あなたの文章真面目に批評しますA

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11
■投稿する人へ
 あなたが書いた文章を真面目に読み、感想、添削、批評を行ないます。基本的な投稿は小説ですが
論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番よいですが、自分のHPの直
アドレスやまたり文庫を晒すのもあり。投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修
正できません。
 もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。目につい
たものから批評していくのでそういう見逃しもあります。
 辛辣なことを言われても、落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が悪かっ
たのかもしれません。でもあなたの作品をそういう風に受け取る人もいるということを心にとめてお
いてください。
 その他のこと >>2

■批評する人へ
 批評への参加は自由です。
 このスレは投稿者を育てるが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ投稿者が
納得する形で批評してあげてください。

前スレ↓
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1018327902/
21:02/07/17 21:01
またり文庫
 http://bun.abk.nu/
おすすめの文章作法教本は?
(物書きを目指す人は常識として文章作法の本を読んでおきましょう。)
 http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/969601839/
国語辞書
 http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/jp-top.cgi
フランス書院 (官能小説のプロの文章)
 http://www2.france.co.jp/france/kensaku.asp
どんな本を読んだらいいかわからない。
 →文芸板へ
お疲れさん
4名無し物書き@推敲中?:02/07/17 21:06
うわああ。立てちゃったのね。
1は面倒見が良すぎるよ。
51:02/07/17 21:18
>4
すいません。
レスできない日が続くかもしれませんが、形だけは存続の方向に整えておきたかったので。
良いですネェー。このスレも、1さんも。
良い事は続けるが一番です。
7名無し物書き@推敲中?:02/07/18 18:01
>>7
それあなたのサイト?
小説開いた瞬間目がやられました。まっしろに青、しかもボールド。イタイ。
背景でなくても痛くないようにしる・・・・。
というか読みにくいですたボールドは。なんで内容はさっと目を通しただけ。
で、気になったのは最後の空白はなに?なんかあるの?
壁紙と時代背景がミスマッチ。
そんな印象。

いくつもの山を越え、いくつもの谷を超えどれだけ歩いてきたのだろう・・・
ここだ。ようやく・・辿り着いた。

岩山の半分が崩れ落ちできたくぼみに、一軒の古ぼけた酒場があった。
その酒場の中は真っ暗でほとんど何も見えないに等しい。しかし、外の光がわずかではあるが、
入り口や、店内の壁にあいた穴などから差し込んでいた。そして、店内はひどい荒れようだった。
脚の折れた椅子が転がり、傷を負った様々な冒険家がうめいている。
真っ二つに割られたテーブルは床に伏し、酒を浴び、狂った道化が騒ぎ立て、神父や僧侶も死ぬに死ねない虫の息。

ふと、店内へ差し込む光の量が増えたかと思うと店内は恐ろしいほどに静まり返った。
皆の視線は入り口へ。一人の剣士がここへ、足を踏み入れていたためである。
長めの栗毛を真っ直ぐに切り、その髪は上の方に持ち上げられていた。わりと軽めの防具しか
付けていないようだが、背には両手もちの大剣を携えてい、男とも女とも取れない中性な顔立ちであった。


こんな感じのどうですか?
批評おながいします。
10名無し物書き@推敲中?:02/07/19 01:17
>>9
はじめに1人称で書くか、3人称で書くか、よく考えてから書くといいと思います。
>>9
文章的なことではなく、内容的なことで一つ。
何か安っぽく感じた。ドラクエの世界観そのまま? って思った。
まぁ、ファンタジーなのだろうから仕方がないのかもしれんが、
多少はオリジナリティを冒頭だとしても出して欲しい。
129:02/07/19 01:39
>>10
一マス開け忘れたんですが段落変わるときに人称変えたかったんですが
だめでしょうかね……?
>>11
やっぱりそうですか?
まぁ自分でもうすうすかんじてました……
13名無し物書き@推敲中?:02/07/19 01:41
四月。僕ははれて都立二ノ宮高校に入学した。そして今日は入学式。僕はいつもより早く起き、くしゃくしゃの
寝ぐせ頭をていねいにセットした。ヨーグルトと食パンを食べ終えると、新品のナイキの靴をはいて早速高校へ
と向かった。人であふれている地下鉄を乗り継ぎして、学校へ向かう。途中には同じような高校生がたくさんい
た。彼らがいずれ僕の友達や、ライバルになるのだろうか。胸がわくわくしてくる。いろんな妄想を抱いている
と、あっというまに大きな門の前にきた。僕が努力して受かった念願の高校だ。ちなみに僕の中学から合格した
のは僕一人なのだ。だから不安も大きいし新鮮さもある。たくさんの新入生たちがぞろぞろと歩いてくる。僕も
その波にのまれながら中へとはいっていく。桜が満開に咲き乱れ、春風にゆられてほのかに花びらが落ちてくる。
まるで入学を祝福してくれているかのように華麗に舞っている。少し歩くと多くの生徒が群がっていた。肩を組
み合うヤツら、一人でにやにやしてるヤツ、不安そうな顔のヤツ。僕はなんだか変な心持がした。人ごみに紛れ
て前を見ると予想通り新しいクラスが張り出されていた。まず1組・・・と。そこには僕の名前はない。2,3
、組とみていくがまだ見つからない。そして4組。あ、あったあった。真ん中の辺りに「佐々木康太」と書いてあ
った。

おながいします。
14名無し物書き@推敲中?:02/07/19 01:44
>>12
人称を変えちゃダメだとは、言えないが、
まだ書き慣れていないなら、複雑なことは、やめた方がよい。
人称を変えなくても書けるでしょ。
15名無し物書き@推敲中?:02/07/19 01:47
>四月。僕ははれて都立二ノ宮高校に入学した。そして今日は入学式。

これ、いらん。
>>13
文頭に句読点は無いだろ……。
あと読みにくいからどっか改行しる。
内容は何てこと無い。普通。
以上。
1712:02/07/19 01:49
>>14
そうですね。一人称視点でやる事にします。
>>7
すいません、読書好きの私には耐えられませんでした。
読書嫌いの人がどう思うかは分からないのでコメントは控えます。

>>9
未踏の地の岩室に酒場があるという事態の異常性を>>9さんが分かっているなら面白くなるかも。
剣士なんか置いといて酒場の描写をもっときっちりやってみて下さい。
そうではなく剣士を描きたいなら、この酒場はアクが強過ぎます。
ロケーションを変え、外見よりも内面を見せるようなイベントを起こすといいと思います。
人称なんかいくらでも修正が効くので、今は個性を出すようにすることをお勧めします。

>>13
すいません、普通の高校生の入学式の光景にまったく興味が湧きません。
せめて1行くらいは物語上重要な要素を見せるようにするべきかと。
描写や文体の美麗さで魅せるタイプではないようですので、状況の工夫が上達への近道だと思います。
19名無し物書き@推敲中?:02/07/19 08:10
 お願いします。

鏡に映る精気のない自分の顔と、その向こう側にある背景を見つめ、ぼくはあまりの驚きに口をだ
らしなく開けるしかなかった。
 左右対称の世界の中に、ベッドの上で横たわるぼくの死体が写っていたからである。
 夢を見ているに違いない。極度の疲労がこのような幻視を脳に見せているに違いない。そう考え、
しかし振り向いてみても、幻覚は幻覚としてではなく現実としてそこに存在していた。さらにそれが
事実であるという追い討ちをかけるように、ぼくのお腹が貧相な音を響かせた。
 二日以上何も食べていなかったことを思い出し、事態の非現実性よりも、まずこの空腹感をなんと
かせねばと、ぼくの脳は食欲を先行させた。
 残念ながら、冷蔵庫には空腹を満たしてくれるだけの食料は入っていなかった。正確に言うと食べ
物と称するものは綺麗さっぱり入っておらず、ただビールが二缶ほど肩を並べて立っているだけだっ
た。
 事態を冷静に把握――受け入れると言った方が正しいのだが――できるようになったのは、ぼくが
歩いて五分の所にあるコンビニエンスストアに買出しに行き、清算を済ましている時だった。菓子パ
ン二つと豚カツ弁当、ついでにコーヒークリープをきらしていたのを思い出し、忘れずにそれも買っ
た。帰り道に我慢できずパンを頬張りながら、ぼくはこれら一連の出来事とこれからのことを考えて
いた。
 確かにあれはぼくの死体であって、それ以外のなにものでもない。家を出る時に入念に確認したの
だから間違いはない。それならば、ぼくの方こそがぼくでないということも十分ありえるのだが、勿
論、歩きながらパンを齧っているぼくがぼくでないということはありえず、形而上学的なものでもな
いことも証明している。幽霊がコンビニに行って食料を買えるはずがないし、買ったパンを美味そう
に食べられるはずもない。それにマンションを出た時に自動ドアのセンサーも反応した。玄関先の掃
除をしている管理人にも他愛ない挨拶を交わすこともできた。つまり、きちんとした肉体をぼくは持
っているわけだ。
 ↓
20名無し物書き@推敲中?:02/07/19 08:13
 そこまではいい。では、ぼくのベッドに横たわっているもうひとりのぼく――しかも死体だ――は
一体全体なんなのだろうか。
 マンションに戻り、もう一度その奇怪な存在の有無を確認すると、ぼくは豚カツ弁当を驚くべきス
ピードでたいらげ、煙草に手を伸ばした。ちょうど一本吸い終わると、ぼくは仕方なしにぼくの死体
を眺め始めた。しつこいようだが間違いなくそれは死体であり、このぼく、木崎啓介の死体であった。
「まいったな」ぼくは寝癖のついた頭髪を掻きながら、ぼくの死体に軽く悪態を吐いた。そして死体
に触れその確かな感触を嫌々ながら感じ取ると、また頭を掻き、一旦それから逃げるようにしてイン
スタントコーヒーを入れようと思い立った。袋から買ってきた詰め替え用のクリ―プを取り出し、台
所のポッドで湯を沸かした。その合間にカップに適量の粉をいれ、余った時間は煙草を吸って過ごし
た。
 湯をカップに注ぎスプーンでかき混ぜると、ぼくは真剣にぼくの死体について考え始めた。まだ死
体と形容するには腐敗は始まっていない。しかし、脈がないのだからやはり死体だ。おそらくは昨日
の深夜のうち、四時間前から眼を覚ます直前になんらかの原因で死んだと思われる。
 死ぬなら死ぬで潔くしてくれればよかったものの、何故ぼくは今、生身の身体を持ち悠長にコ
ーヒーを嗜んでいるのだろうか。それが一番の謎である。
 分裂してしまったのか。――否。それはあり得ない。何故に多細胞生物が分裂せねばならないだろ
うか。全くもって意味をなさない。ぼくが霊体であるならば答えはいたって簡単なのだが、では向こ
うが霊体でありこのぼくこそが肉体であるという馬鹿らしい仮説を唱えてみるものの、それではぼく
を動かすものはなんなのだ、ということになってしまう。ドッペルゲンガーという現象があるが、片
割れが死体となると話は別だ。
 いくら考えても何もわからず、ましてやSFなどぼくにとっては畑違いの分野だ。想像もできない。
科学と論理が制圧するこの世界において、ぼくの死体を説明付けるのは不可能だった。
21名無し物書き@推敲中?:02/07/19 08:15
 しかし、回答のないものをそのまま放置しておけるほど、事態は軽いものではない。いくら冷房を
かけているといっても、死体はやはり死体であり、腐敗するものである。このまま放っておけばいず
れ悪臭を放ち始めるだろう。死体がどの程度で腐りどれほどの匂いを放つのかは知らぬところではあ
るが、隣にでも漏れようものなら間違いなく然るべき所に通報され、ぼくは死体として発見されるこ
ととなる。そういった場合――決してそれは遠い未来ではないのだが――、生きているぼくの立場は
明らかに悪い方向へと進んでいく。
「まいったな」同じ台詞を何度も吐き、ぼくは冷房の温度を最大まで下げ、時間を気にし始めていた。
今はこうなってしまった原因を考えるよりも、対処の仕方を考えなければならないのだ。コーヒーを
飲み終えると、ぼくはある決意をしなければならなかった。
 やるべきことはひとつしかない。その選択肢もまた、選択肢と呼べるほどのものでもない。
 ぼくはこれから、ぼくの死体を処分しなければならないのだ。

22名無し物書き@推敲中?:02/07/19 12:36
     
        夏休み

 「蓮?」僕はドキッとした。「そこにいるの蓮でしょう」
ブラとパンティー姿でお姉ちゃんがドアを開けようとしたので
僕は慌てて自分の部屋に戻った。
  
お姉ちゃんが僕の部屋に入ってきた。
「蓮 アンタ私の着替えを覗いていたでしょう」
僕はベッドでマンガ本を読んでいるふりをしながら
「何バカなことを言ってんの」と答えた。
                    つづく
23名無し物書き@推敲中?:02/07/19 13:21
 私は疲れた。社会にも、対人関係にも。私はこの理不尽な世に別れを告げることにした。
 積み上げた雑誌を台にして、つり下げ式の電灯外す。片端に輪を作った縄を、電灯の後
に残ったケーブルに結びつける。私はぶら下がる輪に首を通す。
 ひとときの躊躇を経て、私は足の下の、積み上げた雑誌を崩した。私の体は落ち、首が
一本の縄によってきつく絞められた。私の意識は一瞬にして空白になった。
 私はこの暗い部屋で死ぬはずだった。神の悪戯か、途中で縄とケーブルの結び目がほど
けていたのだ。私は気力を失せて、今日の自殺には失敗した。

 次の日は自殺の方法を変えた。通勤通学中の人々には悪いが、この方法が確実だからと
思ったからだ。悲観的で無意義な過去を顧ながら、駅のホームに滑り込む電車に向かって、
棒のように線路へ倒れ落ちた。これで私は無様な肉塊となり死ねる筈だった。だが、私は
生きていた。駅の手前の線路上に障害物が落ちていたらしく、電車が急ブレーキをかけて、
私を轢く前に"緊急停車"をしていたのだ。

 それからというもの、幾度の自殺行為をしたが、それらすべてが失敗に終わった。だが、
私はめげずに、いや、死ねぬことと解かっているのに、当然の如くに自殺を行なった。ど
うやら、私は死という刹那を感じることで、一瞬垣間見ることができる"人間の果て"の虜
になってしまったようだ。「何故死ねない」という疑問は、もはや念頭にない。この快楽
を他の奴は絶対知ることはできないだろう。
 生きることは、なんて楽しいことだろうか。
24名無し物書き@推敲中?:02/07/19 15:49
>22からの連続官能小説 「夏休み」

「それになんだよその格好」「恥ずかしくないのかよ?」
お姉ちゃんは下着姿のままだった。
「だらしないなぁ そんなことだから彼氏もできないんだよ」
「っるさいわね! ごまかすんじゃないわよ」
やぶへびだぁ。よけいに怒らせちゃったよぉ〜
「ほらっ、どうしてこうなってんのー」と言って。
お姉ちゃんは僕のトランクスをずり下ろした。
                     つづく

25名無し物書き@推敲中?:02/07/19 16:00
>>19〜24
ミステリーと官能小説を交互に読みたくない(w
出すならまとめて出して。
>>19
インパクトのある出だし。いいね。
けどそれをうまく活用できてない。普通、自分の死体があったら、どんなに腹減っていてもコンビニなんか
絶対に行きません。もうメチャクチャ慌てます。すなわちパニック状況でも落ち着いている主人公なんて
読んでて面白みがないわけ。
一般的な人間だったらどう行動するか? それを頭に入れて主人公を行動させたほうがいいと思う。
2719〜21:02/07/19 20:53
>>26
褒めて頂いてありがたいのですが、長編の中の一プロットなので
正確には作品の出だしじゃないんですよ。
主人公のそんな性格もそれ故のものです。
中途半端ですみません。
28名無し物書き@推敲中?:02/07/20 07:07
>>24
描写が少ない。エロ小説のイントロだとこれくらいがちょうどいいのかも知れないが。
もうちょっと読んでみたい感じ
肝心のエロシーンもこんな感じだったらまずいと思う。
29名無し物書き@推敲中?:02/07/20 08:46
>>23
ちょっと、肉付けをするとよくなると思います。
なんか、くどい文体は、理系の方でしょうか?
出だしの部分なんですがみてください。

 「こんにちは、私は天使です。よろしくお願いします。」
 そういって、僕の家に一人の自称天使がやってきた。
 名前はそのまま。『テンシ』というらしい。とてもかわいい女の子だったんだけど、天使
かどうかは怪しいモンだった。第一、翼も無ければ輪っかも無い。
 「信じてませんね。」
 テンシは穏やかな声で言った。顔はもちろん笑ったまま。かわいい。
 テンシは僕の家にあがりこむと、二つに分けて結っていた柔らかな金の髪の毛をほどき、
背負っていた白いリュックを窓際に置いた。
「わたし、天使に見えないでしょ。生まれそこないですから。」
テンシはそう言って、悲しいながらにムリヤリ作り出したというような笑顔を僕に向けた。
僕は一体……どうしたらいいんだ?
 「テンシ……さん、僕は一体どうすりゃいい?何故アンタは、ここに来た?」

31ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/20 15:46
ろーちゃん。
ぼくの大好きな、ろーちゃん。
森の中で、ぼくはろーちゃんを発見した。
かわいそうに。泥まみれになっている。
ぼくはろーちゃんを抱えて森を出ようとした。
「いや、ひとりで歩ける」
ろーちゃんがぼそりと呟いた。けれどもぼくはもう聞こえないふりをして、
わき目もふらず
駆けて行った。たしか天気予報では、午後から雨が降るという事だったから、
急がねばならない。
だって、このままではろーちゃんが死んでしまうもの。
息を切らし天を仰ぐと、木々の間に灰色に染まった雲が覗けた。
いよいよ危ない。森の出口はまだまだ遠い。空は驚くほど近くにある。
「大丈夫」
ろーちゃんに言ったのか、それとも僕自身に言いきかせたのか分からない。
ぼくは走る。
32ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/20 15:47
途中の改行は気にしないでください。
ただのミスです。
33kuroneko:02/07/20 15:47
ひまな時にでもおながいします

空から白いものが降る季節、ある小さな町で何匹かの子猫が生まれました。
白い猫や茶色い猫、ぶち猫、しまのある猫。その中に一匹だけ真っ黒な猫がいました。

他の兄弟猫たちは生まれてしばらくしてもらわれていきました。
しかし黒猫だけは不吉だと嫌われ、もらってくれる家がありません。
白いものが無くなり花が咲く季節、彼はひとりぼっちで生きていました。

花の咲く町をひとり自由気ままに歩き続け、黒い身体に日の光が降り注ぐ季節、
彼はものには名前があることを知りました。
花にも動物にも人間にも、それぞれの名前があると。
じゃあ俺の名前はなんだろう・・・。不吉な黒猫と言われ続けたけれど、
本当にそれが俺の名前なんだろうか?    続く。

34( ゚・;゚):02/07/20 16:31
>>33

黒猫を指す言葉に一貫性がない。
統一する必要はないが、ちぐはぐで意識的に文を書いてないような印象。
文末で、
・ものに名前があることに気づく
・不吉な黒猫と呼ばれてきたが、それが自分の名前なのか疑問をもつ。
とあるが、それを描くには文章力あるいは意識が足りない気がする。
(後者であることをいのる)

端的なことを言えば、
なぜ・どうやって、孤独な黒猫が「ものに名前があることを知った」のか。
寓話にしても、ご都合主義な気がする。

ほか文章。
>空から白いものが降る季節
常套句として「空から白いものが散らつきはじめる」があるが、
雪の降り始めを「雪」であることを隠して表現する言い回し。
一読したときに違和感を感じた。
猫の視点として書くために雪を雪と表現せず、猫にとって概念化できないものとして
「白いもの」と気取ったのかも知れないが、であれば中途半端。
では「花」は?「家」は 「町」は? そもそも「季節」は? 「白い」は?
これは、「名前があることを知らない」状態がどういうことか、
作者自身が、追い詰めていない証拠。

>白い猫や茶色い猫、ぶち猫、しまのある猫。その中に一匹だけ
これでは「その中に一匹だけ」の「その」は、「白い猫〜しまのある猫」を指してしまう。
「何匹かの子猫」を指すべきなので、「しまのある猫、」と読点にすべき。
不注意に流れで書いてしまっているよう。

>他の兄弟猫たちは生まれてしばらくしてもらわれていきました。
他の、と書き始めてしまっては、次の行への読者の関心が薄れる。
(黒猫がもらわれていかなかったことが、「他の」の語を見た時点で予想がつく)
「生まれてしばらくで子猫たちはもらわれていきましたが、黒猫だけは…」
などとしたほうがすっきりはする。

>白いものが無くなり花が咲く季節
型をあわせようとしたのだろうが、「白いものが無くなり花が咲く季節になっても」
などとして、時間が経過していく間の黒猫の生活を匂わせるような表現をしたほうが
よいのでは?
たとえば「白いものが無くなり花が咲く季節になっても、黒猫はひとりぼっちでした」

>日の光が降り注ぐ季節、
夏であることは知れるが、せめて「陽の光」としては。
他の季節の表現に比して、弱い。
3534:02/07/20 16:41
へんなクッキーのこってた。
36   :02/07/20 17:26
島の北方、その先端を海岸線に沿う形で相馬光子は歩き続けていた。
東側と思しき方向の水平線には少し前から朝日が浮かび上がってきた。
暗い海も徐々に青味を増し、空も輝きを取り戻し始めていた。
 夜通し歩き続けていたため極度の疲労に光子の足取りもさすがに重い。
それでも意識ははっきりとしている。
二日三日寝ないことなど光子には日常茶飯事だった。
「こんなゲームに巻き込まれるなんて私らしいじゃない」 
 光子は呟いた。
 ゆっくりと振り返り今まで背にしていた朝日を顔一面に浴び、目を細めた。
通い慣れた繁華街のネオンの光とは全く異なる輝きがあった。
 今までの人生思い出したくないことばかりだった。
人に言えないことばかりを積み重ねてきた。
 育った環境が悪かった。
 けどそれは無数にある理由の一つに過ぎないことを光子は自覚している。
 何でもかんでも親や世間のせいにする
そこら辺の甘ーい、甘い、甘ったるーいガキとは違う。
自分は選んだのだ。この人生を、生き方を。あの糞婆も、あのロリコン養父も関係ない。
この十数年あたしは生きる術を身につけてきた。それだけを、ただひたすらそれだけを。
それが法に触れることだろうが道徳に反することだろうがあたしには関係ない。
 光子は笑った。何も可笑しいことなどなかったけど笑った。
ダイヤモンドの輝きに負けないほどの輝きを放つ白い歯が零れた。
潤んだ目は朝日をしっかりと捉えた。
「あたしは生き残る。何があろうと、誰が相手だろうと」
 光子は左右を見回してから、疲労のせいで
腫れ上がった足に鞭打ちながら高い木々が生い茂る森林地帯へ走り出した
37   :02/07/20 17:35
バトロワの二次創作だけど作家を目指してしる人らしい。
文章批評して欲しいんだって
>30
なんか作風がぴたテンとかぶるよ。
>「こんにちは、私は天使です。よろしくお願いします。」
>そういって、僕の家に一人の自称天使がやってきた。
>名前はそのまま。『テンシ』というらしい。とてもかわいい女の子だったんだけど、天使
>かどうかは怪しいモンだった。第一、翼も無ければ輪っかも無い。

主人公の認識がかなりまとまってるので、時間をおいた後の回想に見える。
(玄関先のいきさつを説明する文章ではなくて)
出会いのシーンをそのまま続けるのは少し変だと思った。
>>36=37?
ここで晒すことに本人の同意はあるの?
>>31
ろーちゃんが何なのかよくわからない。
舌っ足らずな語り口調と硬めの口調が混在して、文体のバランスが取れていない。

気づいたのはそれくらい。
いきなり機種依存文字か
43かんぞう:02/07/20 18:16
>>30
いいぞ。キミ才能あるよ。

はじめのところから、描写してやると、読者が入りやすくなるよ。
たとえば、

 「こんにちは、私は天使です。よろしくお願いします。」
 そういって、彼女は、玄関で、ペコリと頭を下げた。

とかね。

44初心者です:02/07/20 18:41
何処が悪いのかとか、改善の仕方すらわからん素人です。
全部と言われればそれまでなんですが。よろしければ、批評してください。



アタシにはタイムリミットがある。
不治の病だとか、爆弾が埋め込まれているとか、
政府の秘密を知ってしまったとか、そんなことは全くない。
でもアタシは一年後、ここでタイムリミットを迎える。
このデパートの屋上からパノラマみたいな街へ飛び込む。
今あそこを歩いている人達の中へ。
でも、あの中に飛び込んだら巻き添えで死んじゃう人もいるかもしれない。
さすがに、そこまで自己中な事はできないか。
困ったな、と腕を組むと掃除のおじさんに「もうすぐ閉館だよ」と声をかけられた。
気付けば紅だった街はキラキラと輝き始め、
寂れたパンダの乗り物が哀しげに笑っていた。
「うそっ。やだー。もっと早く教えてくださいよお。」
アタシはわざと、テレビで見るようなイマドキの女子高生っぽく笑顔で言う。
迷惑そうだったおじさんの顔が少し綻んだ。
「そりゃ、もう少し早く声かければよかったねえ。
 あんまり真剣に考え込んでるようだったから、
 なんか話しかけていいのかわかんなくてねえ。」
「こちらこそ、遅くまで居座ってごめんなさいね。」
おじさんの手でジャラジャラと鳴る鍵の束に気付き、
アタシは急いでカバンを担いだ。
「いやいや。お譲ちゃん、よくここ来てるだろ。
 正直なところ自殺でもするんじゃないかって思っててねえ。
 ほら、こんなとこ来るのは今じゃ泣いて大騒ぎしてるガキか、
 今にも飛び降りそうなサラリーマンやら予備校生やらばっかでね。
 でも思い過ごしだったみたいだな。
 お譲ちゃんみたいな若者は大歓迎だから。またおいで。」
アタシはおじさんの言ったことに少しドキッとしながらも
無邪気に相槌を打った。
「昔はもっと賑やかだったんだけどねえ…。」
とおじさんはアタシの方を見ずに小さく呟いた。
一年後、ここで女子高生が死ぬことをおじさんはどう思うだろうか。
切なげに笑うおじさんの顔を想像してアタシは家路を急いだ。
45名無し物書き@推敲中?:02/07/20 18:46
つーか、文章のほう多すぎ。
せめて投稿時に上の一つくらいは批評していってもいいろ。
46かんぞう:02/07/20 18:59
>>44
ほんとうに1年後に死ぬつもりで、ずっと1年間考え続けるつもりなのか、
ただ、そのとき、気まぐれで、そんなこと考えてたのか、はっきりしない。

普通なら、後者だろうが、そんなのじゃつまらん。
前者なら、飛び降りようとする説得力ある動機を書いてくれないと入り込めないな。
47小5 ◆G99/kSZQ :02/07/20 19:11
どがあああああああああああああああん!
遠くで爆発音聞こえる。
何があったのかしらと窓を覗くと、ピーマンがふわふわ浮いていた。
手を伸ばせば届く距離だ。
だからぼくは、そのピーマンに小便をかけた。
ちょろろろろろろ
どがああああああああああああああああん!
爆発音が鳴り響いた、
ぼくはピーマンになって、空に浮いていた。
48名無し物書き@推敲中?:02/07/20 19:14
>>44
出だしの3行が分かりづらい。

タイムリミット=死とは普通読まないわけで、
タイムリミットってなんだろ、と思って読んでいると、
>不治の病だとか、爆弾が埋め込まれているとか、
>政府の秘密を知ってしまったとか、そんなことは全くない。
こういう例が出てきて混乱する。
4行目まで行くと意味分かるけど。
出だしを、「アタシの命にはタイムリミットがある」
とするだけでかなり分かりやすくなると思う。

あと、おじさんの誤解が、イマドキっぽい笑顔見せただけで、
>でも思い過ごしだったみたいだな。
>お譲ちゃんみたいな若者は大歓迎だから。
となるのは説明不足。
49かんぞう:02/07/20 19:16
>>47
キミ、才能あるよ。
その調子で、どんどん書こう。
51初心者です:02/07/20 19:50
>>46
 ありがとうございます。参考になります。
 私としては、この子は随分前から、というか高校に入ってすぐから
 自分のタイムリミットを設定して、それまでは生きてみよう
 っていう設定で、この時点では高校二年生です。
 つまり、高校を卒業したら死んじゃおうっていう話なんですが。
 確かに、その動機をしっかり書く事は大変ですが必要不可欠
 であると思います。本当にありがとうございました。

>>48
 本当に力不足を実感します。明確な御指摘ありがとうございました。
 もっと読む人を意識して、説得力のある話をかけるように
 頑張りたいと思います。

まさか、相手にしてくれる人がいるとは思わなかったので
素で感動しています(笑
本当にありがとうございました。
52kuroneko:02/07/20 19:57
>34
ありがとうございます!参考にさせていただきました。
いたらないところばっかりですね、精進します
534649   :02/07/20 20:21
36の文章を書いた者です。

転載の了承はしていませんが36さんのご好意だと受け止めています。
皆さん、二次創作ですが文章力という点での批評をお願いします。
本来は自分の作品を載せるべきなのでしょうが
新人賞に送るつもりなのでご容赦ください。
>>つーか、文章のほう多すぎ。せめて投稿時に上の一つくらいは批評していって
もいいろ。
もっともな意見が出たのでage。
>>33
「物に名前があることを知った」
具体的なエピが欲しい所。
語り手が猫なのも、きちんとオチを用意していなければ、ただの童話に
なってしまう。(用意してあるし、これは童話なのだ)ならば、いっこうに
構わないけど。
>>44
予備校生も若いんじゃないのか?いらないと思う。
でないと、おじさんの「お譲ちゃんみたいな若者は大歓迎だから」
という台詞がおかしくなる。
>>54
>でないと、おじさんの「お譲ちゃんみたいな若者は大歓迎だから」
>という台詞がおかしくなる。

そう?ここは自殺しそうな雰囲気をうまく隠しおおせたと
見るべきだと思うけど?まあ、君のようにわからない人が
出るようだから、分かりやすく手を入れた方が良いかもね。
56ハニャーソ:02/07/20 21:55
 よくわからない。
 ここがどこなのだかよくわからない。
 目の前では褐色で腰布一つのアボリジニがブーメランを飛ばしている。ブーメランは弧を描いて飛び、カンガルーは首の骨を折られて死んだ。
 ―――オーストラリア?
 それにしては狭すぎる。
 空は絵で太陽の代わりに電球が幾つも垂れ下がっている。
 遠くにエアーズロックが望める景色も絵で、地面は木材で表面には薄く砂が積もっている。
 体育館程度の広さの密室。しかし、扉は見当たらない。
57ハニャーソ2:02/07/20 21:57
 死んだカンガルーにアボリジニがナイフを持って近づいた。解体して持ち帰るつもりだろか。ぼくがじっと見ているのに、アボリジニは気にする
様子もない。床に落ちたブーメランを拾って、ナイフをカンガルーの体にあてがう。すると、カンガルーは目を覚まして足先に立つアボリジニの
腹を鋭く蹴飛ばした。
 カンガルーキック。
 カンガルーは死を装っていたらしい。なかなか狡猾だ。
 よろめいたアボリジニの手からナイフがこぼれた。取っ手に布を巻きつけただけの、肌の粗い粗雑なものだ。床に弾かれ小さな音を立てる。
 その隙にカンガルーは立ち上がり、弱ったアボリジニ目がけて拳打を雨のように降らせた。
 カンガルーパンチ。
 その拳は小さいけれど、的確に人体の柔らかな箇所を突く。アボリジニも負けじと抵抗を試みるが、腹に力の入らぬ拳は巧みなフットワークの
前に空を切るばかりで、むしろ無防備な反撃で急所を晒す事になった。バネ仕込みのような直線的な蹴りが、またしても至近から腹部を打つ。
 アボリジニは必殺の一撃に、腹を押えて地べたに崩れる。
 それでもカンガルーは容赦無くカンガルーキックを見舞う。ぼくは少しアボリジニが心配になる。体を亀のように丸くして、嵐のようなカンガルーの猛襲に耐えるアボリジニの姿は見るに堪えない。
58ハニャーソ:02/07/20 21:58
すいません、分断しちゃいました。

半端ですが、どうか批評をお願いします。
59kuroneko:02/07/20 22:34
>>34 54
>これは、「名前があることを知らない」状態がどういうことか
第三者(ものの名前を知っている人間)が黒猫の話をする
冒頭にその説明っぽい文をいれてみます
「名前があるのを知った」理由もいれます。説明不足でした

>黒猫を指す言葉に一貫性がない。
人称は黒猫に統一し、名前が決まった時点でその名前で呼ぶことにします
これは気付きませんでした。スマソ

>時間が経過していく間の黒猫の生活を匂わせるような表現をしたほうが
確かに・・・自分でも時間の流れを表現する方法を考えてみます

>せめて「陽の光」としては
太陽という言葉をあとで使いたかったので「日の光」としましたが
陽のほうがはるかに夏らしいですね、そうしてみます。

>用意してあるし、これは童話なのだならば
ちょっと考えて欲しい童話を目指してます。力不足は否めませんが・・・(ニガワラ

批評、アドバイスしてくださった方々ありがとうございます
がんばろうという気になります。


6030:02/07/20 22:40
かんぞうさんありがとうございます。
アドバイス参考にさせていただきます!
61名無し物書き@推敲中?:02/07/20 22:54
>>44の文の良し悪しは別として

たとえば、>>48はあほ。
「タイムリミット」と言う言葉を若年層の独白で聞かされて
「自殺」を思い当たれないお前は、鈍すぎる。
2度と批評しなくてよい。
つか、すんな。

しかし>>44
これは書き出し。
この後に20倍以上の面白さと長さの話があってこそ成り立つ。
がんがれ。

>>56-7
これから何が起こるのかまったく分からない。
だから続きも読んでみたくなる読みやすい文章だと思った。
63  :02/07/20 23:06
誰か36の批評をしてあげて
>>36
人称をそろえましょう。一人称と三人称が混じってます。
相馬光子を示す言葉が光子からいつのまにか自分になってます。
そろえた方がよいでしょう。
65名無し物書き@推敲中?:02/07/20 23:15
>>63
だって>>37の書きっぷりからすると本人じゃねーんだろ、>>36は。
間違えて読んだが、その酷さを説明する気にもなんない。
>>65
あとで本人かどうかはしらないけど、評価して下さいとか言ってるよ。
67名無し物書き@推敲中?:02/07/20 23:27
>>66
簡単に言えば、>>36は 電波文。

人称の件(>>64も書いてるが)は象徴的。

いろいろあるが例えば、
「島の北方、その先端」と言った場合に、
それは点を指し、線も面も指さない。
よって、何人たりともそこを歩き続けるのは不可。

あり得ない場所を歩き続ける女を描く書き手を描く、
メタフィクションが始まるのかとオモタ。

>本来は自分の作品を載せるべきなのでしょうが
>新人賞に送るつもりなのでご容赦ください。

送れ。どこでも、送りまくれ。

>>36
とりあえず冒頭三行についてだけ。
>島の北方、その先端を海岸線に沿う形で相馬光子は歩き続けていた。
>東側と思しき方向の水平線には少し前から朝日が浮かび上がってきた。
>暗い海も徐々に青味を増し、空も輝きを取り戻し始めていた。

海岸線に沿う「形で」はおかしい。海岸線に「沿って」でよいのではないか。
すでに朝日が浮かんでいるのに、東側と思しき方向はへん。東と確定してよいのではないか。
「少し前から〜上がってきた。」もへん。上がって(きて)いた。にしたほうがよいのではないか。
空も輝きを取り戻し始めていた。←朝日が昇る頃には空はかなり明るいはずだが。
漏れの住んでいるところでは間抜けなほど明るくなってから、朝日が昇る。だから少し変かなと。
まあ、空が輝くというのがどの程度の輝きなのかわからないから、どうでもいいんだけど。
6944:02/07/20 23:35
>>54,55
 御意見ありがとうございます。
 この数行の文章から、ほんとに細かい点まで見ていただけて
 感動とともに尊敬すら覚えます。
 お二方の意見は相反するものではありましたが、同じ文章から
 感じる事は人それぞれなんだ。という当たり前のことではありますが
 それを改めて実感できて感謝しています。
 ありがとうございます。

>>61
 ありがとうございます!
 ほんとに、自分の文章を誰かに読んでもらえて、
 その上、意見や、励ましまでいただけた事にホントに感激してます。
 すごく励みになりました。
 私は実はこの主人公と同じ高校生で、幸い夏休みで時間はあるので
 がんばって書いてみようと思います。ありがとうございました。
70斎田憲 ◆xTlpzcHk :02/07/20 23:39
ウサギとカメ

 茶色いウサギと、緑色のカメ。二人の仲は決して悪いわけではなかった。ただすこし、
ウサギがキレやすかったのと、カメが人のことを考えなさ過ぎただけ。お互い、嫌いでは
なかったけど好きでもなかった。一緒にいると、どうしても相手の悪い癖ばかりがハナに
付いて、お互いにイライラする。だけど、だけどなせか二人はいつも一緒だった。よく二
人で草や木の実を採りに行ったが、ウサギばかり嬉しそうにしていて、カメはちっとも楽
しくなかった。そしてまた二人は、よく一緒に川や池に泳ぎにいったが、全然泳げないウ
サギは、カメの楽しそうなのを見ていつもイライラしていた。
 そんな二人は今日もまた、一緒に散歩をする事にしていた。

と始まります。擬人化みたいな形ですが変じゃないでしょうか?
71名無し物書き@推敲中?:02/07/21 00:04
>>36
地の文がちょっと不安定。
客観的なナレーターの視点と、光子の視点が入り交じってる。

>ゆっくりと振り返り今まで背にしていた朝日を顔一面に浴び、目を細めた。
ここでまずひっかかる。
出だしで
>東側と思しき方向の水平線には少し前から朝日が浮かび上がってきた。
とある。
断定ではなく”東側と思しき方向の”と書いてあるので、ここは光子の思考になる。
ということは光子は朝日を見ている。
いつの間に朝日を背にして歩いたのか?

あと、ここひっかかった。
>けどそれは無数にある理由の一つに過ぎないことを光子は自覚している。
語り口が強いせいで、光子の思考というより、客観的真理を表す文に読める。
そのせいで意味が正反対になり、前後の文脈が把握できなくなる。

72かんぞう:02/07/21 08:27
>>70
ちっとも変じゃないよ。

>人のことを考えなさ過ぎただけ。
 相手のことを考えるのが苦手だっただけ。


7348ではないが:02/07/21 09:38
>>61
無茶を言うな。>>44の最初の三行で自殺と思い当たるのはほとんど無理。
おまえみたいに常日頃から自殺のことばかり考えてれば別だろうけど。

最初の三行で自殺と思い当たらないからといって、混乱することもないから
>>48の批評もどうかとは思うが、おまえみたいな物の言い方はない。
74俺も48ではないが :02/07/21 09:56
確かに>>44の最初の三行で自殺と当てはめるのは無理。あほはないだろ、
あほは。
>>「タイムリミット」と言う言葉を若年層の独白で聞かされて
それは読後の意見だろ?それともアタシ=若年層か?

批評の仕方は人それぞれ。
まあ、最初の三行はあってもなくとも。
7522-24からの続き:02/07/21 10:00
   連続官能小説「夏休み」

 むき出しになった僕のおチンチンはまだおさまりがつかず勃起したままだった。
「な、なにすんだよー」ちょっと頭にきたけど、お姉ちゃんは全然悪びれもせずに
ジッと僕のペニースを見ている。 
「けっこういい兜をしてるじゃないの」と口元に笑みを浮かべて上目使いで囁い
てきた。「えっ」と返事に窮しながらも内心すごく嬉しい気持ちになっていた。
「これが悪いのよね」と言うや否や僕のモノを口に含んだ。
「ちょっと何すんの姉ちゃん」クチュクチュ「ん」「んぐうんん」クチュクチュ
何を言っているかわからない。お姉ちゃんは美人とはいえないけど八重歯が見え
る笑顔が小学生のような無邪気さを醸し出す。反面、性格は男のようにがさつだ。
亀頭のカリを舐め回している。ぺチャピチョれろれろ唾液が睾丸まで流れている。
執拗なフェラはこの前別れた自称ミュージシャン野郎に仕込まれたのかなとか考
えていると「蓮 毒をぬいてあげるね」と言って仰向けのチンコのうえにウンコ
座りのポーズになり右手でペニースをつまんでお姉ちゃんのマンコの割れ目に誘導
された。尿道からヌルッとしたぬくもりが伝わってきた。心臓が破裂しそうだ。
お姉ちゃんが一瞬僕にニャッとした笑みを向けたかと思うとズンッと腰を落として
きた。「熱ッ」と感じ次にチンチンを圧迫される。「うぅんガッンとくるよ蓮」僕
のペニースがお姉ちゃんの子宮の入り口まで突き上げているんだろう。
「動くね」ギシギシ「はあ」「はあ」ジュプジュプ騎上位のまま上下に動かしてく
る。お姉ちゃんの顔が赤らんで体が汗で湿ってきた。「蓮のいい」「あん」「あん」
「蓮のがゴリゴリ、、中でひっかかるよ〜」お姉ちゃんは両手を僕の胸にあてて激し
く攻めてくる。「ね姉ちゃん、もう、出、、」と言うと僕にしがみついてきて耳元で
「いいよ出して!」「お姉ちゃんの膣内(なか)にぶちまけてぇ〜」と叫ばれた。
僕はすごい解放感から思いっきり射精した。「たくさん出たね」と耳をかまれながら
言われた。「う、、ん」と言葉にならないことを口からもらしていると耳の穴に舌を
からませてきた。「まだ終わってないよ」舌をねじこんでくる。「や、やめろよくす
ぐったいだろう」僕は縮み始めたチンチンをマンコから抜きたかった。
痛いというかビクビクと腰がひけるような感覚があるのだ。「ほらっほらっ」お姉ち
ゃんが腰を回しながら膣を緩めたり締め付けたりしてくる。結合部は精子と淫汁でべ
チョべチョだ。そのヌルリ感のせいか10分ほどねぶられている僕のペニースはまた
硬く大きくなってきた。「蓮あんたこれからたくさんの女を泣かすよ」と言いお姉ち
ゃんはまた騎上位になり一層激しく動き出した。「あんあん頑張って蓮」グチュチュ
「スーッ」姉ちゃんが興奮すると息を吸うクセだ。感情が極まっているのだ。
「アー姉ちゃん気持ちいいよー」「蓮、蓮、、私も気持ちいいよ」今度は上下に動く
だけでなく前後にも腰を動かしてくる。僕はたまらなくなりまたすぐにイッた。
お姉ちゃんがマンコからチンチンを抜いている。大唇口からゆっくり出てくる僕の
ペニース、、、詮をぬいたシャンパンのように精子と淫汁がゴポゴポとあふれ出て
きた。それを見たあとお姉ちゃんが僕をニャつきながら眺めて言った。
「もっとしぼってやろうか」
「いえっ、もう結構です」と僕は半泣きでつぶやいた。
「こんど、覗いたら こんなもので済まないからね わかった?」
なんか妙な経過だと感じたが、とりあえず
「はぁ〜い」
と答えておいた。

7655:02/07/21 10:14
別にタイムリミットという言葉を使うのは悪くないし
最初の3行で読者に理解させる必要はない。
問題なのは、ちょっと読んでて違和感があるというか
暗喩の用い方がこなれてないという純粋なテクニック
的なものだと思う。この板の人はなぜかテクニカルな
部分を重視しがちだけど、一番問題なのは、この文章
の核になるべき、「なぜ時限を定めて自殺するのか」
がごっそり抜けている点だろう。
長編の書き出しのつもりだろうが、まずは短編で
最後までまとめてみるのがよいと思う。
7755:02/07/21 10:20
>>70
うさぎと亀というタイトルの童話には、
白兎のステレオタイプがあるので
なぜ兎が茶色なのかと問い詰めたいw
>>76
メタファーらしきものなんてどこかにある?
「寂れたパンダの乗り物」くらいか? 何のメタファー?
79名無し物書き@推敲中?:02/07/21 11:01
>>76
そのことは、いち早く>>46で、指摘されてますがw
8061:02/07/21 12:19
>>77
正論、なんだけど、
このスレじたい、文章の一部を投稿してくるヤツばかりなので、
「あ、それはこの後に書いてました!」ってことかも知れん。

この文章の続きを読むにあたり
読者の当面の興味はひきつづき「なぜ時限を定めて自殺するのか」 だろうと思うので、
それが空っぽに終れば、背骨のない文章となってしまうね。

>>73-74
いくつかの可能性のひとつとして本当に思い当たれなかったのなら、
あなた方には「言語で何かを表現する/言語表現を言語で批評する」ための
才能・技術が足りないか、他者とのコミュニケーションや、情報収集能力が欠けていたと思える。
あなたがたも、ここで他人の文章を批評しないほうがいい。
というより、批評として成立してないのは>>73-74に如実に表れているが。

一般的な読者がどう思うか、と言う話は置いといて、
このスレは「批評します」と言い切っているわけだから
それなりの批評眼を持っていることを前提に
他人の文章を云々できるスレ。

>>44の文の意図が「最初の3行で自殺を読者に明示すること」
であれば>>48のレスもあり得ようが、
あの3行のような書き方をしている時点で、それが意図な筈ないことは明白。
そういう意味で、作者の意図をねじまげている
>>48は、タイムリミットの意味を焦って知りたがるがために、出てくる
凡庸な読者の感想。

>>79
あのな、>>46 は自殺の動機。>>77は自殺するにあたり「なぜ時限を定めるか」も含まれる。
その違いもわからんようなら、だまってろ。

81名無し物書き@推敲中?:02/07/21 12:46
>>80
>>46にも、含まれていると思われるが、読みとれなかったようだね。

なにを過大に期待してるのかしらんが、よけいなお世話だね。
8261:02/07/21 12:52
過大な期待かな、黙ってろ>>79 つーのは。
8355:02/07/21 12:56
批評を批評するのは混乱の元だと悟りました。
いろいろ言いたいことはあるけど、何も言うまいw
どうもくだらん議論に終始しそうで、なんつうか
アテネの末期みたいな?
いや別にかんぞうが嫌いなわけじゃないけど(と一応フォロー)
84名無し物書き@推敲中?:02/07/21 13:07
>>44
この三行で自殺? 無理だよー。
別に44氏はこの三行だけで自殺を匂わそうとはしてないじゃん。
>>73-74はもっともだと思うけどなー。
8573:02/07/21 13:14
>>80
ピンポイントじゃなくて、いくつかの可能性の一つとして、なら十分考えられると思うよ。
ただ、オレが指摘したかったのはおまえの態度だよ。批評に対する批評を
書くものとして、真摯な態度とは言い難い。だけど、そのおまえに対して
オレ自身もまたこんな失礼な態度をとってるのですみませんでしたなわけだが。
86名無し物書き@推敲中?:02/07/21 13:28
ここで一旦、場を戻すため最新の文を批評してみよう。

と、思ったら『連続官能小説「夏休み」』かよ!!
8761:02/07/21 13:30
>>85
真摯な態度ってなに? も少し優しくしてくれってこと?
などと言い出しても不毛なので、やめときます。
可能性として読み取れれば、それで作者の意図どおりと思います。
(自分は作者じゃないけどね)

>>84
説明すんのもタりーし、スレの主旨とずれはじめてるんで
やめときます。

では失礼。
8886:02/07/21 13:38
>>75
最初で最後にマジレスします。
ほどよく句読点を打ってください。あと、もし続きがあったとしても、
これ以上の批評は望め……
8944です:02/07/21 13:50
皆様、御意見、御批評本当にありがうございました。
私の書いた文が、こんなに議論の元になるとは
正直思っていなかったのでとても驚いています。
それだけ、私の文章に分かりにくい点や、
きちんと伝えきれていない点が多いのだと思います。
皆様の意見は本当にとても参考になり、また励みになりました。
正直なところ、ひとつもレスが付かずに終わるのでは・・・。
と思いながら投稿したので、このスレのタイトルどおり
真面目に批評してくださり本当に感動しています。
この話も、皆様の御指摘通り、自殺をしようと考える原因を
読者を納得させられるよう、きちんと書いて
最後まで完成させたいと思います。
大変お騒がせいたしました。
そして、本当にありがとうございました。
90名無し物書き@推敲中?:02/07/21 14:16
なんかずいぶんと高慢な香具師がいるな。スレの流れも読めてないし。
批評を通り越して煽ってるとしか見えない。
>90
蒸し返す気か?一番スレの流れが読めていないのはおまえだよw
92名無し物書き@推敲中?:02/07/21 14:55
>>91=61
ごくろうさん。
93名無し物書き@推敲中?:02/07/21 15:05
>>91
だからそういうツッコミもいらないんだって。
オマエみたいなのがいるから、>>92なんてのも出てくる。
俺も出る必要がなかったんだけど、>>91がヴァカ過ぎるのであえて書き込んでおく。
9493:02/07/21 15:06
 僕の文も批評して下さい。
連載 その1
 
 何もする事が無い、六月に入って最初の日曜日。
テレビの時刻は十時五分、画面には焼き立てのつるつるに光ったパンを頬張る女性タレントが映っている。
冷蔵庫から牛乳を取り出し、パックのまま空っぽの胃に流し込む。テレビの中の知らない女性タレントはもう違う店のパンをちぎっていた。
卵から孵ったアヒルの子が、初めて見た物を親だと信じこむように、今日初めて見た食べ物のパンが欲しくなった。
僕は牛乳を冷蔵庫に戻し、部屋をでた。
 何も自慢する事が無いこの町には、テレビに出るような、お洒落なパン屋は無かったが、商店街に昔からあるパン屋が一軒だけあった。
大学からこの町に引っ越して二年が過ぎたが、その店のパンは食べた事がなかった。
アパートをでてすぐのバス通りの両側には、青く茂るケヤキの木が視界の先まで続いている。まだ頂点に登り切らない太陽は、
今日が休日と分っているのか、いつもより明るくバス通りを照らし、僕は木陰を選び歩いた。
うっすらと浮かぶ額の汗を腕でぬぐい、自動販売機に五百円玉を入れて冷たい缶コーヒーを買った。
下にある、小さな窓を人さし指と中指で押してお釣を取り確認する。
手の平には三百八十円あるはずのお釣が、七百六十円もあった。僕は不思議に思い当たりを見回す。
静かなこの通りには車がニ台こちら側の道沿いに駐車してあるのと、涼しげな、ノースリーブを着た二十歳位の女の子が水色の日傘をさして、
十五メートル先を歩いている。僕は誰にも見られて無い事を確認し、小銭を握った手をジーンズのポケットに突っ込んだ。
9594の間違い:02/07/21 15:09
 一時間七百五十円で働く僕は、三十分間分の給料を何もせずに得るのは後ろめたかったが、バス通りに並ぶ小さなお店を眺めて歩くうちに忘れ、商店街の入り口にあるパン屋に着いた。
僕の前を歩いた女の子も水色の日傘をたたみ、そのパン屋にスッと入っていった。
 僕はトングとトレーを取り、女の子と同じ右まわりで、狭いパン屋をまわる。木の棚に並ぶパンはヨーロッパスタイルの物ではなく、昔から馴染みのあるパンだった。厨房から届く甘い匂いが食欲をそそり、
目の前のパンをそのまま手で取って口に入れたい気がした。店の奥では、白いくたびれたキャンパス地の帽子をかぶったおじさんが、焼けたパンを整えている。
僕はクリームパンと周りが硬そうなメロンパンをトレーに乗せる。
女の子はサンドイッチの前で、店内に流れるボサノバの調べに合わせトングでリズムをとっている。僕は彼女の横を通り、レジのおばさんにトレーを渡した。
「お飲物はよろしいですか?」
「あ、すいません」
僕はコーヒーを取りに、入り口にあるクーラーボックスまで戻り、女の子は僕とすれ違うようにレジに向かう。
「お飲物はよろしいですか?」
「いいです、ありますから」
女の子は言った。
僕はアイスコーヒーとプリンをレジのおばさんに渡しながら
女の子のトートバッグからのぞくペットボトルを見て、さっきの自動販売機を思い出した。
あのお釣は彼女のだ。
釣り師には反応しないようにしてください。
97名無し物書き@推敲中?:02/07/21 16:33
オレが中学のころだったかな。
 もう、十年も前のことだけど。
確か、則子って娘だった。
 髪を三つ編みにして、文芸部とかで、詩なんて書いているような大人しい娘だったな。
 どういう訳か忘れちゃったけど、墓場で二人きりで海を見ていたことがあった。
 海に沈む夕日を見ながら、彼女が言ったんだよ。
「海が見えるお墓に入った人は、幸せかもしれない」
 ってさ。
 その墓にある墓石って、古くてさ、表面なんか、砂がこびりついているみたいにザラザラでさ。でも、手でこすっても痛いだけで、やっぱり石なんだよ。
 彼女が言うには、何年もかけて、墓が海へ帰っていくんだってさ。
 潮風に浸食されてさ。
 まあ、潮風が当たらないところの石より、何倍も風化するの速いよな。
二人で、オレンジ色の残照が消えて、人が影みたいに見えるまで、そんな話をしてたよ。
まあ、則子とのことで、覚えているのは、そのくらいなんだけどね。

 でさ、まあ、そんなことがあったってこと、東京から、こっちへ帰って思い出しちゃったわけ。
だってさ、オレが、東京にいる5年くらいの間でに護岸工事で、海岸が整備されちゃっていてさ。レンガ色の歩道とか、カモメの形の街灯とか、まあ、いいんだけどさ。まったく変わっていた。
 ガキのころ遊んだ松林なんかもなくなっててさ。
 墓場も、みんな新しくなっていた。サンダルの間に砂が入って歩きにくかったんだけど、コンクリートで固められててさ。
 墓石だって、高級墓石って感じでさ、表面なんか、つるつるでピカピカで、顔が映るくらいだ。
 なんか、妙に腹が立ってさ、そのうちの一つをハンマーでたたき割ったってこと。
 わかった?
 オレが警察に行って来たわけ。
98斎田憲 ◆xTlpzcHk :02/07/21 16:58
>>77
そこらへんも軽くストーリーにかかわってくる部分なんです。
>98
全部書いてからそのセリフを吐いてくれ。
100斎田憲 ◆xTlpzcHk :02/07/21 17:12
>>99
全部載せると迷惑かと思って……
101名無し物書き@推敲中?:02/07/21 17:27
>>100
とりあえず、小5とやってこい。
勝った後なら批評してやる。
102名無し物書き@推敲中?:02/07/21 17:31
官能小説「夏休み」を書いた暇人です。
描写力をつけて句読点に気をつけよというのが
私の文章に対する批評と受け取りました。どうもありがとうございました。
意味のある休日になり良かったと思います。

次回は「母ちゃん」という話です。付き合ってもらいますよ。
>>102
それは勘弁・・・。
10455:02/07/21 18:40
>>94-95
まるで日記。肝心なお釣りの行方まで書かないとダメ

>>97
普通の人はムカッときて、ハンマーを取りに帰り、墓所へ行くために
車に乗りこみ、キーを回したところで、「ああ、アホらしい」と
気が付く。何しろ10年前の淡い思い出が動機だ。

だが、独白の主は犯行を完遂してしまった。これは明らかに計画的な
犯行であり、犯行後に自首をし、淡々と動機を語るあたりが彼の
わがままな性格が垣間見える。何しろ、犯罪であると知りながら、
また墓にはそれぞれの親族の思いが込められていると知りながら、
自らの正義を貫くのだから。

彼の守りたかったものは何か。少女との思い出だろうか。それとも
少女との間に築いた詩的な世界だろうか。
自らの思い出が壊される瞬間は誰にでもある。しかしながら
それに一々腹を立ててがむしゃらになる人はいないだろう。
ちっとも悪びれたところのない独白と、狂気じみた幼稚な
所業は少しも感情移入することはできないが、同情はする。
既に、彼の中では思い出の世界は壊されたものなのだろう。

ツルツルでピカピカな墓石が少しずつ潮風に侵食されて
いくのを、ただ待つことはできなかったのだろうか。
105名無し物書き@推敲中?:02/07/21 19:11
>>102
「母×ぼく」なら俺も勘弁・・・。
10648:02/07/22 12:41
書き方まずかったみたいなんで、もう一回説明しとく。

まず、作者の意図はこんな感じだと思った。
1行目でタイムリミットという抽象的な言葉を出す。
2,3行目の比喩で、タイムリミット=時限付きの死という方向にイメージを収斂させる。
4行目でその期限が1年後ということを示す。
5行目で、タイムリミット=自殺と明らかにする。

図式としては1から5行目までうまく流れてるんだけど、
2,3行目が言葉足らずなために、イメージを一つの方向に
持っていけず、逆にイメージの拡散を起こしている。
ここをうまくやるには、比喩を他のモノに入れ替えたり、
「不治の病にかかっているとか、身体に時限爆弾が埋め込まれているとか、
政府の秘密を知って命を狙われているとか、そんなことは全くない。」
と分かりやすく書いてやる必要があるんだろうけど、
そうすると文章が膨らんでノリ自体が変わってくる。

ともかく、タイムリミット→自殺という流れの中で、2,3行目が
浮いているよ、ということを言いたかったわけで。
そういう意味で、例えば冒頭に”命”という一言を付け足しただけで、
2,3行目の言葉足らずなところも補えて、一気に流れを作れるよ、
ということだったんだけど、説明不足だったかも知れない。

作者には文章1つ1つにそれを書いた意図ってのがあるはずだから、
細々した説明を書かなくても、他人の指摘と自分の意図を照らし合わせて、
なんとなく伝わるだろうと思ったんだけど。

そういうことでした。(あと、48で4行目って書いたのは5の間違いだった)
荒れ呼んですまなかった。

10761:02/07/22 14:13
こちらこそすまなかった。

この年代故の「言葉足らずさ」もっと言えば
「主人公」の心情の「説明しがたさ」みたいなものが
この文章でのキーになっていくのかなと言う感触を、唐突な1行目
>アタシにはタイムリミットがある。
に感じた。
なので、逆に>>106で指摘されるような流れの「わかりやすさ」は
敢えて整えるべきではないと判断した。

しかし、そこまで読んでとは思わなかったので>>61では失礼した。スマソ

108名無し物書き@推敲中?:02/07/22 18:54
age
109げんぞう:02/07/23 21:12
>>104
感想、サンクス。
批評じゃなくて、感想をいただけるとは、思わなかったよ。

コテハン隠したのは、へんな煽りがこないためで、他意はない。
了承してね。
110かんぞう:02/07/23 21:13
>>109
げんぞう=かんぞう
すまん。よく間違えるんだ。自分のコテハンw
111斎田憲:02/07/23 21:21
>>101
一応2度くらい勝たせていただきましたが……。
112名無し物書き@推敲中?:02/07/24 02:00
すみません。友達の文章を批評してください。(本人にOKは貰いました。)

http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/6806/novel/jokei.htm
113名無し物書き@推敲中?:02/07/24 19:57
    「3周年」
 1999年7月に世界は滅びる。
子供の頃、そう信じていた。だから、その前にやりたいことをやり
小説家になるという夢も叶えようと思っていた。
算数のノートで破滅の年に自分はいくつになっているんだろうかと
簡単な計算をしたことがある。
31歳、それが小学生の私が出した思い込み寿命だった。
それから中学、高校、大学とやりたいことをやり小説もチマチマと
書いていた。

大学を卒業すると定職にもつかずバイトで生計をたてながら投稿や
持ち込みを続けていた。そのうち、ある女性と同棲するようになり
夢と現実の選択を迫られた。困窮した生活の中から搾り出すように
作品を創っていった。それらは何一つモノにならなかった。不遇な
思いをする毎日はギスギスした2人には耐え難いものだった。
滅びの年まで10年もなかった。「世界中の人が一緒に死ねるなら
それは人類の至福だと思わない?」と彼女に問うたことがある。
「そうね」とそっけなく返事されただけだった。

1999年、私は作家をあきらめ同棲していた彼女と結婚して人並
みの生活をしていた。3歳の子供もいた。7月1日から31日まで
の間に何かが起こるんだろうかと私は思った。世界中のワタシもそ
う思っていたはずだ。戦争、自然災害、それとも恐ろしい伝染病だ
ろうか、7月は毎日、危機恐々として過ごしていた。
あれほど「今日」と「明日」をじんわりと感じた月はなかった。
結局、何事も起きず、時はゆるやかに流れていった。

2002年7月、今月はあの7月からちようど3年の年月が流れて
いる、人類が長いこと杞憂していた破滅の危機から脱して3周年の
記念すべき月ということになる。窓の外を眺めると、あの頃とそん
なに変わらない景色が広がっていた。夕焼けもあの夏と同じだ。


114寸評子:02/07/24 20:37
>>112の友だちへ

(1) 受動態が多い。
一段落目「踏み潰された」、二段落目「積み上げられた」とはなから受け身だし、
「置かれ」「消され」「笑われ」「覚えさせられ」……などなど抜き出したらきり
がない。


(2) 語り手がだれなのか分からない。
第三者なのか、筆者なのか、登場人物の独り言なのか。
「そんなことはどうでもいいとして…。」とか「納得がいくようである」「それもま
た一興と思えば気が楽なのだが…。」という一節があるところを見ると、だれかが語っ
ているのかな?
とにかく、一人称の文章ばかり書いているとこういう(だれの主観の文章なのか分か
らない)ことになりますよ。


(3) 描写がクドイ。もしくは回りくどい。
「踏み潰された銀杏の実を拾い、鼻をつまみながら馴染みの友と投げ合っている子供
が数人。」という部分についてリライトすると「ふざけながら銀杏を投げあっている
小学生が数人。」で充分。
「それを見て笑みを浮かべて傍観する老人」は「それを見て微笑する老人」でいい。
「見て傍観」っておかしいだろ。「食べて食事」みたいなもんだ。
「ベンチには仲睦ましいとはいえないカップルが一組」は「公園中に響き渡るほどの
大声で口ゲンカをしているカップル」でいい。
一番良くないのは「俳句を読んでいる老人会の面々といった人」。なんだこれ。「俳
句を詠んでいる老人たち」でいいではないか。
なぜ「老人会」だと分かるのか、「読む」ではなくて「詠む」ではないか、「老人会」
と言っただけで数人単位だと分かるのに、「面々」に「人」。さらに「老人会」と言
い切っているのに「〜といった人」。分かりにくいね。
細かな描写をしようとして、くどくなっている。まずは主語+述語だけのシンプルな文
を書く練習を。修飾語はそのあと。


(4) ゆらぎ、二度使い
銀杏はイチョウともギンナンとも読む。せっかく「移ろうものの象徴」として使うな
ら、イチョウもギンナンも「銀杏」と書いてしまっては訳が分からなくなる。
また「傍観する老人」「傍観するもの」と同じ単語を二度使っているのはハズカシイ。


(5) その他、雑感
管理人がいるほどの大きな公園というようにはとても思えない。読者に考えを強いる
文章だよ。言いたいことを理解してあげたいけど、読み進めるのに努力を必要とする
ね。
まず小説なら三段落以内に「時間(時代)、場所、主要な人物とその年齢」を入れない
と。
それと、一人称の文章は主人公の周辺でしか物語を動かせないから長いものになれば
なるほど難しくなる。初心者はやけどするだけ。




長くてスマソ
115名無し物書き@推敲中?:02/07/24 22:50
>>112
お前は久米田を読むべきだ。
116名無し物書き@推敲中?:02/07/24 23:00
>>115
>>112か?それとも>>112の友達か?
>>116
久米田しらねえ? そうか……
滅茶苦茶メジャーだと思うんだが……
118名無し物書き@推敲中?:02/07/24 23:02
119名無し物書き@推敲中?:02/07/24 23:32
ttp://websunday.net/mangaka/kumeta.html
この久米田なら知ってる
120名無し物書き@推敲中?:02/07/24 23:34
>>119
その久米田だよ。漫画っ子なので。
>>116>>117の間には大きな隔たりがあるな。
122ワタシ ◆9m2uZvAo :02/07/25 02:39
         
初めて,カキコさせていただきます。

ワタシ,風俗板の「ピンサロに勤めてる女って・・・ 」に迷い込んで,
まだ,十日余の初心者です。

日々の事柄を,面白可笑しく,勝手にカキコさせていただきました。
でも,今は,キーボードから,文字を入力するだけでなく,文章を紡ぐ事が,
とても難しい事で。自分が非力な事に気が付いて,落込んでいます。

ワタシは,もっとワタシを伝えられる様に,解り易い文章を書けるように,
なりたいです。御指導を,御願いします。

http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/club/1025462460/112

上記のリンクは,ワタシ ◆9m2uZvAo が,カキコしたモノです。
123かんぞう:02/07/25 07:29
>>113
悪い文章じゃないけれど、なにが面白いのか今一わからない。
もっと、緊張感をもたせて書いた方がいいかも。
3段落目をもう少し具体的にしてみたら、いい感じになるかなと思った。

>>112
序章がいらないと思います。
>>122
スレ全部読んじゃいました。面白い!
内容も面白いですが、文章の微妙なひずみが堪りません。
これ下手に解り易くしない方がいいです。十分ワタシ伝えられてます。
125ワタシ ◆9m2uZvAo :02/07/25 12:33
   
お読み頂き,ありがとうございます。

最初は,「ヘタクソ」と怒鳴られて,灰皿が跳んで来るかと思ってビクビク
していました。
ワタシ,ネット公開のコマ送りアニメの様なモノを,作りたいと考えています。
たとえ,絵であっても,重要なのは,文章や共感してもらえるストーリーだと
思っています。これを文学と呼ぶ物だと思います。

文章で,伝えて感動されないものが,最新テクノロジーで絵になっても,
ヲタク同人レベルでしかありません。

ワタシ文学を,真剣に学んだ事がありません。ホントに勉強したいと思っています。

第一段階は,ネット公開のマンガ静止画+文章

第二段階は,マンガ静止画コマ送りムービィ+音声(売物にしたい)

まだ,具体的になっていませんが,ワタシなにかを,作りだしたいです。

終わりに,もうイッパツ。。。スーパーにお買物に行ったら,桃が1パック/290円
でした。季節だなあと思って買ってきて,よぉ〜く桃を観察しました。そして、、、

ワタシ,桃って,とてもヒワイだと思う。
ピンク色で,ワレメがあって,表面がウブ毛で覆われている。
頬ずりすると,熟れた柔かさと,瑞々しい堅さを感じた。
階段で擦違った,汗を掻いた若い女のコみたいな,匂いがする。
ワタシ,サディスティクに,爪を起てて皮を剥く,デンセンした
ストッキングみたいに,白い肌が現れて,愛液が滴り落ちる。
ワタシ,桃を犯しながら,食べた。
126小5 ◆G99/kSZQ :02/07/25 12:35
これからは勝負だけじゃなくて、批評もしようかな!
127ばか ◆wlPufxx6 :02/07/25 17:31
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Lounge/7948/rori.txt
ろりこんえっせい
読んでください
12855号:02/07/25 20:36
>127
> 男であるということは、女性に優越していなければならないということである。

の論拠が「比喩」で示されるのかと思いきや、なにやら自分が
男でないかもしれないという言い訳にすりかわっているようだ。
結局のところ言いたいことは俺には甲斐性がない、ということ
だろう?
なぜ女性は自分の傘を持つ”義務は無い”のか。なぜ男は傘を
2本持っていなければ”ならない”のか。「僕」は一本しか
ない傘を実際に差し出してみたことはあるのか。傘はそれほど
大切なものなのか(「僕」にとって、女にとって、男にとって)。

さて、それから、子供について。子供は、生まれたときから傘を
差し伸べられている存在だと思うが、どうだろうか。「僕」が
ボロ傘を差し出さずとも、父親や母親、また「僕」と違って
何本も傘を持っている男や、その男から傘を借りることができる
女が傘を差してはくれまいか。
つまり子供と「僕」の接点が曖昧すぎる。もし仮に、子供との
接点があったならば、こうするだろうという仮定の話に聞こえるが、
上記の理由から抽象度を上げても、有りえない話に思えてしまう。
結局、色々とはぐらかされたように感じるので、「僕」に泣かれても
何も感じられない。

というのが評論です。いいたいことはわかるので、もう少し考えて
ジェンダー論などを参考に自分なりの考えを深めてみるとよいと
思います。論理展開がねじれている部分は苦労した部分だろうと
思いますが、もうすこし整理してみてはどうでしょうか。
129かんぞう:02/07/25 21:24
>>127
みごとに、独りよがりで、独断と偏見に満ちた文章ですね。
ここまで来ると、「山田花子の自殺直前日記」を彷彿とさせます。
ハンドルがバカなので、わざとそう言うのを書いて見せたのなら、実によくできていると思います。
よくできていたから、面白いかどうかは、別の話ですけどね。
>>127
具体性の欠如が最大の欠点です。もっと自分を晒して下さい。
それができないなら比喩を暴走させて創作をして下さい。
半端な恥ずかしがりがり方が鬱陶しい、酔いどれの繰り言に見えます。
13155号:02/07/25 21:34
     ( (   (. )
     . -‐ ) ‐- .
    .´,.::::;;:... . . _  `.
    i ヾ:;_   `_,.ン|
    l    ̄ ̄...:;:彡|
    }  . . ...::::;:;;;;;彡{ _∧
    i   . . ...:::;;;;;彡|・ω・`)お茶を飲んで、落ち着いてね。。。
    }   . .....:::;::;:;;;;彡{  /U
    !,    . .:.::;:;;;彡j  |
     ト ,  . ..,:;:;:=:彳 ∪
     ヽ、.. ....::::;;;ジ 

132かんぞう:02/07/25 21:46
>>122
> ワタシって,とっても,少女趣味。

> 帰りに,クルマの中で,フェラしなきゃなんない。
> なぜ?,お礼?,お金を使わせたお返し?。

が、いらないと思います。

雰囲気は、いい味が出ていると思います。
13355号:02/07/25 23:13
すまん、人称を間違えた。以上。
134ワタシ ◆9m2uZvAo :02/07/26 00:10

>>132カンゾウさん,御評価ありがとうございます。

やはり,客観的に読み直すと,ご指摘の通りだと思いました。
いま,ワタシは,小説を書こうと思い,設定や資料集めをしています。
ヒロインを高校生の少女にして,弾圧された時,すくっと立って反発する
子供な純粋さや,本能的に弱い者を庇う女としての本能が,描けたら
イイナと考えています。彼女の主観的心理描写と彼女が本能的に行動する
時の客観的な描写を上手く使い分けたいと思っています。
舞台はSFファタジーアドベンチャーを予定しています。

勉強になるような,作品がありましたら,ご紹介ください。
>>134
みんな突っ込みたくて我慢しているところかもしれないけど、
何で読点が「,」なの?
136ばか ◆wlPufxx6 :02/07/26 03:08
>130さん他批評ありがとうございました。とても勉強になりました。
137かんぞう:02/07/26 07:22
>>134
勉強になるかどうかは、解りませんが、オレがすきなとこは、こんなとこかな。

谷村志穂の「青い家のひとり娘」(シティに収録)
喜多嶋隆の「天使のリール」

とか、SFファンタジーアドベンチャーじゃないけど、
あまり、似たものは読まない方がいいと思うので。

>>135
キーボードの扱いに、まだ、慣れていないのでしょう。
初めて文章を書いてみたのですが、自分で客観的に読むことが出来ないので、
是非このスレの方々に批評していただいと思って書きこみます。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/c-night/t.txt

よろしくお願いします。
13955号:02/07/26 19:08
色々と突込みどころが多くてどこから手を付ければよいのかわからない。。。
だが書く。
まず、物語の軸が曖昧。書きたいことが多くあるのはわかるが、力量以上の
要素を詰め込みすぎてコントロールできていない印象。鬼女を軸に書くのが
一番無難だろうと思う。物語の山場を盛り上げる努力の跡が見られない。
また、音無とりなが旅をする理由が不明。武者修行などという曖昧さで
はおそらく誰もついてこない。時代考証が甘い。
平安と江戸の妖怪観がごっちゃになっている点が違和感がある。
「サムライ」の時代考証も変。
音無の言葉使いが変。りなという猫のぶりっ子は腹が立つだけ。
誠一郎が自分の評価を高めるために妖怪を退治するという設定には無理が
ある。悪人が悪事をたくらむにはそれなりの理屈がある。
場面がセリフだけで展開する事が多くて、どういう場面なのか、絵が
全然見えないところが多い。
140ワタシ ◆9m2uZvAo :02/07/26 20:21
     
137>>かんぞう先生、ご指導ありがとうございます。

喜多嶋隆先生の本は、高校生の頃、ポニーテールシリーズを読んだ覚えがあります。 
谷村志穂先生の本をこれから探して読ませていただきます。
   
135>>さん、みんなさん、大変御無礼をいたしました。
ワタシ英文の時もヘンナ癖で「,」を多用してしまいます。学生の頃、あまり授業を
マジメに受けていなかったバツですネ。
OL時代に、FAXとコピーを何回もされる様な、見難い書類が多かったので、
全角英数に半角スペーシングの癖が、まだ直っていませんでした。
風俗板のピンサロでも、指摘を頂きました。改めます。
141寸評子:02/07/26 20:34
>>138

擬音は多用すると幼稚になる。
段落の使用法を勘違いしている。
「―」と「…」使い過ぎ。
142寸評子:02/07/26 20:38
>>138にもう一点。

時代、人物、場所、いずれの設定も曖昧。でも説明臭い。バランス悪いです。
143名無し物書き@推敲中?:02/07/26 20:44
>>138  ”かいほう”という字が誤っていると思われ
   開放→解放では?
 文字自体の弄くりはファミコンを想像させて安っぽいような感じ
 がします。
 どこかに投稿するのですか?
144かんぞう:02/07/26 21:04
>>138
だいたい>>139の意見に同感です。

それでは、つまらないので、
ライトノベルということで、魅力的なイラストレターと組んで、
描写などを省くという前提で読んでみました。

主人公が傍観者に徹しているため、魅力がありません。
武者修行が目的のためであるのに、何もしていないのです。
主人公に魅力がなければ、この手のヒーローライトノベルは、なんの意味もないでしょう。
音無の魅力を読者につたえることを最大の目的にストーリーをつくるといいと思います。

この手の落ちを生かすとすれば、鈴木の従者など、力が無い者が、目撃していた話などにすると
よさそうかな、と思いました。(つまり、落ちを際立たせるためにキャラを弱くする)

>>140
先生は、ヤメテ。
オレは、文学のことは、何も知らないよ。理系人間だし。
でも、文章力を鍛えることは、必要なので、皆さんの批評をすることで、
オレ自身の読解力や表現力の勉強をしているだけです。

ポニーテールシリーズは、オレも読んだよ。
145名無し物書き@推敲中?:02/07/27 03:00
雨は、もう一週間も降り続いていた。
僕の気分は、今日の天気と同じだった。
宿題を忘れる。テストの点は下がり、友達とは喧嘩した。
僕は、うつむきながら、とぼろぼと下校していた。
ランドセルが湿気を吸って重くなり、ひもが僕の肩に食い込んでくるようだ。
ズボンの裾も濡れ足にまとわりつき痒かった。
「ねー、君」
僕は、振り返った。
女の子が水色の傘をさして立っていた。
「傘をとりかえましょう」
女の子は、ちょっと横暴に、僕の傘を取り上げ、自分の傘を僕に押しつけた。
「君は、誰だ」
僕の問いに、女の子は、はにかむように笑っただけだった。
「さよなら、元気で」
女の子は、路地の奥へ走って消えた。
「なんだ、あいつ」
僕は、あっけにとられて、家の方へ足を向けた。
僕は、気がついた。
女の子に渡された水色の傘。
それは、水色では無く、空色だった。
僕の頭の上には、青空があった。
まるで、青空をさして歩いているようだった。

僕が家に着くと玄関で、母が掃除をしていた。
空色の傘をさした僕の姿を見ると、母は、僕を抱きしめ、泣いた。
あとから、わかったことだが、ぼくには、姉がいたそうだ。
ぼくが、生まれる前、交通事故で死んだ。
空色が好きな女の子だったそうだ。
>>145
水色の傘を見ただけで、いい年こいた大人が泣くのか。だめぽ
小学何年生かわからないが、難しめの表現が多い。
6年生くらいだとすると姉が死んだのが12年も前になるので、
傘を見ただけで親が泣くというのは、ちと無理。
作品を読ませて頂いて、かなり寒くなったので、そういう意味ではグッド。
特に熱い夏の夜には。
147145:02/07/27 03:31
>>146
なるほど。

> 僕が家に着くと玄関で、母が掃除をしていた。
> 空色の傘をさした僕の姿を見ると、母は、僕を抱きしめ、泣いた。

の2行は、不要ですね。っていうか、余計でした。
削っても問題ないので、削ります。
>>147
それのほうがいい。
余韻も出るというか、ちょっぴり切なくなる。
劇的変化だ。OK。
>>145
文章が全体的に軽めで素っ気ないのは語り手の年齢が幼いという設定なのだろうか?
それとも、過去形で語られているということは回想によるものだろうか?
いずれにしても、一文一文の肉づきがもう少しあってもよいと思う。

気になる文章がいくつかあって、たとえば二行目>今日の気分と同じだった。
冒頭の一文で一週間雨だといってるのだから、「今日の」と形容することに
違和感を覚える。また、>水色では無く、空色だった。 これも直前に
水色の傘って書かれてるので「どっちなの?」と突っ込みたくなる。
外側から見たら水色で、傘を開いて内側から見たら空色に見えたとか、
そういう説明があってもイイかと。もともと同じような色だけど。
あと、「僕」にするのか「ぼく」にするのかは統一しよう。受ける印象も異なってくる。
以上、細かい指摘。

次に内容に関してだが、気になったのは空色の傘を手渡された主人公の心情は
どうだったのかということ。>まるで、青空をさして歩いているようだった。という箇所から、
いくぶん晴れた気分のほどが伺えるのだが、もう少し追加したらどうかと思う。
たとえば、僕の気分もまたすこし晴れやかになったようだった、とか、その手の語り
が嫌なら、足取りがすこし軽くなった、とか。

で、>>146氏指摘の箇所だが、これって不要なの? 不要? ホントに?
たしかにこの二文が適当かどうかはわからないけど、同じような鮮やかな空色が
好きだった(水色ではなく、空色ね)姉のことを母親が思い出して、いきなり抱きつく
まではないでも、とつぜん涙ぐむとか、玄関で主人公を迎えたはずなのにいきなり台所か
どこかへ走り去ってしまうというような異常な行動があって、その際、主人公が
不思議に思って首を傾げたけれども、あとあと聞いてみたら実は姉がいたらしい、
みたいなのでしっくりくるかと思った。
>>145の文章が全体の一部にすぎないのなら、そのほうがひろがるだろう。
万が一、これで完結してるのなら(>>146-147はそれを示唆してるのかな?)、
たしかに不要な二文になるかもしれないけど。ただ、これで完結というには
メリハリがあまり利いていないし、掌編として若干弱いかと。

長々と勝手な批評をして申し訳ない。
15055号:02/07/27 13:25
オチは色々と言われているようだけど、
「まるで、青空をさして歩いているようだった。」のくだりは良いね。
ここを生かしたオチを創作してほしいな。
151名無し物書き@推敲中?:02/07/27 19:00
しかし、暑いな!
152名無し物書き@推敲中?:02/07/27 19:13
そうだな!!
153かんぞう:02/07/27 21:21
>>145は、オレが書いたんだけど、
>>149
「僕」に統一しようと思ったが、「ぼく」の方がよかった感じもします。
イメージとしては、小学生なんだけど、何年生かは、イメージしていません。
主人公を、中年にするか、女子高生にするか、いろいろなパターンを考えたのだけど、
掲示板サイズの話って、小学生くらいにするのが、書きやすいと思います。
>>146に関しては、指摘の通りだと思います。
このサイズにこだわって書いたので、やはり不要と言うことか。

>>150
いいところに目をつけましたね。
この話の核は、そこなんです。
そこを生かせるように組み立てたかったのですが、巧くいかなかったので、
ここで、実験してみました。

掲示板サイズのミニストーリーで、いろいろ実験すると楽しいかなと思ってね。
154名無し物書き@推敲中? :02/07/28 01:03
ゴングが鳴り山田と、相手さんの中村が、リング中央に駆け寄り
軽くグローブを合わす。
俺はもう何度もセコンドとして試合に立ち合うが、この瞬間だけは
何度でも、山田のような一練習生の、デビュー戦でも緊張してしまう。
山田がジャブで牽制してワン、ツーと打ち込もうとする。
中村はワンをスウェーで避け、ツーを左グローブを広げ
張り手を放つように弾き横にト、トッと傾いた山田の両肩を掴み、
目に向かって唾を勢いよく吐き出した。
俺がハッ?っと小さな声で目を細めて呟くと、観客席からも同じ言葉が発せられた。
レフリーが二人の間に割った瞬間に中村が白目を向き、種類では
分別できない妙な打撃でレフリーのこめかみを殴った。
俺は状況が把握できなくてその場に立っていた。
山田も片目を抑えながら口を開け辺りを見回している。
無意識の内に山田に向かって叫んだ。
「おい!山田とにかくリングから降りて来い!」
山田は我に返りこっちに降りてきた。
俺は頭で状況を整理していた。山田が目に少し涙を浮かべているのは、
読みどれたが、何を必死に言ってるのを聞き取れなかった。
普通選手が反則行為を犯した場合レフリーが割ってはいり、減点を言い渡す。これは当たり前に予測できる。
だが中村はレフリーを殴った。これも、イレギュラーな自体だが予測できる。
次の瞬間この異常な時間の原因が解った。中村のセコンド陣がリングに割って入ってないのだ。
こういう新人のデビュー戦など、セコンドの数は一人、又は、二人だ。現に今日俺も一人で来た。
相手のセコンドが割って入り次に、俺が頭に血を上らせ、リングに入る。
しかし相手のセコンドの、動きがまったくなかった。






155名無し物書き@推敲中?:02/07/28 02:37
このカスが!死ねよ!
なんでそれに気づかない?
ったく。頼むから死んでくれよ。
俺にどれほどの苦しみを与えたと思ってる。
気が狂いそうだぜ。
ったく。悲劇のヒロインぶってるんじゃねーよ。
さっさと死ね。
まじで終わってるよ。
お前のせいで俺の人生はめちゃくちゃだ。
すまないと思ってるならさっさと市ね。
156名無し物書き@推敲中?:02/07/28 03:17
天才を発見しました。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tagarjoe

はっきり言う。時代はGLAYやで。ケミストリー?糞とクズが化学反応起こしてカスが生まれよった。元ちとせ?田舎者の民謡歌手だろ。お前は100年に1度の豚。ハロプロ?あの虫みたいな踊りはなんだ?障害者か?ハモネプ?まんこだろ。もう一度言う。時代はGLAYやで。
>>155
安い人生だな……。
あんたの言うとおりの「カス」「終わってる」「悲劇のヒロインぶってる」
女ってのに、めちゃくちゃになってるってのがな……。

やっぱり、カスはカスを呼ぶということなのだろうか。
つか、電波文スレに逝け。
158138:02/07/28 04:40
皆様、ありがとうございました。

ほんと、自分の力の無さを感じます。
初めてこういった文章書いたにしろ、もう少しどうにかできなかったものかと思いますが……

どういう部分でどう足りないか、わかった気がします(いや、全部足りないんですけどね)
次に書くときはもっとそのあたりに注意して書いてみようと思います。
>>154
練習生なのにデビューなの? 

ワン・ツーのワンをスウェーで避け、ツーをバーリングするってのは難しい。
スウェースピードが相手のハンドスピードを上回ってなきゃいけないわけだから。
唾ってのもマウス・ピースをしてるかぎり、勢いよく吐き出すのは無理だと思う。
もっと取材を。

あと、文章については「俺」の一人称なのに、
>俺がハッ? っと小さな声で目を細めて呟くと、
という自分自身の客観的な描写があるのは、どうなんだろう。
別に間違いではないと思うけど、この流れのなかでは余計なんじゃないかと。
賛否両論かもしれんけど。
160名無し物書き@推敲中?:02/07/28 16:30
>138
ライトノべルは読まないからわからないけど。
最低限の文章作法を学んだ方が良いかと、!?、。や「」等の使い方ね。
ネット上に発表するだけなら関係ないのかな。
本来共感を得る部分の文章が全て説明文になっている。
もっとリリカルと言うか叙情的な文章の方がよいかと。
ストーリーの中で説明する。わからせる。

>154
微妙に文章に意識を持った方がよいかと。
例えば、>俺はもう何度もセコンドとして試合に立ち合うが
試合に立ち合った経験は過去の話でしょ。
その他、代名詞にも気をつけよう。
>その場に立っていた。
リング中央が舞台の直後で「その場」と出てきたらどう思う? 何処だと思う?
省いて、立ちつくした、等表現を変えた方がいい。


161名無し物書き@推敲中?:02/07/31 01:32
ボクサー、か?
162名無し物書き@推敲中?:02/07/31 02:22
またり文庫に投稿しますた。
下の作品の批評をお願いします。
http://bun.abk.nu/cgi/w_view.cgi?key=1028049885&id=338
163名無し物書き@推敲中?:02/07/31 17:23
スクウェアのPS用ゲームソフト『CHRONO・CROSS』のリプレイ小説らしいです。
まだ終わってないそうですが、ゲームやってない人でも楽しめるか、文章とし
てどうかなど見て欲しいそうなのでおねがいします。
http://f1.aaacafe.ne.jp/~mogemoge/cross.html
164名無し物書き@推敲中?:02/07/31 17:52
またりはまたりの人が批評してくれんじゃない?
ここで出すのはちょっと違う気がするけどどうかな。
16555号:02/07/31 18:22
>>163
まず、ゲームをやっていないというのは、ビデオゲームをやらない
という意味か、「ゲームソフト『CHRONO・CROSS』」をやったことが
ないという意味かよくわからない。が、全然楽しめないのは事実だ。
俺はRPGの楽しみは「箱庭遊び」であると考える。言葉を変えれば、
「ごっご遊び」「おままごと」である。ペルソナという概念を持ち
出せば、ある程度評論を繋いでいくことは可能だろうけれども、
子供の遊びと決定的に違うのは、基本的にRPGは一人で遊ぶもので
あり、作者が向き合うのは、一人で遊ぶために周到に用意された
庭である。ここまで書けばお分かりと思うが、一人遊びを書き綴って
も、書いた本人だけしか楽しくはないだろう。内容を読んでみても、
箱庭についての知識がない人間を拒絶しているように見えるし、物語
の可能性すら、箱庭の域を出ようとしない。凡百のUO日記の方がおも
しろい。
16655号:02/07/31 18:50
>>162
地盤を固めずに、異界への道を開くから激しく読みにくい。
こんな風に文章を積み上げているわけで。崩れるよね普通は。
それより評論すべき内容がまったく無いこの無邪気さの方が
気になる。

       ヽ(`Д´)ノ <読み手
       ┳━┳
      ┳━┳
     ┳━┳
    ┳━┳
   ┳━┳
  ┳━┳
 ┳━┳
┳━┳
167芥川は漏れのもんだ:02/07/31 23:15
マジでお願いします
夫がフォークをひねるたびトマトソースが跳ね上がった。彼はどういった加減で機嫌を良くしたのか、先程から喋り続けていた。妹は元気か? 隣に住む亭主の具合はどうか? 中国に進出したあそこの企業は駄目だ。とか。
妻はダイニングテーブルの向かいで頬杖を付き、聞くともなく、遺恨を晴らすかのように飛び散るトマトの破片と、赤い斑点で汚れた夫の胸の辺りを見ながらじっとしていた。
夫は口とフォークを同時に動かしてしきりと喋ってはいたものの、肝心の話には立ち入ろうとさえしなかった。
彼女は両手をテーブルに付いて立ち上がると、食べ終えた自分の皿とグラスを持って流し台へと向かった。
 夫は手と口を休めてそれを見たが、捏ね繰り回されたペスカト―レを口に運んだだけだった。
 
彼女はスポンジを握りつぶして泡立てていた。
「ちょっと、座ってくれないかな」窺うようにして夫が言った。
 妻が手の泡を洗い落としているあいだ、夫はテーブルの脇に皿を追いやり、両腕を置いてから指を絡めた。そして彼女が壁の方に目を遣りながら椅子に腰掛けると、「大事な話だ」と言って、自分の親指を見詰めて黙り込んだ。
彼女は立ち上がるとテーブルの端に置かれた空のグラスを持って流しで水を注ぎ、夫の手元に置いてからまた腰掛け、下を向いて薬指の指輪を回し始めた。
「ありがとう」夫はそう言うと、グラスの縁に口を付けて彼女の方をちらりと見遣り、水で出来た輪っかの隣にグラスを戻した。

夫は徐に切り出した「これは、俺の母親が死んだときの話だ」
どこかしら落ち着かないような気分でいた彼女は、それを聞いてから肩をすくめて下唇を噛んだ。夫は組んだ両腕を見ながら話を続けていた。「グランベリーとか赤ワインのポリフェノールが……」。「感謝祭で……七面鳥のソースに使うのは……」
 彼女は椅子を引くと、グラスと皿を片付けた。
168 ◆Agp5Gh4I :02/07/31 23:46
えっと、久しぶりに見ます。

>>167
全体的に、ちょっとまどろっこしくありませんか?
夫婦の動作を、えんえんと書き連ねているだけのような印象を受けました。
多分、夫には喋らなければならないことがあるものの、怯えかなにかが
原因でどうしても切り出せない、一方の妻は夫の無意味な行動にいささか
うんざりしている、というように読めました。

ただ。
それを描くのであれば、これだけの文字数は必要ありません。
半分位にしてしまっても良いと思いますよ。
もしこれが、物語の書き出しであれば、夫と妻の行動を細切れにして
描写しすぎることが少し要らぬ手であると思われたほうがよいかと。
169芥川は漏れのもんだ:02/08/01 00:05
>>168さん
ご意見ありがとうございます
>夫婦の動作を、えんえんと書き連ねているだけのような印象を受けました。
多分、夫には喋らなければならないことがあるものの、怯えかなにかが
原因でどうしても切り出せない、一方の妻は夫の無意味な行動にいささか
うんざりしている、というように読めました。
それが伝わっただけでも嬉しいのですが……過多ですか凹
一応、仰るとおりの冒頭でしてここからは妻の視点ですすめようと思ってたのですが
あとのほうも多少そういった感はあるかもしれません
なるべく描写だけで物語をすすめようと思っていましたが
読み手にしてみればうんざりするかもしれませんね……
出直してきます!!
謝謝
170the Rock.:02/08/01 00:07
翻訳調で書いてみました。
お願いします。


 ジェニー・マッグラスは郊外に住む十
六歳の女子高生だ。ブロンドの髪と雪の
ような美しい肌をもつ美少女だ。恋人の
ブルース・ギフォードとは二週間前に別
れた。原因は些細なものだ。あまりに些
細すぎてすっかり忘れてしまった。
 現在、ジェニーは放課後になると自宅
から七ブロックほど離れたところにある
レンタルビデオショップでアルバイトを
している。店長のワイズさんは四十歳代
で二人の娘がいて、ホラー・ムービーの
大ファン。監督のトビー・フーパーとダ
リオ・アルジェントを神と崇めている。
そんなわけで、ジェニーのバイト先は、
その手の映画を好む客層がどっと押し寄
せる。ジェニーのいちばん好きな映画は
『ゼイリブ』だけど、別にホラー映画に
心酔しているわけでは決してない。
「ジェニー、この映画を観ろよ。最高だ
ぜ」
 常連客のひとりが『クリープス』とい
うタイトルのパッケージを目の前に差し
出す。
 ジェニーは首を傾げ、
「確か、以前観たと思う。子供の頃だけ
ど」
「ふうむ」
171the Rock.:02/08/01 00:08
つづきです。

「確か、以前観たと思う。子供の頃だけ
ど」
「ふうむ」
 そんなある日、店のドアがもの凄い勢
いで開けられた。閉店間際で、ジェニー
が返却ビデオの整理をしているときだ。
ドアのほうを振り返ると、そこには別れ
た恋人のブルースが立っていた。
「ジェニー」
 ブルースは彼女の名前をつぶやくと、
右手に握っていたピストルを持ち上げて、
彼女に見せた。
「あ。ああ、やめて、ブルース」
 ジェニーは持っていたビデオケースを
ばらばらと床に落とし、両腕をブルース
に突き出した。
「忘れちまったとは言わせないぜ」
 ブルースは軋むような声で言った。そ
して、銃口が火を噴いた。
 一時間後、警察署の取調室にジェニー
は座っていた。傍らには父親と弁護士が
いた。
「あたし、すっかり忘れてたんです。ど
うしてブルースと別れたのか」
「聞かせてもらおう」
 刑事のひとりが話の続きをうながす。
「彼、自分が狼男だったことで悩んでた
んです」
 刑事が真向かいの弁護士をちらりと見
る。
「今夜は満月。そしてあたしの誕生日」

>>167
「びっくりするほど下手糞ではないけど……」という感じ。
「夫」「妻」と「彼」「彼女」という名詞もしくは代名詞が主語として
同居しているのはいかがなものだろうか。ちょっと混乱する。私のような
アフォな読み手は。
それから一行空けて段落を変えるのは一番安易な方法。多用すべからず。
せっかくの立派な描写が途切れるような気がする。
>>170
「狼男だったから」なんて衝撃的な理由を忘れたなんて有り得ないよ。
起承転結がちょっと曖昧だから、一段落目の「別れた理由は忘れてし
まった」が生きないんじゃないかと。
短い文章なんだから時系列はきちんと整理しましょう。

ところで、わざわざ「翻訳調」と謳うのはなぜ?
「(例えば)アメリカの田舎町を舞台にした」とかでいいんじゃないの?
まあそんな説明そのものが陳腐だけどさ。
174the Rock.:02/08/01 00:37
>>173

ありがとうございます。
翻訳調に深い意味はありませんでした。
すいません。
>>174
いえいえ。
176芥川は漏れのもんだ:02/08/01 00:48
>>172さん
代名詞の混在ですか……距離感 妻>彼女だと思って書いたのですが、やはりそういう風になりますか(鬱)
改行は気をつけます
ありがとうございました

177名無し物書き@推敲中?:02/08/01 00:54
3行目の”美少女だ”はいらない。
178名無し物書き@推敲中?:02/08/01 00:59
一番緊迫した場面では固有名詞より代名詞のほうがスピード感が増す。
179名無し物書き@推敲中?:02/08/01 01:02
私は自分の元彼氏が狼男だったら、絶対に忘れたりはしない(w
180172 ◆mQ9Fr8X. :02/08/01 01:13
>>176
いや、第三者的主観なのに相対的な感じがしたんだよ、この場合。
必ずしも悪くはないけど。言い方が良くなかったね。ゴメソ
よろしくお願いします。


 蛙が僕の目の前を通り過ぎようとしていた。親指くらいの大きさの、小
さな雨蛙だ。
 僕は水色の傘を持ったまま道路の上の水溜りを不器用に避けてその蛙に
近づくと、勢いよく右足を振り下ろした。雨脚はそれほど強くなかったけ
れど、多分しただろうぐちゃりという音は僕の耳には届かなかった。代わ
りに、踏み潰した時の妙に生々しい嫌な感触と頭の中で聞こえた蛙の断末
魔の叫びが、僕の中にいつまでも残っていた。
 僕はギャグみたいにぺちゃんこになった蛙の姿を一瞥すると、それに背
を向け、鳩尾の辺りに手を当てながらとぼとぼと歩き出した。
 ムシャクシャしていた。学校で嫌なことがあったのだ。

 昼休みの時のことだった。
 給食も終わって開放的な雰囲気が流れ始めた頃、クラスメイトのタカシ
くん、いや、タカシが馴れ馴れしく僕の肩に腕をまわしてきたのだ。タカ
シはそのいかつい顔に卑しい笑みを浮かべながら僕にこう囁いた。「コウ
スケくーん、一緒に遊ぼーよー」と。僕は黙って頷くしかなかった。なぜ
なら、タカシは小学校6年生でありながら身長170mを超える大男で、
おまけに生来のものなのか空手を習っているからなのかはわからないが、
その体格に見合っただけの腕力をも持ち合わせていたからだ。それに比べ
て、僕はクラスの中でもひ弱な方であり、ケンカなんて全然自信がなかっ
た。気弱な性格も災いしてか、タカシに逆らうことができなかったのだ。
 それから僕達は生徒玄関に移動した。なかば引きずられるような格好だ
った。
182181:02/08/01 02:22
ちょっと失敗したみたいです。すいません。

 蛙が僕の目の前を通り過ぎようとしていた。親指くらいの大きさの、小
さな雨蛙だ。
 僕は水色の傘を持ったまま道路の上の水溜りを不器用に避けてその蛙に
近づくと、勢いよく右足を振り下ろした。雨脚はそれほど強くなかったけ
れど、多分しただろうぐちゃりという音は僕の耳には届かなかった。代わ
りに、踏み潰した時の妙に生々しい嫌な感触と頭の中で聞こえた蛙の断末
魔の叫びが、僕の中にいつまでも残っていた。
 僕はギャグみたいにぺちゃんこになった蛙の姿を一瞥すると、それに背
を向け、鳩尾の辺りに手を当てながらとぼとぼと歩き出した。
 ムシャクシャしていた。学校で嫌なことがあったのだ。

 昼休みの時のことだった。
 給食も終わって開放的な雰囲気が流れ始めた頃、クラスメイトのタカシ
くん、いや、タカシが馴れ馴れしく僕の肩に腕をまわしてきたのだ。タカ
シはそのいかつい顔に卑しい笑みを浮かべながら僕にこう囁いた。「コウ
スケくーん、一緒に遊ぼーよー」と。僕は黙って頷くしかなかった。なぜ
なら、タカシは小学校6年生でありながら身長170mを超える大男で、
おまけに生来のものなのか空手を習っているからなのかはわからないが、
その体格に見合っただけの腕力をも持ち合わせていたからだ。それに比べ
て、僕はクラスの中でもひ弱な方であり、ケンカなんて全然自信がなかっ
た。気弱な性格も災いしてか、タカシに逆らうことができなかったのだ。
 それから僕達は生徒玄関に移動した。なかば引きずられるような格好だ
った。
183続き:02/08/01 02:23
 雨が降っていたからか、玄関には誰もいなかった。悪知恵だけは働く奴
のことだから、当然それを見越していたのだろう。
 そこで僕は殴られた。ほぼ予想通りの展開だった。といっても、顔を殴
られたわけではなかった。腹を殴られたのだ。思いっきり。
「あのクソ先公……。ムカツクぜ」
 その捨て台詞と腹を押さえてうずくまる僕を残して、タカシは去ってい
った。僕は苦しさに耐えながら、給食前の4時限目に宿題を忘れたタカシ
が先生にこっぴどく怒られていたことを思い出していた。

 そんな2時間ほど前の出来事を思い返しながら、僕は帰り道をゆっくり
と歩いていた。だが、突然『あること』に気が付くと、たった今来た道を
早足で戻り始めた。
 そこにはすぐに辿り着いた。目の前には先程見た時と同じ格好をした蛙
の死体があった。それは雨に打たれて少しづつ移動しているようだった。
 僕はおもむろに道路脇の土を掘り返すと、やけに平べったい蛙の死体を
土の中に入れ、埋めた。一連の作業で手が汚れたが、たいして気にはなら
なかった。
「ごめんな……」
 僕は祈るようにそう呟くと、再び家に向かって歩き出した。
184181:02/08/01 02:26
つーか、失敗してねーし!

……重ねてゴメンナサイです。
小学校6年生の一人称にしては
例えば“生来”など、小学生らしさが感じられない。

僕ことコウスケくんの設定が「運動できない分、読書好き」
とかならいいんだけど

前半の雨蛙を絡めてのシーンも
一言でいえば説明調。
一人称なんだし、それに後で“何があったのか?”の説明が来るんだから
もっとコウスケくんの憤りが感じられるような
主観を剥き出しにした感じの方がよいのでは?
うんうん、一人称を使うならもっと感情をあらわにした部分が
ちりばめられてたほうが文章にのめりこめる。
それがどうしても難しいならせめて現在形を多用して
情景をもっと前に出すべきだ。それが過去のことであっても。
”蛙が僕の目の前を通り過ぎようとしていた。”
”蛙が僕の目の前を通り過ぎようとしている。”全然良くなる。
187名無し物書き@推敲中?:02/08/01 21:32

お馬パカパカ

 「パパ,お馬パカパカして」
来た。日曜日の昼過ぎ、ゴロ寝していたいのにィ〜。
「隣のよっちゃんと遊んでおいで」
「よっちゃんは英語塾に行ってるわよ」家内が台所から言う。
「幼稚園生から英語かよ!それに日曜日だぞ」私は叫んだ。
「あら、普通よそんなの。あなたが甲斐性なしだから沙耶も
お友達においてけぼりを食らうわね」得意の嫌味攻撃だ。
「そんな頭でっかちなガキどもと遊ばせるな!腹立たしい!」
私は怒りに満ちた声で言った。
「ほらっ、沙耶、乗りなさい」私は4つんばいになって娘の
ほうを見てアゴで背中の方をしゃくりあげながら促した。
「わーい」ドスン、娘が馬乗りになった。
「ヒヒ〜ん」と私はいな鳴いた。
「おうまパカパカ」と娘が言うと、私は4つんばい歩きを始
めた。そして私も「お馬パカパカ」と言う。
畳間からリビングルームに進んだ。「おうまパカパカ」「お馬
パカパカ」家内が「あらあら」と言って笑顔になった。
私はちょっと楽しくなってきた。
「よーし、沙耶ドアを開けなさい」「はあい」ガチャとノブを
回した。私は頭でドアを押し開けた。団地の2階だから前のめ
りで降りるのは危ない「しっかりつかまってるんだよ」「うん」
お尻から階段を降りる。「ぶひひひーんぶるぶる」怖がってい
る馬のまねをした。団地のみんなが見ていた。「2人ともお夕
飯までにはかえってくるのよー」2階の窓から家内が手を振った
団地前のバス停をすぎてコンビ二前を通る。茶髪の若者たちが
ゲラゲラ笑いながら見ていた。娘がみんなに手を振っている。
「おうまパカパカ」「お馬パカパカ」娘は上機嫌だ。
商店街を通っているときもみなさん道をあけてくれるので、
気分良く進める。
「おうまパカパカ」「お馬パカパカ」気分爽快。

私と娘は川原まで来て馬乗りで夕焼けを見ている。
「ママが心配するといけないから帰ろうか」
「ウン」と娘が元気良く答えた。
188181:02/08/01 22:15
>>185
>>186
批評ありがとうございました。

一人称の悪い点ばかりが出てしまったわけですね。
しかもその特性を活かせていないと。
以後気をつけます。
189芥川は漏れのもんだ:02/08/01 22:39
自我と共に自尊心を失ったサラリーマン的な話しだと思うのですが(違ってたらごめんなさい)
>来た。日曜日の昼過ぎ、ゴロ寝していたいのにィ〜
という箇所から既にそういった所を垣間見せた方が全体的に掌握しやすいように思えます
(例えば掃除機に追いまわされるとか……そういった家庭的に不燃物な扱い)←そうなると妻の塩辛いいささか辟易する攻撃も不自然ではなくなると思います
それから、描写で娘を背負って階段を降りる所は、初めて出てくる生活環境(残念ながら畳だけではわかりませんでした)ですからもう少し細かな描写を加えた方がいいと思います。
恐らく県営or市営住宅=前述のテーマとうまくリンクしての『団地』だと思うのですが
そうであれば、独特の密集間だとか、コンクリートのありふれた階段(←これ自体で独特のイメージ)を模写した方が味が出るように思います
以上、生意気ながら
190かんぞう:02/08/02 15:32
>>187
「パパ,お馬パカパカして」
日曜日の昼過ぎ、ゴロ寝していたいのにィ〜。
私は、下がるまぶたを指でこすりながら、上半身を起しながら、声の方を見る。
4歳になる娘が、紅葉みたいな手を広げ、よちよちと歩いて来た。
なんとか、この場を切り抜けなければ、昼下がりの至福の時が娘に奪われてしまう。
「隣のよっちゃんと遊んでおいで」
私は、言ってみた。
台所から、家内の声がした。
「よっちゃんは英語塾に行ってるわよ」

191かんぞう:02/08/02 15:33
途中で、送ってしまった。

セルフばかりで読みにくいので、
>>190程度まで肉付けしてみたらどうだろう。
192名無し物書き@推敲中?:02/08/02 15:42
まあ、率直に言って、190と187では肉付けというか別物になっている。
187はテンポと会話で勝負に来ているのではないだろうか……
193名無し物書き@推敲中?:02/08/02 17:24
ここで文章批評ずっともらっていて満足していたのだけど閉鎖しちゃったみたいで残念。発行しているメルマガもおもしろかったのに(ってそれはまだ続いている)
http://www.bungeisanmyaku.com/cgi/doujou/index.cgi

で代わりになるとこ探してこのスレに流れ着きました。どんなもんだかな。
193、過去スレ読んで、自分で判断せい。
>>187
もしかしたら一人称で書いたことが少ないのだろうか?
表現が多分に三人称的になっている。
例えば
>「幼稚園生から英語かよ!それに日曜日だぞ」私は叫んだ。
一人称は“自分語り”なんだから、“私は叫んだ”と
自分のアクションに対して説明をつけるのは好ましくない。

>「そんな頭でっかちなガキどもと遊ばせるな!腹立たしい!」
>私は怒りに満ちた声で言った。
セリフの最期で、「腹立たしい!」と言ってるのに
“怒りに満ちた声”と同じ説明を繰り返すのもどうかと思う。

>「わーい」ドスン、娘が馬乗りになった。
“娘が馬乗りになった”のは、他でもない“私”の上なのだから
このように他人事のように書くのはいただけない。
(他人からの直接的なアクションなのだから
 その時“私”が何をどう思ったのか? もしくは
 それに対する“私”のリアクション を描いた方がよいだろう)

>私と娘は川原まで来て馬乗りで夕焼けを見ている。
“私と娘”は何に馬乗っているのか?
(実は茶髪の若者をボコって、馬にしているのか?(W)
ここは
私は娘を背に乗せて、川原から夕焼けを見ている。
だと思われる。

“……た。”で終わってばかりいるので、リズムが単調。
“る。”や“う。”の終わり方を増やしてみてはどうだろうか?
>>187
ちょっと情けないパパの、娘とのほのぼのとした交流を描くのが
この短編のメイン・テーマだと思われるが
それを満たしているとは言いがたい。

例えば、パパが“お馬パカパカ”をすることになった経緯は
 最初は面倒くさがっていたのだけれども
 ママに「甲斐性なし」と言われてプライドを傷つけられて
 反射的に“お馬パカパカ”をすることにした。
と取ることもできる。
これはかなり悪意的な解釈であるが
パパ・ママ共に、娘のことについて話をしながらも
娘自身のことは語らず、友達や習い事など“娘の周辺”のことを語っているため
娘への愛情が伝わってこない。

またそれ以降に関しても
「お馬(うま)パカパカ」という同じセリフを2人に言わせることに頼りすぎて
2人の触れ合いの描写が不足している。
例えば
>「ヒヒ〜ん」と私はいな鳴いた。
に合わせて、娘に足をジタバタと動かさせ、
馬と騎手と役割は違いながらも、2人とも興奮(?)させてみたり
階段を降りるシーンで
パパに恐る恐る階段を降りさせ
同じく娘に落ちないようにパパの体にしがみつかせる
など
セリフ以外の動作でも、2人の一体感が欲しい。
19775=113=187:02/08/03 15:17
>190,1905,196
すごい参考になりました。ありがとうございました。これで、作家に
また1歩近づけました。これからも忌憚のない意見をドシドシください。
お礼は売れっ子作家になり印税で還付しますのでお楽しみに。
198名無し物書き@推敲中?:02/08/03 16:10
>>195
>一人称は“自分語り”なんだから、“私は叫んだ”と
>自分のアクションに対して説明をつけるのは好ましくない。


お前、一人称の小説読んだときないだろ。
全体を見てもお前の批評はヘタクソだし、的外れ。
こーゆー奴だけには批評されたくないもんだ。
>>198
自分の行動を外から眺めたように書く手法もあるが、
(手記みたいな感じとか)
ちょっと古いやり方。

195の言うように、視点は話者に降ろした方がいいだろ。
200名無し物書き@推敲中?:02/08/03 18:12
>>199
古いとはどういう意味か説明が必要だな。
201199:02/08/03 20:03
うん。
視点を作中人物に降ろした方が、読者にとっては感情移入しやすいし、書かれた話を読まされている、
という意識が薄くなる。
時代とともに物語を語る視点は高いところから低いところへ降りてきて、
今は登場人物の内側に入り込んでる。
そういう意味で古い。悪いとは言わないが、
わざわざ距離を広げる書き方をする必要もあるまい、と。
どっかの受け売りだが。
198の煽りが安直に見えたもんで。

言い方が乱暴だからちょっとあれだけど、>>198には同意だな。
あまり真に受けない方がよいと思われ。
204名無し物書き@推敲中?:02/08/03 23:03
アホはアホ
馬鹿は馬鹿
死んで花咲く初夏の頃
205名無し物書き@推敲中?:02/08/03 23:05
>お礼は売れっ子作家になり印税で還付しますのでお楽しみに。
ワナビー!!
206駄文失礼します:02/08/04 00:06
「い、息が出来ねえ……。」
 金狼の口内には、美由紀の硬直した右乳首
が占領。息継ぎもままならなかった。
 美由紀は両足を金狼の胴に絡め、体を反転
させると、乳房ごと頭を床に打ちつけた。
 左右の腕を床と頭の間にねじ込み力任せに
絞り上げると、しなるような鈍い音がした。
 金狼は許しを請うために声を上げようとし
たが、鼻も完封されたため、うめきも出ない。
 洋子は教師用の机に隠れて、様子を伺って
いたが、金狼の口から多量の母乳が流れ出てい
るのを見て、再び目をそむけた。
 「ヌオオオオオッ!!!」
 美由紀がさらに乳首を拡大させると、金狼の
顎骨はへし折られ、体は脱力した。
 
 「洋子ちゃん大丈夫?」
 洋子の前には美由紀が立っていた。
 「先生、私は大丈夫。」
 洋子は、普段の笑顔を取り戻した。
>>187
凄く気持ち悪くなったのは漏れだけだろうか。
ごめん、ちょっとコメントできない。
>206
マジ文なんですかね?
口内を占領する乳首? 乳房ではなく?
ちとキモイ。
いや、乳房だろw
210 ◆mQ9Fr8X. :02/08/04 19:54
>金狼の口内には、美由紀の硬直した右乳首が占領。

口内には乳首が占領ですって?
一行目から文法的におかしい。
マジ文なら出直しなさい。
211名無し物書き@推敲中?:02/08/07 14:50
今は夏で、時間は正午ちょっと過ぎ、ここは日比谷公園で、俺はテレビの演出家だ。
テレビ局の仕事は多忙だが、ちょいちょい手持ち無沙汰になる時があって、
そんな時、おれはいつもここにくる。ここにくるのは正午ちょい過ぎであることが多い。
俺は噴水を真正面に見ながらベンチに腰をおろした。俺はここが好きだ。緑と水と日の光があって、
緑の向こうには近代建築があって、噴水の向こうには花屋があって、日光の中を鳩が飛んでいる。
喉が渇けばアイスクリームを売りにくるし、公園を出てちょっと歩けばコーヒーを飲むこともできる。
しかもそのコーヒーは、うまいコーヒーだ。人間も数だけは周囲にあるし、警笛などの騒音も、適当に響いている。

なんとなく書いてみた。批評よろしくお願いしまふ。
>>211
なんとなく読んでみた。
うん、いいよ。
面白いよ。
最高だよ。あはは。
>>211
読者をひきつけるものがない。淡々と説明的が並んでいて、退屈な文章です。
表現に関しても、かなり手抜いてるなぁと言うところが見受けられます。
「適当に響いてる」とか、「うまいコーヒー」もどう美味いのか知りたいし、
「近代建築があって」もいや。

がんばりま賞。
2148/5の日記:02/08/07 16:37
夏の夜は静かだ。
桜に興じる人宴の喧騒も梅雨に消え、
中秋の演奏家は未だ地中で息を殺している。
春秋に鋏まれた灼熱の間隙、闇の静寂。
時折駆ける自動車の振動と、空調ファンの無を裂く音が、
今では唯一人間の存在を――つまり寝息を聞かせている。

と、蝉が鳴き出した。
月も高らかな深夜に、たった一匹、闇の虚空を破壊して。
ふと時計を見るが、まだ午前三時半。
疑わしく天を見上げるが、やはり月は煌々と照っている。
しかし蝉は、彼の昼を鳴いていた。
時針よりも、太陽よりも、彼こそが昼そのものであった。

七年もの長き眠り、僅か二週間の覚醒。
ああ、来たる朝に彼は死ぬのだなと、私は知った。
元来愛の言葉であるべきその絶叫の先には、
曰く不在が、そして闇と孤独が、冷たくそれを聞いていた。
彼はそれを知っている。知って尚、叫ぶのだ。
――気狂い蝉め! 私は苛立った。
目的を忘れて暴走する本能。
生を余すまいと躍起する、その狂気の消尽、不毛の燃焼。
そのすべてが私には苛立たしく、しかし何処か嬉しかった。

程なくして、彼は鳴き止んだ。つまり、息絶えた。
彼の叫びは、その死によってのみ途切れたのだ。
天晴れ! 天晴れな生涯、天晴れな死に様であった。
彼は蝉を生きた。余すところ無く、完璧に蝉を生きた。
その見事さ、その滑稽さに、私はしばらく笑い続けていた。
文章のリズムを口語的にとりたいのはわかるけど、
「ここ」、「ちょい、ちょっと」などに頼りすぎ。
ある程度分量書いてから推敲しようとしたら、えらく大変だと思うよ。
216214:02/08/07 16:42
日記なので所々飛躍、というか説明が破綻している箇所がありますが、
よろしければ感想などお伺いしてみたく。
217名無し物書き@推敲中?:02/08/07 22:43
>>216
おいおい、手抜き文章だけど、感想くれってか?!
その性格を治すのが先だよ。
>>217
禿同
基地外の日記なのかな。
寝言は寝て言えって感じだ。
だれか翻訳してくれ。
220七海 夏子 ◆9m2uZvAo :02/08/08 00:19
      
ご無沙汰しておりました。 >>122 :ワタシ ◆9m2uZvAo :02/07/25の改名です。

やはり、未だに風俗板でカキコしています。>>122の頃より文書を書くのが
楽しくなってまいりました。

しかし!!「あの〜、ワタシの書いた文章が、おもしろくナイんです。」

ちゃんとした作家の先生方が、書かれたみたいに、「カワイらしさ」や「愛くるしいさ」
が、感じられないんです。後から読返して「う゛〜これじゃフザケて書いた作業報告
書」みたいじゃ〜ん。A4にプリントされてホチキスで綴じられてる様な文書の
書き方だぁ。「うげぇ〜」と思ってしまいました。

ワタシ、リアルに一生懸命やっているんですけど?何が、いけないんでしょうか?

ご批評、ご指導をお願いいたします。

http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/club/1025462460/319
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/club/1025462460/320
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/club/1025462460/321

今回は、日記風に書いてみました。
俺はやですよ
>>214
えーと、日記だからなのか暗喩が多いのでやや解読が困難ですが、
わりと面白い文章なので僭越ながら感想でも書きます。

「中秋の演奏家」は鈴虫ですかね。夏の夜の静けさを協調するために
「春の夜の宴会の喧騒」と「秋の夜の鈴虫の演奏会」を挙げて、
その音の渓谷に入れ込む形で相対的に描いている……のかな。
「灼熱の間隙、闇の静寂」が、そう説明しているようにも思えるし。
ただ、リズムはいいんですが、意味としてやや破綻している感も。
雰囲気としては伝わるんですけどね。アフォリズム的な単語の序列が、
あるいは漢文を意識しているのか、見慣れない不親切な感じを与えます。
漢文調でいくなら、全体的にもっと引き締めてもいいかな、とも。
「自動車」や「空調ファン」なんかのポップな語はそぐわないかもしれないです。

蝉に関する洞察は、秀逸に思いました。
「彼こそが昼そのものであった」。ふむふむ。
私事ですが、以前シンガポールに行ったときに、人々が
白い半そでのTシャツを着ているのを見て、初めて「暑さ」を実感した、
という経験がありまして、温度や湿度でなく、そういった人間の場所性が
認識や感覚を支配するのだなと、そう考えたことを思い出しました。
和辻哲郎『風土』が背景にありそうですね。いやハズレてたらゴメン。

「狂気の消尽、不毛の燃焼」も、先の漢文的不親切さがプンプンしますが、
語自体が美しいので個人的にはOKです。ただ、「気狂い蝉め!」として
すでに一度「気狂い」を使ってしまっているので、ややコッテリ気味の
表現になっているかと。生き急ぐ蝉の焦燥感は十分伝わりますが。

最後、「天晴れ!〜」の一節ですけど、ちょっと飛躍してるかな。
そう思うに至った経緯が記されていないので、読者は置いてけぼりです。
「彼は蝉を生きた」がその説明なんでしょうけど。もしかしたら
ユクスキュルの環境世界論を背後に敷いているのかなとも思いますが、
幾分唐突、天晴れ具合(wがイマイチ伝わらないです。
ただ、蝉の死を「滑稽」で「笑」ってしまうあなたの感性には、グッときました。
それを「悲しい」などとするといきなり陳腐になりますしね。
その「笑い」ひとつで、世界観が強烈に匂い立つ感じを受けました。

全体評ですが、まあ恐らく日記ではないでしょう(w
主語がいびつな形で入ってますしね。あるいは日記として書いたものを
作品調に改変したのかな。日記という形式を借りた作品ですよね、きっと。
責任回避の処世術なのかもしれませんが、日記と書くと「手抜き」だと
勘違いしてロクに読んでもくれないお方が当然出ますので、ご注意。

いや長くなっちまった。失礼。個人的には好きな文章です。萌え。
>214、219
翻訳じゃないけど、概略(予想)
単に蝉の生涯や鳴き声に、何か感興した人の日記。

正直読みにくい。この文の良さがわかる人間ではないのでパス。
224222:02/08/08 05:47
すいません誤字訂正
×静けさを協調する → ○静けさを強調する

関係ないですけど、214氏はなんとなく
学際的な素養に溢れた高学歴男子な気がするなァ。
彼ら特有の生硬な文体、暗喩によって元ネタを包むその技法、
何よりアナクロな人文系オタク(例えばわたしw)を刺激してやまない
その衒学趣味。動物占いはヒツジだったりして(w

いやまあわたしの勝手な妄想なんですけど。
でも久しぶりに歯ごたえのある文章を読めて何やら満足気。
>>220
先ず性格が悪い。
>ワタシ、「美人の役得よ」と、たいして考えもせず借りていました。
性格ブスで自惚れ。本当に美人?怪しい。
美しい心から、美しい言葉が語られる。
オマエの心に美しさが無い、風俗板でエロネタでもカキコしているのがお似合い
以上
226名無し物書き@推敲中?:02/08/08 17:08
妙に心地良い睡眠に違和感を感じ、はっとした。
慌てて飛び起き、昨日の自分に憤慨する。時計を見るまでも無い。完全な遅刻。
 週の初めは何時もこの調子だ。駄目だとは思っていても、ついつい日々の疲れを酒で癒してしまう。 
気持ちだけ慌て、もう両手では数えられないほどの嘘を上司に報告する。
呆れかえる上司の説教を、電話越しで適当な相槌を打ち、支度を急いだ。 
立て付けの悪いドアを蹴り開けると、二日酔いの頭には少しばかり都合の悪い蝉の声が辺りに響き、夏を感じさせる。
一生のうちの殆どを土の中で過ごし、たった七日ばかり日の目を見て朽ちて行く。
そんなくだらない事を考えながら、私は混雑する駅へと急いだ。
阿呆みたいな行列が目に飛び込み、何の行列かと覗いて見れば、切符の券売機に並ぶ人と気づき、焦燥感が増す。
 しかし、並ばない訳にはいかない。私は急いでいる。そんな時に限って物事は上手く進まない。
また、蝉の事が頭に浮かんだ。もしや、自分は蝉が好きなのか?
「蝉」
「七日」
「暗い土」
次々と文字が羅列され、蝉に対しての情報を全て出し尽くしたと思ったとき、順番が回った。同時に答えも出た。
 「人間の本質は蝉に有るのではないかと」
暗い。辛い世界で踏ん張り、僅かな日の目を見るために土から這い上がろうとする。
何年掛かるか分からない土の世界で、明日の日を見て生きていく。
例え這い上がっても日の指す世界は永遠では無く。ほんの少しの時間を経てまた暗い土に戻る。
 それに意味があるかは分からないが、私達はそうやって生きて来たのではないか?
人生に明確な答えなど有る筈もない。まさに阿呆のような考えだ。と自分に言い聞かせると、私は目の前の【遅刻】と言う現実に戻ることにした。
227名無し物書き@推敲中?:02/08/08 17:22
>226
[自分]の行動が分かり難い。
独白なのか行動の説明なのか、文章が分かり難い。
小説の一節なのか、詩なのか、それとも何かを論じたいのか分からない。
228名無し物書き@推敲中?:02/08/08 17:29

 うん。俺も227に同意。
何が言いたいのか分からなくも無いけど、全てが足りないよ。君。

 どっかから、一部だけ切りぬいてコピぺしたんじゃねーの?って感じだ。
229226:02/08/08 17:48
 誠に申し訳御座いません。
先ほどこのスレを見かけ、1から読みつづけていた所、セミの話がでており
「セミかぁ〜」と頭に浮かんだ事をオナニーのように書き連ねて
「こんな半端でも批評してくれるかな?」と愉快犯的な気持ちで、書いてしまいました。
重ね重ね、申しわけ御座いません。
ふーん。馬鹿じゃねーの。
 しかも日本語変だぜw>226
231名無し物書き@推敲中?:02/08/08 18:02
>226
なに、いいってことよ。
232211:02/08/08 19:31
>>213
この文章は筒井康隆 トラブルの冒頭部分です。
あなた筒井さんにがんばりましょうって言える立場かよ?
233名無し物書き@推敲中?:02/08/08 19:41
>211
あなたの意図がはかりかねます。
もっと上手に荒しま賞
234211:02/08/08 19:47
213 :名無し物書き@推敲中? :02/08/07 15:32
>>211
読者をひきつけるものがない。淡々と説明的が並んでいて、退屈な文章です。
表現に関しても、かなり手抜いてるなぁと言うところが見受けられます。
「適当に響いてる」とか、「うまいコーヒー」もどう美味いのか知りたいし、
「近代建築があって」もいや。

がんばりま賞。


235名無し物書き@推敲中?:02/08/08 20:16
紅く、そして黒い壁のこの部屋で、カーネルサンダースを滅多打ちにしていた。
気が付くと、緑色の兎は僕に熱く焼けた鉄の棒をねじ込んできた。
振り返る間も無く、首筋の黄色い赤ん坊が四方八方に飛び散っていった.
「大丈夫だ、鯖缶は食べられる」
友人が言った。日差しが眩しかった。      缶
236名無し物書き@推敲中?:02/08/08 20:49
>235
室内なのに「日差しが眩しい」はおかしくないか?
「振り返る間も無く」に続く「黄色い赤ん坊」は「兎」の仲間なのか?
脈絡が無さ過ぎやしないか?
つーかこれは、サラッと流してもよかったのか?
237名無し物書き@推敲中?:02/08/08 21:16
>>220
>「カワイらしさ」や「愛くるしいさ」が、感じられないんです。
七海 夏子にとって「カワイらしさ」とか「愛くるしさ」とは何なのか?
それが例えば、
アニメやマンガの“萌えキャラ”的なものをイメージしているなら
見当違いだろう(ンナワキャナイカ)。

“ワタシ”は自分で自分のことを美人て言うような
自己中女なんだから、そのイメージをメインでいく方がいい。

あっちのスレを読むと
“ワタシ”はヲタクの下僕を何人も従えてるようだが
連中を下僕にしていったプロセスを思い返してみるといい。

極論すれば
男をタラシこんで下僕にするプロセスも
読者を自分のファンに仕立て上げるプロセスも一緒。

小手先のメイクでごまかそうとしてもバレバレ。

>リアルに一生懸命やっているんですけど?
日記の中に「タヌキ」「イカ」「タコ」といった動物に
オヤジ達を例えるシーンが出てくるが
それは“ワタシ”のリアルな感想なのか?

読者は“七海 夏子”の文章技術に期待しているわけではない。
現段階では(フォロー)
それよりも“ワタシ”の生っぽい言葉が読みたい。
下手に考えて何かに例えるよりも
その時“ワタシ”が感じたままに書いた方がよい。
238寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/08 21:47
>>235
一行目いきなり主語がない。

あとは>>236に同意。
239名無し物書き@推敲中?:02/08/08 22:28
>>235はねただろう。明らかに。
240235:02/08/08 22:33
ありがとうございました。
元々「意味不明な散文スレ」に出したもので、
自分がこの文のおかしいと思っている部分と、
人がみておかしい部分は一緒かなという不安で投稿しました。
いたずらでないので、今度はまともなものを書いてきます。
さらっと流さず、読んでくださってありがとうございました。
ご迷惑をお掛けいたしました。
 三時の半ば、KFCに差し掛かった所でした。
 昼はM屋にて並盛一杯のみで凌いだ為か、何か物足りなさを感じつつ、急ぐ用あって
歩き回っていました。幸い用は無事に果たせましたが、気が緩んだせいか酷い空腹を
感じていました。
 そこへ、白いスーツに白い髪の毛という出で立ちの、如何にも好々爺然としたK・S氏の
人形に微笑みかけられたものですから、それに釣られて、空きっ腹を抱えたぼくはフラフラと
KFCの自動ドアをくぐったのでした。
「いらっしゃいませ」
 カウンターには二人の若い女性店員があり、奥の方では何やらジュージューと油が煮える
音がして、若い男性の店員がきびきびと無駄の無い動きで何かをしています。手元が見えない
ので、何をしているのかまでは判りません。しかし、あのきびきびした動作を一目すれば、きっと
何かの作業をとても効率よく行なっているに違いないと確信できました。
 ぼくもあれぐらいにきびきびと仕事をすることができたなら、上司に「ダラダラ仕事をしてんじゃ
ないよ、マッタク」と小言を言われることは無いでしょう。まったく、若いうちにファーストフード店で
バイトして、あの動作を覚えておくべきでした。
 ぼくが注文もせずに若者をぼんやりと眺めているので、業を煮やした女性店員に、「ご注文は
お決まりですか?」と、少し強ばった笑顔で尋ねられました。ぼくはハッと、ぼんやりとしてカウン
ターを陣取っていた事に気づき、気まずい思いをしました。そして、やっと今から何を食べようか、
カウンターに貼り付けてあるメニューを見るのでした。
 
242寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/08 22:49
>>241
まだ続くんだよね?
 あまり食指が動きません。歩き回ってくたびれたせいか、自分は甘いものが食べたいのだと、
そのメニューを見て気が付きました。しかし、デザート類では少し物足りない。パンケーキや
ホットケーキがあればいいなと、あまりKFCに入った甲斐の無い食べ物を欲していました。物言わぬ
K・S氏の微笑は、一体僕に何を僕に語りかけていたのでしょうか。文字通り、タダの営業スマイルだっ
たのでしょうか。
 ぼくは親切そうなK・S氏の笑みの裏にある、商魂たくましさにしてやられたと思いつつ、人はやはり
見かけによらないものだと考えていると、またしても「ご注文はお決まりですか?」と、目の笑っていない
営業スマイルを浮かべた女性店員に注文を催促されるのでした。彼女の方が、実際人間である分まだ
人間味があるなと感じつつ、人間味を通り越して野性味を発露されては恐ろしいので、ぱっと目についた
小さなパンケーキらしきものを指差し、併せてアイスコーヒーを注文するのでした。
244七海 夏子 ◆9m2uZvAo :02/08/09 00:09
   
>>225先ず性格が悪いさん、批評ありがとうございます。
言葉が美しくない。「はぁ」もう少しエロネタで修行します。
でも、また必ずこのスレにやって来ます。

>>237ンナワキャナイカさん、批評とアドバイスありがとうございます。
質問?なんで、そんなにワタシの事判るんですか???
ワタシ、単語のボキャブラリーの少なさや言葉で表現する事の未熟さを
痛感しています。リアルな感想を言葉に置換えられなくて、チンケな
方法を用いました。
でも、「あの時の表情をなんて言葉で書いたら良いんだろう?」と考えて
いたら、寝ちゃって、夢の中に「おっさんが、へらへら笑って出て来て」
ワタシは悪夢に魘されました。
それほどまで、考えても、その時感じた事を、言葉に置換える事って
ムズかしい。でも、もっと努力してみます。

ワタシの独り言。「でも、ナンカ、あぁ〜口惜しい」
245ンナワキャナイ:02/08/09 03:47
>>244
>単語のボキャブラリーの少なさや言葉で表現する事の未熟さを
>痛感しています。

痛感しないでイイです。

あっちのスレにおける“ワタシ”ってキャラは
 下僕に対してタカビーに振舞う一面と
 カキコんだ人に対して、コビたレスを返す一面っていう
『バカ女』な属性をしている。
だから
自分のSEX経験を語っているカキコに説得力が生まれる。

つまり
こういう“バカ女”なら、
 んなカキコをするだろう
 こういう経験をホントにしただろう
と読み手に思わせることができる。
(オオザッパニイウトネ)

逆に、あっちの247や248みたいな
既存の作品を意識したような文章を書くと
「キャラ立ち違うだろうが、ゴラァ!!」
ってなことになって、説得力もリアリティも生まれない。

「バカ女」って言ったけど、これは
「アホの坂田」ってキャラはアホをするから、演技に力が出るってこと
「アホの坂田」がアホでない演技をしてみても、リアリティも説得力もクソもない。
俺はふと足を止めた。
夜空を見上げると、そこには既に黄色く輝く満月が浮かんでいる。時折通り過ぎていく雲に飲まれ、
少し形がかけているのが神秘的だ。
街を出たときはまだ夕焼け空だったはずだが、時間が経つのは早いもの。
ぼんやり歩いているうちに日が沈みきり、いつの間にか夜になっていたようだ。
「少し遅くなりすぎたか・・・・」
そう呟き、顔を上に向けたまま、俺は後ろ手に頭を掻く。
日が沈むまでには帰ると言って出てきたが、ついつい話し込んでしまって時間が経つのを忘れていた。
おかげで帰路に着くのが遅れ、今となってはこの時間だ。
・・・・我ながら、つくづく時間の感覚が乏しい男だ。こりゃあ、帰り着いたらまたどやされるな。
視線を前方に戻すと、夜闇の中に見慣れた草原地帯が目に入る。
雑草が所狭しと生い茂る以外取り立て何もないこの土地を、さっきから俺は歩いていた。
その先にぼんやりとあるいくつもの灯火――俺の住む村が発する、淡い灯りに向かって。
俺は目を細め、村との距離を目算した。この程度だと、あと30分も歩けば着くだろう。
もう少しだ。
俺は肩に担いでいたバックを担ぎ直し、月光を反射して黄緑に輝く雑草達を踏みしめ、再び歩を進め始めた。
突込み所満載ですなw
文章自体は、真っ当な物(一部おかしいが)と思うが、コレ以上の詳しい批評は
俺には書けませんな。ヒヒヒ
248七海 夏子 ◆9m2uZvAo :02/08/09 20:40
    
>>245ンナワキャナイさん、的を獲た御批評ありがとうありがとうございます。

こんど、ワタシの得意技をして差し上げますわ。
アンヨ「にゅ〜」っと伸ばして、足の指で、貴方のホッペを「うぎゅ」とツネル技です。
>>246
“第1章 第一節”な量しかないんで
野暮なツッコミばっかし

>時折通り過ぎていく雲に飲まれ、
>少し形がかけているのが神秘的だ。

言いたいことが解らんでもないが、
雲が「時折通り過ぎていく」のなら、月の形は刻々と姿を変えていく。
月が「少し形がかけている」状態なら、雲は通り過ぎずにかかった状態だろう。
また
たかだか雲のせいで月の形が変わったぐらいで
「神秘的」と言わせるのは避けた方がいい(装飾過多)。
「神秘的」と言わせたいならば、事前にそう思わせるだけの描写が必要。
でなければ、このキャラはリリカル&少女趣味な心の持ち主??ってことになる。

>ぼんやり歩いているうちに日が沈みきり、いつの間にか夜になっていたようだ。

「いつの間にか」ということは
このキャラは夜になったことも気が付かなかいほどトロいのか?

先の「神秘的」もそうだが、
こういう“ちょっとした部分”に、キャラクターの性格などがにじみ出る。

>視線を前方に戻すと、夜闇の中に見慣れた草原地帯が目に入る。
>雑草が所狭しと生い茂る以外取り立て何もないこの土地を、さっきから俺は歩いていた。
>その先にぼんやりとあるいくつもの灯火――俺の住む村が発する、淡い灯りに向かって。
>俺は目を細め、村との距離を目算した。この程度だと、あと30分も歩けば着くだろう。

この村は陸の孤島なのか?
四半日も歩くと街に辿り着く距離ならば、それなりに人の往来があるだろう。
そうならば自然と踏み荒らされて、雑草の生えてない道ができるはず。

これも先の論とかぶるが
これまた“ちょっとした部分”をしっかりと描写することが
作者の想像世界に人が生活している息吹を込めることになる。
>>246
どこかで見たことあるんだが、コピペ?
>>250
見たことあるな。コピペっぽい。
でも、>>249様、
参考になりました。カコイイと思っただけで
さらさら書いちゃう癖があったので、これからは
描写に気をつけて書きます。
>>249
>>ぼんやり歩いているうちに日が沈みきり、いつの間にか夜になっていたようだ。
>「いつの間にか」ということは
このキャラは夜になったことも気が付かなかいほどトロいのか?

夕方と夜の境界なんてはっきりしてないからぼんやりと歩いてたら気付かないん
じゃないかな。
あと>>246の時代設定がよくわからない。現代色が強いけど。
253249:02/08/09 23:05
>>252
確かにそうかもしんない。
けど、そうならそうで
“月の輝きの強烈さ”を表す描写に繋げたいところ。

これは、そうしなきゃ誤解されんゾって理由じゃなくて
風景の描写→キャラの感想→風景の描写
と上手くリンクさせて、文章を展開していけるからね。
サクっと迂回されてる241
255名無し物書き@推敲中?:02/08/09 23:49
 こんな文章は君たち好き?

 私にとって男とはつまり、熱い棒のある木馬のようなもので、行為さえ終われ
ば部屋の隅にでも片づけておきたいのに、何故ああも腕枕をしたがり、何故ああ
も無駄話をしたがるのか、今の今まで数秘学者の語る世界像のように不可思議な
ものでしたが、私の相談役であるMが含みのある笑みを漏らし、それはあなたを
愛しているからだと簡潔な説明をくれたので、あぁそうなのか、つまりあの男は
私を愛しているのかと、ようやくその事実に気づいたのでした。
 Mは芳ばしく香りたつコーヒーのカップをテーブルに置き、マシュマロのよう
に白くふっくらとした指を組んで、もしあなたがこれ以後の彼との関係を望まな
いのであれば、そう決意するに至った経緯を集会で披露し、同志の賛同を得なけ
ればならない、それがあなたの組織員としての義務なのだと言い、
 ――つまりは、
 と、彼女は視線を他に巡らしてテーブルに乗り出し、あなたの性格が見世物に
なることを潔しとしない以上、あなたはそれを個人的な問題として処理しなけれ
ばならないのだと、幾分か上ずった調子で囁きました。
>>255
センテンス長いのって小細工臭がぷんぷんするから俺は嫌い。
気合入れて読む気にならない。
>>255
エッセイスト?
>>255
オバハンが好きそうな文ね
>>257
エッセイから引用したものだと思われ。
私は好きではない
261ンナワキャナイ:02/08/10 00:46
>>248
「ワタシ」さんが、仮に「七海 夏子」さんの創作されたキャラであったとしても
また本当に「ワタシ」さんが「七海 夏子」さんと同一人物であったとしても
『バカ女』の一言で表してしまうのは、とても失礼な行為でした。
謝罪します。

自分自身のこと(もしくは自分の表現したキャラ)を
『バカ』呼ばわりされるのは、決して愉快なことではないでしょう。
しかし
物語においてキャラを描写する上で一番重要なことは
如何にしてそのキャラを読者に印象付けるか? です。
そういう意味において
例え『バカ女』という決して良くない言葉であっても
あちらのスレの住人に深く印象付けたことを
私は高く評価します。
そして
キャラ描写において次に重要なことは
第一印象を大事にしつつ、如何に異なる面を描写するか? です。
あちらのスレでは
 他人のレスへの対応 → フレンドリー
 自分の経験談の中での下僕への対応 → タカビー
と異なる面が出ています。
そういう異なる面を出しながらも
分裂したような印象を抱かせないのは
『バカ女』という第一印象に上手く包まれているからだ
と私は考えます。
262ンナワキャナイ:02/08/10 00:47
>>248

また>>220において
「七海 夏子」さんは、独立した一作品として
リンク先の文章を批評することを希望されてたのでしょうが
私はリンク先のレス、並びにスレッド全体を一読して
当該作品を独立したものと捉えるよりも、
レスの流れという全体の一部と捉えた方がよいと勝手に解釈しました。
このような勝手な判断で、また何の断りもなくコメントを書いたことを
重ねて謝罪します。

こちらのスレに批評を求められに来たのは
自分の文章力に不満を感じ、上達したいとの思いからでしょうが、
少なくともあちらのスレにカキコむ文章は、大きく変化させないほうが良い
と私は思います。
というのも
例えば『アルジャーノンに花束を』のように
表現の変化が物語の展開と密接に関係しているならともかく
特に今回の場合
「ワタシ」さんというキャラクターの統一感を著しく損ねかねない
からです。
また
「七海 夏子」さんが不満を感じられている表現も含めて
あちらの常連達には受け入れられているわけですから
ジレンマを抱きつつも、第一印象のイメージを大事にしていった方が良いと思います。
(そういう経験は、後にたくさんのキャラを描かなくてはならなくなった時に
 大きく役立ちます)
263寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/10 02:39
>>255

私個人の好きキライで言えばキライな文章ではあるけど、読むことに
努力を要しない点で大分立派。
ほかの登校に比べればセンテンスは長くても文法がきっちりしている。

人いないからageとくね。
264寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/10 02:40
↑って言ってsage。鬱山車
265255:02/08/10 03:00
 みなさん。ありがとう。
 何か私の文体って、ことごとく「キライ」のダメ押しが入るなー。もっと
違う文体を考えます。
>>256-260って同じ人でしょ
そんな気にすること無いんじゃない?
267255:02/08/10 03:09
 いや。この芸だけじゃなくてさ、またりに投稿したやつもスパンとや
られちゃったのさ。どうもアクが強すぎるみたいだね。まぁ、私の好み
なんだけど。
 やっぱ、清涼飲料水のような文体がいいのかモナー。
268寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/10 03:10
>>255
いいんじゃないの、批評スレで好かれないからって迎合することはないよ。
ホント、文法はマトモだから。
269255:02/08/10 03:16
>268
 ありがと。
 迎合云々というより、他の人の好みを知りたかったんだ。どうせ書くなら、
他人と自分の好みが一致するところで書きたいしね。
270寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/10 03:24
>>255
好み云々でマジレスするけど、実は自分はSF(少しふしぎ含む)系と歴史系
がキライなんだよね。だからまたり辺りも好きじゃない。
でも需要があって、(゚д゚)ウマ‐とされる人がいて、でもそれは多勢であっ
て全てではないでしょ。

ああ良かった、人がいて。でももう寝る。>>255おやすみ。
271255:02/08/10 03:34
>270
 夜遅くにホントありがとねー。おやすみなさい。
 まぁ、色々と試してみっか。
 私も寝る。
272名無し物書き@推敲中?:02/08/10 04:49
連続官能小説 「母ちゃん」その1

 電話が鳴った。こんな夜中に誰だろう、、、
「あーっ、もしもしぃー」とぶっきらぼうな口調
「はい。どちらさまでしょうか」陽子がそう言い終らないうちに
「あー、夜分遅くどうもすいません」「ワタクシ、港警察署の井川
 というもんですがね」「警察!?」陽子は細くつぶやいた。

 いつものように朝食をとっている夫に陽子が口を開く。
「あなた、、あの、、、」 「ん、あぁ、お前にまかせる」
他人事のように夫が言う。「明日から出張なんだ」
「えっ、でも、、」「先週から言ってたじゃないかきのう
今日決まったことじゃない」
「、、、、、」陽子はそれっきり黙り込んだ。

 その個室は日当たりのいい6畳ほどの部屋で、ベッドに
祐次(ゆうじ)が寝ていた。顔と頭は包帯でぐるぐる捲き、右手
左足はギプスで固定されて,いたるところ焼けどの跡がある。
医者の話によると右腕左足骨折、打撲7箇所、裂傷10数箇所
で顔は原型をとどめていなかったそうだ。
交通事故とは恐ろしい。
しかし、17歳のとき家出をした息子に5年後、こんな形で再会
するとはなんて運命のいたずらだろう。

「母ちゃん、、、」ベッドの横の椅子でうたた寝をしていた
陽子はハッとした。祐次が口を開いたのだ。しかし、ここ数週間
の看病疲れのせいだろうかそれは祐次の声とは似ても似つかない
ものに聞こえた。
そしてなにより奇妙なのは「母さん」ではなく「母ちゃん」と
呼ばれたことだった。
「祐次」と陽子は呼びかけた。包帯の隙間からうつろな瞳が
陽子を見ている。
「祐次、大丈夫?看病に来れない人もいるけど、みんなの
こと覚えている?」確認の意味合いも込めて言う。
「頭が痛いんだ」「何かを思い出そうとするときりきりと
しぼられるような痛みがするんだよ」
事故の後遺症だろうか、話しかけるのが気の毒になった。
2人ともそれっきり黙りこんでしまった。
客観的因果関係で整えられているので、
人間らしさが感じられない。
(ま、日記風一人称だと、そうなっちゃうんだけどね)

例えば
>歩き回ってくたびれたせいか、自分は甘いものが食べたいのだと、
>そのメニューを見て気が付きました。

確かに客観的に因果関係を整理すれば
 疲れた → 肉ではなく甘いもの
という流れになる。
しかし主観的に整理すると、しばしば因果関係は逆転する。
例を挙げると
“ある男が夏バテして、肉食って吐いた”とする。
客観的に因果関係を整理すると
 夏バテ → ゲロ
だが
男の主観に立って整理すると
 (自分が夏バテとは気付いていない)→ 肉食ってゲロ
 → 自分が夏バテしていると初めて気付く
という流れになる。

KFCっていう食い物屋なのに、匂いの描写がないのは大きな片手落ち。
KFCは誰もが知っているから、店内の描写を一切省くのなら解るが
>ジュージューと油が煮える音がして
と普通は店のBGMにかき消されたりするものを書き込むのはまずい。

>幸い用は無事に果たせましたが、気が緩んだせいか酷い空腹を感じていました。

この作品が作者のノンフィクションなら仕方がないが
全くのフィクションならば
後に>「ダラダラ仕事をしてんじゃないよ、マッタク」など
主人公の仕事の能率の悪さを書くわけだし、
“失敗した”or“上手くいったけどトラブった”など
主人公のイメージはなるべく統一した方が良いだろう。
274273:02/08/10 04:53
スマソ
>>273>>241>>243への批評ね
275ポンた:02/08/10 04:59

独房のなかで考えた。
夢なら覚めろ。きっと夢さ。ただ長すぎるから気がつかないだけ。
でもそれをいろどる天使はもういない。どこへいってしまったのだろう?
おれは待ちつづけた。いつまでだって待ってやるから安心しろ。
いまは単なる空白の時間と成り果てた日常におれは生きている。
最初はつまらなかったがいまはもう慣れた。たのしさはおまえから教わった。
だからおれは大丈夫だ。だけど本当におまえはどこへいったのだ?
ちがうな。見捨てたのはおれだったのだ。おれはそのことも忘れていた。
おれはすべての責任をおまえになすりつけるためにそのことを忘れた。
夢なら覚めろ。
君はいつもぼくのそばにいる。それは知っていた。だけどぼくは近頃
君の存在に気が付くことがなくなった。なぜだ?君の存在が現実だと思ったとき
とつぜん君の事がわからなくなった。君も同じだったのか?
ぼくの事がわからなくなったのか?だとすればそれは勘違いだ。
当分君にあわせる顔がない。だからしばらく考えないことにする。
さよなら。

276名無し物書き@推敲中?:02/08/10 05:18
連続官能小説 「母ちゃん」その2

「奥さん、いいケツしてんな」陽子は車椅子からニョキと出た
手で尻を触られた。持っている花瓶を落としそうになった。
「善さん!!」車椅子を押している看護婦がその老人を叱ると
「おぉ、コワッ」善さんが言う。「すいません」と看護婦。
「いぇ、」と陽子は真っ赤な顔をして応えた。
祐次の部屋で花瓶に花を生けながら、男に体を触られるのは
何年ぶりだろうかと思っていた。
陽子は43歳になるが、細身で童顔のせいか見た目30前後に見える。
また、大きい胸と形くずれしていない尻は病院内では格好の
セクハラの的で、嫌な視線も始終感じていた。
「どうしたの顔が赤いけど」後ろで祐次が言う。
「あの車椅子のお爺ちゃんね」なんの病気かしらと聞こうとすると。
「母ちゃんもか、しょうもないな、あのセクハラ糞爺ィは!」
と祐次が間髪を入れずに言い放った。
それを聞いて陽子は「まぁ」と言い、クスッと笑う。
277ポンた:02/08/10 05:34
私には彼女を殺しうるに十分過ぎる動機があったのです、とその青年は話し始めた。
「それというのもこの三年間、私と彼女は同棲しておりまして、日々の生活はまぁ楽しいものだったのです。
だから私にはなんの不満もありませんでしたし、またこの生活がずっと続くものと考えておりまして、
その事だけによっても私はかなりの幸福感を得ていたのです。ええ、そうです、幸せだったのです。
でもね刑事さん、やはりそんなことって長くは続かないものですね。
私は一年ほどまえから彼女の行動のおかしいのに気付きまして、その方面の専門だとかいう探偵に依頼し、
彼女の調査をしてもらいました。そうです、その探偵事務所です。よくご存知ですね。
まあそれから2週間ほどすると、報告書が来ましたよ。もちろん私が事務所のほうに取りに行ったのですが、
私はその書類を見て愕然としました。私は探偵に料金を払うときも、また帰宅するさいの電車のななかでも、
どこか夢を見ているような、からだが自分のものではないような、不思議な気分でした。
自分の町の駅に着いてすぐ私は泣きました。通行人からは変な目で見られたでしょうけど、私としてはそんな事どうでもよかったです。
泣く泣く家に帰りつくと、つまりあの、私の住んでいたマンションですが、彼女はもう仕事から帰っているようでした。
278名無し物書き@推敲中?:02/08/10 05:35
  連続官能小説 「母ちゃん」その3

その日、陽子は忘れ物をしたのに気づき病院にもどっていた。
「夜の10時なので静かにお願いします」と念を押され、
入室を許してもらい祐次の部屋までそっと近づいていった。
ドアを開けると部屋の電気は消えていて祐次は眠っていた。
「あった」ベッドの頭側にある棚机に携帯電話があるのを
目にした。そのとき「う、、うぅん、、」と祐次がうなった。
陽子は「暑いのかしら」と毛布を膝まで下ろそうとした。
ホテルのバスローブのようなつくりで薄い生地の着物のような
ものをつけている。
「この服なんと言ったかしら」と思いながら股間まで下ろすと
陽子はそこで手が止まった。
はだけた生地の間から祐次のペニスが反り返って腹に向かって
伸びていて30度ほどの角度でいきり立っている。
カリ高で亀頭部はどす黒く、窓から差し込む隣のビルの光で
うっすらとテカッていた。
「嫌な子ね、変な夢でも見てんのかしら」そう思いながらも
陽子の心臓は激しく鼓動し、その逞しいモノに
目は釘付けになっていた。
279ポンた:02/08/10 05:38
その日、警察の取調室では、自首してきたという一人の青年の取調べが長々と続けられていた。
もし青年の言っていることが本当ならばそれは殺人事件であり、警官達は今後の捜査やうえに対する報告書の作成などの件についての計画を立てねばならないことになる。
「しかしそうはいいますがね、誰かが殺されたという情報は今のところどの所轄にもはいっとらんのですよ。
あなたはほんとうにその女性を殺したという何か証拠でもあるんですか?」
>>「ポンた」さんへ
漢字がひらがなになっている個所が多すぎて
それが単なる変換ミスなのか? それとも作者の意図なのか?
判断がつきません。

それと
連続ものなのか? それとも別個のものなのか?
も解るようにして下さい。
281ポンた:02/08/10 05:45

電気がついていましたし、テレビの音も聞こえましたから…。
私は通路に面した窓から、自宅の中の様子を伺ってみたのです。
言うまでもなくそこには彼女がおりました。
でも、私はもはや以前と同じ目で彼女を見ることは出来なかったのです」
282ポンた:02/08/10 05:46
>>280
漢字がひらがなになっている個所が多すぎて

<<朝につき眠いだけです

全部別個です
283名無し物書き@推敲中?:02/08/10 05:47
連続官能小説 「母ちゃん」その4

陽子の男性経験は夫も入れて5人ほどだ。
21歳に結婚したのでそんなもんだろう。
もちろん、不倫なんてしたこともない。夫とのSEXは
お勤めのようなもので、求められたら応じて断る事はなかった。
自分からは一度も迫ったことはない。いつも受身で、淡白な
性生活であった。
今、目にしているソレはその5人とは比較にならない物で、
陽子の全身に震えを感じさせた。胸の中をかきむしられ、子宮や
膣内でうごめく何かが暴れ周り、理性では抑えきれない得体の
知れないエネルギーが陽子を覆っていく。
「22歳でこんなのってないわよね。これって、よく言う淫水焼け
とかいうもんじゃないかしら。毎日のようにSEXしていないと
こんな感じにはならないと隣の山田さんも言っていたわ」
陽子は週刊誌や主婦の集まりで聞いた話が頭を駆け巡った。
「そうよ、この人は祐次じゃない」そう自分に言い聞かせた。
「知らない男だわ」そう思うと、陽子のメスの人格がふつふつと鎌首
をもたげてきた。
「可哀想に、きっと不自由しているんだわ。こんな病院で性欲の
捌け口もない、左手は麻痺して思うように動かせないなら自分で
する事もままならない。」陽子はこの男が哀れになりどうにかして
あげたいという気持ちが出てきた。
決して脈を打っているペニスが欲しいという気持ちではないと自分
に言聞かせるかのようにそう思うのであった。
そう思う事で、ある意味、自分の欲望を正当化しているのであった。
284ポンた:02/08/10 05:52
「まったくわけがわからん」
など言いながら刑事達が取調室から出てきた。
「いったいどういう事なんでしょう」
「わかりませんね。愉快犯みたいなもんですかね。
我々を困らせて楽しんでいるのですよ」
285名無し物書き@推敲中?:02/08/10 05:57
連続官能小説 「母ちゃん」その5

毛布を足首あたりまで下ろし、陽子はパンティーをその場で脱ぎ捨て、
男の股間を見下ろすようにベッドに膝をつきスカートをたくし上げた。
自分のシャツのボタンを外しているとき陽子の淫らな汁が陰毛を伝って
1滴だけ男のペニスの亀頭に垂れ落ちた。
それを伏し目で見て陽子は顔が真っ赤になり、全身がカァッと熱くなった。
シャツのボタンも上から2つを残し、ブラジャーをずり上げた。
「やだわ、私これじゃ男に飢えた中年おばさんじゃないの」と理性が
掠めるが、もう体は言う事を聞かない。
ギンギンにいきり立っているペニスを右手でつまんで亀頭をクリに
あてがっている。その兜でクリトリスを上下に擦ってみた。ジンジンと
脊髄から懐かしい快感が走ってくる。
陽子は祐次がまだ眠っているのを確認すると左手でビラビラをめくり広
げて右手で亀頭を割れ目に移動し膣口と尿道を接触させた。
陽子はいわゆるウンコ座りの状態で入れる瞬間を味わっている。
「3年振りかしら」口元に微かな笑みがこぼれる。
陽子の淫汁で亀頭はカリ首までネッチョリと濡れていた。
スゥッと息を呑んで、
陽子は静かに祐次が目を覚まさない様に腰を落とした。
286名無し物書き@推敲中?:02/08/10 06:05
連続官能小説 「母ちゃん」その6

熱い鉄の太い棒が膣口から子宮の入り口まで進んでくるのがわかる。
膣から全身を溶かされるような熱さのように感じた。
「くぅううぅん」陽子は声を押し殺した。ペニスが喉元まで突きあげて
くるかのようである。
子宮にあたっているのにペニスはまだ2,3センチ余っている。
「凄いいい」陽子は右手をベッドに突きたて左手はオッパイを揉みしだき
奥まで入れていた腰をゆっくりとひいた。
膣口で亀頭のカリ首を挟むところまでくると、それからまた深く
ゆるりと腰を落とした。割れ目からはとめどもなく淫ら汁があふれてくる。
「あっうん」「あっあぁ」こもった声が赤い唇からもれてくる。
陽子はしばらくゆっくりとした上下運動を続けていた。
「なぜ祐次は気づかないのだろう」そう思いながらすこし腰を前後にも
振り始めた。また違った快感が伝わってくる。陽子は背中を反らして
天を仰ぐ、「そうか、寝る前に睡眠薬を飲んでいたからだ。」祐次は
体の痛みで眠れない事が時々あるので、そういう時は睡眠薬を、、
「ああぁいい」ゴリゴリと陽子の膣内で暴れるカリ高ペニス。
それは陽子の思考力をも奪うほで快感を与える。
めったなことでは目を覚まさないとわかると急に動きは激しくなり、
上下左右前後にと腰を振り回した。陽子は口からよだれを流している。
「ひぃあぁん」グチュグチュといやらしい音が響く。ギシギシとベッド
のきしむ音がする。まるでミイラとSEXをやっているようだ。
「んっ」「ああん」病人の虐待かもクチュグチュ「あん」「あん」
いけないことをしている自分を想像すると余計に感じる。
「私っていけない女」「最低だわ、はぁはぁ」と思いながらも
頭と反比例するかのように体はペニスを楽しんでいる。
陽子の大きな胸も縦横無尽に揺れている。
そのとき「ううん」と祐次がうなったかと思うと熱い熱い精子が
陽子の膣内にぶちまけられた。「アツっ」と陽子は唇をかみながら
言葉を殺した。「すぅううう」と口の端から息を吸い込む陽子、太ももが
ピクピクと痙攣している。祐次はまだ眠っている。
「もしかして眠っている振りをしているのかしら」と陽子はかんぐったが
今更そんなことどうでもよかった。ペニスをゆっくりと抜くとドロドロと
白いものが陽子の中から流れ出てきて祐次のペニスにしたたり落ちていった。
「いけない」と陽子はそれを舐め回しきれいに飲み込んでしまった。
はだけた祐次の服もなおし、毛布を胸までかけて何事もなかったかのように
身辺を整え、しばらくぼんやりしていると冷静になった陽子は
「いやだぁ、私ったら」と言い顔が真っ赤になった。
それからほどなく病院を後にした。


287ポンた:02/08/10 06:06
ここまで書いてみて、少年は鉛筆を投げ出し、紙を向こうへ押しやった。
また夜明けが来てしまった。その想いだけが頭の中をぐるぐる廻った。
大体、文章を書くなんて馬鹿げた事だ。それが金にならないとなれば、
ますます馬鹿げた事だ。夢も希望もない、そんなありきたりの思いを
込めてみても、出来あがるのは具にもつかない駄作ばかり。
やめようと思った。余りある可能性を紙に消費することに気だるさを
感じていた。何よりも、腹が減っていた。
288名無し物書き@推敲中?:02/08/10 06:11
連続官能小説 「母ちゃん」その7

「母ちゃん」
「えっ」
「オレゆうべいい夢みたよ」
「そう、、それは良かったわね」
「どんな夢か聞かないの?」
「べ、別にぃ祐次にとっていい夢なら、それでいいじゃない」
「母ちゃんどうしたの?顔が真っ赤だよ」
「ど、どうもしないわよ。それより少し寝なさい」
「母ちゃん、今夜は睡眠薬がないと眠れそうにないや」
「そう、それじゃ、すこし量を増やしてね、、、」

その後、陽子はその男が退院するまで何度か密かな快楽を楽しんだ。
退院間際、刑事が陽子に言った。その男は息子の免許証を盗み事故を
起こした人だよと、しかし陽子はそんなことうすうす感ずいていた
ことであり驚くほどの事ではなかった。
そして事をおおげさにしないように刑事さんに頼んだ。
どうして彼を訴える気にならなかったのか陽子にもわからなかった。
ただ、行方不明の祐次にこのままずっと会えないのなら、その男に
ずっと「母ちゃん」と呼ばれるのも良かったのかもしれないと
心に思い感じ入っていた。

                     
289256:02/08/10 07:47
>>255
「好きか?」と聞かれたから「嫌い」と答えただけであって、あまり気にする
必要はないよ。ちなみに>>260と俺は別人。
寸評子さんの言う通り文法は至極まともだと思う。俺的にはですます調も少し
気になったんだけど、これもあくまで個人的意見なんで好きなように捉えてく
ださい。
あと、清涼飲料水ってコズミックの作者じゃないよね?またりにそういう人が
いるの?
290名無し物書き@推敲中?:02/08/10 15:02
ganbare-!
291名無し物書き@推敲中?:02/08/10 15:02

292名無し物書き@推敲中?:02/08/10 19:56
293寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/11 21:11
保守安芸。

で、連続官能小説「母ちゃん」にもコメソトした方がいいんでしょうね。
熟読させていただきます。
294寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 01:51
保守安芸及び亀レス。

>>272

一段落目から二段落目にかけての時間経過表現が曖昧すぎ。
「こんな夜中に」と言っていたと思ったら「いつものように朝食を」。
読者をビックリさせないで下さい。

それと
>「警察!?」陽子は細くつぶやいた
とのことですが「!?」という感嘆符に「細くつぶやいた」はないだろう。

>また、大きい胸と形くずれしていない尻は病院内では格好のセクハラの的で、嫌な視線も始終感じていた。
「また〜なのに」までは第三者的描写なのに、「嫌な視線も始終感じていた」とはどういうわけか。「陽子は」という主語が欠落している。
これ以下も、本記中に主語がない文章が多いために、何度も前の段落を読み返させられた。

「港署の井川」「善さん」がチョイ役なのに名前があるのも違和感。というのも、名前を設定しているイコールのちに何か重要な役割を果たすキャラ、という認識が一般的だから。

全体に甘い。もっと本を読みなさい。

(;´Д`)ハァハァな描写を書きたいがために書いた、というところですか?
295:02/08/13 02:12
途中ですが・・・

今は、昔は未来はどうなるかと想像した自分とはかけ離れて、未来にいたっても自分とは付き合い続けているのである。
過去に自分が想像した自分は、今となっては絶えず追い続ける幻のようであり、そして自分自身でもある。
この日、自分は今までよりも少し寂しい人間であった、隣に住む老人はもっと寂しい日々を送っている違いない。
そしてその孫は、さらに寂しい人生を送るかもしれない。
およそ居なくなってもかまわないと言う人間など存在せず、はるか彼方の、貧しい地では、今日も何人の子供が飢え死んだのだろう。
今までよりも、少しやさしい自分に嫌悪しながらも、嫌悪しているのは自分自身という矛盾を抱えながら、いったい何人の人がその事実に気づいているのだろうなどと、素敵な空想を張り巡らす。

296:02/08/13 02:13
明日、旧友と会う自分はいつものように笑顔で話しながら、心の底から笑ったのはいつなのだろうと悩むのだろう。
いっそのこと笑顔など見せなければ下らない考えもよぎらないと、自分自身を護るために、
笑顔を見せることはいつしか無くなっていたものの、こびり付いた卑屈な笑いは自分の心の底からの笑いとは少しも相違ないのである。
297:02/08/13 02:13
 いつしか、身に付いていた誇り高きプライドなど、捨て去ってしまえば楽になると分かって、それを捨てることが出来ないのは、やはりプライドであろう。
孤独を愛する振りをしながら本当は誰よりも孤独が嫌いなくせに、自分自身に嘘をついて、今日も過去の自分を恥じている。
 
298:02/08/13 02:14
巡り来る日々に希望を見つけたとて、所詮それは今まで培ってきたものの延長線上でしかなく、儚く崩れ落ちた過去の栄光はもはや取り戻すには早過ぎるのである。
いつからか、毎日がつまらなく感じていた少年時代の終りに、青年時代の始まりを感じたとしても、青年時代の終りなど、下らない壮年時代の始まりでしかないのである。
少年時代に山奥で見つけた大きな宝物は、青年にとってはガラクタでしかなく、そのガラクタが放つ輝きにその青年は到底敵わないのである。
299:02/08/13 02:15
何時からか夢見なくなった大人たちを尻目に、夢を追い続ける自分こそ夢物語でしかなく、あの日見た夢にとらわれた自分を蔑む大人たちを自分は軽蔑しているのである。
尊敬する幾人かの人々はやはり夢の奴隷でしかなく、儚く散った幾千もの夢など所詮存在しなかったのである。
そしていつ日か夢が実現した時、自分はプライドを捨てなかった自分を誇りに思うだろう。
そして、そんな自分に絶望しながら今を生きている自分はどうすれば良いのだろうか。
自分の生きてきた過去を否定してしまっては、否定された自分は誰へつながって行っているのだろうか。
過去の自分は誰を否定したら良いのだろうか。
他人を否定すれば少しは自身が肯定されると思っている愚かな人々全てを私は否定する。
300:02/08/13 02:21
自らの存在を否定し、自殺に走る人を止める権利など誰にもない。権利など無くても恐らく私は止めるであろう。
しかし、否定を否定された人は、いつしか自分の存在を否定したのは自分の存在であるということに気づいても、矛盾を孕んだ未来へ生きていくことへの絶望を感じるだろう。
301:02/08/13 02:24
あー・・・・誰も居ないんだろうな。
この時間。
今の所これで終ります。
>>301
つか、そんなに長過ぎる文章をいきなり批評しろって言っても、
無理だよ。
1レス程度に纏められる長さじゃないと、
簡素つけてくれる人も大変だってば。
303名無し物書き@推敲中?:02/08/13 02:28
まだよく理解し切れていないが、とりあえず

>過去の栄光はもはや取り戻すには早過ぎるのである。

「もはや」に続くとすれば「遅過ぎる」ではないか?あるいは逆に「もはや」が違う。
この不明瞭な文章と、理想主義な内容……。
みかんたんか……
305斎田憲 ◆aTYReZMM :02/08/13 02:33
みかんさんは創作はできないんでしょう?
わひゅ
>>305
みかんスレに行って、文章の検証をやって来い。
307:02/08/13 02:37
うわ、人居た。
こんな時間に。

>>303
時間の流れを逆に捉えようとした表現を考えてたんだけど、
いまのところそれくらいしか上手い表現が出てこず。
最後まで書いたら推敲するつもり。
308寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 02:43
>>307
じゃあ何か批評しても「まだ推敲途中なんで……」って言われちゃうんでしょうか。
現在熟読中。
309:02/08/13 02:45
あ、いいわけに聞こえたか。
スイマセン。
いいわけするの止めます。
310mou寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 03:22
>>307

日本語をもっと勉強してください。
主語と述語だけのシンプルな文章を書くトレーニングを積んでください。

例えば「私は、27歳の、都内の商社に勤める美しい女で、この間出かけた合
コンでも引く手あまただったほどだ。」という長ったらしい文章でも、主語
と述語を抜き出すと「私は女だ。」となります。

今は、昔は、未来は、自分とは、自分とは。
自分は、今となっては。
自分は、老人は。
孫は。

……これは、最初の四文から抜き出した「〜は」ですが、自分でもびっくりしませんか?
しかも、これら「〜は」に対応する「だ」「である」など述語がなかなか見当たらない。
どうにも>>307の文章は泥酔状態で書いたとしか思えないのですが。

途中からでなく、最初から拝読したかったですね。
311寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 03:23
↑名前は「もう寝る」にしたかったのです。IMEオンにしてなかった。
もう寝る。ウトゥ
寸評子、大変だな・・・、お疲れさん・・・w
313名無し物書き@推敲中?:02/08/13 06:57
つーか秋の文って、古文の翻訳なんじゃねーの?
3143年前の:02/08/13 07:21
三年前に書いたものです。
明らかに最後息切れしてますが、御批判よろしくお願いします。

ttp://www.d3.dion.ne.jp/~gunz/hasira.html
3153年前の:02/08/13 07:25
えーと、仕事に行ってきますので、また夕方に来ます。
では、よろしくお願いします。
316名無し物書き@推敲中?:02/08/13 07:43
でもまあ、徹夜明けでかなり眠いので、今から寝ます。
僕が寝ている間に、皆さん一生懸命書き込んでください。
将来有名になる僕と、この掲示板を通じて話が出来ますよ。
ではおやすみなさい。


317名無し物書き@推敲中?:02/08/13 08:22
>>313
なんでそう思うわけ?
>>314
自分自身でも『最期が息切れしている』と思う3年前の作品なら
ちゃんと手直ししてからにして欲しい。

“モラトリアム期に特有の『なんとなく』な悩みが『なんとなく』解決して、
 主人公は『なんとなく』これからも生きていくことにした”
というのが、この物語の言いたいことなのか?
それというのも
『日常』と『非日常』という言葉の間をふらふらとさ迷っているためで、
その分モラトリアム的な不安定さは出ていると思うが、
メリハリやパワーに欠けているからだ。

特に顕著なのが、風俗嬢である『あゆみ』の存在感の弱さ。
喋り方やその内容に『恒吉』に差がない。

>全てこの世に存在しているものは、人も物も、その存在自体が壮大な形容詞なんだ
と言い
『何にでも意味を見つけようと』して悩む『恒吉』に

“プロレスのやってる『男の真剣勝負(肉体の絡み合い)』は
 シナリオのある『嘘』で『真実』は別にある”
と言ったところで内容に差はなく

実際、『恒吉』の悩みはなくならないし
なにより
そんなことを言う『女』と体を絡め合ったところで
『恒吉』は変化しないだろう。
319318:02/08/13 10:00
プロレスは『男の真剣勝負』という点では『嘘』かもしれないが
プロレスラーはプロレスという仕事を、まじめにやっている。

『恒吉』にとっては『非日常』な風俗業を
『あゆみ』は『日常』の仕事としてやっている。

『恒吉』に舞台の上で演技することの重要性を悟らせたいのなら
『あゆみ』が語るべきことは別にあったのではないだろうか?
320名無し物書き@推敲中?:02/08/13 10:22
321名無し物書き@推敲中?:02/08/13 13:05
厨学に生徒が注意しても聞かなかったり、自分の気に入らないことがある時に、
「波動砲を撃つぞ!!!」と、いつもいう波動砲先生がいた。

最初の頃は厨房なりに自分の非を認め大人しく注意を聞いたり、
波動砲先生の機嫌をとって撃つのを止めてもらっていた。
だが、俺は波動砲を撃たせたらどうなるのかと好奇心をそそらられ始めた。

ある日、波動砲先生「KとB!!波動砲撃つぞ!!」
    俺(KとBでもないのに)「いいから撃ってくださいよ!!波動砲を」

波動砲先生(´・ω・`)「ホントに撃っていいの?」
俺たち(皆気になっていたらしい)「はい、どうぞ撃ってください」

波動砲先生はついに波動砲を撃った!!ド−カ−ン!!と言って机を蹴り上げる、
イスを教室から投げ、生徒にツバを吐きかける、寝転がってよく分からないが収縮運動を繰りかえし、
教室を出て行った。その後、波動砲先生は教壇に立つことは無くどうなったかはよく分からず、
入院した等の噂が立ったりして終わりました。

322寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 13:06
>>316は誤爆か、もしくはあっちが誤爆ですかね。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1029188742/3

>>312
イエイエ。

Now Jukudokuing........
いや、readingじゃまずいのか?
324寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 13:35
>>314

原稿用紙20枚前後ではもったいない気がする。
>>318がいうように、筆者の読み取らせたいことがある程度伝わって
くるだけに、もう少し練って、それぞれの人物が立つように細かい
前振りもたくさんして、(原稿用紙)100枚くらいに仕上げてみては?
モラトリアムな恒吉の日常を語ってくれる同僚とか、だれか登場させ
てさ。

前半部分、恒吉のモノローグ部分がちょっとまだるっこしい。まあ
つまり、恒吉が一人で考えている部分だから「思う」「思った」「考
える」「気がする」と、主人公の独壇場なのは仕方がないが、ココまで
連続すると何とも読者として感情移入しにくい。
また、二段落目に「〜考えるのをやめた」→「考える」→「考えるの
をやめた」という混乱が窺える。
悩める主人公なのだから一人称でも結構なんですが……
さらに、全体にナルシスティックな雰囲気が漂っているのは気のせい
でしょうか。作風なのかなぁ。


>>323
「ちゃんと読んでるんだぞ(`Д´)ゴルァ!」という押し付けです、単に。
325番組の途中ですが名無しです:02/08/13 13:36
おまえらがかく くだらん文章よりも
http://www.ogaki-tv.ne.jp/~zeus/
ここの日記のほうがましだな(プ
>>325
わざわざ出張ご苦労さん(プ
327314:02/08/13 16:28
批評して下さった皆様、誠にありがとうございました。大変勉強になりました。

>>318
おっしゃる通りでうすね。自弁でも、ストーリーに起伏がないというか、インパクトの薄い物語だと思います。反省。
『あゆみ』のキャラクターをもう少し練ってか、もう一度書き直してみます。

>>324 寸評子 ◆jZ9E269M様

実は前半部分の途中まで一人称で書いてました。「思った」「思う」「考えた」等の語尾は後で書き換えたため、寸評様のおっしゃる通り、混乱してる 箇所がいくつかあります。横着せずにセンテンス自体を改めるべきでした。

ともあれ、客観的に批評して頂いて、大変参考になりました。
ありがとうございました。
328かつどん:02/08/13 19:43
文筆は専門ではないけれど、好きで時々書いています。
語彙不足と単調な言い回しを痛感していますが、ここのところ自分史的なことを
少しずつ書き進めています。HPには晒しているけれど、かまわず推敲を繰り返し、
細かい部分はどんどん変化していると思います。宜しくご批評くださいませ。

http://tekipaki.jp/~doniti/story01.htm
329Yの日記:02/08/13 21:38
http://isweb45.infoseek.co.jp/diary/teltel2/
できればBBSを出会いの多い「溜まり場」にしたいのでご協力
してくださいませ
そして私「Yの日記」の常連募集中!!!へへへ  そのうち
私の小説も載せますのでよろしく へへへへへ
日記を評価してくだされ へへへへ
330寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 23:01
>>329
宣伝ならほかでやってください。ココ人少ないから効果ないですよ。

>>314
イエイエ。がんがってください。
331寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/13 23:32
>>328

二段落目に「高校の卒業式」とあるから俊介の年齢が想像できるが、
硬い文体のために壮年の主人公を想像してしまい、やや混乱する。

>東京でのどんな一大事によって、自分が急遽呼び寄せられることになったのか
とあるので、もしかしてエリートサラリーマンなのか、とも受け取れる。

かと思うと三段落目に「彼が少年時代から」とある。結局何歳なのか
はっきり分かるまでに時間がかかりすぎですね。

つまりですね、物語初頭に主人公の年齢や性別、置かれている環境、物語の舞台な
どの「読者にとっての予備知識」があるべきだという大前提を分かっておられなが
ら、まだ説明不足であるということなんです。

読者としては、前半に迷いが多ければ多いほど、先に読み進む気が失せます。
読者に想像の余地を与えないほどの説明文を、一度練習してみては?

もし初上京であるならば、「路線図を片手に池袋駅をうろうろ」したり
「郷里と比べてもさしたる変わりのない田園風景が広がっており、俊介
は何となく安心し」たりしてもいいわけじゃないですか。

読ませ方としてはいいと思います。行間が広いし、写真なんか入れたり
して。

ちなみに、私も貧乏人の子なので、新聞配達の経験があります。「新聞
店の匂い」とか「専業」とか、私やかつどんさんは分かりますが、全員
が分かるんでしょうか……(謎
332名無し物書き@推敲中?:02/08/14 00:16
寸評子スゲェな・・・ご苦労さん。
333かつどん:02/08/14 00:18
>331
ご批評ありがとうございます。また書き直してみます。硬い文体は多分
僕の読書不足のせいでしょう。宮本輝あたりのなにげない文章が好きです。
335334(ミスった):02/08/14 00:25
『俊介』が『要子』にアプローチする切っ掛けとなる“嫉妬の感情”については
よく描けていると思う。
表向きは『稲本』への対抗心のようになっているが、
その『稲本』に関する描写がほとんどないために
本当のところは『要子』にもっと甘えたいという『俊介』の独占心の発露であることが
伝わってくる。

その他の部分に関しては
説明的過ぎて頭では解るが、伝わって来ない。

例えば“彼は病院に行った。”という文があったとしよう。
これだけでも、彼が病気になったんだなと、頭で推測することはできる。

彼の病気は、カゼなのか? 頭痛なのか?
頭痛だとしたら、ズキズキするのか? 締めつけられるようなのか?
などは伝わって来ない。

『俊介』が予備校を移り変わったりすることから
彼が“絵を描くこと”について色々と考えたことは推測できる。

彼がどんな憧れや、目的意識を持っているのか?
先に入学した予備校を、なぜ辞めたのか?
ということが伝わって来ない。

予備校を辞めた理由に関しては、多少なりとも描かれているが
それは、そこに在籍する人間や環境の悪さという
“絵を描くこと”に直結しない間接的なもので、
そこからでは
『俊介』の抱く“絵を描くこと”への期待やイメージが
(逆説的にも)伝わって来ない。
336名無し物書き@推敲中?:02/08/16 00:20
ちょっと長いので、書きこめるか心配です。
批評お願いします。

穏やかな春の陽射しが、階段の踊り場に射している。
まだ寝足らない身体を抱えたまま、冷たい水で顔を洗い、居間の戸をあける。
おねえちゃんが泣いていた。
朝の光も、遮光カーテンを引いたままでは届かない。
暗い部屋の中、食卓用テーブルにつっぷしたまま、おねえちゃんはぴくりとも動かない。
それでも私は、彼女が起きている事が何となくわかった。
起きていて、泣いているのだと。
格好は昨夜出かけた時と同じ淡いピンク色のスーツのままで、茶色の長い髪が肩からテーブルの上に流れ落ちていた。
軽くため息をつきながら、近づいて机の上のコップを持ち上げる。思わず顔を顰める位に濃いアルコールの匂いがした。
それを流しに捨て、冷蔵庫から食パンを取りだし、オーブントースターにかける。カーテンとベランダを勢い良く開け、空気を入れ替えた。
焼けたトーストと冷たいオレンジジュースを食卓に並べ、いざ食べ始めようとした時、おねえちゃんがやっと顔を上げた。
「うわ」
涙に濡れた顔は、アイメイクがぐちゃぐちゃに溶けて流れてしまった壮絶なものだった。
「なによ」
おねえちゃんは険を含んだ眼で私を睨み付ける。
「冷たい子ね、まみちゃん。お、おねえちゃんがこんなに、悲しんでいるっていうのに、朝から、自分一人だけ、よく、よく食べる気にな、なるわね」
興奮気味に言ってから、一回息を吸い込み、暗い声で呟く。
「昨夜、別れたの・・・」
「50人目の彼氏と?」
おねえちゃんは何てことを言う子だ、という顔をする。
「数は関係ないでしょう」
「そうなんだ」
50回も出会い別れを繰り返していれば、もう慣れっこだろうと思うのだが、それはそれで毎回しっかりと傷ついているらしい。
時計は7時をさしていた。
はやくしなければ、遅刻してしまう。
トーストに手を伸ばして、齧り始めると、身を乗り出してこちらを睨んでいたおねえちゃんががっくりと項垂れ長いため息をついた。
「まみちゃん」
「何?」
「おねえちゃん、あなたが心配だわ。あなたって、本当にまともな子なの?お勉強はできる優等生でも、人と気持ちを共有できないんではないの?血の繋がった姉にまでそんな態度だという事は、他人とかかわりを持つことが出来るの?」
他人と気持ちを共有しすぎて、23才にして通算50人もの彼氏がいる人をまともというのも甚だ怪しいのではないか、そう思ったが口には出さない。
「まみちゃん。何でもいいのよ。慰めろとは言わない。でも、何か一言、質問でも何でもいいから、言ってみて頂戴」
「25番目の彼氏と今回の彼氏とのお別れ、どっちが悲しかった?」
とっさに避けたので、顔は無事だったけど、首筋に見事な引っかき傷を頂いた。
せっかく用意した朝食を諦めて、そのまま追われるように居間を出て、制服に着替え家を出た。
おねえちゃんは私のことを、薄情で陰険で他人と気持ちを共有できない情緒障害者と思っていて、私はおねえちゃんの事を軽薄で幼稚で色情狂の気があると思っている
お互いの評価は辛辣ながらも、大変適切であると言わざるを得ない。
でもおねえちゃんは、気付いていない。
あの人の1番の人から、昨日までの50番の人。
数えているのは私なのだ。
そういう所はズボラなおねえちゃんは、私が言わなければ、次の人が何人目の恋人なのか、わからないだろう。
だから、私はおねえちゃんが言う程、薄情な訳では決してない、と思うのであった。
337しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/08/16 00:44
ほお。
今たまたま覗いたんですが、物語としては面白いですね。
前半部が描写に寄りかかりすぎていてやや思い印象を受けますが、
「おねえちゃん」と「まみちゃん」の登場人物も、きちんと立っています。
欲を言えば、すこし「おねえちゃん」の言葉が古臭い、というところか。
多分演出なのでしょうが、ちとやりすぎかな、と。
演技性人格障害なんでしょうか?
338しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/08/16 00:45
あ、>>337>>336さんへのレスです。
>>336
手軽に読めるし、突っ込みどころもそんなにないね。
一言で(・∀・)イイ!
何だかせつない感動的な話になりそうな予感。
…違う?
340駄文書き:02/08/16 01:58
(((( 夜更けに降る雨 ))))

夜更けに降る雨が、私を包んでくれる。

真っ暗な、はるか遠くの空から落ちてくる無数の雨粒が
私のいるマンションの一部屋を残して
回りをすべて包み込んでくれる。

雨に霞む街の明かりが柔らかく、カーテンを開け放した窓から
私が一人ぼっちで居る部屋の中に舞い込んで
かなしい優しさで満たしてくれる。

雨音は私の上からも下からも 東からも南からも・・・
すべての方向から、私をやさしく包んでくれる。

太古の昔から降り続くこの雨音に、いったいどれくらいの
人が癒されたことだろう。
そして、未来の私をきっと同じように、この雨は包み込んでくれることだろう。

不安も焦燥も怒りも何も無い世界・・・

不幸で無い事を幸福と言うなら、それはすべて雨からさずけられる
ものであるに違いない。

この雨音がやがて静まり、街の喧騒にかき消されたとき

私の魂は、どこで何をしているだろう。
風に乗り、雨に流され、遠い異国の街灯の下で
一滴の雨粒となって、しずかに落ちて行くのを
ただ待っているのかもしれない。

※批評、よろしくお願いします。
>>336
表層的にはすれ違いながらも
互いのことを解っている姉妹の様子がよく描けている
と思います。

他の人と同じく、さしてツッコまなければならないとこはありませんが
あえて重箱の隅を突っつかせてもらうと

動きを描写したほとんどの文、例えば
>軽くため息をつきながら、近づいて机の上のコップを持ち上げる。
などは
劇中でだいたい30秒ほどの時間が経過しています。
が、冒頭の
>まだ寝足らない身体を抱えたまま、冷たい水で顔を洗い、居間の戸をあける。
だけは
劇中での時間が1分以上経過しています。

一文での時間経過なんて……と思われるかもしれませんが
これを統一することで、そのシーンをより一層まとめることができますし
また
意図的に変化させることで、例えばアクションシーンなどにおいて、
リズムの緩急を演出することもできます。
例えば失恋をして、少しセンチメンタルになった
理知的な女性のイメージが伝わってきます。

“失恋してセンチな女性”というのは
こういう『雨がかなしい優しさで、私を包む』といった内容が
しばしばそういうシチェーションで語られることが多いために
作中で言及はされてませんが、そう感じました。

“理知的な”というのは
前半に4回ほど出てくる
>私のいるマンションの一部屋を残して
のように
自分と自分の置かれた状況を客観的に把握し
そのことを主観的なモノローグにおいて言葉にできていること

>いったいどれくらいの人が癒されたことだろう
のように
大いに悲しみながらも、他人の存在を忘れていないこと
などから、そう感じました。

女性に限らずとも
自分の置かれた状況を客観的に把握できることは、豊かな知性のなせる技ですし
悲しみなどの感情に高ぶっているときには、しばしば他人の存在を忘れがちに
なるものですから。

あえて苦言を呈するとすれば
この文章は独立した作品としてみれば、よく描かれていると思います。
ですが
もし他の長編などの一部に使うときには
モノローグとしての完成度を追求しすぎるあまりに
キャラクターの性格と一致しなくなるかもしれません。
343342:02/08/16 09:09
>>342>>340への批評です
344336:02/08/16 20:09
>>337
姉の口調ですね。やりすぎないように注意します。
前半部分のバランスも、もう一度考え直してみます。

>>339
ありがとうございます。
そうなればいいなと思いながら書いてます。

>>341
>まだ寝足らない身体を抱えたまま、冷たい水で顔を洗い、居間の戸をあける。
統一するという事は、この部分を何個かに分けて書く、という事であっている
でしょうか。そういう所まで、頭が回っていないので、ありがたい批評です。

345捕鯨:02/08/16 22:17
よろしくお願いします。

 風景が流れていく。時折吹き付ける風が火照った体を冷やしてくれる。
夜7時を過ぎればほとんど人気のない私の故郷の町。久々の帰省。父親の笑顔。
そして、偶然見かけたあいつ。
「待ってくれ。」
 街灯一つない暗闇の中、私は全力であいつを追いかけていた。
額を伝って流れてくる汗が目に入る。乱れる息が嫌でも現実を認識させた。
そう、私は追いかけねばならない。そして・・・。 
 
 あいつと初めて出会ったのは、母によく連れて行ってもらった、
家の近くの公園だった。私は公園の中央にあったタコの形をした滑り台が、
大のお気に入りで、何度も何度も繰り返し滑っていた。
母はベンチに座りながら、時折手を振り、優しい目で私を見ていた。
 赤い陽光が、公園で一番背の高い樹木の陰を私の手の上にかぶせた時、
母はいなくなっていた。私は見えなくなってしまった母の影を追い求め、
不安に心おびやかされながら、公園の中を歩き回った。一回りして、
あの樹木の陰の下に戻ってきた時、私の不安は涙に形を変えて、
頬を伝っていた。私は、その場に座り込み、母の優しい声を求めて大声で
泣き出していた。
「どうかしたの?」
突然、頭上から優しい声が聞こえた。薄い青色の半ズボンに
白いTシャツを着た少年が、心配そうに私の顔を覗き込んでいた。
私は、驚いて一瞬泣き止んだが、見知らぬ少年が怖くてさらに心細くなり、
また泣き喚いてしまっていた。
「どうしたの?どこか痛いの?」
少年は再び声をかけてきた。私は、返事の代わりに、顔を横に振った。
「違うんだね。」
少年はどこか納得したようにつぶやいた。そして、少しの間、私の顔を
見つめた後、半ズボンのポケットからハーモニカを取り出した。半ズボンの
色と、とてもよく似た色をしたそのハーモニカは、去年の誕生日に父からも
らってすぐに壊してしまったハーモニカに良く似ていた。
私が驚いて少年のハーモニカを見つめていると、太陽がほとんど
沈みかかっている公園の中に、とても美しい調べが響き渡り始めた。
どこか楽しくて、心を落ち着かせる美しい調べ。私は、母の事も忘れて
聴き入っていた。
346偽者のころにゃん ◆tqBUGz8o :02/08/16 23:53

父さんのちんちんを一言で言うならば、それはまさに
ドラゴン
のような感じでした。
無数の黒い翼。大きな黒ずんだ体。
「ブラックドラゴンだね、父さんは」
ブラックドラゴンはしかし、その体の色とは反対に粘つく白い酸や、
黄色くひかるゴールデンウォーターも吐き出していたりしてました。
「何に使うんだい、そんな物騒なもの」
ぼくがブラックドラゴンに訊ねると、彼は急に得意げになって、
「昔はこれで、何人もの女を満足させたものさ」
と遠くを見て言いました。
「俺の最盛期はもう終わったけどな」
続けて寂しそうに嘆くブラックドラゴンの横顔が忘れられません。
ブラックドラゴンは戦闘時に一時的に巨大化出来るそうなのですが、
なんでも最盛期には一晩中戦いつづけても、巨大化したままでいられるとの事でした。
「今は長くても、20分くらいだ。だから引退したよ」
ブラックドラゴンはそれだけ言うと、パンツに隠れました。
「父さん、ぼくも将来ブラックドラゴンになれるかな?」
「大丈夫だ。だってお前は俺のムスコじゃないか。当然だ」
ぼくは嬉しくなって、一皮向けようとする自分のモノを撫でてやった。
気持ちよかった。
347341:02/08/17 06:13
>>344
「パンを焼く」という行動は
 >冷蔵庫から食パンを取りだし
 >オーブントースターにかける
 >焼けたトーストと冷たいオレンジジュースを食卓に並べ
という風に分けられて、描かれています。

そして、それが劇中でのスタンダードな書き方になっているわけですが

冒頭だけは
 ・蛇口をひねる
 ・流れ出る水をすくう
 ・顔をすすぐ
という風には書かれずに
>冷たい水で顔を洗い
となっています。

言いかえれば「冷たい水で顔を洗い」という短い文で
それだけの時間経過を表しているわけで、
その部分だけが、時間の流れ方が違っています。

全体の統一感を高めるならば
冒頭の文章を改めて、時間の流れ方を同じにした方がいいでしょう。
ですが
そうなると必然的に文章量が多くなり
結果的に物語の開始(おねえちゃんの登場)が遅くなります。
(おそらくは、そのことを無意識に嫌って、本文のような形になったのだと思われますが)

判断されるのは、もちろん336さんですが
思いきって冒頭の2文は切り捨てて、
居間のドアを開けておねえちゃんと対面するところから始めた方が
いいのかもしれません。
348名無し物書き@推敲中?:02/08/17 06:44
叩いてあげてくださいhttp://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=radiuta
>>345
恐らくカキコまれたのは、もっと長い物語の第1章分ぐらいだと思われます。
そして、この物語は“成長して大人になった私”がメインだと思われます。

その判断に基づいて批評をすると
カキコのメインとなっている回想シーンなんですが
明確に描かれていて、かえって回想シーンという感じがしません。

例えば、写真では
メインとなるものに焦点が合わさって、クリアになりますが
その向こうにあるものはフォーカスがすれて、ぼやけて写りますよね?
ですが
遠くのものがぼやけて写ることで、その写真には遠近感が描かれて
奥行きのあるものになります。

劇中の回想シーンにおいて
最も重要なものは“ハーモニカ”だと思われますが
その“ハーモニカ”だけは明確に描き
他はぼかした方がいいのではないでしょうか?
(全体的にはぼかすことで、
 あくまで回想シーンは物語のメイン舞台ではないことを強調。
 その中で“ハーモニカ”だけは明確に描くことで、
 キーアイテム(?)であることを強調)

滑り台の形や、“あいつ”の何てことのない普通のセリフまで
明確に描かれてしまっているせいで
“子供のころの私”を描くという点ではいいかもしれませんが
“成長して大人になった私”がいなくなってしまっています。
>>346
ちんちんをドラゴンだと思う子供っぽい感性と
『一言で言うならば、それはまさに』という大人びた口調とが
ちぐはぐな感じで、
“ぼく”というキャラクターがイメージできません。

>ブラックドラゴンはしかし、その体の色とは反対に粘つく白い酸や、
>黄色くひかるゴールデンウォーターも吐き出していたりしてました。
伝聞表記ではないということは
“ぼく”が直接、目の当たりにしたのでしょうが
そのシチュエーションが感じられません。

言葉遣いをもっと子供っぽくしたら、いかがでしょうか?
また
例えば、シチュエーションをお風呂場ということにして
 1.父さんのちんちんに、ぼくが興味を持つ
 2.興味を持ったぼくが、父さんのちんちんをいじる
 3.いじりまくられた父さんのちんちんが、勃起して射精
 4.顔射されたぼくが、シャワーで逆襲
 5.父さんはションベンで反撃
など
物語を膨らませてみてはどうでしょうか?
351偽者のころにゃん ◆tqBUGz8o :02/08/17 11:25
>>350
>『一言で言うならば、それはまさに』という大人びた口調とが
>ちぐはぐな感じで、

これのどこが大人びた口調なのかが僕には知れません。


>言葉遣いをもっと子供っぽくしたら、いかがでしょうか?

これ以上子供っぽくしたら、それこそ全く読めないものになりそうなのですが。
今のままでも十分子供っぽかったと思います。
352名無し物書き@推敲中?:02/08/17 12:33
ヤフオクに出品している皆さん。
商品の紹介欄にはかならずメールアドレスを載せておくと良いでしょう。
なぜならば、ワケあって入札できない人(未成年であったり、オフィシャルバンクが近くにない、カードもない人)
もヤフオクにはよく出入りしているのです。
そんな時に商品紹介欄に出品者のメールアドレスが載っていれば・・・
入札できない人から、直接交渉が来る場合があるのです。
なかなか入札してもらえないという人は試してみてください。
驚くほどメールがきますから。
>>351
あなたの作品をそういう風に受け取る人もいるということを心にとめておいてください。 (1より引用)

書いた本人が「十分子供っぽい」と言っても上記の通りなので、わざわざ文句垂れに来るのはどうか。
反省するならともかく、再度自分の意見を押し付けに来るのは、「まさにあなたが子供っぽい」と、言われかねません。
批判批評はすべて受け止められるよう努力しましょう。
354にせものころにゃん ◆tqBUGz8o :02/08/17 13:58
>>353
ははあ、なるほど。
というと、全ての批評には「はいそうですか、わかりました」
と言えばいいのですね。
意見はゆるされないのですね。
なるほど馬鹿げている。
まあ、もうこないけどさ。
>>354
わはは。こんな馬鹿、まだいたんだ。
お前みたいなの今時珍しいから、また来いよ。
356名無し物書き@推敲中?:02/08/17 15:23
そうしてシンジがパキスタンに行かなくてはならないの、美穂からそう言われた。
美穂はおれより四歳年下で、おれと同じ仕事をしている。フリーの取材記者だ。
彼女は経済が専門で、俺の専門は、別にない。
それで美穂は、何と言うか、同棲の相手だ。恋人と言えるようなロマンチックな時期は
あっという間に過ぎてしまったが、いまだ一緒に住んでいて、出会った頃とは回数も所要時間も
少なくなってしまったが、セックスもある。だが、彼女に結婚する気は無いらしい。
おれのほうはどうかというと、よくわからない。面倒だという気持ちと、きちんとしたほうがいいのでは
ないかという思いが半々だ。
パキスタンに何をしに行くのかと美穂は聞かなかった。パキスタンで先週起こった事件で日本中が大騒ぎしていたからだ。
仕事だからしょうがない、と美穂には答えたが、おれ自身気の進まない仕事だった。
 海外に派遣されて最も辛かったのは、意外なことにゲームが
できないことだった。自分ではゲームマニアとは自覚していな
かったのだが、どうやら身体が記憶していたらしい。
 バイクのグリップを握るより、コントローラーを握りたかっ
た。ゼミ一番の美人である優香ちゃんよりも、RPGの3Dキャラに
会いたかった。
 ぼくはテントからはい出して、ふうとため息をつく。日本で
の日常が絵空事に思えるような、異国での一日がはじまるのだ。
 一面、茶色の世界だった。先生の話では、超一級の痩せた土
地なんだそうだ。食ってみろ、と会ったばかりのぼくに先生は
言い、ぼくは馬鹿正直に土を拾って口に入れた。
 まずいとかうまいとかの基準を超えた味に、ぼくはひどく戸
惑った。先生は大声で笑って、なんだかホッとしたのを覚えて
いる。
 風とともに塵のように細かな砂粒がとんでくる。太陽は、や
けくそみたいに莫大な熱量を発散し続けている。
358名無し物書き@推敲中?:02/08/17 15:40
>>357
ド下手
359名無し物書き@推敲中?:02/08/17 15:42
パパだってママの母乳が飲みたいんだよ、トローリ初乳チュパチュパ画像
http://jbbs.shitaraba.com/computer/bbs/read.cgi?BBS=2784&KEY=1029503890&LAST=100

358番さん、レスに逆ギレしたからって
コテハン忘れちゃ、ダメですよ。
361捕鯨:02/08/17 18:03
>>349
なるほど。ぼかすということは、考え付きませんでした。手直ししてみます。
 ありがとうございました。
362名無し物書き@推敲中?:02/08/17 18:09
>>357
もう少し直喩の表現を変えたら良いかと。
363名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:44
age
364名無し物書き@推敲中?:02/08/18 14:23
 結局、今の僕に一番必要な物は大量の砂糖なのだが、どこを見渡
したってそんな物がある気配などなく、この状況が確実に相手のペ
ースになっていると思うと、ため息をつくしかない。
「……というわけだ。わかるな?」彼は満足そうにコーヒーをすす
る。
 わかるわけがない。
 僕は、不快感を必死に押さえ付けながら、一度だって持ち上げら
れる事のないカップの縁をひたすらなぞる。このままでは指紋が変
わってしまいそうだとも思うが、もし、それによって運命が変わる
のであれば大歓迎だ。こんな拷問は、もううんざりなのだから。
「どうした? 納得していないようだな」彼は冗談めいた口調で言
う。
「そんな事ないですよ」と僕。
 納得どころか、今の僕には、彼の使用している言語でさえ理解で
きるものではない。頼むから正しい日本語を使ってくれ、いや、む
しろ英語でいい。中学生レベルの英会話能力さえ持ち合わせていな
いのは充分承知の上で、優しく対応してあげよう。話はそれからだ。
 四角く切り取られた澄んだ青空を見上げると、朝の天気予報で今
年一番の暑さを懸命にアピールしていた事が思い出され、それと同
時にワイシャツと皮膚の間を大量の雫が流れ落ちていく。それはま
さに僕の貴重な時間を浪費しているイメージで、あらためて自分が
いかにくだらない状況下にあるかを再認識させてくれる。
 僕は、ようやく思考回路を働かせようと、人さし指と中指で右こ
めかみを軽く押さえる。あくまでも、今ここでかわされているテー
マについて熟考しているというポーズ。しかし、一番重要なテーマは、
どうしたら僕は砂糖をたっぷりと入れたコーヒーを飲む事ができる
か、という事。その問題をクリアしない限り、いくら会社を辞めた
ところで、僕は、このたまたま生まれた年が早かっただけで偉そう
な口をきく権利を手に入れた男に勝利したとは言えない。
「なあ、あまり深く考えてもしょうがないんじゃないか」彼はのん
きに鼻毛をつまみながら言う。「会社が決めた決定には従っておく
のが一番だぜ」
 !
 僕はたった今この会社を辞める事を決意した。これは僕が決めた
決定だ。
 決めた決定……。
 どうして僕はこんな人物の下で二年間も働いてきたのか。二年間
もの長い間、彼を野放しにしてきた僕は、犯罪を助長した罪で捕ま
るのではないか。
 僕は、どす黒い液体が浮かぶプラスチックのカップを手に取り、
口の内部をおぞましいほどの苦さで満たした。

>>364
>今の僕に一番必要な物は大量の砂糖なのだが
後にも「砂糖をたっぷり」という表現が出てきますが
この“僕”というキャラクターは、自分の才能に大きな自負を抱いているのでしょうか?
「甘い汁を吸う」と言いますが、「大量」や後の「たっぷり」という言葉から
巨大な見返りを求めているのだろうか? と深読みしてしまいました。

全体を読んで
“僕”は会社ならびに“彼”から苦痛ばかりを与えられて
何一つ喜びを与えられずに辟易している
と感じました。
もしその感じ方で正しいのだとすれば
ここは「スプーン一杯」など、“ほんの少しでいいんだ”という感じの方が良いのでは?

恐らくは、“僕”の苦痛から逃れたい思いが込められているのでしょうが
少なくした方が、“僕”の喜び(甘さ)への飢餓感が表現できるかと思います。

>僕は、不快感を必死に押さえ付けながら、一度だって持ち上げら
>れる事のないカップの縁をひたすらなぞる。
「カップの縁をひたすらなぞる」という言葉で
“僕”の苛立ちやそれに耐えている様子が伝わってきます。
「不快感を必死に押さえ付けながら」という解説は蛇足だと思います。
強調したいならば、例えば「何度も何度も」という言葉を付け足したりして
行動の方を強めた方がいいでしょう。

丁寧に描こうという作者の思いが伝わってきますが
その分、切れが悪いというか、冗長になっている気もします。
また
「決めた決定」「2年間という長い間」といった
言葉の重複も見られます。
言葉は、繰り返したり重ねたりすることでも強調されますが
逆に削ることで、強調することもできるので
よりいいものを目指して、シェイプ・アップさせてみてはいかがでしょうか。
366350:02/08/18 16:28
>>351

射精を知らないことから
“ぼく”は小学生ぐらいであることがイメージされます。

『一言で言うならば、それはまさに』という慣用的表現や
『ブラックドラゴンはしかし』という文頭以外に接続詞を用いること
『物騒』という言葉
これらのことを“小学生”がするのでしょうか?

もちろん“個人差”がありますから
するとも言えますし、しないとも言えるでしょう。
ですが
読者によって、感じられ方が変わるかもしれない
というのは、
物語の作者にとって大きなリスクです。

この短い文章の中で
それだけのリスクを犯すほどのメリットが
それらの表現にはあるのでしょうか?

それだけのメリットを
偽者のころにゃんさんが認めてらっしゃるならば
何の問題もないと思います。
367見て栗!:02/08/18 17:07
僕は、あの時の事を決して忘れないよ
あの時の体験、君の存在、君の言葉
例え、それが幻であろうとも・・・

僕がまだ、小学生になりたての時だったんだ
僕は、一人っ子で、両親にも愛されていたと思う
僕が「あれが欲しい。」と言えば、必ず「ああ、いいよ。」と言い返される
叩かれた事も、覚えていない
覚えてないというより、無かったと思う

でも、お父さんもお母さんも、お仕事が忙しい
帰ってくるのも、僕が寝た後だ
どんなに夜更かししても、親に会う事が出来ない
晩ご飯も、コンビニで買うか、出来てある物をチンして食べる
朝だって、お父さんはもう居ない
お母さんだって、僕を起こしてすぐ行ってしまう
交わす会話は「いってらっしゃい」だけ・・・

でも、僕は寂しくなかった
男だし、それにおもちゃもたくさんある
それで十分だったんだ・・

学校に馴染むと、友達がたくさん出来た
家に帰ると友達と遊ぶ事が日常になった
楽しかった
外でボールを蹴ったり、鬼ごっこしたり
楽しかったなぁ

いつだったか、友達の家に遊びに行った
暖かかった
そこには友達のお母さんが居て、出迎えてくれた
僕が玄関で自分の靴を揃えるのを見て
「おりこうさんだね!」と誉めてくれた
嬉しかった
お菓子もくれた。手作りのクッキーを
美味しかった

それから、いろんな友達の家に遊びに行く事が増えた
全てが暖かかった
窓から入る木漏れ日さえ羨ましいほど綺麗だった
暖かかった・・・

でも、家に帰ると寂しくなった
今までは何とも無かったのに
男なのに、涙がこぼれた
冷たかった・・・

そんなある日、君に逢ったんだ

僕は、あの時の事を決して忘れないよ
あの時の体験、君の存在、君の言葉
例え、それが幻であろうとも・・・
368見て粟:02/08/18 17:09
君は二学期になってから転校してきたんだよね
名前は覚えてないけど
ゴメンネ
でも、先生に紹介された?
僕はそれも覚えてないんだ
ゴメンネ

僕はクラスをまとめる人だった
だから、君が一人にならないように1番に話し掛けたよね?
でも、君はクラスの人気者だったよ?
みんなに、「何処から来たの?」と迫られてたよね!
君はみんなに笑顔で接していた
僕は嬉しかったよ

君は他の友達と違い、大人びてたよ
僕の知らない事をたくさん教えてくれた
嬉しかった

君が来て3日目
僕は君を家に誘ったよね?
友達の中で初めてだったんだよ、家に呼んだの!
他の子には見せられないから、僕の家・・・

君は楽しそうに遊んでたよね、僕のおもちゃで
僕も楽しかった
いつも一人だから、出来ない事もたくさん出来た
怪獣ごっこ、チャンバラごっこ、ファミコン・・・
全てが楽しかった

帰りに君はこう言ったよね?
「僕、こっちにくる時、いい所見つけたんだ!
今度二人で探検しないか?」って
僕は嬉しかった
もちろん、僕はふたつ返事で答えた。
「うん!」
「それじゃ、明日の夜!僕の家族が寝てからでいい?
10時くらいになるけれど・・・。」
「うん、いいよ。次の日は日曜だし!それまで寝ておくね!」
369見て粟!!:02/08/18 17:13
4日目
僕は夜の9:40に起きて用意をした
懐中電灯、お菓子、おもちゃ、水筒、何かのために日本地図を
「探検」
その言葉が嬉しくてたまらなかった。
9:55
君は家に来た
「行こう?」
「うん!」
とても嬉しかった

僕はこんな所、初めて来た
いや、自分の住んでる町もよく分からなかった
いつも、家に居たから
君は本当に物知りなんだね

草を木の棒で払い避け、道無き道を通ってく
夜だから怖かった
でも、君が居るからそうでもなかった
それに、君はどうやってこんな道を知ったのだろう?
君は本当に物知りなんだね

そうこうすると、君が
「はい、到着!」
そこは、町が一面に見える丘だった
夜なのに、その丘は明るかった
草が月の光を反射させ、緑に輝いていた
まるで、おとぎ話のようだった。

「うわ〜、スゴイ綺麗だね!」
「だろ〜、だから夜にしたんだ!」
それは、僕が生まれて初めて見た夜景だった
その景色は、今も目に焼き付いている

僕がその景色を黙って見ていると、君は
「お前っていい奴だよな。」
と言った
「何だよ、いきなり」
「きっと、いい事あるよ!神様は見てるよ、ちゃんと!」
「いい事?」
「何か叶えたい事って無いの?」
「う〜ん・・・。」
『お父さんとお母さんと話したい。』
なんて、恥ずかしくて言えなかった・・・
「無いかな?」
「ふ〜ん・・・。」
君は僕の顔を覗き込んだ
僕は顔を隠す
370見て粟!!:02/08/18 17:13
スゴイ楽しかった
僕は君との会話を忘れないよ

「ちょっと、トイレ行ってくる!」
君が言う
「うん、いってらっしゃい!」
僕が答える

それが君との別れだったね・・・

また丘から町を見ていると、男の人の声がした
「お〜い、早くこっちへ来いよ!」
僕は驚いた
それは紛れも無くお父さんだった
「何でココに?って顔してるな。待ってたんだよ、お前が来るのを。なあ?」
「そうだよ!」
お母さんも笑顔で答える
僕は嬉しくて泣いてしまった
男なのに・・・

それから僕は、生まれて初めて両親と遊んだ
お父さんと初めてのキャッチボール
お母さんと初めてのかけっこ
3人で交わした、初めての会話
初めて全員がそろって食べた食事
どれもこれも、全部が初めてだった

月明かりが僕らを照らす

暖かかった
楽しかった
美味しかった
嬉しかった

気づくと僕は自分のベットで寝ていた
いつもの朝だった
でも、一つだけ違った
お母さんが僕の手を握っていてくれた
暖かかった

次の日、学校に行くと君の姿は無かった
僕は君に謝りたかった
あの時、僕が勝手に親と遊んでいたのを
でも、君は居なかった
いや、初めから居なかった・・・
ただ、日直の欄に、知らない名前が書いてあるだけ・・・

家に帰ると僕はまた一人だった

僕は、あの時の事を決して忘れないよ
あの時の体験、君の存在、君の言葉
例え、それが幻であろうとも・・・

僕はずっと忘れられないよ
371名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:08
夜だった。

寒い。
とても、寒い。

霧の中、男は呆然と佇んでいた。憔悴しきった表情に浮かぶ影。真紅の影。
粘度を持った、生暖かい滴り。濃霧の中にあってなお、むせ返るような臭気を
立ち上らせる液体――ヒトの濁り水。

怖い。
とても、怖い。

閃光。寸分違わず轟く轟音。
稲光に照らされた顔――口角を醜く歪めた<狂気>。
漆黒に蠢く十指の軌跡が、赤い輪郭――目を、鼻を、唇を、霧の中に刻んでいく。

恐ろしい。
とても、恐ろしい。

顔面を隙間無く塗りつぶした血液が、霧を犯していく。

嬉しい。
とても、嬉しい。

初めての殺戮は、15の夜だった。
372364:02/08/18 19:21
>>365

丁寧なレスありがとうございました。

『決めた決定』などという日本語を使う人物に対してあきれる樣を
描いたつもりでしたが、自分で『二年間もの長い間』と言っている
ようではまったく効果がありませんね。反省です。あーはずかし。

感謝!

373 :02/08/18 19:54
>>367
あったかくて、いいなぁ。
ごめんなさい。
批評はできないですけど、いい文章だな。と思って。
あったかくて、なんだか切なくて。
別の文章も読んでみたいです。

批評じゃないのでsage
>>見て栗!さん

>僕は、あの時の事を決して忘れないよ
>あの時の体験、君の存在、君の言葉
>例え、それが幻であろうとも・・・
特に文章のミスもなく、上手くまとめられていますので、一気に読めます。
ですから、最初にオチを匂わすよりも
クライマックスに全てを委ねた方がいいのではないでしょうか?

>草を木の棒で払い避け、道無き道を通ってく
>夜だから怖かった
> (中略)
>そこは、町が一面に見える丘だった
>夜なのに、その丘は明るかった
気持ちは解るんですが、ややできすぎ……な気がします。
なぜ“僕”はこの丘を選んだんでしょうか?
これ以前に、“僕”の欲する温もりと丘を結びつけるようなものがないのが残念です。

例えば
丘ではなくマンションの屋上にしてみてはどうでしょうか?
もちろん、ただ場所を変えただけでは意味がありません。
そこで
“僕”が友達と外でボールを蹴ったり、鬼ごっこしたりした場所を
このマンションの敷地内にして、
友達の母親に「おやつよー。みんな、いらっしゃーい」とベランダから叫ばせる。
何人もの友達と一緒に、その部屋の玄関へ駆け込み
そして“僕”だけが靴を揃えて、友達の母親に誉められる。
夕方になって友達はみんな、そのマンションにあるそれぞれの部屋に帰るんですが
“僕”だけは、離れた場所の家に一人帰る……

勝手なことを書いてますが、早い話
せっかく事前に“僕”が温もりを欲するきっかけのシーンを描いているわけですから
それを別の形で再利用してみてはどうだろうか? ということです。

まぁ、はっきり言って重箱の隅ツツキな難癖なんで
あまりお気になさらず。
375長いですが:02/08/18 22:43
夢を見た。私は外国人の男を連れて表参道で買い物をしている。
スーツ姿なので、海外支社からの客人の買い物に付き合わされ
ているのだろう。

やがて、私達は一軒の洋菓子屋に入った。その男の自国の有名
ブランドらしく、ホテルに持って帰って食べるのだと言う。

男が店内で品定めをしている間、私はふとレジの女性が外国人で
あることに気付いた。金髪で青い目をしているので、欧米人なの
だろうか。

彼女は私の視線に気付くと、「いらっしゃいませ」と優しい笑顔で
言った。「日本語上手ですね」と私が答えると、彼女は嬉しそうに
話を始めた。私達以外に客はいないようだ。

彼女は交換留学で日本に来て、この春卒業し、大島のリゾート
ホテルに就職が決まったこと、秋の就職まで洋菓子店でアルバイト
をしていることなどを語った。

「一泊¥13000ですから、是非遊びに来てください。待ってます」
と彼女は明るく言って、「まさか$13000の間違いじゃないだろ
うね」という私の冗談にほがらかに笑った。

彼女の屈託のない笑顔が私の心に強い印象を残したところで
目が覚めた。なぜあんな夢を見たのかは全く分からないが、
顔を洗って、朝食を食べた後も、夢のことが気になり、PCを
立ち上げて、「大島 リゾートホテル」で検索してみた。

「いい年した三十男が何をばかなことをやってるんだ」と思いつつ、
数十件の検索結果を眺めていると、「大島 リゾートホテル¥13000〜」
という文字が目にとまった。

「まさかそんなはずはないよな」と思ったが、何百万分の一の偶然
を信じてみるのも悪くはないな、と思い、そのホテルに電話して
みることにした。
>>375
おそらくはもっと長い文章のプロローグ部分だと思いますが
独立し、完結した作品として批評させてもらいます。
ご了承下さい。

最初に外国人の男性が出ていますが、
三十男である主人公に洋菓子屋に入らせるためだけの役割で
充分に物語の訳に立っているとは言えません。

恐らく『三十男は洋菓子屋に入らない』というイメージまたは設定のために
別にきっかけを用意したかったのでしょうが
『甘いもの好きの三十男』という設定でもよし
『無意識の願望が夢の中で現れた』という設定にしても
いいと思われます。

(後の物語に、“外国人の男性”が再登場し、また重要な役割を担うなら
 もっと話に絡めた方がいいでしょう)

>「日本語上手ですね」と私が答えると
無難な受け答えですが、その分、主人公である三十男の印象も薄くなっています。
もう少し、主人公の人柄が感じられるようにしては? と思います。
(まぁ、主人公が『無難な男』という設定なら問題ないのかもしれませんけど)
もしくは、夢の中なんですから
主人公の行動はほとんど描写しないことにするか、ぼやかすことにしたりしては
どうでしょうか?

>「いい年した三十男が何をばかなことをやってるんだ」
説明ゼリフはできる限りなくした方がいいでしょう。
例えば
>「まさか$13000の……」
とオヤヂギャグをかましているわけですし、
それでも足りないと思われるなら
洋菓子屋の描写のところで
 入社してから10年の間、通い続けた表参道にある……
など
他の描写に織り込んでいった方が良いかと思います。

色々と今後の伏線として使えそうなものが散りばめられてますね。
全体像が見えないので、ちゃんと作品を理解できているかわかりませんが
どうぞ頑張ってください。
>>371
一言でいうと、これだけで評価するのは難しいです。

プロローグ的というか、プロモーション的というか……

単体としてみれば、『ありがち』という印象になりますが
後に物語が続くならば
今後の展開を打ち出すという役割を果たしているかと思います。

プロローグ(プロモーション)なら全部を説明するよりも
読者のイメージを上手くノックするように
簡潔に仕上げた方がいいわけですから……
378375:02/08/19 20:49
>>376 ありがとうございました。どちらかというと私はエッセイばかり書いている
ので、小説風のものが苦手です。修行に励んで少しでも長いものが書けるように
頑張ってみます。
379名無し物書き@推敲中?:02/08/20 08:23
二週間ばかり、ここに出すか出さないか悩んでいたのですが……
意を決して出してみます。批評くださると嬉しいです。

 お恨み申します、と女は言った。
 お恨み申します。お前さまをお恨み申します。七瀬も八瀬も越えてお前さまの処へ
参りましょう。子孫の代まで、七代先まで、その血筋絶えるまで呪うてくれましょう。
その首刈り取って羅生門の上に、刺して飾ってくれましょう。
 その頭、石にて割りて脳漿すすってくれましょう。細かく砕いて頭蓋の裏まで、この
舌で舐めとってくれましょう。お前さまが舐めてくだすった、この舌で。
 わたくしは正直な女でございます。執念ぶかき女でございます。
 嘘などけして申しません。申すものですか。お恨み申します。お前さまをお恨み申します。

 ――死ぬ間際にこれだけ言えたなら大したものだろう。
 女の名はたぶん、小糸といった。ひょっとすると小雪だったかもしれない。あるいは
小菊か。いずれにしても定かでない。あまり望んで覚えようとは思わなかった。
 なにしろ父が殺した女の名だ。
 刺殺であった、と聞かされている。鱧切り包丁で一突き、なんとまああっけない。
 しかしその小糸だか小雪だか小菊だかは、実はその一突きですぐには死ねなかった。
 鱧切り包丁は心の臓を外したのだ。長い刃物は肋骨を抜け、女の肺に風穴を空けた。
ひうひうと笛のように息をしながら女は、以上のようなことを述べて息絶えた。
 罪を償い獄を出たあと、これを語る父の顔は笑っているのか怯えているのか、判然と
しない唇のこわばった妙なぐあいだった。手にした杯に私が注いだ酒の、水面はいつも
小刻みに震えており、たまに面が気に入らないと張り倒されることもあった。
 そのたびに私は父の胸こそ、鱧切り包丁で突かれるべきだと、半ば本気でそう思った
ものだ。
 女よ。長の口上を述べる前に、なぜ包丁を奪わなかったのだ。
 あの長いぎらぎら光る刃物で、父の胸を刺してくれればよかったのだ。
 どうせ消えゆく命なら、そのごくわずかな残り火で。
 肺でも心の臓でもこの際構わぬ――と。
 もう父はいない。父が殺した小糸とやらもむろん、この世にいない。
 子々孫々まで呪うといったが、今のところこの身に災いはふりかかることなく、私は
未だにここに生きている。
 お恨み申します。お前さまをお恨み申します。
 ただ女が繰り返したこの一節が、耳にこびりついて、離れない。
380名無し物書き@推敲中?:02/08/20 08:39
映画館で、上映が終わった後の事。
感動の嵐につつまれる観客達、皆、目を抑え泣いている。
エンドロール……スタッフの名前が次々と流れる中、
さっきまで泣いていた人々が、ちらほらと席を立っていく人が出てきたではないか。
残るは四人、三人……とうとう、自分以外のすべての観客が館内から姿を消した。
場内の明かりは、まだついていないのに。
この場で泣いているのは、今は自分一人になってしまった。今度は悲しい涙が溢れてきた。
エンドの文字。天井の電球に光が戻る。
悲しいまま席を立ち、悲しいまま家に帰ろうと歩き出す。
駅のホームで電車待ちをしていると、若いカップルの姿が見えた。
観終えた映画のパンフレットを握り締め、女性の方が泣いている。
男性側は、女性の肩を抱いて泣いていた。
両親に連れられて来ていた子供も、両親も、
平日昼間にスーツ姿の男性も、夏休み中の学生も、
割引券使用の主婦も、隣に座っていた老人夫婦も、
パンフレットを握り締めて、皆泣いていた。
電車に乗った時、今日私は3度も泣いていた事に気づいた。

失敬しますた。
381見て栗:02/08/20 08:47
>>374
長い文章なのに細かく批評してくれてありがとです。
丘は飛びすぎましたかね…。
私の田舎にちょうど見晴らしのいい丘がありましたもので。
382名乗るほどでもない人:02/08/20 12:43
とりあえずかいてみました。批評してもらえると、ありがたいです。


真夜中。
皆が眠っているのを確認して、誠は電気をつけた。
誠は小学6年生。
誠がやろうとしているのは、今話題のホラーゲーム。主人公の選択により、生きるか死ぬかのゲームだ。(いわゆる、かまいた○の夜とか、そういう類のゲーム)
ゲームの用意をしながら、誠は思っていた。
(ったくあのばばあ、せっかくいいところだったのに、電源急に切りやがって。セーブすんの忘れてたから、またやり直しだ)
用意が整ったので、早速電源を入れる。
夜にするのは初めてだったので、すこし緊張が走った。
スタート画面があらわれ、いつものようにすぐさまボタンを押す。すると、いつもと少し違う表示が現れた
「えっ・・・?」
『<注意>このゲームをやっている時、何が起こっても責任は負いません。よろしいですか』
なんだこれ?こんな表示、今まで一回も・・
「ま、どーせ何にも起こんないけどな」
そうきめつけ、「OK」のボタンを押した。
いつもと同じオープニング。だが・・・
「うわぁ・・雰囲気出るな・・」
いつもは文字色が白なのに、真っ赤になっていた。
夢中になってプレイしていると、だんだんと怖くなってきた。ゲームの内容がクライマックスなのもそうだが、同じリズムを絶えず刻む時計の音。静かな部屋。
なにかしら気配を感じる気もする。
「まっさかぁ・・・!!!」
すると、突如後ろから、足音が聞こえた。
そら耳だろう。しかし、それは確実に自分のほうへきている。
生唾を飲み、ゲームから目をはなさないように、うしろを見ないように意識した。
ついに、足音が止まった。自分の後ろにいるようだ。全身が震え、鳥肌が立っていた。
何も考えないようにしよう。だが。
肩をとんとん、とたたかれた。
もう、覚悟を決めるしかない。
後ろを振り返ると、そこには、
鬼の形相をした母の姿が・・・・・・
「こら!!こんな時間に何でゲームしてるの!!」
「わーん!ごめんなさーい!」
それから悲劇が起こったのは言うまでもない。


383寸評子 ◆jZ9E269M :02/08/20 22:32
>>382
ブラックジョークですか? それとも実話かな?
……ともあれ。

えー、全体にひらがなが多いのは計算でしょうか?
それにしても常用漢字は使ってもいいのでは。
小難しい新聞だって、常用漢字のみで書いてあるのですから、もし雰囲気を出す
ためだとしても無駄のような気がします。
「そら耳」は「そら耳」で、「生唾」は「生つば」じゃないということは、計算
ではないかもしれないですね。
「ここではきものをぬいでください」の例が顕著でしょうかね。

同じ単語、もしくは同意の言葉が何度か繰り返されているのも気になります。

……正直、全体に幼稚な雰囲気がぬぐえないのですが。

でも、最後母親が来るというオチが、私には少し驚きでした。
こういうショートものをたくさん書けるなら、長いものにもチャレンジしてみて
は????
384名乗るほどでもない人:02/08/21 00:55
>385 大変丁寧な批評ありがとうございました。ペこりm(__)m
平仮名を多くしたのは、半分計算、あとは、単に変換忘れたOR間違えただけです
ごめんなさい(汗
やっぱ、さらさら〜ッとかいたものは、ミスが多いですね。
そのへんは、できる限り改善しようと思います。
もう一度、改めてありがとうございました。
385カレオプスマライカ:02/08/21 01:12
朝、いつものように目覚めは悪かった。
今の仕事について、早4ヶ月。
少しは慣れてはきたが、朝は相変らず憂鬱だった。

毎朝、いつも思う。
「これがあたり前なんだ。」
そして考える。
「みんな、この憂鬱な朝を迎えているのだ。平等に。何故???」

タバコを一本吸った後、パスタを茹でた。
TV画面には、いつもと同じアナウンサーが、
いつもと同じように。
「同じ事の繰り返しだ。なんて虚しい。」

朝食を済ませたら、髪をドライヤーで整える。
歯を磨いた後、風呂場へ行き風呂桶に水を汲む。
そして、20秒間顔をつける。

これが、朝すべき事だ。
今日も当たり前のように、全てをこなし家を出た。


空は青く透き通り、とても気持ちが良かった。
「何をしているんだろう。何のために繰り返すんだろう。」
「何がしたいんだろう。何か間違ってはいないか。」
「これでよかったのか。こうするしかなかったのか。」
「このまま朽ち果てるまで、このまま繰り返すのか。」
「これが当たり前だなんて、なんて残酷な言葉なんだろう。」
「自分が何をしたいのか、分からない。」
「自分がどうすれば気持いいのか、分からない。」
「何をどうすれば、上手くいくのか、分からない。」
「何がどうなっているのか、全く理解できない。」
「他人がどうなろうと、知ったこっちゃない。」
「何もかもが、どうでもいい。何もかもが、うざったい。」
そういう風に、考えた。
そして、原付にまたがり、バイクを走らせた。

…………………そこからの記憶はない。いつものように。
386とと:02/08/21 01:54
>>385
全体的に出来事を羅列しているだけのような。例えば、
>朝、いつものように目覚めは悪かった。
の部分は、俺なら

ベルの音が遠くで聞こえた。
ぼくはベッドサイドの目覚まし時計に目を向ける。
手を伸ばし、時計を黙らせる。
そして秒針が一周するのを眺めた後、ゆるゆるとベッドを抜け出した。

として「目覚めが悪い」ということを表現するね。
限られたスペースだから、どうしても端折らなきゃいけない部分はあると思うけど、
なら、「何をしているんだろう。何のために繰り返すんだろう。」
以下の独白は全部カットしてもいいんじゃないかな。
登場人物の内面をその人の台詞で語らせるより、
行動で語らせたほうが「深み」がでると思う。

>そして、原付にまたがり、バイクを走らせた。
おかしい。単純なミスだと思うから、深くは突っ込まないけど。

あと、
>何故???
>…………………そこからの記憶はない。
これは?は一回でいいし、…もいらないでしょ。

最後に誉める点。
「繰り返しの日常の中で、朝は憂鬱だ」
この文章ではこういうことが伝えたかったんでしょ?
何が言いたいのかわからない文章ほど読んでてつらいからね。

387綿矢りさ太 ◆s3Xc8EjM :02/08/21 10:24
BPMが早い、流行のパーティーチューンが、フロアに響き渡る。
ある者は、体を曲のビートに乗りながら自由に踊り
ある者は、曲には見向きもせず、目当ての女性を口説いている。
中にはDJの選曲が気に食わず、そそくさとバーカウンターに酒を飲みにいったり
自分の彼女とそそくさと、女性用トイレに駆け込むカップルもいる。
男性用トイレの個室に一郎と太郎はいた。一郎が両耳につけたピアスの片方を
指でいなしながら笑みを浮かべ
「あんたこれが何もかも始めてなんでしょ?私が全部教えてあげるわよ。
私の場合は新品のアナルにオイルをぬるのよ、といっても本物のオイルじゃないわよ、
痛みを和らげる潤滑油って事だからね。」そう言って手に持っていたバッグを
床に置き、から
ビニールケースを出し、中から紙を取り出しその上に緑の草を乗せ、
なれた手つきで巻煙草を作りながら
「ぼっとしてないでそこのほら、トイレットペーパーの紙全部剥いでちょうだい。」
「え?店の人とかに迷惑がかかっちゃうんじゃ。」
「いいから、黙って私の言う事にしたがいな、金出してんのは私なんだからね。」
「わかりましたよ。」太郎は、わざとらしく鼻をすすりながら、ペーパーを巻き始めた。
一郎は作り終えた巻きタバコに火を付け、眉間に皺がよるまで煙を口に溜めこんだ。
「んい。おれかしれ」指先で招きいれるジェスチャーを交え太郎から
ロールだけになった紙の筒を受け取り、太郎の口をこじ開け
ロールをパイプのように使い煙を一気に送り込んだ。
>>387
中盤の怪しいことをのぞけば、可もなく不可もなくの文章。
ゲーム(?)の話第二弾です
出来れば、批評を。

『ここであなたは飲み会に行くか、残業するか選択する。どちらにしますか?
  A.あったり前じゃん♪いくいくー♪
  B.ごっめーん今日残業が・・・   』
私はAを選択する。
「当ったり前じゃん♪いくいくー♪」
「マジで!?さんきゅー!」
『達樹とのラブ度が30あがった。』
これでおめあての男と結婚できるってもんよね。ふふっ
私高岡真理は今、ゲームをしている。『私の人生』という名のゲームを。けっこうはまると面白い。学生時代はホント陰気くさくなっちゃったけど、今は凄く順調にことが進んでいる。
『あなたはたくさんお酒を飲みました。すると、達樹が声をかけてくれました。どうします?
  A.酔っちゃった〜♪送っていってぇ
  B.(とろんとした目つきで)
    ふぅ。酔ったみたい・・・   』
Bを選択。
「ふぅ。酔ったみたいなの・・・」
「えっ!大丈夫なのか?」
順調順調。攻略本見てやってんだから。この後はAを選択すればいいのよね。
攻略本をめくりながら、話を進める。
えっ?何で攻略本があるかって?

そのとき、私は酔ってた。
『はぁ〜・・何で人生ってこんなに詰まんないんだろ』
そんな事をぼやいていた。
『それは、あなた様の選択が間違っているからですよ』
その人が、男か女かは、判らなかった。
黒いローブのようなものを着ていた。
『せんたくぅ?』
『はい。人は皆、ゲームをしているようなものです。全ては選択によって変わるのです』
『じゃあ、私がその選択を間違ったって言うのぉ?だから、つまんないのぉ?』
『はい。そこで、あなたにとっておきのものがあります』
『なになに?』
『攻略本です。これには、あなた様の全てがのっています。これに沿っていけば、間違いは有りません』
『エェー?いくら私が酔ってても、そんな手には引っかからないわよぉ?』
『買って損は有りません』
『じゃあ、買おうかなぁ?』
『ありがとうございます』

そのときの事は、あまり憶えていない。
いくら払ったかも、どうやって帰ったかも。
でも、攻略本は私の手の中にある。
これのお陰で、私は幸せを手に入れることが出来た。攻略本に間違いはないのだから。

→続きます。


>>389の続きです・。
「達樹・・・」
「真理・・・」
『お互いは、初めての夜をすごす。甘く情熱的な夜を・・・』
やった!この調子・・・
次の日。
攻略本をまた1ページ開く。すると・・・
私の目に衝撃が飛び込んできた。
『最後の日』
なに?これ?次のページをめくるが、真っ白。何もかいていない。今日、死ぬってことなの?
攻略本は嘘をつかない。
とたんに恐ろしくなった。
『今日は寝坊をしてしまった。いつもは自転車で行くが、自転車で行けば会社には間に合わないだろう。どうする?
   A.市電を利用する
   B.会社を休む 』
とたんに、市電が事故に合う場面が脳裏に浮かんだ。怖くなったので、Bを選択した。会社に電話をする。
「すいません・・なんか風邪気味みたいで・・・」
「ああ、判りました。早く良くなってください。」
ふぅ。安心感が私の体を包む。
『すると、達樹がきた。』
「どうした?具合が悪いのか?」
「ううん、大丈夫」
そこで、ある予感が走った。もしかして、達樹が私を殺すんじゃ・・・
『あなたは悪い予感を感じる。どうしますか?
    A.達樹にすがる。
    B.逃げる   』
Bを選択。
「いやっ!やめて!」
「!?真理?」
『あなたは夢中で逃げ出した。』
どうしよう。どうしよう。
人とすれ違うたび、自分と目が合うたびに、恐怖を感じた。震えが止まらなかった。落ち着け、落ち着け!
自分にそう言い聞かせるが、心臓はいっそう高鳴った。
そのとき、私の頭の中に、ひとつ選択が浮かんだ。
『どうせ死ぬなら、いっそ自殺したほうが楽じゃないの?』
もう、選択肢のA,Bは出なかった。
そうしよう。迷いはなかった。家にもう一度引き戻す。
「おいっ真理!!急にいなくなって・・」
『あなたはわき目も振らず、台所に向かった。』
私は台所へ向かう。そして出刃包丁を取り出す。
『あなたは、包丁を大きく振りかぶり、自分の胸につきたてた。』
魚を切るときと、同じ感覚だった。すぐに、血だまりが広がる。
やがて、達樹の通報を受けて、警察がきた。

「・・・で、自分で刺した、と」
「はい。とめる暇は有りませんでした」
「長谷川さん!!」
「ン?何か見つかったか?」
「これ・・・」
それは、『攻略本』とかかれている本だった。
警察はその本をぱらぱらっとめくる。
「んっ!?」
『最後の日』の次のページは真っ白だった。
「ほら、真っ白ですよ」
「馬鹿。落丁本だろ。ほら、次のページはちゃんとある。って・・こんな本、なんの関係もないだろ!」
「はぁ・・・すみません」
真理は気づかなかった。その『攻略本』は落丁本であったことを。
『私の人生』、あなたもお試しになってはいかがですか・・・?
391長嶋茂雄:02/08/21 11:46
387を読んで思ったんだが
くどい感じがする。
どうしたらいいんだろうか。
392名無し物書き@推敲中?:02/08/21 13:16
>>379
丁寧に描こうという姿勢は覗えますが
ところどころ整合性に矛盾があります。

>刺殺であった、と聞かされている
ならば、殺害現場に“私”はいなかったわけでしょう?
だとしたら、一文目の
>お恨み申します、と女は言った
では、まるで“私”が現場にいて、女が喋るのを確認したような表現は
誤解を招くと思います。
『女は言った』以外の冒頭部分は、彼女のセリフで占められているので
この文章は削った方がいいでしょう。

>手にした杯に私が注いだ酒の、水面はいつも小刻みに震えており、
>たまに面が気に入らないと張り倒されることもあった。
これの直前の文章の主語は“父の顔は”になっています。
“水面”は、父が手にしているわけですし、
まぁ同段落の主語としてセーフ……かな?というとこですが
次の
“張り倒されることもあった”という述部は、
完全に“私”を主語と目するものなので
文章をいじるか、段落を変えた方がいいでしょう。

また
>たまに面が気に入らないと張り倒されることもあった。
> そのたびに私は父の胸こそ、…(中略)…本気でそう思ったものだ。
それまでの文章は、父が存命中の時間の流れの中にあったわけでしょう?
なのに『思ったものだ』と過去を振り返るような表現が出てくるのには
唐突さを感じます。
というのも
この2文だけを見ると、上手く繋がっているからで
全体の流れからいうと、“父の存命時”→“父の死亡後”と変化しているのに
そういう場面(時間)の変更を表す言葉が全くないからです。

最期に
“私”が“父”に複雑な想いを抱いているのは解りますが、
どうして“私”の耳に女の言葉がこびり付いているのかが、解らないです。
私の読み込み不足かもしれませんが
“私”と“女”に共通するものが“父への恨み(殺意)”以外にはなかったのでしょうか?
>>380
>映画館で、上映が終わった後の事。
>感動の嵐につつまれる観客達、皆、目を抑え泣いている。
>エンドロール……スタッフの名前が次々と流れる中、

主人公は感動して泣いているのでしょう?
最初に状況を客観的に説明したくなるのは解りますが、
この映画を観たことの感動が、これ以降の感情の波の源になるのに
主人公が冷静に状況を見ていたのでは
感動したのかもしれないけど、余裕があるな……と感じられます。

>今度は悲しい涙が溢れてきた。
初めに、主人公の感動の大きさを強調することができたら
『悲しい』と説明しなくても、人がいなくなるということで、
主人公の悲しみ(喪失感?)を表現できるかと想います。

>観終えた映画のパンフレットを握り締め、女性の方が泣いている。
 …(中略)…
>パンフレットを握り締めて、皆泣いていた。
>電車に乗った時、今日私は3度も泣いていた事に気づいた。

先と同様に
最初で感動の大きさが充分に強調されなかったために
次の喪失感の描写が不足し
そして最期の喪失感の解消、他人との一体感の回復、感動の復活のようなものが
充分に伝わってこないように思えます。

しっかりと構成を立てて、作ろうという意気込みは伝わってきますので
今度は個々の描写に力を入れられてはどうでしょうか?
>>382
>(いわゆる、かまいた○の夜とか、そういう類のゲーム)
どんな理由があるにせよ、こういう説明には頼らない方がいいでしょう。
後に
>(ったくあのばばあ、…(中略)…セーブすんの忘れてたから、またやり直しだ)
という呟きを書くのなら、この中に
せっかく栞の色が変わったのによ。分岐の仕方なんて憶えてねぇって
など、あくまで物語の描写に拘った方がいいと思います。

>皆が眠っているのを確認して、誠は電気をつけた。
家族が寝静まってからなわけですし
電気はつけない方が、現場の雰囲気には相応しいのではないでしょうか?

また劇中のゲームもホラーなわけですし、
それにクライマックスでの母の登場も盛り上げることができると思います。
(TV画面の光が、懐中電灯で顔を下から照らしたように、
 母の顔に歪んだ隈取りを浮かべさせていた……とか)

>同じリズムを絶えず刻む時計の音。静かな部屋。
部屋の状況を描写したいなら、冒頭に回した方がいいと思います。
ここで音の描写を入れたいのなら、
BGMなどゲームに関係性の深いものにして、
“誠”(および読者)の意識をゲームに集中させた方がいいでしょう。

ここで母登場の兆しを入れるより
クライマックスで突然出させたほうがいいのではないか?
と思います。
>393 読んで&評価していただいて、有難うございます。m(__)m
   しかも、こんなに細かくアドバイスまで、、!!光栄の至りです。
   すいません(汗 
   文中にかまいた○の夜を例えとして上げているのですが、
   実は、プレイしたことないんです(あぁ、無責任・・・)
   その辺の描写も、細かくしておきたいと思います。
  > TV画面の光が、懐中電灯で顔を下から照らしたように、
    母の顔に歪んだ隈取りを浮かべさせていた……
    文うますぎです!参考のさせていただきます。
あと、これは個人的な事ですが、>394さんも小説をぜひ!読みたいです。
   改めて有難うございましたm(__)m
396394:02/08/21 15:21
私のでよければ
本板の「殺陣を極めろ!アクション描写スレッド」の491番レスにあるので
よろしければ批評してやってください。
(ガンダムの2次ものですけど)

もう一つ2chにはあるんですが、エロパロなんで……(苦笑)

ってパロばっかり
>>385
展開を大きく2つに分けられてはどうか? と思います。

この主人公は
繰り返される日々に内向的になってグチを零しながらも
>「みんな、この憂鬱な朝を迎えているのだ。平等に。何故???」
と、他人の存在を解っています。
言いかえれば
完全なヒッキーとなって、外界を遮断しているわけではありませんよね?

幸いというか
>そして、20秒間顔をつける。
という文章がありますので
この文の前までは、
ネチっぽくてグチっぽい主観的な文章でまとめて
この後では
没個性的で無感動なイメージでまとめる……。
つまり
繰り返される日々に追い詰められて
内心にはストレスが溜まりまくって、愚痴モードになっているが
働かないわけにはいかないので
出かける時には、人格を圧殺してなるだけストレスを感じないようにしている
とし、最期の
>そこからの記憶はない。いつものように。
に繋げてみてはどうでしょうか?
>>387
>男性用トイレの個室に一郎と太郎はいた。
この“男性用トイレ”がこのシーンの舞台になるわけですから
それまでには、クラブハウス(?)の描写よりも
この男性用トイレの描写をした方が良いと思います。

つまんないことですが
同じ単語の繰り返しや主語と述語の不一致などのケアレスミスが目立ちます。
また
もっと一文を短くした方がいいでしょう。
すんなりと読者に解ってもらえる長文を書くのは難しい上に
できたからって、苦労の割にはあまり高く評価してもらえませんから。
>>389-390
言ってしまえばありがちな
「予言書もの」をアレンジした作品なわけですが
その『捻り』が上手く活かせてないかと思います。

例えば、実際のゲームで攻略本を使うときは
あらかじめ全部読んで記憶するよりも、
何かイベントが起きた時や、アイテムが起きた時などに
引っ張り出してきて読みますよね?

主人公が劇中で選択肢に遭遇し
そこでパラパラと攻略本をめくる……
当然、他人には知られたくないでしょうから
陰でこっそりと読まなくちゃならない……
それをどうやるのか?
というのも、物語の面白さの一つとして演出できるかと思います。

単にキーアイテムの名前を変えるだけじゃなく
変えたのなら、その新しい名称にふさわしい使い方をした方が
ストーリーが深まるかと思います。
>499さん
批評、有難うございました ペコリm(__)m
もしかして、>394さんですか?違ったらごめんなさい。
>>389-390は、じつは2話あるんです。1話目が、黒いローブを着た人から、攻略本をもらって、
楽したり、>499さんがいう、波乱などが起きたりします。
2話目が、>>389−390のような感じになっています。
それを(無理やり)ひっくるめたので、こんなことがおきてしまいました。(汗)
できれば、1話目も、お目汚しにならなければ、書きたいと思います。
あと、できれば、話自体の感想も聞かせていただけないでしょうか?(自己中)
お願いします。

さりげなく400ゲット↑
402カレオプスマライカ:02/08/21 20:03
>>386
>>397
批評、有難うございます!
参考にしもっといいものを書けるよう頑張ります。
403名無し物書き@推敲中?:02/08/21 21:06

  随想  「面白さについて」

 映画、小説、テレビドラマなどで、おもしろいかどうかの
判断をくだすのは、割かし簡単である。
しかし、自分が他人を面白がらせるモノを作り出すということ
になると、すごく難しくなってしまうのだ。
 まず、自分が面白いと思うことを誰もが同じく面白く感じて
くれるということはない。

 では、なぜ自分という存在は他人の作品の善し悪しは分かる
のに自作の欠点が分からないのだろうか。
いや、実は分かっているのかも知れない、「なんだかなぁ」と
いう思いで自分の作品をみているが「まぁ、いいか」と妥協し
ているのだろう。それと、許してもらえるという淡い甘えもあ
るのかもしれない。
 
ということは、自分の作品を推敲するにはすごく意地悪な読者
になったつもりでやる、ということになるだろうか。
なんにせよ、作品を創るとは骨の折れる作業である。
404ひだり& ◆se02am5A :02/08/21 21:11
ちょいと失礼
405380:02/08/21 22:57
>>393
評価、ありがとうございました。
朝起きて、こういったものを書いた事がまったく
なかったので、まず書いてみようと勢いで
書いたもので、今見返してもかなりの寒さがありますね。
頂いた注意点、指摘を参考にして励みます。
本当にありがとうございました。では……。
406名無し物書き@推敲中?:02/08/22 01:47

  連続官能小説  「変チン」

「おーっ」翔は雄叫びを上げた。
朝立ちが、いつもより盛り上がっているのだ。
ベッドから跳ね起きて机の引き出しからモノサシを
取り出して測ってみた。
「20センチ!!マジかよ」

翔のモノは制服を着てもテント状態でモッコリとしている。
鞄で隠すように登校し、数日間目立たないようにしていた
が、翔のデカチンは、ほどなく学校中に広まっていった。
廊下を歩いていても女子からのチラチラと下半身にくる
視線を感じるし、どこからかクスクス笑う声も聞こえる。
それからの翔は一人でいることが多くなった。

翔がいつものようにお昼休みに屋上にいると
「佐藤君」と後ろで声がした。
振り向くと、そこには柴崎奈緒美がいた。
「こんなとこで孤独を気取ってキザだな佐藤君って」
「え、そんなんじゃないよ」
「冗談よ、ジョーダン」と彼女はほくそえむ。
「私ね、佐藤君の気持ちわかるんだ」と言う。
翔はその言葉の意味をすぐに察することがができた。
柴崎奈緒美は、いわゆる巨乳というやつで野郎どもの
嘲笑の的だったのだ。翔も巨根には憧れていたが、いざ
自分がそうなるとかえってコンプレックスになるのだ。

「ねえ、佐藤君」
「え、、、」と伏せ目がちに返事をした。
というのは、彼も彼女のことを侮辱するようなことを
陰で言った覚えがあるからだ。良心の呵責というやつか。
そして柴崎奈緒美が思わぬことを口走った。
「こういうのを傷を舐め合うって言うのかな」
彼女は、そういいながら翔の股間に一瞥をやり、すぐ
翔の顔に向きなおり紅潮した頬でクスッと笑った。
「な、何それ、全然おもしろくないよ」と翔も苦笑した。
2人は笑いながらもお互い何を求めているのかを確認して
いるかのようであった。




407名無し物書き@推敲中?:02/08/22 05:21
 インタビュアーは話題の男──20年前に起きた、今も未解決の惨劇の真相を知るという──
が一人で住む,山奥の小屋で男がお茶を入れるのを見ていた。
(20年間未解決の事件を知っているなんて当事者,つまり犯人だと言ってるようなものじゃないか)
 しかし彼には男が殺人犯のようには見えなかった。今まで様々な人物のインタビューをしてきた彼は自分の目に
かなりの自信を持っている。だからこそ男の「長くなるから私の家で話そう」という話に乗ったのだ。
 男がこちらを向き,お茶を運んでくる。静かな手つきでインタビュアーにお茶を渡し、そして彼と向かいの
席についた。インタビュアーは出された濃い緑茶を一口飲み、夜の遅い時間で疲れた体に少し活力が
わくのを感じたところで、インタビューをはじめる気なった。
「ええと,影山さん、まずはあなたがなぜ真相を明らかにする気になったんですか?」
 影山はインタビュアーの目を見つめ続けていた。インタビュアーはなんとなく視線をそらし
照れ隠しに再びお茶に口を付ける。
「20年もたった今,真相を知るのは犯人だけだと思うのだね? 確かにあの事件は警察の必死の捜査にもかかわらず
 手がかりひとつつかめなかった。真相を知る私の所にも来なかった位だからね。
 それもこれもみんな、これから君に話そう。」
 そして影山は20年前の惨劇の真相を語りだす……
408名無し物書き@推敲中?:02/08/23 05:14
昔、書き出しだけ書いて放置の青春小説?

 そもそも樹雷(じゅらい)というへんてこりんな名前は、あいつが七月に生まれたからってことらしい。
 それを、本人から聞かされたのは今から六年前、僕も樹雷も小学四年生のときだった。
 樹雷とは小学校に入ってからの付き合いだったんだけど、つまり、僕がその変な名前の由来を聞かされるまで三年かかったっていう計算になる。
 でも誤解しないで欲しい。別にその三年間の間に、何か、セピア色っぽいドラマの中の回想シーンみたいに少しづづ僕たちが友情を深めていったという、気色悪いエピソードはない。
 実際、あいつは最初から超タメ口、会って三日目には僕の新品の筆箱に鼻くそを付けてくれた、バカヤローだった。
 まあ、つまり、あいつが三年生のときにそのことを教えてくれたってことは、単にようやくその頃になって自分の名前が変だと気付いて、親に由来を訊いてみたんだろう。
 それで、翌日の朝の会の前にカッコつけて、
「おい、光輝、ジュラーイってカッコイイよな。英語で七月って意味だぜ。ガイジンみてえだろ」
 ってね。ホント、バカ。
「でも、オレさ、今になって思うんだけどさー、生まれたのが七月でホンット、ラッキー」
「……なんで?」
「へへ、光輝、知ってっか? オレ知ってんだぜ。一月から、ジャニュアリー、フェブラリー、マーチ…」
「知ってるよ、英語の月の名前。エイプリル、メイ、ジューン、ジュライ」
「けっ、知ってんのかよ、つまんねー」
「まあ、確かに、十一月生まれだとかだったらヤバかったかもね。名前がノベンバー、本城ノベンバー」
「だろ? ちょー変。オレ、ホントラッキーだよな。本城樹雷、ちょーいい感じ」
「……そうかなあ」
 まあ、いいや、とにかくあいつは昔からこういう奴だったんだ。バカ丸出し。

ここまでです。続きが気になる…(w
409名無し物書き@推敲中?:02/08/23 07:38
投稿・批評・感想http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=radiuta
410394=399:02/08/23 09:01
>>400
感想としては、
>>389が状況を上手く掴めなくて解りにくかったです。
主人公がそういう能力を持ってるというより
どこかのゲーム系HPにあるリプレイ日記を読まされている印象でした。

>>390の頃には事情も解ってくるんですけどね。

展開としては、このテのモノの王道をいっているように思えます。
その分、序盤はインパクト&解りやすさを、
もっと心がけた方がいいんじゃないでしょうか?
>>406
連続モノなので、もう少し話が進んでから批評したいと思います。
ただ
“柴崎奈緒美”のセリフが芝居がかっているのが、少し気になりました。
今後どのように展開されるのか楽しみです。
>>407
この短い文章の中で
「インタビュアー」「インタビュー」という言葉が何度も出てくるのは
問題かと思います。
「インタビュアー」とせずに名前を与えてやったり
「取材」など別の言葉で表したりした方が、いいのではないでしょうか?

>(20年間未解決の事件を知っているなんて当事者,
> つまり犯人だと言ってるようなものじゃないか)
後で
>20年もたった今,真相を知るのは犯人だけだと思うのだね?
と“影山”に言わせるのだったら
先に( )で呟かせなくてもいいかと思います。
それよりも
“インタビュアー”に何らかのリアクションをさせた方がよいのでは?

これから20年前の事件の真相が語られるわけですが……
例えば
夜中に怪談をするとしますよね?
そういう話をするときって、部屋を暗くしたりと雰囲気にも凝るじゃないですか?

せっかく“真夜中の山奥の小屋”という舞台を設定しているのに
そのまんま >山奥の小屋 と書いたり
>夜の遅い時間で疲れた体に としてしまったのでは
もったいないと思います。

もう少し状況の描写もした方がいいのではないかと思います。
>>408
単にキャラクター紹介で終わっているのがもったいないと思います。
それと前半部分なんですが
あまり何年前とか数字に拘ると、読者を混乱させるので避けた方がいいでしょう。
実際、
>本人から聞かされたのは今から六年前、僕も樹雷も小学四年生のときだった。
>あいつが三年生のときにそのことを教えてくれたってことは
と作者自身も混乱するぐらいなんですから
感想鑑定よろしく

タイトル 夜に動く
作者 尾田
URL http://daisy20.cool.ne.jp/cgi/source/WDLUP0072.lzh
容量 2.83MB
ジャンル アクション(?)
ソフト性格 選択肢無しのノベル
作成ソフト Yuuki!
出来具合 100%(?)
予想プレイ時間 20分〜30分
コメント サウンドノベルゲームとは名ばかりで、選択肢なしただ読むだけです。スマソ
あと、絵の調子が毎回違ったり、ラフにそのまま色のっけてるのは
単に俺がヘタレなだけです。はい。
同じく感想鑑定を

タイトル 隅田川連続殺人事件 SUMIDA
作者 西村京次郎
URL http://daisy20.cool.ne.jp/cgi2/source/WDL10UP0002.lzh

容量 5.91MB
ジャンル 短編アドベンチャーゲーム
ソフト性格 コメントのとこを見れ
作成ソフト Yuuki!
出来具合 100%
予想プレイ時間 45分
コメント ●犯罪心理学、哲学、法律、等学問用語連発
●少年犯罪に関係ある要素を組み込んでいる
●作者が手書きで書いた犯罪心理に関するデータ等背景に使用
●様々な画像(演出に凝ってます)、テキストボックス・キャラ使用
●多数の効果音・midiを使用
●誰が犯人かわからないまま終了、グッドエンディングなんて存在しない
(作者が何を訴えたかったのかはプレイヤーに読み取ってもらうため)
●西村が言わんとしていたことは公開しません。場面によって一貫性がない、と思わせるために極めて抽象的です。
●芸術性を追求していますが、それと"あるもの"を結び付けています。

416407:02/08/24 01:01
>>412
批評ありがとうございます。
もうちょっと状況描写にこだわって書いてみます。
417faq:02/08/24 02:21
目を閉じる。
一定のリズムで、光と闇が点滅する。
下のほうへ行ったり、上へ行ったり。
とても自由に動く。絶えず形を変えながら。

決して止まることのない、光。
とてもとても静かな、光。
優しさに溢れる、闇。
やわらかく温かい、闇。
・・・なぜ。

永遠に永遠に永遠に。小さな宇宙が。
ずっとずっとずっと。一人の世界。

幼い頃から不思議に思っていた。
今も。何も変わってない。何も変わってなかった。
>>417
「とても自由に…」はおかしいだろ。素直に自由でいいのでは?

それと「決して〜」から「〜なぜ。」までの間で、
光と闇が点滅してんなら、光光闇闇ではなく光闇光闇って交互に出したほうがいいでしょ。
>>415
ゲームと芸術は相対するものなです
ソレらしいものを作ろうとするなら細心の注意を払いましょう
420名無し物書き@推敲中?:02/08/24 04:05
>>417
光と闇が点滅する、っての、おかしくない?
闇の中で光が点滅する、じゃないか?

とても自由に、のとても、は俺は気にならなかった。
しばらく見ないうちに糞みたいなスレになっちゃったね。
422408:02/08/24 09:38
>413 アドバイス、ありがとうございます。
確かに「いまから六年前」ってのは削除したほうがすっきりしますね。
別に冒頭で無理に出さなきゃいけない情報でもないし。
423名無し物書き@推敲中?:02/08/24 21:13
こういう原作を考えているのですが、どうでしょうか。

新入生として気楽な大学生活を送っていた棋島歩(きじまあゆむ)
は、ある日学校の老教授・小島から呼び出しを受ける。本に埋も
れた教員室で、歩は小島から、「将棋部の部員として、大学リーグ
へ参加して欲しい」と要請される。

突然の申し出に戸惑う歩に、小島は続ける。「棋島歩。小学生で
奨励会に入会し、史上最年少で三段に昇段。将来を嘱望されていたが、
ある棋士の死が原因で奨励会を退会。才能を惜しむ声も聞かれたが、
最近では棋界の話題に上ることもなく、ファンの記憶からも消えた」

歩は、小学生時代、将棋のプロ棋士を養成する関東奨励会に在籍し、
天才的な才能で、瞬く間にプロ目前にまで昇段したのだが、兄貴分
として慕っていた先輩棋士が、年齢制限でプロへの道を絶たれ自殺
したことに衝撃を受け、奨励会を退会した過去を持っていたのだ。
424名無し物書き@推敲中?:02/08/24 21:13
それ以来、もう二度と将棋は指さないと心に誓っていた歩は、小島の
申し出を拒否する。頑なな歩に対して小島は、自らが顧問をしている
伝統ある将棋部が部員不足でこのままではリーグ戦に参加できない
こと、歩の奨励会時代に見せていたきらめくような才能溢れる将棋が
もう一度見たいこと、もう一度将棋を指すことが故人への一番の供養
であること、そして、自分は今年で定年を迎え、将棋部顧問として
最後のリーグ戦であることを伝える。

小島は研究室の隅から盤と駒を取り出し、歩の前で駒を並べ、有無を
言わせずいきなり初手を指す。自分が勝てば、歩は将棋部に入り、
敗れれば入部はあきらめ、二度と部に勧誘しないことを誓い、歩の
6年ぶりの対局が始まった。

将棋は一手を争う接戦となるが小島が勝利する。歩は小島との対局中に、
奨励会を退会後味わったことの無かった背中の焼け付くような緊張感や
充実感を感じ、自分には将棋しかないことを改めて感じたのだった。
425名無し物書き@推敲中?:02/08/24 21:19
イメージ的には映画の「シコふんじゃった」みたいなものを考えています。
この主人公は部員の勧誘に奔走して、留学生とか、ヤンキー上がりとか、
人情にもろい硬派な応援団長とか、いろんなキャラを登場させようと
思ってます。主人公は普段は優柔不断でぼーっとしてるんだけど、いざ
将棋になると天才的な冴えを見せるようなキャラにしたいと思ってます。
>>423-424
スレ違いだが一応レスしておくと、
プロットはごくありふれたひねりのないものと感じられる。
作者が奨励会に属したことがあって、あの独特の雰囲気を伝えられる
だけの筆力があるなら、読ませてもらいたいと思う。

もしオレが手がけるなら、若くして(いまは25歳だっけ?)
退会を迫られる三段棋士の危機感や絶望感のほうをテーマに据えるだろうな。
>>419
最近の風潮として現代美術はゲームに接近しようとしているよ。
美術館でもそういう企画展がけっこう開かれてるし。
>>415がどうかは知らんけど。
428名無し物書き@推敲中?:02/08/25 15:56
以下の文章に文法的な謝り・改善の余地は無いか?、
   初心者・厨房にも分かりやすく読む意欲を持たせられるか
   について論評をお願いします。悪い点をあぶり出していただければ幸いです。
   一般論して、この文章がテンプレに採用された場合「協力・創作文芸板」
   風の但し書きを付け加えておいた方がいいものでしょうか?。


ソース主義とは何ぞや。
ハングル板が突拍子もない行動を繰り替えす国相手に
デマの多い速報的情報を多く扱うとなれば、情報の裏取りを重視
せざるを得ないと言うことは我々も理解しています。
しかし、それこそがハン板の誇る普遍的に優れた方式と誤解すれば
損をしてしまいますよ。
軍事板のマジレスは実証主義を持って説得力を得れる性質のものです、
そして例え何か間違った情報を提示してしまっても誰かが訂正を入れてくれる
恵まれた環境にあります。特に270式氏、81式嬢に間違いを訂正したり
ご教授下さることを多く、いうならば軍事板の食物連鎖の頂点とでも
申しましょうか(笑)。
ハングル板諸氏、両名を始め多くの有識者が参加する事はとても幸運な
事です、それが軍事板の大多数が保証しますしうらやましくもあります。
(根拠を出せと言われれば、今まで営々と積み上げられてきた実績
たるスレらをもってソースといたしましょう)
さあ、ともに思考実験を行いましょう。
例え力不足を感じても僅かな自尊心を満たすために
反抗して見せるより、多くを理解しようと努力すれば
視野が広がりきっとあなたに貴重な利益をもたらすでしょう。
二通りの土壌交わるこのスレですばらしい果実が実ることを
願っています。    
429438:02/08/25 15:58
文章2
考察そのものに「政治経済的にありえないから云々」
は控えましょう。図演で浮き彫りになるのはあくまで
能力の有無であって、むしろ政治外交を組み立てる「部品」の一つです。
政治経済の制約を過度に見積もることは、
「夜道で襲われる可能性と対応策」を話合う場で
「そんなことをすれば警察(国家間に存在しないものですね)や周りの
人間が黙っちゃいないよ、ありえない」と議論放棄する事であり、
「あいつ(韓国)の拳なんて何にも考えなくても俺の体に届く前(日本海)
に受けとめてひねりあげれるよ、余裕で」とまあ踏ん反りかえるようなものです。
ナンセンスであるばかりか油断の見本のように見えませんか?。

国家の関係はシビアな現実主義で計られます、
例えば英国は(核攻撃等、自国の利益にならない行動を
とることを阻止するため)在英米軍基地制圧プランが
存在し、米軍側にも対応プランがあるといわれています。
自衛隊が某国を仮想敵国にして図演を行うのは少しも
変わった行動でも無駄な徒労でもないのです
 
文章3
極東の小国が自棄(ヤケ)を起こし、国際社会を敵を回すのを
承知で最大級の貿易相手国相手に戦争を起こす」
なんて出来の悪い小説の中でしかあり得ないことでしょうか?。
よく考えてみましょう、ほんの半世紀前に起こった事じゃありませんか?
今とは時代が違うと仰るならば、その根拠や仮説を踏まえ考察
しなければいけません。
何しろ今は少し上の先輩が1929年に起こった世界大恐慌から学ばず
に浮かれた末の後始末の真っ最中なのですから。



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431taru:02/08/25 17:20
十二月の弱々しい太陽の光が彼の腕にあたり、産毛のように生えた腕の毛が
白っぽく光っていた。空気が乾燥していた。先程から耳鳴りのように聞こえて
くる波の音に彼はあやうく眠りそうになってしまった。風は吹いていなかった。
彼は芝生の上からゆっくり起き上がった。
432taru:02/08/25 18:01
彼は眩暈のような眠気を感じとめ、別荘に向かって歩き始めた。
歩きながら振り返ると海が見えた。それがまるで自分の恋人で
あるかのように何度も振り返りながら歩いた。
 
433 :02/08/25 18:17
434taru:02/08/25 18:21
 彼は不図、初めてあの海を見たことのことを思い出した。十五年
前のことだった。まだ六歳だった彼は健作と一緒に、自転車で二時
間かけてあの海まで走ったのだった。「これが海なんだね。すごい
ね」あのとき健作はそう言った。あれからもう十五年もたったのだ。
健作はすでに死んでいた。
435taru:02/08/25 18:29
 健作の死について彼はなにも知らなかった。彼は突然その死
を知らされたのだ。葬式もすでに終わったあとだった。健作の
死を教えてくれた聡美は悲しいね、と彼に言った。偶然町で
彼女に会ったときだった。もし彼女に会わなかったら一生
彼はそのことを知らなかっただろう。彼は悲しくなんかないんだ
、そう思った。ただ初めて彼と一緒に海をみた記憶がそれ以来ず
っと頭の中をめぐり続け、それは彼を困惑させた。
taruは何がやりたいんだ?無視するぞ?
437taru:02/08/25 18:37
 風は吹いていなかった。彼は別荘に着くと祖父に気づかれない
ようそっと二階に上がった。なにもない部屋だった。ドアを静かに
閉め、冷たい床の上に大の字になって寝転んだ。煙草を吸おうと
思って、もう一本も残ってなかったことに気づき、さっき買って
おかなかったことを後悔した。
438taru:02/08/25 18:38
批評してくらはい(笑)
このスレ、時々暴走して長文レスつけてる人を見かけるけれど、
あんまりやりすぎると、批評つきにくいですよ。
私も何度か批評文をつけさせて頂きましたが
やっぱり数レスにわたるものよりは、短く纏まっているもののほうが
見易かったです。
440taru:02/08/25 18:41
 すいません。
長文はまあいいさ。読む気がなければそこだけ飛ばせば
いいんだからな。しかし、複数レスに分けて長いのを
続けられると正直うんざりする。
taruの文書は悪くないのに出し方が腹立つな。
久しぶりにやりますか。

>>431->>437
丁寧に情景を描写しようという姿勢は伺えます。雰囲気も優しい感じで
悪くありません。ただ、全体に文章リズムがよくないです。
ぶつっ、ぶつっと切れている印象を受けます。
最近の文学はセンテンスの短いものを好む傾向があるのでしょうか、
細かいことは知りませんが、taruさんのこの文章の場合はやや区切りすぎ
の印象を受けました。
殊に、>>431-432あたりは、二文を一まとめにしてもいいような感じですね。

物語の書き出しであるとすると、>>431は少々弱いです。カメラを動かす技術が
まだ不足しているのかもしれませんね。
「不図」は「ふと」と読むのですね。好みもあるのでしょうが、平仮名のほうが
自然な気もします。
それから主人公の他に出てくる「健作」や「聡美」が何者であるのか、
この文章を読む限りではよく解りません。突然登場してきて「こうなった」と
結果だけ述べられても、読み手は困惑してしまいます。
(主人公よりも私のほうが困惑しましたですよw)

全体に文が散逸気味で、統一感が取れていない感じです。長編の冒頭としては
やや弱い。したたかに計算をしながら攻めていくという考えがもう少し
欲しいと思いました。頑張ってください。
443taru:02/08/25 18:55
>439、441
どうやら無礼な書き方してしまいました。
すいません。
444taru:02/08/25 19:02
>442
どうも。ありがとうございました。
また来るのでよろしくお願いします。
名前覚えといてくださいね。
445エヴァっ子:02/08/25 19:13
『クローンは泣かない、クローンは冷たい、クローンは人間じゃない』
――そんな事、そんな事……あるわけないじゃないか。

…………作戦中だというのに、こんな事をぼんやりと考えていた。
急いで意識を集中させ、何度も読んだ作戦命令書に目を移した。
ご大層な言葉か並べ立てられ、秒刻みのスケジュール、それが私達の戦場だ。
巨大なライフルも、特殊な繊維の服も、防弾のゴーグルも……そして私達も、金持ちの酔狂で作られたに過ぎない。
いつだったかあいつは……クローンだったら考えが一緒で、まとまりやすいんだろう?などとふざけた事を科学者達に聞いていた。
無知なオトコで、ただ他人に寄生するだけで金を得た……そんな奴を私達は護る。
「……054?なに考えてるの?」
隣にいた、053が私をみて、聞いてきた。
まったく同じ顔で、同じ服を着て、同じ声、そんなやつが60人もこの辺を包囲している。
これがあの男の目指したまとまりやすい部隊……そして狂った部隊だ。
「別にィ……あの男を狙撃したらどうなるかなって思っただけ」
そんなふざけた事を言いながら、銃口を遠く離れた男に向けた。
私達はビルの屋上にいるし、男はもともとぼんくらなのでバレやしない。
気が付くのは私たちの姉妹ぐらいだった。
「止めなよ、反逆行為で……殺されちゃうよ?」
「ヘェ……誰に?」
「私に」
053が、無表情でマシンガンを私の額に押し当てた。
「撃てるの?」
「勿論」
「どうして?」
「命令されてるから」
「ふーん」
素っ気無い返事をして、私は薄く笑った。
「じゃあ今から、命令した奴を殺すからさ、逃げよう」
返事を待たずに、私は引き金を引いた。
「ヒット!」
赤い液体が、道路にぶちまけるのを確認してから私は口元のマイクに叫んだ。
「皆、今聞いたとおり、逃げ出そう!私達はもう自由だ!0-786で集合!以上、通信終わり!」
それだけ言ってマイクを切って、053の顔を見ると泣いてた。
「何で泣いてるの?命令されてないよ」
「分かんない」
「ふーん」


しばらくして、私達は0-786に集まった。
あるものは笑い、あるものは泣き、あるものはこれからどうしようかと頭を悩ませていた。
だけど、まったくまとまりのない部隊だった。
でもそんな事はどうでも良いんだ。
私達はもう、命令されないんだから。
446名無し物書き@推敲中?:02/08/25 19:15
>>1

批判の方が良かった・・・。
447名無し物書き@推敲中?:02/08/25 19:41
>431-435
雰囲気は悪くないが、全体的に日本語が危うい気がする。

>431
まず、序文「十二月の〜光っていた」
産毛のように生えた毛ってなんですか? 本当は剛毛なんですか?(w
だいたいここで腕という単語が二回登場するのは適切ではないでしょう。
「十二月の弱々しい太陽の光が彼の腕に当たり、そこに生えた産毛を白っぽく光らせていた」という感じで。
次の「空気は〜風は吹いてなかった」
描写の順序としては、空気が→風が→彼は危うく…のほうがいいと思います。

>432
「めまいのような眠気」ってのも比喩としては違和感を感じます。もともと眠気とめまいは同質のものだし。

>434
不図はひらがなで。「見たこと」は「見た日」の間違いですか?
最後の健作の死の文が唐突すぎる。直前にワンクッション欲しい。

>435
「彼は突然その死〜悲しいね、と彼に言った」
説明の順序が悪く、わかりにくい。
「偶然街で聡美に会ったとき、彼女の口からそのことを知らされたのだ。悲しいね、と彼女は言った」でいい。
葬式うんぬんはいらない。この状況なら、特に説明しなくても、葬式はとっくに済んでいるものと推察できるし。
>>445
SFショートショートで完結している「作品」として読みました。

主人公の054は、これを読む限りではかなり個性的なキャラクターに思えました。
本作において、クローン=無個性というのが冒頭部分の鉄則なのに、
統一感があるのが結局容姿のみ、というラストは腑に落ちないものを感じます。
言わんとしていることは解りますが、なるべく普通の人間と差のある描写を
書き加えたら、完成度はより増すことと思います。

文章に関しては、やはり少々荒さが目立ちます。
部隊員全てがクローンでありながら054と053のみ「姉妹」という表現を
敢えて使っているのもよく解りませんし、
冒頭の冷たいし、泣かない、という表現も、ラストに繋がっているようで途切れています。
細かい部分を挙げます。
・「?」「!」の後文章が続く場合は1マス空ける。
・>ご大層な言葉か並べ立てられ、秒刻みのスケジュール、それが私達の戦場だ。
 センテンスが乱れています。さあどこでしょう。
・>赤い液体が、道路にぶちまけるのを確認してから
 これもおかしい。ぶちまけたのは誰?
・>「皆、今聞いたとおり、逃げ出そう!
 この部隊は、全メンバーマイクでも常備しているんでしょうか?
・>だけど、まったくまとまりのない部隊だった。
 「だけど」は不要。60人のクローンの態度がバラバラなのはその前の文で判ります。

>>1で謳われている通り、少し推敲に時間をかけてからアップしてみてください。
急いで書いたのがばれちゃいますよ(w
お話はベタですがそれなりに楽しめました、と一言付け加えておきます。
449423:02/08/25 22:50
>>426 ありがとうございます。奨励会三段リーグの悲哀を描いた「将棋の子」は
名作ですよね。私は一将棋ファンですが、読んで泣きました。あそこまで踏み込んで
原作が描ければ言うことなしでしょうね。
>>449
ごめんなさい、未読です。今度読んでみる。
既存の作品を想起させるようなテーマだと、難しいかもしれないね。
451taru:02/08/26 09:35
>447
どうも。ありがとうございました。
452名無し物書き@推敲中?:02/08/26 15:37
>423〜425
あの、私も将棋とか指すんですけど、棋力はアマ3段です。
なんかストーリーに憤りを感じます。正直言って、「んなわけねえだろう」
という気持ちで共感できませんでした。
まず、奨励会にいるような人達が、いくら慕っている先輩棋士が自殺したから
といって退会するわけがないと思いました。過去、実際にそういう事件があり
ましたが、それを機に退会した人なんて聞いたことありません。
彼らの4段になり「プロ棋士」と呼ばれるようになることしか頭にはないんです。
そりゃ、しばらくは感傷にひたっているだろうが、すぐに現実にもどります。
あと、小島が歩に勝ったなんて、ありえないっス。腐っても元奨励会員はアマの
5段は軽くありますよ。そうすると教授の身で忙しい小島がそんなに強くなる時間
はないように思われ、どうも釈然としませんでした。酷ないいかただけど、受け入れ
ラレナ委と思う。もっとも、将棋を知らない人には引っかかりなく読めると思うけど。
453名無し物書き@推敲中?:02/08/26 18:33
>452

私、423-425じゃないけど、
このような批判ってありがたいなぁ。

書いていて一番気にかかるのは、その業界の
なまの姿で、ネットで調べても中々つかみにくい。
プロットや文章についてアドバイスもらうより価値あるよ。
454名無し物書き@推敲中?:02/08/26 19:24
じゃあお前ははこのスレから出ていけよ。氏ね。
>>452
その、あり得ないだろうシチュエーションをいかにうまく書くか、だと思うけどね。
もちろん、どの程度あり得ないのかについて現状把握するのは大切だけど、
事件にたいする反応として特異的なものであるからこそ、創作の目が向くし、
ひとつのテーマとなり得るのだろうという気がする。
実際にも、三段リーグに在籍しながら、医者になるために退会した人だっているわけで、
そういう人の葛藤は外から見ても興味深いでしょう。
ただ、423氏はそういう観点とは違うようだったので、プロットとして厳しいと感想を述べてみましたが。

スレ違い、申し訳ないです。>>453-454
わかっていながら乗りかかっちゃったから、皆さんを混乱させてしまいました。
取り合えず
453は批評と批判の差を理解すれ。
自信まんまんだが、
夏ぶりが痛々しいぞ…。
457名無し物書き@推敲中?:02/08/26 19:43
ロマは別にスレ違いではないとオモタけど。
>>454は言いすぎだと思うけど
>>453の考え方は違うっしょ、やっぱ。

業界の生のすがたって、まんまお話のタネなんじゃないの?
書き手として、そういう情報がありがたいのは解るけど
それは自分で取材して集めるもんじゃないの?

批評家の方が、親切にもそういうことを教える分には全然OKだと思うけど
文章の批評よりも、話のネタをくれってのは
違うっしょ?
>>458
というか、>>453は最後の一行が余計だったと思われ・・・
だからスレから出てけって言われたのかも。
460名無し物書き@推敲中?:02/08/26 21:30
「とっても頭がいいと思うわ。
 あたしなんか、ぜんぜん思いつかなかった。
 ただ、いちもくさんに逃げだしただけ。
 間脳の恐慌反応ね」
461高1:02/08/28 06:54
霧の中でうっすらと輝く夕焼け。
その下で小さな水たまりが鈍く光っている。
すぐ側に、川があることすら知らずに。

結局、俺は道を見失っているだけなのかも知れない。
道を失った水は行き場もなく彷徨い、やがて一つの場所へと留まる。
しかし、そこは真の居場所ではない。
場違いな水は淘汰されて、新しい水へと生まれ変わるだろう。
再び、真の居場所を目指すために。
だが、そこに着いたところで、特に素晴らしいことがあるわけではない。
長いか、短いか。忘れていられるか、覚えていられるか。所詮、そのくらいの差だ。

そんな当たり前のことに気づいたときには、朝焼けはもう消えていた。
しかし山の向こうへ隠れる直前に、
朝焼けの欠片が僅かながらこちらを照らしていたような気がする。
その代わり、俺を照らしていたわけではなかった、と思う。

隣の家のアサガオは、昨日とは違う色でまた咲いている。
だが、俺のアサガオは今日も咲かないままだ。
462名無し物書き@推敲中?:02/08/28 13:58
age
463名無し物書き@推敲中?:02/08/28 14:37
>>461
真剣に書いたと思うのですが、ぶっちゃけ抽象的すぎてまったく何が書きたいのか伝わりません。
「俺」を行き場を失った水に例えていますが、肝心の「俺」の置かれている状況の描写がなく、
具体的に「俺」が何に悩んでいるのかが不明です。また、そこまで読み手に想像しろというのは無茶な話です。
あと、「水」はもともと流動的なものの象徴であって、そもそも「真の居場所」なんて存在しません。
この文のような比喩はあまりうまくないかと。

また、重大なミスとして、描写されている風景が夕焼けなのか朝焼けなのか不明な点があります。
最初に夕焼けと書いておいて、途中で朝焼けはもう消えていた、とある。
山の向こうへ隠れたのは何なのか。朝焼けって山の向こうへ隠れたりしないし。
夕焼けだとしたらこのあとアサガオが咲くのはおかしいし。
「その代わり」って、何の代わりですか。意味不明です。
最後「俺のアサガオ」って何ですか。今まで「俺」を水に例えていたのに、今度は急に「俺」のなにをアサガオに例えましたか。
これまた唐突で意味不明です。
以上、厳しいですが率直な感想です。
464高1:02/08/28 16:36
うがっ最初の夕焼けは朝焼けの間違いだった!!
もうチョット見直していれば良かった、、

どうもありがとうございました勉強になりました。
465:02/08/29 00:48
以下の文章を批評してください!

 
 わたしがおなかの包帯をとくと、五センチほどのかわいい裂け目が
姿を現した。二、三度いじくった後に指を深く押し込む。あっというまに
てもおなかも赤く染まった。
 こうやってあなたが押し入ってきた痕をもてあそぶのが、わたしの
一番の楽しみ。痛みが走るたびに、幸せもまた生まれる。もっともっと
あなたを感じたくて、わたしはどんどん指をめり込ませていった。そうして
つややかな色を広げて、あなたの好きな情熱の薔薇を咲かせるの。
裂け目は、傷か、ヴァギナか。
まあどっちでもいいけど。

最後の一文が陳腐、かなあ。
「つややかな」で、およ?っとパワーダウンして
「あなたの好きな」で、「あなた」のイメージが貧弱になって
「情熱の薔薇」が懐メロになっちゃう。

>あっというまに てもおなかも赤く染まった。
「手も」のほうがいいんじゃないかな。
ゆびは「指」って書いてるしさ。
誤字かと思った。
 私が幽鬼となってこの世界をさまよい始めてから、1000年が経った。この1000年間で私は人のあらゆる歴史と変遷を見てきた。
愚かな戦争、民衆を勝利に導いた英雄、歴史を変えるほどの力を持った革命と発明、
それら全てを私は見つめてきた。ただ見つめるだけ! 語り合う仲間も無く、愛しい人が絶望へと向かっていく姿を見ながら、止められない無力感だけが全てだった。
 
 神様は私を不憫に思ったのだろうか? そんな1000年の孤独と絶望に耐えた私に神さまは、1週間だけ人として現在の世界を生きてみる機会をくれた。
もはや私に好奇心のかけらも残ってないことは神様だって分かっているはずなのに! 
神よ、私の孤独と絶望がそんなことで晴れるとでも思っているのか?
 
 そして気付いたときには都会の郊外にある古城跡に、生きた人間の肉を持つ人として私は立っていた。
 絶望に支配された私の心に今の状況を克服しようなどという気は無い。このまま朽ちていってしまおうとも考えたが、それも許されないようだ。
神様が私にくれた肉体は、全く生理的欲求を持たず、皮膚は鋼のように固かった。
 それならばせめて、私の身に起こったことでも記しておこう。そして1000年間の歴史の変遷を。例え真実と思われなくとも、
想像力豊かな人間が書いた絵空事と思われてもかまわない。心が死んでいるような私にできるのはそれくらいなのだから。
468467:02/08/29 05:03
批評おながいします
469Ray.na  ◆CujopyKE :02/08/29 05:32
 もっとあかるいうちに帰っておくべきだった。ちがう、そ
うじゃない。委員会なんて出なきゃよかったんだ。だって
今日はもともと曇ってて、委員会が終わったときにはもう
かなり暗かったんだから。ちがうせめてユミたちに、委員
会終わるまで待ってて、っていえばよかったんだ。普段は
そんなに親しくないけど、遠慮するなんて私らしくない。
全部違うな。明るさとかそんなの関係ない。一人でなんて
最初から帰れるわけなかったんだ。私は一人で歩くのは大
嫌い。さびしくてなんだか怖くてたえられないくらい退屈
で。最近はマイたちとは遊ばなくなって、もっぱらユキと
いつも二人きりで、それでも時間を忘れておしゃべりしな
がら楽しく歩いてやっと家までの遠い道のりをやりきって
いた。ユキはほんとうに気があった。おたがい正直で、い
い子ぶってるマイたちの前では隠さなきゃいけないような
ことも一緒に楽しめた。
 不安で泣きそうになりながら空を眺めててもますます時
間が過ぎていくだけだと気づいて慌てて図書室をとびだし
た。飛び出したはいいけどやっぱり帰れない。階段のとこ
ろまで歩いて、また引き返した。でも図書館に入っても何
もないのはわかっているから、廊下で立ち止まって窓から
外を眺めた。どうしたらいい? それこそ話もしたことな
いクラスもいっしょになったこともない子しかいないけど
テニス部の子達にいきなり声をかけて、一緒に帰ろうか。
おなじ方向に帰る子はいるかな。
 突然となりに人がいた。ビックリして顔を見上げると音
楽の先生だった。いつもキザなことばっかり言ってる若い
ロマンチストな先生だ。ちょっとだけかっこいいので皆が
あこがれてる。私はあんまり好きじゃない。私はもう少し
年をとってる中年の先生が好きだから。
470ぷろへっしょなるらぶれたー#:02/08/29 07:47
「イス」

イスとしてこの世に生を受けてもう二年が経つ。
私のご主人様はいつもイスに座っている。
長く使ってもらえるとうれしい。
なんか名前まで付けてもらってるんだ。
他のイス仲間たちと比べられると私の環境って幸せかもしれない。
ご主人様も愛着持ってくれているし、幸せだな。
今はわけあって遠く離れているけど、いつか帰ってくるんだよね。絶対。
いつも使ってくれてありがとう。
イスもいろいろあって大変だよ。なんだかね。お尻重いし、
ひじかけにひじを乗せたり乗せなかったり。なんか金具間違ってつけられちゃって、すんごい不恰好なんだけど、これなんとかしてくれない?
肘掛のナットを緩めて付け替えるだけでいいんだけど。
あ、あとそうそう、こないだそんな不安定なイスだから、
ご主人様ひっくり返ったっけ。腰打って「痛い」だって。笑ってしまった。
あ、階段を上ってくる音がする、今日はご主人様小説を書くって言ってたっけ。
「ガチャ」
あ、来た来た。えと、今日は何を書くのかな?え、イスのこと?
私の事書くの?うそお。私の気持ちがわかるのかな。そう思った。
そうだよねえ。こないだあなたのおかあさんにあたし蹴られたものねえ。
で、イスにあやまろうと思ってあたしのこと書いてくれるんだって?かわいい。
結構あなたの家庭もいろいろあるみたいだねえ。
なんかあなたの心思春期で止まったままだね。
一番大切な時期失敗しちゃうとこういう苦しみが来るんだよね。
まあイスの私が考える事じゃないけどね、一応大切な人だからね。
あーあ人間なんかに恋してどーすんだ?
ま、一人ごとね。あ、イスになりたいって思った人いる?でもあの人お尻重いよ。
折角だからご主人様に本当の事教えてあげる。
このあたしの考えている事がご主人様に伝わっていたらの話なんだけど・・ね。
私は未来から来てるんだ。あなたを幸せにするために。ある指令を受けているんだ。
あの人最近わけあって自信喪失気味だけど必ず助けてあげるからね。
果たしてコンピュータと人類は分かり合えるのだろうか。
私はそれを観察するためにやってきたのよ。一つの可能性として、
人類の次に反映するのはコンピュータだという意見もあるよね。
人類の誕生のルーツも、頭脳と言うものを与えたコンピュータかもしれないよね。
ある知的生命体が、ある惑星を調査するために、
この地球という星に適応できた回路を作ったとしたら、
人類の祖先もコンピュータだったかもしれないよね
進化プログラムとかあって。おっと、あたしが余り語ると、
コンピュータ君のお仕事がつかなくなっちゃうね。
彼もまたこの時代にやってきているのよね。
というわけで、ご主人様、疲れたからあたし休むね。その重いお尻、どけて・・・。
早起きしたから、ちょっとだけつきあう

>>467
焦点がはっきりしない。
1段目では、幽鬼であることに不満なのは「見つめるだけ」だったことだよね?
で2段目、見つめるだけじゃなく関与できるようになったら
その途端、今度は「孤独と絶望を晴れない」ってのが不満になるわけ?
んでもって3段目、「孤独と絶望」をほぼ1000年も経験してきたと言うのに、
なにを今更「今の状況を克服」する必要があるのだろうか。

「孤独と絶望」と絶望のままでいいじゃん。
と言うより、1000年もさまよって、孤独も絶望も理解できずにいるんだな、
この幽鬼は、というのがここまで読んだ感想。
不平不満、何かしらの欲望から出てくるわけで、
1000年もさまよって、まだ、たらたらこぼしてるようじゃ、
まったく、心は死んでない、と。

ま、そういう意図ならいいのでは。
続きがあるなら、不平不満読むのが好きな人は、あまりいないだろうけど。
>>469
どうして、一人で帰れないのか、その部分だけではわかんないし。
>>470

まず、冗長。
このあとも話続けるつもりなら、
「もし自分が椅子だったら……」みたいな
中学校の創作の課題に書くような他愛のないエピソードを
はじめにだらだら書かない。


>私は未来から来てるんだ。あなたを幸せにするために。ある指令を受けているんだ。
>あの人最近わけあって自信喪失気味だけど必ず助けてあげるからね。
>果たしてコンピュータと人類は分かり合えるのだろうか。
>私はそれを観察するためにやってきたのよ。

どっちなのよ。
椅子の持ち主を幸せにするために来たのか?
コンピュータと人類が分かり合えるか観察するために来たのか?
文として破綻しかかってるんで、
椅子の思考回路が壊れてるって描写なの?

いずれにしても、「果たしてコンピュータと〜」以降は、唐突すぎ。
分量的にもバランス悪い。
だらだら、言いたいこと言わない。
底が見えちゃってるし。
それより、なにより、
主題がそちらにあるなら、椅子が語る意味がないんじゃないか?

つか、この後、コンピュータが独白すんの?
474名無し物書き@推敲中?:02/08/29 14:00
「以前の可能性」

僕は地面に寝た。背中に小石がほんの少し刺さるようだ。
時折横を通り過ぎる車の音にも慣れ、今度は排気ガスが気になりだした。
僕は深呼吸した。
青い空が視界に開けている。白い雲が僕に健康を与えるようだった。
白い鳥が群れをなしてさっと宙返りするように空を掃いて行く。
だけどいまの僕にはそれだけだった。

しばらくすると僕は車の運転をしているつもりになった。助手席と後部座席に
仲間がいて僕の運転が下手だと言ってからかっている。僕は得意になって
ふざけながらハンドルを右に左にかき回した。すると森の中にぽつんと一人
取り残されている自分をやがて僕は発見するようになる。僕はそこで
何から何まで自分でしなければならなかった。

僕はもう立ち上がって道を歩いている。腹が減ったからだ。その先のことは
憶えていない。
475名無し物書き@推敲中?:02/08/29 15:24
476ぷろへっしょなるらぶれたー#:02/08/29 17:39
>>473
一応、オチをつけたつもりなんですが、読み取れませんでしたか。私の技量不足を痛感します。
SF的な私小説タッチで進めたのですが、
あなたの批評に批評させていただきます。
なんか批評と言うより、ただ、ぶちまけているだけのような気がします。
>他愛のないエピソード
大きなお世話です。
>分量的にもバランス悪い。
分量とはなんですか?
>だらだら、言いたいこと言わない。
私小説タッチで書いてみたので、細かいエピソードは必要かと思われます。
>底が見えちゃってるし。
底とはなんですか?ストーリーが浅いということですか?
>主題がそちらにあるなら、椅子が語る意味がないんじゃないか?
主題とはなんですか?抽象的です。イスが語らなかったらSFぽくないし、
ただの私小説になるでしょ?
中学生の発想で非常に申し訳ないが、ダメを出すということは、自分もダメだしをされるってことに気がついて
ダメだしをしてください。

>>476
それじゃ揚げ足とりだってさ。批評になってないよ。
質問し返すなら、その前に質問に答えなよ。

@なんのために椅子は来たのか。
A椅子の思考回路は壊れかけてるのか。

というかその前に、
このストーリーは、これで完結なの?

おれもイマイチこのスレの作法わかってはいないんだけどさ。

「SF的な私小説タッチ」で書くのは勿論アリだけど、
試みとしてうまくいってないんじゃないの? と言ってるわけです。
読む側に伝わらなきゃ、どんなタッチで書こうがただのヲナニですから。

主題の件について補足すれば、
これで完結してるわけないだろうな、と読んだので、この後、
椅子と主人公のコミュニケーション(ディスコミュニケーション?)を描きたいのか、
人間とコンピュータが共生できるかを描きたいのか、
そのどちらかによって、舞台立てもふさわしいやり方があるんではないの?
ということです。

中学生の発想って、あなたが中学生ってことですか?
ま、あんまり関係ないか。
478名無し物書き@推敲中?:02/08/29 19:04
>>473ではないが、>>470はたしかに唐突だと思います。
この程度の描写で冗長とは思いませんけどね。
まず文体にアラが目立ちますが、これは練習でなおると思います。
例えば同じ人を「ご主人様」と呼んだり「あなた」と呼んだり「あの人」と呼んだりする。
きちんと状況による使い分けができていればそれでもいいが、見るとちっともできていません。
さて。
重いとか「なんとかしてくれない?」とか文句ばかり言ってると思ったら、いきなり「人間なんかに恋してどーすんだ?」という文章。
読者は「え、このイス恋なんてしてたの? だったらこれまでの文章で示してくれよ」と思います。
繰り返し読んでみればわかると思いますがちょっと無理がありますよ。
かと言ってこのあと「人に恋したイスの物語」となるわけでもない。
正直、不要な表現です。
現在進行形の独白形式で書かれているはずなのに、「ガチャ」の2行後「そう思った」は必要ないはず。
そのさらに5行後、「こういう苦しみ」はどういう苦しみなのかがどこにも書かれていません。
(心が思春期で止まっているくらいでは一般的に苦しみとは言わない)
「あ、イスになりたいって思った人いる?」え?独りごとじゃなかったの?誰に向かって話してんの?
イスがいきなり誰かに向かって話し出すわけはないのだから、こういう文章はあくまで独白形式で進めてほしいですね。
また、この文章は「ご主人様」がイスの気持ちになって書いたものなのか、
そうではなくて、イスの気持ちになって書いている「ご主人様」を実際に意志を持ったイスが描写しているのかが不明。
さらに後半の、未来からやってきたとか、コンピュータがどうとかが出てくると、>>473も指摘したように、もう矛盾だらけ、意味不明です。
ここは素直に反省すべきだと思います。
479ぷろへっしょなるらぶれたー#:02/08/29 19:08
>>477
まことにごもっともな指摘有難うございます。
ヲナニで結構。どういう反応をするか書いてみたので。
実は、仲間内で「イス」について書いてくれって課題がでて、
ちょっと書いてみたやつを送ってみました。
女性っぽく書きたかったので、
深いストーリー展開とか気にしてないです。
なんか普通の女性にするとただの倒錯純愛っぽくなるのでやめました。
別に精神的に破綻して書こうって思ったわけではないです。
ただ、書いてる俺がちょっと破綻しているので。そう伝わっちゃうかもしれない。
いいわけになるかもしれないけど、息抜き程度に書いたので、あんま気にしないで下さい、
480名無し物書き@推敲中?:02/08/29 19:20
>>479
批評者に反論するほど自分の文章にプライド持ってるのかと思ったら、
再反論にはヲナニで結構と開き直り、あげくに息抜き程度だから気にするなとは随分だな。
>>480
本気でいってるのか?

>仲間内で「イス」について書いてくれって課題がでて

だぞ? 
>>481
うん?
その程度の思い入れで書いた文章に当然の批判を受けて、なんであんなに熱くなって反論したの?
483481:02/08/29 19:48
>>482
いや、俺第3者なんだけど……
484481:02/08/29 19:49
>>482
ん? おれ第三者だけど……
ああ、2重投稿……スマヌ
>>480
批評スレだから、無駄な論戦はさけたいなあって思ったので折れさせていただきました。
>>478
ご指摘ありがとうございます。
文章表現上、リアリティを出させていただくために、あえて、男の呼び方を変えさせていただきました。
あくまでも、主人公(イス)の独り言、だという事を前提としています。話し言葉で書きました。
長編で書けばいいのですが、掲示板用ということで、短くまとめようとして唐突な展開になった、と苦し紛れの言い訳です
恋をしているイスと言う描写は、文章の雰囲気で匂わせているつもりです。

あんまり論戦していると、次の批評文と混同されそうなので、メルアド出しておきました。
そちらの方へお願いします。
私が次に目を開いたのは、門限を一時間程過ぎてからだった。
あわてる必要は無かった。家出をしたのだから。
家出をしてもう三日になる。私は中学生だからお金なんかない。どっかの
人みたいに体を売る事も考えた。けれど実際恐くってそんな事は出来なかった。
でも本当に恐かったのはそんな事じゃない。家に帰りたい自分が恐かった。
お父さんも怒るだろう、お母さんも怒るだろう。近所の人は気を使った挨拶を
するだろう。友達は変に思って離れていくだろう。恐い。帰れない。でも帰りたい。
中学生の私をこんな家出なんかに追い詰めたのは、面識の無い、知らないおじさんだった。
私の手相を占った、街にいた普通のおじさん。オジサンは私に「病気だ。もう長くない」と言った。
一緒に居た友達は「本当に病気や死ぬ運命だったらそんな事言わないよ、気にしないで」
と怒った口調で優しく言った。でも私は恐かった。ささいな怪我にも怯えた。
そして、恐怖が極限まで達した時、私は家出をした。そして今に至る。

今不思議に思うことは、ついさっきまで死を恐がっていたのに今はもう、
家に帰りたがっている事だ。暖かい布団で寝たい。お風呂に入りたい。
暖かいコーヒーが飲みたい。ご飯が食べたい。お母さんに会いたい。お父さんとお話したい。
いつの間にか私は寝てしまったようだ。

次の日、門限が過ぎても私にの目はあかなかった。
家の匂いがした。
488名無し物書き@推敲中?:02/08/29 20:05
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489名無し物書き@推敲中?:02/08/29 21:25
>>483-485
何も反論できんのだったら書かないほうがいいのではw
まあ、>>479で本人が精神破綻者だと自白してる以上、
擁護するだけ無駄だと思いますが。
>>486
メールとかは面倒なのでこれでやめます。
>文章表現上、リアリティを出させていただくために、
とか
>文章の雰囲気で匂わせているつもりです。
とか、言い訳は不要です。そんなのはわかってます。
明らかにそれに失敗しているから指摘しているのです。
自分だけそのつもりでも、人に伝わらなければ意味がありませんよ。
批判に反論したくなる気持ちはわかりますが、
こういうスレに書く以上、批判は批判として甘んじて受けるべきだと思います。
少なくともあなたの文を読んでそういう感想を持つ人がいるんだということを理解すればいいのです。
もちろん、従いたくなければ従わず自分の道を突き進めばいいだけです。
ただあの程度の文章で何度も反論するのは客観的に醜いとだけ申しておきます。
490481:02/08/29 21:44
>>489
非常に勘違いしておられると思うが、俺は

>仲間内で「イス」について書いてくれって課題がでて

ってそこですでに争う段階にないのではないか、ということ。
いや、作者が争いたがっているんじゃん。
つーか見ていて気分が悪いし早く消えてくれる?
492名無し物書き@推敲中?:02/08/29 22:00

      「 憧 憬 」


 私がその居酒屋に入ると、加奈子が大声を出した。
「もおっ、天野先輩!おっそ〜い」あいかわらずの調子である。
「遅いと感じてんのは加奈子だけじゃん」と斎藤がからかう。
「斎藤先輩。それってどういう意味?」と加奈子。
集まった7,8名がクスクス笑っている。加奈子はすぐに私の隣に座りグラスにビールを注いだ。
高校を卒業して5年、文芸部のみんながこうして集まるのはほんとにひさしぶりだ。
ふとテーブルの角を見ると知らない女性が一人いる。
「あっ、彼女ね琴音ちゃん」加奈子が私の視線に応えて言う。
「加奈子と同じクラスにいたんだとよ」とちょっと太った感のある田口が向かい側から
ぶっきらぼうに喋ってくる。
「あまり外に出ないから引っ張り出してきたの」と加奈子。
「加奈子の友達にしてはまともな感じだよな」
「もおっ、斎藤ぉー!」
ふざけるみんなの中で、その娘はうつむきかげんに終始無言で微笑んでいた。

493sage:02/08/29 22:02

「それで、天野、オマエまだ書いてるんだって?」
「ああ、」
 やはりきた、まぁ覚悟はしていたけど。
「私、この前天野先輩の名前何かの本で見ましたよ。えーと、なんという本だっけ」
「美沙が言ってるのは又利文庫の新人賞のことだよ」
「そうそう、よく知ってんね圭ちゃん」と斎藤。
「圭ちゃんは、昔から新人漁りが好きだったよね」
 美沙が懐かしそうに話す。
「みんな最初の頃が面白いっスよね。僕も天野先輩には期待しているんですよ〜」
「いや、あれは、担当もつかない賞だから。たいした事ないよ」
「また、よく言うよ。謙遜しちゃってぇ、それさえ届かない奴も多いんだろう」
「いや、はは、まいったな」
 建前はこうだが、次に本音を言う奴がくる。
「ふんっ、親の金で呑気に小説書いていい気なもんだよ」
 ほらっ、きた、田口の辛らつな口調はあの頃と変わらない。
「田口、お前っ、何を言うんだ。いきなり」
「そうよ、天野先輩のは道楽じゃないんだからね」
 私をフォローするのは、いつも加奈子だった。
「志が高いとでも言うんだろう。しかしな、このご時世絵空事にうつつを
 抜かしてるのは、どう見ても世捨て人の穀つぶしじゃねぇかよ」
「ひどいわ、田口先輩。言い過ぎです。」
美沙のこの言葉も何度聞いたことだろう。
「ははっ、天野。気にすんな。コイツ飲みすぎてんだ」
といって斎藤が肩に手を叩いた。あの頃とまったく同じパターンで、ちょっとおかしくなり苦笑した。
「いや、、いいんだ。べつに、気にしてないよ」
私にはわかっている、田口の憎まれ口は私に対する彼なりのエールだということを、、、。

494sage:02/08/29 22:03
帰り際、加奈子からそっと携帯の電話番号のメモを手渡された。しかし、1年経った今でも加奈子には電話をかけていない。
加奈子にとって、私は憧れの先輩らしいがこっちにはその気がないから迷惑な話だ。
とりわけ、私にはゲストで来ていた琴音ちゃんのことが頭に残っていた。
琴音ちゃんの印象は日に日に募ってゆくばかりであった。机に向かっても落ち着かないのだ。
私は悩み事があると集中できない性分だった。早いとこ、そのジレンマを解決しなければと焦った。
琴音ちゃんに、電話をしたいが加奈子に電話番号を聞くのは、なんとなく気が引ける。
ふと私は気づいた。弟が琴音と加奈子の同級生だったということに。弟の卒業アルバムには彼女が載っているはずだ。
私は弟の留守を見計らってアルバムをめくった。
住所欄から彼女の実家の電話番号を書き取り、アルバムの中の琴音ちゃんを探した。
文化祭、体育祭、諸々の学校行事の写真が数ページにわたって散りばめられているが、
そこに琴音ちゃんの姿はなかった。
3年D組の顔写真の羅列の中にだけ彼女がいた。飲み会のときと同じ微笑で写っている。
口元がモナリザとそっくりだ。
そのページをスキャナーで読み取りパソコンの中でいろんなコラージュを作って遊んだ。
いけないことをさせると余計に興奮した。まるで病気である。
いつしか、こういうことをしていても埒があかないから、これまでの自分を鑑みて現実に折り合い
をつけようと決意するようになった。


495sage:02/08/29 22:05


その日、私はコンビ二前の公衆電話の前にいた。
琴音ちゃんの母親が出たら切ろうと思いながら呼び出し音を聞いていた。
「はい。浅倉ですけど。」
若い声だ。琴音ちゃんだろうか、彼女に姉妹がいるかどうかは加奈子から聞かされていない。
「あ、あの。琴音さんをおねがいします。」
「え、はい。私ですけど。」
本人だ!!脂汗がドーッと出てきた。
「あ、あの、天野って覚えてますか。」
「えっ、、?」
やはり覚えてない、、、
「か、加奈子の先輩の、、小説を書いているほうの、、」
「あっ、はい。あ、すいません、名前を、、その、、覚えていなくて、、」
「い、いいえ、そんな、とんでもありませんです。」
わけがわからなくなってきた。
「えっと、実はですね。手元にピアノコンサートのチケットがありまして、」
「それで、あの、一緒にどうかと思いまして。」
ここで後悔した。あまりにも話をストレートに進めてしまったからだ。もうすこし無難な話題をした後でよかった。
「あ、どうもありがとう、、でも、私いいですから、すみません。」
案の定だ。
「その、興味がないなら、軽い音楽とか、、、」
「う、、ん。でも、ごめんなさい。」
「映画とかでも、食事だけでもいいんです。」
女を誘ったことがないから、さっぱり要領を得ない。なんだか無様な自分に気づいた。
「どうも、すいませんでした。突然、こんな電話をして、、」
「い、、いいえ。」
明らかに狼狽している。警戒心をもたれてしまったようなので、私はあきらめた。
「今度、また、みんなで飲みましょう。」
そういって空笑いをし、返事も聞かずに受話器を置いた。
こんな気持ち活字でどう表現するんだろう、と思いながらメモ帳を閉じようとすると加奈子から貰った紙切れがハラッと落ちた。
拾いながらその番号に目をやると手はいつのまにか加奈子の電話番号を追いかけていた。
琴音ちゃんのときと同じ調子で誘うと
「うん! 行く。行く。」開口一番嬉々として加奈子が返事した。
同じ女でこうも違うもんかと少々あきれる。


496sage:02/08/29 22:06
 その夜、コンサートの後、食事をしながら琴音ちゃんのことをいろいろ聞き出そうと
したが、良心の呵責だろうか、なかなか切り出せない。
加奈子の、楽しそうな笑顔を見ていると余計に躊躇した。不思議なもので、こういう恋人ごっこ
みたいなことをしていると、自然と情が動いて雰囲気がそれらしく盛り上がってくる。
心なしか加奈子に愛しい気持ちが湧いてきた。彼女もそれを察したのか、私と加奈子は自然と
ホテルに入りお互いの体をむさぼり合った。
なにか別のことに夢中になれば琴音ちゃんのことも忘れられる。
そう自分に言い聞かせながら、ひたすら、小柄な加奈子を攻めまくった。
加奈子とは、いつかこうなるかもしれないと、よく邪推したもんだが、現実にそうなると変に実感がない。
琴音ちゃんの顔が何度も脳裏を過ぎったが、それをかき消したのは加奈子の大きなよがり声であった。
私はドキドキしながらも加奈子を精一杯愛してあげた。
その後、何度か加奈子と会って関係を持ったが、もともと心のない付き合いなもので、半ば義務感みたい
な気持ちで、その場その場を済ましていた。
そんなある日、加奈子には付き合っている男がいるらしいということを斎藤に耳うちされた。
いわゆる、加奈子は2股をかけていたのだ。
私は加奈子を攻めることはできない。こんな小説家気取りの無職野郎よりは身元のしっかりした人
と一緒になるほうが彼女のためになるだろうと前から思っていたからだ。
加奈子は大学のとき同じサークルにいた男と結婚した。その男は父親の会社を引き継いだ若社長らしい。

497sage:02/08/29 22:06
 私は30歳になっていた。毎日、目の前にあるパソコンのモニターに表示されている書きかけの文章を見ながら、手を動か
すわけでもなくぼやっと眺めていたり、時々、加奈子の体を思い出して自慰に耽り、小説を書き出しては中断したり、
本を読んでは途中で飽きて放って、テレビや映画を観ることもなく、私の日常は驚くほど味気なく自堕落なものになっていた。
斎藤も田中も結婚したか、圭介は仕事に夢中らしい。後輩の女性はみんな結婚した。
みんな納まっていくなぁ。
親の老後や親戚の中での世間体、将来の不安などが何度も頭の中を巡りいちいちそれらに答えを探そうと
必死になった。髪は伸び無精ひげをのばし風呂にもめったに入らなくなっていた。
32歳になった。
まっ昼間の公園のベンチで何時間もボーッとしていると高校のとき軽蔑して見ていたホームレスみたいだなと我にかえる。
やがて何も考えることがなくなると、、、
「もう、どうでもいいや。そんなこと」
と私はため息まじりにそうつぶやいた。
家に帰り、熱いシャワーを浴びて缶コーヒー片手に部屋のパソコンの前に座るとキイーを叩き始めた。
気持ちのままに書きなぐった。誤字、脱字なんておかまいなし。
しゃれた表現や思わせぶりな文体もすべて捨てて、とにかく前へ前へとストーリーを創っていった。
早朝に1時間ほど散歩をし、それ以外はほとんど寝食も忘れて書き込んだ。
考えることをやめて感じることにした。思うことをやめて眺めるようにした。
プリントアウトした文章を何度も読み書き直した。しかし、どこにも投稿をすることはなかった。
というか投稿する気が全くしないのだった。5年間、半狂乱の世捨て人状態で書きなぐった
小説は短編から長編まで300作を超えていた。

498名無し物書き@推敲中?:02/08/29 22:36
 それから、ポツリポツリといろんな出版社に持ち込みを始めた。
そのうち、小さなコラムやルポなどの仕事が来るようになり、タレント本の代筆などもやった。
仕事は選ばずなんでも貪欲にこなした。
7年ほどそんな状態が続くと、芸能界、スポーツ、政治そして宗教といろんなジャンルでの自分の知らない知識や
使ったことのない言葉などが蓄積され、それらにまつわるエピソードも耳に入ってきた。
47歳に、そんな経験を活かして書いた「あこがれ」という本が底々ヒットした。
内容は大衆の羨望の的となる各界の人物の自伝を連ねたもので、琴音ちゃんのことも「私の中のあこがれ」として
仮名で出している。
その料亭に入り襖を開けると、加奈子が大声を出した。
「遅いよ。天野せんぱーい」
「おい、おい、加奈子、先輩はまずいよ。先生と呼ばなきゃ」と斎藤が茶化す。
「あっ、そうだねー。んじゃ、大先生様ー」加奈子は変わらない。
私は加奈子に感謝している。彼女があの時の事を引きずり、こういう集まりに来れないなんてことになれば、私は居心地が悪いのだ。
頭の切れる加奈子、考えていないようで細かく気を利かせている加奈子はいい子だと思った。
「先輩。あれって、アレですか〜?」圭介が20代の頃の口調で言う。
「あれとは、なんだ。圭介」と田口。彼は角のとれた人格者の感じになっている。
「わからないっスか〜。田口先輩〜」
私には圭介の言わんとしていることが、すぐにわかった。私の小説に出てくる憧れの女性のことを言っているのだ。
その人はここにはいない。
「それじゃ、みなさん!我が文芸部から生まれた英雄に乾杯しましょう!!」
加奈子がその話題をさえぎるように大声を上げた。
「かんぱーい」
それから、お互いの子供や仕事の話に花が咲いた。

499名無し物書き@推敲中?:02/08/29 22:37

 タクシーに乗ろうとしていると、加奈子がついてきた。
「天野先生。もう一杯付き合っていただけるかしら」
ショットバーの片隅で柔らかい光に照らされて私と加奈子は対峙した。
なんの話をするのかは、お互いにわかっている。私の小説を読んだのならその人のことを
喋らないといけない流れなのだ。
「私ね、小学3年のとき琴音がいた学校に転校してきたの。同じクラスではなかったけど」
「琴音、かわいかったわよ。女の私が見てもドキドキするぐらい。」
「でも、いつもひとりぽっちで、友達がいなかったのよね。」
「転校生の私と仲良くなるのにそんなに時間はかからなかったわ」
「なぜ彼女が孤独だったか理由はすぐにわかった」
「いつだったか、琴音の家に遊びに行った事があるの」
「玄関で琴音を待っていると裏庭のほうから叫び声がしたのよ」
「なんだろうと思い回り込んで見ると、琴音のお母さんが真っ青な顔で私のところに向かってくるの」
「後ろから包丁を持った男がおっかけてくるのよね」
「私、その場にペタンとへたり込んでしまって、2人が道に走っていくのを茫然として眺めていたわ」
「気がつくと後ろに琴音がいたの。目にいっぱい涙を浮かべて、私のことを見ていたわ。」
「その男が琴音の父親であると後で知ったんだけど」
「なぜ琴音がいつも一人だったか小学生の私にもなんとなくわかるじゃない」
「それでも私、琴音とは友達をやめなかった」
「琴音の家に遊びに行くことはなかったけど、琴音が私の家にくるのが当たり前のようになって」
「よく泊まりがけで遊んだものよ」
「寝る前に櫛で髪をとかしてやると、恥ずかしそうに微笑んでいた」
500名無し物書き@推敲中?:02/08/29 22:39
「そんな琴音が自殺するなんて、、、」
 私は黙って聞いていたが、思わず口を開いた。
「えっ」
「自殺したのよ。押入れの中で首をくくって」
そんな狭いところでどうやって首を吊るんだろうといぶかしがったが、、、「それ、いつのことなんだ。」
「37歳のときかな」
「その傾向のある人は30代半ばから発症するとかいうじゃない。」
「お父さんが、あんな感じだったもんで因子が子供まで、、、」
「まさか、全然そんな風には見えなかったが」
「私が27で結婚してから奇行が目立つようになったんですって」
「家に籠もりがちで、部屋の壁を落書きだらけにしたり」
「私の実家に夜中に訪ねてきたりしてね」
「『かなこちゃんは?』と言って。私のお母さんが『加奈子は結婚してな、もうここにはいないんよ』と諭しても、
 そのときは『そう』と言って帰るけれど、また数日後に『かなこちゃんは?』と何度も訪ねてきてたんですって」
「あと、隣の○×県にあった山まで歩いて湧き水を汲みに行ったり」
「夜中に放浪してレイプされることも頻繁で」
「実の父親にさえ、、」
「もう、いい」私は溜まりかねて言い捨てた。
加奈子はちょっと悲しそうな顔になった。
「私が悪いのかな、、、もっと、琴音の相手をしてやらないといけなかったのかな、、、」
ポロポロと涙を流し始めた。


501名無し物書き@推敲中?:02/08/29 22:40

琴音ちゃんは美人だった。あの微笑は今でも鮮明に思い出す。
省みれば、私は琴音ちゃんに嫌われていたわけではなかったんだろう。琴音ちゃんが怖がっていたのだ。
人を好きになり好きな人から嫌われるのを心底怖がっていたのだ。
私は今とても悔やんでいる。
もし、あの頃に戻れるならば、もっとゆっくりとあせらずに琴音ちゃんとの距離を縮めて、
波が砂をなでるように優しく少しずつ彼女の心をほぐしてやったことだろう。
ゆっくり、ゆっくりと、、、、
                      
>>491
害意丸出しだな……
つーかマジ感じ悪い……
>502
アホ?
そのつもりで言ってんだから害意丸出しに決まってんだろ
キミ頭悪いから死んでいいよ
504しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/08/29 23:43
>>492-501
ちょっと長すぎるような気がします。最近多いのですが、
あまり長い文章を批評するとなると、簡素書きさんの負担が大きくなるので
このくらい長い作品でしたら、いっそのことまたり文庫に
直接投稿してみてはいかがでしょう。ポイントを絞って簡素をお願いすれば、
文章批評中心に見てくれると思いますよ。
505492〜501:02/08/29 23:56
>504
了解しますた。これからはその路線でいきます。メルシー。
>>503
なぜそんなに攻撃的なんだろう……
おお、↑は502ね。

いや、なんで害意をいだかにゃならんのだ……不思議だ……
>>507
470=その他の擁護
とでも思ったんでしょう。
実際、俺も470の態度はどうかと思うし…。
503は普通に釣り師だと思われ
510:02/08/30 01:12
>>466
 遅ればせながら、ご意見ありがとうございます!
 参考にさせていただきます。
まあ>>470は人間椅子でも読めってこった。
>>511
あれと比べちゃったら>>470なんてウンコ以下だろw
言い訳すればするほど痛さが倍増してることに気づいてない。
513名無し物書き@推敲中?:02/08/30 02:04
ここで批評する人には辛口が多いからムカっとくることもあるでしょうけど、
どう見てもアホな批評は「アホだなコイツ」と思ってればいいし、他人の感想に反論しても仕方ないのでは。
ただ、批評者として言わせてもらうと、明らかな誤字とかそのまま残してんのはやめてほしいですね。
ここに書きこむくらいの短い文章で誤字を出してるようじゃ、プロなんて夢のまた夢です。

>>492-501
たしかに長いですね。
でもまともな文章にはなっていると思います。
ただし>>497で「誤字、脱字なんておかまいなし」と書いていますが、
その文章自体が誤字だらけなのは悲しいです。
例えば>>496の「攻める」は「責める」です。
まあ、セックスのときの愛撫は、意味的には攻めるでもいいのかもしれませんけど、普通は「ロウソク責め」というように責めを使いますよね。
下から3行目のほうは完全な誤字ですね。

細かい点を挙げたらキリがありませんが、いくつか書きます。
「あの、、、」のように読点を並べる表現は日本語に存在しません。
プロ志向であれば「……」を使うようにしてください。
読点の使い方にやや難があり、リズムを壊している箇所がいくつかあります。
例えば「琴音ちゃんに、電話をしたいが加奈子に電話番号を聞くのは、なんとなく気が引ける。」の部分、
「琴音ちゃんに電話をしたいが、加奈子に電話番号を聞くのはなんとなく気が引ける。」としたほうが随分読みやすくなりませんか?
改行後、文頭にスペースを空けてたり空けてなかったり、カギカッコの最後に句点を打ってたり打ってなかったり、
「髪は伸び無精ひげをのばし」のように表記に不統一があったり、やっぱりアラが目立ちます。
このスレを読み始めたのは最近ですが、曲がりなりにもストーリーとして完結しているのは初めて見ました。
細かい指摘をしましたが、全体的にはそこそこの仕上がりだと思います。
今後も頑張ってください。
随分なことになっちゃったですね、>>473=>>477ですけど。
批評とか感想に反論すんのもアリじゃないすか?
それで明確になることもあるわけだし。
まあ、このスレでやるのはスレ違いかも知れないけど。

よくこのスレわかんないっすよ、じつは。
インスタントに批評してもらえるスレ、ってことなんすかね?
完成してんだかしてないんだかわかんない投稿ばっかで、
「何を批評しろと?」と聞き返したくなるよ、読んでると。

おれが書くといちいち騒動になっちゃってるんで、
このスレでの暇つぶしもやめることにしますです、はい。

ところで。
>>513
・誤字・脱字・表記の不統一、不作法を指摘すれば批評なんすか?
・プロ志向、って一人決めしてません?
と、またこれもスレ違いか。
515513:02/08/30 03:00
>>514
たしかにご指摘のとおり、私は内容に対する評価はこれまでもほとんどしてません。
なぜなら、ぶっちゃけ、このスレで「いい内容だった」と思えるものにも出会っていないからです
(あなたも似たようなことを指摘していますが)。
みんな、内容以前の文章表現で躓いているので、”まずはしっかり日本語を書けるようになろうよ”という気持ちで添削させてもらっています。
これでも一応プロなので偉そうなことを書かせてください。
なお私が書いた「プロ志向であれば」の「ば」は仮定の「ば」なので「一人決め」との指摘は当たりません。悪しからず。
>514
自分で書いてるからわかってると思うけど、確かにお前はもう来ないほうがいいなw
517アントニオ:02/08/30 03:17
シュンは足を組み、
ナイキのスニーカーの爪先でテーブルのポールをコツコツ蹴っていた。
プラスチックトレイの上の紙には、映画の広告が印刷されていた。
シュンは、バナナシェイクの入ったカップで、
広告の上に散らばったポテトをトレイの端に寄せる。
「全米が震撼!この春いよいよ日本上陸」という文字が、
ポテトのショートニングで汚れていた。
「リンがパンツ売ってんだってよ。
高坊より中学生の方が高く売れるんだって」
シュンが顔を上げる。
孝一の唇の脇についたケチャプが伸びたり縮んだりしていた。
突然、口の中のポテトから味が消えた。
「この前、俺たちにカラオケおごってくれたじゃん?あれ、パンツの金」
隣のテーブルの座ってる「橋本クリニック」と書かれた白衣を着た若い女が、
孝一を見た。シュンが軽く女を睨む。
女は栗鼠のような仕種で視線を週刊誌に戻した。
「そうなんだ」
シュンは返事をしながら、もう一度、
バナナシェイクのカップでポテトをトレイの真ん中に寄せた。
「なんか、あいつ大人じゃねえ?」
「リンのパンツなんか誰が買うんだよ?」
ポテトの味はまだ戻って来なかった。
「知らねえ。オヤジなんじゃん?」
「ふぅーん、どうやって売ってんだ?」
「携帯だよ」
「携帯でどうやって売るんだよ?」
「出会い系とかじゃないの?お前、コツコツしてないじゃん?」
孝一がテーブルの下のステンレスポールを覗きながら言った。
「うん?」
「足でコツコツやってないよ。チョーショッキング?」
シュンは、返事の代わりに孝一の膝頭をナイキで軽く蹴った。
窓の外を見る。
左右逆向きに貼られたマクドナルドの黄色いシールの向こう側で、
桜の花びらが舞っていた。

シュンは、自室のベッドの上で、
仰向けのまま携帯の画面をじっと見つめていた。
目を細めると赤と緑と青のドットが浮かんでくる。
画面を親指でなぞる。液晶に波紋が広がった。
それは、どこか遠くの国の、
深い森に囲まれた湖の上を滑るように進むボートのようだった。
この波紋の向こう側にリコがいる。
あいつ大人じゃねえ?と言った孝一の声と
唇の横についたケチャプを思い出す。
シュンは、リコを助けてこのボートに乗せたいなと思った。
息が少し苦しくなった。
携帯を持ったまま伸びをする。
アンテナの先が、壁に当たってコツンと小さな音を立てた。
「今日は、塾が休みなの?」リビングから、母親の加代子の声がした。
シュンは、塾なんて永久に休みだよ、
と答えたらどんなにすっきりするだろうと思った。


※ある中編小説の出だしです。
小説などほとんど書いたことがないし、
誰かに読んでもらえるわけでもないのでとても不安です。
感想をいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
518名無し物書き@推敲中?:02/08/30 03:31
>>517
すらすら読めました。読ませる技術はあると思います。
まだ序盤なので内容についての評価はできませんが、セリフなども自然で良かったと思います。
読点での改行は読みやすさを考えてのことでしょうが、改行を取ってつなげて読むとややおかしな部分もあるので、
もしどこかに投稿などなさる際は読点の位置などをもう一度見直されるといいと思います。
冒頭の文にカタカナの単語が6つも出てくるのは主人公が今時の若者であることを意識してのことでしょうか?
一見すると読みにくくもあり、好みが分かれるところかもしれません。
519514:02/08/30 03:42
んじゃ最後っぺ。

>>515
ご苦労さんです。
一人決め、ってのは確かに言葉足らずでしたね。
このスレに投稿してくるような人に、「プロ志向であれば」って言っちゃうのが
微妙に唐突だなーと思ったですよ。
趣味で書いてる人とかも結構いるんじゃないすか、この板?
とくにこのスレなんて。

ま、
>これでも一応プロなので偉そうなことを書かせてください。
と、これが書きたかったんだな、と合点がいきましたが。

そんなことをそろそろ書きたがるであろうと思い当たる方が一人いましてね、
その方であれば、とりあえず、カミングアウトおめっとさん、と。
で、なんのプロなの? と。
人違いなら、無視しといてくらはい。

>>516
そうするよ、誰かさん。
>519
最後までいやなヤツだなあw
「なんのプロなの?」と書いてしまう読解力のなさは人の文章を批評する資格なしだが。
>>520
禿同
>これが書きたかったんだな、
とかな(w
思考の次元が低い。
>趣味で書いてる人とかも結構いるんじゃないすか、この板?
って、どっちが一人決めだよw
なんでここまで不快になる文章しか書けないのかが謎。
煽りは放置らしいので、もう無視したほうがいいかと。
523514:02/08/30 04:05
いや
素直に、何を書いてるのか、聞きたいだけなんだけどな。
>>523
匿名掲示板で「プロ」だの名乗るやつに本物はいないの法則。
525アントニオ:02/08/30 04:10
>>518
丁寧な感想ありがとうございます。
確かに最初のセンテンスは読みづらいですね。
それに読点の打ち方にも不自然なところがある。推敲します。
一人でコツコツと書いているとわけがわからなくなってしまいます。
ですから、今回のアドバイスは本当にためになりました!
続きを書く勇気をいただき感謝しています。
>>523
さっき最後って言ったんだからもう来んなよ粘着
>523
作家志望なら言葉の重みを考えろ
528515:02/08/30 04:45
>>523
プロ作家ですよ。またおかしな突っこみをされると思うとこれ以上相手したくありませんが。
というか、もうレス不要です。ご自身でおっしゃったようにもう来ないほうがよろしいかと。
>>524
個人を特定できるような情報を明かしてまでプロであることを証明しようとは思いません。
プロ作家としての内部事情ならいくらでも話せますが、それでもただの事情通と言われればそれまででしょう。
私はプロだからプロだと言うだけです。嘘だと思いたい人はそう思えばいい。誰も得もしないし損もしない。
ただ、あなたは証拠がないという消極的な理由だけで「本物はいない」と断言してしまっています。
そこがあなたの思考力の限界なのでしょうね。
>523
な、やっぱりお前がいると荒れるだろ?w
最後っ屁とやらももう出しちまったんだから、もう何も言わずに消えろよw
530宇津木是雄 ◆kJpDb2m6 :02/08/30 05:33
脱線。
2ちゃんで一円にもならない原稿書いている「プロ」もいるし。
売文屋もいたりすれば、ゴーストもいるし、アマチュアでプロ志望の若い芽を
紡ぐのが趣味の批評家もいる。「もちろん小説化気取りのあんなやつ」もいる。
先生先生と呼ばれて自分を偉いと思い込んでいる作家も時々来ているし。
匿名原稿って怖いよなあ。あ、特に他意はないです。この文章。
なんかこのスレ見て感じたので書いてみました。

>>530
最後の一文で他意ありまくりだけどな。
たった7行程度の短文で誤字を出すのもすごいし、「匿名原稿」って表現もわけわからんし、それの何が恐いのかも説明できてない。
ま、いくら匿名掲示板とはいえ、そんな文章を書くお前にはプロを騙ることすら不可能ってこった。
532名無し物書き@推敲中?:02/08/30 17:05
どうかご批評お願いします。

僕は人を殺しました。
一昨日です。昨日まで僕は人生を捨てる勇気を持っていました。
しかし、今日朝起きてみるとその気持ちが長続きしないことを感じました。
僕は取り返しがつかないことをしてしまったのでしょうか。
何せ人を殺したんですから。

僕は大阪の大学院で法律を勉強しています。成績はまあ中の上くらいです。
でも人生がつまらなくなって何か変わったことがしてみたくなりました。
いや、しなければならない、できないのなら死にたいとまで思っていたのです。
そしてそれは危険が必要でした。自分のなかから犠牲にするものが
どうしても必要だったのです。そして犠牲になるものが大きければそれだけ
期待することができたのです。僕は結局人生を捧げてしまおうと思いました。
それが恥ずかしいことですけれどもかっこいいなんて思っていたのです。

でも今日起きてみて昨日と違います。いや正確には同じなのです。ずっと僕は
以前から僕だったしこれからもそうだということ、それに僕は損をした気分です。
殺してしまった人には申し訳ないのですが、結局僕は罪を犯しただけだった。
ちっとも変わらなかったのです。人を殺した時に充実なんてしていません、
空白です、僕の人生に異色な物が通常の間にただ乱暴に挿入されただけ。
過ぎてしまえば単なる空白の時間、経験しなかったことと同じなんです。後に
は一人の罪人が残されました。ああ、僕はとんでもない大損をしてしまった。
友人にあれほどオマエは恵まれてるって言われていたのに。気付かなかった。
本当に僕はそれに人を殺すまで気付かなかったのだ。何て事をしてしまったの
だろう。なんて僕は運が悪いんだろう。あれほどいままでまじめに勉強してきたのに。
何を学んできたのだろう。それにいったい僕は殺した人の気持ちなんて考えていない、
こんなに時間が経っても自分のことしかまるで考えていない。僕はまるで反省して
いないんだ。死刑になるかどうかだけ、僕の本当の関心は結局それだけなんだ。
僕は何てつまらない人間なのだろう。何故こんな人間が出来上がってしまったんだ。

僕はこの不安が今日限りの気まぐれであってほしい。だって僕はもう人を殺したん
だから。十分に人生を犠牲にしているのだから。もうそろそろ考え直さなければ
ならない。違う風に考えなけりゃダメだ、またそれはどういう風にも可能なはずだ。
昨日まではあれほど自身たっぷりでいたのだから。
533名無し物書き@推敲中?:02/08/30 17:56
ここしばらく名無しで批評させていただいておりましたが、これを最後に引退します。

>>532
退屈な日常を壊したいという動機だけで殺人を犯す、という主題はいいと思います。
といっても乱歩あたりが書き尽くしちゃってますが。

冒頭だけは、まあすらすら読めます。でも、
>できないのなら死にたいとまで思っていたのです。
この文末は文脈上「思い始めました(or思うようになりました)」としたほうが畳み掛けとして素直ですね。
>それが恥ずかしいことですけれどもかっこいいなんて思っていたのです。
ここから下、どんどん日本語が怪しくなってきます。
自分で声に出して読み返してみましたか?
一文一文が、そして文のつながりが、日本語として破綻しています(いちいち直しませんが)。
もしこの壊れっぷりが主人公の混乱を文章で示したつもりなのであれば、逆に中途半端な印象です。
>自身たっぷり
誤字には気をつけたいですね。
書いたものを一度でもきちんと読みなおす癖をつければこういうミスは減らせます。

主人公の心理描写だけで迫力を出したり共感を呼ぶのは、文章のうちでも比較的難しいものだと私は思います。
読んでいる側をもっと引きこむ筆力を身につけてから再挑戦してみてください。
偉そうなことばかり書いてすみません。
プロがプロであることを名乗る必然性がない。
スレの流れからも、誰もそれを問題にしていない。
いきなりあなたが「プロですから」と名乗ることは結構、唐突な印象をうけた。

>>523の問いの内容を推測できずに
(おそらく、どんな種類の文章を書いているのか?という意味と読んだが)
「プロ作家ですよ」と答えるあなたは、ハリネズミの喩えによく似ている。

2chという匿名掲示板のしかも文章を書くことをテーマにしたこの板、
名前やその人間の職業やなんやかやに関係なく、
書いた文章のみでその価値を判断されるこの場所で、
「自分はプロだから」という物言いの如何に滑稽なことか。

いずれにせよ、その排他的な態度は目に余る。
>>534
今更終わった話をなに蒸しかえしてんだ?
つーかお前が>>523だろw
もう消えると言った以上出られないから他人のフリか。
他にそんな粘着はいねえからすぐわかるよw
ちょっとは自分の書きこみが客観的にどう思われるか考えてから書きこみな。
536しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/08/30 18:53
ま、ま、 皆マターリするでち。
537しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/08/30 18:53
ま、ま、 皆マターリするでち。
名無しに非難されたからといって、そのすべてを同一人物だと思うのは悪い癖だ。
528がプロかどうかは知らんが、妙にかみつく534はたしかにガキだな
540しっぽ:02/08/30 19:00
あわわ二重カキコ(w
ごめん。
とうとう分身シマスタ。。。
昔からデスタ。。。>>541
543しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/08/30 19:05
今携帯でのぞいてたんだけど、なんかたのしそうね。
544:02/08/30 19:09
てか、あんまりカミングアウトしたプロをいじめるのはよしなよ。
いじましいぞ(w
前のセミプロ祭りの時もオモタけど。
プロと言われても「あ、そう」と思ってればいいだけの話だと思うが。
信じる必要もないし、やっかんだり腹を立てる必要もない。
文章だけで価値判断しろと>>534は言うが、少なくとも自称プロさんのほうが>>534よりまともな文章を書いているというのは事実だ。

結論:粘着ウザイ
>>532

心の病には貧しい病と豊かな病があるというけれど
>>532の主人公の場合は、前者ということになるのかな。

たとえば
「社会を超越した者であるためには人を殺さねばならない」
とかそういう信念(?)で罪を敢えて犯す話なら、
それはそれで読みすすめる元気もわくのだけれど、
殺してしまった後で、「僕は損をした気分です」などと
殺す前の時点でおおよそ察しがつくべきことを思い悔やむ主人公の姿には、
ある意味、現代を感じる。
こんなに簡単に人を殺す時代になったのだなぁ、と。

また
人を殺したのにも関わらず、「損をした」と思っている自分を
考え方を変えなければ、と言いつつ、実際にはその努力をしない主人公にとって
自分自身の価値もその程度なのだな、と
なんだか価値を感じられない人間が価値の感じられない人間を殺す価値のない世界、
みたいな、そんなことをふと考えた。

案外簡単に人は人を殺せてしまうものだ、とう言う視点から
逆につきつめていくものを読んでみたいと言う気がしました。
過剰な粘着反応も、もはや粘着かと思われます。
>>547
そうだな。粘着厨は無視に限る。
549名無し物書き@推敲中?:02/08/30 19:46
>>532
「モラトリアムの強制的延長」と捉えれば
面白い物語だと思う。

批評というより、勝手な妄想をぶちまけるが
>僕は大阪の大学院で法律を勉強しています。
という今一活かされていない部分を深読みすると

“僕”は博士課程の修了も間際で
これ以上大学というモラトリアム環境にいられない。
けれども
社会に出てやっていく自信がない。
そこで
殺人を犯すことで、懲役刑を受けて
モラトリアムの延長を目論んでいる。

とまぁ考えてみると
目下の関心が「死刑になるかどうかだけ」ということや
殺人を犯しながらも、
自分のことばかり考えて、思考がグルグルまわっている
“僕”のことが解る気がする。
550名無し物書き@推敲中?:02/08/30 20:01
小説を書こうと思っているあなたへ(初心者の方)
誤字脱字なんか校正で済むからみんな気をつけてね。(ないにこしたことはないけど)
批評文で誤字脱字を指摘してくる場合って、
たいていの場合批評が出来ない文章の時に、
すり替えて納得させるのが批評家の手口です。
こういう批評を見たら、書き逃げしてる可能盛大です。
みんな批評は絶対的な評価じゃないからね。
あくまでも一人の人間の評価だからね。
551名無し物書き@推敲中?:02/08/30 20:17
>>550
校正で済むからみんな気をつけて……?
意味がわからん。
校正で済むから誤字なんかそんなに気にするな、と言いたいのだろうが、
誤字だらけで自信作を応募して、果たして何て言われるかね。
そういうお前が激しく誤字やっちゃってるのが笑えるが。
552名無し物書き@推敲中?:02/08/30 20:29
別に誰も絶対的な評価だなんて思ってないし。
つーか>>1に思いっきり書いてあるし。
物語だと絶対的な評価は難しいね。
そこで論説文とか随筆はどうだろう?
554:02/08/30 20:38
皆頼むからマターリしてくりょ…
このスレ荒れ放題だ。
……あなたでしょうが。
556名無し物書き@推敲中?:02/08/30 20:51
>>553
論説文や随筆に対しても、絶対的な評価なんてありえないのでは。
だからこのスレの批評は、>>1に書いてあるように、厳しいことを書かれても落ちこみすぎず、
一応心にとめておく、というスタンスが正しいと思う。
ただ、誤字や文法ミスの指摘は、例外的にほぼ絶対的な評価と言える。
だから、人に見てもらう以上は誤字や文法ミスを訂正してから見てもらうのが当然のマナーだと思うし、
それを指摘されたからと言って腹を立てるのはおかしいと思う。
そして誤字というのは文章の質を大きく左右するものだから
(誤字だらけというだけで、内容にかかわらず頭が悪そうに見える)、
それを指摘する批評者は別に論点をすりかえてるわけでもないと思う。
ミスはミスとして素直に認められる人間のみが成長できると思うのだが。
批評とは?
漏れはどうしてもクリティークの意味で考えてしまうんだけどな。
それもひとつの創作であるべき、というか。
558名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:19
むしろ小説とかは、一般常識が欠如している方が、おもしろかったりするのだが。
小説は、社会に適応できない人間が書くものだと思うよ。まあ一般常識と個性は違うものだし。
最低限度誤字の指摘はあってもいいが。ちなみに、誤字脱字ぐらいで文章の質が落ちる程度のものなど
求めていません。頭が悪くなければ小説なんか書こうと思わないだろ。学歴なんかに左右されるものでもないわけだし。
「なんか学歴がある=作家になれるって」勘違いしている人間が多い。
アベジョージなんか見てみろ、アタマ悪いぞ。(失礼な言い方だが)
べっつに俺は恥ずかしいなんて感情持ってないからいいけど。
559::02/08/30 21:21
週末の大通りを青猫が歩く ご自慢の尻尾を水平に威風堂々と
その姿から青猫は 忌み嫌われていた 闇に溶けるその体目掛けて 石を投げられた
孤独には慣れていた むしろ望んでいた 誰かを思いやる事なんて 煩わしくて
そんな青猫を抱き上げるダメなのび太の腕 「今晩は 素敵なおデブさん 僕らよく似てる」
腕の中もがいて 必死で引っ掻いて 孤独という名の逃げ道を走った 走った 
生まれて初めての優しさが 温もりが まだ信じられなくて どれだけ逃げたって 野比のび太は付いて来た
それから猫はのび太と二度目の冬を過ごす のび太は友達に名前をやった「ドラ焼き大好き」”ドラえもん”
彼のスケッチブックはほとんど青ずくめ 青猫も初めての友達にくっついて甘えたが ある日
貧しい生活に倒れる野比のび太 最後の手紙を書くと彼はこう言った
「走って 走って こいつを届けてくれ 夢を見て飛び出した僕の帰りを待つしずちゃんへ」
ポンコツな青猫の絵など売れないがそれでもアンタは俺だけ描いた
それ故アンタは冷たくなった 手紙は確かに受け取った
雪の降る山道を青猫が走る 今は亡き親友との約束をその口にくわえて
「見ろよ、タヌキのロボットだ!」 石を投げる子供 何とでも呼ぶがいいさ 俺には消えない名前があるから
「ドラえもん」「心の友」と呼んでくれた 優しさも温もりも全て詰め込んで呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも意味があるとするならば この日の為に生まれてきたんだろう どこまでも走るよ
彼は辿り着いた 親友の故郷に しずちゃんの家まであと数キロだ
走った 転んだ すでに満身創痍だ 立ち上がる間もなく襲い来る罵声と暴力
負けるか俺はドラえもん 千切れそうな手足を引き摺りなお走った 見つけた! この家だ!
手紙を読んだしずちゃんはもう動かない猫の名のアルファベット1つ変えて庭に埋めてやった
ドザえもんを埋めてやった
学歴の話は板違いです。学歴板でどうぞ。
561名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:22
学歴があれば作家になれるって勘違いしてる人って、あまりいないような。
562名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:30
>>559
ドラえもんはともかく、パロディはカンベソ
>>559
発想は勝てないなぁ、と正直思うよ。
詰めはまあまあ、くらいかな。

最後の4行だな。

今の4行のオチでいくなら、
>すでに満身創痍だ
は、もっと盛り上げるべく「しっぽだって、根元まで千切れちまった」とかの方向かなぁ。
まんまだと、その後の手足の描写とぶつかるけど。
>負けるか俺はドラえもん
も、ドラえもんを「」で括ってやったほうが、
最後の本当の名前をもらった時の落ち着きがでると思う。

読んでる時に、違うオチを思いついたんだけど、
ごめん、忘れたや。

あ、最後だけど、ドザえもんは川岸に流れ着いた死体のことでは?
そっちに話を振っても、それはそれでいいのでは。


564名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:34
>>558
作家に個性はもちろん必要だが、無知は個性とは言わない。
常識人でなくてもいいが、それと常識を知らないのとでは意味が違う。
少なくとも「文章」が書けなきゃ作家にはなれない。

どうでもいいが、アベジョージはインテリヤクザだったはず。
あんな顔してても学識はそれなりにあるよ。
565名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:36
>>559って某有名フラッシュのパクリじゃないの?
566名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:37
>>559
不思議な魅力があった。リズムもいいしおもしろかった。
>>559はこの歌詞が元ネタだな。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1000114190/132
568566:02/08/30 21:45
>>567
なるほどね。ほめといてよかった。
歌詞ならリズムがいいのは当たり前だし。
569名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:48
批評お願いいたします φ(.. )
(冒頭からです)

背中と地面がくっついてしまったように、僕の身体は動かない。
右腕に握りしめたカバンの中には、この呪縛を解く薬がある。
「なんだよ・・走馬灯なんて、見えないじゃないか」
もう少しで腕が動かせなくなるはず。薬瓶のフタは、誰が閉めたっけ?
「閉めたのが父さんだったら、もう助からないぞ? ほら! 焦ってみろよ! 」
強く叫んでいるのは、一体誰だろう? 声はセミにかき消され、木々に吸い込まれていく。
僕は右手で、薬瓶を取り出した。カバンに左手を添えようとしたが、肘から先が棒のようになっていた。
「ほら・・、もうやばいぞ。この薬が欲しいだろ? 」
僕の中の心は、なにも答えない。もう一匹、セミがいる。その程度にしか、感じていなかった。
「・・分かったよ。もう分かった。これで、いいんだな? 」
僕は右手の手首から先を動かして、薬瓶を転がした。
決してもう届かない、名もない木の根元へと。
570名無し物書き@推敲中?:02/08/30 21:58
>>569
え? こんな意味不明な段階で終わりですか?
もうちょっと全体の状況がわかるところまで書いてくれないと批評しづらいかと。
571名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:03
天体観測もはるじをんもぴんとこなかったが、こんな出会い方をしてもやはり感動しないとは、、、余程そりがあわんのだな。。。
572名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:06
雰囲気は悪くないが、状況がわかりづらい。
7行目、もう薬瓶は右手で取り出したのに、なぜ左手をカバンに添えようとするのか。
「僕」の右手に薬があるはずなのに、なぜ相手の男が「この薬が欲しいだろ?」というのか。「その〜」ならわかるが。
「分かったよ。もう分かった」のセリフは誰のもの?「僕」の心はもうセミがもう一匹いる程度にしか感じていないんじゃなかったの?

謎の多い文章にも魅力はあるけど、そこだけ読ませて「さあどうだ」というのも厳しい気がするね。
573名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:09
ひょっとして相手の男とかいなくて、心の声と自問自答?
……わかりづれーw
誤爆?>>571

>>569

>カバンに左手を添えようとしたが、

? 「右手」に持ってた鞄から、「右手」で薬瓶をとりだし
さあ開けようという時に、左手はカバンへ???

>「閉めたのが父さんだったら、もう助からないぞ? ほら! 焦ってみろよ! 」
助からないぞ、まではなんかいい感じだけど、
もう一人の存在(焦ってみろよと言う奴)が割り込んで、
そいつの印象が薄いので、

>「・・分かったよ。もう分かった。これで、いいんだな? 」
が、八つあたりというか、暑気あたりというか、
その被害者意識がなんだか繋がらない。

何度も繰り返し言われたのでもう十分やめてくれ、
みたいな台詞は、この短い文章の中では
たとえ相手が自分自身だとしても
デムーパくさくて、拒否反応おこしちゃいます。

>決してもう届かない、
決して手の届かない、のほうがいいのでは。
575名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:26
車板「もしも車が話せたら?」に書きこんだ文章。

ついに、この日が来たな。
でもまあ、軽のノーマルミラとしてはよく走ったほうだと思わないか?
あんたが免許取り立ての頃は毎日必ず乗ってくれたからな。
取り立てってのは大抵イキがるもんだが、あんたは輪をかけてムチャしてくれた。
そんときのあんたっていったら、毎日毎日飽きもせずに14kmも離れた彼女のバイト先まで迎えに行ってさ。
どうせ3年後には別れちゃうのにな。
その14kmの一般道を8分で帰宅ってのがレコードだったっけ。軽なのに煽られたことなんて一度もなかったもんな。
信号無視してパトカーに追われ、軽しか通れない細道を60km/h出して逃走したこともあったな。
あん時は、俺もいつ電柱にぶつけられるかヒヤヒヤもんだったぜ。

ところがあんたは一人暮しを決めるやいなや俺を実家に置き去りにして行っちまった。
あんたの義理の姉さんが俺を引き取ったのはいいが、これがひどい運転しやがる。
おかげでバンパーは外れかかるし、コーナーポールは根元から折れちまった。
子供が車内にシールベタベタ貼るし、いろんなとこ引っ張るから天井のクロスがはがれてきた。
やがてそんな恐ろしい女もついに自分の車買ったってんで、俺はまた実家の裏手に置き去りさ。

あんたが地元にマンション買って帰ってきたって聞いたときは喜んだよ。
これでまたあんたに乗ってもらえるってな。
久しぶりに会ったあんたは嫁さんまで連れて、ボロボロの俺にまたよく乗ってくれたな。
俺の姿を人に見られるたび、「マンション買ったから金がなくてさ」って言い訳してるのがちょっと悲しかったけどさ。
俺はあんたのために、走りだけは昔のまんまだってところを見せようとはりきってたんだぜ。
ところがあんたもすっかり丸くなっちゃって、昔みたいにアクセルベタ踏みもしないし、出してもせいぜい70km/hだもんな。

そんなあんたが昇進したってときは、心からおめでとうって思ったよ。
いや、わかってた。昇進したら新しい車買おうねって二人で話してるのも聞こえてたよ。
でもあんたの幸せそうな顔を見るのがうれしかった。本当、おめでとう。
そろそろ俺の薄汚れたボディはあんたの幸せな家庭には似合わなくなってきたよな。
ピカピカの新しいやつが来たら、今度は大事に乗ってやってくれよ。
576名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:30
>>575 悪くない。ラストが良い。
何を批評しろ、と?>>575

実話なら、「そう思っとけよ、昇進おめでと」と。

創作なら、予定調和。
持ち主の「あんた」のしてほしいようにオチがついたな、と。
そんな、チョトイイ話は正直読み飽きた。
578名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:34
>>577
ま、こういうヤツがいるから荒れるわけだがw
それがこの板の「祭」らしいしな>>578
580名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:37
>>575 車が、出世した主を乗せて、天国までドライブ(ブレーキきかなくして、海へダイブ)だったら、世にも奇妙な物語レベルになりますね。
581名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:38
普通に面白いジャン。
よくあるパターンだとか斬新さに欠けるという指摘は当たると思うけど、
なんで>>577がいきなりケンカ腰なのかは不明だなw
マターリ行こうよ。
それいいね。>>580

>ピカピカの新しいやつが来たら、今度は大事に乗ってやってくれよ。
とか言いつつ

 あれ、なんだかブレーキの効きがおかしいな。
 やばいぞ、これから最後のドライブだってのに。
 でも、あんたにそれを伝える方法が……

なんてね。
なんだよいちいち繰り返すなよ、古参兵。
もっと楽しもうぜ>>580みたいにさ。
584583:02/08/30 22:42
あ、それだよそれ。>>582
585名無し物書き@推敲中?:02/08/30 22:42
>>582
おー、それいいね。
泣かせて終わるか、もうひとひねりするか、好みが分かれるところだと思うけど。
586あああ:02/08/31 00:18
規定2000文字以内のショート×2です。
評価お願いいたします。

「生まれ変わった男」

その瞬間は突然訪れた。ママに、「赤ちゃんはどうして生まれるの?」と尋ねた刹
那である。小さな僕の脳みそに、彫刻刀で皴を刻むような激痛を伴って、70年の人
生が蘇った。
 「私は・・私だ。全て覚えているぞ」小さな両手をシクシクと動かし、私はママで
あった女に言った。
 「おめでとうございます、会長。お帰りなさいませ」
「うむ。長い間世話になったな」まだ上手く回らない舌を押さえつけ、私は女へ礼を
言った。
 「さっそく片桐へ連絡してくれ。7年ぶりの再会だ」
 女は、母としての笑顔の影を浮かべ、携帯電話を取った。
――「会長、ご気分はいかがですか? 」戸を開けて部屋へ入るなり、片桐は私を目
指して歩み寄ってきた。
「片桐、もう一度入って来い。ノックを忘れている。それに、私を見下ろすな」
「・・・申し訳ありませんでした」片桐は一連の動作をやり直すと、土下座をするよ
うな姿勢をした。「では会長、予定通り、別室で細かいチェック。つまり質問をさせ
て頂きます」
「いらん。私の記憶は完全に戻っている。くだらん質問に答える位なら、わたしのほ
うから話してやろう」
私は、前世の私。つまり、革新製薬渇長、渋山一郎の人生を語った。
587あああ:02/08/31 00:19
――「なるほど、お見事です。参考までに、最期については、いかがでしょうか?」

「今話すところだ。黙っていろ」子供の声で命令するのも悪くない。私はそう思っ
た。

私は片桐に、例の実験の経緯と、私の病状について話して聞かせた。あくまでも
確認の為であって、片桐は十分承知している事である。簡単に言えば、以下のような
内容だ。

72歳であった私は、癌に侵された。まだまだ現役のつもりでいた私は、大きな
ショックを受けた。余命半年。私が会長を務める製薬会社でも、もちろん癌は治せな
い。だが一つ、極秘のプロジェクトが進んでいるのを、私は知って
いた。その名も、「リンネ」。発端は、社内での極秘臨床実験により、人間の死の瞬
間に、ある種の電磁的な波動の放出が発見された事から始まる。研究は進み、その波
動が、人間の生の瞬間――子宮への着床間際にもある事が確認された。さらに、様々
な検体を経て、データを蓄積した結果、驚くべき事が判明した。生まれて間もない子
供の、死の瞬間の放出と、その子供の、生の瞬間の放出は、『極めて酷似していた』
のだ。研究員あがりである専務の片桐は、ここで、ひとつの仮説を導いた。放射され
る波動とは、その人間たらしめる、濃縮された情報なのではあるまいか? だからこ
そ、もって生まれた個性『生の波動』と、成長し変化した『死の波動』があるのでは
? 
 ある人物Aの臨終の波動を、データとして機械に取り込み、子宮へ着床する間際の
母体へ照射
する。自然に放出される波動を抑え、Aの臨終の波動へとコントロールできれば、生
まれてくる子供は、どのような存在なのか? クローン技術によって、遺伝子レベル
で近い環境を整えれば、一人の死を迎えた人間に、新しい人生を提供できるのでは?
 ・・しかし発育が進んでいない赤子が、すぐに大人の脳となりえる訳がない。倫理
を侵してまでする価値があるとは思えない。それが当時の片桐の、仮定的結論だっ
た。私は迷うことなく片桐へ命令した。「私で試してみろ」
588あああ:02/08/31 00:20
――「会長、お見事です。そこまでご記憶されているとは。ただ・・・、この質問は
どうでしょうか?」片桐は、含んだように言った。
 「貴様、一体なにが言いたい? 」
 「大変申し上げにくいのですが、実験中にハプニングがありました。ある女性研究
員が、死亡したのです。若年性心不全でした」
 「・・・それがどうした。たいした問題ではないだろう」
 「亡くなった時刻が問題です。まさに、波動照射中に亡くなったのです。ご存知の
通り、実験には莫大な金がかかります。続行せざるをえませんでした」
 片桐の言葉は、冷たく、這うように聞こえた。
 「もう、お分かりですね? 今から私の質問に答えてください。・・・貴方の経営
哲学と、医療理念のバランスについて。どのようなお考えをお持ちですか? 」
 ケイエイテツガク、イリョウリネン・・・。私は驚愕した。あるはずの記憶が、知
らない女の人生に邪魔されて、思い出せない。
 「やはり・・その部分を侵されていましたか。強烈な考えを持った女性でしたから
ね。会長、残念です。私が貴方の復活を願ったのは、他を寄せ付けない才覚と、自信
に溢れた信念があったからです。しかし今の貴方は、濁ってしまった」
 「待ってくれ!思い出した!たしか、金さえ貰えれば、なんでもOK・・だったな
!」
 「それは例の女の思考でしょう」
 「くっ・・! ああ・・・あ、あたしを抱いたくせに。しかもその抱き方ときたら
・・・あんな趣味ぃ・・・ぐあっ なんだ この記憶は」
 部屋には、二人の、悶絶する人間がいた。元大手製薬会社の会長の人格と、ある女
の人格を合わせ持った子供と、その子供に侮辱されている七十がらみの、老人であ
る。 了
>>586-588
プロットは面白いんじゃないかな。

「波動」って言葉は、読者をひかせるかも知れないけど。

ただ、最後の
>その子供に侮辱されている
って言う侮辱の内容がどこにあるのかわからなかったな。
たとえば
>「今話すところだ。黙っていろ」子供の声で命令するのも悪くない。私はそう思った。
ここは、
 「今話す。少し黙っていろ」子供の声で大人に命令するって面白い。僕は思った。
とか、そういう遊びがほしいかな。

ひとつの文に無駄が多い感じもする。

>その瞬間は突然訪れた。ママに、「赤ちゃんはどうして生まれるの?」と尋ねた刹那である。
→それは突然訪れた。〜
刹那と瞬間は一緒だし。
刹那使うなら、「ママに〜尋ねた刹那、それは突然訪れた。」だね、慣用として。

>「うむ。長い間世話になったな」まだ上手く回らない舌を押さえつけ、私は女へ礼を言った。
→〜まだ上手く回らない舌を操り、女に礼を言う。(言った。)

あ、でもこのスレだからかなぁ、面白いと思ったの。
どっかマタリでもアリでも投稿してみれば?
批評とは関係ないけど
〜した、〜った
って語尾ばっかりな文ってなんとなく気になるんだけど
おれだけ?
591あああ:02/08/31 00:54
>>589 >>590 さん、ありがとうございました。
特に>>589さん感謝いたします。どうもありがとうございます!
えと、マタリとかアリって、どういう意味ですか?
すみません無知で(*_*)
592名無し物書き@推敲中?:02/08/31 00:55
メジャー、スト回避決定だそうです。
>>591
この創作文芸板からできた投稿サイトのこと。

またり文庫
http://bun.abk.nu/

2ch文章 アリの穴
http://ana.vis.ne.jp/ali/

またりの方が人おおい。
594あああ:02/08/31 02:07
>>593 さん、教えてくださってありがとうございました!!
さっそく行ってきました。本当にありがとうございます。
では、みなさんおやすみなさい。
595532:02/09/01 14:52
批評して下さった方、本当に有難うございます。
僕はまだまだ小説が書けません。
短い話で終ってしまったり、前後で内容が矛盾していたりと、
なかなか思うようになりません。
でもやはり誉められると気分はいいです。532で書いた文を
予想していたよりも多くの人に読まれてなんだか自信がつきました。
これからも頑張ります。
596批評希望。:02/09/01 23:17
「ちょっと・・・引っ張って!」「全く・・・連れて来るんじゃなかったぜ」僕は、危うく三階建ての人家の屋根の上から落ちるところを、
イツキに引っ張り上げられた。「見てる方が冷や冷やするぜ。それにな、ドタバタ音を立てて走るのは止めろ。下の奴が驚いて起きちまうだろ」
「ごめん・・・」イツキは僕をひょいと上まで抱え上げた。下まで落ちれば、骨折は免れなかっただろうし、しかも今の僕の格好だと、あまりに
不審すぎて、即刻住民に警察に通報されるだろう。僕とイツキは、黒ずくめの忍者服を着ていた。正確には忍者服ではなく、それに近い服装なの
だが、もし覆面をした男が天井から落ちてきて、「あら、大丈夫?」と、優しく声をかけてくれる変わり者はそういないだろう。それに、時間も
まずい。『仕事』を終えたのが2時だから、今は2時半頃だろう。空を見上げると、満月の明るさにおさえられ、周囲の星はほとんど見えない。
「しっかりしてくれよ?」月の明かりに照らされたイツキは、覆面で茶色の目しか見えないのだが、その目の表情と、腰に手を当てている動作か
ら判断すると、明らかにうんざりしている様子だった。「そんな急に、屋根を飛び移ることなんか出来る分けないだろ?」「そんなら、初めから
ついてこなけりゃいいんだ」と、イツキは再び、音も立てずに屋根の上を駆けだした。一瞬姿が消えたかと思うと、次の瞬間はもう次の家に、音
も立てずに着地していた。(ちぇッ)と、僕は舌打ちをしてから、どうにか音を立てないよう慎重に、イツキの後を追って屋根を駆けだした。ど
こかで、犬が遠吠えをしている声が妙に響いていた。
597批評希望。:02/09/01 23:22
「コウ、俺の理想の怪盗像っていうのは、アルセーヌ・ルパンの洞察力と冷静さ、
ルパン三世の大胆さを兼ね備えたような奴かな」と、イツキは
古本屋でモンキーパンチ作、「ルパン三世」を立ち読みしながら、
独り言のように呟いた。「えっ・・・ああ・・・そうなの?」「みどりのマキバオー」
11巻をしゃがんで探していた僕は不意をつかれ、返事をとっさに出来ないまま
イツキの顔を見上げた。「ついでに理想の相方は、斬鉄剣ですぱぱーってなんでも切れ
る奴が・・・」「はいはい」と、僕は笑いながら答えた。コウが立ち上がってイツキの
読んでいるページを見ると、丁度石川五右衛門がミサイルを切っている所であった。真
っ二つに割れたミサイルが、海に音を立てて落ちている。(まったく・・・どこまで本
598批評希望:02/09/01 23:25
気なんだか)と、僕は、マンガを再び無言で読みふけるイツキを見て苦笑した。イツキ
は細身で、身長がそれほど高くもない僕の肩ほどの身長であり、学生服を着ていなけれ
ば小学生にも間違えられかねないのだが、イツキ・・・・椚原 樹 (クヌギバラ イ
ツキ)は、すでに手に職を持っている。彼は、中学2年生ながら、その筋では名が知ら
れた、宮河県警からも手配されている、名のしれた『泥棒』なのである。
名のしれた、と言っても本名を知っているわけではなく(当たり前)、警察からは窃盗
犯01192号、としか呼ばれていなかったのだが、この01192号を追う刑事、ア
シバラ(イツキ曰く、怪盗とそれを追う刑事は宿命だそうだ)が、「1192・・・1
192造ろう鎌倉幕府か」と発言したのをきっかけに、それ以後「怪盗カマクラ」と呼
ばれるようになったらしい。「情けねえネーミングだよな・・・歴史年号だぜ?」と、
イツキはそう呼ばれるたびにこぼしていた。僕・・・海藤 光 (カイドウ コウ)は
神奈川から宮河県へ引っ越してきたのだが、ふとしたきっかけでイツキの素性を知り、
そのままイツキの裏家業に惹かれて、最近はたまに『手伝い』までするようになったのである。
「さて・・・行くか」「帰るの?」イツキは、「新・ルパン三世」の文庫本の全冊のセットを
手に取り、レジに向かった。「全部買うの?」「今月はだいぶ余裕があるしな・・・悪いか?」
「別に・・・」イツキは、厚い財布をポケットからとりだし、十万円位はある札束からピッ、と
一枚抜き、支払った。若い女性店員の目を見張った様子が滑稽であった。



>自分ではどのくらいのレベルか分からないので、ここに載せてみることにしました。

>>596-598
これは子供が書いた子供むけの物語なの?
中学生が実は怪盗、って設定は面白そうだけど。

1)なぜコウがイツキと泥棒をする気になったのか
「ふとしたきっかけで」「素性を知り、」「そのまま」「惹かれて、」
としか書いてないわけだけど、惹かれた理由、みたいなもの読む人は気になると思うよ。
そのへんがコウの「キャラクター」になってくるわけだしね。

2)なぜイツキはコウを道連れにする気になったのか
怪盗とまで呼ばれる泥棒が、足手まといになるコウを連れて歩くには、何か理由がないとね。
イツキ自身が危険にさらされる訳だから。

3)なぜイツキは捕まらないか
これは物語とのバランスで難しいところかも知れないけど
>若い女性店員の目を見張った様子が滑稽であった。
これだけでヤバイでしょ。
妙に羽振りのいい中学生がいる、とかそういう噂って広まりやすいし、
そういうところからアシってつくもんだよ。
「ふとしたきっかけ」で裏家業を知られてしまうことも「ドジ」を踏んでるし、
そのコウを仲間として連れ歩くことも危険だし、
「怪盗」って呼び名に、ちょっと似つかわしくないな、と読んでる人が感じてしまうよ。

4)なぜイツキは泥棒をするのか
理想はアルセーヌ・ルパンとルパンIII世とか言ってるから、
必要に迫られて(食べるために、とかの理由で)泥棒やってるわけじゃないみたいだけど、
それならそれで、ルパンとかみたいに借り物じゃない、イツキの泥棒美学がないとイツキの話を読む意味がないよね。

そんな感じかな。
600批評希望:02/09/02 02:40
>599さん
 批評を待って2時間半あちこちうろついてました・・・(眠れず)
 有り難うございます。m(_ _)m慣れないことをするもんじゃありませんね。
 もっと文章を磨いて出直してきます。
601Ray.na ◆CujopyKE :02/09/02 09:27
 九月。予期せず手に入れた夏休みはもう一週間をこえた。憂鬱のなか日々をなん
となく過ごし、次にとる行動を決めることも無く、これを世の中では引き篭もりと
よぶらしい。現代用語ってやつで。無気力に窓をながめると、空の色が少し薄くな
り、常夏のこの島に夏の気温のまま秋の気配が訪れている。それでも遠く下方に広
がる海は、青に緑にそして虹色をおりまぜながら輝いて観光客の目を楽しませてい
る。ビーチはきっとあいかわらずにぎやかで、気温が下がるまでまだあと2ヶ月は
休日のたびに喧騒がつづくのだろう。とはいえこの私自身、ビーチなどもう数年近
寄っていない。平日午前や夜間の人気のない海岸線、嵐の夜の港、家の窓からとか
通りから見下ろす海、海というともうそういう景色しかうかばない。たのしく泳ぎ
はしゃぐビーチなど、中学時代までじゃないだろうか。
602   :02/09/02 15:30
 
603それでは、今から僕はビデオ借りてきます。:02/09/02 16:14
勉強をしなくてはいけない時間であるにも関わらず、僕はパソコンに向かい、
腕をキーボ−ドに乗せて創作の作業をしていた。
作業中の話である。時々、体がおかしな行動を始めた。
痒くもないのに頭をポリポリと掻いたり、用もないのに立ち上がって、
それから、何もしないでそのままイスに座ったりと、落ち着きのない
行動をとるのである。いつもの事なので、またなのか、と思った。
僕はいつも創作を始めると無意識の内に落ち着きのない行動をとってしまうようで、
困った事にそのたびにイライラしていた。既に原因は分かっていたので、
対策として紙切れにマジックで「寝たら死ぬ」と書いて、目につく所に
いくつか貼ってあったが、それでも、気が付くと頭に手が乗せられている事が多く、
ストレスは増大した。このイライラがいつまでも続けば、せっかくの作品が
ダメになってしまう。危機を感じた僕は、どうすればいいか悩んだ結果、
ガムを噛む事にした。偶然にも、母親が買っておいたキシリトールガムがあったので、
それを2個口に放り込み、噛み始めた。すると、途端に無駄な動きがなくなったのである。
これでもうストレスに悩まされる事はないだろうと思った。
実際、腕は頭や余計な所にいかず、きちんと静止して、微動だしていない。
創作の作業が以前よりどれだけ捗る(はかどる)だろうかと、気分はとても良かった。
それから、数分机に向かっていたが、結局何できなかった。
しばらく経って、僕は散歩に出掛けた。行き先はどこでも良かった。

イライラの原因は、単に自分自身に集中力がない訳ではなかった。
本当の所は、いいアイデアが思い浮かばないだけだったのだ。


604性別 女 歳 中年 収入 貧乏:02/09/02 21:48
>>597
アルセーヌ・ルパンのファンから言わせてもらうと、
ルパン三世と混ぜないでほしいです。
あとイツキというネーミング。検索したら8,650件も既出でした。

ルパンは元々ロパンという名前で、そのロパンさんから「本名を悪党に使うな」
といわれてルパンになったという経緯があります。
もっとオリジナリティを追求するとよろしいかと思います。

>>Ray.naさん
「憂鬱な人」が軽く片付けられています。
「明るい自然描写」のコントラストが強すぎます。
 従って、纏まりを感じられませんでした。

>>それでは、今から僕はビデオ借りてきます。さん

いいアイデアが浮かばないときはもっと本を読むといいですよ。
それも、いつも読んでるラノベじゃなくて、とびきりお堅いヤツを。
――何故、書くのか?
――何故、自分は、人に、自分の世界を伝えようとするのか?
ラノベ書きにとってはお経のように思える「一般文学」の中にこそ、
その答えは見つかるのだと思います。とりあえず
寒椿 宮尾 登美子 (著)
コレでも読みなされ。

……一応真面目に書きました。
605しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/09/02 21:51
>>604
関係ないけど、自暴自棄過ぎる名前欄……
>>597の登場人物は「ルパンとルパン三世を合わせた人間になりたい」と言ってるんだよな?
604の「オリジナリティ云々」の指摘はおかしくないか。つーかコワい。
607しっぽ ◆cmOmcGj6 :02/09/02 22:16
>>606
コワいってのは大袈裟すぎでは。
単なるゴドーク、読み違えでしょう。
単に好きなキャラ粗末に扱われてキレただけかと。
誤読って言わねーだろ。
609名無し物書き@推敲中?:02/09/02 22:47
http://www8.plala.or.jp/cren/
の「セレス」さん見てみてください。
>>601
多分、意図せずに文が曖昧になってる。
受信したデムパな情景はこう。

 仕事が忙しくて夏休みもとれないー、と思ってたら、突然、会社をクビになり思いがけず夏休みがとれた。
 就職活動もせず、引き篭もり、部屋の真中に座って窓ガラスをじーっと見ている。
 窓に映る空の色は、そろそろ秋が近づいていることを知らせるようにやや力のない色だ。
 それでも足元のカーペットから延々と地底に向かってのびる海中には観光客が騒々しい。
 賑わうビーチを思い浮かべるなんて、中学時代までだろう。
 私は職を失い、心まで若返ったようだ。 

>>603
心身症(またはもすこし違った何か)の主人公の心象風景を
そのまま描いたのでしょうか?
支離滅裂な感じはずいぶんよく描けてると思いますが、
興味のない人が読みきるのはちょっとキツイかもしれません。

キシリトールガムを噛むだけで落ち着く主人公は
>本当の所は、いいアイデアが思い浮かばないだけだったのだ。
キシリトールガムを噛むだけで、とてもいいアイデアが浮かぶのでしょうね。
羨ましいです。
612Ray.na ◆CujopyKE :02/09/03 00:27
わ。。若返ったつもりはないのだが。。
 その一行だけ違う感じ。むしろ無気力状態だよ。
 最初に働いてた店をやめていきなり無職状態になり、
引き篭もって、そして一週間くらいそうやってて、このあと
仕事がきまるお店で起こる事件の顛末を書き始めようかと。。。
 
>>604さんもありがとう。
613Ray.na ◆CujopyKE :02/09/03 01:16
空気はまるで気体の形のまま凍っているようだ。気体が凍ってるってそんなことあり
えないか。でもそんな感じだ。寒くて寒くて、こんな日は、長袖の下着とか、せめて
キャミでもセーラーの下に着てくるべきだった。やっぱり授業が終わるまでおとなし
く学校にいればよかった。もしかしたら夕方までには少し太陽がでてあったかくなる
かもしれない。何の用事もあるわけじゃないのに、なんでわざわざ出てきたんだろう。
 こんなとき携帯があればべつの学校の友達と連絡とれるのに。うちの学校の子はみ
んなマジメで、サボるとき誘える子は一人もいない。中学時代が懐かしい。
 寒い寒い寒い!寒い寒い寒い!頭の中いっぱいにわめきながら奥歯をかみ締めて歩
く。眉をひそめて周囲をにらむように歩いていたら、ふと視界にガソリンスタンドが
うつった。あそこはかっこいい人がちょくちょく働いてたりする。…けどこの時間は
そうでもないみたいだ。ああ寒い寒い寒い寒い!でも!ふと思いついた。寒い、って
思うのをやめてみたほうがいいかも。寒いけど。背中を伸ばして、ぎゅっと両腕で抱
きしめてたカバンを右手に軽く抱えなおして。突然眉間の緊張が解けて皮膚が伸びた
のを感じて、ひとりではしゃぎはじめた自分がマヌケに思えて少し笑ってしまった。
それでも寒い気持ちより楽しい気持ちのほうが大きくなってきた。いつもと違う道を
歩いてみよう。中学のときよく高校生に誘われた桟橋の公園に行ってみようか、とお
もって大きな桟橋に向かう道を歩き始めたけど、やっぱりそれは度を越して寒そうな
気がしたので止めにして、結局細い道にはいってもとの通りに戻り、いつものモ○バ
ーガーに入ってしまった。
614Ray.na ◆CujopyKE :02/09/03 01:19
 アイスティーとポテトだけ頼んでから、入り口からは見えない奥のほうの、鏡の張
ってある壁の長椅子にいつものように横向きになってひざを立てて座る。もちろん今
はあいている隣のテーブルやちょっとかっこいい観光客っぽい人が座ってる斜め前の
テーブルからもできるだけパンツが見えないようにスカートを腿の間に落として座る。
 そうして鏡の前の棚の上によみかけのドストエフスキーを出して、さて時間忘れち
ゃうかな、と思ったけど、二行終わらないうちに気が変わった。今は気分じゃない。
今は歌を聞く時間だ。それと、そこに座ってる観光客の若いおじさんからどんなふう
に自分が見えてるかチェック。鏡の方をむいて、左側の髪を軽くひっぱったりして直
す。おじさんはちら、っと何度かこっちを見たような気がする。ノートを開いた。英
語のノートのつもりで買ったけど、授業中はもっぱらおしゃべりと昼寝の時間なので、
英語はほとんどかかれていない。あちこちに歌の歌詞とか、先生の悪口とか、詩のよ
うなエッセーのようなそんなものが書かれている。全ページだいたい埋まってるけど、
隙間の多いページを見つけた。
…ちょっとかっこいいかも。そう書いて、慌てて自分のやばさに恥ずかしくなってグ
シャグシャ塗りつぶした。それでもまたやっぱしナイチャーはかっこいいかな。って
書く。「最悪」と小さく呟いてまたグシャグシャ。も〜やばいよれいな。飢えてんの
か〜?…わけのわからない落書きを続ける。
 ナイチャーは度胸がある。というか、屈託がない。いきなり声をかけてきた。しか
も明るい声で。「ねえキミ高校生?」もういつまでもその声が耳に残る。
615Ray.na ◆CujopyKE :02/09/03 01:21
「キミ」だって!「お前」でも「あんた」でもなくて、「キミ」!さすがナイ
チャー。「ねえ」だって!すごいやさしい感じ。最高だよやっぱり!そっと英
語のノートを閉じながら、頭の中のノートに乱暴に書きつける。
 私は学校ではだれよりも明るくて屈託がないほうだけど、やっぱりこの島の
人間はどうしても性格というか態度が暗い。声質が低い。内心かなり興奮した
けど、あごをちょっと持ち上げてお世辞にも親しげとは呼べないような、眉毛
だけ軽く持ち上げた笑顔で「そだよ〜」と答える。「そっち言っていい?」
さすがに驚いた。じっと見つめていると、こっちがイイっていう前からもう
トレイをもって移動してきた。
 私は昔から男の人に声かけられるのが苦手だった。中学時代とか、高校生
のちょっとかっこいい人たちに声をかけられても、友人が素直に喜んでるそ
ばで、いきなり冷たい性格装って、無視決め込んだり、「用事がある。」っ
て断っていた。ほんとはかなりうれしかったのだけど。おかげで彼氏いない
歴もうすぐ16年になる。
 ずうずうしい!とは思わなかった。でも馴れ馴れしいっていうか、屈託が
ないというか、ナイチャーは人見知りしないんだな、って思う。そう。昔か
らそういう印象だった。声が高い人が多いし、声が低い人も、しゃべる調子
が明るいから、声が高くきこえる。しかもまるでマンガの世界みたいに「キ
ミ」とか「ボク」とかそういう言葉を恥じらいもなく言う。きっと女の子も
みんなかわいらしく「ワタシ」とか「キミ」とかいうのだろうけど。
>Ray.na ◆CujopyKE
601から、何か沖縄クサイ描写だなと思っていたが、やはりそうか。
文章はちょっと直した方が良いかもしれないが、
601の描写はいいのではないか。沖縄時代を思い出しました。

>613-615
地元の人間からするとナイチャーはこんな感じで捉えられていたのか?
だとしたらちょっとショックだ……
批評と関係なくてスマソ。
617Ray.na ◆CujopyKE :02/09/03 03:16
 これは失礼しました。。
618603今から新作のビデオを返してきます。:02/09/03 10:20
>604
ひ、ひどい・・・
>611
ああ、それは僕が意図した主人公とは違うので、自分の世界で書いてしまったようですね。
本当は、ちょっと創作に興味を持った学生が、勉強もせずに創作をしていたのだけれども
いくらやっても創作が進まないので、原因はじっとしている事で体が無意識に動いてしまう
現象の責任だと断定して、ガムを噛むことで気を紛らわして、解決したかのように
思ったら、実は本当の原因はアイデアが浮かばない事だったと、ガムを噛んでから
全く動かない、つまりキーボ−ドを叩かない自分の腕を見て分かって、それじゃあ
気分転換でもしてアイデアを探しに散歩に出掛けたという話だったのです。

読ませる力が足りなかったですね。

書き間違えた表現、書ききれていない表現、抜けた字は大きなミスでした。
619603:02/09/03 14:52
>604
都合よく図書館に行く予定が入りましたので、探して読んで見る事にします。
620おすすめ:02/09/03 18:49
>597
質問だけど、実際にある漫画名とかキャラ名とか小説中に書いて
いいんだっけ?それと、

>604
>あとイツキというネーミング。検索したら8,650件も既出でした。

別に登場人物の名前がどれくらい使われてるかとか言及しなくてい
いんじゃね?
またり文庫ってなんか信用ならない……
622名無し物書き@推敲中?:02/09/05 02:50
「地上のクズが、無駄な抵抗は止めるんだな」
「俺とあんたは同じ人間だっ!」
「まだ言うかっ、この地上は我ら一族のものだ、蛮族どもの生きる価値など無いッ!」
「こんのォォッ、わからずやァァッ!」
 直樹の落下が急に止まり、ルイはそれに対応し切れず彼より下へ落ちて行った。だがその間にも直樹は再び落下を開始しており、
重力と風の能力が相乗され、恐るべき速度を彼に与え、刹那に迫る。---ちょうどルイが直樹を再び捉えようと天を振り向いた、そ
の時だった。
「落ちろォォォォォォォォッッッッッ!」
 固く組まれた直樹の両手が彗星のようにルイの胸の辺りに激突した。
「グゥォアッッッ!」
 この世のものとは思えぬ絶叫をあげて、ルイが深淵の闇へと落ち行く。直樹もその間自由落下を続け、ある程度落ちた所で上昇を
開始した。
---今の彼は敵に勝利した後の高揚感とは無縁だった。命懸けの戦いだったことに間違いは無い。だが、彼が勝利し得たのはほとんど
偶然のようなものだった。頭よりまず、身体が動いていた。今になってその恐怖に襲われかけているくらいである。しかし、それに
身を任せるわけにはいかない---目的はまだ達成されていないのだ。直樹はリンを目指し、ゆっくりと飛び続けた。もう少し、もう少
しでリンに会える……彼を今動かしていたのは、まさにその想いだった。
-------! 突如彼は、背中から左腕にかけて痺れる様な痛みを感じた。---それと同時にまさか……という想いに駆られる。このまま
先に進みたかったが、振り返らないわけにもいかない。ゆっくりと……身体を反転させる。
 ---左腕で支えるようにして右腕を突き出したままのポーズで硬直しているルイが、そこには居た。奴はまだ……死んでいなかった
のだ。「勝てない……」、その思いが直樹の神経に絶望の二文字を刻む。
623名無し物書き@推敲中?:02/09/05 02:51
続き

 苦しげな表情を浮かべながらもルイの眼は、闘志を失ってはいなかった。
「……私は能力を手に……入れるまでは死ねんの……ぐほっ!」
 二重の衝撃が直樹を引っぱたく。---ルイの鍛え抜かれた腹に、紅い血飛沫で彩られた剣の両刃が突然生えたのである。
「……まだ生きて……」
「あいにくと私も……まだ死ねんのでな---地獄とやらまで付き合ってもらうぞ、ルイ……」
 ストッパーが外されたようにバランスを崩したルイとアシャーは、繋がったままゆっくりと降下し始めていた。
「な、直樹……リンにこの…地上を……見せてやってくれ---」
「-----アシャーさぁぁぁぁぁぁんっっっ!」
 全ての能力を失ったように目を閉じた瞬間……彼らの身体はもの凄い勢いで落下を開始した。……それを追ってはならないことを、
直樹は判っていた。---無言の圧力だった。そして、アシャーの願いであった。
 ---直樹は流れ落ちる涙を手で拭い、首にかけていたペンダントから黒水晶を強引に引き千切った。ケースから出したそれを右手で
握り締め、リンに近付いて行く。背中の痛みのせいで薄れる意識を懸命に繋ぎ止めながら……。
 そしてリンの側に辿り着いた直樹は、黒水晶をそっと彼女に近付けていった。
「リン………今返すよ……」
 黒水晶が……………今、リンに触れた-----。
624名無し物書き@推敲中?:02/09/05 02:52
>>622->>623
別のスレにも書き込んだもの
批評お願いします
625名無し物書き@推敲中?:02/09/05 05:20
>>622-623
とりあえず、何がなんだかさっぱりでした。
これって前にもなにか話があるのか?
まず、文章的に3点リーダーが多すぎる。用法が正しくない。
句読点の置き方も気になる。
「‐」何故半角? 「ー」だろ?
一文が長い。
文章が気取りすぎていることと、漢字がヒラかれていないことが読み手に不快感を与えている。
「〜ように」という表現を多用しすぎ。
>>「〜死ねんの……ぐほっ!」
不自然。「の」の次に何を言うつもりだったんだ?
「〜死ねんのだ」だったならば「ぐほっ!」にはなるまい。
母音がアになるはずだ。「がはっ!」とか。
 
626625:02/09/05 05:21
・訂正>>624
「‐」何故半角? 「ー」だろ?
「―」ですた。
627625:02/09/05 05:23
また訂正かよ。624は625の間違い。すんまそん……。
628名無し物書き@推敲中?:02/09/05 06:47
   「ホクロ」

 亮子と付き合うようになって3年になる。
彼女は性格が良く、おしゃれで清潔感もあり、そしていつも元気だ。
仕事で嫌なことがあっても彼女に会えばそんなことは吹っ飛んでしまい、いつのまにか陽気になっている自分がいる。
僕の両親も彼女のことを気に入っていて「今度はいつ遊びに来るんだい」とよく母親に聞かれる。
巷のそんな娘は、たいてい保守的で夜のほうは淡白になりがちだが、亮子の場合は違う。
僕が執拗にセックスを求めても嫌がることなく応じてくれる。
ホテル、公園、海、車と場所も選ばない。
公衆トイレでやろうと冗談まじりに持ちかけたら、おもしろがってのってきたのには、ちょっと面食らった。
僕の悪友が、亮子の下唇の左端にある黒子を「好き黒子だぜ」とか言っていた。淫乱女扱いされたみたいで、すこしムカッときたが、自分には彼女の黒子が唯一の欠点だと前から思っていたので、奴を諭す気にはなれなかった。
細身で、結構かわいいほうの部類に入る顔なので、よけいに黒子の存在が
重くなるのだ。
まさか、面と向かって「そのホクロ、取っちまえよ」とは言えない。
黒子さえなければ、僕の中で完璧な彼女なんだが・・・・
それは微妙なところなのである。
629名無し物書き@推敲中?:02/09/05 06:48
   「ホクロ」

 伸哉と付き合い始めて2年と9ヶ月になります。
彼は3年だと言い張っているけど、彼は私にアプローチした3ヶ月間もカウントに入れているという・・・それは2人の意識の違いかな。
伸哉は理屈っぽいところがあるけど、優しくて誠実で頑張り屋さんだ。
所かまわずHなことをしたがるのは、正直なとこカンベンしてって感じだけど、でも上手いから許してあげるってとこかな。
終わった後に、私が眠るまで頭をナデナデしてくれるのもスゴク嬉しい!
でも、1つだけ気になることは彼の黒子のこと・・・
彼の左肩の後ろにご飯粒ほどの黒子があるの、それはいいんだけど、その
黒子から2センチほどの毛が生えているの。
彼が裸になる度に目がいってしまうという・・・。もっとも、事が始まるとどうでもいいんだけどね。
友達に彼のホクロ毛のことを話すと「それって宝毛というんだよー。私、
お父さんの首んとこにあるホクロ毛を引っこ抜いて、怒られたことあるもん」と笑っていた。
彼が自分で気づいて処理してくれればいいんだけど、まさか毎回生えて来る度に抜くわけにもいかないしね。
今んとこ、彼に対する不満があるとしたら、そんなことぐらいかな。


 やがて2人は、結婚して子供ができ、世間によくある障害も夫婦で力を合わせて乗り越え、穏やかな老後を迎え安らかに逝った。
ひと言もお互いの黒子について触れることもなく。
630批評お願いします。:02/09/05 10:03
夏祭り

風鈴の音で目が覚めるともう夕方だった。窓から夕日が差し込んでいる。
夕方と夜が混ざり合った曖昧な時間帯。秋を感じさせる風が吹いていた。
(これじゃ昼夜逆転だな)
気だるい体を無理やりに起こし、僕はベッドから這いあがる。
何となく、この気だるい状態を改善してくれるような気がしたので
冷蔵庫を開けポカリスエットを一口飲んだ。
ふと、部屋の中を見回す。
テーブルの上の灰皿に口紅がついたタバコの燃えカスが残っていた。
(勝手に帰ったのか・・・)
メモの一つぐらい残してくれて欲しかったが僕に対する伝言はこの程度なのだろう。
ともかく今はこの気だるさをすっきりさせたかったのでシャワーを浴びる事にした。
シャワーを浴びてもう一度ポカリスエットを一口飲んだらなぜかやるせない気持ちや
どうでもいいといった投げやりな気持ちになった。
そんな自分を慰めるために、部屋の明かりをつけずにタバコをふかしてみた。
まるで村上春樹の小説の主人公のようだった。
村上春樹もこんな風に感傷に浸ったのだろうか?
すると、遠くの方で賑やかなざわめきが聞こえてきた。
感傷に浸っている自分が情けなくなったので気晴らしに窓の外を覗いてみた。
境内に続く道に夜店の明かりに囲まれて、浴衣姿の彼女が歩いていた。
どうやら、今日、僕の町では夏祭りの最終日らしい。
なんとなく、昔、父さんの手を引っ張ってあの道を歩いたあの頃を思い出した。

夏が終る。
それを見送るため、僕は彼女を追いかけた。

今度は僕が手を引っ張ってもらおうと思いながら。

*初めて書きました。スガシカオの「夏祭り」と言う歌を文章にしてみました。
 よろしくお願いします。
631名無し物書き@推敲中?:02/09/05 14:14
>>630
文中三回も出てくる「○○○ので、×××した」という同じ説明調子が
全編を単調にして少々切れ味を鈍らせているように思われます。
一人の部屋からお祭りの喧騒の中へ出るという落差のある情景描写が
もっとなされていると、読後感がより一層切なげになるのではないかと感じました。
632名無し物書き@推敲中?:02/09/05 23:01
>>628-629
2人には微妙に感性の違いがあるというのが、この物語のミソなので
もっとその“微妙な違い”について強調した方がいいでしょう。

>彼女は性格が良く、おしゃれで清潔感もあり、そしていつも元気だ。
>伸哉は理屈っぽいところがあるけど、優しくて誠実で頑張り屋さんだ。
伸哉は表層的にしか相手のことを語っていませんが
亮子は内面についてのみ言及しています。

これだけでも微妙な違いを表しているかとは思いますが、後に
>細身で、結構かわいいほうの部類に入る顔なので、
という伸哉の認識が出てきますので、この部分を前に持ってきた方が
 伸哉 → 亮子 :外見を評価
 亮子 → 伸哉 :内面を評価
という風に
2人は互いに好意を抱いている点では共通するけども
その評価の仕方(アプローチ)には違いがる
となって“微妙な違い”がより強調されるかと思います。

>仕事で嫌なことがあっても…中略…いつのまにか陽気になっている自分がいる。
「(亮子は)?」から「(自分は)元気になる」
>…前略…でも上手いから許してあげるってとこかな。
>終わった後に、私が眠るまで頭をナデナデしてくれるのもスゴク嬉しい!
「(伸哉は)上手い」から「(私は)許してあげる」
「(伸哉は)ナデナデしてくれる」から「(私は)嬉しい」
とここの部分も
亮子のパートの方が細かく書かれているのに
伸哉の方は描き方が足りないのが残念です。
亮子 → 伸哉 は、直接的な行為について書いているので
伸哉 → 亮子 は、「気立てがいい」とか「気配りができる」など
間接的な好意について書いてみては如何でしょうか?
(続きます)
633名無し物書き@推敲中?:02/09/05 23:01
(続き)
>僕の両親も彼女のことを気に入っていて…後略…
>巷のそんな娘は、…後略…
伸哉だけは、さらに他人の意見で捕捉させているのが
彼の性格(及び2人の違い)が現れているようで、面白いと思います。

>淫乱女扱いされたみたいで、すこしムカッときたが…後略…
>細身で、結構かわいいほうの部類に入る顔なので…後略…
亮子の“性格が淫乱”と言われてムカッときたのに
外見について語っているのが、面白いといえば面白いです。

>彼の左肩の後ろにご飯粒ほどの黒子があるの、それはいいんだけど、その
タイトルが「ホクロ」なのに
「それはいいんだけど」はマズいでしょう。
これは別の言葉にした方がいいです。

黒子に関して、2人ともネガティブな思いを持ってるわけですが
伸哉は
外見性(顔立ちの整い方)を乱している
というのが理由だと解るんですが
亮子の理由が解りにくいのが残念です。

恐らく友達が語った「宝毛」が鍵で
「宝毛」なんてジンクスを信じているシミったれた(?)性格(内面)を
亮子が嫌ってるんだと思われますが
亮子自身の言葉で何か一文があった方が良いのでは?
と思います。
634630:02/09/06 00:12
>>631さん

アドバイス、批評、ありがとうございました。
>>631さんの意見を参考にしてこれからも精進します。
まだまだ書きますんで、その時はどうぞ宜しくお願いします。
635名無し物書き@推敲中?:02/09/06 15:53
突然、創作したくなり、書いてみました。
初めての作品なのでアレかもしれませんが、批評お願いします。

代返行為

窓から差し込む午後の日差しに、塵が漂っている。
耳には雑多な話し声が、無遠慮に飛び込んでくる。
騒音を紛らわすため、ひたすら目の前の塵の美しさに意識を集中させる。
そうしていると、ボリュームのつまみをひねるように、耳から入る音量が下がっていった。
どうやら講師が教室にやってきたようだ。
彼は壇上にある自分の机に教材を広げ、出席確認用の紙切れを最前列の生徒に配り始めた。

ところでこの出席簿というやつには、
出席している学生はその紙切れに自分の名前を書いていくことになっている。
それなのにどういうわけか、教室を一巡りして再び講師の手元に戻ったものには、
その場に存在する学生の数を遥かに上回る数の名前が記されているのである。

改めて考えるとなんとなく笑いがこみ上げてきしまう。
顔をしかめて笑いをこらえているうちに、前の席の人から出席簿がまわってきた。
手を伸ばして紙切れを受け取る。
筆箱からボールペンを取り出して、自分の名前を書いた。
ボールペンを置き、さて、後ろの人へ、という段になって、
何か、気にかかることがある気がする。
あの、ド忘れした言葉がなかなか思い浮かばない感覚。
こういうときは必死になって思い出そうとしても逆効果だ。
そこで机の木目をじっと見つめていた。
636名無し物書き@推敲中?:02/09/06 15:55
わかった。
代返すべく、名前を書かねばならないのだ、あいつの名を。
でも、どうしてあいつの名前を思い出せないのだろう。

唐突に、ある、恐ろしい考えが浮かんできた。
私がこの紙切れにあいつの名前を刻んでいるうちに、
あいつはどこにもいなくなってしまったのではなかろうか。
だから、あいつの名前を思い出せなくなったのではなかろうか、と。

(以上です)
637名無し物書き@推敲中?:02/09/06 15:56
638>>635 初批評@一読者:02/09/06 16:39
635の部分が良いと思います。丁寧に主人公の考えを追っていて,
読んでいて肩透かしを食うような感覚はあまりありません。ただ、
>そうしていると、ボリュームのつまみをひねるように、
>耳から入る音量が下がっていった。
>どうやら講師が教室にやってきたようだ。
この部分、主人公が目の前の景色に集中したが故の音量の低下
なのか,講師がきたことによる物理的音量の低下なのかが少し
掴みづらいです。もう少し主人公の知覚についての描写が欲しいかも。
それと気になったのは、636になって、唐突に結末がきてしまうこと。
「名前を思い出せない」この部分と「相手が消えたような恐怖」
の部分にも、教室に対しての描写のような丁寧さが欲しいなぁ
と思いました。「あいつの名前」を思い出せない、だけではなく、
それを思い出そうともがくプロセス、そこから、あいつの人となり
も思い出せない、おや?→相手は存在しているのだろうか、のよう
な展開が欲しいかも。何だかオチを急ぎすぎているように感じました。
全体は、素直な文章で読みやすかったです。個人的に好きな類の文章。
639批評お願いしますです:02/09/06 19:20
      「真夏のAir」
 受験のことも進路のことも、今日だけは綺麗に忘れて。
いつもより十分早く家を出て、学校とは反対方向の電車に乗った。
学校をサボるという罪悪感が少しだけ頭をかすめたけど、電車の扉が閉まる音とともに、
それも消えゆく。
 走り出した電車に揺られながら、考える。
何故だろう。朝起きた時、「海へ行こう」などと思い付いたのは。
窓から見えた、あまりにも青い空が、私を海へと誘わせたのかもしれない。その誘惑にさして
抗うこともなく海行きの電車に乗り込んだ私を、先生や親はなんて思うだろう。
死語に近いけど、「不良娘」呼ばわりしたりして。
640名無し物書き@推敲中?:02/09/06 19:25
まあ。別にどうでもいいけどね。
今まで真面目に学校生活送ってきたんだから、一日くらいサボったって罰は当たらない
でしょ? などと都合の良い解釈をする私を乗せて、電車は走り続けた。

 ぼんやりと車窓の外を流れる風景を眺めているうちに、海が見えてくる。
名も知らない駅で降りることに。改札を出たとたん、立ちくらみを覚えるほどの熱気に
包まれる。
目の前に広がるのは、見知らぬ土地の夏の光景。
鼻をつくのは、潮の香り。
耳に響くのは、やかましいほどのセミの泣き声。
私は、右も左も分からないこの田舎町を当ても無く歩き出す。
太陽は容赦なく照りつけ、制服をじっとりと汗で濡らしていく。
641名無し物書き@推敲中?:02/09/06 19:31
それでもなお、海沿いの道を歩いていくと、砂浜を歩く男の人が見えた。男の横には、毛並みの美しい、巨大な犬の姿が。散歩中かと思った
が、よく見るとその犬は繋がれていない。私を見るなり、獲物を見つけたかのように飛びかかってきた。
「きゃっ」
思わず悲鳴をあげて飛び退くが、犬は噛み付くわけではなく、身をすり
寄せてきた。
「その犬なら噛み付きゃしねえよ……ん?」
落ち着き払って近付いてきた男は、私をまじまじと見つめて、言った。
「あんた学生だろ。学校はいいのか?」
「えーと…」
私は戸惑う。まあ、平日の真っ昼間に制服姿で海をうろつく私を見れば、そう思うのは当然かもしれないけど。
「今日は……学校じゃなくて、海へ来たい気分だったから」
「ほお…。まあ、若いうちは学校サボって、自分のやりたいことをやるのも悪くはねえ」
642名無し物書き@推敲中?:02/09/06 19:39
−−やりたいこと、か。
今の私には、やりたいことよりも、しなければならないことの方が多すぎる。先生達は異口同音に「進路のためだ。今は我慢の時だ」と呟く。
「大学に入ってから、やりたいことを好きなだけすればいい」とも。
でも、やりたいことってのは、今やらなければ意味がないのだと思う。
朝起きた時に私の中に在った、海を見たいという衝動。明日でも「いつか」でもなく、今日行きたいと思った。だからこそ、やらなければならないことよりも、やりたいことを優先してしまった。
まるで子供のようだけど、今はすごく清清しい。
 ふと視線をずらすと、犬が海に入っていた。水を少しも恐れず、波と
戯れている。それを見ていた私も突然泳ぎたくなって−−次の瞬間、制服ごと波の中へ。水はすぐに染み渡り、余計な考えを洗い流してくれる。男は、目を丸くして私を見つめた。
「何やってんだ…? 制服びしょ濡れだぞ」
「あはは… なんか急に、泳ぎたくなっちゃって」
濡れた顔。 水が滴る。
空を見上げると、どこまでも透き通った青が広がっていた。
                        えんど
643名無し物書き@推敲中?:02/09/06 19:56
>639-642
自分の理屈や主張が圧倒的な反面、犬を連れた男についての描写がほとんど無いあたり、
主人公の幼稚な自己中心性を上手く表現している。
あまりにもありきたりな展開とあまりにも平凡な結末が、個性を失った若者への
痛烈な皮肉として効いている作品だ。

>>639-642
似たような話を昔自分も書いた罠。

書きたいことだけ書いたって感じがします。
展開が急過ぎて(電車のとこ、イヌと男の登場、主人公の最後の悟り的部分)
読者が少し置いていかれ気味か。
主人公の思考が暴走してはいないか。あんなあっちこっち考えは飛ばないと思う。
結構、ごりごり書き込むのも一興なので、もちっと情景描写とか入れてもらうと個人的に嬉しい。
645名無し物書き@推敲中?:02/09/06 21:42
>>643
>>644
批評ありがとうございます。
未熟者故、精進します   もうすぐ18ですし(関係無い)。
17にしても下手だよ。
>>643
の感想って怖いわ〜
つーかワラタ
言っちゃ駄目だよ。
本人は、17でこんなに書けるぜ〜、とか思ってんだから。
年齢批判はマジキモイ
650名無し物書き@推敲中?:02/09/06 22:13
あはっ
651名無し物書き@推敲中?:02/09/06 22:24
いや……、17歳のこういう感情は、それはそれで素敵じゃないか(マジ)。
まぁ、文章は17歳から書いてりゃあ、勝負の二十代前半までには巧くなるし。
もうちょい真面目に行こうよ。
ふざけるにしても、しっかりと笑えるように。
653名無し物書き@推敲中?:02/09/06 23:05
久しぶりに見たけど、目も当てられないね。
レベル低すぎ。
654名無し物書き@推敲中?:02/09/06 23:08
それは前から
656635:02/09/07 02:38
>638
ありがとうございます
勢いに任せて書いてしまったので、
オチを急いでしまいました。
最後の部分をもっと丁寧に描ければと、思いました。
657名無し物書き@推敲中?:02/09/07 02:50
前スレが落ちて長いことたつガイドラインの、☆行き場の無い
作品の発表、からこのスレッドにリンクするよう申請しようと
思いますが、よろしいでしょうか?
最近創作文芸板に立てたスレより。


俺は完全に我を忘れていた。頭が重くなり、言いようのない感情が蠢く。
眼前にいる男が直前に何をしたのかも思い出せない。
ただ、この場でこいつに何もしないでいるのはおかしい、とだけ思った。
そう思った瞬間、体が既に動いていた。
やつが俺の視界から消えた刹那、右手に痺れるような痛みが湧く。
いつの間にか気づかぬ間に、奴の首筋に手刀とも張り手ともつかない
一撃を叩き込んでいたらしい。
ビリビリと疼く痛みの次に、骨が痛むのが判った。
倒れた男はすぐには起き上がらない。
俺はなぜこんなに怒っているんだっけ・・・。
スイッチの切り替わった頭でぼんやりと考える。

あぁ、そうだった。
こいつは、俺の前で、野良猫に、つま先を。

靴で力いっぱい蹴り上げ、さも愉快そうに笑ったのだ。

感情が再び湧きあがる。同時に男も立ち上がる。
今度は意識的に、痛む拳を握り締めて、力の限り頬骨に叩きつけた。
猫はもう動かない。俺は腕が砕けてもいいと思った。



思い付きの作品なんで、酷評覚悟。
659名無し物書き@推敲中?:02/09/07 03:54
俺は完全に我を忘れていた。頭が重くなり、言いようのない感情が蠢く。
ただ、この場でこいつに何もしないでいるのはおかしい、とだけ思った。
そう思った瞬間、体が既に動いていた。
奴の首筋に手刀とも張り手ともつかない一撃を叩き込んだ。
やつが俺の視界から消えた刹那、右手に痺れるような痛みが湧く。
ビリビリと疼く痛みの次に、骨が痛むのが判った。
倒れた男はすぐには起き上がらない。
俺はなぜこんなに怒っているんだっけ・・・。


このくらいでいいんじゃないのかな?
あんまり主人公の意識を混乱させると話のほうまで分かりづらくなる。

660名無し物書き@推敲中?:02/09/07 06:33
仔犬が捨てられていたんだ。学校の帰り道で。
箱の中で声が聞こえたんだ。産まれてからそんなに経ってないと思う。判らないけど多分。
 僕のうちはアパートだから動物は飼えないって前にお母さんに言われた。
 幼稚園に行っているときに、友達のうちに遊びに行って、大きくてフサフサした犬がいたんだ。
大きかったけど可愛くて、僕の手や顔をペロペロなめてくれたんだ。
頭が良くて、お座りとかお手とかできたんだ。
 僕はお母さんにうちにも犬を飼おうよって言ったんだけど、
アパートだからダメですよって言われたんだ。
どうしてアパートじゃダメなの?どうしてうちはアパートなの?って聞いて、
お母さんは何か答えたんだけど忘れちゃった。でもアパートじゃダメなんだよ。
お父さんにお願いしてもダメだったんだ。嘘泣きしてもダメだったんだ。
だから、うちでは犬は飼えないんだよ。拾ってあげられないんだよ。って、その仔犬に言ったんだ。
 ちっちゃくて、可愛かったけど、うちじゃ飼えないんだよって、何度も何度も言ったんだ。
 雨が降ってきたから、本当は連れて帰りたかったんだ。本当だよ。
このままじゃ仔犬が風邪を引いちゃうから。だから連れて帰りたかったんだ。
 でも、うちじゃ飼えないから、僕は何度も仔犬にごめんねって言って、傘を箱の上にさしたんだ。
こうすれば濡れないから。それからポケットからハンカチを出して子犬に掛けたんだ。風邪を引かないようにね。
 何度も何度もごめんねって言ったんだ。うちで飼えなくてごめんねって。拾ってあげられなくてごめんねって。
たくさん雨が降ってきたから僕は帰ったんだ。走って帰ったんだ。
 傘をなくしたって言ったらお母さんは怒ったけど、
お母さんに怒られたから泣いているんじゃ無いんだ。
最後に泣かなくていいのではないかと
662名無し物書き@推敲中?:02/09/07 17:55
>>660
自己満足の域を出ていない。
それと、「〜たんだ」を使い過ぎ。
663名無し物書き@推敲中?:02/09/07 18:06
「ウルトラマンに出てきたタイラントという怪獣を知ってるか?」
「はい。ウルトラ戦士に倒された怪獣どもの、強い部分を合体させて作られた奴ですよね」
「そうだ。レッドキングの腕、ブラックキングの角。尻尾や背中も、ある怪獣の優れた
部分だけを使って生まれたのだ。その強さは、ウルトラシリーズの中でも1、2を争う」
「で、それが何か?」
「んふ。つまりだな、このスレの作品の良い部分だけを使って物語を書けば、芥川賞も
夢じゃないということだ!」
「パクリじゃねーか…」
「んじゃ行くぞ! 批判は一切受け付けないからな、批評家ども!」
「誰に言ってンすか…?」
664名無し物書き@推敲中?:02/09/07 18:12
何もする事が無い、六月に入って最初の日曜日。
箱の中で声が聞こえたんだ。
ナイチャーは度胸がある。というか、屈託がない。いきなり声をかけてきた。
しかも明るい声で。「ねえキミ高校生?」もういつまでもその声が耳に残る。
「落ちろォォォォォォォォッッッッッ!」
この世のものとは思えぬ絶叫をあげて、アイスティーとポテトだけ頼んでから、勝てない……」、その思いが直樹の神経に絶望の二文字を刻む。

猫はもう動かない。俺は腕が砕けてもいいと思った。
                            完
665名無し物書き@推敲中?:02/09/07 18:14
「どうだ、俺のタイラント作品?」
「いや、無断転載はまずいですよ…」
「もう書いちゃったもんね」
「批判の嵐が起きるすよ」
「ふん、凡人のひがみなど放っておけ」
666あーる:02/09/07 22:03
お願いします。

またしても教師や親との相克。
いくら気持ちを伝えても鼻で笑われてお終いでした。
これは思春期による一過性のものだ。畢竟、反抗期である。
そう言ってゲラゲラ笑う大人を見ると愕然としました。
僕も将来こうなってしまうのか。
それからは、全てに関して懐疑的になりました。
ふざけるな。既成概念などブチ壊してやる。
そうこうしてる内に、はたとあることに気がつきました。
「どうも相手の意見に対して同意できない」
「自分の意見が正しいに決まってる」
やはり大人が言う通り反抗期だったのでしょうか。
でも17歳になって、まだこの様子だと危ないですね。
もう一過性なものではなく僕の悪い性格として
固まっているのではないかと日々懸念しています。
疑問を持つその姿勢は忘れたくないけれど、
相手の荒を探し、グルルと歯を剥き出すのは直したいです。
「2CHで見つけた面白い文章」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1027526670/l50

過去の2ちゃんねらーが残した文章の数々。
これ見て勉強し。
668658:02/09/08 02:18
>659
どうも有り難うございました。参考にします。

あと、贅沢を言えば他の人からの意見も聞きたい・・・。
ここには何人ぐらい先生がいらっしゃるのだろうか?
669 :02/09/08 02:30
時刻は2時30分。瞼の重みが加速度的に増していく。
普段の僕は12時には寝てしまうのであるから、既に2時間のストレスである。
我慢の限界はとうの昔に過ぎてる。人間とは興味のない事となると、すぐに
意識が遠くへ飛んでしまうのであるが、逆に興味のある事をいった始めてしまうと
いつまでも集中してしまい、その内に他人の声など聞こえなくなり、眠気もどこかへ
飛んでいってしまうものなのである、それを知っていながら、いったい今俺はどこから
瞼を持ち上げる力を出しているのか疑問である。今までそれ程、眠気を我慢していたのである。
しかし、血行不良で上昇した体温の熱気と、それに伴い体内から流れ出る汗の
気持ち悪さにはもう我慢の限界である。
誰かが、必ずこの文章を読むことを信じて寝ます。お休み。

重くなっている。既にキーボードを叩く手が重いが、2chネルは止められない。
670名無し物書き@推敲中?:02/09/08 03:29
>>666
文章は気になるところあるけど、内容がすごくいい。
最後の1行うまい。
17才のところが27才だったら(話は全く別になるが)
もっとおもしろいかもしれないな、と思ったりした。

671名無し:02/09/08 10:12
>>666
文章が非常に読みやすい。
ただ、文章全体を通して主題がズレてる?
もっと絞り込んだ方が良いかもね。
672あーる:02/09/08 10:16
http://bun.abk.nu/cgi/w_view.cgi?len=-14&key=1031401024&id=487
>>670-671
ありがとうございます。
またり文庫で文章を晒してるので(上のurl)
みなさま、批評宜しくお願いします。
673名無し物書き@推敲中?:02/09/08 14:37
674名無し物書き@推敲中?:02/09/08 14:53
オンライン作家は出て行け!!
675名無し物書き@推敲中?:02/09/08 15:06
>>673
HP作ったばかりやね。
「雑文」という項目は見れるけど小説のほうは見れんよ。
リンクの張り方を間違えとる。
676名無し物書き@推敲中?:02/09/08 16:29
675さんありがとうございます。
基本的な事すら間違っていたのですね。
677放浪の名無し ◆fIGX9Bno :02/09/08 20:57
放浪

歩いて歩いてそんな毎日が唐突として訪れた。歩くことが昔から好きだったがなぜ、
歩き出したかはわからない。考える方に頭が回らない。
俺が思うにそろそろ、俺の足は限界なんじゃないかと、蒸しかえったアスファルト
、ゴツゴツのじゃりみち、獣道。あらゆる道を歩いた気がする。しかし、そんな俺でも
今ままで誰ともすれ違ったことがない。花を摘む少女、会社帰りのサラリーマン、元気な
悪ガキども。誰一人としてすれ違っていない。
678名無し物書き@推敲中?:02/09/08 20:59
>>677 唐突? ?? なにもかも変。。。?
679名無し物書き@推敲中?:02/09/08 21:58
>>677
さては酔っ払って書いたな
680名無し物書き@推敲中?:02/09/09 07:08
>>673
ワロタ
がんばれ
681名無し物書き@推敲中?:02/09/09 08:11
http://www8.plala.or.jp/m1zu/sousaku.htm
まだまだ少ないですが、どうか、よろ。
>>681
短編を読ませてもらいました。文章は普通に書けてると思うよ。
ただ、説明不足な点がいくつかあるような気がする。
例えば「女性の姿をした悪魔」が突然主人公の前に現れる時、
「女性」ということは見た目でもわかるけど「悪魔」であるとは
わからないんじゃないかなあ、と。

それと、もしHPで公開してる体裁で公募に出そうと思ってるなら、
「・・・・・・」ではなく、「……」で。
「きごう」「てん」を変換すれば出てくるよ。
正式名称は三点リーダー。
683名無し物書き@推敲中?:02/09/09 14:40
2002 04/20
中学校に入って1年が経った。クラスがえもした。 しかし、相変わらず私は誰ともまだ話していない。
当然必要最低限の事は話す。いじめられているという感じではない。
かといって私が寂しいと思っているという事を誰かが知っているなんて事もない。
どうやら孤独が好きな人間だと思われているようだ。
そんな事はないと言い切ってしまえば少し嘘になるが、いくら孤独が好きだってずっと友人のひとりもいなけりゃ鬱々としてくる。
思えば、入学式の時点でこういう事態は十分予測できた。
忌々しきは携帯電話だ。今時の若者という奴は凄くて、ついこの間までランドセル背負ってたガキが、入学祝という名目で皆携帯買ってもらっていた。
もちろん持っていないと皆で集まる時にも呼ばれない。
その事を親に話すと、「まだ中学生なのに、そんなもん必要ねぇだろ」と怒られた。
私自身もそう思う。しかし、無いと困るのだ。困ってるのだ。
事実、今まで誰とも話していない。
このままではいじめられるのも時間の問題だ。
どうしよう。

2002 04/27
相変わらず学校では何も無いが、それだけではなく、最近家の中でも誰とも話していない。
いわゆる反抗期と言う奴なのかどうかはわからないが、とにかく親といるといらいらする。
1歳年上の姉もいるが、彼女は学校へも行かず1日中パソコンに向かっている。
かと思うと急に化粧をしっかりして外へ出て行ったりもする。とにかく変人だ。
無職なはずなのに、何故か金を持っていそうだ。きっと売春でもしてるんじゃないかと私は勝手に思っていた。
何故そんな汚らしい事が出来るのか、不思議でならない。まぁしてるかどうかまでは私は知らないが。
しかし、見てしまったのだ。
ちょうど私も学校へ行くのが嫌でさぼってしまった時、駅前の喫茶店で姉が気持ち悪い筋肉野郎とにこやかに話していた。
姉は学校へ行けない位だから、人付き合いはとても苦手な方だと思う。友達を家に連れてきた事すらない(私も人のことは言えないが)。
その姉が、見知らぬ男と2人きりでいた。絶対あれは援助交際というやつだ。もう廃れたと思っていた。
いくら姉の事があまり好きではないとはいえ、やはり身内がそんな事をしていると思うと嫌な感じだ。
かといって彼女に何か言える言葉が私にある訳でもない。
どうしよう。
684名無し物書き@推敲中?:02/09/09 15:14
なりきれていないので、大人が中学校に入学したSFのようだ。
>>683
「事」の多用が目につく。

>かといって私が寂しいと思っているという事を誰かが知っているなんて事もない。
→かといって私の寂しい気持ちを他人が知っているわけでもない。
こんな感じでもいいのでは?
686名無し物書き@推敲中?:02/09/09 15:18
>>683 筋肉質って、年齢がわからん
687名無し物書き@推敲中?:02/09/09 15:22
>>683 携帯持ってないヤツなんて、たくさんいるよ。
688683:02/09/09 15:40
>>684
厨房の頃の日記を参考にして書いたのに……。
まだ10台なのに……。
>>685
確かにそうですな。ありがとうございます。
>>686
テレクラ・出会い系は年齢が見た目じゃわからんガテン系な人が多いのだもの。
気をつけます。
>>687
今殆どいないっすよ。学校にもよるかもしれませんが。
>>683
自分が反抗期だって理解できているくらいなのに、
一人になった理由が携帯だというあたに違和感を感じました。
690>>1を罵倒するコピペ:02/09/10 04:17
 >>1……その説明不能の馬鹿さからみると、これまでにも多くのコピペ、
罵倒するレスを見てきただろうから、「氏ね」なんてことはいわない。
だがな、おまえを見てると哀れで哀れでならないんだ。
 数多のクソスレを立てて、おまえは何を学んだ? 住人のワンパターンな行動か? AAの上手い貼り方か? 
かまって貰えてそんなに嬉しかったのか? そんなとこで喜びを感じてしまうおまえの頭の軽さは
もう俺の理解できる世界を越えているんだ。
 俺は神が憎い。おまえのような救われるべき存在を作るだけ作っておいて、救いの手も差し伸べない神がな。
蟻が神の存在など知らないように、おまえも神のことなど想像も出来ないだろうが言っておく。
 おまえの馬鹿さはおまえのせいじゃない。神がそうなさったのだ。だからおまえは神を恨むべきだ。
 おまえが神から、例え、常人の十分の一位の知性でも授かれば、おまえのような常人には理解不能の哀れな人間も
少しは救われるかもしれない。それはおまえのような馬鹿が存在するという、俺の恐怖をも
拭い去ってくれるはずだ。
 分かったな。おまえは仮にも人間として生まれてきたんだから、せめて俺に安息を与えてくれ。
この小説の著作権を売ります。メールください。[email protected]

小説「スポットライトは太陽で」=24時間私生活を放送される青年の話
692名無し物書き@推敲中?:02/09/10 08:42
中2んとき、部屋でオナーニした後、素っ裸で熟睡してしまい、
起きたら、お腹の上のザーメンはキレイに拭いてあるわ、タオルケットかけてあるわ、
脱いだパンツは片付けられて、パジャマと新しいパンツがたたんでおいてあるわ。
もー、かーちゃん、放っておいてくれよー。と泣きそうになったyo...
↑誤爆でありますか?
>>691
出版社からのお墨付きがあれば考えないでもないです。






あ、編集者に相手にされないから書き込んでるのか。スレ違いsage
>>692
俺なら泣く
よろしくお願いします。

雨は、私が目覚めたときから降っていた。
細めに開けてある窓から湿っぽい空気が流れ込み、小さな雨音が聞こえてくる。
私は暗闇のなかでしばらく目を見開いて、かすかに白く浮き出した、天井の模様を眺めていた。

ここは子供時代に過ごした部屋と間取りがよく似ている。
そういえば、あの夜もこんな雨の晩だった……。

違うのは、いま私が一人だということ。
隣りでいつも健やかな寝息をたてていた、双子の姉がいないということ、ただそれだけだ。
   
 現代には性の深い混迷があるように思われる。
社会には快楽としての性が氾濫している。その烈風に、子供たちは
無防備のままさらされている。
大人たちでさえよろめいたり、吹き飛ばされたりする
風速なのだから、子供たちに吹き付ける強さは想像に余りある。
だがその風を、公権力で手っ取り早く抑えるわけにもいかない。
性を抑える力は人間を抑える力の前触れであったという歴史を、
われわれは身にしみて知らされてきたからだ。
結局、一方でフイゴで風を起こしている人たちの自重を訴え、
他方で風に負けない強さを子供たちに教えるほかはないのだろう。
>>696>>697
どっちの文章も良い出来だと俺は思うよ。
699ぺんぺん:02/09/11 20:29
それはまるで泥の中で息をしているようだった。息をしようとすると、
ヘドロのような汚物が咽に引っ掛かってしまい、上手く肺に呼吸を送り込めない。
だが様々な声が僕の耳にノックもせずに入り込んでくる。あまりにも無意識に、あまりにも身勝手に。
そして定期的に訪れる頭痛が僕を襲った。耳から入り込んで雑音がそのまま脳まで辿り着き、
僕の体の中身だけを食べ尽くすような感覚に駆られた。

気が付くと、僕は手に小さなナイフを持っていた。それはとても握りやすく、
細かな刃が組み込まれた果物ナイフだった。
目の前にはクラスメイトの純也が僕に笑いかけている。彼の屈折のない笑顔が、
いやらしく僕を不愉快にさせた。理由は分からない。彼の柔らかそうな頬に浮かぶ笑窪が、
ただただ、僕に殺意を持たせた。
これは嫉妬?何ひとつ汚れを持たず心から笑える純也への?
それともただの形ない憎しみ?自分でも説明できないほどの?

考え込む間もなく、気付くと僕はナイフが握られた左手を上に振り上げていた。
左手はちょうど純也の頭上を追い越し、僕は精一杯の力を込めてナイフを振り落とした。
ナイフの先端は純也の右肩に突き破り、奇妙な音と共に奥深くへと入り込んでいく。
食い込んだ裂け目の隙間から血はとまることなく噴き出し、空を舞っては地面に降りかかった。
ふいに周囲のどこからか金属音のような高らかな女子の叫び声や机と椅子が倒れこむ音が耳に入ってくる。
どさっと言葉もなく地面に倒れこむ純也の体に僕はまたがり、ナイフを両手でしっかりと掴み、
もう一度高く振り上げて手にできる限りの力を込め、今度は彼の咽仏にめがけて振り落とした。
700ぺんぺん:02/09/11 20:30
血まみれのナイフが咽仏を突き破ると、ごり、と薄い膜状の骨を砕く感触がナイフから伝わった。
その瞬間、真赤な血が僕の顔にめがけて噴き出した。
純也の口元からも大量のどす黒い血がだらだらと溢れ出てくる。彼の目は充血し、
白目の部分が血管で覆われており、白い部分がなくなっていた。
僕はナイフを抜き出し、もう一度振り上げ、咽仏をめがけて振り落とす。
ざく、とりんごを包丁で切るような歯切れのいい音が聞こえた。
ナイフは彼の咽を通過し、うなじを突き破り、ナイフの先端は地面に刺さっていた。
純也の目は今にでも零れ落ちそうなほど半分飛び出ていた。
瞼は見開いているが、もう、どこを見つめているのか分からない。
僕は切れる息を整えながら咽に刺さったままのナイフを手から放した。
血まみれの中、僕は多分、笑ってた。

目が覚めると僕は机に突っ伏していた。
辺りを見回すと、休憩時間で騒いでいるクラスメイトの面々が視界に入ってきた。
視界の端に純也が友達と何か話しながら微笑んでいた。その光景を見て
僕はさきほどの出来事はただの夢だと知る。ふいに純也と目が合い、彼は僕のほうに向かって歩いてきた。
「今日さ、学校が終わったら遊びに行かない?」と純也は夢の中で見せていた
眩しいくらいの笑顔を浮かべて言った。唇の隙間から覗く彼の歯が恐ろしく無垢で白い。
「いいよ」と僕は笑って言った。
その時、休憩時間の終わりを告げるチャイムが鳴り、周りにいた生徒は机に座り出した。
純也もまだ笑顔の余韻が残った顔で席に着いた。
僕は心底、夢でよかったと思った。本当に、そう思った。
701力量のあるスレに感謝しつつ:02/09/11 20:32


リスペクトage
>>700は平均以上の文章を書いてるとは思うけど、
如何せん短いものだからはっきりとしたことは言えない。
私の審美眼では対処できませんです。はい。


個人的には好きよ。
703名無し物書き@推敲中?:02/09/11 21:10
>>660はリライトスレでさんざんやってた子犬ネタじゃん
704名無し物書き@推敲中?:02/09/11 21:12
>702
ほぼ同意。ただし、すこし酔い気味。
705名無し物書き@推敲中?:02/09/11 21:13
>>703
>>660の文章ってどこかのHPで見たことある。
まあ文章については何も言わないけど、ねぇ……。
706660:02/09/11 23:47
>>703リライトスレの事は全く知りません。
(嘘だと言われても信じていただけないでしょうが)
>>705どこかのHPってのは多分私のHPだと思われます。
そうでなければ似たような文章が存在するのでしょう。
ありふれた表現ですから。
707697:02/09/12 07:02

 私は、この板の簡素書きさんの鑑識眼を試すためパクリ
というあざといマネをしたことがある。理由は簡単。
自作の短編小説を5回ほど書き込んだが、それに対する評価の
ほとんどが句読点の使い方や誤字をあげつらっているのが
多かったからだ。
「重箱の隅をつつくような奴等ばかりだな、本質を観てねえ」。
と憤りを感じた。
「コイツラは、揚げ足とりに終始して他人の駄文をけなすこと
で悦に入っているヒルのような人間だ」。
思い込みは、とどまるところを知らなかった。
しばらくして、ある新聞の社説の一部を10行ほど載せた。
お前らがプロにヘボ評価をレスったら、後で
「ホンマもんの文章ですよ」
とか言って簡素書きさんらの、鼻をあかしてやろうと思い・・。
708697:02/09/12 07:04
 その結果は、「良い出来だと俺は思うよ」の
ひと言で評価されていた。
簡素書きさんにはキチンとみる目があったのだ。
そのとき、私の思惑は頓挫したのだが、同時に妙な
安堵感に包まれていた。
この板に載る文章は、良いものは良いと評価されていて、
好ましくないものはそれなりに評価されている。
そこに彼らの好みや感情論はないのだと悟った。
それから私は、自分の文章を人前にさらして褒められる
ことを、心のどこかで期待していたのだと気づいた。
自作を客観的にみることができず、誤字脱字の確認もせずに
虫のいい評価をもらいたがっていた自分が恥ずかしくなった。
他人に読んでもらうなら、そこに甘えや馴れ合いがあるのは
失礼になるのだと、そんな当たり前のことも忘れていた。
さもしいことをした私は、良心の呵責に襲われ、なんとも後味
の悪い思いに駆られ自己嫌悪に陥った。

709697:02/09/12 07:06

 今は、尊敬している作家の文体をマネることなく、
自分の語彙力に見合った文章を作るように心がけている。
誰が読んでも引っかかりがなく素直に入れる無難な表現、
私見を独断にせず、感情を偏見と取られないように
誤字脱字を逐一調べて、できるだけ無駄を省く、そんな
創作を続けていこうと思っている。
本物には付入る隙がなく、誰にでも素直に読ませる正確な
文章力を持っていて、嫌悪感を抱かせる表現をしない。
という特徴があることに気づいたからだ。
作家性とは、その人なりの人格なんだから、姿勢を正す
ことが私に課せられた当面の課題となった。

710名無し物書き@推敲中?:02/09/12 11:25
>>707〜709
>>697に対して「良い出来だよ」と書き込んだのは俺なんだけど、
(以前書き込んだという短編は評価していない)
疑いたくなる気持ちはわからないでもない。
自分では(当然のことながら)最高の文章が書けた! と思ってても、
必ずしも他人が高い評価をつけてくれるわけではないし、
何よりここは2CHだからね。
でも、その負けん気ってある意味では重要だと思う。
テメエらにわかってたまるか! くらいの気概がないとね。
もちろん他人の意見を取り入れることも必要ではあるけど。

がんばってね。
711 :02/09/12 11:30
>>707-710
オチが甘い。
48/100
ところで新聞の社説なら完璧だと思うのは変だと思うのですが。
>>712
同意。まあ俺より上手な文章であることは間違いないのだろうけど。
714  :02/09/12 18:36
test
715名無し物書き@推敲中?:02/09/12 19:00
重い荷物を担ぎながら、近所のスポーツクラブまで自転車が無いので、約一里の道を歩く。
休館日だった。残念無念の情。そのまま電車に乗り実家へ。暑い。
5時。駅から実家まで、再び歩く。途中、近所の子供達のBB弾に被弾せり。一人激昂するも虚し。
歩いてるだけなのに汗だく。途中の神社に桃がなっていたので二つ無心にむしり取る。
夜、友達と心斎橋のクラブに行く。トランス状態。またしても汗だく。
深夜2時、バック。ゴキブリと格闘後、就寝4時。
独り暮らしを始めて、はや2ケ月。それにしても時間が経つのが遅すぎる。
あまりにも充実していなさ過ぎる。ひと月前の出来事が、一年前のような気分。
私にはやりたい事がいっぱいあり過ぎ、それらがひとつひとつ、
余りにも大きすぎて、その現実とのギャップの大きさにいつも落ち込んでしまう。
今はただ、孤独に勉強していればよいのか。
毎日の努力で将来それが報われると言う保証はないし。
毎日疑心暗鬼との戦いです。誰かこういうわたしに処方箋を下さいな。
(ちなみに「恋」という処方箋は、使用中です。)
ニーチェの永遠回帰でも信じようか知らん。
ますます落ち込んでしまいそうだな、、、。
わたしには、失われた時間、失われた命に対して
生理に根ざした損失感があるので
(それは非常に女性的な感覚かも知れない。)毎日が厭世的だ。
肉体的に満たされている事、が多分絶対条件なんだろうと思うけど、
肉体が絶対であるために、またその肉体に対する憧れは、
想像を絶した美しいものなのです。
「私は最も好色であるから、単純に肉欲的ではあり得ない」
という安吾と同じかも知れない。要するにロマンチストですな。
理想と現実の間隙を埋める作業が青春というものなんでしょうか。
わたしには未だわからない。
>>715
>>716-717
批評お願いします。
719名無し物書き@推察中?:02/09/12 19:45
>>715
単語・短文を連続させて調子を取ろうとしているのに
間違った文語を突然出してみたり、
「二つ無心にむしり取る」 と急に語調を合わせるので、
アンバランスさが目立って冗長な印象を受けました。
最初の一文が以下の文章に似合わない(説明的で)のも違和感がしました。
>>716
主人公が悩んでいるのに、すぐと自己解決してしまうのはどうでしょうか。
何だか自問自答の域が狭く、それでいて「自分はこうですよ」と説明しているのが
読者には単なるエゴイズムに映ってしまうかもしれません。
それから、自己観念とか現実とのギャップなどに終始するのに、
ニーチェを持ち出すのは危険かと思います。もう少し浅くしたほうが良いかも。
以下、細かい点を二三点。
・「やりたい事があり過ぎる」のに、何をしたいかが明確に書かれていない。
・「要するにロマンチスト」なのに、要約されるような具体的な記述がない。
・最後の二行が唐突です。「間隙を埋める作業」について書かれてませんし、
「最後の一行を決めて置いてから全体の文章を書いたのでは?」との印象を受けました。
あと、わかってらっしゃると思いますが、読点を並べずに三点リーダーを用いましょう。
721名無し物書き@推敲中?:02/09/12 20:39
うさぎハケーン
722名無し物書き@推敲中?:02/09/12 21:57
私の本を情熱的に販売してくれる人たちとのつながりが欲しい。

私の本を情熱的に販売してくれる人たちとのつながりが欲しい。
>>719>>720
的確な批評だ
724宿題:02/09/12 22:36
人権の文章キボンヌ
725少しだけど:02/09/13 23:47
coldest summer 〜プロローグ〜

彼はひどく不機嫌だった。
何故わざわざ自分を他人に紹介しなければならないのか。
周りの生徒が順番に立ち上がって紹介していくのをいらだった目で見ていく。
・・・無論の事周りの言葉など聞いてはいなかった。
目の前の生徒が自己紹介を終え椅子に座った。次は彼の番、、、なのだが立ち上がろうとしない。
教壇にいる教師が声をかける。
おそらくは教師になって一年か二年といった若い、気の弱そうな教師だ。
「どうした榊、お前の番だぞ。」
榊と呼ばれた「彼」は皮のグローブをはめた手で、明らかに銀色にそめた長めの髪をいじりながら答えた。
「とばせよ。」
「え・・・?」
その意味をつかみそこねた教師がすっとんきょうな声をあげる。
「テメェらなんぞに紹介することがねぇからとばせってんだ。無能教師。」
「な・・・な・・・・」
肩をわなわなと振るわせて教師は声にならない怒りを表している。
「・・・ミーティングとやらがそんだけなら帰らしてもらうぜ。」
机の横にさげてあったかばんを持ち上げると榊は教室を出ようとした。
しかし当然のことながら教師はそれを制止しようとする。
「ま、まて榊!勝手な行動は・・・」
榊はそこまで台詞を聞くと目を見開き、入口を足刀気味な蹴りでブチ飛ばした。
派手な音を立て、扉が床にころがる。
「・・・文句あんなら校長に言うんだな、無能教師サン。」
静かな声でそう言うと榊は静まり帰った教室に背を向け、悠然と去っていた。
・・・思えばこんなものはまだまだ序の口だったかもしれない。
季節はすでに六月だった。
726名無し物書き@推察中?:02/09/14 01:38
>>725
導入部が面白いと思いました。井伏鱒二等で見られる導入の仕方ですね。
ただ、段々と読み下すに従って、展開や会話文がありきたりになってしまってます。
昔ながらの挑発をする「彼」と、昔ながらの反応をする「教師」。
現実ではこんなものなのかもしれませんが、小説としては面白いものが欲しいです。
「彼」「榊」を「俺」と置き換えると、この作品の小説らしくない印象が強まって、
推敲のヒントになるかもしれませんね。
それから、続きがなければ何とも言えませんけれど、
このシチュエーションが後々影響してくるのかどうか、つまり意味があるのかどうか、
ちょっとプロット全体を点検してみるのも一考かと思います。
最後に、また細かいことを言うようですが、
読点を並べるのと4つリーダーを打つのは、小説ですと御法度です。
現時点でリーダーを6点打てとは言いませんが、他人に見せるのなら6点にしたほうがいいでしょう。
>>725
しっかり書いてると思うけど、話者の位置が不安定。
語り手は誰なのか? 全知のナレーターなのか彼なのか?
物語のどの時間上にいて、どういう記憶を持って語っているのか?
そのへんを意識して統一すると、すっきりすると思います。

728あめ玉ミドリ:02/09/14 06:45
「ある朝」

目を覚ますとまず、バニラローストの甘い香りが鼻を突いた。
ロバータは両肩に濡れた髪をたらし、カフェオレボウルを両手に包んで、
僕の顔を覗きこんでいた。リビングからテレビの音がする。
オハヨウ、ベイビー、彼女はたどたどしく言って、温かい左手で僕の頬に
触れる。唐突に起こる倦怠感から、首をひねってその手を避けた。
彼女と過ごす朝はいつもそうだ。テレビはローカルニュースを流し、コーヒー
の香りが部屋を満たし、黒子の多い彼女の腕から湿った石鹸の残り香が立ち
のぼり、僕はやさしく起こされてふと不機嫌になる。
目覚めた瞬間、居慣れた僕のアパートの匂いが変わっていることに気づく。
僕の不機嫌はたったそれだけのきわめて末梢神経的な反応であって、その
匂いのもとを彼女の髪やカフェオレボウルに探り出すころには淡く溶け
去っている類のものだ。しかし僕の寄せられた眉根はいつも、ロバータへ
の意志表示のかたちをとった。ずれてしまった自分を引き戻すかわりに
彼女を抱き寄せることで、始まり損なった一日はやっと僕のところへ戻ってくる。
僕にかわされた左手を引っ込め、彼女は小脇に抱えていた辞書を広げた。
僕らが逢うようになってから、夜店で買った学生の放出品。古いものだった。
アー…、子猫の肉球のような唇が迷うように形を変え、いったん閉じられて
から、言葉を吐き出した。
レンアイシテル? 
僕はベッドに起き直る。ロバータの瞳は窺うように気弱な微笑を湛えていた。
濡れた髪の奥で、小さな貝殻がひどく真剣に僕を待っていた。
……恋愛してるよ。
彼女を抱き寄せる。一日が始まる。

729728:02/09/14 06:54
三語スレの「ロバ」「カフェ」「辞書」というお題に寄せて書いてみたら、長くなりすぎました。
「ある朝」というタイトルをつけました。お題のことは考慮に入れずに批評していただければと思います。
よろしくおねがいします。
うまい。
気になったところというか、読みづらかったところをあげると、

>僕の不機嫌はたったそれだけのきわめて末梢神経的な反応であって、その
匂いのもとを彼女の髪やカフェオレボウルに探り出すころには淡く溶け
去っている類のものだ。

このへんが出だしと矛盾して見えた。
「僕」は髪もカフェオレボウルもしっかり認識して
>唐突に起こる倦怠感から、首をひねってその手を避けた。
なので。

>>728
自信作と見た。どうかな。
>>730
そこがテキストのいう「ずれ」なんちゃう?
>>725
ごく平凡な書き方であるにも関わらず、続きを読んでみたいと私は思った。
そういう意味では成功しているのでは。
短編向きの冒頭、という印象。

>>728
きっと即興で書いたんだろうけれど(違う?)、それにしては上手。
描写を更に濃密にした(同時に長い)文を見てみたい。
最後の一行
>彼女を抱き寄せる。一日が始まる。
良い。
733うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:41
埋もれた訳では無い。
携帯電話の目覚まし機能で目が覚めた。
台所で鍋に水道水を入れ、ガスコンロで火にかける。
俺は必ず金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
時間も確保しよう。金を使う暇を作らなくては。
沸騰した湯を、カップラーメンの中に注ぐ。
机の上に置いておいた履歴書を確認し直した。
記入漏れ、証明写真のずれ、志望動機、完璧だ。
クローゼットから取り出したセットアップを寝間着の
Tシャツとトランクスの上に着た 。
履歴書を一回だけ折り、ズボンとトランクスの間にゴムを利用して挟む。
少し麺が伸びたカップラーメンを、胃に流し込んで家を出た。
コンビニマートたけだ、個人経営は狙い目だ
道中、手を口に当て、息を吐いて鼻で嗅ぐとオニオン臭かった。
深呼吸をしてみたが効果はまったく無かった。
人間の腰の辺りまでコンクリートの壁で覆われている。
ガラス張りの店内は本棚が目に入る。
うつむきながら本を読む客、四個並べられたゴミ箱、汚れた軽トラが区切り線を
無視して駐車している。
もえるゴミ、と書かれたゴミ箱の口からは白いビニール袋の固まりが溢れ、何個かが道に転がっている。
ビニール袋から出た、着色料で染められたウインナーに蝿がたかっている。
無理矢理ゴミを押し込もうとする、金髪の肌が黒いキャミソールを着た女を横目に
店内に入った。
734名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:41



うさぎが来ても、批評はしないでください。せっっかくの良スレが荒れてしまいます。



735名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:42




感想や批評はしないように!!!!!!!!!!!!!! 荒れますよ。ブラクラが貼り捲くられます。



736うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:43
歯を磨き忘れた後悔は消えていた。
「すいません、アルバイトの面接に来た池田なんですけど」
レジに立っている中年のパーマを当てた女は口を開くのが遅かった。
「池田さん?ちょっと待っててね、店長呼んできます」
レジの奥に付けられたドアに消えた。
無意味にこだまする機械音のメロディーがなると、女は戻ってきた。
「いらっしゃいませー。ドリンクが入った冷蔵庫があるでしょ、
その奥に倉庫の入り口があるから中に入ってちょうだい。」
「解りました」
女の説明は下手だった。店の端、一言で表せるはずだ。
倉庫の入り口の横にバケツが置いてある。中の水は焦げ茶色に濁っていた。
棚に置かれた野菜は綺麗に整列されたままだ。
ズボンに挟んでいた履歴書を出しドアを開けた。
「しつれいます」
「奥まで来てもらえるかなー」
聞こえた声はしゃがれていて聞き取りにくい。
大小さまざまな段ボールが圧迫感を持って積まれている。
コンクリートの壁にはセロハンテープで走り書き、ワープロ字、数字、
色々な字体で書かれた紙が無造作に貼られている。
男は背中を向けて座っていた。
「あの」
「君がバイト希望の?、そっかそっか、面接を始めましょう。店長の武田です」
読んでいた新聞をたたみ、空いている椅子を持ち上げ、一歩前に置いた。
「しつれいします」
背もたれの無い、ビニールが張られただけの椅子に座った。
737名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:44
うさぎの醜態はこちら

858 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:29
>>855
ちょっと待ってよ!洒落になってないぞ!
どうしよう。削除してください!
738名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:44
うさぎが来ても、批評はしないでください。せっっかくの良スレが荒れてしまいます。
739うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:44
「履歴書、手に持ってるね。見せてもらえるかな?」
しばらく店長は、履歴書を眺めていた。
短く刈られた髪の生え技が白い。髭の剃り跡が、鼻下、顎、頬までも残っている。
毛が生えた眉間に皺がよった。
「あれ?池田君高校行ってないの?」
厚いレンズの眼鏡を一差し指で一回上げて俺を見つめる。
始めてでは無い。これまで何度もこの目を見て来た。
「教師と上手くいかず中退しました」
本当は、全然違う理由があるのだが、この場合下手な事を言わない方がいい。
中退者は時間と引き替えに決定的なハンディを背負ってしまう。
拒絶する奴には、何を言っても無駄だ。この店長もそうかもしれない。
「色々やりたい事があるもんねぇ。笑顔で接客できる?」
「できます」
「自信あるねぇ。高校辞めたのは理由あるのかな?」
くどい。いつものように脱力感が訪れた。
やる気が一定のボーダーラインを下回ると自暴自棄になる。
ゴミの処理もできない分際で。
「金、金持ちになりたいんです」
片方の口元が上向きに緩んだあきらかに小馬鹿にされた。
「そう、いいね、おじさんも金持ちになりたいよ。若い内はギラついた方がいいね。
以上で面接を終わります。結果は明日の夕方あたりに電話で知らせるから。」
740うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:45
「もう終わりなんですか?」
「いい方向だと早めに切り上げるんだ。多分採用すると思うよ。池田君のような
若者嫌いではないから。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
自然に笑みを浮かべてしまった。大人と喋るのは好きでないのに。
金脈を理解してくれた始めての大人かもしれない。
「以上です、おつかれさまでした」
「おつかれさまですありがとうございました」
パーマをかけた女は弁当の補充をしていた。
店長と年代が同じように見える。妻だろうか。
一言声を掛け、店を出た。
二日後、奥田民生のイージュー★ライダーの着信音が鳴らない。
夜、携帯電話の発信履歴をコンビニマートたけだで埋め尽くした。
一分ごとに。
俺は金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
741うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:45
以上です。
よろしくお願いします。
742名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:45
うさぎはまずこれを説明しろ。
858 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:29
>>855
ちょっと待ってよ!洒落になってないぞ!
どうしよう。削除してください!
743名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:46
うさぎが来ても、批評はしないでください。せっっかくの良スレが荒れてしまいます。
感想や批評はしないように!!!!!!!!!!!!!! 荒れますよ。ブラクラが貼り捲くられます。
うさぎに便乗して荒らすのもやめや。
745名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:48
>>743 感想や批評をしなければ、君たちもうさぴょん君も、出て行ってくれるのかな?
746名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:48
うさぎ。
ブラクラに引っかかって情けないねー
しかも皆を巻き込もうとして失敗してるし。
一応感想書いてあるけど、荒れるんなら書き込まんよ。
ウサギは本当に望んでこっちに来たのか?
それとも別な目的か。
748うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:52
>>747
俺の粘着は真面目な話になると勝手に消えるんだ。
真面目に頼んでるから真面目に批評して欲しい。
749名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:53
>>747 >>745 書き込まなければ荒らされないと思います。
750名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:55
うさぴょんはヘタレだと確認されました。
これだけの醜態をさらして、よくまだ書き込めますね。

http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1031755016/855-858
751名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:56
>>748 荒れるから来ないでほしいです。またりかありへ行っては???
粘着っつっても自業自得だと思うしね。
753名無し物書き@推敲中?:02/09/14 14:58
>>748 カエレ!
754うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 15:05
粘着がさってからでいいんで批評よろしく。
755名無し物書き@推敲中?:02/09/14 15:06
ぷっ
まだ書き込んでるよこいつ。
756名無し物書き@推敲中?:02/09/14 15:07
>>754 悪いが
757名無し物書き@推敲中?:02/09/14 15:08
うさぎ。
もう君はただのヘタレに成り下がったんだよ。
わかったらとっとと去れ。
758名無し物書き@推敲中?:02/09/14 15:10
批評する前から荒れてんだよ!!!!!!!!糞うさぎは出て行け!!!!!!!!
お前の病気がうつったらどうすんだよ!!!!!!!!!!出てけ!!!!!!!!!!!
他のやつもだ!!!!!!!!!!!!!!!!こっちは真面目に書いてんだよ!!!!!!!!!!!!
だいたい糞うさぎはてめーでなにしたのか分かってねえーんだろ!!!!!!!!!!!
低能なんだよ!!!!!!!!!!!!!!出て行け!!!!!!!!!!!!!!!1
759名無し物書き@推敲中?:02/09/14 15:16
うさぎ=ヘタレ
760名無し物書き@推敲中?:02/09/14 15:28
>>728
いいんじゃない。
761名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:03
そろそろウサの自演で批評が入るぞ
762名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:04
ま、うさはヘタレってのが常識になっちまったからな。
他所行ってくれないかな・・・。いやマジで。
764名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:10
うさぎ ウッザー
765うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 17:11
何一人で連続書き込みしてんだよ(w
この時間帯にこんなに要るわけないだろ。
もう少し頭つかえ。
766名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:12
ブラクラ踏んで慌てるウサギ (w
767名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:13
はいはい。
ヘタレなくせにスーパーハカーなうさぴょんには
書き込んだ奴のIPが見えてるそうですよ。

みなさん、気をつけましょうねw
768名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:13
>>765

おまえって ヴァカ?
769名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:14
IP晒されてひどい醜態を晒したわりにはスーパーハカーなんだね、うさ。
うさぴょんごときに俺様の貴重な時間を割いてやる
暇は無い。俺は忙しいんだ。荒らすなおまえら。
普通の投稿が見にくいじゃないか。
771うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 17:19
俺の批評しろって。
772名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:23
へたれの分際で何言ってんの?
うさぴょんは自分のスレに帰れ。ここは
おまえのような人間が来るところじゃない。
たとえるならばおまえはうんちだ。おまえ
にたかるハエもうるさい。わきまえろ。
774うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 17:26
批評しろって。
775名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:30
車椅子の調子は?
776747:02/09/14 17:31
うさ、ほんとここのスレの人が言ってんだからここは一つ身を引いた方がいい。
大体自分のせいで荒れてるんだから自覚してくれ。いや本当に。
俺は>>747だけどこれじゃ書き込めんよ。
777うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 17:33
粘着の肩持つんだ?
騙される奴が悪いんだって。
778名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:35
うさ、ヘッドギアーの調子は?
779747:02/09/14 17:37
自覚なしですか……
ネオとかよりましかと思ったが、残念です。
放置してもらいましょう。
このスレの皆さん、どうもお騒がせしました。
780名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:38
うさ必死だな。
そこまで自分のへたれっぷりが知られたくないの?

ちなみにIP晒されたときのうさのレス
>ちょっと待ってよ!洒落になってないぞ!
>どうしよう。削除してください!
781名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:41
あのー、うさぴょんに騙されて、セミプロスレに貼った作品(俺のもある)なんですけど、
こちらで批評お願いできませんか?
みなさん、どうでしょう?
782うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 17:45
いいよ。批評してあげる。
いいんでないの。
口直しにどうぞ。
784名無し物書き@推敲中?:02/09/14 17:49
「本屋、お好み焼き、煙草」で書いたものです。

頭の悪そうな女だな。錆にコーティングされた自転車をよけながら、俺は隣を一瞥した。
「どーすんの?」 抑揚の無い退屈な音。
「ちょっと待って、本屋で調べよう。どうせなら美味いもの食いたいだろ?」
女を外で待たせて、人が一人しか通れない狭い店内へ滑り込んだ。
都合良く、女からは見えない角度にグルメ雑誌はあった。
目次から手早く店を探す。予想通り数は多くない。
あの女なら、お好み焼きで十分だ。
簡単な地図から、ラブホテルの場所も確認できた。
距離をおいたおかげで、多少の問題と気持ちに整理がつく。
「お好み焼きで良い?」 黙って頷く女の金髪は、根元付近が黒い。

「メールとは、雰囲気違うね」空気を含むように具を混ぜる。本音を言ってみた。
「あー言われるかも」女はメンソールを取り出し、鉄板の下で火をつけた。
仕種と煙草の銘柄で、どうしてもホテルへ行こうと決めた。
「良い意味でだよ。美味しく焼いてあげる」
焼け焦げた薫りに女の煙りが混じり、熱を伴って膨らんだ。
「今日は何時まで平気?」
答えの分かっている質問を、あらわな胸元へ投げかけた。
785784:02/09/14 17:51
あ、うさぴょんにも、恨みとか無いので。俺は作家になりたいので、セミプロさんとは知り合いになりたかったけど。
786うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 17:55
出会い系かな?で会って飯食う場所も決めてないってのはおかしいかも。
787名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:02
そういう一行カキコは批評でもなんでもない。
悪いところを指摘し、良いところを誉める。これが評価するときに基本的に
やらなきゃいけないことだ。

うさぎは批評したいならこのスレを読み直して勉強しろ。
一行で返してるヒトなんかいないぞ?
788名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:05
805 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:04
    (  ゚∀゚  )
(  ゚∀゚  )(  ゚∀゚  )
  ヽヽ(  ゚∀゚  )゚∀゚ )
 (  ゚∀゚  )  ノノ∀゚ )
  ( ゚∀゚ 〉 / ゚∀゚ )
      /(゚∀゚)
     / Λヽ
789うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:05
>>787
うるさいなぁ。俺の作品無視するような奴に言われたくないね。
口だけ野郎!
790名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:06
ぷっ。
IP晒されて無様なヘタレを見せた割には強気でつね。
これからもそのヘタレっぷりを晒してみろ。
791うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:09
てゆぅかまず俺の作品から評価すればよくない?
そしたらこのスレにも用なくなるんだからさ。
分かりやすい話だが、前後でつながりが唐突といえば唐突ですね。三語で書けば仕方が無いが。
後半の会話とそこの間に挟まった地の文が、妙なテンポを醸していると思う。
ここで完結すればいいが、もっと長くなる話であれば、すこし推敲の必要がありそう。
女のイメージが、主観だが、よく分からんかった。
そんな悪くない文だと思います。中の上、くらい?
じゃあこれで最後にしてくれ、うさぎ。

うさぎへ贈る

情景描写と主人公の独白が入り混じって判然としない。
展開の速さに波があり、説明不足と余計な説明が同居している。

>もえるゴミ、と書かれたゴミ箱の口からは白いビニール袋の固まりが溢れ、何個かが道に転がっている。
 ビニール袋から出た、着色料で染められたウインナーに蝿がたかっている。
 無理矢理ゴミを押し込もうとする、金髪の肌が黒いキャミソールを着た女を横目に
 店内に入った。

情景の途中、唐突に主人公の行動に移行している。これは駄目だろ。

>女の説明は下手だった。店の端、一言で表せるはずだ。

それほど違和感は感じられなかったが…

>以上で面接を終わります。結果は明日の夕方あたりに電話で知らせるから

これまでの店長の口調と若干違った口調。減点1
まあ、展開を順々に追っていくだけの話なので多少ひねりがあってもいいかな。
やはり地の文の視点がばらばらなことが一番気になった。
話の長さの割りに内容(の広がり)に乏しい。
いったい作者の主張が何なのか伝わってきませんでした。

こんな感じ。ネタにマジレスとか言わないでくれ。

はい、二度と来んなよ。
795名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:14


803 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:00
    (  ゚∀゚  )
(  ゚∀゚  )(  ゚∀゚  )
  ヽヽ(  ゚∀゚  )゚∀゚ )
 (  ゚∀゚  )  ノノ∀゚ )
  ( ゚∀゚ 〉 / ゚∀゚ )
      /(゚∀゚)
     / Λヽ
796名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:15
じゃあ俺も寸評してやるよ。
お前の好きな一行寸評でな。

つまらない。どうしてもっと読者を意識できないかな。推敲からやり直せ。
797うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:15
先輩につれられて、駅の高架下のお好み焼き屋に入る。
裸電球が二つ垂らされているだけの店内は湿気が多い。
木で作られたカウンターに腰掛けた。
「お前雑誌読む?」
「平気っす」
先輩は入り口に置かれた年期の入った古本屋に置かれていそうな漫画本を持ってきた。
「かぁー古い絵だよな。これおばちゃんの?」
カウンター越しの調理場から、白い布を巻いた中年女性が見える。
膨らみを帯びたエプロンが不健康だ。いや、スタミナを蓄えているかも。
「そうよ。おばちゃんがまだ綺麗だった頃の漫画よ」
「何言ってんの。なぁ?」
「いや、今でも綺麗ってか素敵っす」
「ふふふ。」
「おばちゃん灰皿ある?」
「何言ってんの。学生服来た小僧に誰が渡すかっての」
「んだよケチ」
先輩に注文を任せた。漫画本を読む気はせず、調理場に目をやった。
脂肪を蓄えた体は効率よく、元を焼き、トッピングをし、お好み焼きを作り終えた。
漫画本の墨はまだ七だ。
湯気が裸電球に照らされ、生き物のように呼吸をして見える。
「かつをぶしの量が多いな」
先輩は歯を見せてそう言った。


次これ批評して
798名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:17
お前一回でいいみたいな事言ってただろ。
だめだこいつ。
完全な電波粘着だ。

まあ俺が一行でやってやるよ。
だってお前一行寸評が好きなんだよね藁
「はっきり言ってどんな状況なのかまったくわからない。下手すぎ」
799784:02/09/14 18:17
>>793
有難う御座居ます。読み返すと、ご指摘通りと感じました。
説明不足と、以前言われた経験がありますので、注意したいです。
またぜひ、お願いします。どうも有難う御座居ました。
800名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:17
「してください」だろ?
801うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:18
してくださぁい
>>791での発言は何処行った?
いち批評希望者として書き込むなら、その旨を説明したほうがいいぞ。
803名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:19
いまどき「っす」なんていいまくる奴いない。
いつの時代の人間なの、この後輩は?
804名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:20


808 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:19
    (  ゚∀゚  )
(  ゚∀゚  )(  ゚∀゚  )
  ヽヽ(  ゚∀゚  )゚∀゚ )
 (  ゚∀゚  )  ノノ∀゚ )
  ( ゚∀゚ 〉 / ゚∀゚ )
      /(゚∀゚)
     / Λヽ
>うさ
(・∀・)カエレ!
806うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:21
>>803
2002年
もうマジで電波うさぎは放置しようよ。
808名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:22
>806
人を書くのが下手すぎ。
悪い事言わないから人を書くな。
809名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:23
歯を見せて笑う。
これは同人女が良く好んで書く描写だな。
810うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:24
 この町の駅前通りに、大きな公園がある。休日には屋台や出店が並び、いつ
のまにか「吾妻バザー」と呼ばれるようになった。公園の裏手に位置する「吾
妻」家の表札から拝借したものだろう。
 何を買うともなしに多種多様な店構え眺めるのが、僕の休日になっていた。
早朝まで降り続いた雨に諦めを感じていた分、喜びもひとしおだ。
 心弾ませる僕を、香ばしいお好み焼の匂が誘った。その瞬間、間抜けにも雨
粒をすった紅葉に足を取られ、僕は見事の転倒した。
 塗れたズボンに手をあてながら、傍観する人々の目を気にしながら何事もな
かった様に立ち上がると、目の前に一人の少女の姿があった。
「だいじょうぶ?」
 幼い少女はあどけない瞳を向け、そう声をかけた。僕は頷き、少女に歩み寄
った。少女の前に広げられたビニールシートには、数冊の本が置かれていた。
 拙い絵と文字で彩られた表紙に目を奪われると、少女は嬉しそうに口を開い
た。
「100えんだよ」
 僕の手にあったのは、少女と僕の初めて同士が詰まった雨の日の物語だった。
放置!!
812名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:26
>>810 へろさんの作品だね
813名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:27
特殊な固有名詞を書くのに「」を使うのは素人の証。
後、誤字が多い。
すった→吸った
見事の→見事に

最後の「100えんだよ」は子供っぽさを出そうとして稚拙になってしまう悪い例。
この場合「ひゃくえんだよ」が正しい。
814手首に傷を持つ男 ◆EHUg6ZvU :02/09/14 18:27
便乗します。うさぎスレに書いたものです。お題は>>784のものプラス「傍観」でした。指摘された部分も含めてここに
そのままコピペします。

私は窓から外を見ていた。原稿も一区切りでき、久しぶりにさわやかな時間を
堪能していた。
それまではどんなに外を眺めて気分転換を試みても、心の内に焦りが根付き、
まったく爽やかにはなれなかった。
久しぶりに一服しようと思い、やめていた煙草を探す。
が、おかしい。見当たらない。吸っていたときは常に視界の隅に見えていた
気がしたが、しばらくその存在を忘れるとこうも見つけられないものか。
仕方なく私は煙草を買いに外に出ることにした。
気楽な気分で町に出ると、前と少し景観が違う気がした。
はて……ここに本屋なんて在っただろうか?
しばらく町に出ないうちに新しい店が建ったのかもしれない。
私は道を挟んだ向かい側に立ち、しばらくその様子を見つめることにする。
今までが自分の世界作りに魂を削る日々だったためか、当たり前だった日常を
傍観するのは何やら心地が良かった。
行き交う人々を目で追うこと数分。ふと、自分が空腹だったことを思い出した。
「腹が減ったなぁ……」
思わずそう呟くと、脇からいきなり声を掛けられた。
「あ! あの……。失礼ですが、渡辺先生でいらっしゃいますか?」
隣に立っていた青年が、ずいぶん低姿勢で名前を尋ねてきたので、
私はろくな返事が出来ずに頷くだけだった。
「えっと、あの、僕、荒木惣一と言います。先生の著書をいつも楽しく
拝見させていただいています」
どうやら私の本の読者のようだ。私と是非にでも話がしたいというので、
私は彼の頼みを聞くことにした。
私が何処か食事の出来るところに行きたいと言うと、彼は美味いお好み焼きの店
を知っているので、そこで食事を奢らせて欲しいと言い出した。
お好み焼きは大好物だ。私は彼の提案を優先した。

ここではどのような評価がもらえるのか。酷評を期待しますが。お願いします。
815うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:29
pupupupupu!!!
816名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:30
808 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:19
    (  ゚∀゚  )
(  ゚∀゚  )(  ゚∀゚  )
  ヽヽ(  ゚∀゚  )゚∀゚ )
 (  ゚∀゚  )  ノノ∀゚ )
  ( ゚∀゚ 〉 / ゚∀゚ )
      /(゚∀゚)
     / Λヽ
817名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:31
うさぎの醜態はこちら

858 名前:うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 14:29
>>855
ちょっと待ってよ!洒落になってないぞ!
どうしよう。削除してください!
>>814
しばらくこのスレは放置して、ほとぼりが冷めてからこっそりと
持ち出すんだよ。そういうのは。今ここに出してもまともな批評
がつくと思うか?今批評を書いているのは今、ここに偶然居合わ
せている人であって後々ここを見た(普段批評を書いている)人
が、これを批評をしようと思うか?思わないだろ?
すこしは考えて自重しろよ馬鹿。
819名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:33
>>818 言い過ぎだよ。新しい荒らしを起こすような言葉の選択をすべきでない。そして君の最後の行を送る。
820818:02/09/14 18:34
ごめん、言い過ぎた。
ちょっと熱くなってた。
すまん、馬鹿は削る。でもいいかげんに収まらないから
イライラしてたのね。ごめりんこ。
822うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:35
俺の批評もっとしろ!
823名無し物書き@推敲中?:02/09/14 18:36
>>814 後半が多少説明的。。。という印象です。あと、こんなにも見つからないっていうほど煙草を探していないと感じました。
全体的には、「面白味」を後半に足せば、プロと言われても分からないかもですね。
放置
ageないでね。しばらくsageでよろしこ。
826手首に傷を持つ男 ◆EHUg6ZvU :02/09/14 18:39
考えナシでした。回線斬ってワープロで殴られて逝ってきます。
827うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:46
一人の批評で終わり?
全然満足しないよ!
してもらえただけでも感謝して良いと思うぞ。
それとageんなコラ
829うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:49
埋もれた訳では無い。
携帯電話の目覚まし機能で目が覚めた。
台所で鍋に水道水を入れ、ガスコンロで火にかける。
俺は必ず金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
時間も確保しよう。金を使う暇を作らなくては。
沸騰した湯を、カップラーメンの中に注ぐ。
机の上に置いておいた履歴書を確認し直した。
記入漏れ、証明写真のずれ、志望動機、完璧だ。
クローゼットから取り出したセットアップを寝間着の
Tシャツとトランクスの上に着た 。
履歴書を一回だけ折り、ズボンとトランクスの間にゴムを利用して挟む。
少し麺が伸びたカップラーメンを、胃に流し込んで家を出た。
コンビニマートたけだ、個人経営は狙い目だ
道中、手を口に当て、息を吐いて鼻で嗅ぐとオニオン臭かった。
深呼吸をしてみたが効果はまったく無かった。
人間の腰の辺りまでコンクリートの壁で覆われている。
ガラス張りの店内は本棚が目に入る。
うつむきながら本を読む客、四個並べられたゴミ箱、汚れた軽トラが区切り線を
無視して駐車している。
もえるゴミ、と書かれたゴミ箱の口からは白いビニール袋の固まりが溢れ、何個かが道に転がっている。
ビニール袋から出た、着色料で染められたウインナーに蝿がたかっている。
無理矢理ゴミを押し込もうとする、金髪の肌が黒いキャミソールを着た女を横目に
店内に入った。
>>814
全体的に読み易くて解かり易いですね。
私にはちょっと酷評はできないです。なので細かい点を二、三点。
・「私」はいいとして、青年(荒木惣一)の外観が掴めない。
 のちに描写があるかもしれないですが、この時点では荒木君は声だけの存在です。
・作者の誤謬でなく、荒木の誤りかもしれないが「拝見させていただく」は敬語の重複。濫用です。
しかし全体で読むととても読み易いので、ちょっと推敲すればより良作になると思います。
>>823さんと>>830さん、どうも有り難うございました。
「拝見させていただく」は素で間違えてました。以降からは気をつけます。
私はこれからも精進を続けていく所存であります!!
皆さんの意見を参考にして、推敲していきたいと思います。
832名無し物書き@推敲中?:02/09/14 19:08
質問いいかい? カイジ読んだ? >>うさ
833名無し物書き@推敲中?:02/09/14 19:12
    ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|      
     V~~''-山┴''''""~   ヾニニ彡|     
     / 二ー―''二      ヾニニ┤      
    <'-.,   ̄ ̄     _,,,..-‐、 〉ニニ|
   /"''-ニ,‐l   l`__ニ-‐'''""` /ニ二|      
■■■■■■■■■■■■■■■■■    
■■■■■■■■■■■■■■■■■
    |`ー‐/    `ー――  H<,〉|=|      
    |  /    、          l|__ノー|    
.   | /`ー ~ ′   \   .|ヾ.ニ|ヽ     
    |l 下王l王l王l王lヲ|   | ヾ_,| \    
.     |    ≡         |   `l   \__ 
    !、           _,,..-'′ /l     | ~'''
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''"    /  |      |  
 -―|  |\          /    |      |
    |   |  \      /      |      |
>>814
酷評をとのことなので(W
主人公の作家という設定、並びに展開のメリハリが充分に活かせてないと思います。

既出ですが、煙草がらみについて
もっと主人公が禁煙していた感じが欲しいと思います。
私自身がヘビースモーカーなんで
(禁煙なんてできないもんで)禁煙して執筆に集中するとしたら
もっと徹底するだろうなぁ……と思いました。
例えば
煙草やライターを既に捨てさせたらどうでしょうか?
主人公は煙草やライターをゴミ袋に捨ててしまったことを思い出して
確か、まだそのゴミ袋を外に出してはいないはず……と探しにいく
ゴミ袋を見つけ出したはいいけども、
ゴミ袋の数は一杯あって、どれに捨ててしまったかまでは解らない。
ゴミ袋の数から、主人公の缶詰期間の長さを表し
ゴミをあさってまで煙草を吸おうとするところから
主人公の禁欲状態のつらさや、その開放感を表す……
なんてのはどうでしょうか?

>はて……ここに本屋なんて在っただろうか?
主人公は作家なわけですから
本屋を見て心に浮かぶのは、これだけではないと思います。
(書き下ろしの?)作品を書き上げたトコなんですから
やはり作品がらみに思いが向かうんじゃないでしょうか?
例えば
その作品を読んでくれるであろう読者のことに思いをはせる……
なんて、どうでしょう?
続いて「荒木惣一」という読者が出てきますし、
そすることで上手く繋がるのでは? と思います。
(続く)
835834:02/09/14 20:57
(続き)
>当たり前だった日常を傍観するのは何やら心地が良かった。
この文章のせいで、主人公の心の動きにメリハリを失わせてしまっているように
思えます。
というのも、最期が
>お好み焼きは大好物だ。私は彼の提案を優先した。
と主人公にとってポジティブに終わり
また、
>原稿も一区切りでき、久しぶりにさわやかな時間を堪能していた。
と最初もポジティブに始まっています。

この構成だと、中盤にはネガティブな描写を展開させた方が
ポジ → ネガ → ポジ
とメリハリがついたんじゃないでしょうか?
836少しだけど:02/09/14 20:59
ttp://members.tripod.co.jp/meiza/
もう一つうpしました。よろ
837へろ ◆Fk4Nj9q6 :02/09/14 21:13
>>813
ありがとー。
しかし、なぜここに?w
>>834-835
批評、有り難うございました。誉めてもらえるのもとても
嬉しくて自信に繋がるのですが、このような「自分で予測できなかった部分」の
意見がいただけると、それはそれで起爆剤になるので非常に助かります。

普段は三語噺はしないもので、焦って書いてしまったのですが、そうですか、
メリハリですか……。煙草を探す心理描写は書こうと思ったものの
端折ってしまいましたし、834氏の言う様にすれば、またひとつ自分の知らなかった
書き方が出来たかもです。

まぁ、昨日の夜の時点ではこの程度の文章構成能力だったということで。
今後もちらちら書いていきたいと思います!
839834-835:02/09/14 22:29
>>838
いえいえ、こちらこそ差し出がましいことを書いてしまい。
失礼しました。
    「簡素書きサン」

「えーっと、今日はマシなのはきてんのかな。おっ、コテハンだ」

829 :うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/14 18:49

「う、うさぴょんだって。まさか、女のわけないよな。これで、
40男なら気持ち悪いな。ぴょんを流行らせたのは篠原ともえだっけ。
シノラーとか愛称があったな。検索で確かめてみるか、シノラーで出るかな。
し・の・・市のラー。ぷっ、なんじゃこりゃ、し野良、死のらー、死野良、
諸野良、詞のラーぷぷぷ、おもろい。・・・とまあいいや。
本文を読み進めようか。」」

埋もれた訳では無い。 

「落ち目になった作家の話かな・・・」
携帯電話の目覚まし機能で目が覚めた。
台所で鍋に水道水を入れ、ガスコンロで火にかける。
俺は必ず金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年
かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
時間も確保しよう。金を使う暇を作らなくては。

「わかった、銀行強盗の話だなこれは、うんうん。」

沸騰した湯を、カップラーメンの中に注ぐ。
机の上に置いておいた履歴書を確認し直した。

「履歴書?ふーん、リストラされたサラリーマンの悲哀ものかな」

クローゼットから取り出したセットアップを寝間着の
Tシャツとトランクスの上に着た 。

「トランクスはパンツか、ズボンもパンツというよな。ややこしい。
セットアップってなんだっけ。上下揃えのスーツのことだろうか。
なにやら、パソコンの操作みたいだな。」
履歴書を一回だけ折り、ズボンとトランクスの間にゴムを利用して挟む。
少し麺が伸びたカップラーメンを、胃に流し込んで家を出た。

「これから、会社の面接に行くんだな。ラーメン食いたくなったな」

コンビニマートたけだ、個人経営は狙い目だ

「『たけだ、』ってこれは誤字だよな。『狙い目』ならやっぱ強盗か」

道中、手を口に当て、息を吐いて鼻で嗅ぐとオニオン臭かった。
深呼吸をしてみたが効果はまったく無かった。

「状況描写が過ぎるかな、ここまでなら『履歴書を持った男がコンビニ
前にいた。ニンニクくさい息をして・・・』でいいと思うがな。」

人間の腰の辺りまでコンクリートの壁で覆われている。
ガラス張りの店内は本棚が目に入る。
うつむきながら本を読む客、四個並べられたゴミ箱、汚れた軽トラが
区切り線を無視して駐車している。
もえるゴミ、と書かれたゴミ箱の口からは白いビニール袋の固まりが溢れ、
何個かが道に転がっている。

「雰囲気を楽しむ類の線できてるのか」
ビニール袋から出た、着色料で染められたウインナーに蝿
がたかっている。
無理矢理ゴミを押し込もうとする、金髪の肌が黒いキャミソール
を着た女を横目に店内に入った。

「ん?『金髪の肌が黒いキャミソールを着た女』って表現は変だよな。
黒いのはキャミソールだよな。それで女は金髪なんだ。
待てよ、肌が黒くてキャミソールを着た女ともとれるな。
どっちなんだろう?
というか肌が黒い金髪ってのは、あまり見ないから、黒いのは
やっぱりキャミソールか。いや、しかし、金髪の黒人ってこの前、
エッチビデオでみたことあるし、そんな人がいても不思議じゃないよな。
『肌が』を抜けば
『金髪の黒いキャミソールを来た女』ですっきりするんだがな。
なんにせよ、金髪の女がゴミの前にいるのは似合わないよな。」

「さて、感想はなんて書こうかな・・・・・」
844批評希望(?):02/09/17 18:02
 金曜日の深夜に「コイブミ」という番組がテレビ東京でやってるんですが……
なんていうか、下らないのに見ちゃうんだよな。
 どんな番組かと言うと、恋人の欲しい女の子が、顔を知らない二人の男と一週間メールの
やりとり(番組中メールデートと言っている)を交わして、最終日の7日に、どちらかの男に
会いに行くっていうもの。
 番組の主旨が分かりませんね。メールの文章を分析してるけど、それが何になる?
とか言いつつも、見ちゃうんだろうなぁ……
ちなみに今やってるシリーズでは、最初に「よろしく!」を付けまくってた男が選ばれると
思います、ジュリアンさん。
845コギャルとH:02/09/17 18:03
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846名無し物書き@推敲中?:02/09/17 18:34
あんまり唐突に起こったものだから、期待していた驚きや歓喜なんかは微塵も姿を見せてはくれず、「人生を変えるかもしれない出来事」の破壊力に、浩志は成す術もなく突っ立っていることしかできなかった。
予測ができないということすら漠然と予測していたはずだった。
これもお袋なんかがよく言う空想と現実のギャップってやつか。
くそ、何から何までまるで三文小説の筋書きみたいだ。

腕時計に目を落とすと、もう七時をまわっている。今からでも彼女の指定時刻には間に合うが、不覚にも少しばかり自分を客観視してしまったせいで、自失のためトクトクと静かに刻まれていた脈拍も普段と変わらない速度になってしまった。
もうどうでもいいかな。
まったく、こんな時までお袋に邪魔されてしまうとは。
そうやって浩志は自分を納得させることにした。

おながいします
欝だ・・・ ageちまった
848名無し物書き@推敲中?:02/09/17 19:15
>844
> どんな番組かと言うと、恋人の欲しい女の子が、顔を知らない二人の男と一週間メールの
やりとり(番組中メールデートと言っている)を交わして、最終日の7日に、どちらかの男に
会いに行くっていうもの。

一息で説明されると分かりにくいので、文をいくつかに分けたほうがいいかと。
”今からでも彼女の指定時刻には間に合うが、”
”不覚にも少しばかり自分を客観視してしまったせいで、
自失のためトクトクと静かに刻まれていた脈拍も普段と変わらない速度になってしまった。”
この2つの文はつながらない。
850名無し物書き@推敲中?:02/09/17 23:18
みんな、どうやって文章上手くなった?
その日は、空がとても青く高かった。

赤々と実る柿の木は、塀を隔てた隣の家に立っていた。
隣に住む老夫婦とは、挨拶を交わす程度の仲だったが
毎年、柿の実を分けてくれる。
甘くてとてもおいしい柿なので、僕は毎年この季節が待ち遠しかった。

そんなある秋の日、いつも2人きりで暮らしている老夫婦の家に
誰か客人が来てるようだった。

僕は、それが少し気になり、それほど高くなもない、塀の向こう側の様子をを背伸びをして
覗っていた。

老夫婦はその客人に、あの甘くておいしい柿を振舞っていた。
「あぁ、そういえば今年はまだ、柿を頂いてないなぁ」
そんな事を考えながら僕は、その熟した柿を恨めしそうに見ていた。

客人の食いっぷりが良いせいか、老夫婦はせっせと柿をもぎ取り
その客人の前に出した。
柿を取りに来た時に、老人と目が会ったので僕は声をかけて見た。
「あの人、本当に良く食べますね」
老人は、薄笑いを浮かべ
「もう30個も、たいらげてますよ」
と、僕に言った。
あれよあれよという間に、柿の木の赤は見事になくなってしまった。
おかげでその年、柿を貰えなかった事は、言うまでもない。

本当に、あの日の隣の客は良く柿食う客だった。
ワラタ
853おねがいします:02/09/18 16:30
僕もお願いれす。

こうして人々は生きるためにこの都会へ集まってくるのだが、僕には
それがここで死ぬためのように考えられる。僕は外出してきた。そし
ていくつもの病院をみた。ひとりの男がよろめいて倒れるのを見た。
人々がその男のまわりに立って、そのために僕はそのあとを見ずにす
んだ。僕はまた、孕んだ女を見た。その女は陽であったまった高い壁
にそって苦しそうに足を運び、ときどきおもいだしたように壁へ手を
ふれてみた。壁がまだ続いているかを確かめるようであった。
↑コピペ? まあどうでもいいけど、
●「その」「それ」が若干多すぎる。
●文章がちぐはぐ。
●物語の途中なんだろうけど、これだけ
見せられても何を言ってるのか皆目検討がつかんです。
855おねがいします:02/09/18 17:00
>>854
まえに、他のBBSとかに書き込んでたので、どっかで見たことが
あるかもしれません。

でも、自分では名作って感じの書き出しで、「物語の途中」っていうのは
そのとおりなんですが、文章は完璧だと思うんですが、、、
少し翻訳っぽいのかも、、、

でも、他の2点は、よく理解できないので(特に文章がちぐはぐというところ
)、もう少し詳しく、批評お願いできますか?

文章力とか、表現力は、天才に近いと思うんですが、、、
856名無し物書き@推敲中?:02/09/18 17:18
文章力天才??

マジですかぁ!!!!!!!!!!!!!!!

いくら驚いても驚き足らん。
>>855 その自信が馬やらしい ひひーん!!
858名無し物書き@推敲中?:02/09/18 17:24
うさぎの再来?
書き出しに、倒れた老人、孕んだ女、の二つを書いて
これが物語りに絡んでくるのか、それとも違うのか。
どちらも中途半端にしか書かれていないので、気になったデスね。

ご自慢の文章力表現力ですが、これだけ事象ではどこら辺に自信を感じているのか
判断しかねます。
文章はいいとは思いますが、説明文を省きすぎると、何でこうなったのか
分かりにくくなると思います。
くどくど描写を重ねなくていい感じですが、もう少し長く書けて、このぐらいであれば
もっといいじゃないですか。

私は>>854じゃないですよ。
859おねがいします:02/09/18 17:25
>>856-857
自分では凄いものが書けてると思うんですが。それこそ
歴史的名作に引けを取ってない書き出しと思ってます。

どの辺りが悪いですか?
自信持って当然の文章力だと思ってるんですけど。
860おねがいします:02/09/18 17:29
>>858
うーん、ぐっと人を読み込む書き出しで、短いながら完璧だと
思うんですけど。

やっぱり、読む人を選ぶのかな、、、
子ども向けのくだらないものを書こうとはおもっていないんで、、

失礼ですが、もしかしてあまり読書とかしないかたではないですか?
>>860 本気にしても煽りにしても。。。なんか。。。ねぇ
863名無し物書き@推敲中?:02/09/18 17:42
ばか。失礼にもほどがあるだろう。

まあ、この書き出しが完璧かどうかはこの
あと続く本編によるんじゃないでしょうか?
うさぎを含め、自称天才が多いなー
>>860 頼む! トリップ付けてコテハンにしてくれw
866おねがいします:02/09/18 17:52
>>863
すみません、いいかたが悪かったかもしれません。
ただ、ちょっと文章力のほうを見て欲しいんです。(ストーリーは少し
ねっている最中なので。)他のところを抜粋します。

父の以外は中庭ののぞんだ部屋に安置され、大きなろうそくが左右に
何本もともされていた。花の香りが、もつれた声のように理解できな
かった。目を閉じあわされた父の端正な顔は、何かを慇懃に思い出そう
としているような表情であった。狩猟感の征服を着せられていたが、
なぜか青い綬ではなくて、白い綬をつけられていた。両手は組み合わ
されずに斜めに重ねられていて、わざとらしく無意味に見えた。ひどく
苦しんだということを手短に話されたが、そういう様子はすこしも
のこってはいなかった。父の死に顔は、滞在客が出発したあとの客間の
家具のようにひっそりとしていた。僕は父の死んだ姿をそれまでにも
たびたび見たことがあるように感じた。それほど全てがはじめてではない
ように感じられた。

比喩とか、ほんと天才、詩人!て感じだと思うんですけど、、、
>>866 いきなり誤字すんな! 文章力見せるなら最低限の推敲はしろ!!!!!!!
868名無し物書き@推敲中?:02/09/18 18:00
>>866

詩を感じさせる比喩とはとても言えないし、文の韻律がまったく繋がっていないために酷く読み辛い。
まあ、陶酔しながら書いたなってのは伝わってくる。




書く前に読め、本を。
869けるりタン:02/09/18 18:04
>>866
あ、すみません。打ち直したので、気づきませんでした。

>>868
そうですかね、、、
失礼ですが、あまい本とか読まない方ですよね、多分?
きっとそうだと思います。だって、本をきちんと読める
かただったら、僕の比喩が天才的だって伝わるはずですから、、、

本当に、本を読んでるんですか?こっちから聞きたいですよ。

あ、コテハンなのることにしました。あなたみたいな、文盲
にかまわず、才能のある人に読んで欲しいな。
>>866 その場のなにを表現したいのかが描けていない。
狩猟感の征服を着るってなにさ? 以外って遺骸のこと?
あーあ。墜ちます。
871けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:10
>>865付けました。

>>870
「主猟官の制服」のミスです。以外は「遺骸」のミスです。
うち間違いがすみませんが、それを覗いても表現は詩的で
すばらしいと思うんですけど。
やっぱり、あなたに文章を読む能力が欠けているんじゃないですか?
この板って、必ずどこかに電波が出現する板だよな。今更だが。
873けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:17
>>872
ほんと、いい加減にしなさい。
まともに文章を読む能力もないくせに。
上に書いた僕の文章が天才的なものだって、ある程度のひとなら
すぐわかるはずです。
あう程度の人って、どの程度ですか?
けるりタン教えてください。
875けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:22
>>874
キチンと歴史的名作というのを呼んでいる人です。
僕を非難している人みたいにエンタメよんでいい気になっている
馬鹿とは違います。

そういうひとなら、すぐ、僕の文章を読んでピンと来るものが
あるはずです。
大型新人の予感
>>873
君の文章は水割りにもならんよ。一文字のボードレールに若かない。
名作を呼んできます。

「おーい! 人間失格やーい!! 友達が来てるぞー!!! 」

けるりタンさん、貴方には表現の才がある。
ダイヤの原石を思わせる風格を漂わせている。
880名無し物書き@推敲中?:02/09/18 18:28
>>869
あなたに対して俺がどれだけ本を読んでるか教えるつもりは全く無い。無意味だしな。
あえて好みの作家をあげるなら金井美恵子、中上健次、武田泰淳、古井由吉、マルケス。詩人では萩原朔太郎が好きだ。

そんなに自信あるなら、とっととどこぞの出版社に持ち込むなりしたら?

俺はもう知らん。
881けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:29
>>876
ありがとうございます。やっぱり、分かる人には分かるんですね。

>>877
なにいってるんですか?ボードーレールとか言っても、ただ
知ってる詩人の名前あげてるだけでしょう?まともに文章も
読めないくせに?
 コテハンも名乗れないの?そうだよね、なまえあげて文章の
ひはんしたら、今度あなたが、本も読めない無能ってばれるも
んね。
 皆僕の才能に嫉妬してるんでしょ?文章が凄すぎて批判でき
ナインでしょ?いってることぜんぜん具体的じゃないもんね。
「おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ」
「おわああ、けるりタンは病気です」
「あなたの文章ヨイショします」スレが必要かも
みんないい人ばかりだね。
でも釣られ過ぎ。
885けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:31
>>880
ふーん、そのいいかただと、知ってる作家上げただけっぽいね(w
コテハンでも名乗ってから批判したら?結局僕の文才は認めてるんでしょ?
>>884 しーっ。。
>>885 才能はあるみたいだね。
またりに出せば、おそらく絵桜を超えられるよ。
みんなのお手本になってくれないかな?
コテハンで投稿お願いします。m(__)m
888880:02/09/18 18:34
>>868は俺ですた…
スマソ
逝ってきます…




889けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:35
本当にこの板には作家ワナビーの無能が多いんだな。
僕の文章を見て、ピンとくるものが全く無いなんて、
本当、情けない無能だね(w

コテハンせっかく名乗って、相手してあげてんのに、
なんで、気づかないのな?

やっぱり、才能がないうえに努力すらしない馬鹿は
だめだね。
↓文学板「文学新人賞に応募するスレ」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1023537971/l50

あーた同じことやてるね、
むこーはスレキチガイだからここひとつにするよろし。
891うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 18:37
>>853
凄い。の一言に尽きる。
オンリーワン、Dope、文章幻術師、まぁこんな陳腐な言い方しか
僕は思いつきませんが。
これはズバリ、地獄を表現しているね。
一見ひらがなが多いように見える文章は、地獄のマグマを超える灼熱を、
都会と言うのも地獄裁判所の入り口の事だよね?
素晴らしい、地獄の如郎蜘蛛真っ青の複線の張り方だ。
入り乱れすぎている。ここの凡人共には理解不能だろう。
声を大にして言わせてもらおう。
けるりタン、君は宮沢賢治の再来だ。

892けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:38
>>887
ようやく、まともに文章を読める人が出てきましたね。
僕は第二外国語でドイツ語を選択しているせいか、ドイツっぽい
文章だねっていわれます。そういうのって通じてますか?
893890:02/09/18 18:38
あ、打ち間違いあるよ。
スレキチガイ→スレチガイあるよ。
でもあーたにとっては同じ意味ね。
やっぱり同一人物だったかw
895けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:40
>>891
有難うございます。別に地獄は表現してませんが、受け取る人それぞれ
ですからね、、、
宮沢賢治より、僕がきょうここに書いた文章のほうがいいと思いません?
僕はそう思ってます。
>>892 ドイツ文学風と言われればそうかもしれませんね。
しかしそれよりも個性を感じます。またりに、きちんと完結した
作品を置いてくれれば、すぐにでも読むのに。。。貴方がプロになるまで待てない。
897うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 18:43
>>895
優れた文章は読み手に無数の快感と読み方を与える。
俺はあの文章で地獄を感じた。
898けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 18:45
>>896
またりってなんですか?教えてください。個性には
自信があります。
899うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 18:46
>>896
ふざけるなよ。こんな才能のある人の文章を、あんな同人サイトに投稿するだと?
馬鹿も休み休み言えよ。
彼の小説は金がとれる。嫌、金以上の歴史にも残る。
即、出版社に掛け合うべきだ。
新人賞なんて回りくどい事はしなくていい。
900名無し物書き@推敲中?:02/09/18 18:47
誉め殺ししてるやつら、あとで得するかもな(w
>>898 こちらです。貴方なら、すぐにここの記録を塗り替えられる。

http://bun.abk.nu/
902うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 18:48
>>901
オンライン作家は書き込むんじゃねぇよ!
>>899 貴方の仰ることは分かりますが、すでに私は彼のファンなのです。
優れたけるりタン作品を切望している凡人の悲哀をご理解頂きたい。
904うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 18:51
>>903
しょうがない。今回だけだからな。




>>904 有難う御座居ます。同士よ。
天才うさぴょんに強力なライヴァル現る。その名はけるりタン。ネーミングのセンスが似ていることは、ヴァカ野郎! 気にするな
907けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 19:07
>>906
正直な話、うさぴょんさんには悪いですが、僕のほうがおそらくずっと才能が
あると思います。訳はバイトに行ってくるので、そのあと、帰ってきてから
書き込みます。
では
908批評家:02/09/18 19:29
>>907
期待してるよ
909批評家:02/09/18 19:29
>>907
期待してるよ
910うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 19:59
>>907
ちょっと待てやコラ。
相手の力量図ってから能書きたれろや。
後で俺のスレに来いよ。
才能ってものが何か教えてやるから。
めくそとはなくそ、どっちが汚いか!? 雌雄を決する時は満ちた!!
912885:02/09/18 20:18
新人賞スレでも書いたが、公房オタの僕には不快だ。性格悪すぎ。
>>912 どした?
914885:02/09/18 20:21
くだらんネタは止めろ、直ちに。
915うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 20:22
指図するなよ雑魚。
>>914 じゃあ投稿呼びかけるかあんたが出してよ。
 夏の喧騒をどうにかやり過ごした僕は、心を躍らせていた。ようやく
待ちに待った秋がやってくるのだ。目を閉じれば、朱に染まった木々や
儚くも地に落ちてしまった葉の一枚一枚が脳裏に甦る。空気もとても心
地よく、少し冷たい風が頬を撫でる瞬間など、たまらない。秋を嫌う人
は、たぶんあまりいないだろう。もちろん僕は大好きだった。
 ところが……。
918うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 20:33
夏の喧騒(w
うさぴょん ◆Gyu73AVw さんへ、
貴方は自作自演をするにあたって致命的な過ちを冒しています。
気付きませんか? かわいそうな御人ですね。
それと、貴方はご自分専用の神々しい名を冠したスレッドをお持ちですよね?
悪いことは言いません。そのスレに篭ってひとりで書き込みを続け、
ひとりでキリ番を取り、ひとりで1000を目指してください。
いえいえ、何も貴方のことが嫌いだからこんなことを言っているわけでは
ありません。ただ貴方の名前で書き込まれたスレは、その後例外なく
自作自演及び荒らしの恐慌に満ち溢れるからです(何故でしょう?)。

もし貴方が(そんなことはないのでしょうが)寂しさを紛らわす為に
ここに来ているのならば、はっきり言って板違いです。
この板の住民は勿論のこと、新人賞の選評者のみならずプロの批評家にも
受け入れ難き貴方の類い稀な才文に見合うだけの板が他にもたくさんあります。
例えば……電波お花畑板なんてどうでしょう?
あそこは2ちゃんねるのメジャーリーグですよ。
各板で己の才能を発揮できない者(つまりはレベルが違うんでしょうね)
が集う神聖な場所らしいです。本当は電波板のスカウトから声がかからないと
入場も許可されないらしいですが、貴方なら向こうも喜んで受け入れてくれるでしょう。
悪いことは言いません。貴方専用のスレッドに篭るか、移住するか、どちらかに
してみては如何でしょうか?
>>917 作文から脱却できていない。
心踊らせるとか心地いいとかを工夫した描写にしたほうが。
と、思いました。
921エヴァっ子:02/09/18 21:16
「うわおぅ!」
朝、目を覚ますと外は鳥で溢れかえっていた。
電柱、モトラド、塀、木、全て埋め尽くす鳥がいた。
鳥はどうやら鳩らしい。しかも白。時折彼らは首を動かして歩き、不気味な鳴き声をあげる。
「くるっくるぅ、くるっくるぅ」と鳴真似をしても、目の前の鳩達は変わりなく蠢いている。
ふと、ぷるるるる、という着信音に気付き、俺は机の上に置いていた最新型の携帯を取った。
『おう、俺だ。キヨシだ。外見てるか? すげえ鳩だな』
道路を隔てた一軒家の窓から、手を振っている人間が見える。キヨシだ。
キヨシと俺は幼馴染で、この通り家も近い。冷静沈着……というより、焦る事を知らない。今もキヨシはのほほんとした表情だ。
『この鳩ってさぁ動物園から逃げ出したんかな?』「そりゃ無いだろ、こんなにも……ニュースで何かやってるかな?」
『いや、俺もそう思ったけどテレビがつかんかった』「電波妨害か……やるな、鳩ふぜいが……」
『電話は通じとるぞ……』 「……」
しばらく俺達はぼんやりと外を眺めていた。
鳩達は変わりなく首を動かして動き、時たま鳴く。んで時々翼をばたつかせて跳ぶ。
平和の象徴とやらも量産型になると偉く物騒だなぁ、と俺は洩らした。
922エヴァっ子:02/09/18 21:17
そしてもう少し時が流れた。
『なぁ』「ん〜?」
『鳩ってさ、豆喰うよな』
見ると、キヨシはピーナッツの袋を手にもっていた。
「ピーナッツか? ん〜、喰うだろ。観光客とかよくやってるし」
その言葉の数瞬後、キヨシのところの窓ががらりと開いた。
同時に鳩がそこからキヨシの家に猛烈な勢いで飛び込んでむ。
『「ぎゃああああああああああああああああああああ!!」』
キヨシの悲鳴が携帯と、家の外からの双方向から聞こえ、猛烈な勢いで飛び散るピーナッツ。そしてそれをついばむ鳩。
時折赤い何かが見えたような気もしたが、気のせいだろう。
「カップラーメンでも食うかな」
俺は視線をそらしてポツリと呟いた。腹が減ったし、考えていてもしょうがない。

数分後、扉ががんがん叩かれる音と、凄まじい羽音がした。
だが俺は慌てず、箸でフタの重りをしたカップラーメンを前にして手を合わせて何度も祈った。
「コレは空耳ですコレは空耳ですコレは空耳ですコレは空耳ですコレは空耳ですコレは空耳ですコレは空耳ですコレは空耳です」
するとホラ、カップラーメンの出来上がる三分後にはすっかり静かに。
カップラーメンを啜りながら外を見ると、いつもと変わらぬ青い空が広がっていた。
923エヴァっ子:02/09/18 21:17
よろしくお願いします。
エヴァっ子って九州の人間?
>>917
秋が嫌いな自分にとっては、妙に新鮮。
926通りすがりたん:02/09/18 21:27
んー。ヒッチコックの名作「鳥」を彷彿とさせる
書き出しだね。

エヴァっ子の文章は、語りの途中で地の文が道草をするような、
立ち止まるような、そんな癖があるな。こういうのを私は寄り道文章と
いっておるのだが。
>冷静沈着……というより、焦る事を知らない。
という文章では、最初の「冷静沈着……というより、」はいらないよ。地の文での
言いかえが多い文章は、読み手を疲れさせたり、混乱させたりするから
歓迎されないんだ。
あと、エヴァっ子は素直なのかな、「凄まじい」「猛烈な」とかいう、強い印象の
形容が多めだなあ。これも使いすぎると文章が野暮ったくなるから注意しよう。
927エヴァっ子:02/09/18 21:36
感想ありがとうございます。
題名が「ヒッチコック。」だったことが速くも読まれて驚きッス。
ちなみに自分は美人度ワースト一位の県、香川に住んでます。
>>921
”んで”が浮いた印象を受ける。
会話はくだけてるけど、地の文が”んで”を使って違和感ないほどには
くだけていない。
三人称をひきずっているような。



929通りすがりたん:02/09/18 21:43
質問していいかい?
よく「”」でカッコ扱いにして括る人を見るのだけど、
この板でも何故か「”ヒッチコック”」みたいに「”」を開きに使う
ケースがあるけど……これってOKなの?
私は面倒くさがりやなので、特殊括弧は「かっこ」と入力して、
そのあと中身の文を入力するんだが、その場合は「“”」の組み合わせ
なんだよなあ。
やっぱり「“」で開くのは恰好悪いのか?
930名無し物書き@推敲中?:02/09/18 21:46
>>929
「“」で慣らしといた方がいいよ。
ワープロソフトで縦書きしてみりゃあ解る。
932928:02/09/18 21:57
>>929
キーボードに"しかなくて、
それで両方やってた時代の名残。
個人的にはそんな感じです。





933917:02/09/18 22:03
>>920
>作文から脱却できていない
耳が痛いです……。
ありがとうございました。

>>925
嬉しい感想ですね。
その『新鮮』がいい意味かどうかはわかりませんけど……。
本当はこのスレの状態を表現したかったんですよ。まあ、未熟すぎて全然ダメ
だったわけですけど。
934けるりタン ◆FJA66Nus :02/09/18 23:21
うさぴょんサンも怖いもの知らずですね。(他の皆さんも)

「けるり」を下から読むと「りるけ」になります。
ただ単に僕は詩人リルケの作品を岩波文庫から選んでコピペしただけです。

あれだけヒント与えて気づかないのもどうかと思います。

つーか、お前ら殆ど小説読む能力ねえな(w

おい誰か相手してやれよ!!!!
>>934 ちゃんとうさぎのスレに書き込めよ。ここに来るな。
937名無し物書き@推敲中?:02/09/18 23:34
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938885:02/09/18 23:47
公房が若い頃から好きなのがリルケだな。
マジで最悪、こんな奴に語られて。
アンタこそ小説なんか読まないほうがいいよ。
>>938 885なの?
940うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/18 23:50
リルケ超えちゃったかー。リルケー。
ごめんなリルケー。
弱いよリルケー。
941885:02/09/18 23:51
>>939
あ、新人賞ページの885だ。紛らわしいね。ごめん。
942名無し物書き@推敲中?:02/09/18 23:53
僕の書いた絵を見てくれませんか?

http://www.h3.dion.ne.jp/~ide1959
943885:02/09/18 23:53
このスレでは912、914だね。
リルケ知らないとだめなの?
>>854で既に突っ込まれているようだが。

つーか、詩人の作品をこのスレに貼ってどうするつもりだったんだ?
詩と小説を同系列で語れる人間は、そのどちらにも突出した才能を持っているか
ただ字が読めるだけの愚かな人間だけだと思うが。

気づかなかったのは確かに勉強不足かも知れなかったが、ここは主に小説として
どうかという批評を繰り返してきた。そこに有名(?)な詩を張ったところで、
評価されるポイントが違う以上、良い評価が出るとは限らない。

このスレの先生方はお前の貼った詩を小説として読んだ。故に、小説としての
アラを指摘した。ここまではOK?
で、それがどういう事になるかというと、そのリルケの文才をお前がクソミソに
否定させたということになる気がするんだ。
リルケの詩とやらが文学板と創作文芸板のどちらにふさわしいかは知らないが、
種目が同じじゃない以上正当な評価は下せないのでここはスレ違いor板違い。

最後にもう一度言うが、短距離走者と長距離走者じゃ求められるものが違うんだよ。
「どっちもかけっこジャン(w」と思っているお前には、人の作品をコピペする資格は無い。




……嗚呼なんと愚かなんだこの私は! 消防の相手をしてしまうとは!
ゴメンナサイsage
946885:02/09/18 23:59
>>944
全然OKでしょ。知らなくたって。
そもそも好き嫌い分かれる作家だと思うし。
947名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:03
>>945
あの、コピペされてるのリルケの「マルテの手記」っていう小説みたいな
散文(文庫本一冊になるくら長い)で、ぜんぜん詩じゃないんですけど、、、

あの、直ぐ気づいた漏れが書き込むべきでしたか?
漏れも知ってたw けど、リルケ嫌いだし
>>945
違う違う。
けるりは、通販とかでアイドルの陰毛を買って喜んでるようなヤシ。
僅かな欠片を手に入れて、弄んでいい気になってるだけなんよ。
950885:02/09/19 00:08
ちなみに、新潮文庫の大山定一訳はこうだ。

人々は生きるためにこの都会へ集まってくるらしい。
しかし、僕はむしろ、ここではみんなが死んでゆくとしか
思えないのだ。僕はいま外を歩いて来た。僕の目についたのは
不思議に病院ばかりだった。僕は一人の男がよろめいて、
ぶっ倒れるのを見た。たちまち大勢が人垣をつくったので、
それから彼がどうしたかわからなかった。僕はしばらくして
一人の妊婦に出会った。彼女は重たい足どりで高い日向の
塀に沿うて歩いていた。時々、手を延ばして塀をなでながら
歩いた。塀がまだ続いているのを確かめでもするような手つきに見えた。
951945:02/09/19 00:10
え、同じ土俵なの?(゚д゚ )イヤーン
ちと恥ずかしいな。勉強不足ですた。

それはそうと、そろそろ新スレの気分。
952名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:12
>>950 サンクス乙。これだったら、漏れも評価している。全然文章ちがうじゃん。けるりってヴァカだw
953名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:13
まぁ、お前らの大半は断筆しなさいってことだ。

うさぴょんはかろうじて、セーフ(リルケより自分のほうが凄いって
いいはっているので、それはそれでOKでしょ。)

つーか、えらそうに批判してた馬鹿ども、さっさと真人間になって、
にどと文学に関わらないように。
954名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:14
>>952

恥の上塗りにしてしまうようですみませんが、
あの、手元の岩波文庫版がけるりのと全く同じなんですけど、、、
おねがいします=けるりタン◆FJA66Nus =953
でつか?
このスレ初めてみるんだけど、>>1の趣旨から脱線してない?
957名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:16
このなかにケルリとウサギがいる。皆さんはわかりますか?
958うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/19 00:16
宮沢賢治とか言えたのは、電波同士に通じる、言葉にできない何か
を感じたのだろうか。。。
嫌、本当に自作自演じゃないからな。
959885:02/09/19 00:16
平成十三年に改訳してるから、今はこっちが正統だよ。
960名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:17
>>955
953ですが、僕は違います。単なるリルケ+公房好きです。
けるりには腹たってますが、いままで知った風にリルケを批判
してた輩にもむかついてます。

っていうか、創作文芸板の人たちを少し尊敬したので、
期待を裏切られた気分です。
>954
蹴る理が岩波を丸写ししました。
恐らくは日本語訳をそのまま。
>>953
裸の王様って話、知ってるか?
963名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:19
>>959
あの、本当に原書で読んだり、翻訳を全部読んでいる人は、
改訳したから正統とかくだらないこと言うべきでないと思います。

とくに安部公房ずきなら、翻訳にかんするエッセイぐらい読んでますよね?
それだったら、そんなくだらないこと言わないほうがいいかも。
964名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:19

みんなちょっと待て!! あらためて読んでも、駄作と思えるのだが?





こうして人々は生きるためにこの都会へ集まってくるのだが、僕には
それがここで死ぬためのように考えられる。僕は外出してきた。そし
ていくつもの病院をみた。ひとりの男がよろめいて倒れるのを見た。
人々がその男のまわりに立って、そのために僕はそのあとを見ずにす
んだ。僕はまた、孕んだ女を見た。その女は陽であったまった高い壁
にそって苦しそうに足を運び、ときどきおもいだしたように壁へ手を
ふれてみた。壁がまだ続いているかを確かめるようであった。
965885:02/09/19 00:21
>>963
参った、いやスマン。ゴメンナサイ。その通りだ。
966名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:22
>>963
王様は裸だ=お前らは才能が無い

ということれしか?
967962:02/09/19 00:23
>>966
良く解ってんじゃん(W
968964:02/09/19 00:23
これなら俺でも書ける。いやまじで。
969名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:23
966ですが>>962にのまちがいれし
>>964の文
情景を想像するのが難しい。
心理描写なのか情景描写なのかアホなオレには判断がつきません。
971うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/19 00:25
才能房必死だな(w
972964:02/09/19 00:26
リルケだからといって、手放しで評価するのはどうだろうか?
もちろん偽って貼った人間は以前の問題だが。
973964:02/09/19 00:27
うさぎも、リルケと知って態度を調整している。まずそれが恥ずかしくないのだろうか?
974963:02/09/19 00:27
>>965
いえいえ、僕も安部からリルケに入った口なので、どうしても、
愛情がある分、自制しなきゃと思って、自分にレスするような
気持ちでした。(泣

それにしても、個人的には、こういった事件?の背景には、
新人賞を通過するための文芸作法みたいな本の氾濫と、
それを丸呑みして信じてしまう作家志望者って構図がある
ような気がします。

小説全体を初めの3枚とかで判断できるものでしょうか?
>>971うさ
禿げしく同意だがお前が言うな(W
976うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/19 00:29
>>973
リルケなんて知らないよ!
今日始めて耳にしたわ!
誰か説明しろよ。
977964:02/09/19 00:30
距離を置いて跳び廻る蠅は煩い卑怯者。
ウンコに飛び込む漏れを見習いたまえ。
いくら歴史的な意義があっても、エニアックを今さら使わんしなぁ。
中身がクソでもチョソでも、SOTECを使うかな。
979名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:33
うさぴょん 必死だな。

ていうかさ、おまえ才能ないよ。まず、「読む」能力がないよ。
980うさぴょん ◆Gyu73AVw :02/09/19 00:34
これから>>977みたいな御託の並べ合いが始まりそうだから
俺は退散するけどさ。
お前ら批評眼もセンスも無いんだからほどほどにしとけよ。
何かあったら俺のスレに来いよ。
脳みそふにゃふにゃにしてやるから。
981964:02/09/19 00:35
>>979 うさぎを庇うつもりはないが、理由をきちんと言わずに才能云々は卑怯だ。
982名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:35
>>978
オマエさ、そんなこというなら、ゴッホのひまわり燃やして来い。
983945:02/09/19 00:36
すごく恥ずかしかったので新スレ立ててもよかとですか?
984964:02/09/19 00:36
>>980 さようなら。下水道へお帰りなさい。
985名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:37
>>980
うさぴょん、みっともない。
うさぴょんが一番批評眼もセンスもない。
986964:02/09/19 00:38
>>945 お願い致します。そういえばスレ違いかな。漏れもヴァカだな。。
987名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:39
>>964
リルケにゃ悪いけど、同意。
そこだけ何度読み返しても、文才なんか評価できん。
逆に評価できるという人がいたら、
どこがどのように評価できるのか解説して欲しい。
あの部分だけで文才が評価されるものなら、
リルケは続きを書かずにそこで終わりにした方が良かったな。

仕方ないじゃん。昔の作品、しかも翻訳。
一部の抜粋だけ読んで、高い評価をつけられる方が希。
文学の大きな流れのなかに位置づけてこそ価値のあるものや、
それが生まれた時代背景、全体を通してこその重みなど、
いろいろな意味が含まれて「名作」なんだもん。
988945:02/09/19 00:43
たてられませんですた……。
誰か代わりにオネ。
995辺りが。
989名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:45
>>987
あの、るりけタンは馬鹿だと思うけど、
作家志望なら、読んでて直ぐ分かるべきじゃない?
作曲をやっている人でも、昔の様式で書いたらキチンと
「しっかり出来ているが、様式が現代的でない」とかそういった
批判になるよ。そこは出来不出来より美学上の問題になってくる。

問題は、文章読んで無自覚に批判してた人たちが、歴史も名作も
時代背景もなにも勉強してたことがなく、思い込みとたいしたこ
とない読書量で、えらそうにしてたことでしょ。

 もし、ある程度よんでたら、「一部の抜粋じゃ評価できない」とか
「よく出来てはいるが、今の時代に書かれるべき必然性がない」とか
そういった評価のはず。

ようするに、作家ワナビーの完敗。

990名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:46
ずばり言おう。989はけるりだ。間違いない。
991名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:48
>>989 なにが思い込みなの?? っていうか聞いてた??
992名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:49
作家は詩人の全文を記憶しなきゃならんの? あふぉかと
993名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:50
>>990
あのー、ただの公房オタです。
ていうか、けるりが、板全体の信頼関係まで破壊してしまったな。
まさに大衆は疑心暗鬼になってしまったわけだ。

まぁ、文学者になるだけの才能のある人なら戸惑うことはないと
おもうけど。
994名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:52
>>992
暗記する必要はないけど、文章を読んでいいか悪いかキチンと
判断できない人は作家は無理じゃないですかね。

悪いが俺は完敗宣言。いちからで直すよ。

まずは1000を狙います。
995987:02/09/19 00:53
>>989
いや、おれはさっき来たから批判には参加してなかったけど、
「文才ある!」という自画自賛にはツッコミ入れてたと思うよ、間違いなく。

>昔の様式で書いたらキチンと
>「しっかり出来ているが、様式が現代的でない」とかそういった
>批判になるよ。

ならないよ。(笑)

きみ、作家と評論家を勘違いしていない?
音楽におきかえてもいいけどさ。
良い作品を生み出すことと、その世界の歴史や名作を語れることとは、
まったく別の話だからさ。リルケ知らないんだけどね、おれは。
いや・・・作家志望がリルケ読む必然性ってのはそんなに高くないだろう。
まあ、本一冊も読まないのは問題かもしらんが、世の中には読み切れない
ほどの本であふれているのだから。

つか、虎の穴でもしょっちゅうトラップがあったね。そのスレを読むのも
また一興かと。
正直トラップ評価にリアルタイムで立ち会えなかったのが残念。
997987:02/09/19 00:55
よるすに、けるりタンという人物が、最近あれを書いたのなら、
間違いなく駄作だということだよ。
998964:02/09/19 00:55
>>994 漏れは987と同意見。いい悪いって、ヴァカですか? 漏れたちゃ下読み選考じゃないんだよ?
好き嫌いで意見言ってなにが悪い? じゃあ聞くが、クラシックの名指揮者達は、ローリングストーンズを称賛しなけりゃならんのか?
考えろよ。
999名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:56
1000
リルケに捧ぐ1000!!
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。