものですか?
214名無し物書き@推敲中?:2007/04/02(月) 23:46:58
>>210は優しくていい人だと思うw
215名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 00:29:54
>>209みたいなクズはもうレスしないでね!
216名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 05:03:46
 ラノベって、なんですか?
217名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 06:12:10
>169-184

まずこれだけ長い作品を投下するからには、キチンと完結するものを投下してほしかったです。
おそらく中篇か長編のはしりの部分と推察します。
PK9の成り立ち、その概要に多く筆を割いますが、それが17/17の時点では、決して必要とは思えず、
単なる書割程度にしか感じないからです。
このような情報の洪水は、それはそれでありがたいと思う人もいるのでしょうが、多くの読者は、
単なる作者のひとりよがり、あるいは内容が希薄であることの隠すための梃入れとしか感じません。
細密な設定を組むのは良いと思いますが、それが小説の布石となって、話が転がっていく重要な要素に
なっていないと、かえって物語がスカスカの印象になります。
おそらく作者の中でまだ、この作品が十分なほど煮つまっていないのではないでしょうか?
状況を描写するに際し、多少の混乱が見られますし、内容の重複が見られます。例えをあげると、
屍体が街頭に山となっており歩行者が避けていくとの文章は、くどいくらいに何度もあらわれ辟易しました。
センセーショナルな情報であり、夜間に行われる戦闘の名残として重要だとは思いますが、こういうものは、
さりげなく書かれた方が効果的と思います。
なんにせよ、もう少し内容を整理して、余分な文章の刈り取りを行い、場面場面を効果的に見せていくように
したほうがいいと考えます。ぶかぶかの衣服を着た物語は読者の心を掴むに、緊密さに欠けると思います。
2180/17:2007/04/03(火) 06:40:59
 24時間以内ですが、やっとまともな感想が出たので、書きます。
 感想を書いていただき、ありがとうございます。
 ご指摘のとおり、長編の最初の部分です。しかし、海外ドラマの
「24」のように、ひとつのエピソードで作品と成り立つように計
算して書いたので、いろいろな伏線を張っているとしても、今回書
いた分で作品として、成立すると思います。
 それから、二つ目の、ご指摘についてですが「死体」が視覚に入っ
ていたり、避けて歩いているのに、それを何十回でも描写しないの
は、異常だと思います。小説の描写として、道路や歩道に一万円札
が散乱していたとして、それを何十回でも描写しなければ、映画に
例えれば、最初の一シーンだけ札束が映っていて、後のシーンで、
札束が無いシーンが続くのに、映画のストーリーとして、札束が有
ることにしているのと一緒だと、私は思います。
219名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 07:01:07
>>218
消えろ。
>・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。

これを無視している時点でまともな感想などお前に望めるわけがない。
甘えるのもいい加減にしろよ。言い訳して自分の考えがあるならここで評価を受ける必要はない。
反論も意味不明だが放置だ。ガキは永遠に寝たまま起きてくるな。
2200/17:2007/04/03(火) 07:03:04
 本当のことを言うと、今回の作品は以前、某SF作家がプロの作家を
養成する目的で作っていた同人誌に掲載された作品です。
 それで、二人のSF作家から「このくらいのクオリティーの作品を書
き続けられれば、作家になれるだろう」というような感想を貰った作品
です。他の同人誌仲間からも「欠点がないのが、欠点」とか「プロ並み
の出来映え」と言われました。

 そこで、一方的ですが、スレッドのルールを一時的に変更させていた
だきます。
1、24時間以内に感想を書くようにしてくださいというルールを、48
 時間以内に変更します。
2、「長いから読まなかった」「些細な理由で、駄作とみなす」という
 感想は、「この小説がプロ並み水準である」と意味と断定します。

 もしも、それでも「まともな感想」を書かないのであれば、「169から
191までに、作品を書いたが、こんな感想しか貰えなかった」というコピ
ペを、三ヶ月ほど定期的に貼らせていただきます。
 ここを読んでいるだけの人も、かなりいるはずなので、まともに酷評し
てください。

221名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 07:07:26
>>220
新しい粘着だな。三ヶ月がんばれよw
創作文芸板には四年も粘着してるやつがいるが勝てるのか?
222名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 07:59:18
電撃掌編大王に応募しようと思っている作品です。そんなに長くないと思うので、ここに晒させていただきます。
酷評お願いします。
2231/2:2007/04/03(火) 08:01:54
 何でこんな時間になってしまったんだ。俺の舌打ちも、外で歌を奏でる油蝉にかき消されてしまった。何で誰も起こしてくれなかったんだ。
教室ですやすや眠っている内に深夜でした、だなんてギャグとしか思えない。存在感ないからなぁ、俺。
 ため息を一つつくと机をグッと押して立ち上がり、ゆっくりと歩き出した。靴を脱いで足音を立てぬように。深夜の学校を徘徊していると知
れたら、面倒なことになってしまうだろうから。
 俺は教室の戸を開けると、首を動かして廊下を見渡した。何もいないことにほっとして、ポケットから懐中電灯を出した。俺には怖いもの
が一つある。誰もが賛成してくれるだろうが、お化けである。異形の者である。恐怖である。死と闇の象徴。何時の頃からだったか、急に
そういうものが見えるようになった。それ以来、ずっとこの世のものじゃないものを恐れている。
 そんなことを思案しながら外へ出る方法を探していると、背後から絹が擦れるような音が聞こえてきた。そしてそれと共にゆっくり近づい
てくる足音と、悲しげにすすり泣く声が。俺は無意識に叫んでいた、
「り……りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん! 臨兵戦者皆陣列在前!」
 この呪文を唱えると首筋の辺りがピリピリする。肩にはドッと重いものが圧し掛かってきたような感覚があるのが、否が応でも分かる。い
つもこうだ。いい加減にして欲しい。
「いい加減にしやがれ、悪霊!」
「……はへ? 君、どうしたの?」
 間の抜けた声が廊下に響く。俺が懐中電灯で照らすと、そこには眼鏡を掛け、右手に本を抱え持った少女が立っていた。
「あんた……誰だ?」
「一年A組十番、桜坂 美月です!」
 少女は飛びっきりの笑顔と大きな声で説明してくれた。少し可愛いが、かなりうるさい。
「あれ? あんたもA組なの? 俺、藤堂 良治。てかあんたのこと初めて見たんだけど」
「私もだよ。えっと……藤堂君? ひょっとしてキミも存在感ない方なの?」
 痛いところを付いてくる。だが、こいつも存在感がないことに違いはない。あまり気にせずに、“あの“ことを尋ねる。
「なぁ、桜坂。さっきのこと、絶対言うなよ、な?」
「へ? さっきのって何? なんか叫んでた奴?」
「う……そうだ」
「呪文だよね、悪霊退散の。私もあれ、よく言うよ。お化けって怖いもんね」
2242/3:2007/04/03(火) 08:04:54
 こいつも同類だったか。少し安堵してほっと息をつき、また出口を探し出す。
「あ! 待ってよ、藤堂君。私も外に出たかったの。夜の学校って怖いんだよね」
 そう言うと桜坂は小走りで後についてくる。小動物のような姿は可愛らしいが、
見ていてイライラもする。あいつは、俺もお化けを怖がっていると決め付けている
からだ。俺のことを臆病者だと思うのは不快だ。
 それにしても、こんな女が俺のクラスにいたなんて知らなかった。影が薄いと言
えばそれまでだが、どうも引っかかる。漫画やドラマなら、あの女の子はお化けで
した、とか言って“ひゅうどろ“飛んで行ってしまう気がする。深夜の学校を、女
が一人で歩き回るだろうか。
「大丈夫? 顔色悪いよ」
 桜坂が横からひょいっと顔を出した。俺はびっくりして体を反らせたが、桜坂は
どんどん顔を近づけてくる。俺は後退する。桜坂は近づいてくる。そういったやり
取りを何度か繰り返した後、俺たちは笑いあった。こんな気持ちは久しぶりな気が
する。他人と話したのも何時以来だろうか。そんなことを考えながら俺たちはまた、
出口を探す。「臨兵戦者皆陣列在前」と呟きながら。首筋がより一層ピリピリとする
が、あまり気にしないことにする。
 実際に探し始めるとすぐに、出口は見つかった。学校の正面玄関が開いていた。俺
たちは学校の校門を出て、明日の再会を望む言葉を交わした。
 これで別れるはずだった。しかし、桜坂は俺の袖をぎゅっと握って離さない。かな
り強い力で引っ張るので俺は不思議に思った。恋愛ものみたいな告白か。それともこ
いつはやはりお化けだったのか。俺は錯乱して言葉を発せられなかった。桜坂は何か
をぼそぼそと呟いている。
「ん? 何言ってるんだ? もっと大きな声ではっきり言えよ!」
 俺が少し語調を強めて言うと、あいつは少し大きな声で言った。
「臨兵戦者皆陣列在前」
 そして右手の本を開き、お経を読み上げ始めた。俺は首筋に今までにない激痛を感
じた。
「お前……何してる……?」
「ごめん、キミ、お化けなんだ」
2253/3:2007/04/03(火) 08:05:29
 あまりに唐突な発言に俺は驚く。しかし同時に、今までの不可解な出来事を全て納
得した。急にお化けが見えるようになったこと、呪文で首筋が痛くなること。俺は
じっと地面を見詰めて痛みを堪えていたが、きっと目を見開いて桜坂を見た。そして言った、
「ありがとう。一緒に帰ってくれて。じゃ、また来世」
「またね、藤堂君」
 桜坂は笑っていた。しかし俺はその目が微かに潤んでいるのが分かった。そして
俺は、桜坂に見届けられながら天へと昇った。
226名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:06:29
以上です。レス数数え間違ってすみません。あと、横に長すぎて。
では、よろしくお願いします。厳しい意見に期待してます。
227名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:09:37
>>226
おいおいおい
投稿用?
その賞の内諾知らないが、公開した作品を応募してもいいの?
それと、君=投稿者という証拠がないよ。
自分のサイトじゃないんだよ。
転載改変して投稿もできるんだよ?
これから投稿して、2chからコピーしたなと思われたらどうすんの?
認識甘すぎないか?
228名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:12:02
2chで貼られた文章で応募できたっけ?
229名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:12:36
>>227
だよな
230227:2007/04/03(火) 08:17:07
>>229
件の賞は、ネットから投稿できるシステムみたいだ
ざっと見たところ公開作品に関しては触れていない様子

でも、2chじゃなあ…
しかも、IDも出ない板…
せめて、自分名義の有料鯖にアップとか、
無料鯖でも、HTMLにアドレス属性入れて一日で降ろすとか…

頭痛くなってきた
仕事行ってきま
231名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:19:17
まずかったですかね。考えが甘すぎました。
まぁ、俺の文章なんてダメダメだから真似する人なんていないと思いますけれども、心配になりました。
232227:2007/04/03(火) 08:24:34
>>231
投稿した人?
こういう言い方したくないんだけどさ
最初の方で、誰かが「まとめてページでアップしたら?」と忠告してたよね
その時素直に聞いてればさあ

締め切りは四月末だよね
直接問い合わせして聞いてみ
賞を通るか否かの以前に、落ちた時に、
規約に触れたのが理由で落ちたのだと、逃げ道作らない方がいい
駄目なら新作書くしかないね

2chに自分で投稿した時点で、著作権放棄してるようなものなんだよ
同人誌で何言われたのかそれが本当かも知らないけど、
意地悪で意見してる人ばかりじゃないんだ
一理あることには、耳を傾けることは重要よ
233名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:27:27
ごめんなさい。もう少し考えるべきでした。
もうあの作品は送ってしまいました。規約に触れたのが理由で落ちた、とは絶対に考えませんので。
この失敗を二度としないようにしたいです。
234名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:33:06
>>233
手遅れか、はは…

もう一点
投稿した作品は、賞の結果が出るまで公開しない方がいいよ
なんでかっつーと、入賞した場合、著作権が出版社に移る場合があるから
賞によって作家の著作権の扱いは違うんだけど、そういうことも今後は注意しようね
235名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:35:26
はい、分かりました。規定が何もない、っていう煽りだったからと言って、甘い考えを持ちすぎていました。
今後、気をつけます。

手遅れ作品ですが、今後に生かすために酷評もお願いできますか?
2360/17:2007/04/03(火) 08:42:09
だいだい、あなたたち、自分が何してるか判っているんですか。
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
 あげくのはてに、レベルの高い作品を試しに書き込んでみたら
こんな対応するんですか。
 一つ目に書き込んだ小説だけでも読めば、レベルが高いと判る
はずてす。
 三つの書き込みだけしかだめという決まりを守れというなら、
三つだけ読んで、感想を書いたらどうですか。
237名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:44:33
わかってねえな
238名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 08:51:10
ですね。なんか不思議な人だ。てか本人自身はあまり文章上手くないんじゃないかと思った。レス読んで。
濁点の付け間違いとかはわざとやってるんかな?
239名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 09:04:26
236は、なりすましの釣りでしょ
分かった→判った
それまでのレスと変換が違う
240名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 09:38:51
試し腹孫犯罪人残飯
241名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:18:55
一方的ですが、スレッドのルールを一時的に変更させていただきます。
1、馬鹿は徹底放置

 もしも、放置できなかった場合はコピペを、三ヶ月ほど定期的に貼らせていただきます。
感想書いても書かなくてもコピペが貼られるので無駄な労力は使わないようにお願いします。
242名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:40:45
>>220
>二人のSF作家から「このくらいのクオリティーの作品を書
>き続けられれば、作家になれるだろう」
――リップサービス。

>他の同人誌仲間からも「欠点がないのが、欠点」とか「プロ並み
>の出来映え」と言われました。
――仲間褒め。

罪なことよのう。
2430/17:2007/04/03(火) 10:50:56
 おめえらバカじゃねぇのか。正しい主張しているのを本気でスルー
できるとおもってんのか。
244名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:52:32
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
245名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:53:28
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
246名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:54:07
>>241

↑ すぐにスルーを持ち出すスルー馬鹿。するーもできないくせに。こいつが一番の荒らし。
247名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:54:22
人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。。
248名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:55:29
人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。


249名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:56:27
人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか
250名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 10:57:40
残飯はまともでもないし人間でもないケダモンwww
2511:2007/04/03(火) 11:01:13
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか
252名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:04:11
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
253名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:08:29
その通りだな
254名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:09:04
 まあ、ひまになったら、何百回でも書き込むから、スルー
できるもんならしてみろ。
255名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:19:24
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
256名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:22:57
   
  
     許 可 
 
 
257名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:24:32
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか
258名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:27:47
どうか>>223の酷評もお願いします。変な人は放置して
259名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:28:28
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
260名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:30:30
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。。
261名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:33:49
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
262名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:36:11
♪ア、ソレソレ、残飯♪
263名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:36:43
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
264名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:38:16
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。。
265名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:39:34
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
266名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:40:59
人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
267名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:41:58
 人が作家に成りたいという夢を逆手にとって、酷評するのが、
まともな人間のすることですか。
268名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 11:45:44
 誤った主張や、間違ったことを言ってるなら、ともかく
誰でもちょっと考えれば判る「正しい主張」を繰り返して
スルーできると、本気で思ってのか。
 夕方までに、よく考えろ。
269名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 12:06:12
>>223
なんたらハントって漫画に影響されたの?
いきなりりんぴょーとーしゃーって言われても読者置いてけぼりだわ
270名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 13:07:32
>>220
私でも「二人のSF作家」や「他の同人誌仲間」と同じことを言うと思う。

こんな人間相手に正直な感想を言っても聞く耳持たないだろうし、ねち
ねち粘着して嫌がらせとかしてきそう。
褒め言葉を並べてさっさと帰ってもらうしかないもんな。

271名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 13:52:50
>>220
>24時間以内に感想を書くようにしてくださいというルールを、

こんなルールはないのだが。

>○返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
> 返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。

どう読んだらそういう解釈になるのか。

文章力だけではなく解釈力もない。
272名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 14:14:35
>>223-225
掌編のわりには読むのがしんどい。
この手の「お話でひっぱってゆく」場合は、クスグリなぞは入れずに、本筋だけを追うほうがいい。

たとえば、冒頭。
>何でこんな時間になってしまったんだ。俺の舌打ちも、外で歌を奏でる油蝉にかき
>消されてしまった。何で誰も起こしてくれなかったんだ。
>教室ですやすや眠っている内に深夜でした、だなんてギャグとしか思えない。存在感ないからなぁ、俺。

後段のお喋りが余計で、深夜になったことと「存在感がないこと」と二つの情報が並べられているから、
どちらが本題なのか、印象がぼやけている。つまりすんなり作品世界に入れない。
それで、本題だけにしぼると、

 何でこんな時間になってしまったんだ。俺の舌打ちも、外で歌を奏でる油蝉にかき
 消されてしまった。何で誰も起こしてくれなかったんだ。
 教室ですやすや眠っている内に深夜になっていた。

こんな感じになる。
しかし、これでも駄目で、ふつう深夜に油蝉は鳴かないだろう。
だから別の描写に変える必要がある。
……と、そんなふうに推敲を進めることで練習になると思うよ。
頑張ってくれ。
273名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 14:41:56
>>272
223じゃないが、家の庭では普通に深夜に油蝉鳴くぞ。スゲーうるさい。
地域差……?
以前も他のスレで、夜蝉が鳴いてどうとかという文章にツッコミがあったんで、
鳴くとこと鳴かないとこがあるのかと不思議に思った。
274名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 14:54:15
>>273
ほう、と調べてみたら、
街灯が明るいと、夜でも昼間と勘違いして鳴くことがまれにあるらしい。
275274:2007/04/03(火) 15:00:54
276274:2007/04/03(火) 15:07:58
277名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 15:18:11
スレが伸びてると思ったら、基地害が一人張り付いてるのか。
あと思ったんだけど、人に読ませるレベルの文章が書ける人は、こんなスレ
相手にしてないのかもな。
文章だけじゃなくて、知能レベルも低いと思わせる書き込みが多いし。
俺も人の事言えないけど。
278名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 15:19:45
>>274
なるほど。家の庭は外がすぐ大通りで街灯の光当たりまくりだ。それでか。
疑問が解けたよ。
279名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 15:21:24
>人に読ませるレベルの文章が書ける人は、こんなスレ相手にしてないのかもな。
そんなことないよ。
280名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 15:56:20
酷評するスレだけじゃなくって「あなたの文章些細ないいところを
褒め称えます」というスレもあってもいいとおもう。

誉めて伸びるやつもいることだろう。
281名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 16:15:50
>>227-235
2ちゃんに投稿した文章を応募するのまずいかな?
トリップ入れてたし倍ぐらいの長さに手直しする予定だけど
電車の事件の後、投稿した文章は著作権
放棄したことになってるんだよね。
その時は、全然気にしてなくてさ。
まいったなあ。こんなことなら投稿するんじゃなかったと
反省してる。この件に関して気にしてる人、少なくないんじゃない?

282名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 16:16:48
283名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 16:26:44
>>282
げッ!あったんだ・・・

それはごめんなさい。
284名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 16:26:57
>>281
正確には放棄じゃないんだけど
「2ちゃん運営関係者が勝手に利用していいよ」という規約に同意したことになるかな

投稿確認
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します
・投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権、(著作権法第21条ないし第28条に規定される権利も含む)
その他の権利につき(第三者に対して再許諾する権利を含みます。)、
掲示板運営者に対し、無償で譲渡することを承諾します。
ただし、投稿が別に定める削除ガイドラインに該当する場合、投稿に関する知的財産権その他の権利、義務は一定期間投稿者に留保されます。
・掲示板運営者は、投稿者に対して日本国内外において無償で非独占的に複製、公衆送信、頒布及び翻訳する権利を投稿者に許諾します。また、投稿者は掲示板運営者が指定する第三者に対して、
一切の権利(第三者に対して再許諾する権利を含みます)を許諾しないことを承諾します。
・投稿者は、掲示板運営者あるいはその指定する者に対して、著作者人格権を一切行使しないことを承諾します。
285284:2007/04/03(火) 16:32:50
面倒なんで著作権の解釈は省くけど、
2ちゃんに投稿した作品の応募は
「公開済作品」「本人の作と証明不能」となるんじゃないかなあ
なにせ匿名掲示板だし
不安なら応募先に確認するのが一番だと思うよ
後でバレて、ややこしいことになると大変
2861/2:2007/04/03(火) 16:42:28
よろしくお願いします。大学生二人が野球ゲームをしているシーンです。

 初球はいつも通り外角に大きく外した。平野の操る打者は悠然と見送った。
カーソルは微動だにしなかった。内角一本に絞っているのだろうか。武田は内
角のボールゾーンに変化球をワンバウンドさせた。打者は動かなかった。続け
て投じたストライクゾーンぎりぎりの球がボールとコールされ、ボールカウン
トは0‐3になった。今度こそ振ってくると決め込んでストライクからボール
になる変化球を投げたが、平野はやはりバットを出さなかった。先頭打者が四
球で塁に出た。
 次の打者は二球目のストライクを捉えてヒットを放った。その次の打者はツー
ストライクまで追い込むことができたが、三振を取れるものと確信して投げた
球が痛打され、長打になった。
 武田は内心、首を捻った。簡単に打たれすぎる。打者の狙いを読み間違えて
いるのか。それとも逆に、投球パターンが見透かされているのか。
 後続の打者に対し、武田はなおも投球に工夫を凝らした。内外角に丹念に球
を散らし、ストライクとボールを投げ分け、直球と変化球を組み合わせて目先
を変えた。が、通用しない。内角をしつこく攻めた後に外角ぎりぎりの変化球
を投げてもやすやすと弾き返されたし、高目の釣り球で空振りを誘っても全て
見送られた。
2872/2:2007/04/03(火) 16:43:11
 意表を突いたつもりでもストライクならばほとんどの球がミートされる。バッ
トの届く球が打たれて、そうでない球が見送られる。ただそれだけだった。武
田の繰り出す配球は篩にかけられ、種々の思惑は呆気なく消え去った。
 ひとつもアウトを取れないまま連打を浴び続けて三点を失ったところで、武
田は、ちょっとすいません、と言ってタイムをかけた。狙いの逆をついてカウ
ントを投手有利に整えるはずの球が打ち返され、打者の打ち気を誘っておいて
ボール球で凡打に打ち取るはずのところがあっさりと見送られる。平野には狙
い球など端からないのだ。
 変化球は目盛りの分しか曲がらないし、直球は最高速度が決まっている。あ
りきたりの球ばかりだ。しかし、ストライクで勝負するしかない。
 強い当たりのゴロが二塁手の正面に飛んだ。余裕がある分かえって不安にな
る。武田はコントローラの十字キーを何度も押して野手の位置を微調整した。
指先が震えているように感じられた。
 野手は打球を受け止めた。重みを計るように、武田はボールの収まったグラ
ブを確かめた。送球のボタン操作が一拍遅れたものの、ダブルプレーを取るこ
とができた。次の打者が外野フライに倒れ、一回の表の平野の攻撃が終了した。
試合が決まるほどの大量失点を避けることだけはできた。
288ぷぅぎゃああああああ:2007/04/03(火) 16:54:36
>>199
ありがとう(`・ω・´)
また投稿する!
289名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 17:08:23
>>286
既にゲームをしていることを説明した上での、ワンシーンの描写という見解でいい?

・平野の名が最初に出てくるので一瞬混乱する。
最初に武田視点だということを明確にした方が親切

・平野と打者を、もっと差別化した方が分かりやすい
打者の狙い→平野の狙い
打者の打ち気→平野の打ち気
こんな感じで「意思は平野」「動くのは打者」と区分したらどうだろう

「平野には狙い球など端からないのだ」
これ、誰の視点? 武田が読み取ったの? 

「武田はコントローラの十字キーを何度も押して野手の位置を微調整した。
指先が震えているように感じられた」
表現はともかく、操作法や指の震えを出したところは好み。

・なのに、武田の緊張感や安堵が感じられない

「武田は、ちょっとすいません、と言ってタイムをかけた」
タイムをかけた意味が分からない。投手交替?

「重みを計るように、武田はボールの収まったグラブを確かめた」
ゲームでも重みを確かめられるの?
武田が集中してそういう心境だったのか、ゲーム画面の操作だったのか不明
個人的な好みとしては前者だけど、前記したように武田の緊張感が感じられないから肩透かし

「〜正面に飛んだ。余裕がある分〜」
この間に「取れるはずだ。簡単なんだ」等、
通常なら余裕があるのだと説明入れると後の文章が引き立つ
290289:2007/04/03(火) 17:17:55
野球を知っているなら、流れはおおよそ把握できる
説明しているだけともいえる
臨場感は感じない
あえて淡々とゲームの流れを説明しているならそれでもいいけど、
だったら、もっと短く纏めた方がいい

臨場感出したいなら
リアル武田が追い詰められていく描写を入れると随分と違うと思うよ
291名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 17:40:16
 まだ判らないのか、バカが。
 俺は最初から、このスレッドの奴らを徹底的にぶちのめすために
来たんだよ。
 そうでもなけりゃ、今までの経緯が説明がつくか。
292名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 18:14:54
>>291
>バカが。
カタカナでバカと書くといかにも安っぽいですね。
馬鹿と漢字で書いた方が深みがあると思います。

>ぶちのめすために来たんだよ。
最後の「よ」は無い方がいいですね。
いっぺんに低俗な感じになります。
「来たんだ」で止めた方が余韻が出ると思います。

>今までの経緯が説明がつくか。
「〜が・・・が」
なんとも響きが悪い。
どうしてもこのまま使いたいのであれば「今までの経緯に説明がつくか」ですが、
これも美しくない。
要推敲。
293名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 19:22:07
>>189
>冗談のつもりで書き込んだので、
>>220
>まともに酷評してください。

自分は「冗談のつもりで書き込ん」でおいて、
他人には「まともに酷評してください」。

なるほど、これが真性というものか。
勉強になった。
294名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 19:33:34
>>291
簡単なリライト〜

 まだ判らないのか、バカ。
 俺は最初から、このスレッドの奴らを徹底的にぶちのめすためにやって
来た。
 そうでなけりゃ、今までの経緯に説明がつくわけもない。
295名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 19:45:39
掲示板では、ぶちのめすことは現実には無理だから
別の表現に置き換えるとしたら何だろう

論破?
議論じゃないから違うな

嫌がらせ?
面白がってる奴ばかりだから意味ないか
2961/3:2007/04/03(火) 20:04:35
お互い淡い恋心を抱いている高校生が駅までの道を歩くシーンです。酷評よろしくお願いします

−−−−−−−−−−−−−−−−  キリトリ −−−−−−−−−−−−−−−−−

 空に対角線を描くように、満月とシリウスが正対している。その間を白く長い雲が流
れているのだが、その薄さと夜空の明るさからか、隠された星たちが微かに雲の裏で輝
いているのが見てとれる。まさに天の川を思い起こす光景の下、僕らは駅までの道を並
んで歩いた。
 彼女がオリオン座を見つけて、嬉しそうに天頂を指差した。
「見つけられる星座なんてオリオン座くらいしかないくせに」僕がそう言うと彼女は北
斗七星も知っていると頬を膨らませて怒った。しかし、僕がその位置を尋ねるとやはり
困った顔をして表情を硬直させてしまった。
「あれ? もしかして……え?」
「な、なによ! 知ってるに決まってるでしょ! そう……北ってどっちだっけ?」
 北斗七星というくらいだから北にあるだろうという推測が容易に窺える。少しからか
ってやろう。
「北極星のある方向が真北だよ」
「……へえ」
 あーあー聞いてないよう。そんな感じの生返事をし、彼女は空を見上げて光る柄杓を
探し始めた。七つも集まっているのだから眺めればすぐに見つかると判断したのだろう
か。しかし、歩きながら無防備に頭上を見渡していては足元がお留守になって危険だ。
そっちは東だ。
2972/3:2007/04/03(火) 20:05:06
 空を見上げながらふらふら歩く彼女を見守る。僕は後ろから自転車が来ていないか確
認する。陽気に鼻歌を歌う彼女を見守る。僕は行く先に段差や障害が無いか確認する。
そういえば、この曲なんだっけか。彼女の口ずさむメロディ、それは誰でも聞き覚えの
ある有名なフレーズ。だが一向に曲名を思い出せない。
「ねえ、その歌なんだっけ?」
「ん? そうだねえ……ピノキオに使われてた曲だよ」彼女はふふんと笑った。してや
ったり顔が愛しくもあり小憎たらしくもある。
「勝負だ」
「勝負ね」
 どうやら僕らは同じことを考えついたようだ。お互い一瞬にして理解し合う。彼女が
北斗七星を見つけるのが先か、僕が彼女の口ずさむ鼻歌の曲名を思い出すのが先か。火
蓋は切って落とされた。
「ふんふ、ふんふ、ふふふー」メロディは知っているので、確認のつもりで適当に歌っ
てみたら、あまりの抑揚の無さに彼女が噴き出した。「しょうがないだろう。音痴なの
は口も鼻も大して変わらないんだ。そういうお前こそ、そっちは西だ」
 幸せな時間が流れていた。空を見渡す彼女は何度か「綺麗」と呟いた。見上げた夜空
は本当に綺麗だった。オリオン座、冬の大三角形、ふたご座、アルデバラン……名前の
分からない下等星も見える。もちろん北斗七星もちゃんと見える。横から本当に見える
んでしょうねえと聞かれても、確かに見えるのである。ただ、肉眼で確認できる星の数
が多すぎて判り辛いのは否めない。
 そのうち彼女は肩をほぐしながら「迷宮入りね」と言って北斗七星の捜索を打ち切っ
た。お前、首が疲れただけだろう。
「君はどうなのさ。ふふ、ふふ、ふふふーんの曲名は?」
「ふんふ、ふんふ、ふふふーん……」再度口ずさんでみるが、やはり思い出せない。そ
して彼女はまたもや噴き出した。
2983/3:2007/04/03(火) 20:05:38
 周囲を見渡すと人通りが増え出しており、駅が近づいてきたことを告げる淡いネオン
が見え隠れし始めていた。
 駅までの道のりがもっと長ければいいのにと思う。
 長すぎて死ぬまで駅にたどり着かなければいいのにと思う。
 このまま幸せな時間が一生続けば、それはそれで意味のある人生ではないだろうか。
自分のやりたいことを見つけるだとか、夢に向かってひたむきに頑張るだとか、勉強し
て良い大学に入って、良い会社に入って、たくさんの金を稼ぐだとか、そんなことより
今もっと大事なこと、大切なものが目の前にある。そいつと一緒にいる時間が、どんな
社会的な地位よりも、どんな莫大な資産よりも、かけがえのない財産になりうる。形に
は見えなくても、心には残るのだ。
 今、僕は願っている。一生ではなくてもいいが、彼女と一緒にいたい。
 誰に願えばいいのか。夜空を見上げればそこには満天の星。
 ――星に願いを。
「どうしたの?」一体僕はどんな表情をしていたのだろう。彼女は震えるような声で心
配そうに声をかけた。
 駅はもう目の前だった。僕らは駅の向かいにある円形広場で立ち止まっていた。
「引き分けだね。どうしても思い出せない」
「あ、まだ考えてたんだ」笑うようなことではないが、彼女が笑ったので僕も笑った。
 寂莫とした風が体をなでて、別れのときを告げていた。
299名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 20:59:02
>>296-298
>空に対角線を描くように、満月とシリウスが正対している。その間を
おお、でっかく出たなあ。格調高いねえ、と思っていたら、

>「あれ? もしかして……え?」
>「な、なによ! 知ってるに決まってるでしょ! そう……北ってどっちだっけ?」
この辺から急にしゅるしゅるとしぼんだ感じ。

それでまた、
>見上げた夜空は本当に綺麗だった。オリオン座、冬の大三角形、ふたご座、アルデバラン
格調高くなったと思ったら、

>このまま幸せな時間が一生続けば、それはそれで意味のある人生ではないだろうか。
以下は格調高すぎ。人生訓を演説されてもなあ。

いや、でも嫌いじゃないよ。高校生の頃はこういうこと言いがちだしね。

会話の部分をもう少し芝居がかった感じにして格調を上げれば、全体のトーンがまとまると思う。
会話も地の文といっしょで文体を構成する要素なのだから必ずしもリアルである必要はないから。
「お互い淡い恋心を抱いている高校生」という狙いについてはいい感じで書けているんじゃないか。
固めの文体がいい味出している。

300名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 21:01:27
>>296

大きな文章の破綻はないが、細かいところで読みにくかったり
変な言い回しがあったりする。

少し例を挙げると。

>僕は後ろから自転車が来ていないか確認する。陽気に鼻歌を歌う彼女を見守る。
僕は行く先に段差や障害が無いか確認する。

こことか、一回目の「僕は後ろから自転車が来ていないか確認する」という文で
「僕」は彼女が怪我をしないように見守っている、ということが読者に伝わるので
「僕は行く先に段差や障害が無いか確認する」という文は省いても良いと思う。


>>駅までの道のりがもっと長ければいいのにと思う。
 長すぎて死ぬまで駅にたどり着かなければいいのにと思う。

後の文を考えると、これはたとえだろうがそれにしても

>>今、僕は願っている。一生ではなくてもいいが、彼女と一緒にいたい。

これはどうかと思う、さっきも言った通り破綻はしてないけど
変なところで読み手に違和感を与える言い回しはなるべく避けるべき。


総評としては小説にはなっているが、読みにくい。
改良点がいっぱいあるので、もうちょっと推敲してみよう。


301281:2007/04/03(火) 21:35:54
スレ違いなので最後にする。

>>284-285

>>281
>電車の事件の後、投稿した文章は著作権
放棄したことになってるんだよね。

これはちょっと違うみたいだね。
別に自分の書いた文章だからそれを応募するのは
構わないけど(著作権法には触れないという意味)
ヒロユキが勝手に使っても文句言うなよゴラアっていうことか?

別の板で有意義なこと聞けたらお知らせするね。
(スレ違いなら小説風に書くわよ)
302206 :2007/04/03(火) 22:22:19
>>208 酷評ありがとうございます。途中で飽きたって…悲しー。
303296-298:2007/04/03(火) 22:39:50
>>299
文章の調子が一定じゃないのは自分でも少し自覚があります。
痛いところを突かれたなあ。これくらいの長さでも一気に仕上げるのが
苦手なんで、その時その時で文章のトーンが変わっちゃうんですよね。

会話部分についても妙にリアリティを求めちゃうので、もっとたくさん
書いて勉強しようと思います。批評ありがとうございました。


>>300
>変な言い回し
変に対比とか用いて文章自体を作品にしようとしてしまうっ!気をつけます!

違和感を与える言い回しは避ける……なるほど、その部分は自分でもよく
わからずに書いていた気がします。改良しまくってまた来ます。ありがとうございました。
304名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 23:28:38
>>223
三行目で沈没。

書きたいことが無いなら書かないこと。付き合わされる身にもなれ。
305酷評よろしくお願いします:2007/04/03(火) 23:39:14
 ここはとある探偵事務所である。老朽化したビルの三階にある家賃九万円の事務所
だった。中に入ると男二人が会話をしている。ソファに腰を下ろし向かいあっているのが
見て取れる。この会議は今後の男たちの命運を左右することになるとは誰も知らない。つ
まり俺のみが握っている狂気の物語が今まさに幕をあけようとしているのだ。それが
これからの事象になると信じている。
「猿と猫ですか」
「そうだ。採算度外視でいいと思う」
 峯川俊男が叫んだのは長い夜を終えた明け方であった。
 俺はそう言ったから叫んだらしいということは理解していた。まるで子供の
やり方のように思えた。それは俺を興ざめさせた。
「南米の動物だよ。アマゾンにだけ生息しているんだ。これらを密輸してきたらいい」
「それは無理ですね」
 俺の問いかけに無言で頷く峯川は煙草に火をつけ盛大に紫煙を吹き上げた。煙は壁に
向かって舞い上がり、ほどなく停滞してから消え去ったのだった。
「無理と言ったって仕方ないだろ、それをやるのが君の仕事じゃないのか?」
「そりゃそうですが。無理ってもんです。世界は広いんですよ」
 峯川はしたり顔でつぶやき、俺を睨みつけた。この冷酷な目が幾人ものホステスを泣か
せてきていることをは町内でも有名な事実だった。ホステスの涙こそが最高の夜のスパ
イスになっている。これは彼にとって人生の糧になって、それを成し遂げている。
「それはわかりますけど、日本の犬と豚はどうですか?」
 これからの競争社会を暗示するかのように峯川の隣にいた財津光二が口を挟んだ。
いかつい丸顔で塗装工のように繊細な手先を持っている男だ。これから財津が立ち上
げようとしている事業に関する会議なのだ。
「最低やな。社長であるわしを完全に無視しとる。透明人間かえ?」
 俺の隣の美津田次郎が眠そうな声をあげた。
306名無し物書き@推敲中?:2007/04/03(火) 23:56:58
>>296

内容はともかく
星が多すぎて北斗七星がわからんというような土地に住んでいるとしたら
正直、羨ましい

いつもなら酷評もつけるところだが、今日は駄文の多さに疲れてしまった
スマンな
307名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 00:13:45
>>296
冬の星は格別きれいだ。
>空に対角線を描くように、満月とシリウスが正対している
ということは月は上空に上がっている。
少なくとも午後8時以降、いい雰囲気だ。10時以降だったら石投げる。
しかし満月って奴は明るすぎて、満天の星の努力を蹴散らしてしまうんだ。
別に月が悪いってんじゃなくて、太陽が悪いんだけどさ。

しかしうまいねぇ。
やだやだ、かまってくれなきゃやだーさんと同じくらいうまいと思うのは僕だけ?
3080/17:2007/04/04(水) 02:55:14
 明日起きたら、会社休んで、このスレッドの1000ゲットするかどうか、
バカの書き込み見て、決めるとするか。
309名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 03:13:16
とりあえず、言っとくがな
ルール無視してスレッド圧迫する愚か者の文章でも、一応真面目に読んでレスつけてやろうかとは思ってたんだよ
だが、あんまり読みにくい文章なんで週末にでもじっくり読むかと思ってたんだ
昨日まではな

アラシ予告するような犯罪者予備軍のために時間を使う気はない
たんたんと通報するだけですよ
悪菌されんと自分の愚かさがわからんのだろ
310名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 04:21:42
 女子高生は、メールを打ちながら、座れる場所は無いかキョロキョロします。
 しかし、今日から新学期が始まったようで、車内は吊革も埋まっていました。
 女子高生は、ホームと反対側のドアに寄りかかって外を見ています。
 外は、抜けるような青空です。
(今日は、なにかいいことがありそうね)
 電車が揺れた拍子に、女子高生は後ろから人の手の感触を感じたような気がしました。
(えっ?やだ、なにこれ……)
311名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 04:22:36
 女子高生は、勇気を振り絞って自分の秘部を弄っているものを掴みました。
「アハハ、お姉ちゃん白〜」
 驚くことに、そこには八重歯を覗かせた少年がいました。
 咄嗟のことでおたおたしていると、『ぽよん』、今度は胸を突付かれました。
「おっきぃね!」
 少年は捨て台詞を残し、スルリと女子高生の掴んでいた手を抜け出ました。
 人ごみの中を猫の様に掻い潜っていく少年には歯が立ちません。
 女子高生は深く溜息を吐きました。
(もうっ、最近の子供は……)
 朝から早々に悪戯されて、女子高生はお昼をやけ食いしようと決めました。
 なんとか学校へ辿り着いたものの、胸のもやもやは消えません。
 そこで、女子高生は友達に愚痴りつけてやることにしました。
「ちょっと聞いてよー……――」
 友達は始めこそ心配げに聞いていましたが、子供の悪戯だと分かると段々興味を無くしたのか、前髪を弄りだしました。
 そんなこんなで授業は進み、昼休みです。
「……」女子高生は、無言でガツガツと学食のサンドウィッチを平らげます。
 友達も呆れた顔をして見ています。
 太るよ、という一言で、女子高生は喉を詰まらせました。
 友達は爆笑しながら飲み物を渡します。
(ひどぃよぉ……。うー、昨日一キロ増えてたんだぞ〜……)
 涙目になりながら、最後の一切れを噛み砕きました。

 授業も終わって、遂に放課後です。
312名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 04:23:22
 友達と挨拶も程程に、女子高生は帰路へつきます。
 と、駅近くの人目につかない路地で、朝の少年がいじめっ子に絡まれているではありませんか。
(あいつぅ……でも、助けないと!)
 そう思い立ち、女子高生は少年を救うべく、いじめっ子にハイキックを叩き込みます。
「げぇっ、朝のお姉ちゃん!?」少年は目を見開いて驚きます。
「でやぁぁぁ」
「えぇ!? ……?」しかし、顔面から転びました。派手に転びました。
 女子高生は目に涙を浮かべました。
 いじめっ子達は爆笑します。お腹が捩れています。私もです。
 女子高生は頬を染めながら退散します。一目散です。
 女子高生は駅のトイレに駆け込みました。涙を拭います。
(は、恥ずかしいよぉ……)
 個室で蹲っていると、妙なホウキが立て掛けられているのに気付きました。
「何これ?」
 触れた瞬間、女子高生は光に包まれました。
(やだぁ……)鏡を見て女子高生は赤面します。だってまるで魔法少女のような体だったのですから。
 やけくそ気味に、手に持ったホウキに跨って見ました。飛びました。
 すると不思議な声が聞こえてきました。
『おい、重い』
 笑顔でホウキを折りました。すると変身も解けます。
 女子高生はぷんすか怒りながら、ホウキをゴミ箱に捨てました。
 体勢を立て直して少年の下へ向かうと、少年は傷だらけになりながらも、いじめっ子達をぼっこぼこに伸していました。
 ガッツポーズを送ってくる少年に、女子高生もピースを送ります。
 二人は意気投合し、マックを食べて帰りました。
(あ〜これじゃ、また太るぅ〜……)
 今夜の体重計が楽しみですね。
 い、いえ、なんでもないです。だからやめて下さ――アッー……。      了
313名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 04:24:11
絵本形式って意外と難しいんですね……。
314名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 04:30:17
>>310
一行目だけ

キョロキョロする、というのは口語
3150/17:2007/04/04(水) 07:35:33
 大丈夫ですよ。毎回、別なメッセージ書けば、問題ないんでしょ。
 ブラインドタッチできるし、時間制限の間に、書く内容考えますから。
 同じ書き込みはしませんから、その心配は杞憂です。
3160/17:2007/04/04(水) 08:00:08
 ゆうべ、書き込みたいこと700個くらい有ったので、
1000ゲットできるかなと言っただけで、犯罪じゃあり
ませんよ。
317名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 18:05:08
>ブラインドタッチできるし

こんなしょうもないこと自慢する人ひさしぶりに見ました。
なんかほんとに必死なんですね・・・気の毒。
318名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 19:01:32
なんか面白い人だな。こんな人がいたとは驚きだw
物書きとか辞めてお笑いやればいいんじゃね?
人からは嫌われるだろうけどね
個人的にツボだったのはブラインドタッチが出来るってところと、書き込みたい事が700個ってところ。
700個書き込むのに5,6時間くらいかかるんだけどwww暇なんですね
319名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 20:56:20
2ちゃんのある板(ここではない)に2話分ぐらい投下した作品、
だんだん構想が深まってきたんで、そのまま完結まで書き上げて
賞に投稿しようと思っていたんだけど。
今までの流れよんでやっぱり無理かなと思った。
キャラの名前とか変えたら逆にパクリっぽいかな。
やはりやめたほうがいいだろうか
320名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 21:17:22
>>196
これを児童文学とするか、小学校低学年の作文とするかで
文章作法が少し変わってくる。
児童文学として読んだ場合、一文一文がやや粗雑。大人向けの小説に見られるような
手法は使う場合なるべく気をつけないと、文章の雰囲気がちぐはぐになってみっともない。
例)がまん、できなくなりました。お姉ちゃんの分も(以下略)
できなくなりました、のあとにお姉ちゃんが来るのは、説明の省略で、これは本を読みなれた
読者のための読感整理のサービスだ。作文などでは、「ぼくは」がこの二文の間に入るが
小説などでは主語をあまりきちんと入れすぎるとくどくなって疲れてしまう。
このため一般の小説では前後の文脈より適度な説明の省略を行うことがある。
ただこれを、作文でないとしても子供向けの文体で著述していた場合、果たして
すんなり読めるだろうか。大人が子供ぶって書いているのだよと主張する文に
なってはいないだろうか。

作文の場合は以下が訂正部分になる。
・改行の折の段落一字下げは鉄則。かぎかっこ始つまり 「 は、行頭。
・会話文「   」の下に地の文を持ってこないこと。
・会話文「   」の後は句点を省略しないこと。
321名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 21:17:55
>>206
「タバコ」
せつないとある夜の盛り場の風景。雰囲気はわりと好きな詩だ。
「わたし/こぶたちゃん飼ってるわよ」
飼ってるわよ、より、飼ってるのよ のほうがいいと思った。
この作品ではからかわれる男が「こぶたちゃん」「ぶたさん」とふた通りあるが
この詩は男視点で書いたほうがいいか、みれあさんと男のやりとりを見ていた
第三者の詩であるならば、「こぶたちゃん」で統一したほうがよかったかもしれない。
ぶたさん、ではこの少し残酷な雰囲気に対し、多少表現が甘ったるいだろう。
あとは全篇にわたる歌うようなリズムをもう少し徹底すること。所々崩れている。

>>209
やや空回りしている。その後プロパガンダは成功したかどうかはちょっと疑問。
ところでなんでそんなに前のめりで鼻息荒いの?
文章そのものよりその気負った姿勢のほうが目立つ。
322名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 21:18:41
>>223−225
恐ろしく展開の速い作品。こういう掌編には時々ぶつかるが、主人公が一人合点して
ストーリーが展開していくだけに、主人公の心だけをクローズアップしてしまい、
そのほかの描写や仕掛けがお粗末になってしまっているところが惜しい。
内容は、実際落ち着いて書けば現在の倍ほどの量になるのではないか。ここは文章を
評価するスレなので、なにも終わりまでアップする必要はない。
オチまでを評価対象にしたかったのかもしれないが、これは逆にもったいないと感じた。
あと>>273>>274のやり取りについて、都会の夜の光量はかなりのもの。しかし当たり前だが
田舎では夜は真っ暗で夏の夜は蝉は鳴かないので、ここが都会の学校であることを
どっかに入れといたほうが事故はない。

>>286−287
家庭用ゲームで野球を行う少年の図か。どこかに焦点を絞ることで面白くなるが、
どこも面白くないのは、ただの写実に終始しているからだろうか。
このまま延々と文章を続けていくと少し苦しい。これが少年を見守る第三者の描写で
話はテレビゲームの世界の外にあるのなら、救われるのだが。
323名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 21:19:18
>>296-298
少し星に詳しい人だと、この話の時間帯も季節も勝手に解釈を始めてしまうもので、どうだろうか
と思っていたら、案の定、酷評者の中にそんなことしてる人が他にもいたw
自分は星にはさほど詳しくないが、それでも気になったのが満月の位置だった。
正対する、とあるのだから、遅く上る満月が東の空に見えたら、西にシリウスが
あるべきではなかろうか。それとも比較的近い位置にあるのだろうか。
こんな小さいことを気にする理由は、「オリオン座、冬の大三角形、ふたご座、アルデバラン……名前の
分からない下等星も見える。」という一文。表現が、ばらばらだ。
シリウスは冬の大三角形を成す星のひとつだし、残る二つの星にはオリオン座のベテルギウスが
入っている。ちなみに、もし満月がシリウスとごく近い距離に位置すると、ポルックスと
せいぜい二連星のカストル以外は二等星以下の地味な星で構成されているので、肉眼では
かなり見えづらくなってしまう。
ストーリーは甘め。ピノキオというネタがあるのだから、鼻歌だけでなく全体になにか
それにちなんだエピソードが入ると、もう一つよくなったと思う。
324名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 21:20:22
>>305
一言で言うなら読みづらい。「ここはとある探偵事務所である。」という出だしからこけている。
粗筋にすこし毛が生えた程度か。
誰がどこの位置にいて何を言ったか、ということを簡単でいいからまず図に描いてみて
それを箇条書きにしてみると、文を書く順番をどうするかよくわかる。
それから、読者は作者よりも作品世界に対して持っている情報量が圧倒的に不足しているのだから、
それを常に頭に思い描いて文を書くこと。少々、サービス不足を感じる。
がんばれ。

>>310-312
これ、女子高生じゃなくて70の婆さんの話でもよかったんじゃないかな……。
あとは何か確信犯的なものを感じるので、コメントを控えることにする。
325286:2007/04/04(水) 21:25:51
>289
どうもありがとうございます。
丁寧に読んで下さったようで、嬉しいです。

とりあえず、第五段落から第七段落(287の先頭から三つ)までを書き直してみました。
どうでしょうか。武田が追い詰められる感じを狙って書きました。

 武田は平野の狙いを出し抜こうともがいた。一球ごとに打ち気を窺い、誘い
をかけ、あるいははぐらかし、思惑通りに追い詰める術を探った。が、バット
の届く球が打たれて、そうでない球が見送られる。ただそれだけだった。読み
合いに読み合いを重ねたはずの配球は無造作に篩にかけられ、目論見は呆気な
く消え去った。
 変化球は目盛りの分しか曲がらないし、直球は最高速度が決まっている。あ
りきたりの球ばかりだ。意表を突いたつもりでもストライクならばほとんどの
球がミートされる。ずるずるとボールカウントが悪くなり、苦しまぎれに投げ
たストライクが打ち返されて野手の間を抜けていく。
 ひとつもアウトを取れないまま連打を浴び続けて三点を失ったところで、武
田は、スーと音を立てて大きく息を吸い、椅子に背をあずけた。
 何を狙っているのか、どこに投げれば打ち取れるのか、まるでわからない。
「ピッチャー交替?」
 平野が武田の方を見て言った。
 もしかして、と武田は思った。狙い球など端からないのかもしれない。文字
通り、来た球を打つ。一球一球の意味をめぐるやりとりなど初めからありはし
なかった。ただ、ストライクで勝負する。ほかに出来ることは何もない。
326名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 22:01:07
>>325
>  ひとつもアウトを取れないまま連打を浴び続けて三点を失ったところで、武
> 田は、スーと音を立てて大きく息を吸い、椅子に背をあずけた。

椅子に背を預けるまでの経過を省略してるから、
唐突でちぐはぐな感じを読者に与える。
すなわち、読者の視界内で主人公がマウンドからベンチに移動していない。
「ネクストバッターサークルに立つ○○」の描写を入れる等して、
主人公の立ち位置及び場面転換を明確に示すべし。
3270/17:2007/04/04(水) 22:45:03
328名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 23:08:06
>>305
冒頭の部分が、「俺」という一人称にしては、不適切。
で、
>中に入ると男二人が会話をしている。ソファに腰を下ろし向かいあっているのが
>見て取れる。
ということは「俺」を含めて3人のはずなのだが、
出てくる人間は「俺」、峯川、財津、美津田の4人。なんでだ?

>今後狂気の物語が今まさに幕をあけようとしているのだ
>男たちの命運を左右することになるとは
大袈裟といえば大袈裟な表現で、それが物語のスケールに合っていればいのだけれど、

>町内でも有名な事実だった

町内かよ! とズッこけた。
せめて「この世界では」とかにしたらいいと思うよ。
でもなんか一生懸命に書いている雰囲気は感じた。頑張ってね。
329名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 23:09:10
330206 :2007/04/04(水) 23:09:33
>>321 ありがとうございます。「こぶたちゃん」は、おネエさんが話を合わせてるだけなんで、
主人公とは別の存在であります。みれあさんの台詞推敲します。
「ぶたさん」は、言葉がみじかいのでリズムを整えやすいです。すみませんが、これでやってみたいと
思います。歌うようなリズムというのは嬉しいです。ポエムなので。ところどころ不恰好に
なっていますね。見直します。
331名無し物書き@推敲中?:2007/04/04(水) 23:53:33
文をうまく繋ぎきれません。(´・ω・`)
評価と共にアドバイスをお願いします。

円形蛍光灯の1番下が力尽きたのは3日前。
縦に2つ並んで点いていた蛍光灯は今では1つになった。
家族が団らんとするリビングをいつものように照らすことはもう出来ないようだ。
靄のかかったように薄暗いリビングで家族4人、箸をつついている。
焼き魚の腹は大胆に開かれ魚の頭は恥ずかしそうに焼けていた。
332名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 00:34:49
>>331

円形蛍光灯の1番下が力尽きたのは3日前。
やがて縦に2つ並んで点いていた蛍光灯も切れ、今では1つになった。
家族が団らんとするリビングをいつものように照らすことはもう出来ないようだ。
靄のかかったように薄暗いリビングで家族4人、箸をつついている。
焼き魚の腹は大胆に開かれ、頭は恥ずかしそうに焼けていた。


>家族が団欒とするリビング

 ってなんか引っかかるんだけど、俺だけか?
とりあえず、原文をなるべく変えないように繋げてみた。
333名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 00:45:52
>>332
ん?
これだと3つのうち2つが切れたように読めるけど、
原文は2つのうち1つが切れたのではないのかな。
つまり原文の「1番下」がよろしくないのではないかと。

横から口はさんで申し訳ない。
334332:2007/04/05(木) 00:50:45
>>333
そうだったのか。orz
俺は原文に「1番下」とあるから
電気は3つあるのかと思ってた。(2つなら一番下って表現はあんまりしないから、3つ以上なのかと)

335名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 00:52:20
>>331 です。

>>332 >>333
ありがとうございます。(´^ω^`)サンクス
>>333さんの言う通り、2つのうち1つが切れたことを書いてます。
わかりにくくなる「一番下」を消して書くことにしますね。
336332:2007/04/05(木) 00:59:14

よく考えたら、円形蛍光灯って円形のやつ2つ+常夜灯なんだな。

>縦に2つ並んで点いていた蛍光灯
 縦に並んでたって言うよりは、同心円状って事だよね?

 「一番下」じゃなくて、「一方」とか「片方」とかにすればいいのかな。

337名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 01:02:16
>>336
なるほど!
338名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 01:07:47
>>335
つーか最初に全体の描写をしないと群盲撫象、
それがどんな蛍光灯なのか読者には全く解らない。
「文をうまく繋ぎきれません」がどういう状態を想定しているのかも解らない。
物書きたる者が「(´・ω・`)」の記号を使って表現を手抜きする理由も解らない。
文章力云々以前の問題、作者の言語能力は原始人レベル。
まずはインプット、他人が事物や事象をどのように表現して説明するのか学習しろ。
339名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 01:21:50
酷評よろしくお願いします。
(1/2)

 零し桜がひらひら舞って、雪のよう。凡庸なけやき並木やアスファルトの道を、
幻想的に霞めている。曇天と言えば聞こえが悪いが、真っ白な空は青空よりも
薄紅が映えて見える。抹茶で花見と洒落込みたいところだが、生憎此処は雰囲
気も何もない体育館。入学式が執り行われるのを待ちながら、私はぼんやりし
ているしかなかった。
「ねえ、どのような飴になさって? 私はパイの実にしましたのよ」
 隣でパイプ椅子をゆりかごよろしくガタガタ揺らしていた少女が云った。座席に
膝立ちになって、後ろを向いている。何とも元気が良い。確かに書類には持ち物
として飴を適宜と書いてあった気がする。私は鞄を漁って、ミルキーを一つ見つけ
出した。これで許してもらうとしよう。式が始まった。退屈であったから、漫画よろし
く三秒で寝た。眼を覚ますと、もう最後の『新入生退場』であった。真新しい制服の
子息子女が、拍手と厳かな音楽の中を次々と列を成して進んでいる。緑のシート
が上履きと擦れて、きゅっきゅきゃっきゃと、文字にすればきっと可愛らしい字面に
なるであろう雑音を立てている。列の先頭から、何かが弧を描いて飛んでいった。
340名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 01:23:52
(2/2)

各々、制服のポケットから色とりどりの塊を取り出して放っている。飴のようだ。よう
やっと私達の学級が退場する番となり、私は立ち上がった。さっきの少女はどうす
るのかと思えば、歩きながら箱を切り取り線に従わずビリビリ破き、パイの実を鷲
掴みにして節分よろしく投げていた。私は素知らぬ振りで包みを解いて、溶けかけ
たミルキーを口の中に放り込んだ。嗚呼、早まったかもしれない。私は後悔した。

 私は生来勉強というものが大嫌いで、よく成績表に「勉強さえしてくれれば何の
問題も在りません」と書かれていた程であった。あまりに勉強が嫌で、小学生の時
分、隙を見計らって授業中教室から逃亡したこともあった。そうしたら先生が鬼の
形相で追いかけてきて、年末特番にありがちな犯罪者とポリスメンによるカーチェ
イスばりの逃亡劇を校内で繰り広げたこともある。先生共々汗だくになって教室に
連れ戻されると、隣の席の少女に「お陰で授業が潰れたよ、有り難う」と満面の笑
みで云われた。そんな私が女学生を未だ続けているのは、両親に高校進学させる
ことは枉げられぬという意向があったからである。無論、逆らえば家を追われたで
あろう。苦肉の策でこの高校を選んだのは、あまりの偏差値の低さから市内在住
ならば面接試験で「頑張ります」と云いさえすれば受かると評判の学校であったか
らだ。事実、面接試験で問われたのは入学後の抱負だけ。勿論、私はとっておきの
笑顔で「頑張ります」と答えた。

341289:2007/04/05(木) 07:00:39
>>325
前よりは武田の焦りが分かる。
ただ、なんだろうな。
言葉を使い慣れてない感が強い。
懸命に工夫しようとしている部分が見えるが、全体的に雑。粗い。

>何を狙っているのか、どこに投げれば打ち取れるのか、まるでわからない。
これは良いね。でも、その後が続かない。

「ピッチャー交替?」
ここにタイムが入ってるんだよね。
ゲームを知ってる人でも、この台詞だけでそこまで読み取れってのは辛い。
心境は読み手の想像に委ねる為に行間を広く取るけど、
行動は「常識的な範囲で想像出来る程度」にしておかないとならない。
かといって、延々と説明しているだけだと小説としてつまらない
その辺のバランスが難しい

>もしかして、と武田は思った。狙い球など端からないのかもしれない。
いい感じで段落が始まった。でも、

>文字通り、来た球を打つ。
「平田が」という主語がないと唐突

>一球一球の意味をめぐるやりとりなど初めからありはしなかった。
武田の推測だけでそこまで断定していいのかな?

>ただ、ストライクで勝負する。ほかに出来ることは何もない。
ここ、惜しい。
前の文からの繋ぎが綺麗だったら、武田の破れかぶれの決意が際立っていただろう。
342289:2007/04/05(木) 07:15:07
>>325
酷評スレなんで迷ったけど書いておく。
難易度が高い題材への挑戦心に感動。
343名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 12:09:44
>339
入学式の風景を描くのに、校長とか壇上とか来賓挨拶とか、
定番な表現を軸からあえてはずしているといった印象。
関心が目的に向かわず視野がワイドに広がっているので、
ザワツキのようなライヴ感にリアルさがあります。
そこに若年期の無軌道な精神性が描かれ、
これからどんな話がはじまるのかと少し期待を感じます。

ただ、年寄りが学生時代を回想した文から
冒頭を抜き出した感じがあって、
この部分だけでは主人公の「私」よりも
「パイの実少女」のほうが魅力的で、
そっちに関心を持っていかれます。

次々と主人公を取り巻く人物が現れ、
中心にいる「私」が浮き彫りになっていく構造なのかな
と思いましたが。

344名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 14:47:33
>>339
>少女が云った
>何とも元気が良い。
>真新しい制服の子息子女が
この辺の言葉から「私」は小学校の入学式に来た母親のように読んでいた。
高校生なのね。

飴を投げる入学式があるとは知らなかったが、それを説明しないで、描写だ
けで読者に読み取らせようとしたのは上手いやね。

ところで「零し桜」って知らないので、よければ教えてください。
「霞めている」これもなんて読むのかな。「かすめている」?
345名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 18:48:57
>>344

自分なんか、来賓の爺さんかと思ってたw
346名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 20:00:28
縦書きで検索したら出てきたサイト
ttp://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/writing/wp/

どれがオススメだろう。
うーむ、やっぱ自分で使ってみて、合うのを愛用すればいいか。
347286:2007/04/05(木) 21:22:44
>341
お付き合いいただきありがとうございます。

>325の三段落目以降を書き直しました。武田が決意に至るまでが
わかりやすくなるように注意しました。よろしくお願いします。

 ひとつもアウトを取れないまま連打を浴び続けて三点を失ったところで、武
田は、スーと音を立てて大きく息を吸い、椅子に背をあずけた。
 何を狙っているのか、どこに投げれば打ち取れるのか、まるでわからない。
 武田はテレビの画面を眺めた。ゆるく湾曲した表面がちらちらと瞬いている。
投手がマウンド上で汗を拭うアニメーションを起こし、それから投球に備える
姿勢に戻った。次いで、打者がバッターボックスをならすアニメーションを起
こした。
「ピッチャー、交替するの?」
 平野が武田の方を向いて言った。
 もしかして、と武田は思った。狙い球など端からないのかもしれない。少し
でも読みや狙いがあれば、きわどいボール球に手を出して凡打に終わることも
あったはずだ。甘い球でも狙いの逆を突くことができればストライクが取れた
はずだ。しかし、判で押したようにストライクばかりが打たれる。ボール球は
見向きもされない。平野は配球の読み合いなど始めから歯牙にも掛けていない
のではないか。
 ならば。武田はコントローラを握り直した。投手がモーションを起こした。
ストライクで勝負する。一球をめぐる駆け引きなどありはしないのだ。
348名無し物書き@推敲中?_1/3:2007/04/05(木) 22:25:26
酷評をよろしくお願い致します。
--------------------------
 三日後の本番を前に、しばらく使っていなかったあの力が今でも使えるかどうかを
確認しておく必要がある。中学までは毎日のように力を使って遊んでいたのだけれど
五年前のあの交通事故以来使っていなかったから使えるかどうか多少不安だった。
 自分の部屋の床に座り、目を閉じ眉間に力を入れる。目が自然と寄り目になり、
眼球が引っ張られるような感じがする。久しぶりの感覚だ。
 一呼吸置いた後ゆっくりと目を開くと、視界は色のある世界と白黒の世界が重なっていた。
色のある世界は今の世界。そして白黒の世界は──どうやら「二年前の今を見る力」は
今も使えるようだ。この二つのカラーの世界と白黒の世界が重なって見えるというのは
実は結構危険なのだが、まあ家の中くらいなら問題はないだろう。
 部屋の中では白黒の自分──つまり二年前の自分が机に向かってパソコンのキーボードを
叩いている。自分の姿をこうやって見るのも久しぶりだが、猫背でキーボードを
叩く姿は格好悪い。イライラして頭を掻いてるところを見ると自分でも見てて
こんなに情けない姿かと情けなくなる。
 何をしているのかと近づいて覗き込むと就職活動のサイトでエントリをしているところだ。
二年前は大学三年の一月で就職活動の時期だから、やはり白黒の世界はちょうど
二年前で間違いない。日付からすると俺は二年前の明日から学校の雑用で借り出されて
三日間東京を離れている。その出発前夜、何をしてたかまでは覚えていなかったけれど、
たしかにこんなことをしていた覚えはある。 エントリしようとしている会社を見てみると、
記憶にある名前の会社名が書いてあった。
「そこの会社は出しても書類選考で落ちるだけだぞ」
 言ってみても二年前の自分に声は届かないのはわかっているが、結果を知っていると
教えたくもなる。まあこういう無駄の積み重ねがあってはじめて今の会社に
入れたとも言えるのだけど。
349名無し物書き@推敲中?_2/3:2007/04/05(木) 22:25:59
 それにしても、と部屋を見回すと二年前はこんな部屋だったかと思う。
カラーの世界とモノクロの世界が重なって見えるから、この二年で変化したところは
違って見え相違点がすぐにわかる。今は捨ててしまったコンポやギターがあったり、
社会人になった時に一気に捨ててしまった高校や大学の時のテキストが
本棚に残っていたりして懐かしい。
「これは……」
 周りを見回しているうちに本棚に立てかけてあった白黒の写真立てが目についた。
いや目に付いてしまったというべきか。お互いに就職した後忙しくなって別れた
彼女が写っていて、嫌な別れ方をしたのを思い出してしまう。
「いや、忘れよう」
 写真から目を逸らせる。あまり深入りすると不愉快な思いも次々と蘇ってしまいそうだ。
こういう嫌な事もつらい事も思い出してしまうのがこの力の欠点の一つだ。
見たくないからといって過去の物には触れる事ができない以上、視界の外に
追いやる以外できることがない。
「さて、と」
 とりあえず過去を見ることができることを確認できたからもう元に戻っても
よいのだけど、せっかくだから親父を見ておこうと思った。この三日後には
亡くなってしまう親父だから、生きている時の姿を見れる機会はあと少ししかない。
 足元に気を配りながらゆっくりと部屋のドアに向かう。この二つの世界が
重なって見えるというのは結構いろいろなものにぶつかりやすい。特に外出時の
人ごみの中や道路を渡る時は怖い。例えばモノクロの車は気にしなくてよくて、
カラーの車は避けないといけない。そうとわかっていても最初から白や黒の車もあるし、
モノクロでもダンプカーが突っ込んでくれば反射的に避けようとしてしまう。
五年前には実際にはない過去のバイクを避けようとして今を走っている車に
飛び込んでしまった。今考えれば相手のドライバーには悪いことをしたと思う。
誰にもこんな力を持っていることを話していないから、当時一方的に相手の
ドライバーが過失責任を問われたんじゃないかと思う。外ほどでは無いにしても
自宅の中だからと言ってあんまり気は抜けない。
350名無し物書き@推敲中?_3/3:2007/04/05(木) 22:27:07
 二階の自室から一階のリビングへと降りていくと、白黒の姿の親父と弟の三郎がいた。
親父はソファーにもたれかかって缶ビールを片手につまらなそうにテレビを見ている。
仕事が終わって家に帰れば酒を飲んでテレビを見るか部屋に引き篭もるだけの人で、
家に居てもあまり俺たち三人と話すことはほとんどなかったと思う。
実際こうして隣に三郎が居ても話をしそうな気配が全く無い。兄に一郎、俺に二郎、
弟に三郎という適当な名前を付けてくれた親父は、俺たち子どもに全く関心がないように
見えたものだ。親父が俺たちと遊んでくれたりどこかに連れて行ってくれたような
記憶はなく、俺たちもまた親父に話しかけることは滅多になかった。親父は服装の
センスもあるように見えなかったし、趣味らしい趣味もなかった。当時の親父の印象は、
贔屓目に見ても本当にいいところが見つからず、全くの駄目な親父にしか思えなかった……
親父が亡くなるまでは、だが。
 改めて今こうして眺めると、親父はこうやってつまらない人生を過ごしている
フリをしていたんだな、とちょっと親父を見直した。ちょっとだけだが。
 そんな親父の横でテレビを見て大笑いしている三郎の姿が目に入って感に触った。
笑い声やテレビの音が聞こえないから下品な笑っている姿だけが見えてしまう。
「おまえ受験生だろうが。そんなだから浪人するんだよ」
 そう言いたくなった。だがその言葉を飲み込み我慢する。過去の三郎に説教しても
どうにもならないのはわかっているし、下手に今の世界の誰かに聞かれるとまずい。
誰か──といっても今家の中には三郎しかいないはずだが──に見つからないうちに、
力を解除するため二階の自室へと戻ることにした。
351名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 22:40:50
>>348-350 なかなか良いんじゃないか。

 彼女が写っていて、嫌な別れ方をしたのを思い出してしまう。
「――いや、忘れよう」

と一置きしてみては?
352名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 22:56:41
>>348
だめだ・・・頑張って読んでたんだけどラノベは体が受けつけない。
申し訳ない、全体的に安っぽく感じてしまう。
きっと説明臭いからだと思う、はなっから特殊能力が使えるとか言われると
その時点でうんざりしてしまうんだ。
353名無し物書き@推敲中?:2007/04/05(木) 23:33:49
>>348
ざっと見て気になったとこだけ列挙すると

>今は捨ててしまったコンポやギターがあったり、社会人になった時に一気に捨ててしまった高校や大学の時のテキストが
なんで捨てたのかって理由をつけると、時間の経過や主人公の立場の変化がでる

>周りを見回しているうちに本棚に立てかけてあった白黒の写真立てが目についた。
ちょっと表現きついかもな 忘れてたくらいなら、もうワンアクションおいたらどうよ

>お互いに就職した後忙しくなって別れた彼女が写っていて、嫌な別れ方をしたのを思い出してしまう。
嫌な別れ方を強調したいならわけるべき
あと、どんな嫌な別れ方をしたのか お互い忙しくなったなら普通は自然消滅だろ

>あまり深入りすると不愉快な思いも次々と蘇ってしまいそうだ。
このへん、要推敲 不愉快な思い出のひとつもあげてからの方が効果的

>当時一方的に相手のドライバーが過失責任を問われたんじゃないかと思う。
ないないw

>家に居てもあまり俺たち三人と
あとで説明するにしてもいきなり「俺たち三人」だと混乱する

過去の風景を際立たせるには、今の自分がどういう状況なのかってトコをはっきりさせとかないとダメだろ
立場の変化でも、考え方の変化でもいい
父親に関していえば、つまらんテレビにつきあってやる良い父親だと見えたが
>親父はこうやってつまらない人生を過ごしているフリをしていたんだな
ここにいくまでに、なんの描写も主人公の感慨もないから、上の文が唐突になる
昔は気付かなかったが、こどもを見る目が優しいとか、こどもが笑うのを見てときどき口元に笑みを浮かべるとかいくらでも描写はできる筈
かーちゃんいないのに男手ひとつで育てたなんて良いとーちゃんじゃねーか

で、結局、あまり使いたくない過去を見る能力がどうしても必要になる状況ってなんだったわけ?
354353:2007/04/05(木) 23:35:31
短くまとめると

・推敲がたりてない
・もっと描写すると文章に奥行きが出る

邪気眼と思わせてほのぼの系は、意外だったw
355名無し物書き@推敲中?:2007/04/06(金) 02:13:07
>339>340です。
>343、>344 ご指南ありがとうございます。

地の文が主人公の年齢と開きすぎていて不親切、ということでしょうか。
夏目漱石の夢十夜のような現実+異質世界を書こうとしていたのですが、単なるライトノベル風ファンタジー
にならないようにと気にするあまり、やりすぎてしまいました。
読み手に無用な労力をかけないためにも、地の文をもう少しくだけさせて、語り手の年齢を特定できる描写を加えます!
貴重なお時間を割いて頂き、本当にありがとうございました。

>343
おっしゃるとおりです!
風変わりな人物たちの中で、「私」だけは現実的な思考をしてツッコミを入れる役割にする
つもりでした。

>344
申し訳ありません、「零れ桜」の誤字でした。こぼれるように散る桜花のようすのことです。
「霞めている」はご指摘のとおり、「かすめている」です。
356341:2007/04/06(金) 09:28:23
>>347
>武田は〜起こした
よけい分かり辛くなってるw
一段落内で同じ単語は、意図的か代替が出来ない限り避けた方がいい

例えば。
「次いで」を省いて、新しい段落にする
すると、投手側で読んでいた読み手の意識を、打者側にスライドできる。 

 武田は滅多に使わない操作をした。投手がマウンド上で汗を拭うアクションを起こす。再び、投球の準備姿勢に戻る動作の流れが、やけにリアルだ。
 その手前で、打者がバッターボックスをならした。平野が画面から目を離し、武田を見ていた。
「ピッチャー交替するの?」

一段落目を武田で纏めて、二段目を平野で纏めてみた。
これが正解!というのはないけど、読み手は分かりやすいはず。
「リアル武田」「リアル平野」「武田の操るキャラ」「平野の操るキャラ」
これを読み手に違和感なく負担をかけず伝えないとならない。工夫は必須。
難易度高い題材です。ほんと。

もしかして〜は、いい感じいい感じ。
特に「ならば」からは好み。
あと少し「あまり野球に詳しくない人(最低限のルールしか知らない人)」を念頭に置いてみて。
極端な話「そのゲームやルールをちっとも知らない人」が読んでも
「ルールはわかんないけどピンチはわかる!なんか知らないけど焦る!頑張れ武田!」
という気分を引き出すことが出来れば大成功。
357286:2007/04/06(金) 21:15:49
>356
いつもどうもありがとうございます。勉強になります。

>347の始めの辺りを書き直しました。わかりやすくなったでしょうか。

 ひとつもアウトを取れないまま連打を浴び続けて三点を失ったところで、武
田は、スーと音を立てて大きく息を吸い、椅子に背をあずけた。
 何を狙っているのか、どこに投げれば打ち取れるのか、まるでわからない。
 武田はコントローラを操る手を止めた。テレビの、ゆるく湾曲した表面がち
らちらと瞬いている。14型の赤いテレビだ。疵が目立つ。
 プレイヤからの入力が途絶えて、投手は自動的に、汗を拭うアニメーション
を始めた。
「どうしたの? ピッチャー交替?」
 平野が武田の方を向いて言った。

以下は>347の続きの箇所です。武田の緊張と安堵に注意してみました。

 ならば。武田はコントローラを握り直した。投手がモーションを起こした。
ストライクで勝負する。一球をめぐる駆け引きなどありはしないのだ。
 強い当たりのゴロが二塁手の正面に飛んだ。絶対、捕る。武田はコントロー
ラの十字キーを何度も押して野手の位置を微調整した。指先が震えるようだっ
た。
 野手は打球を受け止めた。武田は身を乗り出し、重みを計るように、ボール
の収まったグラブを確かめた。送球のボタン操作が一拍遅れたものの、ダブル
プレーを取ることができた。あとアウトひとつ。
 次の打者はフルカウントまで粘った。が、最後には外野フライを打ち上げた。
投げ勝った。一回の表の平野の攻撃が終了した。
358名無し物書き@推敲中?:2007/04/06(金) 21:43:46
「勝手にしやがれ」

オレンジの雨。

炎。男と女。あやつりつられ。

裏切りの街角。

誰かが言った。”故意に恋してる”

墜ちて、眠るように。

「背中が疼く刻がカンジンなのね」

四号線の朝焼けが

ごめん無かったことにして。神様やりなおし。

ベイビー、ローズ

一本でも、ニンジン。

25歳のローゲンロー。




この 支配からの 卒業。good bye our Pastels' badges さらば 
359356:2007/04/06(金) 22:44:18
>>357
・ひとつも〜
分かりやすくなってる。自動的なモーションだったのかw
で、ここで一点。
「ピッチャー交替?」と平野が問いかけているからそれのフォローが必要。
読み手も平野に釣られて「交替かな?」と思うから。
武田の返事じゃなくていい。
例えば「コントローラーを握り直した」の後に「続投だ」と入れておく(続投だよね?)
それだけで読み手は納得するからオッケイ。

・強い辺りの〜震えるようだった。
いい感じになったなあ。
あくまでも私の好み、という範囲ですが。
ゴロの前に(前段落でも可)「投げた」という決定描写があると親切かな。
モーション→ゴロで、充分意味は通じるけど、臨場感はアップするかと思う

・武田は身を乗り出し〜確かめた
ここが弱い。
「集中した武田が思わず乗り出してコントローラーを使い、
ボールが野手のグローブに収まったかを慎重に確かめた」
という意味だと解釈しているが、この表現だとそこまですっきり伝わらない。
かといって、私が書いたカッコ内では単なる説明。
状況としては、大変よく分かる。「うん、そうそう。そんな感じ」と共感できる。
状況のセレクトは適しているので、表現を工夫してみてください。

・あとアウト一つ
とても効果的。
これを段落の最後に入れることによって、読み手に状況と緊張感が伝わる。
ベタといえばベタなんだけど、野球のアナウンサーというのはやっぱりプロです。
盛り上げ方を知っている。
360356:2007/04/06(金) 22:57:29
・次の〜
淡白に終わらせるつもりならこれでもいい。
安堵を強く表現したいなら、これもベタだがこんな手法もある

例1
 投げ勝った──
 一回の表の平野の攻撃が終了した。

強調したい一語だけ抜粋して段落を変えてみた。

例2
前半、焦り始めた武田に伏線(というほどでもないが)を入れておく
「ボールを投げる操作をする度、武田は軽く奥歯を噛んでいた」
力籠もってるって伝わるっしょ。
で、それを最後で利用する
「投げ勝った。噛んでいた歯が弛んだ」
噛んだ→弛んだの変化で、安堵を表現できる

例3
「フルカウントまで粘った」を一段落増やして説明する。
ファイル、ボール、ボール──と、
平田が粘り、武田がますます集中する描写を入れておく。
読み手をジリジリさせて、次の段落で「投げ勝った」とする。

どれにしても、やりすぎるとあざとくなるので気を付けて。
私はエンタメ系技術専門なので、表現や文法はあまり指摘しません。
というか、指摘できるほど知識がないw
エンタメ系は、読み手の心理を計算する必要があるので、そのコツだけです。
文章自体、まだぎこちない面が目に付くけど、
これは一足飛びにどうにかなるものではないので修行してください。
100作くらい書けば自分の作風が見付かる。
361名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 09:46:34
>331

伝えたいことが、懐の寂しい家族の気恥ずかしさなら、
言葉数を少なくしてシンプルにしたほうが、
薄暗い空気が届くと思います。
描写の足らないところが空白になって寂しい感じがするから。

後に蛍光灯を取り替える話などに続くなら、
必要に応じて蛍光灯の描写を入れていけばいいのでは?

蛍光灯の片方が力尽きたのは3日前。今では1つになった。
靄のかかったようにリビングは薄暗く、家族4人が箸をつついている。
焼き魚は大胆に腹が開かれ、恥ずかしそうに頭を焦がしていた。

362名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 10:21:47
勝手に脚色w

最後に明滅したのは3日前。まるでそれが別れ言葉のように
丸い蛍光灯の片割れは沈黙を決め込んでしまった。
我が家の旦那様も沈黙を決め込んで2日目。
きっかけは些細な事だった気もするが、思い出そうとすると
何が引鉄になってしまったのか良く解らない。
薄暗い照明の中、薄暗い雰囲気で家族4人の食事が始まる。
こんがり焼かれた秋刀魚は我関せずといった様子で皿の上に
横たわっている。
363名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 14:41:35
「なんで文章なんて書くの?」亜希子は呟いた。
「なんでって・・・楽しいからかな。」僕は小声で答えた。
 ・・・・ハァ、と溜め息を吐きながら、亜希子は僕の眼を覗き込む。
「楽しいから、って、いつもしてるメールとかMIXIとかじゃ足りないの?
 そんな文章書くことなんて、時間の無駄じゃない。
それに、これ言っちゃうとアレだけど・・・そんなの、正直ただのでっち上げじゃない。」
「・・・・文章を書くことは・・・・」僕は亜希子の眼から一瞬逸らして、今度は強く覗き込む。
「・・・・文章を書くことは、いつでも本当のことを書くことなんだ。文章を書くことは、いつでも僕に宛てた手紙なんだ。メールやMIXIなんか、所詮他人に書いた手紙や日記だ。
 あんなの、他人に見られるためのものでしかなくて、全部嘘だ。ああいうのは全部、文章なんかじゃない。
 文章は、いつでも本気だし、いつでも本当だ。 僕は僕と会話することが一番楽しいんだ。
 だから僕の書くフィクションは、全部ノンフィクションだ。
 ノンフィクションに見えるメールやMIXI、あれこそただのフィクション、つまりは君の言う、所謂でっち上げってやつだ。」
「それじゃあ、私はどうなるの?」亜希子は寂しそうに俯いた。
「キミノコトハ、アイシテルヨ。」僕はニコリと微笑ってでそう答えた。
「・・・・・・・嘘つき!!」亜希子は傘を持たずに部屋を出て行った。外は土砂降りの雨だった。
「やれやれ。」僕は机に座り直し、物語の続きを書いた。

(まじめに批評お願いします!)

364356:2007/04/07(土) 14:53:33
>>363
ブログでネットユーザーに見せるだけならそれでいいんじゃない?

そうじゃないなら、ラノベでも小説でもいいから
初心者用のサイトを探して、物語文章を書く時の基本を確認。
小学校の作文でも×を喰らうよ。
365名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:18:15
今日もまた私は、机に突っ伏したまま、独り分厚い哲学書を読み耽っていた。
そうすることによって、少なからず何か崇高なものにでも、自分が変化出来ると信ぜられたからだ。
しかし、それは真逆だった。
哲学に嵌る事で、私は頭でのみ世の事象を認識するようになった。
それを利巧になることだ、と俗に人は言うのであろうか。
仮にそうだとしても、頭で理解する容量が大きくなるほど、つまり謂わば利巧になるほど、私の感情、
即ちココロというものが、反比例的に失われていく事実を、否定することは難しかった。
私は、人たちが楽しいと感ずるものを、そのまま楽しむことが出来なくなった。
自然なる笑顔が、私の顔面から生ずることは、文字通り稀であった。
明晰であるということが、同時に冷徹であるという事実に苦しみ、私は己の青春を賭した学問を、皮肉にも憎むようにすらなった。
今ではもう、私には恋愛すら儘成らない。何故なら、現に在る私は、恋愛というものが、性欲即ちリビドーから沸き出た幻想に過ぎなく、つまりは愛と呼ばれる実体無きもの、
世間一般に尊いとされるものが、総てに於いて偽りであるという、冷厳なる思考を、どうしてもせざるを得ないからだ。
こんな私の、一体どこが崇高なのであろうか。所謂俗人―普通の楽しみを感情及びココロのままに、普通に楽しむことの出来る人たち―の方が、こんな答え無き答えを求め続け、独り氷のように凍てついていく
醜い怪物より、断然崇高であるということは、甚だ間違いではないということは、言うまでも無い。

窓の外には、無邪気に笑う少年が、同じく愛らしい笑みを浮かべた母親に連れられて、花を摘んでいる。
それを診た私は、半ばまで読み進めた哲学書のペイジを閉じ、妖怪のように引き攣り痙攣した壊れた微笑を、決して笑うこと無き醒めた眼窩のままに浮かべ、
寸分経って後、密かに泣いた。

「・・・・・・・ワタシモアイサレタイ・・・・・・」
366名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:22:09
>>364

>>小学校の作文でも×を喰らうよ。

その×がどういう点か、お教えください。


367名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:37:44
己は高校までは、文学なぞ女の為のものであり、我々男子生徒は、天より授けられし硬骨なる肉体に依って
地の上にて力への意思を示し、生を祝うべき欲望の遊戯を為していくべきであるように思うていた。
しかしひょんなことから己は大学は文学部に進むと、己の文学に対する見解は将にコペルニクス的転回を成した。
女共のその極めて楽天的且つ哄笑なる思考過程は、各々の文学作品がその内部に保存する真理の片鱗
にすら触れることを赦されぬ。彼女らの超感覚的生活態度は、歴代の文士諸君がもがき苦しみ息絶えながら
紡ぎ上げてきたその思考の文糸を再度なぞること等成し得る所以も無く、唯に彼女らはその魂の文痕を「いと美しゅうて。」
なぞと云々、現象の表面に浮き出でし偽りなる美のみを嗜むことが精精である。
真なる思考と云うものは、我々男子諸君に於いてのみ成し得る事、本より天から定められし。
故に真なる文学の価値と云うもの、我々男子諸君に於いてのみ解す事、その自然的素質に依って既に天より定められし。
己は女のその未来永劫進化する事無き短絡的脳細胞を心縒り軽蔑す。
文士とは基より、武士なる語の近代的継承に他ならぬではならぬか、なぞと独りごちつつ、
月明かりに揺られし寝台にてそろそろ今宵は就寝す。最期の一声云わせてくれれば、
「御休みよ、同じ時の狭間にて文を織り成す我らが文士よ!我らが男子よ!!」
368名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:42:21
僕の部屋の愛鍵を彼女に渡したけれども、
残念なことにその鍵では、僕の内部奥深くに潜む、
秘密の鍵穴までは開けられないらしい。
それは眼には見えない悲しみのブラックホール。
物質化した鍵達が開けて覗く事が出来るのは、
予め見る事を赦されている建前上の秘密でしかない。
本当の自分なんて、愛している人にほど見せる事は出来ないものだ。

「貴方のこと愛してる。」彼女は云った。
「・・・僕もだよ・・・。」僕は答えた。
その度に僕の心の内壁は強固にその扉を閉ざし、
不可視の秘密の鍵穴は、その暗闇の濃度を増していくのだ。

「それじゃあ、またね。」
「ああ。気を付けてな。」彼女は僕の部屋から出て行った。
僕は彼女を見送ると、部屋の戸を閉め、内側から鍵を掛けた。

ソファにズボリと腰を埋めると、独り佇む1DKの奇妙な空白が、
僕の心の風景として、ひっそりと静かに湧き上がっていた。
369名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:44:28
>>366

364じゃないけど、このスレを最初から読むことをお勧めします。
とくに>3とか。
370名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:54:04
「なんで文章なんて書くの?」亜希子は呟いた。
「なんでって……楽しいからかな」僕は小声で答えた。
 ……ハァ、と溜め息を吐きながら、亜希子は僕の眼を覗き込む。
「楽しいから、って、いつもしてるメールとかMIXIとかじゃ足りないの?
 そんな文章書くことなんて、時間の無駄じゃない。
それに、これ言っちゃうとアレだけど……そんなの、正直ただのでっち上げじゃない!」
「……文章を書くことは……」僕は亜希子の眼から一瞬逸らして、今度は強く覗き込む。
「……文章を書くことは、いつでも本当のことを書くことなんだ。文章を書くことは、いつでも僕に宛てた手紙なんだ。メールやMIXIなんか、所詮他人に書いた手紙や日記だ。
 あんなの、他人に見られるためのものでしかなくて、全部嘘だ。ああいうのは全部、文章なんかじゃない。
 文章は、いつでも本気だし、いつでも本当だ。 僕は僕と会話することが一番楽しいんだ。
 だから僕の書くフィクションは、全部ノンフィクションだ。
 ノンフィクションに見えるメールやMIXI、あれこそただのフィクション、つまりは君の言う、所謂でっち上げってやつだ」
「それじゃあ、私はどうなるの?」亜希子は寂しそうに俯いた。
「キミノコトハ、アイシテルヨ」僕はニコリと微笑ってでそう答えた。
「……嘘つき!!」亜希子は傘を持たずに部屋を出て行った。外は土砂降りの雨だった。
「やれやれ」僕は机に座り直し、物語の続きを書いた。

(365,367,368も全部私が書きました。全て酷評願います。)
371koremoteisei:2007/04/07(土) 15:56:22
僕の部屋の愛鍵を彼女に渡したけれども、
残念なことにその鍵では、僕の内部奥深くに潜む、
秘密の鍵穴までは開けられないらしい。
それは眼には見えない悲しみのブラックホール。
物質化した鍵達が開けて覗く事が出来るのは、
予め見る事を赦されている建前上の秘密でしかない。
本当の自分なんて、愛している人にほど見せる事は出来ないものだ。

「貴方のこと愛してる」彼女は云った。
「……僕もだよ……」僕は答えた。
その度に僕の心の内壁は強固にその扉を閉ざし、
不可視の秘密の鍵穴は、その暗闇の濃度を増していくのだ。

「それじゃあ、またね」
「ああ。気を付けてな」彼女は僕の部屋から出て行った。
僕は彼女を見送ると、部屋の戸を閉め、内側から鍵を掛けた。

ソファにズボリと腰を埋めると、独り佇む1DKの奇妙な空白が、
僕の心の風景として、ひっそりと静かに湧き上がっていた。
372名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 15:59:54
>>368
> 僕の部屋の愛鍵を彼女に渡したけれども、

愛鍵。
オシャレだとでも思ってるのか。
どれだけ酔える小説を書いてても、愛鍵という造語を見た瞬間一気に醒めるわ。
馬鹿か。
373korematateisei:2007/04/07(土) 16:00:33
今日もまた私は、机に突っ伏したまま、独り分厚い哲学書を読み耽っていた。
そうすることによって、少なからず何か崇高なものにでも、自分が変化出来ると信ぜられたからだ。
しかし、それは真逆だった。
哲学に嵌る事で、私は頭でのみ世の事象を認識するようになった。
それを利巧になることだ、と俗に人は言うのであろうか。
仮にそうだとしても、頭で理解する容量が大きくなるほど、つまり謂わば利巧になるほど、私の感情、
即ちココロというものが、反比例的に失われていく事実を、否定することは難しかった。
私は、人たちが楽しいと感ずるものを、そのまま楽しむことが出来なくなった。
自然なる笑顔が、私の顔面から生ずることは、文字通り稀であった。
明晰であるということが、同時に冷徹であるという事実に苦しみ、私は己の青春を賭した学問を、皮肉にも憎むようにすらなった。
今ではもう、私には恋愛すら儘成らない。何故なら、現に在る私は、恋愛というものが、性欲即ちリビドーから沸き出た幻想に過ぎなく、つまりは愛と呼ばれる実体無きもの、
世間一般に尊いとされるものが、総てに於いて偽りであるという、冷厳なる思考を、どうしてもせざるを得ないからだ。
こんな私の、一体どこが崇高なのであろうか。所謂俗人―普通の楽しみを感情及びココロのままに、普通に楽しむことの出来る人たち―の方が、こんな答え無き答えを求め続け、独り氷のように凍てついていく
醜い怪物より、断然崇高であるということは、甚だ間違いではないということは、言うまでも無い。

窓の外には、無邪気に笑う少年が、同じく愛らしい笑みを浮かべた母親に連れられて、花を摘んでいる。
それを診た私は、半ばまで読み進めた哲学書のペイジを閉じ、妖怪のように引き攣り痙攣した壊れた微笑を、決して笑うこと無き醒めた眼窩のままに浮かべ、
寸分経って後、密かに泣いた。

「……ワタシモアイサレタイ……」


374名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 16:13:05
>>369
さん、有難う御座いました。御蔭で訂正できました。

>>372
さん、お洒落だなんて思っていません。「合鍵」を「愛鍵」としたのは、内容からの要請です。
仮にこの作品が、造語を用いずに「合鍵」であれば、どういう感想を持つのか、お教えください。
375名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 17:10:44
ちなみに以上、ペンネームKF
376348-350:2007/04/07(土) 17:26:48
>>351>>352>>353-354
コメントありがとうございました。
文体の軽さは内容から意識してそうしているので受け付けないのは仕方ないですね。
俺たち三人と〜の部分は文を入れ替えている際に逆転してしまったミスで、
意識してのものではありませんでした。直後に説明が来たので不自然さが減ったようですが。
一応力を使う必要な状況というのは、父の死について軽い疑問を感じたので確認しておこう…
という展開でこのあと続く予定でした。
またよろしくお願いします。
377名無し物書き@推敲中?:2007/04/07(土) 19:23:49
>>370
どれもこれも酷評するところがないほどレベルが高い
こんなところで披露せずどっかに応募すべき
378286:2007/04/07(土) 22:04:25
>359
こんばんは。どうもありがとうございます。
人物がどんな気持ちでいるかということと、それと読み手の気持ちがどうリンクするか
ということって大事ですね。

最後のところはさすがに淡白すぎるかなと自分でも思っていました。
ので、>360の第三案を基にして書いてみました。

 野手は打球を受け止めた。武田は身を乗り出し、目を見開いた。重みを計る
ように、ボールの収まったグラブを確かめた。送球のボタン操作が一拍遅れた
ものの、ダブルプレーを取ることができた。あとアウトひとつ。
 次の打者はフルカウントまで粘った。走者が一人、三塁に残っていた。
 走者は気にしなくていい。打者の懐にストレートを投げ込んだ。ファウル。
打球が内野席に消えた。
 次でケリをつける。武田はコントローラを持ち直した。温かい。手が汗ばん
でいる。
 白球が投手の指先からミットを目掛けて一閃した。
 ──投げ勝った。
 外野手が余裕を持って打球の落下点に入った。一回の表が終了した。
379286:2007/04/07(土) 22:09:02
最後の一行、

 外野手が余裕を持って打球の落下点に入る。一回の表が終了した。

とした方が秒読み感が出ますよね。付け足し失礼。
380名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 03:00:43
>>377
有難う御座います。そういっていただけると嬉しいです。ただ、去年群像に送ったけど、一次も通らなかったんですよ。
まあ、評論ですけど。次は小説でマジで勝負しようと思います。
381名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 03:17:14
>>380
本当に?
信じられない。
小説で出せばきっとうまくいくと思う。
382名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 03:34:40
>>365
無知な俺としてはこういう文章を書いている人に素直に憧れてしまう。

あ〜知識が欲しい。
383KF:2007/04/08(日) 04:30:04
>>381
本当です。今日結果がわかって、予選通過者にも自分の名前が無かったんで、
腹いせに此処に投稿しました。今は、大学卒業してニートなんで、必死こいて
小説を書き上げてまた文芸誌に応募します。有難う!
384名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 07:10:11
KFさんは自己省察自己批判といった昔懐かしい精神所作が著しく欠如しとるでぽまぷ

「自分大好き」な だけ のうちは読み手を苛立たせるのしか書けまへんでぇ
385名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 07:48:34
大新聞の記者が謀殺された。所轄に任せず瞬時に捜査一課が出張ってきて事故扱いになり、かつ報道した
マスコミはごくわずかというここまできたかここまでやるかマツモトキヨシすぐやる課的展開。確かに美しい国と
ここに感想連呼することに一つの趣が生まれる。

様々な大物の影を辿りつつ命令者の候補として吟味し除外を繰り返していくうち、とんでもない答えが出た。

いやはや、それなら誰もが黙りこくってしまうだろう。わかるわかるよキミのキモチ。小池はきしょい。

この構造犯罪の全貌を読み解くのは女々しくもおいておき、殺された香具師の影を描いてみる。というのも、俺の
心の闇が、香具師が殺された日に一つ、消えてしまったからだ。これは偶々なのだろうか。こういう超絶飛躍のある
思索は「そういう文学的なことは」と切り返して済むことになってると聞くので、ぬー速には書かないというわけだ。

俺は小学二年生の時にとある青春小説の大家の筆によるエロ小説に著しく邪笑喚起された。grinと呼ばれる笑い方。

ガキのうちは俺につきあってくれるおなのこもおらんかたから俺の空想ひとりあそびで済んでいて、俺がクラスの
女子から直感的婉曲忌避されるだけで済んでいた。だが。ぴったり恋人の母親、というやつはその状況に俺が進んだ頃
当然現実として姿を現したのである。

最も苦しんだのが二十歳近傍、20年経っても夜のおかずにしてたのに、その闇の愉悦が、香具師の殺された日に
消えてしまった。殺されてよかったなどとは何があっても言わない。ただ、香具師の家族構成、殺され方を想う時、
香具師は何を願いながらどんな愉しみ方をしていたのだろうとは考えてしまう。
386名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 14:05:33
>>377
的確な批評だと思う。
下手に指摘すると粘着しそうなタイプだから。
こういう言葉を並べるのが大人のやり方だ。
387名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 15:03:58
「的確な批評」ではないよ。
適当な応対をしたんだよ。
まったく低能はわずかばかりのことを言わせてもまともに躬行できやしないね。
388名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 15:26:27
そういうのやめない?
言われた本人はどう思うと思う?
流行の言葉で言えば感じ悪い。

389名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 15:38:31
(まじめに批評お願いします!)
これが感じいいか?
390KF:2007/04/08(日) 15:55:35
>>384
僕は「自分大好き」ではありませんが何か?
むしろ「自分が嫌いというのが当を得ているんですが?
苛立ちはぼこの才能に対しての嫉妬じゃ内科と愚考しますが何か?
あなたの意見は意見として聞く耳持たずですが何か?
391356:2007/04/08(日) 15:58:55
>>378
頑張ってるなあw

・目を見開いた。重みを〜
繋ぎ方が不自然。文と文が途切れてる感じがしない?
絶対に主語が必須ではないんだけど、この場合は考慮推奨。

・次の打者〜
これだけの文なら「走者が一人〜」を先に持ってきた方がいい。
フルカウント粘るまでに、そっちが先に分かることでしょ。
時系列順にしなきゃいけないわけじゃない。
「走者の状況」を後に持ってきた方が、読み手に訴えられるものがある、
という自信があるなら、そのままでいい。

・「次の打者」「次でケリ」
段落の頭が同じ言葉になってる。
近い段落でこれをやると気になるので、避けた方がいい。
意図的な場合はその限りではない。

・一閃
投球に使うのは適切なのかな。
野球で使う用語を知らないんだ申し訳ない。
そういう個性でやっていこうというなら別だけど、
一般小説部門に投稿するつもりなら、定型外の用法は使わない方がいいよ。
(定型句を並べろという意味ではないです。)
知っててやっているのか、知らないでやっているのか審査では分からないから。
マイナスになることが多い。

・最後の行。
修整版の方がいいね。
392356:2007/04/08(日) 16:11:49
>>378
総評というほどでもないけど。

まだ、文章を書き慣れていない感が強い。
繋ぎ方が下手。表現が淡白。
だから、全体的に薄い。説明だけじゃ小説にならないからね。
「頭の中の状況を、相手に伝え切れていない状態」かな。
読み手の目を使って自分の文章を見ることが出来るようになったら
一気に上達すると思います。

前も書いたけど、これはすぐにどうにかなるものではないので、
良い文章をたくさん読んで、書き続けてください。
エンタメを目指すなら、心理表現はサスペンスやホラー、
伏線ならミステリがお勧め
(大人向けの本ね。こういう面は、ラノベは参考になるものが少ない)
どういう表現を入れて読み手の意識を操作してるか、
意識しながら読むと、本当に勉強になります。

「身を乗り出し、目を見開いた」
「身を乗り出し、目を見開いていた」
例えば、私なら下段にする。必死さの印象が違うので。
でも、ここまで細かくチェックを入れると、
結局「私の好み」の問題になって、君の個性が薄れてしまう。

というわけで、この題材は私はここまで。
良い題材で面白かった。ありがとう。
自論だけど、他人の気持ちを考えることが出来る人が
分かりやすい文章を書けると思っている。
紙面の先には相手がいる。
その想像力が大事かな、と。

また機会があったら別の題材に口を出すかもしれない。頑張れ。
393名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 17:08:18
>>388
言われた本人はどう思うって、言われた本人は君じゃないか。
みっともない人だな、恥を知りなさい。
394名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 21:09:19
むしろ「自分が嫌いというのが当を得ているんですが?
苛立ちはぼこの才能に対しての嫉妬じゃ内科と愚考しますが何か?


>整合性無いね
395名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 21:21:11
>>390
383までの書き込みが私KFです。よって、390は私ではない人の書き込みです。
私は何を言われても、もうこれ以上言及しませんので、今後KFを名乗る輩が出てきても、
それは実際のKFではないと認識してください。さようなら。
396286:2007/04/08(日) 22:31:54
>391
実に長い間お付き合いして下さって本当にありがとうございます。充実した数
日間を過ごすことができました。
自分なりに今後のチェックポイントにしていきたいということもいくつか発見
することができました。勉強させてもらったと思います。
また機会がありましたらよろしくお願いします。
397名無し物書き@推敲中?:2007/04/08(日) 22:41:35
永いあいだ、私は自分が生れたときの光景を見たことがあると言い張っていた。
それを言い出すたびに大人たちは笑い、しまいには自分がからかわれているのかと
思って、この蒼ざめた子供らしくない子供の顔を、かるい憎しみの色さした目つきで眺めた。
それがたまたま馴染の浅い客の前で言い出されたりすると、白痴と思われかねないことを心配した祖母は
険のある声でさえぎって、むこうへ行って遊んでおいでと言った。
笑う大人は、たいてい何か科学的な説明で説き伏せようとしだすのが常だった。
398307:2007/04/08(日) 23:09:46
>>395 本物のKFさんへ
あなたの作品は非常に面白いと感じていました。
ただ……非常にうまい文章表現ともにある違和感をいつも感じていました。
ちゃんとした文章をわざと一部推敲改悪して投稿してるんじゃないかと
私自身あなたの文章を酷評できるレベルにありませんから、煽りしかしていませんが

さよならは別れのことばじゃなくて〜♪
399send ◆CRoSENH7jo :2007/04/08(日) 23:09:52
酷評お願いします。今回は冒頭文です。つかみとしてアリでしょうか。

(1/2)
 明け放たれた窓の外に、小雪がちらついている。もう四月なのに、今年は春の訪いが遅い。
うっすらと路上に積もる雪の白に、何台もの轍が黒く曲線を刻んでいる。大人は寒そうに
コートの襟を立て急ぎ足で歩み、荷台に大荷物を載せた自転車は大儀そうにゆっくり走る。
誰もが居座る寒風に顔をしかめる中、子供たちは顔を赤くしながらも、それでも声を上げて
楽しそうに石畳を駆け回っていた。
 寒い……。寝ぼけ言葉を発するように、窓枠に座ったままのエミリアは、薄いパジャマの
自分の両腕を抱く。
 空は重く湿った灰で、まだらに濃い鼠色を帯びている。秋、よく空を通り過ぎていった
雁や鴨のような鳥たちはとうに消えている。どこまでも単調で退屈な空。その空を見ていると
失った過去への想いがふと頭に浮かんでくる。
 ――三年。もう、あれから三年経つのね。ジェラルド、そして、アリアン。
 癖のあるプラチナの短髪をかきあげ、エミリアは暗い部屋の中にパジャマ姿の脚を下ろした。
奥で電気ポットが笛を鳴らしている。
400send ◆CRoSENH7jo :2007/04/08(日) 23:10:28
(2/2)
 テーブルの上にはコーヒーカップ。昨日飲みかけて放置したブラックがまだ半分くらい
残って、冷えきったまなざしでエミリアを見返した。隣にはコインが数枚とライター、封を開けた
だけでまだ一本も吸っていないタバコと、銅製で汚れた灰皿。そして頭痛を抑える錠剤。
 タバコに火をつけると、エミリアはテーブル脇の写真立てをちらと見る。髪が背まである自分と、
背の高い二人の男たちが笑ってこちらを向いている。エミリアは耳の後ろに手をやり、眼を伏せて
タバコの煙を吐き出した。そして沈黙してインスタントのコーヒーを入れる。朝食にできそうなものは
他にはない。
 冷風が、舞い落ちる雪を部屋の中まで運んでくる。エミリアはカップを片手にソファに腰掛けると、
寒風と雪が遠慮なく部屋に入ってくるのを黙って見る。
 ふう、と強く口から煙を吐き出し、エミリアはタバコをテーブルの灰皿に押しつけた。
「なんで私一人だけ、生き残らなきゃいけなかったんだろう」
 湯気の立つコーヒーカップの隣で、冷たいそれが静かに座っている。今の自分はどちらだろうか、
とエミリアは思った。死と生とが隣り合わせで存在する空間は、あまりにもありきたりすぎて
誰にも、どうすることもできない。自分は生き延びたけれど、ある点において自分ひとり死を選んだのかも
しれない。冷たくなったのは彼らの身体と、私の人生。そう考えるべきなんだろうか。
 私はいつまで答えを探さなきゃいけないんだろう。エミリアは呟く。一年、十年、……もしかして、一生?
 答えは、ジェラルドとアリアンが持っていってしまった。二人のいないこの世界で、私はただ時を浪費しながら
生きていかざるを得ないんだろうか。
 エミリアはコーヒーカップに雪を受けた。小さく凍った白い雲の欠片は、無言でコーヒーの黒の中に消え、
あとは何事もなかったように湯気が立ち上っている。
401名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 00:34:50
生と死の対比を白黒で対比したようなモノクロームに近い世界観がうまく描けていると思います。
そして、寒々した空気の中でただコーヒーだけが温かい。
その温度差の描写によってエミリアが自分だけ生きている感じが届きます。

ただ、冒頭文で読者をつかみたいと考えるなら、
このまま地味にまとめるのではパンチが足りないと思います。
読者の興味を喚起させ、胸躍らせて物語に引き込むのが目的のはずだから。

全体の構成によって考えの違いはあると思いますが、
モノクロームの世界の締めくくりに赤い血を出して印象を深め、
なぜ生と死に別れていったかというこれから語られる物語を予感させたほうが
冒頭にふさわしいのではないかと思います。
402send ◆CRoSENH7jo :2007/04/09(月) 00:54:35
>>401
酷評ありがとうございます。
ご指摘の赤い血に関しては、僕も考えてみました、そして(1/2)の
本当に冒頭で過去のジェラルドたちの殺人事件を切り取って持ってくるか
エミリアが肺を患っていることにして咳き込んだ時に喀血するか、などと
少々安易な方法を思いついたのですが、やはり弱いでしょうか。
403 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/09(月) 02:00:34
>>399-400
冒頭で、「、」で繋いだ文章が続きますが、この部分、もう少し読者が入り込みやすい形に
ならないでしょうか。視点の移動の切り替えがスムーズでない印象を受けます。
「パジャマ姿の脚」は、前述で「薄いパジャマ」という描写があるので重複感があります。
「ほっそりとした脚」「肉感的な脚」など、エミリアの容姿を読者に伝える形容の方が良いよう
に思います。
ただ、「寝ぼけ言葉を発するように、窓枠に座ったままのエミリアは、薄いパジャマの
自分の両腕を抱く。 」ここももう一工夫必要かと。情報量からいって二文に分けるべきでは。
「寝ぼけ言葉を発するように、自分の両腕を抱く。」例えば、こうした場合、文章として
成り立っていない気がします。

「そして沈黙して」そもそも誰とも会話していない状態で、この描写は必要でしょうか?
静けさを表す意図であれば、他に相応しい言葉があるかも知れません。
「死と生とが隣り合わせで存在する空間は、あまりにもありきたりすぎて」ここ、私には
「ありきたり」とは思えないのですが、エミリアにとっては「ありきたり」なのですよね。
もう少し噛み砕いて説明してほしいように思います。いっそのこと、「空間」ではなく、
「死と生とは隣り合わせで存在する。その真理はあまりにもありきたりすぎて、
誰にもどうすることもできない。もちろん、私にも。」くらい言い切ってしまっては?
文章自体はとても読みやすいですが、長い文の頭と末尾が対応していない箇所が
いくつか目につきました。
404 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/09(月) 02:01:06
ごめんなさい。sage忘れました。
405名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 02:55:17
>>399
>今回は冒頭文です。つかみとしてアリでしょうか。

つかみどうこう以前に小説として成り立ってない。
時代背景や設定が全然わからない。
どんな時代のどこの国?
ファンタジーならそれらしく、風景や人々の服装などの描写が必要。

エミリアはどんな服装?
窓枠に座る? なんで? 冬なのに窓を開けてるの? そもそもどんな窓?
石畳の道路? 日本じゃないみたいだが。 ガラスはあるのか? 
アルミサッシ? 木枠?
電気ポットはあるんだ。インスタント珈琲もあるのか。
いったいどんな世界よ?

>昨日飲みかけて放置したブラックがまだ半分くらい残って、冷えきった
>まなざしでエミリアを見返した。
珈琲を擬人化する意味があるのか?
下手すぎるだろ。

>エミリアは暗い部屋の中にパジャマ姿の脚を下ろした。
文章が変じゃないか?
エミリアがいる場所が部屋だろ?
窓が開いてるんだから暗くないんじゃないか?
406名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 07:29:54
>402

事件や設定に直結した表現をする必要はなくて、
冷蔵庫に入れてあった魚が
白い皿の上に血を流していたくらいの
表現でいいと思います。
赤の言葉はあえて使わないで
モノクロームの世界の描写によって赤く表現すると
生命が届くと思います。

細々とした状況の説明は、
視界が広がる感じで話が進んで
そこに納得感さえあれば問題ないと思います。
407名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 07:30:18
エアリスが連れてこられたのはレノのマンションだった。
「ここでよかったか?俺はエアリスの家でも良かったけどな、と」
「ううん。レノのマンションでいいわ。これからはずっと一緒だね☆」
ラブラブの二人を待ち構えたのは嫉妬に狂ったイリーナだった。
「レノ先輩どういうことなんですか!この女は私達の敵ですよ。こんな女!」
イリーナはエアリスに襲い掛かった。するとレノは
「ハァ?俺にとって最高の女はエアリスだぞ、と。エアリスを襲うヤツこそ真の敵だぞ、と」
そう言うとレノはイリーナに回し蹴りをくらわし、電磁ロッドの出力を最高値に上げ
イリーナの頭にロッドを振り下ろし殴りつけた。
「グッギャァァァァァッ・・・・・・」シュ〜。イリーナの叫び声が響きわたった。
「お前みたいなババァ興味ねーんだよ、と。とっとと死ねよ、と」
レノは横たわるイリーナを何度も何度も蹴りつけた。すると
「やめてレノ!どんな人間にも生きる権利はあるわ!命を粗末にしないで」
エアリスはイリーナにケアルをかけてやった。その光景はまるで罪人を許す
女神のような美しい光景だった。それを見たレノは昔
「お花踏まないでね☆」と注意されたことを思い出した。小さいお花でも
命はあると説教されたあの日・・・・。レノはあの日からエアリスを愛していたのだ。
そう確認するとレノはエアリスを抱きしめ。愛を確認した。
「レノ苦しいよ〜イリーナの治療まだ終わってないから後で〜〜〜」
「もう待てねーぞ、と。俺だけの天使エアリス」
4081/2 ◆Oi5lqnhJpU :2007/04/09(月) 17:46:10
お願いします。

 「俺はオナニーが……、オナニーが、大っ好きだ!!!」

 いや、実はそんなに言うほど好きじゃない。でも人よりたくさんやるほうだと思うし、
と言っても人のオナニーの通算回数なんて聞いたことないからわからないけど、それでも
周りのみんなが飲みに行ったり合コン行ったり映画見たり毎週土曜日のお昼からフットサ
ルの試合やっている間にも俺はそんなことよりオナニーオナニーで生きてきたから、やっ
ぱり多分、人よりたくさんオナニーやるほうなんだと思う。そして実は運動神経ばりばり
で、自分で言うのもなんだけど意外と甘いマスクを持っている俺がそれでもオナニーばか
りしているのも、スポーツや合コンよりもこっちのほうが性に合っているからであって、
だからやっぱり一行目は正しい。
 と言っても好きでやってるわけじゃないような気がするから言い切ることに戸惑いが生
じるけど、要はオナニーより好きなものがないってことなのだ。もう三十年近く生きてる
んだから、好きとか嫌いとかは経験的に、相対的に判断しちゃっていいんだよ多分。
 でも初めてオナニーやったのは意外と遅くて、中学校に上がる前の春休み。なんとなく
おっ立ったペニスをブリーフの上からローリング、ローリングしていたら、びくんと震え
てドバッ。ちょっと間を空けても一度ドバッ。うわ何この汁気持ちわりー。って思って焦っ
たけど、生まれて初めて味わった恍惚感だった。そして同時に俺は俺の出生の経緯を知る。
セックスや精子や卵子なんて当時は知らなかったのだ。いや本当はその存在くらいは知って
たけど、とにかく俺は俺の精子を眺めて、匂いを嗅いで、そしてちょっと舐めてみて初め
て、この液体が自分のコピーの素材の一部ということを認めたのだ。
4092/2 ◆Oi5lqnhJpU :2007/04/09(月) 17:47:02
 俺はこないだもらって机の引き出しにしまいっぱなしにしてあった小学校の卒業アルバム
を引っ張り出し、それらをネタにして四六時中、抜きまくった。あ、ごめんそれは嘘。若い
と言ってもペニスの回復にある程度の時間を要したから四六時中は言い過ぎた。それでも相
当のハイペースで抜いてた。本当はネタなんてなくても妄想だけで十分イクことはできたし、
実はそっちのほうがペニスの立ちが良くてやりやすかったんだけど、実在する女の写真で抜
くことでその女そのものを「汚す」という精神的満足感を味わいたかった。そして食事と同
じように性欲を使うのはあまりにもったいなく感じたので、できるだけオナニーを長く楽し
むことに頭を使い、できるだけ回数を増やすことに肉体を使った。
 同じ女で二度抜くこともしなかった。一日にできるオナニーの数は限られていたからそれ
はもったいないことだったし、贔屓することに対しての罪悪感を本気で感じていた。だから
かなり無理目のブス女でも、順番を後に回すことはあっても食べ残すことはしなかった。
(卒業アルバムはそういう使い方をするにはとても便利だった)

 そうやって俺は中学校の入学式が始まる前に、学年中の女子を妄想の中で汚した。
410名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 19:09:58
>でも初めてオナニーやったのは意外と遅くて、中学校に上がる前の春休み

最近の子はどうか知らんが俺の年代からしたら決して遅くない印象。
411名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 19:15:17
早すぎ。
嫌いだわ、そういうことばっかりに関心が行く馬鹿。
412名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 20:05:33
>>408
まさにオナニー文章
世界がこぜめえ
413名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 20:35:44
普通は小4ぐらいじゃねーの
414名無し物書き@推敲中?:2007/04/09(月) 21:35:12
>>408-409
上手いなあと思うのだけれど、気になったのが、

>もう三十年近く生きてるんだから、
と、
>俺はこないだもらって机の引き出しにしまいっぱなしにしてあった小学校の
>卒業アルバムを引っ張り出し、
>そうやって俺は中学校の入学式が始まる前に
の、整合性。

この文章の「現在」はいつなの?
三十近い「いま」が現在なら「こないだ」はおかしい。

それとオナニーの「通算回数」はわからないとしても、具体的回数は書いたほうがいい。
1日3回欠かさずやってきた、とかね。

ズリネタにしていた女の子と成人してから再会して……とか、話がふくらみそうで
期待できる書き出しだ。
415send ◆CRoSENH7jo :2007/04/09(月) 22:45:17
>>403
丁寧な酷評ありがとうございます。
エミリアの容姿は描写を端折りすぎました。人物より空気の冷たさを描こうとした
結果だと思います。
「そして沈黙して」のご指摘については、僕は気がつきませんでした。
確かに部屋には一人しかいない(笑)。
独り言を止めるのと同時に思考も止めるという意味で書いたのですが、あまりよい表現では
なかったようですね、ご指摘ありがとうございます。
文頭と末尾はなるべく対応させようとしています。ただ時々、どうしても入れたい言葉や
表現を途中で思いついたりして、結果として乱れるようです。気をつけます。

>>405
厳しいご意見、ありがとうございます。
実は、この文章は単なる冒頭文として設定したもので、後ろに本格的なストーリーがあるわけでも、
厳密な世界設定があるわけでもありません。ファンタジーとのお言葉に逆にまったく予測してなくて
驚いたほどです。
ですから、小説としての体は成していないとのご指摘は確かに正しいと、僕は思います。
世界観や描写の不足については>>403さんからも同様のご指摘を受けました。
僕はこの文章には、親しい友人たちを失い立ち直れないままの失意のエミリアを描くことだけを
頭に入れていました。半分死んでいるような状態の女を、どういうふうに書いたらいいんだろうと
思ったとき、結局人物描写をできるだけ省き、エミリアの喪失感に関係する描写だけを取り入れる
ことにしたわけです。

最後の段のご指摘について。エミリアは、最初は窓枠に座り込んでいます。窓枠は、それ自体では
部屋の内部という印象は、やはり薄いと僕は思います。
それから、部屋の中はやはり明るくはないです。
理由は、雪空の上に部屋の中には電気がついていないから。部屋の中の電気の描写は一旦書いたんですが、
校正の時消したまま、投稿してしまいましたね。
416send ◆CRoSENH7jo :2007/04/09(月) 22:46:56
>>406
重ねてのアドバイス、ありがとうございます。
冷蔵庫の中には、殆ど食べ物は入っていない、ですね。部屋の主は、朝食にできるのがコーヒー一杯という
あまりにも不健康な食生活を送っているようですので。
ただ、その設定を外した場合、冷蔵庫の魚の血は少しリアルな印象を受けて、確かに面白いですね。
やはり人に意見を聞くというのは、勉強になっていいです。
417名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 01:23:16
固有名詞を連呼するのはダメだと思う
418名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 03:03:51

――オレは今、どこを歩いているのだろう?

ふと、気付くと真っ暗闇の中を歩いていた。
なぜこんなことになっているのか。それはオレにも分からない。

記憶が確かなのは五時間ほど前、渋谷駅の近くでタクシーに乗っている最中に
ドライバーの男が急に車を止めてオレにスプレーをかけてきた。
今考えると、あれは睡眠剤か何かだったのだろう。
オレは眠りに落ちて、目が覚めたらこの真っ暗闇の雑木林の中にいるんだ。

携帯電話を見ても圏外になっている。果たしてここはどこなのか。
街に出られるのだろうか、十一月の寒さと空腹が徐々にオレを襲ってきた。



             酷評お願いします。
419名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 09:11:57
>399
直してみた
主語の位置と同語反復が気になったのでそのへんを中心に

 窓の外に小雪がちらついている。もう四月なのに。
 雪はうっすらと石畳を覆い、何本もの轍が刻まれている。大人たちはコートの襟を立てて足を速め、自転車は大荷物を載せて大儀そうに走り去る。誰もが執念深い寒風に顔をしかめていた、頬を染めてはしゃぎ駆け回る子供たちを除いては。
 寒い……。
 眠りの中からつぶやくように、エミリアは窓枠に座ったまま、薄いパジャマの上から両腕を抱く。
 空は重く湿り、まだらに濃い鼠色を帯びている。秋の青空を渡っていった鳥たちは、今は南国の青い空の下だろうか?どこまでも単調で退屈な空。その空を見ていると、失った過去への想いがふと蘇ってくる。
 ――三年。もう、あれから三年経つのね。ジェラルド、そして、アリアン。
 癖のあるプラチナの短髪をかきあげ、エミリアは暗い部屋の中に立ちずさんだ。
 奥で電気ポットが笛を鳴らしている。
420名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 12:14:30
>>419 すごい下手。
>>399のほうが良かった。
421名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 12:26:32
>>418
立った状態で「ふぁ〜よく寝た」って目が覚めたの?
422名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 12:33:36
歩行器に乗せられてたのか。
423名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 12:43:24
>>418
あまり深く考えないで書いたのかなという印象です。
冒頭の一文がキャラのセリフや心の声なのは、
最近の書き手さんの流行なんだろか?
「おれはどこを歩いてるんだ?」といきなり言われても知らんがな。
読者に自然とそう思わせるような構成にしてください。
424名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 16:19:40
>>418
リアリティーがない。
これに尽きる。

この場合のリアリティーというのは事件そのものでない。
主人公の言動が、そんな大事件があったように思えない。
11月の寒い夜に、五時間も雑木林にいたら身体に影響が出る
普通、焦る。必死で連絡手段を探す。
強烈なタフガイという設定なのかもしれないが、この文章だけではわからない。
タフガイでも、事件の因果関係は考えると思うぞ。
425名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 17:19:06
 シガレットの折れたやつを、丁寧にふかしていると、誰かが右目の中からノックしてきた。の
 あんまりうるさいので針でつつくと、青い夢が、ぱん!
 爆発した。
 それからしばらく、夢は部屋の天井に溜まって、紫煙と喧嘩していたようだけど、昼頃、とろとろと窓から出て行った。
 残った左目でそれを追うと、空はいつもより、少しだけ青い気がした。

 酷評お願いします。
 
426名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 17:22:26
あ、すみません、誤字がありました。
この短さなら推敲は要らないだろうと、昂っていました。
>>425はスルーして下さい。
427名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 17:37:19
たぶん言わなくてもみんなスルーしたと思う
428名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 19:58:57
>420
じゃああんた直してみなよ
そもそも俺なら冒頭にこんな冗長な文持って来ないけどね
429名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 20:12:35
あ、>>419は別人がリライトしたのね。
なんか急に文章に魅力が無くなったから「あらあら」って思ってたら、そういうことだったのか。
>>419は下手って言うか、とにかく文に魅力がない。
可哀想なタイプだね。
430名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 20:58:52
>>428
GJ。不覚にも吹いたw
431名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 21:07:14
昔も晒しましたがリライトしてみました。酷評お願いします。物語の導入部。

 艶やかな黒、真っ直ぐな長い髪を持つ少女。純白のワンピースの上に漆黒のダッフルコートを羽織り、
微かに笑みを浮かべている。少女の足元に座り込む少年は、大口を開けて少女を見上げていた。一体
何が起こったのか、少年には皆目見当も付かなかった。
 時は数分さかのぼる。町外れに一軒だけ、ひっそりと建つ家。一見、幸せな家族が住んでいそうな場所。
そこが少年の住まいであった。広い居間の片隅で少年はひとり、うずくまってすすり泣いていた。彼が大切
な人、母親を亡くしてからひと月が過ぎていた。未だ彼の脳裏には母の優しさ、笑顔が浮かび続けているの
だ。彼は母を呼び続けるが、戻ってくるはずもない。少年は一つ小さなため息をつき、再び泣き始めた。悲し
さを忘れるために。母との思い出を忘れるために。
ふっ、と部屋の空気が変わる。重く濁っていたそれが消え去った。靴が地面を叩く、乾いた音が廊下から響いてくる。その音に導かれて少年が顔を見上げると、少女がいた。
432名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 21:07:48
ごめんなさい、最後の文章一字下げしていないです。
よろしくお願いします。
433名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 21:33:54
>>431
小説というよりシナリオか粗筋に近い。
単語の羅列で設定を説明するのは素人臭い。
導入部のみ、その印象を狙っているなら話は別。

ところで、たった数分を「遡る」とする意味はある?
しかも、その段落内で一年前の説明もしている。
過去に過去を重ねると分かり辛い。
別の手法にした方が適切と思える。

一軒、一見→
同じ読みの単語が近くにあると韻が悪い
ついでに「一つ」も、同段落内で文字が重なっている

重く濁っていたそれ→
少年の主観でしかないはずだが、この文章では少年の主観が薄く、
そこまで感じられない。
434お願いします1/3:2007/04/10(火) 22:09:45
「あっぱれ仮面トノサマンありますか?」
返ってきた返事は例の如く「申し訳ございません」の面倒な前置きから始まる「ない」だった。
ないならないと一言ないだけにしてもらいないだろうか。
とは決して口にはしなかったが、今の心境からすればたった10字程度の前置きでさえ煩わしかった。
しかも今回の店では頼んでもいないのにトノサマンブラックを薦めてきやがる。
黒いかそうでないかで大したことありませんだと?
こいつは何もわかっていない。
ウンコカレーを似ているからとむしゃむしゃ食うような輩である。
トノサマンはエドに城を構え天下太平を目指して悪と戦う正義のヒーローなのに対して、トノサマンブラックはミツナリの亡霊が生んだ悪の僕なのだ。
事のおおよそをこの無知なる店員に説いてやろうかとも思ったが思いきってやめた。
今の俺はそんなことに時間を割いている暇もなく焦っていたのだ。
まさかあのトノサマンフィギュアがこれほどのプレミア価値がつくとは一か月前の自分からは到底予知できなかった。
そう、あの日、あの時刻、あの店で、俺は確かにこの目でプラスチックのケースに飾られたあのトノサマンを見たのだ。
そしてそのわきには山積みになったトノサマン。しかも一度は手にして買おうとまでしていたんだ。
だがよりによってちょうどその時、同じクラスの山岸と根本に遭遇して思わず棚に戻してしまった。
あの時のことは忘れもしない。
山岸「よー山田。何してんのー?」
俺「ん。いやー。ちょっと」
根岸「マジカヨ。おまえトノサマンとか好きなのー?」
俺「なわけないだろガキじゃあるまいし。ただあまりにくだらないからちょっと見てみただけさ」
山岸「あっそー。んでさー。これから沖本ん家に行くんだけど来るか?」
435お願いします2/3:2007/04/10(火) 22:10:42
そしてそのまま後ろ髪を引かれたまま俺はあの時、店を後にしてしまったんだ。
まことにふざけた話だが、根岸は今トノサマンに夢中である。
ミーハーな性格で自分の意志など皆無であり常に周りの評価を気にするようなやつだ。
以前自分が何をいったかなんて覚えてもいないだろう。
流行に敏感で、トノサマンブームが起こってから、クラスで最初に手にした奴はこいつだ。
あいつらさえいなければ一番は俺のはずだった。
思い返すと腹が立って腹が立って煮え繰り返る。
記憶の回想から現在にシフトした俺はトノサマンのおいていない店をでて、原チャリにまたがり視線を前に向ける。
すると数人の小学生らしきちびっこの一人が手に持っているのを目撃した。
あ、あれはトノサマン。俺のトノサマン。
「なあ。俺のトノサマン返してくれないか」
「あ?何いってんのこいつ」
「こいつじゃねえよ。俺は高校生。お前は小学生だろ。年上のいうことは聞くもんだぜ」
「おーい。田村ー。変なやついるぞー。来いよー」
道の向こうからぞろぞろと人がやってくる。
中には自分よりはるかに体格がいい者まで混じっている。
俺は危険を察知し、ここから回避しようと、キーを回そうとして腰をかがめる。
そして前を向いて走りだそうとしたが、数人が前に立ちふさがり進めない。
横からも後ろからも立たれて四面楚歌の状態へと急変した。
近くでみると小学生ではあるがとても狂暴そうなその目、体つき、服装・・・。
俺は混乱する頭で何とかこの場をやりすごす術を考えた。
436お願いします3/3:2007/04/10(火) 22:11:30
そしてある考えに行きつく。
「トノサマンビーム」
一瞬場の空気が一変した。
何らかの感触を得た俺は続けざまにこう言い放つ。
「ファイナルボンバー」
ファイナルボンバーとはトノサマンの最終回で放った究極の必殺技である。
己の命と引き換えに周囲半径1キロを灰と化す究極の技である。
この自己犠牲の技により、全国が涙して、今のトノサマンブームができあがったのだとある専門家はいった。
そして俺は地面にうっぷして死んだふりをしてじっと目を閉じる。
俺の脳内では半径一キロは灰に化していて、この凶暴なる小学生らはすでにこの世にいないはずである。
しばらくそのままじっとしているのだが、何も起こらない。
たしかに設定ではすべては破壊されてはいるのだが不安になってくる。
俺は恐怖で目が開けられぬまま、3分ほどの時をその体制のまま過ごした。
やがて頬に何やら落ちてきた。
ぽつぽつとその回数は増え、やがてそれは土砂降りの雨となった。
ずぶぬれとなってからようやく目をあけ周囲を見渡すといつも見慣れた街並みがそこにはあり、彼らはいつの間にか姿を消していた。
原チャリのキーとともに。
鞄を傘代わりにして走る学生。
店の軒先で雨宿りをする子供たち。
だが俺にとってこの土砂降りは、かえって都合がよかったのかもしれない。
437名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 22:15:03
>>431
導入部で何度もリライトしていると、ラストにたどりつけないですよ。
最後まで書き上げて、それからリライトのほうがいいと思います。
自分はこの話がすきなので、ぜひ書き上げてほしいです。
438名無し物書き@推敲中?:2007/04/10(火) 22:37:53
>>437
同意。

>>431
まず、最初から最後まで、回想は使わずに時系列で書くことに挑戦してみたらどうだろうか。

『100枚前後の投稿小説や習作段階の小説では回想がやたらと多用される傾向がある』
(保坂和志)

理由は、
・回想は(すでに起こったことなので)書きやすい。
・場面をたくさん入れられるので小説が豊かになったように誤解する。

しかしその結果は、
・現在の時間が流れないので小説が動き出さない。
・主人公(およびその心情・人間関係等)が回想時点から変化しない(成長しない)。
・すでに結論の出ている事柄を延々と語るだけの代物になる。

なので、大概つまらないものになる。
439408-409 ◆Oi5lqnhJpU :2007/04/10(火) 23:15:05
>410
言われてみればそうですね。描写が中途半端だったと思います。
「意外と遅くて」を削るか、「20歳を過ぎて初めて」とか極端に遅くしたほうが
良かった気がします。
ありがとうございます。

>414
>この文章の「現在」はいつなの?
>三十近い「いま」が現在なら「こないだ」はおかしい。
あ、本当ですね。時制がわかりにくい orz
一応「でも初めてオナニーやったのは〜」以下は、過去のこととして
書いたつもりです。「こないだ」と言うのは、主人公が小学校を卒業
した後の春休みに初オナニーしたという設定から、その時点からの
「こないだ」のつもりでした。「そのとき、こないだ」に入れ替えたほう
がいいのかな。うーん、ちょっと適当な言葉を探してみます。

>それとオナニーの「通算回数」はわからないとしても、具体的回数は書いたほうがいい。
>1日3回欠かさずやってきた、とかね。
確かに。具体的描写があったほうがいいような気がしてきました。

酷評ありがとうございました。
440名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 01:02:16
はじめて書いた小説です。出だしの一部分のみを抜粋しました。
基礎的な部分の添削をお願いします。

http://www6.atwiki.jp/kata/?page=出だしの一部です
441440:2007/04/11(水) 01:03:50
440のアドレスは間違いです。申し訳ございません。
下のアドレスです。

http://www6.atwiki.jp/kata/pages/29.html
442 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/11(水) 01:57:16
>>441
出だしから終わりまで、説明ばかりで描写が足りないように思います。
「彼女には僕とは違って戸惑いや緊張を微塵も感じていないようだった。」
これは日本語として奇妙です。下は一例です。
「彼女は僕とは違って戸惑いや緊張を微塵も感じていないようだった。」
「一本筋の通った芯の強い性格」ここでこう云い切れてしまう主人公に
引っかかりを感じます。
「精一杯の意思表示であった。」なぜラストで突然「であった」に?
「だった」としない理由は?
全体に「現場感」がなく、どちらの人物にも共感できません。
一本気らしい彼女の雰囲気も主人公のシニカルさも単に言葉で説明
されているだけで、「あ、そうなの?」程度にしか感じられません。
「一本筋の通った芯の強い性格」と書くのではなく、読者が「この人は
一本筋の通った芯の強い性格なんだな」と思えるエピソードなり会話なり
モノローグなり描写なりを、もっと膨らませて書くべきではないでしょうか?
それと、男女の会話から、二人がどの辺りの世代なのか分かりません。
十代〜二十代ではないとは思うのですが……。

酷評とは全く関係ないのですが、「郊外型ショッピングセンターやロード
サイドに出店している有名な全国チェーンの大衆向けブランドの安めの服」
これはユ○クロでしょうか。この長い形容、ちょっと椎名誠を思い出しました。
443名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 14:54:46
しかし、正英の行動は己の近くに後方の敵を呼び込むための策であった。
突如反転した正英は、背後から来る敵の一人に、電瞬一撃の抜刀を浴びせる。
抜刀された男は首の皮一枚を残して地面に倒れた。
正英の居合いのすごさに圧倒された残りの二人は、すでに正英の敵ではなく、あっという間に地に倒れ伏すのだった。
後方の三人を制した正英は、前方に駆け出す。
崖際の三人が、抜刀して正英にむかった。
正英は、右側の山の急斜面を一気に駆け上がろうとする。
三人のうちの一番近くの男が、長槍を突き出した。
正英は飛び上がって敵の槍の柄のわずかな幅の上に乗り、眼を剥いて驚くその男の首を電瞬一撃の抜刀で刎ねた。
すさまじい勢いで男の首から血が噴きあがっていく。
正英は、首の消えた男の槍が地に着く前に急斜面に跳んだ。
急斜面に着地した瞬間を狙い、他の二人の槍が同時に正英に突き出される。
急斜面に足をつけた正英はその反動を利用し、ゴムまりのように弾んで、槍の方向に一回転し、二人の男の背後にまわる。
男たちが振り向こうとしたとき、すでに男たちの命はあの世に飛んでいったのである。
444名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 14:58:42
>>441
端正な文章で文章としてはどこが悪いということはない。
しかし、この先を読みたいと思わせるものがない。
つまり残念ながら魅力がない。
文章自体にも引きつけるものはないし、話の中身にも興味をそそるものがない。

<「彼女」に告白されたが、孤独好みの「僕」はその気になれなかった>
という内容で、それはいいとしてしても、「彼女」がどういう女の子なのか
何も浮かんでこないし、「僕」がなぜ孤独好みなのかも伝わるものがない。

おそらくこの先も「僕」のひとりごとのような自分語りが続いて、「彼女」は
作者の都合に合わせて動くだけなのだろうなと予想されてしまう。

原因のひとつを挙げておくと、
>恋愛にほとんど興味のない僕は、
>(彼女は)一本筋の通った芯の強い性格なのだろう
作者が早々に登場人物を定義づけてしまっているから。
これでは、「僕」も「彼女」も作者の操り人形だと宣言しているに等しい。

なので、この先を読みたいと思わせるものがない。
文章自体はこのスレではハイレベルです。
445名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 21:04:32
名物、褒め殺し入荷しました。
446名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 21:19:12
>>441
春樹好きなんだねぇ・・・って、そう思いました。
447名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 21:35:45
>>443
リアルな時代小説を書いているのじゃないと思うので、それは棚に上げるけど。

ゲーム場面の説明文章のようです。
単語の重複多すぎ。
これでは小説には見えない。
448名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 22:06:20
妙に生温い風が吹いている。雨を呼ぶ風にしては、湿りっ気がない。かなり、
強い風である。樹木の枝や梢が、戯(たわむ)れてでもいるように、大きく
揺れていた。人家がないだけに、その黒々した動きが無気味だった。時刻は
五ツ半、夜の九時に近かった。
空は曇っているが、雲の流れが疾駆する馬のように早い。隠れたと思うと、
すぐ月が顔を覗かせる。そのために、歩くことに不自由はなかった。月が隠
れると、下界は漆黒の闇と化す。灯火はまったくないし、道さえも見えなく
なる。そうしたときは、立ちどまって月が顔を出すのを待つほかはない。す
ぐ月光が、地上を青白く染める。その間に、まるで突き進むようにして歩く
のだった。
449名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 22:36:39
>>447
参考になった。すぐに作りかえた。
またいってもらいたいが、
これでは小説には見えない。>>の小説の意味をしりたい。
450名無し物書き@推敲中?:2007/04/11(水) 23:17:51
>時刻は五ツ半、夜の九時に近かった。
>月が隠れると、下界は漆黒の闇と化す。灯火はまったくないし、道さえも見えなくなる。

解説不要。
ラノベで時代ものに慣れない読者対象ならあっても構わないが
一般の時代物なら既に知っている読者は多い。
へたに入れると時代物の雰囲気を容赦なく壊し、読者を現代に引き戻してしまう
451名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 00:27:35
 しかし、甲賀信楽衆も良之介も眼をぎらつかせ、人殺しをしたくてたまら
ぬ風情である。
「甲賀衆よ、いつ死んでも良いつまらぬ命だが、多少の手向かいはさせても
らうぞ」
 腹を決めた正英は、そう言うや、崖際の三人に向かって走り出す。
 後ろの三人はその正英を追う。
 しかし、正英の行動は己の近くに敵を呼び込むための策であった。
 突如反転すると、背後から迫り来る敵の一人に、電瞬一撃の抜刀を浴びせ
る。
 抜刀された男は首の皮一枚を残して絶命した。
 正英の居合いのすごさに圧倒された残りの二人は、すでに敵ではなく、腹
や胸を裂かれてあっという間に地面に倒れ伏して、動かなくなった。
 後方の三人を制した正英は、前方に駆け出す。
 崖際の三人が、槍を構えながらむかってくる。
 正英は、左側の山の急斜面を一気に駆け上がろうとする。
 三人のうちの一番近くの男が、長槍を突き出した。
 正英は繰り出される槍をかわし、飛び上がってその槍の柄のわずかな幅の
上に乗る。己の槍の上でみせる正英のバランス感覚に、眼を剥いて驚く男の
首を気合もろとも一挙に刎ねた。
 すさまじい勢いで首のあった場所から血が噴きあがっていく。
 正英は、男の槍が地に着く前に、急斜面に跳んだ。
 その着地した瞬間を狙い、他の二人の槍が同時に突き出される。
 斜面に足をつけた正英はその反動を利用し、ゴムまりのように弾んで、槍
の方向に一回転し、二人の男の背後にまわった。
 男たちが振り向こうとしたとき、すでに彼らの命はあの世に飛んでいった
のである。
452名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 00:30:32
447 かえてみた。
453 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 01:32:44
>>451
なんだか「バジリスク」を思い出しました。原作の方を思い出すべきなのでしょうけども。
「しかし、正英の行動は己の近くに敵を呼び込むための策であった。
 突如反転すると、背後から迫り来る敵の一人に、電瞬一撃の抜刀を浴びせ
る。 抜刀された男は首の皮一枚を残して絶命した。 」この部分なのですが、先に「策」と
書いてしまうのではなく、逃げると見せかけて、読者が「あぶない!」と思うタイミングで
裏切る。(反転して抜刀する。ここの部分は、今かなりあっさり流されてますが、もっと
格好良く描写してほしい)斬り倒した後で「策」だと明かす、という方がスマートかなと
思いました。
「抜刀を浴びせ」「抜刀された」という箇所なんですが、二度目の抜刀は他の言葉に
換えられないでしょうか? かなり酷い斬られ方をしているのに、それが伝わって
きません。
また、一文が長く、殆どの文が「、」で繋いであるのが気になります。
短文がいいとまでは云いませんが、アクションシーンにしてはスピード感に欠けます。
「すでに彼らの命はあの世に飛んでいったのである。 」この部分、工夫すれば
衝撃的なシーンになり得そうなのに、簡単にまとめてしまっているのが残念です。

書きたいものがあるのは伝わってきますが、全体が殺陣の動作説明の繰り返しの
ように感じました。
454 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 01:49:00
>>449 に関して。
「これが小説」という定義は私には出来ませんが、例えば斬られ役の絶命の声、断末魔等は
カッコで括った台詞にしてもおかしくないと思います。でも忍だから無言で死ぬのかな?
私が小説を好きな理由の一つに、「嘘んこのリアリティ」というものがあります。
読者がまるで正英の間近にいるように、あるいは自分自身が正英であるかのように錯覚する
時、架空の世界を書いた文字列が読者にとって一つの「世界」になる気がするのです。
あなたには書きたいものがあるように感じるので、そろそろ「誰に向かって」言葉を投げたいのか、
あなたの文章を目にする人に「何を伝えたいのか」「どう伝えたいのか」を考える必要がある
ように思います。
455447:2007/04/12(木) 02:48:24
>>451
言いたいことは、ほぼ454が指摘してくれてる。
正英に感情移入が出来ない。
書き手としては「正英主人公、正英圧倒、正英カッコ良い」と書きたいのだと思う。
それが伝わってこない。説明されているだけという感じ。
クールな雰囲気を求めるならそれでもいいが、説明だけではクールな描写にもならない。
修整版の方が多少は臨場感が増している。

ゴムまり、バランス
→ラノベやパラレル時代劇じゃない限り、現代語は使わないのがお約束
時代小説というのは(時代小説風味)は、単語や言い回しが大変制限される。
456名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 03:16:42
「僕は君のことを愛してるさ」
「本当に?」
「ああ、嘘はつかないよ」
ふたりの間に、沈黙が落ちた。
彼女が、口を開いた。「エイプリールフールにも、嘘はつかない?」
「エイプリールフールにはつくよ」
「エイプリールフール以外には、つかないってことね」
彼女は絶望的に頭をふって、溜め息をついた。それはまるで深い井戸の底を覗き込む年老いた兎を思わせた。
「嘘、だよ」
「えっ!?」
彼女は顔をあげて、僕を見つめた。
僕を彼女を抱きしめた。「エイプリールフールに嘘をつくっていうのは、嘘なんだ」
「まあ、じゃああなたはいつの日も嘘をつかないってことね」
「ああ、約束する」
「結婚しましょ!」
「やだ!てめぇみたいなブスと結婚したら、沽券にかかわる」
「馬券は?」
「かったよ」僕は胸を張って答えた。
「平仮名じゃ、ダメでしょ!」彼女が怒鳴った。「買ったのか、勝ったのか分かんないわ」
「買って勝ったんだよ」
「ふたつの意味を持たせたのね」うなだれる、彼女。
僕は罪悪感を覚えた。
「ごめん・・・」
「いいの、私が悪かったのよ」
「悪いのは、僕の方だよ!」
「神様って、意地悪ね・・・」
「うん。神様なんて、アテになんかならないよ。弱虫の、言い訳みたいなもんだ」
暮れなずむ街に、きっと僕らはふたり切りの道を選択するのだろう。悲しみばかりが多くても・・・。
それは宿命みたいなものだ。故意に、避けることはできない。


酷評、お願いします。
457初めてきました。お願いします。1/2:2007/04/12(木) 03:20:48
(今日金持ってたかな?)
敦士は急に不安になって斜め掛けのバッグから財布を取り出した。
(ぎりぎりセーフだな)
350円。1枚借りれる。俺ってラッキー。
財布をしまい、新作CDの棚をチェックしながら考える。
これから冬物の洋服を詰め込もう。服が終われば後はパソコンぐらいだ。
掃除をしつつパソコンで取り込んで、その後安物のMP3に取り込んでっと。
明日には細かいの片付けて、荷物送ってCD返して、明後日には出発、かぁ。
まだ見ぬ京都に心は躍っていた。
俺のこれからの4年間を夢想した。始まりぐらい少し夢見たっていい。
ゆっくりと旧作コーナーへ曲がった。
「おっす敦士」
俺の名前と肩への振動。ハートは大きな鼓動。
勢いよく振り向いた。おっと、とでも言いそうにヤツが体を反らす。顔はムンク。
…オーバーリアクションめ。
「よぉ、ツカ」
クラスメートの司だ。元気そう、ちょっと安心した。
昨日はずいぶん愚痴ってたからな。
「何ボーっとしてんだよ」いつものニヒルな笑顔。
「…ちょうど彼女が出来たとこだったんだよ」
「え?」
「イヤイヤ何でもない」
「にやけてたぞ。エロいな」「明後日だろ?京都」
「まぁな」
俺はちょっとトーンを下げた。司は地元、そして予備校、だ。
3年になって仲良くなったが、同じ志望でさらに仲は深まった。
そして俺より志望にこだわったのも司だった。
「帰ったらまたゲームしようぜ」
「おぅ」
背中を叩いてあっさり去っていった。やっぱり元気ないか。
でも今俺に言えることは何がある?
458初めてきました。お願いします。2/2:2007/04/12(木) 03:21:48
しばらくCDを物色したもののどうも気が乗らず、そのまま帰ることにした。
京都に向かう時は先週作ったヒットシングル集でも聴くか。
店を出たその時――けたたましい音が響きわたった。何?何だ?
立ち止まった俺に店員が駆け寄ってくる。
「すいません、失礼ですけど…商品お忘れではないでしょうか?」
「え?知りませんけど」
ちょっと眉をひそめて、
「お荷物確認していただいてもよろしいでしょうか?」
「だから知りませんって」
「何か…機械が反応するものお持ちじゃないでしょうか」
渋々確認してみる、すると財布の横から見覚えのないCDが一枚現れた。
「何だ…コレ」
「すいませんレジの方に並んでいただいてもよろしいですか?」
明らかにトーンが冷たい。目が笑ってない。他の客もチラチラこちらを気にしている。
俺はしょうがなく示されるままレジに向かった。
何でこんなものが…支払いにちょうどレジに向かって顔を上げたとき、
ガラス戸の向こうに自転車で走り去る男と目が合った。
そいつは良く知ったニヒルな笑顔を貼り付けていた。
これが忘れられない記憶となり、次に司に会う時、あの話を持ちかけることになる。
459名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 03:50:11
 しかし、甲賀信楽衆も良之介も目を抜き身の白刃のごとくぎらつかせ、悪鬼のごとく血を求めていた。
 それすなわち、死に様を見ずにはいられない、修羅の形相である。
「つまらぬこの命だが、只でくれてやるには少々惜しい。多少の手向かいはさせてもらうぞ」
 腹を決めた正英は、言うや否や崖際の三人に向かって走り出した。背後の三人が正英を追う。
 しかして一転、正英の刃が睨んだは正にその三人であった。回りに回る独楽より鋭く身を翻し、
勢いもそのままに電瞬一撃の抜き打ちを繰り出す。正英の最初の一歩が誘いであったことに彼らが
気付いた瞬間には、頭に一人目が首を掻っ捌かれて絶命していた。
 首の皮一枚でつながり、男の頭部が垂れ下がる。居合いの鋭さを示すごとく、 斬撃に一瞬遅れて
間欠泉さながらに首から墳血した。
 その光景はその場にいた者たちを浮き足立たせるには充分だった。見せ付けられた絶技に圧倒され
るように動きを止めた残り二名に、正英は旋風のごとく詰め寄り、刀を振るった。
 胸を割かれ、腹を割かれ、二人の男は声を漏らす間もなく斬り倒され、動かなくなる。
 後方の三人を制した正英は、間髪入れず崖際へと駆け出す。
 残った三人が、槍を構えながら迎撃の構えを取ったそのとき、正英は地を蹴り、左側の山の急斜面
へと一気に駆け上がろうとする。
 最も近い男が、鋭く長槍を突き出した。しかし正英は繰り出される槍を身をひねってかわし、跳躍
してその槍の柄のわずかな幅の上に乗る。
 己の槍の上で起こった、この世のものとは思えぬ妙技に眼を剥き、男は驚愕の表情を浮かべた。
次の瞬間には気合一閃、繰り出された正英の一撃の前に、その表情のままの首が飛ぶ。
 撒き散らされる血にも構わず、正英は今正に殺した男の槍が地に着く前に、崖肌へと跳んだ。
 敵もさるもの、着地の瞬間を狙い、他の二人の槍が同時に突き出される。
 しかしそこまで抗戦しようとも、なお正英が一枚上手であった。斜面に足をつけた反動を
利用し、正英は手毬が弾むごとく、再度の跳躍を見せたのである。
 男たちが着地の音を聴いたであろう瞬間には、正英の酷薄な刃が再三唸る。
 刃の血を払い、納刀する音が、天へか地へかの黄泉路を歩き出した六人の男たちへの手向けであった。
460 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 04:19:23
>>459
うわー、凄い。
「眼をぎらつかせ、人殺しをしたくてたまらぬ風情である。 」←こっちの文の方が雰囲気があったかも。
「白刃のごとくぎらつかせ、悪鬼のごとく」ごとくが二度続くと、ややくどいです。
うーん。装飾過多かなあ。「、」で繋げずに、もっと一文を短くすると(全てという意味ではありません。要所で)
臨場感が出ますよ。
「頭に一人目が首を掻っ捌かれて絶命していた。 」ごめんなさい。ちょっと意味が分からない。最初の一人が
首を斬られたということでしょうか。「頭の」かな。
「絶技」「妙技」こうして単語で説明してしまうと安易な気もします。

ぶつかる刀の音、血の吹き出る音が無い。あなたの文章からは、音が聞こえないです。
五感をフル回転させて書いてみてほしいです。
>>455(=>>447)さんが書いていることと重複してしまいますけど、「うわー、ガッツあるな。やる気あるな。
情熱的だな(>>459さんが)」とは思っても、「正英主人公、正英圧倒、正英カッコ良い」とは感じないです。
それは多分、あなたの文章が(どんなに多くの言葉で装飾しても)描写ではないからだと思います。
あなたの文章には人の動きしか書かれていなくて、そこが明るいのか暗いのか昼なのか寒いのか暖かいのか
戦ってる忍はどんな格好なのか斬られた人の背格好や正英はどんな人物なのかが全く分からないです。
今はあらすじを読んでいるような感じです。本来、今の文章の三分の一くらいの内容を、今の行数で書く
くらいで良いと感じます。装飾は増えましたが、そもそも膨らませどころを間違えているような気がします。
461名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 06:02:18
「人殺しをしたくてたまらぬ風情」てどんな日本語やねんw
462名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 06:30:21
>>456
>「かったよ」僕は胸を張って答えた。
>「平仮名じゃ、ダメでしょ!」彼女が怒鳴った。

ここが面白かった。
この手を膨らませて短編にしたら、筒井康隆調になるかも。
463名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 09:49:15
459さんわざわざ書き換えていただきご好意に驚きました。
十分読み応えがあり、五味さんや隆さん的殺陣を味わい感服し
参考にしょうかと考えています。
◆GS5dH4MwNY さん丁寧なご指導に敬服しています。
大変参考になり、書くエネルギーを与えられた気がしています。
これからもよろしくお願いします。あっ、それと実は張ったのはネットに
のせているものの一部で、「明るいのか暗いのか昼なのか」はそのまえにありまして、
お手数をかけ申し訳ありません。
464名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 10:21:09
巡礼姿の女は、後方に飛んで着地した良之介の胸めがけて、両手を前に突き出し飛んでいく。まさに己の体を弓矢の如く、いや弾丸の如くして、宙を飛んでいったのである。。一直線に、良之介に向かって飛んでいく女の右手には、いつのまにか短刀が握られていた。
「アッ」気づいた正英は言葉を発したが、女をとめるひまはなかった。良之介は、まったく女が突き出す短刀に気づかず、そのまま胸に受けてしまう。
・ ・・・・・・。
正確には、短刀の先端を受けてしまった。
お香が、すばやく縄を投げて、女の両手首に巻きつかせ、グイッと引いたのだ。
女は、失速し地面にたたきつけられかけるが、なんとかふんばり、片ひざ立ちで良之介にむかい、首をあげた。
チクッ
かすかな胸の痛みに気づいた良之介は、己を殺そうとし、今、己を見上げる女をみた。
笠の上から垂らされた薄い布で女の顔は、はっきりと見えない。
お香が、女の背後に回り、縄を女の体全体にまわし、締め上げた。女は痛みから短刀を落とすとそのまま両膝をつき、身動きできなくなった。
「あんた正気なの。道を譲るかどうかで、人を殺すの」
お香は女をなじり、縄をさらに締めた。
「ウッ」女のうめき声がする。
「お香、許してやれ」
正英がお香に声をかけた。お香が振り向くと、編み笠の男以外のあとの五人がすでに抜刀し、こちらを見ている。
お香の眼には、抜刀した者たちの遠くにある銀杏の樹が映っていた。
鮮やかな黄金色をしていた。
空は、晴れている。ひとつふたつと、柔らかそうな雲が浮かんでいる。
秋も終わろうとする11月の流れ雲であった。
あと一時間も経てば、この空は赤くなり、そして薄墨色となり、闇となっていく。そんな時間に、こののんびりとした風景の中で、正英とお香と良之介は、争闘の場に立っていたのだ。
465459:2007/04/12(木) 12:57:24
>>GS5dH4MwNY殿
丁寧な指摘、痛み入ります。
「頭に」は「とうに」の誤変換ですね。

音のない文章であるとは気付きませんで、大変参考になりました。
背格好、周囲の気温、昼夜などは原作者さまの持っている情報を弄っていいのかためらったため、
あえて描写しなかった面もあります。頂いた指摘を次に活かしたいと思います。
ありがとうございました。


>>463
こちらこそつたない文で申し訳ありません。お互いによりよい執筆生活が送れますよう。
466名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 15:34:17
てすと
467466:2007/04/12(木) 15:37:39
失礼しました ビューアがコケてたみたいで

楽天ブログにUPしたものです
http://plaza.rakuten.co.jp/GF1208/diary/200704010000/
から
http://plaza.rakuten.co.jp/GF1208/diary/200704120023/
最終章まで

mixiでもあります
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=395974218&owner_id=1392957

御講評、宜しくお願い致します。

468名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 17:27:28
擬音語や擬声語は必要視されているのか…
俺は文を書くたびに不要物として切り捨ててしまっていたよ。
ていうか、上手い使い方が出来ないから持て余してただけかも。
469 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 17:40:25
>>468
擬音語や擬声語使わなくても、音の描写は可能だと思います。
無理して使わなくてよいかと。
でも、正英さんの話って、どう考えてもチャンバラしてるし、走ってるし、
跳んでるし、かなりの大出血だし、読んでて全くの無音なのが不自然に
思えたのです。
音の話に限らず、人がこれだけ死んでて、血の臭いを(読者が)嗅げないのは、
何かしらもったいないような気がします。正英さんの顔も服も血で真っ赤に
なってるかも知れない。視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚全部を総動員して、
八方手を尽くしてほしいなと(読者側としては)思ってしまう。
本来、かなり緊張感のある、ハラハラドキドキの場面の筈なのでは、と。
470463:2007/04/12(木) 19:11:22
463です。
◆GS5dH4MwNY さん、正英について考察していただき傷みいります。
http://ncode.syosetu.com/n0231b/novel.html
「小説家になろう」サイトに投稿してるもので、
「琵琶湖伝」という題で百話ほどになってます。そのなかの
琵琶湖決戦編九十七「あかつき峠の決闘その一」が、>>451
でよかったらお読みください。酷評はこちらでおねがいしますね。
>>本来、かなり緊張感のある、ハラハラドキドキの場面の筈>>
そうなのです。だから私も悩んでここにはったのです。本当に勉強になりました。
471 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 19:35:08
>>463>>464)さんへ
あまり上手く(というか、全然)ないですけど、リライトしてみました。
何か参考になれば嬉しいです。11月はせめて十一月かなと。一時間は半刻でOKかと思い、少し直させて頂きました。

良之介は後方へと飛びすさり、着地した。それを追って巡礼姿の女が跳ぶ。両手が良之介へと伸びた。宙を舞う女の姿は弓矢か、いや弾丸かと見紛う速さである。天に一直線の軌跡を描く女の右手には、いつのまにか短刀が握られていた。
「アッ」正英が気づいて声を上げるが、時既に遅し。女の振るう短刀が良之介の胸へと突き立てられる――。
良之介の胸にかすかな痛みが走る。だが、それだけだ。短刀の先端が胸を掠めただけに過ぎない。
女は何故か勢いを失っていた。その上、地面に叩きつけられまいとして抗っている。見れば、女の両手首に縄が巻き付いている。お香だ。女の殺意が良之介を捕らえた瞬間、お香が素早く縄を投げ、女を引き倒したのだ。女はどうにか踏みとどまり、片膝立ちとなっている。
女が顔を上げた。笠の上から垂らされた薄い布に隠され、女の表情は見えない。
お香が女の背後に回る。縄で体全体を括り、締め上げた。痛みに耐えかねたのか、女の手が短刀を落とす。両膝をついたところで、完全に身動きを封じられた。
「あんた正気なの。道を譲るかどうかで、人を殺すの」
お香が詰る。さらに縄を絞めた。女が呻き声を上げる。
「お香、許してやれ」
正英が声をかけると、お香が振り向く。編み笠の男を除けば、残る者は五人だ。既に抜刀し、こちらを窺っている。
次の瞬間。お香の眼は抜刀した者たちを越え、その背後にあるものを見ていた。銀杏の樹だ。鮮やかな黄金色に輝いている。
空は晴れている。ひとつふたつと、柔らかそうな雲が浮かんでいた。 浮かびながら、悠然と動いている。
秋も終わらんとする、霜月の流れ雲であった。
あと半刻も経てば、空は赤に染まる。やがて薄墨色となり、闇となってゆく。このような時刻に、そしてまた、これほどのどかな風景に囲まれながら、正英とお香と良之介は争闘のただ中に立っていたのだ。
472名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 19:36:42
こらこらスレを私物化してはいけませんよ。
それにそんな大したことのない作品で何をそこまであつくなってらっしゃるのかしら。
473酷評おねがいします:2007/04/12(木) 20:34:14
 目が覚めると、僕は教室にいた。机の上でいつのまにか寝ていたようだ。頭を預けていた右腕が少し痛い。
 窓の外を見ると霧のような雨が音もなく降っていた。空は一面、水を注ぎすぎた墨汁のような色をしていた。時計を見ると九時半過ぎだった。
 教室には誰もおらず、頭が痛くなるくらいに静かまりかえっていた。学校中に誰もいないような気がした。いや、よく見渡してみればストーブの前で誰かが座っていた。立たせてある茶色の髪の毛。藤森だった。
 僕の位置からだと彼の首から下が丁度机の影に隠れてしまって見えづらくなっていた。彼はただストーブの熱風を出す穴を見つめていた。別にストーブが稼動しているわけじゃなさそうだった。
「何してるの?」
 と僕は聞いてみた。寝起きのせいで少し声が裏返る。藤森は僕の方へ首だけ振り返ると、「起きたのか」と言ってまた視線をストーブの穴に戻した。
「みんなはどこ?」
 まだ僕の意識ははっきりとしなかった。頭の奥からゆっくりと痛みがやってくる。けれどそれは寝不足の時に感じるような軽いもので、十秒とせずに消えていく。ただ後にはだるさだけが残る。
「体育館だよ。今は始業式の時間だ」
 と藤森は言った。僕の質問に答えているだけだから実際はそうじゃないんだけど、ストーブに向かって小さくつぶやく藤森はどこか独り言を繰り返す精神病の人みたいだった。
 時計から逆算すると、僕は一時間も寝ていないようだった。それにしても、学校に来た記憶も無ければ朝起きた記憶さえ無かった。上手く飲み込めない状況のせいで気分が悪くなってくる。僕は一旦顔を洗いに行こうと思い、席を立った。
「まさか今から出席するんじゃないだろうな?」
 藤森はまるで軽蔑するような目で僕を見た。
「違うよ。ただ顔を洗ってくるだけだ」
 そう言うと僕は教室を出た。廊下では僕の足音が嫌に響いた。たったの数メートル先のトイレがやけに遠くに感じられた。トイレでは悪臭が嫌に鼻についた。
 トイレの鏡に映る僕の顔は酷く血色が悪かった。まるで死人みたいだ。でも、冷たい水を顔にかけると幾らかはマシになった気がした。気分も大分良くなっていた。
「ただいま」
 と言って俺は教室に戻ってきた。窓の向こうは相変わらずの雨だった。
474463:2007/04/12(木) 20:50:21
>>471
さん
参考になります
天に一直線の軌跡を描く  女の殺意が良之介を捕らえた瞬間
銀杏の樹だ。鮮やかな黄金色に輝いている。
浮かびながら、悠然と動いている。
秋も終わらんとする、霜月の流れ雲であった。

などが特にうなりました。自分が書いた作品であるはずなのに、
全体としてゾクゾクしながら読んでしまいました。
ここまでのご好意、ありがとうございます。
475名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 21:14:21
リライトは、文章を投稿する目標が違ってきちゃうから、
スレを新規に立ててやったほうがいいんじゃないかな。
作品をどこにあげているかもそこでアピればいいのだし、ね。
◆GS5dH4MwNY さんも、そこは一酷評者として、投稿者をいさめるべきで
あったろうと思いますよ。
476 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 21:36:15
>>475
そうですね。こういったリライトは今回限りということで。
スレ汚し失礼しました。「あなたの文章真面目にリライトします。第二稿。」という
スレもあるようですし。

>>463さんへ
これまでのレスの中で、自分の伝えたいことは充分伝わったかなと思います。
お互い精進してゆきましょう。
477名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 22:03:51
>>476
>>472にも謝罪してくださいね。
冴えないリライトまで見せられてずいぶん不快な思いをしましたもの。
478 ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 22:24:55
>>472
謝罪します。すみませんでした、お嬢様。
479463:2007/04/12(木) 23:13:45
◆GS5dH4MwNY
さん、面目ないです。また機会があったら酷評ください。

480名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 23:29:24
>秋も終わらんとする、霜月の流れ雲であった。

霜月(=11月)は旧暦で言うと真冬ですよ。
こまかいこういうミスなどで人に突っ込まれないように
チャンバラ書く前に、既存の時代小説もっと読みましょう
481名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 04:33:25
改めまして ラノベスレのロダを間借りしてUPしました
ラッキースター
http://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0527.txt

御講評 お願いします
482名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 08:13:27
>>480
別に俳句ではないから頭かたすぎ。
村上元三さんが生きててもいわないよ。
格子戸をくぐりぬけって昔、大ヒット曲があった。
「私の城下町」の歌いだしだ。格子戸って開くものだよね。
時代小説の古典柳生武芸帖もウソが眼につきすぎの作品。
それでいいんですよ。
古典の勉強してるんじゃないし、カッコ良いか悪いかだけ。
あとは読者が決める。
酷評する人のセンスを酷評すべきだね。
483名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 09:34:16
間違えて消してしまったので再UPです
ラッキースター
http://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0534.txt
ラノベ版では毀誉褒貶でしたが・・・

御講評、お願い致します。
484名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 10:59:03
>>483
まず10行ほどの文章を載せよう。
ここは作品を酷評ではなく、文書を酷評です。
お分かりですね。
485483:2007/04/13(金) 11:19:47
あーそうかー orz

センテンスは・・・こんなんどうでしょう?

 私の筆頭主人公候補が今日、私の具合を見に来るというので皆が忙しく立ち働いている。
 とりあえず、体裁だけでもつくろえる様に、フレームに収めて見せる様だ。
 もちろん、駆動系はまだ全く発達しておらず、本来ではこんなむちゃなコトはないとマイスターはぶつぶつ不平を漏らしている。
 私の仮艤装だけでなく、キチンと周辺も掃除され掃き清められると、予定時間ちょうどに閲兵隊は到着した。
 もちろん私は直立不動でお出迎えし、何か尋ねられても頷き一つ返せない。
 私の筆頭主人候補は、まだ幼女という分類が近い少女だった。
 私にしきりに話掛け、私が適当にライブラリのデータを音声出力してみせると。
 しゃべったはなしたと、十分、ご満悦だったようだった。
 そして私は一時の役目を終え、再び眠りに付いた。

冒頭の一文になります
486名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 12:18:57
直訳した英語の宿題もっていったら、
「君はきのう日本に帰ってきたんだから仕方ないよね」
って言われて、日本語の小説をどんどん読んだり、うつしてマネして
勉強してねといわれそう。
筆頭主人公 仮艤装 閲兵隊に直立不動 一時の役目再び眠りに
なんのこっちゃ。ギャグでもなさそうだし、いつ日本に
かえってきたのと聞きたい。
487名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 13:00:39
筆頭主人候補でした
首位、かな

この一事でもUPした意味がありました
488名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 13:31:39
>>485
ええとね。
作品の一部、というのは評価し難いんです。
特に485のように特殊な用語や設定がある場合、
まったく意味が分からないので評価の仕様がないのね。
例えば

>私の仮艤装だけでなく、キチンと周辺も掃除され掃き清められると、予定時間ちょうどに閲兵隊は到着した。

仮艤装って何?周辺ってどこ?周辺を掃除する必要がある設定なの?
と、この段階で詰まってしまうの。

>私の部屋だけでなく、キチンと家中も掃除され掃き清められると、予定時間ちょうどに父は到着した。
これなら評価できます。
めちゃくちゃ文章変だよ、と突っ込めます。

作品の一部でも「常識的に想像できる場面」「独立した場面」なら検証できますので、
他の文章を投稿してください。
489酷評お願いします:2007/04/13(金) 13:38:28
 時計の針は午後四時を少しだけ過ぎていた。夏休みの放課後、セミの鳴き声と野球部の金属バットの音だけが響いてる。部室にはワタシと北島センパイしか居ない。チャンスだ。
 北島センパイはカッコイイ。ワタシより一つ年上で、誕生日は六月六日。背が高くて体格もガッチリしている。声もハスキー。顔だって、メジャーリガーのイチローとタレントの照英を足して二で割ったような感じ。
 最近、巨乳の彼女と別れたって隣のクラスの女子から噂で聞いて、どこかでチャンスがあれば絶対に……って思ってた。
 そのチャンスがやってきたんだ。うちの部は文化部の中では学校で一・二を争うほど大所帯。一年生から三年生まで合わせると三十人は下らない。
 今日だってついさっきまで七、八人の部員が部室に居たはずなのに、ワタシがちょっとボケーっとテレビを観てる間に皆どこかに行ってしまったらしい。
 顧問の田中先生も「俺、帰るから。北島、戸締り頼むぞ」なんて言って帰っていった。
 これがホントに千載一遇のチャンスというヤツかもしれない。ワタシは息を呑んで隣を見た。北島センパイはテレビドラマの再放送をつまらなそうに見ている。
 「あの、センパイ……」
490名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 15:17:13
だが、一口に面白さと言っても種類がある。文芸に限らず、すべての芸術作.
品は受取り手にある程度の素養を必要とする。その素養を前提としない面白
さが通俗の面白さである。
 その代表的なものにポルノとギャンブルと闘争がある。この三つの面白さ
には、読者に素養を求めない。そして、だれにでもわかる安易な面白さを維
持できる。週刊誌が企画に詰まると、〃三種の神器〃として、セックス、ギ
ャンブル、闘いを取り上げるのはそのためである。
 一般から遊離せず、また文芸と通俗の間に一線を画すものはなにか。それ
は作者の志であるとおもう。 読者に迎合した、読者の背丈以下の作品は、
通俗に堕する。
489よ 悔い改めよ。
491名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 17:10:10
時に、俺は書く文が装飾過多になりがちなのだが
文をすっきりさせる努力というのは皆しているんだろうか。
492489続き1/2 酷評お願いします:2007/04/13(金) 17:29:19
 「ん?」
 少し間があってから北島センパイがワタシのほうを向いた。ヤバイ、心臓がバクバクしてきた。
 「……センパイ、付き合ってた人と別れたってホントですか?」
 「えっ、あ、あぁ。うん、別れた」
 センパイはちょっとだけ悔しそうな顔をした。きっとその人に振られたからだろう、とワタシは思った。
 「スミマセン。……変なこと聞いちゃって」
 「いや、もうアノ事は気にしてないよ。
 「あっ、あの、その、だ、だ、ダイジは話があるんです……」
 「ん? なに? 話って」
 センパイが不思議そうにワタシの顔を覗き込む。ヤバイヤバイヤバイ、ホントにヤバイ。心臓が痛いくらいに鳴っている。 先刻まで五月蝿いくらいだったセミの鳴き声はもうワタシの耳には一つも入ってこない。
 「あのね、センパイ、私……」
 「ん?」
 届け! この想い!
 「私……。私、センパイのことが好きです! 付き合ってください!」
 「……え? えぇ!」
 言った。ついに言ってしまった。告白しちゃった。どうしようワタシの胸の鼓動はさらに速くなっていく。センパイの顔はさっきより少しだけ赤くなったような気がした。センパイは本気で驚いたように見える。
 「……あの、由美ちゃん。ふざけてるの? 本気?」
 「本気です!」
 「で、でも、その……」
493489続き2/2 酷評お願いします:2007/04/13(金) 17:30:00
 センパイが言いずらそうに口篭る。
 「私じゃダメですか!?」
 「そ、そんなこと無いけど……」
 「じゃ、私と付き合ってくれますか?」
 「……ゴメン」
 センパイはちょっとだけ申し訳なさそうに苦笑いをしていた。ワタシは悔しくなって「……前の人が忘れられないってことですか?」と聞いてみた。
 「いや、そーゆーことじゃないけど……」
 「それじゃぁ、どーゆーことなんですか?」
 段々興奮してきた。それにこんな風な聞き方をしたら嫌われるに決まってる。でも、自分ではどうにも止められなくなってきた。
 「うんと、その……」
 「理由を教えて下さい」
 「……でも」
 「お願いします。私、知りたいんです」
 すると少しだけ恥ずかしそうに、センパイは口を開いた。
 「……んと、その、俺、『オッパイのでかい娘』が好きなんだ」
 ……?
 ……オッパイ?
 ……ナニソレ?
 「ごめんね。じゃ、そーゆーことだから、先帰るね。ごめんね、じゃバイバイ」
 センパイはそう言うと、自分のカバンを引っ掛けて勢いよくドアを開けると走って帰って行った。 センパイが帰った後、ワタシは自分の手を胸に当ててみた。膨らみなんて少しもない。Aカップの胸がそこにあった。
 「ええ? あ、あの、え? マジ?」
 真っ白になった頭の中。何も考えられない。ただ、セミだけが五月蝿いくらい鳴いていた。
494名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 17:33:55
>>489 >>492->>493
これ真面目に酷評望んでんの?
なわけないよな。
わざと馬鹿みたいな文章ほうって荒らすのやめてくれよ。
495名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 17:48:36
431です。しばらく放置していてすみません。
>>433
なるほど。シナリオっぽいですか。色々小説読んで調べたんですけどねorz
どうすれば説明臭さをなくせるでしょうか。描写が〜って言う人もいますが、あまり描写が増えすぎてもダメですよね。
昔このスレで、少女の登場シーンを最初に持ってこないと冗長になるって言われて、遡るっていう形式にしたんですが、
どっちがいいんですかね?
韻が悪いってのはよく分かりました。やっぱりまずいですか?
少年の主観ももっと出してみようと思います。
>>437
はい、分かりました。とりあえず全部書き上げようと思います。部誌の締め切りが来月末なんで頑張って書かないと。
先輩になめられっぱなしなんでぎゃふんと言わせてやります。
また、好きだと言ってくださってありがとうございます。頑張ります。
>>438
人間の死と生をテーマにしたいんで、どうしても回想というか故人との思い出がメインになってしまいそうなのですが、
どうすればいいでしょうか。あと、俺の文章は展開が早すぎるんですがどうしたら改善できますが。教えてください。
原稿用紙8枚で3回も場面が変わってしまうorz
496433:2007/04/13(金) 18:28:04
>>495
神視点で説明→話自体は少年主体で進行する
この「→」の部分に矛盾を感じない?
表現がどうこうというより、全体的な収まりが悪いわけ。
少年の主観が方々に散らばっているのに、説明文だけ神だから。
そのバラバラ感が素人っぽい。

神視点で行くのか、少年主体で行くのか統一したほうがいいよ。
書き慣れていないなら、少年主体をお勧めします。
神視点は技術が要る。

プロットをうまく扱えないなら「最初は」時系列順に書くのが一番だと私は思っています。
そこから「印象的に見える部分を冒頭に抜き出す」のは簡単なんで。
一意見です。

とりあえず書いてみてー
で、別の批評スレで見せてくれれば、作品全体の感想も言えるからー
497名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 21:33:14
>>431
どんな小説を読んでますか。
その小説の書き方をマネしたら。
4981/2:2007/04/13(金) 22:10:14
>>495 >>431

描写と説明について。以下、原文を【 】描写と『 』説明とに分けてみる。

【艶やかな黒、真っ直ぐな長い髪を持つ少女。純白のワンピースの上に漆黒のダッフルコートを羽織り、
微かに笑みを浮かべている。少女の足元に座り込む少年は、大口を開けて少女を見上げていた。】『一体
何が起こったのか、少年には皆目見当も付かなかった。 』
 『時は数分さかのぼる。 』【町外れに一軒だけ、ひっそりと建つ家。】『一見、幸せな家族が住んでいそうな場所。
そこが少年の住まいであった。』【広い居間の片隅で少年はひとり、うずくまってすすり泣いていた。】『彼が大切
な人、母親を亡くしてからひと月が過ぎていた。未だ彼の脳裏には母の優しさ、笑顔が浮かび続けているの
だ。彼は母を呼び続けるが、戻ってくるはずもない。』【少年は一つ小さなため息をつき、再び泣き始めた。】『悲し
さを忘れるために。母との思い出を忘れるために。』
【ふっ、と部屋の空気が変わる。重く濁っていたそれが消え去った。靴が地面を叩く、乾いた音が廊下から
響いてくる。その音に導かれて少年が顔を見上げると、少女がいた。】

それで、描写だけを抜き出すと、こうなる。

 艶やかな黒、真っ直ぐな長い髪を持つ少女。純白のワンピースの上に漆黒のダッフルコートを羽織り、
微かに笑みを浮かべている。少女の足元に座り込む少年は、大口を開けて少女を見上げていた。
 町外れに一軒だけ、ひっそりと建つ家。広い居間の片隅で少年はひとり、うずくまってすすり泣いてい
た。少年は一つ小さなため息をつき、再び泣き始めた。
 ふっ、と部屋の空気が変わる。重く濁っていたそれが消え去った。靴が地面を叩く、乾いた音が廊下から
響いてくる。その音に導かれて少年が顔を見上げると、少女がいた。
4992/2:2007/04/13(金) 22:13:26
>>495 >>431

さらに時系列に並べ替えてみる。(語句を一部修正)

 町外れに一軒だけ、ひっそりと建つ家。広い居間の片隅で少年はひとり、うずくまってすすり泣いてい
た。少年は一つ小さなため息をつき、再び泣き始めた。
 ふっ、と部屋の空気が変わる。重く濁っていたそれが消え去った。靴が地面を叩く、乾いた音が廊下から
響いてくる。その音に導かれて少年が顔を見上げると、少女がいた。
 艶やかな黒、真っ直ぐな長い髪。純白のワンピースの上に漆黒のダッフルコートを羽織り、
微かに笑みを浮かべている。少女の足元に座り込む少年は、大口を開けて少女を見上げた。

説明を一文だけ入れてみる。

 町外れに一軒だけ、ひっそりと建つ家。広い居間の片隅で少年はひとり、うずくまってすすり泣いてい
た。母親を亡くしてからひと月が過ぎていた。少年は一つ小さなため息をつき、再び泣き始めた。
 ふっ、と部屋の空気が変わる。重く濁っていたそれが消え去った。靴が地面を叩く、乾いた音が廊下から
響いてくる。その音に導かれて少年が顔を見上げると、少女がいた。
 艶やかな黒、真っ直ぐな長い髪。純白のワンピースの上に漆黒のダッフルコートを羽織り、
微かに笑みを浮かべている。少女の足元に座り込む少年は、大口を開けて少女を見上げた。

どうだろかね? 説明はこの『母親を亡くしてからひと月が過ぎていた。』一文だけで十分だと思うのだ
けれど。つまり原文が説明過多であることがおわかり頂けれれば幸い。
このように推敲するようにしたら説明臭さをなくせると思うよ。
500名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 22:38:42
431(495)さんのような人は、まずお手本があって、それを参考にして自分の文体をつくり、
伸びていくタイプかもしれないですね。>>497のレスなどは短いですが、
この傾向を見事に言い当てているのかもしれないです。
一度、こちらのスレでこっそり修行なすっては。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1144223299/l50

501473:2007/04/13(金) 22:48:55
どなたか473の酷評お願いします。
あえてのスルーということでしたら、なぜスルーされたのか教えてください。
お願いします。
502名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 22:56:42
>>491
>装飾過多
それって、トシ、なんじゃないですか? 嘘ですごめんなさい。
初期の文章鍛錬の段階で口語に近く地の文を構成していく選択をしたので
私はそこではあまり悩むことがないです。ただ、文章の色合いが自分の望み通りで
ないという悩みはありますが。
503名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 22:57:59
>>501
あ、書こうと思って忘れてた。
確かけっこう良いな〜って思いましたよ。
もう一度読み直すのは辛いので酷評は誰かに任せます〜。
504名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 23:10:47
>>473
登場人物の身の回りに起こった出来事を、全部同じペースで描こうとしてはいないでしょうか。
漫画で言うと、どのコマも同じ大きさで丁寧に背景が描かれているのが
延々と続いているもののような、そんな印象を受けます。
そんな漫画では、絵の質がどれだけ優れていても、読み続けるのはつらいですよね。
感情が省かれた淡々とした冷静な文体は私は好きですが、多くの読者をひきつけるのは
やはり難があろうかと思われます。
505名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 23:28:50
>>473
面白いかどうかはさて置き、
特に突っ込みどころがないのでスルーしましたw
書き慣れてる感じです。
506名無し物書き@推敲中?:2007/04/13(金) 23:36:16
>>473
>目が覚めると、僕は教室にいた。机の上でいつのまにか寝ていたようだ。
冒頭からひっかかる。どこからかワープでもしてきたんかい? と思っていると、
後段で、
>それにしても、学校に来た記憶も無ければ朝起きた記憶さえ無かった。
はあ、なるほど、それならそうだろうけれど、
それにしては、
>時計から逆算すると、僕は一時間も寝ていないようだった。
八時半頃は起きていたことは覚えているわけだ。
変じゃね? と思うが、
>上手く飲み込めない状況のせいで
語り手が上手く飲み込めないならしゃーないのか、と思うしかない。

つまり読む材料が適切に与えられていないから、語り手に従うしかなく、その語り
手が状況を飲み込めていないのでは、結局何が何だかわからないままで、読者は
参加できない。
謎とか幻想とかは細部の緻密さによって支えられるものだからね、語り手までを
ボケさせるのはどうなんだろか。よほど仕掛けを上手く使わないとしんどいだろうし、
折角登場させた「藤森」も有効に機能していないやね。
507名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 02:16:31
>>457-458はどうでしょう?どなたか…
魅力ないでしょうか。。
508名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 02:37:36
>>507
町田康さん好き?
俺はテンポがあって読みやすかった。

ここでは珍しいタイプの文章かも?

509名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 02:52:38
>>507
二行目が三人称なのはミス?
510名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 03:16:38
>>507
すさまじく辛辣な酷評をしてしまいそうだからできれば出直していただきたい
というのが正直な感想。
すまんね。
511507:2007/04/14(土) 03:31:39
うわレスが。
>>507
ありがとうございます。テンポがないと書いててつらくなるので
自然こうなります。
>>509
おかしいですか…?指摘されても分かりません。…勉強しますorz
>>510
むしろ立ち直れないぐらいなのキボン(´・ω・`)
時間を割いてもらえるのなら。よろしくお願いします。
512507:2007/04/14(土) 04:27:07
また何かありましたらよろしくです。いったん引き上げます(^ω^)
勉強不足は重々承知之助です。
が!私は絶対小説家になります。
と大見得切っておきます。
では。
513名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 04:56:32
>>512
これってジャンルはラノベだよね?
514名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 09:41:03
ラノベというジャンルはありません。
515名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 09:48:12
個人的には>>507好きだな……
>>510の辛辣な酷評と言うのを聞いてみたい
516509:2007/04/14(土) 13:55:17
>>511
三行目から完全に一人称なのに、そこだけ三人称にする意図がわからない
全部一人称で説明できる内容でそ
人称変えるのは別にいいけど、意味が見い出せないんだよ
517名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 14:59:31
けたたましい音
518たのもう 一太刀願いたく:2007/04/14(土) 15:35:53

 アリス・オブライエンは密接した二つの悩みを抱えている。
 一つは良いこと、もう一つは悪いこと。
 即ち、念願の第28代評議会議長、アルフレッド・ハルトマンの首席補佐官に就任出来たこと。
 悩みというか、未だに嬉し過ぎて、顔筋はもちろん、あらゆるものが弛緩している様に感じる。
 周りは最近肩の力が抜けていい感じだとか、益々綺麗だとか勝手な評価をしているが。笑顔が良くなったとも。
 次いで、そんな自分は、余りその役に立っていないのではないかということ。
 これも随分と自意識過剰な自己評価で、議長本人を含め、彼女、首席補佐官にはスタッフ一同大いに助けられ、
日々それぞれがそれぞれのカタチで謝意を表明しているのだが、彼女の自己過小評価は崩れていない。
首席補佐官にまず要求されるのは首席、としてスタッフを有効に機能させるべく調整を行うことだが
彼女はこれは完璧にこなしており、他の些事で多少の事があれど正に些事に過ぎない。
完璧主義、有能な人間に有り勝ちなことだが。
519名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 15:54:25
>>518
1行ごとにあなたの中で書きたい事がコロコロ変わっています。
あなた自身がそれら一つ一つの情報を、人に伝える形で整理していない様子です。
まず総体としてどんな情報を伝えたいのかまとめて、一文一文で
それらを確実に、系統づけて伝えるようにしてください。

差し当たりはそこに書いてある「伝えたい事実」を全て箇条書きで網羅し、
思いつきを排除した状態で書いてみましょう。整理すれば取り敢えずは
内容を意味のあるものとして理解できるようになります。
520名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 15:57:26
>>518
二行目まではすごく面白かった
521がはっつ 参りました・・・:2007/04/14(土) 16:04:03
>>519
有難うございます とても参考になります。

>>520
すぐにつまらなくなってしまってすみませんでした。
522次逝ってみよう!:2007/04/14(土) 16:09:07
「フランス外人部隊。知ってるだろ」
「ええ、有名ね」
 殺人を生業とする道に、遂に足を踏み入れた。
「兵士が、どんな有能な兵士でもやがて壊れていく。理由は判るか」
 美由紀は少し考え。
「戦い疲れて?」
 大分暗くなってきた。矢嶋はライトを灯す。
 もしかしたら実はこの軽は車検も通るんじゃないか、と美由紀は思った。
「大きく分けてみっつだ。まず加齢、次に物理的に壊れる場合」
 そして、精神的に壊れる場合。
「人間はそれほど丈夫に出来ていない、いやむしろ実に脆弱な構造だ。だから簡単に死ぬし、壊れる。死者の亡霊を見るようになったらもうダメだ。ドラッグに溺れるか病院にいくか。なんにせよリタイアだ」
 その点矢嶋は、どれだけ殺しても磨耗しない。
 殺すこと自体を躊躇わない。
「トリガーには、相手の命と自分の、兵士としての寿命が掛けられている。普通はそうだ」
 矢嶋がその”業界”で頭角を現すまでの時間は短かった。
 矢嶋、ジーマは戦友としても、仕事人としても、信頼され、信用されるようになった。
523よろしくお願いします:2007/04/14(土) 16:44:58
小説というよりエッセイとして描きました。
忌憚ないご意見を頂けたら幸いです。

よろしくお願いします。

http://www6.atwiki.jp/kata/pages/30.html
524名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 17:33:58
>>523

まず10行ほどの文章を載せよう。
ここは作品を酷評ではなく、文書を酷評です。
お分かりですね。
525名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 18:17:53
自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。

・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
526507:2007/04/14(土) 18:29:27
図書館で町田康さん借りてきて今読んでます、うぅ似てるかも。。

>>513
そこなんです、考えてるのは。
希望はエンタメ系(というのですか?)です。
軽さが生きた文章にしたいんですが、今のままでは軽すぎる気が
するので悩んでいたんです。
ま、とにかく経験値上げてから悩むしかなさそうです。

>>515
ありがとう!精進します。

>>516
詳しい解説ありがとうございます。ということは、
>敦士は急に不安になって斜め掛けのバッグから財布を取り出す。
として時制をあわせた方が自然だということですね。

>>517
(;^ω^)?

ではまた読書と製作に戻ります。
見てくれた方々、サンキューでした!
いつの日か紙面でお会いできるように頑張りたいと思います。
527名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 19:39:06
>>526
意味が違う…

>敦士は急に不安になって斜め掛けのバッグから財布を取り出す。

>俺は急に不安になって斜め掛けのバッグから財布を取り出す。

こうしても問題ないでしょ。
なんで、そこだけ「敦士という名を出して三人称」にするの。
他が全部「俺から見た話」の一人称なのに。
528名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 19:40:44
>>526
たぶん称賛レスをしてくれているのは小・中学生だと思います。
この状態ではエンタメは無理ですね。
もちろんラノベでも無理です。
ラノベがいくら低能の掃きだめだとしても流石にこれでは厳しい。
あなたの言うところの「軽さの生きる文章」というものが味として成立しているならばともかく、
現状ではそこらに浮いている埃を手当たり次第に集め白い紙の上に疏らに乗せているようなものです。
但しスリッパを何足か重ねて芸術だと言っても運が良ければまかり通るような時代ですから、
あなたの埃の寄せ集めが脚光をあびるなんていう馬鹿げたことが起こるかもしれません。

部分的に修正してさしあげる箇所はありません。
そこまでのレベルにも達していないからです。
アドバイスをするとしたらひとつだけ。
まずはある程度まともな文章で一作書き上げなさいということです。
変に「軽い」だとか意識するんじゃなくなるべくオーソドックスで、ともすれば退屈とも思える文体で
破綻無く書ききることの難しさを経験し、それができるようになった上で自分なりの味を
見つけると良いでしょう。
結局のところ、あなたは「軽い文章を心がけている」と体の良いことを言っていますが、
まともな文章というものが書けないため自分に言い訳をしているだけなのだと思います。
少し質の良い小説でも読んで、自分の書いたものを読み直してみてください。
きっと小学生の作文を読んでいるような気がして恥ずかしくなると思いますよ。
529お願いします:2007/04/14(土) 20:53:16
夜の街。
人気の無い路地裏を、一人の女が走っていた。
女は走りながら、しきりに後ろを気にしている。
どうやら、誰かに追われているらしかった。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
背後に人の気配は無い。
それでも、女は自分を追っている何者かが確実にその差を縮めつつあるのを感じていた。
やがて袋小路へと辿り着く。
女は息を切らせながら行き止まりの壁に手を着いた。
そして振り返る。街灯はまばらで数メートル先は暗闇が広がっていた。
目を凝らしてみても、やはりそこに人の姿は無く近付いてくる足音も無い。
突然、銃声が響く。
胸を撃たれていた。衣服に血が広がっていく。
「う……あ……」
女は苦悶の表情を浮かべ、そのまま崩れ落ちた。

先程まで誰もいなかった場所に男が立っていた。
右手に銃を構えている。胸を貫いた銃弾はこの銃から発せられたものだった。
女の身体から流れる血がアスファルトに染み込んでいく。
だが、男はその場から立ち去ることも銃を下ろすこともなかった。
やがて亡骸となったはずの女の身体がゆっくりと立ち上がったのである。
530名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 21:59:28
>>528
久々に酷評らしい酷評を見た気がする。
しかも正論だ。
531send ◆CRoSENH7jo :2007/04/14(土) 22:21:32
酷評お願いします。今回は人物の心理描写や説明文にポイントを持ってきて書きました。
うまく書けているでしょうか。

(1/3)
 独房の窓が常に小さく高い位置にあるのは、脱獄防止のためであるというよりも、むしろそこの住人に太陽の形も
空や雲の色も忘れさせるためではないだろうか。この頃、アリアン・デュポーの朝の目覚めはその考えに支配される。
 灰白い壁に埋め込まれた時計の電光は、そっけなく五時半を表示している。六時になれば天井のスピーカーが
けたたましいベルを鳴らして自分を強制的にまどろみから引きずり出すのだが、それまではこちらがどれだけがなりたてても
何の反応も示さない。六時十分までに着替え、部屋の隅の洗面台で顔を洗う。するとそのうちに廊下の向こうから、
滑車が軋む配膳車と憂鬱な車輪のゴム音とともに朝飯が到着する。郵便ポストよろしく無言で朝食が投げ込まれると、
配膳車は――正しくは、配膳車を押している監視員だが――人の気配すら消すように素っ気無くUターンしていくのだ。
そしてアリアンはこの三メートル四方のほぼ真四角の部屋で味気のない朝食を十分で口の中に押し込み、更に十分で
歯磨きと用足しを済ませ、六時半きっかりの作業指示を待つことになる。
 総てが、機械さながらの分刻みの日常だった。独房の生活ではそれがなおさら感じられる。孤独、寂しさ、そんな
ありきたりの言葉で割り切れるものではない。この狭い部屋を三箇所から監視しているカメラのもとでの目覚めと
就寝だ。慢性的に続く息苦しさと、重さと、感情の解放を許されないけだるさとで、精神の半分以上が自らに沈黙を
強いることになる。
532send ◆CRoSENH7jo :2007/04/14(土) 22:22:40
(2/3)
 アリアンはベッドの上でこめかみを抑える。
 頭が、痛い。起床時に部屋の隅にあるインターホンで、早急に不調を訴えなくてはいけない。
 朝の頭痛は、自分の場合精神面の不調から来るものであることをアリアンは知っている。何かのきっかけで数年前の
記憶の断片が浮かび上がるとき、この頭痛は発生する。明け方の夢がその誘導剤になることは知っているが、さすがに、
だから夢を見ないようにと自分を制御することまでは、アリアンにはできない。
「アリアン・デュポー、きみは重大な犯罪を犯している、しかしきみの記憶は犯罪とそれ以前のものが総て消えている。
現在のきみの心では極めて理不尽に思うかもしれないが、それでも罪は罪だ。記憶の混乱や一時的消滅は刑の軽減には
ならないんだよ。だがきみのその立場は特殊だ、一般房ではなく独房に収容されることになるだろう」
 白衣を着て無表情にそれを宣告した男は、精神科医のような人間だったか、裁判所の人間だったか。いずれにせよ
アリアン・デュポーはその消失した記憶のために独房に隔離されるのは間違いがないという、男の口ぶりだった。
 なぜ、記憶なんだ。俺は記憶が戻ることなんか望んじゃいない。自分がこの手でどんな罪を犯したかはわからないが、
それ以前にこの独房には殆ど説明なくぶちこまれた。刑事にしょっ引かれた記憶もないが、留置場の記憶もない、
裁判の記憶もない、執行猶予の記憶もない、だから刑期も不明で、この刑務所の名前も所在地も不明だ。
 だが、不明なら、むしろ不明のままでいいじゃないか。俺がもし人を傷つけ犯し殺し、或いは大金を盗み詐欺を働き
テロ活動を行ったというのなら、それを思い出すよりは、ここで機械のように生き続けるのも悪くはないだろう。
 それなのに。――アリアンは唸ると、再びこめかみを抑える。頭がさきより激しく痛む。古い記憶の断片が頭を
過ぎっているのがわかる。なぜ、記憶のほうから俺に見つけてもらおうと、俺の心を追い回すようなまねをするんだ?
 ベッドからアリアンは跳ね起きた。起床時間を待つ余裕もない。
533send ◆CRoSENH7jo :2007/04/14(土) 22:23:23
(3/3)
 アリアンはインターホンに近づき、対話ボタンを押した。身体の振動が、直に頭に響く。
「101のアリアン・デュポーです。頭が痛いので鎮痛剤をください、いつもので構いません。それからミリエル先生に
カウンセリングの予約を入れます」
 お決まりの、録音完了のテープの音が流れた。監視員と囚人は直接対話を禁止されているので、囚人が監視員に
連絡を取るときは、こうして一旦囚人の声を録音してからそれを監視員が聞き、速やかに対応する。インターホンの
横には鏡が設置されているが、これは冷たい監視員とのやりとりを自覚させるためなのだろうとアリアンは思った。
 苦痛に顔をゆがめた自分の顔をあえて観察してみる。東洋人のような黒い髪、かみそりが持ち込めないため
伸び放題の髭、ひどく落ち窪んだ灰色の瞳。右頬にほくろのある土気色の肌。しなびている。
 独房に入る前、白衣の男はこの頭痛持ちの囚人たる自分の年齢だけは教えてくれた。二十七歳とのことだったが
とてもそうは思えない。むしろ、三十五、六に見える。
 ――と、頭にたゆたっていた鬱陶しい記憶の断片が、突然そして一瞬、その形を成した。
534名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 22:48:21
>>529
>夜の街。
>人気の無い路地裏を、一人の女が走っていた。
>女は走りながら、しきりに後ろを気にしている。
>どうやら、誰かに追われているらしかった。

これではシナリオのト書き。
夜の街を出すなら描写が必要だろうし、人気のない路地という説明だけでは
状況がよくわからない。もっと具体的に書かないとダメ。
神視点なのに女の描写がない。


>先程まで誰もいなかった場所に男が立っていた。
これも何がなんだかわからない。
読者にわかるように書かないとダメ。
535名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 23:00:23
>>531-533
全般的に読みにくいな。
神視点と主人公視点の書き分けができてない。
時間軸が混乱している。

>この頃、アリアン・デュポーの朝の目覚めはその考えに支配される。
この書き方だと、未来から神視点で語っていることになるから、ないほうがいい。

全体的に説明くさいので、主人公の視点で、主人公が現在感じていることを
書いていくようにすれば、少しはマシになると思う。
現状では文章を書き始めた初心者のレベル。
536名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 23:21:04
酷評お願いします


 珍しく、電話が鳴った。香月は頭から布団を被った。二十回目のコールで根負けした。
受話器を取り思い切り不機嫌に唸ったが、普段から柔らかい香月の声は迫力が出なかった。
 耳元で、聞き覚えのない声が挨拶した。
「香月渉さんですか」
「──はい」
 香月は骨ばった手を伸ばし腕時計を掴んだ。午前11時。彼にとっては丑三つ時である。
「──市役所分室の恩田といいます。杉浦保君をご存知ですよね」
 唇は義務的に動き会話の体裁を保っている。しかし、思考は働かない。
「──誰──ですって? すみません、寝起きなんで──」
 相手は呆れた声も出さなかった。この種の者に慣れているのだろう。
「少し、お話しを伺いたいんですがね。そちらにお邪魔してもいいでしょうか。すぐ近くにいるんですよ」
 拒絶する気力がなかった。曖昧に香月は了承した。
「散らかってますけど。それと、マンションのエレベーター、いま、修理中ですんで──」
 回らぬ舌で非常階段の説明を終え、香月は受話器を置いた。カーテンを細く開ける。
白昼の陽射しが目を焼いた。まるで別世界の光だと思う。
 寝巻き代わりのジャージの上に、トレーナーを被る。久しぶりに窓を全開する。
寝乱れたベッド、積み重なった本、一日の大半を費やすパソコンデスク。微かな舌打ちが、香月の口から漏れた。
日光を取り込んだせいで、うっすら積もる埃が目立つ。
いつのまに住み着いたのか、テレビとオーデイオの隙間に小さな蜘蛛の巣が張っている。
 一度気になってしまうと、見過ごせないのが彼の性分だった。しかし、もうすぐ来客がある。
香月はキッチンに入った。コーヒーメーカーの電源を入れる。
ほとんど使用されることのない流し台は、冷たく乾ききっていた。
 今から来る客よりも、小さな蜘蛛の巣のことを香月はぼんやりと考えていた。
537名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 23:32:18
>>531
作者の主観を押しつけることはその分読者から自由を奪うことになる。
言い換えれば、読む気を無くさせる。

たとえば、これ。
>灰白い壁に埋め込まれた時計の電光は、そっけなく五時半を表示している。
この【そっけなく】はどうしても書かなければならなかったのだろうか。

 灰白い壁に埋め込まれた時計の電光は、五時半を表示している。

これならば描写であって、問題はない。
しかし「そっけなく」は、作者による説明、押しつけであって、文章が息苦しくなる。
 
 灰白い壁に埋め込まれた時計の電光は、五時半を表示している。それはそっけない
 感じを与えた。

と書いていることと同じだからね。(ちなみに上記は悪い見本。念のため)。

以下も同様。

>滑車が軋む配膳車と【憂鬱な】車輪のゴム音とともに
>ほぼ真四角の部屋で【味気のない】朝食を
538名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 23:32:27
>>528

お前。せっかくここでみんなぬくぬく楽しんでるのに
現実を思い出させるなよ。
そんなことは分かってるんだよ。
少しでも夢見させてくれよ。
まったく欲求不満の学級委員じゃあるまいし。
でも言ってることは悪くないと思うよ。




539名無し物書き@推敲中?:2007/04/14(土) 23:54:16
>>536
描写が全然ダメだな。
それと視点を意識しながら書いたほうがいい。

冒頭の文章、
>珍しく、電話が鳴った。
というのは誰の視点の文章なのか。
これが主人公の視点であれば一人称で続けるべきだし、三人称ならば外部視点と
わかるように書かないとダメ。

セリフの後にいちいち描写を入れると読みにくい。
セリフはある程度固めて、適時描写を入れるようにしたほうがいい。
とりあえず、五十枚でも百枚でもいいから、ひとつ作品を仕上げてみたほうがいい。
描写がスカスカだと百枚も持たないはずだから。
540名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 00:08:55
>>537
そのまえに531のアリアンはないだろ。
6時半作業開始もうそだろって思うし。いったい何人なんだ。
冗談にしてはたちが悪いよ。
ある直木賞選考委員の言葉。
「私は、直木賞は、「花も実もある絵そらごと」の面白さを、いかに巧妙に、
現代の視点で書いたか――そういう小説に、与えるべきだ、と考える。」
これが難しいのよ。俺も書いてて頭いたいよ。
お互いなやみましょう。
541名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 00:21:00
>>536
さいしょからウソくさいし、20回なったてコメディかと思ったら、
マジっぽいし、たんなる俺みたいなズボラなんだろ。
>唇は義務的に動き会話の体裁を保っている>「はい」しかいってないよね。
なんじゃこりゃぁー、ですたい。お互いなやみましょう。
542名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 00:40:58
>>538
意外だけどここの人はかなり真剣によんでくれるよ。
他の掲示板とちがうよ。
来るところを間違えたのでは。
543名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 00:55:51
>>540
「花も実もある絵そらごと」

スマソ、この意味さえわからんのだが・・・。
544名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 01:38:26
スマソ、スマンちがうよね。
すまんですよね。
スマソの意味が分からなかった。
545名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 01:51:49
>>543
ベストセラーの書き方の著者いわく
「読んで読んでまた読んで、書いて書いてまた書くしかない」
「花も実もある絵そらごと」 は体感すべきことで、
人に聞くことではないような気がする。
昭和51年の下半期の受賞作品に反対し「「出来ばえを、否定はしない。しかし、
この作品は、“きだ・みのる”という奇人が実在したからこそ、つくられた
のであり、一応まとまっている、というだけで、私には、一片の感動さえな
かった。」といい、そのあとにいわれた言葉ですよ。

5461/2:2007/04/15(日) 01:54:13
 敵集団までの距離は目測で七メートル、人数は五人。フォーメーションを組みながら侵攻していた様子だ。
目の前に躍り出た少女に意識を奪われてか、前を歩く四人が一瞬だけ動きを止めた。
最後尾の一人が目線を上げ、少女に目を向けた。腕は銀色、身長は一七五センチメートルほど。瞳が闇に赤く光の軌跡を曳く。サイボーグだ。
 先頭の四人はそれぞれが同一の型のサブマシンガンを携帯している。全員が同じ都市迷彩服とタクティカル・ベストを纏い、そして予測通り暗視スコープを装着している。
 それらを確認して少女が二歩目を踏み出した瞬間、動揺を切り裂くような一喝が響く。
「撃て!!」
 指揮官らしき中央の男の号令が飛ぶ。命令を受け、兵士達は統率の取れた動きで火線を重ねないよう散開した。おのおのが腰溜めにしたマシンガンを少女に向けて発砲する。
最後尾のサイボーグが戦闘態勢を取る前に、少女は二挺拳銃の安全装置を外した。
 黒いコートを翻しながらサブマシンガンの火線を潜る。赤く尾を引く銃弾が自分に触れる前に、全身のバネを最適な形で活かして少女は跳んだ。
その跳躍力は並ではなく、コートの裾をはためかせ、まるで飛行するように五メートル余りを易々と跳んでのける。
5472/2:2007/04/15(日) 01:56:34
 それらを確認して少女が二歩目を踏み出した瞬間、動揺を切り裂くような一喝が響く。
「撃て!!」
 指揮官らしき中央の男の号令が飛ぶ。命令を受け、兵士達は統率の取れた動きで火線を重ねないよう散開した。
おのおのが腰溜めにしたマシンガンを少女に向けて発砲する。最後尾のサイボーグが戦闘態勢を取る前に、少女は二挺拳銃の安全装置を外した。
 黒いコートを翻しながらサブマシンガンの火線を潜る。赤く尾を引く銃弾が自分に触れる前に、全身のバネを最適な形で活かして少女は跳んだ。
その跳躍力は並ではなく、コートの裾をはためかせ、まるで飛行するように五メートル余りを易々と跳んでのける。
 辺りを倉庫に囲まれた半閉鎖空間での戦闘は、むしろ望むところだった。
壁が多ければ多いほど、少女にとっての足場は増え、動きのバリエーションもそれに比例して増加する。
 長い距離を跳んだ少女の目の前に倉庫の壁が迫る。彼女は身を捻って倉庫の壁に足をつくことで激突を回避し、一瞬だけ壁に張りついた。
そこから更に膝を一気に突っ張り、跳躍。
 ボールが反射するように中空へと身を投げ出すと、少女は、敵を見失って右往左往する四人の兵士を地上八メートルの高みより俯瞰した。
548546:2007/04/15(日) 02:08:18
夜分遅く失礼します。

>>546-547のものです。
このスレッドを拝読し、幾つか質問がございましたので、自分の文章のサンプルと共に書き込みをさせていただきました。
質問なのですが、
1・神視点と三人称主観視点の違い
 三人称主観視点は「主人公として置いた人物の見たもの・聞いたもの(あるいはそのように見えたもの・聞こえたもの)を描写する」という認識で、
神視点は「誰の内心だろうと勝手に解説・描写してよい」ものとして解釈していたのですが、このスレッドの皆様の見解はいかがでしょうか。ご教授いただければ幸いです。
 上の文は少女の三人称主観視点で進行しているつもりで書いています。
2・くどくない文章について
 文章がくどいとよく言われます。説明と描写のバランスが取れていないのが原因かと思うのですが、
恥ずかしながら、スレッドを読み返してもどのように描写を書けばくどさが抜けるようになるのか、
いまひとつ掴みきれません。何かご意見がございましたら、どうかよろしくお願いいたします。

 上の二つの質問のあたりについて、重点的にご意見がいただければと思います。
 失礼しました。
549536:2007/04/15(日) 02:12:08
>>539
ありがとうございます。
視点は問題ないはずです。
二次までは行くので。

ご指摘通り、会話が下手くそなんですよ。
下手をしたら台詞なしで何枚も書いてしまう。
会話をだらだら書くのが嫌いなので、
行間に含ませることは出来ないかと試行錯誤中です。

>>541
・二十回コールに出ない不精な男
・携帯電話を使わない男
・二十回もコールしてくる相手
直裁的な説明はせずに、
冒頭でこれだけ読み取って頂ければ上等です。

「はい」だけじゃないつもりなんです。
遣り取りを、最低限のミニマム描写で行間で表現出来ないかと、
それが大きな課題です。
ありがとうございました。
550536:2007/04/15(日) 02:26:11
>>548
1、神は勝手に描写して良いです
でも、読者が慣れていないという面はあります
546で少女の主観は見えないのは心情がないからだと思います。
敵が出て来ても焦るでもない、不敵でもない
動作しか描写してませんよね
これは主観視点ではないと思います

2、私はプロット主体なので削って削って削ります。
重複する単語は省く。代名詞や比喩をできるだけ使わない。短文にする。
これだけで随分とすっきりします。
でも、そういうのが嫌いな人もいますから
どういう作風にしたいのか見極めた方がいいと思いますよ。
551名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 04:51:51
>>549
このレベルで二次を通過するとは思えないなあ。
一次通過どころかゴミ箱直行のレベルだよ。

ちなみにどんな賞で二次通過したの?
552名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 05:04:56
>>54
神視点は人物がいない場所でも描写可能。
宇宙空間とか海の底とか、過去の歴史とかそういうことまで説明できる。
ということで異世界ファンタジーは神視点で書かれることが多い。

三人称主人公視点の場合は、主人公の行動や外見を外側から描写することは
できるけど、主人公のいけない場所の描写はできない。
過去の歴史や離れた場所の情勢も、伝聞形式か何かの文献で調べるということになる。

内面描写については、神視点は誰の心理にもでも入ることはできるけど、ひとつの場面で
複数の心理に入りこんだり、心理状態を説明することはあまり好まれない。
読む側がついていけなくなるから。
553名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 05:06:40

「つまり、あるきっかけから、僕はなるべく自分の話はしないように気をつけてるんだ。
気が置けない仲間だと思っている人が、実は自分の敵なのかもしれない。
笑いながら他愛のない話をしている相手が、いつか蹴落としてやろうと機会を伺いながら謀っている道化なのかもしれない。
愛してると言って身を擦り寄せてくる女が、詐欺師なのかもしれない。
バタイユの言うように、仮面の下に隠された醜い素顔が誰にでもあるんだ。
そして、それは当然、素性や正体をあらわにして僕に襲い掛かってくる。
僕には、そんな連中相手に自分をさらけ出すなんてとてもできないよ」
「当たり前よ」と麻理亜は言った。
「それが人間なの。つまり当然のこととして受け入れるしかないわ」
麻理亜は僕より大人だ、きっと。
「君は人がこわくないのかい?」
「こわいわよ、わたしだって。あなたと同じよ。でも、こわくない人だっているわ」
「誰だい?」と僕は尋ねた。
麻理亜の大きな瞳は、まっすぐに僕を見据えていた。


酷評お願いします。
マイナーな賞はいくつか取りましたが、それは俺がガキだからです。
554名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 08:10:17
不明機は、グレーの無地のペインティングの、全長50メートル程の飛行船だった。
 国籍その他、所属を示すものは何もない。
 現在、航空自衛隊の2機の戦闘機が要撃に上がり、飛行船をぴたりとマークしているところ。
 F15−J・イーグル。既に老兵ではあるが、かつて史上最強のドッグ・ファイターの名を欲しいままにしたその残照は未だ十分に明るい。少なくとも飛行船如きに遅れは取らない。
 「現時点の速度で、領空まであと5分」
 「交戦法規はクリア、繰り返す交戦法規は完全にクリア」
 「針路そのまま。交信には一切応ぜず、か。完全に舐められてるな」
 当直士官は深いため息を漏らすと一気に発令した。
 「日本領空を侵犯した時点での撃墜を許可する。但し呼び掛けは続行せよ」
 『了解!!』
 長機を勤めるクーガー1は力強く答礼してみせた、が。
 撃墜、は初体験であるはずだった。
 当然だ。航空自衛隊創設より、初の、領空侵犯機の撃墜になるのだ。
 『変えろよ…引き返せよ・・・』
 不明機への継続的なコールではなく、クーガー1の祈りにも似た呟きが室内に溢れた。
 誰もそれを叱責出来ない。
 クーガー2は先ほどから完全に無言だった。クーガー1の行動をただ見守っている。
 「領空侵犯まであと1分」
 『畜生!!』
 振り絞るような絶叫を上げるとクーガー1は決意を固めたのか、普段の彼に似つかわしくない粗暴なマニューバで不明機を射界に捉えた。
 デッド・シックス。あとは軽くトリガーを引くだけ。
 「不明機、領空侵犯!!」
 「クーガー1、不明機を撃墜せよ。直ちに撃墜せよ」
 管制官の悲鳴と当直士官の指令が交錯する。
 その瞬間だった。
 後に、クーガー2はその光景をこう語った。
「何もない、無かった空中に、突然、ミサイルが出現したんです」
 外す距離では無かった。
 『うわあっつ?!』
 突然のアラート、ミサイル接近警報と背後からの衝撃に叩かれながら、それでも辛うじてベイル・アウト、機体からの緊急脱出に成功する。クーガー2も直後に同じ運命を辿った。クーガー1を見ていたので、アラートの直後に躊躇い無くベイルアウトの手順に入ることが出来た。
 『アクティヴ・ステルス?!』
 の一語を残して。
555536:2007/04/15(日) 10:18:37
>>551
ミステリー系です。
描写よりプロットで判断される賞ですね。
直裁的な説明や描写が不要なのです。
あなたが評するところのゴミでも構いません。

ですが、会話部分が弱く、
地の文と大差なくなってしまうことは私にとっての大問題です。
556名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:24:28
グレーの無地のペインティングの、全長50メートル
残照は未だ十分に明るい
飛行船如きに遅れは取らない>>とうぜんすぎたり、冗長だったり。
時点での撃墜を許可>>相当な理由をかかないと。
ここまで読んだだけで朝から疲れた。コメディでもファンタジィでもないよね。
ある直木賞選考委員の言葉。
「私は、直木賞は、「花も実もある絵そらごと」の面白さを、いかに巧妙に、
現代の視点で書いたか――そういう小説に、与えるべきだ、と考える。」
557名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:36:12
>>556
無知はしょうもないな
何で大韓航空機が撃墜されたと思う。
領空侵犯は無条件で撃墜の対象になるんだよ
558名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:37:45
>>555
馬鹿。このくされ外道。
賞とろうがとるまいがこちとら関係ねぇーんだ。
ここにのせたら、どう裁くかはこっちの勝手。
おとといきやがれ、このすっとこどっこい。
そうですよね親分 
フッ、そうだよなぁ、箕輪のだって言わねーな

559名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:40:47
あと後段でROEクリアって言ってるトコで
近未来か完全フィクションって気付かないと。
現在の日本ではまだROEは整備されてない

評者の程度が低いとどうしようもないな
素直に文意だけおっていればボロも出まいに
560名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:42:09
>>557
日本だろ。この話。半島者ですか。
日本だから
>>航空自衛隊初の、領空侵犯機の撃墜になるのだ
とかいてんだろ。
語るにおちたか肥溜めおちたか、どっちかにしろ。
561名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:46:43
近未来か完全フィクションだから
>>556 さんは
「花も実もある絵そらごと」にする努力をしたらと
いってるんですよ。。
562名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:51:19
>>560
にほんごわからんのにれすするな

あほ
563名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 10:57:37
>>561
お察しの通り小説の1パートでして
その部分としては蓋然性を備えていると思うのです
(全文掲載出来ればいいのですが)
・・・ここは文章としての結構守備を論証する場で
創作の姿勢を問う場ではないと存じていたのですが
 違いますか?
564名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:05:29
>>562
繰り返すが
領空侵犯は無条件で撃墜するし
領海侵犯は撃沈乃至拿捕する
これ世界の常識
安全保障について無知のくせに口を出すから無用の恥を晒す
判ったら黙るか文章についてだけ語りなさい
565名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:08:54
>>563
>>556に文章としての結構守備が述べられてましたよ。
10行くらいまで読んで疑問点がこれくらいでてきたら、
文章としてもう一歩でしょう。創作の姿勢など556には
ないですよ。文章で本当のウソを書いてないっていわれてるんですよ。




566名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:21:33
>>565
警告射撃するシーンを挟めば良かったんでしょうか?
567名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:30:30
>>564
世界の常識、日本の非常識。
それくらいの浅はかなものの見かたで
かいてるんだから、豆腐の角に頭うつしかないな。
だから文章ももう一歩といわれてんだ。
朝から高校生の相手する人もキツイよ。
勝手にシンドラー。日本の安全保障の歴史や現実の
戦後60数年の歴史をしっかりと調べてないだろ。
そこまでしなくても普通わかるか。
思いつきで書いて跡付けするなよ。
勉強不足です、がんばりますで終わるんだよ。
568名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:31:08
>>565
 「交戦法規はクリア、繰り返す交戦法規は完全にクリア」
 「針路そのまま。交信には一切応ぜず、か。完全に舐められてるな」

 この2行で説明してるんですが
 当然、交戦法規の手順で威嚇射撃もしてるかと。
569名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:40:05
>>567
あふぉか

領空侵犯
主な領空侵犯事件
ベレンコ中尉亡命事件(ソ連軍機の日本侵入)
U-2撃墜事件(米軍機のソ連侵入)
大韓航空機撃墜事件(韓国旅客機のソ連領空侵犯)

領空侵犯てのはこれくらいの「事件」なんだ
作中では近未来の日本(架空だが)を取り上げてる。
現代戦ではレンジが飛躍的に増大している。
ROEクリア後に撃墜を躊躇う様では
ROEの意味がない。
そんな軍隊は国防なんて出来ない。
因みに作中の米軍はもうグアムまで引っ込んでる。
日本は日本国土を単体で防衛してるんだ。
米中の第二次冷戦真っ盛りなときにな。
だから文意だけ汲めばいいといっとるのに
ここは実はあふぉぞろいなのか?
570名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:45:09
日本が安全保障に弱腰に見えるのは、
原則、在日米軍がどうにかしてくれる前提においてだ。
憲法改訂して北米とはイーブンパートナとして
在日米軍にお引取りしてもらった日本が
危機に際して弱腰になる余地はない。

そんな戦略環境はこのセンテンスには当然、ない
そこまで書いてない
だから書いてないものを読むな、といっている。
571名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:46:27
軍事の話なら大人しく軍事板にでもリンクはっておけ。
572名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:47:01
あふぉ アホ
ほめてもらいたいところに出動。
573名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:47:05
領海侵犯ならともかく、領空侵犯なら日本でも普通に撃墜するさ
心配だったらミリタリー系の板に言って訊いてみな
574名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:48:49
>>567
高校生はよかったな
お前は小学生か
それにしては難しい漢字を良くしっているな
偉いぞ、褒めてやろう。
575名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:49:57
>>573
ようやく常識人が現れた ^^;
助かります ^^;
576名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 11:56:50
>>571
軍事の問題を言い立てたのはそちらの評者ですが何か
>>572
毀誉褒貶ではなく事実関係の正誤の検証ですが何か
577571:2007/04/15(日) 12:05:24
>>576
IDないから証明は出来ないけど、第三者だ。少なくとも
専門板で明快に答えが出るのに、楽しみのためにグダグダと
言い合うのはやっぱり不毛だよ。

というわけで、言い出した以上は自分でリンク張る。
●初心者歓迎 スレを立てる前に此処で質問を363
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1176361860/
578名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:18:08
文章を酷評なのに
調子にのって世界観に踏み込むからこうなる

以後、厳重注意するように
或いは作品全部を面倒見るんですな
579572:2007/04/15(日) 12:21:35
こっちも第三者だよ。
556で酷評されておわってるのに、くだくだいうから。
556さん以外は君の文章を考えてくれてないんだ。
ほかの人はどうでもいいよなわけ。
まず素直にわざわざ読んでくれた人に感謝しよう。
やっぱり精神年齢は高校生どころじゃないとなるよ。

580名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:21:59
>>578
作品全部>作品の全文章、全体
581名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:23:36
>>578
そういいながら君も読む気ないんだね。
582名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:25:32
>>579
556の酷評の比重が
556の無知に基づいての
作品の世界観の全否定に及んでいるから反応したんです。
文章の酷評だけでしたら、そういうスレですし、
有り難く押し頂きますよ。
583名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:26:43
入れ子になった ^^;
584名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:29:59
因みに>>518と>>522も私です。
518は地球連邦が出てくるSFなんですが
そういうの抜きで文章だけ批評戴きました、
大変適切でした。
>>522は完全放置です
585send ◆CRoSENH7jo :2007/04/15(日) 12:37:31
>>535
酷評ありがとうございます。
視点の書き分けは、主人公側に寄った神視点という感覚で書いています。
ただ、神視点は本来がもっと突き放したものですから、この手は邪道かもしれません。
時間軸の混乱については、主人公が現実と近い過去(日常)を対比して確認させていくことで
読んでいる人の記憶への意識を強めようと、わざとそうしてみました。
けれど、少ないセンテンスごとの時間軸の変更はやはり読んでいて負担なのでしょうか。
悩みどころです。
説明くさいとのことですが、僕はこの文では小説中の説明をみていただきたくて投稿してみたのです。

>>537
酷評ありがとうございます。
主観の押しつけ、ですか。……これは、>>535さんに説明した主人公側に寄った神視点という邪道が
いけないのかもしれないですね。
僕自身、主人公の主観での一文と、作者の主観の押し付けたる神視点での一文と、あまり上手に
描きわけていないのかもしれないです。参考になります。

>>540
酷評ありがとうございます。
設定のうそ臭さ、については、いまひとつ工夫が足らなかったと思います。
ご指摘のとおり、刑務所に収監されて服役している人々の朝のスケジュールはアリアンの
行動とはまったく異なっています。コピペなどでも見たことがあるかもしれませんが
日本では作業開始は朝の7時45分くらいからですから、アリアンの朝の日常は刑務所での
独房かというほど怪しげなものです。
もう少し、当人が記憶を失っていることをいいことにある組織内で監視されている男としての
思い切った書き方をしたほうがよかったかもしれません。ご指摘ありがとうございます。
直木賞をお狙いの方なんでしょうか? 僕はまだ初心者なので博識の方に細かく読んでいただいて
嬉しいです。
586名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:40:10
文系にも関わらず理知的ないいスレだと思っていたんですけどね。
知らないならスルーすればいいものを。
私もアマチュアですが、安全保障に関しては
WW2からMADを経ての現代まで順を追って語れますよ。
(私見は当然混ざりますが)
何で知らないモノに手を出すかな・・・
文章、それもショートセンテンスだけ
講評するスレですよね、ここは。
587名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:44:38
>>556
時点での撃墜を許可>>相当な理由をかかないと。
ここまで読んだだけで朝から疲れた。コメディでもファンタジィでもないよね。
ある直木賞選考委員の言葉。
「私は、直木賞は、「花も実もある絵そらごと」の面白さを、いかに巧妙に、
現代の視点で書いたか――そういう小説に、与えるべきだ、と考える。」

正誤は既に明らかなはずだが
まだ謝罪の言葉がないな
588名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:47:33
>>567
おまえもな、小学生
まず社会に出る前に礼節を勉強しろ
最近の学校教育では余り教えんから
私が教えてやる。感謝しろよ。
589名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:50:05
49スレか
サービスは劣化する
いや、制度疲労か
少なくとも評者は全員トリを付与するべきだな
だれかコントローラを置いて。
590556:2007/04/15(日) 12:53:14
ごめんなさい、私が間違ってました。以後、気をつけます。
591名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 12:56:47
>>590
こちらも熱くなりすぎました
文章酷評有難うございました。
グレー、無地、何もなし 確かに冗長ですので無地の字を
削除することにしました。
イーグル、遅れを取らない
軽いユーモア表現のつもりでした。

何にせよ、これで和解ということで宜しいでしょうか?
592名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 13:07:26
556無理な謝罪は無意味。まあ面倒くさいからな。
>556
の全部を読んだけどリアリティを持つべきとかいてるだけで、
556 さんは>>582>>587さんの作品の世界観の全否定なんてやってねーだろ。
とうぜんすぎたり、冗長の表現がともかいてるし、
敏感に反応しすぎ。でも飛行船を戦闘機が襲うってギャグだよな。じゃなおさ
ら リアリティがいるぜ。
>>585さんのほうがよっぽど酷評されてたよ。585のつめのアカでも587さん
はせんじて飲もうね。
593名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 13:14:18
>>592
また知らずに・・・
対象が飛行船だろうがレシプロ機だろうが、
空自がホット・スクランブル掛けて出すのは、
今も昔もジェット機なんだってば・・・
飛行船を戦闘機が襲うってかああ・・・

それに酷評部分への反論ではないと何度いったら。
おまえは幼稚園児か??
594名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 13:20:08
両者間では講和に合意したというのに
こちらは先の謝罪が誰かの騙りであることも
可能性として考慮しつつ、
事態の沈静化に合意を示したというのに

ここ数レスに2chの脆弱性が一気に噴出したな
これがmixiとかであれば各自同定で
的確に事態を収拾出来るというのに・・・。
595名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 13:29:38
その脆弱性こそ2chの魅力なのです。
596名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 13:30:26
>>595
誰が巧いコトいえとw
597宜しくお願いします:2007/04/15(日) 13:51:37
 それからの数日間は、ひたすらデータ取りの作業への協力となった。
 まず、宇宙空間での検査だったが、直ぐにスタッフは頭を抱えることになった。
 宇宙での最高速移動試験で、彼の飛翔があっさりと”光速を超えた”からだった。
 つまり、計測機器が役に立たないのだ。
 いやそれ以前に、この試験に立ち会った技官達は興奮と混乱でどうにも、一時試験は中止に。
 結果、高真空での移動速度は光速以上ということにして、試験再開。
 耐久試験と称してガンマ線レーザから核融合プラズマまでありとあらゆる人類が持てる兵器をぶつけてみたが
傷一つ付かず、乗り込んでいるパイロットのミキからも、何の衝撃もなしと伝えられると、人々は驚嘆すると同時に
深い絶望に捕らわれた。軍人の性癖から最悪想定をしてしまうと、”彼”を眼にした以上、正体不明の”敵”が、
”彼”以上の性能を持たない理由はない、ということになるからだった。
 よしんば、”敵”が”彼”と同等であっても、人類が総力を挙げても太刀打ちできない事実は変わらない。
 そんな中、ちょっとした事件が起こった。
 ”彼”ではお互いに不都合だろうからと、”彼”が名乗りを上げた。
<自称、仮称、『アレフ』で宜しく願います>
 いろいろ考えたがこれが一番シンプルで良い、とのことだった。
<元の名前を”思い出す”までの仮称です>
 とのことだった。
 ようやく名前が付いた彼だったが、未だに謎だらけな存在だった。
 彼、いずこより到りて、いずこに行くものか。
 どこの誰に創られ(自然生命とは流石に誰も認めなかった)、どこから来たのか・・・。
 ミキとの奇縁は、まあ宜しい。
 それ以前にはどこで何をしていたのか。
<判らない>
 アレフは本当にそれらを”忘れて”しまっている様だった。
<そのうち、思い出すと思います>
 そのうちっていつよ。
 試験は続き、外形寸法にしては破格な彼の実態が徐々に明らかになりつつあった
598553:2007/04/15(日) 14:45:54
「つまり、あるきっかけから、僕はなるべく自分の話はしないように気をつけてるんだ。
気が置けない仲間だと思っている人が、実は自分の敵なのかもしれない。
笑いながら他愛のない話をしている相手が、いつか蹴落としてやろうと機会を伺いながら謀っている道化なのかもしれない。
愛してると言って身を擦り寄せてくる女が、詐欺師なのかもしれない。
バタイユの言うように、仮面の下に隠された醜い素顔が誰にでもあるんだ。
そして、それは当然、素性や正体をあらわにして僕に襲い掛かってくる。
僕には、そんな連中相手に自分をさらけ出すなんてとてもできないよ」
「当たり前よ」と麻理亜は言った。
「それが人間なの。つまり当然のこととして受け入れるしかないわ」
麻理亜は僕より大人だ、きっと。
「君は人がこわくないのかい?」
「こわいわよ、わたしだって。あなたと同じよ。でもね、こわくない人だっているわ」
「誰だい?」と僕は尋ねた。
麻理亜の大きな瞳は、まっすぐに僕を見据えていた。

ヌルーされました。
酷評お願いします。
内容はひきこもりとお姉さんの恋愛物です。
完成したらヒッキー板に少しずつ投稿していくつもりです。
599名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 14:56:49
>>585
>説明くさいとのことですが、僕はこの文では小説中の説明をみていただきたくて
>投稿してみたのです。

小説では、なるべく説明を避けて描写するように心がけて下さい。
それと、時間軸が混乱するのは文章力、表現力、構成力欠けているからです。
演出としてわざとやったのだとすれば読書量が足りないと思います。
600名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:01:18
>>598
ほぼセリフだけなので論評不能。

小説として成り立つ為には、
どこで(どんな場所で)
誰が(どんな人物が)
何をしているのか(どんな行動をしているのか)
が必要。
601名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:05:16
>>597
設定の説明が続いているだけで、
どこで、誰が、何をやっているのかが全然わかりません。
602酷評お願いします:2007/04/15(日) 15:09:00
ぼくはあの子が歌う「何とも無い歌」がすきだった。
あの子はいつも堂々としていて、それでいて目障りでなく、時の流れるまま自然体だった。
その姿は誰の目から見ても輝いていて、その証拠にあの子の周りにはいつも女の子たちが寄り付いている。
ぼくたち男の子は、それをちょっと疎ましく感じつつも、尊敬していた。
あの子はぼくたちが思わず口走ってしまうひどい言葉を、受け入れていた。
ぼくはそれが「まったく、男って仕方ないんだから」と言われているようで恥かしかった。
あの子が歌う歌は、みんなが歌うようになった。
そよ風みたいなその鼻歌は、他のどんな歌よりぼくの頭にこびり付いてループした。
か細いその歌声をもっとよく聞きたくて耳をすませたが、取り巻きの女の子たちの声にかき消されて上手く聞き取れないことがよくあった。
あの頃のぼくは、あの歌にに隠された秘密を知る事無く、美しい歌声を聞いていた。
何とも無い歌は、あの子が自分に「何とも無い」と言い聞かすために生まれたのだと知っていたら……
優しい歌声が、傷ついている本当のあの子を切り離してしまう刃だと知っていたら
あの頃のぼくに、一体何ができただろう。
603名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:15:33
>>554
>不明機は、グレーの無地のペインティングの、全長50メートル程の飛行船だった。
>国籍その他、所属を示すものは何もない。
>現在、航空自衛隊の2機の戦闘機が要撃に上がり、飛行船をぴたりとマークしているところ。
>F15−J・イーグル。既に老兵ではあるが、かつて史上最強のドッグ・ファイターの名を欲
>しいままにしたその残照は未だ十分に明るい。少なくとも飛行船如きに遅れは取らない

設定のリアリティーは置いとくとして
これらは全部説明。シナリオのト書き程度。

小説ならば、キャラクターを登場させてキャラの視点で描写したほうがいい。
例えばF15のパイロットの視点で、飛行船の形状や空の様子、交信の様子を
書いていけば小説らしくなる。
もしくは、管制官の視点で、管制室の様子や交信内容を交えて書いていくとかね。
604名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:19:16
>>601
序段の”彼”が後段アレフと名乗っている機械生命なんですが・・・
スペースオペラとかは途中を切り出すの難しいですね・・・
アレフと搭乗者のミキが、です。
でも作業への協力といったり、検査といってみたり、
試験といったり用語が混乱していますね。

見直す契機になりました。
有難うございました。 
605名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:23:22
>>603
あー
正にそうですね。
イカンなー
クーガー1の視点で空を書いて、
先任士官の視点で司令室内を書きましょうかね。

助かります有難うございます。

ただ、主役は全く別なので、
視点がバラけるのが怖くて、
ト書き的に流してしま・・・

だったら評論してもらうに相応しくないですね、前提が間違ってる。
色々気付きました、有難うございました ^^
606名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:40:49
プロが書いた小説の一節をここに乗っけたらいつも通り批評が出るんだろうか?
607名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 15:43:06
試して見れば分かる
よほどマイナーな作品じゃないと叩かれるだけだろうけど
608酷評魔神:2007/04/15(日) 16:51:00
>>554
文才なし。
語彙の少なさが見て取れる。
グレーの無地のペインティング(笑)
もっと言い方あるだろ?
ユニクロのTシャツか!

>>558
それなんてエロゲ?
文章自体は普通だけどさ
引きこもりが女とそんなスムースな会話ができるだろうか?いやできない
どうせその主人公もイケメンで引きこもった原因は社会から見捨てられたとかなんとかだろ?
ちんぷなオナニーだな

>>603
そういえば前カポーティの小説が叩かれてた
次は叩いた人が叩かれて結局荒れただけ
馬鹿な奴らだ
609名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 17:01:25
>>608
酷評でなく唯の罵言だ
おまえ自体がオナニーだ
気色悪い奴
610このスレ可笑しい:2007/04/15(日) 17:05:26
IDなしトリも付けずよく49代だなええオイ
ここ一連の流れは
悪貨は良貨を駆逐するの典型だな
ただ暴言を並べたいヤツは最低板にでも逝けよ
611名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 17:08:49
>>608
一行レスと変らん。
何をどう酷評しているんだ?
悪し様な感想のタレ流しを評論と勘違いしてるのか小学生
612酷評魔神[] :2007/04/15(日) 17:17:12
ごめんなさいもうしませんからゆるしてください
613名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 17:34:00
 相手はまだ、何者ともわからないのだ。ウカツだった、と思い、急いでアマチュア無線同好会の部室に逃げ込もうとしたが、それよりも早く連絡所の窓が開けられた。
「食堂の、張り紙を見て来たんですか」
 振り返ると、女が窓から顔だけ出してこちらを見ている。女は美人だった。
「はあ、一応」
 向き直って女の顔をよくよく見れば、やはり美人だった。俺はその点をしっかり確認すると、多少怪しげだが、まあ無理して逃げることもなかろう、と自らを納得させ、女の方へ歩み寄った。
「それじゃ、入会希望者?」
「いえ、俺は肝試しに」
 そう答えると、女は大げさなため息をついて首を横に振り、言った。
「やっぱりサークル名がウルトラフリーって、怪しすぎるかな?」
「いつ、大学当局に検挙されてもおかしくない程度に怪しいことは確かですね」
「後ろ暗い商売してるつもりは無いんだけどなぁ」
「あなたもやってないんですか? 」
 相手の言葉にまだ確証を持てなかったので、探りを入れるため、わざと意外そうな顔をして俺は訊ねた。女が動揺して要らぬことをべらべら喋れば良し、意味ありげに沈黙しても、それはそれで良し。
 しかし、
「そんな事、してません」
 怒りを押殺したのがよくわかる口調をもって言い、そして彼女はもの凄い形相で俺をにらみつけた。
「なんとも残念な・・・・・・いや冗談です」
 途中、続けて挑発するのがためらわれるほど強い殺気を感じたので、止めた。
「じゃあここは何のサークルなんですか? 」
「一応真面目な新宗教研究会を自負しているんだけど」
 女の言葉に少し険がこもっていた。


酷評お願いします。
614名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 17:45:22
なんだかKFとかいう人の影響受けてるやつら多くない?
615おねがいします:2007/04/15(日) 17:48:10
 暗黒の深淵がこの現実世界のそこかしこにひらいて沈黙をたたえており、
  現実世界は、そのところどころの深淵にむかって漏斗状に傾斜しているの
  で、この傾斜に敏感なものたちは、知らず知らずのうちにか、あるいは意
  識してこの傾斜をすべりおち、深淵の暗黒の沈黙のなかへ入りこんでゆく、
  そして現実世界における地獄を体験するわけである。……

616名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 18:07:48
>>613
文章も会話も、ぎこちないです。
主人公は大学生ですよね?
なんかオッサンっぽいです。
617名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 18:35:32
>>615
読者に読ませる気のある作家ならこのあとに
具体例かくよね。ここまでで満足なら、日記かいてるだけ。
ぜひこのあとの具体例か具体的説明を希望したい。
もしこのあとをこちらにもとめるなら、落書きとおなじだろ。
書くならこのあとまで責任もってのせよう。
618名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 19:00:26
613sannは時代劇よく読むでしょ。
相手はまだ、何者ともわからないのだ。
(ウカツだった)
と弦之丞は思い、急いで居酒屋の奥に逃げ込もうとしたが、それよりも早く
居酒屋の窓を開けられた。
「店の前の、張り紙を見て来たんですけど」
 振り返ると、女が窓から顔だけ出してこちらを見ている。
美人だった。
(あぁ、あのとき・・・・・・見返りお綱とかいう名だったな)
多少怪しげだが、まあ無理して逃げることもなかろう、と自らを納得させ、
女の方へ歩み寄った。

>>613 鳴門秘帖のパロディの出来上がり。
619send ◆CRoSENH7jo :2007/04/15(日) 19:30:12
>>599
すみません、少し疑問に思ったのでまたいらしたらご説明願いたいのですが。

>小説では、なるべく説明を避けて描写するように心がけて下さい。

とのことですが、これは小説は描写のみで構成されるべきであると判断してよいのでしょうか。
僕はそういったご意見は初めて聞いたので、どちらの小説マニュアルを書かれた先生の
お言葉によるものか、考えてしまいました。
説明文よりも描写が重んじられる背景というのは、教科目の国語では説明文を教材に
することはあっても描写そのものを教材にすることはないので、児童・乃至生徒は
より的確で平易な説明文に文章センスが偏り勝ちなことがあげられると思います。
しかし小説の場合、そんな公文書の書類のような文章では読者を作品世界に誘導することは
できない。そこで描写が重要になってくる。
以上の意図でもって、上の一文をアドバイスくださったと、受け取ってよいのでしょうか。
僕には、小説には説明文は不要できれば禁止、と断定した口調にも読み取れてしまったので。

>それと、時間軸が混乱するのは文章力、表現力、構成力欠けているからです。

「カットバック」という手法を応用しました。ご指摘の読書量については
僕は確かに殆ど読まない分野の本もあるので、何をさしての読書量なのかはちょっと
納得がいきません。
620名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 20:18:42
俺は599じゃなういけど
どんな作家よんでるの。sれでかわってきそう。
ところで>>619の文章って何番ですか。
621名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 20:38:49
とりあえず酷評求める人は純文なりエンタメなりラノベなり、
どういったものを志向しているのか添えてもらえませんかね。
まともな評ができません。
622名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 21:05:58
>>613 >>615 >>619

酷評求める人が返事しないんだから、アホか。ホンマ。
623548:2007/04/15(日) 21:07:06
>>546-547のものです。
 レスをくださった方々、ありがとうございました。サンプル文が一部重複していたことをお詫び申し上げます。

>>550
明確な回答をありがとうございました。
作品の一部を抜粋してのことでしたので、少女の「判断」しか文章に含まれていなかったのだと思います。
僕も削るように心がけてはいるのですが、説明好きな自分がしゃしゃり出てくることがままあり……
効果的な文章構成とリズムについて模索したい次第です。


>>552
視点についての回答、ありがとうございました。
三人称についての注意点を留意するとともに、今回いただけたご指摘を改めて頭に入れておこうと思います。
神視点はもとより自分には無理だなと時折感じるので…

重ねてお二方とも、ありがとうございました。
624名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 21:24:51
>>619
私は599さんじゃないけど、
>僕には、小説には説明文は不要できれば禁止、と断定した口調にも読み取れてしまったので。
その理解でよろしいと思います。
ただ、全くゼロも困難ですので、描写9:説明1くらいでいいかと。
625名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 22:26:24
>>619
説明は読んでもつまらないから
必要最小限にしましょうねって話だと思いますよ。
626名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 22:29:02
>>619
マンガでわかる小説入門 
第七章
文章は、語るな、説くな、描写せよ
627名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 22:31:25
>>615
だからよ、そういう悪戯は無駄にスレを使うだけだからやめろってば。
628send ◆CRoSENH7jo :2007/04/15(日) 22:45:57
一度書いたレスが消えてしまったので打ち直します。というか、今何度
リロードしてもレスが消えてるみたいだ。ちゃんと送信されてるのかな。

>>620
最近はクリスティ以前の海外の推理小説を読んでいますね。
話云々より、純粋に当時の社会情勢が生き生きと描かれているのが面白くて。

>>621
かろうじてエンタメ、かな。ご縁はやや純文寄りですが。
ライトノベルは読まないのでわかりません。

>>624
>>620さんにも同様のことを言いたいのですが、>>599さんご当人が回答してくださらない
かぎり意味はないかと。
僕は>>531の冒頭で「人物の心理描写や説明文にポイントを持ってき」て酷評をお願いしました。
それを、「説明文禁止」ということは、僕の今回の投稿文の意図を汲み取って
いただけなかったのかな、それは卑しくも酷評スレであるからには投稿文の否定に
繋がるんじゃないかな、もしそうであるのなら、僕は>>599さんのレスを全否定しても
構わないということなのだろうかな、という一投稿者としての辛らつな問いかけでも
あるのです。
ただ、これはあくまでも仮定につぐ仮定の質問であり、実際に>>599さんがどういうお考えを
もって僕にレスを下さったかは、僕にはいまだにわかりません。
629名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 22:47:16
>文章は、語るな、説くな、描写せよ
ミステリ書けないな、これじゃw
630send ◆CRoSENH7jo :2007/04/15(日) 22:47:45
15分も格闘してしまったw
ではまた明日。
631小説家志望:2007/04/15(日) 23:05:06
階段の下から呼んだが返事がない。
時間は朝。佐倉刀子はいつものように姉を起こそうと階段下で姉を呼んでいた。
「おっかしーなー。まだ寝てるのかな?」
いつもなら返事位返ってくるのに。不思議に思った刀子は仕方なく上に上がり姉を起こす事にした。が、部屋の前まで来たとき、
「!」
異常に気付いた。
余り人にいえる事じゃないが姉は寝相がいい方じゃない。小さい頃、姉のいびきがうるさくて一階に自分の部屋を変えてもらったほどだ。
(……静か過ぎる!)
彼女は猛烈に嫌な予感がして、扉を開けた。開けた後、見えたのは、
―――凄惨な部屋の光景。ベッドの上で安らかな寝顔をしている姉。そして、胸をナイフで貫かれパジャマを赤く染めた姉の体。
「あ…あ……」
彼女はその場で朝食べたものを吐き出した。

今書いてる小説の序文です。
酷評お願いします。
632名無し物書き@推敲中?:2007/04/15(日) 23:14:29
>>631
音がしない=「静か過ぎる!」=緊急事態、という直結思考は
普通の人にはついていけません。過去に「姉」が大変な事になった事があり、
その時に同様の事態があったのなら刀子の慌てぶりもわかりますが、
普通の人なら「今日は珍しいなあ」の筈です。
むしろ異状に気付くなら血の臭いをトリガーにした方がいいでしょう。
633小説家志望:2007/04/15(日) 23:27:41
>>632
なるほど。もう少し読む側のことを考えなければならないんですね。
ためになります。
634名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 00:49:35
文章の二大機能に、知識・情報の伝達と情緒の創造がある。文芸の本領は、
言葉を結び合わせて、情緒を紡ぎ出すことである。説明文の具体的な見本と
しては、薬の効能書 中略 。こんなものを読んでも、読者はなんの感動も
共鳴もおぼえない。説明文に求められるものは客観性、正確性、そしてわか
りやすさである。これに対して文芸においては、客観性や正確性よりは、まず
情緒が正面に押し出される。 ミステリーにおいては合理性が尊重されるの
で、どうしても説明が多くならざるを得ない。密室やアリバイ、その他のト
リック、犯罪環境などの絵解きが不正確であれば、ミステリーの合理性が損
なわれ、アンフェアとなる。この矛盾をどのように克服すべきか。 説明文
も情緒的な文章の間にはさみ込むと、より一層効果を引き上げることがある。
拙作の一例を挙げれば、『新幹線殺人事件』において、捜査報告書を結末に
配した。人工の美学こそミステリーの栄光である。説明を忘れることはない。
必ずしも感動を本義としない、一見、無味乾燥な説明文でも、構成の工夫に
よって充分読者の共鳴を引き出せるのである。
森村誠一さんの言葉HP
635名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 00:51:17
629さんよかったら、634参考にしてください。
636名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 01:09:19
>>631
これは酷評じゃないんだけどね。以前火事に遭遇した時、通報者として事情聴取されたの。
で、消防署の人が調書とった後に、これでいいですかと全文を読んだのね。
あなたの文書読んだら、何故かその時の事を思い出したよ。
637名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 01:14:23
漫才にはひとつの古典的な型があって、たとえば、
「どーも」
「どーも」
「なんやら最近景気いい話ないねえ。キミんとこなんか、どう?」
「さっぱりやでえ。ショートケーキくらいしか食べられへん」
とかいうのがある。
そういう型に則ったひと昔前の漫才、これもたとえば「やすしきよし」とか、はるか大昔では大丸ラ
ケットとかの漫才は「いま見ても」「面白い」。

しかしこれは「当時面白かったから」「いま見ても」「面白い」のであって、いまどきの若手芸人が
ヤスキヨや大丸ラケットの漫才をそのままやったとしたら馬鹿である。それで漫才何とかグランプ
リに出て評価されるわけがない。もちろん素人からも相手にされない。
だが、ふたたびしかし、ヤスキヨや大丸ラケット式の古典的な型を学びもしないで、何か新しい
漫才が創り出せるわけでもない。
だが、みたびしかし、ヤスキヨや大丸ラケット式の古典的な型を金科玉条としてこれは駄目と言っ
ていればいいものでもない。いまどきの漫才をヤスキヨの型だけに当てはめて評価する批評家
がいればこれも馬鹿である。

ということで、以上はもちろん小説の話なのだ。
ひと昔前の小説の型でしか批評できないのも馬鹿だし、いまどきのラノベだけ読んで真似して書こ
うとするのも馬鹿である。
「武勇伝」やら「欧米か!」やら、それだけ見れば「俺にも出来る」と思う。
それで上っ面だけを真似る。スレに晒す。もちろん馬鹿。
それを読んで「ヤスキヨ知らんのか。まずはキミんとこ最近どう? から始まって客を話に引き込む
のが基本やろが」という批評「しか」できず、どんな投稿にも「描写不足」しか言えない。これも馬鹿。

しかし幸いなことにこのスレには馬鹿が少ないのでまだ希望を持っている。


638599:2007/04/16(月) 01:46:14
>>628
説明をしないで描写をしろというのは小説の基本。
小説のマニュアル本なら大抵はそう説明されているはず
逆の説明は見たことがないけど、どんなマニュアル本を読んでいるのかな?

>「人物の心理描写や説明文にポイントを持ってき」て酷評をお願いしました。
ということで、オブラートに包まずはっきり言うと
時間軸が混乱しており、心理描写も状況説明も失敗しています。下手糞ですね。
ということです。

カットバックを入れる必然性もないシーンなので、リアルタイムに主人公の視点で
記述したほうがいいでしょう。
639599:2007/04/16(月) 02:00:31
>>628
それともうひとつ。
作家を目指すならば、海外の翻訳物以外の日本の小説ををたくさん読んだほうが
いいです。というのは、言語構造の違いがありまして小説の作法が異なるからです。
英語の場合はセリフの後に「誰が言った」という説明がつきますから
視点に関してはわりと無頓着なんです。そういうわけで神視点のものが
多いんじゃないかな。

日本語の場合は「誰が言った」という部分をなるべく少なくするのが作法で
視点の狂いに関しては厳しく判断されます。
翻訳ものと比較すると、神視点の小説は少ないですね。神視点の場合でも
かなり限定した使い方をされていると思います。

翻訳物とかラノベは神視点のものが多いので、悪い癖がつきやすいです。
640その1:2007/04/16(月) 10:08:28
それは兄の孫市が十四歳、孫六が四歳の40年前の夏のことであった。
海で遊んでいた二人は鬼ごっこをして断崖絶壁の縁までいってしまう。
「兄ちゃん、こわい」 あと1メートルくらいで海に落ちそうなその位置は
幼い孫六の恐怖を誘うに充分であった。 
「孫六、こんなとこまで来てごめんね」 と孫市が弟の手を引き、帰ろうと
振り向くと、なんと二人の10メートルほど前で、牛がその大きな眼をぎら
つかせ、こちらをみていたのだ。 当然だが、夏の海辺、二人はふんどしの
みである。
 孫市は白、孫六は……赤色であった。
 赤色が牛をどう猛にすることを知っていた孫市は孫六から赤ふんどしをは
ずさせ、赤ふんを手にするや、横に飛び崖を背にした。
 孫六を危険から離すためである。
 赤ふんの移動を確認した牛は猛然と赤ふんめがけて突進した。
「にいちゃーん」
 孫六は兄の危機に声を挙げた。
641その2:2007/04/16(月) 10:10:31
孫市の胴を牛の角が貫いたと見えた瞬間、孫市は宙に舞い上がり、クルクル
と回転しながら、牛の背後に降り立った。 目標をなくし加速度もついてい
る牛はそのまま崖を越え海に、と思われたが牛もさるもの、前の両足は崖の
外にでたが後ろ足で踏ん張る。
 生死は天命とその場を去ろうとした孫市は孫六を探した。
 何と孫六は、
「牛ちゃん、牛ちゃん」
 と牛に近づき、牛のお尻をなでたのだ。
 そのわずかな力の働きが、生死のバランスを崩した。 牛は少しずつ死に
向かい前進していく。
 君はなんという事をしてくれたんだと、牛の大きな大きな瞳が孫六に訴
え、その瞳が孫六の視界から、ゆっくりと消えたとき、牛は自然の摂理としての落下運動を海に向かいしたのである。
「ごめんなさい、ごめんなさい、牛ちゃん」
 幼き孫六は泣く以外の手段を持っていなかった。
642名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 13:07:34
「部屋を改装しました。今回はペンキ塗りに重点を置いてみましたがどうでしょうか?」
「和室にペンキは合いません。ペンキ塗りはしないほうがよいでしょう」
「私はペンキの塗り方の出来具合を見て頂きたいのですが」
「和室にペンキ塗りをしないのは基本です」
「私の意図は汲み取っていただけないのでしょうか。私のペンキ塗りを否定するならば
あなたの批評も全否定しても構いませんね」

相手にしないほうが良い。
643名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 15:51:05
>>531
1行目、長い、わけろ
2行目、「そっけなく」時刻を示す時計はない。主人公がそれにそっけなさを感じたなら、それを表現しないと
「憂鬱な車輪のゴム音」こういうのもそう
「孤独、寂しさ」単語に頼るな
「ベッドからアリアンは跳ね起きた。」激しい頭痛で跳ね起きるのはムリ

全体的なことをいうと、このシーンでなにを表現したかったのかがわからない
あれもこれも描写しようと頑張っているのはわかるが、力不足
方向性がはっきりしない
主人公の孤独感を出したいなら、もっと孤独感にしぼるべきだし、主人公の過去の記憶が大切な要因ならそちらに描写を絞るべき
もっと、一文のなかで1番自分が表現したいものはなにか、文章全体ではどれか真剣に考えろ

要推敲
644613:2007/04/16(月) 22:13:01
>>616 さん

・地の文がくどい
・会話文がきどっている
・流れが不自然

ということですか? 


>>618 さん

ご指摘の通り、時代劇(っていうか池波正太郎)も大好物です。
意識して書いたつもりは無かったんですが、読み直すと、たしかに主人公が大学生では違和感がある文体に・・・


>>621 さん

エンタメ志向です。
話の筋を重視した小説が書きたいので、簡潔でなおかつ要点をおさえられるような文章を目指しています。
酷評お願いします。



>>622 さん

>○返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
>  返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。

酷評ありがとうございました。
645名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 22:36:20
間違えて別のスレに落としてしまいました。
良かったらお願いします。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1163254513/791
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1163254513/792

646send ◆CRoSENH7jo :2007/04/16(月) 22:38:12
お騒がせしています。

>>638-639
がっかりしました。

>説明をしないで描写をしろというのは小説の基本。
>小説のマニュアル本なら大抵はそう説明されているはず
>逆の説明は見たことがないけど、どんなマニュアル本を読んでいるのかな?

僕は、あなたのその漠然とした発言に疑問を感じます。
「大抵は」などと仰っていますが、何に関してのその「大抵」なのでしょうか。
僕はあなたに>>619の「小説は描写のみで構成されるべきである」、「小説には説明文は不要できれば禁止」が
あなたの意図の本懐であるのかないのかをまず確認していただいた上で、その明確な根拠を
お教え願いたかったのです。
ですから、「どちらの小説マニュアルを書かれた先生のお言葉によるものか、考えてしまいました」
と申し上げたのです。
明確な意図でのご指摘であれば、○○先生の書かれた『□□□□』という本の第何版目の何章何行目に
「小説は描写のみで構成されるべきである」「小説には説明文は不要できれば禁止」と出ていますよ、と
お答えできるはずです。なぜ、そのようにぼかした、そして曖昧な発言をなさるのですか?

僕は今日、大きな書店に足を運びました。小説関連のマニュアル本に何冊か目を通しましたが、
一冊も、そして一行たりとも、「小説は描写のみで構成されるべきである」「小説には説明文は
不要できれば禁止」などとは書かれていませんでしたよ。タイトル、挙げましょうか?
あなたこそ、どのマニュアル本をお読みになって僕に指摘なさったのですか?
続きます。
647send ◆CRoSENH7jo :2007/04/16(月) 22:38:45
続きです。
僕がこんなに腹を立てている理由。
投稿者は、批評者(このスレでは酷評者)の文への指摘、罵倒、煽りなどを甘んじて受けるべきです。
しかし、だからと言って酷評者は何でも言ってよいというわけではないと思うのです。
ちょうどいい例を>>642さんがあげてくださっています。
そう、僕は部屋にペンキを塗ることについて質問した、家の持ち主という立場です。
そしてあなたは「和室にペンキを塗るなんて」と言っている立場の人です。
しかしそのあなたは、改装した部屋がどういう作りかなんて、まったく知らないんです。
僕は部屋の間取りをあなたに見せたわけでもなければ、部屋の内部の様子を教えたわけでもない。
大人が住む部屋か子供部屋なのかも言ってない。
……おわかりですか? 僕はあなたが僕に対して下手を百万べん言っても甘んじて受け取る
覚悟はありますが、酷評者の立場を超える言動には「まてやコラ」と後ろから肩掴む姿勢でもいるのです。

投稿者として真面目に文章をあげているからこそ信頼を持って真面目な意見が聞きたいのに、
又聞きに尾ひれのついたような信憑性の薄い発言で文章(作品視もしているのでしょうか)の
方向性すら勝手に決めて、それで投稿者の文章を「読んだ」という信頼を投稿者に対して
得ようというのは、甘いですよ、酷評者として。

あなたは、他にも視点などでご意見がおありのようですが、一つ一つ丁寧に検証しても結果的には
同じ結果が待っていそうで、時間の無駄であると判断しました。
これ以上の論争は無意味なので、どうも残念ながら、僕とあなたとの間には投稿者と酷評者との
信頼関係は成り立たなかったということでけりをつけますね。長文失礼しました。
648send ◆CRoSENH7jo :2007/04/16(月) 22:39:26
>>634
僕は>>629さんではないですが、とても参考になります。よい拾い物をしました。ありがとう。

>>643
鋭いご指摘、ありがとうございます。
表現したいのは孤独感ではないですね、記憶の妄執です。
もう少しうまく書けるように、次、頑張ってきます。

じゃあ、また週末にお邪魔します。
649名無し物書き@推敲中?:2007/04/16(月) 23:46:22
>○○先生の書かれた『□□□□』という本の第何版目の何章何行目に

はげワロタ。
○年○月○日○時○分○秒に言ったのっ? って躍起になって吼える消防みたい。
自分は>646の文章全然読んでないけど、読まないで良かった。ああワロタ。
650その2:2007/04/16(月) 23:55:50
>>640>>6341
読んでくれー。
651名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 00:01:42
>>643
>2行目、「そっけなく」時刻を示す時計はない。主人公がそれにそっけなさを感じたなら、それを表現しないと
「憂鬱な車輪のゴム音」こういうのもそう

これは暗喩だろ。どう考えても。
涙色の空、とか。
そこに、「涙は透明だから空の色じゃない!」ってツッコミを入れてもなぁ。

>「ベッドからアリアンは跳ね起きた。」激しい頭痛で跳ね起きるのはムリ

飛びあがるほどの痛み、ってのもあるんじゃね?
652名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 00:09:33
send ◆CRoSENH7joって、このスレで飼ってるペットか何かか?
653その2:2007/04/17(火) 00:42:40
>>640>>641
 読んでくれー。
654名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 01:31:02
>>653
悪くないと思うよ。孫市と孫六の紹介とともに
関係や性格を表すエピソードになって。
でも導入部って感じかな?

655名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 01:53:06
>>651

暗喩になってればよかったんだけどね
車輪のゴム音ってのは、普通神経に触る音をたてるもんだが、それにたいして憂鬱だと思うならそれなりの書き込みが無いととってつけた表現になる
その後「そっけなく」かえっていくということは、主人公は配膳車の訪れを心待ちにしているわけだろ?
矛盾も生じているわけだ
なんとなくあてはまりそうな表現を考えなしに当てはめてるから、書きたい方向がばらけるんだよ
そっけない時計もそう
いつもいつも考えなしに「なんとなく」で単語をあてはめていくから、「なんとなく」形になっていそうな感じの文章にしかならない

あと、手とか足とかを一瞬の痛みが襲ったならともかく
頭痛で飛び上がる状態はありえない
頭痛持ちでないとわからないだろうが、そんなことしたら更なる痛みに硬直するはめになる
何度も頭痛に襲われているなら学習するから、できるだけそっと動くもんだよ


……しかし涙色の空って、すげー詩人だなw
656名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 02:31:47
>>651
涙色=赤なんですってよ。
657名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 03:41:25
血の雨が降るんだなw
658名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 04:01:10
おっ

俺には希少価値があるとの託宣。シカト受けたてまつりえもうしあげたでごわす。
659名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 04:59:49
「まあ、ど、どうなさったのですか!?水垢離などつねびとのなさることでは…いえ!なにかお考えがあってのこととわたくし
決心いたしました!ふつつかながら御伴させていただきます!えぃっ、えぃっ…きゃっ!」
「…いいんだよ、はみちゃん」
「なぜです!なぜいいのです、わたくしにはわかりません!」
「彼の、アメリカ版の名前を忘れてしまったからね」
「…彼?彼とは、どなたでしょう?…あの方でしょうかそれとも、あの方…あぁ、頭があつくるしゅうございます、うぅぬ、なれば、
なればもうひとたび清めの水を…!きゃっ!」
「ボクは…玄き甲羅をまといし桃色の剛体、彼と同じことをされたのかもしれない。サレナかったらよかったけれど…
ああ、こういうことは覚えてるのか。彼は、舌。ボクは、ここだよ」
「その方は黒い亀さんだったのですね…まぁ!ということは、それは玄武ではありませんか!まあ!まあ!」
「はははwそうかもしれないね。コトバのアヤだったんだけど。だけど、はみちゃん。初めに言った彼とは、その彼では
ないんだ」
「そうなのですか?では。これを」
「…心遣いは嬉しいよ。ありがとう。でも花をキミから貰えないな」
「思い違いをなさってはいけませぬ。これはためになる花なのでございますから。わたくし、そう思うのです。…なんとなく。」
「…薔薇が…?…そう、そこまではみちゃんが言うのなら…」
「煤@あああっっ!わ、わちゃ、わたくし、わたくしったら、ななななんてはしたない女になるところでした!殿方に花を贈るなんて、
あぁ、まyフガフgぴゃひぃ!なにをなさるのですナrウププフp…!!」
「…シッ、はみちゃん。静かに。」
「そそそそうです!これは手続きが要るのだとわたくしわかりました!わたくしがてづからにお渡しするから困ったことに
なるのですから、ではただ今から命の限り走って走って走りぬいてこれこれしかじかとお伝えお渡し」
ピュー
「ちょ、ちょっと待つんだはみちゃん…な、なんて速さなんだ…1フレーム2コマ…キョウトは、ただじゃあ起きないってことか…」
「どうしたの?」
「!!!!煤v
「なんか、声がするなって思ってきてみたんだけど…なぁんだ、ひとりかぁ!やっぱりあたし、ちょっと力が…」
「いや、そんな、あの、」
ジロッ
「………。」
660名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 05:13:56
誰か翻訳してくれんか……
661名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 05:20:37
「…トノサマ…ソルジャー…ん…」
「¬¬ ………」
「トノサマ、トルーパー…」
「知りません!」
「お、怒らないでくれよ、」
「もし、お遊びをスタッフさんがしてたらどちらの名前をつけるかな…?ね、あなたは黒田さまのお心もお忘れになって
ご覧になってたのではないの?」
「え?…今なんて?」
「!!や、やだあたしったら、あなただなんて…きゃあ!やだやだやだ!ちょっと力が…!!」
ピュー
「…なんなんだ…」
662名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 05:22:28
「…黒田……」




「…洋介さんのことかな…違うか…」
663名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 09:32:31
6641/2 ◆85LotVskuM :2007/04/17(火) 14:05:37
お願いします。ミステリーの書き出しのつもりです。

 両親や担任の先生からは「おとなしすぎる」と言われ、同級生の何人からかは「空気人
間」と呼ばれ、その他の人からはほぼ完全にスルーされるので、僕はたまに自分が本当に
空気になって透けてしまったのかと思うときがある。でも多村くんだけは毎日必ず僕を見
つけるので、どうやら僕はまだ空気人間ではない。
 多村くんは僕を見つける度に「よぉー空気。エアボクシングやろうぜー」とか言って嬉
しそうに僕を殴る。僕が悲鳴を上げても「ん? なんか空気の漏れる音がするなぁ」と、
疲れるまで止めてくれない。僕はやっぱり空気じゃないし、みんなの中で僕の存在がなく
ても僕の中に痛みは確実に存在するので、正直、むちゃくちゃ痛い。だから多村くんには
申し訳ない気がするけど、僕は休み時間やお昼にはいつも学校の屋上に隠れることにして
いる。
 天気のいい日に屋上で空を見上げていると、僕は自分が大量の空気に包まれて、そして
そのまま空気の成分の一部に溶け込んでしまえるような感覚になる。風が僕の体を少しず
つ少しずつ分解していき、分解された僕の体だったものはそれぞれが風に乗ってどこか僕
の知らない遠くへ運ばれていく。そして終いには僕の体は消えてしまって、無数に分けら
れた僕たちはこの空気の一部として地球上をぐるぐる循環する。
 いつの間にか目を閉じてそんなことを夢想していたら、誰かに呼び止められた気がした
ので僕はびっくりして目を開ける。この学校で僕に声をかけるのは今のところ、多村くん
しかいない。多村くんは本当に僕を見つけるのが上手だけど、この場所だけはまだ見つか
っていなかった。しかし、声の主は多村くんではなかったので僕はまたびっくりする。
6652/2 ◆85LotVskuM :2007/04/17(火) 14:06:12
「こんなところで、何やってるの?」
同じクラスの三木さんだった。同じクラスだけど、僕はもちろん今まで会話したことがな
い。三木さんは屋上のフェンスの外側にいて金網を両手で握りながら立ち、内側にいる僕
に話しかけている。いつの間に来たのか、そしてなぜ三木さんはそんなところにいるのか、
僕にはさっぱりわからない。
「危ないよ、そんなところにいちゃ。気をつけて」
質問に答える代わりに、注意を促す。風が強いので、手を離したら吹かれて地上に落ちて
しまう。
「私ね、あなたのことが好きだったの」
三木さんは、僕の注意に答える代わりに愛の告白をする。会話がかみ合ってないし、答え
るべき答えがないので僕は黙っている。三木さんもしばらく黙っていたけれど、
「じゃーね」
と言い、握っていた金網を手放し、スカートを翻して僕の目の前からフェンスの向こうに
消えた。
6661/2:2007/04/17(火) 14:53:20
酷評お願いします。


 4人の女がいた。彼女達の前には丸いテーブルがあり、ディー
ラーが無機質にカードを並べていった。
 それが終わると彼は4面サイコロを振った。女達はただ黙って
それを見ていた。
 やがて彼女たちは2枚ずつカードをめくり、元に戻す作業をお
こなった。同じ数字が揃うとカードを自分の手元に引き寄せた。
 神経衰弱のようだ。

 ここはどこなのだろう? 部屋の広さは20畳くらいだろう。
真っ赤な絨毯に、趣味の良い調度品が高級感を漂わせている。
 部屋の中心には、ぽつんと1つだけ丸テーブルがあり、5人が
それを囲んでいた。
 窓は1つもなく、がらんとした壁の、たった1カ所だけに、貧
相な扉が、たった1つだけ用意されている。
 地下室なのだろうか?
6672/2:2007/04/17(火) 14:54:09

 彼女たちは黙々と神経衰弱を続けていた。勝敗をディーラー
が記録しているようだが、勝者も敗者も感情を表に出すことは
なかった。
 ただ淡々と行為を繰り返すだけ。そう、仕事的であった。

 目を凝らしてみると、並んでいるトランプには傷が付いてい
るようだった。ゲームを重ねるごとに傷は増えていった。
 よく見ると、彼女たちも目を凝らしてカードを見つめていた。
 どうやらカードの裏に傷をつけることは容認されていて、そ
れが神経衰弱にゲーム要素を与えているらしい。

 ゲームの裏では一体何が動いているのだろう?
 金だろうか? それとも恋人や愛人の類だろうか?
 機械的なプレイの中に、彼女たちの、とても大切な何かにか
ける思いが、見え隠れしているような気がした。

 そんなことを考えていると、女達がこちらを見ていた。
 カードの裏を見つめるときと同じように、
 目を凝らして、
 こっちを見ていた。
668名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 15:03:41
>>666-667
状況がわかりにくい。
誰が、何をどこで、どんな状況なのかが読んでいる人に
わかるように説明しろ。

どんなゲームなのかも分かりづらい。
669名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 16:50:50
>>602
酷評よろしくお願いします
670名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 18:27:06
>>666
状況がわかりにくいね。
木の特徴を説明して森の大きさを言われているような感じ。
もう少し全体的な説明をすることと推定文を減らした方がいいと思う。

またカードの傷が見えるほど近くで繰り返されるゲームをずっと見てるのに、
最後の方まで誰も主人公に意識が行かないというは変だろう。
いろいろと解釈はできるけどここで書かれてる範囲ではちょっと変。
状況設定をもう少し考慮した方がいいんじゃないかな。

あと頭の一字下げは何でも文頭だったら下げるんじゃなくて、段落の文頭を一字下げね。
このスレでは媒体の都合で書式は細かく言われないけど、明らかに使い方がおかしいよ。
671名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 18:46:50
改行したら一文字下げんだよ
何言ってんだよシッタカ能無し
672666,667:2007/04/17(火) 19:04:06
>まずは酷評ありがとうございます
視点の混乱を使ってみたいと思い、これを書いてみました。
ジャンルはホラーとミステリーの中間のつもりです。

《「私」は通常目に見えない存在であり、「私」は自分と、今の状況を
上手く認識できていない。女達は「私」を見るために雁牌式神経衰弱
で「目を凝らす練習」を行っていた》、と言う場面を表現したかったの
ですが、どうも説明と描写が下手だったようですね。

>>668
確かに説明も描写も不足していました。
部屋にいる人間の数をはっきり「5人」と記しておけばちょっとはマシになったかな……
>アドバイスありがとうございました。

>>670
部屋の中全てを描写するとともに、「私」が自身をどのように認識
しているのかを、もう少し語るべきでした。
この文章では、書きたかったものが、読者に全然伝わりませんね。

>>あと頭の一時下げ〜
一応段落毎に分けているのですが、一段落が短かすぎましたね。(空改行は見やすくするためです)
今後気をつけます。
>アドバイスありがとうございました。
673名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 20:08:36
>>672
>視点の混乱を使ってみたいと思い、
なんとなくやりたいことはわかったし、きっとこういう反駁をするんだろうなぁと思っていた。
実際のその通りで失笑してしまった。
描写と説明不足という便宜的な逃げ道を見つけているが、
結局のところ単なる力不足。
薄すぎる。
674その2:2007/04/17(火) 20:11:49
>>654さん
>>640>>641
です。
酷評ではなくおほめいただきありがとうございました。
孫六の回想シーンの部分なので導入部と思われても当然と思います。
675666,667:2007/04/17(火) 20:17:00
>>673
その通りだと思います。
もっと練習して出直してきます。
>アドバイスありがとうございました。
676名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 20:35:22
677名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 21:12:14
世の中に「恋愛マニュアル本」は腐るほどあるわけで、しかしそれでマニュアル本のとおりに
あれこれするやつがいたら、よほど恋愛の経験がないのか、馬鹿なのか、どっちかだわな。

小説も同じだよ。

ましてやマニュアル本のどこに書いてあるのかないのかと言いだすに至っては論外。

ドストエフスキーでもカフカでも森鴎外でも三島由紀夫でも、あるいは村上春樹でもいいけれど、
マニュアル本を見ながら小説を書いたとでも思っているのかな。

ただし評論や小説論を読むのは有効です。
知らないことを知る(マニュアル本)のではなくて、自分が漠然と感じていること・考えていることを
整理し明確にする上で有効というだから、前提として、自分の頭で考えていることが必要だけど。
678名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 21:38:08
>>677
マニュアルってのは、どこまで批評者が思い込みで発言しているかどうか
根拠ある発言であるかどうかの引っ掛け。

恋愛と小説は、一緒にしたらいけないんじゃないかな。
小説と恋愛は同じじゃないよ。あなたが生身の人と恋をして結婚をして
生活しているなら、よくわかることだと思う。

ここでの発言権は圧倒的に批評者側にあって、文章を出す人は言われっぱなし。
それがルールであるとは言っても、やはりどこかに線は引かなくっちゃいけないでしょ。

批評者の文章への過干渉・自分の理想の押しつけはやはり慎むべきだし、投稿する人も
投稿者も根拠が薄い、あるいは投稿意図をゆがめて受け取る失礼な批評者には
思い切ってNOを突きつけてもよいと思う。
679名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 22:18:18
ここは読んでくださいだから、作者側はムキになるな。
そういう見方もあるのかな位で済ませる余裕が「酷評される」
側にほしいし、酷評されて悔しいなら貼るなよ。
下手すぎるのに謙虚にもなれない。
「酷評」するほうもアホは無視。読む行為の大変さがわかっていない
「酷評される」ほうのアゲアシ鳥くんの考えは無視。
677も678も暇つぶしにかいてるだけ。両方くだらん。
680名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 22:34:32
酷評って言葉に胡坐を書いて貶したいだけの奴が確実に一人はいるように見えるんだがなぁ。
「俺はお前より上なんだぜ」と言いたそうに抽象的なこき下ろしだけ書き捨てる。
誰が「お前下手糞」とだけ言ってもらいたいと思ってんだ。アドバイスはねーのか。
681名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 22:43:17
貶すのはバカでもできるがアドバイスはバカには無理だからなぁ
682名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 22:48:41
ここは他人様の書いたものを貶して、いい気になっているバカも少なくないからな。
683名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 22:54:41
そのバカをバカにしている奴をバカにする奴も少なくないからなあ・・
684名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 22:59:19
お前下手糞としか書けないってことは
それだけ批判すべきポイントが見つからなかったということだ
と、余裕を持って酷評を受け取れないものかね
685名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 23:19:12
つか、スルースキルはどこいった? って感じだ

確かに、まとはずれな批評をしているヤツもいるが、それに対してがっぷり四つに組めとは誰も言ってないだろうに
これは違うな、と思えば無視して良いんだよ

もしかして有効な批評だったのにスルーしちまったとしたら、投稿者の目が育ってなかったということで
何度も言われているが、どの酷評をいれるか取捨選択するのも書き手の能力のうちなんだよ
686名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 23:32:03
批評に対して反論してると、他の批評者からも注目されてたくさん意見が
もらえてラッキーという、投稿者の凝った手法だったりして。
687名無し物書き@推敲中?:2007/04/17(火) 23:41:23
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/sengun/index.htm
ここにいって、文章貼る人は、真面目にべんきょうしよう。
松本清張などの小説の考えがわかる。小説とは何かを体感できる。
688名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 00:10:42
>>664-665
ミステリーなんだ。文章が整っていて、純文学ふうな印象を受けた。
書き出しはいいんだけどね、二段落め、

>多村くんは僕を見つける度に「よぉー空気。エアボクシングやろうぜー」とか言って嬉
>しそうに僕を殴る

これが、あららって感じで、
>でも多村くんだけは毎日必ず僕を見つけるので、どうやら僕はまだ空気人間ではない。
というのなら、多村くんに「空気」と言わせないほうがいい。多村くんは特別な存在ということで。

それで、
>「私ね、あなたのことが好きだったの」
これもね、冴えない男の子が女の子からいきなり告白されるっていうのは、昔の少女マンガの
逆パターンでありきたりに過ぎるし、作者の願望かとも揶揄されてしまう。
ミステリーというのならここは意味がすぐには分らないようなセリフにしたほうがいい。
たとえば、「体育祭のとき、いい天気だったね」とか何とかね。

文章自体はいい呼吸で書けているからお話を安易に流れないようにすればよくなると思うよ。
689名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 00:55:59
>>686

なるほど
これは1本とられた
690名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 01:45:38
>>686
不毛の意見をもらってうれしいのか。
691名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 01:58:06
羽毛の布団ならうれしい。
692名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 02:47:49
無毛の(ry
693名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 17:35:22
お願いします


「価値観の違いと様々な思惑」

今回の件について私なりの結論は次のとおりだ。
「価値観の違い」
そもそも、「同じなんてならない」
チャットの反省点を述べよう。
私が、当時から思ったことは・・・「年齢層」が低い事だと解かった。
私も、昔 Webマスターの管理人をしていた、私のチャット層の年齢層は、低くなっていた。
確かに・・・大人は忙しいから チャットなんてしてる暇なんてない。
差し当たり、それは今はどうでもいいことだ。
さて・・・本題に入るか。
私は、「どんなに精神年齢を落としても」年齢相応になってる事を 気がつかない内になってる事がたびたびある。
自分の事は、コレくらいでいいか・・・。
その問題にされたチャット 本当に色々あったチャットだった。
このチャットには、三つの勢力があった。
「チャットの人間」「ワイルドの人間」「双飛燕の会員」
私は【丁度、真ん中の位置の人間】
・・・なので、誰の味方でもない。
あくまで、中立。
(なので、色々な情報を得た)
どちらの「言い分」も正しいのであり 間違ってるのもありうる。
何が正しいのかは、いつでも 当事者しかわからないもの。
今回の事で・・・様々な思惑があった。
どれが正しいのかは、自分にはわからない。
人それぞれの価値観があるから。
只、「確実に悪い」って事はあった。
具体的にいうと・・・「団体的なイジメ」など・・・
こんにちの現実世界でも、ありゆる。
694664-665 ◆85LotVskuM :2007/04/18(水) 19:31:09
>688
>>でも多村くんだけは毎日必ず僕を見つけるので、どうやら僕はまだ空気人間ではない。
>というのなら、多村くんに「空気」と言わせないほうがいい。多村くんは特別な存在ということで。

納得です。前提を直後に否定してしまってますもんね。

>>「私ね、あなたのことが好きだったの」
>これもね、冴えない男の子が女の子からいきなり告白されるっていうのは、昔の少女マンガの
>逆パターンでありきたりに過ぎるし、作者の願望かとも揶揄されてしまう。
>ミステリーというのならここは意味がすぐには分らないようなセリフにしたほうがいい。
>たとえば、「体育祭のとき、いい天気だったね」とか何とかね。

特に会話が苦手なんです。心理描写に比べて適当になってしまう。精進します。

酷評ありがとうございました。
695名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 20:22:14
ウルースルー
696名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 20:26:36
スルー スルー
697田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/18(水) 21:21:25
昔、自分の携帯小説サイトで書いた作品です。
http://mbsp.jp/n.php?ID=kitihpok&c_num=8215
酷評お願いします。
698名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 21:42:02
>>602
「ぼく」が「あの子」をとても愛しているということは伝わるし
面白そうなドラマもありそうでいいと思います。

しかし、読んでいて、何だかとても気恥ずかしくなります。
恋愛中の友達からロマンチックなのろけ話を聞かされているような
そんな気持ちです。
「お前の好きなあの子だってウ○コするんだぜー」と言いたくなります。
わかってもらえるでしょうか。

しょぼい感想ですみません。
誰かもっと的確にアドバイスできたらよろしくお願いします。
699名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 21:48:15
誰も批評しないから自分で批評?
700名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 21:48:33
>>697
一応こちらとしては真面目に酷評するスタンスでいます。
それなのに、あなたはふざけているのでしょうか?
あるいは真剣に書いてできたものがこのゴミなのでしょうか?
まともな小説読んだことありますか?
小学生でももっとマシなもの書きますよ。

あなたの知能が並外れて低いのか、あるいは単なる荒らし目的なのか知りませんが、
今までこのスレであなたの作品以下のものは見たことがありません。
チラシの裏に書いて鼻かんで捨ててしまいなさい。
「馬鹿は書く前にまず読め」と言いたいですね。
あなたのような低能が自己主張だけするようになったら世の中おしまいです。
もっと勉強してから出直していらっしゃい。
701名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 22:00:23
>>699
そう思うのなら
あなたも>>602にアドバイスしてあげたら?
702名無し物書き@推敲中?:2007/04/18(水) 23:48:48
 かずら橋がある。
 橋は昔はかずらで編んであった。いまは、コンクリートに替わっている。橋は千曲川の
支流に架かっている。その支流を土地のひとびとは梓川と呼ぶ。梓川は国師ヶ岳に源を
求めている。
 かずら橋に男が車を乗り入れた。男は東から西に向かっていた。
 別の男が西から東に向かってかずら橋に車を乗り入れていた。
 かずら橋は車が擦れちがうだけの幅はない。優先権は先に橋に取り着いた側にある。
 東から来た男も西から来た男も橋に取り着いたのは同時であった。競争の結果、
そうなったのだった。双方とも相手の車をみとめたとたんに、猛然と突っ走ったのだ。
 二台の車は橋の中央でブレーキを踏んで停まった。
 東から来た男は鈴木新一。
 西から来た男は水野善夫。
 鈴木は梓川の上流にある栂村の若者だった。
 水野は梓川の下流、千曲川沿いにある御所町の若者であった。
「おれのほうが先だ。車をどけろ」
 鈴木は窓から上半身を突き出して怒鳴った。
「何をいう。おれのほうが先だ。おまえこそ、どけろ」
 水野が怒鳴り返した。
「ふざけるな」
「ふざけているのは、どっちだ」
「そういう気か?」
「そういう気だ!」
「吠え面をかくなよ」
 わめいて、鈴木は貌を引っ込めた。タバコをくわえて、ラジオをかけた。ラジオからは
ラテン音楽が流れてきた。タバコの煙を鼻から吹き出して、鈴木は蟹のように車内で
手足を拡げた。
 おぼえていろと、鈴木はつぶやいた。吠え面かかしてやる。どんなことがあったところで、
御所町のやつに道は譲らない。たとえ、殺される羽目になろうともだ。ちくしょうと、口にだして、
鈴木は紙袋から握り飯を掴み出した。水筒を用意してある。かずら橋を通るときには、栂村の
人間はかならず握り飯と水筒持参で出る。御所町のやつらと出遇う懸念があるからだ。出遇
ったら最後、梃でも動かないというのが、栂村の住人の意気であった。
703名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 00:08:29
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/sengun/index.htm
ここにいって、文章貼る人は、真面目にべんきょうしよう。
松本清張などの小説家の考えがわかる。小説とは何かを体感できる
704名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 00:21:05
梓川は国師ヶ岳に源を 求めている。 >>を発している.
国師ヶ岳>>説明をもっと。誰もあいらんくらいに思おう。
 かずら橋がある>>これは死の名ですか。どういう場所にあるの
千曲川の 支流にかかっている>>どこですか。
ここまでで場所の設定に氏pp死しているよね。
男は東から西に向かっていた。>>いったいどこなんですか調査の何もなしに
kaiteruyone.いい加減にかいたのを何で貼ったの。
相手の車をみとめたとたんに、猛然と突っ走ったのだ>猛然と入ってきたの。
もういいでしょ。俺はまw、悩んで貼ったけどここまでイメージを掛けないことはなかった。
ひどいのでは。

705名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 00:27:36
寝る前の睡眠薬でかなりゴメンだが、もっと地図くらいにらんで書こう。
ネットで調べりゃ良いんだから。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/sengun/index.htm
ここにいって、文章貼る人は、真面目にべんきょうしよう。
松本清張などの小説家の考えがわかる。小説とは何かを体感できる
706名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 00:46:05
千曲川の 支流に架かっている。その支流を土地のひとびとは梓川と
>梓川の下流、千曲川沿いにある>oreha空間感覚がないから混乱しそうだ。
ラジオからは ラテン音楽が流れてきた>いつの時代や
蟹のように車内で手足を拡げた。 >運転席がひろいんだね。
吠え面かかしてやる>具体的にはどんなこと。
御所町のやつらと出遇う懸念があるからだ>ほかに道がなかったらおもしろそう
「ヒヒヒヒヒヒッ」

707名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 00:48:21
702挨拶位しろ。眠たくなってきた。
木の葉がくれだ。しびれ薬をしみこませていた。
708名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 04:36:12
よろしくおねがいします。

A子とゾウガメ

A子は無類の亀好きである。今日、通販で買ったゾウガメのDVDが届いた。
A子は部屋に亀を沢山買っているがさすがにゾウガメは飼ったことがない。
テレビの電源を入れ、プレイヤーの再生ボタンを押した。

小山のようにこんもりと盛り上がった甲羅、
きっと触れると見掛けによらずスベスベしているはずである。
そこに小柄な飼育員の女性が跨っている。ゾウガメはにゅ〜っとその長い首を持ち上げると、
瞬きを一回、女性は首筋を持ち上げるようにして、
優しく撫でながら顔の辺りを指先の裏側で引っ張るようする。
ゾウガメは気持ちが良いのかもっと首を持ち上げる。そしてその瞳は恍惚と潤んでいる。

A子はもうテレビの画面を観ていない。目を閉じて自分も亀の甲羅の上に跨っている。
亀がにゅ〜っと顔を持ち上げると、たまらずその鼻先にキスをしてしまった。
そして首元に左手を添え、右手で首根っこや喉元の辺りを指先で上下にこするように撫でている。
亀はあまりの気持ちよさに涙をボロボロ流しながら、
4本の足をぐっと持ち上げ、A子を乗せて歩き出す。このままどこへ行くのか、
亀の行き先などわからない。でももうそんなことはどうでもよかった。
あなたとならどこへ連れていかれようが、運命を共にするつもりよ。

「こんなに大きいのはじめて〜!」白い風がA子の身体を突き抜けた。
全身がキューっと何かに引っ張られ、そしてバネのように返ってきた。
身体には心地の良いけだるさが他人のように横たわっている。A子は静かに目を開いた。
ぼんやりとした眩しさの中、もうひとりの自分を乗せて遠ざかってゆくゾウガメが見える。
ゆっくりと見送った。完全に目が開くともう見えなくなっていた。

明日はいつももより2時間早い6時から出社だ。 ガンバルぞ!
709すんません訂正:2007/04/19(木) 04:39:49
A子とゾウガメ

A子は無類の亀好きである。今日、通販で買ったゾウガメのDVDが届いた。
A子は部屋に亀を沢山買っているがさすがにゾウガメは飼ったことがない。
テレビの電源を入れ、プレイヤーの再生ボタンを押した。

小山のようにこんもりと盛り上がった甲羅、
きっと触れると見掛けによらずスベスベしているはずである。
そこに小柄な飼育員の女性が跨っている。ゾウガメはにゅ〜っとその長い首を持ち上げると、
瞬きを一回、女性は首筋を持ち上げるようにして、
優しく撫でながら顔の辺りを指先の腹で引っ張るようする。
ゾウガメは気持ちが良いのかもっと首を持ち上げる。そしてその瞳は恍惚と潤んでいる。

A子はもうテレビの画面を観ていない。目を閉じて自分も亀の甲羅の上に跨っている。
亀がにゅ〜っと顔を持ち上げると、たまらずその鼻先にキスをしてしまった。
そして首元に左手を添え、右手で首根っこや喉元の辺りを指先で上下にこするように撫でている。
亀はあまりの気持ちよさに涙をボロボロ流しながら、
4本の足をぐっと持ち上げ、A子を乗せて歩き出す。このままどこへ行くのか、
亀の行き先などわからない。でももうそんなことはどうでもよかった。
あなたとならどこへ連れていかれようが、運命を共にするつもりよ。

「こんなに大きいのはじめて〜!」白い風がA子の身体を突き抜けた。
全身がキューっと何かに引っ張られ、そしてバネのように返ってきた。
身体には心地の良いけだるさが他人のように横たわっている。A子は静かに目を開いた。
ぼんやりとした眩しさの中、もうひとりの自分を乗せて遠ざかってゆくゾウガメが見える。
ゆっくりと見送った。完全に目が開くともう見えなくなっていた。

明日はいつももより2時間早い6時から出社だ。 ガンバルぞ!
710名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 04:48:38
>>708-709
推敲しろよカス。
何を訂正したのか知らんが2行目でもう『沢山買っている』誤変換。
読む気失せる。
711名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 05:29:10
楽しんでもらえると嬉しいです。

二人の姉妹ハルカとレナ。
姉妹の平穏な日常の中で
突然いなくなったレナのクラスメートの女の子。
それは闇からやって来たのものの仕業なのか?
謎の少女ミナの正体とは?
闇と光が交差するストーリー。



http://ip.tosp.co.jp/BK/TosBK100.asp?I=bigwavek&BookId=4
712711 ◆r7Y88Tobf2 :2007/04/19(木) 05:36:06
以前、2ちゃんの過疎スレに全文書いた小説を
改訂したものです。
713名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 05:55:56
ここ小学生の溜まり場になったのか?
714709:2007/04/19(木) 06:54:47
>>710
ありがとうございましたー^^
715名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 10:24:39
 奇妙な男であった。
 年頃は自分と同じくらいだった。いや、すこしは老けているか。だが、それも一つ二つ、
おそらく三十一、二――そんなところだった。
 多門辰也はその男と口をきくようになったのは、観光バスの中だった。バスは石川県の
金沢市から出て、能登半島を一周するコースを走っていた。
 多門はそのバスに乗った。バスは空いていた。多門はいちばん後ろの座席に腰を
掛けていた。その男はあとから乗ってきて、前のほうに空いた席があるのにわざわざ後ろの
ほうにやってきた。多門の一つ前の席に腰を下ろした。
「いい天気ですね」
 その男は腰を下ろすとすぐに振り向いて話しかけてきた。
「ええ」
 多門はことばすくなに答えた。もともと多門は見ず知らずの人間と気やすく会話するのは
好まなかった。億劫であったし、話しているうちに性格や考えていることのちがいがはっきり
してきて気まずい思いをすることがある。そんなふうにはなりたくはなかったし、それに、
いまの多門は別の意味で見ず知らずの人間は警戒しなければならない。
 ――刑事か?
 男が傍の席に来て、話しかけてきたときに、多門は真っ先にそのおびえを抱いた。中年の
男なら、だれをみても刑事に思えた。まして傍に来られるとよけい、そう疑ぐる。
「私は佐藤久雄と申します」
 佐藤と名乗った男が刑事でないのは、それで明らかになった。刑事なら、そんなゴチャゴチャ
したことはしない。振り向いて真っ直ぐに多門をみつめ、
〈多門辰也、草上康平殺害容疑で逮捕する〉
 そう宣告するはずだった。
 多門は、一応は、ほっとした。
「観光ですか」
 佐藤は、多門のことばすくないことを気にする風情はなかった。関西弁の訛のあることばで
問いかけた。
「ええ」
716名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 14:24:30
どれもこれもネタにしか見えない。
717名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 15:40:14
奇妙な男であった。
>>多門辰也にいうことだろう。殺人犯が普通なのってつっこみたくなる。
となると元が崩れるよね。サヨーナラ。
松本清張スキですか。
718名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 17:27:41
>>693お願いします
719名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 17:56:14
>>718
チラシの裏
720名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 18:51:55
>>718
うん、チラシの裏だ
721名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 19:58:12
>>720 ん? 悔しかったの?w
722名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 20:36:29
>>721が何言ってんのかわからない
723田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 21:43:06
>>700
あの〜これって釣りですか?^^;
724名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 21:59:30
>>715
県民として言わせてもらうと

・時計回りか反時計回りか明記して欲しい
・そんな不思議なルートを走るバスはありません

ついでに言うと、石川県民はたまに関西弁が出るから、不必要なミスリードをしちゃってるかもね
725名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:10:04
>>723
どういう意味?文字通りだと思うよ
726田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 22:24:55
>>725
コピペだったらマジレスするの恥ずかしいから釣りだと思ったんですけど^^;

どう考えても小学生よりマシな小説なんだけど^^;
それも分からずこんな低脳なレスして評した気になってる>>700は相当うんこだね
色んな小説批評サイト見てみたけど、ここも相当キテルね
なんか勘違いしてる人多すぎ
727田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 22:27:11
ここのスレの住人って評する才能持ってない人ばかりなんジャマイカ?
なんかちゃんと的確な批評できてる人いないでしょ実際・・・
もっとさぁ建設的なスレかと思ってたれいおがバカだった;;
728名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:36:18
すごい悔しがり方してる馬鹿がいるなw
はっきり言って良いものはきちんと正当に評価されるスレだよ、ここは
>>697はレベルが低すぎてみんなスルーしたんだよ
なんなら「>>697お願いします」って書き込んでおきな
相手してもらえるかもよ
729名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:37:53
レベルが低いとレスさえ付けてもらえない
レス付けてもらえただけマシ
730よろしくおねがいします:2007/04/19(木) 22:41:13

なけなしの3万円を握り締め、私が世界で一番愛している女性、ソープランド嬢のA子に会いにいく。
高鳴る気持ちを羽交い絞めにして、呼吸を整え、ゆっくりと噛み締めるように「ソープランドマジカル姪っ子」の扉をひらいた。

するとなんということだろう。A子は休みであった。私は愕然として、その場で立ち尽くした。
いったいどのくらいの時間立っていたのだろう、一瞬は永遠に値するなんて言葉を聞いたことがあるが、
この瞬間、私は宇宙の果てまでぶっ飛んでしまった。

「あの、お客さん、どうされました?」 
オールバックで眉毛の太い沖縄風の店員が、野太い声で私を10億光年の彼方から連れ戻した。
それで私はなんとか我に返ってきたが、それでもこの現実を裏切る覚悟で、あえて何も知らなかったことにし、
「あのA子さんは・・・?」 と、すがるように、か細い声で聞いてみた。

「あああ、A子ちゃんねー、お客さんもお目が高いねー、でも残念だけど今日は休みだよ。」
私は微かに残る旅の余韻の中で、ぼんやりとその現実を、仕方なく受け止めた。
「お客さん、でもあんた運がいいよ。今日は飛びっ切りの新人が入ってるよ。」 

え?

私は迷った。このまま引き返そう思った。なぜだろう・・・A子にわるい・・

ソープランドというのは、大都会に置き去りにされた電話ボックスである。この中では過去も現在もない。
ただ未来への扉の向こうを、ほんの少しの想像力で見ることができる、謂わばタイムマシーンである。
この過去と現実から切り離された閉所で、私は押し詰められるような希望を、限られた時間の中、A子と見てきたのである。
私はA子のオフィシャルな恋人ではない。ソープランドの一室でしかA子のことを知らない。

私は希望が嫌いだ。今までこの希望にどれだけ裏切られてきたことか。
希望なんて抱いたところで、実際に待っている現実といえば、私を絶望に追い込むばかりだ。ああ、希望が憎い。

新人のミカちゃんを指名することにした。
731訂正すみません、、毎回・・:2007/04/19(木) 22:46:32
なけなしの3万円を握り締め、私が世界で一番愛している女性、ソープランド嬢のA子に会いにいく。
高鳴る気持ちを羽交い絞めにして、呼吸を整え、ゆっくりと噛み締めるように「ソープランドマジカル姪っ子」の扉をひらいた。

するとなんということだろう。A子は休みであった。私は愕然として、その場で立ち尽くした。
いったいどのくらいの時間経っていたのだろう、一瞬は永遠に値するなんて言葉を聞いたことがあるが、
この瞬間、私は宇宙の果てまでぶっ飛んでしまった。

「あの、お客さん、どうされました?」 
オールバックで眉毛の太い沖縄風の店員が、野太い声で私を10億光年の彼方から連れ戻した。
それで私はなんとか我に返ってきたが、それでもこの現実を裏切る覚悟で、あえて何も知らなかったことにし、
「あのA子さんは・・・?」 と、すがるように、か細い声で聞いてみた。

「あああ、A子ちゃんねー、お客さんもお目が高いねー、でも残念だけど今日は休みだよ。」
私は微かに残る旅の余韻の中で、ぼんやりとその現実を、仕方なく受け止めた。
「お客さん、でもあんた運がいいよ。今日は飛びっ切りの新人が入ってるよ。」 

え?

私は迷った。このまま引き返そう思った。なぜだろう・・・A子にわるい・・

ソープランドというのは、大都会に置き去りにされた電話ボックスである。この中では過去も現在もない。
ただ未来への扉の向こうを、ほんの少しの想像力で見ることができる、謂わばタイムマシーン、片道切符の999である。
この過去と現実から切り離された閉所で、私は押し詰められるような希望を、限られた時間の中、A子と見てきたのである。
私はA子のオフィシャルな恋人ではない。ソープランドの一室でしかA子のことを知らない。

私は希望が嫌いだ。今までこの希望にどれだけ裏切られてきたことか。
希望なんて抱いたところで、実際に待っている現実といえば、私を絶望に追い込むばかりだ。ああ、希望が憎い。

新人のミカちゃんを指名することにした。
732田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 22:48:57
>>728
そうですかじゃあこれからも精進します(棒読み)><

つか創作文芸板は来たばかりで勝手がわからんけど、ちゃんとした小説書いてる人いるの?
なんか小説家になろうスレとか見たけど固定ばっかで会話してて、小説家になるための会話とかほとんどないんだけど
純文学とか書いてる人多いかと思ってたんだけど、なんか剣とか魔法とかそういう系のオタクっぽいノリの人ばかりなんですか><


ついでに>>697お願いします
733田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 22:50:20
>>729
それじゃあ、ある意味もっとガンバレってアドバイスだったってコトだね
ふーん
がんばるぅぅ
734名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:52:25
>>732
創作板のスレッドに作品を書いている人は少ないですよ
幾つか良スレがあることも事実ですが…

大抵の人はアリの穴のような投稿サイトに作品を晒しています
735731:2007/04/19(木) 22:52:58
わたくし、物書きになろうなんて微塵も考えてことございませんが、
それゆえにこの無欲の虚構の溜まり場が大好きであります。

736田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 22:56:54
>>734
ふーんそうなんだ
アリの穴ってスレも前見たけど、壮絶な荒らしが粘着してて怖かった
あぁ、この人、小説家になる夢に敗れたり、うまく書けないからイライラして荒らしてるんだろうな〜って思って怖かったもん

れいおもアリの穴とかに投稿してみようかなぁ
自分のホームページとかで小説公開してる人より、投稿サイトのがいっぱい読まれるのかもしれんね
みんなはどうしてる?
737名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:58:01
壮絶な荒らしはどう見てもお前だろw
738名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:58:57
>>732
まず田中れいお君は頭が良くなる必要があるんじゃないかな。
このままの知能では小説なんて一生無理ですよ。
因みにどんな学歴ですか?
どういう環境で育つと、こんなに話のまともにできない人ができあがるんですか?
親が馬鹿なんですか?
純文学どうこう言ってますが、あなた携帯小説じゃないですか(失笑)。

今までに読んで素晴らしいと思った作品を挙げてみてください。
739名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 22:59:44
雑談は他所でやれよ
740田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:05:25
>>737
れいおは建設的な話してるだけだよ^^

>>738
学歴は小説に影響するとか思ってる時点でうんこでしょ実際・・・
それと携帯小説が糞なのはそうなのかもしれないけど、だからって色眼鏡で見ることもないと思うよ?
れいおみたいに愛しさと刹那さと心強さをリアルに表現した話書いてる人だっているんだから
まぁYoshiは糞には同意

れいおの場合は小説こそが素晴らしい文学の全てだとは思わないよ
ゲームだって漫画だって素晴らしいと思うから
れいおはムーンライトシンドロームが素晴らしいと思う

>>739
いいじゃん
どうせ過疎板に近いんでしょ
741名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:06:43
>あぁ、この人、小説家になる夢に敗れたり、うまく書けないからイライラして荒らしてるんだろうな〜って思って怖かったもん

つまり、その粘着さまは、まだ夢を諦めきれていないということですな。
だからイライラしたりして、荒らしたりしてしまうわけですな。

そしてその破れることが出来る夢というのは、純粋な夢というよりか、希望ですな。
そして私が気にかかるのは、その抱いていた希望の向こう側にどんなビジョンが在ったか?ということです。
描いていたのは、ただ、漠然とした果てのない荒野であったのか?それとも人生設計として算段されたマイホームのようなものであったのか?

興味深いですな。
742名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:10:36
>>740
>いいじゃん
>どうせ過疎板に近いんでしょ


自分勝手な奴だな。もうレスすんなよクズ。
743名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:12:35
田中れいおの登場の仕方は、作者Aが「大統領が愛した女」を引っさげて
登場した5年前に、なぜか酷似しているのでおじゃりまする。
744田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:17:58
>>742
よく協調性が足りないって言われます><

>>743
ごめん、意味がわからない
作者Aって人がれいおと似ているってこと?
その人の作品もかなり素晴らしかったんだろうね
745名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:18:56
>れいおみたいに愛しさと刹那さと心強さをリアルに表現した話書いてる人だっているんだから

リアルに表現するというのは、「現実的な様を、内面的・精神的・主体的な思想や感情などを、
外面的・客観的な形あるものとして表しているという意味のことですな。」

つまり、人間が興す生の感情を、あなたの場合は小説(フィクション)という形にして表しているわけですな?
746名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:19:49
>>697
私も>>700を読んで、そこまで言わんでもと思いつつ覗いたのだが、>>700さんの言うとおり
だった。
まあ、小学生以下は言いすぎかもしれんが、中学生以下(中学生を含む)であることは確か
だわね。
下手とかド下手とかいうよりも、これだけ惨憺たるモノを書いて、自分で欠点に気づかない
ことのほうが問題かもしれん。
どこが悪いとかいう以前のレベルで、ある人のいわく「悪いところというのは良いところがあ
る場合の話だ」
だから指摘するとすれば「全部悪い」
747田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:25:15
>>745
あのさぁ、そういう言葉にいちいちマジレスされても困るんだけど
ニュアンスで感じ取ろうよ?

>>746
あなたが『死にたくなる穴』の主人公と同じような境遇だからってあたらないで下さい
文法とかの問題の話?
出だしの顔文字仕様は狙ってやってみたんだけど、もう文体とか制約に捕らわれて、その物語の本質を感じれない体質の人かなんか?
それはある意味、病だよね
748名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:27:05
本当に酷評スレは暇人が多いな……
普通に投稿された作品にもこれくらいレスしてやれよ
749名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:33:02
死にたくなる穴読ませてもらいました。
わたしがこの作品に優劣を付けるなんてことは不可能ですが、
ただこの主人公、なんだかんだ言っても、金銭的に裕福なところに、
腹が立ちましたな。おかげで私の貧乏生活が逆に美しいもののように
今は感じています。反面教師です。ありがとうございます。
750名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:36:46
>>747
もうしわけございませぬ。
拙者これでもあなたさまのお考えを
できるだけ感じ取ろうとした結果なのでございます。
お気に障ったようですみませぬ。
751田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:41:27
>>749
感想ありがとうございます^^
やっぱりそうですよね、金銭面で窮地に立たされたらもっと壮絶な物語になって、よりリアルさが出ていたと思います
人は限界の中で何かを生み出すんだとれいおも最近感じます
読んでいただいて本当にありがとうございました
次回作の参考にしたいと思います

752田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:44:34
>>749
怒ってないよ?
良かったらあなたも>>697を読んでみて感想下さいね
あと「あなたの文章、無理して誉めます」スレにも作品投稿したから読んでみてください^^
753田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:45:36
間違えた><
>>752>>750に向けてです><
754名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:47:49
>>751
申し訳ありませぬ。

それとレスの癖でおわかりかと思っていましたが、
>>750
>>749
そして>>731
同一人物、つまり拙者でございまする。
755名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:49:17
>>747
>文法とかの問題の話?
>出だしの顔文字仕様は狙ってやってみたんだけど、

だからそういうレベルの酷さではない。
あえて言えばまだマシなのが第一章で評価は論外。第二章以下は論外の論外。
756田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/19(木) 23:56:32
>>754
そうですか^^
じゃあれいおも>>731を読んで酷評してみたいと思います

>>755
じゃあどういうレベルの酷さですか?
例えばストーリーの問題なのか?それとも描写とか表現の問題?それとも他のこと?
それを指摘してくれないと酷評にはならないし、れいおも育たない
せっかくこういうステキなスレがあるんだから、ちゃんと取り組もうよ?
二章ってのは、主人公が栗原 ゆりなを知る部分〜ってこと?
757名無し物書き@推敲中?:2007/04/19(木) 23:59:26
anatatatatihabakadesukataninnnoarawosagasiteiitaihoudaiittesoredejibunnnosainouganaikotowogomakasiteirunodesuka.
758名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 00:14:45
>>756
ひとことで言うと「安い」ってこと。
幼稚園児の描いた絵が大人の描いた絵と並べられてたらどう思う?
そういうレベルの話だよ。
759田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/20(金) 00:15:47
>>731
これは物語の導入部分ですか?
それともこれで終り?
いまいちこうやってヤマもオチもタニもないような801作品を見せられてどうよ?とか言われてもなんとも言いがたいのですが^^;
他板でもちょっとした短文書いてどうよ?って聞かれた事があったのですが、それだけではどうとも言えなかったので困りました><

さて、物語の感想ですが、れいおは文法的な技術はまだ未熟なので、その部分は伏せさせていただきます。
「なけなしの3万円を握り締め」って部分から、主人公のA子への思い入れは伝わりました。
しかし「私を10億光年の彼方から連れ戻した」は、大げさ過ぎると思いました。
それだけならまだしも、そこから妙にくどいと感じる部分が多く感じられました。

「大都会に置き去りにされた電話ボックスである。」
「謂わばタイムマシーン、片道切符の999である。」

風俗という場所の風景を、こんなさも高尚かのような文章で書くのは場違いかもしれませんね。
もっとサラリと書いても良かったと思います。
そして何故電話ボックスがタイムマシーンと繋がるのかが理解不能でした。

「私はA子のオフィシャルな恋人ではない。」
このオフィシャルって言葉使いは、ルー大柴の「トゥゲャザーしようぜ」に通ずるものがありました。
普通に「私はA子の恋人ではない」で良かったと思います。

結局新人のミカちゃんを指名することにより、人間というものは残酷で儚く刹那な生き物だということは伝わりましたよ^^
760田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/20(金) 00:20:10
>>758
わかったよ
じゃあもっと濃密な小説書くよ
この作品はまだまだだったってことね

じゃあ今度はこれの酷評をお願いします
http://mbsp.jp/n.php?ID=kitihpok&c_num=41232
761名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 00:20:54
>>759
ありがとうございます。思いつきで書いたので、
連作でも導入部分でもないです。

たくさん読んでもらってありがとうございました^^
762名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 00:21:04
ゴールデンウィークにはまだ早いと思うんだけど……
どこかにこのスレが貼られたのか?
763名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 00:22:02
>れいお
ここは基本的に文章だけを批評するところなので、自分の作品の苦労した
部分とか、気に食わない部分とかを数行抜き取ってさらしてみれば?
そうしたらレス付くかも。
間違っても物語の感想を求めるスレではない。
764田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/20(金) 00:31:59
>>763
そうなんだー文章だけを批評するスレであって、内容云々は関係ないのね
わかったー
765名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 00:48:34
>>731
ソープランドにいって取材してからかこう。くだらん言葉遊びで浮ついて
書くな。
単なるお調子者。サヨーナラ。
766名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 02:59:58
れいお、別の板で散々酷評されたろうが。
誰にも相手してもらえなくなったからってこっちに持ってきても
そもそも酷評を一切聞く耳持たないんだから意味ないだろ。
767名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 10:01:30
その頃はボクと名乗ってたわけだが、俺はこれを思い出話として語りたい。ボクに還って語ったら語彙もそれなりに
せにゃならんから、ただの絵日記になっちまうし。

ボク、すがわらちゃんとすがわらちゃんのおにいさんとひーちゃんと4人で小学校からの帰り道。4人なんて、多いよ
ボクにしては。マリちゃんと二人きりの時は何回かあったなぁ。マリちゃんはすがわらちゃんとは違うよ。

ひーちゃんもすがわらちゃんも背、高めなんだよね。すがわらちゃんはおなのこなのにボクより背高いし。ボクだって
後ろから数えて5、6人目なんだけど、クラスで並んだとき。

で、ひーちゃんがさ、利府んち過ぎた辺りでいきなり「ね、背比べしようよ」って言ったんだなぁ。5月だったかは覚えちゃ
いないがね。普通背中合わせにするだろ?そこを何故か、向かい合ってしよう、と英俊は主張した。俺はテストは出来るが
悪知恵の察しは悪いんでね。何が起こるなんて芥子粒ほども考えてなかった。むしろ芥子粒のことならよく考えるぜ今は。
なんてなw

ああそうだよ。英俊の野郎、「ちゅっ☆ミ」とフレンチにキめやがった。兄貴は6年生だったと思うんだが、「お前すごいこと
するな」とか怒るでもなく。あの頃は5,6年生は別世界の住人に見えたんである。ほんとだる。1,2年が5,6年のクラス
エリアの廊下を歩くだけでなんかおそろしくてドキドキしたものである。とりわけ兄貴がなぁ。年上感バリバリの圧しだし感を
俺見るや否や必ずするんだよ。コーカソイド顔で眉間にしわ寄せてさ…あれだぜ、きっと兄貴はゲルマンの清らな上澄みを
羊水に産まれたんだぜ。車輪の下とか好きなんだよな。俺も三十過ぎてから読んだけど。兄貴も兄貴で疎外感あったのかな。

未だに親父とお袋が入院をちらつかせてかったるいぜ。親父のシケモク喫ってるんだが、親父がどうもシケモクにリスパ
漬けたみてーだわ。俺が濡れてるとレンジで乾かすのを逆手にとりやがった。今も二人で階下でビョーキビョーキ言い合ってる。
あ、意識がね。朦朧としつつある。気を失うほどではないがね。頭がぐるんぐるん。これなると、イラストのクオリティ落ちるんだよ。
それから、オナっても射精しない。まぁ、人権侵害だろうが、詰め腹は己で切るものであって、俺は仕返しを自らするつもりは無い。
768名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 11:22:25
うししろよ。無視しろよ。
スルースルー。
どうせ自演の感想書くから。むしむしコロコロ。
769名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 13:32:11
>>731
>「あああ、A子ちゃんねー、お客さんもお目が高いねー、でも残念だけど今日は休みだよ。」

どこのソープにこんな言い方をするボーイがいるんだよ。
頭のなかだけで作るな。知らないことは書くな。
770名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 15:48:51
>>769
ドキュメンタリー?
771KF:2007/04/20(金) 15:50:50
何かに繋がれ、何かに縛られているようで、何か妙に息苦しい時代だ。

インターネットないし携帯電話という機器が誕生し、それにより人々が共時空間を生きる、
或いは生きざるを得なくなった今の時代は、元来人間という生き物が、孤独に耐えられない脆弱な存在の集合である為に
齎された必然的結果であろうけれど、そういった文明の憂鬱に、我々の心身が、反意的な拒否反応ないし疲労困憊の呈を示しているのは、些か滑稽である。

時折、魔が刺して、社会的な私という一個の存在を、辛うじて繋ぎ止めながらも、同時に雁字搦めに束縛する、アメーバの触手の様な、か細くも妖しい、無数で複雑な糸の網目を、
銀色に鈍く光る柄を持つ、裁縫用の裁ち鋏で、ブツリと一思いに断ち切ってしまいたい衝動に駆られることがある。

私は楽になりたいのだ。この奇怪で浅薄な網にぶら下がっていなければ生きていけないのに、その際の生存の条件、すなわち人間の条件とは、在るが儘の真実などは一切在り得ず、
総てに於いて虚偽の糸を垂れ流しているに過ぎない、道化としての生き方を進まねばならぬことは、必定だからである。

……断ち切れば楽になれるのか、断ち切れば救われるのか……否、断ち切れば総てが終わるのであろう……此れまで二十数年の、他者から認められし私という存在が、所謂「好い人」で通ってきた社会的アイデンティティー、即ち道化としての己が……。


「……トゥルル、トゥルル……」急に、携帯が鳴った。画面を見れば、社長からだ。
私は、それまでの思考の蓄積の甲斐など無く、寸分の猶予すら待たずに、日常に於ける常識的悪癖の儘に、その社長からの連絡を即座に受け取った。
「はい、中川ですが。」
「おい、お前、何してるんだ。また遅刻しやがって、これで何回目だと思ってる!!もう、お前なんて首だ!!会社には二度と来るな!!」社長は電話越しに私を怒鳴りつけ、ブチリと電話を切った。

……こうして、自ら予期しなかった仕方で、呆気無く自由の身となれたことに、私はすっとした晴れやかな開放感を得ると共に、幾分かの虚無もその内面に感じたのを否定出来なかった。

772名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 15:55:43
つーか、ここの人間は想像力が皆無に近い。
与えられた玩具に対して説明書がなければ遊ぶことすら出来ない。
そしてそこから新たな遊び方を発見する可能性もない。
結局、小説というマニュアルを読んで小説の中から小説を観ることしか
出来ない。(客観性無し人間自爆的オナニすト)あと肉体も不健康そうだ。
でも饒舌なところだけは太宰治みたいで気持ち悪い。
773名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 15:57:46
「……トゥルル、トゥルル……」急に、携帯が鳴った
>>
固定電話ぽい感じがsるが。
社長は電話越しに私を怒鳴りつけ、ブチリと電話を切った。
>>小企業ですね。


774名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 15:58:54
根本的にこのスレはいらない。
もしも、ここはこあるべきだなんて
答えがあるのなら、世の中に小説なんて一冊あれば
十分だから。
775772:2007/04/20(金) 16:00:51
>>773
とってつけたみたいで、いいねー
776名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 16:53:08
今やはっきりと死に体の「文芸批評」に代わって台頭したのは「書評」ということで、
この分野の先達ともいうべき永江朗や、先だって『現代SF1500冊 回天編』『同・乱闘編』
(太田出版)という圧倒的な名著を上梓した大森望と並ぶ売れっ子が豊崎氏である。

佐々木敦
777名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 21:58:45
またKFか……
778名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 22:37:28
>>771
前振りのモノローグが長すぎる。そして退屈。頭のいい主人公、洞察的な主人公を
描こうとしているのは分かるが、半分ほどの長さに纏め上げないと読者が飽きてしまう。
その後、社長とのやり取りも雑。笑うところなのかそうでないのか曖昧。
モノローグが硬質であればあるほど、我に返った後の登場人物の日常の思考は淡々として
現実的・等身大的なのだが、この文章ではその二者の区別がつかない。
ということは、主人公は自己に対しどんなときも評価の高い、鼻持ちならない
性質を帯びていると読者は受け取ってしまうことになる。
ホームコメディならそれでよいと思うが、シリアス系なら相当練り直さなきゃまずい。
779名無し物書き@推敲中?:2007/04/20(金) 23:46:17
>>767

少し面白いけど
ひーちゃんって英俊のこと?
で。兄貴ってのが語り手の兄貴なのか
すがわらちゃんの兄貴なのかよく分からなくなる。
俺が馬鹿なのかもしれないけど。
あと。フレンチキスってのは世間一般の認識では軽いキスだけど
辞書的には濃厚なキス。
俺? したこと無いよ。しろーとにはね。
780名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 00:50:46
>>779
いぇぃ つっこみまちのオレちゃんにとんくす。そんなオレは今旧ポップジャム観ててヌルくなったビークルにちと
がかーり

そう、頭に浮かんだことをダダモレで書いたから、後から読んでわけわかめだなーと思ってたけど、誰かに
つつかれるまで黙ってよって思ったのでね。すがわらちゃんのおにいちゃんは怒らなかったとこでおすまいだぉ。

ま、ちゅっ なら通念フレンチだぉね。さっしておくんなさい

さ、AKBだ ぶーちゃんの歌詞だ
781名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 00:52:15
ほれみろ

ぶーちゃんの牙が出てきたぜ ぶーちゃんがいのししになっぜ
782名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 00:54:47
あと、まりちゃんじゃなくてまみちゃんだったとオモ。高橋真美ちゃん。眼のまんまるなこだったぉ。

でもわらべのたまえちゃんじゃないぉ。
783名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 01:53:36
クルクルびょういんから出た奴の文章読むと
病気がうつるぞ。クルクル「病院」いきなよ。
784名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 03:50:22
しらけんだよバーカ


てめえこそ手が後ろにまわらねえことを震えながら祈ることである。
785名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 05:45:49
俺はしょーもねぇと思いつつもかしましガールミールガールを渋々その日観ていた。

その夜、俺の特殊能力が新たな展開を魅せた。俺が誰か、過去の少女の恐怖とシンクロしたのだ。やな話でも
受け容れてみるものだ、俺が少女になったシンクロは初めてだ。

少女はこのうえなく脅えていた。闇から何者かが近づいてくる。月の光で、背の低い男のちょび髭が浮かんだ。

「お父さん どうしたの?」

「なんでもないよ、どーたー」

しかし、なんでもなくはなかった、少女の恐怖は当たっていた。力づくで堅いものを刺し込まれ、痛みでしかない
その例えがたい辱めの動きが終わったとき、俺は少女から離れて男を蔑む構えをとることができた、ので、罵った。

「アドルフ!」

「…?わたしはアドルフじゃ、ないぞ」

白塗りの男は、微笑んで答えた。
786名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 05:46:36
ゃ、確かにmealかも知れんが…俺もたいがいである。
787名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 07:53:17
クルクルびょういんから出た奴の文章読むと
病気がうつるぞ。クルクル「病院」いきなよ。


788名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 08:09:49
ん〜。

もううつってるのかなァ。でも、いきなよ、ってことはこっち側に呼びかけているのであるし…よくわからんのであるw
789名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 08:20:38
酷評よろしくおねがいします。山頂に立てられたある建造物を主な舞台にした小説の
冒頭を書いてみました。こんな雰囲気で書いていこうかとおもってるんですが。

 暗闇のなかに一本の道が浮き上がっている。道の両側には鉄柱が一定の間隔をおいて
並木のように立っていて、そのてっぺんに据えられた電球から投射される円錐形の光が
舗装面のコンクリートを白く浮き上がらせている。虫のすだちがかすかに聞こえ
湿った腐食土の匂いが漂ってくるが電球から放たれる黄色がかった弱々しい光は
約五メートルの道幅を照らしだせる程度の光量に調節されているらしく道の向こう側に
ひろがっているはずの鬱蒼とした木々の姿形を見分けることはいまは難しい。
道は蛇行しゆるやかな螺旋を描きながら山頂へ向かっているため光の帯は視界の先に
行くにつれだんだんとおぼろになり輪郭を失い、やがて闇のなかに消え入ってしまうが
頭上には仄かな明るみを帯びた光の縞がぼんやりと浮かんでいる。
790名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 08:34:01
なんとなくどどっどどうをおもいだしましたまるあれも電柱がそんな感じで並んでいるのですよね当時電柱は
新世界の象徴だったことを思い起こせばぃぇ作者の土地を考えると最新文明だたと思いますよ俺が子供の頃でも
まだ電気通ってないとことかまだあたと思うのででまぁあの方のエセンスみたいのを再現することには成功してると
思うんですでもまぁたしなみをちょいと魅せていただいたって感じかしらまる
791名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 13:48:38
>>789
最後までこんな雰囲気だと、退屈で訳がわからん小説になる気がします。
作家の個性や力量が感じられる表現がほしいです。

どんな山なのか、どこへ続く道なのか、もっと描写してくれるといいですね。
イメージがさっぱり湧きません。
日本なのか外国なのかすらわかりません。
792お願いします:2007/04/21(土) 13:58:03
その浪人は、近江水口から大津にいたる東海道の途中、草津宿まであと一里の
田舎道の路傍に立っていた。
空を見上げている。
背は百五十センチくらいか、かなり低い。体重は逆にかなりありそうで、九十
キロか。頭は丸坊主である。顔は大きく、またその顔の半分は額に見える。
目の焦点が定まらず、黄色い歯が覗く。その歯も、前の二本が抜けている。
恐らく無精なのか、妙に薄汚い衣服であり、衣服なのか体臭なのか鼻をつく臭
いに横を通る旅人は顔をしかめる。
一見、気のふれた男が立っているようにも見える。四十五、六だろうか。
狂人に見えるくらいだから、正確には年がわからない。
変わり者が、
「ご浪人さん、何を見てらっしゃる」
などと声をかけても、
「ヘヘヘッ」
とよだれをたらしそうになりながら、奇妙に笑うだけで、声をかけた者のほう
を見るでもなく、空を見ているだけであった。
時刻は午後二時。11月の風が心地よい、陽光つよき日である。
793名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 15:09:44
>>789
>山頂に立てられたある建造物を主な舞台にした小説
『魔の山』みたいね。

それはともかく、
>暗闇のなかに一本の道が【浮き上がっている。】
>【電球から投射される円錐形の光が】舗装面のコンクリートを【白く浮き上がらせている。】
同じ表現の連発が意図的とも思えず、効果を挙げているとも思えない。

かつ、冒頭から【光】に焦点を当てた描写をしておきながら、
>電球から放たれる黄色がかった【弱々しい光は】
あとになって、【弱々しい】はちとバランスが悪い。
だから読み手のなかに鮮明な印象が生れない。
どうしても弱々しい光にしたいのなら、冒頭から【弱々しい】と明示したほうがいい。

>【約五メートルの道幅を照らしだせる程度の光量に調節されているらしく】
また、これは説明しすぎのようにも思うし、「弱々しい」と「調整されている」はイメージが合わない。
目一杯強く点けているが、性能が低いか寿命が来ているかで暗くしか光らないのが「弱々しい」
だろう。

「黄色がかった」と「白く浮き上がらせている」もどうなんだか。
現実にどうこうではなく書かれた言葉として「黄色」「白く」ではイメージを分裂させないか。

細かく描写することで全体が曖昧になってしまっているようにも感じる。
真面目な文章には好感が持てました。
794send ◆CRoSENH7jo :2007/04/21(土) 17:50:54
こんにちは。酷評お願いします。今回は、僕は苦手な会話文を持って来ました。
読んでいて、すんなり意味が通じるかどうかよろしくお願いします。

(1/2)
「ね、ちょっと氷持ってきてちょうだい、リズ。ストレートじゃこの人には無理だから」
「いいんだよ、今日はストレートで。そんな気分なんだ」
 後輩の若い女に声をかけるタチアナの手を、ジェラルドは制する。緑の硝子玉のような
冷えた視線を投げかけると、タチアナはソファの上で大げさに長い脚を組みかえた。
 ゴージャスクリームの長髪がテーブルのランプに照らされ、緩やかなパーマのラインを
黒く投影する。やーだ、と甲高い声でタチアナは鼻を鳴らすと、ウイスキーを手に取った。
「あのさぁ、あんた調子悪いとき、いっつも強い酒注文するよね。こっちは商売だから別に
いいけど、ウォッカとかテキーラとか好みもへったくれもなくさ、後でトイレでゲェゲェ
苦しむくせに。少し自重したらどうなのさ、あたしが言うのもなんだけど」
 タチアナの向こうで年配のマユが大口を開け、女らしくない野太い笑いを漏らした。
「ゲロの始末してくれるママが恋しいのかもしんないよ? 男って一生赤ん坊だからさ」
「どうせ赤ん坊ですよ、俺は。男が大人ぶってるよい子だったら俺みたいな仕事は必要ないから」
「赤ん坊なら赤ん坊らしくミルクででも割ってりゃいいのに、ねぇタチアナ?」
 そう言ったマユにふん、と、ジェラルドは茶の目をしばたたかせると、女の高く結った黒髪から
日本製のかんざしを抜き取った。少し癖のついたストレートの髪が形を失い、痩せすぎのこの娼婦の
肩に落ちる。
 なにすんのさ、と東洋系の彫りの浅い顔をしかめるマユに、ジェラルドはそのかんざしを透かす。
「これ何で出来てるかわかって使ってる? べっこうって言うんだけど」
「……プラスチックの加工品だよ、2ドルでも買える」
795send ◆CRoSENH7jo :2007/04/21(土) 17:52:06
(2/2)
「へえ、あんたは俺ら客のために2ドルのヘアピンと10ドルのジャパニーズドレスで
おもてなしするんだ、そりゃ安上がりでいいなあ、べっこうはタイマイって亀の甲羅だ。
密漁で数が激減してるからレッドリストの絶滅危惧IB類、ENに挙げられてる。でもたまに
高額なべっこうが出回る。それを生業にしてる奴と話したこともあるさ。どこだって誰だって
金のために生きてる。俺は生きるために雇われ軍人をやって、あんたらは男と遊ぶ、それか、寝る」
「ちょっと、あたしたちはそんなにすぐ寝る女じゃないよ? 失敬だね。じゃああんたは
100ドルで世界の紛争地帯に飛び込む安い命だ。酒の感覚も安い女の好みも安いと」
「俺ね女の好みだけは高いよ。一人しか好きになんないの。たぶん、一生」
 タチアナが、首を亀のそれのようにすくめた。マユが赤い唇の端を舐める。
 なんだよ、とジェラルドは真顔になると、すぐ横にあった水をくいと飲んだ。タチアナが
渋い顔で言葉を繋いだ。
「聞いた事あるんだけど、戦場で家庭の話とか恋人の話なんかする奴は高確率で死ぬんだってね。
あんた大丈夫なの?」
「ああ、俺日常的に仕事場でもやってるけどいつも死なないから。その代わり俺に釣られて
家族の話してる奴はぼこぼこ死んでるけど」
「うわ、死神。であんた一人、いつも生き残るんだ」
「そう、俺は死神、そしてこいつは俺の永遠の女神」
 ジェラルドは上着の懐から一枚の写真を見せた。二人の化粧の濃い女は、同時にそれを覗き込む。
 ゲルマン系。年の頃は二十歳かそのあたりだろうか。白髪とも思しき、上質のプラチナブロンドの
娘が写っていた。光の加減で瞳の色は判別できないが、おそらく青か、濃い灰色だろう。透き通る
ような肌で化粧は殆どしていない。服はありきたりなジーンズとシャツだが、スタイルは悪くない。
カメラに向けて微笑んだ顔には嫌味さはなく、その場の空気はじんわりと和んでいる。
 タチアナとマユは同時に顔を上げた。そして、ジェラルドのとび色の跳ね髪や痩せすぎの体躯や
何とかこの店にもぐりこめた程度のラフな上着やパンツや古ぼけた靴まで丁寧に舐めてから、
同時に言った。
「――あんた、強烈な片思いなんでしょ」
796名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 20:38:27
地球「ここ数年やけに暑い」

ゆとり「じゃあクーラーで冷やせばいいじゃないっすか」
797名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 20:41:49
太陽「俺は地球のまわりまわってないよ笑」
798名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 20:43:09
冥王星「地球には失望した」
799名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 20:44:53
>>796>>797>>798
ショートショート考えてみたので誰か酷評してください。
お願いします。
釣りではないです。
800名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 22:18:11
>>794-795
こいつは酷評されると逆切れするのでスルーでよろしく。
801send ◆CRoSENH7jo :2007/04/21(土) 22:58:16
>>800
>>646-647についてですね。もう一週間前のことですからね。
一応、僕はここでいただいた皆さんの酷評文をちゃんと編集して
保存しています。酷評を一つ一つ大事に見ていると、僕の文章面の
欠点とかよくわかって感謝していますよ。一人で思い込みで書いてると
なかなかわからないことってありますから。
あと、一週間来なかったんでレスしそこねていましたが
>>643さん、>>655さん、ご指摘どうもありがとうございました。
僕の挙げた文章も、確かにここにアップする前に
もう少し推敲すべきだったと反省しています。
802名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 23:17:14
>>801
だまされるなよ
803名無し物書き@推敲中?:2007/04/21(土) 23:42:48
>>799

まずは、そのショートショートを晒してください
804名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 00:18:06
 冷めきった心をどこまでも広がる青空が癒していく。
机に頬杖をついて眺める窓の外には、万華鏡のように煌めく青空が
広がっていた。
 僕は煮え切らない気持ちを抱えながらも、その気持ちをどうにか
しようという試みを放棄している。
どうだっていいじゃん。
 こう思うことが安易な逃げ道にすぎないことぐらい分かっている。
自分を成長させないばかりでなく、いずれ深く暗い頽廃の道へ導くこ
とも分かっている。だけど僕はこうすることしかできない。いつだっ
てそうだったしこれからもきっとそうだろう。
 青空は綿のような雲や、遠くからは影にしか見えない鳥たちを抱え
て、優雅に流れていく。しばらく目で追っていくと視界はコンクリー
トの無機質な壁にぶつかった。青空の行方を遮った壁に僕はわずかな
がら嫌悪を抱いた。
 気を取り直して僕は、空の行き先を頭に描いた。
 体がふわりと軽くなった気がした。
 
805名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 00:27:08
>>789
雰囲気はいいと思うが、見せ方が下手
例えば、外灯が並んでいる部分の描写にしても、並んでいる鉄柱で読者の意識を道にむけておきながら、そのあと「てっぺんの電球」で上を見上げさせ、さらに「円錐形の光」で鉄柱の足下へむかう
これを一文でやると、読み手は作者がどこを強調したいのかわからないので、結果として意識になにも残らない
細かなところでは、鉄柱のてっぺんに電球がついてて、笠もないのになんで円錐形の光なんだ? とか
虫のすだち? ってなんだ? とか
「腐食土」ってなんだ? 「腐葉土」のことか? とか
道幅いっぱいを照らし出してるくらい明るいのに、なぜすぐそこの木が見えないのか、とか
いちいちつっかかる

「五メートルの道幅」「蛇行しゆるやかな螺旋を描きながら」もイメージしにくい

>山頂へ向かっているため光の帯は視界の先に行くにつれだんだんとおぼろになり輪郭を失い、やがて闇のなかに消え入ってしまうが

これもイメージしにくい
道の明かりが消えて見えなくなる山ってどんだけ高いんだ? それとも道が山の陰にはいるから見えなくなるってだけか?

>仄かな明るみを帯びた光の縞

縞って……空に縞模様でも投影してんのかと

全体的に、もう少し、読み手のことを考えて書けと
806名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 00:49:49
>>789
神視点なんだよね。
ファンタジーとかSFを除いて神視点はやめたほうが無難。

文章がこなれてない感じがするかな。
>道の両側には鉄柱が一定の間隔をおいて並木のように立っていて、
>そのてっぺんに据えられた電球から投射される円錐形の光が
>舗装面のコンクリートを白く浮き上がらせている。

並木のように整然とならぶ鉄柱。その頂点から投射される円錐形の光が、
コンクリートの道路を白く浮き上がらせていた。
とかね。


>虫のすだちがかすかに聞こえ湿った腐食土の匂いが漂ってくるが電球から
>放たれる黄色がかった弱々しい光は、約五メートルの道幅を照らしだせる程度の
>光量に調節されているらしく道の向こう側にひろがっているはずの鬱蒼とした
>木々の姿形を見分けることはいまは難しい。

文章が長い。
音とか匂いは、神の視点ではなく登場人物を通して描いたほうがいい。
807名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 00:57:37
>>792
あまりよくないな。

>その浪人は、近江水口から大津にいたる東海道の途中、草津宿まであと一里の
>田舎道の路傍に立っていた。

その浪人と言われてもどんな人物かわからないし。
どういう田舎道なのか、風景とか人々の様子を描写しないと小説にならない。
時代物の場合、服装とかをもう少し詳細に書かないと、読む側にイメージを
伝えられない。
そういう知識がないなら止めたほうが無難。
808名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 01:05:32
>>804
一人称なんだよね?
一人称の場合は、心理描写を通してさりげなく主人公の今いる場所を
説明する必要あり。

>机に頬杖をついて眺める窓の外には、万華鏡のように煌めく青空が
>広がっていた。
このシーンの後に、主人公の目に映るものを通して現在地、たとえば
学校とか自宅マンションとか喫茶店とか、そういうものがわかるような
描写が必要。

それと心理描写だけど、何が理由で悩んでいるのか、そういう糸口が
示されていないと読む側は辛い。
なんとなくこのシーンだけ書きました、って感じがする。
809名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 01:16:28
>792
時代物なんですよね?
だったらもう少し時代を彷彿とさせるものを入れないと。
かろうじて時代物とわかるのが最初の1行と、変わり者の台詞だけ。
長さ(慎重)、重さ(体重)、時刻、時節を置き換えるだけでも雰囲気は少しはでる。
浪人というからには、袴姿に帯剣なんだろうか? それも不明。

山下清の話かと思ったよ。
810名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 01:36:52
>>792
>>807
先に指示語出して、それからどういう浪人か説明するパターンあるから
冒頭だけいうのは酷な感じも。
池波正太郎 山本周五郎 笹沢佐保 峰隆一郎なんてところは、意外と手を
ぬいてる作品多いし、今の時代はかえって注だらけになりそう。その出し入れの
うまかったのが池波さん。
>>風景とか人々の様子>だが浪人の様子は結構書かれているし、
浪人の奇妙さを描きたいだけみたい。たったこれくらいでは可もなし不可もなしでは。
もう少し書いてもらいたい気がする。
811名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 01:52:32
アリの穴からのリンクです。
よろしくお願いします。

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20070422000132
812810:2007/04/22(日) 01:54:44
>>809
可もなし不可もなしではとかいたのでちょっというと、
>>山下清の話かと思ったよ。 >なぜか不明だ。説明書けないよね。
>長さ(慎重)、重さ(体重)、時刻、時節>これは個性で山田風太郎の
甲賀認法帖はメートル法で最初から来てる。笹沢は曲がりくねった道を
カーブカーブとすぐに書くし、山田は他の小説ではボキャボラリのなさと
戦国時代の小説でいわせているし、そんなに服装にこだわるのが不思議。
ただ酷評家が山下清のイメージをもったと説明なしに書くべきでは
ないでしようね。
813名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 02:02:06
 叶捨吉は個人タクシーの運転手だった。
 十月二十六日の午後、叶捨吉は車を新宿区四谷の有料駐車場に停めた。そこから
歩いて新宿御苑に向かった。
 日曜日だった。御苑は子供たちで賑わっていた。恋人同士らしい男女も多い。叶捨吉は
目を細めて子供たちの走り回るのを眺めながら歩いた。
 正面からぶらぶら歩くと、広大な芝生に行きあたる。その芝生は遊んでよいことに
なっている。何百組もの家族や団体がゴザを敷いて弁当をたべていた。その周辺では
子供たちが走り回っている。ボール遊びをしている団体もある。
 叶捨吉はほどよい場所を選んで腰をおろし、弁当を拡げた。
 秋の陽がきらめいて落ちている。
 叶捨吉は無心に食べた。そこへボールが飛んできた。風船ボールだった。叶捨吉の頭に
当たった。叶捨吉は食事をやめてボールを取った。
 傍で父娘がキャッチボールをしていた。その父が投げたボールだった。五、六歳の娘が
駆け寄ってきた。叶捨吉は笑いながらボールを渡してやった。
 父親がやってきた。
「これは、とんだごぶれいを……」
「なんの」
 五十前後の恰幅のよい男だった。朗らかな表情をしている。
 その男はすぐ隣の自分のゴザに戻って、酒を持ってきた。ゴザには母親らしい老女と妻
らしい気品のある女がいた。
「いっぱい、どうです」
 男は傍に腰を下ろした。
「車を運転するものですから」
 叶捨吉は断った。
「ご老人――」
 男は、自分で注いで口に運んだ。声がきびしく、低くなっていた。そのくせ、顔は明るい笑みを
浮かべている。
「なんじゃな」
 叶捨吉は弁当を終えて、タバコをくわえた。煙を空に吐き出した。
814810:2007/04/22(日) 02:02:38
811
kokoは文章を貼るところです。
815名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 02:10:25
>>794
sendさんの作品てすっと入りにくいです。
文の繋ぎがぎこちないことが原因ですね。
一文一文は悪くないですが、通して読むといっぺんに悪文になりますね。
現状でいちばんの解決すべき問題だと思います。
というか、それができなきゃ小説なんて書けやしない(苦笑)。

少しだけ細かいところを。
>緑の硝子玉のような冷えた視線
ガラス玉、ビー玉は瞳の例えとしてオブソリートですね。
自分なりの新しい表現を見つけましょうよ。
って、注意しようと思っていたら「冷えた視線」と繋がっていたので「どないやねん」
という気持ちになりました。
雰囲気だけの比喩って嫌われますから気をつけましょう。

>タチアナはソファの上で大げさに長い脚を組みかえた
少し書き慣れてくると形容過多になってしまうものなんですよね。
「大げさに」要らないですねぇ・・・つくづく要らない。
作者のイメージを押しつけられると、読んでいる側としては嫌になってしまうんですよ。
描写をすることで「大げさ」である感じを読み手に伝えられるよう訓練してください。
「たっぷりと時間をかけて長い脚を組みかえた」くらいで初歩レベルですが、「大げさに」よりは好評価されるものです。
もったいをつけた偉そうな女性だなって読み手に伝わりますしね。

>長髪がテーブルのランプに照らされ、緩やかなパーマのラインを黒く投影する
まあ読んだ全員が「どこにやねん!」って突っ込んだでしょうね。
テーブルのランプからの灯りですから、「壁にうつしだす」くらいで受けましょうか。

いやぁ、具体的に直し出すとキリがないものですねぇ。
行数制限に引っかかりそうなのでここらへんで私はドロンさせていただきます。
816名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 02:33:31
>>789
なかなかカッコイイ文体です。雰囲気がある。
これを自分のモノにしてる人なら、続きが読みたいかな。
でも、手抜きやポカはいかんですよ。
上のほうでも言われてるけど、「弱々しい」とかは安直でしたね。
こういうミスは、なまじカッコイイだけに足元をすくわれますよ。
読者がイメージできるような具体性や、つじつまの部分がいまいち弱いです。
文体のリズムはこのままでいいと思います。
画家のような観察眼をがんがん鍛えていきましょうよ。期待します。
817名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 02:54:12
>>792
>その浪人は、近江水口から大津にいたる東海道の途中、草津宿まであと一里の
>田舎道の路傍に立っていた。

この「その浪人」にはおれも違和感を抱いた。

 近江水口から大津にいたる東海道の途中、草津宿まであと一里の
 田舎道の路傍に一人の浪人が立っていた。

では駄目かね?
818名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 03:12:21
「その」はべつに気にならないなあ。
過去として語られてるだけじゃん?
819名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 03:15:49
軽めの恋愛話をコンセプトに挑戦してみました
批評よろしくお願いします
(原稿用紙12枚程度です)

http://nobodies317.blog85.fc2.com/blog-category-1.html
820名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 05:32:48
>>818
その浪人ではじめて、次の文章が人物描写ならよかったんだけど、場所の説明に
なってるからね。書きなれてないって感じかな。

その浪人はこれこれこういう様子であった。
彼はどこそこの路傍に立っていた。
という展開ならOKだと思う。
821名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 05:37:02
>>820
「その」が名前だっていう可能性はないんですかね?
822名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 05:42:24
朝、ベッドの上で目覚めて隣で寝ている彼氏を見たら顔面蒼白で息をしていなくて、
もしやと思ってテーブルの上に置いていた瓶の蓋を開けて中身を確認したら空になっていた事から、
あたしは一気に絶望の奈落に突き落とされた、
彼はあたしが寝ている間にあたしに内緒で机の上においてあったゾンビパウダーを飲み干してしまったのだ、
あぁあたしのバカ、なんでこんな劇薬物が入った瓶をテーブルの上に放置して眠り込んでしまったのだろう、
うぅ二日酔いがキツすぎて昨日の晩の事何も思い出せない、
あたしはまだはっきりと開かない瞼をこすりながらゾンビパウダーの瓶を手に取り、
瓶に貼られたシールを黙読する
「ゾンビパウダー取り扱い注意:当パウダーを服薬した方は二時間以内に即死、
更に二十四時間後にゾンビとなります」
やばい、今隣に寝ている彼氏はもうゾンビになってしまっているのかもしれない、
、、、続く
823名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 10:50:08
>>817
あなたのほうもこれで一作ですよんw。
>>810>>818とかと俺もおもうな。
>>820は小説をあまり読んでないようで。
「その男は〜」とか、小説の書き出しでよく使うよ。
>>821だともう帰国子女だし、>>809は酷評ではなく単なる感想で
なんで山下清かわかんないし。常連さんで力のないほうが今日は
かいてるみたい。
酷評を酷評するスレ。ジャンジャン。
824792:2007/04/22(日) 12:26:29
昼にはってそのままだったので、め夜中に酷評ついたのですね。
皆さんのご意見参考になりました。
これは長編のある節の書き出しです。1200字前後で一節を書こうと
考え、一〇八節まで投稿サイトに送っています。
人物についてはここでは外見を書いてあとは節の最後に名前を出し、次の節
で生い立ちから今までを描くといったかたちです。いろんな考えを読ませて
もらって、第三者に意見もらう機会、ここくらいなので、
視野が広がる気がしています。ありがとうございました。
825名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 14:24:42
>>813
>叶捨吉は個人タクシーの運転手だった。
こう始めたら次の文章は捨吉の人物描写に続けないと。

>十月二十六日の午後、叶捨吉は車を新宿区四谷の有料駐車場に停めた。そこから
>歩いて新宿御苑に向かった。
伏線にしてもちょっと説明くさい文章だな。
可能であれば削って新宿御苑から始めたほうがスマート。

新宿御苑について全体的な説明と描写が必要。
知らない人にもイメージが伝わるような。

>叶捨吉はほどよい場所を選んで腰をおろし、弁当を拡げた。
いきなり弁当が出てくるのはよくないな。
外部視点なんだから、捨吉の人物描写をして、服装とか手持ちの荷物とかに
触れて、座って、弁当を広げるという流れになるはず。

全体的に書き込みが足りない。
826名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 14:44:15
>>811
ポエムだな。
小説ならば、改行とか文章の構成を含めて小説らしく書くべし。

>>819
> ――同じクラスになってから、秀雄君の事をずっと見てました。放課後、
>校庭の桜の木の下で待っています。 
> 朝、眠気眼で登校してきた僕に衝撃が走った。
> 僕の下駄箱に怪文書が投函されいたのである。
>「……ラブレター?」
> どう考えても僕にモテる要素は無い。

全体的にスカスカだけど、冒頭がこれでは問題外。
もう少し描写を入れないと。
学校の玄関から始めるならその場の様子。
時間的に他にも大勢の人がいるはず。
下駄箱の中のにどんな状態で手紙が置かれていたのか。
どんな封筒に入っていたのか。その場であけて読んだのか。
もう少し丁寧に。
827名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 15:42:47
 人を殺した人間には、かつて一度しか会ったことはない。ちょうど四十歳という年齢で
ひとり。それでも、めったにない経験だろうな。とくにおれたち平凡なサラリーマンにとっちゃ。
それがきょうは、あやうくふたりめをを見るはめになるところだった――。
 吉井卓也は吊り革に体重をあずけながら、暗い窓ガラスにぼんやり目をやった。そこには、
おびただしい雨粒がたたきつけられている。まるで滝の底だった。電車に乗ってから急に
降りだした雨だ。
 そういえば、けさのニュースは台風の接近を告げていた。「傘を持っていけば?」出がけに
背後から声がかかったが、「いや、いいさ」答えたまま、家をでたのを思いだした。
 終電に近い。雨のせいでもなく、冷房はききすぎている。車内は、一日の疲労を抱えた勤め人
たちで混んでいた。眠っているか、新聞、雑誌の記事を追っているか、無表情をうかべているか。
いつもの帰宅時間にある、いつもどおりの平凡な光景だ。いつもどおりでないのは、
おそくなった理由が残業でないことだった。警察の事情聴取を受けていたのである。
 会社の会議室で、夕方から刑事にしつこく訊かれた内容は、きょう逮捕された西村浩一の
犯行動機、つまり彼のおかれた職場環境、精神状況といったたぐいについてのものだった。
 営業一課長の吉井にとって、西村は直属の部下ではない。かつて下にいたが、三ヶ月ほど
まえ二課に異動した。たしかまだ二十六歳、新卒で入ったプロパーだ。
 その彼が社内で上司の営業二課長、及川信幸に突然、襲いかかったのはきょうの午後、
まだ日の高い時間だった。
 外まわりからもどった吉井が汗をぬぐいながらエレベーターからおりたとき、すでにただならぬ
気配があった。事務所に入ったとたん、だれかの叫ぶ、救急車、というかん高い声が耳についた。
みんなの視線が集まる中央に目をやると、窓際の床に及川が倒れていた。周囲に血だまりがある。
そばには、呆然とした顔つきの西村が立っていた。巨体からだらりとたれた手に、なにか光を
照りかえすものがあった。遠巻きに囲んだ社員から時おり西村の名があがる。だが、近づくものは
だれもいない。その光景が目に入った直後、吉井は西村のところまでまっすぐ歩いていった。
828貼る内容を考える:2007/04/22(日) 16:20:28
人を殺した人間には、かつて一度しか会ったことはない。ちょうど四十歳という年齢で
ひとり。それでも、めったにない経験だろうな。とくにおれたち平凡なサラリーマンにとっちゃ。
それがきょうは、あやうくふたりめをを見るはめになるところだった――。
かつて一度しか会ったことはない>>あとに説明あるの。
警察の事情聴取を受けていたのである>>君は関係ないよね。帰ってきたら
みただけだよね。「遅くまで」やられたのは、何で。
その光景が目に入った直後、吉井は西村のところまでまっすぐ歩いていった。
>>もう一行書かないとわかんないよ。何で。
推敲しよう。思いつきで貼らない。酷評しやすいところを貼ろう。
それとも君はパカか。会社も大きいみたいだけど。何やってんの。
大きなぶぶんではなく、アクション場面とか、人物描写とか貼るべきだ。
分からないことだらけの話に酷評を書くのは失礼だし、ひとこと
パーカで終わりそう。

829名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 16:23:57
プロパーtteわからないしらないよ。
830名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 17:23:05
わからない単語に出会ったら、まず自分で調べるクセをつけようね
831名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 19:27:11
>>827
藤原くん乙
832田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/22(日) 19:52:07
物語の一場面なんですが酷評お願いします。
1/3

ゆりなのマネージャーたちが、二人の居る研究室に入ってきた。
その途端、ゆりなは緋莉に抱きついた。
「ゆ〜りなちゃ〜ん、どうしちゃったのかなぁ〜? ほらぁ〜行こうよぉ〜?」
マネージャーたちが優しくゆりなに声を掛ける。
まるで赤子を慰めるかのように。
「うぅ……もう……無理ぃ……私は、もう出来ないったら出来ないッ!!!」
子供のように駄々をこね続けるゆりな。
マネージャーたちは困惑しながらも、ゆりなを緋莉から引き離そうとする。
しかし、ゆりなは決して緋莉の手を離さない。
「嫌ぁ!! もう嫌ぁ!! 緋莉ちゃんと一緒に居る!!」
マネージャーの一人が、申し訳なさそうに緋莉に話しかける。
「あ、貴女、栗原のお友達の緋莉さんですよね?」
「……はい」
「大変ご迷惑なのは承知でお願いします。……どうか、一緒に来て頂けませんか?」
ゆりなのマネージャー三人が、一斉に緋莉に視線を向ける。
困惑する緋莉。

ここで私が断れば、今夜のラジオ放送を楽しみにしているゆりなのファンたちが悲しむだけではなく、数多くのスタッフにも迷惑を掛ける。
しかし、そんな事はどうでもいい。
私には全く関係の無い事。
しかし、私だって空気が読めない女じゃない。
ゆりなの背負っている錘の重さを想い、私は仕方なく同行する事にした。
833田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/22(日) 19:53:53
2/3

車に乗り込み、スタジオに向かう。
ゆりなはずっと、緋莉の手を握りしめながら小さく泣いていた。


スタジオに到着しても、ゆりなは決して緋莉の手を離さなかった。
仕方なく緋莉も一緒にDJブースに入る事になった。

……緊張する。
別に私が話す訳ではない。
これはゆりなのラジオ番組なんだ。

放送開始までのカウントがされる。
緊張感が張り詰める。

心臓が口から飛び出そう。
私はカチカチに固まってしまっていた。
見た目と違って、意外と小心者なのだ。

チッ……チッ……チッ……ピーーー

ゆりなのラジオ番組が始まった。
ジングルが流れる。
「みなさんこんばんは、栗原 ゆりなです!」
さっきまで泣きべそをかいていたゆりなの表情は、すっかり元気な表情に戻っていた。
その顔は、アイドル“栗原 ゆりな”になっていた。
それでも緋莉の手を握り続けたままだった。
「今日も始まりました、栗原 ゆりなのオールナイトニッポン。……実はぁ〜今日は、私のお友達がスタジオに遊びに来てくれてまーすッ!!」
私の緊張は頂点に達した。
ダラダラと脂汗が吹き出す。
834田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/22(日) 19:56:10
3/3

「何か喋る? ウフフ」
私は全力で首を横に振る。
ゆりなは、そのままオープニングトークを続ける。
「……というわけで、今夜もみなさんからのメール、どしどしお待ちしておりまーす! さぁ、今夜の一曲目聴いてください。四月二日に発売になったばかりの私の新曲、春風の中のダーリン!」
ゆりなの曲が流れる。
きっと、これが石田君の話していたゆりなの新曲だろう。

ゆりなは放送終了まで、ずっと緋莉の手を握ったままだった。
それでも、悲しみを決して表には出さず、アイドルとして仕事に徹していた。

……あぁ、プロなんだ。
私の知っているゆりなは、いつも情緒不安定で、何かあれば私に弱音を吐く女の子。
だけど、こうやって仕事をしている姿を初めて間近で見て思った。
今にも切れそうになるくらいキリキリと糸を張り詰めて、それでも偽りの世界で、偽りの自分を演じている。
私よりも大人だ。
ゆりなが初めて大きく見えた。
835名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 20:04:46
緋莉なんだか、私なんだか、どっちかに統一してほしい。

8361/2:2007/04/22(日) 20:04:54
  車から降りると、助手席のサチを降ろそうとドアを開けたが、サチは恐怖で顔が引きつり
降りるのを拒んだが、俺は無理やり抱き上げ、おんぶの体勢で俺の背中にたすきで背負った。
着込んだベストに武器を装着し、片手にはプロパンガスでガス圧を高め鉄球が飛び出すように
改造したフルオートのガスガン、弾には1個1個南無阿弥陀仏と書いてある、
肩には高圧のウォーターガンを改造したガソリン火炎放射器、ガソリンには2パーセント神酒混合、
腰のホルスターにはロケット花火をばらして線香をくくりつけたその名も極楽浄土ロケット花火、
スプレー式の殺虫剤に火薬を巻きつけ、火をつけると爆発するスプレー缶式手榴弾、
サチの肩には十字架の矢が飛び出し刺さるとにんにくエキスが飛び出すボウガンをかけ
校舎の中へと入っていった。
8372/2:2007/04/22(日) 20:05:47
おぶられた状態のままサチは俺の腰をひざでけりながら奇声をあげ、進むのを拒んだ。
俺はサチの手を握りフルフェイスのヘルメットをかぶせ、「大丈夫だよすぐ終わるから」と言った。
誰もいない校舎から、ピシッ、ドンという音が聞こえる。背負ったサチから
身震いの振動が伝わってくる。
校舎2階に着くと、俺は叫びながらガスガンをあの忌まわしきトイレに向かって乱射しながら
歩き続けた。バリバリと音を立てガラスや木片が飛び散る
サチは俺の肩に顔を置き叫び続けた。
トイレに近づいたとき白い霧のような塊が出てきた。
俺は落ち着いて左手に火炎放射器に持ち、放った。グウォッー!とものすごい勢いで飛び出した炎に
霧はたちどころに消える。その間もガスガンをフルオートで撃ち続ける!
そしてすぐにロケット花火を点火、シュグォー!と線香の煙を吐きながら
一直線にトイレに向かって飛んで行き、トイレ付近で爆発し煙を吐いた線香を散らす。
急に壁や天井が激しく揺れ、椅子が勝手に動き出した。線香と爆竹500発を交互に巻きつけた
爆弾を手当たり次第に投げつけた。ボゴッー!という音とともに窓ガラスが散る。
「まとめてぶっ殺してやんよー!来いやウォらー!」俺は撃ち続けた。
線のつないでない電話がけたたましく鳴れば蹴り壊し、蛍光灯が勝手に落ちてくれば
その倍の蛍光灯を撃ち壊し、進んだ。
あのトイレ、使用禁止の張り紙、忌まわしき花子トイレ。いったん撃つのをやめた

お願いします
838名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:21:04
>>827
>人を殺した人間には、かつて一度しか会ったことはない。
>ちょうど四十歳という年齢でひとり。
>それでも、めったにない経験だろうな。とくにおれたち平凡なサラリーマンにとっちゃ。

人を殺したと告白した人間のこと?
それとも殺人で服役して出てきたとか?
事故などで人を殺してしまうことはまったくないわけじゃないから、とりたてて
珍しいということでもない。
四十歳というのは誰の年齢?
主人公は今何歳なの?
全体的にカットバックが連続しているので時系列を整理したほうがいい。
可能な限りカットバックは使わないこと。
839名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:32:10
むしむしコロコロ。むしむしコロコロ。
むしむしコロコロ。むしむしコロコロ。
840名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:32:56
>>838 
きみ読解力なさすぎ。恥かくだけだから批評なんかしないほうがいいよ。言ってることメチャクチャだよ。
小学生でも、主人公が四十歳だとわかるはずだけどねw
きみ小説読んだことあるの?w 
ちなみに>>827は某直木賞作家の短篇の冒頭。
841名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:39:53
>>840
パカ野郎。某直木賞作家の短篇の冒頭>>
それがどうしたぱかたれめ。誰のだって酷評するのが、このスレ。
おとといきやがれ、このスットコドッコイ。
842名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:41:27
 太鼓の音が聞こえる。出店の屋根につるされた電
球が薄暗い世界をやさしく照らしている。あたりは
浴衣を着た人々で埋め尽くされていた。そう、僕は
夏祭りに来ていたんだ。
 祭に行く事にしたきっかけはなんだったかな。家
で一人酒をやっていて、夜風に当たろうとふらりと
外に出たんだった。そしたら楽しそうな音が聞こえ
てきて、ふらっとそっちの方へ歩いて行った。そう
だった。そうだった。
 僕はこの幻想的な景色をカメラに収めたい衝動に
襲われた。よし、ひとっ走りしてカメラを取りに家
に戻ろう。そう思った僕はさっそくきびすを返した。
その時、僕はある一点に心を奪われた。
 そこにいたのは齢15,6と思われる少女だった。
彼女の黒髪は電球の明かりを受けて宝石のように輝
き、瞳は漆色でつややかだ。肌は透き通るような乳
白色。女神の手と思えるほどに神々しい細身の手は
胸元に寄せている。
 もはや僕には太鼓の音もあたりの喧噪も聞こえな
くなっていた。僕は芸術とも言えるその少女の様子
を視界から消えるまで半ば放心状態で見ていた。
 少女が祭の雑踏に紛れて見えなくなると、僕は我
に返った。
843名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:42:30
ID出ないスレでよかったなww
844842:2007/04/22(日) 21:43:43
酷評お願いします。
845名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:44:26
>>840
>人を殺した人間には、かつて一度しか会ったことはない。
>ちょうど四十歳という年齢でひとり。

かつて、というのは過去のこと。
普通に読めば、主人公が四十歳の時に人を殺した人間とあったことがある。
現在の主人公は四十歳以上ということになる。
「かつて=現在」と読むほうがおかしい。
カットバックが連続しているのも事実だけどな。

プロだろうが駄作はある。
君が駄作を駄作と判断できないだけだろ。
846名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:49:10
まあ貼られたやつ読んでないから知らんが、プロに駄作があるのは同意。
847名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 21:59:19
更に言うと、どれほど素晴らしい作品でも、見方によっては酷評できる
848名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 22:00:08
すぐ前にあるんだから、読んでから書けばいいのに。
849名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 22:16:08
>>840
文章が下手なことで有名な、藤原伊織をはったら酷評される罠
850名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 22:22:46
山田悠介でも張ってみるか?
851名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 22:27:16
>>840
>小学生でも、主人公が四十歳だとわかるはずだけどねw

馬鹿丸出しやないか。
852名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 22:32:25
人気のない踊り場は影に覆われてひんやり涼しい。俊奈は非常階段の手すりに両腕を置いて、
その上にシャープなラインのあごを乗せている。緩やかな弧を描いた横髪が、紅潮した頬を抉
るように覆う。いつもはきちんと整えられているおしゃれな髪型も、この時ばかりは心なしか
乱れているように思えた。
俊奈の目には今、何が映っているのだろう。中庭のベンチで仲良く弁当を食べている恋人たち
の、甘く気だるい光景だろうか。あるいは、球技禁止と赤いペンキで書かれた立札の横で悠々
とキャッチボールを続ける二人組の影法師だろうか。
彼が罵っている相手は紛れもなくこの僕だ。それなのにそのことを忘れてしまうくらい、彼は
僕のことを無関心であるかのように装っている。彼は空に向かって、淡々と声を流していく。た
だ、その作られた冷静さが逆に、彼の煮え滾った心中を浮き彫りにしているように思えた。
ぐっと力を入れた俊奈のこぶしに、蒼い血管が浮かびあがった。
「だからさ、」
語気を強めて振り返った俊奈の血眼が、想像以上に迫力を持っていることに驚き、少したじろいだ。
「好きなんだよ、お前のこと」
ごくり。
無音の空気が僅かに揺れた。
「あいつの心は、俺じゃなくてお前を見てる」
僕は耐えられなくなって俊奈から目を逸らした。
「もう終わりだよ、何もかも終わった」
違う。由梨は僕のことが好きになったから、お前に冷めたわけじゃない。
そう言ってやりたかったが、この親友の愚直さがなんだか馬鹿らしく思えてきて、僕は無言の
ままやり過ごした。
「終わりだ、もう」
俊奈はそう吐き捨ててまた中庭の方に向きなおった。でもこの場を離れようとはしない。
853名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 22:41:53
>>842
酷評するのも面倒なんで
これは純粋な突っ込みなんだが

漆色っつー色はない
漆には赤も黄もある
854名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 23:00:14
田中れいお ◆mUSiSdbqnM
こいつがムシムシコロコロされたから腹いせやってんだろ。
855田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/22(日) 23:05:18
>>854
勝手に決め付けるな
れいおはさっきまで火の鳥のアニメ見てましたけど何か問題でも?
856田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/22(日) 23:07:42
>>835
一応この話は、登場人物の視点と神視点が絡まって出てきます。
ちょっとファンタジー&ミステリーな話なのでそうしてるんですけど、読みにくいですか?
857名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 23:33:41
>>852に変えてこちらを読んでくださるとありがたいです。
人気のない踊り場は影に覆われてひんやり涼しい。俊奈は非常階段の手すりに両腕を置いて、
その上にシャープなラインのあごを乗せている。緩やかな弧を描いた横髪が、紅潮した頬を抉る
ように覆う。いつもはきちんと整えられているおしゃれな髪型も、この時ばかりは心なしか乱れ
ているように思えた。
俊奈の目には今、何が映っているのだろう。中庭のベンチで仲良く弁当を食べている恋人たち
の、甘く気だるい光景だろうか。あるいは、球技禁止と赤いペンキで書かれた立札の横で悠々と
キャッチボールを続ける二人組の影法師だろうか。彼が罵っている相手は紛れもなくこの僕だ。
それなのにそのことを忘れてしまうくらい、彼は僕のことを無関心であるかのように装っている。
彼は空に向かって、淡々と声を流していく。ただ、その作られた冷静さが逆に、彼の煮え滾った
心中を浮き彫りにしているように思えた。
ぐっと力を入れた俊奈のこぶしに、蒼い血管が浮かびあがった。
「だからさ、」
語気を強めて振り返った俊奈の血眼が、想像以上に迫力を持っていることに驚き、少したじろいだ。
「好きなんだよ、お前のこと」
 ごくり。
 無音の空気が僅かに揺れた。
「あいつの心は、俺じゃなくてお前を見てる」
僕は耐えられなくなって俊奈から目を逸らした。
「もう終わりだよ、何もかも終わった」
 違う。由梨は僕のことが好きになったから、お前に冷めたわけじゃない。
 そう言ってやりたかったが、この親友の愚直さがなんだか馬鹿らしく思えてきて、僕は無言のまま
やり過ごした。
「終わりだ、もう」
 俊奈はそう吐き捨ててまた中庭の方に向きなおった。
858名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 23:43:36
まず文章のっけて、最後に、「酷評願います」と添えるやり方がどうも気になる。
そういうことは最初に書いておかないと、普通の人は読み飛ばしちゃうね。特に
ネットだと縦スクロールだから、上から順に文字が入ってくるわけでしょ。
 そのへんで読み手を意識していない時点で、もの書きとしての生得的な性質に
欠けてる気がする。
859名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 23:55:12
>>857
誰の視点で語っているのかが分かりにくい。
神視点のように始まって、実は主人公が別にいました的な構成はよくない。
最初から主人公の視点とわかるように書くべし。

あとは何が終わりなんだか、あいつとは誰なのかが全然わからない。
適時説明を入れるべし。
860名無し物書き@推敲中?:2007/04/22(日) 23:59:37
>>845 なんでそう読むの? 脳みそ腐ってるんじゃないの?w 
どう読んだって現在の主人公の年齢が40歳ってことだろ。それがわからないって完全に池沼レベルだよ。
小学校もまともに通ってないのかなw
あと10回くらい読んだほうがいいよ。それかパパかママに聞いてごらんw
ほんと馬鹿すぎて面白い。たぶん社会的地位の低い人なんだろうねオマエは。
哀れみさえ感じるよ。
おまえみたいな馬鹿が批評すんなって。おつかれさん。バイバーイ!!
861send ◆CRoSENH7jo :2007/04/23(月) 00:06:06
>>815
酷評ありがとうございます。
……うーん……。文のつなぎ、ぎこちない、ですか。参りましたね。
雰囲気だけの比喩もだめですか。
形容過多は、やってしまったという気持ちです。
イメージの押し付けってのは、今回僕は気がつきましたが、どうも
暗喩との区別がついてないみたいです。あと、形容過多ってのも
関連してしまうのかもしれない。
次上げてくるときは集中的に気をつけてきます。
壁の影ですが、これはソファとかかな。もたれているから。

ところで、会話文はどうだったんでしょうか。
読んでいてこれはちょっと変だよってところはあるでしょうか。
862田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 00:16:45
きらりん☆レボリューション見てた
ひぐらしのなく頃にってアニメ面白い?
参考にちょっと見てみようと思うんだけど・・・
あんたらアニメとかラノベとかエロゲとか好きでしょ?教えて^^

それと>>832-834よろ〜
863名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 00:57:23
>>862
携帯小説書いてる人だよね?空白改行が多いのは、携帯小説の特徴なのかな?
全体的な流れは、まるで脚本を読んでる様だ。
描写というものをもう少し入れてみたら?
864田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 01:06:18
>>863
そうですよ、携帯小説書いてます^^
空白改行は読みやすいようにと思って、台詞や一人称視点から三人称視点に変わる時、時間が空く時などに使ってます。
描写ですか。
これでも一応入れてるつもりなんですが、もっと心理・情景描写を勉強してみます。
確かに情景描写は弱い気が自分でもするんです。
でもあんまり意味を持たせたくない場面で、丹念に描写しまくるとクドイかと思っていつも最小限にしてます。
865名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:06:42
http://www6.atwiki.jp/kata/pages/31.html

酷評お願いします。
866名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:19:27
>>864
空白改行が読みやすいからという理由で使う人は、他の創作板にも少なからずいる。
嫌がる人も多いんだけど、紙に書いたものとは違うからという気持ちも理解できる。
ただ、多用する事はお勧めしないね。
一人称から三人称に視点が移るという手法を使う前に、まず視点を固定したもので
一本書いてみたら?描写を上達させたいなら、基本をクリアしなきゃだめだと思うよ。
867名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:22:48
>>840
>人を殺した人間には、かつて一度しか会ったことはない。
>ちょうど四十歳という年齢でひとり。

非常に長い話だから簡単に書くけど、約20年前に工事現場で会ったことがある。
人を殺して4万円を奪って懲役10年を食らったといっていた。
何故突然そんな話をするのか分からなかった。
「人を殺しても10年で出られるんだ」と念を押されてはじめて分かった。
いらんこと言うとお前殺すぞと暗にほのめかしていたんだ。
普通のサラリーマンがこんな場面に遭遇したときの恐怖感は半端じゃないよ。
とても、この話は置いといて次の話とはならないよ。

868田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 01:27:28
>>866
今まで書いてきた小説は一人称が多かったんですよ。
それで5本くらい書きました。
でも今回の小説は天使みたいな超生命体が出てきて、それを客観的に描写しなければならない場面があって三人称の部分を取り入れています。
ストーリーもファンタジー&ミステリー系なので。
その天使が出てくる場面だけ三人称にすると変かと思って、天使が出てこない場面でも取り入れてます。
おもに行動的な場面は三人称、キャラクターの心理的の場面は一人称としてミックスしてます。
やっぱり読みにくいですか?
869ゆうき19歳:2007/04/23(月) 01:34:04
酷評お願いします。さっきも投稿したものですが、昨日ここで話を聞い
て小説を書いてみようと思い立ったのはいいものの、自分の文章が他人
にの目にどう映るのか全くわかりません。というか素人すぎて基本がわ
からなさすぎるんでだれかアドバイスください><
 
 人気のない非常階段は影に覆われてひんやり涼しい。初夏の日差しを
遮る鉄筋コンクリートが優雅に涼しげな表情でクールを装っているから
といって、別段イライラすることもない。それどころか、無機質なくせ
に、うだるような暑さでふやけ切った僕の体に随分と優しいなと思う余
裕を持たせるのが魔法、夏だからこその涼しさ。僕は踊り場から三段目
のところに腰掛けて、前方に設置してある柵の隙間から平和な昼下がり
の風景をぼんやり眺めていた。とりたてて言うほどの広さを持つわけで
はないその場所は、数人の男女によって占拠されていた。もっさりと葉
っぱを蓄えた栗の木の下には、赤く塗装されたベンチがある。そのベン
チの上でおいしそうに弁当を食べている男の子と女の子が、半身ほど木
の陰からはみ出ていることを気にも留めずに幸せそうに話をしている。
見ているこっちまで恥ずかしくなるくらい仲睦まじい。いつもなら表情
へ転換しないほんわかとした甘い気分も、人目を気にする必要のない時
にはにやけ顔となって表れる。球技禁止と赤いペンキで書かれた立札の
横で悠々とキャッチボールを続ける二人組が、汗だくにもかかわらず夢
中になっているのを見て「よくやるね」と思わず呟いてしまい、こちら
が少しばかり歳を食ったように思えて笑った。
 僕は親友の俊奈に呼び出されてここへ来た。俊奈とは中学以来の付き
合いで、高校も一緒の所へ行きたいと言っていたあいつのために僕がワ
ンランク志望校を下げてやった。僕はどのみち高校は進学校でありさえ
すればどこでもいいと考えていたたちだったから、あいつがワンランク
上を目指して猛勉するなんて無茶を言い出す前にそれとなく提案したの
だ。あいつのためだけにというより僕のためにもそう決めた。あいつが
いない高校生活は、少しだけ貧相な気がしたから。
870名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:38:05
田中れいお氏のレスを読むと
ものすごく高度なことに挑戦してるかのようなんだけど
実際の文章を読むと……なんだよな。
871名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:39:51
>>868
じゃはっきり言おう。まだ視点を移行させて書く様な腕がないと思う。
だから基本で一本という事。ファンタジー&ミステリーならライトノベル系のプロ作家の物を読んでるでしょう?
もう一度よく読んでみるといいよ。プロとアマのどこが違うのか。
いまのまま作品だと、一本調子で印象に残らない。数レスしか書いてないからというのは理由にならない。
最初の1レスで読む気にさせる何かが欠けていると感じるね。
872名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:45:43
名シナリオライター亡き笠原和夫さんによると
1コンセプト(今の時代に何を書くべきか)
2テーマ(読者にどういうメッセージを送るのか)
3 1と2を踏まえて資料収集
4キャラクターの創造
5ストラクチャー(人物関係表)
6コンストラクション(事件の配列)
7プロット作り(物語を論理的に1800から2,000字以内で書く)
以上がものを書く前にすべきことだそうです。
田中れいおさんここまでやってから文章を「かきはじめよう。
873名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:47:02
>>862
まず、馴れ合い口調で酷評者にレスを求めるのはやめましょう。
誰もあなたにあんた呼ばわりされたくないですし、あなたのことも
あんた呼ばわりしたくないです。
874名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:47:39

KFていう人、実は凄すぎだと思う。
とくにあの、「愛鍵」の話とか。
875田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 01:52:45
>>870
やっぱり言われてるように脚本っぽいんでしょうか?
描写が弱いのでしょうかね^^;
文字にすると高度っぽいけど、実はそんなたいそうなもんじゃないです^^;

>>871
難しい><
やっぱり勉強するしかないですね。
まだ修正が間に合うので、一人称にしてみようか検討してみます。
ファンタジー&ミステリーを書いてはいるけど、ライトノベルは全く読んだことないです。
萌え系のアニメとかそっち系の方向のものは見たり読んだりしないです^^;
876名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 01:53:20

故郷 幼き日々 毎朝 味噌汁 誰よりも早起きで 化粧もせずに おふくろの味


そんな母も死にました。故郷も今になっては一枚の絵です。
景色は、望めば望むほどに美しく輝きます。そして輝けば、輝くほどに、
私は母の思い出から、遠い場所に立たされてしまうのです。

夜空は胎児の思い出。暗黒の子宮の内に、瞬く星々よ。

誰かが言いました。あなたの母が、あなたに遺したものは、
一枚の絵ではない。まして美しい思い出でもない。
母が遺したもの、それは幸福をあげつろうことの意味であると。

化粧をしない素顔の母は、美人ではありませんでした。
父は時折そのことをぼやいていましたが、それでも母は誰よりも幸せそうでした。

そんな母がよく読み聞かせてくれた童話は「白雪姫」でした。
王妃が魔法の鏡に、「鏡よ鏡よ、鏡さん、世界で一番美しいのは誰?」問う、
あのお話しです。そして白雪姫が毒林檎によって永遠に眠らされ、小人たちが
嘆き悲しむシーンになると、いつも母は泣いていました。私が「ちゃんと読んでよっ」と
文句を言うと、「ごめんね、ごめんね、」と言って涙を拭いていました。
今になってやっと、あの母の涙の意味がわかるような気がします。

やわらちゃんは化粧をしなくても良い。

877田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 02:00:32
>>872
書き始める前にガチガチ設定組んでたんですよ。
だけど組みすぎて詰まってしまったので、ある程度はラフに設定して書き始めました。
書きながら浮かんできたアイデアを取り入れたり、当初に予定してたアイデアを削ったり。
笠原和夫さんがどんなけ偉い人なのか知りませんが、全員が全員そうしないといけないってワケでもないでしょう?
878名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:02:03
>>875
情景描写はモノによる。
文学なら、徹底的にクドいくらいでないとダメ。文字で全部表現しなきゃならんから。
ラノベ/エンタメだと、限界まで削らないとダメ。読んで貰えないから。
携帯小説なら限界を超えて削らないとダメ。携帯の画面は小さいから。
別に「携帯小説」だけしかやらんなら、今の書き方でも構わん。

ただし、携帯で小説やるってんなら、たぶん一人称固定の方が利巧。
読者層が「小説を読み慣れていない」人間ならば、一人称の方が理解しやすい。
一人称は、「誰が」なにをしたかがわかりやすいから。
でもって、携帯小説の読者とは大半が「小説を読まない手合い」だ。

よっぽど自信があるのでなければ、携帯小説で三人称は使わないほうがいい。
三人称の文章を、読者が受け付ける可能性は低い。
でもって、当然、一人称と三人称の混在も止めたほうが良い。
読者は、間違いなく「誰が」何をしたのかを理解できなくなる。
879田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 02:02:25
>>873
ごめんなさい><
ちょっとしたギャグ100回分の愛だったんです
880名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:07:17
お前らめちゃくちゃ優しいなw
こんな馬鹿の書いたもんどこをどう直したってまともになどなりゃしないし、
小説の書き方も一生わからないだろうに。
881名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:12:30
>>877
あの文はこう読め。

・「読者にどういう感想を抱かせたいか」を想像したか
・読者に特定の感情を抱かせるためには、どんなキャラが必要で、
各キャラをどう動かせば良いか、を考えたか
・各キャラにどうイベントを割り振るかを考えたか
・イベントの全体像を理解しているか

設定とかはどうでもいい。後付けに過ぎない。
882田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 02:14:04
>>878
なるほど。
確かに一人称のほうが読者が感情移入しやすいですもんね。
携帯小説ってやっぱり小説に慣れ親しんでない人や中高生向けであって、大の大人が読むものではなくて、みなさんは携帯小説(笑)とかって見下す傾向にあるんでしょうか?
ちなみにみなさんは携帯小説を読む機会はありますか?
好んで読んでいる人はいますか?
れいおはPCで小説を読むと、どうしてもストレスが溜まるので、ねっころがりながら読める携帯小説はなかなか便利なツールだと思っています。
みなさんは読者層はどれくらいに意識して書いてますか?
883名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:19:14

許されない愛を育む男と女のお話」

あるところに、許されない愛を育む男と女がいました。

ある日、男は叶うことのない、

純白のウェディングドレスを、

女にプレゼントしました。

女は過去に一日だけ、

花嫁になったことがあります。

けれどもその次の日から、花嫁の花は、

摘まれてしまい、ただの嫁として

生きています。

男は女にこう言い告げました。

僕の前では、君はいつでも花嫁さんだよ。
884名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:20:13
>>882
携帯小説は読まん。

見下しはしないが、携帯小説と紙ベースの小説は、方向性が全然違う。
外科と内科くらい。
もしくは、テニスと水泳くらい。
だから、面白いとか面白くないとかの評価が難しい。
ココの人間の大半は、おそらく俺も含めてそういう手合いだ。

もし、別の評価を聞きたいなら、ライトノベル板とかで聞くほうが方が妥当だと思う。
885名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:20:21
田中れいおさんの作品昨日読みましたよ。
3人の運命共同体がそれぞれの過去を抱えてそれを乗り越えようとして、
だけど結局運命の糸に手繰り寄せられるかのようにして死んでっちゃうお話。
僕はつまらなくなったら読むのやめようと思っていました。
最後まで読みましたよ。
まあそういうことです。
ストーリーが緻密だったしありきたりだけど独自の雰囲気が出ていたから苦に
ならなかった。回想が多くて物語がなかなか前に進まないところが読んでて辛
かった。
総じて最後まで楽しく読ませていただきました。
886田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 02:20:31
>>881
なるほど。
今書いてる小説は、登場人物がみんなちょっと電波入っているので、読者に特定の感情を抱かせるのが難しいと感じています。
そのためのキャラを登場させる事も必要だったりするんですね。
とっても参考になりました^^
887名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:20:45
>>869
1段落目と2段落目が逆のほうがいいと思った。

俊奈(これなんて読むの?)に呼び出されて非常階段に来たことや
彼が主人公にとってどんな存在かなどの説明を最初に持ってきてから
校舎の壁とか非常階段から見える風景の描写を持ってくると
読者もストーリーに入り込みやすいし、
待たされてる間のかったるい感じも表現できると思う。
888名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:25:56
>>885-886
安い自演はやめましょう。
889田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 02:26:27
>>884
最近では20代〜30代向けの携帯小説もあるみたいですが、やっぱり世間はそういう意識なんでしょうね^^;
ライトノベル板だと読者層も評価も違うんですか。
ちょっと覗いてみます。
890田中れいお ◆mUSiSdbqnM :2007/04/23(月) 02:28:53
>>885
ありがとうございます^^
『蚕の出す答え』ですね^^
あれは今までで一番苦労した小説です。
陰鬱な物語ですけど、そういうのが好きなので書いちゃいます。
今までほとんど感想もらえなかったので嬉しいです^^

>>888
自演じゃないですよ><
891ゆうき19歳:2007/04/23(月) 02:36:24
>>887
すごいですね!確かにそっちのほうが数段わかりやすくて伝わりやすい文章になると思います。
ここにいる人ってやっぱり目が肥えてますね。的確なアドバイスに感激しております。
ありがとうございます。推敲してみます!

しゅんなって読みます。男です。
892名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:43:34
>>869
19歳、はじめて書く小説か・・・もし本当なら才能あるかもね。
この際、内容はどーでもいい、つまんねーから。いろいろ読んで勉強してください。
着目したのは文体。リズムが心地良いね。
その歳でこの感覚をモノにしているとすればたいしたもんだ。
もしかして誰かの文体を模倣した?
893名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 02:54:50
れいおの100倍いいね
894789:2007/04/23(月) 03:02:15
ご意見くださったみなさんありがとうございました。
自分の課題がかなりわかりました。勉強して再トライさせてもらうかもしれませんので
その際にはまた酷評をお願いします。 
まずはお礼まで。
895ゆうき19歳:2007/04/23(月) 03:37:52
>>892  
マジで初なんですよ。以前から書きたいとは思っていたんだけど、
きっかけがないのもあったし、第一どう書いていいかわからなか
ったもので。
昨日ここの猛烈な勢いで誰かが質問に答えるというスレで聞いて
いて、ぐちぐち心配してるより一本書いたほうがいいって言われ
たので書いてみたんです。
リズムは、今までの読書で培ったものだと思います。本を読むのは
好きなので。内容よりもリズムや言葉遣い、文章の秀麗さに目が行
くタイプだと思います。
正真正銘自分で書いたものです><

というか褒めてもらってすごくうれしいです!
才能というよりは「好きこそものの上手なれ」の
方だと思います><
896ゆうき19歳:2007/04/23(月) 03:41:16
>>895なんか調子乗ってすいません;;
897名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 03:51:39
「好きこそものの上手なれ」を見て、さて私の出番かなと思っていました。
謝ってるから見逃します。
898ゆうき19歳:2007/04/23(月) 04:01:27
>>897
ほんとすいません。
書き込んでから気づきました。
使い方間違ってますね。
899名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 06:08:13
稚拙な文章でお恥ずかしいのですが、書くのは好きなので参加させて下さい。
長編小説の冒頭のようなイメージで書きました。酷評をお願い致します。(改行ズレなどご容赦下さい)

部屋中に機械音が鳴り響いている。誰かが僕を呼んでいるのだ。
僕と誰かを結ぼうとするその不必要に高い音も、今の僕にとってはただの雑音でしかない。
それはいつも決まった時間に鳴り、決まった時間に止む。
控えめに言って既に1ヶ月は毎日休みなく続いているのだから、いい加減嫌気もさしてくるというものだ。
電話は持ち運ぶものだという時代になってしまったために、ここ1ヶ月程僕は何処にいてもそれを耳にすることになった。
何処に逃げようと僕に追いつき、何時の間にか去り、時がくればまたやってくる。
まるで月じゃないか。
月――小さい頃から月は嫌いだった。いつから嫌いになったのか、今でも思い出すことができる。
歯磨き粉のコマーシャルに使われていた月の絵。あの絵を見てからだ。
白い歯をむき出しにし、口角が目じりに届くほどの笑顔で月が言う。
「さあ、歯をぴかぴかにしてベッドに入れば、今夜は素敵な夜さ。ぐっすりおやすみ」
僕はそのコマーシャルを見たせいで酷く気分が悪くなり、歯をぴかぴかにしたのにも関らず一睡もできなかったのだ。
できることなら月なんて沈めてやりたい。月を見るたびにそう思う。
機械音はいつまでも鳴り止む気配を見せない。そもそも音に気配なんてあるのだろうか。
僕は途端に今ここにあるこの音が憎くなった。気配がないのだとしたら、そんなものはこの世に存在していいはずがない。
一度くらいはこの手で月を沈めてみるのもいいだろう。
僕は受話ボタンを押し、電話を耳に寄せた。
「ねえ、あなたと居た2年間は私にとって……私は……」
受話器は自然と身体から離れてしまった。やはり月を沈めるなんて無理だった。
僕は1ヶ月半ほど前に、これまでの人生で一番愛した女と別れた。別れを切り出したのは僕だ。
彼女はとても気がきいて、冗談も分かるいい女だった。彼女に非があったわけではない。
別れた理由はただ一つ。僕が両腕を失ったからだ。
900名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 06:59:44
村上春樹はお好きですか
901名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 12:48:35
「僕」がしつこい。

>機械音はいつまでも鳴り止む気配を見せない。そもそも音に気配なんてあるのだろうか。
>僕は途端に今ここにあるこの音が憎くなった。気配がないのだとしたら、そんなものは
>この世に存在していいはずがない。

こういう言い回しも意味がわからない。なにがいいたいんだろうか?
全体的に村上某の雰囲気を真似ようとして、空回りしている感じ。ぱっとしない印象。
902名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 13:23:50
>>899
控え目に言って超つまんねー。
最初の6行でひきつけるものが何もない。その後の数行まで読んでギブアップ。
どの部分で読者が興味を持ってくれると思ったの?
最初の10行くらいしか読んでないけど、そこまでの中に「これは絶対面白い!」というような
要素があると確信してるなら、あんたの感覚すっげーズレてるよ。
だいたい機械音って何の音だよ。
903名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 13:25:51
>>899
1文1文は良いんだけど、流れがわかりづらい。
読み返してやっと携帯電話を取るシーンなのだとわかった。

> 機械音はいつまでも鳴り止む気配を見せない。
> そもそも音に気配なんてあるのだろうか。
「気配」の意味がすりかわってる。だから読んでて素直に頭に入ってこない。
雰囲気だけで描写するのは良くない。

> 一度くらいはこの手で月を沈めてみるのもいいだろう。
ここで「着信音=月」のたとえはわかりづらい

> やはり月を沈めるなんて無理だった。
「月を沈める=携帯の着信音を止める」と言う風に解釈したのだけど、だとしたら成功しているのでは?

個人的に「機械音」と言われると、機械が動いてるような印象を受けるので
携帯電話の着信音を表現するなら「電子音」とかの方が良いような気がする。

最初の3行と最後の3行は好き。
続きを読んでみたい感じ。
904名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 14:08:30
手垢にまみれた喪失感ですな。そろそろこういうのはやめにしようや、見飽きたよ。

ところで最後の三行の「女」「いい女」はグロイ、つーか突然おっさん臭くなるw
春樹のまねならここは「女の子」「魅力的な女の子」として欲しいところだ。
905名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:10:03
◆GS5dH4MwNY >>この人の酷評は的確だね
あとの酷評を書く人もHNくらい使ってくれると
どんな酷評を書く人かわかるけど。
906名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:14:32
2ちゃん以外の酷評する場所にいけば良いと思うよ
907名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:20:09
とくに的確とも面白いとも思えない。
一定の明確な評価基準を持っている点は認められる。
しかしその着眼点や文章から芸術的な才能は感じられない。
908名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:29:30
◆GS5dH4MwNY氏は編集者タイプだね。
でもそういう人ほどこういうスレでは存在価値があるような気もするからいいんじゃない?
909905 :2007/04/23(月) 20:34:30
◆GS5dH4MwNY >>この人の酷評は的確だね
注意したからには責任をもって具体例をだそうという姿勢が他のひとと違う。
>>907
芸術って何。そんな発想は昭和20年代までだろ。
第一このスレに貼るひとがほしいのは、具体性であって非生産的な
芸術という名の漠然とした抽象ではない。
910名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:49:58
477 :名無し物書き@推敲中?:2007/04/12(木) 22:03:51
>>476 >>472にも謝罪してくださいね。冴えないリライトまで見せられてずいぶん不快な思いをしましたもの。
478 : ◆GS5dH4MwNY :2007/04/12(木) 22:24:55
>>472 謝罪します。すみませんでした、お嬢様。

これ以後、いないよね。477みたいな視野の狭い愚か者がいるんだよね。

911名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:50:15
うん、まあ自分が気に入らないだけで罵倒に終始するガキよりは遥かに良いね
912名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 20:54:06
自分はむしろ具体例は出さないように気をつけている
指摘はするが、そのさきどうするかは作者の自由だからな
その自由を奪うのは、同じ字書きとしてやっちゃならんことだと理解している
913名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:02:58
このスレいらないね。
914名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:04:15
>>912

書けないから自信がないから貼ってる人が多いよ。一部ほめられると思っている
人もいるが。
だから書いてもらうってありがたいのでは。
書き直しを見て作者は参考にするか否かを判断できるから
>>912の理屈は成り立たない。
915名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:13:20
読者推敲スレ
916名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:16:10
>>909
酷評者に対するたんなる一感想になんでそうムキになってんの?
917名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:16:45
自演だから
918名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:18:46
>>914

……あのな
「こうしたほうが良くなるよ」って言われて「うわーい、ありがとー」って言ってるようなレベルじゃダメなんだよ
指摘が正しいかを判断するのも力量のうち
指摘をうけて、ではどうすれば良いかを考えるのも力量のうち
おまえが下手なリライトなんぞしたせいで、作者の目と腕をつぶす可能性だってあることを考えろ

だいたい自信がないようなヤツがわざわざ酷評スレなんぞに来ると思うのか
「どう書けば良いかわからない」というヤツは、素直に普通の批評スレか、リライトスレに行くだろ
919名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:18:54
スレがいると思ってる人間がいるからスレは落ちずに続いてる。
いらないと思うなら来なきゃいいのに。
920名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:20:46
>>909
>芸術って何。そんな発想は昭和20年代までだろ。

そうなのか?
921名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:40:58
ずれた議論は余所でやれよ
なんだ?酷評されて根に持ってる奴が粘着してるから無駄な議論が発生してんのか?
922名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:44:17
あなたの文章真面目に酷評しますPart49
923名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:45:40
◆GS5dH4MwNYがコテ復活を目論んだだけだと思うけど
もうすんだみたいだから平気じゃないかな
924名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 21:57:47
酷評者のコテハンは繰り返し話題になって、そのたびに結局現状通りがいい
という結論になる。
いちばん大きな理由は、逆切れ粘着がさらに暴れることになるから。
925名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 22:02:05
まあ、なんにせよ酷評者の自己顕示欲はろくなことにならん。
926名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 22:20:55
ここで酷評してる奴で偉そうに批評してるけど、馬鹿ばっかw
ろくに小説も読んだことないのに他人にアドバイスなんかすんなよ。
927名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 22:53:06
>>917
自演もだけど、参加者が思ったより少ないよね。
とても多そうに見えても本当は3、4人でスレを
回してるんだなぁと思った頃が、少し前もあったよ。
……声のかけようもなかった。
928名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 23:20:15
飯くって風呂はいって寝ようとおもってみたら、
>>917以下
お前ら根性くさってるな。俺は以前読んでもらったにんげんだ。
ほかの人から書かれた経験から比べてヒマつぶしに書いたんだ。
復活を目論んだだけだと>>バカ パカ野郎。
◆GS5dH4MwNYはお前より実力が上なの。
>>917以下こそ自演だろ。このジエンビィ野郎のパカ野郎。
ただ◆GS5dH4MwNYさんはHNやってないだけで酷評してると思うよ。
929名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 23:40:18
ぼくはさんすうにつよくないので、>>928のいってる
>>917以下の以下ってのがどこからどこまでか
わかりません。
だれかおしえてください。
930名無し物書き@推敲中?:2007/04/23(月) 23:59:34
>>929

話題をそらしてはだめです。それでも酷評家ですか。
では、おやすみなさい。ジエンビィ野郎たち。最低だな本当に。
931名無し物書き@推敲中?:2007/04/24(火) 00:00:31
>>928
◆GS5dH4MwNYもお前じゃんw
932842:2007/04/24(火) 00:21:01
酷評ありがとうございました。
頂いた意見を元に文を修正していこうと思います。
933名無し物書き@推敲中?:2007/04/24(火) 00:37:37
>>931
反応ハヤッ。
934酷評お願いします 1/2:2007/04/24(火) 00:40:19
この町には旨いコーヒーの飲める店が無い。
今、俺が抱えている一番の問題がこの事実だ。

東京とは大都会だと思っていた。
天をつくビルの群れ群れ、灰色の空、規則正しく植えられた樹木の遊歩道、高級そうなショッピング街。
道行く女性はおしゃれに装いヒールの高い靴を履き
男性はスーツにしぶいコートを着て日本経済の先端に関わっているものだと思っていた。
ところが、新宿から急行でたった20分で到着するこの町は、五階以上の建物はイトーヨーカドーといくつかのマンションしか見当たらない。
駅前の一等地には八百屋だの魚屋だの駄菓子屋だのが陣取っている。携帯ショップは見当たらない。
商店街ではエプロン姿に膝下ソックスのおばちゃんが歩いてまわり、
ちょっと横道に入れば貧乏そうなおやじが歩道上で拾ったらしい事務用椅子だの、カセットテープだの、粗品ぽい洗剤だのに、手書きの値札をつけて売っていた。

3月末。
地方から転勤になった俺は、会社が契約したアパートの鍵を受け取りにこの町にやって来た。
だが目的の不動産屋を見つける前に、これらの事象をごろごろと発見してしまい、俺はその時自分が地球上のどの位置に立っているのか解らなくなってしまった。
ここはどこなんだ、俺はどこに迷い込んでしまったのだ、と。
935酷評お願いします 2/2:2007/04/24(火) 00:46:39
もう一度確認するが、ここは東京だ。東京23区内。
そして、コーヒー好きの俺が抱える深刻な問題は、この町に喫茶店がないことだ。
いや、あるにはある。
スタバ、ドトール、タリーズ。
もしくは妙にぎちぎちと音がなるソファのある、漫画コミックに埋もれた古い店。
リーマンがたむろする煙草の煙で真っ白な純喫茶。
若すぎる女が経営する、内装だけむやみに洒落めかした落ち着かないカフェ。
そしてどれも例外なく、コーヒーがまずい。
俺の好みの、豆にも煎りにもこだわった落ち着ける雰囲気の店が、この町にまだ見つからないのだ。
引っ越しが終わって一週間目。
せっかくの休日も俺は外出する気力もでず、ぼんやりとワンルームの部屋から青い空をみた。
鬱だ。
故郷の行きつけの喫茶店を思う。
俺はもう重度のホームシックにかかってしまったかもしれない、と情けなくなった。

『今日そちらに行く用事があります。コーヒーでもいかがですか?』

俺は横にころがっていた携帯を拾い上げ、一番上にあるメールを開いた。
本社で同じ時期に転勤してきた芳野からである。
もう三十分も前にきていたものだ。
画面を眺めながら、何とレスするべきか、考えた。

---
よろしくお願いいたします
936名無し物書き@推敲中?:2007/04/24(火) 00:50:51
>>933
早いもなにも別人だからw盲だね君w
937名無し物書き@推敲中?:2007/04/24(火) 00:51:18
もう文章なんてどうでもいい。
読みたくない。
938名無し物書き@推敲中?
まぁ、根本的に 文章を(酷)評するスレなんだで、
酷い評をつけられるのは前提の上だそ?

だから、いちいち、酷評に反応するより別に、
親身になって評価しますスレでも立てたらいいのよ。