仏文学で読むなら?

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1
吾輩はカミュのペスト
2nanashi:01/09/25 19:47
ジャン・ピエール・ドワイヨンの浜麦の恋人
ジャック・ロメールの地下鉄が故障中
エリック・ヴァン・デ・ジールの夏の浴室

ってとこかな?
ここの板の住人は手ついたと違っておアッフェさんが多いから
知らないかな?
3名無しさん:01/09/25 19:58
ジャック・ド・ラクルテルの『シルベルマン』を読め。
4奈々氏:01/09/25 20:23
ロジェ・ベッケルの「T氏の猿股と4つの冒険」は必読だね!
5nanashi:01/09/25 20:48
俺があげた作品しらないって奴いる?
いたらバカなんだけどさ。
6名無しさん:01/09/25 20:52
>>5
ヲタク的な文学知識をひけらかして得意満面のお前がいちばんヴァカ。頭の悪いスノッブは座をしらけさせるだけだからもう発言しないほうがいいよ。(ピュア
7nanashi:01/09/25 20:55
ってゆうか存在しない作品名なんだよね!全部嘘だからさ!
8てとらぽっど:01/09/25 21:00
>>7
見えすいてるね。自分では何か洒落たことをやっているつもりなのが痛い。
9nanashi:01/09/25 21:10
見え透いてるとは具体的には?
10吾輩は名無しである:01/09/25 21:18
オマエラコッケイダ
11吾輩は名無しである:01/09/25 21:23
2は映画ヲタだろ
12吾輩は名無しである:01/09/25 21:25
ジャック・ドワイヨンとエリック・ロメールしかしらない。
13吾輩は名無しである:01/09/25 21:31
ジャン・ピエール・メルヴィル
セルジュ・シルベルマン
ロジェ・バディム
ジャック・ベッケル
ってところか?
14吾輩は名無しである:01/09/25 21:32
いや、3は実在なのか?
仏文学はマジで知らん。
15吾輩は名無しである:01/09/25 21:53
「星の王子様」はフランス文学?
16吾輩は名無しである:01/09/25 21:56
般若心経
17吾輩は名無しである:01/09/25 22:11
サン=テクジュペリ
「人間の土地」「南方郵便機」
ただ速く遠くへ飛ぶことが、
偉大な精神を形作っていた
時代があったのだ。
羨ましいす。
18総理府:01/09/25 23:43
☆☆☆注意☆☆☆
このスレッドは、主旨・内容からして以下のスレッドと激しく類似することが確認されたため、
既出スレとして書き込みを禁止されました。
以下、sage進行あるいは以下に挙げるスレへの移動をお願いします。
くれぐれもageないで下さい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/975776113/-100
19吾輩は名無しである:01/09/26 18:10
法華経と大智度論
20吾輩は名無しである:01/09/26 18:25
誰だよホトケ文学かいてる奴は。
文学かよそもそも経って。

まあ、聖書も文学だとすれば経も文学であってもいいが…
21吾輩は名無しである:01/09/26 18:31
久々にこの板でスノッブを見たな・・2よ(藁
22吾輩は名無しである:01/09/26 18:46
>>2
ぼうやむこうでいぢめられたんでちゅか?ほらほら泣かないの
23吾輩は名無しである:01/09/26 21:38
アホのいるスレ
>2
24吾輩は名無しである:01/09/26 23:05
ハリーポッターの仏訳
25夜明けのダザイスト:01/09/27 02:24
ボードレールはいかがでしょうか。詩は駄目?
26吾輩は名無しである:01/09/27 02:25
27quid pro quo:01/10/12 21:41
ピエール・ルイスの「ビリチスの唄」とか
マルセル・シュオップの「少年十字軍」とか
手に入り難いかもしれませんが、探す価値あり。
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの作品
なんかは白水社から廉価で出ているので立ち読みにて
味見を。語学版より除きにきました。失礼、逝ってきます。
28吾輩は名無しである:01/10/12 21:48
モリエールはどうかね。
29ぶつ:01/10/13 00:26
>>20
私は>>19ではないが、経典って文学だよ。文学として
クオリティーが高いからこそそこから仏像や仏画が
たくさん生まれたわけだし(布教のために制作したとか
いう理由以前に)。

フランス文学スレッドなのにスマソ。
30名無しさん:01/10/13 01:06
>>28
「女学者」は現代人のセンスで読んでもマジ笑える。偽善的な文学サロンでお互いいやらしくベタベタ褒めあっている男ふたりが、ふとしたきっかけで口ぎたなく罵倒しあうようになるくだりは言葉の芸として見事であり、爆笑ものだ。未読の人には一読をお勧めする。
31名無しさん:01/10/14 04:15
>>28
モリエールは喜劇作家として知られてるけど、おれは笑えんかったな〜。
「女の学校」で「女房をもらうのは運なんだから、さいころを振るような
つもりでやるべきだと思うんです。」っていうクリザルトの台詞は
目が点になるかと思った。
32吾輩は名無しである:01/10/26 05:30
サルトルの「聖じゅね」(新潮文庫)、
ねっとおーくで落札に失敗。
残念。
33吾輩は名無しである:01/10/26 05:55
ジュネはいやだったらしいがね32。
34and a dog:01/10/26 06:52
なんだっけ。むちゃくちゃ長い小説。
仏文に詳しい人にどーいうのが好き? ってたずねたら、
それと嘔吐って答えが返ってきた。
35吾輩は名無しである:01/10/26 07:09
ドーテなんてどう
3624:01/10/26 11:24
ボードレールいいねえ。大ユゴーもいいねえ。
現代作家も悪くはないですが。
3736:01/10/26 11:26
すみません。私は24ではありません。
このスレ初めての書き込みです。
操作ミスでした。ごめんなさい。
38やっぱり:01/10/27 20:20
スタンダール。
進んでーる。
荒んでーる。
遊んでーる。
でもおもしろい。
39吾輩は名無しである:01/10/28 23:53
仏文、長い=失われた…
40名無しさん:01/10/28 23:56
>>35
そういうときは「ドーデってどうでえ?」と言うのです。
41吾輩は名無しである:01/10/29 11:18
>40
激しく笑いました。

>39
う〜ん。確かに。原文では特に一頁一センテンスの続出ですから。
苦痛に近いような。あっ。いやいや。素晴らしい文体です。
42岡倉◇ pdf4bb8.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp幻想派:01/10/29 11:19
>>40
「タラスコン」と「タルタラン」は岩波のアカで出てるよね図書館デ読んだ
いいかげん復刊してもらいたいよ。二重筋肉
あれ三部作なんだスよね?三作目読んでないが

個人的にはロニ兄の「くしぺゆ」で泣きました。いや、みんなに泣けとは言わないけど。
あとは「夜のガスパール」です。これでも泣きそうになりました。ちょっと僕はおかしいようです
あとは「ヴァテック」も仏文扱いでいいんだよね?すごくいいかったよ。平家物語といっしょ。
夜ガスは詩なのかね。詩でもいいんだったらラフォルグの「聖母なる月のまねび」だっけ。あれ、秀逸。たるほチック。
でも足るホってフランス文学好きじゃないんだよね。なんでだろうね。
ここまで書いて気がついた。なんでラブレーが出て来てない!?「書に淫」するぐらいの仏文狂であれば一回くらいハマッてよ。たのむよ

ノディエは言われているほど面白くなかった。ヨー。リラダソもあんまりおもしろくない。この二名は名前に惹かれる人が多いのでは
セリーヌはパスさせてください。ホント、よくわかんないですこの人なに考えているんだか
サガンとか言ったやつ、即刻このスレから出て行きなさい

とりあいずあとは、デュマとバルザックは全部読めよウァンヽ(`Д´)ノ
43吾輩は名無しである:01/10/29 11:25
ドナチアン・アルフォンヌ・フランソワ・ド・サドの
作品にたいへん感銘を受けました。
44吾輩は名無しである:01/10/29 11:46
>>43
ドナチアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド

だろ?
 原語読みなら「ドナシアン」なんじゃないのかなぁ?
澁澤が「ドナチアン」って書いてたからちょっと不安なんだけど。
だれか言語学に詳しい人、求む
45:01/10/29 12:22
正式には Donatien Alphonse Francois de Sade(cには尻尾がつく)
のはずなので、「ドナチアン」だね。
46吾輩は名無しである:01/10/29 18:49
マルキ・ド・サド氏は悲壮小説が味わい深いですね。
マルちゃんの「恋の罪」を読んでそう思いました。
47存在の耐えられない軽さ:01/10/29 23:21
ミラン・クンデラは「不滅」以来、読んでない。フランスで活躍している
作家だからフランス文学でしょ。

最新作はなんだろ。読みたいな。
48名無しさん:01/10/29 23:47
>>45
フランス語ではdonationをドナスィヨンと発音するのだよ。それに倣って考えればサドの名前の発音もドナスィヤンかと思われる。
49仏文:01/10/30 00:02
(仏語の発音)
tion=スィヨン
tien=ティアンorチアン(ティアンは英語的、チアンの方が近い)
50名無しさん:01/10/30 00:12
>>48
ありがとう。疑問が氷解したよ。でも「〜チアン」より「〜チヤン」の方が原音に近いのでは?
51名無しさん:01/10/30 00:14
上の>>48>>49の誤り。スマソ。
52いんちき信吉:01/10/30 00:20
>サルトルの「聖じゅね」(新潮文庫)、
ねっとおーくで落札に失敗。
残念。

いくらでした?俺も実は持っていて、売ろうと思っている。
53:01/10/30 13:53
>>49
結局、Donatienはドナチアンでいいんだよね?
54名無しさん:01/10/30 13:57
フランス語は母音の連続を嫌う。よってドナチヤンでしょう。
55弁証法的理性批判放棄:01/10/30 14:41
フランス文学は
ジャン・クリストフ
レ・ミゼラブル
失われた時を求めて
がいいと思う。全部長いけど
>>52
うっちゃいかんぜよ。
まぁ読みたい人がいるなら売ってしまってもいいと思うが、
聖ジュネ人文書院の奴だったら幾らくらいですかね?
56吾輩は名無しである:01/10/30 15:14
モーパッサンの短編集。バルザック。
57吾輩は名無しである:01/10/30 16:39
ドナちゃんは「新ジュスなんとか」が良かった。
年配の登場人物が延々と語るところが壮絶だった。
58吾輩は名無しである:01/11/01 00:07
バタイユの眼球タン。マルセル萌え。
59吾輩は名無しである:01/11/02 16:27
E.M.シオランって仏文学に入れていい?
60吾輩は名無しである:01/11/02 16:29
シオランははまるとヤバい
6159:01/11/02 16:34
学生の頃、あのアフォリズムにずいぶんはまったような気がする>60
6260:01/11/02 16:42
いや、おかげで今はグノーシスやっとるのよ
63吾輩は名無しである:01/11/02 19:27
丸ドロールの歌が出てないな
6459:01/11/02 19:38
 それはシオランの言う「生誕の災厄」に由来する?
65吾輩は名無しである:01/11/02 21:39
私は聖ジュネ読んだことないです。
読んでみようかと思ってるのだが。
コクトー研究で聖ジュネ読むと参考になる?
サルトルはジュネが影響受けたコクトー
もろとも批判しているふうですけど。
聖ジュネじゃなかったか?
66アンデルセン:01/11/02 21:45
ジュネすき。ロートレアモンもセリーヌも。
クノーとかヴィアンとか、あれ読んでも人生の役にはあんま立ちそうに
ないけど、あの辺も捨てがたい。
でも一番好きなのは、ジュール・ラフォルグ!!! ヤー!!!
6759:01/11/02 22:33
誰もフランソワ・ヴィヨンを挙げないのが不思議だ。
確かに個を出発点とする憂愁を歌い上げたトルヴァトーレ、トルヴェールはいたが、ヴィヨンほど後のフランス文学に大きな影響を与えた詩人はいないように思う。
西洋絵画でおすすめは?、と言われたときにダ・ヴィンチやミケランジェロを抜かして、クロード・ロランとかラッセンとか挙げてるような感じもする。好きか嫌いかは別だけれどね。
6859:01/11/02 22:37
>66
人生金ばっかりじゃない。
風の中に季節を感じたり、月の形を愛でて浮かれるときもある。
そう考えればセリーヌだって、クノーだって、ヴィアンだって、みんな
人生の役に立ってる、はず。
ラフォルグは、言うまでもない。彼はチャーミングすぎる。
その中にシャルル・ドルレアン混ぜてもいい?
69アンデルセン:01/11/02 22:44
>>68
ですよねー!

ラフォルグって本当好きなんだよな。決して表現としては巧みじゃあ
ないんだろうけど。あれを何とか原詩で読んでみたいと思って、
フランス語始めました☆ 中卒ヒッキーだけど。
あとドルレアンって人は知りませんごめんなさい。
70吾輩は名無しである:01/11/03 00:36
クロード・シモン
71吾輩は名無しである:01/11/03 00:37
アカシアはおもしろい。
72名無しさん:01/11/03 02:21
ジュール・シュペルヴィエルなんていまどき読む人はいないのかな。
73吾輩は名無しである:01/11/03 05:21
>>59

あんた無知だね。
指摘してやろうと思ったけど、示唆するに留めておくよ。
君の勉強のためにも、もう少し調べてみなさい。
>>67-68あたりは、まともに仏文学読んできた人から見たら噴飯ものですよ。(w
74岡倉◇ pdf4a3b.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp淫乱娘:01/11/03 07:38
『大伽藍』
『マダム・エドワルダ』
『ヴァン・ゴッホ』
重病にかかったときに読んでください。
75吾輩は名無しである:01/11/03 07:49
かやくご飯
76吾輩は名無しである:01/11/03 17:43
永井荷風は仏文学じゃありません。
77吾輩は名無しである:01/11/05 02:19
ロブ=グリエ
7865:01/11/05 16:24
読んだ人教えて下さいよ。まあいいや、自分で探して読む。
ジュネ好きだから聖ジュネ読んでもいいし。
7965:01/11/05 16:35
<<74
エドワルダもいいけど、青空もいいですね。
8065:01/11/05 16:41
>>74
えどわるだもいいけど、青空もいいですね。
間違いた。
8159:01/11/06 01:31
>>73
旅行から帰ったらこんなうれしいお言葉が。
なにをもって「まともに仏文学読んできた」のか
判らないから、その点では反論できない。
研究室ではancien francais(ニョロ出ない)やって、
挙げ句の果てシャルル・ドルレアンやってた。
もちろん佐佐木茂美さんほどの学識もないが。
確かにまともじゃないかもしれない。
無知と言われるのはすごく新鮮。
すまん。
示唆だけでなく、指摘してくれ。
67と68だよな、あんたが噴飯ものだと言ったのは。
まともに仏文学読んでいた、あんたの意見を聞きたい。
何がまともな仏文学なのか、すごく知りたい。
82吾輩は名無しである:01/11/06 02:02
ヴィアンはなかなか画期的だよ。フランス文学的でない点において。
セリーヌのフランス語は読んでみると分かるけど、もの凄く難解だよね。
だから、邦訳もわけわからない。流行りはじめているけど、国内で
評価が固まるのは良い訳がでてからだろうね。

まさしく「フランス文学的」というような作品を読みたいというならば、
やはり、『赤と黒』か『ボヴァリー夫人』かな。ありきたりだけどね。
好き嫌いはあるだろうけれど、やっぱり小説の世紀である19世紀の
最大のマイルストーンにはなると思うよ。
83吾輩は名無しである:01/11/06 20:47
私はマダムボヴァリーが
いちばん面白いと思うな。
でもとっかかりは「異邦人」じゃないですか?
私はメリメからはいってしばらく休止したよ。
84岡倉◇ pd5fb5d.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp:01/11/07 03:41
>>83
幻想じゃないじゃないか!
8573:01/11/09 03:14
>>81=59

人にモノを頼む態度じゃないよな。
明らかに「無知」な君に対して、もっと勉強してから書き込めと言ってるんだ。
それを放棄して自分の間違いを私に尋ねようというのなら、
せめて土下座してるAAでも探して、貼ってみなさい。
86吾輩は名無しである:01/11/09 04:20
>>85
でも>>67はいいじゃないか。
ヴィヨンはいいじゃないか?
87アンデルセン ◆2APbpPjg :01/11/09 10:49
なんかオモロイのであげ。
88:01/11/09 17:14
ジュリアン・グリーンなんてのだめ?
「他者」なんて良いと思うけど。
89メルセデス:01/11/09 20:34
カミユもサルトルもパスカルもスタンダールも読んだけど
泣けたのは、そして何回も読みたいのは
「椿姫」と「星の王子様」。
大好きなのは「モンテクリスト伯」。
嫌いなのはデュラスをサガンです。
90吾輩は名無しである:01/11/09 22:47
上の方にサルトルの『聖ジュネ』のことが書いてあったけれど、
あれはふつうのひとが読んで面白いものなのだろうか。
(わたし?わたしは読んでません。ごめんね。)

サルトルなら『出口なし』とか、『悪魔と神』とか、『汚れた手』
とか、『アルトナの幽閉者』とか、戯曲を読む方が面白いように
思う。
別な意味で面白いのは『キーン』かな。
江守徹が主演した舞台をみたけど、あー面白かった。
91いんちき信吉:01/11/09 23:07
>別な意味で面白いのは『キーン』かな。
江守徹が主演した舞台をみたけど、あー面白かった。

新国立劇場でやったものですね。
ゴダール的なものを既に先取りしていたの?と俺は思った。
92吾輩は名無しである:01/11/09 23:25
シムノンのメグレものはおもしろいぞ
93吾輩は名無しである:01/11/09 23:57
ゴダール的なのかな。
いずれにせよ、あの狂躁的な感じが好きだった。
サルトルらしくはないけどね。
『嘔吐』はどう?
94パルトル:01/11/10 00:36
「日々の泡」Bris Vian
L`Ecume des jours, Gallimard, 1947
95吾輩は名無しである:01/11/10 00:59
ジャン・ソル・パルトルね。
BrisはBorisかな。
96吾輩は名無しである:01/11/10 01:03
…完全に、死後硬直が始まってるな…
いや、視野狭窄かな…?
97パルトル:01/11/10 01:11
ごめんなさい、間違った(汗)
98吾輩は名無しである:01/11/10 01:20
いえ、いえ。
でも、ボリス・ヴィアンは渋い選択かも。
99933:01/11/10 06:23
「赤と黒」ははずれないでしょ。
100打倒ズザザ猫:01/11/10 11:24
100
101:01/11/10 11:35
もう、かんのさんは僕と会わないのかなァ
102吾輩は名無しである:01/11/10 12:06
かんのあきまさ?
103アンデルセン ◆2APbpPjg :01/11/10 19:10
73vs81の喧嘩はどうなったのよ???
10481:01/11/10 22:33
 >>85
 うーん、なんかつまんないなあ。
 せっかく面白いこと聞けるかなと思ったのに、
誰でも言えるメタなこと言ってるだけなんだもん。
 はっきり言ってさあ、この2つの書き込みメタじゃ
ない内容全然ないよ。
 しかもフランス文学の話題も一つもない。あるのは
人を非難する言葉だけ。
 「ヴィヨンをそう言ってるけれど、じゃあ、アラン・シャル
チエはどうなんだ?」 くらい言って欲しかったな。新しい
言葉一つもない。
 そういう人に頭下げる必要ないもんな。
 人を非難するならさ、根拠を挙げろよ。できないでグダグダ
言うのは誰でもできる。で、根拠挙げろってえと、土下座しろ
って。なんなの、それって?
105あくまで素朴に、:01/11/10 23:55
>>85とかそういうのは単なる煽りだと思うんですが……
2ちゃん的には無視が一番賢明です。
106104:01/11/11 00:56
 >>105
 ごめんなさい。
 ついつい。
107吾輩は名無しである:01/11/11 01:32
デュラスが嫌いな男性って多いような。
なんでだろ。
108吾輩は名無しである:01/11/11 03:13
>>107
デュラスは少女マンガに似ている。
兄への近親相姦的な思いをつらつら書いているだけのように思える。
少女マンガは男は好かない。
以上。
109吾輩は名無しである:01/11/11 06:11
>108
へっ?
デュラスが少女漫画的?!
なんだか『l'amant』しか読んでいないようにおもわれますが…。
もちろん他の作品も読んでレスしてますよね〜?
110吾輩は名無しである:01/11/14 17:50
平野さんの「葬送」ってどうですか?
111:01/11/15 20:29
ミシェル・トゥルニエ読んでる人います?
このあいだ、ジャンヌとジルの話(題名忘れ)読みました。
次は「魔王」にいこうかと。
112吾輩は名無しである:01/11/15 20:31
サミュエル・ベケット
『ゴドーを待ちながら』
すばらしい!!!!!!!!
113吾輩は名無しである:01/11/17 03:11
かすかに「聖じゅね」ブームが起きてませんか?
114吾輩は名無しである:01/11/17 03:45

>>112
115吾輩は名無しである:01/11/17 21:12
112の心理ってすごいよねある意味。
たぶん誰かがベケットすごいって言ったのを
聞きかじったんだろうね。
それで思わずここに書き込んでしまった・・・
116吾輩は名無しである:01/11/17 21:42
>111
ミシェル・トゥルニエ、すばらしい!
だけど、榊原晃三さんの翻訳は間違いが多いので気をつけたほうが
いいです。「魔王」は違う人が訳しているけど、もうひとつでした。なんか雰囲気が伝わってこず、読むのがしんどかったです。
「魔王」はジョン・マルコビッチ主演で映画化されていて、つい最近公開されていました。意外にもよかったですよ。
 私は「メテオール」が好きです。双児でホモセクシャルの話。日本が舞台の章もあって、なかなか上手く描写できています。

あと、ミシェル・ウエルベック「素粒子」読まれた方いらっしゃいますか?是非この本についてのスレを立てたいので、皆さん読んで下さい。
 
117:01/11/18 15:46
>116
あ、間違い多いんですか。確かに少し読みにくいですが…
自分の力量のなさということで、わからないとこは深く考えないで読んでました。
トゥルニエが仏語のテクストになってるのがきっかけ。
もったりしてないとこが良いです。
ちなみにまだ上巻しか買ってないので、注釈が……(;;)

これから徐々に、制覇していこうかと。
118吾輩は名無しである:01/11/18 16:18
でもゴドーってフランス語で書かれた作品だよね。原題はEn attendant Godot。サロメをフランス語で書いたワイルドといいジュリアン・グリーンといい、アイルランド系の文学者は妙にフランスと縁が深いようだ。あ、ジョイスもそうか。
119フェリシテ:01/11/19 02:17
ゴドーはフランス文学でいいんじゃないでしょうか?
仏文科に研究してる人いるし。
120吾輩は名無しである:01/11/19 15:33
>>119
たぶんそいつが アホなんじゃ??
121吾輩は名無しである:01/11/19 18:55
ベケットはフランス文学ですが、それがなにか?
先だっての仏文学会でもべケットに関する発表がふたつ
ありました。

>>119
あら、フェリシテさん、ここまで御出張ですか。
122吾輩は名無しである:01/11/19 19:51
バタイユ
ラクロ
サド
123フェリシテ:01/11/19 23:51
>>121
あら、ボヴァリースレからいらっしゃったのですか?
私は出張というか、過疎化に対応してますの。
ちょっと無知で恥ずかしいけれど、ジョイスも仏文でよろしいですよね?
124吾輩は名無しである:01/11/20 02:09
フランス語の話者は
フランス語で書かれていればフランス文学であるという
スタンスを取っているようです。
よって、

『サラゴサ手稿』(ポーランド)
『ヴァテック』(英)
『アーサー王の死』(英)
『A・ガラン版千一夜物語』

等は仏文で取り上げられます
125121:01/11/20 11:32
>>フェリシテさん
ボヴァリー夫人スレッドものぞいていますが、カミュスレッド
から来ました。
ジョイスはフランス文学の対象ではないでしょう。
124さんの言うように、フランス語で書かれたものはフランス文学
ということでしょうね。
126フェリシテ:01/11/22 03:32
>>125
あら。お恥ずかしいのでsageます。
仏文科で「ジョイスを極めたい」と言っていた友人がいたので勘違いしました。
単に読破したいという趣旨だったのでしょうか。
恥ずかしながらまだ手をつけたことがないのです。
127吾輩は名無しである:01/11/23 10:48
>126
はっきり言ってウザイ。
話しの流れを止めんなよ。
128吾輩は名無しである:01/11/23 11:06
何故ジョイスが仏文?
129吾輩は名無しである:01/11/25 12:06
うーん、聖じゅね読んだ人いないのか?
ところでクレオール文学を読んだ人いますか?
あれはフランス語で読まねば価値がないのでしょうか…
130吾輩は名無しである:01/11/25 13:38
>>128
当時はねえ、作家さんたちはパリによく遊びにきてたのよ。
交流ってやつ。
131吾輩は名無しである:01/11/25 14:09
でも、仏文ではないでしょ?
132吾輩は名無しである:01/11/25 15:58
二次資料。
133吾輩は名無しである:01/11/26 08:38
↑ヴァカですか?
134吾輩は名無しである:01/11/28 14:54
エルヴェ・ギベールはどうよ?。
135吾輩は名無しである:01/11/28 23:16
読んだことないが、ずっと
エマニュエル・ギベールと勘違いしてた。
てっきり漫画も書いてるんだと…
136吾輩は名無しである:01/11/28 23:36
Chateaubriand "Mémoires d'outer-tombe"
137吾輩は名無しである:01/11/28 23:38
デュラス!!!!!
138吾輩は名無しである:01/11/29 00:27
アポリネール最高。シュルレアリスム最高。
で、あの、誰か聖ジュネの内容教えて…
しつこい?
139吾輩は名無しである:01/11/29 19:47
図書館いくよろし。>聖ジュネ
サルトル全集に入っとるよ。
今読むとへえという感じしかしないかもしらん。
それほど影響が大きかったということかもしらん。
よくわからん。
140吾輩は名無しである:01/11/29 20:14
ああ、なるほど。サルトル全集ね…
ありがとうございます。
141吾輩は名無しである:01/11/29 21:15
アポリネールのエロ小説最高。
「一万一千本の鞭」(だっけ?)
100円で買ったので大事にしてなくて、
もう見つけられなくなってしまった。
142吾輩は名無しである:01/11/29 22:09
そうそう。その作品、最高!
最高に笑えた。
143吾輩は名無しである:01/11/30 22:54
つーか、なんでランボーが出てないんじゃい!
144吾輩は名無しである:01/12/02 23:26
>>116

『素粒子』読んだよ。
兄貴のキャラと行動パターンはいまの日本人にも理解できる。
2ちゃんでいうと、独身男性板とか過激な恋愛板に醸し出されてる雰囲気かも。
145フェリシテ:01/12/04 16:39
マダム・ボヴァリースレどこいったか知りません??
146吾輩は名無しである:01/12/08 04:33
『素粒子』、ついさっき読了した。
そこまでの面白さに比べて、あのエピローグはどうも陳腐で
強引という気がしたなあ。
それとセクシュアリティの考察が安易ではない?
性的階級分化については身にしみてよくわかっちまうけど。

でもなんだかんだ云っても六十年代から現代までの文化潮流
を絡めた物語の運びは実に面白いものでしたよ。それだけでも
お奨めですね。
147吾輩は名無しである:01/12/13 01:02
ラブレーのスレ立てたい。
148吾輩は名無しである:01/12/13 02:02
>>146
素粒子のエピローグを教えてくれんこ?
149吾輩は名無しである:01/12/13 02:33
150ブリュノ:01/12/14 15:57
>>148

いや、ご自分で読んだほうが良いですよ。ほんと。
151吾輩は名無しである:01/12/14 20:42
>>147
モンテーニュのスレと同居でよければどうぞ。
「ラブレー/モンテーニュ 」スレ
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1008329948/
152オクターブ:01/12/15 11:01
ピエール・クロソウスキー
「ロベルトは今夜」
「ナントの勅令破棄」
の、二部作。
彼自身の書いた挿絵がいい。映画もあったが、独り善がりの
感じで、できがよくなかつた。
153吾輩は名無しである:01/12/15 12:23
ユリスナールを読んだらと先生に言われました。
皆さんはユリスナールなんか読みますか?
(フランス人ですよね・・・?)
魔王、私も映画見に行きました。
すごい良かったです。ミシェル・トュルニエすごいです。
あんな原作が書けるなんて。
154吾輩は名無しである:01/12/15 12:44
あ、ユルスナールだった・・・
155いんちき:01/12/16 10:58
ユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」は、
前半は良かったけど、後半はストイックすぎという印象を受けました。
156Phil Collins :01/12/16 12:13
この板の住人のなかに、プルーストの「失われた時」を
読んだ人はいるの?
有名だけど、面白いのか?翻訳はどれがいいのか?
はじめから通読するのがいいのか、または飛ばし読みでもいいのか?
その場合、どの章を読むのがいいのか?いろいろ、教えてホシイ。
157紫の紳士:01/12/16 16:04
集英社から出てる「抄訳版」ってのを読みました。
上下巻のダイジェスト。
通読しても、飛ばし読みしても、
あんまり変わらんのじゃないですかねえ。
物語チックなストーリーはないですから。
心理描写がそのまんまストーリーの骨格になってるところが、
新しかったんではないかと。
158吾輩は名無しである:01/12/16 16:56
ペインターが書いたプルーストの伝記と併せ読むと面白いカモ。
159吾輩は名無しである:01/12/18 15:47
>156
プルーストスレにGO!
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1003073055/l50
160吾輩は名無しである:01/12/18 23:45
>156
あちこちにあらすじや登場人物一覧表(どうしても未知の人名が気になる人以外は不要)が掲載されているので好きな巻を好きな順序で読めばよい。
鈴木道彦氏はストーリーの動きが少なく、長い「ゲルマントのほう」と「ソドムとゴモラ」を飛ばすことを勧めている。
この二巻がつまらないとは思わないが、最初の二巻でくじけそうならありかも。
1冊3,200円で名場面集に終始している抄訳版は金の無駄。
訳文は全体的には鈴木訳の方が読みやすいが、
ここぞという場面(眠るアルベルティーヌなど)での見事さでは井上究一郎が勝っている。
世界各国,どの出版社でも第1巻はベストセラーだが、第2巻以降はまったく売れていないのが実情。
ぜひ最初に二巻以上買いましょう。
161吾輩は名無しである:01/12/20 04:39
ふーん。そーなんだ。
ぢゃ、二巻以降はあんまり読まれていないんだね。
162吾輩は名無しである:01/12/20 07:29
JM・ル・クレジオ、どう? いま読まれてる?
最近の情報、きぼんぬ!
163吾輩は名無しである:01/12/20 23:58
>161
日本だと『花咲く乙女たちの影に』というのは実にそそられる題なので結構買われているはずだよ。
ちくま文庫でも最初の3冊ほどは再版され(第1巻はやはりベストセラー)ているが、
『囚われの女』あたりからはいまだに初版じゃないかな?
164吾輩は名無しである:01/12/21 00:43
クロード・シモンをあつかった良い評論を誰か知りませんか?
165吾輩は名無しである:01/12/21 00:47
ビュートルとブラジアックとデュリーのつづりと生没年教えて下さい!!
明日までに必要なんです・・・。
あと、作家の生没年とかわかるサイトあります??
ヤフーに行ったけど,よくわかんなくて。

それと『赤と黒』なんてどうでしょう?
166taka ◆WJp3Uzus :01/12/21 01:14
ビュートルって、「時間割」のビュトールとは違いますよね。
失礼しました。
167165:01/12/21 02:28
『時間割』のビュートルですー!!
168吾輩は名無しである:01/12/21 02:38
Michel Butor (1928〜)
169165:01/12/21 02:42
わーい!ありがとうございます!
かなり助かります!!
170吾輩は名無しである:01/12/21 02:55
171吾輩は名無しである:01/12/21 13:21
今まで読んだフランス文学はすべて読んだ後鬱になった。
それはそれでいいんだが。なんつーか。
172吾輩は名無しである:01/12/21 19:45
なぜ鬱になるんです?一体何よんで鬱に?
173吾輩は名無しである:01/12/23 02:01
ビュトールは「心変わり」が好き。
ジャン・ジロドーの小説好きな人いない?
174吾輩は名無しである:01/12/26 03:22
バルザックはどうですか?
175吾輩は名無しである:01/12/26 14:11
>>174
おのれー。
176アンデルセン ◆2APbpPjg :01/12/26 15:54
ジロドーすきですよ〜
177吾輩は名無しである:01/12/27 01:23
175は精薄なんです
許してやってください
178吾輩は名無しである:01/12/27 01:30
>>175
井上ひさしじゃないんだからさ……
179165:01/12/28 03:42
アポリネール[ミラボー橋][恋を失った男の歌][美しい赤毛の女]
スタンダール[赤と黒]
あと、ラディゲ、サガンもよいですよねー!!
180吾輩は名無しである:01/12/28 04:18
ラクロ「危険な関係」
スタンダール「赤と黒」
ラファイエット夫人「クレーヴの奥方」
文学ではないが
マリボー「二重の不実」
モリエール「女の学校」

以上、恋愛関係が錯綜するものでメジャー
なもの
181吾輩は名無しである:01/12/28 10:34
舞台展開のうまさではデュマの右に出るものはおるまい。
182taka ◆WJp3Uzus :01/12/28 18:40
アポリネールって、どの時代の人ですか?
かんですが、20世紀くらいの人かな。
183165:01/12/28 21:10
>182
シュルレアリスムの祖と言われてる20世紀初頭の詩人です。
184taka ◆WJp3Uzus :01/12/29 02:14
>165
どうもです。
「赤と黒」のタイトルの由来って何ですかね。
長年の疑問です。
原題は知りませんが、英語では確か、「Red and Black」だったような記憶が。
185165:01/12/29 02:32
>184
赤はナポレオンの築いた栄華、黒は聖職者の服の色を象徴していると言われています。
当時、色を本の題名にするのがはやってて、スタンダールはほかにも[赤と緑]とかも書いてるんですよー.
186taka ◆WJp3Uzus :01/12/29 02:50
文庫でもでてますよね、「赤と緑」。
スタンダールといえば、イタリア。
ダンテに言及した文章ってありますか?
187165:01/12/29 03:45
知らないでーす!
188165:01/12/29 03:45
知りませ―ん!
189taka ◆WJp3Uzus :01/12/29 05:15
「ドルジェル伯の舞踏会」ってどうですか?
190taka ◆FvNZG6pw :02/01/07 07:18
ラディゲの新訳がでてますね。
何の作品だっけな。
191吾輩は名無しである:02/01/11 23:21
ラ・ロシュフコーの箴言集もよいと思うな。
192吾輩は名無しである:02/01/11 23:55
仏文学ではないが、フランス文学通史として
渡辺一夫の「曲説フランス文学」はイイ!!
193《´・w・》 ≪クキュ-!:02/01/20 00:54
ラ・ロッシュフコー イイ!(・∀・)!イイ
って書くとぜんぜん似合ってないか・・・

気障で辛らつで読みやすいね
194《´・w・》≪…ガォ:02/01/22 06:56
乱暴「地獄の季節」のなかの「錯乱U」
195吾輩は名無しである:02/01/22 18:41
今日図書館に借りに行くと誰も借りてないはずなのに本がなくなっててキレたので思ったんだけど
ベケットって絶対文庫化すべきだと思う
せめて後期の三部作くらいは(『モロイ』しか読んでないけど)
196吾輩は名無しである:02/02/05 11:55
ジュネが好きです
197吾輩は名無しである:02/02/05 13:23
ジャリが好きです
198吾輩は名無しである:02/02/07 10:46
ここでも人気の高い「赤と黒」ですが。
ジュリアンって、そんなに魅力的なヒーローなの?
実は貴族の落とし種、という伏線はあるものの、実際の行動をみると、
単なるいやらしい成りあがり志向の人に思えるのですが。
どこが高貴なんだ?
199吾輩は名無しである:02/02/07 10:48
ジュネって安吾が絶賛してましたね。
200吾輩は名無しである:02/02/08 23:10
>198
いやらしいと思う人でも、最後の最後に、あの男の今までの行動が理解出来る気がしませんか?
201コンスタン:02/02/10 04:34
『アドルフ』も忘れないで。
202吾輩は名無しである:02/02/10 18:28
こんど岩波で復刊される「ジルブラース物語」はどうですか?
203吾輩は名無しである:02/02/10 18:30
ジョン・ル・カレ「寒い国から帰ってきたスパイ」「われらのゲーム」
204吾輩は名無しである:02/02/10 18:31
↑イギリス人でした。ゴミン
205吾輩は名無しである:02/02/10 21:19
ル・カレはイギリス人だが、ル・カレという名前はフランスっぽい、
というかフランス系なんだろうな。
なんだか四角ばった名前だけど。
206いんちき信吉:02/02/10 21:20
ジャン・ジュネの「恋する虜」読んでいますが、小説でないけど、
ジュネらしいイメージが氾濫していて、すごく良い。
207吾輩は名無しである:02/02/10 21:24
セリーヌ「夜の果ての旅」とかどうすか。
俺の中で「面白い」って点では一番。
208いんちき信吉:02/02/10 22:43
暗いっすね。破綻系では、ネアカのヘンリー・ミラーが好きです。
でもセリーヌもミラーも似ていると思う。
だからセリーヌも読むという感じです。
交流もあったみたいです。
209吾輩は名無しである:02/02/11 01:37
>>200 最後の行動は実は婦人への心情の爆発によるのだ、ってことですか?
210吾輩は名無しである:02/02/11 06:36
>>198
あの成り上がり志向がいいよ。『幻滅』のリュシアンも。
どっちもハンサムだから許されるところもあるかな。
211吾輩は名無しである:02/02/16 16:45
マルタン・デュ・ガールがなぜ出ない?
212吾輩は名無しである:02/02/16 16:49
>>205
イギリスのデュ・モーリアやアイルランドのレ・ファニュなんかも名前
だけ見るとフランス人だな。

213吾輩は名無しである:02/02/16 17:26
スタンダール
デゥマ
214吾輩は名無しである:02/02/17 10:27
コレット「シェリ」は身につまされる。
年齢が気になり始めた女性に読んでホスィ
215吾輩は名無しである:02/02/17 10:48
仏文専攻の人だれか、ル・クレジオの評価ってどうなのか教えて下さい。
このスレみてて、高校生のころめちゃめちゃ好きだったのをいきなり
思い出した。『黄金探索者』、『オニチャ』の二作が特に。
後者に出てくるニジェール河の空気の感じが忘れられないな。
タイトル忘れたけど哲学的論考のような本も訳が出てて、そっちは解らなかった。

他分野で文学やっててもトンと名前を聞かないので・・。仏文の人
よろしくね。じゃなくても、好きな人、語ってほしいなあ。
216Tango:02/02/17 12:46
>>215
仏文専攻ではありませんが。。
少し前までは、『黄金探索者』の姉妹書である『ロドリゲス島への旅』の
訳者・中地義和氏が仏語のテキストとしてル・クレジオの短編を使った
りしていたようです。(が、最近は分かりません)
それから、去年、高校の現国の補助教材に短編が採録された模様。
1999年には"Hasard, suivi de Angoli Mala"が本国でもベストセラーに
なっていることまでは掴んでいますが、近況は知りません。
なぜ近作が全く翻訳されないのか、憤慨しています(笑

あと、哲学的論考というのは『物質的恍惚』だと思います。
217吾輩は名無しである:02/02/17 19:19
補助教材というのは、これだね?
http://www.chikumashobo.co.jp/kyoukasho_m16.html

よく調べてるなあ。
218Tango:02/02/18 03:46
あ、いあ、お恥ずかしい限りです。
上のは、風邪をひいて一寸虫の居所が悪かったときに
勢いで書いてしまいました。忘れて戴ければ幸い至極。
専門家のまともな情報を望みます。
219吾輩は名無しである:02/02/19 19:10
私もル・クレジオに最近凝ってます。

>>215さん
「オニチャ」良いですね。抑制が利いていて、初期の作品とは、
また違った味わいがあります。でも「大洪水」も好きですが。
レスが少ないところを見ると、今は、あまり読む人がいないので
しょうね。
220吾輩は名無しである:02/02/20 02:47
だれかロジェ・グルニエはまだ生きているのかどうか知ってます?
221吾輩は名無しである:02/02/26 20:37
モーリス・ブランショの消息、知ってる人教えて。
222吾輩は名無しである:02/02/26 20:57
>>219 ル・クレジオは「調書」と「大洪水」で決まり!!
>>220 ソルトレーク・オリンピックのラージヒル・ジャンプに出てた。
>>221 湯布院で見た。温泉卵売ってた。
223吾輩は名無しである:02/02/26 21:24
うつ病になるので、よまないほうがよいとおもう。
224吾輩は名無しである:02/02/26 21:39
 フローベールの感情教育は? ボヴァリー夫人より好きです。
 それから、アナトールフランス。随分バカにされているけど、作品には
面白いものも結構多い、と思う。
 あとはフロマンタン。サハラの夏は読んでね。
225sasuke ◆FZ4kwao2 :02/02/28 01:16
ブールジェの「嘘」(岩波文庫)が復刊してますね。
でも、値段はお高め。
しかし、ほしい人は買ってしまうだろうなあ。
226吾輩は名無しである:02/02/28 01:26
コクトー
227吾輩は名無しである:02/02/28 01:30
なにを?
フローベールのサランボーは?
名前につられて買ったけど読んでないぃ
ジャン・グルニエはどう?カミュの御師匠。Les iles いいよー
絶版?わからん。
229吾輩は名無しである:02/02/28 01:33
>>227
澁澤訳の『大股びらき』が個人的にベストだが・・・福武文庫なので店頭には
出ていません。
230sasuke ◆FZ4kwao2 :02/02/28 19:35
この前、ある古本屋に「聖じゅね」(全2冊 新潮文庫)が2セット
置いてあるお店があって、その上、お値段が3倍くらいの開きがあるのを
見たことがあります。
経済学について、考えさせられる瞬間でした。
231吾輩は名無しである:02/02/28 20:32
芥川が影響を受けたらしい「カンディイド」
ミーハー心で読んでみたいのに見つからない。
知ってる人マジで教えてください。
232吾輩は名無しである:02/02/28 21:37
ヴォルテールの『カンディード』なら、いまは文庫では
手に入らないはず。
岩波が復刊してくれるのを気長に待つか、
フランス語で直接読むかしないと駄目じゃないかな…
233吾輩は名無しである:02/03/01 02:05
モロッコ人のゴンクール賞作家、ターハル・ベン=ジェルーンが好きです。
長編もいいけれど、短編集が面白い。
『最初の愛はいつも最後の愛』(紀伊国屋書店)はまさに現代の千夜一夜物語。
恋愛小説が好きな人に読んでほスィ
234吾輩は名無しである:02/03/01 13:01
>>232
えーっ?『カンディード』が絶版?
うーん、事態はそこまですすんでいましたか。
235吾輩は名無しである:02/03/01 13:54
岩波文庫のカンディード、ブックオフの3冊100円コーナーにあったぜ。
速攻購入。
236吾輩は名無しである:02/03/01 18:42
「成り上がり百姓」
237吾輩は名無しである:02/03/01 19:49
いーなー(涙)
感想だけでも聞かしてくだせぇ。
238Tango:02/03/01 22:03
>>233
邦訳あるなんて知らなんだあ。
探します。読みます。感謝です。

こういうことがあるから2ちゃんって止められない。
239sasuke ◆FZ4kwao2 :02/03/02 02:16
「ルイ十四世の世紀」が復刊したら、買ったかもしれないな。
240吾輩は名無しである:02/03/02 07:19
セルジュとアン・ゴロン夫妻の大河小説「アンジェリク」と言ったら、
みなさんの大笑いする姿が見えるようですが、
モンテ・クリスト伯やレ・ミゼラブルの流れを汲んだ、
フランスの正統的な愛と冒険の物語だと思います。
ハーレクイン的な「風と共に去りぬ」でさえ、
文学全集に入っているくらいだからこれもアリかと・・。
241吾輩は名無しである:02/03/05 18:42
エミール・アジャールという人ついて何でもいいので教えて下さい
242Tango:02/03/05 23:09
>>241
ロマン・ガリ(エミール・アジャール)スレ
http://mentai.2ch.net/book/kako/1012/10121/1012153646.html

澁澤龍彦訳の『天の根』(正しい邦題は失念)が古書相場で
凄い値が付いてますね。
にしても最近、倉庫が逝き早いなぁ。
243ヽ( ´ー`)ノ :02/03/05 23:11
ラディゲも思い出ぶかいなあ・・ドルジェル伯
244吾輩は名無しである:02/03/06 18:58
>>242
ありがとう
探してみます
245215:02/03/08 00:20
>>216 >>219
亀レスですみません。情報ありがとうございました。
今日ようやく暇ができて押入れを探して『物質的恍惚』を発見。
冒頭部分、「存在」の問題に素手で立ち向かっている姿を思わせますね。
10代というのはそういうことを考えるのにうんざりしているものだけど、
今なら気持良く読めそうです。
しかしまあ、教科書なんかに載ってしまうのですね。変な教育臭をつけて
もらいたくない作家だなあ・・・。教科書に載るくらいなら評価も高い
と判断していいのですかね。研究対象にもなっているのかな。
「今はあまり読む人がいない」ということは、意外と前の作家なのですね。
ちょっとみてみたら戦前生まれ。高校の頃はいつの作家だとか考えたことも
なかったな。なんだか文学にスレてしまった今の自分の知識体系に回収して
しまいたくない作家です。でも読み返したらきっと自分なりに評価して
しまうんだろうな・・・。

あげるついでにも一つ質問したいのですが、サン=テグジュぺリの全集って
出ているのでしょうか。著作集というのは白水社とみすずから出ていますね。
これらはまったく別物なのでしょうか。あと翻訳の良し悪しなどはどうでしょう。
そのあたり、ご存知の方いらっしゃったら教えてください。
246質問者 ◆Il6vMBLk :02/03/09 06:09
カンディードマンセー!(図書館に日本語のありますよ)
今、高校でモリエール女の学校を読んでいます。
新潟事件だにゃー。
247れもにぇ ◆Il6vMBLk :02/03/10 00:22
つけたしでスマソ

フィガロのケコーンの、ケルビーノたんは元祖萌えキャラだと思われ。
248吾輩は名無しである:02/03/10 22:23
質問したのであげさせてください
249吾輩は名無しである:02/03/10 23:21
>>248
あなたはどなた?
250吾輩は名無しである:02/03/11 00:30
「ボウ゛ァリー夫人」と「女の一生」を
続けて読んだら、かなり鬱になった。んで、
英文学の「高慢と偏見」をよんで、鬱から
脱出した。
私はカンディードで自律神経失調からたちなおったけどなぁ

ところで、Le Cid、L'Etranger ってどうよ?
よみたいのだけど
252吾輩は名無しである:02/03/16 03:38
フランス文学の中でも特に大物の作家って誰ですか?
それからバルザックの一番の代表作って何ですか?
『ゴリオ爺さん』?
253吾輩は名無しである:02/03/16 03:53
フランスには良い作家いないし、バルザックには傑作ない
従兄ポンスと従妹ベットが代表作みたいに言われてるが
フランスはユゴーとロマンロランがデカイがジッドが良い感じに思えるけど
読んだこと無い。ジイドとも呼ばれているからノート注意という事。バーカ氏ね厨房
殺す殺す殺す。出かパン先生。ドクトルマンボウ更改期。
バルザックは一日に何十杯もコーヒー飲んで小説書いてた偉い。
バルザックは朝食摂らなかった頭の働きが鈍くなるから。ゴリオは娘とヤリタイ
254吾輩は名無しである:02/03/20 17:03
パスカル・キニャールがAgustina Izquierdoの女性名で書いたとかいう純愛物語
L'Amour purが読みたい。日本語で。
255吾輩は名無しである:02/03/20 17:23
フロマンタンのドミニック
256吾輩は名無しである:02/03/20 17:30
美人の多い国の文学は豊穣であり、危険なほどに奥深い。
とすれば、仏蘭西文学よりも西班牙文学が優れていることになる。
257吾輩は名無しである:02/03/20 17:47
世界最大の作家はバルザックで決まりでしょう。
20世紀文学もついにバルザックを克服できなかった。
258吾輩は名無しである:02/03/20 18:01
>>257
レチフ・ド・ラ・ブルトンヌでしょう。
259吾輩は名無しである:02/03/20 18:35
>>256
露西亜文学をどう判断する?
15、6歳までに限定すれば最強かもしれん。
260吾輩は名無しである:02/03/21 03:23
>>257-258
世界最大の作家はヴォルテールで決まりでしょう。
19世紀文学もついにヴォルテールを克服できなかった。
261吾輩は名無しである:02/03/21 03:34
英国にディケンズ、仏蘭西にアレクサンドル・デュマ。露西亜にドストエフスキー。
米国にキング。俺が知るすべて。ボルテールなんて奴、俺はキーボードで打てない。
262吾輩は名無しである:02/03/21 03:47
ヴォルテエル偉い!
三権分立!
263258:02/03/21 05:08
>>258はどう見てもネタだと思うんだが・・・。
でも世界No.1の量産作家らしいけどね。
264吾輩は名無しである:02/03/21 12:10
マルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」だね。
265吾輩は名無しである:02/03/21 15:50
まらるめ全集高すぎっぞ。
266いんちき真吉:02/03/26 14:31
プルーストを通読した上で、ほかの作家の方が上だ、
と言い切れる人がいるだろうか。
267吾輩は名無しである:02/03/26 15:46
たぶん、セリーヌのほうが上。
ま、あと百年したら答えが出る。
268吾輩は名無しである:02/03/26 15:57
白仏
269ixion:02/03/26 16:01
俺はプルーストが必ずしも最高の作家とは言えないと思う。

習慣、もしくは閉じられた場から徹底的な思考を通じてその「外」を
求め、その「外」を獲得することによって逆に自意識や記憶を追い
詰めていく、というプルーストの文学はすばらしいと思うし、作品も
(多分に退屈な部分を含むが、それを必要な過程であると前提すれば)
すばらしいと思う。
ただ、そうして「追い詰める」ことから離れた場から出発する文学も
あるわけで(現代に「書く」とは、ある意味で最初から「外」である
という幻想に悩まされつつ書くことではないか?)、その出発点の
違いを考えずにプルーストより上の作家がいない、と言い切ること
には疑義を挟まずにはおれない。

どうでしょう?
270吾輩は名無しである:02/03/26 16:05
スタンダール
デゥマ
271吾輩は名無しである:02/03/26 16:07
>>269ヽ(`Д´)ノ言ってる事が難しいよ!
ところで仏文で言うと誰が最高かわからんね
近代文学で「最高」と言うとジョイスとかセルバンテスとかで
ラブレーもプルーストもベケットもセリーヌも何か二番手っぽいイメージだな
個人的にはセリーヌが好きです。普通に読んでて面白いし読後は大人の不良になった気分にまれる
272吾輩は名無しである:02/03/26 16:08
↑まれる→なれる
です・・・
273吾輩は名無しである:02/03/26 16:19
スタンダール
デゥマ
274吾輩は名無しである:02/04/03 17:51
age
275吾輩は名無しである:02/04/03 22:18
矢井田瞳タンも読んだというカミュの「異邦人」図書館で借りてきた。
これからしっかり読んで瞳タンに感想を捧げるよ。
いつになるかわからないけどね。
276吾輩は名無しである:02/04/03 23:20
ジイドは人気ないんだなあと
277吾輩は名無しである:02/04/03 23:25
>>276
「去りゆく者については背中しか見えない」って何だっけ?
278吾輩は名無しである:02/04/03 23:27
仏文学といえばゲンUソウQ
279吾輩は名無しである:02/04/03 23:45
>>275
矢井田瞳の卒論は『異邦人』ではなく『ペスト』に関するものだと
聞いたけど。
280吾輩は名無しである:02/04/04 01:12
ヤイコが卒論で書いたのは「ペスト」だYO
新潮文庫の「ペスト」の帯に

   矢井田瞳が卒論のテーマに選んだのはこの本!!

と大々的に書いてあった(←最低)
でもまー仏文科なら「異邦人」も読んでただろうねー
281吾輩は名無しである:02/04/05 10:02
>>276
イはいらない。大丈夫かよ・・・
282吾輩は名無しである:02/04/05 10:35
ジイドからイをとると、ジド?
大丈夫かよ・・・
283吾輩は名無しである:02/04/05 10:36
ジッド『田園交響楽』のあらすじ

  美少女発見!
   ↓
  調教失敗!
284吾輩は名無しである:02/04/05 10:47
誰かジッドスレ立ててください
285吾輩は名無しである:02/04/05 21:40
じーっとしてるね。
286吾輩は名無しである:02/04/05 22:53
仏教文学だったら絶対に源氏物語。
天台宗の背景がとてもよくわかる。
287吾輩は名無しである:02/04/05 23:13
>286 ナンセンスなジョークもおもしろいね!
288吾輩は名無しである:02/04/06 16:06
289吾輩は名無しである:02/04/09 22:04
カミュの「異邦人」、3章まで読み進みました。
レエモンがムルソーさんに愛人を懲らしめる相談してるとこまでです。
290吾輩は名無しである:02/04/09 22:15
なぜレエモンは呼び捨てで、ムルソーはさん付けなの?
291吾輩は名無しである:02/04/10 22:45
「異邦人」のムルソーは、”周りの出来事や人を遠くから眺める”人格というか、
今で言えば、境界性人格障害、離人症とかだろう。
あとで感想を書きます。
292吾輩は名無しである:02/04/19 11:06
新しい作家で面白いのはないんだろうか?
現存のフランス語の作家で面白い人は?
アゴタ・クリストフは、いいけど、スイスへ亡命したハンガリ人。
でも、フランス語で書かれている以上はフランス文学。
クンデラもフランス語版がオリジナルですからフランス文学ですね。
293吾輩は名無しである:02/04/19 11:17
「素粒子」はガイシュツなの?
294吾輩は名無しである:02/04/19 11:35
ジャン・フィリップ・トゥーサンはどう?
もうすぐワールドカップの取材(!)のために来日するらしいけど。
295吾輩は名無しである:02/04/19 15:19
>>294
それってどういうもの書いてる人ですか?
どこからでてますか?

フィリップとうさんなら知ってるんだけど・・・
296弁証法的理性批判放棄 ◆PSGBg7JM :02/04/19 15:31
ミシェル・トゥルニエ魔王よかた
297吾輩は名無しである:02/04/19 21:56
オウジエラス
298吾輩は名無しである:02/04/20 12:41
>>294
フィリップとうさんは、『浴室』『ムッシュー』『カメラ』『ためらい』
などの小説を書いているだ。
『ムッシュー』や『カメラ』は自分でメガホンをとって映画にしているだ。
299吾輩は名無しである:02/04/22 20:24
最近、旧フランス領出身作家の、マグレブ文学にはまってる。
タハール・ベン・ジェルーンとか、ラシッド・ブージェドラとか。
フランス語で書かれたイスラム文学というか、独特のエキゾチックさと
むせかえるような濃厚なエロスがいいんだな。
300吾輩は名無しである:02/04/22 20:29
>>299
『砂の子ども』をぜひ読んでみたいと以前から思ってるんだけど、
どうでしょう? 買いですか?
301299:02/04/22 22:55
>>300
残念ながら、前半で挫折しましたですよ>「砂の子ども」。
難解というか筋が複雑で。いつか読み通したいとは思ってますが。

<参考>赤塚若樹の書評、抜粋(『文藝』1998秋)
http://www.asahi-net.or.jp/~tt2w-aktk/bkreview/benjelloun.html
『砂の子ども』は、相続権の問題から女性なのに男性として育てられた
アフマドの数奇な運命を物語っていく複数の語り手の声によって構成されており、
状況や人物の設定も語りの手法もそれはそれでとても興味深い。
けれども、複数制を夢みる「物語」の呪いのせいなのだろうか、そこですべてが
賭けられているはずの個々の物語のつながりに、かならずしも小説が要請している
とはいえない弛緩と空白が認められ、作品の焦点がぼやけてしまっている。
302300:02/04/22 23:26
>>299
そうそう、一筋縄では行かないという評判をかなり昔に聞いて
ずっと気になってたんですよ<「砂の子ども」
なにせ当時のフランスはアンチ・ロマンの洗礼を受けたあとでしたからね。
でも、リンク先で「代表作」と言われてるだけのことはあるんじゃないかと、
淡い期待を捨て切れませんが(笑)。

参考になりました。どうもありがとうです。

ところで、ちょっと調べた限りでは判らなかったのですが、ブージェドラは
国書の『離縁』の他にも邦訳はありますか? 
『かたくなな蝸牛』、『ある典型的な攻撃のための理想的な地形』、
『1001年のノスタルジア』、『解体』など、殆どが未訳だったと記憶しますが。
303299:02/04/23 00:00
>>302
『砂の子ども』 は「未完の物語」だと聞いたのも萎えた一因かな(w
続編の『聖なる夜』も未読です。代表作らしいですよねえ、この2冊。
個人的には『あやまちの夜』と『最初の愛はいつも最後の愛』が好きです。

ブージェドラ、おっしゃるとおり『離縁』以外は未訳です。
実は今日これを読み終えたばかりで、頭がくらくらしてをります。
アルジェの灼熱の太陽にやられたよーな。
304吾輩は名無しである:02/04/23 00:33
最近のヒットはこれ。ストーリーより文体がウマ-
料理文学賞だかなんだか、受賞した本。

ミュリエル・バルベリ「至福の味」早川書房
http://www.mainichi.co.jp/life/dokusho/2001/0902/09.html
305300:02/04/24 00:43
299さん、すいません。昨晩は眠気に負けてしまいました。

ブージェドラ、やはりですか。
大きな賞の一つも獲らないと注目されないのかな。
といっても『聖なる夜』はゴンクール賞作品なのに
さほど注目を集めた風ではないですけどもね。

そうそう、『最初の愛はいつも最後の愛』も気になってた本です。
ここは一つ、タハール・ベン・ジェルーンに凝ってみようかな?
明日あたり、早速、探してみますね。
ではでは、また機会があったらということで、
どうもありがとうでした。
306299:02/04/25 00:40
>>305
299さん、どもどもです。
『聖なる夜』がゴンクール賞とったとは知りませんでした。
『離縁』もノミネートはされたようですが、アンファン・テリブル賞に落ち着いたとか。

『最初の愛はいつも最後の愛』はいいですよー、激オススメです。
短編集なので、いずれかグッとくる作品があるかと思われ。

んでわまた、『砂の子ども』を読了した暁にでも(w
307吾輩は名無しである:02/04/27 23:49
現代作家でいえば、エマニュエル・ベルナイムの淡々とした文章は、
妙に癖になって好きです。
「彼の奥さん」はストーリーもなかなか楽しめた。
「不器用な愛」は、ちと後味がよくないけど、シンプルなのに深い。
多少なりとも身に覚えがある恋愛心理に、どちらもぎくりとさせられる。
308吾輩は名無しである:02/05/01 22:50
エルヴェ・ギベールの『ヴァンサンに夢中』 いいと思う。
309吾輩は名無しである:02/05/01 22:53
玄有宗久とか瀬戸内寂聴とか。
310吾輩は名無しである:02/05/01 22:54
>>309
どちらにお掛けですか?
311吾輩は名無しである:02/05/01 23:13
「仏」文学ですが。
312吾輩は名無しである:02/05/01 23:27
>エルヴェ・ギベール

良い作家だと思います。一般的に評価はどうなんですかね。
313souka:02/05/03 18:20
フランス語圏のアフリカ文学を読んでみたいとおもっています。
ベンジュルーンなどの他に、翻訳されたものでなにかないですか。
314吾輩は名無しである:02/05/03 18:47
モロッコはアラビア語圏(とベルベル語)だよ。
つまりベン・ジェルンにとってフランス語はもともと外国語。
315 :02/05/03 18:52
316吾輩は名無しである:02/05/03 20:00
むかし、アルジェリア人に教えられて、モハメッド・ディブという人の
小説を2,3冊読んだのを思い出しました。

今も読まれてるんですか?
317吾輩は名無しである:02/05/03 21:45
>>314
時代、地域、貧富の差などがあるから一概には言えないにせよ、
モロッコ人の多くはバイリンガルのはずだけど・・・
318吾輩は名無しである:02/05/04 03:53
>>317
まあ、そうだけど、いわゆるマグレブはアラブ語圏でしょ?
ベン・ジェルンがゴンクール賞を獲ったのも、「その優れた
作家としての資質によって外国語であるフランス語を選び取っ
た」から、という話を何かで読んだよ。
319吾輩は名無しである:02/05/04 13:36
アラブ語圏であることは無論間違いないんだけど、学校教育はフランス語
で受けているはず。(時期によって方針がころころ変わるので、アラブ語
で教育を受けた世代もあるようだけれど。)
つまり、2重言語生活をしている(させられている?)という訳。
これはマグレブだけではなく、ブラックアフリカのいくつかの国々でもそ
うだと思うよ。
320吾輩は名無しである:02/05/05 10:55
>>292
そう、クンデラ、クリストフくらい読み応えのある作家、いないのかと思う。
若手作家のものは、何を読んでも小品、というか、がっかりするばかり。
かといって、軽い読み物として考えようにも、楽しい作品でもないしね。
エルヴェ・ギベール、凡人としか思えない。退屈。
321いんちき:02/05/05 21:40
アラブの話が出ているので、
ジュネの「恋する虜」の話を振ってみます。
このルポルタージュの散文でありながら、現実を超えた透明感に到達したような文章が好きです。

「夢想というものは、それを実際に体験する力も機会もない場合はそこから身を解き放たねばならず、そのとき人が
発明するものこそ革命というあの遊戯なのだ。反乱が革命という名を獲得するのはそれが持続して構造的になるとき、つまり
詩的否定であることを止め、政治的肯定たらんと欲するときである。」
ジュネがパレスチナに見ていたのも詩なんでしょぅね。
最高。


322吾輩は名無しである:02/05/05 21:54
>>320
でしょ?読むのないでしょ?
一年くらいまえ、FOLIOで女と狼男みたいのがでてくる
すっごいグロなのを読んで、ヘタクソな村上龍だなと
思って以来、新しい人はやめてジイドの再発見にかかりました。

ジイド面白いよ。
323吾輩は名無しである:02/05/05 22:06
>>317
そうでもないと思います。それに、フランス語はタンジェくらい
までで、それ以上北へ行くとスペイン語のほうが通りがよくなる。
324320:02/05/05 23:06
>>322
うっ、村上龍よりヘタクソ?それはお疲れ様でした^_^;
スレ違いですが、ずっと、仏物あきらめてて?
マヌエル・プイグなんて好きでしたけど、どうですか?(全然新しくないケド)

今本棚見てきたら、ジイド・・背徳者、田園交響曲、地の糧、みっけ。
高校生の時に読んだけど、ほとんど印象ないのです。
スタンダール、ラディケ、フローベール等、華やかなものに惹かれてたんですね、
子供だったから。
読み直してみよう、何がおすすめですか?
325吾輩は名無しである:02/05/06 21:52
>>322
一冊で諦めるなよ
326シンシナトス・C:02/05/08 23:27
生田耕作訳のセリーヌ『夜の果ての旅』は、とてもよい翻訳に思いますがな。
クノーは、『地下鉄のザジ』も悪くないけど『はまむぎ』のほうが好きです。
327吾輩は名無しである:02/05/09 00:13
>>324
パリュードです。お手持ちのなかではだんぜん背徳者ですね。

>>325
一冊じゃないんだよ。さんざ、つまんないなと思いながら
読んできたつもりなんです。

>>326
セリーヌもクノーもいいです。でも、ちっとも新しくない。憂鬱。
328吾輩は名無しである:02/05/09 22:58
>>327
パリュード、読んで見ます。
同時代の作家に感嘆できないのは、フランスに限らず、
(日本なんて・・あ、かんがえるのやめよ)
なんとも味気ないというか、寂しいですよね。
結局、過去への探索になっちゃうんですね。

>>108・・って、いまさらですけど・・
『L’amant』は私も嫌いです。
デュラスは『モデラート・カンタービレ』ではないかと・・・。
329 ◆YejoOYtk :02/05/10 22:53
ポトツキ
330吾輩は名無しである:02/05/18 16:11
>>326
私も、はまむぎが、好きです。でも、文体練習の方が、もっと好きです。
でも、ぞうさんより、きりんさんより、ヴィアンの「北京の秋」が一番好きです。
331吾輩は名無しである:02/05/21 00:15
一時期めっきりバタイユ絶版ばっかりでしたが、ここさいきん
でてきてますね? アマゾン覗いてちょっと喜びました。 
著作集ってのは写真でてないですけど昔出てた全集の焼き直し
かな? バタイユでスレたてたいけど進まないだろうから駄目
だろーなー(w
332吾輩は名無しである:02/05/21 01:47
哲板に立ってるよ<バタイユスレ
333333:02/05/21 06:38
get
334吾輩は名無しである:02/06/02 13:08
やはりジュネは素晴らしい。
335吾輩は名無しである :02/06/02 14:54
コンスタンはどうなのだ。レス全て読んどらんが。
336吾輩は名無しである:02/06/03 05:05
この板にバタイユいるんだけどな、住人も知らなかったみたいだな・・・。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1018514924/l50
337吾輩は名無しである:02/06/16 23:31
幻想文学でモーパッサンの「ル・オルラ」なんかもおもしろかったけど、
ネルヴァルの「オーレリア」は研究すればするほど奥が深い、という感じ
がしました。
338吾輩は名無しである:02/06/19 22:57
リラダンが好きなんだけど・・・他に好きっていう人に
会ったことがない。人に勧めるときは無難に「ヴェラ」。

シュペルヴィエル好きな人は上にいたような気がする。
「沖の娘」しか読んだことないけどあれは好きだった。
339ageついで:02/07/05 21:37
短篇で読みやすいの無いですか?
340吾輩は名無しである:02/07/05 23:26
そういえば、フランス文学で印象的な短編って、思いつかないですね。





341吾輩は名無しである:02/07/06 00:19
>>339
岩波文庫『フランス短篇傑作選』(山田稔編訳)はどうですか?
解説を見ると、「これまではフランスでも短篇小説は売れず、編集者から
冷遇されてきた」とか「二十世紀に入ってから短篇のアンソロジーがいくつ
か出されたが、いずれも成功しなかったようだ」など、フランスにおける
短篇小説の地位の高くないことが語られています。
収録作家は、ヴィリエ、フランス、A・アレー、M・シュオッブ、プルースト、
フィリップ、アポリネール、ヴァレリー・ラルボー、シュペルヴィエル、
A・モーロワ、J・グリーン、エルヴェ・バザン、イヨネスコ、ロマン・ギャリー、
デュラス、ミシェル・デオン、トニー・デュヴェール、ロジェ・グルニエと
錚々たるメンバーです。
個人的な趣味で言うと、ラルボーの「ローズ・ルルダン」が読めたのは嬉しかっ
たな。これは某有名文法書に取り上げられているので懐かしく思う人がいるか
もしれないですね。

>>338
リラダン好きですよ。どこか全集を出さないかな? 名訳の呼び声がやたらと
高い筑摩書房の全集は「全集」ではないらしいので。
ちなみに上の本のリラダンはやはり「ヴェラ」でシュペルヴィエルは「バイオリン
の声をした娘」でした。
342吾輩は名無しである:02/07/06 00:41
>>341
東京創元社の齋藤磯雄訳の全集(全5巻)は読みましたか?
たぶんかなり手に入りにくいとは思うのですが(私は探してます)
図書館などにはけっこう置いてありますよ。
1巻は残酷物語&新残酷物語、2巻が未来のイヴ、
3巻はトリビュラ・ボノメ、4・5巻がその他(アクセルとか
戯曲とか詩とか)だったと思います。
343吾輩は名無しである:02/07/06 00:51
>335
コンスタンってパジャママンのことだな?
古典だからな、惚れるとか、そういうんじゃないだろ。

シュペルヴィエルはとてつもなくきれいなフランス語を書いた
人なのでフランス語で魅力的なものを読みたいけど、という人はぜひ。

あと、ヌーボーロマン系を読む人はフランス流の心理小説の骨法を
楽しめるようでないと味わいきれないよな。
344341:02/07/06 00:51
訂正しようと思って来たら早速ご指摘が。

そうでした<東京創元社
十数年前に揃いで8万くらいしてました。
確かに最近見ませんね。
345342:02/07/06 01:09
>>344
うおっ、創元社のは書簡や戯曲・詩のヴァリアントまで入ってて
全部読むのかなり大変だったのですが、あれでも全集じゃないって
ことですか?ウエーン

346344:02/07/06 01:20
>>345
いえいえ、ほんの僅か漏れがあるというだけのことだと思いました。
全部読んだなんてすごいですね。
地道に端本を集めてたんだけど、これがなかなか(1巻と3巻だけ)。
創元社が「イブ」を文庫で出したことで何故か気が抜けたのか
すっかり意気阻喪して人にあげちゃいました。

>ヌーボーロマン系を読む人はフランス流の心理小説の骨法を
>楽しめるようでないと味わいきれないよな。

フランス語を母語としている人じゃないと意味がない、みたいのことを
誰かが言ってました。シモンの翻訳者だけど(笑)。
347吾輩は名無しである:02/07/09 18:19
今頃と言われそうだけど、アゴタ・クリストフの『悪童日記』『ふたり
の証拠』を読みました。
凄いの一言。

どうせ「戦中戦後の激動の時代を強く明るく生き抜く子どもの話」か、
さもなければ時代と国を変えた「恐るべき子供たち」の話かとなめてか
かっていたのですが、さにあらず。
す、すばらしい。

これから三部作の完結編『第3の嘘』を読みます。
さて、どうなることやら。わくわく。
本を読むのにこれほどわくわくを感じるのも久し振りです。
348吾輩は名無しである:02/07/09 19:22
初心者なのですが、アゴタ・クリストフは悪童三部作以降は書いてらっしゃいますか?
原文で読めたら良いなぁと激しく思った本でした…。
349347:02/07/10 22:33
『第3の嘘』読了。
3冊続けて読んだときの、あの眩惑感はちょっと類をみないですねえ。
強いてたとえるなら、『リング』『らせん』『ループ』3部作?

アゴタ・クリストフの作品には他に小説第4作『昨日』というのがある
ようです。
読んでみよっと。
350348:02/07/10 22:57
>>349
ありがとう〜。
探してみます。
鈴木光司お好きなのでしょうか?
351347:02/07/11 01:04
>>348
いえ、別に鈴木光司が好きという訳ではありません。
ただ、続編が前作を否定していくというあの展開に似たものというと
『リング』三部作くらいかなと思ったもので・・・
それ以外は共通点はありませんけど。

実は3日間で『悪童日記』三部作を読んだのですが、『ふたりの証拠』
でペーターが「存在しない者は帰ってこないよ」と言った場面で、続
く展開を予想して、鳥肌が立ちました。
こういう経験はひさしぶりです。
352吾輩は名無しである:02/07/11 01:09
>>351
オラもイッキ読みしただ…もうだーいぶ前だなー。
ワクワクちゅうのは、よくわかる。ビク〜リするほど
新鮮だった。・・・・鈴木は全く知らん。
353 :02/07/14 16:04
バルザック『ゴリオ爺さん』読了。おもしろかったぁ。
娘のために落ちぶれる爺さん、痛いよなあ。

読み終えてから、『楢山節考』のばあさんは強かったよなあ、
ってことを思い出した。関係ないけどさ。

福田和也が死ぬほど勧めてた『パルムの僧院』、行きます。
354353:02/07/14 16:08
>>351>>352
悪童日記、呉知英がダヴィンチの6月号で勧めてて気になったてたんだよね。
そんなおもしろいなら読んでみよっかなあ。二部三部に行くほど面白くなく
なるってあるけど、どうよ?
355吾輩は名無しである:02/07/14 16:09
>>354
安心しろ、1部から面白くないから
356吾輩は名無しである:02/07/14 19:02
>354
私も一作目が一番面白く読めた。
一作目で楽しめれば、惰性で二作目、三作目と読み進めていけるかも。
単品で二作目、三作目だけを読むのは辛いです。
357吾輩は名無しである:02/07/14 21:50
単品で2作目、3作目だけを読むと訳分からんだろうなあ。
3作とも上手な連続ドラマみたいに謎を残して終わるので、つい次の
作品に手がでる・・・って感じかな。
最後まで読んでも謎はとけないんだけどさ。
個人的には2作目の『ふたりの証拠』が衝撃的だったかな。
358吾輩は名無しである:02/07/15 01:13
ピエール・ルイスの全集だせよ( ゚Д゚)ゴルア!!
359吾輩は名無しである:02/07/15 10:13
詩の話題が少ないな。
ボードレール、ランボー、ロートレアモン、
ラフォルグ、マラルメ、アポリネール、
ポンジュ、ボンヌフォワ、ジャコテ。
いろいろあるでよ。

最近ウエルベックのプラットフォーム読んだ
けど、結構面白かったな。詩集もなかなか。
360吾輩は名無しである:02/07/15 11:00
>>359
ちみは仏語できそうな感じだけど
マラルメって日本語でもわかるの?
日本語で時間かける価値ある?
361吾輩は名無しである:02/07/15 20:47
>>360
「わかる」をどのレベルに置くかの問題があるからなあ。
おまけにマラルメの場合、全集の詩集は、担当訳者がみんな
訳したがらず、出る気配がないくらいだし。

ま、体温のある詩を書くので、特に定型詩ならば、日本語で
十分愉しめるとおもふ。なにもみんなプロの理解に到達せねば
ならんわけじゃなし、それでええのじゃないかと。
362360:02/07/15 21:53
>>361
れすさんくす
岩波の鈴木訳はどうでっか?
熟読する価値ありやなしや
363359:02/07/15 22:53
>>362
信太郎の訳文は、悪の華もそうだけど、よく言えば格調高く、
悪く言えば原文よりわけわかめなんで、どうだろね。

西脇順三郎の方が、訳詩として遙かによく出来てる。
加藤訳は彌生ではなく関大出版の方はコンパクトながら解説
つきで読めるし、ということでいくつか並べてみては?
364吾輩は名無しである:02/07/16 02:18
仏文の翻訳者を三人選べと言われたら、誰が挙げてもそのうちの一人に
必ず入るだろうというのが鈴木信太郎。とにかく誤訳がないのがすばらしい。
365吾輩は名無しである:02/07/16 10:06
>359
  ウエルベックは結局のところどうなんでしょう?
366吾輩は名無しである:02/07/16 10:54
鈴木信太郎はマラルメとヴァレリーの翻訳にはまりすぎて、
当時日本が戦争してたの知らなかったって本当ですか?
367359:02/07/16 21:38
>>363
「誤訳がない」、、、? 詩の場合、原典の解釈自体が研究者
によって違い、それで訳文が変わるのは当たり前。とりわけ
マラルメなら、文法的「正しさ」なるものの同定じたい困難、
というか不可能な箇所もあるわけで。

まあ西脇には明らかな誤訳もあるけれど、小林や光晴のランボー
と同じようなもの。

ところで、残りの2人は誰?

>>365
とかくジャーナリスティックに騒がれるけれど、少なくとも、
あれだけ時代と向き合って書ける奴はほとんどいないのでは
なかろーか、とおもいまする。今のフランスには。
368吾輩は名無しである
アンリ・シャリエール=パピヨン
タイムライフ社刊、平井啓之訳