1 :
SBCT太郎 :
2006/05/08(月) 21:38:31 ID:???
2 :
名無し三等兵 :2006/05/08(月) 21:39:44 ID:???
3 :
名無し三等兵 :2006/05/09(火) 14:08:59 ID:???
SBCT-1は車両を今月遅くには船積み。旅団の半数は戦闘経験者。
4 :
名無し三等兵 :2006/05/09(火) 15:46:47 ID:???
BBCのリンクスヘリ墜落関係は記事豊富。差し替え頻繁。 C-130撃墜についても燃料タンク消泡装置が未装備の問題があったことが 記事になっていた。今回はRPGでないかとの論調が目立つが他紙ではどうか。
5 :
名無し三等兵 :2006/05/09(火) 20:14:07 ID:???
リンクスヘリの部隊でも海兵隊と空軍と出ているあたりが意外だった。 統合運用というのが人事面でもあるんだろうか。 モスルにて防爆服を着込んでハマーの銃塔に立つ話が出る。 冷却水をチューブで循環させているとのこと。
6 :
名無し三等兵 :2006/05/10(水) 08:12:54 ID:???
民心重視の講話を中将がした話がでる。確かこういう話は 海兵隊がイラク戦争後に再度展開することとなったとき、 海兵隊の将官がしてたが、記事がはじまってすぐのところで 数字がでないまでも反応があったらしきこと、そして、戦争が かなり進んで表現が直接的であるあたりが違う。
7 :
名無し三等兵 :2006/05/10(水) 20:29:23 ID:???
MGS、7月から部隊配備されるとの話。大丈夫なんだろうか。 でも、全率生産の決定はまだ先だとも言っているし。 あれば便利だけど、無くても対内乱でパトロールは出来る感じが しなくもない。それで壁破りとか、拠点破壊とか言ってるんだろうか。
乙です。 もう500KB超えたんですね(^^; >MGS ヴィークルとしては問題があっても、この種兵器への要望が強い、という事でしょうか。
9 :
名無し三等兵 :2006/05/11(木) 02:40:27 ID:???
>モスルにて防爆服を着込んでハマーの銃塔に立つ話が出る。 >冷却水をチューブで循環させているとのこと。 えええええ(´・д・`) マスターチーフじゃ銃塔立てないよ(´・д・`) だいたい空冷でも液冷式じゃないよ(´・д・`)
10 :
名無し三等兵 :2006/05/11(木) 08:46:14 ID:???
>8 欧州だとセルビアやコソボやボスニアあたりの戦車などは 脅威だと思います。アパッチを持っていくかわりにストライカーが ブルガリアやルーマニアやドイツから駆けつける(列車で運ぶ)とき なんかは必要と感じるかもしれません。 でも、たぶんそれより優先順位が高いのが自走砲と対砲兵レーダーかな。 >9 マスターチーフって何ですか。教えてください。防爆服の名前 でしょうか。空冷式なのかな。
11 :
名無し三等兵 :2006/05/11(木) 18:51:09 ID:???
>防爆服の射手 この前どっかに写真が出てたな。
我スレ移行確認す 0135
>10 MGSは対戦車車両じゃないし あくまでも継続できる歩兵直掩火力として必要なんでわ… 自走砲などの一時的な火力ならばヘリなどで代用可能ですが、 持続した直掩火力は地上車両で歩兵に随伴してないといけないと思うのですよ。 シェリタン ばんじゃーい ∩( ・ω・)∩ 突撃砲ばんじゃーい
15 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 02:51:33 ID:???
持続した歩兵直掩火力をTOWハンビーでやってるが流石に弾数が限られるんでそこを迫撃砲で補ってる この際なら弾頭単価の安価なLOSATでも撃ちまくればいいのに思うがまだまだ採用したものの試験運用段階 というわけでMGSを推薦いたします(・ω・)∩
16 :
10 :2006/05/13(土) 10:01:11 ID:???
>11 星条旗紙で見ました。ハマーの銃塔に一杯一杯と言う感じで 詰まってました。 >12 スタジオヌエのデザインだと思う。 >13 どうもです。 >14 たぶん、自走砲なら24時間居てくれるし、対砲兵レーダーとの連携も 日ごろから訓練しているし、携帯SAMにも強いので、どっかの武装勢力が 街中に迫撃砲撃ったらすぐ近くに射撃を加えられると思います。
17 :
10 :2006/05/13(土) 10:05:48 ID:???
>15 MGSの問題は部品の共通化にこだわりすぎたんじゃないかと思います。 それと持続した歩兵直掩火力というのはかなり難しい気がします。 例えばファルージャの戦闘の動画をみるとブラッドレーが敵の拠点に対して 街路で前進後進を組み合わせて少し撃っては後退していました。MGSは ブラッドレーよりも装甲による防護は弱体でしょうし、搭載しているのは 機関砲ではありませんから、さらに周辺への警戒を優先しての使い方に なるんじゃないでしょうか。
>LOSAT 結構、ミサイル本体が大きいので、実はTOW以上に数の持込は難しいのでわ? >対砲迫 武装勢力の持つ、機動力の高い小型迫撃砲相手にそこまですみやかな対抗射撃は難しいのでわ? 対砲兵レーダーで対抗できるのは中隊単位以上で、固定的に射撃を継続中の敵砲兵部隊のような… 攻勢準備射撃や、阻止射撃を継続してる相手とか。 1〜2発撃って、移動する相手に対しては、間に合わないと思います。 まあ、対砲兵レーダーの存在は敵の継続射撃を著しく難しくするという効果があるのは確かと思うですが。 >接近直掩火力 ブラッドレーよりも装甲は薄いでしょうが、十分な射程と照準能力があればOkなのでわ? 随伴するといっても、歩兵の盾として前面を進むのではなく、歩兵の後方から援護射撃や制圧射撃を行うのが任務と思います。 その意味では突撃砲というよりは自走歩兵砲という方が良いのかも。 ということで ∩( ・ω・)∩ シェリタン ばんじゃーい
19 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 17:00:21 ID:???
ハンビー搭載型のLOSATで携行弾数は16発で装填は自動だから TOWよりかは確かに撃ちまくれそうだw でも拠点や火点に撃ち込んでも貫通しすぎて民間人に被害出まくりだろwww
"ハマー"に16基も入るのか、アレ!!Σ( ̄口 ̄; たしか予備弾トレイラーに載せて引っぱってた写真を見たですが・・・・・・ (´・ω・`)カッパーフィールド・マジック?
21 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 20:59:30 ID:???
16基も積むと重すぎるお(´・ω・`)
そういえば…LOSATによる歩兵支援について一つ大きな疑問があります… LOSATってHE弾頭ってあるの? でMGSより… シェリタン かわいいよ シェリタン ∩( ・ω・)∩ 大口径榴弾射撃 ばんじゃーい ∩( ・ω・)∩ 無限軌道 ばんじゃーい 空挺降下…(´・ω・`)壊れるからやめてあげて〜
23 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 21:50:13 ID:???
24 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 21:55:01 ID:???
>18 迫撃砲も確かに60mmとかのコマンドモーターや重擲弾筒みたいなのから ありますし、口径は不明ながら一切合財を乗用車に積んで基地の方向に向けて 連射、乱射してダッシュして逃げるような場合や、はるばる稜線の向こうを 騾馬とかにつんでやってきて夜更けに打ち込んで逃げる場合などは確かに 捕まえにくいと思います。 しかし、ボスニアとかで平和維持活動した相手である民兵は榴弾砲を持ち込んで 市街に火力支援を行っていたんじゃなかったでしょうか。牽引式ならば 陣地を作りますし、陣地を作るならばレーダーで市街地の上空を飛ぶものを 見張って砲弾をよりわけて発射源の付近に警告射撃を打ち込んで、その次 そこからもう一度射撃があったら調査してとかできるはずです。
25 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 22:00:47 ID:???
<接近火力 確かに機動砲なんで自走してくれる分歩兵が体を小さくして防楯の影に 身を隠しながら押さなくて済む分非常に良いものだと思いますが、 市街戦の場合、一度とっても迂回してこられていつの間にか火点が 築かれていたりするというのがあるので、そこいらが持続的に打ち込める 機関砲と違って難しいというのがまずあると思います。 それと一発の威力が大きすぎるので火力支援には難しいところがあるかも しれません。武装集団が家に入ってきて家人は奥の部屋に潜んでる。 武装集団が表の部屋に土嚢積み上げて機関銃据えてる場合、奥の部屋と の境の壁を崩しちゃったり、貫通したりするのは使えませぬ。 また、アパートとかじゃ、壁が共通でも両側の部屋は別々の家族が 住んでたりするんでしょうし。
>24 >武装勢力や民兵の砲火力 そんな相手に砲兵レーダーよりも便利なものがあります。 つヘリ(特に武装カイオワがお勧め) 陣地構築や移動には時間がかかるので常時滞空しなくても、 定時哨戒だけでも敵はやりにくいと思います。 レーダーよりも確かなもの。それは目視とおもうです。 (敵の選別も待たずにその場で出来ますし) >25 >接近火力 ひとつ大きな根本的な意見の相違に気がつきました。 MGSは対ゲリラ、武装勢力、民兵などに対抗する為の兵器ではないというのが私の認識です。 基本は正規戦と思います。ただ他にも使えるから使うのであって…その為に開発された兵器ではないと思いますが。 >25のような例で戦うのは結局のところ個々の歩兵分隊です。 こうなると、ブラッドレーでもなく、MGSでもなく、M1戦車でもなく (これらの主武装はすべからく強力すぎ) M2重機を搭載し精密射撃を行える装甲車両なら、なんでも良いレベルと思いますが… つーことで、これは通常のストライカーIFVでOKでわ?
捕捉 MGSはあくまでも支援配属されるものなので、 その支援先の歩兵部隊は自前のストライカーを持っているのを忘れてはならんと思うのです。 MGSは通常のストライカーが無理な場合、それを支援するのが役目と思うです。 んでも、中途半端なMGSより… ∩( ・ω・)∩ シェリタン ばんじゃーい
結局のところMGSでは出来ない任務は確かにあるのです。 そして、それは砲兵でも肩代わりは出来ないものもあります。 そして、本当の近接支援を行えるのは、最終的には戦車と思うです。 まあ、そこまでいくと、いくらかわいいシェリタンでも無理なんですけどね。 と言う事で最終的に…さぁみなさんご一緒に… いやっほーぅ!戦車最高! で、民兵とか相手の場合… いやっほーぅ!イスラエルの魔改造シリーズ!
29 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:06:20 ID:???
>26 ヘリは小火器の弾幕射撃に脆弱ですし、イラクで撃墜されるヘリを みていると担任地域内で部隊勤務の参謀将校が乗った奴が落ちるなどしていて 結構微妙なものがあります。次第にUAVへ移行するんではないでしょうか。 武装ヘリがUAVよりも優れるのは現場を上空から見てその場で判断して 地上や後方に連絡しつつ武力を発揮できる面にあるわけですが、反面、人を 何も遮蔽物のないところに晒しているわけでもありますし。
30 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:19:23 ID:???
<ストライカー旅団の歩兵の任務 受入国にとって負担が戦車を含む重機甲旅団や海兵隊(ヘリ多数、固定翼多数) よりも軽度であることがまずあります。イラク戦争の時のクウェートのように いつでも近くに油を無料で呉れる同盟国があるわけでもないし、10年以上かけて 基地が整っているサウジアラビアやカタールがあるわけでもないからです。 そういう中で米軍の示威を地域に及ぼすためにはいざとなれば大隊全部が 自走して展開できる(たぶん距離によっちゃC-130でいくより早いしやすあがり) なストライカーは便利なのでしょう。 また電子装備とかのガジェットはおいといてポーランドやルーマニアなどが 今後整備する地上戦力の型として緊急即応できる歩兵連隊たぶん、自動車化 されているもののパートナーとしても適切なはずです。
31 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:22:48 ID:???
ちなみにそうなると、台湾の雪豹(ユンパオ)、日本語は違うかもしれませんが ココイラが微妙です。日本の場合は次の連隊指揮戦闘システムあたりが関係するので ストライカー(ハマーがある国なんで車幅がそれなりにある、ましてや 鳥篭装甲を付けた日には)は導入されることはたぶんないけども、ハワイと アラスカにそれぞれ1個ずつ旅団がいるわけで。 ある程度動かしやすい、場合によっては頑張って大隊か中隊規模を航空機 輸送したり、ある程度の距離ならば自走して増援を行う兵力としてたぶん 機能する、抑止力というか紛争の未然防止がたぶん任務の最優先では ないでしょうか。
>一発の威力が大きすぎるので火力支援には難しいところがあるかも こういう話があります。 "ブラッドレイ”の25mmはもちろん、12.7mmですら、土壁の数枚くらいは楽に貫通してしまい、 武装民兵あるいはテロりんの部屋のみならず、背後の住民にすら被害が及ぶと。 むしろ大口径HEAT-MPは、壁1枚を抜いたトコロでエネルギーが爆散し、"次の部屋"までは 被害を及ぼさない、と。 でも、ぱぱの見た映像では、次の部屋がどうか解りませんが、家屋はそのまま倒壊してますた。
33 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:26:15 ID:???
そういう中で、例えばコソボに貼り付ける兵力を削減しておいて、 イタリアにいる空挺旅団(今はたしか2個空挺大隊のまま、将来的には 3個大隊になる)と連動して毎年ボスニアへちょっと演習しにいくとか、 やるのは意味があると思います。戦車の鉄道輸送は通過国がいろいろ やはり言うべきことがでてきますし、船舶だとブレーメンハーフェンまで 出してからぐるっと周り、大型船舶が入れない港を民間と一緒に使い、 どっかで弾薬や人員と一緒にしてと手間が掛かります。
34 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:30:55 ID:???
>32 それは確かサドルシティーにハマーに乗った歩兵が包囲されちゃって 救出しにいった戦車中隊長の話だったと思います。 いずれにせよ、対内乱の場合、部隊が何を持つかじゃなくて現地の警察官の ようにどれだけ振舞えるかとかなんかそういう要素のほうがはるかに大きいです。 IEDを避けるために車両を装甲化するというのは分かるんですが、基本的には 政治の動向とか担任地域で限られた資源を何に割り振るのかとか、どれだけ 資源をもらえるのかのほうが何か大きいです。 こういう意味では落とされると必ずといっていいほど報道される(日本でも 報道される)ヘリというのは微妙な存在です。もちろん車列を組んで走る より効率がいいときもあるんでしょうけど、一方では極めて目立つし 対抗手段が内乱が深まるにつれて次第に手に入りやすくなっている感じが します。
35 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:37:03 ID:???
で、今のゲリラというのはなんか二種類いて、一つはアフガニスタンの 村落や集落を襲っている奴。もちろんアフガニスタンでもカブールに都市 ゲリラはいたわけですけど、今のところカブールの国防省にRPGが打ち込まれた という話はないので。 んで、もう一つが民族宗派が入り組んでいる都市に住んでいるか通っている ゲリラです。どうもイラクにいるのは後者らしいです。 ただ、もともと陸軍というのは通常戦闘向きに作られてるし、海兵隊は 基本的に補給は陸軍に依存する面があったりして短期の展開が主体みたいだし、 あんまり植民地警備というか帝国の維持みたいな任務には適していないのです。 それにかつての大英帝国がインドやアフリカでやったように現地兵+英人士官 という組み合わせも今では使えませんし。なんかもともと無理なのかも。
36 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:43:04 ID:???
この点で、イスラエルというのはアラブ語を話せるイスラエル人を 抱えており、占領地の経済を握り、都市の上空を今のところ支配している 点で有利ではあります。 となると装備がどうでも良くて人を沢山投じてお金を持たせれば どうにかなるんはずという感じの話になっちゃうんですがそれも どうも違うみたいで、CPAのヒッラ事務所で汚職があったとか、なんかそんな 話があったり、国連の石油と食糧の交換でもあんまり良い話が報道 されていないのです。 ただ、人手不足を理由として装備だけに頼るのも問題だし、かといって 非通常戦に対応していない(つまり補給トラックが襲われたりする戦闘が ある状況)装備で部隊を投じるのも間違いですし、かといって相手がはっきり している通常戦闘以上に政治が戦争の帰結に影響が大きい。
37 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:48:39 ID:???
ともかく、通常戦力、ことに空を支配して内乱側を圧倒するのは正しいのだけども それを常用すると逆に地上の歩兵が内乱側の的となる状況をさらに悪化させる。 また、戦闘兵科のみならず各種の部隊を一緒に切り出して整えておくのは 正しい面もあるんだけれども、補給の一体的な管理という面でみるとどうなんだろう という感じがあります。これもイラクはボスニアやコソボよりも広いので 航空機と車列を連動させたりする計画に運輸部隊(旅団階梯の集団)と 恐らく護衛に旅団が一つ使われています。 んで、この運輸部隊は上三名が女性なり。先月末あたりに記者会見で でてました。イラクの自動車化輸送連隊の育成も担っているとか。
38 :
名無し三等兵 :2006/05/13(土) 23:52:40 ID:???
ながながととりとめもなく書いてしまいました。 通常戦か非通常戦のはなしをしていて、抑止が最優先の任務というのは なんか違う気がしますが、非通常戦は現地に居て抑止すると言う意味で あれば通常戦よりもむしろ近い関係にあるという結論でどうでしょうか。 また、イスラエルの場合は結局人的情報網を戦術的に活用できる態勢と 政治的に扱いを誤れば地中海に追い落とされる可能性があるわけで、その中で 通常戦力と非通常戦力をうまくバランスさせてきた結果として戦車改造の 重装甲APCがあるのかもしれません。歩兵の命が政治を左右するわけですから 間違いではないですし、政治に限らず拠点掃討に威力を発揮することは 間違いがありませぬ。
>38 なんであれ抑止が基本であるというのは、 通常戦、非正規戦に関わらず軍隊の任務として正しいと思います。 >ストライカー旅団 SBCTは本来は通常戦を想定して編成を始めたのでしょうが、 結局の所、非常に使い勝手が良いと思うのですよ。 で、結果的に非正規戦にもっとも適応しやすい陸軍の通常部隊という事になったと… その結果、MGSもそれなりの存在意義があると… ただし、その任務範囲を超えて使えるほど汎用的な兵器では内と言うことだと思います。 >ヘリ 確かに脆弱なのは確かです。 しかし、上空を支配すのが、敵の重火力の封じ込めに最適ではあるので 現在はまだヘリが主力ではありますが、将来的には武装UVAに向かうのではないかと思ってはおります。 しかし、それが標準になるのは後5〜10年くらいですかね? (早い米軍やイスラエルで5年、他国は10年以上はかかるんじゃないかと)
40 :
名無し三等兵 :2006/05/14(日) 01:09:06 ID:???
>39 ストライカー旅団の編成の由来 これは同じフォートルイスで実験された第9自動車化歩兵師団が TOWが沢山のハマーで共通化した編成に落ち着いたけども、結局は 軽歩兵師団が作られ、第10山岳歩兵師団のように旅団毎にあちこちに 出かける状況となったというのがあるとおもいます。 初期投入兵力という意味は通常戦へエスカレートするのを抑止する 目的はあるんでしょうけども、この場合小規模な紛争を一旦現地の警察と 軍が鎮火させた時間的隙を狙ってパトロールする能力が必要とされるという ことだと思います。 ということで、軽歩兵師団に装甲と自前の足を与えてできるだけ 補給が手間いらずにすることで、支援が大掛かりとならず、関係国に とっても納得しやすい兵力として構想されたのではないでしょうか。 となるとMGSが本当に歩兵の近接突撃(close assaultの直訳)に役立つのかって ことになりますが、微妙な状況に置いて大きな火力を投じられる能力を どれだけ必要とするかと、歩兵を持っていくのか、大砲を持っていくのかの 選択でしょうか。
41 :
名無し三等兵 :2006/05/14(日) 01:12:52 ID:???
<ヘリと武装UAV 補給車列などは 追随車両を無人化し、先頭車両と護衛車両だけ重装甲にして 人を乗せ、その上空をUAV各種が飛ぶような状況が来るんでしょうか。 となると、あとは人の移動をどうするかですよね。ヘリみたいだけど 携帯SAMの射程よりも上を飛べるような便利なものがあればいいのかも しれませんが。オスプレイの後継でJHL(joint heavy lifter?)が でてくるのかな。
>40 ここでまたMGSに話題が戻りましたが、 これもSBCTが非正規戦のみを想定している訳ではない、 と言う事で説明がつくと思います。 非正規戦では使い道が少なくても、正規戦では意義のある装備。 装備としては汎用性を欠く訳ですが、 部隊として汎用性を持つために必要な装備という事なのでしょう。 SBCTであってもFMに正規戦を想定した部分が有るのですから。 >人員移動 あくまでも補給路に対する敵の接近を阻止するのが基本ですが… そうですね…いっそ重装甲車両をトレーラーに載せ、その中に人もいっしょに載せて移動するのはどうかとw まぁ、真面目に言うと、これはWW2大西洋の戦いと同様に、 大規模コンボイ護衛形式+索敵攻撃(ハンターキラー)部隊による補給路近辺の制圧ではないでしょうかね。 下手に小規模で行うからマズイと思うのですよ。 WW2の船団護衛や対抗する対潜作戦がなぜ、あの形になったのか?そこに注目したいです。 (戦術ではなく、作戦としてです)
>船団護衛戦 もちろん日本や独ではなく、連合軍のです。 リサーチによる対潜作戦および船団護衛の変遷は地上戦においても、 ある程度は適応できるのではないかと思います。 「船団後尾!白色信号弾2発!」 サンドイッチにオニオンは入れないようにw
44 :
SBCT太郎 :2006/05/14(日) 18:38:24 ID:???
<正規戦とMGS かなり必要性が微妙なように思えます。ある程度の距離で瞬間的に 見たものを撃ててごく短時間でかなりの確率で撃破できる能力を、例えば T-35/85やT-55相手に発揮できるかという点がまずありますし。 次に通常戦においては多かれ少なかれ戦車小隊と機械化歩兵中隊などの 増援が考えられること。これはイラク戦争において欧州のイタリアから 第173空挺旅団の2個大隊が落下傘と航空機で展開したときに戦車小隊が 来ています。また、イラク西部において活動していた特殊部隊のしたに 戦車小隊がやはり付けられた例があります。C-17を戦車1両を運ぶだけで1機 使うのですけども必要ならできないわけではないようです。となると MGSは現地に運び込む優先度が低くなるんではないでしょうか。 機関砲を歩兵小隊の各車両に砲塔式で乗せている場合と違い、幸い 中隊単位で3両づつあるだけですから現地に持っていく手間のほうが 大きいなら車両ごと残していけますし。 となると第二騎兵連隊になぜ部隊配備されるのかってことになりますが。
45 :
SBCT太郎 :2006/05/14(日) 18:48:09 ID:???
<人員移動 これはヘリや航空機をどの程度人員輸送に使うかだと思います。 イラク内の4つの大規模な基地に米軍が部隊を集約する動きが時々報じられる んですが、いずれも滑走路のある大きな基地だったはず。 輸送機ならば飛行場周辺の警戒さえすればあとは肩撃ち式SAMの有効射高の 上を飛べるでしょうけど、ヘリが問題に。 また、車列については任務と手持ち部隊の規模の問題かもしれません。 絶えず移動ルートを巡回して路肩に爆弾を仕掛けられないようにするとか、 小隊毎の地区徒歩パトロールの送迎とか、外哨の部隊交代とか、民生部門が 地元のイラク人とちょっと遠い大都市で話し合うのでその送迎とか、 大隊長が地元の族長や署長と話すのでその護衛とか、いろいろと多忙で 手持ちのガントラックをうまく配分するとどうしても少数の車両で動く 局面があるんじゃないでしょうか。 人数不足というとそうなんでしょうけど、部隊を増やすとあとあとの 年金、医療保険、学業奨励金やらでさらに負担が増すのと、さらに兵員の 質というか出身背景層が変化する可能性があります。
46 :
SBCT太郎 :2006/05/14(日) 18:52:04 ID:???
<船団護衛 実はyou tube で見た土産物の動画の中には車列が通過するときは 他の通行車両を全て路肩に一時停車させてそこを高速で通過していく という一場面がありました。これは最近はやり方を変えたという報道も あります。地元の人が多数生活している点で海でのやり方はそのまま 導入できない面があります。 でも、内乱をどうみるのか、どう対処するのかという比喩という話 では分かる面があります。その場合、大西洋の狭間がなんかバグダッドの 周辺と内部に多数あるみたいでちょっと例えていいのか分からないのですが。
47 :
名無し三等兵 :2006/05/14(日) 20:55:29 ID:???
結局アメリカはなんだかんだ言ってM1がある程度そろうまで作戦発動しないと思うけど。 MGSはそれまで睨みを利かせられれば十分。
48 :
名無し三等兵 :2006/05/14(日) 21:09:22 ID:???
>47 相手によります。アフガニスタンでは当初は北部同盟軍を始めとする 地元民兵、軍閥+特殊作戦部隊にCIA作戦要員の組み合わせで航空支配のもと 作戦を開始、後にキティホークなどを跳躍台にしてカンダハル南に 海兵隊を送り込んでいます。このときはLAV-25を持っていったはずですが 海兵のM1戦車は送り込んでいません。 ちなみにイラク戦争の時はクウェートかカタールにあった陸軍の事前集積装備 を用いて第三歩兵師団の各旅団は武装しています。これについては車両の型も そうだったんですが、補修部品のパーツの揃いが本国の駐屯地の時で使って いたものと異なり、これがイラク戦争中に部品が届かず修理ができないので、 動けて、撃てて、通信できたら戦闘可能とみなしたという状況に繋がったとか。
49 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 15:59:26 ID:???
さすがのソ連も、人と車輌は別に降ろしてたと思う。 MGSは敵歩兵を制圧し、撃破する為の装備で、対装甲任務にはATGWを任てます。 戦車に向けて105mmを撃つコトは出来ますけども、それは主たる任務ではありません。 正規戦、非正規戦を、ことさらに分けて考えても幣を生じるだけでしょう。 歩兵の任務は多岐に渡り、その前進と展開に必要な装備としてMGSが構想されているのです。 MGSがソレを果たせるかどうかは、色々悩ましい点はあるのですが。
51 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 22:44:31 ID:???
ワルシャワ大戦車軍団を遅滞戦で挑む即応戦力として 対戦車を狙ってるんなら105mm砲なわけないもんね どう見ても対戦車自走砲じゃないよ
52 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 23:03:23 ID:???
>50 最初に改編された旅団の歩兵大隊3個中2個は迫撃砲やMGS代替のATGMが いなかったり、その後MGSの開発が滞ったままイラク派遣されて2年過ぎるを みていてあんまり必要とされていないのかなぁと思い始めました。 <MGSと戦車 TOWでは不安な瞬間的な直射能力を近距離に置いて歩兵に提供する 役目を果たしているのだと思います。この意味において戦車に対する自衛 戦闘はありえるのではないかと思います。 <非通常戦と通常戦の区別 イラクやアフガニスタンのようなところで使うときにどの程度 必要とされるのかなぁと思っています。通常戦と非通常戦で部隊や 兵士に求められる資質とか訓練が違う気もしています。はっきり意識 しているわけではないのですが。
53 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 23:09:37 ID:???
MGSが配備される予定のSBCTは、FV持ってないよね。ストライカーって、今のとこ 12.7mm積んだだけのAPCでしかない。そこに専属の火力支援車両予算もらえるとなったら、 25mmより105mm積んで欲しいっつーのはわかるような。弾数の問題なら、25mmの代替は 手持ちの12.7mmでもやれなくはないわけだし、12.7mmで抜けないような難敵に相対したら 中隊本部から105mmまわしてもらえばいい。逆に言えば、中隊本部から増援出すのは 25mmと105mmのどっちがいい?って話なんじゃないの?中隊のAPCを全部25mm砲塔搭載の FVに置き換えるか、105mmを3両足すかって話なら、そりゃ前者になるでしょうけど。 陸自も89式FVがレア状態で、戦車も600両(!)なんて言われるんなら、CT-CV105mm砲塔を 89式の車体に載っけた装軌MGSを、普通科中隊に各4両ぐらい配備してもらおうYO!!(無理
54 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 23:23:24 ID:???
>>52 ある歩兵の戦争
対称戦
・的が軍服を着ている
・的が塹壕や建造物に篭っていることがある
・的を捕虜に取る場合、自己にある程度のコミュニケーション能力が必要
・前線がある
・相手によっては、的の武装が結構いい
非対称戦
・的が制服を着ていない
・的が塹壕や建造物に篭っていることがある
・的が市民に紛れている場合がある→武装してれば的扱いOK.
・的を捕虜に取る場合、自己にある程度のコミュニケーション能力が必要
・前線がない
・場合によっては、的の武装が結構いいけど普通はAKとRPGぐらい
上の人間はいろいろ考えなきゃならんだろうけど、歩兵にとっちゃ大差ない。
撃てと言われりゃ撃つし、ツッ込めと言われりゃツッ込みます。
的が篭ってる建造物が、荒野にある要塞であっても市街地にある普通のビルでも、
ツッ込んで撃ち殺したり撃ち殺されたりするぶんには大差ない。
非対称戦なら、ドライブしてるだけでIDEで吹き飛ばされるから心配でおちおち
車内でうたた寝もできないけど、対称戦と違って前線突破されて戦車で蹂躙される
心配はしなくていい。その程度の違い。
55 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 23:36:19 ID:???
>>53 あるSBCT歩兵の戦闘
「こちらA小隊!パトロール中に武装勢力のアジトを発見。鉄筋コンクリート造の廃屋です。
現在、機関銃とRPGで反撃を受けています。中隊本部より至急増援を願います!」
1.中隊本部から歩兵1個小隊と自走重迫と機関砲搭載型のMGSを送る
2.中隊本部から歩兵1個小隊と自走重迫と105mm砲搭載型のMGSを送る
3.戦域司令部に連絡して、アパッチかA-10を送ってもらう
4.中隊本部は攻撃を受けている。応援はこない
アンタならどれがいい?オレは断然3.がお薦めだ。1.や2.も悪くはないが、
根性見せて勲章もらうなら4.だろうなw
56 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 23:43:46 ID:???
>>55 半万年ROMれ。
ここは貴様如きが参加出来るスレじゃ無い。
57 :
名無し三等兵 :2006/05/15(月) 23:58:10 ID:???
>>56 お前如きが参加してるんだから、犬でもチョンでも立ち入り可なんだろ?w
58 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:04:28 ID:???
自走重迫ってまずなんだ?M113にモーター内蔵したやつか?
少なくとも、このスレで>55の3が"効果を挙げてない事実"について語る手間は要らなかったんですがね。
60 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:18:58 ID:???
>53 イラクやアフガニスタンでの戦争と通常戦の違い 通常戦は戦術核、戦域核、戦略核までも持った相手同士がお互いの手の内を ある程度察しあってたぶんある程度まで事前に想定している範囲内で進むと 双方が仮定していた戦いでした。 今の非対称戦というのはこれに対して都市が地形ではなく、人が実際に 住んでいる場所として意識される戦いであり、戦術目標も設定しにくく 通常戦において優越を確固たるものとしてくれる武器の性能の差が 戦闘が自分に有利に帰結することを保障してくれないということです。
61 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:21:17 ID:???
それで今MGSの近況なんですが、開発テストに14両くらい使われています。 このほか27両を第二騎兵連隊(たぶん欧州にいく部隊だと思うんですが いまは部隊名称を替えている時期なんでちょっと不明です)に配備されます。 しかし、それ以外のSBCTに配備されるかはまだ未定のようです。 NBCRも開発が遅れていたのですがフォックスの代替としての可能性が あるという話が出ているのと比べると寂しい状況です。
62 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:25:41 ID:???
それで、実はカナダのGDでは25mm搭載LAVも各種走っていますし、 LAV-Vではないけど海兵もピラーニャからLAV-25を買っててこちらは 25mm機関砲を積んでます。だから米陸軍も25mmを小隊各車に積んで そのかわりに砲塔バスケットとか機関砲弾の分、1両あたりの歩兵の数 を減らすという選択肢もありえました。 しかし、とらなかったのはやはり歩兵の数を重視したのが 大きいと思います。これはUAやUEが叫ばれていた当時、SBCTは歩兵大隊3個 のままで行ったことや、そもそもIBCT-Liteが採用されなかった(歩兵大隊2個 編制)でも傍証となると思います。SBCT-1の3個歩兵大隊のうち1個は 新編でしたし。
63 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:32:09 ID:???
>54 通常戦と非対称戦あるいは非正規戦との最大の違いはこの戦に 負ければ西側陣営は欧州を失い、世界を失い、国家は滅びるという切羽 つまったところが無い、そのかわりに戦闘が別な形で激化する可能性を 秘めているところだと思います。 西ドイツにだってフランスにだってソヴィエトロシアのスチームローラー の進路上に市民はいるわけですが、それが一種捨象されてもやむをえない 状況だったのが今では違うわけです。 つまり、戦争のごく小さい段階までも報道を通じて政治になるのです。 例えば刑務所で犬を使って拘束囚を脅したらその後延々と報道が続き、 軍法会議が徐々に下から裁き始め、教範の改訂が問題となるというように。 目の前の敵を殺すことではなく、敵を支える地盤を崩すことが勝利であり それを海の向こうの異文化の地において組織を変革し、新たな装備を支給し、 部隊のローテーションを組み、議会と報道に説明しつつ戦わねばなりません。
64 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:38:34 ID:???
歩兵の戦争では通常戦において民心を掌握するため村の長老に 敬意を持って接し相手が要求してきたらそれに対して何を約束すべきか その約束を軍の機構をどう動かして果たすか、果たせなかった場合 それをどう次へ繋げるか、あるいはある予算を渡されたらそれを 手持ちの人員でどう生かすと治安と働き口に電気、水にどう繋がるのか、 という社会への理解、そしてイラク人企業家と契約したらどう 契約管理をし、履行を確実にするのかということはやりません。 この家に内乱者がいるからとりあえず砲弾打ち込めると突撃が楽だ というのは分かるんですが、その家に誰が居るかの情報を取る、 家を壊していいのか、地元はどう思っているのか、そしてイラク警察と どう連携するのか、そういうのが違います。
65 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:41:18 ID:???
それに武装勢力というのは別に従来的な意味での攻撃を仕掛けなくても いいんです。例えばヘリが飛んでたら路上に廃タイヤを積み上げて 火つけてもいいんです。パトロールがちょっと離れた都市の街区にきたら その郊外で自動小銃乱射しているだけでもいいんです。 相手の歩兵が怯えたりその歩兵をみている地元の人らが怯えて協力 できなくなれば武装勢力が勝ちます。
66 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:45:34 ID:???
歩兵の能力は占領して土地を確保することにあるとして、その土地にいる 人間に占領されることが暫く我慢だけど結果としてはいいことなんだ、 自分の国がいい方向に向かうんだというのを納得してもらうのはたぶん いろいろと武器というより、おそらくは兵士が生まれてきた組織、そして それ以上に社会、それから占領側の社会と被占領側の社会の違いあたりが 大きいんではないかと。 かっこよく言えば兵士が外交官なわけですが。家屋突入の手順とか ドアの破り方というのは兵士の技能として必要であり熟練度合いも確実に 分かるでしょうけどたぶんそこの問題ではないと思います。
67 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 00:55:18 ID:???
だから軍の中の議論としては、対内乱作戦に対応した軍のあり方 とか、通常戦闘段階からの移行が迅速に出来なかったのは何故かとか、 対内乱に必要な要件が明らかとなったらどうやって通常戦のみに 対応したところから対内乱にも対応した形へ切り替えていくのか、 その伝達としてよい方法はあるのかってことでいろいろと議論が進んで 居るんだと思います。 軍の各種研究機関とかでは冷戦最後の前から既にいろいろ本が出ている のですけども、それが次第に大きく取り上げられるというのはイラク戦争後、 通常戦闘で劇的な勝利を納めた余韻が去ってからのことではあります。 さらにこちらがそれを終えているのはその2、3歩あとでしかも かなり取りこぼしがあるわけですが。
68 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 12:32:51 ID:???
>>62 >だから米陸軍も25mmを小隊各車に積んで
>そのかわりに砲塔バスケットとか機関砲弾の分、1両あたりの歩兵の数
>を減らすという選択肢もありえました。
軍研によれば、FCSIFVは乗員3名歩兵9名だそうですが、どうやって載せる
つもりなんでしょうね?ラフCG見ると、かなり大きめの機関砲砲塔が後部寄りに
ついてるんですが。
>>67 作戦指揮や兵士の対応力以前に、100万の兵力を投入してきちっと初期に制圧
しておけば、今日イラクはここまで泥沼化しなかっただろう、というのは
あちこちの軍事評論家に言われてますね。それに、壊滅させた軍組織から
溢れ出た元軍人たちの管理ですね。壊滅、といっても戦闘能力を持った兵士を
皆殺しにしたわけではなく、指揮系統を潰しただけですから。こう言われれば
ごく当たり前のことなんですが、後手後手になっちゃってますね。
69 :
名無し三等兵 :2006/05/16(火) 16:09:31 ID:???
>68 FCSはたぶん完成されることは無いんじゃないでしょうか。 自走砲とロボットだけ切り離して別口にして、次世代戦車をそのあとから 出してくる形になると思います。次世代戦車はロシアと中国の動向、 ことに中国の脅威は前面に出して話している感じがするのでそこいら 次第でしょうか。 <初期制圧 パパブッシュ政権後に陸軍の師団を大幅削減せず 規模を維持しており、アフガニスタンでの"RMAの成功"による少数精鋭 部隊を短期に展開、戦闘、撤退させ二正面戦略の抑止力を維持する という考えが無かったら100万とまではいかなくてもかなりの規模の部隊を 投じることが出来ていたと思います。 国家としてのまとまりがなくて国を基準にでなく自分の部族のことを 考えて暮らす世の中で国軍を作るのは並大抵でない努力でしょうから、 その後もかなりの期間部隊が現地に縛り付けられる状態になったでしょうけど。
70 :
名無し三等兵 :2006/05/17(水) 23:46:58 ID:???
100万の兵力・・・とは行かないけど初期制圧時に国境をきちんと管理するなり封鎖するなりの人手があれば 外部から宗教戦士どもが入り込むのを押さえれて今のこんな状況にならんでよかったんにってとこだろ
71 :
名無し三等兵 :2006/05/18(木) 19:33:28 ID:???
>70 アフガニスタンでジハードをやり、ボスニアやコソボでジハードを 続けた人達もいるんでしょうけど、一説によると内乱勢力の10%くらいしか いないという話です。 <100万名 トルコとかエジプトとかインドネシアとかの参加がないと無理な数字かも。 どっちにしろアメリカが指揮権というか上に立って調整する立場を崩さない ためにはかなりの規模の部隊を出さないといけなかったでしょうし、1990年代の 軍縮をやったあとじゃ無理な数字かもしれません。 <仮に100万名が投じられていたら シリア国境で2003年の通常戦闘最後のあたりで激戦が伝えられたカイム などの治安はかなり変わったと思います。しかし、クウェートばかりでなく サウジアラビア、ヨルダン、トルコのはっきりした協力と基地提供がないと 効率よく投じれなかったかも。仮にクウェートだけから発進させるなら シーア派諸都市バスラ、ナシリヤ、サマワ、ナジャフ、カルバラと落として 順次イスラム諸国の部隊を中心に諸都市の治安と復興活動を開始して態勢を 整えてからユーフラテス川を遠く離れてアマラ、クート、ヒッラ、バグダッド へ進出する形になったかも。もっともこれで内戦状態が回避できたかは いささか不明ではあります。シーア派民兵に準備期間を与える形にも なりますから。
72 :
ななしさん :2006/05/18(木) 21:58:36 ID:T2j7lEmi
あげ
というより、指揮系統が残ってるうちに組織的に武装解除し、管理出来なかったコトが問題だったでしょうね。 ヒトデをバラバラに千切って、海に放り込むようなマネをしましたから。 最低50万は必要と、当時のイラク戦スレで語られていました。
74 :
名無し三等兵 :2006/05/19(金) 00:52:44 ID:???
>72 保守有難うございます。 >73 単純に人口当たり兵が何名必要かという基準で考えると200名あたり1人とか 100名あたり1人という感じになる議論がどっかであったと思います。 イラクの場合、バグダッドが500万人都市でモスル、バスラがこれにつぐ規模 であり、都市は占領治安維持に人手を吸い込むのでゆれがあると思います けれど。 <イラク国軍解体 あえて弁護すると ブレマー代表率いるCPAが批判される点ではありますけれど、 シーア派とクルド人主導の政府を将来的に構想するならばスンニ派が主体 である国軍や情報治安機関は不安定要素であるとみたのかもしれません。 当時は我々が解体したのではなく、勝手に蒸発していたのだという 言い方をしていました。 その一方でユーフラテス河岸の諸都市では民兵、準軍事組織の抵抗、 バース党を主体とした民兵組織の抵抗が激しかったとされています。 イラク陸軍の解体と再建と平行してこれらの組織に対する手当てが必要 だったはずでそこいらは余り論じられていない気がします。
75 :
名無し三等兵 :2006/05/19(金) 22:19:22 ID:???
<FCS 2002年の段階で技術的には大胆であるし、様々な懸念があるが ブロック毎に分けて開発していくのは支持しうるという内容の話があります。 弾薬、装甲、複合動力、ロボット、センサー、ネットワークにFCSに必要とされる 要素を切り分けてそれぞれの技術がFCSを可能とする程度まで成熟するのは いつかをざっと見積もりつつ、変革するリスクについても触れています。
76 :
名無し三等兵 :2006/05/22(月) 22:36:51 ID:???
insrugent iraq 読み終わる。 ザルカウィの神話の形成と連合軍およびイラク暫定政権による利用を説明し、 ザルカウィのイラクでの内乱の戦略を、シーア派とスンニ派の亀裂を 自爆攻撃でもたらし対連合軍統一戦線の成立を阻止し、自らの望むスンニ派 国家の樹立を目指すとする。 アルカイダの唱える聖戦の系譜をイスラム兄弟団にまで遡り思想の変遷を 辿る。また、ザルカウィの半生を辿りテロリストの首魁として台頭するに いたって決定的だったのがアメリカによる名指しでの非難だったと見る。 テロリストが米国により神話化されて国際政治に影響を与えた例は カルロスがそうだったような気がする。
77 :
名無し三等兵 :2006/05/23(火) 14:04:12 ID:???
アエラ、田岡俊次さんが海上自衛隊の作戦演習計画案が漏れた話について 書いていた。北朝鮮が南下の気配をみせ中国がそれに連動するというのは 佐世保の艦隊が懸念している事態を様々に一つの演習の中で盛り込んだ 内容のような気がするが、筋書きとしては古めかしいんだろうか。 中国国内への北朝鮮崩壊時の難民越境については普段からの中国国内での 人口移動とか知らないので不明なり。ダムとか環境問題で大きな数が移動 しているという印象があるのだけれど、朝鮮族が武器を持って国境を同族の 住む地へ越えるというのは別問題なんだろう。
78 :
名無し三等兵 :2006/05/24(水) 08:30:06 ID:???
MGS小隊の車両定数3両と防御時における火力配分とかってのはどうなんだろう。 中隊の担任する地域内で戦車がきそうな経路に3両纏めて張り付くんだろうか。 ジャベリンと組み合わさってどうにかするのかな。
79 :
名無し三等兵 :2006/05/24(水) 18:54:01 ID:???
>中隊の担任する地域内で戦車がきそうな経路に3両纏めて張り付くんだろうか。 戦車がきそうな経路には、対戦車中隊呼ぶんじゃないのか。 歩兵中隊の対戦車装備ってのは、あくまでも不測の事態に備えた保険であって 積極的に待ち伏せしたりするもんじゃないだろう。戦車が来るとは思ってなかった、 しかし遭遇してしまった、もう逃げるに逃げられないから対戦車兵器持って来い、 というもんなんじゃないのか。特に米軍においては。 MGSの任務はあくまで歩兵部隊に対する火力支援であり、その「火力支援」の中に 対戦車戦闘は含まれてないはず。戦車が来る、というのが事前にわかれば、 MGS小隊が配備された中隊であっても、とりあえず退避するはず。 無理して歩兵砲で本物の戦車と無謀なガチンコしなくても、有効な対戦車部隊は いくらでもいるんだから、米軍には。
>MGS小隊 軍研の記事によると、側面警戒などの場合、(つまり防御的任務) MGS小隊は分割され、歩兵小隊に各1輌が火力支援に配属とされてました。 ただし各火線は交差可能なようにして、分割配置されたといっても、 相互支援は忘れないようにするとは思いますが。 当然、状況によって集中配置の方が良い場合もあると思います。 >MGSの対戦車戦闘 たしかに主要任務ではないと思いますが、 本格的ではなくても、一時しのぎにある程度の 対機甲戦闘が行えるのは強みではあると思います。 敵が戦車だけで攻撃してくるとは思えませんし他の装甲車両が随伴している可能性は高いので、 ATM部隊が敵戦車を相手にしている間、味方ATMの制圧を試みる敵IFVやAPC、 そして下車展開する敵歩兵を相手にしなくてはいけないでしょうから 対機甲戦闘時にMGSの対応すべき目標は事欠かないかと。
81 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 01:34:55 ID:???
>79 確かにそうではあるんですが、戦車の場合、路外機動力も一応 あるので道路沿いに来る場合ばかりではないというのと、ストライカー旅団 全体で9両しかATGM積んでいる奴がいない(今は違うようですが)ちゅうことが あります。 さらに市街地を挟んで極めて不規則な形に戦線が作られている間に 割ってはいる場合、対戦車ミサイル車両を呼ぶ暇もなくT-55が担任地域に 出現ということもあるわけですし。 さらに、TOWというのは錯雑地形に潜んで開豁地形にいる相手を狙い打つには いいんだけど、両者ともに錯雑地形に居る場合は先に見つけても、相手の弾が 先に自分のところに届くというのがありそうな気がするのです。
82 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 01:37:23 ID:???
ということで、歩兵に対する火力支援というのはバルカンなどでは かなり微妙な内容ではないかと。ことに低劣度紛争に介入する、治安維持や 平和執行においては市街地から逃げるという贅沢が許されないことが ままあります。(セルビア人の飛び地村を守っている場合。逃げれば セルビア人は壁際に並ぶはめになる。そしてその失態は世界に報道 される)。
83 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 10:38:08 ID:???
クウェートからイラク各地への車列の例となる話を訳してます。 民間契約業者との調整があるにしても最終的な目的地はイラク政府機関 だったりするわけでどうしても分離しちゃうのと、装備が色々と違い統一が 取れないことなどがあり、ある程度は小分けにせざるを得ないのかも。 首相指名前後にあったクルド人の立場を石油やキルクークと絡める報道でも そうだったんですが、ニュースの焦点がイラクの事情のあちこちに脚光を あてては数日もしないで動いていくのが続いている感じです。
84 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 13:36:14 ID:???
ストライカー装甲車、鳥篭装甲をつけてタコマ港へ月曜に向かう。 港湾で反戦団体が抗議行動。逮捕者がでたとの報あり。 今週にはコンテナとともに船積み。
85 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 15:36:13 ID:???
上訂正 タコマ港でなくオリンピア港。
86 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 17:34:10 ID:???
>>80 >対機甲戦闘が行えるのは強みではあると思います。
「対機甲戦闘が行える」≠「対戦車戦闘が行える」
敵戦車の主砲有効射程内をウロウロするような運用は禁止だろ。
>ATM部隊が敵戦車を相手にしている間、味方ATMの制圧を試みる敵IFVやAPC、
敵戦車部隊に先行する偵察隊ぐらいなら叩けるだろうけど、それはそれだけの事。
というか、ATM部隊は攻撃前に位置暴露しちゃ失敗だろ。IFVやAPCの心配する前に、
戦車の反撃を心配して、撃ったらすぐ逃げないと。
>>81-82 >対戦車ミサイル車両を呼ぶ暇もなくT-55が担任地域に出現ということもある
>市街地から逃げるという贅沢が許されない
そんなに脅威度の高い地域に、ストライカー投入せんでしょ。ソマリアの二の舞だ。
政治的にどうしても、ということであれば、無理してでも戦車中隊随伴させる。
その場合でも、MGS小隊の配属されたストライカー中隊が敵戦車部隊に接触した場合の
最優先任務は、HIDEorRUNだ。自軍に無駄な犠牲を出させないことも、立派な任務の一つ。
SBCTは脅威判定が困難な地域での任務に就く事が想定されており、だから装甲化されれるです。 局所的、局時的に高い脅威を受ける事はあるわけでして、その時避退するか固守するかは、 それこそケース・バイ・ケースです。 全く装甲されてない軽歩兵ですら、戦車相手に踏み止まるコトが要求される事はあるのです。 で、MGSは"歩兵砲"なわけですから、当然ながら"歩兵の戦闘"に寄与するように考えられています。 対機甲戦闘の主役が"ストライカー"ATGMと歩兵の"ジャヴェリン"である事は確かですが、 旅団あたり1個というATGM中隊の密度は、ストライカー中隊に配されたMGSを考慮したものとは 考えられるですね。
88 :
名無し三等兵 :2006/05/25(木) 22:40:00 ID:???
>86 <脅威度の高い地域への展開 確かに戦車小隊や中隊で補うのでしょうけど、欧州にいくストライカー旅団の 場合、空挺歩兵旅団が輸送機を回してもらって飛行場に送られるの平行してブルガリア などにいる部隊が自走して走っていくのとかの場合は戦車を送り込むだけの 輸送機が手当てされるのかちょっと疑問なのです。 今のところは戦車1両運ぶのにC-17を1機使いますし、戦車を運ぶとなると 有効に生かすためにいろいろと物資や整備も運んでそれを守る人手を割かねば なりません。 そして大抵、軍隊が派遣される場合はNPOやNGOなどがやはり乗り込みます し、民間航空機の発着とも飛行場を分け合う必要があります。駐機場や整備点検施設 の同時受け入れ能力やら夜間運用能力やらいろいろあって、空挺旅団はへたすると 落下傘で降りる話になるのかも。 通常戦においては増強されるとははっきり謳っているのですが、それ以外の 低劣度紛争事態においては脅威度がたちどころに変化する都市環境を考えている 節があるようで、そこいらがちょっと不明です。 また、例えばボスニアとかの場合、戦線を整理して停戦地帯を作っても 当初の戦線自体がややこしく入り組んでいてパトロールで走る廻る距離が 非常に長かったそうです。停戦に応じた民兵勢力からの重装備の引渡しが どの程度履行されるのかという問題はありますが、なんかどうも市街地の すぐ外に塹壕掘ってて町の反対側に戦車を集結させといて押し出してたような 印象があるのです。
89 :
名無し三等兵 :2006/05/26(金) 06:42:03 ID:???
歩兵支援が主任務ならMGSに積むタマはやっぱHEATやらHESHが主体になるのかしら。
90 :
名無し三等兵 :2006/05/26(金) 22:55:59 ID:???
>89 たしか回転式の弾倉が背負い式砲の下にあり、その弾倉に弾を補充する装置が あり、別に車体各所に弾を置く場所があるというようにいつだったかのPANZERで 書かれていました。 即用は回転式弾倉と予め装填済みの1発になるんでしょうか。 弾種は105mmNATO戦車弾なら一通り使えると思うので、HEAT、HESH、APFSDS、 キャニスター弾などが揃っているはず。 よく謳われている鉄筋コンクリートの壁に歩兵が通り抜けられる穴を 開けるにはHESHということになるのですが薄い壁なら120mmキャニスター弾でも 貫徹できるみたいな話がちらっと星条旗紙であったように思います。 イスラエルだとフレシェット弾を市街地で使っているらしき動画がでていますが そこいらを踏まえた交戦規則が関わってくるかもしれません。
91 :
名無し三等兵 :2006/05/28(日) 08:30:03 ID:???
海兵隊のハディサでの住民殺害について衝撃的な内容が出てくる との観測がBBCで報道されている。連邦議会で元海兵の議員などが 取材を受けて発言が引用されている。 ストライカー装甲車の港湾搬入について逮捕は最終的に16名となった 模様。但し抗議者の数はolympianのビデオを見る限りさほど多く無い。 また、船積みのときになにか動きがあるのかも。 インドネシア、ショクジャカルタで大地震。死者は3500名。
92 :
名無し三等兵 :2006/05/28(日) 08:36:34 ID:???
オリンピア港とタコマ港は別々の施設だが距離は近い。 フォートルイスからはオリンピア港のほうが直線距離では近い。 所要時間はどちらが短いかは不明。 交通の便はちょっと不明だが、州間道5号を経由していくらしい。
93 :
名無し三等兵 :2006/05/29(月) 12:29:31 ID:???
>>87 仮定に妄想を重ねられても、返答に困るなぁ。
万能兵種である歩兵を喩えに出すってのも、的外れである感じがあるし、
ストライカー旅団に対戦車部隊が薄いのは、そもそも旅団そのものが対テロ戦争
という特定の状況に適応させたものであるため、戦車の脅威が高い状況下に
投入される可能性が低いから、とも解釈可能なものであり、水掛け論にしか
ならない示唆だな。米陸軍が全般的に対空部隊が薄かったり、自走砲がなかなか
更新されないのは、米軍の圧倒的な制空能力、空爆能力に応じたものであるというような
実例を交えたものでもないし、な。
で、ちょっと調べてみたんだが。米軍関係者で、ストライカーMGSで対戦車戦闘を
「やれます」「やります」と公言してるのは、見つからなかったんだ。あるいは
アリアドネあたりのホビー誌なら、「対戦車戦闘もこなせるMGS」と紹介している
のかもしれないが。信頼に足るソースを見た上での見解なのなら、何で見たのか
教えてくれないか?
94 :
名無し三等兵 :2006/05/29(月) 12:35:56 ID:???
>>88 装輪装甲車を持った旅団を丸ごと空輸しようという米軍の輸送力は、
外から見れば正気の沙汰じゃないものがあるが、その膨大な航空輸送に
C-17の20ソーテイ程度を割り込ませるのが、それほど難しいとは思えないが。
何より、現地の状況にあわせて、空輸される部隊の優先順位も変わるだろうし、
あの米軍が、NPOやNGOの民間機に遠慮して戦車を送らないなんてあり得ない、
という印象があるんだが。
うむ。仮定に妄想の続きで申し訳無いのですが、米陸軍のフィールド・マニュアル(FM3-21-31)に
「ストライカー旅団戦闘群は、全ての様相の紛争において、軍団、師団、統合任務部隊に従来に無い能力を提供する
完全な対応部隊である」と既述されています。
その教義には「主要な戦域における戦争」という項目があり、小規模紛争、平和維持活動を差し措いてイの1番に
挙げられていますね。
つまり
>旅団そのものが対テロ戦争という特定の状況に適応させたもの
というわけではありません。
ていうか、端緒となったICBTは、テロ戦争前の構想だし。
また、フィールド・マニュアルには、MGSはSBCT歩兵中隊に直協火力を提供する事を任務とする、と述べられ、
必要な支援を受ければ、MGS小隊は、"洗練された脅威"に抗して任務を続行出来る、とされています。
挿画(  ̄▽ ̄)つ
ttp://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-21-11/image771.jpg 戦車の代わりとか、ぜってー思うんじゃねぇゾ、と但書きも付いてますけどね(笑)
96 :
名無し三等兵 :2006/05/29(月) 20:34:31 ID:???
>93 MGSについて対戦車戦闘を自衛で行う能力を求めている文書です。
http://fas.org/man/dod-101/sys/land/docs/bct/Annex-B-MGS-31-Jan-00.htm もっとも一つ上に戻って榴弾砲のあたりを読むと今では実現が求められていない
内容も入っていますが。
(5) The MGS primary armament must have the capability
to engage and destroy a variety of level II armored vehicles
(light skin and armored through T-62) as a self defense capability.
Rationale: The IBCT’s robust missile capability provides
its primary anti armor capability. The MGS must, however,
when in a chance encounter with armor systems,
be able to engage and seek cover in self defense.
97 :
名無し三等兵 :2006/05/29(月) 20:38:43 ID:???
<テロ対応 確かに対内乱あるいはテロ対応での能力は例えば河津幸英さんのテロ対応部隊という くくりで取り上げられていますが、それに留まるものではありません。 どちらかというとIBCT(interim brigade combat team)と呼ばれていたころは コソボ航空攻撃をやったんだけどその政治的効果および軍事的な戦果が疑問視され それでは地上部隊を送りましょうということでアパッチヘリを中心に地上部隊を 派遣したのですが現地に展開するのにかなり日数がかかり、しかも現地で慣熟訓練 しているうちに墜落する機体もでてついに実戦に投入できなかったことが 関連づけられていました。
>96 おお、手間が省けましたm(_ _)m MGSに対する対戦車自衛戦闘能力の要求について、仮定と妄想を積み重ねようかと思ってたんですが(笑) てか1秒差ですな。
99 :
名無し三等兵 :2006/05/29(月) 20:45:39 ID:???
なのでコソボの場合はセルビア主体のユーゴ軍とコソボ自由軍(KLA)との 間に割って入る平和執行、平和維持的な任務がまず求められ、 ついで、セルビア人の町や村を保護したり行政の復興を支援するなどの 平和創設任務が期待されていたといえると思います。 >94 <NGOやNPOと飛行場の能力を分け合う これについてはrandの一番最後の戦略機動の研究で1個大隊を事前に紛争 地域の付近に展開させておき航空機を割り当てて十分な受け入れ能力のある 飛行場が確保できればかなり早期に展開できるというような話をしていた と思います。 そしてその検証では最大の制約要素は往々にして割り当てられる輸送機の数 や飛行距離ではなく受け入れ側の飛行場の能力でした。 そして、実例としてコソボ展開のプリスティナ空港の能力を軍民が分け合った ことが取り上げられています。 米軍が受入国や関係国の制約を受け入れるのは今に始まったことでは ありません。たとえばリビア航空攻撃のエルドラド渓谷作戦ではイギリスから 発進したF-111がスペインをぐるっと廻って飛んでいます。これはスペイン、 フランスが領空通過を拒んだためです。たぶん、これが世にいう入域拒否能力 の一つなんでしょう。
>98 いえ、有難うございました。MGS小隊のFMそのものは非公開に なっているのでSBCT歩兵中隊のFMの補遺のところか要求文書から引用する しかないのです。あとは9月11日以前だったらO&OなどでFMの原型を 概観することができたのですがこれも公開禁止に。今ではCGSCあたりの 当時の学生論文から再現するしかありませぬ。もっともFMを読めば済むので やる必要は無いのですが。 ちなみに恐ろしいことに車両間通信ネットワーク関係などは河津幸英さんの本 で取り上げられている要素以外が積極的に導入されていたりして変化が激しいです。 当初の構想を概観するには一番いい本なんだけどその後もSBCTへの投資が続いた ために内容の一部が古くなってしまうということが起きました。
<自走砲 これについては本当に不思議です。さらに事態は進んで 歩兵学校と機甲学校、砲兵学校と対空学校を統合するという話になっている (フォートノックスからフォートベニングへ機甲学校が移転、 フォートブリスからフォートシルへ対空学校が移転) んですが、近接航空支援で砲兵の代わりがどの程度務めるんでしょうか。 FCSは必ず潰れると思います。今、規格化旅団整備でやはり予想外に 費用が掛かっていますし、今後はイラク、アフガニスタンから戻ってくる 装備の再生にまた出費があります。となると自走砲の更新が遅れている ことは問題になるわけでNLOS-CをFCSから切り離すか、或いはクルーセーダー を焼きなおすか、或いはPzH2000やAS-90を導入するかになると思います。
テイラーの柔軟反応戦略がベトナム戦争の段階的圧力論と絡んでいるのを 知り複雑な感じを覚える。 統合運用の話でゴールドウォーター・ニコルス法以前の時代の話 だけれども。
103系
初心者質問スレから誘導されてきました。 SBCTとIBCTとHBCTの位置づけが分からなくて困っています。 とりわけIBCTは、ともにInterim Brigade Combat Team と Infantry Brigade Combat Team の略称のようで、自分の混乱に拍車をかけています。 歴史的には、SBCT構想からIBCTとHBCTが派生したのですか? また、それぞれはどういった違いがあり、能力を持つのでしょうか? 簡単にでもいいので説明していただけないでしょうか。
情報技術の革新に伴う、展開能力と戦闘能力を併せ持つ高度技術自動車化部隊の構想は 1980年代に遡りますが(第9自動車化師団)、IBCT(Interim Brigade Combat Team)は 1990年代末期に提唱されました。 理想とする将来は将来として、現行の技術で実現可能な手段として構想されたのがIBCTです。 (だから暫定=Interim) その具体化したものが、Strikerを基幹としたSBCTであると言えます。 HBCT(Heavy Brigade Combat Team)と現IBCT(Infantry Brigade Combat Team)は、 そうした一連の流れに今次イラク戦の経験を加味したUnit in Action構想の下に 産まれたもので、動機としては、SBCTの直接の発展形といったものではありません。 HBCTは戦車大隊、機械化歩兵大隊、偵察大隊、機甲砲兵大隊の各1個づつを基幹とします。 IBCTは軽歩兵大隊2個、偵察大隊、砲兵大隊基幹です。 情報が古かったり混ざってたりしてるでしょうが、先ずはこんなトコで。
>105 当方の知識はまず米陸軍の陸軍参謀総長の交代毎に就任時に打ち上げられる 構想とその後の変遷という構成になっているのであまり国際情勢の変遷などを 踏まえていません(ようは米陸軍からみた歴史をなぞっている段階) 例えば、師団から旅団に戦略単位(政治家が意識する部隊単位であり、 世論が承知する部隊の投入規模の基準でもある)を切り替える動きがでてくると 従来までの師団編制の変遷の歴史にかえて、旅団編制の変遷の歴史をきちっと 準備して刊行してwebにあげるという動きに当方はのっかっているに過ぎません。
それを踏まえて 米陸軍がその戦力を海外へ出すにはいくつかの方法があります。 まず戦争が起こりそうな地域に予め部隊を出しておく方法。これは 例えば冷戦時代のドイツです。かつては米軍の機甲師団が軍団をなして 駐留し東独国境との国境に張り付いていました。 次にあるのが船で米大陸本土から重装備を運ぶ手間を省こうというわけで 予め戦車や装甲車に自走砲、その他車両に弾薬、修理部品に至るまでを 戦いが起こると困る場所、あるいは紛争地域の近くなどの倉庫に入れておく 方法です。事前集積といいます。倉庫が海の上に浮かんでいる船だったり 港湾に停泊している船だったりしたりすると洋上事前集積といいます。 普段は米大陸などの駐屯地で自前の装備を持って訓練している部隊が いざことあらば飛行機に乗って現地に飛び倉庫で保管されていた装備を 受け取って戦力となるわけです。 これは戦ばかりでなく海外での演習などでもこの方法が取られることが あります。例えば湾岸戦争以降イラク戦争開始に至るまである時期から (詳しいことはどっかに資料があったんですが)第3歩兵師団はクウェートに 輪番制で旅団を送り込んで演習させていました。その際には事前集積 されている装備を使っていたはず。
最後になるのが米本土から部隊を装備まるごと投入する方法です。 実はこれは米海兵隊の動向とあわせて慎重にみなきゃいけない分野 なんですが(そして米陸軍が出している資料だけではそれが欠落する)、 それはひとまず置いといて、 特に緊急事態においては航空機による装備の輸送が問題となります。 その前に触れておくべきことが中東と米国のかかわりだと思います。 オスマントルコの退潮と近代的なトルコの成立、ユダヤ問題の解決として イスラエルの成立、そして第二次世界大戦後の英国の帝国再編とイスラエル 独立、パレスチナ難民の発生、中東戦争でのアラブ、エジプト側の挫折 が背景にあります。ともかく結果として中東は米軍がかつて戦ったことは ない土地でありながら、石油という原材料にもエネルギーにもなるものの 大半を産出するためにそこへ米国に敵対的な勢力が進出するのを牽制し、 安定的な状況を作らざるをえない場所です。
米軍が戦ったことのある土地は要するにその後には現地との深いつながりが でき部隊を駐留する足がかりができます。これは占領だけでなくて同盟国 としての援助という形でもあります。 しかし、中東においては英軍は香港はもっていたものの、シンガポール、 インド、エジプトをはじめとする中東、マルタ島から撤退しジブラルタル まで下がってしまいました。 一方、戦後西側世界において首魁となった米国は東側と冷戦をしています。 そして東側は例えばキューバ危機においてキューバに対空ミサイルと 核弾道弾を持ち込んだり軍を派遣したりするし、また東側陣営の各国も それぞれアフリカに軍事顧問団を派遣したり、武器を輸出したり、独立した 諸国へ独立の思想基盤と経済援助をセットで与えたりします。 ソヴィエトロシアは西側陣営と違いアフリカに帝国主義植民地 を持っている国ではなかったですし、当時の共産主義は例えばパリに行って 学んだり、少し前にはイギリスの伝統的な大学で流行っていたした とかあるんで、ここいらはイスラム思想の潮流ともあわせていろいろ 考えなきゃいけないのでしょうけど。
こうなると、米国にとってまずやるべきことは中東において自国と 歩調をあわせる地域内の大国を見つけることが必要ということになります。 歩調をあわせるとはいっても冷戦期でしたから、東か西かでいえば西、 敵の敵だったらひとまず味方で構いません。 米国がみつけた相手はイランでした(ほんとはここもサウジアラビアを 始めとする湾岸諸国との関係がいろいろあるはず)。当時のイランは パフレヴィー朝というのがあって上からの近代化を進めており、 米国は大量の兵器を売却するなどしてこれを援助しました。 ただ、イランはイランでBMP-1を導入するなどしており、フィンランド のような路線だったという可能性もあるかもしれませんが。航空機は F-14、水上艦艇はキッド級(イランに引き渡されませんでしたが)、戦車は チャレンジャー(その原型。同じく革命で引き渡されず手直しされて英陸軍へ)、 歩兵戦闘車がBMP-1だったかな。単にごたまぜという話もありますが、 どうせ外国から輸入するならいいものをというのは分からなくもありません。 これが貧乏な日本だったらドイツやアメリカから輸送機、旅客機などを 少数輸入してとなるんでしょうけど、石油収入で潤っている国相手の 商売ということで大口ではじめて売るのか、それとも大口で一式導入するのが かえって安上がりなのか。湾岸戦争後のサウジ、クウェート、エジプト、 オマーン、UAEなども東側装備から西側装備へばたばた切り替えたり大口の 購入をしています。
で、そのパフレヴィー朝はイスラムの伝統によらず上からの近代化路線を とりますが、これが独裁的傾向とあいまって民衆が乖離し、シーア派宗教指導者 の巻き返しにより革命となり、1979年にはついに王政は覆されるに 至ります。
で、これはおりしもベトナム戦争以後、欧州戦域での戦闘力を高める ことを重点においていた路線がひとまず結実しつつあった米陸軍においてや、 米国全体において衝撃となります。 第4次中東戦争序盤において奇襲を受けたスエズ運河の防衛線と ゴラン高原の防衛線を突破されたときもそうでしたが、米軍は中東に おける同盟国が危機に陥ったときにそれを軍事力で支援する能力があるのか という意識が現れてきました(ここいらは叙述のあや、まだ確かめて いない)。
ともかく各軍が投入できる戦力を取りまとめる組織が必要だということで 今のCENTCOMの原型が誕生します(海軍の空母派とかがなんかいってそうな もんですがどうだったんでしょうね。地中海とムルマンスクに掛かりきり だったんだろうか)。 そして米陸軍内では、航空機で投入でき通常戦をこなせる戦力として 軽歩兵師団の構想と実験が始まります。
ここで当時の輸送機をみると、C-130とC-141にC-5(1970年に運用開始)でした。 今でこそC-17が短距離に離着陸でき戦略輸送(戦域と戦域の間の輸送)をも こなせるとしていますが、当時は戦術輸送と戦略輸送は別でC-5は数が少なく C-130とC-141で運ぶことが考えられていたようです。 ということで、C-130で運べるという制限内で装備を考え開発することに なります。しかし、M551に続く空挺戦車は結局配備されるところまでは いきませんでした。また、米陸軍では対戦車能力を重視した方向から 軽歩兵としての歩兵を重視する方向で師団整備の路線が切り替わり ます。
かくて戦力整備の重点から外れ、妥協と迷走の果てに 第9自動車化歩兵師団はTOWハマーを大量に装備した歩兵旅団二つ という形になりました。当時は1個師団の隷下の戦闘旅団は3個 でしたが、うち1つは州兵旅団をもってあてるとされたのです。 (これは州兵の戦力活用という話が別にある) そして最後期には湾岸危機での米陸軍の部隊 派遣の波の中で兵員が派遣部隊などの充足のために抽出されてついに 閉隊されるに至ります。
そして湾岸戦争と前後としてドイツではベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツは統一。 ワルシャワ条約機構も解体する中で、米陸軍も大幅に削減されます。二正面戦略の 話がこのときの削減基準で絡んでいるような気がしますがこれも調べていません。 いずれにせよ、冷戦後で軽歩兵がさまざまに使われる局面が多くなったようです。 例えばハイチに1194年空母アイゼンハワーに第10山岳師団の部隊が搭載されて 向かっています。このほかの局面でも様々に同師団や空挺師団は用いられた ようです(未確認のため。
ここで問題となったのが、軽歩兵の機動力と装甲の必要性だったと思います。 例えば1993年10月にはソマリアのモガデシュでブラックホークダウンが起きて います。 ともかく冷戦終了前後に軽歩兵の機動と、機甲騎兵の戦力投射能力 などの方向で議論があったようです。
ここで機甲騎兵というのは師団の機甲偵察大隊だったり、独立した機甲騎兵 連隊だったりします。ベトナム戦争の頃はM551シェリダンを装備していた のですが、その後はM2とほぼ同型のM3(TOWの搭載数とかが違うとか バイクを積んでいるとかそんな話)でいくのか、M113で行くのか、それとも ハマーなのか偵察をやるにはどういう装備がいいのかという話が出てきます。 機甲騎兵連隊では戦車とM3を混ぜて編成していますが、後に設けられた 師団下の戦闘旅団の偵察中隊ではハマーだけです。隠密に偵察するのか、 それともある程度の戦闘を覚悟して偵察するのかという問題でもあります。
そこで騎兵をどうするのかという意識から例えばLAV-25のような装甲車両を 用いて展開性をあげた部隊を作れないだろうかという発想があったようです。 冷戦後の平和創設、維持任務で軽歩兵の戦術機動力の向上と装甲の必要が 意識されるというのはこれらの任務を果たした部隊が担当した面積が広大 であったことも関係しているかもしれません。例えばボスニアに投じられた 部隊はブラッドレーでかなり広い面積を走り回っていたとされます。 戦線というものがなく、不安定で落ち着かない地域を廻り活動するには 機動力だけでなく装甲が必要だったのでしょう。
たぶん、これらがIBCT(interim brigade combat team)誕生の流れです。 まとめると軽歩兵の能力拡張という路線でみるのが良いという意見です。 一方HBCT(heavy brigade combat team)はこれとは別な流れがあります。 on pointという2003年3月、4月に1991年から至るまでの流れをあわせて みている米陸軍が編纂したイラク戦争戦史があります。これの序盤の章で でてくる取り組みにForceXXIというのがあります。これは従来のAoE(army of excellence)での師団編制を手直しして師団に大幅にデジタル通信技術など を導入する実験でした。実験部隊となったのは第1騎兵師団と第4歩兵師団。 両師団には最新の重装備が入り、M1の最新型なども備わります。 これにイラク戦争での通常戦闘での戦訓が組み合わさってHBCTが誕生したと 考えるべきだと思います。
そしてもう一つのIBCT(infantry brigade combat team)は 従来の軽歩兵師団(第10山岳師団、第25歩兵師団)と空挺師団(第82)、 空中強襲師団(第101)を括る枠組みとなっているようです。空挺能力と ヘリボーン能力の有無はともかくとして、です。ただ、ヘリボーン については空中強襲作戦をイラクのサマラでもイラク政府発足のあたりで 大々的にやっていたりしますし、対内乱での空中支配が通常戦力側の 非対称性として有利だという議論はあるのでここいらはどうなるか 分かりません。
ということでSBCT構想からHBCTとIBCTが派生したかというと そうとは言えないのです。しかしSBCTという名のしたで様々な実験が され、それが今HBCTやIBCTに括られている部隊に導入されていることは あると思います。例えば新型迷彩や3年サイクルの部隊人事政策などです。 interim brigade combat teamとはSBCTを当初そう呼んでいたころの 名残です。legacy force, interim force, future forceの三本柱で 戦力を培養していくという方針があってそのうちの一つinterim forceの 具体的な形がIBCTでした。
第9自動車化師団は卓越した情報統制能力を有し、従来の師団の10倍の地積をコントロールし得る、と 言われてましたね。 すでに装輪車輌の戦場間移動力や情報技術の進歩によって、従前より広い戦域で活動する事は考えられてました。 で、当時はまだ、スウィング戦略がトピックとして語られていたかと記憶してます。 基本はニクソンの時代に打出された1+1/2戦略、つまり欧州正面での戦争(1)と極東or中東の小規模紛争(1/2)に 同時に対処する、というモノでしたが、必要に応じて強力な戦力を、世界のドコであろうと展開するという ある意味ムシの好い戦略です。 これに応じる戦力としてRDFが産まれたと記憶してますが、そうなると事前集積も具合が悪かった。 第9自動車化師団が本土から極東、中東への迅速な展開を謳ったのも、そうした流れの中にあったんじゃなかったかな。 一方で軽歩兵師団(当時10K師団、10,000人師団と呼ばれた)をこさえておきながら、こうした"実験"を行おうとしたのは やはり軽歩兵に不足する機動力と装甲、なにより機甲部隊に抗し得る打撃力獲得へのアプローチだったのでしょう。 あと、RDFにはもちろん、空挺/空中強襲師団、軽歩兵師団、海兵師団、そしてSL-7高速輸送船団を以って 全力を輸送可能な機甲騎兵連隊が含まれました。 軽歩兵師団に戦闘バギー(FAV、Fast Attack Vehicleだったかな)が配されたりしたのもこの頃。 最近見かけませんが、元気なのかなぁ。
それにしても当時、つまり1970年代後半あたりから、ですが、既にStriker出現の素地はありました。 海兵隊が"ピラーニャ"つまりLAV導入を決め、陸軍も1980年代初頭にはLAVに対して要求仕様を出してます。 軽歩兵師団創設に際しては、25mm搭載LAVとTOWハンヴィーの組合わせで打撃力を附与しようとしました。 (AGSが間に合わないため・・・当時はAGSでなくMPGとかなんとかゆってた) 野戦テストの評価が散々で、お流れになってますが。 この迷走っぷりは、XM8AGSのキャンセルまで続くことになりますけどね。 って、今も時々蒸返されてますが(^^;
>125 >126 詳しく有難うございます。知らないことが続々と。 <第9自動車化師団 たしか後方域作戦という話があったと思います。また担任できる地積の増大 に応じて砲兵大隊などでは牽引式砲よりも自走砲が必要とか、補給関係では 課題が大きいとかそのような内容が書かれていたのを読みました。 <RDF 海兵師団を除けば第18空挺軍団の傘下にある部隊が多いことに気付きます。 海兵隊は冷戦後の削減で軍と師団と旅団の区別がどうも不思議です。 東海岸と西海岸に組織があって、あわせて2個部隊を出せるという印象です。 <FAV 第9自動車化師団で実験されていたものの一つです。その後はどこにいったん でしょう。湾岸戦争のときにイラク西部でスカッド狩りしている部隊が使って いた奴がありましたけども。 <LAVに1980年代に陸軍が要求仕様 これはDoDのサイトのどっかにありそうで探しているのですがなかなか 見つからないのです。 <AGS M-8はサンダーボルト(120mm砲搭載 電気駆動)などで一応生きているのかも。 FCSの有人戦闘車両の開発がどうなるか次第ではありますけども。
128 :
105 :2006/06/06(火) 16:56:15 ID:???
・・・・・・多くのレス、感激です。 航空機によって迅速に投入されうる軽歩兵の能力を高めるため、暫定旅団戦闘団(旧IBCT)が提唱され、 それが発展してSBCTになった、ということですね。 そして、現IBCTとHBCTは、UA構想によって再編された部隊で、いわゆる歩兵旅団と機甲旅団にあたり、 直接の関係は無いもののSBCTの影響は受けていると。 詳しい説明、ありがとうございました。
>>126 そういやあのころDIVADSなんてのもやってましたっけ・・・
LAV-ADなんてのもあって、なんか延々と開発してました。 確か配備に漕ぎ着けたと思ったんですが、姿を見掛けません。 冷戦以後の海兵隊は、ダウン・サイジングしつつも3個海兵師団、3個海兵航空団、3個海兵支援群を維持してました。 印象的なところでは、M1A1(HA)に更新された頃の戦車大隊が、4個から現役2個+予備になってたこと、一時的に、ではありますが 70輌編制だった戦車大隊が44輌まで小型化したこと、海兵師団砲兵が5個大隊から3個大隊まで削減されたコトを覚えてます。 1990年代中期には、2万人程削減(18.2万から17.4万)されてましたが、装備の質的向上や運用の効率化でカヴァーする方向でした。 海兵遠征軍(MAF)、海兵遠征旅団(MAB)、海兵遠征部隊(MAU)は、状況に応じて編成されるタスク・フォースです。 MAFは海兵師団、MABは海兵大隊数個、MAUは海兵大隊を基幹として編成されます。 現状、米海軍は3個MABの同時輸送能力を求められてますが、目途がついてるのは2.5個の由。 管理コマンドとしては、海兵師団は連隊-大隊-中隊-小隊という結節を持つ3単位編制を採ってました。
>1990年代中期には、2万人程削減(18.2万から17.4万)されてましたが 19.8万から17.4万、です。
>128 HBCT、IBCT、SBCTへの改編はそれぞれイラク戦争に部隊を州兵を含めて 輪番制で送り込んでいる中で進んでいることに注意すべきだと思います。 派遣のために動員し、復員する中で部隊が充足するのにあわせて改編する という方向なのかもしれません。 またHBCTについては諸兵科連合大隊が取り入れられています。 ずっと昔のペントミック編制でもありましたし、装甲騎兵連隊では 長い間ありましたし、最近ではSBCTが中隊毎に迫撃砲、機動砲、歩兵と そろえていることを強調しているんですが大隊で戦車と歩兵戦闘車が 編制で組み合わさっているのが目新しい動きだと思います。
>129 師団防空兵器・試験でしょうか。division air defense systemかな。 <海兵隊の戦力 イラク戦争では西海岸の海兵隊、太平洋海兵隊から1個師団、東海岸の大西洋海兵隊から 1個遠征旅団がイラク戦争に出てその他の人員も支援にかなり回されて 実質的に海兵隊の総力をあげての投入だったと読んだ覚えがあります。 MAUは1982年にレバノンで大隊本部の入っていたビルが自爆テロで崩壊したとき あたりの用語で今はMEU(marine expeditionary unit)とたぶん言うと思います。 MAUだと海兵両用部隊でしょうか。 沖縄の第三海兵遠征軍については基幹をなす戦闘部隊が西海岸からの 輪番制の派遣となっていたと思います。軍の階梯で3つ残しておくのは 二正面戦略で海兵隊をいずれにも投入しうる能力の維持なのかもしれません。 しかし、現状ではMEBを出せばそっちの海岸の海兵隊は MEFが作れなくなる状況なんではないでしょうか。 <LAV-AD 海兵隊の場合は自前で航空部隊がいてハリアーとかがいるけどやっぱり 必要なんでしょうか。
<海兵隊の戦車大隊 2005年末でarmorによると 第1戦車大隊(カリフォルニア 29パーム) 第2戦車大隊(ノースカロライナ キャンプレジーヌ) が現役。 第4戦車大隊(カリフォルニア サンディエゴ)が予備。 このほかフォートノックスに分遣隊(海兵隊の戦車乗りはフォートノックスで教育を受ける)
アフガニスタンとイラクとも不安定でいつ大きな報道があるか 分からんのでちょっと浮上して保守します。
あげそこなった(汗。 軽歩兵大隊のハマーの数について書かれた話を読む。M1114ハマーは いいけどLMTVは未舗装道路では使い勝手がわるくスタックすれば回収する 機材が無いし、籠に卵を詰め込みすぎていると評価されている。 かといってストライカーも余り褒められていないのが微妙。
MAF、MAB、MAUはMarine Amphibious 〜だった時代の略語で、海兵両用戦軍(旅団、部隊)が適切でした。 やーねぇ。 UDPって言ったかな、3MEFは輪番制使ってますね。唯一の前方展開MEFですが、規模は他のMEFの約半分です。 >LAV-AD 昨今の米軍の戦いは、充分な事前攻撃(主に空爆と投斧)の後で行動発起しますので忘れられがちですが、 強襲を旨とする海兵隊の作戦では、近接防空火力は必須なのです。 殊に少数機による低空浸入や、秘匿基地から出撃する攻撃ヘリコプター等は完封が困難ですから。
LAV-ADって初期の写真を見ると4連装スティンガーと2.75in7連装ロケットを装備してるのがあるんだがあれってなんだったのか知ってる人います? ひょっとしてロケットランチャー改装の7連装スティンガーランチャーとか?
無誘導の"ハイドラ70"ですた。 ショットガンみたいな使い方です。スティンガーだけではレスポンスに問題があったので。 25mmガトリングだけでは、なんか不安だったんでしょうかね。ぱぱにはイマイチ理解出来ませんが。
140 :
138 :2006/06/08(木) 06:44:39 ID:???
>>139 ありがとうございます。
近接信管付ロケット弾をばら撒くと……。
いや、確かに戦闘機にはそういう時代もあったが陸上発射でかますとは。
おぉ、このスレに俺以外の人が居ついてくれた。感激です。 ときどき来てくれるランスさんともどもよろしくです(勝手に名前だして すみませぬ)。 <LAV-AD LAVの派生型は多いですね。LAV-Lというのがあって確か兵站用の補給物資を 乗せている奴だったでしょうか。これに対応するストライカーが無いです。 LMTVなどを使っています。
>>141 オイラもROMってますよノシ
書くネタがなんですw
近接信管・・・付いてたかな。( ̄- ̄ "スティンガー"携SAM、"アヴェンジャー"あるいは陸自93式近SAMは、あんまりレスポンスが好く無いのです。 シーカーを冷却する(不要を謳うシステムもありますが、現実問題として必要)手間を措くとしても、 ターゲットをシーカーに捉え、ロックする間に交戦機会を失する場面が、往々にしてあるです。 これが、戦術機やヘリのスタンド・オフ兵器に対する射程の劣位を指摘されながらも、自走対空機関砲が 取り沙汰される理由になってます。 しかし、突然出現する脅威に対して、極めて短い対処時間内に応じるという困難な要求は、システムの価格を 吊上げてしまいがちで、それが実配備へのネックとなってます。 つまり対応する相手と状況が限られている割に、高価くつくシステムになり易いのです。 多連装ロケットの装備は、そうしたディレンマに対する回答のひとつだったのでしょうが・・・・・・ あ、取敢えずロケットが一杯飛んできたら、AHのガナーはうろたえるかも。
20mmのガトリング砲とロケット弾、どちらも備えたのは瞬間的に 発揮できる投射量を最大にするためだったのかも。 それと艦船の対空レーダーがある程度は脅威が来る方向を見張ってくれる のでそれと地形にあわせた布陣で出てきそうな向きに砲塔を回して おけばどうにかなるんじゃないでしょうか。
>>143 近接信管無しって効果あるんですかそれ?
絶対当たらんような気がするが……。
当たらんからスティンガーランチャー*2になったのか。
>146 地上発射のロケット弾の飛翔経路と精度を考えると近接信管の 安全装置解除のタイミングとか信管の作動範囲の設定が難しいかも しれないと想像しています。空中を飛んでいる航空機同士であれば 周りには何もないのでしょうけど、地上部隊に随伴している場合、 樹冠の上からローターマストを覗かせているヘリに近接信管付きの ロケットを撃ったら樹林に反応して起爆しそうな気がします。 艦船搭載の個艦防御用のRAMだと直撃のみだったでしょうか。 <Panzer6月号 ラインメタルの低反動120mm、105mm戦車砲の話。自衛隊第3師団と 第10師団の改編の比較。連隊の各機動部隊への直接支援中隊の整備と 歩兵中隊の軽装甲機動車化による車両整備需要の発生の関連が指摘 されていました。フランスあたりのVBLを使っている部隊の編制とかが 知りたいような気がする。前半では地形と有効な戦力として動かせる 単位の関連が強いと強調。対戦車部隊については第5旅団にMPMSが 配備されて実射訓練が行われたりしているけど、第3師団はLMATの話が 中心の模様。
ザルカウィ殺害される。またフォートルイスでは中尉の出征拒否が ニュースに。これは微妙にオリンピア港であった反戦運動の余波で 増幅されてメディアの注目を集めている模様。これまでにも少なくとも 10名の士官がイラク戦争での派遣を拒否しているそうですけど。
ザルカウィ殺害。ウィリアム・アーキンはイラクやヨルダンの協力を得ている との報道からある程度米軍の情報収集能力が向上してきた現れとしている。 イラク復興については語らず、3万名の駐留で航空戦力と特殊部隊でイラク政権 を支援する形にすべきと論じる。 早期撤退を促す論議の一つなのか、ちょっと分からず。TF-145についても少々書き これまでに戦死者が少なくとも10名でていると書いている。
米海軍、河川戦闘群が5月25日に発足。NECC(海軍遠征戦闘軍)は サイトが見つからない。探し方が不十分かも。
>147 自衛隊の歩兵連隊への直接支援中隊と軽装甲機動車による自動車化 と直接関連する内容のを訳してUPしました。 ハマーは後継が取り沙汰されているのだけど、GMVなどや派生型を提案 していることと、通常戦志向からの離脱と不正規戦の環境対応という意味 で面白いかも。
今回は、殊に興味深く拝見いたしました。 まぁ、貨物輸送型M1114となりますと、メカニズム的にはともかく、コンセプトとしては 仏VAB装甲車からストライカーの間に帰結しちゃうんじゃないかと思うのですが(苦笑) 現地整備能力の向上も、被空輸性(空に限らないですが)との兼合いが悩ましいのです。 トラックバック追ってみたら、そこ81式さんのブログです。うわーお(^▽^;
>152 ストライカー装甲車は僚車で回収できるか、重装輪装甲回収車が 無いと回収できないかが大きいと思います。 スタックしたLMTVが自隊の車両で回収できないと言っているような節が あるのでましてや20t前後までいく鳥篭装甲つきストライカー装甲車は 無理だという見方も。 それと、 かつて軍事板の軽装甲機動車スレでは車両は乗り捨てて下車行動をとる といっていましたけどそういうのはどうなのかなぁと。イラクの画像だと 小隊長あたりの判断で下車して徒歩で小隊が歩きその後ろをハマーが ついて歩く形ですが。 <81式さん うわっ、光栄だなぁ。
>ストライカーは無理 しかし、小銃分隊1個+その装備を積載可能な装輪装甲車となると、どうしてもその規模になります。 要は砂漠に水を求めるが如きもの、とかなんとか言うハナシです。世に魔法は無い、と。 装甲ハマーが便利だからと、装甲貼ってエンジン強化してサス強化して接地下げるためにタイヤゴツくして、 というスパイラルですね。 >軽装甲機動車 あれは正規戦想定なので、車輌は後方部隊で回収してしまうのです。 長期に渡って継続的に活動する秩序維持活動とは、考え方が異なるのです。
>153 >スタックしたLMTVが自隊の車両で回収できないと言っているような節が >あるのでましてや… 現実的にかなり難しいかと。 自動車爆弾で車軸をやられたLAV25を道路脇に引っ張り出せたのは戦車回収車w
>154 1個分隊で9名に運転手と銃手で合計11名。 貨物輸送型ハマーだと 運転1人 助手席1人 運転台の屋根に円くハッチを開けて銃手が1人 後席に2人。荷台に4人で9人でしょうか。荷台に6人乗せられれば11人。 >155 地雷の程度次第で装軌と装輪のどちらが良いかは違うという例ですね。 タイヤが吹き飛ぶ程度で済むなら装輪のほうが便利だけども車軸がやられると 話が違ってくる。
>158 でも重量が15tくらいある。ハマーの代わりにはならない。 むしろC-130のサイズを気にしないで作った装甲のみのストライカー装甲車 に近い。
>156 輪装甲戦闘車輌という硬質路面での機動力しかない半端重車輌を都市部に投入するという事は 障害物をいたずらに増やすだけの効果しか生まれないというだけでは? ゲームと違ってやられた車輌が跡形もなく消え去る訳じゃないし。
>160 都市部の例としてイラクの都市部を考えて見ます。 今のところ知っている例がそれだけですので。ボスニアやコソボでも 都市というか居住地域でも部隊が投じられているのでしょうけども。 イラクの都市部で使われるといっても局面が様々ですが、 例えばクウェートからバグダッド国際空港まで大型トラックを護衛する車列、 空港の外周道路付近の荒野にいつもいる遊牧民の天幕を毎日見て回るパトロール、 この両者にともに使える装備はたぶん装輪装甲車両しか 無いということだと思います。 装甲を強化したM113が退けられているのはM113をM113で回収できないし、 速度が遅く、車齢がだいぶ高くなっており整備補修に手間がかかるということ だと思います。
結局、回収車が配せないと装軌装輪問わず、どうにもならんのでしょう。 我が重装輪回収車もえらいなガタイですからね。 充分な機械力を、どうやって附随させるかという問題になるですよ。 で一方、さる御方に話を伺うコトが出来ました。 高機動車、軽装甲機動車の防護能力ですと、2輌に1個小銃班乗せる方が好い、という御話です。 装甲トラック程度の防護能力ですと脆弱すぎて、相互支援、交互躍進でカヴァーせざるを得ない。 サマワでは、そのように運用してるそうです。 1個分隊乗せたければAPCかIFV、という御話でした。 まぁ陸自の活動様態と米軽歩兵のソレは、また違った面はあるのですが。
>161 なんかすげー身びいきな評価にしか見えないな。 >162 装軌なら僚車もしくは回収車をもってフォロー可能。 装輪は回収車以外のフォロー手段を持たない。 選択の自由度としてはどっちが広いんだろうっていうことでしょ。
>>162 ヲタの間では、軽装甲機動車が4人乗りなのはかなり不評だけど
実際はそういう運用も考えて4人乗りにしたんかいね。
こないだ、長文スレで4人乗りは財務省の横槍だとか言ってた香具師がいたような・・・(もちろんDARPAではないが)
あのサイズの装輪装甲車としては、普通なんですけどね>乗員数 ド真ん中にリングマウントもありますし。 パナマやグラナダにおけるHMMWVの運用や、仏VBLの運用は耳に入ってたはずです。
でも、戦略機動中の対RPG防御を考えると IFV装備部隊以外はあのクラスの装輪装甲車を全ての歩兵部隊に持たせたいなぁ でも中隊に数十両も車両があったら管理とかめんどそう
167 :
161 :2006/06/20(火) 02:17:57 ID:???
168 :
161 :2006/06/20(火) 02:22:38 ID:???
>163 身びいきというか訳して感情移入したのかもしれません。 でも、基本的には戦略機動というか、戦域内での長距離移動というか、 戦闘が発生しうる地点複数が経路上にある交通線を長距離部隊で纏まって 移動する能力が装輪装甲車の強みなのだと思います。 というか、日本の場合だと戦略機動というのは本州にいる部隊が 北海道に行ったりなど方面隊を超えて部隊が動くことなんだけど、 米軍の場合だと米本土からどこかの戦域に部隊を一式投じることを意味する 時点で外征軍と防衛軍の違いが出てくるんですよね。装備が似ているから といって一概に簡単に比較できない面があります。
169 :
161 :2006/06/20(火) 02:29:16 ID:???
>166 ちょっと計算してみます。 1個小銃班4人で1両とすると2両で1個分隊(分隊長はどちらかに乗る)。 小隊には3個分隊と1個武器分隊で合計4個分隊。これで8両。これに小隊本部 に2両で10両(小隊長と小隊軍曹を別々に乗せる場合)。 中隊は3個小隊、したがって30両で中隊本部で2両を足して合計32両。
170 :
161 :2006/06/20(火) 02:32:38 ID:???
<回収 CH-47で泥濘にはまり込んだ車両を吊り上げるのを思いつきました。 そのまま道路上まで吊り上げて運んで降ろすか、ヘリが飛んできた基地まで 戻って修理するとかできるかも。ただし、ヘリが展開するとなると 燃料と整備の手間は装輪車両の比ではないはず。 あえなく没に。
171 :
161 :2006/06/20(火) 02:45:34 ID:???
土建屋ですが・・・以前、お隣の別現場(某スーパーゼネコン○林組)の進入路のぬかるみに25t ラフター(総重量≒30t)がはまった。今からの生コン打ちの邪魔になるらしく、みんなオロオロしてる。 私らは「あの通路じゃそりゃハマるわな」とニヤニヤして見てたんだが、10tトラック(総重量≒20t)で 引っ張ってもスリップして全然ダメ。そうこうしてる間になんと生コン車が到着w 普通電話して止めとくだろがw かといってうちも明日生コン打ちだから、明日に延期されても困る・・・ そこでうちの現場のミニユンボのオペ(運転手)のおっさんに聞くと「あんなの楽勝だよ」と言うので、 ちょうど昼休み前だった事もあり、工区境の仮囲いを外して急遽出動。 いわゆるコンマ25(0.25m3バケット、重量≒7t)の小さいユンボだったので皆半信半疑だったんだが、 なんと一発であっさり救出。引っ張るだけ。やっぱり踏ん張りが利くのね・・・ そりゃ民生用と軍用では違うでしょうけど(ウインチがあったりとか)、地盤つうのは正直です。普通の 砂利道で一台通れたとしても、5台10台と通るとたちまちへこみ、水気が出てきてケーキ状になる、 なんてのはざらでしょう。装軌ならドーザー付きが1両あれば均して踏めば済み、スタックしても ワイヤーかけて引っ張るだけ。「装輪だけ」でやろうとするとどうなるのでしょう。ホイールローダー持って 行けば均しは出来るでしょうが、回収は踏ん張り効かないと出来ない地勢もあるのでは。アウトリガー出 そうにも出せない所もあるでしょうし、リカバリーに相当時間と手間がかかる場合もあると想像します。 かの隣現場を仕切る主任は所謂本社採用の「幹部候補生」らしかったのですが、何しろ現場をろくに 見てないから仕事の段取はデタラメで手戻りの連続、うちにも出入りする業者曰く相当なムダ金を使った ようで、うちの現場ではいい物笑いのタネでした。陸自ならそんなアホは現場に送らんでしょうけど。 素人の駄文、朝っぱらから失礼いたしました。
>>171 >数両掛りとなると一旦は乗員だけ出して
>あとは回収待ちをすることになるのではないかと思うのです。
> ならば、重装輪回収車が来るのを待ってても同じことではないかなぁと。
小隊内で対応可能であることと、連隊本部からの救援待ちとじゃ雲泥じゃない?
>173 連隊というか中隊の一つ上に頼まないとと重装輪回収車がこないか というとそうではないのです。2002年にHSVスピアヘッドにて輸送実験を 太平洋岸でしたときの搭載した車両一式は以下のとおりです。 ストライカー歩兵輸送車 14両 M1083トラック MTV 2両 M149A2 清水トレーラー 2両 M984A1 レッカー車 1両 M998A1 ハマー 4両 M966 ハマー 3両 M1101 3/4t貨物トレーラー 1両 M1102 1 1/4t貨物トレーラー 1両 このうちのM984A1レッカー車は重装輪回収車に相当します。するはず。 いや今から念のために確認します。ということでストライカー中隊1個だけを送り込むときは きちんとレッカー車を手当てするよう計画しているんではないかと思うのです。 問題はアフガンの山岳地帯の広い州で活動する装甲ハマーの中隊の支援に 回収車を付けられるかと、付けることに意味があるかなのですが。
変な議論だなー。 IBCTにM113なんか装備できないし、ストライカーでも無理。 高望みすればIBCTがIBCTで無くなっちゃうジレンマの話じゃなかったのかね。
>176 アフガニスタンの山道でLMTVがあんまり役に立たない未舗装道路網で 活動する話ですよね。そこでハマーなりなんなりの回収車両として何が 実際的なんだろうなぁと。そこから枝道にずれました。
>172 いえこちらはさらに素人でネットであれこれ捻っているだけなので 実際を知っている方の話ははるかに貴重です。 装輪回収車があるのは、回収する現場まで行く手間の問題だと思います。 中隊か大隊かで回収能力を持つとするとそれぞれ中隊の各隊が活動している範囲、 大隊の活動している範囲に回収車を持っていく必要があるということに なります。となると、担任する地域が広がり、路外で機動することが少ない のであれば装軌よりも装輪のほうが路上での長距離の移動に適し、未舗装の 路面も傷めずと有利なことが多くなるのではないかと思うのです。 しかし、読み直しますと 装輪回収車に小型ユンボを積んで牽引する、あるいはアンカー代わりに 使うという方法などはあるかもしれないなぁと思いました。
>177 無理だ。 結局戦車用の回収車とか戦車を出して一発で引きずり出せた。 今までの無駄な努力って何?って感じで。 なーんてことは富士で良くある光景のひとつ。
重装輪回収車は脚出して踏ん張ります。 >176氏が触れてるが如く、件のIBCTがおかれてる状況、情勢下でのハナシなんで、それは踏まえておくとして。 LMTVが問題になってますが、提案されている解決策が装甲型カーゴ・ハマーである点を見ても、「重い」装備の附与を 求めているとは思えないわけですな。 かといって「軽い」車輌には、なかなか要求を満たすモノが無い、というディレンマ。 カタログ上は宜しく見えても、キャビン容積とか見ると、うーむ、という。 装軌/装輪AFVの得失は、ミリ哲氏がブログで触れておられる通りなので、繰り返すコトも無いでしょう。 臼砲は重装軌マフィアの一因なんですがね。
>180 担任する地域の広さと開発の度合いの問題だと思います。 装軌を支えられるだけの大型車両を持ってこれる環境であれば 解決するはずです。 しかし、実際に極めて広い地域を与えられて道路網も未舗装である 場合、装軌車両を使うとかえって補給、整備の負担も大きくなり いろいろと困るんじゃないだろうかと思います。 宿営する地が担当する都市から砂漠で10kmとかちょうど60mm迫撃砲の 射程を超えて離れてて無人だけど道路は整っているという条件でも 自衛隊は装軌を持ち込みませんでしたし。これは任務を最大限 選んだ結果として得たことだと思いますけど。 combined action platoonみたいに村々に現地部隊と一緒に宿営する場合でも やはり即応部隊があってのことですし。
一つ考えられるのは担任する地域に現地勢力と組んで要塞を作るですかね。 たしかOEF(不朽の自由作戦)関係のスライドで複廓式の砦に駐屯した部隊の 話が取り上げられていました。 村の指導者と協力して村人が避難できる廓と自部隊が篭る廓を作って いざ攻められたら救援部隊が来るまで篭る感じです。 迫撃砲、榴弾砲の間接射撃と無反動砲の直接射撃に耐えられる作りであれば 大丈夫かな。
保守。テポドン2C/3の打ち上げ、搭載物は衛星か不明が近いため。 第172SBCTの帰還先遣隊がアラスカに到着。
>保守。テポドン2C/3の打ち上げ、搭載物は衛星か不明が近いため。 日本語でおk
たぶん「テポドン2C/3の打ち上げ(搭載物は衛星かどうか不明)が近いため。」 挿文して、括弧で括るのを忘れたんだと思ふ。
>185 いや、2chで流行っているのは知っているんですがこのスレで 煽るなら>183のまずさに突っ込んでくれるとかそっちのほうが嬉しい。 車両で解決できないなら小さく分けて砦で守ってヘリで即応部隊を 送るとか考えたんですよ。アフガニスタンでもイラクでもCH-47とかMH-47 とか落ちてるけども。とくにアフガニスタンだと高度があるし、夏になると きついかもしれませぬ。 >186 ありがとうございます。考えながら書いているのでつい前後の つじつまが合わなくなります。
いやいや。 多大な労力を割いた成果を対価も無く貪らせていただいてますんで、この程度のフォローで 礼を言っていただくのも恐縮です。 >砦 ヴェトナム戦争で、戦略村というものがありました。 その類なのかな、と。 アフガンあたりで米が実施してるかと、臼砲なりに当ってみましたが、掴めませんでした。
>186 <戦略村 これについてはベトナム戦争を扱う論文で評価が分かれています。 極端な議論だと社会経済的自立の支援ではなく、内乱勢力と支持層の分離こそ が対内乱戦略の核心であると論じる物がありました。 アフガニスタンの例については何かの会合で第82空挺の将校が見せた パワーポイントの画像で出てきた話です。2001年10月に航空攻撃始めて その後南部でタリバンとアルカイダに対する掃討作戦があってそのあとの 時期です。ちょっと探してみます。
ベトナムの戦略村か・・・乏しい記憶をまさぐって書く。 ベトコンの浸透に悩むアメリカが、昔マレーでイギリスがやってたのを真似たらしい。 要は、現地農民への浸透工作を防ぐため、砦を作ってその中で寝食させる。 米兵の歩哨が立つゲートをくぐって昼間の農作業に向かわせる。 いいアイデアとも思えるが、農民にしてみれば農地を奪われたようなもので、政府に怒りを抱き かえって農民はベトコン側に逃げちゃったとか。 アメリカはこういう所がいつもヘタクソ。 マレーでイギリスが囲ったのはゴム林や鉱山で働く労働者であって、先祖代々の土地で働く農民 ではなかったし、マレー戦争の反乱の主体はマレー人ではなく中国人だったのが大きな違い。 アフガンは遊牧民つうイメージがあるが・・・どうでしょうね・・・
>191 ぼちぼち訳していこうと思います。貨物輸送型装甲ハマーの話と 似ているところがあり、戦術について一層具体的なので参考になるかも。 ただし、スライドにあった火力陣地の概観画像が無いのです。多少、 センセーショナルな感じを抱いた覚えがあって覚えていたのですが。 >192 ゴー・ディン・ディムがキリスト教徒であり南ベトナムでは多数の 仏教徒の中で少数派であったこと、戦略村によりベトコンの活動を多少なりとも 撹乱しはじめたころに1963年のクーデターによる同政権崩壊で政治の空白化が 生じたこと、戦略村事業の進め方が拙速であり対象地域を一挙に広げすぎた ことなども失敗に繋がったとして指摘されています。
マリキ首相の国民和解計画発表される。 NYタイムズでCOBRA Uの筆者がケーシー司令官による撤退計画の話を 書いている。旅団が帰還しても交代を送らないことで9月までに2個旅団分 削減するとのこと。 自衛隊、サマワからトラック、軽装甲機動車を民間トレーラーに 乗せて撤退させ始まる。撤退支援のための部隊への隊旗授与式行われる。
モデルグラフィックス ばら物語 槍兵、騎兵、銃兵に分かれて それぞれ指揮官が連携を保ちつつ戦うさまが描かれている。 秘められた空戦の漫画化以降こういう描写が増えた気がする。 アーマーモデリング ワルシャワ蜂起で鎮圧に投じられた装甲部隊の話。 蜂起発生時点で市内のどこにいたかと、何日にかけて何をしたかが 書かれている。
週刊新潮に、フォートウェインライト、イールソン、フォートルイス、マッコード がテポドン2の射程内に入っている図があったのが印象に残る。 オーストラリア議会図書館の調査報告書(4pの短い物)を見る。 JSF F-35へのF/A-18とF-111Cからの代替についてF-15EなどにAESAなどを 乗せる動きがあり、一方F-22は部隊運用が始まっておりJSFの魅力がかなり 薄れているという話。 英国、トライデント更新について議論あり。10年かけて開発するならば 今年あたりには核体系をどうするか論議するらしい。
ちょい亀レス
>>174 中隊単位で戦術機動するのに、あんな巨大なトレーラーを中隊付きにしちゃったら、
トレーラーの路外機動力に中隊全体の機動力が拘泥することになるよね?
基幹道路に中隊本部が陣取って、そこから各小隊を送り込むことは出来るかも
しれないけど、中隊そのものがA地点からB地点に移る時、砂丘や湿地帯や田畑を
越えていくことが出来なくなるよね。それってストライカー部隊が持つ高機動性
という最大のメリットを、完全にスポイルしかねないと思うんだけど、どうかな?
さらにもう一点。
装軌の戦車回収車であれば、回収車そのものが回収対象の戦車と同等の路外機動力を
持ってるから、湿地帯でスタックした戦車を回収するのに、戦車が通ったルートを
使って現場到達が出来る。けど、この巨大トレーラー回収車の場合はどうなの?
ストライカーが踏破可能な湿地帯を通過中に、運悪く深みにハマっちゃったら、
トレーラーじゃ現場に到達出来ないよね?トレーラー型じゃ、戦場における回収車として
100%の信頼を置けないと思うんだけど。
ちょっと路肩にパークするつもりが、思ったより雪が深くてスタックしちゃった〜、テヘ♪
なんて場合は、トレーラー型でも十分だけど。ってか、トレーラー回収車って
「路肩スタック」「路上でIDEに壊された」ぐらいの時しか使えないんじゃないのかな?
まぁストライカーが路外をどれだけ走るんだということもあると思うけど、
回収車が必要な状況に陥るというのは、路上や路肩より、路外のほうが圧倒的だと
勝手に思ってるんだけど、あのトレーラーはどれだけの路外機動力持ってるのかな。
>197 HETTはタイヤの直径が大きいゆえか路外機動力はかなりあるとされています。 確か湾岸戦争だったかで機甲部隊の進撃に満足に追従できたのはHETTだけだったと 評価がありました。 ストライカーについては路上と都市の周辺が機動する場だと思います。 しかし、都市の周辺にもイラクだと沼沢地がありますし、道路も全てが きちんと舗装されているわけでなく、路肩も崩れやすいところがあるようです。 また、雨が降ったあとなど路面がぬかるむこともあるようです。 たしか、オーストラリアのグレイハウンド装甲車装備の部隊が敗戦直後の 日本に進駐していてスタックした写真が残っています。
どういった状況において、HBCT/SBCT/IBCTの投入が選択されるか、というコトに尽きます。 SBCTが許容される投入状況の多くについて、"アタッチメント"の規模は、その程度で済んでいる、というコトです。 HBCTだって治安維持パトロールに就くですし、IBCTだって、対機甲部隊戦闘に臨むコトは想定されています。 対応すべき脅威がどのレヴェルにあって、それに最も適するリソースが何であるか、というハナシですかありません。 もちろん理論と現実のギャップはありますが、その擦合わせについては、未だ模索中ですね。 といいますか、SBCTの価値は"ストライカー"にばかり目を遣ってると見失うコトになるんですよね(w
実は今訳している奴、
>>190 であげている奴は中隊の階梯で諸兵科連合で
砲兵や戦術航空に心理作戦や人間情報に民生を組み合わせ、大隊の佐官は
中隊の基地毎にばらけてと中隊を低烈度紛争の主体と据える内容になって
います。
この点ではストライカー旅団は中隊で固有の編制として諸兵科連合に
なっています。ただし、偵察・斥候については大隊階梯で小隊が纏められています
けども。
ただ、非常に微妙な書き方をしている文章で、例えば地勢については
稜線上にパキスタン側が監視哨を持ってて夜間暗視装置も備えているとか、
パキスタンの民族自治区の民兵の立場とか、基地の作りとかが後出しで
でてくる感じになっています。
>190の記事は未だ全部読んでないのですが(というか、なかなか頭に入らない)諸兵科連合中隊というか、 始めのうちは騎兵/偵察中隊なのかな?と思ってました。対戦車小隊が2個あるんですよね。 小銃分隊が6個というのも、高射偵察小隊2個のコトかな?とか思いながら読んでました。 "アヴェンジャー"まで編合されており、FLIR等の光学システムで支援してる記述があり、イラク戦以来の 同車の扱いっぷりが、なんだか憐れです。 まぁ12.7mmも付いてますけど。 サマワの陸自の軽装甲機動車の転覆事故。 あのクルマ、けっこー重心が高いのです。やぱしレッカー持ってきて回収そたそうで(笑) 怪我された方には御見舞申上げますが、5人乗ってたというあたりに注目してしまったり。 あと、落っこちたUAVとか。 FFOSじゃなくて、応急品使ってたはずですが、大過無く稼働させ続けたのは、ニポーンの 民生技術の優秀さというか、陸自のコマメっぷりが発揮されたというか。 ケータイ利用の路傍爆弾対策に(何時の間にか)ジャマーを全車が装備してるとか、 何気に色々ヤってるあたり、なかなか侮れません。
>201 最初は歩兵小隊×2 対戦車小隊×1 憲兵班×2だったのが のちに憲兵班×2は対戦車小隊×1に交代、そのほか榴弾砲2門からなる班が 追加されたそうです。あちこちの兵科雑誌や陸軍協会でOrgun-Eと並んで 情報が細切れで出てきてるのが面白いところです。 <サマワの転覆事故 ジャマーについてはwarlockというのがあると以前から言われてて一時は 新聞記事にもなった(たしか朝日で読んだ記憶あり)んですが配備の状況が 不明です。自衛隊は三ヶ月交代で第10次隊だったかまで派遣を重ねたわけで 陸上自衛隊の規模とかから考えると累計で5500名が派遣されたというのは 数十人に一人がイラクへ行ったことになるのかも(任期による人員の新陳代謝 を含まねばですが)。装備の手当てという面から行けば新規装備調達や イラクへ送る能力なども派遣部隊の規模を決定する要因になるのかもしれません。
>>202 HETTについての評価
確か読んだ話が湾岸戦争かイラク戦争の戦訓のところだったので
要するに実戦部隊で今後このような装備の導入を促進してほしいとか、この
装備は古いので変えてほしいというのが根底にあっての評価だと思います。
なのでそこらへんを割り引かないとまずいなぁとは思っています。
<HETTの接地圧
接地圧と問題になるのは車体の寸法かもしれません。イラクのように
幹線道路がしっかりしててトレーラーが行き来できるところはいいですけど
アフガニスタンの道路網はそんなに高規格でどこでもすれ違い自在でとか、
路肩はガードレールが巡らされているとか、そういう感じなのかちょっと
疑問です。
<重装輪回収車
ダブルタイヤ?8輪操向?なのかなぁと思いつつちょっと調べてみます。
見つからなかったら勘弁です。
<装軌と装輪の戦略投射の問題
C-130の寸法に拘れば貨物室の全高に収まる高さということででてくるかも
しれませんが、微妙ではあります。どちらかというと今は中隊と大隊で
どういう活動をしているのかあたりをざっとみれるのだけ見ている感じです。
けさになってHEMTTが正しい略語だったのに気づいたのでした。 >206 最小旋回半径が12mというのがちょっと気になるのでした。 メカについてはネットではAnsQのsoryaさんのレスしか見当たらないのです。 8輪操向だったら前4輪と後4輪の向きを逆にしてもっと旋回半径を 縮められると思うので8×8は無いかもしれませんね。駆動のほうは ちょっとトラックで類例があるか調べないと全然分かりませぬ。
>>207 >けさになってHEMTTが正しい略語だったのに気づいたのでした。
むっはー、どおりでググってもなかなかヒットしないと思ったw
HETTでググってもいくつか英語ソースが出てきちゃうのが恐ろしいところwww
HEMTTが8x8なんで、陸自のもほぼ確実に8x8なんでしょうね。
ちうか、よく考えりゃいくらなんでも8x4じゃ8x8の装輪装甲車についてけないよねw
>8輪操向だったら前4輪と後4輪の向きを逆にしてもっと旋回半径を
>縮められると思うので8×8は無いかもしれませんね。
8x8ってのは8輪駆動ってことで、8輪操向ってことじゃないよね?ね?ね?
陸自はこの車体に、87式や99式の砲塔積んで、L90や75式やFH-70の後継にして
自走化率を高めたりしないのかなー。87式の35mmは、40mmCTAにしてくれると
素敵だけどw まぁでも自動装填装置とかまんま積んだら、トレーラーに積むのが
もったいないぐらい高くなっちゃうのかな。でも600門しか火砲持たないのに
過半は牽引式ですって、日本はまともに戦争する気皆無だねw
そういえばJグランドにも、中SAM載ってたね。ストライカー部隊についても ちょろっと載ってたよ。パンツァーはAFV特集と銘打ってたけど、大したことは 書いてなかったよおな(汁
>>206 装軌式回収車が地雷で足回り吹っ飛ばされて牽引不可になった場合は、
そんな感じでトレーラーに積み込んで回収するんだろうけど、重装輪回収車
みたいな大物が吹っ飛ばされた場合は、どーやって回収するんだろうね?
とりあえず諦めて現場に放置で、最終的にはクズ鉄扱いで分解してゴミ掃除
のレベルで回収されちゃったりするのかな?
>210 重装輪回収車の回収。 たぶん、吹き飛ばされた車軸を浮かすようにして牽引するんじゃないかと 思います。一般交通には非常に迷惑となるでしょうけど、是非はともかく として夜間車両通行禁止とか、連合軍の車列は警笛を始終鳴らして走り、 一般車両は車列が近づいてきたら路肩に寄って停車して過ぎるのを待つ などをしていた時期があったようです。 ここいらが占領統治と国家建設の問題になるわけですけども、 人数が足りない、部隊が足りないという問題以外にも一旦戦闘を志向し 戦場と認識するとどうしても段階的に強制力を行使するとか、戦場の外交官 として振舞うというのが組織としても人の常としても無理なところがある のかもしれません。 通常戦闘終了直後の数ヶ月、数週間の間に投じられればという話で 戦力投射に結びつけるとしても戦闘して占領した部隊をすぐ交代できるのか それを許せる態勢が整っているのかちょっと分かりませんし。 基地の廃車両置き場の画像らしきものが以前あったと思います。 焦げた大型車両などもあったと思うので回収はやれているのでしょう。
>204 >接地圧と問題になるのは車体の寸法かもしれません。 正確には車体の長さと車輪直径の大きさ。 車輪直径が大きければ超壕能力があがるし、タイヤの接地面積も増える、 そしてより長い時間同ベクトルに近い状況で推進力を地面に与え続けられる。
>201 アヴェンジャーの扱い たぶん、長距離偵察装置と同じ扱いでしかも12.7mmも連動するし一応覆いが 付いているという利点があるんだと思います。ただしハマーの後部荷台を全部 占めるので斥候や歩兵を乗せていき難い難点があります。 リングマウント式の12.7mmと比べると旋回速度や車両の至近への視界などは どうなのか分かりませんが、例えばTOWの視察装置を覗きながら12.7mmを操作する よりは便利かもしれません。ただし、TOWの視察装置にミサイルチューブの代わりに 12.7mmを据え付けられるんだったら分かりませんが。
重装輪回収車自身が、路傍爆弾や地雷で擱坐する事態というのも、そう無いでしょう。 路傍爆弾や地雷で損害が出たら、先ず以って周辺の"消毒"が行われるですし。 まぁ事故で96式がコケた場所に、たまたま爆弾や地雷が仕掛けられていた、というケースもあるでしょうが、 そゆ事態が、どんくらいの蓋然性を持ってるか、というハナシですね。 >"アヴァンジャー"の扱い それこそ"スティンガー"ポッドを"ハイドラ70"の7連ポッドに換装してみる、とか(笑)
英国でアフガニスタン南部ヘルマンド州に展開した部隊から戦死者が 相次いでいるので議論に。タイムズの従軍記者が戦闘で危うい目にあった ルポを書いています。ランドローバーがいまひとつ防御力に欠けるとして 批判が巻き起こっている模様。 >215 ゲリラの規模と組織だってきているか次第という面もあると思います。 パトロールしている小隊を待ち伏せして、ついで基地から飛び出す即応部隊の 経路でも待ち伏せして、上空に飛んでくるヘリ目掛けて重機関銃を撃ったり、 同時に基地内に迫撃砲を打ち込んだりできるほどになっているとかなり厄介な 感じに。 路肩爆弾については、アスファルトを熱して柔らかくしたところで 爆弾を埋め込むのが流行ったので赤外線監視装置を積んだUAVを飛ばして 熱くなっている路面をみつけるようにしたという話がずいぶん前にあったと 思います。重装輪回収車は貴重でしょうし、自爆テロの現場に二両目が 突っ込むというのは良くあるようです。やられないとは言い切れないなぁ と憶測しています。
<アヴェンジャーの武装 整備を考えてスティンガーのポッドの中に実弾がこめられていないかも と思ったりしました。たしか、ウダイとクサイのフセインの子息二人に 孫(少年)を包囲したときもアヴェンジャーが出動して囲んでいました。 このときは突入が撃退されたあと、立てこもる上層階に TOWをかなり打ち込んで倒していた記憶があります。
>208 >でも600門しか火砲持たないのに >過半は牽引式ですって、日本はまともに戦争する気皆無だねw でも牽引式なら空輸できますが。 さらに、今の砲は牽引式といっても自走用のエンジンがついていて 陣地転換などは自力可能だったりしますが… まあ、牽引式の利点は他にもあるですよ。 考えてみませう。 でも、トラック化も欲しいといえば欲しいですが… だからといって牽引砲の存在意義はなくならないと想うです。 空輸が可能というだけで、どれだけ戦略機動能力が高まるかと… なぜになんでも機械化してしまう米軍でも牽引砲がなくならないのかと…
<牽引砲 今105mm牽引式榴弾砲が使われる話を訳してます。やっと半ばまで来ました。 一つあるのはアナコンダ作戦で105mm榴弾砲はAC-130が積んでいるのしかなくて 砲は持っていかなったのが、shkin基地での砲兵支援について触れられている 背景にあるのかもしれません。 米軍が105mm牽引式榴弾砲を導入か更新したのはフォークランド紛争で 役立ったのをみたからだったと思います。 もっとも山ばっかりあれば105mmがいるかというと、自衛隊の第12旅団では 155mm牽引式榴弾砲を使っているわけで、これはヘリを使って砲を機動する 余裕があるかと、105mmと155mmでどちらがいいか損得を考えた結果だと 思います。むっ、ひょっとしてこの話題ループしていますか? 少しは 新しいこと盛り込めたかな(汗。
>>218 んー、別に牽引砲の存在意義を完全否定するわけじゃないですけどね。
陸自が砲を空輸するための輸送ヘリをどんだけ持ってるんだ、とか。
輸送ヘリを支援するための偵察ヘリや攻撃ヘリの数は、とか。
牽引式最大の利点は「安いから数を揃えられる」なのに、自走砲とあわせて
600門なんて制限かけるようでは、最大の利点をドブに捨ててるじゃん、とか。
少数精鋭でいくんなら、空挺部隊やヘリ機動部隊のぶんだけ牽引式残して、
あとは自走化してもらいたいですよねー。天下の米軍は膨大な自走砲持った上に
「戦いは数だよ兄貴」という声に答えるために、牽引式も膨大に装備してるんですよねー。
空輸の利点を生かすために、あえて牽引式を選択してる部隊を除いては、そりゃ
装甲つけた上に自走化するのが理想でしょうけど、60兆円の軍事費使っても、
州兵の砲兵までなかなか自走化する金がまわらないだけという。
というか、部隊との連携上装軌で機動しなきゃならないぶんは自走化を完了させてて
その上でHiLoミックスのLo歩兵師団の砲兵を金かけて自走化しない理由は?
と聞かれれば、F-16をやめて全部F-15にしないのと同じです、という感じになるかな。
600門しか火砲持たない陸自のやる気のなさとはあんまり関係がないような気がw
ん、FH-70って空輸できるの?
出来るけどほとんど飛べない(燃料がつめない)って話しがどっかであった。 パフォーマンス専用っていう声も・・・。
>歩兵師団の砲兵を金かけて自走化しない理由は? 歩兵師団の砲兵は敵の戦線を突破しないから(ボソ
>>223 米歩兵師団の砲兵って、敵戦線を突破させられそうな気がするのはオレだけかな?w
陸自の貼り付け師団の場合は、敵部隊の上陸予想地点にあらかじめ陣地造って
待ち構えておく?でも600門で日本の長い海岸線をカバー出来そうにはないね。
そうなると、敵が実際に揚陸開始した時点で急行することになると思うんだけど、
FH-70がトラックに引っぱられて上陸拠点を砲撃可能な位置についた場合、まず
陣地構築を優先するんでしょうか?それとも時間を命より大切にして、砲のまわりに
土嚢積んだだけで砲撃開始、運悪く撃ち返されたら黙って我慢するんでしょうか。
まぁ空自海自の防衛網を突破あるいは目を盗んで、本格的な陸上戦力を揚陸させられる
周辺諸国は、今現在のところ日本周辺には存在しないから、そんなシビアなことは
考えてないんでしょうか。いや、陸自の中のエロい人は考えてるだろうけど、音をたてて
火砲を削る財務省の中のクサレマンコは絶対考えてないようなw
>>215 重装甲回収車とはいえ、作戦上の都合から拠点間移動しないわけにはいかないでしょうし、
イラクみたいなところで路上を走るんなら、他の工兵車両や輸送車両や特殊車両と同様に
IDEの標的になるのは避けられないんじゃないかなー、と。
>>212 あぁ、デカいから8輪全部同時に吹っ飛ばされたりはめったにしないデスか。
ストライカーは片面全滅とかよくやられてるっぽいですが。
226 :
名無し三等兵 :2006/07/03(月) 20:10:51 ID:mqs/StF6
つか、600門になれば過半は自走砲だろ。75式が200門に203Hが90門+MLRS?。 無闇に多いFH-70をリストラして自走化を行うには適正な数なんじゃないの?。 9個師団6個旅団体制を1個師団=2個旅団としか勘定すればアメリカ式で24個旅団相 当。 24個旅団=8個師団=2個軍団とすれば600門って妥当な所だろ。
99SPH高価いですからね。主力は新軽量榴弾砲になるですかね。でも高価いだろうなぁ。 24個旅団は好い線ですが、方面特科含めて900〜1000門くらいですね。整備/教育所要、MLRS込みで。 まぁ、そんな時代でも無いですが。色んな意味で。 あと空輸って、ヘリボンのコトじゃ無いですな。
話が進んでいるので嬉しいです。訳したいのは多いんだけどなかなか追いつかない。 英国のランドローバー関係も色々出ているんですがカルザイを責める一方で英国は 増派する模様。 <砲兵 イラクでは空軍や海兵隊に海軍が近接航空支援をした数字などは出てくるん ですがいまひとつ砲兵は元気がありませぬ。in the company of soldiersという 第101空中強襲師団長にイラク戦争の通常戦争の間随行した記者の記録でも市街内の 目標に砲撃をしたら600m位初弾が外れて火力支援将校がばつの悪い思いをする場面が あります。エクスカリバー誘導砲弾が導入されたら近接航空支援のかわりに 砲弾を使うでしょうか? 一方、統合火力ということで航空支援の誘導をする 方向があるようですがこれはどうなんだろう。
<自衛隊の火砲の数 前線に並んでいる1個連隊ごとに砲兵が1個中隊、全般支援として1個師団ごとに MLRSが1個中隊活動できていればいいとして、牽引砲の場合は自走砲と比べて 移動と陣地構築に時間を掛けるとして余分に多く必要な感じでしょうか。 しかし、日本の中で前線の各所に砲弾を送り込める地形を探していくと自走砲に するのはどうなのかと思わないこともないです。 <105mm砲と155mm砲 155mm砲の射程もかなり長いし、口径を統一することでの補給の便と 一発の威力の違いなどを考えて155mmに揃えたほうがいいのは分かる気が します。
陸自の直協特科大隊は多くが2個中隊編制で、大隊で10榴8門と、米重師団砲兵中隊なみだったです。 (昔は中隊で8門でした>米機甲砲兵) 今でも15榴x2個中隊なので、火力持続には、かなり無理があるようです。 通常は陣地進入-射撃-離脱のローテで3個中隊を必要としますのでね。 近代になって105mm野砲は、破片威力が装甲化された目標や陣地に対して不足としてスタれました。 空挺や軽歩兵以外の師団砲兵は、155mmに統一されていったですね。東側は、事情が異なりますが。 第12旅団が15榴な理由は、単に「空中機動化」に予算が付かないからです。第1空挺団は、10榴退役時に 120mm重迫になりました。昔は10榴8門と107mm重迫8門の二重編制で、どっちか選んで持っていくように なっていたんですけどね。 120mmRTが高性能なので、10榴不要論は出てますが、一概にそうであるとも言えないようです。
>224 >陣地構築を優先するんでしょうか?それとも時間を命より大切にして、 >砲のまわりに土嚢積んだだけで砲撃開始、運悪く撃ち返されたら黙って >我慢するんでしょうか。 陣地は予め施設が先行し複数を準備、 FH70はトラックから分離後自走して陣地進入。 射撃後、すみやかに「自走」して予備陣地へ移動(時速16Km程だそうな) また特科は長距離射撃が任務なので、陣地も悪路を経由するような 場所ではなく、ある程度の広さがあり、移動しやすい場所の方が便利なので (砲弾の集積補給にも関連) 砲自体に自走能力があるならば、全ての装甲化は不要と思われます。 装甲化はあくまでも機甲直協には欲しいですが。
>224 >本格的な陸上戦力を揚陸させられる >周辺諸国は、今現在のところ日本周辺には存在しないから ____ /MwmVm 着上陸スレを1から読んでね。 ⊥⊥__⊥ |__/|ノノ))))〉 ノ ヘ.|l. ゚ヮ゚ノ| にはは ((( ⊂I!Liつ )ノ fく/_|〉 ´ し'ノ
>装甲化はあくまでも機甲直協には欲しいですが。 そういうことですw
>>224 ソ連軍の砲兵隊は牽引砲であっても敵戦線を突破するそうです。
しかし戦闘でぼこぼこになった所を牽引砲を牽引して前進するのは無理と
判断したソ連軍は自走砲(特にSUー152みたいな奴)を装備かしましたね。
アメリカ軍はヘリで運びますw
さて、本当に自衛隊は米軍に比べ砲兵火力で劣っているのか?ですが… 特科連隊には各連隊戦闘団に直協する特科大隊が編成されています。 陸自の連隊は米軍大隊に相当する規模ですので… 実質、近接戦闘兵科1個大隊に対し1個砲兵大隊の直協ということになり 大きく見劣りする事はありません。 (米軍は旅団3個大隊に1個砲兵大隊) さらに全般支援が3〜4連隊(大隊)につき 1個大隊が配置されることになりますので、大隊装備の砲数が多少少なくても 下手すると米軍以上の火力密度ではないでしょうか? (米軍は3個旅団に対し1個大隊の全般支援) ただ、師団以上の砲兵部隊が絶対数的に米軍より少ないので、 総力的な集中支援能力は低いと言わざる得ないと思います。 ちなみに、米州兵は多数が機械化砲兵であり、 MLRSでさえ州兵も装備してたはず。
オイラが知っている範囲で 特科連隊−4大隊−2中隊×4砲班 直協支援(105mmor155mm) 1大隊−3中隊×5砲班? 全般支援(155mm) 現在105mmは無し。
>220 >輸送ヘリを支援するための偵察ヘリや攻撃ヘリの数は、とか。 戦略機動に偵察ヘリや攻撃ヘリは不要です。 戦術機動と戦略機動は性格も手法も全くの別もの。 >牽引式最大の利点は「安いから数を揃えられる」なのに、 牽引式最大の利点は「安い=数」ではないです。 確かに利点の「ひとつ」ではありますが、最大ではないでしょう。 もし、「安い=数」だと思うのならば、 大戦略もしくは戦闘国家でもやってて下さい。
>>235 中隊を6門にしないのは機動性と展開面積と損害の分散を意識していると思うのですよ。
では米軍の野戦砲兵大隊の編成 1砲兵大隊は3個砲兵中隊(各中隊6門) 大隊で18門、旅団でMLRSx18+砲x54 旅団戦闘団(近接3個大隊)には直協各1個砲兵大隊つまり砲18門 大隊単位では1中隊6門が基本 で、 陸自は連隊戦闘団(米軍大隊相当)に1大隊8門が基本 あら不思議w
>>239 別に不思議ではw
そういう編成ですから。
どのみち米軍仕込みのTOT射撃はできますので。
>238 >トルエン丼 中隊8門はそれよりも、規模的に米軍に1段階低い陸自として 直協火力の充実で近接兵力の劣勢をカバーするのが主目的ではないか? とか推察するですぅ。 まあ、バランス的には他国とそんなに変わらないどころか、 非常に直協砲兵火力重視の編成ではないでしょうか?=陸自 (最近は120mm重迫もあるし)
>240 実数を知らずに表面的な編成と武器装備数だけを見てる人にとっては 不思議だと思うですよw
>>241 Lans丼ノシ
陸自が火砲重視なのは知るひとは知っていますね。
WW2の反省もあると聞いたことがあります。
現代ではTOT射撃法により師団の全砲を一箇所に集中できるので
中隊あたりの門数は砲撃自体には関係無いです。
むしろ少ない方が機動力が高くなります。
そしてFHの導入&RAP弾導入により着上陸侵攻のハードルが10km分高くなったのです。
244 :
名無し三等兵 :2006/07/04(火) 10:10:01 ID:K8HoVFWZ
>陸自は連隊戦闘団(米軍大隊相当)に1大隊8門が基本 >あら不思議w 今は5門中隊*2で10門です。120mm迫も米軍機械化歩兵大隊の倍有るんですから、この辺りは 6門中隊にしちまって、MLRS大隊9門を付ければ「師団砲兵」としては十分でしょう。 9個師団*33門+6個旅団*18門=405門。残り200門で方面特科が米式で2〜3個旅団。自衛隊式の 群(12門*2〜3個大隊程度)で4〜5個を作って教育所要までまかなえる。「政経中枢師団」の減 数分を使えば方面特科はもう少し強化できるでしょう。 現状の「沿岸配備師団」の80門(別に普通科が増えてる訳じゃ無いんですよ)ってのは余剰分 をムリクリ配置してるとしか言い様がない。
>>244 >現状の「沿岸配備師団」の80門(別に普通科が増えてる訳じゃ無いんですよ)ってのは余剰分
をムリクリ配置してるとしか言い様がない。
で、財務の中の人がその匂いをかぎつけてしまったと(苦藁
あの一連の騒動は、実のところだいぶん前から仕込まれていたんじゃないんかと。
そんな気がしてきたですよ。
何時だったか、自動車化狙撃師団相手の隘路防御の模擬図演(模擬の図演ってのも迂遠なハナシですが)やったなぁ。 こっちは完全編制の甲師団で、臼砲は隘路出口での防御を選択。第1、第4連隊と第1、第4、第5特科大隊の32門で 隘路入り口を塞いで遅滞行動したんだけど、第一波の自動車化狙撃連隊に特科火力で圧倒され、破綻しますた。 師団特科全力で対処すべきだったと言われたヨ。 日本の師団は、あの編制でソ連自動車化師団級の相手をするつもりだったです。 まぁ上陸時に海空あるいはSSMで叩いておいてもらうという前提はあったですが。 特科火力だけでも拮抗したい、という要求は無理からぬモノがありましたなぁ。 ロンヤス時代に、陸自への予算割当てが大幅削減されたわけですが、FH-70の調達だけは守ったのデスヨ。
砲兵の話が続いているところ恐縮です。 PANZER7月号 今後の装甲車両について MBT、中級装輪装甲車両、中級装軌装甲車両、 指揮連絡車両に区分して趨勢を各国の車種を紹介しつつ占う記事。 陸自師団改編の記事 ペントミック編成は各連隊が戦闘消耗で戦闘力を失いやすく 大隊結節の復活を求める。戦車と砲の削減に備えての能力維持として対戦車ヘリ、 対戦車ミサイル、一定の能力を持った代替としての機動砲などに触れつつ、 近接戦闘車を40mm、50mmの機関砲を備え歩兵を載せぬ車として紹介。 ドイツのホーヘンフェルスの対抗部隊はM60A3を使用していることを知る。 塗装が独自で白の細い縦線が砲身にいたるまで間隔をあけて天地に走るもの。 ということでスレの流れにつなげると MBTと組む砲兵は自走砲でよいとして、中級装甲車両、指揮連絡車と組む砲兵 というのがどういうのを考えているのだろうというのがまずあるのと、 次に歩兵中心主義というか歩兵の数をともかく充足させる方針がでてくるのかなぁ という感触があるのですけどこれはどうなんだろうという漠然とした不安を 感じたのでした。
ついでに他にみたもの 週刊現代とプレイボーイ。プレイボーイは先週に続いて飯芝米陸軍中尉(たしか 前週は少尉だと思ってた)が登場。米軍の立場から自衛隊が今回の派遣で得た経験に ついて概説。三島曹長のような立場になる人なんだろうか? となると新たな柘植久慶さんが どこかにいるんじゃろうか。内容は両誌ともイラクから帰還しての戦争神経症について、 イラク撤退作業の時期に出たのはアフガン派遣の可能性に対する回答なんだろうか。 戦車大隊長 陸上幕僚のS2の作業で一晩で米側の公式報告書を読んで翌朝の始業前には スライドを使ってブリーフィングできるという話を読んで感心する。このほか、 バトラー導入時の逸話などや大尉から一佐に掛けての時期の話がいろいろ。 アクティブディフェンスからエアランドバトルへの転換についてはまとまった 話がソヴィエトの姿勢変化と米側の態勢の変更という中で捉えられていて 面白かった。またARMORやARMYを購読している話が羨ましい。ただ、T-62を イスラエルから入手してその実力を知りそれがドクトリンや欧州正面での備え方の 違いに出たような気もしなくもない。となるとソヴィエトがアフリカや中東に 兵器を輸出して軍事顧問団を送ってたのは戦車大国ではない自覚からという 見方ができるように思える。逆に言うとなぜソヴィエトは複合装甲を作れなかった のかということになるのだけど。
本当の潜水艦の戦い方 狙撃手が大体、大隊結節で初めて登場する理由をなんとなく理解。 広い範囲のどこかにじっと潜んでという行動の自由が必要なためじゃないかと 思う。たぶん、そこいらが分隊の指名射手との違いかも。しかし、話の方向 として海峡の付近で原潜を待ち構えるAIP潜水艦の戦術の練成を望んでいる んだろうか。まだ半ばまでしか読んでいない。 実は今訳している話でやたらと大隊斥候とLRSDを褒めているくだりがあって それがいまひとつ分からなかったのがどうやら単純な面積という点では おそらく従来の大隊が任されていた広さを中隊が任されているような感じが するのと、SOFのチームをLRSDと呼んでいるのか、あるいは国境があり 浸透ルートがあるためかも。
テポドン2?3発か撃った模様なり。保守レス。
テポドン2を含めて6発を日本時間の早朝から午前に掛けて1時間程度置いては 撃った模様。各国の反応や協議に今後の対応などが日経、スポニチなどで 速報で次々入っている状況で、軍事板のスレ先頭から10、15程度はテポドン発射関係が 多い。 イラク戦争関係はハディサ以外で調査が進んでいるものがあり、退役してた 陸軍兵が米国内で起訴された。ユスフィヤで内乱側に拘束殺害、遺体に爆弾を仕掛け られた2名と同じ小隊の者だったとのこと。 イスラエルではガザ侵攻関係が報道の中心。 なお、米国では独立記念日でありスペースシャトルが打ち上げられた。
テポ丼ネタは早くも食傷気味。どの道、対応策は一本道です。 陸自の近接支援戦闘車は、20mm装備の軽装輪装甲車とのハナシが聞えています。 英"フォックス"装甲偵察車くらいのヴィークルになるですかね。 ラインメタルの20mmの集弾性が芳しくないようです。Rh202は73APCでも実装に苦労した話がありますけどね。 当時の技術者さんの、「対空射撃には、むしろ好都合な程度のバラつき」との回想もあるですが。 40mm搭載装輪戦闘車は、次期装甲戦闘車(装輪)のハナシが混じってるのでしょう。
装輪の装甲戦闘車 ・・・ 陸自の中の人は正気だろうかw
軽装輪装甲車の評価が高く火力を充実させた型も作るということかも。 20mm機関砲だと12.7mmよりは大きいですね。40mm自動擲弾銃と12.7mm機関銃の 組み合わせにしないで20mm機関砲だけというのもありなのか。 ドイツのウィーゼルにたしか20mm機関砲装備したのがありましたが。
>228 イギリス国防相は増派を否定。一方工兵が基地建設を終えて帰還しつつ ある。ガーディアンでは工兵と入れ替わりに歩兵がいくという話だったけども。 イラクはバグダッド治安強化計画の見直しが報道される。スンニ派国会議員に 続いて電力副大臣が誘拐されるも後者は解放される。要人の身辺護衛について イラク大統領は三千名の護衛を持っているとのこと。
軽装甲機動車は評判好いのですが、だからって何にでも使えるってわけじゃない事を、忘れてる人達が居るそうです。 そういやハマーに30mm機関砲積んで撃ってる映像を見たコトがあるんですが、もーがっこんがっこん揺れてました。 米装甲騎兵のハマーは、12.7mm機銃搭載車と40mm自動擲弾銃搭載車を、ペアで組ませてますね。 臼砲はエリコン25mmを積んだ"ヴィーゼル2"を近接支援戦闘車に推してるんですが、まぁ有得ない、と。
shkin基地の話を訳し終えてブログに載せたのですが、いまひとつ表示の調子が良くないのか ちょっと読みにくい状態です。FC2ブログの仕様が変わったようで慣れないのです。 <軽装甲機動車に20mm 確か空挺部隊用の奴で20mm機関砲の銃座を人が押し引きする奴がありました。 あれを車に乗せているものだと考えればそれなりに役立つのかもしれません。 歩兵の低烈度における戦闘力の充実か、それとも通常戦能力の確保を狙うのか という点が一つ分かれ目なんではないかという気がします。
<軽装甲機動車に20mm それ、どこのSdKfz222?
カナダ軍、ADATSの車体をM113からLAV-25へ移行する計画と MGSをキャンセルしたという話。掲示板などで出ているが公式発表などは 見つからず。
今は軽装甲騎兵とか偵察中隊は、"ストライカ"ーか"ブラッドレイ"&"ハマー"になってましたっけ。 近接支援戦闘車(長いからCCV-Lとでも略記しますか)は、軽装甲機動車(LAMV)のシャシーを使うモノでは無いハズです。 コンポーネンツくらいは共用するかも、ですが。あるいはロング・ホイールベース型かも、ですが。 兵員が減るのを、火力で補う構想のようです。 普通化連隊を3個普通化中隊とCCV-L中隊で編制するとかいうハナシですが、SBCT同様、普通科中隊に火器小隊として 付けた方が自然ですかね。 60SPRRの後継、みたいなカタチになるですが。 "ヴィーゼル"のが好いと思うんだけどなー・・・なー・・・
SBCT太郎氏のブログ、シャキーン(`・ω・´)じゃなかったshkinの記事が無くなってました。 「12/20の米軍戦死者」のリンクが2つあるので、上書きしちゃったのかな?
>263 一度テキストを纏めてから投稿したのですがどうも調子が おかしいようです。もうしばらくお待ちください。今見えるようになった んですが段落が全部消えているので見づらい状態です。 12月20日の戦死者はDoDとVFW誌で食い違いがあるためわざわざ二つ設けています。 DoDのほうは今は退任したヴィクトリア・クラークが出てくるのも懐かしいです。
<砲兵と対空砲兵の統合 1950年代にも同様の動きがあったとFAの読者の手紙欄で知る。 ADA誌にも反響が大きく掲載されている模様。一方、FA誌のあちこちでは 機動部隊としての砲兵みたいな対内乱作戦で砲兵部隊がいかに有用たるかが 取り上げられている。 1911年からの過去号を一挙ネット閲覧可能にする動きが紹介されている。 実現すれば嬉しいが今までどおり閲覧できるだろうか。昨年のファルージャ 白燐弾騒ぎでも閲覧不可とはならなかったけども。 あわせてmini googleが導入されたことも紹介されていた。
>263 やっとあげることができました。どうも追記できる限度の長さを 超えていたような気配です。FC2ブログの仕様のせいだったみたいです。 訳はつたないですが、ぜひ読んでくださると嬉しいです。 サマワから帰国第一陣がクウェート入り。 >265 対内乱作戦で歩兵中心主義が強くなったことの影響かも。 戦闘兵科でもいかに対内乱作戦で有用に組織が機能できる話が多いし、 ましてや戦闘支援兵科においてはその圧力が強いのかも。統合への動きと みるよりは今やっていることの影響が大きいんじゃないだろうか。
読ませていただいてます。 実はワードパッドにコピペして、段落つけながら読んでました(笑) Company-plusとかSquad-plusといった表記とか、訳したら却って分かり難いですねぇ。 増強中隊とか、分隊より大きい、とか、文脈で訳語を変えたりしてみたり。 >砲兵と対空砲兵の統合 陸自の師団高射特科大隊は、昔は師団特科連隊第6大隊でした。 第7師団が機甲化された時に師団高射特科連隊として独立し、他の師団へと波及していったですね。
植民地警備にあたる兵士の読本みたいなのは、帝国主義地代にはあったとか。 次世代艦隊スレでMk-46氏が、文献名まで挙げてくれてたのですが・・・・・・ 最初原文を訳した時に、軽装甲騎兵との類似が気になったんですが、M2HMG搭載"ハマー"、 Mk-19AGL搭載"ハマー"がペアで運用されており、疑惑は深まるばかりでございます。 前任部隊が置いていったのか、どっかから取寄せたのか。 対戦車小隊、小銃小隊火器分隊の運用は、歩兵というのは、基本的に「なんでも屋」なのだなぁ、 との感を強くします。 まぁ砲兵だって師団司令部のタイピストだって、いざとなったら小銃担いでタコツボに篭ったコトは、 なんぼでもあったのですが。
>268 たしかMk-19自動擲弾銃が導入されたころ、M2重機関銃と組み合わせて 使うと面制圧と直射と能力を組み合わせられるので便利なのではという議論が あったようです。その後旅団偵察中隊のハマーなどがこの組み合わせだった はずです。 <植民地警備 昼間を支配して徐々に夜間へ支配の手を伸ばすことと 空を支配して徐々に陸を支配することの二つの線があるように思います。 後者は目新しいですが、前者は現地社会において占領軍がどう機能するか という点では変わりがないのかもしれません。 <company-plus、squad-plus これはなんかきちっとした用語がないか調べたのですが、中隊マイナスという 言葉があるみたいなのでそのままにしました。できるだけ怪しい語は原語を脇に 添えているんですがそうすると今度は見た目が悪いのが悩みです。
カナダ軍の今後について長文の記事でてくる。レオパルド1戦車への回帰が アフガン派遣をきっかけにある由。 <潜水艦の本当の戦い方 最終章の現況批判はかなり衝撃的。組織図の見方についても考えさせられる。
>最終章の現況批判 官僚化と演習病は軍隊の永遠の課題ですねぇ
>270 回帰の動きにはカナダでの政権与党が自由党から保守党へ交代したことも 影響はしています。自由党政権下で始まったけども保守党政権になり見直しの声が 出てきたという面はある模様。また、ADATSのM113からLAV車体への移行(MEMV)に ついても記事は取り上げています。 確かにソヴィエト軍、北部同盟ともにアフガニスタンでT-55戦車を使っては いるのだけれどソヴィエトは装輪装甲車にトラックを大量に用いて カンダハル、カブール、サラン峠、マザリシャリフと補給路を維持していた 印象があるのですが。日本と違い米国と陸続きで接し言語を同じくし、 行き来の規模も大きい国としてみるとなかなか意外な感があります。また FCSがとりやめの原因の一つとしてあげられているのは些か違う気がします。 とはいえ、FCSを危ぶんでいるのは単にこちらが戦費による圧迫や計画予算額の 急増などの話で踊らされているからとも言える。
かなりのどかな雰囲気がある戦術想定を見つけたのでそっちをはじめるか shkinの砲兵の話を抑えて補足するか考えています。 それとMMEVやカナダ軍の調達計画についても見つけたんですがこっちも 捨てがたい。 <のどかな雰囲気の戦術想定 松村の戦術と指揮に出てくるやつで最初のほうに渡河点を防御する話が あったと思います。あれを小説風味にして時代をちょっとさかのぼらせたやつです。
山高帽橋の防御 第一段をUPしました。 山高帽はbowlerなんで、ボーリング、十柱戯橋というのも当てはまるんですが 他の渡河点が帽子でそろえてある関係上こうしました。 途中出てくる対戦車砲についてはちょっと不明な点があります。 当時の英国にはホバート将軍の評伝によると、榴弾砲で車載のままでも 卸して据付けても使えるのがあったそうです。大砲と装甲の研究によると 英国で1930年代半ばに使われている対戦車砲は6ポンド砲とのこと。 ところどころ、lが1(数字の一)に化けている部分があるのでOCRが不調だった せいでしょうか。.8inchだとすると砲弾重量ではなく口径で表記している ことになるし。
>275 1930年の本でかつ引用元も記載しているので地図も借用してUPしました。 ちょっと見にくいですが。渡河点および陸揚げ港の名前を日本語にしちゃった ですがなんとか通じると思います。
>256 英国、アフガンに増派を国防相発表。900名、うち300名が工兵。 歩兵はあちこちの大隊から引き抜きという感じ。
>275 第一の夢、第四段までほぼ訳し終わる。全体に横溢するのどかな余裕 はどうしてだろう。 <筆者 大戦間期の英国の機甲論者、とりわけ早期から諸兵科連合で全部隊の機甲化を 主張していた人が書いたんだろうか。単なる戦術想定で少尉向けというより 現実味ある対機甲防御を描いて見せて、機甲部隊でそれに抗するのに必要な手段が 欠如する危険性を訴えるために書かれているように思える。となると英国で 機甲部隊の実験が行われていたころ、その思考的準備として書かれたという 感じかもしれない。
>277 UPしました。読んでくれている方いたら、次のはいつ頃にあげると 良いかレスください。第二の夢は一応回答案というか原案という感じです。 レスが無かったら訳し終わり次第UPします。
陸自が装輪装甲車に20mmって話で思い出した。 何年か前にネットで流れてた、コマツが軽装甲機動車のプロモーションビデオに、 車体後部に多連ATMランチャーやら、ルーフに機関砲搭載したのやら、自走迫撃砲型やら、色々とCGが出てたなあ。
>278 UPしました。 >279 探してみます。バックホーが積まれた型もあったように記憶。
>279 見たところを覚えててもう一度見に行ったんですがでていませんでした。 コマツのサイトは防衛関係は出てきませんし、今となってはちょっとわかりませぬ。
ムサンナ州の治安権限、イラク側へ移管される。イラク全18州で初。 小規模の豪州部隊が残り支援。 自衛隊については全員出国まで報道は規制されると第一陣出国時の報道で あり。
>280 さらに原典をみつけて読んでいるところ。かなり細部は異なるが 渡河点の防御というところと構成はほぼ似ている。となると訳し終えたのを 書いたのは誰でいつのことなのかちょっと不明に。
>283 構成のみ同一で内容は非常に異なる。第一次大戦前の戦術を知るのに 良いかも。主人公は同じく少尉で部隊は50名。舞台は南アフリカで時代は リー・マットフォード小銃を使っている。 たぶんにこの原典が広く人口に膾炙したので上に訳した奴がその筋立てを 使って対機甲防御と、機甲部隊の編制についての主張を盛り込まれて作られた んではないかと思う。
>284 しかし原典の著者は機甲戦の創始に関わった人物であり、 自分で二つ目も書いた可能性も否定できない。 戦術想定というか禅問答というかそれをこのように実感できる内容に 仕立てられる雰囲気がたぶん当時の英国軍の少尉より上の間にあった んではないだろうか。こういう要素を戦訓として抽出し具体例を 添えて組織や編制や装備を改良するのをシステムで行う動きでは拾えない ものがあるということでわざわざとりあげられているんだろうか。
バグダッドに兵力増強の可能性をケーシー大将が発言。 ハリルザード駐イラク米大使、CSISにて講演。内乱を上回る脅威として宗派対立を扱う。 一方、イスラエルはガザに続いてレバノンに侵攻。エイラート級コルベットが ミサイル攻撃を受ける。
浮上しつつ、incidentamba という地名が分からず。 incident + tambaかamba という掛詞なのは分かるとしてtambaの意味が 不明。丹波哲郎が引っかかる有様。
陸自、イラクから撤退完了。ただしゴラン高原については触れていない。 第10次群まででのべ5500名が派遣される。タリル(ナシリヤ西南方)からの 飛行には空自のC-130を使う。
朝日の報道では撤退はかなり前倒しになったという印象を受ける。
圧縮があった模様のため緊急浮上。 ボーア戦争時代の英軍が朝飯のときにdixiesというのを茹でてるか煮ているか している描写があるのですがこれがさっぱり分からず。調理具なのか 糧食の類なのか。紅茶の銘柄ではなさそうだが。
>>290 圧縮は最終書き込みの古いものからだったような。
ageるのはかえって危険かと。
もう夏休みですからねぇ。 陸自の撤退は迅速でしたね。まぁ急ぎたい理由はありました。 >Dixie 飯盒じゃなかったかな。
オシャレでシックなレバノン娘がわんさかわんさー♪
がっかりした。
愚者の渡しをやっとUPしました。地図はどうするか考えています。
またCSIでcertain victory(湾岸戦争の公刊戦史の著者)による講演録が
を見つけて読んでいます。かなり率直に語っており公刊戦史の著者がどう
考えているかが分かって興味深いです。AANや空中機動についても大づかみ
に流れがまとめられています。また講演の中でpentomic eraが引き合いにだされて
いました。ストライカーとFCSにクルセイダー自走砲について話している部分も
ありました。ストライカーでニュート・ギングリッチが反対勢力として扱われていた
けどもドン・スターリーのエアランドドクトリンでも登場。アジア主義者と欧州主義者の
二大潮流が陸軍内部にあってそれぞれせめぎあっているというのは初めての見方。
>>291 以後気をつけます。
>>292 はい、ネット辞書を変えたら見つかりました。free dictionary
>295 アジア主義者は 孫子、毛沢東、ボー・グエン・ザップの系譜を 指し、欧州主義者は決戦志向、通常戦志向を指す模様。 南北戦争の歴史からゲリラと通常戦力の戦いを引き出して見せた講演者が いるのに驚き。
車列護衛の話については質疑応答が興味深い。講演で話している内容以上 のことを把握しているのだけど、まだ定かでない部分があることや、 ベトナム戦争当時のベテランが質問者におり講演者とも顔見知りで話を 深めている点など。 ROEについて街中を抜けて基地と基地とを結ぶ補給輸送部隊と戦闘に従事する 部隊とではかなり解釈や応用の度合いが異なるのではないかという問題提起が 質疑応答でされていた。
アフガン補助軍、つまり英国のグルカ連隊、仏の外人連隊に相当するものを アフガン人から募り米国内で訓練し世界各地に米軍の戦力として投入するという 案が発表されている。質疑応答が集中。英国将校がワジリスタンでの第1次世界大戦 から第二次世界大戦での経験について研究した論文があるとの話。 講演録なのでかなり捌けた調子で話しているけども民間軍事会社や 世界各地での虐殺対処と米軍、米国内の義捐金、などの話題を組み合わさって 並んでいたのが興味深い。
300ゲット。中東情勢はレバノン侵攻に大きく向いているが バグダッドの治安状況改善についてなにか計画があるとの報道あり。 カナダの対弾道弾防衛についての立場はかなり微妙なものなんだろうか。 ハワイのSBCTはストライカー装甲車が導入され操縦訓練を開始したとのこと。 ペンシルヴァニア州兵も導入され、式典が開かれたことが先月報道 されていた。
ドイツにストライカー装甲車到着。 カナダの対弾道弾防衛は統合軍の分け方の解釈なども含み些か難解。 NORADがカナダとアメリカの共同軍。新しくできたNORTHCOMは米軍のみ。 NORTHCOMとNORADは司令官が同一人物で兼職(帽子を二つ被る、double-hatted) カナダは宇宙空間への兵器配備には反対、しかし気象予報、GPSの恩恵も既に受けており 宇宙空間の軍事利用には反対していない。カナダの参加の有無に関わらず 米国は宇宙空間に兵器を配備する必要があるならばおこなうだけの資源を有し、それを カナダは止める能力は無い。 NORADでのITW/AA(統合戦術警報・攻撃評価)でのカナダと米国の脅威情報共有の使われ方を 巡りカナダの世論、ことに反対派が論点とした諸点を巡り検討を加え丁寧に反論する という形。
ミサイル防衛とカナダの参加の話。ミサイル防衛以外でも米国と同盟して 共同作戦をとる意義とその場合、どのように軍事力の行使を統制するべきか という話題にもなることに気付く。そもそもなぜミサイル防衛が必要なのか という議論固めを丁寧にしている部分が多いのだけれども。 人工国境で接しており国境から一定の範囲に人口が居住し言語を同じくする 国だけあって、日本よりかえって悩みは深いのかも。 別なところでドイツに演習場を提供していたことも知る。 そういえばフォートシルには韓国やドイツ軍が駐在 しているようだし。国内駐留と引き換えということだろうか。
バグダッドに増強される1個旅団にストライカー旅団が当てられるとの噂。 マリキ首相が訪米しブッシュ大統領とバグダッドの治安強化について記者会見。
モスルを第101空中強襲師団から受け継いだとき、それまで旅団が担当してた 地域をそれぞれ大隊が担当する形となり、モスルには(おそらくはティグリス川東西)で 2個大隊が入った。 残りの1個大隊はかなり機動的に使う母体となり、さらに騎兵大隊はかなり広範な範囲を 押さえたり、アンバル州に投じられるなどしている。 これから考えると、アンバル州から引き抜くならばRSTA大隊が母体となり 歩兵中隊をいれている支隊がバグダッドに行くのか、それとも地域を担当していない 歩兵大隊基幹の支隊を出すのかもしれない。 記事中の補給云々についてはモスル入りするまえにサマラ(サマワとは別、 イラク中部、バグダッド北の都市、シーア派聖廟が爆破されて宗派暴力激化の 引き金となった街)で1ヶ月行動していたのでちょっと疑問がある。 カナダ軍士官の統率と教育についての話を読み終わる。全体としてこの大会講演録は 面白い。ベンソンもちょっと質問で顔を出す。AMCの司令部付き歴史家は語り口が 多少変わっていたが、講演で紹介されていた戦史はネット上では入手困難か。
パンツァー 方面隊航空旅団の提案。上下に分かれているため下の内容が 不明ながらもUH-60とCH-47を装備した方面隊航空隊と同じ部隊に歩兵部隊を 設けて訓練の充実を図るという内容らしい。 自衛隊の改編の場合、多くは方面隊に直属の部隊ができてそこで実験、試行 してから広く各師団の編制に盛り込むかを決めるパターンがあるらしい。 となると西部方面普通科連隊のヘリ機動あたりがモチーフなんだろうか。
第12旅団の場合、"削減の言訳"としての空中機動化ですからねぇ。 予算なんか付きはしないのだ。 まぁ方面隊毎に空中騎兵旅団があればなぁ、とは、臼砲も夢見たコトはあります。うん。
>>306 定員削減し、浮いた予算で旅団の自己展開力を高める手段だと
思うようになっていました。155mm榴弾砲を装備しているのも峠を越えて
撃てる射程を確保しているんだろうなぁとなんとなく想像しています。
となると榛名山のふもとから新潟の駐屯地まで歩兵中隊を幾つか送れる
手段として空中機動能力なんだろうか。新潟地震のときはかなり活躍
している写真を見た覚えがあるんですが、あれは第一ヘリ団のやつ
だったんでしょうか。
>>304 続き 最後までやっと到着。デピュイの1976年版FM100-5へ
至る経緯をイラク戦争という対内乱作戦を行っている今、批判的に
検討する話で締める。教義の意味とはなにかを、デピュイのように
軍の核心に据える立場を引き継いで考察。
ROTC関係は聴衆からの質問でかなり前提が崩されたかのようにみて
とれる面もある。また、FMSOがチェチェン関係で少時間づつで発表
しているのだがこれも面白かった。
>>304 第23歩兵連隊第1大隊および14騎兵連隊第1大隊は現在バグダッド付近に
いる、残りの部隊はモスルに留まるとのこと。
また、この第2歩兵師団第3旅団の二つの大隊1400名を含むかは不明ながら
第172ストライカー旅団の3700名がバグダッドへ展開するとのこと。
以下憶測。
アンバル州ラワからRSTA大隊を引き抜き、また3個歩兵大隊のうち1個を
つけてバグダッドへ送ったんだろうか。一方モスルにも第172旅団の部隊が
残って第2歩兵師団第3旅団に引継ぎをしている可能性がある。
となると、第172と3-2が靡下の大隊を交換しあって第172旅団本部がバグダッドへ、
3-2がモスルにいるのかもしれない。
small wars manual 駄載獣の扱いなどの項目もあるが1940年に米海兵隊が まとめたもの。Yatesが1789年から2005年の間における米軍の安定作戦の経験で とりあげているほか、講演会でも支援安定作戦の教範が当時無かった(今は 草案があるらしい)から戦地に携えていく人が多かったと紹介されている。
アンドリュー=クレピニビッチの部族の間に手を伸ばして支配を確立する 話を訳したほうがいいんだろうかと思い始める。どうも今ひとつ フセイン政権がやってきたことを米軍もできるし、やるべきという話に 思えて気持ちが良くなかったんですが、ink blotとかはink spotという 言葉ででてくるしなぁ。注釈からさらに原典をたどってそっちを みてみるとかすべきなんだろうか。
Kenneth Pollack という人(ブルッキングス研究所)も似たことを 言っているとFAのネット特約記事にて紹介されている。 平和維持活動とか国連憲章というとかなり綺麗な印象があるが イラク再建を見る限り、異なる文化社会との接触の衝撃は確かに 大きいものであるように思える。しかし、一方でYatesはレバノン1958年や アンゴラ、キューバ、フィリピンなど様々な介入事例を連ねて 成否は半ばであったとみてるしなぁ。 しかし、一つ言えるのはアフガニスタン派遣は やはりしなくて正解だったんではないだろうか。同盟国としての 役割を通常戦における国土防衛能力を確実に育成維持する範囲に留める のは正解なんだろうか。ベトナム後の欧州正面での通常戦への回帰と 似た考え、発想なんだろうけども。
>309 Rawahの騎兵大隊での反応が出る。かなり不意の知らせだったらしい。 ストライカー装甲車を特殊部隊や引継ぎの騎兵大隊に譲ったものもあり、機銃からは サイトを外し終えていたとのこと。 歩兵旅団と比べて1個歩兵大隊が多い意味が今回のことでまざまざと 示されたのかも。自動車化して戦場と戦場を移動する機動力があっても 即座に引き抜いて他へ転じるには他の歩兵旅団と比べて予備が多めに 必要ということ。 BHD(ブラックホークダウン)でレンジャー中隊を率いていた(映画でも かなり登場している)スティール大佐(BHD時は大尉)が旅団長の部隊で 兵がイラク人拘束者3名を射殺した嫌疑にて大審問。旅団長が兵役年齢の イラク人男性全員を殺害せよという意図を伝えたと主張。BHDはデルタの 二人がJRTCの仮想の街に名を残している。このほか、グライムズについても芳しくない 噂が流れているが。
>>313 グライムズは映画中の名前で実際にレンジャーの書記だった人はステビンズでしょ。
……幼女だか自分の娘だかをレイプしたとか。
第172旅団の動きは、今回のイスラエルの行動の関連を伺わせますね。 イスラエルとしてはヒズボラの物理的排除を望んでおり、為に平和監視団や平和維持部隊ではなく、 平和"執行"部隊の駐留を目論んでます。 その為に国連部隊の非力さを物理的手段でアピールしており、占領地域を拡大するコトで、 平和執行部隊が展開する地積を稼いでいる、と考えています。 それが成らなければ、自分の手で為すまで。そう考えているのでしょう。 イスラエルにとって、事態は切迫しています。大量破壊兵器と戦術弾道弾の拡散は、彼等にとって 喫緊の脅威なのですからね。 しかし、イスラエルの望みを叶え得るのは、事実上米軍しか存在しません。 米軍としては余力も乏しく、何より恥辱に甘んじて足抜けした土地に戻るのは、御免蒙りたいはずですが、 かといって備えないわけにもいかないわけで。
>314 映画の中で覚えてました。今度まじめに読んでみます。サイトが確か ネット上にあるんですよね。 >315 平和を強制する度合いはどうであれ、イスラエルの北国境に迅速に持っていけ そうなのは海兵隊のMEUとイタリアの第173空挺旅団だと思います。ドイツには 第2騎兵連隊(ストライカー装甲車装備)がいますがこれは東欧に行くとばかり 思っていました。レバノンに展開するとなるとオーストリアを抜けてイタリアからか、 或いはドイツの港へ行き船積み。ドイツ、東欧、トルコ、シリアと経由して 陸路はさすがになさそう。通過国が多すぎるので調整が大変だし陸路自走による 負担も大きいはず。
バグダッド西岸のある地区にストライカー装甲車が姿をみせたことが 報じられる。 セブロスキーの評伝記事を読む。NCWについて、分散化された結節へ 強固な情報網を通じて情報を流すことでそれぞれの結節の認識の拡大と その結果、中央集権制を超える効率が達成されるというような話らしい。 スケールズの昨年の基調講演と多少符合する点あり。 NCWの例として、制海艦を思わせるコルセアcorsair projectの例が NPSの生徒と教官の集団共同研究で2001年に取り上げられている。
バグダッド西岸に姿をみせたストライカー装甲車は報道では第172SBCTと
なっているが写真からは所属は不明。画像が遠すぎて肩章もみえないし、
車体前面下部に書かれている記号もみえないため。
>>317 CROSSBOWに続いてSEA ARCHERの話を読む。カタマランで
双胴。前半は波浪貫通型。後半がエアクッション型となっている。
飛行甲板作業、格納甲板作業、弾薬取り扱い作業、ダメージコントロール
まで自動化を進めて乗員は150名以下に絞る。これにUCAV8機、UAV8機、
MH-60を2機積んで8隻に600t戦闘艦艇20隻を組み合わせてカタマラン高速補給艦
をつけて1個群とする構想。
600t戦闘艦艇と聞いて、ぱぱがスっ飛んできましたよ。 "SEA ARCHER"は、こう、何度も浮かんでは消えた"韋駄天フリート"の一族、みたいな予感がして、 あまりツッ込んで調べてないのですが、構想されるデヴァイスは興味深いのです。 ウェイヴ・ピアサやSESといった非在来船型エア・ケイパブルも、お馴染みのネタです。 100ktで突進して合成風速を稼ぎ、通常形態航空機を無理矢理発艦させるSES航空巡洋艦は、 今でも御気に入りです。(ネタ元は、30年近く昔の「世界の艦船」) 甲板作業員はたまったモンではありませんが。
>>319 600t戦闘艦艇はCROSSBOWの一年前のNPS(海軍修士院?)ででてきた
SEA LANCEというのが元ネタでそれをCROSSBOWではペイロードを増加し高速化
しているそうです。
SEA ARCHERについては甲板作業員はロボットで、艦橋は島型でなく鳳翔のような
平面型。SESウェーブピアサーはとても良いことだと様々な利点が挙げられています。
いわく、浅い海域、港に入れる。旋回半径は自船体長だけで良い、空気を
吹き出すおかげで機雷の爆発にも強く、船体からの騒音も漏れにくいなどなど。
>320 人員数、乗員は128名で、運用整備(operational maintenance)以上は 月に一度一週間来る50名からなる整備チームに大きく依存する方式。 ヘリについては有人。
CV90の動画。スモークディスチャージャーを撃つときは砲塔を多少横に向けて
から撃っている。こうすると片側分を撃つだけで煙幕を張れるんだろうか。
また、超信地旋回するところは鉄板が敷いてある。道がどろどろだから
キャタピラで掘っちゃうんだろうな。
http://www.youtube.com/watch?v=F4e7HVEPiWA そろそろ浮上。Sea Archerはブロワーの配置がよく分からない。
たぶん補機関係か空気取り入れ関係の話で出てくるんだろうか。
推進機関の選定経緯まで読み終わる。
Sea Archer 自由電子レーザーで近接個艦防御をする構想になっている。 射程は5000m。 モスルは第172SBCTを3-2旅団が引き継ぐ。1400名が分派され、ラワには 部隊を送っていないとのこと。となると1-14Cavは今バグダッドにいるん だろうか。
Sea Archer 火災報知機の話に差し掛かる。火炎探知型、一酸化炭素探知型など 様々あり、艦内各所での用途に応じて使い分けする必要があるとのこと。 ガスタービンについてはLM2500以降も新しいものが出てきていることが 分かりちょっと面白かった。 Highway Warを読み始める。LAV-25を装備した米海兵隊軽偵察大隊の 中隊長のイラク戦争通常戦闘期間とティクリートへの長駆あたりまでの 話。
Sea Archer 補遺は全然分からず。 上院軍事委員会のテープ起こしに掛かる。リーバーマン、民主党予備選にて 敗北。民主党副大統領候補になった有力議員でイラク戦争を支持する立場 だった。
ワシントンポスト紙掲載の上院軍事委員会のテープ起こしは途中で終わって いる。マケインはモスルからバグダッドへの部隊転用、ファルージャから ラマディへの部隊転用に懸念を示す。 <Sea Archer 船の設計の詳細については充実していたが、ネットワークセントリック戦の 話はあまり無かった。Crossbowのほうでも詳細に触れられているとは言いがたい。 となるとScalesの講演での戦闘指揮(battle command)であるという指摘が 簡単明瞭に性格を把握しているということになるんだろうか。
>>304 訂正
モスルにいたのは第101の1個旅団。これをSBCTの2個大隊で引き継いだ。
1個、遊軍となったのが歩兵大隊。
また、騎兵大隊についてもかなり自在に動いていたことがどこか他で
資料があったはず。
CMHで冊子を作成したという話が講演で出てくるが見当たらず。
レバノン イスラエル国防軍がリタニ川線まで進出すると ダマスカス=ベイルート間幹線道路を切断する可能性あり。 1982年の"ガリラヤの平和作戦"の経緯について米陸軍の出したものを 幾つか並べてみるといろいろと面白い。block by blockは市街戦に 入るにいたった経緯と、末尾に市街戦での戦術的な運用について触れている。 昨年には、市街戦での戦車運用をおおまかにまとめた内容のものが別に 出ている。このほかtank in combatでもベイルート市街戦は扱って いただろうか。第4次中東戦争までだったかな。
soldiers in cities SSI 2001年10月のベイルート侵攻についての章は 非常に興味深い。戦闘の推移や市街戦の様相を追うのでなく、通常戦力が 非対称戦争、低烈度紛争に投じられるとすると何が必要かという話。 911の直後に発行され、イラク戦争でのバグダッド侵攻以前に書かれた話 でありながらとても示唆に富む。というか読んでいる側が素直に受け入れる には911とイラク戦争の対内乱段階が必要だったのかもしれないが。
うっかり夏の風物詩にかまけてしまって、無沙汰になった臼砲が来ましたよ。 SES船型は(今回のはハイブリッド型という事になりますが) ・浮力の一部を動力で補うという原理上、デッドウェイトを抱える事になる ・実は機雷に弱い どちらの欠点も、カヴァーする方法は幾つも挙げられているのですが、実際上手くいってないです。 ハワイに展開したSBCT。MGSの定数が27と、全中隊分有りましたね。 ATGM型で代用してた頃は、ATGM型の最終的な所要量を睨みながら、1個大隊分だけ手当してたんだろうな、 とか思ってみたり。
>330 ドイツに行った1個旅団分のストライカー装甲車は戦地帰りの 装備だとそういえば書いていました。 MGSについてはカナダが導入取りやめらしくてちょっと寂しいところです。 <soldiers in cities 終章のまとめにて暫定旅団(2001年10月刊行)は都市での対内乱、平和執行作戦に 適した旅団であり、戦略機動力の強調はある意味そのような部隊を整備することで 生じる政治的論議を回避するためだとの話があり。 IRAと北アイルランド、イスラエルのベイルート、海兵隊のベイルート、 ロシアのグロズヌイが都市での対内乱で上げられている。また、終章の一つ前には 都市工学者の視点からの都市戦の分析、都市に与える影響をどう客観的に 指標を設けて把握するのかという話が出てくる。具体的な指標はでてこないものの、 第三世界の人口爆発した都市での作戦を明示的に前提として話が進められている。
>330 陸上戦力不要スレではお世話になっています。昨日はその3で
名無しで随分書き込みました。思わぬところでストライカー旅団と
米軍再編を戦略機動性から関連付けてきちんとまとめているサイトが
紹介されていたりして面白かったです。
考えてみると、このスレはそこから始まっていろいろとガジェットが
でてきてその説明に惑っては実際にどうなっているのかを新聞報道やら兵科
雑誌で追いかけてく筋立てだった気がする。
【戦車】日本には陸上戦力が必要 その4 【不要】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1155561253/l50
まぁ酷い有様ですが>夏の風物詩 あーいうスレでは、臼砲は酔いに任せて、当るを幸いブチかますので、避難しておくが吉です(笑) イスラエル侵攻は、大体予測の線で終息。展開する国連&レバノン軍の実効性については、見ていくしかありませんね。 市街戦については、やや不用意さが見えたとも言われてます。
>332 すでに陸上戦力不要スレは、SBCTと陸戦スレの合同避暑地になってる気がするです… 貴官も含め、面子もほぼ移行してるようですしw これでは夏季強化合宿ではないかいな。 >イスラエル 私は、結局国連が失敗して、イスラエルが 「それみろ、だから俺達がやってるんだ。次は黙ってみておれ」 を狙ってんじゃなかろうかと、かんぐり中ですw
イスラエルはイスラエルで、焦燥感があると思ってます。 他に手段が無かったが故の地上侵攻でしたが、圧しきれるモノでは無いコトは、長い経験で知ってたハズです。 UNIFILの成功に、儚いと知りながらも望みをかけざるを得なかったのが、彼らの実情でしょう。 もちろん、UNIFILが失敗すれば、再び自ら出るコトになるでしょう。大量破壊兵器を国家ならざる"思想集団"という、 マトモな制御手段の無い組織が保有する、という悪夢は、かつてなく現実味を帯びてるんですから。 このまま有効な手を打てなければ、数年中に核が使用されるかも知れない、と臼砲は思ってます。 ええ、もちろん、先ずはイスラエルの手で、というのは、十分に有得るでしょうね。
夏の風物詩スレでのネタですが、270式さんに御話を御伺いできたので、こちらで。 家屋へのエントリィ法ですが、1個ファイア・チームがドアを抑え、1個ファイアチームは窓や壁を破って エントリィするとの由。機銃班の運用については、正解だそうです。 訓練はより手間はかかるそうで、コア部隊での訓練の難しさ云々は、御指摘の通り、やはり難しい面はあるだろう、 と仰しゃってました。 270式さんはファイア・チームを分隊と表現しておられました。小銃班は2個火力"分隊"から成る、というコトですね。
>334 イスラエルは土地と安全の交換路線だった時期もあるんですけど ラビン首相が暗殺されてすっかり変わったのでした。その後はシャロン首相 のどぎつさというか、第4次中東戦争でも1982年のベイルート侵攻でも一枚 噛んでいる運のよさですっかり覆われてた気がします。 レバノンが分裂国家状態のままか、ハマスやヒズボラの行き場がどうなるか 次第ではないかなぁと思います。 余談ですが陸軍参謀長だかがインサイダー取引をしたとしてハーレツ紙から 非難されたりしています。 アメリカはイラクに絡んでシリア非難路線からイラン非難路線に切り替えた ようでユーフラテス川沿いの外国戦士流入ルートの話も途絶えたかのようです。 最近はイランが直接支援しているかは分からないのだが介在する団体がある というような言い方をしていると報道されていました。
>336 小銃小隊 班 小銃分隊 射撃組というように考えていました。 platoon > section > squad > fire team しかし、一方では班というのが曖昧で 機械化歩兵小隊だと乗員班と降車班という括りで各車の操縦手、砲手、 車長などが乗員班、降りて徒歩戦闘する兵が降車班というふうにも 扱ってて今ひとつ訳語が統一できていません。
>337 インサイダー取引が取り沙汰されているのは空軍出身でIDFの参謀総長。
>IDF参謀総長 「私をシャイロック呼ばわりするつもりか」なんて反論しているそうですが、 イスラエルの方がそういう例えを使うのは極めて微妙なんじゃないかと
なんか随分懐かしい話題のような気がしますが、陸自は管区隊から師団に改編した際に 小銃分隊を小銃班としています。 270式さんの仰しゃる区分は、ちょっと独特ですね。 機械化歩兵等の乗車班/降車班の"班"(element)は、小銃班の"班"(section)とは 違うものですが、さりとて適切な訳語も思い付きませんな。 Section Leaderは建制で決められてますけど、Element Leaderは状況に応じて 小隊長か小隊軍曹が状況に応じて担当するカタチですよね。(機械化歩兵小隊の 乗車/降車elementの場合)
>>334 というか貴官は被害担当スレで夏厨相手に良スレに誘導をかけて、当スレが粘着レスで埋め尽くされたら
どう責任を取るおつもりだったのか。幸いにして大事に至らずに済んだからよかったようなものの、
本来であれば避暑どころか営倉行きですぞ。
>340 今のところイスラエル国民にとってレバノン侵攻は負けた、目標達成 ならずという雰囲気だからなんだと思います。 レバノン国軍の同国南部シーア派地帯への展開と政府による統一、 それを支援するUNIFILの拡充が進めば戦闘では今ひとつでも結果として 北からカチューシャが飛んでくるのは防げるようになる可能性もまだ 残っていますが。 >341 elementだったですね(汗。管区隊から師団制ということは 大隊が消えちゃって、中隊を束ねるのが連隊になった時点ですよね。 >342 いや、たぶん大丈夫です。陸戦スレのほうが危ないかも。こちらは ちょっと馴染みのない名前ですし。 soldiers in cities 読み終わる。都市における対内乱と都市における通常作戦が 区別されて別個に論じられている。breaking the moldも読み終わったのだけど こちらは位置づけがちょっと難しい。1995年1月のグロズヌイについての話は グラウによるT-80はここが弱点だ(図解入り)が随分人口に膾炙しているようなので 毒消しをかねてblock by blockかこちらのいずれかを訳したほうがいいのかも しれない。 でも、CALLの都市戦の話のほうがとっつきやすくはあるかもしれない。
大丈夫、こことか陸戦スレは深すぎて、粘着や夏厨では向うが耐えられないから。 過去、何回も実証済みなりよ。 これで本気の人が新たに来てくれれば、そっちの方が嬉しいです。 新兵徴募は何時でも大事ですよ。
エゲレスではアメリカの分隊(squad)相当ががSectionと呼ばれているから それが混乱のもとかもだ(ボソ
米も偵察班、迫撃砲班等々sectionは在りますな。 管区隊時代の小銃分隊は9名で、師団に改編した折に11名の小銃班になりました。 今は8名とかになってますが、班のままですねぇ。
マンドクセのは兵科マークの上にある規模を示すシンボルで 自衛隊は班が・・分隊が・ 米軍はsquadが・・teamが・ でボードゲームでは分隊が・になっていたりすること
teamはφでなかったかな(´・ω・`)
あー101でしたか!ウロ覚えでFM10あたりを探して無かったもんだから、ボケた記憶そのまま書いた。 しかしなんです。頑張ってますね。>走るトーチカ 大丈夫。未だ酔ってない(`・ω・´)
<走るトーチカ 車列護衛から海外平和維持活動の是非へとつなげる予定が車両の実現性の 話に入ってしまいました。2004年の朝日新聞の連載で軽装甲機動車大増勢とか でてくるんで古いネタではあるんですけども、皆がどう考えているのか 知りたかったのです。 結果、ネタが奇天烈すぎたのかと反省しています。 <チェチェン block by blockだとロシア軍の準備不足が非常に祟ったというように 書かれています。tanks in citiesともまた少し書かれていることが違うので どれを信じていいかさっぱり状態です。 <兵科記号 海兵隊の機関紙の戦術想定あたりをちょっとみてみます。どうだったかなぁ。 ちょっとあまり自信がないのです。
>351 大丈夫ですよ。現実に多種多用な後方支援車両用の武装&装甲追加キットが 雨後のタケノコのように各種兵器メーカーから出展されてますから。 ただ、正面装備じゃないので、情報もあまり出てないし、 気に留めてる人も少ないのが現状でしょう。 それを、あの被害担当スレでやれば…あーなるでしょうねぇ(苦笑 というとこで つ軍事研究今月号 どぞー
ぱぱも不本意な引用されて、ちょっと戸惑いました。 緑装薬4氏が御相手して下さってたのが惜しかった。ここぞとばかり事例をぶつけて、御解説戴いてたら、 車輌の実現性とかより、余程有益なハナシが出来たでしょう。 ところで臼砲、ナニか太郎氏を心配させるようなトコがあるのでしょうか。 やっぱ原理主義者ぽい?(´・ω・`)
<陸上戦力不要スレ コテハンさんに絡んでいる人が居るのかなぁと多少はらはらして いましたが気のせいだったんでしょうか。 <軍事研究 探してみます。 block by block 高烈度から低烈度の順に並んでいることに気付く。 スターリングラード、ベルリンが一番最初で最後が米国のハリケーンアンドリュー災害救援。 パナマ侵攻は1979年のソヴィエト軍によるアフガニスタン首都カブール電撃制圧に続いて 並んでいるが、ノリエガ将軍を捕まえるのに数週間掛かってたあたりは飛ばされる。カブール制圧は 各機関毎の制圧の流れが微細に描かれていた。いずれの場合も事前に襲撃する場所を指揮官が 偵察しており、パナマの場合は実際に空中強襲する目標で事前予行演習もしている。 それとパナマで90mm無反動砲がやたらと褒められててちょっとおもしろかった。 今は編制表からは無いと思うのだけど。
sharp cornersへ入る。 第2歩兵師団第3旅団、モスルにて小火器による攻撃で初の戦死者。 第3歩兵連隊第2大隊A中隊の軍曹。同大隊は前回の派遣と同じモスル市内 ティグリス川東岸(クルド人とスンニ派の地域)を担当。戦死したとき 同軍曹はストライカー装甲車の車外に出ていたとのこと。
コテやってると、多かれ少なかれ絡まれるもんです。臼砲は少ない方じゃないですかね。 それでもコテやってるのは、ハナシに継続性を持たせる為なのですが、あの手のスレでは 通用し難いのがナニです(笑) 破壊工作と制圧作戦の違いについては、アレです。ツブした相手の活動を引継ぐ必要が無いのです。 監視哨破壊くらいは、為し得るなら"アパッチ"の"ヘルファイア"でも好いわけで、爆薬の量も精度も かなりアバウトにヤれるですね。 浸透についても、密輸密航との相似と相違の切り分けが難しいのかな、と思いました。 それ以前に、海上阻止はかなりザルなわけで、成功例、失敗例と見る以前に、露見した例というのが どの程度のものか、というのがあります。 >90mm無反動砲 陸自の"カール・グスタフ"への未練に近いモノがあるのでしょうかね。
念のためあげます。 >356 破壊工作と制圧作戦の違い 外からみて破壊が確認できれば良しというのと、建物の中にあるものが 重要なのとの違いでしょうか。 浸透と密輸密航の区別 確かに国家として普段から前者をやってる場合などは難しいものが あるかもしれません。 <SBCT バグダッド、モスルでの各大隊の配置が細かいところまで出る。
<対内乱作戦と中隊 大隊 どう地域を分割するのかと、その地域の都市化の程度によるかも。 つまり顔と顔を合わせて人的繋がりを作れる範囲を抑えるのに中隊で 済むのか、それとも大隊が必要なのかという問題。 地域から地域へ部隊を動かして掃討して回るのについては否定的な話が 多い模様。 となると、イラク戦争を追うのに、派手な空中強襲作戦とか包囲掃討作戦 の報道で追うのは些か迂遠というかむしろミスリードということになるの かも。 しかし、その逆は仕掛け爆弾を探しに小隊についていく話とかに なっちゃうしなぁ。
MGS(機動砲)、第2歩兵師団第4旅団(フォートルイス)の第23歩兵連隊第2大隊に 先月末に配備されていたとのこと。米陸軍広報で記事が出る。
>360 レバノンのヒズボラの戦術についてはあちこちで出ているのですが
決定的なのがなくてあちこちに断片的に話が出てくる状態です。
http://www.csis.org/media/csis/pubs/060817_isr_hez_lessons.pdf <機動戦闘車
概要が発表されたのですがイタリアの装輪駆逐戦車センタウロに似ています。
運用構想図では軽装甲機動車と連携して火力支援、突撃支援、島嶼防衛で
空挺対処などをしていました。
<boots on the ground
という話を見つけてちょっとみています。1898年の米西戦争でのフィリピン
攻略以降の対内乱作戦で現地人口あたりの兵力密度を追う話の模様。
<ゲリラ対策 David Galulaの本が随分取り上げられているのが面白いです。 military reviewの懸賞論文でも盛んに出てきます。縄張りに馴染んで 顔見知りになり、現地の状況を把握して手持ちの資産を生かすという 話ですが、中隊が中心になるのは筆者の立場が中隊長として実地に 経験したのを踏まえている面もあるかも。
ヒズボラの戦術、という点では、イスラエル兵を捕虜にしたという話が聞こえて来ないのが示唆的です。 いや、臼砲が知らないだけ、かもですが。 機動戦闘車の件については、研究されていた自走対空砲、近接戦闘車を差置いて全体試作に入るのがコレ、という点ですね。 コレに淘汰されたんじゃないか、と思い始めています。
『捕虜を捕らない戦争』で有名だからなあ・・・レバノン。 というか拉致したイスラエル兵がどうとかもうどうでもいいんかね?
たった2名の拉致で始まった戦争だから、イスラエル兵をどんどん捕虜にすればいい攻撃材料になったはず。
ヒズボラとイスラエルについては以前も捕虜交換をしたことがあります。 ドイツの情報機関長官がレバノン入りしているがその仲介のためでは という観測が流れたことがあります。
基本的にピンポンダッシュ戦術だから捕虜取ってるひまが無かったんだろうな
拉致を狙ったテロと侵攻軍にたいする防御戦闘は違うだろ。 なんか木を見て森を見みてない気がする。
森に拘って枝葉を見過ごすと、次世代の森の姿を見誤る、というコトもありんす。 ちょいとした禅問答ですな(笑)
そもそもヒズボラのナスララ師は昔から捕虜交換のタフ・ネゴシエイトでのしあがった人だし。
>捕虜交換のタフ・ネゴシエイトでのしあがった なぜ今回はやってない(できない)のか、という事なんじゃないかと。
>372 今回はこれから行われるんではないかと思います。捕虜によっては イスラエル側は随分長らく拘束している人もいるようですし、これはヒズボラ 側も同様です。 >369 拉致というか捕獲というかともかくヒズボラの歩兵部隊の能力と 一方、長らくガザでのインテファーダ鎮圧が仕事だったIDF、そして予備役の錬度 あたりの話が比較されてでてきますが、これもIDFが逆境を利用して改革予算を 手に入れるための動きと解釈もできたり。英語版wikiなどでbattle of bint jbeilを みるとIDFもかなり戦場の霧に巻かれているような気はします。
>>372 >なぜ今回はやってない(できない)のか、という事なんじゃないかと。
イスラエル側にその気がなかったから、じゃないの?
レバノン南部に再び安全地帯を作り、ヒズボラに手痛いダメージを追わせるための
口実に使っただけって感じだよね。捕虜の即時解放を求めつつ、その交換条件は
一切認めないという姿勢なら、ネゴもなにもあったもんじゃ。
そうじゃなくて、ヒズボラから「イスラエルを捕虜にした」って宣伝がないってこと。 「2人取り返しに来て捕虜10人かよ(プ」ってのは相当に効果があったはず。 今からだってイスラエルの即時撤退を要求するネタにできるし、少なくとも隠す必要は無い。 つまり、ネタそのものを獲得してないんじゃないかという事。
ちょっと不勉強なのでよろしければ、二人を取り返すためにイスラエル軍部隊が レバノンに侵入し捕虜をぎゃくに10人取られたという話のソースを拝見したいです。
たとえ話だよ。 >つまり、ネタそのものを獲得してないんじゃないかという事。
ヒズボラは捕虜を取れるような戦い方を(今回は)してなかったんジャマイカってことでしょ?
だから
>>367 とか
>>369 のようなレスになる。
昔拉致った兵士をどうこう、イスラエルが抱えてる捕虜をどうこうって話じゃないよ。
あくまで「今回の戦争で」「ヒズボラが」「イスラエル侵攻軍から」「捕虜を取ってないようだ」
それは敗北した戦場に取り残されたイスラエル兵を
1、ヒズボラは全部殺してしまった
2、イスラエルは生存者を全部収容してから逃げた
3、戦闘に勝ってもヒズボラは戦場を確保しなかった(イスラエル軍が去った後に舞い戻る)
4、そもそもイスラエルは「戦場で」敗北する事はなかった。
5、実はヒズボラは多かれ少なかれイスラエル兵を捕虜にしたが、なんらかの理由で隠してるか。
6、単に
>>363 が報道を見落としてる。
などの理由が考えられるけどどうよ?って話になるわけ。
あとは、ヒズボラが捕虜をとろうとする場合はイスラム圏にいる IDFか情報関係者と思われる者をおびき寄せて略取という手がありますかねぇ。 ちなみに過去の捕虜交換では遺体での交換も条件に入ったりしていますので 戦死者の遺体も取引材料にはなるようです。 いずれにせよ、ヒズボラ側の村をIDFは確保できたのか、占領し続ける意図は あったのかが不明ではあります。そしてヒズボラの戦術とATMの多用がどのように 絡むのかも不明ですね。 あと興味を引いたのはこのイスラエル側の数字についてはシェルターに篭っているときに 心臓発作でなくなった市民も含めたりしています。
で、スレと結びつけるとイスラエルは自国の東南北で占領統治を やってる国でしかも装輪装甲車よりは敵から鹵獲した装軌装甲車両を使って 植民地警備をしてる国という点にあります。 外征して統治体制を除去して文明の衝突を演じつつ占領と 国家再建を行う米軍とちょっと近いものがあります。 イスラエルの場合は自然国境を求め、生存圏を求め、国内に占領している 相手と同根、同一民族の社会を抱え、占領の成否が国の存亡に関わるという 点でより深刻ですが。
捕虜の件ですが… ヒズボラが意図的に捕虜を取らない。 例えば一撃離脱を主としたので捕虜なんかとってない。 (取る余裕がない) という可能性もあると思います。 離脱時に敵の捕虜を取るのは、わざわざ足手まといを増やすだけです。
取敢えず6一択はなさそうで何より(笑)
SECTについて
ヒズボラの戦術は地下壕にATMを蓄積しといて、砲爆撃のときは篭り、 合間を縫ってATMを持った班が稜線に隠れて撃つという形かと 思っていました。 しかし、IDFの歩兵部隊が市街に入って後退できなくなって 救援が出されたりした話もあったりします。 固定した戦線があれば、陣地近くまでトンネルを掘るなりして浸透して 捕虜を獲得して離脱するというのもできるのかもしれません。 しかし、さらに迷うのはビントジュベイルはイスラエル国境まで4kmと されていることなんですよね。IDFが強襲をしては帰還するにしても ヒズボラ側も越境して攻撃したのかしなかったのか。
<boots on the ground イラク戦争での経緯をまとめた章は派遣部隊の陣容と地域などが 侵攻前計画の段階からその後の推移まで簡潔に旅団を単位として まとめられている。 対内乱作戦において、部隊規模としては地域あたりの兵数よりは 人口当たりの兵数と人口密度が高くなるに つれて必要な兵数は増えるという見方をしている。 叩き台となる数字は人口1000人あたり兵10名少々を提案。 第101空中強襲師団からSBCT-1へのモスルを含む地域の引継ぎについては 当初はインドかパキスタンから1個師団がくる予定だったが実現せず、 アンバル州に予定していたSBCT-1を入れたとのこと。 ちなみにマラヤ危機の場合は1948年から1960年まで平定に時間を要している、 少なくともこの論文ではそう期間を区切っている。
>386 しかし、イラク戦争については民間軍事会社の員数を7.8万として 平定兵力に組み込むなどしている点はどうだろうか。その一方で イラク治安部隊については対内乱作戦中の最大兵力時において担任地域を 持って居なかったことを理由に計算から除外している。 平定作戦における旅団の規模について検討する萌芽がみられるが 過去データの不足から通時的な比較論証はされていない。 どちらかといえば、都市の規模と都市社会の人的繋がりの構造を みてそこにどの程度の兵力を対応させればどのように社会に関われるか という話のほうがいいように思える。つまり平面的に均している今は まだその方向への下準備として、中間段階的なまとめとして考えている のかもしれない。
機動戦闘車スレのネタですが、MGSのハナシ。っても覚書きというか、確認兼ねて、ですが。 MGSの105mmM68A1は、ロングリコイルの低反動砲型だったと記憶。 マズル・ブレーキの廃止は、ブラストが形成する危険域が、歩兵直協の任を妨げる程に大きかったから、 じゃなかったですかね。使用弾種は関係無かったと思う。 発砲時の動揺が大きく、かつ持続するため、自動装填装置の不具合を誘発。動揺が収まるのを待って 作動せざるを得ず、発射速度にも影響があったと聞くのですが・・・・・ それでも遮二無二実用に漕ぎ着けたあたり、M8LBTでは超えられなかったカベを超えたんではないですかね。
イラク関連で先にでた国防総省の四半期毎議会報告書と つい先日の第101空中強襲師団長の記者会見(大体3ヶ月毎か6ヶ月枚にやるやつ。 今回のは帰還直前の総括的意味合い)にてSIBというのが出てくる。 Strategic Infrastructure Battalionかbrigadeで MND-N(多国籍師団−北方)の担任地域には2個旅団14個大隊ある。 石油パイプライン、発電所等々の防護を担う。政府庁舎、鉄道、橋梁、 主要道路交差点などについては不明。 施設警護隊を吸収して民兵を排除する動きなんだろうか。
<機動戦闘車とストライカー機動砲 凄く微妙な気もしています。記事から考えるとフォートルイス、ハワイ、 ペンシルヴァニア州兵の各1個旅団の大隊に配備されるのであって、 一挙に全旅団定数分配備されるのではないのが一つあります。 つまり、一応そろえるけど全部買い進めるほどには必要とされていない んではないかという感じです。 次にそろえる旅団からドイツの第2騎兵連隊(ストライカー旅団)が 除かれているのも気に掛かります。イラクには一番近い位置(船だと そんなに変わりませんが)、東欧各地に近い位置にある部隊ですけども ここにも配備されない感じの記事でした。 機動戦闘車自体はイタリアのチェンタウロがやれたのですから 日本でも作れるのだと思います。
"チェンタウロ"デカいですけどね。幅3mとか。長さ7.4mは、10tダンプが7.7mなんで、まだしもですが。 だからやっぱ、CT-VT砲塔MGSあたりを想定しちゃうですよ。 で、高速サーボ制御とアクティヴ・サスに期待をかけるしか無さそーです。 話を伺った方は前方+-20〜30゜の限定射界かなぁ、とか言っておられましたが。 >MGS配備数 海軍の"シースワップ"みたいに装備を前線に置きっ放しにして中の人だけローテイションな状況ですしね。 これが恒常化するか、SBCTが駐屯地に戻る日が来るか、でも、また違ってくるんじゃないでしょうか。 イラクでの実地テストの結果も見たいでしょうし。 M8AGSも、ポシャる前にこういう機会を得られていたら・・・とは思わないでも無いです。
<M8AGS 確か第82空挺師団に制式後少数作られた車両が配備されたという ニュースがあったのですがその後調べていません。 94年前後ならば第82空挺と第10山岳に突撃砲大隊を作り、こういう 編制で大隊としては軽歩兵旅団にくっつくとこう使える、中隊毎には 歩兵支援をこうできるという内容の記事があります。 <ARFORGEN 陸軍の戦力培養方式で良く聞くのだけども実体不明でしたが 予備役にどう適用するかという論文で解説されている模様。今読んでいます。 <HIGHWAY WAR 海兵隊のLAV大隊のある中隊長の手記でイラク戦争の通常戦闘期間を 扱っています。戦場の霧と混乱などがよく出てると思います。今読んでいるところ。 DPICMについてはかなり否定的な話が登場。また、中隊長の一日を追うことで 作戦のサイクルについてもいろいろと中隊=大隊階梯まで降りてくると 命令の受領のため待機する時間が長く、夜間は警戒陣地に篭るので 結果、作戦行動するのは午後の日没前の数時間という有様が描かれています。 詳しく知ったおかげで海兵隊のユーフラテス川を越えてからの進撃の模様がますます 謎になりました。
>DPICMについて kwsk
>393 DPICMについてですか。両用改良通常弾といい、カーゴ弾です。 面制圧に使われます。両用とは軽易な装甲を施した目標にも 有効、対人にも有効な子弾が詰められているという意味合いだそう です。 ヒズボラについてCSISの研究員が非国家が国家(イラン、シリア)の 支援を受けてIDFの抑止力という知覚の世界で成立しているものに 非対称戦を仕掛けたと見ている。細かな戦術の話については IDFが占領を嫌って強襲しては後退する作戦をとったことも絡んでいる と指摘。
DPICMについてじゃなくて、そのへたれっぷりについてkwsk なんじゃないかな。
>395 そういう意味でしたか。別にへたれということは無いんです。 砲兵については一定の評価がされてます。 それに支援ということで他のとこをみてみれば、 海兵隊のコブラなんかも機体のすぐ近くでロケットか ヘルファイアが過早爆発するシーンもあります。 DPICMのためになにが起きたかについてはちょっとクラスター爆弾 関係で騒ぐ人がいそうなのであんまり書きたくないなぁというのも あります。 ヒズボラの対戦車ミサイルの使い方についてかなり褒めてる 筋の話をもう一つあるのでそれをあげてみてからstrategy pageの奴を 訳してあげようかと考えています。 いまあげているのは接収というか徴発というか占領というか村の 家に入るあたりの表現がかなり独特です。
おつ。 戦術的な使い勝手(単に兵器としての性能・威力だけでなく)がビミョーなのかな?
>397 そうですね。ワシントンポストでアーキンはクラスター爆弾について 空軍はあまり使わなくなったが陸軍は教訓を得ておらず使ったようだ。 しかし、反対運動なんかせんでもまっさきに不発弾がばら撒かれている土地 に入るのは軍なんだし、兵器としても不発弾率が高かったら意味がない わけだから、そのうち改良して使い勝手がよくなるだろうし、そうすれば 第二の対人地雷みたいな話もなくなるよ、みたいなことを書いておりました。 HIGHWAY WARが戦記として面白いのは地上戦の期間がある程度 長かった、軍が右往左往しているのが伝わってくる、そして軍のそのような 面を世間が受け入れるだけの土壌が出来たという点もあるのかも しれません。反対運動にしてもより現実的な線になり、運動のための運動で 無くなるだけの土壌はできてるんでしょうか。 そういえばネオコンの中の人がワシントンポストにイラク増派を説いて いました。んで、星条旗紙で第172SBCTの中隊がサドルシティーに立ち入った ルポがあります。住民から罵詈雑言を浴びたと書いています。
CSISでレバノンでの戦訓についてアンソニー=コーデスマンの第二稿である。 25Pから40Pへ増量。増えたのは戦訓関係のあたりが多い模様。
>399 今読んでる。あちこちに肉付けが進んでます。 ヒズボラの使ってたTOWの出所に関する事実などを並べてる部分とか。 クリストルの提言は陸軍の増員というのには触れずに 今直ちにバグダッドの戦いに勝利するために増派せよというもの。 weekly standardを読むと詳細な案が出てるんだろうか。
400ゲット。 アンバル州の米海兵隊司令官、部隊駐屯地での石油消費を削減 するため太陽電池パネルや風力発電タービンの支給を国防総省に要請 していたことが判明。石油消費を削減することで燃料輸送車列を減らす という目的。
レバノンの歩兵戦のレポートを読ませてもらってます。 ATGMを歩兵砲代りに使ったコトは、先月半ばにエバたんがNHKの特集で指摘してました。 一方で、緒戦期から歩戦協同の手際に疑問は出てましたが、やはりレポートからも伺えます。 ATGMと迫撃砲で、歩兵を剥がされたのは分るんですが・・・・・・ ちょっとマヂで、装甲パワード・スーツが開発されるのでわないかと思いました(笑)
やめてくれ、せめて重装甲のミート・チョッパー(連装機関砲)+高度な視察装置とか
いつも乙です。 ところで7月の >山高帽橋の防御 が尻切れになってるようなのですが、続きはどうなっちょりますでしょうか。
>402 敵が稜線と斜面、反対斜面と占めていて、対戦車誘導弾に 迫撃砲弾が無尽蔵にあるらしき場合はどうやって攻めるかという 問題でしょうか。 携帯対空誘導弾も持っているのでヘリで空中機動してというのは 使えないですし。 斜面全部を覆えるほどの弾幕射撃ができるだけの砲兵を 準備して、というのはイスラエルがやってたような感じもlone soldier からはしますし、かといって歩兵が夜間行軍してると骨折したり捻挫 したりする傾斜地では装甲車両で進むのも難しそうです。夜間に 落下傘で投下した飲料水が見つからなかったと言ってましたし。 戦車を持ってきて向かいの斜面から撃つというのが考えられるけど その向かいの斜面が無いんですよね。イスラエル側は平地か斜面下 らしいです。
>>405 名訳乙パイ。
ユーモアがあって面白いね。
緒戦期に聞こえていた歩戦協同の手際のハナシとは、問題が異なるようだと思い始めたり。 携行火力の限られた徒歩歩兵が、兵器を備蓄し、有利な地形を要塞化して待構えていた相手に 苦労するのは当り前の話ですからねぇ。 徒歩部隊とはいえ、直協火器の描写が無いのは、視点が個人に限られてるからでしょうか。 迫撃砲や携行ATMの描写がありません。(ロケット背負って肉薄してる描写はありましたね) 戦車は、隣村には居たようですが・・・多分、敗残部隊収容の為に派遣されたんじゃないかと。 古い話かもですが、機甲重視のイスラエルにあって、歩兵というのは、残敵掃討と兵站確保が 主な役割だったです。 機甲/機械化部隊を先頭に、直後に前方段列。続いて回収/衛生後送部隊。最後に自動車化歩兵。 この最後尾の歩兵は、徴集したトラックやバスで自動車化するといった具合で、装備も貧弱でした。 もちろん、先頭に立つ機械化歩兵、あるいは精鋭を謳われる空挺は別の話になるでしょうが、 手記を書いた予備役兵氏は、そうした部隊の所属では無いはずです(多分) 今次レバノン戦は、"ヒズボラ"の戦闘力そのもの(特にロケット砲兵)を目標とした前半期と、 国連平和執行部隊の展開地積を稼ぐための戦域拡大を狙った後半期に分けられると考えてます。 後半期「好い様に展開した」機甲/機械化部隊の背後で、「残敵」どころじゃない戦力に相対した "軽歩兵"は苦戦を強いられた、というコトですねぇ。
>407 原典が古典で、かつ読みやすくできてるのが大きいと思います。 軍隊の中の細かい話はでてこずに状況と決断した内容ととった手段と その結果の繰り返しで出来ているので、話を追いやすいがゆえです。 >408 手記の著者が戦場に投じられた時期は地上戦拡大を閣議 決定したと報じられた頃だったのではないかと思います。 投じられた地点についてもヘリが落ちてる描写からかなり狭められ そうです。 予備役部隊の装備不足などが一部では報道されていましたが そういう事情も影響しているのかもしれません。
C-17は生産終了へ。生産ラインはモスボールするとの報あり。
>409 ハナシの締めから、投入時期は後半戦だと分ると思うです。 demolition unitと呼ばれてはいますが、それに相応しい行動を取ってないように読めますね。 どうも最低限交戦状態を維持し、国連部隊を招き入れる条件を確保するのが目的だったように 思っちゃったりするワケです。 それがリソースを前線で無理矢理戦域を拡大する一線部隊に喰われたせいか、当初からの 計画だったかは、臼砲には判断出来かねるのですが。 69式さんが言っておられたんですが、高地を急襲するなら、やはり武装ヘリのロケット弾で 携SAMを制圧しつつ、ヘリボン部隊を降ろすのが常道で、アフガンでソ連が多用してます。 まぁイスラエルとて、ヘリも戦闘機も無尽蔵では無いのですが。 臼砲としては、イスラエル歩兵の60〜81mm迫撃砲の配備状況が気になるんですが・・・・・・
<イスラエルの迫撃砲 メルカヴァに60mm迫撃砲があるのと、大口径の迫撃砲を装備 しているのは知っているのですが、言われてみると歩兵が担って 運ぶ迫撃砲は全然、手記に出てきません。 <高地急襲 ヘリは出てきて、一応人員も輸送しているんですが、夜間に 頂上に下りて暗視装置による優位を生かして陣地を占領して 翌日からはその陣地の迫撃砲や重機関銃の援護下で斜面を掃討 とか出来なかったもんでしょうか。
装備としては携行可能な60〜81mm迫撃砲は在りますもんね。 たしかイスラエル歩兵大隊は3個歩兵中隊と1個重火器中隊なんですが、この重火器中隊は ・迫撃砲小隊 ・重機関銃小隊 ・対戦車小隊 の各1個、というコトになってました。 小隊の規模が分らない(米海兵並だったりするかもですから)から一概には言えないのですけども、 大隊あたり1個小隊の迫、対戦車火器という密度はどうなのか、とも思いますね。 随行したのかどうかも分らないわけですが。 >暗視装置による優位を生かして こうした装備についても"ヒズボラ"が優っていたかもしれません。重ATMを運用していたですから、 その暗視照準器は利用出来たでしょうし、個人装具のモノも入手してたかもです。 イスラエル側に積極的に(大型兵器以外のモノを)掃討する意志が有ったのかどうかも考えドコロかな、と。 戦力を集中した地域では実施したかも知れず、件の予備役兵氏の部隊には御鉢が回ってこなかった、 というコトかも知れませんし。
>413 各歩兵中隊に迫撃砲班か迫撃砲小隊が固有であるとしても 自衛隊と比べて迫撃砲は手薄ですね。 ・暗視装置 シリアやイランの国家支援があり、民生技術が発達していると 国軍の先を行く装備を非国家集団が使うことがありえる例ですね。 イスラエルが陸上部隊を南レバノンから引き上げるという報道です。 イラク戦争の通常期間にクルド人自治区に落下傘降下した第173 空挺旅団の歩兵大隊長の手記を読んでます。 前に読んだガントラックの話と比べて筆致が冷静。
google earthでタルアファル tal afarの市街地の詳細が見れるように。 市南西郊にある岩山や市中を横断する谷などが見て取れます。 中東の伝統的な都市構造を軍事的に分析した話を読んでいます。 173空挺旅団の大隊長のイラク駐留の話は冷静に分析して戦訓を 引き出す形。戦区を移ったところで伏撃に会い脚に負傷して後送し ワシントンで治療しつつ陸軍大学にて書いたもの。 キルクークからバイジ(石油精製所のあるティグリス川畔の都市、 ティクリートの北)の間の農村地帯が舞台。 ウィリアム=アーキンがレバノン、イスラエル訪問から戻り、 ブログに書いているのですが政治から中立となって冷静な事実を指摘 するというエントリーはあるのだけれども、細かな戦術の話はでてこず。
david galula 話題となっている本以外にRANDで無料DLできるアルジェ内乱を 扱ったものがあるのを知り、そちらを読もうと思います。
陸自の方と話してて、「機動戦闘において火力を追従させる」コトを重視するイスラエル軍と 「どうせ機動戦闘は双方とも発揮出来ないコトを前提に、局所的局時的にでも撃ち負けない態勢」 を目指した陸自、というハナシを伺いました。 あーいう戦闘なら、陸自の方が上手くヤれそうです。 まぁ技研の手投げ無人飛翔体に迫撃砲弾抱かせて・・・なんてアイデアも捻ってはみたんですが、 妄想スレで書いたような問題点もありまして。
>417 陣地に篭っててATMと迫撃砲を沢山持ってるほうが勝つ ような気がしてきました。 それとレバノン関係でクラスター爆弾の不発弾率が4割とか 報道されていてどうも精密誘導砲弾は子弾を抱えたカーゴ弾に なるのかちょっと疑問がでてきました。米海軍のERGMなどは どうなってたかなぁ。 <手投げ無人飛翔体+迫撃砲弾 将来的には携行組み立て型全周対迫レーダーに対抗する封じ手 としてイスラエルのハーピーのように使えるかもしれません。 迫撃砲やATMだと上空で旋回して待機してても射程にいれる位置へ 移動するまでに迫撃砲やATMが壕の中に退避しちゃうかもしれませんね。 イスラエルのステルスコルベットに命中したのも当初の報道では ヒズボラの自爆UAVと言われてましたから海上などではそれなりに 使えるのかも。
ジョン=ウェイン主演の「硫黄島の砂」、配役名はストライカー軍曹。 海兵隊ものだけどもう一人目立つ役がコンウェイで イラク戦争のときの第T海兵遠征軍司令官と同名。 たんなる偶然なんだろうけど面白いです。 硫黄島の砂はyahoo 動画で現在無料にてみれます。
>419 「硫黄島の砂」は500円DVDでも出てますねぇ。 この500円DVD、他にも結構良い戦争映画ありますぜ。 「チャップリンの独裁者」「地獄の戦場」「第7機動部隊」「サハラ戦車隊」 「戦場」「総攻撃」「太平洋航空作戦」「砂漠の鬼将軍」「頭上の敵機」 「フライング・タイガー」「アフリカの女王」「肉弾鬼中隊」「コレヒドール戦記」 実録シリーズ 「凄戦ガダルカナル」「激戦タラワ、グアム、硫黄島」「ヒトラーの野望」 「恐怖の潜水艦戦」「ノルマンディ上陸作戦」 あと、西部劇の騎兵隊系がいい感じです。 500円シリーズ万歳! あとはWW2揚陸艦の映画「全艦発進せよ!」とか出ないかなぁ…
「X-MEN 2」にストライカー将軍というのが出てきましたが、、、
もともとストライカー軍曹由来じゃなかったっけかな>"ストライカー"装甲車 "エイブラムズ"や"ブレッドレイ"と同じ命名基準だったように思うのです。
>420 確か古い世代の映画は著作権が切れたとかで随分安く なっているんですよね。googleでも古い本が全文検索できるように なってきてます。 アフリカの女王、砂漠の鬼将軍、チャップリンの独裁者、 アパッチ砦、駅馬車はみたことがあります。他はまだです。 >421 たしかトランスフォーマーにもストライカー司令だったかが 出てきたと思います。 >422 議会名誉勲章を受けた4等特技兵と軍曹二人からとられているそうです。 この4等特技兵というのの4等の訳が難しいです。下から1等、2等とあがっていく んで、しかも下士官の位はいろいろ変更がありそうで、難しいです。 staff sergeantも二等軍曹としてますがこれもまた普通の軍曹と どっちが上なのか伝わりにくいです。
david galulaはRANDの無料DLの奴を読んでいるんですが アルジェリア独立戦争(1950年代から1960年)における鎮圧・宣撫作戦 の話が書かれています。 筆者は当時中隊長でアルジェから東方のTizi-Ouzou県の県都 から河を隔てた山岳地帯南斜面にて平定活動をしてます。 このTizi-Ouzouはgoogle earthでみると首都アルジェからの位置と 大体の地形がわかります。筆者が駐屯していた小村らしきも険しい 斜面にいくつか並んでいる感じがみてとれます。本当に便利な 世の中になったものです。 叙述は平易。筆者のとった手は極めて独創的で、それまで 中国の国共内戦、フィリピンのフク団、ベトナムのヴェトミン、ギリシャの 共産ゲリラを観察してきた経験もあるんでしょうがそれ以上に本人が 住民の動向を細かく観察し中隊でできることを着実にしていくのが 大きいのかも。 著作権の問題と多少のフランス語(人名、地名、戦区、役職に多少の 引用)さえクリアできれば訳したいんですが。
LCS Freedom進水式行われる。 ウィスコンシン州の五大湖沿岸都市の造船所にて。 命名者はイラク戦争中唯一の議会名誉勲章叙勲をうけた工兵一等軍曹 の未亡人。 米陸軍、予算10億ドル単位での増額を求めて予算提出期限までに 国防総省に提出せず。ピーター=シューメーカー陸軍参謀総長の抵抗と 伝えられる。 国家情報評定(機密文書) NYタイムズでのすっぱ抜き後、部分的に 機密解除して公表するとブッシュ大統領言明。 米軍はNATOにアフガンでの兵力維持を求められ、一方NATO加盟各国は 増派の見通し。 #トラック自爆車爆弾は2004年12月のモスルでの自爆攻撃とは 結局違うのか判然とせず。モスルでの自爆攻撃については報告書が でてるはずなのですが追っていなかった。中隊長つきの通訳が自爆 したのではと思える節がある。
Panzer今月号。ストライカー旅団その1 知らない話の連続でとても参考になる。Medium旅団というのは どっからの話なんだろう。支援部隊の陣容がSBCTと比べて手厚い です。
David Galula読み終わる。アルジェリアに根を張りド・ゴール暗殺を 試みた秘密組織に著者は関係したんだろうか。 そう思わせるほど本編の末尾はせつないものがある。 忙しい方は巻末補遺の3だけでも読むと良いかも。書かれているのが 1957年だけどランドが再版したのが2006年。こういう場合著作権は どうなるんだろう? 映画ならば50年立てば切れたりするようだが。 本人の書いた日付に従うならば今年に切れるんじゃないだろうか。 具体的な挿話を織り込みつつ冷静に軍内外の者と住民を観察して 平易に叙述する一方で、巻末補遺では理論にいたるまで抽象化して 仕上げているのは凄いと思う。
CSISにてイラクの現状についての報告書出る。9月27日付。 米陸軍の現状についてマーサ議員への陸軍の反論ってのは どうなったんだろう。また、第172ストライカー旅団の帰還時期を 第1騎兵師団第4旅団の派遣前倒しにより早まるかもという報道あり。 この件ではラムズフェルド国防長官がフェアバンクスまでいって 住民集会?に出席している。その画像がYoutubeにあったりします。
昨年、バラドにてハリバートンの車列が待ち伏せを受けた際の動画が 報道され、youtubeにもkbr convoyで出る。 州兵の護衛が去ってしまったことを非難する報道に対して陸軍は 反論。
編制成組スレが第2SBCTスレみたいになっちったですな。 成る丈「編制から読める」という切口でハナシを進めようとしてるんですが、あんまり上手くいかないです。 ミディアム旅団については、ぱぱらしく昔噺をブとうかと思ってはみたのですが、「ミディアム旅団」で ググったら山程ヒットしたので止めにしました(笑)
GPRネタ 遂に米軍がアイスランドから完全撤退。 さて、アイスランドの安全保障はどうなる事やら・・・
地球規模の戦力配置見直しというとロンドンから海軍司令部が イタリアだったかに移るというのも大きな話になってましたね。 また、NORADとNORTHCOMの関係についてカナダからも 複雑な視線があったり。 そして、SOUTHCOMも微妙な立場です。
LAtimesで2004年11月のファルージャ掃討戦で戦友を殺害した 内乱勢力戦士11名を殺害した海兵一等兵に対して議会名誉勲章の 推薦がでてる話が出る。叙勲されるかどうかは不明。 されれば海兵隊からの叙勲はベトナム戦争以来となる。
バグダッドで小火器による攻撃4件で一日で4名が戦死。 狙撃だろうか? うち1名は172SBCTの兵。 172SBCT、再度の派遣期間延長は無しとアラスカ州の上院議員が 声明。情報元は陸軍筋。
communication specialistというのがよくわからず。 下士官みたいなんだけど准士官なんだろうか。士卒ではないと思う。 specialistというと特技兵で一律に押していけないのかも。 specialistだと数字が大きくなるほど偉いんだけど、それの一種なのかも 不明。
それとteam leaderがteamを組にしてleaderを長にすると組長に なってしまい、世間での語感とかなりずれます。 またteamはfire support teamだと火力支援将校、つまり士官が 頭に頂く組織、しかしfire teamだと伍長や軍曹が頭となる組織で これも一律に押しなべて訳すのはほんとは問題があるのでした。 でも良い訳語が見つからないので見切り。 というか、brigadeでもteamを組むし、teamという言葉自体が 組織の大きさを問わない面があるような。
委託指揮と集中指揮について初心者質問スレで質問した。 戦術と指揮に書かれていた気もするのだけど本が埋もれてしまった。 第一章を終わりUPする。全部やり終わるころにはかなり訳語が不統一 になっている可能性あり。 アルカイダイラクのハムザ殺害され、DNA照合鑑定中との報道あり。 北の核実験報道があるため多少頻度を増して書き込み。
>439 レスは返らず。 MGSについてSBCT中隊の教範ではMGSが配備されてる中隊と そうでない中隊とに配慮してか本編でジャベリンや機関銃をどう 扱えと書いているところでも登場しないって可能性はあるかも しれません。 また、MGSだけ別にまとめて扱うべき要素があるんであえて 除外してるってこともあるでしょうね。 それともう一つはMGSに乗ってる人の職業特技が19Kで戦車、機甲。 SBCT歩兵中隊は11Bで歩兵ってことも在ると思います。普段読んでる 教範からSBCT関係の読むときあちこち読んでられないので補遺に 纏めてあるという利便性の問題です。
main effortを主力とするか主攻とするかを検討中。 助攻という言葉はあるんだけど、助力も助勢もあまり語感が 良くない。 assistを介助と一律にしたけどもこれもどうかと思う節はあり。 単純に"助ける”のほうが正しいのではと思える。 また、issueは発する、発令、通達などいろいろ考えられる。 このほかwarning orderは予告、予令、準備命令が考えられる。 >440 MGSについてarmor 2006年5月・6月号に記事出ている。 HEATとHEPを組み合わせて二重鉄筋コンクリの壁を破るとしてる。
>440 しかし、行軍を扱った章の隊形図ではMGS小隊がきちっと書かれて いたりします。 単縦列、横隊、V字、右梯団などなど全てに出てくる。 ジャベリンと違って各歩兵小隊(というか分隊に1つずつ)あるわけ でなく、能力が小隊内の他の歩兵輸送車と異なる、とりわけ乗車機動時 に異なり、迫撃砲車と違って一応機動するし、戦車と違って編制で 固有であるわけで、そこらがあいまっていろいろ慎重な配慮が必要な 装備という扱いなのかも。
ハワイのストライカー旅団、ハワイ原住民三団体の訴訟判決が 出ました。内容は厳しいもので訓練の大半を中止せざるを えなくなる可能性あり。米陸軍は控訴を検討。
アラスカで、軍は支持するが戦争は支持しないという筋の運動が あると通信社電が伝える。現役将兵の家族と軍予備役に入ってから 外交官になった退役大佐が集会で話すとのこと。 対内乱作戦で、出兵側の本国の政治の要素が絡むというのは分かる のだけど反対運動というのもとりとめがなく変形しそうでこれまた 新聞から追うのは手間が掛かりそうです。 また、フォートルイスでは軍内部にギャングやら白人優越主義者が 入り込んでるという発言で憲兵が軍を除隊する騒ぎがあったりします。 普段、引用してくる新聞の立場を眺めるのには良いのだけど どの程度、冷静に軍関係を追うのに関係するのか判断するのは 難しい。
先代のブッシュ、つまりパパブッシュの名を冠した米空母、進水す。 現ブッシュ大統領が船を前に演説。 タルアファルで警察検問所で自爆、14名が死亡。 ミリタリーレビュー9・10月号は情報作戦関係が多い。現地の人の網を どう捉えるかの話が多い様子。未読。
イラク警察、先ごろ任務を外されて訓練入りした警察旅団?で 中毒事件。ラマダンの日中断食後の食事をしたところ11名が死亡。 通信社電は内乱勢力が毒を盛ったとすれば初めてのことと している。
identifyの訳に悩みつつちょっとずつ進む。 把握する、詳らかにする、明らかにする、識別する、明確に捉える などなど。
ソマリア、バイドアにエチオピア軍が入る。イスラム統一連合( モガデシュ、キスマヨを支配)と戦闘になるか? >446の中毒事件で逮捕者。
見積もると評価をごっちゃにして使っているのに気付く。 それとidentifyとdetermineがそれぞれきっかりきまった意味合いで 使い分けられている。 ほんとはこういうのを予め洗い出して訳語をそれぞれ対応させて からやるのが正しいのだろうけど。
>450 結局、そこのノートにあるように歩兵の機銃か迫撃砲を 一般に思い浮かべるのだろうけども、本文の記述はcrewが操作する 兵器とはなんぞやという点から通時的に性格をまとめた記述で 面白い。
>451 見積もるはestimateかなぁ。 評価はassessment。 訳語が定まらないとなんとなく何を言っているかは分かるけど そのまま素直にすっと読めないものができる。 バグダッドの弾薬庫火災爆発、13時間にわたり爆発が続くと アルジャジーラは報道。本当に迫撃砲弾であればラッキーヒットだ とも評価。
AUSA 2006年次総会が開かれている。 シューメーカー参謀総長の記者団に対する発言の場は ここだろうか。 >454 内乱勢力よりの報道だがMNF-Iの発表と大きくかけ離れる 一方、具体性に富む内容。
>456 457 訳し終わる。 弾薬庫爆発は続報が落ち着いてるので負傷者は無かったのかな。 内乱側よりの報道も訳して置くか考え中。
第3章は 運動 か 行軍 か で悩む。戦術隊形もあるんで やはり運動かな。columnが縦陣 file が単縦陣 lineが横隊 wedgeが楔形 echelonが梯形 VeeがV字とする予定。 MGS小隊も迫撃砲班も図にはきちんと描かれているほか、 中隊長、副長、先任軍曹の位置もそれぞれ示されている。
alternate boundsが交互躍進 successive boundsが段階躍進
>459 陣という字が入ると戦術隊形で戦闘しているように思えてくる 向きもあるので、 縦隊 単縦隊が良いかも。ちょっとググッテ世間でどの程度使われているか チェックする。
教範の第3章の図記号の表だとICVは歩兵戦闘車で、どうも砲塔が 車体上面に乗っかっていたりします。LAV-Vだと25mm砲塔でしょうか。 実際には歩兵輸送車だと思うけどそこらはあえて一致させなかった のかな。砲塔バスケットがあると車長用の情報通信装置に囲まれた 空間が確保できなくなるかもしれません。だから小隊長とか中隊長は 困るかも。 第1章の編制図だときちんと歩兵輸送車という感じの横立面図に なっています。中隊長は指揮統制型に乗るのかな。
第3章もあと少し。その後、本文中ではっきりと歩兵輸送車と書かれている 下りがあったりする。 static positionを静止陣地でいいか考え中。 歩兵操典をみつけたのだけど、行進や隊形が厳密に規定されている のをみて驚く。
迂回はbypassじゃなくて、turning movement、旋回運動が近いことを 発見。また、spoilng attackは破砕攻撃じゃなくて撹乱攻撃が近い。 英陸軍参謀総長 発言を撤回せずさらにメディアに発言し修正を図る デイリーメールは大衆紙と評価されている。 英首相府は参謀総長を支持。 イラク 毒盛りラマダン料理の続報(警察旅団)、ファルコン基地弾薬庫続報 など無し。バラドでシーア派の住民?が市場に来ているスンニ派に報復殺人。
company train 中隊段列 段列はもともと行李が並んで重ねられた様、 そのものだというのをどこかのスレでみたかwikiでみたのだけれども。 しかし、縦列をcolumnに使ってしまってるし。 >464 bypassも迂回。turning movementも迂回
>459 行軍は 路上行軍がroad marchである。従って 第3章は運動で正しいと思う。 また、運動技にtraveling, traveling overwatchというのがあるが これを単なる移動とすべきか、それとも行軍にしてしまうか。
line of departure 出撃線 line of deployment 展開線 attack in zone 段階攻撃?
base camp 拠点 登山用語と軍事用語どっちが先なんだろう。
operation 作戦よりも活動のほうが幅が広いけども 支援作戦と支援活動、安定作戦と安定活動いずれが 適切か悩む。また、campaignという言葉が使われないせいで operation iraq freedomの中でoperation swarmerやoperation together forward が行われていることになり多少混乱する。 もともと戦略と戦術の間に作戦を挟む意味がどうなのかってあたりが まだよくわからないせいか。接敵運動について捜索/攻撃がかなり 詳しく説明されている。
>466 travelingは行進 がいいかもしれない。
retrograde 作戦がくっつくのはこちらだからこっちを退却、転進 withdrawl こっちは撤退 raid襲撃後の撤退などで使われる。 転進はともかくとして、撤退と退却は入れ替えても良いのか迷う。
後退 でもいいかもしれない。 退却、撤退、後退が候補か。
feint attack 陽攻 demonstration 偽攻
unit integrity 部隊の緊密性 部隊として体をなす 部隊の統一性 部隊の統合性 部隊として全うする 部隊の一体性 部隊の秩序を保つ 要するに部隊のまとまりを表す漢字熟語を知らぬことが判明。
impact area 着弾域
develop 打開する、進展する 自動詞で進展、他動詞で打開か。
rearming 武器の手入れ、修繕? 弾薬装填などなど
heavy rain 豪雨
panic 恐慌 恐惶
release point 分離点 platoon release point 小隊分離点
draw A into kill sacks 殺戮帯に誘致導入する kill zoneなんかも用例として使われていたと思う。キルゾーンに素直に すべきか。 pocket of resistance 抵抗巣
narrow corridor 狭隘回廊 狭回廊 長隘路?
中隊で掃討できる規模なので長隘路とは違うかも。
log crib 鹿砦
canalization 狭い通路、経路に入り込むことを意味する語 導入 狭隘経路への導入 経路はavenueで使ってるから 分ける必要があるか。狭隘地への導入? >481 draw は誘致のみにする
on the far side 逆端 敵端?
ティグリス川河畔のバラドなどにてシーア派民兵とスンニ派武装集団の 報復殺戮合戦4日目に入るとの報道。 ディヤラ州での騒乱はバグダッドの周辺地域という性格があるとは 以前から出ていた報道でもあったけども。
タラバニ大統領のBBCインタビュー、シリアとイランが イラク治安に直接関与することを検討している動きがあるのか。 かなり大胆な発言。 #ヨルダンのフセイン国王のときといい、BBCのインタビューは 強いなぁ。
キティ 横須賀を昨日出航。11月に日本海で演習予定と 日経がネットで伝えている。当面は房総半島沖で離発艦訓練。 随伴はマケインのみ。
ここで保守。タコマニューストリビューンの特派員ブログを読む。 バグダッドにいる23-1歩兵からモスルへと移動して取材を続けている。
バグダッドでの定例記者会見で米軍少将報道官、 together forward作戦の見直しを発言。邦紙で報道される。 ISGの検討内容のリーク、11月の中間選挙を前にイラク戦略論議が 盛ん。
494 :
名無し三等兵 :2006/10/21(土) 19:48:35 ID:GVwPftTo
最下層だから一応緊急浮上
>494 ありがとうございます。 2004年11月のファルージャ掃討作戦についてさらにCSIから ウェブ向けに纏めたものがでているのを発見。
ファルージャ掃討作戦は2個海兵連隊戦闘団、つまり2個旅団が 市中に入り、1個旅団戦闘団が東と南を封じている。 たぶん、通常戦能力、高烈度戦闘への回帰と都市戦への志向が あいまって取り上げられているのかもしれない。 ミリタリーレビューに栄光なき戦場の著者が寄稿している。未読。
>495 どうも海兵隊をさりげなくけなして陸軍の2個大隊(それぞれ1個ずつ 海兵連隊戦闘団に配されてた)を称賛する内容に読める。 海兵隊の個々の兵士、士官をけなすのではなくて陸軍と海兵隊の能力の 違いをことさら強調しているように感じるせいか。 Tank in the Cityとは作戦の推移が随分違うように感じる。国道10号線に 到達して一斉に回頭して掃討する話のあたりなどは特にそう。 アナコンダ作戦の話で空軍が陸軍をけなして近接航空支援の 計画と遂行にいかに苦労したかを綴った奴があったけども、あれは 的にされたのは陸軍の将官のみだったが。
アンバル州のヒットで殺害された武装勢力は 防弾板いり防弾着を所持。
正直、第1歩兵師団の1個旅団がイラク派遣のかわりに教官育成専門 となったのは作戦能力認定に通らなかったせいではと疑ってたんですが。 また、2個旅団が展開能力を持たぬのならば、ジョン=マーサ議員は 39個あるといってますから、旅団総数は実質37なんだろうか。12個旅団 派遣態勢ならば3年に一回の派遣、これに海兵隊から3個旅団が常時 加われば15旅団。うち1個はアフガニスタンでイラクは14個? それと今週の週刊誌にて日米合同訓練の写真が出ていますが 第一空挺団を含む日本側に対して米側はオレゴン陸軍州兵。 仮に日本側の要請であったとすれば予備自衛官の教育方法と 錬度を向上、維持に関心があり、それを州兵に探るって所なん だろうか。昨年だったかはテキサス州兵がブラックホークを持って きて? それともどっかから借りて?訓練してましたが、 今年は市街地での掃討訓練だった模様。 或いは海兵隊も現役陸軍もこないのは米軍の戦力の空洞化って ことになるんだろうか。今ひとつ過去の相手を知らぬのでわかりませぬが。
パンツァー ストライカー旅団、プーマの話いずれも終わってしまう。 77個旅団をストライカー装備にする構想というのを初めて聞く。 探してみることにする。
7個旅団の誤植では。
>502 そうも考えてみたのですが、二箇所77個と繰り返してたり、 壮大な構想だと言っていたりするんですよね。77個だと現役と 州兵の主だった旅団(イラク派遣されるような整った旅団)のかなりを SBCT化することになるんですが。構想と言ってるだけなので どの段階であるのかは不明です。学生論文でちょっと書いてる 人がいるだけなのかもしれませんし、どっかの機関誌にでた論文 なのかもしれないし。 あと、偵察部隊のICVとして紹介されている写真が 25mm機関砲搭載型のLAV-Vになってたりします。 これは実質的に斥候を載せても車内の容積は余っているし、 25mm機関砲搭載論議はあるんでそれを反映した主張が 入ってるんだと思います。 ヘリ部隊の配属、HIMARSの配属などについても触れている内容 だったので、おそらく編集者が生原稿をできるだけ要点を保ちつつ スペースにあわせた結果、できた文章なのかもしれません。
>500 10月24日の記者会見でペース統合参謀本部議長は 現在、陸軍現役は36個、42個へ拡張中と述べる。 北朝鮮との戦いについては、CNN jpの要約が一番適切だと 思う。精密誘導兵器の弾が不足するのではなく、情報収集能力と 搬送体の不足により無誘導弾薬をより用いざるを得なくなり、 付随的損害が増え、より流血の度合いが大きくなるであろうと 記者の質問に対して答える中で述べている。
そうそう、パンツァーは自走迫撃砲型車と思われる車体の写真が ありました。鳥篭装甲と車体の間に迫撃砲の底板とおぼしき おにぎり型の頑丈な板が入っていました。鳥篭装甲はどっかに 蝶番金具か何かがあってとりだせるようになっているんでしょうか。
今は射手用の見通し防盾を付けた車両もいるんで キャプションの一部は古くなっている点もあるんですが 2004年の第2歩兵師団第3旅団のときの写真ということで 兵士の迷彩がチョコチップに似た奴(確か違うんだけど砂漠迷彩っ ぽいやつです)だったりします。今は都市戦向けなのか また迷彩柄が変わってしまいましたが。
national secuiryt archiveにて北朝鮮関係の資料がUPされており、 関連資料の纏め記事がでている。 asahi comの紹介記事では1997年の時点で5年内の崩壊を予測 した専門家が大半だったとのこと。
朝日新聞 イラクに行き、南極にいった武田記者がカンボジアにて 地雷処理重機を取材。コマツと山梨日立建機の開発。政府ODA援助 予算にて。カンボジア、バタンバンにて。 シャーマンクラブと大型の回転シュレッダーアタッチメントをつけた バックホーで、色は白塗り。
グリーンゾーンから出て親類の家でかどわかされたイラク系米兵通訳、 イラク人女性と極秘裏に結婚していたとの報道が流れる。 誘拐された米兵の捜索のためサドルシティを包囲し、立ち入ったとの 報道もあるのだけど。 となると、レバノン系海兵が行方不明になった事件っぽくなってる んだろうか。
英国、駐バスラ総領事館から根幹要員のみを残し他を24時間以内に 退避させるとの報道。同領事館は厳重に警備されているが過去2ヶ月の 迫撃砲攻撃を受けて、警備会社が退避を勧告。
2006年10月の戦死者は100名を越える。 幸か不幸か、ラマダンと中間選挙の運動期間が重なる時期にあったこと バグダッドでの治安維持作戦で米軍が街頭に積極的に出ていたこと、 宗派対立および宗派内対立と民兵組織の台頭が重なったことで ナジャフやファルージャのような包囲掃討作戦をしていないにも関わらず、 三桁に死者が達したというのが大勢の見方か。 内乱に現地国のみならず介入国の政治が大きく作用する好例と なったのではないか。
バグダッドで誘拐、拘束された米軍予備役兵士通訳、名前をMNF-I確認。交渉が進行中らしい。 これに関して10月31日にはサドルシティとあともう一つの街区での包囲封鎖を マリキ首相が非難。数時間後に封鎖が解かれている。あともう一つの街区の 包囲をしていたのはストライカー装甲車を装備した部隊。 ネグロポンテ前イラク大使、バグダッドを訪問しマリキ首相と会談。 ハドリー安全保障担当補佐官も今週は訪れるなどしている。
NY Times イラク全土で狙撃による攻撃が増加と報道。 珍しく海兵の負傷の状況が描かれている。
フセイン元イラク大統領、死刑の判決下る。 army timesにてラムズフェルドに辞任を求める社説掲載と朝日が報道。 同面にアフリカ軍団のマークがドイツのアフガン派遣部隊の車両の ドアに描かれて騒動を起こしているという話も掲載されている。国防軍 であり、SSではなかったのだけども禁忌ということらしい。
ハワイのSBCT改編中の旅団、フォートルイスに部隊を動かして 来年のイラク派遣の訓練を継続する可能性。 これは司法が同旅団の改編にあたり陸軍が環境アセスメント手続きを 遵守していなかったとの判決が出てうんぬんの話から。 ただし、ハワイでは過去にも環境アセスメント手続きの例外が認められた ことがある。 イラクで任務引継ぎ中の中佐2名を乗せたハマーが路肩爆弾の 攻撃を受け、中佐2名と二等軍曹1名が戦死。これまでOEFとOIFで 大佐1名、中佐20名が戦死しているとのこと。
cato instituteにて jeffrey record
The American Way of War: Cultural Barriers to Successful Counterinsurgency
http://www.cato.org/pub_display.php?pub_id=6640 ベトナム戦争の戦訓を引き出す過程と成果からみてイラク戦争後の
米軍はどうなるかを予測しているように思える。通常戦能力と対内乱戦能力とは
一致しない、前者に秀でていても後者を不得手とすることはありえる、ことなどを
前提として扱っている。海兵隊が小規模戦争に備えているという指摘や、
なぜ米国の軍事は英国のマラヤ危機での対応を見せられなかったのか
についてはやや踏み込みが浅いように思える。
米中間選。イラクでのフセイン大統領死刑判決がその直前に出る。 米選挙のみでなく外出禁止令を首都に出す理由付けにも なるわけではあるけど。民主党が勝つと議会と政治が空転するのか、 それともイラク政策が大きく変更されるんだろうか。また、ラミーの 進退は如何に。
ラミー更迭。後任はゲーツ元CIA長官。 米中間選挙で民主党 下院支配。上院は辛うじて共和党か?
ゲーツはIraq Study Groupの一員で、イラク指導者とも面会している。 現在はテキサスA&Mの学長。ブッシュ大統領をラミーと挟んで ホワイトハウスで記者会見に登場。 民主党は交代を歓迎しつつ、イラク政策の変更を求める構え。
11月6日、バラドで墜落したのはAH-64 第82空挺師団第82戦闘航空旅団第攻撃偵察大隊の機体で 搭乗していた2名が戦死。 墜落の原因は調査中。
ガルラのアルジェリア戦争の話にでてくる、 現地住民の家屋を夜訪問し、住人が連絡を取れないようにした 上でその家屋内で待ち伏せをするという戦術に近い話が 新聞にでる。 陸屋根にあがり、狙撃拠点として使うのが違う点だが。 内乱勢力の狙撃の話が報道で相次いで流れていた上で どう対応するのかという話が出てきたという感じだろうか。 報道により新たな戦術が可能となったというか明らかになった というかそのあたりは分からない。 ラムズフェルド国防長官辞任、更迭についても触れている のだが取り上げられている海兵隊の分隊ではあまり反響は無い という扱い。
522 :
名無し三等兵 :2006/11/11(土) 01:35:34 ID:3g2E3bEB
沈みすぎなんで浮上させます
>522 ありがとうございます。 >521 海兵隊予備役の州兵狙撃チームが移動中に迫撃砲にやられた という動画がありました。たぶん前からやってるような気がする。 海兵隊はあまり戦死理由を公表しないので詳しいことは不明なんですが ときどき、数名が一気に亡くなることがあるのも怪しいかな。 イラク戦略についてラムズフェルド後を巡り新たな方針が定められている との報道が相次ぐ。イラク研究グループの他、軍内部でもあるとの発言が あり。
ディヤラ州のイラク陸軍第5師団について、師団長がシーア派で サドル師に忠実と米陸軍大佐が名前を出して非難する記事、 NYタイムスに出る。 ディヤラ州はバグダッドから北東でバクバがあり、シーア派と スンニ派が混在。バグダッドから逃げてきたスンニ派、ついで シーア派のマフディー軍団が進出し宗派間暴力が盛ん。
>524 大佐は第4歩兵師団の旅団長でつい先ごろフォートカーソンに 帰還したばかり。 ラムズフェルド更迭をうけて軍各層がイラクでの政策見直しについて いろいろと考えがあることを表にだしたものなのか、それとも失敗した 介入の不可避の段階、傀儡政権の機能不全の国軍へとさらに進んだ ものなのか。
防衛庁、サマワ宿営地の全容がわかる空撮写真を公表との報道が 昨日流れる。読売か産経の本で取り上げられている模様。
米民主党有力議員ら、イラクからの段階的撤退を求める考えをを 日曜のTVショーにて発言。
先に米軍通訳特技兵が誘拐された地区にある教育省ビルから 白昼、女性を除く百名以上が警察の服装をした集団により誘拐される。 この地区はストライカー装甲車を装備した部隊が包囲していたが イラク側の強い抗議により包囲網は解かれていた。 米軍通訳については親族筋から拘束した側と交渉があるとの話もある。 また、ここのところ、サドル派民兵について指揮の分裂を指摘する話を絡めず に対処を首相に求める発言を紹介する報道が強くなっている。 これに関連してか、マリキ首相は内閣改造に踏み切る構え。ただし、会派 毎のポストは変わらない見込みらしい。しかし、会派内でどの党派にポストがゆく かは変わる可能性あるとか。
米中央軍アビザイド司令官、マリキ首相と会見したのに続き 上院軍事委員会で証言。民主党の一部からの段階撤退論、 つまり兵力の上限を設ける考えと共和党のマケインによる兵力増強案、 いずれも退け、イラク軍への訓練能力の向上に力点を置くことを 望んでいると話している。 youtubeにて警官の暴行動画がUPされるのが相次ぐ。 テロとの戦いの国内締め付けの反動か、単なる流行か。
イラク南部、クウェート国境近くのサフワン、おそらくは湾岸戦争で 停戦会議の開かれた場所、にて私企業の補給車列がイラク警官の 服装をした者に停止させられ、多数が連れ去られ、後に運転手は 解放されたものの、護衛のうち米人4名とオーストリア人1名はなおも 行方不明。
DoD、来年夏からの交代する陸軍旅団5個と師団本部一つを 発表。フォートルイスから第2歩兵師団第4旅団が入る。
>532 全然ちがう。 RMAについてAndrew Marshall という ペンタゴン内部にあって冷戦の戦略思考を担った人物が 1980年代初期にロシア側の文献から取り入れ、育てていく経緯 が書かれている。ラミーの話は枕だった。 ということですみませぬ。見込みで書きました。
>>533 全然違う。ラミーが国防長官に就任していざRMAによる
改革を始めたら、アフガン侵攻、つづいてイラク侵攻に入るって
方向に筆が進んでいる。
第三歩兵師団長のBlount少将は占領直後のバグダッドの
無秩序に対する無為の責めをとらされて、昇進することなく
デスクワークで現役を終える。
>>534 事跡を追っているというより、イラク戦争をばねにして
ラミーが有意義な改革を進めたと結語で評価しているのみ。
西欧からの撤退と戦力再配置、陸軍の戦闘部隊の編制の改革
(師団から旅団へを指す)、陸軍、大人しい長女に海兵隊同様の
初動に加わる戦力という気概を吹き込む(フルスペクトラム、
ウォリアーエートス)などをその功績としている。
一方、イラク戦争の泥沼化については対内乱作戦の戦略が
2003年11月時点でもまだ定まっていなかったこと、報道を通じて
事態を正しく伝える努力をせずヴェトナムとの対比を避けようとした点、
などが指摘される。ブレマーについても多少批判に触れている点あり。
改革者である一方でイラク戦争に軍を引き込んだ責任者の一人
であり、結局はクリントン政権末期と同様、軍上層部からの批判を
受ける至ったという評価を受けている。
washington postにて 短期間の増派とイラク軍訓練チームの増員の 方向となるという話。H.R.McMaster大佐ら3人が戦略検討チームに いると伝えている。 ウィリアム・アーキンは短期間の増派にしろ、大規模な増派にしろ 米軍の能力の限界を見極めてのものにならざるをえないと指摘。
ちなみにエイブラムスもベトナム戦争で同様の軍内の戦略立て直し案 に関わっていたことがある。 ただ、イラクからの報道をみていると、憲兵中隊がかなりイラク警察の 育成に手を焼いている様子の話などもあり、増員とともにイラク治安部隊へ の装備その他の援助が恐らく出てくるはず。 海自のAIP実験潜水艦あさしおが宮崎県沖合いでケミカルタンカーの船底を こすったとの報道が昨日からあり。
APの速報 バグダッド、サドル師の基盤であるサドルシティにて15分間隔の 自動車自爆爆弾3発、迫撃砲弾2発で157名が死亡。シーア派は スンニ派の聖廟に迫を10発打ち返す。 バグダッドで歩行者、車両全てにつき外出禁止令。 米のカリルザード大使、タラバニ大統領 らがシーア派指導者の Abdul-Aziz al-Hakimの下に集まり協議。 米国の戦略立て直し案が出るかという出鼻をついた時期で、 イラク内戦の危機という一点でイラクの政治と米国の政治が連動 しているように思える。
マリキ首相の動静が知りたいところだけども。
また、サドル師の支持者が大臣を務める保健省をスンニ派武装勢力30名が 攻撃。イラク軍の装甲車両や米軍ヘリが来ると撤退。 米軍とイラク治安部隊はサドルシティにて、ここ6日間で4回目の捜索。 誘拐されている予備役通訳の捜査が目的。
ベーカー元国務長官のISGの報告書がそろそろでてくるはず。 対内乱作戦の教範をそろそろ探さねば。出ているはずなのだが。 マリキ首相もTVに登場し平静を呼びかけたとネットで報道あり。 香田さん殺害事件にもでてきたイスラム宗教者教会も迫で攻撃を 受けてたとのこと。
New Yorkerにてセイモア=ハーシュ、イラン攻撃の可能性について 探っているらしき内容。未読。
http://www.sankei-books.co.jp/books/title/S06Y1400.html 産経新聞の自衛隊のイラク派遣に関する単行本。
多少、他のマスメディアに対する批判からか過度の自衛隊に対する
思い入れ或いはかくあって欲しいという理想像からか筆調が単調と
なるところがある。細かなエピソードを丁寧に掘り下げて紹介する
よりは、各代の派遣群長と業務支援隊長の話に少数の派遣隊員の
話ごとに要点をかいつまむ感じになっている。
自衛隊の情報作戦について成功したとみ、その要因を高圧的でなく
相手を思いやる姿勢を上下が実践したためとするが、これも各挿話や
発言の節々からより掘り下げて書くだけの材料を聞き手は得ていたと
推測できるだけに残念。背表紙のサマワ宿営地の空撮(報道では
多国籍軍ヘリによるそうだが、無人ヘリも自衛隊は持っていた)と巻頭の
資料の概要図を比較すると宿営地の配置がかなり分かる。
また自衛隊もおそらくはヘスコバスティオンと同様のものを使っていたことが
写真から分かるがそのような築城資材の選定や実際の現場での工夫などは
あまり触れていない。耐弾コンテナについて各種素材を重ねたとしているのみ。
外務省との連携の実際についても診療所再建の支援などで円滑に進んだ
としてる箇所があるがこれも掘り下げが無い。
思うに産経以外に朝日などが同様のものを出して相互に競わなくては
細かいところはでてこないものなのかもしれない。
F-16CG 1機がバグダッドから20マイルのアンバル州にて墜落。 原因、パイロットの生死などは不明。 これまでヘリが墜落することはたびたびあったが、通常戦闘期間 終了後で墜落したのは英軍のC-130が1機のみであったと思う。
マフディー軍団、レバノンにてヒズボラの訓練を受けている者がいると 米国の情報筋がNYタイムズの取材に答える。 バグダッドの外出禁止令は歩行者については解除され、月曜には 車両も通行可能となるという報道があったがどうなったんだろう。
ニューヨークタイムズにてカンザス州フォートライリーの取材 カーター=ハム少将(TFオリンピアを率いたときは准将)が 師団長で訓練チームの演習の様子を伝える。イラク軍大隊長 の役はイラク軍人ではなく、アラビア語を話せるイラク系米人 などが務めている。
ワシントンポストにて米海兵隊の情報畑将校が作成した アンバル州の情勢見通し報告書が再度報道される。 8月に作成されワシントンで各所に出回っている由。 前回より詳細な報道内容で、スンニ派がイラク・アルカイダを 頼みの綱とし、米軍は撤退するとみて協力するのを躊躇っている、 軍事的に内乱を制するのは現状では不可能などとしている。 全5ページらしい。
NYタイムズにてハドリー安全保障担当補佐官の11月8日付メモ全文でる。 バグダッドにはあと4個旅団が必要という下りがあり。 メモのメディアを使っての公表はマリキ首相に対する外からの クーデター的意味合い、マリキ首相に腹を括らせてサドル師派に 対して是々非々の姿勢をとらせるとともに米国議会の支援を 取り付ける等々の狙いだろうか。 しかし、アンバル州で2万名以上、バグダッドで4個旅団というのは 合計すると2個師団以上は必要なわけで州兵師団に二度目の イラク派遣となるんだろうか。 アフガンのほうもISAFの現地指揮官の権限拡大という形で 加盟国からの増派は無いようだし、司令官を出す以上はアフガン東部 から部隊を大きく削減できないように思える。
憶測を続けると ISG(イラク研究グループ)の最終案まとめが続く中での公表でも あるわけで、ホワイトハウス側からの現状開示と現状維持路線でも 戦略不在ではなく、しっかりと現実を把握した上での結論であるとの 主張なのかもしれない。 いずれにせよ、10月末から11月にかけて米国要人がマリキ首相と 会談した意味がこのメモの内容ではっきりと分かったように思える。 また、ヨルダンのアンマンでブッシュ大統領と会う直前に出したって絡み は大きいのではないだろうか。
NYタイムズのサイトではヨルダンに到着し儀仗兵の前を通る マリキ首相の画像の脇にこのメモをとりあげての記事がでている。
マリキ首相とブッシュ大統領の会談直前にハドリーのメモと サドル師派の政治参加停止の発表を受けて延期。 サドル派からは閣僚6人、国会議員30名が出ててマリキ首相の 支持基盤。
会談はキャンセル。朝食会はするらしい。メモの報道への流出は どの程度意図していたものだったんだろう。
モスルとバグダッドに分かれて活動していた第2歩兵師団第3旅団、 モスルの部隊がバグダッドに向かい合流するとの報道。 これまではバグダッドに1500名、モスルに2500名と旅団本部という 態勢だった。
>>554 アラスカに先遣隊が帰還した第172SBCTの引継ぎ。
モスルは第1歩兵師団第2旅団が引き継ぐ。情報源はAP電。
又別にアンバル州から米軍を撤退させてバグダッドに集中するという
案があるかとの質問が統合参謀本部議長に向けられて否定する一幕
あり。
どこかで報道されていたのだろう。
ゲイツ元CIA長官の議会承認の事前質問回答集の質問事項は
DoDの現状を反映しており極めて面白い。回答自体は判を押した
ような内容が多いのだが、ときおり言葉を選びつつ独自性を打ち
だしている点がある。
>>553 アンマンでのマリキ首相とブッシュ大統領の会談は行われた。
ヨルダン国王をまじえての三者会談はキャンセルされた。
また、SCIRIのハキーム師が訪米するとのこと。サドル師派は
政治離脱を撤回。
アフガニスタン ヘルマンド州のある地区にて英軍、タリバンが撤退し、 中央政府との協定をもとに部族が地区の官憲候補者一覧を提出し 任命を政府が行うかたちの自治が取り入れられている。 地元有力者と州知事が推進し、元王族の政治家が支持している動き とのこと。 タリバンへの譲歩なのか、部族統治を土台とする間接統治への回帰 なのか。
コブラUの著者によるスクープ二連発 ハドリー安全保障担当補佐官のメモに続いて ラムズフェルド国防長官の辞任二日前のメモ全文を公表。
パンツァー 90式とチェンタウロを例に戦車と機動砲の補完関係を 考察。どのような任務においてどの程度機動砲が戦車に求められる 機能を代替しえるかを火力、装甲、機動にわけて検討。 任務には警戒、車列護衛などもとりあげられ、これらにおける脅威 としてIEDやRPGなどがでてくる。 また、韓国軍と米軍の指揮系統、統制の関係について藤井久が 書いている。戦時統制権の返還について韓国保守派の主張を紹介。 巻頭ではイラク戦争による戦車や装甲車両が受けた影響の話。 ただ考察では自走砲の見かけにつ居て論じているが、これは 内乱各勢力が用いた迫と自走砲や砲兵を介入部隊が対砲兵戦を 威嚇的に行い市街地への砲撃の源を立てるのを示したせいではないか と思う。単純に容貌というのであれば、自分向いてるSAWのほうが はるかに怖いような気がする。
アーマーモデリングにてストライカー装甲車のキットが 見本市で発表されたことを知る。ざっと見た限りでは 海外メーカーのみの模様だが。
ゲイツ上院軍事委員会にて指名推薦を全員一致で受ける。 上院本会議でも通過の見込みの模様。 ボルトン国連大使辞任。ネオコンの一人と目された人物。 指名を上院から得られぬと判断。 ゲイツはテキサスA&Mの学長は続けるとのこと。同大学の卒業生から すでに12名が戦死。
ISGの報告書発表されて、各紙にて報道される。 特効薬は無いとのこと。米紙ではその分析、実効性なども 掲載。 上院本会議でゲイツ承認される。
クリントンのゲイツ氏承認での質問はラムズフェルド氏への 批判を隠さぬ内容。 ハワイのアカカ議員やアリゾナのマケインも登壇として質問している。
ISGの報告書 イランのイラクへの介入についてかなり率直に書いている。 もともとイランからイラクへはシーア派の巡礼が再開した上にスンニ派 が強く警戒している面も触れている。 前半の現在状況の要約は国内外の諸要素を纏めている。 後半は提言になる模様。 新聞では周辺諸国およびイラクからのISG報告書への反応の報道、 国務省の路線との整合性や具体的にどの提言を組み合わせ使うのか などの話が出ている。
バグダッドから北に10マイルのTajiにて第2歩兵師団第3旅団の 第20歩兵連隊第5大隊の斥候(特技兵、死後伍長昇進)が路肩爆弾で戦死。 2004年7月に入隊。ジョージア州フォートベニングで基礎訓練を受けて 5ヵ月後にフォートルイスに赴任。20歳。1児、11ヶ月の父。その児と母はアラスカ州フェアバンクス在住。 タコマニューストリビューンによると11月27日に墜落したF-16パイロット の遺体を捜索していたとのこと。軍は未だにパイロットの遺体を回収していないが 現場の痕跡から死亡は確認したとしている。 第2歩兵師団第3旅団の二度目のイラク派遣での戦死者はこれで10名。
ISGの報告書42ページ目が恐らくタラバニ大統領が難色を示し、 反発している下り。イラク側の政治の進展、取り組みを米国の支援 の前提として組み込むことを提言している。 またクルド人、シーア派、スンニ派にわけてイラクの国内情勢を分析 しているあたりなんかもかなり率直に書かれているだけに素直に 受け入れがたいのかもしれない。 と全くの憶測を連ねてみる。
>566 ことあるごとにキルクークが項目を立てて扱われている あたりもクルド人にとって受け入れ難いはず。 石油の利益を人口比で配分する案なども一役買っているのかな。
>567 ワシントンポストの報道では 米軍兵士がイラク軍部隊に同行し、訓練、助言を行う活動の拡大 石油収益の中央一本化 バース党員の政府機関への復帰 にとりわけ強く反対しているとのこと。
ラムズフェルド国防長官のころ海軍長官をへて副長官となった Gordon Englandはゲーツ氏の公聴会事前質問にも登場し、 イラク関連でイラクの国営工場の操業を再開させて雇用確保する 施策などでも登場。 同副長官はテロ関係の報告書を纏めたりするなどしていた。
washington postのAnn Scott Tysonが米陸軍と海兵隊、増員を要求する見込みと伝える。 また陸軍については州兵と予備役の動員に関するDoDの制約の緩和も求めているとの こと。
ISG報告書50ページ 米陸軍部隊で高い即応態勢にあるのは3分の1以下との記述あり。
次にイラク派遣する部隊の手当てにはいろいろ手を打つ必要があるらしい。
>>571 の記事には訓練用に使っている2個旅団を戦闘任務に戻すという話が載っていた。
ISG報告書 wikiで160ページといっているがpdf版は84ページ。提言数は79で変わらず。 ちょっと混乱を感じるが書籍版には何か色々ついているのだろうか。
>>570 その副大統領のサウジ訪問でサウジ側は米軍が撤退してイラクのスンニ派が
シーア派から迫害を受ければ資金支援をスンニ派にすると伝えたとNYタイムズが報道。
またサウジはシリア、イランの関与については否定的。
ワシントンポストでイラク女性の現況を伝えるルポ。 治安悪化とともに大学構内へもスンニ派内乱勢力が浸透しシーア派処刑部隊を 除去すると宣明したり、大学卒業しても女性だと学位を生かせるか不透明な 見通しとなったことに学生が悩んでいるなどの話が伝えられている。
ライス国務長官、ワシントンポストの編集者会議にて イラクに関しシリア及びイランと対話することに否定的な見解を 発言。またISGであまり触れられていなかった民主主義の高揚 についても筋を通すことが国益に適うとの見方を示している。 マリキ首相、旧フセイン政権の士官兵の軍への復帰を認め 年金を支給するとの発言。AP電。 シューメーカー陸軍参謀総長、下院軍事委員会にて 陸軍を年7000名増員することを提案するとともに予備役、陸軍州兵の 動員制限緩和を訴える。 ラムズフェルド国防長官、DoDにて退任式典開かれる。 #国防長官が地域対話に積極的で国務長官が交渉に否定的な見解を出すのは 交渉前に予断を防ぐ意味合いなのか、それとも省庁間で共同する前の 前哨戦みたいなものなのか。
NYタイムズにて
Options Sought for Surge in U.S. Troops to Stabilize Iraq
By DAVID E. SANGER and MICHAEL R. GORDON
http://www.nytimes.com/2006/12/16/world/middleeast/16military.html? バグダッドに2万程度の増派を検討する案にブッシュ大統領は傾きつつあり
今週水曜日のDoDでのブリーフィングでも細かな点まで問い質したとのこと。
また米軍筋によるとクウェートに予備として第82空挺師団第2旅団を1月に派遣する計画が
進んでいるとのこと。アンバル州に海兵隊の予備を送ってこのかた予備は無くなっていた。
一方、ケーシー司令官は戦闘部隊をイラク治安部隊の訓練に転用して早期に
委譲する発言をこれまでして来ている。
しかし、今週イラクを訪れたマケイン上院議員は10個旅団を増派する計画案も司令官の
間で検討されていると発言している。
AEI orgにて Choosing Victory a plan for success in Iraq という研究が発表される。派遣前倒しと海兵隊の派遣期間延長で バグダッドの米軍旅団数、アンバル州の米軍旅団数を増加させて イラク軍に引き継げる態勢を作ろうという提案。 ディヤラ州は第1騎兵師団の旅団が引き継ぎ。部族が25、subtribeが100個 あり、イラク軍を再訓練しつつ協力して情報に基づいた精確な作戦を遂行 しつつ、PRTとも協力という話。
582 :
名無し三等兵 :2006/12/17(日) 21:46:08 ID:AnSebbL2
良スレあげ
>>582 保守有難うございます。
日曜日のCBSにてパウエル元国務長官(2005年1月退任)にして湾岸戦争当時の
統合参謀本部議長が出演し、イラク戦争の戦略見直しについて発言。同大将
の評伝が今年出ている。
陸軍が破断界が近づいていること、兵力の手当てが付かないこと、
イランやシリアとの対話の開始などを求める発言をしたとのこと。
また、シンセキ時代の元陸軍副参謀総長でAEIの研究にも名前を出したKeane大将も
TVに出演し発言したとのこと。
新聞はホワイトハウスの予算スタッフに2万増派の見積もりをするよう指示が
でていることなどから増派でいくとの見方をしている。
ブレア首相、バグダッド訪問。マリキ首相と会談。 イラクの国民和解会議でのマリキ首相の旧政権軍将兵の復帰と年金支給の話、 本日付の邦紙にて報道される。その国民和解会議にはサドル師派とムスリム宗教者会議 (スンニ派)が参加せず。 バグダッドにて赤新月社の事務所が武装集団により襲われ職員や警護員が拉致 される。赤新月社は赤十字のイスラム圏での名称。
>>585 赤十字の声明では17名が解放されるも19名が拘束されたまま。
拘束されている者は職員、清掃担当者、警備員などであるとのこと。
イラクと米国の二重国籍の元石油相が脱獄したとの報道が流れる。
担当弁護士は釈放されたとしているが、イラク当局筋は脱獄を企てたのは
二度目だとしている。
DoD、四半期毎のイラク治安情勢に関する議会報告書を公表。8月上旬から11月上旬を 扱う。解説記事がNYタイムズにでていた。 同報告書は53P。
FM3-24 Counterinsurgency 公表されてた。表紙の日付は2006年12月となっている。
>>588 補遺の航空戦力の使用についてのところだけまず読み、ついで表紙から読み進める。
学び、対応する組織が内乱において勝利するという立場がまず強調されている。
これあたりはたぶんNaglが強く主張したのではないかと思える。
航空戦力については精密攻撃よりもヘリボーンや空輸、捜索など情報手段としての活用と
打撃に用いるときの熟慮が強調されている。
ブッシュ大統領、ワシントンポストとのインタビューで米軍の規模を 増強する考えを言明。イラク戦略についてはゲーツ国防長官のイラク訪問と 調査を待つ構え。 増強する規模については明言しなかった模様。
アビザイド中東軍司令官はバグダッド増派について否定的な見解との記事が NYタイムズにでる。これまで政権上層部や軍上層の中で他にさきがけて 実態を率直に適切な言葉で公言してきた大将として同記事中で扱われている。 経歴はレバノン系で中東の大学でも学ぶ。ハーバードも出たとか。 シューメーカーの明確で効果を測定できる目標無しの増派には否定的な立場も 大体一致しているような感じ。 増派というか海兵隊の派遣期間延長と旅団や連隊の派遣前倒しによる一時的な 兵力増強策がどうなるかはちょっと不明なのかもしれない。 一方、陸軍と海兵隊の規模増勢についてはほぼ確定的か。州兵、予備役の 動員制限については話が無くなって来たか。
ゲイツ国防長官、宣誓就任二日目にしてバグダッド訪問。
>>589 FM90-8 CounterGuerrilla Operationというのもあるのを知る。
伏撃や飽和巡察、飽和巡視、聴音哨などの具体的手順についてはこちらに
書かれている模様。FM3-24は対内乱作戦として民心掌握を基調とする感じか。
>>589 政軍関係、ことに受入国(率直に言えば被占領国、被戦災国)の政治、社会との
関係を軍事的側面から丁寧に構造化し、誰にでも扱える、一通り理解できるように仕立てた
文書といえるかも。
>>586 石油相、NYタイムズの記者に電話をしてきて語った内容をもとにした
記事が掲載される。同紙続報ではシカゴ郊外の邸宅にいくもgated community
(警備員がついてて周りを囲って不審者が入れない住宅地区)なのでいろいろ
管理者や警備員の話を聞いただけで本人と接触できず。
シスタニ師が穏健派の連合を宗派を超えて作る方向の支持に向かっているという
記事あり。
また、NATO最高司令官にしてEUCOM司令官のジョーンズが退任。
アフガニスタンでのNATO兵力はあいかわらず2500名不足、またヘリも足りない
とのこと。
CENTCOMのアビザイド大将もまた退役が間近。
ムサンナ州(サマワ)、ジーカール州(ナシリヤ)につづいて ナジャフ州(ナジャフ)の権限がイラク側へ委譲される。 これと同時にイラク陸軍第8師団の統制もイラク側へ委譲。 米軍が管轄していた州では初の委譲。
ゲイツ国防長官、大統領ニキャンプデービットでイラクから帰還して報告。
イランに対する安保理制裁決議、全会一致にて可決される。
LAタイムスにて
Generals: More troops needed in Iraq
http://www.latimes.com/news/la-na-troops23dec23,1,2202803.story サドルシティの制圧、つまりマフディー軍団の根城に兵力を投じるか
それともシーア派とスンニ派の混在地区の治安維持に投じるかなどにより増援兵力規模は
変わるとの話。
キャセイ司令官は増派を受け入れてその旨をゲイツ長官に進言したとか。
しかし増派兵力を用いての新たな作戦計画はまだ無いという話になっている。
一方おなじLAタイムズでシーア派高位聖職者がサドル師を外しての宗派間連合に対し
反対の姿勢であるとの話や、イラク治安部隊の訓練チームをまわっての現況では
75%が勤務に現れず、訓練チームは装備も不足といった状況という記事がある。
陸自が7月まで駐留していた南部サマワにてサドル師派とAhl Ziad 部族が衝突。 サドル師派は武装解除に同意してたのが土曜日に衝突。警官2名が死亡。 警官の係累である部族が武装勢力を街頭に送り、サドル師派の事務所を占拠。 現在、両者は交渉中。
hosyu
英軍およびイラク治安部隊1400名、バスラにて警察の監獄を襲撃し 虐待されていた囚人127名を解放後、監獄を爆破。2003年のイラク侵攻初期 以来英軍による最大の軍事行動とのこと。 tacoma news tribuneにて第2歩兵師団第3旅団の現況でる。 1個歩兵大隊は首都南部、1個騎兵大隊は首都南東、1個砲兵大隊はTajiにいるほか のこる歩兵2個大隊は即応部隊として地区を割り当てられていないとのこと。 同紙のブログにて11月30日付で10日前からバグダッドへの移動の話は伝わって きていたため、裏づけを探していたとの話が書かれている。
>>605 チャレンジャー5両 およそ40両のウォーリア歩兵戦闘車、英兵800名以上、イラク兵600名が参加。
邦紙にてイラン軍高官、イラン外交官2名を先週、米軍がイラクにて拘束していたとの 報道あり。拘束が行われたうち1箇所はハキーム師に関する施設だったらしい。 米紙の報道は概略的なもののみ発見。google newsで検索する必要あり。 イラン側はイラク政府に招かれた一行であるとして釈放はイラク政府の責任であると している。 また、21日付の報道で来年早くにイランへすぐ急行できる位置に1個空母戦闘群を 増派し2個へ引き上げする態勢となる見通しであることが報じられている。
英海軍は対機雷戦艇2隻を湾岸へ送ると発表。
現在、湾岸地域にいるのはアイゼンハワーで、増派されるのはワシントン州のステニスの 見込み(1月遅くに出航予定だが早まる可能性あり)。アイクは5月まではいるので それまでに展開延長か、交代を送るか決める時間はあるとのこと。 また末尾にて45隻が湾岸およびインド洋に展開しているがうち3分の1は 同盟国から補給を受けたとしており、その各国は以下の通り。 Australia, Bahrain, Canada, France, Germany, Italy, Pakistan and Britain.
CSMの各紙まとめ記事にて国防総省が海外に募集局を設けたり、外国籍者の 入隊を緩和することを検討していることが報じられる。 入隊条件の緩和と各種報酬の引き上げ以外でさらに拡大を目指すんだろうか。 このままでいくとフランスの外人連隊やイギリスのグルカ連隊のような組織が 作られる話が冗談ではなくなるかもしれない。 他スレにて自衛隊の教範、野外勤務令が一般販売される方向にあるとのこと。 となると販売開始後、しかるべき古書店に行けば一層安く入手できそう。
ソマリアで統一イスラム法廷に対してエチオピアが攻撃。モガデシュなどの空港を 爆撃したり、越境して部隊を置いたりしている様子。
>>611 エチオピアに支援された暫定政府軍はモガデシュから60マイルに迫る。
1週間前に開始された攻勢で各地の都市を奪還。
統一イスラム法廷側はゲリラ戦術を一層用いることを示唆か。
>>607 NYタイムスでの報道の内容をMNF-Iの広報官コールドウェル少将(
ザカウィ爆殺のとき説明してた少将)がメールにて確認するコメントを出したとのこと。
拘束は2箇所。まず水曜の夜7時にバグダッド市内の車でイラン人3名、イラク人1名の4名
(うち2名がまず釈放、残る2名も釈放済み)
ついで、翌未明にハキーム師のcompoundにて2名のイラン人を含む10名
(文書、地図、写真、ビデオなど証拠物件も押収)拘束したとのこと。
U.S. Says Captured Iranians Can Be Linked to Attacks
By SABRINA TAVERNISE
James Glanz contributed reporting from Baghdad,
and Michael R. Gordon from Washington.
Published: December 27, 2006
http://www.nytimes.com/2006/12/27/world/middleeast/27iranians.html
民主党、上下院を舞台に各委員会で公聴会を開き、兵力増派に反対する構え の模様。バイデン上院議員などの名があがる。ライス国務長官や軍上層なども 召喚するつもりらしい。 ISG路線が目指した地域外交主導への切り替えの要求か、それとも 民主党内の各論の台頭だろうか。マーサ下院議員(海兵隊出身)については NGOを経由した防衛企業からの金脈が昨日取り上げられていた。
ゲイツ国防長官、第82空挺師団第2旅団のCENTCOM戦域予備としての クウェート展開を承認。今年11月に15MEUがクウェートからアンバル州入り して以来戦域予備はなくなっていた。 フォード元大統領93歳で死去。ラムズフェルド前国防長官が最年少の国防長官を 務めたときの大統領。
>>612 暫定政府軍がモガデシュから15マイルまで迫り、水曜の夜、イスラム法廷側の
少年兵らが街頭の陣地から姿を消したとのこと。その意図は不明。
>>617 首都外周から暫定政府軍とエチオピア軍突入。
市内要所には民兵が陣地を構える。部族はイスラム法廷からテクニカルと少年兵を
引き上げ、戦利を占めるため抗争している向きもある。市中の有力部族と暫定政府
郊外にて会合。
米紙では12月20日のキリスト教国エチオピアに対するイスラム法廷からの聖戦の
呼びかけが今回の戦闘の契機となったと報道している。
早ければ今週にもフセイン元大統領は処刑される見込み。 テキサス州クロフォードの牧場にてブッシュ、チェイニー、ライス、ゲーツ、ペース統合参謀本部議長 会合。イラク新戦略は1月に発表予定。当初はクリスマス前だったが。
ナジャフにて米軍とイラク治安部隊が強襲中、サドル師の側近を殺害。 サドル師支持者は街頭で抗議活動。
フセイン、土曜朝に絞首刑に処せられたとの報道あり。 イラク国営放送でも流れている由。 回顧録は出ずに終わるのか。
>>621 イラク政府は拘束されていた2名を国外追放した。
一人はChizariという名の革命防衛隊al-Quds旅団指揮順3位の高官。
もう一人も同旅団の者だが高位ではないとのこと。
イラク国内での逃避や体制転覆後に家主が家賃をあげたため住居不足が
生じているとの記事あり。
英国プリマス沖で港から出航中の米原潜(ロサンゼルス級 USS Minneapolis-St. Paul
の甲板から4名が波にさらわれて転落。エスコートの警察艇に救助されたものの、
2名が亡くなる。
保守
12月中の米軍戦死者はこれまでで107名。 2006年の戦死者は816名。昨年は846名、一昨年は848名。 負傷者は今年が5676名、昨年は5947名、一昨年は8001名。 アンバル州、バグダッドでの戦死が多く、原因では路肩爆弾が多い。
旅団諸中隊大隊についてengineer bulletinに記事あり。 経路偵察、啓開や拘束者収容活動、復興支援、IED対策などを 隷下中隊および配属された中隊を生かしてチームとして目標を 達成することに意義があるという話。SBCTでは独立中隊だったのを 大隊をおいて纏めたところに意味があるとか。 米紙各紙にてフセイン回顧記事出る。
ケネディ上院議員、国外脱出したイラク人や米軍に協力したイラク人への支援を 訴える意見をワシントンポストに寄せる。 マスメディア関係ではロスアンゼルスタイムスが現地支局に関係するイラク人は 25名程度としてあげてる記事が10月ごろにあったと思う。 一方、タコマニューストリビューンではかつてはイラク人を米軍基地で雇用していたが 二度目のイラク駐留では基地従業員は外国人に入れ替わり、拘束した内乱勢力 容疑者の中にかつて基地で働いていたイラク人の顔を見かけたというエントリーが あった。 アルジェ独立戦争の古典では筆者の中隊長が心血を注いで関係を維持したアルジェ人 が交代後に亡くなる描写があったと思う。独立勢力の襲撃に対して拳銃を持って 駆けつけ戦闘していたところを背後から誤射されたという話になっていた。
ところで皆さんはストライカー装備部隊がソマリアに投入される可能性はあると思いますか?
明けましておめでとうございます。
>>629 多分やるとしてもアフリカ連合諸国の政府軍を輸送する足を提供するにとどまるの
ではないかと思います。米軍が直接投じられるとしてもモガディシオの沖合いに海兵隊の
MEUが1個来るだけかな。しかし大使館は開設してないでしょうから大使館警護の海兵隊
引き上げという意味合いはないでしょうし。ジブチには部隊がいるはずですがどうかな。
米軍のイラクでの戦死者3000名に達する。脱獄した米国とイラク二重国籍の元電気相
ヨルダン入りしたとの報道。フセインの死刑が執行される様を携帯カメラで撮影したらしき
動画放映される。シーア派勢力らしい声がフセインとやりとりするさまが伺える。
フセイン故郷のティクリート近郊の村にて埋葬され外出禁止令の中列葬者が墓を
訪れる。
military reviewのABCAの記事でcody副参謀総長がヘリパイロット出身であることを知る。 経歴に第160特殊作戦航空連隊長と第101空中強襲師団長がある。 後者はパウエルが師団長補(だったと思う)のとき空中強襲資格はとったものの パイロットにはなれず師団長になれなかったときの挿話に出てくる。師団長は歴代 ヘリパイロット。これは空母艦長が艦載機パイロットと同じようなものか。
日中戦争(支那事変)7 参謀本部第二部支那課
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1166623522/ 対内乱作戦について北部中国での宣撫工作の話が
このスレで非常に詳しく取り上げられています。高度分散配置
というのは海兵隊がアンバル州でやってると報道された
コンバインドアクションプラトーンが近いですね。
ちなみに新聞にコンウェイ海兵隊司令官がファルージャで兵士集会で質疑応答したと
出てました。大隊より上の増派には否定的な話だったとか。
一方クロフォードでの会合では経済支援と組み合わせての増派案が
討議、説明されたらしき話に報道ではなっていました。
一つ思ったのは対内乱作戦では従来の兵科区分、歩兵、機甲、砲兵、需品、輸送、武器 というのがことに戦闘職種については意味がないということですね。兵科は通常戦闘を 念頭に区分されているわけで。対内乱作戦を中心として区分するならば歩兵、特殊、民政 あたりになるんじゃないでしょうか。歩兵が地域を受け持ち、特殊が地域を跨いで 敵の戦闘員を追跡し、民政が復興調整を行う感じで。 兵科雑誌、ことに砲兵や工兵のをみてると(まぁ、歩兵と機甲が見えなくなってしまった ちゅうのが大きいのですが)かなり従来の内容からの変化が大きいように思えます。
MNSTC-Iのデンプシー中将の12月19日付の会見 イラク軍は3個師団本部、5個旅団本部、20個大隊を拡張予定。これはイラク政府首相が 計画していることでありMNSTC-Iは支援する立場である。 従来の10個師団については2007年にはイラク側へ移管が終わる見通し。 イラク警察で問題となるのは国家警察であり人員の20-25%を切る必要があるだろう。 現在、バグダッド南東のNumaniyahにて旅団を1個ずつ送り込んでは再選別を行っている。 9個旅団中2個が既に終了し、この2個についてはかなりよい状態となった。 イラク軍の装備、重装備について。現在ヘリ16機が引き渡されるほか、航空関係では 双発プロップのCOIN機や多目的ヘリ(輸送と攻撃に使える)などが計画にあがっている。 質疑応答ではOTFU(Operation Together ForwardU)にてバグダッドに当時の第4師団長 が2個イラク旅団を要請したが2個大隊しか得られなかったことの説明を求めるものがあった。 一旦間を置いての中将の説明ではイラク軍のうち国家警備隊由来の師団は地域に結び ついていること、兵らは3週間毎に給与を家族に届けにゆくこと、地元の有力者に予め バグダッド展開の可能性を伝えていなかったこと、訓練でRSOI(展開受け入れ)が不充分 だったことなどをあげる。対策として派遣ボーナスなどや訓練内容の改善などをあげ、 旅団2個、大隊6個がバグダッドに来る予定だと答えた。 米軍増派については個々の訓練チームの規模を増強すること、その一方で部隊提携に ついての見直しなどを案としてあげている。
12月12日付にてJSFの生産、維持、爾後開発に関する了解覚書が米英間で締結されたことが 発表される。前日にはカナダと米国間で締結されている。 ソースコードについての米英間でのやりとりの話は決着がついたのだろうか。 了解覚書はカナダ、オランダ、合州国、英国が結び、豪州も別に式典を開き12日に締結。 近い将来にはデンマーク、イタリア、ノルウェー、トルコも締結の予定が組まれている と発表。
times では12月30日の締結期限を前にワシントンに防衛調達担当相が出向いての やりとりだったことになっている。ブレア首相が5月に訪米して以来、ここまで 遅れたのは米側がイラクと中間選挙を抱えていたためとも指摘。 英側はラファールやタイフーンで代替する案もあったとのこと。 英国の調達予定機数は138機。2隻の空母に載せる。
英国防省、4年間で1億2700万ポンドの計画でTaranisという無人攻撃機の原型機を 開発する。この計画にはBAE、ロールスロイス、QinetiQ、Smiths Aerospaceも出資。 直ちにユーロファイターとJSFに交代することは予定されていない。 また、MoDはプレデターB 2機の購入を米国と折衝中。アフガンで来年使用予定。
Naval Proceedings 2006年12月号 撤退についてその方略をベトナムに探る論文あり。 冒頭の引用がScalesから。 以前はかなり制約があった時期があると思うのだけどいつの間にか読めるように なっていた。全部の記事は依然として読めないが。これでmarine corps gazetteも 読めるようになると嬉しいのだけれども。
>>630 たしかに今の状況ではそんな所でしょうか>ソマリア
>>642 中東からの石油供給の安定にイラク情勢は大きく関わるのに対してソマリアや
ダルフールはなかなか難しい面があるんではないでしょうか。
何らかのはっきりした介入があるとしてもイラク新戦略の発表までは動きは
無いんじゃないかと思います。増派のやり方次第ですが、SBCTはイラクで
必要とされています。
それでも、援助NGOなどの脱出支援とかはあるのかな。現地入りしてる
NGOなどはあるんでしょうか。
南部の港湾都市キスマヨまで暫定政府軍が到達したという報道があります。
FM3-24 4章でdesignとplanningが別個の概念であることを知る。 根幹設計、構想策定と詳細設計、詳細計画作成みたいな違いらしい。 第3章は情報作戦だが対諜報、保安のあたりや情報源の保護などはかなり抽象的。 また、分析担当を旅団階梯より下へ付けることの徳はわかるのだが、失のほうは あまり論じられていない。前半は文化理解の話、人の信念、価値観がどのように 言語、非言語的に構成されているかを丁寧に解説。 敵の現行活動のみならず、内乱活動を行うに至った根本的原因の理解に 分析資産をも割くべきと強調している。ただし、内乱勢力は作戦域を跨ぎ、国境を跨ぎ、 しかも複数存在しえ、犯罪組織と一体化することがあるとも指摘している。 社会的ネットワーク分析とデータベース化、本国後方支援の活用などが提唱されている けども。 第2章は作戦論理線という概念が出てくる。統合、他省庁間の協力、受入国との協力、 多国籍の協力などを扱っていたと思う。 フセインの処刑について米側は2週間の延期を提案したがマリキ首相側が 米側の課したハードル(タラバニ大統領の承諾書など)を揃え治安の関係から 早期執行を主張し、米側も最後は承諾したという話が流れる。 ソマリア、暫定政府側は武装勢力側の戦闘員が脱出するのを海上臨検で封じるよう 求めたとの話。
あらゆる作戦、活動は情報収集活動であり、取得すべき情報の要求も伝え、 パトロールの報告を欠かさず取りまとめることも強調していた。 内乱勢力が統合、連合しておらず、一方で基盤をそれぞれ有する場合は 一方の根本原因に対処することが他方のプロパガンダに資する状況なんかも あると思うのだが、そういう話はたぶんこれからなんだろう。隊形とか 作戦図などが出てこないで、文化人類学の用語解説が続くあたりが独特かも。 第4章はcampaignという単位をoperationの上位に置いて、そこでの問題設定、 構想策定を理解することが大隊以下にとっても重要だとしているようだ。 的確な情報により的確に作戦を遂行することでさらに良質の情報を得られる、 逆に質の劣った情報をもとに作戦を遂行することで民心が離反し、さらに情報を 入手しにくくなるという循環があり、おそらくは構想策定はその循環の土台をなして いる。
スンニ派地域でフセイン死刑執行の際の扱い、あたかもシーア派によるリンチの観を
呈した件について大衆抗議があいつぐ。
イラク政府は内務省に3人委員会を設置し調査に当たるとのこと。
>>645 対内乱作戦において師団長が対外折衝ばかりでなく、どのように方針を決するのかを
designという過程をplanningの前に置くことで役割を定義したものかもしれない。
実例にはOIFUにおける第1海兵師団長(アンバル州展開)Mattis少将の方針がとりあげ
られている。
Chaos Overran Iraq Plan in ’06, Bush Team Says
DAVID E. SANGER, MICHAEL R. GORDON and JOHN F. BURNS
http://www.nytimes.com/2007/01/02/washington/02war.html Casey司令官の段階撤退戦略がいかに変更を余儀なくされたかを追った記事。
9月にはブッシュ大統領は戦略の見直しを開始させていたが中間選挙を控えて
いたため発表は選挙後となったとのこと。
2005年11月ごろの演説に段階的な撤退戦略をみることができるとのこと。
最近あちらこちらで米国のイラク戦費は月80億ドルというのをみかける。 これが例えばイラク難民の受け入れを扱う予算や、イラク治安部隊へ供与する装備の 予算などと比較される。
クルド人自治区の州都スレイマニヤにイラク・アメリカ大学(カイロやベイルートにあるのと 同様の英語で米国式に教授する大学)を設立する動きがあるとのこと。 資金は米政府とクルド人からでている。 バグダッドの大学は10月以来休校を余儀なくされている。高等教育省襲撃職員略取事件や 宗派暴力の脅迫などのため。 新設の大学の学費は年間8500ドルから10000ドルで中上流階級家庭でも捻出が難しいが 貸与や奨学金制度を設けるとのこと。 ザルメイ・カリルザード駐イラク米大使は前任のアフガン大使のときにカブールでアメリカ大学 の設立に関与。イラク・アメリカ大学に援助を表明。同大使はベイルートのアメリカ大学の 同窓。
>>650 拘束されているのは看守2名、別に高官(offical)1名が取調べを受けているという
報道あり。
ソマリア、欧州諸国、アメリカ、アフリカ諸国が連絡会合にてアフリカ諸国のみの 平和維持部隊派遣の方向で協議するも進展に乏しい。 周辺諸国はソマリアの情勢が厳しいのと知っているため派遣をしり込み。 ソマリア隣国ケニアに米軍要員が人道活動で派遣されているがその活動の詳細について 米当局筋は詳細を語らず。 東アフリカ沖でジブチの米艦船が哨戒。先週に外国人戦士がモガデシュに上陸という 報道あり。
CSMにてイラク三分案 オハンロンが民族浄化(エスニッククレンジング)は 既に進行中であるから米軍による安全な護送を選択肢にいれるべきとコメントした らしい。 バイデン上院議員(外交委員会委員長就任見込み)の三分案も再度出てくる。
>>654 書き方では米軍ではなく、米国の支援を受けつつのイラク政府による取り組み
としてボスニアにならった国内移住という感じ。
CSMによると米軍の戦域統合軍の一つアフリカ軍の司令部所在地は 当座の間、EUCOMと同じドイツ、シュッツガルトになる見込み。 CENTCOM下のジブチ所在のアフリカの角任務部隊はアフリカ軍が 立ち上がるまで18ヶ月間存続の見込み。また、エジプトはCENTCOM担任地域 にとどまるとのこと。
>>657 中東の不安定化と並行してアフリカからの石油供給、中国の石油獲得外交への対抗
と並んでアフリカでの危機対応を設立目的にあげている。
アフリカの角任務部隊は傘下に軍事要員1500名を抱え国家を超えたテロの探知、対抗
を友好国に対する訓練支援や人道支援という形で行っている。
http://www.globalsecurity.org/military/ops/hoa-orbat.htm アフリカの角任務部隊の戦闘序列 ただし日付が2004年3月16日で古い。
第2海兵師団本部大隊 400名
合州国第3歩兵連隊B中隊
Betio支隊(第2海兵第3大隊K中隊)
第463工兵分遣隊
第916工兵部隊(井戸掘削?、原文Well Drilling)
第40通信大隊の一部
第5特殊作戦群の一部 800名
第412民政大隊
第52艦隊補給支援隊(Squardron) C-90G
第464海兵重ヘリ航空隊の一部 CH-53E装備
第272海兵航空支援隊(Sqardron)
遠征衛生部隊(Exp Medical Unit)
第U海兵遠征軍司令部兵站部隊( Command Logistics Element [II MEF]) およそ300名
ネグロポンテ前駐イラク大使、国家情報長官を辞任し副国務長官に就任へ
PANZER新年号 木元寛明、荒木など読み応えのある陣容。 木元は第4世代戦車の登場よりもむしろ89式のような歩兵戦闘車両の発達をLICなど の比重が増すと見て予測。参考文献で現代戦争論をあげる。これは1990年代前半に LICという言葉が出てきたころの新書で極めて先見性に富むとのこと。 荒木はMGSなどや機動戦闘車について前回の火力、防御、機動の三要素につづいて 取得性(調達費用と維持費用、おそらくは廃棄費用に配備のしやすさなどを含める)から チェンタウロとレオパルド2などをひきつつ論じる。末尾でレオパルドとルクレルクの 市街戦型(昨年のユーロサトリにでてきたもの)に触れる。600両体制でどこに機動戦闘車 を配備するかについては60式自走無反動砲のように普通科部隊に配備する方向が 書かれていた。 モデルグラフィックス 世界のだっさく機 初のドイツ機 1960年代初頭に ドイツでVSTOL型核攻撃専用機の開発が進められていたことを初めて知る。 ばら物語、今後がどうなるんだろう。川を挟んだ戦場での話がずっと続く。
戦場の狙撃手 バグダッドなどに対狙撃任務で狙撃チームが投じられていることが 書かれている。また、1SBCTの2003年初回イラク派遣時でのサマラで狙撃手が 活躍した記事が紹介されるなどしている。
第5章 clear hold build、 combined action、limited supportが対内乱作戦の方法として 提示される。 LLO(論理的作戦線)については統治、経済復興、治安、受入国治安部隊育成などごとに 並行して相互作用に留意しつつ取り組んでいく話。
PACOM司令官のファロン提督がCENTCOMでアビザイドの後任となるという報道あり。 ホノルルアドバイザーがイノウエ上院議員の午餐会での発言をもとにした報道を army timesや朝日などが引用している。
>>665 宣伝戦、情報作戦がLLOの柱の一つ。プロパガンダ戦とも言える。
ただし、情報収集活動、作戦とも表裏一体の関係があるらしい。
>>665 LLOには必須公共サービス、電力、上下水道、ごみ収集、公共衛生なども
含まれる。
ただし、LLOの柱の立て方は特に定まったものではなく、指揮官が実情にあわせて
行うべきだとしている。
clear hold buildでは2005年8月からの第3機甲騎兵連隊のタルアファルでの作戦を
例でとりあげている。これはDoDの記者会見を多少補う内容があるように思える。
ただし、トルコの報道などやクルド側の報道などで別の視点が得られる可能性が
高い。
combined actionについては成功する条件をかなり限定して提示。掃討、保持、復興
と相互排他ではない。
報道では来週にもブッシュ大統領の新イラク戦略が演説で発表されるはず。 昨年はたしかこの時期にclear hold buildでタルアファルをとりあげての演説が 行われていたと思う。 ネグロポンテの副国務長官就任、カリルザードの国連大使就任(駐イラク大使からの 転出)、CENTCOMやMNF-Iの司令官交代などが相次いで報じられているのは 新イラク戦略を推進するための人心一新という見方の報道がある。 ただし、カリルザードについてはマリキ首相からイラクの政治日程についてかなり 反発があったことは記憶に新しいと思う。 国防次官情報担当としてLt. Gen. James R. Clapper Jr.(退役中将)をゲイツ国防長官が 選んだという話もでている。これは公聴会の事前質問でも取り上げられていた話で このポスト自体をどうするかを含めて検討するという話だったと思う。前任は 初代のケンボーンでフランクス大将の回顧録で批判されていたという報道があった。
>>668 必須公共サービスというか、
阪神淡路大震災のときにライフラインという言葉が出てきたと思うが
それのほうがしっくりくるかもしれない。たしか都市ガスや交通、公共交通なども
含めている言葉だったと思う。
民心、世論の期待と成果、進展の評価についてのくだりは 産経のサマワ本に出てきた米軍空挺師団長の話、期待に先んじて 上回るよう達成するという話を思い出す。ペトロラエウス中将だったのかも?
フォートルイスのストライカー旅団に属していたが、イラク派遣を拒んだ将校である ワタダ中尉の軍法会議の手続きで、同中尉に取材したメディアに法廷での証言を 軍が求めたことについて反発あり。 同中尉の軍法会議は2月5日に予定されている。
>>672 ジャーナーリスト二人はpretrial hearingへの出席を当初求められていたが
これについては軍は撤回。しかし2月5日の軍法会議の証言者リストにはいまだに入っている。
ちなみにArmy Timesもワタダ中尉に取材し記事にしたが、軍からの連絡は無かったとの こと。 召喚を受けたフリーランスのジャーナーリストで出征拒否をとりあげてきた者は 召喚に応じて証言すれば今後は取材の協力を得られなくなるとして、修正第一条に対する 侵害だと主張している。
陸軍のアリゾナ州Fort Huachucaとオクラホマ州Fort Sillにて 陸海空海兵が電子戦訓練のコースを受けている。このコースは昨年10月1日に開始 されたらしい。 課程を準備したのは電子戦訓練の伝統がある海軍。 記事中の人名は Col. Laurie Buckhout, chief of the Army’s Electronic Warfare Division 大隊階梯ではE-6以上 旅団参謀ではE-7か中尉 師団、軍団階梯では大尉、准士官、上級下士官。 課程で学ぶのはイラク、アフガンに派遣される部隊から指揮官が選出した兵ら。 IEDのトリガー対策以外にも、戦線のない戦場で電子戦を自軍の兵器に支障をきたさず 行うために専門的な訓練が必要だとのこと。 #携帯電話などの通信情報を取得して分析する人を育成してるんだろうか? 横須賀で電動シャッターやらが空母が入港していると動かなくなるという記事が昨年暮れに あったように思うけどなんか関係あるのか? #Fort Sillは砲兵学校の所在地。砲兵からの転科とかもあるのか。
フォード大統領の葬儀にてラムズフェルド前国防長官、CVN-78の名前は USS Gerald R. Fordとなると発言。海軍筋はNavy Timesの取材でこれを確認。 数週間後に正式発表の予定。
ウィリアム・アーキン、ワシントンポストのコラムにてペトロラエウス中将を 褒め称える報道傾向に異議を唱え、イラク治安部隊育成には成功していない と主張。
同コラムにてムクタダ・サドル師が2007年に暗殺されることを予言。
ケーシーMNF-I司令官は次期陸軍参謀総長に指名されたことが発表される。 ファロン海軍提督はCENTCOM、 ペトロウス?中将は大将に昇進してMNF-I司令官にそれぞれ指名される。 いずれも上院の承認が必要。 シューメーカーは4年の任期を終えて今年夏に再度退役。 陸軍副参謀総長Cody大将は通常の任期4年(就任は2004年)のため続投。 ファロン提督は1983年の創設以来、陸海兵以外で司令官となる始めての軍人。 アフガニスタンとイラクで大規模な地上兵力を指揮する立場になるのは異例だが 政軍関係で秀でているという評価や、軍の統合運用という立場から出身に 拘る時代は終わったという話も報道にはでている。 一方、民主党の院内総務二人はブッシュ大統領に書簡にて一時増派に反対の 意見を伝える。
Petraeusについて、カタカナ表記はいまのところ各紙でまちまち。 ペトまでは共通しているのだけどそこから先がいろいろ。 米国の場合、移民の伝統が強い家系であればもとの読み方で 呼ばれる人も多いと思う。具体的な呼び方は各種講演などでの紹介、 自己紹介あたりを聞くしかないのかも。たしかCSISでMNSTC-I司令官 退任後の講演をしたやつがあるはずだけども。 ちなみにFM3-24ではアルファベットを使わない国の地名、人名については共通の 表記基準を定めないと情報収集活動など情報戦で大きな支障が出ることが指摘 されている箇所がある。ただし、具体的な基準の例などはでていないが。
ハワイの第25歩兵師団第2旅団のストライカー旅団改編での 環境アセスメント訴訟問題について進展あり。 陸軍は再度、代替候補地を幾つか選定した上で環境アセスメント調査を行うことを the Federal Registerにて公示。 代替候補地として挙げられているのは アラスカ州のフォートリチャードソンとDonnelly Training Area ワシントン州のフォートルイスとYakima Training Center コロラド州フォートカーソンとPinon Canyon Manuever site ケンタッキー州フォートノックス。 候補地からの選抜基準は訓練所要、国防上の必要。また旅団が環境に与える負荷 についても調査するとしている。 #普天間への海兵隊のヘリ、オスプレイ移転問題をどうしても想起してしまいますが。 環境団体というかハワイ原住民の団体が極めて強力な影響力を行使していることに びっくり。
米陸軍が昨年12月26日-28日に5100名以上に将校に現役復帰を勧める手紙を 送ったのだが、あて先の中には200名の負傷した将校と75名の亡くなった将校が 含まれていたため、陸軍は本人および家族に謝罪したことを公表。
ハディサでの海兵隊が住民を殺害したとされる事件の報告書をワシントンポストが 入手して報道。関係者100名以上に聞き取り、調査しており、海兵らが 仕掛け爆弾で1名が戦死、2名が負傷した後、偶然その場にいたタクシーを止め 車内にいた5名全員を出して射殺し、その後付近の家2軒を襲撃して家屋内にいた 家族を射殺したと結論している。
>>683 誤り。タクシーは恐らくは海兵隊の車列が道路わきに避けさせて停車させていたもの。
海兵が乗っていた者に撃ち始めたとき車外に出ていたのは確かだが、誰が出したのか、
なぜでていたのかなどは不明。
また、証言によるとプロパンガスボンベを使った仕掛け爆弾による攻撃後、現場で
四方から射撃を受け、家の屋上や室内から撃って来る者を目撃したとなっている。
ハリルザード大使の離任についてシーア派政治家からは歓迎する声、 スンニ派政治家からは惜しむ声があることが報じられる。
マケイン上院議員、AEIでの演説でバグダッドに3-5個旅団、アンバル州に1個旅団が 最低でも必要と訴える。
短期の増派ではなくclear hold buildでholdできるだけの長期の持続しての増派を訴える。
>>686 マケインとリーバーマン(今は無所属)の二人が演説して質問を受ける形。
大統領選に出馬する予定があるマケインに副大統領候補に擬せられるリーバーマン
という組み合わせがどうも頭にあって政治色が濃いようにも思える。
案自体はキーン大将とキーガンのバグダッド、アンバル州増派案。
米陸軍旅団改編の成果の一つは、米国の政治家が旅団を単位として 増派を語っていることだと思ったり。つまり戦略単位とは政治家と将軍が 軍の能力や遠征について語るときの単位。 しかし、連隊や師団と違って私はこの旅団の出身という政治家が今は 居ないように思うけど(単に勉強不足の可能性あり)、将来は旅団に愛着を持ち、 政治基盤とする人がでてくるんだろうか。 この点では連隊を連隊戦闘団という形で残している海兵隊というのは 面白い。法制上の制約も確かあるはずなんだけども。
マリキ首相、あらたなバグダッド治安回復計画を発表。
>>690 ブッシュ大統領の2時間近いTV会議を経てであることを米紙は強調。
しかし、イラク側からは米軍増派を懸念する声や、バグダッド外周の基地へと
引き上げるのを求める声があることも伝えている。
FM3-24 第6章 受入国の治安部隊の育成 育成に当たって使える資源あるいは関係する各組織の列挙に始まる。 育成自体については 治安部隊として必要とされる組織(軍、警察、市民郷土防衛隊、国境警備、刑務など)を 分けるにあたりどうすべきかの話から切り出し、訓練、装備について内乱の状況や 装備を維持できる基盤に応じて柔軟に対応する必要性をことあるごとに強調。 軍が軍を育成し、警察が警察を育成するのが 基本線。だが、米軍が警察を育成する必要があったり、受入国の警察の任務を代行する 必要が生じることはあるとして、末尾にまとめて警察の育成について触れている。 警察の育成については省庁間、多国籍軍での連携を強調している。これは警察育成については 軍派遣よりも連合各国から援助が受けられる現実に基づいていると思う。 また、内乱勢力は軍の組織よりも組織犯罪集団に似ていると指摘し、大都市での警察活動 に慣れた人材が有為であると指摘している箇所がある。 軍の育成については指導者層、つまり士官と下士官の育成に重点を置く。 警察の育成でマラヤ内乱の話が取り上げられており、マラヤ警察の育成が対内乱で大きな役割を 果たしたという筋になっている。
693 :
名無し三等兵 :2007/01/07(日) 16:45:16 ID:AxxMcdRN
例えばファルージャの戦闘の動画をみるとブラッドレーが敵の拠点に対して 街路で前進後進を組み合わせて少し撃っては後退していました。MGSは ブラッドレーよりも装甲による防護は弱体でしょうし、搭載しているのは 機関砲ではありませんから、さらに周辺への警戒を優先しての使い方に なるんじゃないでしょうか。
>>693 レスありがとうございます。それでその話をどう膨らませたいのか
おっしゃってくださいね。
米国のイラク新戦略、シリアおよびイランとの対話については別立てにある見通し。
ライス国務長官は今月おそくに中東歴訪の予定。
増派についてはさほど効果がない、あるいは逆に火に油を注ぐ結果になる
という意見もあるほか、民主党は反対で公聴会を開いて議会共和党を通じて
圧力をかける見通し。
ワシントンポストでイラク戦争の通常戦闘期間中随行したリック・アトキンソンが ペトロラエウス中将について書いている。 この話については本がでていて、in the company of the soldiersという題名。 かなり売れたらしい。また、この記者はOn Pointでも執筆について相談をした 相手だと明記されている。
リック・アトキンソンの記事によると ペトロラエウス中将は現在54歳。妻はHolly Knowlton 成人した子供が二人。 父は第二次世界大戦中ニューヨークに亡命したオランダ人船長(sea captain)。 Cornwall on Hudsonにて育つ。ここはウェストポイント陸軍士官学校からわずか数マイルにある。 1970年ウェストポイントに入学。 1974年に卒業。同窓会名簿には 「最大の力を尽くす人物であり、スポーツ、学業、統率、社会生活全てで精一杯上を目指した” と書かれている。 卒業の1ヵ月後、士官学校校長の娘Holly Knowltonと結婚。 ベトナム後の荒廃した陸軍の中(麻薬、規律欠如、米国大衆の信頼を喪失)で昇進を重ねる。 レンジャー学校では課程で与えられる賞3つ全てを受賞。 1983年、米陸軍指揮参謀大学にて首席卒業 the George C. Marshall賞を受賞。 続く。
その後、陸軍の重鎮である将軍の側近を次々と勤め、「息子のプロ」と揶揄する同僚もいた。 プリンストン大学にて論文執筆。題は "The American Military and the Lessons of Vietnam" ベトナム後の軍上層部の 傾向について書いたもの。 1991年、ケンタッキー州フォートキャンプベルで大隊長(第101空中強襲師団の所在地)の とき訓練中に転んだ兵士が誤って撃ったM-16の銃弾が胸にあたり5時間に及ぶ手術で 一命をとりとめる。執刀した医師がBill Frist(Vanderbilt University Medical Center)、 後の与党院内総務。 2000年には落下傘降下中に高度60フィートにて傘が崩れて落下し骨盤骨折。 2003年、第101空中強襲師団長として戦闘を指揮。同師団はナジャフ、カルバラ、ヒッラ で激しい戦闘を経験している。対内乱戦ではイラク北部モスルの復興で業績をあげる。 2004年2月に帰還。同師団は兵60名以上を失った。 その後MNSTC-I(the Multi-National Security Transition Command-Iraq)司令官として イラク治安部隊の育成を手がける。 15ヶ月の任務を終えてその後ケンタッキー州フォートレーベンワースにて CAC( the U.S. Army Combined Arms Center )司令官。FM3-24の大半を執筆。 Conrad C. Crane(ウェストポイントの同窓)が同教範の執筆を手伝っているとのこと。
ちなみに現在のウェストポイント士官学校校長はアナコンダ作戦のときの司令官 ハーゲンベック中将。
むっ、話題がかなりループしてますが御容赦ください。
>>694 ライス国務長官の中東訪問はかなり今週の演説後早い時期らしい。
また議会与党である民主党は木曜日、金曜日と続けてライス国務長官を外交委員会公聴会に
呼ぶ予定。金曜にはピーター=ペース統合参謀本部議長とゲイツ国防長官が軍事委員会公聴会
に呼ばれる予定。
議会民主党、ことに下院議長は100時間で国内向けの法案を次々に通過させる計画で
報道に民主党の成果を誇る予定を変更。イラクに重点を置く姿勢。これは世論調査でも
イラクに関心が集まっていることの反映でもあり、ブッシュ大統領が12月から1月上旬に
戦略発表時期をシフトさせたことへの対応でもあるとのこと。
ということはブッシュ大統領の演説は水曜?
そういえば、ストライカーはずっとOD単色だけど 迷彩とか砂漠塗装にするつもりはないのかな?
>>701 CSMでは水曜の夜とみている。
またクウェート=イラク国境の検問所で補給車列の話をとりあげ、
武装勢力は兵そのものではなくイラク国内への物資の流れや兵站を
攻撃の対象とすることで増派に対応するのではという見方を紹介。
ブッシュ大統領が発表する増派の規模については毎月1個旅団で合計5個、
イラク側は3個旅団をバグダッドに投じるのに応じて派遣していくという話が
流れている。
ただし、人口50人あたり1名の兵士という対内乱作戦の兵力規模の目安から
いうとバグダッドはサドルシティをのぞくと人口500万なので10万名が必要。
2万増派したとしても米軍単独ではなお満たない。
そしてイラク治安部隊は各武装勢力の浸透をうけており、この兵力に含めるには
問題があるとみる者もいる。
ソマリア南部にてジブチから出撃したAC-130対地掃射機が攻撃したと 国防総省高官が話したと報道あり。 アルカイダが南部山岳地帯に潜んでいるという話。
IEでみると このスレをみている人が他にどんなスレを見ているのか表示されるようになりました。 またキーワードを自動で拾いリンク集に繋がる機能も付いています。 しかしストライカーはやはりサッカーのストライカーが強いです。 ストライカー装甲車と連呼しないとどうも難しいかな。 ソマリアは米国高官がモガデシュ入りを断念したことや住民が武装解除にほとんど 応じていないこと、エチオピア軍が首都郊外に駐留していることに住民が反発している ことなどが報じられています。 また、空母打撃群(アイゼンハワー)が湾岸から移動しているという報道あり。
ソマリアなど東海岸沖に空母アイゼンハワーと艦船3隻が展開。 またヘリがAC-130の攻撃以降の日にソマリアで掃射攻撃をしたという話あり。 エチオピア軍の電撃侵攻に米軍の関与はあるんだろうか。それを疑う声も ソマリアではあると報道。 イラク、バグダッドのグリーンゾーンのすぐ北にあるハイファ通り(スンニ派が多数) にて掃討作戦が日曜から続く。F-18が飛行したり、ヘリが飛来したりしているとのこと。 イラク軍とそれを支援する米軍が活動。 水曜夜にブッシュ大統領はホワイトハウスにて演説。上院議員に合い支持を 取り付けようとしている動きが報じられる。民主党は増派分への予算支出を認めぬ ことで増派に抵抗するという意見もある。
>>709 Timesによるとヘリはアパッチらしいが記事へのリンクにはアパッチの画像があり
アパッチと明言しているが、肝心の記事中ではアパッチといわずヘリコプターガンシップ
としか言っていない。
#ジブチからソマリア南部の海岸沼沢地帯までアパッチが飛んでいって作戦した
んだろうか?地図の上では結構あるのだが。
それならまだ空母に載せてとか、ケニアやソマリア国内から出撃のほうが納得が
いくのだけど。
AP通信によると空母アイクに随伴しているのは バンカーヒル、アンツィオ、Ashlandの3隻。 アイクの艦載機は情報収集活動で飛行しているとのこと。 バンカーヒルとアンツィオはタイコンデロガのはず。 Ashlandはホイットビーアイランド級だろうか?
AnzioはCG 68 Bunker HillはCG 52 タイコンデロガがCG 47。 AshlandはLSD 48 1992年就役 ホイットビーアイランド級8番艦で最終艦。
Bush’s Troop-Increase Plan Is Expected to Draw Six Guard Brigades to Iraq
By DAVID S. CLOUD and THOM SHANKER
Published: January 10, 2007
http://www.nytimes.com/2007/01/10/washington/10military.html かりに5個旅団増派の場合、2008年には州兵旅団6個を再度をイラク派遣する
必要がでてくるとのこと。
増派される場合すぐに送ることができる旅団は
クウェートに予備として送られた第82空挺師団の1個旅団
第3歩兵師団(フォートスチュアート)の1個旅団
第1歩兵師団(フォートフッド)の1個旅団
2月半ばまでに2個旅団、その後は1月に1個旅団で5月までに5個旅団のペース。
またアンバル州に海兵大隊2個を増派する。
>>716 イラクでの失敗は米国の国益と安全を大きく損なう。
イラクの宗派間暴力の80%はバグダッドから30マイル内で発生し、バグダッドを
宗派別に分割しつつある。
過去のバグダッドの治安回復作戦が失敗した理由は二つ。
イラク軍及び米軍の人手不足で掃討し終えた地区を保持できなかったこと
及び軍に課せられた制約ゆえである。
今後のバグダッド治安回復の方策として
イラク側は司令官1名、副司令官2名を指名、バグダッドの地区9つに陸軍と
国家警察旅団を展開。従来のとあわせて18個旅団が投じられ、地元の警察署から
活動し、巡回、検問、各戸訪問などで住民の信頼をえる。
このイラク側の取り組みが成功するには米国の支援が欠かせない。 そこで2万名を増派する。うち5個旅団はバグダッドに投じられる。 これらの部隊はイラク治安部隊と提携し、或いは同道して(embedded)し その取り組みを支援する。 OTF(Operation Together Forward)との違いは地区掃討後保持するだけの兵力が 今回はあること。マリキ首相が宗派や政派の配慮が運用に介入しないと 誓っていること。つまり宗派暴力の根源がある地区への投入に青信号がでたことである。 イラク側の公約遂行がなければ米国民、ひいてはイラク国民の支持を 失うことだろう。米国の支援は青天井ではない。 今回の取り組みが実を結ぶには時間を要する。敵はIEDや暗殺、自爆などで攻撃し 報道でも伝えられることだろう。しかし、治安が回復すればイラク政府が必要なこと に着手するだけの余裕がえられる。
イラク戦略は軍事面のみでない。市井のイラク人からみて軍事作戦の一方で身の回りや社会が 良くならねばならない。具体的には幾つかの試金石を設けている。 イラク側は今年11月までに全州の治安権限委譲を計画している。 これについて石油収益の平等な配分の法制化、就業口を増やすためイラク政府が10億ドルを 復興と産業基盤に投じる計画があるがその実施の度合い。今年後半の州選挙の実施。 バース党員排除法の見直し、憲法修正などである。 ISG(Iraq Study Group)の勧告に従い、イラク陸軍への訓練要員の規模を拡大し、連合軍部隊 とイラク陸軍の全師団との提携を深める。イラク軍の拡大と装備向上を支援し、ことに訓練支援を さらに加速する。 また司令官の経済支援予算を増額する。PRT(provincial reconstruction team)の数を2倍にする。 また国務長官はバグダッドに復興調整統括(reconstruction coordinator)を任命する。
アンバル州ではアルカイダが根を張っておりイスラム過激主義による政体の実現と 米国の本土および海外での攻撃を目指している。 最近になってアンバル州の族長たちが米国の側につきアルカイダに大打撃を与え られる条件が整いつつある。そこで4000名を同州へ増派する。 イラクでの成功には同国を外国の挑戦から守る必要がある。まずはイランとシリアである。 両国は聖域と化しており、我々はこれに対処し、その攻撃を撹乱し、支援の流れを絶ち、 進んだ兵器と訓練を供給するネットワークを探して破壊する。 イラクと中東の安定のためさらなる手段を講じる。 大統領は1個空母打撃群(carrier strike group)の追加展開をこのほど命じた。 また情報集活動の拡大とパトリオットの展開も行う。イラクおよびトルコの国境問題の 解決を支援し、他国と連携してイランの核兵器開発と地域制覇を阻止する。
中東諸国からイラク支援を結集させるため外交を行う。 サウジ、エジプト、ヨルダン、湾岸諸国にイラクでの米国の失敗により 過激派の聖域が生まれ各国に対する脅威となると伝える。イラク政府が 国際合意を取り付けるのを米国は勧める。また国務長官は金曜日に 中東歴訪を開始する。 イラクを中東、さらにはアフガンからパレスチナ、世界にいたる過激派と 民主と共存を平和を望む勢力との対決ととらえ、この戦いでの勝利は 戦艦の甲板での署名式のような明確なものはないが、民主化された イラクは中東に新たな希望をもたらす。 イラクの国境を守りアルカイダの狩り出しに専念するなどの方策は 後退である。イラク政府は崩壊し、国は分裂し、想像もつかない規模での大量殺害が起き、 結果として米軍の駐留は長引き、さらに厄介な敵と対することとなる。 議会にこの戦略を説明し、改善点があれば、また状況が変化すれば見直していく。 リーバーマン議員の提案で超党派の作業部会(working group)が結成されている。 同部会は政権とも定期的に会合して超党派でテロとの戦いを進める一環となる。 そして、超党派で米陸軍及び海兵隊を21世紀にふさわしい規模に増強する取り組みを 開始する。また能力ある米国人を海外へ、戦禍にあった社会、国家再建に送り込む 方策を検討する。
前線で家族から遠く離れて戦う将兵への感謝と国民に戦争への忍耐、犠牲、決意を求める。 我々は勝利する。 #以上適当な要約でした。能力ある米国人を海外へ、独裁と戦禍にあった社会、国家再建 というのは州兵の憲兵、民政、工兵あたりの動員基準の見直しなのか、それとも 平和協力隊みたいなのか良く分からず。 アンバル州へ展開するのは4000名となっており、海兵隊2個大隊とはなっていない。 バグダッドに展開するのは5個旅団だが、その派遣ペースには触れていない。 イラク側が政治日程目標未達成の場合、どのような対応を取るかについては明言を 避けるなどしています。
ウィリアム=アーキンはシリアおよびイランへの攻撃がどれほどありえるのか、 ブッシュ大統領の演説とその後のライス国務長官のメディアでの発言に注目。
Promising Troops Where They Aren’t Really Wanted
SABRINA TAVERNISE and JOHN F. BURNS
http://www.nytimes.com/2007/01/11/world/middleeast/11iraq.html マリキ首相は増派よりもイラク治安部隊の権限委譲を望んでいると
側近は発言し続けている。
シーア派は二度の選挙を経てえた政治権力を手放すのを望まず、米国の
立場から遠ざかりつつあり、逆にスンニ派穏健派が米国の保護を受け入れ
増派を歓迎する発言。
イラク軍のバグダッド担当司令官はイラク国防省を経由せず、直接マリキ首相の
指揮下に入る。その一方で、米軍はバグダッドの9つの地区毎に1個大隊をおき、
宗派間暴力、ことにシーア派治安部隊によるそれの押さえとするほか、訓練チームを
イラク軍の中隊階梯にまで配する。
Bush Authorized Iranians' Arrest in Iraq, Rice Says
By DAVID E. SANGER and MICHAEL R. GORDON
1月13日
http://www.nytimes.com/2007/01/13/world/middleeast/13strategy.html アルビルのイラン人拘束は領事館ではなく連絡事務所、拘束されたイラン人は
外交官の旅券を持っていないと米側は主張。
イランのイラクへの干渉は体制転覆のコストが高くつくことを教えるために
統制された混沌を作り出すのが目的とする。
イランはイラク国内へ赤外線起爆装置など仕掛け爆弾を供給するほか、民兵の訓練を
イラン国内で行っているとする。
#IED対策らしい装置のついたハマーなどの画像が昨年末からネットでみられ、
新聞の画像でも見られるようになりました。
2月1日までにバグダッドに1個旅団、その2週間後までに2個旅団をイラク側は約束している とゲイツ国防長官は公聴会で証言。 議会の公聴会、上院外交委員会などでは政権の新戦略に対して極めて厳しい見方を する議員が相次ぐ。 F-22、嘉手納に短期間配備されるとの話、またF-117が韓国に同じく短期間配備されるとか。
議会民主党、および共和党にも広まりつつある増派反対、新戦略は従来の戦略と 変わるところがないという批判に対し、ブッシュ大統領、チェイニー副大統領は 大統領は増派する権限があると日曜の報道番組で訴える。 民主党の海兵、ジャック=マーサ下院議員も反対している一人。 議会では非拘束の反対決議が予定されているが、増派に関する予算を認めぬ形で の抵抗に踏み切るかは不透明。 邦紙にて タラバニ大統領、シリアにてアサド大統領と首脳会談と報道される。 12日の公聴会では、マケインがペトレイス?ペトラエウス中将のMNF-I司令官任命 承認に入るのはいつかと聞いている下りあり。また、イラン領内への攻撃の可能性に ついても質問が複数からあり。
第2歩兵師団第4旅団、5月出発が4月出発に繰り上がったためNTC(フォートアーウィン) での訓練をせずフォートルイスで行うことになるとのこと。
第82空挺師団第2旅団はどうもイラク入りした模様。 バグダッド治安回復作戦は2005年のタルアファルでの作戦と似ているという 指摘あり。 イラク側治安部隊にはクルド人地域からのクルド兵が含まれる。 バグダッド市内で9つの地域を選ぶというのだけど果たしてシーア派支配地区は 選ばれるんだろうか。
Army plans to grow force by six brigades
End-strength increase to be complete by 2012
By Matthew Cox - Staff writer
Posted : Monday Jan 15, 2007 11:06:26 EST
http://www.armytimes.com/news/2007/01/atbrigades070112/ army times サイトデザインを一新。陸軍は今後5年かけて年に7千名増員。
これを6個旅団戦闘団の増設にあてる考えを軍高官は示すが、工兵や
戦闘支援に増員分を廻す可能性もあるとのこと。
また、州兵を2008年-2010年に旅団ごと幾つか動員しイラク派遣する。
動員通知を早めに出して訓練にイラク派遣対応を組み込むことで派遣期間自体を
9ヶ月から10ヶ月とする予定。これまでは1年の派遣と前後の訓練で18ヶ月を要していた。
UH-1N replacement is one need that can’t be postponed
By Robert F. Dorr
http://www.armytimes.com/community/opinion/ONLINE.AF.DORR.12.18/ 米空軍には40年もののUH-1N(双発)が62機あり、25機をAir Force Space Commandが
ミサイル場支援に、18機を3つの司令部が様々な箇所に配備、
19機をThe Air Force District of Washingtonがワシントンで要人輸送に使用。
計器などはアナログ式らしい。
#陸上自衛隊にもヒューイはあるけど単発のはず。また近年新型が導入されていたと
思う。
Minn. Guard tour extended
By Melissa Vogt - Staff writer
Posted : Saturday Jan 13, 2007 6:46:52 EST
http://www.armytimes.com/news/2007/01/at34thExtend070112/ 米陸軍州兵第34歩兵師団第1旅団はイラク駐留期間が125日間延長され、
今年春帰還の予定が8月となる。
同旅団は4000名でうち3000名がミネソタ州、
1000名がアリゾナ、ジョージア、アイオワ、ケンタッキー、ノースカロライナ、
ネブラスカ州。
ミネソタ州知事は不満を発言で表明。
#ラムズフェルド前国防長官がアラスカ州フェアバンクスで地元説明会に
出た動画などを思い出したり。
フセイン元大統領に続き、イブラヒム、バンダルも死刑執行される。 動画は記者団ののみ公開されたとのこと。
military review 2007年1月・2月号は対内乱作戦が花盛り。 その中の一篇はタルアファルでの作戦を扱っている。 また空中機械化について推進する立場と否定的な立場からそれぞれ1つ記事が ある。 前号は対内乱作戦における情報収集活動での人間、社会ネットワーク分析ソフト の話だったと思うけど今号はより全体的な話になっている。 また、今号ではどうやってイラク人の側の視点を取り入れるかの話も出てきている。 アラブ系米兵でアラビア語話者が筆者のものなどがある。 とはいえ全く未読なので詳細は不明。
>>740 タルアファルの話は、サダム=フセインのバース党体制によるイラク国民国家創出と
秘密警察による支配、そして民族宗教を超えての党員や軍人登用による恩恵の配分と
タルアファル北部に建設された退役軍人住宅地区が内乱の基盤となっているという指摘。
その後は米軍の平定作戦にあたって地元情報を欠いていたため占領統治に関係し
私腹を肥やす目的で族長と偽り近づいたり、あまり重要でない部族が接触してきたり
したのに応じていたため占領統治の実があがらなかったとする。
ちなみに原文では占領、平定という単語は用いていない。
結論としてタルアファル南部に住み北部の住民とも関係がある族長との関係強化、 バース党員らへの権力配分、バース党員らの軍歴、ことに顕著な者の把握、 シーア派およびスンニ派トルクメン人の合同会議と和解への努力、 バグダッドから指導者を招いての統治の確立などを訴える。 末尾で著者である大尉は2006年年末にティクリートで仕掛け爆弾により戦死したことが 記されている。MR誌と著者は数ヶ月に渡ってメールや電話で連絡をとりあい原稿を 手直ししていたとのこと。 また、記事中の欄でワシントンポストのイラク特派員が書いたEmerald Cityの一部が 抜粋されている。ガーナーがブレマーがバース党員追放令の原稿を読んでCIA局長を 呼び寄せつつ談じるがあえなく拒絶される部分。 このほか資料はpbs orgのマクマスターへの取材や第3機甲騎兵連隊の書庫など。
CSIからOn Pointに続いてOn PointUが今年春に発行されるとのこと。 On Pointは移行段階の開始のあたりで終わっていたので平定作戦の経緯を 扱うことになるはず。 バグダッド北東のシーア派系大学にて爆弾2つと自爆攻撃1つあり。60名が死亡。
In Contact - Case Study in OIF にて第3機甲騎兵連隊は重装備を定数揃えてイラクに持ち込んだとのこと。 イラク派遣は3月で荷解きしてほどなくして第2大隊がタルアファルへの 展開を命じられている。8月には包囲掃討作戦をしてるがそれより前に タルアファルから北の村々で活動をしていたはず。
イラク、アフガン、ドイツ訪問から戻ったヒラリー=クリントンは2007年1月1日時点でのイラク駐留兵力14万を上限とする案。 撤退期限を明確に設ける案ではない。 アフガン派遣兵力をイラクへ転じるのには反対。 民主党ではオバマ上院議員が大統領選への立候補を表明する動きあり。 クリントンは動向をメディアから聞かれるが明言はせず。
ゲイツ国防長官、アフガン訪問を終えてサウジに向かう際、司令官から アフガンへの増派を求められたことを明かす。規模については不明。 現在イラクに13万2千名 アフガンに米軍2万4千名、NATOから2万名が展開。
ここ数週間でイラク政府はマフディー軍団の主要指導者複数を逮捕、拘束している
とマリキ首相は記者団に語り、米軍からもそれを裏付ける話がある。
ただ、マフディー軍団がバグダッド増派に対してどのような反応を示すかは不明。
住民の中には軍団の民兵らはイランの支援などを受けて富裕となり戦うには
失う物が多すぎるようになったと話す者もいる。
また、マフディー軍団の中にはサドル師に反抗的な分子もいることからサドル師が
イラク治安部隊の力を使って粛清しているという見方もあると記者は書いている。
ただ、米側やシーア派がサドル派をのぞいて穏健派連合を結成する方向については
選挙をやればイスラム宗教派の人気ゆえどちらが勝利するかは明らかだという話も
ある。
Shiite Fighters Are Arrested, Iraq Says
By SABRINA TAVERNISE
Published: January 18, 2007
http://www.nytimes.com/2007/01/18/world/middleeast/18mahdi.html
Case Studyはストライカー旅団がらみの話が結構あって面白い。 三部構成の第一部という体裁。 1話目は2004年11月のファルージャ包囲掃討作戦である家屋に突入した小隊の話。 ハリウッド映画さながらの銃撃戦を繰り広げる。
三司令官をブッシュ大統領指名。早ければ来週にも上院軍事委員会で公聴会。 いまのところ三人とも承認される見込み。
中国が今月11日に対衛星兵器の実験に成功。古い気象衛星に飛翔体を当てて 破壊させたらしい。邦紙でも報道されている。
In Contactは既に新聞で報道された戦闘を扱っていることが多いように思える。 これは機密資料を用いず、関係者へのインタビューと報道に部隊記録を資料として あげることが多い性格からもしれない。前書きでも大衆への啓蒙も目的の一つ としていると書かれている。 うち1篇、アフガニスタンでの村落掃討は面白い。この戦闘については新聞記事は 出典元となっていない。
MR(Military Review)にてCoin特集でていた。 これはかつてみれたArmorのOIF特集と同じで、対内乱作戦関係の記事を 纏めたもの。 MR2007年1月・2月号では、敵の戦力の重心という概念について批判的検討を 加えているらしき記事がある。
18日の公聴会にてキーン退役陸軍大将は米軍とイラク治安部隊とで指揮の統一が 無いのであれば取り組み、活動も統一されていないことになるとブッシュ大統領の戦略案を 批判。 同大将はAEIのケーガン研究員とともにバグダッド治安回復戦略を打ち出した人の 一人。
一般教書演説近づく。ブラックホークがディヤラ州にて墜落。原因不明だが ワシントンポストは目撃談で重機関銃で目撃者の伯父を含む内乱勢力6名が 撃墜したと報じている。 シーア派の聖地カルバラにて米兵5名が戦死。イラク側の報道では 強襲中に戦死。米側の声明では政府施設のイラク側と作戦を調整する場が 襲撃を受けたという話。
シリアに治安部隊の予算着服の疑惑で逃亡のスンニ派国会議員のもつ衛星TV放送、 スンニ派内乱勢力の動画を放送。11月5日に放送禁止されるも未だに地下にて放送を 継続。中継衛星はナイルサット(エジプト企業)で契約の更新停止には応じるとの 話があるが放送停止については応じず、エジプト政府も企業への介入は避けているとのこと。 Meshaan al-Juburi元国会議員自身はアルジャジーラなどに出演して 放送Al Zawra (アラビア語で門の意味)の正当性を訴えている。
第1歩兵師団第4旅団は創設から1年未満で通常18ヶ月から2年掛かる訓練を終えて 数週間内にイラクへ出発の予定。
カルバラのPJCC(州統合調整センター)、州知事施設への襲撃者は 米軍兵士の装いをしGMCのスポーツユーティリティ車(SUV)に分乗し、 後部には近寄るなという英語とアラビア語の警告が書かれていたとのこと。 なお、後に発見された車両中には負傷者1名と死者3名がいたが その身元について諸説あり。米人であるとかイラク人であるとか。 当初は連合軍が施設を強襲したという報道があったが、MNF-Iの報道発表は これを否定している。 米軍を装っての襲撃は報道ではこれが初めて。
ペトラエウスの上院軍事委員会での承認公聴会は火曜。 マケインはケーシーの陸軍参謀総長就任については厳しい質問で応じる構え。 増派をしない場合は民族浄化が始まると強く警告。また増派についても さらに規模を増し長期間を覚悟すべきと主張。 上院外交委員会は非拘束の増派反対決議や派遣兵力上限決議などを採択 にかける予定。 イラクでの米兵死者は3057名に達する。
>>766 議会証言の中で101がモスルを去って9ヶ月で治安が悪化した原因について
の見解が出てくる。
2004年秋、ファルージャ包囲掃討作戦が行われることが明らかとなり内乱勢力が
第二戦線を欲していた
暫定政府への移行の夜、ニネヴェ州のスンニ派アラブ人知事がバグダッドへの
道中で暗殺され後任知事の選定方法に抗議して議会からスンニ派アラブ人が引き上げ
新生イラクの政治過程に参画しなくなり、従ってスンニ派からの支持が衰えたこと
101の残した治安部隊、ことに警察が脅迫と攻撃により弱体化したこと、一部の陸軍にも
これは及んでいた
TFオリンピア(第2歩兵師団第3旅団、1SBCTが基幹)の兵力は当初時点で101の半分、
後には3分の1と過少であり、さらに後々には1個大隊をCJTF-7の予備とされていたこと
TFオリンピアは101と比べて情報能力で劣り、101が内乱勢力の発生を直ちに突き止められた
ほどの能力が無かったこと
をあげている。
カルバラの米兵戦死者身元はまだ発表されず。
#州議会についてはイラク側に米側がハードルとして示したうちの一つとなっている
けども。また2月1日は近づくがイラク軍がバグダッドに部隊を送り込むかについては
良い徴候があるとのこと。
第82空挺師団第2旅団がバグダッドで作戦可能となると発表された日付も
同じく2月1日。
しかし、
>>766 の記事ではイラク側の取り組みとは関係なくペトロラエウスは
米側部隊5個旅団全てを要請し投じるだろうとの見方。また一時は治安が
改善するものの武装勢力や宗派民兵が弱点を察知すれにつれて再度攻撃が増加する
時期が続くと予期しているとのこと。
一般教書演説行われる。エタノールや教育でおちこぼれ児童を出さない話なども あるがイラクに触れている箇所もあり。変更はなさそう。 動画でみると大統領の背後にチェイニーとぺロシが並んでて拍手や起立しての 拍手などの反応が違うのが良く分かったりする。
ウィリアム=アーキンによると第82空挺師団第2旅団はサドルシティー南西の FOBロイヤルティーに1個大隊が入り、さらに1個大隊もサドルシティー北東に入る とのこと。 FOBロイヤルティーはサダム=フセイン政権時代に治安機関の拠点で監獄も ついていた施設。当時、サダムシティーと呼ばれていたサドルシティーのシーア派 監視、情報網の中枢だったと書かれている。 グリーンゾーンすぐ北のハイファ通りで再度激しい戦闘。 カルバラの死者とブラックホーク撃墜?の死者の氏名、icasualitiesで昨日から出始める。 カルバラは民政大隊の大尉が亡くなっている。ブラックホークはCSM(最先任曹長)と 大佐が亡くなっている。
昨日の報道でバグダッドで民間軍事会社ブラックウォーターのヘリ、リトルバードが
墜落し米人5名が死亡。国務省の車列を護衛中だったとのこと。
ハイファ通りの掃討でイラク兵の錬度の低さを痛烈に指摘する記事
In a New Joint U.S.-Iraqi Patrol, the Americans Go First
画像
Robert Nickelsberg/Getty Images, for The New York Times
米軍及びイラク兵は商業の中心であるハイファ通りを民兵から奪取しようと試みている。
米兵1名が狙撃により戦死した。
筆者 DAMIEN CAVE and JAMES GLANZ
January 25, 2007
BAGHDAD, Jan. 24
http://www.nytimes.com/2007/01/25/world/middleeast/25haifa.html 記事末尾で米人記者がイラク兵から銃口を向けられ引き金を引いたが弾倉は空で
イラク兵が笑ったという挿話が印されている。
記事中の米軍部隊はブラッドレーやストライカー装甲車を装備している。
第2歩兵師団第3旅団のLt. Col. Avanulas Smileyが登場。
>>770 死者身元が公表されたのでブログに掲載。州兵の先遣隊による現地視察だったんだろうか。
士官と上級下士官が多い。
Dubik将軍、MNSTC-I司令官に指名されていることを知る。ペトラエウス将軍、ケーシー将軍と同時に 発表されていた。 Dubikは現在、第T軍団司令官でフォートルイスの司令。Tacoma News TribuneではEaton退役少将に 褒められていた。 2月1日はケーシーの指名公聴会。ペトラエウスは上院にて満場一致にて指名承認される。 ケーシーについてはマケインが反対に票を投じると語っているがどうなるか。
ちなみにyou tubeでpetraeusをひくと発音がある程度推測できるのだけど 上院軍事委員会での指名公聴会ではgeneralと呼びかけられており、意外にも 苗字が呼ばれるシーンが無い。ペトレイスとかペトレイアスとか発音されているが どれが正しいのだろうか。
>>761 カルバラでの米兵戦死者5名中4名は州政府施設から拘束されて連れ去られ
隣の州にて車両内や脇で射殺されていたり、虫の息だったことが公表される。
襲撃の手際は鮮やかで施設内を熟知し、どこに米兵がいるかを把握していた動き
だったとのこと。
g2milでディーゼルエレクトリックコルベットの提案の話を読んでいまさらながらにLCSの話を
読んでみる。
Joint Ventureをもとにした推定では顕著波高や速度によっては航続日数がごく短いことが
書かれている。14日間の持続任務で2回の給油が必要になるという話。
>>776 朝日ではイラン側からのイラク国内要員拘束に対する報復というイラク高官の見方を伝える。
米軍になりすまし、英語を話し、施設内で米軍を制圧して、4名を連行し、車両を爆破して、40km先まで
逃走できる能力はマフディー軍団には無いとのこと。
>>777 定常回転で運転できるから燃費がいいんじゃないの?
>>778 元の論文はglobal securityのLCSのところにおいてあります。
http://www.globalsecurity.org/military/systems/ship/lcs-refs.htm これの3つ目の奴です。ジョイントヴェンチャーもキャタピラー社のディーゼルエンジンを
使っているそうですが高速発揮を求められるために推進装置の重量が嵩み、これに
各種兵装も加わると燃料に割ける容積と重量が極めて少ないという話でした。
しかし、末尾で触れられているようにLCSはジョイントヴェンチャーよりもかなり
大きくなったのです(3000tクラス)。だからg2milでは船体の格はフリゲート、
やってる内容はコルベット。わざわざLCSという言葉を作らずにどっちかの名前に
したほうがいいと言われてたり。
しかし、米海軍は1960年代のアッシュビル、1980年代のペガサス級水中翼船、1990年代のサイクロンと
高速、小型沿岸戦闘艦艇を求めてきたことあたりはちょっといろいろさらにありそうです。
結局HMMWVの後継車両はクーガーでいいの? 後、クーガーとバッファローの運用の違いが分からない
それとnaval proceedingsの2000年2月号とかみるとstreetfighterへの疑問とかって話が出てきます。
ネットで無料記事にはなってないのですがこのあたりもLCS誕生と関係が非常にあるはず。
>>781 アフガニスタンとイラクで使える車両を準備する必要があると思います。イラクでも例えば
タルアファルの旧市街などや運河、水路沿いで路肩のしっかりしていない道路というのは
あるわけで、アフガンだと車幅と重心次第では谷底に落ちたり、道路を通り抜けられなかったり
します。しかし、その一方である程度大きな装甲車両に対する需要もあるでしょうから、
従って、フランスのVBL
http://en.wikipedia.org/wiki/VBL とか日本の軽装甲機動車に良く似た車両とストライカーのような大型の車両の二本立てじゃないでしょうか。
クーガーとバッファローの使い方はちょっと良く分からないです。バッファローは一時はかなり
喧伝されていたのですが組み合わせて地雷処理に使ってるのかなぁ。それとも別々に使われているのか。
レスありがと クーガーもバッファローもIED処理キットが付いてるし でもアメさんのことだから何か考えがあるんだろうな・・・
ちょっと教えてー。 SBCTって、旅団戦闘団に固有でヘリ部隊って持ってたっけ? つか、SBCTの編成が一目でわかるサイトってどっかにない? あと、SBCTは旅団規模で独立した作戦能力持つってのはわかるんだけど、 SBCTが3つぐらい集まったSBCT師団とかってまだないの?第○○歩兵師団の ○○旅団がSBCT化とか、旧式編成の師団の中にSBCTがいる感じ? もしSBCT師団ってものがあるのなら(SBCTって確かstriker旅団戦闘団の略だから striker旅団戦闘団師団ってのもおかしいけど)どんな編成になってるのか教えてちょー。
>>784 今のところ旅団固有のヘリ部隊は無いようです。ただしTFオリンピアのときは支隊下に
ヘリ部隊がいました。
SBCT師団はいまのところありませんがあえていえば第T軍団にはSBCTがてんこもりです。
同軍団長はフォートルイスの基地司令をかねておりフォートルイスにはSBCTが多数います。
SBCTの編制についてはglobal securityのSBCTのところでよいと思います。あとは個別の
公式サイトを見て回ると良いのでは。
>>783 クーガーについてるのはバッファローと違ってIED対策のジャマーみたいな
装置だったと思ってました。バッファローの作業用爪みたいのがついてるんでしょうか。
ナジャフ北東の農村地帯に、天の戦士 は陣地を築き上げ、対空砲2つ、重機関銃40丁、トンネル二つが あったとのこと。 times onlineは米軍ヘリ、戦車が出動したと昨日から伝えていたが、今日になってNYタイムズで ヘリのほか第25歩兵師団第4旅団もバグダッド付近から出動したことが伝えられている。 つまり、戦車をどっかの部隊から廻してもらって任務編成してイラク軍の救援に駆けつけたということ。 イラク人の死者数については500名と報じている。また、天の戦士 の真の指導者はカルバラ付近に隠れて生存 しているとのこと。 #天の戦士 とは天空の戦士とでも訳せばドラクエなんですが。救世主待望型のシーア派宗教集団で アーシュラの間にナジャフを襲撃しシスタニ師などシーア派指導者を殺害する予定だったとか。
>>788 あれぇ、ないですかね。stryker brigadeとか野外教範ありそうですが。
んじゃ、objective forceとかmodular force関連で探すとあるかもしれませぬ。
ちょっと探してみましょう。
で、後半は旅団戦闘団ということで旅団ごとに切り離して使えるようにってあたりで
でてきた話だと思います。どっちにしろ他の師団も砲兵や対空砲兵には厳しい
状況なのでSBCTに限った話ではなく、modular force関連でまとめて扱った
ほうがいいんじゃないかと思います。
ぬ、編成話題のにおいがw SBCTはその構想段階から師団規模の編成は考えられていなかったはずです。 あくまでも、旅団単位で手軽に機動運用するのが目的なので独立性が高いのです。 師団に配属されているSBCTに関しても、普段は師団主隊とは分割されており、 緊急派遣(合流)が前提となるような場合が多いようです。 また米軍は最近「旅団」を中心的な戦略機動単位にして運用しるようになっております。 従って、今後、運用単位として師団であまり考えない方が良いかもしれません。 また >788 のような師団直属の支援部隊を減らすという動きは、あまりないようです。 それに、もしSBCTのみで師団が組まれたとしても、全般支援砲兵の必要性があるので、 師団直下の砲兵が0になる事はないのではないかと思います。
一応師団直属の砲兵旅団はFires brigadeという名前で残っています。MLRS大隊などが 属していることが多いみたいです。しかし、師団によって編成はまちまちなようです。 ただし、軍団砲兵などは大鉈を振るわれているようです。 今の陸軍参謀総長が就任してからmodular force改編が行われて各師団につき1個旅団 (第10山岳師団の場合は従来が2個だったので2個増やしました)増やして4個旅団にすると ともに、旅団の自立性を高めるっていうのが行われました。 この改編については、兵中隊×2 戦車中隊×2の諸兵科連合大隊などはイラクのような対内乱作戦で 旅団下の大隊が均質化していて使いやすいという意味合いもかなりあるような気がします。 また、いずれにせよ、砲兵大隊も装備は持ち込むものの対内乱で地区を担任して守る形に なっていたりします。 marine corps gazetteのサイトが模様替え。ウェッブでみられる記事多数。 ありがたいことです。これでイラク戦争やってなきゃもっと良かったんですけどねぇ。 military reviewで空中機甲機動の話。ただ用語としてはmounted vertical manueverなので 機甲には機甲歩兵を含む。反対意見の側の予算のざっとした検討の付け方や、歴史上の例の引きかたが 面白かった。
で、このFires Brigadeは基本的には必要に応じて砲兵大隊などを受け入れて 火力をプラグアンドプレイできる編制であると謳われていました。 工兵旅団は消えちゃいましたし(一時期は工兵旅団があった)、 師団支援集団というのもなくなっちゃってます。 航空旅団は残ってるですね。
>>789-790 むー、ありがとー(・∀・)ノシ
エキサイト翻訳通して探してたんで半角30000文字制限に引っかかるページには
突入できすに見つけられなかったというオチw
>>791-793 前方支援大隊を旅団戦闘団が持ってくのはわかりますが、後方支援大隊は師団直下として
旅団戦闘団を支援するんですかね?それとも方々の師団から派遣されてきた各旅団戦闘団を
現地で支援するのは、輸送軍が直接やったりするんですかね?
砲兵旅団は形だけでも残しておかないと、正規戦の時に困りますよねぇ。
SBCTに限らず、諸兵科連合の結成規模を大隊や旅団レベルまで下げれば、対ゲリラ戦に
便利なのはわかりますが、あんまり全軍に波及させるとイラン戦争や第2次朝鮮戦争が
勃発した時に困らないんですかねぇ。
>空中機甲機動
SF小説に出てきそうな単語やねw
>>794 各旅団の支援は師団隷下に持続旅団というか兵站旅団(sustainment brigade)というのがあって
そこにかつての軍団支援集団と師団支援集団の機能を集約しているそうです。
またイラクでは民間委託がかなり進んでいるのは報道でご存知だと思います。輸送軍は
どこまで担当するのかは知りませぬ。
イラン戦争や朝鮮戦争の再開
これはどうなんでしょうね。イランとの戦いはやらないと思うんですが。どちらかというと
アンバル州やディヤラ州にクウェート国境にクルド人地区をしっかりと押さえて内戦の周辺国波及を防ぐ
とともに周辺国の介入を阻止するのが課題になるのでは。
朝鮮については中国の動向をみつつ空母の数が増えたり、航空戦力がグアムや韓国や嘉手納に
来たりの動きあたりかなぁ。
空中機甲機動
宇宙の戦士などやRichard SimpkinのRace to the Swiftが古典や構想例として出てきます。
>>792 しかし、いまmanuever centerのパッチのデザインを募集してたりするんで
歩兵と機甲は学校がフォートベニングに纏まっちゃうんですよね。
フォートノックスには金塊があるはずだけどこれはどうするんでしょうね。
>>797 第3歩兵師団みたいですね。新迷彩は中東向けだけなのかな。
2週間で米軍ヘリが4機、イラク国内で墜落。大抵は乗員が二人なのでアパッチらしい。
イラク新戦略のイラク旅団展開期限の2月1日は過ぎたがそこらの続報を捜索中。
パージャンパズルでイラン国営航空のエアバスを撃墜したタイコンデロガ級の艦名が ヴィンセンスじゃなくてヴァンセンヌとなっていて驚いたのだけども、 ヴィンセンスの由来をみてみたらフランス起源の砦の名前から来ているとしり 訳者が良く調べていることに驚きました。当時の報道ではヴィンセンスと呼ばれている ことのほうが多かったと思うのだが。
NIE 国家情報見積もり、国家情勢報告、 の概要が発表される。
機密版(議会、政府関係のみ配布)は90ページ、一般公表されたのは9ページ。
新聞社各社は機密版をみてかその内容を報じている。
>>798 落ちたヘリの数の中にはブラックウォーターのリトルバード1機も含む。
>>800 実質は4ページ半。前半は作成手続きと表現の説明。表現の説明とは
どの程度の確信が込められているか、その度合いを1ページを使って説明している。
>>798 昨日の金曜DoD記者会見にてペースが2個旅団本部と4個大隊がバグダッド到着済みと発言
していたことが報じられている。定数に比して半数程度の人員のみであるらしいけども。
>>807 806の内容は2月1日という当初のイラク側に課したかたちの期限が過ぎてのイラク軍の
バグダッド展開の状況の話です。
米軍のバグダッド入りの規模の話ではないのです。
#ここからは個人的な見方ですが
ただ、イラク軍というかイラク治安部隊はカルバラでの襲撃を見るように、かなり特殊な技能を持った
要員でも内乱勢力に与する可能性を秘めています。世間ではイラン側の関与を話していますが
イランの革命防衛隊の一部門がわざわざ要員を派遣したり、あるいは国内で訓練したりするよりは、
米軍に訓練された部隊の一部が旗印を変えた、というほうがありそうな話です。
ちなみに米軍は募集に際しての各種の制限を緩和する一方、各種インセンティブを充実させる (再任にあたってのボーナスとか)ことで募集目標を上回る人員を確保していますね。 ただし、今後はさらに陸軍、海兵隊の規模を増強するので募集人員目標もさらに引き上げられる ことになるんでしょうね。 年齢制限とか、能力テストでの制約とかはかなり緩やかになっているようです。 41歳の女性が応募したとかいう話がありました。またバグダッド南方死の三角地帯での 少女暴行および家族殺害事件などでは更生するのを目指して陸軍に入隊した者が犯した犯罪 であるという観点から報道があったことがあります。 また、海軍や空軍が規模を縮小するのと並行して陸軍や海兵隊に勧誘する活動もあるようですが こちらは勧誘の規模は不明なものの1000名がこれまでに応じたとの報道がありました。
>>808 3500人で1個旅団だと少なくないかと。
最小サイズで5個旅団みたいな。
>>810 支援要員の数ですか? それならCBO(議会予算局)あたりで推計してましたが
発表されているのは戦闘に直接従事する人数だけです。ある程度の数の支援要員が
増援で向かうだろうという話になっています。
まぁ、その規模についてはCBOは大きめに見積もり、軍では少なめに見積もっているんですが、
ここらは予算がどの程度必要となるのかも絡んできます。
一応関係するCBOの報告書をUPしました。 要点は 1個旅団あたりの兵力数はこれまでの実例では9500名、うち4000名が戦闘要員で5500名が 支援要員という比率に尽きるんではないかと思います。
ワタダ中尉の軍法会議は2月5日から始まっている。ワシントンポストにて記事あり。
>>813 各紙をはじめマスメディアでとりあげられている。フォートルイスの基地正門付近には反戦運動家が
400名ほど、戦争賛成運動家がそれよりは少数集ったとのこと。
英国メディアにて2003年の通常戦争期間、A-10に誤射された英軍機甲偵察部隊について
A-10の機内から撮影されていた画像と音声の動画(15分間)が流出。
文明の衝突ではないけども、軍に期待される役割を果たすための軍の変容と 並行して戦場で衝突しあう軍を生み出し支える社会同士の相関による社会自体の変容 というのもある程度ありえるはず。 しかし、政軍関係は政治と軍事のみならず、軍事と社会の関係も規定する面があり、 軍が戦場で得た知見、経験から軍事の合理性上で要求される軍のあり方の変わり方がある程度 規制されるのみならず軍の知見により社会に変化がもたらされるのを防ぐ面もある。 今後米国社会はイラク人難民を受け入れる方向へ切り替わるのだろうか。国内に テロという不安を抱え込んでいる中、イラク戦争から逃れるイラク人を国内に受け入れて 社会がさらに多元化、変容することを選択するんだろうか。 しかし、イラク人共同体が米国内に成立したとしても、軍は軍の教育、演習でイラク社会を 再現してそれに備えるという方法で軍の変容が社会に直接影響を与えるのを防ぐのではないか。 #フランス、シラク大統領の発言とその撤回に続き、シラク大統領の腹心とされる閣僚政治家からの イラク戦争を批判する発言が相次ぐ。
政軍関係が法制や慣習により明確に規定されることで、軍が社会から遊離する ということなのかなぁ。遊離というか隔離というか。 しかし、外征軍で対内乱作戦ならば戦役とでもいうべき期間にわたって 出征、平定が続くというあたりの期待、見込みがそもそも無かったというのは 軍が社会や政治から遊離していた証拠と言えるんだろうか。 むしろ、一国のみが通常戦能力において突出している状況の反映として さらに米国の中東政策の当然の帰結としてイラク戦争があるというのが正しい のでは。 また、軍、国家、政治、社会を絡めて論じるにはそれぞれが具体的に規定されてないし。
DoDの記者会見2月2日の第82空挺師団第3旅団長の冒頭声明にて バラドでの宗派対立の沈静化(宗派間の緊張は続いているが)プロセスがサラフアディン州 の地誌を前置きで伝えたうえで説明されている。 またバグダッド治安回復と同州での作戦との関連も定義して見せている。 #これは首都に1個旅団が同師団から入るのと並行してこの旅団を首都に動かしたり、 予備にいれたりするのには釘を刺すってことなんだろうか。 #オールアメリカンという師団名がレトリックで使われているのがちょっと面白い。 おーるあめりかん さぽーと いらき ぴーぷる みたいな下りがあり。
>>817 イラク軍に装甲車両、装甲ハマーを貸与して同軍の装備不足を補っているという
話が登場している。
米海兵隊のCH-46シーナイト 1機がバグダッド北西26マイル スンニ派地域にて撃墜される。 米メディアで炎上する同機と上空を飛翔するAH-64の動画あり。
>>819 訂正 バグダッド北西20マイル。26マイルではない。スンニ派地域というのはその一帯が
アンバル州に属するため。
イラクの内乱勢力を束ねる組織の一つから撃墜声明あり。
米軍関係者は機械的故障が原因と話している者あり。
NYタイムズによると炎上する動画を放映したのはBBCが最初。BBCは動画の入手先を明らかにしていない。
ワタダ中尉の軍法会議は裁判官の提議?を検事側が受け入れて審理やり直しに。 次は3月19日の可能性があるが弁護側には予定が既にあるという談が載っている。
>>821 CH-46が撃墜されたのはKarmaでスンニ派が多い地域とのこと。
NYタイムズのこの記事に最近の撃墜、墜落地点を纏めた地図あり。
http://www.nytimes.com/2007/02/08/world/middleeast/08helicopter.html #この記事ではSA-18など特定の肩撃ち式対空ミサイルだとかいう話はでていない。
飛行パターンが察知されるようになり小口径火器による射撃が原因ではないかという話だが
ミサイルが発射されたという話もあるという書き方。第11航空連隊のカルバラへの縦深打撃が
失敗に終わったときの話でもやはり小口径火器をかつてのマルタ島の対空火網のように編んで
用いたという書き方だったが。
#ついでに思い出したのはアブグレイブの拘束者虐待が最初にでてきたときに使われた拘束者の遺体画像は
旧イラク軍の防空部隊の将官で内乱勢力を率いていた人物という話があったと思う。シールが拘束して
アブグレイブに引き渡されてそこでの尋問中に亡くなったとか。
またこれまで報道されていなかったがブラックウォーターのヘリが先週 1機 国務省の活動を支援中
墜落していたことが判明。撃墜もしくは墜落した場所はヒッラとバグダッド間。
イラン大使館の書記官がバグダッドで銀行からの帰りにイラク軍特殊部隊の制服を着た者に拉致される。
イランは米の関与を非難するが米側は否定。現在もこの書記官は行方不明。
SUNでA-10誤射事件の続報あり。daily sun co ukで検索できる。 内容は書く気になれず。誤射事件の錯誤の指摘が適切だっただけに残念。
>>825 米側にとっては友軍誤射ではあるが自軍の将兵が戦闘中に起こした行動について
同盟国といえども他国の司法で裁かれるのには抵抗がある。
この点についてはイラクと米国間でも地位協定のような取り決めもしくはそれにかわる
CPA布告などがあるはず。
司法制度は国ごとに大きく異なること、さらに軍の自立性との絡みもあり、この件は
難しい。こと地位協定については基地問題も絡み日本でもいろいろ取り沙汰される。
#しかし、日本なら週刊誌が雑誌で売るような内容がネットで無料で読めるのはなんともな
世界になったもの。英国の大衆紙は侮れぬ。
日本は大手プレスでも過去記事がすぐ404 error "File not found"になるあたり、カスだと思う。
>>827 ある意味誠実であるとも言えます。朝日のデータベースなどでも著作権がらみ記事や
その他問題のある記事は削除されていますし、版ごとの修正を追っていけるほうが稀有だとも言える。
NYタイムズでもワシントンポストでもやがては有料データベースにしまわれます。
さらにいうと2ちゃんも●で有料化してますし(新聞と比べると極めて廉価ですが)。
たしかUSATODAYは過去の記事でもみれるんだったかな。またgoogle archiveとかもあります。
この点はネットの上でのリンクとか引用とか翻訳がらみの話になるのでなんともしづらい点があります。
著作権50年から70年への延長の話もあるし、さらにはネットの上はどこの国の法律を適用すべきかとか
日本独自の検索エンジン開発うんぬんなどなど。
無料にすると過去の記事をとりあげて署名記事から記者の傾向をチェックしたり 誤った内容を含む、あるいは今の認識とは異なる記事が伝播し続けたりといろいろたしかに 弊害もあるはず。 アーカイブ検索してて広告が連動する形にするかとか誰からお金を取るかの問題と 文書蔵を公開することによるアクセス数増加による利益のあたりが絡んでくるんでしょうか。 新聞のみならず米軍雑誌やCALLの戦訓などの公開あたりも絡む話なので一概に否定も 肯定もしにくい話です。 たぶん前線で経験されている戦争は報道されているのとはかなり違う姿を持っていて、 そこから直接発信される内容を誤解無く受け止められるのかっていう問題があります。 一々一喜一憂される過敏な世論が形成されるのもまた困ったことという話になりますし、 ならば相手に納得できるような切り口で情報を提供するというのもありえないことではないかも。 たとえば白リン弾をファルージャ包囲掃討作戦で使った話の伝わり方や今回のA-10誤射は そういった例だといえます。
AFRICOMの創設を大統領承認。DoDの記者会見では国務省がかなり創設計画から関与しており 地域共同体やアフリカ諸国との外交なども重視していることを冒頭声明で述べている。 エジプトについてはCENTCOMの管轄地域に留まる予定とのこと。
ケーシー大将 83-14で上院にて次代陸軍参謀総長の就任を承認される。 ピーター=シューメーカー大将は退役する。 NATO、スペイン、セビルにて会議。アフガン増派を決定。ドイツはトーネード6機を偵察に限り用いる ことを条件に派遣する。
ケーシー高峰
そろそろ念のためにあげます。予算教書演説関係の話でもなにかいろいろありそうです。 CRS(議会調査局)が北朝鮮が貨物船に短距離弾道弾を仕込んで洋上で撃つ可能性を 指摘。イタリアの軍艦で似たような奴がありましたし、初期の弾道弾潜水艦は海上に浮上して から発射していたそうですが。
朝日で中東畑の論説委員がNIE(国家情報評価、国家情報見積もり)の公開版の範囲内を踏まえて (議会に流されているのであれば正式版も入手している可能性はないとはいえない) 今後のイラク戦略の詳細について占っている。
アメリカは先週イランのイラク内乱勢力との関与を明白に示す証拠を開示する記者会見を開くと していたが、証拠として疑う余地も無いものではないという話になって延期されていた。 しかし、その後も本日のNYタイムズのようにイランがEFP(爆発形成貫通体)型の仕掛け爆弾を 与えているという話は続いている。
今週末あたりに昨年末からのイラン関係者拘束により得た内容を公開するという話。
ペトレイアス、ケーシーからMNF-I司令官をバグダッド郊外のCamp Victoryにて引継ぎ。
第一軍団司令部(UExだったかな?)の人員がヤマサクラ演習で伊丹に来てる。 16日までやってるらしいので連休中に様子見てくる予定w
リーバーマン議員(民主系無所属)はイランの仕掛け爆弾関与を示す証拠を見たという記事あり。 イランの関与公表については攻撃、開戦の口実ではなく核開発を押さえるための多方面的な圧力の 一環とする話もある。 これについては国防総省監査局からイラク戦争開戦での情報分析を巡る失敗についての評価の 概要が公表されるなどしているほか、イランがアフガンからイラクへの徒歩ルートでアルカイダの者2名を 捕らえたほかアルカイダの者複数を米側との交渉カードとして家屋に軟禁しているとの話あり。
>>839 たしかarmy timesが模様替えする直前に共同演習を日米がやる話が載っていました。
今年1回目は関西でやるんですね。あれっ、年度で区切るかもしれませんが、一年に二回やる
ペースだったと思います。
small war journal comを記事で知る。 またRand arroyo centerからNCWの都市作戦戦術階梯での効用をモデルを使ってシミュレートした 話を発見。
FCSについては戦車のプロトタイプが出ていますね。40tで車体内に二人が並んで座る形式。
ウィリアム=アーキンのブログで軍への支持と軍人の義務、とりわけ政治家への助言を巡るあたりの話で コメント欄が炎上。900や1500を越すコメントが寄せられており、ワシントンポスト側で新規コメント受付を その二つのエントリーについては停止している。 比喩で軍人を傭兵に例えた部分がかなり反発を受けたらしい。
>>844 あれは偵察機能の強化指向してんのかな?
伏仰角が取れないから攻撃性が云々とかゆうとったけど。
・・・74タソはぁはぁしてたりして。
偵察能力というかネットワーク機能を強化しているのは確かだと思います。 オペレータが二人並んで連携しつつ情報を統合して指揮をとる形なんだと思います。 主砲については撃てないところはほかで補ってもらうつもりなんでしょうか。 クラスU、クラスVのUAVとARV(無人武装偵察車両)にIMS(知能化弾薬)が延期または中止。 FCSの旅団への配備も数年遅らせるとのこと。
クラスUは中隊、クラスVは大隊階梯で使われる予定だったUAV。 クラスT(小隊)とクラスW(旅団)へ予算が振り分けられる予定。
>>824 CH-46の墜落原因は機械故障ではなく撃墜によるものだと米軍筋、公式に認める。
機械故障としていたのは同行のAH-1Wが攻撃を視認していなかったためという話。
米連邦議会、下院にてイラク決議の審議。上院では軍の予算を認める決議を共和党側が
あわせて審議するように求めたため膠着。民主党は下院での優位を生かしてそちらから進める
ことにしている。
イラン関係でさらに1隻空母を増派するという話がニューズウィークであったことが報道される。
コールドウェル少将、ムクタダ=サドル師がイランを訪問していると語る。 統合参謀本部議長ペース海兵大将、IEDなどとイラン政府を結びつける証拠は無いと語る。 大統領とは意見をたがえていることが報道される。 #コールドウェル少将は昨年のザカウィ爆殺のとき記者会見してた人。 #イランへの圧力強化なのか、限定的な航空攻撃への環境整備なのか。
上間違い。ブッシュもイラン政権との結びつきがあるという主張から後退。
CSPANでの動画によるとイランの革命防衛隊の一部門であるQuds Forceが関与しているのは 知っているが、政権上層部の指令があったかは知らぬと発言している。 6カ国協議での合意の話なども冒頭では取り上げているのだが、イラン関連と議会でのイラク決議 関係などの質問が目立つ。
ランドウォーリア、2008年度予算では継続されず。 今年イラク派遣される部隊が使う可能性はあるがそれで終わりの模様。
>>848 結局は雨後のたけのこ状態だったUAVが刈り込まれたってことみたいです。
それとクラスT、U、V、Wというのはどの結節、階梯かというより航続時間とか速度などで
の分類で、どの程度で折り合いをつけるかが分かってきてTが残り、Wは海軍の
ファイアスカウトで一本化するという感じみたい。
SBCT、バグダッド東岸のサドルシティーの北西の三地区に入り活動開始。バグダッド治安回復作戦
開始される。
第3歩兵師団本部 当初予定の6月ではなく3月にイラク派遣される。1000名規模らしい。
英国海軍、全艦艇44隻の半数をモスボールする計画あり。今年1月5日の報道。
昨年6月の段階でポーツマスで余剰となってる艦船が19隻、現役で運用されている艦船で ドック入りしていないものが16隻だったとのこと。 #日本では1980年代初めのゆき級が最後の同窓会をやってたけどどうなるんでしょうね。
the sword and the olive 補給戦のクレフェルトの著作。アマゾンの書評ではかなりきついものもあるが 脚注についてはかなり整っている方だと思われる。ただし、英米圏へのユダヤ語でのIDF研究の概要を 伝えるという意図もあり、引かれているのは大半がユダヤ語のもの。 IDFと名乗り始めたのは後年、第二次世界大戦もおわり独立戦争前後だったはずだが 1907年の段階から自警団組織、当時パレスチナで護衛、警衛を務めていた民族のユダヤ人入植地で 肩代わりする感じで始まったというあたりが面白い。 第二次世界大戦後には、戦闘機を密輸したり戦車をがめたりしているあたりはパレスチナを統治していた 英国と、今のイラクの米軍とを比べると事情は色々違うけど面白い。少なくともエイブラムスが盗まれたとか アパッチを掻っ攫われたという話は無いわけで。しかしやはり事情が違うのか。 また、パレスチナという土地を巡ってのユダヤ人の入植の進行とアラブ人の対応ではユダヤ人側の 組織建設力や外部資金に内部での寄付による運営などがアラブ人を圧している形で描かれている。 というよりアラブ人の動きではわずかに首魁と彼の委員会が紹介されアラブ人の蜂起があったことが 描かれているのみ。ここらはもっといろいろありそうだけどアラブ語から英語への関門とアラブでの史学、 西洋化した学問での健闘ぶりはいかにというところだろうか。
前書きにも明言されているように独立期、中東戦争期間(必然としてのえむをえない戦争)、その後の緩やかな しかし確実な衰退にIDFの歴史を区分している。 つまりレバノン侵攻(1982)からペーパーバック版の前書き2002年までIDFは問題となる諸要因が吹き出て きて衰退しているという見方をとっており、これがゆえにアマゾンではイスラエル人からの書評は概して きついように思われる。 描写では当時の流行り歌や文学作品などにも触れて当時の世相、世間での反応などを織り込んでいる。
army timesにてHK416をM4の後継にするといいんじゃないかという提案。既にデルタフォースでは 使われているとの事。ガス圧をピストンを介して伝える方式でHK36に似ているように思える。 とりあげられている事例がシャヒコット渓谷の戦い、タリバンを包囲しようとしたアナコンダ作戦での MH-47撃墜時の話。
英軍のイラク撤退に関する声明を今後24時間内にブレア首相発表とのこと。 アフガニスタンで英から米にISAF司令官、交代。 バグダッド北方のTarmiyaで内乱側の攻勢により放棄されていた警察署本部を転じた 米軍とイラク軍の合同陣地に自爆車爆弾1を含む正面からの攻撃あり、米兵2名戦死、17名負傷。 具体的な戦闘の経緯については各紙でまちまち、米軍からの詳しい発表は無いこともあり混乱。
17日のワシントンポストでワシントンDCにあるウォルター=リード陸軍病院の現状、 病院に長期通院する患者の住環境の劣悪さや行政手続きがあまりにお役所仕事であることを 告発する記事が掲載されてから3日目、とりあげられた居住施設で改善工事が開始され、 また陸軍は独立した検討部会を設立することを火曜に発表している。
DD(X)がDDG-1000という名前に変わり船体の詳細設計が続けられていることを予算内容のまとめ の話で知る。 海兵遠征軍は2.5個から3個へ増やすとのこと。グアム移転により1個海兵遠征軍が復活する ということだろうか。
空自一佐、読売記者間の中国潜水艦の洋上火災事故報道について 米大使館勤務日本人女性が両者を結び付けていたという話が木曜の週刊誌二つに掲載される。 二つの週刊誌の話を総合するとJALのアシスタントパーサーを務めていた人らしい。 これについて防衛省の守屋事務次官が第二の西山事件だと号令をだしたとかうんぬん。 英軍の撤退計画をブレア明らかにする。 バグダッドで塩素ガスを積んだタンクローリーによる爆弾攻撃あり。 #たしか第一次世界大戦で最初に使われた毒ガスが塩素だったと思う。ドイツ側が使ったんだったかな。
ワシントンポスト、クリスチャンサイエンスモニターなどに英軍の撤退計画発表とデンマークの撤退計画をうけての 記事出る。米政権にとって増派しつつある中の主要な同盟国の撤退は打撃というとらえ方が強いように思える。 #バグダッドの治安が一時的に落ち着いたのか、内乱勢力、民兵ともに様子見という報道がある中での発表 だったけども。
ハリー王子 イラク南部に5月に派遣される。部下は12名、シミター4両を率いる。 プロディ イタリア首相辞任。
英国、トライデント更新以外にもミサイル防衛の英国配備を米国に求めているという話。 また、 チェコとポーランドは米国からミサイル防衛の配備を求められているとのこと。
>>869 英国のイラク撤退を非難する内容ではなく、英国のイラク南部での施策の限界に
バグダッド治安回復作戦にみる米国の戦略の欠点、およびその戦略をとらざるをえない
米国社会とその立場の弱みを見透かしているイラクをはじめとする中東諸国という書き方。
>>871 シーア派支配イラクが成立した場合、仮に現実主義者がそれをどうみ、何を期待するのか
の話と、シーア派支配イラク成立の阻害要因の列挙をしてみせ、末尾で米側が戦略面での主導を
失うことによりイラク戦略の論議自体が現実を見失う可能性を指摘。
IAEAのエルバラダイ、北朝鮮の招請を受けたとのこと。3月第2週に北朝鮮を訪れるのではと報道官は発言。 塩素ガス爆弾について朝日、アルジャジーラなども報道。 ノルウェーでクラスター爆弾禁止の国際会議閉幕。カーゴ弾なども含まれているらしい。
BRACでウォルター=リードはベゼスタ海軍病院と2012年ごろだったかにすることになってるけども DoDでも記者会見がこの事件について開かれたり、国防長官が独立調査委員会を作るのを指示し 責任者の処罰を打ち出したりしている。
たしか空挺か空中強襲の下士官が帰還後、基地の医療について苦情を申し立てて のけ者扱いされてしまったという記事が2,3年前にあったのを思い出した。 英軍関係でもPTSDが増えているという記事がBBCに出ていたりする。
現役でうかつな相手にうかつな発言すりゃ外されて当然だよね。
>>877 そのときはそういう色合いでみてたのですが、今になってみると
負傷者を軍がどう処遇していくか、現役を続行させるかそれとも退役させるか自体
を決めかねている面があり、さらにお役所仕事が重なって、あまりまともな
待遇を受けられなかったのではないかと思ったりします。
米国で養蜂業者のミツバチが急減。原因不明。アーモンドの開花期を迎えつつあり アーモンドをはじめとする農産物の収穫にも影響する可能性あり。 イラクで石油法が合意に達する。
>>879 石油法は内閣で草案が合意に達したもののこれから議会を通過する必要あり。
ヴァージニア州クアンティコでも横須賀と同様にガレージの遠隔開閉装置が作動しなくなったとのこと。 このため住民は影響を受けない装置へ切り替えるため出費を強いられているとか。 #テロの脅威でもあるのかな?
>>881 記事ではもともとその周波数帯は国防総省が使用権限を持っており、2001年9月11日以来
行政および軍の活動に使う必要が生じたためとのこと。
1978年のリタニ作戦と2006年のヒズボラとの戦闘が良く類似していることに気付く。 十字軍の城ビューフォート城について位置の見当をgoogle earthでつけるが詳しくは わからず。リタニ川(シドンの北の海岸線にある河口から辿り、イスラエルが突出している部分と 並行に北に屈曲するあたりの内側)にあるらしい。ビューフォートはフランス語で美しい城塞を 意味する。PLOやIDFが基地として使用。 剣とオリーブはところどころ典拠がほしいところが欠けているのが残念。 おそらくイスラエルか英米圏では常識なのだろうけど、例えばガリラヤの平和作戦(1982年)で イスラエルの1個機甲大隊がIAF(イスラエル空軍)による誤射で大損害を被ったという記述がある。 しかし、図解中東戦争 ではそのような記述は無い。これは鳥井順のほうでチェックする必要があるかも。 あれっ、1982年を扱った著作はあっただろうか。
イラクのバグダッドにて3月にシリア、イラン、米国が出席する会合を持つ。大使級が出席。 米国がイランやシリアと直接二カ国間で対談するかについては米国務省とホワイトハウスで 声明に違いあり。 ワシントンポストにてoutpostの状況を伝える記事あり。
>>884 3月は安保理常任理事国5カ国が参加。
4月の会議はG-8も出席する外相級となると報道されている。
>>883 映画キプールのように第4次中東戦争での混乱や軍内部の話もかなり
出てきているように思える。IDF最強神話がIDFをむしろ蝕む可能性もあるのでは
ないか、筆者がそう考えているようにも思える。
週刊誌にて、中国の戦略による日本を核武装に踏み切らせることで日米を
離間させる策という話が出ている。話している方は退役陸将。中で米国の教授が
対話した相手として紹介されている。
また小泉前首相の次男がCSISで日本部長の鞄持ちをしているという話が
出てきている。
#フランスが核武装に踏み切ったことで米仏が決定的に対立したり、同盟関係が
解消されたということがあるだろうか。むしろMDが一通り整備されたあとの防衛予算の
歪み或いは国防指針を巡ってどうすべきかという話の中で面白い切り口として
出されてきたように思える。沖縄の米軍基地についてはイラク戦争におけるクウェートの
ように台湾危機における戦力を展開し投射する拠点としての役割を指摘している。
これはグアムに第V海兵遠征軍が本拠を司令部ごと持てば話は変わると思うのだが。
またグアムの港湾が整えば横須賀で修理するにしても常の母港は横須賀から移せる
のではないだろうか。
さらにストライカー旅団がハワイに駐屯できるかが地元の団体から根強い反対を受けている
現状が絡むかな。
続き 剣とオリーブで論じられている主張の一つに急激なIDFの人員規模拡大は必ずしも正の効果 ばかりでは無かったというのがある。 また軍を若年で犯罪歴のある者の更生機関、人生で再度チャンスを与える組織として 扱うことにも反対しており、過去にそのような取り組みがIDFであったがトップの交代に伴い 終止符が打たれたとしている。 今年のフォートノックスで行われる機甲関係の会合では対内乱作戦、重旅団戦闘団の編制 などが主題となると出ていたが通常作戦と対内乱作戦とどちらにも対応できる軍というのは あるのだろうか。 剣とオリーブではシリアがレバノンで各派民兵を手玉に取って味方につけては操り 捨て去るなど自在に翻弄していたが、その秘密はまだあまり研究されていないとしていたが。 しかしシリアがイスラエルに負けるのはまたいろいろありそうだし。西側兵器で軍備を整えている エジプトは今更イスラエルと戦うわけではないだろうし。
>>888 確か試験運用で使われていた時期があるはずです。今も使っているかは分かりませんが
メルカヴァの古い型がいくらでも戦車から転用できるんですよね。M113では不満で
ゴラニ旅団とアチザリットをガザに持ち込んだくらいですからストライカーは使わないんじゃ
無いかと思います。
あえて重装甲APCに無い利点をあげるならばレバノン、ゴラン、ヨルダン、ガザ、シナイの
各戦線の間を装輪輸送車を使わずに移動させられることだと思いますけど、エジプトと
シリアがイスラエルと同時に通常戦を戦う状況にならないことには発揮されない利点です。
それにスエズ運河までイスラエル領土だったころ(1967年から1975年くらい)と違って
南北に細長いとはいえ、一応海岸を走る道路は使える状況であることが多いでしょうし。
ただし、ヨルダン川西岸地区の問題があるから道路網自体はかなり複雑怪奇になってるのかな。
ここらは調べないと分かりませんが。
ほかには道路の舗装の痛みが僅かであるとか車両のサイズとか、走行騒音とかあたりも
一応利点と言えば言えるかも分かりませんが、ここらになると占領軍の軍政で見回りに
最適の車両は何だろうって話になってくると思います。
ウォルターリードの長期通院患者の話はさらに燃え広がりつつある。 大統領は他の施設でも同様のことがないか調査を超党派で行う組織を作ると報道される。 ワシントンポストはウォルターリードのトップが事実を知りつつも、かつ問題の建物のすぐそばに 住みつつもほとんど何も手をつけてこなかったと伝えている。
>>890 組織はcommissionなので委員会。恒久的な常設の官僚組織という意味合いじゃないです。
そしてウォルターリードのトップを半年やってた少将が指揮を解かれて、その前任が復帰したことを
ワシントンポストは社説で批判。責任をとろうとする見かけだけだと難じている。
バグダッドに第1歩兵師団第4旅団到着。これで増派21500名の内6千名がバグダッド入り。
国務省顧問(議会承認必要でない)にネオコンとして知られ多数の著作、論文のある コーエンが就任する。ライス国務長官に対して一人きりのシンクタンクのような役割を 果たすという仕事らしい。
ウォルターリード病院の医療問題でハーベイ陸軍長官、辞任。
イラク、Tajiの西で機関銃を載せたピックアップトラック2台を航空攻撃と連合軍は発表。 同地域周辺ではヘリの撃墜が複数回起きていた。 バグダッドは次第にサラエボの様相を呈しつつあり、宗派の異なる地区の境界では銃撃戦が 起き、境界となる通りを越えて通勤したり、親戚の結婚式や葬式に行くことも不可能となっている という記事出る。
guardianでマフディー軍の指揮官に取材した記事である。JAM(マフディー軍)の立場から バグダッド治安回復作戦への対応を語ったもの。同軍の構成について述べている部分あり。
反戦団体のサイトによるとタコマ港にストライカー装甲車が移動しつつあるらしい。 しかし、seattle times、Tacoma news tribune、 komotvなどのサイトには出ていない。 Tacoma News Tribuneは軍事担当記者のブログがあるのだが、必ずしも新聞本体に 掲載された記事全てがサイトにアップされるわけではない模様。 例えばワシントンのウォルターリード陸軍病院での醜聞を受けてフォートルイスの 基地内の病院を訪問取材して記事にしたと書かれているがサイトには掲載されていない。 #前回はオリンピア港を使って積み出して抗議活動があったことが報道されていたけども 今回はタコマ港を使うんだろうか。 反戦団体のほうがマスメディアより早い時点でニュースを流すあたりが面白い。
サドルシティーにて米軍とイラク治安部隊、丁重に振舞いつつ家屋訪問、武器捜索したと報じられる。
イラク、メイサン州に駐留の英軍大隊、基地を捨て去りランドローバーでベドウィンのように移動して 任務を遂行しているという話を見つける。
ウォルターリード陸軍病院に関する公聴会開かれる。 LAタイムズのイラク人通訳(キリスト教徒)が国外に脱出する話、同紙にて掲載される。
タリバン、ヘルマンド州南部で英国人ジャーナーリスト1名およびアフガン人2名を誘拐との声明を出す。 先週にはエチオピアで英国人が誘拐され、エリトリアで目撃されたとの報道があったばかりのこと。 #アフガンは雪解けが近づいているらしい。タリバンの攻撃が激化することが噂されているが。 またアーキンはパキスタンの崩壊についての懸念をチェイニー副大統領の訪問を機に再度書いている。
>>902 ヘルマンド州ではあるが、南部かは不明。Nad Aliという地区にて拘束されたとのこと。
衛星電話、PCなども押さえられているとのこと。英人の氏名はJohn Nicholと伝えられているが
この名前での報道関係者はいない模様で、かつ1991年にイラクで捕虜となった英空軍航法士の
名前と一致するとのこと。
>>897 tacoma news tribuneのサイトにも掲載されている。病院の建物は古くて長らく改装予定が
あるとのことだが、患者の処遇にはもとより注意を払っているという話。
イラクでシーア派巡礼が100名以上各地で殺害される。集計は各紙により異なる模様。
朝日、天声人語にてウォルターリードの長期通院患者(実質は院外の住居棟、ことに第18号棟に入院)処遇の
問題をとりあげる。イラク特別措置法と絡めて為政者の決断の責任を問う展開になってるが。
#ロバート=ウッドワードの著作にみる実直で真摯な決断者、指導者という像もあるのだが。
>>905 これは2日間での集計。ただし犠牲者数は各紙によりまちまち。
ワシントンポストのthe other Walter Reedは2月18日、19日の二日間連続掲載され、その後
他の記者、社説も加わり論陣を張っている。the army timesなどでも良く続報が出ている。
ゲイツ米国防長官、DoDでの定例記者懇談会(ラムズフェルドのときとちがって演壇を使わず 木のテーブルを置いてペース統合参謀本部議長と並んで記者陣に対面して座る形式)にて 憲兵2200名を2.15万名に加えて派遣。このほかさらに増援が検討されているとのこと。 またゴードン=イングランド副長官は支援部隊の兵員数は7000名となると今週議会で証言。
イスラエル、昨年のレバノン侵攻に関する調査委員会の報告書の内容が報道される。 オルメルト首相は作戦の戦略は少なくとも数ヶ月前からあったものだと語ったとのこと。 今月には公表されるらしい。
MNF-I司令官ペトレイアス大将、就任してから1回目の記者会見開かれる予定。 憲兵2200名は治安回復作戦に伴い拘束者数が増大することから要請されたと国防長官は 語っている。
フォートルイス基地にある陸軍病院でもケースワーク、ことに除隊して復員省へ移管される作業が 甚だしく時間が掛かっており、このため傷病兵は低い傷病評価で妥協せざるをえなくなっている という話がtacoma news tribuneに掲載されている。 タコマ港からそろそろ装備積み出しをするはずだが、反戦団体で逮捕者が起訴されるかとか そういう話があるだけで船の話はどうなんだろう。
オレゴン州とカリフォルニア州、 またそれと別にケンタッキー州、ミシシッピ州とアラバマ州が ストライカー装甲車の州兵の装備への導入を求めている。 ただし、州兵の装備不足は深刻とされており、予算案から落ちた装備の中には 5万両に及ぶハマーやトラックが含まれるがストライカー装甲車は入っていない。
タコマ港の抗議行動、警官がビデオ撮影中の参加者に対して威嚇的な言動をしている動画が youtubeにUPされ警察が内部調査するとのこと。肝心の積む船名がでている記事はまだ見つからず。
月曜日には第2歩兵師団第4旅団、派遣式を開催するとのこと。 タコマ港での抗議行動での逮捕者はこれまでに7名。警官隊は催涙弾、スプレーなどを使用。
タコマ港で23名が逮捕される。軍の派遣に反対して集会を開いている人数はさほど 多くなく二桁に留まるようなのだけど。 csiの機動作戦における指揮統制の話、リトルビッグホーンの話を詳しく取り上げている。 カスター将軍について南北戦争中の戦功をその前段で紹介している。インディアン戦争 において所在不明のインディアンの居留地を三方から迫り包囲捜索する話として とらえている。 同じ第7騎兵連隊の名を戴く第3歩兵師団の師団偵察大隊がナジャフ北方で苦戦した 話とあわせてみるとちょっと面白い。 インディアン戦争について現地戦術というか古戦場案内のシリーズがでている。 #たぶんに所在不明でつかみどころが無い相手をどうやって捕捉するのかという興味で みてしまうけども。google earthのおかげで一応古戦場を確認できるようになり、現在の 道路と都市が上に乗っているけども自在にいじれる地図があるのはありがたい。 これは中東戦争関係についても言える。
機動作戦における指揮統制の話、1973年の第4次中東戦争と1865年の南北戦争では ほぼ同一の陣容の指揮官らが成功した話と失敗した話を比較して取り上げている。 ことに第4次中東戦争では10月8日の最初の反攻での失敗と10月15日の夜から16日朝に かけて始まる二回目の反攻とが対照比較されている。 IDFの場合は後年の首相が師団や大隊を率いているあたりが面白い。1973年に奇襲を受けた ことやシナイ正面での齟齬を巡って後年に至るまで当時の指揮官らが角逐を繰り広げたという 話が剣とオリーブには出てくる。 このあたりはシャロン(師団長)は逝去したが、大隊長だったバラクはまだ健在だから 冷静な評価というのはまだ無理なのかもしれない。一方では逝去とともにその立場からの 視点が失われてしまうということでもあるけども。特に口頭命令やら会同での具申の内容や その場での状況判断などは消えてしまう。 グレートビター湖とリトルビター湖の中間で砲兵道が運河寄りの道路と合流するはずなのだが 砲兵道自体を見つけられず。無くなってしまったんだろうか。
で、この機動作戦における指揮統制はSBCTの場合、なぜストライカー装甲車に高価な情報装置を 積んでるのかって話になる。要は勝手に更新され、勝手に話しかけてくる地図が車内に一つある ことになるのだけど。 んー、でも対内乱作戦だとこれがどう使い道があるのかって点があるといえばある。
ハーベイ陸軍長官の後任、議会にて就任公聴会。州兵の装備とウォルターリード陸軍病院に手を着けることを 明言したとの報道。 MNF-Iの顔であるコールドウェル少将、レーベンワースの諸兵科連合センター司令官に就任するとのこと。 第2歩兵師団第3ストライカー旅団の第20歩兵連隊第5大隊、バグダッドからディヤラ州へと回る。 バグダッドを100両ほどの車列を組んで発ったとのこと。これはスンニ派内乱勢力がバグダッドから周辺地域に 動きつつあるのに対応したものとの話。
>>919 1行目間違い。就任公聴会ではなくて、Pete Geren 陸軍長官代行が上院軍事委員会の
予算小委員会にての証言の中で触れたもの。
>>919 も一つ訂正 コールドウェルは戦略面担当のMNF-Iの副参謀長で2006年に広報担当に就任。
CAC司令官は指名を受けた段階であり、上院の承認はまだ。
機動作戦における指揮統制の話。最後でmodular armyに触れているが
旅団でのspan of controlを考慮して戦闘部隊の数を減らし、暫定的であった支隊を常時とした
としている。対内乱作戦のために旅団の戦闘要員の数を平均化して均質にすることで
使いやすくするという見方はやはり一面的過ぎたか。
また旅団本部というか旅団の指揮結節でMCG(機動指揮群, mobile command group)、TCP1、TCP2が
構想で取り入れられたのは、実際の編制にこれまで各指揮官の創意と必要に応じて指揮所を
後方、主、戦術、さらには突撃指揮所(assault tactical command postだったかな、ちょっと曖昧)
取り込んで各旅団に均一的に採用する意義を説いている。
イラク戦争および湾岸戦争については指揮統制の面からどのような組織技術と装備技術により
どのような状況であったかを追っているものの、情報をどの程度えて、どのように状況を把握して
決断したかという評価の話は無い。例えば4日間の突進、5日間の休止、8日間でのバグダッド攻略と
通常戦闘の期間を分けているが突進から休止へ転じることを決めた会同の話自体は無い。
カタールからマキャナンがイラクに来て決めたんだったはずだが。第5軍団長の指揮統制
の話に絞っている。
米陸軍は規模拡張にともない士官が不足するため、下士官からの士官候補生学校を通じての
増員に期待という話。
第2歩兵師団第4旅団のストライカー300両、その他の車両700両を載せたRoRo船が出港。 船名は面白いことに報道されていない。船の長さは908フィート。 #反戦抗議団体が船名から入港予定を割り出し、オリンピア港でなくタコマ港に入るのを 察知していたんだろうか? しかし、911からこの方、海上輸送軍の船舶の動静などは かなり秘密にされそうなものだけど。昨年だったかアカバ港で迫撃砲かロケット弾による攻撃を 強襲揚陸艦が受けていたはずだし、船腹に大穴を自爆ボートで開けられたコールの例もある。 しかし、考えすぎかもしれない。今のところどの報道でも同じAP電を引用している段階なだけ とも考えられる。
>>919 ディヤラ州のバクバに夜明け時、ストライカー装甲車十数両が入ったところ内乱勢力から激しい攻撃を受けて
1名戦死。13名負傷とのこと。
またディヤラ州とその州都バクバに向かったのはストライカー装甲車100両と述べている。
#100両だと2個大隊。バグダッドのグリーンゾーンのすぐ隣、北にあるハイファ通りにいた部隊とかだろうか?
サドルシティに入った部隊にもストライカー装甲車がともなっていたという話だけども。
でもサドルシティ自体は空挺旅団の大隊が担当に移ったという話だったけど。
そういえば今回の増派で第2歩兵師団第4旅団が4月からイラク派遣されるから2個の旅団が入る態勢になる。
現役のストライカー旅団は6個で常に2個がイラクにいるのが常態となるんだろうか。
>>925 訂正 1名戦死 12名負傷 ストライカー装甲車2両が撃破される。
第20歩兵連隊第5大隊A中隊が攻撃を受けた部隊の一つ。この部隊以外が攻撃を受けたかは不明。
1両は搭乗していた10名の内1名が戦死。9名が負傷。うち6名は任務に復帰。
もう1両は搭乗していた9名中3名が負傷。
>>926 都市作戦の教範にあるとおり、比較的平静な見かけであったバグダッドでの作戦からディヤラでは
一転して激しい銃撃戦を現地入りして2日で経験したということ。つまり遂行すべき任務、心構えが全く
異なる状況に短時日、わずか35マイル先で移行したということ。
ペトレイス大将、戦闘航空旅団(おそらくは第3歩兵師団のやつ)、つまりヘリ航空旅団1個の増派を
要求しているとのこと。これは先日のMP(憲兵)旅団に継いでの報道。実現すれば〆て旅団で5個戦闘旅団、
1個憲兵旅団、1個ヘリ航空旅団が増派されることになる。この戦闘旅団のうちの1つがフォートルイスから
旅立つ第2歩兵師団第4旅団(ストライカー旅団)。
>>924 他ならぬオリンピアンに2月27日に同船がエヴェレットに定期入港し次の任務を待つという記事がでている。
>>928 オリンピアンではない。the daily herald エヴェレットの地元紙。
>>926 ブログに訳して掲載しました。
sage
CENTCOM司令官にファロン海軍大将就任。タンパにてゲーツ国防長官も出席。 #シンセキ陸軍参謀総長が引退するときラムズフェルド前国防長官が出席しなかったのは 記憶に新しい。
バグダッド治安作戦、バグダッド自体からバグダッド近郊のスンニ派地域(自爆車爆弾やIEDが製作されている場所) へと拡大する動きとのこと。
3月14日付けで、四半期毎のDoDによるイラク治安情勢議会報告書発表されていた。
イラク戦争開戦5年目に本日入る。 ファルージャでイラク治安部隊の拠点としているホテル1階(自動車整備所)に自動車工を装った内乱勢力が浸透し 爆弾を仕掛け遠隔操作で起爆。建物を破壊。死傷者20名。
第82空挺師団の即応旅団、フォートポークにてイラク派遣前の演習中のため米陸軍に即応旅団は無い 状況となる。 また、APS(陸軍事前集積装備)について、5個旅団分あったうち韓国の1個を除いてイラク、アフガニスタンで 使っている状況とのこと。 #パキスタン内部崩壊説がときどき出てくるのだけど、崩壊しちゃったらアフガンへは中央アジア経由になるよなぁ。 重装備も空輸するんだろうか。
PANZER もはや先月号ですが、野戦指揮官の著者が仮想戦闘物を寄稿。読んだ限りで一切 イラストも写真も無いのはこの雑誌としては特筆に価すると思う。戦車と装甲戦闘車に浸透歩兵が 協力して夜襲して警戒陣地、主陣地を抜いて河川まで進撃しようという話らしい。 おもしろいことに、あくしずでも戦車による夜襲の話を取り上げている。萌えよ戦車学校の続きの連載で マレー半島における島田戦車隊を扱っている。要領よく今の話題やアニメの言い回しで 当時の戦史、編制などを解説。ただし、戦車による夜襲はノモンハンでも行われているし、戦史を 探せばおそらくドイツでもあると思う。そこらの踏み込みは甘めにしておおまかで、かつ正確に 軍事の裏づけをガンダムの知識に与える試みなのかも。内容はあまり知識を押さえずに軍オタの つもりをしてきた我が身にはかなりためになる話。 そうそう、PANZERでNEMOとAMOSの話あり。自走砲塔搭載後装式迫撃砲ってことになるのか。 MGSの話が昨年この時期からでてきて、年末に機動戦闘車の開発案の話がでてきたあたりをみると この連載がつづくならば今年暮れから来年早々には装輪自走迫撃砲の話がマスコミに出てくるのでは ないだろうか。
週刊フライデーにて3月18日に韓国にC-17により少なくとも2両(2両しか記事中には登場しない、 それより他にあるかは不明)のストライカー装甲車が輸送されて報道陣に公開されたとのこと。 RSOI演習(増援と受け入れ演習)の本体は公開せず、ストライカー装甲車の到着は公開したとのこと。 写真のキャプションにC-17にてストライカー装甲車を4両運べるとあるのだが本当だろうか。 GAOとかRandの推定では2両、ランプの上にはみだして3両という話なのだが。 写真に登場した車両は第25歩兵師団第2旅団第27歩兵連隊第1大隊A中隊23号車と表記されていた。
小林源文の歴史群像の戦記漫画、ヴィットマンの伝記、1943年7月のクルスク戦から始まる。 リッベントロップ中尉の部隊の背後にヴィットマンのティーガー4両(中隊全力)がいて プロホロフカの戦車戦に参加したという話。 巻頭2つ目の城砦ものでは越中の佐々成政が能登との国境の城を強化した話を取り上げる。 強大な野戦軍を捻出するため、兵力の節用として国境の城を防御向きに改造したという論調。 再びPANZER、チャレンジャー1の砲塔はチーフテンの砲塔に複合装甲をかぶせただけという評価。 書き方はイギリス人が自国の装甲車両を褒めるときに使う論じ方をかなり取り入れている。 実績が単なるカタログデータが空虚な数字であることを証明したとか、重量出力比も湾岸戦争では 機動力を難じる声は無かったうんぬん。 週刊プレイボーイにてgoogle earthの話。数年後に新型衛星が打ち上げられれば 地球上の全地点の画像の毎日更新が可能となるとか。 キャットシットワンの載っているモデルガン雑誌にて日本人現役海兵の話。2003年の通常戦闘が 終了したあとイラクに駐留したときの経験談。プレイボーイ+日本人特殊部隊隊員という構図でなくて、 もう少し広くいろいろな形で書き手が出てきたということだろうか。軍隊のことを分かるには 階級が上すぎる、階級が下すぎるというような議論がやがては日本でもマスコミででてくるんだろうか。 単純に軍隊が大きな組織だからいろんな見方があるだけだと思うのだけど。
ペース統合参謀本部議長が来日中とのこと。つい先日には軍内部の同性愛者についての 話の中で個人の見解を述べた部分が大きく報道されていた。 DoDのサイトあいかわらずDNSエラーで接続できず。理由は不明。DDoS攻撃でも受けてる んだろうか?
週刊現代。ヒゲの隊長、46歳にして退官し今夏の参院選に出馬とのこと。サマワでの体験談が 掲載されている。 歴史群像にてサマワの復興支援群たちあげで宿営地借り上げ交渉で通訳に当たった方の 体験談。本を出したとのこと。産経の2冊と並んで面白いことが書かれていそう。 部族の話が詳しいのかな。今更ながらにフセイン政権下の各政策や軍のあり方などが 強く内乱を下支えしていることに気付く。湾岸戦争からこの方、古い本でもいくらでも イランイラク戦争あたりから、またおそらくはヘブライ語で中東戦争で戦った相手として 書かれているはずなのだが。 この復興支援群と復興支援業務隊との関係は産経のサマワ本2冊目ではあんまりはっきりとは 書かれていないであちこちに匂わされているので非常にもどかしい。朝日は特定部族と 自衛隊との関係についてという見方から短い連載記事を出していたけども、その線であっても いいから書籍化する予定は無いのだろうか。
>>936 この方の話には細かい地形にこだわったところがある。
たとえば富士の演習場には雨裂(雨水による浸食地形。ちょっとした崖、窪みで人が底に寝袋で
入れるくらいのやつ)があるとか、今回の谷地坊主とか。季節に関する描写は花でやることが
おおいだろうか。今回の話はアケビが花咲き匂うころってことになる。
#海上自衛隊でも対潜航空部隊ものだったかな、退役将官の手による半自伝小説が出ている。
つまり自衛隊が創設50年となって防衛大学とか出て自衛隊で過ごして退役して自伝を書く
世代が登場したってことなんだろうなぁ。イスラエルの戦争でこうした、ああした、私の判断は
こうだってのよりは平和でいい話だけども、はたしてサマワやゴランでもそういう話は将来
出てくるだろうか。
米下院本会議にてイラクから来年の9月に撤退せよ決議、222対218にて可決される。 バスラにて英軍が撤退した一角でファドヒラ党とマフディー軍団との間で銃撃戦があったとの報道。 また英軍の接舷乗り込み、臨検隊15名がイラン軍(革命防衛隊)により海上で拘束、連行されたとの報道あり。 ペース統合参謀本部議長、中国訪問。軍事の透明化を訴える。
7週間、戦死者が出ていなかったがここのところ派遣されている旅団から相次いで戦死者が3名出ている。 国連事務総長が記者会見中にロケット弾が付近に着弾、演壇にて身をすくめる様が動画で流れたり、 イラク副首相(スンニ派)が自爆攻撃により負傷、手術を受けるなどしている。
>>942 2008年8月31日までに撤退せよというのを予算に付帯決議として可決。投票結果は212対218の僅差。
大統領は拒否権行使の構え。またイラク副大統領が訪日中だが過早にすぎる撤退はいまだ訓練整わぬ
イラク治安部隊のため治安上の空白を作り出すと語る。
ペース統合参謀本部議長、中国にてホットライン開設を提案。中国側の反応は明らかにせず。
>>943 バグダッドで小火器により撃たれた2等軍曹戦死。現役、州兵勤務後現役に復帰。
ディヤラ州で4名戦死。2名負傷。身元はまだ公表されず。
>>939 DoDのサイト閲覧可能となる。icasualityの戦死者身元リンクからも辿れる。
全くどうでもいい話。 1/35のストライカーの模型が3社から発売される。 今年後半にはMGS型も出るんだとか。 資料として買ってみるのはどうでしょ。
>>948 それをやりだすとM113やM2にさらにはM2ハーフトラックとかまで手を着けることになりそうです。
車体の構造や配置などに車体上面、とくに車長ハッチから後ろの造りなどは面白そうです。
TOWミサイルランチャー型は車体上面後部ハッチはどうなっているのかとか、車内からTOWを再装填
できるかとか、いろいろ知りたいことは確かに有るんですが。
「武装解除」 かなり直裁かつ明確に書かれている文章。平和維持軍について中立性ある大部隊を投じることによる 抑止力ととらえ、平和維持活動のノウハウとはROEの蓄積に他ならないとする。 停戦監視団などや、国際NGOの話などもかなり短く纏めているが分かりやすく書いている。 主題はDDR(disarmament, demobilization reintegration)でシェラレオネ、アフガニスタンでの体験を もとに書いている。地域の歴史背景や文化については現在に影響を与える限りにおいて抑え、 過度の思い入れを避けるべきという姿勢。 #国際援助の結果、部族と民主主義の並存という状況が生じるとしてどのような方向に 行くのだろうか。
上院本会議でも撤退期限付きで予算案可決。来年3月末を期限としている。 ブッシュ政権は拒否権発動の意向。
空母アイクに空母ステニス、ペルシャ湾岸にて合流。演習を開始。
>>950 DDRにおいて、米連合軍の航空戦力がある種の抑止の代替として機能しているという分析、評価が
とても気になる。執筆時点は2004年。現在の航空戦力の多用と部族の離反を招きかねないとみている
報道を前に評価は変わっただろうか。
>>954 シンセキ参謀総長のときにベレー帽が変わってまた制服が変わるんですね。
タルアファルで自動車爆弾攻撃あり。シーア派武装勢力、警察が報復のためスンニ派地区にて 住民や家屋を射撃したとの報道あり。
英駆逐艦コーンウォールの接舷乗船チーム15名(うち女性兵1名)がイラク海域にて イラン側に拘束された事件、拘束された兵らの動画、および女性兵によるイラン海域に 進入していたとの動画流れる。 英側は捕虜を使った宣伝放送がありえるとの専門家の談話を流しつつしばらく イランの対応を平静に待っていたが、やがてブレア首相がイラン側を非難し、臨検チームの ボートは拘束時イラク海域内におり、臨検した商船もイラク海域内にいたというGPSデータを 公表。 ただし、シャトルアラブ川の辺りは昔からイランとイラクの係争地域。 #そういえばイラン海軍に対抗するためのイラク海軍の戦力建設、培養って話は聞きませんねぇ。 イラク陸軍とイラン陸軍についても同様。だが、このままだとM113やM2にM1に乗ったシーア派 アラブ人の軍隊ができちゃうってことになるのかなぁ。
米軍がM1のような装備を置いて帰ることは考えにくいですw 新生イラク陸軍(NIA)の写真はよく見かけます。 旧軍時代のソ連製車両を中心に運用し 足りない分はハンガリーなどの旧東側から供与されてますね。 汎用車両はアメリカから供与されたHMMWV、これは米軍同様IED対策装備でゴテゴテです。 それにしても、様々な国がNIA兵士に装備を与えて訓練を施しているので 地域、部隊によって見た目が全然違いますね。 海軍についてですが、連合軍がイラク側に臨検を教えているという話は聞きません。 これは連合軍に任せろという事でしょうか。
>>960 前々からイラクの政治家は重装備を求める発言をしていますし、過去には南ベトナム軍や
イラクから近いところではパフレヴィー朝イランに装備を売却したことがあります。
イランのチーフテンやトムキャットなどは比較的有名だと思います。
いずれにせよ、たぶん作っていない核弾頭弾道弾や巡航ミサイルやら通常弾頭中距離弾道弾による
威嚇よりも強大な通常戦力による威嚇のほうが湾岸諸国やイラク自身にとってはるかに切実なはず。
いずれかの時点でスンニ派の政治復帰、軍復帰、公務復帰や宗派色一掃、或いは石油収益配分
などと引き換えに重装備の供与、売却というカードを切るんじゃないでしょうか。
サウジアラビア、クウェート、エジプトもM1A2を装備していますし、政治が安定しイラク政権の
対外政策が定まれば供与もありえないことではないと思います。
イラク海軍については海兵隊も作っていますし、過去にはイギリスが臨検を教えているという報道が
あったと思うんですがちょっと自信がないです。
そうそう、national defense magazine comにて米海軍河川大隊、いよいよイラク派遣前の仕上げ演習に
入ったとか二番目の河川大隊を立ち上げたとかの特集が掲載されています。ユーフラテス川の
ハディサダム警備とユーフラテス川上流域の河川交通監視に当たる模様。
アメリカが安心してM1A2を売れるぐらい安定すればいいが・・・
>>962 当座の間は議会での撤退期限攻勢に対する政権の次の手とバグダッドへの増派の効果、
それにゲーツ国防長官(そろそろ就任して4ヶ月過ぎになる)の陸軍負傷除隊者への施策に
イランに対する外交などを見ることになりそうです。
バース党員の復帰についてはまた話が出ているんですがなかなか具体的に立法化されるとか、
そういうところまではいかないみたいで。
>>937 ハワイの部隊でハワイ空軍州兵と現役空軍が運用するC-17 2機にて4両、50名を韓国のRSOI演習に
運んだとのこと。
従って今回も2機の搭載だったことに。ハワイの訴訟はまだ続いているがイラク派遣に向けての限定的な
訓練は許可を裁判所からえており、一方で代替地を検討する環境アセスメント調査を進めているとのこと。
グアンタナモを閉鎖し米国内の基地に収容者を移す案があり、その移送収容先に フォートルイス、バンゴール(海軍潜水艦基地)が含まれているとのこと。
ペルシャ湾入りしたステニスはブレマートンが母港なことからtacoma news tribuneにて APを引用して演習の記事が掲載されている。
ワシントンポスト、サイトHPを一新。ブッシュ大統領、同紙でのウォルターリードキャンペーン開始後初めて 同陸軍病院を訪問。またホワイトハウスに上下両院の共和党議員を集めて軍事予算案の撤退期限や 撤退開始決議のため拒否権を発動することを強調。 朝日、米英とイランとの戦争は既に静かに始まっているというある専門家の見解を伝える。