1 :
三島由紀夫神社:
三島の2か・・・
否、三島の三…
4 :
吾輩は名無しである:04/12/02 05:29:39
Part8もう消えてる・・・最後のほうに
保田與重郎に比べて三島がどうのこうのってあったけど
ポストモダンで生き残るのは保田與重郎かミシマか?
5 :
吾輩は名無しである:04/12/02 15:57:23
「春の雪」冒頭の得利寺付近の写真って元になった現物はあるの?
6 :
吾輩は名無しである:04/12/02 19:17:44
7 :
吾輩は名無しである:04/12/02 20:09:07
ハ,_,ハ,,ガスガス
,:' ´∀`っ^l
,―-y'u''~"゙´ | フルフルガス
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/)
゙, "' ´''ミ.
(( ミ ;:' ,、,、
'; 彡 (・e・)ワンダフル
(/~"゙''´~"U ゚し-J゚
8 :
吾輩は名無しである:04/12/02 21:40:30
9 :
吾輩は名無しである:04/12/03 19:09:28
>4
保守思想ももう少し軽くならないと
保田與重郎「私の郷里は桜井である、大和桜井の風土の中で身につけた・・云々」
とか言われても、若い世代はついていけないのでは?
若い人は西尾幹二にすらついていけない(笑
福田和也くらい軽くないとついていけない。よって生き残るのはミシマ。
10 :
吾輩は名無しである:04/12/04 00:22:27
得利寺=日本のお寺と勘違いした人いますか?
11 :
吾輩は名無しである:04/12/04 04:18:27
12 :
吾輩は名無しである:04/12/04 04:22:05
13 :
吾輩は名無しである:04/12/04 04:30:31
よく見たら6と同じだった・・・
14 :
吾輩は名無しである:04/12/04 09:00:20
三島先生が今日の日本をみたら何とお嘆きになるでしょうか?
恥の多い国になってしまいました
16 :
吾輩は名無しである:04/12/04 19:34:22
17 :
吾輩は名無しである:04/12/04 21:16:59
じゃあ作品中に出てきた「日露戦役写真集」なるものも実在するかも知れないね
三島が仮に今生きてて、凄い元気で、精力的に作家活動やってたとすれば、
村上龍のような面を半分持ってたと思うぞ。もう半分の面は正当派純文学で、
相変わらず「豊饒の海」みたいのに定期的にこだわってた。
年取ったら歴史物書きたいとも言ってたが、アレは片手間としてだろう。
「男は消耗品」「13才のハローワーク」の類の「時事」に切り込んだエッセイ
で世間の注目を常に引く事を考え、同時に荒稼ぎ。
また、お遊びの小説として、「ラブ&ポップ」のようなのも書いちゃうかもしれん。
元祖サブカルは、なにあれ三島だったからなあ。
女子高生100人にインタビュー、自身も100人と援交体験、そのルポ、とか出し
ちゃうかもしれん。そうなると幻滅だよなあ。
やっぱり1970年に自決したのは正解だったんだよ。そう考えろ。
19 :
吾輩は名無しである:04/12/05 15:50:47
20 :
吾輩は名無しである:04/12/05 22:58:04
>>18 「男は消耗品」・・・の類の「時事」に切り込んだエッセイ
↑
「不道徳教育講座」だね!
お遊びの小説として、「ラブ&ポップ」のようなのも書いちゃうかもしれん。
↑
「肉体の学校」とか「命売ります」だね!
21 :
吾輩は名無しである:04/12/05 23:05:27
でも、「滑りっぱなし」で、若者にあまり相手にされないような感じがする。
大江スレ荒らすの止めてもらえませんか?
23 :
吾輩は名無しである:04/12/06 00:47:55
いい
先週のNHK俳壇の三島を詠んだ投稿俳句の件、既出ですか?
26 :
吾輩は名無しである:04/12/06 05:12:09
春の雪朧に霞む夢のあと
はるのゆき、おぼろ・・・
はるの由紀夫・・・
春の雪は当然豊饒の海
27 :
吾輩は名無しである:04/12/06 15:57:03
なぜ三島は詩を書けなかったんだろう。
28 :
吾輩は名無しである:04/12/06 19:51:56
書いてるだろ???
全集37巻は詩集。
三島六歳から没年にかけて書かれた詩・訳詩・歌詞・俳句・短歌など
詩歌作品657編が収録されてる。
29 :
吾輩は名無しである:04/12/07 13:41:07
保田與重郎は第2次世界大戦後、左翼陣営から叩かれて、
不当に文壇から消されてしまったが、
独自の文体を持つ、優れた作家であると思う。
先入観なしに読んだら、今の若い人でも感銘を受けるだろう。
彼の作品が、当時の青少年に支持されたのは、
彼の文体の力によるものが大きい。
帝国主義を煽るだけなら、誰にでもできた。
三島の場合、一見、保田與重郎と似たようなテーマを扱っているように
見えるわけだが、そのテーマの扱い方が全く違う。
三島にとっては、愛国とかいったテーマは、
三島個人のコスプレや、マスターベーションの素材に過ぎなかった。
30 :
吾輩は名無しである:04/12/07 13:49:59
三島は20代の頃詩をやめたと自分で言っている。
声 より
31 :
吾輩は名無しである:04/12/07 13:57:51
32 :
吾輩は名無しである:04/12/07 17:55:40
33 :
吾輩は名無しである:04/12/07 19:35:13
ホモホモ
34 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:30:27
>>32 収録作品にちょっと不満。
文化防衛論が収録されるのは良い
でも橋づくしは名品だが、浪漫派文庫でなぜ?
卒塔婆小町?? 近代能楽集では一番好きだけど・・・
英霊の声とか剣とか収録して。
36 :
吾輩は名無しである:04/12/08 04:16:55
>>29 「三島の場合、一見、保田與重郎と似たようなテーマを扱っているように
見えるわけだが、そのテーマの扱い方が全く違う。」
↑
当然だ。三島が本格的に文筆活動を始めたのは敗戦後、
1952年まで日本は占領されてたのだから、
そこを割り引いて考えなくてはいけない。
37 :
吾輩は名無しである:04/12/08 04:53:29
保田與重郎は、時代が右に傾いているときに、
追い風の中で書いていた。
晩年の三島は、時代が左に傾いているときに、
向かい風の中で書いていた。
左翼全盛の時代に右だった三島のほうが大変だったはず。
38 :
吾輩は名無しである:04/12/08 05:10:56
>>29 「保田與重郎は第2次世界大戦後、左翼陣営から叩かれて、
不当に文壇から消されてしまったが、・・・ 」
↑
三島は、左翼全盛の時代に書いていた。
全然左翼につぶされなかった三島のほうが保田與重郎より上。
保田與重郎は、なんで左翼陣営と戦わなかったのだよ。
時代が右のときは、態度でかくて、左のときは、黙っちゃって。
左翼と戦った三島のほうが立派。
蓮田善明 最強
40 :
吾輩は名無しである:04/12/08 14:53:17
>>38 保田は戦後、GHQから睨まれて出版社から相手にされなくなったらしい。
41 :
吾輩は名無しである:04/12/08 15:30:34
>>39 日本が敗戦を迎えて、周りが皆戦争への反省の弁を述べていたときに、
小林秀雄「僕は無智だから反省なぞしない。
利巧な奴はたんと反省してみせるがいい」
↑
こちらも最強。
よっぽどの事がなければ、文章を書いて反省するなど有り得ない
最初から反省を前提に文章を書くやつなんているのかね?w
そんなの道理から言ってもおかしいし、100パーセント自分で信じられないことならそんなことを書くべきではない
43 :
吾輩は名無しである:04/12/08 18:59:19
戦前でも戦後でも、
左から転向する人とか右から転向する人とか多いだろ。
長い人生を考えると、全然考えが変わらない方がむしろ変。
戦前戦後では武者小路実篤の豹変ぶりが一番ヒドイ。小林秀雄を見習えや
45 :
吾輩は名無しである:04/12/08 20:47:57
三島が愛国者だとか言っている奴は保田を読んで出なおしなさい。
三島は結局、本人が忌み嫌っていた女々しくて頭でっかちのモヤシ
にすぎなかったんだよ。
「憂国」にはマジで笑えるね。憂国という仮面を被ったセックス小説w
文学者に愛国者なんているわけねーだろ。三島の愛国も自分が傾倒できるごく限られた狭い日本だけだよ。
47 :
吾輩は名無しである:04/12/08 22:20:27
というより、たしか三島本人が愛国という言葉を嫌っていたはず。
三島は愛国という言葉を使ったことないのでは?
>>「憂国」にはマジで笑えるね。憂国という仮面を被ったセックス小説w
↑こんなこと言って、憂国読みながらオナニーしたんだろ
49 :
吾輩は名無しである:04/12/09 01:18:38
>>48 きみは「憂国」で興奮するの? ヤバいねw
50 :
吾輩は名無しである:04/12/09 02:38:23
憂国でオ○ニーって、きみたち古風だね。w
>>37 だったら右よりのこれからに左全開の進路を取りそうな俺は英雄だな
愛国って言うじゃない?
これからは「愛星」ですから!
残念!
へっぷく!
53 :
吾輩は名無しである:04/12/09 17:59:12
>>51 甘い。今はニセモノの保守がはびこっているだけ。
エセ保守のこれからにホンモノ保守全開の進路を取りそうな人が英雄。
>>53 そうは言ってもニセとホンモノの区別なんてつかない。
三島を見てると特に。
55 :
吾輩は名無しである:04/12/09 18:20:30
>>52 愛星も遅い。時代は愛宙。
君は宇宙の為に死ねるか?
話がガンダムめいてきたな…
憂国三部作の真ん中「十日の菊」って新潮文庫のどれに入ってる?
59 :
吾輩は名無しである:04/12/11 12:56:51
60 :
吾輩は名無しである:04/12/11 17:56:12
>58
新潮文庫にはない。残念ながら全集だな。
62 :
吾輩は名無しである:04/12/12 02:48:40
三島ってホモじゃないですよね?
仮面はギャグですよね?
63 :
吾輩は名無しである:04/12/12 04:50:25
>62
おまえのその質問がギャグだよ。そのネタもうあきたぞ。
64 :
吾輩は名無しである:04/12/13 06:25:47
65 :
吾輩は名無しである:04/12/14 04:25:15
66 :
はるか高み:04/12/15 00:34:55
実にくだらん。少しはまともなことを語れんのか、君たち。
この世でもっとも重大なのは「古事記」、次に「葉隠聞
書」、次に「古今集」であるが、三島とても「古事記」は読
めなかった。それは過去も未来も僕以外に絶対に読めないの
であるから仕方ないとしてもだ、三島を語るには「葉隠聞書」、
すなはち「葉隠」を語らずに何の三島だ。
いいかね君たち、三島文学の種本は「葉隠」なのだよ。それ以
外のなにものも種にはなつていないのだ。全ては「葉隠」が土
台であり、教本であり、三島文学と三島の人生の全てなのだ。
そこから一歩も出ていないのだ。
67 :
はるか高み:04/12/15 01:10:18
三島はその名の由来を隠しても、三島由紀夫の名は「葉隠」の
作者・山本常朝の藩主、鍋島某に由来している。
「葉隠」は闇の聞書であり、実にとんでもない代物であるが、
三島やある者にとっては二つとない悪の種本として唯一無二
の座右の書、そして種本、且、教本となっている。
68 :
はるか高み:04/12/15 01:35:21
泥酔したから言うわけではないが、世の中、無知で満ち満ち
ている。誰か一人でもいい、少しでもいい、この世に目のあ
るやつはいないのか。
僕は金も名も地位もなんもいらん。少しもいらん。くれても
いらない。ただこの世の無知に耐えられん。あらゆる権威の
無智無能ぶりをきみたちが理解できるならあますとこなく知
らせたい。意味もないのに教えたい。
日本語が少し分かった。日本語の文法は宇宙法則に則ってる。また日本語自体が宇宙法則に則ってる。
日本語から、僅かながら、はるか高み氏の言う所の「天界」と言うものを垣間見られた。
また日本語から思想になるとは、本当だった。例えば日本人の自然観が、そのまま自然と言う文字に
なっている。日本語の文法や、漢字自体が、既に日本の「思想」と言える物に則られて創られていたのだ。
言うならば、古より日本人の思想は宇宙法則に則られて形成されていたと言う事になる。
「ちからもいれずして、あめつちをうごかし」まさしく、これが日本語と言うものを現していた。
しかし今だに、真の日本語については分からない。
ある所に書かれていたのですが、人麻呂の歌「皇は神にしませば天雲の雷の上に廬するかも」
という詩は、本来の意味にすると、天皇は現人神でいらっしゃるから雷の鳴る雲よりも高い
尊い座にお住みになるのだ。となるらしいのですが、
・雷=五十土=五十音言霊 ・天雲 天=高天原 雲=組む
・廬=いほり=イを掘る=言葉の原理を掘って探す
という以上の原理を組み込むと、天皇は神であるから、高天原の精神の高みにお住いになって
言霊の原理に基づく五十音の操作(政治)をしていらっしゃる。の意味になるのだと言うのを
聞きました。
もしこれが真の日本語の解き方なら、日本語を完全に理解する者は、日本の伝統や文化、感覚
などに相当精通している必要があり、また相当の知識がないと駄目だという事になります。
どうなんでしょうか?>68氏
71 :
はるか高み:04/12/15 20:33:08
>>70 お好きなようにというか、ならやめたほうがとしかいい
ようがないが・・・・。
僕の場合はおかげさまで体験から得た思想ですし、それ
に僕には案内人がおるようですし・・・・。
三島も僕も日本語なんて直ぐに卒業しています。そこで
三島は「葉隠」と「古今集」に、僕は「古事記」と「万
葉集」に。二人の資質と立場の違いというものがそうさ
せます。
>>69 万葉集でも読んで指をくわえていなさい。
結局、日本語を辿っていったら言霊にしか行き着かないんですが・・・。
言霊が関係あるかないかだけ教えて頂けないでしょうか?
方向を間違えたら、それはそれである意味無意味でしかないですし。
だけと言ってしまいましたが、
三島の著書にある手引書は何なのかも教えて頂ければ幸いです。
74 :
はるか高み:04/12/15 22:47:15
>>72 それが君の思想になったのなら、それでいいのではないのですか。
但し、君の思想の行き着く先は、「めちゃりくちゃり」というか「
御意にというか」、そんなたあいのないものなのです。
僕なら三島と違ってそんなものを第二ランゲージとしないなぁ。
>>73にも答えたよ。これでよろしいかな。
有難う御座いました。最終的に分けがわからなくなりました。
なんとか辿り着こうと思いましたが、
もう日本語について探る時間が無いので、本来の方向に進みます。
秘密の秘を必ず示すと書くように、日本語の秘密も、いつか何処かの勇者に
よって必ず世に示される事だろうと思います。まぁ余った時間があったら、
日本語についても探求しようとは思いますが。
最後に、古事記の読み方は全部で十五通りあるそうです。
古事記は歴史書として、また異星人と地球人との関りの話として、
また神々の物語として読まれ、
またある者は古事記から人の心の構造を読み解き、
またある者は古事記から宇宙工学を発見しました。
多重構造とはこの事であろうと思っております。して、一つの本から様々な事を
読み解けるのですから、言葉と言うものにも根底に法則があるのだろうと
考えましたが、もう時間に余裕が無いので深く追求できません。
では、本当に有難う御座いました。
76 :
はるか高み:04/12/16 00:25:32
どういたしまして。あなたの鋭さに感心していました。そう
ですね、あなたにはあなたの道があるでしょう。がんばって
ください。
僕はあらゆる権威を否定するが、慶応大学のあるお医者さん
の言葉だけは、否定しないなぁ。何千例の治療から得た結論
だそうだが、学会や他の医師などからつまはじきになっては
いる。僕はその先生の主張を正しいと思うし、今ではその思
想を信奉している。
本当の癌というのはほんの僅かある。それは何をしても助か
らない。しかしそれ以外の癌といわれるものは本当は癌にあ
らず、なにものかが癌に見せかけている。放って置けば自然
消滅するのに、抗がん剤や放射線療法や手術をした途端にそ
の見せかけている癌もどきのものは、本物の癌に成り変わる。
「古事記」で僕は読むのは、僕が読むべき、迷うことないた
だ一つの真理で、他はいざ知らずです。機会があれば全訳を
明かします。
77 :
吾輩は名無しである:04/12/16 01:09:52
>>75 やはりな。あぃ。勇者は優柔不断、 ・・・。
78 :
吾輩は名無しである:04/12/16 01:13:23
ならやめといたら
あらゆる権威が無知な故に、世の中が無知であるというのは分かります。
科学的に言うと、癌とは中性子の一部の歪みにしか過ぎません。
心の在り方によって、本当の癌になったり、歪みが直り自然消滅したりします。
全訳楽しみにしてます。はるか高み氏も頑張ってください。では。
>>はるか高み
お前のような口先三寸の頭でっかちの野郎を、
三島は最も憎んでいただろう。
「暁の寺」の菱川はお前をモデルにしたのかもな。
81 :
はるか高み:04/12/17 23:55:46
>>80 頭でっかちではないなぁ。君と同じぐらいだよ。しかし真実を見る
目だけはある。
>>79には決してつられないのもその証である。
三島は僕をうらやんでいたのだよ、君。いつかそれもわかるだろう。
僕は三島の長編小説を最後まで読んだのは「春の雪」だけだけど、う
らやむほどだものさもあろう。モデルにして当然かもなwではなく全的
にそうなのだ。
第一、題名だけで内容が判るので読む必要もないし、読めば眠くなる
のだよ。
82 :
はるか高み:04/12/18 00:28:47
僕は時間を戻すとは断言していないが、残念だがそれだけはで
きないなぁ。
はるか高みがつまらなすぎる。
釣りじゃないんで反応しないでね
85 :
はるか高み:04/12/18 07:56:18
>>83 それは君たちがつまらない人達だからなのだよ。三島と三島
文学は「葉隠」が全てで、他になんにもないんだよ。三島や
三島文学を知りたければ、「葉隠」一編を読めばいいと言っ
てるじゃないか。
ただね、三島の凄いところはある時点で三島文学の全てを川
端康成の文学にシフト、つまり一切合財をその文学に放り込
んでいる。しかし僕とても未だに読めないのである。鍵がか
けられている。開くに開かないその戸が、世界の大問題なの
だ。三島はまだ敗れていないのである。
86 :
はるか高み:04/12/18 08:11:29
一切合切だよな。
敵と呼ぶ人に言うのだが、三島は最後の最後で「どんで
ん返し」を狙っているのではないかな。つまり裏切りで
あるが、僕は三島を信じるなぁ。
87 :
はるか高み:04/12/18 20:08:07
さきほど僕はその鍵のなんたるかををある古典文学から
知った。しかしその戸を開けてはならないと直感した。
やはり、共謀だった。三島がノーベル賞を辞退したわけ
と川端の受賞の理由は正にそのシフトにあったのである。
もちろん共謀はふたりにかぎらないが、文学とはかくも
闇にうごめく卑怯なものかと再認識する。
88 :
三島ホモ夫:04/12/19 13:25:34
>>1はいるか?お前に惚れた馬鹿がいる。それは俺だ。
最初に言っておくが、俺はホモではない。
そういうのには全く興味ないし、気持ち悪いと思う。
だが、お前の書き込みを見て以来、
俺の中の何かが大きく膨らみはじめたんだ。
いつの間にかお前の書き込みを探していたり、
オナニーの最中にお前の事を
思い出したりするようになっていたんだ。
ああ、俺だって嫌だったさ。しかし、ある日をさかいに、
俺の中の何かがはじけたんだ。
俺は最初からお前でオナニーするようになっていた。
74回、これは俺がお前で抜いた正確な数字だ。
おそらくお前は、俺のことを拒絶するだろうと思う。
だが、これだけは覚えておいてほしい。
俺は常にお前の近くにいるという事をだ。
満員電車で、首筋に熱い鼻息を感じたら、それは俺だ。
オフ会で、妙に熱い視線を感じたら、それは俺だ。
無言電話がかかってきたら、それは俺だ。
そして、もしこの先お前がレイプされるような事があれば・・・。
お前がこれを読んでいる時、俺はすでに行動を開始している。
89 :
吾輩は名無しである:04/12/19 13:51:03
91 :
吾輩は名無しである:04/12/20 15:30:25
age忘れた。
92 :
吾輩は名無しである:04/12/20 15:32:04
↑の10月20日の日記。
URLからすぐいけなくてごめんよ。
93 :
はるか高み:04/12/21 08:11:11
ホントにくだらんなぁ、どうにかならんのかな。
三島が兵役を逃れられた理由でも書こうか。
それはね三島が、三島の宿命としての古事記の解を書いたから
に他ならない。そうなのだ、二十歳の三島はすでに古事記を読
めていたのだ。その要旨をある物に書いていた。不思議にもも
のは見るのだよ。三島はそれを利用した。現実になって狂喜し
ただろうね。反面だから僕は知り得たことを文字にはしない。
すべてを頭で描くのである。見られてもいいと思うものはこう
して書くが、それはそれでで大変なのである。最初は直感がそ
うさせていたのだがね。
僕と三島の古事記の解は途中までは全く同一である。それから
先の僕が読むべき解は三島にも読めない、ということは前に書
いたよね。
94 :
はるか高み:04/12/21 19:16:02
三島が古事記から読んだものこそ、驚天動地そのものなの
である。しかし三島はそれを公にしたとは云えない、つま
り君たちにわかるようには明かしていない。三島の発見で
はあるが、僕が行動する時は明白な形でそれも紹介せねば
ならないだろう。
僕は今、数多くのあらたな発見を目の前にしている。いや
すべての発見は一瞬に済んでいる。これからその正しさの
確認作業に入ろうとしている。忙しくなりそうだ。
95 :
はるか高み:04/12/21 23:33:37
三島が読んだ古事記は、何が記されていたか。驚天動地そのものと
言っても、君たちは何もわからんだろう。そこで言うのだが、公に
したらあるいはお国にミサイルが雨あられと飛んでくるかもしれん
なぁ。そんな要因のある大事が書かれている。
なんで大昔の古事記に、という君たちはあまりに時間というものに
無知なのである。
96 :
はるか高み:04/12/22 00:08:54
今日も飲むたたなぁ。だけかつられてかいてくれよ。でなきゃあ
もうここには来ない。算術ぷんだけ待つ
97 :
はるか高み:04/12/22 00:15:05
よしさうぶんマッチ。もうま店
。さようおよならだけ。
98 :
はるか高み:04/12/22 00:50:23
失礼、退屈なのでキーを見ずに打つ練習をした。君たちはできるの?
僕にはできないなぁ。
あえて釣られます。
>95
未来じゃない?
未来とは過去であり、今は過去でも未来でもある。時間とはそういう物。
日本の神話を解いた人物が、未来は既に過去で起こっていたと言っていた。
100 :
はるか高み:04/12/22 01:18:42
ありがとう。もちろん未来のことではあります。
時間とはそういうものではないと思います。似て非なるものとで
もいいますか、時間は正逆つまり過去と未来に同時進行している
のです。
(因みに、真に神話を解いてるのは、三島のある神に直結する言葉
だけですよ。)
ですから、古事記は文字面通りに古い事を記してもいる、つまり
今の現実を歴史として語り継がれてきたものを記したものでもあ
るのです。したがって未来は過去で起こってはおりません。
101 :
はるか高み:04/12/22 01:27:29
相対的ということでは、大きく違っていません。
時間のパラドックスであるけれど、時間の相対原
理よりももっと大きな全ての相対を司る原理が思
想になければ、解き得ない真理なのですよ。
102 :
はるか高み:04/12/22 01:40:51
ただしね、未来といっても現時点ではすでに起きてしまつた大事です。
ああなるほど。根本原理が元にあるから、多重構造を可能にしているのか。
三島が未来を知っていたのは、彼の発言から予想できましたが、
古事記からそれを得たとは知りませんでした。
文字と言うのにも力がある。力も入れずして天地を動かし・・・
文字にはしないと言うのは納得です。
まぁどちらにしろ、あの世には時間が無いらしいからな。終
105 :
はるか高み:04/12/22 09:29:40
三島の「三熊野詣」だよね。短編の類なので十年も前だ
が一度読んでいる。つまりそれを踏まえてのものいいで
けっこう。なるようにしかならんしね。
確か「香」「代」「子」のみっつの櫛だったよね。「紫
の袱紗」、ついにそこまで来てしまったのだね。しかし
終わらないなぁ、きっと。
「あ」の世は時間が無いというならば、たぶんそうだね。
106 :
はるか高み:04/12/22 17:44:48
>>103 そうなの?勝手に納得してください。まあ、永遠に見らもしない
から、あらためて言うこともない。よかったね。
永遠は無いだろうな。もし発見できなかったとしても、21世紀中には見られるだろう。
まだもの凄く若いですから。
分かりましたが結局、日本語は明かさない方が良いというのはそうですね。
だから隠すしかなかったし、高み氏もここでこうしている。
これは直感ですが、古事記とは現在から見て、古い事しか分からないのでしょう。
未来の大事も書いてあるが、それが起こってしまわないと発見できない。
いや、ある程度は予想できるのかもしれないが。
すなわち、ここから想定できるのは、歴史にも法則があるという事。
全てには根底にはたらく法則があるという事。
日本語を分かるには、それはその人のさだめに委ねるしかないのでしょうね。
またそうでなければ、分からないのでしょう。
自分は異星人、神霊界、端に追いやられた科学等、一般に否定された物を
知ってきましたが、これらは見事に一体になりました。
ここから、異性人=神=人間という思想を培った。
輪廻転生についても、霊的進化についても、現世の意味についても知った。
このスレの人も、ここに来たのも何らかの縁でしょう。
一般に馬鹿らしく、あるいは一般からして非現実的に聞こえても、
それが真実である場合がある。俺は分からんが、真の日本語は本当に実在するよ。
以上です
まぁただ言えるのは、霊的指導者無しに日本語を発見したはるか高み氏は凄いけどね。
109 :
はるか高み:04/12/22 23:37:48
僕は隠していない。日本語の存在ばかりか、解読表の存在も
明かしたでしょう。
そればかりか、三島の著書に解読表があるばかりか、どの本
かも明かしたでしょう。そりゃあ、あまりに君たちに失礼だ
から手にとるようには案内してはいない。とにかく僕が明か
した本のとある単語に注目さえすれば、すぐにあるものにた
どりつき誰にでも日本語は読める。もちろんそれでも馬鹿に
は解らんよ。日本語とは鍵がなくとも読める、つまり智恵の
ある者なら誰でも読めるのだ。確たる思想を知るために要は
何を読むかなのだ。
御免。結構勘違いしていた。
解読表の存在は知りませんでした。
世阿弥想起の前提に「小説家の休暇」があるとだけ聞きましたが。
もしかしたら自分が来る前に書かれていたのかも知れません。
111 :
はるか高み:04/12/23 00:16:17
>>107の直感のようではないなぁ。それではまるでなんかの
大予言のような、こじつけではありませんかw。
起きるまえに5W1Hがに判ります。まるで見てきたように判ります。
>>111 未来が読めるって言うから「聖書の暗号」と言う物に直感的に結びついて、
その「聖書の暗号」みたいな物かなと思ったが、違ったか。
御免忘れて。
113 :
はるか高み:04/12/23 07:36:34
だだし、天界の文法にのつとってだがね、その文法の教本もすでに
示してある。じつに単純、文字の転換にしたってすぐに解けるはず
だよ。
あくまでも問題は読むべき対象なのだ。三島と僕とでは違うのであ
る。僕の場合、さし迫って読むべきものもあり、すぐ先の未来も読
まねばならない。まぁ、あることについては見てきたように見えて
いるがね。その徒労についてはごくろうさん、としかいいようがな
いなぁ。
114 :
はるか高み:04/12/23 08:03:30
多重構造になっていないものもある。一つの詩の中に二つの悪が連
なっているものもあるのである。いわゆる古典文学ではないがね。
もっとも重要なものであるかもしれないなぁ。もちろん今日・明日
の問題だから、僕には手に取るように見えている。君たちには何の
ことかは永遠にわからない問題なのだがね。
115 :
吾輩は名無しである:04/12/24 17:07:30
116 :
はるか高み:04/12/24 20:47:43
117 :
はるか高み:04/12/24 20:56:18
まるで初期のホームページビルダーみたいだね。
三島の日本文学小史を少し読んだが、明らかに三島は何かを前提に話ししている。
正直理解不能。何を言ってるのやら・・・。
誰か理解できる奴はいるのか?
おいはるか高みここはお前のスレじゃねーんだからどっかいけ。
正直最近お前がうざい。
120 :
吾輩は名無しである:04/12/25 20:10:01
121 :
吾輩は名無しである:04/12/27 23:31:33
僕は三島さんが嫌いです
122 :
吾輩は名無しである:04/12/27 23:32:36
ってのは嘘です
123 :
吾輩は名無しである:04/12/28 01:06:29
宇多田ヒカルってなんか三島君に似ていると思わない?
ミッシーなんかイイカンジ
青空海どうこの潮騒
ミッシーまじでナイスバディ
カモンベイベドゥーザロコローション
刺激が欲しけりゃサゾになれwоwоw
上に戻る
125 :
三島由紀夫:04/12/29 02:24:29
三島由紀夫万歳!!!
太宰治万歳!
三島ヲタと太宰ヲタって何でこんなに張り合ってんの?
128 :
吾輩は名無しである:04/12/31 09:44:05
正直いって、太宰は文章がヘタでないか?
三島の文章と比べると、はっきりするけど。
129 :
吾輩は名無しである:04/12/31 22:52:16
唐突ですみませんが、「潮騒」って面白いですか?
130 :
吾輩は名無しである:04/12/31 23:18:29
三島自身は、『私の遍歴時代』で、
『潮騒』の通俗的成功と通俗的な受け入れ方は、云々
と言ってるように、大衆小説みたいなおもしろさはあるね。
131 :
吾輩は名無しである:05/01/01 00:21:28
ふふふっ、三島の弱点を発見!!!
三島は「受験に失敗したことがない」と偽っていたが、
実は中学受験のとき開成中学の入試に、
高校受験のとき一高の入試に、
就職のとき日本勧業銀行の採用試験に失敗している。
・・・・・
133 :
吾輩は名無しである:05/01/01 17:40:13
三島の最高傑作は断然、金閣寺。
134 :
吾輩は名無しである:05/01/01 20:05:38
>>127 一見、二人の作品はぜんぜん違うように見えるが、
三島自身が語っているように、二人は似ているんです。
135 :
吾輩は名無しである:05/01/03 03:03:12
>133
絶対的な代表作がある作家は強いね。いつの時代でも生き残るよ。
ほとんど読んだことない。金閣寺は数ページで挫折。
137 :
吾輩は名無しである:05/01/03 03:46:54
>136
金閣寺の最初の数ページって、主人公の自己紹介じゃないですか、
それで挫折ですか・・・
138 :
吾輩は名無しである:05/01/03 13:47:15
暁の寺って唯識とか出てきてムズ杉
「金閣寺」は三島が力入れて書いた作品だけど、他の作品もじっくりと読んだ人間から
すれば、それほど秀でて傑作と言えるのだろうか?俺は特に傑作という気もしない。
それよりか、金閣寺よりも若い頃、まだ童貞だった頃に書かれた「潮騒」の方がよっぽど
いいと思う。
あげつらうわけではないが、小林秀雄との対談で、金閣寺の作品としての欠点を問われて、
それを当の三島自身がハッキリ認めちゃってるんだよな。ドストエフスキーの罪罰みたいのは
本物という気がするが、あなたのは偽だな。と言われてる。まあこの対談面白いんだけど。
話は飛ぶが、三島って十代の頃の短編、つまり花盛りの森の頃前後が、最も凝って複雑で、
且つ丁寧な作品書いてたな、と思う。今までの未収録だった作品が大量に収められてる、新潮
の全集の「短編編・1」なんか読むと凄いぞ。
あれらが、あの若さで書かれたなんて奇跡としか言いようがない。
それに比べ、すっかり商売っぽくなってしまった、35歳過ぎの三島の長編(命売ります・
夜服会・愛の失踪)などを読むと、その軽さにビックリしてしまう。なにも軽くなったから
悪くなったとか質が落ちたとか、そういうわけではないが、10代であれほど書けた人間の
する事じゃーない。
本当に書きたかった事が、常に頭の片隅にあって、それが豊饒の海という形でドカンと爆発
したわけで。まあ「命売ります」なんかは、スピーディーに仕上げた、小遣い稼ぎのエッセイ
程度のものでしかないな。それでも島田雅彦の最高傑作なんかよりも、ずっと出来の良い作品
なんだから改めて三島には脱帽する。
なんか色々書いたが、要するに三島が「力入れて」書いたのが、「金閣寺」と「豊饒の海」と
「仮面の告白」と「十代の頃の短編」、「潮騒」、「禁色」、・・・、なんだよな。
俺的には、十代の頃の短編にもっと着目したら面白いと思う。コアな三島読者には特に。
140 :
吾輩は名無しである:05/01/03 17:13:09
>>139 どの短編?どう凄いの?
もしもわかるなら示してよ。
141 :
吾輩は名無しである:05/01/03 17:39:19
>139
やはり、代表作は、金閣寺。世界に出ても、
「金閣寺」のミシマ
で恥ずかしくないだろ。
「潮騒」を書いたミシマとか、
「中世」を書いたミシマでは弱い。
142 :
吾輩は名無しである:05/01/03 17:52:34
>>139 三島の十代の短編の、どの短編がどのように凄いの?
143 :
吾輩は名無しである:05/01/03 18:00:28
>>
そうだよ、偉そうに能書きたれたんだから、どう凄いかぐらい書いても
らわんとな。でなきゃあ「N」で二度とでてくるなやw。
144 :
吾輩は名無しである:05/01/03 19:09:45
>>140,142,143
まあ、新潮の三島全集「短篇・1」を読んだ上で俺に質問してくれ。
別に偉そうに書いてるつもりは俺はないが。2チャンの書き込みなんて、便所の落書き
程度のものなんだから、という意識しか俺はないんでなア。
勝手に皆だって意見を色々書いてる、それだけだろ?
俺だってそうだ。
マジに返答してもマジに返してくれなければ不毛だしな。
>>141 そういう意味でいつも「金閣寺」がクローズアップされ、イメージ付けられるのは
もう変えられないんだろうな。
>>145 「便所の落書き」にまで程度を下げるのはこの手の奴なんだよな。
問質されると逃げて誤魔化す。
147 :
吾輩は名無しである:05/01/04 00:48:40
>>146 俺はNじゃないが、問質とかいってっけど、いちいち構ってられない気持ち
もわかる。
日本人は、目立つものをつぶしたがるのさ。
出る杭を打つ。皆、同じ、均等化したい。
日本人の特徴は、何でも画一化したがることと、人の目を気にし過ぎること。
2チャンでもそれが顕著に出てる。
いちいち、そういう奴らに付き合っていたくない気持ちはわかる。
148 :
吾輩は名無しである:05/01/04 08:29:22
>>146147 三島のスレは文学に来るほとんどの人が見ている。皆んな君より
ずっと上等の人達である。すこしは考えてくれたまえ。
149 :
吾輩は名無しである:05/01/04 10:37:27
モーレツに書きたくなったから
「自殺しなかった理由は何?」
150 :
吾輩は名無しである:05/01/04 11:16:52
>149
???
151 :
吾輩は名無しである:05/01/04 15:32:17
作家が、作品の商業的成功を意識した結果、
作品の質が落ちてしまうというのは、よくあることですよ。
三島の場合は、作品の商業的成功に加えて、
自分自身を「男らしい憂国戦士」として売り出すことにも必死になっていたが。
ダヌンツィオの真似だね。
152 :
吾輩は名無しである:05/01/05 00:00:09
>>139秀雄御大になんと言われようと、金閣寺が三島由紀夫の傑作であることに
何の変わりも無い。
三島はいろんな良さがあるからなあ。
154 :
吾輩は名無しである:05/01/05 00:46:21
>151
三島は最後の最後にはダンヌンツィオを軽蔑したはず。
というのは、ダンヌンツィオは晩年どっかの湖畔で優雅に暮らしたので
三島は、ダンヌンツィオをニセモノの行動者と断定したもよう。
155 :
吾輩は名無しである:05/01/05 02:44:26
三島の場合、最後がすべてのようだ。
したがって、生前なにを書こうが、最後の行動で、
蓮田善明 > 保田與重郎
のような評価になってしまうらしい。
単純といえば単純だが・・・。
156 :
吾輩は名無しである:05/01/05 12:43:18
潮騒は主人公とヒロインが方言でなく、標準語で話した方がよかった。方言だと萌えずらい。
157 :
吾輩は名無しである:05/01/05 14:41:26
三島もダヌンツィオも政治音痴が政治を熱弁して、
とんちんかんな行動をして醜態を晒した、という点ではそっくり。
それに、二人とも派手好きで、露出趣味だね。
ダヌンツィオが老後を湖畔の豪邸で過ごしたっていいじゃないか。
もともと彼は豪奢な生活をしていたのだし、
政治に向いていないことを悟って政治からは足を洗ったのだし、
イタリア文学史上に聳え立つ文学作品をたくさん残したのだし。
158 :
吾輩は名無しである:05/01/05 14:47:53
三島の切腹をもって、彼を「行動者」だと高く評価するバカが多い。
これは不思議な現象だ。まんまと三島の演出に酔っているのだろうか。
彼は若い時から切腹に性的快感を覚えていたから切腹したのである。
別に切腹に値する責任をとって切腹したのではない。
ちょっと自衛隊の一般人向きの演習に参加しただけでいい気になって、
自分を憂国の英雄だと勘違いし、またそう信じこみ、
自衛隊に乱入してほんものの自衛隊員を前に的外れな演説をし、
ほんものの自衛隊員に侮蔑され、そして森田と一緒に切腹しただけ。
この「行動」にどういう価値があるのだろうか。
あるとすれば、三島の願望が成就したということだけである。
159 :
吾輩は名無しである:05/01/05 14:57:22
三島が本当に国を想っていたなら、政治に参加すれば良かった。
そういう意味では、保田は政治に参加していた。
三島のような精神論ではなく、実行されるべき政策というものを、
保田は考えていたし、それを作品におさめる能力を持っていた。
三島の関心の在り所は、政治そのものではない。政治は手段にすぎず、
目的は「国を憂うかっこいい男」として自分を演出することだった。
だから、切腹すべき理由もないのに、切腹したのである。
しかもなぜかふんどし姿でw
三島は作家であることに満足できず、
男らしい映画俳優のようになりたかった。
だから、超運動音痴のくせにあれこれと格闘技をして、
それはろくな成果をおさめなかったのだが、
格闘技をしている姿を撮った写真はたくさん残したのであるw
160 :
吾輩は名無しである:05/01/05 15:04:28
結局、「男らしい」ということに猛烈に憧れた、
運動音痴で貧相で「女々しい」文学ヲタが、そのコンプレックスを
外面的にうめあわせようと必死になっていた、
というのが三島の人生であった。
作家は作品が高く評価されればそれでいいのであって、
別にそれ以外のことが一流である必要は全くない。
ところが三島自身はそれにどうしても我慢できなかったし、
不思議なことに三島ヲタにも同類が多い。
演出の為の派手な行動で、自分を大きく見せようとする欺瞞。
161 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:28:00
>>158 >三島の切腹をもって、彼を「行動者」だと高く評価するバカが多い。
「行動者」と評価するバカはどこにいるのか?
いるとしたらソースを挙げてみろ
162 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:30:37
なんでてめーのためにソース挙げなきゃいけないんだよ。至るとこで、そういう話、聞きますよ。
俺は158じゃないけど。
163 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:34:32
至るとこで、そういう話、聞きますよ。
ってうそくせー
164 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:34:48
ま、切腹は行動ですよね。
行動者、、、と言えば、そうですよね。頭だけの自殺願望とは違いますから。
165 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:36:06
自殺を演出する一世一代の芝居人か
166 :
はいはい:05/01/05 16:37:08
167 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:40:00
>>166 「行動者」で検索しただけじゃねえかw
「行動者である」と断定した奴はいんの?
168 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:40:59
三島は中学で卒業してください
太宰は高校で
169 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:46:43
まあ読んで書くだけじゃだめってことだな
170 :
吾輩は名無しである:05/01/05 16:51:10
三島を本当に貶めたいなら過去まで遡らないとだめだと思う
血統だとか家柄とかそこまで調べて貶められる
日本人には卑怯者の血しか残っていない
171 :
吾輩は名無しである:05/01/05 17:06:31
集まった自衛官の前に、同行した学生がバルコニーから垂れ幕を巻きおろした。しかし白地の布に書き連ねたアピールの檄文は、細字で書かれていて隊員たちには読みとれない。ここは、太字でスローガンだけを箇条書きにしておくべきだったのである。
詩心が無いゆえ、垂れ流し。
172 :
吾輩は名無しである:05/01/05 20:09:33
ダヌンツィオは、選挙に出馬して当選し、国会議員になったことがある。
もっとも、政策なき政治家だったので(今でいえばタレント議員)、
次の選挙では落選した。
三島は国会議員にはなりたくなかっただろう。
政策やら法律やらについて勉強し、役人と打ち合わせをし、
有権者に頭を下げる、というのは三島の望んだことではない。
そもそも有権者に頭を下げるということは、
「英雄」「憂国の士」を自称する三島にとっては全く受け入れられない屈辱。
三島は、ただ、政治ネタを手段として、
自分自身をかっこよく見せたかっただけである。
173 :
吾輩は名無しである:05/01/05 20:19:09
>>169 画家の本分は、絵を描くこと。
彫刻家の本分は、石を彫ること。
作曲家の本分は、作曲をすること。
演奏家の本分は、楽器を演奏すること。
同様に、作家の本分は、ものを書くこと。
ところが三島にとっては、それは「女々しい」のであり、
打破されねばならない対象だった。
客観的に見れば、作家が文学作品を書くことが「女々しい」のではなく、
三島という人間が「女々しい」のである。
三島は、自分自身の「女々しさ」を、作家という職業のせいにして、
逃避していた。
そして自分自身の「女々しさ」を覆い隠す為に、
空手や剣道、ボクシングなどに手を出し、
「その姿を写真に撮らせた」のであるが(社会にアピールするため)、
彼の悲惨な運動能力のもとでは、どうしようもなかった。
そこで彼はボディビルに手を出した。
身長が低く骨格が細い三島が身につけた筋肉の不自然さ。
しかし、彼は写真集まで出してしまった。
こういう悲惨な写真集を残さなければ、
彼に対する誹謗はそれほど強くはならなかっただろうに。
かつて石原は政治家になる時、三島にこう言われたという。
『政治の仕事でどっか行って帰ってくる時に、海の夕日が綺麗で、
「ちょっと車止めろ」って秘書に言って夕日を見たりしたら、
政治家にはなれないよ。』と。
そこで石原はこう言った。『それを無くしちゃったら、僕が政治家になる意味が
無いじゃないですか。貴方の言う事はいかにも役人だなぁ』と。
此処に二人のレベルの違いと言うものが見て取れる。
政治をどうこうしようと言う処から、芸術なんてものが生まれるわけが無い。
芸術家の本分は、「美」を追求する事 唯これのみ。三島自身が己の容姿に「美」を追求して
何が悪いんだろう?石原は作家の感性と言う物を政治に持ち込もうとしたらしいが、
今の石原を見てどうだろうか?三島の自決は極めて昔の日本人的であったけどな。
まぁ俺自身、あの自決は「儀式」だと思ってるから、どうでもいいんだが。
男が男に憧れる。それも強い憧れを持ってするのって、だいたいの場合、それは
強い男に対してなんだよなァ。
まぁすなわち、そのような<男から憧れられる男>たる人物は、だいたい、いい体格
を持った人間なんだよな。
陳腐だと云われるかもしれんが、アントニオ猪木や長島茂雄、まあ最近では清原
とか小川直也、こういう人物は良き体格を持ってる。強靱な肉体の持ち主というのは
実は”同性の男”から好かれる=カリスマな成れる、絶対条件でもあるんだよな。
ひ弱な男には、熱狂的な信者は付かない。太宰?尾崎豊?それらのファンというのは
一見熱狂的なようで、どこかに”ためらい”があるのも事実。いまいち”熱狂”に向かって
突っ走れない。だが、長島とか猪木のファンって、その二周りくらい凄いぞ。
完全に「猪木ファン」と公言して態度に堂々と表すくらいの熱の入れ方、自信の持ち様が
あるからなあ。太宰や尾崎のファンはどこかコセコセしてるんだ。それは太宰や尾崎
の肉体的セコさと関係があろうかと思うよ、俺は。
もう云わなくてわかると思うが、三島信者というのも、この猪木・長島信者らと共通で
三島ファンという事に、凄く誇りを持ってる奴が多いんだ。三島が肉体を鍛えたのは、俺は
単なる偶然だけではないような気がするな。こういう事も三島は知っていたんではなかろうかと
俺は思ってる。
「強靱な肉体を持つ男だけが真のカリスマと成れる」と。
176 :
吾輩は名無しである:05/01/05 23:40:13
儀式って?
177 :
吾輩は名無しである:05/01/05 23:53:20
>>175 俺はそうは思わない。全面否定ではない。カリスマの意義を狭めているのが腑に落ちない。
釈迦やイエスを想起せよ。いや、そこまでいかなくてもだ。美空ひばりでもいいな。
178 :
吾輩は名無しである:05/01/06 00:13:03
三島と男について語るなら六つの性を意識しなくてはいけない。
女、自分が男である事を発見した男、自分が男である事を明かした男、
自分がオスであると女に指摘された男、
自分を男であると思い込んだオス、そして三島。
これは日本だからこそ成立する話。
179 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:31:35
>>175 君は、俳優・三島由紀夫について語っているのであって、
作家・三島由紀夫について語っているのではない。
三島ファンに多く見られる特徴は、作品を鑑賞するというよりも、
三島由紀夫が演じた人生に酔っている人が多いということである。
そういう人は、三島を「英雄」として信じこんでいる、または信じたいため、
三島由紀夫が、貧相な体格、どうしようもない運動音痴、
そして女々しい性格を虚飾、虚言で覆い隠し、
無理やり精悍でたくましい男を演じていたにすぎないことを、
どうしても認めようとしない。
三島ファンの特徴として君が表現している「熱狂」というのは、
三島ファンが三島の文学作品ではなく三島が演じた人生に酔っている
ということの証左なのだ。
180 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:36:42
>>175 余談だが、三島由紀夫の作品には、恋愛感情のネチネチしたもつれを
題材にしたものが多いね。昔の少女マンガか、宝塚みたいなもんだ。
最近では冬のソナタともいえるかもね。
そんな作品を読みながら、三島に「男としてのカリスマ」を見出して
熱狂するというのも、やっぱり作品を鑑賞するより、
俳優としての彼が演じたものに陶酔していることの証といえる。
181 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:42:40
ふと思い出したのだが、石原慎太郎が三島由紀夫に会った感想として語った
「どうしてこんなに無理しているんだろう」という言葉は、
よく分かる。コンプレックスに苦しみ、それに我慢ができない人間が、
虚飾や虚言でそれをとりつくろうとすると、どうしても無理が生じる。
それに周囲の人々は違和感を覚える。
コンプレックスなんてものは、誰でも持っている。
三島はそれが人一倍強かったかもしれない。
しかし、だいてい、大人になれば、
それを自分の内面で上手く調和させるすべを身につけることができるものだ。
しかし、三島はあまりにも自尊心と虚栄心が強過ぎた為に、
いい年をしたおっさんになっても、「無理」をしつづけるばかりか、
いっそう「無理」をするようになったのである。
182 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:45:21
そして、本物の作家というのは、死ぬまでそれを内包しながら、自己と格闘していくのである。
三島は本物だ。
183 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:51:51
>>174 >三島の自決は極めて昔の日本人的であったけどな。
こういう意見は、N氏が指摘するタイプの三島ファンならでは。
俳優・三島由紀夫が演じたストーリーに完全にはまってしまっている。
「昔の日本人的」???
切腹は、切腹すべき責任を取ってするものだ。
しかし、三島はそうではない。三島は、切腹そのものに憧れ、
性的快感さえ覚えていたのである。
三島はなにゆえに、森田という筋骨逞しい若者を道連れにし、
お互いにふんどし一丁の姿になって切腹したのだね?
184 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:53:39
>そして、本物の作家というのは、死ぬまでそれを内包しながら、
>自己と格闘していくのである。
私小説的発想。そういう次元からは卒業しよう。
185 :
吾輩は名無しである:05/01/06 01:56:44
186 :
吾輩は名無しである:05/01/06 04:51:09
三島の人生について知りたい人はまず自慰を好きになりなさい。
セックスより自慰の方が気持ち良い。
一番良い自慰を俺が教えてやろう。
先ず直立し、首を前後に振る。そのままゆっくり倒れる。
どんな姿勢になっても首は振り続ける。そしてモノに触れしごく。
心の中でつまらないとひたすら唱える。
これが一番気持ち良い。これをせずに三島を語る事は不可能だ。
187 :
吾輩は名無しである:05/01/06 05:04:41
もうひとつヒントをやろう。
三島がなぜ男らしさに憧れたか。それはフロイトが日本に男はいないと言ったからだ。
ライヒが発狂しなければ三島はノーベル賞をとっていた。
まだ分からない人間は藤原定家からやり直せ。三島に無意識はない。
188 :
吾輩は名無しである:05/01/06 07:25:10
>>187 えらそうな風情でオナニーするんじゃねえよ。w
おまいのチンポの先から漏れてるのはオルゴン粒子でなく
ただの精虫だぜ。
189 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:22:33
>>174 『それを無くしちゃったら、僕が政治家になる意味が
無いじゃないですか。貴方の言う事はいかにも役人だなぁ』
↑これの意味がわからない
190 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:28:15
>三島がなぜ男らしさに憧れたか。
>それはフロイトが日本に男はいないと言ったからだ。
たんに三島が虚弱体質で女々しい性格で、しかも同性愛者だったから。
それにつきる。
フロイトだの何だの、御託を並べて的外れなこと語るのも
三島ヲタに多く見られるタイプだな。
政治家というのはどこまで行っても公人なのだから
私的な時間というのは持てない、持ってはいけない。
だから任期制度があるわけだし
石原慎太郎の方が何か勘違いしてんじゃないの?
192 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:31:29
日本には男がいない、卑怯者の血統、エコノミックアニマル、スポーツ宇宙人
193 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:35:28
>三島がなぜ男らしさに憧れたか。
>それはフロイトが日本に男はいないと言ったからだ。
だったら、三島以外の日本人も三島と同じような心理をもち、
同じような行動を取らなければならないね。
それに、フロイトの活躍したヨーロッパの男性は
男らしさには憧れなかったということになるな。
もちろん、こういう意見は三島ヲタの勘違いオナニーだから
心にとめる必要はないのだが。
難しそうな言葉を持ち出して、見当違いのことを語り、
分かったふりをして偉そうに振る舞う、という三島ヲタの姿は、
三島由紀夫自身の姿に重なって見える。
同類が同類を好む、ということか。
194 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:44:49
>>175 >三島が肉体を鍛えたのは、俺は単なる偶然だけではないような気がするな。
おっしゃる通り、偶然ではない。
まず何よりも、虚弱体質でチビでガリで運動神経ゼロの、
青白い幽霊のような自分の姿を、猛烈に嫌悪していたから。
そこそこ体ができてから、調子に乗って写真集を出したり映画に出たり
したわけだが、その頃の三島は、まるで今の巨乳が売りのグラビア嬢のように、
スケスケの服や露出度の高い服、ぴったりと体にはりつく服を着たりして、
精一杯のナルシシズムと露出趣味を楽しんだのである。
そこに清原や小川のような「男らしさ」を感じる人は、まれである。
せいぜい、ある種の三島ヲタくらいである。
195 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:53:53
>>193 三島と同じような心理をもち、同じような行動をとりたがっている三島以外の日本人ハケーン
ヨーロッパの男性は男らしさ以上に憧れる存在があるのだと思う
それは性別を超越した神である
196 :
吾輩は名無しである:05/01/06 10:56:10
シュワちゃんに向かって「女々しい」と言える白人はすげーよ
清原や小川を持ち上げそうな奴だぞシュワちゃんは
197 :
吾輩は名無しである:05/01/06 11:18:17
>ヨーロッパの男性は男らしさ以上に憧れる存在があるのだと思う
>それは性別を超越した神である
フロイトの時代には、ヨーロッパではキリスト教の神を疑うのが
潮流になっていたんだよw
そもそもフロイトの科学は、そういう風潮の中で生まれたんだし。
その前にはニーチェもいしたね。
この頃のヨーロッパの芸術は、分野に限らず、
そういう傾向が強いね。
なんで三島ヲタってこんなにバカなんだろう。
198 :
吾輩は名無しである:05/01/06 11:30:14
シュワちゃんと三島とでは、体がぜんぜん違うね。全く別の世界。
かっこいい体と、三島の「チビでガリががんばって筋肉をつけました」
という体とは、違うんだよね。
それに、体の見せ方もぜんぜん違う。
三島のからだの見せ方は、はっきり言って、売春婦っぽいんだよ。
だから、三島のヌード写真集(w)を見て
かっこいいと思う人は少ないだろうね。
有名なボディビルダーの写真集と、三島の写真集を比較して御覧なさい。
一目瞭然だ。
199 :
吾輩は名無しである:05/01/06 13:28:28
>>197 キリスト教を疑う人達の英雄がフロイト?
フロイトに反発したのが三島?
三島はキリスト教信者?
200 :
吾輩は名無しである:05/01/06 13:32:57
>>198 おまえシュワちゃんと対立候補のやり取りを知らんのか?
シュワちゃん「(対立候補に向かって)女々しい」
対立候補「女々しいのはお前だ」
こんな感じ
戦争になると反戦論左翼が女々しいと揶揄される世界はコエー
201 :
吾輩は名無しである:05/01/06 17:30:51
>>199 誰がそんなことを言っているんだよw
なんでフロイトが英雄なんだよw なんで三島がフロイトに反発するんだよw
なんで三島がキリスト教徒なんだよw
197は187に対する意見だよ。よく読めよ。
202 :
吾輩は名無しである:05/01/06 17:33:13
>>200 198においては、ボディビルダーとして見たときの、
シュワと三島との比較をしているんだが。
誰が選挙の話をしているんだよw
よく読めよ。
論理破綻も三島信者の特徴かもね。
203 :
吾輩は名無しである:05/01/06 17:43:17
>三島がなぜ男らしさに憧れたか。
>それはフロイトが日本に男はいないと言ったからだ。
だったら俺が男を見せてやろう(三島の思想)
これを反発といわずなんという
ボディビルダーの体は良く見るが三島の肉体は見たことはない
204 :
201:05/01/06 17:56:49
誤)197は187に対する意見だよ
正)197は195に対する意見だよ
195が
>ヨーロッパの男性は男らしさ以上に憧れる存在があるのだと思う
>それは性別を超越した神である
と稚拙なことを言っているので、197で反論したんだよ。
「神」は、19世紀後半からは、「憧れる存在」などではなくなっていた。
ヨーロッパ文学でもそうだろ。
逆に文学作品の中で「神」に対する信仰を主張するほうが珍しいくらいでね。
205 :
吾輩は名無しである:05/01/06 18:02:07
三島が「男らしさ」に憧れたのは、
自分自身がその対極の人間であり、
そのことに強烈な劣等感を覚えていたから。
まぁ、その「男らしさ」も、彼が忌み嫌った「女々しさ」も、
彼が定義したものにすぎないんだけどね。
ともあれ、ただそれだけのことなんだよ。
それだけの平凡なことを、三島信者はどうしとも認めようとしない。
なぜなら、三島信者は、三島自身と同様に、
三島由紀夫という人物像をあくまでも非の打ち所のない英雄として
祭り上げたいからだ。
206 :
吾輩は名無しである:05/01/06 18:07:34
>>203 >ボディビルダーの体は良く見るが三島の肉体は見たことはない
見る必要はないよ。見ても幻滅するだろうから。
あれでもって、自分のヌード写真集を出してしまうというところが、
三島由紀夫らしいんだよな。露出趣味と、勘違いと、ナルとの融合の産物。
厚顔無恥というか、なんというか。
なんでそんなに嫌いなの?w
同属嫌悪だろ
俺は信じてるよこれ↓
>ヨーロッパの男性は男らしさ以上に憧れる存在があるのだと思う
>それは性別を超越した神である
まあ聖書でも男女の性差は書いてありますけど
アンチ三島なのか
アンチ三島信者なのか
三島信者はどこにいるのか。石原慎太郎しか見えない。
憂星
三島の「肉体トレーニング」に関して、バカにした意見も必ず上がるが、それは
どういう事だろうなァ。
俺は大いに肯定するが、その理由の一つは、三島は一旦それ(筋力トレ)を始めた
ら、欠く事なく、辞める事なく、生涯続けた真摯な姿勢があったからだよ。これだけ
でも大変な労力を犠牲にしているというものだろぅ。
そこら辺もちゃんと見て称えてやらなきゃダメだよ。
例えば野坂昭如なんかも感化されて一時ボディビルやったんだが、忙しさとか怠け癖
でつい疎かになり、中途半端で辞めちゃったんだ。これが普通の多くの人のパターン
だよ。三島は文武両道を謳い貫いた強い男だな。
誤解されぬように補足して書くと、
「現代のカリスマたる為には、その分野でトップを張る事に付け加え、(体が
でかいとか、鍛えてて強靱とか)どこか肉体的にも常人より秀でててるという
条件が相応しい」
と俺は思う。その分野で飛び抜けてる以外に、肉体的にも優れてれば、「かなわない」
という無意識の気持が自然に立ち、やがてそれが素直な憧れに変わる。
三島はそこまでわかっていた、と思う。
我輩、三島作品を読んだ事ないんですが、どれから読もうか迷ってます。
お前らのオススメ教えてください。
211 :
吾輩は名無しである:05/01/07 11:16:04
>>210 中編の「音楽」「長すぎた春」「美徳のよろめき」「青の時代」
「愛の渇き」「午後の曳航」
などは、どれも構成がよく、比較的読みやすく、且つ薄いから
早く読めるので最初は良いと思われ。
中編をお勧め。
実は短編でも優れた作品を残しているんだよな、三島は。
社会で起きた事件をジャーナリスティックに取り上げた
「青の時代」や「金閣寺」や「宴のあと」等の長編も
良いんだけど三島の本質が浮き彫りになるのは短編の方
だと思う。太宰は完全に短編向きの作家だが三島もそう
だと思う。一番好きなのは彼の戯曲だけどね。
213 :
吾輩は名無しである:05/01/08 00:41:36
豊饒の海1,2巻がよい。
215 :
吾輩は名無しである:05/01/09 21:47:27
今潮騒初めて読んでんだけどキモイ!!主役の男がリアリティなさすぎ(漁師のクセに純情君)
いきなり女の胸触るわ、キスするわで唐突な描写も多すぎる。 全部読む気失せて来た。
216 :
吾輩は名無しである:05/01/09 23:34:50
>ヨーロッパの男性は男らしさ以上に憧れる存在があるのだと思う
>それは性別を超越した神である
そうならば、女性にも同じことが言えますね。
「ヨーロッパの女性は女らしさ以上に憧れる存在があるのだと思う
それは性別を超越した神である」
ヨーロッパの近代化の流れにおいて、
「神」は畏敬の対象ではなくなっていったのだから、
そういう言い方は詭弁だと思いますね。
217 :
吾輩は名無しである:05/01/09 23:49:42
一部の三島由紀夫ファンに見られる特質は、
作品を鑑賞することと、作家の人生に感動すること、
これら2つを混同していること。
フジコ・ヘミングというピアニストのファンが、
NHKが演出した彼女の「疾風怒濤の人生」に陶酔していて、
それをもって「フジコは天才ピアニストだ」と思いこんでいるのと似ている。
人生に感動することと、音楽に感動することとを混同している。
こういう人たちは、クラシック音楽ファンからは軽蔑されている。
三島の文学作品が好きなら、その文学作品の良さについて語ればいい。
ところが、そういう人たちは、そうではなくて、
三島の演じた人生について熱弁しているわけ。
ファンの質が悪いと、作家のイメージも悪くなる。これは不幸なことだ。
218 :
吾輩は名無しである:05/01/09 23:59:20
三島由紀夫を、作家としてではなく英雄として祭り上げている人たちは、
ペ・ヨンジュンの熱狂的なファンであるおばさんたちに似ている。
だから、批判的な見方ができないし、受け入れられない。
まるで、異教徒を糾弾するかのように。
三島文学のファンというより、「三島由紀夫」という偶像を崇拝する信者。
三島文学を鑑賞するのではなくて、「三島由紀夫」をいかに英雄にするか、
神格化するか、伝説の人物にするかに熱心になっている。
219 :
吾輩は名無しである:05/01/10 00:18:02
>>209 マッチョなら、ボディビルジムに行けばたくさんいますよ。
高学歴にしてマッチョな人もたくさんいますよ。
とくにアメリカではウェイトトレーニングはスポーツ選手ではない
一般人の間でも広く普及していますしね。
三島がウェイトトレーニングである程度幼少時からの劣等感を
克服することができたなら、それで十分に有意義だったと言えますね。
しかし、それはあくまでも、三島個人の心の問題。
この個人の心の問題を、拡大解釈する人が多い。不思議だ。
三島自身が「カリスマ」になることを望んでいたというのは、そうでしょう。
そうでなければ、自分で自分を派手に演出するようなことはしませんから。
しかし、「カリスマ」ということと、「作家」ということとを
混同してはいけませんね。そういう人が多いんです。
それに彼が「カリスマ」になるために行ったことは、失敗したと思う。
つまり、盾の会とか、市谷の自衛隊駐屯地での自殺、ね。
折れにはあなたが一番拘っているように見えるよ。三島信者への啓蒙はもう
いいから文学について語ってよ。
作品と同時に作家を楽しむのもありでいいんじゃないかな。
文学は芸能の一部だし。
芸能人のような追っかけファンがいるとまずいのかね?
222 :
吾輩は名無しである:05/01/10 10:46:03
本日23時15分、NHK総合「英語でしゃべらナイト」で三島が取り上げられます。
223 :
吾輩は名無しである:05/01/10 11:45:06
現実に、三島が死んでから何十年たっても
三島を映画スターのように見なして熱狂している人がいるのは、
三島が芸能人として成功した証といえますね。
224 :
吾輩は名無しである:05/01/10 12:05:58
三島は芸能人の一種だよ。
芸能プロを創設した女性のことも書いてるだろ。
ミヤコノコイ。
225 :
吾輩は名無しである:05/01/10 12:09:41
恋の都? だよね。
226 :
吾輩は名無しである:05/01/10 13:22:30
自分自身を一つのメディアとすることに自覚的で、なおかつそれに成功した人間。
227 :
吾輩は名無しである:05/01/10 13:33:12
おそらく三島は自分自身もフィクションの登場人物にしてしまったのだな。
最後の切腹にしても、ちょっとやってみたい、死んでみるのもいいか、
栄光と死は背中合わせのものだから、と思ってのことではないか。
その、ある種の三島流のユーモア(ギャグ?)としてやったように思える。
三島の作品を深く読めば読むほどそう思えてきて、ニヤリと笑ってしまう。
>>227 もうちょっと生きて、もっと沢山いいものを残して欲しかったけどね。
人間としてはひ弱な方だろ
市ヶ谷決起で2時間延期していた演説を
ヤジが飛ぶと5分で打ち切る脆弱さ。
運動神経ゼロであるのをコンプレックスに思い、
隆々たる筋肉で満足をあながおうとする心の弱さ。
ファッショでさえさすがに着ないようなカチカチの軍服に見え隠れする軽薄な虚栄心。
どれをとっても強靱な精神の持ち主というようなネタが出てこない。
さぞや繊細なお子さま、繊細なエリート、繊細な作家だったんだろうね。
>>229 付き合いがあったわけじゃないけど、個性的な人だったと思う。
強靭な精神の持ち主かどうかは知らないけれど、ウエイトトレーニングで
贅肉絞るのは結構きついもんだぜ。>229はやったことないだろ。
それはネタになるレベルだと思うよ。
国を憂うるというのは、その発露が常軌を逸したものであっても
心打たれるものがある。226事件もそうだよね。法律によって
裁かれるのはしょうがない。法治国家なんだからね。
だけど、三島のあのときの心情は理解する努力に価すると思う。
川端から
私は三島君の「盾の会」に親身な同情は持たなかつたが、三島君の死を思ひとどまらせる
には、盾の会に近づき、そのなかにはいり、市ヶ谷の自衛隊へも三島君についてゆくほど
でなければならなかつたかと思ふ。三島君をうしなはぬためにはさうしてもよかつたと考え
てみたりするやうな、それも後からの歎きに過ぎぬ。(1971.1新潮)
至宝三島を失った、日本を代表する作家の嘆きが切々と伝わってくる...
>>229みたいな口先だけで自らの行動を伴わない奴を一番嫌っただろうな、三島は。
>>231 実際川端がそのような行動をとって死を思いとどまらせようとしたら、
三島に一番に軽蔑される人間になっていただろうな
友情でもって死を止めるか
友情でもって死を行うか
>>234 川端のこの当時の視点は三島の切羽詰った視点とはちょっと異なると思う。
文学界にとって三島クラスが輩出しているならいざ知らず、作家として
美しい日本を描ける後継者として見ていたんじゃないだろうか。
理由はともあれ(三島からしてみたらそれどこじゃないけどね)、
死ぬのは反対、みたいな。文学的な親心の心境じゃないかな。
だから軽蔑なんかという話ではないと思うよ。
>234は子供いないだろ?
いや、ウエストトレーニングやったことあるが、
アレはアレでマゾ性の快楽があり、
単純な強さを示す係数ではありえない。
というのは、ウエストトレーニングというのは、
理想の、将来的な肉体だったり、力の強さをイメージして、
今現在の肉体を痛めつける行為なわけだが、
理想や将来を思うとき、自らに課す負荷が快感ですらある。
一種のマゾ的快楽だよね。
まあ誰しも経験あるマゾ的快楽であるし、
ストイシズム一般に共通することだけども。
行きすぎたストイシズムは、自信のなさや弱さの裏返しであることが多い。
乃木希典を見よ。
美しい日本を文字にする
238 :
吾輩は名無しである:05/01/10 16:37:08
盾の会にしたって、「憂国」という名目で、
三島の好みのタイプの、筋骨逞しい青年を集めて、
制服を着させて写真撮影会をしたり(今で言うコスプレ撮影会)、
みんなでサウナに行ったり(青年の裸体を鑑賞するため)、
そういう三島の性的な願望を満たす為の団体だったわけ。
これをもって「三島は国を憂いて、青年を集めて行動を起こし・・・」
と評価するのは滑稽すぎる。
個人的な問題を、国の問題や社会の問題にすりかえるのは、
三島の常套手段。「三島信者」にもそういうすりかえをする人が多い。
239 :
吾輩は名無しである:05/01/10 16:43:52
>>235 三島が森田と一緒に自殺(心中?)して、
残された家族はどうなるんだ、ということですよね。
三島は家族のことを考えていない、という時点で父親失格。
ぜんぜん男らしくない。
家族の幸福よりも、自分自身の死をいかにかっこよく演出するかを
考える男だった。そのために家族を犠牲にできる男だった。
三島信者はどこにいるのよ?
>>239 家族のことは同じ日本人が守ってくれると思ってたんだろ
実際見殺しにした責任感から三島一族を立派に守ってきたわけだが、多分w
243 :
吾輩は名無しである:05/01/10 16:49:12
;ん@b;;b;尾hlb;bkvlh;儀b;p;@:ん@@@@@vx
244 :
吾輩は名無しである:05/01/10 16:50:46
>>231 国を憂うるのならいんだけどね、だったら、
三島は切腹する必要性がないのです。
切腹というものは、昔の日本における、責任の取り方の一つ。
しかし、三島は何の責任も取ったわけではない。
切腹に対する願望と、自分の死を華麗に演出したという願望があったから、
いわばマッチポンプの自決劇を作り上げたわけ。
彼は、切腹したかった。かっこよく死にたかった。
そして、かっこいい青年と一緒に死にたかった。それだけ。
245 :
吾輩は名無しである:05/01/10 16:52:55
>>244 切腹しなかったらどうしろと?
アメリカのクビをたった一人で狙うか?
>>239 まあ、作家ってのはその程度ってことで。
一般常識からすりゃあおっしゃるとおりだよな。
性欲、名誉欲、権勢欲でぎらぎらよりは、あっさりと、
家庭第一主義一番よ。
君の息子はさぞかし君を誇りに思うことだろうよ。
憂国もエログロを追求した結果だよなあ。
だけど命を賭けた愚行だ。
ようするに日常で行き詰まった人間の
飛躍先のひとつに三島由紀夫的なものがあって、
まずいことに文学の世界がその橋渡しをしている。
昭和から今に至るまで、社会の暗部をたっぷり吸収して、
タールのようになった底流が戦後精神史にはあって、
その一端は明らかに三島から発しているわけで、
三島個人にしても性的倒錯とか被差別部落の問題とか、
社会の暗部を吸収する属性を少なからず持っている。
>>231 至宝三島というけども
川端は本当にそう思っていたのか?
三島の作品と読者をどう捉えていたんだ
249 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:01:39
三島流の栄光と家族の温もりとは矛盾するものだったわけよ。
死ぬことで栄光を掴もうとした三島の生き方は男の美学だな。
三島が国士とかそういうことはどうでもよくて、
死の先にある栄光を掴もうとした。
そして、この行為は分別のある一般人の眉をしかめさせる。
それでいいと思う。
250 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:01:54
>>247 三島は人格者ではないということをいいたいわけだね?
だから尊敬して同じ道を辿るべきではないと
251 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:03:10
三島の「行動」に対する考え方は、
三島に影響を与えたダヌンツィオ自身の言葉を使えば
「英雄的ヴァイタリズム」ということである。
英雄的ヴァイタリズムとは、つまり、劇的に行動して、
それが社会に注目されること自体に、美しさや英雄性を見出す、ということ。
かみくだいて言えば、あっと言わせるような行動をして、
かっこいいと思われること自体が目的なのである。
功名心や虚栄心、ナルシシズムが強い人にとっては、魅力的に思えるだろう。
こういうくだらないことを、三島は、憂国だの武士道だの何だの
といった言葉で虚飾していたわけだ。
252 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:03:18
「国のため家族のために戦うことは男の誇りである」
と、ムーランの父親が言ってました
253 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:05:23
私達スレ住人の英雄的ヴァイタリズムは三島を分析することですね
>>248 本当のところはわからんね。
活字になったものを通じてそう感じるだけだよ。
三島の月下氷人をつとめ、
ノーベル賞の推薦文を依頼している。
相当数の書簡をやりとりしている。
川端の立場は三島の先人だ。
(1997.1雑誌新潮と単行本)
三島の読者は蚊帳の外だろ、普通。
255 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:23:18
読者がいなきゃ書く気もおきない
当たり前
256 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:28:27
三島の死に方は、ある意味彼の著作で書いてきた美学を
実践しただけのように思える。
その美学を実践するにあたり、憂国という看板が必要であるなら、
それもよかろう、と。
ただ死んでしまったら、ただのバカなわけだ。
しかし、何らかの大義(それが虚飾であっても)に殉じるなら、
その死は栄光に満ちたものとなる。
三島は病気や老衰のような自然が与える死を受容することが耐えられなかったのだろう。
死さえも自分の意思でコントロールしようとした。
しかも犬死にならない死を演出したのだ。
彼は自分が主人公の悲劇のシナリオを書き、完璧に演じきった。
社会的に容認できる行為でないとしても、さすがだよ。
257 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:32:18
>>256 >さすがだよ。
あなたは三島信者ですか?
>>244 諫死というものを知らないあなたは日本人ですか?
259 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:35:32
諫死というのも無駄になったわけで、、
ただ故人を知る人からの同情だけは引けるわけで、、
家族第一主義の人が自殺するのもそこに原因が
260 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:39:34
本当に子を思う日本の父親なら自殺するわけで
自殺しないのは裕福だからなわけで
だから裕福な子の家は愛が足りないわけで
非行に走る裕福少年が出るわけで
これが日本の宝だと思うわけ
まあ審美論議になってしまうが、
あまり美しい死に方ではなかったな。
風車に挑み、相手にされていないことに自ら敏感に気づき、自決するドン・キホーテ。
政治家は冷笑で報いたし、警察と自衛隊にとってはただ無闇に迷惑だったらしい。
美感でいえば「スマート」でゲバラのルポなんか読んで自己投影してる学生やフリーターむきかな。
263 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:41:49
>>261 具体的に美しい死を模索している人ですね
三島について考え抜いても死ぬなよ
264 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:43:43
死についても考えたくない
子供だって大事だ
だから仕事もがんばるし、子供もいい学校就職と一流の人生を歩ませたい
sageるのも忘れて興奮する>263。
>>262 皮肉を言いたくなるのもよくわかるよ、うん。
で、ようやく三島の作品について語れるわけだが...
268 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:50:09
美しい日本はハングル語で書いてくれよな
269 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:52:37
汚い日本はクロサワとたけしが撮ってくれたから
三島の死を彼の個人的ナルシシズムや欲望にだけ還元させて、できるだけ矮小化して
語ろうとする人は結構いるけれども、それに対し決起文を託された当時サンデー毎日
記者の徳岡孝夫氏は、三島の死のナルシシスティックな一面を認めたうえで、
「だがそれだけの理由で、あの割腹という激烈で覚悟を必要とする死を選べる人間が
はたしてどれだけいるか?彼の死をそんな矮小化された三文議論にだけ還元しても
いいものか?」と反論しているね。
徳岡氏は週刊誌記者らしく、三島に対してはつねに一定の批判距離を置いていた。
決して盲信者ではない。
その彼をして、事件後二十年以上の熟考を重ねた結論がこれ。
あくまでも一つの見方ですが。
271 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:54:43
三文議論にだけ還元するのは、
そうしないと自分に対する自己批判の責任感で死んでしまいそうだからだよ
272 :
吾輩は名無しである:05/01/10 17:57:11
>271
攻撃は最大の防御っていうでしょ
死人に口なしっていうしな
三島の場合選んだ死だがな。
生きて言論を続けることはその気さえあればできた。
言論を続けてたら今ごろは国を挙げての右か左か変わらずか
日本語の言論より海外で野球とサッカー
これが日本の未来を決める
278 :
吾輩は名無しである:05/01/12 00:50:04
薔薇刑って写真集、アホだよね。なんで薔薇なの?
三島が理想としたギリシャ彫刻のような美しい肉体には程遠い、
ぎこちなくてバランスの悪い三島の肉体。
そこになぜか薔薇w 少女マンガの世界だね。
三島信者は聖書のようにありがたがっているけどね。
279 :
吾輩は名無しである:05/01/12 00:57:49
280 :
吾輩は名無しである:05/01/12 09:10:35
>278
三島は被写体に徹して注文はつけなかったはず。
薔薇とかデザインの良し悪しの責任はすべて写真家の細江英公にあるので
文句は細江英公に言ってくれ。
282 :
吾輩は名無しである:05/01/12 21:01:08
薔薇刑は古本屋の店頭で、怖いもの見たさで1回立ち読みすれば十分
>>279 有島だっけな、猟師で絵描きの出てくる...
魚と戦い、大海原に抱かれて夕焼けを見たことのない者に詩情はわかないだろうな。
海の男はシャイで詩人が多いと思うよ。
海んなかも日本はハワイなんぞと違って起伏が複雑だし、海洋生物が豊富だから、
だいぶにはもってこい。
とってもかっちょいい状況設定だと思う。潮騒。
285 :
吾輩は名無しである:05/01/13 10:46:23
>>278 三島の似非ぶりが最も顕著に現われるのが薔薇刑。
これで死にたかったくせに、マジ薔薇刑やっちゃったら大笑いされるとひよって、切腹なら日本人として格好つくやろうと安易な代替をしたことがクソ。
どっちにしろアファなんだし、お前磔されて勃起させながら死にたかったんだろ、ってバレバレなんだから、それで死んでりゃ良かったんよ。
写真集だからキモいんでな、実演なら神。
アフォを極めた天才として崇め奉られただろうさ。
ある意味感動的じゃねえか、三島程アホに成りきろうとして作家
ってのも文学史上稀有な存在だからな。
右翼や左翼の頭の悪い連中が三島の生前の言動を意味付けしたがる
が、どれもアホらしい。どいつも分かっちゃいねえんだよ。
つまり「かっこつけ」の為に自刃したと?
それを出来る奴がどれほどいるか
>右翼や左翼の頭の悪い連中が三島の生前の言動を意味付けしたがる
>が
意味を付けてから行動するのではない
行動したから意味がつくのだ
「かっこつけ」じゃねえだろう。あんな格好悪い死に方は滅多に
お目に掛かれないだろうからな。三島は律儀な人間で生前から
「死ぬ、死ぬ。」とよく周囲の人間にこぼしていたらしい。
それを野暮な三島は忠実に実行したに過ぎないんだろう。感覚が
鋭利過ぎて先が見通せる三島は死ぬのなら何らかの後世に役立つ
(或いはショックを与える)方法を考えてあのような効果的な
死に方を選択したんだと思うね。太宰は「死ぬ、死ぬ。」と言い
ながらも最後を除いては未遂に終わっているから死ぬ気等本当
は無かったんだろう。彼は嘘吐きだからな。三島は女々しいって
事を嫌い、太宰の文学も嫌っていたが実は一番女々しいのが自分
自身だったのさ。よって自分とは一番距離が離れた存在として
死にたかったって訳。
289 :
吾輩は名無しである:05/01/13 15:12:57
>>284 詩情ゆたかということと、キモいということの区別ができない奴w
三島の潮騒はキモい。
舞台が日本だろうとハワイだろうと、どこだろうと、関係ないね。
どう表現するかという、作家の問題なのだから。舞台設定は道具にすぎない。
潮騒に描かれた「海」を絶賛しているようでは、
読書の幅の狭さがバレバレだな。三島ばかり読んでいてはダメだよ。
ダヌンツィオが地中海を謳った数々の詩篇なんて、
三島なんかとはまったく別次元だよ。これこそ詩情というものだ。
ホフマンスタールでさえ、ダヌンツィオの詩篇の美しさに絶句している。
ただの趣味の問題に過ぎないだろ、そんな事。その作家の表現方法
が好きか嫌いかなんてあくまでも個人的な趣味の領域なんでね。
如何にも普遍性を持った詩篇であるかのように偉そうに語るなよw
そう言えば碌に三島を読んだ経験もないアホな評論家、佐高信が
知ったような事をぬかしていたな。
死ぬってことに過剰な思い入れをしてる人が多いようだけどさ。
いじめられっこでも自殺できるんだぞ。誰にだって出来る。
しかしまあ、今だからこそ三島なのかもな、とは思う。
個人的なコンプレックスや性的願望を右翼コスプレで覆うスタイルが、
今のライトなウヨク君によく似ている。
292 :
吾輩は名無しである:05/01/13 19:55:36
293 :
☆再演・黒蜥蜴☆:05/01/13 21:21:02
4月7日〜5月8日 ル テアトル銀座 月曜休演
水、土、日 、祝PM2:30- 火、木、金 PM6:30−
出演 美輪明宏、高嶋政宏、木村彰吾、他
S席¥10.500 A席¥8,400 一般発売2月5日
問合せ03−3477−5858 パルコ劇場
5月12日新潟県民会館 問合せ025−257−0888一風社
5月14日宇都宮市文化会館 問合せ028−636−2125宇都宮市文化会館
5月18日まつもと市民芸術館 問合せ025−245−5100キョウドー北陸チケットセンター
5月11日、12日神戸国際会館 問合せ06−6233−8888
5月24日〜29日大阪厚生年金会館芸術ホール 問合せ06−6233−8888キョードー大阪
6月3日〜5日愛知厚生年金会館 問合せ052−972−7466キョードー東海
6月8日盛岡市民文化ホール 問合せ022−771−1432ウェルパフォーミングアーツ
6月10日、11日宮城県民会館 問合せ022−771−1432ウェルパフォーミングアーツ
6月14日、15日福岡サンパレス 問合せ092−715−0374ピクニック
6月17日、18日広島 アステールプラザ 問合せ082−253−1010TSSテレビ新広島事業部
294 :
吾輩は名無しである:05/01/13 21:32:03
美輪明宏も確か今年で70歳じゃなかったかな。
最後の黒蜥蜴になるかも、みんな観てやってくれ!!
295 :
吾輩は名無しである:05/01/14 03:20:42
今日で生誕80周年
296 :
吾輩は名無しである:05/01/14 04:39:45
Our brutality is hidden compulsively.
297 :
吾輩は名無しである:05/01/14 07:52:20
長生きしてたら、80歳ですか。
そしたら、美と心中するもへったくれも無いな。
やはり、あの結末で良かったような気がする。
年老いる事を嫌悪していたらしいからな、三島は。でもま、ああいう
終焉で良かったんじゃないの、彼にとっても。
死の舞台まで演出した作家ってのは稀有だろうな。最後まで三島は
マスコミの寵児だったって訳だ。
299 :
吾輩は名無しである:05/01/14 09:42:06
>>291 三島自決をそこらのいじめられっこの自殺と同列にしちゃかわいそうだな。
代替の切腹ではあるが、それが無理なく見えるように10年以上かけて、理論武装及び肉体改造をして計画練ってたんだからな。
ま、その甲斐もなく、思想は似非かつ意味不明、ギャグ炸裂状態になっちゃってるんだが、自分の性癖に忠実だった点ではオタの鑑ではある。
明らかに時代は先取りした。
三島の場合はやっぱり「自殺」とは違う。別ものだよな。
形式的には「自殺」であるが、動機の部分が”他の一般の”自殺者とは
全然違うからだ。
自殺する奴ってのは、つまり、何かに悲観して人生が嫌になって死ぬわけだ。
三島の場合はそういうものではない。
武士が責任取って切腹するのは「自殺」とは表現しないように、やっぱり三島の
死も「自殺」ではなく「自決」となるわけだ。
つまり、この戦後の平和な時代に「自決」できる奴がいるか?という部分が一番
問題なんだよ。
「お前ら、こんな勇気のある奴いるか!」と身を持ってして三島は示したんだろ。
それは常々、自分が文学上で語っていた、「早く死ぬ事に美学がある。俺も長く生き
たくはない」というセリフに、ある意味、くそ真面目に責任取って示してみせたんだ。
開高健の「風に訊け」の中で三島の死に語った部分があった。それを読んだ時、凄く
感動したよ。開高は「俺は三島さんに誤解していた。あの人は死ぬ死ぬ言ってたけど
わたしは本気にしてなかった。自決のニュースを見た時、自分は間違ってた、三島さん
にやられた、と思った。あの人は律儀すぎるほど最後まで律儀だった」
と書いてある。
三島の死について、専門家、素人、ネットと色々な意見があるが、この開高の答えが
一番、言い得ているよ。
301 :
吾輩は名無しである:05/01/14 12:20:17
>あの人は死ぬ死ぬ言ってたけど
>わたしは本気にしてなかった。
開高は最低だということがわかったw
>自殺する奴ってのは、つまり、何かに悲観して人生が嫌になって死ぬわけだ。
生きることに悲観するか。死ぬことに悲観するか。
生きることから逃れるのか。死ぬことから逃れるのか
302 :
吾輩は名無しである:05/01/14 12:26:32
生を勝ち取るか、死を勝ち取るか。
「負け取る」という単語はない。
ならば「勝ち取る」を選ぶのみ。
死を負けとったのは借金苦等の自殺のように思える。
それとも生を謳歌した人生こそ、死を「負け取って」いるのだろうか。
負けたなくない。
303 :
吾輩は名無しである:05/01/14 12:33:27
自分で終わりを決める人生
これは潔い
だがこれを行うには悪が多すぎる
悪を成敗する志を胸に秘めたまま、いつか自分が悪となってしまった
生まれたときから悪なのか生まれる前から悪なのか
いつか善になることを夢見て今日も生きる
304 :
吾輩は名無しである:05/01/14 14:33:14
やはり三島の自決は本質的にはバタイユの思想の共鳴によるものだと思う。
バタイユの研究者の酒井健も言ってたけど、三島は罪を犯して裏側から彼にとっての神、
すなわち天皇に接近し、肉体を滅ぼして精神的合一を果たそうとしたのだ。
305 :
吾輩は名無しである:05/01/14 15:12:06
詩文的な書き込み大杉。
痛々しいからやめれ。
三島事件は二・二六事件よりもむしろオウム事件と対置すべき。
自衛隊問題と終末思想というイシューの違いはあるが、
双方とも幹部構成員が若く秀才であること、
組織の末端においては鍛錬克己する集団であると認識されていること、
(宗教団体にありがちな「相互扶助」ではない!)
主宰者に神格化が見られること、
社会的コンセンサスが得られないことに焦りを感じテロリズムを断行すること、
など類似点は非常に多い。
三島事件ではその結果として首謀者三島由紀夫の異常な形態での自殺が帯同するわけだが、
これはどうやら三島一個の個人的問題とみた方がよさそうだ。
なぜなら全員が割腹したわけではなく、
三島とその「恋人」のみが自殺している。
306 :
吾輩は名無しである:05/01/14 15:34:46
オウムは現代だが三島は過去だ
人によって何の事件を思い起こさせるかは違うようだね
俺は昨今の経済苦の自殺者数の増加と関係していると見る
そして>292の人なんかは香田君事件との関連性をみてるようだね
307 :
吾輩は名無しである:05/01/14 15:52:41
オウムが三島事件に準えて事を起こしたと言っている訳ではない。
双方とも皮相は違えどオカルトという点では同じであり、
かつ、オカルトという括りの中でも同種にカテゴライズさるべき共通項を多々持っている、
と指摘している。
従って結論としては三島への必要以上のシンパシーは、
他ならぬオカルトへの回向である、という黙唆に至る。
何か文句ある?
308 :
吾輩は名無しである:05/01/14 16:12:27
「オカルト」って何だ?というのは文句?
309 :
吾輩は名無しである:05/01/14 16:23:07
occult
超自然的
310 :
吾輩は名無しである:05/01/14 16:56:09
オウムも三島も超自然事件と捉えてよいですか?
否
全ての事件は原因と結果が必ずある。
二つの事件は人為的になされたものである。
それをこれから心理学と科学と歴史で証明して見せよう
310さんどうぞ
年老いることを、嫌悪するというよりは、むしろ恐怖してたんだろうな。
ボディビルなんてのも、老いて肉体が張りを失うことへの恐れから
強迫的にのめりこんだものだろう。
三島文学の最大の特長(注:ほめてる)はナルシズムとオナニズムだ。
ブラピも言ってるだろう、「ワークアウトなんて自慰行為だ」って。
自分の肉体を欲情の対象としてビルドアップすることに成功した彼は、
老いに追いつかれる前にさっさと死んでしまいたかったんだよ。
312 :
吾輩は名無しである:05/01/14 19:09:58
>>292 バカかおまえは、まだそんなコピペやってけつかるのか?今からでもいいから日本人なんか辞めちまえ!!
313 :
日本人:05/01/14 19:22:41
314 :
日本人:05/01/14 19:23:43
日本人やめたって日本語で小説かけるし日本語で考えることもできるよ
315 :
吾輩は名無しである:05/01/14 19:48:36
日本人やめたって、海外で無国籍になれると思ったら甘い。
海外で、おい、ジャップとか言われて、日本人やめたとか言ったら
笑われるだけだぞ。ちゃんと日本人として対応しないとな。
日本の法律では海外国籍取得による日本国籍からの脱籍は認めてるが、
無国籍となる脱籍は認めていない。
オカルト「的」とでも言い直せば満足かい。
超自然的な肉体崇拝と超自然的な精神的境地を崇拝するのはさも似ている。
膝で飛ぶ麻原を有り難がるなどはそのまんま超自然的な肉体崇拝だ
317 :
吾輩は名無しである:05/01/14 21:31:48
日本人をやめることを許されず死を「負け取る」ことも許されない
なんて厳しい社会なんだ
318 :
吾輩は名無しである:05/01/14 21:34:29
勝ち取るだけ
319 :
吾輩は名無しである:05/01/14 21:52:23
>>315 君は外国人にどう思われるかだけで日本人をやってんのかい?
国籍で人を判断するのがそもそも間違い。外人だろうがなんだろうがな。
いつまでも黒船気分でいるんじゃねえぞw
>>319 小泉は人にどう思われるかだけで首相にまで登りつめた男だからな
その人間性を見抜けるのも日本人しかおるまいて
国籍で三国人を区別判断するのは2ちゃんの右翼。
言語で日本人を区別判断するのは大陸のアジア人。
視覚で判断するのは白人と有色人。
だと思う。
DQNを視覚と会話で区別判断するのが俺
まあ、言語の乗り換えは簡単じゃないからな。
俺たちの代で終わらせて古典として残していく
子供たちの時代には日本語に魂を込めて伝えていく
公用語は別だ
325 :
吾輩は名無しである:05/01/16 05:37:07
場違いでスマソ。受験勉強で詰まったので誰か助けてくだちい。
三島由紀夫「伝説」より
@その晩は地上の(a)防空演習をわらっているかのような(b)星空でした。
A夜の海を遠ざかる一つの華麗な(c)部屋を。
Bそして不意に、驚きと喜びと篝火のようにその中にもえている黒い(d)瞳で青年をみつめて語りだした。
C港に取り残された貴方にお会いできなかったことが(e)力で、幼い私を泣かしたのです。
D青年はいきなり少女の体を抱きしめて、鹿のような(g)背をやさしくなでながら耳元でささやいた。
イ:まばゆい ロ:虚しい ハ:素直な ニ:小ざかしい ホ:不思議な ヘ:すばらしい
326 :
吾輩は名無しである:05/01/16 13:33:49
>>325 @aニ:小ざかしい bヘ:すばらしい
Acロ:虚しい
Bdイ:まばゆい
Ceホ:不思議な
Dgハ:素直な
327 :
吾輩は名無しである:05/01/16 13:36:29
↑「伝説」の原文で確認したから間違いないよ。
>>327 ありがとうエライ人。・゚・(ノ∀`)・゚・。
受験がんばります。
330 :
吾輩は名無しである:05/01/17 04:40:29
コラムニスト:太田光 ツッコミ:田中裕二 司会:渡辺正行 ゲスト:神田うの
------------------------------------------------------------------------
6月19日は、桜桃忌。桜桃忌というのは、えーかの作家・太宰治の命日です。
えー、私の尊敬する太宰治。えー、太宰治は、亀井勝一郎と親友でした。
えー、ある時、東京大学、今の東京大学、当時の帝大生ですね、帝大生が
『亀井勝一郎と太宰治を囲む会』というのをやった時にですね、えーまぁ
太宰治という人は沈黙が嫌いな人でしたので、ずーっとギャグを言いっぱな
しで、学生を喜ばしたり、えー話していたんですね。で、その間、帝大生な
んかも、太宰さんの話に聞き入って笑ったり、いろいろしてたんですけれども
、その話の間中、ずーっとたった一人だけ、だまーって太宰治をじーっと見
つめてる学生がいたんですね。さっ、それは誰でしょう。(なんでクイズ
なんだよ!コラムだろうが!)
それはですね、実は三島由紀夫だったんですね。当時、学生時代に、えー、
短篇を発表して、意外と話題になっていたという、当時の三島由紀夫が、
じーっと黙ったまんま太宰治を見つめて、そして最後に一言、『太宰さん、
私はあなたの文学は嫌いなんですよ。』と言ったんですね。太宰治は、
えーそういう深刻な空気が嫌いでしたので、『そんな事言ったって、お前、
そんなんだったらここにこなけりゃいいじゃないか、なっ!なっ!なっ!ど
うしたんだい?寅さん!また帰ってきたんだ!』(なんだ、その太宰か!タ
コ社長だろ!それ!太宰、違う!)えーまっ、これは太宰違いなんです
が、と言ってごまかしたという話があります。(渡辺:はっはっはっ、な
んでごまかすんだよ。)えーまぁ、太宰治と三島由紀夫、この二人の違い
がよく出た話だと思います。(きれいすぎるよ!なんか知らないけど。)
本気でまじめに語ってしまいました。(はははは。)(爆笑娘・パチパチ
パチ)(なんで拍手なんだよ!)
>>330 ガハハ。あの太田とかいう奴は読書好きだそうだな。高校時代に友達がいなくて
本ばかり読んで、太宰治にハマったと聞いたゾ。
あいつらの書いた「死の値段」とかいう本の中で、文豪達の死についても出てきて
たんで読んだが、三島については「あの人は、自分の美学を貫く為にあんな自殺を
したんだろう。これは俺(太田)の推測だけど、太宰治が入水自殺してカリスマに
なった過去があったために、それを超えるような凄まじい死に方を演出しなければ、
ならなかったんだろう」とある。
ここでも太宰を引き合いに出すほど、三島アレルギーがあるんだろうな、太田は。
あと、何かで、「三島だったらギャグの一つも出ないだろう」とかコメントして、また
太宰を持ち上げてるんだが、太田は、実際の三島は結構ユーモラスでギャグも言う、
むしろ三島こそが滅法面白い人物である、という事を知らないようなんだな。
確かに三島は自分の小説の中では、全く自身のユーモラスセンスを封じ込めてしまってる
わけでな。それは三島のスタイルだから。
太宰の話が出た所で、よく太宰と「似たもの同士」と語られたりするが、別にそうも
思えないがな。全く違うと思う。太宰の作は出るにまかせるように書くスタイルだろ。
三島のは、何度もノートに構成を写し、書く前に構成をキッチリ考えてから初めて書き
始める。作品は全然違う。
人物面でも全然違うと思うゾ。お互いナルかもしれん。弱い者かもしれん。それだけだろう。
太宰、三島の二人だけを取って比べるんじゃなく、他にも芥川とか、沢山の作家を混ぜ合わ
せた上で「三島と太宰は似てる」という意見になるだろうかな?ならないんじゃないか?
過剰に『弱い自分』を表現したがり世間の同情を惹きたがるのが太宰
過剰に『強い自分』を表現したがり世間に対して虚勢を張るのが三島
333 :
吾輩は名無しである:05/01/17 13:42:18
太宰のほうが作品の質が良い。
334 :
吾輩は名無しである:05/01/17 13:45:29
自分を欺くのが2ちゃんねら
他人を欺くのが俺
そういや太宰の代表作とも言える「斜陽」で貴族の言葉遣いが
おかしくて白けたって三島は書いていたな。三島は学習院の
出身なんで華族の子弟とかが級友に多かったんでおかしいと
感じたんだろうな。太宰も三島も短編の方が優秀な作品が
多いと思うけどね。三島は裃を着ない作品の方が良い。だから
彼のエッセイは適当に毒があって面白い。
336 :
吾輩は名無しである:05/01/17 16:27:47
「宴のあと」とか「永すぎた春」とか、
この人、週刊誌連載でリーマンが読むような小説ばかり書いていたのね。
なんか、こう、三島ファンには失礼かもしれないが、
下らない作品が大多数みたいね。
337 :
吾輩は名無しである:05/01/17 17:54:30
>336
人間、本当に言いたいことなぞ、そんなに多くない。
三島の言いたいことは、
「金閣寺」「近代能楽集」「豊饒の海」
「わが友ヒットラー」「サド侯爵夫人」などで十分伝わってくるので、
あとは、小遣い稼ぎで、駄作をいくら書いたっていいではないか。
>>336 それは酷というものだて。
どこの世界にハイテンションの作品のみを書いている作家があるの?
339 :
吾輩は名無しである:05/01/17 20:06:33
>>336 「金閣寺」とかしか書かなかったら、生活できない。(笑
「英霊の声」なんか初版5000部だったらしいよ。
340 :
吾輩は名無しである:05/01/17 20:26:07
泉鏡花が好きだって、晩年よく発言してたけど、あれはもう幽界に近づいたんじゃなかろうか
と、最近思ってみたものさ・・・。限界ギリギリまで生きてたんだね。
341 :
吾輩は名無しである:05/01/17 21:36:03
>>336 「・・・小説ばかり書いていたのね。」???
戯曲を観たことないだろ?
ぼくは、「鹿鳴館」と「サド侯爵夫人」を観たぞ。
こんど「黒蜥蜴」を観るつもりさ。
>>339 金閣寺や豊饒の海はめちゃ売れてる。
それだけでも生活できる。
343 :
吾輩は名無しである:05/01/18 00:09:43
>>337 真理だな。
太宰も自分で似たような事言ってるね。
処女短編集「晩年」を出すために生まれた。
出した以後、自分は死骸だと、
あとは余生、余興だってさ。
言葉は無限かもしれないが、自分は有限ってことだな。
云いたいことなど、割合限られてる。
天才程、かく前に自分の上限下限があらかじめわかってしまうのかもね。
だから書いてるそばから、死ぬことばかり考えてるわけで…
344 :
吾輩は名無しである:05/01/19 15:59:59
三島の死についてあれこれ考えた結果、一つの結論に至った。
それは、三島は始めから死のうとしていたのだあり、それは絶対の条件だった。
そして、彼はその予定された死を、有効に使おうとした。
彼にとって、死を有効に使うということは、それは社会に対して感じた疑問を
疑問として、社会に明確に見せ付ける事だった。といえるのではないかと思う。
初めから死のうとしてたかどうかは知らん
>それは社会に対して感じた疑問を
>疑問として、社会に明確に見せ付ける事だった。
これは納得がいく。
彼の死によって俺は命拾いをしたし、疑問を持つちゃねらがこのスレに集まっている
346 :
吾輩は名無しである:05/01/19 17:37:25
余り死んだ人間の悪口はいいたくないねぇ。
仮面の告白と金閣寺はよかったな。
でも三島の本読んで自殺した奴がいたと聞いたことがある。
何か問題あるんだろうけど。
347 :
吾輩は名無しである:05/01/19 18:27:15
だからがぶれはいかんよ
349 :
吾輩は名無しである:05/01/19 19:17:33
短編と戯曲どっちがいい?
350 :
吾輩は名無しである:05/01/19 21:56:07
ぼくは戯曲が好き。
いま絶版状態の中公文庫「癩王のテラス」もってる。おもしろいよ。
あと「黒蜥蜴」もおもしろい。
351 :
吾輩は名無しである:05/01/19 22:01:50
故 江藤淳も戯曲は高く評価してたなあ。
352 :
吾輩は名無しである:05/01/19 22:03:36
故 江藤淳自体が、消えかかってるぞ、大丈夫か?
353 :
344:05/01/19 22:52:26
独り言です。
344の補足ですが、そういえば、三島の作品に「命売ります。」ってのがあったでしょ。
彼のあの死に方は、それと同じだと思うのです。つまり、始めから、死にたかった。
でも、その死、つまり命を何かに使って死ぬ。使う事は、なんでもいいから、まあ使ってみよう。
みたいな、ヘンなニヒリズムがあると思うのです。
三島の死にまつわる行動は、さほどニヒリズムとは関係ないが、内面はすさまじいほどの
虚無、つまりは無を抱えていたんじゃないかなって、思うのです。
三島の死について思うとき、いつも「行動学入門」の冒頭部分を思い出す。
『行動には行動それ自体の論理があり、それを満足させるまで止むことはない』
しかしいつから三島の『行動』は独自の論理を持って動き出したのだろうか?
友に競争意識を持ったときから
357 :
吾輩は名無しである:05/01/20 02:49:16
うちの親父が去年死んだのだが
死に方って大事だと思った。
人生の中には、生まれてから死ぬまでが含まれてると思うのだが
死ぬ部分の印象によって随分と生きていた部分の価値が変わってしまうと思った。
>>331 >三島については「あの人は、自分の美学を貫く為にあんな自殺を
>したんだろう。これは俺(太田)の推測だけど、太宰治が入水自殺してカリスマに
>なった過去があったために、それを超えるような凄まじい死に方を演出しなければ、
>ならなかったんだろう」とある。
まあ、ありきたりの意見の一つだよね。
高名な作家の死を簡単に解釈する資格が自分にはあるという勘違いが大前提の。
>358
高名な作家の死は我々凡俗の民とは違う何か特別なものである、
という勘違いもどうかと思うけどな。
作家だって人間だぞ。肉欲に右往左往するし、一般人と同程度には
精神的疾患にかかることもあるし、失恋すれば人生を悲観する。
>>359 >高名な作家の死は我々凡俗の民とは違う何か特別なものである
後半はあなたの勝手な創作ということでよろしいですか?
小林よしのりってさぁ、三島からネタぱくってばっかりなんだけど
ばれてないと思ってるのかな?
サヨクが衰退したからって安易に小林信者になるってのもどうかなあ?
左翼なんてもう烏合の衆でしかないけれど、最近出てきた三島を誤解
したような頭の悪い小林信者の右翼(のつもり)のガキもウザイだけ
だな。
>360-361
創作つーか、別に三島がそうだとは書いてないが?
「高名な作家の死」を特権化する考え方が醜いなと思っただけ。
>>365 三島のことか否かはそもそも誰も問題にしていないようで
358の書き込みを359が
「高名な作家の死は我々凡俗の民とは違う何か特別なものである」
という主張だと解釈するのは無理があるんじゃないか?
という問いかけだと思うがどうよ?
三島・太宰(東大)>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>太田(日大)
一言でいえば学歴コンプレックスの賜物w
368 :
吾輩は名無しである:05/01/20 09:06:13
ようし、あげとくか!
ちなみに小林よしのりは福岡大学卒!
ざっとスレ読んだんですが
こんな感じでスレを8つも消費してきたということでしょうか。
よく飽きませんねあなた方。
371 :
吾輩は名無しである:05/01/20 13:13:35
372 :
吾輩は名無しである:05/01/20 13:39:17
>369
全然あきないよ。
前になに書いたかなんて覚えてないからね、
同じこと何度も書いちゃうわけよ。
373 :
吾輩は名無しである:05/01/20 14:17:08
人のこといってるうちは死ななくていいしな
>366
「高名な作家の死を」と限定してるからなあ。
人の死を、ならそれなりに納得できたが。
375 :
吾輩は名無しである:05/01/20 18:51:47
三島のスレって何故こんな馬鹿ばっかなのだろう。
376 :
吾輩は名無しである:05/01/20 19:14:43
馬鹿は馬鹿なりに楽しんでるんだから、ほっといてくれ。
イヤなら来るな。
377 :
吾輩は名無しである:05/01/20 20:59:38
>>375 なんか、そうまで言われると、あなたのその優れたお話を聞きたくなった来たよ。
罪作りな人だな。ぜひとも、三島について語っていただきたい。
まあ、馬鹿には聞かせたくないかもだけどね。
太宰は体を鍛えれば
大方の問題は片付いた
みたいな発言を三島がしてた気がするんだけど
でも結局同じように自殺しちゃったし…
今いろいろと問題抱えて悩んでるんだけど、
なんの解決策もなくて…ただただ悩むばかり…
体鍛えるだけで何か解消されるならいいなって思うけど…
三島に感化されてマッチョになった人いますか?
>>364 サヨクに幻滅→小林信者
なんていう人って意外に少ないのでは?
そう思い込みたい人は沢山いるみたいだけど、、、サヨクの中にw
なるべく叩きやすい対象に転向してもらいたいという
心の現れなのでしょうか?
あれこそ似非。エゴ丸見えの悪人ですよ。最近じゃ読者に対する
親切心も忘れてしまったようで…。
>>367 昔の学歴って今と違って
裏口と玄関が逆転してたからね…
太宰なんて(自分で言うてるけど…)、無試験で入学するつもりでいて
でも試験当日、試験があることを知って、その旨を試験当日に
教授に言って、はいわかりました。では無試験で合格ということで…。
って感じだったそうですよ。
ちなみに仏科だったそうだけど、ただ国文科とかより
見栄えがいいから選んだそうで、実際なんの知識もないので
授業にも一度も出席しなかったそうです。
今でも、裏口入学なんて割合に平然と行われているそうですが、
一体、学歴ってなんなのでしょうか?
M大学卒なのだが、俺は全然勉強もしなかった。
卒業後、寄付同窓会寄付同窓会寄付の催促の封書ばかりが届く。
なにやら立派な建物がまたできた。
学閥ってお下劣だよ、まじで。
381 :
吾輩は名無しである:05/01/20 22:27:46
太宰は、結局、8年間在籍した後で除籍。
だから最終学歴は高卒だよ。
>380
自慢話かぁ〜っ。二流大出のひがみだが。
まあでも、既に認められてる人間は今更ナントカ大学卒で
箔つける必要ないわな。
この庭には何もない。
二羽の鶏の他には。(俺って文才あるね♪)
ところで「天人五衰」終盤で、透が夢日記見せてくれって言って来た時、
本多はなぜ夢日記の存在を透が知ってるのか不思議に思わなかったのかな?
慶子に速攻で問い詰めてしかるべきだと思うんだけど。
384 :
吾輩は名無しである:05/01/21 01:03:20
てかむしろ明治って自慢できる学歴でもないだろwん、明治じゃないのか?
385 :
吾輩は名無しである:05/01/21 03:28:08
>>359 何で精神的疾患やら肉欲やら失恋やらの話に膨らんでしまうのかな
「高名な」=「有名な」の意であって、
徳の高さや精神的健康とは関係ないだろ
>385
いや、だから、なんで「高名な作家の死」と限定する必要があるんだ?
387 :
吾輩は名無しである:05/01/21 04:46:36
意味のわからないレスつけられても困る
三島だろうがその辺の浮浪者のおっちゃんだろうが、
死は等しく死だということだ。
キモいんだよ、あんなはた迷惑に大騒ぎしてキモチヨく死んだ
究極の自殺オナニーに過剰な思想的に意味づけをするのは。
>>387 まともに答えられない理由でもあるんだよw
日本最強のオナニストの偉業を汚すような言説反対。
393 :
吾輩は名無しである:05/01/21 05:08:26
頭に血が上っても高名の意味くらい押さえておこうぜ
>393
だからさ、有名人の死に限ってなんで簡単に解釈しちゃいけないんだ?
高名な作家の死は特別なのか?
あらゆる人の死を簡単に解釈しちゃいけない、ならまだわかるんだが、
そういう話でもなさそうじゃないか。
自衛隊を巻き込んだ壮大なオナニー野郎の自殺じゃん。
それだけで十分かっこいいよ。
変にウヨクっぽく意味づけして英雄に祭り上げる必要なんかないよ。
>>394 うんそうだね、簡単に解釈していいよね
もう誰も君を責めたりしないから落ち着いてくれると嬉しいな
オナニー連呼してるのが
>>359らしいのは分かった。
三島先生の憤死をオナニーって言われると自尊心傷つくんだよな?
で も オ ナ ニ ー だ ぞ あ れ は
“オナニー”というのも一つの解釈だろうけど、
できればもう少し詳しく説明できないものかね
その能力があればの話だけど
ところで誰の自尊心が傷つくわけ?
399 :
吾輩は名無しである:05/01/21 08:33:33
>>398 だから「聖セバスチャン殉教図」
これを言えば三島ヲタはわかるだろ。
自尊心傷つくヤシは、三島の方便の思想に結構マジに付き合ったヤシとか、三島作品から何か高邁な理屈を得たような気になって得意になっている連中とかでしょ。
山本舜将とかが前者で後者は若かりし頃の俺。すげえのめり込んだ挙句到達した結論がオナニーになっちゃった。
おっさんの自慰を延々と研究してたわけだ。
自分自身じゃねえの。つまり三島を神格化して崇め奉っている
んで尊敬して止まない三島尊師の悪口を言われると自分が深く
傷付くのだろう。所詮は物書きだぜ、尊敬に値する人間の訳ない
だろ。事象や人物を絶対化してしまうとこの情報過多の時代は
何かと生きにくいんだよね。全ての価値観は相対化されるべき
ものなんでね。
でも、一国の軍隊を巻き込んでの一心不乱の大オナニーだぞ。
そのスケールのでかさは、さすが大文豪と湛えてもいいと思う。
オナニーでもいいよ
小生は「オナニー」という言葉は使いたくないが
だが本当の「オナニー」は誰にも関わらない自己満足だ
403 :
吾輩は名無しである:05/01/21 11:34:42
>>399の書き込みを踏まえて結論
山本舜将はずっとオナニーを続けてた人
究極の舞台装置を整えてからの『オナニー大会』って訳かw
まあ『豊饒の海』を執筆していた頃の三島はもう文学的な才能
が枯渇していたからね。このまま枯れるより『イタチの最後っ屁』
でも世間にかましてやろうと思ったのかもしれない。
三島は十代から間違いなく天才だったけど、40歳を越して感性も
完全に衰えた辺りからワザとバカに見える事をしていた気がする。
多分最後の大舞台に備えて幾つかの伏線を描いていたんだろうけど。
405 :
吾輩は名無しである:05/01/21 12:23:41
それよりも三億円事件の伏線を知りたい
406 :
吾輩は名無しである:05/01/21 12:28:31
三島はね、教えてくれたんだよ
国家の為に死ぬことはないってね
407 :
吾輩は名無しである:05/01/21 12:54:49
ところで、三島の場合、
生誕○○年より、没後○○年のほうがふさわしいから、
今年生誕80年でもなにも特集とかないのかな。
ポール・シュレーダー監督の映画『MISIMA』はなぜDVDにならんのかなぁ。
あのコッポラとルーカスがプロデュースしたやつさ。
三島の遺族が反対しているからさ。
410 :
吾輩は名無しである:05/01/21 13:45:32
英語版DVDはあるけど、日本じゃ観られないからねぇ。
かなり真剣に創った映画らしいよ。カンヌで賞もとったはず。
411 :
吾輩は名無しである:05/01/21 13:50:45
俺が主役三島をやるから真剣な映画を撮ろうぜ
412 :
吾輩は名無しである:05/01/21 13:55:40
君達が監督脚本で
>402
世の中には「相互オナニー」という言葉があってね。
414 :
吾輩は名無しである:05/01/21 13:59:56
「相互オナニー」が三島の遺した日本語か
英語ではoral sexだろ
>414
それはおくちでするプレイのことだ。
相互オナニーというのは、オナニーの見せ合いっこのことだな。
三島が遺したかどうかはともかく、言葉は正しく使いたいな。
416 :
吾輩は名無しである:05/01/21 15:33:37
>415
そうですね
やっぱ文化が違うわけよ
欧米の人達は生まれたときからチュッチュチュッチュしてるから
オナニーの見せ合いっこか愛撫か知らないが。
100年後の人は言ってるよ
「ああ三島と日本人?相互オナニーだろw」ってさ
417 :
吾輩は名無しである:05/01/21 15:35:03
↑スマン。何が言いたいのかわからなかった
俺はoralsexに愛撫&オナニー見せ合いっこが混じっていると思う
oral 英語で「口の」「経口の」「口頭の」という意味だ。
愛撫や見せ合いっこの意味にはならん。
三島の日本語を継ぐ勇士諸君は、英語は達者ではないようだな。
>>410 いや、うちの近所のビデオ屋には古い輸入版が置いてあるんだよ。
それで観たんだが、かなり素晴らしい出来でね。
思いもかけないことにラストは市ヶ谷の本庁でロケでね、切腹。
一人で延々と書いてるのかww
観たいなあ
右翼
右翼だろうが左翼だろうが平和ならいいのさ
あと俺に金と自由があればいい
424 :
吾輩は名無しである:05/01/21 19:34:27
>423
いかに退屈を紛らわすかで文化は発達してきたから強ち退屈な平和も悪くないが・・・
425 :
吾輩は名無しである:05/01/21 22:42:41
この庭には何もない。
二羽の鶏の他には。(俺って文才あるね♪)
ところで「天人五衰」終盤で、透が夢日記見せてくれって言って来た時、
本多はなぜ夢日記の存在を透が知ってるのか不思議に思わなかったのかな?
慶子に速攻で問い詰めてしかるべきだと思うんだけど。
426 :
吾輩は名無しである:05/01/21 23:36:17
>425
いきなり夢日記を見せてくれと頼んだわけでしょう。
本来なら驚天動地の出来事のはずなのに・・・。
卒倒してもいいくらいだよね。
あっさり貸しちゃった本多はきっともうすでにボケてたんでしょうか。
427 :
吾輩は名無しである:05/01/22 00:01:34
三島信者は反論できなったり、
自尊心を傷つけられると(絶対神である三島の神性を否定されると)、
「三島は東大を出た」「三島は華族の友達が多かった」などと言う。
痛々し過ぎる。
彼らは、結局のところ、
他人に支持されることもない俗物的なプライドが高いだけなのだ。
つまりオナニイである。
なんと惨めな人たちなのだろう、三島信者というのは!
三島自体は、自己愛オナニーを文学にまで高めた凄い人だと思うけどね。
ただ、彼が日本語を遺してくれたみたいな言い方はどうかねえ。
俺は三島に日本を習った覚えはねえぞ。
>429
別人だけど、別人じゃ何か都合悪いの?
>>430 私の書き込みのどの辺に「別人では都合が悪い」と解釈できる箇所がありますか?
>三島信者は反論できなったり、
などと誤記してみたり昨日被った心理的ダメージが癒えていないようで、
同情を禁じ得ません
嫌な事は一日も早く忘れてしまうのがベターですよ
>431
必死だなあ。そもそも、俺が同一人物だと考える理由が分からんのだが。
上げてる人は三島を叩いてるようだけど、俺は三島を称えてるんだぞ。
あくまで文学者、芸術家としてであって、思想家としてではないけれど。
死を賭して何か表現したがる劇場型犯罪者はいっぱいいるけれど、
ここまでレベルの高い芸術的劇場型犯罪を演出してのけたのは彼くらいだ。
それはやっぱり本職の芸術家だからで、彼以外には出来ないよ。
必死だなは便利ですよね
>>425 >>426 春の雪にも、その手の違和感を感じさせる部分があるよ
本多が重病の清顕に代わって月照寺を訪ね門跡に会うわけだが
まるで本多とは初対面のような反応を門跡が示すんだよ
しかし実際にはストーリー序盤に清顕邸の庭にて両者は互いを見知っている
>434
便利ですよねも便利ですよね。
負けず嫌いの馬鹿がオウム返しかw
なんだ、もうネタ切れですか。
段々議論とも呼べないような内容になってきたな。
才能が枯渇した嘗ては『天才』だった文学者が焦りを感じて自分で
舞台装置を整えてファイナルカットしたってだけの話じゃん。
三島の死にあまりに多くの意味づけをしちゃうと彼の文学そのものの
本質ですら見失う危険性があると思うけどね。
440 :
吾輩は名無しである:05/01/22 07:05:08
オナニーじゃなくてナニオーって死んでったんだよ。きっと。
ウマイ! すごく怒ってたもんねえ三島さん。
うん。40歳を越えてからの三島の心境は「今に見ておれ!」だった
と思うね。ワザとバカみたいな事をしてのけて世間の耳目を自分に
集めて用意周到に死の舞台を演出していったというね。
ノーベル文学賞を欲しかったんだろうな。
443 :
吾輩は名無しである:05/01/22 08:47:27
>>410 英語字幕入りビデオを観た。
烏丸せつ子のオールヌードはぼかし入りだったな。
作中劇に「鏡子の家」を使ってくるあたり、ただの日本オタ兄弟の作じゃねえなと思わせてくれるし、
「オナニー説」よりの解釈(見せかけの右翼モドキ解釈ではなく)だったんで俺は好感を持った。
3つの三島作品作中劇が入り込むんで、読者じゃないとちんぷんかんぷんなんだろうな。
よってカンヌで賞(金賞じゃなく確か監督賞か批評家なんとか賞)とったからどうのなんて大した意味はない。
444 :
吾輩は名無しである:05/01/22 09:53:53
>>404 >>439 才能の枯渇からだとか、そんな後ろ向きなことを言っているんじゃないんだよな、オナニー説連中(俺も)は。
性癖を極めた結果に死があるのは止む無し、否、死があるからこそ性癖を極めることが完全になるってことだな。
切腹って事に誤魔化されるのは愚。
何度も言うように本命は「聖セバスチャン」であり、何か壁にぶち当たって非業に死ぬことへの憧れ。
単純に考えればいいんだよ〜。
>>443 思想環境が変わりつつある今こそDVD化すべきじゃないかな。
446 :
443:05/01/22 10:06:30
緒形ミシマの「からっ風野郎」ポスターは大爆笑うけあいだぜ。
447 :
吾輩は名無しである:05/01/22 10:13:23
なぜ日本語版DVD化できないのかな?
Amazon.comで調べると
英語版(DVDとビデオの両方)はちゃんと売れてるのがわかる。
表紙の緒方拳の顔が怖いけど・・・。
緒形だけがミスキャスト。
沢田研二、長嶋敏行、烏丸せつこ、佐藤浩市、横尾忠則などはオッケ。
449 :
吾輩は名無しである:05/01/22 17:24:56
オナニー説も見せかけの右翼モドキ説も同じだと思うが
450 :
吾輩は名無しである:05/01/22 17:27:44
右翼だってオナニーじゃん
左翼だってオナニーじゃん
職業軍人だってオナニーじゃん
オナニーしてればいいじゃん(俺って文才ある♪)
お前らのオナニーを俺がこれから見といてやる
451 :
吾輩は名無しである:05/01/22 17:31:55
>>448 主演誰にするか難航したからな。そこが失敗と言えばそうなんだが。
若き日の三島を演じた利重剛はふいんき出てたと思う。
あと「金閣寺」でどもりの私を演じた歌舞伎役者も良かった。
この映画観て三島が家族(加藤治子演じる祖母)から「コーイさん」と呼ばれていたことがわかるな。
緒形版「薔薇刑」もワンショットあった。笑える。
F・グラスのサントラも買っちゃったよ。
452 :
吾輩は名無しである:05/01/22 17:35:32
人はオナニーで死ねるのか?オナニーだから死ねるのか?
この謎を三島は残している。と言いつつも、革命哲学としての陽明学野中で、
「現代において人間が、倫理を越えることがあるとすれば、それは性的な行為
の中で起こりうるだろう。」と告白している。
453 :
吾輩は名無しである:05/01/22 17:44:08
映画Mishimaますます観たくなった。中古ビデオ店で探してみようかな。
>>451 確かによかった>利重剛
若き日の佐藤浩市も助平たらしくて良かった。
緒方以外はほぼ完璧なキャスティングだったと思うよ。
音楽も心が洗われるようなスリリングなストリングス>サントラ出てるんだ、いいな。
三島の最後を長島敏行の切腹と重ねて、そのオナニー美学を昇華しているのは、タクドラ
のシュレーダーならではの視点で、思想家というより美学者(芸術家)としての三島を喝破
していて、右翼思想退避に混濁して公開を未だに見合わせている日本が情けない。
>>453 なんとか探して観るべし。
455 :
吾輩は名無しである:05/01/22 20:13:25
緒方拳、評判わるいな(笑
「緒方以外はほぼ完璧なキャスティング」って主役がミスキャストかい?
緒方拳の市ヶ谷の演説みたいな。
「「金閣寺」でどもりの「私」を演じていた歌舞伎役者はよかった」
って
市川雷蔵?
457 :
吾輩は名無しである:05/01/22 20:52:28
そうだよ、自分のために死ねってさ。
オナニーのような死を!
宗教とか思想とか家族とか
のために死ぬのは、国のために死ぬよりも
もっとレベルの低い死かもね。
一番人々の記憶にのこり
なおかつ自から演出しやすいのは、やはり前のめりの自殺。
国のために死ぬのは、世界のために死ぬよりも
もっとレベルの低い死かもね。
459 :
吾輩は名無しである:05/01/22 23:09:06
>456
映画Mishimaの金閣寺シーンを演じたのは坂東八十助。
三島原作の映画金閣寺の主役が市川雷蔵。
と思うが、間違ってるかも。
>>458 世界年金、世界健康保険、世界パスポートがあると便利なのにね。
>460-461
こういう低次元な保守主義的国家論の道具として消費されるよりは、
究極のオナニストとして畏敬されるほうがよほど文学者・芸術家として
幸せなことなんじゃないかなあと思うよ。
463 :
451:05/01/23 10:52:26
>>459 そうそう、坂東八十助。
映画「MISHIMA」は、青びょうたん時代の三島から自決までを追うのと並行して、「金閣寺」「鏡子の家」「奔馬」が作中劇として嵌め込まれている。
八十助と佐藤浩市が「金閣寺」に。
ジュリー、左幸子、烏丸、横尾センセ(目が泳いでる演技、笑えた)なんかが「鏡子の家」。
永嶋敏行が「奔馬」で腹斬ってる。
これらの作品を知らんと、観ててもさぞかし訳わからんモンになると思うな。
その点からして、一般人相手じゃなくある程度のオタ、ファン向けの作りであり、シュレイダー兄弟の認識も強気と言えるし、よく研究して好感だね。
自決の理由を、日本がどうの憲法がどうのとか、文学者としての行き詰まりみたいなものでなく、あくまで三島自身の趣味嗜好、能動的なものとして捉えていると思う。
どもり、収ちゃん、勲を使用してることから、想像つくべ。
そうだ、「奔馬」の永嶋敏行の上官役が勝野洋だ。
おれは「奔馬」と「鏡子の家」は未読だったけど、大丈夫だったよ。
465 :
吾輩は名無しである:05/01/23 13:58:44
>>455 「アイ・アム・ミシマァ」
カンヌで緒形がこうあいさつして失笑が起こった。
466 :
吾輩は名無しである:05/01/23 14:27:26
当たり前のことを言うけど、
1970年11月25日の市谷駐とん地で三島がしたのは
オナニーではなくて自殺だぞ。
比喩表現を気の利いた物と勘違いして、それに引きずられて思考を停止されている方へ。
467 :
吾輩は名無しである:05/01/23 14:45:14
>>466 自殺ではなく、
むしろ心中といっていい。
檄文を読んだことあんの?
心中ならひっそりと海に身投げでもしろよ
掃除係のいい迷惑だ
自意識過剰の独善の極みだな、三島の自殺は。まあ死ぬ時までも
人に注目されていたいという自己顕示欲は満足したのだろうから
安らかに死んだのだろう。
470 :
吾輩は名無しである:05/01/23 15:32:05
>>467 自殺という概念は心中や自刃、自決、集団自殺などの概念を包摂します。
>>469 芸術家が自意識過剰の独善家じゃなくてどうすんだ。
ここは文学板じゃないのか?
472 :
吾輩は名無しである:05/01/23 15:37:17
>>470失笑
そんなくだらないレスつけるヒマあったら
広辞苑くらい引け
473 :
吾輩は名無しである:05/01/23 15:42:23
つうかお前ら
大勢の人間に注目される中で
情夫と死ねた三島がうらやましいんだろ
お前らじゃせいぜい
独居餓死で、死体発見くらいのパフォーマンス
しかできないもんな
いまじゃ練炭ネット心中もたいした話題にならんし
474 :
吾輩は名無しである:05/01/23 15:45:03
死への衝動が性的嗜好になっていたとする考えは正しいでしょう。
しかし、同時にカッコいい死、もしくは英雄としての死を迎えることを
夢見ていた(美学としていた)三島にとっては、その動機を必要としていた。
それが、天皇であり日本とうい概念だったのだろうと思う。
>>474意味不明
>カッコいい死、もしくは英雄としての死を迎えることを夢見て
=動機
>天皇であり日本とうい概念
=対社会へのアピール、綱領、テーゼ
>死への衝動が性的嗜好
=フロイト的解釈
ってことでしょ。
それにしても、楯の会の連中はともかく、
なんの面識もない一般自衛隊員にまで
一緒に死のう と呼びかけていたことには、引いた。
死後の世界に、名声や人心まで持っていけると信じていたのだろうか。
人柱を立てた古代皇帝のように
476 :
吾輩は名無しである:05/01/23 17:13:33
>>474 は中学生なんだから、いじめちゃだめだよ
477 :
吾輩は名無しである:05/01/23 17:55:19
はいはい、三島信者は、三島をなにがなんでも憂国の英雄にしたいのね。
で、国のために死んだことにしたいのね。
どこかの信仰宗教みたいに教祖さまを神格化するために
必死になるのは勝手にすればいいが、他人にその信仰を押しつけないでね。
478 :
吾輩は名無しである:05/01/23 18:01:32
いまどき思想がらみの
三島信者などいるのだろうか?
「レター教室」や「近代能楽集」読んで
愛読誌は、荘苑みたいな女の子が浮かぶのだが。。。
純然たる文学者としての三島の才能には素直に畏敬の念を抱くのだが
やはりああいう形の自害は理解の範疇を超えているね。誰かが言って
いたが多くの芸術家は自意識過剰で独善性が強いものだが、少なくても
それを一般大衆が受け入れる余地があるからこそ表現活動が成り立つ
んだよね。憂国の士だとか、変なものに祭り上げられてから三島の
文学作品の評価すら変わったような気がする。純粋に小説として
読めば名作が多いんだよね。
>>477 なに決めつけてるんだ。
美学に殉じたオナニー自殺説が大勢だろうが。
481 :
吾輩は名無しである:05/01/23 18:24:10
>>479 三島は、「憂国の士」として見なされることを自ら切望していたのです。
そのための演技のつらなりが、彼の人生だった。
自業自得でしょう。
しかし、三島の演技を信じるほどナイーヴな人は少ない。
それが三島の計算違いだったのだ。
>>479 理解できなくもないんじゃ。
取り巻きの若者の純粋さを裏切れなくなって腹かっさばく、西郷隆盛だって
そうだし、日本の伝統では?
考えてみたら軍部が国民の手前、引くに引けなくなっておっぱじまった大東
亜戦争だってそうだ。
483 :
吾輩は名無しである:05/01/23 18:32:31
常識的に小さくまとまるよりは、狂気に突っ込んでって欲しいと言う願望もあるけどね。
現在の、作家の貧困も、そのプロ意識が、逆に作品を小さくしている気もする。
なんとなく、昔の大作家の方が、必死というか、ギリギリというか、まあそういった
結構、せっぱ詰まった感じがして、僕は好きだあ。
484 :
吾輩は名無しである:05/01/23 18:40:57
安部譲二がこんなことエッセイに書いてた。
三島がボクシングしたいからって、ジムを紹介して
スパーリングを体験させたんだけど、
「大作家サンだから、ケガさせるな」って耳打ちして、
ボクサーにパンチを空振りさせ、
あげく三島のパンチで倒れたふりをさせたんだと。
三島は、人を殴り倒すなんてはじめてて、
しかも、それが屈強な大男だったもんで、舞い上がっちゃって、
それから、目の色かえてボクシングやボディビルにはまっていったんだと。
エッセイには、書いてなかったけど、
本当の力の関係というものを、はじめに教えておくべきだった
と、安部譲二は、思ってるんだろう。
ああ、肉体は裏切らない。
485 :
吾輩は名無しである:05/01/23 18:54:21
他国家に拉致されて死ぬのも嫌だなぁ
なんか矛盾してないかい?
あたしゃ宗教とかよくわからんけど
植物が異常に好きなんよ
んで、国土っていうか大地を瑣末に扱う人間見ると
腹立つというか、間引きしたくなるくらい怒りを覚えるのね
愛国心って言葉の概念は、戦後馬鹿な教育界がよってたかって
めちゃくちゃにしちゃったからもうどうしようもない言葉に成り果てちゃったけど
国土愛は忘れたらあかん。天罰が必ず堕ちるから。
なーんか感覚的にわかるんだよ。
大地があるから、人もモノも金も何もかも認識も行為もあるんであって
土台の存在意義を忘れて調子にのってると
奈落に堕ちるぞ、売国奴め!
486 :
吾輩は名無しである:05/01/23 19:00:41
国土って何かい?
あんたの足型の面積かい?
そんなものなんのアテにもなんないよ。
ミミズさんに失礼じゃないか
肉体は裏切らないんだよぉ
487 :
吾輩は名無しである:05/01/23 19:02:31
シータ 「人間は土を離れては生きられないのよ!」
>>484 なんてことだろうw
安倍のさじ加減で三島は死んだのかもな。
昭和30年代までは映画と同じで小説家はスター扱いだったってのもある。
横山やすしの絶頂期の暴走と死と比べたら気の毒だけどね。
>>475 >それにしても、楯の会の連中はともかく、
>なんの面識もない一般自衛隊員にまで
>一緒に死のう と呼びかけていたことには、引いた。
あの時代の国民は(多分自衛隊員も含んで)日米安保反対が大勢を占めてた
世論の中心だった
ちょうど香田さんが人質になった時に自衛隊撤退を本気で声に出していた人がいなかったのと同じくらい。
日本人というのは同じ時期に大体同じ思想を抱く
ウヨもサヨも日米安保反対
国土愛より郷土愛がピンと来る議員と俺
「憂国」と、いくつかの短編を読んだ。
ノーベル賞候補だったというのも頷ける。
まさに文学と呼ぶにふさわしい。
でもサヨからみたら「洗脳されたキチガイ」とでも思うのかな?
いや、三島のは右翼思想を性的に読み替えたパロディだろう。
彼の創作であり表現だ。誰かに洗脳されたものなんかじゃない。
三島作品全体が日本文学のパロディであったようにも思える。
命を張った戯作者だよ。とち狂ったわけじゃない。
まともな日本人街のようなものさえあれば、
場所は日本じゃなくてもかまわないなあ、俺は。
日本文化はそれなりに愛しているけど、不動産には興味ない。
移民というのは厳しいもんだと踏まえたうえで、土地に束縛
されずに柔軟に考えられるようにはなっておきたいね。
494 :
吾輩は名無しである:05/01/24 08:57:56
>>474 >カッコいい死、もしくは英雄としての死を迎えることを
夢見ていた
そこも切腹だから騙されているな。
三島の憧れは、非業の死さ。
何か挫折の末とか巨大な壁にぶち当たっての破滅とかさ。
尊敬する人=2・26の青年将校というのは、失敗して銃殺されたことが好きなのであって、彼らの行動や思想を尊敬しているのではない。
映画「MISHIMA」の「奔馬」で勲が拷問を乞うシーンが入れられているが、P・シュレーダーのほうがわかってるな。
動機はどうあれ、ファナティックな想念に突き動かされての
死を理想の死であると考えたのだろう。川端康成みたいに
政治力でもって文壇の権力者として君臨する事も出来ただ
ろうが、それは三島の美学に反する生き方なんだろうな。
三島が忌み嫌っていた太宰みたいに女と心中するなんて
もっての外だったろうから、ああいう形の死を選択したん
だろう。
人によっては、何でも先々のスケージュールを組み立て、キチッとその計画通り行動する
性格の奴がいる。仕事の世界など、それを必要とする。旅に出る時も、綿密なスケジュール
を最初に組み立て、それを忠実に実行して満喫するタイプの人間。
つまり、三島はそのタイプの人間だった。
「潮騒」を書く前に、農水省に勤める親父に「理想的な小漁村」を、農水省の人間を使い
綿密に調査し、電話で再三アポを入れ、それから取材に出向いた。限られた日数で、潮騒
取材ノートはバッチリ情報等が書き込まれてる。そこには「無駄」な行いというものは無い
わけだ。
三島の行動および人生というのは、いつもその「計画」の元に遂行された行動だったわけだ。
先々の予定とか道筋を、まるで多忙な芸能人のようにビッチリと練り上げ、ただひたすらそれを
追うようにこなしていく45年間だったわけだ。
で、三島のシナリオは、自分の死ぬ日、死に方、演出、まで決めてしまう所に行き付くわけ
だよな、当然。
で、ああやって実行したわけだが、その「死」を選んだ理由は、
「常々発言していた、早死こそ美学。俺も早死したい」をなんとか貫いたという事だろうな。
切腹して死んで勇気を見せる事もやりたかった。格好いい死がしたかった。
何もかも(命)捨て去れる己の潔さを皆に知らしめたかったわけだ。
「俺はこんなに立派な男だ。お前らにこれができるか!」
という強烈なメッセージだよ。
俺たちは、だから、三島の行動を今では影ながら崇めてやるべきだと思うゾ。
三島より小林多喜二の方が「尊敬」という言葉がぴったりくる
書いてみたら「尊敬」の念も色褪せた
499 :
吾輩は名無しである:05/01/24 11:32:38
若い時分の虐殺でも、
小林多喜二の虐殺とセバスチャンの虐殺の違いが三島には重要なのでしょう。
やはりあくまで芸術家であって現実問題には全然関心はなかったってことかな。
もし父が自殺してしまったら天皇様を仇と思い定めます
わからんけど
>>499 三島は完全な芸術肌だよな。
三島についてもう一つ述べると、三島の小説は、時が経過してから読んで
もなるべく古くなってしまわないように緻密に計算されて書かれてる。
「潮騒」なんか今読んでも立派に通じるしな。その辺りは驚いてしまう。
三島本人は、自分が「使い捨て」小説の作家になる事を嫌っていたわけだ。
風俗とか流行とか駆使して、その一時売れるよりも、普遍である事をもっとう
としたんだよな。 具体的に言うと、石原慎太郎とか村上龍の小説が、出した
その時売れるだけで消えてしまう、使い捨て小説なわけで、そういうのを三島は
嫌っていたわけだ。
で、太宰の「人間失格」が、その衝撃的な死を引きずり、何年、何十年も売れ続けて
いる事を、まあ少しは計算した上で、「俺もそうしてやる」「それを超えてやらねば」
という意気込みで、三島も自死に至った。
でも三島の誤算は、その後、日本人が小説を全く読まなくなっちゃった事なんだよな。
加えて、三島をゲテもの、および危険人物扱いして、長らく封印しちゃった。
テレビの無い時代が続いてたなら、三島は今頃、常に話題に上るカリスマとして強く
生き続けられていたのだと思われるが、現実では、このようなコアな世界のネット上
で語られるだけなんだろうな。・・・
太宰の本質なんてのは10代のガキには分からんよ。まあその年代の
ガキに多く読まれるのも事実だけどね。三島は自分の作品に限り
ない愛情を示す人だからなるべく後世に伝えられる事を念頭に置き
普遍性を持った内容を小説にしようとした訳だ。まあそれに成功し
たか、否かは分からないけどね。ただ『午後の曳航』なんてのを
読むと神戸の幼児殺害事件と驚くべき程類似しているんだな。
未来を予見する事が出来た作家なんだよね。『夜の果てへの旅』
を書いたセリーヌがファシズムの到来を予見したように三島も
この能力があったのかもしれない。だから自殺しちゃったのかな?
503 :
吾輩は名無しである:05/01/24 12:27:45
んなもんだれでも予見する事が出来るわ。あほか。
神戸事件との類似ねえ。
そういう事得意げに言ってる作家か批評家いたけど失笑したな。
未来を予見する日本語が読みたければ無職・ダメ板へGO
予言者で溢れている
506 :
吾輩は名無しである:05/01/24 12:44:16
練炭自殺でもなんでも手段はどーでもいいとして
どうせ自殺するんだったら、何かを訴えて死すべき。
これほど強烈な手段はないわけだからさ。
自爆テロみたいなもんなんだから、
893経由で闇オークションにかけてもいいんじゃない?
家族が心配な人は、遺族に金も回るし良いじゃん。
”三国人の戦後の蛮行、捏造許すまじ!!!”
とか。
マスゴミやチョンもさすがに命をかけた訴えなら
はぐらかすことできないでしょ?
ていうか逆の事件ならおこりそうだけどな。
チマチョゴリの嘘を嘘とされないために
本物の(何もしらない)在日朝鮮人の女の子を
人身御供にする計画も進行中らしい…犯人は金で雇われた日本人のバカども…
とんでもないぞ…
507 :
吾輩は名無しである:05/01/24 12:46:39
>>502 太宰の一般的評論と本質があまりにも
かけ離れてるのは哀しい、というか、文壇の悪意を感じる。
あんだけのリアリスト他にいないだろ。
イメージ的には真逆だからな。
太宰や三島を好きだと言うと厨房扱いする偏見バカ多いし。
509 :
吾輩は名無しである:05/01/24 12:58:12
>>506 やつらならやりかねないぞ
チョゴリ切り裂きの自作自演を記事にした日本人の若者が惨殺されてるから
510 :
吾輩は名無しである:05/01/24 13:00:08
そういう人は自衛隊に入りますから
511 :
吾輩は名無しである:05/01/24 13:00:11
と、自作自演してみたぞ
これらの例から言えることは、自作自演は容易いということである。
ID無いからね( ´,_ゝ`)プッ
513 :
吾輩は名無しである:05/01/24 13:27:04
514 :
吾輩は名無しである:05/01/24 13:50:50
憂国なんてタダの古臭いエロ・グロ小説じゃん。嫌いじゃないけど。
515 :
吾輩は名無しである:05/01/24 15:31:42
>513
文化防衛論ならそのうち新学社「近代浪漫派文庫」から出る予定。
516 :
吾輩は名無しである:05/01/24 15:34:50
映画「憂国」を観てみたいな。
つっこみどころ満載かな?
「MISHIMA」は何とか入手可能なんだろけど、こっちは難しそう。
映画からみだと、「人斬り」で田中新兵衛を演じた三島の切腹シーンは結構かっこう良かったな。
台詞と異常な顔の長さには目をつぶらにゃいかんが…。
私小説を書く事を頑なに拒否していた三島由紀夫は(仮面の告白も
私小説の形式を借りた虚構)私生活を自ら演出する事に拠ってその
欲求を満たしたのだろう。本当は太宰と何ら変わらないアイデンティ
ティを確立する事に失敗した弱い人間なのだが(『弱さ』を売り物
にした太宰の方が数倍強かと言えるが)虚勢を張り自分を『強者』
に見せ掛ける事に命を賭けた三島は無意味な哄笑と共にあの世へと
旅立ったのでした。
んで太宰の方は海外の評価ってどうなん?
むしろ海外で伝説化してる三島というのは、黒澤映画にポジションが似ていると思うが。
三島があたら目指した普遍性が奇しくも海外への評価へ繋がったわけだが、日本人にと
っては「無意味なこう笑とともにあの世に旅立った」
まさにP・シュレーダーのMISIMAのエンディングのようだ。
太宰は『リズム』で読ませる作家だから翻訳は難しいかもね。
三島のような端正な文体の方が翻訳はしやすいだろうな。
三島の翻訳者って後に大江健三郎の翻訳を担当するんだよね。
520 :
吾輩は名無しである:05/01/24 17:05:47
無学で無神経な共感は、強姦みたいなものだな。
俺が三島だったら、この手の読者に唾をはく。
糞映画程、原作の魂を犯すものはない。
評論家にも強姦魔、レイプニストみたいなのが沢山いるな。
521 :
吾輩は名無しである:05/01/24 17:10:55
>>518 太宰も三島も翻訳しづらい。
画期的な新訳を開発しないと、真の良さをガイコクジンにアピールすることは
難しいと思われ。
村上春樹が間にはいって某氏と悪知恵を働かせているようだが。。。
まじでノーベル賞とりそうな悪寒。
>>520 違うよ。
「無意味なこう笑」というのは演説する三島をヤジってものを投げた自衛官(=大衆)
映画自体は「奔馬」とのモンタージュで三島本人と作品の合一を描く西欧的解釈で
幕を閉じる。
よけいな解釈を廃した三島へのリスペクトに満ちた映画だよ。
523 :
吾輩は名無しである:05/01/24 17:42:39
映画撮ろうぜ
三島役は俺だ
524 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:02:32
>521
村上春樹にはノーベルとってほしいな。嫌いかい?
川端康成と大江のふたりだと二人をなんか特権化してしまうでしょう。
3人も4人もノーベル文学をとればノーベルのありがたみも薄れるでしょ。
実際たいした賞じゃないよ、物理と化学と違って文学賞は。
受賞者みたら半分以上知らない名前ばかりだったよ。
525 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:05:33
そうだよ
2ちゃんねるを正確に訳せればノーベル賞なんて軽い軽いw
526 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:08:47
前にTVで「からっ風野郎」だったか三島の演技シーンをみたけど、
ちんちくりんのひょうろく玉がキンキン吠えてて、なんだかなあと思ったよ。
映画は、偽りの像でもなんでも、拡大投射しちまうオバケなもんだから、
大先生もドリアン・グレイきどりの高揚感を感じたんだろうがな。
映画なんざぁ素人の作家センセが手を出すもんじゃないよなあ。
まむしの兄弟。
剥げ同!
528 :
523:05/01/24 18:13:48
身長168センチです
529 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:29:28
三島が人生最初のスパーリングで、ぼこぼこに
のされてたら?
と、考えてみるのも一興だったり。
案外、ユゴーのような国民作家になってたのなら、
そうなって欲しかった
530 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:30:05
日本の文学界ってソースは有り余ってるんだよね。
知能、手段、手法が大事。
スキルさえあれば、ノーベル文学賞とれるかもしれない。
太宰と三島とあと有名どころを2人くらいの言ってることを
ソースにして、テーマを決めて選別していく。
それを明確でわかりやすい文体と独自のスタイルでもって
落としこんでいく。これを村上春樹はやったわけだよね?
作家としてのブランディングもお見事だし、相当なやり手だと思う。
村上春樹って読めば読む程、自分のこと書いてないんだよね。
ここまで自分がない私小説?も珍しいと思う。
本気で村上春樹に共感しちゃってる若い人とか見ると
へんな気持ちになる。村上春樹は職人だよ。俗人。
素材は過去の作家の血で成り立ってるのがミソ。
三島や太宰の作品も村上春樹が編集しなおして
それをあの小人が英訳すれば、もっと外人受けするかもね。
三島の詩は幼稚だからムリポよ
533 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:34:16
風の歌を、に書いてた
コウモリ傘男は
三島のことなんだろう
>>525 2ちゃんは単なる”ツール”だろ?
鉛筆とは何か?消しゴムとは何か?を考えてどうすんの?
2ちゃんがツールだとしたら、2ちゃんねらーは
そのツールを使う人以上でも以下でもなく。
2ちゃんねらーを必死で叩いてる2ちゃんねらー程
滑稽なものはない。あれは自問自答しているのだろうか。単なる妄想か。
マスゴミのは確信犯だろうが。
535 :
吾輩は名無しである:05/01/24 18:45:08
2Chは、あの子のムフフが覗けた気になれる
スケスケめがねみたいなもんだと思うよ。
あんまし夢中になるとトム氏のように目がつぶれちゃうよ。
536 :
523:05/01/24 18:48:18
ノーベル賞なんてつまらないよ
脚光があたるのは一人だけ
映画のほうがいいぞ
村上春樹は、成りすまし文学。(三島にもその傾向がある。
同性愛成りすまし、とか)
本人もちゃんと開き直ってるはず、だから問題ないけど、
痛い読者が多いから、一応ね。
村上春樹がランニング中、泣きながら追いかけてきた独身女の
話とかゲイの男が村上春樹をゲイだと一方的に決めつけて
ストーキングしたとかいう数々の逸話は鳥肌がたつぞ。
簡単に他人に服従するな。自分を明け渡すな。
なんでそこまで他人に同化してしまうのか不思議でならない。
村上春樹は死ぬ前にその処世術を文章にすべき。
それが一番読みたい。
538 :
確実にノーベル文学賞:05/01/24 18:57:53
村上春樹さん:小説「海辺のカフカ」を米誌が絶賛
【ロサンゼルス國枝すみれ】村上春樹さんの小説「海辺のカフカ」の
英訳本「カフカ・オン・ザ・ショア」が米国内で出版され、
米雑誌「ピープル」の最新号(1月17日号)の書評欄で絶賛されている。
同誌の採点票は最高で星四つだが、「海辺のカフカ」は星三つ半を
獲得。同誌は「村上は魔法を使って、いく通りにも解釈できる夢のよう
な光景を描き出した。結末では何も終わらない。読者のなかには読み
終えて頭痛がする人もいるだろうが、5回繰り返して読む人もいるだ
ろう」と称賛した。
毎日新聞 2005年1月11日 20時15分
539 :
吾輩は名無しである:05/01/24 19:02:15
ノルウェーの森を誉めていた小学校の時の先生に小説を見せに行ったが失笑で終わりました
540 :
539:05/01/24 19:02:59
そんな私は三島役にぴったりのはず
541 :
吾輩は名無しである:05/01/24 19:05:22
村上春樹ってどうなんでしょうか?
作品の後に作者の存在が見え隠れすると言うのは?
なんか作品を追うごとに、悪くなってる気がしますけれども。
あと、どの年代層がターゲットなんでしょうね?それもわかりません。
なんかこう鼻に付くんですよね、主人公の話し方、相変わらずの
"村上春樹好み"のマテリアルとかがねぇ。小説世界に没頭する前に、
作家・村上春樹の作為が見えすぎるんですよ、
翻訳されるとそのあたりが曖昧になって良さそうですがね。
スレ違いスマソ
でもなんであんなに春樹の文章ってよみやすいんだろう。。。
人格攻撃してる人でさえ文章のよみやすさは認めてるし
三島はぶっちゃけ読みにくいよー、疲れるよ
とっても深いこと言ってるのに
ある程度知識がないと理解できないもん
543 :
539:05/01/24 19:16:32
日本語は三島以後で大きく変わるからだと思い
544 :
吾輩は名無しである:05/01/24 20:29:17
三島以後の作家は、難しい漢語の語彙力がないから、
日常の言葉で書くしかないのでしょう。
したがって美文が書けない。例えば、
これと云って奇巧のない、閑雅な、明るくひらいた御庭である。
数珠を繰るような蝉の声がここを領している。
そのほかには何一つ音とてなく、寂寞を極めている。
漢語を使うと文が締まる。だらだらした文章にはならない。
すみません。以後だと三島が含まれますがそれでOK?
546 :
吾輩は名無しである:05/01/24 21:47:53
>545
三島よりあと(三島は含まない)の作家・・・
547 :
吾輩は名無しである:05/01/24 21:59:07
しつもんです。「豊饒の海」第三巻の「暁の寺」についてです。
寮の下まで来た本多に指輪を投げ返すジン・ジャンですが、
その後、本多の別荘のプール開きの日に訪れた彼女の指には同じ指輪が・・・
違いました?確かこの間に本多がジン・ジャンに指輪を送ったと言う事実は無かったはず
ですよね?教えてください!
>>547 慶子に渡してもらったんじゃないの?
三島の文は読みやすい。しかもその情景がはっきり目に浮かぶし。
549 :
吾輩は名無しである:05/01/24 22:22:38
バカやロー
俺が一番弱いんだよ
お前ら堕罪のまねして弱く見せるな
550 :
吾輩は名無しである:05/01/24 22:25:56
天人五衰の最後、月修寺へ行くまでの自然描写がすばらしい。
実はそれまで三島は自然をリアルに描いたことないけど、
最後の場面で初めて、リアル描写したんだよね。
551 :
吾輩は名無しである:05/01/24 22:54:54
豊饒の海で一番いい加減なのは、
暁の寺の最後で、ジンジャンの双子ってなんなんだよ。
もしかしてジンジャンは二十歳で死んだというのに疑問を
読者に抱かせるために登場させたのかな。
ジンジャンをオカズにこいたのは俺だけではないはず・・・
553 :
吾輩は名無しである:05/01/25 00:03:14
ぼくは蓼科です。そういう趣味です。
古典から得ることってある?
枕草子、おもろくないじゃん
なにこれ?だからぁ?って感じ。せっかく辞書片手に読んだのに
何やら村上春樹批判に傾いていったような気がするけど・・・。
まあそれに乗っちゃうと村上春樹ってのは自分以外に興味が無い典型的な
『引き篭もり作家』だと思う。多かれ少なかれ作家ってのはそういう傾向
がある訳だけども彼が提示する絶望感なんてのはマニュアル通りだし
あまり面白くない、個人的に。太宰は絶望を書いているように見せながらも
実際は凄いユーモアのセンスの持ち主だし、三島は決してセンチメンタリズム
に流されるような事はしない。抑制が利いているんだな。
三島は本筋と関係ないところで観念的な比喩表現が多すぎるように思うが、
文章構造をみた場合、変に込み入ってなくて読みやすい。
俺のまわりの隠れ文学ヲタの多くは
太宰三島春樹をセットで愛してる香具師多いよ。
根底に同じ空気を感じる。それぞれ性格もスタイルも全く異なるけど
核の部分では同じこと言ってるような気がするよ。
俺が今まで全集を完読したのはこの3人だけだよ。3人とも大好きだ。
全部読んでない人が、作家の一側面だけを過剰に捉えて
殊更、騒ぎ立てて、誤解を招いている。
わざとなのかもしれないけど、不快。
最近、議論が面倒なのか単に馬鹿の怠惰なのか知らないけど
安易にレッテル貼る人が増えた。決めつける人が増えたし
決めつけられるのを好む人も増えたような気がする。
占いとかで「あなたはこうこうこういう人です」って他人に決めつけられて
嬉しそうな顔して、占い師の言うなりに改名したりなんだりしている人を
見てるとなんだか恐ろしく感じる。
作家についても同じ。作家の奴隷みたいになってしまっている読者が
増えた。
大江健三郎なんかよりは村上春樹の方が作家としては数段上のレベル
だろうけどね。同じ村上姓の龍なんかはただのアホらしい文化人に
成り下がったけれど数少ない『職業作家』なんだと思う、村上春樹は。
あとは政治力を駆使してノーベル文学賞を受賞するだけだな。
大江も、文章力はあると思うけどね。村上春樹の対極だなと。
たとえるなら剛体術とマッハ拳くらい対極。
561 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:19:50
三島信者が、三島の文学作品ではなくて、
俳優としての三島が演じた「人生」を絶賛するから悪いんだよ。
だから、三島信者が信仰している三島が演じた「人生」を
批判する人がどんどん出てくる。
しかし、三島自身が、かっこいいと思われたいがために
派手な演出をしたのだから、三島の自業自得だとは思うけどね。
人間は、自尊心や虚栄心が強すぎると、悲惨な結果を迎えるという教訓。
562 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:43:47
文学も人生も、どっちも賞賛してる。
文学と人生がリンクしているのだからしょうがないね。
三島の場合、両者が切り離せないんだ。
563 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:44:18
>>544 そんな君には、中国語の文章こそ最高に美しいね。
なんたって、100%が漢語なんだから。
しかも大陸ではなく台湾の本がいいね。日本より難しい字を使っているから。
三島ではなくて漢文の教科書でも読めば?
こういう、語彙の難易度や、漢字の熟語の多少と、
言葉が美しいかどうかとを混同するバカが、三島ヲタに散見される。
そういう奴が「日蝕」にはまるんだろうか。
漢和辞典や日中辞典でも読んでオナニーしてなさい。
(別に俺は三島の文章が美しくないと言っているのではないよ。
ある種の三島ヲタを批判しているだけ)
564 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:45:22
565 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:48:05
2ちゃんねるだって文学と人生がリンクしている
この書き込みをした人はどんな人生を送ってるんだろう?
566 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:49:13
544にとっては、
台湾語>中国語>日本語>韓国語>>>>>
アルファベットしかないヨーロッパ言語
なのだろうw
567 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:52:18
568 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:53:26
↑間違えた
>台湾語>中国語>日本語>韓国語>>>>>
>アルファベットしかないヨーロッパ言語
>なのだろうw
何がまずい?
569 :
544:05/01/25 13:15:24
ことばの機能の話をしてるんだよ。
文学は芸術なのだから、言いたい内容のみが伝わればいい
というわけではないでしょう。内容伝達だけを志向するのではなくて、
表現自体を志向する機能もことばにはあるでしょう。
専門的には、詩的機能とか美的機能とかいうのでしょうか。
その機能を志向する傾向が現代の作家には希薄だと言いたかったの。
その一例として、日常の言葉だけでなく、漢語を知ってると、
表現自体を志向するのに有利だと言いたかったわけ。
570 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:19:30
今は英語を(カタカナ)知っている方が表現自体を志向するのに便利だね
571 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:21:18
肯よりthat's raight
572 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:22:41
間違えた(照
that's right
573 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:23:14
否よりno
574 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:23:45
はいやいいえには力がpowerがない
575 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:26:22
オナニーって何語なんだ?
英語じゃねえの。
語源は旧約聖書から。オナンって人物が出てきてそいつが自慰
行為ばかりしていた事から名付けられた。
自分を弱そうに見せてそれを売り物にして巧みな商売をしているのが強かな田舎者
太宰
自分を強そうに見せたくて仕方ないが、実際は脆弱な都会っ子であるのが三島
578 :
吾輩は名無しである:05/01/25 18:59:40
愚かでも、面白い作品を作ればそれだけで優れている。
いや、愚かであるからこそ、神様がそれを哀れんで、文才を与えたのかもしれない。
取り澄まして、大人しくしてる人間は、最も作家から遠い。
のた打ち回って、血を吐いて、カッコ悪いほうが、カッコいい。
って誰かが言ってた。俺じゃないよ。
579 :
吾輩は名無しである:05/01/26 00:40:35
>>569 言葉は表現手段に過ぎないからね。
才能の人間が、漢語をたくさん使えば美しい文章になるかといえば、
そうではない。たぶん、衒学的で嫌味な文章になるだろう。
逆にひらかなばかりだと平凡になるかといえば、そうではない。
結局、表現手段に過ぎない言葉を、どのように使うか、
という作家の能力の問題。
三島は難しい漢語を知っていたからいい文章が書けたのではなくて、
それをうまく使う術を身につけていたから、いい文章が書けたんだよ。
580 :
579:05/01/26 00:46:39
才能の人間が→才能のない人間が
578の意見は正しい。
物凄く不器用な人間が哲学をやるのと同様に、他の才能に恵まれない
おそらく一般人同様な生活が出来ない何処かで欠陥を抱えた不幸な
奴が文学を始めたりするケースは多い。『どんな洒落た物を書く作家
だって、小説家というものは須らく野暮な奴があるものだ。』と言った
のは開高健だが、三島は究極の『野暮な作家』だと思う。これは褒め言葉
で無邪気な幼少期を送る事が出来なかった三島は稀有なストーリーテラー
としての才能は与えられたがその他の部分、日常的に幸福に浸りながら
生きる能力は与えられなかったのだろう。ただ三島は才能の使い方を
間違ったような気がする。自分の理想だったのだろうが軍服を着て
過激な行動を取るのが彼の本質ではないと思うけどね。
582 :
吾輩は名無しである:05/01/26 06:08:15
are you going to scabourou faire?
Paseri Sage Rosemary and Thime
Remember me to pnce live there
She was once a true love of mine
583 :
吾輩は名無しである:05/01/26 06:15:41
Symphony No9
584 :
吾輩は名無しである:05/01/26 06:44:05
kigougaku?
585 :
吾輩は名無しである:05/01/26 06:47:31
I dont wear uniform^^
586 :
吾輩は名無しである:05/01/26 08:01:07
>>577 戦後、文壇の権威は、そういう印象づけを太宰が死んだのをよいことにして
世間に植え付けた。卑劣だ。
本当に彼の作品を読んでて、そういう風に解釈し、許されるのは
学生さんだけ。
第二第三の志賀直哉みたいな人間は増殖してる。
いつになったら太宰のような作家がでてくるのだろう。
皆、目先の利益に追われて、権威にのみ込まれてる。
587 :
吾輩は名無しである:05/01/26 08:05:57
思うに”本気の”文章なんて
もう紙媒体では読めないのかもね。
ブログには、こっちが冷や汗でるくらいの
本気の文章がごろごろしてる。責任のないオナニーみたいな
文章が氾濫してる。こんなの読んでると
普通のお小説を読んでも、麻痺してるのかなんなのか
全然上っ面だけの表現に見えてしまう。
588 :
吾輩は名無しである:05/01/26 12:51:12
589 :
吾輩は名無しである:05/01/26 14:00:26
自動翻訳したら、↓意味不明。
scabourou faireに行きますか。
Paseri賢人ローズマリーおよびThimepnceに
私のことをよろしくと伝言する、そこに生きている、
彼女は以前私の真実の愛でした。
590 :
吾輩は名無しである:05/01/26 14:09:06
今「金閣寺」でやっとセックルした場面読んでる
俺のセックルと全く一緒
591 :
吾輩は名無しである:05/01/26 14:29:59
>>588 それって、サイモンとガーファンクルのスカボロ・フェアーの歌詞でないのかい?
あんまり、意味は無い。
592 :
吾輩は名無しである:05/01/26 15:11:35
>590
柏木だね。w
593 :
吾輩は名無しである:05/01/27 17:52:30
三月に歌舞伎座で
三島歌舞伎「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」があります。
4月7日からは、「黒蜥蜴」もあります。
594 :
吾輩は名無しである:05/01/27 21:36:55
遊女蛍火に一目惚れした鰯売の猿源氏。父の海老名なあみだぶつは、
猿源氏を東国の大名に仕立てて廓に乗り込みます。何とか大名に
化けていたものの、寝言から鰯売であることが蛍火にばれてしまいます。
しかし、大名の姫君だった蛍火は、十年前に猿源氏の声の美しさに城を
抜け出たことが分かります。二人はめでたく結ばれ、廓を後にするのでした。
595 :
吾輩は名無しである:05/01/27 21:43:54
596 :
吾輩は名無しである:05/01/27 21:56:38
NHKテレビ人間講座に美輪明宏が登場します。
2月7日から8回、月曜日担当です。
内容は「人生・愛と美の法則」だそうです。
597 :
吾輩は名無しである:05/01/27 22:19:09
美輪も三島も、ナルで派手好きという点はそっくり。
598 :
吾輩は名無しである:05/01/28 03:12:04
派手好きってことはナルって事じゃないのか
599 :
吾輩は名無しである:05/01/28 03:39:20
『金閣寺』読み終わりました。
永遠とか虚無とかに対する距離のとり方が少し分かった気がします。
あと「三島っぽい文章」も、『潮騒』、『真夏の死』と読んできて何となく分かりました。
あとは三島の思想自体なんですが、耽美とかカタストロフィーってのはつかめたんで
何かほかにありませんかね?次に読むとしたら何がいいんでしょうか?
ちなみに当方大学三年生文学部でフランス文学やってます
600 :
吾輩は名無しである:05/01/28 10:26:33
>599
「春の雪」がよいと思います。
島田雅彦が三島文学のベスト1にあげてました。
601 :
吾輩は名無しである:05/01/28 10:54:12
金閣時って柏木の印象しか残ってないんだよね…キャラが強烈すぎだよ柏木
再読しようかな
602 :
吾輩は名無しである:05/01/28 17:48:37
>>599 フランスつながりで言えば、昨年の夏、エクサン・プロヴァンス音楽祭で
細川俊夫のオペラ「班女」が上演された。
原作はもちろん三島由紀夫「近代能楽集」。で、近代能楽集はどう?
三島って増村保造の「からっ風野郎」とかってくだらない映画に主演
したんだよな。増村と三島は東大法学部時代の同期生で撮影中結構
監督に怒鳴られていたらしい。監督が「三島!」って呼ばずに「平岡!」
って怒鳴っていた事もあったらしいがね。三島は露出趣味のあるマゾヒスト
なのかもしれない。
604 :
吾輩は名無しである:05/01/29 22:13:46
>603
でもね、三島のほうが圧倒的に優等生だったんだよ。
そりゃ、そうだろう。東大法学部出身で民間企業に行くのは大概が
落ちこぼれさ。法曹界に行くか、官僚になるのが普通だろう。
増村もそうだけど、松竹に入社した山田洋次も東大法学部出身で
学生時代は卒業も危ぶまれた劣等生だったらしい。
606 :
吾輩は名無しである:05/01/30 07:59:28
学徒出陣の張り切りボーイが一杯いる中で(みんなイヤイヤ行ったなんてことはねえんだぞ)、戦争なんてこれっぽっちも興味のない青びょうたんの文学青年三島は、罵声を浴び浴び肩身狭く大学生活を過ごした。
そして徴兵検査はうまくのがれた。父親の力だろうな。
607 :
吾輩は名無しである:05/01/30 07:59:29
なるほど。学生時代は「寅さん」だったのかもしれない。
608 :
吾輩は名無しである:05/01/30 08:58:00
朝日新聞の記事は他新聞と比べて一番まともではないだろうか?
日本が右傾化しないように社説で繰り返し述べている。
はき違えた愛国心を煽るようなマスコミを信じてはいけない。
売れさえすればいいという軽薄な商魂の論説ばかりが、
国を危うくするのは太平洋戦争で懲りたであろう。
機会ある毎に日本の過去の過ちに対する反省を促し、
関係諸国との友好を深めようとしているのが朝日新聞である。
なまじ知った歴史の一部で全てがわかった顔をすると恥をかくだけだ。
のうのうと生きていられるのは平和憲法のおかげであることは間違いない。
できもしない自主防衛を唱えていては過去の過ちを繰り返すだけである。
不利なことがわかっていながら、国民を煽って戦争に突入し、
買い物も切符が無ければ買えもしないような生活をさせながら、
運用される資金はすべて軍事行動向け。
動力になるべき燃料もなく、資源も無い日本が何の大義もない戦争を
推し進めるのは狂気の沙汰としか言い様が無い。
進軍ラッパをもう一度聞きたいのか?
609 :
ノーモア朝日:05/01/30 13:40:02
戦前は、満州事変以降から大東亜戦争戦争終結まで、
朝日新聞は積極的に戦争に加担し協力してただろ。
戦後は、北朝鮮礼賛報道、支那の文化大革命礼賛報道、
ソ連の軍事的脅威を過小評価などトンデモ記事を連発。
結論、とにかく朝日の主張と逆をやれば、世の中が良くなるようだ。
またウヨとサヨの意味の無い喧嘩か・・・。
まあ朝日新聞がクソだって説には同意するけどね。
文化大革命当時、中国なんて現在の北朝鮮と変わらない個人崇拝が
横行していた国だったんだぜ。それを朝日系メディアとかアホ岩波
文庫とか、それらに寄生虫のようにくっついていた大江健三郎
センセイみたいのがヨイショしたって訳。
縦読みうざい
612 :
吾輩は名無しである:05/01/30 17:08:14
三島先生のように先を見ろよ
先が見えちゃい過ぎると死にたくなるんだよ。
614 :
吾輩は名無しである:05/01/30 19:02:04
だが死ぬことはないんだ
そういう人にこそこの国の指針を決めてもらいたい>613
615 :
599:05/01/31 07:08:53
>>600>>602 ありがとうございます。どちらも興味津々なんですが、やっぱ先に抑えとこうって感じで
仮面読んでます。次は春の雪かな。三島は情景描写が他の作家に比べてシンプルでも深くていいっすね
三島の文体は絢爛なものだが実はかなり絞り込んで書かれている。
余分な文や語句を可能な限り取り除いて構成をしっかり決めて書いて
いるのだ。丁度鍛え上げられたボクサーが試合前に極限の減量をする
かのように。太宰のように徒然なるままに書いたり、川端のように
物語が破綻したりはしない。楽に読めるなら太宰の方だ。三島の
小説は読者にある程度の緊張を強いるものが多い。
617 :
吾輩は名無しである:05/01/31 15:46:09
>>615 三島全般を楽しむなら、「豊饒の海」は最後のほうにとっておいたほうがいいかも。
ある程度有名どころを大体年代順に網羅してから遺作を手にしたほうがいいと俺は思う。
そうだなあ・・・・
入門編が『潮騒』でその後『仮面の告白』や『金閣寺』『禁色』
『青の時代』なんてのに行けば良いんじゃないの。俺は個人的に
『宴のあと』と『絹と明察』が好きだけどね。安部譲二をモデル
に描いた『複雑な彼』も捨て難いし海外で映画化された『午後の
曳航』もお奨めだね。おっと『美徳のよろめき』も読まなきゃ
ダメだよ。
三島の作品を読むと漢語を使った大仰な言い回しに失笑、苦笑、哄笑、爆笑を禁じえない。
なぜ多摩地区の高台をあそこまで(ry
620 :
吾輩は名無しである:05/01/31 23:06:40
三島邸もちょっとした高台にあるんだよ。いまは住宅が密集しているが、
当時だったら眼下にあたり一面が見渡せたと思うな。
621 :
吾輩は名無しである:05/02/01 00:37:22
三島の文を全てひらがなにしたら、ぜんぜん美しくなくなる。
つまり、はったりなんだよ。
ヨーロッパの作家に、ラテン語の語彙をちりばめて
作品を重々しく見せる人がいるが、三島はそれと同じことをやっている。
622 :
吾輩は名無しである:05/02/01 01:00:47
みしまのぶんをすべてひらがなにしたら、ぜんぜんうつくしくなくなる。
つまり、はったりなんだよ。
よーろっぱのさっかに、らてんごのごいをちりばめて
さくひんをおもおもしくみせるひとがいるが、みしまはそれとおなじことをやっている。
>>621 お前アホですか?
623 :
吾輩は名無しである:05/02/01 02:30:43
チビッタ(爆笑w
>>621 そう言うのをレトリックって言うわけ。大切な技法なんだよ。
推敲って言葉があるだろ。多かれ少なかれプロはみんな頭を悩ませているわけだ。
お互いDQNな読者でよかったねえw
626 :
吾輩は名無しである:05/02/01 06:56:56
谷崎だっけ?全編カタカナの作品書いたの。
ハナから読む気起こらんな。
例えば
雨ニモ負ケズ・・・・なんて宮沢賢治の詩があるがあれはカタカナで
書いた事に意味があるんだよな。
628 :
吾輩は名無しである:05/02/01 11:15:01
どういう意味?
629 :
吾輩は名無しである:05/02/01 11:15:41
タシカニヨミニクイ。ボクモヨムキシナイ。
630 :
吾輩は名無しである:05/02/01 11:54:15
金持ちになっちゃうと
それまでの悩みごとが
わりと、あっさりと、こつ然と
なくなってしまったりする。
作家は悩みを捏造してまで
書き続けようとするんだけど
実は、もう書くのを止めたいと思っている。
631 :
吾輩は名無しである:05/02/01 11:57:42
家族に家をプレゼントして
親孝行して家族と穏やかな時間を一秒でも長く
楽しみたい。今時の才能在る芸術家がすぐに消えてしまうのは
わざとだよ。株みたいなものだね。
結局のところ、こんなに人間がいるんだもの、
他人のことなんて知ったこっちゃないし、他人だって
同じ気持ちだろ?君だってそうだろ?
イギリスの某有名作家が
ぶっちゃけてました。
632 :
吾輩は名無しである:05/02/01 12:00:14
>>625 最近の作家は、その推敲を
他人にまかせてるのが、なんとも言えないな…。
物書きもワークシェアリングの時代なのかな
633 :
吾輩は名無しである:05/02/01 12:37:26
>631
確かに、エンターテイメント系の作家は、
小金をため込むと創作意欲なくなるかもしれないね。
でも、それはしょせんニセモノだったってことだな。
本物の選ばれた人なら、自分の人生を点検すると、
運命とか宿命とかあるはず。
三島とか中上健次とか、書くものに必然性があるもの。
島田雅彦なんかはそれが無いから本人も困ってるのでしょう。
一所懸命書いてますけど、必然性が無いので話題にならない。
634 :
吾輩は名無しである:05/02/01 13:13:14
アニメ業界はそうでもない
描きたい、表現したい人は一心不乱だ
だから安く買い叩かれ下請けの絵描きは安い賃金である
そういう一途さが世界に評価されたジャパニメである
635 :
吾輩は名無しである:05/02/01 13:19:11
その下請け絵描きの仕事が、賃金の安いアジアへ移って、
日本の職人は困ってるらしい、と聞くぞ。
636 :
吾輩は名無しである:05/02/01 13:28:14
金が安くてもやりたいという仕事がどれほど日本にあろうか?
否、俺にあろうか?
まあアニメは多くの人件費を必要とするが、小説は取材費等を別に
すると経費は必要最小限に留める事も可能なんだな。ただ書く為の
動機ってのはどうしても必要で書く必然性が無いのに書いちゃうと
石原慎太郎みたいなくだらない物しか書けない。まあ開高健のように
釣りでもしていた方がマシってもんだ。或いは三島のように軍隊ごっこ
をするとかね。
小説は取材費等を別に
すると経費は必要最小限に留める事も可能なんだな。
坊主がよく似合う人ですよね。渋いなあ。
640 :
吾輩は名無しである:05/02/01 23:55:32
2005年3月11日 於・横浜人形の家「あかいくつ劇場」
姉弟の奇妙な愛憎を描いた三島由紀夫の初期の戯曲「聖女」が上演されます。
641 :
吾輩は名無しである:05/02/02 00:03:51
642 :
吾輩は名無しである:05/02/02 00:13:53
三島信者は平野にはまる。難しい語彙を見ると勃起するから。
643 :
吾輩は名無しである:05/02/02 00:16:12
漢語をたくさん使うことを自慢する人がいるが、
裏を返せば、中国コンプレックスなんだよね。中国さまさま。
644 :
吾輩は名無しである:05/02/02 00:57:07
平野は、作品と人生がくっついてないからダメ。
なぜ、十五世紀末フランス? 日食みて思った。全部読んでないけど。
なぜ、ショパン? 葬送みて思った。全部読んでないけど。
こういう作品を、西洋人がみてどう思うんだろう?
東洋人が一生懸命西洋の風俗とか描写してるのみて
口には出さないが、哀れむでしょうか。
平野は、作品と人生がくっついてないからダメ。口には出さないが、哀れむでしょう。
哀れむでしょう。
647 :
吾輩は名無しである:05/02/02 02:05:49
アニメは文学になれない。なれるはずがない。しかし現代では文学の方から積極的にアニメに近付こうとしている。おかしな話だ。
坊主がよく似合う人ですよね。
結局売れなければ何の効果も期待出来ない訳で、だから『文学』も『アニメ』
に近づき大衆に迎合する風潮になったのだと思う。ただ文章や言葉で人々に
感銘なり影響を与えるのが『文学』で視覚的な効果で影響を及ぼす『アニメ』
とは必然的にジャンルが異なるのは事実だ。
だけど『アニメ』とそのヲタクは大嫌いだ。文章を読んで想像力を喚起し
楽しむのが『文学』であるならその感性すら失ったアホな連中がアニメ
ヲタクなんだろうしな。
三島スレ、part9になってから急にレベル落ちたよな。
>649
絵画彫刻は文学より劣ると言いたいのか?
文学は視覚に頼らない代わりに観念概念に頼ってんじゃん。
>651
そんな事一言も言ってねえじゃねえかよ。
絵画、彫刻はその作品を創作するに至った芸術家のパッションが
我々を打つので感動出来るんだよ。視覚を通して様々な想像力を
喚起する力があるんだよ。アニメなんてそんな効果があるかね?
せいぜい目が疲れるだけの事だろう。物語だって貧弱で先が読める
ようなもんだしさ。
>>653 だからアニメにもパッションがあるってば
>653
パッション? ただの印象論だし、それなら視覚云々は
まったく関係ないじゃん。馬鹿?
2chにもパッションを感じられるな
アニメは面白いよ。
多種多様なメディアがどんどん進歩する中で
これまで文学が担ってきたある種の部分が流出するのは必然。
もっとも活字離れは深刻だと思うけどね。
>>658 そういうあなたは三島さんの日本語を継いでくださいね
私は大衆言語で充分ですわ
英語も中語できませんが
>656
どこが馬鹿だって? 論理的な話は出来ませんか?
そうか。なら仕方ない。
やっぱり急にレベル落ちた。
664 :
吾輩は名無しである:05/02/02 11:31:03
>>663 どういうのをレベルが高いと思ってるの?
はるかたかみとか色男とか。
666 :
吾輩は名無しである:05/02/02 11:33:07
はるかたかみ氏はどこへ行ったんだ?
段々低能揃いのくだらねえスレになってきたな、ここ。
もう退散しよう。
668 :
吾輩は名無しである:05/02/02 13:23:34
>>667 行くなよ
さみしくなるだろ
行くなら黙って行けよ
>>667 此所等の流れで一番低脳晒したのはお前だけどなw
670 :
吾輩は名無しである:05/02/02 16:22:57
横尾忠則の本に三島の事が書いてあった。
三島の死後、天使から実は三島と神話時代に兄弟だったと教えてもらったそうで、
だからいつも三島がメッセージを送ってくるとき「弟よ」って感じなんだって。
あと、生前三島がハンカチを貸したのに横尾さんが返し忘れてたらしくて
その事を死後コンタクトをとった時に言われたらしい。
HPの日記にも三島の事が色々書いてあった。
ここで三島を叩いてる人間ほど臆病で卑怯な人間はいないな
672 :
吾輩は名無しである:05/02/02 19:26:18
>670
横尾忠則の作品には、一風変わったミシマが多数登場するね。
椿説弓張月のポスターみたいな、あの作風の一連の作品が好きだな。
全然関係ないけど、横尾日記よんでみたら、
「お正月に中尊寺ゆつ子さんより年賀状をいただき、・・・」ってあったけど、
ちょっとショックだよな、彼女は。
>>671 なぜそう思うのか論理的に説明してください
674 :
吾輩は名無しである:05/02/03 00:48:31
>>644 作品と人生がくっついていないとダメ、・・・って古過ぎるね。
サント=ブーヴの批評じゃあるまいし。三島信者はレベル低過ぎ。
そんなこと言ったら、ドイツの天才詩人ヘルダーリンの作品なんて
ヘルダーリンが勝手に想像した「ギリシャ」を舞台にしているわけで、
価値がないってことになるね。
675 :
吾輩は名無しである:05/02/03 01:00:04
作品と人生がくっついていないとダメ、という思想の持ち主は、
ノンフィクションでも読んでいなさい。
ノンフィクションだって、作者の視点で書かれたものに過ぎないんだけどね。
でも三島の作品を読むよりは、そういう思想の持ち主には適合するでしょう。
そもそも、作品は作者とは別個の独立した存在であり、
その作品をどう受容するかは、読者一人一人によって多種多様。
文学だけでなく、音楽、美術、なんでもそう。
676 :
吾輩は名無しである:05/02/03 01:02:40
作品とその作者の人生を混同してしまい、作品を鑑賞することができない、
というのは、三島信者に多いタイプ。
だから、彼らは、三島の作品ではなくて三島の人生を語ることに夢中になる。
そして、そのことでもって作品を語ったと思いこんでいる。
なんとも痛々しい連中だ。
677 :
吾輩は名無しである:05/02/03 01:18:26
三島が、そう仕組んだのだからしょうがない。
人生とリンクしてくれと本人が言ってるのだから、
そう読んでくれと、三島が訴えてるのだから。
678 :
吾輩は名無しである:05/02/03 01:21:44
人生とリンクしてくれというのは大江のほうだろw
680 :
吾輩は名無しである:05/02/03 01:27:53
「作品と人生がくっついている」 私小説的発想だね
681 :
吾輩は名無しである:05/02/03 03:01:13
まーなんだな大江の場合はあの積み木くずしの奴と根は一緒だなw
作家の人生とその創造した作品ってのは別物だぜ。
人間性が卑しい奴が珠玉のような小説を書く事だってあり得るし
高潔な作家がつまらない作品しか書けない事だって幾らでもある
んだよ。作家の人生がある程度作品に反映されるのは致し方ない
としても、本来は切り離して考えるべきだろう。三島は人生その
ものも自分で計画し、デザインするのが可能と考えていたフシが
あるな。初期の作品群に反映されているのが三島文学の本質で
後期の軍国主義にかぶれたような作品群は蛇足でしかないような
気がするけどね。
683 :
吾輩は名無しである:05/02/03 08:08:28
まぁ蓮ポンの言っている通り作品自体は大しておもしろくないんだよな、実際。
作品のテーマも当時外国文学で腐るほど語られてたものだし、
結局尾崎紅葉、田山花袋みたいな既成文学を日本に紹介するスタイルとかわんない。
つまるところ作品のテーマやシナリオ自体に魅力がないから
表現とか作家論とかに論点が行っちゃうんだよな。
684 :
吾輩は名無しである:05/02/03 09:56:34
三島小説の登場人物ってみんな三島自身の代弁者じゃん。
展開の妙とか人物をえぐった作品なんてありゃしない。
685 :
吾輩は名無しである:05/02/03 10:32:17
>683
その蓮ポン自体がアヤシイ人だろ。
哲学者なのか評論家なのかエッセイストなのか、よくわからん人だ。
だからさ、三島は幼少時に特殊な育ち方(祖母に超過保護に育て
られた)をしたからアイデンティティーが希薄なんだって。よって
人間を観察したところで表面的な部分でしか捉えられない。だから
登場人物は自分の代弁者でしかあり得ないんだよね。三島の小説
に内容なんてあるかね?表現方法や絢爛な文体には魅了されるけど
その中身は別にどうって事ないな。三島自身が筋肉隆々とさせたり
無意味な哄笑をしたりしてたのと同様、外面を取り繕うしか方法論
が無かったんじゃないの。
687 :
吾輩は名無しである:05/02/03 12:37:15
「仮面の告白」は何割くらいマジネタなの?
あの中途半端さは、事実だと思えば納得できるが、
創作だとしたら不徹底だなー<仮面の告白
689 :
吾輩は名無しである:05/02/03 17:30:16
皆さんの話してる内容を端的に言うと、ひきこもりデブヲタ眼鏡が親に暴力加えながら書いた小説を芸術として認めるかということですよね?無論、否ですよ。
690 :
吾輩は名無しである:05/02/03 17:34:48
691 :
吾輩は名無しである:05/02/03 17:51:11
>>687 8、9割くらい。ゲイは後天的なものだと思うが、そのへんが分裂しているよね。
これを越える作品を書けなかったというのが、多くの評論家の意見。
たしかに納得。金閣寺、憂国、午後の曳航も、昔は興奮して読んだものだが、
今読むと細部は素晴らしいものの、空々しい印象を拭えない。
豊饒の海は、仮面の告白、を拡大したようなかんじ。
春の雪、暁の寺の前半は好きだけれど、4部作としてみれば、作者の絶望が痛々しい。
仮面の告白では、三島自身は絶望していないからね。
結局、バルザックやスタンダールのような上機嫌さ、鴎外の厳正なる規矩は
身に付かなかったのか。
それでいて、ジュリアン・ソレル、トニオ・クレエゲル、のごとく、
生きたミシマを生み出した出世作はやはり偉業というべきか。
川端、志賀、谷崎、大宰に比べても、真面目で人一倍頑張って生きた作家ですね。
692 :
吾輩は名無しである:05/02/04 07:47:27
私小説だったら堕罪君の方が一枚上手ですよ
終生『仮面』をかぶり続けた人生だったんでしょ、三島は。
自分の内面が空虚だったから『仮面』を作ってはかぶり続け
なければいけなかったって訳さ。三島自身と三島が創作した
作品群って似てるんだよな。三島自身は頭脳明晰で学識豊かで
学歴も完璧だが自分が生きる上での『哲学』を最後まで構築
出来なかった。三島の作品群は描写力は素晴らしいし、構成力
、絢爛たる文章は唸らされるのだが何処か空々しい。中身が
全然無いのに包装だけ立派な贈り物のような感じだな。
694 :
吾輩は名無しである:05/02/04 08:58:47
感情移入できる登場人物なんて皆無。
感動できるストーリーっつうのもない。
しかし、いろいろな独りよがりの警句、逆説、そして凝りに凝って短くした文体大好き。
物語としてつまらないからと言って間違っても思想を汲み取ろうとするのが一番愚かな読者だな。
全ては言い訳。自決から逆算、自決の言い訳探ししながら読むのがいいね。
>>691 「豊饒の海」で三島が絶望しているなんて全く感じないね。
認識を捨てて(否定して)実存、行動(自決)することの壮大な言い訳ですやん。
695 :
吾輩は名無しである:05/02/04 09:46:59
『志賀寺上人の恋』で三島が描いた浄土の世界にはまってます。
「現世はだだ紙上の絵」みたく思えてきました。
696 :
吾輩は名無しである:05/02/04 10:27:12
波乱万丈に富み、数奇な人生を送った人が、
すばらしい文学作品を書けるわけではない。
逆に、人生そのものは、行動範囲も交友関係もとても狭くて、
「つまらない人生」と思われるような人でも、
その名を不滅にする名作を残す人がいる。
「作品と人生がくっついていないのダメ」というのは幻想。
そんな幻想は忘れなさい。
697 :
吾輩は名無しである:05/02/04 10:33:57
要するに、宮沢賢治だってオナニーするって事だよね
698 :
吾輩は名無しである:05/02/04 10:49:11
しないだろ
そうそう。
プルーストなんて所謂『引き篭もり』の代表みたいな作家だったけど
名作『失われた時を求めて』を書いているしね、だから交友関係云々
なんてその作家の作品の質には直接関係しないんじゃないの。
石原慎太郎なんて多種多様な交友関係を誇っているが作品はお粗末
なもんだぜ。三島は慎太郎に最初手を差し伸べたらしいけどきっと
脅威を何ら感じない相手だったからに違いない。もし文学的才能に
恐れを抱く相手なら太宰のように嫌うに違いないからな。
700 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:09:15
なるほど。
つまり文学は死んだ。
ビジュアルだけが生きるのだ
701 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:11:14
>>699は交友関係に全てを帰着させるきらいがある
むしろ引きこもりだったからあんな小説かけたんじゃないかな
空間も時間も無意味なんだから
702 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:14:48
そうだよ。
俺も引きこもって小説書き上げたもん
703 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:17:22
作品と作家の不一致ってつきつめると文学がエンターテイメント化してるってことFA?
704 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:17:42
>物語としてつまらないからと言って間違っても思想を汲み取ろうとするのが一番愚かな読者だな。
田舎者に多いよなw
705 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:20:22
と、引きこもりが申しております
706 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:21:25
と、田舎者が申しております
707 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:24:57
と、機関車トマス・マンが申しております
>>704 そうそう、端っこの方の偏狭な田舎者とか。
端っこの方の偏狭な田舎者って太宰治の事かね?
710 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:31:06
男は思想
女はまんこ
711 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:34:46
おまいら三島先生に免じて争いをやめろ
712 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:36:18
713 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:39:24
>>712 引きこもりと田舎者と機関車トマス・マンと太宰ファンと男と女の
714 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:41:12
ラブゲーム
・・・・お後がよろしいようで。
結構笑った。
716 :
吾輩は名無しである:05/02/04 11:53:26
三島読者で田舎者と言うと、本州のケツの部分か。
右翼に殺される死への恐怖心に駆られたのに、
右翼的信条に殉じて自分を殺すことには恐怖しなかったのかね。
成程、なかなか単純には見えんな。
左翼に狙われた恐怖心の反動で左翼たたきがはびこってますか?
右翼街宣車の宣伝文句「左翼は階級社会を作ろうとしている」
まったくもって理解できない
721 :
吾輩は名無しである:05/02/05 15:12:05
作品が良くないって書いてる人多いけど、私は好きだな。
(ってそんなに読んでないかな)読んだのは「金閣寺」と「音楽」って言う中篇だけだ。「仮面の告白」いつか読もう……。
この二つ、ロジックが緻密で、感情が動きはしないものの、感心する。
悩んでることや複雑なことがあるときに読むといいとか思う。整頓するために。
文章を書きたいときとか、これを読むと影響される気がする。まあ、全く似ないけど。
あと、三島由紀夫ってなんか悲しい感じがしていいね。
バカみたいに整頓されたロジック作って、「オレはこれだけ冷静なんだ」って強がっているようだけれど。
本当はあれだけ書くってことは、自分の中に整頓できないものを持っていたんじゃないかな、と思う。自覚できないようなものがうじゃうじゃと。
ある意味、太宰治よりずっと道化だよね。自覚しない道化。
皇太子様の首がコロコロ・・・
723 :
吾輩は名無しである:05/02/05 21:49:13
725 :
吾輩は名無しである:05/02/05 22:33:07
>>724 答えてくれてありがとです。「風流夢譚」Googleで検索して見ました。
この作品に怒った少年が政治家に押し入り、刃物で奥さんを切りつけ重症、お手伝いさんを殺した。まさに付け焼刃ですが、合ってるかな?
ちょっと興味沸きました。。。
この「風流夢譚」と言う作品、三島が押してたようですネ。三島さん、気分悪かったろうなあ。かわいそうに。
って「風流夢譚」って検索して出た結果を読むと、思いきし左な作品であるようですね。
これを三島由紀夫が押していた。
右なイメージがあるだけに驚きました。
全体的に付け焼刃ですが……
726 :
吾輩は名無しである:05/02/05 23:14:43
当時思いきし左な作品が最先端だったらしいけど、
いま見ると無残だよね。
でも風流夢譚は文章がきたないので三島はホントは嫌いだったんじゃないかな。
>>726 『そうなんだ。』と色々ためになりました。
当時左な作品が最先端だったんだ!
今は完全、右ですよね。私的に父がアンチ巨人、アンチ読売、70年代に少し学生運動に顔を出していたので。
条件反射的に右のものが苦手だったり。さらに戦争になりそうで最近の風潮苦手です。
けど逆に左って気もしないけれど。赤旗とか怖くってまさか手を出さないし。『ネオ左翼』って存在しなそう。。。
『風流夢譚』文章が汚いんですね。三島さんが判定の責任者なのに下手な作品だったって、合わないですね。風潮はおそろしい。
文章汚いんじゃ読む気失せますね。
『英霊の声』の「などてすめろぎは人間となりたまいし。」
は左は言うまでも無く、極右も怒ったそうで、たいへんだったな。
729 :
吾輩は名無しである:05/02/06 00:55:34
三島朗読の『英霊の声』を聞いたことあるよ。
などてすめろぎは人間となりたまいし、の変な特殊効果は無いほうがよいかも。
>>725 押し入られたのは中央公論社社長宅ではなかっただろうか
三島が風流夢譚を押したのは
深沢七郎と三島が同性愛関係にあったから、というのが割と定説らしい。
深沢は、顔をその道の人が見れば一目でそれと見抜けるほどのゲイだとのこと。
>>725 青の時代でも主人公の回顧から2.26事件
へのシンパシーを表明しているがのぉう。
>>731 深沢はご成婚の折、「皇族だとあんな美人と結婚できていいなぁ」と一人ごちたと
遠藤周作は書いているが。
そういえば三島は正田ミッチーとお見合いしたことがあるんだよね。
断られたらしいけど
>>730 さん、中央公社社長宅なんですね。わかりました。
>>732 さん、知識不足なので難しくて意味がわかりません。
「青の時代」と言う言葉の意味がわかりません。そういった三島由紀夫の小説でしょうか。
また、小説だとしたら、主人公は2.26にどのような関わりをし、それを回顧したのでしょうか。
それも教えてもらえると嬉しいです。
735 :
吾輩は名無しである:05/02/06 10:03:07
>>732 しかし「奔馬」では一人も腹斬らなかったことを批判しているな。
>>725 「思いきし左な作品」って 短絡的だねえ。
三島を「自覚の無い道化」って言った人がいるけど言い得て妙だね。
太宰が「道化を演じる」のも三島が「無意味な哄笑」を人前で見せる
のも根っこは同じなんだよ。つまり別人格になろう、或いは見せよう
としただけさ。二人とも特殊な生い立ちの為かアイデンティティーが
希薄だった。つまり「真の自分」というものを終生持ち合わせなかった。
だから自分が創作した人格を演じるしか無かった。太宰はそういう自分
を「弱い人間」として表現出来たが、「天才」を自認ししかも太宰を
毛嫌いしていた三島が太宰の創作方法を真似出来る訳無かったのでああ
いう作品になったのだろうな。三島はジャーナリスティックな視点も
持っていたようで「青の時代」では光クラブの事件を取り上げ「金閣寺」
では金閣炎上を取り上げ、「宴のあと」では都知事選挙を取り上げたと
いうように。ただどれも綿密に取材が行われ、構成は完璧で文体も華麗
なのだが人間というものを描き切れていない気がする。三島の作品群は
豪華な包装紙と入れ物に入った中身の乏しい贈答品みたいなもので、一見
豪華そうに演出はされているが中身は殆どない。三島自身も自分の内面
の空虚さには気付いていたらしくて(知識や明晰な頭脳は備わっていたが)
代用品として自分の肉体を磨く事にしたらしい。つまり三島の小説同様
中身は無いけど外見だけは立派な肉体の持ち主を目指したって訳だ。
738 :
吾輩は名無しである:05/02/07 00:17:12
アホは三行以上長いレスを書き込まないようにしてください
739 :
吾輩は名無しである:05/02/07 01:24:03
>>736 あははは。。。『短絡的な表現』をしたものです。
「風流夢譚」のことはこのスレで知ったばかり。適当な知識で書いたもので、すみません。
なるほど、738君は自分がアホだという自覚があるから1行しか書かないんですねw
少し前の方で(
>>721,
>>693,
>>691)、その人なりの三島文学の意見を語ってるのが
あったが、俺は俺でまた違うな。
俺はやっぱり日本の小説では、その明晰さとか、文体とか、内容の論理さ、或いは豊富さ
構成、ダイナミックさ、等から考え合わせて、三島が一番凄い小説を書く奴だと思うし
俺自身も最も気にいった作家なんだが。(ま、一人挙げるとすればの話だがな。)
だが、手放しで100%三島の小説を崇められるかというと、そうではなくて、三島が書く
ものに不満な点もややある。
三島の書くのって、ひたすら明晰さに走ってるから、純文学特有の「神秘的現象」を受け付け
ない所があるんだよな。たとえば三島小説で「幽霊を見た・・、不確かだが・・」などという
シーンは出っこ無いように思える。純文学ってのは、たとえば「朝起きたんだが夜のような気が
した」とか、幻想的な部分を多分に持ってると思うんだが、三島はそういうの嫌うタイプなんだよな。
で、そういうのを廃して、しかも小説なのに説明っぽくクドクド表現する箇所が多いから読みづらい。
なんか(他意はないが)法学部出の書く小説って特質が露骨に出てる感じなんだよ。
やっぱり、三島自身も言ってたが「ロマンチストな気分を廃する」ことで、文章がキコキコ硬くなって
しまい、全体的に「硬」の印象を受けるんだよな。で、疲れる。
だからか、三島を読んだ後に、「軟」の小説を書く川端康成とか吉行淳之介を読みたくなる。
「仮面の告白」読んだ後に「雪国」読みたくなるみたいな感じが常にする。
742 :
吾輩は名無しである:05/02/07 13:01:14
『しかも小説なのに説明っぽくクドクド表現する箇所が多いから・・・』
↑
ほんとに説明多いよね。w これが三島の一番の特徴だと思います。
また、戯曲だと登場人物がよくしゃべるんだ。
三島戯曲には”間”とかないのね。行間を全部セリフで埋めちゃうの。
いい意味で言ってるんですよ。
三島は川端康成の「みずうみ」が大嫌いらしい。
不明瞭で物語が破綻しているってのが気に入らない理由なんだって。
三島は法学部出身のせいか論理性を重んじるのだろう。
744 :
吾輩は名無しである:05/02/07 18:44:33
三島は論理的なのか? 言葉は硬いけどねw
745 :
吾輩は名無しである:05/02/07 21:08:15
論理的っていうか、構成がカッチリしてる。
だから三島は偉大な建築家なんだよ、「小説」という建物を作るね。
それは一寸の狂いも生じない絢爛で豪華で精巧な建物って訳。
ただし三島の内面の空虚さ同様に建物の中身は空洞なんだよな。
金閣寺みたいなもんかw
三島に限らず新潮文庫100選に入ってそうな作家のスレは中高生と思しき
レベルのレスが多いな。まあ、文学に親しみ始めた年頃の坊やたちが
意見を交換できる場があるというのは素晴らしいことだが。
>>748 あなたの中高生レベルより上のレス、読みたいな。
ついでに。
レスを批判するなら、そのレス名を書いて、しっかり上手な反論する人間が大人だと私は思う。
750 :
戯曲情報:05/02/08 06:58:06
聖女 3/11 横浜人形の家 あかいくつ人形劇場(神奈川)
黒蜥蜴 4/7 〜 5/8 ル テアトル銀座(東京)
近代能楽集 6/1 〜 6/19 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉)
この蜷川幸雄氏演出の近代能楽集はNYでの公演があるみたいです。
「リンカーンセンター・フェスティバル」の招待作品として、
7月28〜31日の全4公演だそうです。
751 :
吾輩は名無しである:05/02/08 07:31:10
みなさん安易に「中身がない」っておっしゃるけど、
じゃあ中身のある小説ってどんなんですか?
>>751 私の考える「中身のある小説」。執筆者の実感の篭っている小説。
机上で練られたものではない、書いてしまったものの言葉の端に、執筆者の人となりが見える小説。
753 :
吾輩は名無しである:05/02/08 20:20:15
>>752 それは私小説的発想だよ。作家の人生と、作品とを混同しているのは、
三島が憂国の英雄だの何だのと騒いでいるウザい三島信者と同じ穴のムジナ。
プルーストの「サント=ブーヴに反論する」でも読んでみたら?
目が醒めると思うよ。
754 :
吾輩は名無しである:05/02/08 20:50:09
で、結局中身って?
755 :
吾輩は名無しである:05/02/08 21:30:43
>>754
三島由紀夫なんか目じゃないくらい、実質の伴った本物の小説が書ける人にしか
分からないのでは?少なくとも俺は三島の凄ささえも、ぼんやりとしか分かっていません。
中身が無いって言うのはわかるよ。
有名な話でわざわざ言う事も無いだろうけど
『豊饒の海』って言うのは名前だけで本当はカラカラの月の海って事なんだから。
それが三島の何かへの実感だったのかも知れない、
少なくとも積極的に「中身が無い」事を書こうとしてたんでしょ。
ユルスナールも空虚のヴィジョンという言葉で三島について語ってる。
757 :
吾輩は名無しである:05/02/08 22:47:30
じゃあ狙ってやってんじゃん文章自体に虚無の美があるって事じゃん
それって鬼の首とったように中身が無いことを蔑む奴が釣られてるバカって事じゃん
759 :
吾輩は名無しである:05/02/08 22:58:11
結局、『中身』とは実存ってことでしょ。
カントとかヘーゲルとかが理性で全部を統御したのを批判するようなものだよ。
理性すらも破綻した局面を語れっていう批判でしょ。
三島も頭の中で整理してから書いたからね。人工的で空虚に見えるんだよ。
でも、それだと、マラソンの円谷幸吉が書いた遺書みたいなのが
中身があるってことになっちゃう。だから、結論を言えば、
そもそも芸術家に中身を求めるのが間違い。
芸術とは結局、何を語るか(中身)ではなくて、
いかに語るか(形式)だからね。
>>759 まあそれだと北原武夫と広津和郎の論争の蒸し返しで進歩が無いわけだが。
761 :
吾輩は名無しである:05/02/08 23:10:15
762 :
吾輩は名無しである:05/02/08 23:16:33
北原武夫と広津和郎、名前すらしらない・・・
>>761 平野謙が紹介してます。『文学・昭和十年前後』だったかな。
>>762 無知にも程がある。勉強してね。
764 :
吾輩は名無しである:05/02/08 23:58:09
オスカーワイルドに中身がないねと言ったら何と答えるか。
All art is quite useless.
765 :
オスカー・ワイルド:05/02/09 00:06:19
In the soul of one who is ignorant
there is always room for a great idea.
無知な人の心にはいつも素晴らしいアイデアの余地がある。
(獄中記De Profundisより)
766 :
吾輩は名無しである:05/02/09 00:29:47
作品は作家の人生経験を吐露するものでなければならない、
という考え方をする人は、文学作品を読むより、
2ちゃんの人生相談板を読むほうが、有意義なはずだ。
そこに「中身」がある。
そういう人は、ヴェルレーヌやゲオルゲの芸術至上主義的な詩を読むより、
新聞の読者投稿欄で吐露されている「人生」を読むほうが、
遥かに感動するだろう。
767 :
吾輩は名無しである:05/02/09 00:37:48
>>755 >実質の伴った本物の小説
ぜひ紹介してください。
「雨の中の噴水」って あわれで面白いな。
普通に小説読んで面白かったり感動したり出来ればそれでいいじゃん。
「中身」云々とか背伸びして地に足の着いてない・噛み合わない議論して馬鹿馬鹿しくないの?
そもそも文化は無駄の総体だとか、文学は徒事、とか、いまさらどうこう言うような話でもないだろ。
作家の人生経験と作品の関係、文学の有用性、フォルマリスム、
これらは全部別個の問題だと思うんだが?
・文学作品は作家の人生経験に根ざすべきか、そうでなくてもよいか。
・文学作品は社会的に有用であるべきか、そうでなくてもよいか。
・文学作品の価値は形式のみに認められるべきか、そうでなくてもよいか。
773 :
吾輩は名無しである:05/02/09 07:32:03
中身がないと批判するひとの頭にあるのは中上健次なんかでしょ。
でもこれだと安部公房などどう評価すればいいのか。
また、大江の四国など、中上の路地に比べて、ニセモノ臭くなるよね。
最後には、大谷崎に中身はあるのか?(笑 ってなるぞ。
結局な、三島は自分自身の事すら分からなかったから「仮面」を被るって
事を始めたんだろ。太宰に言わせれば「サーヴィス精神に満ちた道化」って
事と同じなんだろうけど。終生「自我」の問題を抱えていたから外面だけは
立派に取り繕う事を憶えたんだろうな。伊藤静雄に三島が手紙を出した事が
あったんだがおおよそ子供らしくない追従ともとれる文章に伊藤は白けて
日記に「平岡来る、俗人。」とか書いたんだよなw
物凄く自分がどう見られているかを気にする究極の見栄っ張りで、しかも
40歳を越えても「自我」の問題を克服出来なかったから最後は「自爆」って
結果になったんだろ。自殺の時まで見栄を張り続けたのは立派とも言える
けどね。
775 :
吾輩は名無しである:05/02/09 10:41:05
またループし始めた
776 :
吾輩は名無しである:05/02/09 11:19:36
正直、
>>769の一行目と俺同じなんだよな。それ以降は全然違うけど。
でもこの「〜でいいや」は結局問題と正面から向き合ってない事に繋がる危険もある。
それを踏まえつつ、敢えて面白至上主義でいくと、
@の人生経験なんたらは、そうである方が面白いんだったらそれで書きゃいいし、
全部虚構で埋めた方が面白いんだったらそれで書きゃいいし。
Aの有用なんたらは結果論だからどうでもいいし。
Bは「〜のみ」なんて規格の限定やったりそれをぶち壊したりするのを
自動的に行うのが文学だから、それに引っ付いてバカみたいに文学に翻弄されるのは
作家達だけにまかせときゃいいし、俺等読者の与るところじゃねぇって。
ってのが俺の感想かな。
どうだろ。文学がどうだ芸術がどうだなんてのは、
読者と評論家でやってればいい、作家の知ったことじゃない、
ってのが本当のところじゃないだろうか。
778 :
吾輩は名無しである:05/02/09 23:22:42
>777
読者にも評論家にも相手にされない作家の身になってください。by島○雅○
三島の発想ってのは小説ってのは極限までに技巧を凝らしたものって事に
なると思うんだな。師匠格の川端康成が書いた「みずうみ」が嫌いだった
のも三島の考えている小説の枠組みからは逸脱した作品だからだと思う
んだ。三島は左甚五郎みたいなもので文体のみを芸術の域まで高めた人
だと思う。でも残念ながら「仏作って魂入れず。」だったんだけどね、
どの作品も。
780 :
吾輩は名無しである:05/02/10 08:56:54
>779
「みづうみ」ね。
川端さんの欲望がストレートに出ている部分があって、
これが三島由紀夫の憧れている精神世界なのか!と(笑)
三島さん御自身の作品だけど、もう少し踏み込んで読んで欲しいね。
一応、世界的にそこそこ評価されているわけだから、鴎外的にみると
間違うよ。魂入れず、なんて言いだしたら、谷崎せんせなんてどうなるの(笑)
781 :
吾輩は名無しである:05/02/10 09:48:31
つーか世界が評価してんのは三島のハラキリだと思ふ
世界の評価がそんなに気になる?
>780
谷崎は過剰に魂入れてると思うけどね。変態性欲。
784 :
吾輩は名無しである:05/02/11 00:16:31
仏作って魂入れず???
憂国・奔馬を読んでもか?
785 :
吾輩は名無しである:05/02/11 00:42:10
晩年の作品群は、今までの緻密な小説の構成に加えて、何か不可思議な
モノが作用していたように感じます。「英霊の声」などがそうだと思い
ます。
786 :
吾輩は名無しである:05/02/11 00:54:06
三島が朗読している「英霊の声」を聞くともっと不思議な気分になる。
あと、わが友ヒットラーも。
>>784 豐饒の海シリーズ最終作『天人五衰』は魂の脱け殼の骨頂でせうが。
788 :
吾輩は名無しである:05/02/11 05:19:01
『豊饒の海』なんてのは読んでいて泣けてくるけどな。
三島もこの辺りですっかり衰えたんだなって事を認識させ
られてさ。もう枯渇した才能を無理やり搾り出している感が
あって読んでいて苦しくなる。三島ファンの俺としては最後
まで『天才』でいて欲しかった。どうせなら断筆して何も
書かないで欲しかったな。
790 :
吾輩は名無しである:05/02/11 10:52:53
>>787 『天人五衰』は魂の脱け殼の骨頂でせうが
↑
まさにニセモノの主人公にふさわしいじゃないですか。
聖と俗のうち聖の部分が抜け落ちるとどうなるか、よくわかる作品ですよ。
だから「骨頂」とい言葉で評価したつもり。
>>789 残念ながら三島先生もお前のために生きていたのではないからね。
自分の希望通りに生きてくれるのはドラクエの主人公だけです。
現実の世界に帰っておいで。
三島の文章は隙が無いんだけども、その人生ですら設計図通り進めた
ような気がする。予め45歳で死ぬのを何処かで計画していた気がする
んだよな。大岡昇平は死ぬ間際の三島を「あの人は段々喜劇的に
なっていくなあ。」と評した事があったが、人間ってのは真剣であれば
あるほど「喜劇的」になっていくものだし40歳過ぎた辺りから三島は
カウントダウンを始めていたような気がする。最期まで真面目な三島は
喜劇の最後に「オチ」をつけて亡くなったって訳だ。
794 :
吾輩は名無しである:05/02/12 14:14:14
ヒットラーも今みるとコメディアンみたいだし、
鳥肌実より三島のほうがおもしろいかも・・・。
一流の役者であったことは確かではないかと。
作品と作家を分離せよというのは、一般論としては正しいだろうけど、
この人の場合どうかなあ。自分の人生を演劇に仕立てたようなもんだから。
796 :
吾輩は名無しである:05/02/12 20:13:16
だから作品は作品として鑑賞すればいいし、
彼が演じた人生は演劇として楽しめばいい。混同する必要はない。
この人の人生もこの人の作品じゃないのかなと。
少なくとも、彼がどのようなものを演出したかったのかは、
見ておく価値があると思われる。
いわば三島由紀夫の遺作にあたるわけでさー。
798 :
吾輩は名無しである:05/02/13 05:38:41
>>796 作品だけで生き残れるのがあるのかね。それこそ、文体、警句逆説、比喩だけを味わうのみになるな。「中味」がなくなる。
人生はギャグ、喜劇みたいな分野として楽しんでます。
799 :
吾輩は名無しである:05/02/13 07:32:54
>>798そんなもん作家によるだろ。
俺は宮本輝層化だから嫌いだし存在を否定したいが
作品自体はすげー好きだしあんたのいう「中味」みたいのも感じる。
だから作家と切り離して作品だけ鑑賞してる。
逆に三島由紀夫なんかは作家自信の芸人魂みたいなのが好きだから
彼の喜劇的人生を楽しむために作品を鑑賞してる。
ここにおいて真逆の作品へのアプローチの仕方がある。
どっちが文学的に優れているかはしらんがね。
ただ片方のアプローチでしか作品を楽しめない奴は、貧相だと思う。
800 :
吾輩は名無しである:05/02/13 10:54:54
貧相な思考だなw
801 :
吾輩は名無しである :05/02/13 12:18:03
「豊饒の海」「金閣寺」より志賀直哉の「城の崎にて」「焚火」の方が
好きだけど、前者の日本文学史に於ける重要性は認めてる。
これは保田與重郎先生の御墨付きでもある、
とか書くとまた煽られるんだろうな(笑)
極端なんだよ、三島の評価のされかたは。
うん。賛否両論を招いただけでも三島が割腹しただけの価値は
あったのではないかと。意地悪な三島は最後まで生き長らえて
いくだろう人間に謎をふっかけていったのではないだろうか。
戦後最大のトリックスターだな、三島は。
芸術の出来るヒットラー、くらいの扱いでいいんじゃないかね。
人生そのものが表現活動という意味では似たタイプかと。
804 :
吾輩は名無しである:05/02/13 16:06:13
>>802 三島割腹に賛同者がいるのかと小1時間…
謎をふっかけたんじゃなくて必死の取り繕いに過ぎないんですがね。
805 :
吾輩は名無しである:05/02/13 17:27:06
このスレ来てから三島由紀夫の小説が好きじゃなくなった。
お前等ほんとにそんな浅い考えで三島の小説読んでたの?
>>802は釣りだろうが、真実を言ってるな。
みんな心の奥で「三島のハラキリ、カコイイ」って思ってて
そんなショーモナイ考えを取り繕うためにあーだこーだ言ってるように見える。
真に作者と切り離しても「いい」って言えるもんじゃないと何かごまかされた気になるし、
実際このスレで作者と切り離した作品のよさがうまく述べられてる個所なんかありゃしねー。
俺は文章読んでから三島のハラキリ知ったから、逆に三島のしょーもなさが面白い。
何だよ、ヒットラーとか役者とか。ごたいそうなこった
>>805 君も三島の行動を評価している読者にしか見えない。
いいじゃないか。作者の個性が好きでも嫌いでも。
作品のみで楽しむ
作品+作者で楽しむ
作者のみで楽しむ
読者もさまざまだね。
メル欄に「age」入れるの、流行なの?
ハラキリかっこいいに決まってんだろ。
あの時代に大作家がハラキリするなんてやっぱすげーよ。
809 :
吾輩は名無しである:05/02/13 23:20:28
芸速+で聞いた話だけどコッポラが春の雪の映画化権を持ってるらしいね。
810 :
吾輩は名無しである:05/02/13 23:45:37
>809
30年まえに権利を買ったらしいけど未だ製作せずだな。
娘のソフィア・コッポラに作らせたらどうだ?
「さゆり」なんかよりよっぽどいいと思うぞ。
811 :
吾輩は名無しである:05/02/14 03:32:26
〃〃∩ _, ,_ ヤダ
⊂⌒( `Д´) ヤダ
`ヽ_つ ⊂ノ ヤダ
ジタバタ
_, ,_
〃〃(`Д´ ∩ < 日本を変な国としか思ってない娘コッポラじゃヤダー!!
⊂ (
ヽ∩ つ ジタバタ
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( つД´) < 大大大監督のパパコッポラじゃなきゃヤダー!!
`ヽ_ ノ ⊂ノ
ジタバタ
パパコッポラも「大大大監督」の座から下りて久しいんだけどな。
スピルバーグじゃ俗っぽくなり過ぎるし三島原作を映画化出来る
監督なんてそうはいないだろう。「午後の曳航」が海外で映画化
されたが出来は・・・・言わないでおこう。
813 :
吾輩は名無しである:05/02/15 00:33:31
>>805 だったら君が三島の「作品」について高説を述べよ。
>805
ヒットラー云々は明らかにけなしてるわけだが。
815 :
吾輩は名無しである:05/02/15 15:55:17
三島が何で自殺したか知らないやついるだろ?
三島が何で自殺したかを知ってる奴の方が怖いけどねw
817 :
吾輩は名無しである:05/02/15 16:03:12
怖いとかじゃねーよ。知らないことを精一杯正当化してるな。
自殺の思想的動機がなんであるかは別にどうでもよくないか?
ああいう天才的劇場型犯罪者を駆り立てた心理的動機には
それなりに興味があるがな。
819 :
吾輩は名無しである:05/02/15 16:22:25
知った上でどうでもいいと思うなら、それはそれでいいんじゃないの?
知らねえし、知りたくもねえな。著名な作家の自殺なんて憶測が
憶測を呼ぶだけで真実なんて誰にも分からないからな。
815みたいなアホが訳知り顔で偉そうに解説すれば良いだけの話
だろ。如何にも『僕は三島の事を全て知ってるんです。」みたいにさ。
頭の悪い右翼が三島の死を過剰に美化したがるが、俺はそれを真実
とは思えないしね。
三島が何を思って死のうが、日本の未来には無関係だしね。
>815
知らないです。
教えてください、きちんとまちがいないって証拠つきで。プッ。
つーかかなり頭悪い発言だな。
>>813ばっかやろ、それで揚げ足とったつもりかよ。
俺は最初から三島の作品なんか高尚な説を唱えるに値しねーと思ってるよ。
それは
>>805見れば分かるだろ。三島の作品なんかほんとしょーも無いんだよ。
唯一読めるのが「真夏の死」くらいか。後は過大評価され過ぎ。
確かに技巧的には他の作家を一歩も二歩もリードしてんだろうよ。
でもそれが返って内容のしょぼさを浮き彫りにしてて読んでて忍びない。
『煙草』なんか糞食らえ。『仮面の告白』?ハァ?自分に嘘なんかよゆーでつくだろ?
>>808ぐらい正直になれよ。ハラキリに惚れたから作品読んでるんだろ?
俺はそいつの好き嫌いをどうこう言おうってんじゃなく、
「ハラキリが何故カッコいいか」に正直に目を向けず
>>815レベルの訳知り顔で
作品の芸術性なんかを語って三島を分かった気になってる馬鹿共が目障りだっつってんだよ。
そんな自分のしょーもねー部分も認めず何馬鹿言ってんだって思う。
それ認めてから作者+作品でも何でもやってくれ
>823
あなたのいってることよくわからないけど、ここは
「作品の芸術性なんかを語って三島を分かった気になってる馬鹿共」のための場所なんですよ。
あなたに他人を不愉快にすること以外に生まれてきた理由があるのでしたら、
もう二度とこのスレにこないでくださいお願いします。
825 :
吾輩は名無しである:05/02/15 23:44:44
まぁマターリ語れヤ
オナニズムを糊塗するものに過ぎない彼の政治思想に見るべきところは
全くないんで、評価できるところといえば作品の芸術的価値か、
キチガイ自殺のインパクトくらいしかない。
おまえらは三島をわかってない、おまえらレベル低すぎって言ってるバカがたまにいるけど、
そいつってまず自分のことも何もわかってないんだろなって思えてくる。10代なら仕方ないなって思えるけどさ。
単語の一つ一つ、文章の一つ一つをきちんと理解した上で発言してますか?
とりあえず三島クソっていうんなら、三島より凄い作家なり作品をここがこうすごいってきちんと書いて教えてくれます?
「詩を書く少年」、かなり好きなんだけど、イタイレスする奴に熟読していただきたく思う。
自分のことだと感じるゾ。短い話だが、俺の根拠なき誇大妄想はこれによって叩きのめされたよ……
>827
君が一番イタイレスしてるから、もう一度熟読しておいで。
根拠無き誇大妄想をもうちょっと念入りに叩きのめされてきなさい。
829 :
吾輩は名無しである:05/02/16 02:29:34
>826
三島は政治的に間違った方向は向いてないよ。
文化防衛論なんかは的を射ていると思うけどな。
少なくとも、↓こんなのより、イイと思うけど。w
<結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった>
(わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭36年3月号)>
大江「自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、」
プッ、こいつはバカですか?
長い目で見ると、何が正しいかがよくわかる実例だね。
>829
そら比較対象が悪いわ(w でも五十歩百歩だと思うけどね。
三島が政治的に何をした? 何にもしてないぞ。
三島の死が社会に与えた影響・・・勘違いするバカ右翼が量産された。三島が
仕組んだ壮大なギャグを「神聖なる死」として捉えるバカが多くなった。
大江が社会に与えた影響・・・知能の低い左翼が量産された。北朝鮮の実態を
知らなかったからと言い訳も出来るが、言論人である限りは社会への影響を
考慮するのが義務なのだ。軽薄な大江は『僕も進歩的文化人のお仲間だよん。』
と言いたいばかりに勇み足をしたのだろう。
それにしても大江の文章って陳腐だねw
832 :
吾輩は名無しである:05/02/16 10:07:00
>>831 >三島の死が社会に与えた影響・・・勘違いするバカ右翼が量産された。三島が
仕組んだ壮大なギャグを「神聖なる死」として捉えるバカが多くなった。
断言する、そんなやつはいない。
大体右翼は三島なんて知らん、漢字読めねえし。
マジで右翼やってる奴らは似非の臭いを嗅ぎ取って不快になっている。
反応が大きかったのはサヨのほうだよ。
三島は割腹後右翼のシンボルになってると思うんだけどな。
大江の間抜けな小説に「セブンティーン」ってのがあるが
主人公の右翼青年を類型的にも同性愛者として描いている
んだぜw
まあ「左翼」から見た「右翼」ってのは三島由紀夫を安易に
連想するものなのかもしれないがね。
ビートたけしとか、右翼時代の小林よしのり(こいつらの名を出すの
チト恥ずかしいが)、なんかは偶に三島崇拝のようなのを書くよな。
檄を褒めたりする。
ただ、三島のは右翼とは違うんだよな。
天皇崇拝だよ。
厳密に言えば、戦前の頃の閉ざされた皇室の頃への尊いノスタルジー。
それ即ち、自分の戦前の頃の古き良き時代の思い・・・のノスタルジー
でもある。
悪く言えば、ナルシスト的にそういう思想につながった。
現代社会(戦後)の甘甘しさが、そうしようもなく嫌いだったんだよ三島は。
硬派な戦前の時代、それも空襲の頃の、誰も泥棒にはいらなかったくらいの。
妙な、人々の真面目さ、必死さ、が伝わる時代。三島は思春期だったのでそれを
硬派にとらえちゃった。で、それを生涯追うわけなんだ。
三島が一見「右翼」に走ったように思われる原因は以上の事。
それと、多くの知識人が左翼に走ったので、単にそれに乗るのもつまらん、と
三島は考えて右翼に走った、との理由もある。
俗にいう今の右翼団体、右翼思想とは違うんだよな。
丸谷才一も言ってたが、三島の文章は華麗だけど意外と論理的じゃないから苦手。
837 :
吾輩は名無しである:05/02/16 12:17:27
三島の代表的な小説の根底には
死に対する恐怖とそれを克服するための試行錯誤が窺える。
数え切れないほどの人間が政治思想の為に死の恐怖を克服した所にヒントを見つけ
三島らしい原因と結果の倒錯でもって行動に身を投じた。
三島の本質はリアリストじゃなくてロマンティストなんだよ。
だから三島の文章が論理的じゃないのも当然の帰結だと思うね。
もし論理性を重んじる人間ならああいうドラマティックな死の
舞台は設定しなかったろうしね。太宰がセンチメンタリストと
思われているけど実はコメディアンであるのと同様、三島は
ロマンティストなんだ。
「攻殻機動隊 s.a.c. 2nd gig」というアニメを見ているのだが、
露骨に三島的な要素が入ってる。
>>838 確かに、日常的現実を詩的感覚で見るとかそういうタイプじゃないな。
まあ、オレは大伯父が戦時中の東大生(理系だけど)で
天理教信者(「愛の渇き」を読みなさい)だから
その意味では親近感を感じるけど。
この人の現代的価値は「みんなが忘れ去った日本の原風景」を
美的に表現してくれるところだろうな。
それは右翼的では決してない。
843 :
吾輩は名無しである:05/02/16 13:11:07
訳知り顔でってなんだよ。
三島が好きなら、何故死んだかとか、時代背景とかも知りたくなってくだろ。
別にオレがお前らに訳知り顔で三島を語ろうなんて思ってねーよ。
自尊心だけ高いお前らに何言っても、内容理解より内容の粗探しにお夢中になるだろうし。
知らねえし、知りたくもねえな。著名な作家の自殺なんて憶測が
憶測を呼ぶだけで真実なんて誰にも分からないからな。
815みたいなアホが訳知り顔で偉そうに解説すれば良いだけの話
だろ。如何にも『僕は三島の事を全て知ってるんです。」みたいにさ。
頭の悪い右翼が三島の死を過剰に美化したがるが、俺はそれを真実
とは思えないしね。
↑こういう奴の方が訳しらねーのにわかったふうなこと言ってると思うけど。
三島の死と日本の未来の関係についてとか、なんでそうなるの?って思うし、
知らないです。 教えてください、きちんとまちがいないって証拠つきで。プッ。
とかって言うのも、ただ煽ってるだけだし。
>>839 そのアニメ見た事ないけど設定だけ聞いて
三島が人間が肉体の外に出ない限りは人間概念は変わらないと言ってたのを思い出した。
843君へ
アンタが三島の死の理由について知っているのは分かったから
まあそれくらいにしておきなさい。別にアンタが知っている
理由とやらは一切知りたくないがねw
右翼が極度に美化した「三島の殉死」や「諫死」なんてのには
辟易してるんでね。そんなに三島を「聖人」の位置まで高めたい
なら三島を英霊と一緒に靖国神社にでも入れたら良いでしょ。
846 :
吾輩は名無しである:05/02/16 13:49:09
オレ知ってるのを自慢したいとかじゃないから。
それに、オレは三島を美化してないし、正当化もしてない。
右翼だとも思ってない。 成人の位置まで高めたいとも思ってない。
オレは普通に学校の図書館で三島由紀夫研究の本を見つけて、読んで、それまでの三島のイメージとは全く違った事実があったから
報道や、イメージ(右翼など…)によるものではなく、三島の死の理由をわかってもらいたいと思っている。
島を英霊と一緒に靖国神社にでも入れたら良いでしょ。 こんなことオレに言ってどうすんの?できるわけないじゃん。
考えもしなかった。 そういう考えが起きないようになったらいいなーと思っていったんだけどな。
一切知りたくないってのは認めたくないからだろ。wwwwwwww
いわねーし!wwww
>842
>「みんなが忘れ去った日本の原風景」
日本人はみんな日本の原風景というものを共有していて、
それは忘却されていて、表現される価値のあるものだ、
というのは、仮に右翼的でないとしても、保守的な考え方ではあるな。
俺はそんなものをズリネタにする趣味はないが、犬のクソだって美的に
表現すれば作品になるってのが芸術の自由さだから、それもありだろう。
>846
ていうか、高卒の三島論なんかどうでもいいんだよ、ぶっちゃけ。
あと、思いついたように大江たたき始める奴がいるけどさ。
初期の作品は、文章表現的にはなかなかのものだと思うが。
俺は三島の芸術的価値を認めるし、大江の芸術的価値も認める。
大江はどうしてもツメの甘さ、思考の不徹底さがあるよな。
三島と別の意味で、政治には向いてない。スキ多すぎ。
>843
マジで自分は三島がなぜ死んだかをわかっているつもりになってるようだなw
述べてみ、ちゃんとじっくり読んだげるから。
850 :
吾輩は名無しである:05/02/16 16:25:08
高卒じゃねーよ。言うことなくなるとそれだもんな。
>>849 いわねーよ。wwwwww
自分で本買うなり借りるなりして、じっくり読んでくれ。楽するな。
>850
言ってることが高卒レベルだからみんなに言われるんだろw
俺は論争相手に高卒どうこう言われたことは一度もないぞ。
それはともかく。
三島の自殺をひとつの作品とみなし芸術的に評価するとして、
それは表現された作品そのものについて考察されるべきものであり、
書かれた理由について考察されるべきものではないだろう。
852 :
吾輩は名無しである:05/02/16 17:04:03
それは論争相手に恵まれたんだね…。
>850
どの本買えばいいの? マジで調べたいから。
854 :
吾輩は名無しである:05/02/16 17:12:11
資料三島由紀夫 福島鋳郎著
>850
おまえの言ってることがガキレベルの戯言でしかないから高卒って問われてるの。
そんなこともわかってないの? なのに三島の死についてはわかってるつもりなんだ。
並みの高卒、中卒以下の発言はもうしないでね。ていうかもうおまえ飽きたわ。
856 :
吾輩は名無しである:05/02/16 17:20:44
じゃあもうレスしないでね。勝手に絡んで勝手に疲れてる。
というか、逃げてる。wwwwwwwww
いや、もうおまえの文字がひたすら不愉快なだけなのよ。
多勢にうざがられてる自覚ない? おねがいだからもうちっとかしこくなってネ。
858 :
吾輩は名無しである:05/02/16 17:27:30
>852
そうだな。中にはお前みたいなボンクラもいるしな。
>858
ごめん。おまえの手口には参ったわ。
福島鋳郎の本一冊読んだだけで三島の死語れるって威張ってるしな。
>高卒じゃねーよ。言うことなくなるとそれだもんな。
プッ。
862 :
吾輩は名無しである:05/02/16 18:00:42
作家論集とか伜・三島由紀夫、評伝三島由紀夫、三島由紀夫 : 批評と研究なんかも読んだけど、
一番のお勧めが福島鋳郎の本だったから。。 威張ってねーよ。
威張ってるって感じるってことは、つまりお前が威張られてるって感じてるんだろ?
ちいせーな。wwwwwwwwwwwwwwwww
>862
後付言い訳乙。つぎはぎだらけの人生大変だな。
まあまあ、仲良くしようぜ。
865 :
吾輩は名無しである:05/02/16 21:44:51
寝屋川小学校殺傷事件と金閣寺
「金閣寺を焼かねばならぬ」⇒「教師を殺さねばならぬ」
「私は煙草を喫んだ。一ト仕事終えて一服している人がよくそう思うように、生きようと私は思った」(「金閣寺」の最後のくだり)
⇒
約10分後、寝屋川署員が駆けつけると、少年は、たばこをふかしていた。左手には3人を襲ったとみられる血のりがついた包丁が握られていた。
866 :
吾輩は名無しである:05/02/16 23:36:30
たしか岡本悠くんですか。テレビで実名放映されてましたね。
867 :
吾輩は名無しである:05/02/16 23:48:24
教師に「金閣寺」みたいな永遠の〜、虚無を感じてたとしたらおもろいけどな
どうせただのぐれたおぼっちゃんだろ 表現者としても最低だね岡本は
岡本なんてただの落ちこぼれの引き篭もりのガキじゃねえか。
ゲームばかりやっていて小説を読まないからこういう短絡的な
事件を起こすようなガキになるんですよ。三島先生の名エッセイ
「不道徳教育講座」を読もう。チンケな犯罪なんて起こす気に
ならなくなるから。
殺した相手が売国奴だったらしいよ
『売国奴』だから殺って良いって論理は乱暴だな。で、この岡本とかいう
しょうもねえ頭の悪い引き篭もりのガキを『憂国の士』にでも祭り上げたい
のかね?こんなクソガキと一緒にされちゃ三島も迷惑だろうぜ。
どうせこんな奴更生しないし、真っ当な人生を送れるとは思えないから
人生を『ゲームオーバー』させちゃえば良いのさ。
871 :
吾輩は名無しである:05/02/17 13:23:40
864、うざいよ。相手選べ。お前の負けだ。
三島崇拝なんて、バカそのもの。
誰もがさ、
あいつの小説って、どれもこれも退屈で矢鱈枚数稼ぎのダラダラ延ばしで、「最後まで読めませんでした!」って思わず言いたくなるよね!?
なのに崇拝するってどういう神経?
断言するが、奴の小説などより「少林サッカー」や「ドラゴン危機一髪」のが面白い。
あんなん面白いか?
三島が白と言えば白な訳?
もっと主体的にいこうね、ボクたち!
『少林サッカー』が面白いという時点で君は負けているよw
カンフーヲタは場違いにも文学板なんざに来ないで然るべき
掲示板に行った方が良いね。
874 :
吾輩は名無しである:05/02/17 16:26:43
三島は現代的犯罪を先取りするような小説書いていたね。
「午後の曳航」⇒酒鬼薔薇
「天人五衰」⇒ドメスティックバイオレンス&社会的地位の高い人間の破廉恥のぞき
875 :
吾輩は名無しである:05/02/17 17:13:34
基本的に
作家と文学作品は区別すべきだ、
という意見が正解のようですね。
大体、その作家が自分が書いた作品のことを全部分かっているとは限らないし。
よく、「AさんはBさんの好みをBさん本人以上に知っている」っていうけど、
文学だって同じこと。
三島は『鏡子の家』には特別な思い入れがあったらしいのだが
当時文芸評論家の大半に酷評され悔しい思いをしたらしい。
後に大島渚との対談で「自分の生まれたばかりの赤ん坊を川に
流すような心境であの小説を書いたのに誰も分かってくれなかった。」
って言っていたけどね。三島は根本的には耽美主義の芸術至上主義者
だったんだろうけど昭和40年以降は何やら自分の資質に合わない
小説ばかり書いていたような気がする。ボディビル等で男性的な
肉体を手に入れたのは良いとして作品世界にまでそれが影響したよう
な気がしてならない。三島は世界で一番自分の持って生まれた才能
や資質に自覚的じゃない人だったのではないだろうか。
878 :
吾輩は名無しである :05/02/17 17:49:00
875みたいなひとにとって877みたいなのはウザイんだろうな
>>875 文学論には作品論と作家論があるけれど、作品論は作品だけで
論じてもいいのじゃないか、しかし作家論は作品論をぬきに語れない
というのが、主流だと思うよ。
作品もそれを深く理解するにはいい情報が多ければ多いほどいいだろう?
作品をどんな人間が書いたか、それは非常に重要なファクタだ。
この話はよく議論になる。例として竹取物語がある。作者不詳だけれど、
作者が特定されれば、さらによく作品が理解されるだろう、といわれている。
それがいいかどうか、知らないほうがいいこともあるかもしれないけどね。
いいというのが主観であることを認めるのであればそれもいい。
結局程度の問題。
あんまり三島の人生について語る人は信者みたいでうざいって事じゃないの。
そうだね。大体三島マンセーの奴が作品を巨眼レンズで捕らえてないはずない
絶対どっかしら思い入れとかが入ってる そんなの一般人からしたらうざいだけ。
おめーの三島作品論なんかどーでもいいんだよと。
882 :
吾輩は名無しである:05/02/18 08:38:10
だからさ、作品だけで語るに値する三島作品があるのかよ。
せいぜい部分的なとこだけだろ、あったとしても。
あと逆説や比喩が面白い文体ってなことしかないぞ。
ま、俺はそこに魅力を感じているんだけどね。
そうそう。
三島自身が世間一般の常識に対するパラドックスなんだからさ。
今や権威主義の権化になった面白くもおかしくもないビートたけし
が登場したばかりの状況と同じで「世間一般の常識」ってもんに
風穴を開けるってのが爽快なんだよな。
むしろ三島自身は世間一般の常識に軋轢された犠牲者の一人だと思うのだが
てか、そこから必死に抜け出そうともがいてただけで、
その様をみなさん親近感を持って当時は評価してたんじゃないでしょうか
>>882 三島の純粋な作品論の研究書ってねーの?
もーいーや、あいつの自殺とかとからめて何か論じてんのはもーおなか一杯
後最近ageて書くの流行ってんの?
「いつの時代でも本当のことを言ったら殺されますわね」
ますます醜く、ますます深く罪に染まってゆけばゆくほど、聡子に会うためには、いよ
いよ難儀な手続が課せられているような気がした。
あの春の雪をほのかに纏った月修寺自体が、聡子の思い出と共に、年を経るにつれて、
層一層本多の中で遠くなった。遠くなったというのは、心が遠ざかったというのではな
い。まるでヒマラヤ雪山の寺のように、切に想えば想うほど、記憶が追い求めれば追い
求めるほど、月修寺は今や白雪の絶テンに在るかのごとく思いなされ、その優美は峻厳に、
その柔和は仏威に変ったのであった。能うかぎりハルかな寺、この世の果ての果てに静ま
る月の寺、そこに老いてますます小さく美しい聡子の紫の袈裟姿を一点ちりばめて、お
よそ思考の極、認識の極に住するごとく、寺は冷光を放つようになった。今なら飛行機
でも新幹線でも、わずかの時間で行けることはわかっている。わかっているがそれは人
が行き人が見る月修寺で、本多にとってのその寺ではない。それはあたかも彼の認識の
闇の世界の極みの破れ目から、そそいで来る一縷の月光のような寺に他ならなかった。
そこに聡子のいることが確実であるなら、聡子は不死で永遠にそこにいることも確実
のように思われる。本多が認識によって不死であるなら、この地獄から仰ぎ見る聡子は、
無限大の距離にいた。会うなり聡子が本多の地獄を看破ることは確実なのである。又、
本多の不如意と恐怖に充ちた認識の地獄の不死と、聡子の天上の不死とは、いつも見合
っており、均衡を保つように仕組まれていると感じられる。それなら今いそいで会わな
くても、三百年後でも、よしんば千年後でも、会いたいときには随時に会えるではない
か。
本多はいろいろわが身に言訳を言い、この世の言訳のありたけは、いつしか、月修寺
を訪れない、ということの言訳のようになっていた。彼は身に破滅をもたらすことのた
しかな美を拒む人のように、われしらずこれを拒んでいた。そして自分が頑固に月修寺
を訪れないのは、ただ荏ゼン時を移しているというだけではなくて、実は訪れることがで
きないのを自分で知っているからであり、正にこれこそ自分の人生における最大の不如
意ではないかと考えることがあった。強いて訪れれば、そのとき月修寺はわれから身を
退いて、一時光りの霧のなかへ融け消えてしまうのではあるまいか?
とはいえ、認識の不死はさておき、肉体の衰えを深く感じる朝夕には、今こそ月修寺
を訪れるべき時が熟したのではないかと思われたりした。死の直前に自分は月修寺を訪
れ、聡子に会うだろう。そもそも聡子は清顕にとって、死を賭しても会わねばならぬ女
性であったのだから、その無残な不可能をしたたかに知った本多が、命をも賭けずに聡
子に会おうとすることは、本多の中に呼びかける遠い清顕の若い美しい霊が、これを禁
ずるにちがいなかった。死を以て会えばきっと会えるのだ。ともすれば聡子も亦その時
をひそかに知り、ひそかに時の熟するのを待っているのかもしれない。そう思うと、え
もいわれぬ甘美な想いが老いた本多の胸奥に滴った。
889 :
吾輩は名無しである:05/02/18 11:06:40
私生活の影が薄い作家と強い作家があるだろう。
平凡な生活かどうかということではなく。
三島も子煩悩な一面をだれかが書いていたし。
すると、作品を論ずる場合、それぞれの作家ごとに
作家の生き様をどれくらい考慮するか、
みんながうなずける範囲みたいなものがあるんじゃないかな。
実際にはそれが論者の裁量だけど、
三島の場合はそれがかなり広くて、論を聞く者によっては
おなか一杯状態も引き起こしかねない。
三島はそんな作家だ。三島の作家としての私生活自体、
三島の作品の一つとして鑑賞するのもアリなんだろうな。
嫌いな人は「読まなければ」いいんだし。
しかし話題の絶えない作家ではあるなあ。
まあ意図的に三島がジャーナリズムの話題になる事を提供していた
フシもあるんだけどな。三島は実際は同性愛者じゃないらしいが
それを匂わせたりな。同性愛がタブーだった時期にそれを公言して
自己を顕示したのはオスカー・ワイルドだったけど、三島もそれを
真似たのかもしれない。
>>891 そういう意味じゃ芸能人だね。作家のそういった作為が入ることに嫌悪感を
覚える人だと、あざといと思うかもね。でも作家の仕事は虚構をつくること
だからなあ。
893 :
吾輩は名無しである:05/02/18 12:14:58
「春の雪」と「午後の曳航」とでは、どちらが面白いですか?
ちょうど手元に二冊あるので、どちらを読もうか迷っています。
894 :
吾輩は名無しである:05/02/18 12:18:56
「春の雪」はすばらしいのであとで読んだほうがいい。
両方読みなさい。どっちが好きかと問われれば『午後の曳航』
だけどね。
>>894-895 レスありがとうございます。
それでは「午後の曳航」→「春の雪」の順番で両方読んでみます。
>>893 どっちも退屈なので、読むと三島が嫌いになるし止めたまえ。
それより俺は呪怨をすすめる。
バカらしいと高を括ってたが、めっちゃいけてるよ。
三島の小説で唯一退屈じゃないのは英霊の声だ。
一気呵成に書いたものはこれくらいだろうな。
「褪めた痴性」君の文章はどっちも「退屈」だな。
901 :
吾輩は名無しである:05/02/18 19:16:16
>>829 三島 「大江さんの小説は、口ではアルジェリアなんていってるけど、おれの見るところではファシズム的ムードを醸成するものだ」
的中!ど真ん中だ。
午後の栄光
は
オヤジの黒光りティンコ
これがすべて
もうすぐこのスレも終わるな。
三島らしく壮絶な最期にしたいが成りそうにないな。
どうせ無意味にPart10とか立ち上げるんだろうな。
『午後の曳航』はエディプスコンプレックスの物語。ドアーズの「The End」と
同様な内容なんだな。どうやら古今東西エディプスコンプレックスは文学的
主題になりやすい題材なのだろう。
904 :
吾輩は名無しである:05/02/19 13:40:52
面白くする為に書いた訳じゃない。
906 :
吾輩は名無しである:05/02/20 10:49:06
907 :
吾輩は名無しである:05/02/20 15:20:53
kimo
909 :
吾輩は名無しである:05/02/20 21:50:06
イイ男!
910 :
吾輩は名無しである:05/02/20 22:26:54
太陽と鉄の表紙は、西洋人がイメージする日本そのまんまだね。
でも三島の生活スタイルは西洋風だったとの情報も西洋人に与えたいね。
ちゃんと相対化したあとで日本風をもう一度選び取ったと指摘しといてほしい。
911 :
吾輩は名無しである:05/02/20 23:42:04
西洋風な生活スタイルってのは夜に仕事をするという意味かね?
それとも週に三回運動をすることをいっておるのかね?
912 :
吾輩は名無しである:05/02/21 00:16:24
じめじめしとしとでクソ暑い東京のど真ん中にロココ調だか何だかの洋館おったてて、毛むくじゃらでチビのイエローモンキーが庭で日光浴すること。
三島はさ、当然自分を『大作家』だと信じていたからライフスタイルも
古典的な有名作家を模倣したがったんだよね。同性愛者である事を告白
したのもオスカー・ワイルドの真似だし、私設の軍隊(楯の会)を結成
したのもバイロンの真似だろうし、趣味の悪いロココ調の家を建てたのは
「悪趣味は最大の貴族的な快楽である。」というボードレールの言葉に
従ったものだ。日光浴をこよなく愛したのもヘミングウェイ辺りじゃない
のかなあ。
オスカーワイルドに三島がかぶれてたのは多々ある。同様に若い頃だったらラディゲ
だった。
日光浴を愛したのはヘミングウエイの影響、それは違うだろ。
さらに、オスカーワイルドがホモを演じてたから三島もそれに習ったなどというのは
勝手な推測じゃないか?
三島は真性のホモだった。俺はそう見てる。
医学関係の本を読んでいたら「幼児期に父親が父親らしい愛情を子に注がないで、主に
女性に育てられてゆくとホモになる確率が高い」と書いてあるのを発見した時は、「三島だ」
と思ったよ。
山田詠美は可成りの三島ファンだが、彼女に言わせると「三島の女性心理描写(男を思う心境の
描写など)は、既に女のそれで、こんなに書ける男性作家は他にいない」そうだ。
それに三島の小説を沢山読んでる人はわかるけど、主人公はいつも男なんだよな。
それも2種類あって、体がでかくて丈夫なんだけど頭がバカってタイプ。それから紅顔の美青年。
色んな評論家に言わせると、実際に三島が好きな男というのがこの2タイプらしい。
紅顔の美青年というのは、若き日の美輪明宏。三島は美輪にベタ惚れだった。
春の雪の清顕なんかそうだろう。
それから体がでかくて丈夫なんだけど頭がバカってのは、三島の学習院時代の初恋の男だ。
仮面の告白で近江とかいう名で出てくるだろ。潮騒の主人公もそのタイプ。
ちなみに三島と一緒に情死した森田必勝は、この仮面の告白の近江、あの初恋の男の実際の
若い頃に姿に似てるんだそうだ。
どこかの評論家も言っていたが、「三島がホモだったという事実は死後100年くらいしな
と公にはされないだろう」と、俺もそう思う。奥野とか村松剛が三島の詳しい伝記を
書いたが、ホモの箇所だけはボカしている。まだ真実は書けないということ。
スペースの都合上書けないが、三島が偽装ホモではなく真性なのを裏付ける多々の事実はある。
そんなのどうでもいい、と書き込んでくる奴も出そうだし俺もどうでもいいことなので、
まあこの辺で終えるが。
うーん、三島が女性的な性格だったというのには同意しますが
じゃ太宰はどうなんでしょうか?「女生徒」なんて女性心理を
見事に描写した作品だと思うのですが。太宰も女性的だったの
かな?
916 :
小学生:05/02/21 13:55:54
その辺は、「津軽」を読めば分かると思いまーす
晒しアゲ
>>903 >『午後の曳航』はエディプスコンプレックスの物語。ドアーズの「The End」と
同様な内容なんだな。
三島の小説がどんな主題かなんて、君は童貞か?
すでに三島については
>>798が言い尽くしてる。
「作品だけで生き残れるのがあるのかね。それこそ、文体、警句逆説、比喩だけを味わうのみになるな」
918 :
吾輩は名無しである:05/02/21 23:10:51
三島って写真で見ると筋肉隆々のように写されているけど、実際には腕だって太くない。胸板だって厚くない。
痩せた貧弱な体になんとか筋肉を張り詰めさせた程度。
>917
三島論はともかく、君はごたくを言い尽くしてる。
頭悪そうなカキコしないでくれよ。君は童貞か?
三島を自分だけは判っているという気質が感じられてキモい。
『褪めた痴性』クンは三島も他の作家の作品も碌に読んだ事の無い
誰かが書いた文芸評論をなぞるだけの表面的な批評に終始している
だけだから相手にしない方が良い。イソップ童話集からでも始めた
方が良いだろう。
921 :
吾輩は名無しである:05/02/22 09:03:58
>>914 何をやっても似非、これぞ三島の代名詞と思っている俺としては、ホモについても「真性」はありえないってことにしたいんだがなあ。
「仮面の告白」のホモセクシュアルな性欲描写って、ぬるいよなあ。
童貞チック。エロ小説じゃないんだから、別に具体的にどうこう
書けというわけではないのだが、恋に恋する乙女のような観念の
次元にとどまっていて、モノホンのゲイには見えなかった。
といっても俺はヘテロセクシャルだから、ゲイの人に聞いて見たら、
また違った感想があるのかもしれんけどね。
三島は『仮面』を被り続けた人生を歩んだって事にしてしまえば辻褄は
合いやすいんだけどね。「同性愛者」も仮面、「極右」も仮面、
「作家」であった事さえ仮面って事であればね。彼は最後まで自分
というものを正しく理解出来なかったと思う。だから本質と逆の事を
平気で始める。実は極めて女性的な感性を持った作家なのだが、
外面は筋肉を纏い、男性的であろうとしたりね。自己否定が究極まで
達するとナルシズムに昇華されるのかもしれない。太宰もそういう
傾向がある。
l
925 :
吾輩は名無しである:05/02/22 14:44:39
どうせいつか死ぬに決まっているのに
926 :
吾輩は名無しである:05/02/22 14:49:37
悟りきったことをいう
927 :
吾輩は名無しである:05/02/22 15:54:47
>>914 じゃあれか
母子家庭で育った男はホモになる確率が高いのか
928 :
吾輩は名無しである:05/02/22 16:05:46
三島が現代にいたらどんな男に惚れるのか考えよう
929 :
吾輩は名無しである:05/02/22 16:57:47
室伏広治だな。
930 :
吾輩は名無しである:05/02/22 18:27:39
思想的にもぴったりの、シュワルツェネッガーだろ
931 :
吾輩は名無しである:05/02/22 18:32:22
おれはねーアムロだと思う
だからアニヲタになってるな三島が生きてたら
ガンダムのアムロレイ↑
アニヲタって死んだ方が良いよな。
理想の男はアムロで理想の女が「銀河鉄道999」のメーテルなんて
香具師はマジで死んだ方が良い。まあ割腹自殺でもするんだな。
934 :
吾輩は名無しである:05/02/22 20:04:06
三島なら、ランバ・ラルを激賞すると思うな。
ガルマ=ザビの敵討ち部隊としてホワイトベースを追撃。
愛機グフを失いホワイトベースに白兵戦を仕掛けるが失敗。
最後は壮烈な自爆。
英霊の敵討ちと独立目指して盾の会で演説。
国民の心に訴えるも日本語の文章だけでは説得力に欠け失敗。
最後は壮烈な自刃。
936 :
吾輩は名無しである:05/02/22 22:57:11
937 :
吾輩は名無しである:05/02/22 23:04:19
室節だと思う。
俺
生きていて、現在の美輪を見てどう思うのかを知りたい。
美輪よりは
>>939が好きだろう
でも美輪さんも三島さんのおかげでああなったんじゃないか?
彼は人格者っぽいね
942 :
吾輩は名無しである:05/02/23 00:40:17
美輪明宏は化粧して隠せるキャラクターだからいいよな。
化粧してるからとても70歳には見えない。
>940
その答えは「卒塔婆小町」にある。
どんな美人も年をとると醜女になるとお思ひだらう。
美人はいつまでも美人だよ。
今の私が醜く見えたら、それあ醜い美人と云ふだけだ。
けど、「義経」観たら、
明宏も蛭子などとさして違わぬ
黄昏になりにけるかも。
三島は歌舞伎の女形が好きだったらしいので現在生きていて惚れると
したら玉三郎じゃないかな。ただ女形にしては玉三郎って背が高い
んだよね。小柄な三島の趣味に合うかどうか・・・・。
春の雪読んだけど凄いよ!天才だねこの人。
天才ってのは誰にでも分かる事なんだよな。
三島って表現方法や比喩、文章の構成力に天賦の才があったんだ。
三島の小説は太宰のようには淀みなく流れてはいかない。真面目な
三島は一行一行すらもおろそかに書いてはいないんだな。
肩肘張らずに書いたエッセイなんかの方が俺は好きだけどね。
皮肉屋である事がよく分かるよ。
947 :
吾輩は名無しである:05/02/23 12:07:49
たしかに「春の雪」は比喩表現が豊かで美しいよね。
潮騒がすげーつまらんかった。
春の雪も読んでいて退屈で苦痛。ありがちなんだよな。それで馬と寺を飛ばして最後の
天人五衰を読んだがかなりおもしろかったよ。金閣寺より好きかも。
>>948 >寺を飛ばして最後の 天人五衰を読んだがかなりおもしろかった
ですね。
連作に流れるあの仏教理論、
あんなもの良くも世間様に発表できたものだと私は感心する。
厚顔無恥というか、まさに武士道とは大傲慢……を地でいってるね。
何言ってるか解からないんだよね。
これって、完全に作者自体が理解できてないのに書いてる証拠。
落第生がカンニングして答案丸写しするのにも似ているというかw
天人午睡はいいね。
とにかく面白いも。
先日、呪怨という映画が緒もとろかったのだが、それに匹敵するしいって過言でない。
風俗もの書かしたら右に出るものないね。
950 :
吾輩は名無しである:05/02/23 19:34:37
鏡子の家は三島のキャラ萌え小説。
これ以前の作品にも以降の作品にも見られる三島の好みのオトコを
どうせなら全部いっぺんに出しちゃえ!と登場させた。
その為にこの作品への思い入れは一入であったが、
あまり評価されず大きな挫折を味わった。
951 :
吾輩は名無しである:05/02/23 23:14:54
952 :
吾輩は名無しである:05/02/24 00:21:32
天人五衰を理解するためにも読者には、
どうしても暁の寺の前半を我慢して読んでもらわなければ云々
と三島本人はいってる。やはり暁の寺は必要。
953 :
吾輩は名無しである:05/02/24 00:31:46
太宰はモーツァルト
三島はベートーベン
みたいな。
954 :
吾輩は名無しである:05/02/24 00:52:12
>953
ヘタっぴな文章を書く太宰がなぜモーツァルト?
美文を書く三島はショパン。
ショパンは音楽史上でも珍しいくらいの愛国者。
二十歳で祖国を離れた時、たまたまポーランドがロシアに侵略され、
自分も祖国に戻って戦うべきかと深刻に悩んだらしい。
955 :
吾輩は名無しである:05/02/24 01:09:50
三島が美文だと、片腹痛いわ。
956 :
吾輩は名無しである:05/02/24 01:10:17
>953
道徳漢ベートーベンは三島と合わない。
彼の唯一のオペラ「フィデリオ」は、
正義と道徳を説く説教じみたストーリーで三島と全然あわない。
太宰も全然華麗じゃないからモーツァルトじゃない。
太宰がアムロなら三島はシャア
958 :
吾輩は名無しである:05/02/24 01:37:27
太宰はズゴック、三島はジオング
959 :
吾輩は名無しである:05/02/24 02:22:45
2レスも使って頑張って書いたけど説得力がないのが哀しいね
太宰はゴッホ
三島はピカソ
大酒飲みで破滅的な生き方を貫いた太宰をゴッホにしてみました。
元共産党員のピカソに擬えたら三島は怒ると思うけどね。
下らん比較は止めろ。
昨今の中国における文化大革命は、本質的には政治革命である。
百家争鳴の時代から今日にいたる変遷の間に、時々刻々に変貌する政治権力の恣意によって学問芸術の自律性が犯されたことは、
隣邦にあって文筆に携はる者として、座視するには忍ばざるものがある。
この政治革命の現象にとらはれて、芸術家としての態度決定を故意に保留するが如きは、われわれのとるところではない。
われわれは左右いづれのイデオロギー的立場をも超えて、ここに学問芸術の自由の圧殺に抗議し、
中国の学問芸術が(その古典研究をも含めて)本来の自律性を恢復するためのあらゆる努力に対して、支持を表明するものである。
われわれは、学問芸術の原理を、いかなる形態、いかなる種類の政治権力とも異範疇のものと見なすことを、ここに改めて確認し、
あらゆる「文学報国」的思想、またはこれと異形同質なるいはゆる「政治と文学」理論、
すなはち、学問芸術を終局的には政治権力の具とするが如き思考方法に一致して反対する。
川端康成、石川淳、安部公房と共に抗議アピールを行った際に三島が起草した「文化大革命に関する声明」
どれだけ真面目にやっていたかはわからないが、ほとんどの人間が文革を賞賛していた時にこのような文を書いたのを見ると、
憂国の士としての行動と言う仮面の裏に見える安易なヒロイズムの更に奥に、
政治と人間社会の関係に対しての、単なる反共に帰結しない、真摯な疑問が感じられるような気がする。
安易過ぎるかもしれないが、時代の空気って言うのは、後世の人間にはわかりにくい、かなりの力があるもんだと思うし。
つまり要約すると日本の文筆に携わる者は中国に行かなければならない
俺はそう読み取った
964 :
吾輩は名無しである:05/02/24 21:48:42
三島の文はロジックにある。
サド侯爵夫人て頗る評判がいいようだが、そんなに凄い作品か?
一部で戦後最高の戯曲と言われてるらしいが信じられない。
かといって別役や唐十郎なんかもつまらんしなあ。
966 :
吾輩は名無しである:05/02/24 23:23:00
抽象的で論理的なセリフがこれまでの日本の戯曲には無かったからじゃないの。
>>962 大江の北礼讃を思い出した。
三島にこそ長生きして欲しかったな。
968 :
吾輩は名無しである:05/02/25 01:45:42
大江の他にも変なのがいるぞ。小田実【作家】だよ。
「第三世界にとって、かつては日本が進歩のモデルだった。
しかし、今、そのモデルは、例えばアフリカの多くの国にとって、
北朝鮮にとって代わられようとしている。」
出典元:小田実『私と朝鮮』(1977年)より
大江スレにコピペ攻撃ばっかやってるのも同類じゃないかな。
970 :
吾輩は名無しである:05/02/25 02:34:03
だって大江は自分の発言に責任をとってないから。
他人の責任は厳しく追及して、自分は言いっぱなしで知らん顔だよ。
>>970 おおかれすくなかれ、作家ってそんなもんだと思う。
だから三島が目立つんだと思うよ。
作家というか、みんなそうだな。
だからハラキリするサムライはエライ!
腹を切ることが責任を取ることなのか?
ちょっと床が汚れるだけで、現実は何も変わらんぞ。
そういうのが、日本のダメなところだな。
「切腹」が責任を取るって事には繋がらないとは思うけど、小田実とか
大江みたいな左翼が流行っている時期にその潮流に乗って発言に何ら
責任を取らない物書きは最低だな。大江に見て取れるのはその過剰に
肥大化した自己撞着なんだよな。こんなのが『文化人』だって。
笑わせちゃいけないよ。だからって頭の悪い右翼が褒め称える三島を
評価する気も無いけどね。
975 :
吾輩は名無しである:05/02/25 09:42:02
最近(と言っても日韓W杯の時だが)では村上龍が笑わせてくれた。
責任とかの以前の問題、作家として自分の書いたものに矜持ゼロ。
爽やかすぎるヘタレでした。
976 :
吾輩は名無しである:05/02/25 10:21:55
三島由紀夫神社って何?
先日「ゴシラ」(1954)を観た。
戦争の傷の完璧な暗喩として、この作品は今や古典である。
当時三島もこれを観た。
だが彼はこの名作を自分のキッチュな趣味の小道具としてしか捉えられなかった。
話変わって今夜はターミネーター3があります。
もし三島が現代に生きたなら、
今更小説でもあるまいとハリウッド進出に男を賭けただろうに、
などと思いやられるのは、果たして私だけでしょうか。
↑ うん、間違いなく君だけだなw
979 :
吾輩は名無しである:05/02/25 11:41:40
>>973 全くその通りで、日本も江戸期に入るまでは死ぬことより生きることで打開を求めていた(ようだ)。
980 :
吾輩は名無しである:05/02/25 15:00:43
とにかく日本人の無責任さは自殺、腹切りにもあらわれてるな。真相を闇に葬ることにもなる。
もちろん三島もひどい。ただ単に死にたいだけなのにいかにまわりを巻き込むかだけを考えていたと思う。
大江はあくどい男だが三島よりはマシ。
981 :
吾輩は名無しである:05/02/25 15:19:09
>980
おかしな文章だな。w
結論「大江は・・・三島よりはマシ。」の根拠が無い。
大江のどこがどう三島よりマシなのか、この文章からではわかんない。
自殺しないだけいい。江藤の自殺に冷淡だったのもいいよ。
大江は自分以外を愛せない人間だから他人が自殺しようが
冷淡なんでしょう。そして田舎者の大江先生は図々しく
生き延びるとw
三島の死に関しては、親友?澁澤龍彦の言ってることに一番納得した覚えがある。
武田泰淳は三島の死に関して「彼は僕の事を嫌いだったろうけど
僕は彼の事を好きだったしこれからもずっと好きでいたい。」って
言ってたな。思想的に折り合わなくても一作家として尊敬していた
んだろうな。そこが大江なんかと違う点だよな。
何かこのスレもうすぐ終わるんだけど大江叩きがメインになって
きたよなw
986 :
吾輩は名無しである:05/02/25 16:56:46
大江だって三島に敬意は払ってる。
何らかの理由で使われなかったものの『春の雪』の帯の文書いてるし
批評家が全員スルーの時に『奔馬』を褒めていた。
三島は安部公房をライバル視してたし、もっとも高く評価していたようだな。
武田泰淳て川端のことをとても尊敬していたって聞いたことある。
988 :
吾輩は名無しである:05/02/25 21:40:15
三島は何の責任を取ったの???
『右翼ごっこ』をやって血気に逸った若者達を扇動した責任を
取ったのさ。まあ『右翼ごっこ』をやり始めた時から死への
カウントダウンが始まっていたって見方もあるけどね。
990 :
吾輩は名無しである:05/02/25 22:46:55
責任をとったわけではないだろ。
大江とか小田とかみたくなんかトンチンカンな発言してたわけじゃない。
まわりがみんな左翼のときに保守の論陣をはってたんだから
いまから考えると間違ってたわけではないよ。
だから責任とかは関係ないでしょう。
だからさ、大江とか小田みたいな田舎から出てきた秀才は
故郷の期待を一身に背負って上京してきたんだから出世の
為に当時流行の思想に乗ろうとしただけなんだって。
三島は都会育ちの天邪鬼だから流行の逆を行こうとしただけ
なんだよな。文学青年達が一様に太宰に傾倒していた時に
三島一人太宰を嫌ってたでしょ、それと同じ。
992 :
吾輩は名無しである:05/02/26 01:35:46
ショックを与えるためでしょ つーかもともと厭世家な上に死に憧れてたんだろうし。
994 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:02:18
自衛隊員に罵声浴びせられたのを恥として切腹したんだよ。
他人から罵倒された事が原因で腹切った侍だっている。
995 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:06:21
実は美輪明宏との痴情の縺れ
996 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:08:13
老人になりたくなかったから。
作品との整合性を考えて。
後世の人の記憶に永遠に残るように。
いつの世でも最後の頼みになる軍隊が間違った方向になびかないように。
など。
997 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:09:09
絶対者とセックス
998 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:09:38
ぼんやりとした痴情のもつれ
999 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:11:15
1000で平野が三島二世確定
1000 :
吾輩は名無しである:05/02/26 02:11:52
三島はげろ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。