立ち上げときます
新書だめぽ・・・
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄
講談社の古東哲明のハイデガー本読んだ。よくわからなかった。存在と存在者の区別が、わからん。生と世界の究極的な意味・根源が欠落しているにも関わらず在ることの不思議さ!を自覚していきようというところです。要約するとしたら
存在→「ある」こと
存在者→人間
ちくまの古いタイトルってブクオフとか周ってるんだけど、なかなか見つからないなあ。
10 :
無名草子さん:03/06/04 03:24
>>6 だからそれが西洋哲学の欠点じゃないの?
もともと、世界も宇宙も偶発的に出来ちゃったもんなんだから
必然なんてあるわけない。
ただそれを言ったら、罪の無い人を残虐な方法で殺したとしても
それがどうしたってことに成りかねないから考えている振りしてるだけ。
13 :
無名草子さん:03/06/04 06:04
14 :
しがない少年:03/06/05 01:35
先日、父が急にインタビューをしてみたくなったとかで、講談社現代新書の
『インタビュー術!』を買ってきました。
父いわく「つまんない」とのことで、僕も「つまんない」としか言い様がなかった
のですけれども、誰か読まれたかたいらっしゃいましたら感想を教えていただけま
せんか?
15 :
無名草子さん:03/06/05 01:40
それよか
>>14のおとーさんが、どうして突発的に「インタビュー」したくなったか
の方に興味をそそられるが。
16 :
しがない少年:03/06/05 01:50
>>15 その理由がわかれば、母も兄もばあちゃんも苦労しないで済むのですが…。
とにかく突発的になんかしたくなるようです。
犯罪も犯さず会社も辞めずにいてくれてるだけありがたい気すらします。
いきなり30キロ歩きたくなるヒトなんです。
もちろん僕達家族もつきあわされます。(さすがにばあちゃんは家に残った)
だから↑の本も読まされたんです。
どなたか感想をお願いします。。。
>>14 いいお父さんじゃないか(笑)
インタビュー術は、「術」って割に、実際、役に立てようがないから、
お父さんが「つまんない」っていうのわかる。俺も風呂で読み飛ばした。
18 :
匿名希望さん:03/06/05 03:28
>>17 よくないです。ほんとに、まったくろくな目に合わないです。
炎天下を歩いたおかげで日焼けでも火傷になるのだと僕達家族は身をもって
知りました。ばあちゃん連れてかなくてホントに良かったですよ。
逝っちゃうとこでした。
筆者の永江さんは、たまに雑誌で名前を見かけますが、
あんまりおもしろい記事書かれてないですよねぇ?
でも銀座の教文館で中公たちに囲まれ、現代新書では唯一平積みになって
いたと父が言ってました。
すごいインタビューができる裏技が載ってるから平積みなんだと思った
らしいです。
もひとつ。
インタビューがわかれば世界がわかるという謳い文句に反して何もわからなかった
です。
そんなこと言われなくても考えればわかるというか、それじゃー世界はわからな
いんじゃないか?みたいな気持ちにさせられました。
>>16 >いきなり30キロ歩きたくなるヒトなんです。
俺と一緒だ。お父さんの場合どうだか知らないが、やりたいことには
何の必然性もなく、それをやりとげたor手を出してみたことに喜びを見いだす
しょうもない人間。だから家族が苦労するのも無理はないのだ。
それはひょっとして躁病なんじゃないか?
22 :
無名草子さん:03/06/05 15:35
>>18 何か和むなあ。
いい味出してるじゃない。おとーさん。
23 :
匿名希望さん:03/06/05 16:21
>>21 小さいころからそうだったとばあちゃんがいってるから、本質的にそういう
ヒトなのだとおもいます。病気の方が治る見こみがあってありがたいです。
>>22 それは僕の父が22さんの側にいないからですよー。
今度は夏に源氏蛍を見に行く計画を立ててますよ。多摩川上流に行くとか。
僕は受験生なんですけど、そんなことは父の知ったことじゃないんです。
昔から僕と兄が机に向かうと邪魔しにきました。
24 :
匿名希望さん:03/06/05 16:23
ちなみに、インタビューは止めてしまいました。
本が面白くないから気がそげたとかで。
僕達家族はちょっと筆者に感謝しました。
アレがおもしろかったら今ごろ質問攻めにされていました。
>>23 「 僕は受験生なんですけど、そんなことは父の知ったことじゃないんです。
昔から僕と兄が机に向かうと邪魔しにきました。 」
ますますもっていい父ちゃんだな。
26 :
無名草子さん:03/06/06 00:35
>>23 そういうのは、そんときは嫌でも後からいかなかったら後悔するもんなんだよ。
親のあるうちに孝行だと思ってつきあってあげとけ。
27 :
名無し野夫人:03/06/06 01:18
新書のコンセプト(知識のアウトラインをつかめる便利な編集)
をふまえてない新書が増えたことがいやだ。
とりあえず小浜逸郎の「バカ…」なんとかという本はカス、
インクの無駄。自分の愚痴を新書で書くなと言いたい。
28 :
匿名希望さん:03/06/06 01:29
>>26 そうなんでしょうか。もう一生分付き合った気もしますが…。 僕を脅かそうと、庭から窓ガラスに顔を張り付ける父は まだまだ長生きしそうです。 今ばあちゃんに怒られてるし…。
>>28何やらかして婆ァ様に怒られてんの? 親父さん。
30 :
匿名希望さん:03/06/06 14:57
>>29 窓ガラスに張付いた父さんに驚いて僕が大声を出してしまい、
ばあちゃんが起きてしまったんです。
その時はいいかげんにしなさいよ、で済んだのですが、
その後で父さんは眠れずヒマだったらしく、マメ吉(←柴犬)を肩車して
みようと思ってやってみたら、
マメ吉が後ろに傾いてしまい、えび反り(?)になってしまった為、
ギャンギャン鳴いたから、またばあちゃん起きちゃって、
今度は超怒ってました。
怯えたマメがおもらししたことも怒った要因のひとつだろうと思います。
母さんは笑ってましたけど。。。
18の父上でなごむスレ
32 :
匿名希望さん:03/06/08 01:30
すいません、僕がくだらない話をしたばっかりに
掲示板が停滞いてしまいました…。
サクサクとばして新書のお話をしてください。
いーや、俺は君のお父さんの話をもっと聞きたい。
どんどん停滞させてください。
あとマジネタで、平凡社ライブラリってセンスいいよね!
ヴィリリオとカフカと勝小吉に酔ってます。
34 :
匿名希望さん:03/06/08 03:14
>>33 うちの父さんの話じゃ知性のかけらもないですよ。サスペンスしか読まない
ヒトですから。湯けむりOL殺人事件!、みたいな。
ポール・ヴィリリオさんはちょこっとだけ読んだことがあります。
最近はピーター・シンガーの本を読んだりしてます。
正しくは授業で読まされている、ですが。
シンガーが終ったらヴィリリオをちゃんと読みたいです。
カフカには毒虫というイメージしかなくて、でっかい芋虫が頭に浮かんで
しまいました。
これじゃ父さんと同じ思考回路ですね…。
僕が哲学科に行きたいと言ったら、
「おお、刀でもつくるのかー?」と寒い事を言ってくれました。
テツ違いです。
父さんバナシですが、
我が家では、初物は笑って食べなくてはいけないんです。
だからむりやり笑います。(慣れればそう大変な事じゃないです。)
昨日、友達の家で西瓜をだされて、
そういや今年初めて食べるなぁと思った瞬間、思いっきり笑ってしまい、
おばさんびっくりしてました。
きっとオカシイ子だと思われたと思います。
これも父さんのせいだと僕はちょっと怒っています。
もう秋田
お父さんの話をするなら、新書の話題に絡めなさい。
新手の荒らしか?
それ書店で見掛けた。ちょい気になってたけど、内容はどう?
2ちゃんに擦り寄るよな内容は勘弁やぞ。
>>39 著者が2chはまりすぎっぽくて大丈夫か?と思った。
41 :
無名草子さん:03/06/09 23:30
『なぜ中国は「反日」となったのか」ってどう?
>>38 著者はクラシクCDのお勧め書いてるライターか。
法政大卒。
本屋で実物見たが、帯に「ウホッ」と書いてあり、
カタイ新書と並列して陳列してあって
激しく痛かった。
ネ ッ ト ラ ン ナ ー の 棚 に 移 動 さ せ て や れ 。
43 :
無名草子さん:03/06/10 23:27
>>38 洋泉社の新書に「当たり」は皆無。すごいシリーズだね。
そうかね?洋泉社の新書結構好きなんだが・・・ 売り上げという点ではその通りなのかもしれんが。 内容はあるんじゃないか?
いや、内容もないよう。モノによるが。
「まれに見るバカ」とか激しくつまらんかった。
宮崎哲弥「ビジネスマンのための教養講座」や池内了「科学を読む」は小粒だけどそれなりにいいんでない?
あと思想的には嫌いだが「人権を疑え!」は発想の転換みたいで面白かった。
46 :
無名草子さん:03/06/11 10:26
48 :
無名草子さん:03/06/14 13:48
最近、新書読んでないなあ。
洋戦車は所詮いろもの
父上の話、かなり面白いw
他スレ立てるか・・・。
チョムスキーのメディアコントロールがそこそこヒットしたからか?
集英社は今月もメディアものを出してきた。
でもこういうのってみんな「情報は歪められて届く」みたいなのばっかりだよな。
飽きた。
52 :
匿名希望さん:03/06/17 04:48
>>50 スレたてても書きこんでくれないとおぼしき。
秋田だのなんだの書きこんだ奴が出て以来,
ぱったり現れてくれない。
ここは粘着質な輩が多いから、清涼材のような存在だったのに。
オヤジはさびしいぞーー!
ドナルド・キーン「明治天皇を語る」だっけか?新潮新書のやつ。
結構おもしろかったばい。
55 :
無名草子さん:03/06/17 14:23
>>51 まあいまだにメディアは正しいことしか伝えないと思ってる奴も多い、
と思いたいのかも。出版社は。
マジでメディアは全て正しいと思ってる奴もいるだろうが…
嫌いじゃないんだがな、あの手の本。ウワシンやサイゾーをなんだ
かんだ言っても読んじゃうよなもんか?
>>52 同感ですな。
おーい、孝行ムスコ、元気かあ。
あと君の親父さんも。
>>54 良くも悪くも「明治天皇」のダイジェストだからツマラン。
意外性が無い。
58 :
無名草子さん:03/06/17 21:52
新書に意外性を求めるほうが間違えてる。
あんな厚くて重たくて高い本を読んだ人が新書を読む必要はない。
新書は薄くて軽くて安いことがメリット。
という観点からすると、俺的にも「明治天皇を語る」は面白かった。
肥満報道に激怒する明治天皇がかわいい。
渡辺龍策『馬賊』中公新書を、図書館で借りて読んだ。面白かった。
60 :
無名草子さん:03/06/18 08:38
メディアが正しいことを伝えないと言うのはその通り。
じゃぁ何を伝えてるかと言うと、別に政府や企業のプロパガンダと言うわけじゃなくて、
視聴率が取れる情報=視聴者が聞きたい情報を伝えているだけ。
ふむ
ではどうして、視聴者が聞きたい情報を
かならず優先しているはずのメディアには
それぞれ独自色があるのだろうか?
100字以内で答えなさい (配点10)
視聴者にも色々あるから。
また、視聴者に対する送り手側の読みも色々あるから。
つーか、あたりまえだろが!
この問題の点数 0点
しょうもないやりとり。
プライスレス。
>別に政府や企業のプロパガンダと言うわけじゃなくて、
>視聴率が取れる情報=視聴者が聞きたい情報を伝えているだけ。
すでにこのレスがダウトだから、確かに意味がないね
65 :
無名草子さん:03/06/19 06:39
>>60は大嘘
政府と企業がマスコミを操っている!!!
テレビから出てくミューオン波のせいで毎日強制失禁させられています。
全て政府と企業の陰謀です。
>>58 >新書は薄くて軽くて安いことがメリット。
新書はもう薄くて軽くて高いと思う。
やっぱ専門知識へのとっかかりとして優秀っつーのが優れた
新書なんじゃあなかろうか、と
68 :
無名草子さん:03/06/21 10:16
>>67 そういう視点からすると、優れた新書が本当に少ないというのが悲しい。
出版社にもよるが。
俺、洋泉社の新書しか読まないよ。
正直、学問的なことにはもう興味がないので。
イロモノ最高!
新書なんて貧乏臭いもの読まないよ
72 :
無名草子さん:03/06/22 16:10
「確率・統計であばくギャンブルのからくり」
(講談社ブルーバックス)谷岡一郎
博打なんかいくらやったって損が大きくなるだけだと言うことを
優しい数式を用いて説明してくれている本。
こんなこと分かってるのにやめられないギャンブル。
人生自体がギャンブルみたいなもんだから、これからゲームの
理論でも勉強しておこうかな。
73 :
無名草子さん:03/06/22 16:49
>39
裏表紙の著者紹介と誤植訂正文が非常に読んでいて見苦しかった。
74 :
無名草子さん:03/06/26 16:47
今月の新潮新書はいまいち読みたいのがない・・・。
75 :
無名草子さん:03/06/26 17:07
新潮新書だめぽ。
76 :
無名草子さん:03/06/26 17:17
残るは幻冬舎新書に期待だな
77 :
無名草子さん:03/06/27 06:01
期待するな
あきらめたらそこで終わりだよ
-□-□-
m
80 :
無名草子さん:03/06/27 18:44
いいえ、ゲームセットではなく試合終了、です。
どうでもいいこと指摘して、しかもハズレです。
81 :
無名草子さん:03/06/30 00:52
幻冬舎新書創刊!
見城徹『編集者』
村上龍『<日本>からのエクソダス』
小林よしのり『新ゴーマニズム宣言番外編 ポチホシュ論』
森巣博『アホでマヌケなナショナリズム』
団鬼六『SM』
西村博之『さよなら2ちゃんねる』
>>81 そそられるタイトル多いね。中身は分からないけど。
幻冬舎だけあって上手いなぁ、マーケティング。
83 :
無名草子さん:03/06/30 09:29
釣られんなよ
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllll/ ̄ ̄ヽlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllll / ヽllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 人 そ 低 .iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| 生 こ 狂 |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 終 で に |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 了 入 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| だ .っ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| よ た |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 ら /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:. :. :. :. :. :. :. :. ‐‐--‐‐':. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,.‐- 、 : : : :
廴ミノ
///¨' 、
y':;:;:;:/⌒i!
J:;:;:;:;};:;:/;},
;il||||li' t`'---‐';:;:;:l
,.r'"''、,┘ 7;:;:;:;:;:;:;:;「
ノ4 (⌒i .}:;:;:;:;:;:;;/
/..,__彡{, | `i:;:;:;:;:;}
( .ミi!} l、 .」:;:;:丿
クュ二二`Lっ) `==='
あんな焼き直しなタイトルでセンスも糞もあるか。
88 :
無名草子さん:03/07/04 13:58
sarashi age
89 :
無名草子さん:03/07/12 18:09
幻冬舎スタンダードという新書版サイズのシリーズは創刊されたらしい。
『人間の条件(上)(下)』森村誠一著
『嫌われ松子の一生』山田宗樹著
『異形の将軍(上)(下)』津本陽著
『火の粉』雫井脩介著
正直読みたいものはない。
小説なのに文庫で出さないのはなぜ?
火の粉はハードカバーで買っちゃったよ
突っ込みどころも多いが
娯楽ミステリとして普通に面白かったよ
91 :
無名草子さん:03/07/15 02:26
日高六郎 戦後思想を考える(岩波新書)
ここの人には評判悪そうだけど、思想の変遷たどるにはまあまあ。
あと今後の予想みたいなのに関して現況見ると、筆者は結構慧眼な気がするが。
日高六郎が慧眼?
酔眼の間違いだろ?
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
94 :
無名草子さん:03/07/15 13:58
age
>>91 文春文庫「悪魔祓いの戦後史」稲垣武著
を読んでみてね。
そういえば稲垣武は新書出してないね
97 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/07/16 03:00
●鈴木淳史『美しい日本の掲示板』洋泉社新書y…【5点】
誰でも思いつくライター仕事やね。イタいのは確かだが、文章そのものは軽妙。
●丸谷才一・山崎正和『日本語の21世紀のために』文春新書…【2点】
マンネリ文化ジジ放談、新味なし。でももうじき終わっちゃうね(どっちか死ぬから)
●米沢嘉博『戦後野球マンガ史』平凡社新書…【7点】
筆者もマンガ批評論壇(?)もよく知らないが、懐かしさで批評眼が曇っちゃう罠。
今からコンプリートを目指すとすれば、文春新書くらいかな
>>97 何点万点?
俺が最近読んだ新書…斎藤孝『スポーツマンガの身体』(文春新書)
イメージしていた身体論と違った。
さまざまなものの影響を受けた登場人物の身体、また、身体が表象するさまざまなもの
を見るという方向なのかと思ったけど、まったく違ってた。
たとえば『バガボンド』の項では、剣術で必要な身体の技法がこう表象されている…とか、
『スラムダンク』ではレイアップシュートに必要な感覚がこのように表象されている…とか。
結局マンガに現れる身体性が見たかったのか、
スポーツ選手が内面化している感覚の表象され方を見たかったのかよく分からんかった。
最初にある身体論の説明も「身体感覚を中心にして様々な現象を捉えるというスタイル」
というだけで、何だか曖昧だし。
100 :
無名草子さん:03/07/16 21:49
岩波をコンプしたいけど大変そうだ…
大学にほとんどあるから買う手間は省けるけどさ。
用先はコンプは楽そうだがつまらないからなあ。
101 :
無名草子さん:03/07/16 22:07
講談社現代新書 7月
新しい方言学 井上史雄
神聖ローマ帝国 菊地良生
万里の長城の謎 来村多加史
これがヴィトゲンシュタインだ 鬼界彰夫
102 :
無名草子さん:03/07/16 22:08
104 :
無名草子さん:03/07/17 23:21
>>103 神聖ローマ帝国はローマ帝国と違うぞ、言わずもがなだが。
105 :
無名草子さん:03/07/18 10:09
>新しい方言学
「新しい方言」の学なのかと思ってしまった。新しい「方言学」なんだろうな。
本当はコンプする事が目的ではなくて、どうしても自分の読みたいこと
ばかり書いてあるような本ばかり探しているとつまらなくなって来るから、
他に主題を見つける為に全部読もうと言う事になるわけだが。
岩波でも10年前からと言う期間限定でコンプを試みるというのも
ひとつのテだが、それでも食指が動かないなあ。
107 :
無名草子さん:03/07/18 23:35
なんでコンプするんだ
全く理解不能
自分でコンプする気はまったくないが、コンプしたいという気持ちはわからないでもない。
>>107 なんか、暇な学生時代しかできんことでもやってみっか、てのと番号ついてるとコンプし
たくなる口なんで。
>>106 それは考えた。けど、新赤岩波はつまんないの多いし挫折しそうで。
結局自分の興味のあるとこから見ていっちゃうんだが。
岩波は古本でも値が張るのが多いな…
110 :
無名草子さん:03/07/19 02:06
>>109 学生だったらいろんな会社のいい本を買ったほうが
よっぽど勉強になると思うが
>>110 いや、読んでるよ。
新書も別に岩波以外でも文春とか集英とか読んでるし。
ただひとつのシリーズをずーっと読むのも面白いかなと。あちこちからいろんなの読むの
だと、色々読もうとしてもどーしても興味外で読まない分野が出るから。
とりあえず今日は岩波の宮城音弥「人間年輪学入門」を読んだが、多分ふつーに内容で探
したら目に止まらず読まなかったと思う。
>>111 岩波以外でまず出てくるのが「文春」とか「集英」なのはなぜなんだ
普通なら「中公」とか「講談社現代新書」がまずでるところだろ
113 :
無名草子さん:03/07/19 11:47
>>112 たまたま目の前にあったのがその2社だったから。他意はないよ。
中公は「科学史年表」が良かったな。筆者忘れたけど。
114 :
無名草子さん:03/07/19 12:26
共産党や創価学会の信者って、同じような本をしこたま
かっているよね。そんなのって何冊読んでも意味ないように
思ってしまう。逆にそうやって他人様を笑えるかなと
自省することはない?
115 :
無名草子さん:03/07/19 16:58
それは宗教右翼もだな。>同じような
イデオロギーどきゅんだからし方あるまい
116 :
無名草子さん:03/07/19 19:20
宗教系は同じような、というより同じ本を何冊も買うんでない?
日垣隆かなんかが佐高信や鎌田慧の本はそーゆー買われ方みたいなこと書いていたっけ。
117 :
無名草子さん:03/07/19 19:20
118 :
無名草子さん:03/07/19 19:23
>>114 お布施だから、買うことが大切。だから同じ本を買おうがかまわない。
いわゆる偏差値のようなもの(異論求む)
71 岩波↓
68 中公→
65 平凡社↑ ブルーバックス↓
63 講談社現代↓ 中公ラクレ→ 光文社↑
55 集英社→
50 岩波アクティブ↓ ちくま→
45 洋泉社y→
40 日本文芸社→ 青春出版社→
漏れにとって測定不能:白水社クセジュ 丸善ライブラリー
1、講談社現代新書
2、中公新書
3、岩波新書
4、文春新書
5、ちくま新書
6、PHP新書
7、光文社カッパブックス
8、平凡社
9、洋泉社新書
10、光文社新書
11、集英社新書
ランキングの基準は、量と質で決めた。
つまり、くだらない本をみてマイナスにしたのではなく、読める内容の多さで
順位をつけた。だから必然的に出版点数の多いところが上位につけたと思う。
上位(講、中、岩)、中位(ち、文、P、カ)下位(残り)にもわけられるかな。
文庫セクジュとブルーバックスはあえてのぞいた。
>>119 平凡新書はそんなに高くない
岩波新書と中公新書はもう逆転したと思う
最近の中公新書は全盛期の岩波新書(青600〜800番代)並によい
トップ3は中公、岩波、講談社現代の並びかな(あくまで今現在)
その下に集英、ちくま、PHP、文春が並ぶ感じだろ
漏れはトップ3以外はあんまり読んでないから、
それ以外の評価はあんまり当てにならんが……
122 :
無名草子さん:03/07/19 21:59
うーん。
岩波と中公は同じ位ではないかなぁ?
講談社の現代新書はもうちょい低めに思える。ちくまくらい。
ちくまもだけど、ちょっと狙いすぎな感じで低俗なのが結構あるし。
新潮もそのへんかなーと思う。
文春って個人的には馴染みがないけど、どうなのだろう?
だれか教えてくださいな。
>>120 セクジュではなくクセジュです
ブルーバックスは、講談社としては一応選書として出している
124 :
無名草子さん:03/07/19 22:01
岩波社員がが常駐してるな
現時点で現代新書が最高ってことはないだろう。
トンデモ本も多いし。
特に最近出版されてる本は質が下がってるとおぼしき。
以前出版された本で今も売れてる本の質が良いのだろう。
>>125 同意。
講談は岩波や中公に比べ一つ落ちる。
中公
岩波
講談
現代新書! なんかの拍子に黄色いカバーが破れたり、なくなったりしたら
著者のデータは不明になるわ、書架に並べたら背文字はよめんわ、まえから
さんざん頼んでるのに、ええかげん何とかせい!!
それから、10冊買ったもらえるブック河馬、もういらんからなにか他の
ものにしてくれ! 何枚家にあるとおもうねん。
でも、また買うからね〜。
128 :
無名草子さん:03/07/19 22:15
新書を定義しなさい
>>126 同意
岩波は少しばかり「岩波」の力だけで売ってる面がある。
中公の独特の雰囲気が好きだし質も良い。
今のところ中公でトンデモ本にあたったことないし。
講談はさっき述べたとおり。
>>128新書を定義しなさいって…。
前に誰か書いてなかったっけ?
読み直せばあると思うから自分で探してよ。
130 :
無名草子さん:03/07/19 22:31
講談社を中公岩波より上位に持ってきたのは、やはり多種多様なテーマの扱いが
岩波、中公より広いことをみました。その軽さがプラスかなと。
中公はテーマが大文字なのを扱いすぎかもしれません。
あの方針は、ある事件を多角的にみるということを不可能にさせていると思うんですが。
タイトルの大きさわりに書き手の質が悪いのを持ってくるのは、どーにかならないのか。
岩波新書は、講談社新書は近いと思っています。個人的にはかなり好きです。
面白い本は沢山あります。しかし中公よりは少ないと思ったので三位に落としました。
132 :
無名草子さん:03/07/20 00:28
119です。レス、というか反応してくれてうれぴー。
>>119は「いわゆる」偏差値、というか過去を含む格付けをやるつもりが
つい最近の勢いとか個人の好みが混ざってしまいますた。光文社は高杉だったw
でも平凡社は面白いですよ。というか漏れの好みとあう編集が一人いるみたい。
最近の岩波・講談社あたりの、時流に乗ろうとする感じが萎え。
133 :
無名草子さん:03/07/20 00:34
岩波の評価が異常に高いんだよボケッ
岩波新書8月
・薬師寺克行『外務省 ―外交力強化への道』
・三木義一『日本の税金』
・和田萃の『飛鳥 ―歴史と風土を歩く』
・川西政明『鞍馬天狗』
たしかにヒキがないですわな。
たしかに平凡社は悪くないよね。
でも総出版数から考えると岩波とか講談より少ないから
現段階ではカバーしきれていないジャンルもあって
今一歩というところなのだよね。
数年経つと変わってくるだろうなぁ。
岩波には岩波書店創立の理念に基いて頑張って欲しい。
136 :
無名草子さん:03/07/20 03:21
ちくまがすきなのだが。
ちくまってなんか現代新書の2番煎じって風でない?
それが少し進んだような。
講談社は2番煎じがお得意なのに、珍しく煎じられてるような感じ。
138 :
無名草子さん:03/07/20 10:16
講談社現代の昔のやつは今からでは考えられないほど固いのが多かった。
あの表紙のイラストが現代新書を少し軽く見せちゃう要因なのかな、でもあれがある方が岩波とかよりもとっつき易いのかもしれない。
139 :
無名草子さん:03/07/20 12:55
岩波はどうしても「韓国からの通信」のイメージがぬぐいきれない。
党派性が強くて創価学会の出版物と大差ないのではと思ってしまう。
1岩波新書・中公新書
2講談社現代新書・クセジュ
3平凡社・ブルーバックス・集英社
4光文社・ちくま・文春・丸善
5PHP
(超えられない壁)
6洋泉社
中公はコンスタントにいいものを出す。「専門内容の入門者向けサマリー」という
新書本来の位置付けを守っているのがいい。岩波は時事的な内容を多く出すように
なったのでマイナスだが過去の蓄積で相殺。講談社は人文系で光るが、それ以外だと
トンデモも多いので一段落ちる。クセジュは本来1位だが、一般受けしない・入門者には
読めないものが多いという点で、上記の新書の位置付けからは少し外れる。
平凡社もコンスタントに及第点の光る著作を出すが、いまいち目玉商品
(ビッグネーム)がないのが弱い。集英社は平凡社よりも抜きん出ており、
ハンチントンやセンや姜尚中など、話題性のある本を出せる企画力がある。
が、後発のため、まだまだ蓄積が足りない。
ブルーバックスはあまり読んでないので参考まで。
なお3・4グループは玉石混交だが、4グループの方が石が多い印象。
光文社の「モノ作り」系、ちくまの哲学系、文春の中世・近世史、丸善の蘊蓄もの
など、4グループは特定ジャンルで光るものが散見。
5読んだ限りでほぼ全滅
6ドキュン
最近に限って言えば、中公・集英社・光文社が注目株。
岩波・ちくまが期待の割に見劣りする。
141 :
無名草子さん:03/07/20 13:58
岩波信者の強引な論理
142 :
無名草子さん:03/07/20 14:11
>岩波は時事的な内容を多く出すように
>なったのでマイナスだが過去の蓄積で相殺。
過去の蓄積ってどうよ?余計マイナスって思ってる人も多いのでワ
143 :
無名草子さん:03/07/20 14:13
岩波の過去の蓄積=恥部
144 :
無名草子さん:03/07/20 14:17
岩波新書は確かに過去の蓄積はあるけど、左翼的イデオロギーが出ている本は、
いま読んでみるととても読んでいられないよ。
小林直樹、井上清、松村一人などは、読んでて頭が痛くなってくる。
>>142-144 >過去の蓄積ってどうよ?余計マイナスって思ってる人も多いのでワ
>岩波の過去の蓄積=恥部
>左翼的イデオロギーが出ている本は、いま読んでみるととても読んでいられないよ。
そーいうのって岩波にかぎらずどこにでもあるよ。
講談社にも中公にもかなりあるから。
過去を振り返れば、岩波がずば抜けて多いのだけは間違いないけど
長い岩波新書の歴史の中で良書を多く提供してきたことも間違いない。
良書−悪書で差し引きゼロ、ってのも馬鹿らしい。
それでいいなら今年去年あたり新書始めました、って程度の出版社と岩波は
同じか、って話になる。でもそれはないでしょ。
146 :
無名草子さん:03/07/20 15:21
今時、岩波信者かよ。
前に出てきた学部生?なら矯正の余地はあるが。
いい年した大人ならこの道を突き進んでください。
岩波俺は大好きだ。
岩波はそろそろまた色変えたら?次は真紅で。
149 :
無名草子さん:03/07/20 17:10
岩波信者おちょくってもしょうがない
なに言っても無駄
無人島に漂着して、岩波ジュニア文庫だけしか読む本がなかったらどうする?
151 :
無名草子さん:03/07/20 18:09
権威主義マンセー
153 :
無名草子さん:03/07/20 18:40
「岩波信者」ってどこにいるんだ?
【装幀/カバーデザイン】
岩波 不詳(誰だっけ? 有名な人だったかも)
中公 白井晟一
クセジュ 真鍋博(!)
講談社現代 杉浦康平+その一派
ブルーバックス 芦澤泰偉
文春 坂田政則
平凡社 菊地信義
洋泉社 菊地信義
光文社 アラン・チャン
集英社 原研哉
ちくま 間村俊一
丸善 日本情報デザインセンター+薬師神親彦
河出夢新書 印南和磨
宝島社 レンデザインスタジオ
俺的ベスト3…岩波・講談社現代の初期・平凡社
ワースト3…岩波アクティブ・丸善(なんでチーター?)・集英社(背が暗い)
岩波は、善くも悪しくもスタンダードをつくってしまった。
よく見るとヘンなデザインだよね。扉絵(四方の風の精)とか。
骨董的価値があるので変えないでほしい。
ちなみに岩波ジュニア・アクティブ(デザイン最低)も装幀者名表示ナシ。
この出版社の装幀に対するポリシーがよくわかる。
中公は、米のメシ。飽きないが、おとなしすぎる。ちくまも同様。
講談社現代は、いろいろな面で画期的だったんだがさすがに飽きた。
平凡社の菊地信義は、洋泉社のもやってて仁義ないように見えるが、よくある話(w
どちらも菊地節全開(ナナメ軸・著者名ローマ字…)だが、平凡社のはイイ!
156 :
無名草子さん:03/07/20 19:30
岩波の過去の蓄積をポジティブにとらえるのは信者ではないのかな。
新書といえば余り知らない分野の本を読むことになるので、当然、
著者についても良く知らない事がほとんどでしょ。「サヨク」の
仲間うちでしか通用しないような理屈や言い回しが頻出すれば
ゴミを買ったようなものだからね。それなら吉野家の牛丼でも
食ってたほうがマシってものよ。
おれは岩波の本は極力買わないようにしているんだけど、岩波新書には
イデオロギーとは関係ない新書もあるからね。そこらへんを蓄積と言うの
はアリかと思うけど
あぼーん
新書じゃなく文庫だけど、岩波って高いよね。
新潮に比べて200〜300円くらい差がある。
芥川は芥川で、同じ作品なのに。
なにが違うんだろ?解説の質か?(笑)
出来る限り安く売りたいって巻末に創設の理念が載ってた気がするんだけど。
やっぱし岩波ブランドで押しきるつもりなのか。
新書も値段はともかく、そういう雰囲気が少なからずあるような。
岩波が出してるんだから読まなきゃ恥!とでも言わんばかり。
そりゃ売れないから高くなるに決まってる。
売れない時は安くするのが商売だろう。
そこで高くしてしまう考え方を持ってるのが岩波なんだよな。
その自信はどこから?
162 :
無名草子さん:03/07/20 22:26
文庫は軒並みどこも高くなってるって
163 :
無名草子さん:03/07/20 22:26
「アンチ岩波」も信仰ですかね?
ともかく絶大な存在感だよな。
巨人とその他の球団みたいに
岩波とその他の出版社てな感じ?
でも軒並み高くなっていても価格差があることは事実だよなぁ。
確かに岩波はちょっと高いかも。
そして新潮は、まあ良心的な値段。
>>159 岩波については岩波スレでいえ、スレ違いだよ
たしかにオレはちょっとアンチ岩波かも。
てか岩波コンプレックス?(笑)
岩波の本の内容より雰囲気に押されるような。
とか言いつつかなり世話になっているけど。
168 :
無名草子さん:03/07/20 22:41
どーでもいいですが、僕の本棚は、講談社現代、PHP、洋泉社、の順で岩波とちくまとしんちょうが同数です。内容はPHPが一番いい。
>>168 新書に実用的なものを求めてたりするでしょ。
170 :
無名草子さん:03/07/20 23:00
その通りです。 読んだことが生活に生きなきゃしょうがないと考えてますんで。
171 :
無名草子さん:03/07/20 23:12
ここは岩波信者の学部生を更正させるスレです
172 :
白 ワイン:03/07/20 23:38
phpなど、右翼的、右より的でつまらない。インテリぶったやつらだけよめばいいのである。
173 :
キ ダム :03/07/20 23:41
洋泉社も右寄り、右翼だ。
174 :
無名草子さん:03/07/20 23:42
>>172 「〜のである」だって、pu!
岩波も昔の名前でもう少し商売できそうね。
175 :
無名草子さん:03/07/21 00:21
中公も 講談社もクセジュも平凡社、ブルーバックス、集英社
光文社・ちくま・文春・丸善もみんな右翼だろ。
176 :
無名草子さん:03/07/21 00:26
php読んでインテリぶるのは難しいと思うぞ。
ちょっと見ていて痛い。
みんなあいかわらず
下らないウヨサヨ話が好きだね(w
178 :
無名草子さん:03/07/21 00:29
宝島社新書ってのは自費出版なのか?(w
レベル低すぎ
179 :
無名草子さん:03/07/21 00:38
変なランキング作るからややこしくなった
180 :
無名草子さん:03/07/21 00:39
作った香具師はうまく収拾しる
181 :
無名草子さん:03/07/21 00:41
不可能
新書なんぞのランキング作るオマエラのレベル低すぎ。
もっとマトモな本読めや。
新書だからこそランキングなんてお遊びができる
「マトモな本」でランキングなんて発想をするやつこそDQN
でも、phpは堅すぎるんだよ。内容にしろ、思想にしろ、哲学にしろ、発想にしろ、生き方や考え方にしろ、現代の日本人に到底、あ わない
186 :
無名草子さん:03/07/21 01:37
松下幸之助ってなんで叩かれるんですか?
ちなみに家に松下の製品はありません
夏休みってイヤネ
PHPはね、千円〜二千円で売るような本を新書で出しているという印象がある。
時事ネタ+歴史ネタ+政治ネタの3ヒットコンボを新書でしつこくやっているんよねえ。
売り出すときには売り手も読み手もそれでいいんだろうけど、いろんな新書と
並べてみると、面白みがないっつーのがあるんだよ。それを特徴としてるとみなす
ことはできるけどさ。
189 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/07/22 02:47
>>99 10点満点です。1行はムズ杉なので3行にしてみるッス。
●香山リカ・福田和也『「愛国」問答』中公新書ラクレ…【8点】
福田は(特に欧米の)の面白そうなところをよく読んでてグヤジイ。
傲慢だが、かわいいところもあるしね。うーむ、褒めすぎ?w じゃあ、
こんなデブにピストルズやクラッシュを語ってほしくない!と憎まれ口。
●藤崎慎吾・田代省三・藤岡換太郎『深海のパイロット』光文社…【9点】
深海調査船「しんかい2000/6500」のパイロット/スタッフに焦点をあてた本。
面白い。プロジェクトXみたいに煽ってるわけじゃないのにドラマチック。
脇道の第7章(飽和潜水)のくだりも興味深い。国は予算減らさないでホスィ。
190 :
無名草子さん:03/07/22 02:55
理系関係や語学関係まで縦書きの新書は逝って良しだね。
191 :
無名草子さん:03/07/22 22:03
>>190 理系関係の本で数式が出てきても文系の読者はどうせ飛ばして読むから同じ。
日本語の部分を読ませたければ理系の著者もタテで書く修練を積むべし。
なんつて(半分ホンネ)
192 :
無名草子さん:03/07/22 22:16
『諸君』で、宮崎哲弥が新書全部読んで採点する企画がスタート、っていうから、買ってしまった。
しかし、これは看板倒れ。
10点くらいにしかコメントはない。
全部読んでいるのだろうか?
読んでいたらエライが。
>>192 紙面の都合もあるからな。
あれぐらいでいいんじゃないの?
194 :
無名草子さん:03/07/22 23:00
>
>>191 理系でも縦書きの新書のが多い。
理系新書は数式避けてもどーしてもアルファベットや数字が多いから縦書きは読みにくい
からな、やっぱり横書きがいいんでない?
必要以上に数式を避けた理系新書はかえってわかりにくいし。
つーか、文系のヤシは数式アレルギー治療しろよな…
山内進『十字軍の思想』(ちくま新書)
まだ最初の方しか読んでないが歴史モノで久々に当たりの予感。
近所の本屋。新書の発行が増えた割には新書の棚は広がってないよな、
と思ってたら、あろうことか新書を減らしはじめますた。
あんまり売れてないんですか? うちの近所だけ?
どこでも減らされているよ
198 :
無名草子さん:03/07/23 06:30
最近読んだ新書では「戦略思考ができない日本人」(中山治 ちくま新書)が
面白かった。でもこの本、軍事板ではあまり評判よくない。
>『諸君』で、宮崎哲弥が新書全部読んで採点する企画
これまとまればやっぱり文春新書で出すんだろうな…
200 :
無名草子さん:03/07/23 19:13
>>199 タイトルは「教養のための新書講座」ってとこかな
201 :
無名草子さん:03/07/23 20:09
>>198 おまいはもしかして軍板書評スレ住人か(w
面白いのを挙げてくれるのはよいが
参考のために何がどう面白いのかも
書いてくれるとありがたい。
203 :
無名草子さん:03/07/24 03:21
204 :
無名草子さん:03/07/26 15:06
今日新聞にTK生の正体の話が載っていたが、この人って「韓国からの通信」書いてた人
だよね。
読んだことないんだけど、読む価値あるかな?記事見る限りは面白そうなんだが。
205 :
無名草子さん:03/07/26 15:20
いまさら感
信者は目を覚ませよ
206 :
無名草子さん:03/07/26 15:38
ばい菌
>>204 光州事件知りたいならいいんじゃない?
この本、北にかなり甘い本だからそこは割り咲いて読むように
208 :
リアル工房:03/07/26 19:29
工房の身分では新書は高く感じる・・・
はぁ〜金貯めなきゃあな・・・
>201
住人というわけじゃないですが、たまに寄らせてもらってます。
>202
「戦略思考・・・」は一言で言うと日本人論の本。結構、的を射ていると
思う。特に日本人はいったんある運動が始まると、それをなかなか変えられ
ないという「慣性の法則」に支配されている、という所が。
でも軍事に関する記述は、軍事板の人達には物足りないようです。
>>208 工房は図書館利用すりゃいいだろ、もしくはブックオフ
>>210 国際政治、ブックオフで買ったで線が引いてあったよ・・・350円なのに・・・
>>208 同意
212 :
リアル工房:03/07/27 11:27
>>210 確かにそうなんだけど、漏れは「本を自分のものにしたい」という欲求があるのか
図書館やブクオフで他人が使ったものに抵抗があるのです。
自分でも神経質だと思うけど(w
213 :
無名草子さん:03/07/27 12:10
>>211 ブックオフなら、買う前にパラパラめくって確認できるだろ
215 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/07/28 22:09
●佐藤洋一郎『イネの文明』PHP新書 PHP研究所…【8点】
ジャポニカとインディカは別系統で、前者の発祥地を長江中下流域だったとする説。
最近この手のものは読んでなかったので刺激的だった。ただ、もっと植物学・
農学寄りに徹してくれたほうがよかった? 誤植や図の不備など編集が手抜き。
●高橋素子著・成瀬宇平監修『Q&A 食べる魚の全疑問』ブルーバックス…【7点】
流行りの雑学本だが、ブルーバックスだけに信頼感があり興味深く読める。
著者は科学ライターで、「一部の雑学本には…」などとして他書の誤りを
サリゲに指摘しつつ、ソース(文献、談話)を明記してあるのがいい。
●茂木仁史『入門 日本の太鼓』平凡社新書…【6点】
素材は面白いし、盛りだくさんだが、個人的には現代創作和太鼓はあんまり
興味ないので(スマソ)、民俗とか文化人類学的なところをもっと掘り下げて
ほしかった。音が聞こえてこないのはしょうがないけど残念。
216 :
無名草子さん:03/07/28 22:14
大塚滋『食の文化史』中公新書 1975年
よい。俺の人生の進路に大きく関わった本。
217 :
無名草子さん:03/07/28 22:40
>>216 禿同、28年前の出版なので内容的に古いところも有るが、
そんなことも気にならないくらい良著だと思う。
218 :
無名草子さん:03/07/28 22:55
「韓国からの通信」緊急復刊!!
30日には店頭に!!
今月の中公新書の新刊、全部当たりかもしれん。久しぶりにキターって感じする。
220 :
無名草子さん:03/07/29 00:23
洋泉社新書はメンヘル系はそう悪くないと思うんだがなあ。
小沢牧子とか滝川一廣とか。
>>219 今月っつーか、最近の中公は後世に語り継がれるほどいいぞ
「あの頃の中公新書はよかった」って
222 :
無名草子さん:03/07/29 08:22
ラクレはだめぽ
講談社現代新書の宗教関係のシリーズは結構よかったな。
225 :
無名草子さん:03/07/29 12:16
中公新書販売促進部でした
>>222 ラクレって、いったい誰が読んでるんだろう……
もはや、良いのか悪いのか分からん
中公の「信長の親衛隊」の秀吉、家康版出して欲しい。
信長の作った組織、職制が手軽に理解できて良かった。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
229 :
無名草子さん:03/08/02 12:04
age
230 :
無名草子さん:03/08/02 16:50
中公の新刊「教養主義の没落」が激しくイイ!!
「政党崩壊」どうですか?
232 :
無名草子さん:03/08/02 20:57
『天皇家の財布』 新潮新書
皇室のあり方を考える材料にもなると思うが、
単に、雑学本として楽しめる。
233 :
無名草子さん:03/08/02 21:21
最近ぱたりと地元の中堅本屋から消えちゃったな>中公新書
234 :
無名草子さん:03/08/02 22:11
シラネ
235 :
無名草子さん:03/08/02 22:12
236 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/08/02 23:21
>>233 そうなんだよ! 郊外型のデカい書店では中公置かなくなってる。
カワデ夢新書とか講談社+α新書とかはあるのにw、
旧市街の老舗の書店には入ってるけどね。
237 :
無名草子さん:03/08/03 01:16
中公新書って表紙も地味だし、売れないんだろうなw
238 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/08/05 00:58
●榊原悟『江戸の絵を愉しむ――視覚のトリック』岩波新書…【6点】
前半は( ´_ゝ`)フーンって感じだけど後半ノリがよくなる(なりすぎかも)。
長沢芦雪はチェックしたくなった。たまたま他書で知ってたことも多かったけど、
「ゴボウと男色」「ゑんこうと生理」あたりは、うほっ、いい知識
●松岡完『ベトナム症候群――超大国を苛む「勝利」への強迫観念』中公新書…【8点】
うーむ、ボリュームあり杉。データと事実の大量投入に圧倒されてしまいました。
あとでもう一度年表でも作りながら読もっと。そしてニュー速+あたりで説教だ!w
それにしてもアメリカは難儀な国だ。1〜2行だけど、小林源文に言及しててワラタ。
●竹内洋『教養主義の没落』中公新書…【8点】
なかなか面白い。「教養主義のすくつ・帝大文学部は農村的」とか、慎太郎論とか。
無教養の漏れにも説明はかなり納得できる(ビートたけしはどうかと思うが)
「アメリカ」「ネット社会の教養」についてもいつか語って欲しい。
>>238 中公が高いですね
やはり、最近は中公新書の全盛期なのでしょうか……
へびさんの書評イイ!
ぜひamazonとかes!とかでコーナーを作って欲しいです
値段も高いよな中公って。
ここが新書全体の価格を釣り上げている感じ。
単にページ数と比例してるだけだと思うんだが……。
200pで700円程度と300〜350pで900円程度のを
値段だけで比較してないか?
具体的に何ページのが何円で高いのか例を挙げてくれない?
商社は映画をフィート単位で買いつけるっていうけどね…
244 :
ニュー速+よりコピペ:03/08/08 20:45
★バカの壁:発売4カ月で100万部超える
鋭い社会批評で知られる解剖学者、養老孟司さん(66)の新潮新書「バカの壁」が5日、
発売から約4カ月で100万部を超えた。最も早く“100万の壁”を超えた新書は半年で
大台に乗せた岩波新書「大往生」(94年、永六輔著)とされてきた。厳しい出版不況の中、
それを上回るハイペースだ。
「バカの壁」は今年4月10日に創刊された新潮新書の創刊10点の1点。養老さんが
これまでに書いたり講演で語ったことを、改めて編集者に独り語りして作った。
バカの壁とは「自分が知りたくないことについて自主的に情報を遮断」してしまうことを指す。
「自分の脳が理解できる限界」という意味だ。例としてイスラエルとアラブの関係、父親の
説教の効き目など。これまでの常識や慣例に切り込み、それを平易に説いている。
100万部は、最古の岩波新書(1938年創刊)でも、これまで出した約2350点のうち、
「大往生」(約222万部)、「日本語練習帳」(大野晋著、約181万部)など7点、中公
新書では「『超』整理法」(野口悠紀雄著、約100万部)の1点、講談社現代新書も2点だけ。
新書は現在、約20社から毎年約1200点が出ているが、発売から半年で5万部に達すると
ベストセラーといわれる。
新潮新書編集部の三重博一編集長は「混迷する社会での生き方、考え方のヒントをはじめ、
奥行きがある養老哲学を敷居を低くして提示したのが人気の理由だと思う」と話している。
毎日新聞
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030806k0000m040136000c.html
245 :
無名草子さん:03/08/10 02:56
>>244 ミリオンセラー新書って他にどんなのがあるんだろう
246 :
無名草子さん:03/08/10 03:06
一年後ブクオフに溢れてそうだな>馬鹿の壁
249 :
無名草子さん:03/08/10 06:12
>>244 バカの壁読んだけど、編集者の腕が悪いためなのか、
文体が統一されていないため読みづらく(これは編集担当者が悪い)、
内容も説明不足の感がぬぐいきれないなという印象が強く、
そんなに売れる内容の本か?と思ったが。
251 :
無名草子さん:03/08/10 14:08
・高橋紘 所功「皇位継承」平成10年 文春新書
今上皇太子殿下に嫡男が得られないことで女帝の是非が
ひそひそ囁かれている。本書では女性天皇誕生のいきさつを
中心に先人達による、「万世一系」という神話を守るための
悪戦苦闘が描かれている。
通俗書を書き慣れていないためか記述が冗漫に感じられる
所も有るが、全体としてよくまとまっている。
徳川将軍家15代で、嫡男相続が7回しかなかったように
家系を守るのも簡単なことではないのだろう。
252 :
無名草子さん:03/08/10 16:44
誰か「論客の値打ち」ってスレ立てて。本多すぎで、選ぶ目安が欲しい。自分が影響受けた論客をただ挙げていくような。何度も登場する論客の値打ちは高いということで。
「2ちゃんで人気」という時点でその論客の値打ちは暴落する。
「論客」ってやたらポレミックな香具師のことかい?
今時論客とかなのっちゃってるのって
かなり恥ずかしい
258 :
無名草子さん:03/08/11 22:10
・吉川元忠 「マネー敗戦」 平成10年 文春新書
20世紀最後の20年間、いかに日本の経済がアメリカの
都合で振り回されたかを、恨みつらみを込めて回顧した
一冊である。
松本清張の愚作に「昭和史発掘」ってのがあって、都合が
悪くなったり、良く分からないときは何でもアメリカの
陰謀で片づけるという代物だったが、それの経済版だな。
ちょっと前にディベートが流行ったが、真理の探求を忘れ
自分の主張に都合の良い事しか言及しない、いわゆる
「弁護士の口」のような本というのはゴミとしか言い様がない。
先週は1冊しか読めなカターヨ。
●森本達雄『ヒンドゥー教――インドの聖と俗』中公新書…【8点】
類書あまたあれど、インドという巨象を撫でるには何冊あっても足りない。
単なる教理や神格の解説でも文化人類学的な報告でもなく、多面的かつ濃密。
対中国で印度と組めとか言うヤシは本当にそれだけの覚悟があるのかと小一(ry
【付け足し】
それにしても「本書完成に至るまで四半世紀」(同書あとがき)ってヽ(`Д´)ノナンナンダー。
『ベトナム症候群』といい本書といい、漏れみたいなヘタレにはちと厚すぎますにゃ。
テーマがでかいから仕方ないカモですが、今週はもう少し軽いのを読みたいっす。
>>251, 258
文春新書の001, 002ですね! 漏れはどっちも読んでませんが・・・(´・ω・`)
ぜひ続けて下さい。
260 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/08/12 02:34
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
263 :
無名草子さん:03/08/16 12:29
新潮新書「政党崩壊」伊藤敦夫
新進党の失敗とか、自民党政治があっさり復活した理由とか書かれてる。
鈴木ムネオの意外な一面(政治改革案が没になったとき、打ちひしがれてたスタッフのために
なぐさめパーティを開いた)についてもかかれてて面白い。
>>238 『教養主義の没落』読んだわ。なかなか良かったけど、タイトルが嘘な気がする。
「没落」つーよりも教養主義は何ぞやってとこに焦点が当てられてた感じ。
"現代"では何故没落し、また"現代"がどうなったか、とかってとこに興味あって読んだ俺としてはその辺不満。
まぁ期待した内容とは違ったけど今作品中に出てくる大学に通ってる俺には、
いろいろ興味深い部分も多かったから◎。
265 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/08/17 21:44
>>264 そうですね。70年代以後の「没落」については大学教育の大衆化、
支援文化(修養主義)の衰退などが挙げられているけれども、
戦後の教育制度は多かれ少なかれアメリカをモデルにしてきたわけで
アメリカにおける教養主義のあり方、及びその変遷ってものを知りたくなりますね。
それから現代でも社会の指導的な立場になる人がが身に付けるべき
実利を超えた何物か――それは昔のように明示的ではなく、また情報・生命科学など
理系の学問を含んだものかも知れない――はたぶん必要でしょう?
このへんはもっと若い世代の別の著者が書くべきなんでしょうね。
266 :
無名草子さん:03/08/18 23:45
>>264 大学一緒だ。「教養〜」立ち読みしかしてないが、面白いのか、読んでみよう。
野崎昭弘「詭弁論理学」読んだ。ためになるなあ。悪用厳禁(w
生協でオススメにあげられてた。
267 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/08/20 01:48
●田中修『ふしぎの植物学』中公新書…【7点】
植物学のイントロダクションは何冊か読んでるし,語り口も甘め&地味なので
最初は4点ぐらいかと思ったが,けっこう知らないことが出てきて最終的にこの点数。
あらためて
>>219さんの炯眼に感プクー。決して中公の回し者ではないっす。
●桜井啓子『日本のムスリム社会』ちくま新書 筑摩書房…【6点】
東北高校のダルビッシュ君は豚カツ定食を食べるか? って副題は俺がつけた(苦笑
女性ならではの視点も含め,バランスよくまとめてあるが,著者は研究者なので,
ルポライターみたいな肉迫は望めない。インドネシア人研修生が意外に多いことに驚いた。
●木下圭+浅島誠『新しい発生生物学』ブルーバックス…【4点】(←屈辱)
うぐぅ,ムズすぎ・・・。生物関係はけっこう読んでいる積りだが,悔しいなあ・・・。
内容の多さのわりに説明を端折りすぎという気がしたが,それだけこの世界は
日進月歩であり,生命の機構は複雑であり,そして漏れはバカということか。トホホ…。
>>267 ブルーバックスって対象年齢がそもそもアレなんだから、
>>267氏が読んでもわからんてことは即ち駄本な気が。
つーかあんたのお蔭で大分良スレになったと思うよ。感謝。
269 :
無名草子さん:03/08/20 09:14
『教養主義の没落』は自分もおもしろいと思います。
『バカの壁』なんかよりよっぽど良い。
270 :
無名草子さん:03/08/20 10:29
age
教養主義の没落って買ったけど難しい。
中公新書ってレベル高いの多いね。
このスレッドの住人もレベル高いのかも。
「大学で何を学ぶか」で浅羽道明が教養とは何かという話をしていたけど
あれと結論は同じなんじゃないのか?
難しい本の内容を知っていることで同族意識というか世間を構成するためみたいなさ。
●菊地良生『神聖ローマ帝国』講談社現代新書…【9点】
めちゃくちゃ面白かったです。僕は世界史に詳しくないので、人名の多さに
苦労したのですが、世界史に詳しい人は全く問題ないでしょう。
この本の特徴は、ただ単純に歴史を追うだけではなく、それと同時に、
神聖とは何か、ローマ的とはなにか、そもそもなにゆえこのような帝国称号を
名乗るにいたったのか等、多角的に見ていく点です。ヨーロッパにおける、
キリスト教、ローマ、伝統主義などをも分かります。
(へびさんの形式を真似して書いてみました)
273 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/21 03:52
ブルーバックスは結構ばらつきあるからね。中学〜般教〜専門まで色々。初期のは内容イイけど難しいの多し。最近のは逆に内容ないのが目立つ。
わかりやすくて内容あるやつなら、
物理
都筑卓司「不確定性原理」
数学
岡部恒治「マンガ幾何学入門」
生物
前原勝矢「右利き左利きの科学」
化学
日本化学会「化学・意表を突かれる身近な疑問」
あたりがイイ!(・∀・)よ。
>神聖とは何か、ローマ的とはなにか、そもそもなにゆえこのような帝国称号を
>名乗るにいたったのか等、多角的に見ていく点です。
多角的か?それ。
でも、この本には興味ありあり。9点か。買ってみよう。
>(へびさんの形式を真似して書いてみました)
2行目以降は行頭を一字さげればカンペキ。
今後も期待。>へび氏とそのフォロワー
275 :
無名草子さん:03/08/21 18:57
バカの壁、売れてるけどまだ買ってないんだなぁ
読んだ人感想キボソ
276 :
無名草子さん:03/08/21 18:58
277 :
無名草子さん:03/08/21 20:59
>>275 内容はそれほど難しいものではないから、気軽に読めなくはないが、
聞き書きの体裁を採ったためか、説明不足の点も多いし、
文体も統一されておらず、編集担当者の能力に問題ありだと思う。
278 :
無名草子さん:03/08/21 21:00
279 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/22 18:42
でわアテクシもレビューをしてみる
佐々木力「科学技術と現代政治」(ちくま新書)…5点
講演録のため内容薄い。そのくせ文章がわかりにくく、扇動じみた箇所も目立つ。
この人の唱える「環境社会主義」に意味がないとは思わないが、むやみに
外国と比べるのはイクナイと思う。
中山茂「日本の天文学」(岩波新書)…7点
古本で買ったので品切かも。
内容はタイトルどおりだが、昔の暦法の話など普通の天文書には出てこない話が多く
楽しめる。
280 :
無名草子さん:03/08/23 10:31
新潮新書早くも息切れ
岩波新書の青版って評価高いですよね。お奨めベスト5とか
あったら教えてくれませんか?
282 :
無名草子さん:03/08/23 17:22
>>281 取り合えずいまでも刊行してるヤツはみんな一般的評価が高いと思え。
>>281 400〜800番台で、自分が興味をもてるテーマの本をどうぞお読みなさい
ちなみに、僕の好きな新書を並べると、
『これがニーチェだ』永井均 講談社現代新書
永井の独我論より道徳論に共感。最近出た『倫理とは何
か』産業図書なども好き。
『政治の教室』橋爪大三郎 PHP新書
原理編、現実編が参考になった。宗教社会学について小
室直樹氏や橋爪大三郎氏の本をよく読んだ。
『性的唯幻論序説』岸田秀 文春新書
岸田秀のファンということで。ただ、岸田理論は社会を
論じたものの法が好きだが。
『マックスウェーバー入門』山之内靖 岩波新書
定評のある入門書ということらしい。非常に分かりやすい。
『デモクラシーの帝国』藤原帰一 岩波新書
藤原氏はイラク戦争が始まる頃、よくテレビに出ていた。
テレビでの藤原氏はもろサヨクといった印象だったが、本
書では反米感情をある程度抑えて書いていると思われる。
『演劇とは何か』(鈴木忠志 岩波新書新赤版)
演技というものについて考えつづけさせてくれる
>>286みたいな書き込みは参考になってイイ感じだなぁ。
でも286のラインナップはそれほどそそらないな…
永井→似たようなの一杯出過ぎ
橋爪→ヌルイ
岸田→イラネ
山之内→?
藤原→微妙
>>289 新書なんて同じ著者の似たテーマの何冊も読むもんじゃないんだから、
永井は永井でいいような。
いささか古いけど、名著と思うので。
『風土と歴史』(飯沼二郎 岩波新書青版)
農業経済学者の視点から、世界各地の気候風土と農業形態、社会の形態
を平明簡潔に記述している。情緒に走らない点が評価できる。
292 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/08/26 00:24
なかなか他の人と本がカチ合わないっすね。それもまた面白いか。漏れの【点数】は
>>267を見てもわかるように独断の「満足度」だで、あんまり真に受けないでチョーヨですぅ。
●斎藤孝『スポーツマンガの身体』文春新書…【2点】
うーむ,この人とは相性がよくないなー。奥行きの深さが感じられないというか・・・。
「身体論」というアプローチはこんなものなのか?(イヤ, ソウデハアルマイ) 金と時間を
損した感じ。えーい,漏れの中で「中谷彰宏と同ランク」の刑に処しちゃうぞ。
●井上史雄『日本語は年速1キロで動く』講談社現代新書…【7点】
「新方言」と呼ばれる事象の第一人者が最近の日本語方言学の成果を紹介。
「年速1キロ」は話半分ってことで。人文科学の方法論的な示唆もあるかも。
この人のお弟子さんたちがやるべき課題は「2ちゃん語」だな(←チゲーヨ)
●持田鋼一郎『高島易断を創った男』新潮新書…【8点】
これは掘り出し物! 「高島易」の創始者として知られる実業家・高島嘉右衛門の生涯。
若いころから波乱万丈,ベンチャー起業・投獄・大借金,そして政商・黒幕に…。
幕末〜明治の活気ある(ハチャメチャな)世相も楽しく,ぐいぐい読める。文章も達意。
森暢平『天皇家の財布』新潮新書
読んでる途中だけど、変なイデオロギーで偏ってないのがいい。
冷静で客観的なので、「雑学的な知識を手に入れようと思ってた
のにアジられたー (`Д´)ノ 」というようなことはない。
294 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/26 16:42
>>292 つーか、ばらけた方がバラエティに富んでイイんでは。
TK生・世界編集部「韓国からの通信」…6点
反体制側にテコ入れしてるドキュメントなんで、「噂の真相」を楽しむ
感覚で読めば面白い。今見ると北に甘い。
ここって品切のもアリ?
295 :
無名草子さん:03/08/26 16:53
296 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/26 19:04
>>295 いや、それは知ってる。上のも増刷読んでの感想なんで。
それとは別に、古本の新書読むこともアテクシは多いんで、そゆのも
書いていいのかなと思ったのよ。
「韓国〜」は続編もあったな、そういや。
>>279 >>扇動じみた箇所も目立つ。
いきなり同志とか言っててなんだ?と思ってよ。
この人の科学哲学入門はどう?
298 :
無名草子さん:03/08/27 02:10
「週末企業家」(ちくま新書)ってどですか?
299 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/27 02:49
>>297 岩波新書の「科学論入門」のことかな?だとしたら「科学技術〜」よりはいいよ。
終りのとこの自説披露以外はわりと普通の科学史だしね。
自説披露も「科学技術〜」より落ち着いてるし。
7点かな。
>>292 斉藤孝は『読書力』(岩波新書新赤801)以外は読む価値ないと思う。
同様の主張を薄めて繰り返した本ばっかりだし。
彼は言ってることはわるかないんだけど、本出し過ぎ。
『日本語は年速1キロで動く』は俺採点では5点かなぁ。
文章が冗長に過ぎるし。「人文科学の方法論的な示唆」ってのは同意かもだけど。
勿論この本よりは研究も考察も浅いけど、読売で連載してた『日本語の現場』
を読むのも楽しい。
最近このスレに居ついてるから俺もコテつけようかなぁ・・・
301 :
無名草子さん:03/08/27 13:52
俺も少しは点数付けてみよ。
●桑原武夫『文学入門』(岩波新書青34・版元品切れ)・・・【9点】
初版が1950年ということで、"読書状況調査で女性の1位が『アンナ・カレーニナ』"
である当時とは、流石に時代の違いを感じさせる部分が多々ある。
特に第3章の「大衆文学について」の項では、過度の欧米礼賛と自国卑下の調子が見られる。
しかし、著者の主張する文学とは何かという考察、文学に対する姿勢に関する考察は、
今尚不変的に素晴らしいものがあり、このことは著者の"よい本とは、初めからしまいまで
すべて正しい本という意味ではないく、多少の錯覚があっても、正しいところはひどく正しい、
という本のことである"という主張を裏打ちしてるのではなかろうか。
●鈴木孝夫『ことばと文化』(岩波新書青858/C98)・・・【9点】
「その分野のプロが、平易な文体であるテーマに対し学術的な視点を示す、
或いは学問のイントロデュースを行う」という、新書の王道を行っている。
読者が納得しやすい身近な例を取って言語学的な視点を示し、論の運びも上手い。
6章などではやや飛躍した考察がある気もするが、同様のテーマの書籍で引用されることも多く、
私としては是非オススメしたい1冊。
●高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』(岩波新書新赤786)・・・【5点】
一億三千万と銘打っている所為か、文体がお子様向け過ぎて逆に読み辛い。
抽象論に終始し、論理性にかける。しかし大筋では間違ったことを言っているとも
思えないので5点といったところか。
今部屋の整理中でPCの位置が偶然岩波用本棚の前にあったから岩波ばっかりになっちゃたーよ。
ああん、コテハン付けようと思ったのに。あ、300=302だけど。
ついでにレスしよ。
>>294=296
品切れ書目でもいいんでないでしょうか。取り合えず私は歓迎ですし、
↑でも既に書いちゃったーよ。
304 :
無名草子さん:03/08/28 20:22
「日本のすまい」(上田篤?)(岩波新書)
中一のときに生まれて初めて読んだ新書。
>>300 詳しい人から見ればそんなもんスかね。僕は「新方言」って分野の存在は知ってたけど
この人の『日本語ウォッチング』とか『辞典〈新しい日本語〉』とか読んでないし、
これからも読むかどうかわからないから、概略に触れられただけでもまあ満足かなと。
(そう言えば『年速〜』では文献目録がついてないね、語句索引はあるけど…)
方言とか民俗ってのは昔からずっと変わらずにあって、近代化で滅び行くのみ、
みたいに錯覚しがちだけど、実際は昔からダイナミックに移り変わっていたんだよね。
そんなことを改めて確認できたのもよかったかな。玄人には常識なのかもしれないけど。
>>304 漏れは野村実『人間シュバイツェル』(岩波)って本だった。
厨3のとき社会科の授業で読まされた(´・ω・`) 。
307 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/28 22:03
ネタってことで…
各新書1p当たりの値段。ここ10年に出た版で数冊、所蔵新書から無作為に出して計算。単位は円。
PHP 2.42
ちくま 2.48
集英 2.76
講談現代 2.81
岩波 3.06
中公 3.09
光文 3.12
平凡 3.19
ブルーバックス 3.28
洋泉 3.98
かなり荒っぽい調査だが、参考までに。
アテクシのはじめての新書は多分フランク・クローズ「地球の最期」だ。
タイトルにひかれて小4、5の頃読んだ。
難しかった。
308 :
無名草子さん:03/08/28 23:49
>>307 できれば、単位文字数あたりの値段で計算してほしい
ここ10年で無作為なら目茶苦茶な統計だな
310 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/08/29 00:10
>>308 やろうとしたけど図版とかあって挫折。
つーか、10年じゃほとんど意味ねえな。せめて1年分全部とかやらんと。
逝ってくる…
311 :
無名草子さん:03/08/29 00:15
だから、やんなくていいんだよ。
だいたいのところがわかるだけでも307の比較はおもろいよ。
有効数字を3桁にしたのが不味かったかも。
クセジュは頁あたり5円位かなぁ
313 :
無名草子さん:03/08/29 14:09
佐伯啓思「新帝国アメリカを解剖する」(ちくま新書)
は良かったよ。
文明とか文化とかリベラリズムとか保守主義とか、考え方
がよく整理されている。
鴨下信一「面白すぎる日記たち」文春新書
古今東西の日記の抜粋から、記述者の心理や、「世界一日記をつけるのが好き」
と言われている日本人の日記観などを考察してまつ。
TBSの元プロデューサーである筆者(「ふぞろいの林檎たち」を演出)は博覧強記
で、中盤まではとても面白い。
んがしかし、戦時中の日記や戦犯たちの日記の解釈となると、東京裁判史観を、
まったく疑っていない呑気な方なので、何だか表層的だったり重箱の隅をつついて
批判したり…。「何を言うか、東京裁判のどこが間違ってるんだ!」という方は丸々
楽しめるでしょう。そうでない人でも3分の2までは楽しめるから、これはお得。うん。
中公は8/25の
島泰三『親指はなぜ太いのか――直立二足歩行の起原に迫る』
に続き、9/25に
正高信男『ケータイを持ったサル――「人間らしさ」の崩壊』
サル学ぷちブーム?
316 :
無名草子さん:03/08/29 22:20
手許においておいて、何度も読みたいような新書って
最近は全くといっていいほど出ませんね。
月刊誌の特集記事を充実させたくらいの、
読み飛ばして終わり、というものが殆どなのはかなり残念です。
最近宮崎哲弥言う所の「トリビア本」が多すぎ
>>317 「バカ」とか「童貞」のことでしょ。ああいうのはまだマトモ。
もっと下らん、TVで言えば『あるある大辞典』みたいなのが多いです。
319 :
無名草子さん:03/08/30 18:42
>>316 同感だねえ。まあ雑誌の特集だと思って読めばそれなりに悪くはないんだが、
何度も読むのには堪えんね。
320 :
無名草子さん:03/08/30 18:48
カナダの子供達がアフリカの子供達のために募金して井戸を作ってあげた
話の本のタイトルを教えて下さい。
321 :
無名草子さん:03/08/30 18:52
>>319 雑誌の特集だと思うと、あまりに高すぎるしね。
新書の編集者を一人知っているんだが(どことは云えない)、
この人が作る本なら一回読んで終わりだにゃ、という観じ。
322 :
無名草子さん:03/08/31 02:07
岸田秀 「性的唯幻論序説」 平成11年 文春新書
「全ての人間は不能である」という公理を元にして、性に関する
問題をなぞ解きした一冊である。
非ユークリッド幾何学のように直ぐには了解できない事を
公理にして理論を組み立てている。知的な遊びとしては
面白いが、説得力に欠ける感は否めない。自然科学では
「再現性」が問題になるが、人文科学では「予言」し、
それが的中することが必須と思うが、そこまでは踏み込んで
居ない。大恐慌を予言した揚げ句に人類最悪の災禍を
まねいた事も有ったけどね。
323 :
無名草子さん:03/08/31 02:32
324 :
無名草子さん:03/08/31 10:46
>>322 ??? すまんが、言っている意味が分からない。
たった一つの公理だけでは、謎解きはできないと思うが。
それと、大恐慌云々はマルクス経済学のこと?
325 :
無名草子さん:03/08/31 21:46
>>322 マルクス、レーニン、スターリンは全部区別せぇよ。
おれはマルキストじゃぁないけど。
326 :
無名草子さん:03/08/31 23:46
中公新書は読み応えのある作品が多いのに、ラクレはなんであんなにひどいのか。
意地の悪い見方だが、中公新書として出版するには質がいまいちなものを
無理やり新書にして売りに出しているんじゃないかとさえ思う。
●荷宮和子『若者はなぜ怒らなくなったのか』(中公新書ラクレ95)・・・【2点】
この本に社会学的な分析とか気の利いた社会評論みたいなものを期待した俺が
悪かった。だがそれにしてもこの内容で740円はないんじゃないか。週刊誌や
タブロイドで連載されている愚痴やぼやきのレベル。しかも田嶋陽子的フェミ
ズムの独善と被害妄想が鼻につく。この本を読むくらいなら洋泉社の『まれに
見るばか』が暇つぶしとしてはまだよくできていると思う。
327 :
無名草子さん:03/09/01 15:06
「まれに見るバカ」は勢古さんの文体が面白いし
文化人批評の欄とか割りと的を射ているからまだ買う価値あるかな
評価にすれば【5点】くらいか
329 :
無名草子さん:03/09/01 15:48
「まれに見るバカ」は現状肯定な感じが好きになれなかったな。
悪口も口汚いだけで芸になってないし。子のみの問題かな。
330 :
無名草子さん:03/09/01 16:24
>>328 著者がフェミニストだと分かってたら買わなかったんだが、間違えて
買ってしまった_| ̄|○
それにしてもフェミニストってのはどうしてああも恩着せがましい
物の言い方なのか。「俺の若い頃はなぁ・・・」と自慢話を繰り返す
酔った親父リーマンと同じ臭いを感じてしまう。著者の主張には共感
できる部分もあるけれど、全部読み終える前に反感の方が先に立って
しまい、結果として著者の価値観を共有できる読者を遠ざけてしまって
いるように思う。
331 :
無名草子さん:03/09/01 16:34
あと余談だが著者は2ちゃんねら。「○○マンセー」と平気で
書いてしまうあたりも読んでてひいてしまった理由の一つ。
332 :
無名草子さん:03/09/01 17:56
ここで言われてるフェミニストってのは田嶋陽子みたいなのを指すのか?
>>326 或いは、ラクレの編集者は読売からの出向組とかw
334 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/01 21:15
アテクシはフェミニズム反対しないが、変なフェミニストもいるわなあ。それはさておき
鎌田慧「原発列島を行く」(集英新書)…【4点】
タイトル通りのルポだが、いかんせん取材が「反原発」の人に片寄りすぎ。ほとんど見込み捜査。
テーマは重要なものなだけに残念。
福江純「見えない宇宙の歩き方」(PHP新書)…【5点】
星の進化やダークマターなど、内容はありがちな天文啓蒙書。
アテクシ的には読み飽きた話題なんで上記の点だが、天文をかじってない人が
天文学に親しむにはわかりやすい文章だし良いと思う。
>>333 それ有り得るね。「鍵」をかけて編集部を隔離してるとか
336 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/09/02 01:05
>>331 げ,その一点だけで立ち読みしてみたくなってきた(笑
●小川忠『原理主義とは何か――アメリカ,中東から日本まで』講談社現代新書…【8点】
アメリカの原理主義はショーモナと思った。エジプト・イラン・インドもなかなか複雑だが,
とりわけインドネシアはこの濃縮された記述ではワケワカラン。「原理主義と日本」の章が
思いのほか面白い。橋川文三という人は読んでみたくなった。
●菊池良生『神聖ローマ帝国』講談社現代新書…【6点】
おれ西洋史弱いんだよ(つд`)。電車の中では読み飛ばせなかったので・・・。
しかしイイ本だということはわかる。長い期間の政治史・権力(権威?)闘争史を
メインに扱うが,洒落っ気のある文章で読ませる。これを橋頭堡に勉強しようかな。
●来村多加史『万里の長城 攻防三千年史』講談社現代新書…【7点】
実は東洋史も弱かったりして…ヽ(`Д´)ノ ウワァァン! しかし土地勘がちょっとは働く。
最新考古学の成果と,著者の軍事オタク的視点がウリかな?。第1章が読みにくい。
地図や図版は工夫されているが,新書の限界も感じる(ムック向き?)
♯『神聖ローマ〜』は歴史地図・年表,『万里の長城〜』はそれに加えてフツーの
地形図も傍らに置かないと,漏れには読めなかったっすー。長文スマソ
>>336 >「原理主義と日本」の章が思いのほか面白い。橋川文三という人は読んでみたくなった。
評価が反対だな。ここが一番くだらないと思った。日本に原理主義はないよ。
みたとき一番驚いたけど、読んでみれば全然たいしたことなかった。
あの江戸時代の思想家の評価はない。本当に著作読んでいるのか疑問。
>>336 塩野七生でも読んでみては?青版に世界史概略なんて新書もあるけど。
にしても1週間で3冊とは羨ましいなぁ・・・
夏レポのために読まなきゃならない本が沢山あって最近新書読んでないよ!
339 :
無名草子さん:03/09/02 19:51
橋川文三、忘れられた人さね。
>>337 ああそうすか。『講孟余話』のとこ(p.225)とか?
あそこはちょっとぁゃιぃと思たですが。
シカゴ大Pの原理主義の要件(p.24)のいくつかは他の思想・運動にも
(それこそオウムや2chの「嫌韓厨」にさえも)しばしば見られるもので、
その一つ一つを捉えて「似ている・想起される」と言ってもあんまり意味ないすよね。
ただ,日本の「散漫な原理主義」(p.241)があるとするならば
ヒンドゥー(=インド)教式の(準)原理主義とどう違うのかとか,
中国にはあり得ないのか,とかいろいろ妄想するヨスガになったんすよ。
>>338 やっぱ古代ローマ辺りからやらなきゃだめですかね・・・
面白そうなんだけど,何冊もあるからなぁ>塩婆(失礼!)
>>339 たぶんヘタレな漏れには難しいと思いますが・・・
>>340 『講孟余話』というのは、たしかに原典に帰れという思想運動ではあるんだけど
そういうのは別に原理主義にかぎらずどの思想でもあるんだよね。相手の主張
を読み取るのはあたりまえなんだし、そういう主張が出てくるくらい、当時の孟子
理解は杜撰だった。それを科学と宗教の比較でもっていっても話が違うわけで。
正直いって、著者は、ネガティブなイメージの思想に原理主義を当てはめている
か、もしくは一字一句を取り上げて同列に並べているだけではないかという見方
もできなくはない。原理主義をそういう意味で使うのはどうかと思う。
日本の言説空間には、ネガかポジかのイメージばかりが先行して、内容が問わない
言葉が多い。悪くいえばネガティブなレッテル。原理主義もその一つ。
著者はそれにのっかっている。
343 :
無名草子さん:03/09/03 12:47
>>332 新書には本格的フェミ系は少ないので、
新書しか読まない人はそういうことになっちゃうのかと
表現媒体の違いで本格かどうか決まるってのはいかがかとおもうが。
それは新書スレでいっていい発言でもないだろう。
>>344 別に新書だから本格的でないとなど云っていません。
新書にたまたまそういう本がないということです。
また、ここのスレのの人一般について言及しているではなく、
フェミニズムというと田嶋陽子を思い浮かべているであろう人について云っているのです。
346 :
無名草子さん:03/09/03 14:35
>>332 >>343 誤解を招くような表現だったかもしれませんが、私はいわゆるフェミニズム
思想全体に嫌悪感があったり反対であるというわけではないんです。あくま
でも326で書いたように「田嶋陽子的」フェミニズム=あまりにも単純な
男VS女二元論が好きではないということです。また、荷宮氏の主張(田嶋に
も言えることだが)の中で一番嫌になるのは、自分達の主張が結局多数派を
形成できなかった理由を、単に「世間の無理解=私達を理解できない馬鹿
ばっかり」に求めている点です。それを言っちゃあお終いでしょ。
決して「フェミニズム=田嶋陽子みたいな連中だけ」という前提で話をしている
わけではありません。
>>346 そうですか。わたしは、他のレスに対して
『「フェミニズム=田嶋陽子」と単純にとらえるのはどうか』
といっているのかと思ってレスしたのですが。
>>346 「世間の無理解=私達を理解できない馬鹿ばっかり」って
「世間の無理解=日教組やアカヒに洗脳されたサヨ」ってのと同じで
別にフェミニスト特有でもなんでもない
>>340 俺はその原理主義云々の本は読んで無いが、
日本人論(?)なら『無節操な日本人』(ちくま新書250)が面白かった。
1章2章あたりの歴史的な考察の部分はちと納得できのと、ちと自虐的過ぎるのがアレだが。
『一神教をバックボーンとする欧米の行動原理と、そうでない日本の行動原理との違い』
を考察した部分は面白い。
350 :
無名草子さん:03/09/03 21:09
>>346 負け犬の遠吠え、さね。
自分からしかけた議論の放棄でしかないよね。
で、肉体言語に訴えたり、声を荒げて退場(w)したり。
今月の「諸君」での新書評価は教養主義の没落がベスト。
ウィトゲンシュタインはこう考えたがベターに入ってたのは意外
352 :
無名草子さん:03/09/03 22:38
『戦後日本の論点――山本七平の見た日本』(ちくま新書)
高澤秀次
かなりよい。内容は山本を絡めて天皇制についての内容
>>351 どっちの意味で意外なんだ?
評価が低すぎるのか?高過ぎるのか?
幻冬社新書創刊の気運が盛り上がってまいりました。
358 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/04 10:53
副島隆彦「英文法の謎を解く」(ちくま新書)…【7点】
出発点はありがちな「日本の英語教育は間違っている」だが、アメリカや
イギリスの英文法学と日本のそれを比較してどこがまずいか検証してるのがイイ。
「そうか、日本の英文法って複数の文法論の混血の嫡子だったのか」
359 :
無名草子さん:03/09/04 10:55
書いてくれる人には申し訳ないが、読みたくなるような
新書ってないなぁ。これは書き手の問題じゃなくて、
作り手・書き手の問題なんだけど。
>これは書き手の問題じゃなくて、
>作り手・書き手の問題なんだけど。
そうですか。
361 :
無名草子さん:03/09/04 16:02
ここに書く人の問題じゃぁなくて、編集サイド、著者の問題つう意味ね。一応。
362 :
無名草子さん:03/09/04 19:23
ビートたけし「裸の王様」(新潮新書)・・・【7点】
いやーやっぱたけしの本は面白いね。
新書っぽさがなくて気軽に読める。2時間もあれば十分。
ただ内容は薄めなのでその点お忘れなく。
たまにはこういうのを息抜きに読むのもいいかも。
363 :
無名草子さん:03/09/04 23:16
確かに「新書」というくくりなら玉石混交だわナ。
でも最近、書店で内容が有るかどうか、面白いかどうかの
「匂い」を嗅げるようになってきたぞ。
364 :
無名草子さん:03/09/04 23:41
玉の質と比率ともに下がっちゃったんだよね。
365 :
無名草子さん:03/09/04 23:52
岩波新赤版を、当時43歳だった(と記憶)の若い人が
編集の中心になって始めてから、質の低下が始まったんだよね。
「石」のほうが売れるんじゃ! ウチも苦しいんじゃゴルァ
367 :
無名草子さん:03/09/05 12:48
玉で売れる本を作る努力は放棄したわけですね。
敗北宣言するなよ。
ガンバさんは、いろいろとしがらみがあって
玉の企画が石になってしまうことが多いというけど
山のように石を出しても売れ行きに波がある=岩波
370 :
無名草子さん:03/09/05 19:08
中公新書のしおりが全面読売新聞の広告。
おまけに葉書大ほどのジャイアンツの宣伝パンフまで挿み込んである。
・・・効果あるん?
371 :
無名草子さん:03/09/05 19:14
372 :
無名草子さん:03/09/05 19:47
あのー前スレとかで「キャラクター小説の書き方」の評判がいいんだけど
買ってみたら凄く読みにくい・・・
373 :
無名草子さん:03/09/05 19:51
「出会い系とその若者たち」洋泉社新書は最悪。まるで週刊誌とスポーツ紙のスクラップを読まされているように感じる。
なんか、本棚にすげー勢いで新書が増えていく…
375 :
無名草子さん:03/09/05 23:22
宮崎、あんなにたくさん、ホントに全部しっかりと読んでるのか?
読むことは可能だろうが、他の本読む時間減っちゃうと思うけど
376 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/06 00:42
帰省中なんで読書三昧な日々でつ。
吉田洋一「零の発見」(岩波新書)…【7点】
前半が数字の話、後半が無限の話から成るが、基本的に数学史概論だから
目新しい点は少ない。印刷術と記数法の関係に言及してるのがユニークな
くらいか。
文章は明快で「わかってもらおう」という様子が伝わってくる。特に最後の
デデキントの切断の解説がわかりやすくて個人的には最高。
377 :
無名草子さん:03/09/06 01:02
>>376 文科系には、かなりおもろい本だった。7点どころか・・・。
378 :
無名草子さん:03/09/06 07:30
>>373 「最近の若者は〜」みたいな系統の本ははずれにあたる可能性大という
ことでよろしいか?
379 :
無名草子さん:03/09/06 07:39
>>378 年配の方が若者を見下すことで快感を得るためのご本なので、その気がない人にはハズレ本が多い罠。
講談社現代新書の「言葉を失った若者達」(著者忘れた)はなかなか面白いと思いました。
380 :
無名草子さん:03/09/06 13:25
桜井某の本でしたかね。結構面白かった。
381 :
無名草子さん:03/09/06 13:59
最近は「いまの若いものは〜」ってのが余りにも
ベタなので、「大衆化社会では〜」ってのが
流行りだわナ。ストライクゾーンも広いし。
382 :
無名草子さん:03/09/06 14:34
大ヒットにもなりませんわな。
けどそういうの読んで丸め込まれちゃうタイプの人も世の中にはいるしな。
むしろそういう人が多いかも。
384 :
無名草子さん:03/09/06 21:50
で、売れれば儲かる版元がそっちに走っていくわけだな。
著者だって、売れりゃ儲かるから、止められない動きだな。
ブームの沈静化後に、ぶつぶつ言われ続けるのに。
「大往生」にしろ「日本語練習帳」にしろバカ売れしたのは昔気質の新書じゃない罠。
名前のある人がやさしく書いて、じいさんが安心したり納得するような本。
386 :
無名草子さん:03/09/06 22:50
ということは、もう衰退過程に入り、衰退確定ですね。
まぁ、そういう新書で儲けて、いい本を横で出してくれればいいんだけど。
387 :
無名草子さん:03/09/07 02:32
悪い作品が増えたとは思わないし、今のラインナップでもいいと思っているけど
たしかに堅い感じの本は、今はださなくなった。
外国語に通じた人がマイナーなネタをディープに語る、なんてのは無くなったね。
そーいうのは新書で出さなくなった。
388 :
無名草子さん:03/09/07 15:34
新書で、でなく、どこにもないと思うんだけど。進歩主義の挫折とかじゃぁなくて、
教養の崩壊、基礎の瓦解の原因・結果両方だと思う。
携帯電話が人々の生活を如何に変化させたか、っつーのが知りたいんだけど
なかなかいい本がない罠。新書向きのテーマだと思うんですが。
それっぽい本を読んでみても、ちょろっとしか考察しておらず、後は携帯の歴史
と「マナーが大事だよね、うん」みたいなお座なりな文章。
今の若者って、キチガイみたいにメール打ったり読んだりしてるでしょ?それって
つまりは、かつてないくらい筆まめなわけじゃん。かなり特殊な文体ではあるけど
さあ。さらにそこに静止画を送ったりする習慣がくっついて、コミュニケーションって
のは一体どこにいきつくわけさ?んで、こーゆーコミュニケーションは人間をどう
変えていくわけさ?諸外国の例は?だれか調べて書けー!!
>389
ちょっと違うと思うけど、とりあえず
>>315の正高信男『ケータイを持ったサル――「人間らしさ」の崩壊』
を待ってみよう(9/25発売)
>>389 おれの卒論のテーマはそれに政治をからめたもの。
まずはマスコミ理論あたりから勉強するこったな。
>393
(゜Д゜)ハァ?
395 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/09/08 22:31
●三木義一『日本の税金』岩波新書…【7点】
私もたまにはガンバを。著者は立命館教授だし思いっきしサヨっぽいと思ったら
そうでもなかった(w テクニカルな議論の当否は判断つかないが,日本の税制の
あらましと論点を知るにはよくまとまった本では? それよか使い途が問題だよな。
●直井英雄・坊垣和明『寿命を縮める家』講談社ブルーバックス…【5点】
子供の水死の47%は海や川で起きてるんじゃない! 風呂場で起きてるんだ!
前半は転落・転倒・溺水など家庭内事故,後半はシックハウス症候群を概説。
薄いけど,家を建てる甲斐性なんてまるでない漏れは野次馬的に楽しく読んだ。
●半田滋『自衛隊 vs. 北朝鮮』新潮新書…【6点】
漏れは軍事技術的なことは疎いが,ミサイル防衛・対ゲリラ戦闘・難民対策等々
どれをとっても未だ不備だらけということはわかる。法律・制度面だけじゃなく、
国民の知識・意識が足りないと思ふナリ。冷静に論議を行わないマスコミに問題あり。
>>392 ケータイについては誰かが書くと思ってたんだ。あまりに異常な現象だもんね。
正高さんは視点がユニークでしかも実証的な言及をする人だからかなり期待できそう。
>『ケータイを持ったサル――「人間らしさ」の崩壊』
なかなか面白そうなタイトルだよね。ただ、常識的な価値観からの
安易な若者批判、社会批判で終わるかどうかで、著者のセンスが問
われるだろうな。
398 :
無名草子さん:03/09/09 00:23
>>395 北関連だと重村智計『北朝鮮データブック』講談社現代新書も
冷静・公平な観点から良くまとまっていて勉強になりました。
他にも重村氏の著書が同じ新書から2冊出ているので読んでみようと
思っています。
>>冷静に論議を行わないマスコミに問題あり。
同意。連日の美女軍団報道なんか見るとこの国のマスコミは本当に
大丈夫なのかと思う。北と違って言論の自由があるのにこんな報道
が中心になってしまっているという事態も不気味だ。
399 :
無名草子さん:03/09/09 19:30
洋泉社新書「美しい日本の掲示板」・・・【6点】
2ちゃんを知ってる人ならまあ当たり前の内容。
ま、そこそこ楽しく読めました。
それより『まれに見るバカ』の勢古浩爾が
今月の『諸君』で「プロ2ちゃんねらー」を名乗っているが・・・
それこそまれに見るバカだな。
え?中宮崇って勢古の変名?
404 :
無名草子さん:03/09/10 16:47
>>392 タイトルがすでに掴みはOKという感じ。
凄いよみたくなる。
405 :
無名草子さん:03/09/10 19:10
でも、内容スカスカにも思えてくる。
406 :
無名草子さん:03/09/10 19:23
まぁ良くも悪くも気になるわな。
取り合えずここで誰かが読むのを待つか。
407 :
無名草子さん:03/09/11 01:35
新書で『日本のDQN』ってのはどう?
>>389 別冊宝島REALから浅羽通明が「携帯電話的人間」という
本を出していた。今も在庫があるかはわからないが、テーマ的には
かなり貴方が求めているものとかぶる
409 :
無名草子さん:03/09/11 19:31
あげ
410 :
無名草子さん:03/09/11 21:42
>407
それ、取り上げる対象を考えるだけでも楽しそう
>408
ありがとう。探してみるよ
>>358 > 副島隆彦「英文法の謎を解く」(ちくま新書)…【7点】
> 出発点はありがちな「日本の英語教育は間違っている」だが、アメリカや
> イギリスの英文法学と日本のそれを比較してどこがまずいか検証してるのがイイ。
> 「そうか、日本の英文法って複数の文法論の混血の嫡子だったのか」
このホンと咲くしゃはデタラメだ
経済板の副島スレに行けば分かる…
>>412 副島という人はいろいろ叩かれてるようですね。まあ英語学畑の人じゃないから
実践的な英語教育法(の一環)として
>>358さんが納得できたならそれでもいいのでは。
今まで文庫ばっかり読んできて、急に思い立ってここで評判のいい
「教養主義の没落」読んだんだけど、難しいね。。。
所々に良く分からない事が・・・。ここの人って皆、頭いいね。。。俺が馬鹿なのかな。
>414
いや、おれもよく新書読んでて理解不能なときがある。苦手な文体だと
5,6ページ読んで「おや、何の本読んでるんだっけ?」なんて感じ。
そんなときは、「おれに理解させられないようじゃ、まだまだだな」とニヒ
ルに笑ってみせよう、うん。
>>415 (・∀・)カコイイ!!ヤッテルヨアニジャ!!
>>414 ピエール・ブルデューとかって名前が出るたびに( ´_ゝ`)フーン、ってなっちゃうよ。
♯
>>313さんお奨めの佐伯啓思『新「帝国」アメリカを解剖する』ちくま新書、オモロイ。
>>414 曲がりなりとも学問的な見地を持ってるわけだから、
多少難しくなるものも確かにあるけど、読みやすく興味深いものも沢山ありますよ〜
>>302で挙げた『ことばと文化』なんか特にそう。
>>414氏が新書読みになってくれますように・・・
419 :
無名草子さん:03/09/13 01:59
宮崎哲弥がすすめるのとは相性がいいんで、諸君の連載はいいですね。
岩波ジュニア新書までフォローしてますし。
「自然をつかむ7話」「ヨーロッパ思想入門」ともによかったですよ。
学生諸君、新書くらいは読みこなせるようになってくれ。
>>415 タイプミスしちゃった・・・正しくは
(・∀・)カコイイ!!ヤッテミルヨアニジャ!!です。
>>417 ボクナンカ日本人の名前でも( ´_ゝ`)フーンというか、
次にまたその名前が出た時に、もう「誰?」ってカンジデスヨ・・・
>>418 そういえばボクって「教養」とかとあんまり縁が無い。
というわけで興味もあんまり無かったような。(今は)
難しい本読みたいって思って読み始めたんですけど、
興味って物を忘れてました。。。
あ・・・でも、417=へびサンとか418サンが書いてる2冊の本には
興味あったり。(タイトルで判断してるけどね)
422 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/13 12:00
副島、ダメなんか…あとで経済板見てこよ。
吉川昌之介「細菌の逆襲」(中公新書)…7点
タイトル通り、もう撲滅されたとされていた病気の再流行や抗生物質へ
の菌の耐性などの話が中心。
自然に(・∀・)カエレ!な説教的終わりでないのがいい。
村上陽一郎「科学・哲学・信仰」(レグルス文庫)…6点
サイズ文庫なんで一応ここに。
創価系出版社なんで宗教系多いんだが、この本は科学とキリスト教の
関係とか、客観の危うさとか、かなりまとも。
最後がなんか宗教がかってちとあやしいが。
>423
こりゃひでーや。710年に隋はないだろ?
アポロなんたらは昔から言う人いたみたいだが、最近多いよね。反米がらみかな。
月に空気があったら星食(月が星を隠す現象)で食のはじまりや終わりが
ぼやけて見えるから地球からでも分かるんだyo!
と友人と大ゲンカした過去あり。
英文法の続編読もうと思ってたが、他の本読んだ方が有意義かな。
>>425 副島は、文系のコンノケンイチと思っていれば、ほぼ間違いないと思う。
427 :
無名草子さん:03/09/13 17:02
副島の経済に関する本は題名を見ただけでこりゃダメだろなって
思わせるような代物。およそ「陰謀」だとか「策略」だとかいう
言葉が踊っている本でまともな本があったためしがない。
これに「ユダヤ人」が加わればDQNカルト本のウルトラCだな(w
副島は、代々木ゼミナールの英語の講師をやっていたときに、
英単語本のパイオニアという理由だけで、『試験に出る英単語』を勧めていた男。
他の本が二番煎じというのはそりゃそうだろうが、
受験生にとっては、その分野のパイオニアかどうかじゃなく、
受験に有用か否かという基順以外に意味がないことを理解していなかったようだ。
429 :
無名草子さん:03/09/13 21:09
ナベツネが中公ゲッツした時は、「中公終わったな」と思ったけど杞憂だった。
岩波も誰かに買い取ってもらえよ。
中公終わってるじゃん
>>429 中公新書編集部は
亡国の民として、執念というか気魄でやってるんじゃないですかね
432 :
無名草子さん:03/09/13 23:34
>>429 明らかに、悪くなってると思うけど。
岩波書店は、以前、朝日が買収しようとしてあきらめた
中公文庫は悲惨だな
434 :
無名草子さん:03/09/14 19:33
岩波ジュニア新書でお勧めのものと買わない方がいいものを教えてください
砂糖の世界史(『甘さと権力』からの完全パクリだが)。世界の宗教。
このあたりはかなりよい。
食糧関係の国際政治経済っぽい本もかなりよかった。
買わない方がいいのは・・・
ありすぎてしぼりこめん
お薦め:長谷川真理子「進化とはなんだろうか」
でもまぁ自分が専門外の分野の入門用だよね > jr
438 :
無名草子さん:03/09/15 23:01
>437
あと池内了とか高木仁三郎とかもいいね。
岩波の科学ものはいいのが多い。
439 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/09/15 23:50
●土屋英明『道教の房中術』文春新書…【6点】
いかにも好事家!という感じの著者近影(藁 んで「ヒトゲノム」とか言っちゃうのは
まあご愛嬌(藁藁 学校の漢文じゃ絶対習わないような文献を渉猟し、中国人のセクース観の
一端を紹介。ってかフツーにエロいですよコレ。引用がカタカナ口語訳ってのはNGかな。
●佐伯啓思『新「帝国」アメリカを解剖する』ちくま新書…【9点】
この人の本は初めて読んだが,理知的でスケールの大きい評論だと思いますたわ。
冷戦以降の政治・経済思潮の変化や9・11の思想的意味を精緻かつ大胆に分析。
おいらの知力ではついてけない所も多いんだけんど,大筋で信頼に足る枠組みでは?
>>434 吉原賢二『科学に魅せられた日本人』(2001)なんてのは楽しく読んだ記憶が。
440 :
無名草子さん:03/09/15 23:54
中公は新書・文庫は比較的頑張ってると思う
クラシックスとビブリオで過去の遺産を食い潰してるだけという話もあるがw
単行本も歴史関係のノンフィクションで比較的いい本だしてる
ただ月刊誌はひどい
ひどすぎる
読むとこ無い
>>442 >>441ではないが、檀一雄とか山本夏彦(初期)、白川静、開高健の絶版
本なんかもちょくちょく出してくれてるから、文庫は奮闘してると思う。
俺は筑摩のつぎくらいに頑張ってると思うぞ。
文庫はラインナップが古い。
新しいヒットが出てこない。
あれこそ過去の遺産で食い潰してるという感じ。
新しく出る文庫にろくなものないでしょ。文庫全体見回しても。
過去の遺産をきちんと管理するだけでも、中公はけっこう行けますよ。
「ドキュメント割札」生々しすぎ。
しばらく彼女と寝るのひかえようかな・・・。
集英社新書「ホンモノの思考力」樋口裕一
フランスの地下鉄では次の駅名が表示されていないことを挙げて
日本人は連続性を考え、フランス人はそうでないと説明していた。(p16)
田舎のバス停には大抵次の停留所の名前は書いてないが、
じゃあ、バス会社のひとはフランス的思考なのか
と思ってしまった。
>>446 読んでみようかな。この問題はあんまり深入りしたくないけど
つーか目をそらしたいけどw
>>447 昔はそういう論法多かったけど、まだいるんですね。
449 :
無名草子さん:03/09/18 18:11
●野口旭『経済対立は誰が起こすのか』ちくま新書…【8点】
「日本は貿易黒字をためこみ過ぎている」
「日本は国際競争力を強化しなければならない」
「ハイテク産業=高付加価値産業>農業=低価値な産業」
・・・新聞や雑誌で当然のこととして前提とされている
「常識」が経済学的見地からいかにナンセンスであるかを
解説している。これを読んでから新聞の経済記事を見る目が
変わった。
450 :
無名草子さん:03/09/18 18:13
採点してるひと、参考になるので助かります。
451 :
無名草子さん:03/09/18 18:15
■□■□おもちゃ屋本舗■□■□
ピンクローターなんと190円!!
ペペローション360mlが530円!
その他の商品も激安販売しております。
他店と比べてください!ホントに激安!!
ポイント制度も導入!!ポイントが貯まります!ポイントでもお買い物できます!
http://www.king-one.com/
(補足)事例として取り上げられているのは日米の貿易摩擦で、
やや旧聞に属するネタではあるが、例えば現在の日中の経済
関係を考える上でも非常に有益な考え方であると思う。なお
著者は講談社現代新書でも『ゼロから分かる経済学』を出版
されており(こちらは未読)、ぜひ読んでみたい。
採点してる人、できれば年齢も教えて
〜十代とか大体でいいから
年齢が近い人が薦めた本のが参考になる
>>453 20代後半です。449で紹介した本は年齢を
問わずお勧めですよ。
そんくらいの年なら
「経済学を知らないエコノミスト」
読めばいいのに
456 :
無名草子さん:03/09/18 23:06
おれもそう思う。
457 :
無名草子さん:03/09/18 23:58
>>455 あれは新書じゃないでしょ?
このスレには合わんわな。
458 :
無名草子さん:03/09/19 00:00
勉強しろ本を読め大物になるために
一日一分三日で三分つらかとぶぁい
459 :
あるれて@普及委員会:03/09/19 00:49
>>455 >>456 その本も読みましたよ。でもこのスレは新書スレでしょう?
だから新書の方を紹介しただけなのに・・・。
461 :
無名草子さん:03/09/19 08:35
ごめんね。
ついでに書く程度なら構わないと思うし、新書よりは
内容がきちんとしてるわけだし。
462 :
無名草子さん:03/09/19 08:41
インタゲねえ・・・・・・
佐伯啓思『新「帝国」アメリカを解剖する』ちくま新書
今読んでるところだけど、おもしろいねえ。おれの知力だと上限ぎりぎり
なので、ゆっくりじっくり読まないと理解できないけど
>>460 同じような内容の本、
新書で読んでもかなり無駄じゃないか?
20代後半ともなれば尚更…
465 :
無名草子さん:03/09/20 00:00
>>464 新書で何を読もうが勝手なんじゃない?つーか、年齢でいちいち
いちゃもんつけてる奴って何をそんなにこだわってるのかよく分からん。
そんなどうでもいい揚げ足取りより新書の情報を出してくれよ。
466 :
無名草子さん:03/09/20 00:41
ちくま新書で出ていた人間学アカデミー、PHP新書にかわったの?
橋爪大三郎と小浜逸郎の新書がPHPから出てたけど。
文庫クセジュ、ルネ・ラルー・吉田健一訳『英文学史』かなりよかったっす。
クセジュって、ちょっと読みづらくてとっつきにくいんだけどこれはよかった。
467 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/20 02:42
アテクシは20直前だす。
宇野英隆他「新しい家政学」(講談社ブルーバックス)…7点
家政学のような環境が影響する分野は昔の理論は通じないのよな。
いわゆる「年よりの知恵」も役立たずになりがち。だから今に合った家政学が必要なのね。
家事に即役立つ本じゃないが、家事をする上での考え方を知ることができた。
>>467と同じ年齢だったり。んでもって私は文学部。
過去レスみてると本のチョイスが正反対だしな。
「文学部の非常識」に名前変えるかっ?
●野田又男『デカルト』(岩波新書青602/C22)・・・【8点】
毎度古いのばっかりで恐縮だが。『方法序説』にそって、デカルトの生涯と、その主張を紹介している本。
哲学者の名前をそのまま冠している新書は沢山あるけど、
これは過不足なく説明できてる感じがしてまぁ合格点かと。
筆者の日本語が微妙におかしいのが珠に傷。
>>465 >
>>464 > 新書で何を読もうが勝手なんじゃない?つーか、年齢でいちいち
> いちゃもんつけてる奴って何をそんなにこだわってるのかよく分からん。
>>453ではないが
どの年齢でどんな本を読んでるかで
評価の信頼度がある程度分かる、ってことじゃないの。
極端な例だけど、中学生が哲学思想系新書を
こき下ろしてるレビュー書いても
あんまり購入の参考にならないでしょ。
>>469 主張はわかるが、年齢で即断されるのは悲しいなぁ・・・
確かに若輩だし、自分が無知なことは痛感しているが、頑張って勉強してるんで。
勉強つー表現もアレだが。
ダヴィンチ辺りで中学生の女の子が〜だ、〜である調で書いている背伸びしたレビューは
痛いのを通り越して笑える。
300 ◆ha/fN2OQsQ さんには小泉義之
『デカルト=哲学のすすめ』(講談社現代新書)がどう映るのか
見てみたい。個人的には何度も折に触れて再読してしまう本なのだが
「どこがデカルトなんだよ!」と切り捨てられそう……。
デカルトをダシに語った倫理学の書物として読むべき本。
474 :
無名草子さん:03/09/20 22:55
西部の弟子というよりは、数少ない後輩というべきか。
相関社会科学の学科を作ったと思ったら、辞めちまったからな。
西部のミクロ経済を聴きに行こうと思った矢先の辞任だったのを思い出した。
佐伯さん、出す新書、売れないって発言者で嘆いていたな。
PHPの新書出したときにいってたよ。
たしかに、新しい本出すたびに面白い視点出す稀有な人なんだけどね。
昔のネタでお茶を濁さないめずらしい人でもあるんだけど。
つねに新機軸ではあるが、誰も受け継がないというか。
書評で評価はされるんだけどね。
ブレイクしてほしいな。
発言者だから右なんだけど、そーいう枠でやらないことでもめずらしい人でも
あるんだけどね。
アカデミズムを見据えて、かつ紳士ってのは、今めずらしいよw
下品だからね、思想かかった人というのは。
ポストモダンの理解も深い。
476 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/21 01:56
>469
455さんはどっちかっつーと、454で20代のくせに…みたいなことが言われてるのを批判してるようにも見える。
年齢はレビュー読む参考にはなるけど、むやみにそれで叩いたり否定するのはイクナイ…って思うのな。さてそれはさておき
大内兵衛「マルクス・エンゲルス小伝」(岩波新書)…3点
普通の伝記かと思って読んだら、筆者がマルクスやエンゲルスに陶酔してて悲惨…
なんか「偉大なるマルク(ry」の世界。
ここまで人を陶酔させる「資本論」ってどんなんか、ちょっと読みたくなった…
>>476 年齢「だけ」が問題とは書いてないぞ。
発言を矮小化するな…。
正直、おまいさんの評価はあんま参考にならん。
逆説的だがコテで書いてくれるんで非常に助かる。
478 :
無名草子さん:03/09/21 02:19
>>477 ワラタ。マジでつぼにはまった。
>>476 これからはコテをやめて>477を困らせてやりなさいw
480 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/09/21 03:13
>>477 2段落目は一般論を書いたんであって、あなたのことを言ったんではないよ。
誤解招く表現だたのは謝るが。
評価が当てにならんか…う〜んどうしよww
>>480 まあコテは何かと叩かれやすいって部分もあるから、たまたま
一人に批判的なことを書かれたからといって、そんなに気にする
ことでもないでしょう。
「年齢が併記されてると嬉しい」という意見も分からなくもないけど、
所詮は2ちゃん、「名無し」がそれぞれのスタンスで自由にお勧めを
挙げていけばいいだけの話。
>>480 俺も応援してるよ。
同じ歳なのもあるけどそれなりに楽しくレビュー読ませてもらってる。
>>476のレビューなどを読むとちょっとなあと思うが、
20歳前と聞くとまあしゃーないか、という気になる。
まぁ、荒れる要素もあるけど、
漏れは年齢併記はいいと思うよ
>>472 それも「積んで」あるから近いうちに読みます。
あと野田又男についてもう一点。研究者が書く本てそういうの多いけど、
対象(この場合はデカルト)についてちょいと好意的過ぎなきらいが。
もう、こんにちわの時間だけどおはようございます。
>>610=611
どうもおかげさまで、3日くらいしたら、やっと治りました。
腫れてるときは耳が分厚くなったような感じがして結構困り者です。
みなさんもご気を付けください。。。
なかなか、大きな誤爆。。。
こういう場所は、可能な限り多くの意見、要は情報の断片をいかに集めるかが
優先されるはずなのに、なんでレビューする側に条件をつけたがる?
「〜はイイ!」みたいな感想でも検索の取っ掛かりにはなるんだよ。
そうやって精度の高い情報*だけ*を求めたくなるのも理解できるが、
あれもこれもと条件をつけるなんてのは情報収集するには自殺行為だ。
条件が増えるごとに情報提供者は減りこそすれ増えはしないから。
年齢を書くことで叩く馬鹿・煽る馬鹿が出ることは既に実証済みだしな。
489 :
無名草子さん:03/09/21 21:12
>>488 同意。あとあげられた本に異議があるなら例えば423みたいに
具体的に指摘する方がROMする方としてはより分かりやすいんだが。
またそうすることが情報提供者に対する最低限の礼儀かと。
理学部氏が
>>334で紹介してくれた
福江純『〈見えない宇宙〉の歩き方』PHP新書
まだ読み終わってないけどおもしろいですヨー。
漏れは著者略歴に「降着円盤の研究者」とあるのを見て,
もしかしてUFO党か?と思ってしまったガンマ線バースト級のDQNなので,
紹介されなければ絶対手にとらなかった本だと思う。
てなわけで今後とも夜露四苦ー、みたいな。
>>475 PHPでしたけ,『市民とは何か』はイかったよ。
超常現象の心理学 / 菊池聡. -- 平凡社, 1999.12. -- (平凡社新書)
もよかったね。
いちおうトンデモ批判なんだけど,上品というかストイックなとこがイイ!
●島泰三『親指はなぜ太いのか』中公新書…【9点】
基本的にこういう本は大好きやねん。謎解き仕立ての面もあるのでネタバレは避けるが
ト印と紙一重(でしょ?w)の大胆仮説。加えて研究者の仕事ぶりを垣間見ることができる…
素人ならではの疑問点がいっぱい湧いてくるけど,それだけ刺激に満ちた一冊。
●福江純『「見えない宇宙」の歩き方』PHP新書…【8点】
なんとか読了したけど最後のほうは正直分からんかった。しかしこーゆー,2ちゃんにも
通じる砕けた文体で啓蒙書を書いてくれる著者の出現を慶賀。「視力検査は角分解能を
見ている」とか「恒星の半分ぐらいは連星である」といった科学雑学的知識もオトク。
●町田健『コトバの謎解き ソシュール入門』光文社新書…【7点】
2ちゃん言語学板(学問文系)の看板にもなってる,近代言語学の開祖ソシュールの
学説解説。日本で言えば明治時代末に活躍した人の何をいまさらと思うかもしれないが,
コトバを語る上では前提となる大事な話。著者は売れっ子のようだが,饒舌すぎるかも。
新潮社、新書始めたときは大丈夫かなと思ったけど、百万部売れたおかげだろうね
近所のツタヤの小さな新書置き場にも枠貰ってたよ。ある程度入荷するのかもしれん。
出た当初は、オイラの一番欲しかった『新書百冊』が一番売れてなくてなおかつ書店
にならばなかったりもしたけど、これからは違うと思うと嬉しいっすわ。
けどタイガース本はどうかと思うよ。
わざわざ新書で出す必要がない。
吉田義男ならフランス代表監督の時の話
とかをメインに書きゃいいのにね、
ってそれじゃ売れんか。
プロ野球関係の新書多いけど
中高年に売れてるのかな?
新書って高いよね。書籍全般に言える話だけど。高コスト体質が
染みついているのかな。CDの様に市場そのものが縮小してしまいそう。
そのうち、新古本を古本市場におろすことを前提にして出版しそうね。
もうそうなっているかも知れませんが。
まぁ子供にとっては確かに高いかもしれん
マンガの2倍ぐらいはするしな (藁
499 :
無名草子さん:03/09/24 02:30
値段が上がってるのに、内容は下がってるのが問題なんだよ。
二冊でどうにか昔の一冊くらいの内容なんだよ。
昔だってそんなにかわらないって。
それに今もちゃんと探せばちゃんとある。
本なんて漁ってなんぼでしょ。特に新刊はそうだよ。
本が出ないことを嘆くより、自分の見る目があるのかどうか考えるべき。
501 :
無名草子さん:03/09/24 02:57
そりゃ、あるよ
講談社きつすぎ
「まれに見る良スレ」age
504 :
無名草子さん:03/09/26 00:57
何かないの? 期待age
上の方でちょっと挙がった
ケータイを持った猿 のレビューキボンヌ
>>495 そうだよね、ああいう一過性の社会現象とも言えないようなどうでも良い
ニュースは新書で語るべきではない。新書の本質って「世の中に一石を投じる」
ことにあるのに、阪神が優勝したことなんか全然関係ない。
507 :
無名草子さん:03/09/26 20:32
高校生なんだけど、うちの父ちゃん(高校教師)思想がモロに左翼です。
PHPとか文春読むと文句言ってこづいてきます。
対処法をお願いします。
>>507 きみのお父さんも若いころ岩波だの新日本出版社だのの本を読んで
きみのお祖父さんにこづかれてきたのだと思うよ。
ただしPHPとか文春じゃ、本によっては俺もこづきたくなるw
思想検閲なんてマネをするのはいつも左翼だ
自分の子供が「殺される側の論理」なんて読み始めたら、
どどどどうしよう…((((゜Д゜;)))ガクガクブルブル
>>511 イザヤベンダサンとの論争は面白かったけどな
スレタイに「岩波」とか「朝日」とか入れると寄って来る虫がいる。
514 :
無名草子さん:03/09/26 23:17
最近、新書で一人の状態について、臨床心理学的に書かれた本が出版されたと
聞いたのですが、タイトルと出版者を失念しました。出版社はカタカナで書かれた
社名だったような。。
どなたかご存知の方があれば、よろしくおながいします。
>>509 それが最近は中公や洋泉にまで文句をつけてくるんです。
「そんな本はつまらん」とかこっちが読む前から言ってくるし・・・
>>505 俺も「ケータイを持ったサル」のレビューが読みたいな。
ちょっと目次を見た限りでは、ケータイの話以外にも
結構いろいろあって、ケータイだけを集中的に論じた
本ではないようだが。
>>514 オヤジの前で本読むなよ
無職で昼間からする事ないのか?お前のオヤジは
ケータイ(略)買ってきたけど読む暇が無い。
519 :
無名草子さん:03/09/27 14:40
いったれや、つまらんのはおまえだ、と。
いつかそういう日が来るんだから。
>>515 >
>>509 > それが最近は中公や洋泉にまで文句をつけてくるんです。
> 「そんな本はつまらん」とかこっちが読む前から言ってくるし・・・
用船は文春と同じウヨ系だし
中公も会田ユウジとか
微妙にウヨっぽいのばかり読んでるんじゃないのかおまえ
まあ、年をとれば思想が進歩するわけじゃない、と身をもって知ることが
できそうだな。
>>520 > 微妙にウヨっぽいのばかり読んでるんじゃないのかおまえ
本を読んだぐらいで決めつけられるのもこまるよ。
ウヨサヨで割り切れるような発想しかできないんですか?
524 :
無名草子さん:03/09/27 20:30
アラシはスルーの方針で。
なんか出版社で決めつける厨の例を思い出したよ。
「朝日」って入ってるような本なんか絶対読まねー!
朝日ソノラマってのもどうせサヨ本だろ?
とか2ちゃんでマジ主張してたリア厨とかな。
526 :
無名草子さん:03/09/27 21:20
>>525 ここではそれと正反対だけどな。
岩波読まないってやつはいないけど、文春PHP読まないってやつがいる。
あと大衆性の高い著者も嫌われる。岩波講談社中公愛好者に多い。
しかし雑な知識を漁るのが新書の楽しみの一つではあるんだがな・・・・
527 :
300 ◆ha/fN2OQsQ :03/09/27 21:30
>>525 俺のことだな・・・・・。ウチの本棚は、
岩波>中公≧講談社>>ちくま
って感じだ。と、思ったら2冊だけ集英社新書もあった。
528 :
300 ◆ha/fN2OQsQ :03/09/27 21:33
どの道、岩波の青版には読んでおいた方がいい本が多いんだから
今のうちは岩波を読んでればいい。
岩波は古くからの文庫はともかく、(とくに最近の)新書は、う〜ん……?
岩波新書の青版は、今でも増刷しているやつは名著が多いよ。そうでないものもあるけど。
絶版になっている青版は、マルクス主義バリバリで今では読むに耐えないものが多い。
新赤版は確かにこの内容で大丈夫かな?というのはあるな。
今でも残っている旧赤版はすべて名著と言って過言ではない。
まずクリスティーの「奉天三十年」。
「零の発見」「アラビアのロレンス」などみな名著だよ。
533 :
無名草子さん:03/09/27 22:43
殿木圭一「上海」
ホワイト「科学と宗教との闘争」
534 :
無名草子さん:03/09/27 22:47
新赤版になってから、ハズレ率が高くなり、当たりの水準が下がったわけだが。
青にもハズレは結構ある。
ハズレは絶版となっているからそれがわからないだけだ。
岩波青が名シリーズなのは
岩波の歴史に支えられている部分も大きい。
だからきっと新赤も20年後には「名著揃い」のはずだ。
この辺も岩波の強さの一つだろう。
ハスレばかりの洋泉などは20年後でも目も当てられないだろうが…
536 :
無名草子さん:03/09/27 23:41
新赤が「名著揃い」になるのは考えにくいと思うが。
もし後で高い評価がつくなら、今だって高くないと不自然でしょう。
評価高いのは散発的にいくつか(も?)あるよ。
岩波新書の所持数は青>新赤>黄>旧赤かな。
あれはどう見ても緑に違いない
540 :
無名草子さん:03/09/28 06:54
それを「あお」というのが日本の伝統的色彩感覚ですね。
541 :
無名草子さん:03/09/28 15:29
>>535 青にもそりゃハズレはあるけど、今の基準で見たら率はかなり低いし、
今の基準で見ると、平均的な水準が高いよ。
やっぱり新赤と青とじゃ比較にならんよ。
それと、黄から新赤に変わった瞬間の堕落ぶりは相当なものだった。
初めて書評を。でもきちんとしてる自信はないので参考程度に。
服部正『アウトサイダー・アート』光文社新書…8点
今日の朝日新聞朝刊の書評欄にも載っていたけど。
内容はサブタイトル通り、一般的な「現代美術」や芸術の境界におさまらないような、
芸術作品を取り上げ、一般的な「芸術」観からすればはじかれるようなこれらの作品を肯定的にとらえたもの。
著者が言うには、「アウトサイダー・アート」とは、一般的に思われているような、“精神・知的障害者がなす芸術”ではなく、
一般的な「芸術」の秩序を内面化していない者によってなされる、一般的芸術の枠をはみ出るような芸術であるとのこと。
俺自身はアウトサイダー・アーティストと言っても、ダーガーぐらいしか知らなかったため、興味深い本ではあった。
ただ、疑問も何点か。
「アウトサイダー・アート」の定義が上記のようなものである限り、「アウトサイド」に位置する芸術か否かというのは
歴史的・文化的文脈に応じて変化していくことは不可避である。
つまり、ある「芸術」が秩序内に位置するか秩序外に位置するかということは、固定的なものではない。
ま、それは当たり前の話なんだけども、この本のように、
“アウトサイダー・アートは一般的「芸術」観からすればはじき出されるこれらの作品は、実は意味があるものだ”
という肯定的な解釈を行ってしまうと、
アウトサイドに位置していた作品を秩序内に包摂してしまう結果を導いてしまうんではないかという気がしてならなかった。
新書で紹介するという行為そのものが制度外にあったものを制度外に取り込む作業のように思えて。
で、2点目だけども、著者の態度が気になった。
著者は“アウトサイダー・アートとは、従来の芸術観に毒されたものではない”という言説を結構頻繁に吐くのだが、
その言説って、人類学者が未開人の心性に対して“純粋さ”や“真正さ”を見出すこととどう違うんだという気がしてしまう。
うまく表現できないけど、一種のオリエンタリズム的なものを感じてしまって何だか気持ち悪かった。
とは言え、アウトサイダー・アートの紹介としてはとてもいい本ではないかと思い8点。具体的な作品の話も多いし。
乱文でごめんなさい。
543 :
無名草子さん:03/09/28 21:18
↑(・∀・)イイ!
●正高信男『ケータイを持ったサル――人間らしさの崩壊』中公新書…【7点】
ケータイの話ってのはメインではなく,ひきこもりだのパラサイトシングルだのを
行動学的アプローチで他のサルとの対比において批評した本だったですね。まあ大筋で
当っているところも多いと思うが,粗いというか,説明不足ではと思われる点もある。
545 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/09/30 01:08
んーと、例えばウェーソンの4枚カード問題で,『専業主婦は「社会的かしこさ」が
早く衰える』とするけど,専業主婦の子供がひきこもり(HK)なりケータイ(K)依存なり
自立が遅れる,っていう証拠を,例えば共働き世帯と比較した統計で出せばいいのに,
とか思いますた。(あるかないか知らないけど)
リスザルやニホンザルの鳴き交わしとケータイのつながりもよくわかんなかった。
チンパンジーほかの類人猿やいわゆる未開人や子供で観察されてないような
その種のコミュニケーションが,たまたま21世紀の日本に条件がそろって
何百万年ぶりに出現した,ってわけでしょ・・・うーむ,どうなんでしょ。
つーか,なんかルーズソックスとか,たれぱんだとか,「裏原系」とか,例に挙げるのが
古いし,いかにも部外者のオヤジっぽいんだよ。一般のオヤジならそれでいいけど,
研究者のフィールドワークならもっと対象と密着しなきゃ,とも思いますた。
俺もケータイ持ってないんだケドナー。
546 :
無名草子さん:03/09/30 01:20
中公新書か……。もう昔の中公じゃないからな。w
ヤクザ拡張員に凄まれて読売新聞を購読しちゃう人とか
巨人軍に熱中してる人なんてのは、
「人間らしさの崩壊」の端的な例じゃないのか。
米原謙『徳富蘇峰』中公新書…8点
まだ読み途中だけど、蘇峰と時代の変遷を、堅実にまとめてある佳作。
北岡伸一あたりが朝日で書評しそうな予感。
>>547 徳富蘇峰,漏れもまだ読んでないスけど宮崎哲弥も食いついてきそうでつね。
読了前に採点していいのかw。じゃ俺もヤマカンで【8点】。
>>542 やっぱ読んでみようかな。
『女子割礼』は眠いので明日にでも。
>>548 面白いですよ。『アウトサイダー・アート』。
アウトサイダーに妙な幻想を抱いてるって批判しといて何だけど、
確かにアウトサイダー・アートからは圧倒されるものを感じます。
図版も多いし読んでて楽しい本でした。
で、俺、『ドキュメント女子割礼』も読んだんですが、
これまた知らない話を紹介してもらって、とても面白いという感想(痛そうだけど)。
ただ、こっちの方は著者の文章が変な個所があるのと、
ジェンダー/セクシュアリティ論やら文化相対主義の功罪を理解できてるのか怪しくなる個所があったりして、
(もちろん俺自身の理解も浅薄なものだとは思うんだけど)
ちょっと読み辛かったりもする感じです。
中村裕「やつあたり俳句入門」
著者の選句のセンスはいいし、芭蕉から現代俳句に至る歴史がよく分かる。
だけど、左翼思想がちらちらして目障り。
戦時中に、戦意を高揚するような俳句を詠んだ俳人はダメなんだそうだが、
なんで?
作家の吉村昭も「あの時代、戦争に反対する人間なんて見たことがない。よ
っぽどの変人だけだった」(大意)と言ってるぜ。負けりゃえらいことになるんだ
から、戦時中に戦争に協力する気持ちは分かるし、それをもって責めるのは
変じゃねえか?
じゃねえか?って言われても…
マジレスしますと、
書評スレで感情的に左翼思想目障りなどと書き込むあんた、馬鹿じゃねえか?
552 :
無名草子さん:03/09/30 23:10
理由をつけずに目障りだといっているわけでもなし、
しかもオタクに言われているわけでもないのに馬鹿というほうが
感情的では?
●内海夏子『ドキュメント女子割礼』集英社新書…【8点】
やっぱヘヴィだったっすよ〜。「コスモポリタン日本版」でこんな記事があったんだ…。
著者は明らかに廃絶すべきという立場で取材しているのだが,一筋縄ではいかない
事情もよく書いてある。現場を踏んだ重みが感じられる,この問題の必読書かも。
纏足とか,歯を削るとか,首に輪っかを嵌めて伸ばすとか,下唇に円板を入れるとか,
身体を変形させる風俗は世界中にいろいろあり,性差に結び付いているものも多い。
先進国でもピアスやタトゥーやインプラントを性器に施したりクリの皮を切ったり
なんとかサブインシジョンといってティムポを縦割りにしたり(((;゚д゚)))ガクガクブルブルな
ことをやる人がいる(らしい)。まあこういうのは個人の嗜好で,
社会的圧力のある上のような例とは全く異るのは当然だが,人間の奥深いサガを感じる。
で,この割礼/性器削除が未成年に行われ,それが親(母親も!)の意向であるような
場合,部外者がそれをやめさせる(やめようとする人を手助けする)行為の根拠となる
「女性の性の解放」は,普遍的な価値として,建前はともかく,全地球的に合意が
得られるのだろうか。感情としてはわかるけどさ。ああ、バカの壁を造ってるか俺w。
554 :
無名草子さん:03/10/01 03:28
ところで、纏足ってまだやってるところがあるんですか。
中国ではなくなったと思いますが。
で、纏足の写真をこの前初めて見ましたよ。要するに、
足がハイヒールを履いたみたいになるんですね。
写真は『みっともない人体』(バーナード・ルドフスキー)所収
555 :
無名草子さん:03/10/01 04:02
外反母趾だって出来損ないの纏足みたいなもんだよな。
ハイヒール履いギッコンバッタンと歩いてる女を見ると
バカじゃないかと思うよ。
おれも纏足のレントゲン写真みたことある。………げんなりした
呉善花「韓国人から見た北朝鮮 独裁国家のルーツ」PHP新書
今、読んでる最中なんだけど、なんか論旨が粗いな。この作者は日本人の
ゴーストライターがいるという噂が絶えないけど、この論旨の粗さや日本お
よび日本に対する微妙な誤解を見ると、やっぱり本人が書いているんだと思
う。ゴーストならもっと巧妙に書くだろ。
基本的に筆者が言いたいのは北朝鮮=李王朝 ということで、儒教をもとに
した専制国家として眺めると、あの国がよく分かる、というもの。なかなか面白
いんだけどね…
最近、サヨたんが一匹紛れ込んでる?
そんなことないよ。
右翼でも左翼でも、役に立つ新書評が書いてあれば、このスレ的にはよろしい。
呉善花なんぞ厨っぽいのもてはやすのは思想に目覚めたコヴァ予備軍だけだろ。
同じ「右」でもまともなヤツは生暖かくスルーしてるのに…>呉
同じ「呉」なら呉智英のがマシ
右左までは許容できるが、コヴァとか口にできるやつは勘弁。
発言してるやつのほうが痛い。やりたきゃゴーセン版逝け。
ここでやんな。
右左も許容できないのが多数派と思われるが
つまり右や左の思想の持ち主は排除しろと。すばらしい思想選別だね。
右→左を排除
左→右を排除
どっちも畸形
563は平等主義者
つーか、新書を語れ。
>561 の文章はレッテル貼りばかりで全然内容がないな
つーか、最近変な書き込みせっせとしてんのお前だろ
>>554-556 『道教の房中術』(
>>439)によると
>清の末期まで残っていた纏足の目的のひとつは,臀部と大腿の筋肉を鍛え,膣の
>収縮を高めるためだった。また,ハイヒールにも似た効果があるといわれている
>が,これは骨盤を湾曲させるから,子宮後屈になりやすい。その結果,流産をま
>ねきかねないから注意がいる。肛門式呼吸による法だと,このような傷害(ママ)は
>起こらない。
シマリがよくなるのは男ばかりでなく女にとっても快感が高まる良いことなのでは?
などと言ってみる
>>550 戦意を昂揚する俳句ってどんなんだろ…。そう聞いただけで激しく駄句のヨカン。
その本読んでない(し、俳句も詳しくない)けど。
大木惇夫 『戦友別盃の歌』
言ふなかれ、君よ、わかれを、
世の常を、また生き死にを、
海ばらのはるけき果てに
今や、はた何をか言はん、
熱き血を捧ぐる者の
大いなる胸を叩けよ、
満月を盃にくだきて
暫し、ただ酔ひて勢へよ、
わが征くはバタビヤの街、
君はよくバンドンを突け、
この夕べ相離るとも
かがやかし南十字を
いつの夜か、また共に見ん、
言ふなかれ、君よ、わかれを、
見よ、空と水うつところ
黙々と雲は行き雲はゆけるを
571 :
無名草子さん:03/10/02 23:08
「新・戦争学」松村劭 文春新書 平成12年
第一次世界大戦以降の世界各地で起こった「戦争」を
題材にして戦闘教義の変遷をたどった一書である。
「戦略爆撃」というものが如何にハイコスト・
ローパフォーマンスであるか、にもかかわらず大国は
なぜそれを繰り返したのかなど、興味深い事象も
あるが、モノの見方について蒙をひらかれる感も
強かった。それはあまりにも「軍事」について
疎いことの裏返しかも知れない。
ローマ字入力で「新書」と入力しようとすると、しばしば
「新あほ」と誤入力して苦笑しないか?
>569
中村草田男
「勇気こそ 地の塩なれや 梅真白」
です。著者はこれを、中村が戦地におもむく教え子に贈った歌だとして
激烈に批判してます。
句の出来不出来ではなく、戦地に教え子を送ったことを疑問に思わなか
ったことを責め、自分の墓碑にこの句を刻んだことを鈍感だとしてます。
575 :
無名草子さん:03/10/03 10:41
講談社現代新書の日本の文化シリーズって誰かくわしいことしりません?
諸君!が出ました。
宮崎哲弥の今月のベストは土井健司の「キリスト教を問いなおす」(ちくま新書)
のようだね。
ところで、このコーナーの短いコメントだけ付けるコーナーで、ちくまの
「オトコの進化論」という本を取り上げて、「岩月謙司の本と違って
まっとうな内容」というコメントを付けているんだが、宮崎は岩月批判
の文章をどこかに書いているのかなあ。また、宮崎以外でもこのほかに
まとまった岩月批判があったら教えてください。
ちなみにこの「諸君」の中に「岩月教授は女のどこを見ているか」という
田口亜紗という文化人類学者の批判は載っているんだがこれだけじゃ
物足りないもんで。
>>573 えーっと・・・・・ひょっとして、左手の小指がない、のでしょうか?
ガクガクブルブル(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>574 なるほど〜。でもそれだと「夏草や〜」みたいに諧謔的というか,
ちょっと突き放したようにもとれる・・・。
やっぱ俳句はそういうのに向いてないですねーw。
>>576 何だろう。梅棹忠夫+多田道太郎編の『日本文化の構造』『〜と世界』『〜の表情』のこと?
いちおーいっておくけど俳句の世界では中村裕のような読み方、
反戦じゃなければNGのほうが特殊だから。それに戦意高揚とい
われているけど、そういう目的があって書かれたものじゃないし。
ただ罵倒するにゃそーいう名称がよく使われるってだけで。
それと戦争を歌うのはふつーだし。
まあ、どう思うかは人それぞれだ。
>>571-572 軍事板では松村劭の評価は意外に高い。
>松村のおっさんは、ハードウェアはともかくソフト、特に戦史から戦術的な
>原理・原則を導き出す手法は秀逸だぞ。その辺、火葬戦記と同レベルの分析
>している自称「戦史研究家」とは一線を画する。
だそうだ。特に「戦術と指揮」は名著。
584 :
無名草子さん:03/10/05 12:45
質問ですが、
講談社現代新書の背表紙一番下の★印の数はなにか意味があるのですか?
>>584 多分、何回刷ったかをあらわしてんだろ
星一個当たりがなん刷りか知らんが
●植島啓司『「頭がよい」って何だろう』集英社新書…【6点】
勉強ができるのが頭がいいわけではないという視点はありがち。
しかし、既存の考えとは違うない「頭のよさ」も何らかの形で点数化しなくてはならないという点は新鮮。
そのための問題がいくつか収録されてるが激ムズ。というか偶然でなくて正解できる人間がいるか疑問。
解答を読んでも理由が書いてないのにはゲンナリ。しかも結局はありがちな結論に達してしまっているのは作りこみ不足では。
パズルファンなら。
>>585 やっぱりそのようですね。購入の参考になりそうですね。どもども
588 :
無名草子さん:03/10/05 21:51
植島啓司には『「セクハラ」するって何だろう』を書いてほしい。
589 :
無名草子さん:03/10/05 21:55
>>584 カバーの紙への印刷だから、本体の印刷回数(いわゆる何刷)とは
直接の関係はないと思うんだが。
ロングセラーになると、著者の経歴や肩書きが替わるから
刷り直しが必要になるだろうから、そっちのほうの事務処理じゃないか、と。
でも、正確に知っているわけぢゃないよ。
>>589 事務処理は確かだけど
メインは定価の改定じゃないですかね。
591 :
無名草子さん:03/10/06 00:29
なるほろ。
592 :
無名草子さん:03/10/06 03:25
中公「オールコックの江戸」佐野真由子
初代駐日英国領事ラザフォード・オールコックの書いた「大君の都」をベースにした幕末外交史。
漏れは全然この辺詳しくないんで面白く読んだが、
ほぼ「大君の都」がベースになってると思われるのでその和訳本の方が詳しいかも。
日本側の資料と照らし合わせて解説がついてるのが売りか。
594 :
無名草子さん:03/10/06 03:52
特に「パズルファンなら。」ってとこなw
595 :
無名草子さん:03/10/06 05:44
>>592 そういうの読むなら、オルコック読めばいいのに。
>>592 この著者の中の人も
>>336の小川忠氏と同じく国際交流基金なんだよね。
研究機関として評判いいんですか?
597 :
無名草子さん:03/10/06 20:17
松村劭は、確かに文章はヘタだね。固有名詞の使い方なんか、
冗漫で丹念に文章を追って読む人には辛いかも知れない。
新書のような、余り知らない分野という読者が多い本では
評価は低くなるんかなあ。
文章は上手いがレトリックだけで中身の薄い養老孟司なんかとは
正反対だね。
清水美和 「中国はなぜ『反日』になったか」 文春新書 8点
戦後の中国の対日政策がどのように移り変わっていったのかが、分かりや
すくまとめてある。
著者は中日新聞の記者。小泉首相の靖国参拝を「狭隘な愛国主義」とする
考えには異論があるが、記述はまあ冷静・公平と言ってよく、ウヨでもサヨで
もあまり抵抗なく読めると思う。
600 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/10/06 20:51
最近休みが終わって忙しいためあんま読めない…一日30時間くらいほしいわ。
川上和久「情報操作のトリック」(講談社現代新書)…【6点】
紹介されてる手法は不安に訴えかけるとかメディアとかありきたり。
ただ、情報操作実例のほうは面白い。
新刊では高橋久仁子「食べ物情報の落とし穴」が面白そうだな…
601 :
無名草子さん:03/10/06 20:59
602 :
無名草子さん:03/10/06 23:44
すんません,プロバイダ規制くらったので代理カキコしてもらいます。
●米原謙『徳富蘇峰――日本ナショナリズムの軌跡』中公新書…【やっぱ9点】
94歳まで生き,明治大正昭和の3代に渡って書き続けた大言論人の思想の軌跡。
脱亜論から興亜論へシフトせざるを得なかった事情など,冷戦以降の現代にも通ずる
視点を含む。関わる人名がまるごと日本近代史って感じの絢爛さで参った…。
●服部正『アウトサイダー・アート』光文社新書…【8点】
10年ぐらい前の『芸術新潮』の特集とか,H. ダーガーブーム(?)とかは知ってたけど,
この本では日本を含むアウトサイダーアート(OA)の概要と近況が知れてよかった。
漏れが好きなのはA. ルサージュ,フィラデルフィア・ワイヤーマン,橋脇健一とかかな。
>>542さんに便乗して言うと,やっぱOAってのは,歴史的に拡張してきた美術界
のようなもの(インサイド)に取り込まれ,消費されるに過ぎないっつー側面があるよね。
まあ,そこは割りきって味わえばいいんじゃないの。実際スゴい作品があるわけだし。
生粋のアウトサイダー(笑)の絵にもロクでもないものは当然あるし,途中から
美術的訓練を受けたり流通に乗ったりして,良くなるものもダメになるものもあるだろう。
結局のところ人生いろいろ,と思うけどね。
洋泉社新書「やっぱりバカが増えている」
読んだ人感想キボソ
買おうか迷ってるので
605 :
無名草子さん:03/10/07 18:35
さっき、アホ面下げた人が三省堂でそれ持ってうろうろしてた。
606 :
無名草子さん:03/10/07 18:47
>>604 ほとんど人間学アカデミーのリンク先で読める。
小浜の評論を集めて一部修正と書き下ろしを加えた本かな。
買って損はないと思うけど、ネットでほとんど読める訳だから
買う必要はないかなと。
607 :
無名草子さん:03/10/07 18:48
ああ、違うか。
いままでいろんな所で発表した評論を再構成したって本か。
ネットで読める評論もある。
>>605 それ漏れかも・・・
どこの三省堂ですか?
>>595 それを言い出したら入門的存在の新書はいらなくなる
それにしても徳富蘇峰といい,
>>292の高島嘉右衛門といい,
あの時代の人の「自立の早さ」ってのは何なんでしょうね。
蘇峰は13歳で単身上京して進学,2ヶ月で親に無断で京都の同志社に転校,
17歳でジャーナリストを志し,福地桜痴に会おうとして果たせず(笑)帰郷,
19歳で私塾を設立,同年自由党総裁の板垣退助に面会している。
23歳で処女作を公刊してからは,言論の第一線で書き続ける・・・
>610
りやっぱ寿命が短いからかな?
昔の人が短命なのは統計トリックもあるけど(子供の死亡率がくそ高い)、
そうでなくても50歳位で死って多かったらしい。
40歳を「初老」って言うくらいだしね。
あとモラトリアムがなかったとか…
国全体が貧しかったからでは?途上国では早熟にならざるを得ないのでは
ないでしょうか?
親が早く死ねば、幼くしてちゃんとせざるを得ないしね。
スレ違いだけど、今山本夏彦のエッセイ読んでたら祖父が65祖母が52で死んだ
(100年くらい前)とあったから、やっぱりかなり早死にが多かったんだろうな。
614 :
無名草子さん:03/10/10 01:17
ちくま新書10/9刊
茂木健一郎『意識とはなにか ―〈私〉を生成する脳』
大住誠『ユング派カウンセリング入門』
赤木昭夫『ハリウッドはなぜ強いか』
船橋一也『散歩の極意』
大村彦次郎『文士の生きかた』
金子勝『経済大転換 ―反デフレ・反バブルの政策学』
中公新書ラクレ10/10刊
読売新聞社会部『ヤミ金融』
柘植久慶『あの頃日本は強かった�日露戦争100年』�
富家孝『いのちを救う100の数字�賢い患者学』�
川鍋亮『フルーツ薬効学�がんからダイエットまで』
615 :
無名草子さん:03/10/10 01:22
>>610 世の中が今と比べて複雑でないこと、ファミコンのような寄り道するものがないこと、
武家社会の伝統から、12歳くらいになったらもう大人扱いされたから、本人も
その気になって背伸びすること(女性でいえば、初潮を迎えたら大人の女の仲間入り)。
社会通念の問題でしょ。
616 :
無名草子さん:03/10/10 10:30
金子勝『経済大転換 ―反デフレ・反バブルの政策学』は
池田信夫が、早くもぼろくそにけなした書評を書いているが、
一応読んでおこうかな。
内容以前に、金子をどう評価するか、というところで
議論が分かれるということでしょうね。
赤木昭夫『ハリウッドはなぜ強いか』 ちくま新書
ビジネスとしてのハリウッド分析は面白いんだけど、用語の使い方とかが
妙に荒い。それに、大して映画を見てないくせに映画論まで始めちゃった
もんだから、何だかイタいことに…。
NHK解説員らしいけど、何だかズサン、という印象です
注文厨キター
★講談社現代新書10/16
福田和也『悪の読書術』
藤田達生『謎とき本能寺の変』
横山征次『企画力!〜ビジネス・プロデューサーになる50の方法』
岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』
近代日本思想研究会『天皇論を読む』
粂和彦『時間の分子生物学』
★講談社ブルーバックス10/16(CD-ROM版除く)
北村正樹/中原英臣『医者がくれない世界の良薬』
保江邦夫『Excelで学ぶ金融市場予測の科学・上級編』
★平凡社新書10/17?
家島彦一『イブン・バットゥータの世界旅行――14世紀イスラームの時空を生きる』
奥出直人『会議力』
蒲原聖可『サプリメント小事典』
小川隆夫『ブルーノート・ジャズ――アルフレッド・ライオンと50人のジャズメン』
あと岩波・文春・新潮・中公も出てますがうざいようならやめます。
622 :
無名草子さん:03/10/11 18:24
うざいね。
続けることを希望します。
福田和也の本、「恋愛術」に続くスカスカ本かなあ。
続けてください。
歓迎
628 :
10月刊行予定 3:03/10/12 23:04
んじゃ
★岩波新書10/19?
寄本勝美『リサイクル社会への道』
森まゆみ『東京遺産 ― 保存から再生・利用へ』
島本慈子『ルポ 解雇 ― この国でいま起きていること』
中西正司/上野千鶴子『当事者主権』
★文春新書10/20
山本夏彦『男女の仲』
林道義『日本神話の英雄たち』
中村彰彦『新選組紀行』
渡部昇一『英文法を知ってますか』
山内昌之『歴史の作法』
安田寛『「唱歌」という奇跡 十二の物語』
菊地俊朗『北アルプス この百年』
★新潮新書10/22
葉山元『国富消失』
立松和平『法隆寺の智慧 永平寺の心』
先崎学『小博打のススメ』
井脇祐人、水木楊『現代老後の基礎知識』
★中公新書10/25
馬場あき子『男うた女うた―女性歌人篇』
小川英雄『ローマ帝国の神々�光はオリエントより』�
江下雅之『レポートの作り方�情報収集からプレゼンテーションまで』
養老孟司『まともな人』
629 :
無名草子さん:03/10/12 23:20
↑こういうことやってくれると助かるよねぇ。ありがと。
岩波新書なんか人生にとって何の役にもたたねぇ。
日銭を稼ぐのに忙しい現代人が
あんな非実用的な
思想のお遊びに付き合ってられっか。
>>630 まぁ君みたいな社会のパシリに教養はいらんやね。
>>631 おれは現実に立ち向かう為に
役立つ教養を得ることを日々心がけてるからね。
社会の上層部は実際のとこ
岩波なんて読んでないよ。
ナベツネは学生時代、カントやニーチェを岩波で愛読していたけどなw
タイトルのみの感想だけど、岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』くらいしか
興味が持てるのがない・・・。
あとは良くも悪くも福田和也くらいか。
635 :
無名草子さん:03/10/13 14:08
今の経営者くらいまではぎりぎりで、若い時分に岩波を四jよ。
636 :
無名草子さん:03/10/13 15:52
正高の『ケータイを持ったサル』(中公新書)は期待してただけに中味の薄いのが残念だった。
638 :
無名草子さん:03/10/13 23:10
現実に立ち向かう為に役立つ教養って、「本当の豊かさ」みたいな観念だよな。
復刊した『韓国からの通信』、北朝鮮マンセーだという話があるけど、
実際に読んでみたら期待したほどでもなかった。
ひょっとしたら、今では不都合な部分は改変しているかも知れんが。
640 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/10/14 01:07
●上田篤『都市と日本人――「カミサマ」を旅する』岩波新書…【6点】
京大人脈の建築/都市計画の先生だけど内容は殆ど文科系(歴史・文化人類学etc.)の話。
で,都合のいい解釈(神話とか民俗とか)を繋ぎ合わせてるなような気もするニダ。
「安土城は日本のバチカン」とか「日本の私鉄は参道」という指摘は面白いんだが。
●白須英子『イスラーム世界の女性たち』文春新書…【8点】
著者は専門の研究者ではなく,翻訳家だそうで,強く何かの主張を打ち出した本ではない。
そもそもデカいテーマだけに時代・地域を選ばず一つに括るのは容易ではなかろう。
ただ集められた古今のエピソードや雑学は豊富で知らないことが多かった。文章もウマー。
641 :
無名草子さん:03/10/14 11:16
岩波新書の『新撰組』ってどうですか?
この夏、新撰組を訪ねて京都に行ったくらいなので、
ある程度新撰組の知識は持ってるつもりです。
興味はあるけど、あまり初歩的な内容ばかりだったらいらないかなーって思うんで。
>639
北朝鮮マンセーというよりは韓国を下げて相対的に…て感じがした。
噂をそのまま載せた部分も多くあると聞いたが、ソース諸君なんでこれも偏ってるかも。
とりあえずパート4迄読んでみるか…
岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』 岩波ジュニア
150pほど読んだけどかなりよい
ギリシア思想とヘブライ信仰について、
このふたつが西洋思想の基本だとして、
それを中心に、概括的にわかりやすく説明されている
>>643 宮崎と呉智英がそろって誉めてた本だよね。
>643
あんまり哲学書を読まない人でも読める内容だろうか?
この手の本は読んでみたい気持ちがあるものの、具体例なしで、抽象的議論
を積み重ねていく文章ってどーも苦手で…。気が付くと文章を目で追っかけて
るだけって状態になりやすい
647 :
無名草子さん:03/10/16 03:00
PHP新書・佐伯啓思『人間は進歩してきたのか』はどう?
648 :
無名草子さん:03/10/16 10:05
「トヨタ イタリアの奇跡」中公ラクレ
元気が出る本。不景気不景気言ってるけど、日本企業もまだまだ捨てたもんじゃない。
知り合いに欲しいなあ、こういう社長。
前田雅英 「日本の治安は再生できるか」 ちくま新書 8点
外国人犯罪と少年犯罪の激増で、日本の安全神話はすでに崩壊。出入国の
管理の強化と、非行少年に対する厳正な処分が必要だ、としています。
特に「少年犯罪は増えていない」とする根強い意見に、丁寧に反論しているあ
たりは読み応えあり。
ここ10年の犯罪、しかも兇悪犯罪の激増は異常であり、安全神話の復活は
もはや不可能であり、とりあえずは犯罪の増加率を鈍化させるのが急務だそ
うな。ううむ…
外国人犯罪に関して、支那や朝鮮は叩くのに
ベトナム・ブラジルあたりだとあまり叩かないのは
2ちゃんのダブルスタンダードだよなぁ、とは思った。
>651
確かに中国に次いで、ブラジル人の犯罪って多いんだよな
653 :
無名草子さん:03/10/16 21:52
>>648 その人の(かつての恩師という)西部邁評とかもすごいですね。
(「読んではいけない」という階層から)
私怨がこめられてる分は差し引いて読まなきゃね
655 :
無名草子さん:03/10/16 22:48
>>650 法学に詳しくないからあまりえらそうなこといえないけど
その前田さんという人は法学の世界全体ではそれほど一般的な意見では
ないという話は以前に聞いたことがある。
前田は警察・検察にべったりの人
判例フォローを地味に根気良くやってるから
実務ではそこそこ人気ある(便利だから)が、
弁護士や学者間の評価は
他の東大系の教授ほどではない
最近、読んだお気に入り新書。
1、高校生のための経済学入門 小塩 隆士(ちくま新書)
2、金融工学の挑戦 今野 浩(中公新書)
特に1は非常に優れている本です。私は入門程度の経済学の本を学んだ事あるのですが、この本は「まとも」かつ簡単に経済学の基礎を述べてます。
この本をきっちり読めば、日経を読む基礎は出来たと思って良い。
658 :
無名草子さん:03/10/17 09:52
>>650 宮崎哲弥が今月のワーストに入れてた本だな
>658
あらま、ワーストですか。宮崎はどんな批判をしてました?
>655 >656
これまで法学で主流だった考え方に意義を唱えてるんだから
「一般的な意見じゃない」「評価がそれほどじゃない」という批
判はどうなのかな?
私は法律は門外漢だし、この人の本も1冊目を通したに過ぎないので
間違っていたら指摘して欲しいのですが、
この人は結果無価値論者のはずなのに、
国民的道徳感情みたいなものを根拠にして語っている、
それってちょっと危険じゃないか、という印象を持っています。
おれも全然門外漢なんだけど、法律ってのは社会的正義を実現するために
あり、社会的正義とは最終的には国民的道徳感情(時代によって刻々と変化
する)が支えるもんではないだろうか。
的はずれだったらごめんよ
>>661 結果無価値論というのは、あくまでも犯罪の成立要件としての違法性の意義に
関することなので、それ以外の議論について国民の道徳感情云々を持ち出しても、
基本的に問題はない。
このスレ読んでて、
やっぱ新書多く読んでる人は、本のレビューが上手いと感心してしまう。
一般的な文章力って小説読むより、新書沢山読む方がつくよなぁ。(´ー`)y-~ ~
666 :
無名草子さん:03/10/18 08:41
>>656 >>弁護士や学者間の評価は
>>他の東大系の教授ほどではない
褒め言葉に思えた。
>>665 いってることがおかしくなーい?
>主張は実務の現状追認と先輩学者の学説の踏襲が多い。
>「『主流』の考え方に同意しか唱えていない」。
>この本をマンセーなのは
>例によってハン板やニュー速の住人的な心性の持ち主だけだろう…。
668 :
無名草子さん:03/10/18 12:34
中野孝次「生き方の美学」文春新書 平成10年
著者が「これは良い話だ。」と感じた話を二十編
集めた一冊である。「道徳」の教科書をより
読みやすくしたような本で、詰まらないといえば
詰まらない。ただ、読むと妙に元気が出てくる。
一般的に日本人は「宗教的な拘束」が少ないと
云われるが、それは逆に拠るべき道徳があいまいで
あるということだ。自分の価値基準を他者と
共有すること、あるいはそれを確認することが
自己の確認につながるのだろう。同工異曲の本が
数多く出版されるわけだ。
>>667 別におかしかないが。
前田氏の主張の要旨は警察検察実務の追認が多く、
理論的なフレームワークは先輩学者と判例理論のあいの子。
オリジナリティはあまり感じられない。網羅的な整理の上手さは認める。
前田氏はまともな学者だ(処方箋は疑問だが)が、
その前田氏の現状確認と整理能力を、
馬鹿ウヨ厨が外国人排斥や少年法強化の道具立てとして持ち出す構図が
透けて見えて萎えるんだよ。
前田氏の外国人犯罪の増加の指摘に対して過剰反応するサヨ厨も困りものだが。
結論:ウヨもサヨも馬鹿は氏ね
少年法を強化せよというのはウヨなのか
じゃー俺も「馬鹿ウヨ」なんだな
>>665 「閃きやオリジナリティ」よりは、「学説や判例の網羅という
地道な『辞書作り』的な研究」に基いた主張の方が説得力が
あると思うのだが。
法律とかそっち系の分野の研究者の風潮のことはよく知らんけどね。
そろそろスレタイ通りの会話に戻らないかな
おまいらもちつけ。
ここはマターリと新書を語るスレだったんだから。
というわけでネタ振り。
講談社現代新書の表紙で好きなのありますか?
>>673 学術文庫ならマックスウェーバーのが好きだけど。
新書は講談社の派手すぎていまいち。中公のが好きだ。
675 :
無名草子さん:03/10/18 22:03
経営学板で非常に評価が高いのが、
「会社を変える戦略」講談社現代新書
経営書の名著の声も。
676 :
無名草子さん:03/10/18 22:03
特定の問題児が戻ってきているようですな。
特徴点:コテハン好き、ウヨサヨのレッテル貼りが好き、東大系学者マンセー。
以後スルーするということでよろしく。
ちょっと意外なところで、
「経済史入門」日経文庫 川勝平太
文庫と称しているが新書だ。
これがなかなか面白い。比較経済史家の川勝平太が、
日本と世界の経済史を統一された視点から論じた
第W章「グローバル経済史と近代日本文明」は、
経済史論の白眉というべき。
678 :
無名草子さん:03/10/19 00:19
『週末企業』どうですかいな。
編集やったのは知り合いなんだけど。
679 :
無名草子さん:03/10/19 00:27
『週末起業』藤井孝一(ちくま新書)ですね。
今度読んでみます。
680 :
無名草子さん:03/10/19 00:38
>>677 グローバル・ヒストリーの視点を取り入れたつうことやね。
新書にも登場したわけだね。
681 :
無名草子さん:03/10/19 04:03
>>677>>680 読んでみたいかも。
出来ればもう少し詳しい内容の解説をおながいします。
ビジネス文庫ですか?
>>671 議論の整理能力は学者として最低限クリアしなきゃならない条件だと思うけどね。
学者ならば本来、あって当たり前、という。
その程度の水準すらクリアできない自称「学者」とやらが多過ぎるのが問題なわけだが。
一流の学者は網羅性や整理能力を踏まえた上で閃きやオリジナリティがある。
前者と後者は対立する概念じゃないよ。
これはどの分野でもおなじことじゃないかな。
前田氏を「凡庸な秀才」
>>665と評したのはそのような意味において、だよ。
683 :
無名草子さん:03/10/19 09:26
問題児はスルーで。
>>681 「日経文庫」。「日経ビジネス文庫」とは違う。
ちょっと大きな書店のビジネス書コーナーに行けば、白い背表紙で
ずらっと並んでる。「経済史入門」は最新刊。
内容は読んでもらいたいが、古色蒼然たるマルクス経済史観や
近代経済学史観からは一線を画し、アジア経済史を世界経済史の主要な
要素として論じ、その中に日本経済史も組み込んだ、
川勝平太節のエッセンスだ。
講談社現代新書では「チームの研究」の表紙がすき
中身最悪だったけどね
「経済史入門」
特に第W章で、鎖国していたとされる江戸期日本が、
銀・銅の輸出を通じて、大規模にアジア経済の枠組みに
組み込まれていたことを、指摘する記述は圧巻。
687 :
無名草子さん:03/10/19 11:45
そういう希少金属を全て絹に替えてしまったわけだな。
あれだけの芸術や文化を生むにも元手は必要だった、と。
688 :
無名草子さん:03/10/19 12:04
>>688 市民革命前後に現れた経済学者たちを目で犯す。
690 :
無名草子さん:03/10/19 15:01
>>689 「目で犯す」って何でつか?
ググったらアダルト系ばかりヒットしますた。
スミスやリカードはAV女優なんでつか?
692 :
無名草子さん:03/10/19 15:25
「経済史入門」は面白そうであるが、レビューがヘン。
日経文庫の経済学入門シリーズの編集方針からして、「常識的」な内容が求められている。
既存研究と一線を画すというような書物が出てくるはずがない。
江戸日本が鎖国は閉鎖経済ではなく、幕府による統制貿易であったことは今や常識。
川勝平太もそれを踏襲して記述したにすぎないと思われる。白眉とかいうような性質のものではあるまい。
それに「近代経済学」という言葉は死語。そんな言葉を使ってると笑われるぞw
693 :
無名草子さん:03/10/19 17:24
じゃぁ、近代経済学についてどういう言葉を使ったらいいんだよ。
米国式の経済学だけじゃぁないんだよ。
「目から鱗」という観点で一冊選ぶと、みなさんは何を挙げますか?
私は、日本史は門外漢だけど、鈴木真哉の「刀と首狩り」を。
戦国時代でも、日本では合戦において日本刀は殆ど使われず、弓矢や投石、
槍による戦闘が主だった。日本刀は首を切り取るときのみ機能した、というよう
な内容ですが、論旨明解でドキドキしながら読みました。
ただ、鈴木はその後、内容の殆ど同じ本をバカバカ出版しはじめたので一気に
萎えましたが。
695 :
無名草子さん:03/10/19 18:07
>>693 いちいちレッテル貼りをしなければいいだけだろ。
696 :
無名草子さん:03/10/19 18:12
>>693 ご自分で使っているように「米国式の経済学」でいいんじゃない?
米国式経済学とやらの意味内容は不明だけども。
697 :
無名草子さん:03/10/19 18:15
>>694 目からうろこ・・・はビートたけし「裸の王様」(新潮)
ひねくれたものの見方が新鮮ですた。
699 :
無名草子さん:03/10/19 21:28
>>692 >既存研究と一線を画すというような書物が出てくるはずがない。
>川勝平太もそれを踏襲して記述したにすぎないと思われる。
「はずがない」「思われる」とか言われてもね。まず読んでもらって論評しないと、
こういうのを学術的態度と言えるのかね(笑
700 :
無名草子さん:03/10/19 21:29
まぁ、全体に変なこと書いてるんだから、赦してやれや。
許すんじゃなくてな。
iいぢめられっこが必死だな…
それはおいといて、
多少専門齧ってると
時分の専門分野の初心者向けの本なんぞ読まなくとも
出版のスタイルや著者で、大体その本の位置付けとか内容は分かってくると思うがね。
詠まなくとも。で、実際読んでも予想を大きく外れることってほとんどないんだよね。
>>692は「多少なりとも経済学やってる人」で
>>699は「経済学部レベルにはまだ達しないものの経済学に興味がある人」っぽい。
しかし、諸君系のウスアマウヨ学者をマンセーするヤツって
どうしてこう似たようなフレーズ使うんだろうネ
「まっとうな」とか。
あとやたら旧かな好きだよな。
するっとスルー
>>703 とカキコしたくて仕方ないほど気になる様子。
本当のオリコウさんは
何も言わずにブラウザの設定でアボーンするわけだが。
教養コンプさんってとこかナ
まあまあ
なるほろ、じゃ俺はオリコウさんだったのか
>>701 おいおい、すごいこと言い出したな(笑
読まなくても本の内容がわかるとは・・・。
あなた様の知性は、もはや天才を通り越して、エスパーの領域に入り込んで
いるようですなあ(笑
その超自然的な能力を生かして、このスレの本の中で未読の本のレビューを
お願いしたいですなあ(笑
>>684 それをいうなら「日経ビジネス人文庫」だよ。一応突っ込んでおく。
福田和也「悪の読書術」だが、
この本を読んでいるとこう見られる、というような話が中心。
例えば「大河の一滴」を愛読書として挙げたら、「私は無教
養です」って公言していると同じだとかね。
たしかに読書術の本としては新しい視点だと思う。
本については他人と話さない、人前で本は
読まないという人にはほとんど関係がないとも言えるけど。
710 :
無名草子さん:03/10/20 07:39
また、バカなこと云ってますね。福田さん。
>>709 大河が無教養で新しい視点?
古い視点とは???
ろくでもない本だな。金儲けに走ったか?>福豚
>>699 君のプライドを傷つけてしまったようで申し訳なかった。
ただね。
川勝氏自身も「今日では日本内部の『マル経』『近経』の区別はすっかり現実性をなくしてしまった。」(経済史入門p79)
って書いているよね。
それに、川勝氏におススメのシュンペータ―は「近経」です。
やっぱ「近代経済学史観と一線を画す」というレビューはヘンだと思うよ。
714 :
無名草子さん:03/10/20 22:24
693以来始めて書き込むんだが、別の人と混同されてるみたい。それはいいとして。
研究史上は、近代経済学が生き残っているし、今後も消えないから(歴史上の存在として)
近代経済学、という言葉は死語にはならないと思っているが。
イデオロギーとして語るにしても、言説上では存在し得るだろうと思う。
つまり、マルクスといっしょくたにはできないという面があろうと思う。
近代経済学が指し示したものを細かく分類して、ワルラス、新古典派を峻別する
方向で考えてもいいんだけど、そこまでやっちゃうと、全体を俯瞰しにくくなる
ことはないのかな。
たぶん、ソ連崩壊後に経済学を学び始めた人が語っているんだろうと思うけど、
現実の政治的マルキシズムの崩壊によって、経済学における歴史観が失われた
ことも影響しているように思うんだが。
一つの言葉を放棄することによって、大づかみ捉えたときに、ワルラシアンも
新古典派も同じ穴のムジナだ、という視点に立てなくなると思うんだな。
笑われついでに、真面目に論評してくださいな。
>>709 福田のアレは、バッドジョークみたいなものだと思う。
林真理子のくだりなど、遠まわしに非道くけなしてる。
というわけで「スマートに嫌味を言う方法・福田流」という題名がふさわしい。
英語音声学研究会『大人の英語発音講座』NHK出版
発音の重要ポイントは全部押さえている。
これに書かれていることを踏まえていない人は一読することをお薦めする。
橋爪大三郎『人間にとって方とは何か』PHP新書
これも基本を押さえた本だね。
初心者向け、法律関係のテキストでは扱わないことばかりだけどね。
内容は良質だと思うよ。解釈の気に食わないとかはあるにしても。
投稿者への罵声、直球で投げつけるの、正直やめてくんねーかなー
マジウザい
誰も罵声など。
718 :
無名草子さん:03/10/20 23:41
719 :
無名草子さん:03/10/21 01:30
PHPを誉めると、ウヨサヨ・レッテル貼りする五月蝿い香具師が罵詈雑言を吐いて来るかも。
と、牽制しておく。
720 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/10/21 01:33
●野崎充彦『コリアの不思議世界――朝鮮文化史27話』平凡社新書…【6点】
NHKハングル講座テキストに連載された,朝鮮半島の民間信仰や伝承などについての
エッセイをまとめたもの。甘口に書いてはいるが,古典小説や筆記の記述の紹介が多く
ややマニアックか。ちょっと奇麗事っぽい書き方が多くて2ちゃんウヨはファビョるかも(笑
●山田吉彦『海のテロリズム』PHP新書…【7点】
テロリズムといいつつ北朝鮮工作船・放置座礁船・密航船・海賊などを一括して扱った本。
著者は日本財団の職員で,専門とするマラッカ海賊に関する第二部はさすがに詳しく,
いちばん精彩がある。ヤミ世界も含めて海事の世界の国際的融合に今さらながらビクーリ。
>>716 NHKの「生活人新書」でしたっけ。
英語関係だと今月のナベショーの文春のやつと、来月のちくまの
本名信行『世界の英語を歩く』(仮称)
ってやつは読んでみようと思ってます。
>>719 あ゛ー、言った矢先にウヨとか書いてしまった。反省すます。
「平安の気象予報士 、紫式部」
最後に書いてあるテーマこそがこの本を実現させたんだろうな、
と思ったものだが、なかなかどうして源氏物語の細部にも踏み込
んでいて(もちろん気象、季節の視点でね)
非常に楽しめた。
>>714 「研究史上は」マルクス主義も「生き残ってるし」
「歴史上の存在として」も消えないんじゃネーの。
そうの言い方をするなら
「近代経済学」を救済して「マルク主義系経済学」を救済しないのは
実に片手落ちだ
キンケイをいっしょくたに語る、というナイーブさ(DQNとも言うが)を批判する割には、
マルクス主義系経済学の方は一括して「マルクス主義」とクソミソ一まとめ、という
実にナイーブな仰りようだなあ、と。
DQNが「サヨク」とか「ウヨク」とかという思考停止なイデオロギーで
敵対陣営を一刀両断するのとどこが違うンだい、と。
「うちには西尾かんじせんせいも、さえき啓思せんせいもいるんだぞ。
サヨクどもと一緒にするな!」。
「キンケイの人」って、パンピー(死語)に経済学語るときに、
こっちが聞いてもいねーのに一々
「ウチはマルクス経済学ぢゃありませんから」てエクスキューズの前置きを入れる人多いんだよな。
あれ、すごいイライラする。「あんたんとこのお家事情はどうでもいいよ、で?」ていう。
鬼姑が倒れた後の腐れ嫁みたいな心性じゃん?
>>694 鉄砲と日本人 / 鈴木眞哉. -- 筑摩書房, 2000.9. -- (ちくま学芸文庫)
これも面白いよ。刀じゃなくて鉄砲の話だよ。
最近このひと,さかんに通説を批判しているけど,反応はどうなのかな。
なんとなく無視されている感じ…
みんな相変わらずウヨ・サヨ好きだね(w
黙って「資本論の世界」でも読んどけ。
729 :
無名草子さん:03/10/22 08:49
なんでも新書のダイジェストなんだな。
中には >701 のように「読まずに分かる」とか言うお方もいらっしゃるようで
すがね。
「専門をかじった」って、大学で学部がそうだったなんてレベルじゃなきゃい
いんだけどね
731 :
無名草子さん:03/10/22 12:32
新書ごときで偉そうにしてるのは、せいぜい学部だろ。
732 :
無名草子さん:03/10/22 12:41
学部レベルにもないって
読んでる途中だけどさ
「ユダヤ・エリート」 鈴木輝二 中公新書
ユダヤ人が迫害されたー迫害されたーって書いてあるんだが、なぜユダヤ人
が迫害されたかについては一言も触れない。あまりに一面的なのでは?
単に頭がいいから、単に金もうけがうまいからって、あれだけしつこく迫害され
るわけないだろう。
その当たりに触れずに、「ベニスの商人」を偏見に満ちた作品だと言ってみせた
ところで説得力ないわな。
734 :
無名草子さん:03/10/22 18:53
『ユダヤ人』(サルトル 岩波新書青)もあるぞ。
しかし、最近はつくりの粗い新書が多いなあ
736 :
無名草子さん:03/10/22 22:15
サブカル的なテーマ、二匹目のドジョウ
低い情報密度
字面が片手間に書いた印象
題名の奇抜さだけが天下一品
ここ学生多いと思うんだけど、新書の書き手って学校での評判どうなん?
講義とか。
738 :
無名草子さん:03/10/23 01:46
新書なんぞ高校生が読むもんだぞ。
学生はもっとちゃんとしたもん読めよ。
739 :
無名草子さん:03/10/23 02:35
ま〜た年齢で分けるバカ降臨かw
新書の対象年齢はともかく、少なくとも理学部氏と300氏は大学生みたいだが。
大学生だろうと社会人だろうと
自分の専門・隣接分野以外なら新書は便利でしょ。
何でもかでも専門書読むわけにはいかないんだし。
さらに言うと自分の専門分野でも、あまり初歩向けのやつ以外は
立ち読み程度でも目を通すものだと思うが。
741 :
無名草子さん:03/10/23 11:41
高校生どころか大学生でも新書読む人少ないよ。
本屋でも文庫のフェアはやれど、新書のフェアはやらないし、
新書そのものの価値が下がってきているように思う。
バカの壁のおかげで新書の地位も少しは回復してくると思ってたけど、とんだ間違いだなこりゃ。
そういや鈴木真哉の話とか、少年法改正の話なんかを友人としていたら、
「そういう知識はどっから手に入れるの?」と聞かれたので、「新書」と答え
たら、すごく意外な顔をしてたよ。
結構、本は読むヤツなんだけど、新書はほとんど読んだことがないんだっ
てさ。こういう人って多いのかな
743 :
無名草子さん:03/10/23 15:39
佐伯啓思『人間は進歩してきたのか』PHP新書
ちくまでやった文明、文化の定義にも感心したけど、ポストモダンを近代で位置付けたり
デカルト、ホッブスを生んだ社会の読み直し、ルソー解釈等も斬新じゃないかなと思う。
解説書以上の解説=新しい思想像を提出できるってのは、この人の特徴だろうね。
だから右左双方から評価されているわけだけど。
岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』講談社現代新書
世界史、というより世界史像の説明だね。人がどんな世界観を持っていたか説明してる。
ドイツ関係、マルクスあたりの思想関係がちょっと怪しいと思ったけど、全然いいよ。
特に古代中世はバツグンにいい。
個人的な感想だけど、新書=現代人の教養だと思う。それくらいの質と量はある。
逆にいうと、新書に惹かれないで読書人を名のれるのかとも思う。それに分厚い研究書
にも新書や文庫はふつーに引用されている。まあ新書スレでいうことでもないと思うけど。
744 :
無名草子さん:03/10/23 16:27
>>743 かつてハードカバーの単行本で語ってたことを
新書でダイジェスティブに語る時代になっただけだよ。
文庫が多いのは単価が安いからだよ。同じこと。
それは版元のやつも白状してるよ。教養がその程度の
薄っぺらなものになったという危惧ならまだしも。。。
>>744 その「かつて」というのは戦前の話かい。
746 :
無名草子さん:03/10/23 16:42
まぁ15年前までの話だな。
>>745 そういう時代感覚の欠如もまた問題だな。
748 :
無名草子さん:03/10/23 17:56
>>744 >かつてハードカバーの単行本で語ってたことを
>新書でダイジェスティブに語る時代になっただけだよ。
>文庫が多いのは単価が安いからだよ。同じこと。
それがこっちのレスと関係あるのか不明だけど、君のいうとおりだとしても
結構な話じゃないかね。なにも問題あるまい。結構な話じゃないか。
>教養がその程度の薄っぺらなものになったという危惧ならまだしも。。。
薄っぺらくなりましたか?
むしろ新書の出現で昔の日本人より知識は増したと思いますが。
今の日本人のほうが昔よりは賢いし、知識の入手ははるかに容易ですよ。
それも新書が果たした役割でしょう。私は新書が教養にとってマイナスだった
とは全然思いません。それに本の厚さの問題ではないでしょう。
昔より馬鹿が増えたと思いませんね。
新書にしろ文庫にしろインターネットにしろ、知識の入手の簡易化は人が
成長する上でプラスになりこそすれ、マイナスではありませんよ。
工房で新書読んでるヤシは変なのかなあ?
学校でジジイ扱いされるんだが
751 :
無名草子さん:03/10/23 19:43
>>749 >むしろ新書の出現で昔の日本人より知識は増したと思いますが。
>今の日本人のほうが昔よりは賢いし、知識の入手ははるかに容易ですよ。
横レス失礼。
新書の出現で知識の入手ははるかに容易になったのは認めるけど、
実際に読む人が増えたかどうか疑問だね。
同時に今の日本人の方が賢いかどうかも疑問です。
むしろ逆の方向に向かってるんでないかな?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
/⌒ヽ⌒ヽ
Y
八 ヽ __________
( __//. ヽ,, ,) /
丶1 八. !/ < 肉棒戦士協会に入れ
ζ, 八. j \
| ! i 、 |
| i し " i '|
|ノ ( i i|
( '~ヽ ! ‖
│ i ‖
| | | |
| | | |
| ! | |
_ | | ‖
/ │ │ \
, ノ \ / |
| ヽ / |
/ Y \ / Y \
/ | | \、
ノ / \ ヽ
,! | \ !、
│ / | `!、
/"γ\ _/ ξ⌒―‐' ̄\、 ,/ ̄\ \__ 、 ,ノ⌒⌒\
μuuULヽ__――――── ̄ ̄ ̄`――´\、ノ "\_―'ヽιノ Uuuヽ
/ \ ,__Ξβ \
! __,―'~― ̄ |
>>750 新書読むのはオヤジ、っていうのはマスコミによれば定説だからね。
ま、だからってまったく気にする必要はないけど。
>>749 横レスですが、だいぶ恥ずかしい意見に見えるけどな。
755 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/10/23 21:36
確かに工房時代新書を読むヤシは少なかったな…今もあんまいないけど。
いわゆる読書家の友人が読むのは小説ばっかみたいだし。
清水幾太郎「論文の書き方」…5点
レポート書き苦手なんで、普通に文章読本を期待して読んだが、文章
作法に関するごたくや題目が多くてうんざり。
なんでも「が」でつなぐなとか、「あるがままに書く」ことのギマンさ
とか、それなりな参考にはなったけどね。
あと文章のふしぶしに時代が感じられる。
756 :
無名草子さん:03/10/23 22:49
>>743 >佐伯啓思『人間は進歩してきたのか』
これは、鏡台の全学部共通科目(教養課程)の講義を元にしたみたいね。
ここに出てくるような思想家や哲学者の本ってみんな読んでるのかね。
だとすっとやっぱ鏡台生ってスゲー!
757 :
無名草子さん:03/10/23 22:52
>>751 昔と今と比べて今の人の読書量が減ったとは思わないんですよ。
やはり増えているだろう、と。総体的に読書量が増えているなら
日本人の知力がマイナス方向に向っているとは思わないんですが。
>>754 そうですか?
現在の知的環境とそれを享受する日本人、それを誇りこそすれ、
マイナスにみなすようなことはないでしょう。悪いと思っている人は
現在の知的環境がわかっていないか、あるいは恵まれた状況を享受
できない不適格者としか思えないんですが。
それと、中身のない発言より恥ずかしいものはないですよ、蛇足ですが。
>>744-755 なんか、みんなズレてるように見える。
文学全集やマルクス・エンゲルス全集を読破するのが知識人だっていうのが
30年ぐらい前はあっただろうけど、その当時の人にだって新書は
読まれてたでしょ。岩波・中公はもちろん、今で言う新潮新書とか
中公ラクレみたいなのも光文社とか祥伝社から出てたわけだし。
760 :
無名草子さん:03/10/23 23:44
>>758 >昔と今と比べて今の人の読書量が減ったとは思わないんですよ。
すまんが、こう思う根拠を提示してくれないかな?
色々な調査で明らかになっているが、今の日本人はメールやネットの影響で、
短い文章を読む機会は増えたようだが
読書のような長い文章を読む機会は確実に減ってるようだよ?
新書についても同じ。斎藤孝や立花隆の著作を読むと、昔の学生の読書量は相当なものだったようだけど。
761 :
無名草子さん:03/10/23 23:55
ここで論陣張ってる人って、新書はもちろん読んでるんでしょうけど、
新書以外にも専門書も読んでるんでしょうか。
762 :
無名草子さん:03/10/24 00:02
専門外のことは新書程度の知識で十分じゃない?
もちろん研究者とかの専門家なら話は別だけどね。
>>758 インターネットで簡単に情報が取れるのは知識であって、筋道だった
論理展開に基づく意見、様々な考え方との比較、そういうものを
摂取して考えることを読者に要求するものっていうのは、
メディアの性格上、歓迎されないし、あまりないと思うんですが。
そういうものに数多く触れることが教養(知識ではなく)につながるとは思えず、
今の大学入試は一昔の高校入試であり、今の大学生には、自分が高校生だった
ころの高校生と思って講義しているよ、というのは大学人の友人がよくこぼしてます。
平均的な学力、読書量の低下はもちろんのこと、トップクラスのレベル低下は
もっとすごいと思いますよ。759の人が書いてるように、以前だって新書はあり、
そんなの読んでるのは当たり前で、というくらいのもんだったと思うんですが。
そういうものを見ても、知識量が増えたとは思えません。マルクスのような
金科玉条という書籍群がなくなった(価値の多様化)とはいっても、こんなの
読んでて当たり前、というものの水準がどんどん下がっていってると思いますよ。
読書量の減少は否定すべくもないと思います。
インターネットの登場により、平均的な情報摂取量が増えたことはいうまでもない
ですが、それだけです。
764 :
無名草子さん:03/10/24 00:26
>>756 佐伯氏の授業は面白くて単位がとれるとのもっぱら評判いい。
哲学書は…どうなんだろ?文学部あたりは結構読んでるのかな?
私も新書を読む高校生は少ないと思う。大学生でもあまりいない。
自宅の近くにある大手書店でも、新書コーナーにくるのはじーさんばっか。
大学生協の書店でも、売り場の1/8くらいを新書が締めてる環境にも関わらず、
そこに立ち止まるヒトは1時間に1人か2人かな。
知的環境は確かに向上したと思うけど、"その他"(娯楽環境とかね)も向上してる為に、
教養は手に入り易いけど、手に入れようと思う人間が少ない、って状態にあると思う。
木田元『猿飛び佐助からハイデガーへ』の戦前の環境とか、『新書百冊』だったかに出てきた
、大学受験をする高校生が皆『日本の思想』を読んでたって話とかを見てるといつもそう思う。
また本屋の新書棚の話になるけど、下手に岩槻サンの本とかが平積みされてるから
(中身は読んで無い、タイトルの話)、"一般的な"高校生あたりには、
新書が教養の源泉というより、サブカルに近い目で見られてる向きもあると思う。
>>761 論陣張ってるつもりはありませんが一応・・・。
私は今学部1年なんで、来年の専攻決定にむけて"浅く広く"読書をしております。
なので新書はかなりありますが、専門書はほとんどないかな・・・。
各国の文学が5、新書が3、哲学が2くらいの比で読んどります。
とかいいつつ、読書人でありながら遊び人でもある私は、合コンカラオケ麻雀他には必ず顔を出すわけで、
最近読書量が減ってたりします・・・。
>>756>>764 鏡台生ではありませんが文学部生として。流石に大学外よりは大学内の方が、
文学部生以外よりは文学部生の方が読書人の割合は多く感じるのですが、
その中でも哲学書まで手をだしてる人は殆どいないと思います。
まだ1年だからかもわかりませんが、読書が好きな奴は10〜12人に一人、
哲学書あたりも読む奴はさらにその中の10〜12人に1人2人くらいかな・・・。
私大とはいえ一応一流っていわれてるはずなんですがねぇ・・・・・・・・。
767 :
無名草子さん:03/10/24 01:43
768 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/10/24 02:03
>>766 W大かK大あたり?
アテクシは近畿の国立だけど、近くの書店、新書コーナーに人がいる
とこ見たことないよ…
アテクシは専門書と言っても教科書と雑誌が主になるけど、かなり読むな。
理系新書はやや苦手分野のを読むこともあるし、人に聞かれたときの
ために目を通すこともある。
専門に偏るのを防ぐべく新書読んでるが、忙しいからなかなか…
戦後から70年代あたりまで、日本でサルトルが売れに売れた。
「存在と無」は難解な哲学書にも関わらず16万部くらい売ったそうだ。
ところで、フランスでこんな小話がある。
ある読者が存在と無を抱えて出版社にやってきた。
「この本、乱行があるんですが」
「そんなことはありませんよ、それがほんとうなら
ずっと前に指摘されてるはずです。
ですが、いままで言ってきた人はいません」
「では、証明してくださいな」
果たして、読者が正しかった。
啓蒙と哲学の国フランスでも、難渋な哲学書を買ったはいいが
まともに読んだ人はいないってオチ。
日本でも似たようなものだろう。
だから、昔は古典や全集が売れてたからといって
学生は今より教養があったというのは眉唾だな。
今でも読んでるやつは読んでるよ。たぶん。
教養主義の没落
それこないだ読んだ。結構面白かったわ。
あと坪内祐三の『新書百冊』にも、教養の崩壊みたいな話題が出てくるね。
そーいや紀田先生の『読書戦争』も、新書と言えるのかな?
それに浅羽通明の本加えれば、↑の話題はだいたいフォローできるだろうか?
あ、あと『本とコンピュータ』の、数年前の特集かな。
「人はなぜ、本を読まなくなったのか」とかいうやつ。
ただ私のなかでは、新書は高校生の読み物だって感じがどーしてもあるなあ。
大学入って、級友に岩波新書を知らない奴が居て度肝抜かれたけど、
高校生のころが一番新書読んでたし、周りでも読んでた奴多かったよ。
で、大学にまで来て新書読んでる奴をバカにまでしてた。これは恥多き過去ですけど。
772 :
無名草子さん:03/10/24 08:09
この前,同僚(図書館員)が,新刊書のことを新書と書いたのを見たとき,
ちょっと悲しかった。
岩波新書なんかも手をとりたくなるようなものが最近はあんまりない。昔の方が
内容が濃かったのかな。なんか刹那的なテーマが多いし、現在は知識が飽和してしまってるのか?
774 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/10/24 08:51
>769
今でもホーキングの本とか、売れても読まれてないと言われるね。
岩波は確かに古いやつの方が中身ある気はする。
ブルーバックスあたりも最近はカッパサイエンスっぽいのが増えて
内容が薄くなった。
どっちも発行点数が多いからネタ切れかとも思うが、中公や講談現代
あたりはまだ大丈夫みたいだし。
775 :
無名草子さん:03/10/24 08:55
>>763 横レスだが、トップレベルの(点数的な)学力は今も昔もそれ程変わらないようだ。
真ん中から下のレベルの子にかけてのレベルの低下は激しいようだけど。
(駿台予備校や灘の先生方の著作にも書いてある)
ただ、今の「出来る子」っていうのは思考のプロセスが凄かったり
読書量が多いとかじゃなくて、単に計算が早いとか、そんな程度みたい。
立花隆も同僚の先生に「今の大学生は昔の高校生くらいだと思うとちょうどいいよ」と
言われたと言ってたね。
そういや高校ん時の教師が、「岩波文庫ってのは旧制中学の生徒が読むため
のもんだったんだ」と言っていたな。つまりは高校生か…
_| ̄|○
「心はあるのか」 橋爪大三郎 ちくま新書
自分が理解されない、相手を理解できない、他人と良い関係が築けない。
これを「心」の問題と捉え、あれこれ思い悩むのが流行りとなっている。しかし、
私は、他人と良い関係が築けないことを「心」の問題と捉えるのではなく、
広く社会システムといった文脈で捉えた方が生産的だと思う。
そもそも「心」は、言葉の中で作られるものに過ぎない。言葉は、私の世界と
他人の世界の橋渡しをするものであり、○○を××と呼ぶのだというルールがこの
社会に備わっているからこそ、私たちはお互いの意味するところを理解することができている。
こういう文脈で「心」を捉えなおすと、ある人間に備わった思考とか感情とか道徳といった
人間の内面を表す言葉があるから、これを問題にするのであって、人間の内面を表現する言葉の
ない社会では、そもそも「心」の問題など起こらない。事実、人間の内面を表現する言葉のない
社会も多く、「心」の問題とは日本語というルールを共有する日本社会のローカルな問題なのだ
779 :
無名草子さん:03/10/24 18:12
>>776 正確には、今の中学生と高校生。
確か加藤周一が、毎日一冊読んだと書いてた。
で、ぜひまた743に登場してもらいたいんだが。
過去を知らなかっただけみたいなので。
要約してみたが、改めて読み直すと要約できてないや。
無視してください、虫。
宝島新書でいいのないですか
782 :
無名草子さん:03/10/24 21:25
779だが、780はおれじゃぁないよ。
妙な嫌がらせは困るな。
783 :
無名草子さん:03/10/25 09:49
学力低下論争における学力の定義には
新書から得られるような教養は含まれてないよ。
学力も低下してるけど教養はもっと低下してるんじゃないかな。
784 :
無名草子さん:03/10/25 14:34
新書で得られる教養は基本的にムダ知識。トリビアの泉みたいなもの。だからこそイイのだ!
岩波文庫を旧制中学=現代中高生が読むのは単なる背伸び。読んでいるのではなくて見ているだけ。
背伸びしたい年頃だからな。俺もそうだった。
>>784 タバコに手を出す中学生、ウィスキーに手をだす高校生と一緒ですか。
786 :
無名草子さん:03/10/25 18:49
>>784 その背伸びが、後になって効いて来ることまで理解してるのかな。
それにしても新書ってサブカルになっちまったんだね。所詮新書だからまぁいいけど。
>>784 あなたがそうだったからといって、みんながみんな背伸びと言いきるのは早計でしょ?
俺には相対論が理解できない、だからみんな理解してるふりをしてるだけだというコンノ
ケンイチとかと一緒。
第一、背伸びするのもそれはそれでいいんじゃない?俺も背伸びして岩波読んでたことある
けど、おかげで読む力も付いたし。
>>781 ない。
宝島社新書ってのはほとんど実用系だけど、とくに英語と健康モノが多いね。
元祖サブカル版元だが、別冊宝島はもともと「新書2冊分」をウリにしてたぐらいだから
北朝鮮・同和利権とかJポップとか売れ筋の企画はそっちで出しちゃうのでは。
かつての別冊宝島は良かったよな〜
今はアレだけど。A5時代のは古本で集める価値ありだな。
790 :
無名草子さん:03/10/25 21:33
>>789 まさにそのとおり。同じ意見。
通し番号二桁のやつは宝島ならでは、というとこあるよね。
捨てる技術
>>781 もう文庫になったけど、みうらじゅん『新「親孝行」術』は面白かった。
教養はこれっぽっちも身につかないが。
講談社現代新書はなんか髪質が嫌だ
795 :
無名草子さん:03/10/26 23:23
♪ やめないで枝毛〜、 ♪
796 :
無名草子さん:03/10/26 23:35
尻にズキッときそうな新書ですね
798 :
無名草子さん:03/10/27 14:52
講談社現代新書の髪質いいじゃん。
カバーの手触りもサラサラしてて好きだし、表紙のデザインも凝ってて良いと思う。
ここの住人は岩波新書や中公新書のような地味な表紙の方が好きなのかもしれんが。。。
でも表紙がごたごたしててどうも・・・やはりチュー公が一番おちついてる?
てめーら、800ですよ
●粂和彦『時間の分子生物学』講談社現代新書…【8点】
一日のリズムを刻む「生物時計」と,「睡眠」という現象の意義や機構について語る。
わかりやすくて面白い。この2つをそれぞれ掘り下げて2冊に分けてもよかったと思う。
著者は研究者であると同時に臨床(特に睡眠障害)にも熱心なお医者さんらしい。
♯「はじめに」より――「(中略)分子生物学は,この生物時計の設計図と,それが時を
刻むしくみを二〇世紀の最後の数年でとうとうすべて解明しました。」←このへんカコイイ!
んで24時間周期で増減するある種の蛋白質の量が「発振装置」というのはわかったが,
それを主に光によって調整する「入力」,および体の各部に伝える「出力」の,分子レベル
での機構の解明はまだまだこれからみたいね。
802 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/10/27 22:53
●家島彦一『イブン・バットゥータの世界大旅行』平凡社新書…【5点】
同じ平凡社の東洋文庫『大旅行記』の訳者が案内するこの書の成立事情や時代背景。
手軽に概要が知れるのは有難いが,ヤパーリ肝心の『大旅行記』読まなきゃ隔靴掻痒,
禿しく読みたくなる,でも全8巻計\24000かぁ…と,煩悩が多くなる悪魔の書(w
♯「東洋文庫」スレ見るとけっこう読んだ人いるみたいでウマラヤシイ。
803 :
無名草子さん:03/10/27 23:13
三大陸周遊記とは別物?
>>803 おんなじなんですけどね。前嶋信次訳『三大陸周遊記』は全体の1/4の抄本だそうです。
今回(去年)の『大旅行記』は訳者の校訂を経た完訳。
805 :
無名草子さん:03/10/28 00:27
本当だ。
積ん読になってる角川文庫引っ張り出してきたら、訳者まえがきに、
「煩雑なところをはぶき、約三分の一に節略して訳出した」、だと。
でも、東洋文庫版は6冊ではないの?
806 :
無名草子さん:03/10/28 20:49
岩月謙司「女は男のどこを見ているか」 筑摩書房 平成14年
たまには恋愛論でもと思って読んでみた。
正統派古典的恋愛論の「焼き直し」版でした。
古典的恋愛論というのは、子供は親に心理的に支配されている。
それを抜け出して独立した人格を形成するためには、男性は
生命を懸けて戦う事が必要であり、女性は新しい生命を
産みだすことが必要である。したがって「恋愛」という過程では
男性がいち早く独立して、親の支配下(庇護下)に有る女性を
ゲットすべきだというものね。
本書では、「親の支配」を「幸せ恐怖症」、「生命を懸けて
戦うこと」をalternativeとして「英雄体験」というキーワードで
表現している。結構、この本は売れたようで
ナンチャッテ・フェミニズムよりは共感される部分が多かったんだろうね。
>>805 刊行時期が飛び飛びだったようですが,全8巻っす〜。
808 :
無名草子さん:03/10/29 13:14
中公の1400番が見つからない・・・
宮崎哲哉が最近の新書は学問の入門書としての役割を果たす内容の
新書は減少して、人生論のようなのが増えてるし、読者に受けていると
言ってた。昨日の読売の朝刊で
811 :
無名草子さん:03/10/29 21:52
そういう傾向が、版元も著者も本気であるようには見えない所以なんだよな。
812 :
無名草子さん:03/10/29 21:59
>>810 えっ? おとといの朝日の朝刊じゃなくって?
813 :
無名草子さん:03/10/29 23:26
朝日の朝刊に書いてたね。
あさってうちの大学に藤原帰一氏が講演に来ます
宮崎哲弥の今月のワーストは「ケータイを持ったサル」。
宮崎をかならずしも好きなわけではないが、
疑似科学を批判する腕はさすがだと思う。
今月号もう出てるのか・・・立ち読みしてくりゃよかった
現代社会100面相(ジュニア)
・日の丸は廃止すべきだ。何故なら軍国主義を思い出させるからだ。
おい!(w
818 :
無名草子さん:03/11/01 20:07
朝日新聞の旗と日の丸が、戦時中の話を思い起こさせるのは確か
819 :
無名草子さん:03/11/02 01:20
清水義範の『行儀よくしろ。』(ちくま新書)を読みましたよ。
をぢさんからしたら、書いてあることは当たり前のことばかりで、
でも、すっきりしたわけですが、買って読む本ではないなぁ。
図書館で借りて、1時間くらいで読む本ですな。
>>820 これ読んだことある。
ちなみに他にもこんな意見があったと↓
・靖国神社に首相が参拝するのは軍国主義の象徴
・だから靖国神社は取り壊すべき
・日本は国歌と日の丸を廃止しなくてはならない
・歴史の見直しは日本人の身勝手でありタブーにしなければならない
・ピースポートは素晴らしい団体
うーん・・・
>>822 それ昔読んだけど(新版のほう)、労組とか言われてもピンとこなかった。
いいこと書いてある部分もあるんだけどね。
だれか岩波ジュニアの「韓国の若者を知りたい」読んだ人いる?
>>824 パラパラ立ち読みしただけだけど、まあまあ面白かった。
兵役の話とか、日本の話じゃなかなか知れないから勉強になったな。
>>826,7
拾い読みだからはっきりは言えないけど、別に電波は感じなかったな。
まあ本の性質上、やや親韓ではあるけど。
>>828 作者の水野氏は親韓だけど、あまり自虐的じゃない。
ちゃんと日本の植民地時代を懐かしむお年寄りの話が紹介されていたのにはびびった(岩波らしからぬ)
そのあとちゃんと「これは肯定してるわけじゃない」とフォローいれてたけど。
あと面白かったのは大学受験の話。
なんで屋台が出てくるんだよ(w
831 :
無名草子さん:03/11/03 23:17
それはあさだてつや、といろかわぶだいが同じ人というのと同じみたいだな。
韓国人もずっとマンセーだったのに韓国本書いたら
手のひら返したようにバッシングしてたな。
833 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/04 00:41
●佐伯啓思『人間は進歩してきたのか――「西欧近代」再考』PHP新書…【7点】
西欧近代および進歩主義の混迷の現状を形成過程から検討。処方箋はなし,というか
保守主義にいくんだろうけど。漏れは思想書ほとんど読んでないから勉強にはなった。
が,ちょっと飽きたw。「現代文明論 上」となっていて,もう1冊あるんだよねー。
●渡部昇一『英文法を知ってますか』文春新書…【5点】
英文法史つうか英語規範文法成立史ですね。その本体(第2〜9章あたり)は,まあ
他で聞けない話だし面白かったんだが,前後の,規範文法の有用性を説くあまり
「新言語学」および会話中心の教育を目の敵にしてるかのような所はナンダカナーと思った。
この本は↓でやったほうがいいのかな。(検索にかかりにくいスレだw)
渡辺 昇一ってどうよ?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1034577761/l50
834 :
無名草子さん:03/11/04 01:42
会話から入るメリットもなくはないけど、言ってみれば、
週刊誌を速読できる力がつくだけになる可能性もある。
外国語を学ぶ場合に、文法をきちんと知るのは、重要な
ことで、最近疎んじられすぎなのはかなぁり気になるよ。
>>830-32 で、水野氏の本は電波なの?
野平と同一人物とかいわれてもわからん。
amazonのレビューにリンクはってあるだろが
837 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/05 00:15
>>834 あー今月の『諸君』にも斎藤兆史という人の英語教育批判が載ってますたなー。
「ハンバーガー英語」でいいのかって。
ところで最近の,中学はともかく大学入試レベルの英語教育って,そんなに
会話中心になってんの? 周りのワカモノを見てもそうは思えないんだが・・・
難しいトコだけど,目的が違うのだから本来時間をとって両方やるべきで,
こんにちの英語の地位,および大衆化した大学教育の意味からくる要請を考えると
限られた時間では会話(これは体育とか音楽に近い面がある)を重視するのも
やむを得ないんじゃないかな。規範文法は限られたエリートが独学でやるとか。
文法知らない会話って「単語の羅列」にしかならんし
応用利かないと思うがな。
庶民にこそ、会話よりもリーディングと英作文が必要な気がするが。
一生にガイジンと話す機会ってどれほどあるんだ?
>>837 バイト先で見たことあるが、そーとー会話寄りだよ。
教科書の読み物を楽しみにしてた者としては悲しいが、それより問題なのは
会話の定型文を暗記するから応用がきかないこと。
単語も少ないからとにかく英作をやらせられない。
英語読む機会のが話すより多いんだし、なんとかして欲しいよ。
840 :
無名草子さん:03/11/05 02:03
>>837 今日的要請に特に注目するのであれば、必要なのは、インターネット程度の
英語をすらすら読んで、すらすら書ける能力だよ。読み書きのほうが必要。
で、話すほうは、私は英語を話せない、とはっきり英語で言えればよい。
よく東南アジアなんかで庶民でも話せる、といわれるのは、植民地時代に、
英語を使わないと仕事にならなかった時代にできた意図せざる財産であって、
その意味からすれば、必要あるところにしか庶民の語学能力は磨かれない。
その必要性は、ネットの英語の読み書きのほうでしょう。
>>815 ホント今月は、あれをワーストに選ばなくて
何を選ぶかって感じだよね。
トンデモ本大賞に選ばれた、ゲーム脳〜
並みの本。
各新聞の書評は好意的だったみたいだが、
あれを誉めた評論家ってかなり問題あると思う。
最初の数十ページを立ち読みしてやめたよ、その本。
老人が問題だと思うガキの行動を集めておいて
「私が思うに〜」とか感想を述べ始めちゃうんだもんよ。
>>838 それが,結構あるんすよ。漏れの周りでも,突然アメリカ出張行かされるとか。
>>839 すると,両方とも駄目になるという最悪の可能性も・・
>>840 早く大量に読むには,文法よりも慣れと語彙力のような気がすますねー。
まあオイラも旅行と趣味(気合いで通じる)ぐらいでしかエーゴは使わないから
偉そうなことは言えないすけど。
それにしても実用系の新書で英語モノって腐るほど出てますね。
おっさん達みんな苦労してるんだなぁ。
>>841-842 コテンパンですねーw。
漏れは【7点】つけちゃったけど,権威に弱い(つд`)
845 :
無名草子さん:03/11/05 23:27
>>843 話が噛み合ってないよ。
日本の中小企業クラスだと、一部製造業や貿易業を除けば
国内市場で完結してる部分が大きい。海外出張がある企業は多くない。
海外出張があるってだけでもそこそこの規模の企業だよ。
それに何日間かの日程でメジャー海外都市への出張(旅行でもいいが)なら
会話帳とボディランゲージでなんとかなる。
たかがそのために英会話を習うというのは、何とも非効率的。
最近のリーマンがやたら英会話に御執心なのは
「TOEIC持ってると転職市場で評価されるから」
であって、英会話そのものにそれほど需要は無い。
需要があるのは英会話に付随したオプション。
会話なんて偏差値30の芸能人でも、海外に一年も住めば覚える。
>>845 この人の本でそこそこ読めるのは『唯脳論』だけだね。
あとは、どうでもいいエッセイばかり書いてる印象。
848 :
無名草子さん:03/11/06 00:37
>>843 本当に両方駄目だったりする。
何やらされてるか、何でそう話すのかわかんないまま会話やっても何だかねえ。
いやアテクシ英語あんま話せないから大きいこと胃炎けど(藁
ケータイとかゲームとか、まず若者嫌悪ありきで批判するとこーなる、の見本だね
<ケータイ、ゲーム脳
やっぱイデ先行はイクナイわ。でもゲーム脳間に受けた記事結構あったみたいだし、不安。
850 :
無名草子さん:03/11/06 02:56
でも、テレビをずっと見続けると、確実に頭の皮膚が固くなって、
思考も固くなって、異状を来たすから、画面の見すぎはよくないよ。
もっとも、一日18時間を2ヶ月休みなく続けたときの話だけど。
>>850 > でも、テレビをずっと見続けると、確実に頭の皮膚が固くなって、
はげたの?
852 :
無名草子さん:03/11/06 12:41
>>841-842 「ケータイを持ったサル」
どっかの馬鹿「文化人」が書いたと思ってたら、京大教授。
あんな似非科学やってる馬鹿に税金が行くっていうのも
あきれるとしか言いようがないね.
853 :
わむて ◆wamuteW7DE :03/11/06 12:48
,-ー─‐‐-、
,! || |
!‐-------‐|
.|:::i . i レノノ))
.|:::i 人il.゚ ヮ゚ノ人 みるまらー
.|::::⊃ 葱 看 ||⊃
.|:::i |..ソース ||
.\i `-----'/
 ̄∪"∪~
>>841 まあね。だけどさ、純粋に商売としてみればタイトルのつけ方なんか
実にうまいと思う。おやっと思うからね。ヒットするわけだよ。
855 :
無名草子さん:03/11/06 23:01
>>851 頭をもんでみるとわかるんだけど、かちかちになってるんだよ。
このままずっといくとはげるらしい。
856 :
無明草子ちゃん:03/11/07 10:52
○『なぜ若者は決められないか』(ちくま)
フリーター問題を扱ったもの。現在、その立場にいる人にとっては
かなり身に堪えそうな内容だけど、同じ「若者の問題」を
扱ったものでも、著者が自分も昔は
若者だったって事を自覚しているところが、
サル嫌いの某国立大教授とは違う。
○『情報検索のスキル』(中公)
タイトルは、How toものみたいだが
研究や仕事の為の情報を求めるという事はどういう事なのか
を真面目に検証。すぐには役に立たないかもしれないが
こういう事を一度考えるのもいいかもしれない。
○『未来をつくる図書館』(岩波)
外国の図書館の実態を紹介。日本とは全然違うんだね。
まあこのスレに来てる人は、頭良さそうで
留学経験とかありそうだから知ってる事かも知れないけど、
知らない俺には新鮮だった。
×『男が学ぶ「女脳」の医学』(ちくま)
宝島か河出で出すような本。2ページ毎に、
「こんな困った女性いてるよね?」ていうのを延々と紹介。
ところで養老の『まともな人』といい
池田清彦の『やぶにらみ科学論』といい
連載エッセイまとめたものが増えているね。なんでだろ?
当然内容は薄いが。
福田和也「悪の読書術」(講談社現代新書)
斉藤孝の「読書力」みたいな読書入門かなーと思ったら違った。
面白いけど、そこそこ本読んでないとわけわかんない内容だろうね。
漏れ的には村上春樹の書評が面白かった。
「村上春樹を好きだと言ってもそれは自己表現にならない。なぜなら彼の作品は
そこそこの読書家なら皆読んでいるし、皆好きだからだ。」
岩波ジュニア新書を何冊かパラパラと立ち読みしたけどこれってすげえなw
普通の岩波新書なんかよりもバリバリに偏ってますな
>>858 何も知らない子供のうちからたたき込まないと駄目だと思ってるんでしょう。
岩波は。
いじめの本なんかにはいじめの発祥地は旧日本軍ニダ!ってことが延々書かれてて
憲法の本を見ると天皇はいらない、過激右翼の犯罪諸々、自衛隊は違憲みたいなことが延々と書かれてて
若者はこうあるべきみたいなことを書いた本では今の若者は学生運動もしないからなさけないって書かれてる
でも日本の歴史シリーズの中世あたりはなかなか面白かった。
なんの本だったか忘れたけどドイツの子供達が
「ドイツは昔酷いことをしてきました。私達は恥ずべき歴史を何度も繰り返し学ばなければいけません。」
って言ってたのに作者が感動したってくだりはとても面白かったよ
>>860 極たまに掃溜めの鶴的な本(フランス革命とか)あるから
油断できない(w >>岩波ジュニア新書
★ちくま新書 11/7
池田清彦『やぶにらみ科学論』
山田久『賃金デフレ』
田中圭一『病いの世相史 江戸の医療事情』
槌屋治紀『燃料電池』
米山公啓『男が学ぶ「女脳」の医学』
★集英社新書 11/14
石川理夫『温泉・法則』
佐藤賢一『英仏百年戦争』
本名信行『世界の英語を歩く』
モード・バーロウ/トニー・クラーク/鈴木主税『「水」戦争の世紀』
養老孟司『いちばん大事なこと』
上田賢一『増補版 猛虎伝説』
★講談社現代新書 11/18
岡野友彦『源氏と日本国王』
小野経男『ハーバード流英会話』
真壁昭夫『目からウロコの投資術』
土岐健治『死海文書』
★講談社ブルーバックス 11/20
小野田博一『史上最強の論理パズル』
東嶋和子『遺伝子時代の基礎知識』
佐藤文隆・松田卓也『新装版 相対論的宇宙論』
★平凡社新書 11/20?
杉田聡『道路行政失敗の本質――<官僚不作為>は何をもたらしたか』
八木谷涼子『キリスト教歳時記――知っておきたい教会の文化』
山崎昶『家庭の化学――古今東西、暮らしのサイエンス』
佐藤孔亮『「忠臣蔵事件」の真相』
★岩波新書 11/20
川崎哲『核拡散 ―軍縮の風は起こせるか』
田中彰『明治維新と西洋文明 ―岩倉使節団は何を見たか』
屋名池誠『横書き登場 ―日本語表記の近代』
坂本勝『古事記の読み方 ―八百万の神の物語』
大岡信『新 折々のうた 7』
鶴見俊輔編『本と私』(創業90年記念別冊)
★文春新書 11/20
東谷暁『エコノミストは信用できるか』
小林カツ代『実践 料理のへそ!』
「日本の論点」編集部『常識「日本の安全保障」』
荒井魏『天下人の自由時間』
中嶋繁雄『大名の日本地図』
★中公新書 11/25
藤田勝久『司馬遷の旅――「史記」の古跡をたどる』�
河合忠一『心筋症の話』
藤田覚『大江戸世相夜話――奉行、髪結い、高利貸し』�
村上政博『法科大学院――弁護士が増える、社会が変わる』�
越後島研一『現代建築の冒険�「形」で考える――日本1930〜2000』
田中圭一とサトケン買うか・・・
866 :
863-864=へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/08 00:33
★PHP★光文社★新潮はおりを見て。
へび的には前半は「燃料電池」「世界の英語」「水戦争」とかかなあ・・
しかし月刊養老新書って感じですね。ちなみに池田清彦センセは養老さんと虫仲間だね
867 :
無名草子さん:03/11/08 00:35
米山氏の本はトンデモ本の予感
池田清彦を買うべきな悩むな。
加藤周一「ウズベック・クロアチア・ケララ紀行」(岩波新書)…5点
基本的には社会主義ほめ杉、に尽きる。
文中には結構言論統制や弾圧に対する疑念もふしぶしに見えて加藤氏自身、自分に社会主義
イイと言い聞かせている感じが見える。
あんまり触れられない地方の紀行だしそれなりに面白かったけど。
加藤周一つうと現代文試験の常連だったイメージがあるな。
つかウズベックには朝鮮人がいたはずだが移住批判とか聞かされなかったのかな。
870 :
無名草子さん:03/11/08 01:39
>>869 時代を考えろよ。インド南部は社会主義的な地域だったしな。
理学部の非常識の書評があてにならないのは
副島の一件で明らか。
あの手の「読みやすい」「罵倒」「いいっぱなし」「偉そう」
「一件常識を覆すようなスゴイことが書いてある」「でも学問的にはデタラメ」系の本に
惹かれるのは頭の悪い教養コンプレックス野郎がおおおい
>>871 理学部の非常識ではないが
学問的にどーかなんてわからん分野を新書で読むんでない?
だいたい、上のレビューを見る限り理学部の非常識は加藤周一に結構懐疑的だが。
まあ理学部の非常識はなんか左っぽいし、何かとケチつけられやすいんだろうけど。
>873
二人とも右なふりかもよ。
前スレの流れ見てたら左な書評はかけんからね…
特に理学部は本選びがなんか偏ってて、右の皮を被った左な印象がある。
匿名言論ですら「ふり」しないと書けないような
ナイーブなヤツは、はっきり言って固定にする価値ないと思うがね。
マジでうすーく右、に一票
( ・∀・)ジサクジエンの予感
877 :
無名草子さん:03/11/08 07:28
屋名池誠『横書き登場 ―日本語表記の近代』(岩波新書)
これ楽しみにしてる。
元になった記事の連載中も面白かったよ
訂正しておきます。
>>トンデモ本大賞に選ばれた、ゲーム脳〜並みの本。
ノミネートはされたけど、大賞は取ってませんでした。
しかし養老センセはよく出すね。
880 :
無名草子さん:03/11/08 17:25
>>871 反論をするなら人格攻撃してないで具体的に書けよ。一冊から判断できることじゃあるまい。
副島がでたらめなのは理学部も同意してもう終わった話じゃないのか?
いつまでも謝罪と賠償を求める人じゃあるまいし。
まあ叩きにめげずにがんがれや>理学部
881 :
無名草子さん:03/11/08 17:44
佐藤賢一『英仏百年戦争』
これが気になる
>>879 でも実は去年が新書デビューらしい。
来年は3年目のジンクスで落ち込むのだろうか。
883 :
無名草子さん:03/11/08 22:57
「世界史とヨーロッパ」講談社現代新書
読了。
正直、ちと難解。しかし西洋世界における世界史観の変遷が述べられていて、
新しい発見もあった。
新書の王道をいく教養系の本だ。
「マニフェストー新しい政治の潮流」(光文社新書)
なーんか薄いなー・・・1ヶ月弱で書き上げたそうだからそれも仕方ないのか?
ちと内容は民主党寄り。つーかマニフェストにとらわれすぎて政治の本来の性質を
見失ってる気がしないでもない。でもまあ公明党のマニフェストと
イギリスの政治史は面白かったから良しとしよう。
885 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/10 20:50
>>873-875 そりは秘密です
●岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』岩波ジュニア新書…【4点】
うーん,これもいい本なんだろうけど,漏れには楽しめなかったな。どこまでが定説で
どこまでが著者の解釈なのかとか。中高生とちがってここから読んでいくパワーもないし。
昔から突き詰めて考える人や気貴い人がいたのはわかったが…スマソ,哲学苦手ですっ!!!
●田辺寿夫+根本敬『ビルマ軍事政権とアウンサンス−チ−』角川Oneテ−マ21…【8点】
ビルマ(と筆者らは呼ぶ)の近現代史と日本とのかかわりを略述。NHKビルマ語放送の
ディレクターを長年務めた人と,ビルマ現代政治の研究者が分担執筆。日本は軍政当局と
アウンサンスーチー率いる民主化勢力の両方にパイプがあるわけだが難しいところ。
アウンサン将軍暗殺の首謀者となった政治家ウー・ソオのウソみたいな数奇な生涯とか,
合法・非合法の宝くじに熱狂する人々とか,在日ビルマ人コミュニティの活気とか,
初めて知った話も多くて面白かったYO!。
♯このシリーズは判型左右寸法が中公より7mm,岩波より10mmも大きいし
ツカも厚めだから,新書には入らないですかそうですか。まあオマケってことで。
わざわざ「諸君」読んでる人間が左って。おい
>>885 来年哲学科に進もうとかすら思ってるから・・・それ読んでみよう。
ついでに一つ。
●永井均『<子ども>のための哲学』講談社現代新書・・・【9点】
「哲学とは何か?」ということを、「何故ぼくは存在するのか」と「何故悪いことをしてはいけないのか」
という著者自身の問いを通して、原理的に説明する本。
あたりまえといえばあたりまえのことが書いてあるが、「哲学する」ということが忘れられ、
「あの哲学者はこういった」ということに話が摩り替わってしまいがちな態度に一石を投じてくれる。
やや原理的過ぎる、つまり多少は既存の哲学の役割について譲歩してもいい気がするし、
感嘆符が多用される柔らか過ぎる文体は読んでてあまり気持ちのいいものじゃないけれど、
著者のいう「特異体質」の人間、また将来哲学の道を志す人間にとっては、
これ以上の入門書はないと思う。
付けたし:この人のニーチェ考は素晴らしい。
「進もうとかすら」じゃなくて、「進もうかとすら」でした・・・
米山サンを買ってしまった。岩月サンよりはまともそうなので。
橋爪大三郎『永遠の吉本隆明』洋泉社新書
吉本はもう思想として死亡したと思ったけど、再評価ってできるんだね。
やっぱ橋爪すげーわ。
木村凌二『馬の世界史』講談社現代新書
来村多加史『万里の長城攻防三千年史』講談社現代新書
新書ではないが、西野広祥『馬と黄河と長城の中国史』PHP文庫
馬、長城、そして黄河、三つが織りなす世界史のダイナミズム。
特に『馬と黄河と長城の中国史』をお薦めしたい。
中国史にありがちな遊牧民族の捉えづらさをなくして、面白さがよく出ている。
891 :
無名草子さん:03/11/11 00:35
哲学科に進むのはいいけど、ジュニア新書なんか読んでるどころじゃないだろ。
申し訳ないが、そりゃ大笑いだよ。
>>891 ジュニア新書をなめすぎ。
それか哲学科を厳しく考えすぎ。
ヨーロッパ思想入門は新書全部を含めて考えてもかなりいい本だよ。
呉智英とかもオススメしてたし。
ヨーロッパ思想入門はかなり高度な内容と思ったよ。ジュニアとはいえあなどれない。
894 :
無名草子さん:03/11/11 16:32
別になめちゃいないんだけどね。
というか、いまどきの新書はジュニア新書に
限りなく近付いているともいえるかもね。
895 :
無名草子さん:03/11/11 16:37
岩波ジュニア新書ってそんなにいいのか。
表紙が小学生向けの児童書っぽいから読んでみたことなかったな。
>>895 ただしジュニアの国際・現代社会・アジア系は激しく偏ったものが多いので注意
それでもたまに良書が紛れ込んでるからあなどれない
897 :
無名草子さん:03/11/11 19:28
村上重良の「世界の宗教」はよかったなぁ。
といっても、当時高校生の自分にとってだけど。
川北稔の「砂糖の何とか」も面白かったけど、
「甘さと権力」の完全パクリだった。
898 :
無名草子さん:03/11/11 22:44
池田清彦『やぶにらみ科学論』(ちくま新書)
ただのエッセイの寄せ集め。
この手の以前なら文庫に収録されていたであろう程度の
非書下ろし・連載まとめ・エッセイ風読み物的新書が最近目立つ。
せめて新書は書き下ろしに限定してほしい。
899 :
無名草子さん:03/11/11 23:15
新書は書き下ろし。定型的発想だな。
それなら文庫は古典以外はやることはない。
新書は古典に対応するものだから、書き下ろしとは限らない。
このスレが「岩波以外」とあるのに、相も変わらず岩波を取り上げているのをみると、自民党が没落しないのも当たり前か。
その意味で、岩波と自民党は一つ穴の狢。右だ左だなどはなっら関係ない。死ね。
900 :
無名草子さん:03/11/11 23:17
901 :
無名草子さん:03/11/12 00:02
思考力が働いてないヨッパライにいっぴょ
902 :
無名草子さん:03/11/12 00:22
「岩波に限らず」を「岩波以外」と理解するくらいだからな・・・
んー いわゆる ひとつの キチ○イでしょー
ジュニア新書がよくできてる、って門外漢向けの入門書としてはだろ。
これから専門進もうって人間がその専門のジュニア新書マンセーって
かなり終わってる。
905 :
”管理”委員会:03/11/12 01:00
906 :
”管理”委員会:03/11/12 01:01
907 :
無名草子さん:03/11/12 01:05
>>904 これから専門進むから、まずは入門書からってのもいいと
思うけど。経済学部に、ケインズの名前を知って入学してくる奴とか
あんまりいないっしょ。まあ大学のレベルにもよるけどさ。
908 :
無名草子さん:03/11/12 01:07
>>904 素人相手にどれだけ分かり易く書けるかは、特に哲学なんかの場合、
学者として大いに求められる資質だと思うがね。
なんか視野と心の狭い人だねえ。
909 :
無名草子さん:03/11/12 01:07
>>904 そんなことはないと思うよ。
その道を志す高校生にはいいレベルだと思う。
岩波ジュニアは自然科学もいいな。
池内了「科学の考え方学び方」、長谷川真理子「進化とはなんだろうか」、と
解説の名手を揃えてるからとっつきやすい。
大学に入ってから読むにもいいと思う。当てにならん人のコメントではあるが(w
911 :
無名草子さん:03/11/12 01:34
おまいらみたいな屑は茨木のりこ「詩のこころを読む」でも読んで出直せ。
912 :
無名草子さん:03/11/12 02:10
哲学って、いきなりそのものを読んじゃうほうがいいと思うけど。
ダイジェストはあくまでもダイジェストでしかないから。
>>912 入門書にも単なるダイジェストとそうでないものがある。
ソクラテスの弁明とか方法序説とか読んで読めないことはないけど、
普通は、それだけだと、だから何?で終わってしまう。
俺みたいなやつには哲学系の入門書/解説書の類はやっぱり必要。
ただし、「単なるダイジェスト」は確かに要らない。
岩田氏の本は、そんな単なるダイジェストじゃないと思うよ。
なんかいろいろ書かれてますが、私に限ったことでいえば、
哲学科云々は「数ある選択肢の一つ」程度です。
私の現在の読書方針は、「自分の興味がある分野を広く浅く」なんで、
文学作品中心ではありますが、歴史、教育、心理や
>>912氏の言う「そのもの」も
含む哲学なんかを乱読しております。
ジュニア新書を読んだ事はありませんが、興味がある分野で、
しかも入門向けではあるものの、好著だというので食指が動いたってー次第です。
>>887で書いたように、入門向けでも良い刺激を受ける例もありますし。
専門に進むのに入門じゃあ・・・とかって声もありますが、
その意見は今のダイクガセーの実情を知らなすぎるかと。
915 :
無名草子さん:03/11/12 14:04
実情というよりもあなたがどうか、ということを言っているんじゃないのかな。
916 :
無名草子さん:03/11/12 15:09
>>915 だから実情がこんなもんなわけだから、大学生が岩波ジュニア読んでても
それをお笑いと言われるのは当たらない、ってことでない?
どうもここんとこコテなつっかかるヤシ多いな…
917 :
無名草子さん:03/11/12 15:24
ジュニア新書が他の新書よりも初歩的であるというわけではない
進学校の中学生よりも明らかに頭の悪い社会人はいっぱいいる
919 :
無名草子さん:03/11/12 17:30
つまらない見栄張らないで、分かるとこから始めればいいじゃない。
物理を始めるんでも、いきなりアインシュタインの論文から読み始める奴いないんだしさ。
ジュニアは良書もあるが大多数が駄目すぎ
>>907 ケインズは高校の社会系科目の学習範囲なのはもちろん、
中学でも教える教師は教えるぞ。
ケインズも知らないようなやつが経済学部に入る大学が
存在するなんて、ゆとり教育ってスバラシイな。
922 :
無名草子さん:03/11/12 21:01
>>916 周りはバカだからボクもバカでいいんですって理屈はなんだかなぁ。
書いててみじめじゃない?
新書の話をしろよぅ
>>921 受験で政経を選択していないと知らない可能性は十分ある。
今更だけど中公新書・大嶽秀夫『日本型ポピュリズム』は面白かった。
中身は平易だけど普段テレビや新聞では見えてこない部分が書いてあって、政治に疎い自分にはいい勉強になりますた(´∀`)
926 :
無名草子さん:03/11/12 21:43
ケインズを知らない経済学部生…
そんな物体がこの世に存在するのか? ありえないぞ。
他の学部に例えるならなんだろう、
源氏物語の作者を知らない文学部国文専攻、みたいな感じか?
史記の著者を知らない史学科生ってかんじですか
ドラえもんの声優を知らない代アニ生
>>921 横から悪いが、それは本当に実情を知らないといえる。
ケインズが教科書のどこに出てくるのか、調べてみるといい。
ケインズも知らないやつが経済学部に入る大学なんていくらでもある。
むしろ、そんな実状だからこそ、岩波ジュニアはちょうどいい。
というか専門に進むなら、その分野の有名な研究者の著書は
ジュニア新書だろうと一読の価値ぐらいあるだろう。
930 :
無名草子さん:03/11/12 22:14
学校教育には「知」の基礎的な部分はシステム的に
ほぼ全て組み込まれているのだから、それで一定水準に達しないヤツは
まごうかたなき「バカ」なんだよ。
本来そういう「バカ」は大学に入学しちゃイカンのだが、
入学できるのが「大学の大衆化」という現代の状況だ。
んで、そういうバカは大人しくレジャーランド化した「大学」で遊んでりゃいいものだが、
「知」に対してコンプレックスを抱いてるヤカラも少なくない。
新書ってのは専門を分かりやすく書くがゆえに、そういう「バカ」が
一見らくーに知的に優位に立つことを可能にする。
新書ってのは、そういう学歴コンプを払拭するための安易なメディアでもあるってこったな。
昔いたでしょ?勉強も運動もできないのにやたら雑学知識のあるやつ。
低偏差値の新書読みってえてして、そういうのになりがちと思われ。
>>929 > ケインズも知らないやつが経済学部に入る大学なんていくらでもある。
そんな名前も聞いたことない「いくらでもある」大学、いらないなぁ
932 :
無名草子さん:03/11/12 22:35
お前ら妙なことで言い争ってるのなw
ケインズを知らなくて経済学部入る奴が今の大学生にどれだけいるのか
実際にアンケートでも取らないと分からないが、今の大学生って
受験に必要な科目以外全く勉強しないから(分数の計算もできない奴いるよな)
ケインズ知らない奴もたくさんいるんじゃないかなぁ。
それに経済学部って医学部なんかと違って目標も無くなんとなく入ってくる
奴も多いしな。「ツブシの効く」学部だからw
933 :
無名草子さん:03/11/12 22:44
ケインズたん、はぁはぁ♂♂
じぶんが分数できないからってたにんもそうとはかぎるまい。
どっかのマスコミで聞いてきたようなことばかり書くなよ。
よくよく見れば言ってることは全部思い込みだし。
935 :
無名草子さん:03/11/12 22:48
効かなくなってることに気がつかない連中、というほうが正しいけどね。
936 :
無名草子さん:03/11/12 22:49
>>936 その本への批判も結構あるはずだが
「ケインズも分からず経済学部に入っちゃったバカ」用のお手軽アンチョコとして
新書は機能してるってこったな。
938 :
無名草子さん:03/11/12 22:52
>>934 >よくよく見れば言ってることは全部思い込みだし。
アフォか?「アンケートでも取らないと分からない」という前提を踏まえた上で
進めているんだが。
939 :
無名草子さん:03/11/12 22:53
>>937 あるはずだがじゃなくて、実際に挙げてみろってのw
まぁ低学歴の新書読み君は黙ってなさいってこったw
941 :
無名草子さん:03/11/12 22:59
偉そうなこと言って結局逃げるだけか(´,_ゝ`)プッ
下らん水掛け論だ…_| ̄|○
943 :
無名草子さん:03/11/12 23:09
新書に学歴は関係無かろう。
>>940は低学歴にコテンパンに論破されたクチか?
944 :
無名草子さん:03/11/12 23:21
まあ、このスレ読んでるお前らの友達の家に行って、新書が存在するか
確かめてもらうしかない罠。10軒も行けば事実が見えてくる。
って事でまた新書の話に戻って大丈夫かな。ネタだそうと思ったけど
今月は1冊も買ってないし・・
945 :
無名草子さん:03/11/12 23:25
新潮新書の編集長のコメント
自分たちが思っているほどには世間の認知度は高くない。
まあ、そんなものでしょう。特に新書の場合、同じペーパー
バックの文庫と比べて部数も少ないですし、棚も書店の奥の
方にあります。世間的には新書そのものが「マイナー」なんですね。
学力問題なら市川伸一「学力低下論争」(ちくま新書)が分かりやすいかな?
948 :
無名草子さん:03/11/13 00:33
>>946 ワロタ。お前今までずっと調べてたのかよww
949 :
無名草子さん:03/11/13 00:48
>>946 お前な・・・確かに西村の本を挙げたのは俺だが、
西村の主張を元に話を展開してるんじゃない。
お前の意見である、「たにんもそうとはかぎるまい」という意見を覆す為に
分数もできない大学生がいるという調査結果を載せた本として紹介したまでだ。
だからそれを踏まえた西村の主張なんてここじゃ問題にしてないってことくらい分かるだろ。
それからお前の言葉を借りるなら、西村の本への批判を
頭から信じ真に受ける紋切り型には、知性というものが全くないと言わざるを得ないな。
さすが低学歴。 頭も相当悪いと言えるw
950 :
無名草子さん:03/11/13 00:52
大学生は分数くらいできて当たり前なんだよ。
そもそもそういう議論が世に出ることが既に問題。
951 :
無名草子さん:03/11/13 00:54
>>950 「〜で当たり前」で思考停止するくらいなら読書する価値無いな。
それと、次スレよろ。
949は性格わりーな。
950次スレよろ。
事務連絡のみ。
スレ立てできないもんで、申し訳ないが、どなたか頼む。
心を入れ替えて明日から思考するから、誰かお願い。
スレタイは
【総合】新書スレッド@シリーズ【4】
希望。
ありがとさんし。
『南極越冬記』(西堀栄三郎 岩波新書青)
『パタゴニア探検記』(高木正孝 岩波新書青)
『南太平洋の環礁にて』(畑中幸子 岩波新書青)
『モゴール族探検記』(梅棹忠夫 岩波新書青)
まだ、海外が遠かった時代の日本人の生き生きした活躍が懐かしくさえある。
最近、いずれも復刊されたみたいなので、新刊書店で買えそう。
(続き)
『(正・続)南ヴェトナム戦争従軍記』(岡村昭彦 岩波新書青)
『インドで暮らす』(石田保昭 岩波新書青)
老いぼれてもおれはまだ現役だぞ。
まぁまだ40あるしねぇ
>>949 >
>>946 > お前な・・・確かに西村の本を挙げたのは俺だが、
> 西村の主張を元に話を展開してるんじゃない。
> お前の意見である、「たにんもそうとはかぎるまい」という意見を覆す為に
> 分数もできない大学生がいるという調査結果を載せた本として紹介したまでだ。
> だからそれを踏まえた西村の主張なんてここじゃ問題にしてないってことくらい分かるだろ。
> それからお前の言葉を借りるなら、西村の本への批判を
> 頭から信じ真に受ける紋切り型には、知性というものが全くないと言わざるを得ないな。
> さすが低学歴。 頭も相当悪いと言えるw
何だこのわけのわからん日本語は。
意味が全く分からんぞ。
962 :
無名草子さん:03/11/15 06:31
意味はなんとなく理解出来るが
最後の一行は、いやはやなんとも
高学歴ならではのタッチなんじゃないでしょうか?
963 :
無名草子さん:03/11/15 08:15
>>961-962 最後の二行は949のコピペ。
低学歴って言葉も949が煽り言葉として使ってきたから
そのまま返しただけなんだけどな。
上の六行については、要するに、どんな批評も、
あるデータ(ここでは大学生の学力調査)を踏まえた上で
展開されているが、この場合は単にデータのみを焦点として
著者の批評は問題にしていないってことだ。
まだやってたのかw
話題が関係ない話に飛んでるじゃん。
そっちのほうが馬鹿だろ。さっさとやめろ。
967 :
無名草子さん:03/11/15 14:04
>>965 ちゃんと読んでいるのか?
「分数も出来ない」と最初に言ったのはは
>>932の俺の発言だと思うが、
これのどこが全ての大学生に当てはまると言っているんだ?
(936にも「大学生の10人のうち2人はできない」と書かれているわな)
それにこの調査は地方の名も無い三流私大だけを対象にしているんじゃない。
これでも「偏ったデータ」と言えるかね。
それに
>>932の「分数の計算もできない奴いるよな」という発言だって
「受験に必要な科目以外全く勉強しない」という発言の補足に過ぎないってことも
普通の読解力があれば分かるだろ。
何の為にわざわざ括弧でくくってあると思ってるんだよw
ま、お前は「
>>946への批判になってない」と言う前に
「
>>946が批判になってない」と認識すべきだなw
一つ確認したいが、
今の大学生がバカか否かは別として、
賢い大学生がジュニア新書読んでもいい、というのは同意だよな?
(もちろんジュニア新書しか読まない、とかは困るが)
それ以上の議論は、よそでやってほしい。
社会学かどこかで、スレたててやればいいじゃないか。