1 :
吾輩は名無しである:
この作家、すごい。
2チチコフ
3 :
吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 22:16:17
鼻
4 :
吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 22:23:06
梶井?
にしこり
いいです。はい。
なんか外套から生まれた奴らがいるんだって?
8 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 20:04:24
名刺になった輩もいるんだってばYO!
9 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 20:10:25
ニートやフリーターはお金は貯まらないが、3日もすれば睾丸は精子で満タン。彼女もいないし、ヘルスへも行けない。
パソコンに向かって千擦りし、ティッシュにたっぷり放出する。
かわいそう。おまんこの方が何倍も気持ち良いのに。
10 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:55:38
↑そのPCに向かっての書き込みは、自分に言い聞かせてるってわけか。
なるほどね。お大事に。
11 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:56:32
おまいら、趣味が渋いな。
12 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 01:06:40
やっぱ「鼻」。これ最強。
13 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 01:11:13
『ネフスキー大通り』。
最後の二つの段落の文章が、優れている。
これほどまでに、真摯にかつユーモラスに
人間の運命を見つめた文章はない。
14 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 11:46:45
コチゴリ
15 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 12:16:54
「死せる魂」最高です。
外套、だけ読みました。
寒そうで、いかにもロシア文学っぽかった。
17 :
吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 23:18:24
「ネフスキー大通り」が好き
宇宙猿人ゴーゴリー
19 :
吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 00:05:30
この作家がぶっ飛んだ人間だったことを示すエピソードがある。
嘘か本当か知らんが。
特異な体質で、死んでないのに心臓が止まることが晩年よく起きたらしい。
だから本人も、死んだと勘違いされ生き埋めになることを恐れ、
「肉体が腐るまで自分を埋葬するな」と周囲に言っていたらしい。
でも、後年に彼の墓を移転する際、
生き埋めにされてたことが判明した。
20 :
吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 00:19:10
カワイソス
21 :
吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 10:24:04
この人、狂死したんだよね、確か。
22 :
吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 21:26:13
そうです。
「死せる魂」の続編の草稿を燃やしてしまった後、絶食して死にました。
23 :
吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 20:07:18
ネフスキー大通りの主人公は、惚れた女が売春婦だって判ったのに
どうして一緒に遊ばなかったのか。
24 :
吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 22:26:08
死せる魂って古本屋とかで探せばある可能性ありますか?
25 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 08:53:35
あるよ
岩波文庫の復刻版で買ったよ
おれは河出の緑色の文学全集を古本で
27 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 12:10:43
俺は死せる魂は新潮文庫で買った。
もうゴーゴリはこりごり
29 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 22:13:52
ゴーゴリをゴリゴリに推します!
30 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 22:20:04
Go,ゴリ
31 :
吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 07:10:46
なにこのスレ?
32 :
吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 23:02:55
生まれによって全てが決まる身分制・農奴制が定着していたロシアの作家だからこそ
運命というものに対する洞察力が鋭かったのであろう
33 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 12:35:42
この人いなかったら、ロシア文学自体成立せんと思われる
34 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 12:47:07
その根拠は?
35 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 12:50:13
36 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 14:53:32
ロシアではドスト、トルストイより人気があるよね。
37 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 17:18:50
本読みたいけど本屋に置いてない(T_T)
38 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 21:52:04
岩波文庫と文芸文庫にはあるはずだぞ
ゴーリキーとごっちゃになってしまう。
40 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 01:47:02
文芸文庫からでてる糞高い外套の訳はどうなのよ
41 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 02:38:42
一番最初に読むなら何がオススメですか?
42 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 03:02:27
外套一択
43 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 16:11:12
鼻でしょ
44 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 19:04:20
岩波文庫の狂人日記がお勧め。短編が三つ収録されている
46 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 16:47:16
おもしろかった
47 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 20:26:58
どれが?
復活が
49 :
吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 13:44:22
ゴリゴリゴーゴリ
50 :
吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 22:27:11
外套わりと好き。
51 :
吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 09:44:23
ゴーゴリとゴーリキーを間違える人が時たまいる
そんな人はいません。
どんぞこ
54 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 18:40:22
今のウクライナ出身の人だよね。
55 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 00:28:47
そ、そ。
56 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 17:03:00
ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』(平凡社ライブラリ)って絶版?
買っとけばよかったなあ。
57 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 20:29:12
売ってるだろ。俺、この前見たぞ。
59 :
.:2005/11/20(日) 20:15:46
.
60 :
吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 23:05:12
ネフスキー大通りのあらすじを教えてください!
長いものじゃないのだから、自分で読めば?
62 :
みほみほ ◆fXdBq/cRPI :2005/11/26(土) 09:53:06
>>60 >>61 すごく面白い小説だから、是非自分で読んでほしいと、
わたしも思います。冒頭の通りの描写だけで、ワクワクしますよ。
「なにか必要な、しなければならなぬ仕事をもっていたとしても、
いったんここへ足を踏み入れると、きっとどんな仕事でも
忘れてしまうだろう。」
って、まさにその通りの小説だから。
63 :
吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 18:15:58
ネフスキー大通りはいい。
64 :
吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 18:47:53
age
肖像画の話が好き
66 :
吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 08:23:49
安部公房の次に好きな作家だ。
小島信夫にも感じが似てるよね、というか小島が似ているのだが。
68 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 16:56:35
69 :
吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 00:01:40
70 :
吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 00:30:35
なぼこふの書いたやつ絶版らしい。
ネットで見つけたが、カードなくて買えず・・・。
71 :
吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 05:31:19
あーあの本もう絶版なんだ。
うーむ。
72 :
吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 16:53:17
73 :
吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 14:20:19
この人の小説のほうがトルストイのよりもかえって現代的なような気がする。
>>72 おおー!とおもったら、死せる魂も2月16日に重版じゃん!
75 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 13:38:43
買います!
76 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 23:44:41
「死せる魂」で川で漁してるグルメ親父のド迫力が忘れられん。
77 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 00:25:19
恋だな
78 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 22:29:02
ゴーちゃん、おめ
おお、ゴーゴリのスレがあったのか!
こないだ友人と「鼻」が大傑作だという結論に落ちついて嬉しかった。
グルメ親父もいいよね。主人公が間違って行ったんだっけ?
探してるんだけどなかなか古本屋で見かけないな。
お金ないからどうせ買えないんだけど。
>>79 青空文庫でダウンロードしてはいかがですか
81 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 20:17:09
今月、岩波文庫で外套・鼻の改版が出
さらに死せる魂3冊、ディカーニカ近郷夜話2冊が復刊されるみたいね
82 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 20:45:48
嬉しいね。「死せる魂」好きだ
83 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 21:29:50
グルメ親父復活\(^o^)/
84 :
カフカース ◆RhyhO8SlPs :2006/02/06(月) 21:49:43
「ディカーニカ」の復刊は喜ばしい。
85 :
吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 13:34:43
検察官は復刊無しか
86 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 00:25:58
トルの「戦争と平和」みたいに新訳出してほしいなあ。
87 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 23:02:24
隊長ブーリバ最高
88 :
吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 09:49:22
創価は帰れ
89 :
吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 17:39:10
唯一もってる潮出版の本だな。
「人間の大地に魂の雄叫び」!!
90 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 12:54:40
岩波文庫で外套と鼻を読んだ。
ドストエフスキーの原点を見た気がして不思議だった。
ゴーゴリの作品で「画学生」っていうのありますでしょうか?
色川武大の「狂人日記」のあとがきに森内俊雄という作家が、
恐怖幻覚の小説だ、とこれを紹介していたのですが、全集どこにも見当たりません。
どなたかご存知で無いですか?
92 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 18:10:54
肖像画のことじゃないの?
95 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 20:14:53
岩波文庫の『死せる魂』(上中下)買ってきた
いまから読むぞ\(^○^)/
96 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 22:08:35
↑同じく
97 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 22:14:04
ゴーゴリの作品でもう絶版になっていて
入手困難な作品ってありますか?
98 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 18:07:01
『死せる魂』に取りかかる前に、ほったらかしにしてた『肖像画』読んでみたけど、
ヤバいね、この小説。
99 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 00:39:38
ゴーゴリ作品はすべてヤバイ!
『肖像画』は不思議な小説ですね。
怪奇小説風に始まって、そのまま進むのかと思ったら、
理想と現実、俗と聖といった矛盾に引き裂かれた芸術家の姿が描かれる。
で、最後にある種啓蒙的な(ゴーゴリ自身の?)芸術観が述べられる。
スゴイ展開! 短編なのに濃い!!
この小説で説かれている理想的な芸術家像は、まさに聖人そのもの。
それを描くゴーゴリ自身も、そして小説中に名前の挙がっている
過去の偉大な芸術家たちも、けっして到達出来ない俗を超越した究極の人間。
ただ、俗なものに一切惑わされない、聖なる人間のつくり出す芸術って、
スケールデカ過ぎて、わたしたちの手におえないんじゃ?
そこからなにかを感じ取るなんて無理だと思う。
それよりも、聖なるものに近づきたいと願いつつ、俗な欲望に羽交い締めにされ、
右往左往する一人の人間が描いた作品のほうが興味深いと思う。
つーか、ゴーゴリ自身が、この小説の絵書きのように、
そういった分裂を抱えた人間だったのでは、とかなんとか。
長文失礼。
101 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 21:24:35
「分裂」はゴーゴリ作品の重要なテーマだな。
西欧派とスラヴ派の分裂。
後藤明生の『壁の中』もそれに倣って描かれている。
102 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 21:47:44
そう。
俺は後藤明生のオススメということでゴーゴリを読み出した。
露魂洋才と和魂洋才ね。
後藤明生は『外套』の翻訳やってるんだっけ?
島田雅彦もゴーゴリに影響受けてるらしいけど、読んだ事ない。
104 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 15:11:21
「外套」読んだ。かわいそうです(´;ω;`)
105 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 19:38:32
『外套』なんて噴飯ものの笑い話ですよ?
『外套』は芥川龍之介に丸ごとパクられた
107 :
吾輩は名無しである:2006/03/21(火) 06:17:28
ぱくられるくらいすばらしい作品。
名作。
>>105 「外套」は最近になって噴飯物の笑い話だと判明したらしいが
日本語に翻訳された物語の表面をなぞれば哀しい話でしょう。
アカーキエウィッチの幽霊が所長の前に出てきて
「俺にはお前の外套がいるんだ!」という部分が
個人的にちょっと痛快だったりする。
「外套」が笑い話って、誰かの新説?
後藤明生も言ってるな。
ゴーゴリの『外套』は、扱われている素材は悲劇的なものだが、
ゴーゴリの術(文体)によって喜劇として仕上がっている、みたいなことを。
後藤明生『笑いの方法〜あるいはニコライ・ゴーゴリ〜』とかを読んでみたらどうか?
新説というほど真新しいものじゃないよ。
ほかにも同じようなことをいってる人は国の内外にいたはずだよ。
「外套」笑い話だったのか〜
もしかしたら、パンに鼻が入っていたのもギャグだったのかなぁ。
112 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 11:00:12
狂人日記読んだ。??????
113 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 12:16:31
泣き笑いというのが正しいだろ。
だいたい、ゴーゴリはこれで狂い死んだんだから。
114 :
吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 00:36:33
>>112 読んだことがあります。
役人の平凡な生活の中で、内面的に発狂していく過程が描かれていて、
面白いと思いました。
『狂人日記』のぶっとび具合は、ホントに笑うしかないな。
116 :
吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 14:34:04
今手元に本がないのですが、小説の最後の方の妄想の発展が
すごかったような気がします・・・。
117 :
吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 15:55:21
出世作のディカーニカ近郊夜話なんかは、
悪魔にいっぱい食わされた爺さんの話とか、
マンガ日本昔話みたいなホラ話を集めたものだからね。
ユーモアというより、もはやギャグといった方がいい。
118 :
吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 16:12:27
>>116 確かマドリッドにいった(つもりになっている)ところあたりからが
もうハチャメチャなんだよw噴飯ものとは、まさにあれのことだよ。
119 :
吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 23:00:35
「凶人日記」入手して少し読み直してみました。
主人公がどんどん発狂していく過程の日記は、喜劇的な感じもありますが、
一番最後の日の日記は、追いつめられて助けを求めているような所があって、
悲劇的な感じがしますね。
120 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 08:58:20
ゴーゴリが新潮文庫で一冊もないなんて……。
というか、ロシアといえばゴーゴリではないのか!
ゴーゴリもないのに、ドストの改版などふざけるな!
ゴリゴリの男子をよこせ! フォーーーーー!
121 :
吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 17:15:24
鼻の冒頭のパンと一緒に"塩をつけた葱"ってよく分からんな
薬味みたいなもんか
122 :
吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 20:55:15
>>111 作者本人のあの大きな鼻と引っ掛けたのでしょうか?
>120
スレタイを「ゴリゴリ」と読んだ漏れは君の友達だ、よろしくふぉーお!
長官の令嬢についての妄想が膨らみかけると
「いや、よそう、よそう。黙っていることだ!」
うけるww
125 :
吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 00:14:22
岩波文庫の肖像画・馬車って旧字旧仮名か
やっぱ読みにくいや
さきほど『検察官』を読み終えた。
この作品が印刷される際に、写植師たちが笑い転げてしまって
仕事の進行に支障をきたしたという話もうなずける。
戯曲というスタイルからしてスラスラと読めるものだし、それに
加えてあの可笑しな内容だから本当に一気に読めた。
でも結構、人にとって痛切なことを扱っていますね。
人の負の側面をこれほどまでに可笑しく書いているとは凄い。
127 :
吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 16:15:30
フレスターコフはある意味超大物だw
コンビを組む下男のオシップも良い味出してるなw
ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』(平凡社ライブラリ)
ブクオフでようやくゲットしました。
何故に絶版?
復刊すべし。
129 :
吾輩は名無しである:2006/05/14(日) 01:23:08
死せる魂読んだことあるが
いまいちよく理解できなかった。
ドストの二重人格はゴーゴリの影響を受けてるのかな?
『死せる魂』いま序盤を読んでるが、農奴を売ってくれと頼む相手に主人公がイラついて、
いろいろと心中で相手を罵っている感があるが、そんな主人公に「おもまえモナー」
と言ってやりたい。
131 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 10:40:49
村上ナントカって現代のフレスタコーフという感じ。
132 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 20:10:44
もちっと詳しく
発狂死って...どんな死に方よ?
134 :
吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 20:14:00
直接の死因は自ら食を断っての餓死だろ
135 :
吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 01:11:52
死せる魂の続篇てのは残ってるの?
うん
137 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 19:02:28
128イイナー
138 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 19:27:43
>>129 ナボコフは、『ロシア文学講義』でそう言っていた。
139 :
吾輩は名無しである:2006/06/03(土) 05:16:01
>>133 発狂死とは彼の場合、餓死です。気が狂って、ご飯が食べられなくなってしまったそうです。
絶対私には出来ない死に方だ。。。
140 :
吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 16:16:57
一昨日からボチボチ゜死せる魂゛を読み始めた。どういうストーリーか全然知らない。
どういう小説か楽しみだ。
141 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 18:17:46
絶版本はいろんな図書館にいけば結構借りれる。
あまり前でスミマセン。
ディカーニカ近郷夜話の一話目を読んだけど、いまいち内容をつかめず。
DQNな俺は旧字体だと理解度が30パーセントくらいは低下してしまうのも
原因の一つか。でも現代語訳で読んでも、何が面白いのか分からない気が・・・
2話目以降に期待してみる。自分の脳みそのこれからの発展にも期待w
143 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 08:35:30
死せる魂はユーモア小説だ
144 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 10:55:23
つーか、この人のはみんなそーだ
145 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 18:22:42
俺はゴーゴリを笑ってやるぜ!!!
146 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 05:19:59
はっはっは
ゴーカイだな
148 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 20:09:34
ゴーゴリとゴーリキーってごっちゃになるよね( ^,_っ゜)
149 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 21:09:54
死せる魂を読んでいるが、死んだ農奴を買うというのにははどういう意味があるのか、
今のところ不明だ。Dead souls の souls の訳語として「魂」は適切なのだろうか、
soulsは単に「人」の意味のような気もするが。ロシア語ではどうなんだろうか?
ロシア文學の日本語訳は必要以上に深刻ぶる傾向があるようだ。
150 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 10:21:25
死せる魂、だんだん面白くなってきた。
官僚や上流社会の紳士淑女に対する諷刺はなかなか辛辣で面白い。
>>149 農奴には、その所有者に対して税金がかけられる。
死んだ農奴も、次の戸籍調査まで籍が残っているので、
新しく調査が行われるまで、死んだ農奴の分まで、税金を払わなくてはならない。
そこで、死んだ農奴の名義を買い取って、
その農奴が生きているかのように見せかけて、
その農奴を抵当に入れて、銀行からお金を借りようとしている。
>ロシア文學の日本語訳は必要以上に深刻ぶる傾向があるようだ
同意。特に、ドストエフスキーなんかは、アネクドート的な語り口で
もっと軽妙なはずなのに、やたら重々しい。
あと、「死せる魂」は、本来的には、死んだのに籍に残っている農奴のこと。
訳として、正しいかどうかは、完結してないからよくわからん。
結局、どういう意味なのか。
153 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 22:56:28
「死んだのに籍に残っている農奴」を「死せる魂」というのが適切か?
「死せる魂」を買う、というだろうか。「死んだ農奴」の売買だろう。
そもそも「魂」は死ぬのかね、霊魂不滅の法則ではなかったのか。
>>153 それは、訳題が悪いと言いたいのか?
原題のМертвые душиに「死んだのに籍の残っている農奴」という
意味があるのは、事実。辞書にも出てる。
душиには、英語のsoulsと同様に「人」を表す意味もあり、「農奴」という意味もある。
155 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 21:39:55
>>154 丁寧な説明、有り難うございます。
゛Мертвые души゛はやはり「死せる魂」という意味を表すのでしょうか?
死んだのに籍の残っている農奴と言う意味です
157 :
吾輩は名無しである:2006/06/27(火) 21:00:46
>>156 有り難うございます。
「死せる魂」という訳語はどこから生まれたのか、また、誰が訳したのか、
興味があります。
>>155 この場合は、両方かかっているのだと思う。
ゴーゴリはこの作品で、ダンテの神曲を目指していたという話だし。
159 :
吾輩は名無しである:2006/07/01(土) 00:01:19
原義が「死せる魂」で「籍だけ残っている死んだ農奴」がそこから派生したんだろうから、
ロシア人にとっては両方の意味を自然に汲めるんだろうね。
ナボコフのゴーゴリ論にもこの件がどこかに書いてあったような。
>ナボコフのゴーゴリ論にもこの件がどこかに書いてあったような
気になる。
ちと探してもらえんじゃろか?
162 :
吾輩は名無しである:2006/07/01(土) 23:26:46
第一部の終わりまで読んできて、少しだけ小説の展開が読めてきた。
チチコフの人間性・思想・経歴も分かってきた。役人根性というものは古今東西少しも変わらないものである。
しかし第一部の終わりになって急に作者の弁解がましい講釈が増えてきたぞ。どうしてだ?
163 :
吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 13:50:48
>>160 ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』では
巻末のナボコフが作成した年譜のところにあった。
164 :
吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 20:47:41
死せる魂には詩情あふれるロシアの自然の豊かな描写がある。ドストエフスキーの作品に自然描写はあっただろうか、
あまり記憶にないな。
ドストはあまり、なかったような。
というか、ドストの色描写って、変。緑や赤が多くて、ほかが少ない。
自然描写といえば、ツルゲーネフだろうな。
166 :
吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 23:19:09
>>165 ドストの色描写って、変。緑や赤が多くて、ほかが少ない。
それは気がつかなかった。今度読むとき注意しよう。
ドストエフスキーの場合、天候の描写は多いな。
ゴーゴリというのはもつと都会型の作家かと思っていたが、そうでもないんだな、ロシアの田舎をよく知っているね。
それから女の服装のことなんかも細々書いてるな。ドストは女の服装なんか書いてないように思うが、どうだろう。
167 :
吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 23:21:13
ドストはあの時代の作家にしてはくだらない自然描写や服の描写が少なくて
すばらしい。
>>166 ゴーゴリは、全体的に描写過多だと思う。
ちょっとした、どうでもいい人物まで、姿・服装を描写しているような。
ゴーゴリは、ウクライナの田舎の出身だったような。
169 :
吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 23:47:49
>>168 ゴーゴリは、全体的に描写過多だと思う。
ちょっとした、どうでもいい人物まで、姿・服装を描写しているような。
小説というのはそういうものだと思う。
170 :
吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 23:54:36
近代の小説だよ、それは
そういうものって何だ?
作家によって、描写の程度は変わってくるものだろう。
その程度差を言ってるんだが。
あと、人のレスを引用するときは、引用符をつけよう。
>小説というのはそういうものだと思う。
こんな感じ。
172 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 00:21:56
>>170 「近代の小説」とは、いつごろのもの?
>>171 もちろん描写というのは作家によって異なるものであるが、「小説」というものは
もともと衣服や髪型や調度などの日常的なものと縁が切れることはないだろう、ということだ。
トーマスマンなんか細かいね、三島もそうだ。
むろんそういうものを無視した小説はあるがね。それはそれで結構。
173 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 13:23:36
調度の描写なんかいらん
そういう人は綿矢りさでも読んでてくさい
んだなす。
細緻なディテールが小説世界のリアリティを保証する。
洋の東西を問わずそうした手法を心得た作品は
安心して読める。
176 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 21:44:37
この板にも時々名前の挙がるナボコフも小説の細部に拘る人ですね。
ナボコフの読解を読んでいると、翻訳で小説を読むことの限界をつくづく感じるね。
(ロシア文學講義「ニコライ・ゴーゴリ」)
177 :
吾輩は名無しである:2006/07/04(火) 18:16:20
死せる魂は第二部の第二章の途中まで来て、突然作品が中断してしまった。これから面白そうになりそうだったのに残念だ。
解説を読むと、刊行されたのは第一部だけで、現在伝わっている第二部以降の断片は、したがって未定稿、
ノートの一部とでも言うのだろうか。
なぜ第二部が未完に終わったのか、解説によると、完成したが、作者自ら焼却してしまったらしい。
大きな文学的謎である。
178 :
吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 15:37:26
「イヴァン・フョードロヴイッチと伯母さん」という奇妙な短編を読んだ。(ディカーニカ近郷夜話第二部 )
何が奇妙かというと、原稿が焼失したため話が途中で終わっている、という構想なのだ。読者を食った話である。
なぜか、ゴーゴリの運命と死せる魂を連想した。
179 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 11:30:10
出てくる食い物がやたらうまそう
田舎の爺婆の話とか
180 :
吾輩は名無しである:2006/07/25(火) 09:08:05
食事の場面は多い。
同じような食い物ばかりでてこないか?
キャベツの何とかとか。
普段の食生活はワンパターンだったのだろう。
181 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 21:07:15
『鼻』は単なるコミック・ノベルか?
ゴーゴリはこの小説で何をいわんとしているのか?
182 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 15:34:29
>181
それを考えろ 夏休み
182は何様のつもりだ?
184 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 18:00:39
185 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 15:35:58
『鼻』にしても『外套』にしても、現実と非現実的な世界との境界が曖昧である。
そこがドスト氏なんかとの大きな違いだ。
186 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 16:44:15
『鼻』の寓意は明らかだ。「鼻」というのは、男性の象徴です。
それが無くなるというは、去勢を意味する。
つまり「鼻」には、ゴーゴリの去勢恐怖が出ている。
おそらく、現実の女性関係はうまくいかなかったのではないか。
187 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 19:34:45 BE:309790073-BRZ(1011)
ゴーゴリってアッー!なんでしょ?
『鼻』にしろ『ネフスキー大通り』にしろ、現代人の日常に隣り合わせに存在している
悪意だとか罠みたいなものを、「非現実的」というスパイスで軽妙に味付けして描いてるような気がする。
189 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 10:07:23
今月号のすばるに、「鼻」と「外套」についての対談が載っている。
190 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 15:25:22
ふと思ったんだけど、みなさんは文芸雑誌って買って読んでいるの?
それとも立ち読み?
今日、すばるを手に取ったけど、立ち読みする時間がなかったし、
結構いいお値段なので買うことも控えてしまった。
奥泉といとうせいこうの対談なんだね。
奥泉ファンなので買いました。本になるまで待つのもメンドウだし。。
『外套』と旧約聖書を結びつけたり『鼻』を「ハイパーモダンな小説」と
絶賛しながら小ネタも挟むというw
短いけどニ作品の魅力がよく伝わると思います。
192 :
吾輩は名無しである:2006/08/10(木) 11:33:16
ゴリゴリの男子をよこせ! フォーーーーー!
193 :
吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 17:34:30
すばるの「漫談」を本屋でとばし読みしたが、たいしたことは言ってないな。
後藤明生を読んでみようという気にはなったけれど。
>>193 後藤明生についてどんなこと言ってました
195 :
吾輩は名無しである:2006/08/17(木) 18:26:53
>>194 後藤氏の挟み撃ちが、外套の影響から生まれた、ということです。
>>195 それってあれですか、ドストの言った「我々はゴーゴリの外套からでてきた」
云々にかこつけての展開だったのでしょうね。
他のところでも対談についての印象が書かれてましたけど、あまり深入りを
したような内容でもなかったみたいですね。
197 :
吾輩は名無しである:2006/08/17(木) 21:04:30
>>196 >ドストの言った「我々はゴーゴリの外套からでてきた」
だけでなく、挟み撃ちも、外套を探す小説のようです。挟み撃ちは直接的に、外套に
インスパイアされた作品のようです。
198 :
196:2006/08/18(金) 01:29:02
>>197 いや、俺、後藤ファンだからさ、そんなことは常識として知っているわけよw
後藤はゴーゴリ、ドスト、カフカについて自著でいろいろと語っているから、
機会があったら手にとって読んでみて。まあ、意識的に古書店まわるか
それなりの図書館にでもいかないとなかなか難しいと思うけど。
奥泉だか、いとうだかがいうまでもなく、後藤は自著で
「わたしはわたしなりの外套を書いてみたいと常々思っていた」みたいなことを
頻繁に語っているから。
『挟み撃ち』自体はまだ講談社文芸文庫でたまにみかけるな。
199 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 22:03:26
後藤もゴーゴリの外套からでてきたんだよなw
200 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 22:23:57
しかし後藤明生さんには死せる魂論はありませんよね?
理由は何かあるんでしょうか?
201 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 22:54:32
ちょっと話変わるけど
ロシアのアニメーション作家
ユーリ・ノルシュテインが外套の
アニメーション版を作ってるらしいね。
製作期間が20年以上経過してるのに未だ完成には至ってないが
かなりの精神性と技術をもった作家だから
できあがったら素晴らしいものになると思う。
202 :
吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 09:57:00
知らなかった!
テレビで紹介してるのを見たことあるよ。
すごく良かった。
204 :
吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 19:54:55
特にアニメをみたいとも思わないな。
205 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 00:43:34
お前、アニメをセル画だと勘違いしてないか?
アニメはセル画を背景に重ねて撮影してつくるのですよ!
>>204 ノルシュテインのアニメは、日本のアニメとは全然違うぞ。
分かって言ってるか?
分かってる。ぜんぜんダメだね、ノルシュテインのアニメって。
209 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 21:47:17
「ノルシュテイン」のアニメに関心がないのではなく、
アニメ化自体に興味がないのだ。
小説だけで十分だ。
アニメ化ならむしろ「鼻」の方を期待したい。
210 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 22:47:55
「鼻」のアニメ?は
アレクサンドル・アレクセイエフがやってなかったっけ?
作られたのは1960年代で
ピンクスクリーン技法を駆使したモノクロだから
アニメ自体を毛嫌いしてる人でもすんなり見れると思うよ
211 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 23:06:20
ショスタコの「鼻」は奇妙奇天烈で素晴らしかったぞ
212 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 14:23:06
ショスタコと「鼻」はあいそうだな。
213 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 22:08:22
R.シチェドリンの歌劇「死せる魂」はどんなんだろう?
214 :
狂人日記:2006/09/29(金) 13:48:34
おいゴーゴリ。俺はスラムダンクがしてえんだよ。
桜木。貴様バスケットをなめてるな。バスケットは基本が大切なんだ。
それから俺のことをゴーゴリと呼ぶのはやめろ。
うるせえよゴーゴリ。ゴーゴリをゴーゴリと呼んで何が悪いんだよ。
俺は庶民シュートなんか絶対練習しねえからな!
215 :
吾輩は名無しである:2006/09/29(金) 15:41:49
ショコタンの「鼻」
216 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 00:45:29
狂人日記は現代的だ。
217 :
狂人日記:2006/10/15(日) 20:49:45
むしろ近未来的だ。外してごめんなさい。
218 :
狂人日記:2006/10/16(月) 21:47:04
マジレスさせていただきますと、仮にもしロシア近代文学をプーシキン、ゴーゴリ、
ドストエフスキーの順に並べたとして、ゴーゴリはその国民教化精神を以てして
無知蒙昧な人民に対して文学を広めていく必要があった。その際プーシキンのよ
うな貴族的かつ古典主義的な傾向ではもちろんダメであろうと考えた。ために
ゴーゴリの作品はたいがいナンセンスであり、その後にくるドストエフスキーは
ゴーゴリのそういったナンセンスな文体に対しリアリティーなりセンスなりをぶ
ち込んでいく。ドストエフスキーがそのちんけなロマンティシズムを成立させた
かったどうかは別として、結果はラスコーリニコフもソーニャもナスターシャも
ムイシキンもスタグフローギンもカラマーゾフも脳内彼女のナースチェンカでさ
え、意味を持つような存在となった。付け加えると確かドストエフスキーの作品
の中にゴーゴリの「死せる魂」に対する言及があったことを考えて、ドストエフ
スキーはゴーゴリが頭をイカれさせながら書いた「死せる魂」を人民が読まない
ことを知っていた。だからこそドストエフスキーは諸作品の中に、生きる意味、
夢、愛、宗教、虚無、ロマン、現実、家族、父殺し、罪、罰、バカ、悪、正義、
政治、そしてそれらでは語り尽くせない「何か」をこれでもかこれでもかと言
わんばかりにぶち込んでいったのではないか?長文でした。以上です。
219 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 21:59:05
光文社から新訳の文庫がでる予定みたいだけど、
いまから楽しみですね^^
220 :
狂人日記:2006/10/27(金) 18:25:24
うーん、いやぁ、まぁ。
ゴーゴリの訳では平井さんの訳が名訳ってことになってますが、
特に「外套」でそれが極まっている感じがします。
名訳中の名訳だと思います。さて、新訳の方ですが、ぼくの記憶する限りでは
「検察官」「鼻」「外套」がタイトルであと少し付け足されると思うんですが、
岩波文庫で復刊となった「近郊夜話」も含めて「死せる魂」は外せない。
光文社の新訳シリーズの中でいうとドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」
は全部出るのにゴーゴリは多分一巻だけで終わることを考えると、
やっぱりちょっともう少しゴーゴリに対する評価は上がってもいい気がします。
221 :
吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 20:05:36
ゴーゴリの熱烈な愛読者だった小島信夫も死んじゃったね
222 :
狂人日記:2006/10/28(土) 00:26:50
ごめんなさい。知りません。ゴーゴリの作風と似ているのは島田雅彦だと
どこかで(2ch)聞きましたが、なるほど、そんな感じは確かにします。
その思想的な面も含めてゴーゴリ読んでる人は何かいけてます(ルーシュンとか)。
島田雅彦は「やけっぱちのアリス」と「やさしい〜」だけで十分だと思うんですが
すいません。小島信夫の作品は一つも読んでません。読む気も(以下略)
それからアニメの話しですが例えは悪いですが「新世紀エヴァンゲリオン」何か
は、そのリアリティーに多大な評価が寄せられたワケですが、虚構の媒体に対し、
何であれリアリティーを込めて行くごとに現実へと近づいて行く技法は文学上
確かにあるような気がします。そこでの問題はそれを読む方が面白いと思うかで、
答えは否であり、つまり読んでいて全然面白くない。なら、作家はどうするべきか?
答えはない。そこいらがゴーゴリの主題であるとぼくは思います。上に出てきてる
アニメの名前もはっきり言ってつまんないとぼくは思います。作ってる方は面白い
かもしれんませんが。ゴーゴリといえば「劇画」風の作風であるそうですが、
劇画? 劇画といえば漫画だ! 一番面白い漫画といえばスラムダンクだ! と
思って書き込みを入れたのですが、ダダ滑りで非常に決まりが悪いです。
シマダは全然違うだろw
ゴーゴリスレでコテハンやるくらいなら、後藤明生は押さえているよな!?なんか後藤のごの字も知らなさそうだが。
225 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 10:37:12
226 :
フェルジナンド八世:2006/10/29(日) 18:45:07
「狂人日記」ワロタw
「貴人」系デムパは昔からどの国にもいたんだなw
ゴーゴリの時代にも「アクセンチイ・イワーノフ」のモデルとなるデムパがいた?
わざわざハンドル変えてカキコかよ
キモすぎ(^_^;)
228 :
吾輩は名無しである:2006/10/30(月) 00:31:33
遅い。
229 :
吾輩は名無しである:2006/10/30(月) 01:23:45
>>227
細かい話だけど、夏目漱石そんなに好きじゃないんだよ。具体的にいうと
ギ・ド・モーパッサンをほぼ誤読してるからなんだけど、「”首飾り”の
落ちがあれでは読者に同情の念を起こさせない」でそれが極まってるな。
アジアが近代化した場合(もっといえばヨーロッパが近代化した場合でさえ)
どこかそういうことがあったりする。この辺はいちいち毒づいたって仕方ない
んだけど、センター試験の勉強しててもなんか面白くないんだよ。でも、
そういう観点で見た際に、ルーシュンっていう中国の作家がいて、彼の処女作
である「狂人日記」が近代化お決まりの「言文一致体(あるいは口語体)」な
ワケだ。ルーシュンは大学受験が終わってから読み倒すつもりだけど、あら探し
をすれば多分どこかにそういったことがあると思う。ルーシュンはゴーゴリに
影響を受けたそうだけど、それは置いといて、短編だし少なくても夏目漱石の
「吾輩は猫である」よりは面白い。ダダをこねても仕方がないから、センター
試験も受けるし、大学受験もするし、夏目漱石も批判しないし、もちろんのこ
と文壇にケチを付けてるワケでもない。今センター試験前だから、つっついた
ら出しちゃいけないの出しちゃいそうっだからつっつかないで欲しい。それだけ。
>>222-=
>>226 あまりにも痛すぎる・・・><
231 :
吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 09:44:36
生きている俺が羨ましいだろう!
232 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/03(金) 02:54:36
233 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 03:01:25
234 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 03:06:12
235 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 03:14:24
236 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 03:32:11
237 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/03(金) 03:37:30
>>235 は、自演氏のレスと思われます。
皆様、反応しないようにしましょう。
238 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/03(金) 03:38:50
>>235 は、自演氏のレスと思われます。
皆様、反応しないようにしましょう。
239 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 13:12:05
219は俺だが、自演なんてしていないぞ。
240 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 15:29:25
その自演自演騒いでる香具師は
あの佐藤亜紀粘着ストーカーだよ
相手にするな
241 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 15:31:53
そんでよ“かが〜み(仮)”っていうHNで
失われた時を求めてスレに書いてっぞ
242 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/04(土) 02:41:21
>>219 は、自演氏のレスではない可能性が高いです。
自演氏の自演暴走という非常事態につき、ご容赦下さい。
243 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/04(土) 02:44:20
ゴーゴリは本物の天才。ドストより評価されてもいい。
>>244 そのドストが高評価しているわけだしね。
あの有名な言葉。
近々、新訳がでるから楽しみだ。
246 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/07(火) 05:40:29
>>244-245 は、自演氏による自演レスと思われます。
皆様、反応しないようにしましょう。
いいよー 新訳 いいよー(´∀`)
248 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/19(日) 13:17:26
>>247 は、自演氏のレスと思われます。
皆様、反応しないようにしましょう。
249 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 02:40:58
岩波の『外套・鼻』のあとがきに
「ゴーゴリはこうした人間に対して満腔の尊敬を要求している」
ってあって、そこで初めて満腔と言う言葉をマンコと辞書で引く以外の理由で見た
250 :
吾輩は名無しである :2006/11/21(火) 03:47:33
新訳まじでいいねえw
立ち読みして笑ったと同時に戦慄した。
翻訳者に感謝だな。できれば他の作品も訳して欲しい。
>立ち読みして笑ったと同時に戦慄した
これは解る。
これだけの古典をここまでいじるとはな…。すごい。
いや、古典だからいじれるのか?ようわからんが。
まさに浦さん、ウラー!!!だな
>>251 古典の新解釈っていうのは、文学からスポーツ(とくにサッカー)まで
いろんな分野で取り組まれていることだと思います。
でも、こうやって文庫として一般の読者に分かりやすいかたちで提示
してくれている光文社には拍手を送りたいですね。
笑った次の瞬間に戦慄したっていうのは同感だな。
255 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :2006/12/09(土) 11:27:55
ゴーゴリの代表作を新・旧訳で比較読解するという知識人らしい作業に従事している
今日この頃である。
テクストは、
岩波文庫「外套・鼻」(平井肇 訳)と光文社文庫「鼻・外套・査察官」(浦雅春 訳)。
まず、収録作品中の「外套」における冒頭部分の書き出しを比較してみることとしよう。
「ある省のある局に…しかし何局とははっきり言わないほうがいいだろう。
おしなべて官房とか連隊とか事務局とか、一口にいえば、あらゆる役人階級ほど
怒りっぽいものはないからである」(平井訳)
「えー、あるお役所での話でございます…。まあ、ここんところはそれがどこのお役所
であるのかは申し上げないほうがよろしいでしょうな。なにしろ、省庁にしろ、
連隊にしろ、官庁にしろ、ひとことで申しまして、お役人って人ほどこの世で
気のみじかい人はございませんから」(浦訳)
後者は訳者みずから落語調(あとがき)と述べているとおり、一読、その斬新さは目を
惹くものはあるものの、通読した感は意外に両訳書の差は際立ったものではない。
(この点は「鼻」も同様である)
原テクストが同じゆえ当然な部分もあれど、例えば「外套」のラストシーンにおける
幽的の台詞「何ぞ用か?」(平井訳)、「なんぞ用かい?」(浦訳)等に見て取れるが如く、
ポイント部分では、浦訳が平井訳から際立つものではないゆえかと思う。
256 :
吾輩は名無しである:2006/12/09(土) 19:43:44
浦さんというと、東大のロシア文学者だったか。新訳か。……ゴーゴリ自体たいした作家ではない。岩波版のこのうえない翻訳をもってしてさえ、あの程度である。でも情報提供ありがとう。浦さんはいいひとですし、新訳手にとってみます。明日の朝にでも。
257 :
吾輩は名無しである:2006/12/09(土) 20:32:56
アホゥ!
いますぐ買いに行け。
初ゴーゴリ、岩波版か新訳、どちらが良いでしょうかね?
新訳はかなら斬新みたいですね
259 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 02:21:22
ゴーゴリが大したことないなんて…ダメな人ね。
>>258 そんなに読むのに時間かからないので、両方とも手に取ってみてください。
とても面白いからo(^-^)o
面白かったp(^-^)q
声に出すと気持ちがいい作家No.1 ゴーゴリ
新訳で初ゴーゴリ
鼻と外套に何とも言えぬ味わいを感じた
戯曲形式は読みなれてないから査察官はスルーして
違うの読んでみようかな
264 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 20:50:30
ゴーゴリの全作品って全集買わなくても揃えれますか?
>>264 全集買っても無理だろ。
火にくべられた作品があるからw
ゴーゴリ作品で一番笑えると聞いて死せる魂を買ったんですが、
現在第二章まで読んで面白くなってくる気配がありません。
これ以降面白くなってくるんでしょうか?
んなもん人それぞれだっつーの
検察官が一番笑えたような気がするな俺の場合。狂人日記も面白かった。
ディカーニカは、植字工が仕事にならないくらい笑った、というのを聞いて
期待していたがそれほどでもなかった。
死せる魂は笑える笑えないより中途半端なところで終わってしまうのがなぁ。
269 :
吾輩は名無しである:2007/01/24(水) 01:27:38
浦氏の訳は面白い試みでしたが、ゴーゴリが笑点に出てるみたいで
何か変な感じもしたw
にしこり
271 :
吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 00:32:29
手に負えん。
272 :
吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 17:36:46
えろk
273 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 10:00:24
では、ここで筆者である私は読者にしてみれば「遅い」と言われてしまいそうな
話をしておく。その話とは一体何か?
ロ!リー!タ!
ロリータ!
・・・が、その前に二人の様子がおかしい。
「海だね。ピョートル」
「海ですね。チーチコフさん」
「ってことは、ここは地中海なのか?」
「そんな訳ないでしょう。ペテルブルクを出てまだ半年なのに」
「じゃあ、バルト海か!? ってことは俺たちは南下してるつもりがずっと北上し
てたのか!?」
「みたいですね」
「あわわわわわわ。この半年間時間を無駄に使っちまったぁ」
「しゃーないです。引き返しましょう」
と、その時である。
新訳おもろいじゃんヽ(^。^)ノ
275 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 10:26:57
「バーン」という声が聞こえたので二人が振り返ると、少女が立っていた。
呆けたままでいる二人に少女は言う。
「ねえ、お兄ちゃんたち、旅してるんでしょう?」
「だから何なんだ」とチーチコフは興味なさげに言う。
「じゃあ、私をアメリカに連れてってほしいの」
「ガキの遊びじゃねえ」
「これでも私は十四歳ですわ」少女は右手の指先を全て肩胛骨にあてて言う。
「立派なガキだ。俺たちゃナロードニキだ。南下しなきゃならねえ。そんなにアメ
リカに行きたきゃロリコン貴族でも探し・・・ごふっ!」
チーチコフが言い終わる前に駆者の振りかぶった拳がチーチコフの顔面を直撃し
ていた。
「はあっ、はあっ、アメリカ! いいっ! すごくいいっ! 自由の国アメリカ!
善は急げだ! アメリカに行こうと思ったらその前にイギリスにいかなきゃならな
い! 船に乗ろう!」
駆者はそう言って少女を抱えて波止場に向かった。
「ピョートル・・・お前・・・がくっ!」チーチコフは倒れたまま言った。
276 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 16:13:06
プーシキン全集(6巻欠)を追加します(´・ω・`)
277 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 18:58:47
イプセンだろ。
ゴーゴリを愛し、天才として賞賛したのは、晩年の湯川秀樹でしたっけか。
ゴーゴリを語る対談集を出してるよね。
279 :
吾輩は名無しである:2007/03/31(土) 20:34:09
ラノベには来年出します。鈴木大介の名前で。
280 :
鈴木市子:2007/03/31(土) 21:03:35
こんちわ!今日からみなさんの下の世話をやらせてもらうことになった鈴木市子
といーまーす。十九歳でーす。えーっと、初体験はぁ、十八歳でしたー。高校の教
師と姦りましたー。彼はレイプ野郎だっからー、超痛かったけどー、我慢しました!
そんな訳でー、今日はみなさんにあたしのまんこ見せまーす。処女じゃないでーす。
あとー、宮村優子はアスカの声超下手だと思いまーす。
「肖像画」
めっちゃ、怖かったよ〜あの高利貸し、スクルージの1000倍くらい不気味。
っていうか、あの画が最後盗まれるって、ありがちだけど心にくい演出だ。
>>281 その冒頭の「めっちゃ」さえなければ良かった。
関西弁は逝ってよし。
関東人なのに関西弁を交えるやつも逝ってよし。
>282
残念、俺は九州人だ(w
つーか閑散スレなんだから、もっと実のある突込みしてよ。
284 :
吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 10:23:17
整理すると
ライトノベル=人間喜劇
インターネット=サロン
上遠野浩平=バルザック
って感じ。
肖像画って当時の評価は低かったって解説に書いてあったような気がする
それ読んで、ちょっと意外に感じた(違っていたらゴメン)
好みにもよるが、ゴーゴリの代表作に挙げてもおかしくないと思う
横田瑞穂訳の岩波文庫『狂人日記』(ネフスキイ大通り、肖像画)は訳者も
収録タイトルも好きな一冊だな
あと、『検察官』だけは、光文社の新訳よりも米川訳のほうが笑えた
(米川を最初に読んだためだけかもしれないが)
米川の堅苦しくて古めかしい文体と、内容のくだらなさが対照的だったとも言えるw
そこまで計算していて米川が訳していたなら神だが、おそらく素で真面目に
訳したんだろうな 米川が健在だったころのゴーゴリの一般的評価を鑑みても
286 :
鎖分銅:2007/04/01(日) 16:22:33
鈴木市子くん、上からまた面白い下告書が来たよ。
ちょっと点検してくれ給え。
287 :
吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 16:33:07
288 :
吾輩は名無しである:2007/04/26(木) 23:48:13
枯木灘まで行ってねえ。
289 :
吾輩は名無しである:2007/04/27(金) 22:01:21
貧乳加藤葉子は人間のクズ貧乳加藤葉子は人間のクズ貧乳加藤葉子は人間のクズ貧乳加藤葉子は人間のクズ貧乳加藤葉子は人間のクズ貧乳加藤葉子は人間のクズ
290 :
吾輩は名無しである:2007/05/22(火) 13:03:37
ゴーゴリ最大の失敗は最期に絶食したことだなwwwwwwwwwwwww
291 :
吾輩は名無しである:2007/05/22(火) 21:20:07
お腹が鳴る
292 :
吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 01:15:44
ノルシュテインの外套はまだかな
あぼーん
294 :
吾輩は名無しである:2007/06/26(火) 01:07:57
岩波の死せる魂の挿絵はたまらん
295 :
吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 09:40:46
一千億円払ってくれ
296 :
罪と罰:2007/06/27(水) 09:44:06
原罪。
犯罪。
処罰。
体罰。
罪と罰。
ツァラトゥストラはこのように語った。
297 :
吾輩は名無しである:2007/07/01(日) 18:24:49
ヒットラーはアメリカに勝ったんだろうか?
298 :
吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 14:21:42
・
299 :
千手観音 ◆Uo81q003Gk :2007/07/22(日) 12:51:27
そういうよりぼくはみずきが持ってた勝ち負けの基準が分からん
300 :
吾輩は名無しである:2007/07/22(日) 12:53:14
どうしてお前はいつもそうなんだ。
301 :
千鳥足 ◆TzaESVHCYQ :2007/07/24(火) 10:54:00
新種のコテ発見につき、あぼ〜ん登録
303 :
吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 15:20:25
ゴリゴ〜リゴ〜ゴリ
305 :
死せる魂第三部:2007/10/17(水) 08:40:52
口にくわえた煙管魂、そいつをちょいとよこしゃんせ、何も取りゃあしませんて、
キセルがちょいと吸いたくて、貴族階級恩着せがましい、キセルをちょいと吹いた
だけ、金を取るぜと言いやがる、こちとら農奴、金もない、こちらの御人はしたり
顔して、夢見心地で旅をして、死出の旅だと言いなさる、死にたきゃ勝手に死にな
され、芸もなけりゃあ頭のない、ついでに言やあ金もない、そんな貴族がどこぞに
おるかい、いねえいねえそんなのいねえ、芸ならあるぜと言いなさる、説教話を始
めなすった、死んだ御霊がうんたらかんたら、死んだら何も残りゃせん、腹の膨れ
ぬ死せる魂、それより駄賃でキセルが欲しい、酔って戻してまた飲んで、酒に酔っ
たら少し楽しい。
306 :
吾輩は名無しである:2007/10/17(水) 08:44:17
307 :
吾輩は名無しである:2007/11/12(月) 00:51:54
ゴーゴリ全集get記念カキコ
308 :
吾輩は名無しである:2007/11/27(火) 00:04:40
外套で主人公が化けて出るってのは、ヨーロッパぽくないね。
むしろアジア的だ。
309 :
吾輩は名無しである:2007/11/27(火) 00:48:21
ドストエフスキーの師匠なんだから凄いよ
ブルガーコフもペレーヴィンもみんなこの人の系譜だよな。
311 :
イーリアスの空、オドゥッセイアの夏その9:2007/11/28(水) 15:09:13
ドアが開いた。
「総監。アレが日本で塵屑とか何とか」
「何だ。書かない方がいいのか」
イーリアスの空!
オドゥッセイアの夏!その9
312 :
イーリアスの空、オドゥッセイアの夏その10:2007/11/28(水) 15:11:01
ドアが開いた。
「総監。日本が独立します」
「そんなに欲しいのか!?」
イーリアスの空!
オドゥッセイアの夏!その10
313 :
イーリアスの空、オドゥッセイアの夏その11:2007/11/28(水) 15:13:13
「デリンジャーって聞いたけど地下鉄じゃないのか」
「地図が南北逆様でうんこ!」
「メトロポリスってことか」
イーリアスの空!
オドゥッセイアの夏!その11
314 :
イーリアスの空、オドゥッセイアの夏その12:2007/11/28(水) 15:15:48
「死んでからヒーローも悪いヤツの方がいいのか」
「あら女性だってヒーローになれるのよ」
「ら抜き言葉でうんこ!」
イーリアスの空!
オドゥッセイアの夏!その12
315 :
吾輩は名無しである:2007/11/28(水) 15:16:33
生まれる前から死せる魂
死せる農奴
317 :
吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 23:17:06
BSで、ロシアのネオコンみたいな、超保守の実業家のドキュメント見たら、
ゴーゴリの死せる魂思い出した。
ちっとも変わったとらん。
ナボコフの「ゴーゴリ」復刊したのにどこにも売ってないんだが
319 :
吾輩は名無しである:2008/01/04(金) 17:45:53
由明は女の話を聞きながら立てつけの悪い家だから外から寒気が入り込んで冷えて
年寄りのように節々が痛むのだと思い、女の耳そばで男と一日中でもつるんでいる
とそんな世迷い事は治癒すると言い、女の熱をおびはじめた体に促されたように固
くなったものを夜中痛んでいたという手を取って握らせた。
中上健次「重力の都」
320 :
吾輩は名無しである:2008/01/04(金) 17:46:51
パリは燃えているか
321 :
吾輩は名無しである:2008/02/28(木) 01:28:58
「外套」面白かった?オレは全然・・。
322 :
吾輩は名無しである:2008/05/23(金) 17:43:39
東横線の車内で綺麗な女性が「死せる魂」を読んでいたよ。
323 :
吾輩は名無しである:2008/05/23(金) 23:35:46
唯一の長編だよね
324 :
吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 17:58:12
検察官と外套を同じ日に読んだ
官僚体質を浮き彫りに描いた作品だと思う。
325 :
吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 19:05:34
>>321 1919年に書かれた
エイヘンバウム「ゴーゴリの『外套』はいかにつくられているか」を読みましょう
>>324みたいな150年前の読み方をする必要はありません
326 :
吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 21:04:16
ゴーゴリ読みたいんだが
何を買えばいい?
光文社の?
327 :
吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 21:18:12
>>326 岩波文庫を読んだあとに光文社っていう順の方がいいと思う
328 :
吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 21:20:12
>>324 単に爆笑するだけでいいんじゃね?w
よくできているコメディだよ
不思議と『検察官』だけは、米川訳のほうが、のちの訳者のよりも
笑えてしまうのは何故だろうか?
個人的なことなんだがw
329 :
吾輩は名無しである:2008/05/27(火) 16:49:06
死せる魂が何故に3冊に分かれているのか
あの程度であれば1冊にしてもいいんじゃないか
読んだ事ないけど
331 :
吾輩は名無しである:2008/05/27(火) 20:15:06
死せる魂の2部って焼却された残滓は刊行されてるらしいけど岩波のには入ってるの?
>>331 残滓というと、虫食いだらけみたいなやつ?
333 :
吾輩は名無しである:2008/05/27(火) 22:14:31
>>332 よく分からないけどウィキペディア見ると2部は焼却されたけど1部は残ってて刊行されてるって書いてある
334 :
吾輩は名無しである:2008/05/27(火) 22:28:41
岩波狂人と新訳鼻読んだがゴーゴリ面白い
死せる魂もあんな感じにぶっ飛んでてユーモラスかい?
335 :
吾輩は名無しである:2008/05/28(水) 03:32:58
>>334 人によって感じるところは違うだろうけど、
はっちゃけ具合を前面に押し出すなら、短編や中編のほうが良いでしょう。
死せる魂も あんな感じにぶっ飛んでてユーモラス ってわけじゃない。
原文での地口や当時のロシア社会を理解していないと、そんなには
笑えないのかもしれない。
俺はそのへんのところが弱いから、どうにも・・・。
336 :
吾輩は名無しである:2008/05/28(水) 07:49:20
>>334 死せる魂は
ゴーゴリ的な突発的でねじけてる人物描写と極細密な風景描写の二本立て
前者はドストエフスキーも頻繁に引いてるし、おもしろいが
後者の部分は読むのがつらかった
誰だったかの家の描写がねちねちと
家からじゃなく、(たしか)家の前の門にからんでる蔦から始まって
数ページ続いたり
もちろん広大なロシアとの対比だとは思うんだけど
337 :
吾輩は名無しである:2008/05/28(水) 23:35:11
死せる魂って中途半端に終わってるのか?
338 :
吾輩は名無しである:2008/07/17(木) 18:18:56
339 :
吾輩は名無しである:2008/08/04(月) 03:06:02
短編集『ディカーニカ近郷夜話』の中のイワン・クパーラの前夜はガチで怖い。残酷だし。
340 :
吾輩は名無しである:2008/08/09(土) 06:44:09
検察官は今は光文社でしか読めないんだよね?
ということで光文社でゴーゴリデビューすることになった
341 :
吾輩は名無しである:2008/08/09(土) 07:43:43
>>340 岩波で品切れ重版未定か。。
個人的な意見だと、なぜか米川訳の岩波のほうが
笑えるんだけどなあ。。
あの米川の古めかしくて仰々しい言葉遣いと、
内容とのギャップが笑える要因なのかな、なんて
考えてるんだが。
訳者が意図していなかった要素で笑えるというか・・・w
光文社の浦さんの新訳は、試み(落語調)としては
面白いし、鼻や外套は浦さんの意図どおりに(?)
笑えて楽しめたんだが、
「検察官」に関しては、査察官よりは検察官の方が
笑えてしまった。。
光文社のほかに群像社からも出てるはずだ>検察官
343 :
吾輩は名無しである:2008/08/10(日) 06:33:43
344 :
吾輩は名無しである:2008/08/10(日) 07:25:20
群像社のやつ普通に買えるし、岩波も古本屋にいけば
たくさん転がってるだろ
345 :
吾輩は名無しである:2008/08/10(日) 14:06:13
>>344 ああ、群像社のやつって単行本のか
翻訳が特別いいわけじゃないなら安いほう買うだろ条項
光文社のは鼻と外套も入ってるんだから。
それに、汚い古本は嫌だよ。
光文社のが最高でしょ?とりあえずゴーゴリを1冊買うなら
346 :
吾輩は名無しである:2008/08/11(月) 00:22:29
おまいが気に入ればそれでいいんじゃね?w
347 :
吾輩は名無しである:2008/09/21(日) 09:13:56
>>341に同意!
でも光文社は江戸弁だから、まだギャップで笑えるかなと思う。
これが大阪弁まで行ってしまうと、さすがに笑えないだろうけど
岩波文庫で読んだ外套・鼻面白すぎた
明日狂人日記と死せる魂も買ってこよう
古い仮名使いだから少し読みにくいかな?
外套の何が面白いのかさっぱりわからん
鼻よりは面白い
ディガーニカ最高
>>350 語り手のあの適当っぷりがたまらなくおもしろい
あのころの1ルーブルはいくらぐらいなんだろう?
年収が400で高いコートが150だからよくわかんないな
昔は合成皮とかないからコートが高かったのかな?
355 :
吾輩は名無しである:2008/11/19(水) 21:58:04
ニコライ
356 :
吾輩は名無しである:2008/11/29(土) 03:55:46
物の価値も違うからなー
1ルーブリイマンぐらいだろ
357 :
吾輩は名無しである:2008/12/04(木) 23:43:45
新薬で、死せる魂?だっけでないかなー
なんとか文庫は御免こうむりたい
>>358 おなじみの死せる魂という一席でございます・・・
361 :
吾輩は名無しである:2008/12/07(日) 01:11:02
なんでやめてほしいの?
新約読んだことないけどそんなにやばいんすか?
362 :
吾輩は名無しである:2008/12/10(水) 23:20:37
ゴーゴリは意外と行け免だな
363 :
吾輩は名無しである:2008/12/13(土) 00:38:30
新宿紀伊國屋で「死せる魂」買おうとしたけど上だけなかった
お前ら戻せよ
今年は生誕200年!!
365 :
吾輩は名無しである:2009/02/19(木) 23:50:59
このスレ、結構長寿スレだなw
いま鼻を再び読んでるよ。ゴーゴリはナイスです。
366 :
吾輩は名無しである:2009/03/06(金) 16:25:34
あ
367 :
吾輩は名無しである:2009/03/06(金) 16:35:24
外套読んだ
悲惨過ぎだろ
翻訳者の癖かもしれんが、次から次に
言葉が押し寄せてくるようだった
368 :
吾輩は名無しである:2009/03/12(木) 11:29:25
ゴーゴリ 「死せる魂」 (1842)
現代の我々から見れば巨大な富を産み出すであろうと思われるこの土地と人間が、農奴制的に経営されると
マニーロフ的ルーズやノズドリョフ的バカ騒ぎやソバケーヴィチ的大食漢を育てる。それ以上のことはできない。
彼らがそれ以上のことをしようと思えば、つまり農奴制など忘れてしまったパリ風の生活をしようと思えば、
妻や娘の衣装代のためだけにでも土地も農奴も抵当に入ってしまうし、
実際パリ風はこのようにして農奴制をぶち壊しつつあった。
369 :
吾輩は名無しである:2009/03/12(木) 11:41:56
病院の経費を節約するというので、看護婦がどんどん減っている、
医療検査も下請けに出され、何がどうなっているのか、一人ひとりの患者の全体をつかめない。
そんなわけだから、病院の中で、違う患者の肺を切り取ったり、違う足や手を切ったり、
胃に入れる薬を静脈に入れたり、消毒液を点 滴液と間違えたり20CCの点滴を200CCと間違えたり大変なことが起きている。
医者も1人で責任がおえないから、関連する医者に一言相談して共同正犯のようにして責任を逃れている。
そんな医療制度がこの国を覆い尽している。
ロシアの作家ゴーゴリは作品「死せる魂」の中で、
狡猾な主人公チチコフは、 死んだ農奴を沢山買いあさってそれでインチキ地主になりすまし、
他人か ら膨大な金を借りて大儲けしょうと計画する。
この作品を書きながらゴーゴ リは自分で自分の作品に嘔吐が出たそうだ。
この作品のなかに出てくるタ イプが全員今の日本をのさばり歩いている。
規制緩和はこの国でもう十分行き渡っている
370 :
吾輩は名無しである:2009/03/13(金) 19:20:08
肖像画と狂人日記を読んだ
思うんだが、この人の作品全部が狂人日記じゃないか?
371 :
吾輩は名無しである:2009/03/13(金) 23:52:29
先日『その名にちなんで』ってゆう映画で、
内容は文豪の名にちなんでゴーゴリと名付けられたインド人青年の話なんだけど
TSUTAYAで彼女がたまたま選んできて見たよ。
まぁまぁ面白かったので軽い気持ちで見てくれよ。
372 :
吾輩は名無しである:2009/03/14(土) 00:18:26
じゅんぱらひり
青空にあるの読んだっけ面白かったので、集英社の全集端本を買ってきた。
楽しみ。平井肇訳でないのがちと残念。横田瑞穂と服部典三が半々。
死せる〜は入ってないんで別に買わなきゃだわ。『検察官』、『肖像画』他。
んでー青空の、『鼻』に一番笑ったが出色はやっぱ『外套』やね。これもでも、
爆笑しながら俺は読んでたが。つか後半はむしろ付けたしでしょうあれ(あくまでも
作品鑑賞としては。アイデア自体は、外套の代わりに猟銃でそういった実話が
あったそうでそこからでは?なんて解説にはあったが)。逆に『狂人日記』は
じぶんは読んでて、悲しかったな…。
ゴーゴリ論争勃発だそうで(笑)おやはや(笑)表向きは単一民族国家日本では見られない事態でしょうねぇ(笑)おやはや(笑)
375 :
吾輩は名無しである:2009/04/13(月) 21:18:46
376 :
吾輩は名無しである:2009/04/22(水) 05:51:57
ゴーゴリは読ませるという点では本当に凄いと思う
377 :
吾輩は名無しである:2009/06/16(火) 19:24:59
あげてみる
378 :
吾輩は名無しである:2009/06/30(火) 00:27:29
天才ということでは、ゴーゴリが最高では。
あんまり天才過ぎて、狂っちゃったとしか思えん。
『死せる魂』も面白い。
食べ物の描写なんか、もうこってりしすぎて、胸焼けしそう。
379 :
吾輩は名無しである:2009/06/30(火) 09:42:36
ゴーゴリの「外套」「狂人日記」には深い共感を得た。その主人公ってまるで
フランツ・カフカみたいだな。カフカはドストエフスキーの愛読者だったと
いうけど、このゴーゴリこそは愛読書にしても遜色ないと思うんだけどな。
共感て…
戯れて書いただけだよ狂人日記なんて
本人もそういってる
まあ面白いことは面白いけど
382 :
吾輩は名無しである:2009/06/30(火) 22:39:48
フランツ・カフカには、ドストエフスキーの影響を受けたことも否定できないが、
このゴーゴリからの影響はなかったのであろうかと考える。カフカのおかれた
境遇は、ゴーゴリの「外套」「狂人日記」の主人公にも酷似しているし、カフカが
これの影響を受けていないということ自体が不思議にも思える。
個人的には、ゴーゴリの後継者はカフカだと考えるけどな。
383 :
吾輩は名無しである:2009/07/05(日) 11:49:44
2008年、ロシアで起きた「殺人もしくは殺人目的の襲撃事件」は約2万件。
7000人に1人が被害に遭っている。
日本の警察白書によると、平成19年(2007年)に起きた殺人事件は約1200件、
10万人に1人の割合で被害が出ている。
日本の場合、殺人未遂の件数が抜けているため単純に比較できないが、
日本で起きた殺人事件の1年分が、ロシアの1カ月分に相当する。
384 :
吾輩は名無しである:2009/08/31(月) 22:33:27
385 :
吾輩は名無しである:2009/09/07(月) 16:57:49
386 :
吾輩は名無しである:2009/09/27(日) 11:07:46
公務員になるための必読書とすべき。
実際には誰も読んでいないだろうね。
387 :
吾輩は名無しである:2009/10/11(日) 08:29:49
388 :
エカテリーナU:2009/10/11(日) 11:10:58
ハラショーな日々はイラストが
とってもかわいく気に入りました。
エルミタージュに陳列したくおもいます。
◆偽造献金処理
◆まさに、「死せる魂」(ゴーゴリ)
390 :
lane ◆Oz/piFw.Ok :2009/11/30(月) 04:07:13
『露西亜三人集』という選集に、チェーホフとゴーゴリとゴーリキイが一括りにされてましたが、
この組み合わせはどうなんでしょうね
それぞれどの作品が収録されていたか今ちょっとわかりません
391 :
吾輩は名無しである:2009/12/26(土) 20:07:59
岩波文庫はもっとゴーゴリを出すべき
392 :
lane ◆Oz/piFw.Ok :2009/12/27(日) 05:29:20
393 :
吾輩は名無しである:2009/12/27(日) 14:31:08
fds
394 :
吾輩は名無しである:2009/12/28(月) 04:09:24
言葉の世界がぶっつっ壊れてる。ディカーニカ均衡夜話はおすすすすめ。
ちょうどいま青空に上がってた「ソロチンツイの定期市」を読み終えたところだが、
タイヘンなものだなあれは。21かこそこいらの頃の作品でしょう? ちょっとね、
特にその終盤あたりでテンペストを思い出したよ。――がけれども、何を描かかんとは
むしろ、意識せずに書いている部分が良いなゴーゴリは。無意識が噴出している様な
ところが彼においては、より「新しい」。まだちょっとは起きてるが、もったいないので
今日はもう何も読まない。
あww 例によって訂正を
何を描かかん → 何をか描かん
あwww 「こ」も要らんなw →21かそこいら
――と、このためだけに1レス潰すのもあれなんで、おまけとか。
読みながら俺がとった難読漢字その他のメモ。
鶉 うずら
鴎 かもめ
朝まだき 早朝
蜿蜒 えんえん
白楊 どろのき、どろやなぎ。
ゆくりなし 予想もしない。
鳧 けり 〜をつけるのケリの当て字か?
敲く たたく
麺麭 めんぽう、パン。
茲 ここ
瞋恚 しんい(しんに)。怒ること、憤ること。
嫩い わかい
哥薩克 コサック
懶げ ものぐさげ
籬 かき。垣。
嚇かす おどかす。
北叟笑み ほくそえみ。
紡錘 つむ。糸巻きなどの心棒。
懶惰 らんだ。らいだ。めんどうくさがり、怠けること。怠惰。
拱く こまぬく。 腕組みをする。傍観する。こまねく。
教父 =ゴッドファーザー=名付け親のことかっw
398 :
吾輩は名無しである:2010/01/28(木) 22:29:45
399 :
吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 09:47:28
ロシア最大の文豪
400 :
吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 18:07:42
『死せる魂』は傑作。そのうち『ディカーニカ近郷夜話』
岩波文庫を読もうと思っている。
401 :
吾輩は名無しである:2010/03/29(月) 19:35:29
ゴーゴリが現代日本に生まれていたら果たしてどのような作品を書いていただろうか
岩波のディカーニカは、もう売り切れだね。
古本漁るしかないかな。
もしかしたら田舎の本屋とかにあるのかな。
403 :
吾輩は名無しである:2010/05/17(月) 12:19:27
図書館にない?
なにこれw
半端なく面白いんだけどw
ドストやチェーホフをかるく超えてんな。
つか青空文庫で外套にぶちあたるまで聞いたことなかったぜ。
おそるべしロシア文学。
肉体が、より強くその精神を方向付けているという点においては、
まさにドストと直線で繋がってんなーとかは思う。――がそれ故に
どっちも芸術家としては俺の評価は高くないというねw
天才ないしは天才的っての、こと小説においては最上級の褒め言葉じゃないと、
個人的には。ともあれ近代小説においては、じぶんはそんな風に。
いや訂正を。芸術家 → 小説家
ディカーニカ、古本で1994年モノをゲットしたが、
旧字体だった……。
頑張って読もうと思ったが、読みにくくてダメだ。
新字体で読めるやつってあるのだろうか。
ゴーゴリ全集で読めるはず
旧字は慣れておいて損は無いよ
409 :
吾輩は名無しである:
ロシアでは他の国みたいに平等な経済活動が行われていない
あそこは都市部を離れるとすぐに田舎の風景が広がる
ロシア国内の殆どを占めるそのような場所では
まるで明治時代のような庄屋と小作人、又は旦那と丁稚
というような差別的な経済関係が資本主義への移行の過程で形成された。
封建社会から社会主義というあまりにも極端な歴史背景から
民主主義に基づいた社会秩序のあり方は都市から離れるほど雑然となっていく。
携帯電話を持ち、フリースジャンパーを着ていて見た目は我々と変わらないが
小さな町にいけば会社の社長は旦那様であり、社員は使用人である
給料とは仕事の代価というよりは、旦那様からの施しのような意味合いだ
そこへロシア正教の復活がからむと
旦那は父親、使用人は子、という家族的な枠組みが秩序として形作られ
親は子にほどこし、子は親に絶対服従。
ひどいところになると社員は仕事以外でもいそがしい。
旦那様は自分に富をもたらしたプーチン政策を強く支持し
財と人を従える優越感から“強いロシア”を声高に叫び始めた
ロシア経済を支える国民の経済活動の底辺がこのような有様では
健康的で安定した経済は望めないのではないだろうか
今のロシアは都市部で活躍する一部の富豪による経済成長しかありえない
あの国で大規模な労働争議が実現すればいいのだけれど
まだ社会主義時代への抵抗感がそうはさせないのだろうな
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1230391762/l50