あなたの文章真面目に酷評しますPart14

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無し物書き@推敲中?
※過去スレ、約束事は>>2-5あたり。
2名無し物書き@推敲中?:03/12/23 16:59
■投稿する人へ
 あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のHPの直アドレスやまたり文庫などの投稿サイトをさらすのもあり。
 投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
 もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
 辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
3名無し物書き@推敲中?:03/12/23 17:00
■批評する人へ
 批評への参加は自由です。
 当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
4名無し物書き@推敲中?:03/12/23 17:00
5名無し物書き@推敲中?:03/12/23 17:01
--------------------------------------------------
※原稿入力時の約束事テンプレート

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
--------------------------------------------------

注 新スレが立ったときはローカルルールの「行き場の無い作品の発表」の
  リンク変更申請を批判要望板で頼むようにしましょう。

投稿者および批評者は、トリップをつけた
コテハンを名前欄に明記することを推奨(騙り防止のため)。
偽物を気にしないなら無しでもあり。

トリップの付け方
名前欄に記入した名前の横に、#@@@@と入力する。
@には任意の数字が入る。つまり、4桁の数字が入る。
これはコテハンの偽物として出没する荒らし対策
としてである。これで個人認証がつくわけ。以上。
はやっ!!
なるほど、前スレは512kを越えてしまったのか。
8名無し物書き@推敲中?:03/12/23 17:09
前スレはもう書けないのでし。
9ぴよぴよぴよこ:03/12/23 18:55
自慰シーンを抜き取ってみました。よろしくお願いいたしまする。

生理前もあって、ひどく体が火照っていた。
私はパジャマのズボンの中にそっと手を滑らせる。
彼がしてくれるように、ショーツの上から指で軽くなぞってみる。
忽ちそこは熱っぽく潤ってくる。
自分で自分を慰めるという行為に嫌悪と罪悪感が付き纏うのは何故だろう。
男は平気で口にする。セックスとオナニーは別物だと。
女は「オナニー」という言葉すら口にすることを憚る。
セックスの話はしても、自慰の話をする女など見たことがない。
はしたなくていけないことだと勝手に思い込んでいる。
私もそうだ。入浴と排泄の時以外に自分で触れることに、ずっと抵抗と躊躇いがあった。
だから未だに私は自分の性器がどんな形状をしているのか、正確には知らない。
女はみんな自分の形を知っているものなんだろうか。
今まで打破出来なかった厚い壁にそろそろと錐で穴を開けるように、
私は自分の中指で湿った自分の肉を割る。
彼が見つけてくれたポイントを探り当てて刺激する。
じわじわと近付いてくる。やはり尿意に似ていると思う。
小学校の頃、通学路に落ちていた卑猥な雑誌を見た瞬間、
おしっこがしたくなって思わず太腿を擦り合わせた。
あの時知った感覚の先にそれはある。 
寒いくらいにエアコンの効いた部屋。
タオルケットを肩まで被り、頭を空にして、私は先を目指す。
じっとりと汗ばんだ背中、額にも汗が滲む。
緩やかに高まりやって来たそれは、体の中心から頭の頂点まで駆け上がり、
爪先へと抜けていく。
セックスとはまた違う充足感に包まれる。
男が言う「別物」の意味を初めて体で知る。
10初心者1号:03/12/23 21:24
>>9
悪くない。
いい味で出てますよw
ただ、所々手垢のついた表現が目に付く。
濡れ場は造語の見せ場ですw
独自の世界を突き進んでください。
70P
11初心者1号:03/12/23 21:25
来たれ!若人!!
来たれ!岩人!!

―――じゃあ、今度会おっか?
 いつものように、3時限目の授業を抜け出し、学校の屋上でしていたメールが
すべての始まりだった。

 次の授業が体育だと言うことに気づいた俺は古典の授業が終わると同時に屋上に向かっていた。
きっと来週から始る冬休みには補習としてグラウンドを毎日走らされるのは免れないだろう。
それでも授業に出る気はなかった。いや、出れないと言うのが正しいのだろうか?
 俺は生まれつき髪が茶色く、それが体育教師の山田には気に食わないらしい。
入学一番最初の体育の授業でみんなの前に出され髪を思いっきり引っ張られ殴られた。
「俺の授業を受けたければ髪を黒く染めて来い」
翌日両親と校長室に呼び出され山田からそう一言だけ言われた。

それから一度も体育には出ていない。
夏休みも毎日補習でグラウンドを30週走った。

 両親は公務員と言うこともあってか、髪を黒く染めろとしつこいぐらいに言って来たが、3ヶ月も
経った頃には何も言わなくなった。
クラス担任の本木ですらどちらかと言うと俺に媚を売ってくる。
すべては自分の成績のおかげだろう。

これから書こうとしているやつです。
幼稚な文章かも知れませんが批評お願いします。
ライトノベル向けの文章なのでしょうか?
14初心者1号:03/12/23 22:51
>>13
最初の一文に目を惹かれたが
それ以降は残念です。
どうしたら、読者にわかりやすく
伝えられるかを意識してみてください。
それからもう2学期が始まっているんだから
時間割は覚えているでしょ。
ましてや大嫌いな体育の授業なら……

山田先生の言葉を4行目に入れてみては
絶対良くなるよw
15名無し物書き@推敲中?:03/12/24 00:09
>>13
とりあえず>>14の意見はとてもスルドイところをついていると思います。
なかなかいい線行っていますがところどころ危ないところが目に付くので。
2行目変じゃない?「走らされるのは」じゃなくて「走らされるのを」かな?
「走らされることを」だと硬いかな?
「入学一番最初の体育の授業」いくぶん話し言葉っぽい。
「翌日両親と校長室に呼び出され」まあわからなくはないけれど、句読点がない
ので校長室が呼び出しを、するわけないんだけどね。したようにも取れる。
「体育には出ていない」→「体育の授業には出ていない」の方がよい。
「自分の成績のおかげだろう。」→担任の成績のおかげ?人称を統一するのは
基本ですね。「俺の成績の」に直しましょう。
私と同じで句読点が少ないですね。文体的に句読点を打つ場所に気をつけると
良くなるかもしれません。
ややっ。コテハンついてたの気づかなかった!
初心者1号さん失礼しました。
>>14の意見、ではなく、>>14に書かれている初心者1号さんのご意見。
ですね。おわびして訂正します。
>>14
批評ありがとうございます。
もうちょっと勉強します。

>>15
書くのは好きなのですが、人に見せたことはないので
すごく読みにくい文体なのかもしれません。
分かりやすい指摘すごく参考になります。

これからも精進してがんばります。
18名無し物書き@推敲中?:03/12/24 00:33
ええいついでだあ。
ぴよぴよぴよこさんの>>9にもコメントして寝よう。

「生理前もあって」→なにがあったの?「生理前ということもあって」ならわかる。
あと14行目の「私は」は引っかかる。ない方がいいかも。
「それはある。」ってのがどれだかわからないのも気になりました。
文章を短く区切って効果を出す狙いでしょうけれど、逆に切り過ぎって感じも
しますね。流すところは流した方がいいかなあ。そうすっとちょっとえっちくな
ったりして、それは本意ではないなあって思うんだったらこのままでもいいかも。
あと、余計な説明もあるかもなあ。
「今まで打破出来なかった厚い壁」とか、「彼が見つけてくれた〜」回り道のよう
に感じる。必要ですかね。

一読つっこみどころがないかな?と思うくらい、なかなか書けていると思います。
ガンガレ。
19ぴよぴよぴよこ:03/12/24 02:01
初心者1号さん、18さんありがとうございます。
「生理前〜」ってところ、指摘されて初めて気付きました(汗)
あと、くどいですね、全体的に。
改めて読み直して、改善の余地ありありで恥ずかしくなりました。
表現に関しても、書いてる時は意識してなかったんですが、
以前に読んだものが頭に蔓延っていて、それが無意識に出ちゃったのかも
しれません。
オリジナリティーを追究しなくちゃ、ですね。
勉強になりました。ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。
20まり ◆evi0QWopW2 :03/12/24 02:14
「おはようございま〜す!」
 青木さんはいつも、私の挨拶を聞くのがすごく嬉しいような顔をする。いつも
よそよそしい態度の彼が、内心では私のことを気にかけてるということは、真帆
からの遊び半分の情報が入ってくる前から本当はわかっていた。階段を上がる背
後で「お客さんが二人お待ちですよ」という声を聞いて、それまでの明るくて楽
しい気持ちが少しゲンナリした。最近ちっとものんびりする暇がない。店に入る
ともう仕事が待っている。でもさすがに入店時間より10分も前からお客さんが待
っているなんていうことはそう度々あるわけではない。「はあい…」とちょっと
振り返って「あ〜あ、疲れちゃう」っていう顔をつくって見せると「頑張ってく
ださい」と青木さんが礼儀正しい調子で軽く頭を下げながらいう。青木さんと話
すといつもなんだか楽しい気分になる。
 青木さんたちは私たちにあまり馴れ馴れしくしないよう厳しく言われているら
しかった。マネージャーは他の従業員達に対してすごく威張っていて、女の子た
ちと楽しく話をするのは自分の特権だと言わんばかりの態度だ。それでも青木さ
んたちは女の子を励ましたり女の子の話し掛けに答えるくらいは許されている。
いや、許されているというより、必要な業務とされているかもしれない。まあ青
木さんたちの仕事に関して私にはあまり詳しいことはわからないのだけど、とり
あえず店長から聞いた限りでは、「すねに傷持つ身」で、逃げ場のない男たちと
いう事だ。

 皆がのんびり髪の毛をセットしたり、くつろいでいる更衣室で、自分だけあわ
ただしく着替えを済ませてから上の階のフロアーに入ると、戸口からすぐの席に
おさまっている純指名のお客さんの顔を見てほっとした。私が一ゲンさんから自
分で獲得したお客さんだった。優しくて礼儀正しくて、本当に純粋に私のことを
愛してくれているお客さん。リラックスした様子で「いらっしゃいませ」って挨
拶する。「木村さんだったんだ、よかった〜。すごい嬉しい!」正直な気持ちを
伝える。「今来たら二人お客さんが待ってるって言われて、誰だろ、って不安だ
ったの」
21まり ◆evi0QWopW2 :03/12/24 02:33
>>20のつづき。
「他にもいるのかぁ、ちょっと残念だなー、でも仕事だからしょうがないよね、
ぼくは待ってるから行ってきなよ。」
「ごめんね。だれが待ってるかわかんないし、あんまり待たせると怒られちゃう
かもだから、ちょっと先に挨拶だけしてくるね。」
まだ5時になってないのでヘルプさんはいない。でも木村さんはヘルプさんはい
らないって言う人だからそれでいい。「慌てなくて良いよ。怒らせるとまずいだ
ろうからぼくは待てるから。頑張ってね。」優しい声に本気で感謝して、「あり
がとう。ほんとに大好き」と首に手を回してぎゅってやってから席をたつ。
 木村さんの席を立つとすぐ近くにたっていたボーイが奥の方を指差して、「あ
ちらです」と低い声でささやく。
 一番奥の席には、見覚えがないがっしりとしたやけに大きな体格の人の頭と肩
が見える。…え?私を指名って、誰だろ?と思いつつ近寄ってみると、昨夜初め
て来たお客さんだった。結構遅めの時間にきたのに、延長、延長、延長で結局閉
店までいてくれた人。身長が2メートルはあるんじゃないかと思うほどの大男で、
切れ長の大きすぎるくらいの目が彫りの深い顔立ちに険しい印象を与えていて、
ちょっと迫力のある風貌の人だ。昨日のちょうど私の忙しさがピークのときで、
純指名のお客さんのほうにばかり気を使っていたので、一ゲンさんのそのお客さ
んが、将来純指名で来るとは期待もせず、記憶にもあまりとどめていなかったの
だった。
 とはいえ、ちょっと緊張して片ひざを床につけてしゃがみこみながら「いらっ
しゃいませ」と見上げたその切れ長の大きな目はさすがに記憶に焼きついていた。

「やーん、来てくれたんだぁ!ビックリしたぁ!昨日はすごいいっぱいありがと
うございました!」
「いや、もう今日はお金ないからちょっとだけだけど、昨日約束したじゃん」
…え、そうだっけ?また来てね、くらいはいったっけな?明日も来て〜、とか調
子にのって言っちゃったかもしれない?
「気にしててくれたんだ、嬉しい、ありがとう!
22まり ◆evi0QWopW2 :03/12/24 02:34
以上、お願いします。
23吾輩はウマシカである:03/12/24 03:32
とりあえず、私の挨拶を聞くのがすごく嬉しいような顔をする、はおかしい。
私の挨拶を聞くことがとても嬉しいような顔をする。が無難でしょう。
あと、何の説明もなしに人物が登場していいのは、会話文中だけ。(例外もあるけど)
真帆のことも、少しは描写してあげましょう。
「頑張ってください」と青木さんが礼儀正しい調子で、は、口調で、のほうがいい。
店長から聞いた限りでは〜という事だ、ではなくて、という事らしいの方がいいと思います。
純指名という言葉には聞き覚えがありません。わかるかな?と思った単語は描写したほうが良いでしょう。ヘルプも同様。
怒らせるとまずいだろうから、ぼくは待てるから。
 一番奥の席には、見覚えがないがっしりとしたやけに大きな体格の人の頭と肩 句点を入れましょう。
身長が2メートル これは考え方の違いかもしれませんが、普通こういう人はあまりいません。昨日の人かなと、察しがついてもいいと思います。
24まり ◆evi0QWopW2 :03/12/24 03:52
>>23
長いのに読んでくれたんですね。アドバイスほんとにありがとう。
25 ◆/afZ/U7B9U :03/12/24 04:09
26まり ◆evi0QWopW2 :03/12/24 13:24
ていうか酷評じゃなくて添削するスレッドになってるね。
酷評って言うのはやっぱりそれなりにまとまった作品に向けてしかできない
ものなのかも。
27名無し物書き@推敲中?:03/12/25 00:09
>>20
だらだらした文章って印象。
1行目を例に。
「青木さんはいつも、私の挨拶を聞くと、とても嬉しそうな顔をする」
みたいな方が良い。

「いや、許されているというより、必要な業務とされているかもしれない。」
説明がないのでなんのことだか読み手にはサッパリ通じません。
>席をたつ。木村さんの席を立つとすぐ
重複してるよー。

あと、セリフへの注釈が多いのも気になる。
>優しい声に本気で感謝して、
とか。必要かな?フンイキで伝わるんじゃないかな。

前にも書いたけれど他人の文をもっと読んでリズムをつかんでください。
28名無し物書き@推敲中?:03/12/25 00:22
ついでに。
切れ長の人の描写がくどい。
「昨夜初めて来たお客さんだった。」
「結局閉店までいてくれた人。」
「ちょっと迫力のある風貌の人だ。」
もうわかった!って感じ。
「切れ長の大きな目」が2回出てくる。2回目に出てきた時に読者に
きっちり印象付ければそれでよいので、1回目を書くことによってか
えって印象を薄れさせているのですねえ。
また、人物の人となりについてあまりことこまかく描く必要はないと思います。
立ち居振舞い、セリフなどから読者はその人なりに登場人物を思い浮
かべるわけで、ガシガシ描きこむことによってその想像を断ち切ってし
まうのは得策ではないように思います。

...全然ついでじゃないっすね。微妙にウトゥ。
29初心者1号:03/12/25 00:29
>>20
だらだらとした文章。
読むのがしんどい文章。
詠む人の気持ちを考えてください。
辛いですよ。本当に!!
頑張って!!
20P
30まり ◆evi0QWopW2 :03/12/25 01:05
>>28
なるほど、って思いました。
たしかにそういう事ってあるかもしれませんね。
それじゃまたなにか考えてみます。
31熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/25 14:08
 今某板で二人で風刺小説書いているのですが御意見おねがいします。こっちに載せたのは相方には事後承諾になりますが。
最近評価が芳しくないので。                
             「膨らませタイ焼き君」
 ニホンちゃんの家で人気のあるお菓子の一つにタイ焼きがあります。甘くてとても
美味しいです。
 これはカンコ君家でも食べます。ニホンちゃんの家のお菓子ですが何故か食べています。
 「いつもこのまま食べても飽きるよね」
 というわけでタイ焼きを工夫づることにしました。中にチョコやクリームを入れたり。
これはこれで美味しいものでした。
 学校に持って行って皆で食べます。カンコ君も持って来る事があります。売りこそ
しませんがそうした時はちょっとした商売みたいになります。
 またニホンちゃんがタイ焼きを持って来ました。今日のはかなり違います。
 「何これ」
 何とパンパンに膨れ上がったタイ焼きです。皆度肝を抜かれます。
 「ふくらせ粉を使ったの。良かったら食べてみて」
 「うん」
 皆一口パクリ。感想は。
 「いいねえ」
 好評のようです。皆上機嫌で食べはじめます。
 ほくほく顔の皆。しかしそこに燃え上がる炎の男が一人。
 「ムキーーーーーッ、何故膨らませたタイ焼きを持って来たニダーーーーーーッ!」
 カンコ君、唐突にファビョーーーン全開です。
 
 
32熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/25 14:09
 「そんなタイ焼き持って来たらウリのタイ焼きが食べてもらえないニダ、さっさと
それをしまうニダ!」
 顔を真っ赤にしてニホンちゃんに詰め寄ります。
 「えっ、出来ないよそんなこと・・・・・・」
 いつもの事ですがニホンちゃんオロオロしています。
 「出来ないニダか、ならウリにも考えがあるニダ!」
 「今回は一体何する気だ!?」
 カンコ君を止めようとした皆も動きを止めます。
 「こんなもの・・・・・・」
 ニホンちゃんの膨らんだタイ焼きを手に取りました。
 「全部ウリが食ってやるニダーーーーーーッ!」
 「あーーーーーーーーっ!」
 これにはニホンちゃんだけでなくクラスの皆も絶叫します。
 タイ焼きを凄まじい速さで平らげていくカンコ君。口の周りは餡子で真っ黒です。
 「ニダっハッハッハ、どうだ、ウリの怖ろしさを思い知ったニダか、ついでにウリ
のタイ焼きも全部ウリが食べてやるニダ、ニホンなんかには一切れも渡さないニダ!」
 あっという間にタイ焼きを全部食べてしまいました。
33熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/25 14:10
 「・・・・・・・・・」
 ニホンちゃんもクラスの皆も呆然としています。それを見てカンコ君高笑いです。
 「どうニダ、ウリの恐ろしさ、思い知ったニダか!」
 カンコ君お腹をパンパンにして誇らしげに言います。
 「これに懲りたら二度とそんなタイ焼きを持って来るなニダ、さもないとまたこうして
ニホンのタイ焼きもウリのタイ焼きも皆食べてやるニダ!」
 「・・・・・・つまり御前一人だけタイ焼きを食うわけだな」
 皆がユラリ、と取り囲みます。
 「ニ、ニダッ!?」
 そのただならぬ気配に気付くカンコ君。
 「タイ焼き一人で全部食いやがって・・・・・・」
 「覚悟は出来てるんだろうな」
 そう、結局彼皆が楽しみにしていたタイ焼きを一人で食べてしまったんですねえ。
皆からタイならぬタコ殴りにされるカンコ君でした。
34熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/25 14:12
 ソースは下。
ttp://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=www.stoo.com/html/stooview/2003/1218/107167410113131100.html
 何の作品かはご存知の方もおられるかも。最近自信が無いのでお願いします。
 もしよろしければこれからも拙作に御意見下さい。
35熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/25 15:42
 あちらで散々叩かれているけれどこちらで批評して下さると聞いたもので。文章は
ご指摘どおり変えて再度こちらに載せます。
36まり ◆evi0QWopW2 :03/12/25 20:04
本当に韓国人は…なのだ、っていうのを…ニダ、って言うんだろうか。
こないだ誰家に教えてもらったけど、聞いたことない。
中国人が…あるよ、って言うのは戦前の日本語教育のせいだってのは聞いたことが
あるけど。
37名無し物書き@推敲中?:03/12/25 22:19
>>31

「というわけでタイ焼きを工夫づることにしました。」誰が?その前の前の行は
カンコ君に付いて書いているのでこのままだと次のセリフはカンコ君の発言
のように読める。
できれば「鯛焼きの中味を工夫することに」としたい。
「これはこれで美味しいものでした。」という書きかたは、たいして美味しくもな
いような気がする。
後半、地の文がト書きみたいでつまらないんですよねえ。ニホンちゃんが鯛
焼きにひと工夫したのと同じに、文章にひと工夫してみてください。
38:03/12/26 16:42
http://redbirds.hp.infoseek.co.jp/files/letter.html

長文で初めて完成した小説です。
何かがおかしのは分かるんですが、
具体的にどこを修正するべきなのだか分からないんです。
よろしく御願いします。
39名無し物書き@推敲中?:03/12/26 18:59
「お願いします」と一人の女が笑顔を振りまきながら、俺の目の前に白い物体を差し出してきた。
ティッシュだった。表面に「武富士」と印刷された紙片が入っている。血がたぎった。
(この女、組織の命令で俺をローン地獄へ突き落とすつもりだな、淫買め!)
瞬間的に憤怒の念にかられた俺はティッシュを受け取ると見せかけて女のか細い手首を掴んだ。
女の顔に驚愕の表情が張りつく。売女はどうしてばれたんだろう、といいたげな顔をして逡巡していやがる。
「言え、誰に頼まれた、誰に頼まれてこんなふざけた真似をしている。度重なる迷惑、監視、そして妨害。返答しだいでは告訴も考えているぞ」
「離してください!私はただ、バイトでティッシュを配っているだけなんです。大声を出しますよ!」
「君はもう大声をだしているんじゃないか、もっと落ち着いて理論的に、そして何よりも文学的な言葉を用いて話をしたらどうなんだ」
女は気狂いを見るような目で俺の顔をひとしきり眺め、二秒後「助けてください!」と絶叫した。
「その人を放すんだ!」スーツを着たヒーロー気取りの若いリーマンが突進してきて俺の襟首を乱暴に掴む。
なんだ、このいけ好かない爽やかな野郎は。俺は反射的に爪でそいつの顔を引っ掻き、さらにつま先を立てて睾丸を蹴りこんだ。ヒーロー気取りの馬鹿はうっと呻いて地面に倒れこみ、幼虫のようないやらしい動きでのたうち回る。
 
いつのまにか周囲に人垣が幾重もできていて愚民共がざわめいている。「あれだ!」短い叫びがあった。
声の方向には俺を指さすババアと、鬼のような顔をした警官が数人走りこんでくる。
(やつら、国家権力まで抱き込んでやがるのか、なんたる暴虐!)
俺は手首を掴んでいた女を突き放し、間抜けな観客どもを掻きわけながら逃走した。
さすがの俺様も銃には勝てないな、いくらか自嘲気味に笑ってみせながら夕暮れの新宿の街を疾走する。
呼吸が上がり喉が乾いたがすべての風景はスローモーションになって紫色の視界が襲ってきた。
ああ、いつだってこの街は刺激的なんだ!
部屋に戻ると九時が過ぎていた。今日もテレビを見ない方がいい、どうせまた俺の悪口をいってるにきまってるんだから。

手厳しい意見をお願いします。個人的にはナンセンスでブラックな作品を書こうと思っています。
40名無し物書き@推敲中?:03/12/26 19:14
呼吸が上がり喉が乾き、すべての風景はスローモーションのようにゆっくりと流れ、紫色の視界が襲ってきた。

ちょっと訂正です。日本語を間違っていたようで、、、ほかはあえてやりません、、、
41名無し物書き@推敲中?:03/12/26 19:31
>>38
私のパソではとても見づらい。
全部にコメントをつけるのはキツイです。
てにをはが変な所が何箇所か見受けられました。
「差し出した人間の名前は」→「名前が」
「CはBに自分に対して手紙を」→「CはBが」では?
あと、全体に説明的な部分が多い気がします。そこをもう少し違う形で
書けたらもっと小説として面白いものになると思うし、小説らしくなると
思います。
42:03/12/26 19:37
>41
ありがとうございます。
ご指摘のところなどをもう一度見直してみます。
画面みづらかったですか。
申し訳ありません、直します。
43名無し物書き@推敲中?:03/12/26 19:43
>>39
へへっこういうのけっこうスキ。文章も緊張感を損なわずいい感じです。
ちょっと気になったところを。
「俺」の最初のセリフと2回目のセリフのテンションに差がある気がする。
興奮しているのに相手に「君」と言うだろーか。
>「あれだ!」短い叫びがあった。
「あいつだ!」とか、「あそこだ!」とか、そう言う気がする。
>声の方向には俺を指さすババアと、鬼のような顔をした警官が数人走りこんでくる。
この文章ちと変ですね。「声のした方を見ると」とかそんな感じかな。
>自嘲気味に笑ってみせながら夕暮れの新宿の街を疾走する。
誰に笑ってみせてるのか?自分が走っているのを「疾走する」って言うかな。
>九時が過ぎていた
「九時を過ぎていた」のマチガイ?
リーマンが地面に倒れる描写とかでウマイのが見つかるともうちょい面白くなりそうな
気がするです。
>>42
画面が見づらいのは私のパソがボロいからかもしれません。
猫ちゃんは見えたのですが、文章は良く見えなかったです。
>>38
幸福の手紙というアイデアがそれ自体ありきたりであることと、
その手紙がそれほど校内に波紋を及ぼすということが素直に受け入れられない
(あくまでも主観的意見ね)ので、その手紙がはやりだした初期に本当に
幸せな出来事が起きたというようなジンクスを盛り込むといいと思った。

あとAとかBとかではなく固有の名前をつけよう。
>>39
おもしろかった。
>そして何よりも文学的な言葉を用いて話をしたらどうなんだ
文学的ってのはちょっとひっかかったな。なんで文学なのかと。
47:03/12/26 20:40
>44
たぶんCSSの設定がおかしかったからだと思います。
直してみましたが、自信がありません。
出来るだけ説明文みたいなものを抜いてみました。

>45
やっぱりありきたりですよね。
初期に本当に〜というのをやってみます。
AとかBは書いていた時は結構良さそうに見えましたが、
今読み直してみると変な感じなので、書き直します。

感想が頂けることがこんなに嬉しいとは思いませんでした。
ありがとうございます。
4839:03/12/26 21:55
>>43,46
アドバイスありがとうございます。
シャブ中の文学青年を主人公にしているのでワザと乱れた文脈にしている部分もあったんですが、
それを差し引いてもケアレスミスが多かったように思います。精進します。



                                            
49初心者1号:03/12/26 23:26
>>39
狙いは分かりましたが
冒頭の文で、もう少し薬物による幻覚を
効果的に暗喩してみては?
物語の描写に幅が出るはずです。
頑張って!!
50P
>>47
ちょっと出かけて帰ってきたらすこし直されていましたね。仕事がハヤイ。
こんどはちゃんと見ることが出来ました。前半の文章はだいぶ良くなった
ように思います。
手直ししたものを読んだ上で。

7行目の「まだ」は不要。
>それは「赤い手紙があったのか?」ということだ。
これも不要。読んでいる方は察しているでしょう。
>だからAはその手紙を見た時にそれをすぐに理解することが出来た。
これも。
必要以上に丁寧な解説は緊張感をそぎます。
>手紙は次第に持っていない人間の方が少なくなっていた。
そして、数少ない持っていない人間のうちの一人がAだった。
くどい。
EX.「しだいに手紙を持っていない人間の方が少なくなり、Aもその一人だった」

「CはBに対して、自分に手紙を出してくれる〜」
ここからの文章はどうしても変。
「CはBが自分に手紙を出してくれると期待していたのだ」くらいの方がいいね。
次の文の接続詞は「そして」ではなく、「だが」ですね。

>『Cはクラスでも人気のあるヤツだ。
少なくともBよりは。』
C本人は以前からずっとそう思っていたらしい。
Cが思っていたなら『俺は少なくともBよりは人気があるはずだ』
Cが自分のことを「ヤツ」とは言わない。主語がアヤシイところが散見されます。

あと、〜だからだ。とか、〜のだ。とかいう文末が理屈っぽさを強化している気
がする。つらつら上に書いたことも含め、全体的に当てはまるところが多いよう
に思うので、慎重に文章を吟味してみてください。こまごまと書きましたが、冒
頭部分、なかなか良くなったと思います。がんばって。
51初心者1号:03/12/27 00:43
来たれ挑戦者!!
52熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/27 03:57
 ご指摘有り難うございます。文章を直してみました。
               「膨らませタイ焼き君」
 ニホンちゃんの家で人気のあるお菓子の一つにタイ焼きがあります。甘くてとても
美味しいです。
 これはカンコ君家でも食べます。ニホンちゃんの家のお菓子ですが何故か食べています。
 「いつもこのまま食べても飽きるよね」
 というわけでニホンちゃんはタイ焼きの中身を工夫してみることにしました。中に
チョコやクリームを入れたり。その味の感想は・・・GOODでした。
 学校に持って行って皆で食べます。カンコ君も持って来る事があります。売りこそ
しませんがそうした時はちょっとした商売みたいになります。
 またニホンちゃんがタイ焼きを持って来ました。今日のはかなり違います。
 「何これ」
 何とパンパンに膨れ上がったタイ焼きです。皆度肝を抜かれます。
 「ふくらせ粉を使ったの。良かったら食べてみて」
 「うん」
 皆一口パクリ。感想は。
 「いいねえ」
 好評のようです。皆上機嫌で食べはじめます。
 ほくほく顔の皆。しかしそこに燃え上がる炎の男が一人。
 「ムキーーーーーッ、何故膨らませたタイ焼きを持って来たニダーーーーーーッ!」
 カンコ君、唐突にファビョーーーン全開です。
53熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/27 03:58
 「そんなタイ焼き持って来たらウリのタイ焼きが食べてもらえないニダ、さっさと
それをしまうニダ!」
 顔を真っ赤にしてニホンちゃんに詰め寄ります。
 「えっ、出来ないよそんなこと・・・・・・」
 いつもの事ですがニホンちゃんオロオロしています。
 「出来ないニダか、ならウリにも考えがあるニダ!」
 「今回は一体何する気だ!?」
 ピタッ
 カンコ君を止めようとした皆も動きを止めます。
 「こんなもの・・・・・・」
 ニホンちゃんの膨らんだタイ焼きを両方の手に取りました。
 「全部ウリが食ってやるニダーーーーーーッ!」
 「あーーーーーーーーっ!」
 これにはニホンちゃんだけでなくクラスの皆も絶叫します。
 タイ焼きを凄まじい速さでガツガツと平らげていくカンコ君。口の周りは餡子で
真っ黒です。
 「ニダっハッハッハ、どうだ、ウリの怖ろしさを思い知ったニダか、ついでにウリ
のタイ焼きも全部ウリが食べてやるニダ、ニホンなんかには一切れも渡さないニダ!」
 そしてあっという間にタイ焼きを全部食べてしまいました。
54熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/27 03:59
 「・・・・・・・・・」
 誇らしげに笑うカンコ君。それに対しニホンちゃんもクラスの皆も呆然としています。
 「どうニダ、ウリの恐ろしさ、思い知ったニダか!」
 カンコ君お腹をパンパンにして誇らしげに言います。グップ、と甘い息さえ吐き出します。
 「これに懲りたら二度とそんなタイ焼きを持って来るなニダ、さもないとまたこうして
ニホンのタイ焼きもウリのタイ焼きも皆食べてやるニダ!」
 「・・・・・・つまり御前一人だけタイ焼きを食うわけだな」
 皆がユラリ、とカンコ君を取り囲みます。その目には殺気が。
 「ニ、ニダッ!?」
 そのただならぬ気配に気付くカンコ君。しかしもう遅いです。
 「タイ焼き一人で全部食いやがって・・・・・・」
 「覚悟は出来てるんだろうな」
 そう、彼皆が楽しみにしていたタイ焼きを一人で食べてしまったんですねえ。
皆からタイならぬタコ殴りにされるカンコ君でした。
55熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/27 04:00
 これでどうでしょう。あまり変わっていないかもしれませんが。あちらに投稿するつもりの
作品はまずこちらで見てもらおうと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。
56熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/27 04:39
 あと『ニダ』や『アル』といった表現はニホンちゃんの世界では暗黙のルールなので。
あと叩かれているというのは御幣です。取り消します。
>>55
確かにあまり変わっていない気がします。
あまり変わっていないものを載せるのはスレの無駄遣いではっ?

書いてるひとだけがわかっている表現が目に付きます。3行目7行目など。
>売りこそしませんがそうした時はちょっとした商売みたいになります。
「ニホンちゃん」シリーズは読んでいませんが、こういうキャラ設定なので
しょうか。いまいちピンとこない。
セリフで表現していることを地の文で書くのはくどく感じる。不必要な説明が
多い等々。
言われたことだけを直すのではなく、このスレでほかの人の文章について
書かれていることも参考に、もう少し厳しく自分の文章を見なおして下さい。
5839:03/12/27 18:07
 今日という日がどれほど悲しくつらい一日として終わりかけているのか、
そんなことはいまさらもうどうでもいいんだ。それよりも、このムカつき、イライラして落ち着かない気分、
壁に頭を打ちすえそうな気狂いじみた精神状態だけはどうしてくれよう?
その兆候として、俺はさっきから部屋の壁のばかりを見つめている。
ここではっきりさせておきたいのは、二年連続でひとりぽっちのクリスマスイブをむかえることになった境遇に、
俺はなんの不満も抱いてないってことだ。二十六年間も生きていると、
望もうが望むまいが自分の「相応」ってヤツをいやでも思い知らされる機会が増えてきやがって、
いまよりももっと若いときに空想したような都合のいい漫画みたいな出会いは期待しなくなるもんさ、、、、、、
でもな、そいつはあくまで強がりで、理性的すぎる考え方なんだ。俺はもっと動物的で熱しやすい、
股座にタマをふたつぶら下げた恥知らずな人間なんだよ。

5939:03/12/27 18:08
先週、俺は、普段なら絶対に足を踏み入れない類の(顔見知りや友達に会う可能性が少ない)
ナンパ系の箱(クラブのこと)へ行って女の子を物色した。
ごく自然な流れで二人のTEL番を手に入れることができたが、結局、その内の一人には彼氏がいる、
もう一人にはその日はバイトだよ、といわれ断られた。ま、そんなもんだ。他にも彼氏のいない女友達に『二十四日は暇だ』
とあからさますぎるメールを送った。クリスマスが近い世間の浮ついた雰囲気に乗じて俺もオコボレに与らせていただこうと
思ってね。余り物同士、二日間火花を散らばせた大人のメールを幾度かやり取りして、最終的に<ごはんだけだよ!>という
メールを受け取った。これで人並みの体面が保てる!俺は重圧から解放されすっかり安堵し、ワム!のラストクリスマスを口
ずさむ余裕までできた。クリスマスの前日、バイト先で同僚達と明日の予定をうわさしあった。
「まあ、明日は女友達とゆっくり過ごすことにするよ。僕ももう二十六歳だろ、
がっついてホテルなんか予約したりはしないんだ。上手い飯を食って、軽く飲んで、その後は、、、ながれしだいかな?」
さも自然に言葉が口からすべり落ちてきた。ああ、そうだ確か三年前にもこんなキザったらしい文句をいったな、
あのときは誰にだっけ?職場の連中はそろいもそろって友達(もちろん男)と過ごす予定らしい。
フム、潜在的な同性愛主義ってとこだな。男塾だなあ、奴ら!スキモノめ!所詮君たちとはレベルがちがうのさ!
 ところが、今日の昼、馬鹿女から断りのメールが来た!
<ごめんねえ、彼氏のいない友達と集まることにした、本当にごめん!明日なら大丈夫だから>
 ビィッッッチ!ファック!シット!クソ女め!裏切りやがって!畜生!血が逆流し、思わず叫びそうになった。

また書きました、よろしゅう

60初心者1号:03/12/27 19:03
>>58-59
心理描写ばかりを続けると、このように日記になります。
6139:03/12/27 19:29
>>60 日記なんです。
62ぴよぴよぴよこ:03/12/27 19:34
9です。書きかけて放置していたやつの導入部なのですが、
おかしな点などあれば酷評お願いいたします。

 砂糖菓子みたいに甘くて焦げた卵焼きが、私にとっての唯一の母の味だった。
「お腹すいたでしょう。梓ちゃんは何が好き? 何か食べたいものはある?」
 ガタンゴトンと揺れる電車の中で、祖母は私に訊ねた。
はじめて会う祖母に手を引かれ、はじめての電車に乗って、はじめての場所に
向かっている。不安に胸を詰まらせていた私は、俯きがちに首を振りながら、
母の卵焼きを思い出していた。甘くてほろ苦い味のする、茶色く焦げた不恰好
な卵焼き。もう二度と食べられないかも知れない。そう思うと、思わず堪えていた
涙が出た。
「あらあら、泣いてるの? そりゃそうよね。まだ六歳だもの、ママがいいわよね」
 骨張った祖母の手が膝の上に伸びて来て、ちいさな私の手をぎゅっと握った。
ごめんね、ごめんね。何にも悪くないのに、祖母は呟くように何度も何度も繰り返した
63名無し物書き@推敲中?:03/12/27 19:35
プロ野球板で「プロ野球ノベルツクール」というスレがありますので、よかったら参加して下さい。
酷評お願いします。

「ややややや」
 中島大介はドアをあけるなり、思わずつぶやいた。
 「これはこれはこれは」
 「先生、遅かったじゃないですか」
 ぱっと椅子からとびあがって、ウランくんが文句をいった。テーブルの上では、
ぎっしりと並べられた心づくしの御馳走が、ほかほかと湯気をあげている。
 「これはまたすごいな」
 中島大介は目をまんまるくしながら云った。そして、あわてて眼鏡をはずした。
寒い戸外からあたたかな部屋に入ってきたので、たちまち銀縁の眼鏡がくもって
何も見えなくなってしまったのだ。
 「なんと豪勢な」
 「早く、コートをこっちに下さい。でもって、テーブルについて下さい。みんなお待ちかねなんですから」
 「みんな」
 中島大介は目をこすった。どう見てもテーブルの前にいるのは、ウランくん一人だけだ。
 それでも、まだ何人かの客がくる予定はあるようだった。テーブルセッティングは、4,5人分のフォークだの箸だの、
取り皿だのが、ウランくんの気に入りの、葉っぱの模様のテーブルクロスの上に並べられていたからだ。
 「お待ちかねったって、これから来るんじゃないの?」
 中島大介は不平そうにいいながら拭いた眼鏡をかけ直した。そしてまじまじとテーブルの上を見つめた。
 
また、それは見つめるだけの価値のあるテーブルであった。まんなかに、巨大なローストターキーが湯気をあげていた
――まわりに、小さなじゃがいもと、芽キャベツと、シャトーに切ったにんじんがごろごろと城壁を守る石ころみたいに積み
上げられ、あちこちにプチトマトとパセリがおしげもなく飾られていた。そのまわりに、マッシュポテトをしぼりだして焼いたら
しいシェパードパイや、スモークサーモンとコールドミートを盛り合わせた冷たいプレート、いまオーブンから取り出したばか
りらしい、とろりとチーズソースのとろけているラザーニャの熱そうな皿、きれいな色あいのサラダ、くるみの入ったパンと、
枝つきの干しブドウとチーズを何種類も盛り合わせた皿、そして何本ものワインを冷やしてある大きな銀のワインクーラーだの、
小さなプチガトゥーとチョコレートをたくさん並べたおもちゃ箱か宝石箱みたいな皿もあった。果物も、葡萄、キウイ、いちご、オレンジ、
バナナ、などがかごの中に山のように積まれている
 「さあ、早くいただきましょうよ。乾杯しましょう。みんな、待っているんですから」
 ウランくんがまた云った。中島大介は、じっとアトムくんを見つめた。
 「みんな待っているって、誰もいないじゃないの」
 そのことばは口まで出かかったのだが、それをいってしまっては名探偵中島大介の沽券にかかわるらしい、ということが、
早くも中島大介には悟られていた。ウランくんはなんとなくニヤニヤしながらそんな彼のようすを見つめている。
中島大介はあらためてテーブルのようすを見つめ直した。
 きれいなセッティングだった――それぞれのカトラリーのセットの前には、白いバラの花、ピンク色の蘭の花、
かわいい野菊の花、など1種類づつの花が3,4本づつ、小さなカップに生けておかれていた。まるで、食事の途中に
突然すべての乗客と船員たちとが消え失せてしまい、湯気のたつ皿を並べたまま大洋を漂っていた、あの《マリー・セレスト》
号事件の恐しい哀話のように、そのテーブルは、ついてくれる客を待ちこがれて、待ちくたびれているみたいだった。
「さあ、先生、テーブルについてください」
 ウランくんがまたいう。中島大介はちょっと下唇を吸い込んで、テーブルを見つめた。
 「きょうはクリスマスでしょう?パーティをするのはもう前から決まっていたじゃありませんか。
――だのに先生ったら、すっかり忘れているんだもの」
 ずるそうにウランくんが云った。その目が、面白そうにきらきらしながら伊集院大介を見つめている。
サプライズ・パーティなのだろうか――だが、そうだとしても、ウランくんの態度はなかなかに謎めいている。誰か客たちが、
すでに奥の部屋でくすくす笑いたいのをこらえながら、中島大介のめんくらった顔を想像して楽しみながら隠れているのだろうか
――だがむろん、中島大介が事務所に入ってきたときには、入口のくつぬぎにべつだん、他の人の靴などはひとつもなかった。
 しかしもちろん、サプライズ・パーティーにしようと思ったら、靴などは隠しておくだろう。だが事務所のなかはひっそりしている。
たとえ隠れているにしたところで、人間がどこかにひそんでいる、というぬくもりのようなものはそれほど感じられはしなかったし、
第一、この狭い事務所では、奥の中島大介の泊まり部屋になっている室以外、隠れるところなどもありはしない。だが、その室に
通じるドアはあけたままで、奥はひっそりと暗くなっているのだ。
 中島大介はゆっくりと、セッティングされているカトラリーの数を数えた。5つ――中島大介とアトムくんの分を別とすれば、あと3つ、
席が用意されている。ひとつの席には、清楚な白バラを盛ったグラス。もうひとつの席には、きれいな牡丹色の蘭の花、もうひとつの席には野菊。
そして、白バラを飾ったテーブルにおかれた飾り皿の上に、トランプのカードが1枚だけ
置いてあった。蘭を飾った席には、なぜかテキーラの小さなミニボトル。
 どれが中島大介とウランくんの席かはわからなかったが、あとの2つの席はちょっとかわっていた。
ひとつには、ヒイラギの枝が2,3本、生けてあるのではなくてテーブルクロスの上に、赤いリボンを
結んでひょいと無造作におかれていたし、さいごのひとつは、小さなサボテンの鉢がおかれていたのだ。
そのサボテンの枝のひとつにも、赤い可愛いリボンが結んである。何かヒントになるものがあるとすれば、
それだけだった。
 「さあ、どうぞ、先生」
 ウランくんがニヤニヤしながらうながした。もう降参?ときいているような目つきだった。中島大介はちょっと肩をすくめた
――それから、思い切って云った。
 「じゃあ、ぼくから席についていいのかな」
 「いいですよ、もちろん。先生が主賓だから」
 ウランくんがなおもニヤニヤしながら意味ありげにいう。中島大介はちょっと考え――それから、無造作に、野菊のおかれて
いる席の前に座った。
 ウランくんが、おや、というような顔をして、中島大介を見た。だが、それから、こらえかねたようにくすくす笑いながら云った。
 「じゃあ、あまり長いことお待たせしても何ですから、ひとりづつ、お呼び出ししていただけませんか。そうしたら、ぼくがご案内しますから、お客様を」
 「わかったよ」
 中島大介はしょうがなさそうにいった。
 「じゃ、まず、美樹さんをお呼びして。外は寒いだろう」
 「あれ」
 ウランくんが、笑い出した。
68初心者1号:03/12/27 20:05
>>61
日記を書くなw
6939:03/12/27 20:33
>>68 スマソ。どういった回答が来るのか気になって。礼儀に外れないように、
少しは推敲してみたのですが
70名無し物書き@推敲中?:03/12/27 21:06
日記でも別に構わんだろ。文章なんだから。
71名無し物書き@推敲中?:03/12/27 21:23
伸びましたねえ。きついなあ。
>>58
シャープさに欠ける。>>58>>59の前置きだろうけれど、うまくつながっていない感じ。

自分のこと「さも自然に」とは言わない気が。
断りのメールの文体が嘘っぽい。
72名無し物書き@推敲中?:03/12/27 21:27
>>62
とりあえずつっこむところはありまつぇん。
しいていえば「味のする」はなくてもいいかな?
73熱血君 ◆O4x3A1GrPw :03/12/27 21:28
 >57
 有り難うございます。次作以降変えていきます。
 あと二度載せはもうしません。スレの無駄使いになりますね。
 また新作見てもらいたいので宜しくお願いします。しかしここの人達の文章を
見る力って凄いですね。
 
74名無し物書き@推敲中?:03/12/27 21:48
>>64
なげえー。読むの疲れる。
テーブルの描写だけで疲れてしまうよ。小説だったら読み飛ばしてしまうなあ。
ここに重大なヒントがあったりしたらわやくちゃですわな。もちっと簡潔に。
主人公がいちいちフルネームなのもたいへんだ。
「――」使いすぎ。
誰の視点で物語が書かれているかがわかりにくい。
最初は中島大介の視点によっているようだが、
「それでも、まだ何人かの〜」からもっと客観的になっているように思う。
「それをいってしまっては名探偵中島大介の沽券にかかわるらしい、ということが、
早くも中島大介には悟られていた。」
この「悟られていた」はあきらかに変ですね。

「葉っぱの模様のテーブルクロスの上に並べられていたからだ。」
テーブルクロスはテーブルの上に。なのでわざわざその前でテーブルセッティング
云々を言うのは「小さなミニボトル」同様おかしい。
75:03/12/27 22:35
>50
なんとか修正してみました。
書けば書くほど、語尾が分からなくなってきてます。
一度最初から書き直してみます。

>45
名前が、固有名詞が思い付きません。
名前というと芸能人か友人しか思い付かないんですが、
先入観が出来てしまってなんとも。
76宮本 ◆qKu5lM5bao :03/12/28 08:37
言いたいことだけ言ってにげていいスレに書いた文章です。
『妄想電波系スポーツコラム』(どんなジャンルやねん!)を狙ってみました。ご指導お願いします。
http://book.2ch.net/test/r.i/bun/1053829456/572-575
77お願いします ◆LbjhdptA8Q :03/12/28 13:18

 金曜洋画劇場の途中でラブシーンが出てくると、チャンネルを
NHKに変える。母はそういう人だった。

 鬱々と流れる読経を終え、僧侶が55万円相当の白木の祭壇
に手を合わせた。凹凸が平面に見えるほど強いスポットライトを
当てられ、祭壇は生白く照り返している。よくできたものだ。これ
なら祭壇に積もった埃も、使い回されて萎びた菊の変色具合も
わからない。
 私が頭を下げるのに一瞬遅れて、隣で父がみじろいだ。僧侶
に黙礼したのか、単に肩が凝っただけなのか。通夜が始まるま
では母親の遺影を眺め続けていたのに、今は下を向いたまま固
まっている。そんな父の方は見ないようにして、私は祭壇を見上げた。
 菊の中、遺影の母親は異様に若い。この写真は見たことがある。
五年前、父親と伊豆へ銀婚旅行へ行った時の写真だ。遺影用に
CGで合成されているのだが、喪服の襟位置がわずかにずれている。
ピンボケ気味の母親に比べて、喪服がいやにはっきり映っているのも
気に障る。よくよく見ると、母の耳と髪が少し削れて背景が覗いている。
「これで金を取るのか、切り抜き処理もロクにできてないのに」
いつもの癖でそう言ってしまいそうになり首を振る。母親の通夜だというのに、
いつの間にか頭が仕事モードに変わっている。
 私の所作を怪訝に思ったのか、目を合わせてきた夫に、半端な笑みを返した。
夫の膝の上では、ズリ落ちそうになりながら息子が眠りこけている。

 鼻を刺激する焼香の煙の向こうで、僧侶が曲録を引いて立ち
上がった。私達遺族に一礼してから袈裟の裾を掴み、弔問客に
向かって立った。今までどこに隠れていたのか、葬儀屋が僧に
走り寄りマイクを渡す。
「えー、浄土真宗にはですね、蓮如上人が作った『白骨抄』という
御文章がありまして。これは、上人様に帰依していた人が娘を亡
くした時に作られたものでして。お通夜にこれを詠ずることになって
おります」
 肥満で盛り上がった腹を更に膨らませ、僧がひとつ咳払った。
『それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、凡そはかなきものは、
この世の始中終、幻の如くなり……』
 僧の独演会を上の空で聞きながら弔問客を見渡し、葬儀場の
一番奥に目を留めた。来場者全員が頭を垂れている中、その一角の
数人だけが背筋を伸ばしてこちらを見据えている。その中でも
頭ひとつ大きな中年女性は、憎むように僧侶を見据えていた。
『……されば、朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり……』
 僧は自分の読経に酔っているらしく、その視線には気付いていないようだ。
私は目を合わせないようにしながら、大柄な中年女性を盗み見た。
79 ◆xAG4.Wd6wQ :03/12/28 13:19

 X教の人だ。昨晩、父は吐き捨てるようにそう呟いた。
 彼女は臨終直後の席に突然乗り込んで来、
「どうして聖体拝受をしてないの! これじゃロザリーの復活が
約束されないじゃないの!」と、あっけに取られる遺族の前で喚き
散らした後、母の遺体にすがって泣きだした。
「ロザリー、ロザリーごめんねぇ、私が遅かったばかりに…私達の
王国で、先に待っていてね」
 ひとしきり泣き終えると、彼女は私の実家の電話を使って2時間も
どこかへ電話をかけ続けた。
 状況説明を要求する私に対して、父親は逃げに逃げた。
 母親の死亡診断書を取り、葬儀屋と通夜の打ち合わせをした後、
ようやく口にしたのが「X教の人だ」という言葉だった。聞くまでもなか
ったが、「ロザリー」は母親の宗教名だった。
 私もX教の名前くらいは知っている。キリスト教と似ているが、全く
別物の新興宗教だとか、教徒に極度の禁欲生活を強要するとか、
……それくらの知識はあった。
 
>>77・78・80
 が、ひとまとまりです。
 
 酷評、どうぞお願いします。
 すいません。説明を忘れていました。

>>77・78・78は、自作小説の冒頭です。
 主人公(女・既婚・キャリアウーマン)が、亡き母親を回想していき、
生前は知らなかった母親の心の闇に触れる・・・とかいう感じのストーリーを考えています。
83名無し物書き@推敲中?:03/12/28 16:55
>>77
冒頭「金曜〜」や「NHK」の具体名はない方が。
「55万円相当の」という形容を付けるなら、
後に「あれだけで55万はした」などの方が。
「咳払った」という言葉の使い方はおかしい。
「弔問客を見渡し」は後との接続が妙。
死亡診断書と葬儀の打ち合わせが続いたというだけなら逃げにはならないのでは?
父親の逃げている描写が欲しい。

思い付くだけ書きました。
続きが気になりますw
頑張って下さい。
84名無し物書き@推敲中?:03/12/28 23:37
85初投稿です:03/12/28 23:47


 映画を見ていた。白黒の侍が白刃を光らせ、敵の首を叩き切るシーン。
窓から差し込む淡い光が、うっすらと画面にかかるなか、
切り口からのどす黒い血しぶきに、強い不快感を覚えたのは覚えてる。
「下品な演出だな」
そのうち映画が「終」り、昨晩のカレーがこびりついたままの頭で考える。
(そういやしばらく出てないな)
(たまには運動しようか)
(だな)
ジャージのままで靴を履き扉を開ける、淡い光は思ったより硬く、軽く突き刺った。
歩きながら、たまには走りながら、人をみたのは計3回。
そのうち元の場所に戻り、また映画を見る。カラーの侍が白刃を光らせ、敵の首を叩き切る。
「うん、やっぱりこうでなきゃあな」
妙に綺麗な朱色の画面に満足しながら、いつもの光がうっすらと画面を包み込んだ。


三点リーダーの書き方を知らない厨房が多いな(77の お願いします ◆LbjhdptA8Q を除く)。

「…」が2個でワンセット、つまり「……」と書け。

念のために付け加えるが、「…」は「てん」と入力して
変換して「…」にする。これを2回続けて「……」を作る。

以上だ。
8739:03/12/28 23:55

サイケバッドの残り火を楽しむ。肺はかすれて重く沈んだ呼吸だけを意識的に集める。
今日が俺の命日になるとは少しも思っちゃいないが、薄い紫色のフィルターを通した膜が幾重にも重なって視界の端々で大量のヒルのような軟体生物が蠢いている幻覚を見たときだけは辛かったよ。
今はもうすっかり峠はこえて、ほら、股間に両手を滑り込ますお楽しみまでやってやれる。
右手を陰茎にそえ、左手で睾丸を擦って俺のお好みのリズムで快感を支配する。余裕をかまして部屋の中を眺めていると、
ランダムに脈打つ微生物模様の壁が立体的にせり上がってきて、俺を包み込もうと狂人が檻を鳴らす理論で威嚇しやがる。
俺は電気けいれん療法を受けた子供みたいに飛び上がる。だがそれだって「オレンジ」のアレックス坊やが重力を無視した大胆な空中遊泳に参加したときのようにまじりっけなしの恐怖やら際限のない絶望とやらを感じた千分の一程度も悲惨な状況じゃない。
気楽なもんさ、いや、本気でさ。
8839:03/12/28 23:57
 気がつくと時々俺は息をしていない。
肺胞あたりに組み込まれた最新型のマイクロ清掃装置が身体の内側から俺をひっぺがしてぺちゃんこにしてやろうと躍起になっているせいだろう。
釣られたふりをした俺は酸素!酸素!酸素!と、乳首を小刻みに咥えるいやらしいテクニックを、
恐らくはこの狂態を傍観しているであろう色魔系背後霊に見せつけながら
品種改良がちょっと行き過ぎてメガマウスと出目金の交配で誕生した新手の合成金魚にでもなったかのような奇妙な気分を味わう。

 手足が震えている。急性自律神経失調症の嵐から連鎖的に現れたアカシジアのせいで俺はひとつの場所にじっとすることができない。
立ち上がったり座ったりを繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、気がついたら壁の方まで身体を運んで三秒後には反対の壁に襲いかかろうと立ち上がる自分に気づく。
手の甲まで垂れてきた血は気つけ代わりに噛んだ腕の肉からつたってきてるんだろう。
痛みはキメルまえの素面の状態に一瞬間引き戻してくれるからありがたいんだよ。
 本来静謐なはずの俺の部屋は地獄の原風景、ルチオ・フルチが撮った「ビヨンド」ってホラー映画のように胡乱としている。
まさかこいつが体験できるとは。あと三十年くらい生きながらえたら「VR」のクラックがネット上からダウンロードできてやりたい放題、
命知らずなクズ共がヤクを極めてからトリップするんだろうな。
 時計を見た、午前二時八分三十五秒三十六秒三十七秒三十八秒三十九秒四十秒四十一秒四十二秒四十三秒四十四秒、、、、、、
十秒間秒針を見つめているだけで発狂へと導く幻想を独自の体系でまとめ上げ、
脳内のスクリーンに絶望的なヴィジョンが飛び込んで来る寸前で顔面を枕に押しつけ呼吸困難を増長する。

作品の内容上、ワザと読みにくく書きました。感想をお願いします。
89名無し物書き@推敲中?:03/12/29 00:04
>>85
話がよくわからない。まぁ抜き出して書いているのだろうから仕方が無いが。
それにしても、白黒の映画を見ていたら血は「どす黒い」のでなく「黒い」のでは??
これは僕の印象に留まることだけど、言葉を安易に選択しているように読めてしまう。
もちっと読む人のこと考えて。
休みに入ったせいか、厨房や工房のどうしようもない投稿が増えたな。
前々スレが低迷したのは、投稿のレベルが低すぎたからだ。
あの時には、スレの存続さえ危ぶまれたことを覚えている連中も
いるだろう。
本スレが、あのようにならないことを望む。

>>90
手本を示してください
92名無し物書き@推敲中?:03/12/29 00:26
>>89
白黒映画でも色の濃淡はありますよ
手本を示せじゃねーんだよ、この馬鹿野郎。
>>93
良いお手本ですね
分かったか?あー。この馬鹿野郎。
96名無し物書き@推敲中?:03/12/29 00:30
謙虚な人がいなくなる季節
9789:03/12/29 00:36
>>92
確かにそうだな。
ただ、俺の感覚だと「どす黒い」という言葉には、様々な色が混ざって、畢竟、濁って黒くなるというイメージがある。
そういう意味で、白黒の画面では「どす黒い」は不適切だと思ったわけだ。
>>97
なるほど。生意気いってすみませんでした。
あと批評ありがとうございました。なんとか言葉を工夫するよう
頑張ってみます。
9990:03/12/29 00:38
俺も言ってもいいかな。

この馬鹿野郎 >>91 >>94
ここは大人気ないインターネットですね
10189:03/12/29 00:42
>>98
ガンバレ。
あと、次投稿する時はもう少しストーリーのわかりやすいところを抜き出せば、
さらに多くの批評を貰えると思うぞ。
 笑えないな

 酷く濃い群青色の空の下考える。

 「終電を逃したのは失敗だった」
 誰に向かって言うわけでもなく、呟く。

 どうせ誰も聞いていない

 仕方なしに夜の町を歩く。
 この近辺は住宅街らしく、少し離れると誰もいない家並みが広がっている。

 帰る訳じゃない
 暇つぶしだ

誰とも知らない奴と一緒にいるよりは、夜の闇と雑音の方がよほど良い。
 あの、得も言われぬ闇の帳。無音の震え。
 話していてあんなに研ぎ澄まされるのは夜くらいなものだ。
 ふと、道の端に誰が捨てたかも知れない缶が置いてあるのに気づく。
 Bossだった。
 缶の端に何か書いてある。

 Jonnie

 缶を投げ捨てた。
 男の字だった。
書いた後に
缶を投げ捨てた→投げ捨てた
男の字だった。→<改行入れて>男の字だった
にした方が良いことに気づく
>>83
 レスありがとうございます。

>父親の逃げている描写が欲しい。
 指摘されてはっとしました。
 確かに。ここは描写がまったく足りてませんでした。

>冒頭「金曜〜」や「NHK」の具体名はない方が。
 どうかな、と自分でも思ったのですが、実際の具体名は避けた方が良いかもしれませんね。
 宗教団体名を「X教」としているのに、ここだけ実在の団体名を使ったりするのも違和感ありますな。

 色々と気付く点があり、勉強になりました。ありがとうございます。
>>100
100ゲト、おめ。
106:03/12/29 14:16
http://redbirds.hp.infoseek.co.jp/files/boku.html

前回の話を読んで下さった方、ありがとうございます。
あれからずっと書き直してました。
気分転換に別の話を書いてみました。
完結はしていませんが、どうかよろしく御願いします。
107初投稿者:03/12/29 17:52

だがいかなる暴力そして対抗‐暴力だろう? 両者を一箇の機制として描く方法とは? 
次のように応えてみてはどうか。ゴダールは、時代[じかん]において加速する世界[し
ほん]という暴力の形式[フォルム]を描くために、対象速度と同調また切[ズレ]れな
がらその変遷が圧しつける形式化と併走し、またそこで得られた時代[われわれ]の対抗
‐形式[ぼうりょく]をイマージュへ変換するために、対象それ自体の形式を方法的に模
写〔「方法的に」以降強調〕し編集[モンタージュ]する工場を案出した。

スルー。
109原へりの助 ◆GZaF1XHdps :03/12/30 00:25
ちょいちょい来るようになったのでコテハンつけます。よろすく。
>>102
いいたいことがよくわからない部分が多いんだな。
>この近辺は住宅街らしく、少し離れると誰もいない家並みが広がっている。
???
日本語になっていないし。この文から読み取れることはとても少ない。
>誰が捨てたかも知れない缶が置いてある
「捨てた」のに「置いてある」の?「ころがっている」とかのほうがいいんじゃない?
もちっと読み手を意識してほしいです。
110原へりの助 ◆GZaF1XHdps :03/12/30 00:35
>>106
前のお話ではいろんなことを言いすぎて混乱してしまったかしらん?
でも最初のよりけっこうよくなりました。
リンク先読んできました。悪くない。
「はっ、まさか」なんて日常会話で言うかな。ってところが一番気になった。
111102:03/12/30 01:16
>>109
時々ですがのみかけの缶とかが転がってるんじゃなくて「置いて」あるときあるじゃないですか。
あんなノリです。

『この近辺は云々』は本当言われたとおりで…
読み返してみるとちょっと恥ずかしいです;
112 ◆GKjqe9uLRc :03/12/30 04:05
去年書いて途中で放り出してたのを晒してみます。
段落の見分けがついてないのとストーリーが陳腐すぎるのは目をつぶってもらえると助かります。
60行くらいなんで評価もなにも無いと思いますが独学で書いてるので何でも気づいた点を教えて戴けたら光栄です。

 ミンの森。
文字にすればただの森という表現しか沸いてこない。
しかしミンがどの様な場所か、そしてその森がどの様な場所かを知っている者ならば誰もが口を揃えて言うだろう。
あそこは危険だ、と。
敢えて文字で表現するならばそこは生命の進化を超えた生物、
世界中を旅する者なら分かるであろう、モンスターが存在する。
そのモンスターが何百年もの間、人類の侵略を阻止してきたエリア。
それがこの森なのである。
一度素人が紛れ込んでしまえば人間の味を占めた獣が増えるだけである。
そして残念な事に充分な訓練を積んだ狩人が好んで侵入する理由も無いのもこの森の治安の悪さを助長していた。
今から登場するお話は唯一の安全地帯、ミンから少し南下したこの森の中で始まる。
113 ◆GKjqe9uLRc :03/12/30 04:06
 エドは疲れていた。
しかし立ち止まりはしなかった。
立ち止まれない事が余計に疲労を増加させるのだが、それを承知でもまだ休む事を踏み止まらせる理由があった。
「まだ追って来る……」
 『追っ手』は着かず離れずエドの右後ろの辺りを尾行てきていた。
かれこれ数時間になる。
時間間隔など疲労のせいで既に無いが、日が落ちて来ているのを見れば当然の事だった。
エドを追う『追っ手』は、日が落ちるのを待っている節もある。
それを思えばエドが取るべき行動は他にもあったはずだった。
しかし恐怖から、『追っ手』から逃げるべく歩き続けるエドの姿は素人のそれだった。
森の規律に照らし合わせればそれは死を意味する。
 限界が来れば倒れるであろう、しかしエドは立ち止まらなかった。
食料などなく、水が一瓶と、身の回りの荷物が少し。
それだけを背中に背負って目指す目的はこの地方の最南端、物流の要、アルベルの港町だった。
エドは職人でもなく、職人の造る工芸品を運ぶ事を生業とした職業でも無かった。
実際ミンには、木材の彫刻等の職人が多数存在する。
しかしその芸術品が運ばれるのはこんな夜では無いし、
もう一つのミンの伝統工芸である耳当てはアルベルの様な年中温暖な気候には不似合いだった。
 ではなぜエドは何の目的があるのだろうか。
それによって彼の死に込められる尊さが変わるであろう。
 だが、死への確立は若干減った。
なぜならこの境遇にもう一人登場人物が増えたからである。
114 ◆GKjqe9uLRc :03/12/30 04:07
「なんだ、人か」
 不躾にそう言うと彼女は火の点いた松明を音を立てて振りかざし
「何してんの」
とつまらなそうに言った。
 長身であった。
それだけなら美しい女性とも思えたが、少し薄汚れて見えた。
それはこの闇のせいなのか怪しげな雰囲気がかもし出しているものなのか分からない。
 問いかけにエドは少し戸惑った。
自分の親に知られて困る事をしているのは常識を知る人なら分かる。
それに、何と抽象的に言われても困るのだ。歩いている、としか表現できない。または、逃げている、だ。
さらに戸惑う理由をあげるならいきなり音も無く藪から現れたのが年頃の女性であれば誰だって首を傾げるだろう。
よくよく見れば右手に握られた多少強引な造りの松明、ごつい革の手袋がはめられた左手の斧。
アンバランスな美しさに誰もが戸惑いを隠せないだろう。
「もしかして、あの……アルベルの商人さんですか?」
 ためらい気味にエドが聞くが、返事は当然イエスだろう。
この危険な森を暗くなってから現れ、斧を持ち手馴れた様子で徘徊するのは物好きか自殺志願者か、アルベルが誇る商人である。
 彼女はまたも音を立てて松明を暗闇へ向けた。熱が伝わり、エドは少し仰け反った。
それに気にする様子もなく、彼女は言う。
「まさか連れて来たんじゃないでしょうね」
 冷たく言い放つと、松明をまたエドの顔へ向ける。
何も言わずに熱い松明の光と、冷たく逞しい彼女の目を見比べた。
「いや、あの……ごめんなさい」
 彼女は軽く溜め息をつくと、着いて来て、と小さく言った。
115:03/12/30 10:43
>>110
早速の感想ありがとうございました。
ご指摘の「はっ、まさか」は確かに日常では使わなそうです。
他にテンポの良い言葉が浮かび次第差し替えたいと思います。
今回は「ボク」と一人称決めただけでキャラが立ったので、比較的楽でした。
それでは、これより改訂作業に。
>敢えて文字で表現するならば
 この前にも「文字にすれば」とある。同じ言葉を繰り返すのはやめよう。
 何かを説明されてるときに「あえて〜で表現するならば」って言われたらどう思う?
 わざわざ回りくどい書き方を選ばないで。
 それに第一、小説なんだから文字で表現する以外にどういう方法がある?

>この森の治安の悪さを助長していた。
 治安とは「国家・社会の秩序や安全がよく保たれていること」。
 収めている人がいるからこそ、「治安が悪い」という概念も生まれる。
 ということは、そもそも人間社会がない場所、人間の力が及ばない場所では
 治安という概念は存在しないのではないか。

>立ち止まれない事が余計に疲労を増加させるのだが、それを承知でもまだ休む事を踏み止まらせる理由があった。
 追われてるなら当たり前。当たり前のことをくどくど説明しなくても。

>エドを追う『追っ手』は、日が落ちるのを待っている節もある。
 この前に「日が落ちて来ている」とある。同じ言葉の繰り返しは避けたくならない?

> ではなぜエドは何の目的があるのだろうか。
>それによって彼の死に込められる尊さが変わるであろう。
 うーんこういう書き方もないとは言わないけど。
 作者による自問自答ってあまり格好よくないよ。
 物語を進めていくうちに自然に読者がわかるように書いた方がいいんじゃない?

>自分の親に知られて困る事をしているのは常識を知る人なら分かる。
>それに、何と抽象的に言われても困るのだ。歩いている、としか表現できない。または、逃げている、だ。
 親に知られて困ることをしているの? なんか唐突に出てきたね。
 抽象的どころか、答は一つ。「追われてます」じゃない? だって命を狙われてるんだよ。

> ためらい気味にエドが聞くが、返事は当然イエスだろう
 職人ならまだしも、斧持った商人って「当然イエス」なの?
 この世界ではそうなのかもしれないけど、当然と言われても読者にはわからないよ。
118名無し物書き@推敲中?:03/12/30 14:12
あげ
119原へりの助 ◆GZaF1XHdps :03/12/30 17:33
>>112
うー。読みにくい文章です。おかしいところがけっこうあります。
例えば、「敢えて〜存在する」のところ。どこが主語で(省略したとしても)、
どこが述語で〜と説明できますか?文章になっていない部分が多すぎ。
>一度素人が紛れ込んでしまえば人間の味を占めた獣が増えるだけである。
その次の行にしても、イミワカンネ。
説明すべきところは読み手にも説明し、かつ、簡潔な文章にするようにこころ
がけて下さい。
「恐怖から、『追っ手』から逃げるべく」←これなんかあんまりヒドイですよ。
120112 ◆GKjqe9uLRc :03/12/30 18:37
やはり読みにくいですか…。
映像を文字にする技術ってどうやったら身につくもんなんですかね。
勉強してきます。
余計な言葉が多いんだよ。まずはシンプルに書いてみ。
1221:03/12/30 21:36
正月も近いことだし、二次創作として尊敬する池波先生の作品を
使わせてもらいました。
まあ、批評はどうでもいいけどね。

チン客商売・番外編「三冬の褌」
 
三冬は床についてからしばらくの間、老僕の嘉兵衛が寝つくのを待った。
もちろん、嘉兵衛の寝間とは居間と廊下を隔てているから、その様子が
分かるわけではない。おおよそ、寝ついたと思われる頃を待つのだ。
それからが彼女の密かな楽しみの時となる。
 密かな楽しみを予定するとき、三冬は素肌に浴衣を着るのみで床に入る。
しかし、股間を締める六尺褌は着けたままである。褌は剣士としての身だしなみ、
と考えているからだ。何事も男と同じようにせねば気のすまない三冬なのだ。
彼女が褌を着用し始めたのは一年前のことである。男と同じようにという
こだわりから褌の着用を始めたわけであるが、その褌が三冬の陰門の刺激となった。
そのときから彼女の密やかな楽しみが始まり、今では、二日に一度は
褌を使って陰門の刺激を行い、性の快楽を得ている三冬であった。
1232:03/12/30 21:37
さて、そろそろ嘉兵衛が寝ついたと思われるころ、三冬は自らの
肉体を覆う掛け布団を剥いだ。そして横たわったままで、十九歳の
生娘の肉体を包んでいる浴衣の腰ひもをほどき、浴衣を脱ぎさった。
剣術の修行で良く鍛えられ締まった肉体ではあるが、やはり臀部から
腰にかけての肌には、娘から大人の女へと変わりゆく柔らかさが見て取れる。
 三冬は熱い吐息を漏らしながら、六尺褌を外した。
三冬の陰門が当たっていた部分は、漏れる分泌物で湿っていた。
三冬は起き上がり、膝立ちの姿勢になった。そして外した褌を股の間に通し、
両手を伸ばして、褌を股間の前後で握った。そのまま褌を自らの
陰門にあてがい、褌を握った両手を前後に動かしはじめる。
当然のことながら、三冬の股間を通っている褌がその陰門を刺激する。
潤っている三冬の陰門は、最初の一擦りから快楽を感じる。
「うっっ」と三冬の喉から声が漏れる。井関道場の高弟として門人達に
稽古をつけるときの男勝りの鋭い声からは、とても想像がつかないような、
愛らしく、また性感溢れる声である。
 三冬はゆっくりと褌を動かして、快楽を楽しむ。しかし、いくら分泌物で
濡れているからといって、木綿の褌を乙女の股間の柔肉に擦りつけて
痛くはないのだろうか。心配無用である。三冬が自らの陰門にあてた褌の
その部分には、ビロードの布が縫い付けられてあるのだ。ビロードの細かい立毛が、
三冬の陰門に絶妙の感触を与えている。
1243:03/12/30 21:37
しばらく刺激を続けると、充血して膨らみを帯びている三冬の
陰門の上部にある、実が大きく育つ。三冬は右手を股間に滑り込ませ、
実を覆う皮を指で剥いた。十分に尖った実が露出する。
そこで、再び三冬は褌で陰門を擦りはじめる。今度は、敏感な実が
直接ビロードで刺激される。「あっ、あーっ……」三冬の声も自然と高くなる。
なるほど、嘉兵衛に聞かれては困るはずである。
 そのころ、嘉兵衛は白川夜船であったかというと、そうではなかった。
三冬の密やかな楽しみを嘉兵衛は知っていた。それは半年前のことだった。
その夜尿意を覚えて目を覚ました嘉兵衛は、三冬の寝間の方から
三冬のいかにも苦しげな声を聞いた。忠実な老僕である彼は、
三冬の身に何か異常が起きたのかと思い、三冬の寝間に近づいた。
1254:03/12/30 21:38
嘉兵衛は近づくにつれて、三冬が漏らしているのは苦痛の声ではなく、
性の快楽の声であることに気づいた。若いころは人並みに遊女遊びをした
嘉兵衛なのだ。快楽の高まりに近づいている三冬は、もう夢中で喘いでいる。
悩ましい女の声だった。聞いてはならないものを聞いてしまったと思った
嘉兵衛は、そのままそっと自分の寝間に戻った。床に入った嘉兵衛は、
布団の重みで自らの逸物がいきり立っているのに気づいた。
六十を越えてからは、もう何年も絶えてなかった現象だ。嘉兵衛は、
自らの逸物の高まりを恥じた。主である三冬に対して興奮を覚えるのは、
無礼に過ぎると思う老僕嘉兵衛なのであった。
 しかし、その思いとは裏腹に三冬の快楽の声が嘉兵衛の耳に蘇ってくる。
逸物は二十歳の若者のように固体の体積と密度を増し、治まるどころか
ますますいきり立ってくる。喉はからからに乾き、心臓は早鐘を打つ。
たまらず嘉兵衛は、右手で自らの逸物を褌から引出して、擦りはじめる。
「みっ、三冬様」、嘉兵衛の脳裏には三冬の全裸姿があった。
程なく、「み、みっ、三冬様ー」と嘉兵衛は快楽の極みに昇りつめた。
しかし、長い間使っていなかったためか、逸物の脈動にも関わらず、
精を発することはなかった。いわゆる、空砲である。
罪悪感と満足感との狭間で揺れ動く心をもてあます嘉兵衛ではあったが、
それでも萎えた逸物をのろのろと褌のなかに仕舞った。

疲れたので、ここまで。
126短いのは携帯だから:03/12/30 22:21
酒を飲んで酔っていた私は人を殺した。これが現状である。無論
酔いも醒め、己の不始末に頭が痛いばかりである。僅かに救われ
たことと云えば、深夜故人通りが少ないこと。背負ったところで
せいぜい酔い潰れた同僚としか思われぬことである。さて死体遺
棄は初めての経験である。しかも山も川も遠い街中であるから
困ったものだ。思案する内に駅まで運んだ。人目につかぬ場所の
何と少ないことか。昨今妖怪が減るのも道理である。さて早速
二階の窓から突き落とす。運の良いことに外は雪である。軍手故
指紋も無い。めでたく万事解決である。
127:03/12/30 22:33
 次は僕。よろしくおねがいします。

 グラウンドは乾いていた。今年一番の暑さで、梅雨を待たずに夏になりそうな勢いだった。
緑もまたまぶしかった。強い陽射しを浴び、ぐんぐん成長してゆくさまが目に見えるようだ。
 ここつくば市からは、きれいなM字型をした筑波山が見える。前に一度、面白い絵を見たことがある。
小学二年生が描いた筑波山で、なぜか「とんがり」が一つしかなかった。学校名を見て納得した。
その子供は下妻市に住んでいる。そこは山のちょうど西に位置し、筑波山が一つのとんがりの山に見えるのだ。
筑波山は実はM字型なのだと知ったその子は、もう一度絵を描かずにはいられないだろう。
「おい、七秒三だ、聞こえたのか!」
 その声にはっとし、記録用紙にタイムを書き込む。僕たち一年生は三年生と合同でスポーツテストを行っていた。
今は三年生の五十メートル走が行われていて、運悪く僕は記録係にされたのだった。
タイムを告げるのは野球部のキャプテンだ。ぼやぼやしていたら胸ぐらを掴まれるくらいはありそうだ。
128:03/12/30 22:41
「九秒二!」
「はい」
「七秒三!」
「はい」
「八秒六!」
「はい」
「七秒九!」
「はい」
 次はいよいよ保波富士夫の番だ。キャプテンの表情が険しくなる。それもそうだ、
富士夫は茨城県を代表する短距離のランナーなのだ。同じスポーツ選手としてライバル視するのも無理はない。
 ふと校舎に目をやると、授業中であるにもかかわらずベランダに出ている生徒が大勢いる。みんな女子だ。
富士夫が手を振ると、キャッキャッという声が返ってきた。そんな光景を目の当たりにしている、
悔しそうなキャプテンの顔といったらなかった。
 スタートしたと思いきや、あっという間に僕の前を駆け抜けていった。
「ご、五秒九か!」
「はい」
129:03/12/30 22:47
 記録の中で「五・九」という数字がひときわ輝いている。
 富士夫が茶髪を振り乱し、こちらへやってきた。呼吸はまだ荒々しく、しかし顔には笑みが浮かんでいる。
色白ですらっと背が高く、五秒九のタイムをたたき出した脚はグッと引き締まっていた。
「どうだ川崎、俺の負けか?」
「くっ」
 キャプテンのタイムは六秒一だったはずだ。
 聞くところによると、富士夫は学費免除の特待生であるらしく、すでにいくつかの大学から
声が掛かっているのだという。今はこうして僕の隣にいるが、全く違う世界で生きている人間なのだ。
「次、八秒六だ、ぼやぼやしてたらぶっとばすぜ!」
「は、はい」

  −−− 第一項 終了 −−−
>>127-129
くぉら、てるあきか?
キビキビした文章がなかなかいいぞ。内容に合っているからな。
お前、以前よりも良くなってるな。
たくさん読んで、たくさん書け。
131原へりの助 ◆GZaF1XHdps :03/12/30 23:53
>>127
1の部分。
絵の話はいいのかもしれないけれど、「筑波山は実はM字型なのだと知ったその子は〜」
は、ちょっと唐突。描かずにはいられないというほどの強い動機を抱くものかしらん?と思うし、
仮にそういうものだとしてもその説明をしているとだれるから、いらない1行かとも思います。
「胸ぐらを掴まれるくらいはありそうだ。 」もうちょっと説明するか、ナシにするかの方がいいです。
ここも中途半端。
2の部分。
「それもそうだ」は、話し言葉では?
「同じスポーツ選手として〜」「スタートしたと思いきや〜」主語を入れた方が良さそう。
「ふと校舎に目をやると〜」なんだかマンガの世界っぽくなってしまうんですよねえ。
なにか違ったやり方で富士夫のヒーローぶりを描けないものでしょうか。
3の部分。
「呼吸はまだ荒々しく、しかし顔には笑みが浮かんでいる。 」
接続詞が引っかかる。荒々しいが、とかいうほうがしっくりきそうな気がするのですが。
「特待生であるらしく」不必要な推定にも思える。すでにその前で伝聞の形を取っているので、
これ以上曖昧にぼかす必要はないかと。「聞くところによると」から、「特待生で」と、断定してしま
ったほうが文章としてすっきりするように思います。
132名無し物書き@推敲中?:03/12/31 00:05
 さっそくのコメント、ありがとうございます。これは、一月末に締め切りの
とある賞に応募しようと思っている、三十枚ものの書き出し部分です。
131さんの助言、おおいに参考にしたいと思います。
 ほんと、丁寧に批評してくださるのですね。またここに載せたくなりました。
 ちなみにぼくは「てるあき」じゃなく「なおき」です。
133130:03/12/31 00:11
>>132
雰囲気が「てるあき」だったのよ(w
134名無し物書き@推敲中?:03/12/31 00:22
うほっ、ごめんなさい。
機会があれば、またよろしくおねがいします。「なおき」
135春蕾:03/12/31 13:56
http://www11.ocn.ne.jp/~syunrai/top.html

初めて小説なんて書いてみたんですがどうか酷評お願いします
>>135
トップじゃなくて読んで欲しい作品にリンクしてくれ。
あと、どこがっつうか何が『初めて』なの?

これは作品に関する感想だけど。
俺が読んだのは『クリスマス』で、だからなんなの?
何が表現したかったのか全く分からない。
他の作品を読めば分かるってのは無しね。
だったら一本にまとめるのが礼儀だから。
ミンの森。
親が子供を脅す常套句で有名な場所だ。
「早く寝ないとミンの森から怪物が来るわよ」
その子供も大きくなるにつれ、実情を知るようになる。
ミンの森は村の宝物庫のようなものなのだ。
燃料にもなり、建材にも使われる木を提供するばかりか、
キノコや蜜、さらにミンの森にしかない木から採れる樹液は万病に効き、
村はミンの森の恩恵で生きていると言っても過言ではなかった。
最初は何も知らない子供を森に行かせないための詭弁だった怪物の話が、
次第にしつけのためにも使われるようになった。
問題の始まりはしつけの言葉を聞いた旅人がそんな言葉を真に受けたことだった。
さらに悪いことにその旅人は樹液を守るための罠にかかったことだ。
村人がいくらなだめても怪物の存在を信じて疑わない。
そればかりか森の南に勝手に港を作って森を破壊し始める始末だ。
こうしてミンの森に住むミンの民の、森の南のアルベルの民に対する
人知れぬ抗争は始まった。

暇だったから勝手に続きを考えるw
1381:03/12/31 18:05
 酷評お願いいたします。

 ……チュン。……チュンチュン。
 どうやら、朝らしい。昨日、ずいぶん遅くまで夜歩いていたから、身体が怠い。動かすのも辛いが、こういう状態──外的な不自由──は嫌いではない。
 寧ろ、自分は平常な時には大抵感覚が鋭敏すぎるほどに鋭敏だから。
こうやって、外界が認識できないというのは素晴らしく得難い時間だ。
(いや──違うか)
 自分があまりにもこの現実にとって異質である──そういうことでしかないのだ。
 実質、脳神経外科やらなにやらの知識は僕にはないし、超心理学とやらにまでなってくると、何をかいわんやである。
 夜歩き。その後ではいつもの悪夢も見ることもなく安眠することができた。昨夜はなかなか心が静まらず、ずいぶんとそぞろ歩いてしまった。
 まあ、特に見とがめられたということもないだろう。
 この街の、否、この世界の人々は、夜中に何か行動することなど在り得ないのだから。
 ──思考が廻り始めるのと時を同じくして、感覚が編纂され展開され鋭敏になっていく。
 次は擬態を纏わなくてはならない。ここで『自分』は終了だ。枕元の薬を一気呵成に飲み下す。
 錠剤をまるでご飯でも咀嚼するかのようにバリボリと無造作に口に運び、噛み砕く。嫌がらせのようにその側に置かれたコーラで一気に流し込む。
 別に薬がどうなろうと知った事じゃない。どうせ、九割方が偽薬だ。
 閑静な郊外の見晴らしの良い土地。庭には獅子脅しがあり、鯉が飼っており、純和風で、風呂は総檜。そんな感じの家だ。
 両親は健在だが、物心ついた頃から両親と思ったことは一度もない。そもそも、もう、顔も覚えてはいない。
 そのせいだろうか、最近とみに妙な具合になってきたのは。
「両親も友人もいなくたって、人間何とか生きていけるもんだよ。このあたしが良い例じゃないか」
 自信満々にそう嘯いた叔母の姿を思い出す。
 
139:03/12/31 18:07
 薄汚れたフロックコートに拗くれたステッキ。ベレー帽を被り、趣味の悪いことに紫色の薄いサングラスを掛けている。
 性格は不遜にして傲慢。世界は自分が優秀であるからこんなにも酷い仕打ちをするのだ。などと何時も言っている。
 現在、この家とは全く関係を持っていない。にも関わらず、家の敷地に堂々と上がり込んでは、まるで隠れ家か別荘といったていで、このあばら屋を利用している。
 基本的には迷惑な人間だけれど、気の置けない唯一の友人ではある。
「よう。元気にしてるかい。不肖の弟子」
「……あなたは人を驚かせるのが趣味なんですか?」
「その通りさ。ついでに言えば人に恨まれるのが仕事で、人に憎まれるのが義務ってところか」
 先程の考えに、若干の修正を加えなくてはなるまい。自分の感覚はこれ以上ないほどに寝ボケているようだ。
 まさか考えていた当の本人が、ベット脇でこちらを観察しているのに気付かないとは。もっとも、叔母ならばそれくらいの芸当は朝飯前だろうが。
 叔母がいる、というだけでいつもの光景が奇妙なものへと変わっていくのはなぜなのか。
 ろくに掃除もしないこの和室は、だからといって汚れているわけじゃない。そもそも自分は殆ど物を持っていないので、そうそう雑然とはならない。ただ、寂れ、朽ち果てていくだけだ。
 人の住んでいる家屋はそうそう簡単には朽ちないと聞いていたが、この離れは、自分が住みだしてから急激に朽ちていっている気がする。
 叔母は前述したとおりのいつもと変わらない格好でどっかりと畳に座り込み、どこから持ってきたのか。柿にかぶりついている。
 あたりを見回す。特に変わったところはない。無論、これはいつもと比べてであり、普通の人が見たならば、ずいぶん奇妙に感じるであろう事は想像に難くない。なにしろ、和室の真ん中に天蓋付きのベットがどかんと置いてあるのだ。
 そのベットと古い染み付きのタンスだけで、この和室の容積の九割以上が埋まっている。
 不整合。チグハグ、バラバラ。これが僕の嗜好だ。そういった意味では、叔母の格好は実に僕好みと言えなくもない。
140:03/12/31 18:08
「あなたはそういう意味ではいつもいつも仕事と義務と趣味を愉しんでいるわけだ。羨ましいですね」
 精一杯皮肉げに聞こえるよう気を遣ったつもりだったが、叔母には全く堪えていない。
 実際問題として、この人に反省の情なんて物を起こさせることは可能かどうか怪しい物だ。
 柿を全部──文字通り全部、蔕を含めた全て──を食い終わった叔母は一息ついて立ち上がった。
「なにぼうっと惚けてるんだい。いい若い者がそんなことでどうするね。まったく。さっさと着替えて学校に行く支度をしなさい」
「……まともじゃない人からまともなことを言われるのって、こんなにも苛立つことだったんですね。知りませんでした」
「それはただ単に、あんたがまともじゃないってだけだよ」
 それはまあ、確かにその通りだけど。
 どこか釈然としない物を感じながら、無造作に寝間着のポケットから大きめの薬瓶を取り出す。
 先程のとは違い、こちらは純然たる栄養補助食品、サプリメントだ。それらをゼリータイプの栄養補助食品で流し込み、カロリーメイトを食べれば、これで朝食は終わりだ。
「相変わらずかい。自分の健康に関してまったく気を遣わないんだね。あんたらしいといえばあんたらしいけど。昼飯くらいはきちんと食べなよ」
「ええ、そうしますよ」
 朝食を終えたなら次は着替えだ。いまさら叔母の前で着替えるのに、恥ずかしがるような年ではない。いつもの普段着──漆黒の甚平に着替える。
 すると、また叔母が突っ込みを入れてきた。
「折角制服で有名な高校に入学したってのに。全く制服を着ないんだね。もったいない」
「画一的なのが嫌いなだけですよ」
「そうやって反体制気取ってるのってかっこわるいよ。一応言っておくけど」
「そんなつもりはないです。ただ単に、趣味嗜好の問題ですよ。……それに、格好に関してはあなたに何やかやととやかく言われたくないですね」
 ま、そりゃそうだろうね。と、呟いて叔母は肩をすくめた。
141原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/01 17:16
正月でヒマなのですこし兇暴な気分です(嘘
>>138
>……チュン。……チュンチュン。
は、私的にはNGですねい。こんな出だしの小説は、少なくとも私は読まない。
それから、「──」はあまりたくさん使わない方がいいと思います。
「寧ろ、」使い方がおかしいのでは?「むしろ」を使うなら「鋭敏だから。」を「。」で区切る
のではなく「、」で区切った方が良い。
「実質、」←なぜこの言葉があるのかわからない。なんに対しての「実質」なのか?
「一気呵成」←国語辞典を調べるように!全体にわざわざわかりにくい言い回しを使っ
ているが、効果的だとは思えません。
>錠剤をまるでご飯でも咀嚼するかのようにバリボリと無造作に口に運び、噛み砕く。
「咀嚼するかのように」「口に運び、噛み砕く」←説明が重複している。
「嫌がらせのように」←意味わからん比喩。
>閑静な郊外の見晴らしの良い土地。〜
いい家のようだが。その後の説明とイメージが違ってしまうので読者は混乱すると思います。

全体にまわりくどくて物語が前に進んでいる気がしません。
142:04/01/01 18:35
お願いします

今日、昼間繁華街をぶらぶらと歩いてみた。ここは関東の片田舎である。
駅前のロータリーから真っすぐのびる道の両脇には夜のお店が、500軒
以上軒を連ねている。田舎にしては、規模が大きい繁華街だ。
夜はネオンが輝き人々の笑い声、タクシーのクラクションいろいろな音が
交差する。今、私はそんな街を昼間、どこに行くともなく歩いている。

道の端には、黒いゴミ袋。わりばしの片方だけがなぜかころがっている。
この街の昼間の顔である。
夜にはけっして見られない疲れはてた風景、私はそんなふたつの顔をもつ
この街が好きである。
夜の蝶、テーブルからテーブルに花を求めて飛び回る。お月様が登っている
間だけの蝶である。
そう、それが私の仕事。
考え事をしながら歩いていると時間のたつのが早い。もう、夕方の4時である。
そろそろ帰ろう。

部屋にもどり、タバコに火をつける。タバコの先から紫煙がまっすぐ上に
あがっていく。
バックからアドレス帳を取り出し、受話器に手をのばす。お客さんに電話をかけ
なければならない。この作業をしなければ、今日一日お店で、つらいことになる。
なんとか、約束がとれた。
さて、シャワーでもして気分を切り替えよう。

時計の針は、6時を指している。私は、新聞に目を通す。これは、テーブルでの
お客さんとの会話の為。新聞は合計で3紙取っている。
いそいで、主なニュースだけを拾い、会話のシュミレーションを組み立てる。

毎日、同じことの繰り返しである。
143:04/01/01 18:36
いろいろなお客さんがいる。私生活でうれしいことがあり、お店に来るお客。
そういう人の近くにいるだけで、私までもなんだかうれしくなってしまう時がある。
悲しいものを携えて、お店のドアを開けるお客。さびしさと二人づれのお客。
恋にやぶれたお客。

いろいろなお客さんがいる。時計の針が7時を少しまわった。私は、いそいで
化粧筆を手にする。こころにも紅をさす。さぁ、出勤。

お店の前をホウキもった若い男の子に「おはよう」と声をかける。最近お店に
入った見習いの子だ。
今日は、約束のお客が来てくれるはずなのでひと安心だ。自分のお客がつかない
時はヘルプでテーブルに付くことになっている。私は、雰囲気を盛り上げる事に
徹することにしている。

私は、けっして恵まれた家に育ったわけではない。ここで、働いている人達はみな
似たような環境で育った人達だと、感じている。

街は黄昏時 家々に灯りがともり蛍光灯の光が冷えたアスファルトを照らし出す。
そんな街の一角で今日もまた、嘘のなかの真実と真実の中の嘘とが交差する。
「いらっしゃいませ〜」 黒塗りのドア、金色の取っ手を押し舞台に上がる役者達  
よどみなくテーブルに招く夜の蝶 艶やかな光がグラスを照す 空間に彩りを添える
音の演出 さあ、舞台装置は揃いました 今宵も嘘で固めた城に灯りがともります。
私の仕事は色つきの水を売るのが商売。泡の出る茶色の水、琥珀色の水、赤い水
ブルーの水、いろいろな色がある。今日もまた、色つき水を求めてお客様がくる。
此処は毎夜、嘘のなかの真実が繰りひろげられる舞台である。私は、テーブルでは
平気で嘘をつく。お客様もその嘘を嘘と分かったうえで楽しんでくれる。
9の真実のなかに1の嘘を織り込む。その1の嘘が、光を放つ。
そのひかりによってお客様は現実の世界のいやなことをお店にいる間だけでも忘れる

そう、これが色つき水の隠し味である。
144:04/01/01 18:37
舞台装置には、お店のオーナーがお金をかける。今のこのお店も、内装だけで
6000万かかっているそうだ。1年間で回収するとオーナーは言っている。
おそらくその通りになるであろう。
私には、関係のないことだ。私は、数字は得意ではない。今日も、いろいろな
お客様が此処に来た。お客様はテーブルにつけば、物語のストーリーが始まる。
各テーブルごとにすべて違うストーリーである。どれひとつとっても同じストー
リーはありえない。人の人生と一緒である。あちらこちらのテーブルで会話の
華が咲いている。
ボーイさん達が、小走りで走っている。厨房はオードブルの盛り合わせやフルーツの
飾りつけ、洗い物などで戦場のようである。店長は、つねに店内の雰囲気に
気を張っている。「店内は、目をくばれ、耳で見ろ、とにかく四方八方神経を
張り詰めろ」 これが、店長の口癖である。

今日のお客様は何処かの会社の社長さんである。彼は職人からのたたきあげで、
自分で独立して今の会社を立ち上げたらしい。
彼の目じりにある深いしわ一本一本に苦労の跡が滲んでいる。
彼の指の無骨なところに努力の跡がうかがいしれる。
あまりしゃべりは得意ではないようだ。しかし、彼のからだからでている暖かさを
感じる。つい、私はその暖かさに引き込まれてしまいそうになる。会話はあまり
いらない。私がお客様を楽しませているのか、逆にお客様に安らぎを頂いている
のか分からない時がある。彼との物語は今日始まったばかりである。これから
どのようなストーリーになるのかは分からない。
このように、今、私はお客様ごとに違うストーリーをいくつも掛け持ちで抱えている。
お客さまひとりひとり違うストーリーを....
嘘を嘘と分かったうえで楽しむ。9の真実のなかに1の嘘を織り込む。
夜の蝶、テーブルからテーブルに花を求めて飛び回る。お月様が登っている間だけ
の蝶である。
今日も、一日が終わった。泥のような体を引きずる様して、部屋に戻る。
私は、こころのなかで「こんな私でも、世の中の片隅で生きていていいですか」
と、つぶやく。
>>142-144
小説文と詩のような散文が混じって、わけが分からない。
完結したのかどうなのかは分からないが、
最初から通して読んでも、話として進んでいる部分が見当たらない。
読んでいく上でのリズムが悪いのでなんとも読みづらい。
>>142
ただ現状を説明しているだけの文章だな。
ストーリーがないから、「結局何が言いたいの? 」という印象しか残らない。

以下に文章表現で気になったところを書く。

>昼間繁華街をぶらぶらと歩いてみた。
>今、私はそんな街を昼間、どこに行くともなく歩いている。
同じことを繰り返し説明する必要はないように思われる。

>道の端には、黒いゴミ袋。わりばしの片方だけがなぜかころがっている。
>この街の昼間の顔である。
疲れ果てた風景を言いたいのかもしれないが、昼間の顔がそれかよ。どんな街だ。

>そう、それが私の仕事。
臭い書き方は止めた方がいい。吹き出しそうになった。

>タバコの先から紫煙がまっすぐ上にあがっていく。
意味のない説明文としか思えない。

>バック
バッグだろ。

>シャワーでもして
幼稚な表現は物書きとしての知性を疑わせる。

あまりにも、稚拙な文章でこれ以上批評する気になれない。
143-144はスルーする。
何を表現したいのか、そしてそれを表現するためにはどのように書いたら良いのか、
こういったことを全く考えていないように思われる。
きついことを書いたけど、ちょっと考えるだけのことですよ。頑張ってください。
147初心者1号:04/01/01 23:18
>>142-144
あなたに一言
スタートに戻れ!!
148名無し物書き@推敲中?:04/01/02 09:17
そうかな、読んでておもしろかったよ。
気になった点を挙げてみれば、
「お客様」って書いている箇所かな。
どっちかって言えばこのような夜の仕事ならば
ストレートに「客」って書けばいいんじゃない?
水商売の場合なんかは、裏と表って必要なんだから
少し「ケダルイ感情」をだした方が読み手に
伝わってくるからね。
>>148
>読んでておもしろかったよ。
どこが? どんなふうに?
150初心者1号:04/01/02 12:28
>>148
自作自演かツリシか
はたまた天然か?
天然ならかわいそうな人だ……
お客さんやらお客やらお客様やら
どれか一つにしとけよって言いたい
152名無し物書き@推敲中?:04/01/02 15:59
>>142
それと、出だしがつまらないな
文中にキーワードがあるから探して利用してみてごらん。
例えば『タバコ』を最初にもってこれるような内容に
変更してみたらどう?
もしくは、最初にあなたが書いた出だしの5行はカットして、
下記の文から始めるのも良いかもね。

>「道の端には、黒いゴミ袋。わりばしの片方だけが
>なぜかころがっている。 この街の昼間の顔である。」
(1)
女が一人まがきを越してぼんやりと隣家の庭を眺めていいる。
庭には数輪の寒菊が地の上を這いながら乱れていた。
掃き寄せられた朽葉の下からは煙が空に昇っている。
「何を考えていらっしゃるんです。」と彼女に一言訊ねてみるが良い。
 彼女は袖口を胸に重ねて、
「秋の歌。」
 もし彼女がそのように答えたならとめねばならぬ。静に彼女の手を曳いて、
「あなたは春の来るのを考えねばなりません。
家へ帰つてお茶でもお煎れになってはどうですか。
春の着物の御用意はいかがです。湯のしんしんと沸き立つた
銅壷の傍で縫物をして下さい。
あなたの良人は間もなく手先を赤くして帰って来るでしょう。
それまであなたは過ぎ去った秋の物思いに耽ってはいけません。
秋には幸福がありません。さあ家の中へ這入ろうではありませんか。
もし炭箱へ手を入れることがお嫌いなら手袋を借しましょう。
(2)
水は冷めたくとも間もなく帰る良人の手先を考えておやりなさい。
花々はまだ花屋の窓の中で凋んではおりません。
暖炉の上の花瓶から埃りをとって先づ一輪の水仙を差し給へ。
縁の上では暖く日光が猫を眠らせ、小犬は明るい自分の影に戯れている筈です。
だが、あなたはあの山茶花を見てはなりません。あの花はあれは淋しい。
物置の影で黙然と咲きながら散って行きます。
あなたは快活に白い息をお吐きなさい。
あの散り行く花弁に驚いて飛び立つ鳥のやうに。
眼をくるくるむいて白い大根をかかえて勝手元でお笑いなさい。
良人の持って帰った包からはあなたの新らしいショールが飛び出るでしょう。
しかし、春は間もなく来るのです。
手水鉢の柄杓の周囲で蜜蜂の羽音が聞えます。
村から街へ登る車の数が日増しに増して参ります。
百舌は遠い国へ帰って行き、枯枝からは芽が生々と噴き出します。
あなたは、愛人の手をとって郊外を漫歩する二人の若い人達を見るでしょう。
そのときあなたは良人の手をとって、『まあ、春が来ましたわ。ね、ね。』と云い給え。
だが、あなたの良人のスプリングコートは黴の匂いがしていてはいけません。」
眺めていいる。
「秋の歌。」
「あなたは〜 (閉じてない)
あの花はあれは淋しい。
新らしい
ね。』

そして絶望的なまでにわけが分からん。つまらん。
156名無し物書き@推敲中?:04/01/02 17:47
>>155
「あなたは〜
ここから最後までずっとセリフなんじゃないの?
最後に 。」 で閉じてるよ。

とりあえず
153-154 は >5 読め
157156:04/01/02 17:51
いま
『あの花はあれは淋しい』でぐぐったら
この文章、プロの文章みたいだった……鬱
158白石昇 ◆Kjrx9yfSYM :04/01/02 18:41
 前スレhttp://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1067156011/
へのレスです。

>>328-329

 ご丁寧に酷評していただき誠に有り難うございます。

 縦書きでもブイブイ言わせられるような素敵な文章が書けるように今年は更に
精進したいと思っております。

 今年も皆様のご多幸をお祈りいたします。

 賀正、っと。
>>157 = 156
気がつけよ。今どきこんな文章を書く香具師が2ちゃんにいるわけがない。
読んだ時点で、怪しいな、釣りだな、と気づくべし。

まあ、俺も誰の文章なのか知らないんだが。
>>153-154 の元ネタ。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/3625.html

まあ、張った香具師はくずだな。
161160:04/01/02 19:38
ああ、いかん。張った香具師は俺になってしまうな。

くずは、
>>153-154 だな。
162名無し物書き@推敲中?:04/01/02 19:54
>>153-154 は、流れからして判断して

>>142-144
>>148

のいずれか (もしかしたら同一人物) 、と判断して宜しいかな。

163その1:04/01/02 20:01
お正月を題材に短文を書いてみました。
何かご教示いただければ幸いです。

今年も僕の家にお正月がやってきた。正直言って僕はお正月が来るのをそこまで待ち焦がれているわけではない。
小さいころなら兎も角、僕はもう23歳なのだ。
しかし今年もお正月はやってきた。律儀に呼び鈴を鳴らし、「あけましておめでとうごぜえます。お正月だすぅ。
年始のご挨拶に参りましたんですがぁ。」という。
僕が玄関を開けると彼はそこに笑顔で立っている。帽子を脱ぎながら彼はこういう。
「坊ちゃん、お久しぶりだす。今年もよろすくお願いしますからに。」
僕はお正月の、この垢抜けなさが好きではないのだ。確かに彼は思いやりがあって誰にでも親切ではある。
周りの人をほのぼのした気分にできることも認めよう。
でも、コートには猫だかなんだかの毛がたくさんついてるし、
もっているトランクはへちゃげてつぶれそうだし、鼻の先と頬は真っ赤なのだ。
おまけに、もってくる手土産は僕の大嫌いな豆とひじきの煮物なのだ。何もかもうんざりである。
「まぁまぁ、はるばるようこそ」と僕の後から出てきた母が言っている。
母はお正月から手土産をうけとって、笑顔でお辞儀をしている。
父親も隣の部屋からでてきて、「やぁやぁ、いらっしゃい。ほら、母さん、早くお連れして。」なんてことを言っている。
「あんれまぁ、みなさんおそろいで。いやはやわざわざ申しわけねぇこったす。」とお正月は顔をくしゃくしゃにして喜ぶ。
僕も小学生低学年までの間は、お正月が来るのが楽しみでしょうがなかった。
一緒にすごろくだの凧揚げだのをやったものだ。彼はそういうことには
めっぽう上手くて、色々教えてもらった記憶がある。すぐに負けてくれて
「坊ちゃんはやっぱ強いだすなぁ」などと言ってくれた覚えもある。
164その2:04/01/02 20:03
「おもたせですけど」と母が手土産を出してきた。僕はできるだけ料理から遠い場所に座ることにする。
何歳になっても嫌いなものは嫌いなのだ。
「奥さん、ありがとうごぜえます。いやぁ、でもここのお宅を伺えるのも今年で最後かと思うと、さびしいもんだなやぁ。」
僕は自分の耳を疑った。思わず持っていた年賀状を落としてしまったくらいだ。今年でお正月が最後?
父も母も、懐かしいようなさびしいような微笑を浮かべている。どうやら彼が今年最後であることをしらないのは僕だけらしかった。
「色々おせわになったけんど、今度から故郷さ帰って、
新しいお正月の育成にでもあたろうかと思ってるんでねぇ。」とお正月が言った。
「こちらこそ本当におせわになりました。きょうはゆっくりと飲みましょう。」と父親はおちょこを一個手渡そうとしている。
「ありがてぇこったす。んじゃばお言葉に甘えましてぇ。
あ、そうそう。来年からのお正月がそろそろ顔見せに来ると思うんで、よろしくおねげぇします。」
「ほほう。そりゃ楽しみだ。今度の人はどんな人なんですかね?」と父がいった。
「そりゃま、どえらいインテリだすよ。なんとか会の会長だと。ええと、ちょっとまってくんなせぇよ。
ここにメモがあるからに。おらぁよくわかんねぇもんだから、このメモさよみますだ。」
165その3:04/01/02 20:03
「えーと、経歴はと・・・、
大阪府吹田市生まれ、2歳よりアメリカに移住し、16歳で「祝日的ベクトルに見るお正月と旧正月の差異」という論文を発表。
一躍お正月学会の寵児となる。17歳よりヘルシンキ大学サンタクロース学科に留学し、
「西洋と東洋の年末における祝事的気分想起および気分高揚に影響を与えるプレゼントとお年玉の存在意義」の研究でINCOに表彰される。
1998年よりINCO特別理事。同年日本神道連盟会長に就任。2002年よりお正月東京都世田谷区担当責任者に任命される。
元国立お正月研究所所長。」
 
「はぁ。」と父親がため息をついた。僕も同じ気分だった。
「なんでまたそんな人が?」と父親が聞いた。
「なんでも、この地域の人がたるんどるちゅうことで、責任者自らうってでるべぇってことらしいだす。
ちょうどおらが今年で故郷帰るってのもあって、この地区に早めにくるっちゅうこってす。」
目の前が真っ暗になる感じだった。祝日的ベクトル?祝事的気分想起?やれやれ。豆とひじきの煮物のほうがよっぽどいい。
 
そのとき、ピンポーンと呼び鈴が鳴った。
誰も席を立とうとはしなかった。
166名無し物書き@推敲中?:04/01/02 20:26
つまんない。

批評できないのなら、書くんじゃないよ。
スルーしろ、この馬鹿野郎。
168167:04/01/02 20:36
俺は、スルーだ。
169名無し物書き@推敲中?:04/01/02 20:39
>>163
だらだらと書きすぎている。
まとまりがほしいし、描写も足りない。
会話の受け答えも少し変だね。
内容的には、ほのぼのとしているけれど、
読者をひきつける魅力がほしいところ。
正月を題材にすること自体がミスのような気がする。
正月といったって特別変わったことなんてないでしょ。
一年に一回とは言え、ありふれているんだよ
171名無し物書き@推敲中?:04/01/02 20:56
全然読んでないが
>ピンポーンと呼び鈴が鳴った

ピンポーンに違和感。
噛み合いが悪い
172名無し物書き@推敲中?:04/01/02 21:03
>そこまで

何に対して其処なのか。
対象が無い。
>ほのぼのした気分にできることも
「できる」がおかしい。「回り」が受身の受動態にすべき
>でも
前後の語調からしかしの方がよい
173Catail:04/01/02 21:16
久々に、ここで短文批評を。

話は結構面白いと思います。続きがどうなっていくか読みたいですね。
ただ、だらだら書きすぎているかどうかはともかく、文章にいくつも
表現の重複が見られました。「垢抜けない」という効果のためなんでしょうか。
ただ、読みにくいのは事実なので、少し整理していくといいと思います。

例をあげます。

>今年も僕の家にお正月がやってきた。正直言って僕はお正月が来るのをそこまで
>待ち焦がれているわけではない。
> 小さいころなら兎も角、僕はもう23歳なのだ。
> しかし今年もお正月はやってきた。律儀に呼び鈴を鳴らし、「あけましておめでとう
ごぜえます。お正月だすぅ。年始のご挨拶に参りましたんですがぁ。」という。

ここの「お正月がやってきた」は、引用の一行目と四行目に使われていますが、四行目のは
いらないんじゃないかなと思います。

> しかし今年も律儀に呼び鈴を鳴らし、「あけましておめでとうごぜえます。
>お正月だすぅ。年始のご挨拶に参りましたんですがぁ。」という。

といった具合。先の文で「いう」人がお正月というのは説明されているので、
これでも十分意味は通じるかと思います。
174Catail:04/01/02 21:16
>「まぁまぁ、はるばるようこそ」と僕の後から出てきた母が言っている。
>母はお正月から手土産をうけとって、笑顔でお辞儀をしている。

の「母」についてもそんな感じ。
次に、場面の空気が変わるときのメリハリが弱いと。

>何歳になっても嫌いなものは嫌いなのだ。
>「奥さん、ありがとうごぜえます。いやぁ、でもここのお宅を伺えるのも今年で
>最後かと思うと、さびしいもんだなやぁ。」
>僕は自分の耳を疑った。

今のままでも意味はわかりますが、正月うざい一辺倒だった主人公が、突然、その正月の
暇を知って驚くのに、平坦な表現はまずいと思います。
ダッシュでも三点リーダでもいいから、空気が変わったという表現をやらないと、
読者は空気の切り替わりを読み落としてしまうかもしれないです。

あと、「父」と「父親」が乱れているのはちょっとまずいかもしれないです。
統一したほうが読みやすいかなあ。
そんなとこです。はい。
175名無し物書き@推敲中?:04/01/02 21:21
>>167
つまらない。
ってのも批評だが。
176Catail:04/01/02 21:23
>>175
んーというか、ぼやぼやしたイメージなんですね。
イメージでいうと、うららかな「春」というか、そんな感じ。
少しぴりっとしたものがあれば締まるかもしれないです。
>>163-165

説明文だらけの退屈な文章で、
>>142-144 と同じだな。
まさかとは思うが、同じ香具師か?
「……。」なんて、わざとやってるんじゃないだろうな。
>>175
そう思っているのなら、お前は馬鹿だな。
>175
つまらない
ってのは、批評っていうより、ただの感想だとオモ

どうしてつまらないのか書いてくれないと
180Catail:04/01/02 21:31
>>177
ええ、同じ作者さんっぽいですね。ぼやぼやした書き方の癖がそっくりw
181177:04/01/02 21:33
>>180
あなたもそう思いますか。
182Catail:04/01/02 21:41
>>142-144

ひょっとして一発書きですか?何を急いだのか知りませんが、
少し余裕を持って書いたほうがよいのではと思います。

あんまり客商売のイメージが浮かんでこないんですね。
作者さんが男性でしたら、夜遊びの経験があまりない、まじめな方かなあと思います。
女性でしたら、普通に昼間のお仕事をされている方なんでしょう。
と言いたくなるような文でした。
ドラマ性は弱いと思うんですね。色のついた水とか、夜の蝶とか、そんな
題材をうまく結びつける「糸(=意図)」のようなものがあれば
この短文は俄然光を増してくると思います。
で、やはり文の流れが単調で、くぼみも隆起も見られない。
すーっと流れていく感じは、個性なのかもしれないんですが、
私はとても飽きっぽいので途中で放り投げてしまうかもしれないです。
そんなとこ。印象批評で申し訳ありません。
183163-165:04/01/02 21:57
多くのご教示ありがとうございます。
文章がのっぺり、ぼやぼやしてるのは、書きながら感じていました・・・。
皆様の意見を総合すると、文体が説明的というか、まわりくどいというか、
とにかく純度の高い文章がかけていないということでしょうか?
以後、メリハリのついた文章を目指して頑張りたいと思います。
あ、ちなみに142-144さんとは別人ですww。
184Catail:04/01/02 22:03
>>183
あら142さんとは別人さんでしたかw
えっと純度が高い文章が書けてないというのとは違いますです。
単純に推敲不足を指摘してるのだと思いますです。
純度はその次の段階だろうと思いますです。
続きは本当に気になるので、完成したら投稿サイトにでも
アップお願いしますです。
185原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/02 22:09
>>181
私は同じ作者とは思えませんが。
>>163の文章の方が文章としてははるかに読みやすい。>>163は、お正月の
もっさりした感じを狙っているとすればなかなか成功していると思います。
>しかし今年もお正月はやってきた。〜
の重複も却って効果的かも。
ただ全体的にはいくぶん説明過剰かなってところはあるかな。
>>185
ありゃ。書いてる間に...
187Catail:04/01/02 22:11
>>185
ごはん食べてくれば?w
>>183
>文章がのっぺり、ぼやぼやしてるのは、書きながら感じていました・・・。

「ぼやぼや」っていうのは、Catail 氏の感性なわけで、それを君は共有している
というわけなのかい?
>>188
もういいやん、なんだって。
そういう人なんだと思いなよ。
その子は俺のことをずっと待っていてくれたみたいなんです。
正直、困るのと嬉しいのと半々くらいでした。
あ、なんの話だかサッパリ分かりませんよね。
……いえいえ、そんなラブロマンスの話なんかじゃありませんよ。
だったら、今頃彼女の一人でもいますよ、もう。
ああ、僕のモテない話なんてどうでもいいですよね。
あの、僕、水回りの何でも屋みたいな仕事のバイトしてるんですよ。
だから……ほら、夜中にシャワー浴びてたら急にお湯が出なくなった、
みたいなことあるじゃないですか?ああいうのの修理屋なんです。
ええ、今のはその子のウチに行った時の例なんですけど。
で、いくらシャワー浴びてたからって、
その子裸にバスタオル一枚で待ってたみたいなんですよ。
まさか、人が来てわざわざバスタオルだけになるなんておかしいですもんね。
で、まあ、僕は大急ぎで風呂場まで行って直したんですよ。
え、なんで中でって?外の給湯器は?
ああ、外は異常なかったんで、中だと思ったんですよ。
いえ、決して、そんな、下心なんてなかったですよ。
……でもね、ないとは言っても修理中にずっと横に立ってられると緊張しますよ。
そのくらい綺麗な子でした。
なんていうんですか、あの、ちょっと濡れてしっとりとした髪が
陶器みたいな白い肌に張り付く感じがなんともね。
……ええ、悪いですか?そりゃ僕だって男ですから下心ないと言っても、
そりゃ見ますよ。見ちゃいますよ。
どうしたかって?急いで直して帰ってきました。
これで、僕の知ってるその子の話はおしまいです。
あ、なんですか、その顔は?そんなこと言われたって知りませんよ。
ええ、ええ、これ以上のことが聞きたかったら他の人を当たって下さい。
……あ!ちょっと、約束!ちゃんと払って下さいよ!
>>189
一連の流れからしてなあ。まあいいか。
>>191
まあね、その気持ちはわかるけど。負担ではある。
消えたほうが幸せかもしれないけど。
193163-165:04/01/02 22:33
>188
>191
すみません。。。何か気に障りましたか??
Catailさんのいうぼやぼやと僕の感じていたぼやぼやが果たして
同じものかは分かりませんが、文章に凹凸がなく、メリハリがない
ような意味かと推測し、使わせていただきました。
以上でよろしいでしょうか?
194名無し物書き@推敲中?:04/01/02 22:35
>>193
>以上でよろしいでしょうか?

おまえ、ろくなもんじゃないな。
>>194
趣旨が変わってきてるよ。
腹が立ってもスルーしなさい。
って、おかんみたいだなw
>>185
>お正月のもっさりした感じを狙っているとすればなかなか成功していると思います。
>>しかし今年もお正月はやってきた。〜の重複も却って効果的かも。

「もっさりとした感じ」、「なかなか成功している」、「効果的かも」、等の
曖昧な批評は分かりにくいな。
それだけなんだがね。
197初心者1号:04/01/03 00:37
それにしても投稿作品のレベルが低すぎる
1回でいいから自分自身で
読み直してから書き込んでw
>>183
>文体が説明的というか、まわりくどいというか、
>純度の高い文章
>メリハリのついた文章

これらを、同値ででもあるかのように書いているけど、
なんか、皆様の意見を分かって言っている様には見えないね。

>>193
>すみません。。。
>何か気に障りましたか??
>以上でよろしいでしょうか?

この反抗的にしか見えないレスは、相手に喧嘩を売っていると思われても仕方ない。

>>194
195が言うように、スルーしろ。

以上だ。
199原へりのすけ:04/01/03 00:56
なんでもはっきり言うタイプの人間ではないんだオイラ。意図はわかるだろうから汲んでくれ。
200名無し物書き@推敲中?:04/01/03 01:02
また猫が切れたな・・・
201名無し物書き@推敲中?:04/01/03 23:53
>>200
猫?
>137
遅レスすぎるけど個人的にワロタ
どこが笑える?
204名無し物書き@推敲中?:04/01/05 13:17
幼稚な作文書き込んで得々としてるのがムカついたから晒す。
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ami/1073103736/694-696

694 名前:京 ◆KyotoK5Ay6 投稿日:04/01/04 21:49
昔々、というほど昔でもない頃、あるところにダメ人間がおりました。
その男は仕事もせずにある時は酒を飲んで暴れて、あるときは2ちゃんねるというインターネット掲示板で漢字一文字の偉そうな固定ハンドルを使い偉そうなカキコをしては独りしたりとしておりました。
そんなある日のことです。風の強い日でありました。彼はいつものように酒を飲み、酔っぱらっていました。もうフラフラでした。
「うう・・・どうやら飲み過ぎたようだ。」
彼はうめきました。もうダメです。ついに倒れ込んでしまいました。
その時です。耳元で声が聞こえました。
「オマエは選ばれし者である。しかしどうやら堕落しすぎだ。そこでオマエを更正するべく、試練を申しつける。」
「あんたは・・・誰だ?」
「我は神である。いまより、オマエに試練を書いた紙を渡す。それを達成せよ。」
そして、紙を渡されました。
205名無し物書き@推敲中?:04/01/05 13:18
696 名前:京 ◆KyotoK5Ay6 投稿日:04/01/04 21:50
紙には人前ではとてもできないような恥ずかしいことばかり書かれておりました。
ああ、もう助平すぎて、書くこともできません。
彼は突然吹いてきた突風に乗ったどこかの店の看板にぶつかって気を失いました。
しかし、その神の紙を握ったままで。
次の日、彼は目が覚めるとすぐさま、そう、そのように決定されてたかのように「試練」に取り組みました。
人々は怪しい目で彼見ました。彼は変質者にされたのです。常人からすれば彼は変質者にしか見えません。
しかし彼は何も見えないかのようにその試練を一つずつこなしていきました。
そして、最後の試練です。その内容は「(前略)を裸で(中略)し、そのまま手で自分の(後略)というものでした。」
そんなことをしたら死んでしまいます。しかし、彼はがんばりました。
どんなに酒浸りでもそこから抜けだそうという心はまだ残っていたのです。
通報された警官が追ってきます。しかし試練を終えるまでは!それまで捕まってはいけない!これを終えてオレは
「真人間に・・・な、るんだ。」
そしてついに彼は右手で(中略)し、そのまま(後略)しました。やったのです。ついに。
しかし、彼はもうぼろぼろでした。そのままどたんと倒れ、還らぬ人となりました。
その手には紙が、、、汚れきったあの紙がありました。
その紙は力を失った彼の手から風にのってフワフワと飛びました。
警察が取る前に近くにいた子供がそれを取りました。
それを見た子供は云いました。
「あ!これオレがふざけて作ったやつじゃん!」
>>204
ここで酷評されたのをあっちで晒そうってことかい?
本人が批評してくれ、と言っているわけではないのだから、
ここに晒されても困るな。

俺はスルーするよ。
207名無し物書き@推敲中?:04/01/05 13:32
>>206
そこまで考えてたら、文章部分だけコピペするさ。
次はそうしよう。
>>207
悪知恵をつけてどうするんだ。
>>206-209
面白い。
まあ、どっちにしてもスルーされそうな酷い文章だな >>204-205
212名無し物書き@推敲中?:04/01/05 21:47
同人コミケ板の物書き連中が評価されたがってるぞ。
そのうち来るかも
>>212
あの板の字書きスレの住人なら、このスレのことはまず知っているだろうし
既に潜り込んでいるんじゃないの
正月以来もりさがってますなあ
ちょっとageてみるか。
21639:04/01/05 23:33
87の批評をお願いします。
217名無し物書き@推敲中?:04/01/05 23:35
88の批評はいらんのか?
218初心者1号:04/01/05 23:47
新作期待!!
>>87-88
巧いと思う。
読んでいる読者まで頭がおかしくなりそうだ。
この部分だけなら文句なし。
……酷評できねぇから、スルーされてんのじゃないのか、と疑いたくなる。

全体を読ませてくれたら、もうちょっとましなこといえると思うが、とりあえず、こんな感想。

自作自演、とか言うなよ。
 僕の五つ上の兄である藤代誠は、晴和元年四月二十六日に生まれた。
 本都櫻谷の雑誌社に勤める父は、僕らに“地に足を着けて働くこと”の大切さを説き、本都竹舟で洋裁店を営む母は、僕らに目一杯の愛情と本棚一杯のCD、それに手垢まみれの楽譜を与えてくれた。

兄が母の知り合いの音楽教師の下でピアノのレッスンを始めたのは彼が三才の時。
僕が同じ音楽教師の下でギターを習い始めたのは僕が五才の時。

僕に音楽的なセンスが無いことは、中学に上がる前には誰もが知っていた。
だから、僕の高校時代は化学とバスケットと女の子で過ぎて行った。

そんな僕とは違い、ミューズに愛されていた兄は、中学・高校時代から国内の様々なコンクールに出場、数本のトロフィーを手に入れ、皇立の音楽大学へと入学した。
そして、三年目の夏の国際コンクールに最年少で優勝。その表彰台で脳溢血により倒れた。

死の淵より奇跡的に生還した彼に医者は「二度と、あんな演奏は出来ない」と告げ、クラシックの演奏家としての彼はその時に死んだ。

しかし、ミューズは彼を見放さない。

翌年、彼はポップスの作曲者・編曲者・演奏者として活動を開始、その年の末、ある有名歌手のスタジオ録音用として組まれたプロジェクト“HBL(Heart−Break−Landscapes)”はそのまま兄のバンドとなり、数枚のCDを僕らに残すことになる。

その後、バンドの解散に伴い、兄は映画音楽の製作に関わっていくが、結局彼名義のCDは一枚も出る事がなかった。

そんな兄が薬物中毒で死んだのは三十二歳の春。彼の弟である僕は、そのニュースを恋人のアパートで知った。

僕の恋人は二つ年上の極度のヘビースモーカーで、その年32回目の神経衰弱に陥っていて、ニュースが流れている間中、「生きている価値がない」といつものセリフを繰り返し、何度も何度も僕にキスを求めて来た。
僕は僕で、彼女の渇ききった唇に戸惑いながら、兄の作った歌のメロディーを必死に思い出そうとしていた。
>>87-88
あんたふざけてるでしょ。「いかれた人間の文章」を誰が批評できるっていうんだ?
それだけ書けるなら、誰も酷評できないだろうってわかってて投稿してるはずだ。
オナニーなら他所でやれ。
どうしても批評して欲しいなら、いかれてる人間に読ませて「どう?」って聞いてこい。
>>87-88
ここは批評スレなんだから「作品の内容上、ワザと読みにくく書」いていない
ものを出すのが礼儀だと思われ。

とりあえず、明らかに変なのは
> 痛みはキメルまえ
> ヤクを極めて
「キメル」のか「極める」のかどっちだ?
> 顔面を枕に押しつけ呼吸困難を増長する。
「〜〜を増長する」っておかしいだろ。

残りはこれが投稿用の作品だとして:
全体的に描写が古い。トリップしたときの風景もどこかで読んだような
常套句。いまさらヒッピーじゃないんだから(w 
同じ理由で、安易に近未来的なガジェットも使わない方がいいんじゃない?
「マイクロ清掃装置」「「VR」のクラック」なんて失笑もの。
223222:04/01/06 04:46
今日、はじめてこの板に来たので、スレの礼儀がいまいち分かってなかった。
良い点も挙げた方がいいんだね。スマソ。

>>87-88
文章はそれなりに上手いと思うよ。ただ、この手の「自己陶酔型独り語り」の
文章は批評しづらいし、読者も長々と読ませられると飽きるから、もうすこし
アクションや会話を盛り込んだものを読みたいな。

アドバイスとしては主人公の独り語りはなるたけ減らして、地の文はむしろ
抑制的に書いた方が効果的だと思う。一人称一視点はそれでなくとも、語り手の
個性がのっぺりしてしまうから。
文章;
> 晴和元年四月二十六日に(1行目)
「晴和」って何?
> レッスンを始めたのは彼が三才の時。(4行目)
レッスンを始めるのは教師だけど、兄が教師なの?
> ミューズに愛されていた兄は、(10行目)
ギリシャ神話、あんまり詳しくは知らないけど、「ミューズに魅入られた」方が
しっくりくるかな。そのあとの兄の悲劇を考えても。

内容:
登場人物にまったくリアリティがない。兄の逸話にもドラマ性が皆無。
「BURRN!」の海外HRバンド紹介の方が遥かに劇的だぞ(w
たぶん、乾いた印象を狙ったんだと思うけど、味も素っ気もなくては
最後の段の感傷も活きてこないよ。変に技巧に走るよりもまず、他人に
読ませることを意識した方がいいと思われ。
ひとつの案としては、冒頭は
> 僕の恋人は二つ年上の極度のヘビースモーカーで、
からはじめた方がいくぶんキャッチー。兄の話は最初から出す必要はない。
くどくど説明せずに小道具や会話、シチュエーションで語った方がいい。
225224:04/01/06 05:18
ごめん。上は >>220 への批評です。
あと、連続でスマソ。いま現実逃避中なんで(w
226(1):04/01/06 07:52
 佐奈の顔を見るたびに思い知らされる。
 醜いアヒルはアヒルのままだ。すくなくとも、おれたちのあいだでは。
 だが、いましがた、前の席に座る今井から渡された紙によると、それは間違いだったらしい。
当の今井は何事もなかったかのように、黒板の公式を書き写している。
「くさい豚には死んでほしい」
 豚。アヒルではなく。
 太めのフェルトペンで書かれた文句を見つめて、共犯者めいた笑みを浮かべようとした。成功
したかどうかは分からない。紙の下半分にはこれが署名であることを示す、漢字の列が並んでいる。
 今井の背に隠れるようにして、三つ目の「正」に最後の一本を書きくわえた。黒板に叩きつける
ようなチェークの音に、女子連中の忍び笑いが重なった。おれの席は最後尾なので、次の順番は隣
の荒川ということになる。彼女が、早く寄越せというようにせっついた。同時に、壁の時計を気に
している。佐奈本人が署名をするまえに終業のチャイムが鳴りはしないか気が気でないのだろう。
 眼鏡をかけた荒川の顔を直視できず、紙を渡す手がすこし震えた。眼鏡の奥まで見る必要はな
かった。おれの目も同じようによどんでいた。
227(2):04/01/06 07:53
 いま考えてみると、計画について、佐奈の日記に一言も触れられていなかったのは不思議でも
なんでもなかったのかもしれない。なにしろ、あるページはこんな文章ではじまっている。
「今日は晴天。いつもの猫は同じ場所でうずくまっていた。この子はお菓子に見向きもしない。
明日は別のものを持っていこう」
 ときどき、天気だけを記したページがあり次のページに、前日は母親と喧嘩をして何も書く気
になれなかったなどと書かれている。他にはテレビ番組の話題、将来への不安、小遣いを貯めて
買った服のこと。他愛もない、理想的な日記だった。
 つまり、嘘だった。たしかに、書かれていることはすべて事実だろう。だが、佐奈の日常は天気
だけが記された、残りの空白の方だった。だから、佐奈が今日の天気を見つめているさまを、おれ
は容易に想像できる。彼女が計画を練り、余白をそれで埋めていくさまを想像できる。
 あるいは、これも彼女の計画の一部なのかもしれない。日記にクラスメイトの名前はひとつも
見つからなかった。何人かはそのことに胸を撫で下ろしたようだった。おれもそう思いたい。
たとえ佐奈がこのまま行方不明のままだとしても、風邪で休んだ今井が明日無事に登校してくれば、
おれも平穏な日々に戻れるだろう。
228226-227:04/01/06 07:54
批評するばっかもあれなんで、自分でも書いてみた。
短い文章で書くのは難しいね(w
批評おねがいします。
>>226-227
話の続きは気になるけど、とにかく読みにくい。
長文やら付け足しやらが無秩序に行われててぶつ切りになってる。
少なくともこれだけしかないと話も分からないし、評価し難い。
自分で書いてる通り短い文章には文体が全くあっていないし。
あとしょっちゅう作者にしか分からない感傷が出るのはどうかと。
例、最初の4,5行。
230名無し物書き@推敲中?:04/01/06 11:21
>>220
「わあ、すごいね」と俺は言いたい。
お兄ちゃんは天才だったんだね。
で、だからなんなの?

たぶんね、天才の兄貴とそれに劣等感のある弟の話で、
弟が頑張るにつれて兄貴の苦労が分かるとかそんな話だと思うんですよ。
そしたら、もっともっと二人の対比をしていくべきだよ。
それも、テンポ良く。
前半は天才の兄のことを弟が語ってるんだから
もっと感情を込めて書くべきでしょ。
話の内容だけを説明するんじゃないんだから、サラサラ流さない。
231アホ ◆JKY5vTEwaI :04/01/06 18:45
 爆音がそこいらで響き、地面は小刻みに揺れる。
均質なビル街がどんどん爆破されてゆく。
空は灰色の煙に包まれて、煙からは無数のジェット機が飛び出してくる。
こんな光景を、どこかで見たことがあるとA氏は思ったが、
はっきりとは思い出せない。9・11テロではない、
もっと昔に、今と似通った情景を見たはずだと、煙をあげる
高層ビルの下を駆け抜けながら、長い間考えたが、ついには思い出せなかった。
 ひとまず、地下鉄心斎橋駅構内に逃げ込んだA氏は、
ずいぶん喉が渇いていたので、自動販売機でコーラを買った。
ついでに、少しお腹もすいていたので、売店に行って、おにぎりと
夕刊フジを買った。それにしても、怖ろしい情景だったと、
汗を拭きながら、長堀鶴見緑地線のホームに向かう。
ベンチに座り、さきほど買ったコーラをぐいっと飲み干すと、
ちょうど電車が来たため、乗り込み、満員の車内で夕刊フジを熟読する。
 B氏は、夕刊フジが頬に当たり続けていることに腹を立て、
「おい、さっきから当たってるんですけどー」
と、夕刊フジをA氏に押し付けた。A氏ははっと驚いた様子で、
「すいません、すいません」
と、平謝りする。B氏は素直な謝罪に、これ以上文句をいう気
はなくなり、無言でうなずいた。
232アホ ◆JKY5vTEwaI :04/01/06 18:45
 A氏がことさら熟読しているのは、風俗情報コーナーである。
これから京橋に出て、週に一度のお楽しみタイムを予定してい
たのだ。そのため、A氏は周りが見えていなかった。日本で戦争
が勃発したことも、知ってはいたが、あぁ、そうなのくらいにしか感じていない。A
氏において、戦争がお楽しみタイムよりも重要視されるのは当然のことだ。
何しろ今週のお楽しみタイムは普段の1.5倍の資金が用意された、
超お楽しみタイムなのだ。A氏は直前まで店の選定に関する
悩みを抱き続けていた。今日は、安易な選択は避けるべきだ、
いつも安易な選択によって後悔をし続けているのだから、
今までの反省を反映させて、今回は事前の綿密な情報収集をし、
超お楽しみタイムをできうる限り素晴らしいものとするよう
努力せねばならないなどとA氏は知的な表情で考えていたが、
下半身は知的ではなく、いかにも馬鹿っぽい表情であった。
233アホ ◆JKY5vTEwaI :04/01/06 18:47
 B氏はA氏を次の駅で引きずりおろし、トイレに連れて行ってぼこぼこにし、
財布の金を全部抜きとって、最後に一発、金的蹴りを喰らわせた。
腹がえぐられるような痛みで、A氏が目覚めると、大便の切れ端に
まみれた和式便器に顔をひたし、白いワイシャツが血にまみれていた。
A氏はしばらく状況を把握できずにいた。とりあえず、便器から顔を上げ、
ハンカチで顔をぬぐった。しばらく茫然と寝そべっていたが、はっとして、
ポケットの財布を取り出そうとすると、それがないのに気づく。財布は便器の
中にあった。現金とクレジットカードがなくなっていた。A氏は、とりあえず大便をし、
ゆっくりと個室を出て、電車に乗り、京橋に向かった。駅のATMで五万円
引き落とし、「京橋にゃんにゃん学園」に向かってゆっくりと歩き出した。
駅を出たとたん、向かいのビルが爆発炎上した。爆撃はなおも続いているようだ。
京橋は普段どおり、ホストクラブやキャバクラへの呼び込みや、
ストリートミュージシャンの演奏などで大いに活気に満ちている。
A氏はこの活気ゆえに京橋がなかなか好きになれない。
A氏は目の前に閃光が走ったのを最後に、思考停止した。
 結局A氏が期待してやまなかった「今週の超お楽しみタイム」は、
A氏の死により中絶された。日本全土を巻き込んだ戦争は今も
続いているのだろう。そのことに関しては、TVや新聞、
インターネットなどで情報が飛び交っているわけだから、
ここで述べる必要性は殊更ないだろう。


長くてすいません。。。
234えあばるて:04/01/06 18:54
酷評、頼みます。

http://sak2-2.tok2.com/home/knc
>>226
私も前スレでちょっと書いてみましたが、やってみると書く方は難しいですね。

全体にわかりにくいです。荒川=佐奈ですか?統一しないと読み手はわかりにくいですね。
センテンス全体を見渡して、文章を組みなおすとか、そういうことも必要かなっと思います。
>>231
わけわかんない設定は面白いがいかんせんメチャクチャ。
例。
>長い間考えたが、ついには思い出せなかった。
長い間考える余裕はあるのか?あと、「ついには」はおかしい。「とうとう」とか、「結局」
とかが適当でしょう。
それに内容がそっけなさ過ぎる。中途半端な報告文って感じ。
文章はもっとスマートに、物語にはもっと肉付けを。って感じですね。

237226=227:04/01/06 21:21
>>229, 235
批評ありがとうございます。全体的にわかりにくいようですね。
いま、自分でも読み返して思ったのですが、人物や状況を判別する手がかりが
欠如しているために、読者にうまく伝わっていないように思いました。
あと、明らかに文章のリズムが悪いところもありますね。うぅ、このへんは
推敲不足がバレバレ。

うまく書き直せたら、また晒してみます。
>>234
読んできた。新作って方。
>ちなみに、「チャンプ」というのは、藤崎のあだ名である。
「ちなみに」は必要ないでしょ。
>らしからぬ素っ気ない態度だった。
いきなり「らしからぬ」と言われても...。
「彼らしくないそっけない態度だった。」とかにして、それに対して藤崎がいぶかしく思い
つつ青年に話を聞き、なるほど岩瀬のそっけない態度の理由はこれだったのか。と納
得する伏線にするわけですわな。
>西村一平は一年前まで〜
この文章だと公営に行ったのは藤崎のように読める。最低「昨年」の前あたりに主語が
必要。
「黒幕」なんか悪いことやったの?ここからの文章雑然としている。もうすこしまとめて
ほしいところ。
>一平の移籍は物議をかもした。〜一平は、現在、失踪中だった。
はて。移籍だけでなく失踪したことまで物議の対象になったのか...?

話はちゃんと前に進んでいるのですこし文章に気を配ればよくなるのでは。
239初心者1号:04/01/06 23:40
>>226-227
正直に申し上げます。
酷い文章です。
語尾がくどくどと……ええい、野暮ったいなw
しかも誰の視点かがよく分からない。
読んでて疲れる。
240アホ ◆JKY5vTEwaI :04/01/07 10:40
>>236
ありがとうございます。
文章の下手糞さは自覚しています。

>それに内容がそっけなさ過ぎる。中途半端な報告文って感じ。
内容のそっけなさと報告文的に見えるのは、「戦争」という異常事態性
にさしたる関心を示さないA氏を浮き彫りにしたかったからなのですが、
試みは失敗したようですね。

本文中「ことさら」が多用されているのが我ながら気持ち悪い。
24139:04/01/07 13:14
いろいろレスどうもです。まだまだ文体や、方向性は模索している段階なので、
至らない部分や改善点などを確認するのに非常にためになりました。
また書いてUPしますのでよろしゅう。
242えあばるて:04/01/07 17:25
>>238
 ありがとうございました。
 ご意見を参考にさせていただき,若干ですが,手直ししました。
 自分の文章を客観的に読むことはとても難しく,
ご指摘を頂いた点を念頭に読み返してみますと,
確かに「読みにくいな」と感じました。
243楓虚:04/01/07 17:28
244名無し物書き@推敲中?:04/01/07 17:30
>>243
藻前、本人なら鳥つけろや
245楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/07 18:36
再度、お願いします。
お願いします。
ゲーセンのサッカーゲームで二人の女の子が対戦する場面でつ。


 キックオフ。試合が始まった。
美里のチームは、金や銀の枠で縁取られたレアカードばかりで構成されていた。
美里の意のままに、モニター上を駆け回るアンリやジダン。元セリエAのスター軍団が、悠子のチームの選手たちに襲いかかる。
戦力差があり過ぎる。普通なら、いいように蹂躙されて、悠子のチームはボロ負けするはずだ。
だが、悠子は中盤を厚くしたコンパクトなフォーメーションを組み、相手のパスを要所でカットして得点を許さない。
無駄の無い流れるような手捌きで、カードをこまめに動かし、変幻自在のフォーメーションで、専守防衛に徹していた。
 あっという間に、前半の四十五分が終了した。と言っても、実際経過した時間は、僅か数分に過ぎないが。得点は共にスコアレス。
「やっぱ強いわ」
悠子が嬉しそうに呟く。
一応、俺も経験者としてのアドバイスを送ってみる。
「守ってるばかりじゃ勝てないぞ。素直にレアカード使ったほうが良いんじゃないか」
「それじゃ、勝っても意味ないの」
すると、サッカーには無知な正行が突然口を挟んだ。
「ベッカム使えよ、ベッカム」
「有り得ねーよ」
俺と悠子は同時に言い放った。
>>246
後半、美里行方不明
248楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/07 20:08
http://tmp2.2ch.net/test/read.cgi/kitchen/1073408550/l50

たびたびですいません、おねがいします。
>>248
きちんとまとめてこっちに持ってこいよ
誤字脱字誤変換も直してからな
>>247
ありがとうございました。
もう一度自分なりに練り直してみます。
>>242
よく考えたら中央の騎手が地方に引きぬかれるってありえない設定かも。
現実の地方競馬はどこも台所がキビシイですからねえ。
252226-227 書き直し (1):04/01/07 23:20
 佐奈は醜いアヒルのまま、一生を終えるんじゃないか。
 彼女の顔を見るたびに、弘司は考える。
 幼なじみである彼女は幼稚園のころから、けっして美人ではなかった。腫れたように膨らんだ頬
とは不釣り合いに、ぱっちりした目。矯正を怠っていたため歯並びは悪く、喋ると口から嫌な匂い
がした。興奮すると、平べったい鼻をひくひくさせる癖はいまも健在で、クラスメイトから物笑い
の種にされている。
 しかし、当時はそれらも、未発達な子供にありがちな特徴でしかなかった。保母たちから大袈裟
ないたわりと、同年代のからかいを受けながら、佐奈はそれなりに幸福な毎日を過ごしていたので
ある。だが、彼女は成熟していった。かつてなら一緒に遊んだであろう子供たちも、いまでは大声
でわめき走り去っていく。
 佐奈は愛嬌を卑屈な笑いに、親戚のおべっかをクラスメイトの侮蔑に変えて、女になっていた。
 やはり、醜いアヒルはアヒルのままだ。すくなくとも、いままではそうだった。
 それでも、多くの物事がそうであるように、すべてはちょっとしたことで姿を変える。佐奈の
場合、きっかけは四つ折りにされたノートの切れ端だった。
 数学の授業中、その紙がひっそり回覧されたとき、アヒルはアヒルであることをやめた。
 アヒルは豚になった。
253226-227 書き直し (2):04/01/07 23:22
『くさい豚には死んでほしい』
 太めのフェルトペンで書かれた文句を見て、弘司は口元がひきつるのを覚えた。前の席に座る
今井から、こっそり渡されたノートの切れ端。当の今井は何事もなかったかのように、黒板の数
式を書き写している。
 豚。アヒルではなく。弘司はひきつる口元を無理に曲げて、共犯者めいた笑いに変えようとした。
成功したかどうか自信はない。加法定理を説明する教師の声に、女子連中の忍び笑いが重なった。
 紙の下半分には「正」という漢字が横に三つ並び、最後の一文字は一番下の横線が欠けている。
つまり、これはクラス全員にまわされる投票用紙というわけだ。くさい豚には死んでほしい。豚が
誰を指すのか、これが誰宛のものなのか、全員が了解し、楽しんでいる。弘司は否でも応でも、
席を二列へだてた斜め前に座る佐奈を意識した。
 ゲームに参加するのは簡単だ。票を投じるだけでいい。一方、参加しないのはそれほど簡単では
ない。それには理由が必要だった。そして、弘司には見つけられそうもなかった。
「ちょっと。早くしてよ」
 彼の左隣に座る荒川が押し殺した声で言った。教師が背を向けた隙に、彼女はシャープペンシル
の先で弘司の脇腹をつついていた。
「早く。授業、終わっちゃうでしょ」
 荒川は目で黒板わきの壁時計を指し示す。この紙が佐奈本人まで回るまえに授業が終わりはしな
いか、気が気でないのだろう。被害者を出さないままでは、ゲームの楽しみが半減する。
254226-227 書き直し (3):04/01/07 23:23
 弘司は苦笑いを浮かべながらも、荒川の視線を追うことはしなかった。彼女の横顔を見ていた。
眼鏡の隙間から覗く眼は、あくまでも真剣だった。
 それで別の考えが浮かんだ。どうだろう。椅子を蹴って立ち上がり、この馬鹿げた紙を破り捨て
るというのは。紙くずを荒川の澄ました顔に叩きつけてやったら、どれだけ気分が晴れるだろうか。
弘司にはそれこそが、自分の採るべき行動に思えた。退場することは不可能でも、ゲームそのもの
を壊すことはできる。それが正しい行動なのだと信じることさえできればいい。
 弘司は苛ついた様子の荒川から視線を外し、にやけた笑いを表情から消した。前の席の今井は授
業を聴くふりをしているが、こちらに聞き耳を立てているに違いない。それから、反対の窓際でひ
そひそと言葉を交わす女子たちを見た。他の無関心なクラスメイトを見た。最後に、斜め前に座る
佐奈に目をやった。
 佐奈は背中を丸め、ノートに覆いかぶさるようにして、一心不乱に鉛筆をはしらせていた。とき
どき、隣の生徒が顔をしかめるのにも気づかずに、頭を掻いてはフケを落としている。弘司は餌に
熱中する野良猫を連想し、嫌な匂いを嗅いだ気分になった。佐奈は進行中のゲームにも、教室に低
く立ちこめる笑い声にも、耳を閉ざした教師にも関心はないようだった。彼女もまた、無関心な生
徒のひとりにすぎなかった。
 そして、弘司にはそれだけで十分だった。
「悪い、悪い」
 彼は荒川に小声で謝りながら「正」の三つそろった紙を次にまわした。それで気分がすこし晴れた。
 アヒルは豚になった。
255252-254:04/01/07 23:26
書き直してみました。批評おねがいします。

>>239
ありがとうございます。今回のはどうでしょうか?
256楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/08 00:30
彼女のおしりのしたが気になり始めたのは最近のことだ。いすの下に直接座るのは冷たいという理由でひざ掛けを下にするのはよく見るが、彼女のは明らかに変だった。

「何で、クマ?」「だめ?」
だめ、というつもりなど、微塵もない。

おしりの割れ目のあいだに胴、尾骨のあたりに顔が押し付けられるようなかたちで、そのクマのぬいぐるみは酷使されている(最も、一度でいいから代わりをやってみたいというものは大勢いるに違いないし、そんな内容の匿名の手紙がいままでに2、3あったらしい)。
本来、学校にぬいぐるみをもってくるのは校則違反だが、男性教員がほとんどのうちの高校でわざわざ注意するものはいなかった。クマの頭で持ち上がったスカートの端は、男を惑わせるのに十分な魅力を持っていた。

「使い心地は?」「悪くないけど」
とてもそうは見えない。
「ゆーちゃん、代わり、やってみたい?」「いや、別に」
「ヒネクレモノめ!」いつものように、彼女が僕のわき腹を幾度も突く。

ゆーちゃん。素敵な呼び方じゃない?


彼女の股間からクマが開放され、両足をもたれて宙吊りになる。彼女は、どういうわけか微笑み、音もなく超高速ジャイアントスイングを始めた。彼女の香り、体温、湿気が、ぬいぐるみからみるみる失われていく。
突然、彼女の手からクマが吹っ飛ぶ。クマは空気を吸い込んで急速に肥大化し、バックスタンドの洗濯機の広告にぶち当たるころには、5メートルをゆうに越していた。そしてクマは、音もなく、はじけ飛んだ。

そんな感じの夢を、その日の夜に見た。
257楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/08 00:31
異変に気付いたのは次の朝だった。彼女のスカートの持ち上がり方が、いつもと違う。
よく見ると、クマの首が本来曲がってはいけない方向に折られていた。背もたれにおでこの部分が押し付けられ、鼻が異様に突き出している。さすがに、そうされたい者は少数派だろう。
その気の毒な光景を見ていて、初めて気付いた。

僕はクマに哀れみを受けている。

瞬間、気が遠くなる。吐き気がする。叫びだしそうになる。人間以外のものに、焦りを感じる。


そんなことがあったが、午前午後とも、至極まともに授業を受ける。大丈夫、至極まともだから。


「ただの気分転換だけど」そして彼女は至極簡単にそう答える。
「そんなに気になる?」「まあ、気になるといえば」

     大変気になります! by ゆーちゃん

「そんなものかねぇ」そんなものですよ。意外と。
258楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/08 00:31
彼女は椅子から立ち、無残なクマを開放した。すでに胴は平たく圧縮されており、やっぱりなんだか気の毒な感じがした。赤味がかった光のせいかもしれない。
平らなクマを彼女が抱きかかえた。やっぱり、おでこが少しへこんでいる。
「女の子のおしりばっか見てる奴は」

     僕か

「おしおきだー!」

彼女の手からクマが飛ぶ。あのクマはどこを見ているんだろう?

     クマが、大きく膨らんだように見えた。

ゆっくりと弧を描いて、クマの胴体が僕の耳をかすめた。そのままクマは後ろにあった机に胴体着陸し、すんでのところで墜落を免れた。

「普通、よけるかキャッチするかするでしょ!?」ああ、そうか。

クマを抱き起こす。たらりとした腕に力はない。
顔を押し当ててみる。

彼女の香り、体温、湿気。

「へんたい野郎!」まあ、そうかも。
クマが奪われ、彼女が離れる。僕は今、どういう顔だろう?

彼女は窓を開け放つ。よく分からなかったが、クマが外に飛んでいくのが見えた。
もちろん、大きくなったりはしなかった。せめて、はじけ飛べばよかったのに。

「普通、こんなふうに捨てる?」「捨てます」そうか。
「もう、こんなものがあったら、ゆーちゃんが発情しちゃうんだから。私の貞操自己防衛策」

     発情?素敵な呼び方だ。
259楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/08 00:31
「ねえ、ゆーちゃん。やってみる?代わり」「それも自己防衛策?」
言った後で想像してみた。おしりの割れ目、尾骨、湿気。
「いっとくけど、膝の上に座るだけだから」「僕が、それとも君が?」
彼女は無表情になって、椅子を指さす。悪くない。

できるだけ深く、椅子に座る。小学生の入学式並みじゃないか、なかなか。
そして彼女が僕の膝に座る。ズボン越しに、柔らかな肉と、それを隔てる薄い布がわかる。
発情でもしてみようか、と思った。でも、発情って自分でできるんだっけ?
簡単なことだ。こんなことを考えている時点で、発情しているんだ。悪くない。

「ゆーちゃん、あと2日」「ああ」「今度もクマがいい」

またクマ?それはひどい。

「あのねえ、あれけっこう高いんだけど」「なーに、1周年記念に買えて、誕生日に買えないわけ?」
「座ったり、ぶん投げたりしなけりゃ、買ってもいいけど」

そう、僕を哀れんだりしないように。

「じゃあ、抱き枕とか?」「それなら、今度もぜひ、代わらせて欲しいね」
「それこそ、貞操の危機じゃない?」

そういって、ゆっくりと僕の方に体重をかける。彼女の髪が、目の前で乱れる。
彼女から発散するものが、一度に感じとれる。後ろから、抱きしめる。
抱き枕には、ちょうどいい大きさかもしれない。


後になって気付いたんだけど、どうやら教室の中にはまだ何人か残っていたらしい。
何も言えなかったし、なんだか動きづらかった、とか。

人前であんなことをするのって、明らかに変?大丈夫、至極まともだから。
260楓虚 ◆ClOezRZxI. :04/01/08 00:34
>>256-259
修正しました。たびたびですが、お願いします。
ttp://kailu.fc2web.com/page036.html
お願いします。
>>244
>>249
お前、またはお前らの義務だ。

>>243 = >>245 = >>248 = >>256-260 に対して、ちゃんと酷評してやれよ。
>>244及び>>249でないが酷評。酷評? 感想。

>僕はクマに哀れみを受けている。
受けるんじゃなくて、持ってるんでは?
文章として酷評出来るのはそれくらいかな。

コレを書いていいのか微妙なとこなんだが、
なんていうか作者が実はそう思っていないことを書いてるように読める。
まあ、思ったことだけ書けってのは創作じゃないが、
キャラが希薄で、面白いと思う反応をなぞっている、というか。
一言で言うと西尾維新っぽい感じですな。

悪かないんだけど、なんか釈然としないんだよな、こういう文体。
ずるい感じがして。誰かこの感覚を共有出来る人はいないだろうか。
>>252
内容としてはだいぶわかりやすくなったように感じるけれど、まだくどい感じがする。
あと、黒い雰囲気がもうすこおし(どぎつくない程度に)感じられるとそれらしいかなっと。


>>256
それほどばっちり変わったという気は残念ながらしません。
自分だけが納得してしまっている部分が多いように思います。
>いすの下に直接座るのは冷たいという理由でひざ掛けを下
にするのはよく見るが、彼女のは明らかに変だった。
授業中に「いすの下に座る」ような人はあきらかに変ですが...
彼女のはどう「明らかに変」だったのか。読んで行くとわかるけれど、とりあえずここで
「あきらかに変」と言われても読者は戸惑う。夢の場面も何か意味があるのかしらん?
>僕はクマに哀れみを受けている。
いみわかりません。ぬいぐるみのクマが僕を哀れむことなどあるのでしょうか...。
265原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/08 23:41
>>261
原作のイメージはどうでもいいし、18歳はじゅうぶんオーバーしているし、
セクシャルな表現も問題ないので一番上のんをちょっと読んできたけど、
なんちゅうかこの、プロローグからくだくだと続く乾燥した文章に萎えなえ。
原作に興味のあるような人しか読み手として想定できないでしょう。
非常に散文的に過ぎる。文章は拙くはないと思うけれど...。

266評価お願いします:04/01/09 00:59
登場人物の遺書です。評価お願いします

俺はおまえたちとはちがう
だから
俺はおまえたちとはちがう

ぼくの人生は…それだけでした。それだけ、親も世けんも恋びとも、なにもかもすべてを、
ばか、ばか、といって頭ごなしに見くだしているくせ、いったい自ぶんになにができるの
か、そのことすら茫漠として何一つわからず、またじっさいなに一つできるというわけで
もなく、ただただじぶんの心の傷だけ、だいじにかかえて今までいきてきました。

あくせくはたらくおとなたちを見ては、俺はちがう。親のいいつけどおり、すなおに大が
くにすすむ級友たちをみても、俺はそんな詰まらん人生は送るまい、俺はちがう。くそく
だらないギャグで、いつまでもわらいつづける頭のよわい白痴のおんなたちに会って、抱
いても、やっぱりちがう。恋人の耳元でやさしく愛を囁いても、こころのそこでは俺はち
がう。あかるくすなお、そんなものとはだんじてちがう。ひとみしりだから、茶髪でない
から、なやみをだれにももらしたことがないから、いささか高尚過ぎる頭脳とともにうま
れてしまったから、いつでもいっぽひいた目線で、色んなものごとを裏からかんさつして
しまう悲しいくせを持っているから、そしてそのせいで生まれてこの方、幸せ、というも
のをじっかんしたことが唯の一どもないから、だから、おれはおまえたちとはちがう、か
ら、おれはおまえたちとはちがう

ぼくのいたみはぼくのもの
ぼくの心はぼくだけのもの
267続き:04/01/09 01:02
せかいでいっとう、こどくなやつだとおもっていました。自分はせかいで一番いみ深
いふこうをせおって暮らしている、そう信じて生きてきました。じぶんほど自らじし
んを憎んだものは、この世のどこをさがしたってきっとどこにもいやしまい、それほ
どぼくの悩みは、陰鬱で、深遠で、どうしようもないほど膨大な深いかなしみでみち
あふれていて、世間のすなおで明るい馬鹿者たちがひとめでもぼくの心を除くような
ことがあれば、彼らはたちまち恐怖でいたたまれなくなって、みにくく失禁でも漏ら
すにちがいない。ぼくのこころにはせかいいち立派なくらやみがすみついている!!
ぼくが死ぬときは、ぼくが僕自身に殺されるときだ…いうまでもなく、ぼくは他のだ
れより、心の底から、ぼくじしんを愛していました。

愛とか恋とかいうものは、全て嘘だ、と
268通りすがりですが。:04/01/09 01:30
読むというのは比較的簡単な行為のはずなのに、
あなたの文章を読むのはとても辛かったです。

世間知らずの馬鹿が自殺したって設定でしょうか?
自分の内面を考えた気になってウダウダしている奴なら、もっと沢山の漢字を使用して
一見高尚に見える文章にした方が、雰囲気が出るのではないでしょうか。
269原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/09 14:02
>>268
>世間知らずの馬鹿が自殺したって設定でしょうか?
うまいことをおっしゃる。そういう設定なら、そんなに悪くない。
>みにくく失禁でも漏らすにちがいない。
これなんか「馬から落ちて落馬」パターンだけれど、わざとだとすれば効果的。
ただ、馬鹿を装った文章って批評のしようがないのですけど...。
あと、「ぼく」「俺」「おれ」等の混同は気になる。

...意図が「馬鹿の自殺」ではなかったらスマソ...。

270えあばるて:04/01/09 15:06
>>251
>よく考えたら中央の騎手が地方に引きぬかれるってありえない設定かも。
現実の地方競馬はどこも台所がキビシイですからねえ。

この点を含め、実際と違和感のある箇所は、フィクションということで飲み下してください。

 先刻、第二章をアップしましたので、引き続き酷評よろしく。
 http://sak2-2.tok2.com/home/knc
>>270
小説の文章にある「曖昧の中の妙味」といったものは
感じないね。説明的な表現が多いからだと思う。
しかし、その説明的な文章も、ルポルタージュとして見ると、
なかなか良く書けていると思う。
この文章、ちょっと語尾を変えると、田口トモロヲの語りに
合いそうなんだよ(w
小説家としてよりも、ルポライターの方向を目指した方がいいかもね。
批評にもなっていないけど、そんな印象を持った。
272熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/09 23:34
 ニホンちゃんのエロパロ用です。酷評お願いします。


 その日ニホンちゃんはエリザベスちゃんの屋敷に招待されていた。クラスの皆を呼んでお茶会をする
らしい。
 ニホンちゃんはその誘いを受けた。そして喜び勇んでエリザベスちゃんの屋敷に向かった。
 だが屋敷に着いた時ニホンちゃん不思議な事に気付いた。
「あれ、何で……?」
 クラスの皆は誰もいない。それどころかエリザベス家の人達もいない。
「さあ、こちらですわ」
 だがエリザベスちゃんはそれに構わず彼女を屋敷の奥へ導いていく。その態度が妙に妖しい。
(エリザベスちゃん、普段と違う……)
 ニホンちゃんは内心そう思った。だが内気な彼女はそれを表立って言おうとはしない。
 やがて彼女はエリザベスちゃんの部屋に案内された。そこで扉の鍵を閉める音がした。
「えっ、何で鍵を……?」
 彼女は振り向いた。そして疑問の言葉を出した。だがそれを全て言う事は出来な
273熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/09 23:34
 不意にエリザベスちゃんが抱き付いてきた。そしてベッドに押し倒される。
「えっ……!?」
 ニホンちゃんは最初何が起こったか理解出来なかった。だがエリザベスちゃんの
唇が自分の唇と重なり事態をようやく理解ひた。
「やっ……!」
 ニホンちゃんは咄嗟に唇を離した。そして必死に逃げ出そうとする。
 だが彼女の力は強かった。ニホンちゃんの肩を完全に押さえ付けていた。
「ど、どうして……!?」
 ニホンちゃんはエリザベスちゃんを見た。彼女は子供とは思えぬ妖艶な笑みを
浮かべて言った。
「わたくしこの時を待っておりましたの」
「えっ……!?」
 ニホンちゃんはその言葉の意味がわからなかった。
 エリザベスちゃんはその彼女に言った。
 貴女がわたくしのものになる日を」
「な、何で!?わたし達女の子同士よ、そんな……」
 エリザベスちゃんはその言葉に構わずニホンちゃんの長い髪を掻き分けその耳を
舐めはじめた。
「あっ……」
 その舌の動きにニホンちゃんの動きも言葉も止まった。
 
274熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/09 23:35
 耳の後は首筋を舐めていく。そしてその淡い桃色の振袖の胸をはだけさせる。
 小さいが形のいい胸が現われた。そこにある二つの桃色の乳首を摘んだ。
「あっ」
 ニホンちゃんは乳首を摘まれ反応した。身体を少しのけぞらせた。
 指だけではなかった。今度はその乳首を舐めだした。
 「うっ……くっ……」
 ニホンちゃんはエリザベスちゃんの栗色の髪を掻き抱いて身悶えている。エリザベスちゃんは
それを上目遣いに見ながら満足そうに微笑んだ。
「いかがでして、わたくしの舌は」
「そ、そんな事……」
 ニホンちゃんは言葉を発せなかった。
 貴女をいただくのはわたくしだけ。他の者には渡しませんことよ」
「そ、そんな、何故……」
 エリザベスちゃんは緋色の袴に手をやる。そしてその帯を解きはじめた。
 だがそれを止められなかった。ニホンちゃんはエリザベスちゃんの責めに
もう抵抗出来なかった。
 袴が脱がされる。その下から白い可愛らしいショーツが出て来た。
「もうこんなに濡らして……」
 エリザベスちゃんはショーツの上からニホンちゃんの秘唇を撫でた。ニホンちゃんの
身体がビクッ、と反応する。
275熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/09 23:35
 その豆の部分も口の部分も撫でる。ニホンちゃんはハァハァと息を荒わげだした。
 エリザベスちゃんはショーツの上から舐めだした。その舌で上から下まで丹念に
舐める。
「どうでして、これで止めてさしあげてもよろしくてよ」
 彼女は意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「そんな……」
 ニホンちゃんは汗でその長い髪を身体に纏わらせながら身悶えしつつ言葉を出した。
「やめてさしあげましょうか?」
「いや……」
 彼女は遂に言った。
「今何か言いまして?」
 エリザベスちゃんは自分のブレザーを脱ぎカッターをはだけさせながら尋ねた。
「続けて……」
 ニホンちゃんは言った。
 もっと、最後までして!」
 ニホンちゃんは遂に言った。エリザベスちゃんはそれを聞いて満足気に微笑んだ。
「よろしくてよ」
 そう言って唇を重ねる。舌と舌を絡みつかせる。
「貴女の全て、このわたくしがいただいて差し上げますわ」
 カッターを着たままブラを外す。そしてタートンチェックのスカートに手を入れ
白いショーツを脱ぎ捨てた。 
276熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/09 23:38
「行きますわよ」
 ニホンちゃんの上に覆い被さりその足を取った。そして股の間に入り込んで来た。
「んっ……」
 その下の唇と唇を合わせた。二人の全身をえも言われぬ快楽が走った。
「…………!」
 二人はその身を思いきりのけぞらせた。最早声にはならなかった。
 快楽が去らないうちにエリザベスちゃんは腰を動かし始めた。二つの口から愛液
が溢れ出て来る。
「どうでして、わたくしの味は」
 エリザベスちゃんは自分の下で喘ぐニホンちゃんに問い掛けた。
「いい、いい……」
 ニホンちゃんはもう声にならない。激しく頭を振りエリザベスちゃんの胸や背に
手を回す。そして喘ぎ声を出すだけだった。
「い、いきそう……」
 ニホンちゃんは暫くして声を出した。
「よ、よろしいですわ。そろそろわたくしも……」
 エリザベスちゃんも声を出した。彼女の栗色の髪もその白い肌に纏わり付いていた。
「い、いく!」
「よ、よろしいですわ、一緒に!」
「エ、エリザベスちゃん!」 
「ニ、ニホンさん!」
 二人は同時に絶頂に達した。そしてエリザベスちゃんはニホンちゃんの上に倒れ込んだ。
277熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/09 23:45
「はじめてだったのに……」
 ニホンちゃんはベッドから出て着物を着ながら言った。
「あら、わたくしもですわよ」
 エリザベスちゃんはベッドの中で寝転びながら言った。
「じゃあなんでわたしと……」
 ニホンちゃんは尋ねた。
「貴女のお祖父様とわたくしのお祖母様の話はご存知ですわね」
「うん」
 ニホンちゃんはコクリ、と頷いた。
「あの叶えられなかった二人の想いを実現させる為に……。ずっと待ってましたの」
「それだけ?」
 ニホンちゃんは再び尋ねた。もう服は着終えている。
「それだけでわたしと寝たの?」
「……いいえ」
 エリザベスちゃんはその言葉に頭を振った。そしてベッドから起き上がり
ニホンちゃんの頭を抱き寄せてその耳元で囁いた。
「貴女がいとおしいから……。それでは駄目でして?」
 その瞳はもう濡れていた。
「……ううん」
 ニホンちゃんは彼女の手に自分の手を重ねた。そしてエリザベスちゃんを
抱き締めて言った。
「わたしも……エリザベスちゃんが好き」
「ニホンさん……」
 彼女の性格は知っている。自分の気持ちに合わせてそう言っただけかも知れない。
だが彼女はそれで充分だった。長年の想いをここに適えられたのだから。
 
278102:04/01/10 06:21
中学時代議長だのクラス委員だのを経験した人間が又議長になるというのはよくある話である。
そして今日は、合同旅行だと通知され、学校に集合。
大型ヘリ数台で連れてこられ、言われたことは「何日か後に迎えに来るからそれまで生き残れ。以上」
貰った物はナイフ数本と、水。
周囲には乱立する樹木。
地面は軽い草が生えている。
一部の生徒は、納得いかねぇ、と言いつつヘリの出口に突っ立って荷物の搬出の監督をしていた教師に向かっていった。
ペットボトルやナイフが入った袋をヘリから運び出している人員の監督をしていたのである。
――が、そいつらの最初の一部が教師に殴りかかろうとした瞬間そいつは"回転"した。
文字通り、後ろ向きに縦に、頭と脚の位置が逆になったのである。
誰も、エドワードと一部を除いた人間は教師の動きを視認することは出来なかった。
その後、配布が終わった後。
「個人行動すること」という捨て台詞を残して教師は去っていった。
279102:04/01/10 06:22
「皆、ちょっといいか」
エドワードの近くに立っていたそいつが喋り出す。
確かに彼は議長であるからとりあえず責任感が働いたのだろう。
「何故こうなったかは置いといて、これが冗談とは思えない。だから、とりあえず生き延びることが先決だと思う」
最もな意見である。
確かにあの教師は本気だったし、冗談にしては大掛かり過ぎる。
いや、大掛かりなほど騙しやすいとはいうけれど、だ。
「今しなければいけないのは、水、食料の確保と、多分夜は冷えるだろうから、火を起こすこと。この二つに分かれてそれぞれ行動しようと思う。何か意見は?」
さらりと教師が言ったことを無視して、そいつ…議長はそう言った。
意見などはなく、皆黙りこくって議長を見つめている。
「じゃあ、適当にどっちかに分かれて。集合場所はここで」
エドワードは、未だに迷っていた。
「エドは、どうするんだい?」
議長はそう、座っている彼に聞いた。
首を振る。
「そうか、未定か。」
議長は残念そうだった。
「だが、僕の言うことは聞いて貰うよ?」
頷く。
「全く、相変わらず君と話していると無言電話している気分になるね」
唇の端を歪める。
「さてと、どちらとも決まっていないなら食料調達にしよう」
目を開き、議長を見つめる。
「どうせなら体を動かす作業にしよう。ソッチの方が楽だろう?」
二人は立って、明後日の方向に歩き始めた。
森の中なので、ナイフで木に傷を付けながらである。



中途で終わってすいません;;
酷評御願いしますです。
280102:04/01/10 06:27
おおっと最初が抜けてる…

エドワード・ライプヤードは迷っていた。
声も出さず視線のみを動かす彼特有の思考法。
周囲にある何となく動く物を見てしまうと言う特有の癖を発揮しつつ彼は考えていた。
その特有の癖故に彼は普段人と同化している様に――特有の仲間意識の中に定着している様に――見えた。
彼は普段から喋らない人間だと目されていた。
彼は転校生であった。
今は高校生である。彼は中学の頃アメリカから転校してきた。
転校初日、先生が「急遽転校してくることになった」と紹介し、外見とかけ離れているがアメリカ人であると言った。
クラスメートはその突然の転校生の入学を単調な事実に於ける変化だと受け取った。
その転校生が変わっている人間で在れば尚更である。
転校から二日、彼は全く喋らなかった。
ノートも取らず、先生の質問はノートに書いて答えた。
他人の質問も同じように答えた。
彼は笑わなかった。
彼は怒らなかった。
己が喋らないのを良いことに悪口雑言を繰り返していたクラスの一部を無視した。
そして、自分の代わりに抗議した人間が、ある男…悪口雑言を言っていたリーダー…殴られたのを目にした時、彼は何もしなかった。
ただ、数瞬彼は"消え"数瞬後 男が"消え"た。
それ以来彼に何かを言ってくる人間は居なかった。
ただ、それまでと違ったのは…彼に付きまとってくる人間が出来たことだ。
後に分かったことだが、そいつは悪口雑言に抗議した人間で、クラス委員であった。
そして今、そいつは未だに一緒に居る。
ここは何処か知れない山の中。
エドワードとそいつは同じ高校の同じクラスになった。
そしてそいつは、よくあることに議長になった。

280>278>279の順に読んで下さい;;
>>272
それを読ませてどうしろと?
真面目に酷評する以前に真面目に読む気がしない。

・どこかで連載されてるものの続きをいきなり載せられても分からない。
・エロ描写しかないと文法くらいしか突っ込めない。
・明らかなミス(理解ひた等)すら見直してない。

ニホンちゃんとやらが不思議がる理由が不自然。
いないだけならまだ来てないだけかもしれない。
「妖しい」とただ書くだけなら小説として失格。
動作やら何やらを書いてそこから「妖しい」という結論を出すべき。
押し倒して押さえる部分が肩?
強姦されてるヤツなら「女の子同士」よりも先に何か他にあるだろ。
袴でショーツ?

なんかもうめんどくさくなってきた。
ツッコミ所が有りすぎて。
結局真面目に酷評してしまった。
>>280
なんとなくの位置がおかしい。
ていうか、癖を発揮とは言わない。
同化と癖の関係の説明が意味不明(少なくとも俺には)。
移民国家から来て外見がかけ離れてるっていうと人間外?
いきなり山の中だという記述を入れるのは不自然。というか意味不明。
よくあると一度書いたんだから、説明はいらない。くどい。
>>278の2行目だけ何故言い切り?
バトロワのパロディであること発覚。
納得いかない前に何かあるだろ。それだけで済んだらだいぶ格好良くて馬鹿だ。
しかも、「何日後」なら相応の水があれば生き残るのはだいぶ楽。
軽い草?記述ミス。
ていうか、段々記述がフランクになるのはどうなの?
作者の細かいツッコミ(感想)はいらないよ。
水、食料の確保と火の確保はだいぶ重みが違う。
そんなんで二つに分けられたら俺だったら切れる。
しかも、適当に分かれろ。

読み終えた。頑張ったな、俺。
・議長とやらがアホ過ぎ。
・生徒がみんなバカ過ぎ。
・エドワードの反応変わり過ぎ。
以上三つで、リアリティ無さ過ぎ。
283102:04/01/10 12:30
>>282
議長のアホさと生徒のバカさはそれなりに意図してましてまぁ極限状態だから仕切る奴にほいほい付いてくのも仕方なかんべと。
……いやしかし水は俺等の分だけとか言う香具師も居るこた居そうだな…考え直してみよう。

酷評ありがとう御座いました。
あげ
>>283
マジであれが極限状態の人間の反応だと思ってるんなら、
その時点でおかしいと思うが。
人間観察足りてないのか、
俺の周囲とは人間性の違うヤツが多すぎるのか。
286102:04/01/11 09:37
極限状態っつぅか〜…
どうしたら良いのか微妙に分からん時に仕切る奴が居るとついてくのはあんな感じかなぁと。
こちらまだ若年ですので人間観察が足りていない可能性も否めませんね;
287原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/11 22:01
>>270
>この日は月曜日ながら〜
文章があっちいったりこっちいったりしているから整理が必要。
藤崎がなにを「思い描いて」いたのかがわけわかんなくなってる。
次の文にしてもそう。
>パドックでは、ギャンブラーたちの〜
応援の声も突き刺さるものだろうか。
>この日は十二の競走が〜
「この日は12の競争が組まれていた。」で一旦切った方がよい。
もう少し簡潔な文章を心がけた方がいいでしょう。
すこし間を置いてから見なおすといいかも。
288原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/11 22:13
>>280-279
>>280の説明が、読む気を萎えさせるね。
>クラスメートはその突然の転校生の入学を単調な事実に於ける変化だと受け取った。
「単調な事実に於ける変化」?日本語じゃないっすよすでに。読み手に訴えるなら読み
やすい文章を心がけるのは基本。句読点も、わざと使ってないのかもしれないけど、
何かしらの有益な効果をあげているとも思えない。
289102:04/01/12 06:29
気づかなかったがレス番入ってた_| ̄|○
でさらに気づかなかったが日常って書きたかったところ事実ってかいてた(゚д゚)
別に言い訳じゃないですが言い訳です、はい。。

句読点については意識してませんでした、以後気を付けます。

文法的に突っ込みたいところは其処だけですか?

酷評有り難う御座いました。
290名無し物書き@推敲中?:04/01/12 10:14
>>290
私怨晒しか?
多分、エルゴ・スム氏本人ではないんだろうな >290
293原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/12 16:23
>>289
>文法的に突っ込みたいところは其処だけですか?
つっこみどころが多くていちいち書く気が起きないの。
>エドワード・ライプヤードは迷っていた。
からの3行にしてもくどすぎる。
>普段人と同化している様に
「人」と同化している?「他人と」とか「集団と」とかじゃない?
エドワードは「人」にあらず?動物?火星人?
>特有の仲間意識
「特有」が何を指しているのか不明。
>彼は転校生であった。
今は高校生である。彼は中学の頃アメリカから転校してきた。
転校初日、〜
転校転校ウルサイ。わかったっちゅーの。

という感じ。もうすこし簡潔に、独り善がりな表現を避けて書いてほしい。
まあ、>>288のレスは大雑把過ぎたかもしれないが。
>>293
ふむふむ、酷評有り難う御座いました。
295名無し物書き@推敲中?:04/01/12 19:29
293って…
296282=285:04/01/12 19:32
>>295
いや、あなたも批評するつもりで真剣に読んでみれば分かるよ。
297名無し物書き@推敲中?:04/01/12 19:58
296って…
>>295
おーおー。オレオレ!
299えあばるて:04/01/13 16:27
>>271
 貴重なご意見、ありがとうございました。お礼を申し上げるのが遅くなりすいません。
 「曖昧の中にある妙味」
 難解で、消化しきれませんが、奥の深いご指摘だと思います。
 今後ともどうぞよろしく。
 http://sak2-2.tok2.com/home/knc

300馬波義男:04/01/13 22:17
あれは猿ですか?
いえ違います。猿のように見えますがあれは非人ですよ。
全身を黒服で統一した案内人は、少し笑いながら言った。
そうでしたか、あんな生き物は初めてみましたよ、
昔、私が住んでいた場所にもあんなものはいなかった。
でしょうね、もしあなたが非人をみたことがあるとするならば
私はあなたの質問には答えられなくなってしまいますから、
とにかく先を急ぎましょう。あまり時間もありません。
>>300
最後から2行目が意味不明。
あと、カギカッコつけろや。
302馬波義男:04/01/13 23:51
>>301
うるせ〜よ。指図すんな。このボケが。
意味なんてねぇんだよ。テキトーに書いただけ
なんだからな。
もっくあっか?
303名無し物書き@推敲中?:04/01/13 23:54
ないです。すみません。
304名無し物書き@推敲中?:04/01/14 00:07
さすが適当に書いた文章だけありますね(ww
知性のかけらも感じられない。
しかもハンドルネームが馬波義男(ゲラ藁
305馬波義男:04/01/14 00:09
>>304
おまえ2ch歴浅いだろ?
楽しみ方をわかってないねw
306名無し物書き@推敲中?:04/01/14 00:11
おっ。
彼は顔を真っ赤に紅潮させて必死だな(禿藁
307名無し物書き@推敲中?:04/01/14 00:15
必死です。すみません。
308名無し物書き@推敲中?:04/01/14 02:13
間違えました。必死じゃなくて躍起でした。すみません。
まあぁまぁ二人ともモチツケ…
と五時間程度後にぼそりと言ってみる
310ちゃべす ◆r5m21u0gDo :04/01/14 08:07
今考えている文章の、出だしの部分です
酷評宜しくお願いします。
           


 この、心地よいフワフワとした感覚は、なんなんだろう……?

 休日前、金曜日の20時。男女4人ずつの合コン。まずこれで浮かれている。しかし
それだけではない。 …ハズレがいない。というか女子チーム全員が可愛い。

「 連れの高校時代の友達で全員23らしいっす。それで、みんな普通に可愛い。って
連れは言ってたけど、まぁ会ってからのお楽しみ、ゆーことで。それよりあんまり無茶
しないでくださいよ。連れに文句言われるの僕ですから 」
「 津野田君。ボクが速攻でお持ち帰りして試食するような人間に見えるかね? 」
「 いや、瀬戸さんは大丈夫つーか、ありえないけど、添川さんあたりやっちゃいそう
で… 」
「 …オメー、密かにひでえこと言う奴だな。大丈夫だべ、多分 」

 会社の後輩との会話を思い浮かべる。
津野田君ありがとう。普通になんてとんでもないッス。相当可愛いッス。しかも全員。
ボクは出来た後輩をもってシアワセです。うひひひひ…
今の俺は、かなりニヤついているだろう。この状況でも浮かれないでいる彼女無しヤロー
ならば、そいつゲイか、女慣れしてなくて緊張してるのだろう…
…俺の隣の席、34歳オッサン千田は固まっている。
311ちゃべす ◆r5m21u0gDo :04/01/14 08:10
310の続きです。

 まだ、ビールの一杯も飲んでいないのに俺は浮かれまくっている。自己紹介で聞く
女の子の声や仕草ひとつに嬉しくなって、やんややんやと、拍手して声援を送っている。
だけど、その浮かれた雰囲気とは別に、女の子達がやってきてからフワフワと漂うよう
な感覚が俺の頭の中に芽生えている。でも、それはけして不快なものではなく、それが
何かわからなくてもさほど気になることでもない。

 そして4人目の女の子に自己紹介の番がまわった。
「 どーも、寺田でーす。寺田なつき。って言いまーす 」
「 !!!っ 」
衝撃が走った。もしかして俺は電波を受信してしまったのだろうか? それともこれが
松田聖子の言うところの、ビビビっと来た。って奴なのだろうか?
……惚れちまった。
綺麗なお姉さん。より、可愛いお姉さん。が好きだ。綺麗な声。よりも、可愛い声。が
好きだ。早い話がロリコン系の女が好きなのだ。
……まずい。その顔その声、もろストライクっすヨ、なつきチャン。 


とりあえずここまでですが、ご指導の程よろしくお願いします。
通りすがりですがお邪魔します。といっても時間もないので一つだけ

> この、心地よいフワフワとした感覚は、なんなんだろう……?

> 休日前、金曜日の20時。男女4人ずつの合コン。まずこれで浮かれている。しかし
>それだけではない。 …ハズレがいない。というか女子チーム全員が可愛い。

これが、物語全体の出だしだとするならば
あまりに掴みが弱すぎるように思えます。
「なんなんだろう?」と、突然言われても、
読者には「本当になんだろうね?」と一緒になってくれるほど
キャラに共感がない時点で、こんなことが書かれているため、
「独りよがりな文章」という文章を与えます。
事実、一読して、面白いやつまらないよりも、
主人公の空回りっぷりに、後半は目が字の上を滑り始めました。

また、その空回りっぷりも中途半端で、
この冒頭を、主人公の「合コンに好みの女性がいただけで浮かれてしまう、単純さ」
を現すだけのエピソードにしたいのならば、もっと極端に
舞い上がってしまった方がいいように思えます。
この冒頭が「恋愛小説の始まり」…だった場合…残念ですが、
あまりにトキメキがなさすぎて、そもそも向いてないように思えます。
このまま女の子をひっかけて「エロ小説の冒頭」…だったとしたら、
そちらが勝負でしょうから、これでなんの問題もないと思われます。

酷評スレってアドバイスも書くべきなんですか?
とりあえずこれくらいにて。ではでは。
313名無し物書き@推敲中?:04/01/14 20:23
こんな真剣に意見して貰えるんなら、俺も投稿してみよう。
いまから書くから明日酷評してね。

スルーされることを覚悟でな
帰ってきたので続けてしまおう。

>…ハズレがいない。というか女子チーム全員が可愛い。
>「〜それで、みんな普通に可愛い。〜」

重複。しかも、事実→予想の順に話を進める意味が不明。

>心地よいフワフワとした感覚」(>310)
>女の子達がやってきてからフワフワと漂うような感覚(>311)

この2つの「フワフワ」は別のものとして語られているが、言葉そのものが
共通しているため混同しやすい。違った表現をすべき。
個人的には、冒頭の「フワフワ」が「心地よい」に対して、後の「フワフワ」が
「それはけして不快なものではなく」と言われるのは唐突感があった。

>綺麗なお姉さん。より、可愛いお姉さん。が好きだ。
>綺麗な声。よりも、可愛い声。が好きだ。

実はコレは、あんまり人のコト言えた義理じゃないんだが、句読点おかしい。
そして、具体性がなさすぎる。ヘタすると、この記述ない方がいい。

文章の全体的な印象としては、ありきたりな表現だけで書かれているので、
文章の力だけで読者を引き込むのは非常に難しいと思う。
読者が「前知識もないで読む人達」だという認識がなさそう。

総評は、「やりなおし」。
316原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/14 22:07
>>310
津野田君とのやりとりの前後で文体変わりすぎ。
>>312のかたも書いているが冒頭として弱い。浮かれているんならその空気を
書いた方が良さそう。
>>…俺の隣の席、34歳オッサン千田は固まっている。
34歳オッサン...ちゃんと、「34歳の」と書いた方がよい。また、前の文との対照を
意図しているのなら「固まっているが」とかにしたほうがいい。このままだと唐突。

「やんややんや」はないでしょー。
>>311描写がありきたりすぎ。
317名無し物書き@推敲中?:04/01/15 02:20
全てが神経に障った。煙草の煙と消毒薬と腋の下の匂いが層を作っていた。
電気の半ば落ちた薄暗い病院。「手術中」のランプだけが何か、巨大な単眼の生き物のように、
ただ闇夜を睨んでいた。ナースステーションから清潔な灯りが漏れている。
そこでは、髪を後ろに結んだ40がらみの女が神経質そうに爪を噛んでいた。
バイパス手術の成功率は6割程度とのことだった。祖父の年齢は八十二。とっくにお迎えが来てもいい歳だ。
この数年で祖父が買った健康食品について考えてみた。
それは何かを醗酵させた酵素であったり、野菜を乾燥粉末にしたものだったりした。
その全てを、祖父は栗鼠が穴に団栗を溜め込むように胃袋に納めてきた。
そして、その全ては今平原に帰ろうとしている。違うところは芽が出ないことだけだ。
骨は焼かれ、そして長い時間をかけて土に還る。祖父が自分を殺すのにかかった以上の時間だ。
また病錬を見渡した。そこはあまりに整然としすぎていて、大きな鯨の腹の中を連想させた。
喉を切り裂いて、チューブを差し込まれた祖父を思い出した。祖父は痩せこけ肌は黄ばみ、
その顔は、老獪な猿を連想させた。そして、その祖父は今切り刻まれている。
心臓の太い血管をカットし、ゴムのチューブを刺しいれ、そして塞ぐのだ。
その言葉にするにはあまりに簡単な作業は、今日の昼には終わる筈だった。
ロングピースに火をつけた。甘い匂いが立ち込めて、鯨の腹は少し人間味を取り戻した。


三語スレに書き込んだものだけど、酷評希望。思いっきりやってください。
318名無し物書き@推敲中?:04/01/15 03:30
雰囲気は、暗くて疲れきっていてとても私好みです。
はっきりと書いておきますが、私には文章の値打ちというものがよくわかっていません。
ですからこれから書くことは、あくまでも私がひねくりだした文章なので、期待されているほどのものではないでしょう。
あらかじめご了承ください。
いやらしい紹介を済ませたところで早速なんですが、病院を闇夜に置き換えて全体的な雰囲気の温度を低くされていますね。
そして話が進むにつれて、病院は鯨の腹になります。そこがなぜ整然としているのか?闇夜と整然とはどんな関係があるのか?
気になりました。これは作者の頭の中で行われた連想なので、私には関係ないかもしれませんね。
タバコについてなんですが、書き出し部分から苛立ちを効果的に際ださせていますね。
先ほど温度が低いと私は書きましたが、親族が生命の危機にさらされているにも関わらず、主人公は全然心配できない。
周りのニオイや自分の体臭にさえ嫌気がさしている状態です。この低温感は手術が終わる時間の予想まで続きます。
ところが、ここで一転しますね。主人公がタバコを美味く吸いはじめました。そして病院の温度があがりだした…。
ここがいまいちわからない。さして愛していない親族の運命に対して、必死になって助けようとしている医者が人間らしく思えた
んでしょうか?
くだらないから、もう止めます。感想にもならない、まとまりのない文章になってしまいました。
では。
>>317
>その全てを、祖父は栗鼠が穴に団栗を溜め込むように胃袋に納めてきた。
>そして、その全ては今平原に帰ろうとしている。違うところは芽が出ないことだけだ。
「その全て」が重複
あと、全体的に「その」が多すぎる。

>そこはあまりに整然としすぎていて、大きな鯨の腹の中を連想させた。
よく分からん。鯨の腹の中って整然としてるの? 漫画的すぎると思う。

>ロングピースに火をつけた。甘い匂いが立ち込めて〜
今、院内禁煙の病院が多いと思う。何らかの説明が欲しい。

でも全体的な雰囲気はいいし、面白そうだと思う。
追加。「そして」もやたら多い
>>310
他の人と被らない辺りを突かせてもらうと

三点リーダー(……)に統一して。

>「 !!!っ 」
こういうのは表現力が無い人が使うもの。あんま印象が良くない。
ラノベならいいけど。

>ロリコン系
ロリータ系でしょ、言うなら。
>>321
ロリコン系は正しくはないけど、この場合キャラの心の中だからいいんでない?
文語としてはおかしいけど、口語としてはあるというか。
ちなみに俺は日常生活でロリ系といってる。
323ちゃべす ◆r5m21u0gDo :04/01/15 08:42
皆さんどうもありがとうございます。

まだまだ修行が足りない。ということで
またやり直してみたいと思います。
>317
気になったのが栗鼠と団栗。
バイパスとかロングピースとかカタカナが出るならリスとドングリにしちゃってもよかったかなぁと。
325名無し物書き@推敲中?:04/01/15 19:25
>>317
「鯨の腹」が気になったので検索してみたところ、聖書のヨナ記なる記述に目がとまりました。
私はおよそキリストなどとは縁遠い、まぁいってみれば実に罪深い人間であります。
この部分の記述を、幾分自嘲気味に斜め読みしてみました。
するとヨナの性格が見えて、なかなかおもしろいことが書いてある印象を受けました。
こいつ随分と勝手な奴で、自分の判断に絶対の自信を持つ一人正義男ですね。その正義を貫くためなら命もいらん、といった態度であります。
しかしキリストは、じゃないか。この時はまだいないから・・・って誰なのかは知りませんが、神なのか主なのかが、
海に落ちたヨナを鯨に飲み込ませて助けてあげるわけです。ありえない話ですが、流しましょう。
三日三晩、鯨の腹にいて四日目にようやく陸に吐き出され、ヨナは助かる。そして偉いお方にお前が本当に正しいのかどうかを考えろと促される。
ヨナの視野は拡がりを持ち、独善的思考から解放される・・・なんて話・・・だったような気がする。多分。
これと、>>317の鯨の腹になんの関係があるのか、私の考えたんですよ。血の巡りが悪いにも関わらず。
>>317の主人公は冷たい男ですよね。祖父が死にかかってるのに、思い出す話は健康食品についてだけだし、それも揶揄的な意味での話です。
こいつの冷たさがよくわかる記述だといえます。病院の表情も無機質だし、看護婦は不親切そうだし、救いがまるでないしで、むかつく話です。
しかし、最後の行で明るくなるんですね。鯨によって、つまり病院によってですね。煙草の味がかわったのも鯨による効果だと思います。
鯨がヨナを助けたように、病院が主人公を助けたんじゃないですかね。主人公は手術の様子を見てるようだし、医者が頑張ってるのもわかってるんですから。
どうでもいい推測かな、でも私はちょっと勉強になりましたよ。では。

おまえどうでもいいけど、もうちょっと日本語勉強しろや、ヴォケ。
327名無し物書き@推敲中?:04/01/15 20:09
実際、>>317の文章は、中々見かけないレベルの高さだと思う。
勿論、鼻につく場所もかなりあるし、言葉の使い方の不適切さもある。
しかし、最初から最後まで、比喩を織り込み、心情と情景を描写し、
最後の煙草に火を灯すシーンまで、一つも淀みが無い。
最後まで、一度も立ち止まらずに読ませる力がある。これは結構難しいことだと思う。

「温度の冷たさ」については、既出の意見通りの感じを受けた。
「苛立ち」の表現が非常に上手い。匂い、光、看護婦を上手く絡めている。
私感だが、その苛立ちは「祖父への心配」に端を発している気がする。
予定の時間を遥かに超えて終わらない手術。報われなかった祖父の努力。
ニヒリズム的な表現の中に、祖父への幾らかの愛情と諦感が見える。

「鯨の腹」については、主人公を包む不安感の描写じゃないかな、と思った。
飲み込まれてる感覚、包み込まれている感覚、そういう物として受け取れる気がする。
「心」

鹿が草を食べていた。
「もう終わりさ」
彼は呟いた。
「まだ、やれるさ」
僕は言った。
彼はそれを解決するために、長い年月をかけてあらゆる努力をしてきた。しかしはたから見ると
それはただの自己満足に過ぎなかった。「起死回生の一発?そんなのあるわけないよ」「映画
の見すぎだよ」彼はずっと傷つけられてもきたのだ。
「泣けない。」
彼は泣いていた。
「笑えない。」
作り笑顔が痛々しかった。
「とりあえず、暖房をつけた部屋でコーヒーを飲みながら映画をみるよ」
彼はそれ以上の幸せを味わえない。もしそれ以上の幸せを得たら立ち直ることができるか分からない。
鹿はもういなかった。
329名無し物書き@推敲中?:04/01/15 22:04
>>317
祖父を愛せない苛立ちから、話が始まっているものとばかり考えていたので、>>318>>325
のような感想になりました。最後は、医者の努力を目の当たりにした主人公が、良心の目覚めを
感じるという話に、私個人が執着した結果かもしれませんね。>>327を読むとそんな気がしてきました。

330原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/15 22:13
>>317
硬質な文章でとてもいい。もうちょっとすっきりするとよいですね。
例えば2行目の、「何か」3行目の「ただ」は、ないほうがよいですね。
こういう細かいところが気になります。曖昧な言いかたをする場合、それが
言いきってよいものなら言いきった方がすっきりします。
>神経質そうに
「神経質に」と言いきっても良いかと。
>祖父は痩せこけ肌は黄ばみ、
その顔は、老獪な猿を連想させた。そして、その祖父は今切り刻まれている。
ちょっとくどい。「そして」以降は必要ない。手術されているのが祖父なのはすでに
わかっているし。

「骨は焼かれ、〜」
これは...「その肉体は焼かれ」とかですわな。骨は、焼いた後に残るもの。
331312-315:04/01/15 22:20
三語スレって何?な創作文芸板初心者ですが、
また口を出してみたいと思います。
>317
全体的な印象というか、この文章、これで全部ですか?なら、ワケが解らないです。
そもそも、主体は誰ですか?「考えてみた」とあるので、1人称のように思えましたが、
「全てが神経に障った」というイライラしている主人公にしては描写が
淡々としすぎているように感じました。いっそ、「気に障った」という記述はなしで、
病院内の不安と薄気味悪さを強調していたら、祖父の手術が終わることを待つことにより、
「動揺している主人公」をより強く訴えられるのではないでしょうか。
また、段落がないので、文の塊も解りませんでした。
句点で改行されているのが段落ですかね?その判断で評させてもらいます。

個別の表現に対して気になったのは…
>全てが障った。神経に煙草の〜
「全て」ってどれを指しているのですか?
こういう登場人物の主観てのは、キャラをたてるのに効果的な箇所なので
誤解を与えないように書いた方がいいですよ。

>「手術中」のランプだけが何か、巨大な単眼の生き物のように、
>ただ闇夜を睨んでいた。ナースステーションから清潔な灯りが漏れている

闇の中に手術中ランプ一つだけをイメージさせといてすぐに別の灯りが
出てきているので不自然さを感じました。前者が個性を感じさせる表現だけに勿体無い。

そろそろ制限なのでこれにて。お邪魔しました。
>>317
>そして、その祖父は今切り刻まれている。
これがないと、あとにつながらないか。今気がついた。スマソ。そうすっとでも
前の「そして」は外して、後ろの文章につなげて行ったほうがいいですね。
そうそう>>331の指摘を読んで思い出した。同じことを思いました。
主体は誰なんだろって。
「髪を後ろに結んだ40がらみの女」がそうだと私は思ったんだけれどたぶん
違うんでしょうね。
>>328
なにか意味のある文章だとは思えない。釣り?
335317:04/01/15 22:40
評価ありがとうございます。
やはり、主体がはっきりしないという評価を受けましたか。
いや、その通りなんです。完全に主人公一人の目線から見た話で、
一人称を一つも使わないで表現出来るか試したんですが、やはり僕の筆力では無理みたいです。
これは言い訳。

その他の文法的な部分も非常に参考になりました。
「その全て」の重複は我ながらやっちまった・・って感じです。
他にも、自分では全く気づかなかった欠点に気づかせてもらって、非常に有り難かったです。
丁寧な批評、ありがとうございました。
お願いします。

「じゃあね。」
「うん、ばいばい。」
 友達のマンションから出て、楓は小さく息を吐いた。
 秋の風が吹き始める頃、夕方の六時ともなると外はもう薄暗い。
夕焼けに染まった空は、小一時間ほど前に西の彼方にすっ飛んだらしく、もう微かに煌めく光が幾つか、楓の頭上に浮かんでいた。
 夏は終わったんだ。
 長袖のカットソーの上から伝わるひんやりした空気が、その事実をはっきり教えてくれる。今年の夏は涼しくて、夏だと断言できないうちに秋が支配権を奪い取ったようだ。
あの不快な暑さは、あったらあったで、何とも言えずうっとおしいが、ないと何だか物足りなくて困る。もしかしたら今年の夏は、人間は総じて矛盾した生き物であることを楓に教えるために控えめにしていたのかもしれない。
だって、絶対にそうではないなんて、一体誰が断言できるというのだ?
 暦の上では、今はもう九月の中旬だが、まだ夏休み気分が抜けきらなくて困る。
だが、おそらくそれも次第に薄れ、また学校という存在が、楓の生活に、日常に、完璧に組み込まれた毎日が戻ってくるのだろう。
 いや。学校が日常に組み込まれるのではなく、学校が日常を組み込んでいるのだ。学校という組織の一部となる。そんな感じ。
別に学校は嫌いではないが、そう考えていくと、何だか自分が学校という大きな組織に呑み込まれていくような感じがして嫌だ。
 エレベーターが到着した。誰も乗っていない。ラッキー。はあ。何故かため息。何故だろう。その理由は自分でもわからない。乗り込み、扉が閉まり、そっけない無彩色の空間に囲まれて、楓は少し逡巡した。それから、エレベーターのボタンを押した。
その箱は、楓を音もなくマンションの最上階へと運んでいった。
337名無し物書き@推敲中?:04/01/15 23:57
村上龍に読んでもらえよ。
>>337
なんで?
339名無し物書き@推敲中?:04/01/16 00:15

 "一人"の"神"は悲しんだ。
 いや、それが、悲しむ、ということなのか、わからない。
 そして、わからない、ということも、わかるのか、わからないのか、定かではない。
 ともかく、神は空間すら存在しない、光も、闇も存在しない――存在という概念も、意味を失う"何か"で、小さな小さな感情を持った。
 世界は、寂しい、という感情から始まった。
 寂しいという感情が、神の胸を裂き、溢れ、暴れまわる光となって、空間を欲した。物質を欲した。
光は四方八方に散らばって、そこにやっと、空間と呼べるだけの領域が存在を始めた。裂かれた神の胸の破片は、でこぼことした土塊となった。
神は穴が開いた胸から、絶えず光が漏れていることに気付いた。痛い、とも思うのだが、とっさにそこへ手を当てると、世界が闇に包まれてしまう。神は仕方なく、手を下ろし、胸の光をあてにして、空間を眺めた。

 ライトノベル系を志しているのですが、自分の書き方が妙な雰囲気で、それが受け入れられる範囲なのか悩んでいます。
 まっさらな、オリジナルの神話を書いていて、その冒頭の書き飛ばしです。
 よろしくおねがいします。
340名無し物書き@推敲中?:04/01/16 00:19
うなぎって「鰻」って書くんだよ。
うさぎって「兎」って書くんだよ。
ますって「マス」って掻くんだよ。
>>336
もっと沢山名作を読め
そうしたらそんな文章もう書こうとも思わなくなるだろう
342熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/01/16 00:25
 遅レスですが酷評有り難うございました。あちらには全て書き直して投稿します。
343336:04/01/16 00:32
>>341
わかりました。ありがとうございます。
読書の幅を広げて、もっともっと頑張りたいと思います。
344:04/01/16 01:27
>>336 誤解を承知の上で言うけど、簡単すぎるなぁ。自分にとって気持ちいい言葉で書くのはいいと思うけど、ちゃんと考えないとあなたの場合「幼稚」って思われるよ。っていうのが僕の意見。
345336:04/01/16 01:42
>>344
ありがとうございます。
それは、推敲をもっと重ねろ、という意味と考えていいですか?
具体的にアドバイスいただけると嬉しいです。
346名無し物書き@推敲中?:04/01/16 02:14
>>336 どうにも、技術性が見えないんだよね。
>>344の意見に俺も賛成。ストーリーが綿密にあり、その結果としてその文章なら、
評価のしかたはまるで変わってくるけれど、この短さでそう言う風に書かれても
幼稚さしか感じ取れない。その文章を書くのに何を工夫したんだ?っていう。
ストーリー的なものでは無いから、表現を工夫して面白みを出すしかないのに、
微妙な心境や感覚を表現する方法にこだわりがまるで見えない。目を引く表現が一つも無い。

細部をいじることより、文章に対する認識そのものを変えた方がいい。
それにはやっぱり名作を読み込むしかないね。
347336:04/01/16 02:49
>>346
文章に対する認識、ですか。
やはり、幼稚さがあるんでしょうか。
人生経験の不足からくるものなのか、単に技術的なものなのか。。。

では、漱石とか太宰を読み返してみようと思います。
そのうえで、文章をもっと丁寧に書いてみますね。
参考にさせていただきます。ありがとうございます。
348パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 02:52
>>347
でも基本の基本は出来てる方だと思われ。
意味伝わるもん。
349336:04/01/16 02:55
基本の基本?
350パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 02:59
>>349
一定のレベルには達しているという事。(漏れが見た限りではね)

あと、細かい点を指摘すると、『うっとおしい』→『うっとうしい』
11行目の『だから』は余計。
351パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 03:11
>>339
3行目がちょっとカッコ良くないかな。
4行目 『神は空間すら』→『神には空間すら』かな。
352336:04/01/16 03:14
>>350
本当ですか?ありがとうございます。

「うっとうしい」なんですか。
無知で恥ずかしいです。
あと、「だから」がわからないのですが。。。
353パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 03:21
>>352
スマソ、『だって』の間違い。
あと、ちょっと『学校』という単語が反復しすぎかな。
別にいいんだけど、『学校』という単語自体があんまりカッコイイ単語じゃないんだなこれが。
ここらへんの感性がコツ。
もう1回ぐらい文章書いてみてください。
354336:04/01/16 03:40
>>353
言われてみれば。
何か本当に、上の文章消したいです。
もう一回くらいというのは、書き直せという意味ですか?
355パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 03:42
別のもう1回ぐらい書いてって事。
1人であんまりレス使うとウザがられるのでもう寝ますよ〜ん。
356336:04/01/16 03:43
そうですね。ありがとうございました。
357名無し物書き@推敲中?:04/01/16 03:44
>>355
寝ちゃだめ!衰退スレ1000逝ったよ!次スレなんとかして!
358パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 03:47
>>357
え〜〜。メンドクセ〜w
スレ立てると、1としてなんかネタ考えなきゃだしな。
>>336
がんがれ。
「うっとおしい」
本来なら間違いだがよく見かけるのでこれは日常使われている言葉として
みてもかまわないと思うが、小うるさいところなら正規表現の方がいいか
もしれない。
360名無し物書き@推敲中?:04/01/16 03:52
>>358
そんなの「考えよう」でいいよまた
361名無し物書き@推敲中?:04/01/16 10:28
>>317
層を作っていた。←ダメ

ランプだけが何か、巨大な単眼←使い古されすぎた表現と知ってるよな?

潔な灯りが←勘弁

40がらみの女←わざわざ下手な言い回しするな


3行読んだだけでも、ちょっと酷すぎて以降を読む気になれない。ゴメソ

362名無し物書き@推敲中?:04/01/16 10:29
>>327
あちゃー。自作にしても痛すぎだよ。
>>362

>>327を不思議な批評だと思っている読み手は多いのではないか。
たとえば

>最後の煙草に火を灯すシーンまで、一つも淀みが無い。
>最後まで、一度も立ち止まらずに読ませる力がある。これは結構難しいことだと思う。

違和感ありまくりの >>317の文章をこのように評価できる無神経さは、自分には無い。

あまり批評者を批判したくはないんだけどね……。
>>359
・・・よく見かけるかなぁ。
少なくとも活字で「お」になってるのは見た覚えがないが・・・
365312-315:04/01/16 15:14
意外と晒す人多いんですねえ。常連の評価者さん、毎度お疲れ様です。

>339 ラノベ好きなので辛めに。
>"一人"の"神"は悲しんだ。
"神"無茶苦茶規模が小さいですね。それとも、偉大なる"神"に
人間的な心情を持たせることで独創性を持たせようというつもりですか?
ならば、その神の偉大さはドコで読み取ればいいのでしょう?

>いや、それが〜〜〜定かではない。
339の文章が、幼稚と取られるのは、恐らくこの辺りからではないでしょうか。
たしかに、読点は作者の自由ですけど、これでは「文節で切っているのですか?」と
尋ねられてもおかしくありません。文節で切っているのですか?
テンポも何もあったもんじゃない文章は、文章の不慣れさを感じさせ、幼稚に思われますよ。
どうせ「"○○"」という記号を使っているのですから、「"悲しむ"という〜」とかにしてしまっては?
まあ、どっちにしろ、伝わりにくい文章であることに変わりはないですけどね。
神話風な冒頭ということなので、意図があってわざと伝わり難くしたのかもしれませんが、
その場合、残念ながら失敗していると思います。意図を汲んでもらう前に
読者が離れてしまいそうです。読ませたい相手はラノベ読みなのですよ?

>ともかく
神話のプロローグでこんな言葉使っちゃ台無しです。
例えば「神々は現出し、世界を、大地を創造した」が「神々は現出し、
ともかく、世界を、大地を創造した」になっていたら白けませんか?
まあ、この辺りは>346もご指摘の通りですね。

また制限を食らったので、分割します。長くなるの悪い癖だなあ…
366312-315:04/01/16 15:35
やべ、そもそもレス番間違えてた…_| ̄|○

 ×>339 → ○>336
でした。ごめんなさい…
でも、>339のみならず、>336も>346の言うことは当てはまると思います。

気を取り直して続き。
>小さな小さな感情を持った。
>世界は、寂しい、という感情から始まった。

"神"の悲しさってどこ行っちゃったんですか?

て。この調子でやってくと限がないので、全体の印象を。
物語の冒頭・神話・世界の現出・嘆きの感情etc 表現者として、
これほど美味しい題材が揃っているこの冒頭で、
>336は「この表現が書けた!!」と快感すら覚えた表現がありましたか?
なかったら、なんで自分でもさほど楽しくなかった部分をわざわざ
冒頭の大事な部分に持ってきているのですか?それが純粋に不思議でした。

総評。ご自分で「書き飛ばし」という自覚があるそうなので、
これは、そのまま、裏設定か自己満足として使わない方がいいと思いますよ。
どうしても必要だと思うのなら、神話なんですから、
1文くらいの「読者の気を引く表現」だけにして
総評というか本編で紐解いていった方がいいのではないでしょうか。
>336が素敵なラノベを書き上げる日を楽しみにしています。
367339:04/01/16 18:17
>>365-366
おそらく私へのレスですよね?
ありがとうございます。評価、頷きながら読みました。
もっと落ち着いて書き直してみます。
368酷評お願いします:04/01/16 18:30
 今朝。七時五五分。目覚まし時計の鳴る前に目が覚めて、手足がない。これには驚いた。
確かゆうべ布団に潜るまではあったはずだ。いや、「手足がない」と言うよりも、「手足が
手足ではなくなった」という方が近いだろうか。感覚的に「ここは腕だな」と思われたところ
はすでにわき腹になってしまっているし、同じく昨日まで下半身と認識していた箇所は、い
まや下半身として認識され得る形状を大きく逸脱し、つまりただの肉のかたまり。今まで19
年だらだらだらと無自覚に生きてきたが、まさか自分の手足が僕に愛想を尽かすなんて夢に
も思わなかった。そしてなぜか粘液まみれの布団。
 以前、中学校の先生が通信簿の備考欄において僕の人格を「なめくじ」なる一語、たったの
四文字で評したことはあるが、まさか本当に僕が。粘液の肉塊。なめくじに。おどろきだ。
 でも今日は先月分のバイトの給料日だ。とりあえず出勤して、健常者として社会に関わっ
た最後の証を頂戴しなくては。僕は粘液まみれの布団を、生まれてはじめて行う伸縮運動で
抜け出すと、洗面所ヘ向かおうとした。しかし、なにしろ生まれてはじめてのなめくじ体験。
どうやら粘液の使い方がよろしくないようで、コツを掴むのに少々時間がかかってしまった。
 ようやく洗面所にたどり着き、鏡を覗きこもうとした。そのとき、顔を鏡に移すために向
かいの壁に身体を這わせよじ昇ったのだが、この作業ががえらく気持ちのよいものに感じら
れた。そういえば昔テレビか何かで見たが、カタツムリやなめくじには、逆進性というもの
があって、本能的に低いところから高いところへ移動しようとするそうだ。そうか。僕はも
う、かなりなめくじなのか。これはいい。僕は前々から、グロテスクかつある種の神秘性を
孕んだあの殻のせいでカタツムリは苦手だったんだけれども、なめくじは大好きだった。あ
の佇まいに、以前から僕は何か近しいものを感じていたのだ。あの気持ち悪い姿態もさる事
ながら、その身体から滲み出る粘液に僕はシンパシーを抱かずにいられなかった。あれこそ
負け犬特有の負のオーラだ。僕はいつも負けの気分とその裏返しの怠けた余裕で生きていた。
369酷評お願いします:04/01/16 18:31
 そんな事をゆっくり考えていると、向かいの鏡に顔を映せる位置にようやく昇り詰めた。
もう目を覚ましてから四、五十分ほど経ってしまっただろうか。バイトに遅刻してしまう。
急がないと。垂直運動は思いのほかコツがいるようだ。早くコツをつかんでしまわないとこ
れからの生活にも支障をきたすだろう。だが僕は今日からの、確実に新鮮を呈すであろう日
常を、逆進性の持つカタルシスを地上一メートルでかみ締めると同時に受け入れた。
 受け入れたところで、四畳半からじりりりりとベルの音。目覚まし時計が鳴り出した。う
ん。八時か。どういうことだ。僕が起きたのは確か七時五十五分。まだ五分しか経っていな
いというのだろうか。あれほど粘液と筋肉の連動に骨を折り、ようやく正になめくじ然とし
た律動で然るべき所作をなしえたというに。うん。いや。そういえばそんなに時間はかから
なかったのかもしれない。
 僕は、五分間で起こせうる挙動というものを、人間の感覚でもって期待しすぎていたのだ
ろう。そしてその感覚というものも、個人が理解できる単位なり情報なりによる認識を裏付
けに立っているのみに過ぎない、とても弱いものなのかもしれない。
 そしてものの五分で、なめくじ(まあきわめて巨大であるということを割り引いても)がこ
れほどの距離、部屋から部屋を移動できるものかといった疑問よりも、その五分のもつ威厳に
即座に平伏し、その五分を信用しようとしている自分がいることに驚き、また人間にとり時間
という情報のなんと絶対的なことかという驚きと同時に、その情報に付随する感覚を持ってい
る自分がまだ相当人間であることに対する驚きが先行してしまったことにもとても驚いた。
 しかし僕はもうおそらく人間ではない。なめくじであろう。時間、空間など人間が創り上
げた、いわば感覚を得るための産物を、全て一笑の下荼毘に伏せることの出来る生き物に僕
はなった。その、人間を超越した次元の生き物、の姿を僕は今すぐこの目で確かめなくては
いけない。
370酷評お願いします:04/01/16 18:31
 僕はゆっくりと頭を捻り、鏡に目を向けた。
 にわかには信じられない「顔」がそこにはあった。
 いや、もはやそれはもう「顔」ではなかった。それは単なる「首の延長」だった。ちがう。
首すらなかった。そこに映ったのは、純然たるなめくじだった。ただの「先端」。目も耳も、
鼻、口も、そこには映らなかった。
 あれ、なぜ目も無いのに視覚がはたらくんだろう、と思った次の瞬間、視界が消えた。
 そうか。視覚により認識できた情報が、視覚を奪ったのだな。どうやら僕は人間のようだ。
371続き:04/01/16 18:53
午後二時
恰も光線銃の発射口のように、微小を極め、丸々と変貌した強い盛暑の日輪は、南中
線の僅か西へと自らの体位を傾斜させ、やがてそれは夥しい量の放恣な光りの輝きと
共に、一個の『完成』をみる。絶え間ない発光と放射の連続に、容赦無く左右両目を
射抜かれて、誰一人、見ることも、そして見破ることも不可能な、光芒たる空の神秘
が、人間達の頭上へと、居丈高に君臨している。美しいもの、恐ろしいもの、輝かし
いもの、愚かしいもの…それら全ての概念の源である、
絶対不可知の太陽の内奥。
しかし既に誰もが、強烈な光の先にあるものが、何時かの、そして誰かの『嘘』でし
かないことに、とうの昔に気が付き、無情にもそれを見捨ててしまった。
-------------太陽とは『時』であった。常に消えることなく底にあり、規則正しく
移り変わり、沈んではまた登り、時に欠ける、その日中運動を通じて、人々に変化を
教え時の恐怖を与え続けるのが、太陽の意義であり、責務であった。そして太陽から
逃れ、時を止めることこそ、人類の歴史であり、その道具が文明だった。文明という
群雲でそれを蓋い尽くし、時の輝きを止めてしまうことこそが、『進化』であり、『
歴史』であり、その最たる物が抽象化だった。先ず言葉によって、そして次第に数字
によって、人々は神から与えられし『像』を記号に置き換え、もう一つの『眼』を鋳
潰し、一匹の畜生へと堕胎して行ったのだ。時の恐怖を滅却するため、そして死の像
、を心から消し去る為に、人々は太陽から逃げ、それを嘘へと追いやった----------
-------
----------虚構の太陽の下、世界は欝然とした灰青色に鈍々しく濁り、全ては色褪せ
、時は止まる。後には怒り、と殺意、だけが、何時までも成仏しない霊魂のように、
行く当ても無く、ゆらゆらゆっくり漂い続けてゆく。
   
372371:04/01/16 18:54
四十過ぎの男の指は一本の通路をさしていた。
「ぼうず、あの道を突き進むと何があるか知ってるか」
間髪入れずに少年は声を張って答えた。
「うん。ずうーっと奥に行くとね。右に曲がるんだ」
「それで曲がったらどうなるんだ」
「えっとね。高い壁があって行き止まりになるんだよ」
「そうか」
男は視線を少年へとずらした。「でもおかしいと思わないか」
「なにが?」
「この道を進んでも行き止まりということは出口がないってことなんだぞ。出口がないのに何のために入り口があるんだ?」
「出口ならあるよ」
少年は誇らしげに話を続けた。「ずっと進んでも出口はないけど、ここにまた戻ってくれば入り口が出口になるんだよ」
「ぼうずは賢いな」
「そんなことないよ」
男の言葉に少年は照れ笑いを浮かべた。
「じゃあ、ぼうずは入口に入ったらすぐに出口に行きたいと思うか?」
「それって迷路のこと?」
わずかな沈黙の後、少し笑みを浮かべながら、
「まぁ、迷路みたいもんだな」
と、言った。
「ふ〜ん」
「出たいか?」
「うん。やっぱりみんなより早くゴールしたいもん!」
少年は元気な声で応えた。

ある日の朝刊。
昨日、ある少年が行方不明になりました。
373371:04/01/16 18:54
その翌日の朝刊。
昨日、行方不明とお伝えした少年が遺体となって自分の家の床下から発見されました。発見した警察は重要参考人として少年の父親、母親を連行しました。
その日の夕刊。
少年の両親はアリバイが十分であり、事件の手掛かりひとつすら分からないということで釈放されました。
その翌日の朝刊。
昨日、また新たな少年が行方不明になりました。

とある公園で老人が長い椅子に座っている。
「なんか最近は事件が多いな」
老人の独り言。
どこから現れたのか男が老人の横に座り込んだ。
「お久しぶりです」

ライトノベルを意識して書きました。
評価お願いします。
374tuduki:04/01/16 18:55
二つに割れた太陽は、互いに奪い合い、憎しみ合い、殺しあって、
    僕たちは、信じることも、そして信じぬことも、
信じることはできぬまま、愛され、撫でられる『感触』だけを頼りに、
    白紙の世界を生き永らえてゆく
  心は身体に、身体は背骨に、背骨は脳の小さな一髄に
    この珠玉の一時ですら、誰の物とも限らない
  現実は彼方へ逃げ去って、夢はこの地で干涸びてゆく
悔恨のみが僕らの全てよ。それは我が身から、最も遠く、最も近い
    恥辱に塗れて生きては行けぬ。醜い『自己肯定』は許しておけぬ
    しかし、生きて行かねばならぬ。無為と、怠惰と、狂気を背負って
  いとも情熱的な黄昏の下、神が哀れな人間たちに、
    神々しい『殺意』を与え給うであろう
  その時まで、生きて行かねばなるまい、卑弱と鮮卑と、我が身に背負って
    立ち止まることは、許されまい
375371:04/01/16 18:56
名前が371となっていますが、371じゃありません。
371になると思ってそういう名前になってしまいました。
376371:04/01/16 19:01
前の人と書き込みがダブりました。しかも371は続きじゃないです。
ほんとすいません。371→374です。評価お願いします。
377パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 19:30
>>314 >>374
   使っている単語が難しいので、わかりづらい。重たい文章だから読むのに苦労する。
 最後から2行目は『卑弱と鮮卑と、我が身に背負って』 と→を? 卑弱と鮮卑の意味がわからんw
 1つ1つの文章が飛躍しすぎ。 3〜4行目
光りの輝きと
共に、一個の『完成』をみる。
と書いたら、次ではどう『完成』をみるのか説明しないと、読んでる方はわからない。
 読み終わって、で、結局何が言いたかったの?という事になってしまうんだな。
378パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 19:45
ん?誰が誰だかわかりづらいな・・・。3人いるのか。
失礼。上のは>>371>>374 だった。

>>368-369  
 はい。上手だと思います。ただ、最後の
『いわば感覚を得るための産物を、全て一笑の下荼毘に伏せることの出来る生き物に僕
はなった。』
  というのがカッコイクナイと思ったかな。
379パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/16 20:00
>>372-373
文章は全く言う事が無い。
が、内容としては、前半の出口の無い迷路の話と、
後半の少年が行方不明になった話の関連がよくわからん。(老人のところも)
難しい単語を使わないで文章はわかり易い。凝って、意味が通じなくなるよりよっぽどいいと思われ。
380372:04/01/16 20:13
>>379
やっぱり関連が分かりませんでしたかw
雰囲気重視で書いてみたので仕方ないかもしれません
もっと酷評されると思ってました
>>368-370
カフカの変身にヒントを得たのだと思うが、既存の作家のアイデアの
物真似はしない方がいい。
加えて、文体も変身の日本語訳のものに良く似ているけどね。
それはさておき、文章だけ批評する。

全体として良く書けていると思う。文章に流れもあるし、好印象を持った。
主人公が変身した自分に驚く辺りの表現には、やや物足りなさを感じたが、
なめくじの体に馴染んでいく様子のコミカルな描写は笑えた。

>なめくじは大好きだった。あの佇まいに、以前から僕は何か近しいものを
>感じていたのだ。あの気持ち悪い姿態もさる事ながら、その身体から滲み出る
>粘液に僕はシンパシーを抱かずにいられなかった。あれこそ負け犬特有の
>負のオーラだ。僕はいつも負けの気分とその裏返しの怠けた余裕で生きていた
なめくじと主人公との相似性について、やや説明不足かな。朝起きたら、なんと
なめくじに変身していたのに、それを大した抵抗もなく受け入れているのだからさ。

>なめくじ(まあきわめて巨大であるということを割り引いても)
かっこ書きは読みづらいので、なるべく使わない。

>荼毘に伏せることの出来る
何だか、幼稚な表現に見える。「荼毘に伏す」というのが通常の用例なのだから、
「荼毘に伏すことが出来る」にする。

>そうか。視覚により認識できた情報が、視覚を奪ったのだな。どうやら僕は人間のようだ。
作者は分かって書いているつもりなんだろうけど、「ん? 」という感じだよ。分かりやすく
した方がいいな。

まあ、そんなところだな。頑張って。
382名無し物書き@推敲中?:04/01/16 21:17
>>368>>370
とても、良い小品だと素直に感じました。
「当たり前さ」なんていう態度は決してとってもらいたくありません。
ここにはカフカと違って、人間の感覚の頼りなさを、前面に押し出している感じを受けます。
時間と視覚に対して、人間がどのくらい正確な判断力を持っているのかを、直視する姿勢を感じたんです。
カフカはザムザによって人間の愛を測ろうととして無残に散ってゆきましたが、あなたには日本人の歴史とその欺瞞を直視する姿勢を私は望みます。
これは私の誇大妄想でしょうか?
383名無し物書き@推敲中?:04/01/16 21:27
>>382
君、もしかして >>327 じゃないかい?
ウザい批評をするところが、とても良く似てるんだけど。
384名無し物書き@推敲中?:04/01/16 21:28
>>383
違うよ
385名無し物書き@推敲中?:04/01/16 21:33
ふーん……。
386312-315:04/01/16 21:47
>367
書き間違いは悪かったが、内容くらい読んでくれ。
この程度の文章読み間違ってたら名作読んでも意味ないよ。
365-366は339宛て。
書いていない文章についての言及がされてるのに何故自分だと思えるのか。

といっても、自分も、評価の文章で誤字脱字があるので、
私も偉そうなこと言えない罠。

つか、370くらいの混戦模様を読み分けるの面倒なんでパス。
387名無し物書き@推敲中?:04/01/16 21:56
お願いします。


白い空だった。
光は無いくせに、いやに明るい空。

私は嫌な気分だった。
充分な睡眠を摂ったはずなのに重くだるい体や鏡に映った自分のむくんだ顔、その鏡のけばけばしいピンク色からその色を選んだ5日前の自分にまで苛立ちは続き、騒々しく散らかったくせに寒々しいこの部屋で、私はただ突っ立っていた。
圭一によるところの、『一生動かないみたいな顔』で。

「どうしようもないなぁ唯は」
適度な温度と湿度の保たれた圭一の部屋で朝食を食べながら、私は少し救われた気分になる。何から救われているのかはさっぱりわからないけれど、とにかくそういう気分になる。
「なんかなぁー唯はなー、不思議少女ちゃんみたいのがはいってるかんなー、なんかなぁ」
などと幸せそうに呟きながら、半熟卵を作ってくれて、薄く甘いコーヒーも淹れてくれる、語彙の妙なこの男は私にとって確かに大切だ。
私は圭一を必要としていて、圭一は私を必要としている。
何も間違っていない。私たちは正しい。痛々しいくらいに正しい。
そう圭一に伝えると、圭一は露骨に嬉しそうな顔になる。(『満面の笑み』という言葉を私は思い出した)
そのあと私を締め付けるように抱きしめて、ぐだぐだした動作で名残惜しそうにバイトへと向かう圭一を、私は見送る。
嫌な気分はもう無い。いつもの朝だ。昨日とも一昨日ともほとんど同じやりとり。
今日も私は間違っていない。正しく生きている。間違った一日なんか始まらない。
白い空のことなんか、私はもう気にならなくなったのだ。
>>386


>>339宛てだろ
>>367 = >>339だよ
389原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/16 22:15
>>368-369
なめくじになるのをすんなり受け入れていくってのはちょっと無理がありゃせんかなあ。
>>368のねじくれた文章は設定と合っていますね。
>>369になってからちょっとわかりにくくなる。
>確実に新鮮を呈すであろう日常
は、ちょっとへんないいまわしに感じる。
>そしてものの五分で、〜
ここからはもう少しわかりやすくしてほしい。
390原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/16 22:23
>>371
文章はけっこういいと思うがこんな文章を誰に読ませようというのか?
いちいち調べるのはめんどくさいので省くが、言葉の使いかたがオカシイ
のではないかと思うところがいくつかある。「光芒たる空の神秘」とか。
>>382
>あなたには日本人の歴史とその欺瞞を直視する姿勢を私は望みます。
>これは私の誇大妄想でしょうか?

>>368-370の文章のどこに
「日本人の歴史とその欺瞞を直視する姿勢を望む」
なんて思わせるものがあるのか、教えて貰いたい。

392名無し物書き@推敲中?:04/01/16 22:30
>>387
でもさぁ、その白い空を突き破る光に芸術家は命を感じてきたんだじゃないかな?
音楽だったらベートーベンの合唱とか。第三楽章からそれまで吹き荒れてた嵐が過ぎ去って、雲間から光が突き刺すように大地を照らす。
第四楽章の初めは弱気な男と優しい女の会話。それから一気に力がみなぎる合唱へ邁進するんじゃないか。
トルストイやドストだって暗く冷たいシベリアを想いながら、あれだけの文学を創造したんじゃないか。
あなたが書いた>>387は、そこで止まったままの諦めだけの創造だ。
こんな世界を私は見たくない。
393原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/16 22:31
>>372-373
新聞の場面がちと不自然ですね。展開を急ぎすぎているように感じる。
長い話の一部だとしたらこういう説明のしかたは乱暴過ぎる。
>少年の両親はアリバイが十分であり、事件の手掛かりひとつすら分からない
両親のアリバイはともかく、事件の手がかりがないのは釈放と関係ないのでは。
>老人の独り言。
これは余計かと。

394名無し物書き@推敲中?:04/01/16 22:35
>>391
だから、誇大妄想だよって言ってあげればいいだけの話じゃん。
>>394
その誇大妄想に辿り着いた思考過程を知りたいのだよ。
こんなことも理解できないのか?
396名無し物書き@推敲中?:04/01/16 22:45
>>395
394に言ってもしようがないと思う。

>>394 = >>382の臭いがプンプンするから。
397名無し物書き@推敲中?:04/01/16 22:45
>>395
あっそ。俺はどうでもいいけどね。
398原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/16 22:51
>>387
>充分な睡眠を摂ったはずなのに〜
ちょっとくどい。わざとかもしれないけど。
>(『満面の笑み』という言葉を私は思い出した)
括弧書きするほどのことかしらん?
文章はわかりやすくていい。

>>392
オオゲサですねえ...。
ベートーヴェンの合唱の第4楽章冒頭が
「第四楽章の初めは弱気な男と優しい女の会話。」ってことはないだろー。
と、クラシック板住人としてはつっこみたくなる。
399おねがいします。:04/01/16 23:03
 異性と全性行動に未体験の"りな"と言う少女。その口癖は「マンドクセ」。彼女は九州-某地方で温々と思いのままに発育を重ねた挙げ句の果ての少女だ。その顕著としてヘソに性器にピアスを施してる。
自分の中身体が金欲を欲すればそれに従うままに、性の狂人の手招きに乗りかかることも屡である。然しながら、自転車登校時のヘルメット装着規則に反発しながらも、人一倍安全には心掛けを使う狡猾な16才の少女の姿もそこにはあった。それはこうだ。
 下顎の緩やかな曲線が千切れんばかりの締め付けで仄かに憂いを感じさせ、ヘルメットと頭部を同化させる装着力が、額と頬を紅色に染め上げ、無垢で清純な女子学生を人工的に創っていようとは誰が気付いていようか。
 今日も何か思う度ジャニーズ系の彼氏が欲しいと願う"りな"ではあったが、その下腹部のピアスが今後の行方と、直結するカギになる宿命を帯び始めて来た、などと気付きもしないだろう。
400よろしくお願いします:04/01/16 23:11
アメリカ人形(前編)
 亜希子が夫の浮気を知ったのは、つい二ヶ月前のことである。
 その夜、夫の浩之は大きな箱をかかえて帰宅した。二歳になる娘の眞美に、おみやげを買ってきたというのだ。
「もう寝てるんだから明日にして」
 亜希子はそう告げたが、浩之は聞く耳もたずで、豪快な音をたてて包み紙をはがすと、箱を開けた。
中から出てきたのは、少年を模した人形だった。白いトレーナーにオーバーオールといういでたちである。
「これ、ちょっと大きすぎない?」
 亜希子が思わずそう言った。人形は娘と同じぐらいのサイズだった。いや、ことによると眞美より大きいかもしれない。
 顔はつやのないプラスチックで、ブロンドの髪がサラサラしている。中には笛が仕掛けてあるらしく、胸を強く押すと、
「キューキュー」
 と妙な声をあげる。亜希子は子供のころに縁日で見たホオズキの音を思い出した。
「アメリカ人形」
 浩之は人形のことをそう呼んだ。なるほど、そう言われてみると、顔がそれらしく作られていて愛らしい表情である。
 しかし、亜希子は人形のことがどうしても好きになれなかった。
 すきとおったガラスの眼を見ていると、今にも人形が話しかけてきそうに感じられて、かすかな恐怖をおぼえていたのだった。
                                                     [つづく]
401名無し物書き@推敲中?:04/01/16 23:13
>>368
うん。一行目から下手な説明連発しすぎ。
402名無し物書き@推敲中?:04/01/16 23:13
お願いします。

ありふれた発想だろうか。いや、そんなことはないだろう。むしろ、革新的だ。
男は会社からの帰途で、自分のアイデアに対し、そんな感想を持った。
俺の名が、ひょっとして、歴史に残るかも知れない。
思わず自己陶酔。自然と足取りも軽くなる。
今は五時半で、西の空では、太陽が名残惜しそうに赤い光を伸ばしている。
じきに夜になる。
しかし、居酒屋やバーは、これからが稼ぎ時だから、我先にと、白いネオンを灯す。
そんな色とりどりに踊る光すべてが、自分を祝福しているようにさえ、男は思えた。
男の胸には高揚感、そして好奇心、それしかなかった。何ら、疑問はなかった。
「俺今日、腹切ってみます」
ハマチが美味いよ、と唾を飛ばしていた、愛嬌豊かで、無邪気な中年の魚屋に自分のアイデアを言って
やろうか、或いは、お気に入りのキャバクラ嬢に自分の勇敢さを教えてやろうか。
そんな欲望にも駆られた。でも、何とか耐えて、男は自宅に辿りついた。
こういうのは、結果こそ大事なんだ。うん。
403名無し物書き@推敲中?:04/01/16 23:14
>>383
同感
404402:04/01/16 23:14
台所で包丁を握り締め、そこに映る自分の顔を見つめながら、独り言、呟いた。
一つ深呼吸して、焦る心を鎮め、シャツを脱いで腹を露出し、刃を当てた。
冷たい、それでいて艶やかな感触が、あった。
絶対的安全が確保されていると言っても、やはり、緊張はする。
だからこそ、俺は先駆者なんだ。
そう思い、思い終わると、一瞬、心が透明になり、次に心が戻ってきたとき、
男は力を込め、腹に刃を入れた。
鮮血が噴出し、痛みで意識のヒューズが飛んだ。
同時に、男に快楽の輝きが生まれ、何も聞こえていない、何も見えてはいないのに、
弾けるような、そして乾いた笑いが飛び出た。

三時間後、病院のベッドで男は逮捕されたが、何も、後悔はしなかった。

国民すべてにマイクロチップを埋め込み、国家が安全を管理するという
『国民身体管理法』
それに伴って、迷惑になるため、自傷行為を犯罪とする
『自傷行為禁止法』
が制定されて、わずか、二日目のことだった。
405名無し物書き@推敲中?:04/01/16 23:18
>>403
人間の感覚は本当に頼りにならない。
勝手にやっててください。
>>405
はっはっは。まあそう言うなよ。
407312-315:04/01/16 23:19
>368
うお…本当だ
勘違いは漏れの方だ…カコ('A`)ワルイ
そして正直すまんかった…
逝ってくらあ
>>407
てか、また間違えてるよ。レス番。
このスレでのみんなのお気に入り小説をおしえてくだちい
410387:04/01/16 23:28
評価ありがとうございます。

>>392
雰囲気だけでできているような文章で、そこまで大層なものでは…。
文の流れとかリズムを評価していただこうと思って書きました。
白い空については、一応、主人公の心底恐れているものの象徴のつもりです。

>>387
>充分な睡眠を摂ったはずなのに〜
意識してやったことではあります。切れ目なくつづけたくて。でも、確かにくどくて読みずらいです。
>(『満面の笑み』という言葉を私は思い出した)
文章に変化をつける、というか「〜なる。」の次の文が「〜見送る。」になるのが嫌だったのでつけたしてみました。
括弧に入れる言葉をもう少し考えるべきだったと今自分でも思います。
指摘ありがとうございました。
411よろしくお願いします:04/01/16 23:30
『アメリカ人形(中編)』

 夜半になって風が強さをました。春一番と呼ぶにはまだ早い、晩冬の嵐だった。
 亜希子はなかなか寝つけなかった。となりには眞美が寝息をたてている。その向こうには夫の背中があった。
 ふと視線を感じた亜希子は、また、あれと目が合ってしまう。夫の買ってきたアメリカ人形である。
 亜希子は人形の向きをかえようと思い、ふとんから出た。電話が鳴ったのは、そのときだった。
「もしもし」
 一瞬の空白があって、相手の女が言った。
「私、浩之さんとつきあってる者ですが」
 亜希子は受話器を手にしたまま凍りついた。とっさのことに、どう答えていいのかも判らない。
 こちらが黙っているのをいいことに、相手の女は続けた。
「子供もいるんです。隆也といいます」
「あの、それ、主人の……」
「はい。浩之さんの子供です。今年で三歳になります」
 ひときわ強い風が、窓のガラスをふるわせた。

 それから亜希子はいつもと変わらぬ暮らしを続けた。眞美はアメリカ人形をかたときも離さず、遊び相手にしている。
浩之もたまにおそく帰るぐらいで、妙なそぶりはなかった。
 亜希子は貯金をはたいて、興信所に調査を依頼した。
 一週間が過ぎて、興信所から連絡があった。
「まずはこちらを……」
 調査員から渡された封筒には、ホテルにはいる夫と、見知らぬ女性の姿をとらえた写真が入っていた。  
                                             [つづく]
412原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/16 23:45
>>399
...批評される以前の問題。マジだとすれば、もっと本読め。無理して文章を
書かずに、自分の言葉で書いてみてね。
413名無し物書き@推敲中?:04/01/16 23:48
>>批評される以前の問題。ってどういう意味
414よろしくお願いします:04/01/16 23:50
『アメリカ人形(中編2)』

 動かぬ証拠を前にした亜希子は、めっきり口数が少なくなった。夫に写真をつきつけて、煮えたぎる思いを吐き出せたら、どんなに楽なことか。
 だが、亜希子はそれが出来ないでいる。幼気さかりの娘のまえで、そんな醜態をさらしたくなかったのだ。
 それに、いざ本気で離婚にでもなれば、あとの生活に予測がたたない。この不況の世の中でも、夫の仕事は順調だった。
 なに不自由のない生活と、夫の不貞との間で、亜希子の心は乱れに乱れ、すこしずつバランスを崩していった。

 興信所の調査報告には、浮気相手の住所が記されてある。亜希子は、地図をたよりにその場所へむかった。
 相手に会ってどうこうしようというつもりはない。いや、そんなことを考える余裕すら、いまの彼女にはなかった。
「ママ、アーくん、だっこして」
 浮気相手はアパートの近くにある公園で、息子と遊んでいた。
 隠れて見ている亜希子は震えが止まらなかった。
 子供の口元が、まるで兄妹のように娘の眞美にそっくりだったこともある。
 だがそれ以上に彼女を驚かせたのは、子供が連れている人形だった。
 それは、二ヶ月前に夫が買ってきた、あのアメリカ人形と同じものだったのだ。
 女の勘か、それともただの偶然か。亜希子は、あの晩に感じたかすかな恐怖を思い出していた。 
                                        [つづく]
415原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/16 23:50
>>402
>ありふれた発想だろうか。いや、そんなことはないだろう。むしろ、革新的だ。
オイオイ...そんな説明はないでしょう。2行目の「そんな感想を持った」も
説明的で、小説系の文章にそぐわない。
「自己陶酔」って、本人が自己陶酔とは思わないでしょう。
>しかし、居酒屋やバーは
なにが「しかし」なのか?対比するものがない。
>「俺今日、腹切ってみます」
いきなり何なんだ?
全体に自分勝手な文章になっちゃってる。

416名無し物書き@推敲中?:04/01/16 23:52
>>412
もっと本を読めってことは作家さん達の技法を盗めってことでしょ。
それだと自分らしさがなくなるじゃん。
読まないで書いた方が自分の言葉で書けるからいいのでは?
お前バカか?
>>416
あのねえ。技巧とか言う以前に日本語になっていないではないか。



と、釣られてみる。
>>399
もっと普通の言葉で書くようにしなさい。
読者に分かりやすく描くというのが、文章表現の一番の基本だからね。

>異性と全性行動に未体験
>その顕著として
これらは、独自の表現として使用しているのだと思うが、その工夫が却って
稚拙な印象を与えている。
また、それ以外の表現にも個性を出そうとする意欲が空回りするばかりで、
読者に伝わってくるものがない。初心者は、素直な表現を心がけること。

まあ、頑張って下さい。

419よろしくお願いします:04/01/17 00:14
『アメリカ人形(ラスト)』

 家にもどった亜希子は、もはや、気も狂わんばかりだった。靴もぬがずに部屋にかけこむと、台所で包丁をつかみ、そのまま寝室へ飛び込んだ。そして、ベッドに横たえられたアメリカ人形を掴んでベランダに出る。
 左手で人形の胸をおさえ、そのプラスチックの顔に、包丁を突き立てた。
「キュー、キュー」
 人形から音がする。亜希子はそれに構わず、人形の顔に差した包丁をぐりぐりと動かす。
 グシャグシャになったその顔からガラスの目玉が飛び出した。
 今度は包丁で人形の腹を裂く。
「キュー、キュー」
 人形がまた鳴いた。
 亜希子は浮気相手の家にもおなじ人形があることが許せなかった。ほんとうに刺したいのは浩之の胸なのかもしれない。
 でも、それが出来ないのなら、せめてこの人形をこの世から消し去ってしまいたかった。
「キュー、キュー、キュー」
 耳ざわりな音に神経を逆なでされた亜希子は、その元を断とうと、人形の腹から綿を掴み出す。だが、いくら掻き出しても、なにも出てこなかった。
 それでも声は続いている。
「キュー……キュー……キュー………」
 やがてそれは、ゆっくりと弱まってきた。まるで命を終える呼吸のように―――
 亜希子はハッと我にかえった。その瞬間、彼女は自分の両手がひどく生暖かいことに気付いた。
 彼女の目の前には、腹から内臓を掻き出され、顔がぐしゃぐしゃになった、小さな肉の塊があった。
 それは、さきほどまで昼寝をしていた、眞美のなれの果てであった。
 亜希子は獣じみた叫び声をあげた。そんな彼女の姿を、テレビのかたすみに置かれたアメリカ人形がじっと見つめている。
 やはり彼女は許せなかったのだ。やはり彼女は消し去りたかったのだ。
 自分の家と、浮気相手の女のところにある『おなじもの』のことが――――――
                                  [終]
原へりのすけ、忙しくて大変だな。
俺は、二つ批評したら眠くなったのであとよろしく。
読み手はロムってないで、出てきてやってくれ。
しかし、金原と綿矢のせいかな、今日は投稿が多い。
421名無し物書き@推敲中?:04/01/17 00:15
>>418
なるほど。こういって頂くと分かりやすいです。ありがとう。

それに比べて原へりのすけ ◆GZaF1XHdpsは屎。何か偉そうだね。ド素人のくせに。氏ね。
422よろしくお願いします:04/01/17 00:19
長文アップ失礼いたしました。
>>400
>>411
>>414
>>419
以上、ご審査のほど、よろしくお願いいたします。
>>400>>411>>414
途中だけれどもう寝るので。
>>400
文章としてはかなり読みやすくてよい。1箇所。
「亜希子が思わずそう言った。」→「亜希子は思わず言った」としたほうが歯切れが良い。
あと、娘に買ってきた土産を娘のいないところで開けるのは不自然かなぁ。と。
>>411
「また、あれと目が合ってしまう。」にひっかかる。「...だった。」のリズムのまま、
「あれと目が合った」とかそういう方が流れが良さそうに思う。
浮気相手との電話の会話はややリアリティに欠けるように思う。
>それから亜希子はいつもと〜
「それからも」では?
>>414
>だが、亜希子はそれが出来ないでいる。
「亜希子にはそれが」
>いざ本気で離婚にでもなれば
「離婚ということにでもなれば」
というふうにした方が良い。

全体を読むと、ちょっとあらすじっぽいかなあ。もうすこし肉付けがあったほうがいい
ですね。
424原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/01/17 00:24
>>416>>421
そういう感じに書けばいいんだよ。無理すんなってこと。じゃ寝るか。
425名無し物書き@推敲中?:04/01/17 00:32
>>423
真面目な酷評、ありがとうございました。
短く書こうと思うと、どうしても「あらすじ」になりますね。
子細ご指摘、肝に銘じて精進いたします。
( ・∀・)ノカンシャ
これって点数つけたらいいんだよな。
50点とか70点とか。
てか、ここの住人(批評側)に少し尋いてみたいんだが…
「此処の住人が文法的、内容的に批評する場所のない小説」
ってあるのか?
各人限定で良いからもしあるなら教えて貰いたい。
というか読んでみたい。
>>400 >>411 >>414 >>419
ここは、ご審査なんて大層なことをするところではないんですが(w

結末に向けて話を進める姿勢がはっきりと見えるところは好印象です。
また、人形を将来の不吉の象徴として用い、事態が悪い方向に向かう
ときの媒介として登場させるあたりも、考えて創作していることが分かります。

文章については、読みやすい反面やや幼いという印象を受けました。
説明部分も、また描写部分も直接かつ単純な表現に終始していることが
その原因であると思われます。これは、特に何処を指摘するということではなく、
文章全体がそうであるということです。

これ以外にも場面転換のあたりもかなり不満が残りました。場面転換の技術
をまだ御存知ないのかもしれませんが、基本的な小説技術は何人かの作家が
書いた本が出ていますので、是非読むことをお勧めします。

とりあえずはこんなところで勘弁してください。
429名無し物書き@推敲中?:04/01/17 10:07
>>428
真面目な酷評、ありがとうございました。
文章の幼さと場面転換……痛いところを突かれました。
年齢にみあった文章が書けるよう精進いたします。
( ・∀・)ノ (←これを使ってる段階ですでに絶望的か?)カンシャ
430名無し物書き@推敲中?:04/01/17 18:54
「ムッソリーニとお茶を飲んだことがあるかい?」 「いいえ」 私は答えた。
「コンビニに行かなければならないので、これで失礼するわ」 そう言い残して、私は体育館を抜け出した。
真っ白な西日が吼えまくっていた。死にはしないとは思ったが、やはり恐ろしい事には変わりなく、私は少
し泣いた。
 『永遠なんて無い』 その言葉は私を魅惑し、デンプシーロールは冴え渡った。いつのまにか猿はいな
くなり、足跡だけが完全な整合性を保ちながら、私に襲いかかってくるのだった。そんなことは知らぬ。
そう、コンビニに着いたのだ。激しい雷雨が打ち付けていた。
 洋酒を大量に買い込んで、全力で退店した。まるで逃げるように。いや、私は逃げたのだ。あの忌まわ
しい日にそうしたように。煙が這いつくばって火花が霞んだ。探し物は何ですか? 「何でしょう」 頭が
割れそうだ。へっぴり腰では何にも出来やしない。イントロだって思い出せない。世の中思い出さない方
が良いことばかりとはいえ、あれだけは忘れてはいけない。そう思って、バルシーに電話をかけた。
 彼はすぐに出た。
「いいから答えて。何が私をそうさせたの」
「いや、いやだ… ああ、ああ、相似、相似を考えろ。何度も言わせるな、相似だ、相似を」
「そう急き込まないで。いい子ね、まるでフルムーンみたい」
「あいつが… あいつが、あいつ、 …世辞はいらん、ハヤテが遅いのだから仕方が無い」
「だけどそうははいかないの。サキソフォンちゃんの左目は、もう…」
「何だと? 何という痛手だ」
 私は電話を切りたくてたまらなかった。そしてそれに成功した、いや、その時は成功したと
信じていた。世は、情け、人は傷つき、すれ違う。間違いは誰にだってある、そう、ブラインド
=レモン=ジェファーソンのブルーズを知るものよ、立ち上がり、真下に吐き出せ。その後は塵
すら残るまい。
 100年前にジャン=ジャックの後継を名乗ったあのひと。その姿を思い描きながら、私は全
てを断ち切るべく、あちこちに、穴を穿ち、あちこちの、表面を削ぎ、あちこちを、深く、深く、
切り付けた。止め処なく、止め処なく、流れ出す臭い泥。干涸らびるまで… 私は、そう、望ん
でいた。
431名無し物書き@推敲中?:04/01/17 18:54
 だが、私は助かってしまった。奇跡的な何とやらだと医者は言っていた。窓の外では山査
子の踵を踏みつけたシノブが、キラキラと右方向のウインカーをなびかせていた。美しい液体、
水銀のような何か… そうだ、よく見たらさり気無いほどの珍しい固さで走り抜けるトタン屋根。
(ああ… 帰ってきた…) そう私は心の密室で呟き、蝿が、蝿が、未だに全てを否定していた。
「まだか?」 サキソフォンちゃんの声。
「ええ」
 ほがらかな意識で健全な命を燃やしつつ、私は答える。命に別状はないのだ。
「そのままで聞け」 サキソフォンちゃん、相変わらずの可愛らしい声。
「いいか、もう止めろ、キリキリと、痛む」
「私は私の中の私の気が赴く儘にさせているだけ。何を、言っても、何も、届か
ない、あなたは知っている筈」
 私の言葉は私が思った以上にサキソフォンちゃんを叩き付けてしまったようで、
サキソフォンちゃんは一言、
「グッドラック・ディア… ディア、マイ・フレンド」 とだけ言って去った。

 何かを心に突き刺したまま生きていくのは、不幸で、危険だ、とても、哀しい
くらいに。あの子の瞳がそう訴えていたように感じて、私はまた泣いた。今度
は少し、多めに、泣いた。食堂車もいつかは陽光に埋もれ、虹のキューティク
ルに溶け出した幽かな色合いによって、鄙びた欠片も優しさを取り戻していく。
そんな、暖かい、暖かい、暖かい午後だった。
>>430-431
ある意味、暴力に近いな。
433名無し物書き@推敲中?:04/01/17 19:52
>>413
読むに耐えないってことw
>>430-431
なんというか、文章であると思わせる表現の中で、ここまで混沌の
パワーを感じさせるものも珍しい。まあ、理性的に見ると、でたらめな
駄文の羅列だけどな。
しかし、理性と感性の双方に訴える表現としてではなく、ひたすら感性に
それも行動的な本能に訴えかける表現として眺めたとき、仮にこの駄文に
人を熱狂させるリズムを与えたなら、効果的な愚民鼓舞の手段となり得る
可能性を感じた。
その意味でこの文章は、読ませるものではなく、音にして人の聴覚に訴えるべき
ものであると思う。

問題は、リズムなんだがね。俺の意見としては、ここはワーグナーの
ワルキューレ騎行がお勧めだ。知らない人もいるかもしれないから
説明するけど、映画「地獄の黙示録」で使われていたと言えば分かるかな。

まあ、そんなところです。

435:04/01/17 21:34
http://redbirds.hp.infoseek.co.jp/files/boku.html
どこかしらがおかしいのですが、
違和感だけあって、具体的な箇所が分かりません。
もしお暇な方はご一読お願いします。
>>434
最近はこういう批評の仕方が流行りなのか?w 
いや、流行りでもなんでもなく
>>430-431 を読んだらそういう気分になったんだよ。
438名無し物書き@推敲中?:04/01/17 21:54
 おね。


 昨夜からの雪が朝になってみぞれに変わった。
 延子は、シャーベット状に濡れた雪の上を駅へ向かう人々に逆らって歩いていた。
延子の勤め先は、にぎやかな駅前を一歩入った裏通りの、雑然とした一角にある小
さなラーメン屋である。五年前に夫を亡くした後、家計を支えていく手段として勤め始
めたこの店だが、一日中忙しく働き、人と接しているこの仕事は延子の性に合ってい
るようだ。勤め先のラーメン屋が近づいてくると、延子の足どりは自然と速くなった。
「今朝はまた冷えるわね。今日は忙しくなるかも・・・・・・あら」
延子は突然、眉をひそめた。角を曲がって見えてきた勤め先の店先のひさしの下に、
大きな段ボールの箱が置いてあるのだ。
「何だろう」
他の店員があんなところにダンボール箱を置くはずがない。不用心だ。こんな繁華街
で、持って行かれないとも限らないし、もっと悪いことに火をつけられたりすることだって
考えられる。延子はあまり視力が良くないが、離れたところから見てもその箱はすでに
昨夜からの雪を載せて、冷たく湿ってしまっているようだった。
それがなんだか確かめようとさらに足を速めて近づくと、その正体がわかった。このあ
たりの繁華街の隅にときどき見かける、いわゆるダンボールハウスというやつだ。あろ
うことか、飲食店の店先にダンボールハウスを置いているのだ。まだ他の店員が来て
いる様子はない。薄気味悪く思いながらも、延子はその箱の方へ近づいて行った。
あ。ダンボールと段ボールがごっちゃになってるね。見逃してくれ。
440名無し物書き@推敲中?:04/01/17 22:15

無機質なアラームの音が携帯から鳴り響いた……
都会の雑音から少し離れた小さなアパートの一室、ベッドに横たわる体を少し揺さぶり手探りで携帯のアラームを止めた。
とても静かな静寂でしかないような、まだ朝も覚めやらぬ部屋の中でそっと体を起こす。
カーテンから薄く淡い光が漏れている、それを遮るかの用に清純で美しい彼女のシルエットがほのかに浮かび上がっていた。

椅子に座り、静かにと横たわる彼女の体には無作為に縄が縛り付けてあった。
高校生だろうかブレザーの様な制服は暴れたのだろう、少し癖になりはだけている。
黒髪の長い髪が清楚な印象を帯びえている、美しくもはかなく日本の美を感じさせる彼女を僕は僕ので壊してしまいたかった……

ベッドに腰掛彼女の方を眺める。
そっと静寂が崩れぬようベッドから立ち上げり彼女の前に立ち尽くす。
彼女の目線の高さまで腰を下ろし足を付き、僕は彼女の髪にそっと手を伸ばした。
手に残るは柔かなやさしい感触、そっと手を頬に移し唇をそっと指で触れた。

荒ぶる心を抑え僕の唇はそっと彼女の唇と重なり合った。
彼女が静かに目を開ける、僕を見つめるその表情は深い哀れみの表れにも見えた。
何も交わさず、僕は彼女を見つめ、彼女は僕を見つめていた。

どれぐらいたっただろうか、蒼く静かな時間がただ流れ行っていた。
僕の手に握られたナイフは彼女の喉を一突きにしていた、擦れゆく彼女の声が僕の耳元にいつまでも残っている。
滴り落ちていく血が彼女を色濃く染めていき、僕は消え行く彼女を眺めながら泣いていた。

失う悲しみ、心に広がる喪失感。
美しいものを壊したいと思う気持ち。
求めやまない物はそれだったのだろうか。

大粒の涙を流しながら僕は彼女の亡骸を強く強く抱きしめているだけだった……
外にはもう朝日が昇ろうとしている。
441440:04/01/17 22:16
まだいろいろと勉強不足で見苦しい所もあると思いますがお願いします。
>>435
確かに違和感ありまくりの文ですね。

 まず全体的なことでいえば視点の落ち着きがなくて気ぜわしいです。
三人称カメラ視点→ボクの一人称→再びカメラ視点→クマのぬいぐるみの一人称
この短い文の中でこれだけ視点が動いていては読む方も混乱します。

 内容の方も気ぜわしくてチグハグな印象があります。

 最初のカメラ視点では羽を広げられない少女の重苦しい雰囲気。
 続いての「ボク」のモノローグはそれを受けていてこれは良し。
 でも転んで羽の手入れの心配をするところから(シーンとしては前をうけているにも
 関わらず)いきなりタッチが軽めになり、兄貴とのやりとりでは完全にラブコメ。
 さらにはぬいぐるみまで喋りだしてもうこれではギャグマンガです。
 そしてまたカメラ視線に変わっていきなり引いた感じになったかと思うと、
 次はまたギャグマンガ的なぬいぐるみの語り… 疲れます。

 個々の文に関しては別の機会に…



 
443パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/17 23:32
>>435
文章だけならあんまり違和感ないけどなあ。
内容は評価したらキリがないんだけど。プロの書く文章も似たようなもんだと思うが。
444名無し物書き@推敲中?:04/01/17 23:40
   葉緑体? オオカナダモ? ハッ。
   っていうこのスタンス。

   あなたたちは微生物を見てはしゃいでいるようですけど(苦笑)、
   私はちょっと遠慮しておく、だってもう高校生だし。

   ま、あなたたちを横目で見ながらプリントでも千切ってますよ、気怠く。
   っていうこのスタンス。


この書き出しどうだろう。
芥川賞を狙っているんだけど。
>>438
文章はまあ読めるんだが、なんの面白みもない表現ばかりで
つまらない。
とりあえず文章で気になったところだけ指摘する。

>シャーベット状に濡れた雪の上を
雪の上をではなく、「道の上を」。

>「今朝はまた冷えるわね。今日は忙しくなるかも・・・・・・あら」
店の近くまで来てようやく冷える朝に気づいたように読める。不自然です。
それから、三点リーダーは「……」とする。

>勤め先の店先のひさし
「先」がかぶっていて鬱陶しい。勤め先がラーメン屋であることは書いて
あるのだから、「ラーメン屋の店先のひさし」でいい。

投稿文は全体の一部分だけのようだから、これ以上は評価できない。
悪しからず。
446パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/17 23:54
>>445 禿同。先に全部批評されちまった。

>>440  
う〜ん。ちょっと読みづらいところがあるぞ。
『彼女のシルエットがほのかに浮かび上がっていた。』の後に、実際に彼女がいたというのは展開がちょっと不自然。
シルエットというのが実際にはいない幻想のように思えてしまう。
『ブレザーの様な制服は暴れたのだろう、』は、読点の位置に注意。
ブレザーが暴れたようだ。
『僕は僕ので壊して〜』って表現はイマイチかな。
後半はいいが、急に殺してるのはビク―リしたぞw
447パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/18 00:00
>>444 そんな2チャンネル喋りで芥川賞取れたら、神だな。
句読点の使い方が斬新なので受賞間違いなし。ですね。
449名無し物書き@推敲中?:04/01/18 00:12
「……挿れて下さい」
「主語と述語が足りないよ」
「……おちんちんを……りさのお、おまんこに挿れて下さい……」
「ボキャブラリーが貧弱だなあ。君も一応芥川賞作家だろ?
二流官能小説みたいに『おちんちんをおまんこに挿れてください』なんて表現じゃ駄目だよ。
もっと文学的な表現で言ってごらん?」
「……あなたの男根を……りさの秘所に挿れてください……」
「うんうん、基本だね。悪くないよ。他の表現はない?」
「えっ?ちゃんと私、言ったのに……」
「1パターンじゃ駄目だよ。君は一生、ひとつの表現だけで
小説を書き続けるつもりなのかい?」
「うう……あなたの出刃包丁を……りさの切り身に挿れてください……」
「その調子だ。さあ、続けて!」
「……あなたのサンタクロースで……りさの……りさの煙突をかき回してくださいっ……!」
「他には?もうひとつ言えたら、今度こそこれをあげるよ」
「あ……あなたの雪まみれの蒸気機関車を、りさの国境の長いトンネルにっっ……
>>444
これだけでは何とも言えないな。

まあ、塵芥賞なら貰えるかもしれない。
 隊員の命を、政策批判や議論の盾、自らの権益、面子の盾に利用する政治家、軍官僚。。

 そういう、政治家、軍官僚に限って、隊員の命や権利、家族の事など

 虫けらほどにも思ってもいないことは明らか。


 隊員の命を、盾にして、政策や権利の議論から逃げる、政治家、軍官僚に限って

 国民の前で嘘泣きをする総理大臣。





452パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/18 01:04
>>451
全く幼稚な文章です。
『隊員の命や権利、家族の事など 虫けらほどにも』
命はともかく、権利を虫けらに例えるのは無理がありますね。

『政治家、軍官僚に限って 国民の前で嘘泣きをする総理大臣。』
 限って〜総理大臣。 の文法に誤りがあります。これは小学生レベルなので説明は省きます。

また、内容に触れると、このような陳腐な発言で興味を惹かれる人は皆無だと思われます。
自衛隊員はイラクの復興と日本の国際貢献という名誉を背負っていくのです。
また、政治家、官僚もこれのような国益を踏まえた判断をするのは当然であります。
  以上、本日最大の駄文でした。

>限って〜総理大臣。 の文法に誤りがあります。これは小学生レベルなので説明は省きます。

 vaka?

 前衛だよ。

 詩なんだよ。

>>453
↑酷評されてキレタ馬鹿。

そう思っているvakaは、君だけ(プゲラヒャゲラ
前衛をいうのであれば >>430-431の方が100倍素晴らしいぞ。
もっと謙虚になれ。
455427:04/01/18 08:41
レスが付いて無くて泣く奴。・゜・(ノД`)・゜・。
>>455
泣くんじゃーねー。
批評には主観も混じるから、ツッコミ所がない小説はない、たとえプロの作品であってもだ。
まあ嫌いでなければ、川端康成でも読んだら?
なお余談になるが、一昨年だったか、エンタメ系の作家が「役不足」の
用法を誤っていたと、漫画家のやくみつるが突っ込んでいた。プロでもやらかす。
尊敬する作家でも気になる部分はあるよな。
もっとも、熱中して読んでるときに気にならなくなることは多々あるが。
>>447の発言で 綿谷りさが神に。
459原へりのすけ:04/01/18 15:34
>>438
巧いんだけど、良くも悪くも平均的な文章って感じ。
私はこの文章の中にわざわざ面白い表現を使う必要はないと思う(適切な比喩でも
あればそれに越したことはないけれど)
すでに言われていることに加えひとつ指摘すると
>それがなんだか確かめようとさらに足を速めて近づくと、その正体がわかった。
「それ」と、「その」が重複しているので後ろの「その」はなくてもいいかと。

むしろこの後が読みたい展開だな。
460原へりのすけ:04/01/18 15:52
>>440
全体に主体がわかりにくい文章。
>とても静かな静寂でしかないような、まだ朝も覚めやらぬ部屋の中でそっと体を起こす。
〜のような。となっているので比喩だと思うがわかりにくい。
「黒髪の黒い髪」は重複。「帯びえている」は活用の間違い。
「ベッドに腰掛」→「腰掛け」送り仮名はきちんと。
>彼女の前に立ち尽くす。
「立ち尽くす」というと、立ってなにもしていないように思うが...そう?
「唇をそっと指で触れた。」→「唇にそっと」
>荒ぶる心を抑え僕の唇はそっと彼女の唇と重なり合った
荒ぶる心を押さえているのは僕なんだから「僕の唇は」以降と目線が変わってしまっている。
461原へりのすけ:04/01/18 16:06
>>455
プロの文章っつーのはそれなりに練れていて(商品として出る前にいろいろ
チェックも入ってるだろうし)違和感を感じるものは少ないように思う。
それに本屋でどんな本か流し読んでる時点で読みにくいと思ったものは
買わないからそういうものに当たらないのかもしれないけど。
今読んでる翻訳ものは訳者の文がひどいんだと思うが違和感ありありで、
ストーリーの邪魔になる。
462:04/01/18 16:29
>>442
視点の頻繁な変化はやはり分かりにくいですか。
では、統一して繋がるよう書き直してみます。

>>443
では、話が完結出来たら再度ここにあげさせてもらいます。

酷評ありがとうございました。
463440:04/01/18 18:32
>>446,460
ご意見ありがとうございます。

『僕は僕ので壊して〜』は『僕は僕の手で壊して〜』の間違いでした。

>荒ぶる心を抑え僕の唇はそっと彼女の唇と重なり合った
荒ぶる心を押さえているのは僕なんだから「僕の唇は」以降と目線が変わってしまっている。

『荒ぶる心を抑え僕は唇をそっと彼女の唇と重なり合わせた。』
と書き換えてみます。

その他、改めて全体を通して読んでみて伝わりにくい所があり反省致しております。
内容の評価を聞く前に文がなっていなくて申し訳ありませんでした。
改めてお勉強させていただきます。
464427:04/01/18 21:32
レス付いてる、サンクス。
>>456
有り難う、川端康成読むの検討してみるよ。
なにせいままで読んでたのが京極夏彦とかだったからな…

>>461
「ストーリーの書き方として(内容として)文句がある場合は少ない」
と聞こえるけど実際そんな感じ?
465原へりのすけ:04/01/18 22:21
>>464
京極もいいと思うよ。私は苦手な作家だけど。ついでにいうと川端もなんだか
ナヨナヨした感じで好きではない。
>「ストーリーの書き方として(内容として)文句がある場合は少ない」
と聞こえるけど実際そんな感じ?
書きかたがまずかったかな。文章に文句がある場合が少ないということです。
だいたいぱらぱらっと読んで、読みたそうな本を読むのでストーリーに文句が
あることは少ない。ときどきはあるけどね。
>>465
っていうかお前、他の批評者の意見にケチをつける様な
真似するなよ。
よほど酷い意見ならともかくさ。
467名無し物書き@推敲中?:04/01/18 22:34
 18歳、春。今日から、私の「大人な毎日」が始まる。
大人といっても、世の中のOLや、その辺のおばさんや、
おじさんのような、つまらない大人な毎日じゃない。
一言で言うと「オトナ子供」。学生として、子供も特権を駆使しながらも
オトナぶって、自由に生活ができる毎日。
それが今日から始まる。
今までは、うんざりの毎日だった。
学校という名の檻。学校という名の悪魔。
悪魔が私を支配してた。
ロープでがんじがらめにされ、猿ぐつわをつけられ、
「勉強しなさい!!」まさにそんな感じ。
さなぎはいつか蝶になる。
私は靴をはいた。
468467:04/01/18 22:46
入学式は、「最初が肝心」。親戚のあきちゃんが言ってた。
あきちゃんは一個年上の女子大生。まさに「イケイケ女子大生」だ。
くだらない毎日にしたくない。「最初が肝心」だ。
何度もヒトリつぶやく。
流れる景色。
高鳴る胸。
私の入学式はこうして始まった。
それは、甘酸っぱいあぶくが上昇する
あの感じ。
心の中に、ジェットコースターができて、今から
発射しますよ〜といってる状態の気分。
私は電車を降りた。その電車には女子大生らしき人が沢山乗っている。
「ねえ、あんたS大?」ふと横を向くと、
私よりも5センチほど背の高い、スーツ姿の女の子が
涼しげな顔をして微笑んでいた。
469虱杜みとこ:04/01/18 22:53
作家志望の皆様、風邪などひかぬよう、御自愛なされて創作活動に励んで下さい。
470467:04/01/18 22:57
涼しげな顔?うん、まさにそんな顔だった。
友達ができるか不安だった私にとって、まさに
彼女は「天の恵み」。
「うん。そうやで。S大の人?」
私は恐る恐る、第一印象を悪くしないように、
ムリした笑顔で答えた。
彼女ははにかんだ笑顔で「そうだよ〜。よかった〜」
と答え、「一緒に行こう」と私の肩を軽く叩いた。
こうして、佐代子との出会いが始まった。
「群れる」ことは嫌いだった。群れることは幼い。
もうヒトリの悪魔の私が蹴りを入れている。
しかし天使の私が「うん」と笑顔で答える。

471467:04/01/18 22:57
一応ココまで〜。
今考えました。
評価お願いします〜
472原へりのすけ:04/01/18 23:01
>>466
川端が苦手ってなんとなく書いたわけだけれど、結果的にそうなってしまいましたね。
不注意でした。すみません。
473原へりのすけ:04/01/18 23:15
>>467
平易な文章はわかりやすくていいと思うけれど、少し散文的に過ぎるかな。
ところどころでも少し長い文を使うことによって文章に水気が含まれておい
しそうになってくる。
>子供も特権を駆使しながらも
「子供の特権を」ですね。
>「イケイケ女子大生」
死語では...?まだだいじょうぶ?
>私の入学式はこうして始まった。
電車から降りたのは入学式より後のように取れるけど、それでいいの?
>それは、甘酸っぱいあぶくが上昇するあの感じ。
よくわからない比喩。比喩は巧く使うと効果的だけれど、あくまで読み手に
イメージをより強く喚起させるのが目的。抽象的過ぎる比喩は避けたい。
>私は電車を降りた。その電車には女子大生らしき人が沢山乗っている。
「電車を降りた」「沢山乗っている」はおかしいね。「電車を降りた」としてい
るから「沢山乗っていた」としたほうがよい。
>>472
了解。
475原へりのすけ:04/01/18 23:21
>>470
続きがあったのねー
>私は恐る恐る、第一印象を悪くしないように、
ムリした笑顔で答えた。
気持ちはわかるけど、ひとつのセリフに対して説明が多すぎ。もうちょっとウマイ手
考えよう。
「〜」はやめたほうがいいかな。活字だとけっこう恥ずかしいものになるよ。
>もうヒトリの悪魔の私が蹴りを入れている。
「何に」ケリをぶちこんでいるのかがわからない。
476名無し物書き@推敲中?:04/01/18 23:28
ここに一人の少女がいる。彼女の名前はゆり。彼女は大の猫好き。猫が好きで好きで、
猫のクッションを使用して、猫の服を着て猫の夢を見て眠る。まさにそんな女の子。
ある日、その少女の飼っていた、愛猫ユリヨンが死んでしまった。
それからこの物語が始まる。
 ゆりは17歳。しかし、彼女は学校へ行っていない。部屋にこもりきり。
しかし、ゆりは寂しくなかった。いつも「ユリヨン」がいてくれたからだ。
ユリヨンは、昔、ゆりのおばあちゃんが拾ってきて、ゆりにくれた。その猫の名前を決めるとき、ゆりは、この猫を本当の友達にしよう、と決めた。
だから「ヨン」をつけてユリヨン。ユリピョンじゃ、ありきたりすぎるし、ユリリン
は、ゆりも呼ばれたことがあるあだ名だからだ。「ユリリン」って呼んできたのは、クラスメイトのよりこ。ゆりはよりこのことが大嫌いだった。
「ねえ、ゆりりん、遊ぼう」「ねえゆりりん、どこどこいこう」ゆりこは、そうやってつきまとってくるよりこが、苦手だった。実は、このよりこ、友達のいないゆりを心配していた先生に頼まれて、ゆりを誘っていたのである。ゆりはそれを見抜いていた。
 「友達なんて要らない」
それがゆりの口癖だった。だって、ゆりには、快適な部屋と、可愛い顔がある。おばあちゃんがおこづかいをくれるし、何一つ不自由はない。
友達なんてだるいだけ。そしてなにするのもだるい。
そういう気の抜けた毎日が好きだった。好きで好きでしょうがなかった。
そういう、だらだらした、毎日の向こうに、楽しいことがあると信じていた。
17歳なんて中途半端な年齢。そして大人になれば楽しいことがある。
そう信じている部分もあったのだ。
 ゆりは顔が可愛く、いつも、ちやほやされて育ってきた。でも、ゆりは彼氏なんてできなかった。そういうのに興味がなかったからだ。
挙句の果てに、猫がいれば、そんなものはいらないと、ゆりは考えていた。
 ユリヨンはふかふかで、前足のところに、白いあざがある。
そのあざが、ゆりとそっくりだった。
ゆりにも、足に白いあざがあるのだ。「ゆりよん、ずっと一緒にいようね。」
とゆりはいつもユリヨンと眠った。ユリヨンは「にゃーん」となきながら、ベッドにもぐる。そしていつも一緒に眠るのだった。
 そのユリヨンがある朝、冷たくなっていた。
>>467-468 >>470
この手の文章は嫌いではないけれども、大学新入生を描くにしては
幼すぎる。それこそ、幼稚園か小学校の新入生の設定が似合うね。
原へり氏が言う様に、長い文章を織りまぜることでかなり幼さが解消されると思う。

たとえば、

>流れる景色。

ここは、電車の中から眺めている景色であることをきちんと書き入れた方が良い。

もっと、読者に状況や主人公の感情などが伝わるように考えて書くべきだね。
とりあえず、そんなところだな。
>彼女は大の猫好き。猫が好きで好きで、
猫のクッションを使用して、猫の服を着て猫の夢を見て眠る。まさにそんな女の子。

 「好き」が続きすぎてわずらわしい。『彼女は大の猫好き』か『猫が好きで好きで』
かどちらかを削除した方がすっきりするかと。

>ある日、その少女の飼っていた、愛猫ユリヨンが死んでしまった。
それからこの物語が始まる。

 この二行はないほうがいいかと。続く文章がユリヨンの死んだシーンや
それを悲しむゆりの描写でないわけだし。
479ランデブー:04/01/19 01:46

ああ偉大なる皇帝 太陽の王子 神の愛し子 ランデブー 


ランデブー帝国の皇帝として多くの妻を娶ったランデブーには52人の
血を分けた息子がいた。妻と息子達は滅多に会えないランデブーの
気をひこうと必死で、いつもどうすれば彼を喜ばせる事ができるのかを
考え行動していた。見目麗しいランデブーの姿を彫刻として残そうとする者、
勇敢なるランデブーの行動を伝記に残そうとする者、ランデブーの知性を
神々と共に称えるために歌う者、国中のありとあらゆる者がランデブーを賞賛
し崇めた。
ランデブーの周りには常に美女と音楽家、学者がはべり常に彼を退屈させる
事はなかった。眠りにつく時もそれは同じで、ランデブーは死ぬまで一人寝を
したことはなかった。
誰よりも皆に愛され必要とされながらもランデブーは常に飢えていた。
皇帝として生まれた時から太陽の王子、神の子としてランデブーは過ごしてきた。
周りの人間に神の子の愛は届かず、人間からの愛も神の子には届かなかった。
自らの飢えを癒やす手段を彼は考え付きもしなかった。周囲の人間が神である
自分を称えるのは当たり前の事だった。

続きあるけど終わり


以前書いた文章ですが、いかがなものでしょうか?

「私はブリのゲート側が一番だと思うよ」
「そうかなぁ、僕はスカラの一軒家が一等地だと思うなぁ。スカラの銀行が近いし、なんたって
厩舎がすぐじゃないか」
「いやいや、ユーを忘れちゃいけないよ。おいらの故郷は緑が豊富で環境いいぞ」
「それはあんたが田舎者だからでしょうがっ。都会育ちの私には、あんな小さな家ばかりの所、
とてもじゃないわよ。賑やかじゃないと駄目よっ」
「熱々のピザと追加のビールお待ちっ、お客さん方、この店のあるベスパーを誰もいってくれな
いんですかいっ。……あっ、いらっしゃいませー、こちらの席が空いてますっ」
「ねっ、この店だってこんだけお客さんに来てもらえるんだから一等地でさっ、誰か言ってくれ
ればビール1本サービスしようと思ってたのに。誰もいってくれないんだからサービスは無しで
すよっ」
「はは、今から言おうと思ってたのにマスターがくるのが早かったのさー」
 ブリタニア大陸の貿易中継地として発展した壮大な街並みを誇るベスパー。訪れた人々が
その日の寝床に向かおうとするその街道沿い、ちょっと一杯引っ掛けてから眠ろうかなと思う
タイミングにちょうど目に付く場所にある『煙とパイプ亭』では、至極ありふれた光景が今日も
繰り広げられている。
 この地方特産の香りの強いビールの臭いと、ジューシーに焼けた魚の臭いが混ざり合う店内は、
そこそこの評判店のようであり、奥に陣取ってその日の出来事を話し合っている周辺の商店主たち
も一見の客を温かく迎えており、常連が集う店ならではの居心地のいい雰囲気が、酒をより美味い
ものへと変えている。
 店内の中ほどで、冒険者や行商人でしばらくこの町に滞在しているような連中が、お互いの地方
の情報交換を肴に、賑やかに飲んでいた。
 先程の会話をしていたグループのひとりが、隣の小テーブルで一人ビールを飲んでいる男に話
し掛けた。
「ねね、今の話聞こえてました? 貴方はどこが一番だと思います」
 男は突然自分に会話を振られるのを予期していなかったため、少しむせそうになりながらも、
飲んでいたジョッキをテーブルにおき、ぼんぼん育ちの顔をしたまだ若いであろう青年の会話に
答えようとした。
「一等地の話をしてたんだよな……そうだな、俺だったら……」
 白土壁にかけられているターバンを巻いた女性の絵を眺めながら、ゆっくりと言った。
「……ムーングロウ、だろうな」
 答えを聞くや複雑な着こなしの服装に身を包んだ女性が相槌をうった。
「ええ、えぇ、あそこは素敵ですよねぇ。都会っとは言えないけど、学者さんや研究者の建物が多くて、
花壇や彫刻も散りばめられていますものねぇ」
 がっしりとした体躯と、異様に太い腕の筋肉から、彼の職業が木こりであることが容易に想像される
中年も口を開いた。
「確かに素朴で親しみやすい環境がおいらの故郷に似とるが、あそこはおいらなんかを近寄せん高
級なイメージがあるな」
「ゲートの側の場所なんて凄く一等地なんだろうな。僕なんかはあの場所に家を持ってる人がいるな
んて想像できないな」ぽかんと口を開けながら青年が語った。
「そういえば、あそこは砂岩のお店が建ってるでしょう。あそこ、私が行った時は既に建ってたんだけ
ど、あれから随分経つのにお店が開店しないわよねぇ。あそこオープンしたらオーナーに頼み込んで、
私が作ったお洋服売らせてもらおうと思ってたのにぃ」
「そういや、あんたお針子なんだよな。どうだい、いっちょおいらの服を作ってもらえないかい。長袖は
腕がはいんねぇから普通のシャツしか着れないがよっ」
「ふふ、私のお洋服はあんたなんかじゃ着こなせないわよっ、どうせ作るなら……そう、こちらの方み
たいな人に着て貰いたいのぉっ」
 そういいながら、お針子の女は、ビールを飲み干した男に微笑みかけた。男は、女性馴れした者だ
けが見せる笑顔を作って
「それは光栄だな。では今度お会いする機会があれば、そのときは作成を依頼することにしよう。」
 女の顔がぱっと輝き、特上の笑顔を作った。
「本当ですか! じゃあ、じゃぁ頑張って腕を磨きますので、是非作らせてくださいね」 男は店主を呼
んで代金を払い、席から立ち上がって挨拶した。
「貴女の先程の話が本当ならば・・・そう遠くならないうちに、もう一度お会いできると思いますよ」
 あとに残されたグループは、彼は一体どんな人だったのだろう、などと会話しながら酒を飲み交わ
し、そして店の外の闇はますます深まっていった。 

ここまでです。
482 ◆ntNbWDK8Po :04/01/19 03:17
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1108/catch.html
原稿用紙10枚程度です。ので、リンクにしました。
ご批判願います。未完成は失礼と思い、完成させました。

そのうちデリります。
483パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/19 04:20
>>479
『妻と息子たちは〜』となっているのに、7行目では『国中のありとあらゆる者』
に変化してるのに違和感。デンデブーを崇めたのは国中の人なのか、妻と息子だけなのか?
まあ、後は文句ないかな。

>>480-481
全体的に、場面と人物を把握しづらい文章。
『彼の職業が木こりであることが容易に想像される 中年も口を開いた。』というのは悪文。
複雑な着こなしの服装に身を包んだ女性とか、
青年とか、たった2レスの文章だけで登場人物がわからなくなる。
とりあえず、人物だけでもわかり易くするべき。



484パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/19 05:11
>>482
素晴らしい文章と言えるだろう。最初は10ページも読むのメンドクセーと思ってたけど、
すんなり読めてしまった。文章の基本は完全に出来ている。

 気になった所をあげると、『彼の息子』という表現。最初はいいが、その後は
ただの『息子』もしくは『ユウヤ』とするべき。
理由は、この主人公の視点からこの作品を完成させるため。『彼は〜、彼の息子は〜』
と書くと、第3者の視点から見た文章になってしまう。これが最大の注意点。
 あと、『息子のグローブにおさまった』というのは間違いな。ボールをキャッチしたのは彼(父親)でしょ。
 ラストの2行『そんな会話をしながら、彼が思い描いていたのは、
息子のユウヤが、彼ではなく、自分の息
子と、キャッチボールをする、その姿だった。』
この締めも違和感。ここでは単純に『息子と孫』がキャッチボールをする姿としておいた方がいい。
最後の2行で読者に考えさせるような文章は書くべきでない。

さらに、細かい指摘をすると
『読んでいる小説たちによって』→「たち」は不要。
『月に2回ほどはキャッチボールを習慣的にするうちに』→『2回ほども』の方が微妙にいいか。
『いやはや。がっかりした。』→1個目の句点は読点かな。

やれやれ、久々にマジメに酷評してしまった。1時間ぐらいかかったぞ。
>>482さん。漏れが今までこのスレで見てきた中で一番上手いから、がんがれ。



485 ◆ntNbWDK8Po :04/01/19 05:25
>>484
ありがdございます。

ひとつめ。そうですね。「息子」にしておきますね。
「ユウヤ」にしなかったのは、最後になって「彼」が個人として
認めた息子を名前で呼ぶ感じが欲しかったからです。
そこが主題ではなく、懐かしさ、人生を生きるのは悪くない、という
辺りが主題ではありますが。

ふたつめ。ここは「息子」がボールを持ってきたときに
「彼」に手渡しているので、間違いではありません。
「彼」はいまも息子に教えたカーブを投げており、「息子」は
シュートを投げれるようになっていた、という微妙な感じです。

みっつめ。たしかに、妙な文章ですね。
ここは文を作ってから、強調するために「彼ではなく」を
いれてしまいました。。PC悪文の典型ですね。
ただ、「親と息子がキャッチボールをする」という
リピートを感じさせる文章にしたかったので、
「息子と孫」ではすこしなじみません。。。
(当初は題を「キャッチボールズ」にしていました。。)
ちなみに、キャッチボールで表されているのは「親子の繋がり」が
主ではありません。キャッチボールに含まれるある種の優しさ、というか。

読んでいただいてありがdございました。
自分で読み返してみると、あえて短めに切っている文が
最初の方ではとっつきにくさになっている気がしたのですが、
そのへんはいかがでしたか?
(と聞きたいためにageさせていただきます。。)
486 ◆ntNbWDK8Po :04/01/19 05:45
追記。
不自然でない程度に、「彼の」を減らしました。
>>485をご覧になっても分かるとおり、自分の文章であっても
説明すると実物と離れたものになってしまいます。。

もうひとつ、質問なのですが、
主人公の親が出てこないことは気になりませんでしたか?
あと、最後に「生きていくって悪くないな、と彼は思った。」と
つけるかどうかで悩んだのですが(主題?を明示しすぎ)どう思われますか?
教えてチャソでスマソです。。
487パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/19 06:34
本当だ。読み返してみると。息子のグローブで合ってるな。スマソ。
『息子は投球位置に戻り』という前の文から誤解した。投球位置からだから投げるほうだと思った。
『息子と孫』ではあわない。。別にそれはどんな表現でも構わないよ。1つ例を言っただけ。
文章を短めに切ってる?別に気にはならない。
主人公の親がいなくても全然問題ないと思うよ。
最後に「生きていくって悪くないな、と彼は思った。」と付け加えるか。
 これは漏れは全くの蛇足だと思う・・・。好みの問題だけど。
消防、厨房の修学旅行作文で、最後に
『とっても楽しかったです。これからもクラスの友達と仲良くしていきたいと思いました』
って書いてるようなもんw
488 ◆ntNbWDK8Po :04/01/19 06:48
そうですね。蛇足ですね。自分で読み返してそうオモタですw

当方21で大学生です。綿矢タンは萌えですが、芥川賞には「がっかり」ですw

文を生業とするつもりはありませんが、死ぬまでに、自分で人に勧められるような作品をひとつくらい、
ものにしたいです。。。。カポーティのような、何度読んでも優しく繊細な。。ムリポ?
もう少し推敲しました。ほとんど変化はないですが。読み返すうちに、駄作に思えてきます。
読み返しに耐える作品こそ、古典となりうる名作ですよね。そこまでは無理なのかなぁ。。。
最近の作家では春樹くらいでしょうか?でも「カフカ」にはがっかりでした。。
んー。

ありがdでした。雑談スマソです。
489427:04/01/19 07:24
>>465
亀レススマソ
文体とかに文句が在る場合と、ストーリー展開に文句がある場合だったら、前者の方が割合的に多いってことかね?

>だいたいぱらぱらっと読んで、読みたそうな本を読むのでストーリーに文句が あることは少ない。ときどきはあるけどね。
>京極もいいと思うよ。私は苦手な作家だけど。ついでにいうと川端もなんだか ナヨナヨした感じで好きではない。
では、原さんが好きな作家さんとかは…?



…と、言うかここの批評陣の方は二人しかいないのか?
後は通りすがりさんかね。
>>483
批評ありがとうございます。
指摘された上で読み返すと、確かにおっしゃるとおりですね。
丁寧な文章を心がけて、頑張ってみます。
491名無し物書き@推敲中?:04/01/19 12:17
>>374
我らが心を占めるのは 我らが肉を苛むは 暗愚と過誤と罪とケチ
乞食がしらみを飼うように だから我らは飼いならす 忘れがたない「悔恨を」
我らが罪は頑なだ 我らが悔いはみせかけだ 思惑あっての告白だ
だから早速いい気になって ぬかるみ道へ引き返す 空涙、心の汚れはさっぱりと洗い流した気になって
悪を枕に夢心地 心はいつかまどろむよ サタン・トリスメジストに揺すぶられ
小賢しいこの化学者の手にかかっては 我らの意思の鋼さえ煙と消える
この悪魔めだ我らをば木偶さながらに糸を握って操るは おかげで我らいまわしい色香に迷うのだ
一日ごとに一歩づつ地獄のほうへ落ちるのだ 悪臭放つ暗闇を厭いもせずに横切って
老いさらばえたさぶるこのしなびた乳房にすいすがる 銭持たぬ蕩児さながら
我らみな行きずりに怪しげな快楽を盗み 水気の足らぬオレンジのいやきつく絞り味わう
百万匹の回虫もさながらにウジウジとひしめき合って 我が脳のさなかでは悪魔の大群が牛飲馬食
息づくたびに見えぬ川 死は何事かつぶやきながら我らが肺中に下る
「強姦 毒殺 刃物ざんまい 放火ざた こうした派手な絵模様が
惨めな我らの運命の画布を今日まで飾らぬは恥ずかしながら 要するに我らに意気地が足らぬから」
さりながら シャカルや豹や山犬や 猿、サソリ、さてはマムシなぞ
我らが悪業の醜悪な動物園に 泣き、わめき、吼え、唸り、のたうち回る怪物共にうち混じり
特別に醜くて、性悪で不潔な奴が一ついる こやつ大して暴れもしない大きな叫びもたてないが
そのくせ平気で地球を滅ぼし 世界を鵜呑みにするくらい平気の平左 こやつ名は倦怠
がらになく目元うるませ、水ぎせる吸いながら断首台を夢見てる 読者よ君は知っているこの厄介な悪魔めを
偽善の読者よ 同類よ わが兄弟よ
492名無し物書き@推敲中?:04/01/19 12:30
>>374
疲れた。関係無いかもしれないのに、ムキになって全文写してしまった。
このボードレールの詩と>>374は関係があるとひらめいただけなんだけどね。
>>371
これを何回か読んでいたら、「神は死んだ、いっさいは許される」という台詞が有名なニーチェとか
ドストのカラマで、イワンがアリョーシャにキリストが昔復活した話をする場面が浮かんできたんだよね
キリストが復活して町は大騒ぎになったけど、大審問官がやってきた、お前は今ごろになって何でやってきたんだ?
と、迷惑がるあの場面だよ。そう思ったら書き込まずにはいられなかったんだ。
だいぶ興奮してるけど、ちゃんと伝わっているかな?ひょっとしたら、これも大きな勘違いかもしれないね。
まぁ、いいさ今僕がとても感動しているということが1番僕にとって大事なことなんだ。
もし、ずばり!的中だったら、最高なんだけどね。
493パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/19 15:50
>>491
一文が長い。句読点の数を10倍に増やしなさい。
以上。

494453:04/01/19 16:41
自分がvakaでした。言葉で前衛とか逝ってて恥ずかしかったです。


 【三世、議員貴族。小泉純一郎閣下のお言葉。】

 
 
495原へりのすけ:04/01/19 21:44
>>482
私には頭のほうの読点は多すぎるように思います。
「生きていくって悪くないな、と彼は思った。」
重松とかだったら書きそうな気もするな...。頭の文で
「生きてて良かったな、としみじみと思った。」と書いているからそれで十分です。
読んでる人は読み終わる頃には忘れているでしょうけれど、どこかにその印象は
残っているかと思います。
気になったところを順に。
「スパン」は、私の好みではないほうがいい。
>意味というものは一晩にしてくずれさった。
なんの意味かがわかりにくいか。
>さらに人生を送ってきた。
「さらに」は必要かなあ?
>そして彼は息子を愛していた。
ここの、「そして」も。
>妻の説得や、息子の友達も中学受験をする、とのこともあり
ここの文、「妻の説得や」というところをはしょっているせいでヘンな文になっています。
>結局、それは水族館に決まった。
水族館に変更されたとかそういう感じかな。
>二月に一度くらいしか
「ニヶ月に一度」でないと、年に一回しか帰れないことにもなりかねない。
>以前には、仕事によって
「以前には」っていうかな?
>齟齬間
まちがってない?合っているにしてもちょっとオオゲサな気がします。
>そしてそんなある土日のことである
土か日かはっきりしたほうがいい。ある土曜日のことである。とか、ある休日のことで
ある。とか。
>彼に言ってきた。
彼に言った。で十分かと。
「ぎゅーん。」もやめましょー。安っぽくなる。そぐわない。なんか違う手を考えて。
全体的にはよくまとまった文章だと思います。もうひと工夫でよりよくなるでしょう。
496原へりのすけ:04/01/19 21:49
>>489
なんでも読んでるよ。ゲッツ板谷とかだって読むぞ。楽しみのためにしか読まない
から、純文学系はそれほど読まないなあ。
原田ムネノリの昔の短編はなかなかいいと思う。最近はあんまりいい仕事してない
気がするなあ。と、シロートがエラソウに。
497原へりのすけ:04/01/19 22:02
>>491
「忘れがたない」なんて使いかたは昼夜くんの訳ですか?
でも「ケチ」なんて訳をするかしらん?
>>482
赴任のあたりから引き付ける力が強くなるように感じた。導入は「普通」「普通」「普通」でまとめちゃ弱いと思うから一文でも説明を入れたほうが臭みがうすくなる。
文章量の割りに文体が詩的すぎて「そう。あの頃の自分と同じように」とかが陳腐に見える。
語り手に人格があるみたいだけど、言い方を一貫させないと不自然だと思う。擬音が二回だけというのもバランスが悪いから減らすなり増やすなりしたほうが。
それと、中盤までは文章中に口語体にすることで鍵括弧を使わずに会話なり思考なりをさせていたのに、後半から突然鍵括弧が出てきて浮いてた。
典型的な間違いだったと思うけど、「それは、『いい』、シュートだった」て誰が判断したのか。人格があるといっても所詮第三者なわけだから。
ぽつぽつと区切るのも味ではあるけど結構有触れた技法だと思うし、僕の経験からすると古い人は使わないからたぶん十代中間とかの書き方に類すると思う。
いや、これ慣れると問題ない。最後の文一番最初に書いたもんだから今読み直したら。ごめん。
 翼がほしい……
今年で20になりました。周りの奴らはそれなりに変わったみたいです。
「明日」って言葉をよく口にするようになりましたね。俺は何も変わらない、変われないです。
「はは、明日のことなんか気にすんなよ。もっと飲めよ」
「いや、マジでもうやばいよ。じゃあな」
 ああ、翼がほしい……
世間に飛び立てるような翼がほしいなんてわけじゃなく。
ただ単純に翼がほしい。天気のいい日は近所を飛び回り。
疲れたらマンションの屋上で翼の毛布をくるみ昼寝したい。
好きなだけ寝たい。メシなんてなんでもいい、木に這っている毛虫でも食べます。
でも今の生活とそれはそんなに変わらないんですよ。
好きなだけ寝て起きたら親の置いていってくれた千円を握り締めコンビニに行く。
昨日読んだ本をまた立ち読みして弁当を買う。
探す気も無いのにリクルート雑誌を貰って帰る。同じのが部屋に2、3冊転がっます。
けどね、翼がもらえた所でなにも変わらないって思われるかもしれないですが
それは大間違いなわけです。翼がはえた時点で俺は人間をやめれるじゃないですか。
高校の先生が言うには、小中高大の青春時代を親に遊ばしてもらい
そこから先は自分で生きるために金を稼ぐ。自立ってやつです。
それが人間の生き方らしいです。
じゃ俺は人間の生き方をしていません。人間でない人間なんです。
俺にはもう人間を続ける自信がありません。
だから翼がほしい……
でもね、いざとなったら翼がはえてくるんじゃないかなって思うことあるんです
例えばね、マンションの屋上から飛び降りて地面に顔がつく!って時にバサッと翼がはえてきて
俺はそのまま飛び去るんですよ。みんな俺を羨ましがって見上げるんですよ。
そして俺は言ってやるんです「君たちは人間なんだから俺を羨ましがってもいけないよ」ってね
501名無し物書き@推敲中?:04/01/19 22:43
酷評してる人たちって何者?
普段は何やってる人ですか?
502 ◆ntNbWDK8Po :04/01/19 23:06
>妻の説得や、息子の友達も中学受験をする、とのこともあり
確かにここはへんですね。なおします。

>齟齬間
明らかに「感」ですね。ただ、わざと大げさにしてあります。
「スパン」や「ぎゅーん」の違和感もわざと、です。

>そしてそんなある土日のことである
これも、そのとおり、ですね。

ただそれ以外のご指摘はすこし、納得できかねます。。

直しときますね。ありがdございました!
>普段は何やってる人ですか?
酷評。
504482 ◆ntNbWDK8Po :04/01/19 23:22
>>498
なるほど!
>導入は「普通」「普通」「普通」でまとめちゃ弱いと思うから
>一文でも説明を入れたほうが臭みがうすくなる。
ここは主題とは関係ない部分なので、とにかく普通なんだ、で
普通を使いまくったのですが。。。うーん。考えてみます。
>「そう。あの頃の自分と同じように」とかが陳腐
たしかに。なにが「そう。」だ、って感じですよね。
ここは考え直します。
>後半から突然鍵括弧が出てきて浮いてた。
これは、息子が自分から離れた一個の人間としてたち現れてくる感じを、
その違和感で表現したかったのですが、、力不足か。

>語り手に人格があるみたいだけど、言い方を一貫させないと不自然だと思う。
これはどういう意味ですか?

大変、参考になりました。ありがdございました!
質問のため、あげていいですか?
505501:04/01/19 23:25
酷評って職業なんですか?
506名無し物書き@推敲中?:04/01/19 23:31
酪農
ボランティアです。
ってか、>>3 を読め。
509ねじ ◆2TMzjTfZvY :04/01/20 01:37
途中までですが、お願いします。
 
 何故トマトなのか?

 夕食を食べながらそう思った。サラダに一個丸ごとトマトが入っていたのだ。
「一体これは何だ?」
と、妻に尋ねたのだが、妻はキッチンに残り、換気扇の掃除をしていて聞いてい
ない。わだかまりを覚えたが、食事も旨かったし、せっかく作ってくれた妻に悪
いと思い、その後は何も聞かなかった。
 翌日、出社して愕然とした。弁当にもトマトが入っていた。弁当箱は長方体で、
人差し指の第一関節ほどの深さだったのだが、側面を薄く赤みがかった汁が流れ
ているのを見て嫌な予感はしていた。蓋を開けると、潰れたトマトが白い飯の上
に乗せられていた。私のデスクの周りにはトマトの青臭さと、密閉されていた飯
の饐えた匂いが混ざり、漂った。同僚のちらちらとこちらを見ている目と私の目
が合い、私は急いで弁当に蓋をして、オフィスを出た。
「彼女は精神を病んでいる。」
私は弁当を抱き、洋便器に腰を掛け、呆然とした。しばらく一人になることがで
き、落ち着いてくると、次第に彼女が哀れになり、便所の中で泣きながら弁当を
喰った。
 家に帰ると妻は必ず、トマトを出し、どこかしらの掃除を始めた。私はその姿
を見る度、居た堪れなくなり、病院に行こうとは言い出せなかった。
510パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/20 02:04
>>509
全体的にまだまだの文章。
『何故トマトなのか?』
何故っていうか、別にトマトがあっても不思議じゃない。
トマトが丸々1つサラダにポカンと浮いてるのが不思議なのであって。
『その後は何も聞かなかった』
その前にも何も聞いてないんだから「その後」は不要。
『同僚のちらちらとこちらを見ている目と私の目 が合い、』
変な文章。読点を付けるとか、視線という単語を使うとか。
『彼女は精神を病んでいる』
たかが弁当で?と思えてしまう。なんかよくわからない。
 他にも叩けばいくらでもホコリが出てきそうだし。
511ねじ ◆2TMzjTfZvY :04/01/20 04:53
続きです。

しかし何故トマトなのか。何故妻は私にトマトを喰わせようとするのか。
 トマトが副菜として出るようになってから一ヶ月。出社し、昼食の時間
になる。私は弁当を喰う気にはなれず、デスクに残り、仕事を続けていた。
私のキーボードの音がオフィスに響く。私ははっとした。ついさっきまで
騒がしかったオフィスが静まり返っているのである。何が起こったのかと
見渡すと、昼食をとりに外出したものはなく、男性社員も女性社員も弁当
を持参し、自分の机で俯いて食っているのだ。私は立ち上がり、課長のデ
スクに近づいた。
「これはどうしたことでしょう?」
と、課長に尋ねた瞬間、あの嫌な匂いが私の鼻腔を潜り抜けてきた。私は
咄嗟に課長の弁当を覗き込んだ。トマトが飯の上に乗っていた。
「・・・トマトが入ってるのですか。」
「見れば分かるだろう。」
「おかしいですね。」
「おかしいとは、君もおかしい奴だ。」
 
512ねじ ◆2TMzjTfZvY :04/01/20 04:54
恐縮ですが、さらに続きを・・・。

その夜、私は夢を見た。私は私が床に着いている姿を、天井から見下ろし
ていた。寝返りをうった拍子に、枕から頭が落ちる。ずれている掛け布団を
直す。目は開かないものの、私は意識を取り戻しているようだ。そういえば、
妻の姿が見あたらない。いつもは私の横で眠っているのだが、何をしている
のだろうか。天井から妻を探していると、私の視界の隅で、眠っている私が
体を掻き出した。寝巻きの上から腕を掻く音が、小さな羽虫が飛んでいる、
蛍光灯のその様な音と重なる。私はしばらく見ていたが、大したことでもな
さそうだと思い、また妻を探そうと視線を私から外した。しかし、もうそこ
には私の部屋は無かった。視界は明るくなり、急に夢が色づいた。私の寝て
いる周りはスイカ畑と変わり、その周りを赤褐色の岩でできた高い山が壁の
ように広がっていた。寝ている私が慌てて起き上がり、寝巻きを脱ぎ出した。
裸となった私には、いくつものトマトが皮膚から生えてきた。どこからか妻
が現れ、私に駆け寄り、私の体を雑巾で拭き始めた。視点が遠ざかる。
 寝覚めは良かった。驚くことに、夢の最後は自然だった。在りえなくもな
い。そう思えた。私は布団から身を起こす。妻がタンスから次々と衣類を引
っ張り出していた。私は妻に手伝おうかと申し出た。そう、と妻は返事をし
た。目が乾いているわけでもないのに、瞬きをしたくなり、私は数秒間目を
閉じた。目を開けると赤かった。トマト畑の広がる月が現れた。在りえなく
もない、そう思えた。
文章晒そうと思うんだけど、
長編小説の断片(冒頭とか)と、完結した掌編、
どっちが評しやすい?
完結した掌編。
515こっそり ◆XNu/fadAKs :04/01/20 15:50
ざんざんざんと足音が大きな弧を描きながらやってきて
ざんざんざんと雪の彼方に去っていった。
ここを出てついて行きたかったのだが足が動かなかった。
ひどく疲れていた。がちがちと震えていたのも夕方までで
今は手足がただ重い。
私は雪に穴を掘り、その中にうずくまっている。
雪の壁に懐中電灯の明かりが反射している。
外よりは暖かいので雪の壁はいったん溶ける。
だが外からの寒さで再び凍る。
つるつるとした壁はなんだかきれいだ。
私はリュックからイカの干物を取り出した。
日本酒もある。
順調にいけば今頃は温泉のなかでこれをやっていたはずだった。
飲まずに終わるのはもったいないと思った。
「終わると決まったわけじゃないけどな」
独り言を言った。なんだか体が震えた。
イカの干物の袋が上手く開けられない。
「ほう、酒かね」
目を見開いた。凍りつきかけていたまつげがパリパリと音を立てる。
「ほうほう、つまみもある」
私の掘った穴の中に男がいる。
「手が利かないのか。どれ、あけてやろう」

(残念、時間がなくなりました)

516名無し物書き@推敲中?:04/01/20 16:21
>>493>>497
新潮文庫の堀大學さんが訳したのを書き込みました。
実を言うと正確には写していません。
句読点はもとより言葉が抜けていたり、間違っていたりしているはずです。
なぜなら現在私の手元に本がないからです。
暗誦してみたようなものですから、画面に写ると全くのでたらめです。
堀さんは句読点の位置や言葉の選択にも気を使ったそうですから。
せっかくだから今度また読んでみます。では。
517名無し物書き@推敲中?:04/01/20 16:31
>>516
今ボードレールで検索したら堀口大學さんでした。
申し訳ありませんでした。
>>516-517
ここは、自分で創作した文章を晒すところだよ。
君のしたことは、ルール違反もいいところ。
一体どういうつもりでそういうことをしたのかな?
そういう不誠実な投稿は止めろ。
519518:04/01/20 18:10
>>516-517
どうやら俺の勘違いだったようだな。
君は、ボードレールの詩であることを表示していたね >>492
批評者が、投稿文だと思ってしまったんだな。

素直に謝る。正直、スマン。
520名無し物書き@推敲中?:04/01/20 18:15
>>518
ルール違反で不誠実か。それは申し訳ありませんでした。
>>371>>374を最初に読んだ時、僕は全然わからなかった。理解不能だった。
今でもあれは何の関係もないかもしれないなって考えているんだ。
でもどうしても書き込まずにはいられなかったんだよね。偶然覚えてる詩をここで
披露できる機会がきたっていう、浅ましい自意識も働いたのかもしれないがね。
しかし僕がどこの誰なのかもわからないのにそんな事に何の意味が?そうではないと今感じるよ。
>>371>>374を書き込んだ奴は凄いレベルにいると思う。ひょっとしたらプロではないかとも思う。
ドストもニーチェもボードレールも関係がなければ僕は凄い馬鹿ってことになる。
答えて欲しいけど、返事は期待できそうにないかな?晒して三日もたっちゃ意味ないか?

521名無し物書き@推敲中?:04/01/20 18:22
>>519
全然気にする必要はないよ。
>>520
ジサクジエン??
523名無し物書き@推敲中?:04/01/20 19:12
>>522
はっきりと「違う!断じて違う!」と言わせてもらうよ。
僕がもしあれだけのものが書けたら、というよりも
あれだけの頭脳を持っていたらと、そう考えてしまうよ。
まぁこれも僕のただの思い込みかもしれないんだがね。
524名無し物書き@推敲中?:04/01/20 20:20
「2chの創作文芸板で、酷評スレってのがあってさ。馬鹿な連中がいろいろ言ってんだよ」
「へぇー、面白そうだね」
「でさ、俺とお前で何か書いてみようぜ」
「別にいいけど、いきなり言われてもなぁ」
「簡単だよ、俺はカフカの変身をパロッてみるよ」
「変身を?俺はどうしようかなー?じゃー…ドストエフスキーとニーチェとボードレールを混ぜ合わしてみようかな」
「え?マジで言ってんの?俺より全然大変そうじゃん。できんの?」
「どうせやるんだったらこれ位でなきゃつまらないだろ?」
「わかったよ。早速やってみようぜ。あいつらがどんなこと言うか、楽しみじゃねぇか」

「2chの創作文芸板で、酷評スレってのがあってさ。馬鹿な連中がいろいろ言ってんだよ」
「へぇー、面白そうだね」
「でさ、俺とお前で何か書いてみようぜ」
「別にいいけど、いきなり言われてもなぁ」
「簡単だよ、俺はカフカの変身をパロッてみるよ」
「変身を?俺はどうしようかなー?じゃー…ドストエフスキーとニーチェとボードレールを混ぜ合わしてみようかな」
「え?マジで言ってんの?俺より全然大変そうじゃん。できんの?」
「どうせやるんだったらこれ位でなきゃつまらないだろ?」
「わかったよ。早速やってみようぜ。あいつらがどんなこと言うか、楽しみじゃねぇか」
>>524
「2chの創作文芸板で、酷評スレってのがあってさ。馬鹿な連中がいろいろ言ってんだよ」
「へぇー、面白そうだね」
「でさ、俺とお前で何か書いてみようぜ」
「別にいいけど、いきなり言われてもなぁ」
「簡単だよ、俺はカフカの変身をパロッてみるよ」
「変身を?俺はどうしようかなー?じゃー…ドストエフスキーとニーチェとボードレールを混ぜ合わしてみようかな」
「え?マジで言ってんの?俺より全然大変そうじゃん。できんの?」
「どうせやるんだったらこれ位でなきゃつまらないだろ?」
「わかったよ。早速やってみようぜ。あいつらがどんなこと言うか、楽しみじゃねぇか」
>>524
「2chの創作文芸板で、酷評スレってのがあってさ。馬鹿な連中がいろいろ言ってんだよ」
「へぇー、面白そうだね」
「でさ、俺とお前で何か書いてみようぜ」
「別にいいけど、いきなり言われてもなぁ」
「簡単だよ、俺はカフカの変身をパロッてみるよ」
「変身を?俺はどうしようかなー?じゃー…ドストエフスキーとニーチェとボードレールを混ぜ合わしてみようかな」
「え?マジで言ってんの?俺より全然大変そうじゃん。できんの?」
「どうせやるんだったらこれ位でなきゃつまらないだろ?」
「わかったよ。早速やってみようぜ。あいつらがどんなこと言うか、楽しみじゃねぇか」

>>524
「2chの創作文芸板で、酷評スレってのがあってさ。馬鹿な連中がいろいろ言ってんだよ」
「へぇー、面白そうだね」
「でさ、俺とお前で何か書いてみようぜ」
「別にいいけど、いきなり言われてもなぁ」
「簡単だよ、俺はカフカの変身をパロッてみるよ」
「変身を?俺はどうしようかなー?じゃー…ドストエフスキーとニーチェとボードレールを混ぜ合わしてみようかな」
「え?マジで言ってんの?俺より全然大変そうじゃん。できんの?」
「どうせやるんだったらこれ位でなきゃつまらないだろ?」
「わかったよ。早速やってみようぜ。あいつらがどんなこと言うか、楽しみじゃねぇか」

定期的にトラップが発生し、その後荒れる。
まさにいつも通りの展開だな。何度目だよ。

まあそんな俺は反応厨なんだけどな。
まあ、不自然なくらいに投稿作をほめちぎるレスが幾つかあったけど、
あれ全部同じ香具師の自作自演だったりするかもな。
ズレた評価のウザッタいところなど類似性が無くもなかったな。
私見だけど(w

「聞きたい事あるし、時間あるな。ちょっと寄ってこーぜ。」
久しぶりに会った佐伯はいつものように軽く声を掛けると、承諾など必要無いとばかりに歩き出し…その背を眺めながら、坂本は取り立てて断るでもなく付いていく。
 それは何度も繰り返された、いつもの事だった。



「お姉さん、ビール大ジョッキで二つね。」
朝っぱらビールを頼める店は限られていて、二人がほぼ同じ店に通う事になって、もう随分立つ。
店員も顔見知りになってしまったし、二人の様子にも大して驚かなくなったのはいい事だと坂本は思っていた。
 一々興味を持たれるのは鬱陶しかったのだ。
自分が関心の無い人間が自分に関わろうとしてくる時程、苛立たしい事はない。
大抵の人間など坂本にとっては、そこらに置いてあるマネキン以下に関心が無い代物なのだから、黙って動かないでいればいいものを…というのが坂本の素直な心境だった。
 特にマキを知ってからは、余計にその傾向に拍車が掛かった気がする。
それまでは、まだ広範囲につまらない人間達を眺めては、どこかにいないかと探していたジェニーの存在を、マキという唯一の中に見つけてしまった為に、他を見るのですらもどうでもよくなってしまったのだ。

   マキ以外はいらないのに

実際、マキが欲しくて、でもどうしても自分の物に出来なくて、酷く追いつめられた気持ちを感じる時がある。
そんな時には自分とマキ以外の人間がいなくなれば、マキは自分だけの物になる…と思ってしまう事すらあった。

   世界中の人間を皆殺しにしてしまえればいいんだがな…

それは時折り浮かび上がる思いで、思った途端にすぐ、それが出来ない現実を思い起こして、極単純に溜息を付く。
 それは子供のように単純な思考。
 自分自身でも、判ってはいるのだが、夢想してしまう自分を止める事は出来ない。
 大人の狡さと、子供の欲望。自分でもやるせないと思いつつ、また溜息を付く。そして、結局マキを手に入れるには回りくどい大人の智恵が確実だと諦めるのだ。
「マキが話たがらないから、お前に聞くんだけど…まぁまずは、ほら。飲めよ、坂本。」
佐伯がニヤニヤとしながら、運ばれてきたジョッキを押しつける。何か楽しい事を見つけて下心があるらしい笑いに、坂本は表情を変えずにビールを押し返した。
「飲まん。」
はっきりと言うと、佐伯が目を見開いた。それはまるで世界が実は丸ではなくて四角だったと言われた者のような…心底驚いた表情で。
「どっどーしたんだ、おい。もしかしてまだ具合悪いのか?」
余りにも驚いたというように、どもって来る顔をぼんやりと眺める。
 靱帯を切られ、骨折もして、まだ大して経っていないのだ。
本来ならまだリハビリが必要な時期で、こんな風に普通に歩く事すら奇跡的だという事を、仮にもスポーツの世界にいるこの男が知らぬわけがないのだ。
 当たり前の事をわざと聞いてくるような男には、説明するのも面倒だから、ただじっと見つめ返してやるだけにする。
「…おい、折角心配してやったんだから、少しは説明する振り位しろよ。普通の人間だったら、分かんないだろ?」
わざと的はずれな理由で大仰な驚きの振りをしておいて、坂本が乗らないとすぐにつまらなさそうに口を尖らせる。
何とも子供じみた態度に、一瞬、佐伯を置いて店を出ようかと思うが、他の店に入り直すのも面倒だったのでそのまま窓の外を見ることにした。
 見慣れた街並みはまだ人通りも少ない方で、それでもその人波の中に、つい愛しい面影を探してしまう。
「マキ…。」
今はまだ近くにはいないだろう人の名前が、知らず口から出た。
その言葉に、佐伯が今度は呆れたような表情をしたのを視界の隅に掠めながらも、どうでもいい人間達の中を期待を込めて見つめ続ける事を止められない。
「もうすぐ会えるだろーが。そんな事より、何でビール飲まないんだよ。」
坂本にとってマキががどんなに重要な者かを知っていて、尚も目の前のビールに拘る男が鬱陶しくて、仕方なくもう一度向き直る。
 この男が同じ事を二度問いかけてきた時は、しつこいという事は良く知っていたから。
「マキが、治るまではアルコールは駄目だと言ったからだ。」
はっきりと愛しい人が告げた言葉を坂本が教えてやると、佐伯は本当に唖然とした表情をしてから、情けなさそうな疲れた表情をしてみせた。
「お前…それ守ってんのか?」
「当然だ。」
マキが自分の為に言ってくれた言葉なのだ。守るのは当たり前だという事が、何故この男には判らないのだろう?
…馬鹿を見るような目で脱力したような顔を見つめ返してやると、その視線の意味が判ったらしい、少しむっとした表情で佐伯は顔を引き締めた。
「でも、マキが"愛してるって言うな"…て言ってんのは、守らないんだな?」
確認するように問いかけてくる。
「それとこれは違う。」
きっぱりとした坂本の答えに、佐伯は更に変な表情で、眉を寄せて何かを考えているような振りをした。
534みるきいゆ:04/01/21 00:01
よろしゅう。

私の体には割目がありました。
私以外のひとも割目があるものだとそう思ってました。彼にもあると思ってました。私が好きになったあの人。彼にやさしく寝かされ服を脱がされてお前が好きだよって言われたあの時に彼に割目じゃないものを見た時私は驚きを隠せませんでした。
何度もやさしく唇を合わせてくれたりやさしく胸に唇を合わせてくれたりしてくれた彼がとても愛しくてうれしかった。でも彼は急に変わりました。私に暴力を加えてきました。
何度も何度も止めてと言ったのに彼は私への暴力を止めようとしてくれませんでした。経験した事のない激痛に耐えられずカッターナイフを彼の体の中へ差し込みました。
私も彼も見せた事もない顔をしてました。どうしてこんな事を僕にするんだ?彼はそんな顔をしたてうつ伏せのまま倒れてしまい体を痙攣させていました・・・

私はいろんな人にいじめられてましたから友達もいませんでした。だから知らなかったんです。
お母さんはお父さんと別れてからあの人に夢中で私には構ってくれませんでした。
私が無知だったばかり、私は取り返しのつかない事をしてしまいました。私は、私は、だからやったんです。
それが動機です。母親を殺した理由です。

535名無し物書き@推敲中?:04/01/21 00:26
おかんをころしたんか彼をころしたんかわからんYO
536岐阜林檎(188日) ◆AOO....99o :04/01/21 01:11
山名がハートのAのカードを投げた。
カードは激しく回転し、低い音を出しうなって長瀬の脇腹めがけて飛んだ。
長瀬は、一回転宙返りして民家の塀の上に、すたりと着地した。
カードは、電信柱に当たり、電信柱は真っ二つに割れ、勢いを失わないトランプのカードは、ブーメラン状の軌道を描き、山名の手に戻った。
「長瀬勇太郎。俺の一撃をかわした事は素直に褒めてやろう。だが、次の奥義、貴様によけられるかな」
山名は、両手に4枚づつカードを持ち、腕を交差させ斜めに構えた。
「無駄だ。おまえの攻撃は全て見切った。」
537岐阜林檎(188日) ◆AOO....99o :04/01/21 01:12
長瀬はそういうと、足を開き腰を落とし、左手を握り体の側面につけ、右手を開き正面に出す、独特の拳法の構えをして見せた。
「寝言は寝てから言うんだな。食らえ!愚羅雲怒百花繚乱ギャラクシィ」
山名の手から放たれた、8枚のカードは、先ほど放たれたカードよりも更に激しい勢いで長瀬にめがけて放たれた。
「無駄だ、そんなもの今の俺には止まって見える」
「ほざけ、愚羅雲怒百花繚乱ギャラクシィの新の威力はこれからよ!」
放たれたカードは分裂し、16枚に・・・いや更に分裂し、百数十枚にも増殖し、四方八方から、長瀬に襲い掛かった。
「みたか!これこそが我が奥義。これで貴様の最後だ!」
「言ったはずだ。おまえの攻撃は全て見切ったと。」
次の瞬間、激しい砂埃が立ち、カードが長瀬をしとめたかに見えた。
しかし、砂埃が晴れると、彼の姿は無かった。
「何!、あの技をかわせるものがいるなんて・・・!」
そのとき、背後で彼の声が聞こえた
「まだ分からないのか、貴様の攻撃は邪道。飛び道具など、軟弱な精神の表れだ。貴様を倒すことなど俺でなくとも容易だ。」
山名は、脱力し、地に両膝をつきうなだれた。勝負はついたのだ。
「俺の完敗ということか。さあ、殺せ。死は負けたものの宿命。」
しかし長瀬は、山名に背を向け、ゆっくり歩き出した。
「まて!おまえも戦士なら分かるはずだ。俺は戦いの道を選んだときから、死を覚悟して生きてきた。俺を殺せ!そうでなくては、俺は自分の誓いを違えた事になる。俺に恥をかかせる気か、長瀬!」
長瀬は立ち止まった
「山名よ。おまえはこんなところで死んでいい人間ではない。おまえの帰りを待つ者たちの為にも生き続けろ。無様でも何でも生き続けて見せろ。生きること自体、本来無様なことなのだ」
長瀬は一度振り返るり、また再び歩き出した。
538岐阜林檎(188日) ◆AOO....99o :04/01/21 01:13
おねがいします
539名無し物書き@推敲中?:04/01/21 01:26
車田正美の漫画みてえだな。
540名無し物書き@推敲中?:04/01/21 01:29
>>537
寝言は寝て言えっての山本が広めたの?
それともヤツがどっかからパクッたの?
>岐阜林檎(188日) ◆AOO....99o 氏

 >山名がハートのAのカードを投げた。
 
「の」が多いとテンポが悪くなります。それに「ハートのA」でこれがカード
であることはわかりますので「のカード」は削除しませう。
 四行目の「トランプの」も同様の理由でいらないです。

 >長瀬は、一回転宙返りして民家の塀の上に、すたりと着地した。
  
 凄いことをやっているのに描写があっさりすぎます。あと状況の説明不足。絵が浮かびません。
 カードを避けたのは余裕だったのか? 服を軽く切るぐらいスレスレだったのか?
 長瀬が塀の上に立ったことで二人の位置関係はどうなったのでか? 距離は? 方向は? 高さは?
 これらは後の文章でも少しも触れられません。
 
 あと、塀の上に着地するほどの宙返りは身を落として地面を思いっきり蹴らねばなりませんがこの文では
その躍動が感じられません。それとも長瀬は舞空術でも心得ているか、あるいは超人的な筋力の持ち主で
予備動作がほとんど必要ないのでしょうか? それならそれでその軽やかさを表現したいところです。

>カードは、電信柱に当たり、電信柱は真っ二つに割れ、勢いを失わないトランプのカードは、ブーメラン状の軌道を描き、山名の手に戻った。

 一文の中に主語が多すぎて読みづらいです。「カードは」「電信柱は」「トランプのカードは」
 また「カード」「電信柱」が重複です。文をよく整理するか二つに分けるかしませう。

>山名の手から放たれた、8枚のカードは、先ほど放たれたカードよりも更に激しい勢いで長瀬にめがけて放たれた。

 これも「放たれた」が3つもあってくどいです。特に最後のは言葉としても変です。
「激しい勢いで放たれた」だと勢いがあるのはカードではなく、山名の動作の方、という意味になりなす。
「長瀬に襲いかかった」あたりが適当でせう。
>>541つづき

>無駄だ、そんなもの今の俺には止まって見える」
>「ほざけ、愚羅雲怒百花繚乱ギャラクシィの新の威力はこれからよ!」
>放たれたカードは分裂し、16枚に・・・いや更に分裂し、百数十枚にも増殖し、四方八方から、長瀬に襲い掛かった。
>「みたか!これこそが我が奥義。これで貴様の最後だ!」
>「言ったはずだ。おまえの攻撃は全て見切ったと。」

 「先ほど放たれたカードよりも更に激しい勢い」なのにこののんびりとした感じはどうにも……
漫画やアニメではありがちですが、それでさえよくツッコミの対象になるもの。
まして絵の動きでごまかせない文章だけの表現では、なおさらお間抜け感が漂います。
543パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/21 09:02
>>534
誰もレスついてないので批評すると・・・・。
誰が誰を殺したのかわからん。
なんで急に母親が出てくるんか。彼が倒れたのはなんだったのか?
私にだけある割れ目ってなんじゃい!
と、禿しく問題ありまくりなので反省する事。
544原へりのすけ:04/01/21 22:25
>>509-510
なかなか。
弁当箱は長方体で、
>人差し指の第一関節ほどの深さだったのだが、
「だが」なのに「嫌な予感はしていた。」は文法的におかしいですね。
>同僚のちらちらとこちらを見ている目と私の目が合い、
「ちらちらとこちらを見ている同僚と目が合い」とかにしたら?
>>512
はちょっとわかりにくい。
>寝巻きの上から腕を掻く音が、小さな羽虫が飛んでいる、
蛍光灯のその様な音と重なる。
もっとすんなり書いたほうがいいですね。「その様な音と」っていうのがよくない。
>その周りを赤褐色の岩でできた高い山が壁のように広がっていた。
そのまわりを広がっていたではおっかしいですね。そのまわりをだとすると、
取り囲んでいた。とかいう終わりかたでないと。
>裸となった私には、いくつものトマトが皮膚から生えてきた。
ここも主述がおかしい。裸になった私の皮膚にいくつものトマトが
545原へりのすけ:04/01/21 22:35
>>515
ここまでかあ。いいと思う。面白そう。

飲まずに終わるのはもったいないと思った。
のほうがいいのか、飲まずに終わるのはもったいない。
のほうが文章の緊張感はそがれない気もする。
ずーっと「私」が思っていることを書いてるとこだから、
なくってもいいかなあー。
546原へりのすけ:04/01/21 22:54
>>531
すまぬが長い割に読みにくい。
>もう随分立つ。
「立つ?」辞書でひいてみ。
>それまでは、まだ広範囲につまらない人間達を眺めては、
どこかにいないかと探していたジェニーの存在を、マキという
唯一の中に見つけてしまった為に、他を見るのですらもどう
でもよくなってしまったのだ。
すごくわかりにくい。「他を見るのですらもどうでもよくなってしまった」
とか、自分だけがわかっている表現になっちゃってる。
もうすこしわかりやすい文章をこころがけてください。
説明すべきことは説明し、文章はもっと簡潔に。
547原へりのすけ:04/01/21 23:00
>>534
前半句読点を使わずなんかの効果を狙っているのかと
思ったが、後半いきなり文章を短くしているのが不可解だし気持ち悪い。
>私に暴力を加えてきました。
これっていま風なのかなあ。私には凄く気になる。
「〜してきた」話し言葉っぽくて私は好きじゃないんだけど。
>うつ伏せのまま倒れてしまい体を痙攣させていました・・・
自分がやったのに「倒れてしまい」なのかなあ。それ以前にうつ伏せのまま
倒れることができるであろうか。
548名無し物書き@推敲中?:04/01/22 00:12
>>537
あまりに安っぽい設定にワロタよ。
549筒井西京:04/01/22 01:08
 お願いいたします。
 頭が悪そうな感じが出ているでしょうか。

  受け手側の問題

 昨日さ、十九、二十のガキ、あら失礼おほほ少女が三人ノミネートされて、
 しかも二人が同時受賞したじゃない、
 嘉多夜利差ちゃんと金春瞳ちゃんだったかしら。
 そりゃあさあ、塵芥賞で初めての事だったから騒ぐの分かるけどさあ、
 でも騒ぎすぎじゃない、メディアも大衆どもも。
 言っちゃうと偏見なわけよ、偏見、あたしに言わせればさあ。
 話題づくりって騒ぐのも、文学の水準が落ちた、ってのも。
 きゃはは、ばっかみたい。
 三十のオジンが三人候補に並べばいいって言うの?
 そんなこと過去にいくらでもあったでしょお。
550筒井西京:04/01/22 01:09
 それ古いよ、絶対。ださださってやつ? 
 文学は成人男子のものって思ってるショーコよ、ショーコ。
 女の活躍は別に今に始まった事じゃないしい。
 ほら、ブスのごますり女の林田鞠とかあ、そこそこ受けてるじゃない。
 ああ、そう言えば今回の直廾賞にも一人、いたわね、まいっかあはは。
 でさあ、もう文学ってのは女のものって言ってもいいんじゃない?
 最近女流作家が増えたのは、優秀な女流作家が出てきたんじゃなくて、
 オジンにもまあそのかけら位は分かるようになってきたからなわけよ。
 ほらもう十、二十代でデビューして第一線って女流作家も珍しくないでしょ。
 塵芥賞には今までセンスがなかったわけよ、セ・ン・ス。
 ま、よーやく女が認められてきたってワケ。
 若いメスガキあらまた失礼おほほ女流作家ってだけで甘く見るのは心外、
 って言うか遅れてない?男性優位社会のバカの壁どもこらあ。
   浅卑新聞 昭和79年1月16日 文芸卑評家 砂糖皆無枯  
あんたこれほんとに自分で書いたの?他スレからコピーして持ってきたのか?
>>551
下のスレにUPされてる筒井氏の小説読んでみな。
あんたのレスがいかに失礼なものかよくわかるよ。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1067408298/l50
553名無し物書き@推敲中?:04/01/22 16:59
 嫌な季節だ。
 いつもいつも狙ったように、冬将軍の大軍団は氷点下の弾丸を撒き散らしながらこの街を通過していく。
降下する空挺部隊、堅牢な要塞を建設する工兵部隊、北からの火砲支援を受けて突撃する歩兵部隊。
奴等は地表ばかりでなく大気まで白く塗り潰していく。
 我が拠点は度々周辺地を制圧され、包囲される。
そのたびに、私は木のストックを握り、鋼の武器を振り回して、奴等と白兵戦を行うことを余儀なくされる。
 頑強な敵を粉砕し、奈落の底へ放り落とす。完膚なきまでに叩き潰すのだ。
 そして補給線を確保することに成功した。
しかし奴等の攻撃は終らない。氷の兵士達は圧倒的な質量をもって、再び現れるだろう。
 私は参謀からの文書に目を通し、熱地雷の敷設を検討した。
>549
酷評が難しいって投稿はありがたいですね。読むのも楽な上に面白いし。
技術的なことを言おうにも、貴方の場合
よほどあからさまな誤字脱字でないかぎり
文章の力で気にさせなくしてしまうので必要ないかもしれませんね。

まあ。それでも重箱の隅を突くべく、感性的なことを。
「頭が悪そうな感じ」と仰られていますが、>549-550の文章が
視点となる人物(砂糖皆無枯になりますか)によって、
「『意図的に』頭が悪そうに見えるように書いたもの」か、
「『結果的に』頭が悪そうに書けてしまったもの」か、
でこの文章の持ち味は多いに変わってくると思います。

一読して、この『砂糖皆無枯』は後者に属していると思いました。
なぜなら、『砂糖皆無枯』は『文芸卑評家』を自称し、新聞に寄稿している
にも関わらず、言葉そのものに敏感ではないからです。
女性的な感覚として「きゃはは」と「おほほ」は混在しにくい感性です。
「きゃはは」は甲高い音をイメージさせる為、若い言葉です。
逆に、「おほほ」は、低く、咽喉の太ったいわゆるオバサンをイメージさせます。
「きゃはは」に嘲笑の効果があると信じている感性の場合、「おほほ」は「オバサン語」で
言葉自体が「ダサダサ」と感じるでしょうから使いたがらないと思います。
また、「おほほ」が自然に出る感性でしたら、「きゃはは」って笑いが出るのは
不自然だと思うのです。もしくは、この『砂糖皆無枯』が実在したとした場合、
「十九、二十のガキ」と言い切っているので、ある程度加齢していると推測できます。
そんな加齢した女性が「きゃはは、ばっかみたい」と言ったところで
「オバサンが「きゃはは、ばっかみたい」とか言っちゃってるよ、きゃはは、ばっかみたい」
と返ってくるという現実が見えていないということにもなります。
554の続き。長くてすみませぬ

554を顕著な例として、若く未熟だからこその言葉遣いと、
書き慣れた者の文章の安定さが混同してある、不思議な文章とも思えました。
この文章から思い浮かべた『砂糖皆無枯』像は
・意図的に頭の悪い文章にしようとして、予想外に書き手の頭の悪さを露見させてしまった文痴
・嫉妬丸出しで若者に紛れて煽ろうとして失敗、気持ち悪さだけが残ったオバサン
・ない頭を捻りあげて、海千山千の熟女の嫌味を醸し出そうとして、素が出てる若者
・むしろ女性蔑視を浮き彫りにさせようという女嫌いの男
でしたね。
つか、要領を得ない評ですいません。単なる感想ですねコレじゃあ。
今のままで、十分に読者を唸らせ楽しませることは可能だと思いますが
だからこそ、(あと552を読んだからこそに)『砂糖皆無枯』に
『辛口女流文芸批評家』として、海千山千の熟女の嫌味の如く
伝わりやすくも痛快で偽悪的な(頭も人格も)文章を書いてほしいと思いました。

総評『プロと遜色無し』
某スレのレスに同意。
>>553
 まず比喩表現が適切ではないと思う。
 厳しい冬の到来を文字通り「冬将軍の軍団」として描写するのはいい。
 だが「氷点下の弾丸」はヒョウを連想させつつも、後の文を読むとどうやら
豪雪と吹雪のことを表現したいようであるし、「火砲支援」の「火」の字は
読む者に熱さを連想させてしまって、どちらもこの軍団の特徴を表現するのにはそぐわない。

>そのたびに、私は木のストックを握り、鋼の武器を振り回して、奴等と白兵戦
を行うことを余儀なくされる。(略)
>完膚なきまでに叩き潰すのだ。
> そして補給線を確保することに成功した。
>しかし奴等の攻撃は終らない。氷の兵士達は圧倒的な質量をもって、再び現れるだろう。

 「そのたびに」と過去に繰り返されてきた経験を語った文章が「そして補給線
を確保することに成功した」でいきなり直前の過去を語る文章に変わってしまっている。

 あと、また比喩表現のことになるが「完膚なきまでに叩き潰した」軍団が再び
現れるのは少しおかしい。白兵戦の相手を「軍団の尖兵」とするか、あるいは逆に本隊の通り過ぎたあとも残留している
「占領部隊」とでもしたらどうであろう?
もしくは「軍団は不死身である。倒しても退けてもすぐまた次の年には勢力を
取り戻して襲ってくる」みたいにその不死性を強調するとか。   
557テスト ◆tr.t4dJfuU :04/01/22 20:59
どんなものかな?

宮殿では朝食の時間を迎えており、メイド達が次々と豪華な料理を運び出していた。
それは朝食とは思えないほどの豪華さで、一般市民がこの料理を見たらこれが本当に
朝食か?と目を仰天させるに違いない。これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
王様が毎日どのようにして暮らしているかはこの朝食だけでも想像がついてしまう。
なおも料理は運び込まれていく。
王様の目の前に全ての料理が出そろった。豪華で目を見張るほどの大きなテーブル。
目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。
そして、背もたれが必要以上に天井へと伸びている豪華なイス。
全てが”豪華”これ以上の単語が見当たらない程、豪華であった。
>>557
あんたは栗本薫か?w 豪華豪華とまあ……
559初心者1号:04/01/22 22:18
>>557
>目を仰天させるに違いない
ここだけ、書き直そう。
最後の文は著者の個性と判断し、客観的な批評は避けたい。
(個人的は×ですが)
560原へりのすけ:04/01/22 22:39
>>549
頭が悪そうな文章は批評しにくいですなあ。
1箇所
>オジンにもまあそのかけら位は分かるようになってきたからなわけよ。
「そのかけら」の指示先がわかりにくい。
561原へりのすけ:04/01/22 22:43
>>553
すでにいろいろ書かれているので。
>そして補給線を確保することに成功した。
このへんに主語がほしいところ。あるいは前の文からつなげるか。
562原へりのすけ:04/01/22 22:50
>>557
>これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
王様が毎日どのようにして暮らしているかはこの朝食だけでも想像がついてしまう。
「歴然と離れており」っつー表現もどうか。「朝食」もすでに朝食の席なのはわかって
いるのでくどい。
>王様の目の前に全ての料理が出そろった。豪華で目を見張るほどの大きなテーブル。
目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。
「目の前に」「目の前には」やはりくどい。
すでに書かれているけど同じ言葉を使いすぎ。
563パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/22 23:44
>>557
でも、個人的には面白い文章だと思った。
564筒井西京:04/01/22 23:48
ご指摘ありがとうございます。

>>554 
「ださださ」とか「きゃはは」とか、
本気で書くのが苦痛でしょうがなかったんですが、
そう言う文章を散りばめて錯乱気味(嫉妬?)
な所と意味不明さも演出したかったんですが……。
うーむ。直なら「あはは」、もしくは省略ですかねえ、
前後との統一性も考えると。

>>560
まあその、「まあその」で区切らせるつもりでした。
「その何と言うか、」や、「えー、その」の「その」です。
指示語のつもりはありませんでした。
音読したときもそちらの方がよさげでして、
句点は敢えて省いたんですが……。分かり難いかなあ。
565筒井西京:04/01/23 01:47
>>564
……直って何。
誤・直なら→正・直すなら
566554:04/01/23 02:21
>564
個人的意見を重ねますと、「あはは」の言葉の持つ明るさは
言葉を濁すようなこの場面にはそぐわないように思います。
「あら失礼」で十分「女」を表せているのでは。

伝わりづらいというか…う〜ん。
>549-550は「女性らしい文章」であって「女の文章」っぽくはないのですよ。
「こうすれば女が書いていると判るだろうという言葉で書かれた文章」
とでも言いましょうか。若い言葉とオバサン語の混在だけでなく、
男性らしい言葉遣いも混ざっているんですよね。
「そういうので頭悪そうに錯乱しているのを表現している」
といわれてしまえば、それまでなんですけど、
女から見ると「これ書いた人、本当に女?」と思ってしまう文章なんですよね。
まあ、小説の登場キャラならこれ位の歪みはあると思いますが。
言葉の不自然さから、この文章を書く苦痛が伝わってきますが(w
本当に「頭の悪い女の文章」をきちんと書きたいのでしたら
他の板を周ってきてみてはどうでしょうか?
ここは悪名高い2ちゃんねるですから、おなか一杯になるほど
いい見本が見つかると思いますよ。
ただ、珍妙な言葉遣いを模索するあまり、
変な快感に目覚めないことを祈るばかりですが(w
567筒井西京:04/01/23 02:42
>>566
549-550は「女性らしい文章」であって「女の文章」っぽくはないのですよ。

是非とも具体的な箇所を教えて頂きたいです。
お願いします。
568筒井西京:04/01/23 02:48
連続投稿失礼します。

>>566
言葉の不自然さから、この文章を書く苦痛が伝わってきますが(w

拷問でした。原文も原文でして。


569(´・ω・`) ◆YtHmMqBDQs :04/01/23 03:41
酷評お願いします



この深夜、空腹に耐えられず、吉野家へ走った。

24時間いつでも開いていて、注文したらすぐに商品が出てくる。
こんな時には最高の場所だ。

目の前に並べた、牛丼並、みそ汁、たまご。
まずは味噌汁を一口。
そして、一気に牛丼をほおばる。
半分まで食べたら、たまごを投入。
醤油を少したらし、新たな牛丼の味を楽しむ。
最後にみそ汁をいただき、
至福の時の余韻をかみしめる。

ああ、吉野家の牛丼。
もう、食べられなくなると思うと美味しさひとしお。
俺は、吉野家の牛丼が無くなったら、どうしたらいいんだろう。

(完)
牛丼がないならブリオッシュをおたべ

by マリー・アントワネット
571すぱーまん:04/01/23 07:26
『カレー丼の出番だ』

青空の広がる日曜日の昼下がり。
ふと足を運んだ吉野屋の前で、>>569は見慣れない張り紙を目にした。
「牛丼の販売を一時休止いたします。」
お知らせと名の打たれた張り紙には、特に詳しい説明も無く、
ただその一行のみが書かれていた。
>>569は店内の従業員に詳しい説明を聴く事にしたが、
奇妙な事に客席はおろか店内でさえも人の気配がしない。
不思議に思った>>569は厨房の中に入り込み、
牛丼鍋の中に出来立てホカホカのカレーがあるのに気が付いた。
すると突然>>569は意識がもうろうとし、
鍋に入っているカレーを無我夢中で貪り食い始めた。
「おなかが痛い、我慢できない。」
心の中で叫び続ける>>569の精神的な声を裏切るかのように、
肉体的な意識は依然として行為を止めようとはしない。

その暴走した意識が頂点に達した瞬間、>>569は心地の良い太陽の日差しに気がついた。
そうか、夢だったのか。
>>569はパンツの中のカレー丼を茶碗に盛り、
「こんな見た目の悪いカレー丼なんか誰も食わないよ。」と、
吉野家の現実を噛み締めた。








572名無し物書き@推敲中?:04/01/23 07:50
>557
あなたは「リアル鬼ごっこ」の山田先生ですか!!感激です!!
573パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/23 12:49
>>571
文章っつーか、そんなの日常会話みたいなもんやんw
『至福の時の余韻』のが2つはチョット、ウザイかな。
574パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/23 12:51
>>569だった。
しかしまあ、吉野家以外にもいくらでも牛丼屋なんかあるしな。
575よろしくお願いします:04/01/23 17:17
歩いた道を、振り返ってみると、
そこには足跡一つ残されていないことに気付く。
何度か花を踏み潰し、何度か泥地に足を滑らせた。
繰り返される感情の荒波を乗り越え、
なんとかここまでたどり着いたものの、
またこの先どうするかを考える気にはなれなかった。

死が近い。
体に感じるのだ。
その、沈黙の叫びのような声が。
あたかもそれは、無音世界に鳴り響く耳鳴りに似た思いを心に描く。
布団に入るたび、一歩ずつ向こう側へと歩んでいる心持ちを抱く。

枕に積もった無数の髪の毛が、私の死期を物語る。
いつ、死神から手紙が届くのだろうか。
もう思い残すことはないだろうか。
そんなことを一日中、思い耽ってばかりいる。
何のために生きてきたのだろう。

その嵐は破壊と孤独をつれてくる。
預言者が語るにはこうだ。
それがいつ来るかはわからない、
ただ、もうそろそろ着いてもおかしくない頃だ。
私の胸に熱くて鈍い痛みが滲む。
思わずその疼く胸に手を抑える。
しかし鼓動は鳴り止まない。
576554:04/01/23 18:42
砂糖皆無枯砂糖皆無枯>567
>具体的な箇所を教えて頂きたいです。

私が『女の書いた文章っぽくはないなあ』と思っただけなので、
必ずしも全ての女性がそう感じるわけではないということだけは断っておきます。
具体的にするために誇大的にしている部分もありますし。
以後は、一サンプルだとでも思ってくださると助かります。

とりあえず、「女の文章」っぽくないと感じたのは、
若い女言葉・オバサン語・男性らしい言葉遣いの混在に一因していると思います。

「昨日さ」からの5行は、如何にも、文を書き慣れたオバサンの印象です。
「あら失礼」「おほほ」「〜じゃない」「そりゃあさあ」なんかがポイントでしょうか。
一つ一つはそう思えなくても重ねて使うことで印象を強くさせていきます。
「ども」は男性的な言葉ですが、コレは逆に、自制している感情が
出てしまっている表現として、見事だと思います。それが、「言っちゃうと」から突然、
無理な(ように感じる)若い言葉を使い出します。「きゃはは、ばっかみたい。」なんて最高潮ですね。
これらの言葉で、それまでの流れから、オバサンが若者に擦り寄ってきた印象を受けました。
そして、次が「オジン」です。これは、かなり加齢を感じさせる言葉です。
さらに次の「でしょお」も、どちらかというとオバサンをイメージさせます。
擦り寄ってきたかと思いきや、再びオバサンに帰っていってしまいます。

このように若い言葉とオバサンの言葉が交互に登場するので不自然に感じ、
「女の書いた文章ぽくないなあ」と思ったのです。
ついでに、他のオバサンぽい表記は「ショーコ」「若いメスガキ」
「こらあ」などでしょうか。若い表記は「まいっかあはは」「女のもの」
「って言うか遅れてない?」等でしょうか。

とまあ。表記については↑のようなところを不自然に思えました。
あとは「砂糖皆無枯」を一人の実在の女性とした時に、不思議に思ったこともありますが
錯乱気味ということですし、「男性優位社会」に憤っていることは伝わるので、
必要ありませんでしょうか。とりあえず、制限なのでこれにて。ご参考になれば幸いです。
577554:04/01/23 19:26
>575
ポエミーですねえ。こういうの好きです(w
好きだけに勿体無いなと思った箇所を。

全体的に状況描写が足らないように思いました。
というか、心理描写なのか状況描写なのか
判別しづらいと言うべきでしょうか。
一読した時、「枕に積もった無数の髪の毛」から
「「私」は寝たきりなのかな?」なんて
思い込んでしまったのもいけないのでしょうが。
この「私」は病気の人ですか?大往生間近ですか?
思い込みで死期を悟った、毛の抜けやすい動悸不順の人ですか?
「私」の死にゆくが故の虚無感や無常感、その動揺など
「私」の内面は伝わってくるのですが、
「私」そのものを伝える描写が少ないように思えました。

>その、沈黙の叫びのような声が。
>あたかもそれは、無音世界に鳴り響く耳鳴りに似た思いを心に描く。
「その」「それ」が続いて出てきているのでちと解りにくいような。
あと、「沈黙」と「無音世界」も意味的にカブっているので、
いっそまとめてしまってはどうでしょうか。

>布団に入るたび
これは「私」が死にどういう考えを持たせているか
によって変わることなのですが、布団ってどちらかというと
安息などの暖かいイメージがあると思います。
以下の文章を読むと、死に良くないイメージを持っているようなので
言葉が浮いているように思えました。
「眠りにつくたび」とか「瞼を閉じ合わせるたび」とかでもいいような?

総評 「この調子で」
前述のとおり、好きな書き方なので次があることを楽しみにします。
578筒井西京:04/01/23 22:19
>>576

ありがとうございます。
表現に一貫性を持たせながら錯乱させるのは難しいですね。
よろしければまたお願いします。

>>566 ここは悪名高い2ちゃんねるですから、
   おなか一杯になるほどいい見本が見つかると思いますよ。

 んっと、何と言うか最後の砦は失いたくないものだなあ、と……。
579名無し物書き@推敲中?:04/01/24 00:49
>>575
読んで良かったと思う文章にはなってると思います。
580名無し物書き@推敲中?:04/01/24 00:51
オープンカフェに出ているのは俺だけだった。
誰も痛みをともなう寒さに挑もうと考える者はいないようで、
他の客は全て、店内の濁った空気に塗れ、朧となっていた。
澄んだ空気に星が輝く理由を知らないなら、それも致し方ない。
泥のような汁を啜り震えから開放されるのも自由なのだ。
俺はというと、こうして寒さに震え瞬きながら、
入れたてのコーヒーにしがみつき、空を仰いで煙を零す。
口から真っ直ぐ胃までの経路、失われた芯が熱く立ち昇る。
無上がこの一杯にある。
だがただひとつ憂鬱なのは、カウンターが忌ま忌ましい、
陰気な店内にしまわれてあるということだ。
俺はウェイターを呼ぶと、店内を通らずにそのまま店を離れた。
金を多めに渡して。
当然か、俺は他の客より、この店を愉しんだのだから。
581筒井西京:04/01/24 01:29
 第130回塵芥賞を受賞 嘉多夜利差さんの素顔

 快挙に反響が広がっている。
 1月15日発表の塵芥賞で、嘉多夜利差さん(19)と金春瞳(20)さんが、
 これまでの記録(註1)を飛躍的に更新するダブル受賞を果たした。
 特に嘉多夜利差さんは現役の大学生だ。本稿では彼女の魅力に迫ってみたい。

「どうも。俵人市立横志乃高校3年、嘉多夜利差(註)2です。
 まさか私が感想をもらう立場になれるなんて、思っても見ませんでした。
 とても嬉しいです。送ってくれたみなさん、嬉しいです。
 ほんとにどうもありがとうございます」
 一枚の写真がある。山出書房主催の新人賞、文鯨賞授賞式での一コマだ。
 この時彼女は17才。当然の事ながらこれも最年少記録だった。
 受賞作の題名は「ぽちっとな。」。
 話題が話題を呼び、当時25万部を売り上げるベストセラーとなった。
「同世代の共感や17才を理解してもらいたいとか、
 そう言うことは思っていません。
 ただ純粋に楽しんでもらえたら、一番嬉しい、そんなスタンスです」
 嬉しい。
 そう何度も繰り返す彼女には、
 あどけない、や、無邪気、と言った表現の方が似合う気がする。
 二年後塵芥賞を取る大器には、とても見えない。
582筒井西京:04/01/24 01:32
 あれから二年。彼女はスポットライトを浴び、表舞台に立っている。
「今は普通の大学生活ですね。この前自転車で派手に転んじゃって、
 ひざを擦りむいちゃったくらいかなあ。ちょっと恥ずかしいですね。
 好きな作家ですか。大罪修さんが好きでよく読んでました。
 文章がすごいうまくて、ここぞ、っていうとこのスタンスが、
 ほんとすごいうまいって感じて」

 彼女が尊敬してやまなかった作家、大罪修。
 草創期に熱望しながらも、彼は生涯、塵芥賞を受賞することはなかった。
 ひるがえって現代。彼女は塵芥賞を獲った。最年少で。
 これが何を意味するのか、確かなことはまだ分からない。
 ただ、僕は思う。――期待してもいいかな、と。

追・一夜明けた今日、「蹴倒したいねん」は既に売り切れ店が続出、
   確実に反響は広まっている。
   これをうけ、山出書房は急遽、七万部もの増刷を発表した。

 最後に、彼女からのメッセージを記しておこう。
「とっても光栄です。でも、マイペースで行きたいです」
 心強い台詞だ。
583筒井西京:04/01/24 01:35
 でっち上げ記事です。
 えっと、その……“萌え”られますか?
 そして、でもちょっと……、と言う感じは出てますでしょうか。
584筒井西京:04/01/24 01:38
 追・
「私はジャーナリズムを嫌悪し、
 かつ軽蔑しながらなお長年そのなかで衣食してきたものである。
 だから、せめて自分でも信じないことは書くなと言いたい」
   故・山本夏彦
 
 ご、ごめんなさい、私は嘘つきです……。
585(´・ω・`) ◆YtHmMqBDQs :04/01/24 04:36
一気にほおばると
ハンバーグから、スープが舌へと押し寄せる
トマトの果汁といったいとなり
オニオンが刺激となり
とろけるチーズと少しのマヨネーズが旨味を強調し
その美味さは頂点へ

ああ、愛しのモスチーズバーガー
漏れのお気に入り
( ゚д゚)ウマーー
587名無し物書き@推敲中?:04/01/24 04:49
 これが僕の”悪癖”だ。一言YESと答えてしまえばいいのに。素直に言葉の表面だけを受け取れば
いいんだ。ただいつも僕はまず、その言葉の裏側を考えてしまう。社交辞令としての誘いじゃないのか、
本心は僕が参加することを求めていないんじゃないか。彼女のしぐさの微妙な差異からそれを探ろう
とする。せめて強く求めてくれれば、僕には承諾する口実ができる。僕自身の持つ本当の願望を表に
出さずに、”仕方なく”参加できる。
「どうしてもだめなら、無理しなくていいんだけど」
 決まりだ。
「うん、ごめん。バイトが外せなくて」
 彼女は軽い挨拶を残して戻った。いつもどおり、後悔の念は悶々と僕にまとわりつく。そして都合のいい
理屈で自分を納得させる。もし参加してもどうせ僕はうまくやれないさ。失敗を免れることができた、と。
 わかっている、自意識過剰だ。彼女は純粋な行為で誘ってくれたし、良くも悪くも深い意味なんて無い。
僕には彼女らにとって、良いほうにも悪いほうにも深い価値なんて無い。他人の関心など、自分が思って
いるほど自分になんか向いちゃいないんだ。それをわかっていつつも僕は、ほんの小さな可能性を恐れ
る。自分が求めることを表面に出した時の相手の拒絶を。そしてその時の体裁を。ちっぽけ過ぎるプラ
イドだ。すぐに吹き消してしまえそうなプライド。でも何より僕は、その惨めで寂れた感情の一カケラが大
事でたまらないんだ。捨てるには僕にとっては重過ぎるガラクタなんだ。
 僕はイヤホンを耳につけ机の上の腕枕に顔をうずめる。そうして偽の無関心という壁を周りに建てつける。
それが精一杯の防護柵だ。この中に立て篭もれば、少なくともちっぽけなそのガラクタだけは守れる。


お願いします。
588名無し物書き@推敲中?:04/01/24 04:51
オカルト板の洒落にならないくらい怖い話スレに書き込もうと
思って書き始めたのですが、続きを書くのがメンドウになりました。
どなたか続きを書いてくれませんか?
589(´・ω・`) ◆YtHmMqBDQs :04/01/24 04:55
>>587
適当に改行されていない上に長文
さらに内容がストレートじゃないので読みにくかった
>>587
・冒頭あたりの「ただ」は用法がすこしずれてる気がする、抜くなり「だけど」に置き換えるなりしたほうがいい
・どう直せとも言えないけど「彼女は軽い挨拶をして戻った」とかは婉曲的すぎてすこし混乱した、技法は好きなんだけどやりすぎ
・「そして」で続けてしまうと「後悔の念」が理屈で云々してるように読んでしまいそう
・「カケラ」は「欠片」か「かけら」でいいと思う

全体的に好き。
591昨日の世界。:04/01/24 08:45

         ______
         /::::::::::::::::::::::::::::::::彡:ヽ
      /:::::::::::::::::::::::::::::彡:彡:ノ:::::ヽ
      |::彡ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ:ミ::::::|
      |/            \ミ:;|
      (l",,,,,,,,,..     '"゙゙゙゙゙゙'    |;;|   議席があれば何でもできる。
       |-=・=-   ( -=・=-   l" |
       |///    |   ///   ハノ
       |    ノ _,l)  ヽ    |:|   言葉なんか意味ないよ。
       |   /  _!_   丶   |/   
      /ヽ   -===‐     / \  
    /\ \    ̄     //    まぁ、気づいた頃は、手遅れだけどね。 
        \ 丶___ / /






592 ◆maZdzWvKxM :04/01/24 11:06
 二十世紀の末、野比家の呪われた伝説『のび太』の元に現れた猫型ロボットがいた。
『ドラえもん』。
ネジが外れ、メッキは剥げ、声もつぶれ、耳まで失った哀れな男である。
 西暦二一五二年。タイムパトロール隊を組む時空保安官らが一つの作戦を起動した。
野比のび太及びドラえもんを、時空犯罪者とする訴訟を受理したのだ。
 ドラえもんの暗躍で力をつけたのび太が、四十一歳でイスラエル軍に拉致された上、
二一五一年、野比家の子孫でもあった日本国の大統領を狙撃したのである。
 時空保安官(Space-Time-Sheriff 以後STS)には野比家に近付く前のドラえもんに
照準を合わせることができない理由があった。ドラえもんはのび太と出会ってから、
時空犯罪における犯人の身柄拘束に幾度となく貢献しているということがそれに当たる。
ドラえもんを捕獲するには、のび太が軍に拉致される直前の時代でなければならなかった。
 また、STSの予算にも限りがあるため、必要最低限以上の追跡や調査はできない場合がある。
のび太の身柄確保のチャンスは、取れて三度が限界だ。もしそれを全て逃し、のび太を軍に
渡した場合、大統領の死を無効にすることが極めて困難となる。
 STSが決断を迷っている時、子守ロボット『ドラえもん』製作会社がロボットの亜種をデザインした。
彼らは新たに開発した子守ロボットの新型、『アクロ』をSTSに提供。
アクロはドラえもんに作戦を妨害されないよう、あらゆる機能を搭載された高機動ドラ型ロボットである。
 STSの作戦は、アクロをドラえもんの監視用に送り込むことだった。二十一世紀の練馬区へ。
593587:04/01/24 11:53
>>589>>590批評ありがとうございます。精進します。好きって言ってもらえてうれしいです。
594原へりのすけ:04/01/24 15:30
>>580
文章は変ではない気がするけど
意味がわかりにくい部分がある
>泥のような汁を啜り震えから開放されるのも自由なのだ。
このへんとか。主人公はまずいコーヒーを店の外で震えながら飲んでるってことか?
店内にいる人との対照があまりうまくいってないんじゃないかな。
595原へりのすけ:04/01/24 15:40
>>581
どう萌えていいのかいまいちわからないのです。
気になった部分を。
>特に嘉多夜利差さんは現役の大学生だ。
「特に」って言葉がひっかかります。特にというほど強調したいというものが
周辺の文章からは感じられない。大学生だ、ということが「特に」だというこ
とはわかるけれど。
>「どうも。俵人市立横志乃高校3年、嘉多夜利差(註)2です。 〜
これはいつの時点の言葉なのかしらん?
あと、誰が感想を送ったのかが不明なので唐突な感じです。
>あどけない、や、無邪気、と言った表現の方が似合う気がする。
形容詞の後に「や」っていうのは違和感が。用法として合っているのでしょうか。

相当書いてらっしゃる方のようなので批評しにくいのですががんばってみました。

596原へりのすけ:04/01/24 15:41
>>585
じゅる...
597原へりのすけ:04/01/24 15:52
>>587
文章は悪くない。
>その言葉の裏側を考えてしまう。
>彼女のしぐさの微妙な差異からそれを探ろうとする。
探りすぎだ。この辺の表現は一まとめにするとかしたらどうかな。
>彼女は純粋な行為で誘ってくれたし
行為?好意?行為だとするとちょっとオカシイ。
598パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/24 17:57
漏れの作ったコピペを酷評して下さい。

【南朝雲(なんちょううん) 北朝雲(ほくちょううん)】

 支那の奥地に、南朝雲・北朝雲という兄弟がいた。
彼ら兄弟の家は貧しく、食べ物もままならなかったが、兄弟は仲が悪く、助け合う事をしなかった。
南朝雲は隣の裕福な家にしつこく謝罪をさせ、賠償を求める事により生計を立てた。
北朝雲は隣の裕福な家の子供を拐し、さらに暴力に訴える事によって多額の身代金を得た。
彼ら兄弟には大きな特徴があった。それは、自分勝手で、事大主義で、責任転嫁をし、
自らの非を全く認めず、思い込みが激しいということだった。
現代において、彼らのような人をチョンと呼び、
彼らの住む国を、南北チョンと呼ぶのは、言うまでもなく南朝雲・北朝雲、兄弟に由来している。

     民明書房 『辺境の地に住む偏狭な兄弟』より
599Catail:04/01/24 18:36
久しぶりに「まじめに批評スレ」に来たぽ。
チョト頑張ってやてみるぽ。
何人かが頑張ってるぽ。
漏れもチョトダケ手伝うぽ。
600Catail:04/01/24 18:37
>>549-550 筒井西京
>>566氏も指摘していらっしゃいますね。失礼なことをお訊きしますが、
作者氏は男性でしょうか。
女が書く「頭悪そうな女の文章」とは、少し違うような気がしたので。
分かりやすい頭の悪そうな女というと、いまどきフェミに走ったり、
エロ話しかしなかったり、他人の判断を自分の判断と同一視してしまったりします。
そしてそれをほとばしる情熱とともに押し流してきます、OK?
この文章を見る限りでは、まだ「女の頭が悪いとはなんだろうか」という思考から
抜け出せていないように思えます。ある意味、激しい思い込みのようなものも
感じられない、中途半端な文章になってしまっています。
この文を書く意図は私には分かりませんが、「頭悪そうな女」の考え方だけでも
私の文章でお分かりいただけたら幸いです。

>>553
・吹雪の暗喩でしょうか。
読んでいて少ししんどいなあと思ったのは、多分漢字が多いせいだと思います。
ただ、こういった硬い文を好む読み手には受けるかもしれませんね。
とはいえ、これが長編の冒頭部分であった場合、ちょいと導入には長すぎるような気も
いたします。暗喩は使い方が難しいですね。
基本的には面白い着眼点だと思いますよ。
601Catail:04/01/24 18:37
>>557 テスト ◆tr.t4dJfuU
>>558のナイス突っ込みにワラタです。私も最初それが気になりました。
「見たこともない豪華な食事」とは、具体的にどんなものなのかを一切書いていないから
こういうふうに叱られてしまうと思うのですよ。
物を書くのなら、表現しなくちゃ。
それから細かいですが、金はやわらかいので、食器には不向きです。
王侯の食器というと、銀が有名ですね。
毒物を見分ける銀箸を使ったのは中国の宮廷料理の毒見でしたか。うろ覚え。

>>569:(´・ω・`) ◆YtHmMqBDQs
・使用する牛を国産牛に切り替えるそうですよ、よかったですね。
さて内容ですが、すらすらとわかりやすく読めました。あっさりとまとめていますね。
吉牛の味付けはほかの店と少し違いますよね。メニューを並べるだけでなく、
たとえば肉の切り方、しょうがの色や味わい、食器などなど、
細部まで短く説明しておくと、深みが出て、より吉牛ファンを滂沱の境地に
立たせることができると思います。
素直ないい文章だと感じました。
602Catail:04/01/24 18:38
>>571 すぱーまん
『カレー丼の出番だ』
・あまりきれいなオチになってない気がします。
多分、前半部に伏線をきちんと張ってなかったせいかと。
あと、余計なお世話ですが、他の投稿者を揶揄するための投稿をするのならば、
手を抜かない文章に仕上げるのが礼儀であると思いますよ。

>>575 よろしくお願いします
・こちらこそよろしくお願いします(ペコリ)。
微妙ですね。使っている言葉はどれも洗練されていますが、全体として
つながりがよくなくて、バランスに欠けた文になってしまっている気がしました。
中に込めた情報量は、ここまで読んできた中でもとても多いです。
あとは、その緊密な文をゆるりゆるりと紐解いて、読み手に分かりやすく
ほぐすような展開に持っていくと、よいと思います。
現時点では、少し物語詩の印象を受けました。
603Catail:04/01/24 18:39
>>580
・雰囲気はよいと思います。よろしくないとすれば、おそらく構成。
>こうして寒さに震え瞬きながら、
>入れたてのコーヒーにしがみつき、空を仰いで煙を零す。
>口から真っ直ぐ胃までの経路、失われた芯が熱く立ち昇る。
>無上がこの一杯にある。
という文は、冒頭の
>オープンカフェに出ているのは俺だけだった。
の後に挿入してみます。
この後、対比して店内の客の様子を描いていきましょう。
こうすることにより、ラストの
>当然か、俺は他の客より、この店を愉しんだのだから。
という一文が生きてくることと思います。
結構好きですよ、私はこういう世界は。

 
>>581-582 筒井西京
・「萌え」られるか、という問いでしたので、先にお答えしておきます。

ぜんぜん。

いわゆる、一新聞記事としては、無個性で冷静な「らしさ」は出ていると思います。
これはよいと思います。
新聞記事の練習文としては、イマドキの題材を選んでいて、これも悪くないです。
ただそれだけかな。広がりなどをこれに求めるのは文章の特性上、筋違いなのかもしれない。
604Catail:04/01/24 18:39
>>585 (´・ω・`) ◆YtHmMqBDQs
・食べ物文、いいですね。私は好きですよ。
キャッチコピーとして読みましたが、食欲をそそられる文章でよかったです。
ややリズムが悪い箇所がありましたので、ここを少し直すとグッド。
>トマトの果汁といったいとなり
はひっかかります。多分前文のスープについての一文だと思うんですが。

モスチーズバーガー派ですか。。。私は照り焼きチキン派なんだけどなあ。。。。

>>587
・えっとまず文中に使われている”○○”の括弧表記はやめましょう。
正しくは“○○”。シフト+2キーで確かめてみましょう。二重引用符のお話。
内容ですが、読んでいて「もうだめぽ( ´Д∩)」という気分に沈みましたw
述懐自体は、とくに目新しいところはないです。主人公の陰鬱さをもう少し強く
表現できると響くものがあるかも。不思議な話ですが、全文読んで訴える力が
弱い気がします。
605Catail:04/01/24 18:43
>>592 ◆maZdzWvKxM
・まとまりなく流れていっている気がしました。出だしはよかったのに、
後半になるに従ってどうもだらだら内容が間延びしているというか。
本当にこの文字数だけで切り上げる予定で書いたのかちょっと疑問です。
書いている間に設定が急に大きくなってしまった印象を受けました。
後半は整理が必要かもしれませんね。「アクロ」の部分なんか。

>>598 パピヨン ◆tQ.hdNBCT2
・「食べ物もままならなかった」という表現はおかしいです。
「三度の食事すらままならなかった」「日に得る食べ物すらままならなかった」とか。
古代の中国の庶民って一日の食事三回か分からないけど。
あと、隣の家はこの際だから二つに分けましょう。
東隣の家はここに書かれていたとおり裕福で、西隣の家は尊大でよく兄弟を苛めていた、
などという記述を追加すると、より深みが増すと思いますw

本日はここまで。
606 ◆maZdzWvKxM :04/01/24 18:50
>>605
なるほど。サンクス
607587:04/01/24 21:54
>>597>>604批評サンクス
608筒井西京:04/01/25 00:53
>>600 ……それをほとばしる情熱とともに押し流してきます、OK?

OK!です。ありがとうございます。
頭の悪い女の“情熱”に嫌気がさしつつ書いてました。
今どきこれか、と思いつつ。それじゃ駄目かー。
言葉遣いとか、作品内容に触れてないところとか、
そもそも作品名すら出していないところ、とか。
まあ、性別は言わずもがな、です。

>>603 「萌え」られるか、という問いでしたので、先にお答えしておきます。
    ぜんぜん。無個性で冷静な「らしさ」は出ていると思います。

安心しました。いろんな意味で。



609パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/25 03:17
>>605
あ〜そうだね。言われてみれば。
ただ、隣の家は日本とかけてるから2つにはできないかな。
610(´・ω・`) ◆YtHmMqBDQs :04/01/25 05:46
>Catailどの
ありがとうございます。

あなたの批評は、的確で、
それでいて、悪い部分を指摘されても
気分が下向きになることもなく、
むしろ、誉められて上向きな感じです。
 バイトを終えるとまっすぐにアパートに向かった。日はすっかり傾き大気から温度が消えていた。
僕はペダルをより早く回した。誰が待っている訳でもなく、何がしたい訳でもなく、僕はただ僕の
指先を圧迫する寒さから逃げる為だけに足を動かした。
 自転車をアパートの隅にとめる。二階建ての無機質な壁面が季節と相まっていっそう脆く見えた。
感覚が消えかけた両手をポケットに突っ込み、何とはなしにアパートから空に視線を移す。何時の
間にか空は灰色の雲によって満たされていた。淀んだ空は夏の突き抜けた青空なんかよりずっと
落ち着いた。寒色に慣れた目にふと小さな光が入った。空よりずっと冷たい鼠色の地面に転がる
真新しい五円玉だった。別に後ろめたいものは無いが、無意識に周囲を見回した。誰もいない。
僕は疑り深く周囲を探ってみたが、人はおろか犬も鴉もいない。虫すらも土の中で穏やかな眠りに
ついている空の下で、僕は一人五円玉を前に逡巡していた。それの横に屈んだ。拾うべき手が
ポケットから出てこない。僕は道の隅に五円玉を蹴飛ばして、そこを過ぎた。それから郵便受けを
確認した。外から見ればだいたい何も入ってない事はわかったが、念のため確認してみるとやはり
何も入っていなかった。ポケットの中で鍵を握り締め二階の自分の部屋へ向かった。自転車の上では
あんなに急いでいたくせに階段を踏む一歩一歩は重々しく、部屋までの道のりを引き伸ばした。


 とにかく沈鬱な文章を書きたかったのですが、目的は果たせているでしょうか?
それも含めて酷評お願いします。
>>611
> 大気から温度が消えていた
文学的な表現だけど、どうだろ。ま、文字どおりとる人はいないと思うけどね。
> 淀んだ空は夏の突き抜けた青空なんかよりずっと落ち着いた。
空が主語だから、落ち着いたで結ぶのはどうか。落ち着いて見える、とか。
> 念のため確認してみるとやはり何も入っていなかった。
前の文で確認したっていってるから、重複になってるかな。

 と、文章だけでしたが、全体的な雰囲気はなかなかいいと思いますよ〜。 
>>611

文章の流れで気になった点。
>……空に視線を移す。……寒色に慣れた目にふと小さな光が入った。

どうして地面の五円玉が見えたのか不自然な印象を受けます。視線を移した
描写を一言入れた方が良いと思う。

沈鬱な文章という意味で気になった点
>空よりずっと冷たい鼠色の地面に転がる真新しい五円玉だった。

ここは錆び付いて汚れた五円玉の方が良いのではないか。
この文章では、冷たい鼠色の地面との関係で、五円玉の「光」が強調
されてしまっていて、逆効果に思える。

全体として暗い雰囲気は出ていると思いますが、沈鬱といったところまでは
感じませんでした。なぜなら、書かれた状況描写は普通にあり得るものだから
です。沈鬱という特殊な雰囲気を出すためには、主人公の内面やそれを取り巻く
状況に非日常的な設定を施さないと、難しいかなと思います。
とりあえずはこんなところで。

614寿 樹庵 ◆qnBeHfchc. :04/01/25 12:41
亜季の夏

亜季はいつも病気がちで
しょっちゅう入退院を繰り返していた
彼女にとって季節とは
病室の窓から眺める公孫樹(いちょう)の移り変わりだった

後で続きを書くので、評価は後回しにしてください。
615寿 樹庵 ◆qnBeHfchc. :04/01/25 14:23
どなたもいらっしゃらなかったようですし、短い文なので最初から・・・

616寿 樹庵 ◆qnBeHfchc. :04/01/25 14:52
亜季の夏

亜季はいつも病気がちで
しょっちゅう入退院を繰り返していた
彼女にとって季節とは
病室の窓から眺める公孫樹(いちょう)の移り変わりだった。

亜季の誕生日は夏真っ盛りの8月。
その日は学校での親友などが集まり、病室でバースデー・パーティーをする。
久しぶりに会う友達と共に、楽しい時を過ごす・・・
だが、友達は皆帰ってしまい、少し寂しげな亜季。夕刻の太陽が、公孫樹の樹を淡く象っている。
残された贈り物や、カード・・
亜季はベッドに腰掛け、ぼんやりとそれらを見つめた。
全てがここにあってはならないもののような感じがした。
すると突然、病室のドアがガラガラと音を立てて動き、そこに一人の青年が立っていた。
亜季はビクッと振り返って、ドアの方を見た。
「・・・ごめんね遅くなって」亜季はわざと頬を膨らませて、
「みんな帰ったよ。」とそっけなく答えた。
現れた彼の名は涼。涼はベッドのそばに寄って、持ってきた贈り物をベッドサイドに並べる。
「アキちゃんが寂しいかと思って」
亜季の為にと、涼が用意したプレゼントはどこか一風変わっていた。
「河原で、ほら星型の小石を見つけたんだ。金のペンキを塗ったら本物の星みたいに見えるようになったよ。
あと病院のロビーで真っ青のきれいな公孫樹の葉を枝ごと拾ったんだ。」
亜季は黙ってその石と公孫樹の枝を見た。
やることが幼稚園生並だと思ったけれど、金のペンキを塗った小石はどことなく可愛げがあった。
「誕生日8月なのに、「アキ」なんて面白い名前だよね。」
涼は突拍子もなくそう言った。
亜季は、自分の持っている名前の、興味深い由来を言った。
「アキっていう読みは父が決めたの、明るくハキハキしていい読みだって。字を考えたのは母なんだけど、
始まりの「ア」が「亜」しか思いつかなかったんだって。だけど、「亜」って「二番目」っていう意味があるからなかなかいい漢字が
見つからなくて、結局「春夏秋冬の二番目の季節」と言う意味の「亜季」になったんだよ」
617ヨッシーヒル:04/01/25 15:18
酷評お願いします。
 ある宗教絡みのアンソロジーに……。
 (中略)

(危ない、危ない)
 洞窟では、思いの外反響が激しい。一呼吸置き、森島は再び岩陰から覗き見た。
 最前からの教祖の詠唱が、より禍々しい気配を強めたようだ。取り囲む信者
達もまた、忌むべき調べを陶然と紡いでいる。燭台から投げられた陰影に彼ら
の黒衣が溶け込み、闇との境界を曖昧にしていた。
 思わず飲み込んだ空気が、ねっとりと肺にからみつく。邪教。厭でもそんな
言葉が浮かんでくる。もし、ここで見つかったりしたら……依頼のためとはい
え、我ながら無茶な真似をしている。
(依頼のため? 本当にそれだけなのか)
 彼は雑念を振り払うべく、視線を戻した。いや高まる狂乱の渦。その中央、
異形を象った台座。静かに横たわるのは、依頼の対象であり、何より自分の知
っている少女。魔が降り、僕は影と揺れ、贄を捧げる喜びに震えている。悪魔
に囚われた白皙の裸身だけが、この異空間に不釣り合いな彩りを与えている。
 森島の胸中に鈍い痛みが走った。ほんの一月ほどだった。仕事のため。ただ
それだけ。少女──聡子の無垢な魂は、それでも確かに彼の乾いた心をそっと
撫でていった。でもただそれだけ。なのに──。

 不意に静寂が降りた。
 憑かれたような凝視を受けて、おもむろに教祖が手にしたのは、巨大な刃で
あった。その刀身に、燭台の炎とは異質な赤錆色が混じって見えたのは気のせ
いだろうか。
618ヨッシーヒル:04/01/25 15:18
 俄に冷たいものが森島の脊髄を駆け上り、脳裏に不吉な映像を結んだ。細切
れにされた肉片。眼球、耳、鼻、唇、歯、指、爪、乳房、心臓、脳──。
 連続少女解体事件。巷ではそう呼ばれている。単なる四肢切断などではない、
人間を構成単位に帰するかのようなその異常性。まさしく、悪魔の所業としか
云いようがない。そして必ず、発見された死体からは身体の一部が欠落してい
た。毎回違う部位を、何故持ち去る必要があるのか?
 嘔吐感が込み上げてくる。だが、森島は努めて冷静であろうとした。ちらと
腕時計を見遣る。
(もうすぐだ。あと少しで計画どおり……)
 だが眼前の光景に意識を戻せば、最早一刻の猶予もないことは明白であった。
「我らが神に、美しき深紅の肌を」
「深紅の肌を!」
 悪魔に魅入られし者達が、黒衣から一斉に刃を取り出す。そして凶刃を振り
上げ──。
 考えるより早く、森島の体は動いた。
        ◇        ◇       ◇
 原稿から目を離すと、居ても立っても居られず、彼は携帯に手を伸ばした。
この小説の作者であり、友人でもある男性。吉岡はすぐに出た。
「そろそろ来ると思ったよ。どうだった、今回は」
「それが……すまん!」
 目を白黒させる吉岡の顔が目に浮かぶ。
「そりゃ、今回の仕事を持ちかけたのは俺。でも、打ち合わせ電話だけだった
しさ。しかしな、確かに宗教絡みのアンソロジーとは云ったけど、まさかなあ。
今回のテーマ、処女懐胎なのにさ、少女解体だなんて……」

 すみません、こんなんで! 長文だし、ゴメンナサイ……。
>>616
エロゲ?
とだけ書くのは一度使ったので、もう少し詳しく調べてみます。

>冒頭の四行
私や僕のような一人称を使わずに登場人物の視点にのめりこんで書くのなら、
これくらい陶酔していてもよいと思う。
(ただ、気持ち悪いと感じる人も多いのでほどほどに)

>亜季の誕生日は夏真っ盛りの8月。
>その日は学校での親友などが集まり、病室でバースデー・パーティーをする。
>久しぶりに会う友達と共に、楽しい時を過ごす・・・
「学校での親友など」というのは、ややお座成りな表現だと思う。
もしかして、この「親友」は二度と登場しないのでは?

>だが、友達は皆帰ってしまい、少し寂しげな亜季。
誰が「寂しげ」だと思ったのかがよく判らない。

>夕刻の太陽が、公孫樹の樹を淡く象っている。
病室の中から急に窓の外へ興味が移り、やや唐突に感じた。
以下、逐次の指摘は省略。

まとめ
描写や説明が足りないので、挿絵が付いていれば読みやすいかも
⇒それってエロゲ?
という連想が働きました。間違ってたらごめんなさい。
620原へりのすけ:04/01/25 16:25
>>611
私にはそれほど沈鬱な感じはしないです。「寒い」という気分が先に立ってしまった
かも。(ただ単に私が寒がりだからかも)
だいたい文章は良く書けていて、曖昧な部分がなく読みやすいと思います。
>僕はペダルをより早く回した。
好みの問題かもしれないけれどちょっとイロケのない文章に思える。
>それの横に屈んだ。拾うべき手がポケットから出てこない。
それの横に屈んだが、拾うべき手が〜
とかにしたほうがいいかと。
>外から見ればだいたい何も入ってない事はわかったが、念のため確認してみるとやはり
何も入っていなかった。
ちょっとまわりくどい印象があるので、文章を短くしたらどうかな。
「外から見ればだいたい何も入ってない事はわかったが、念のため確認してみた。
やはりなにも入っていなかった」とか。

>一歩一歩は重々しく
足取りが重々しいというと違う印象を与えてしまうと思う。重厚とか。
階段を踏む足取りは重くとかそんな感じで。
621原へりのすけ:04/01/25 16:52
>>616
いくらか説明口調に過ぎるかもしれませんね。
>?亜季の誕生日は夏真っ盛りの8月。
その日は学校での親友などが集まり、病室でバースデー・パーティーをする。
今日のことを書いているのだと思うけれど、そうだとすれば「その日は」とかいうのは
おかしいです。今日を「その日は」と言いませんね。
>すると突然、病室のドアがガラガラと音を立てて動き、そこに一人の青年が立っていた。
亜季はビクッと振り返って、ドアの方を見た。
病院にしてはうるせいドアだな。「すると突然」突然なんだからするととか言ってもたもたす
ると緊張感が途切れる恐れがある。あと、振り返ってみてそこに青年が立っているのを見
るのだから振りかえる前に青年が立っているのがわかってはおかしいかな。青年が涼だ
ってこともあとで説明するのだから、ここでひとまとめに立っていたのが涼だとわからせて
しまったほうがいいと思いますよ。
>涼は突拍子もなくそう言った。
突拍子もなくという使いかたは変。
>興味深い由来を言った。
誰にとって興味深いのかな?全体的な視点が亜季にあるように書かれているけど、自分
の名前の由来を興味深いと言うかどうか疑問に思います。
622原へりのすけ:04/01/25 17:05
>>617
>森島は再び岩陰から覗き見た。
目的語はなくていいのかしらんと思いました。
>森島の胸中に鈍い痛みが走った。ほんの〜
引用のために(?)文章がおかしくなって、意味がわかりにくいです。

緊迫感のある場面を描いているのですけど、ちょっとあっさりと流しすぎじゃないかな。
オイシイところなのでもちっとじっくり描いてほしいところ。
あと、後半の電話の会話は「オチ」なんだろうけど、わかりにくい。読者に誤解の余地
がないように書いた方がいいと思います。
623ヨッシーヒル:04/01/25 17:19
>>622
どうもです。
>森島の胸中に鈍い痛みが走った。ほんの〜
 引用のために(?)文章がおかしくなって、意味がわかりにくいです。
確かに。ちょっと説明不足だったかも。

 後半のオチですが、難しいですね。作中作をうまく見せるには……
勉強します。
>涼はベッドのそばに寄って、持ってきた贈り物をベッドサイドに並べる。
「ベッドサイドに」は不要と思う
625611:04/01/25 18:52
批評(添削?)ありがとうございます
さすがに家に入るシーンだけでは私の作文力では沈鬱になど出来ないみたいですが
とりあえず暗いイメージが書けたみたいなのでちょっぴり満足です
五円玉は単に寒いけど手を出したくないって事を書くためのアイテムでした。
それでもポストはマメに確認する、ってのを今後じわじわと。
あとうまく書けなかったのを簡単な言葉に書き換えた場所は全部指摘されてしまって
やっぱり手は抜けないなぁと思ったりしています。語彙が足らない。誰か助けて。
五円玉が新しいのは単に、空から地に目線が動くのに見つけ易くて書き易いからでした
ペダルをこぐところの表現が直截的なのは他にはありふれた表現しか見つからなかったからでした
言い訳すみません。これからも精進します。皆様ありがとうございました。
*******************************
ジェンダー・フリーは大切である。
しかし、これを声高に訴えている人たちは、
そうでない人たちよりも明らかに女性を見下していると言わざるを得ない。
だってそうだろう?
ジェンダー・フリーで訴えられていることに、男が不利なものはない!
男にだって不利なところは山ほどあるが、それが何故出てこないのか、
それは、女性たちが女性を否定しているからである。
女なら何故、女であることを受け入れて
男にはできないことをやろうとしないのか?
(中略)
このセリフを使うってことは、自分を卑下しているということの裏返しだろう?
いまや、女性が入り込めない世界などない!
逆に男には入り込めない世界が増えてきたぐらいだ!
女性の特権は数知れない。男性には使えないものが山ほどある。
いまや対等どころか女性のほうが生きて生きやすい世界だ!
これ以上何を望む?
*******************************
引用元:ttp://www1.tst.ne.jp/t-west/tokoline/column/13.html

メイン:ttp://www1.tst.ne.jp/t-west/tokoline/main/n-index.html
627名無し物書き@推敲中?:04/01/25 21:16
 簡単に人が死にすぎるのである。
 画面には、暗闇を必死に逃げる男と女が映されている。二人の背後から
 何者かの影が追いかけてくる。闇の中であるにもかかわらず、刃物がギラリ
と光ったりするのである。ありふれた演出。やがて謎の人物は二人に追いつく。
目を見開く男と女に、次々と刃物が振るわれ、不必要に血しぶきが飛散するの
である。
 もうあほかと言いたい。血しぶきが激しく飛び散れば視聴者はハラハラすると
でも思っているのだろうか。マンネリ化した物語を血しぶきで盛り上げられると
でも思っているのだろうか。
 
 人が死ぬということはたいへんなことである。私たちは例えば肉親や、あるい
は友人知人などの死によって、このことを良く知っている。人を人として描き、人の
死を道具、あるいは手段にしない。そういう人が「死」について物語る時、初めて
私たちはその物語に惹きつけられるのではないだろうか。
↑うん。
629名無し物書き@推敲中?:04/01/26 01:11
      ○
      |├───-─┐
      |││ /  / │
      |│⌒ヽ /  │
      |│朝 ) ──│
      |├────-┘
    ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (-@∀@)< やぁ、同志! ! ぼくの名前はアサピー、束大卒のエリートさ。
  φ⊂  朝 )  | 偏向記事で市民をエセ啓蒙、煽動するのが仕事。得意技は、誤注進だよ!
    | | |   \_____________________
    (__)_)

アサピー 【あさぴー】
朝日新聞に勤める自称エリート。エセ啓蒙、扇動、を仕事としているアジテーター。
新聞の紙面を便所の落書きレベルにするのが日常業務。
電波記事を書いて世間の失笑を買うが、本人はウケてると勘違いしている愉快犯でもある。
マスコミ板、政治思想版、議員板に出現する。
活躍のメインはモナー板であり、ニダーと手を組んで何やら企んでいることも・・・。
なんか、依頼文なのか煽り文なのか
わけわからんのがいるんだが、どうすれば…いや、
なにがしたいんだ?
631校正:04/01/26 19:05
>>629
アサピー 【あさぴー】
朝日新聞に勤める自称エリート。エセ啓蒙、扇動を仕事とするアジテーター。
新聞の紙面を便所の落書き程度の記事で埋めるのが日常業務。
電波記事を書いて世間の失笑を買うが、本人はウケてると勘違いしている。
マスコミ板、政治思想板、議員板に出現する。
活躍のメインはモナー板であり、ニダーと手を組んで何やら企んでいることも……。

・一行目の脱字訂正。時制も変更。
・二行目は大きく書き変えた。
・「愉快犯」の用法がおかしい。
・「政治思想版」→「政治思想板」
・三点リーダーを使うこと。
632名無し物書き@推敲中?:04/01/26 19:05
―――二人の剣客が月の映える河原で対峙している―――
奴が鞘から刀を抜く瞬間を俺は全く眼で追えなかった
奴の刀が乱反射した月の光を見た時、すでに十手を持った俺の左手は草の露にぬれていた

肘から下は暗闇に溶け込んでいる。まるで肘から闇に侵食されそうだ
先ほどまでは聞こえなかった俺の心臓の音が速く大きくなっていく
ドッドッドッドッドッ度ッ度ッ度ッ度ッ度ッ度ッ

汗―――脂汗が額から滲み出す
まるで恐怖と言うものを全身から搾り出すように

そんな俺を奴は見下したような眼で見ている
何故か奴の眼から声が聞こえてくるような気がする
その声は俺の脳に直接届いてくる
どうやら買いかぶりすぎたようだ 終わりに
し て や る  

奴が動いた
夜の闇を刀の反射光で切り裂きながら奴は俺にかかってくる

反射的に俺は肘から下の無い左腕で刀を防ぐ
二の腕に刀が食い込み血が噴き出す
何故か刀が食い込んでから血が噴き出すまで少し間が空いた気がした


        【 税金天国 】  酒池肉−森  【 年金天国 】

  鬼畜の所業 【 不妊の苦しみを、選挙に利用 】 森善朗、小泉純一郎

             橋本聖子、見てみぬ振り。


   森善朗 【 レイプ&不妊税 】 ← 橋本聖子を見てみぬ振り.

       子供を産まない役立たず女はレイプ。

                それでも、駄目なら、重税、強制労働。


        【 税金天国 】  酒池肉−森  【 年金天国 】


  鬼畜の所業 【 不妊の苦しみを、選挙に利用 】 森善朗、小泉純一郎

            橋本聖子、見てみぬ振り。


        【 税金天国 】  酒池肉−森  【 年金天国 】



6341:04/01/27 19:24
「所で僕らここで何していたんだっけ?」
 あたりを見回すとここは喫茶店で、ウエイトレスが膝上五センチくらいのスカートをはいていた。
ウエイトレスは肌色のパンティストッキングに足を包み、彼女の足はパンティストッキングでとても美しく丁寧に飾られていた。
僕は彼女の足に満足した。
勿論――僕は知っていた。
肌色のパンティストッキングはショーウインドーのガラスケースのようなもので、パンティストッキングの中にある足はまだ僕のものではないことくらい。
彼女が本当に愛する人に足を見せるときには、パンティストッキングなんてはかないことくらい。
でも僕にはそれがたまらなく魅力的だ。
6352 :04/01/27 19:25
「相談」
 友人は答えた。
僕らの前には溶けかかった氷の入ったグラスが置いてあった。
そしてグラスの容積の三分の二を占め氷を溶かしているものは、僅かに泡を吐き続けていた。
色は殆んど黒かったけど、ほんの少しだけ端っこが茶色いのが見えた。
たぶんコカコーラーだろう。
 グラスには沢山の雫が付いていて、それが下に流れ落ちて小さな水溜りを作っていた。
そして、その上に優しく光が降り注いでいた。
光は窓から半分ほど下げられたブラインドの隙間から射していた。
グラスはその光を幾つかに解き開き、分解された光はグラスの側でキラキラと舞った。それらはキラキラしていた。
6363:04/01/27 19:25
「何の?」
 隣の席に料理を持ってきたウエイトレスはクルリと僕らに背を向け、少しかがんで料理を置いた。
実に見事な手さばきだったから、ほんの少しも音はたたなかった。
ウエイトレスがかがんだ時、彼女のウエスト辺りに寄っていた皺がピンと張った。
でもそれにも増して、彼女のヒップにぶつかっている生地は殆んどはちきれそうなくらい張っていた。
僕はそれがたまらなく魅力的に思えた。
勿論――僕は知っていた。
彼女が愛する人にヒップを見せているとしたら、その時にはスカートを穿いていないことくらい。
そして、僕の彼女のヒップに対する思いを彼女が知ったら快くは思わないことくらい。
6374:04/01/27 19:26
「そんなことも、思い出せないのかい?」
 友人はタバコを取り出した。
タバコの箱には金の鳥が草を咥えているのがプリントされていた。
それはきっと世界平和への願いを表わしているのだろうと僕は思った。
事実、タバコの名前はピースだった。友人はタバコの先をジリジリと火で炙った。
そして、おちょぼ口になってタバコの先っちょを軽く吸った。
一部の淀みもない何気ない仕草だった。
きっと彼は何回も訓練をしてこのようなスムーズな身のこなしを獲得したのだろう。
多くの淀みない仕草が我々の気を引く。友人の行動も実にスマートだった。
 煙がタバコの先端部から立ち昇り、空気に掻き乱されながらも大まかには規則的に天井の方へ消えていった。それは友人の口から出てきた煙にも共通することで、そちらも大雑把に見れば、天井の方へ消えていった。
6385:04/01/27 19:26
「うん。まるっきり」
 斜向かいに二人連れの女性が座っていた。
仕立ての良いベージュのコートが綺麗にたたまれて椅子に置かれていた。
柔らかそうな毛糸のセーターを着ていた。
毛糸のセーターは二の腕の途中で切れていた。そういう作りらしかった。
 二人とも判で押したような似たような格好だった。色のみ違っていたけれど。
 僕の向かい側の女性はパンプスを脱いで、足先でもてあそんでいた。それらはテーブルの下で密やかに行われていた。
彼女たちも足には肌色のパンティストッキングを付けていた。
向かいの女性は緩慢な、そして魅惑的な動きでパンプルを転がしたり突付いたりしていた。
僕に近いほうの女性も注意してみると、パンプスを半分脱いで足に引っ掛けてブラブラさせていた。
それらは人間の女性のみが持つ求愛行動なのかもしれない、そう僕は思った。
639>>634-638:04/01/27 19:27
宜しくお願いいたします。
物神信仰の主人公か?
641名無し物書き@推敲中?:04/01/27 22:17
くだらない。評価に値しない。以上
↑煽リ厨うざい。
643原へりのすけ:04/01/27 22:27
>>632
>奴の刀が乱反射した月の光を見た時
なにがどう光ったのかがわかりにくい。「奴の刃に」にしたほうがよい。
>すでに十手を持った俺の左手は草の露にぬれていた
まあ手が切られたわけだろうがもう少し具体的な書き方の方がよい。

文章は無難なんだけれど、
>まるで恐怖と言うものを全身から搾り出すように
まるで〜のように、という紋切り型で書いてあったり、(「まるで」はいらないと思う)
「何故か」とかをつけることによって文章のシャープさと、緊張感が削がれている
ように感じる。
644原へりのすけ:04/01/27 22:34
>>634
くどい〜
>ウエイトレスは肌色のパンティストッキングに足を包み、彼女の足はパンティストッキングでとても美しく丁寧に飾られていた。
ウエイトレスがパンティストッキングをはいてるってことを伝えるだけでこんなに長い
説明をされちゃあたまんない。彼女がウエイトレスであることはもう書かれているし、
「彼女の足は肌色のパンティストッキングでとても美しく丁寧に飾られていた。」
でも十分ですがな。
>>635
でもたぶんコップにコーラが入ってるってことだけで延々と。読む気がなくなる。
>グラスはその光を幾つかに解き開き、分解された光はグラスの側でキラキラと舞った。それらはキラキラしていた。
ここはちょっと目の付け所としてはいいと思うんだけど、「それらは〜」以降は明らかに
不必要。
645名無し物書き@推敲中?:04/01/28 13:13
初めてこの創作文芸版に来ました。このスレの方々は真摯でいい人達ですね。
僕の文章も是非批評していただきたいと思います。2ヶ月くらい前の日記を少し手直ししたものです。
小説とはちょっと違いますが、どなたかよろしくお願いします。

駅から10分ほど歩いて明治通りを越え、ミニストップの前を通り過ぎた。
1限前だというのに歩道からはみ出るほどの学生が溢れかえっている。
まるで繁殖期のペンギンのコロニーのように路上を埋め尽くす学生の群れを見て、昼時の学食の込みようを思い起こした。
『そうだ、昼食を先に買っておかなきゃ』と顔を上げて前方にあるセブンイレブンを見ようとしたとき、僕の頭の中をある違和感が走った。
それは、機械の誤作動によって1本だけ足りないまま並べられたボウリングのピンを見たときのような感覚だった。何かが欠けている。
『ええと、何だっけな』と周囲を見回したそのとき、ふと耳元から女の声が聞こえた。
「あの木のこと?」
不意を突かれた僕は慌てて首を振り回して声の主を探したが、学生の群れの中に僕の知り合いは見つからなかった。
その声を頭の中で繰り返してみると、僕の聞いたことのない声のように思われた。
なにか心臓を素手で掴まれたような不安を感じていると、またあの声が聞こえてきた。
「昨日帰り際に黄色いヘルメットかぶった3人が切り倒してたよ。幹が腐ってたりしたたんじゃない?」
「そうなんだ、一本だけでもけっこう風景って変わるものなのね」
それは女性二人組の会話だった。
どうやら偶然にも僕の考えていたのと全く同じ話題について話していて、それがたまたま僕の耳に入ったというわけらしい。
違和感と女の声、一度に両者が解決し、納得と安堵ともまた一度に得ることができた。
『そうか、木だったのか。通りの街路樹のことなんて無くなってからじゃないと気にもならないものなんだ』
僕はふと『いつまでもあると思うな親と金』という川柳を思い出して苦笑した。
そのときには、とうにセブンイレブンは越えていた。
>>645

>昼時の学食の込みようを思い起こした
「僕は」と頭につけるか、「が思い起こされた」のほうがリズムがいいと思う

>機会の誤作動によって
ちょっと長いから「によって」を「で」にするなり、この節全体を切るなり

>耳元から
使い方がすこしずれてる気がする、意図でなければ「耳元に」にするとか、「聞こえてきた」にするとかで

>越えていた
ちょっと弱い、「とうにセブンイレブンを過ぎてしまっていたことに僕は気づいた」とか

スマート。大好き。
647645:04/01/28 16:44
>>646
ありがとうございます!
そうですね。よく見るとリズムの悪い文がありますね。
参考になりました。指摘されたことは以後気をつけるようにします。
648パピヨン ◆tQ.hdNBCT2 :04/01/28 16:57
>>647
『込みよう』→混みよう
『納得と安堵ともまた一度に得ることができた。 』→納得と安堵も
649名無し物書き@推敲中?:04/01/28 18:31
>>645

比喩を多用することで文章に特徴を出そうとしているのかもしれません
が、違和感を感じました。

まるで繁殖期のペンギンのコロニーのように路上を埋め尽くす学生の群れ
機械の誤作動によって1本だけ足りないまま並べられたボウリングのピンを見たときのような感覚
心臓を素手で掴まれたような不安

短い文章の中に、上記3つの比喩は多すぎると思います。
さらに対象への比喩表現が適切ではないように思います。

特に「心臓を素手で掴まれたような不安」というのは、語り手のその後
の余裕のある態度から見ても過剰な表現ではないでしょうか。




650>>634-638:04/01/28 18:47
>>644
ありがとうございます。参考になります。


他の方も評価お願いします。>>634-638
651名無し物書き@推敲中?:04/01/28 19:18
>>634

>ウエイトレスは肌色のパンティストッキングに足を包み、彼女の足はパンティストッキングでとても美しく丁寧に飾られていた。

 すでに指摘されていますが、くどく感じる場合があると思います。
ただ、「パンティストッキング+足」を強調したい意図もわかるので、
ウエイトレスを代名詞に変えるとか、「彼女の足〜」の主語をパンテ
ィストッキングにするとか、何か工夫できるかもしれません。


>>634>>635
>彼女が本当に愛する人に足を見せるときには、パンティストッキングなんてはかないことくらい。
>彼女が愛する人にヒップを見せているとしたら、その時にはスカートを穿いていないことくらい。

 まあ、わからないでもないですけど、「そんなもんかなぁ」って思
ってしまいました。単に感覚の違いなんだとは思いますが。


 書き方全体は結構面白いと思いました。映画みたいで。
652645:04/01/28 19:34
>>648
>『込みよう』→混みよう
誤字とはこれはまた失礼しました。

>『納得と安堵ともまた一度に得ることができた。 』→納得と安堵も
「も」にするか「とも」にするか迷ってあえて「とも」にしました。やはり不自然でしたか。

>>649
>短い文章の中に、上記3つの比喩は多すぎると思います。
僕にとって文章を書くとき一番楽しいのが比喩を考えることなので調子に乗ってやりすぎました。
言われてみれば確かに仰るとおりです。

>特に「心臓を素手で掴まれたような不安」というのは、語り手のその後
>の余裕のある態度から見ても過剰な表現ではないでしょうか。
この表現は確かに浮いてますね。不安の描写が足りないという風に受け取ろうと思います。


お二人ともどうもありがとうございます!
>>634-638
描写過多の文章で鬱陶しい印象を受けた。
このことは、他の批評者達も指摘しているから、誰が読んでも
そう思うと考えて良いだろうな。
描写・説明・会話等のパランスを考えて書くこと。

ああ、言い忘れた。ワンセンテンスごとの文章は悪くない。
654ソラ ◆INbou/hWAA :04/01/28 21:26
ふと気が付くとまったく知らない街の大通りにいました。しかし、僕は何故か何の違和感もなくこの街の大通りを歩いていました。
となりには学校の制服を着た、知らない女の子がいました。制服が似合っていてけっこう可愛かったです。
どこかに向かってしばらく歩いていると彼女の方から話してきました。
「牛に乗ると早く学校にいけるよ」
そりゃそうだろ!・・・・・・とつっこみをいれたかったのですが、やはり相手は初対面の女の子。僕は当り障りのない返事をしました。
「牛はいいからなぁ〜やっぱ牛買おうかなぁ」
実は僕は牛の免許を持っていません。この年齢で珍しいかもしれませんが・・・・・
・この歳になっても持ってないのは流石に恥ずかしいので免許をもってないとは言えませんでした。
「でも牛って結構高いよ〜、私が牛になろっか?」
「え?マジで!?ありがとー」
牛の免許をもってないせいか、当り障りのない会話しかできませんでした。しかし何故かとても盛り上がりました。彼女も牛の免許を持ってないからでしょうか?
でもそんなことはどうでもいいことです。盛り上がったという事実があるのですから……
また、彼女は私になれなれしく、やたらと身体を触ってきました。でも悪い気はしません。むしろ嬉しかったです。僕もさりげなく彼女の身体を触り返しました。
こんな積極的になったのは生まれて初めてです。何故かは分かりませんが積極的になることができました。
身体を触っても嫌な顔をされないので、調子に乗った僕は、さり気なく彼女の胸をわしづかみしました。
何とかばれませんでした。柔らかかったです。3回揉みました。
もっと揉みたかったのですが、いつの間にか学校に着いてしまいました。今知りました。僕達は学校に向かっていたようです。

655ソラ ◆INbou/hWAA :04/01/28 21:28
学校に着いたのはいいのですが、何故か警察が校門の前で検問を張っていました。
「学校に入りたいので通してもらえませんか?」
早く教室に行かないと遅刻してしまうのでお願いしました。
「お前らはこの学校の生徒だという証拠はあるのか?パンツ渡せ!」
警察官がそうどなりちらしてきました……確かに今日本は学校に不審者が入るという事件が多発しています。
でも、そんなに怒鳴って言う事もないだろと思いました。
僕がいらいらしている中、彼女は無言でパンツを脱ぎ始めようとしました。
いくらなんでも女の子にこんなことをさせるわけにはいきません。
「飯島さん。脱がなくていいよ。僕のパンツを渡すから・・・」
そういうなり僕はズボンに手をやって脱ぎ始めました。ここでふと思いました。
僕は彼女の名前を知っていました。彼女の名前は飯島さんというみたいです。しかし今はそんな事どうでもいいです。
所詮名前なんて親が決めたこと・・・大したことではありません。
今、僕はズボンを脱いで下半身だけが裸というちょっと恥ずかしい格好をしています。そっちの方がよっぽど重大です。
でも僕は彼女をかばうことができたので、自分自身、男として成長できたと思いました。
この出来事は自分にとっては良かったことだと思います。
たとえ恥ずかしい格好を世間にみせるはめになったとしても・・・
自分自身の成長を喜びながら脱いだパンツを警察の人に渡しました。そしてパンツをはかないままズボンを再びはきました。
「これでいいですか?時間がないから早く通してください。」
警察の人は僕のパンツを受け取ると道をあけてくれました。


656ソラ ◆INbou/hWAA :04/01/28 21:28
「ありがとう……」
彼女は言いました。
「気にすることないよ」
僕は言いました。でも正直な話、パンツを脱いだので少し下半身が寒くなってきました。
このままでは風邪を引いてしまうので彼女に頼むことにしました。
「ねぇねぇ、さっきパンツ脱いでしまったから下半身寒いんだ。ちょっと飯島さんのパンツはかせてよ」
「うん、いいよ」
飯島さんはパンツを脱いで僕に渡してくれました。飯島さんのパンツは薄い青色でした。
脱ぎたてということもあり結構暖かかったです。
僕はパンツをはこうとしました。でもなんとなく気が変わったので顔に被ることにしました。
顔が暖かくなってきました。
「ありがとう。おかげで風邪を引かなくてすみそうだよ。それにもし風邪を引いてもパンツがマスクの代わりにもなるし最高だよ!」
僕は彼女に感謝しました。こんなに優しい子はあまりいないと思います。
657ソラ ◆INbou/hWAA :04/01/28 21:30
彼女とくだらない話をしているうちに教室に着きました。
「おはよー」
教室に入るなり川口さんが声をかけてくれました。
川口さんはクラスで1番可愛い女の子。
普段あまり話すことがないので彼女から声をかけてくれたのは素直に嬉しかったです。
「おはよ、川口さん。そういえば川口さんパンツ取られた?」
僕はさり気なく質問系で返事しました。質問系にすれば相手から返事は返ってきます。
憧れの川口さんと言葉のキャッチボールが出来ます。
「私はとられなかったよー。私は登校時間が早いから見せるだけですんだよ。」
「そっか〜。なら僕にちょうだいよ。」
僕はパンツを取られて、パンツをはいてないままだったので川口さんにお願いしました。
「うん、いいよ。私のでよかったら。」
すると川口さんはスカートの中に手をやり、そっとパンツを下ろしました。中から出てきたパンツは白色でした。
「ありがとう。」
僕は礼をいってズボンを脱ぎパンツをはきました。暖かくなってきました。
ふと見ると飯島さんが横で寂しそうにしていたのでさり気なく胸をわしづかみしました。4回揉みました。ばれませんでした。
ばれなかったのでついでにキスもしようと思いました。
でもパンツを被っていたのでキスできませんでした。仕方がないので飯島さんのパンツを一度外しました。
そしてキスしようとしました。しかし、パンツを取ったからでしょうか?ばれてしまいました。不自然すぎました。顔じゃなくて頭に被っておけばよかったと後悔していると、彼女が一言私に言いました。
658名無し物書き@推敲中?:04/01/28 21:35
ひどい文だな・・・
659ソラ ◆INbou/hWAA :04/01/28 21:36
「あなたは川口さんが好きなんじゃない?何で私にキスしようとしたの?いったいパンツと私どっちが好きなの?」
彼女の真剣な思いをしり、僕は今までの軽はずみな行動を後悔したと同時に、目が覚めました。

―起きるとAM7:00でした。

目が覚めました。
夢だったみたいです。
夢ははかなく消えていきます。
数時間後には全て忘れているはずです。

だけど夢の中で願い、そして現実でもずっと想う気持ちがありました。

川口さんのパンツを被りたいです。
660 ◆VQEzLL11DA :04/01/28 22:02
こんなスレがあったんですね。ちょっと前に書いた文章ですが、投稿してみます。

http://rosa.gigantea.org/~ouki/?Library%2F%A5%CA%A5%AA%A5%DFSS

TRPGで使ったキャラクターを再利用して短編で、元のゲームを知っている人間を対象に書いたので補足しておくと、
・神と魔法と怪物が実在する世界。いわゆるファンタジー。
・主人公は魔術師で、神の声を聞くことのできる司祭でもある。

ヨロシクお願いします。
661豚キムチ弁当:04/01/28 22:06
よろしこ。

今年で私は37になります。
行く日も行く日も同じ事の繰り返しです。
ぼろぼろになった掛け布団から嫌々抜け出し慌てふためいく哀れな姿を気にもせず電車に飛び乗ります。
食べる事も今では面倒になり空腹を押さえる為だけに何かを口に詰め込みます。
ああ、ああ。
私は気付きました。
自分の人生の失敗を。
それは自分に生まれた事が最大の失敗だった。
私は生まれた時から躓いてたんです。
リセットしたくても出来ないんです。この醜い身体で居続けるまでは…
自殺願望はありません。
死ぬ事が恐くて恐くて用心深く道を歩きます。みっともない程に生きる事に固執しているんです。
なのに人生を楽しくさせようとする無駄な計画にうんざりしてるんです。
だったら死ねばいいのに‥
もう一人の自分はそう言います。
もう寝る時間です。
おやすみなさい。
662原へりのすけ:04/01/28 22:11
>>654
長々と書かなくてもレベルはわかります。
日記みたいな文体ですね。人に読ませるレベルにはまだまだって感じです。

>ふと気が付くとまったく知らない街の大通りにいました。しかし、僕は何故か何の違和感もなくこの街の大通りを歩いていました。
>となりには学校の制服を着た、知らない女の子がいました。制服が似合っていてけっこう可愛かったです。
読み手を惹きつけるだけのものがない冒頭部ということを除いても、
「街の大通り」が2回も出てきてくどい。
>制服が似合っていてけっこう可愛かったです。
これなんかひどすぎ。作文かよ?
>どこかに向かってしばらく歩いていると彼女の方から話してきました。
学校に向かってるんじゃないの?

と、つっこみどころだらけです。もう少し本を読んで文章の組み立てかたを学ぶべき
だと思いますよ。
663原へりのすけ:04/01/28 22:19
>>661
なんの文章だよっ!
行く日も行く日も?くるひもくるひもでしょ。
3行目もヘンな文章だね。ちゃんと句読点を使って読みやすい文章にしましょう。
「それは自分に生まれた事が最大の失敗だった。 」
これも変な文章。もうすこしわかりやすくかいてね。

飽きたのでこのへんで。全体に伝えたいという気持ちが伝わってきません。
こういう矛盾した状態をちょっとしたユーモアも含めて伝えられると面白いんですけどねい。
原へりよ、スルーもありだぜ。
665原へりのすけ:04/01/28 22:25
>>664
それもそうですわな。
666原へりのすけ:04/01/28 22:47
>>665
といいつつ>>660
ファンタジー系は苦手なんだよね。ちょっとだけアタマのほうを読ませてもらいました。

>「君が傍にいるだけで僕は幸せなんだ」
 そんなたわけたことを言ったのは、幼なじみだった。
微妙に説明不足だと思う。
>結果的にそれが故郷を出ることを
結果的にその声が〜くらいの説明はしても良さそうだ。
>つまり、このオランで認められると言うことは、その人間の非凡さを示すものであり、また富や権力と言ったものを手に入れるための階段を登り始めたと言っても過言ではないのだ。
文章が長いためにわかりにくいけれど、少しおかしい。
「階段を登り始めたということであると言っても過言ではないのだ」って感じですね。
〜であるということは、とあるので、〜だということだ。と締めたいところ。
>これらをもたらしたのは遺跡で発見した
「これら」が何を指しているのかが明確でない。上の「それが」もそうですが安易な
指示語の使用が気になります。この文章ももう少しわかりやすく、
「ナオミ自身は、このように認められることができたのは遺跡で発見した一冊の魔術書
の力によるものであり、彼女自身の実力によるものではないということは理解している」
くらいの丁寧さがあってもいいかと思う(これも巧い文章とはいい難いけれど。)
667 ◆ZOwZqOpG3g :04/01/28 22:56
ぉ、なんか文章能力上がっていきそうなスレ発見。
というわけで、どなたか俺の文章も批評してください。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/4413/story1.html

え〜と、HPにある他の小説は、自分的にも少し痛い部分が多少あるので。
いいところ、悪いところを細かく指摘してもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。
668原へりのすけ:04/01/28 23:53
>>667
これを書いたら寝るわ。
冒頭の学校の説明は物語の最初としては惹きつける力に欠けると思います。
交通事故の状況を緊張感を持たせて冒頭にし、なんちょか連盟会のことは
物語中でおいおい説明していくと言う形のほうがよいのではないでしょうか。
あと、ケアレスミスですが、
>よくある交通事故。交差点で出会い頭に歩行者と衝突
歩行者と衝突した対象物が書かれていませんね。
>反射的に細目になる。
細目になるという用法があるか調べませんでしたが、「反射的に目を細める」
とかのほうがいいかなと思います。あと、文中に「右往左往」という言葉が出て
来ますがおそらく用法を誤っています。辞書ひいてみてください。
669原へりのすけ:04/01/28 23:54
続き

全体的には文章が短くて説明調に感じます。そしたまた逆に余計な説明も入
っています。例を挙げましょう。

「実は龍神さん、あなたは事故によって、頭部に激しい裂傷を受けました。
本来なら命を取り留めることさえ困難な状態だったのです」
龍神はぴたりと立ち止まると、顔だけをゆっくりと医師の方に向けた。
「…どういうことですか…?」
複雑な表情を浮かべた龍神に、医師は表情を変えずに続ける。
「教えて差し上げましょう。しかしここでは何かと都合が悪い。私についてきて頂きたい」
医師は扉の方へ歩き出した。逆らう理由もなく、医師について扉を出ると、長い廊下が
左右に延びていた。
670原へりのすけ:04/01/28 23:55
さらに続き

↑一部を抜き出してちょっといじってみました。最初の医師のセリフ「裂傷しました」は、
受動能動がおかしいので「裂傷を受けた」とし、医師の説明っぽく過去形に。
「それを聞いた」はすでに聞いている状態であり不要でしょう。
「複雑な表情を浮かべたまま、龍神は言った。」の「言った」も同じ。龍神のセリフと
いうことは自明でありわざわざ書く必要はないですね。もっというと、
「実は龍神さん(略)状態だったのです」
「・・・どういうことですか・・・?」
立ち止まり、複雑な表情を浮かべる龍神に、医師は表情を変えるでもなく続ける。
「教えて〜」
というくらいきりつめてしまってもよいと思う。

思ったより時間かかっちゃった。このへんで。参考にしてください。
671667:04/01/29 00:01
なるほど、参考になりました。
ありがとうございます。コレを元にもっといいものが。。。作れればいいなぁ。
とにかく頑張ります。時間取らせて申し訳ない。
ファンタジーのさわりを少し……

10月も終わりに近づいた、ある日のこと。
レムリア王国の王都ルクプルは、いつもより静かな朝を迎えていた。
まだ暦の上では秋であるはずのこの日、例年よりも20日も早く到来した
寒波の影響で、この街には朝から雪が舞い始めていた。
今日一日の仕事を始めるために寝室から起き出した人々は、空からとめどなく
降りてくる白い粉雪と肌を刺すような冷気に驚き、
ある者は家族の元へ、ある者はベッドの中へ戻って「今年の冬は早すぎる。異常気象とはこのことか」と、まだ大掃除も衣替えも済んでいないうちに現れた
冬将軍に対して、非難の言葉を口にしたものだ。
もちろん、一足遅く起きた小さな子供たちには、歓喜の声で迎えられたのだが。
続きも少し……

大人たちの不満より、子供たちの純粋な願いの方が天の耳にも心地よかったのか、
雪の勢いは時間が経つと共に増していき、昼過ぎにはとうとう膝下が埋まるまで積もってしまった。
街の男たちは朝から仕事を休み、総出で雪を掻き出す作業に追われていたが、
昼過ぎになるとあまりの雪量に嫌気が差し、家に引きこもって葡萄酒とチーズ
肉料理で暖かい一日を過ごすことに決めてしまった。
外出する者などほとんど皆無となった。

こうして「繁栄と平和の神が光臨された悠久の王都ルクプル」は、白い雪に包まれながら、
繁栄とはまるで縁がなさそうな静けさを保ったままで一日を終えようとしていた。
674 ◆VQEzLL11DA :04/01/29 06:24
>>666
批評ありがとうございます。
指示語については、内容がはっきりするよう心がけてはいるんですが、なかなか難しいですね。
主語述語の対応もそうですが、もうちょっと推敲するべきですね。

他の方の御意見もお待ちしています>>660
>>672

「ある日のこと。」「いた」→「したものだ」「のだが」→「しまった」→「しまった」→「なった」
中ほどの語尾がちょっと硬くなってる、それ自体は問題ないけど出だしや締めと違うから違和感が

「雪量」
蛇足だけど辞書にない

「者など」
言い回しが変、素直に「外出する者は」でいいと思う
このまえね、こう聞かれたの。
くらやみもりは何処まで続くんですか?って。
だからサイコは言ったの。
いやはやそんな質問になんのいみがあるのでしょう?
暗闇森はね、闇の妖精まっくらさんがまっくらダイアで
闇を産み続ける限り
どこまでもおわらないのよ、あなたが出ることはできないのよ
だって出ようと思う限り森はあなたをとらえつづけるのよって。
その子はこういったの。それでは無間なのですか、絶対者ではない
不完全な存在が完全を生み出したのですか?
さぁ、そういわれるとサイコも困ってしまいます。そこで主に相談しました。

主、サイコは本当のことを言って良いのでしょうか
主はいつも黒いローブを森の漂う闇に溶かすようにして佇んでいます。
その黒は、ほらサイコの喪服と同じ色。サイコの髪と同じ色。サイコの
瞳と同じ色。サイコの・・・・・サイコの・・・・・・・・・サイコの・・・・・・・・・・・・

ああいいよ、ナオコが求めるのなら教えておやり、もとめよされば得られん
というだろう?いうよね?いうんだよ。くらやみ森は僕の中にある部屋だ、
誰もが持ってる部屋よりもただずっとおおきく深いだけなんだ、心の部屋が
僕そのものになってある種の拘束力をもっているんだ、この世の果てに位置する
魂の吹き寄せられる場所なんだ 話しておあげなさい、サイコ、君は僕で
僕は君、僕らにとって重要なのはそれくらいなのだから。

主、つかれているのね?大丈夫?闇がたりないの?つらいのね、くるしいのね
大丈夫よ、安心して。魂蛍がまた一つ森の木の一つとして根付いたわ、
それにナオコも森の一部にしてあげる、だってあなたナオコをほしがっていたもの
ですしね。
678原へりのすけ:04/01/30 00:07
>>672
文章長いかな?
>今日一日の仕事を〜
これなんかびっくりするほどの長さだのー。最後の、「口にしたものだ」
という思いだし口調は他の文章と著しく違ってたいへんイクナイ!
>ほとんど皆無となった
アヤシイ箇所ですね。「皆無」辞書ひいてみてください。「ほとんど」と並べる
のはオカシイということがわかります。
679原へりのすけ:04/01/30 00:19
>>676
ちかーいはとおいー♪

かきだしはきょっとするとおもしろいかなと思ったのですけれど、
ざんねんながら、いみがよくわからないのです。主のことばを読んでもなお。
なぜ句読点を「。」にせずに「、」にしているのかということさえ。
それにしても最後の「だってあなたナオコをほしがっていたもの
ですしね。」は妙な語尾ですね。はたしてこんなことばづかいをひとはする
ものでしょうか?
680きくぞう:04/01/30 00:23
小泉潤((彡ミミミミ))彡彡)))彡)
   彡彡゙゙゙゙゙"゙゙""""""ヾ彡彡)
   ミ彡゙ .._    _   ミミミ彡
  ((ミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミミ))
  ミ彡  ' ̄×'  〈 ̄× .|ミミ彡
  ミ彡|  ) ) | | `( ( |ミ彡
  ((ミ彡|  ( ( -し`) ) )|ミミミ
    ゞ|  ) )  、,! 」( ( |ソ   / ̄
     ヽ( ( ̄ ̄ ̄' ) )/   <  悪徳 死の商売はやめたろ
     ,.|\、)    ' ( /|、    \
   ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄`     __
      \ ~\,,/~  /
       \/▽\/
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
..,,--――--..,,_
   /         :::\
  /            ":::ヽ
 i               :: i,
 |          _,,_,,,    :'r,
 |     :::::;;;、`/;;;;;;;;;;;'i ` /;;;;ヽ〉
 iツ   :;;、ツ 丶;;;;;;;;;;ノ ヾ;;;;;;},
 ヽ   "'-゙    "'''゙ `,;;゙ /"i `'i
  ヽ ヾ'-ー-..,,_  ..::;;  i, _,)i (`
   "'ヾ-ーヽ   "'イ  _ ,_、,、,_,_,〈    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        'i.,  ヽ::jイj,i゙tt,j,j,j.j.i´  < いちいち言うな
         ’j   ソ,ftrr,r,r,rr!,    \_______
          "-..,,_   "'`"' ゙}
             "''--ー-´
>>679
ちかくてとおい♪だろ

ってかこれ電波板のコピペだろ
682六八二:04/01/30 03:52
目を覚ますと、やけに視線が低かった。
身体のあちこちが軋むように鳴っている。
白んだ視界がチカチカと瞬いて、すぐに黒に戻る。
朦朧とした意識の中で思い返した。
僕は下らないきっかけで若者に絡まれ、殴られ蹴られて失神したのだ。
プライドがやけに高い僕にとってはあまり認めたくない現実だったが、
容赦なく付けられた傷が事実と熱を帯びて痛みを主張している。
気を失っている間に雨でも降ったのだろうか、身体には冷たさが染みていた。
アスファルトに転がった頼りのない肉の塊。
薄い意識の中で、こんな状況に視線が低い、などと言う取り留めのないことを考えた自分が可笑しかった。
低く深呼吸を繰り返し、深く吸った位置で息を止めて一気に起き上がる。
何故か水気で重くなったはずの服の気だるさを実感することも、
身体が発する痛みの不自由さに苦しむこともなく、上手く立ち上がれた。
日から見て、今は夕方といった所だろうか。
出し抜けに開けられた目が、暗い光に霞む。二、三度の瞬き。
ふらつく身体を足で支えてしっかりと前を向く。
その至極まともな行動に、僕は自分の視線がひどく低いことを先程よりも強く、実感させられた。
目の前の電信柱が地面から30cmほど上の位置で目の前に佇んでいる。
ガードレールが自身の背よりも高い位置に存在している。
下の空間から身体をすり抜けられそうなほど、視線が捉えているのは低い位置だ。
おかしい。
身構える世界が、いつも見るものと圧倒的に違う。
とても見慣れている景色なのに、だ。
頭上のものが溢れ返る。上を見ると、眩暈がしてしまう程に。
そして僕は気付く。両手の感触があまりにもおかしな場所で落ち着いていることを。
そして知る。風に触れた肌が、僕自身の何かに優しくなびいたことを。
そして、聞く。その驚きにあげた声が、僕のとても嫌いな動物の声だったことを。


おながいします。
>>672
>暦の上では、 とか

>大掃除もおわってない、  とかさぁ

設定もファンタジで、名前もばりばりファンタジー、
出てくる料理もファンタジー風西洋料理なのに、
なんでばりばりの 日 本 の 風 習 を引きずってるわけ?
>>682
特に典型的だと思われる1行だけ校正してみる。
>プライドがやけに高い僕にとってはあまり認めたくない現実だったが、
>容赦なく付けられた傷が事実と熱を帯びて痛みを主張している。

プライドが高い僕にとっては認めたくない現実だった。
しかし体中の傷が容赦なく、熱を帯びた痛みで事実を主張している。

「やけに」「あまり」などが本当に必要なのかどうか。
「〜が、」という接続詞のはたらきを意識しているか。
センテンスが長すぎないか、2つの文に分けた方がスマートではないか。
客観的に見て意味は通じるか、など色々と検討してみるべし。
1週間くらい置いて、できるだけさめた目で見返して
「なんじゃこりゃ?」を繰り返すのが大切だと思う。
685原へりのすけ:04/01/30 18:50
>>681
そか。うろおぼえだ。
原へり! いつもえらそーなことばっかりいっていないで
たまにはお前もなんか載せてみやがれ! 
>>686
原へりは前スレで載せている。
前レスからに限れば、批評家が載せた事実を明らか
にしているのは、二作。そのうちの一つが、原へりだと思う。
そして、それを批評したのが、どうも俺らしい。
少なくとも、出来は悪くはなかった。
そして、批評に対する彼のレスも真摯なものだったと思う。
原へりは、自分自身は創作よりも批評に向いていると思っているようだが、
少なくとも、彼の書いたものはここで晒された中ではいい部類に入る。
688687:04/01/30 22:15
訂正

前レスからに限れば → 前スレからに限れば
689原へりのすけ:04/01/30 22:56
>>687
たしかに。前スレに書きました。
物語を創作する能力はないようだと自分で思っているということも書いたかな。
ただ、このスレに触発されて、いずれはなにか書いてみようかなって気もすこし
しています。
それから、前スレで批評方の文章は批評しにくいと言われたこともあるので、
ここに文章を載せる時は名無しで書くと思います。
みなさん、気をつけてください

ソースを検出したら
687=原ヘリでした・・・
備後。
692691:04/01/30 23:25
>>690

お主は >>686だろ。
少なくとも、前スレから見ている者には俺の言っていることが
分かるはずだから、君は、最近の人のようだね。
ただ、「ソースを検出したら」なんて、嘘は止めなよ。
俺知る、原へり知る、君知るだよな。天が知っているかは知らないけどさ。

なお、備後は >>689ね 。


693692:04/01/30 23:46
なんつって。
ジサクジエンデシタ(・∀・)
全角で英字や数字書く奴は大抵バカ
では、

>>686 = >>690 = >>693

ということで宜しいですね。

696686:04/01/31 01:00
ちがうよ。悪いけど……
自分は前スレ読んでないから原へりが書いてたとは知らなかった。
ごめんね。
>>696
いまさらそんなこと言ったってもう遅い、という事で。

>>695 にケテーイ。諦めてちょ。
698692:04/01/31 02:13
妄想が激しいインターねっつですな
居間に行くと椿が夕飯を並べていた。
生ハムとレタスのサラダ、ハンバーグにコーンポタージュ。
僕がペットボトルの烏龍茶を持ってテーブルにつくと、
料理を並べ終えて向かいに座った椿がありがとう、と云ってそれをコップに注ぐ。
そうして二人で夕食を取る。
「でも、春ちゃんって本当にこういうの好きだよね」
「こういうのって?」
「ハンバーグとかシチューとかコロッケとか」
「悪かったな、舌がお子様で」
「悪いなんて云ってないよ。確かに子供っぽいけど」
そう云って、からかうようにして笑う椿に、僕は不貞腐れてみせる。
確かに僕の好きな食べ物は、まるで小学生みたいだけれど、
椿の好物だって塩辛やら明太子やら数の子やら、酒の肴ばっかりなのだ。
人のこと云えないだろ、と僕は云う。
「大人の味覚なの」
「というより、中年じみてる」
「あ、ひどい」
少し眉を寄せて、椿は怒った顔をする。自分が大人だと云う椿の、けれどその表情はとても幼く見える。
拗ねる椿をなだめるように、僕は今日のハンバーグがとても美味しいことを告げる。
嬉しそうに笑う椿。無邪気な笑顔はやっぱり子供みたいで、姉というより小さな妹のようだ。
けれど、椿は確かに僕の姉で、その庇護の元に僕は生きている。

誰か批評してくださると嬉しい。
>>699
うまい!
「自分が大人だと云う椿の、けれどその表情はとても幼く見える。」
この一文とかすごくいい。
話も、最後あっ、と思った。
前後があるなら読んでみたいです。
701:04/01/31 04:22
 エノと出会ってから、もう八年は経ったので、
わたしとエノはお互いの人生の半分以上を、共に歩んできたことになる。
エノのことなら何でも分かる、なんて傲慢なことは言えないけれど、
少なくとも、エノはわたしのことを何でも知っているはずだ。
だって、わたしはエノに全てをさらけ出して、これまで生きてきたのだから。
わたしはエノ、ではないけれど、エノはわたし、なのだ、つまり。
ともかくわたしはエノに依存しきっていて、でもその関係に満足していた。
わたしはもちろん、恐らく、エノもだ。

 エノを初めて見たのは、六歳のとき、小学校の入学式の日だ。
長くて退屈な式が終わったあと、ぼさぼさ頭の年老いた先生に案内された教室は、
ぴかぴかの机に、つるつるの床、窓から差し込む光に満ちていて、そこらじゅうを駆け回りたいほど輝いていた。
実際、半数の生徒は行動にうつしていたが、その中でひとりおとなしく席に座る女の子がいた、それがエノだった。
希望に溢れる「学校」という空間の中、無表情のエノと覇気の感じられない年配の担任は場になじんでおらず、
そこだけ影が落ちているみたいに見えた。わたしはエノを一瞥して、暗い子だな、と思った、けれども一秒後にはもう忘れて、
他の生徒においていかれないように騒ぎに加わった。つまり、エノのことなど、そのときは気にも止めていなかったのだ。
 わたしがエノに強く惹かれたのは、その後の自己紹介ときだ。
「エノモトヨウコです。好きなものは、りんごです。嫌いなものはクモです」
内容に変わったところは特になかったが、アクセントが他と違った。
これは後から分かったことだけど、エノは関西から引っ越してきたばかりだったそうだ。
新しい環境と言葉の違いに戸惑って、どうしていいかわからず、不安で固まっていたらしい。

 しかし、そのときのわたしがそんなことを知るはずもなく、
ただ自分と違うものに興味が湧いて、わたしの方からエノに話しかけた。
「ねえ、ね、あんた、何で話し方が変なの?」
事情を知らなかったとはいえ、環境ががらりと変わって怯えている少女を前に、
わたしはあまりにも無神経だったと思う。エノはさぞかし不快だっただろうが、
そんなことよりも、話しかけてくれる人間がいるのが嬉しかったのだろうか、
彼女は安堵した表情を浮かべ、ひゅうっとため息をついて、それから優しく答えてくれた。

****
一部ですが、評価お願いします。
ジエーンがイパーイ
>>698
頭の悪いやつだな。
>>686
文句あるなら書いてみろってヤツが酷評されにくるなよw
あ、俺、釣られた?
706672:04/01/31 10:50
遅れましたが酷評ありがとうございました。
また近くお世話になります。よろしくです。
707704:04/01/31 12:29
ばかばっか
708寿 樹庵 ◆qnBeHfchc. :04/01/31 13:18
僕の名前は春瀬麗。
うららって読むんだ。
けど男の子なんだよ、変でしょ?
僕はずっと女の子として育てられたんだ。
ママは女の子がよかったんだ。だから。
だけど、僕には女の子にはないものとあるものがある。
だからいますごく困ってるんだ。
ママは見ないフリしてるし。
手術してもいいけど、すっごく痛いんだって!
どうしようかなぁ。
>>707
頭の悪いやつだな。
710慰労文化玄翁:04/01/31 15:09
いつもそうだけど、忘れかけた頃とか、
取り返しの付かなくなった頃に気づくんだ。
一番、大事なこと。
それは、傍にいることでも手を握ることでもないし、
声を聞くことでもメールすることでもない。

好きな人を大切にすること。何も求めない。
ただ自分が、愛したい人を愛すること。

けどさ・・・気づくの・・・遅すぎたかもね。
君がいなくなって、悲しいなんて、初めて分かったよ。
711原へりのすけ:04/01/31 17:46
>>699
3行目のありがとう の前にも「、」があるほうがいいな。
あと、持ってきたのを前振りもなくありがとうと言ってコップに注いでしまうのは
どうなのよ。という誤解を生む可能性もある文章だと思います。

>そう云って、からかうようにして
「そう云って」は余計かと。セリフだし。
>確かに僕の好きな食べ物は、まるで小学生みたいだけれど、
さらっと読むとなんでもないが「僕の好きな食べ物」≒「小学生」と読めない
こともない。「ぼくのたべものの好みは」などにしたほうがいいですね。

地の文の中にセリフがあったり、括弧書きのセリフがあったりするのが気になる。
>そう云って、からかうようにして〜「あ、ひどい」
までの部分はセリフでのやりとりで二人の雰囲気が伝えられるといいですね。
とくに、「というより、中年じみてる」 っていうセリフは、セリフの中か、地の文で、
もう少しからかっている雰囲気を出さないと、ちょっとイジワルすぎるセリフにも
感じられます。

全体の文の感じはいいと思いますよ。
712原へりのすけ:04/01/31 18:10
>>701
全体に6さい+8年という年齢設定だと文章がおとなすぎるかなっという気がする。

冒頭の説明はくどいです。句読点の位置などにも注意してもうすこし
簡潔にしてほしいです。だって、とか、でも、とか、そういうのもへらして。
>実際、半数の生徒は行動にうつしていたが
なにを行動にうつしていたのかはちゃんと書いたほうがいい。また、とびまわっていた
半数の生徒の「その中でひとりおとなしく席に座る女の子がいた」だと、矛盾している
ので「そんな中で」とかしたほうがよい。また、「座る」ではなく、「座っていた」と、そろ
えたほうがいいです。
全体にもうすこし刈りこんだ文章にしたほうがいいと思います。
713699:04/02/01 00:34
批評してくれて有難う。

>>700
気に入ってくれたようで嬉しい。
>>711
成る程、と頷かされる指摘に感謝。
714六八二:04/02/01 01:51
>>684
批評、誠に感謝いたします。
多方面の視点で自分の作品を見るのが下手なんですが、
助言、参項になりました。ありがとう。
これからも推敲を重ねて第三者への変化を頑張ります。

1行だけ…と申しておりましたが、他に気になる部分など、ありますか?
お暇でしたら、酷評お願いいたします。
715名無し物書き@推敲中?:04/02/01 02:08
てかさ、2chみてるどうしようもない奴に批評されて
一喜一憂して何が楽しいの?
意味ないっしょ。
716かおなし ◆bEwXqsQAjo :04/02/01 02:16
ある晴れた日に、ひとりの男がクルマを運転して魚釣りに行く。
クルマは白のライトバンで、来月三回目の車検を迎える。
魚釣りを趣味とする者が大抵そうであるように、
その男も万事に怠りのない性分だった。
荷台にはマグロがかかっても取り込めるような頑丈な竿や、
紅葉のようなカレイの魚信も手に伝える繊細な竿が積んである。
小エビでも掬えるくらい目の細かい網や、
テトラポットに付着した牡蠣をこそげおとしすためのシャベル、
それを砕いて撒き餌にするためのハンマーまで用意してきた。
男の住む街を出たクルマは、東に伸びる一本道を走っている。
道の両側には、人参畑が一面に広がっていて、
その葉のパステルで描かれたような淡い緑が規則的に配列されている。
それは男の視界から遠ざかるにしたがって土の部分の茶色が見えづらくなり、
先の方は緑色の絨毯のようである。遥か遠くの地平線の辺りには、
工場の煙突やカマボコ型の体育館が陽光に反射して
鈍い銀色のシルエットをかたどっている。
男は懐かしい心持に囚われてきた。
地平線の街は、男が子供のころ、
母親に連れられて見た渋谷のプラネタリュ―ムのようだった。
絵映画館のそれと似た椅子は、スクリーンになっている天井を見上げるために、
リクライニング機能が付いている。会場が徐々に暗くなり、
紡鐘型のアラブのモスクを内側から見上げたような天井に星々が映し出されると、
空と地面の境目の辺りに街や煙突が描かれていて、
それらは影絵のようにもの哀しさを誘った。男は星などはあまり見ずに、
その空と陸の狭間の街に気を向ける性質の子供であった。
――あの街は昼間はどんなふうだろう。
男はその架空の街に住む人々に親しみを覚える性質の子供だった。
717かおなし ◆bEwXqsQAjo :04/02/01 02:27
酷評きぼん ↑
>>715 ← 2chみてるどうしようもない奴(プゲラヒャゲラ
719名無し物書き@推敲中?:04/02/01 10:30
僕は、りおの性器に手を伸ばし、触れた。生温かく、湿った感触がした。
「シュッ」
不意に、りおの性器が締まった。音まで聞こえたように感じられたが、
それは僕の錯覚だったのだろう。
「いや」
と、りおが言った。
「いいじゃん。好きなんだよ」
と、僕はりおに言った。
「……じゃあ、ちょっとだけ」
と、りおは言った。
「いや」がうまいね
少女が、病室の窓からぼんやりと外を見ていた。
音もなく、雪がちらちらと落ちていく朝。淡く脆い結晶が降り積もることはなく、
地面に僅かな染みを残して消える。厚い雲に阻まれて陽の光は届かない。
他には誰もいない個室。少女はベッドから上半身を起こし、雪でもなく、凍えた街並でもなく、
ただ茫漠と窓の外を見ている。
シーツと同じ真っ白なパジャマを少女は着ていた。
肌も、まるで血が通っていないように白い。細い体躯が、蝋か何かで出来ているように見える。
色のない部屋。清潔に整えられた長い髪だけが、艶やかな深緑に光っている。
はぁ、と少女は窓に息を吐いた。
曇ったガラスの上を指先が踊る。たわいのない落書き、すらすらと動く指。
パジャマの裾から、手首に巻かれた包帯が覗く。
前触れもなく、病室のドアが開いた。
看護婦が一人、かつかつと足音を立てて入ってくる
無作法を咎めることを、少女はしなかった。それどころかまったく反応を示さない。
まるで何も聞こえていないというように、少女はただ、無心に指先を動かす。
そして看護婦も、少女などいないかのような態度だった。
目を合わせようとも話しかけようともせず、ベッドの上にあるパネルを操作してエアコンを点ける。
そして義務を果たすと、看護婦はそのまま部屋を出て行った。
再び訪れる静寂。
少女の指先が止まる。
部屋の温度が上がるにつれて、窓に描かれた猫が形を失っていった。

どなたか批評して下さい。
722名無し物書き@推敲中?:04/02/01 21:58
主人公の見た白昼夢の内容です。批評お願いします

例えば其処は戦場だった。例えば其処は、決戦前の冷え張った静謐を乾いた風が薙ぎ払
ってゆく、どこか異国の平遠な大草原だった。

夜明け前の薄闇が辺り一面に低く垂れ込めている。空と雲と草の他に何一つ無い壮大な
平原に、仰々しく武装した猛者たちが規則正しく列を作って陣を成し、一つの巨大な扇
形を大地に精巧に描き付けている。無精髭を顎に蓄え長槍を担ぎ、鎖帷子を鎧った粗野
な足軽達、陣笠を結わえ矢筒を背にして、神経質に弓の張りを調べてばかりいるしかめ
っ面の弓衆、思い思いに兜を飾り立て自慢の葦毛に跨り、威風堂々と自家のお登りを掲
げる倣岸不敵な侍大将達、その何万もの兵士達の大軍の海は波一つ漣一つ立てず、開戦
の号令が下るのをただ静かに待ち望んでいる。海は凪いでいる。誰もが希望に満ちた生
還の未来の青写真と、斬殺の時の激痛の予見とを空想の脳裏で激しく葛藤させている。
不意に鳥が羽ばたく。見当違いの恐怖に幾多の将兵が驚き、暁の闇を切り裂いてそれが
遥か遠くへ飛び去って行くのを、溜息とともに安堵の眼差しで見守っている。彼方の地
平で、空が明るみ始めた。
まさに出陣の時である。
723名無し物書き@推敲中?:04/02/01 22:00
風が走り、波が立った。おおっ、と将兵達がそれまでの沈黙を打ち破り、一斉にざわめ
き始める。甲冑がかち鳴り、槍の穂が陽光に撥ねる。馬持ちは更紗の手綱を握り締め、
雑兵どもは草鞋の結びを厳にする。白い息を飛ばして馬が嘶き、兵士達は扇の中心を一
心に見上げている。万兵の視線の一つに交わる焦点、平坦な大地に薄く盛り上がった見
晴らしの良い丘の上、本陣からの総大将の御目見えであった。
分厚い陣幕の裾が上がり、側近達に続いて男が本陣の中から姿を現す。池に石を投げた
後のように、ざわめきが本から末へ、扇の上を波打って素早く移動して行く。男は被り
物をしてはおらず、南蛮造りの黒漆平胴で其の身を堅く鎧っている。男の姿は先刻登り
始めた太陽の如く雄大な輝きに満ち溢れている。軍勢を覆う熱気は急速に沸点に近づい
てゆく。近衛兵の護衛の中から男が一歩前に出る。歓声が巻き起こる。男は刀を抜きそ
れを空へと仰々しく掲げて見せた。海が一気に波打つ。兵士達が一斉に時の声を上げ熱
気と興奮は終に頂点に達した。
「聞けいっ!!!」
刹那ざわめきが止むも熱気はそのままである。
「我に命を捧げよ!!我に続けや!!!」
男の雷の様に鋭い怒声が大地を震わせる。兵士達は槍を一気に空に突き上げそれに
応えた。
おおっ!!!
724715:04/02/01 22:04
718みたいな日本に来てまもない外国人に
批評されて何が楽しいの?

なんか、ミジメだね君。
726715:04/02/01 23:18
>>725
君もね。

君もね。
↓君もね >>726
君もね>>726
>>715
なんかミジメだね……、君って。
731名無し物書き@推敲中?:04/02/01 23:25
君もね >>715

>>712
14歳という設定なので、「でも、だから、とか」は
つまりながら語っている感じを出したくて使っていたのですが、
そういうのは言葉に頼るべきではないなと考えを改めました。

>そこらじゅうを駆け回りたいほど輝いていた。
から、
>実際、半数の生徒は行動にうつしていたが
につなげたつもりだったのですが、わかりにくいということで、
言葉を変えて「なにをしたのか」を書いてみようとおもいます。

句読点の位置はもう癖になっているので、推敲をかさねて
取り敢えずその場は修正し、同時にちゃんと打てるように努力します。

自分では気付かないところをたくさん指摘していただいて、
とても参考になりました。酷評どうもありがとうございました!
>>716
文章は良く練られていて良い、というか充分だと思います。
が、「それらは影絵のようにもの哀しさを誘った」というのに、
晴れた日の色彩豊かな街の情景が「のようだった」
というのがうまくマッチしません。
男の空想を媒介としている分、やはりどうにも飛躍がある気が。
しかし「プラネタリウムの下に描かれた町並み」というのは
こんなところでさらすにはもったいない視点だと思いまする
734名無し物書き@推敲中?:04/02/02 17:49
ふんだんに有り。
http://www.masa0238.co.jp/
>>734
だから、どうしろってんだ? このアフォ。
736MJ ◆MJ/axTXDJk :04/02/03 07:28
>>733
どーも。
読んでいただいて感謝っす。
シュール系にもって行きたく
貼った冒頭部は意識して
いつもより念入りに描写してみました。
もっとも最近見た夢の憶えている一場面にすぎないのですが。
昼間と影絵の指摘はその通りっすね。
片方をラストに持ってきてコントラストを狙うアイディアも考えておりまする。w
>>736
どーしてそこで名乗っちゃうのかな。別にステハンのままでいいだろうに。
ここではなるべくハンドル変えてくれないかな?
お前が出て来ると、どこも荒れる傾向にあるからさ。お願いしますよ。
738MJ ◆MJ/axTXDJk :04/02/03 09:55
>>737
うるせーぞ、タコ!
違うスレで晒し済みなんじゃい。
それにおれのレスのどこに荒れる要素があんだよ、うんこたれ。
おまえのほうがよっぽど荒らしだっちゅーの。
馬鹿のお願いはきけません。w
なにこの人?
厨房板の人?
740MJ ◆MJ/axTXDJk :04/02/03 12:47
あほー、不惑板じゃい。
有るらしいが行ったとなねーけど。w
mjは自分の巣から出てくるなよ。
過去に人を殺して、そのことを隠して暮らしている高校生の主人公が、昼休みに理科室にいる妹に会いに行く場面です。
酷評して下さい。


「ういっす」
僕が部屋に近づくと、奴の方から先に声をかけてきた。僕も
「おう」
と言ってから、音の悪い戸を開けて中へと入った。三百六十度に首が回るタイプの丸い椅子がごちゃぎちゃと散乱していて、その一つに腰掛けて、同じようにして座っている梨衣と向かい合った。
「なんか目が死にかけてるよ、お兄ちゃん」
「ああ。だいぶ寝不足。まあ午前中にだいぶ回復してるはずだけど」
僕は答える。
日崎梨衣は僕の妹で、僕日崎春夜より一歳年下の高校一年生。こいつがこんな時間にここにいる理由とは、単純に「好きだから」。
梨衣は学校の中で、世界中でここにいる時が一番落ち着くという、ちょっとした変人だ。別に器具を使って実験したりカエルを解剖してみたりするわけでもなく、ただ単にここで本を読んだり宿題したり学校生活の日常を演じている。
ちなみに理科室の何が一番好きかというと「におい」だそうだ。
「寝不足の理由は?ゲーム?インターネット?」
「読書」
僕はわざとらしく、あくびなどしてみた。
「あ、昨日買ってきた本?あれ全部読んだの?」
「一冊だけ。鎌倉時代のやつ」
「ご感想は?」
「そうだな。ストーリーは面白かったんだけど…」
ここで、嫌でもその話の筋を思い出して、陰鬱な気分になる。そうだった。やっぱり後悔してしまった。あんな、歴史小説なんて大方において「人を殺すシーン」が登場するであろうことくらい、予想できたし、予想していたのに。
刀で人を殺すシーンなんて、最悪だ。まあしかし、文化的な生活をする以上は殺人に関する情報を完全に拒否するのは不可能だし、それが正しいことだとも思わない。いつまでも避けていては駄目だ。
とはいえ…ちょっと鬱。

「へえ、話は面白いんだ」
「ま、ね。でもなんか歴史の常識みたいなところで間違いがありすぎるんだよ。それも細部ならいいんだけど、話の根幹を左右するところでぼろぼろ出るもんなあ」
話しながら、自分に言い聞かせる。僕は普通に話せているよな?と。
「お兄ちゃん、そういうの気になるタイプ?」
「別にそうでもないけど、とにかくやたらと多かったからな。まあ、別に目くじら立てるようなところじゃないだろうけどさ」
僕は回転椅子の上でくるくると回りながら言った。
読書の時にそういう方面にばかり頭がいくのは、ろくな人間じゃないだろう。
いや、僕の場合はまあそういう必要があったわけだ。そういうふうに別に気を取られるような要素が無いと,とても最後まで読めはしなかったから。
人体模型の視線が気になり始めたので、僕は席を立った。
744どんチチ ◆ZyCqzpaMEY :04/02/03 22:52
うーむ。
ふわふわ それはふわふわふわふわ
ふわふわがどこからやってくるのか

まるでそれは家庭で会社で嫌なことが続いた
その日の終わりにあの曲がり角で大学時代の親友に再会したように
誰かが泣いていた 赤い風船が木の枝に引っかかっている
あなたはその風船をその子に渡してあげる
もう一時間も背を向けたあなたの背中に 「ごめんね」とつぶやく
あなたも「ごめんね」とつぶやく そっと手をつなぐ

ふわふわ→→→ごわごわ→→→ふわふわ
ごわごわ→→→ふわふわ→→→ごわごわ

うまれて なくして うまれて
うまれて なくして くりかえして
なくして また   くりかえして 

遠くで 誰かが 泣いている それはまた鏡で
鏡は 誰かを 映している それはまた私で
私は そっと 誰かに    私に 
くちづけする だきしめる 手をつなぐ 撫でる
そっと そっと そうした そうされたい 
 
ふわふわ→→→ごわごわ→→→ふわふわ
ごわごわ→→→ふわふわ→→→ごわごわ 
746名無し物書き@推敲中?:04/02/04 10:06
>>735
あんたならどうしたい?
748名無し物書き@推敲中?:04/02/04 14:49
>>734
なんか、こいつ勘違いしているようだな。
750てるあき ◆DDfwggPC.. :04/02/04 19:43
 あの頃の僕はひ弱だった。あの頃は臆病で味方などいなかった。けど今は何万もの味方がいるんだ。
 あの頃の僕は泣き虫だった。あいつらの悪口にいつも自分の首を絞めさせていた。
僕への罵声が飛び交う中、僕は一人泣いていた。体が日焼けしているからって・・今思い出すだけでもつらい、苦しくなる。
自分のコンプレックスを思いっきりたたかれた自分はパニック状態になってしまったんだ。
胸がすごく苦しく、そして興奮し、声を出して大泣きしたんだ。
ついカッとなって相手を殴ろうとしても相手にやられるだけ、力の無い僕はいじめっ子のおもちゃとなっていたんだ。
「黒」「うんこ色」「チョコレート」 その頃僕はチャットをするようになっていった。
画面に移る文字が学校で味わった苦しみを癒す物となっていたんだ。
僕の本名は徹と言う。その徹をもじり僕はドール(人形)というハンドルネームを使っていたんだ。
僕はインターネットで楽しく会話を味わっていたんだ、現実世界で起きていたこと、そして苦しみを隠しながら。

751てるあき ◆DDfwggPC.. :04/02/04 19:45
酷評お願いします 上のを少し訂正
 あの頃の僕はひ弱だった。あの頃は臆病で味方などいなかった。けど今は何万もの味方がいるんだ。
 あの頃の僕は泣き虫だった。あいつらの悪口にいつも自分の首を絞めさせていた。
僕への罵声が飛び交う中、僕は一人泣いていた。体が日焼けしているからって・・今思い出すだけでもつらい、苦しくなる。
自分のコンプレックスを思いっきりたたかれた自分はパニック状態になってしまったんだ。
胸がすごく苦しく、そして興奮し、声を出して大泣きしたんだ。
ついカッとなって相手を殴ろうとしても相手にやられるだけ、力の無い僕はいじめっ子のおもちゃとなっていたんだ。
「黒」「うんこ色」「チョコレート」
 馬鹿にされっぱなしの僕はむやみに反撃した、そしてやられってったんだ。
 その頃僕はチャットをするようになっていった。
画面に移る文字が学校で味わった苦しみを癒す物となっていたんだ。
僕の本名は徹と言う。その徹をもじり僕はドール(人形)というハンドルネームを使っていたんだ。
僕はインターネットで楽しく会話を味わっていたんだ、現実世界で起きていたこと、そして苦しみを隠しながら。


>>750-751
ふーん……、それだけだな。
>>751
そもそも基本が出来ていない。小学生以下だな。
最初の音を合わせろ。ああけああ。無意識にしても中途半端。
「あの頃」「あの頃」「僕」「僕」「自分」「自分」
言葉を合わせるのはいいが最後まで出来ないなら意味がないどころか百害だな。
あとこの程度の短文なら尻取りを五つくらい入れられるだろう。
ところで回文はどうした? おいおい、幼稚園じゃあるまいし、忘れたなんていうなよ。
洒落も謎謎もないじゃないか。もう駄目だ。終わっている。
内容以前の問題だ。センスの欠片も感じられん。
百里が浜へ行って出直して来い。
754名無し物書き@推敲中?:04/02/04 22:16
私が転んだとき、世界は動転する。
私が滅んだとき、世界は滅びる。

ねぇ、先生?
世界って、あんがい単純なんじゃないかしらっておもうの。
みんなとても難しいことをいうけれども。本当にそうなのかしらって
たまにおもうの。誰かが世界のあり方について述べて、それに反対する
ためにより難しく緻密に論理構成して、またそれに反対するために・・・・
そんな繰り返しでどんどんどんどん難しくなっていくのよ、きっと。
え、急にどうしたんだい?って?

私先生の言葉をね、ずっと考えてたの。
「実体に言葉が先行する」
私、先生の言葉をずっとかみしめてたの。
「私たちは何処にいるんだろう」

それでね、それを考えて私はやっぱり世界はそんなに難しいものじゃない
って考えたんです。だってそうでしょう?

私は先生のことが好き。それってとても簡単なことだもの!
ねぇ、先生・・・・私はココにいるよ。私はココにいるんだよ。
だから先生、私を見て。私を愛して。

男でしかもガッツ石松似の私を愛して。
酷評お願いします
終わりなき終わりに捧げる終わりある讃歌


 そもそもこの世界を取り巻くどす黒い現状が終わりの始まりであろうと
始まりの終わりであろうと終わりの終わりであろうと始まりの始まりであ
ろうとそんな言葉遊びに付き合う気など毛頭ない。だから懸命な読者諸
氏は終わりなき終わりに捧げる終わりある讃歌だろうとあるいは終わり
の終わりによる終わりのための終わりある讃歌などとそのようなロマン
ティシズムあるいはセンティメンタリスムに耳を傾けようとしない。
 それでも地球は回っている。地球は女で回っている。三回廻ってワン
と云い誰かがあなたを愛してる。あなたの隣に誰かいて誰かと誰かは
麦畑。さればと言辞を弄するも後に残るは首輪だけ。十三階段のぼり
きり十四段目に届かない。それでも地球は回っている。それでも地球は
回っている。
756755:04/02/04 22:57
続きです

第1章「夢」
 俺は遂に出会えたんだったな、最愛の人に。その最愛の人というのはさ、
……綺麗な髪をしてたんだったな。それがどれくらい綺麗かっていうと、そ
の綺麗さにひかれた人々がデモ行進を始めたくらい、綺麗だったんだな。
デモ行進の内容? ろくろく憶えちゃいないけどさ、その髪以外のすべての
髪を燃やせっていう内容じゃなかったかなあ。髪という概念の純化運動だと
か何とか、そんなこと叫んでたな。我々は髪(彼女の髪のことだけど)を目に
入れたら出血する、なんていうひにゃあ最早意味不明だよね、それはそれは
盛り上がってんだけどさ。まあ分からないでもないよ。あれを見ちゃあ他の
凡百の髪なんて存在理由が見いだせっこないから。それに綺麗なだけじゃない、
くるんとした可愛い髪。ふわふわだけどしっとり、しっとりだけどさらさらみたいな。
まろやかだけどさっぱりでコクがあるんだけどしつこくなく、究極つうか至高つうか
山岡士郎つうか。もうここまで言えばわかるっしょ?
757755:04/02/04 22:58
さらに続きです。

 綺麗で可愛いものを守るっていうのは万人に課せられた義務なんじゃない
かしら、なんて彼女は高飛車に言い放ち、綺麗でくるんと可愛い髪を両耳に
携えて、行列を楽しそうに観ていたっけ。しかし冷静になってみれば、なんて
いけ好かない女なんだろう。だいたい、あの行列がどこに向かっているかを、
彼女は知っていたはずじゃないか。行列のその後、その思いは決して届くこ
となく、語られることもないんだろうな。え? 僕? 僕はそれを見ていたんだね。
決して人になつくことのない雲雀がなぜだか僕だけにはなついて、彼女と行
列を見る僕のまわりをピイピイ飛んでいたよ。そんな僕に彼女が少し離れた
場所から、静かにしかしはっきりとこう言ったんだよ。「あなたはどうするの?」
僕は……。どうだろう? こんなイメージは退屈なだけかな、君にとっては。
758名無し物書き@推敲中?:04/02/05 00:55
>>756
めちゃくちゃ読みにくいです。なんていうか・・・
音も汚いし、リズム悪いし、言葉の選び方も
さほど・・・。
>>754
テンポがいい。よみやすい。簡潔で内容も理解しやすい。
最後の一文で逆転というのは分かるけど、
なんでガッツなのかわからない。
まぁこねたかな
前スレの感じだとそろそろスレがいっぱいになるかな
760名無し物書き@推敲中?:04/02/05 14:07
hf
761名無し物書き@推敲中?:04/02/05 14:10
hf
>>759
前スレ500KBで一杯になったんだっけ?
761までで、434KBだからまだ大丈夫だと思うけど。
でも、一週間もたないかも。
>>755-757
序文の詩的さに較べると対比だとしても後半の文体が口語すぎて不自然と思う。
「なんて彼女は高飛車に言い放ち」というつなげ方はちょっと硬い物が混じってる気がする。
一々の部分は好き。言葉の選び方なんかは凡庸に見えるけど句読点とかの間が巧い。

765755:04/02/05 21:23
>758さん、および>764さん
酷評,どうもです。

>読みにくい、音が汚い、リズムが悪い、言葉の選び方もさほど
ははは、メタクソっすな(笑。しかし参考になります。ありがとう。

>後半の文体が口語すぎて不自然
これは意図的です! なんつう文学気取りの常套句使ってみても、
ちっとも癒されませんヨネ。ここをうまくスイッチさせるのが、
腕の見せ所なのに。ガンバリマス。

>巧い
この字! コレ! 真っ先に目に入りましたよ! ウレスィ!
ありがとうございます。あしたの活力になります。

それでは,ドーモでした。
766原へりのすけ:04/02/05 21:27
>>721
おそレスですけど。
アタマの4行くらいの説明をもう少し簡潔にできるといいかな。
>そして看護婦も、少女などいないかのような態度だった。
〜看護婦はそのまま部屋を出て行った。
ここもそっけない感じを出したいんだろうけれど、もっと簡潔に
まとめたほうがかえってその効果が出そう。
あと、「〜している。」というのと、「〜していた。」がごっちゃなのはなんとかしたい。
それから、いくぶんぼんやりした雰囲気を出していて、いい感じなのに
「蝋か何かで出来ているように見える。」のようなありがちな比喩が興を覚まして
しまいます。

767原へりのすけ:04/02/05 21:33
>>722
私には漢字が多くて読みにくい文章ですが、
なかなかよく書けていると思います。なぜ例えばなのかはよくわかりませんが。

>男の雷の様に鋭い怒声が大地を震わせる。
ここは「男の雷」のように鋭い怒声なのか、それとも「男の」雷のように鋭い怒声
なのかという、基本的なツッコミを入れさせていただきます。あと、「怒声」なのか?
「ときのこえ」の字はこれで合っているのかというのも自信がないが指摘しておきます。
768原へりのすけ:04/02/05 21:51
>>742
ざっといきます。文章としてまだまだです。4行目の書きかた、わかりにくい。
「ひどい音のする戸」とか、「回転式の丸イス」とかいうようにわかりやすく。
読み手を混乱させています。

「学校の中で、世界中でここにいる時が」「予想できたし、予想していたのに。」
変ですよね。読み手にわかりやすく伝えられる文章を書くように努力してください。
会話文はけっこう自然なので、同じように文章のリズムをつかめるといいですね。
769原へりのすけ:04/02/05 21:56
>>755
懸命な読者諸氏ってのはこのわかりにくい序文を読んでいる人たちへの
あてこすりなのかそれともただの誤字であろうか。
770名無し物書き@推敲中?:04/02/06 00:58
 冬だと言うのに
窓の縁にミドリ色の虫がいる
ぼうとする頭で見たのだ、二三週間前から不穏な中だった彼女に本格的に振られ、アルバイトのビラ配りをクビになって、よりによって、その日にインフルエンザになった。
そのうえ窓辺、つまり頭上に虫がいる
小指ほどの長さ、虫取り網を通り抜けるほど、細い。主にミドリだが赤い斑点が見え、ドクドクしい色合いである。頭上は虫が有るとはどうだろう?。気になって仕方ない。
つぶしたら血が噴き出て、自分の血だと気づいた時は遅かった。 彼は必死に引っ掻き程に体内に虫がはいずり混むのを、激痛の中、助けを呼ばなければ無かった。
声を上げたが、それは叫びではなく、羽根を持った虫が何百匹が飛び上んだ。
時分を飛び出す羽根虫の声は、電話だ、電話の音だ。
毛布を何枚もくるんで、布団の中で汗をびっひょりかいている、たぶん、今、目覚めた。
窓辺を見たのだが、虫は居なかった。
電話は手を伸ばしたときに切れた。
布団をめくると電気毛布のミドリ色のコードが忍んで居た。
汗をかいて、熱も下がった。そうしたら
おれ明日からどうやって生きていこう?と不安に為った。


771フクロウ:04/02/06 05:07
『歩道橋』

肩下まで伸びた柔らかな髪が、走るのに合わせてゆらりゆらりと舞っている。
手を伸ばしたら届きそうなのに、そうしてしまったら全てが消えてしまいそうな
気がして、出来なかった。
「あはは、遅いなぁ、こっちだよ〜」
その屈託の無い笑い声につられて、私も笑顔になってしまう。
振り返ってその愛しい顔を見せて欲しくて、名前を呼んだ。

その時、気付かされてしまった。
これは残酷で優しい、まごうことなき幻だと。

目を開けると、見慣れた天井が声も無く私を見下ろしていた。
また始まるのだ、と思う。
新しい一日。長く、虚しい一日。
ゆっくりと、真上に手をかざして見る。
指の間にあの柔らかな髪が絡まるのを思い浮かべ、何度か開閉させてみる。
少しでも長くこのまま、残像の中で浮遊していたかった。


あの子が亡くなってから早やひと月が経とうとしている。
幼い頃から少し過敏なところがあるとは思っていた。
満足するまで賞賛されないと、せっかく書いた絵も目茶目茶に
してしまうような。
それでも、天使のように優しかった。

私は生涯、歩道橋を渡ることはないだろう。
あなたが自らその身を殉じた、無機質で冷たい灰色の、
少しだけ見晴らしの良いその場所を。
772原へりのすけ:04/02/06 09:07
>>770
前半がダメダメ。書く前に何回か読み直そう。
>>771
×そうしてしまったら
×「あはは、遅いなぁ、こっちだよ〜」
×屈託の無い
×まごうことなき等々
言葉の使い方がおかしい。句読点も含めて。
話もつまらん。
>>770
思いつきはいいと思うんだけど、基本的に描写が足りない上に、残念ながら日本語になってない。

>ぼうとする頭で見たのだ
>つぶしたら
>不穏な中だった彼女に本格的に振られ
「何を、誰が、どうしたのか」

>、二三週間
文章が繋がってない

>インフルエンザになった
これは口語だと思うから「かかった」とかにしたほうがいい

>そのうえ
虫が居る事が不幸と云うのなら思う経緯を描写するべき

>長さ、虫取り網を
詩ならまだいいが句読点使っててこれは痛い

>頭上は虫は有る
>どうだろう?。
何歳ですか
774名無し物書き@推敲中?:04/02/06 11:19
サンダルをひょっとつっかけ、表に出る。
背後でがちゃんと戸が閉まる。まぁちょっとの時間だし鍵はいいか。
向かいの家の庭では、おばさんが布団を干している。こんちは、って声かけたら「あら、学校休み?」だって。まぁ休みというか自主休校というか・・・・・・。曖昧に笑ってそそくさと歩き出す。
ふと空を見上げる。
紺碧、っていうんでしょうか、こういう感じ。雲一つない青色のシーツを、丸く焼く太陽。
おとといから暦の上では春だそうだけど、それもまぁ納得できるなってほどの陽気。悪くない。
今日は買い物にでも行こうかしら。ここんとこ寒くて原チャリ乗れなかったからなぁ。
そしたら靴屋でトリコロールのオールスターを買おう。悪くない。
タバコ屋の前の販売機で缶コーヒーを買う。ここで買うと20円お得なのがうれしいんだよね。
ちょうどそこに店主が現れて、不明瞭な発音で「あぁとおざいあーす(ありがとうございます?)」とお礼を言った。

・・・・・・薬が効いてきたのかもな。このところ調子がいい。毎日死ぬことばかり考えてた日々が嘘のよう。医学の力は偉大だねぇ。
その日の気分から末期の病巣まで、薬で一括管理できる世界。
響きはなんだかネガティヴだけど、それも悪くないかなって思い始めてるんだ。弱者の倫理かもしれないけどね。

マイルドセブンをくわえて火をつける。一口吸い込んでから、世界の重圧への反抗の狼煙よろしく、空に向かって吐き出してやる。
「さぁ、今日もしぶとく生きてやるかね」
ひとりごちて家路につく。
 青い上
 菊囲け 紫蘇差しす
 立て土と 野に寝ぬな
 穂は増えい 籾豆む 良ゐ故や
 瑠璃られろ
776名無し物書き@推敲中?:04/02/06 14:40
線香の匂いが柔らかく鼻を撲った。
喪服の行列が、雪を踏みしめながら、葬儀場の中に飲み込まれて行った。
僕は、一本煙草に火を点けると、煙を肺の奥深くにゆっくりと流し込んだ。
煙草の煙は、線香の匂いと混じりあい、その境目はじきに消えた。
煙草を吸い終え、行列に並ぶと、無言と靴音だけが僕の肩に圧し掛かった。
僕は黒い流れの中の一部となり、ゆっくりとその河は流れ続けていた。
横では、赤ん坊を抱いた女が、無言のまま赤ん坊をあやしていた。
小さな手が母親の長い髪を柔らかに掴み、母親は赤ん坊を少し揺すった。
それは酷く穏やかで、美しい光景だった。喪服と赤ん坊。葬儀場と母親。
マーブル模様に混ざり合った二つは、僕の頭を少なからず混乱させた。
喪服の行列は少しづつ前に進んでいた。静寂だけがやかましく流れて、僕を苛つかせた。
横から赤ん坊のぐずり声が聞こえた。静寂のカーテンが再び取り除かれた。
母親は慌てて子供を抱えこむようにあやしたが、泣き声は徐々にはっきりと響き始めた。
何時の間にか、隣の母親と赤ん坊は居なくなっていた。
僕は、一度深く息をつくと、再び黒い行列の中に埋没していった。
777名無し物書き@推敲中?:04/02/06 17:30
次回で最終回。
http://sak2-2.tok2.com/home/knc
そうだな。明後日で最終回か。

と き め く ぜ
779名無し物書き@推敲中?:04/02/06 17:56
僕はウン子をした。ウン子はタバコが大好きだ。
「ねぇ〜」とウン子はいった。「うんこまんこ!」
僕はそっとうなずいた。
780面白そうなスレ見つけた:04/02/06 18:19
暇つぶしに書いた奴なんだけど酷評お願いします。

退屈だ...
俺は篠塚秀樹、22才。大学を出て、コンピュータのフリープログラマーをしている。
と言うといかにも貧乏だと思うかもしれないが、さにあらず。去年作ったソフトが当たりに当たって貧乏学生から一気に大金持ちの社会人に変身って訳だ。
ま、俺の能力と時代がマッチしてたって事だろう。
おかげで、新築マンションの最上階の部屋を買って、オンボロ学生アパートから引越し出来たし、家具や電化製品も最高のものを揃える事が出来た。
ひとつの階に2棟だけの46階建ての超高級マンションだ。超高級だけあって至れり尽くせり、眺めも抜群ときている。
隣の住人はまだ見た事がないが、なんでも外交官でヨーロッパに長期滞在中らしい。だから最上階は俺一人の物みたいなもんだ。
それにしても退屈だ。人間、金の心配が無くなるとこうも気が抜けるものか?
一仕事終わって、しばらくは次の仕事も無いし、あれほど熱中していたパチンコも全くやる気がしない。仕方が無い、どこか旅行でも行こうか。
そう思って旅行センターから貰って来たパンフレットを見ていたら、チャイムが鳴った。
ちょうど検討の最中だったし、どうせ何かの勧誘だろうと思って放って置いたら暫くしてカチャリと静かな音を立ててドアが開く音がする。
俺は驚いた。
そういえばどうせこの階は俺だけだという頭があるから鍵を掛けてなかった。
俺は玄関に一番近い部屋にいたので、慌てて半分開いているドアの影に身を潜めた。
大金持ちになっても強盗に殺されたんじゃ元も子もない。
誰かが足音を忍ばせて歩いて来る、と言っても普通に歩いて足音が響く様なマンションじゃないが。
俺のいる部屋を覗き込む気配がしてから、リビングの方に歩いて行く。しばらく静かに進行したが誰も居ないと思ったのか少し動きが大胆になった。
ゆっくり物色している。
781面白そうなスレ見つけた:04/02/06 18:19
素人だな。本職ならもっと手早いしそんな有りそうも無い所を探したりしない。こちらから覗くと手だけが見えた、案外細い腕だ。これなら捕まえられるかも?
俺はウォークインクローゼットの中からガウンの紐を外し、元の位置へ戻った。
しばらく待つうち、目的の物が見つかったと見えて小走りにこちらへ走って来る。
よし、今だっ。
俺はドアの前を玄関に向かって通り過ぎるタイミングを見計らって、後ろから飛び掛った。
「きゃっ。」侵入者が声を上げる。
きゃっ?女みたいな奴だな。まあいい、相手が非力な方が捕まえやすい。
俺は自分の体重で身動き出来ない様に押えて置いて、そいつの両手首を後ろに捻り上げ、背中で揃えて紐で縛り上げた。
この間30秒、手練の早業?だ。
周りには一万円札が散乱している。俺の財布から盗ったな。
「起きろ。」
少し息を切らしながら、侵入者の服装を見ると、白い靴下に紺のミニスカート。
女か!...しかも高校生。少し乱れたミニスカートのすそから綺麗な脚が覗いている。
そして、思わぬ逮捕に絶望的な表情で俺を見上げるその顔は...可愛い!!
こんな可愛い子は今まで見た事がない。なんでこんな子が盗みなんか...
俺はしばらく呆然としていたが気を取り直してその子を立ち上がらせた。
外見で善悪を判断しちゃダメだな。反省。
「こっちへ来い。」俺はわざと乱暴にリビングに曳き立てて行く。ソファに腰掛けさせてから戻って金を拾った。
5万円...おかしいな、財布には30万は入っていた筈だ。
玄関のドアの鍵を掛けてからキッチンに置いてあった財布を見ると、26万残っている。
俺は5万と財布を持ってリビングに戻った。
女の子は後ろ手に縛られて俯いている。顔を上げて欲しいな。
782面白そうなスレ見つけた:04/02/06 18:20
「さあ。」俺はその子の前に座って言った。
「名前は?」
「......」
「言いたくないの?」
「.....」
「それじゃあ、仕方が無いな。警察でしゃべって貰おうか。」
俺は携帯を手に取った。
「お、お願い!警察には電話しないで。」
哀願する様に俺を見た。顔と釣合の取れた澄んだ綺麗な声だ。
「電話しないでってどういう事だ。これは何だ?」
俺は財布から抜かれた5万円を鼻先に突き付けてやる、案の定、言葉に詰まって俯いた。
あの不慣れな探し方と言い、30万の財布から5万しか盗らなかった事と言い、金を盗ったら走って逃げようとした事と言いどう見ても出来心か回が浅いかどちらかだ。
「こんな事をした以上、警察は当たり前だ。泥棒だぞ。」
「ごめんなさい、許して、許して下さい。警察だけは。」
なかなか素直な物言いだ。俺はもう警察に電話する気は無くなっていた。
「警察に連絡するかどうかは、君の出方次第だ。まず俺の質問に素直に答えるんだな。」
「はい...」
「じゃあ、まず名前だ。それと年齢と住所。」
「法子...相田法子です。16才。バッグの中に身分証明書が入っています。」
よく見ると小さなバッグが肩に掛かっている。それを開けると携帯と可愛い財布が出てきた。中身は高校の身分証明書と千円札一枚。後は小銭だ。
「ふーん、あの高校か、進学校じゃないか。頭良いんだな。」
「そんなこと...ありません...」
「それじゃあ、どうしてあんな事したのか説明してもらおうか?正直に話すんだぞ。」
「はい...」
法子が言うにはこういう事だった。法子にはひとつ上の姉がいて、同じ高校に通っている。二人には両親がおらず、おじとおばに世話になっているらしい。
が、二人とも外国に行っている為日本では姉と二人暮しだ。
姉の名前は千鶴。今度、姉が修学旅行に行くのだが外国にいるためあまり金を無心出来ず、法子はアルバイトをして姉の修学旅行の小遣いを稼いだ。
ところがその金を盗まれてしまったらしい。それでたまたま俺の部屋の鍵が開いていたのでつい出来心で盗みに入ってしまった。
783面白そうなスレ見つけた:04/02/06 18:21
「しかし、なんでこんな最上階の部屋まで来たんだ。おかしいじゃないか?」
「それは...私たち、今度ここへ引っ越して来る事になったんです。
その、おじがマンション買ったんですけど外交官でずっといないから、その間私たちに住んでくれって。
それで引越しの挨拶に来てチャイム鳴らしたんですけど返事が無くて、そうしたらドアが開いていて...
こんな豪華なマンションに住んでるんだからきっとお金持ってるんだろうなって...ごめんなさい...」
「それってもしかして隣?」
法子は黙って頷いた。
「そうか、しかし理由はどうあれ盗みは盗みだからな。」
「お願い、何でもしますから。だから警察には言わないで、それとお姉ちゃんにも。」
「何でも?」
「はい、何でも...」
「お前、本気で言ってるのか。年頃の女のなんでもするってのはどんな意味なのか解ってるのか?」
法子の表情が凍りついた。こいつなんにも解ってないな。
「まあ、昔だったら殺されても文句は言えなかったんだからな。」
その可愛い顔に怯えた様な表情が浮かんでいる。
「俺はSMの趣味があるんだぜ、女を素っ裸にしてロープで縛り上げて責めるんだ。なぶり殺しにされるかもな。」
「そんな....」
「さあどうする?何でも俺の言う事を聞くかそれとも警察に連絡してお姉ちゃんに知られるか、お前が言い出した事なんだからな。」
「ああ...そんな...」
法子はいまにも泣き出さんばかりだった。
「だめだね、どちらか決めるんだ。」
ライオンが捕らえた獲物をなぶるのはこんな気持ちなんだろうか?
「い、言う事を聞きます...だからひどい事しないで...」
長い時間考えた末、消え入りそうな声で答えた。
784面白そうなスレ見つけた:04/02/06 18:24
「ようし、いいだろう。」
こんな展開になるとは...俺は小躍りする気持ちを抑えながら、クローゼットの奥から以前、
妙ないきさつから手に入れたSM道具の詰まったボストンバッグを持ち出して来て蓋を開けた。
一度も使っていない為、全てビニールの袋に入っている。その中から麻のロープを袋を破って取り出し法子の手首を縛ってあるガウンの紐を解いた。
「服を脱ぐんだ。一枚づつな。」
ためらいながら法子はセーラー服を脱ぎ始める。たまんないな。女子校生のそれもとびっきり可愛い子をこれから自由に出来るとは。
「次はどうしたんだ?」
上着を脱いだところでスカートに手を掛けてもじもじしている法子を急かしてやる。
よし、いいぞスカートを下ろしている。
「靴下は最後まで脱ぐんじゃないぞ、その方が女子校生らしいからな。」
制服の下はブラとパンツだけだった。いい身体だ、肌がきめ細かく、ブラをしていても形の良さがわかる。太腿や脛も最高だ。
「おや、どうしたのかな?法子さん。止めていいとは言ってないけど。」
法子は既に胸まで真っ赤になっている。実に初々しい。
「ほら、早く脱ぐんだ。縄が待ってるぞ。」
俺は手に持った麻縄をわざと法子に見える様に捌いた。
「それとも警察がいいのかな?」
その一言がとどめの一撃になったらしく、観念した様子でブラのホックを外す。
785面白そうなスレ見つけた:04/02/06 18:25
ブラが床に落ちた。思ったとおりの見事な胸だ、おわんを伏せた様に張りがあってきめが細かくて乳輪があまり大きくないのも俺好みだ。
法子が最後の一枚に手を掛け降ろそうとしている。
その悲壮な表情を見ているうち、気が変わった。これ以上は出来ないな。俺は非情にはなれないらしい。
「もういい、服を着ろ。」
「えっ?」
「聞こえないのか、服を着ろと言ったんだ。ぐずぐずしてると気が変わるぞ。」
「で、でも縛るんじゃなかったの?」
そう言いながらも、法子は慌ててブラを付けスカートを履く。
その間に俺は財布から一万円札を5枚取り出し、盗られた5万円と合わせて法子の財布に捻じ込んだ。
「帰っていいぞ。」
「ほ、ほんとに帰っていいの?...あ、ありがとう。」
「ほら、忘れ物だ。」
俺は財布を投げてやった。
法子は感謝の眼差しを俺に向けるとパタパタと廊下を走って玄関を出て行った。
もったいない、あんな可愛い子を自由に出来たのに。俺はほんとバカだな。
もっと違う出会い方をすれば良かったのに、そうすれば恋人になれたかも...そんなことはないか。
まあ、退屈は消えたけど...

このインポ野郎!
>>780
読みやすかったよ。でも、あんまり面白くなかった。
788名無し物書き@推敲中?:04/02/06 19:52
>>780-785
語彙が貧困、心理の変化が意味不明。てゆーか結果として何が言いたいのか分からん。
最後の「退屈は消えたけど」、ってーのは一時の退屈凌ぎになっただけで消えたわけじゃないし、それなら
「法子は感謝の眼差しを俺に向けるとパタパタと廊下を走って玄関を出て行った。
 これで俺への警戒心はほとんど無くなっただろう。何、隣に引っ越してくるんだ、いくらでも時間はある。
 これからゆっくり楽しませてもらうことにしよう。どうやら退屈ともオサラバできそうだ。
 俺は自分でも気付かぬ間に唇の右端を引き上げながら、そんなことを考えていた。」
とかにした方がいいかと。その場合
>その悲壮な表情を見ているうち、気が変わった。これ以上は出来ないな。俺は非情にはなれないらしい。

「その悲壮な表情を見ているうち、気が変わった。といっても俺に芽生えたのは慈悲ではなく非情の心だった。」
のようにしないとな。まあ結末が180度変わっちまうけど。

それと人物の描写ぐらいしてよ。
>こんな可愛い子は今まで見た事がない。
じゃいくらなんでも想像できねぇ。髪型とか格好とか目とか口とか何でも。
789面白そうなスレ見つけた:04/02/06 20:05
>>786

>>787
そうか...
>>788
それはちょっと脂っこくないか?
>じゃいくらなんでも想像できねぇ。髪型とか格好とか目とか口とか何でも。
これは確かにそうだ。
>>789
ってか、お前せいぜいが工房だろ?
書いてある内容が厨房・工房の程度に見えるぞ。
泥棒モノなら、「シルフみたいにかわいい泥棒」くらいは必要だな。
あと「その足で盗み」とか。
「お前が盗むというのなら、俺は鋼の心で立ち向かう」などもある。
それと万札を取り出す前に「天は人の上に人を作らず」と一人納得すれば、
まだ心変わりに説得力がある。

つーか登場人物の退屈が紛れたところで読者の退屈が
紛れないんじゃ意味ないな。まったく工夫が足りていない。
ただの思いつきで書いたところで、それは駄文にしかならんぞ。
せいぜい犬に食わせてやれ。
>>772
にせものめ!私を騙ってどうしるつもりだっ!
なんちて。
いちおういつのまにかなくなっていたトリップをまたつけます。
793原へりのすけ ◆yBEncckFOU :04/02/06 21:29
↑おまえふざけんなよ・・・
794初心者1号:04/02/06 21:31
>>791
ひでぇw
↑お前が騙りであることは分かった(プゲラヒャゲラ
あっ、間違えた。
>>795>>793
797初心者1号:04/02/06 21:33
>>795
にやり
↑お前が騙りであることは分かった(プゲラヒャゲラ
799名無し物書き@推敲中?:04/02/06 22:00
>>791
ネタ……だよな?
>>771
最初の部分、「私」以外の主語がないためわかりにくい。
5行目の「その」は必要かな?
「残像の中で浮遊していたかった」
「で」が全体の語感ににごりを与えてる気がする。私なら「に」か、「を」にするなあ。

歩道橋の例えに顕著だけれど、比喩が多い割にあまりにあたりまえすぎる。
「天井が声も無く」「天使のように」など。逆に読み手の興をそぐと思う。
801面白そうなスレ見つけた:04/02/06 22:03
あほらし。所詮は...
>>774
悪くない。
>背後でがちゃんと戸が閉まる。
まで書く必要はあるかな?ことばのリズムとしてどうでしょう。
>おとといから暦の上では春だそうだけど、それもまぁ納得できるなってほどの陽気
ここのいいまわしはすこしわかりにくい。

>とお礼を言った。
お礼を言う。と、それまでの語感に揃えちまった方がよかないかな。前に前にって雰囲気で。

「弱者の倫理」っつのは意味がわからない。「弱者の論理」?
>>776
漢字多すぎ。文章短すぎ。巧い文章の基本は短くすること。というけれど、
あまりに短い文章が続くと文章に水気がなくなる。
>>801
三点リーダーの書き方も知らないような厨房は、もう投稿しないでね(プゲラヒャゲラ
彼女の腕から猫が身をよじって逃げた。

「ペアルックならぬペア趣味だってさ。くだらない。だいいち私の方は図書館で借りてきたばかりのでしょ。ラベルがついているのに、どうして一緒に二冊買ったなんて言えるのかしらね」
「まあ嫉妬心からだと思うよ。君らも結婚なり婚約なりをしないまま数年やってきているのに、よくまあ醒めないもんだね、敬服する」
「婚約の話はすでにしたわ。けど、彼の両親が私のこと、軽そうだ、っていって反対してるらしくて。顔も見せてないのに」
「というと?」
「彼が私に関する話でもしたんでしょうよ。じゃなかったらあの人たちに私を判断するような材料ないもの。付き合いだした頃私が散々引っ張りまわしたから、それのことを話したんだと思う」

彼女が説明している間、憲司は彼女の湯のみに浮かんでいる茶柱を眺めていた。

「自分から喋りだしたか、向こうから話を持ちかけられたか」
「お見合いよ」

彼は首を傾げた。

「そろそろ嫁を探せって言われたらしいの。で、すでに結婚相手は居るって言っちゃったって。説明を求められる筈だから、多分そのとき」
「口ぶりからみると、親に君の事を話さないよう彼に言付けてたわけ?」
「当然でしょ、**歳と付き合ってるだなんて言わせる訳いかないじゃない。その時なんかはロリコン趣味って言われても仕方ない歳だったし」
「まあねえ」

---

書き出してみたら自分の女性観がギャルゲー張りに浅薄で死にたく
806名無し物書き@推敲中?:04/02/06 22:25
>>805
そこからどう話が転がっても面白くなりそうな気がしない。
確かに
808名無し物書き@推敲中?:04/02/06 23:22
秋だった。風はその身を鋭く尖らせて立ち塞がる障害物を打ち壊すように吹きつけ、樹々は木枯らしによって色鮮やかに染め抜いた葉を無惨にも散らされながら肌を突き刺す暴威に耐え、
虫たちは落ち葉の下で活発に動き回った影も見せずに身を寄せて冬に備えているという、紛う方なき秋であった。
ただ人々だけは季節の移り変わりとは無関係に、しかしあの永遠とも思われた夏が過行くのを少し寂しがるようにうつむいて、吹きつく風に襟を立てながらいつも通り目的があろうとなかろうと足早に歩いていた。
○○○○もやはり他の人々と同じように、ようやく終った定期演奏会から、二ヶ月後にやってくるクリスマスコンサートへの衣替えのために、彼らのうちの誰もがそうであると認めるほど、忙しく活動していた季節である。
それにもかかわらず我々が、○○先生から突然の呼び出しを受けて内心微かな不安を感じていた我々が、予想とは裏腹に持ちかけられた今回のコンサートの件に二つ返事で承諾したのは、勿論先生に頼まれては断るに断れないとか、
年配の方々と近づけるのは良い人生経験になるかもしれないとか、様々の思惑はあったであろうけれども、つまりは人間が生まれながらに持つただ一つの能動的欲求に従ったためであり、平たく言えば好奇心に負けたからに他ならない。

小説ではなく今度某所に寄稿する文章(エッセイのようなもの)の出だしです。
ちなみに個人及び団体が特定できそうな箇所は伏字にしてあります。
センテンスが長すぎる、以外の批評をお願いします、最近トルストイにはまっているせいなので。
809原へりのすけ ◆yBEncckFOU :04/02/06 23:42
センテンスが長すぎる
sentenceがlongすぎる
「染め抜いた」は「染まり上がった」とか。誰が染めたのか。

>あろうとなかろうと
場合わけの言葉はちょっと観察でなく主観的に見える。
外部から覗くのなら「目的の有無に関せず」等で。

最初の文は言葉の並べ方をもうすこし練ってあく抜きしたほうが読者が入り易いと思う。
812名無し物書き@推敲中?:04/02/07 01:53
>>811
批評サンクス。
「染め抜いた」はちょっち擬人法入ってる感じです。樹々が自分たちで染め抜いた、と。
「あろうとなかろうと」は自分でも気になってたところです。なるほどそっちの方がいいね。
でも同じセンテンスの前半に「無関係」って語があるから「関せず」だと語調が悪いかも。
「ある者も無い者も」ぐらいにするかなぁ。
>>799
ネタというわれる所以がわからん。シリアスでもなくば、
ダジャレでもいいから洒落を入れるのは当たり前だろ?

>>805
人物の描写が単純すぎる。矮小すぎる。幼稚すぎる。
感情が怒ならば口調には刺があるか人を小馬鹿にした態度に出る。
自分を卑下しているなら怒には哀が混ざる。
なんつーか九月一日の午前六時にようやく学校で書き始めたって感じだな。

>>808
長文の書き方を勉強しなおしたほうがいい。
表現に一つとして具体的なものがない。丸い卵があったとして、その丸い卵が
黄身と白身で出来ているといわず、ただ黄身と白身について話して、あとの殻は
放っておく。それで卵と言い張っている駄作。ようするに調和、統一性がない。
そのためこの長文は生ゴミだ。
 二〇五十年現在、二十歳以上の国民全てが鬱病患者だったから、だいたいアベコベ堂の
ように十人くらいの会社なら、三人ずつ交代で会社を休む計算だった。
 鬱ならばこそ朝方律儀に断りの電話など入れられないわけで、たいてい無断欠勤となる
わけだが、会社としては社内一帯にどんよりとした空気をばら撒かれる方が損害が大きい
ので、それで許容された。というか、どの会社でも無断欠勤が当たり前であった。
 とはいえそんな寛容すぎるシステムでは給料泥棒を量産することになる。よほど偏屈な
人間でないかぎり、誰だって、働かなくて許されるなら働かないのだ。そのあたりに対し
ては最先端医学のフォローがあった。
 つまり、半年に一回の健康診断で鬱病の具合がつぶさに調べ上げられる。例えばアベコ
ベ堂の山田などは、具体的な傾向と対策をレポート用紙十枚にびっしりと書き上げられた
上で、「重度・八」と診断された。「重度・八」というのは、つまるところ、月に八回会
社を休む程度、という意味だ。
 だから山田の場合は月に八回の無断欠勤が許された。実際の欠勤がそれ以下なら頑張り
すぎではないかと反動が心配されたし、それ以上なら、これはもう、上司にこっぴどく叱
られた。
 さて、その日アベコベ堂に面接に来たのは、見たところ四十前後の青白い顔をした男で
あった。入社三年目の武田という男が健康診断の結果、ついに重度・二十八まで宣告され、
社会復帰が難しいと判断されて、代わりの人材を募集していたのだ。面接にあたったのは
山田と、人事部長の不知火である。
 「履歴書によると元会社社長とのことですが」
 提出された履歴書と男の顔とを交互に見ながら不知火が、ちょっとトゲのある口調で訊
いた。タイプではないのだろう、と山田は思った。タイプではないというのは、つまり、
不知火はホモであった。本人はひた隠しにしていたが、社内では周知の事実。
 「あなたが経営していたこの『カラスミ産業』という会社は具体的にどのような事業
を?」
 「ちょうど十年前くらいに卵が爆発する事件、ありましたよね? 覚えてらっしゃいま
すでしょうか?」と男は言った。
 十年前といえば山田はまだ中学生だったが、その事件のことは良く覚えていた。スー
パーで購入してきた卵が、一ダースに二個くらいの割合で、割った瞬間に爆発するのであ
る。台所ごと吹っ飛ぶとか、指が砕け散るとか、そんな本格的な爆発ではなかったが、近
隣一帯に聞こえるくらい大きな音でボンッ! さながら爆竹のような響きであった。
 「私は妻のために卵を安全に割る機械を作ったわけです。こう一メートルほど長い棒の
先にカプセル状の容器をつけまして、そこに卵を入れるわけです。で、手元のレバーを引
けば卵が割れる、と。万が一ハズレの卵であっても被害が少ないわけです。掃除の心配も
ないし、何より心臓によろしい」
 「それって『安産くん』ですよね?」と山田。
 「ええ、そうです。ご存知でしたら、話が早い」
 「ご存知も何も、実家にまだありますよ。さすがに今では使ってはないようですが」
 「私の経営していた『カラスミ産業』は、その『安産くん』を作ってた会社です」
 「へへぇ」
 と山田は関心してしまった。思わず立ち上がって握手を求めるところであった。『安産
くん』を知らない日本人などいないだろう。そして、その言葉は今ではとても懐かしい響
きで胸に迫る。酒の席で話題に出たら皆が競って思い出話をはじめる、そんな感じ。
 「『安産くん』のヒット以来泣かず飛ばずでついに経営破綻。会社の後始末に五年かか
りましたが、ようやく一段落して、第二の人生を歩もうかと思いまして……御社の募集に
応募したわけです」
 なるほど、確かに『安産くん』は知っているが、それを作った『カラスミ産業』という
会社の名前は山田の記憶になかった。つまり、ブランド戦略を失敗したのだ、と山田は思
った。
 「もう少し詳しくお聞かせ願えますか?」と不知火。
 「といいますと?」
817名無し物書き@推敲中?:04/02/07 07:27
>814-816
なんとなく暇つぶしに書いた小説っぽいもの。批評してくんろ。
昔から文章には苦手意識が強いのだが本当にセンスがないのか見極めたいDEATH
818名無し物書き@推敲中?:04/02/07 09:55
センス内です
>>817
出だしが重いようなので、
物語に必要不可欠なものだけを選んで、順番を変えてみました。
舞台設定は後で語ると言うことで。どうでしょう?

履歴書の男は、四十前後の中年で、青白い顔をしていた。
「履歴書によると元会社社長とのことですが・・・」
提出された履歴書と男の顔とを交互に見ながら不知火が、ちょっとトゲのある
口調で訊いた。
「あなたが経営していたこの『カラスミ産業』という会社は具体的にどのような事
業を?」
「ちょうど十年前くらいに卵が爆発する事件がありましたよね? 覚えてらっしゃ
いますでしょうか?」と青白い男は言った。
 一〇年前といえば山田はまだ中学生だったが、その事件のことは良く覚えて
いた。原因は分らなかったが、スーパーで購入してきた卵が、一ダースに二個く
らいの割合で、割った瞬間に爆発したのである。本格的な爆発ではなかったが、
大きな音でボンッ! と、さながら爆竹のような破裂したのである。
「私は妻のために卵を安全に割る機械を作ったわけです。こう一メートルほど長
い棒の先にカプセル状の容器をつけまして、そこに卵を入れるわけです。で、手
元のレバーを引けば卵が割れる、と。万が一ハズレの卵であっても被害が少な
いわけです。掃除の心配もないし、何より心臓によろしい」
「それって『安産くん』ですよね?」と山田が聞いた。
「ええ、そうです。ご存知でしたら、話が早い」
「ご存知も何も、実家にまだありますよ。さすがに今では使ってはないようですが」
「私の経営していた『カラスミ産業』は、その『安産くん』を作ってた会社です」
「へへぇ」
 と山田は関心してしまった。思わず立ち上がって握手を求めるところであった。
その言葉は今ではとても懐かしい響きで胸に迫る。酒の席でも皆が競って思い
出話がはじめる。『安産くん』を知らない日本人などいないだろう。
「『安産くん』のヒット以来泣かず飛ばずでついに経営破綻。会社の後始末に五
年かかりましたが、ようやく一段落して、第二の人生を歩もうかと思いまして……
御社の募集に応募したわけです」
『安産くん』は知っているが、それを作った『カラスミ産業』という会社の名前は山
田の記憶になかった。ブランド戦略を失敗したのだろう、と山田は思った。
「もう少し詳しくお聞かせ願えますか?」と不知火。
「といいますと?」
821名無し物書き@推敲中?:04/02/07 14:14
それは酷い問題だった。
僕はメンソールの煙草を咥えて酷い問題について考えた。
それは狼ときゃべつと山羊を抱えて川を渡る男の話に似ていた。
問題は、きゃべつが狼を食べることだけだった。

それは、酷く形而上的な問題であって、僕はこの答えを心理学に二度求めた。
しかし、それは二度共にして、徒労に終わる作業であったし、僕はそれが終わった時、何一つ手に抱えてはいなかった。大事に、大事に作り上げたバスケット・ケースが手に残っていただけだった。
それでも僕は書こうと思う。これは、贖罪でもあるし、自己満足でもある。
そして、自己再認識であり、自己を世界の大海に放り出す作業でもある。
僕は、哀れないけすの中で、死ぬ日を待っているまずい魚なのだ。
だからこそ、僕は書こうと思う。伝わることを求める。
しかし、僕は伝えるべきことを持たないし、伝えるべき相手も思いつかない。
だから、これは、総括として、ただの記録である。
それ以上のものにはなりえないし、それ以下にもなりようが無い。そういう、ものだ。


今書こうと思っている小説の冒頭部です。
酷評おながいします。
村上春樹っぽい
>>821
ここの表現には、ほほうと思うのですが、
>ケースが手に残っていただけだった。
>それでも僕は書こうと思う
の間につながりがないように思われます。
冒頭で「問題」のことを論じていますが、「書こうと思う」は「問題」のことでは
ないはずだからです。それでは、「問題」ってなんだったんだ、と疑問がでてき
ます。

勝手な想像ですが、以下のようなことが行間にあるのではないでしょうか。
>酷い問題が解決できれば、僕は解放されると信じていたのだ。
>そうして、僕は僕自身のことを書けると信じていたのだ。
だとすれば、そのような内容の文章を挿入した方が、
つながりが良くなるように思われます。
>心理学に二度求めた。
の後あたりに挿入されるとつながるはずです。
824名無し物書き@推敲中?:04/02/07 14:57
>>823 評価ありがとうございます。
繋がりについては、まさにその通りと思いました。
冒頭部にある程度、言葉としては印象的で内容のぼやけた言葉を入れて、
小説でそれを補完するようなものを書きたいのですが、ぼやかすラインが、
今ひとつわからないでいるんです。
助言を参考にさせていただいて、もう一度推敲してみます。
ありがとうございました。
825名無し物書き@推敲中?:04/02/07 15:12
>>814-816
なんかムードが好き、個人的に
鬱にユーモアを含んでて
頑張れば結構いいのができるかも
こんな内容だったら文章は特に飾る必要ないし

幅を拡げたくて、違ったものを書いてみました。
厳しくご賞味ください。

朝、目をさますと、見知らぬ男が全裸で部屋に立っていた。
ーまさか・・・
こっそりと自分の尻をさわってみる。変わりはないようだ。しかし、この男は何者なんだ・・・、僕は記憶の糸を手繰り寄せた。
ー昨日は、近くのスナックで飲んで・・・。いや、回りにこんな男はいなかったはずだ。
ふたたび男を見ると、男は腰に手をやって、パックから直接牛乳を飲んでいる。
「くはー! 朝のミルクはうまいな」
男は僕に問い掛けた。思わず、肯いた。しかし・・・。
「名前・・・は?」
「いつい。五つの井戸と書いて、五井。『ごい』じゃないぜ」と笑った。
つられて、僕も笑った。
ーどこが、おもしろいんだ?
「会社に行かなくていいのか?」
男は枕元の時計を指さした。時計を見ると、7時を過ぎていた。
「ああ」
「じゃあ、急いだ方がいいんじゃないか?」
ー急げと言っても、お前がいるのに会社に行けるか?
「ああ。君はどうするんだ?」
「おれなら大丈夫だから。会社に行って来なよ」
と五井は微笑む。焼けた肌から白い歯がこぼれる。
ー僕が大丈夫じゃないんだよ。・・・ここで、押し問答をしていても会社に遅れるだけだしな。盗られて困るものは・・・。
僕は部屋を見渡す。
ー特にないから、いいか・・・。それに盗るつもりなら、僕が起きる前に部屋から逃げているだろうし。
「ああ、わかった・・・」
827817:04/02/07 18:19
みなさんありがとうございます。
>>818
どーもどーも。
>>819-820
どうもありがとうございます。わざわざここまでしていただけて感謝感激です。
推敲していただいたのをみて気づいたのですが、「つまり」っていうの使いすぎですね、俺。
参考になります。
>>825
知らない人から応援されるとすごくうれしいものですねぇ。
勇気がでました。勘違いしない程度に頑張ります。ありがとうございます。
828原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/02/07 21:36
>>819
センスがないようには思えませんぞ。セリフ部分が多いせいかもしれないけれど、
誤植(?)らしき部分以外はかなりわかりやすい文章だと思う。

>「へへぇ」
 と山田は関心してしまった。
「と」が余分かと思う。

>その言葉は今ではとても〜
指示語の指し示す先がわかりにくいので具体的に「『安産くん』の商品名は」
とか書いた方がいいとおもう。

最後の不知火がセリフをひきつぐところはちゃんと書いた方がいいかな。
山田が話の視点の中心人物だから、
 「もう少し詳しくお聞かせ願えますか?」山田の横から不知火が言った。
とか、そういうふうにしたほうがいいですね。
829原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/02/07 21:41
>>826
「ー」が不自然に感じるなあ。
主人公の反応も不自然。見ず知らずの男が部屋にいて、「誰なのか」を尋ねても、
いきなり名前を尋ねたりするかしらん?

「会社に行かなくていいのか?」「ああ」
だと、行かなくていいってことじゃないの?
「じゃあ、急いだ方がいいんじゃないか?」 が続くってことは「ああ」は「行かなければならない」
という意味の返事ですな。これでは読み手にはわからない。
>>828 名前:原へりのすけ ◆GZaF1XHdps
お前、自分で何を批評しているのか分かっているのか?
831初心者1号:04/02/07 21:55
>>819
履歴書に年齢は書いていないの?
832dge:04/02/07 22:35
 日本人拉致、北朝鮮への不正送金、韓国による竹島の不法占拠、等、
現在日本と南北朝鮮との間には、さまざまな問題が山積みです。
 しかし在日韓国・朝鮮人がマスコミに圧力をかけているため、マスコミは
国民に真実を報道しないどころか偏向報道を行い、正常な世論形成の為の
大きな障害になっています。ですのでこれらの問題の解決をするためには、
在日韓国・朝鮮人の圧力を排除しなければなりません。
 しかし世間には「在日韓国・朝鮮人に対しては批判することすらタブー」
という風潮があり、在日韓国・朝鮮人も、必ずと言っていいほど自分たちへの
「批判」を「差別」にすり替えるために、在日韓国・朝鮮人への批判や対処を
ためらいがちになっています。
 ですので南北朝鮮との数々の問題を解決するためには「まず国民に真実を知らせ、
在日韓国・朝鮮人への批判や対処をしやすい風潮を作っていく」ことが最優先課題だと思われます。
 我々の力だけで全ての国民に真実を知らせること、法律や制度を変えることは
困難かも知れません。しかし、
「在日韓国・朝鮮人に対し、真実に基づいて正当な批判をしている多数の人間がいる」
ということを世間に知らしめるだけでも、風潮を変える大きなきっかけになるのです。
「社会の風潮を変えていく」だけなら、我々一般市民でも決して不可能ではありません。
 そういった風潮を、我々の力で作っていくためにビラとHPを作りました。
是非ともたくさんの方に印刷&ポスティングして頂きたいと思います。

これ印刷して近所に配りまくれ!!in ハングル板
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/korea/1070397288/
ビラのHP 本家
http://posting.hp.infoseek.co.jp/



833お願いします。出だしのみです。:04/02/07 23:16

 人生を語る奴にロクな奴はいない。
 これに例外はない―もちろん探したさ!だ
がな、やはり真理ってもんもあるようだ―。
俺の知る限り、どうもその手の連中は、若い
女が特に好きらしい―これも、もしかしたら
俺の周りにそんな連中しかいないためかもし
れないが―。
 奴らそろって、安っぽくてちっぽけなバー
か何かに足を運んでは、いかにも風俗嬢や娼
婦風の女に声をかけ、熱弁を振るう。生きる
とはこうだ、権力とはあーだ、と。どいつも
こいつも似たような調子で、ニーチェの言葉
を拝借しては、己の聡明さをアピールしてい
る。
 もっとも、他者から見れば奴らの馬鹿っぷ
りは目に見えているが。しかし、そんなこと
は気にも咎めず、今夜も奴らは街をゾンビみ
たく徘徊して、獲物を探し続けている。

>>830
おーいまきがついた。うかつだ。
835名無し物書き@推敲中?:04/02/07 23:17

 俺はこの街で唯一の、深夜も営業するラー
メン屋に勤めている。といっても、所詮アル
バイトだ。給料だって月にほんの少しもらう
程度で、ラスベガスのカジノで三分遊んじま
えば消えるような額さ。店に来る客はたいて
い酔っぱらいか、風俗帰りで腹を空かして寄
るような屑ばかりだ。俺はそんなこいつらの
ために汗水垂らしてラーメンを作り、はした
金もらって「ありがとやんしたー」なんて気
の抜けた声まで出して仕事をしている。
 店長からはまあまあ可愛がられているみた
いだが、当然といえば当然だ。なんせ俺を除
いてこの店で働いているスタッフは一人しか
いない。しかもその一人が店長ときた。本当
に、俺がいなくなったらこのおっさんはどう
するつもりなんだと、いつも思う。
836830:04/02/07 23:48
>>834
分かってくれたか?
俺は >>819 ではないんだが、きっと >>819 も分かってくれると思うよ。
これからも、批評よろしく。
マジメな話、このスレに文章晒してる人の中で新人賞の1次予選通過できそうなのは、
2割〜1割ぐらいだろうな。
838名無し物書き@推敲中?:04/02/08 01:01
誰か風景描写にチャレンジしないか?
839名無し物書き@推敲中?:04/02/08 02:39
>>837
何言ってるの?0だろ。
840名無し物書き@推敲中?:04/02/08 02:46
>>837 ここ50レスくらいの中で、通過しそうなのをあげてくれ。
興味がある。
841 :04/02/08 03:54
ちょっと読んでみてください。素人ですが。
よろしくお願いします。

http://www013.upp.so-net.ne.jp/korijikken/shosetu.html
>>839
一次なら、楽勝で1割は通過するだろ。
このスレにいる人間は、最終に残るほどレベルは高くないが、
一般よりはレベルが高い。

まあ、2ちゃんねらーは、どこのスレもそんなのばっかなんだがな。
中途半端にレベルが高いということだな。
>>841
読みやすくていい文章だと思う。
センテンスの長い部分もすんなり読めた。
844宜しくお願いします:04/02/08 11:02
 やがて一軒のアパートに着いた。ゆるやかな坂道の途中にある、ごく普通のアパートだ。
 決して新しくはないが何か懐かしい感じに浸らせてくれる家だった。
 「ふぅ…」
 俺はとりあえず外に出ることにした。
 今日、ここに来る為に使った地図をポケットに入れ、玄関を出る。
 どこを見ても、一面の空。さっきまでの青空は、やがてオレンジ色に染まりはじめていた。
 向日葵も綺麗なオレンジ色の絵の具を垂らした様になっている。セミもまだ鳴いている。
 やがて公園を見つけ、その公園のベンチに座り込んだ。
 そのベンチは少し古びていて、座るとギシギシと音がして軋む。
 もう今は子供も帰ったのだろうか、人影はあまり見当たらなかった。
 「深雪… か。」
 俺は男だ。それなのに、俺の名前は深雪だ。正直、あまり好きではない名前だった。
 昔から名前が原因でからかわれることもあったし、いろいろとそういう点で都合が悪かった。
 しばらく何も考えず、黙って目を閉じていた。

 どれくらいの時間が経っただろうか。風が気持ち良くて、思わず少し眠ってしまったようだ。
 やがて太陽は沈み、夜が始まろうとしていた。俺は立ち上がって、もと来た道を戻る。
 地図もあったので迷うはずがない。途中ちょっと不安になる事はあったが、
 何とかたどり着けそうだった。ゆるやかな坂道の途中で立ち止まる。
 ドアを開け、玄関に上がると風呂に入りたくなったので、
 風呂場のガスのスイッチをひねった。時間を計る為に、目覚ましも一緒にセットした。

 鞄の中に手を入れ、缶コーヒーを取り出した。プルタブを引き、一口飲んだ。
 セミの声はまだ鳴り止んでいない。夜であるというのに、熱気すらも残っていた。

 一つ一つの行動が、感動を覚えている。今まで感じなかったことが分かるような気がする。
 気のせいかもしれないが、でも何か変わったような、そんな気がした。

 俺の新しい生活は、希望に膨らんでいた。
>>842
新人賞に応募する人間は、皆一般よりもはるかにレベル高いだろうがな。
下にいるのが一般人だけってレベルでもう終わっとるんだ。
都内で一人、九州で一人の人を殺したことがあります。
九州へは殺すためだけに行き、殺した一時間後には、東京行きの
新幹線に乗っていました。
道端で、後ろからハンマーで頭を叩いたのです。
頭蓋骨を砕いて、脳を破壊した感触を得たのと、大きな音とで、
間違いなく殺したのだと確信しました。
数日後、図書館に行って新聞で確認したときには、手が震えました。
私が殺したのは、19歳のOLです。
847名無し物書き@推敲中?:04/02/08 12:04
新人賞に応募する人間は高くないけどな。
おれも大学時代に文学会に入ってたが、レベル低い奴も送ってたぞ。
レベルの低い奴らの中で、まぐれで賞を取った奴もいた。
単行本1冊で消えていったが。
その逆に、レベルの高い奴が送らなかったりしてた。
惜しいと思うんだが、ランボーでさえ文学を見切ったんだから、
彼らが見切ったのこともについても、なんともいえん。

まあ、うちの大学でもそんなもんだから、
現実はもっとひどいだろ。
848初心者1号:04/02/08 12:48
>>837
一次通過が楽勝か……
多分投稿したないから、
どのくらいのレベルなのか分からないんだねw
とりあえず、1割から2割が通過するってことはないw
まあ、このスレに書き込んでいる人間のうち、新人賞の
投稿枚数以上の作品を完成させられるやつが、せいぜい、
2〜3割だろうからな。
一次突破は、5人いれば、いいほうだろ。
850初心者1号:04/02/08 13:23
新人賞を舐めるなー!!w
文學界新人賞の一次通過(二次落ち)を読んだことがあるけど、
文章にミスが無いのは当然として、全体として作品の体を成していて
レベルが低いという印象は受けなかった。
気になったところといえば、テーマ性が乏しい点と話の展開に力業を
用いているところがあったことだな。
まあ、一つの作品としてきちんと書ける人は少ない様だな。
ここでいえば、部分的な投稿では小説を創作する力までは
分からないから、一次通過できる者がどの程度いるかなんて
判断できるわけが無い。
852初心者1号:04/02/08 13:39
>>851
禿げ同だが、駄文をふるいにはかけられるね
そったら甘えもんでねっす。
854名無し物書き@推敲中?:04/02/08 13:58
>>851
100枚以下なら、その程度書ける人間はごろごろいると思うぞ。
早慶の文学系のサークルには一山いくらでいる。
・・・ただ、「うまいですね」の一言で終わり。
>>854
いるところにはいても、全体としてみるとほとんどいないって。
議論続いてるみたいだが、スレ違いじゃない?
ここは自分が書いたものを評価して欲しい時に出すスレであって、
新人賞うんぬんの話なら雑談板あたりで話せばいいことでしょ。
話書く人が必ずしも作家目指したりしてるわけじゃないんだし。
8571:04/02/08 17:43
「あんたの姉さんとうちの吉田ってさ、付き合ってんの?」
 仁美にそう言われた時、私の体は一瞬、全ての機能を停止した。意外すぎ
る不意打ちを喰らって驚いただけではない。とうとうこの時が来てしまった
、というショックが大きかったのだ。晩秋の肌寒い風が私をさらに冷やして
も、私にはそれを感じるような余裕すらなかった。その状態から私を引き戻
したのは、仁美の怪訝そうな声だった。
「?おーい、どうした?」
 私はハッとして現実に叩き起こされた。そこはいつもの学校の帰り道で、
近所に出来た大手スーパーに客をごっそりと持って行かれた商店街は閑散と
していて、連日の雨で面積を増した水溜りには青空と夕焼けが混ざっていて、
仁美は眉をひそめて私を覗き込んでいた。
「あ、ううん、別に………………それ、本当?」
「それがわからないから訊いてんじゃない。違うクラスの奴から聞いた噂なん
だけど、休みの日に大久保とあんたの姉さんが2人で駅前歩いてるのを見たって」
 私は未だにショックから抜け切れていない頭をフル回転させて、仁美の言っ
た事を理解しようと試みた。
8582:04/02/08 17:43
「…………吉田って、うちのクラスの吉田くんだよね?」
「そうよ」
「……姉さんって、本当に私の姉さん?」
「あんたの姉さん――彩子さんって、うちの学校いた頃野球部のマネージャーや
ってたわよね?この話聞いたのが野球部の男子からだから、彩子さんの顔知って
るはずだけど。でももう卒業して2年も経つから雰囲気変わっちゃってるかも」
 薄暗い雲が空を覆い始めた。気温はさらに低下し、通りに冷たい風が吹いた。
「………………」
 黙りこっくた私を見て、仁美は何やらにやついた笑みを浮かべ、
「あれぇ、あんたもしかして吉田に気とかあったっけぇ?『愛してしまった相手
は姉の恋人』ってやつ?うわぁ、昼メロみたい。禁断の恋ねー」
「ち、ちっ、違うってば!何言ってんの仁美、もうっ」
「ほら、雨降りそうだよ?早く帰らないとっ」
 私は鞄を仁美に向ってスイングする。仁美は器用にもしゃがんでよけた。私の
顔が赤くなってるのは仕方がない事だ。仁美はけらけらと笑いながら逃げて行く。
私はそれを追いかける。
 ぽつぽつと、わずかに雨が降り始めた。
今書いている小説の冒頭です。
現在工房で学校の文芸誌に載せる程度のレベルなので、
ゴミクラスでしょうが、何か言ってくれたら嬉しいです。
859原へりのすけ:04/02/08 18:00
とってつけたような描写が多い。
そこを抜かすと会話ばかりなので
厨房でも書けるような内容。
近所に出来た大手スーパーが〜
なんて文必要ないと思う
三分の一に削るべし。
>>844

全然レスがつかないが、便りのないのは元気な証拠。

これぐらいの文章を書ける奴なら、含意的な表現でも分かるだろ。
863名無し物書き@推敲中?:04/02/08 18:44
>>857

ただ、批判するのは無責任なので、具体的に。

@『意外すぎた』 『不意打ち』
A『とうとうこの時がきてしまった』、という『ショックが大きかった』
B晩秋の『肌寒い』風が私をさらに『冷やしても』

などは、少し冗長かと。前者もしくは後者だけで意味が通じるはず。
意図的に冗長にするつもりなら、派手にやった方がいいかと。


C現実に『叩き起こされた』
は『引き戻された』ですね。意識してつかってるのなら構わないですが、
無意識であれば、直したほうが良いかと。

・・・あと、確証はないですが、書いた方は男性ですか?
工房かよ。厨痛かと思った。
俺から言ってもいいが、
それよりは自分で気づいたほうが納得できるだろうからな。
消防が読んでも「何これ〜」な欠点だ。
自分の文を口に出して読め。1回でも足りるだろうが、念のため2回。
それから教科書にでも載っている文章と自分の文を比較して見てみろ。
展開のスピードや情景の置き方、似たような話はあるから(一応言っておくと、これは問題ない)
比較しやすいはずだ。
まあ一応いっておくと、つまりあんたに整った長編は書けないってこと。

>>857-858
待っていましたかと言わんばかりの酷評の嵐だな。
ただ、全く箸にも棒にもかからない投稿には、これほどの
レスは付かないから、失望しないように。
小説の書き方に関する本が、結構出ているから
読んでみたらどうかな。
また、投稿してね。
866865:04/02/08 20:07
訂正

待ってましたか→待ってました
867名無し物書き@推敲中?:04/02/08 20:35
俺の詩を講評してくれ、コンシンの自信作だ

 プーリープリプリプーリプリ

プーリープリプリプーリプリプルプルピッピプルペンバ

パンペロパンペロプリパンバパープルパープルプーリプリ

ハバヘロハバヘロペッピケピプルプルピッピピンペプケ

パンペロパンペリポンペコチ

チンチコポンポンダッタラホイホーイ!

チンチコポンポンダッタラホイホーイ!
↑スルー
869857:04/02/08 20:58
>>859>>860>>861
取って付けたようで冗長なのは、某作家の文体を中途半端に真似たからかもしれません。
あと、書く事が思いつかなくなって変に天気の描写に逃げたから違和感ありまくるのかも。

>>863
じゃあもっと冗長にしてみます(w
あと、自分は男です。女同士の会話なんて想像もつきませんが何か(w

>>864
中学までは作文大嫌いだったから、中坊クラスと言われても仕方ないです。
後で夜中にこっそり声に出して読んでみます。

>>865
最初は無視されるかと思ったけど、意外に好評で無茶苦茶うれしいです(w
これに懲りずに修行し直して来ます。

ちなみにこの話のオチは主人公が好きだったのは実は自分の姉という、
乙一みたいなトリック(リーディングミス?)を使おうと試みました。
これから徹夜で10日までに完成させねば…………
>>841
あまり面白くない内容なのは別として。
文章がパサパサしている印象。短い文はそっけないし、
長い文は読みにくい。

>ヤンキーの仲間になっても良かったが、そんな理不尽な連中の仲間になるのは許せなかったし、
奴らのパシリになって威張り散らすなんていう僕が最も忌み嫌う連中を見ていて、
かっこつけていうと、僕はそんな奴らにはなりたくなかった。
こういうところ意味がつかみにくい。
>>844
>やがてオレンジ色に染まりはじめていた。
いきなり「やがて」とくるだろうか。「すでに」とか「もう」とかでは。
向日葵も→咲いているにしたほうがいいかな。「なっている。」は色気がない。

>「深雪… か。」
フツウ自分の名前を自分で呟くことがあるだろうか。また、なぜそうしているのかの動機が不明。

>>846
通報しますた!
>>857
すでに批評されているのですこしだけ。
文章は下手ではないと思いますよ。すでに書かれているとおり、冗長さに気をつければ
いいんじゃないかな。
あと、
「全ての機能を停止した。」「面積を増した水溜り」とか、効果を狙ったんだろうけれどかえって
いいまわしが大仰すぎて冷める。

>近所に出来た大手スーパーに客をごっそりと持って行かれた商店街は閑散と
していて、連日の雨で面積を増した水溜りには青空と夕焼けが混ざっていて、
仁美は眉をひそめて私を覗き込んでいた。
〜していて、〜いて、と並列させて効果を狙っているのかもしれないけれど、あまりよい
文章ではないと思います。
酷評ヨロシクです。ほんの導入部分なんですが。

<私立西湖学園高等部>

ある早い春の日の朝。
世界の「全て」が目覚めんとし、しかし、夜の間に凍りついた「身体」は容易
にそれを許さない。その葛藤を知ってか知らずか、陽の光は残酷だ。昼間のそ
れとはまったく別の、ただ差す冷たい光が、「全て」に世界に対する行動をと、
強要する。「全て」を支配するのは、自分だと云わんばかりの倣岸さで。世界
が光ですっかり包まれたなら、どうか忘れないで欲しい、この世に闇というも
のがまだあった頃のことを。

……むにゃむにゃ、むにゃむにゃ……。
――お母さん、ねえお母さんたら
「すすむー、起きなさーい、すすむー」
――お父さん、僕はほんとうに悪い子です。だって、
「すすむう、すすむーう」
――お姉ちゃん、お姉ちゃんは僕を置いて何処に行ったの?。
「すすむッ、コラッ、すすむッッ!」
……、……。
――でもこれは夢にすぎないのだ。
875841:04/02/08 23:06
>843,870

酷評ありがとうございました〜
876874:04/02/08 23:07
続きです。

ドンドンドンドンドンッ。
人の心に土足で入り込む、けたたましき音で階段を駆け上がり、出家進(デイ
エ ススム)の母であるところの出家 須恵美(デイエ スエミ)が、持ち前の
無神経さで進の部屋になだれ込んだ。
ガチャッ。
「ススム、起きな! 朝だよ!」
生来の寝坊助である進も、ここに至って、ようやく観念し、覚醒とまどろみを
たゆたう理想郷からの決別を誓い、鷹揚に母のパロールに応えた。
「……分かってるよ。今起きるとこだったんだ……」
このような、進のおためごかし、須恵美にはもちろん通用しない。第一、進の
目は閉じられたままだ。須恵美はニヤリと左の口角を上方に引き上げて、進の
掛け布団を豪快に剥ぎ取り、眼下の進に言い放つ。
「いつまでも寝てんじゃないの! お前、今日を何だと思ってんだい!」
哀れや、進、今や汝、身を覆う毛を全て刈り取られた一匹の子羊哉。彼特有の
自虐ギャグ、高校生なりのインテリジェンスでもって、母親への従属を頑と拒
もうと試みる進だが、世界を覆う事実、すなわち、気温にはかなわない。
「さ、さむい。布団返してよ、お母さん」
「何言ってんだい。動きゃ暖まるよ、さあ起きろ起きろ」
いったいなんだ、この言葉遣い、このガサツさ、ちったあ過保護になりやがれ、
この野蛮人。事ここに至っては、もはや子供の駄々以外の何物でもない。しか
し、その幼い怒りと、パジャマの間隙をついて進入する冷気とが、進を完全な
る覚醒へと導き、澄んだ意識には、今日という日の意味が鮮やかに浮かび上が
る。ハッとして、傍らの時計を見やった。
「やばい、今日は入学式だった!」
「やっと、分かったようだねぇ。藍ちゃんもう来て、下でコーヒー飲んでるよ」
「うそん! あいつもう来てんの」
877874:04/02/08 23:08
さらに続きです

出家進、15歳。出家家の一人息子である。熾烈な受験戦争勝ち抜いて、県下の
名門、私立西湖学園の高等部に合格したのであった。西湖学園は、その独自の
教育方針が目下、世間の注目を浴びており、賛否両論、物議も醸している新鋭
の私立高校である。名門私立のご多分に漏れず、中高一貫6年制を基本としてい
るものの、中学3年次の学年末テストの成績によって半数が、容赦なく、退学を
命じられる。従って、非常に狭き門ではあるが、他の中学からの高等部への受
験も行なっており、進のように優秀な生徒に門戸を開放しているという訳だ。

中途半端なとこですが、よろしくです
>>874
子どもってさ。
布の縫い方覚えると、どんなに色違いの布でも合わせてツギハギにするじゃん。
なんかそんな感じ。で、ツギハギだから読んでいるほうにもテンポが読めないし、
さっぱり状況が見えない。なんか「いつどこでだれがどうした」で作った文。

まず最初で終わっとる、ようするに読者に何をアピールしたいのか。
これを読んで読者が本当に楽しめると思っているのか、勝手な自己満足的な文。
それ以降、用法違いの接続詞が多い。
いっとくがお前さんにはまだ、長文を書くだけの力がない。
自分の力量を考えてもう少し簡素でまともな文を作ったほうがいいんとちゃう?
とにかく同人臭いな。
設定だけ流すのは如何なものかと。
ていうか、読者に設定を渡しても意味はないし。
その雰囲気をさりげなく伝えるのが表現だろうに。
880857:04/02/09 15:01
>>873
ありがとうございます。
やっぱり素人が下手に異質な文体に挑むものではないですね(w
シンプルにいってみます。
881826:04/02/09 15:08
レスがつかなかったから、スルーかと思ったら、レスがついてた。
>>829、サンクスです。

「ー」は、わたしのPCでは─に見えてたので、すみません。

「ああ」はタダのなま返事なんですが、分りにくいですね。考えます。

主人公の反応ですが、あえて「誰だ?」というのは避けました。
弱気の主人公を設定したのですが、この文章からは伝わりにくいですか。
スムーズに性格が伝わるような表現を少し考えてみます。

どもでした。
882名無し物書き@推敲中?:04/02/09 21:50
>>833,>>835をお願いします…
>>833 >>835
文章自体について言えば、まあおかしなところは無いように思う。
ただ、流れとしては1→2よりも2→1にした方が自然に見えるな。
この投稿文に限って言うなら、自己紹介を先にした方が、
読者が流れに入って行きやすいと思うからだ。
それから、ハードボイルド文体を意識したのなら、もっとシビアーな
表現を心掛けるべきだな。
ひどいくらいにぬるいぜ。

こんなところだな。
>>882
うまくはないね。読みにくい。「〜だ。」と、「〜さ。」語尾がごちゃごちゃなのはいけない。
語り口調ならそれに統一すべきだし、書き口調ならそれに統一すべき。
アタマで「人生を語る奴にろくな奴はいない」と断定し、「真理ってもんもあるようだ」
ときて、「俺の知る限り」ときて、「ためかもしれないが」と、だんだん勢いがなくなってくる。
書く方に自信がないからではないかな。
「〜みたく」ということば遣いはこういう主人公に似つかわしくないし、かなり話し言葉なので
地の文でつかうのはどうかとおもう。

>店長からはまあまあ可愛がられているみたいだが、当然といえば当然だ。なんせ俺を除
いてこの店で働いているスタッフは一人しかいない。しかもその一人が店長ときた。
まわりくどくど。くどすぎ。
「店長はまあまあ可愛がってくれているようだが当然と言えば当然だ。なにせ店長以外に
スタッフは俺だけなのだ」
とかで十分伝わるじゃないか。
文章は別としてスタッフが1人でも仲が悪いこともあるし、可愛がってくれる理由にはならない
気がするな。
885原へりのすけ ◆GZaF1XHdps :04/02/09 23:18
>>874
>>878に禿しく同感。また、導入部として凡庸きわまりない。
読み手を惹きつけるものがなにもない。

こういうところに書かれる物語には覚醒から始まるものがやたら多いけれど、
成功しているものは少ないように思う。
1日の始まりっていうのはだれにでもあるものであって、それをことこまかに
今更書かれてもなあ。
886名無し物書き@推敲中?
君へ

君は俺だ。俺と同じだ。
高校を卒業した後親に大学いけとかいわれたけど
夢だった小説の道をえらんだ。

高校を卒業してから13年、
今でもバイトしながら食いつないでるけど
ほんと俺って馬鹿だったと思う。
なんで大学いかなかったんだろうって。
高校卒業して、いいとこの大学でて、サラリーマンとして働いてっていう
平凡な人生をおくることを嫌って音楽の道を選んだのに、
結局俺が平凡な人生とけなしていた人生よりも零落した生活を送っている。

今思えば、高校でて大学にもいかず、小説家の道を目指すって、
ごくごくありきたりな平凡な人生じゃん。
平凡な人生をおくるのはいやだって思って、
結局平凡な人生を選んでしまった自分の選択を今はひたすら呪うばかりだ。

必死で夢を叶えるために頑張った。
毎日毎日努力してたのに結局俺は昔平凡だと卑下した人生をおくる
大卒の社員たちにごまをすりながら、細々とした生活を送っている。

今、俺と同じ境遇にあって、俺と同じ選択をしようとしてる人へ。
道を誤るな。よく考えてくれよ。
今が大事だとか、自分の夢が大事だとか、そんな情けないことだけはいうなよ。
お願いだから。

※批評お願いisマス