独立行政法人空港周辺整備機構・福岡空港事業本部(福岡市)は10日、福岡空港近くの
福岡市博多区大井1丁目の国有地について、日本郵政グループの長期使用を認めることを
内定した。同グループは、JR博多駅前にある博多郵便局の集配機能を2010年度下期に
移転する。博多駅前では商業施設への建て替え計画が動きだし、12年度開業を目指す。
移転先は、ナフコ福岡空港店に近く、敷地は約1万6000平方メートル。同機構は昨年末から
進出事業者を公募していたが、他に希望者はなかった。
同機構が今夏、敷地内に鉄骨2階建て、延べ床面積約1万7000平方メートルの施設建設に着手。
1年後に完成の予定。空港周辺の有効活用を促す国の補助金も使い、総投資額は十数億円。
同機構と日本郵政グループは20年間の賃貸借契約を結ぶ。
博多郵便局跡の新たな施設は同グループが建設し、商業テナントなどを入居させる方針で、
今後テナント選びが本格化する見通し。11年春開業の新博多駅ビルに続く、駅周辺の大型開発に
なるとみられている。
▽ソース:西日本新聞 (2009/04/11)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/88819