アンドレ・ジッド

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1ジャック・デリダ
「ジッドが、わたしが十四のときの熱中の的でした。」
2吾輩は名無しである:02/04/05 11:01
いまは普通「ジード」と書きます。
3吾輩は名無しである:02/04/05 11:01
二げっと
4吾輩は名無しである:02/04/05 11:05
ジードは過小評価されています。
これから再評価が必要になるでしょう。
知名度もあまり高くありませんね。
5ジャック・デリダ:02/04/05 11:08
>>2
わたしはマイノリティーを支持します。
それは私に多くの自由を与えてくれました。
混乱をまきおこすものであっても、
表記の複雑さは廃棄すべきものではありません。
6ジャック・デリダ:02/04/05 11:56
わたしは一教師でもあるのですが、わたしは教育生活のなかで
一貫して同一性を批判してきました。しかしそんなわたしも
国家の同一性の強化に加担したことがなかったとはいえません。

わたしたちは、ジッドと言う主題をめぐってここに集って
いるのですが、ここ日本においても、フランス国家はわたしに
フランス文学の同一性をみなさんに提供することを求めているの
かもしれません。
しかし、同一性批判こそがジッドの中心的主題であったことを
まず指摘しておきたいと思います。
一例をあげるなら、性の同一性の問題と彼を引き離すことはでき
ません。そのような問題をめぐって伝記的事実からのアプローチ
もここでなされるにちがいありません。伝記さらには「日記」と
いうこともジッドの主題です。様々な主題が錯綜することでしょう。
それはジッドにふさわしいことです。
ともあれ同一性批判の主題に寄せられる関心、
それがわたしをここに呼んだのでしょう。
7ジャック・デリダ:02/04/05 11:57
わたしはここで『田園交響楽』のことを思い出してみたいと
思います。それを<同一化を強要するもの>としての教育の失敗の
物語として読んでみることもできるでしょう。このような読解は
<同一性批判>という<同一性>のもとにジッドのテクストを
囲い込むことに終るのではないかという疑念から自由ではあり
ません。そのようなテクストの囲い込みを破綻させる試みが
『偽金づくり』でもあったことを思い起こさねばなりません。
ここでわれわれに求められているのは、昔日のジッドを再現する
ことではなくてジッドの偽金を流通させることなのかもしれません。

わたし自身が偽金ではないかとの疑問にさらされもするわけです。。。
ここはデリダの偽金を流通させる場所ではないようです。

手短かではありましたがわたしの話しはここで終らせていただきたい
と思います。 ありがとうございました。
8吾輩は名無しである:02/04/05 12:04
つまりジィド文学とは「同一性からの開放」でしょうか?
幾多の遍歴を重ねてきた私ですが、
いまだにジッドはどこか掴み所がありません。
端的に表す言葉が見つからないんです。
9考える名無しさん:02/04/05 17:28
>>1
その前にまず、批判者としてのジイドの言う「同一性」、あなたが理解しているジイドの言う「同一性」、
あなた自身の「同一性」の定義、をそれぞれ述べてくれないと、議論にも何もなりゃしません。
>>8
カトリック作家ってことがあるから日本人には掴みにくいんじゃない?
モーリヤックとかも、なんとなく掴み所がないし。。
10吾輩は名無しである:02/04/05 17:38
狭き門は泣けますね。
11吾輩は名無しである:02/04/05 17:42
>>10
むしろ萌える
12吾輩は名無しである:02/04/05 17:48
>>11
というか抜ける
13吾輩は名無しである:02/04/05 20:41
背徳者もいいね
14吾輩は名無しである:02/04/08 16:11
ageやっぱジッドってつまんないのかな。あんましレスつかないとこを見ると
15吾輩は名無しである:02/04/08 16:31
文庫本が大部分、絶版になってしまったことも大きい
が、『狭き門』のジッドと『背徳者』のジッドと『贋
金つかい』のジッドの落差が大きすぎるので、得体が
しれないというか、正体がつかみかねるというか、そ
ういうところがあるので、語りにくいのではないかと
思う。
16吾輩は名無しである:02/04/08 23:15
今ほとんど文庫で読めないからね
17吾輩は名無しである:02/04/10 14:01
わっ!! ジィドのスレができてる〜
田園交響楽と未完の告白が中学のころ大好きでしたよ。
この機会に全集でも読んでみようかな・・・
15の人の書き込み見て「贋金つかい」に非常に興味を持ちました。
18吾輩は名無しである:02/04/18 11:45
一粒の麦もし死なずば・・・・
19吾輩は名無しである:02/04/19 11:41
ジィドは、パリュードがいいんです。
パリュ−ド、背徳者、そして贋金つくりとすすむ精神の軌跡が見事。
田園交響楽なんてくだらないと思う。
同一性批判ねぇアドルノぽっいね。
21吾輩は名無しである:02/04/20 00:05
>>19
狭き門は?
22吾輩は名無しである:02/04/30 20:43
age
23吾輩は名無しである:02/04/30 21:19
スレが盛り上がらないのは>1が作家の名前を書きまちがえた
                              か
                                  ら
24吾輩は名無しである:02/05/05 22:16
「法王庁の抜け穴」
イイぞ。
251:02/05/05 22:49
26吾輩は名無しである:02/05/06 19:28
ジッドって、まだ読んだ事ないけどノーベル取るからには
おもしろいんだろうなあ
27吾輩は名無しである:02/05/19 04:27
age
28吾輩は名無しである:02/05/22 00:28
ジイドがじじいとじっとしている。
29吾輩は名無しである :02/05/22 00:31
ジードってのもあったな。
30吾輩は名無しである:02/06/02 13:06
「狭き門」で岩波と新潮の約が出てるけど、どっちがいいの?
31吾輩は名無しである:02/06/02 13:41
両方立ち読みして、自分の感覚で選べ。それが確実。
32吾輩は名無しである :02/06/02 14:52
悩むくらいなら、やすい方でいいじゃないか。
33吾輩は名無しである:02/06/04 07:05
age
34吾輩は名無しである:02/06/11 17:44
sineya
35吾輩は名無しである:02/06/20 00:33
駄スレ?
36吾輩は名無しである:02/06/20 03:36
「アンリ・ミショーを発見しよう」
37吾輩は名無しである:02/06/20 07:24
homo
38吾輩は名無しである:02/06/20 20:04
>>19
盲人
39吾輩は名無しである:02/06/21 01:17
>>30でも聞いてるけど,「狭き門」で岩波と新潮の約が出てるけど、
どっちがいいの?アマゾンで買いたいので読み比べることが出来ないんだが。
40吾輩は名無しである:02/06/21 04:50
>>39
本屋で立ち読み比べしてアマゾンで買う。
41吾輩は名無しである:02/06/28 09:18
「僕は君の唇が気に入らないな。
一度も嘘をついたことのない奴の唇のように真っ直ぐじゃないか」

ジイドがオスカー・ワイルドに言われたらしいセリフ。
ちょとホモっぽい。
42吾輩は名無しである:02/06/30 23:59
age
43吾輩は名無しである:02/07/07 22:32
ageageage
44吾輩は名無しである:02/07/08 02:50
「狭き門」を数年ぶりに読み直そうとして挫折。
原因:ヒロインの名前アリサが
以前いた会社の馬鹿女と同じで萎えた。
45吾輩は名無しである:02/07/08 14:30
>>44
ニヤニヤ
46吾輩は名無しである:02/07/16 16:46
で、贋金「つくり」か「つかい」どっちですか。
おれが読んだのは確か「つかい」だが(若林真訳。誰も知らんような版)。
47吾輩は名無しである:02/07/21 10:42
贋金を作る人は大抵つかう人。なのでどっちでもええやないの。
若林はジードの専門家。慶応出版だっけかな、ジード選集が出てたよ。
東京堂に昔ならんでた。
48吾輩は名無しである:02/07/27 23:53
「狭き門」読んでる途中だからageるよ
49吾輩は名無しである:02/07/28 00:01
「狭き門」の読書が「谷間の百合」と多分にかぶってしまったのは死罪でしょうか?
50吾輩は名無しである:02/08/03 00:59
はあ
51吾輩は名無しである:02/08/16 01:49
で、結局「狭き門」は岩波と新潮のどっちがいいのよ?
52吾輩は名無しである
「狭き門」新潮は石川淳の跋が秀逸。

「彼の文は、渾々と迸る泉でもなく、飄々捉え難き風でもない。
其は、一字一字に鑿の閃きを宿して、人の心の壁に刻み附ける
浮彫である。」